月

うみ「なるほど、月ですか。良いですよね～月…………ってつきぃ！？　い、一気に舞台がSFじみてきましたがまぁまぁまぁ……」

うみ「で、ではこの作品の【テーマ】は何なんでしょう？　あ、例えばサマポケなら当然【夏休み】ですよ！！　安価↓1」

自由

うみ「自由！　英語で言うとフリーダム！！　…………【月】で【自由(フリーダム)】かぁ……。ダメです、どうしても某ロボットアニメ作品群が頭に浮かんじゃいます……」

うみ「ま、まぁ皆さんのお力があればどうとでもなりますよね！　それでは早速主人公の設定を決めましょう！！　↓3までの設定を掛け合わせて、足りない所を私が補います。どれだけ深く設定を練っても構いませんよ！　どんな食材(設定)でもドーンと来いです！！……(採用されるとは言ってませんけど)(ﾎﾞｿｯ)」

うみ「あ、ただしKeyの伝統と>>1の趣味で『男子高校生』なのは確定済みですからね？」

うみ「あ、それと更新を滞らせないのとモチベの低下を防ぐ為の策ですが、3日経っても1レスもなかった場合、主人公の設定は>>1が勝手に決めます。後々応募する予定のキャラクター達も同様です。では改めて↓3まで」

某死神代行レベルのチョコラテ

不幸体質と「地獄の不幸に何度遭遇してもそれを乗り越えていく強運」と「幸運や不幸といった曖昧なもの全てを自分の足で踏破する力」と「不幸を切り返して自分の力に転化する性質」を持ってる

近い未来が視えることがある

異性に興味がないわけではないけど全然興味ないし！って強がるしうぶで反応も初々しいが意外とガードは堅い

うみ「>>7>>8>>9　>>7は自分で書いているから当然として、全部色んな作品の主役キャラ達の特徴じゃないですかー！！(まぁその方がイメージしやすいですしね……)」

うみ「え、うみと>>1はこのどう考えても(表面上や日常面では兎も角)超熱血系にしかならない人を主人公にkey作品を作るんですか？　ジャンプやサンデーのバトル漫画の間違いじゃなくて？？？」

うみ「……くぅ……き、決まってしまった事はしかたありません！　次です次、ヒロインさん達のキャラを募集します！！　これは個別に募集しますので……無印のサマポケよろしく4人までで良いですよね？」

一人目を↓1
二人目を↓2
三人目を↓3
四人目を↓4

うみ「主人公さんの時とは違って、なるべく細かく設定を書き込んでくれると嬉しいです。(何度も安価をすると折角の物語がダレるし、なによりTRPGは「自分のキャラ」を考えているときが一番楽しいので)」

華奢だけど女の子らしいラインが服の上からでもよく分かる
小顔で長い手足
白くキメの細かい玉のような天然お肌
自分の魅力を自覚していてどんな仕草したら男の人がドキドキするのか分かってる
あざとい性格
特に好きじゃない男性相手でも自然とそういうことしてしまうから異性関係で度々問題を起こす小悪魔系後輩

同級生で幼馴染み
普通にしてれば普通に女に見えるけど男装したら可愛い系の男の子に見えなくもないどちらかと言うとボーイッシュ寄り
胸は普通でそれ以外はスタイル良い
たまにナルシストなとこがある
若き天才マジシャン
ボクッ子
飄々としていて掴み所がない
台詞がスナフキンみたいな雰囲気
視線誘導の技術を鍛える一環としてスカートをかなり短くしていて周囲の視線の動きを性格に把握しどんな角度からも絶対に見えないように上手く立ち回る（事故で見えちゃった場合はニッコリしながら踏んづける）
同じ理由で私服も露出が高めな傾向がある

黒髪ロングの目隠れをした長身の女性　
色々とスペックは高いが気弱で臆病で引っ込み思案な性格で（現時点では）そのスペックを活かしきれてない
読書と絵を書くことが好きで密かに小説や絵本を書いている

いかにもなロリ体型(本人は割と気にしている)
基本的にオレっ娘
その見た目に似合わぬ熱い性格をしており、人間的に物凄くできている。闇堕ちするようなことは決してない。
周囲からは姉御と呼ばれており、尊敬されている。
頭はキレるほうだが、勉学の成績はイマイチ
自分の好きなことをし続けたいタイプ

うみ「ふむふむなるほど。見えてきました、見えてきましたよ～！！　皆さんご協力ありがとうございます！　それでは今日最後の安価です。明日の夜9時までに、使えそうな人物……正確に言えば『人物像』だけを安価↓∞でお願いします！！」

うみ「なお、これ以降の設定上の安価はありません。本家(key)には遠く及びませんが、それぞれのキャラに当てはまりそうな秘密や舞台背景なんかも思いつきましたしね！！　設定を練り終わり次第、物語の開始です！！　恐らく明日の9時から書きためをして、明後日から本文を投下できます。目指せ！　アニメサマポケ完結までに完結です！！」

うみ「あ、この安価に限り『重複投稿を3人まで許可』します。勿論、一つのレスに纏めて貰っても構いません」

うみ「言い方に語弊が有る気がしたのでもう一度。『一人三人まで』という意味ですよ？」

>>13のお父さん
天才イリュージョニスト
イリュージョンと言い張って超能力染みたことをして人を驚かせるのが大好き

的な感じで良いのか？

メガネしてて知的そうな見た目なのにアホの先輩
トラブルメーカーの狂言回し
腐女子

やけに事情通な（話の上で）都合の良い友人枠

普段はおっとりとしていて「あらあらうふふ」という感じだけど要所要所で頼れる大人としての一面を見せるピンク髪の爆乳なお姉さん

ヒロインの姉か先生くらいのポジションだろうか。
個人的にはR18版で濡れ場が作られるような○乱ピンクキャラの想定。
人物像ってどれくらいの長さで書けばいいかわからんね。

やけに面倒事押し付けてくる女教師

クールビューティー系生徒会長
天然
洋か和なら和って雰囲気
容姿はキリッとしてる美人で女子からも人気
学校で何かしらのイベントを起こしてくれる舞台装置的なキャラ

スタイル抜群の扇情的な先輩
ハイスペ
大人っぽい時もあれば子供っぽい時もあるイタズラ好きな猫のような性格のお姉さん
実はニチアサタイムの番組とか子供向けのアニメとか未だに見ているなど意外と子供みたいな趣味がある

大柄で筋骨隆々としたゴツい体格の友人。
普段は主人公と一緒に男子高校生にありがちなバカなおふざけを繰り返すけど、友達想いの熱血漢で悩んでいる主人公を励ましたり窮地に陥ると助けに入るようなキャラ。

基本的に家に居ない系の主人公父
現れるときは大体ラフな格好をしている
主人公に不幸を乗り越える術を教えた
普段はダメ親父だが、きめなきゃいけない場面ではしっかりきめる

うみ「はい！　そこまでです！！　いやぁ、みなさんのおかげで私の創作意欲がぐんぐん沸いてきましたよ！　これなら夏休みの宿題もバッチリでしょう！！　それじゃあ今から設定を練って、明日の夜9時からプロローグを投下しまーす！！」

うみ「あ、当然リトバスやサマポケのように皆さんにはこの黒○×○条×シュタ○○を掛け合わせたようなド直球熱血主人公を操って貰いますのでよろしくおねがいします」

うみ「はい、みなさんこんばんわ。うみです。少々早いですが、物語を始める事にしました」

うみ「というのも大体の舞台設定が固まったところで>>1の筆の赴くままに安価無しでプロローグを書かせてみたんですが、大方の予想通り厨二ラノベ風バトル物になってしまいまして……。だってしょうがないじゃないですか、主人公のキャラ設定がどう考えてもバトル物の主人公なんですから……」

うみ「なので、最初の導入部分以外の選択肢をみなさんに全てお任せしようと思います」

うみ「普通に目的を達成して「自由」になるも良し。キャラ設定が崩れないように動かすも良し。物語をどれだけ深く掘り下げるか、どんな物語にするかをみなさんで決めていってください。私からお願いがあるとすればただ一つ。key作品っぽくなるように主人公を動かしてくれたら最高です──それではどうぞ！！」

プロローグ・とある神機使いの少年の話

黒上「なんでだよ、どういうことだよ、俺が何をしたってんだ畜生！！」

黒上終御(くろがみ しゅうご)はクソッタレぇ！！　とばかりに襲いかかってくる最新鋭の警備ロボット達から逃げ回る。逃げ回ると言っても、それは随分とアクロバティックな物だ。
時に前方にある廃材を利用して障害物を瞬時に創りだし、時に壁を垂直に蹴って高所へと移動。それでも追ってくるしつこい追跡タイプのロボットは機動する際に重要な部分を『相棒』で打ち抜く──先の人類史の英雄達がそれを見れば『中々の物だ』と褒め称えてくれるだろう。

ああ、これも安易に人助けなんかしようとしたから起こった事なんだろうか。それともいつも通りの「不幸」なんだろうか──そんな事を考えている内に、昨日の出来事が思い返されてきた──


『割の良いバイトがあるんだ。違法施設内に侵入して情報を掠め取ってくるミッション系の仕事なんだけどさ』


幼なじみで同級生で露出狂の疑いがある(即頭の上に大きな石を落とされたので、それ以降は一度も口に出してはいないが)天才マジシャンからそう誘われた時点では、まだ自分は正気を保っていた筈だ。──そのバイトの給料と、追加の報酬を見るまでは。


黒上(『まるまる一学期分の「囚職活動」がチャラになるよ？』──なんてどう考えても危険度MAXの囚職に決まってるだろうが……！！)

それも、施設内の警備ロボのほぼ全部が黒上を狙ってくる辺り、事前に色々と仕組まれていた可能性が大だ。あんの実はとても可愛らしいところがあるクソガキ野郎、明日会ったら絶対に問答無用でセクハラ攻撃しまくってや──！！



「なんだよ、仮にもオレのライバルなんだからこのぐらい楽に蹴散らしてみせろよ」



黒上の前からそんな声が聞こえてきた、すぐ後だった。突如として黒上のいた場所とその延長線上が、炎で出来た巨大な二角獣(ベヒーモス)の突進で消し炭にさせられる。……ただの炎ではない、術者を打ち破るかその力を消し飛ばすほどの巨大な質量をぶつけない限り何度でも蘇り続ける神秘の炎だ。当然、巻き込まれた警備ロボット達はただではすまない。文字通りの意味で、纏めて炭になってしまった。
「うげぇ……」と、二角獣の攻撃を受けても『何故か無事だった』黒上は苦虫を噛み潰したような顔で前方を見る。


黒上「いい加減にしてくれよ……。お前は俺に何の恨みがあるんだよ……」

黒のワンピースに白いマント。胸元に煌めくは『超特別囚人』の証である『ダイヤモンドバッジ』。見た目はどう見ても愛らしい幼稚園児だが、なんと自分と同い年の、これまた天才サイキック少女。名前を坂之上天子(さかのうえてんし)──ドロップアウト囚団『サラマンダー』のボスである。


天子「何の恨みがあるって言うか、お前がオレを一方的に避けてるんだろ」

黒上「だってお前と関わるとロクな事ないんだもん！　それとお前の夢や価値観を馬鹿にしたり笑ったりする気は微塵も無いけどオレをドロップアウト集団の一員に加えようとするのは頼むからやめてくれって！！　こちとらロクなスキルも無い──」


ゴウッ──！　と、問答無用とばかりに今度は炎で出来た津波が襲いかかってきて、追撃してきた第二段の警備ロボを黒上ごと飲み干した。──相も変わらず、黒上にダメージはない。


黒上「…………」

天子「……で、そんなスキルも何も無い……それも囚人であるお前が──何で『ムーンキャンサー』の一つを持ってんだ？」

『ムーンキャンサー』直訳すると『月の癌』だが、この場合は異なる意味を持つ。『アルテミスの弓』『ゼウスの雷霆』『アテナの神槍』──『月の裏側』にあった、古代文明を象徴する七つの武器達。神代と呼ばれる時代があった事を証明するとされている超古代兵器──黒上が持つ真紅の剣は『アレスの剣』。敵意ある物、害意ある物、所有者にとって危険が及ぶ物のみを選択してズンバラリンと斬る事が出来る、まさしく必殺の剣だ。……が、あくまで所有者である黒上は無敵でも何でもない。剣以外の場所に攻撃があたれば、当然ダメージを受ける。……先ほどのベヒーモスも、炎の津波も、剣を大きく振るってその効果範囲を広げなければ間違いなく死んでいた。


黒上(やっべぇぇえええええええええ！！　あのバカ親父に『制空剣』って奴を教わってなかったら一発目のベヒーモスで死んでた！！)

天子「上のお偉いさん達もそうだが下の……地球の『清浄なる方々』って奴らもお前がその剣を持ってるのが予定調和って雰囲気を醸し出してやがるし、お前の周りは色々とキナくさいんだよ。もしかしなくてもオレの目的を達成するのに役立つかもしれない」

黒上「……だから？」

天子「お前を今すぐオレの囚団の一員にしてお前の事を色々と調べたいんだ。報酬は、オレとの婚約……でどう？」

ふふん♪　と自信満々かつ扇情的に言う天子に黒上は「ふっ……」と笑って──



黒上「……悪いけど、俺に幼女趣味はねぇんだよ。合法ロリペド女」

そう言い切った。その直後、太陽を模したような大規模な火の玉が黒上の真上に降ってきて──

第一章　ようこそ、月面都市へ。

黒上「クッソォ……。あのロリペド、マジで一晩中追いかけ回す奴があるかよ…………。つーかアレでちゃんと一学期分のポイント稼ぎが出来たんだろうな……？」

なんとか天子の大猛攻を凌ぎ、部屋に帰ってきた時は午前5時を回っていた。裏は裏で動くが、それはそれとして『終刑ポイント』を集める為に日々朝のラジオ体操に参加している黒上はもう寝ている時間は無いと判断し、冷蔵庫から栄養ドリンクを取り出して一息に飲み干すと、同じく終刑ポイントが貯まる事務仕事(隙間バイト)をこなすことにする。


黒上「……いつからこんな世の中になっちまったんだかなぁ」

数百年前……『月の裏側』で神機が見つかるまでは、こんなシステムは無かったと歴史の授業で習った事がある。だが自分はまだ兎も角、(いくらクソが前に付くとは言え)親父にまで迷惑がかかったのは、正直今でも納得いかない。



黒上(でもま、仕方がないかぁ)

客観的に考えてみれば、今の黒上の立場は上の上だ。学校にも通えるし、キチンとしたマンションの一室を与えられているし、夜間外出権もあるし、決して語られる事の無いこの街の裏側をホンの一部とはいえ知っている。一つ気がかりな事があるとすれば謎の人物から送られてきたこの『アレス』ぐらいなのだが……。まぁ幼なじみでドップリとこの街の裏に染まってしまったアイツや、その他友人達を守る為のすべが手の内にあるというのは悪くない。『昨日まで友達だった友人Aが、事件に巻き込まれて死んだ』『けど上は眉一つ動かさずに事件その物を隠蔽した』なんて、ここではザラなのだから。


黒上「さてと、じゃあそろそろいきますか」

キリの良いところで事務仕事を終わらせ、通学の準備を始める。朝飯は作ってる暇が無いから適当にコンビニで済ませるとして、あとは……↓1


①顔を洗ってヒゲを剃る。
②ちゃんと自分の口座にポイントが振り込まれているか確認する。
③せめて布団を干す。
④幼馴染みへの仕返しを考える。
⑤その他安価。

4

うみ「あ、そうだ忘れてました。黒上さんは上○さんの因子を引き継いでいる不幸体質なので、選択肢安価のコンマが91～00でファンブルです。(逆に01～05はクリティカル)今回は事前説明を怠った>>1が悪いので特別措置を取ります」


～～～～～～


あのクソ危険な仕事を持ってきた天才マジシャンにどう恥をかかせてやるか……。だが仮にもアイツは超が付くほどの天才マジシャンだ。ちょっとやそっとじゃあ裏をかいたり恥をかかせたり出来ないだろう。


黒上「選択肢としては4つだな」

黒上との約束でいつも一緒に登校しているから、会うのは簡単だ。で、あれば──


①王道の、スカート捲り。
②覇道の、苦手な物(安価で決めます)プレゼント。
③団結の、自分一人では不安なので誰かに協力して貰う。
④その他安価

1

安価↓1

うみ「あ、>>36さんを採用で」

黒上「ふっふっふっ……！」

俺は知っている。アイツは確かに超が付くほどの天才マジシャンだが、不意打ちや突発的なアクシデントには弱い。ここ数ヶ月はしてなかったし、幼馴染みとしてアイツが年相応の健全なパンツをはいているかどうか確認しないとなぁ！！
そんな訳で約束の時間よりも早めに家を出て、幼馴染みの「月影シオン(つきかげしおん)」とのいつもの待ち合わせ場所である公園の茂みに隠れる。……暫くして、ノコノコといつもの調子でシオンがやってきた。あいつときたら懲りもせず、視線誘導目的であんなに丈の短いスカートで露出多めな服を着やがって……！！　オラァ！　小さい頃からやってきた王道のやりとりだ食らいやがれぇ！！　↓1

01～70でスカート捲り成功。71～00で失敗。
↓2　↓1が成功の場合、高コンマほど過激でエロいパンツをはいている。

あ

>>40　90　失敗


シオン「はい見え見え～♪」

黒上「は？　おごわぁ！！」

ドバッシャァアアアンッ──！！　という音と共に、木の上から大量の水が落ちてくる。……クソォ！　読まれてたか！！　今回は完全に俺の負けだな……。


シオン「ふふーん♪　子供の頃じゃ無いんだから、そう簡単にボクの絶対聖域は見せてあげないよーだ！」

黒上(この露出狂マジシャンがぁ……！！)

俺はぐぎぎぎぎぎぎぎぎ！　と歯ぎしりしながら、茂みからノソノソと這い出す。そこにはギリッギリのギリッギリでスカートの中のパンツが見えない位置にシオンが仁王立ちしていた。


シオン「これでボクの↓1勝↓2敗だね！！　あ、昨日は囮役どうもありがと！　お陰で助かったよ」

黒上「……何度も何度も言うけどさ、このまま男を扇情的に煽るような服装してるといつか偉い目に遭うぞお前。マジで」

シオン「↓1」

高コンマほど黒上との過去を思い出して惚気る。低コンマほどクソガキナルシスト。

うみ「あ、間違えました！　全部コンマ判定ですが↓1↓2↓3でお願いします！！」

あ

い

う

シオン「……ボクは思う。終御とは本当に小さい頃からの付き合いだけどこの一勝はデカいと」

黒上「35回勝負して20勝15敗かぁ……。次からは心理戦も交えて作戦を考えないとなぁ。それはそうと、俺の警告はちゃんと聞いとけよ？」

シオン「……だって、終御が言ったんじゃん。『お前に露出狂の趣味があるなら俺以外の奴からセクハラされそうになったら俺が守ってやる』って」

黒上「あのなぁ……。俺だっていつまでもお前の幼馴染みってだけで傍にいられないんだぞ？　お前もプロのマジシャン以前に女の子なんだから、そろそろちゃんとした彼氏の一人でも作れよ」

シオン「……うっさいエロ終御」

そんなこんなで俺達は学校に行く途中に雑談で──↓1


①テスト範囲の復習をした。
②不良に絡まれている>>14を発見した。
③あざと可愛い後輩>>12に絡まれた。
④路地裏を通ろうとしたら天子に見つかった。
⑤その他安価。

2

うみ「はい、問答無用でファンブルです」

↓1

01～05　クリティカルで帳消し。
06～31　その不良共に強力な後ろ盾。
61～90　その不良共を叩きのめしたら自分が決闘罪で補導された。
91～00　追加ファンブル。

あ

強力な後ろ盾とは？　↓1

01～30　禁書で言うところの内臓潰しの横須賀(強力……？)
31～60　オサレでいうところのあばらい。
61～90　禁書で言うところの神裂(アカンかも)。
91～00　追加ファンブル。

あ

黒上「……うし、これで良しと」

？？？「ほう……流石は『チョコラテ』の黒上終御。『ムーンキャンサー』を持つお前の相手はいくらこいつらでも分が悪すぎるか」

俺は叩きのめした不良共を一人一人気絶しているかどうか確認しながら、先に不良共に絡まれていた女の子と一緒に逃げるように指示したシオンに連絡を入れようとした……時だった。路地裏の奥からノッシノッシと誰かが歩いてくる。それは筋肉モリモリマッチョマンの……いやお前こんな所にいないで地球の戦場にでもいろよ。とツッコミたくなるような軍隊スーツで武装した男だった。


呉「俺は肝臓潰しの「呉(くれ)」弟分達をかわいがってくれたようだな」

黒上「……アンタ、ここらの『囚人長』か。部下の躾と教育はちゃんとやらないと教官達から何を言われるか分んねぇぞ」

呉「ああ、それについては覚悟している。……だが、弟分達がコテンパンにやられたとあっては報復しない訳にも行かないのでな……恨むなよ」

呉が構えたのを見て。黒上もアレスを構える。そして──↓1


①普通に戦いが始まった。
②横入りしてきた天子に呉が吹っ飛ばされた。
③帰ってきたシオンの一撃が呉の急所に当たった。
④その他安価。

1

この数回の安価でもうファンブル引くの草

呉が一気に俺との距離を詰めて「ふん！」と拳を振り下ろす。直前でジャンプして真後ろに回避したんだが、ドグシャァッツ──！！　という音と共にコンクリートで塗装された筈の地面が大きく抉れた。……なんだこいつ、マジモンのゴリラ(神話生物)か？


呉「囚人にも色々と役割があるのは知っているな？　俺の場合は「戦闘」……地球では様々な戦場を渡り歩いた猛者で、この力は──「オラァッ！！」──ちょっ！？　話を聞け貴様！　折角俺が自分の能力を披露してやろうとしてるのに正気か！？」

黒上「うるさいなぁ……。こちとら『補習授業』を回避出来るか否かの瀬戸際なんだよ！　しかも昨日の夜から働きづめな上、今さっき婦女暴行未遂現場を見せられてイライラしてるんだ……お前も俺のポイント稼ぎの的にしてやる！！」

呉「ええい、これだから『ムーンキャンサー』の持ち主は……！　本物の戦場の戦いというのを叩き込んでやるから覚悟しろ！！」

↓1

黒上VS呉の戦い。高コンマほど黒上有利。低コンマほど呉有利。コンマ補正+30

あ

48　全くの互角。


黒上「このっ……！」

こいつ、アレスの能力も俺の弱点も完全に把握してる……！　『ムーンキャンサー』の事を知ってるんだから他の持ち主との戦闘経験があるって……それ以前に俺の(俺自身は不名誉に思っている)あだ名を知っている時点で手の内が漏れてるって考えるべきだった！！
爆弾に銃に地雷に……元軍人ならではのトラップゾーンにまんまと誘い込まれた俺は、全力でアレスの力を振るって戦わなければいけない状況に追い込まれていた。だが、ダメージ自体は呉の方が上の筈だ。何度か斬劇を叩き込む「隙」があったからな。


呉「ほう、正直驚いたぞ。ムーンキャンサーの力に振り回されてばかりの素人かと思ったが……どうやら剣の技だけに限れば達人級のようだな……。俺の全力
──知略と策略と罠を含めここまで制覇したのはお前が初めてだ……これ以上は本気の殺し合いになりかねん。今回はこれで手打ちといかないか？　余計な事をしてくれた弟分達の根性をたたき直してやらねばならんからな」

黒上「↓1」

01～90　で、良いよ。
91～00　で、お前があの子に謝るなら良いよ。(戦闘続行の可能性あり)

あ

56


黒上「クソッ、分ったよ……。その代わり、もう絶対女の子に手を出したり性犯罪に手を染めるような真似をさせるんじゃねぇぞ！！」

呉「感謝する。新入りの教育を怠っていたなによりの証拠だ。……ドラッグはやらない、性犯罪に手を染めない、女子供は勿論、全うにポイントを溜めてここから出ようとしている囚人達(一般人)には手を出さない……。骨の髄まで叩き込んでやるさ」

……正直ヤバかった……戦闘経験においては完全に向こうの方が上だった。アレスが無ければ最初の罠で吹き飛ばされていただろう。……どうやらこいつは囚人長達の中でも色んな意味で真っ当な奴みたいだな。さてそれじゃあ↓1


①シオンたちと合流する。(遅刻確定)
②そのまま学校に向かう。
③呉と連絡先を交換する。
④その他安価。


うみ「あ、今日の更新はここまでです。見てくれてありがとうございました！！(おかしいなぁ……ファンブルさえ引いてなければ三人目のヒロインと合流できていたはずなのになぁ……)」

3

おつおつ

うみ「はーい、それじゃあ今日も始めまーす！」

呉「……黒上終御、お前の噂は聞いている。得点稼ぎの為にせこせこ働く何でも屋モドキをやっているとな」

黒上「はいはいそうですがそれが何か？」

呉「お前と連絡先を交換しておきたい。この都市の裏を少しでも知っているお前なら任せられる案件もあるだろう……どうだ？」

黒上「……さっきの約束、ちゃんと守れよ」


呉と連絡先を交換した！


～～～～～～


シオン「へぇ……能力者でもムーンキャンサー持ちでも無いのにそんなに強い囚人長がいるんだね。全力の終御と互角に戦える奴なんて滅多にいないと思ってたよ」

黒上「ああ。お陰でアイツらを叩きのめしたのは呉で『指導不足だった囚人を叩きのめしただけだ』って事にされちまったよ……。折角のポイント稼ぎのチャンスが……つーか他人事じゃねぇだろ……。頼むからお前も気を付けろよ？　もしそうなったら絶対に助けるけど……最悪の事態になっても俺は責任取れないぞ？」

シオン「ふふーん♪　このボクがそう簡単にクッコロ展開になると思ってるの？　『あまりに高度な手品は、魔法と区別が付かない』……ボクの師匠の言葉だけど、ボクが本気を出せばムーンキャンサー持ちとだって互角に──」

黒上「はいはい。……ところであの襲われてた女の子はどうなったんだ？」

シオン「ああ、それなら↓1」


①教官に預けてきた。
②軽くパニックになっていたから病院に連れていった。
③あそこ(物陰)からこっちを見てるよ？
④その他安価。

1

シオン「理由を話して教官に預けてきたよ。今頃学校まで送られてるんじゃないかな？」

黒上「そっか、なら良かった……じゃあ俺達も行くか」



～～～共学校～～～



学校に着いたぞ！　さてどこに行こうか……↓1


①そりゃ自分達の教室でしょ。
②職員室に行ってみよう。
③保健室に行ってみよう。
④理科室に行ってみよう。
⑤体育館に行ってみよう。
⑥校庭で時間を潰そう。
⑦その他安価。

1

うみ「何ですか普通に教室に移動しようとしただけでファンブルって……↓1」

01～05　クリティカルで帳消し。
06～30　バカ共(悪友達)のエロ談義に巻き込まれて先生から説教を食らった。
31～60　シオン+教室にいる女子達にラッキースケベをかましてしまい、フルボッコにされた。
61～90　↑の先生バージョン。
91～00　追加ファンブル。

あ

こ

～～～教室内～～～


波屋「だ～か～ら～なんだかんだ言って結局女の武器は胸なんよ！！　黒ちゃんもそうおもうでっしゃろ？」

土井「いや、尻だ！！　何と言うかこう……ビシバシ叩いて立場を分らせて征服するのがたまらんのだよ！！」

光「ダメだよ女の子には優しくしてあげないと！　あ、ボクはお腹に一票ね？　こう、ちょっとだけぽっちゃりしてる方が抱きしめ心地が良いって言うでしょ？」

黒上「…………頼むから俺を解放してくれ」

俺の席に(本当に何故か)集まってきたのは、珍しくかなり早めに登校してきたバカ共だった。右にいるいかにもチャラチャラしてる印象を抱く陽キャが『波屋錬(なみやれん)』左にいる器もアソコもデカいと評判なのが『土井鉄男(どいてつお)』真正面にいる如何にも人畜無害面をしてやがるのが『光雷斗(ひかりらいと)』……そして最悪なのが俺が座っている椅子の後ろで俺をホールドしているのがシオンだ。

三人とも俺やシオンと中学の頃からの腐れ縁で、色んな事(九割五分くだらない事だけど)を話す。今回はエロ談義だが、シオン自体がエロい格好や話に耐性がある為、こうして俺を逃がさんとホールドしているのだ。


シオン「それで？　終御は女の子のどこに魅力を感じるの？」

黒上「……↓1」


①胸
②尻
③お腹
④アソコ
⑤うなじ
⑥髪
⑦耳
⑧手
⑨脚
⓪可愛い子なら誰でも好きだよ俺は

あ、コンマ一桁判定です。安価ではありません。

ここでファンブルの目が出たらどうなるんだろう？

うみ「>>71　禁書の青髪ピアスよろしく、クソキモい長文を垂れ流してましたね」

黒上「……お腹」

光「さっすがは黒くん！　分ってるぅ！！」

波屋「はぁあああああ！？　なんや黒ちゃん、お前はんもデブ専かいな！！」

黒上「そうじゃなくて↓1だよ……」


①くすぐられたときの反応が可愛いから。
②チアガールの制服が好みだから。
③一番気軽に露出してくれる場所だから。
④シオンや後輩のせいで胸や尻には耐性が付いたから。

3

黒上「一番気軽に露出してくれる場所だろ？　年頃の女子に対して『パンツ見せて』や『ブラ越しで良いから見せて』は無理あるけどお腹……正確には『おへそ見せて』はワンチャン可能性あるだろ」

シオン「あー、分る分る。ボクなんか冬以外は年がら年中ヘソ出し超ミニスカチアガールスタイルだもん。見せても何も幾らでもどうぞ状態だからねぇ」

改「ほほう？　では私に対してもそれを言って貰おうか黒上。……それとシオンは超特別な許可を得ているからその格好で構わんとして、残りの四人は全員纏めて反省室まで来い」

黒上・波屋・土井・光「「「「…………はい……」

担任の『改未来(あらたみらい)』先生に連れられて、俺達は反省室へと赴く。……つーかふざけんなテメエらぁ！　お前らのくだらない質疑応答のせいで俺まで叱られる羽目になったじゃねぇか！！　しかもこっちは秘密のバイトで徹夜＋ついさっきガチの戦闘をしてきて疲れてるってのに！！


で、大体何時間目まで説教食らったの？　↓1

01～05　クリティカル
06～60　流石に授業があるから一時間目までには解放されたよ。
61～90　一時間目の授業終了までこってり絞られたよ。
91～00　ファンブル

あ

改「……そんな訳だから公共の面前であんな話を堂々とすればお前達がどんなに軽く感じるような物でもセクハラになりかねん。罰則を増やされたくないのなら、そういう話は放課後にどこかでヒッソリと行え。そうすればただの馬鹿げた雑談で済む」

黒上・波屋・土井・光「「「「…………はい……」」」」

な、長かった……！　ホームルームを通り越して一時限目終了まで説教されるとは思わなかった。……クソォ、土井の奴が『しかし先生！　男子高校生は教室で堂々とああいう話をしてこそ青春という物を楽しめると考えます！！』なんて余計な事を言わなきゃ半分で済んだだろうに……！！
あ、ダメだこれ。本格的に腹が『食い物を寄越せ』って悲鳴を上げてる。購買部はまだ開いてないし、トイレか屋上か体育倉庫で早弁するしかないな。……でも今朝の騒ぎのせいでコンビニにも寄れなかったんだよなぁ……どうすっか↓1


①シオンに食い物をねだる。
②後輩に食い物をねだる。
③ダメ元で購買部に行ってみる。
④その他安価。

2

空星「なるほどなるほど、先輩も大変ですね。私のお弁当で良ければはい、どうぞ♪」

黒上「おお、サンキュー湊！！」

この如何にも清純派で男女問わず人気が高そうな容姿をしている女の子は、俺の後輩の『空星湊(そらほしみなと)』
玉のような白い肌に、華奢な身体で花が咲いたような笑顔。誰にでも優しく『こんな子が『ここ』に連れて来られるなんて……』という印象を抱く程の少女だが、その実態を俺は↓1

コンマ01～80で知っている。それ以外で知らない。

あ

まったく……こんな可愛くて優しい女の子が『実は全部計算ずく』『時代が時代なら傾国の女になっていた』なんて噂を流した奴の気が知れないな！！


空星「ところで先輩……その、ですね？　その代わりと言ってはなんなんですが、私のお願いを聞いて貰えませんか？」

黒上「なんだ、困り事か？　俺で良ければ飯代以上の働きはするぞ。なんでも言ってみろ！」

空星「ありがとうございます♪　実は↓1でして……」


高コンマほどヤバい案件。

あ

うみ「はいファンブルです。恨むなら上○さん要素を追加した>>8さんを恨んでください↓1」


01～30　テロリストに友達が捕まったから助け出して欲しい。
31～60　ここ最近違法薬物が出回っていて、既に中毒者が何人も出ている。自分の友達も被害に合ったから罰則が酷くなる前に事態を収めて欲しい。
61～90　ムーンキャンサーの力によって暴走した元軍人の教官がいる。怖いのでなんとかして欲しい。
91～00　追加ファンブル。

あ

黒上「い、違法薬物！？」

空星「はい……何でも超高度の中毒性があるらしく、下手なドラッグよりもハイになってしまうとか……。私の友達も中毒者として病院に強制入院させられていて……心配で心配で仕方ないんです」

……昨日シオンと一緒に潰した違法施設といい、『ここ』は『囚人の改心と再教育』を目的として造られた場所なのに犯罪犯罪また犯罪か……まぁ理屈の上だけで言えば仕方がない事だと思う。……だけど。


黒上「(『仕方がない』で済ませて良い事じゃないよな)……分った、俺で良ければ動いてみるよ」

空星「ありがとうございます！　あ、でもこんな事を頼んでおいてあれですけどあまり危ない事はしないでくださいね？　今朝だって『黒ちゃん、ドロップアウト達の抗争に巻き込まれたらしいて聞いたわ』って波屋先輩が言ってましたよ？」

あいつ……いつもの事ながら一体どこでそんな情報を仕入れてくるんだ……。さて、それじゃあまずは↓1


①波屋に何か知らないか聞きに行く。
②呉に連絡を取ってみる。
③シオンと一緒に警備員の詰め所に行って、口先八丁＆手品で情報をいただく。
④その他安価。

1

～～～放課後～～～


黒上「──そんな訳なんだが、波屋お前何か知らないか？」

波屋「んー、知っとる情報量だけで言うなら↓1やね」

高コンマほど違法薬物事件について知っている。>>21の便利な情報屋補正＋30

あ

うみ「この主人公さんマジで不幸ですね……。クリティカルが適応できない場面でクリティカルを出してます」

32　表面上の事は知っている。


波屋「そういう薬物が出回ってるっつー事は知ってるけど、首突っ込むのは止めときや黒ちゃん。仮にも情報通を自称しとる僕が表面上の情報しか知らんいうことは『上』のお偉いさん方が絡んでる可能性があるいうことなんよ。一種の情報規制やな。いくら黒ちゃんが強くても一人じゃ解決すんの無理やと思うわ」

黒上「……そうか、でも教えてくれ。そんな事件、聞いたからには放っておけない」

波屋「……はぁ、しかたないどすなぁ。↓1」

01～05　クリティカル。
06～30　違法薬物のバイヤーが誰か。
31～60　違法薬物の効能。
61～90　違法薬物の中毒者が入院させれれている場所。
91～00　ファンブル。



うみ「今日はここまでです。それではみなさん、明日もよろしくお願いします！！」

あ

おつでした

ファンブル多過ぎィ！草草の草
おつー

うみ「みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきま……。だからなんでこんなにファンブルが出るんですか……↓1」


01～05　クリティカルで帳消し。
06～30　マジで表面上の情報しか知らない。
31～60　↑＋黒幕がムーンキャンサー持ち。
61～90　↑＋しかも訓練されたテロリスト集団が配下にいる。
91～00　追加ファンブル。

あ

波屋「つーてもなぁ……やっぱの『蛇の道は蛇』言うでしょ？　さらっと事のあらましを説明するぐらいしか出来まへんよ？」

黒上「お前がその蛇だろう？　ほんと、どんな方法で情報収集してるんだか……」

波屋「それじゃあ話すよ？　始まりはとあるネットショップサイトにあったいう裏サイトの話なんどすけど──」

黒上「待った、まずそこをシッカリさせておきたい。その『サイト』ってのはどんなサイトなんだ？」

波屋「↓1」


①エロサイト
②音楽サイト
③読書サイト
④薬の販売サイト
⑤その他安価

1

波屋「エロサイトやね。ま、かなりマイナーな所で大手にはとてもじゃないけど全然敵わなかったらしいけどな」

黒上「そのサイトは？」

波屋「もうネット上からは消えてもうてるよ。でも大手じゃないから──金儲けを前提にしてないからこそ出来る事もある。……今回みたいな違法薬物の販売とかな。それと↓1」

高コンマほど他にもゲスい事をやっていた。補正＋30

ぬわ

107

波屋「大きい声じゃ言えんけど、かなりゲスイ事をやってたって噂でっせ。リアル児ポとかマジモンの痴漢ハメ録りとかそういう話もあるけど、武器の販売に人身売買に『上』の買収に……。いやー『ここ』に収容された奴らだけあって、そういう才能が元からあったんやろね。おっかないわー」

黒上「警備員の助力はあてに出来ないって事か……」

波屋「ま、何で違法薬物の話が漏れ出たんかは疑問やけどねぇ。ボクだったら『上』の助力を得られるんならサイトだけじゃなくて、噂を流した奴も違法薬物を買った奴も即消してしまうけどなぁ」

黒上「……もう表に露呈しても構わないとみてるのか、あるいは──」

波屋「『故郷』じゃ絶対出来へん『実験』をやらせてるかの二択やねぇ。……どする？　流石にまともな『上』もそろそろガチで動くかもしれへんけど」

黒上「それじゃあ手遅れになるかもしれない子がいるらしいんだ。俺は動くよ──いつもいつも情報ありがとうな」

波屋「おおきに。あーあ、ボクも早くプラチナに上がって『帰省試験』受けられるようになりたいわー」

……不味いな、思った以上に根深い事件に関わる事になりそうだ。さて、どうしようか↓1


①他の知り合い達に迷惑は掛けられないので一人で動く
②シオンの力を借りる
③リスク覚悟で天子の力を借りる
④その他安価

1

うみ「第一歩目を盛大にずっこけました↓1」

01～05　クリティカルで帳消し
06～30　シオンがそのテロ組織に捕まった
31～60　空星がそのテロ組織に捕まった
61～90　最後のヒロインがそのテロ組織に捕まった
91～00　追加ファンブル

あ

こういう時はやっぱシオンに頼むのが一番だな。……もう学校にはいないみたいだけど、今どこにいるんだ？　普通にスマホで連絡を取れば良いか。↓1


01～05　クリティカル
06～30　当然だが電話に出ない
31～60　なぜだか知らないが謎の人物が出た
61～90　なぜだか知らないが天子が出た
91～00　ファンブル

あ

うみ「あ、ヤバいです。>>1がやらかして>>101の安価の事を忘れてました。……ま、まぁだからこそ一人で動くしかなくなったってことにしましょう」

～～～～～～

……？　おかしいな、何度コールしても出ない。うーん……↓1

高コンマほど違和感と不安を感じられる。幼馴染み補正＋10

あ

95


黒上「…………」

ゾクリ──と、俺の頬と背中を嫌な汗が伝っていく。ああ、そうだとも。アレスの力なんて使わなくても分る。俺の経験上、こういう時の『嫌な予感』は勘弁しれってぐらい当たっちまうんだよ……！　シオン……ええい、仕方がない↓1だ！！


①呉に連絡を取ってみる
②湊のつてを使って薬物中毒者が収監されているという病院に行ってみる
③アレスの予知能力を使う
④その他の安価

3

戦闘中じゃないからどこまで『アレス』が答えてくれるか分らないけど──！


黒上「答えてくれ……！『アレス』！！」

↓1

01～05　クリティカル
06～30　見覚えのある路地裏に残されたシオンのマジック道具が視える
31～60　テロ組織がシオンを拉致したところが視える
61～90　今まさにシオンが襲われている場面が視えた
91～00　ファンブル

あ

↓1　シオンの奮闘具合。高コンマほど健闘している、補正＋10

あ

57

～～～～～～


シオン『……クソッ、こいつらシツコイ……！　そんなに華麗なボクのスーパーマジックが見たければ見せて──！？　キャアッ！！』

？？？『──月影シオンを捕らえました』

？？？『↓1』

ところでこの組織(と言うよりこの第1章の話)のボス(ムーンキャンサー持ち)って男なの？　女なの？

①男
②女
③オカマ
④改造人間(アンドロイド)
⑤その他の安価

2

うみ「どうするか迷いましたが、敵……と言うより黒上さん以外の人物の判定の場合は普通に96～00がファンブルという事にします」


女の声『よし、連れていけ……↓1』

①シオンが一人で違法薬物バイヤーの事件を調べようとしたからこうなった
②シオンを狙った襲撃だった
③黒上を誘い出す為の襲撃だった
④その他の安価

2

女の声『……月影シオン、貴様にはこれから↓1をしてもらう』

シオン『えっ──』

①当然薬物実験です
②当然兵士達の慰め物です
③当然人体実験です
④『地獄(比喩表現です)』行きです
⑤その他安価

2

女の声『貴様の名声はこの都市の裏側にまで届いているぞ。貴様をワザワザ指名して『囚人やドロップアウト共の慰め物にされている場面が見たい』という依頼をする奴らがいるぐらいだからな……女としては同情するよ。だが、色んな意味で貴様の行動が招いた事態だ。潔く受け入れるんだな』

ドロップアウト＆女の部下の兵士達のイヤらしい視線がシオンの四肢に突き刺さり──


シオン『↓1』

高コンマほどガチで泣きだす、低コンマほど強がる。女の声が明らかにガチなので補正＋30

あ

シオン『い、嫌……！』

女の声『どれだけ泣き喚こうが助けなど来ない場所に送り込んでやる。なに、すぐに気持ちいいこと以外考えられなくなるさ』

シオン『やだ！　やだやだやだやだやだ！！』


シオン『イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ────！！！』


～～～～～～


黒上「──シオン！！！」

……クソッ！　あの大馬鹿野郎！！　だから男を煽るような扇情的な衣装は止めろってあれほどいつもいつも……！！　悪いな湊ちゃん、俺の中でも優先順位って奴はあるんだ。お礼の依頼は後回し！　今は何が何でもシオンを助けねぇと！！　↓1

(黒上が視たのはシオンが連れ去られる光景だけなので、違法薬物を売買しているテロ組織集団だと気づいていません)

①なりふり構わず警備員に通報する
②なりふり構わず使える伝を全部使う(天子やその他まだ出てきていない登場人物達を含む)
③アレスに全神経を注いで襲撃場所を教えて貰う
④その他の安価

3

精神衛生上『これ』はあまりしたくなかったんだけど仕方がない……！！


黒上「『軍神アレスに帰依し、これを奉る。来たりて、その力を貸し与えたまえ！！』↓1」

高コンマほど、詳細な情報が手に入る。今回は不幸のまっただ中なので主人公補正発動。ファンブルは無し、補正＋20、合計値96以上でシオンが襲撃されている場面に間に合う。


～～～～～～

うみ「今日はここまでです。みなさん、明日もよろしくお願いします！！」

乙

おつおつ
うーんコンマ神がキャラを理解しまくっている

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

52

……これは……『煉獄』にあるどこかの路地裏か？　……今でも室外機や色んなガラクタが散乱してる辺り、ドロップアウト集団の縄張りな可能性が高いな。でもそれ以上の事は分らない……時間がないのに……！！　↓1


①取りあえず色んな路地裏を探し回ってみる。(コンマ値32以下で成功)
②天子さん出番ですよ。
③グーグル先生の画像検索。
④呉さんお願いします。
⑤その他の安価。

3

畜生！　なんだって数百年前以前のネットの検索機能に頼らなくちゃいけないんだ……！！　ここが収容所だからだよなクソォ！　アレスの権能であの映像をデータ化してっと……どうだ！？　↓1

高コンマほど得られるものが大きい。

あ

うみ「え～、流石に物語が進まない＆ガチでヒロインの一人が貞操の危機なので私の能力(サマポケをやっているみなさんなら当然ご存じですよね？)を応用してテコ入れします」

～～～～～～


ggr先生『該当するデータがありません』

黒上「この役立たずぅううううううううう！！」

あー、もうこれ本当にどうしよう……ん？　↓1


①謎の人物から電話がかかってきた。
②謎の人物からメールが来た。
③いい加減物語に絡んでくれ呉＆天子。
④その他黒上に都合の良い安価(ファンブルの場合を除く)

2

ﾋﾟﾛﾘﾛﾘﾝ!

黒上「？　なんだ？　……送り主の名が『名無し』のメール？　『チョコラテ』宛てになってるって事は依頼メールか……」

『依頼・月影シオンの身柄の救出と貞操の守護。報酬↓1』


01～05　クリティカル
06～30　大量の金
31～60　シオンの秘密
61～90　私への借り一つ
91～00　ファンブル

あ

黒上「『私への貸し一つ……？』」

なんだ、この言い方。まるで自分が──いや、そんな事を言ってる場合じゃねぇ！！


黒上「メールに添付されてる……！　今シオンがいる場所と↓1が！！」


01～05　クリティカル
05～30　シオンをさらった連中の詳細
31～60　敵がムーンキャンサー持ちであるということ
61～90　シオンを攫うように依頼した『上』の人物の居場所
91～00　ファンブル

あ

シオンを攫った奴らの規模とその詳細が丸々乗ってる！！　なになに？　人数としては↓1で、練度は↓2か……

高コンマほど人数が多いし、練度も高い。補正－20(この判定にはクリティカルとファンブルが存在しない物とする)

お

あ

数はまぁ、ドロップアウトの集団としてはちと少ないけど練度は素人同然だな。しかも酒とタバコとドラッグで身体が不健全極まりない奴らの集まりみたいだし……。
でもあのシオンを捕らえた切っ掛けを作った女の事は覚えておこう。きっと、アイツがリーダだ。多分、呉と同じ囚人長か、最悪の場合はそれ以上の立場にいる奴だろう。


黒上「でも、それがどうした！！」

アイツには言ってやらなきゃならない事が山ほどあるんだ……！　例え『現神人』だろうが喧嘩を売ってやるさ。　シオン、今行くからな！！　↓1

高コンマほど遅くヒーロー登場。低コンマほど早くヒーロー登場。(ここまで判定に失敗＆渋い結果を出し続けたことを鑑みて主人公補正をこの判定のみ剥奪)

あ

うみ「なるほどなるほど……これなら貞操は無事で良いでしょう。ですが心を鬼にして↓1」

低コンマほどまだ公開処刑(尊厳)が始まったばかり。高コンマほどここでは描写を誤魔化さないといけない事態。

ファンブれ(鬼畜)

うみ「あ、これ不味いかも……；　80を超えているので判定追加です↓1」

01～05　クリティカル
05～30　とりあえず生まれたままの姿にさせられて写真は何枚も撮られてるよね
31～60　↑1＋処刑台に固定されてます
61～95　↑1＋男が迫ってるぞ急げ黒上！！
96～00　ファンブル

クリティカれ

～～～どこぞの倉庫(と言う名のスタジオ)～～～


シオン「う、ぅうううううううう//////」

男A「リーダー。さっきから拘束して服を脱がせて写真ばっか録ってますが……これで良いんですかい？」

女「これが『依頼』だ。ゆっくりと……綿で首を絞めるように責めろとのオーダーだからな。ぶっちゃけてしまえば依頼人は『上』に喧嘩を売り続けた報いを受けさせたいらしい」

男B「俺はちゃんと命令に従いますよリーダー！　なのでその時が来たらまず俺に味見を──」

女「ダメだ、こいつは超天才のマジシャンだぞ？　まずは私が『コイツ』で──(ﾄﾞｶﾞｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝ!!)何事だ！？」

男C「て、敵襲です！！　依頼にあった要注意人物の黒上終御が──」

女「ふん……あれだけ妨害工作をした上で依頼人が情報規制までしたのにこの様か……↓1」

低コンマほど冷静。高コンマほど内心では焦っている。

どや

女「ちっ……！　おい！！　お前達はコイツを連れてどこか別の場所に──「行かせる訳ないだろうが」！？」

シオン「……終御……ぼ、ぼ、ボク……」

黒上「黙れ。↓1」

高コンマほどブチ切れていて殲滅優先。低コンマほどシオンの身柄優先(ぶっちゃけシオンを渡さなければ依頼達成なので)。補正は……四捨五入を採用。49以下なら－20。50以上なら＋20で。

きゃん

92


黒上「こちとら色々と頭に来てんだ！　説教はあと！！　まずはこいつらを全員──！！」

不知火「やれやれ仕方がない……。覚えておけ『不知火鏡(しらぬいかがみ)』だ。最初から全力で行くぞ、我がムーンキャンサー！！↓1」

①アフロディテ
②ヘファイストス
③ヘルメス
④デメテル
⑤ポセイドン
⑥アテナ
⑦アポロン
⑧ヘラ
⑨ディオニュソス
⓪アルテミス

～～～～～～

うみ「迷いましたが、ここはコンマで行きましょう」

うみ「ぐにゅにゅぅ……。う、うみはまだ待てますが>>1の精神が限界(ずっと更新の準備をしてPCの前で待ってるらしい)なので自分でコンマ取りますね？　だらしない>>1で申し訳無いです」

不知火「貫き、穿て！『ポセイドン』！！」

黒上「！　三つ叉の槍(トライデント)のムーンキャンサー！！　……確かポセイドンって↓1」

高コンマほどポセイドンの事に詳しい。補正－10(黒上を構成している3人中1人が普通科高校落第級のバカ(アホでも間抜けでもない)なので)

ほい

おっと、これは判定的に逆ファンブルですね。なので－補正を取っ払って……こうなります。


ギリシャ神話の海神……！！　地下水の支配者でもあり、泉の守護神ともされる。波によって大地が揺れる事から地震の神でもあったって話だ。
古くはペラスゴイ人に崇拝された大地の神（特に地震を司る）と思われ、異名の1つに「大地を揺らす神」がある。馬との関わりが深く、競馬の守護神でもある……！！　

……ヤバいなこれ、相手の『権能』と『奥の手』(黒上は『未来視』)は予想できたけど、もしも相手に『戦闘をする気が無い』としたら……！！　よし、ここは↓1だ！！(どれを選んでも黒上に大幅な＋補正が付きます)


①先手必勝で猛攻。
②未来予知で堅実。
③アレスの第1の権能を発動。(内容は秘密)
④その他の安価。


うみ「GWなのでいつもより長めにやりますよ～」

3

こっちの切り札その1が腐る前に切って一撃で勝負を決める！！


黒上「真名解放！　この剣は争いを呼び、戦いを招く軍神アレスの剣なり！！『狂乱の戦争(クルセイダーウォー)』！！」

不知火「こ、れは……！？　なんだ、身体が勝手に……！！」

軍神アレスは当時隆盛を誇ったアテナイの守護神『アテナ』と真逆で戦の『狂乱を神格化した男神』だ。故に……！！


黒上「この戦いから逃げる事は、例え誰であろうと許されない！！　……俺は別だけどな！」(要するに広範囲の単純な戦闘を強制する効果。ポケモンで言うところの「ちょうはつ」に近い)

不知火(このっ……！　権能が使えん！！　まるで本能が闘争心一色に染まってしまっているようだ……！！)

黒上「そして！　そっちが海神ならこっちは軍神だ！！　まともな戦いになればなるほど──！！　↓1」

高コンマほど不知火のダメージ拡大。序章の物語＋クリティカル効果で補正＋50

うみ「はい。1時も近くなった＋今日はいよいよ4連休開始のGWなので昼も更新しますよ～って事でコンマ↓1して>>1には寝て貰います。それじゃあみなさんお休みなさーい！！」

おつおつわ

うみ「はい、みなさんこんにちわ！　それでは今日も始めていきましょう！！　あ、6時までやりますが人が少ないのも自覚しているので昼間は不定期更新になります。夜はいつもの時間にやりますよー」

126　多勢は決した

黒上「はぁああああああああああああああああああっっっ！！」

不知火「くうっ……！！」

ギギギギギギギギギンッ！！

俺の『アレス』と不知火の『ポセイドン』が何度も何度も激突する。途中でアレスの権能に勃発された不知火の部下達が戦いに割り込もうとしてきたが、全員戦いの余波で吹き飛ばされた。──それに加えて


黒上「オラァッ！！」

不知火「ガッッッ……！！」

俺の放った数多の斬撃の中でも一際いいのが一発、彼女の腹部目がけてまともに入った。……どうだ？　↓1(気絶判定。30以下で戦闘勝利。それ以外でアレスの「戦闘強制」の権能が切れた上で不知火側の判定)

ふみ

黒上「ウソだろ、今のを食らってで立ち続けられるのかよ……！」

不知火「……すぅ……。これでも痛みには耐性がある方でな……！！　私に勝ちたければ今の一撃は殺すつもりで首を刎ねるか腹を貫くべきだったぞ、チョコラテの黒上！！」

ポセイドンの権能来るか……！？　コイツが考えてるのが『アレ』以外ならなんとかしてみせるけど……もし、もしも不知火が考えているのがアレ、だったら……！！


不知火「↓1！！」

01～05　クリティカル
06～30　泉水の権能
31～60　地震の権能
61～95　競馬の権能
95～00　ファンブル

と

不知火「真名解放！　この槍は競馬を守護する海神ポセイドンの神槍なり！！　『天翔る神馬(スクリュード・ペガサス』！！」

黒上「やば──！！」

なんでこう最悪の予想ばっかり当たるんだ畜生！！　不知火が槍を天高く掲げると、それに答えるかのようにあまりにも美しい神馬──ギリシャ神話ではメデューサから生まれたというペガサスがどこからともなく出現する。
頼むアレだけは勘弁してくれ……！！　↓1

01～70で普通にペガサスに跨がって攻撃を始める。80～95でペガサスに乗って逃げられる。96～00でペガサスに乗って、シオンを攫われて逃げられる。(ファンブル)

あ

うみ「みなさんこんばんわ～今日はいつもより早めに始めて早めに終わりまーす！　それじゃあいってみましょう！！」

～～～～～～

不知火「──私は敗色濃厚な戦いをするつもりはない。……肝心の月影シオンも確保されてしまったし、この依頼は↓1にさせて貰おうか」

01～05　クリティカル
05～30　破棄
31～60　延長
61～95　あくまで一時撤退
96～00　ファンブル

お

不知火「あくまでもただの一時撤退だと知れ。体勢を立て直して再び『仕事』に挑むから覚悟しろ、黒上終御」

黒上「お前、俺の『同業者』みたいなもんか……。反吐が出る！　シオンの事をなんだと思ってるんだ！！」

不知火「この都市に連れて来られた『囚人』だ。そして囚人に上も下もあるものか。……一部の例外はあるがな。それでは失礼する」

クソッ……！　使っても追いつける可能性は低いけど『第二権能』やってみるか……？　いや、でも俺も結構消耗してるし、無茶は禁物だ。……でもアイツをここで仕留めておかないとシオンの身が今後ずっと危険に……。↓1


①第二権能発動、不知火はここで倒す。(追いつけさえすればまず倒せます)
②まずはシオンの安全を確保する。
③未来視で、①をした場合にどれぐらいの可能性で追いつけるかを視る。(ただし、この安価を取った場合は①の判定に－補正がかかります)
④その他の安価。

2

──はき違えるなよ、黒上終御。まずはシオンの拘束を解いてこの場所から逃げないといけない……アイツの事なんざ二の次で良いんだから。
そう自問自答すると、俺はシオンの拘束具を説いて俺の服を被せてやる。……当面の間、心配事は残るけど仕方がないんだ。


黒上「ほら、いくぞシオン」

シオン「…………う、うん」

俺はシオンを抱き抱えると、この辺りでも比較的安全な場所へと移動する。……天子が支配している武闘派集団『サラマンダー』の領域だ。アイツらは俺と天子の関係もよく知ってるし、事情を話せば服の一つも売ってくれるだろう。


シオン「…………その、終御……巻き込んでごめん」

シオンらしくないな。……でも本気の本気で女の子としての尊厳がズタズタにされる寸前だったんだ、流石のシオンでもしおれるか。……よし↓1


①真面目に説教する。
②とりあえずまだ震えてるみたいなので抱きしめてやる。
③オシオキしてチャラにする。(ただしエロい物は禁止。デコピンやげんこつ一発など、比較的まともな物に限る)
④その他の安価。

2

とりあえず抱きしめてやるか……。なんだか小さい頃にこいつが家族と喧嘩して家出をした時を思い出すな……。


黒上「……ほら、とりあえず落ち着けって。もう怖い奴らは周りにいないんだから」ｷﾞｭｰｯ

シオン「…………↓1」

高コンマほど思わずときめいてしまう。低コンマほど取り乱す。主人公補正＋30(ただし、01～05の場合逆クリティカルです)

てい

120


黒上「小さい頃の約束……当面の間は守るさ。少なくとも、俺達が故郷に帰るまでは……ずっとな」

シオン「……//////あ、あのさ終御！　ずっと思ってたんだけどその……ぼ、ぼ、ボクの事……どう思ってるの？」

黒上「お前の？　そうだなぁ……↓1」

低コンマほどクソボケ、高コンマほど女性として意識した事はある。逆主人公補正－20。

さい

おっほw

うみ「うわぁあああああああああああああああああああああああああああっっっ！！　……って>>1さんが叫んでます」

うみ「それでですね……このままだとシオンさんルート直線(クリティカル効果でマイナス補正がなくなり、合計値129になる。R18板なら確実に濃厚なエロシーンが入る)んですがそれで構いませんか？　いくら何でもこれは流石に『両思い』と言わざるをえないですし……。サマポケ同様何周もすれば良い？　そうですねー()」

うみ「と、兎に角過去回想＆甘々シーンの長文を書かなくてはならなくなったので、予定より少し早いですが今日はこれで失礼します……なんでここでクリティカルが出るんですかホント……。あ、明日も昼間は不定期更新をするのでよろしくお願いしますね！」

おつおつ
コンマ神はシオンルートをお望みのようだ…

うみ「はい、みなさんこんにちは！　それでは今日も始めていきましょう！！」

黒上「…………」

俺は、シオンからの質問に答えられずにいた。コイツが俺の事をどう思ってるかなんてとうの昔に分っていたからだ。
切っ掛けは、多分『シオンの事を護る』と子供の時にコイツの手を取って決めた時から。……あの時のシオンの真っ赤っかな表情は今でも忘れられない。

そして……俺も、シオンの事が好きだ。ただの幼馴染みではなく、一人の女の子として。

いつもは強がるくせに、時折見せる『女』の顔と仕草。元気で、優しくて、世界的に有名なマジシャンだった父を超える為に一生懸命頑張る努力。好きにならない訳がなく、意識しない訳がない。

……だからこそ、俺以外の前ではあんな服装は止めて欲しかったし、何度も何度も警告した。『この都市に染まっちゃいけない』って。……今回の件で本当によく分った。「上」の思惑が絡んでいるらしい俺は兎も角、コイツはもう、この都市から離れた方が良い。違うな、離れさせてみせる。


シオン「……しゅ、終御？」

黒上「……シオン。↓1」

01～10　クリティカル
11～40　いつか必ず、一緒にこの街を出よう。
41～70　俺も好きだよ、シオンの事。(シオンルート完全確定)
71～90　↑1＋バードキス。
91～00　ファンブル

お

黒上「いつか必ず、一緒にこの街を出よう。……その時に、改めて俺の方から答えさせてくれ」

シオン「……うん、分った。その……あ、ありがとう終御//////」

黒上「だからさ、お願いだからもう露出で男の目を引くようなテクニックは止めてくれ。お前にそういう癖があるなら、必ず俺と一緒の時だけにしてくれよ」

シオン「……で、でも……だってそれだと終御の眼を惹き付けられ続けなくなるんじゃないかって心配で……。ボク、本気でやれば男に見間違えられるような男装だって出来るし、胸も小さいし、可愛げもないし、ナルシスト入ってるし、露出で『見られてる』って興奮するような変態だし、それに──」

ああクッソ、今すぐシオンの事を分らせたい！！「ピー」して「ピー」して「ピーーーーーーーー」してやりたいけど我慢我慢我慢んんんんんんん！！


黒上「……分った、じゃあこうしよう↓1」

01～05　クリティカル
06～30　俺がその露出に付き合うよ。
31～60　俺がお前の事をずっと見守っててやるよ。
61～90　俺がシオンを『ただの可愛い女の子』にしてやるよ。(服装的な意味で)
91～00　ファンブル

はい

どうだ？

黒上「俺がシオンを『ただの可愛い女の子』にしてやるよ(服装的な意味で)」

シオン「え、えええええっっっ！？//////そ、それってその//////」

黒上「ほら、ここで待ってろ。この辺りにいるドロップアウトとは顔見知りだから事情を話して適当な服を買ってくるから。そしたら(服屋に)行くぞ」

シオン「……や、優しくしてくれる？」

？　いきなり露出が少なすぎるのは嫌だって意味か？　まぁコイツにその手の癖があるなら仕方がない。最初は普段とさほど変わらない方向で行くか。


黒上「ああ、勿論だ」

シオン「(う、うわぁ……//////ど、どどどどうしよう……い、今のうちに心の準備をしておかなくちゃ……！！)わ、分った……」


～～～1時間後・服屋にて～～～


シオン「…………(可愛い女の子ってそういう意味かぁ……)」

黒上「で、なんだが……こういうのはどうだ？　お前によく似合ってると思うんだけど↓1」

黒上のファッションセンス。高コンマほどファッションセンスが高い。補正はプラマイゼロで。

クソダサファッション

うみ「…………なんで判定を逆にしたときに限ってファンブルするんですかぁ……？　黒上さん、本格的に○条さんの不幸因子を受け継いでるじゃないですか……生まれ変わりと言われたら信じかねない不幸さですよこれ」


04　>>187の言う通りクソダサファッション。


シオン「……ごめん終御。『無い』よ」

黒上「え？」

シオン「だから『無い』。クソダサファッション大会で優勝できるレベルだよこれ……」

え、えええええっっっ！？　俺、これかなりイケてると思うんだけどなぁ……。


シオン「でもそれだったら終御の服って……あ、そう言えば↓1」

01～05　クリティカル。
06～30　父親が選んであげていた。
31～60　友達が選んであげていた。
61～90　シオンが選んであげていた。
91～00　ファンブル。



うみ「あ、お風呂入ってきまーす」

あ

シオン「お父さんが選んであげてるんだったね……」

黒上「お、おう……。親父、ファッションセンスは良いからな。だから俺も自信あったんだけど…………」

シオン「……しょーがない。ボクがボクなりに『普通の可愛い女の子』になれる服を選んでみるよ↓1」

大丈夫かなぁ……？　あいつとは本当に小さい頃からの付き合いだけど、小学校の時から露出度高めの服ばっか着てたような奴だぞ……？


シオンのファッションセンス。高コンマほどファッションセンスが高く、露出を抑えながらも可愛い女の子になれる。低コンマほど男を引きつけてしまう露出高めのエロファッション。同じく補正はプラマイゼロ。

やふい

62　まぁ頑張った方じゃないかな？


シオン「こ、これでどう？」

黒上「……そうだなぁ……」

確かに一見していつものコイツと比べれば露出はかなり抑えられていると思う。スカートの丈は相変わらず短いけど……まぁ、初めてにしては頑張った方じゃないか？


シオン「で、でもボクに似合うかな……こんなお上品なの」

黒上「お前ならもっともっと可愛い女の子になれる素養があるよ。いっそ露出だけじゃなくて一人称や髪型も変えてみたらどうだ？」

シオン「も、もっと可愛いって……//////　でもイメチェンかぁうーん……↓1」

①イメチェンしてみる。
②イメチェンしない。
③その他の安価。

2

シオン「んー……ゴメンね、一人称も髪型もボクの売だし……なによりそっちのファンが離れちゃうのも怖いんだ」

黒上「……本当は露出を抑えるのも嫌か？」

シオン「……それは、その……↓1」

①ゴメン、本当は嫌だ。(これはこれで書きやすい)
②少しずつ露出は控えめの物にするよ。(本当に出来るかの判定に入ります)
③今回の件で懲りたよ……。本当に怖かったし、もう露出は終御と一緒の時にしかやらない。(トラウマ判定入ります)
④その他の安価。

2

シオン「少しずつ露出は控えめの物にするよ……」

黒上「……本当に出来るか？」

シオン「が、頑張るし出来るよ！　ボクを誰だと思ってるのさ！！」

黒上「……分った。シオンを信じるし、出来るまで付き合ってやるよ」

シオン「……うん、終御と一緒なら頑張れると思う……」

──そうして俺がシオンの特訓に付き合う事一週間。シオンの露出は↓1


01～05　クリティカル
06～30　62程度は抑えられるようになったよ。
31～60　72ぐらいならは抑えられるようになったよ。
61～95　82も抑えられるようになった！　凄いぞシオン！！
96～00　ファンブル


うみ「あ、六時を過ぎたので昼の部はここまでです。今日は>>1が見たいテレビがあるらしいので9時から10時時までの1時間は不定期更新になります。困った>>1ですね」

ひるおつー

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！　……ただし、例の番組が終わるまでは不定期更新です」

土井「ど、どうしたんだ月影！　お前がそんなに露出を抑えるなんて……！」

光「ボク好みじゃなかったけどそのすらっとしたお腹とおへそも隠すようになっちゃったし、チラリズム要素がスカートの丈しか残ってないよ！？」

シオンの女友達A「何かあったなら相談しなよ！？」

シオンの女友達B「ウケるwwww……いや、流石にウケてる場合じゃないかぁ……」

シオンの女友達C「……もしかして黒上くんと何かあった？　波屋くん、何か知ってる……？」

波屋「あー……。まぁシオンちゃんにも色々あるって事なんちゃいますか？　少なくとも情報通のボクでも知らへんわ」

シオン「み、みんなして酷い言い草だなぁ！　ボクの事をなんだと思ってるのさ！！」

教室でギャーギャー騒ぎ合うみんなを、俺は安心した様子で見守る。……情報通で今回の件もあらかた知ってた波屋の奴だけには念には念を入れて事情を話しておいて正解だったな。オマケに↓1までして貰ったし、本当に大きな借りが出来ちまった。

01～05　クリティカル。
06～30　ネットで密かに出回ってたシオンのヌード写真を出来るだけ消して貰った。(ハッカー属性を＋)
31～60　↑1＋例の違法薬物事件もアイツらが関わっていると突き止めてくれた。
61～95　↑1＋秘密のアジトまで教えて貰った。
96～00　ファンブル。

はい

うみ「なんですか波屋さんにとってのファンブルって……。このスレ呪われてません？？？」

↓1

01～05　クリティカルで帳消し。
06～30　敵対組織(不知火のいるグループ)に顔が知られてしまった。
31～60　上からの情報規制が厳しくなった。
61～95　実はシオンの事が好きだった波屋。
96～00　追加ファンブル。

そのうち追加ファンブルも出るさ

……上からの情報規制が急に厳しくなったって話を聞いた……。でも一体どうなってるんだ？　波屋は一見チャラチャラしてるが本物の情報通だし、こう言っちゃなんだがシオンと俺が幾ら「上」の邪魔をしてヤバい事に首突っ込んでるからと言って、一人の女の子を確保して憂さ晴らしに使う為ににそこまでするか？

……やっぱりあの時あの不知火って女を捕らえておいた方が良かったんじゃないか？　という不安が脳をよぎる。──あ、そう言えばシオンのヌード写真だけど↓1

高コンマほど裏の世界に広まってしまっている上にシオンだとバレている。(可哀想なので補正－30)

はい

38　まぁそこそこバレてるよね。

……どうやら波屋と一緒に駆け回って得た情報だと『上』の連中にはそこそこバレてしまっているらしい……ああっクッソムカつく！！　当然だが俺は色んな意味で頭に来てる。
腹が立って仕方がないが、一度ネットに上がってしまった物はそう簡単には消せない。表の世界には流出していない事を安堵するしかないんだ。

そう自分に言い聞かせながら、俺は今日もシオンと一緒に帰る事にした。周りの女子からは『とうとう付き合いだしたのかも』と噂されてるけど、少なくともこの案件を叩き潰してからじゃないとまともに付き合う事も出来ない。
その為に俺は↓1

①メールを送ってくれた謎の人物を頼ってみる。
②上層部の一人に連絡を取ってみる。(知り合いがいるかどうかのコンマ判定になります)
③天子や呉を頼ってみる。
④少しでも怪しい施設や噂があったら積極的に探す。
⑤その他の安価。

2

仕方がない……波屋以上にこの都市に……この『監獄』に詳しい人に連絡してみるか……。ああ、でもそんな人って↓1

01～05　クリティカル。
06～30　いる訳無いだろいい加減にしろ。
31～60　いるけど当然対価を要求される。
61～90　いる上に結構な顔見知り。
91～00　ファンブル。

ふみ

うみ「はーい、25パーセント(正確にはファンブル含めて30パーセントですけど)を踏んだのでテコ入れ入りまーす(ただとは言っていない)」


～～～～～～


いる訳がない……と言うかもしもいたらシオンの拉致事件の時に最初からその人を頼ってる。


黒上「そんな訳で『上』との伝が欲しいんだけど……。お前なら何か知ってるんじゃないか？」

波屋「そどすなぁ……。囚人長達との伝なら腐るほどあるけど『上』との伝って言われると流石の僕でも限られてきますわ。なので↓1」


01～05　クリティカル。
06～30　僕の困りごとを一つ解決してくれたら紹介するでどうです？
31～60　上でも困ってるような『依頼』を一つ引き受けたらその人と伝が取れるって話やで。
61～95　黒ちゃんの『ランク』を一つ下げてもええなら無償で紹介できるで？
96～00　ファンブル。

お

あ

波屋「『上』でも困ってるような『依頼』を一つ引き受けたらその人と伝が取れるって話やで」

黒上「いや待て『上』でも困ってるって相当だと思うんだが……」

波屋「そこは『何でも屋』もどきやってる黒ちゃんの腕の見せ所やろ？　『上』にお願いできる立場の囚人自体限られてるし、黒ちゃんが何でも屋を今後も続けるつもりならここいらで伝の一つでも作っとくと便利やよ？　因みに危険度は↓1やね」

高コンマほど危険。補正＋20(不幸属性＋強引なテコ入れ補正)

100超えるとどうなる？

96(ファンブル)＋20＝116＋30(ファンブル補正)＝146

うみ「「」──「」………すみません、私とした事が思考停止してしました。本当にどうなってるんですか！！？　何度ファンブルを踏めば気が済むんですか！！？　これもうギャグの領域ですよ！！！！！　うぅ……これじゃあもうこうするしかないじゃないですかぁ！！」




波屋「『地獄』に行って最下層の『コキュートス』の中に閉じ込められている『ルシファー』の抑えが最近効かなくなってるんで弱らせて欲しいんやって」

黒上「ふ・ざ・け・る・な！　『地獄』に行くだけなら兎も角『ルシファー』って俺達の故郷で七つの大罪全てを犯した上に『上』が『メタトロン』って兵器を創りだしてやっと倒した……正確に言えば相打ちにしたっていう超大囚人じゃねぇか！！　幾ら俺とアレスでも倒せるかぁ！？　全権能をフルパワーで使っても無理だわ！　俺は『ダンテ・アリギエーリ』じゃないんだぞ！？」

波屋「いやー。数百年前なら絶対死刑になってた奴やけど『死刑』が『完全停止』してからもう百年以上経っとるしなぁ……。あ、それと倒す必要はないよ？　弱らせるだけでええんやって」

クソッ……！　『上』の全勢力に喧嘩を売るのと同じぐらい危険だけど……どうしよう。もしも波屋の話が本当なら俺としても黙っていられない。仮に『ルシファー』が復活したら地獄は勿論、この監獄もどうなってしまうか見当が付かない。……よく考えろよ、黒上終御。


黒上「……↓1だ」


①依頼を受ける。
②依頼を断る。
③この事を他のムーンキャンサー達にも話して全員で向かうべきだと『上』に訴えてみる。
④その他の安価。

うみ「はい、時間になってしまったので今日はここまでです。安価↓1をして>>1には寝て貰います。……昨日調子に乗って時間を引き延ばしてたら体調を崩されかけましたしね……。それじゃあみなさんお疲れ様でした！！」

3

うみ「はい、みなさんおはようございます！　今日はこどもの日スペシャルです！　不定期ですが朝からやりますよー！！(人が少ないのは分ってますからこっちも余裕がありますしね)それでは始めていきましょう！！」

黒上「そんな大事なら『ムーンキャンサー』を一堂に会して全員で向かうべきだろって上に訴えられないか？」

……そうすれば不知火にも近づけるしな。任務終了後に不意を突いて襲い掛かっても良い。……多少無理があると思うけど。


波屋「んー……それはそうなんやけどなぁ……1日待って貰えへんか？　黒ちゃんに最大の貸しを作るつもりで僕の伝を最大限利用してみるわ」

黒上「助かる。ぶっちゃけ監獄の危機……この都市の危機だろそんなの」

さて、1日時間が空く訳だが……どうしよう、やっぱり今日もシオンと一緒に過ごすべきだろうか。でも葵ちゃんとの約束もあるし……。んー↓1

①シオンと過ごす。
②葵との約束を守る。
③波屋に少しでも協力する。
④その他の安価。

2

うみ「ごめんなさい！　>>1さんが寝坊かましたのでここからは休ませません(6時まで張り付きます)幾ら何でもこれは酷いです」


湊ちゃんとの約束を守らなくちゃな。事情をそれとなく話したら「全然構いません！　むしろシオンさんの傍にいてあげてください」なんて言ってくれたけど……。
薬物中毒者事件はそれはそれで放っておけない。さて、まずは何からしようか……あ、波屋は今日は頼れそうにないから↓1だな。

①湊ちゃんに詳しい事情を聞きに行く。
②湊ちゃんの友達が入院してるという病院に面会に行く。
③呉を頼る。
④天子を頼る。
⑤その他の安価。

1
今日は何回ファンブルするかな？

うみ「やりましたぁああああああああああっっっ！！　このスレ初のクリティカルです！　大幅に盛りますよー！！↓1！」

01～05　追加クリティカル。
05～30　湊ちゃんがこの1週間で詳しい事件の詳細を調べてくれていた。
31～60　湊ちゃんの友達が無事に退院出来ていた。
61～90　不知火達が関わっていると突き止めてくれた。
91～00　ファンブルで相殺。

やったぜ。

うみ「本当ですか！？　やっぱり確率は収束するんですね……(いや、それでもファンブルが出過ぎな気がしますけど)そんな訳で↓1です！」

01～05　更なる追加クリティカル。
06～30　>>222の06～90までの全部。
31～60　不知火達が薬物＋シオンの拉致依頼を破棄した。
61～90　薬物中毒者事件＋シオンの拉致事件の犯人として不知火達が捕まった。
91～00　ファンブルで相殺。

そろそろファンブルでしょ

黒上「は！？　不知火達が違法薬物売買および女子高生拉致事件の犯人として捕まった！！？」

空星「は、はい！　ほら、このネットニュースを見てください！！」

本当だ……。確かにこれは不知火本人の写真で間違いない。ワッパ(手錠の事です)を掛けられて地獄の鬼である『獄卒』達に留置所まで連行されてる……。何々？


『昨今この都市で更なる罪を犯していた違法薬物中毒者達に薬物を販売および女子高生を拉致して猥褻な行為を行った容疑者として『不知火鏡』囚人長が逮捕されました』
『警察および獄卒関係者達の取材によりますと不知火鏡容疑者は数ヶ月前から『上』の指示に従い違法薬物の売買を行ったり、様々な猥褻罪を働いて動画や写真をネットにアップロードした罪に問われています』
『不知火鏡容疑者を逮捕したのは↓1』

01～05　クリティカル。
06～30　当然ムーンキャンサー持ちの誰かです。
31～60　重い腰を上げた『上』の一人です。
61～95　地獄にいる『獄卒』達です。
96～00　ファンブル。

00付近のコンマを狙っていきたい

で、具体的に誰なのよ。↓1

①アフロディテ
②ヘファイストス
③ヘルメス
④デメテル
⑤ゼウス
⑥アテナ
⑦アポロン
⑧ヘラ
⑨ディオニュソス
⓪アルテミス

7

うみ「あ、違います。これ安価じゃなくてコンマです……紛らわしくて申し訳ありません」


黒上「ムーンキャンサー『ヘラ』の持ち主によって捕縛された、か……」

ポセイドンVSヘラ……確かに主神ゼウスの正妻であるヘラの権能なら可能だろう。……人間的な感性を持って言わせてみれば色々と大迷惑な神なんだけどさ。(超嫉妬深いし)
持ち主までは……流石に書いてないか。筋違いかもしれないし、相手はそんなこと少しも思っていないかもしれないけど礼の一つでも言いたかったんだけど……。


黒上「……全く役に立てなくてごめんな」

空星「い、いえいえ！　私こそ大変な事に先輩を巻き込んじゃってごめんなさい。まさか首魁が『ムーンキャンサー』持ちだったなんて……」

き、気まずい……。結果オーライなだけで、俺があのとき第二権能を使って不知火の奴を追い詰めていればそれで解決できていた話だし……。あー、我ながら本当に運が悪いというか間が悪いというか……湊ちゃんの案件まで関わってると知ってたら絶対に逃がさなかったのになクソォ……。
でもまぁ、とりあえずこれで違法薬物事件は幕を閉じた訳だな。シオンの安全も、当面は確保できただろう──↓1(ファンブル以外で解決。それ以外で解決していない。(別の誰かが仕事を受け継いだ)

あ

うみ「！！！？？？　ど、どうなってるんですか！！？　コンマ神さん、>>1とうみを弄んでいませんか！？　↓1」

01～05　追加クリティカル
06～30　まともな上との強い伝が出来る。
31～60　シオンの事情を知った仲間達が恋の後押しをしてくれる。
61～90　ルシファーの動きが何故か急遽収まった。
91～00　ファンブル。

面白コンマこい

波屋「黒ちゃん黒ちゃん！　朗報朗報！！」

湊ちゃんの教室に突如として波屋が駆け込んできて俺を廊下の端っこに連れ出したのは、俺と湊ちゃんが一息付いた時だった。


黒上「なんだよ急に……」

波屋「いや、何でだか僕も分らんけど『地獄』にいるルシファーの動きが急遽収まったんどすって。ボクのとっときの伝からの情報やから間違いないわ」

黒上「……はぁ！？」

ど、どういう事だ？　不知火が捕まった途端にルシファーの動きが収まった……？　違法薬物の話と猥褻行為事件、そしてムーンキャンサーを持っている不知火が捕まった途端に収まったルシファーの動き……どうも妙だ。
この一連の事件……何か関係があるのか？　……どうする？　もう少し踏み込んで調べてみるか？　波屋の言う通り『上との伝』が出来るのも魅力的だ。『釈放試験』の時にも役に立つだろうし……↓1


①もう少しこの一連の事件について調べてみる。
②上との伝が魅力的なので波屋に紹介して貰う。
③いや、俺はシオンだけのヒーローになるって決めたんだ。触らぬ神に祟りなしっと。(第1章終了＆シオンルートに進みます)
④その他の安価。

1

……決めた。もう少しこの都市の『奥』に踏み込んでみよう。俺達の身の安全を確保する為にも、そして事件の『裏』にいるであろう『上』の誰かを突き止める為にもな。そうと決まれば↓1


①一人で動く。
②改先生に事情を話してみる。
③呉に話を聞いてみる。
④天子と組んでみる。
⑤その他の安価。

3

呉「……なるほどな、そんな事があったのか。上に喧嘩を売るような真似をし続けてきた以上、自業自得だと俺も思うが、そのシオンという奴は災難だったな」

黒上「本当だよ……つーか襲撃するなら俺にしろよクソ……。なんでシオンなんだよ」

呉「案外些細な理由かもしれんぞ。勿論、かなり根の深い話になっているかもしれんから俺は囚人長の一人としてこれ以上は危険だと警告する」

黒上「……それでも、俺は踏み込まなくちゃいけないと思ったんだ。この都市を少しでも正しく運用する為にも協力してくれないか？　勿論、今後お前が困るような事があれば手伝うから」

呉「ふん……そうだな……↓1」


①良いけど先にこっちの要求を聞いて貰う。
②良いけど動くのは俺だけだ。部下を動かす事は出来ない。
③良いけど報酬はこっちが7お前が3だ。良いな？
④その他の安価。

うみ「はい、1時間以上経った＆6時まで時間が無いのでコンマ判定に変更して、自分でコンマを取ります」

01～05　クリティカル。
06～30　①
31～60　②
61～95　③
96～00　ファンブル。

うみ「…………おかしいです。神様、勝手に>>1さんのPCをイジっていませんか？　↓1」

呉にとってのクリティカルってなんだ？

01～05　追加クリティカル。
06～30　実は呉こそが第3のムーンキャンサーを持っていた。
31～60　呉には『上』との強力な伝がある。
61～95　実は呉は囚人長であると同時に高位の獄卒でもある。
96～00　ファンブルで帳消し。

あ

うみ「「」──「」……すみません、またも意識を失う寸前でした。どうなってるんですか！！？　ファンブル連発からのクリティカル連発ってこのスレのコンマ神様は一体何を考えてるんですか！！？　↓1」

01～05　更なる追加クリティカル。
06～30　>>240の06～95までの全部。
31～60　↑1＋持っているムーンキャンサーの全権能を使える。
61～95　実は呉こそが『上』の一人。
96～00　ファンブルで相殺。

お

呉「ふむ……お前にならば正体を明かしても良いかもしれんな。付いてこい」

黒上「？　ど、どこに行くんだ？」

呉「決まっている。……俺が使える最大限の権力を振るえる場所にだ」


～～～上層部～～～


……俺は、まさか入れるとは欠片も思っていない場所にいた。『天国』……つまり『上』に値する人物か、その人物に認められた者のみが入る事が出来る場所に連れて来られたからだ。顔パスとは思いもしなかったし、まさか呉のアジトに天国に繋がる秘密の通路があるとも思っていなかった。
……いや、それ以上に


呉「改めて名乗っておこうか。俺の名前は『呉仙石(くれせんごく)』……12人いる『上』の一人だ」

黒上「……マジ？」

呉の身分が『上』の一人だと言う事に驚いた。まさかのまさか──上への伝がスゲー近くにあったもんだ……。


黒上「……って事はあの時の戦いも──」

呉「↓1」

01～05　クリティカル。
06～30　当然、手加減＋本気で戦ってはいなかった。
31～60　当然、手加減していた。
61～95　少しだけだが手を抜いていた。
96～00　ファンブル。


うみ「あ、遅くなってしまいましたが昼の更新はこれで終わりです。また9時に会いましょうね！！」

こんくらい

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

呉「当然、手加減していた。本気ではあったがな……囚人長の一人としての本気とはいえ、俺と互角に戦えるとは大した物だと思ったよ」

黒上「冗談じゃない。アンタが『権能』を使えば俺なんかひとたまりもなかっただろ」

呉「……まぁ、今のお前とアレスならばそうだろうな」

堂々と『天主の椅子』の一つに座る呉。……普段は身分を隠して『煉獄』に降りてるって訳か。呉の話だと一部の部下を除いてこの事は知らないという。


呉「さて──早速だがお前に俺の『使い』としての身分を与えたい。動ける範囲も調べられる情報も今より格段に上がるし、俺の加護も付くぞ？」

黒上「良いのか？　こっちに取っちゃ棚からぼた餅も良いとこだけど……」

呉「構わない。その代わり↓1の依頼を受けてもらう」


01～05　クリティカル。
06～30　今回の事件に関わりがある『上の使い』の調査。
31～60　↑1＋そいつの粛正。
61～90　地獄の最下層にいるルシファーの見張り。
91～00　ファンブル。

うみ「もう分ってると思いますが、夜は20分経っても安価orコンマが無かった場合>>1さんに取らせます」

お

呉「『地獄』の最下層でつい最近まで動きが活発化していた『ルシファー』を見張っていて貰いたい」

『地獄』……地獄か。それは『更生の余地無し』とみなされた囚人が送られる最後の場所。大昔の偉人達が思い描いた西洋の地獄よろしく、そこに救いなど無く、一切の希望を捨てなければならないという──『ダンテ・アリギエーリ』の『神曲』を模して造られた場所だ。
そこの最下層『コキュートス』で凍りづけにされている超大囚人が『ルシファー』。神造兵器・大天使『メタトロン』の力を持ってようやく倒したという程の力を持つ大悪人。


黒上「……構わないけど、その間シオンや他の俺の知り合い達は……」

呉「俺とその部下達が責任を持って護ろう。無論、お前もな」

黒上「……分った。その言葉を信じてアンタの傘下に入るよ」

呉「ありがたい。では契約成立だな──さて、お前はどの加護が欲しい？」

黒上「え、選べるのか？」

呉「ああ、お前の『アレス』の『覚醒』が一つ。俺の守護──『聖域』をどこででも張れる能力が一つ。お前の『予知能力』をもっと早く、正確で確実な物にするのが一つだ。それ以外にも色々あるが、今のお前に役立ちそうなのはこの三つだろう。前もって言っておくが、全部は無理だぞ？　それには俺を含めて『上』の過半数の賛成が必要だ」

黒上「そうか……それなら↓1を頼みたい」

①アレスの覚醒。
②聖域の加護。
③予知能力の強化。
④それ以外の安価(上三つに並ぶぐらいふさわしい物にしてください)

1

黒上「アレスの覚醒を頼めないか？」

実際、歴史が好きな俺としては『アレスの覚醒』ってのが予想が付くし……もしそれが出来るなら、俺は更に大きな力を手に入れられるだろう。


呉「良いだろう、第3の権能まで使えるようになっているお前ならば出来る。ただし、それには条件がある──↓1だ」

01～05　クリティカル。
06～30　呉ともう一度戦って勝つ事。
31～60　他の『ムーンキャンサー』と戦って勝つ事。
61～90　地獄の最下層まで自らの脚で行く事が条件だ。
91～00　ファンブル。

と

呉「俺ともう一度戦って、勝って貰おうか……」

黒上「……本気の、それも全力のアンタとか？」

呉「その通りだ。お前自身の技量と未来予知を上手く使ってカバーしているみたいだが『アレス』は単体では全ムーンキャンサーの中でも最弱候補の一つと言って良い。ギリシャ神話でそう記されているようにな」

だよなぁ……。争いが狂乱を生むからって理由で人間から嫌われまくりの(ゼウスとヘラから唯一生まれた男神ではあるから神々から好かれてはいるんだけど)色んな事で負けまくりの、しまいにゃ主神ゼウスの子とはいえヘラクレスに負けるエピソードまである始末だ。


呉「なのでお前の言う通りまずは『テクスチャー』を張り替える必要がある。それには『アレス』の限界を超えた力を引き出す事が絶対条件だ」

黒上「それが戦いって訳か」

呉「そうだ。ただの『軍神』から一気に『三主神』にまでランクアップするんだ、相応の力を示して貰わねばな──では闘技場(コロッセオ)へ行くぞ。お前のアレスを覚醒させるにはうってつけだろう」


～～～闘技場～～～


『闘技場(コロッセオ)』……普段は戦いを役目とする囚人を鍛える為に運営されている場所だが……。今は俺と呉以外の誰もいない。余計な観客は不要って事か。


呉「準備は出来ているな……？　では、行くぞ」

黒上「──ッツ！？」

闘技場で呉と向かい合った途端、凄まじい神気が俺の身を切り裂いていく。これが呉の本気……『上』つまり『神(上)の代理人)』の力か！　俺達ただの人間が操る『ムーンキャンサー(神機)』使いとは違う、本物の──！！　『天の使い』！


呉「↓1」

黒上「↓2」

まずは小手調べ。呉のコンマ値に補正＋30。黒上のコンマ値は補正無し。(高コンマを出した方が有利なのでクリファンが逆になります)

はい

どうだ

99VS54　差　55の負け


呉「ふんっ！　はあっ！！　どりゃぁああ！！！」

黒上「ぐっ……このっ……！！」

つ、強い！！　パワーもスピードもテクニックもこの前とは段違いだ……俺の予知能力を全力で使っても自分の身を守るだけで攻勢に回れない！　第1権能の『狂乱の戦争』は相手が一人で戦う前提の場合なんの意味も無い権能だし、第2権能も第3権能も役に立つかどうか……！！


呉「どうした？　自分の身を護ってばかりでは俺には勝てんぞ。それともそれがお前の全力か？」

黒上「このっ……好き勝手言ってくれるじゃないか……なら見せてやる！　↓1！！」

①第二権能発動。
②第三権能発動。
③未知の力である第四権能発動。(発動できたかのコンマ判定に入ります)
④それ以外の安価。

うみ「はい、11時を過ぎたので今日はここまでです。それでは皆さん、また明日の夜9時に会いましょうね！　おやすみなさーい！！」

うみ「あ、忘れてました。安価↓1です！」

おつー

安価だ
1

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

黒上「第二権能発動！　これは、空に輝く火星を司る軍神アレスの戦車なり！！　『空まで燃えよ、軍神の戦車(マーズ・ザ・トラゴイーディア)』！！

呉が気がつくと、黒上はいつの間にか火を吐く6頭の馬が引く戦車に乗っていた。──これぞ軍神アレスの象徴たる『火星』を模した第二権能。素早さこそポセイドンのペガサスに劣るが、戦闘力では大幅にこちらの方が上だ。


呉「ほう、第二権能で来たか。だがそれでどうする？」

黒上「こうするんだよ……↓1！！」

①戦車を牽く馬達に攻撃させつつ、自分も戦車から飛び降りて攻撃する。
②戦車に乗ったまま、呉を轢き倒す。
③第三権能も同時に発動して一気に勝負を決める。
④その他の安価。

3

黒上「第三権能！　これは、巨体な軍神アレスの体躯そのものなり！！　『巨神よ、我が身に宿れ(フュージョン・ソウル)』！！」

軍神アレスは元々は200メートルを超える巨神であったと言われている。──この権能は、今の俺が使える最高の切り札だ。なんてったって200メートルを超える巨神の力をそのままその身に宿せるのだから。


黒上「(ただし、大昔の特撮よろしくこの状態で戦えるのは3分が限界……！　それまでに呉を倒す！！)行くぞ！　神馬達！！」

6体の神馬「ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯｯｯ！！」

呉「ほう……それが今のお前の最大の切り札だな。良いぞ、来い！！」

↓1　黒上の判定。補正＋30
↓2　呉の判定。補正無し。

き

ファンブれ

81VS27＝54の差で黒上の勝ち。


呉「ほう、これは中々……！！」

黒上「よし、有利は取った！」

……本当はこのコンボで即倒せなかった奴なんて今までいないんだけどな……。それにアレスに精神力？　みたいな物をめっちゃ要求されるからあまりやりたくないんだ。それにあと二分しか時間が無い、一気に勝負を決めないと！！


黒上「まだだ！　神馬達よ、炎と共に突っ込め！！　↓1(補正＋30)」

呉「ふん、まだまだだ……！！　↓2(補正無し)

あ

うみ「え～……黒上さんの勝ちが確定したのでこのまま進めますね？(一応、このレスが呉さんのコンマと言う事で)」

↓1　クリティカルって何だ？

01～10　追加クリティカル。(戦闘中な為、クリファン値を逆転させています)
11～30　第1～第4権能までを一度に扱えるようになった。
31～60　アレスが第一覚醒した。
61～95　アレスの声が聞こえるようになった。(戦闘中による予知能力の大幅な強化)
96～00　ファンブルで帳消し。(ただし、戦闘自体には勝った物とする)

これ

うみ「では先にこれを決めておきましょう！！」

↓1　聞こえてきたアレスの性格って？

01～05　クリティカル。
06～30　そりゃあ神話通りの粗野で残忍、かつ不誠実な奴ですよ。
31～60　↑1よりは流石にマシよ。
61～95　↑1と言うか、機械的(Fateリスペクト)です。
91～00　ファンブル。

クリティカルなら良妻賢母(でまかせ)

ひゃー

(右から殴ってくると見せかけて、本命は頭部への蹴り。カウンターを決めろ)

黒上「！！　──うぉおおおおおおおおおおっっっ！！！」

呉「む……！？　これは……！！」

第二権能と第三権能を同時に長時間(そうは言ってもまだ2分なのだが)使い続けたからか、俺の頭には、何かの声……幻聴のような物が聞こえてきていた。
……いや、違う。ただの幻聴じゃない。これは……！！


(次。第一撃の金的と第二撃の殴打がフェイントで、第三の頭突きが本命。上手く躱して再びカウンターだ)

黒上「(まさか……！！)──はぁあああああああああああっっっ！！！」

呉(俺の攻撃が一切当たらず、黒上のカウンター攻撃だけが一方的に当たっている……俺の動きが完全に読まれているな……。普通の予知能力程度では俺の身体能力にこの精度のカウンターは出来まい。──と、なれば)

これは……まさかアレスの声か！！？


アレス(肯定。次で最後『天使の翼』が来るが、今のお前ならば相殺……否、破壊して勝利出来るだろう。第四権能を使え、能力は──)

黒上「……そんな能力なのか。分った！！」

呉「……ならば正面突破だ、行くぞ！　『天上に在りし父の翼(エル・エリ・サバクタニ)』！！　↓1(補正無し)」

黒上「これなるは『城壁の破壊者』軍神アレスの奥の手なり！　『破壊を極めし幻想の剣(オリュンポス・ブレイカー)』！！↓2(補正＋50)」





うみ「おっと、時間が来ちゃいましたね。今日はここまでです。また明日、うみと>>1と遊んでくださいね！　おやすみなさーい！！」

おつー

乙

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

66VS138＝72の差で黒上の勝ち。戦闘勝利確定。


呉「はぁあああああああああああっっっ！！」

黒上「おおおおおおおおおおおおっっっ！！」

呉の背後から現れた6つの翼と、俺のアレスの剣が激突する。──が、結果はすぐに現れた。俺のアレスの剣が惚れ惚れするような虹色に輝くと同時に、呉の6つの翼を全て打ち砕いたんだ。ﾊﾞﾘｨｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ!!　というガラスを砕いた音と共に。


呉「……なるほど、俺の負けだな」

首元に剣を突きつけられた呉が満足げな表情で言う。


黒上「……良いのかよ。あんた、まだ奥の手を残してるみたいだけど」

呉「ああそうだ。だが前にも言っただろう？　これ以上は本当に殺し合いになるとな。何はともあれお前にはアレスの声が聞こえるようになったみたいだし……どれ、そいつを貸してみろ」

黒上「アレスを？　どうするんだ？」

俺は素直にアレスを呉に渡す。すると黒上はアレスを↓1


①大天使の加護を与えた。
②普通に覚醒させた。
③鍛冶場で鍛え直し始めた。
④その他覚醒できそうな安価。

1

うめ「はい、30分経ったのでコンマに変えて>>1さんに取らせます」

01～5　クリティカル
06～35　①
36～65　②
66～95　③
96～00　ファンブル

うめ「………はい、>>280さんを採用しましょう」


～～～～～～


呉「大天使の加護を与えん──そら」

黒上「……これは？」

呉「厳密に言えば『アレス』ではなく貴様自身に加護を与えた。この所有者は『アレス(自分)』を操るにふさわしい存在であると認めさせんだ」

黒上「……？　えっと……？」

呉「近代的に言ってしまえば、アレスにかかっているセキュリティーを突破するコードをお前に与えた。アレスの声を聞く事が出来たお前ならこれで↓1」

01～05　クリティカル
06～35　空を飛べるようになる。
36～65　単純に全能力が強化される。
66～95　自分の意思で天界の扉を開けられるようになる。
96～00　ファンブル

や

クリティカルってなんだ？　↓1

01～05　追加クリティカル。
06～35　>>282のクリファン以外全部。
36～65　↑1に加えてアレスが覚醒した。
66～95　↑1に加えて呉の配下のムーンキャンサーが一人仲間入り。
96～00　ファンブルで相殺。

か

アレス『時は来た……。我、ココに覚醒せり……！』

剣が光り輝いてその形を変える。ドリルの様な形態となり、鮮やかな虹色となったその剣は、自らの事をこう語った。


マルス『我はローマ神話が最高神の一柱。マルスなり……！！』

黒上「マルス……！　アレスと同一視されてる、ローマ神話の最高神の一柱……！！　……これも呉の力の影響なのか？」

呉「いいや、俺は関係ない。お前は既に一つの神話の最高神の使い手となっていたと言うだけだ。……古代ローマ帝国にあるコロッセオを模したこの闘技場にお前を連れて来て全力で戦いあえばもしやとは思っていたが……」

俺もアレスを持ったときからその可能性は考えてたけど……本当に凄まじい力を感じる。最強のムーンキャンサーと言われていて『上』の一人が持っているという『ゼウス』に匹敵するかもしれない。


呉「今のお前ならば何の憂いもない。そら、身分証だ。これでお前は権利を行使すれば我らが故郷に帰れるぞ。まぁ、俺の任務を果たしてもらってからだが」

黒上「『コキュートス』にいる『ルシファー』の様子を見てくれば良いんだな？　分った、行ってくるよ」

さて、地獄めぐりをしに行く前に何かやるべき事はあるかなっと──↓1


①シオンにこの事を伝えに行く。
②天界の事について呉に教えて貰う。
③その他自由安価。

2
そろそろファンブルかな？

黒上「その前に聞きたい事がいくつかあるんだけど……」

呉「良いだろう、言ってみろ」

黒上「俺はこれで『上』の一員になれたのか？」

呉「違う。……緊急事態で席が開けば俺と同じようにその一人になれる可能性は高いがな」

黒上「天界はどんなシステムで運営されてるんだ？」

呉「基本的に俺達の更に『上』……神上にいる者が法を決める。だが基本的には地球の上層部と大して変わらん。そもそも月が囚人の監獄都市になった経緯をお前は知っているか？」

黒上「いや、知らない……。最初は監獄都市じゃなかったのか？」

呉「そうだ。上手く情報操作されているが、最初は↓1だった」

01～05　クリティカル
06～35　学園都市のような研究機関。
36～65　今とは逆で上層部のお偉い様達が支配する楽園。
66～95　宙の彼方からやってきたとされるギリシャ神話の十二神の使い手──ムーンキャンサー使いを見極める為の都市。
96～00　ファンブル


うみ「半端な時間で終わるのが嫌なので今日は23:30までやるそうです」

ほい

呉「今とは逆で、所謂『お偉い様』達が支配する楽園だった……。極楽浄土を体現した、まさに夢のような都市だったらしい──が」

黒上「……が？」

呉「……この事は『上』かその側近しか知らん情報だから他言無用だぞ？　──都市が完成して数年後にある『事件』が起きてな。今のような都市になってしまったんだ」

黒上「楽園を監獄に変えてしまうような事件……？」

呉「お前はもう知っているだろう？　『ルシファー』……堕天前の名前を『ルシフェル』という神上に最も近い者が、とんでもない大罪を犯したんだ」

黒上「！！？　あ、あれって地球で起きた事件じゃなかったのか！？」

呉「違う。……奴は自分の目的の為に都市の三割の戦力を味方に付けて楽園を──敷いてはこの都市を我が物としようとした。……それはそれは凄惨な事件だったらしいぞ。具体的に言うと↓1だ」

コンマ値が大きいほどヤバい大罪。補正はコンマ値×666




うみ「はい、今日はここまでです。また明日、うみと>>1と遊んでくださいねっ！　おやすみなさーい！！」

おつ
ファンブれ

でかぁーい！

おつ

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

呉「57942人の上層部を全て殺し尽くしたらしいらしい」

黒上「なんでルシファーはそんな事を……？」

呉「さぁな。いずれにせよ、その事件を切っ掛けに『メタトロン』が創られ、月はルシファーを封じ込める監獄へと変わったんだ。そしてそんな物騒な奴が封じ込められている場所になどいたくなどないと、月の役割は少しでも犯罪を犯す可能性がある者を強制移住させる監獄になったのさ」

ルシファーが当時何を思って、どんな計画を立てて、月にいた人間を殺し尽くしたのかは分らないけど……普通そこまでやるか？　真に邪悪な者なのかそれとも……」


呉「さて、話すべき事は終わったぞ。お前には地獄の底に向かって貰おうか」

黒上「確か、月でも犯罪を犯した『救いようがない者』に永遠の苦しみを味合わせる場所だったよな」

呉「そうだ、刑罰で言うところの終身刑だな。パスは俺の方で回しておく。あとは頼んだぞ」

……正直良い気分じゃないけど仕方がない。確か地獄には↓1

01～05　クリティカル
06～30　5階層まではエレベーターがあるよ。
31～60　6階層まではエレベーターがあるよ。
61～90　7階層まではエレベーターがあるよ。
91～00　ファンブル

はい

そう、確か5階層まではエレベーターがあるんだったよな……第9階層に行くにはそこから歩くしかない。


黒上「……地獄、か。行く前にもっと詳しく調べておくか」

誰に聞こう↓1

①SNSで調べる。
②波屋に聞いてみる。
③早速権力を行使する。
④その他の安価。


うみ「すみません、>>1が待ち時間に最近話題のとあるゲームをしていてこんなに遅れてしまいました……」

2

～～～波屋の家～～～



波屋「へぇ……。黒ちゃんもまた厄介な調査を依頼されたもんですなぁ」

俺は波屋の家に行って『地獄の調査を依頼されたから何か知っている事はないか』と聞いてみた。もちろんだが、俺が『上』の使いの一人になった事や、依頼の詳細は伏せてある。
……まぁコイツでも『上』にたどり着くのは無理なんだ。詳しい経緯を知る事はないだろうな。


黒上「ああ。お前が知っている限りで良い、教えてくれないか？」

波屋「そやねぇ、僕も地獄にはあまり関わりたくないからそこまでよう知らんねんけど↓1やね」

01～05　クリティカル。
06～35　地獄6階層の事まで知っている。
36～65　地獄7階層の事まで知っている。
66～95　地獄8階層の事まで知っている。
06～35　ファンブル。

うみ「すみません、ファンブルの部分96～00です……>>1さん、ゲームをクリアしたからって慌てすぎですよ……コホン、では再コンマ↓1で」

あ

波屋「第6階層の事までなら知っとるで？」

黒上「第6階層か……。いや待て、逆に何でそこまで知ってるんだ？」

波屋「そら僕には僕の伝があるからなぁ。黒ちゃんだって黒ちゃんなりの伝があるやろ？」

黒上「……まぁ、否定はしないけど」

波屋「んじゃ、いつも通り情報の交換が代価って事で。第5階層までは管理者や『上』ならエレベーターですっ飛ばせるんやけど第6階層は↓1」

高コンマほどヤバい。最低保証60の補正＋10




うみ「今度は寝てましたよこの>>1……あれだけ大興奮してたのに……しょうもない大人ですね。明日はしっかりと9時からやらせますのでそれで勘弁してあげてください。それではみなさんおやすみなさーい！！」

う

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきましょう！！」

危険度110＋ファンブル値30＝140(どえらい罪人達が終始殺し合っている)


波屋「黒ちゃんなら心配要らないとも思うけど……ハッキリ言っとく。第5層は素通りせなアカンで、マジで」

黒上「どういう意味だ？」

波屋「『上』のお偉いさん方でもしっかりと準備をしないと第5層を正面突破するのは危険だって話どす。……第5層に収監された罪人達の罪は『憤怒』。罪人達が終始泥沼の中で殺し合っているとこや。しかも致命傷を負ってもすぐに治療されてまた泥沼送り……正直言って僕なら『上』の一人でも行きとぉないね」

黒上「……そんなに危険なのか」

呉の奴……そんなとんでもない任務を俺に押しつけたのか。いやまぁあいつのお陰でお釣りが来るほどの強化＋権力＋伝が出来た事は間違いないんだけどさぁ！！
それにしても憤怒の罪か……怒りで我を忘れて暴れ回ったって事なのか？　自分が許せない何かに対して怒る事自体は間違ってないと思うんだが……やっぱり何事も『過ぎたるは及ばざるがごとし』って事なのかな？　それとも筋違いの怒りを覚えたとかか？



黒上「……ってちょっと待て、素通りする方法あるのか？」

波屋「あるよ？　↓1をすればええんや」


01～05　クリティカル。
06～35　泥沼を渡る船の船頭『プレギュアス』に追加の賃金を渡す。(安いとは言っていない)
36～65　そもそも沼に入らないようにする。
66～95　7人いる地獄の『管理人』の一人──第5層の管理者に許可を貰う。(ただとは言っていない)
96～00　ファンブル。

うみ「すみません、全てを間違えました！！　>>304は無し……に、したい所なんですがダンテさんの神曲の第6層って異教の人達がいる、所謂センシティブな部分に触れなくちゃいけないんですよね……。どうしましょう↓1」

01～05　クリティカル
06～35　そもそも第8層までしかなかった事にする。
36～65　『上』に背いた人達が収監されている場所にする。
66～95　『上』にとって都合が悪い人達がいる場所にする。
96～00　ファンブル

面白コンマこい

クリティカルってなんだ？　↓1

01～05　追加クリティカル
06～35　第6層は(色んな意味で都合が悪いので)何も無い場所とする。
36～65　第6層は非常に大人しい模範的な囚人達がいる場所とする。
66～95　実はつい最近第7層まですっ飛ばせるエレベーターが出来た事にする。
96～00　ファンブルで相殺

あ

……俺は何を言ってたんだろう。ここ最近色んな事がありすぎて頭の中がパニックになってしまったんだろうか。
そうだよ、呉が言ってたじゃないか。『第6層まではすっ飛ばせるエレベーターがある』って……んで、第6層の事について聞くと


『色んな意味で都合が悪いからあそこには何も無いぞ。……頼む、本当に何も無いからこれ以上聞かないでくれ』


って……。波屋の情報係に正しい物だとして、今の俺には意味がないじゃないか……。でも波屋でも第5層の事までしか知らないなら第6層以上の事は自分で調べるしかないか……それか、もう地獄に行ってしまうかだな。んー……↓1


①地獄に行く。
②地獄の情報をもっと集める。
③呉に話を通して一緒に行く仲間を推薦して貰う。
④その他の安価。

うみ「えー、時間ももうないので>>1さんにコンマで取ってもらいますね？　このレスのコンマです」

01～05　クリティカル
06～35　①
36～65　②
66～95　③
96～00　ファンブル

黒上「……って訳なんだけど、一緒に行く仲間とか紹介して貰えないか？」

呉「……そうだな。第6層の事についてこれ以降一切話題に出さないと約束してくれるならこちらで用意しよう」

黒上「助かる。……で、そんな奴なんだ？」

呉「↓1だな」

01～05　クリティカル
06～35　補助特化
36～65　回復特化
66～95　防御特化
96～00　ファンブル

面白コンマこい

何だよファンブルって↓1

01～05　クリティカルで相殺
06～35　黒上の知り合いかつ情報特化。(勝手に警護対象を増やすな)
36～65　普通に役立たず。
66～95　『上』の特権で解放された不知火。
96～00　追加ファンブル。

う

役立たずだけじゃあ可哀想なので(黒上も呉も)何か特徴をあげましょうか↓1

01～05　クリティカル
06～35　外見がめっちゃ良い。
36～65　この作品のマスコットキャラ。
66～95　役立たずだけど地獄との伝だけはあるよ。
96～00　ファンブル

うみ「はい、>>1さんの眠気がもう限界らしいのでコンマ↓1をして今日はここまでです。明日と明後日は9時までは不定期更新になります。それではみなさんおやすみなさーい！！」

追加ファンブル

みどり「初めまして！　『草薙みどり(くさなぎみどり)』って言います……『上層部』の子供一人に過ぎませんが、よろしくお願いしますね！！」

黒上「あ、ああ。よろしく」

……う、うーん……。なんだろう、この得体の知れない不安感は。マルスも『警告、この女は外見が良いだけの役立たずになる可能性が高い』って言ってるし……。絶世の美少女(恐らく俺達とタメか1～2歳年上)なのは間違いないんだけど……。


黒上(おい、俺とマルスの直感が『護衛対象が増えただけだ』って言ってるんだけどこれはどういう事だ）

呉（仕方がないだろう……↓1という理由があるんだ）


01～05　クリティカル
06～35　一度地獄を体験してみたいと言っている。（これだから箱入り娘は）
36～65　彼女は『上』の書記を目指しているので地獄の事も知っておかないといけない。
66～95　彼女は12人いる『上』の子供の一人なので、色々と経験させなくてはいけない。
96～00　ファンブル

あ

呉（彼女は天然の箱入り娘で……。『上』の親が大事に育てすぎたせいか、色々と世間知らずでな。一度地獄を体験してみたいと言っているんだ）

黒上（……おいこらテメェ……！！）

呉（本当にスマン……。だがこの子の護衛を引き受けてくれると言うのなら追加で報酬を出そう。具体的には↓1だ）

01～05　クリティカル
06～35　シオンと一緒に地球に帰還させる事を約束する。（すぐにとは言っていない）
36～65　↑1＋お前が望むなら、お前の友達達も一緒に帰還させる。（すぐにとはry）
66～95　↑1＋マルスも持って行って良い。
96～00　ファンブル

面白コンマこい

黒上（……マジか？　っていうか良いのか？）

呉（マジだ。……『上』の総意でもあるんだが『一人ぐらいは地球にムーンキャンサー使いがいた方が都合が良いだろう』と言う事でな）

……うーん、すぐにとは言っていないのがミソだと思うけど、これだけの報酬があるなら引き受けざるをえないか。地球にも『上』との伝がある奴らが何人かいるって話だしな）


黒上（分ったよ……）

呉（すまないな。さて、では今度こそ地獄に向かって貰おうか）

……これ以上は探索しても意味がなさそうだな。仕方がない『地獄』に向かうか。



～～～『地獄・入り口』～～～



良い機会だからもう一度おさらいしておこう。『地獄』とはこの監獄都市である月において、更なる大罪を犯した『救いようのない人間』が送られる『終身刑所』だ。
その罪は七つの大罪に加え『異教徒（ただし、これは実質無い物とされている）』と『紀元前に大罪を犯した物（同じく、これも実際には無い物とされている）』場所……。


黒上「地獄にはいる前に聞いておきたいんだけど、草薙は何でそんなところに行きたいんだ？」

みどり「当然↓1です！！」

01～05　クリティカル
06～35　肝試し感覚。
36～65　親に言われて。
66～95　この監獄都市の本質を見る為。
96～00　ファンブル

の

行きたい理由がクリティカルってどういう事だ？　↓1

01～05　追加クリティカル
06～35　地獄が本当に終身刑にならなければならないような罪人ばかりなのか見極める為。
36～65　この月の在り方を変える為。
66～95　親が『上』のトップ。（ただし、役立たずなのは変わりない）
96～00　ファンブルで相殺

はい

みどり「実は私、親が『上』のトップで……。『お前はいずれ全ての事を知らなければならない』って昔から言われてたんです」

黒上「それはまぁ、何というか……。『上』に立つ物の定めって奴か？」

みどり「はい。ノブリス･オブリージュとは少し違いますけど……。でも、私がやらなくちゃいけない、知らなくちゃいけないなら逃げちゃいけないって思ってるんです」

なんだ、普通にいい人じゃないか……。呉があそこまでの報酬を用意してくれたのも、この人が『上』のトップの娘だからって事なのかな。


黒上「それじゃあ行こう」

みどり「はい！　出来るならダンテさんのように第一階層から順番に行きたいんですけど……。でも、黒上さんには黒上さんの都合と事情があるんですもんね。第6階層まではエレベーターで行きましょう」

俺達は地獄の門番にパスを見せる間もなく『黒上様と草薙様ですね？　お話は聞いています、どうぞ』とあっさりエレベーター前まで案内された。……第6階層か。本当に何も無いのか？　だったらなんで第7階層までにしなかったんだ？　第1階層は地獄を運営する為の機械でギッシリ埋まってるって話だったけど……。



～～～地獄・第6階層～～～



黒上「ここが第6階層か。聞いてた通り↓1」

クリティカルorファンブル以外で本当に何も無い。

おお

黒上「本当に何も無いな……。広大な荒野が広がってるだけか」

みどり「私の親も『第6階層のことについてはあまり触れるな。と言うか触れたら色んな意味でダメだ』って言ってましたけど……」

黒上「まぁいずれにせよ、何も無いなら構わないさ。とっとと第7階層に行こう……所でアンタは俺が──」

みどり「あ、はい！　呉さんから『凄腕のムーンキャンサー使いが護衛に付く』って話を聞いています」

ムーンキャンサー使いだって事は把握されてるのか。まぁ良いさ、依頼をさっさと終わらせて報酬を貰ってしまおう。確か地獄の第7階層は……↓1


最低値70、補正値＋10、高コンマほど危険。

あ

……この『地獄』がダンテ・アリギエーリの『神曲』通りに創られているのなら『暴力の罪』を犯した者達がいる場所だ。他人への暴力は勿論、自分への暴力、神への暴力を振るった者もここに墜ちるらしい。
どっちみち、力業で駆け抜けるしかない。……俺には、それぐらいしか出来ないんだからな。


みどり「……これが第7階層への扉……『地獄の門』……資料では見ていましたが、本物は初めてです」

草薙が興味深そうに言うが、俺はあまり興味がないなぁ。俺はどっちかというとあまり神様仏様の存在を信じていない。正確に言えばそれらは『いるけどいないもの』だと思っている。
尊び敬うべきだ物だとも思うが、頼るべきでも願うべきでもない。……祈るのは勝手だと思うけどさ。


黒上「それじゃあ門を開ける……絶対に俺の側を離れないでくれよ？　ダンテの神曲通りなら『暴力』の罪で墜ちた奴らがいる可能性が高いんだから」

みどり「は、はい！　お父様とお母様からもそう言われていますので！！」

よーし、これなら足手纏いにはなっても邪魔にはならなさそうだぞ。にしても暴力の罪で地獄に落ちた罪人か……一体どんな奴らなんだろう……。



～～～地獄・第7階層～～～



さて、何が起きる？　↓1

01～05　クリティカル
06～35　戦っている訳ではないが、罪人達が互いや物に暴力を振るっている。
36～65　↑1＋当然だが、襲いかかってくる。
66～95　↑1＋しかもみどりを積極的に狙ってくる。
96～00　ファンブル

あ

暴力の罪人A「オラ死ねぇ！！」

暴力の罪人B「ああ゛！？　ふざけんなテメェが死ねぇ！！」

暴力の罪人C「憎い憎い憎い！！　他人が憎い！　物が憎い！！　自分が憎い！！」

ﾄﾞｶﾋﾞｼﾊﾞｷﾄﾞｶﾞｧｯ!!　という暴力を振るう音があちらこちらから聞こえてくる。……なるほどな、これが『暴力』の罪で地獄に落ちた罪人達か。


みどり「あ、あの……彼らは何故ここまで暴力を振るわなければ気が済まないのでしょう……」

黒上「……さぁな。余程許せない何かがあるのか、単なる憂さ晴らしか、じゃなければ薬でも盛られているか……これは流石に陰謀論か？　まぁ良いや。こっちに狙いを定めないならこんな穏やかじゃない場所、とっとと進もう」

みどり「で、でも……！」

黒上「……『チョコラテ』って言われてる俺が言うのもなんだけどさ、アンタが上のトップの一人に今後なるつもりなら罪人達に情けや甘えは見せるもんじゃ無いと思うぞ。『罪には罰を』が人の世の基本だけど、地獄（ここ）に墜ちた奴らは『救いようがない』って上から判断された奴らだらけなんだからさ」

みどり「はい……」

正直な話、俺とマルスなら力業で『争いを止めさせる』事が出来るかもしれないけど……。ここでそんな事をする意味は無いし、義理もない。……見てられないのは事実だけど、だからといってみどりを危険に晒す事は出来ない。あとで呉を含めた『上』から何を言われるか分ったもんじゃないからな。さて、それじゃあ↓1をして第8階層への地獄門を探そうか。


①普通にみどりを抱きかかえて空を飛ぶ。
②小さな結界を張ってコッソリと素通りする。
③マルスの予知能力を使う。
④それ以外の安価。

1

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　ちょっと早いですが今日も始めていきましょう！！」

この暴力の嵐の中に突っ込んで草薙を護衛しながら進むのは危険すぎるし、ここは呉から与えられた加護を使ってっと……。あ、なんか凄い力を感じる……！！　まるで自分の魂にまで影響しているみたいだ。


黒上「よし、空を飛ぶから俺に掴まっててくれ」

みどり「はい！　了解しました！！」

俺は草薙を片手で抱え上げたあと、背中に生えた光り輝く計六枚三対の翼を使って大空へと駆け上がる。……不思議だ、初めての飛行の筈なのにそんな気が全くしない。……これが『上』の加護か。
当然、地獄に落ちた罪人達に空を飛ぶ手段など無い。これで何事もなく通過できると良いんだけどなぁ……。↓1

コンマ70以下で無事通過。それ以外で飛び道具でこっちを狙ってくる連中がいる。↓1

面白コンマこい

黒上「はいよっと……ここまでは順調に来たな。……地獄を見た感想はどう？」

みどり「……第7階層まで飛ばしてしまったのでハッキリとは言えませんが……。そうですね、この人達が本当に自分の意思で暴力を振るっているなら印象はよくありません」

黒上「だよな、俺も同じ気分だ」

正直こんな場所にいたくない。……彼らが本当に『地獄に落ちてしかるべき罪人だというのなら』の話だけどさ。
波屋や呉の話を聞く限り、そして俺の今までの経験から察するに、どうもきな臭い場所なんだよなぁ……月面都市自体が。


みどり「気を落としてばかりもいられません。次の階層は……」

黒上「第8階層──ダンテの神曲通りなら『悪の溜まり場』って呼ばれてる場所だな。第7階層まで以外の罪に問われているありとあらゆる悪人の巣窟らしいから、気を引き締めないと……」

俺とみどりは第8階層への門を開ける。そこに居たのは……↓1


01～05　クリティカル
06～35　そりゃあありとあらゆる悪人ですよ。
36～65　全身真っ黒くろすけみたいな奴ばっかり。（Fateのアン○マユ擬き）
66～95　↑1＋しかも天井が低くて空を飛んでもほぼ意味なし。
96～00　ファンブル

う

黒上「な、なんだこれ……？」

みどり「全身真っ黒……な、人達？　なにか刺繍みたいな紋様も見えますけど……」

マルス『終御よ、ここでの戦闘は非推奨。対話も非推奨。ただひたすら無視する事のみが正しき解である』

全身真っ黒な奴らが、ワイワイガヤガヤと喋ったりだらけたり寝そべったりしている。……ハッキリ言えば気味が悪い、なんなんだコイツらは……。これが第8階層に送られた囚人達の末路なのか……？


黒上「……行こう。マルスの言う通り、全員纏めて無視するのが正解みたいだ」

みどり「は、はい……」

でも無視するって言ったってどうするんだ……？　また飛んで解決するか？　↓1


①もう一度飛んでみる。
②真っ黒くろすけをひたすら無視して先へ進む。
③結界を張って先に進む。（ただし、この場合今日中に第9階層にたどり着く事は不可能になります）
④それ以外の安価。

3

黒上「マルス、結界を張れるか？　その状態で先に進めば安全なんじゃないかと思うんだけど──」

マルス『肯定。ただし、その場合今日中には第9階層までたどり着く事は不可能』

黒上「それでも構わない。頼む」

ここは草薙のためにも安全策を取ろう。俺はマルスを掲げて結界を張る──結界（これ）自体は初めて行使する力じゃないんだけど、その制度と力が比べものにならないぐらい上がっている気がした──これで大丈夫だろう。


みどり「すみません、お手数をおかけして……」

黒上「良いさ。十分な見返りはあるみたいだし、なによりアンタがいずれ『上』のトップに立つなら今のうちに仲良くなっておきたい」

みどり「？　は、はぁ……私も黒上さんの様な心強い護衛が傍にいてくれると助かりますけど……」

いや意味が分ってなさそうな顔しないでくれよ……。普通分るだろ……。

↓1　で、結局第8階層突破までに何日かかったの？


01～05　クリティカル
06～35　そらマルスの演算の通り一日ですよ。
36～65　一日半かかりました。
66～95　二日かかりました。
96～00　ファンブル

お

黒上「ふぅ……一日半も掛かったか……」

みどり「えっと。だ、大丈夫ですか？」

黒上「ああ、大丈夫だ。俺の事なら気にしないでくれ」

誰かを守りながら戦ったり、護衛の依頼を引き受けた事はこれが初めてじゃないからな……。つーかシオンが戦闘に巻き込まれた時は基本俺が助けてたし。


みどり「……あの、黒上さんに一つお聞きしたいのですが」

黒上「なんだ？　第9階層への扉はすぐそこなのに……」

みどり「黒上さんは自分と恋人と友人方を地球に帰す事を条件に今回の依頼を引き受けたと聞きました。……私には友人にも自由恋愛にも縁が無いでしょうから分らないのですが……恋人さんや友人さんがそれほど大切なのですか？　私の護衛をしながら、地獄の最下層にいる『ルシファー』の様子を見に行くという危険な任務を引き受けたんですから」

黒上「そうだなぁ……。正確にはまだ恋人じゃ無いんだけどシオンに関しては↓1。他の悪友達に関しては↓2だな」


コンマではなく安価です。↓1にシオンに対する思いを。↓2に友人や知り合い達に対する思いを書き連ねてください。（簡単な物で全然構いません）

うみ「はい、それでは今日はここまでです。安価↓1＆↓2をしてっと……それでは皆さんおやすみなさーい！！」

かけがえのない人

何でも相談にのってくれる良い奴ら

黒上「シオンは俺にとってかけがえのない大切な人で、他の奴らは何でも相談に乗ってくれる良い奴らなんだよ。どっちも一癖あるけどな」

みどり「私も両親は大切ですが……。『『上』の人以外は基本的に罪人だから関わってはいけない』と言われて育てられたんです。ですがその……」

黒上「？」

みどり「私、来年で二十歳になるのですけど『そろそろ頃合いだな』と言われて『月のシステムと真実』を教わる事になったんです……今回の地獄めぐりもその一環らしくて」

へぇ……。そりゃあたいそうな事だ。ぶっちゃけ俺も興味があるし、知りたいけど『好奇心は猫をも殺す』からな。シオンが痛い目に遭ったみたいに、知らない方が良い事実や真実もある。


みどり「時機に、呉さんのように身分を隠して煉獄へ降りる事もあるでしょう。……なので、教えていただけませんか？　黒上さんの恋人や友達の事を……そして、今の月面都市の印象を」

黒上「だからシオンとは『まだ』恋人じゃないって……。言った通り、かけがえのない人だ。小さな頃から、俺はあいつを守る為に生まれてきたんだって思ってた気がする。……自分の可愛さと魅力に気づいてて、それを利用してるような奴だから本当に心配だった。……草薙は把握してるかもしれないけど、今回の猥褻事件で懲りたって思いたいけどな」

みどり「なるほど」

黒上「でも自分が男共からエロい目で見られてるって事には気づいてなかったっぽいんだよなぁ……。いや、正確に言えば気づいてたけど気づかないふりをしてたのかもな。本当に可愛い奴なんだよ。いつも自信満々で、若干ナルシストまで入ってるけどヘコんだ時や甘えてくる時なんかマジでただの女の子でさぁ……。普段とのギャップが堪らない。それと、これは俺の性癖なんだけどチラリズムが最高だ。……あー、自分で言うのもなんだけど俺が喜ぶからああいう格好をするようになったのかも……帰ったら問いただして、本当なら謝らないと」

みどり「そ、そうですか」

黒上「そうなんだよ。んで、根が凄く優しいんだ。困ってたり泣いている奴を見たら『絶対に放っておけない』って…………これに関しては『終御もでしょ？』ってツッコまれそうだな……。月面都市の『裏』を知ったあいつと俺が厄介事に首を突っ込むから『何でも屋』って呼ばれ始めて、実際にそれを始めた訳だし。あと正式に恋人になったらいずれ俺の前でだけで良いからあいつをただの『女（雌）』にさせたい。色んな意味で分らせたい、俺以外の男が少しも眼に入らないようにしたい。あとは──」

みどり「……ふふふっ。噂と呉さんからの情報で『凄く素敵で立派な方なんだろうな』と思っていましたけど、黒上さんも一人の男なんですね。逆に親近感を覚えました」

黒上「……ごめん、語りすぎた。今の事は忘れてくれ」

ヤバい、冷静になって考えると今の俺スゲー気色悪い奴じゃないか。……クソォ……これもシオンとシオンを襲った奴らのせいだ。我慢に我慢を重ねていた感情が一気に爆発してしちまった。


みどり「『実際に経歴を調べてみたが、あいつは噂通りの『チョコラテ』だ。きっと許せない敵がいてもあいつは殺せないし、改心したなら例え過去にどんな恨みがあろうが助けてしまうのだろう』──って呉さんも言ってましたけど、あなたも本当は月面都市の現状に心を痛めているんでしょう？　あなたの様な人がいるだけで救われる人が何人もいると思いますよ？」

黒上「……だと良いんだけどな。友人達に関しては……本当に世話になってる。情報通の波屋に、何かあったら絶対に協力してくれる土井に、ムードメーカーの光に、真っ当に『先生』をやってくれる改に……。ホント、恵まれてると思うよ。アイツらが厄介事を押しつけてくる事も多々あるけどさ」

みどり「でも、それが友人という物では？　沢山のいい人達に囲まれていて羨ましいです。本当にあなた方が囚人なのかどうか疑ってしまいます」

黒上「俺もだよ。なーんか事情がありそうなんだよなぁ、月面都市って。……ところでさ、草薙が自由恋愛できない理由はまぁ察せるけど友人もいないのか？」

みどり「そうですね、↓1です」

01～05　クリティカル
06～35　一人だけいます。
36～65　二人ほどいます。
66～95　四人もいますよ！
96～00　ファンブル

ぼっち

みどり「ふっふーん！　自分で言うのもなんですけど、親友と呼べる人が四人もいるんですよ！！　全員『上』の子供で、女の子ですけどね」

へぇ……やっぱりまともな『上』もいるんだな。……草薙の親が『上』のトップだから近寄ってるだけじゃないか？　って疑念は残るけど……流石にこれは言うべきじゃないな。本当にまともな人達だったら後が怖いし。


黒上「俺も俺で、草薙の事が羨ましいよ」

みどり「えへへ……。でも、やっぱり親の伝じゃなくて自分の力で友達を作ってみたかったし、恋愛も『自由』にしたかったです」

『自由』か。そこら辺は生まれながらにして権力を持った奴の弊害って奴じゃないのかなぁ？　いずれにせよ、俺達『囚人』よりかは自由なのは確かだろう。……早く地球に帰りたい。帰ってシオンと……。


みどり「さて、そろそろ行きましょうか。ここから先は──」

黒上「第九階層『コキュートス』……ダンテの神曲だと絶対零度の最終監獄で、最奥には『ルシファー』が凍りづけにされてるって所だな」

そう、俺は元々ルシファーの様子を見てきて欲しいって依頼されたんだった。さて、防寒具は呉から貰った物を使えば良いとして……。コキュートスに入る前に強化された『未来の映像』を見ておくか。もうルシファーの動は止まったって話だけど、念には念を入れるに越した事はないしな。


黒上（答えてくれ、マルス──！！）

マルス（↓1）

高コンマほどいい未来、低コンマほどヤバい未来。補正はプラマイ0

うみ「はい、一時間以上経ったのでこのレスのコンマを採用します」

マルス『依然、問題無し。ルシファーの動き、永久凍土に完全に封印されている』

黒上（俺が見た光景でもクソ寒い以外の危険はなさそうだな。百歩譲って俺は兎も角、草薙は絶対に生きて帰さないとシオンとアイツらがどんな目に遭うか分らないから未来視を使ったけど……。この分なら問題ないか、にしても一瞬見えたアレが『ルシファー』か……）

↓1　結局、ルシファーってどんな奴なの？


①普通の人間みたいな奴。（つまりオリジナルの物を作れと）
②エ○シャダイのルシフェルみたいな奴。
③グ○ブルのルシファーみたいな奴。
④昔の人達が思い描いたサタンみたいな奴。
⑤それ以外の安価。

2

何というか……危険そうには視えなかったけどなぁ……。なんだろう、思い描いていたルシファー＝サタンと全然違う。少なくとも俺の直感ではこいつが5万人以上の『上』の眷属を殺害した超大悪人には思えない。……詳しい話を聞いてみる必要があるかもな。


黒上「さてとっと……草薙は防寒具、ちゃんと着てるよな？」

みどり「はい！　この月面都市はダンテさんの『神曲』を模して造られているという話はお父様とお母様から聞いていますし……最新の防寒具を渡されました！！」

黒上「ん。それじゃあ行くか……」

そうして俺達は地獄の最下層へと降り立った。最大の罪とされている『上への裏切り』を行った罪人達が収監されている場所だって聞くけど……。やっぱり寒いな、防寒具を着てなかったら、何よりマルスがいなければ凍死していたかもしれない。
『裏切り』を行ったとされている罪人達はみんな氷の檻に閉じ込められていて、その誰もが俺と草薙を一瞬だけ見ては、興味がなさそうに再び視線を元に戻していた。


黒上「……？　今までの階層と違って、ここの罪人達だけ檻に閉じ込められてるな。なんでだ？」

みどり「さ、さぁ……。でも、皆さんこの極寒の中でも生きてはいらっしゃるようです。どうしましょう、少し話を聞いてみますか？」

黒上「んー……任務外だけど↓1」

①ルシファーに会うのを優先する。
②罪人達に話しかけてみる。
③その他の安価。

2

よし、この際だから話しかけてみるか。地獄の最下層なんて普通の囚人が来られる場所じゃないしな。
俺は適当な氷の檻に近づいて、中にいる罪人に話しかけてみる。


黒上「なぁ、あんた達は『上への裏切り』でここに収容されたって聞くけど……。一体何をやったんだ？」

罪人A「……それを聞いてどうする」

みどり「私は『上』のトップの娘です。いずれ月面都市の全てのシステムと秘密を知る必要があります……。何か知っている事があるならどうか、教えては頂けませんか？」

罪人A「……ああ『上』の巡礼か。それなら↓1」


01～05　クリティカル
06～35　俺達は何も喋らん。それでも聞きたいならルシファー様に聞くんだな。
36～65　少しだけだが話してやる。
66～95　ここに収容された奴らが全員知っているなら話してやる。
96～00　ファンブル

うみ「すみません！　>>355の66～95は『ここに収容された奴らが全員知っている事なら話してやる』の間違いです！！　コンマ↓1」

あ

罪人A「……俺自身の事は明かせないが、ここに収容された奴らが全員知っている事なら話してやるよ」

みどり「！　た、助かります……！！」

黒上「……今更だけど、俺も聞いてて良いのか？」

みどり「はい！　大丈夫です、もし何かあればお父様とお母様にご協力いただきますから」

いや、何かあってからじゃ遅いんだけど……まぁ良いか。


罪人A「知っての通り、ここにいる奴らは全員『上』への反逆罪で収容された。元、上の使いやムーンキャンサー使いまでいるぞ」

黒上「……なんか本当に、聖書に書いてあるルシフェルの神への反逆みたいだな」

みどり「その、みなさんはここに収容される事を知っていて『上』に反逆したのですか？」

罪人A「ああ。……決して譲れない物の為に、俺達は『上』に反逆した。きっと最下層にいる『ルシファー』も同じだと思うぞ」

黒上「折角だからもう一つ聞きたい。月面都市の秘密ってなんなんだ？　ルシファーの事は『上』から聞いたけど……いずれ犯罪を起こすであろう可能性高い奴らマザーコンピュータの『ガイア』で演算して収容した『更生施設』と『終身刑務所』じゃないのか？」

罪人A「それは俺も知らない、今の月面都市がそうなってから反逆したからな。詳しい事を知りたいなら最下層にいる『ルシファー』に聞くといい。これは噂なんだが『かつてルシファーは上の上に最も近い立場にいた』……それだけの力を持っていたって話だからな」

みどり「……分りました。お話しいただき、どうもありがとうございます」

俺と草薙は罪人Aにお礼を言うと、マルスの導きで最下層へと続く螺旋階段を降りていく。



～～～地獄・最下層・コキュートス～～～



みどり「……ここが、絶対零度の更に先。伝説の超極悪人『ルシファー』が氷漬けにされている場所……」

そこは、一周回って凄く神秘的な気配に満ちていた。なんて言えば良いのか……ありとあらゆる物が不純物が一切無い純粋な氷で出来ていて、とても綺麗だ。そして──


ルシファー「待っていたよ。やれやれ……『上の巡礼』はこれで何回目だったか……まぁ良い」

その中心部で頭部を除き、全身氷漬けにされていたのが『ルシファー』……服装からして凄い伊達男だが、俺は↓1

高コンマほど脅威と力の差を感じ取れる。補正＋50

ほ

んー……そこまで強力な力を持ってるとは思えないんだけどなぁ……？　ムーンキャンサー使いが何人かいれば互角に戦えそうだ。


マルス『終御よ、それはこの男が厳重に封印されている上に暴れる気が無いからだ。本当の力量差を推し量れないのであれば、お前もまだまだだと言わざるをえない』

ま、マルスがそう言うならそうなのかもしれないな。呉と戦った時も全然力量差を推し量れなかったし……。


ルシファー「さて、それでは恒例の話をしよう。アレは今から760……いや、140年前だったか？　まぁ良い。彼には72通りの名前があるから、なんて呼べば良いのか……確か、最初に会った時は『イーノック』。そう、アイツは最初から言う事を聞かなかった。私の言う通りにしていればと思うところが今でもなくはないが……。まぁ、良い奴だったのは間違いないな」

みどり「ちょ、ちょっと待ってください！」

黒上「いきなり何の話を──」

ルシファー「まぁ落ち着いてくれ。第6階層までエレベーターで来たとはいえ、この地獄を君達は踏破したんだ。私の話を聞く権利があるし、私は君達に真実を話す義務がある」

みどり「……それが、巡礼の儀ですか？」

ルシファー「『上』に立つ者達がそう呼んでいるだけだがね。……話を続けよう。かつてこの月は『上の上』に見定められた者のみが住む事の出来る、まさしく楽園だった。だが、当然楽園に行く事の出来ない者達もいた……。それが地球にいる人々だ」

黒上「……それで？」

ルシファー「やがて選民思想に染まりきった『上』の眷属達は地球に住む人々を『お前達は上の上に選ばれなかった……未だ地獄にいる罪人達だ』と考え始めたのさ」

みどり「今と真逆……。お父様とお母様から聞いた話は本当だったのですね……」

ルシファー「おっと、ここまでは知っていたかな？　では続きを話そう。そして月に移住した人々は地球を『見捨てた』具体的にいうと↓1だな」


①文字通り、神話になぞって色々な実験を始めた。
②ノアの洪水を起こして殲滅しようとした。
③コロニー落とし（シャレになってねぇぞおい）

高コンマほど酷い。補正＋100。

1

なんだよこのタイミングでクリティカルって↓1

01～05　追加クリティカル
06～35　計画を先んじて知ったルシファーが月で暴れたお陰で被害が最小限に済んだ。
36～65　↑1＋『上』の4人（要するに天界の1/3）も戦力として加わってくれた。
66～95　↑1＋更にルシファーが全責任を背負う事で仲間達は釈放された。
96～00　ファンブルで相殺。

面白コンマこい

うみ「はい、みなさんこんばんわ！　それでは今日も始めていきま……なんでぇ！？　>>361のクリティカルが相殺されて、普通に①で進みます……」



～～～～～～



ルシファー「文字通り、神話になぞって色んな実験を始めたのさ」

……なるほど、流石に俺でも先が読めてきたぞ……。


ルシファー「『天の使い』を自ら名乗り、地球に残された人々を『罪のある人々』として好き放題に遊び始めたんだ。今の月面都市で行われている人体実験など、まだまだ可愛い物さ。確か、酷い物だと『脳だけが生き続ける状態』にされた者もいる筈だ」

みどり「……酷い」

ルシファー「ああ、酷いな。だけど人間は時に信じられないまでに道を違える事がある。そんな人々が住んでいたのがかつての月面都市さ。地球に残された人類など、奴隷当然だったな」

黒上「……だからアンタは反逆を起こしたのか。月に住んでいる人達を粛正して、地球に残された人達を助ける為に」

ルシファー「おっと、それは違うな。あくまでも私は私の意思で堕天して『上』へと反逆したんだよ。……最初はこっちが勝てると思っていたさ。私がいたからじゃなくて、イーノックがいてくれたからね。けど、アイツは途中で『上の上』に説得されてこちらを裏切った。最終神造兵器『メタトロン』の担い手になって、最後は私と彼の一騎打ち……そして結果はご覧の通りさ」

みどり「……あの、もしこの事実が漏れたら……」

ルシファー「……もうあの頃の月を知っている者は本当に極々僅かしかいない。何しろ百年以上前の話だし、死刑に値すると思った者達は私や仲間達が殺してしまったからね。ここに収容された囚人も「いずれ犯罪を起こす可能性が高い者」を集めた事も真実だろう。地獄にいる者も……ほとんどが終身刑に値する罪を犯した者ばかりだ。だが、一波乱ある事は間違いないな」

黒上「そうして、地獄は『最初から罪人達が集められる監獄だった』って事にされた訳か」

みどり「あの、ルシファーさんはそれで良いんですか？」

ルシファー「ああ。ここに封印さてた後だからこそそう思えるが、構わないと思っているよ。月面都市の状況は、少しずつ少しずつ良くなっているからね。……いずれ犯罪を起こすであろう悪人ばかりを集めた都市とされているが、ここで更生できた人間も多い。……終身刑を覚悟で犯罪を犯した者達も、そのほとんどが本望だろうさ。それに↓1だからね」


01～05　クリティカル
06～35　緊急時には上から連絡が来るからね。
36～65　上にはいつでも連絡が出来るからね。
66～95　ここに封印されてから時々『上の上』から連絡が来るんだよ。
96～00　ファンブル

はい

ルシファー「緊急時には『上』から連絡が来るからね」

黒上「は！？」

みどり「え！？」

ルシファー「ふふふっ、流石にローマ神話の最高神の一人を操る君でもこの事は把握していなかったかな？　実は『上』はいつでも私の封印を解除出来るんだよ。私の人が良い事と『上の上』の親友である事を逆手にとって『いざという時はもう一度戦って貰おう』という訳さ。……ああ、間違っても『上』に強制されたからじゃないよ？　人の道を完全に外れていたとはいえ、歴史から消さざるをえない程の超大虐殺を起こした私には相応しい罰だと思っているからね」

黒上「……じゃあ、アンタの封印が弱まって活発になってるってのは……」

ルシファー「ああ、その事かい？　君の予想通りさ。上の誰かが私の封印を解除して操ろうと企んでいるんだろう。やれやれ……一体何者なんだか」

ルシファーは呆れたようにため息をついた。マジか……つまり……。


黒上「あれはアンタなりの『おい、今ヤバいぞ』っていうメッセージだった訳か」

ルシファー「まぁね。さて──こうして都合良く君達が来てくれた所で、私からの依頼だ。是非とも私を操ろうとしている者が何者なのか突き止めて欲しい。もし私の力を悪用しようとしているなら、碌でもない事を企んでいるに違いないだろうからね」

みどり「それなら私が『上』に立つ者の一人として責任を持って──！！」

ルシファー「ああ、君はダメだ。君が動いてもほぼ影響はないだろうし、今回の封印解除の形跡は完全に消されてしまっているだろう。それに、残酷な話だが君の両親のどちらかが、あるいは両方が犯人である可能性も捨てきれないんだよ？」

みどり「そ、それは……」

黒上「……分った。いずれ必ず地球に帰るとはいえ、この都市の事は俺も嫌いじゃない。その依頼、受けるよ」

いくらこの都市が碌でもない所だとはいえ、地球同様に良い奴もいっぱいいるんだ。見捨てられないし、見捨てたくない。俺はそういう性なんだ。そして、そんな俺だからこそ、シオンは俺の事を好きになってくれたんだと思うから。


ルシファー「ありがたい。さ、犯人に不信がられる前にここから脱出するんだ。ダンテの『神曲』通り、私の後ろの壁に隠し高速エレベーター『ヤコブの梯子』がある。それに乗って煉獄まで帰ると良い」

そう言うと、ルシファーは再び目を瞑ってしまった。……確かにこれ以上地獄にいると、犯人に怪しまれるかもな。さぁ、とっとと脱出しよう。



～～～月面都市・煉獄～～～



みどり「…………あの、黒上さん。私に出来る事は無いんでしょうか……」

黒上「ルシファーも言ってただろ？　それに、アンタは性格的にそういうのには向いてないと思う。俺とマルスに任せてくれ」

マルス『肯定。今の貴殿ではただの足手纏いでしかないと進言する』

……言い方はきついが、マルスの方が正しい。さて、依頼を達成したところでまた依頼か……。長期の依頼になりそうだし、シオンや友人達を先に地球に帰させても良いかもな。


みどり「な、ならせめて↓1というお礼をさせてください！！」


01～05　クリティカル
06～35　シオンのヌード写真を完全に削除する。
36～65　↑1＋シオンに似合う服をプレゼントする。
66～95　↑1＋シオンの待遇を良くする。
96～00　ファンブル

面白コンマこい

みどり「『上』の人達が持っているシオンさんのヌード写真を完全に削除させてください！！」

黒上「え、良いのか？」

みどり「それはこちらの台詞ですよ、こんな事しか出来なくて本当にすみません……。しかもシオンさんの襲撃も『上』の誰かの指示だという話ですし……。これからの月面都市をより良き物にして行くのが私の使命です。それに同じ女性としてもシオンさんの事が可哀想で……。ですのでこっちは任せてください！！」

黒上「……ありがとう。こっちも全力で動く、少なくともシオンの事を襲撃するように指示を出した奴は地獄送りにしてやらないと気が済まないからな。ルシファーの件とも関わりがあるかもしれないし」

まぁ、呉に依頼達成の報告しに行ったら（ルシファーの依頼の事は喋らないけど）流石に今日は休むけどさ。さてと……明日から忙しくなりそうだ。↓1


①流石に2章に行きましょうよ。
②その前にシオンとデートしようぜ。（シオンルート完全確定）
③いい加減ヒロイン全部出せや。
④その他の安価。

うみ「はい、二十分経ったのでこのレスのコンマで決めます」

01～05　クリティカル
06～35　①
36～65　②
66～95　③
96～00　ファンブル

あ、そう言えば今更だけど……このまえ俺とシオンが呉の管理してる領域の不良達から助けた女の子は無事なのかな？
シオンの話じゃ無事だったって話だけど……俺も確認しておくか。（>>14の子の事です）えっと確か名前は『宮本カスミ』だった筈だけど……。どこの子なんだ？　↓1

01～05　クリティカル
06～30　女子校です。
31～60　同じ高校でした。
61～90　同じ高校だけど学年が違いました。（奇数で年上、偶数で年下）
91～00　ファンブル

やー

あ、そうそう！　同じ学年の子で、あれからお礼を言われたんだっけ。えーっと、確か──



～～～シオン襲撃事件の少し前～～～



カスミ「あ、あの……ちょっと良いですか……？」

黒上「ん？　ああ、確かアイツらに絡まれてた……」

カスミ「は、はい！　私『宮本カスミ』って言います！！　……け、今朝は本当にありがとうございました。あのままだったら私、どうなってた事か……」

黒上「心配するなって、アイツらなら多分もうあんな事はしないと思うからさ。しっかりと囚人長に〆られるみたいだからな」

カスミ「そ、そうじゃなくてその……。け、今朝のお礼をしたいなって……。これ、貰ってください！！　↓1」

①オススメの小説。
②オススメの絵画集。
③オススメの栞。
④その他の安価。


うみ「はい、キリも良いので今日はここまでです。みなさん、また明日の9時からうみと>>1と遊んでくださいね！　おやすみなさーい！！」

1

カスミ「こ、これ！　貰ってください！！」

そう言って宮本が俺に差し出してきたのは一冊の本──小説だった。なになに？　タイトルは『↓1（実在する物でもオリジナルでも構いません）』か……。

彼に「普通」は難しい

(架空のタイトル)

『彼に「普通」は難しい』……聞いた事の無いタイトルだなぁ。


カスミ「そ、それではこれで失礼します！　本当にありがとうございました！！」

黒上「え、ちょ、ちょっと！？」

宮本は俺にその本を手渡すと、ﾀﾀﾀﾀﾀｯ!!　とその場を立ち去ってしまったんだったっけ……。今度あった時は恐らく本の感想を聞かれるだろうし、読んでおいた方が良いな。



～～～少年読書中～～～



で、結果だけ言うと俺に合っているかどうかは↓1だった。（秘めた才能＋読書好きで補正＋20）

00

なんて言うか、うん……。一言で言うなら普通？　大昔のラノベみたいなタイトルだったけど、そこまで俺に合ってるかというと微妙だったなぁ……。
俺も読書は好きなんだけど……。そう、強いて言うなら↓1が足りなかったな。

01～05　クリティカル
06～30　主人公への共感。
31～60　魅力的なヒロイン。
61～90　状況描写の不足。
91～00　ファンブル

こんなところでクリティカルとかファンブルとか出たらどうする？

うみ「>>379　……こうなります（白目）」

↓1

01～05　クリティカルで相殺。
06～30　>>378のクリファン以外全部。
31～60　↑1＋実はカスミが書いた本で『正直あんまピンとこなかった』と言ってしまう。
61～90　↑1＋しかもダメだった部分を全部言ってしまう。
91～00　追加ファンブル。

さて

そう、主人公への共感が出来なかった。あとは魅力的なヒロインもいなかったし、なにより状況描写が不足してたな。『掲示板のSSか？』って思っちゃったよ。
……俺、SS掲示板とか見てそうに見えるのかなぁ……。所謂『オタクくん』ってやつ？　んー……素直に『悪いけど俺には合わなかった』って言っておくか。その方が良い結果を生むと思うしな。



～～～後日～～～



黒上「──そんな訳で、俺にはあまり合わなかったよ。折角オススメしてくれたのに、ごめんな？」

カスミ「い、いえ！　気にしないでください……。その、じゃあ黒上さんはどんな本がお好きなんですか？」

黒上「俺か？　俺はやっぱり↓1だな」


01～05　クリティカル
06～30　マルスを持っているので歴史書。
31～60　マルスを持っているので神話。
61～90　マルスを持っているので英雄譚。
91～00　ファンブル

面白コンマこい

黒上「やっぱり英雄譚だな、その中でもローマ神話とギリシャ神話の英雄はかなり詳しい自信がある。ヘラクレスの『十二の試練』とか最高だよなぁ……！」

カスミ「なるほど……（ﾒﾓﾒﾓ）やっぱりお噂通りマルスさんが一番お好きなんですか？」

黒上「マルスの話も好きだけど、建国王ロムルスとロムルスが最高神に神格化されたロムルス･クィリヌス、それからさっき言ったヘラクレスにアスクレピオスにディオスクロイ兄弟にネロ・クラウディウス……語ればキリが無いな」

マルスがまだアレスだった頃、使いこなす為に大本ネタのギリシャ神話を調べていくうちにいつの間にか好きになってたんだっけ。


カスミ「なるほど……では今度はそちらの方向でオススメの本がないかどうか探しておきます。だからその……も、もし良ければこれからも図書室に……」

黒上「？　ああ、暇だったら来る。それじゃあ改めて……黒上終御だ、これからもよろしくな」

カスミ「は、はい！　よ、よろしくお願いします！！」

宮本カスミと知り合いになった！！　メインヒロイン全員と遭遇した為、第2章に進みます。

──第2章・黒上終御の日常──

そんなこんなで俺は幼馴染みのシオンに襲撃命令を出した……そして、（あくまで恐らくはだけど）ルシファーの力を悪用しようとしている『上』が誰なのか調べる事になった。
呉の使いになってアクセスできる情報もいける範囲も増えたし、早速調査を開始……したいところだったんだけど──


黒上（そもそもどうすればいいんだ……？）

ルシファーの話が全て真実だと仮定した上でになるが、容疑者は12人もいる上の誰かだ。しかも最悪の場合、呉や草薙の親……上のトップが犯人である可能性も捨てきれない。
アクセスできる情報網が増えたとはいえ、それでは『上』の詳細までは分らなかった。精々が『これ普通の囚人は知らないだろ』って事が分るようになっただけだ。

……仕方ない、何か明確なチャンスが来るまで待つか。あれ？　そういえば今日は何曜日だっけ？

↓1

コンマ75以下で普通に登校日。それ以外で休日。