557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/14(日) 20:02:43.40E+xA1m4t0 (2/2)

閃光玉


558 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 21:00:55.741fybY5J2O (1/2)

◆40+5=45【劣勢】

複数の黒い渦「」ズオオオオオ──
セイラ「っ、!!!」
大盾「」ブォンッ!ブォンッ!

ブラック「数を増やしたら流石に厳しいみたいですね。打ち消しきれてませんよ!」

ヒナ「そういうあなたも、私に追いついていないみたいですね!」
光の剣「」ヴォン

装飾が施された剣「」ギギギ……!

テイル「片手でヒナの馬鹿力と鍔迫り合ってる!?」

ブラック「この剣は魔剣の一種でして。剣の才が無い私でも、このように扱えるのです、よ!」スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

肩を撃たれるテイル「きゃあっ!!!」バスッ

ベルトーネ「テイルちゃん!大丈夫!?」

テイル「うぅ……この傷は初めてかもぉ……」ビクンビクン

ヒナ「テイルちゃん!お前よくも……!」ギギギ……!

ブラックへ向かう奔出する闇の塊「」ドドド!!!

ブラック「危ないですね」スッ
黒い渦「」ズッ……
黒い渦に吸い込まれる闇の奔流「」ギュオオオオッ──

ベルトーネ「……やっぱり、抑えられた力じゃ吸い込まれちゃうよね~」

ブラック「──この闇魔法……この世界のものではありませんね。一体あなたは──」

閃光玉「」ピカッ!!!

ブラック「ぐっ!?」バッ

ガイ「──行くぞ、ヒナ!」シュンッ
短剣「」シャキンッ!

ブラック「!」
装飾が施された剣「」キンッ!
短剣「」ガキンッ!

ヒナ「いいタイミングです、ガイさん!」
光の剣「」ヴォンッ!
装飾が施された剣「」ジジッ!

ブラック「くっ……ぬうううう!!」ガキンガキンッ

光の剣で連続攻撃するヒナ「あはははは!いいですね、そうこなくっちゃ面白くありません!!!」ヴォンッ

短剣で攻撃するガイ「はぁっ!!!」ブォンッ!

ブラック「くっ……流石に、馬鹿正直には付き合っていられませんね……!」スッ
発生する黒い渦「」ズ……!

セイラ「──離れてください!!!二人とも!!!」

ブラック「あなたも他人事ではありませんよ?」

セイラの足元に出現する黒い渦「」フォンッ
渦に引きずりこまれるセイラ「っ!?」
黒い渦「」ズズ……!

ガイ「セイラ!」シュンッ

セイラを掴むガイ「」ガシッ

セイラ「ガイさん!離してください!このままじゃガイさんまで……!」

ガイ「くっ……!離すなよ、セイラ……!」ズサ……

タタッ……ガシッ

片腕でセイラを掴むテイル「ハァ……ハァ……片腕しか手伝えないけど、居ないよりはいいでしょ!?」ズサッ……


559 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 21:01:22.901fybY5J2O (2/2)

ベルトーネ「……」

テイル「ちょっと!アンタも見てないで手伝いなさいよ!」ズザザッ……

飛来する光の剣「」ザンッ!ザンッ!

ブラック「おや、そちらの方は終わりを迎える気になったようですね」スッ

ヒナ「よそ見ですか!」パヒュンッ

装飾が施された剣「」ギィンッ!

ブラック「あなた方も、まとめて終わりへと送って差し上げましょう」

ガイ「誰が……!」ズザザ……!

ベルトーネ「……ガイくん、どうする?セイラちゃんを助けたい?自分も助かりたい?それとも、このまま三人まとめて吸い込まれる?」

黒い渦「」ズズズ……!

黒い渦に吸い込まれかけるセイラ「だ、だめ……!ガイさん、テイルさん……!私を離して……!」

ガイ「ベルトーネ!何が望みだ!?」

ベルトーネ「契約だよ。今がすごくいいタイミングだからね……」

ベルトーネ「さあ、どうする?」

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-30痛恨(死亡判定)
31-70劣勢
71-00優勢

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『悪魔との契約』劣勢時にのみ使用可/新たな力を得る


560以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/14(日) 21:03:01.97JQfSFGEv0 (2/3)

悪魔との契約


561 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 22:12:30.836s0Nly86O (1/2)

◆97【優勢】

ガイ「……」

テイル「契約……何言ってるのよ、ベル!?」

ベルトーネ「悪魔に助けを求めるなら、契約するのが筋ってものでしょ~?」

テイル「こ、こんな時に……!」ズズズ……

ベルトーネ「こんな時だからだよ。普段ならガイくん、絶対に首を縦に振らないだろうし」

黒い渦「」ズズズ……!

セイラ「う……っ……!だ、ダメです!ガイさん!」

ガイ「……代償は」

ベルトーネ「命も魂もいらないよ~。そこまで悪趣味じゃないし~」

テイル「悪魔の言うことなんて信用できるわけないでしょ!いいから手伝いなさい!!!」

ベルトーネ「正しい反応だね~。でも今は、信用するか、三人まとめて吸い込まれるかの二択だよ」

ガイ「何を取る気だ」

ベルトーネ「そろそろこの島でダラけるだけにも飽きてきたんだよね~」

ガイ「……?」

ベルトーネ「地上に降りるのも悪くないかな~って思ってたんだけど、自分で歩くのは面倒でしょ?」

ベルトーネ「だから、ちょうどいい身体が欲しかったんだよね~。勝手に歩いて、戦って、面白いところへ連れて行ってくれる身体がさ。ガイくんは代行者だから、おもしろいことに巻き込まれやすそうだし?」

ガイ「……俺を足代わりにする気か」

ベルトーネ「言い方が悪いな~。有効活用するだけだよ~」

黒い渦「」ズズズ……!

セイラ「ガイ、さん……!」

ベルトーネ「さあ、ガイくん。契約を……」

ガイ「……わかった。契約をする。だから、力を貸せベルトーネ!!!」

ベルトーネ「」ニヤリ
ベルトーネの足元から伸びる影「」ズズズ……

ブラック「……?」

ヒナ「これ……悪魔の契約の気配!?ベル!?」バッ


562 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 22:13:01.836s0Nly86O (2/2)

ベルトーネ『──怠惰のベルフェゴール、その名において、この者に我が力を貸し与える。この契約は現在より成立し、対価としてその身を我が影の宿り木とする』

ベルトーネ『契約者ガイ。今よりあなたの歩む先は、私の永い退屈を紛らわせる余興にもなると心得なさい……』

ガイの中に入るベルトーネの腕「」ズブ……!

ガイ「ぐっ……!?」

ガイに入っていくベルトーネ「」ズズズ……!

テイル「ちょっ……ガイ!?ベル!?」

ガイ「……ぐっ、おおおおお……!」

カッ──

黒い奔流「」ゴオオオオッ!!!

勢いが弱まる黒い渦「」シュウン──

セイラ「わっ……」ドテッ
テイル「きゃあっ!」ドテッ

ブラック「私の黒渦が……弱まった?」

ヒナ「……ベル……」

迸る闇の中に立つガイ「」スッ……

ガイ「……ベルトーネ……お前の力、使わせてもらうぞ」
片目に浮かぶ紋様「」ギンッ……

ベルトーネ『はいは~い。この状態なら、召喚体の枠越しじゃなくて、ガイくんを通して権能を使えるよ~』

ベルトーネ『……雷霆の魔王の時にもこれができてれば、もう少し働けたんだけどね~』

ガイ(今まで制限されていたのか?)

ベルトーネ『そういうこと。まあ、権能を使えるようになったと言っても、世界への影響を考えたら……今のところは一日に一度が限度かな~』

ガイ(……十分だ。ここで押し切るぞ)

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う


563以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/14(日) 22:13:18.16DBcvUrbPO (1/1)

代償の刃


564 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 22:51:01.96cOP/tyLzO (1/1)

ベルトーネ『おっと、大事なことを忘れてた』

代償の刃に伸びる影「」ズズズ……

ガイ(おい、何を──)

代償の刃を掴む影「」ググッ……!

ひびが入る代償の刃「」ピキッ……ピキピキッ……!

砕け散る代償の刃「」パリンッ!!!

ガイ(!)

散らばる刃の破片「」キラ……キラ……

ガイ(代償の刃が……)

『……ようやく砕けたか。退屈しのぎにはなったぞ』

ガイ(誰だ……?)

『かつて、その代償の刃を所有していた者だ。貴様が代償の刃を振るう度に、貴様の感情が流れ込んできて実に不愉快だったぞ』

ガイ(前の、持ち主……?)

『理解が遅いな、人間……貴様が代償の刃を手にしてから、貴様の足掻きは嫌でも見えていた』

『己を削り、痛みを捨て、それでも誰かを守ったつもりでいる。実に滑稽なことだ』

ガイ(……)

『だが、その刃に呑まれきらなかったことだけは認めてやる。凡百の人間なら、とっくに空の器になっていた』

ベルトーネ『ひどい言い方だね~』

『事実だ。悪魔風情が口を挟むな』

『……人間。覚えておけ。力に価値があるのではない。力を扱う器に価値がある。己の意志で選べぬ者に、強者を名乗る資格はない』

『我が名はフレデリク・ヴァーミリオン。会うことはないだろうが、その名を覚えておけ。貴様の足掻く姿は見ていて面白かったぞ』

代償の刃の欠片「」キラキラ……

ブラック「……?自分で短剣を砕くとは……その得体の知れない力のせいで、気が狂いましたか?」

ヒナ「──」パヒュンッ
光の剣「」ヴォン

ブラック「いい加減、諦めてはいかがですか?」
装飾の施された剣「」キンッ

テイル「諦める訳ないでしょ!それに、もうあんたの黒い渦だけで押し切れる状況じゃないわよ!」

セイラ「そうです……!他の人も……すぐに来ます!諦めるのはあなたの方です!」

ブラック「それはまだわかりませんよ?事実、あなたの仲間は、あれからずっと動いていないでは──」

ガイが立っていた場所「」シーン……

ブラック「?」

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


565以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/14(日) 22:57:25.83JQfSFGEv0 (3/3)

時間の檻


566 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 23:46:45.003L4BZh+pO (1/4)

◆83+99=182【勝利!】

静止した世界「」ピタッ……

ガイ(……かなり、魔力の制御が楽だ。これもベルトーネと契約した影響だろうか?)

ベルトーネ『へ~……止まった世界ってこんな感じなんだ~。それで、ここからどうするの~?』

ガイ「……氷魔法で刃を生成して──」
生成される氷の刃「」パキパキ……

氷の刃を飛ばすガイ「こうするッ!」
ブラックに飛んでいく氷の刃「」ヒュンッ

ブラックの直前で止まる氷の刃「」ピタッ……

ベルトーネ『おお……これで確実に致命的な部分にあてるんだ。中々えげつないね~』

ガイ「」スッ
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……

ベルトーネ『えっ……まだ作るの……?』

ヒュンッヒュンッヒュンッ……

ブラックを取り囲む無数の氷の刃「「「」」」ピタッ……

ベルトーネ『え、えぐ……ガイくんって実は悪魔だったりしない?』

ガイ「そんな訳ないだろ……」

動き出す世界「」ゴオオオオオオ──



無数の氷の刃に刺されるブラック「かはっ!?」グサグサグサッ!

ヒナ「!?氷魔法!?誰が──」

テイル「な、なにアレ!?」

セイラ「これ……もしかして、ガイさんが……?」

膝から崩れるブラック「……これは……?氷……?いつ、攻撃を……」ドサッ……

短剣を突きつけるガイ「……」スッ

首元に短剣があてられるブラック「うっ……まさか……こんな力を隠していたとは……!なるほど、私の終わりはここでしたか……」

ガイ「違う」

ブラック「……?」

ガイ「お前はまだ終わらせない」

ヒナ「……殺さないんですか?この人、まだ何かしそうですけど」

テイル「……私も、ヒナに賛成。このまま放っておくには危険すぎるわ」

ガイ「……これ以上は戦えないはずだ」

ブラック「……甘いですね。終わりを拒む者は、いつか必ず終わりに追いつかれる。あなた方は、それを理解していない」

ガイ「擬似星脈から手を引け。二度とこの島に手を出すな」

ブラック「それはできません」
黒い渦「」ズ……ズズ……

ガイ「!」


567 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 23:48:37.233L4BZh+pO (2/4)

首元に装飾の施された剣を当てるブラック「あなた方が私を止めようとしている間、ずっと準備を進めていました……」スッ……

テイル「何……?」

ブラック「黒渦は、ただ攻撃するためのものではありません。吸い込み、削り、道を作るものでもあるのです」

セイラ「……まさか……」

ブラック「この廃都に開いた黒い魔法陣。その全てが、すでに疑似星脈へと根を伸ばしている」

ヴァリエールの声『みんな聞こえる!?星脈側の魔力が急に乱れ始めてる!黒い線みたいなのが、地下に向かって伸びてるよ!』

ゼーレシルトの声『疑似星脈への侵食率、急速上昇中。遮断処理を実行中。しかし、黒渦による接続を完全には断てません』

転移魔法陣「」フォンッ……!

レイセオン「皆様!ご無事ですか!?」スタッ

テル「っと……テイルさん!肩を撃たれたの?見せて!」

テイル「大丈夫……って言いたいけど、正直かなり痛い……!」

イーリン「回復は私も手伝います!」

アインズ「……ガイ、状況は?」

フローディア「……あら。ずいぶん最悪なことになっているわね」

エリザベート「ええと、とにかく、あの方を殴ればいいのですわね!?」

アトニス「待て。様子が変だ……」

ジェミニ「遅れたのう……!」

ミーティア「みんな、大丈夫!?」ガシャガシャ

ビビアン「セイラ!テイル!無事!?」

リルル「うわあ!?何これ、どういう状況!?」

ポーラー「対象ノ魔力反応、急上昇中。魔王級反応ニ到達シツツありマス」
ゴライアス「魔王級……だと……!」

ヴァリエール「空の上まで魔力が噴き出してる!このままだと島全体が巻き込まれるよ!」


568 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 23:49:15.993L4BZh+pO (3/4)

フローディア「……疑似星脈を餌にして、自分を魔王に作り替えるつもりね」

テル「そんなの、成功させるわけにはいかないだろ……!」

アインズ「ああ。全員、構えろ」

ジェミニ「エンドゲーム……まさか、初めからこれが狙いじゃったか……!」

ガイ「エンドゲーム……!」

ブラック「言ったでしょう。もうすぐなのです、と……!」

ザシュッ

ブラックの身体に走る黒い亀裂「」ピキ……ピキピキ……

ヒナ「ガイさん!離れてください!」

ブラック「あなた方は私に勝った。確かに、この身体での戦闘は私の敗北です……」フラッ……
黒い魔力「」ゴオオオオッ!!!

ブラック「ですが、時間は稼げた……」

ガイ「くっ……!」

ベルトーネ『まずいことになったね~……あの感じ、前にも見たことある……』

ブラック「これが、星脈の力……。終わりへ至るための、始まり……ふっ、ははっ……ははははははっ!!!」

テイル「この感じ……嘘でしょ?」

セイラ「魔力が……黒く……まさか……」

ブラックの背後に広がる巨大な黒輪「」キンッ……

ブラック「さあ、始めましょう」
崩れていく黒ローブ「」バサッ……

黒い魔力に包まれるブラック「」ズズズズ……

ブラック「全ての命に、望むべき終わりを」

ガイ「やめろ……!」

ブラック「私ハ今、コノ身ヲモッテ終焉トナル……!」

黒い衝撃波「」ドッ!!!

黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!

カッ……

黒い光柱の中に立つ異形の影「」ユラッ……

ヒナ「魔王……!」

異形の影→終焉の魔王「──名は、そうですね……終焉の魔王、と。そうお呼びください」

ガイ「……」ザッ……


569 ◆sIVlz2/mNs2026/06/14(日) 23:49:49.823L4BZh+pO (4/4)

本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。

それでは、また。


570以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/15(月) 02:42:00.85W8y6kDFpO (1/1)

魔王が出ると最終決戦感を感じる


571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/15(月) 16:57:41.67AoLkzMtCo (1/1)

おつ
ベルちゃんついに働く!
ちょっと不穏だけど代償の刃よりは対価軽そうだ


572以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/15(月) 20:42:02.527qhsYbgFO (1/1)


普通に喋ってるあたり本来の魔王とは違う何かっぽそう


573以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/20(土) 11:51:36.95iBY7BK2Q0 (1/2)


まさか代償の刃が壊れると思わなかったな。安価で出た時、普通に使うのかと思ってた。


574 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 20:04:07.88CkdBS3MuO (1/1)

>>570
魔王が出たからといって必ずしも終わる訳ではないと思いますが、大体終盤くらいに出てくるイメージはありますね。

>>571
実際、代償の刃よりは軽いものだと思われます。ベルトーネさんのは一回買い切り、代償の刃は使用の都度、払うイメージがわかりやすいかもしれません。

>>572
実はまだ完全な魔王にはなりきっておりません。痛恨や劣勢が長引くとあまり良くないことが起きそうです。

>>573
ベルトーネとの契約後、代償の刃を戦闘時に使用するイベントでこのような描写を考えていたのですが、まさかすぐに使うことになるとは思っていませんでした。

実は、代償の刃が砕けたことによる影響があるのですが、それはどちらかというと良いことだと思われます。状況によってはすぐ描写することになると思うのでよろしくお願いします。


575 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 20:04:46.88Y4VDztVQO (1/1)

ベルトーネ『面倒なことになったね~……でも、ある意味チャンスかも?』

ガイ(チャンスだと?)

ベルトーネ『私は雷霆の魔王としか会ったことないからわからないけどさ~、魔王ってあんな風に普通に話せるものじゃないと思うんだよね~』

ガイ(……たしかに、絶望の魔王もそういった雰囲気はなかったな)

ベルトーネ『でしょ~?知性こそあれど、意思疎通はできないのが魔王って存在だけど……目の前の"アレ"には自我があるように見える……魔王としての魔力も雷霆の魔王と比べたら薄いし、まだ完全には魔王になってないのかもね』

ガイ(なるほど。そういった見方があるのか……だが、油断はしない。魔王については分からないことばかりなんだ。例外など、いくらでもあり得る)

ベルトーネ『まぁそうだよね~……でも今回は私も一回きりとはいえ権能を使えるし、10年前みたいに全員で押さえ込めば、勝ち目くらいは作れると思うよ~』

ベルトーネ『じゃ、死なないように頑張ってね~』

ーー戦闘開始 終焉の魔王ーー

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


576以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/20(土) 20:06:54.86t3/xeVIh0 (1/2)

連携技


577 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:02:02.10BRzVyIh3O (1/3)

◆86+15=101【会心!】

終焉の魔王「手始めにあなた方を終わらせる……!その次は、地上の人々です!」

大量の黒い渦「「「」」」ズズズ……

リルル「わああああ!?さっきとは比にならないくらい沢山でてきたぁ!?」

ジェミニ「狼狽えるな!数が増えてもやることは変わらん!終焉の魔王に攻撃を集中するのじゃ!!!」

風の刃「」ビュオオオ──
黒い渦「」ギュオオオオオオ……!

ビビアン「す、吸い込み始めてる……!」

吸い込まれかけるヴァリエール「わっ、ま、待って!ちょっとまずいかも!!!」ググッ……

エリザベート「ヴァリエール様!」ガシッ

フローディア「まずいわね……!レイセオン!!!」

レイセオン「皆様、一時的に距離を取りますよ!!!」
地面に突かれる杖「」カァンッ!!!

仲間の足元に現れる転移魔法陣「」フォンッ──

終焉の魔王「おや……?」


ーー少し離れた位置

出現する転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる一同「」スタッ……

ヴァリエール「あ、危なかったぁ……!」

エリザベート「ふぅ……危うく殴る前に終わってしまうところでしたわ!」

フローディア「お陰で助かったわ、レイセオン……あれで終わりだったら、死んでも死にきれないわ……」

レイセオン「また物騒な物言いですね……今みたいな転移は何度も使えませんので、考慮をお願いします!」

テル「それじゃあ、遠距離から魔法でひたすら攻撃するにしても──」

終焉の魔王を取り囲む複数の黒い渦「」ズズズ……

アインズ「……十中八九、効果はないだろうな。あの黒い渦に阻まれて肝心の魔王に届かん」

アトニス「かといってあの渦に吸い込まれるから近づくこともできない……これ詰んでないか?」

イーリン「……こうなれば、あの力を使います」

テイル「いやいや!?イーリン、そんなことしたらあなた……!」

セイラ「イーリンさん、戻れなくなっちゃう……!」

イーリン「……ですが、有効打はそれしかありません。私が元に戻れなくとも──」

ヒナ「神の力を使う必要などありません!」キッパリ

イーリン「ヒナ様、ですが……」

ヒナ「あの黒い渦は……確かに厄介ですが、攻略できない程のものではありません。相手が魔王といえど、アレは魔力で作られたものなので魔法として解体できる筈です!」

レイセオン「なるほど!」
テル「そっか、その手があったか……!」
アインズ「……やってみる価値はあるか」
フローディア「まあ、それしかないわね……」

エリザベート「魔法として、解体……???どういうことでしょうか……???」

ポーラー「魔力で生成されたモノハ、基本的に必要な用途を果たせば、消えて無くなりマス。完全に残す場合も多々ありマスガ、そういったものに対してハ、解体術式を使用すれバ、解体することができマス」

ゴライアス「うむ……ただ、術そのものも高度なのですが、難があるのは術式の組み込み方でしてな」

エリザベート「組み込み方、ですの……?」

フローディア「石には直接文字を書き込めるけど、水には魔法陣を書き込めないでしょう?だから、代わりに魔法陣を書いた紙を水に沈めるといったように解体する対象に合わせた方法を取ったりするの……あの黒い渦には何が有効かは分からないけどね……」

ミーティア「あの黒い渦に合う解体方法が何かはさっきからずっと解析してるんだけど、中々難しくてね……」

ヒナ「私にいい考えがあります」

テイル「……ヒナ?」




578 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:02:30.37BRzVyIh3O (2/3)

転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる虫たち「」ブブブブブブ!!!

終焉の魔王「戻ってきましたか……ですが、虫では時間稼ぎにもなりませんよ」
黒い渦「」ズオオオオオ!!!

吸い込まれていく虫達「」ギュオオオ──

終焉の魔王「……今のに何の意味が──」

閉じていく虫を吸い込んだ黒い渦「」シュウン──

終焉の魔王「解体術式による解体?一体どうやって──」

虫「」ブーン……
虫に描かれた魔法陣「」

終焉の魔王「……なるほど。考えましたね。黒い渦に吸い込まれる虫に解体術式を組み込むとは……ですが、解体しただけでは何も──」

遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!

終焉の魔王「!」サッ
通り抜ける雷光ヴァリエール「」ギュンッ!!!

終焉の魔王(自分自身が雷となって攻撃する……あれほどの雷属性の使い手がいたとは、少々予想外でした)

遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!
終焉の魔王「軌道がわかれば、脅威ではありません」スッ
黒い渦「」ズズズ……

黒い渦に飛んで行く虫「」ブブブブブブ!!!

終焉の魔王「また解体するつもりですか……一つ消すのに大量の虫を使う必要があるのなら、解決策は単純です」

大量の黒い渦「」ズズズ……

終焉の魔王「まずは一人……終わりへと導いてあげましょう」ニヤリ
雷光ヴァリエール「!!!」

大量の転移魔法陣「」フォンッ──
大量の虫たち「「「」」」ブブブブブブ!!!

解体される黒い渦「」シュウン──

転移魔法陣から出てきたヒナ「」バサッ……!

転移魔法陣から出てくる仲間たち「」バッ

テル「準備完了……!いつでもいいよ!」バチッ……
ジェミニ「ビビアン、呼吸を合わせろ!」ビュオオオ──
ビビアン「はい!」ビュオオオ──
テイル「いくわよ……ヒナ、ヴァリエール!!!」

作られた巨大嵐「」ゴゴゴゴゴ……

光速移動するヒナ「はい!!!」パヒュンッ
雷速移動するヴァリエール「突撃だー!」バヂッ

二つの光と共に終焉の魔王に近づいていく嵐「」ゴゴゴゴゴ……

嵐に巻き込まれる終焉の魔王(嵐の中の雷と光に紛れて、攻撃の軌道がわからない……!)

ヒナ「──もらいました!」パヒュンッ
光の剣「」ヴォンッ

雷光ヴァリエール「ビリビリしちゃえ!」バヂッ

ザシュッ!

終焉の魔王「ぐっ!?おの、れぇ……!!!」




579 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:03:11.77BRzVyIh3O (3/3)

転移魔法陣「」フォンッ──

投げる姿勢をとるポーラー「──では、いきマス!」グググ……

ブンッ!!!

ヒュウウウ……

投げられるエリザベート「中々楽しいですわね、コレ!!!」
投げられるセイラ「今は楽しんでる場合じゃないと思います!」
投げられるアインズ「ガイ、イーリン。しっかり捕まっておけ」
投げられるイーリン「な、なんてメチャクチャな……!」
投げられるガイ「だが、敵もこうやって接近してくるとは思わない筈だ。そろそろ、攻撃するタイミングだ──ゴライアス、準備はいいか?」
短剣ゴライアス「うむ……ラティア・ヘイヴンを害する者への一太刀として、存分に振るってくれ……!」

ガイ「ああ……!」



飛んで来るガイたち「」ヒューン……

終焉の魔王「くっ……!?な、どうやってここまで──」

ガイ「ゴライアス!!!」ブンッ
短剣ゴライアス「斬り開けぇぇぇっ!!」
ザンッ!!!

セイラの盾「」ガスッ!
アインズの槍「」ドスッ!
イーリンの拳「」ドゴォッ!
エリザベートの拳「」バゴォッ!

終焉の魔王「うああああああああっ!?」

アインズを包む炎「」ゴオッ──
アインズ(竜)「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ……

アインズの背に乗るエリザベート「おおっ、これが噂の竜化ですのね!」

アインズの足に捕まるイーリン「確実に入りました!いくら魔王といえど、かなりのダメージの筈です!」

浮遊するセイラ「」フヨ……
盾に乗るガイ「このまま一度離脱するぞ!黒い渦はいつ発生してもおかしくない!」

終焉の魔王「グウウウウ……貴様、等ァ……!!!」ググッ……



フローディア「……どうやら、うまく行ったみたいね。ほら、これを飲みなさい」スッ
マナポーション「」チャポ……

レイセオン「うぅ……あ、ありがとうございます……」ゴクッ……

リルル「こんなに沢山呼んだのは初めてだぁ……頭がフラフラする……」フラフラ

ミーティア「まだ終わってないから気は抜けないよ!回復次第、次の準備をしないと!」

◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】

【判定】
01-30劣勢
31-50優勢
51-00勝利

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)※前のターン使用済み
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


580以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/20(土) 23:04:40.25iBY7BK2Q0 (2/2)




581 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:45:11.17mEklYV5+O (1/3)

◆25【劣勢】

ヒナ「ここまですれば、魔王といえど無傷ではいられないはずです!」

終焉の魔王「ハァ……ハァ……!どうやら、理性を残したまま魔王になる、というのは無理らしいですね……!」

終焉の魔王「……まダ、マダ、足りナイ……!!!」スッ
地面に腕を突き刺す終焉の魔王「」ズンッ……!

光だす終焉の魔王「」キラキラ……

アインズ「あれは……!?」

ベルトーネ『星脈の力を更に吸ってるみたいだね~……止めないと魔王化が進行しちゃうよ~』

ガイ「奴は星脈の力を更に取り込む気だ!全力で阻止しろ!」シュンッ

セイラ「ガイさん!!!」

エリザベート「止めるといっても……とにかく殴ればよろしくて!?」タッ

イーリン「攻撃を続けます!」ダッ

ヒナ「いい加減にしてください!」パヒュンッ

ドガガガガガ!ドゴォン!バゴォン!

ドガァン!

傷だらけの終焉の魔王「マダ……マダァ……!!!」
吸われていく擬似星脈の力「」ギュウウウン……

ガイ「うおおおおお!!!」
短剣「」ズババババ!

イーリン「オラオラオラオラァッ!!!」
拳「」ドゴドゴドゴドゴドゴ!

エリザベート「はああああっ!」
蹴り「」シュババババババ!

アインズ「ふっ……!」
槍「」シュビビビッ!

ヒナ「っ!!!」
光の剣「」ヴォンヴォンヴォンッ!

終焉の魔王「……」ニヤリ

ガイ「みんな、離れろ!!!」バッ

アインズ「!!!結界魔法──」フォンッ……

ガイ達の前に立つセイラ「危ない!!!」バッ

カッ──

黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!



更に姿が変わった終焉の魔王「終焉ヲ……!終焉ヲォォ……!」ゴゴゴゴゴ……

倒れたガイ「ぐっ……!い、痛みが、ある……?」ググッ……

倒れたアインズ「完全には……間に合わなかったか……!」ググッ……

よろめくイーリン「皆様、早く立ち上がらなければ……!敵の攻撃が来ます……!」フラ……

よろめくエリザベート「セイラ様……?セイラ様はどちらに……?」フラッ……

ヒナ「!!!」

終焉の魔王とガイ達の間に立つセイラと大盾「……」


582 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:45:54.05mEklYV5+O (2/3)

ガイ「……セイ、ラ……?」

ヒビが入る大盾「」ピシッ……

ベルトーネ『……そんな……』

ピシッ……ピシピシ……

崩れる大盾「」ガラガラ……

イーリン「あ……」
エリザベート「!」
アインズ「セイラ……!」
ヒナ「セイラちゃん!」

崩れた大盾「」シーン……

地面から腕を抜く終焉の魔王「」ボコッ……

終焉の魔王「オワリヘ……ミチビク……」ユラァッ……

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-40痛恨(死亡判定あり)
41-70劣勢
71-00優勢

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


583以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/20(土) 23:46:43.64WqKya/nlO (1/1)

抑制行動


584以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/20(土) 23:47:00.21t3/xeVIh0 (2/2)

怠惰の権能


585 ◆sIVlz2/mNs2026/06/20(土) 23:49:15.77mEklYV5+O (3/3)

>>584を採用します。
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。

それでは、また。


586以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 11:56:50.21iQ4zs1jto (1/2)

おつ
刃が壊れたから支払った代償も戻ったのか
という事は仲間達の記憶も…?


587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 12:13:30.97mnubZI/TO (1/1)


「怠惰の権能」の説明で確認なんだけど戦闘時に一回目が劣勢または痛恨を無効化し+30増えて、二回目以降(別の戦闘)から無効化&-20に減るでいいのかな?


588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 15:32:26.10XVYum5I30 (1/2)


連戦だった事もあってセイラが壊れてしまった!


589 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 20:14:21.43JuKFKfRJO (1/3)

>>586
お気づきになられましたか。
追々、描写していきたいと思います。

>>587
効果としては、どの状況でも使えます。そのとき、劣勢または痛恨の状態だった場合はそれをリセットして拮抗状態に戻します。
そこから使用時のコンマ表の判定に+30の補正を加えて、その判定も劣勢、痛恨、死亡判定だった場合はそれも無効化し、拮抗状態を保ちます。-20の補正は次のターンに加わることになります。

簡単に言うと、拮抗状態の保証と言えるかもしれません。
現在、文章と能力は調整中です(´・ω・`)
意見等あればお気軽にどうぞ。

>>588
どれだけ頑強でも、魔王の攻撃は強力で耐えきれなかったようです。彼女は身を挺して守りたいものを守ってくれました……


590 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 20:14:49.48JuKFKfRJO (2/3)

◆21+30=51【怠惰の権能により、拮抗状態になります】

立ち上がるガイ「……セイラ……!」ググッ……

ガイ達の方へ向かってくる終焉の魔王「」ユラ……

立ち上がるアインズ「くっ……ガイ!切り替えろ、まだ戦いは終わっていない!」

ガイ「っ、ああ……!」

ベルトーネ『まだ心は折れてないみたいだね~……』

ガイ(ベルトーネ……この状況を打破したい。力を貸してくれ)

ベルトーネ『おっけ~。それじゃあ、行くよ~……』

ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する。抗うな、全てを放棄せよ』

ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……

終焉の魔王「!?」ガクッ

アインズ「なんだ……?魔力が……吸われているのか!?」クラッ……

膝をつくイーリン「これは、一体……」ガクッ

エリザベート「な、なんだか私……すごく、疲れて来ましたわ……」ヘナヘナ……

ヒナ「悪魔の権能……!ベル……!」フラッ……

ベルトーネ『活力の強制搾取……遍く全てを衰弱させる我が権能……まあ、見ての通り周囲から敵味方関係なく強制的に搾取しちゃうから、誰かと一緒に居たらちょっと使いづらいかもね~……でも、威力は凄いでしょ?』

ガイ「すまない、みんな……!」

その場にうずくまる終焉の魔王「ヌゥッ……!」ズンッ……

ガイ「せっかく得た勝機だ……!逃すわけにはいかない!」シュンッ

終焉の魔王「!」

シャキンシャキンシャキンッ!!!

切り刻まれる終焉の魔王「」ブシャアッ!!!

ガイ「──はっ!!!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

終焉の魔王「アアアアアア!!!!」バスッバスッ

アインズ「……この程度で、止まるか……!ガイだけに、任せはせん……!」フラッ……

エリザベート「まだまだ、行けますわ……!」

イーリン「ええ……仕切り直しです!」

ヒナ「ベルのやつ……好き勝手しちゃって……私もまだ、やれます……!」

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
※怠惰の権能の反動により-20

【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


591以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 20:15:35.07XVYum5I30 (2/2)




592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 20:16:05.54HLQs/Els0 (1/2)

時間の檻


593 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 20:29:08.87JuKFKfRJO (3/3)

◆コンマ下1
偶数 前衛陣
奇数 後衛陣

◆コンマ下2
前衛陣の場合
01-10アインズ
11-15イーリン
16-30エリザベート
31-50ヒナ
51-00死亡無し

後衛陣の場合
01-10テル
11-15アトニス
16-20レイセオン
21-30ジェミニ
31-40ビビアン
41-50リルル
51-60ミーティア
61-65ポーラー
66-00死亡無し


594以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 20:33:12.67iQ4zs1jto (2/2)

これはまずい


595以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 21:08:02.60o6R45FNM0 (1/1)




596 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 21:46:41.49XZD3Ydl/O (1/4)

◆7-20=-13【痛恨】

終焉の魔王「ガ、アアアアア……!」

ガイ「押している……! このまま──」

終焉の魔王の背後に開く黒い渦「」ズズズ……!

ベルトーネ『逃げる気だ!』

ヒナ「っ、逃がしません!」パヒュンッ

黒い渦に沈む終焉の魔王「」ズブッ……ズズズ……

黒い渦「」シュウン……

エリザベート「消えた……?」

黒く光る転移魔法陣「」フォンッ……

イーリン「この光り方……転移魔法陣を辿っているんですか!?」

ゴライアス「急いで戻らなくては!」

ヒナ「先に行きます!」パヒュンッ

アインズ「まずいな……!全員、私に乗れ!」

ガイ「間に合ってくれ……!」




597 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 21:49:08.10XZD3Ydl/O (2/4)

足元に浮かび上がる黒い転移魔法陣「」フォンッ……

テル「なっ……こっちに!?」

フローディア「転移術式を解析されたのね……!」

黒い転移魔法陣「」ギィィィン……!

リルル「まずいまずいまずい!出てくるよ!」

アトニス「魔法陣から離れろ!嫌な予感がする!」バッ

黒い転移魔法陣から伸びる終焉の魔王の腕「」ズオッ!!!

ビビアン「きゃあっ!?」

ビビアンに伸びる終焉の魔王の腕「」ズズズ……!

ジェミニ「ビビアン!避けろ!」

レイセオン「くっ……転移を──」

前に飛び出すミーティア「間に合わない!」ザッ!

目を瞑るビビアン「ッ!」ギュッ……


598 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 21:50:38.86XZD3Ydl/O (3/4)

ミーティアを掴む終焉の魔王の腕「」ガシッ!

ビビアン「……?」パチッ……

掴まれたミーティア「っ……!よかった、捕まったのか私で……!」ギギギギ……

テル「ミーティアさん!?」
リルル「ミーティアちゃん!」

ビビアン「そんな……!離しなさいよ、ミーティアを、離して!」バッ
風「」ビュオオオ──

無傷の終焉の魔王の腕「」ガッシリ

ジェミニ「き、効いておらぬ……!」

ミーティア「みんな下がって……!この術式、まだ生きてる……!レイセオンさん!術式の外縁を切って!」ギギギギ……

レイセオン「で、ですが、あなたが……!」

ミーティア「いいから!!」

ジェミニ「……っ!やってくれ、レイセオン殿!」

レイセオン「……はい!」
レイセオンの杖「」カァンッ!

黒い転移魔法陣から出てくる終焉の魔王「──終ワリヲ……拒ムナ……」ズズズ……

リルル「うわあああ!出て来たぁ!!!」

ミーティア「拒むよ……」

バキッ……!

ヒビが入るミーティア「この国も、みんなも……まだ、終わらせない……!」バキッ……

ポーラー「ミーティアサン……!」

魔法陣を解除するレイセオン「術を切らないと……!急がないと、ミーティア様が……!」

ミーティア「……ああ、けど私はここまでかぁ……ポーラーくん……もう君達の調整は出来なさそうだ」グシャッ……

ポーラー「……!」

ミーティア「先に……ロムリン王に会ってくるよ。どうか君たちは、長く──」ギギギ……

グシャッ……

崩れ落ちる鎧「」ガラガラ……

レイセオン「あ、ああ……!」ペタン……

ジェミニ「レイセオン殿!手を止めてはならん!攻撃を続けろ!」

ドガァン!ズドォン!ギュィィィン!!!
ブブブブブブ!!!

終焉の魔王「終ワリヲ……迎エヨ……!」スッ……

大量の黒い渦「」ズズズ……!

周囲を吸い込み始める大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──




599 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 21:52:48.61XZD3Ydl/O (4/4)

ーー上空

グライダーを操作するテイル「ま、待って!あれマズいんじゃない!?」

ヴァリエール「でも私たちが行ってどうにかできるの、アレ!?」

テイル「ヒナ……!」グッ……

ラティア・ヘイヴンへ近づいていくテイル「」グォォォ──

ヴァリエール「テイルちゃん!ああ、どうしよう!?どうすればいいの!?こんなとき、大母様なら──」

◆コンマ下1【現在はかなり劣勢です】

【判定】
01-50敗北(多数の死者が出ます)
51-00優勢

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 21:56:04.58i4VKMmFdO (1/1)

はい


601 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 22:49:46.04Fj7lN27GO (1/2)

◆58【優勢】

大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──

レイセオン「この量を一気に解体はできません……もう、終わりですね……」

吸い寄せられるリルル「わ、わわわっ……!」ズルッ
ビビアン「リルル!」ガシッ

フローディア「……まったく。魔王になっても趣味が悪いわね……テル。あれ、少しだけ止められる?」

黒い渦「」ギュオオオオオオオ──

テル「止めるって……黒い渦を!?」

フローディア「できるか、できないかで答えなさい」

テル「……完全には無理。でも、魔力の流れを乱すくらいなら!」

フローディア「十分よ。私が餌になるわ」スタスタ……

テル「は……!?」

フローディア「私はそう簡単には死なないもの。こういう時くらい、便利に使いなさい」

黒い渦へ踏み出すフローディア「」スッ……


602 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 22:50:53.70Fj7lN27GO (2/2)

レイセオン「フローディア様!?」

黒い渦「」ギュオオオオオッ!

フローディア「──ほら、こっちよ。私を終わらせるんでしょう?」

終焉の魔王「オオオオオ!!!」
フローディアの周辺に現れる大量の黒い渦「」ズズズ……!

フローディア「」ニヤリ

テル(終焉の魔王の周りの渦が消えた!)

ジェミニ「今じゃ!!!魔王に攻撃をしろ!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!

ビビアン「私も!喰らいなさい……!」
風の刃「」ビュオオオ──

テル「みんな!!!ありったけを撃ち込んで!!!」
雷「」バヂヂヂッ!!!

終焉の魔王「グオオオオオ!!!」

簡易結界を味方に張るアトニス「よし、いいぞ……!いいタイミングで来たな、ガイ!」

バサッ!!!

上空から降下するアインズ(竜)「間に合ったか!」
背から飛び降りるガイ「みんな、無事か!」バッ!

テル「遅いよ、ガイくん!」

ガイ「すまない」

ベルトーネ『はいは~い、後始末いくよ~』
短剣ゴライアス「参りましょうぞ、ガイ殿!」
ガイ「ああ!」シュンッ

終焉の魔王へ斬り込むガイ「」ザンッ!!!
終焉の魔王「アアアアアア!?」

イーリン「続きます!」
イーリンの拳「」ドゴォッ!

エリザベート「ならば私も!」
エリザベートの拳「」バゴォッ!

アインズ「よくも仲間に手を出したな……!」
竜角の槍「」シュビビビ!

終焉の魔王「ガ……ア……!」ボロボロ

ヒナ「効いてる……!」
光の剣「」ヴォンッ!

グライダーを操るテイル「──ヒナ!これ使って!」スッ
ヒナの手に生成される風の剣「」ヒュルルル──

ヒナ「テイルちゃん!」パシッ

二刀流ヒナ「──これで火力2倍です!」パヒュンッ
ヴォンッ
ビュオオオ──

終焉の魔王「ヌゥ……!」グラッ……

ガイ「」シュンッ

再生するフローディア「もう少しで全滅寸前だったわ……まだやれるみたいね?」メラメラ……

ガイ「……ああ。終わらせるぞ、援護しろ」

フローディア「ええ、勿論よ……合わせるわ。いつでもどうぞ?」スッ
炎「」ゴウッ……

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-30劣勢
31-70優勢
71-00勝利

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)


603以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 22:51:35.52HLQs/Els0 (2/2)

時間の檻


604 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 23:33:29.96BDD6Aet3O (1/2)

◆52+0=52【優勢】

ガイ「……ゴライアス、力を溜めろ。最大の一撃を叩き込むぞ」
ゴライアス「うむ。任せろ」ギュゥゥゥン……

簡易結界を施すアトニス「ガイ、これで少しはマシな筈だ……死ぬなよ?」

ガイ「ああ……行くぞ……!」シュンッ

黒い渦「」ズオオオオ──

フローディア「ガイの邪魔はさせないわ!」
炎「」ゴウッ!!!

アインズ「!……あの短剣の魔力が上がっている……決める気だな、ガイ!みんな、ガイを魔王に近づけさせろ!!!黒い渦を散らせ!」

テル「!了解、そういうことなら──」
迸る雷「」バヂヂヂッ!!!

散らされる黒い渦「」

終焉の魔王まで開ける道「」シュウン──

雷光ヴァリエール「まだ狭いね……私が広げてあげる!」バヂヂヂッ!

広がる道「」パッ──

リルル「これが私の全力……!レイセオンさん、あとはお願いね……!」
大量に召喚される虫「」ブブブブブブ!!!

レイセオン「ありがとうございます、リルル様!……ガイ様!隙は私たちが作ります!ミーティア様の仇を……とってください!!!」
杖「」カァンッ!
転移魔法陣「」フォンッ──

イーリン「──アインズ様、エリザベート様、ヒナ様。狙う場所は同じ場所です。行けますね?」

エリザベート「勿論ですわ!みんなでボコボコにして、ガイ様に決めていただきましょう!」

ヒナ「それが今は最も火力が高そうですからね……フィニッシュは譲ってあげます」

アインズ「フッ……代償の刃が無くとも、お前は相変わらずだな、ガイ……」ボソッ……

ポーラー「──ジェミニサマ、前衛と転移魔法陣の準備ができまシタ。あとは、お二人次第デス」

ジェミニ「──こちらも今できたところじゃ。ビビアン、恐れる必要はない……儂の流れを追ってこい」
ビビアン「はい、師匠……!」
テイル「ダウンバーストなんて初めてだけど……ぶっつけ本番でどうにかなるのかしら……?」

ジェミニ「二人とも……行くぞい!!!」
ビビアン「いっけええええ!!!」スッ
テイル「任せたわよ、あなたたち!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!

前衛を転移魔法陣に投げるポーラー「──ご武運ヲ!!!」ブンッ……



ドウッ!!!!

身体の一部が大きく抉れる終焉の魔王「ガアアアアア!!!!マダ、私ハ、オワラナイイイイ!!!!!」

ガイ(──エンドゲーム。お前がなぜこうまでして、全てを終わりへ導こうとしたのかはわからない)

ガイ(だが、それは間違っていると断言できる……お前には、そう言ってくれる仲間がいなかったんだな……)スッ
振り下ろされるゴライアス「」ヒュンッ

◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】

【判定】
01-05劣勢
06-00勝利

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)


605以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/21(日) 23:35:59.56cI5MCJO9O (1/1)

連携技


606 ◆sIVlz2/mNs2026/06/21(日) 23:45:10.78BDD6Aet3O (2/2)

今回の魔王は長く粘ってくれました。
勝利が確定したため、本日はこれで終わりたいと思います。

また、ある判定をこのレスで行います。

◆このレスのコンマ

偶数 得る
奇数 とくになし

それでは、また。


607以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/22(月) 00:02:55.52j8LMMSyM0 (1/1)


過酷な魔王との戦いは2人犠牲になってしまったけどなんとか勝てたな。


608以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/22(月) 00:43:11.81Flqfc6LZo (1/1)

おつ
いや全滅するかと思った…犠牲者も出てしまったし辛勝だな…


609以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 13:06:56.99/2rC1xbgO (1/2)


>>604でも言ってたけどエンドゲームに友人や仲間がいたら変わってたかもしれないね。


610 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:34:00.93hf5ZIw4pO (1/10)

>>607 >>608
大きな犠牲でしたが、二人で済んだという考え方もできます。全滅を避けられてよかったのかもしれませんが、犠牲は辛いものです。

>>609
エンド組の人たちの思想はどれも理解されないことがあるのでしょう。エンドゲームさんは、他の人の思想と共存できないものであった、というのも理由のひとつかも知れません。


611 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:34:37.21hf5ZIw4pO (2/10)

ドガァァァァァァン!!!

終焉の魔王「アアアアアアアッ!?」

黒い渦「」ズズズ……

ベルトーネ『うわっ、アレに吸い込まれたら流石に不味いかも……』

黒い渦に吸い込まれるガイ「!」ズズズ……
ゴライアス「まずい……ガイ殿!私を手放すな!」

アトニス「ガイ!そこから離れろ!」

テル「ガイくん!逃げて!」

レイセオン「転移魔法……今度こそ、間に合ってください……!」

ガイ「ぐっ……う、おおおおおっ!!!」ググッ……

ダンッ!!!

手を伸ばすイーリン「ガイ様!!!手を──」

ガイ「……」

ガイ「……すまない。お前まで連れていかせるわけにはいかない」
ゴライアス「ガイ殿!?」
ベルトーネ『ええ!?私は!?』

パッ

ガイを吸い込む黒い渦「」ズオオオオオオ……

テル「ガイくん!!!」

消えていく黒い渦「」ズズ……

フローディア「……」




612 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:35:06.62hf5ZIw4pO (3/10)

ーー???

ザァーン……ザザァーン……

海を眺めるブラック「……」

ガイ「……」

ザッ……ザッ……

ブラック「……どうやら、私はあなた方に負けたみたいですね」

ガイ「ああ」

ブラック「……なぜ、勝者のあなたが浮かない顔をしているのでしょうか。あなた方は目的を果たしたのですから、喜ぶべきでは?」

ガイ「……どうして、こんなことをしたんだ」

ブラック「……わかりませんね。そんなことをあなたが知ってどうするというのです?」

ガイ「戦っている最中も頭の片隅で、ずっと考えていた……お前がなぜ、魔王になってまで全てを終わらせようとしていたのかを」

ブラック「……魔王になったあの時点で、私の個としての意識は終わらせたつもりでした。こうしてあなたと話すことができるということは……何か……意味があるのかもしれませんね」

ブラック「……今から千年ほど前、この世界に起きる悲しみを哀れんだ者たちがいました。彼女達は、そんな世界を救おうと、それぞれが自分にできることを行いました」

ガイ「……?」

ブラック「ある者は空に楽園を作り、それを救いとした。ある者は夢の中に救いを見出した。ある者は救うこと自体を諦めた。ありのままの世界を生きて死ぬことが救いだと信じた者もいました……」

ブラック「救いというものは、見る者の立場によって形を変えます。ある者にとっての楽園は、別の者から見れば檻になる。夢は安らぎにも逃避にもなりますが、現実を疎かにする危うさがある。ありのまま生きるということは、悲しみや理不尽をそのまま受け入れる……どの方法も、救いを差し出した本人が救われるとは限らない」

ブラック「私はこう思いました。全てが等しく、望んだ終わりを迎えれば救いを与える者も含めて全員が救われると……彼女達には否定されましたがね」

ブラック「ですが、そんなことは私自身が一番わかっていました。それが救いではなく、ただの傲慢にすぎないと……同時に、私には彼女達の考えのどれもが正しく、間違っているように思えた。故に、私は見定めることにしたのです。彼女達のもたらした救いが、どのような結末へ至るのかを」

ガイ「なぜ、今になって行動を……」


613 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:35:56.11hf5ZIw4pO (4/10)

ブラック「八つ当たりのようなものです」

ガイ「何?」

ブラック「クローディアとクロシュヴィアは、自らの存在を贄として世界を繋いだ。世界めくれを完全に止めたわけではありませんが……この世界が即座に無へ帰ることだけは防いだ」

ブラック「『立派なことだ』『美しい献身だ』『尊い犠牲だった』そう言えば、きっと多くの者は納得するのでしょうが……私には、できなかった」

ブラック「なぜ、彼女達が消えなければならなかった?なぜ、救おうとした者ばかりが失われる?なぜ、世界は彼女達の消失を当然のように受け入れて、何事もなかったように続いていく?」

ブラック「……私は、彼女達の最期を見ていない。受け入れるための何もかもを持ちあわせていなかった……残ったのは、彼女達がいなくなったという事実だけでした」

ガイ「……」

ブラック「もし仮に、あなたの愛する者が自らを犠牲にして多数を救ったとして……あなたはそれを受容できますか?」

ガイ「……わからない」

ブラック「……私は耐えることができず、答えを急いだ。その結果がこれです。あなた方に阻止されて終わっていく……当然の報いですね」

ガイ「……その想いは間違っていない」

ブラック「?」

ガイ「方法は間違っていた。全てを終わらせようとしたことは、決して許されることじゃないが……失ったものを悼むことは間違いじゃないと、俺は思う」

ブラック「私は、魔王になり、世界を壊そうとしたのですよ?」

ガイ「ああ」

ブラック「それでも、私の想いだけは間違っていないと?」

ガイ「想いだけは、だ」

ブラック「フフフッ……都合のいい切り分けですね……」

ブラック「……もし、彼女達がいたのなら……もっと手酷く罵ってくれたんでしょうか……」

ザァーン……ザザーン……

海を眺めるブラック「……ガイ、と呼ばれていましたね。あなたは、世界樹の光の残滓を求めているのでしょう?……私が取り込んだものの中に、それがあります」

ガイ「世界樹の光の残滓が……?」

ブラック「ええ。疑似星脈に溶け、形を失い、ただの力として漂っていたものです。私は魔王になるために、疑似星脈ごとそれを取り込みました」

ブラック「私を倒せば、魔王となった肉体は崩れる。その時、世界樹の残滓が形となり、回収できるはずです」

ガイ「エンドゲーム……」

ブラック「勘違いしないでください。償いではありません。私は、あなた方に負けた。その結果として、私の終わりの中に残ったものをあなた方が拾うだけなのですから」

ガイ「……」


614 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:36:25.71hf5ZIw4pO (5/10)

ザッ……ザッ……

クロシュ「……ガイさん」

ガイ「クロシュ?どうしてここに……」

クロシュ「えと……わたしも、よくわかんない。でも、ガイさんが遠くに行っちゃいそうだったから……呼びに来たの」

ガイ「遠くに……?」

クロシュ「うん」

ガイ「……そうか。助かる」

クロシュ「んへへ……」

ブラック「……なるほど……あなたが、そうなのですね」

クロシュ「……」

ガイ「知ってるのか?」

ブラック「……いえ。知り合いに、よく似ていたので」

クロシュ「……エンドゲームさん……悲しかったのは、少しだけわかる……わたしも……寂しいのは、いやだから……」

ブラック「……あなたは、今も……」

クロシュ「……」

ブラック「……ガイ。あなたがいずれ辿り着くべき場所に、彼女はいます。どうか、進み続けてください」

ガイ「待て、まだ聞きたいことが──」

ブラック「そろそろ、終わりの時間です。都合のいい言葉ではありますが、彼女達が繋いだこの世界を……どうか、繋いでください」

クロシュ「待ってるね……ガイさん……」

カッ──




615 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:38:30.72hf5ZIw4pO (6/10)

ーー廃都

倒れた終焉の魔王「」

転移魔法陣「」フォンッ──
ガイ「うおおおっ!?」ドシャッ
ベルトーネ『お、帰ってこれた~』

イーリン「レイセオン様!ガイ様が戻って来られましたよ!」

レイセオン「……よかった……成功してて、本当に……よかったぁ……!」ポロポロ

テル「ガイ君!怪我してない!?」タタッ

ガイ「……ああ。大丈夫だ。心配をかけたな……」

アトニス「やれやれ……心配ばかりかけやがって。まあ、ボクにはお前が帰ってくるのは分かっていたけどな?」

アインズ「……ガイ」スタスタ

ガイ「アインズ。無事だっ──!?」

ギュッ

アインズ「……すまなかった。お前のことを忘れていたなんて……私は……大馬鹿者だ……!」ギュゥゥゥ……
ガイ「~~~っ!?」ミシミシ……

ベルトーネ『おぉ……人目を憚らず大胆だね~、この竜の人~』

テル「ちょっ、アインズさん!嬉しいのはわかるけど、そろそろガイ君が限界そうだよ!?」

アインズ「!す、すまん、ガイ!」バッ

ガイ「ハァ……ハァ……大丈夫だ……アインズ、記憶が戻ったのか……?」

アインズ「ああ……魔王と戦っている最中に少しずつ思い出してな……」

ベルトーネ『竜の愛は重いね~。物理的に』

ガイ「……黙っていろ」

アインズ「……ガイ?」

ガイ「いや、何でもない」

アインズ「……そうか。なら、話は後でいい。今は、お前が戻ってきた。それだけで十分だ」

フローディア「相変わらずね。まあ、あなたがあの程度で死ぬとは思ってなかったけれど」

ガイ「……フローディア」

フローディア「あなたの中に、私以外の力が入ってるなんて、不愉快ね……まあいいわ。それより、ガイ。終焉の魔王の肉体を見なさい」

消えていく終焉の魔王「」サラサラ……

リルル「消えていってる……魔王を倒したんだ!やったね、ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!

終焉の魔王から漏れ出る光の粒子「」キラキラ……

ヴァリエール「……!この暖かい光の感覚って、もしかして……!」

ビビアン「嘘……ここに落ちた光は、世界に返された筈じゃ……」

ジェミニ「おお、あの光は……」

ポーラー「十年前に確認サレタ、世界樹の光と同系統の反応デス」

テイル「な、なんで魔王の身体から……?雷霆の魔王みたいに、取り込んでたってこと……?」

ヒナ「なるほど、道理でしぶとかった訳ですね……それにしても、相変わらず綺麗です……」

ガイ「……」スタスタ……


616 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:39:05.85hf5ZIw4pO (7/10)

集まっていく光の粒子→ 星の力[風]「」キラキラ……

ガイ「……これで、最後だな」スッ
翡翠の賽「」キラッ……

星の力[風]ポゥ……スィー……

翡翠の賽「」キランッ!!

レイセオン「……これで、五つの光が集まったのですね……」

ガイ「ああ」

フローディア「さて……ガイ、忘れていないわよね?私達が共闘をしていた理由、覚えているでしょう?」

ガイ「……ああ」
短剣「」シャキンッ
ゴライアス「む……ど、どういうことです!?」

テル「まさか、今しかける気!?」

フローディア「魔王と戦って消耗している今のあなた達なら、人数差があっても私達に利があるわよね?」ニヤリ

イーリン「させると思いますか!」ザッ

アインズ「……フローディア。今この場で敵に回るというなら、容赦はしない」

ヒナ「いいですね。魔王の次は不死鳥ですか。連戦なので少々疲れてますが、戦いをやめる理由にはなりません!」

テイル「いや、よくないでしょ!?みんなボロボロなんだけど!?」

テル「フローディア、本気で言ってるの!?」

フローディア「本気かどうかを、今から確かめてみる?」
炎「」ゴウッ……

ヴァリエール「っ……!」

リルル「う、嘘でしょ!?終わったばっかりだよ!?」

ビビアン「そんな……!」

ジェミニ「……フローディア。お主、ここでこれ以上血を流すつもりか」

フローディア「血ならもう十分流れているわ。今さら一滴二滴増えたところで、何が変わるの?」

ガイ「……」

ベルトーネ『作戦としては正しいね~……だからあいつ、力を温存してたんだ~』
ガイ「こうなる可能性は予期していた。奴が来るというなら、戦うまでだ」

フローディア「……誰と話してるのかしら?」

ガイ「気にするな……独り言だからな」

スタスタ……

フローディアの前に立つエリザベート「フローディア様」ザッ


617 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:40:03.11hf5ZIw4pO (8/10)

フローディア「……何?」

エリザベート「今は、やめましょう」

フローディア「……あなた、有利な状況なのがわからない訳じゃないでしょう……そこをどきなさい」

エリザベート「確かに、今ならガイ様たちは消耗しています。私たちが仕掛ければ、世界樹の光を奪えるかもしれません」

エリザベート「ですが、それは駄目ですわ」

フローディア「理由は?」

エリザベート「格好悪いからですわ!」

シーン……

テル「えっ……理由そこ?」

エリザベート「そこですわ!皆様は、たった今、命懸けで魔王を倒しました。ミーティア様は、皆を守って壊れました。セイラ様も……その身を削って戦ってくださいました……」

エリザベート「その直後に後ろから殴って奪うなんて、いくら何でも格好悪すぎますわ!」

フローディア「……あなた、いつからそんなことを気にするようになったの?」

エリザベート「今ですわ!」

フローディア「……」

エリザベート「私はフローディア様が戦えと命じるなら、戦います。ですが、できるなら今は戦いたくありません。ガイ様たちは敵かもしれませんが……でも、同じ魔王を倒した仲間ですわ!」

フローディア「……仲間、ね」

エリザベート「はい。少なくとも、私はそう思っています。それに、ガイ様達は悪い人ではありませんから……!だから……!」

フローディア「……はぁ」
消える炎「」シュウン……

エリザベート「フローディア様……!」

フローディア「……勘違いしないで。世界樹の光を諦めたわけではないわ。ただ、今ここで奪うのはやめた。それだけよ」

ガイ「……どういうつもりだ」

フローディア「今のあなたは、魔王との戦いで消耗しきっている。そんな状態のあなたから奪ったところで、面白くも何ともないでしょう?」

ガイ「……」

フローディア「だから、後日にしましょう」

テル「後日って……」

フローディア「ガイ。あなたが万全の状態に戻った後、私と一対一で決闘しなさい」

ガイ「決闘……?」

フローディア「ええ。そこで決めるわ。あなたが勝てば、世界樹の光はそのままあなたに預けてあげる」


618 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:40:29.94hf5ZIw4pO (9/10)

アインズ「預ける、だと?」

フローディア「私の認識では、まだ私が奪う予定のものだもの」

イーリン「随分と勝手な理屈ですね……!」

フローディア「そうよ。私は勝手なの」

ヒナ「その決闘で、あなたが勝った場合は?」

フローディア「当然、五つの光は私が貰うわ」

テイル「結局そうなるんじゃない!」

フローディア「ええ。けれど、少なくとも今この場で、倒れている者や負傷者を巻き込むよりは上品でしょう?」

ジェミニ「……ふん。最もらしい理屈じゃのう」

フローディア「褒め言葉として受け取っておくわ」

ガイ「……分かった」

テル「ガイ君!?」

ガイ「ここで戦うよりはいい。負傷者もいる。ミーティアとセイラのこともある」

フローディア「そう。あなたなら、そう言うと思ったわ」

ガイ「だが、条件がある」

フローディア「言ってみなさい」

ガイ「決闘は俺とお前だけだ。他の誰も巻き込むな」

フローディア「ふふっ……いいわ。もとよりそのつもりよ」

フローディア「それじゃあ、しばらくここから離れるわ……信じられないかもしれないけど、不意打ちはしないであげる……」スッ

イーリン「待ちなさい!」

カッ──

アインズ「……逃がしたか」

エリザベート「……」

アトニス「……まあ、詳しい話は後だ。今は負傷者の確認と撤収が先だろ」

レイセオン「……はい。ミーティア様の回収も、しなければなりません」

イーリン「……セイラ様もですね」

リルル「……うん」

ビビアン「……連れて帰りましょう」

ジェミニ「……ラティア・ヘイヴンを守った者を、このままにしておいてはいけぬ」

ポーラー「ミーティア先パイの残骸、回収準備に移りマス」

エリザベート「……私も手伝いますわ。力仕事は得意ですもの」

ガイ「……」

⭐︎終焉の魔王を倒しました。


619 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 19:41:10.09hf5ZIw4pO (10/10)

ーークロシュヴァリエ号

ガイ「……」スッ
サーシャの手作りクッキー「」

サクッ……

ガイ(……甘い。それでいてバターの風味も程よく感じる。生地は硬めだが……それを考慮したような繊細な味付けをされていると理解できる……)モグモグ……

ガイ「……美味い……ッ!」ホロリ……

ベルトーネ『男の人が泣きながらクッキーを食べてる絵面っておもしろ~。味覚が戻ってよかったね~』

ガイ「……茶化すな」ゴシゴシ

テル「ガイ君……?泣いてたの?」ヒョコッ

ガイ「……目にゴミが入っただけだ」

テル「……そっか。今日の検診をするから、上着、脱いでくれる?」

ガイ「む……そんなに怪我は酷くないんだが……」

テル「見た目はそうでも、内側が大変なことになってるかもしれないでしょ~?……フローディアとのこともあるし、しっかり見ておかなきゃ」

ガイ「……ああ、そうだな。他のみんなは?」

テル「お墓参りしたり、被害の規模を見たり、フローディアが奇襲してくるかもって、見回りしてくれてるよ」

ガイ「……そうか。それじゃあ、頼むぞ、テル」ヌギッ……

テル「うん……任されました」ワキワキ

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(17日目)
【目標】
・ フローディアと決着をつける

何をする?
安価下1~3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル


620以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 19:41:37.94my3LcL2G0 (1/2)

キキ、来訪


621以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 19:43:44.67/2rC1xbgO (2/2)

ガイ達 ジェミニから三人の妖精から今度一緒に緑の国に旅行に行こうと誘われたけどどう返事したらいいか相談をうける


622以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 19:46:11.22WZ3DBeGP0 (1/1)

セイラとミーティアのお墓参りに参加する


623 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:39:26.18kuECRYVvO (1/6)

ーー小さな丘

風「」ヒュオオオ──

たくさんの墓「」

王家の墓「」

新しい二つの墓「」

二つの墓の前で祈るレイセオン「……」

エリザベート「……」

スタスタ……

ガイ「……墓参りか」

レイセオン「……ガイ様……」

エリザベート「ええ。ミーティア様とセイラ様に、きちんとお礼を言いたかったのですわ」

ガイ「……俺も、そのつもりで来た」

レイセオン「……テル様の検診は、もう終わったのですか?」

ガイ「途中で抜けてきた」

レイセオン「……それは、後で怒られますね」

ガイ「明らかに検診とは別目的で身体を触られていたからな……」

レイセオン「ふふ……」

風「」ヒュオオオ……

レイセオン「……すみません。笑ってよい場面ではありませんでしたね」

ガイ「いや……笑えるなら、それでいい。二人もきっと、そう言う筈だ……ミーティアさんとセイラは、ここに?」

レイセオン「はい。ジェミニ様の意向で、ラティア・ヘイヴンを守った者たちの墓と同じ場所に……」

エリザベート「王家の墓の近くに葬られるほどの働きだった、と皆様が仰っていましたわ」

ガイ「……当然だ」

レイセオン「ミーティア様は、後衛全員を守ってくださいました。私が術式を切るまで、あの腕を止め続けて……」

レイセオン「私は……間に合わなかった」

ガイ「レイセオン」


624 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:39:57.69kuECRYVvO (2/6)

レイセオン「分かっています。他の方にも、そうではないと言っていただきましたが……それでも……私は、そう思ってしまうのです」

ガイ「……」

エリザベート「レイセオン様。私は、ミーティア様の最期を直接見たわけではありませんが……とても、立派だったと聞いております」

レイセオン「……」

エリザベート「あの方は、自分の役目を果たしたから、あそこに立っていたのです」

レイセオン「役目……」

エリザベート「ええ。だから、あなたがご自分を責めることは、ミーティア様の選択まで否定してしまうことになると思いますわ」

レイセオン「……」

ガイ「……俺も、そう思う。俺たちは、セイラに守られた」

レイセオン「……はい」

ガイ「だから、忘れない」

新しい墓「」……

ガイ「……ミーティアさん、セイラ。二人がいなければ、俺たちは勝てなかった」

エリザベート「……」

ガイ「終焉の魔王は倒した。世界樹の光の残滓も手に入れた……だが、それで終わりじゃない。世界めくれが、まだ残っている。二人が守ったものを、無駄にはしない」

エリザベート「ガイ様……」

ガイ「……そう言いに来た」

エリザベート「私は……少し、羨ましく思いました」

ガイ「羨ましい?」

エリザベート「ええ。ミーティア様も、セイラ様も、ここに眠る方々も……誰かに覚えていてもらえる」

エリザベート「私の国にも、きっと多くの墓があったのでしょう。でも、私はそこへ戻れていない。誰がどこで眠っているのかも、誰に祈ればよいのかも、何も分かりません」

ガイ「……」

エリザベート「だから、せめてここでは祈りたかったのですわ。誰かが守った場所で、誰かが祈れるなら……それは、とても大事なことだと思いました」

レイセオン「……エリザベート様」

エリザベート「なんですの?」

レイセオン「あなたは、本当に強い方ですね」

エリザベート「当然ですわ!私は草を食べて生き延びた女ですもの!」

風「」ヒュオオオ──

ベルトーネ『……二人とも。長い間、お疲れ様』

⭐︎セイラとミーティアのお墓参りをしました。


625 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:40:27.56kuECRYVvO (3/6)

ーー廃都

ヒナ「」ガツガツムシャムシャ

ごはん屋妖精「よく食べるね~、おかわりいる~?」

ヒナ「ごくん……ください!」スッ

テイル「ヒナ、何をイラついてるのよ?」

ヒナ「……あの不死鳥、決闘をするなら私に挑んでくれればいいのに、ガイさんを指名するから……!」

テイル「ああ、戦いたかったのね……フローディアと……」

ヒナ「……なんだかモヤモヤします!テイルちゃん、こうなったら一戦私と交えてください!」

テイル「ええ!?冗談でしょ!?」

ヒナ「夜の方でもいいですよ?」

テイル「何言ってるのよ!!!///」

バサッ……バサッ……

ごはん屋妖精「あれ~?この羽音……たまに来るハーピィさんかな?」

ヒナ「……いえ、この気配は……」

ヒュンッ

スタッ

テイル「えっ……?天使?」

キキ「──探しましたよ~、お姉ちゃん……こんな所にいるとは思いませんでしたが~」

ヒナ「キキ!?」

テイル「ヒナ、あなた妹いたの!?」



テイル「なるほどね~……ヒナ、あなた愛されてるじゃない!」

ヒナ「それはたしかに嬉しいですけど……でも、あのまま行けば将来は安泰だったのに、私を追いかけて堕天するなんて……」

キキ「私にとって、お姉ちゃんのいない天界なんて価値の無い場所ですよ~。というか、テイルさんはお姉ちゃんとどういった関係の人なのでしょうか~?」ズイッ

テイル「な、なんか圧を感じるわね……ヒナとは十年組んできた最高の相棒よ。もはや日常の風景にいないと落ち着かないくらい」

キキ「……そうなんですか、お姉ちゃん?」

ヒナ「そりゃあもう、身体の隅から隅まで知り尽くした仲──」

テイル「ヒナ!!!///」

キキ「へえ~……十年組んで、身体の隅から隅まで……」

テイル「キキも変な解釈しない!」

ヒナ「ふふっ、テイルちゃんは面白いですね」

テイル「誰のせいよ!」

キキ「なるほど~。お姉ちゃんが地上で楽しくやっていた理由が少し分かりました~……少し妬けますね~」

テイル「えっ」


626 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:40:56.05kuECRYVvO (4/6)

キキ「私が知らない十年を、テイルさんはずっと隣で見てきたんですよね~。お姉ちゃんが戦って、怪我して、また戦いに行くところを」

テイル「……まあ、そうね」

ヒナ「大体はテイルちゃんも一緒に面倒なことをしていましたけどね」

テイル「巻き込まれてたのよ!」

キキ「ふふ~……安心しました~」

テイル「そう?」

キキ「はい~。お姉ちゃんを一人で放っておいたら、絶対にどこかで大惨事になっていましたから~」

ヒナ「失礼ですね」

キキ「事実です~」

テイル「そこは私も否定できないわ」

ヒナ「テイルちゃん?」

キキ「テイルさん」

テイル「何?」

キキ「これからも、お姉ちゃんをよろしくお願いします~」

テイル「……まあ、任せておいて。もう十年付き合ってるし、今さら放り出すのも後味悪いから」

ヒナ「素直じゃありませんね~」

テイル「あなたに言われたくない!」

キキ「では、私は妹として確認しなければなりませんね~」

テイル「確認?」

キキ「テイルさんが、本当にお姉ちゃんの隣に立てる人なのかどうか~」

テイル「……えっ」

ヒナ「なるほど。では三人で手合わせですね!」

テイル「なんでそうなるのよ!?」

ヒナ「大丈夫です、テイルちゃん。キキはこう見えて、かなり強いですよ」

テイル「それ全然大丈夫じゃない情報なんだけど!?」

キキ「眠りながらでも戦えるように鍛えました~」

テイル「何その方向性の努力!?」

◆キキがラティア・ヘイヴンに来ました。


627 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:41:23.47kuECRYVvO (5/6)

ーー古城

ビビアン「……やはり、どうしても駄目でしょうか?」

ジェミニ「うむ。儂はこの地に身を埋めると決めたのじゃ。申し出は有難いが、地上には降りんぞ」

ヴァリエール「地上には面白いことが沢山あるよ~?それに、ジェミニさんが本物って分かったら、みんな腰抜かすと思うけどな……」

リルル「そうそう!そうして降りてくれれば、ジェミニさんと関わりがあるということで私は更に大富豪に近づけるかもだし!」
ニジ丸「」ブーン!

ジェミニ「と、言われてものう……」

ガイ「……取り込み中だったか?」スタスタ……

ジェミニ「おお、ガイ殿。ちょうどよい所に来たのう」

ガイ「?」

ヴァリエール「ガイも説得してよ~。ジェミニさんが地上に降りたら絶対楽しいって!」

リルル「歴史的価値!知名度!講演料!書籍化!大富豪への道!」

ジェミニ「リルルよ、本音が漏れすぎじゃ」

リルル「しまった!」ガーン!
ニジ丸「」ブーン

ガイ「ジェミニさんは、地上に降りないんですか?」

ジェミニ「うむ」

ガイ「理由を聞いても?」

ジェミニ「簡単なことじゃ。この島には、まだ儂の役目が残っておる」

ビビアン「役目……」

ジェミニ「ラティア・ヘイヴンは守られた。ミーティアも、セイラも、この地を守って逝った。ロムリン王も、王家の者たちもこの地に眠っておる。その墓を見守る者が、一人くらい残ってもよかろう」

ビビアン「……でも」

ジェミニ「ビビアン。お主は地上へ帰れ」

ビビアン「……!」

ジェミニ「儂の弟子として、世界を見てこい。地上の風、街、人、魔法……この浮島の中だけでは知れぬものを己の目で見るのじゃ」

ビビアン「……師匠」

ジェミニ「そして、いつか戻ってきて儂に話してくれ。地上はこうだった、空の下にはこんな風が吹いていた、と」

ヴァリエール「……それ、ずるい言い方だね~」

ジェミニ「年寄りはずるいものじゃ」

リルル「じゃあ、ジェミニさんはここで待ってるってこと?」

ジェミニ「そうじゃな。待つのは得意じゃからの」

ベルトーネ『雷霆の魔王の封印が解けかけたときに寝坊するくらいだもんね~』

ジェミニ「……なぜか、ベルトーネに馬鹿にされたような気がするのう……」

ベルトーネ『えぇ……もしかして聞こえてるのかな、私の声……』

ガイ「フッ……どうだろうな……」

ビビアン「……師匠、私が地上に降りても……弟子でいていいですか?」

ジェミニ「当然じゃ。儂もまだまだお主には教えたいことがある。いつでも、ここで待っているぞ」

ビビアン「……はい!」

⭐︎ジェミニはラティア・ヘイヴンに残ることを選びました。


628 ◆sIVlz2/mNs2026/06/27(土) 22:41:54.42kuECRYVvO (6/6)

ーークロシュヴァリエ号

アトニス「……」ジーッ

ガイ「……どうした、アトニス?」

アトニス「何、気にするな。ボクは全然、これっぽっちも、お前が悪魔と契約するような愚か者だとは思っていなかったから、心底呆れている、という訳ではない。気にせず過ごせ」ジーッ

ガイ「……それは呆れているという意味だな」

アトニス「そう聞こえたなら、お前の良心がそう言っているんじゃないか?」

アインズ「あの悪魔のお陰でガイが代償の刃で払ったものは帰ってきた……私も記憶が戻ったとはいえ、悪魔との契約というのは本当に安全なのか?」

レイセオン「大魔女帝国の文献でも幾つか、例があります!契約文の解釈次第で契約者の魂や肉体を持っていかれた例もありますし、そもそも悪魔側が契約内容を都合よく運用する事例も……」

ベルトーネ『みんな好き勝手言ってるな~……別に、ガイくんから何かを奪ったりとかはしてないし、むしろ感謝されるべきだと思うんだけど~?』

ガイ「……本人は、何か奪ったつもりはないと言っている」

アインズ「本人?」

レイセオン「今、聞こえているのですか?」

ガイ「ああ。俺にだけだが」

アトニス「ますます最悪じゃないか。契約者の内側に居座って、本人にしか聞こえない声で話しかける悪魔。客観的に聞いてどう思う?」

ガイ「……信用しづらい」
ベルトーネ『ガイくんまでひど~い』

アインズ「ガイ。契約内容をもう一度確認したい」

ガイ「ああ……契約の対価は、俺の身をベルトーネの影の宿り木とすること。ベルトーネの力を借りる代わりに、俺の中に宿る。少なくとも、俺の認識ではそうだ」

レイセオン「影の宿り木……かなり危険な響きですね……」

ベルトーネ『うわ~、疑り深~い。別にガイくんの身体を乗っ取る気はないよ~。今のところは』

ガイ「……乗っ取る気はないそうだ」

アトニス「今、何か省いただろ」

ガイ「……」

アインズ「……ガイ。無理にその悪魔を庇う必要はない」

ガイ「庇っているつもりはない」

アインズ「ならいい。だが、少しでも異変があればすぐに言え」

ガイ「ああ……」

ベルトーネ『わ~、監視体制ばっちり~。契約者のプライバシーはどこへ~?』

ガイ(諦めろ)

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(18日目)

【目標】
・フローディアと決着をつける

◆コンマ下1
偶数 決闘当日
奇数 決闘は明日

何をする?
安価下1~3

⭐︎協力者

・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル


629以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 22:45:51.92TBURBLRvO (1/1)

イーリン、神化制御の方法をホーリーに尋ねる


630以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 22:46:00.92f0lcM8Sjo (1/1)

フローディアも救う方法がないか思案


631以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/27(土) 23:22:24.07my3LcL2G0 (2/2)

ガイ、堕天使姉妹&テイルとウォーミングアップがてらに模擬戦


632 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 00:11:14.87ygq6m+GsO (1/3)

ーー古城 中庭

瞑想するイーリン「……」

イーリン(……師匠は既に、神のごとき存在になってしまった。優しく、正しく、穏やかで……けれど、どこか遠い存在に……)

イーリン(……でも、私は……)



ー 十年前
ーー魔族国

聖女『イーリンさん、世界樹の果実風ゼリーがクロシュさんから届きましたよ。一緒にどうでしょうか?』

幼女アモ『一緒に食べよ?』

少女イーリン『……いらない』プイッ

聖女『あら……甘いものはお嫌いでしたか?』

少女イーリン『嫌いじゃない。ただ、馴れ合うつもりがないだけ』

幼女アモ『ええ……?おいしいよ?』

少女イーリン『うるさい。子供みたいにはしゃいで……』

幼女アモ『アモ、子供だもん』

少女イーリン『私は違うの。構わないで』

聖女『イーリンさん』

少女イーリン『名前で呼ぶな』ギロッ

聖女『……』

少女イーリン『どうせ、あの人みたいに……そのうち捨てるんでしょ』

幼女アモ『……あの人?』

少女イーリン『関係ない。あんたたちには関係ない。優しい顔して近づいて、勝手に拾って、勝手に期待して……最後は勝手にいなくなる。そういう奴の話』


633 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 00:11:44.90ygq6m+GsO (2/3)

聖女『イーリンさん──』

少女イーリン『名前を呼ぶなって、言ってるでしょ!』ブンッ

聖女の真横を通り抜ける拳「」ビュンッ!!!
聖女の頬「」ピッ

幼女アモ『わっ……!お、おねーちゃん、大丈夫!?……イーリンさん、おねーちゃんにあやまって!』

少女イーリン『……謝らない』

幼女アモ『なんで!?』

少女イーリン『当ててない』

幼女アモ『でも、血が出てる!』

少女イーリン『かすっただけ。避けなかったそいつが悪い』

幼女アモ『悪くないもん!』

聖女『アモさん、大丈夫ですよ』スッ

幼女アモ『でも……!』

聖女『本当に大丈夫です。ありがとうございます』

少女イーリン『……馬鹿じゃないの』

聖女『そうかもしれませんね』

少女イーリン『は?』

聖女『当てようと思えば、今の拳を私に当てられた筈です。でも、あなたはわざと外しました。私を傷つけたかったのではなく、近づくなと言いたかったのでしょう?』

少女イーリン『……知ったようなこと言わないで』

聖女『はい。知りません。ですから、少しずつ知りたいのです。あなたが何を嫌って、何に怒って、何を怖がっているのか』

少女イーリン『怖がってなんかない』

聖女『では、怒っているのですね』

少女イーリン『……うるさい』

聖女『怒っていても構いません。食べたくないなら、食べなくても構いません……ですが、イーリンさんの分は取っておきます』ニコリ

少女イーリン『……意味わかんない』

聖女『ふふっ……』



イーリン(どうして、あのときのことを思い出したんだろ……)

イーリン(……聖女さんは、私を怖がらなかった)

イーリン(アモも怒って、泣きそうになりながら、それでも私に向き合ってくれた……神のように正しく導いたわけじゃない。ただ、そこにいてくれた)

イーリン(……私は、あの温かさを無くしたくない。救うために心を消すのではなく、怒りも、怖さも、後悔も、全部抱えたまま……それでも手を伸ばす──)

イーリン「……」スー……ハー……

イーリンの背後に集まる光の粒子「」バヂッ……

イーリン「私は……意思を手放した存在になんか、ならない……!私は、私の意思で……救いたいものを救ってみせる!」
一瞬だけ背後に浮かぶ光輪「」バヂッ……バヂヂッ!

イーリン「……っ!」
消えていく光輪「」シュウウウ……

イーリン「はぁ……はぁ……!……成功、とは言えないか……維持は一瞬。身体への負荷も大きい。実戦で使えば、隙になる」

自分の手を見るイーリン「でも……」スッ

イーリン「……見えた。師匠のようになるんじゃなくて……私のままでいられる道が……」

◆イーリンが神化の修練を始めました。


634 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 00:12:12.25ygq6m+GsO (3/3)

本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。

それでは、また。


635以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 00:52:00.93ATVVu203o (1/1)

おつ
ベルちゃんがスタンドみたいになってる


636以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 11:34:11.99diajLez8o (1/2)

フローディアは殺さないであげたいが


637以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 14:18:21.85EESXwTIC0 (1/1)


ガイとクロシュがしっかり会話したのは以外と初めてかも


638以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 16:05:39.00NNgSHhn2O (1/2)

フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりメンバーですると思ってたよ。


639以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 16:10:22.23NNgSHhn2O (2/2)

>>638すいませんちょっとコメントの訂正します
フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりフローディア対ガイ達メンバーで戦うと思ってた。


640 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 17:45:47.24gu/NH9c6O (1/3)

>>635
契約によってこの世界で存在する形が変わったようです。以前の悪魔族の姿を借りた状態にもなれますが、ガイの中で引きこもっている方が楽なようです。

>>636
>>630の安価により、ガイのフローディアに対する方針が定まりつつありますが、最終的にはコンマ次第になるのでなんとも言えません。

>>637
前のスレ等でちょくちょく夢の中で話したりはしています。会うのは久しぶりですね。

>>639
フローディアと交流してなければそうしようかと思っていたのですが、ちょくちょく安価で交流していたので決闘という形にさせていただきました。


641 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 17:46:36.86gu/NH9c6O (2/3)

ーー廃都

スタスタ……

ガイ「……決闘とは言ったものの、奴はどこで仕掛けてくる気だ?」

ベルトーネ『そういうのって普通は決めておくもんじゃないの~?』

ガイ「フローディアに普通という尺度があると思うか?」

ベルトーネ『……ないかも~』

ガイ「……いつ来てもいいように警戒を──」

ドガァン!ドガァン!ドガァン!

ガイ「誰か戦っている……?騒がしくはないから、襲撃とかではなさそうだが……」

ベルトーネ『どうせヒナが誰かと暴れてるんでしょ~?暇だし見に行こう~』



テイル「なんで私まで巻き込まれてるのよ!?」

ヒナ「見ない間に、更に腕を上げましたね、キキ!!!」
光の剣「」ヴォンッ

キキ「そういうお姉ちゃんも、相変わらず強いままでよかったです~」
風「」ビュオオオッ!

ベルトーネ『うげ……あのヒナと戦ってる娘も堕天使じゃん……見なかったことにして引き返──』

ヒナ「む?ガイさん、それと中にいるベル!」




642 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 17:47:15.08gu/NH9c6O (3/3)

キキ「お久しぶりですね~」

ガイ「……キキ。ラティア・ヘイヴンまで来ていたのか」

キキ「はい。ガイさんに背中を押していただいたおかげで、お姉ちゃんを見つけられました~」

ガイ「フッ……よかったな」

キキ「ガイさんは見ない間に悪魔さんと契約したんですね~。面白いことになっています~」

ガイ「色々あってな」

テイル「色々で済む話なの、それ?」

ガイ「それより、今のは模擬戦か?」

ヒナ「はい!久しぶりにキキと再会したので、まずは手合わせをと思いまして!」

テイル「まずは、じゃないでしょ!?普通は再会を喜ぶとか、近況を話すとか、そういうのが先じゃない!?」

キキ「お姉ちゃんらしくて安心しました~」

テイル「あなたもそれでいいの!?」

キキ「はい。お姉ちゃんが元気なら、それで~」

ヒナ「ふふっ、良い妹です」ナデナデ
キキ「えへへ~」

テイル「この姉妹、基準がおかしい……」

ヒナ「ダメージを受けて喜ぶテイルちゃんには言われたくありません!」

テイル「うぐっ……そ、それはそれよ!今その話は関係ないでしょ!」

ガイ(深く突っ込まない方がいいんだろうな……)
ベルトーネ『スルー安定だね~』

ヒナ「しかし、ガイさんが来たなら丁度いいですね」

ガイ「何がだ」

ヒナ「決闘前の調整です」

キキ「決闘?」

テイル「ああ、キキはまだ知らないか。ガイはこれから、フローディアと一対一で戦うことになってるのよ」

キキ「フローディア……テラヌス・ウルスで暴れていた方ですね~」

ヒナ「ええ。私としては是非とも戦いたかった相手ですが、今回はガイさんの戦いです」

ガイ「……」

ヒナ「ですので、せめて決闘前の相手くらいは私たちが務めましょう!」

ガイ「……模擬戦をするということか?」

ヒナ「はい!」

ガイ「……こちらとしても、決闘前に身体を動かしておきたい。相手をしてくれるなら助かる」
ベルトーネ『ちょっとガイくん。ヒナの模擬戦ってほぼ実戦みたいな──』

テイル「それなら、私は観戦に──」ソソクサー

ヒナ「テイルちゃんは私の相棒なので、当然付き合ってもらいます」ガシッ

テイル「なんでよ!?」

キキ「では、三対一ですか~?」

ヒナ「いえ、ガイさんの中にはベルがいます。実質、三対二です」

ベルトーネ『ああ、もう避けられない流れか~……うまい具合に手抜いてよ~?』

ガイ「手を抜ける相手には見えない。諦めろ、ベルトーネ」

◆コンマ下1
01-20敗北
21-70拮抗
71-00勝利


643以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 18:40:27.41diajLez8o (2/2)




644 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 21:39:43.98YJ1tQJa9O (1/4)

ビュオオオッ!
パヒュンッパヒュンッ
シュンッ ゴウッ!

テイル「はぁ……はぁ……ちょ、ちょっと……待って……!」ゼェ……

光の剣を構えるヒナ「む……?」

風を纏うキキ「おや、どうしました~?」

短剣を下げるガイ「……」スッ……

テイル「これ、模擬戦だってこと忘れてないでしょうね……!?」

キキ「あ」
ヒナ「あ」

テイル「やっぱり忘れてたのね……」

ヒナ「い、いえ!忘れていた訳ではありませんよ!あくまで実戦に近い緊張感を保つための訓練です!」アタフタ

テイル「今の間で全部バレてるわよ」

ヒナ「ご、ごほん!……ガイさんはやはり強いです。こちらは三人がかりでしたが、簡単には崩せませんでした」

キキ「お姉ちゃん、話を逸らしましたね~」

ヒナ「逸らしていません。戦闘分析です」

キキ「まあ、実際、悪魔さんの力で動きが少し重くなるのが厄介でしたね~。突撃も、何度かタイミングをずらされてしまいました~」

ガイ(権能は一日に一回までじゃなかったのか?)

ベルトーネ『全力で振るうならね~。世界に影響が少ないように、さっきみたいに補助的に使う分には大丈夫なの~。まあ、気休め程度なんだけどね~』

ガイ(……なるほどな)

テイル「……とにかく、ここまでにしましょう」

ヒナ「まだ動けますよ?」

テイル「あなたたちは動けるでしょうけど、私は疲れたの!それに、そろそろフローディアが来てもおかしくないでしょ?」

ガイ「……」

テイル「決闘前に、ここで余計に消耗するのはまずいわ。身体を動かす目的なら十分すぎるくらい果たしたでしょ」

ヒナ「む……それもそうですね。フローディアとの戦いの前に、ガイさんを削りすぎるのは本意ではありません」

キキ「私も賛成です~。お姉ちゃんとの手合わせはまた後でできますし~」

ヒナ「はい。次はもう少し長くやりましょう」

テイル「やらないわよ!?」

キキ「テイルさんも一緒にお願いします~」

テイル「だから何で当然みたいに混ぜるのよ!」

ガイ「……助かった。三人とも、相手をしてくれて感謝する」

ヒナ「いえ。私も良い運動になりました!」

キキ「ガイさんが無事に勝てるよう、応援しています~」

⭐︎堕天使姉妹とテイルとの模擬戦で引き分けました。


645 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 21:40:10.35YJ1tQJa9O (2/4)

ーークロシュヴァリエ号 甲板

風「」サァァァ……

甲板に立つガイ「……」
翡翠の賽「」キラ……

ベルトーネ『さっきからずっとその賽を眺めてるけど、何か考え事?』

ガイ「……ああ」

ベルトーネ『不死鳥さんのこと~?』

ガイ「 どうやって止めるかを考えていた」

ベルトーネ『止める?殺すんじゃなくて?』

ガイ「ああ」

ベルトーネ『ふーん……詳しい事情は知らないけど、あの不死鳥さん、かなりガイくんに執着してるよね~』

ガイ「……」

ベルトーネ『終焉の魔王を倒した直後も、世界樹の光を奪うって言いながら、結局は一対一の決闘に持ち込んだ。消耗したあなたから奪うのは面白くない、なんて言ってたけど~』

ガイ「……以前、フローディアと話したことがある」

ベルトーネ『聞かせてくれるの?』

ガイ「お前の考えを聞きたい」

ベルトーネ『はいは~い。相談は聞いてあげるよ~』

ガイ「あいつは、死の存在しない世界を作ろうとしている。死があるから失う、死があるから残される……だから死をなくせば、喪失はなくなると……そう考えているようだ」

ベルトーネ『不老不死ね~……ありきたりでつまらない願いだ……』

ガイ「だが、あいつ自身は死を望んでいる」

ベルトーネ『……ん?』

ガイ「自分を殺せる相手を探している。正確には……俺に殺されたいと思っているようだ」

ベルトーネ『ええ……何それ……世界から死を消したい人が、自分だけは死にたがってるなんて……かなり歪んでるね~』

ガイ「あいつは俺にこうも言った。誰も死なない世界を作る必要はない。俺とあいつだけが死ななければいい、と」

ベルトーネ『……話を聞いた感じ、あの不死鳥さんはただの寂しがり屋なだけだね~』

ガイ「……お前も、そう思うか」

ベルトーネ『うん。不死鳥なんだから、命に限りがある生き物とはずっと一緒に居られないのが当たり前なのに、そのことに折り合いをつけられないから苦しんでる……超越した側の存在なのに、視点が人に近いから苦労してるんだね~……ある意味優しいのかも~?』

ガイ「どうだか……」

ベルトーネ『でも、優しいからって無害とは限らないんだけどね~。寂しさで世界を巻き込むなら、十分すぎるくらい迷惑だし~』

ガイ「ああ。だから止める……以前、時間の檻でフローディアを閉じ込めたことがある。そのときは、再生が追いつかずにフローディアは死にかけた。俺も時間魔法の制御が今よりも荒くてな……殺しきることはできなかった」

ベルトーネ『なるほど……それなら、私の権能との相性が良さそうだね~』

ガイ「ああ……再生を遅らせて、フローディアを追い詰める……だが、殺しはしない」

ベルトーネ『殺せるところまで行って、殺さない。死にたがってる相手には一番残酷な止め方だね~……それで、そこから先は?』

ガイ「……俺の目には、あいつは迷っているように見えた。説得でもしてみるさ」

ベルトーネ『もし、ダメだったら?』

ガイ「……あいつの望みを叶えることになるだろう」

ベルトーネ『そっか~……ま、どちらに転んでも力は貸すから頑張ってね、代行者さん』

ガイ「フッ……ずいぶん気の抜けた悪魔だな……」

⭐︎ フローディアを止めるための方針を決めました。


646 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 21:42:16.90YJ1tQJa9O (3/4)

ー 夜
ーー小さな丘

アインズ「……始まるか」

テル「ほんとに、見てるだけでいいの……?」

イーリン「……ガイ様が決めたことです。私たちが割り込めば、戦いの意味を壊してしまいます」

アトニス「それに、ここで全員でかかれば、フローディアは決闘を放棄して周囲を巻き込む可能性がある。馬鹿馬鹿しいが、今は一対一の形式を守った方が安全だ」

レイセオン「周辺への被害を抑えるため、結界を構築済みです!更に、もしもに供えて向こう側への直通の転移魔法陣も準備ができています!」

ジェミニ「……本来であれば、墓前で戦うことを良しとはせぬ。じゃが、この戦いは、この地に眠る者たちが守ったものを未来へ繋ぐためのものじゃ。墓守として、儂は見届けよう」

ビビアン「……師匠……」

ヴァリエール「……ベルちゃんが一緒だから、きっと大丈夫だよ」

リルル「うん……ニジ丸、丘の外周を見てて!何かあったらすぐ知らせるんだよ!」
ニジ丸「」ブーン!

リルル「がんばって、ガイ!」

ポーラー「戦闘範囲外にて観測を継続シマス。緊急時は救助行動に移行」

ヒナ「……本当は私も戦いたいのですが」

テイル「駄目よ。今回はガイの戦いでしょ」

キキ「お姉ちゃん、我慢です~」

ヒナ「分かっています。ですが、ガイさんが殺されそうになったら介入しますよ」

アインズ「それは全員同じだ」

エリザベート「……」

テル「エリザベートちゃん……」

エリザベート「大丈夫です、テル様。私は見届けます。あの方が勝つにせよ、負けるにせよ……どのような結果になろうとも、受け入れます」




647 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 21:42:59.11YJ1tQJa9O (4/4)

新しい二つの墓「」
供えられた綿毛「」フワッ……

風「」ビュオオオッ……

ベルトーネ『……来るよ、ガイくん』
ガイ「……ああ」スクッ……

カッ──

不滅の炎「」ゴオオオオオッ!!!

フローディア「──十分に癒えたみたいね。律儀に約束を守ってくれるとは思ってなかったけれど」スタッ……

ガイ「……お前はいい意味でも悪い意味でも、義理堅い。決闘で決着をつけると決めたら、不意打ちをするような真似はしないと思った」

フローディア「あら、そこまで信頼してくれてたのね?嬉しくなるわ」

ガイ「信用ではない。性格の話だ」

フローディア「ふふっ、それでもいいわ……それより、私をこの場所に呼ぶなんて、中々いい趣味をしているじゃない。私を殺してくれるということでしょう?ここに眠る者達のように……」

墓を撫でるフローディア「」ナデナデ……

ガイ「……」スッ
魔導拳銃「」スチャッ……
短剣「」スラッ……

フローディア「そう焦らないで……私は逃げないから──」スッ

不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!

フローディア「……さあ、存分に……愛し合い(ころしあい)ましょう?♡」

ーー戦闘開始 フローディアーー

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-02痛恨
03-05劣勢
06-98優勢
99-00勝利

【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を拮抗状態に戻し+30(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


648以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 21:45:32.79vNeAMsflO (1/1)




649 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 22:47:05.5209mKZNwjO (1/3)

◆79【優勢】

フローディア「まずは避けてみなさい!」
炎弾「」ドドドドドッ!!!

ガイ「……っ!」シュンッ

ドガァン!ドガァン!ドガァン!

抉れる地面「」ジュウウウッ……

ベルトーネ『うわっ……洒落にならない火力してるよ~』

ガイ「はっ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

炎に弾かれる魔力弾「」ジュッ……

フローディア「あら、その程度?」

ガイ「これはどうだ!」シュンッ

フローディア「どこへ──」
後ろに回りこんだガイ「はぁっ!!!」
短剣「」ブンッ

フローディアの首に刺さる短剣「」ザクッ!

フローディア「ごふっ!?……ふふっ……今のは悪くないけれど、その程度で死ねるとは思ってないでしょう?」ガシッ……

ガイ「っ……!」
ベルトーネ『まずい、掴まれた……!』

フローディア「捕まえた♡」
炎を纏う手「」ゴウッ!!!

ガイの腕「」ジュウウウウウッ……

ガイ「ぐ、ああああああああっ!!!」
焼ける皮膚「」ジュウウッ……

フローディア「痛いわよねぇ……私も最初の頃は叫んでたもの。よくわかるわ……」パッ

フローディアから離れるガイ「が、ぁ……っ……!」バッ

フローディア「ああ……いい顔……」


650 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 22:49:04.2909mKZNwjO (2/3)

ガイ「……ッ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

フローディアの腹部「」ドシュッ!!!
フローディア「っ……!」

ガイ「ハァ……ハァ……!ぐっ……!」
再生していく腕「」シュウウウウ……

ガイ「っ……あ、が……!」

ベルトーネ『治ってるけど、痛みまで消えるわけじゃないんだ~。便利なのか拷問なのか分からないね~』

フローディア「ふふっ……役に立っているようで何よりだわ……」

ガイ「……最悪の気分だ……!」

ガイ(……おかしい)

フローディア「どうしたの?動きが止まっているわよ──」
炎の槍「」ゴウッ!!!

ガイ「っ!」バッ

炎の槍「」ザシュッ……

ガイの脇腹「」ジュウウウッ!!!
ガイ「ぐ、ぅっ……!」
再生する傷口「」シュウウウ……

魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

頭の一部が吹き飛ぶフローディア「──っ」パァンッ
不滅の炎「」ゴオオオッ……

フローディア「──気を失ってもおかしくないのに、まだ倒れないのね!!!それでこそ、私が選んだ人!!!」メラメラ

所々燃えているガイ「ハァ……ハァ……」メラメラ
ガイ(やはり……最後の一手が甘い……)

ガイ「……フローディア……お前、本気で勝つつもりがあるのか?」

フローディア「……何を言うのかと思えば……現にこうして、あなたを焼いているでしょう?」

ガイ「ああ……火力は本物だ。今も痛いくらい分かっている」
再生するガイの身体「」シュウウウ……

ガイ「だが、詰めが甘い。いや……わざと甘くしている」

ガイ「殺せる場面で、殺していない」

フローディア「……随分と都合のいい解釈ね」

ガイ「違うなら、今ここで証明してみろ」

フローディア「……」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!

フローディア「……いいわ。なら、もっと痛くしてあげる」スッ

炎の柱「」ドゴォォォォン!!!

炎に包まれるガイ「ああああああああああっ!!!」ゴオオオッ……
再生する肉体「」メラメラ……

全身を焼かれたガイ「……う、ぁ……っ……」

フローディア「ほら。これでもまだ、私は勝つ気がないと思う?」

ベルトーネ『痛みを少し鈍らせてる……意識を無くさないように注意して、ガイくん』

ガイ(助かる……それにしても、今の反応……図星か。やはり、こいつは勝とうとしていない……俺に、殺させる気つもりだ……)

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-02劣勢
03-60優勢
61-00勝利

【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


651以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/28(日) 22:49:31.17PutaZo150 (1/1)

抑制行動


652 ◆sIVlz2/mNs2026/06/28(日) 22:52:07.8809mKZNwjO (3/3)

劣勢判定が確定したところで、いつもより速いですが本日は終わりたいと思います。
次回は続きから始めていきます。

それでは、また。


653以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/29(月) 01:12:44.7663Eg1V4Eo (1/1)

おつ
抑制の使い所ではあるけどちょっと流れが悪い


654以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/06/29(月) 19:01:54.13UgPAZA+Ho (1/1)

これ敗けたら敗けたで容赦なく殺されるのか


655以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 12:24:23.75OaZLcSB/0 (1/2)


フローディアは不死鳥だから普通にしても再生するけど時間の檻とかをすれば倒せるのか。


656以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 17:19:16.85kgQYM7ATO (1/2)

フローディアを止める方針だけど今の状況だとガイの方が普通に大ダメージを受ける流れになってるね


657 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 19:52:09.53TMay57P1O (1/2)

>>653
今回のコンマはフローディアに対する方針と交流の結果を鑑みて優しめにしたのですが劣勢になるとは……

>>654
ガイは死にません。ですが、敗北はあまりよくないことになりそうです。

>>655
通常の手段では殺しきる前に再生しきってしまうのですが、時間の檻や怠惰の権能といったものを使えば、再生を終える前に殺すことができるようになるみたいです。

>>656
無傷で相手を止めるということは中々難しいことなのかもしれません。この戦いはどう決着がつくのでしょうか?


658 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 19:52:35.87TMay57P1O (2/2)

◆17-20=-3【劣勢】

炎の柱「」ドゴォォォォン!!

ガイ「ッ!」シュンッ

フローディア「避けなくてもいいのに──」

周囲に浮かぶ複数の氷の刃「」キラキラ……

フローディア「!」

ガイ「──行け!」バッ
氷の刃「」ヒュンヒュンヒュンッ

フローディア「ぁ──」ザクザクザクッ……

フローディア「」ニタァ

フローディア「……ふふっ、あははははは!!!そうよ、それでいいの!!!もっと、もっと……私を死へと誘って!!!」



テル「……」スタスタ

ガシッ

テルの腕を掴むアインズ「行くな、テル」

テル「アインズさん……離してよ」

イーリン「テル様、お気持ちは分かりますが、今はガイ様に任せる他ありません」

テル「イーリンさんまで何言ってるのさ!?いくら再生してるっていっても、このままじゃガイ君が死んじゃうよ!」

アインズ「私たちが行けば、ガイがやろうとしていることを無駄にすることになる」

テル「……どういうこと?」

エリザベート「ガイ様は……この戦いで幾度もフローディア様を殺す機会があったのに、未だに手をかけておりません。逆に、フローディア様の方もガイ様を殺すタイミングは何回もありましたが、敢えて見逃しているように見えますわ」

テル「どうして、そんなことを……?」

アトニス「考えがあるんだろう……今、仮にボク達が行ったらフローディアにどういう影響があるかわからない。本当にまずくなったときまで堪えろ」



カッ──

再生するガイの身体「」メラメラ……

ガイ(フローディアが近くにいるからか、普段よりも傷が治るのが速い。だが……)

ベルトーネ『再生の速度が落ちてきてる。このまま行けば、治るのが追い付かないよ!』

ガイ「……わかっている……!」

フローディア「……あの悪魔と話してるの?」タンッ

フローディア「……今は、私とあなただけの時間でしょう?他のものに感情を向けないでちょうだい」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ──

ガイ「くっ……」

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-20敗北
21-30劣勢
31-00優勢

【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


659以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 19:57:17.74ONGD4eks0 (1/2)

怠惰の権能


660 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 20:28:11.106/zk7R42O (1/1)

◆74+30=104【優勢】

ベルトーネ『とりあえず、仕切り直そうか~……いくよ、ガイくん』

ガイ(……頼む)

ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する』

ガイ「抗うな、全てを放棄せよ」
ベルトーネ『抗うな、全てを放棄せよ』

ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……

膝から崩れるフローディア「!?」ガクッ……

フローディア「これは……私の、力が……吸われている!?いつの間にこんな力を──」ググッ……

ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……

フローディア「……悪魔の力ね……!」ギリィッ

ベルトーネ『さすが不死鳥。活力がとんでもないね~……再生どころか、魔力強化の補助にまでなるとは』

魔力が漲るガイ「……」ゴゴゴゴ……

シュンッ

首元が斬られるフローディア「っ!」ズバッ

シュンッ シュンッ

心臓が貫かれるフローディア「」
腹を貫かれるフローディア「」

シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ

全身が切り刻まれるフローディア「──」ブシャッ!!!

ガイ「」スタッ……

フローディア「──ゴホッ、ゴホッ……!ぁ……身体が、再生しな、い……!私、これでようやく……!」

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-02劣勢
03-00勝利

【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う


661以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 20:29:29.23OaZLcSB/0 (2/2)

抑制行動


662以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 20:41:55.64oDgynN6Lo (1/2)

辛勝が過ぎる


663以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 20:54:13.44kgQYM7ATO (2/2)

あれ?怠惰の権能だから拮抗になって次-20になるのでは?


664 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 22:26:10.06dcXdbYfYO (1/3)

>>663
劣勢を無効化して>>658のコンマ表で判定し、結果が優勢だったため、大丈夫です。
-20の補正に関してですが、実は、怠惰の権能には隠された効果がありまして、ガイが1人で戦っているときには-20の補正は発生しません。
仲間と一緒に戦えば連携技が使えますが、怠惰の権能の-20の補正が発生し、
1人で戦えば連携技は使えませんが、怠惰の権能の-20の補正は発生する。
という認識でいただければと思います。


665 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 22:27:44.14dcXdbYfYO (2/3)

◆23-20=3【勝利】
◆仲間がいないため、怠惰の権能の-20の補正は無し

スタスタ……

フローディアの前に立つガイ「……」

フローディア「さあ……私を、殺して……」

ガイ「……」
短剣「」シャキンッ……

目を閉じるフローディア「……ありがとう」

短剣を納めるガイ「……殺さない」チャキッ……

フローディア「……え?」

ガイ「殺さないと、言ったんだ」

フローディア「そんな……」ググッ……

フローディア「──なんでよ!?あなただけなの!私はもう、あなたに殺される以外に救われないのに!」

ガイ「違う」

フローディア「違わないわ!私は、あなたに殺されたいの!あなたなら、私を終わらせてくれると思った!あなたなら……私を……!」

ガイ「それは終わりじゃない。逃げだ……お前は死にたいんじゃない。置いていかれるのが怖いだけだ」

フローディア「違うって……何度言えば……!」

ガイ「なら、なぜ俺とお前だけが死ななければいいと言った」

フローディア「……」

ガイ「お前は死を無くしたかったんじゃない。自分だけが残されることに耐えられなかったんだ」

フローディア「黙ってよ……!」

炎「」ゴオオオオッ!!!
焼けるガイの腕「」ジュウウウッ……

ガイ「っ……!……お前の望み通りに殺せば、それはお前を救ったことにならない。お前を逃がすことになる」

フローディア「……逃げることの、何が悪いの?」

ガイ「……逃げてもいい。だが、全部を捨てて終わる逃げ方を俺は認めない」

フローディア「……あくまで、私を苦しませるのね」

ガイ「お前が俺にしたことと同じだ。お前には生きてもらう」

フローディア「……嫌よ」

ガイ「死なせない」

フローディア「嫌だって言っているでしょう……!」

ガイ「死のない世界を作ろうとした奴が、自分だけは簡単に終わろうとするな」

フローディア「……私に、どうしろって言うのよ」

ガイ「それを今、考えている」

フローディア「……」


666 ◆sIVlz2/mNs2026/07/04(土) 22:28:12.19dcXdbYfYO (3/3)

ベルトーネ『……ねえ、ガイくん。ひとつ、方法があるんだけど~』

ガイ(方法?)

ベルトーネ『うん。今、ちょっと出しゃばらせてもらうね~』
ガイの影から現れるベルトーネ「」ズズズ……

フローディア「悪魔……!」

ガイ「……何をするつもりだ」

ベルトーネ「ガイくんは封印魔法が使えるでしょ~?それの応用っていったところかな~」

フローディア「……また、封印するの?」

ベルトーネ「ガイくんの中に、ね~」

ガイ「……俺の中に?」

ベルトーネ「そうそう。ただし、普通の封印じゃなくて、フローディアの命をガイくんの命と結び直すんだよ~」

フローディア「命と……?」

ベルトーネ「簡単に言えば、命の共有かな~。フローディアの永遠に燃え続ける力を、ガイくんの命の流れに縛る。そうすれば、彼女は不死ではなくなるってこと~」

フローディア「……不死では、なくなる……?」

ベルトーネ「うん。ガイくんが生きている限り、あなたもガイくんの中で生きる。ガイくんが終わる時は、あなたも終わる」

フローディア「……本当に、そんなことが?」

ベルトーネ「できるかできないかで言えば、できるよ~。でも安全かどうかで言えば、ぜんぜん安全じゃないけどね~」

ガイ「……どういう危険がある」

ベルトーネ「まず、ガイくんの中にフローディアの炎を受け入れることになる。今までみたいな祝福の残り香じゃなくて、彼女そのものをね~……それから、フローディアの不死性を取り除く代わりに、ガイくんの命に繋げるっていうことは、フローディアが傷つけばガイくんにも影響が出るかもしれないし、ガイくんが死ねばフローディアも死ぬ」

ガイ「……」

ベルトーネ「逆に、フローディアだけが勝手に死ぬこともできない。ガイくんの命から切り離されない限り、終わりたくても終われない」

フローディア「……」

ベルトーネ「死に逃げることも、永遠に逃げることもできない。ガイくんと同じ時間の中で、同じ命に縛られる」

フローディア「……ガイと、同じ命……」

ガイ「……それは封印というより、融合に近いんじゃないのか」

ベルトーネ「そうだね~。封印魔法の応用だけど、結果だけ見れば融合に近いかな~」

ガイ「……」

ベルトーネ「でも、これをするのはガイくんさえよければ、だけどね~」

ガイ「俺が……?」

ベルトーネ「そう。これはフローディアだけの問題じゃないよ~。器になるのはガイくん。命を共有するのもガイくん。中に彼女を受け入れるのもガイくん」

ベルトーネ「ガイくんが嫌なら、この案は無し。私も無理にはやらないよ~」

フローディア「……」

◆先取2票

1受け入れる
2受け入れない


667以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 22:29:03.25ONGD4eks0 (2/2)




668以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 22:34:33.53oDgynN6Lo (2/2)

1


669以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/04(土) 22:40:15.11EpbCNDsIO (1/1)

1


670 ◆sIVlz2/mNs2026/07/05(日) 00:03:41.91TB+lXmxEO (1/3)

ガイ「……それで、どうやればいい?」

フローディア「!……それって……」

ガイ「受け入れる」

フローディア「……ガイ……本当に……いいの?」

ガイ「ああ」

フローディア「だって……これは、あなたが私を背負うということでしょう?それに、あなたは私のことを……」

ガイ「そうだな……だが、お前と過ごしている内にお前のことはなんとなくわかった。お前もエンドゲームのように手段や方法は誤っていたが……本質はどこにでもいる寂しがり屋だった」

フローディア「ふふっ……本当に……残酷で優しい人ね」

フローディアの頬を伝う涙「」ツー……

フローディア「……嬉しい。すごく、嬉しいわ……」ポロポロ……

ベルトーネ「はいは~い。じゃあ、ガイくん。封印魔法を展開して。外に向けるんじゃなくて、自分の内側に向ける形で」

ガイ「……分かった」




671 ◆sIVlz2/mNs2026/07/05(日) 00:04:18.16TB+lXmxEO (2/3)

ーー???

炎の中に立つフローディア「……不思議な場所ね。熱くて、冷たくて……寂しいけど、怖くないわ」

ガイ「フローディア……」

フローディア「ガイ……私を、独りにしないでくれて……ありがとう」

ガイ「……礼を言われるようなことじゃない」

フローディア「言わせてちょうだい。今言わないと、きっと私はまた誤魔化すから」

ガイ「……」

フローディア「私はずっと、誰かに終わらせてほしかった。でも本当は……終わりたかったんじゃなくて……置いていかないでほしかった」

フローディア「あなたは、私を見抜いた。私が隠していた一番醜いところまで見て、それでも殺さないと言った」

ガイ「醜いとは思わない」

フローディア「……本当に?」

ガイ「ああ。ただ、面倒だとは思うがな」

フローディア「ふふっ……そこは否定してくれないのね」

差し出されるフローディアの手「」スッ……

フローディア「……手を、握ってくれる?」

ガイ「……ああ」

ギュッ

フローディア「……ガイ」

ガイ「何だ」

フローディア「好きよ」

ガイ「……今言うことか」

フローディア「今だから言うのよ」

ガイ「……そうか」

フローディア「あなたは答えなくていいわ。私が勝手に言いたかっただけだから」

ガイ「……フローディア」

フローディア「何?」

ガイ「独りにはしない」

フローディア「……!」

ガイ「だから、俺の中で生きろ」

フローディア「……ええ。喜んで」

カッ──




672 ◆sIVlz2/mNs2026/07/05(日) 00:04:59.49TB+lXmxEO (3/3)

青い炎「」ボッ──

目を開くガイ「……」

ベルトーネ『……うまく行ったみたいでよかった~。調子はどう?』

ガイ「……問題ない。お前たちも……大丈夫そうだな」

フローディア『ふふっ、ふふふっ……すごく近くにあなたを感じるわ……こんなに幸せなことがあっていいのかしら?』

ベルトーネ『同居人が増えた~。退屈しなさそうで何よりだけど~……よろしくね、不死鳥さん』

フローディア『あら、もう不死ではないんでしょう?それとも悪魔さんは、さっき自分でした説明も忘れてしまったのかしら?』

ベルトーネ『仲良くする気ある~?』

フローディア『ふふっ、冗談よ。あなたにも感謝してるわ』

ガイ「お前ら……」

転移魔法陣「」フォンッ──

ドサドサドサッ……

テル「ガイくん!青い炎に包まれてたから助けに……ってあれ?」

エリザベート「フローディア様はどちらに……?」

アインズ「ガイ。無事か?」

イーリン「ガイ様!お怪我は……!?」

レイセオン「……ん?んんん???ガイ様、あなた……」

アトニス「お前……また厄介なことになったな?そこまで色々混ざってるヤツを見るのは初めてだ」

テル「……混ざる?」

ガイ「……詳しいことはあとで話す。とにかく、フローディアの脅威はなくなった……一度、みんなで集まろう」

遠くから聞こえるジェミニたちの声「ガイ殿~!」

⭐︎フローディアと融合しました。


673 ◆sIVlz2/mNs2026/07/05(日) 00:12:56.54VfVtq1wkO (1/2)

ーークロシュヴァリエ号

テル「……つまり、フローディアはガイくんの中にいるってこと?」

ガイ「そうだ」

エリザベート「フローディア様はご無事なのですか!?」

ガイ「無事だ。不死ではなくなったが、意識はある」

エリザベート「不死ではなくなった……」

レイセオン「観測結果から見ても、フローディア様の独立した不死性は消失しています!現在はガイ様の生命反応に接続され、内側に封印されている状態ですね!」

アトニス「封印というより、融合だろ。まったく……敵だった奴を自分の中に入れるなんて、無茶にも程がある」

アインズ「まったくだ……無茶をするのは今に始まったことじゃないがな」

イーリン「ガイ様らしい選択です。ですが、危険は本当にないのでしょうか?」

レイセオン「危険性は不明です!前例がないので!」

テル「一番困る答えだよ!」

アトニス「つまり、何かあっても対処が後手に回るってことだ」

ガイ「……分かっている」

フローディア『あら、随分と心配されているのね……そうそう、エリザベートには、ありがとうと伝えてちょうだい。止めてくれて、叱ってくれて……最後まで私の従者でいてくれて、嬉しかったと』

ガイ「エリザベート……フローディアがありがとう、と。最後まで従者でいてくれて嬉しかったそうだ」

エリザベート「……っ」

エリザベート「フローディア様……私は……」

フローディア『泣かないで。あなたには、これから自分のために生きてほしいわ』

ガイ「泣くな。これからは自分のために生きてほしい、と」

エリザベート「……そんな……そんなことを急に言われましても……!」

テル「エリザベートちゃん……」

エリザベート「フローディア様は、いつも勝手ですわ……!私を拾って、振り回して……今度は、私に自分のために生きろだなんて……!」

ガイ「……」

エリザベート「ですが……ですが、あなたがそう望むなら……私は、考えてみますわ。王族でも、従者でも、誰かの代わりでもない……エリザベート・ロード・セイントレアとして、どう生きるのかを」

フローディア『……ええ。それでいいわ』

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(滞在最終日)

何をする?
安価下1~3

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル


674以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 00:14:57.97tLQRM+AsO (1/1)

ホーリーが来て飛空艇に相乗りして地上に行きたいと頼んできた


675以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 00:16:18.28YjP1GMZdo (1/1)

エリザベートから王国復活のために星の光欲しいなぁと冗談を言われる


676以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 00:20:47.24nRjsyYjYO (1/2)

レイセオンからトゥルーエンド様がいてかなりすけこましですねと笑顔で煽られる


677 ◆sIVlz2/mNs2026/07/05(日) 00:23:51.35VfVtq1wkO (2/2)

本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。


678以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 00:25:20.67nRjsyYjYO (2/2)


ハッピーエンドですね


679以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 02:02:19.94gxIYbCEeo (1/1)

おつ
ちなみに七つの大罪には悪魔の他にも幻獣が当てはめられたりもするけど、それにおいて怠惰はフェニックスらしいです
仲良く居候できそうね


680以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 15:13:39.72P4LpDT+RO (1/1)


中の住人が増えて人間なのにスライムじみてきたなガイさん


681以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/05(日) 17:30:03.28eppp1JT8O (1/1)

代償の刃が壊れて元に戻ったと思ったら今度は別の意味で人間じゃなくなっているガイさん


682 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 22:55:32.52kIsmqmsUO (1/15)

日曜日は少々忙しく、更新ができませんでした。申し訳ありません。今日は少し進めて、自由行動の安価で終わりたいと思います。

>>678
この終わりはガイ達の視点から見ればハッピーエンドなのかもしれませんが、別の視点から見ると新たな問題になっていたり、なっていなかったりするのでしょう。

>>679
七つの大罪に幻獣を当てはめる場合があることを>>1は知りませんでした。このような結果になり、なにがしかの運命を感じていますが、おそらく、何もない筈です。思いついたらこじつけます。

>>680
比較対象として、クロシュさんとの違いは夢の中だけじゃなく、平常時でも意思疎通ができるくらいでしょうか。
スライム種のように同化等はできないので、取り込んだ力を十分に引き出すのはスライム種の方々の方が得意です。

>>681
世界を救うためには、普通のままでいてはきっと難しいのでしょう。全てが終わったあとに、ガイさんは人のままでいられるのでしょうか。


683 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 22:56:06.74kIsmqmsUO (2/15)

ー 数日後
ーー小さな丘

風「」サァァァ……

ミーティアの墓「」
セイラの墓「」

綿毛を供えるガイ「……二人がいなかったら、この結果も無かった。改めて、礼を言わせてくれ……ありがとう、セイラ、ミーティアさん」

フローディア『……生きている以上、いずれは訪れる終わり……やっぱり好きになれないわね』

ベルトーネ『それじゃあ、まだ誰も死なない世界を目指しちゃう~?』

フローディア『……いえ、もういいの。嫌いでも見届けるわ。ありのままの、この世界をね……』

ガイ「……」

スタスタ……

アインズ「……ガイ、そろそろ行くぞ。テル達が待っている」

クルッ

ガイ「……ああ。今行く」スクッ

風「」ビュオオオ──

「ガイさん……ありがとうございました」
「まだ一仕事あるんですよね?応援してますよ、頑張ってください!」

ガイ「!」バッ

ミーティアの墓「」
セイラの墓「」

ガイ「……気のせいか」




684 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 22:57:35.02kIsmqmsUO (3/15)

ーークロシュヴァリエ号 停泊地

クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴウン……

ポーラー「保存食、薬品類、全て積載完了デス。整備も手伝いまシタ」

レイセオン「ありがとうございます、ポーラー様!これで十分に持ちます!」

ポーラー「本来なら、完全整備まで行いたい所でしたガ……時間的制約を考慮シ、最低限以上最大限未満の整備となりマシタ」

テル「それ、結構やってくれてるよね?」

イーリン「本当に助かりました」

ポーラー「ミーティアサンの記録に基づく判断デス。ワタシは、引き継いだ役割を果たしただけデス」

ゴライアス「それが大事なのである。受け継ぐ者がいる限り、働きは途絶えぬ」

ジェミニ「うむ……ラティア・ヘイヴンも、しばらくは後始末じゃ。結界の補修、破損区画の整備、擬似星脈の管理……やることはいくらでもある」

ゼーレシルト「同意します。現在のラティア・ヘイヴンは、結界、擬似星脈、反重力機構、及び残存ゴーレム統括に再調整を要する状態です。ミーティアとセイラが守ったこの島を維持することが、当機の優先任務です」

テル「そっか……ビビアンさんとかリルルちゃんはまだ地上に降りないの?」

ビビアン「もうちょっとしたら降りるわよ。こっちだって、いつまでも空の上で閉じこもってるつもりはないし」

リルル「私もしばらくは他の浮島巡りをするつもりだよ!珍しい虫がいるらしいし!」
ニジ丸「」ブーン!

ヴァリエール「地上かぁ……ベルちゃんも居なくなっちゃうし、私も久々に降りようかな?」

テイル「私たちも、もう少し残るわ。連戦気味でゆっくりできなかったし」

ヒナ「えー?地上の混沌とした戦場が恋しくなってきた所なのですが……」

キキ「ふふっ、お姉ちゃんらしいですね~。では、私もしばらく滞在します~」

リルル「……みんな、行っちゃうんだね」

レイセオン「はい!大魔女帝国に来られれば、会えますよ!また必ずお会いしましょう!」

リルル「うん!その時は、もっと虫たちを紹介するね!」

レイセオン「ぜひ!」


685 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 22:58:46.32kIsmqmsUO (4/15)

エリザベート「……」

アトニス「ん?何してるんだ、お前も降りるんだろ?」

エリザベート「え?ですが、私は──」

テル「ここに残りたいんなら無理には連れていかないけど……」

イーリン「……そうですね、エリザベート様がどうされたいかを、まずは決めるべきだと思います」

エリザベート「私が……どうしたいか……」

テル「うん。フローディアのためとか、誰かに言われたからとかじゃなくてさ」

スタスタ……

ガイ「……すまない、待たせたな」

アインズ「そろそろ出発しよう。みんな、乗ってくれ」

エリザベート「……も」ボソッ

ガイ「?」

エリザベート「……私も、皆様と一緒に地上へ降りますわ!構いませんね!?」

ガイ「あ、ああ……それはいいが、お前は……いいのか?」

エリザベート「ええ。ここに残る理由がない、というわけではありません。ですが……今の私は、ここに留まるよりも、自分の足で次の場所へ向かうべきだと思います」

イーリン「エリザベート様……」

エリザベート「フローディア様に、自分のために生きろと言われました。なら、まずは自分で行き先を選びますわ」

ガイ「……そうか」

フローディア『……さすがに元王族なだけあるわね。』

ガイ「……一先ず、ウォーターポートまで向かう。そこから先は自由にしろ」

エリザベート「……はい。ありがとうございます」

アトニス「早く乗れ。人数制限なんて最初から無視してるが、これ以上長話してたら本当に飛べなくなるぞ」

ジェミニ「そろそろ出発のようじゃな……皆の者、この島を守ってくれたこと、改めて礼を言う。お主らにはまだ重大な使命が残っておるのじゃろう?儂はこの地から応援しておる」

ポーラー「地上到着後の安全を祈願シマス」

ゴライアス「勇ある者たちよ。そなたらの旅路に、堅き守りがあらんことを」

ガイ「……世話になった」

ジェミニ「うむ。また会おう、ガイ殿」



クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴゴゴ……

クロシュヴァリエ号「」ギュオオオオッ!




686 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:00:15.54kIsmqmsUO (5/15)

ー夜
ーークロシュヴァリエ号 船室

書類の束「」ドン!
酒瓶「」コロッ……

ペンを走らせるガイ「」スラスラ……
ペンを走らせるイーリン「」サラサラ……
ペンを走らせるレイセオン「」サラサラサラサラッ!
机に突っ伏したテル「ぐおー……すぴー……」
荷物の上で寝るアトニス「zzz」

ベルトーネ『もうこのままテルちゃんとあの天使みたいに寝ちゃおうよ~。イーリンちゃんと大声外交官さんなら終わらせてくれるって~』

ガイ(悪魔の誘惑が事務仕事からの逃避なのはどうなんだ……)

ベルトーネ『怠惰の悪魔だからね~。むしろ本領発揮だよ~』

フローディア『私は手伝ってあげたいのだけれど……文字を書く身体がないのが残念ね』

ガイ(……意外だな。そういうのとは縁がないものだと)

フローディア『あら?私、事務処理はそれなりに得意よ。姉さんに封印される前は姉さんの研究を手伝ったこともあるんだから』

ベルトーネ『へ~……じゃあフローディアちゃんが添削して、ガイくんがひたすら直せばいいんじゃないかな~?』

ガイ(……余計に疲れそうだ)

イーリン「ガイ様、手が止まっています。おやすみになられますか?」

ガイ「いや、大丈夫だ……少し、考え事をしていた」

レイセオン「報告書は考えれば考えるほど増えますよ!特に今回は、ノーランドの擬似星脈改造、ブラック・エンドゲームの魔王化、フローディアとの融合事案……報告しなきゃいけない事項が山盛りですので!」

ガイ「……気が遠くなるな」

コンコン……

扉を開けるエリザベート「失礼いたしますわ」

湯気の立つ茶器「」ホカホカ……

エリザベート「夜分までお疲れ様です。アインズ様に渡してきたついでに、皆様にもお茶を淹れてきましたの。少しでも気が紛れればと思いまして」

イーリン「ありがとうございます、エリザベート様」

レイセオン「助かります!報告書作成中の水分補給は重要です!」

ガイ「……ありがたい」

エリザベート「テル様は……完全にお休みですわね」

テル「ぐおー……すぴー……」

イーリン「書類を少しだけ書いた後、力尽きました」

レイセオン「途中から文字が蛇行していましたね!」

エリザベート「まあ……お疲れだったのでしょう」

ガイ「酒のせいだと思うがな……いただくぞ」ズズ……

フローディア『……少し蒸らしが浅いけれど、悪くないわ』
ベルトーネ『よくわからないけど美味しいのはたしかだね~』

エリザベート「お口に合いますか?」

ガイ「……ああ」

エリザベート「よかったですわ」

ガイ(……茶はこんなに美味かったのか。味覚が戻ってから新しい発見が多いな……俺が茶を飲めるようになったのを知ったらサーシャたちはどんな反応をするだろうか……)ズズ……

エリザベート「ところで、ガイ様。その翡翠の賽……今は五つの光が揃っているのですわよね?」

ガイ「ああ」

エリザベート「ふむ……」

ガイ「……何だ?」

エリザベート「いえ、もしそれほど凄いものなら、セイントレア復興にも使えたりしないかと思いまして」

ガイ「……」
イーリン「……」ピタッ
レイセオン「……」ピタッ


687 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:01:30.11kIsmqmsUO (6/15)

エリザベート「例えば、王城を直したり、農地を復活させたり……あるいは、王国復興資金として売却を──」

ガイ「本気で言ってるのか?」

エリザベート「もちろん、冗談ですわ!」

レイセオン「世界樹の光を内包した翡翠の賽を売却……外交問題では済みませんね!」

ガイ「そもそも売却先があってたまるか……いや、むしろいくら積んでも欲しい国はあるのか……?」

エリザベート「滅びた国を復興するにはお金も力も必要ですもの。私は今こそ元王族として、現実的な視点を持たねばなりませんわ!」

ガイ「……翡翠の賽は渡さないぞ」

エリザベート「先ほども申し上げましたが、本当に欲しいなどとは思っておりませんわ。フローディア様が命を懸けてまで欲しがったもので、ガイ様がここまで集めてきたものですもの」

ガイ「……」

エリザベート「それに、今の私はまだ王国を復興するなどと大声で言えるほど、何かを持っているわけではありません。ただの元王族で、フローディア様に拾われた者で、今は……」

少し俯くエリザベート「……これからどう生きるか、考え始めたばかりなのですから」

イーリン「エリザベート様……」

エリザベート「……いずれは、セイントレアへ向かうのでしょう?」

ガイ「ああ」

エリザベート「なら、そのときは私も行きます」

ガイ「……危険だぞ」

エリザベート「承知していますわ。ですが、あそこは私の故郷です。たとえ魔都と呼ばれる場所になっていたとしても、見ないまま背を向けることはできません」

エリザベート「王族としてではなく……エリザベート・ロード・セイントレアとして、今の故郷を見ておきたいのです」

ガイ「……そうか」

エリザベート「それに、もし本当に復興を考えるのなら、まずは現実を知らなければなりませんもの。綺麗だった頃のセイントレアだけを思い出していても、何も始まりませんわ」

イーリン「立派なお考えです」

エリザベート「ふふっ、ありがとうございます。もっとも、いざ着いたら泣き叫ぶかもしれませんけれど」

ガイ「泣くのは悪いことじゃない」

エリザベート「……そうですわね」

ガイ「だが、無理はするな」

エリザベート「それはガイ様が一番言われるべき言葉ですわ」

イーリン「同感です」

レイセオン「完全同意です!」

ガイ「……」

エリザベート「ふふっ。では、ガイ様。改めてお願いしますわ」

ガイ「何をだ」

エリザベート「セイントレアへ向かう時は、私も連れて行ってくださいませ。王国のため……というより、私自身のために」

ガイ「……分かった」

エリザベート「ありがとうございます!」ダキッ

柔らかな感触「」ムニッ

ガイ「!」
ベルトーネ『お、役得役得~』

フローディア『……!エリザベート、ガイから離れなさい!』

ベルトーネ『聞こえてないから無駄だよ~……さあ、部屋に連れ込んじゃえ~』

フローディア『そんなこと許さないわ!ていうかベル、変なことを吹き込まないでちょうだい!』

ガイ「はぁ……」

⭐︎エリザベートと話しました。


688 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:03:12.99kIsmqmsUO (7/15)

ーークロシュヴァリエ号 甲板

アインズ「……む、まだ寝ていなかったのか、ガイ、レイセオン」

ガイ「ああ……作業がひと段落ついてな。休憩がてら様子を見に来た」

レイセオン「同じくです!操縦を任せっきりにしてしまって申し訳ないです!」

アインズ「なに、気にするな……今のところ問題はない」

風「」ビュオオッ──

レイセオン「ところで、ガイ様。報告書を整理していて、ひとつ大きな問題に気づきました!」

ガイ「問題?」

レイセオン「はい!」

レイセオン「大魔女様へ、今回の件をどうご報告すればよろしいのでしょうか!」

ガイ「……普通に報告すればいいだろう」

レイセオン「では、“ガイ様はラティア・ヘイヴンにて、美人の悪魔と契約し、その上、敵対していたフローディアと命を共有し、あまつさえその従者を連れ帰った”と」

ベルトーネ『美人の悪魔って私のこと~?なんだか照れちゃうな~』

ガイ「……」


689 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:03:42.10kIsmqmsUO (8/15)

アインズ「……すべて事実なのが、厄介だな」

フローディア『いいじゃない。正確に伝えなさい』

レイセオン「……率直に申し上げますが……ガイ様は、かなり"すけこまし"ですね!」

ガイ「……は?」

アインズ「……」

レイセオン「大魔女様という者がありながら、各地で女性との縁を増やし続けています!」

ガイ「何を根拠に──」

レイセオン「イーリン様やテル様からお話は聞いております!パーティのメンバーに飽き足らず、行く先々で女性を助け、口説き、抱きしめ、数多の女性を泣かせてきたと!」

ガイ「……過剰に盛られている気がするんだが」

アインズ「大体は酔っているときのテルだ。私やイーリンは……いや、やっぱりなんでもない」メソラシ

ベルトーネ『おやぁ?何か隠してるね~……アインズちゃんも何かされた側だったりするのかな~?』

ガイ(……ベルトーネ。余計なことを言うな)

フローディア『ふふっ。本当に退屈しない人ね、あなた』

ガイ「……」

レイセオン「何か言われましたね?」

ガイ「気にするな」

レイセオン「気にします!現在のガイ様には、外部同行者だけでなく内側の存在からの意見も発生しているのです!この点はとても重要です!」

ガイ「どこがだ!?」

レイセオン「トゥルーエンド様の心労に関わります!」

ガイ「……それは」

レイセオン「自覚はあるのですね!?」

ガイ「……多少は」

レイセオン「ですが、ガイ様。これは冗談だけでは済まない話でもあります……大魔女様は、自分を大魔女としてではなく、一個人として見てくれたあなたのことを大切にしておられます」

ガイ「……」

レイセオン「だからこそ、提案させていただきたいのですが……今回の件は隠さず、正直に話すべきかと!」

ガイ「……ああ。隠すつもりはない。フローディアのことも、エリザベートのことも、ベルトーネのことも……話すべきことは話す」

アインズ「フッ……しかし、大魔女に報告するなら、覚悟はしておいた方がいいかもしれんぞ?」

ガイ「何の覚悟を?」

レイセオン「叱られる覚悟ですね!」

ガイ「……」

ベルトーネ『怒られるガイくん、ちょっと見たいかも~』

フローディア『私も興味があるわ。あの子があなたをどう叱るのか』

顔に手を当てるガイ「……頭が痛い……」

⭐︎レイセオンと話しました。


690 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:04:36.76kIsmqmsUO (9/15)

白い花弁「」フワッ……

ガイ「……!」

ベルトーネ『神気……あの人だね~』

ホーリー「……こんばんは。代行者に、龍神の末裔よ」

アインズ「……?」

レイセオン「ホーリー様……!」

ガイ「……ホーリー・ハンドレッド」

アインズ「……また、随分と唐突に現れるのだな」

レイセオン「転移反応がありませんでした!前回もそうでしたが、その移動方法は一体どういう原理なのですか!?」

ホーリー「花が散るようなものです」

レイセオン「説明になっていません!」

ホーリー「再現性のない説明に価値はありません。ですから、雰囲気だけお伝えしました」

レイセオン「雰囲気だけで済ませないでください!」

ガイ「何の用だ」

ホーリー「用、というほどのものではありません。少しだけ、今のあなたを見に来ました」

ガイ「俺を?」

ホーリー「はい。複数の魂が入り混じり、変質を果たしても尚、自我を保っているのは珍しいので」

ベルトーネ『あ、私たちのことだね~』

フローディア『……なんだか、すごく見られている気がするわ』

ガイ「俺を見に来たと言ったな。何を確認したかった」

ホーリー「あなたが、あなたのままでいるかどうか」

ガイ「……」

ホーリー「代償の刃を使った時点で、あなたはかなり変質していました。ですが、今は悪魔と繋がり、不死鳥と混ざり、あなたの輪郭は以前より曖昧になっています」

ホーリー「変わること自体は悪ではありません。人は生きているだけで変わっていきます。ですが、自分の核まで手放してしまえば、それは成長ではなく、別の存在への置換です」

ホーリー「なので、警告です。あなたがあなたでなくなれば、あなたにしか果たせない役目は果たせなくなります。変わることを恐れないでください」

ガイ「……」

ホーリー「ですが、変わりすぎることには気をつけてください。あなたがあなたであること。それは、あなた一人のためだけではありませんので──」
白い花弁「」フワッ……

風に吹かれる白い花弁「」ビュオオオ──

レイセオン「……消えました!相変わらず、現れては重要そうなことだけを残していきますね……」

アインズ「ふむ……全てを鵜呑みにはしないが、一部は共感できる部分もあった……念のため、今の言葉は覚えておこう」

ガイ「ああ……」

⭐︎ホーリーと話しました。


691 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:06:00.60kIsmqmsUO (10/15)

ー 数日後
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……」

アインズ「サーシャたちは、まだ依頼から帰ってきていないようだな……会うのが怖いか?」

ガイ「……少しだけな」

アインズ「フッ……私の記憶も戻ったんだ。ならばきっと、サーシャたちも記憶を取り戻した筈だ……何も恐れる必要はない」

ガイ「ああ……」

フローディア『あら、怖いなら手を握っててあげましょうか?』

ベルトーネ『物理的に繋げないでしょ~』

フローディア『もう……気分の問題よ!』

ガイ(……喧嘩しないでくれよ、二人とも……)

ドア「」バァンッ

息を切らしたサーシャ「ハァッ……ハァッ……!」

ガイ「──サーシャ」

タッタッタッ……

ガバッ!

サーシャに抱きつかれるガイ「うおおおおおっ!?」
サーシャ「ガイ……ガイ……!ごめんね……!私、私っ……!うわああああああん!!!ガイ~~~!!!」ブワッ!!!

ガイ「……記憶が戻ったみたいだな」
サーシャ「うん……!」ズビ……

ザワザワ……
「おい、泣いてるぞ」
「英雄の帰還ってやつか?」
「いや、あれは修羅場だろ」

スタスタ……

リーゼリット「……ガイ……久しぶり、で会ってるかな?」

ガイ「リーゼ……」

ギュッ

リーゼリット「……ただいま。そして、お帰り」

ガイ「……ああ」

サーシャ「ふふっ……なんか、本当のパーティが帰ってきた気がするね……!」ズビビッ……

アインズ「フッ……サーシャ、みっともない顔になってるぞ?」

サーシャ「なっ……しょ、しょうがないでしょ!ガイ達がいなくなる前に、あんな別れ方をしちゃったんだし!」ゴシゴシ

ガイ「……」

サーシャ「……ガイ?」

ガイ「いや……本当に、戻ったんだなと思ってな」

サーシャ「……うん。戻ったよ。ガイのこと、ちゃんと思い出した」

リーゼリット「抜け落ちていた部分が、急に繋がった感じがしてね。旅のことも、戦いのことも……アンタがいた場面だけ、ずっと穴が空いていたみたいで」

サーシャ「思い出した瞬間、なんで忘れてたのか分からなくなって……怖くなって……ガイたちが帰ってきてるって知ってたら、もっと速くに帰ってこれたんだけど……」

リーゼリット「聞いてよ、ガイ、アインズ。サーシャったら、ウォーターポートについてガイが帰って来たってわかった途端──」ニヤニヤ

サーシャ「リーゼ!余計なことは言わないでよ!」

アインズ「ほう、気になる話だな?私達も土産話が沢山ある……泣き顔と逃げ足の話も含めて、奥でゆっくり聞かせてもらおうか」

ガイ「……そうだな」




692 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:06:44.35kIsmqmsUO (11/15)

ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

ガイ(その後、ラティア・ヘイヴンで起きた出来事を共有し、サーシャ達の話を聞いた。俺たちがいなかった間はフォレスティナや魔族国を拠点にして依頼をこなしていたらしい)

ガイ(代償の刃と、フローディアとベルトーネの件に、エリザベートのことを話したら二人にすごく複雑な顔をされた。まあ、元々の目的が相反するような敵を仲間にしたと言えば、受け入れられないのが普通だろう……ルーはこのことをどう思っているんだろうか……)

ガイ(……ひとまず、仲間との再会と情報共有は済んだ。残滓の光を全て集めた今、次の目的は……暗黒館としては、世界めくれを止めることが目的になる。クロシュからの頼み事でもあるし、俺としても世界めくれは止めたい。だが、引っかかるのは……)

翡翠の賽「」キラッ……

ガイ(……俺が翡翠の賽の本来の持ち主ではないということだ。正規の持ち主ではない俺には、星の力の全てを扱うことはできない。本当に世界めくれを止めることができるのか……?)

ベルトーネ『正しい持ち主探し、だね~』

ガイ(……ああ)

フローディア『その賽は、あなたに力を貸している。でも、あなたを主として認めきっているわけではない……そんな感じがするわね』

ガイ(分かるのか?)

フローディア『感覚の話よ。力が“馴染んでいない”ことくらいは分かるわ』

ベルトーネ『五つ揃っても沈黙してるなら、足りないのは光じゃなくて、使う人の方ってことかな~』

ガイ(……聖女)

フローディア『本来の所有者ね』

ガイ(ああ。翡翠の賽を正しく扱える者がいるとすれば、おそらく聖女だ)

ベルトーネ『でも、その聖女がどこにいるか分からないんでしょ~?』

ガイ(分からない。だが、クロシュなら何か知っているかもしれない。あいつは聖女とも、翡翠の賽とも関わりがあるはずだ)

ベルトーネ『つまり、次は聖女ちゃん探しか、クロシュちゃん探しか……どっちにしても面倒そうだね~』

ガイ(面倒でもやるしかない)

フローディア『ふふっ。あなたらしい答えね』

ガイ(……)

翡翠の賽「」キラ……

ガイ(ホーリー・ハンドレッドは言っていた。俺は世界を救う者ではなく、この賽を正しき者のところへ導く者だと)

ガイ(なら、俺の役目は……光を集めて終わりじゃない)

ガイ(これを、正しい持ち主へ届けること……)

ベルトーネ『それが本当に正しいかどうかは、まだ分からないけどね~』

フローディア『正しさなんて、見る場所が変われば簡単に変わるもの。大切なのは、あなたが何を選ぶかじゃない?』

ガイ(俺が、選ぶ……?)

フローディア『ええ。そして、その上で決めればいいわ。賽を渡すのか、自分で使うのか、それともまた別の道を探すのか』

ベルトーネ『まあ、どう転んでも面白そうなことになりそうだし、全てガイくんに委ねま~す』

ガイ(……目が冴えてきたな。下で何か飲んでこよう……)




693 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:07:51.51kIsmqmsUO (12/15)

ーー暗黒館1F 酒場

アトニス「お、珍しいな、ガイ。夜更かしは肌に悪いぞ?」モグモグ

ガイ「……お前こそ、夜の間食は美容によくない気がするんだが」

アトニス「ふふん、ボクの美貌はこの程度じゃ損なわれないんだ!それに見ろよ、このプリンを!こんな艶やかで幸福そうな物が身体に悪いわけないだろ!」
暗黒館名物プリンアラモード「」プルンッ

バーテンダー「」フキフキ

カードで遊ぶイーリン「その、お言葉ですがアトニス様。深夜に糖分を摂りすぎるのは、あまり推奨できないかと……」

カードで遊ぶテル「そうだそうだー!……って、また負け!?イーリンさん、強すぎるよ~……」ゴクゴク

イーリン「ふふっ、まだ続けますか?」

テル「ぷはっ!まだまだ!もう一戦!」

ガイ「……」

ガイの耳に息を吹きかけるアモ「」フー

ガイ「!」ビクッ

アモ「ふふっ……元気だった、ガイ?」

ガイ「アモ……」

アモ「久しぶり、ちゃんと思い出したよ……あのときは、ごめんね?」

ガイ「いや、いいんだ……思い出してくれて、ありがとう」

アモ「ふふっ……それじゃあ、再会の記念に乾杯しよ?」スッ

ガイ「酒じゃないが……」

グラス「」キンッ

ガイ「ところで、イーリンとテルは何をしているんだ?」

アモ「アレはね、負けた方が強い酒を一気飲みするゲームだよ。ちなみに、テルさんが今のところ連敗中かな。ガイもやる?」

ガイ「……やめておく」

アトニス「懸命な判断だな」

テル「ガイくーん!アモちゃんばっかり構ってないで、こっちも構ってよー!」

イーリン「テル様、勝負中です。手元を見てください」

アモ「!」ニヤリ

アモ「ねぇ……ガイ♡」ススス……

ガイ「……ア、アモ……?」

イーリンに見せつけるように足を絡ませるアモ「せっかく久しぶりに会ったんだし、今日はこのまま一緒に過ごさない?」スリスリ……

ベルトーネ『なんだかやらしい雰囲気だね~』
フローディア『ちょっと、何をする気なの……
?///』
ベルトーネ『はいはい、私達は邪魔しないでしばらく黙ってようね~』

ガイの太ももを撫でるアモ「ふふっ……」スリスリ……

ガイ「……近いぞ」

アモ「嫌?」

ガイ「……そういうわけじゃないが……」

アモ「じゃあ、もう少しだけこのままでもいいよね?♡」チラッ

イーリン「……」

テル「イーリンさん、手、止まってるよ?」

イーリン「……失礼しました」
カード「」スッ……

テル「……ふふん、今回はいける気がする!」

イーリン「では、勝負です」

テル「勝負!」


694 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:08:24.67kIsmqmsUO (13/15)

カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ

テル「やった!勝ち!」

イーリン「……負けましたか」

テル「はい、一気飲み!」

イーリン「……いただきます」ゴクッ……ゴクッ……ゴクゴク……

テル「よしよし!流れが来てる!」

アトニス「さっきまで連敗してたのにな」

テル「今から巻き返すの!アトニスちゃんはそこで応援しててー!ガイくんとアモちゃんもそのイチャイチャ姿勢のまま応援よろしくー!」

イーリン「……次、お願いします」

テル「お、イーリンさんもやる気だね!」

カードを配るテル「」サッサッ……

イーリン「……」

ガイの肩に頬を寄せるアモ「ん……ちゃんといるね」スリ……

ガイ「……」

イーリン「……」チラッ……

テル「イーリンさん?カード、選ばないの?」

イーリン「……選んでいます」

カード「」スッ……

テル「じゃあ、勝負!」

カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ

テル「あ、また勝った!はい、もう一杯!」

イーリン「……飲みます」

ガイ「イーリン、無理はするな」

イーリン「無理などしておりません」ゴク……ゴク……ゴク……

イーリン「……ふぅ」

アモ(もうそろそろかな……?)

イーリン「……アモ。少し、距離が近すぎるんじゃない?」

アモ「えー?何のー?」

イーリン「……それは……その……」

テル「あ、イーリンさん、また止まったー!」

イーリン「……止まっていません」

カード「」スッ……

テル「勝負!」

カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ

テル「三連勝!?さっきまでの連敗はこの伏線だったかー!!!」

イーリン「……また、負け……っ」ゴク……ゴク……


695 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:09:08.64kIsmqmsUO (14/15)

イーリン「……ふぅ……」

アモ(あの顔……イーリンさん、出来上がったみたい)

アトニス「いい飲みっぷりだな……さて、そろそろボクは寝るとしよう!歯磨きもしなきゃな!」ソソクサ
バーテンダー「……追加の水を用意してきます」ソソクサ

イーリン「……ガイ。こっち来て」

アモ「ふふっ、ガイ。呼ばれてるよ?」

ガイ(あの状態のイーリンに近づけと?)チラッ

アモ「」ニコニコ

ガイ(助ける気はないらしい……)

ガイ「……イーリン、水を飲んだ方が──」

イーリン「こっち」ゴゴゴ

ガイ「はい」スタスタ

アモ「あーあ、イーリンさんにとられちゃった」

ガシッ グイッ

イーリンに膝枕されるガイ「???」

テル「特等席だー、羨ましいなぁガイくーん♪」ゴグゴク

ガイ(他人事だと思って……!)

イーリン「なんか……アモとあんなに密着してるのを見せつけられるの……嫌だったから」

ガイ「……イーリン?」

イーリン「今はしばらく……私から離れるな」

ガイ「しかしだな……」

イーリン「あ?」

ガイ「はい。離れません」

テル「愛の告白ってやつ~?サーシャちゃん、リーゼちゃんにアインズさんにアモちゃん……ライバルが増えてきたなぁ、私も負けてられないかも……」ゴクゴク

アモ「ふふっ……まだまだ夜はこれからだよ?♡」

ガイ(……降りてきたのは失敗だったか?)




696 ◆sIVlz2/mNs2026/07/07(火) 23:10:45.79kIsmqmsUO (15/15)

ー 翌朝

ドルク「ふぁぁ……よく寝たぜ……ってんん!?」

衣服が乱れたイーリン「」zzz
衣服が乱れたテル「ぐおー……すぴー……」
衣服が乱れたアモ「」スヤスヤ

床に横たわった上裸ガイ「……ドルクか。いい朝だな……」ボロッ……

ドルク「お、おお……おはよう。なんていうか……大変そうだな。とりあえず、水飲むか?」

ガイ「頼む……何があったかは聞かないでくれ……」

ドルク「おう……お嬢さん方を運ぶためにリンとか呼んでくるな……」スタスタ……

ガイ(……今日は何をしようか……)

◆現在はウォーターポートです。

何をする?
安価下1~3

⭐︎現在、暗黒館にいるキャラ
アモ、イーリン、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、ドルク、リン、エリザベート


697以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/07(火) 23:35:06.24XWKM2yiH0 (1/1)

ガイサーシャリーゼアインズ、またお忍びできたフラナ様にみっちりしごかれる


698以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/07(火) 23:35:10.48XQWObzifo (1/1)

早速大魔女に叱られるを飛び越えて泣かれる浮気者


699以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/07(火) 23:39:29.25mEcejcGWO (1/1)

飛空艇に興味津々なミチルを乗せてみる


700以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 09:35:07.95JovviDp1o (1/1)

ガイとイチャイチャする人はもれなく中の2人に覗かれる悲運


701以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 12:00:31.28fu/6mslX0 (1/1)

しばらくウォーターポートで過ごす感じかな?


702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 16:31:15.90kRtFNC8TO (1/1)

これガイとイチャイチャ(意味深)したら中の2人結構気まずいと思う。


703 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:26:20.24PjjoA3qEO (1/16)

>>700 >>702
二人はそういった空気も楽しんで見ているようですが、空気は読むのでそういった場面でも大丈夫かもしれません。ただ、覗かれるというのは避けようがないのですが。

>>701
しばらくウォーターポートで過ごすことになります。遠出はできませんが、しばらくしたら動きがあるはずです。


704 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:26:51.03PjjoA3qEO (2/16)

ーーウォーターポート レストラン

ワイワイガヤガヤ

スキュラ店員「お待たせしましたー!お熱いので、お食べになるときはお気をつけてくださいねー!」ニュルニュル

タコ足の丸焼き「」ドン!
シーフードパスタ「」ドン!
エビ入りピザ「」ドン!

サーシャ「わぁぁ……!」キラキラ

アインズ「やはり、港町といえばこれだな……!」ジュルリ

リーゼリット「だいぶ奮発したね……ガイ、アンタ本当に味覚が戻ったんだよね?今日の朝なんか死んだ顔で船旅ビスケットを食べてたけど」

ガイ「あれは色々あったからだ……むしろ以前より味を感じられる。そういった意味では一度、味覚を無くしてよかったのかもしれない」

サーシャ「……そんな言い方、しないで。ガイがどれだけ苦しんでたか知ってるから」

ガイ「……すまない」

アインズ「フッ……サーシャには頭が上がらないか」

リーゼリット「ふふっ……そうそう、"アンタ"たちの声は聞こえないけど、ガイを危ない目に合わせたら容赦しないからね?とくにフローディア」ジト

ベルトーネ『フローディア、言われてるよ~?』
フローディア『あら、そんなことする訳ないのに……ガイ、私はあなたを守っているのだと説明してあげて?』

ガイ「……本人にその気はないそうだ。それより、せっかくの料理が冷める前に食べるぞ」

アインズ「うむ、腹が減って仕方がない……いただくとしよう」

リーゼリット「はいはい、それじゃあピザ切り分けるね……」

シーフードパスタを食べるガイ「」モグ……

ガイ(……味付けはシンプルで特徴はない。だが、それが新鮮な具材の味を引き立てて、旨みを引き出している……!美味い、美味いぞ……!)モグモグ

ガイを見つめるサーシャ「」ニコニコ

ガイ「んぐ……どうした、サーシャ?」

サーシャ「ううん……その顔、もうしてくれないんじゃないかなって思ってたけど……また、見れたから」

ガイ「……照れるから、あまり見ないでくれ」モグ……

サーシャ「ふふっ……」

リーゼリット「お熱いねぇ……アインズ、はいこれ」スッ

アインズ「ありがとう、リーゼ……ん~、久々の魚介って美味しいなぁ~……ハッ!」

リーゼリット「」ニヤニヤ
サーシャ「」ニコニコ
ガイ「フッ……」

アインズ「なっ、み、みるな!!!///今のは忘れてくれ!!!///」




705 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:27:29.60PjjoA3qEO (3/16)

リーゼリット「結構食べすぎちゃったかも……」

アインズ「たが……満足だ……」

ガイ「美味かったな」

サーシャ「んー……まだいけるけど、もうデザートにしちゃおうかな?」

ベルトーネ『えっ……あの子、結構食べてたよね……まだいけるの?』

ガイ(……俺はサーシャが本当に満腹になったところを見たことがない)

フローディア『あの身体のどこにそれだけ入るのかしら……』

フードを被ったフラナ「──気持ちのいい食べっぷりだったわね。あなたも、ずいぶん明るくなったみたいじゃない?」

ガイ「!」

口元に手を当てるサーシャ「あっ、フラナさ──!フードを被ってるってことは……」バッ

リーゼリット「……またお忍びで来たんですか?」

フラナ「ええ。といっても、今回はサボりに来た訳じゃなくて仕事で来たんだけど……しばらくぶりね。サーシャ、リーゼリット」

アインズ「……只者ではないな。何者だ?」

サーシャ「アインズ、この人は魔族国の──」ゴニョゴニョ

アインズ「……なるほど。先ほどの態度はすまなかった。非礼を詫びさせてくれ」ペコリ

フラナ「気にしてないわ……それより、クーから聞いた?近いうちに幹部を集めて重要な会議をするって言ってたわよ」

ガイ「いいえ……俺たちが帰ってきてからまだ会えてなくて」

フラナ「あら、そうなの……伝言でも残しておけばよかったのに。よほど慌ててたのかしらね?」

リーゼリット「フラナさん、もしかしてその会議絡みで……?」

フラナ「そういうこと。早めに来て観光してたんだけど……ちょうどいいところであなた達を見かけたから、声をかけさせてもらったの」

サーシャ「ええと……その言い方だと、何か理由があるんですよね……?」

フラナ「ええ……あなた達が次の場所へ行けるかどうか、見定めさせてもらうわ」




706 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:28:20.86PjjoA3qEO (4/16)

ーーウォーターポート 港

フラナ「──準備ができたらいつでもいいわよ。手加減なしでかかってきなさい?」

アインズ「フッ……まさかいきなり手合わせとはな」

サーシャ「こんなことになるなんて……」

リーゼリット「四人での協力は久しぶりだね……!みんな、息を合わせていくよ!」

ガイ「ああ……!」

フローディア『相手は吸血鬼……ガイ、知っていると思うけど、由緒正しきヴァンパイアハンターの一族は時間魔法を使っていたらしいわ。あなたなら吸血鬼相手には相性がいいんじゃないかしら?』

ガイ(……初耳だが)

ベルトーネ『まあ、世界樹の光が全て揃った今、すごく強い人とか襲いかかってくるかもしれないし、腕試しには丁度いいんじゃないかな~』

ガイ(……この万全の状態でどこまでやれるかは知っておく必要があるか。サーシャたちも配置につき始めている。俺も動こう)シュンッ

魔力矢「」ヒュンヒュンヒュン……

跳躍するアインズ「ハァッ!!!」ドッ!!!



フラナ「合図無しに同時攻撃をしかけられる程度には、連携がとれているみたいね?」スッ
生成される魔血の槍「」クルンッ

弾かれる

竜角の槍「」ギィンッ!
魔血の槍「」ギィンッ!

フラナ「っ……!やっぱり竜は馬鹿力ね……!」ギリギリ

アインズ「フッ、手加減してやってもいいぞ?」ギリギリ

フラナ「冗談、言わないでちょうだい!」バッ

アインズに向かうコウモリの幻影「」バササッ!

アインズ「!」サッ

魔力弾「」ジュッ!
魔力矢「」ヒュンッ

魔力弾を受けて消えるコウモリの幻影「」シュウン──

フラナ「すかさず援護……やるわね、二人と──」
ガイ「」シュンッ
短剣「」ブンッ

少し斬られたフラナ「!」ピッ

連続で斬りつけるガイ「はっ!」
二本の短剣「」ズババババ!

フラナ「全ては防ぎきれないわね……!」ピッ!
魔血の槍「」カンカンカンカン!

フラナ「……?」クラッ

フラナ「斬られた側から力が抜けてく……?何かしらの魔力は感じたけど……弱体化させる魔法のエンチャントかしら……?」フラフラ……

ベルトーネ『正確にはちょっと違うんだけどね~。私の力で少し怠けてもらったよ~』

フローディア『こういう使い方もできるのね……やるじゃない、ベルトーネ』

ベルトーネ『ふふ~。見直した~?』

ガイ「……これでもまだ、力は示せていないか?」スタッ


707 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:28:46.45PjjoA3qEO (5/16)

フラナ「……ええ……十分よ。ここで終わりにしましょうか」

アインズ「……何?まだ、あなたなら戦えるはずだろう?」

フラナ「私相手にここまでやれるなら、あの場所でも通用する……これ以上やったら、どっちかが本当に死んじゃうわ」

地面に座るサーシャ「ふぅ……終わってよかった~」ストンッ

リーゼリット「お疲れ様。ガイもアインズも、腕は鈍ってないみたいだね」

アインズ「フッ、リーゼとサーシャも腕を上げたな。安心して背中を任せられる」

ガイ「ああ、そうだな……」

スタスタ

ガイの肩を掴むフラナ「お疲れ様、みんな……ガイ、ちょっと失礼するわね」スッ

ガイ「?」

ガイの首筋に噛み付くフラナ「ん」カプッ

サーシャ「!!!」
リーゼリット「あー!?」
アインズ「む……」

ガイ「フ、フラナさん!?」

ガイの血を吸うフラナ「ん……あなた、ずいぶんいい味するのね……///」チュー……チュー……

サーシャ「フ、フラナさん!?な、何してるんですか!?」ガバッ

フラナにしがみつくサーシャ「は、離れてください!ガイから離れてくださーい!」ググッ

フラナ「んー……も、もう少しだけ……!」ググッ

リーゼリット「もう少しじゃないですよ!?アインズ、そっち持って!」ガシッ

アインズ「ああ……!」ガシッ

フラナ「ちょ、ちょっと!分かったわよ!離れるから引っ張らないでちょうだい!」ズルズル

サーシャ「今すぐですー!!」グイグイ

ガイ「……」

ベルトーネ『人気者だね~、ガイくん』

ガイ(……そういう話なのか、これ)

フローディア『違うと思うわ』

⭐︎フラナと手合わせしました。


708 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:29:17.36PjjoA3qEO (6/16)

ーークロシュヴァリエ号 停泊場

首をさするガイ「……なんだか疲れたな……」サスサス

フローディア『あら、血を吸われてたとき心なしか気持ちよさそうにしてなかった?』

ガイ(そんなわけないだろ)

フローディア(冗談よ……あら、飛空挺は港に他の船と同じように停めてあるのね……誰か乗っているみたいだけど、知り合い?)

ガイ「……何?」



ーークロシュヴァリエ号甲板

ニナ「ふむ……アインズから報告はもらったが、まだまだ改良の余地はあるな……」

ミチル「本当にこの大きさの物が空を飛ぶなんて考えられないよ……!海の上とは違った面白さがありそうだね……!」キラキラ

ガイ「……ニナに、ミチルさん?」

ミチル「やあ、ガイさん。お邪魔してるよ」

ニナ「おお!ガイじゃないか。オノゴロ以来だな!飛空挺はどうだった?」

ガイ「おかげで目的は果たせた……なぜウォーターポートに?オノゴロでの事業はどうした?」

ニナ「それはだな……これを見てくれ」ガサゴソ

文字が沢山書かれた紙「」バンッ!

ガイ「……飛空戦力整備計画?これは一体……」

ニナ「ククッ、お前たちがラティア・ヘイヴンに行っている間にな、オノゴロでは飛空挺で構成された部隊を作る話が一気に進んだんだ」

ガイ「飛空挺の部隊……」

ニナ「海軍が海を守るなら、今度は空を守る連中も必要だろう?……まあ、正式な呼び名はまだ少し揉めているみたいだがな」

ガイ「それで、ニナはその計画に?」

ニナ「ああ。クロシュヴァリエ号を基にした飛空挺の開発責任者の一人として正式に雇われた。今じゃオノゴロ正規の技術官様だよ」

ニナ「ククッ……もっとも、同じ物をそのまま量産する気はないぞ。クロシュヴァリエ号は探索と長距離航行を想定して作った船だ。軍用ならもっと小さく、速く、役割ごとに分けた方がいい」

ガイ「役割ごと?」

ニナ「ああ。偵察用、輸送用、迎撃用……全部一隻でやろうとすると無駄が多い。万能なんて存在しないからな」

ガイ「だが、軍に採用されるということは、人を傷つけて命を奪うために使われる可能性が高い……よく引き受けたな」

ニナ「ククッ……私だって少しは悩んださ。だが、今じゃ食わせなきゃいけない奴等ができた。そいつらのことを考えたら、仕事を選り好みしている場合でもなくてな」

ガイ「そうか……ミチル船長はどうしてここに?」

ミチル「私はニナさんに頼まれてね。飛空挺を“船”として見てほしいと言われたのさ」

ニナ「機械として空を飛ばすことはできる。だが、何隻もの飛空挺を長期間運用するとなれば話は別だ。乗員の交代、物資の積み方、航路の決め方、緊急時の指揮……その辺りは技術者よりも船乗りの方が詳しい」

ミチル「海と空じゃ違うところも多いだろうけど、船を動かす以上、共通する部分はあるからね」

ニナ「そういうことだ。せっかくウォーターポートに来たんだ。クロシュヴァリエ号の点検ついでに、空軍の運用についても意見を聞かせてもらっている」

ミチル「ふふ……まさか豪華客船の船長をしていて、空を飛ぶ船団の相談を受ける日が来るとは思わなかったよ」

ガイ「……楽しそうですね」

ミチル「分かるかい?」

ガイ「かなり」

ニナ「ククッ、さっきからずっとこの調子だ。飛空挺の話を始めると質問が止まらん」

ミチル「仕方ないだろう?海の上には何年もいるけど、空の航路は初めてなんだから!」

フローディア『……随分と気が合っているみたいね』

ベルトーネ『乗り物大好きお姉さん同盟だね~』

⭐︎ミチル達と話しました。


709 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:30:33.29PjjoA3qEO (7/16)

ー 夜
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

ガイ「さて……今日はもう寝るとするか……」

窓「」コンコン

ガイ「……?」チラッ

箒に乗ったトゥルーエンド「」フワフワ……

ガイ「ルー!?」タタッ
フローディア『まあ……』

窓「」ガチャ

トゥルーエンド「──お邪魔するわね、ガイ」スタッ

ガイ「ああ、構わないが……どうしてここへ?」

トゥルーエンド「暗黒館のオーナーから聞いてないの?……まあ、いいわ。こっちに用があったから来たのよ」

ガイ「……」

トゥルーエンド「何よ」

ガイ「いや……会いに来てくれて嬉しいんだ」

トゥルーエンド「……馬鹿。あなたを叱りに来たのよ」

ガイ「うっ……」

スタスタ……ボフッ

ベッドに座るトゥルーエンド「……レイセオンから、報告を受けたわ」

ガイ「……そうか」

トゥルーエンド「悪魔と契約して、フローディアと行動を共にして、一対一で殺し合った」

ガイ「……ああ」

トゥルーエンド「それで」

トゥルーエンド「フローディアを自分の中に入れた。このことに相違はないわね?」

ガイ「……無い」

シーン……

トゥルーエンド「馬鹿なの?」

ガイ「返す言葉がない」

トゥルーエンド「馬鹿なのね?」

ガイ「否定はしない」

トゥルーエンド「どうして毎回毎回毎回!私が見ていないところで、想像の斜め上を行くのよ!!!」

ガイ「お、大きい声は──」

トゥルーエンド「悪魔と契約!?まだ分かるわよ!分かりたくないけど、戦闘中で仲間を助けるためだったんでしょう!?」

ガイ「あ、ああ……」

トゥルーエンド「でもフローディアは何!?」

フローディア『ふふっ、姉さんと違ってかなり可愛いわね』



ガイ「……以上だ」

壁時計「」カチ……カチ……

トゥルーエンド「……分かるわよ」ボソッ

ガイ「何?」

トゥルーエンド「分かるって言ったの!」

トゥルーエンド「フローディアがどうしてそうなったのかも!あなたがどうして殺せなかったのかも!どうして受け入れたのかも……全部、分かるわよ……!」

ガイ「……」


710 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:31:06.16PjjoA3qEO (8/16)

トゥルーエンド「だって……私も、同じようなことをされたもの……」

ガイ「ルー……」

トゥルーエンド「私は大魔女様の代わりでいることしかできないと思ってた……それ以外を望んじゃいけないって……それなのに、あなたが勝手に入ってきて……!」

トゥルーエンド「大魔女でも代理でもなくて、私を見て……ルーなんて名前までつけて……!」

トゥルーエンド「……だから、分かるのよ……フローディアがあなたに縋った理由も……あなたが放っておけなかった理由も……」

トゥルーエンド「分かったら……怒れないじゃない……」

声を震わせるトゥルーエンド「……ちゃんと、怒りたかったのに……」ポロッ……

ガイ「……」

トゥルーエンド「レイセオンから聞いた時……すごく腹が立った……馬鹿じゃないのって……!」

トゥルーエンド「箒を飛ばしながら……会ったら絶対に殴ってやるって思ってた……!」

ガイ「……殴ってもいいぞ」

涙を拭うトゥルーエンド「嫌よ……!今、殴ったら……たぶん、私の方が泣くから……!」ゴシゴシ……

トゥルーエンド「……私ね、大魔女帝国があって……私を必要としている人達がいる。だから、あなたにはついて行けない……あなたが危ない場所へ行くたびに……私は報告を待つしかない」

トゥルーエンド「でも、フローディアは違うでしょう?」

フローディア『……』

トゥルーエンド「ずっと一緒にいるんでしょう……?ガイがどこへ行っても。何を見ても。怖がっても。傷ついても……」

トゥルーエンド「……ずるい」

トゥルーエンド「ずるいわよ……私だって、あなたの傍にいたいのにぃ……!」ポロポロ……

ガイ「……」

トゥルーエンド「私があなたを好きになった理由で……別の女まで救わないでよ……」

ガイ「……すまない」

トゥルーエンド「謝らないで……!謝られたら、私があなたに間違ったことをしたって言ってるみたいじゃない……!」

トゥルーエンド「あなたは……間違ってない……たぶん……」

トゥルーエンド「だから……苦しいのよ……!」

トゥルーエンドを抱きしめるガイ「」ギュッ……

トゥルーエンド「……っ」


711 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:31:35.66PjjoA3qEO (9/16)

ガイ「……ルー。俺は、お前に会いたかった。ラティア・ヘイヴンでも、何度も思い出した」

トゥルーエンド「……本当に?」

ガイ「ああ」

ガイ「代償の刃を使おうとした時も、お前の言葉を思い出した……だから、使わなかった」

トゥルーエンド「……!」

ガイ「刃はもう砕けた。俺の痛みも、味覚も戻った」

トゥルーエンド「……そう」

ガイ「ああ」

トゥルーエンド「……痛いの?」

ガイ「何が?」

トゥルーエンド「怪我をしたら」

ガイ「ああ。かなり」

トゥルーエンド「ご飯は?」

ガイ「味がする」

トゥルーエンド「……美味しい?」

ガイ「ああ……そうだ、ドルクに美味しい店を教えてもらったんだ。明日、一緒に食べに行こう」

トゥルーエンド「……行く」ギュッ……

ガイ「……ルー?」

トゥルーエンド「……今日は、ここに泊まるから」

ガイ「……仕事は?」

トゥルーエンド「しばらく、何もないわ」

ガイ「そうか」

トゥルーエンド「……何よ。その顔」

ガイ「いや……」

トゥルーエンド「今さら遠慮するつもり?……なら、もう少し強く抱きしめなさい……今は、私だけ見てて……」

ガイ「……ああ」

唇を重ねるガイとトゥルーエンド「」

ベルトーネ『……私達はしばらく静かにしてるから、ごゆっくり~』

フローディア『ふふっ……今夜は譲ってあげる。私だって、そこまで無粋じゃないもの……』

⭐︎トゥルーエンドがしばらく滞在します。


712 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:32:09.30PjjoA3qEO (10/16)

――幕間
ーー魔都セイントレア

赤黒い空「」ゴゴゴゴ……

崩れ落ちた建物「」ガラッ
砕けた大理石の道「」ボロッ……

黒い粘液に覆われた城壁「」ズルル……



――旧商業区・第七避難所付近

荷車「」ガラガラ……

フードを被った子供「お母さん……いつ、新しいお家に着くの……?」

フードを被った女性「もう少しよ。避難所に着けば、きっと何かもらえるから……それまで、もう少し我慢して?」

フードを被った子供「……昨日も、そう言ってた……」

フードを被った女性「……ごめんね……」

バッ

獣人盗賊「止まれ!殺されたくなかったら、その荷車を置いていけ!」スタッ

フードを被った女性「……っ!」

フードを被った子供「お母さん!」

物陰から現れる盗賊たち「へっへっへっ……」ザッ

獣人盗賊「荷車を置け。水も食い物も全部だ」

フードを被った母親「これは避難所に運ぶもので……私たちの物じゃありません……」

獣人盗賊「だから何だ?」

フードを被った女性「これがないと、避難所の人たちが……」

獣人盗賊「知らねえよ。こっちも今日を越せるか分からねえんだ。それに、その荷の量……お前たちがいた場所は壊滅したんだろ?」

フードを被った子供「お母さん……怖い……」ギュッ
フードを被った女性「大丈夫。後ろにいて……」

獣人盗賊「女か……フードを取れ」

フードを被った女性「……」


713 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:32:38.81PjjoA3qEO (11/16)

獣人盗賊「聞こえなかったか?」
短剣「」ギランッ

フードを取る女性「……この子だけは、見逃してください……」スッ……

獣人盗賊「……へえ」ニヤリ

盗賊たち「」ニヤニヤ
盗賊たち「」ヒューヒュー

女性「……何ですか」

獣人盗賊「……俺たちは荷車が欲しい。だが、全部奪う以外の話もできる……お前が"協力"してくれるならな?」

女性「っ……わかりました……せめて、この子の見えない所で……」

フードを被った子供「お母さん……何の話してるの?」

獣人盗賊「お嬢ちゃん?俺たち、これからお母さんと"仲良く"してくるからよォ……すこーしだけ待ってて貰えるかな?」

盗賊たち「」ニヤニヤ

女性「……道を通してもらえるように、お願いするだけよ」

フードを被った子供「……お願い?」

女性「そう。お願い……少し、長くお話しなきゃいけないから……ここで、待っててくれる?」

フードを被った子供「……うん」

女性「偉いねぇ……この前、教えたお歌の練習をして待っててね……」ナデナデ

フードを被った子供「歌ってたら、戻ってくる?」

女性「戻ってくるわ……待ってる間、フードは取らないで。誰かに話しかけられても、答えなくていいからね」ナデナデ

フードを被った子供「……うん」

盗賊「話は済んだか?オラ、行くぞ」グイッ

獣人盗賊「さぁ、来な。みんな待ち兼ねてるぜ」

建物の影へ消えていく女性と盗賊たち「」スタスタ……

荷車に座るフードを被った子供「……」ストン

フードを被った子供「……♪~♪~♪~」




714 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:33:29.95PjjoA3qEO (12/16)



――魔都セイントレア 旧居住区

逃げる人々「」ワーワー

逃げる男「はぁっ……はぁっ……!」ダダダッ

黒い粘性の生き物たち「」デロデロデロ……

男「来るな……!来るなぁっ!!」
黒い粘性の生き物「」ビチャッ!

転ぶ男「うわっ!?」ズザァッ……

黒い粘液「」デロ……

男「……っ!」

黒い粘液「」ズル……ズル……

男「や、やめろ……!」

黒い粘液「」ドロッ……
男の足「」ズブズブ……

男「ひっ……!?足が……俺の足が……!」

黒い粘液「」モニョ……モニョ……

男「溶け……っ!?嫌だ……!やめろ!俺はまだ死にたくない!!」

男に集まる黒い粘性の生き物たち「」ズルズル……

男「誰か……!誰か助けてくれ!置いていかないでくれ!!!誰か!!!」

黒い粘液「」ズブズブ……

男「やめろ……!」

黒い粘性の生き物たち「」バックン!!

男「──ッ!!」

デロデロ……

黒い粘液の塊「」モニョ……モニョ……ボコッ……

新たな黒い粘性の生き物「アアアアアア……」

魔族女性「いやああああああっ!!」

黒い粘性の生き物たち「」ピタッ

物陰に隠れる魔族女性「……っ!来ないで……お願い……」ガクガク

黒い粘性の生き物たち「」グルンッ

魔族女性「ひっ……!」

黒い粘性の生き物たち「……」

魔族女性「嫌……嫌……!」

黒い粘性の生き物たち「……アアアアアア……」

魔族女性「嫌ああああああああっ!!」


715 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:33:59.84PjjoA3qEO (13/16)

星の斬撃「」ズバアアアアンッ!!!!

弾け飛ぶ黒い粘性の生き物たち「」バシャアアアッ!!

魔族女性「……え?」

白髪の青年「……無事か?」スタッ

魔族女性「ゆ、勇者様……!」

白髪の勇者→サイン?「走れるか?」

魔族女性「は、はい……!」

サイン?「大通りは使うな。三番街を抜けて西から回れ」

魔族女性「勇者様は……?」

黒い粘液「」モニョ……モニョ……

サイン?「……行け」

逃げる魔族女性「……っ!」ダッ

黒い粘液「」ボコボコボコッ……

黒い粘性の生き物たち「」ズルッ……ズルズル……

サイン?「……」
星霊の剣「」チャキッ……




716 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:34:34.71PjjoA3qEO (14/16)

ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

リン「やほやほ、ガイさん」

ガイ「リン……暗黒館には慣れたか?」

リン「うん。いい人たちばかりだし、私の魔法を見ても引く人も比較的少ないしね……ん?」スンスン

ガイ「……どうかしたか?」

リン「……ガイさん、香水とかするようになったの?テラヌス・ウルスで流行ってる香水の匂いがするけど」

ガイ「……あ、ああ。たまには、な……」
ガイ(ルーの匂いが移ったのか……?これで誤魔化せるといいんだが……)

リン「ふーん……オシャレとかそういうのには興味なさそうなタイプだと思ってたけど、意外だねー」

ガイ「そうか……?お前も、こういうのには詳しいんだな」

リン「ああ、私は扱ってるモノがモノだから、エチケットとしてねー……それに、いい匂いがするとテンション上がるし」

ガイ「……そういうものか」

◆現在はウォーターポートです。

何をする?
安価下1~3

⭐︎現在、暗黒館にいるキャラ
トゥルーエンド、アモ、イーリン、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、ドルク、リン、エリザベート、フラナ


717以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 21:36:17.53LLhLU08m0 (1/1)

パティと商業都市の人形遣い、フラナに棺の件を聞くためにウォーターポートに来たので接待する。


718以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 21:40:24.39vY9IaXpXO (1/1)

イーリンの会議出席者の名簿整理と食事会の食材発注の手伝い


719以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 21:41:14.90y5UvRpYwO (1/2)

もうほんとにルーとイチャイチャする


720以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 21:42:28.70kDquFS7v0 (1/1)

ホレスと再会


721 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:48:29.07PjjoA3qEO (15/16)

早いですが本日の更新は終了します。
また、急になりますが明日の0時から23時59分までセイントレアに登場するキャラを募集したいと思います。

〈魔都セイントレア〉
■概要
かつて中央大陸の南側を支配し、列強と呼ばれたセイントレアの首都。世界めくれの影響によって地上から切り離され、空に浮かぶ閉鎖都市となった。外へ逃げる道はほぼなく、救援も届かない。
かつて白亜の都と呼ばれた街並みは、赤黒い空と瘴気に照らされ、崩落した都市区画と、黒い粘液に覆われた区画とが入り乱れる異界へと変貌した。中でも目を引くのは、かつてのセイントレア王城であり、人々には魔王城と呼ばれ恐れられている。
■産業
農業、漁業、商業、機械工業、芸能、魔法など、多岐に渡る分野が発達していたが、外界との交流が取れなくなり、その大半は崩壊している。かつて王都を支えた豊かな産業基盤は完全に破綻し、現在は備蓄の奪い合い、闇市、略奪、魔法による食料生成によって人々は辛うじて命を繋いでいる。
■情勢
治安は完全に崩壊している。現在のセイントレアには、統一された支配体制は存在しない。薄まりつつあった種族差別は、最悪の形で再燃した。王家に関連する者や原理派の一部は「世界めくれは異種族と異端が招いた災厄」と喧伝し、人間以外の種族に飽き足らず、穏健派信徒や人権派の市民たちをも弾圧対象とし、昼間でさえ殺人や略奪が起こる。それに加えて黒い影の魔物や形状が定まらない黒い粘液の魔物が蔓延り、現在のセイントレア内には確実に安全だと言える場所はない。
そのような状況の中でも、勇者連合という勢力が各地で抗い続けており、避難所の防衛や物資の輸送、負傷者の治療に魔物の討伐等を行い、生存者たちの命を繋いでいる。


722 ◆sIVlz2/mNs2026/07/11(土) 21:48:57.59PjjoA3qEO (16/16)

テンプレは以下のものでよろしくお願いします。

【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)


723以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/11(土) 21:53:54.47y5UvRpYwO (2/2)


王都生きてる人まだいたのね
ネームドもまだ生きてるのかね


724以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 00:07:08.84Q1WFQN0W0 (1/1)

【名前】マロニー・ジュピターヴ
【種族】吸血鬼と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】1915歳
【容姿】白髪ロングヘアの少女。ゴスロリ服着用。
【性格】冷静だが戦いになると興奮する。
【魔法】再生魔法(主に傷ついた自らの体を修復するのに使う)が使えるが魔法は好まず手にした巨大な斧で戦う。怪力で俊敏。
【備考】戦いの神を目指し各地を転々としており、現在は混迷を極めるセイントレアに滞在。とはいえ悪事に手を貸すことはなく主に避難所の護衛などをして暮らしている。勇者連合にも協力的。かつてバイオレット家にも喧嘩を売って引き分けたこともあるとかないとかのうわさもある。その肉体は神に近づきつつあるようで、食事をとる必要もほぼないせいか吸血好意を行うことは稀。


725以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 00:46:49.24Y2is04vr0 (1/1)

【名前】ベスト・マーモンス
【種族】悪魔
【性別】男
【年齢】700歳
【容姿】黒髪短髪で背が高い。黒いシルクハットと黒いマント、さらに銀のカラスマスクを付けている。大鎌を背負っている。
【性格】紳士的だがかなり狡猾。前に出るより一歩引く性格。
【魔法】・血液魔法(血液を操り攻撃や捕縛に使える。さらに武器やモンスターに変えて操ることも可能。)
・毒魔法(毒液、毒霧、硫酸など操ることができる。)
【備考】最上位たる七大罪の末席、強欲のマモンでベルトーネやベッサラビアとは知り合い(ガイの中に入っているベルトーネの事はすぐに気付けて話し掛けられる)。元々カリスが人手が欲しいと思い召喚した事がきっかけで2人は出会う。最初はカリスの一番の欲望を貰うつもりだったがカリスのお願いで食欲、睡眠欲、性欲をかわりに貰い契約した。ベストは手先が器用で頭が良い所がカリスに気に入り、気付けばカリスの助手兼相棒になった(カリスから銀のカラスマスク貰い今でも付けている)。カリスと一緒にいるうちにカリスの野望に興味を持つ。そしてカリスがいない現在カリスが残した置き土産達を使ってカリスの野望を実現しようと考えている。現在はカリスとの契約が無効になり別人物と契約をかわしている。戦闘技術も高く七大罪の中でも高い方で大鎌と魔法を駆使して戦う。


726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 11:53:32.473gNimmeoO (1/1)

【名前】レム=イナリソウメン
【種族】人間とキツネの獣人のハーフ
【性別】女
【年齢】19
【容姿】紫髪ロングの少女、頭にキツネの耳が生えている。ブレザー服の上から白衣を着ている。
【魔法】治癒魔法·光属性魔法·狂暴化魔法(対象の精神を暴走させる)
【性格】真面目だが怒ると見境なく暴れる。
【備考】オノゴロ出身の医者見習い。カグヤの弟子。カグヤがトコナツに出張後は修行の旅に出て、セイントレアに辿り着き、そこの現状を目の当たりにして現地民の治療に当たることにした。カグヤに師事していた時に彼女の新薬の実験台にされており、時折暴走するのはそのせいだと思っている。それでもカグヤの事は医師として尊敬している。


727以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 13:48:06.742gTj8BrBo (1/1)

【名前】シュヴァイツェル・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】1500
【容姿】金髪の長髪をたなびかせるスーツ姿の似合うクール美人。会社産の多彩な重武装で闘うスタイル。
【性格】とても好奇心と欲望が強い怪物
喋るととても人当たりの良い朗らかな人だが、そこに慈悲や情は存在しない。
【魔法】複製魔法
【備考】
ロスチャイルド・インダストリーの社長を勤めていたエリートロスチャイルドにして天才技術者。基本は本社のあるリテン・ヘイブンで研究や経営をしていたが、偶々王都にやって来ていた時に世界めくれに巻き込まれた。人間でありながら自分の命を複製することで永い時を生きており常にストックを抱えている。ロスチャイルドの思想である完璧な生命を造り上げることにあんまり興味はなく始祖の命令なので従っていたが、世界めくれを気に勝手気儘に活動を開始。自らの夢である異世界への扉を開くことを目的に世界めくれを利用しようとしている。時空間支配系理論を専門にしており、世界めくれ内部の脆弱になった時空間の壁をぶち破り更にその先の異世界に辿り着こうとしている。時魔法と空間魔法の素養が自らにはないので、その才を持った者を捕獲して異世界跳躍装置のコアにしようとしている。世界めくれを更にぶち破れば世界がどうなるか分かってて、異世界を知りたい見たい体験したいというシンプルな欲に突き動かされているだけの俗物。下界のロスチャイルドたちの指導者、母親的存在であったがもう興味をなくしている。他人も命や感情を持つ尊重すべき存在であることをすっかり忘れている。だって当の私がいくらでも複製できる替えが効く存在なんですもの。今の私がダメなら次の私が目的を達成してくれることでしょう。


728以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 17:25:17.51BHgrvE+20 (1/1)

【名前】リディア
【種族】(一応?)人間
【性別】女性
【年齢】16歳
【容姿】 元々は白髮白肌の女の子だったが今は黒髪黒肌になっている。
【性格】 気弱で怖がりだが頑張り屋
【魔法】肉体変化、食料・水生成(見た目は黒い泥団子と黒い泥水。味は問題無い。)
【備考】元々は聖ヴァレリオ教会併設の孤児院で暮らしていたが、世界めくれの際に黒い粘液に覆われたが、外見が変わったものの何故か生還し上述の魔法の力を手に入れ、生き残った孤児院や教会の人達や避難民を守る為に戦っている。性格は変わっていないので本当はとても怖いが、皆が死んでしまうのはもっと怖いため頑張っている。
勇者連合とは基本協力関係だが、一部の勇者連合の人からは本物のリディアを殺して乗っとった魔物ではないかと疑われてしまっている。


729以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 17:35:51.11vhAKR1Meo (1/1)

【名前】アルクス・ユスティネス
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】26
【容姿】白色のストレートロングヘアと翠色の瞳を持つ、黒縁の四角眼鏡を掛けた女史。白色のブラウスと青色のロングスカートの上から、白地に金の刺繍で縁取られたマントローブを羽織っている。魔法行使中は髪色が変化する特殊な性質がある(火→赤、水→青、地→橙、風→緑、雷→紫、光→黄、闇→藍)。併用時はメッシュになるが、七属性全てを使う時は極彩色ではなく金色になる。身長164cm。
【性格】属性は秩序・善。純真で穏和、聡明で柔軟。誰に対しても礼儀正しく何事にも真摯に向き合う、明るく優しい優等生タイプ。少し天然で意外と負けず嫌い。滅多に怒らず、間違いを正す時も叱るより諭す言い方を好む。謙遜し過ぎる癖に加えて、身近に超越者達がいた事もあって自己評価が低いが、偉大な先生方から教わってきた事実に裏打ちされた魔法には強い自信を持っている。常に勉学を怠らず、最新の知識と技術を率先して学び、どんな時でも研鑽を忘れない努力家。
【魔法】火・水・地・風・雷・光・闇の七属性を扱う。七つ全てにおいて随一の才能と実力を持ち、基礎も応用も完璧に熟す魔導の天才。複数の属性を同時に使う事も出来るので、技のバリエーションは極めて豊富。他にも数多くの汎用魔法を習得しており、魔法の改良や独自開発も出来るなど、一般的な魔法使い・魔法研究者の極致にあたる。
【備考】異界と化した旧王都で多くの無力な人々と数少ない安全圏を守護するエデンの神童。七色の魔法を巧みに操る虹霓の魔導師。
出身はオリシン王国。七歳の時に類稀な魔法の適性を見出され、エデン魔法学園の招待を受けて転学。真面目な性格も相まってその才能を遺憾無く発揮し、極めて優秀な成績を収めた事で魔法学会からも注目されるなど大いに躍進した。しかし学園卒業を控えた十年前、セイントレア王国首都で開かれた学会の講演に参加していた時に世界めくれが発生。被害に遭った多くの人達を守る為と、大魔女から伝えられた「来たるべき時」の為に、七属性を駆使して編み上げた固有多重障壁"七層結界"で人々と避難所を守り抜いてきた。勇者連合にも参加しており、結界の維持・管理・範囲拡大や独自の伝達魔法を用いた外界連絡、魔法で一部インフラを代替するといった後方支援を主に行っている。
他人の恋愛事情には非常に興味があるが、自分の恋愛には全く関心が無い。立場上は大魔女の弟子の一人だが、実は毎年の長期休暇中に帰郷した時、星見の魔女に頼み込んで教えを受けていた。
好き:魔法の勉強、頼られる事、お昼寝、苺
苦手:自室の片付け、嘘を付く事、描画(絵心無し)
夢:魔導を究めて先生達に恩返しする
大嫌い:途中で諦める事


730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 19:24:31.999Ibw9qXoO (1/1)

【名前】ステラ・マーヴェリック
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20
【容姿】黒フードに全身包んだ露出の少ない見た目
【性格】好かれるためにはいくらでも道化を演じます、怖がり
【魔法】空間魔法
【備考】
10歳からこの地獄の環境を生き残ってきて、それに伴い学んだことは強い奴に付き従うこと。自分一人ではこの環境では生きていけないが強者の側にいれば生存は保障される。強者に好かれるために媚び売りばかりこの10年で上手くなった。勇者連合にも過激派にもその他の勢力にも付き従い、ダメそうになったら見捨てて逃げてきた。そうやってどんどん強い相手を志向してきた結果、付き従う相手がどんどんヤバい奴になっていき、流石に怯え始めている。空間魔法で何でも亜空間に収納できるし、ちょっとした距離なら空間移動してくれる便利な付き人。ただひたすら死にたくない。幸せになりたいだけだったのに。


731以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 20:00:14.59Qwozn971O (1/2)

【名前】ガイン・レプリ
【種族】ホムンクルス
【性別】男性
【年齢】稼働してから10年以上経った
【容姿】金髪碧眼。襟足短め。顔はガイとまるで生き写しな程にそっくり。体型は勇者セインに近い。勇者セインが所持している剣に似た剣とガイと同じ魔導拳銃を持っている。
【性格】無骨で無愛想だが冷静沈着。目的の為なら手段を選ばない。
【魔法】(速度魔法/時間魔法/光魔法/心魔法/洗脳魔法/他にも色々使える)
【備考】カリスがガイと勇者セインの戦闘データとDNAを融合して生まれた存在でありカリスの置き土産(ガイに関してはカリスが作った怪物を使ってガイの戦闘データを取ったり、戦闘での血や日常で出た髪、唾液など少しずつ採取した)。戦闘ではガイとセインを合わせた戦闘術ができる。魔法ではガイと同じ魔法を使えて速度魔法や時間の檻なども使えて、もちろんセインの光魔法も扱える(他にも色々扱える)。初めは、カリスが作った勇者セインよりも強い新しい生命を作ろとした際にガイの噂を聞いて「ガイとセインを混ぜたらもっと強い生命が誕生するのでは!」と閃いた事がきっかけ。ちなみに名前の由来は「ガイ+セイン・レプリカ」という意味。やっと成功し当時のクロシュ達と戦わせようとしたが世界めくれが起きてしまい結果的に起動せず。世界めくれ後にガイン自身が目覚めたが自分は誰なのか、何のために産まれたのか分からなかった。その後、自分そっくりのガイの噂や新聞をみて「なぜ自分は何もないのにあいつには色々持っているのか?」その葛藤の故に自分こそ本当の「ガイ」だと答えに辿り着く。翡翠の賽、仲間、友、栄光など全部取り戻すと決意する。ガイの魔法を調べて自分も同じ魔法を扱えるようになった。さらに使えるようになった心魔法と洗脳魔法を使って全てを取り戻し本物の「ガイ」になってみせる。


732以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 20:57:43.51PQ9c+T8h0 (1/1)

>>179の投稿者ですが、差し支えなければこちらを若干修整して再投稿します。

【名前】ジョン・ホワイトフッド(本名:ヨハン・アウスバッハ)
【種族】自称人間(自身の肉体を改造し、ゴーレムに変化する能力を獲得したいわばハーフゴーレム)
【性別】男
【年齢】24
【容姿】人間時:身長190cmの引き締まった体に、白いロングコートを身にまとっている、白髪のショートカットの整った顔立ちの男。
    ゴーレム時:無機的な顔に全身黒いボディ。体格は比較的細身で人間に近いが3mを超える巨躯。
【性格】人間時:礼儀正しい紳士的な人柄。しかしその裏ではロスチャイルドの一族に激しい復讐心を抱いている。
    ゴーレム時:かろうじて敵味方の区別はつくが、冷酷無比に敵を抹[ピーーー]ることのみに行動する文字通りの殺戮マシン。
【魔法】人間時:磁力魔法
    ゴーレム時:電磁魔法(地磁気を利用した索敵や高速移動。レールガンの発射など。レールガンには膨大な魔翌力を消費するため1度しか使用できず、発射後は強制手に人間の姿に戻ってしまう)
【備考】この世界では名の知られた冒険者であり錬金術師。暗黒館とも関わりがあり、薬品の取引や情報効果のため度々訪問している。周囲にはセイントレア王国の辺境の没落貴族の生まれだと称しているが、実は幼いころにロスチャイルドの一族に家族を殺され、復讐のために素性を隠して生きてきた(優先度は低いが、テルやレーティア、フェルメールも復讐の対象)。数年前にとある遺跡で古代ドワーフ帝国にまつわるロストテクノロジーの数々を発見し、そこに残されたゴーレムの製法初め数々の優れた技術を解析し我が物とした末、己の肉体を作り変えてしまった。
人間時の武器は魔鉄製のチェーンウィップに各種薬品や爆発物など。
ゴーレム時は腕を銃や剣などに変形させて戦闘を行う。


733以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 22:00:27.07QX9w3q/to (1/1)

【名前】ヴィクトリア・ロード・セイントレア
【種族】人間
【性別】女
【年齢】29
【容姿】最高位の聖職者服に身を包んだ切れ長金髪オッドアイ美人。
【性格】効率と合理性を追求した感情が見えない人間。一人で抱え込みやすい。
【魔法】時間魔法
特に未来視に長けている
【備考】
王族でありながら原理派枢機卿もしていた過激派の一人。効率厨なので原理派・過激派を統制するのが一番効率的と考え所属しているだけで教え的なものに何の興味もない。
最大多数の最大幸福を是としており、人間や魔族、穏健派や過激派などのべつまくなしに最大多数が助かればいいという思想。グランドマスターとの権力闘争をこなしつつ、未来視を使い自分の行動によって辿る末路を見定め最大幸福の未来に皆を導くために行動している。
そのはずだった。最初のうちは犠牲者は少なく秩序も維持できていたが、いつしかその場その場の最適解を選ぶだけでは不十分になってきた。いつのまにか犠牲者は増えていき、秩序は壊れていき、争いは激化していく。10年という歳月は、誰も救助に来てくれない10年は彼女の未来視ごときではもはや修正不可能なほどの地獄を作ってしまっていた。
自分の責任を痛感し、しかしもはやどうすればいいか分からない毎日。どんな未来も最悪の結末しか写さなくなった。それが周囲に悟られないよう一人で抱え込んで毎夜涙を流す日々。穏健派からの怨嗟の声はその通りと頷くしかない。もはや断罪されるほうが救われるかもしれない。誰か助けて。


734以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 23:34:26.3669pKDhq7O (1/1)

【名前】シャドウリード・アルフェリアス
【種族】魔女
【性別】女
【年齢】1300
【容姿】つば広の黒帽子に帝国公式の魔女服を着る黒髪モノクル美人。
【性格】営業スマイル営業トークに長けたOL宣教師。大魔女を愛し世界を愛し年下を愛する。
【魔法】影魔法
影に潜り込んだり、影で突き刺したり、影分身したり、影縛りしたりと影のエキスパート。
【備考】
大魔女帝国特級魔女四天王の一人。大魔女教を広める宣教師の職務についている。挨拶で取り敢えず入信書を配ってくる、今なら特典も付けてくれる。世界中で活動していたが、当の王国での活動は10年できておらず、大魔女の威光を知らしめることができないと悲しんでいたところ、ガイ一行が遂に王国に乗り込むと聞き、無断でガイの影に潜り込み着いていくことにした。
追い詰められた人たちは改宗しやすいという打算と人助けしたいという親切心で王国での布教活動にきた。影空間に膨大な食糧と膨大な入信書を貯えてからやって来てたし、帝国産魔翌力電池でブーストした結果影空間を拡張しまくりシェルターと化している。
男女異種族人型不定形に関わらず年下は可愛がる。ルーのお気に入りでも構わず口説く。不屈のナンパ力と不落の妄想力を誇る。
入信書!特典!ナンパ!


735以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2026/07/12(日) 23:57:46.34Qwozn971O (2/2)

>>731の安価した者ですがすいません一部少し訂正で
「勇者セインが所持している剣に似た剣とガイと同じ魔導拳銃を持っている。」→「ガイと同じ短剣と魔導拳銃を持っている。」


736 ◆sIVlz2/mNs2026/07/13(月) 00:20:41.941nrykuFBO (1/1)

皆様、応募ありがとうございました。

場所の特性や辻褄を合わせるために、一部のキャラは設定を改変する可能性が高いです。
可能なかぎり、元の良さを残せるようにしたいとは思っています。

>>723
このレスのコンマの数字が多かったら大半は生きていることにします。低かったら……

次回もよろしくお願いします。
それでは、また。