1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 19:35:00.88:sm+IxBXw0 (1/11)
スレタイ通りです。取り敢えず舞台をどうするか決めます。
↓3まで多数決
1一つの惑星を舞台にする
2宇宙も舞台に入れる(複数の惑星を股にかける物語になる)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1633343700
スレタイ通りです。取り敢えず舞台をどうするか決めます。
↓3まで多数決
1一つの惑星を舞台にする
2宇宙も舞台に入れる(複数の惑星を股にかける物語になる)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1633343700
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 19:52:09.32:p0JWYH7+o (1/1)
1
1
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 19:58:38.20:f4eSVALjO (1/5)
1
1
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 19:59:19.27:1Xj6F6W/0 (1/2)
1
1
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:07:28.79:sm+IxBXw0 (2/11)
1で決定!じゃあ簡単な設定を。
舞台は惑星エデン。地球とは異なる惑星だがその環境は地球のものと限りなく近い。内側からエデンの外に出る事は技術的には可能にもかかわらず謎の物理的干渉によって不可能であり、宇宙がどうなっているかについては殆ど分かっていない
「メルクリウス」と呼ばれる液体燃料の発見と共に、人型搭乗機械(PEM-powered exoskeleton machine)の開発が進む。基本的にPEMは陸上のみならず空中にも対応しており、シールドの役割も兼ね備えるフライングボードに乗り空を駆け回ることが可能。
では主人公について。名前と性別と年齢をお願いします。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
1で決定!じゃあ簡単な設定を。
舞台は惑星エデン。地球とは異なる惑星だがその環境は地球のものと限りなく近い。内側からエデンの外に出る事は技術的には可能にもかかわらず謎の物理的干渉によって不可能であり、宇宙がどうなっているかについては殆ど分かっていない
「メルクリウス」と呼ばれる液体燃料の発見と共に、人型搭乗機械(PEM-powered exoskeleton machine)の開発が進む。基本的にPEMは陸上のみならず空中にも対応しており、シールドの役割も兼ね備えるフライングボードに乗り空を駆け回ることが可能。
では主人公について。名前と性別と年齢をお願いします。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:11:26.36:1Xj6F6W/0 (2/2)
名前:デビット・ハーディオン
性別:男
年齢:14
名前:デビット・ハーディオン
性別:男
年齢:14
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:11:46.72:NSGeZWa8o (1/1)
カズミ・アーディガン 女 16
カズミ・アーディガン 女 16
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:12:27.62:/fmTJRoKO (1/1)
名前:アダムスカ
性別:男
年齢:17
名前:アダムスカ
性別:男
年齢:17
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:15:34.91:sm+IxBXw0 (3/11)
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
で決定!
じゃあ↓3まで主人公の性格とか特徴
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
で決定!
じゃあ↓3まで主人公の性格とか特徴
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:16:23.92:vxGZk0pb0 (1/1)
熱血バカ
熱血バカ
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:18:40.74:f4eSVALjO (2/5)
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:19:46.51:vxGZk0pbo (1/1)
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:24:15.26:sm+IxBXw0 (4/11)
次決めたら取り敢えずプロローグやります。
↓3まで多数決
1一般人(学生)
2軍属
次決めたら取り敢えずプロローグやります。
↓3まで多数決
1一般人(学生)
2軍属
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:26:21.89:qssqVcuRO (1/1)
2
2
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:27:38.00:qW1PdwUTo (1/2)
2
2
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:40:21.91:f4eSVALjO (3/5)
もう決まっているけど1で
もう決まっているけど1で
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:54:05.21:sm+IxBXw0 (5/11)
では主人公は軍属で。プロローグいきます。
新暦1721年、惑星エデン、ブルトニア共和国港湾都市カンレー
今日はブルトニア共和国の建国記念日、大通りを儀礼用の衣服に身を包んだ兵士達とPEMが闊歩している。
カズミはそんな大通りのお祭り騒ぎとは対照的な裏路地にいた。
「はぁ~、私もパレード見たかったなぁ。もちろんこういうとこの警備も大事だとは思うけど...」
大きなため息をつきながら彼女は雰囲気だけでも味わおうと必死に大通りの喧騒に耳を傾ける。
瞼を閉じて華やかな行進を思い浮かべようとした時、背後の方から大きな音が聞こえた。
「...たしかこの先は小さな空き地があるだけで特に気にかけるようなものはなかったはずだけど?」
おそらく一般的な人物であれば気にも留めなかっただろう。しかし彼女は幼い頃からどこか野生児のような勘を持っていた。そしてその勘は様子を見に行くべきだと告げていた。
念のため腰に下げた拳銃に手をかけながら道を進む。通路を出て空き地に出るとそこには異様な光景が広がっていた。
膝をつくようにして座り込む見慣れないPEMと、その手前で息を切らして座り込む子供に銃口を向ける男。男は背を向けていてこちらに気づいていない。
明らかな緊急事態に、カズミは拳銃を構えて照準を男に合わせた。
(どうする...今撃てば男を仕留められるかもしれない。けれどこの距離だと子供に当たる可能性も...)
↓3まで多数決
1警告なしで発砲
2警告する
では主人公は軍属で。プロローグいきます。
新暦1721年、惑星エデン、ブルトニア共和国港湾都市カンレー
今日はブルトニア共和国の建国記念日、大通りを儀礼用の衣服に身を包んだ兵士達とPEMが闊歩している。
カズミはそんな大通りのお祭り騒ぎとは対照的な裏路地にいた。
「はぁ~、私もパレード見たかったなぁ。もちろんこういうとこの警備も大事だとは思うけど...」
大きなため息をつきながら彼女は雰囲気だけでも味わおうと必死に大通りの喧騒に耳を傾ける。
瞼を閉じて華やかな行進を思い浮かべようとした時、背後の方から大きな音が聞こえた。
「...たしかこの先は小さな空き地があるだけで特に気にかけるようなものはなかったはずだけど?」
おそらく一般的な人物であれば気にも留めなかっただろう。しかし彼女は幼い頃からどこか野生児のような勘を持っていた。そしてその勘は様子を見に行くべきだと告げていた。
念のため腰に下げた拳銃に手をかけながら道を進む。通路を出て空き地に出るとそこには異様な光景が広がっていた。
膝をつくようにして座り込む見慣れないPEMと、その手前で息を切らして座り込む子供に銃口を向ける男。男は背を向けていてこちらに気づいていない。
明らかな緊急事態に、カズミは拳銃を構えて照準を男に合わせた。
(どうする...今撃てば男を仕留められるかもしれない。けれどこの距離だと子供に当たる可能性も...)
↓3まで多数決
1警告なしで発砲
2警告する
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:55:15.60:qW1PdwUTo (2/2)
2
2
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 20:55:44.22:idUbdugXo (1/1)
2
2
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:08:52.75:sm+IxBXw0 (6/11)
2警告する
(あのPEMも気になるけど、いま集中すべきなのはあの子の安全だけ!)
「武器を捨てて、地面に這いつくばれ!」
カズミの警告を聞いた男が慌てて振り返る。
「動くな!発砲するぞ!」
男は不利な状況を覆そうと自分の背後に居るはずの子供を盾にしようとカズミから見えないように手を伸ばす。だが空を切るだけだった。
既に子供は男から距離をとり、奇妙なPEMの足下に移動していた。
(今なら撃てる!)
↓1主人公の白兵戦能力
軍属のため最低保証で兵卒
00~40兵卒
41~60熟練
61~80エース
81~ エースオブエース
2警告する
(あのPEMも気になるけど、いま集中すべきなのはあの子の安全だけ!)
「武器を捨てて、地面に這いつくばれ!」
カズミの警告を聞いた男が慌てて振り返る。
「動くな!発砲するぞ!」
男は不利な状況を覆そうと自分の背後に居るはずの子供を盾にしようとカズミから見えないように手を伸ばす。だが空を切るだけだった。
既に子供は男から距離をとり、奇妙なPEMの足下に移動していた。
(今なら撃てる!)
↓1主人公の白兵戦能力
軍属のため最低保証で兵卒
00~40兵卒
41~60熟練
61~80エース
81~ エースオブエース
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:09:46.20:f4eSVALjO (4/5)
高いの来い
高いの来い
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:14:20.17:sm+IxBXw0 (7/11)
20兵卒
↓1
00~10外した
11~85 射殺した
86~ 男の拳銃に当てた
20兵卒
↓1
00~10外した
11~85 射殺した
86~ 男の拳銃に当てた
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:19:18.06:f4eSVALjO (5/5)
連取りありならこのコンマで
無しなら下でお願いします
連取りありならこのコンマで
無しなら下でお願いします
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:28:14.07:dA9kWgcXo (1/5)
いちおう
いちおう
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:28:41.76:dA9kWgcXo (2/5)
意味ねぇ
ごめん!
意味ねぇ
ごめん!
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:33:28.98:sm+IxBXw0 (8/11)
連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。
06 外した
カズミの銃口が火を吹く。
(そんなっ!)
だが、弾丸が風を切る音が聞こえるのみで男は未だ健在だった。
男はニヤリと笑みを浮かべると引鉄を引き絞る。
(くっ!)
命の終わりを覚悟したその時、視界の端で何かが動くのが見えた。
(あれは...!)
PEMの前に居たはずの子供がいつの間にか男の後ろに立っていた。
逃げて、カズミがそう叫ぼうとしたのと同時に子供は男の股間に蹴りを入れた。
「うぐっっ!!?」
突然の痛みと同時に視界が真っ白になり、男は思わず蹲る。しかし拳銃から手を離してはいない。
(今度こそ!)
カズミは息を整え発砲、銃声の残響の後、男の胸が赤く染まると同時に地面に倒れた。
「はぁ...はぁ」
周囲の安全を確認すると同時にカズミは子供に駆け寄る。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
子供の名前と性別をお願いします。今回は特徴とか性格を一緒につけてもいいです。
連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。
06 外した
カズミの銃口が火を吹く。
(そんなっ!)
だが、弾丸が風を切る音が聞こえるのみで男は未だ健在だった。
男はニヤリと笑みを浮かべると引鉄を引き絞る。
(くっ!)
命の終わりを覚悟したその時、視界の端で何かが動くのが見えた。
(あれは...!)
PEMの前に居たはずの子供がいつの間にか男の後ろに立っていた。
逃げて、カズミがそう叫ぼうとしたのと同時に子供は男の股間に蹴りを入れた。
「うぐっっ!!?」
突然の痛みと同時に視界が真っ白になり、男は思わず蹲る。しかし拳銃から手を離してはいない。
(今度こそ!)
カズミは息を整え発砲、銃声の残響の後、男の胸が赤く染まると同時に地面に倒れた。
「はぁ...はぁ」
周囲の安全を確認すると同時にカズミは子供に駆け寄る。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
子供の名前と性別をお願いします。今回は特徴とか性格を一緒につけてもいいです。
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:39:28.76:dA9kWgcXo (3/5)
【名前】エヴァ
【性別】女
【年齢】10くらい
【特徴】ウェーブ白長髪に赤い瞳。全体的に肉付きが悪い
【性格】無邪気だけど目的のためには手段を選ばない冷酷な一面も
【名前】エヴァ
【性別】女
【年齢】10くらい
【特徴】ウェーブ白長髪に赤い瞳。全体的に肉付きが悪い
【性格】無邪気だけど目的のためには手段を選ばない冷酷な一面も
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 21:44:11.37:X8YSQDQn0 (1/1)
【名前】ノア
【性別】男
【年齢】11
【特徴】水色の髪の少年。姉がいるらしいが逃げている途中で離ればなれになったようだ
【性格】最初は周りを警戒しているが次第にカズミに心を開くようになる
【名前】ノア
【性別】男
【年齢】11
【特徴】水色の髪の少年。姉がいるらしいが逃げている途中で離ればなれになったようだ
【性格】最初は周りを警戒しているが次第にカズミに心を開くようになる
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 22:04:12.77:sm+IxBXw0 (9/11)
こないのでいきます。
「君、大丈夫?名前は?」
「エヴァだよ」
カズミは声を掛けながら子供の様子を観察した。
年齢は10歳前後、体の線は細く食事をきちんと取れているのか心配になる程だ。しかし長い白髪は綺麗に手入れされており困窮児の風貌には見えない。それにこの吸い込まれるようなルビー色の瞳...
すると突然子供がカズミの手を引っ張ってPEMの前に連れて行った。
「ねえ、お姉さん、これに乗って!」
先程、人の死を見た子供とは思えない態度で無邪気にPEMを指差す。
「ちょ、ちょっと待って!」
カズミは細かいことは気にしない、いわゆる熱血バカではあるが、流石にこの状況を諾々と受け入れるほどではない。
「いいから!私、お姉さんの命の恩人だよ?」
「うぐ...」
突然の言動に困惑するカズミをよそに、子供はPEMのコックピットを開けて無理やりカズミを押し込む。
↓1
00~20 起動しなかった
21~40 起動したが...
41~ 起動した
↓2主人公の操縦能力
軍属なので最低保証で兵卒
00~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
こないのでいきます。
「君、大丈夫?名前は?」
「エヴァだよ」
カズミは声を掛けながら子供の様子を観察した。
年齢は10歳前後、体の線は細く食事をきちんと取れているのか心配になる程だ。しかし長い白髪は綺麗に手入れされており困窮児の風貌には見えない。それにこの吸い込まれるようなルビー色の瞳...
すると突然子供がカズミの手を引っ張ってPEMの前に連れて行った。
「ねえ、お姉さん、これに乗って!」
先程、人の死を見た子供とは思えない態度で無邪気にPEMを指差す。
「ちょ、ちょっと待って!」
カズミは細かいことは気にしない、いわゆる熱血バカではあるが、流石にこの状況を諾々と受け入れるほどではない。
「いいから!私、お姉さんの命の恩人だよ?」
「うぐ...」
突然の言動に困惑するカズミをよそに、子供はPEMのコックピットを開けて無理やりカズミを押し込む。
↓1
00~20 起動しなかった
21~40 起動したが...
41~ 起動した
↓2主人公の操縦能力
軍属なので最低保証で兵卒
00~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 22:16:09.27:fsq4HOFko (1/2)
こいつ動くぞ
こいつ動くぞ
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 22:17:00.15:dA9kWgcXo (4/5)
あ
あ
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 22:32:36.32:sm+IxBXw0 (10/11)
↓1 27 起動したが...
↓2 15 兵卒
動くということで謎のPEM(主人公機)の案を募集します。主人公機に採用されなかったやつも軽い変更等を加えて登場させる予定です。
以下の感じでどうぞ。今からちょっと休憩して23時30分くらいに再開すると思います。
【名前】EXO Ⅰ
【武装】なし
【概要】最初期のPEM。この頃はまだロボットというよりはパワードスーツとしての設計思想が残っていたため、自分の手足の動きがそのままPEMに反映される。そのため体感的に動かしやすい反面、細かい作業は苦手。もっぱら工業用のため武装はなく、フライングボードも装備していない。
↓1 27 起動したが...
↓2 15 兵卒
動くということで謎のPEM(主人公機)の案を募集します。主人公機に採用されなかったやつも軽い変更等を加えて登場させる予定です。
以下の感じでどうぞ。今からちょっと休憩して23時30分くらいに再開すると思います。
【名前】EXO Ⅰ
【武装】なし
【概要】最初期のPEM。この頃はまだロボットというよりはパワードスーツとしての設計思想が残っていたため、自分の手足の動きがそのままPEMに反映される。そのため体感的に動かしやすい反面、細かい作業は苦手。もっぱら工業用のため武装はなく、フライングボードも装備していない。
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 22:54:26.05:fsq4HOFko (2/2)
【名前】OM-XX-91"ヘルミラー"
【武装】レーザークロー×2、思考盗聴誘導(後述)型ロケット、ノーマルロケット
【概要】周囲の生命体の思考を読み取り発射角を自動制御する事で直線軌道ロケットでありながら驚異的な命中率を誇る……事を目指した思考盗聴システムを搭載した実験機。
盗聴対象の選択はパイロットに丸投げしたので負荷がエグい。
【名前】OM-XX-91"ヘルミラー"
【武装】レーザークロー×2、思考盗聴誘導(後述)型ロケット、ノーマルロケット
【概要】周囲の生命体の思考を読み取り発射角を自動制御する事で直線軌道ロケットでありながら驚異的な命中率を誇る……事を目指した思考盗聴システムを搭載した実験機。
盗聴対象の選択はパイロットに丸投げしたので負荷がエグい。
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 23:04:56.65:YftUnn9Jo (1/1)
【名前】ADM(通称アダム)
【武装】フライングボード、レーザーブレード、レーザーライフル
【概要】白を基調に黒いラインの入ったスマートな鎧のような見た目。AIを搭載しており搭乗者の選り好みをする。
【名前】ADM(通称アダム)
【武装】フライングボード、レーザーブレード、レーザーライフル
【概要】白を基調に黒いラインの入ったスマートな鎧のような見た目。AIを搭載しており搭乗者の選り好みをする。
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 23:33:00.43:pC2hhfuT0 (1/1)
【名前】OGA/C-05“クラックロード”
【武装】ブレイククロー、レーザーソウ、マインスロワー
【概要】超音波爪による土石粉砕、レーザーでの切断、爆発物投射、と明らかに土木作業用と思われる装備
機体の設計思想も作業用っぽく接続機構はパワー型、動きは多少にぶいが換装すれば重装歩兵になれそうだ
【名前】OGA/C-05“クラックロード”
【武装】ブレイククロー、レーザーソウ、マインスロワー
【概要】超音波爪による土石粉砕、レーザーでの切断、爆発物投射、と明らかに土木作業用と思われる装備
機体の設計思想も作業用っぽく接続機構はパワー型、動きは多少にぶいが換装すれば重装歩兵になれそうだ
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 23:36:32.38:sm+IxBXw0 (11/11)
再開します。
↓1主人公の機体 下1桁
1~3 OM-XX-91"ヘルミラー"
4~6 ADM
7~9 OGA/C-05“クラックロード”
0の場合はもう一度
再開します。
↓1主人公の機体 下1桁
1~3 OM-XX-91"ヘルミラー"
4~6 ADM
7~9 OGA/C-05“クラックロード”
0の場合はもう一度
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/04(月) 23:40:21.15:dA9kWgcXo (5/5)
あい
あい
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:18:24.24:oNO6YUfF0 (1/2)
5 ADMで決定
エヴァは無理やりカズミをPEMの中に押し込めると、起動するように促す。
「この子の名前はADM、アダムだよ。ほら、早く!」
「うーん...」
目まぐるしい展開に理解が追いついていかないカズミ。どうするべきか僅かばかり悩んだが、カズミは悩んでも仕方ないと息を吐き、アダムを始動させる。
とはいえカズミに不安がないわけではなかった。というのもこのPEMはあらゆる点において異様なのである。
カズミは軍属であるため市場や軍隊に流通している戦闘用PEMなら大体の機体は知っている。しかしカズミはこの白を基調とした、騎士を彷彿とさせるような機体は見たことがない。
それにコックピット内のコントロールパネルも普段搭乗する機体とは全く異なっている。何よりこの機体は二人乗りらしい、後方の座席にエヴァがちょこんと座っている。
ひょっとすると軍のプロトタイプかもしれないと考え、思わず冷や汗が流れる。もしそうなら無権限の搭乗で軍法会議ものだ。
(けどエヴァちゃんを放っていくわけには行かないし...)
そんな事を考えていると大通りの方から爆発音がした。
「これは...テロ!?」
慌てて機体の姿勢を起こそうとするが、上手く立ち上がらない。
「ちょ、どうして!」
自分の操縦技術云々の問題ではない。明らかに馬力が足りていないようだ。
「うーん。完璧に、とはいかないか~」
ぼそっとエヴァがそう呟いた。しかし慌てるカズミの耳には全く入っていなかった。
「よしっ!」
何とか機体を起こして大通りに向かおうとすると、突然空き地の奥にある林から木を薙ぎ倒して一体のPEMが現れた。
「あれはEXO Ⅲ...」
数世代も前のPEMで武装は簡素なバルカン砲と、己の拳、それに装甲の薄いフライングボードだけだ。
「だけど、この機体の調子だと油断はできない...!」
EXO Ⅲはフライングボードを構えて戦闘体制に入った。
「やるしかない!」
という訳で初戦闘ですが簡単に説明を。戦闘では近接は滑空(フライングボードのこと)に強く、滑空は遠距離に強く、遠距離は近接に強いとなっています。最初にどの行動を取るか選択した後に、戦闘の結果をコンマで判定します。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
5 ADMで決定
エヴァは無理やりカズミをPEMの中に押し込めると、起動するように促す。
「この子の名前はADM、アダムだよ。ほら、早く!」
「うーん...」
目まぐるしい展開に理解が追いついていかないカズミ。どうするべきか僅かばかり悩んだが、カズミは悩んでも仕方ないと息を吐き、アダムを始動させる。
とはいえカズミに不安がないわけではなかった。というのもこのPEMはあらゆる点において異様なのである。
カズミは軍属であるため市場や軍隊に流通している戦闘用PEMなら大体の機体は知っている。しかしカズミはこの白を基調とした、騎士を彷彿とさせるような機体は見たことがない。
それにコックピット内のコントロールパネルも普段搭乗する機体とは全く異なっている。何よりこの機体は二人乗りらしい、後方の座席にエヴァがちょこんと座っている。
ひょっとすると軍のプロトタイプかもしれないと考え、思わず冷や汗が流れる。もしそうなら無権限の搭乗で軍法会議ものだ。
(けどエヴァちゃんを放っていくわけには行かないし...)
そんな事を考えていると大通りの方から爆発音がした。
「これは...テロ!?」
慌てて機体の姿勢を起こそうとするが、上手く立ち上がらない。
「ちょ、どうして!」
自分の操縦技術云々の問題ではない。明らかに馬力が足りていないようだ。
「うーん。完璧に、とはいかないか~」
ぼそっとエヴァがそう呟いた。しかし慌てるカズミの耳には全く入っていなかった。
「よしっ!」
何とか機体を起こして大通りに向かおうとすると、突然空き地の奥にある林から木を薙ぎ倒して一体のPEMが現れた。
「あれはEXO Ⅲ...」
数世代も前のPEMで武装は簡素なバルカン砲と、己の拳、それに装甲の薄いフライングボードだけだ。
「だけど、この機体の調子だと油断はできない...!」
EXO Ⅲはフライングボードを構えて戦闘体制に入った。
「やるしかない!」
という訳で初戦闘ですが簡単に説明を。戦闘では近接は滑空(フライングボードのこと)に強く、滑空は遠距離に強く、遠距離は近接に強いとなっています。最初にどの行動を取るか選択した後に、戦闘の結果をコンマで判定します。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:19:54.21:NlUtKbN1o (1/2)
1
1
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:20:47.58:sHZl9DEdo (1/2)
はい
はい
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:30:44.38:oNO6YUfF0 (2/2)
書き方が悪かったかもしれませんが、1つの書き込みでカズミと敵の両方の判定を行うのでコンマが00じゃない限り書き込みは1つで大丈夫です。
カズミ 近接
敵 近接
両者近接のため補正なし
↓1
01~20 カズミ中破
21~30拮抗
31~60 敵小破
61~90 敵中破
91~ 敵大破
今日はここまでにします。遅筆すぎてプロローグさえ終わらなかった...
書き方が悪かったかもしれませんが、1つの書き込みでカズミと敵の両方の判定を行うのでコンマが00じゃない限り書き込みは1つで大丈夫です。
カズミ 近接
敵 近接
両者近接のため補正なし
↓1
01~20 カズミ中破
21~30拮抗
31~60 敵小破
61~90 敵中破
91~ 敵大破
今日はここまでにします。遅筆すぎてプロローグさえ終わらなかった...
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:31:35.84:GZOqiPFvo (1/1)
ゾロ目でもボーナス的なの無し?
ゾロ目でもボーナス的なの無し?
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:32:46.87:sHZl9DEdo (2/2)
乙
すまん読み間違えて
乙
すまん読み間違えて
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 00:45:50.58:NlUtKbN1o (2/2)
おつ
きたい
おつ
きたい
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/05(火) 16:17:40.71:KoRCZM5GO (1/1)
大量に設定募集して処理しきれなくなってエタらせる人か
大量に設定募集して処理しきれなくなってエタらせる人か
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 00:25:26.68:xAW3LLKq0 (1/1)
該当者が多すぎるわ
該当者が多すぎるわ
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 00:53:10.46:M4MBaD2rO (1/1)
w
w
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 19:42:51.24:DHb/hFB10 (1/5)
ゾロ目の時はクリティカルという事で判定緩和とかの補正かけます。
84 敵中破
先に動いたのはカズミだった。両者の距離はそう遠くない。この間合いなら格闘戦が妥当だろう。仮に相手が銃火器を使うか滑空するにしても、先に斬り伏せられるはずだ。
相手も同様に考えたのだろう、カズミ目掛けて突っ込んでくる。アダムがレーザーブレードを取り出したのを見て、EXO Ⅲは数世代前の脆弱なフライングボードでは盾にならないと判断したのかそれを放り投げてきた。
「あぶないよっ!」
「大丈夫!」
カズミはエヴァの警告に自信たっぷりの返事を返す。
「ハァッ!」
投げられた盾を一刀両断すると、既にEXO Ⅲが接近していた。アダムは頭部を狙った相手の右ストレートを横に避け、敵の左腕を切り落とした。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
ゾロ目の時はクリティカルという事で判定緩和とかの補正かけます。
84 敵中破
先に動いたのはカズミだった。両者の距離はそう遠くない。この間合いなら格闘戦が妥当だろう。仮に相手が銃火器を使うか滑空するにしても、先に斬り伏せられるはずだ。
相手も同様に考えたのだろう、カズミ目掛けて突っ込んでくる。アダムがレーザーブレードを取り出したのを見て、EXO Ⅲは数世代前の脆弱なフライングボードでは盾にならないと判断したのかそれを放り投げてきた。
「あぶないよっ!」
「大丈夫!」
カズミはエヴァの警告に自信たっぷりの返事を返す。
「ハァッ!」
投げられた盾を一刀両断すると、既にEXO Ⅲが接近していた。アダムは頭部を狙った相手の右ストレートを横に避け、敵の左腕を切り落とした。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 19:43:41.12:kBGNssLCo (1/4)
3
3
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 19:52:18.17:DHb/hFB10 (2/5)
カズミ 遠距離
敵 近接
相性有利のため補正+10
↓1
01~20 カズミ中破
21~30拮抗
31~ 敵撃破
ところでアダムの案を出してくれた人がいたら聞きたいんですけど、AIの名前とか性格に設定ってあるんでしょうか?
カズミ 遠距離
敵 近接
相性有利のため補正+10
↓1
01~20 カズミ中破
21~30拮抗
31~ 敵撃破
ところでアダムの案を出してくれた人がいたら聞きたいんですけど、AIの名前とか性格に設定ってあるんでしょうか?
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 19:53:38.08:Un88Hx4fo (1/1)
ぬ
ぬ
52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 20:06:11.35:DHb/hFB10 (3/5)
08+10=18 カズミ中破
左腕を切り落とされたことでバランスを崩したのかEXO Ⅲは体勢を崩した。
「このまま終わらせるっ!」
好機を逃すまいとカズミは追撃を仕掛ける。だがここで彼女の直感が警告を発した。本能に従い後退しようとするが遅かった。
EXO Ⅲは体勢を崩したと見せかけてアダムに足払いを仕掛ける。
「これは不味いっ!」
「きゃあっ!」
エヴァの叫びと共にコックピットを衝撃が襲う。
EXO Ⅲはアダムに乗り掛かると重い一撃を頭部に加えた。
「カメラの損傷!?こんな時にっ!」
殴打の衝撃によってカメラが不具合を起こしたのか、視界にヒビが入ってしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
08+10=18 カズミ中破
左腕を切り落とされたことでバランスを崩したのかEXO Ⅲは体勢を崩した。
「このまま終わらせるっ!」
好機を逃すまいとカズミは追撃を仕掛ける。だがここで彼女の直感が警告を発した。本能に従い後退しようとするが遅かった。
EXO Ⅲは体勢を崩したと見せかけてアダムに足払いを仕掛ける。
「これは不味いっ!」
「きゃあっ!」
エヴァの叫びと共にコックピットを衝撃が襲う。
EXO Ⅲはアダムに乗り掛かると重い一撃を頭部に加えた。
「カメラの損傷!?こんな時にっ!」
殴打の衝撃によってカメラが不具合を起こしたのか、視界にヒビが入ってしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 敵
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 20:13:04.56:kBGNssLCo (2/4)
(インベ○をリスペクトでエロガキを思い描いてました)
(インベ○をリスペクトでエロガキを思い描いてました)
54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 20:13:42.42:kBGNssLCo (3/4)
ごめんなさい安価下
ごめんなさい安価下
55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 21:17:41.74:jAdhOC8vo (1/1)
2
2
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 23:02:54.86:DHb/hFB10 (4/5)
>>53こっちから聞いといて申し訳ないことにそのキャラ知らないんですが、まあとりあえず性格はエロガキ風で行きます。
カズミ 滑空
敵 滑空
補正なし
↓1
01~20 カズミ撃破
21~30拮抗
31~ 敵撃破
>>53こっちから聞いといて申し訳ないことにそのキャラ知らないんですが、まあとりあえず性格はエロガキ風で行きます。
カズミ 滑空
敵 滑空
補正なし
↓1
01~20 カズミ撃破
21~30拮抗
31~ 敵撃破
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 23:05:03.70:kBGNssLCo (4/4)
ほい
すまんなよろしくお願いします
ほい
すまんなよろしくお願いします
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 23:39:02.43:DHb/hFB10 (5/5)
70 敵撃破
(この状況はまずい...)
いくら最新鋭と思われるアダムであっても、EXO Ⅲが誇る鉄拳に殴られ続けていてはただでは済まない。
「お姉さん、空」
「へ...?」
エヴァの突然の言葉に思わず素っ頓狂な声をあげたカズミだったがすぐにその意図を理解した。
相手のフライングボードはさっき叩き切った。残る武装は拳とバルカン砲のみ。そしてEXO Ⅲのバルカン砲はあくまで接近戦用であり、空に逃げてしまえば手も足も出ない。
「よし...じゃあ捕まってて!」
「うん」
殴打を続ける相手の拳を受け止めると、カズミは前腕部に搭載されているスラスターを起動し、寝そべった状態のまま距離をとる。本来の用途は滑空時の姿勢制御だが、少しの距離ならそれを用いて陸地での移動も可能だ。
素早く立ち上がり背中に収納されていたフライングボードを取り出してその上に立つ。ブースターの点火と共にアダムが空へと舞い上がる。
しかし相手も空に逃げられまいとフライングボードにしがみついてきた。
「嘘でしょ!」
「早くおとしちゃって!」
「まだダメ!ここで落としたら街の人たちが巻き添えに!」
「むう...!」
明らかに不満げなエヴァを差し置いてカズミは、想定以上の重みによって不安定な軌道を描くアダムを駆って海を目指す。
相手のバルカン砲によって今にも墜落しそうになりながら何とか海上に到達した。
「ここならっ!」
カズミはレーザーブレードで、もがいているEXO Ⅲの片腕を切断。そのまま相手は海へと落下し、数秒の後爆発音と共に大きな水柱が立った。
「ふぅ...何とか勝てた...!」
「うん、わるくなかったと思うよ!」
後ろの席で微笑むエヴァを見て、未だ状況が掴めないにせよこの子を守ることができたとカズミは安堵した。
「けどまだ終わってない...!」
状況を確認するため街中へ戻ろうとしたその時、目の前のインターフェースに突然『ADM』の文字が浮かんだ。
↓1 AIからの好感度
01~20 1
21~40 2
41~60 3
61~80 4
81~ 5
70 敵撃破
(この状況はまずい...)
いくら最新鋭と思われるアダムであっても、EXO Ⅲが誇る鉄拳に殴られ続けていてはただでは済まない。
「お姉さん、空」
「へ...?」
エヴァの突然の言葉に思わず素っ頓狂な声をあげたカズミだったがすぐにその意図を理解した。
相手のフライングボードはさっき叩き切った。残る武装は拳とバルカン砲のみ。そしてEXO Ⅲのバルカン砲はあくまで接近戦用であり、空に逃げてしまえば手も足も出ない。
「よし...じゃあ捕まってて!」
「うん」
殴打を続ける相手の拳を受け止めると、カズミは前腕部に搭載されているスラスターを起動し、寝そべった状態のまま距離をとる。本来の用途は滑空時の姿勢制御だが、少しの距離ならそれを用いて陸地での移動も可能だ。
素早く立ち上がり背中に収納されていたフライングボードを取り出してその上に立つ。ブースターの点火と共にアダムが空へと舞い上がる。
しかし相手も空に逃げられまいとフライングボードにしがみついてきた。
「嘘でしょ!」
「早くおとしちゃって!」
「まだダメ!ここで落としたら街の人たちが巻き添えに!」
「むう...!」
明らかに不満げなエヴァを差し置いてカズミは、想定以上の重みによって不安定な軌道を描くアダムを駆って海を目指す。
相手のバルカン砲によって今にも墜落しそうになりながら何とか海上に到達した。
「ここならっ!」
カズミはレーザーブレードで、もがいているEXO Ⅲの片腕を切断。そのまま相手は海へと落下し、数秒の後爆発音と共に大きな水柱が立った。
「ふぅ...何とか勝てた...!」
「うん、わるくなかったと思うよ!」
後ろの席で微笑むエヴァを見て、未だ状況が掴めないにせよこの子を守ることができたとカズミは安堵した。
「けどまだ終わってない...!」
状況を確認するため街中へ戻ろうとしたその時、目の前のインターフェースに突然『ADM』の文字が浮かんだ。
↓1 AIからの好感度
01~20 1
21~40 2
41~60 3
61~80 4
81~ 5
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/06(水) 23:46:00.63:DT9PpayHo (1/1)
ふあい
ふあい
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/07(木) 00:26:33.38:e0MuXtTw0 (1/1)
63 好感度4(このパイロット...正直かなり好みだね!)
「うん、中々良かったね。名前は?」
突然コックピット内に声変わりもしていない少年の声が聞こえてきた。
「カズミですけど、あなたは...?」
「アダムだよ」
エヴァがそう答えたがカズミの頭には、それはこの機体の名前ではという疑問がよぎった。
「えっと...?」
「エヴァ、それじゃ意味わかんないよ。コホン、僕はこのPEMに特別に搭載された補助AIのアダム。ごめんね、ややこしい名前で。それよりも君の戦いぶりは観察させてもらったけど、うんうん、僕好みだね。それにしても...」
「...」
カズミの背筋に悪寒が走る。コックピット内に人間は自分とエヴァしか居ないのに、まるで体を舐め回されるような視線を感じた。
「スタイルも中々、いやかなり...コホン!と、とにかく君のことは"色々と"気に入ったしサポートしてあげるよ」
「相変わらずエッチだね」
「ちょっ、黙っててくれないかなエヴァ!」
「はぁ...」
補助AIの癖して個性が強いアダムに困惑を覚えるカズミであった。
「ならアダム、一つ聞きたいんだけど」
「どうぞどうぞ」
「この機体って本調子なの?明らかに出力が足りてないと思うんだけど」
「うーん、本調子ではないね」
「やっぱりか...どうして?」
「それは説明すると長くなるんだけど...それよりも君、軍属だよね?この状況は不味いんじゃないの?」
アダムに言われて思い出した。そもそもこうなったのはパレードで恐らくはテロが起きたからだ。
「街の人たちを守らないと!」
「あー、僕が言いたかったのはそういう事じゃないんだけど。まあいいか。これを操縦できてるなら最悪の事態はないかな」
「たぶんね~」
アダムとエヴァの言葉もろくに聞かずに、カズミは急いで海上から街へと向かう。もう間も無く港に到着する、そんな時、突然地上から4~5機のPEMが飛び立った。
「テロリスト...?」
漆黒にカラーリングされたPEMの分隊は素早くカズミを包囲した。
「いや、これは──」
アダムの声を遮るように通信が届いた。
「今すぐ地上に降り、エンジンを停止し、コックピットを開けろ、これは命令だ。10秒以内に従わなければ発砲する」
今日はここまで。
63 好感度4(このパイロット...正直かなり好みだね!)
「うん、中々良かったね。名前は?」
突然コックピット内に声変わりもしていない少年の声が聞こえてきた。
「カズミですけど、あなたは...?」
「アダムだよ」
エヴァがそう答えたがカズミの頭には、それはこの機体の名前ではという疑問がよぎった。
「えっと...?」
「エヴァ、それじゃ意味わかんないよ。コホン、僕はこのPEMに特別に搭載された補助AIのアダム。ごめんね、ややこしい名前で。それよりも君の戦いぶりは観察させてもらったけど、うんうん、僕好みだね。それにしても...」
「...」
カズミの背筋に悪寒が走る。コックピット内に人間は自分とエヴァしか居ないのに、まるで体を舐め回されるような視線を感じた。
「スタイルも中々、いやかなり...コホン!と、とにかく君のことは"色々と"気に入ったしサポートしてあげるよ」
「相変わらずエッチだね」
「ちょっ、黙っててくれないかなエヴァ!」
「はぁ...」
補助AIの癖して個性が強いアダムに困惑を覚えるカズミであった。
「ならアダム、一つ聞きたいんだけど」
「どうぞどうぞ」
「この機体って本調子なの?明らかに出力が足りてないと思うんだけど」
「うーん、本調子ではないね」
「やっぱりか...どうして?」
「それは説明すると長くなるんだけど...それよりも君、軍属だよね?この状況は不味いんじゃないの?」
アダムに言われて思い出した。そもそもこうなったのはパレードで恐らくはテロが起きたからだ。
「街の人たちを守らないと!」
「あー、僕が言いたかったのはそういう事じゃないんだけど。まあいいか。これを操縦できてるなら最悪の事態はないかな」
「たぶんね~」
アダムとエヴァの言葉もろくに聞かずに、カズミは急いで海上から街へと向かう。もう間も無く港に到着する、そんな時、突然地上から4~5機のPEMが飛び立った。
「テロリスト...?」
漆黒にカラーリングされたPEMの分隊は素早くカズミを包囲した。
「いや、これは──」
アダムの声を遮るように通信が届いた。
「今すぐ地上に降り、エンジンを停止し、コックピットを開けろ、これは命令だ。10秒以内に従わなければ発砲する」
今日はここまで。
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/07(木) 00:34:01.93:AGVKqvDGo (1/1)
おつおつ
あっこれは……
おつおつ
あっこれは……
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/07(木) 01:10:46.71:3OHBRZhMo (1/1)
乙です
乙です
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/07(木) 17:16:39.79:IodvEs3G0 (1/1)
>>連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。
この判断力は期待できる
>>連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。
この判断力は期待できる
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 19:35:39.41:aP1snpjV0 (1/9)
カズミの額に冷や汗が流れ落ちる。
彼らは敵か、味方か。敵だったとして大人しく従うべきか、逃げるにしてもこの包囲を突破できるだろうか。味方であっても自分とエヴァの処遇はどうなるのか。そもそもテロの状況は今どうなっているのか。
「っ...」
考慮すべき要素が多すぎてカズミの頭はパンク寸前だった。
↓3まで多数決
1逃げる
2命令に従う
カズミの額に冷や汗が流れ落ちる。
彼らは敵か、味方か。敵だったとして大人しく従うべきか、逃げるにしてもこの包囲を突破できるだろうか。味方であっても自分とエヴァの処遇はどうなるのか。そもそもテロの状況は今どうなっているのか。
「っ...」
考慮すべき要素が多すぎてカズミの頭はパンク寸前だった。
↓3まで多数決
1逃げる
2命令に従う
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 19:37:11.91:rTNl6pp8o (1/1)
2
2
66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 19:46:33.88:elLmcVk0o (1/4)
2
2
67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 20:23:50.14:aP1snpjV0 (2/9)
2従う
「大丈夫?」
けれど、そう声をかけてきたエヴァの顔を見てカズミは自分が何をすべきか理解した。
うだうだ考えても何の役にも立たない。街の状況も気になるけど、今最も優先すべきなのはエヴァの安全を確保すること。
「うん。大丈夫だよ」
カズミの言葉を聞いてエヴァは微笑んだ。
カズミは先ほどの命令に従って港に機体を着陸させた。それに伴って彼女を包囲していた分隊も陣形を保ったまま素早く降り立った。
「それにしても...」
このPEMの分隊はかなり妙だ。所属を示すステッカーやペイントがなされていないことから少なくとも軍属ではない。しかし民間機であってもPEMには視認が容易な位置に登録番号を記載しておくことが義務付けられている。にもかかわらずこの分隊の機体にはそれらが見られない。
「となると相手は素性を知られたくないってことだよね...やっぱりテロリスト?でもそれにしては練度が高い気が...」
「コックピットを開けてワイヤーを下ろせ」
カズミは独り言をやめて指示に従った。
ケーブルと共に昇ってきたのはこれまた黒色のパイロットスーツとヘルメットを付けた人物だった。
「私は──」
自らの階級と所属を述べようとしたカズミだったが、言い終える前に拳銃で頭を殴打され気を失った。
脳内に響くような頭部の痛みと共にカズミは目を覚ました。取調室のような部屋の中で、両手両足を縛られた状態で椅子に座らされているようだ。
「私...」
すると正面の扉から1人の人物が入ってきた。
この謎の組織の長官を決めます。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
名前と性別と年齢、特徴や性格をお願いします。
2従う
「大丈夫?」
けれど、そう声をかけてきたエヴァの顔を見てカズミは自分が何をすべきか理解した。
うだうだ考えても何の役にも立たない。街の状況も気になるけど、今最も優先すべきなのはエヴァの安全を確保すること。
「うん。大丈夫だよ」
カズミの言葉を聞いてエヴァは微笑んだ。
カズミは先ほどの命令に従って港に機体を着陸させた。それに伴って彼女を包囲していた分隊も陣形を保ったまま素早く降り立った。
「それにしても...」
このPEMの分隊はかなり妙だ。所属を示すステッカーやペイントがなされていないことから少なくとも軍属ではない。しかし民間機であってもPEMには視認が容易な位置に登録番号を記載しておくことが義務付けられている。にもかかわらずこの分隊の機体にはそれらが見られない。
「となると相手は素性を知られたくないってことだよね...やっぱりテロリスト?でもそれにしては練度が高い気が...」
「コックピットを開けてワイヤーを下ろせ」
カズミは独り言をやめて指示に従った。
ケーブルと共に昇ってきたのはこれまた黒色のパイロットスーツとヘルメットを付けた人物だった。
「私は──」
自らの階級と所属を述べようとしたカズミだったが、言い終える前に拳銃で頭を殴打され気を失った。
脳内に響くような頭部の痛みと共にカズミは目を覚ました。取調室のような部屋の中で、両手両足を縛られた状態で椅子に座らされているようだ。
「私...」
すると正面の扉から1人の人物が入ってきた。
この謎の組織の長官を決めます。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
名前と性別と年齢、特徴や性格をお願いします。
68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 20:38:06.07:elLmcVk0o (2/4)
【名前】ゼウス
【性別】男
【年齢】51
【特徴】白髪オールバックに威厳ある白ひげを蓄えたガタイ良い紳士
【性格】物腰は穏やかだが何時も目は笑っていない
【名前】ゼウス
【性別】男
【年齢】51
【特徴】白髪オールバックに威厳ある白ひげを蓄えたガタイ良い紳士
【性格】物腰は穏やかだが何時も目は笑っていない
69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 20:44:45.74:NyFZWCkCo (1/1)
【名前】シエラ=レオネ
【性別】女
【年齢】35
【特徴、性格】赤いショートヘアで褐色肌。目付きは鋭くスレンダー。軍服のようだが制式とは意匠の違う物を着用している。
感情の起伏が乏しく初対面では冷たい印象を受けるが、実は面倒見がよく部下の信頼は厚い。
【名前】シエラ=レオネ
【性別】女
【年齢】35
【特徴、性格】赤いショートヘアで褐色肌。目付きは鋭くスレンダー。軍服のようだが制式とは意匠の違う物を着用している。
感情の起伏が乏しく初対面では冷たい印象を受けるが、実は面倒見がよく部下の信頼は厚い。
70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 20:50:10.37:UzlAuUTAo (1/1)
【名前】オルデンリッジ
【性別】男
【年齢】43
【特徴】スキンヘッドのマッチョ。バイザー型グラサンで目元は確認できない。頬に傷アリ。
【性格】常に冷静、物事をよく見ているし、判断力に優れる。
【名前】オルデンリッジ
【性別】男
【年齢】43
【特徴】スキンヘッドのマッチョ。バイザー型グラサンで目元は確認できない。頬に傷アリ。
【性格】常に冷静、物事をよく見ているし、判断力に優れる。
71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 21:19:20.29:aP1snpjV0 (3/9)
「目は覚めたようだな」
ファイルを脇に抱えた女性は見慣れない軍服に身を包んでいる。燃えるような色の髪に健康的な褐色の肌をしている。彼女はテーブルを挟んでカズミの反対側に置かれた椅子に座った。
「あの、この状況は一体...?」
「気になるか?」
「はい...」
女性はカズミの反応を無表情で窺う。
「だが、今1番大切なのは貴様が何者なのか、だ」
鋭い視線に射抜かれたカズミは思わず視線を落とす。だがそれも一瞬のこと、すぐに顔を上げた。
「私はカズミ・アーディガン一等兵、ブルトニア共和国軍所属の軍人です」
カズミの言葉を聞いて女性はファイルに目を通す。
「ふん...代々軍に仕官している家系であるアーディガン家の娘。そして...」
↓1兄弟姉妹がいるか
1いる
2いない
居るなら族柄もお願いします。
「目は覚めたようだな」
ファイルを脇に抱えた女性は見慣れない軍服に身を包んでいる。燃えるような色の髪に健康的な褐色の肌をしている。彼女はテーブルを挟んでカズミの反対側に置かれた椅子に座った。
「あの、この状況は一体...?」
「気になるか?」
「はい...」
女性はカズミの反応を無表情で窺う。
「だが、今1番大切なのは貴様が何者なのか、だ」
鋭い視線に射抜かれたカズミは思わず視線を落とす。だがそれも一瞬のこと、すぐに顔を上げた。
「私はカズミ・アーディガン一等兵、ブルトニア共和国軍所属の軍人です」
カズミの言葉を聞いて女性はファイルに目を通す。
「ふん...代々軍に仕官している家系であるアーディガン家の娘。そして...」
↓1兄弟姉妹がいるか
1いる
2いない
居るなら族柄もお願いします。
72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 21:22:52.14:elLmcVk0o (3/4)
いる
姉
いる
姉
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:14:17.93:aP1snpjV0 (4/9)
1 姉がいる
「姉が1人、と。生まれてから今まではごくありふれた生活を送ったようだな。...入隊時の筆記試験はまずまず、中の下」
「そ、それは...」
カズミの脳裏に苦い記憶が蘇る。
「しかし身体能力試験や判断力を試すテストでは目を見張るものがある、と」
(入隊試験の結果は部外秘のはず...ってことはやっぱり軍属?)
「内偵や思想調査の結果は白。入隊後も特に問題を起こすことなく職務をこなしてきた。では貴様がどうしてあの機体を?」
「は、はい。私は商業地区Bブロック、17番通りの裏路地の警備を担当していました。パレードに乗じた犯罪を防ぐためです。パレードが開始してから──」
そうしてカズミは出来るだけ詳細にかつ誠実に事の経過を話した。
「なるほど...ではガーディアンオブエデンに協力していた訳ではないと」
(やっぱりパレードの騒ぎはテロであってたんだ...!)
ガーディアンオブエデン──「メルクリウス」の過剰なまでの採掘が進む中、それに反対する集団だ。環境保護を目的とする非政府組織、と言えば聞こえはいいが武力の行使もためらわない集団であり、世界からは実質的にテロリストと捉えられている。
鋭い眼光で女性がカズミを見る。だがカズミはありもしない疑いをかけられて狼狽えるような性格ではなく、臆すことなくキッパリと答える。
「もちろん違います」
「...なるほど」
女性はファイルを閉じて目を瞑った。
「一つ聞いてもいいですか?」
「ああ」
「私と一緒にいた女の子、エヴァって言うんですけど、あの子は無事なんですよね?もし酷いことをしているようなら今すぐやめて下さい。悪いのは全部──」
女性は目を開くと、ピンと立てた人差し指ををカズミの唇に当てた。
「静かに」
「...」
一呼吸おいて彼女は口を開いた。
「もちろん無事だ。その態度なら大丈夫そうだな」
「?」
「気にするな、こちらの話だ。さて、と」
女性はファイルから1枚の写真を取り出すとカズミの目の前に差し出した。
1 姉がいる
「姉が1人、と。生まれてから今まではごくありふれた生活を送ったようだな。...入隊時の筆記試験はまずまず、中の下」
「そ、それは...」
カズミの脳裏に苦い記憶が蘇る。
「しかし身体能力試験や判断力を試すテストでは目を見張るものがある、と」
(入隊試験の結果は部外秘のはず...ってことはやっぱり軍属?)
「内偵や思想調査の結果は白。入隊後も特に問題を起こすことなく職務をこなしてきた。では貴様がどうしてあの機体を?」
「は、はい。私は商業地区Bブロック、17番通りの裏路地の警備を担当していました。パレードに乗じた犯罪を防ぐためです。パレードが開始してから──」
そうしてカズミは出来るだけ詳細にかつ誠実に事の経過を話した。
「なるほど...ではガーディアンオブエデンに協力していた訳ではないと」
(やっぱりパレードの騒ぎはテロであってたんだ...!)
ガーディアンオブエデン──「メルクリウス」の過剰なまでの採掘が進む中、それに反対する集団だ。環境保護を目的とする非政府組織、と言えば聞こえはいいが武力の行使もためらわない集団であり、世界からは実質的にテロリストと捉えられている。
鋭い眼光で女性がカズミを見る。だがカズミはありもしない疑いをかけられて狼狽えるような性格ではなく、臆すことなくキッパリと答える。
「もちろん違います」
「...なるほど」
女性はファイルを閉じて目を瞑った。
「一つ聞いてもいいですか?」
「ああ」
「私と一緒にいた女の子、エヴァって言うんですけど、あの子は無事なんですよね?もし酷いことをしているようなら今すぐやめて下さい。悪いのは全部──」
女性は目を開くと、ピンと立てた人差し指ををカズミの唇に当てた。
「静かに」
「...」
一呼吸おいて彼女は口を開いた。
「もちろん無事だ。その態度なら大丈夫そうだな」
「?」
「気にするな、こちらの話だ。さて、と」
女性はファイルから1枚の写真を取り出すとカズミの目の前に差し出した。
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:16:40.06:aP1snpjV0 (5/9)
「こっ、これ!」
そこに写っていたのは喪服を着て墓前の前に立つ家族だった。
「どういうことですか!?」
「どうも何も、そのままだ」
「は?」
「カズミ・アーディガンは勤務中にテロリストと交戦、見事卑劣な賊を打ち果たしたが、健闘虚しく殉職した」
カズミにはさっきから目の前の人物が何を言っているのか全く理解できていない。
「わ、私はここに居ます!生きてます!」
「だが死体が空き地にあったのでな」
まるで話の通じない相手にカズミは頭が痛くなった。
「さて、ここで2つの選択肢を与える。1つ、この書類にサインして我々と生きる。2つ、2回目の葬式を挙げる。さぁ、どうする?」
「こ、こんなの横暴です!そもそも"我々"って何なんですか!?こんな事が世間に知れたら──」
「無駄だ。そんな事は、絶対にありえない。政府に訴えようが、メディアに情報を流そうが、インターネットに書き込もうが、何も起きはしない」
彼女の眼は本気だ、嘘をついていないと直感が告げている。ここでようやくカズミは気づいた。
自分は今、所謂"裏の世界"に居るのだと。選択肢など最初から与えられていないのだと。
家族、友人、将来、人生、ありとあらゆる言葉が頭に浮かんでは消えていく。だが確かな事が1つあった。
「わかりました、サインします」
「よし」
カズミの言葉を聞いて女性が両手と両足の縄を解く。軽く手首を動かした後、カズミは書類の記載事項に碌に目も通さず署名した。
それを見届けると女性はカズミを自分と向かい合うように椅子から立たせ、彼女の両肩を掴んで告げた。
「私の名前はシエラ=レオネ。ようこそ、特務機関へ」
「こっ、これ!」
そこに写っていたのは喪服を着て墓前の前に立つ家族だった。
「どういうことですか!?」
「どうも何も、そのままだ」
「は?」
「カズミ・アーディガンは勤務中にテロリストと交戦、見事卑劣な賊を打ち果たしたが、健闘虚しく殉職した」
カズミにはさっきから目の前の人物が何を言っているのか全く理解できていない。
「わ、私はここに居ます!生きてます!」
「だが死体が空き地にあったのでな」
まるで話の通じない相手にカズミは頭が痛くなった。
「さて、ここで2つの選択肢を与える。1つ、この書類にサインして我々と生きる。2つ、2回目の葬式を挙げる。さぁ、どうする?」
「こ、こんなの横暴です!そもそも"我々"って何なんですか!?こんな事が世間に知れたら──」
「無駄だ。そんな事は、絶対にありえない。政府に訴えようが、メディアに情報を流そうが、インターネットに書き込もうが、何も起きはしない」
彼女の眼は本気だ、嘘をついていないと直感が告げている。ここでようやくカズミは気づいた。
自分は今、所謂"裏の世界"に居るのだと。選択肢など最初から与えられていないのだと。
家族、友人、将来、人生、ありとあらゆる言葉が頭に浮かんでは消えていく。だが確かな事が1つあった。
「わかりました、サインします」
「よし」
カズミの言葉を聞いて女性が両手と両足の縄を解く。軽く手首を動かした後、カズミは書類の記載事項に碌に目も通さず署名した。
それを見届けると女性はカズミを自分と向かい合うように椅子から立たせ、彼女の両肩を掴んで告げた。
「私の名前はシエラ=レオネ。ようこそ、特務機関へ」
75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:20:08.40:aP1snpjV0 (6/9)
カズミはシエラ=レオネから与えられた自室のベッドに寝転がっていた。目を閉じて彼女との会話を思い出す。
「我々特務機関は大統領直属の研究開発チームだ。とはいえ公式には存在しない。だからもちろん所属する人員もまた書類上は存在しない。丁度貴様が偽の葬式を挙げたようにな」
カズミは、挙げたんじゃなくて勝手に挙げられてたの間違いです、と言いたくなったがそっと胸にしまっておいた。
「主な仕事はメルクリウスを用いた技術、兵器の開発だ。だが我が機関は準軍事組織でもあってな、一個大隊程度の兵力を保持している。そのため汚れ仕事を引き受けることも稀にある」
「汚れ仕事って...」
「暗殺、監視、誘拐、破壊工作、他国の政権転覆...まあ色々だ。何せ我々は存在しない。それ故法規に縛られる道理はない」
やはり自分はとんでもない組織に入ってしまったのだとカズミは再認識した。
「とはいえ最近は大人しいものだ、安心しろ。それより貴様の職務だがな」
「はっ」
「あの機体...ADMだがな。あれを発見したのは1年半前だ」
「発見、ですか?」
「ああ。あの少女...エヴァと共に打ち捨てられているのを我々が発見した。それから機体の調査を行ったのだが、あれは特異すぎる。というのも──」
ADMを動かす事ができるのはエヴァだけらしい。他の人間はそもそも起動すら出来ないとか。それにエヴァでも完璧に動かせるわけではないようだ。だからといってそのままにしておくのも宝の持ち腐れだから、少しでも性能を上げる為にあのAI──アダム──が搭載されたらしい。驚くべき事にADMは今の不完全な状態でも最新世代のPEMに引けを取らないらしい。
それならもし完全な状態になればどうなるんだろう、そう思うとカズミは少し恐ろしくなった。
「それとエヴァ、彼女も普通ではない。どうやら彼女はメルクリウスの埋蔵位置を探知する事ができるらしい」
「人間が...?」
「ああ。現に彼女は小規模ではあるが未発見であった国内のメルクリウス埋蔵地をいくつか発見している」
これが本当なら世界が変わりかねない。というのもメルクリウスは位置の特定が難しくその検討はおおよそしかつかない。それ故メルクリウスの採掘は当てずっぽうになる傾向が強く、年々エデンの荒廃は進んでいく。だからこそガーディアンオブエデンのような組織が存在するのだ。
「ADMとエヴァ、これらだけでも手に余るというのに、更に貴様が現れた訳だ」
「私が...」
「ああ。エヴァ以外動かせるはずのない機体を唯一動かせた人物、それが貴様だったという訳だ」
そうは言われてもカズミには皆目見当もつかない。自分は他人と違う所なんてない。唯一あるといえばちょっと勘が鋭いくらいだ。
「ようやく職務の話に戻るが、貴様はこれからADMのパイロットとしてエヴァと共に活動してもらう。詳細はまたその都度伝えるが、概要は以上だ」
そう告げるとシエラ=レオネの足が止まった。
「ここが貴様の部屋だ。今日は休め。では」
「はっ」
去っていくシエラ=レオネを敬礼で見送った後、部屋に入り、カズミはベッドに寝転んだのであった。そして現在に至る。
カズミはシエラ=レオネから与えられた自室のベッドに寝転がっていた。目を閉じて彼女との会話を思い出す。
「我々特務機関は大統領直属の研究開発チームだ。とはいえ公式には存在しない。だからもちろん所属する人員もまた書類上は存在しない。丁度貴様が偽の葬式を挙げたようにな」
カズミは、挙げたんじゃなくて勝手に挙げられてたの間違いです、と言いたくなったがそっと胸にしまっておいた。
「主な仕事はメルクリウスを用いた技術、兵器の開発だ。だが我が機関は準軍事組織でもあってな、一個大隊程度の兵力を保持している。そのため汚れ仕事を引き受けることも稀にある」
「汚れ仕事って...」
「暗殺、監視、誘拐、破壊工作、他国の政権転覆...まあ色々だ。何せ我々は存在しない。それ故法規に縛られる道理はない」
やはり自分はとんでもない組織に入ってしまったのだとカズミは再認識した。
「とはいえ最近は大人しいものだ、安心しろ。それより貴様の職務だがな」
「はっ」
「あの機体...ADMだがな。あれを発見したのは1年半前だ」
「発見、ですか?」
「ああ。あの少女...エヴァと共に打ち捨てられているのを我々が発見した。それから機体の調査を行ったのだが、あれは特異すぎる。というのも──」
ADMを動かす事ができるのはエヴァだけらしい。他の人間はそもそも起動すら出来ないとか。それにエヴァでも完璧に動かせるわけではないようだ。だからといってそのままにしておくのも宝の持ち腐れだから、少しでも性能を上げる為にあのAI──アダム──が搭載されたらしい。驚くべき事にADMは今の不完全な状態でも最新世代のPEMに引けを取らないらしい。
それならもし完全な状態になればどうなるんだろう、そう思うとカズミは少し恐ろしくなった。
「それとエヴァ、彼女も普通ではない。どうやら彼女はメルクリウスの埋蔵位置を探知する事ができるらしい」
「人間が...?」
「ああ。現に彼女は小規模ではあるが未発見であった国内のメルクリウス埋蔵地をいくつか発見している」
これが本当なら世界が変わりかねない。というのもメルクリウスは位置の特定が難しくその検討はおおよそしかつかない。それ故メルクリウスの採掘は当てずっぽうになる傾向が強く、年々エデンの荒廃は進んでいく。だからこそガーディアンオブエデンのような組織が存在するのだ。
「ADMとエヴァ、これらだけでも手に余るというのに、更に貴様が現れた訳だ」
「私が...」
「ああ。エヴァ以外動かせるはずのない機体を唯一動かせた人物、それが貴様だったという訳だ」
そうは言われてもカズミには皆目見当もつかない。自分は他人と違う所なんてない。唯一あるといえばちょっと勘が鋭いくらいだ。
「ようやく職務の話に戻るが、貴様はこれからADMのパイロットとしてエヴァと共に活動してもらう。詳細はまたその都度伝えるが、概要は以上だ」
そう告げるとシエラ=レオネの足が止まった。
「ここが貴様の部屋だ。今日は休め。では」
「はっ」
去っていくシエラ=レオネを敬礼で見送った後、部屋に入り、カズミはベッドに寝転んだのであった。そして現在に至る。
76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:22:34.10:aP1snpjV0 (7/9)
「はぁ~、正直まだ実感がないや...」
すると突然部屋の扉が開いて、エヴァが入ってきた。
「やっほ、お姉さん」
「エヴァ!元気そうで良かった...って、何それ?」
エヴァの首には首輪のようなものがついていた。
「勝手にADMを動かしたばつだって。あの子の近くに行ったら大きな音がなって、わかっちゃうんだって」
「そ、そう。で、どうしたの?」
「お姉さんにひとこと言いにきたの」
「そっか」
「うん。あのね、あの子を動かせたのはお姉さんだけなの。だから、きっとエヴァとお姉さんは運命の相手なんだ」
カズミの表情が綻ぶ。運命の相手なんていかにも子供らしい。ADMに乗ったとき、エヴァは取り乱すこともなかったが、今の姿を見るとやっぱりまだ幼い少女だ。
「だからこれからよろしくね!」
カズミはベッドから起き上がり、エヴァと目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
「もちろん!」
「あ、それともう一つ言いたいことがあるの」
エヴァは両手を後ろで組んでモジモジと告げた。
「ほら、言ってごらん」
「たよりないお姉さんはエヴァが守ってあげるから安心してね!じゃあね!」
「...え」
そう告げられたカズミは石のように固まってしまい、部屋から出て行くエヴァを見ていることしかできなかった。
「頼りない...か。結構グサっときたな~...いや、ダメダメ!落ち込んでないで頑張らないと!」
カズミは書類にサインした時のことを思い出す。何もかも失った自分だけど、せめてエヴァだけは守ろうと決めた覚悟を。
「はぁ~、正直まだ実感がないや...」
すると突然部屋の扉が開いて、エヴァが入ってきた。
「やっほ、お姉さん」
「エヴァ!元気そうで良かった...って、何それ?」
エヴァの首には首輪のようなものがついていた。
「勝手にADMを動かしたばつだって。あの子の近くに行ったら大きな音がなって、わかっちゃうんだって」
「そ、そう。で、どうしたの?」
「お姉さんにひとこと言いにきたの」
「そっか」
「うん。あのね、あの子を動かせたのはお姉さんだけなの。だから、きっとエヴァとお姉さんは運命の相手なんだ」
カズミの表情が綻ぶ。運命の相手なんていかにも子供らしい。ADMに乗ったとき、エヴァは取り乱すこともなかったが、今の姿を見るとやっぱりまだ幼い少女だ。
「だからこれからよろしくね!」
カズミはベッドから起き上がり、エヴァと目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
「もちろん!」
「あ、それともう一つ言いたいことがあるの」
エヴァは両手を後ろで組んでモジモジと告げた。
「ほら、言ってごらん」
「たよりないお姉さんはエヴァが守ってあげるから安心してね!じゃあね!」
「...え」
そう告げられたカズミは石のように固まってしまい、部屋から出て行くエヴァを見ていることしかできなかった。
「頼りない...か。結構グサっときたな~...いや、ダメダメ!落ち込んでないで頑張らないと!」
カズミは書類にサインした時のことを思い出す。何もかも失った自分だけど、せめてエヴァだけは守ろうと決めた覚悟を。
77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:25:27.87:aP1snpjV0 (8/9)
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
熱血バカ
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
家族は父母と姉が1人
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒
好感度 (MAXは5)
エヴァ 2(頼りないお姉さんは世話がやけるねー)
アダム 4(お気に入りのパイロット!)
ということでやっとこさプロローグが終わりましたので今日はここまで。次回までの間に安価を募集します。
↓5くらいまでPEMの案を募集します。それともし案が有るのでしたら組織とか国家を出してもらっても構いません。
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
熱血バカ
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
家族は父母と姉が1人
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒
好感度 (MAXは5)
エヴァ 2(頼りないお姉さんは世話がやけるねー)
アダム 4(お気に入りのパイロット!)
ということでやっとこさプロローグが終わりましたので今日はここまで。次回までの間に安価を募集します。
↓5くらいまでPEMの案を募集します。それともし案が有るのでしたら組織とか国家を出してもらっても構いません。
78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:33:29.43:aP1snpjV0 (9/9)
忘れてたのでエデンの簡単な地形とブルトニア共和国について投下しときます。これは安価指定に含みません。
惑星エデン
中央大陸と西方大陸、東方大陸の3つの大陸と、海に点在する諸島が存在する。
【名前】ブルトニア共和国
【特徴】歴史は浅いがそれを他国にない革新性で補い、その版図を拡大させた。今では中央大陸の3/5を手中に収めており、惑星エデンでもトップクラスの覇権国家である。しかし領土の拡大に国家財政が追いついておらず常に自転車操業である。最近は西方大海の向こう、西方大陸にある小さな飛地を起点としてその地で影響力を強めている。
忘れてたのでエデンの簡単な地形とブルトニア共和国について投下しときます。これは安価指定に含みません。
惑星エデン
中央大陸と西方大陸、東方大陸の3つの大陸と、海に点在する諸島が存在する。
【名前】ブルトニア共和国
【特徴】歴史は浅いがそれを他国にない革新性で補い、その版図を拡大させた。今では中央大陸の3/5を手中に収めており、惑星エデンでもトップクラスの覇権国家である。しかし領土の拡大に国家財政が追いついておらず常に自転車操業である。最近は西方大海の向こう、西方大陸にある小さな飛地を起点としてその地で影響力を強めている。
79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:46:05.53:2yCpKHLU0 (1/1)
PEM
機体名:ダート
装備内容:両脚部ホバーユニット、アサルトナイフ×1
オプション:100mmアサルトライフル、ジャイアントバズ、バンカープレート×1
概要:空中戦機能を削除しホバーによる陸戦での高機動性能を高めたPEM。ホバーによる機動力を得た事で本体を重装甲化しても問題ないモノにしている。
この高機動を利用したオプション装備がバンカープレートであり弾数制の強力な”釘”を撃ち込める盾である。主にアサルトライフルと同時装備される
PEM
機体名:ダート
装備内容:両脚部ホバーユニット、アサルトナイフ×1
オプション:100mmアサルトライフル、ジャイアントバズ、バンカープレート×1
概要:空中戦機能を削除しホバーによる陸戦での高機動性能を高めたPEM。ホバーによる機動力を得た事で本体を重装甲化しても問題ないモノにしている。
この高機動を利用したオプション装備がバンカープレートであり弾数制の強力な”釘”を撃ち込める盾である。主にアサルトライフルと同時装備される
80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/09(土) 23:55:02.23:elLmcVk0o (4/4)
乙
国
【名前】ガザレム首長連邦
【特徴】西方大陸の半分を占める、いくつかの国がまとまった国家。最も古くからある国の一つ。国の運営はそれぞれの国王の合議で決定されている。大規模なメルクリウス鉱脈を有しており、全世界各国と経済的に繋がりがある。それは表だけでなく裏側の組織とも。
PEM
【名前】AAK-47"アブマット"
【武装】突撃銃
【概要】製造コストと運用の容易さから世界中で稼働している機体。武装の換装種類も多いのも強み。テロリスト御用達。欠点はただでさえ薄い装甲が横行する闇コピーによってペラペラになっている事。
乙
国
【名前】ガザレム首長連邦
【特徴】西方大陸の半分を占める、いくつかの国がまとまった国家。最も古くからある国の一つ。国の運営はそれぞれの国王の合議で決定されている。大規模なメルクリウス鉱脈を有しており、全世界各国と経済的に繋がりがある。それは表だけでなく裏側の組織とも。
PEM
【名前】AAK-47"アブマット"
【武装】突撃銃
【概要】製造コストと運用の容易さから世界中で稼働している機体。武装の換装種類も多いのも強み。テロリスト御用達。欠点はただでさえ薄い装甲が横行する闇コピーによってペラペラになっている事。
81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 00:18:48.23:eOIq7t520 (1/1)
【名前】ナルカミ
【武装】レーザービット、パワーアーム、改良型フライングボード
【概要】驚異的な加速力を持つフライングボードが生み出す速さを活かした戦闘を得意とするPEM
AIが搭載されており自律行動も可能。ADMを「きょうだい」と呼ぶ
斜に構えた成人男性の人格が与えられている
【名前】ナルカミ
【武装】レーザービット、パワーアーム、改良型フライングボード
【概要】驚異的な加速力を持つフライングボードが生み出す速さを活かした戦闘を得意とするPEM
AIが搭載されており自律行動も可能。ADMを「きょうだい」と呼ぶ
斜に構えた成人男性の人格が与えられている
82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 11:09:44.98:2RSI6Cng0 (1/1)
【名前】カナアン
【特徴】ガザレム首長連邦に隣接する小国だが、建国されたのは新暦上でも最近である。元々は、信仰する宗教の教典を根拠に、神から与えられた『約束の地』に戻ると主張したディアスポラが、ブルトニア共和国を中心とした他国の支援を受けて、この地に移植し始めたのがきっかけだった。しかし、宗教上の対立や先住民との紛争に加えて、移植直後にメルクリウスの大鉱脈が発見されたことにより、ブルトニア共和国とガザレム首長連邦による代理戦争にまで発展してしまったため、今もなお紛争状態にある。
こうした歴史の経緯から、屈指の軍事強国として有名で、PEMの開発・生産・輸出が盛んであり、特に、AIによる自律型PEMの分野においては、世界の最先端を行っている。
余談だが、ブルトニア共和国でテロ組織として認定されている『ガーディアンオブエデン』は、ガザレム首長連邦から秘密裏に資金や兵器の支援を受けていると噂されている。
PEM
【名前】CH-929 カマエル
【武装】標準装備:20mm自動追尾型バルカン砲、高周波振動ナイフ
空戦型(CH/F-929):ラジエータープレート兼自立飛行用高出力スラスター式大型可変翼、レーザーライフル
近接戦型(CH/A-929):レーザー・実体刃複合式大型ソード、ロケットアンカー
砲戦型:(CH/B-929):120mm高出力レーザー砲、両肩部2連装ミサイルランチャー
【概要】カナアン軍の制式量産機。カナアンという国の性質上、大量の兵士を確保できないため、戦力の半数以上を自律型無人PEMで賄っている。それに対して、有人PEMについては、自律型無人PEMの指揮官機としての機能を持たせる一方で、戦局に応じて武装を換装できるマルチロール機になっている。
【名前】カナアン
【特徴】ガザレム首長連邦に隣接する小国だが、建国されたのは新暦上でも最近である。元々は、信仰する宗教の教典を根拠に、神から与えられた『約束の地』に戻ると主張したディアスポラが、ブルトニア共和国を中心とした他国の支援を受けて、この地に移植し始めたのがきっかけだった。しかし、宗教上の対立や先住民との紛争に加えて、移植直後にメルクリウスの大鉱脈が発見されたことにより、ブルトニア共和国とガザレム首長連邦による代理戦争にまで発展してしまったため、今もなお紛争状態にある。
こうした歴史の経緯から、屈指の軍事強国として有名で、PEMの開発・生産・輸出が盛んであり、特に、AIによる自律型PEMの分野においては、世界の最先端を行っている。
余談だが、ブルトニア共和国でテロ組織として認定されている『ガーディアンオブエデン』は、ガザレム首長連邦から秘密裏に資金や兵器の支援を受けていると噂されている。
PEM
【名前】CH-929 カマエル
【武装】標準装備:20mm自動追尾型バルカン砲、高周波振動ナイフ
空戦型(CH/F-929):ラジエータープレート兼自立飛行用高出力スラスター式大型可変翼、レーザーライフル
近接戦型(CH/A-929):レーザー・実体刃複合式大型ソード、ロケットアンカー
砲戦型:(CH/B-929):120mm高出力レーザー砲、両肩部2連装ミサイルランチャー
【概要】カナアン軍の制式量産機。カナアンという国の性質上、大量の兵士を確保できないため、戦力の半数以上を自律型無人PEMで賄っている。それに対して、有人PEMについては、自律型無人PEMの指揮官機としての機能を持たせる一方で、戦局に応じて武装を換装できるマルチロール機になっている。
83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 13:46:23.09:8X27Fssno (1/2)
PEM
【名前】レインボーバード
【武装】フライングボードのみ(ごくごく簡素な近接ブレードは装備可能)
【概要】アトラクションに空中操作性と水中操作性のみを追求した機体。夕日の中で飛ぶコースが人気。
【名前】ヒューシャル
【特徴】点在する諸島の国家。常夏と豊かな自然の残る世界屈指のリゾート地。産業はほぼ観光。国内では許可のないPEMの運用が禁止されている。
PEM
【名前】レインボーバード
【武装】フライングボードのみ(ごくごく簡素な近接ブレードは装備可能)
【概要】アトラクションに空中操作性と水中操作性のみを追求した機体。夕日の中で飛ぶコースが人気。
【名前】ヒューシャル
【特徴】点在する諸島の国家。常夏と豊かな自然の残る世界屈指のリゾート地。産業はほぼ観光。国内では許可のないPEMの運用が禁止されている。
84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 13:46:50.19:8X27Fssno (2/2)
アトラクション用です
アトラクション用です
85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 19:11:53.42:4AySfdor0 (1/1)
組織
【名前】ソラ・テック
【特徴】最初にメルクリウスを発見した大企業で、最初にPEMを開発した企業でもある
当初、メルクリウス利益を独占し、PEMを保有する唯一の組織として権勢を誇っていたが、他の企業・国家による総攻撃の結果、滅亡した
多くの記録が紛失しており、謎の多い組織。世界征服を企んでいたとも、戦争が激化しないようメルクリウスを独占したのだとも、メルクリウスを宇宙開発に用いようとしたとも伝わる
過去の組織ではあるが、その技術は現行技術を上回るものも多く、それらは『ソラの遺産』と呼ばれる
組織
【名前】ソラ・テック
【特徴】最初にメルクリウスを発見した大企業で、最初にPEMを開発した企業でもある
当初、メルクリウス利益を独占し、PEMを保有する唯一の組織として権勢を誇っていたが、他の企業・国家による総攻撃の結果、滅亡した
多くの記録が紛失しており、謎の多い組織。世界征服を企んでいたとも、戦争が激化しないようメルクリウスを独占したのだとも、メルクリウスを宇宙開発に用いようとしたとも伝わる
過去の組織ではあるが、その技術は現行技術を上回るものも多く、それらは『ソラの遺産』と呼ばれる
86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/10(日) 23:40:48.64:TinQ8BYm0 (1/1)
組織
【名前】バウエル・インダストリ
【特徴】ブルトニア最大の企業グループ。軍事産業を中心に、デパートからミサイルまで手広く経営している
PEMでも国内最大手だったが、今の社長になってから兵器開発が迷走しており、量産性を度外視したトンデモメカばかりを作るようになった
低迷しているとはいえいまだに国内での影響力は強い、トラブルメーカーじみた企業
組織
【名前】バウエル・インダストリ
【特徴】ブルトニア最大の企業グループ。軍事産業を中心に、デパートからミサイルまで手広く経営している
PEMでも国内最大手だったが、今の社長になってから兵器開発が迷走しており、量産性を度外視したトンデモメカばかりを作るようになった
低迷しているとはいえいまだに国内での影響力は強い、トラブルメーカーじみた企業
87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 17:01:21.89:mQZ7vk9W0 (1/9)
色々と案をありがとうございます。今日は20時前後から始めるつもりですが、今のうちに特務機関のメンバーを2人募集します。
↓2まで
名前、性別、年齢、特徴及び性格をお願いします。
あとそれぞれのコンマでその人物の操縦技能も決めときます。
01~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
色々と案をありがとうございます。今日は20時前後から始めるつもりですが、今のうちに特務機関のメンバーを2人募集します。
↓2まで
名前、性別、年齢、特徴及び性格をお願いします。
あとそれぞれのコンマでその人物の操縦技能も決めときます。
01~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 17:12:11.26:BCuw0e710 (1/7)
バーネット
男 33歳
ケツアゴの濃い顔の男。上下関係を重視しており、生意気な部下や後輩が嫌い。従順な相手には面倒見がいい
バーネット
男 33歳
ケツアゴの濃い顔の男。上下関係を重視しており、生意気な部下や後輩が嫌い。従順な相手には面倒見がいい
89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 17:14:39.06:c+hz8/yEo (1/4)
ガルー
男 27歳
はねっかえり気質の青年
自信家で何かと人に突っかかる事が多いが、実力のある人は素直に認める
ガルー
男 27歳
はねっかえり気質の青年
自信家で何かと人に突っかかる事が多いが、実力のある人は素直に認める
90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 17:19:24.26:xuljqfsf0 (1/1)
主人公込みで操縦技能ポンコツトリオやんけ
主人公込みで操縦技能ポンコツトリオやんけ
91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 17:23:19.83:NlRXNiNJo (1/1)
え、エースは>>1が作ってくれるやろ(震え声)
それかシエラさんが名実ともトップ
え、エースは>>1が作ってくれるやろ(震え声)
それかシエラさんが名実ともトップ
92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 18:46:33.22:WpZg24RFO (1/1)
あれだよ、メルクリウスを体内にぶちこめば覚醒できるんじゃないかな(適当)
あれだよ、メルクリウスを体内にぶちこめば覚醒できるんじゃないかな(適当)
93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 19:42:01.05:Oy0oCmog0 (1/3)
AIに丸投げすればええやろ(ハナホジ
これからは無人兵器の時代や!
AIに丸投げすればええやろ(ハナホジ
これからは無人兵器の時代や!
94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:17:32.89:mQZ7vk9W0 (2/9)
い、一応名目上は研究開発の組織だから大丈夫です、たぶん。
ちなみに既に案を投下してもらったキャラの操縦技能の判定はその時のコンマ という事にします。なのでシエラさんはコンマが74なのでエースです。
「では、改めて皆に紹介しよう。新入りのカズミ・アーディガンだ」
「よろしくお願いしますっ!」
カズミは深々と頭を下げたが、拍手の音はまばらだった。
(うう、あまり歓迎されてないっぽい?)
頭を上げると同時にシエラ=レオネが切り出した。
「さて、挨拶はここまでにして早速仕事に取り掛かろう。今から呼ばれた者はブリーフィングルームに来い。それ以外は通常通り仕事に戻れ」
(本当に挨拶だけだし...軍の入隊時だって歓迎会はあったのに...)
「バーネット、ガルー、オルデンリッジ、カズミ、エヴァ。着いてこい」
カズミも含め名を呼ばれた者は返事をし、シエラ=レオネの後について行った。
ブリーフィングルームには椅子と机が並べられており、正面にはスクリーンが設置されていた。
「本日、この人員で行うのはADMのテストだ。依然としてADMについては未知の部分が多い。その上カズミという変数も現れた。従って改めてADMの性能や出力等の調査を行う」
「がんばろうね、お姉さん」
「うん」
「テストの形式は模擬戦とする。カズミとエヴァにはこの3名とそれぞれ1人ずつ戦ってもらう」
(明らかに私達だけ負担が大きい...)
「カズミは勿論だが、お前たちも気を抜くなよ。そろそろ私と同等、とまではいかなくとももう少し腕を上げてもらいたい所だ」
「「「はっ」」」
「では10分後に演習場に集合、以上だ」
そう言ってシエラ=レオネが部屋から出て行くと3人が声をかけてきた。
3人からの好感度
↓1 バーネット ↓2 ガルー ↓3 オルデンリッジ
01~20 1
21~40 2
41~60 3
61~80 4
81~ 5
い、一応名目上は研究開発の組織だから大丈夫です、たぶん。
ちなみに既に案を投下してもらったキャラの操縦技能の判定はその時のコンマ という事にします。なのでシエラさんはコンマが74なのでエースです。
「では、改めて皆に紹介しよう。新入りのカズミ・アーディガンだ」
「よろしくお願いしますっ!」
カズミは深々と頭を下げたが、拍手の音はまばらだった。
(うう、あまり歓迎されてないっぽい?)
頭を上げると同時にシエラ=レオネが切り出した。
「さて、挨拶はここまでにして早速仕事に取り掛かろう。今から呼ばれた者はブリーフィングルームに来い。それ以外は通常通り仕事に戻れ」
(本当に挨拶だけだし...軍の入隊時だって歓迎会はあったのに...)
「バーネット、ガルー、オルデンリッジ、カズミ、エヴァ。着いてこい」
カズミも含め名を呼ばれた者は返事をし、シエラ=レオネの後について行った。
ブリーフィングルームには椅子と机が並べられており、正面にはスクリーンが設置されていた。
「本日、この人員で行うのはADMのテストだ。依然としてADMについては未知の部分が多い。その上カズミという変数も現れた。従って改めてADMの性能や出力等の調査を行う」
「がんばろうね、お姉さん」
「うん」
「テストの形式は模擬戦とする。カズミとエヴァにはこの3名とそれぞれ1人ずつ戦ってもらう」
(明らかに私達だけ負担が大きい...)
「カズミは勿論だが、お前たちも気を抜くなよ。そろそろ私と同等、とまではいかなくとももう少し腕を上げてもらいたい所だ」
「「「はっ」」」
「では10分後に演習場に集合、以上だ」
そう言ってシエラ=レオネが部屋から出て行くと3人が声をかけてきた。
3人からの好感度
↓1 バーネット ↓2 ガルー ↓3 オルデンリッジ
01~20 1
21~40 2
41~60 3
61~80 4
81~ 5
95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:18:51.86:YKiqfWQe0 (1/1)
たあっ
たあっ
96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:19:50.67:C+ApayFdo (1/3)
ほい
ほい
97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:20:32.73:c+hz8/yEo (2/4)
ぬっ
ぬっ
98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:23:21.76:C+ApayFdo (2/3)
愛され溪
愛され溪
99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:30:36.92:BCuw0e710 (2/7)
オルテンリッジは>>70の再利用か、そして操縦値37
オルテンリッジは>>70の再利用か、そして操縦値37
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:33:25.00:D0sOHxeno (1/1)
荒事処理できるかこの特務機関…?
荒事処理できるかこの特務機関…?
101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:51:21.81:mQZ7vk9W0 (3/9)
↓1 86 バーネット 5(これは期待の新人だな!)
↓2 67 ガルー 4(俺でも動かせなかったあの機体を...こいつ、できるな!)
↓3 73 オルデンリッジ 4 (真っ直ぐでいい娘だ)
「バーネットさん、ガルーさん、オルデンリッジさん、よろしくお願いします!未熟者ですが、本日はご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします!」
「ほう、殊勝な心がけじゃないか、後輩。私はバーネット、何かあればこの頼れる先輩に言うといい」
「ADMを動かせたって本当か!?どうやったんだ!?」
「え、えと...」
急に距離を詰めてきた2人に少し驚いたカズミを見て、オルデンリッジが助け舟を出した。
「2人とも落ち着け。新人とコミュニケーションを取りたいのは分かるがさっさと準備するぞ」
「それもそうだな」
「それじゃあ、後でな!」
オルデンリッジの一声で2人は模擬戦の準備のため部屋を出て行った。
「ありがとうございました、オルデンリッジさん」
「気にするな。さあ、俺たちも行こう」
「はい。エヴァ、行くよ」
「はーい」
市街地を模した演習場に着くとシエラ=レオネから模擬戦の相手の順番が告げられた。
最初の相手は?
↓1コンマ1桁
1~3 バーネット
4~6 ガルー
7~9 オルデンリッジ
0なら2桁目を参照、00ならもう一回
↓1 86 バーネット 5(これは期待の新人だな!)
↓2 67 ガルー 4(俺でも動かせなかったあの機体を...こいつ、できるな!)
↓3 73 オルデンリッジ 4 (真っ直ぐでいい娘だ)
「バーネットさん、ガルーさん、オルデンリッジさん、よろしくお願いします!未熟者ですが、本日はご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします!」
「ほう、殊勝な心がけじゃないか、後輩。私はバーネット、何かあればこの頼れる先輩に言うといい」
「ADMを動かせたって本当か!?どうやったんだ!?」
「え、えと...」
急に距離を詰めてきた2人に少し驚いたカズミを見て、オルデンリッジが助け舟を出した。
「2人とも落ち着け。新人とコミュニケーションを取りたいのは分かるがさっさと準備するぞ」
「それもそうだな」
「それじゃあ、後でな!」
オルデンリッジの一声で2人は模擬戦の準備のため部屋を出て行った。
「ありがとうございました、オルデンリッジさん」
「気にするな。さあ、俺たちも行こう」
「はい。エヴァ、行くよ」
「はーい」
市街地を模した演習場に着くとシエラ=レオネから模擬戦の相手の順番が告げられた。
最初の相手は?
↓1コンマ1桁
1~3 バーネット
4~6 ガルー
7~9 オルデンリッジ
0なら2桁目を参照、00ならもう一回
102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:52:17.68:vLbB2hYE0 (1/2)
AIたちに頼りすぎた結果と考えればまあ…AI発展してるのはカナアンの方ではあるけど
AIたちに頼りすぎた結果と考えればまあ…AI発展してるのはカナアンの方ではあるけど
103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 20:53:52.92:BCuw0e710 (3/7)
まぁ精鋭部隊でもないしな、軍事大国っぽいし前線で戦ってる人らの方が強いというのはおかしくない
まぁ精鋭部隊でもないしな、軍事大国っぽいし前線で戦ってる人らの方が強いというのはおかしくない
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:07:43.60:mQZ7vk9W0 (4/9)
まあ組織の性格上表立って戦うことはないので...。
8 オルデンリッジ
「まずはオルデンリッジだ」
「と言う訳だ。そう緊張しなくていい、模擬戦だからな」
「はい!」
互いにPEMに乗り込み、模擬戦開始の合図を待つ。
「お姉さん、かっこいいとこ見せてね」
「も、もちろん!」
「まあ、僕もついてるし大丈夫さ」
「ありがとう、アダム」
すると演習場の中央でフレアが打ち上げられた。開始の合図だ。
「まずはどうするの?」
「うーん、前進、待ち伏せ、迂回が候補だと思うけど...」
「前進は無難な案だね、面白みにかけるけど。待ち伏せは向こうが迂回してこなければ先制できるのは間違いない。迂回はリスクが高いけど成功すれば背後から大打撃を与えられるね」
「そうだね。オルデンリッジさんがどうくるかが問題だけど...」
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
まあ組織の性格上表立って戦うことはないので...。
8 オルデンリッジ
「まずはオルデンリッジだ」
「と言う訳だ。そう緊張しなくていい、模擬戦だからな」
「はい!」
互いにPEMに乗り込み、模擬戦開始の合図を待つ。
「お姉さん、かっこいいとこ見せてね」
「も、もちろん!」
「まあ、僕もついてるし大丈夫さ」
「ありがとう、アダム」
すると演習場の中央でフレアが打ち上げられた。開始の合図だ。
「まずはどうするの?」
「うーん、前進、待ち伏せ、迂回が候補だと思うけど...」
「前進は無難な案だね、面白みにかけるけど。待ち伏せは向こうが迂回してこなければ先制できるのは間違いない。迂回はリスクが高いけど成功すれば背後から大打撃を与えられるね」
「そうだね。オルデンリッジさんがどうくるかが問題だけど...」
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:09:39.92:BCuw0e710 (4/7)
2
2
106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:21:18.81:mQZ7vk9W0 (5/9)
2 待ち伏せ
「決めた、待ち伏せにしよう!」
「なら位置取りは僕に任せて。そうだな...あの倉庫の中ならピッタリだと思うよ」
「わかった!」
カズミはアダムの言う通り倉庫の中に隠れた。
↓1
01~30迂回された
31~ 待ち伏せに成功
2 待ち伏せ
「決めた、待ち伏せにしよう!」
「なら位置取りは僕に任せて。そうだな...あの倉庫の中ならピッタリだと思うよ」
「わかった!」
カズミはアダムの言う通り倉庫の中に隠れた。
↓1
01~30迂回された
31~ 待ち伏せに成功
107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:22:33.96:c+hz8/yEo (3/4)
そい
そい
108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:41:27.88:mQZ7vk9W0 (6/9)
96 待ち伏せに成功
一方その頃。
クラックロードと呼ばれるPEMに搭乗したオルデンリッジは息を潜めていた。
「ふむ...」
カズミと同じくオルデンリッジも待ち伏せを仕掛けていた。
「来ない、という事は向こうも待ち伏せか」
カズミの若さと性格なら正面から来ると思っていたがアテが外れたようだった。
「このまま我慢比べをしてもいいが...待ち伏せされているなら迂回して背後から叩くべきだな」
決断したオルデンリッジの動きは早く、ビルの物陰から出ると街の外周に沿って動き始めた。
丁度半分ほど進んだ時、オルデンリッジの目に留まったものがあった。
「あれは...」
ビルの陰からADMのビームライフルが飛び出ているのが見えた。
「という事は、そこか」
オルデンリッジはカズミが居ると思われる箇所目がけて爆弾を投射した。
爆煙が消え切る前に距離を詰めようとしたオルデンリッジだったが、突然横から衝撃を受けた。
「っ!!?」
そこにはレーザーブレードを手にしたADMがいた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
ちょっと席を外します。23時くらいに再開します。
96 待ち伏せに成功
一方その頃。
クラックロードと呼ばれるPEMに搭乗したオルデンリッジは息を潜めていた。
「ふむ...」
カズミと同じくオルデンリッジも待ち伏せを仕掛けていた。
「来ない、という事は向こうも待ち伏せか」
カズミの若さと性格なら正面から来ると思っていたがアテが外れたようだった。
「このまま我慢比べをしてもいいが...待ち伏せされているなら迂回して背後から叩くべきだな」
決断したオルデンリッジの動きは早く、ビルの物陰から出ると街の外周に沿って動き始めた。
丁度半分ほど進んだ時、オルデンリッジの目に留まったものがあった。
「あれは...」
ビルの陰からADMのビームライフルが飛び出ているのが見えた。
「という事は、そこか」
オルデンリッジはカズミが居ると思われる箇所目がけて爆弾を投射した。
爆煙が消え切る前に距離を詰めようとしたオルデンリッジだったが、突然横から衝撃を受けた。
「っ!!?」
そこにはレーザーブレードを手にしたADMがいた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
ちょっと席を外します。23時くらいに再開します。
109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:44:44.59:Oy0oCmog0 (2/3)
たんおつ
たんおつ
110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:45:06.19:BCuw0e710 (5/7)
一旦乙
一旦乙
111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:46:22.01:BCuw0e710 (6/7)
おっと、2
おっと、2
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:46:27.18:Oy0oCmog0 (3/3)
すまん
安価なら1
すまん
安価なら1
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 21:56:05.22:C+ApayFdo (3/3)
たんおつ
たんおつ
114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:19:11.53:mQZ7vk9W0 (7/9)
分かりやすいように表記を変えました。
カズミ3/3 滑空
オルデンリッジ 3/4 近接
相性不利のため-10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
分かりやすいように表記を変えました。
カズミ3/3 滑空
オルデンリッジ 3/4 近接
相性不利のため-10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:20:51.05:c+hz8/yEo (4/4)
ぬ
ぬ
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:45:43.48:mQZ7vk9W0 (8/9)
05-10=(これ以上下がりようがないので)01
カズミ-2
「やった!」
「アダムのおかげだね!」
「あえてビームライフルを囮にする。シンプルだけどうまく引っ掛かってくれたね」
オルデンリッジが乗っているのはクラックロード、装甲は厚いがその分敏捷性に欠ける。距離をとれば有利になると考えたカズミはフライングボードを展開する。
ビームライフルを回収しながら素早く空へと飛翔したカズミはあちこちを飛び回り、オルデンリッジを翻弄する。
「なるほど。だが...」
オルデンリッジはカズミの通るルートを予測して爆発物を投擲し始めた。
「かなり揺れてるね。このままじゃまずいよ、カズミ」
「分かってる!早いとこ決めないと...ビームライフルじゃ威力が足りない、近づいて一気に仕留める!」
カズミは空高く舞い上がってからクラックロード目がけて急降下を始めた。エネルギーを一気にぶつける作戦だ。
「そうくるなら、こちらも利用させてもらおう」
カズミはオルデンリッジの横を通り抜けながらレーザーブレードで一閃しようとしたが、彼は予想外の行動をとってきた。
何と猛スピードのADM目がけてタックルを仕掛けてきたのだ。
「きゃあ!」
「エヴァ、掴まってて!」
機体は大きく揺さぶられ、ビルに正面から衝突した。
タックルによってクラックロードの装甲は大きく損傷したが、それよりも装甲の薄いADMの方がダメージは大きい。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
05-10=(これ以上下がりようがないので)01
カズミ-2
「やった!」
「アダムのおかげだね!」
「あえてビームライフルを囮にする。シンプルだけどうまく引っ掛かってくれたね」
オルデンリッジが乗っているのはクラックロード、装甲は厚いがその分敏捷性に欠ける。距離をとれば有利になると考えたカズミはフライングボードを展開する。
ビームライフルを回収しながら素早く空へと飛翔したカズミはあちこちを飛び回り、オルデンリッジを翻弄する。
「なるほど。だが...」
オルデンリッジはカズミの通るルートを予測して爆発物を投擲し始めた。
「かなり揺れてるね。このままじゃまずいよ、カズミ」
「分かってる!早いとこ決めないと...ビームライフルじゃ威力が足りない、近づいて一気に仕留める!」
カズミは空高く舞い上がってからクラックロード目がけて急降下を始めた。エネルギーを一気にぶつける作戦だ。
「そうくるなら、こちらも利用させてもらおう」
カズミはオルデンリッジの横を通り抜けながらレーザーブレードで一閃しようとしたが、彼は予想外の行動をとってきた。
何と猛スピードのADM目がけてタックルを仕掛けてきたのだ。
「きゃあ!」
「エヴァ、掴まってて!」
機体は大きく揺さぶられ、ビルに正面から衝突した。
タックルによってクラックロードの装甲は大きく損傷したが、それよりも装甲の薄いADMの方がダメージは大きい。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
↓1 コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:46:46.53:jdDMGvoC0 (1/1)
1
1
118:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:49:02.58:vLbB2hYE0 (2/2)
あ
あ
119:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:57:28.45:mQZ7vk9W0 (9/9)
カズミ1/3 近接
オルデンリッジ 3/4 近接
クラックロードは鈍重なため補正+5(さっきはこれ入れるの忘れてました。でも判定はどのみち変わらなかったので許して)
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
カズミ1/3 近接
オルデンリッジ 3/4 近接
クラックロードは鈍重なため補正+5(さっきはこれ入れるの忘れてました。でも判定はどのみち変わらなかったので許して)
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/11(月) 23:59:27.57:BCuw0e710 (7/7)
あ
あ
121:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:10:41.28:qVzlJ6XL0 (1/3)
57+5=62
オルデンリッジ-1
「いたたた...」
ビルに衝突した衝撃で視界が霞む。
「カズミ、前!」
アダムの声を聞いて急いで視線をやるとオルデンリッジがこちらに迫ってきていた。
ADMが体勢を立て直したのと同時にクラックロードのレーザーソウが振り下ろされた。
カズミはそれをレーザーブレードで受け流すと、クラックロードの胴体に袈裟斬りの一撃を加える。
「おしい!」
ブレードは当たりはしたが、クラックロードが一歩後ろに下がったためエヴァの言う通り大きなダメージは与えられなかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
57+5=62
オルデンリッジ-1
「いたたた...」
ビルに衝突した衝撃で視界が霞む。
「カズミ、前!」
アダムの声を聞いて急いで視線をやるとオルデンリッジがこちらに迫ってきていた。
ADMが体勢を立て直したのと同時にクラックロードのレーザーソウが振り下ろされた。
カズミはそれをレーザーブレードで受け流すと、クラックロードの胴体に袈裟斬りの一撃を加える。
「おしい!」
ブレードは当たりはしたが、クラックロードが一歩後ろに下がったためエヴァの言う通り大きなダメージは与えられなかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
122:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:13:16.27:kw2UrVIL0 (1/3)
1
1
123:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:16:04.68:qVzlJ6XL0 (2/3)
カズミ1/3 近接
オルデンリッジ 2/4 遠距離
相性不利により-10
クラックロードは鈍重なため補正+5
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
カズミ1/3 近接
オルデンリッジ 2/4 遠距離
相性不利により-10
クラックロードは鈍重なため補正+5
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
124:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:19:44.45:1lA9D17l0 (1/1)
あ
あ
125:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:32:24.78:qVzlJ6XL0 (3/3)
45+5-10=40
拮抗
追撃を行おうとしたカズミだったが、クラックロードはブレイククローを用いた地面の破壊によって足止めを行った。それと同時に塵が舞い、視界が悪くなる。
「どこに...?」
「カズミ、下がった方がいい!」
「わ、わかった!」
アダムの助言通り後退すると、先程まで自分がいた箇所で爆発が起きている。オルデンリッジが爆弾を投げてきたのだろう。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
今日はここまで。ちょっと思ったんですが戦闘ってもっとサクサク進む方がいいですか?よかったら教えてください。
45+5-10=40
拮抗
追撃を行おうとしたカズミだったが、クラックロードはブレイククローを用いた地面の破壊によって足止めを行った。それと同時に塵が舞い、視界が悪くなる。
「どこに...?」
「カズミ、下がった方がいい!」
「わ、わかった!」
アダムの助言通り後退すると、先程まで自分がいた箇所で爆発が起きている。オルデンリッジが爆弾を投げてきたのだろう。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 オルデンリッジ 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
今日はここまで。ちょっと思ったんですが戦闘ってもっとサクサク進む方がいいですか?よかったら教えてください。
126:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:36:53.92:kw2UrVIL0 (2/3)
乙。戦闘自体はこれくらいでいいと思う、これ以上省略するのは味気ない
ただ時間かかるのも事実なので重要な戦闘以外は簡略化した方がいい
乙。戦闘自体はこれくらいでいいと思う、これ以上省略するのは味気ない
ただ時間かかるのも事実なので重要な戦闘以外は簡略化した方がいい
127:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:37:53.38:kw2UrVIL0 (3/3)
ごめんなさい、3で
ごめんなさい、3で
128:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 00:38:05.31:F/U5mpZIo (1/1)
おつおつ
まあせやな
おつおつ
まあせやな
129:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 01:31:01.70:4qpMxGEc0 (1/1)
採用されるかは分からんが投下
PEM案
【機体名】RLTH(リリス)
【装備】メガレーザーランチャー、マイクロミサイル、腕部レーザーカッター、ウイングブレード、フロートブーツ
【概要】ADM(アダム)とは正反対な重装備かつ漆黒のボディに赤のラインのアクセントが入った外見
ウイングブレードとフロートブーツによるフライングボート無しでの単独浮翌遊を可能としている
メガレーザーランチャーは砲身の上半分を右肩部に、下半分を左肩部に分割して搭載されており使用時に胸部に接続する形で展開される(レーザー砲部分は上半分に内蔵)。並の装甲では耐える間もなく融解する程の出力を有する
欠点は稼働時間が極めて短い事と砲撃と浮翌遊は同時展開出来ない事
内蔵自立AIのRLTH(リリス)は効率的な行動を追求する真面目系女子的な性格(人道的な側面無視)
採用されるかは分からんが投下
PEM案
【機体名】RLTH(リリス)
【装備】メガレーザーランチャー、マイクロミサイル、腕部レーザーカッター、ウイングブレード、フロートブーツ
【概要】ADM(アダム)とは正反対な重装備かつ漆黒のボディに赤のラインのアクセントが入った外見
ウイングブレードとフロートブーツによるフライングボート無しでの単独浮翌遊を可能としている
メガレーザーランチャーは砲身の上半分を右肩部に、下半分を左肩部に分割して搭載されており使用時に胸部に接続する形で展開される(レーザー砲部分は上半分に内蔵)。並の装甲では耐える間もなく融解する程の出力を有する
欠点は稼働時間が極めて短い事と砲撃と浮翌遊は同時展開出来ない事
内蔵自立AIのRLTH(リリス)は効率的な行動を追求する真面目系女子的な性格(人道的な側面無視)
130:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/12(火) 02:21:40.19:eNNdcR2T0 (1/1)
募集ないときにやんのはあんま良くないと思うで
募集ないときにやんのはあんま良くないと思うで
131:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 02:19:38.18:HVGNYZy10 (1/5)
元がパワードスーツだったらしいけど、PEMの基本サイズって3~4mくらいで考えていいの?まぁ大型小型もあるだろうけどスタンダートが知りたい
元がパワードスーツだったらしいけど、PEMの基本サイズって3~4mくらいで考えていいの?まぁ大型小型もあるだろうけどスタンダートが知りたい
132:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 19:48:50.11:cc4b+GF50 (1/8)
それではネームドとの戦闘は今の感じで、モブ相手の場合は基本簡略化しようと思います。
申し訳ないのですが案に関しては募集してる時にお願いします。でないと自分が捌ききれなくなると思うので...
PEMは初期型は3~4mくらいで、次第にパワードスーツじゃなくてロボットとして運用した方が良くね?という方針になり、現在では10m強が標準というふうに自分は考えてます。
カズミ1/3 遠距離
オルデンリッジ 2/4 遠距離
クラックロードは鈍重なため補正+5
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
それではネームドとの戦闘は今の感じで、モブ相手の場合は基本簡略化しようと思います。
申し訳ないのですが案に関しては募集してる時にお願いします。でないと自分が捌ききれなくなると思うので...
PEMは初期型は3~4mくらいで、次第にパワードスーツじゃなくてロボットとして運用した方が良くね?という方針になり、現在では10m強が標準というふうに自分は考えてます。
カズミ1/3 遠距離
オルデンリッジ 2/4 遠距離
クラックロードは鈍重なため補正+5
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~70 オルデンリッジ-1
71~90 オルデンリッジ-2
91~ オルデンリッジ-3
133:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 19:56:38.44:gYoE6ifxo (1/3)
りょうかい
りょうかい
134:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 20:10:51.46:HVGNYZy10 (2/5)
了解、どうもです
了解、どうもです
135:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 20:46:17.32:cc4b+GF50 (2/8)
44(ゾロ目なので補正は無視)
ゾロ目ボーナスでオルデンリッジ-2
「どうする、カズミ?」
「レーザーライフルの威力じゃクラックロードの装甲は破れない。だからここは一気に突っ込んでブレードで決めるしか...」
その時カズミの直感が働いた。
クラックロードの装甲なら塵で視界を塞いだ後に近接攻撃による奇襲をすればよかったはずだ。にも関わらずあえてオルデンリッジは後ろに下がった。それは何故か?そこまでは分からない。だが今の状況は彼に仕組まれた結果のような気がする。
「下がろう」
「それは悪手じゃない?」
「いや、きっとそうした方がいい」
「でもそれじゃどうやって倒すのさ?レーザーライフルじゃ威力不足だってさっき自分で──」
「うん。大丈夫、私に考えがある」
アダムにそう言ってカズミが後退した時、丁度爆煙が晴れた。
クラックロードは位置を変える事なくADMの直線上に居た。
「一体何のつもりだ?...まあいい、終わらせてもらおう」
オルデンリッジはADMのいる場所に爆弾を投げる準備をする。
それを見たカズミは素早くレーザーライフルを構える。
「大丈夫...きっとやれる!」
深く息を吸い、視覚と指先に全神経を集中させる。
クラックロードが握りしめた爆弾を投擲しようと、掌を開き始めたその瞬間。一筋の光がレーザーライフルから放たれ、それは吸い込まれるように爆弾へと直撃した。
激しい轟音とともに黒煙が立ち昇る。煙が晴れた後、爆発で吹き飛ばされたボロボロのクラックロードが仰向けに倒れていた。
その姿を見て、カズミは額の汗を拭った。
「すごーい!!」
「これは...さすが僕が見込んだパイロット!」
すると模擬戦終了の照明弾が打ち上げられた。
カズミ達はADMから降りるとシエラ=レオネ達のもとへ向かった。そこにはオルデンリッジも既にいた。両者が揃ったのを確認してシエラ=レオネが口を開く。
「模擬戦第1回目はカズミ達の勝利だ。まだまだ粗が見えるが取り敢えずは及第点だな。オルデンリッジが地雷を敷設していた事に気づいていたのか?」
「そこまでは分かりませんでしたが、何か作戦があるのだろうとは思いました」
「まさかこんな嬢ちゃんに見破られるとはな、年長者として面目ない」
「全くだ。だが貴様も悪くなかった。最初の奇襲を除いて戦闘の、特に後半のペースを握っていたからな。それに貴様は矢面に立つというよりは仲間のサポートが主だからな」
「ハハハ、慰めてくれるんですか、長官」
「とはいえ負けは負けだ、肝に銘じておけ。実戦なら敗北は死を意味するからな」
「勿論です」
「さて、次の相手だが...」
↓1
01~50 バーネット
51~ ガルー
44(ゾロ目なので補正は無視)
ゾロ目ボーナスでオルデンリッジ-2
「どうする、カズミ?」
「レーザーライフルの威力じゃクラックロードの装甲は破れない。だからここは一気に突っ込んでブレードで決めるしか...」
その時カズミの直感が働いた。
クラックロードの装甲なら塵で視界を塞いだ後に近接攻撃による奇襲をすればよかったはずだ。にも関わらずあえてオルデンリッジは後ろに下がった。それは何故か?そこまでは分からない。だが今の状況は彼に仕組まれた結果のような気がする。
「下がろう」
「それは悪手じゃない?」
「いや、きっとそうした方がいい」
「でもそれじゃどうやって倒すのさ?レーザーライフルじゃ威力不足だってさっき自分で──」
「うん。大丈夫、私に考えがある」
アダムにそう言ってカズミが後退した時、丁度爆煙が晴れた。
クラックロードは位置を変える事なくADMの直線上に居た。
「一体何のつもりだ?...まあいい、終わらせてもらおう」
オルデンリッジはADMのいる場所に爆弾を投げる準備をする。
それを見たカズミは素早くレーザーライフルを構える。
「大丈夫...きっとやれる!」
深く息を吸い、視覚と指先に全神経を集中させる。
クラックロードが握りしめた爆弾を投擲しようと、掌を開き始めたその瞬間。一筋の光がレーザーライフルから放たれ、それは吸い込まれるように爆弾へと直撃した。
激しい轟音とともに黒煙が立ち昇る。煙が晴れた後、爆発で吹き飛ばされたボロボロのクラックロードが仰向けに倒れていた。
その姿を見て、カズミは額の汗を拭った。
「すごーい!!」
「これは...さすが僕が見込んだパイロット!」
すると模擬戦終了の照明弾が打ち上げられた。
カズミ達はADMから降りるとシエラ=レオネ達のもとへ向かった。そこにはオルデンリッジも既にいた。両者が揃ったのを確認してシエラ=レオネが口を開く。
「模擬戦第1回目はカズミ達の勝利だ。まだまだ粗が見えるが取り敢えずは及第点だな。オルデンリッジが地雷を敷設していた事に気づいていたのか?」
「そこまでは分かりませんでしたが、何か作戦があるのだろうとは思いました」
「まさかこんな嬢ちゃんに見破られるとはな、年長者として面目ない」
「全くだ。だが貴様も悪くなかった。最初の奇襲を除いて戦闘の、特に後半のペースを握っていたからな。それに貴様は矢面に立つというよりは仲間のサポートが主だからな」
「ハハハ、慰めてくれるんですか、長官」
「とはいえ負けは負けだ、肝に銘じておけ。実戦なら敗北は死を意味するからな」
「勿論です」
「さて、次の相手だが...」
↓1
01~50 バーネット
51~ ガルー
136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 20:47:23.70:HVGNYZy10 (3/5)
追い詰められてから随分と粘ったな
追い詰められてから随分と粘ったな
137:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:04:54.83:cc4b+GF50 (3/8)
70 ガルー
「次はガルーと戦ってもらおう」
「っしゃ!絶対に勝ってやるからな!」
「望むところです!」
「それではメンテナンスが終わり次第開始だ。準備しておけ」
シエラ=レオネの言葉を聞いてカズミは聞こうと思っていたことを思い出した。
「あの、模擬戦ではありますが、あそこまで機体を傷つけてもよかったのでしょうか?」
「勿論だ、手を抜いては何の意味もない。それに整備士達の訓練にもなるからな。次も実戦のつもりで臨んでくれ」
「はっ」
機体の整備が終わってから、再びカズミとエヴァはADMに乗り込み所定の位置についた。
再び合図の照明弾が打ち上げられ、2回目の模擬戦が開始した。
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
70 ガルー
「次はガルーと戦ってもらおう」
「っしゃ!絶対に勝ってやるからな!」
「望むところです!」
「それではメンテナンスが終わり次第開始だ。準備しておけ」
シエラ=レオネの言葉を聞いてカズミは聞こうと思っていたことを思い出した。
「あの、模擬戦ではありますが、あそこまで機体を傷つけてもよかったのでしょうか?」
「勿論だ、手を抜いては何の意味もない。それに整備士達の訓練にもなるからな。次も実戦のつもりで臨んでくれ」
「はっ」
機体の整備が終わってから、再びカズミとエヴァはADMに乗り込み所定の位置についた。
再び合図の照明弾が打ち上げられ、2回目の模擬戦が開始した。
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
138:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:05:31.85:t+ZRdPQXo (1/1)
3
3
139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:05:51.09:PaPE4hIC0 (1/2)
2
2
140:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:15:32.67:cc4b+GF50 (4/8)
3 迂回
「今回は迂回しよう。ガルーさんはあの性格からして正面からきそうだし」
「さんせー!」
「了解、今回も上手いこと支援してみせるよ」
カズミは1回戦目のオルデンリッジと同じように街の外縁を伝って背後から奇襲を仕掛ける事にした。
↓1
01~50 失敗
51~ 成功
3 迂回
「今回は迂回しよう。ガルーさんはあの性格からして正面からきそうだし」
「さんせー!」
「了解、今回も上手いこと支援してみせるよ」
カズミは1回戦目のオルデンリッジと同じように街の外縁を伝って背後から奇襲を仕掛ける事にした。
↓1
01~50 失敗
51~ 成功
141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:16:32.52:PaPE4hIC0 (2/2)
せいや
せいや
142:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:16:50.02:q99MQpA00 (1/2)
あ
あ
143:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:32:42.48:cc4b+GF50 (5/8)
52 成功
「上手いこと回り込めたけど...」
「いた、あそこだ」
ビルの屋上から様子を伺っているガルーの姿がインターフェースに映し出された。彼が搭乗しているのはナルカミ、驚異的な機動力による空中戦を得意とした機体だ。ADMの性能が高いとはいえ空中戦は危険だろう。
「いち早くこっちを見つけて、空中から一気に叩くつもりだったのかな。ま、カズミにしてやられたみたいだけど」
「お姉さんのこと、ちょっとみなおしてきたかも」
「ありがと!じゃあ、先手は取らせてもらおっか!」
ADMはしゃがみ込んで姿勢を安定させるとライフルを構えた。
フライングボードを片手に、キョロキョロとしているナルカミの背後にレーザーが飛来した。
「なっ!後ろを取られた!?この俺が見逃すなんて!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
席を外すので23時くらいに再開します。
52 成功
「上手いこと回り込めたけど...」
「いた、あそこだ」
ビルの屋上から様子を伺っているガルーの姿がインターフェースに映し出された。彼が搭乗しているのはナルカミ、驚異的な機動力による空中戦を得意とした機体だ。ADMの性能が高いとはいえ空中戦は危険だろう。
「いち早くこっちを見つけて、空中から一気に叩くつもりだったのかな。ま、カズミにしてやられたみたいだけど」
「お姉さんのこと、ちょっとみなおしてきたかも」
「ありがと!じゃあ、先手は取らせてもらおっか!」
ADMはしゃがみ込んで姿勢を安定させるとライフルを構えた。
フライングボードを片手に、キョロキョロとしているナルカミの背後にレーザーが飛来した。
「なっ!後ろを取られた!?この俺が見逃すなんて!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
席を外すので23時くらいに再開します。
144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:36:12.40:gYoE6ifxo (2/3)
たんおつー
たんおつー
145:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:36:38.02:gYoE6ifxo (3/3)
ごめん3
ごめん3
146:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 21:37:06.79:q99MQpA00 (2/2)
一旦乙
1
一旦乙
1
147:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:08:14.77:cc4b+GF50 (6/8)
カズミ3/3 遠距離
ガルー 1/3 近接
相性有利のため補正+10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~ ガルー -1
カズミ3/3 遠距離
ガルー 1/3 近接
相性有利のため補正+10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~ ガルー -1
148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:08:36.17:HVGNYZy10 (4/5)
あ
あ
149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:35:38.90:cc4b+GF50 (7/8)
17+10=27 カズミ-1
「おいおい、アテが外れてんじゃんよ、ガルー」
ナルカミに搭載されたAIであるイカヅチが、ガルーを揶揄するように喋る。
「うるせえ!こっから反撃だ!」
「頼むぜ、きょうだいには負けてられないからな」
するとガルーは屋上の端に立った。
得意の滑空を仕掛けてくると睨んだカズミはそうはさせまいとライフルを構える。だがガルーの取った行動は違った。
滑空をするのではなくそのままビルから飛び降りたのだ。
「なっ!」
カズミは慌ててナルカミにレーザーを連射する。
しかしナルカミは落下しながらフライングボードを構えてそれを防ぐ。そのまま受け身を取ると素早くADMに接近してきた。
「こんのっ!」
カズミは急いでブレードに持ち替えようとするが間に合わず、ナルカミのパワーアームによる手痛い一撃を食らった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
17+10=27 カズミ-1
「おいおい、アテが外れてんじゃんよ、ガルー」
ナルカミに搭載されたAIであるイカヅチが、ガルーを揶揄するように喋る。
「うるせえ!こっから反撃だ!」
「頼むぜ、きょうだいには負けてられないからな」
するとガルーは屋上の端に立った。
得意の滑空を仕掛けてくると睨んだカズミはそうはさせまいとライフルを構える。だがガルーの取った行動は違った。
滑空をするのではなくそのままビルから飛び降りたのだ。
「なっ!」
カズミは慌ててナルカミにレーザーを連射する。
しかしナルカミは落下しながらフライングボードを構えてそれを防ぐ。そのまま受け身を取ると素早くADMに接近してきた。
「こんのっ!」
カズミは急いでブレードに持ち替えようとするが間に合わず、ナルカミのパワーアームによる手痛い一撃を食らった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
150:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:42:17.28:NNJsY/gs0 (1/1)
1
1
151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:45:34.37:cc4b+GF50 (8/8)
カズミ2/3 近接
ガルー 1/3 遠距離
相性不利のため補正-10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~ ガルー -1
カズミ2/3 近接
ガルー 1/3 遠距離
相性不利のため補正-10
↓1
01~20 カズミ-2
21~30 カズミ-1
21~40 拮抗
41~ ガルー -1
152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/13(水) 23:45:46.40:HVGNYZy10 (5/5)
あ
あ
153:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 00:03:05.90:bRk0yn4J0 (1/10)
40-10=30 カズミ-1
「オラオラオラァ!」
体勢を整える暇を与えまいとガルーはアームによる連続パンチをお見舞いする。
対するカズミはフライングボードでそれを何とか凌ぎつつ、隙を見てブレードを振るう。
「そんなの当たんねぇぞ!」
しかしガルーはその攻撃を華麗にかわす。彼は自他ともに認める自信家であるが、それは実力に裏打ちされたものだと言える。
「いい調子じゃんよ、ガルー!そのまま続けろ!」
近接戦はガルーに任せ、イカヅチはレーザービットを起動した。
勿論それにアダムが気づかないはずはない。
「カズミ、ビットがくる!」
「だけど...くっ、動けない!」
ナルカミの怒涛のパンチ、一瞬でも目を離せばそれをモロに喰らってしまう。
「貰ったぜ、きょうだい!」
無防備なADMの背中をビットから放たれたレーザーが襲う。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
今日はここまで。
40-10=30 カズミ-1
「オラオラオラァ!」
体勢を整える暇を与えまいとガルーはアームによる連続パンチをお見舞いする。
対するカズミはフライングボードでそれを何とか凌ぎつつ、隙を見てブレードを振るう。
「そんなの当たんねぇぞ!」
しかしガルーはその攻撃を華麗にかわす。彼は自他ともに認める自信家であるが、それは実力に裏打ちされたものだと言える。
「いい調子じゃんよ、ガルー!そのまま続けろ!」
近接戦はガルーに任せ、イカヅチはレーザービットを起動した。
勿論それにアダムが気づかないはずはない。
「カズミ、ビットがくる!」
「だけど...くっ、動けない!」
ナルカミの怒涛のパンチ、一瞬でも目を離せばそれをモロに喰らってしまう。
「貰ったぜ、きょうだい!」
無防備なADMの背中をビットから放たれたレーザーが襲う。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ガルー 兵卒
1~3 近接
4~6 滑空
7~9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
今日はここまで。
154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 00:03:55.42:tzVaTjQSo (1/2)
1
おつでした
1
おつでした
155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 00:07:35.31:hhLECa5B0 (1/6)
乙
乙
156:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 00:08:47.78:EXpvaxhu0 (1/3)
乙
2回とも接戦になってるの割と燃える
乙
2回とも接戦になってるの割と燃える
157:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 19:26:44.72:bRk0yn4J0 (2/10)
カズミ1/3 近接
ガルー 1/3 近接
↓1
01~30 カズミ-1
31~40 拮抗
41~ ガルー -1
カズミ1/3 近接
ガルー 1/3 近接
↓1
01~30 カズミ-1
31~40 拮抗
41~ ガルー -1
158:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 19:27:09.52:cXOqxvkvo (1/1)
ヌッ
ヌッ
159:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 19:34:59.91:hhLECa5B0 (2/6)
すげぇな二連勝だ
すげぇな二連勝だ
160:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:26:36.29:bRk0yn4J0 (3/10)
52 ガルー -1
「お姉さん、だいじょうぶ?」
「もちろん!」
エヴァに対しては気丈に振る舞うカズミだったが、状況は楽観視できるものではない。
駆動系への致命的な損傷は避けられたが、装甲は既に限界に達している。ビットはレーザーのチャージ中のようだが、そう時間はかからないだろう。
「どうすれば...」
その時カズミに妙案が思い浮かんだ。
「けど、整備士の人たちに怒られそう...」
「カズミ!またビットが来る!」
悩んでいる時間はない事に気づいたカズミは作戦を実行に移した。
カズミはブレードのレーザーを一度収めると、どっしりとフライングボードを構えた。
「はっ、遂に手も足も出なくなったか!イカヅチ、ビットは!?」
「もうすぐ準備完了だ!」
「っし!このままいけば──」
ガルーが勝ちを確信したその時、突如レーザーブレードの突きを喰らった。
「はぁ!?」
カズミは、起動時にはレーザーブレードの出力が一時的に高まる性質を利用してフライングボードを貫通させ、ナルカミに一撃を与えたのだ。
そのままカズミはよろめいたナルカミを組み伏せ、完全に制圧したのだった。
そうして合図により、2回目の模擬戦も終了、見事カズミが勝利を飾った。
そして初回と同じようにシエラ=レオネの講評が始まった。
「まずはカズミだな。最後の攻撃、素晴らしい決断力だった。もし外していたら機動力を失い、負けは必至だったろうが、その点については考えは及んでいたか?」
「あー...いえ。ただ勝つにはこれしかないと」
「ふむ、その気概は認めるが、常にあらゆる可能性を想定するように。それは戦場での生存率に直結するからな」
「はっ」
「続いてガルーだが、受け身を失敗すれば確実に死んでいたが、それにも関わらずビルから飛び降りた貴様の決断力も光るものがあった。それに肉弾戦のセンスも良かった」
「ありがとうございます!長官にお褒めいただき、光栄です!」
「だがあれだけ見晴らしのいいとこを陣取ったなら必ず先に相手を見つけろ。それで奇襲されていては元も子もない」
「善処します!」
「ああ。さて、こんなところか。ではいよいよ最後の模擬戦だ。両者とも準備を」
「ここは一つ、情けない同僚達に代わって私が先輩の威厳というものを教えてあげよう!」
「よろしくお願いします!」
そうしてカズミ達とバーネットはそれぞれPEMに乗り込み位置についた。
「これでさいごだね!次も勝ってね!」
「まっかせといて!」
「おっと、合図だ。それじゃあ今回はどうする?」
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
52 ガルー -1
「お姉さん、だいじょうぶ?」
「もちろん!」
エヴァに対しては気丈に振る舞うカズミだったが、状況は楽観視できるものではない。
駆動系への致命的な損傷は避けられたが、装甲は既に限界に達している。ビットはレーザーのチャージ中のようだが、そう時間はかからないだろう。
「どうすれば...」
その時カズミに妙案が思い浮かんだ。
「けど、整備士の人たちに怒られそう...」
「カズミ!またビットが来る!」
悩んでいる時間はない事に気づいたカズミは作戦を実行に移した。
カズミはブレードのレーザーを一度収めると、どっしりとフライングボードを構えた。
「はっ、遂に手も足も出なくなったか!イカヅチ、ビットは!?」
「もうすぐ準備完了だ!」
「っし!このままいけば──」
ガルーが勝ちを確信したその時、突如レーザーブレードの突きを喰らった。
「はぁ!?」
カズミは、起動時にはレーザーブレードの出力が一時的に高まる性質を利用してフライングボードを貫通させ、ナルカミに一撃を与えたのだ。
そのままカズミはよろめいたナルカミを組み伏せ、完全に制圧したのだった。
そうして合図により、2回目の模擬戦も終了、見事カズミが勝利を飾った。
そして初回と同じようにシエラ=レオネの講評が始まった。
「まずはカズミだな。最後の攻撃、素晴らしい決断力だった。もし外していたら機動力を失い、負けは必至だったろうが、その点については考えは及んでいたか?」
「あー...いえ。ただ勝つにはこれしかないと」
「ふむ、その気概は認めるが、常にあらゆる可能性を想定するように。それは戦場での生存率に直結するからな」
「はっ」
「続いてガルーだが、受け身を失敗すれば確実に死んでいたが、それにも関わらずビルから飛び降りた貴様の決断力も光るものがあった。それに肉弾戦のセンスも良かった」
「ありがとうございます!長官にお褒めいただき、光栄です!」
「だがあれだけ見晴らしのいいとこを陣取ったなら必ず先に相手を見つけろ。それで奇襲されていては元も子もない」
「善処します!」
「ああ。さて、こんなところか。ではいよいよ最後の模擬戦だ。両者とも準備を」
「ここは一つ、情けない同僚達に代わって私が先輩の威厳というものを教えてあげよう!」
「よろしくお願いします!」
そうしてカズミ達とバーネットはそれぞれPEMに乗り込み位置についた。
「これでさいごだね!次も勝ってね!」
「まっかせといて!」
「おっと、合図だ。それじゃあ今回はどうする?」
↓1
1 前進
2待ち伏せ
3迂回
161:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:26:54.15:hhLECa5B0 (3/6)
3
3
162:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:32:22.26:bRk0yn4J0 (4/10)
3 迂回
「今回も回り込むよ!」
「ハハハ、随分と味を占めたね、カズミ」
「れっつごー!」
↓1
01~50 失敗
51~ 成功
3 迂回
「今回も回り込むよ!」
「ハハハ、随分と味を占めたね、カズミ」
「れっつごー!」
↓1
01~50 失敗
51~ 成功
163:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:35:40.62:EXpvaxhu0 (2/3)
あ
あ
164:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:53:55.25:bRk0yn4J0 (5/10)
62 成功
建物の陰に隠れながら、コックピットでバーネットは不敵な笑みを浮かべていた。
「フフフ、待ち伏せ、迂回ときたら次は正面からくるに違いない。であれば、取るべき戦法は待ち伏せ!...後輩よ、戦場の厳しさを教えてやる」
だが彼の有頂天ぶりはすぐに陰りを見せることとなる。迂回に成功したカズミが背後からレーザーによる痛恨の一撃をお見舞いしたからだ。
「回り込こまれた...だと!...ハハハ!そうこなくてはな、後輩!ダートの実力、見せてあげよう!」
バーネットが操縦しているのはダートと呼ばれる機体だ。滑空による空中戦は出来ないが、その分をホバー機能による陸上での機動力で補っている。
ホバーによる素早い接近と、盾の役割を兼ね備え、かつ釘を打ち出す凶悪なバンカープレートによるコンビネーションは危険だ。
バーネットは怯む事なく、すぐに反撃の体勢に移る。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
62 成功
建物の陰に隠れながら、コックピットでバーネットは不敵な笑みを浮かべていた。
「フフフ、待ち伏せ、迂回ときたら次は正面からくるに違いない。であれば、取るべき戦法は待ち伏せ!...後輩よ、戦場の厳しさを教えてやる」
だが彼の有頂天ぶりはすぐに陰りを見せることとなる。迂回に成功したカズミが背後からレーザーによる痛恨の一撃をお見舞いしたからだ。
「回り込こまれた...だと!...ハハハ!そうこなくてはな、後輩!ダートの実力、見せてあげよう!」
バーネットが操縦しているのはダートと呼ばれる機体だ。滑空による空中戦は出来ないが、その分をホバー機能による陸上での機動力で補っている。
ホバーによる素早い接近と、盾の役割を兼ね備え、かつ釘を打ち出す凶悪なバンカープレートによるコンビネーションは危険だ。
バーネットは怯む事なく、すぐに反撃の体勢に移る。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
165:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:55:36.54:hhLECa5B0 (4/6)
1
1
166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:58:11.74:hhLECa5B0 (5/6)
しまった、よく考えずに安価とってしまった、この場合相手は滑空を選べないから遠距離が正解だったか
しまった、よく考えずに安価とってしまった、この場合相手は滑空を選べないから遠距離が正解だったか
167:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 20:58:36.53:tzVaTjQSo (2/2)
結果オーライ
結果オーライ
168:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 21:02:37.85:bRk0yn4J0 (6/10)
カズミ3/3 近接
バーネット 2/4 近接
バンカープレートによる補正 -5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
71~ バーネット-2
カズミ3/3 近接
バーネット 2/4 近接
バンカープレートによる補正 -5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
71~ バーネット-2
169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 21:05:57.33:wSiw+uDi0 (1/2)
せい
せい
170:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 21:30:15.04:bRk0yn4J0 (7/10)
33 ゾロ目ボーナスで繰り上げ
バーネット-1
ダートはバンカープレートを構え、アサルトライフルによる制圧射撃を加えながらホバーで接近する。
「まずいよ、カズミ!距離を取らないと!バンカープレートから射出される釘を至近距離で喰らったらフライングボードでも防げない!」
「分かった!」
後退して距離を取ろうとするカズミの肩を後ろの席に座っていたエヴァがトントンと叩いた。
「どうしたの?」
「にげなくてもいいよ」
「...?」
「この子ならとべるから」
「えと、うん。だからフライングボードで──」
「ちがうよ、ジャンプだよ!」
「ジャンプぅ?」
通常、PEMは跳躍ができるような代物ではない。それに近いことができるとすれば精々空中でフライングボードから飛び降りるくらいで、それはもはや落下だ。
「ちょ、エヴァ!そんなの僕も聞いてないよ!以前のテストでも──」
「うん。でも今はお姉さんがいるから」
「分かった、エヴァを信じるよ」
カズミの言葉を聞いてエヴァはニコリと笑った。
接近してくるダートに、ADMは逃げることもせず真正面から突っ込んでくる。
「ふっ、後輩、ヤケになったか?」
バーネットはバンカープレートの狙いをしっかりとADMに定める。
トリガーが引かれ、無数の釘が射出される。と同時にADMは文字通り跳躍した。
「バカな!?」
ADMはダートの頭上を一回転しながら通過すると同時に、右肩部分をブレードで斬りつけた。
「ほ、本当にできるなんて...」
驚きを隠せないアダムをよそにカズミとエヴァは喜びを噛み締めていた。
「やった!」
「お姉さん、ハイタッチ!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
ちょっと席を外します。そしていつものごとく23時ぐらいに再開します。
33 ゾロ目ボーナスで繰り上げ
バーネット-1
ダートはバンカープレートを構え、アサルトライフルによる制圧射撃を加えながらホバーで接近する。
「まずいよ、カズミ!距離を取らないと!バンカープレートから射出される釘を至近距離で喰らったらフライングボードでも防げない!」
「分かった!」
後退して距離を取ろうとするカズミの肩を後ろの席に座っていたエヴァがトントンと叩いた。
「どうしたの?」
「にげなくてもいいよ」
「...?」
「この子ならとべるから」
「えと、うん。だからフライングボードで──」
「ちがうよ、ジャンプだよ!」
「ジャンプぅ?」
通常、PEMは跳躍ができるような代物ではない。それに近いことができるとすれば精々空中でフライングボードから飛び降りるくらいで、それはもはや落下だ。
「ちょ、エヴァ!そんなの僕も聞いてないよ!以前のテストでも──」
「うん。でも今はお姉さんがいるから」
「分かった、エヴァを信じるよ」
カズミの言葉を聞いてエヴァはニコリと笑った。
接近してくるダートに、ADMは逃げることもせず真正面から突っ込んでくる。
「ふっ、後輩、ヤケになったか?」
バーネットはバンカープレートの狙いをしっかりとADMに定める。
トリガーが引かれ、無数の釘が射出される。と同時にADMは文字通り跳躍した。
「バカな!?」
ADMはダートの頭上を一回転しながら通過すると同時に、右肩部分をブレードで斬りつけた。
「ほ、本当にできるなんて...」
驚きを隠せないアダムをよそにカズミとエヴァは喜びを噛み締めていた。
「やった!」
「お姉さん、ハイタッチ!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
ちょっと席を外します。そしていつものごとく23時ぐらいに再開します。
171:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 21:39:54.30:wSiw+uDi0 (2/2)
たんおつ
安価なら3
たんおつ
安価なら3
172:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:00:49.55:bRk0yn4J0 (8/10)
カズミ3/3 遠距離
バーネット 1/4 遠距離
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
カズミ3/3 遠距離
バーネット 1/4 遠距離
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
173:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:01:47.28:EXpvaxhu0 (3/3)
ノーダメージいけるかな
ノーダメージいけるかな
174:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:14:15.46:bRk0yn4J0 (9/10)
28 カズミ -1
ADMはダートが振り返って釘を放ってくる前に後退しながらレーザーを放つ。
そのまま直撃するというすんでのところでダートが振り返り、バンカープレートで防御されてしまった。
「先輩として、そう簡単にはやられんよ!」
バンカープレートから射出された釘をカズミは回避しようとするが、それを予期していたように進行方向にバズーカが放たれた。
「っ、さすが先輩!」
直撃は免れたものの無傷というわけにはいかなかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
28 カズミ -1
ADMはダートが振り返って釘を放ってくる前に後退しながらレーザーを放つ。
そのまま直撃するというすんでのところでダートが振り返り、バンカープレートで防御されてしまった。
「先輩として、そう簡単にはやられんよ!」
バンカープレートから射出された釘をカズミは回避しようとするが、それを予期していたように進行方向にバズーカが放たれた。
「っ、さすが先輩!」
直撃は免れたものの無傷というわけにはいかなかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 バーネット 兵卒
1~5 近接
6~ 遠距離
175:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:16:27.05:bADJJX/40 (1/1)
3
3
176:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:20:02.19:bRk0yn4J0 (10/10)
カズミ2/3 遠距離
バーネット 1/4 近接
相性有利のため+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
カズミ2/3 遠距離
バーネット 1/4 近接
相性有利のため+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~ バーネット -1
177:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:22:03.38:hhLECa5B0 (6/6)
あ
あ
178:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/14(木) 23:22:06.80:gqgcN8cuO (1/1)
あ
あ
179:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:12:12.95:mxmijazC0 (1/1)
あまりにも阿呆らしいので注意喚起します。
1、あんぐら本舗について
あの動画の内容はどう見ても炎上に便乗しただけのジョーク動画です。
現時点でゆるふわアンチはあんぐら本舗に釣られ、あの便乗動画が伸びるのを助けただけって状態です。
某ちゃんねるでは「伸びてもゆるふわが困らないあの動画にアンチが広告いくら突っ込むのか」って話題になってますよ。
頭を冷やしましょうよ。
常識的にクソ動画伸びても誰も困らないし、注意喚起も意味がないと思ってます。
私はちゃんと調べた上で「変なのにたかられたからそう言って逃げた」と判断して言ってますので、あしからず。
2、ゆるふわ分子生物学研究所について
冷静に考えればあれはゆるふわ分子生物学研究所の投稿者の評判を落としたい、評判を落としたい、迷惑かけたいという「赤の他人による犯行」だと思うのが普通です。
本人がそんな事するのだろうか?←この考えを元に常識的に突き止めれば、「別人による成りすまし」が第一候補です。
あと、擁護する人間がいるのは様々な意見を持つ人間がいるだから当然でしょう。
そういう意見をなぜ「荒らし」「異常」と断定するのか、そちらの方が恐ろしいです。
「ゆるふわの複垢か」はこのスレ住人だけにしか通じないミーム(意味わからんだろ、ググレカス)なんですよ、本当に。
そもそも同一人物だという証拠・説明・反論は一つも「ありません」、同一人物だという証拠が出ない時点で語るに落ちます。
投稿者が反応してない?→迷惑行為されたら大騒ぎして被害者ですと主張しないといけない法律があるので?
いい加減このスレ住民の行動パターンが全体的に常識で考えておかしいって気付け!
ところで、便乗したジョーク動画に皆さんは便乗動画に広告でいくら支払ったんでしょうか?
あんぐらさんもあの動画でクリ奨稼げてよかったでしょうし、委員会さん達の懐のダメージを慮ると実に乙ですけど。
あまりにも阿呆らしいので注意喚起します。
1、あんぐら本舗について
あの動画の内容はどう見ても炎上に便乗しただけのジョーク動画です。
現時点でゆるふわアンチはあんぐら本舗に釣られ、あの便乗動画が伸びるのを助けただけって状態です。
某ちゃんねるでは「伸びてもゆるふわが困らないあの動画にアンチが広告いくら突っ込むのか」って話題になってますよ。
頭を冷やしましょうよ。
常識的にクソ動画伸びても誰も困らないし、注意喚起も意味がないと思ってます。
私はちゃんと調べた上で「変なのにたかられたからそう言って逃げた」と判断して言ってますので、あしからず。
2、ゆるふわ分子生物学研究所について
冷静に考えればあれはゆるふわ分子生物学研究所の投稿者の評判を落としたい、評判を落としたい、迷惑かけたいという「赤の他人による犯行」だと思うのが普通です。
本人がそんな事するのだろうか?←この考えを元に常識的に突き止めれば、「別人による成りすまし」が第一候補です。
あと、擁護する人間がいるのは様々な意見を持つ人間がいるだから当然でしょう。
そういう意見をなぜ「荒らし」「異常」と断定するのか、そちらの方が恐ろしいです。
「ゆるふわの複垢か」はこのスレ住人だけにしか通じないミーム(意味わからんだろ、ググレカス)なんですよ、本当に。
そもそも同一人物だという証拠・説明・反論は一つも「ありません」、同一人物だという証拠が出ない時点で語るに落ちます。
投稿者が反応してない?→迷惑行為されたら大騒ぎして被害者ですと主張しないといけない法律があるので?
いい加減このスレ住民の行動パターンが全体的に常識で考えておかしいって気付け!
ところで、便乗したジョーク動画に皆さんは便乗動画に広告でいくら支払ったんでしょうか?
あんぐらさんもあの動画でクリ奨稼げてよかったでしょうし、委員会さん達の懐のダメージを慮ると実に乙ですけど。
180:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:16:22.08:5ypYS24d0 (1/4)
38+10=48 バーネット-1
バズーカを放った後、バーネットはバンカープレートが威力を発揮する近接戦に持ち込もうとADMに接近しようとしていた。勿論カズミは射撃しながら後退する。
しかしダートのホバーの機動力は流石と言ったもので、あっという間に両者の距離が縮まっていく。
「こうなったらもう一回ジャンプを...!」
「駄目だ、バーネットはそこまで甘い奴じゃないよ」
「うっ...」
カズミははっきり言って窮地に陥っていた。この距離では滑空を試みてもバズーカで撃ち落とされるのが関の山だ。かといって近距離戦の分は圧倒的にダートにある。
「こんのっー!!」
半ばヤケになりながらレーザーを乱射するカズミだったが、ここで勝利の女神がカズミに微笑んだ。レーザーの1発がたまたまバズーカを持っていた左手に直撃したのだ。
「運のいい...だが、近づけばっ!」
バーネットは空に逃げられる前にADMをバンカープレートの有効射程に収めようと一気に出力を上げる。
「うう、まずいっ!」
「これで終わりだ、後輩」
バーネットがトリガーを引く。
が、何も起きなかった。
「何!?」
インターフェースに浮かび上がるエラーの文字がバーネットの視界に入ってきた。
先程ADMからもらった右肩への一撃に加え、無茶な出力の上昇で右手部分の駆動系がイカれてしまったようだ。
「よ、よく分かんないけど、この勝負は頂きますよ、先輩!」
ADMのライフルから放たれたレーザーがダートの胴体を貫くのと同時に、信号弾が打ち上げられて模擬戦が終了した。
38+10=48 バーネット-1
バズーカを放った後、バーネットはバンカープレートが威力を発揮する近接戦に持ち込もうとADMに接近しようとしていた。勿論カズミは射撃しながら後退する。
しかしダートのホバーの機動力は流石と言ったもので、あっという間に両者の距離が縮まっていく。
「こうなったらもう一回ジャンプを...!」
「駄目だ、バーネットはそこまで甘い奴じゃないよ」
「うっ...」
カズミははっきり言って窮地に陥っていた。この距離では滑空を試みてもバズーカで撃ち落とされるのが関の山だ。かといって近距離戦の分は圧倒的にダートにある。
「こんのっー!!」
半ばヤケになりながらレーザーを乱射するカズミだったが、ここで勝利の女神がカズミに微笑んだ。レーザーの1発がたまたまバズーカを持っていた左手に直撃したのだ。
「運のいい...だが、近づけばっ!」
バーネットは空に逃げられる前にADMをバンカープレートの有効射程に収めようと一気に出力を上げる。
「うう、まずいっ!」
「これで終わりだ、後輩」
バーネットがトリガーを引く。
が、何も起きなかった。
「何!?」
インターフェースに浮かび上がるエラーの文字がバーネットの視界に入ってきた。
先程ADMからもらった右肩への一撃に加え、無茶な出力の上昇で右手部分の駆動系がイカれてしまったようだ。
「よ、よく分かんないけど、この勝負は頂きますよ、先輩!」
ADMのライフルから放たれたレーザーがダートの胴体を貫くのと同時に、信号弾が打ち上げられて模擬戦が終了した。
181:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:19:44.59:5ypYS24d0 (2/4)
そして今回もシエラ=レオネの講評が始まる。
「本来、大部分のPEMは跳躍が不可能だ。それはADMであっても同様のはずだった。だが今回は...」
周りの視線が一気にカズミに集まる。
「え...と」
「カズミ、やはり貴様は何か特別なようだな。だが最後の醜態は見逃せない。運がいつも救ってくれるとは限らないぞ」
「はい...」
「さて、バーネット」
「はっ。最後の局面にて、功を焦ってしまったのが敗北の原因かと」
「よく分析できている。後輩に良い格好を見せたいのは良いが、弁えろ。死ぬぞ」
「仰る通りです...」
「だがダートの特性を活かした戦闘は評価できる。その調子で励め」
「はっ!」
「という訳で今回の模擬戦は、全てカズミの勝利だ。...はぁ」
表情をほぼ変える事なくついたシエラ=レオネのため息と共に、カズミと戦った3人の顔が思わず曇る。
「まさか3人とも敗北するとは流石の私も予想していなかった。...今後の訓練は覚悟しておけ」
その言葉を聞いた3人の表情が見る見るうちに青くなる。
(そんなに...?)
そう思っていたカズミにエヴァが耳打ちする。
「ちょうかんは、おにきょうかんだってみんな言ってるんだ」
「へ、へぇー」
鬼教官という単語を聞いて思わずカズミは軍学校での厳しい日々を思い出した。あの頃も随分キツイ訓練をさせられたが、大の大人達が青ざめるとは、一体長官はどれほど厳しいのだろう。
そんな事を考えていたカズミの思考はシエラ=レオネの言葉で遮られた。
「さて、今回の模擬戦はこれで終了だ。パイロット達は解散。メカニックと分析官達はこれからが本番だ。さあ、キビキビ動け!」
シエラ=レオネの言葉を聞いてパイロット以外の者達は慌ただしく動き始めた。
一方、カズミと戦った3人のパイロットはこちらにやってきた。
「今回は俺たち全員情けないところを見せてしまったな」
オルデンリッジの目元はバイザーで隠れて見えず、表情は分かりにくいが、それでもばつの悪そうな顔をしているのはわかった。
「そ、そんな事ないです。皆さん本当に手強くて!今回は運良く勝てましたけど、次は分かりません!」
「まあな!確かにカズミは良い腕だが、俺も負けてらんねえ!もっと腕を磨いて再戦させてもらうぜ!」
「はい!」
「確かに先輩としては情けない姿を晒したが、私としては有能な後輩が入ってきて喜ばしいとも。これからよろしく頼む、後輩よ」
「頑張ります!」
3人はカズミと握手を交わすと会話を交わしながら去って行った。
「...ふぅ」
「お姉ちゃん、おつかれ!」
「エヴァもね」
「うん!お姉ちゃんのこと見直したよ!あとでいっしょにおふろ入ろーね!」
「わかった!」
そう言ってパタパタとエヴァは去っていた。そしてカズミは小さな事に気がついた。
「ん...?お姉さんからお姉ちゃんにかわってたよね?...少しは頼ってもらえるようになったのかな?」
そして今回もシエラ=レオネの講評が始まる。
「本来、大部分のPEMは跳躍が不可能だ。それはADMであっても同様のはずだった。だが今回は...」
周りの視線が一気にカズミに集まる。
「え...と」
「カズミ、やはり貴様は何か特別なようだな。だが最後の醜態は見逃せない。運がいつも救ってくれるとは限らないぞ」
「はい...」
「さて、バーネット」
「はっ。最後の局面にて、功を焦ってしまったのが敗北の原因かと」
「よく分析できている。後輩に良い格好を見せたいのは良いが、弁えろ。死ぬぞ」
「仰る通りです...」
「だがダートの特性を活かした戦闘は評価できる。その調子で励め」
「はっ!」
「という訳で今回の模擬戦は、全てカズミの勝利だ。...はぁ」
表情をほぼ変える事なくついたシエラ=レオネのため息と共に、カズミと戦った3人の顔が思わず曇る。
「まさか3人とも敗北するとは流石の私も予想していなかった。...今後の訓練は覚悟しておけ」
その言葉を聞いた3人の表情が見る見るうちに青くなる。
(そんなに...?)
そう思っていたカズミにエヴァが耳打ちする。
「ちょうかんは、おにきょうかんだってみんな言ってるんだ」
「へ、へぇー」
鬼教官という単語を聞いて思わずカズミは軍学校での厳しい日々を思い出した。あの頃も随分キツイ訓練をさせられたが、大の大人達が青ざめるとは、一体長官はどれほど厳しいのだろう。
そんな事を考えていたカズミの思考はシエラ=レオネの言葉で遮られた。
「さて、今回の模擬戦はこれで終了だ。パイロット達は解散。メカニックと分析官達はこれからが本番だ。さあ、キビキビ動け!」
シエラ=レオネの言葉を聞いてパイロット以外の者達は慌ただしく動き始めた。
一方、カズミと戦った3人のパイロットはこちらにやってきた。
「今回は俺たち全員情けないところを見せてしまったな」
オルデンリッジの目元はバイザーで隠れて見えず、表情は分かりにくいが、それでもばつの悪そうな顔をしているのはわかった。
「そ、そんな事ないです。皆さん本当に手強くて!今回は運良く勝てましたけど、次は分かりません!」
「まあな!確かにカズミは良い腕だが、俺も負けてらんねえ!もっと腕を磨いて再戦させてもらうぜ!」
「はい!」
「確かに先輩としては情けない姿を晒したが、私としては有能な後輩が入ってきて喜ばしいとも。これからよろしく頼む、後輩よ」
「頑張ります!」
3人はカズミと握手を交わすと会話を交わしながら去って行った。
「...ふぅ」
「お姉ちゃん、おつかれ!」
「エヴァもね」
「うん!お姉ちゃんのこと見直したよ!あとでいっしょにおふろ入ろーね!」
「わかった!」
そう言ってパタパタとエヴァは去っていた。そしてカズミは小さな事に気がついた。
「ん...?お姉さんからお姉ちゃんにかわってたよね?...少しは頼ってもらえるようになったのかな?」
182:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:22:23.90:5ypYS24d0 (3/4)
カズミ 兵卒 0/3→2/3
オルデンリッジ 兵卒 0/3→0.5/3
ガルー 兵卒 0/3→0.5/3
バーネット 兵卒 0/3→0.5/3
好感度
エヴァ 2→3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム4(お気に入りのパイロット!) 0/5→1/5
バーネット 5(期待の新人だ!) 0/6→1/6
ガルー 4(こいつ、できる!) 0/5→1/5
オルデンリッジ 4(真っ直ぐで良い娘だ) 0/5→1/5
好感度は5がMAXだと言ったな?あれは嘘だ。
という訳でMAXは6にします。(恥ずかしながら好感度の管理はあまり得意ではないのです)
ちなみにカズミが3回勝ったのに2しか上昇してないのは理由があるんですが、眠いので次やる時説明します。
では今日はここまで。
カズミ 兵卒 0/3→2/3
オルデンリッジ 兵卒 0/3→0.5/3
ガルー 兵卒 0/3→0.5/3
バーネット 兵卒 0/3→0.5/3
好感度
エヴァ 2→3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム4(お気に入りのパイロット!) 0/5→1/5
バーネット 5(期待の新人だ!) 0/6→1/6
ガルー 4(こいつ、できる!) 0/5→1/5
オルデンリッジ 4(真っ直ぐで良い娘だ) 0/5→1/5
好感度は5がMAXだと言ったな?あれは嘘だ。
という訳でMAXは6にします。(恥ずかしながら好感度の管理はあまり得意ではないのです)
ちなみにカズミが3回勝ったのに2しか上昇してないのは理由があるんですが、眠いので次やる時説明します。
では今日はここまで。
183:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:23:56.64:+vBI6XDv0 (1/3)
乙でした
乙でした
184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:26:28.78:ckhwl09D0 (1/1)
乙
シエラさんは男3人に呆れつつもADMで3連勝も果たしたカズミにはウキウキしてるだろう
乙
シエラさんは男3人に呆れつつもADMで3連勝も果たしたカズミにはウキウキしてるだろう
185:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 00:40:16.73:65O+FhaJo (1/1)
乙
カズミもすぐ鬼教官を経験しそうやな
乙
カズミもすぐ鬼教官を経験しそうやな
186:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 01:37:03.50:+vBI6XDv0 (2/3)
機体がみんな違うのは研究機関だから色々集まってるのかな?
機体がみんな違うのは研究機関だから色々集まってるのかな?
187:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 19:38:07.40:5ypYS24d0 (4/4)
>>186
そうですね。
今日はやりませんが、せっかくなのでブルトニア共和国軍の主力機を↓3まで募集します。名前と武装、概要をお願いします。
>>186
そうですね。
今日はやりませんが、せっかくなのでブルトニア共和国軍の主力機を↓3まで募集します。名前と武装、概要をお願いします。
188:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 19:41:56.01:tzQfIWvn0 (1/1)
PEM
【名前】B-209スパイヤーズ
【武装】ヒートアックス、96mmリニアマシンガン
【概要】
全盛期のバウエル・インダストリが開発した、全長12mのPEM。威圧感を与える黒い重装甲と、赤のモノアイが特徴
火力、装甲、馬力、整備性に優れた名機で、長い間、ブルトニアの制式量産型として活躍していた
旧式の機体だが、今でも使用している部隊は多い。ただしビーム兵器には弱く、実際それが原因で廃れた
PEM
【名前】B-209スパイヤーズ
【武装】ヒートアックス、96mmリニアマシンガン
【概要】
全盛期のバウエル・インダストリが開発した、全長12mのPEM。威圧感を与える黒い重装甲と、赤のモノアイが特徴
火力、装甲、馬力、整備性に優れた名機で、長い間、ブルトニアの制式量産型として活躍していた
旧式の機体だが、今でも使用している部隊は多い。ただしビーム兵器には弱く、実際それが原因で廃れた
189:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 19:52:41.33:+vBI6XDv0 (3/3)
PEM
【名前】デュナミス
【武装】長距離ビームライフル、小型ビームスプレーガン
【概要】
フライングボードが脚部と一体化した完全飛行型。高速で動き回り、敵機との距離を保ちながら射撃戦で優位に立つ
遠距離武装がない機体や半端な速度の白兵戦型が相手ならば、完封する事も容易
PEM
【名前】デュナミス
【武装】長距離ビームライフル、小型ビームスプレーガン
【概要】
フライングボードが脚部と一体化した完全飛行型。高速で動き回り、敵機との距離を保ちながら射撃戦で優位に立つ
遠距離武装がない機体や半端な速度の白兵戦型が相手ならば、完封する事も容易
190:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/15(金) 20:14:54.14:pElJ9LHO0 (1/1)
【名前】アルテミス
【装備】フライングボート一体型広範囲索敵レドーム、ガンカメラ、ピストル
【概要】複座式偵察型PEM。フライングボートとレドームとバックパックを一纏めにして航空能力を確保している。複座式のため胴体が他のPEMより大きめかつ少しでも軽量化するため装甲が薄い。ピストルは迎撃翌用であると共にガンカメラと連結してガンカメラのブレを安定させる役目もある
【名前】アルテミス
【装備】フライングボート一体型広範囲索敵レドーム、ガンカメラ、ピストル
【概要】複座式偵察型PEM。フライングボートとレドームとバックパックを一纏めにして航空能力を確保している。複座式のため胴体が他のPEMより大きめかつ少しでも軽量化するため装甲が薄い。ピストルは迎撃翌用であると共にガンカメラと連結してガンカメラのブレを安定させる役目もある
191:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 19:40:26.38:NL+5aVpL0 (1/10)
PEMの案ありがとうございます。
と言う事で操縦技能についての説明ですが、通常は同格もしくは格上相手との実戦又は訓練で勝てば上昇します。ただレベルアップに必要な最後の1ポイントだけは同格以上の相手との実戦でしか獲得できません。
ということでまずは忘れていたシエラさんの好感度判定します。
↓1 模擬戦で3連勝したので最低保証3
01~60 3
61~80 4
81~ 5
PEMの案ありがとうございます。
と言う事で操縦技能についての説明ですが、通常は同格もしくは格上相手との実戦又は訓練で勝てば上昇します。ただレベルアップに必要な最後の1ポイントだけは同格以上の相手との実戦でしか獲得できません。
ということでまずは忘れていたシエラさんの好感度判定します。
↓1 模擬戦で3連勝したので最低保証3
01~60 3
61~80 4
81~ 5
192:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 19:42:15.16:QzCjVm7O0 (1/7)
あ
あ
193:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:06:36.25:NL+5aVpL0 (2/10)
16 3(素質は悪くないな)
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 1/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1訓練(操縦技能)
2訓練(白兵戦)
3コミュニケーションをとる
4特に何もしない
ちなみに好感度はMAXになっても戦闘時に軽い補正が入るだけなのでそこまで気にせず見たい組み合わせを選べばいいと思います、たぶん。
16 3(素質は悪くないな)
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 1/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1訓練(操縦技能)
2訓練(白兵戦)
3コミュニケーションをとる
4特に何もしない
ちなみに好感度はMAXになっても戦闘時に軽い補正が入るだけなのでそこまで気にせず見たい組み合わせを選べばいいと思います、たぶん。
194:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:07:54.98:OBiBn0qH0 (1/1)
1
1
195:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:09:17.19:q0/QaSvt0 (1/5)
3 ガルー
↑こんな感じで安価取るのはあり?
3 ガルー
↑こんな感じで安価取るのはあり?
196:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:10:04.46:QzCjVm7O0 (2/7)
というか、他キャラと会うときは選択と同時に相手指定すればいいのかな?
というか、他キャラと会うときは選択と同時に相手指定すればいいのかな?
197:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:13:33.54:NL+5aVpL0 (3/10)
>>195
全然オッケーです。
1 訓練(操縦技能)
↓1訓練する相手の名前(カズミとじゃなく、カズミ以外の人の組み合わせでもOK)
>>195
全然オッケーです。
1 訓練(操縦技能)
↓1訓練する相手の名前(カズミとじゃなく、カズミ以外の人の組み合わせでもOK)
198:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:14:43.84:2Yu538nyo (1/6)
ガルー
ガルー
199:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:14:54.21:QzCjVm7O0 (3/7)
バーネット
バーネット
200:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:21:00.19:NL+5aVpL0 (4/10)
>>197
ですね。訓練の時もそうしますね。
>>198
これカズミとガルーだとカズミはランクアップしないんですが、大丈夫ですかね?というか自分の説明不足ですね。カズミ以外の人同士を訓練させる時は名前を2人書いてください。
5分くらい待っても返事がなかったらカズミとガルーの組み合わせで行きます。
>>197
ですね。訓練の時もそうしますね。
>>198
これカズミとガルーだとカズミはランクアップしないんですが、大丈夫ですかね?というか自分の説明不足ですね。カズミ以外の人同士を訓練させる時は名前を2人書いてください。
5分くらい待っても返事がなかったらカズミとガルーの組み合わせで行きます。
201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:22:31.27:QzCjVm7O0 (4/7)
ああ、主人公が誰かと組んで訓練するんじゃなくて、主人公含めた仲間達から選ぶのね
ああ、主人公が誰かと組んで訓練するんじゃなくて、主人公含めた仲間達から選ぶのね
202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:24:34.38:q0/QaSvt0 (2/5)
あー、カズミとの戦闘だけだとカズミばっかりがムキムキになって他がへなちょこになるからか
あー、カズミとの戦闘だけだとカズミばっかりがムキムキになって他がへなちょこになるからか
203:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:38:29.36:NL+5aVpL0 (5/10)
分かりにくかったと思うのでやり直します。
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 1/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
分かりにくかったと思うのでやり直します。
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 1/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:39:34.63:2Yu538nyo (2/6)
申し訳無い
申し訳無い
205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:39:57.35:q0/QaSvt0 (3/5)
あ、取り直しするのね
安価は 3ガルー「ナルカミについて」
あ、取り直しするのね
安価は 3ガルー「ナルカミについて」
206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 20:40:01.24:2Yu538nyo (3/6)
重ね重ねすまん!
安価下
重ね重ねすまん!
安価下
207:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:07:07.81:NL+5aVpL0 (6/10)
3 ガルー
カズミはビデオルームで1人、先日の模擬戦の録画を見ていた。運良く3連勝できたとはいえ、まだまだ学ぶことは多い。
「うーん、やっぱりもう少し計画性が必要かな?」
「おっ、カズミ何やってんだ?」
振り返るとランニングウェアに身を包んだガルーが立っていた。
「ガルー先輩、模擬戦の振り返りをしていたんです」
「おー、流石だな。ま、俺はとっくに振り返り終わってるけどな!」
「あははは...ところで先輩はランニングですか?」
「ああ、パイロットには体力も必要だからな」
そういえば最近は体力トレーニングを行なっていなかったなとカズミは少し反省した。
「にしてもお前とADM、何というか...相性ぴったりって感じだったよな」
「そうですか?でも先輩こそナルカミの操縦、凄かったです」
カズミの言葉を聞いてガルーの表情が綻ぶ。
「そうか?そう言ってもらえると嬉しいぜ!何せナルカミは俺の相棒だからな!」
「相棒...ですか?」
「ああ!ここに配属された時、リストの中からメインで使う機体を選ばされたんだが、その時に一目でビビッと来たのがナルカミだったんだ」
「へぇ~!それってどこがビビッときたんですか?」
「そうだなー、ナルカミの特徴ってその機動力だろ?俺はあんまりじっとしてるのが得意じゃなくてな、だから戦場でも動き回ることのできる所が気に入ったんだよ」
「確かにガルー先輩って落ち着きがないですよね!」
カズミは言い終えた後に自分の失礼な物言いに気がついた。
(やばっ、思ったことそのまま言っちゃった!)
↓1
01~80 変化なし
81~90 +1
91~ +2
3 ガルー
カズミはビデオルームで1人、先日の模擬戦の録画を見ていた。運良く3連勝できたとはいえ、まだまだ学ぶことは多い。
「うーん、やっぱりもう少し計画性が必要かな?」
「おっ、カズミ何やってんだ?」
振り返るとランニングウェアに身を包んだガルーが立っていた。
「ガルー先輩、模擬戦の振り返りをしていたんです」
「おー、流石だな。ま、俺はとっくに振り返り終わってるけどな!」
「あははは...ところで先輩はランニングですか?」
「ああ、パイロットには体力も必要だからな」
そういえば最近は体力トレーニングを行なっていなかったなとカズミは少し反省した。
「にしてもお前とADM、何というか...相性ぴったりって感じだったよな」
「そうですか?でも先輩こそナルカミの操縦、凄かったです」
カズミの言葉を聞いてガルーの表情が綻ぶ。
「そうか?そう言ってもらえると嬉しいぜ!何せナルカミは俺の相棒だからな!」
「相棒...ですか?」
「ああ!ここに配属された時、リストの中からメインで使う機体を選ばされたんだが、その時に一目でビビッと来たのがナルカミだったんだ」
「へぇ~!それってどこがビビッときたんですか?」
「そうだなー、ナルカミの特徴ってその機動力だろ?俺はあんまりじっとしてるのが得意じゃなくてな、だから戦場でも動き回ることのできる所が気に入ったんだよ」
「確かにガルー先輩って落ち着きがないですよね!」
カズミは言い終えた後に自分の失礼な物言いに気がついた。
(やばっ、思ったことそのまま言っちゃった!)
↓1
01~80 変化なし
81~90 +1
91~ +2
208:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:08:13.98:2Yu538nyo (4/6)
あ
あ
209:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:14:47.42:NL+5aVpL0 (7/10)
98 +5
「おー、俺のことよくわかってるじゃねえか!けどそういう悪い部分も上手く付き合えば長所になるんだよ!実際、お前を追い詰めるところまではいったしな!」
ガルーは特にカズミの物言いを気にしていないようで、カズミはホッと胸を撫で下ろした。むしろ彼は少し嬉しそうだ。
「っくし!っと、汗で体が冷えるといけないから俺はもう行くぜ。じゃあな!」
「はい!」
カズミは部屋から出ていくガルーを見送ると独り言を呟いた。
「相棒...か。私もいつかADMをそう呼べるくらい理解できたらいいな」
好感度1+2=3
ガルー 4 1/5→4 4/5
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
98 +5
「おー、俺のことよくわかってるじゃねえか!けどそういう悪い部分も上手く付き合えば長所になるんだよ!実際、お前を追い詰めるところまではいったしな!」
ガルーは特にカズミの物言いを気にしていないようで、カズミはホッと胸を撫で下ろした。むしろ彼は少し嬉しそうだ。
「っくし!っと、汗で体が冷えるといけないから俺はもう行くぜ。じゃあな!」
「はい!」
カズミは部屋から出ていくガルーを見送ると独り言を呟いた。
「相棒...か。私もいつかADMをそう呼べるくらい理解できたらいいな」
好感度1+2=3
ガルー 4 1/5→4 4/5
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
210:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:18:11.86:QzCjVm7O0 (5/7)
1
カズミとバーネット
1
カズミとバーネット
211:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:27:03.56:NL+5aVpL0 (8/10)
1 カズミとバーネット
「それではバーネット先輩、よろしくお願いします!」
「ああ。互いに切磋琢磨しよう」
そう言うと2人はそれぞれコックピットに乗り込んだ。と言っても実機ではなくシミュレータだが。
「エヴァとアダムがいないって変な感じだけど...頑張ろう!」
↓1 勝ったのは?
01~20 引き分け
21~60バーネット
61~ カズミ
1 カズミとバーネット
「それではバーネット先輩、よろしくお願いします!」
「ああ。互いに切磋琢磨しよう」
そう言うと2人はそれぞれコックピットに乗り込んだ。と言っても実機ではなくシミュレータだが。
「エヴァとアダムがいないって変な感じだけど...頑張ろう!」
↓1 勝ったのは?
01~20 引き分け
21~60バーネット
61~ カズミ
212:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:27:29.12:q0/QaSvt0 (4/5)
ガルー君意外と寛容だな、むしろ喜んでるし
ガルー君意外と寛容だな、むしろ喜んでるし
213:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:40:59.42:NL+5aVpL0 (9/10)
12 引き分け
シミュレータが始まってからしばらく経過した後、勝負は終盤に差し掛かっていた。
両者とも遠距離武器は破壊されたか弾切れ、フライングボードも飛べないほどに損傷していた。
両機は正面から相対すると同時に、近距離武装を構えた。
「いっけぇぇぇ!」
「はぁっ!」
暫しの静寂の後、両機は同時に地面に崩れ落ち、そこでシミュレータは終了した。
カズミがシミュレータから出ると、既にバーネットが待っていた。
「引き分け、か。先輩としては圧倒的勝利を見せてやりたかったが、まあ良しとしよう。私も学ぶことは多かった」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
「ふっ、構わんとも。また手合わせ、頼むよ」
「もちろんです!」
引き分け
バーネット 兵卒 0.5/3→1/3
カズミ 兵卒2/3 実戦ではないので変化なし
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 1/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
12 引き分け
シミュレータが始まってからしばらく経過した後、勝負は終盤に差し掛かっていた。
両者とも遠距離武器は破壊されたか弾切れ、フライングボードも飛べないほどに損傷していた。
両機は正面から相対すると同時に、近距離武装を構えた。
「いっけぇぇぇ!」
「はぁっ!」
暫しの静寂の後、両機は同時に地面に崩れ落ち、そこでシミュレータは終了した。
カズミがシミュレータから出ると、既にバーネットが待っていた。
「引き分け、か。先輩としては圧倒的勝利を見せてやりたかったが、まあ良しとしよう。私も学ぶことは多かった」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
「ふっ、構わんとも。また手合わせ、頼むよ」
「もちろんです!」
引き分け
バーネット 兵卒 0.5/3→1/3
カズミ 兵卒2/3 実戦ではないので変化なし
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 1/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
214:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 21:41:53.28:2Yu538nyo (5/6)
3エヴァ
3エヴァ
215:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 22:10:43.12:NL+5aVpL0 (10/10)
3 エヴァ
「うーん...」
カズミは1人、自室で唸っていた。エヴァを守ると誓ったのは良いものの、よくよく考えてみれば彼女のことは余り知らない。
エヴァの好きなものや趣味は?ADMとともに発見されたらしいが家族は?それ以前の記憶は?今の境遇はどう感じているのだろうか?
...寂しい思いはしてないだろうか?
「そう言えば良くお母さんが言ってたっけか...」
人と仲良くなりたい時、元気づけたい時は──
↓1 カズミのお母さんは何と言っていた?(好感度判定には影響しないので自由にどうぞ)
早いですが今日はここまで。
3 エヴァ
「うーん...」
カズミは1人、自室で唸っていた。エヴァを守ると誓ったのは良いものの、よくよく考えてみれば彼女のことは余り知らない。
エヴァの好きなものや趣味は?ADMとともに発見されたらしいが家族は?それ以前の記憶は?今の境遇はどう感じているのだろうか?
...寂しい思いはしてないだろうか?
「そう言えば良くお母さんが言ってたっけか...」
人と仲良くなりたい時、元気づけたい時は──
↓1 カズミのお母さんは何と言っていた?(好感度判定には影響しないので自由にどうぞ)
早いですが今日はここまで。
216:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 22:18:45.86:QzCjVm7O0 (6/7)
一緒に三段アイスでも食えばええねん
一緒に三段アイスでも食えばええねん
217:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 22:24:42.83:q0/QaSvt0 (5/5)
乙
天パのヒョウ柄着たお母さんかな?
乙
天パのヒョウ柄着たお母さんかな?
218:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 22:27:58.95:QzCjVm7O0 (7/7)
乙
乙
219:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/18(月) 23:16:23.28:2Yu538nyo (6/6)
おつ
お母さん……いやオカンや!
おつ
お母さん……いやオカンや!
220:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 20:33:39.80:Prl/DTUc0 (1/5)
「三段アイスを一緒に食べればええんや、って言ってたな~」
しかし問題が一つある。
「でもここの食堂に三段アイスなんてないんだよな~」
アイス自体は売っているので頼めば3段にしてくれるかもしれないが、正直言ってここのアイスは余り美味しくない。
「やっぱり折角なら美味しいのを食べさせてあげたいよね。となると街に繰り出さないといけないけど...」
という訳でカズミはシエラ=レオネに外出許可をもらえるか聞きにいくことにした。
「外出許可?構わんぞ」
机の上に置かれた膨大な量の書類を処理しながらシエラ=レオネは答えた。
「え!」
シエラ=レオネは書類に視線を落としたまま口を開く。
「何だ?」
「こんなあっさり許可を頂けるとは思っていなかったので...」
「職員の士気の維持は重要だからな。それに...エヴァの為だろう?」
「わ、分かりますか?」
「まあな。だが...」
シエラ=レオネはじろじろとカズミの顔を眺める。
「万が一知り合いに会っても揉み消せるから大丈夫だが、それでも軽く変装くらいはしていけ」
(揉み消すって...)
そう言って椅子から立ち上がりカズミに近づくと彼女の髪をいじり始めた。
「あ、あの...」
シエラ=レオネは慣れた手つきでカズミの髪型をサイドテールにした。
「これでいいだろう。あとはサングラスでもかけておけ。以上だ」
「は、はい」
有無を言わせぬシエラ=レオネの態度に気圧されて、カズミは大人しく部屋を出てそのままエヴァの元へ向かった。
「三段アイスを一緒に食べればええんや、って言ってたな~」
しかし問題が一つある。
「でもここの食堂に三段アイスなんてないんだよな~」
アイス自体は売っているので頼めば3段にしてくれるかもしれないが、正直言ってここのアイスは余り美味しくない。
「やっぱり折角なら美味しいのを食べさせてあげたいよね。となると街に繰り出さないといけないけど...」
という訳でカズミはシエラ=レオネに外出許可をもらえるか聞きにいくことにした。
「外出許可?構わんぞ」
机の上に置かれた膨大な量の書類を処理しながらシエラ=レオネは答えた。
「え!」
シエラ=レオネは書類に視線を落としたまま口を開く。
「何だ?」
「こんなあっさり許可を頂けるとは思っていなかったので...」
「職員の士気の維持は重要だからな。それに...エヴァの為だろう?」
「わ、分かりますか?」
「まあな。だが...」
シエラ=レオネはじろじろとカズミの顔を眺める。
「万が一知り合いに会っても揉み消せるから大丈夫だが、それでも軽く変装くらいはしていけ」
(揉み消すって...)
そう言って椅子から立ち上がりカズミに近づくと彼女の髪をいじり始めた。
「あ、あの...」
シエラ=レオネは慣れた手つきでカズミの髪型をサイドテールにした。
「これでいいだろう。あとはサングラスでもかけておけ。以上だ」
「は、はい」
有無を言わせぬシエラ=レオネの態度に気圧されて、カズミは大人しく部屋を出てそのままエヴァの元へ向かった。
221:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 20:34:46.87:Prl/DTUc0 (2/5)
「あっ、お姉ちゃん。...どうしたのその髪?」
いつもと違うカズミの髪型を目にしてエヴァは目をパチクリさせている。
「あはは...そんな事よりこれから出かけない?」
「おでかけ?」
「うん、近くの街まで」
「...それって必要なこと?」
「もちろん!さあ、行こっ!」
カズミは首を傾げるエヴァをよそに手を引っ張る。
そのままエヴァを車に押し込むとカズミは運転席に乗り込み、近くの街まで運転した。
街に到着するとカズミはエヴァを連れて服屋や雑貨店を巡った。
そうして時間はあっという間に過ぎていき、いよいよ帰る時間が近づいていた。
「ねえエヴァ、あれ食べよっ!」
カズミが指を指したのはブルトニア共和国で若者に大人気のアイスクリーム屋さんだ。主に首都圏にのみ出店しているが、事前のリサーチでこの街に出店されている事は確認済みであった。
「あれって...アイス?」
「そうだよ!あそこのアイス、凄く美味しいんだよ!」
「じゃあたべようかな」
「うんうん!あっ、それと3段にするから好きなの3つ選んでね!」
「...それっていみあるの?」
「うーん、特に深い意味はないけど...でも、時には無駄も必要なんだよ、人間には。それにどうせならいっぱい食べたいでしょ?」
「ふーん...」
「じゃあ、頼もっか!」
そうしてカズミとエヴァはそれぞれアイスを注文し、ベンチに座りながら食べ始めた。
「エヴァ、美味しい?」
↓1
01~50 変化なし
51~90 +1
91~ +2
「あっ、お姉ちゃん。...どうしたのその髪?」
いつもと違うカズミの髪型を目にしてエヴァは目をパチクリさせている。
「あはは...そんな事よりこれから出かけない?」
「おでかけ?」
「うん、近くの街まで」
「...それって必要なこと?」
「もちろん!さあ、行こっ!」
カズミは首を傾げるエヴァをよそに手を引っ張る。
そのままエヴァを車に押し込むとカズミは運転席に乗り込み、近くの街まで運転した。
街に到着するとカズミはエヴァを連れて服屋や雑貨店を巡った。
そうして時間はあっという間に過ぎていき、いよいよ帰る時間が近づいていた。
「ねえエヴァ、あれ食べよっ!」
カズミが指を指したのはブルトニア共和国で若者に大人気のアイスクリーム屋さんだ。主に首都圏にのみ出店しているが、事前のリサーチでこの街に出店されている事は確認済みであった。
「あれって...アイス?」
「そうだよ!あそこのアイス、凄く美味しいんだよ!」
「じゃあたべようかな」
「うんうん!あっ、それと3段にするから好きなの3つ選んでね!」
「...それっていみあるの?」
「うーん、特に深い意味はないけど...でも、時には無駄も必要なんだよ、人間には。それにどうせならいっぱい食べたいでしょ?」
「ふーん...」
「じゃあ、頼もっか!」
そうしてカズミとエヴァはそれぞれアイスを注文し、ベンチに座りながら食べ始めた。
「エヴァ、美味しい?」
↓1
01~50 変化なし
51~90 +1
91~ +2
222:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 20:35:47.70:jHfxslQlo (1/1)
ヌッ
ヌッ
223:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 20:36:45.06:QJpSA7Z+o (1/1)
うめぇよなぁ!?
うめぇよなぁ!?
224:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 20:37:44.91:Eq1y9QS90 (1/4)
オカンの教え
オカンの教え
225:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:01:36.30:Prl/DTUc0 (3/5)
70 +1
「おいしい...と思う」
「思う?」
「うん。なんかつめたいのに、こころはあったかい...」
「んー、それは誰かと一緒に食べてるからだよ」
「いっしょに?」
「そういうものなんだよ。誰かと一緒にいられることって嬉しいことなんだ」
「...かも」
「さ、溶ける前に食べちゃお!」
そうして2人はアイスを食べ終えると特務機関の施設に戻った。
その日の夜カズミは母の教えを噛み締めると共に、エヴァの事も少しだけ分かった気がした。
多分彼女は幼い頃から1人だったのではないだろうか?もちろん本人に直接聞いたわけではないので勘違いという可能性もあるが。
とにかくエヴァとの仲が深まったことだけは実感できた。
好感度
1+1=2
エヴァ 3→3 2/4
模擬戦から数日後、シエラ=レオネからの呼び出しがあった。呼び出されたのはカズミとエヴァ、そして──
↓1下一桁
1~3 バーネット
4~6 ガルー
7~9 オルデンリッジ
0の場合は十の桁を参照、00の場合はもう1度
70 +1
「おいしい...と思う」
「思う?」
「うん。なんかつめたいのに、こころはあったかい...」
「んー、それは誰かと一緒に食べてるからだよ」
「いっしょに?」
「そういうものなんだよ。誰かと一緒にいられることって嬉しいことなんだ」
「...かも」
「さ、溶ける前に食べちゃお!」
そうして2人はアイスを食べ終えると特務機関の施設に戻った。
その日の夜カズミは母の教えを噛み締めると共に、エヴァの事も少しだけ分かった気がした。
多分彼女は幼い頃から1人だったのではないだろうか?もちろん本人に直接聞いたわけではないので勘違いという可能性もあるが。
とにかくエヴァとの仲が深まったことだけは実感できた。
好感度
1+1=2
エヴァ 3→3 2/4
模擬戦から数日後、シエラ=レオネからの呼び出しがあった。呼び出されたのはカズミとエヴァ、そして──
↓1下一桁
1~3 バーネット
4~6 ガルー
7~9 オルデンリッジ
0の場合は十の桁を参照、00の場合はもう1度
226:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:02:26.61:D62Av9u00 (1/2)
誰かな
誰かな
227:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:05:13.16:Eq1y9QS90 (2/4)
三段アイスに心躍らない子供がいるわけがない
三段アイスに心躍らない子供がいるわけがない
228:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:44:54.29:Prl/DTUc0 (4/5)
1 バーネット
「さて、今日は諸君らに任務を与える」
「任務、ですか?」
「ああ。前回の模擬戦はADMのテストを行った。今回はエヴァに異変がないか確認したい」
バーネットはカズミの横に立つエヴァにチラリと視線をやった。
「なるほど。しかし長官殿、どのようにして?」
「うむ。丁度うってつけの命令が来たのだ。どうやらブルトニア共和国北西部の峡谷地帯に少量ながらメルクリウスが埋蔵している可能性があるらしい。それを我々に、つまりエヴァに探らせろとの命令が下された」
「そういえばエヴァはメルクリウスの場所がわかるんだよね?」
「うん」
「従ってエヴァの様子をみる事も兼ねてメルクリウスの埋蔵地の特定を行なってもらう。カズミとエヴァは当然現地に向かうとして、バーネット、貴様には調査班及び2人の指揮監督を執ってもらう」
「はっ」
「特に脅威はないと思われるが、念のため武器は持っていけ。現地付近の都市、ヴェーダンまでは車両で移動、その後は任せる」
「身分等はどうなっておりますか?」
「民間の地質学研究チームであることを証明する偽造書類は用意した。PEMもひとまず武装を外し、調査用の機体としている」
「了解しました」
「質問はないな?以上だ」
そう告げるとシエラ=レオネは部屋から出ていった。
「バーネット先輩、頑張りましょう!」
「ああ。だがそう気負うことはない、なにせ今回は簡単な調査のみだからな。とはいえ何かあればその都度私に聞くといい。では10分後に第二ハンガーで集合だ」
「分かりました!」
そうしてバーネットも部屋を出ていき、カズミとエヴァだけが残された。
「調査だけみたいだけど、具合が悪くなったら直ぐに言ってね?」
「うん。お姉ちゃんもね?」
「アハハハ、私は元気が取り柄だから大丈夫!」
23時ごろに再開します。
1 バーネット
「さて、今日は諸君らに任務を与える」
「任務、ですか?」
「ああ。前回の模擬戦はADMのテストを行った。今回はエヴァに異変がないか確認したい」
バーネットはカズミの横に立つエヴァにチラリと視線をやった。
「なるほど。しかし長官殿、どのようにして?」
「うむ。丁度うってつけの命令が来たのだ。どうやらブルトニア共和国北西部の峡谷地帯に少量ながらメルクリウスが埋蔵している可能性があるらしい。それを我々に、つまりエヴァに探らせろとの命令が下された」
「そういえばエヴァはメルクリウスの場所がわかるんだよね?」
「うん」
「従ってエヴァの様子をみる事も兼ねてメルクリウスの埋蔵地の特定を行なってもらう。カズミとエヴァは当然現地に向かうとして、バーネット、貴様には調査班及び2人の指揮監督を執ってもらう」
「はっ」
「特に脅威はないと思われるが、念のため武器は持っていけ。現地付近の都市、ヴェーダンまでは車両で移動、その後は任せる」
「身分等はどうなっておりますか?」
「民間の地質学研究チームであることを証明する偽造書類は用意した。PEMもひとまず武装を外し、調査用の機体としている」
「了解しました」
「質問はないな?以上だ」
そう告げるとシエラ=レオネは部屋から出ていった。
「バーネット先輩、頑張りましょう!」
「ああ。だがそう気負うことはない、なにせ今回は簡単な調査のみだからな。とはいえ何かあればその都度私に聞くといい。では10分後に第二ハンガーで集合だ」
「分かりました!」
そうしてバーネットも部屋を出ていき、カズミとエヴァだけが残された。
「調査だけみたいだけど、具合が悪くなったら直ぐに言ってね?」
「うん。お姉ちゃんもね?」
「アハハハ、私は元気が取り柄だから大丈夫!」
23時ごろに再開します。
229:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:46:12.44:Eq1y9QS90 (3/4)
一旦乙
一旦乙
230:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 21:46:48.83:D62Av9u00 (2/2)
一旦乙
一旦乙
231:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 23:34:30.44:Prl/DTUc0 (5/5)
遅れてすいません。
カズミ達はおよそ1日かけて車両でヴェーダンまで移動した。
休息を取った後目的地であるマール峡谷に入るまでは再び1時間ほど車両で移動、そこからはエヴァとカズミはADMに、バーネットはダートに搭乗した。
「では予定通り私は地上で調査班の警護及び先導を、後輩は空中で偵察及びメルクリウスの探査を行う」
「了解です!」
カズミはフライングボードでADMを空中まで移動させると、後ろのコックピットに座っているエヴァに尋ねる。
「それで、メルクリウスの場所は分かる?」
「うん。...えーと、ここからあっちの方かな」
「北だね。じゃあゆっくり移動するからハッキリ位置がわかったらまた教えてね」
「うん!」
「今回は僕の活躍はなさそうかな?」
「ま、調査だしね。そっちの方がむしろ良いよ。じゃあ、行くよ」
↓1 トラブルが...?
01~40 起きた
41~ 起きなかった
遅れてすいません。
カズミ達はおよそ1日かけて車両でヴェーダンまで移動した。
休息を取った後目的地であるマール峡谷に入るまでは再び1時間ほど車両で移動、そこからはエヴァとカズミはADMに、バーネットはダートに搭乗した。
「では予定通り私は地上で調査班の警護及び先導を、後輩は空中で偵察及びメルクリウスの探査を行う」
「了解です!」
カズミはフライングボードでADMを空中まで移動させると、後ろのコックピットに座っているエヴァに尋ねる。
「それで、メルクリウスの場所は分かる?」
「うん。...えーと、ここからあっちの方かな」
「北だね。じゃあゆっくり移動するからハッキリ位置がわかったらまた教えてね」
「うん!」
「今回は僕の活躍はなさそうかな?」
「ま、調査だしね。そっちの方がむしろ良いよ。じゃあ、行くよ」
↓1 トラブルが...?
01~40 起きた
41~ 起きなかった
232:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/20(水) 23:36:13.80:Eq1y9QS90 (4/4)
あ
あ
233:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/21(木) 00:13:20.72:RP+nkwXN0 (1/1)
80 トラブル発生せず
しばらく進んではエヴァに改めて場所を聞いて再び移動、という工程を数時間ほど繰り返した後、ようやくエヴァからOKの合図が出た。
「バーネット先輩、メルクリウスの埋蔵位置を特定できました」
「了解、そちらに直ぐ向かう」
深い谷の間ではあるが、幸いなことにエヴァが指し示した地点は開けた空間になっていたので地上を移動していたバーネットと調査班もすぐに到着することができた。
「ふむ...この地面の下か。よし、調査班は行動を開始しろ」
バーネットの言葉を聞いて調査班のメンバーは車両から降りると様々な機材を設置し始めた。中には調査、発掘用のPEMもあった。
「それにしても、エヴァはどうやってメルクリウスの位置を判別してるの?」
「あー、無駄だよカズミ。エヴァ自身よく分かってないらしい」
「うん。よくわかんないけど近づくと、ビビッとくるの」
「ふーん...」
すると通信用に付けていたイヤホンマイクを通してアダムが話しかけてきた。
「どうしたの?」
念のためカズミは声量を落とす。
「一応伝えておいた方がいいかと思ったんだけど、エヴァは何かを隠してる」
「え?」
「世界の命運を左右するような秘密を抱えた少女の返答が、なんとなくってだけで納得するような組織じゃないよ、特務機関は」
「そりゃそうだろうけど...」
「...長官は反対したんだけどエヴァには自白剤が投与されたことがある」
「そんな...!」
「その時も彼女はやっぱり何となくって答えた。でも、後々わかったんだけどそもそも彼女には自白剤の効果が及んでいなかったんだ」
「...」
「自白剤の成分からして普通の人間に効果がないなんてことはない。にも関わらずエヴァには効かなかった。しかも彼女はあたかも自白剤の効果を受けているフリをして、嘘をついた。これがどう言うことかわかるかい?」
「エヴァはメルクリウスについて秘密にしておきたいことがある...?」
「そうだよ。もちろん僕は彼女が敵だとか信用できないとかまで言うつもりはないけど、カズミも気には止めておいたほうがいい」
「...誰にだって秘密はあるよ。それに嘘をつかれてたとしても、エヴァのことを必ず守るって私の意志は変わらない」
「...だね」
「けど、ありがとう。私とエヴァのことを思って伝えてくれたんだもんね」
「どういたしまして。僕としても2人には仲良くしていてほしいからね」
今日はここまで。
80 トラブル発生せず
しばらく進んではエヴァに改めて場所を聞いて再び移動、という工程を数時間ほど繰り返した後、ようやくエヴァからOKの合図が出た。
「バーネット先輩、メルクリウスの埋蔵位置を特定できました」
「了解、そちらに直ぐ向かう」
深い谷の間ではあるが、幸いなことにエヴァが指し示した地点は開けた空間になっていたので地上を移動していたバーネットと調査班もすぐに到着することができた。
「ふむ...この地面の下か。よし、調査班は行動を開始しろ」
バーネットの言葉を聞いて調査班のメンバーは車両から降りると様々な機材を設置し始めた。中には調査、発掘用のPEMもあった。
「それにしても、エヴァはどうやってメルクリウスの位置を判別してるの?」
「あー、無駄だよカズミ。エヴァ自身よく分かってないらしい」
「うん。よくわかんないけど近づくと、ビビッとくるの」
「ふーん...」
すると通信用に付けていたイヤホンマイクを通してアダムが話しかけてきた。
「どうしたの?」
念のためカズミは声量を落とす。
「一応伝えておいた方がいいかと思ったんだけど、エヴァは何かを隠してる」
「え?」
「世界の命運を左右するような秘密を抱えた少女の返答が、なんとなくってだけで納得するような組織じゃないよ、特務機関は」
「そりゃそうだろうけど...」
「...長官は反対したんだけどエヴァには自白剤が投与されたことがある」
「そんな...!」
「その時も彼女はやっぱり何となくって答えた。でも、後々わかったんだけどそもそも彼女には自白剤の効果が及んでいなかったんだ」
「...」
「自白剤の成分からして普通の人間に効果がないなんてことはない。にも関わらずエヴァには効かなかった。しかも彼女はあたかも自白剤の効果を受けているフリをして、嘘をついた。これがどう言うことかわかるかい?」
「エヴァはメルクリウスについて秘密にしておきたいことがある...?」
「そうだよ。もちろん僕は彼女が敵だとか信用できないとかまで言うつもりはないけど、カズミも気には止めておいたほうがいい」
「...誰にだって秘密はあるよ。それに嘘をつかれてたとしても、エヴァのことを必ず守るって私の意志は変わらない」
「...だね」
「けど、ありがとう。私とエヴァのことを思って伝えてくれたんだもんね」
「どういたしまして。僕としても2人には仲良くしていてほしいからね」
今日はここまで。
234:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/21(木) 00:15:34.34:jQKMEZ+40 (1/1)
乙
エヴァがだいぶやべー子な予感
乙
エヴァがだいぶやべー子な予感
235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/21(木) 00:17:27.72:UaGkFVuRo (1/1)
おつおつ
カズミが世界の敵になっちゃうかも……
おつおつ
カズミが世界の敵になっちゃうかも……
236:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/21(木) 00:21:15.84:dHabLlD80 (1/1)
乙でした
乙でした
237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:13:59.04:sLSQyPPQ0 (1/8)
メルクリウスの採掘を開始してから数十分後、調査班の様子が騒がしくなってきた。
周囲の安全確保のため空中で偵察を行なっていたカズミにも通信越しにバーネットと調査班の会話が聞こえてきた。
「バーネットさん、メルクリウスを発見しました」
「よし。量はどれくらいだ?」
「多い、とまではいきませんがそれなりの量が埋蔵しているようです」
「分かった。メルクリウスの存在が確認できたのならそれでいい。この地点の座標を記録、機材は回収しろ。後は上が適切に処理するだろう」
「わかりました」
バーネットと調査班のメンバーの通信を聞き終えたカズミはコックピットの中で伸びをした。
「ふぁ~、疲れた」
「疲れたって、カズミはずっと座ってただけじゃないか?」
アダムの言葉にカズミは頬を膨らませる。
「あのね、アダムには分からないかもしれないけど、フライングボードを使った滑空は神経を使うの」
「そうなのかい?」
「そうなの」
このまま何事もなく終わるかと思われた調査任務だったが、そうはいかなかった。
まず異変に気づいたのはエヴァだった。
「...お姉ちゃん、くるよ」
「はい?」
するとすぐにアダムが警告を発した。
「北西方面から所属不明のPEMが接近中!」
それを聞いてカズミはすぐにバーネットに通信を入れる。
「先輩、未確認のPEMがこちらに向けて接近中です!」
「数は!?」
「えーと...」
↓1
01~30 1機
31~80 2機
81~ 3機
メルクリウスの採掘を開始してから数十分後、調査班の様子が騒がしくなってきた。
周囲の安全確保のため空中で偵察を行なっていたカズミにも通信越しにバーネットと調査班の会話が聞こえてきた。
「バーネットさん、メルクリウスを発見しました」
「よし。量はどれくらいだ?」
「多い、とまではいきませんがそれなりの量が埋蔵しているようです」
「分かった。メルクリウスの存在が確認できたのならそれでいい。この地点の座標を記録、機材は回収しろ。後は上が適切に処理するだろう」
「わかりました」
バーネットと調査班のメンバーの通信を聞き終えたカズミはコックピットの中で伸びをした。
「ふぁ~、疲れた」
「疲れたって、カズミはずっと座ってただけじゃないか?」
アダムの言葉にカズミは頬を膨らませる。
「あのね、アダムには分からないかもしれないけど、フライングボードを使った滑空は神経を使うの」
「そうなのかい?」
「そうなの」
このまま何事もなく終わるかと思われた調査任務だったが、そうはいかなかった。
まず異変に気づいたのはエヴァだった。
「...お姉ちゃん、くるよ」
「はい?」
するとすぐにアダムが警告を発した。
「北西方面から所属不明のPEMが接近中!」
それを聞いてカズミはすぐにバーネットに通信を入れる。
「先輩、未確認のPEMがこちらに向けて接近中です!」
「数は!?」
「えーと...」
↓1
01~30 1機
31~80 2機
81~ 3機
238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:17:26.88:UqIMnEEro (1/1)
@
@
239:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:18:50.23:ezysSBLP0 (1/4)
おおっと
おおっと
240:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:33:02.10:sLSQyPPQ0 (2/8)
88 ゾロ目ボーナスで繰り下げ 2機
「2機が接近中です!」
「同数か。しかしこちらには非武装の調査班もいる...」
バーネットからの指示を待ちながら様子を窺っていると、カズミの視界に所属不明のPEMが入った。
「相手を目視しました!どちらも武装しており1機は飛行中、もう片方は谷間を移動中です!」
「相手の詳細は分かるか?」
「両機ともアブマットです!」
「...ちっ、十中八九テロリストだな!私は地上の方を相手する。上空は任せたぞ、後輩!」
「はいっ!行くよ、エヴァ、アダム!」
↓1相手は?
01~70モブ
71~ ネームド
88 ゾロ目ボーナスで繰り下げ 2機
「2機が接近中です!」
「同数か。しかしこちらには非武装の調査班もいる...」
バーネットからの指示を待ちながら様子を窺っていると、カズミの視界に所属不明のPEMが入った。
「相手を目視しました!どちらも武装しており1機は飛行中、もう片方は谷間を移動中です!」
「相手の詳細は分かるか?」
「両機ともアブマットです!」
「...ちっ、十中八九テロリストだな!私は地上の方を相手する。上空は任せたぞ、後輩!」
「はいっ!行くよ、エヴァ、アダム!」
↓1相手は?
01~70モブ
71~ ネームド
241:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:34:05.82:2HFisX9T0 (1/3)
あ
あ
242:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:50:34.53:sLSQyPPQ0 (3/8)
82 ネームド
ということでキャラ募集します。
↓3まで募集
名前と性別、年齢、性格や特徴をお願いします。なお所属はガーディアンオブエデン(あるいは彼らに雇われた傭兵)で固定です。
それとそれぞれのコンマで操縦技能も判定します。表は以下の通り。
01~20 素人
21~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
82 ネームド
ということでキャラ募集します。
↓3まで募集
名前と性別、年齢、性格や特徴をお願いします。なお所属はガーディアンオブエデン(あるいは彼らに雇われた傭兵)で固定です。
それとそれぞれのコンマで操縦技能も判定します。表は以下の通り。
01~20 素人
21~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
243:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:54:50.20:2HFisX9T0 (2/3)
名前 ケヴィン・ハスラー
性別 男
年齢 18
性格 頑固な正義漢
特徴 カズミの幼馴染、長身でかなり鍛えているので目立ちやすい
名前 ケヴィン・ハスラー
性別 男
年齢 18
性格 頑固な正義漢
特徴 カズミの幼馴染、長身でかなり鍛えているので目立ちやすい
244:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 20:57:06.92:ezysSBLP0 (2/4)
カスケード
男 40
陽気だがどこか自暴自棄、戦場だけが己の居場所だと考え、PEMを愛している
元ブルトニア軍人。モルヒネ中毒。戦場で左手足を失い軍を退役、その後生活に困窮して傭兵になった。
カスケード
男 40
陽気だがどこか自暴自棄、戦場だけが己の居場所だと考え、PEMを愛している
元ブルトニア軍人。モルヒネ中毒。戦場で左手足を失い軍を退役、その後生活に困窮して傭兵になった。
245:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:08:20.57:yaFNPrea0 (1/1)
名前 サノス・アイン
性別 男
年齢 25
性格 真面目で誠実だがそれ故の天然気味
特徴 そこそこのイケメン。友人の借金の保証人になってしまったが故危険だが高給なPEM乗りを選択。行方を眩ました友人を心配している
名前 サノス・アイン
性別 男
年齢 25
性格 真面目で誠実だがそれ故の天然気味
特徴 そこそこのイケメン。友人の借金の保証人になってしまったが故危険だが高給なPEM乗りを選択。行方を眩ました友人を心配している
246:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:09:41.95:/gBpUDBK0 (1/2)
名前 ライ・サンダー
性別 女
年齢 24
性格 真面目な優等生気質。悩みすぎる
特徴 黒髪ポニテ。テロで世界を変えられると思ってはいないし、無闇なテロで犠牲者を増やしたくないと考えている。しかし力がなければ潰されるだけだとも理解しており、矛盾の中で悩みながら戦っている
名前 ライ・サンダー
性別 女
年齢 24
性格 真面目な優等生気質。悩みすぎる
特徴 黒髪ポニテ。テロで世界を変えられると思ってはいないし、無闇なテロで犠牲者を増やしたくないと考えている。しかし力がなければ潰されるだけだとも理解しており、矛盾の中で悩みながら戦っている
247:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:21:09.26:sLSQyPPQ0 (4/8)
テロ組織にパイロットの実力で負けている特務機関...大丈夫なのだろうか?
↓1相手は?
01~25 ケヴィン・ハスラー
26~50 カスケード
51~75 サノス・アイン
76~ ライ・サンダー
テロ組織にパイロットの実力で負けている特務機関...大丈夫なのだろうか?
↓1相手は?
01~25 ケヴィン・ハスラー
26~50 カスケード
51~75 サノス・アイン
76~ ライ・サンダー
248:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:26:06.63:za4lJ5Tj0 (1/3)
うーんこの
うーんこの
249:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:45:10.06:sLSQyPPQ0 (5/8)
63 サノス・アイン
サノスは向かってくる機体を確認すると、驚きで目を見開いた。
「なんだこの機体...事前情報にはなかったぞ」
彼は不確定要素の登場により一度撤退するべきか逡巡したが、戦うことを選択した。
「報酬のためにもここは引けない!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら十の桁を参照、00ならもう一度
63 サノス・アイン
サノスは向かってくる機体を確認すると、驚きで目を見開いた。
「なんだこの機体...事前情報にはなかったぞ」
彼は不確定要素の登場により一度撤退するべきか逡巡したが、戦うことを選択した。
「報酬のためにもここは引けない!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら十の桁を参照、00ならもう一度
250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:45:40.53:ezysSBLP0 (3/4)
3
3
251:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:52:28.29:sLSQyPPQ0 (6/8)
カズミ3/3 遠距離
バーネット 3/3 近接
相性有利のため+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ3/3 遠距離
バーネット 3/3 近接
相性有利のため+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
252:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 21:58:19.35:/gBpUDBK0 (2/2)
あ
あ
253:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:18:57.35:sLSQyPPQ0 (7/8)
35+10-5=40 拮抗
滑空したままいよいよ両機が互いに接敵する。
直進してくるサノスに対して、カズミは距離を取るように右方向に迂回しながらレーザーライフルで数回射撃する。
「狙いが甘い!」
サノスはレーザーを全て避けるとカズミに急接近、横なぎにPEM用の手斧を振るった。
カズミは咄嗟に上体を逸らし、間一髪のところで攻撃を避けた。
「今のを避ける!?あの機体、マシン性能はこっちより上か!」
サノスは相対するPEMの性能に警戒を抱く一方、カズミもまた油断はできないと感じていた。
「あのパイロット...単純な実力なら私より上かも...!」
「大丈夫、カズミにはこの僕がついてるからね」
「私もね!」
2人の言葉を聞いてカズミは微笑んだ。
「だね、頼りにしてるよ!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
35+10-5=40 拮抗
滑空したままいよいよ両機が互いに接敵する。
直進してくるサノスに対して、カズミは距離を取るように右方向に迂回しながらレーザーライフルで数回射撃する。
「狙いが甘い!」
サノスはレーザーを全て避けるとカズミに急接近、横なぎにPEM用の手斧を振るった。
カズミは咄嗟に上体を逸らし、間一髪のところで攻撃を避けた。
「今のを避ける!?あの機体、マシン性能はこっちより上か!」
サノスは相対するPEMの性能に警戒を抱く一方、カズミもまた油断はできないと感じていた。
「あのパイロット...単純な実力なら私より上かも...!」
「大丈夫、カズミにはこの僕がついてるからね」
「私もね!」
2人の言葉を聞いてカズミは微笑んだ。
「だね、頼りにしてるよ!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
254:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:23:07.77:za4lJ5Tj0 (2/3)
1
1
255:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:30:38.81:sLSQyPPQ0 (8/8)
カズミ3/3 近接
サノス 3/3 滑空
相性有利+10
ゾロ目ボーナス+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
少し早いですが今日はここまで。
カズミ3/3 近接
サノス 3/3 滑空
相性有利+10
ゾロ目ボーナス+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
少し早いですが今日はここまで。
256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:31:45.16:DRF1jhmQo (1/1)
おつー
期待性能差かわエグ
おつー
期待性能差かわエグ
257:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:31:51.21:ezysSBLP0 (4/4)
乙でした
乙でした
258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:38:38.38:2HFisX9T0 (3/3)
乙
乙
259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/22(金) 22:42:33.18:za4lJ5Tj0 (3/3)
乙
乙
260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 19:58:51.87:e8pWsIxE0 (1/14)
16+10+10-5=31 拮抗
サノスは旋回しながらADMへと再接近すると、再び手斧を構えた。
それを見たカズミもブレードを起動し、アブマットの攻撃に備える。
すれ違いざまに互いの武器をぶつけ合う両機の様子はさながら馬上槍試合のようだった。
「ちっ!」
互いに有効打を与えるには至らず、サノスは舌打ちをする。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
16+10+10-5=31 拮抗
サノスは旋回しながらADMへと再接近すると、再び手斧を構えた。
それを見たカズミもブレードを起動し、アブマットの攻撃に備える。
すれ違いざまに互いの武器をぶつけ合う両機の様子はさながら馬上槍試合のようだった。
「ちっ!」
互いに有効打を与えるには至らず、サノスは舌打ちをする。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
261:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 19:59:37.60:R/RY/f0K0 (1/6)
3
3
262:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:01:29.00:e8pWsIxE0 (2/14)
カズミ3/3 遠距離
サノス 3/3 遠距離
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ3/3 遠距離
サノス 3/3 遠距離
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
263:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:04:41.36:72JWgp2p0 (1/2)
そろそろ動きを
そろそろ動きを
264:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:07:39.20:vMI1EEZM0 (1/4)
逆にこの実力差で拮抗し続けるのは凄いわ
逆にこの実力差で拮抗し続けるのは凄いわ
265:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:18:02.98:e8pWsIxE0 (3/14)
36-5=31 拮抗
アブマットが通り過ぎたと同時にカズミは谷間に目をやった。
そこではバーネットが調査班を守りながら、もう一機のアブマットと銃撃戦を繰り広げていた。
(早く片付けて援護に行かないと...)
焦りを感じたカズミは、先程横を通り過ぎたアブマットの後を追い、背後につくとレーザーライフルによる射撃を行った。
「もう追いついてきたか!」
サノスはADMの加速性能に驚きながらも、動じることなくマシンガンによる銃撃を背後に放った。
しかし両機の攻撃は共にカスあたりのみで決定打には未だ至らない。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
36-5=31 拮抗
アブマットが通り過ぎたと同時にカズミは谷間に目をやった。
そこではバーネットが調査班を守りながら、もう一機のアブマットと銃撃戦を繰り広げていた。
(早く片付けて援護に行かないと...)
焦りを感じたカズミは、先程横を通り過ぎたアブマットの後を追い、背後につくとレーザーライフルによる射撃を行った。
「もう追いついてきたか!」
サノスはADMの加速性能に驚きながらも、動じることなくマシンガンによる銃撃を背後に放った。
しかし両機の攻撃は共にカスあたりのみで決定打には未だ至らない。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
266:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:20:26.50:dDyYh1950 (1/1)
2
2
267:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:28:04.29:e8pWsIxE0 (4/14)
カズミ3/3 滑空
サノス 3/3 遠距離
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
ちなみに質問なんですが今回みたいに膠着状態が続くのってどうでしょうか?好ましくないようでしたらコンマ表をいじろうと思います。
カズミ3/3 滑空
サノス 3/3 遠距離
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
ちなみに質問なんですが今回みたいに膠着状態が続くのってどうでしょうか?好ましくないようでしたらコンマ表をいじろうと思います。
268:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:31:19.62:R/RY/f0K0 (2/6)
コンマの結果で今回偶然膠着になっただけだし、コンマ表自体はいじらなくていいんじゃないかな
ただ膠着が続くとダレるのも事実だし、3~4回膠着が続いたら>>1の判断でイベント起こしたりしてもいいんじゃない?
コンマの結果で今回偶然膠着になっただけだし、コンマ表自体はいじらなくていいんじゃないかな
ただ膠着が続くとダレるのも事実だし、3~4回膠着が続いたら>>1の判断でイベント起こしたりしてもいいんじゃない?
269:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:39:13.31:vMI1EEZM0 (2/4)
必ず決着をつけなきゃいけないような戦いじゃない限りは何回か拮抗したら引き分け展開とかでもいいと思う
必ず決着をつけなきゃいけないような戦いじゃない限りは何回か拮抗したら引き分け展開とかでもいいと思う
270:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:52:03.98:e8pWsIxE0 (5/14)
意見ありがとうございます。ではとりあえず拮抗が3回程度続いたらコンマ表をいじる以外の何らかの方法で展開させるという方針で行きます。
62+10-5=67 サノス -1
「っ、アブマットじゃアイツは振り切れないな...」
一度ADMのライフルの射程圏内から脱し、それから体勢を整えて反撃しようとしたサノスだったが考えを変えた。
「少し危険だが、迎え撃つか!」
と、サノスが反転しようとしたその時。
「な、なんだ!?」
突然フライングボードが黒い煙を吐いたかと思うと、みるみるうちにアブマットの高度が下がっていく。
「ガーディアンオブエデンの奴ら、整備不良機を渡したな!これじゃできる仕事も出来ないだろ!」
アブマットのコックピット内でサノスがそんな悪態をついているとも知らずに、カズミは射撃トリガーに指をかける。
「よく分かんないけど、もらった!」
「お姉ちゃんって運いいよね~」
「エヴァ、こういうのを運も実力の内って言うのさ」
2人の会話をよそにカズミが撃った一撃は見事、高度を下げていくアブマットの背中に直撃した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
意見ありがとうございます。ではとりあえず拮抗が3回程度続いたらコンマ表をいじる以外の何らかの方法で展開させるという方針で行きます。
62+10-5=67 サノス -1
「っ、アブマットじゃアイツは振り切れないな...」
一度ADMのライフルの射程圏内から脱し、それから体勢を整えて反撃しようとしたサノスだったが考えを変えた。
「少し危険だが、迎え撃つか!」
と、サノスが反転しようとしたその時。
「な、なんだ!?」
突然フライングボードが黒い煙を吐いたかと思うと、みるみるうちにアブマットの高度が下がっていく。
「ガーディアンオブエデンの奴ら、整備不良機を渡したな!これじゃできる仕事も出来ないだろ!」
アブマットのコックピット内でサノスがそんな悪態をついているとも知らずに、カズミは射撃トリガーに指をかける。
「よく分かんないけど、もらった!」
「お姉ちゃんって運いいよね~」
「エヴァ、こういうのを運も実力の内って言うのさ」
2人の会話をよそにカズミが撃った一撃は見事、高度を下げていくアブマットの背中に直撃した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
271:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 20:56:06.07:72JWgp2p0 (2/2)
1
1
272:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:01:29.03:e8pWsIxE0 (6/14)
カズミ3/3 近接
サノス 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ3/3 近接
サノス 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
273:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:05:09.60:R/RY/f0K0 (3/6)
あ
あ
274:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:22:33.24:e8pWsIxE0 (7/14)
60+10-5=65 サノス -1
「いえーい、ちょくげきー!」
狭いコックピットの中、カズミの背後でエヴァがバンザイをする。
「ちょちょ、落ち着いて!」
「カズミの言う通りだよ、まだ相手はやる気みたいだ」
アダムの言う通りアブマットに動きがあった。
先程まで低下を続けていたが、調子が一時的に回復したのか高度が安定してきている。
「畳み掛けるなら今しかない!」
そう判断したカズミはADMより低空にいるアブマット目がけて加速し始めた。
「こいつは...」
サノスは向かってくるADMに危機感を覚えた。あの加速力で、かつ降下のエネルギーをぶつけられてはまずい。
そう思ったのも束の間、ADMが猛スピードでブレードによる攻撃を加えてきた。
「このっ...!」
サノスはすかさず手斧で防御する。しかしブレードを受け止めた瞬間にアブマットの右腕が音を立てて軋み始めているのがわかった。
「いっけぇぇ!」
カズミの声とともに更に加速するADMによって、負荷に耐えられなくなったアブマットの右腕は肩の部分から持っていかれてしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
60+10-5=65 サノス -1
「いえーい、ちょくげきー!」
狭いコックピットの中、カズミの背後でエヴァがバンザイをする。
「ちょちょ、落ち着いて!」
「カズミの言う通りだよ、まだ相手はやる気みたいだ」
アダムの言う通りアブマットに動きがあった。
先程まで低下を続けていたが、調子が一時的に回復したのか高度が安定してきている。
「畳み掛けるなら今しかない!」
そう判断したカズミはADMより低空にいるアブマット目がけて加速し始めた。
「こいつは...」
サノスは向かってくるADMに危機感を覚えた。あの加速力で、かつ降下のエネルギーをぶつけられてはまずい。
そう思ったのも束の間、ADMが猛スピードでブレードによる攻撃を加えてきた。
「このっ...!」
サノスはすかさず手斧で防御する。しかしブレードを受け止めた瞬間にアブマットの右腕が音を立てて軋み始めているのがわかった。
「いっけぇぇ!」
カズミの声とともに更に加速するADMによって、負荷に耐えられなくなったアブマットの右腕は肩の部分から持っていかれてしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
275:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:27:53.56:xScYEFaio (1/2)
1
1
276:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:32:04.70:e8pWsIxE0 (8/14)
カズミ3/3 近接
サノス 1/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ3/3 近接
サノス 1/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
277:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:33:30.45:+ROC6Tew0 (1/2)
え
え
278:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 21:59:32.42:e8pWsIxE0 (9/14)
45-10-5=30 カズミ -1
突如片腕を失ったことでバランスを崩したアブマットはそのまま降下していき、谷間に続く崖際に落下した。
「やった...?」
そんなカズミの期待を裏切るかのように、土煙の中からアブマットが立ち上がった。
「むー、しぶとい!」
「とはいえ、相手はかなり弱ってるはずだよ」
アダムの言葉を聞いてすかさず追撃を試みようとするカズミだったが、アブマットもただではやられまいとフライングボードで移動するADM目がけてマシンガンを放つ。
「あぶなっ!」
しかしカズミはそれらを回避、ダメージは受けなかった。
すると突然銃撃が止んだ。
「装填中だ、カズミ!」
「うん!」
好機と見たカズミはブレードで決着をつけに行こうとした。
しかし、アブマットの様子がおかしい。何の回避行動もとろうとしない。
えもいわれぬ不安を感じたカズミだったが、遅かった。
「うわわっ!」
いつの間に手にしていたのか、マシンガンを投げ捨てたアブマットの左手に握りしめられた岩を見てエヴァが声を上げた。
投げられた岩を避けようとしたが間に合わず、直撃した衝撃で体勢を崩したADMは谷間を挟んだ向こう側の崖に不時着した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
45-10-5=30 カズミ -1
突如片腕を失ったことでバランスを崩したアブマットはそのまま降下していき、谷間に続く崖際に落下した。
「やった...?」
そんなカズミの期待を裏切るかのように、土煙の中からアブマットが立ち上がった。
「むー、しぶとい!」
「とはいえ、相手はかなり弱ってるはずだよ」
アダムの言葉を聞いてすかさず追撃を試みようとするカズミだったが、アブマットもただではやられまいとフライングボードで移動するADM目がけてマシンガンを放つ。
「あぶなっ!」
しかしカズミはそれらを回避、ダメージは受けなかった。
すると突然銃撃が止んだ。
「装填中だ、カズミ!」
「うん!」
好機と見たカズミはブレードで決着をつけに行こうとした。
しかし、アブマットの様子がおかしい。何の回避行動もとろうとしない。
えもいわれぬ不安を感じたカズミだったが、遅かった。
「うわわっ!」
いつの間に手にしていたのか、マシンガンを投げ捨てたアブマットの左手に握りしめられた岩を見てエヴァが声を上げた。
投げられた岩を避けようとしたが間に合わず、直撃した衝撃で体勢を崩したADMは谷間を挟んだ向こう側の崖に不時着した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
279:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:05:18.09:R/RY/f0K0 (4/6)
1
1
280:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:08:12.49:e8pWsIxE0 (10/14)
カズミ2/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ2/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
281:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:12:30.21:xScYEFaio (2/2)
はい
はい
282:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:21:47.64:e8pWsIxE0 (11/14)
21+10-5=26 カズミ-1
「いたたたた...」
「エヴァ、大丈夫!?怪我してない!?」
「う、うん」
その言葉を聞いてカズミはほっと息を吐く。しかしそう落ち着いている暇はなかった。
「カズミ、アブマットが来る!」
片腕を失ったにも関わらずアブマットはフライングボードに乗り、ADMの方へと向かってきていた。
「ホントにしぶといんだから!」
カズミはすかさずブレードを構える。
片腕を失ったことにより安定性を欠いたからかフラフラと不安定な軌道を描きながらもアブマットはADMに接近、振るわれたブレードにあわや直撃というところでアブマットはフライングボードから飛び降りた。
「うわっ!」
結果としてADMのみがフライングボードの直撃によるダメージを受けた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
21+10-5=26 カズミ-1
「いたたたた...」
「エヴァ、大丈夫!?怪我してない!?」
「う、うん」
その言葉を聞いてカズミはほっと息を吐く。しかしそう落ち着いている暇はなかった。
「カズミ、アブマットが来る!」
片腕を失ったにも関わらずアブマットはフライングボードに乗り、ADMの方へと向かってきていた。
「ホントにしぶといんだから!」
カズミはすかさずブレードを構える。
片腕を失ったことにより安定性を欠いたからかフラフラと不安定な軌道を描きながらもアブマットはADMに接近、振るわれたブレードにあわや直撃というところでアブマットはフライングボードから飛び降りた。
「うわっ!」
結果としてADMのみがフライングボードの直撃によるダメージを受けた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 サノス 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
283:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:30:17.47:IdDMhUWo0 (1/1)
1
1
284:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:33:30.91:e8pWsIxE0 (12/14)
カズミ1/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
カズミ1/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により-5
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 サノス -1
71~90 サノス -2
91~ サノス -3
285:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:34:41.23:+ROC6Tew0 (2/2)
てい
てい
286:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:35:23.10:R/RY/f0K0 (5/6)
巻き返されたかぁ
巻き返されたかぁ
287:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:47:20.20:xKRaME/Uo (1/2)
っぱり技能足りんかあ
っぱり技能足りんかあ
288:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:51:17.09:e8pWsIxE0 (13/14)
23+10-5=28 カズミ-1
フライングボードの直撃によろめきながらも、アブマットの方に向きを変えると、向こうは既に動き始めていた。
「まずい!」
この距離では滑空は間に合わない、そう判断したカズミはブレードを握りしめる。
「負けるもんかっ!」
「がんばれー!」
エヴァの応援を背中越しに聞きながら、カズミは突進してくるアブマットに突きをお見舞いする。
「ふっ!」
それを見てサノスはニヤリと笑みを浮かべると、左腕を犠牲にすることで突きの軌道を逸らした。
「と、止まらない!?」
アブマットはそのままADMにしがみついたまま走り、諸共崖から谷底に落下した。
「イタタタ...エヴァ...?」
落下の衝撃で視界が白ばむ中、後ろの席に座っているエヴァの様子を伺う。
「ん...」
少なくとも外傷はなさそうだが、気絶してしまっている。
「カズミ、しっかり!」
「う、うん...」
何とかアダムの呼びかけに返事をするが、正直意識を保っているのでカズミは精一杯だった。
↓1バーネットは?
01~50 負けた
51~ 勝った
23+10-5=28 カズミ-1
フライングボードの直撃によろめきながらも、アブマットの方に向きを変えると、向こうは既に動き始めていた。
「まずい!」
この距離では滑空は間に合わない、そう判断したカズミはブレードを握りしめる。
「負けるもんかっ!」
「がんばれー!」
エヴァの応援を背中越しに聞きながら、カズミは突進してくるアブマットに突きをお見舞いする。
「ふっ!」
それを見てサノスはニヤリと笑みを浮かべると、左腕を犠牲にすることで突きの軌道を逸らした。
「と、止まらない!?」
アブマットはそのままADMにしがみついたまま走り、諸共崖から谷底に落下した。
「イタタタ...エヴァ...?」
落下の衝撃で視界が白ばむ中、後ろの席に座っているエヴァの様子を伺う。
「ん...」
少なくとも外傷はなさそうだが、気絶してしまっている。
「カズミ、しっかり!」
「う、うん...」
何とかアダムの呼びかけに返事をするが、正直意識を保っているのでカズミは精一杯だった。
↓1バーネットは?
01~50 負けた
51~ 勝った
289:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 22:52:26.11:vMI1EEZM0 (3/4)
無事でいてくれ
無事でいてくれ
290:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 23:13:19.24:e8pWsIxE0 (14/14)
11 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 勝った
操縦技能 バーネット 兵卒 1/3→2/3
一方バーネットは、調査班を何とか守り抜きながらアブマットを撃破していた。
「今の音は、後輩か!?」
急いで土煙の上がっている場所へと向かうバーネット。
しかし運の悪いことに殆どスクラップ同然とはいえサノスのアブマットは未だ健在だった。
「まだ動くか...しかし、これなら勝てる!」
そう判断したバーネットだったが、それはすぐに覆る。
バーネットがサノスに攻撃を仕掛けようとした時、突如上空に一機のPEMが現れた。
「ここで増援!?」
いよいよ死を覚悟したバーネットだったが、突如現れたPEMはADMを抱えるとすぐに撤退していった。それに伴ってサノスもその場から姿を消した。
その理由はすぐにわかった。
「こちらはブルトニア共和国陸軍だ、救難信号を発したのはそちらだな?無事か?」
当初はなんとかカズミと2人で処理する予定だったが、カズミの戦況が芳しくないのを察知したバーネットが調査班に救難信号を発するように命令したのだ。
もちろん軍部の厄介になるのは様々な危険性を孕んではいるが、2人まとめて死ぬよりはマシだろうと考えたのだった。
「くそっ!」
だが彼らの到着は一足遅かった。バーネットは拳をコントロールパネルにぶつける。
一方カズミは謎のPEMによって運ばれている最中だった。
薄れゆく意識の中最後に目にしたのは、ADMを運ぶPEMの、その姿だった。
「黒い...ADM...?」
今日はここまで。
11 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 勝った
操縦技能 バーネット 兵卒 1/3→2/3
一方バーネットは、調査班を何とか守り抜きながらアブマットを撃破していた。
「今の音は、後輩か!?」
急いで土煙の上がっている場所へと向かうバーネット。
しかし運の悪いことに殆どスクラップ同然とはいえサノスのアブマットは未だ健在だった。
「まだ動くか...しかし、これなら勝てる!」
そう判断したバーネットだったが、それはすぐに覆る。
バーネットがサノスに攻撃を仕掛けようとした時、突如上空に一機のPEMが現れた。
「ここで増援!?」
いよいよ死を覚悟したバーネットだったが、突如現れたPEMはADMを抱えるとすぐに撤退していった。それに伴ってサノスもその場から姿を消した。
その理由はすぐにわかった。
「こちらはブルトニア共和国陸軍だ、救難信号を発したのはそちらだな?無事か?」
当初はなんとかカズミと2人で処理する予定だったが、カズミの戦況が芳しくないのを察知したバーネットが調査班に救難信号を発するように命令したのだ。
もちろん軍部の厄介になるのは様々な危険性を孕んではいるが、2人まとめて死ぬよりはマシだろうと考えたのだった。
「くそっ!」
だが彼らの到着は一足遅かった。バーネットは拳をコントロールパネルにぶつける。
一方カズミは謎のPEMによって運ばれている最中だった。
薄れゆく意識の中最後に目にしたのは、ADMを運ぶPEMの、その姿だった。
「黒い...ADM...?」
今日はここまで。
291:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 23:14:57.25:R/RY/f0K0 (6/6)
お疲れ様でした
お疲れ様でした
292:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 23:17:40.42:vMI1EEZM0 (4/4)
乙
黒いADMのパイロットは果たして
乙
黒いADMのパイロットは果たして
293:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 23:19:42.73:xKRaME/Uo (2/2)
おつおつー
おつおつー
294:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/24(日) 23:58:23.77:mBO/pbAS0 (1/1)
乙
乙
295:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:20:28.49:GlqIC2UX0 (1/8)
いくつか案を募集します。
まずはカズミの姉についてです。名前(姓はアーディガンで固定です)と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
いくつか案を募集します。
まずはカズミの姉についてです。名前(姓はアーディガンで固定です)と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
296:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:33:04.97:CwEJHfOl0 (1/5)
アルト・アーディガン
25
大雑把でガサツだが観察眼が鋭く、いざという時の頭も回る
ヘビースモーカー
アルト・アーディガン
25
大雑把でガサツだが観察眼が鋭く、いざという時の頭も回る
ヘビースモーカー
297:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:39:22.10:7KbxFW530 (1/2)
ミツキ=ガーディアン
22歳
メガネ姿のクールビューティ
髪はマスカット色の一本結び
ミツキ=ガーディアン
22歳
メガネ姿のクールビューティ
髪はマスカット色の一本結び
298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:41:17.29:7KbxFW530 (2/2)
>>297
「ガーディアン」は「アーディガン」の誤りです(^^;
>>297
「ガーディアン」は「アーディガン」の誤りです(^^;
299:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:48:54.86:GlqIC2UX0 (2/8)
指定通り>>296の案を採用します。ただ確約はできませんが>>297の案も出せる場面があれば少し変更して出したいと思います。
ではアルトが今何をしているかコンマで決めます。
↓1
00 ?
01~50 軍人
51~98 記者
99 ?
指定通り>>296の案を採用します。ただ確約はできませんが>>297の案も出せる場面があれば少し変更して出したいと思います。
ではアルトが今何をしているかコンマで決めます。
↓1
00 ?
01~50 軍人
51~98 記者
99 ?
300:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:55:34.51:wOTdR5IN0 (1/4)
a
a
301:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 19:59:50.42:GlqIC2UX0 (3/8)
51 記者
ということでアルトは記者をやっています。ただ登場するのは割と後になりそうです。
次は黒いADMのパイロットを決めます。カズミのライバル枠ですね。名前、性別、年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
51 記者
ということでアルトは記者をやっています。ただ登場するのは割と後になりそうです。
次は黒いADMのパイロットを決めます。カズミのライバル枠ですね。名前、性別、年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
302:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:04:56.88:oRA62cm50 (1/3)
名前:イヴ・リリヴェンス
性別:女
年齢:15
性格:クールだが無口無表情無愛想でミステリアスな雰囲気。実はリンゴ好き(しかし前述の通りもあり知る人はほぼいない)
名前:イヴ・リリヴェンス
性別:女
年齢:15
性格:クールだが無口無表情無愛想でミステリアスな雰囲気。実はリンゴ好き(しかし前述の通りもあり知る人はほぼいない)
303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:06:58.97:oRA62cm50 (2/3)
>>302
特徴の記入忘れ
特徴:銀髪セミショート赤眼、ふくよかとは言い難いがスタイルはいい
>>302
特徴の記入忘れ
特徴:銀髪セミショート赤眼、ふくよかとは言い難いがスタイルはいい
304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:07:42.40:wOTdR5IN0 (2/4)
名前 イル・トーエン
性別 男
年齢 20
性格 無口で冷酷、義理堅い
特徴 金髪の癖っ毛、孤独を好む。他人を信用していないが、一方で受けた恩はできるだけ返す主義
ただし、恩人を[ピーーー]必要があるならばそれを躊躇う事もない
名前 イル・トーエン
性別 男
年齢 20
性格 無口で冷酷、義理堅い
特徴 金髪の癖っ毛、孤独を好む。他人を信用していないが、一方で受けた恩はできるだけ返す主義
ただし、恩人を[ピーーー]必要があるならばそれを躊躇う事もない
305:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:27:34.17:GlqIC2UX0 (4/8)
ありがとうございます。先程と同じく>>304の案も出来る限り使える場面があれば使いたいと思います。そういえば書くのを忘れてたんですが操縦技能もコンマで判定します。
01~20 素人
21~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
コンマ表は以上の通りなのでイヴはエースオブエースですね。これカズミ勝てるのか...?
では続いて犯罪組織(ギャングやマフィアでもOK)の案を募集します。
↓2まで
ありがとうございます。先程と同じく>>304の案も出来る限り使える場面があれば使いたいと思います。そういえば書くのを忘れてたんですが操縦技能もコンマで判定します。
01~20 素人
21~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
コンマ表は以上の通りなのでイヴはエースオブエースですね。これカズミ勝てるのか...?
では続いて犯罪組織(ギャングやマフィアでもOK)の案を募集します。
↓2まで
306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:33:41.27:CwEJHfOl0 (2/5)
組織
【名前】ハイオネル・ファミリー
【特徴】
西方大陸の巨大マフィア。大組織とはいえ一介の犯罪組織に過ぎなかったのだが、フロント企業がメルクリウス鉱脈を発見したのを契機に飛躍。PEM戦力にも充実した
ブルトニア軍と明確に敵対はしていないが、輸送会社を隠れ蓑に密貿易に手を染め、軍とも一部癒着している
組織
【名前】ハイオネル・ファミリー
【特徴】
西方大陸の巨大マフィア。大組織とはいえ一介の犯罪組織に過ぎなかったのだが、フロント企業がメルクリウス鉱脈を発見したのを契機に飛躍。PEM戦力にも充実した
ブルトニア軍と明確に敵対はしていないが、輸送会社を隠れ蓑に密貿易に手を染め、軍とも一部癒着している
307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:35:52.69:b10gb8s7o (1/3)
デームロファミリー
メルクリウスの違法売買を行うマフィア
商売っ気が強く(法外だが)金さえ払えれば確実にメルクリウスを卸してくれる
デームロファミリー
メルクリウスの違法売買を行うマフィア
商売っ気が強く(法外だが)金さえ払えれば確実にメルクリウスを卸してくれる
308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:41:24.60:wOTdR5IN0 (3/4)
組織
【名前】セントラル・ソロニティ
【特徴】
ブルトニアに滅ぼされた中央大陸諸国の貴族達で構成される秘密結社。表向きブルトニアに恭順した者、他国に亡命した者、地下に潜った者など、人員は様々
反ブルトニアテロリストの後援者達と言い換えてもいい。だが、年月によって当初の目的は形骸化し、単に密輸や破壊工作を行う犯罪ネットワークに成り下がりつつある
出身国による違い、若い世代と古い世代、祖国解放を求める者と犯罪利益を求める者、さまざまに分かれ、内紛が絶えない
組織
【名前】セントラル・ソロニティ
【特徴】
ブルトニアに滅ぼされた中央大陸諸国の貴族達で構成される秘密結社。表向きブルトニアに恭順した者、他国に亡命した者、地下に潜った者など、人員は様々
反ブルトニアテロリストの後援者達と言い換えてもいい。だが、年月によって当初の目的は形骸化し、単に密輸や破壊工作を行う犯罪ネットワークに成り下がりつつある
出身国による違い、若い世代と古い世代、祖国解放を求める者と犯罪利益を求める者、さまざまに分かれ、内紛が絶えない
309:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:43:03.49:GlqIC2UX0 (5/8)
ありがとうございます。最後は西方大陸の国家を募集します。ガザレム首長連邦に参加してる国でもしてない国でもどちらでも構いません。
↓3までお願いします
ありがとうございます。最後は西方大陸の国家を募集します。ガザレム首長連邦に参加してる国でもしてない国でもどちらでも構いません。
↓3までお願いします
310:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:51:04.42:CwEJHfOl0 (3/5)
国家
【名前】レアド王国
【特徴】
ガザレム首長連邦の一つ、形の上では王国だが実態は民主制、そして実権を握るのは幾つかの大企業という商人の国
ブルトニアには中立の姿勢を示すが、自国は戦わず各国に武器などの重要物資を売り捌き利益を上げる
国家
【名前】レアド王国
【特徴】
ガザレム首長連邦の一つ、形の上では王国だが実態は民主制、そして実権を握るのは幾つかの大企業という商人の国
ブルトニアには中立の姿勢を示すが、自国は戦わず各国に武器などの重要物資を売り捌き利益を上げる
311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 20:54:37.17:oRA62cm50 (3/3)
スフィア連盟国
ガザレム首長連邦より小規模な小中国の集合体国家。首長連邦の政治方針に反発しており保守派の意見が強い傾向にある
スフィア連盟国
ガザレム首長連邦より小規模な小中国の集合体国家。首長連邦の政治方針に反発しており保守派の意見が強い傾向にある
312:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 21:02:12.13:wOTdR5IN0 (4/4)
国家
【名前】グランスタイン帝国
【特徴】
歴史ある大国だったがPEM武力への転換に遅れて衰退し、ガザレム諸国の独立を許してしまった。近年は軍部による独裁の元、活気を取り戻しつつある
ブルトニアの貴重な同盟国だが、ブルトニアを利用してかつての支配圏を取り戻そうとしている節があり、信用ならない
国家
【名前】グランスタイン帝国
【特徴】
歴史ある大国だったがPEM武力への転換に遅れて衰退し、ガザレム諸国の独立を許してしまった。近年は軍部による独裁の元、活気を取り戻しつつある
ブルトニアの貴重な同盟国だが、ブルトニアを利用してかつての支配圏を取り戻そうとしている節があり、信用ならない
313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 21:13:02.83:GlqIC2UX0 (6/8)
ありがとうございます。では進めていきます、ただ会話等が続くので投下するのに少し時間がかかりそうです。
ありがとうございます。では進めていきます、ただ会話等が続くので投下するのに少し時間がかかりそうです。
314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 21:17:08.17:CwEJHfOl0 (4/5)
了解
了解
315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 21:47:05.12:b10gb8s7o (2/3)
まつー
まつー
316:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 22:41:43.31:GlqIC2UX0 (7/8)
「ん...」
カズミは目を覚ました。といっても目の前は真っ暗で何も見えないが。
(エヴァは無事かな...)
本当は今すぐ駆け出して彼女を探したいくらいだったが、どうやら特務機関に捕らえられた時のように手脚は縛られており、どこかに繋がれているらしく自由には動けない。
おまけに目隠しをされているせいで周りの状況はさっぱり分からない。
少しでも何か手がかりを得ようとして耳を澄ませていると、扉の音がして、誰かが部屋に入ってきた。
「目は覚めたかな、お嬢さん」
聞こえてきたのは落ち着いた、だが酷く冷たさを感じさせる男性の声だった。
「私といた女の子、あの子には何もしないでください」
「...一言目がそれとは、よっぽど彼女のことが大事みたいだね」
カズミは男の言葉に返答しなかったので暫く沈黙が続いたが、男が口を開いたことでそれは破られた。
「安心しなさい、無事だよ。それよりも聞きたいことがある」
「テロリストに話すことは何もありません」
その言葉を聞いた男の乾いた笑いに部屋は包まれた。
「テロリスト、か。私に言わせれば君たち特務機関の方こそテロリストだ」
「っ!?」
「そうだろう?政治的な目的を暴力に訴えかけて解決する。特務機関も立派なテロリストだよ」
カズミは自身の聞き間違いかとも思ったが、確かに男は特務機関の名を口に出した。
ブルトニアでもその存在を知っている人間は、特務機関の人員を除いたら指で数えられる程度しかいないはずだ。
「あなたは何者ですか」
「私かい?ガーディアンオブエデンの...そうだな、ゼウスとでも名乗っておけば彼女にも分かるかな?」
「はい?」
「ああ、すまない、こちらの話だ。それで話してくれる気にはなったかい?」
「...いいえ」
ゼウスと名乗った男が何者であれ、自分達を攻撃してきたことには変わりない。それに、何を聞かれるか分からないが口を割ればそれで用済み、エヴァ諸共殺される可能性も否定できない。
「ふむ。君は何故そこまで特務機関に忠誠を誓うんだい?どうやって参加したのか詳しい経緯は分からないが、その年齢ならほぼ選択肢も与えられずに無理やり入らされたんじゃないかい?」
「...」
「例えば偽装された葬式とかね」
この男は特務機関のことをどこまで知っている?何故ガーディアンオブエデンという一介のテロ組織にすぎない人物が特務機関の事を?
様々な疑問がカズミの頭を駆け巡る。
「それに君も知っているだろう?メルクリウスの採掘は明らかにこの星の命を削っている」
確かにメルクリウス採掘による公害や環境問題は楽観視できるものではない。
「採掘のための乱開発による自然破壊、気候変動、自然災害や天変地異。これらがメルクリウス採掘による弊害であることは火を見るよりも明らかだ」
カズミもこの議論は教科書で見かけた。
「それに被害を被っているのはエデンだけではない。メルクリウス採掘のため、住み慣れた土地を追われ放浪者とならざるを得ない人々。メルクリウスから精製できる麻薬の餌食となる者たち」
これらの話もカズミは聞いたことがある。だが実際に目にしたわけではないので危機感と言えるほどの感情を持っているわけではない。
「メルクリウス採掘はこの星に生きとし生けるものを、そして星そのものを殺さんとしている。それを止めようとしている我々は──」
男はそこで言葉に詰まった。
「...そう、星の守護者だ」
そして捻り出された言葉には自嘲の念が込められているように思えた。
「...話してくれる気にはなったかい?」
男の質問にカズミは無言で応えた。
「そうかい...まあ、いい。なら、君にはもう少し現実というものを見せてあげよう。その時にはきっと君も考えを変えるさ」
そう告げると男は部屋を出て行った。
「ん...」
カズミは目を覚ました。といっても目の前は真っ暗で何も見えないが。
(エヴァは無事かな...)
本当は今すぐ駆け出して彼女を探したいくらいだったが、どうやら特務機関に捕らえられた時のように手脚は縛られており、どこかに繋がれているらしく自由には動けない。
おまけに目隠しをされているせいで周りの状況はさっぱり分からない。
少しでも何か手がかりを得ようとして耳を澄ませていると、扉の音がして、誰かが部屋に入ってきた。
「目は覚めたかな、お嬢さん」
聞こえてきたのは落ち着いた、だが酷く冷たさを感じさせる男性の声だった。
「私といた女の子、あの子には何もしないでください」
「...一言目がそれとは、よっぽど彼女のことが大事みたいだね」
カズミは男の言葉に返答しなかったので暫く沈黙が続いたが、男が口を開いたことでそれは破られた。
「安心しなさい、無事だよ。それよりも聞きたいことがある」
「テロリストに話すことは何もありません」
その言葉を聞いた男の乾いた笑いに部屋は包まれた。
「テロリスト、か。私に言わせれば君たち特務機関の方こそテロリストだ」
「っ!?」
「そうだろう?政治的な目的を暴力に訴えかけて解決する。特務機関も立派なテロリストだよ」
カズミは自身の聞き間違いかとも思ったが、確かに男は特務機関の名を口に出した。
ブルトニアでもその存在を知っている人間は、特務機関の人員を除いたら指で数えられる程度しかいないはずだ。
「あなたは何者ですか」
「私かい?ガーディアンオブエデンの...そうだな、ゼウスとでも名乗っておけば彼女にも分かるかな?」
「はい?」
「ああ、すまない、こちらの話だ。それで話してくれる気にはなったかい?」
「...いいえ」
ゼウスと名乗った男が何者であれ、自分達を攻撃してきたことには変わりない。それに、何を聞かれるか分からないが口を割ればそれで用済み、エヴァ諸共殺される可能性も否定できない。
「ふむ。君は何故そこまで特務機関に忠誠を誓うんだい?どうやって参加したのか詳しい経緯は分からないが、その年齢ならほぼ選択肢も与えられずに無理やり入らされたんじゃないかい?」
「...」
「例えば偽装された葬式とかね」
この男は特務機関のことをどこまで知っている?何故ガーディアンオブエデンという一介のテロ組織にすぎない人物が特務機関の事を?
様々な疑問がカズミの頭を駆け巡る。
「それに君も知っているだろう?メルクリウスの採掘は明らかにこの星の命を削っている」
確かにメルクリウス採掘による公害や環境問題は楽観視できるものではない。
「採掘のための乱開発による自然破壊、気候変動、自然災害や天変地異。これらがメルクリウス採掘による弊害であることは火を見るよりも明らかだ」
カズミもこの議論は教科書で見かけた。
「それに被害を被っているのはエデンだけではない。メルクリウス採掘のため、住み慣れた土地を追われ放浪者とならざるを得ない人々。メルクリウスから精製できる麻薬の餌食となる者たち」
これらの話もカズミは聞いたことがある。だが実際に目にしたわけではないので危機感と言えるほどの感情を持っているわけではない。
「メルクリウス採掘はこの星に生きとし生けるものを、そして星そのものを殺さんとしている。それを止めようとしている我々は──」
男はそこで言葉に詰まった。
「...そう、星の守護者だ」
そして捻り出された言葉には自嘲の念が込められているように思えた。
「...話してくれる気にはなったかい?」
男の質問にカズミは無言で応えた。
「そうかい...まあ、いい。なら、君にはもう少し現実というものを見せてあげよう。その時にはきっと君も考えを変えるさ」
そう告げると男は部屋を出て行った。
317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 22:44:40.06:GlqIC2UX0 (8/8)
ゼウスの話を聞いてカズミにも色々思うところがないではなかったが、それよりもただエヴァのことが気になった。そしてエヴァのことを考えている内に眠りに落ちていた。
「これがADMのパイロット?」
「そう、らしい...」
カズミは少年と少女の声で目を覚ました。いつのまにか目隠しは外されていたらしく、透き通った水のような髪色の少年と、銀に輝く髪にルビーのような瞳の少女がいた。
見た目からして少年はエヴァと同じくらい、少女はカズミと同じくらいの年齢だろう
「あっ、起きたよ、イヴ」
「見れば分かる」
「...あの、君たちは?」
カズミの言葉を聞いて最初に返事をしたのは男の子の方だった。
「ボクはノア」
「...イヴ」
「君たちもガーディアンオブエデン...?」
「そうだよー」
こんな小さい子供もメンバーだということにカズミは驚きを隠せなかった。
「...相手が子供でも、話すことは何もないよ」
「別にいい。話に来たわけじゃない。ただ見にきた、私と同じパイロットを」
「同じ...もしかして君があの黒いADMの?」
「ADMじゃない。ヘルミラー」
そう答えたイヴの声色は少し不機嫌なように聞こえた。
「でも分かった。あなたは私の足下にも及ばない」
「な、何おうっ!」
「確かにね~。これじゃエヴァ姉ちゃんが可哀想だよ」
「はあっ!?」
カズミの耳がおかしくなければ、ノアと名乗った少年はエヴァ姉ちゃんと口に出した。
(まさかエヴァの弟...なの!?)
「ちょ、ちょっとどういう──」
カズミが全てを言い終える前にイヴは目隠しを被せてきた。
そして2人は背後から聞こえて来るカズミの数々の質問を無視して部屋から出て行った。
「何がどうなってるの!?」
彼女の問いかけに答えるものは誰もおらず、寂しく空間にこだまするだけだった。
そして色々な事を考えているうちにカズミは再び眠りに落ちた。
少ししか進んでませんが今日はここまで。
ゼウスの話を聞いてカズミにも色々思うところがないではなかったが、それよりもただエヴァのことが気になった。そしてエヴァのことを考えている内に眠りに落ちていた。
「これがADMのパイロット?」
「そう、らしい...」
カズミは少年と少女の声で目を覚ました。いつのまにか目隠しは外されていたらしく、透き通った水のような髪色の少年と、銀に輝く髪にルビーのような瞳の少女がいた。
見た目からして少年はエヴァと同じくらい、少女はカズミと同じくらいの年齢だろう
「あっ、起きたよ、イヴ」
「見れば分かる」
「...あの、君たちは?」
カズミの言葉を聞いて最初に返事をしたのは男の子の方だった。
「ボクはノア」
「...イヴ」
「君たちもガーディアンオブエデン...?」
「そうだよー」
こんな小さい子供もメンバーだということにカズミは驚きを隠せなかった。
「...相手が子供でも、話すことは何もないよ」
「別にいい。話に来たわけじゃない。ただ見にきた、私と同じパイロットを」
「同じ...もしかして君があの黒いADMの?」
「ADMじゃない。ヘルミラー」
そう答えたイヴの声色は少し不機嫌なように聞こえた。
「でも分かった。あなたは私の足下にも及ばない」
「な、何おうっ!」
「確かにね~。これじゃエヴァ姉ちゃんが可哀想だよ」
「はあっ!?」
カズミの耳がおかしくなければ、ノアと名乗った少年はエヴァ姉ちゃんと口に出した。
(まさかエヴァの弟...なの!?)
「ちょ、ちょっとどういう──」
カズミが全てを言い終える前にイヴは目隠しを被せてきた。
そして2人は背後から聞こえて来るカズミの数々の質問を無視して部屋から出て行った。
「何がどうなってるの!?」
彼女の問いかけに答えるものは誰もおらず、寂しく空間にこだまするだけだった。
そして色々な事を考えているうちにカズミは再び眠りに落ちた。
少ししか進んでませんが今日はここまで。
318:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 22:49:04.72:CwEJHfOl0 (5/5)
乙
乙
319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 22:56:14.51:RtL2TsXV0 (1/1)
乙
乙
320:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/28(木) 23:28:54.99:b10gb8s7o (3/3)
おつおつ
おつおつ
321:以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします:2021/10/29(金) 02:30:09.66:EuStPG2u0 (1/1)
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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322:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 19:51:41.18:xDV0gLOg0 (1/8)
次にカズミが目を覚ますと問答無用で銃を突きつけられ、ADMのもとまで歩かされた。勿論歩いている最中も目隠しが外されることはなかった。
そしてADMに乗り込まされると目隠しが外され、そこにはエヴァがいた。
「エヴァ!」
「お姉ちゃん、ぶじだった?」
「もちろん!」
カズミは強くエヴァを抱きしめる。
「そうだ、エヴァの──」
すると突然、無理やり一緒に乗り込んできた、漆黒の髪をポニーテールに結んだ女性が銃を突きつけてきた。
「おしゃべりはそこまでにして、準備してください」
「じゅ、準備って何のですか?」
するとADMに通信が入り、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「元気かな、お嬢さん?」
ゼウスだ。
「これから君に現実を見せてあげよう。ああ、もし逃げようとしたらそこにいるライ君が君たちを殺すからね」
ライと呼ばれた女性にチラリと目をやると、しっかりと引き金に指を掛け、こちらを狙っていた。
「今我々がいるのはガザレム首長連邦の一つ、レアド王国だ」
「ガザレムって...西方大陸じゃないですか!」
「ああ、君が寝ている間にADMと一緒に運んできたんだよ」
確かに時々ひどい揺れでカズミは睡眠から叩き起こされた。
「ここレアド王国は見かけ上は立派な民主制国家だが、その実、大企業による献金や賄賂、金銭を用いた票の操作が横行している国家だ」
レアド王国と言えば、過去に起きたガザレム首長連邦とグランスタイン帝国の間で起きた継承戦争において、表向きはガザレムに裏向きにはグランスタインにも武器や資源を売っていた国家だ。
その利益によって儲けを得たレアドは経済発展に恵まれ、戦争によって荒廃した土地に対する復興のための融資などで更に利益を得た事で知られている。
その経済的な力から表立って非難されることはないが、西方大陸ではあまり好まれていない。
「レアドの企業はありとあらゆる方法を用いて利益を求める。合法、非合法を問わずにね。何でも彼らには金銭こそが全てを救うという信念があるらしいが、はてさて。とにかく彼らの"事業"の一つを君に見せてあげよう。彼らについて行くんだ」
ゼウスの言葉を合図に、周囲のPEMが起動し、フライングボードに乗り込む。
その中には黒いADM──ヘルミラー──の姿もあった。
「では彼らの後に続いてください。下手な真似をすれば撃ちますので」
次にカズミが目を覚ますと問答無用で銃を突きつけられ、ADMのもとまで歩かされた。勿論歩いている最中も目隠しが外されることはなかった。
そしてADMに乗り込まされると目隠しが外され、そこにはエヴァがいた。
「エヴァ!」
「お姉ちゃん、ぶじだった?」
「もちろん!」
カズミは強くエヴァを抱きしめる。
「そうだ、エヴァの──」
すると突然、無理やり一緒に乗り込んできた、漆黒の髪をポニーテールに結んだ女性が銃を突きつけてきた。
「おしゃべりはそこまでにして、準備してください」
「じゅ、準備って何のですか?」
するとADMに通信が入り、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「元気かな、お嬢さん?」
ゼウスだ。
「これから君に現実を見せてあげよう。ああ、もし逃げようとしたらそこにいるライ君が君たちを殺すからね」
ライと呼ばれた女性にチラリと目をやると、しっかりと引き金に指を掛け、こちらを狙っていた。
「今我々がいるのはガザレム首長連邦の一つ、レアド王国だ」
「ガザレムって...西方大陸じゃないですか!」
「ああ、君が寝ている間にADMと一緒に運んできたんだよ」
確かに時々ひどい揺れでカズミは睡眠から叩き起こされた。
「ここレアド王国は見かけ上は立派な民主制国家だが、その実、大企業による献金や賄賂、金銭を用いた票の操作が横行している国家だ」
レアド王国と言えば、過去に起きたガザレム首長連邦とグランスタイン帝国の間で起きた継承戦争において、表向きはガザレムに裏向きにはグランスタインにも武器や資源を売っていた国家だ。
その利益によって儲けを得たレアドは経済発展に恵まれ、戦争によって荒廃した土地に対する復興のための融資などで更に利益を得た事で知られている。
その経済的な力から表立って非難されることはないが、西方大陸ではあまり好まれていない。
「レアドの企業はありとあらゆる方法を用いて利益を求める。合法、非合法を問わずにね。何でも彼らには金銭こそが全てを救うという信念があるらしいが、はてさて。とにかく彼らの"事業"の一つを君に見せてあげよう。彼らについて行くんだ」
ゼウスの言葉を合図に、周囲のPEMが起動し、フライングボードに乗り込む。
その中には黒いADM──ヘルミラー──の姿もあった。
「では彼らの後に続いてください。下手な真似をすれば撃ちますので」
323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 19:54:04.00:xDV0gLOg0 (2/8)
ライに促され、ガーディアンオブエデンと共に乾燥した荒野を進む。数時間移動すると、周囲が見渡せる台地に到着した。
「東の方向、丘に囲まれた場所が見えるかな?」
ゼウスに従いそちらに視線をやると、いくつか施設が見えた。拡大してみるとどうやらメルクリウスの採掘地のようだ。
「ただのメルクリウス採掘地じゃないよ。よく見てごらん」
言われた通りに更にズームしてみるとより詳しい様子が見えた。
メルクリウスの採掘地にしてはやけに施設や設備が少ない。どうやらそれを補っているのは労働者達のようだ。勿論機械化されていないメルクリウス採掘地はあるにはある。だがここは──
「嘘でしょ...」
そこで働いてるのは、というよりはむしろ働かされているのは老人や女性、中にはエヴァと変わらないくらいの子供もいる。当然児童労働はレアドでも違法だ。その上皆痩せ干せっており、どう見ても労働環境は劣悪だ。
「あそこで採掘しているのはデームロファミリーと呼ばれるマフィアだ。親のいない子供や借金で首が回らなくなった債務者を引っ張ってきては強制的に労働させている」
カズミは目の前の光景に衝撃を受けていた。年端も行かない子供たちがみすぼらしい格好で、武器を持った大人たちに脅されながら働かされている。
「だが不思議には思わないかい?たかが一介のマフィアがどうしてメルクリウスを採掘できる技術を持っているのか?それに何故レアド王国、つまりは大企業たちのことだが、これを見逃しているのか」
答えは簡単だ、とゼウスは言った。表情は見えず聞こえてくるのは皮肉な調子の声だけだ。
「それは彼らがメルクリウスを、表の市場よりもはるかに安価に販売してくれるからだよ。そしてレアドは犯罪組織から購入したメルクリウスを更に他国家へ輸出し、儲けを得る」
カズミは国家間の駆け引きや複雑な事情を考えるのは得意ではないが、それでも分かる。彼らは悪だ。
「これで分かってくれたかな?メルクリウスがもたらすものはどこまでいっても害悪のみだ。これから我々は無垢なる労働者たちを解放し、2度とメルクリウスが採掘できないようにあの地点を破壊する。お嬢さんも、手伝ってくれるかい?」
↓1
1手伝う
2手伝わない
ライに促され、ガーディアンオブエデンと共に乾燥した荒野を進む。数時間移動すると、周囲が見渡せる台地に到着した。
「東の方向、丘に囲まれた場所が見えるかな?」
ゼウスに従いそちらに視線をやると、いくつか施設が見えた。拡大してみるとどうやらメルクリウスの採掘地のようだ。
「ただのメルクリウス採掘地じゃないよ。よく見てごらん」
言われた通りに更にズームしてみるとより詳しい様子が見えた。
メルクリウスの採掘地にしてはやけに施設や設備が少ない。どうやらそれを補っているのは労働者達のようだ。勿論機械化されていないメルクリウス採掘地はあるにはある。だがここは──
「嘘でしょ...」
そこで働いてるのは、というよりはむしろ働かされているのは老人や女性、中にはエヴァと変わらないくらいの子供もいる。当然児童労働はレアドでも違法だ。その上皆痩せ干せっており、どう見ても労働環境は劣悪だ。
「あそこで採掘しているのはデームロファミリーと呼ばれるマフィアだ。親のいない子供や借金で首が回らなくなった債務者を引っ張ってきては強制的に労働させている」
カズミは目の前の光景に衝撃を受けていた。年端も行かない子供たちがみすぼらしい格好で、武器を持った大人たちに脅されながら働かされている。
「だが不思議には思わないかい?たかが一介のマフィアがどうしてメルクリウスを採掘できる技術を持っているのか?それに何故レアド王国、つまりは大企業たちのことだが、これを見逃しているのか」
答えは簡単だ、とゼウスは言った。表情は見えず聞こえてくるのは皮肉な調子の声だけだ。
「それは彼らがメルクリウスを、表の市場よりもはるかに安価に販売してくれるからだよ。そしてレアドは犯罪組織から購入したメルクリウスを更に他国家へ輸出し、儲けを得る」
カズミは国家間の駆け引きや複雑な事情を考えるのは得意ではないが、それでも分かる。彼らは悪だ。
「これで分かってくれたかな?メルクリウスがもたらすものはどこまでいっても害悪のみだ。これから我々は無垢なる労働者たちを解放し、2度とメルクリウスが採掘できないようにあの地点を破壊する。お嬢さんも、手伝ってくれるかい?」
↓1
1手伝う
2手伝わない
324:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 20:10:05.20:cw9m5QRl0 (1/3)
2
2
325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 20:54:04.39:xDV0gLOg0 (3/8)
カズミはふとエヴァを見る。彼女はキョトンとした顔で見つめ返してきた。
もしエヴァが特務機関ではなくデームロファミリーのような犯罪集団に見つかっていたら?どうなっていたかは想像に難くない。ひたすらメルクリウスの特定に駆り出されていただろう、それも劣悪な環境下で。
勿論実際にエヴァが被害を受けたわけではない。だが自分は彼らを許せるだろうか、カズミは自身にそう問いかけた。
「勿論許せないよ」
「ほう...?」
カズミは知らず知らずのうちに考えが口に出ていた。怒りで拳を握りしめながら、続けて言う。
「もちろんデームロファミリーがやってる事は悪です。でも今の貴方達がやっている事は私刑です。それでは彼らと同じ穴の狢です。キチンと正式な手続きで──」
カズミの言葉を聞いてゼウスは大きなため息をついた。
「だから言っただろう?その取り締まる側が彼らを容認しているんだよ。...まあいい、君はここで見てるといい。助けを求める人たちを無視しながら、ね。ああそれと、メルクリウスの違法な売買に関して、君の愛するブルトニアも例外じゃないとだけ言っておこう」
すると周りにいたPEMが次々と採掘地に向けて移動し始めた。その中には当然ヘルミラーもいた。
数分もするとマフィア側のPEMとの戦闘が始まり、銃声や爆音が響き始めた。
「あなたの気持ちもわかります」
突然、後ろにいるライが口を開いた。
「私たちのやっている事は行き過ぎた正義の暴走ではないかと、何度も自身に問いかけました。実際、悪辣なマフィア達にも守るべき家族は存在するのです。彼らからすれば我々こそ悪かもしれない」
ライは抑えていた何かを解き放つように心情を吐露する。
「それに我々がテロ行為を行なっているのも事実です。それでも...それでも傍観は正しいと言えるのでしょうか?誰かを助けられる力があるのにしがらみに囚われて、何かを言い訳にして、見過ごすなんて...」
カズミは何も言うことが出来ず、ただ聞いているだけだった。
「あなたを非難するつもりはありません。それでも私は目の前の人を助けたい、それだけです。...これは正義云々ではなく、ただ私の信条の話なのかもしれませんね」
ゼウスの捨て台詞とライの独白はカズミに深く突き刺さった。彼らは彼らで信じるもののために戦っている。自分にそれを否定することが出来るだろうか?
カズミはそんな事を考えながら、敵を殲滅するヘルミラーを眺める事しかできなかった。
戦闘と労働者の解放が終わり、採掘地が破壊されると、カズミはガーディアンオブエデンと移動し、目的地に到着すると再び目隠しをつけられ部屋に押し込まれたのだった。
それから数日間は何の音沙汰もなく、ただ監禁されるだけの日々が続いていた。
「はぁ...」
今日もただ空虚な1日を過ごすのかと思っていた時、突然地面が揺れた。続いて爆発音が聞こえる。
相変わらず縛られ、目隠しをされているので何が起きているのかわからないが、あまり穏やかな状況ではないことはわかる。
「エヴァは無事かな...」
「うん」
「えっ!?」
驚いているカズミの目隠しをエヴァが取る。
そこにはいつもと変わらないエヴァの姿があった。少なくとも酷い扱いは受けてなかったように見える。
「じっとしててね」
そう言うとエヴァは懐から小さなナイフを取り出し、カズミを縛る縄を切った。
「ど、どうやってここに!?」
「...ひみつ!それよりADMのとこにいこ?」
「う、うん」
未だに混乱しているカズミであったが、ADMの確保はエヴァの言う通り優先すべきことだと考え、部屋を後にした。
↓1
01~40 見つかった
41~ 見つからなかった
カズミはふとエヴァを見る。彼女はキョトンとした顔で見つめ返してきた。
もしエヴァが特務機関ではなくデームロファミリーのような犯罪集団に見つかっていたら?どうなっていたかは想像に難くない。ひたすらメルクリウスの特定に駆り出されていただろう、それも劣悪な環境下で。
勿論実際にエヴァが被害を受けたわけではない。だが自分は彼らを許せるだろうか、カズミは自身にそう問いかけた。
「勿論許せないよ」
「ほう...?」
カズミは知らず知らずのうちに考えが口に出ていた。怒りで拳を握りしめながら、続けて言う。
「もちろんデームロファミリーがやってる事は悪です。でも今の貴方達がやっている事は私刑です。それでは彼らと同じ穴の狢です。キチンと正式な手続きで──」
カズミの言葉を聞いてゼウスは大きなため息をついた。
「だから言っただろう?その取り締まる側が彼らを容認しているんだよ。...まあいい、君はここで見てるといい。助けを求める人たちを無視しながら、ね。ああそれと、メルクリウスの違法な売買に関して、君の愛するブルトニアも例外じゃないとだけ言っておこう」
すると周りにいたPEMが次々と採掘地に向けて移動し始めた。その中には当然ヘルミラーもいた。
数分もするとマフィア側のPEMとの戦闘が始まり、銃声や爆音が響き始めた。
「あなたの気持ちもわかります」
突然、後ろにいるライが口を開いた。
「私たちのやっている事は行き過ぎた正義の暴走ではないかと、何度も自身に問いかけました。実際、悪辣なマフィア達にも守るべき家族は存在するのです。彼らからすれば我々こそ悪かもしれない」
ライは抑えていた何かを解き放つように心情を吐露する。
「それに我々がテロ行為を行なっているのも事実です。それでも...それでも傍観は正しいと言えるのでしょうか?誰かを助けられる力があるのにしがらみに囚われて、何かを言い訳にして、見過ごすなんて...」
カズミは何も言うことが出来ず、ただ聞いているだけだった。
「あなたを非難するつもりはありません。それでも私は目の前の人を助けたい、それだけです。...これは正義云々ではなく、ただ私の信条の話なのかもしれませんね」
ゼウスの捨て台詞とライの独白はカズミに深く突き刺さった。彼らは彼らで信じるもののために戦っている。自分にそれを否定することが出来るだろうか?
カズミはそんな事を考えながら、敵を殲滅するヘルミラーを眺める事しかできなかった。
戦闘と労働者の解放が終わり、採掘地が破壊されると、カズミはガーディアンオブエデンと移動し、目的地に到着すると再び目隠しをつけられ部屋に押し込まれたのだった。
それから数日間は何の音沙汰もなく、ただ監禁されるだけの日々が続いていた。
「はぁ...」
今日もただ空虚な1日を過ごすのかと思っていた時、突然地面が揺れた。続いて爆発音が聞こえる。
相変わらず縛られ、目隠しをされているので何が起きているのかわからないが、あまり穏やかな状況ではないことはわかる。
「エヴァは無事かな...」
「うん」
「えっ!?」
驚いているカズミの目隠しをエヴァが取る。
そこにはいつもと変わらないエヴァの姿があった。少なくとも酷い扱いは受けてなかったように見える。
「じっとしててね」
そう言うとエヴァは懐から小さなナイフを取り出し、カズミを縛る縄を切った。
「ど、どうやってここに!?」
「...ひみつ!それよりADMのとこにいこ?」
「う、うん」
未だに混乱しているカズミであったが、ADMの確保はエヴァの言う通り優先すべきことだと考え、部屋を後にした。
↓1
01~40 見つかった
41~ 見つからなかった
326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 20:58:46.37:7/4hlLGq0 (1/1)
あ
あ
327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:14:57.67:xDV0gLOg0 (4/8)
37 見つかった
カズミは恐る恐る部屋から出ると、周りを見渡す。詳しい事はわからないがここは廃ビルのようだ。
「ADMはどこに...?」
「いちばん下のそうこにあるよ」
「なんで──」
カズミはエヴァがADMの場所を知っていた理由を聞こうとしたが、爆発音がそれを遮った。
「っと...今は急がなくちゃ」
廃ビル内は慌ただしくガーディアンオブエデンのメンバーが走り回っていたが、何とか1階に着くまで見つからずに済んだ。
倉庫の入り口を見つけたカズミだったが、そこにはガーディアンオブエデンのメンバーが2人いた。
「攻撃してきてるのは!?」
「わからん!少なくとも軍じゃねえ!」
「くそっ!アジトは完璧に偽装していたはずなのに!しかもよりによってイヴが居ない時に!」
「落ち着け、ゼウスさんがすぐ戻るよう通信で呼びかけてる!イヴさえ戻ってくれば何とかなる!」
「だといいが...とにかく俺は負傷者の状況を見てくる。ここは任せた!」
「ああ!」
そう言って1人はその場から去っていた。
「よし...」
何とか隙を見て倉庫に入ろうとしたカズミだったが、足下に落ちている缶に気付かずに蹴ってしまった。
「お姉ちゃん...」
エヴァが溜息をついた。
「うう...な、何とかするから!」
そう言っている間に音に気づいた見張りはこちらに近づいてきていた。
カズミ 白兵戦能力 兵卒
↓1
01~45 負傷した
46~ 無事に倒した
37 見つかった
カズミは恐る恐る部屋から出ると、周りを見渡す。詳しい事はわからないがここは廃ビルのようだ。
「ADMはどこに...?」
「いちばん下のそうこにあるよ」
「なんで──」
カズミはエヴァがADMの場所を知っていた理由を聞こうとしたが、爆発音がそれを遮った。
「っと...今は急がなくちゃ」
廃ビル内は慌ただしくガーディアンオブエデンのメンバーが走り回っていたが、何とか1階に着くまで見つからずに済んだ。
倉庫の入り口を見つけたカズミだったが、そこにはガーディアンオブエデンのメンバーが2人いた。
「攻撃してきてるのは!?」
「わからん!少なくとも軍じゃねえ!」
「くそっ!アジトは完璧に偽装していたはずなのに!しかもよりによってイヴが居ない時に!」
「落ち着け、ゼウスさんがすぐ戻るよう通信で呼びかけてる!イヴさえ戻ってくれば何とかなる!」
「だといいが...とにかく俺は負傷者の状況を見てくる。ここは任せた!」
「ああ!」
そう言って1人はその場から去っていた。
「よし...」
何とか隙を見て倉庫に入ろうとしたカズミだったが、足下に落ちている缶に気付かずに蹴ってしまった。
「お姉ちゃん...」
エヴァが溜息をついた。
「うう...な、何とかするから!」
そう言っている間に音に気づいた見張りはこちらに近づいてきていた。
カズミ 白兵戦能力 兵卒
↓1
01~45 負傷した
46~ 無事に倒した
328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:16:58.54:18JITWP/o (1/4)
基本的にポンコツなカズミェ…
基本的にポンコツなカズミェ…
329:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:39:41.90:xDV0gLOg0 (5/8)
54 無事に倒した
カズミは訓練した制圧術を思い出していた。
「よし...」
隠れている角に見張りが来たのを見計らって、カズミは敵の銃を素早く奪った。
「くそっ!」
カズミは、見張りが慌てて繰り出したジャブを避けると腕を掴み地面に投げた。
「ぐっ...!」
そのまま即座に腕の関節を外すと、流れるように見張りの首を締める。しばらく男は暴れていたがやがて気を失った。
「ふぅ...」
「すごーい!」
エヴァが拍手しながらカズミを誉めた。
「えへへへ...じゃあ行こう!」
カズミ 白兵戦能力 兵卒 0/3→1/3
倉庫に入ると確かにADMが保管されていた。カズミは急いで乗り込むと、ADMを起動させた。
「おお!カズミ、エヴァ、無事だったのかい!」
すると嬉しそうなアダムの声が聞こえてきた。
「いやー、本当に良かった!もしかして──」
「私も会えて嬉しいけど、落ち着いてよ。とにかく今はここから逃げるのが先!」
「そうだね!」
扉を無理やり突き破って外に出ると、小さな町が広がっていた。
廃ビルの周辺ではガーディアンオブエデンと襲撃者との間で戦闘が繰り広げられている。
「とにかくここから離れないと...」
そう思った矢先、ガーディアンオブエデンのアブマットがカズミを捕捉した。
「アイツを倒さなきゃ、逃げられない!」
↓1 敵の腕前は?
01~30 素人
31~90 兵卒
91~ 熟練
54 無事に倒した
カズミは訓練した制圧術を思い出していた。
「よし...」
隠れている角に見張りが来たのを見計らって、カズミは敵の銃を素早く奪った。
「くそっ!」
カズミは、見張りが慌てて繰り出したジャブを避けると腕を掴み地面に投げた。
「ぐっ...!」
そのまま即座に腕の関節を外すと、流れるように見張りの首を締める。しばらく男は暴れていたがやがて気を失った。
「ふぅ...」
「すごーい!」
エヴァが拍手しながらカズミを誉めた。
「えへへへ...じゃあ行こう!」
カズミ 白兵戦能力 兵卒 0/3→1/3
倉庫に入ると確かにADMが保管されていた。カズミは急いで乗り込むと、ADMを起動させた。
「おお!カズミ、エヴァ、無事だったのかい!」
すると嬉しそうなアダムの声が聞こえてきた。
「いやー、本当に良かった!もしかして──」
「私も会えて嬉しいけど、落ち着いてよ。とにかく今はここから逃げるのが先!」
「そうだね!」
扉を無理やり突き破って外に出ると、小さな町が広がっていた。
廃ビルの周辺ではガーディアンオブエデンと襲撃者との間で戦闘が繰り広げられている。
「とにかくここから離れないと...」
そう思った矢先、ガーディアンオブエデンのアブマットがカズミを捕捉した。
「アイツを倒さなきゃ、逃げられない!」
↓1 敵の腕前は?
01~30 素人
31~90 兵卒
91~ 熟練
330:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:40:30.10:cw9m5QRl0 (2/3)
a
a
331:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:43:41.65:18JITWP/o (2/4)
よし行ける!
よし行ける!
332:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:51:00.35:xDV0gLOg0 (6/8)
10 素人
↓1
01~30 被弾
31~ 敵撃破
10 素人
↓1
01~30 被弾
31~ 敵撃破
333:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:51:57.79:18JITWP/o (3/4)
撃破ぁ!
撃破ぁ!
334:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 21:56:39.52:+hrW1+Wq0 (1/2)
ただのカカシですな
ただのカカシですな
335:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 22:20:38.73:xDV0gLOg0 (7/8)
アブマットはADMを視認すると急いで突撃銃を構えて射撃した。
「これは...いける!」
カズミの言う通りアブマットのパイロットはPEMの操作に関しては完全に素人だった。それもそのはず、彼はガーディアンオブエデンの工作員であり、戦闘員ではなかった。
「くそっ、早すぎる!」
この襲撃の日、運の悪い事に、アジトの主力部隊は他に出払っており戦力不足だった。
それ故、過去に工業用のPEMを動かしたことがあるとの理由で止むなく戦闘に駆り出されていた。
ADMは素早く銃弾を避けると、アブマットをブレードの間合いにおさめた。
「はぁぁっ!」
素早く動体部分を一閃する。
「うっ、うわぁぁ!し、死にたくない!」
パイロットの悲痛な叫び声を無視するように、切断面がずれると同時にアブマットは爆発した。
「よし...」
ふとカズミの脳裏に記憶が蘇る。ガーディアンオブエデンも彼らなりの信念で戦っていた。...今の相手もそうだったのだろうか。
そんな事を考えていると数体のPEMがこちらに接近してきた。
先頭にいるのは見覚えのあるダートだ。
「後輩、無事だったか!」
「バーネット先輩!?」
「先日の失態を取り戻しにきた!先輩として、後輩を見捨てるなど認められんからな!」
その声はどことなく嬉しそうだった。
「ありがとうございます!」
「礼はいい!とにかく今はここから脱出するぞ!」
「はい!」
↓1
01~25 追手が来た
26~ 無事逃げられた
アブマットはADMを視認すると急いで突撃銃を構えて射撃した。
「これは...いける!」
カズミの言う通りアブマットのパイロットはPEMの操作に関しては完全に素人だった。それもそのはず、彼はガーディアンオブエデンの工作員であり、戦闘員ではなかった。
「くそっ、早すぎる!」
この襲撃の日、運の悪い事に、アジトの主力部隊は他に出払っており戦力不足だった。
それ故、過去に工業用のPEMを動かしたことがあるとの理由で止むなく戦闘に駆り出されていた。
ADMは素早く銃弾を避けると、アブマットをブレードの間合いにおさめた。
「はぁぁっ!」
素早く動体部分を一閃する。
「うっ、うわぁぁ!し、死にたくない!」
パイロットの悲痛な叫び声を無視するように、切断面がずれると同時にアブマットは爆発した。
「よし...」
ふとカズミの脳裏に記憶が蘇る。ガーディアンオブエデンも彼らなりの信念で戦っていた。...今の相手もそうだったのだろうか。
そんな事を考えていると数体のPEMがこちらに接近してきた。
先頭にいるのは見覚えのあるダートだ。
「後輩、無事だったか!」
「バーネット先輩!?」
「先日の失態を取り戻しにきた!先輩として、後輩を見捨てるなど認められんからな!」
その声はどことなく嬉しそうだった。
「ありがとうございます!」
「礼はいい!とにかく今はここから脱出するぞ!」
「はい!」
↓1
01~25 追手が来た
26~ 無事逃げられた
336:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 22:22:17.79:oFweIusOo (1/1)
勝ったなガハハ
勝ったなガハハ
337:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 22:47:55.28:xDV0gLOg0 (8/8)
79 無事逃げられた
カズミ達が無事に逃げおおせた一方、ガーディアンオブエデンのアジトでは──
「すまねえな、ゼウスさんよ。こんな時のために俺が残ってたってのに」
「構わないよ。いくら君が死の雷鳴と呼ばれた凄腕でも、あの戦力差は厳しかったさ」
アジトの一室でゼウスと左手足を失った中年の男──カスケード──が話していた。
「いーや、俺のミスだ。あと一歩早くADMの脱走に気づいていたら追いつけたのによ」
「まあ、ね。だが君だけの責任じゃない。お嬢ちゃんがいた部屋の前には確かに見張りを置いていたんだがね。彼らも襲撃中、そこから動かなかったと言っていたのに...」
ゼウスはこめかみを人差し指でトントンと叩きながら思慮に耽る。
「お嬢ちゃんの方ではない...であれば、あの少女か?しかしいったい...」
「考え中悪いんだけどよ、そろそろ移動の準備が終わるはずだぜ」
「む、そうかい。なら行くとしよう。彼女達に逃げられたのは痛手だが、やる事は変わらない。必ず──」
そう言うとゼウスは力強い足取りで部屋を出た。
今日はここまで。
79 無事逃げられた
カズミ達が無事に逃げおおせた一方、ガーディアンオブエデンのアジトでは──
「すまねえな、ゼウスさんよ。こんな時のために俺が残ってたってのに」
「構わないよ。いくら君が死の雷鳴と呼ばれた凄腕でも、あの戦力差は厳しかったさ」
アジトの一室でゼウスと左手足を失った中年の男──カスケード──が話していた。
「いーや、俺のミスだ。あと一歩早くADMの脱走に気づいていたら追いつけたのによ」
「まあ、ね。だが君だけの責任じゃない。お嬢ちゃんがいた部屋の前には確かに見張りを置いていたんだがね。彼らも襲撃中、そこから動かなかったと言っていたのに...」
ゼウスはこめかみを人差し指でトントンと叩きながら思慮に耽る。
「お嬢ちゃんの方ではない...であれば、あの少女か?しかしいったい...」
「考え中悪いんだけどよ、そろそろ移動の準備が終わるはずだぜ」
「む、そうかい。なら行くとしよう。彼女達に逃げられたのは痛手だが、やる事は変わらない。必ず──」
そう言うとゼウスは力強い足取りで部屋を出た。
今日はここまで。
338:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 22:53:17.68:18JITWP/o (4/4)
おつおつ
ひやひやするぜ主人公
おつおつ
ひやひやするぜ主人公
339:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 22:53:57.26:cw9m5QRl0 (3/3)
乙
エースオブエースが少なくとも3人、人材は雲泥の差だな…
乙
エースオブエースが少なくとも3人、人材は雲泥の差だな…
340:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/30(土) 23:03:16.05:+hrW1+Wq0 (2/2)
乙
とりあえず全員熟練になるくらいには扱かなきゃ(使命感)
乙
とりあえず全員熟練になるくらいには扱かなきゃ(使命感)
341:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/10/31(日) 02:20:57.27:7XXoKOrA0 (1/1)
実力はともかく圧倒的格上との戦闘は避けれてるあたり主人公らしい運の良さではある
実力はともかく圧倒的格上との戦闘は避けれてるあたり主人公らしい運の良さではある
342:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:13:20.82:2/pS5XTL0 (1/6)
「その男はゼウスと名乗ったんだな?」
「はい」
救出部隊と共に特務機関の基地に帰還したカズミはシエラ=レオネに詳細を報告していた。
「そうか...」
やはり生きていたのか、カズミはその呟きを聞き逃さなかった。
「あの──」
カズミの質問を遮るようにシエラ=レオネが口を開く。
「それにしても奴らは実に皮肉な組織だな」
「ガーディアンオブエデン、ですか?」
「ああ。奴らの目的はメルクリウス採掘の阻止だが、それを達するための手段が他でもない、メルクリウスを最も消費するPEMを用いたテロなのだから」
「た、確かに」
「それで、他に報告は?」
「は、はい。えと、ADMと瓜二つな、ヘルミラーと呼ばれる機体を彼らは所持していました」
それを聞いて、シエラ=レオネの表情が微かに曇る。
「その機体なら良く知っている」
「そうなんですか?」
「知らないかもしれないが、お前が捕らわれている間に我が国のメルクリウス採掘地に対するガーディアンオブエデンの襲撃が頻発していてな」
思い返してみればアジトにヘルミラーや主力部隊が居なかったのはそれが理由かもしれないとカズミは思った。
「もちろん襲撃自体は過去にも何度かあったが、そのヘルミラーという機体は確認されていなかった。一体どこからあんな代物を引っ張り出してきたのか...」
僅かにだがシエラ=レオネの声の調子が下がっていく。
それも当然の話でカズミがいない間に襲撃されたメルクリウス採掘地は例外なく壊滅しており、ADMと同型だと推定されることから、早急に正体を特定するよう何度も大統領に催促されていたのだ。
「機体性能はADMと同程度か僅かに上だと思われる。つまり対抗できるのはADMだけだ。加えて...はっきり言うが、パイロットの腕はお前より遥かに上だ。恐らくは私よりも、な」
カズミは捕まっている時にイヴに言われた事を思い返していた。足下にも及ばない、確かにそう言われた。
「ガーディアンオブエデンとの戦闘、特にあのヘルミラーと言う機体がいる際は、戦局を左右するのは間違いなくお前だ、カズミ」
真っ直ぐと見つめられたカズミは返事をする。
「精進します!」
それを聞いたシエラ=レオネの顔が少し綻ぶ。
「ああ。では以上だ」
「その男はゼウスと名乗ったんだな?」
「はい」
救出部隊と共に特務機関の基地に帰還したカズミはシエラ=レオネに詳細を報告していた。
「そうか...」
やはり生きていたのか、カズミはその呟きを聞き逃さなかった。
「あの──」
カズミの質問を遮るようにシエラ=レオネが口を開く。
「それにしても奴らは実に皮肉な組織だな」
「ガーディアンオブエデン、ですか?」
「ああ。奴らの目的はメルクリウス採掘の阻止だが、それを達するための手段が他でもない、メルクリウスを最も消費するPEMを用いたテロなのだから」
「た、確かに」
「それで、他に報告は?」
「は、はい。えと、ADMと瓜二つな、ヘルミラーと呼ばれる機体を彼らは所持していました」
それを聞いて、シエラ=レオネの表情が微かに曇る。
「その機体なら良く知っている」
「そうなんですか?」
「知らないかもしれないが、お前が捕らわれている間に我が国のメルクリウス採掘地に対するガーディアンオブエデンの襲撃が頻発していてな」
思い返してみればアジトにヘルミラーや主力部隊が居なかったのはそれが理由かもしれないとカズミは思った。
「もちろん襲撃自体は過去にも何度かあったが、そのヘルミラーという機体は確認されていなかった。一体どこからあんな代物を引っ張り出してきたのか...」
僅かにだがシエラ=レオネの声の調子が下がっていく。
それも当然の話でカズミがいない間に襲撃されたメルクリウス採掘地は例外なく壊滅しており、ADMと同型だと推定されることから、早急に正体を特定するよう何度も大統領に催促されていたのだ。
「機体性能はADMと同程度か僅かに上だと思われる。つまり対抗できるのはADMだけだ。加えて...はっきり言うが、パイロットの腕はお前より遥かに上だ。恐らくは私よりも、な」
カズミは捕まっている時にイヴに言われた事を思い返していた。足下にも及ばない、確かにそう言われた。
「ガーディアンオブエデンとの戦闘、特にあのヘルミラーと言う機体がいる際は、戦局を左右するのは間違いなくお前だ、カズミ」
真っ直ぐと見つめられたカズミは返事をする。
「精進します!」
それを聞いたシエラ=レオネの顔が少し綻ぶ。
「ああ。では以上だ」
343:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:19:00.58:2/pS5XTL0 (2/6)
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2/3
ガルー 兵卒 0.5/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
344:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:24:05.91:BgkJKeLw0 (1/2)
1 バーネット ガルー
1 バーネット ガルー
345:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:35:53.15:2/pS5XTL0 (3/6)
「ガルー、私と訓練はどうだ?」
「お、いいねえ。にしてもどういう風の吹き回しだ?」
「実力不足を痛感しただけだ」
「はっはーん、カズミのことか」
「とにかく、やるぞ」
そうして2人は演習場へと向かった。
↓1 勝ったのは?
01~20 引き分け
21~60バーネット
61~ ガルー
「ガルー、私と訓練はどうだ?」
「お、いいねえ。にしてもどういう風の吹き回しだ?」
「実力不足を痛感しただけだ」
「はっはーん、カズミのことか」
「とにかく、やるぞ」
そうして2人は演習場へと向かった。
↓1 勝ったのは?
01~20 引き分け
21~60バーネット
61~ ガルー
346:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:36:10.02:yVHHVIHO0 (1/2)
あ
あ
347:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:45:12.51:2/pS5XTL0 (4/6)
02 引き分け
「引き分けかよー、いけると思ったんだけどな」
「お互いまだまだと言う事だな」
「だな。また頼むぜ!」
引き分け
バーネット 兵卒 2/3→2.5/3
ガルー 兵卒0.5/3→1/3
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
02 引き分け
「引き分けかよー、いけると思ったんだけどな」
「お互いまだまだと言う事だな」
「だな。また頼むぜ!」
引き分け
バーネット 兵卒 2/3→2.5/3
ガルー 兵卒0.5/3→1/3
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
348:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 21:52:10.88:r6osbE9Po (1/2)
3 アダム は可能?
通るなら捕まってた間変な事とかされてないか聞く
だめなら安価下
3 アダム は可能?
通るなら捕まってた間変な事とかされてないか聞く
だめなら安価下
349:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:08:58.52:2/pS5XTL0 (5/6)
3 アダム
調査班がADMのデータを取りたいとのことで、カズミはエヴァと共に格納庫で調査に協力していた。
「いつおわるの?」
「うーん、調査班の人達、一度やり出すと止まらないからな~」
「僕の計算によると、あと2時間弱はかかるね」
その言葉を聞いてカズミもエヴァもゲンナリした。
「そういえばアダムはガーディアンオブエデンに捕まってる間に変なことされなかった?」
「へ、変なこと...まさか、カズミはあんなことやこんな事をされてしまったのかい!?」
何を想像しているのかは分からないが、アダムの声はどことなく嬉しそうだ。
「されてないよ!で、どうだったの?」
アダムは落ち着きを取り戻して、咳払いをすると話し始めた。
「あー...まあ、大丈夫だったよ」
「なんか歯切れ悪いね?」
「いやー、突破はされなかったんだけど随分とアクセスを試みられてね。体を弄られてるみたいで気持ち悪かったよ...」
「いいかたがえっち」
「い、いや、エヴァの気にしすぎだよ!ね、カズミ!?」
「...うん」
「その間は何さ...」
「まあ、とにかく無事ならよかった。アダムも大切な仲間の1人だからね」
↓1
01~80 ボーナスなし
81~90 +1
91~ +2
3 アダム
調査班がADMのデータを取りたいとのことで、カズミはエヴァと共に格納庫で調査に協力していた。
「いつおわるの?」
「うーん、調査班の人達、一度やり出すと止まらないからな~」
「僕の計算によると、あと2時間弱はかかるね」
その言葉を聞いてカズミもエヴァもゲンナリした。
「そういえばアダムはガーディアンオブエデンに捕まってる間に変なことされなかった?」
「へ、変なこと...まさか、カズミはあんなことやこんな事をされてしまったのかい!?」
何を想像しているのかは分からないが、アダムの声はどことなく嬉しそうだ。
「されてないよ!で、どうだったの?」
アダムは落ち着きを取り戻して、咳払いをすると話し始めた。
「あー...まあ、大丈夫だったよ」
「なんか歯切れ悪いね?」
「いやー、突破はされなかったんだけど随分とアクセスを試みられてね。体を弄られてるみたいで気持ち悪かったよ...」
「いいかたがえっち」
「い、いや、エヴァの気にしすぎだよ!ね、カズミ!?」
「...うん」
「その間は何さ...」
「まあ、とにかく無事ならよかった。アダムも大切な仲間の1人だからね」
↓1
01~80 ボーナスなし
81~90 +1
91~ +2
350:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:16:14.23:0bjMnFx50 (1/1)
そい
そい
351:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:35:20.78:2/pS5XTL0 (6/6)
23 ボーナスなし
「そう言ってくれて嬉しいよ」
そう言えば、とアダムが続けて喋る。
「これまでADMを起動できたのはエヴァとカズミだけだ。だけどガーディアンオブエデンの中にADMを起動できた人間がいたんだよ」
もしやと思い、カズミはアダムに尋ねる。
「それってエヴァと同じくらいの男の子と私くらいの女の子だった?」
「ああ、そうだったよ。にしても何であの2人は起動できたんだろうか...もしかしてトリガーは年齢なのかな?」
「うーん、どうだろう」
「ま、僕はあの女の子とカズミじゃ、断然カズミの方がいいけど」
「あはは...」
好感度
アダム 4 1/5→4 2/5
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
短いけど今日はここまで。
23 ボーナスなし
「そう言ってくれて嬉しいよ」
そう言えば、とアダムが続けて喋る。
「これまでADMを起動できたのはエヴァとカズミだけだ。だけどガーディアンオブエデンの中にADMを起動できた人間がいたんだよ」
もしやと思い、カズミはアダムに尋ねる。
「それってエヴァと同じくらいの男の子と私くらいの女の子だった?」
「ああ、そうだったよ。にしても何であの2人は起動できたんだろうか...もしかしてトリガーは年齢なのかな?」
「うーん、どうだろう」
「ま、僕はあの女の子とカズミじゃ、断然カズミの方がいいけど」
「あはは...」
好感度
アダム 4 1/5→4 2/5
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3
操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
短いけど今日はここまで。
352:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:40:01.09:r6osbE9Po (2/2)
おつー
おつー
353:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:43:46.01:yVHHVIHO0 (2/2)
乙
安価は 2バーネットとオルテンリッジ
乙
安価は 2バーネットとオルテンリッジ
354:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/01(月) 22:45:51.92:BgkJKeLw0 (2/2)
乙
乙
355:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:08:22.02:08YKQNta0 (1/11)
訓練の前に仲間達の白兵戦能力を決めてなかったので今決めます。ちょっと多いので連取りokという事で。
01~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
↓1バーネット
↓2オルデンリッジ
↓3ガルー
↓4シエラ=レオネ
訓練の前に仲間達の白兵戦能力を決めてなかったので今決めます。ちょっと多いので連取りokという事で。
01~40 兵卒
41~60 熟練
61~80 エース
81~ エースオブエース
↓1バーネット
↓2オルデンリッジ
↓3ガルー
↓4シエラ=レオネ
356:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:14:30.58:34YOei6T0 (1/1)
はあっ
はあっ
357:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:17:18.52:AF6SiBjH0 (1/7)
あ
あ
358:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:17:31.41:MLxrc9eCo (1/5)
あ)
あ)
359:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:17:37.79:AF6SiBjH0 (2/7)
あ
あ
360:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:19:16.16:MLxrc9eCo (2/5)
PEM操縦が弱い?白兵戦で制圧すればええんじゃ!
あとシエラさん逸材っすね
PEM操縦が弱い?白兵戦で制圧すればええんじゃ!
あとシエラさん逸材っすね
361:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:31:32.87:08YKQNta0 (2/11)
シエラさん以外の3人はパイロットよりは工作員の方が向いてそう(小並感)
バーネット 熟練
オルデンリッジ 熟練
ガルー 熟練
シエラ=レオネ エース
↓1訓練の結果
01~20 引き分け
21~60 バーネット勝利
61~ オルデンリッジ勝利
シエラさん以外の3人はパイロットよりは工作員の方が向いてそう(小並感)
バーネット 熟練
オルデンリッジ 熟練
ガルー 熟練
シエラ=レオネ エース
↓1訓練の結果
01~20 引き分け
21~60 バーネット勝利
61~ オルデンリッジ勝利
362:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:33:22.04:klECi7Mco (1/1)
はい
はい
363:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:51:49.64:08YKQNta0 (3/11)
04 引き分け
バーネット 熟練 0→0.5/4
オルデンリッジ 熟練 0→0.5/4
特務機関に帰還してから数日後、カズミはブルトニア共和国北部の険しい山岳地帯、ノース山脈のメルクリウス採掘場にいた。
夜空に輝く星とは対照的に、地上では採掘されたメルクリウスの貯蔵槽が当たりを青色に照らしている。
「っくし!うー、寒い!」
ぶるぶると震えるカズミの肩を誰かが後ろから叩いた。
↓1 同行者は?
01~25 バーネット
26~50 オルデンリッジ
51~75 ガルー
76~ シエラ=レオネ
04 引き分け
バーネット 熟練 0→0.5/4
オルデンリッジ 熟練 0→0.5/4
特務機関に帰還してから数日後、カズミはブルトニア共和国北部の険しい山岳地帯、ノース山脈のメルクリウス採掘場にいた。
夜空に輝く星とは対照的に、地上では採掘されたメルクリウスの貯蔵槽が当たりを青色に照らしている。
「っくし!うー、寒い!」
ぶるぶると震えるカズミの肩を誰かが後ろから叩いた。
↓1 同行者は?
01~25 バーネット
26~50 オルデンリッジ
51~75 ガルー
76~ シエラ=レオネ
364:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 19:56:27.45:AF6SiBjH0 (3/7)
a
a
365:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 20:45:04.20:08YKQNta0 (4/11)
45 オルデンリッジ
「風邪をひくぞ」
そう言いながらストールをカズミの肩にかけた。
「ありがとうございます。ちょっと気分転換をしてて」
「まあ、確かにここ数日採掘地の防衛が続いているからな。疲れるのも無理はない」
「はい。それに、防衛に加えて軍部の人たちに身分がバレないよう気も抜けないですし」
カズミ達は名目上では政府が雇った傭兵という事になっていた。
一介の傭兵が軍部の最新型を上回る機体を持っていることについて疑義はあるが、どこかのPEM製造会社の試作機ではないかと考えられている。もちろんそれはそれで軍部にとって脅威である事には変わりないが。
「ま、軍が何かに感づいたとしてもそう簡単には手を出してはこれない、安心しろ。それよりも当面の問題はガーディアンオブエデンだ」
「そうですね...っくしゅん!」
すると突然強い風が吹いて、カズミはメルクリウスの貯水槽に落下しそうになった。
「っと、気をつけろ!」
咄嗟にオルデンリッジがカズミを引き寄せたので最悪の事態は免れた。
「す、すいません」
「構わん、だが気をつけろ。万が一あの中に落ちでもすれば、一生を廃人として過ごすことになるぞ」
「...はい」
メルクリウスの使用に反対する人々にとってその理由の一つとなっていることだが、メルクリウスには強い依存性があり、摂取しようものなら中毒は免れない。
メルクリウス中毒患者の脳は、最終的には神経が焼け切れたようになることで知られている。
「...改めて思うと俺たちはこんな危険なものを日常的に使っているんだな」
「...ですね」
「それに地鳴りのこともあるしな」
そうオルデンリッジが言ったの同時に、地の底から鈍く低い音が響いてきた。
「噂をすれば何とやら、か」
「これって地震ではないんですよね?」
「らしい。メルクリウスを採掘する時には付き物だが、一体何なんだろうな。学者連中もよくわかっていないみたいだが、現に音はこうして聞こえてくる」
「少し怖いですね...」
それを聞いたオルデンリッジは軽く笑った。
「今はガーディアンオブエデンの方が怖いさ。さあ、もう寝ろ」
「はい。付き合ってくれてありがとうございました」
そうして2人は解散し、互いに眠りについた。
翌日、カズミは軍の人間と共に採掘地の警護に当たっていた。
昨日に引き続き何事もないかと思われたが、そうはいかなかった。
「我々のアルテミスが敵を確認した!ガーディアンオブエデンだ!」
アルテミス──ブルトニア共和国軍が制式採用している機体だ。航空能力に優れており、偵察をもとに素早い作戦展開を得意とするブルトニア軍の戦術を支えている。
「すぐに接敵する!戦闘態勢に入れ!」
軍の人間が無線でカズミとオルデンリッジに伝えてきた。
それから数十秒後、ガーディアンオブエデンの部隊が現れた。
↓1 カズミ達のもとへやってきたのは?
01~10 1機
11~60 2機
61~90 3機
91~ 4機
45 オルデンリッジ
「風邪をひくぞ」
そう言いながらストールをカズミの肩にかけた。
「ありがとうございます。ちょっと気分転換をしてて」
「まあ、確かにここ数日採掘地の防衛が続いているからな。疲れるのも無理はない」
「はい。それに、防衛に加えて軍部の人たちに身分がバレないよう気も抜けないですし」
カズミ達は名目上では政府が雇った傭兵という事になっていた。
一介の傭兵が軍部の最新型を上回る機体を持っていることについて疑義はあるが、どこかのPEM製造会社の試作機ではないかと考えられている。もちろんそれはそれで軍部にとって脅威である事には変わりないが。
「ま、軍が何かに感づいたとしてもそう簡単には手を出してはこれない、安心しろ。それよりも当面の問題はガーディアンオブエデンだ」
「そうですね...っくしゅん!」
すると突然強い風が吹いて、カズミはメルクリウスの貯水槽に落下しそうになった。
「っと、気をつけろ!」
咄嗟にオルデンリッジがカズミを引き寄せたので最悪の事態は免れた。
「す、すいません」
「構わん、だが気をつけろ。万が一あの中に落ちでもすれば、一生を廃人として過ごすことになるぞ」
「...はい」
メルクリウスの使用に反対する人々にとってその理由の一つとなっていることだが、メルクリウスには強い依存性があり、摂取しようものなら中毒は免れない。
メルクリウス中毒患者の脳は、最終的には神経が焼け切れたようになることで知られている。
「...改めて思うと俺たちはこんな危険なものを日常的に使っているんだな」
「...ですね」
「それに地鳴りのこともあるしな」
そうオルデンリッジが言ったの同時に、地の底から鈍く低い音が響いてきた。
「噂をすれば何とやら、か」
「これって地震ではないんですよね?」
「らしい。メルクリウスを採掘する時には付き物だが、一体何なんだろうな。学者連中もよくわかっていないみたいだが、現に音はこうして聞こえてくる」
「少し怖いですね...」
それを聞いたオルデンリッジは軽く笑った。
「今はガーディアンオブエデンの方が怖いさ。さあ、もう寝ろ」
「はい。付き合ってくれてありがとうございました」
そうして2人は解散し、互いに眠りについた。
翌日、カズミは軍の人間と共に採掘地の警護に当たっていた。
昨日に引き続き何事もないかと思われたが、そうはいかなかった。
「我々のアルテミスが敵を確認した!ガーディアンオブエデンだ!」
アルテミス──ブルトニア共和国軍が制式採用している機体だ。航空能力に優れており、偵察をもとに素早い作戦展開を得意とするブルトニア軍の戦術を支えている。
「すぐに接敵する!戦闘態勢に入れ!」
軍の人間が無線でカズミとオルデンリッジに伝えてきた。
それから数十秒後、ガーディアンオブエデンの部隊が現れた。
↓1 カズミ達のもとへやってきたのは?
01~10 1機
11~60 2機
61~90 3機
91~ 4機
366:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 20:46:45.60:MLxrc9eCo (3/5)
の
の
367:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 20:55:34.05:08YKQNta0 (5/11)
60 2機
↓1
01~65 2機ともモブ
66~90 1機のみネームド
91~ 両機ともネームド
60 2機
↓1
01~65 2機ともモブ
66~90 1機のみネームド
91~ 両機ともネームド
368:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 20:56:46.25:AF6SiBjH0 (4/7)
あ
あ
369:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:06:41.48:08YKQNta0 (6/11)
25 2機ともモブ
↓1 敵の操縦技能
01~10 素人
11~70 兵卒
71~90 熟練
91~ エース
25 2機ともモブ
↓1 敵の操縦技能
01~10 素人
11~70 兵卒
71~90 熟練
91~ エース
370:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:12:13.38:BJoEnuuq0 (1/1)
a
a
371:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:18:51.16:08YKQNta0 (7/11)
38 兵卒
ブルトニア軍の砲火を免れたガーディアンオブエデンのアブマット2機がカズミとオルデンリッジに接近していた。
「俺は左のをやる、右は任せたぞ!」
「分かりました!」
カズミ 兵卒
敵 兵卒
↓1
01~45 被弾
46~ 敵撃破
38 兵卒
ブルトニア軍の砲火を免れたガーディアンオブエデンのアブマット2機がカズミとオルデンリッジに接近していた。
「俺は左のをやる、右は任せたぞ!」
「分かりました!」
カズミ 兵卒
敵 兵卒
↓1
01~45 被弾
46~ 敵撃破
372:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:19:17.41:AF6SiBjH0 (5/7)
あ
あ
373:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:31:04.99:08YKQNta0 (8/11)
41 被弾
走ってくるアブマット目がけてカズミはレーザーを放った。
「だめだカズミ、防がれてる!」
こちらに向かってくるアブマットは機体前面の大部分をカバーできるようにフライングボードを改造している。
「フライングボードが大きい...でもその分動きは遅いはず!」
そう考えたカズミは背後に回り込もうとするが、アブマットは盾から片腕だけを出すとショットガンによる制圧射撃を加えてきた。
カズミは急いでフライングボードを構える。深刻なダメージは受けなかったものの数発喰らってしまった。慌てながらもカズミは何とか岩陰に隠れた。
↓1
01~10 撃破された
11~45 被弾
46~ 敵撃破
41 被弾
走ってくるアブマット目がけてカズミはレーザーを放った。
「だめだカズミ、防がれてる!」
こちらに向かってくるアブマットは機体前面の大部分をカバーできるようにフライングボードを改造している。
「フライングボードが大きい...でもその分動きは遅いはず!」
そう考えたカズミは背後に回り込もうとするが、アブマットは盾から片腕だけを出すとショットガンによる制圧射撃を加えてきた。
カズミは急いでフライングボードを構える。深刻なダメージは受けなかったものの数発喰らってしまった。慌てながらもカズミは何とか岩陰に隠れた。
↓1
01~10 撃破された
11~45 被弾
46~ 敵撃破
374:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:34:02.54:MLxrc9eCo (4/5)
ほーい
ほーい
375:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 21:57:41.95:08YKQNta0 (9/11)
54 敵撃破
岩陰に隠れたのはいいものの、散弾による激しい制圧射撃によりとても移動できるような状況ではなかった。
「オルデンリッジはまだ戦ってる!援護は期待できないよ、カズミ!」
「ど、どうしよう...」
カズミが悩んでいる間にもアブマットは接近しており、このままではいずれやられてしまう。
「そうだ!」
カズミは何かを思いついたようで、隠れている岩から少し距離を取った。
アブマットが岩の正面にまで来て、今にも回り込もうとしていたその時、ADMが岩ごとアブマットを飛び越えてきた。
「よし!」
アブマットの背後に着地すると、相手が振り返る前にカズミはブレードで敵を縦に一刀両断した。
カズミが距離をとると同時にアブマットは跡形もなく爆散した。
「いいね、お姉ちゃん!」
カズミ
操縦技能 兵卒→熟練
↓1 オルデンリッジは?
01~15 敗北
16~45 苦戦中
46~ 勝利
54 敵撃破
岩陰に隠れたのはいいものの、散弾による激しい制圧射撃によりとても移動できるような状況ではなかった。
「オルデンリッジはまだ戦ってる!援護は期待できないよ、カズミ!」
「ど、どうしよう...」
カズミが悩んでいる間にもアブマットは接近しており、このままではいずれやられてしまう。
「そうだ!」
カズミは何かを思いついたようで、隠れている岩から少し距離を取った。
アブマットが岩の正面にまで来て、今にも回り込もうとしていたその時、ADMが岩ごとアブマットを飛び越えてきた。
「よし!」
アブマットの背後に着地すると、相手が振り返る前にカズミはブレードで敵を縦に一刀両断した。
カズミが距離をとると同時にアブマットは跡形もなく爆散した。
「いいね、お姉ちゃん!」
カズミ
操縦技能 兵卒→熟練
↓1 オルデンリッジは?
01~15 敗北
16~45 苦戦中
46~ 勝利
376:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:01:49.27:I06Jv+kT0 (1/1)
ほい
ほい
377:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:17:21.84:08YKQNta0 (10/11)
27 苦戦中
「ちっ、ちょこまかと!」
フライングボードで空中を駆け回る敵に対し、オルデンリッジは悪態をついた。
「相性が悪いな...!」
オルデンリッジが相対していたアブマットはエンジンを改造しているらしく、装甲等を薄くする代わりに機動性を上げているようだ。加えて武装も他機と比べて最小限のものしか持たないことで機動性を高めている。
それに対してオルデンリッジの搭乗しているクラックロードは重装甲故に敏捷性がない。幸いその装甲の厚さにより致命傷はもらっていなかったが、戦況は膠着していた。
カズミの援護 +10
↓1
01~45 被弾
46~ 撃破
27 苦戦中
「ちっ、ちょこまかと!」
フライングボードで空中を駆け回る敵に対し、オルデンリッジは悪態をついた。
「相性が悪いな...!」
オルデンリッジが相対していたアブマットはエンジンを改造しているらしく、装甲等を薄くする代わりに機動性を上げているようだ。加えて武装も他機と比べて最小限のものしか持たないことで機動性を高めている。
それに対してオルデンリッジの搭乗しているクラックロードは重装甲故に敏捷性がない。幸いその装甲の厚さにより致命傷はもらっていなかったが、戦況は膠着していた。
カズミの援護 +10
↓1
01~45 被弾
46~ 撃破
378:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:22:59.81:Of3eoFjco (1/1)
ぬん
ぬん
379:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:23:39.78:AF6SiBjH0 (6/7)
a
a
380:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:34:42.73:08YKQNta0 (11/11)
81+10=91 敵撃破
アブマットはその速さでクラックロードを翻弄しながら拳銃による攻撃を加えていた。
「このっ!」
オルデンリッジは敵の軌道を予測して爆弾を投擲するがいずれもかわされた。
爆弾の装填を見計らって、相手はナイフに持ち替えるとクラックロードに接近してきていた。
しかしオルデンリッジは動かない。
その時、一筋の光がアブマットのフライングボードを撃ち抜いた。
「やったな」
カズミのレーザーライフルだ。
オルデンリッジは彼女が戦闘を終えている事を確認していたのだった。
墜落したアブマットは、クラックロードのクローから放たれた超音波によって粉々になった。
「助かった、カズミ」
「お役に立ててよかったです!」
オルデンリッジ
操縦技能 兵卒 0.5/3→1.5/3
今日はここまで。今回の任務はあんまり物語が進んでませんが、次の任務からは進む予定です。
81+10=91 敵撃破
アブマットはその速さでクラックロードを翻弄しながら拳銃による攻撃を加えていた。
「このっ!」
オルデンリッジは敵の軌道を予測して爆弾を投擲するがいずれもかわされた。
爆弾の装填を見計らって、相手はナイフに持ち替えるとクラックロードに接近してきていた。
しかしオルデンリッジは動かない。
その時、一筋の光がアブマットのフライングボードを撃ち抜いた。
「やったな」
カズミのレーザーライフルだ。
オルデンリッジは彼女が戦闘を終えている事を確認していたのだった。
墜落したアブマットは、クラックロードのクローから放たれた超音波によって粉々になった。
「助かった、カズミ」
「お役に立ててよかったです!」
オルデンリッジ
操縦技能 兵卒 0.5/3→1.5/3
今日はここまで。今回の任務はあんまり物語が進んでませんが、次の任務からは進む予定です。
381:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:35:39.78:AF6SiBjH0 (7/7)
乙でした
乙でした
382:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/03(水) 22:37:16.75:MLxrc9eCo (5/5)
おつー
おつー
383:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:14:49.06:oG3RjGAS0 (1/16)
↓1敵の増援が?
01~45 来た
46~ 来なかった
↓1敵の増援が?
01~45 来た
46~ 来なかった
384:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:16:47.21:aprWo6fGo (1/4)
あ
あ
385:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:22:46.19:oG3RjGAS0 (2/16)
↓1やってきた敵は?
01~30 ネームド
31~ モブ
↓1やってきた敵は?
01~30 ネームド
31~ モブ
386:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:23:05.10:x/sULNrYO (1/2)
はい
はい
387:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:27:17.86:Hq3I4ROJ0 (1/7)
おおっと
おおっと
388:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:28:59.60:oG3RjGAS0 (3/16)
↓1
01~5イヴ
6~15 カスケード
16~25 ライ
26~60 サノス
61~ ケヴィン
↓1
01~5イヴ
6~15 カスケード
16~25 ライ
26~60 サノス
61~ ケヴィン
389:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:31:42.44:feciDoFp0 (1/3)
おりゃ
おりゃ
390:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:31:58.05:x/sULNrYO (2/2)
なんと不吉なコンマ
なんと不吉なコンマ
391:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:39:20.36:Hq3I4ROJ0 (2/7)
サノスか、2戦目だな
サノスか、2戦目だな
392:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:47:02.73:oG3RjGAS0 (4/16)
44 ゾロ目ボーナスで繰り上げ ケヴィン
2体のアブマットを撃破したカズミとオルデンリッジだったが、戦いはまだ終わらない。
「敵の増援だ!」
ブルトニア軍の兵士が叫ぶ。
北西の方角から4~5機のアブマットが接近してきているのが見える。その中に一機だけ指揮官型の機体がいた。
「まだ第一陣の敵も残ってるのに!」
慌てるカズミを諭すようにオルデンリッジが口を開く。
「落ち着け。戦況を見るにガーディアンオブエデンは寄せ集めの部隊のようだ、そう苦戦はしないだろう」
確かに、全体的にはブルトニア軍の方がガーディアンオブエデンより優勢のようだ。
「念のため、カズミはあの指揮官を頼む。周りの連中は俺が軍と共に抑える」
「分かりました!」
カズミはアダムとエヴァに一声かけてから、指揮官型のアブマットへと接近する。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
44 ゾロ目ボーナスで繰り上げ ケヴィン
2体のアブマットを撃破したカズミとオルデンリッジだったが、戦いはまだ終わらない。
「敵の増援だ!」
ブルトニア軍の兵士が叫ぶ。
北西の方角から4~5機のアブマットが接近してきているのが見える。その中に一機だけ指揮官型の機体がいた。
「まだ第一陣の敵も残ってるのに!」
慌てるカズミを諭すようにオルデンリッジが口を開く。
「落ち着け。戦況を見るにガーディアンオブエデンは寄せ集めの部隊のようだ、そう苦戦はしないだろう」
確かに、全体的にはブルトニア軍の方がガーディアンオブエデンより優勢のようだ。
「念のため、カズミはあの指揮官を頼む。周りの連中は俺が軍と共に抑える」
「分かりました!」
カズミはアダムとエヴァに一声かけてから、指揮官型のアブマットへと接近する。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
393:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:49:50.39:aprWo6fGo (2/4)
遠距離
遠距離
394:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:52:32.92:oG3RjGAS0 (5/16)
カズミ 3/3 遠距離
ケヴィン 3/3 滑空
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
カズミ 3/3 遠距離
ケヴィン 3/3 滑空
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
395:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:52:45.25:Hq3I4ROJ0 (3/7)
あ
あ
396:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 19:53:14.74:feciDoFp0 (2/3)
おりゃ
おりゃ
397:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:04:51.41:oG3RjGAS0 (6/16)
25+10-10=25 カズミ-1
接近するADMを見て、ケヴィンは呟く。
「あれが白騎士か!俺たちの邪魔をするな...!」
口では怒りを露わにしているケヴィンだったが、思考は冷静だった。
「アイツを取り囲め!一網打尽にするぞ!」
ケヴィンの指示を受けて周りのアブマットがADMを包囲しようと動く。
しかしオルデンリッジとブルトニア軍が制圧射撃でそれを防いだ。そのまま周りの機体はブルトニア軍との乱戦にもつれ込んだ。
「くそっ!...やってやる、俺だって!」
ケヴィンはフライングボードを起動すると空中へ移動した。
カズミはすぐさまレーザーライフルを構える。
「駄目、仲間に当たる!」
空中では味方と敵の間で戦闘が繰り広げられており、ケヴィンは丁度その間を縫うようにして移動している。
「いいじゃん、うっちゃえば」
エヴァがボソリと呟く。
「駄目なの!」
そうこうしている間にアブマットにかなり近くまで接近され、ADMは突撃銃による射撃を喰らった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一回
25+10-10=25 カズミ-1
接近するADMを見て、ケヴィンは呟く。
「あれが白騎士か!俺たちの邪魔をするな...!」
口では怒りを露わにしているケヴィンだったが、思考は冷静だった。
「アイツを取り囲め!一網打尽にするぞ!」
ケヴィンの指示を受けて周りのアブマットがADMを包囲しようと動く。
しかしオルデンリッジとブルトニア軍が制圧射撃でそれを防いだ。そのまま周りの機体はブルトニア軍との乱戦にもつれ込んだ。
「くそっ!...やってやる、俺だって!」
ケヴィンはフライングボードを起動すると空中へ移動した。
カズミはすぐさまレーザーライフルを構える。
「駄目、仲間に当たる!」
空中では味方と敵の間で戦闘が繰り広げられており、ケヴィンは丁度その間を縫うようにして移動している。
「いいじゃん、うっちゃえば」
エヴァがボソリと呟く。
「駄目なの!」
そうこうしている間にアブマットにかなり近くまで接近され、ADMは突撃銃による射撃を喰らった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一回
398:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:06:15.84:feciDoFp0 (3/3)
1
1
399:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:08:55.37:oG3RjGAS0 (7/16)
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 3/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 3/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
400:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:12:30.43:Hq3I4ROJ0 (4/7)
あ
あ
401:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:17:13.94:oG3RjGAS0 (8/16)
43 ケヴィン-1
ADMに一撃を加えたケヴィンだったが、内心その事実に驚いていた。
今までADMと同型機と思われるヘルミラーと演習戦をした時は手も足も出なかった。
今回指揮官を任されたのも人一倍やる気があったからで、むしろ彼の操縦の腕前はそう高くない。
「はは...ツイてるみたいだ!」
そう喜んでいたのも束の間、いつのまにかADMが目の前にいた。
乱戦の中に紛れ込んだのがここで裏目に出た。周りの機体に邪魔され、移動を察知できなかった。
「は、はや──」
脚部に斬撃を喰らったアブマットは姿勢を崩し、地面に落下した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
43 ケヴィン-1
ADMに一撃を加えたケヴィンだったが、内心その事実に驚いていた。
今までADMと同型機と思われるヘルミラーと演習戦をした時は手も足も出なかった。
今回指揮官を任されたのも人一倍やる気があったからで、むしろ彼の操縦の腕前はそう高くない。
「はは...ツイてるみたいだ!」
そう喜んでいたのも束の間、いつのまにかADMが目の前にいた。
乱戦の中に紛れ込んだのがここで裏目に出た。周りの機体に邪魔され、移動を察知できなかった。
「は、はや──」
脚部に斬撃を喰らったアブマットは姿勢を崩し、地面に落下した。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
402:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:19:32.61:lT57cFRvo (1/1)
1
1
403:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:21:34.24:oG3RjGAS0 (9/16)
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 2/3 近接
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 2/3 近接
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
404:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:30:43.35:tCuAzBFB0 (1/2)
え
え
405:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:35:16.67:oG3RjGAS0 (10/16)
35+10=45 ケヴィン-1
落下の衝撃で体のあちこちが痛む中、何とか機体を立ち上がらせたその時には既にADMが目の前にいた。
「マジでどうなってんだよ、こいつ!」
素早く斜めに振るわれたブレードを、ケヴィンはやっとのことでトマホークで防いだ。
鍔迫り合いのなかアブマットは蹴りを入れたが、ADMはそれを颯爽とかわすと流れるように一撃を加えてきた。
「くっ...強い、強すぎる!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
35+10=45 ケヴィン-1
落下の衝撃で体のあちこちが痛む中、何とか機体を立ち上がらせたその時には既にADMが目の前にいた。
「マジでどうなってんだよ、こいつ!」
素早く斜めに振るわれたブレードを、ケヴィンはやっとのことでトマホークで防いだ。
鍔迫り合いのなかアブマットは蹴りを入れたが、ADMはそれを颯爽とかわすと流れるように一撃を加えてきた。
「くっ...強い、強すぎる!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
406:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:38:55.25:Hq3I4ROJ0 (5/7)
1
1
407:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:43:21.83:oG3RjGAS0 (11/16)
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 1/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 1/3 遠距離
相性不利により-10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
408:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:44:05.25:HvzYnHPz0 (1/1)
あ
あ
409:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 20:56:30.28:oG3RjGAS0 (12/16)
25 カズミ-1
「このまま畳み掛ける!」
そう意気込むカズミをアダムが制止する。
「まって、あいつグレネードを持ってる!自爆する気か!?」
「嘘でしょ!」
爆発に巻き込まれる間一髪というところで、なんとかカズミは後退できた。
「しんだかな?」
エヴァの予想とは裏腹に爆煙の中からアブマットが空へと飛び立った。と同時に銃弾の雨が降ってきた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
25 カズミ-1
「このまま畳み掛ける!」
そう意気込むカズミをアダムが制止する。
「まって、あいつグレネードを持ってる!自爆する気か!?」
「嘘でしょ!」
爆発に巻き込まれる間一髪というところで、なんとかカズミは後退できた。
「しんだかな?」
エヴァの予想とは裏腹に爆煙の中からアブマットが空へと飛び立った。と同時に銃弾の雨が降ってきた。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
410:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:07:06.57:buqbo5aS0 (1/2)
1
1
411:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:11:07.50:oG3RjGAS0 (13/16)
カズミ 1/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
カズミ 1/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により+10
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 ケヴィン -1
71~90 ケヴィン -2
91~ ケヴィン -3
412:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:18:52.57:RYSE5Qi20 (1/1)
あ
あ
413:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:29:08.81:oG3RjGAS0 (14/16)
57 ケヴィン-1
空に逃げたアブマットを追うためにカズミはフライングボードを起動する。
「銃撃がくる!」
「わかってるよ!」
アダムにそう返事するとカズミは回避機動と射撃を加えながらアブマットに接近する。
「追いついた!」
無防備な背後に一撃を加えると、アブマットはまたもや落下していった。
↓1
01~10 ケヴィン死亡
11~30 ケヴィン捕縛
31~60 コックピットが破損
61~ 逃げられた
57 ケヴィン-1
空に逃げたアブマットを追うためにカズミはフライングボードを起動する。
「銃撃がくる!」
「わかってるよ!」
アダムにそう返事するとカズミは回避機動と射撃を加えながらアブマットに接近する。
「追いついた!」
無防備な背後に一撃を加えると、アブマットはまたもや落下していった。
↓1
01~10 ケヴィン死亡
11~30 ケヴィン捕縛
31~60 コックピットが破損
61~ 逃げられた
414:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:32:17.66:Qs2ue6zG0 (1/2)
捕まえたれ~
捕まえたれ~
415:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:47:06.58:aprWo6fGo (3/4)
顔見られなかったから良かったかな…
顔見られなかったから良かったかな…
416:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 21:59:54.22:oG3RjGAS0 (15/16)
ゾロ目ボーナスどうしよう?普通なら繰り下げor繰り上げなんですが、今回の場合繰り下げるとデメリットあるんですよね。
繰り下げると以降のケヴィンとの戦闘時にカズミに-補正がかかりますが、次に遭遇した時ガーディアンオブエデンを抜けるように説得するコンマ判定ができるようになります。
繰り下げをしないのであれば、格下相手との戦闘だったけどボーナスという事で操縦技能のポイントを+1します。
↓3まで多数決
1繰り下げ
2操縦技能ボーナス
ゾロ目ボーナスどうしよう?普通なら繰り下げor繰り上げなんですが、今回の場合繰り下げるとデメリットあるんですよね。
繰り下げると以降のケヴィンとの戦闘時にカズミに-補正がかかりますが、次に遭遇した時ガーディアンオブエデンを抜けるように説得するコンマ判定ができるようになります。
繰り下げをしないのであれば、格下相手との戦闘だったけどボーナスという事で操縦技能のポイントを+1します。
↓3まで多数決
1繰り下げ
2操縦技能ボーナス
417:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:01:54.56:Qs2ue6zG0 (2/2)
説得できるのなら
安価は1
説得できるのなら
安価は1
418:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:02:54.30:buqbo5aS0 (2/2)
2
2
419:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:08:48.62:Hq3I4ROJ0 (6/7)
2
2
420:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:30:51.63:oG3RjGAS0 (16/16)
では技能ボーナスの方で。
操縦技能
カズミ 熟練→1/4
カズミはアブマットの様子を窺うために近づこうとしたが、敗走したガーディアンオブエデンのメンバー達が連れて行ってしまった。
追撃しようかと悩んでいたカズミにオルデンリッジが声をかける。
「やめておけ、あれしきの残存数では何もできないだろう。それに今回ヘルミラーが現れなかったのも気にかかる。もしかしたら罠の可能性もある」
「わかりました...」
一方ケヴィンはコックピット内で、額から流れる血を気にもとめず自分の情けなさに憤っていた。
「くそっ!指揮官を任せられたっていうのに何もできなかった!」
それを聞いてケヴィンの仲間が口を開いた。
「そんなことないっすよ!」
彼の一言をきっかけに他のメンバーもケヴィンに無線越しに声をかける。
「ああ!あの白騎士に真っ向と立ち向かっていく姿に、オイラはやる気をもらったぜ!...まあ、負けちまったけど」
「そうっすよ!元気出してください、ケヴィンさん!」
「みんな...ありがとう!...いつか、必ず世界を救うぞ!」
「「おおー!」」
今日はここまで。
それとPEMの案を↓3くらいまで募集します。名前と武装と概要をお願いします。
では技能ボーナスの方で。
操縦技能
カズミ 熟練→1/4
カズミはアブマットの様子を窺うために近づこうとしたが、敗走したガーディアンオブエデンのメンバー達が連れて行ってしまった。
追撃しようかと悩んでいたカズミにオルデンリッジが声をかける。
「やめておけ、あれしきの残存数では何もできないだろう。それに今回ヘルミラーが現れなかったのも気にかかる。もしかしたら罠の可能性もある」
「わかりました...」
一方ケヴィンはコックピット内で、額から流れる血を気にもとめず自分の情けなさに憤っていた。
「くそっ!指揮官を任せられたっていうのに何もできなかった!」
それを聞いてケヴィンの仲間が口を開いた。
「そんなことないっすよ!」
彼の一言をきっかけに他のメンバーもケヴィンに無線越しに声をかける。
「ああ!あの白騎士に真っ向と立ち向かっていく姿に、オイラはやる気をもらったぜ!...まあ、負けちまったけど」
「そうっすよ!元気出してください、ケヴィンさん!」
「みんな...ありがとう!...いつか、必ず世界を救うぞ!」
「「おおー!」」
今日はここまで。
それとPEMの案を↓3くらいまで募集します。名前と武装と概要をお願いします。
421:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:41:35.11:Hq3I4ROJ0 (7/7)
乙
【名前】AAK-69"カタラ"
【武装】機関銃、バズーカ、低出力ビームライフルなど様々
【概要】軽装甲、高機動、高火力のアブマットの正統進化系。軽装甲といえどアブマッドと比べればよほどマシ
おおむね高品質アブマッドと考えて差し支えない
乙
【名前】AAK-69"カタラ"
【武装】機関銃、バズーカ、低出力ビームライフルなど様々
【概要】軽装甲、高機動、高火力のアブマットの正統進化系。軽装甲といえどアブマッドと比べればよほどマシ
おおむね高品質アブマッドと考えて差し支えない
422:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:52:16.19:tCuAzBFB0 (2/2)
【名前】アグニ
【武装】アームガトリングガン×2、長距離用ビームキャノン×2、ミサイル×8
【概要】後方支援用のPEM。下半身はキャタピラであり砲撃の反動も少なめ。前線での遭遇機会は少ないだろう
【名前】アグニ
【武装】アームガトリングガン×2、長距離用ビームキャノン×2、ミサイル×8
【概要】後方支援用のPEM。下半身はキャタピラであり砲撃の反動も少なめ。前線での遭遇機会は少ないだろう
423:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 22:57:20.74:aprWo6fGo (4/4)
【名前】AAK-57"カニコフ"
【武装】実弾ライフル、ハンドガン、近接用ブレード、フライングボード
【概要】アブマットの発展機。運用の柔軟さはそのままに、不評だった装甲と運動性能の強化された機体。
唯一最大の欠点はコスト。アブマット10機分は製造コストが掛かるので資金力に乏しい組織ではおいそれと配備できない。おかしいのはアブマットのコストの方であるが……
【名前】AAK-57"カニコフ"
【武装】実弾ライフル、ハンドガン、近接用ブレード、フライングボード
【概要】アブマットの発展機。運用の柔軟さはそのままに、不評だった装甲と運動性能の強化された機体。
唯一最大の欠点はコスト。アブマット10機分は製造コストが掛かるので資金力に乏しい組織ではおいそれと配備できない。おかしいのはアブマットのコストの方であるが……
424:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/06(土) 23:00:19.54:cOGwteMp0 (1/1)
PEM
【名前】B-601アトラス
【武装】マイクロミサイルを背中に八門、両腕に低出力ビーム砲をそれぞれ内蔵
【概要】
バウエル社製。脅威の全長25m、黒いずんぐりとした巨体のPEM。厚さ1mの馬鹿みたいな重装甲に対ビームコーティングを施した鉄壁の機体
出力不足ゆえの機動力の低さが致命的な弱点だったが、【核融合炉】を【外付けユニット】として取り付け強引に出力を確保する事で解決した
弱点が丸出しなのに下手に爆破したら周囲一帯が汚染される、本体は硬い馬鹿火力という最凶最悪のクソデカブツ
PEM
【名前】B-601アトラス
【武装】マイクロミサイルを背中に八門、両腕に低出力ビーム砲をそれぞれ内蔵
【概要】
バウエル社製。脅威の全長25m、黒いずんぐりとした巨体のPEM。厚さ1mの馬鹿みたいな重装甲に対ビームコーティングを施した鉄壁の機体
出力不足ゆえの機動力の低さが致命的な弱点だったが、【核融合炉】を【外付けユニット】として取り付け強引に出力を確保する事で解決した
弱点が丸出しなのに下手に爆破したら周囲一帯が汚染される、本体は硬い馬鹿火力という最凶最悪のクソデカブツ
425:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 19:44:13.35:Ua832dei0 (1/8)
案ありがとうございます。では進めていきます。
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
案ありがとうございます。では進めていきます。
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
426:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 20:05:10.57:9RnMTUat0 (1/3)
3 シエラ ブルトニア共和国の現状について
3 シエラ ブルトニア共和国の現状について
427:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 20:42:53.68:Ua832dei0 (2/8)
3 シエラ=レオネ
時刻は14時頃、遅くなってしまったが昼食をとろうとカズミが食堂に向かうとシエラ=レオネが食事をしていた。
(あれ、長官だ。いつもお昼時は部屋にいるのに)
カズミはカウンターに陳列された料理をいくつかとると、シエラ=レオネの真正面に座った。
「む、カズミか」
「こんにちは、長官。どうして今日は食堂に?」
シエラ=レオネはカズミを見ると、口に含んでいたものを飲み込んでから話しだした。
「今日は、というか、私はいつもこの時間に食事をしている」
「そうなんですか?」
「ああ、混雑は避けたいからな。それに部下も私がいるとあまり心地良くないだろう」
「そ、そんなことないと思いますよ」
「それよりも私に何か用か?」
そう言いながらシエラ=レオネは慣れた手つきでナイフとフォークを動かす。
(すごい上品な所作だなぁ...私とは大違いだ)
「えと、考えてみれば、私ブルトニアのことよく知らないなと思って。例えば...メルクリウスの違法売買とか。是非ご教授いただけたら、と」
カズミの言葉を聞いてシエラ=レオネの眼光が鋭くなる。
「誰から聞いた」
「ゼウスからです」
カズミはシエラ=レオネの目を正面から見据える。
「そんな目で見るな...メルクリウスの件については大統領も苦心していらっしゃる。軍部が主体となってやっているそうだが、大統領もあまり強くは追及できないようだ。議会が支援している節もあるしな」
シエラ=レオネはナフキンで口を拭くと、水を一口飲んだ。
「全く頭が痛くなる話だ。内輪揉めをしている場合ではないというのに」
「そうなんですか?」
「ああ。ただでさえガーディアンオブエデンの襲撃が増加しているというのに、一時は落ち着いていたカナアンの情勢が不穏になっている。中央大陸での不穏分子の活動も活発になっているしな」
するとシエラ=レオネは大きくため息をついた。
「オマケにガザレムの軍事費は年々増加、明らかに対ブルトニア戦を見据えている。安定しているのは東方大陸くらいだ」
「全然知らなかったんですけどブルトニアって結構危ないんですか?」
「...私からは何も言えん」
しかし彼女がブルトニアの暗い先行きを予想していることは言葉よりも目が語っていた。
「それにしてもどういった風の吹き回しだ?」
「...エヴァを守る為にも、いつまでも無知なままではいけないと思って」
↓1
01~40ボーナスなし
41~80 +1
81~ +2
3 シエラ=レオネ
時刻は14時頃、遅くなってしまったが昼食をとろうとカズミが食堂に向かうとシエラ=レオネが食事をしていた。
(あれ、長官だ。いつもお昼時は部屋にいるのに)
カズミはカウンターに陳列された料理をいくつかとると、シエラ=レオネの真正面に座った。
「む、カズミか」
「こんにちは、長官。どうして今日は食堂に?」
シエラ=レオネはカズミを見ると、口に含んでいたものを飲み込んでから話しだした。
「今日は、というか、私はいつもこの時間に食事をしている」
「そうなんですか?」
「ああ、混雑は避けたいからな。それに部下も私がいるとあまり心地良くないだろう」
「そ、そんなことないと思いますよ」
「それよりも私に何か用か?」
そう言いながらシエラ=レオネは慣れた手つきでナイフとフォークを動かす。
(すごい上品な所作だなぁ...私とは大違いだ)
「えと、考えてみれば、私ブルトニアのことよく知らないなと思って。例えば...メルクリウスの違法売買とか。是非ご教授いただけたら、と」
カズミの言葉を聞いてシエラ=レオネの眼光が鋭くなる。
「誰から聞いた」
「ゼウスからです」
カズミはシエラ=レオネの目を正面から見据える。
「そんな目で見るな...メルクリウスの件については大統領も苦心していらっしゃる。軍部が主体となってやっているそうだが、大統領もあまり強くは追及できないようだ。議会が支援している節もあるしな」
シエラ=レオネはナフキンで口を拭くと、水を一口飲んだ。
「全く頭が痛くなる話だ。内輪揉めをしている場合ではないというのに」
「そうなんですか?」
「ああ。ただでさえガーディアンオブエデンの襲撃が増加しているというのに、一時は落ち着いていたカナアンの情勢が不穏になっている。中央大陸での不穏分子の活動も活発になっているしな」
するとシエラ=レオネは大きくため息をついた。
「オマケにガザレムの軍事費は年々増加、明らかに対ブルトニア戦を見据えている。安定しているのは東方大陸くらいだ」
「全然知らなかったんですけどブルトニアって結構危ないんですか?」
「...私からは何も言えん」
しかし彼女がブルトニアの暗い先行きを予想していることは言葉よりも目が語っていた。
「それにしてもどういった風の吹き回しだ?」
「...エヴァを守る為にも、いつまでも無知なままではいけないと思って」
↓1
01~40ボーナスなし
41~80 +1
81~ +2
428:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 20:46:16.92:oQmvsaeW0 (1/2)
a
a
429:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 20:50:47.78:0wwIYYmnO (1/1)
高確率で好感度を上げるのに定評があるカズミ
高確率で好感度を上げるのに定評があるカズミ
430:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 20:57:43.09:WsJ8sndLo (1/4)
人間関係○
人間関係○
431:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:05:51.25:Ua832dei0 (3/8)
92 +2
それを聞いてシエラ=レオネは僅かに微笑んだ。
「いい心がけだ。特務機関の人員に何かあったとしても政府は助けてくれない。仮に何かあったとして、助けてやれるのは同じく特務機関の者だけだ」
カズミはそれを聞いて自分がガーディアンオブエデンに捕まった時に、バーネットが助けに来てくれたのを思い出した。
「私は部下を見捨てるつもりはない、安心しろ」
「...はい!こんな事を言うのはあまり良くないかもしれませんが、長官に何かあった時は私が助けますね!」
シエラ=レオネはカズミの言葉を聞いて一瞬目を見開いた。
シエラ=レオネは自他ともに認める秀才であり、それ故今まで部下を守るということは考えても、自分が守られるということは考えなかった。そんな彼女にとってカズミの言葉は嬉しい驚きだった。
「...ふっ、期待しているぞ」
好感度
1+2=3
シエラ=レオネ 3 0/4→3/4
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
92 +2
それを聞いてシエラ=レオネは僅かに微笑んだ。
「いい心がけだ。特務機関の人員に何かあったとしても政府は助けてくれない。仮に何かあったとして、助けてやれるのは同じく特務機関の者だけだ」
カズミはそれを聞いて自分がガーディアンオブエデンに捕まった時に、バーネットが助けに来てくれたのを思い出した。
「私は部下を見捨てるつもりはない、安心しろ」
「...はい!こんな事を言うのはあまり良くないかもしれませんが、長官に何かあった時は私が助けますね!」
シエラ=レオネはカズミの言葉を聞いて一瞬目を見開いた。
シエラ=レオネは自他ともに認める秀才であり、それ故今まで部下を守るということは考えても、自分が守られるということは考えなかった。そんな彼女にとってカズミの言葉は嬉しい驚きだった。
「...ふっ、期待しているぞ」
好感度
1+2=3
シエラ=レオネ 3 0/4→3/4
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
432:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:14:48.38:oQmvsaeW0 (2/2)
2 カズミ シエラ
2 カズミ シエラ
433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:24:45.49:Ua832dei0 (4/8)
2 カズミとシエラ
↓1
01~10 引き分け
11~80 シエラ=レオネ勝利
81~ カズミ勝利
2 カズミとシエラ
↓1
01~10 引き分け
11~80 シエラ=レオネ勝利
81~ カズミ勝利
434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:24:56.89:9RnMTUat0 (2/3)
あ
あ
435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:41:28.76:WsJ8sndLo (2/4)
お、勝った!
お、勝った!
436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:44:46.78:Ua832dei0 (5/8)
89 カズミ勝利
「はぁ、はぁ、はぁ!やっと...一本取れた!」
カズミは床に大の字に寝転がり、息を切らしながら大声を出した。
運の悪い事に誰とも予定が合わず、白兵戦の訓練相手が見つからないと嘆いていたカズミをシエラ=レオネが発見したのだ。
それを見かねたシエラ=レオネが自ら訓練を名乗り出たのであった。
カズミも最初は喜んでいたが、すぐに考えを変えた。
シエラ=レオネは自分から一本取るまで訓練は終えないと宣言し、向かってくるカズミを何十回と投げ飛ばしたのだ。つまり、部下たちから恐れられている彼女の鬼教官ぶりをカズミはその身を持って体験したのであった。
「随分と時間がかかったな。次はもっと早く終われるといいが」
(つ、次って...正直こんな目は2度とゴメンです、長官!)
カズミはそんな事を思いながらしばらくの間寝転がっていた。
白兵戦
カズミ 兵卒 1/3→2/3
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 2/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
89 カズミ勝利
「はぁ、はぁ、はぁ!やっと...一本取れた!」
カズミは床に大の字に寝転がり、息を切らしながら大声を出した。
運の悪い事に誰とも予定が合わず、白兵戦の訓練相手が見つからないと嘆いていたカズミをシエラ=レオネが発見したのだ。
それを見かねたシエラ=レオネが自ら訓練を名乗り出たのであった。
カズミも最初は喜んでいたが、すぐに考えを変えた。
シエラ=レオネは自分から一本取るまで訓練は終えないと宣言し、向かってくるカズミを何十回と投げ飛ばしたのだ。つまり、部下たちから恐れられている彼女の鬼教官ぶりをカズミはその身を持って体験したのであった。
「随分と時間がかかったな。次はもっと早く終われるといいが」
(つ、次って...正直こんな目は2度とゴメンです、長官!)
カズミはそんな事を思いながらしばらくの間寝転がっていた。
白兵戦
カズミ 兵卒 1/3→2/3
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 2/3
操縦技能 熟練 1/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3
白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 21:49:53.31:WsJ8sndLo (3/4)
3
ガルー
休暇ってあるんすかねぇ、あったらどこ行きたいか
3
ガルー
休暇ってあるんすかねぇ、あったらどこ行きたいか
438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 22:27:04.10:Ua832dei0 (6/8)
少し安価指定をば
↓1 特務機関に来る前のガルーの職業は?(フレーバーテキストみたいなもんです)
少し安価指定をば
↓1 特務機関に来る前のガルーの職業は?(フレーバーテキストみたいなもんです)
439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 22:38:12.71:W8vqsZ5co (1/2)
マフイアの鉄砲玉
マフイアの鉄砲玉
440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 22:58:45.55:Ua832dei0 (7/8)
3 ガルー
カズミはリラクゼーションルームでエヴァと一緒に映画を見ていた。
「うーん、イマイチだったなぁ。エヴァは?」
視線を横に座っているエヴァに移す。どうやら知らぬうちに眠っていたようだ、寝息を立てている。
「おーす、カズミとエヴァ」
カズミは唇に人差し指を当てながらガルーの方を見た。
「おお、寝てんのか。悪い」
「ガルーさん。気分転換ですか?」
どうやらガルーは漫画を読みにきたようで、何冊か抱えている。
「ああ。次の休暇まで随分先だからなぁ、仕方なくここで息抜きすんだよ」
「そういえば私は以前休暇じゃないけど外出許可を貰いましたよ。エヴァと一緒に街に出かけました」
「へー、そいつはいいな。まあ、休暇も完全に息抜きできるわけじゃねえけど」
どういう事ですか、とカズミは首を傾げた。
「ああ、カズミは知らなかったか。休暇のときも特務機関の監視がついてんだ」
「え」
「仕方ないとはいえ、うっとしいぜ」
カズミは以前エヴァと外出したときも誰かに監視されていたのだろうかと考えた。
(もしそうなら割とはしゃいでたから恥ずかしい...!)
「そ、それにしても休暇って、ガルーさんは何するんですか?イマイチ想像がつきませんが」
「俺か?俺は...墓参りにな」
「墓参りですか?」
「ああ。実は俺、元マフィアの一員だったんだ」
「ええっ!本当ですか!?」
大声をだすカズミの口をガルーが押さえ、エヴァを指さした。
「おっとと。...それにしても意外です」
「そうか?」
「でも、それならどうして特務機関に?」
ガルーの顔が少し曇った。
「まあ、色々あってな。ある日競合相手のハイオネル・ファミリーの支部を仲間と一緒に襲うよう言われたんだ。あの時の俺は組織を信じてたから、従ったんだ。だけど向こうは知ってた、待ち伏せされたんだ」
ガルーは拳を握りしめた。
「そんで命からがらアジトに戻ったんだが、オマエらの事など知らんといきなり撃たれてな。俺は何とか逃げられたが、仲間は死んじまった。...詳しくはわからないがハメられたのさ」
「ひどい...」
「そんでその後助けてくれたのが特務機関で、後はまあ、なし崩し的にな」
「そうだったんですか...」
↓1
01~40ボーナスなし
41~80 +1
81~ +
3 ガルー
カズミはリラクゼーションルームでエヴァと一緒に映画を見ていた。
「うーん、イマイチだったなぁ。エヴァは?」
視線を横に座っているエヴァに移す。どうやら知らぬうちに眠っていたようだ、寝息を立てている。
「おーす、カズミとエヴァ」
カズミは唇に人差し指を当てながらガルーの方を見た。
「おお、寝てんのか。悪い」
「ガルーさん。気分転換ですか?」
どうやらガルーは漫画を読みにきたようで、何冊か抱えている。
「ああ。次の休暇まで随分先だからなぁ、仕方なくここで息抜きすんだよ」
「そういえば私は以前休暇じゃないけど外出許可を貰いましたよ。エヴァと一緒に街に出かけました」
「へー、そいつはいいな。まあ、休暇も完全に息抜きできるわけじゃねえけど」
どういう事ですか、とカズミは首を傾げた。
「ああ、カズミは知らなかったか。休暇のときも特務機関の監視がついてんだ」
「え」
「仕方ないとはいえ、うっとしいぜ」
カズミは以前エヴァと外出したときも誰かに監視されていたのだろうかと考えた。
(もしそうなら割とはしゃいでたから恥ずかしい...!)
「そ、それにしても休暇って、ガルーさんは何するんですか?イマイチ想像がつきませんが」
「俺か?俺は...墓参りにな」
「墓参りですか?」
「ああ。実は俺、元マフィアの一員だったんだ」
「ええっ!本当ですか!?」
大声をだすカズミの口をガルーが押さえ、エヴァを指さした。
「おっとと。...それにしても意外です」
「そうか?」
「でも、それならどうして特務機関に?」
ガルーの顔が少し曇った。
「まあ、色々あってな。ある日競合相手のハイオネル・ファミリーの支部を仲間と一緒に襲うよう言われたんだ。あの時の俺は組織を信じてたから、従ったんだ。だけど向こうは知ってた、待ち伏せされたんだ」
ガルーは拳を握りしめた。
「そんで命からがらアジトに戻ったんだが、オマエらの事など知らんといきなり撃たれてな。俺は何とか逃げられたが、仲間は死んじまった。...詳しくはわからないがハメられたのさ」
「ひどい...」
「そんでその後助けてくれたのが特務機関で、後はまあ、なし崩し的にな」
「そうだったんですか...」
↓1
01~40ボーナスなし
41~80 +1
81~ +
441:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:04:19.52:TKON3jKBo (1/1)
ヌッ
ヌッ
442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:29:51.04:Ua832dei0 (8/8)
52 +1
「昔のことを話したのは久しぶりだぜ。カズミは何か話しやすいからな」
「そ、そうなんですか?ありがとうございます」
「おう、じゃあ俺はこの辺で。エヴァをベッドに連れて行ったほうがいいんじゃねえか?」
「そうですね。では」
そうしてカズミはエヴァを抱えてリラクゼーションルームを後にした。
(まさかガルーさんが元マフィアだったなんて、びっくりした~。うーん、人ってのは分からないもんだなぁ)
好感度
1+1=2
ガルー 4 4/5→ 5 1/6
今日はここまで。
ちなみに皆さん的に今回のガルーのような自由安価ってどうなんですかね。わりかし自分はもらったキャラ案から自分でバックボーンとかを考えていくタイプなんですが、今回は試しにやってみました。
52 +1
「昔のことを話したのは久しぶりだぜ。カズミは何か話しやすいからな」
「そ、そうなんですか?ありがとうございます」
「おう、じゃあ俺はこの辺で。エヴァをベッドに連れて行ったほうがいいんじゃねえか?」
「そうですね。では」
そうしてカズミはエヴァを抱えてリラクゼーションルームを後にした。
(まさかガルーさんが元マフィアだったなんて、びっくりした~。うーん、人ってのは分からないもんだなぁ)
好感度
1+1=2
ガルー 4 4/5→ 5 1/6
今日はここまで。
ちなみに皆さん的に今回のガルーのような自由安価ってどうなんですかね。わりかし自分はもらったキャラ案から自分でバックボーンとかを考えていくタイプなんですが、今回は試しにやってみました。
443:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:34:06.92:9RnMTUat0 (3/3)
乙
いいんじゃない?
乙
いいんじゃない?
444:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:39:11.23:z6+9LgHB0 (1/1)
乙
どのキャラも操縦テクのコンマと食い違わないように最初はシンプルなキャラ設定にしてるし良いと思う
乙
どのキャラも操縦テクのコンマと食い違わないように最初はシンプルなキャラ設定にしてるし良いと思う
445:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:41:31.34:WsJ8sndLo (4/4)
GOOD!
おつおつ
GOOD!
おつおつ
446:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/07(日) 23:43:54.02:W8vqsZ5co (2/2)
安価捌きうまいなぁ
おつでした
安価捌きうまいなぁ
おつでした
447:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 00:08:50.10:/sMOoB9Z0 (1/4)
なんか雰囲気に覚えがあるんだけどもしかして昔傭兵のスレやってなかった?
なんか雰囲気に覚えがあるんだけどもしかして昔傭兵のスレやってなかった?
448:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:10:43.59:vltBWIjl0 (1/4)
大丈夫そうですし、折角の安価スレなので出来るだけ自由安価も入れていこうと思います。皆さんも気楽に参加してもらえたらと思います。
>>447 やってました。まさか知っている方が居るとは、嬉しいです!
話を進める前に少しキャラ募集します。パウエル・インダストリ現社長の親である前社長を募集します。名前と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
大丈夫そうですし、折角の安価スレなので出来るだけ自由安価も入れていこうと思います。皆さんも気楽に参加してもらえたらと思います。
>>447 やってました。まさか知っている方が居るとは、嬉しいです!
話を進める前に少しキャラ募集します。パウエル・インダストリ現社長の親である前社長を募集します。名前と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
449:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:19:27.61:13xprpCvo (1/3)
グラジオラ・パウエル
75
低めの身長に立派なひげを蓄えたドワーフが居たらこんな感じだろうなって人
自分が作りたいと思ったものをとにかく作っちゃう。この歳にしてまだまだ情熱の枯れていない求道者。
社長時代から会社経営は現社長が補佐していたので業績に影響はないと思われていたが、そうでない所を見るに意外と経営の才もあったようだ
グラジオラ・パウエル
75
低めの身長に立派なひげを蓄えたドワーフが居たらこんな感じだろうなって人
自分が作りたいと思ったものをとにかく作っちゃう。この歳にしてまだまだ情熱の枯れていない求道者。
社長時代から会社経営は現社長が補佐していたので業績に影響はないと思われていたが、そうでない所を見るに意外と経営の才もあったようだ
450:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:22:17.48:/sMOoB9Z0 (2/4)
あー!やっぱり同じ人か、あのスレも好きだった。堅実で、なんというか展開に地に足がついてて、安心して読めた
あー!やっぱり同じ人か、あのスレも好きだった。堅実で、なんというか展開に地に足がついてて、安心して読めた
451:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:26:25.13:V2hf4nYH0 (1/2)
アルジオット・バウエル
74歳 男
厳格でやや怒りっぽい。狡猾な知恵者
痩せこけたミイラのような老人だが未だ覇気に満ちており眼光鋭い。裏で悪どい事もやってはいたが兵器産業だけを重視しない安定した経営を行っていた
アルジオット・バウエル
74歳 男
厳格でやや怒りっぽい。狡猾な知恵者
痩せこけたミイラのような老人だが未だ覇気に満ちており眼光鋭い。裏で悪どい事もやってはいたが兵器産業だけを重視しない安定した経営を行っていた
452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:50:28.94:vltBWIjl0 (2/4)
>>450
ありがとうございます。よければ今回もお付き合い下さい。
「うーん、綺麗な海!」
カズミは照りつけるような陽射しの中、真っ白な砂浜に水着姿でいた。
「うみはいってもいい?」
エヴァがカズミにそう尋ねた。
「もちろん!」
何故カズミ達がこんなところにいるのかと言うと、そのきっかけは数日前に遡る。
とある日のこと、大統領から特務機関に任せたい人物がいると告げられ、シエラ=レオネはその人物と話も兼ねてブルトニア国内でも屈指の高級レストランでディナーを摂っていた。
「君がシエラ=レオネさんか?」
大して子供と背丈も変わらない、しかし胸元まで伸びた髭を蓄えたその老人は遅れてやってきたことを謝りながら席に着いた。
「はい。あなたは...パウエル・インダストリの前社長、グラジオラ・パウエルさんでよろしいですか?」
「ああ。君は世間話は好きかな?」
「いえ」
「ハハハ、正直じゃな。では本題に入ろう。君と会う機会を設けてもらったのは他でもない、特務機関に頼みたいことがあるのじゃ」
目の前の老人が不用意に特務機関の名を口にした事に驚きながら、シエラ=レオネは周りを見渡す。
「安心しなさい、ここはパウエル・インダストリ傘下の会社が経営している。ここで話されたことが外に漏れることはない」
「...人の口に戸は立てられませんので」
「慎重なんじゃな、それも当然か、まあよい。それで頼み事なんじゃが」
すると老人は一枚の写真を取り出した。
そこにはメガネをかけ、マスカット色の髪を後ろで一つにまとめた20歳ほどの女性が写っていた。顔立ちは端正でどこか近寄りがたさも感じられる。
「ご息女のミツキ=パウエルさんですね」
「知っとるか」
「ええ、色々とお噂は伺っております。コストや採算を度外視した兵器をよく開発しているとか」
「うむ、ワシの血の影響が色濃く出ているようじゃな。その点に関しては別に気にしておらんのだが、問題は若さも相まってかあの娘は中途半端に有能なのじゃよ」
「中途半端、ですか?」
「うむ。例えば有能な経営者は既存の市場に変化を加えるときや、新たな販路を確保する際には関係各所に対する根回しは欠かさないものだ。むしろそうしないと不可能とも言える」
するとグラジオラはため息をついた、それもかなり深く。
「じゃがミツキはその自信家な性格も相まって、根回しなしに交渉を取り付けることができる。それはそれでいいんじゃが、しかし根回しがないと競合会社や関係者は不満を抱く事になる」
「関係者の協力や同意を取り付けることの重要性に関しては私もよく存じています」
「そうか。まぁ、つまり、娘はなまじ有能が故に強引に交渉を成立させ、周りのものから恨みを買ったということじゃ」
「よく聞く話ではありますね。それでその相手というのは?」
「それなんじゃが──」
ミツキが恨みを買ったのは?国あるいは組織を挙げてください。既存のものでなくてもいいですが、その場合は簡単な解説をお願いします。
↓1
>>450
ありがとうございます。よければ今回もお付き合い下さい。
「うーん、綺麗な海!」
カズミは照りつけるような陽射しの中、真っ白な砂浜に水着姿でいた。
「うみはいってもいい?」
エヴァがカズミにそう尋ねた。
「もちろん!」
何故カズミ達がこんなところにいるのかと言うと、そのきっかけは数日前に遡る。
とある日のこと、大統領から特務機関に任せたい人物がいると告げられ、シエラ=レオネはその人物と話も兼ねてブルトニア国内でも屈指の高級レストランでディナーを摂っていた。
「君がシエラ=レオネさんか?」
大して子供と背丈も変わらない、しかし胸元まで伸びた髭を蓄えたその老人は遅れてやってきたことを謝りながら席に着いた。
「はい。あなたは...パウエル・インダストリの前社長、グラジオラ・パウエルさんでよろしいですか?」
「ああ。君は世間話は好きかな?」
「いえ」
「ハハハ、正直じゃな。では本題に入ろう。君と会う機会を設けてもらったのは他でもない、特務機関に頼みたいことがあるのじゃ」
目の前の老人が不用意に特務機関の名を口にした事に驚きながら、シエラ=レオネは周りを見渡す。
「安心しなさい、ここはパウエル・インダストリ傘下の会社が経営している。ここで話されたことが外に漏れることはない」
「...人の口に戸は立てられませんので」
「慎重なんじゃな、それも当然か、まあよい。それで頼み事なんじゃが」
すると老人は一枚の写真を取り出した。
そこにはメガネをかけ、マスカット色の髪を後ろで一つにまとめた20歳ほどの女性が写っていた。顔立ちは端正でどこか近寄りがたさも感じられる。
「ご息女のミツキ=パウエルさんですね」
「知っとるか」
「ええ、色々とお噂は伺っております。コストや採算を度外視した兵器をよく開発しているとか」
「うむ、ワシの血の影響が色濃く出ているようじゃな。その点に関しては別に気にしておらんのだが、問題は若さも相まってかあの娘は中途半端に有能なのじゃよ」
「中途半端、ですか?」
「うむ。例えば有能な経営者は既存の市場に変化を加えるときや、新たな販路を確保する際には関係各所に対する根回しは欠かさないものだ。むしろそうしないと不可能とも言える」
するとグラジオラはため息をついた、それもかなり深く。
「じゃがミツキはその自信家な性格も相まって、根回しなしに交渉を取り付けることができる。それはそれでいいんじゃが、しかし根回しがないと競合会社や関係者は不満を抱く事になる」
「関係者の協力や同意を取り付けることの重要性に関しては私もよく存じています」
「そうか。まぁ、つまり、娘はなまじ有能が故に強引に交渉を成立させ、周りのものから恨みを買ったということじゃ」
「よく聞く話ではありますね。それでその相手というのは?」
「それなんじゃが──」
ミツキが恨みを買ったのは?国あるいは組織を挙げてください。既存のものでなくてもいいですが、その場合は簡単な解説をお願いします。
↓1
453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 20:57:11.07:/sMOoB9Z0 (3/4)
トバルカイン・テクノロジー
バウエル・インダストリの下請け企業の中でも最大の会社。無茶な兵器生産のしわ寄せを受け続けた
似た境遇の企業を抱き込んで反バウエル連合を秘密裏に結成している
トバルカイン・テクノロジー
バウエル・インダストリの下請け企業の中でも最大の会社。無茶な兵器生産のしわ寄せを受け続けた
似た境遇の企業を抱き込んで反バウエル連合を秘密裏に結成している
454:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 21:01:37.75:V2hf4nYH0 (2/2)
>>188のスパイヤーズ開発チーム。ビーム兵装に対応した発展機を開発していたのだが全然予算が回されず冷遇されてキレた
ハイオネル・ファミリー(>>306)に引き抜かれてスパイヤーズの事実上の後継機を開発したらしい
>>188のスパイヤーズ開発チーム。ビーム兵装に対応した発展機を開発していたのだが全然予算が回されず冷遇されてキレた
ハイオネル・ファミリー(>>306)に引き抜かれてスパイヤーズの事実上の後継機を開発したらしい
455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 21:45:57.41:13xprpCvo (2/3)
(>>86バウエルでしたねお名前。見間違えすまん)
(>>86バウエルでしたねお名前。見間違えすまん)
456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 21:53:50.39:vltBWIjl0 (3/4)
自分もパウエルと間違えてました、すいません。
「トバルカイン・テクノロジーじゃよ」
「御社の下請け企業ですね」
「うむ。ワシの時代も相当苦労をかけたが、ワシ以上に娘が新しい契約を取ってきては受注数や仕様を変えるもんだから、もう耐えられんと怒り心頭のようじゃ」
「ですが下請けと親会社の対立など我々を呼ぶほどのことではないと思いますが」
「通常ならな。ワシにもいくつか情報の伝手があるのじゃが今回はどうもそう甘くないようで、他の下請けや孫請けも巻き込んで、ミツキを暗殺し、自分達に有利な新体制を作り上げるつもりのようじゃ」
「獅子身中の虫ということですね、それも1匹だけではないと」
「そういう事じゃ。警察に頼れと言ったんじゃが耳を貸さなくてな。かといって本人の要請なしに警察が動くとは考えられないし、どうしようかと悩んでおったら、大統領が紹介してくれたというわけじゃ」
「なるほど...ではご息女の護衛をお引き受けしましょう。報酬についてはよろしくお願いしますよ」
「もちろんじゃ。バウエル家の名にかけて、恩人に無礼な真似はせん」
その後シエラ=レオネはグラジオラと雑談を交えながら食事をとり、レストランを後にした。
そして車で特務機関の基地に戻っている際に、更に数日前のアルジオット大統領との会話を思い出していた。
「どうやらガーディアンオブエデンはとある記者を追っているようです」
「...記者、か?」
「はい。何でもその記者はソラ・テックを探っているようです」
「とっくにこの地上から消え失せたソラ・テックをか?確かにあの会社については色々と謎が多いが...」
ソラ・テック──初めてメルクリウスを発見した会社であり、一時は惑星エデンを統一しかねないほどの影響力を持っていた。しかしその力を恐れた数多の国家、組織や会社によって襲撃され惑星エデンから姿を消した。かの有名な『バニシング・インシデント』だが、その際に襲われたはずの本社は今も見つかっていないらしい。
「一体何が目的だ、『ソラの遺産』か?だがそんなものあるかどうかも疑わしい」
「そこまでは何とも。ただ言えるのは我々も奴らを追うべきだという事です。しかし...」
大統領が言葉に詰まったシエラ=レオネを睨む。顔は痩せこけているが、それに反して眼光は鋭く、数々の政争を生き抜いてきたことを窺わせる。
「何だ」
「記者の居所が掴めず...何でもソラ・テックの本社を見つけたと会社に伝えてから連絡がないそうです。...申し訳ない事にソラ・テック本社がかつて位置していた場所は掴めておりません」
その言葉を聞いて大統領は歪んだ笑みを浮かべた。
「ふっ、それなら丁度いい相手がいる。あのメカニック馬鹿なら少しくらい何か知っているだろう。アイツに貸しを作るのも悪くない」
と、このように複雑な経緯のもと特務機関はミツキ=バウエルの護衛を務める事になった。
そして彼女が特務機関の助言も聞かず、息抜きと称してリゾート国家のヒューシャルに赴いたため、カズミを含めた特務機関の人員も南国の島にいるという訳である。
自分もパウエルと間違えてました、すいません。
「トバルカイン・テクノロジーじゃよ」
「御社の下請け企業ですね」
「うむ。ワシの時代も相当苦労をかけたが、ワシ以上に娘が新しい契約を取ってきては受注数や仕様を変えるもんだから、もう耐えられんと怒り心頭のようじゃ」
「ですが下請けと親会社の対立など我々を呼ぶほどのことではないと思いますが」
「通常ならな。ワシにもいくつか情報の伝手があるのじゃが今回はどうもそう甘くないようで、他の下請けや孫請けも巻き込んで、ミツキを暗殺し、自分達に有利な新体制を作り上げるつもりのようじゃ」
「獅子身中の虫ということですね、それも1匹だけではないと」
「そういう事じゃ。警察に頼れと言ったんじゃが耳を貸さなくてな。かといって本人の要請なしに警察が動くとは考えられないし、どうしようかと悩んでおったら、大統領が紹介してくれたというわけじゃ」
「なるほど...ではご息女の護衛をお引き受けしましょう。報酬についてはよろしくお願いしますよ」
「もちろんじゃ。バウエル家の名にかけて、恩人に無礼な真似はせん」
その後シエラ=レオネはグラジオラと雑談を交えながら食事をとり、レストランを後にした。
そして車で特務機関の基地に戻っている際に、更に数日前のアルジオット大統領との会話を思い出していた。
「どうやらガーディアンオブエデンはとある記者を追っているようです」
「...記者、か?」
「はい。何でもその記者はソラ・テックを探っているようです」
「とっくにこの地上から消え失せたソラ・テックをか?確かにあの会社については色々と謎が多いが...」
ソラ・テック──初めてメルクリウスを発見した会社であり、一時は惑星エデンを統一しかねないほどの影響力を持っていた。しかしその力を恐れた数多の国家、組織や会社によって襲撃され惑星エデンから姿を消した。かの有名な『バニシング・インシデント』だが、その際に襲われたはずの本社は今も見つかっていないらしい。
「一体何が目的だ、『ソラの遺産』か?だがそんなものあるかどうかも疑わしい」
「そこまでは何とも。ただ言えるのは我々も奴らを追うべきだという事です。しかし...」
大統領が言葉に詰まったシエラ=レオネを睨む。顔は痩せこけているが、それに反して眼光は鋭く、数々の政争を生き抜いてきたことを窺わせる。
「何だ」
「記者の居所が掴めず...何でもソラ・テックの本社を見つけたと会社に伝えてから連絡がないそうです。...申し訳ない事にソラ・テック本社がかつて位置していた場所は掴めておりません」
その言葉を聞いて大統領は歪んだ笑みを浮かべた。
「ふっ、それなら丁度いい相手がいる。あのメカニック馬鹿なら少しくらい何か知っているだろう。アイツに貸しを作るのも悪くない」
と、このように複雑な経緯のもと特務機関はミツキ=バウエルの護衛を務める事になった。
そして彼女が特務機関の助言も聞かず、息抜きと称してリゾート国家のヒューシャルに赴いたため、カズミを含めた特務機関の人員も南国の島にいるという訳である。
457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:26:12.16:vltBWIjl0 (4/4)
海に入っていくエヴァを見ながら、カズミはビーチパラソルの下でくつろいでいるミツキに声をかけた。
「あのー、ホントにこんな事してていいんですか?」
「いいに決まってます。何せ私は一仕事やり終えたんですから。暗殺だか何だか知りませんが、とにかく私の邪魔はしないで欲しいものですね」
辺りの売店で買ったココナッツジュースを飲みながら発したその言葉に、カズミは苦笑いで答えることしかできなかった。
そしてミツキに呆れているのはカズミだけではなかった。
「こちらとしては辛い状況だな。守るべき対象に、守られる気がないとは」
離れたところで周囲の安全を確保しているオルデンリッジが無線越しに呟いた。
「まったくだ。親の忠言さえも無視するとは生意気な娘だと言わざるを得ない。そう思わんかね、ガルー」
「バーネットの言うことも分かるけどよ、俺はあの自信に満ちた態度はいいと思うぜ」
「ハッ、あれは自信ではなく虚勢というのだよ。全く、長官がこの場にいればガツンと言ってくれたであろうに」
遠くにいるのでバーネットの表情はカズミには見えないが、不機嫌な様子が口調から十分窺える。
「愚痴を言っても仕方ない、長官は本部で仕事だ。とにかく、俺たちの任務は彼女を守ることだ。気を引き締めておけ」
「「「了解」」」
ヒューシャルにいる間に起きた出来事を安価で募集します。
些細なこと(どんな会話をしたとか)でもガッツリ物語に関わるものでもいいですが、敵の襲撃だけはなしでお願いします。
↓3までで1番コンマの値が高いもの(可能そうであれば他のものも組み合わせます)
短いけど今日はここまで。
海に入っていくエヴァを見ながら、カズミはビーチパラソルの下でくつろいでいるミツキに声をかけた。
「あのー、ホントにこんな事してていいんですか?」
「いいに決まってます。何せ私は一仕事やり終えたんですから。暗殺だか何だか知りませんが、とにかく私の邪魔はしないで欲しいものですね」
辺りの売店で買ったココナッツジュースを飲みながら発したその言葉に、カズミは苦笑いで答えることしかできなかった。
そしてミツキに呆れているのはカズミだけではなかった。
「こちらとしては辛い状況だな。守るべき対象に、守られる気がないとは」
離れたところで周囲の安全を確保しているオルデンリッジが無線越しに呟いた。
「まったくだ。親の忠言さえも無視するとは生意気な娘だと言わざるを得ない。そう思わんかね、ガルー」
「バーネットの言うことも分かるけどよ、俺はあの自信に満ちた態度はいいと思うぜ」
「ハッ、あれは自信ではなく虚勢というのだよ。全く、長官がこの場にいればガツンと言ってくれたであろうに」
遠くにいるのでバーネットの表情はカズミには見えないが、不機嫌な様子が口調から十分窺える。
「愚痴を言っても仕方ない、長官は本部で仕事だ。とにかく、俺たちの任務は彼女を守ることだ。気を引き締めておけ」
「「「了解」」」
ヒューシャルにいる間に起きた出来事を安価で募集します。
些細なこと(どんな会話をしたとか)でもガッツリ物語に関わるものでもいいですが、敵の襲撃だけはなしでお願いします。
↓3までで1番コンマの値が高いもの(可能そうであれば他のものも組み合わせます)
短いけど今日はここまで。
458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:34:24.74:/sMOoB9Z0 (4/4)
乙でした
ミツキさんのPEMトーク、アブマットシリーズをこき下ろす
乙でした
ミツキさんのPEMトーク、アブマットシリーズをこき下ろす
459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:41:08.94:EpkyPpS80 (1/2)
地元のヤンキーに挑発されたガルーがビーチボールバレーに挑む
地元のヤンキーに挑発されたガルーがビーチボールバレーに挑む
460:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:49:37.45:EpkyPpS80 (2/2)
あっ乙忘れ失礼しました
安価下
あっ乙忘れ失礼しました
安価下
461:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:50:09.74:AR+8a7GZ0 (1/1)
決まりそうだけど
エヴァと海に関する話し合い
決まりそうだけど
エヴァと海に関する話し合い
462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 22:54:45.64:vblHpPgU0 (1/1)
乙
ライ・サンダー、休暇で海に来る。カズミとニアミスし他の機関メンバーと友好的接触する珍事
乙
ライ・サンダー、休暇で海に来る。カズミとニアミスし他の機関メンバーと友好的接触する珍事
463:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/08(月) 23:50:21.04:13xprpCvo (3/3)
おつー
おつー
464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/09(火) 23:31:15.38:D3zvrrWN0 (1/1)
質問、メルクリウスが発見されてからどれくらい経ってる設定?
PEMの開発が数十年前の話なのか百年以上前の話なのか知りたい
質問、メルクリウスが発見されてからどれくらい経ってる設定?
PEMの開発が数十年前の話なのか百年以上前の話なのか知りたい
465:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 19:56:46.17:yJ1UrYoW0 (1/6)
メルクリウス発見の歴史は150年ほど、PEMの歴史は大体100年ちょっとだと考えてます。大まかには
第一世代:殆どパワードスーツで、単に人間に強化外骨格を装着しただけに近い
第二世代:少しロボット型に近づき、操縦者と外界は装甲によって隔てられている。操縦に関してはパイロットの手足の動きと同期しており、着ぐるみの中に入っているような感じ。大きさは2~3m程度
第三世代:現在使われているPEMの標準型となった世代。サイズは10m程度まで巨大化し、同時に操縦はレバー等による操作に変化。
第四世代:フライングボードの発明によって空中機動が可能になった
こんな感じで、今はさまざまな改良等が進んでおり4.5世代といった感じですかね。ちなみにフライングボードの発明は60~70年程前です。
>>459と、組み合わせられそうなので>>462も入れます。他のものも後々入れられそうなら入れます。
「何か騒がしいな...」
見張りを続けていたガルーだったが、何やら近くのビーチで口論している男女がいるらしい。
「少し様子を見てくるぜ」
通信越しにオルデンリッジの返答が聞こえたのを確認して、ガルーは声の聞こえてくる方に移動した。
「だから、何回も言ってますよね?私、今日は1人で過ごす予定なんです」
「エェー、そんなこと言わずにさぁ」
「そうだよ。ちょっとご飯一緒に食べるだけじゃん」
そこでは1人の女性が、サングラスをかけた男と派手な赤髪の男に絡まれていた。
「こりゃ見るからにナンパだな。...見過ごすのも何だし、助けてやるか!」
するとガルーは女性と男性たちの間に割って入った。
「お前ら、相手が困ってんだろ」
見るからにサングラスの男が不機嫌になる。
「ちょちょ、あんた誰よ?」
「別にそれは今問題じゃねえだろ。それよりさっさとどっか違うとこに行け」
すると赤髪の男がニヤリと笑った。
「わかった!この娘のこと、お前も狙ってんだな?けどそうはいかねえぞ、俺達が先に話しかけたんだ」
その言葉にサングラスの男も、そうだそうだ、と声をだす。
「そう言う訳じゃねえって...ったく」
「まだ言い訳すんのか!お姉さんもこんな奴より俺たちの方がいいよね!」
突然話を振られた女性は驚いたのか、それとも呆れたのか、何も言わなかった。
「こうなったら...」
そう呟いた赤髪の男が突然鞄に手を入れた。
何か武器を取り出すのかと警戒したガルーは素早く拳を構える。
「これで勝負だ!」
何と赤髪の男が取り出したのはビーチボールだった。
「これで勝った方がお姉さんとデートだ!」
ガルーは呆れて物も言えなかったが、しかし、ここで引き下がっては声をかけた意味もないと考えた。
「分かった。けど俺が勝ったら素直に諦めろよ?」
「おうよ!男に二言はない!なあ、相棒?」
「そうだ!」
↓1ヤンキー2人のビーチボールバレーの腕前は?
01~60 素人
61~90 そこそこ上手い
91~ 何故かプロ級だった
メルクリウス発見の歴史は150年ほど、PEMの歴史は大体100年ちょっとだと考えてます。大まかには
第一世代:殆どパワードスーツで、単に人間に強化外骨格を装着しただけに近い
第二世代:少しロボット型に近づき、操縦者と外界は装甲によって隔てられている。操縦に関してはパイロットの手足の動きと同期しており、着ぐるみの中に入っているような感じ。大きさは2~3m程度
第三世代:現在使われているPEMの標準型となった世代。サイズは10m程度まで巨大化し、同時に操縦はレバー等による操作に変化。
第四世代:フライングボードの発明によって空中機動が可能になった
こんな感じで、今はさまざまな改良等が進んでおり4.5世代といった感じですかね。ちなみにフライングボードの発明は60~70年程前です。
>>459と、組み合わせられそうなので>>462も入れます。他のものも後々入れられそうなら入れます。
「何か騒がしいな...」
見張りを続けていたガルーだったが、何やら近くのビーチで口論している男女がいるらしい。
「少し様子を見てくるぜ」
通信越しにオルデンリッジの返答が聞こえたのを確認して、ガルーは声の聞こえてくる方に移動した。
「だから、何回も言ってますよね?私、今日は1人で過ごす予定なんです」
「エェー、そんなこと言わずにさぁ」
「そうだよ。ちょっとご飯一緒に食べるだけじゃん」
そこでは1人の女性が、サングラスをかけた男と派手な赤髪の男に絡まれていた。
「こりゃ見るからにナンパだな。...見過ごすのも何だし、助けてやるか!」
するとガルーは女性と男性たちの間に割って入った。
「お前ら、相手が困ってんだろ」
見るからにサングラスの男が不機嫌になる。
「ちょちょ、あんた誰よ?」
「別にそれは今問題じゃねえだろ。それよりさっさとどっか違うとこに行け」
すると赤髪の男がニヤリと笑った。
「わかった!この娘のこと、お前も狙ってんだな?けどそうはいかねえぞ、俺達が先に話しかけたんだ」
その言葉にサングラスの男も、そうだそうだ、と声をだす。
「そう言う訳じゃねえって...ったく」
「まだ言い訳すんのか!お姉さんもこんな奴より俺たちの方がいいよね!」
突然話を振られた女性は驚いたのか、それとも呆れたのか、何も言わなかった。
「こうなったら...」
そう呟いた赤髪の男が突然鞄に手を入れた。
何か武器を取り出すのかと警戒したガルーは素早く拳を構える。
「これで勝負だ!」
何と赤髪の男が取り出したのはビーチボールだった。
「これで勝った方がお姉さんとデートだ!」
ガルーは呆れて物も言えなかったが、しかし、ここで引き下がっては声をかけた意味もないと考えた。
「分かった。けど俺が勝ったら素直に諦めろよ?」
「おうよ!男に二言はない!なあ、相棒?」
「そうだ!」
↓1ヤンキー2人のビーチボールバレーの腕前は?
01~60 素人
61~90 そこそこ上手い
91~ 何故かプロ級だった
466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 20:01:49.19:jaHty+oW0 (1/1)
あ
あ
467:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 20:08:11.86:yJ1UrYoW0 (2/6)
19 ヤンキー2人は素人
↓1
01~20 ガルーの負け
21~ ガルーの勝ち
19 ヤンキー2人は素人
↓1
01~20 ガルーの負け
21~ ガルーの勝ち
468:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 20:14:30.72:p+dNHgqr0 (1/1)
あ
あ
469:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 20:15:53.21:xFm+WyuK0 (1/3)
>>465 ありがとうございます
>>465 ありがとうございます
470:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 21:08:30.42:yJ1UrYoW0 (3/6)
72 ガルーの勝ち
「っし、やったぜ!ヘルプありがとな、バーネット!」
ガルーはすっかり当初の目的を忘れて、素直に試合に勝利したことを喜んでいた。
「全く、何故私がこんな事に付き合うハメに...」
「まあまあ、いいじゃねえか。それより、これで文句ないな?」
息を切らしながら座り込む2人の男は首を縦に振った。
試合が終わったのを見て、女性がガルー達に声をかけてきた。
「助け舟を出していただき、ありがとうございました」
「いいって事よ。それよりアンタ...えーと」
「私はラ...いえ、ロイと言います」
ライは助けてくれた目の前の男性に悪いとは思いつつも、念の為に偽名を告げた。
「ロイさんか。厄介な奴らだったな?それにしてもアイツらが素直に従ってくれるとは、てっきり文句を言われるかと思ったぜ」
「ヒューシャルのビーチボールバレーの歴史は深く、かつては決闘の役割を果たしていたとか。だから勝敗は地元の人には絶対らしいですよ。多分彼らも地元の人なんでしょうね」
「そうなのか。ま、勝てたから何でいいけどよ」
「そうだ、助けてくれたお礼と言っては何ですが、飲み物でも奢りますよ」
「本当か!丁度喉が乾いてたんだよ」
するとバーネットがガルーに耳打ちした。
「今は任務中だぞ、さっさと持ち場に戻れ」
「分かってるよ、飲み物を受け取るだけだ」
「私は先に戻る。お前も直ぐに戻ってこい。ああ、それと、私の分も頼む」
「分かったよ」
そうしてバーネットは持ち場に戻った。
「それじゃあ、近くに売店があるのでそこでいいですか?」
「ああ。また誰かにちょっかいかけられても面倒だろうし飲み物を受け取るまで付き添うぜ」
2人は売店までの道のりを歩きながら、他愛もない雑談をかわす。
「それにしても、1人で南国とはめずらしいな?」
「...少し考え事をしたかったんです。自分の行いは正しいのかどうか」
「...大変そうだな」
2人の間に沈黙が流れる。
「...よく分かんねぇけど、自分のしたいことをすればいいんじゃねえか?」
「したい事、ですか?」
「ああ。正しさなんて誰も決められねえ。けどやりたいことは、少なくとも自分にならハッキリと分かるだろ」
しばらく考え込んだ後、ライは口を開いた。
「それもいいかもしれませんね。色々考えてみる事にします。それより売店に着きましたよ、どれがいいですか?」
「そうだなぁ...」
そうしてガルーは自分とバーネットの分の飲み物を受け取るとライに別れを告げ、持ち場に戻った。
そしてその日は何事もなく1日が終わった。
72 ガルーの勝ち
「っし、やったぜ!ヘルプありがとな、バーネット!」
ガルーはすっかり当初の目的を忘れて、素直に試合に勝利したことを喜んでいた。
「全く、何故私がこんな事に付き合うハメに...」
「まあまあ、いいじゃねえか。それより、これで文句ないな?」
息を切らしながら座り込む2人の男は首を縦に振った。
試合が終わったのを見て、女性がガルー達に声をかけてきた。
「助け舟を出していただき、ありがとうございました」
「いいって事よ。それよりアンタ...えーと」
「私はラ...いえ、ロイと言います」
ライは助けてくれた目の前の男性に悪いとは思いつつも、念の為に偽名を告げた。
「ロイさんか。厄介な奴らだったな?それにしてもアイツらが素直に従ってくれるとは、てっきり文句を言われるかと思ったぜ」
「ヒューシャルのビーチボールバレーの歴史は深く、かつては決闘の役割を果たしていたとか。だから勝敗は地元の人には絶対らしいですよ。多分彼らも地元の人なんでしょうね」
「そうなのか。ま、勝てたから何でいいけどよ」
「そうだ、助けてくれたお礼と言っては何ですが、飲み物でも奢りますよ」
「本当か!丁度喉が乾いてたんだよ」
するとバーネットがガルーに耳打ちした。
「今は任務中だぞ、さっさと持ち場に戻れ」
「分かってるよ、飲み物を受け取るだけだ」
「私は先に戻る。お前も直ぐに戻ってこい。ああ、それと、私の分も頼む」
「分かったよ」
そうしてバーネットは持ち場に戻った。
「それじゃあ、近くに売店があるのでそこでいいですか?」
「ああ。また誰かにちょっかいかけられても面倒だろうし飲み物を受け取るまで付き添うぜ」
2人は売店までの道のりを歩きながら、他愛もない雑談をかわす。
「それにしても、1人で南国とはめずらしいな?」
「...少し考え事をしたかったんです。自分の行いは正しいのかどうか」
「...大変そうだな」
2人の間に沈黙が流れる。
「...よく分かんねぇけど、自分のしたいことをすればいいんじゃねえか?」
「したい事、ですか?」
「ああ。正しさなんて誰も決められねえ。けどやりたいことは、少なくとも自分にならハッキリと分かるだろ」
しばらく考え込んだ後、ライは口を開いた。
「それもいいかもしれませんね。色々考えてみる事にします。それより売店に着きましたよ、どれがいいですか?」
「そうだなぁ...」
そうしてガルーは自分とバーネットの分の飲み物を受け取るとライに別れを告げ、持ち場に戻った。
そしてその日は何事もなく1日が終わった。
471:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 21:09:07.73:yJ1UrYoW0 (4/6)
その後も特に事件は起きず、気づけばミツキの休暇は最終日になっていた。
「ここがシーパークですか...」
カズミは周りにごった返している人の波を見ながら呟いた。
「ええ。私が1番楽しみにしていた場所です」
そう言うとミツキはいつもより足早に奥へと進んでいく。
そして何事もなく時間が過ぎ、そろそろ昼食の時間となった。するとそばに居たオルデンリッジから声をかけられた。
「カズミ、エヴァを連れて何かに乗ってきたらどうだ?一つだけなら構わんぞ」
「本当ですか!?でも...」
「昼食中は対象も動かないし、護衛も俺たち3人だけで十分だ」
「そうですか?うーん...」
↓1
1 エヴァを遊びに連れて行く
2 護衛を続ける
その後も特に事件は起きず、気づけばミツキの休暇は最終日になっていた。
「ここがシーパークですか...」
カズミは周りにごった返している人の波を見ながら呟いた。
「ええ。私が1番楽しみにしていた場所です」
そう言うとミツキはいつもより足早に奥へと進んでいく。
そして何事もなく時間が過ぎ、そろそろ昼食の時間となった。するとそばに居たオルデンリッジから声をかけられた。
「カズミ、エヴァを連れて何かに乗ってきたらどうだ?一つだけなら構わんぞ」
「本当ですか!?でも...」
「昼食中は対象も動かないし、護衛も俺たち3人だけで十分だ」
「そうですか?うーん...」
↓1
1 エヴァを遊びに連れて行く
2 護衛を続ける
472:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 21:12:25.18:xFm+WyuK0 (2/3)
1
1
473:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 21:37:37.01:yJ1UrYoW0 (5/6)
1 エヴァを遊びに連れて行く
「ではお言葉に甘えて行ってきます!」
「ああ。楽しませてやってこい」
カズミはアイスを食べていたエヴァに近づいた。
「ねえ、エヴァ、何か乗りたい物ある?」
「にんむちゅうでしょ?」
「許可はちゃんともらったよ!」
「ふーん...じゃあ──」
エヴァは辺りをぐるりと見渡すと観覧車を指差した。
「あれがいい!」
「観覧車かぁ。よし、行こう!」
カズミはエヴァの手を引いて観覧車に向かった。
「2名様ですね、お楽しみ下さーい」
係員が観覧車の扉を開けると、2人はそこに乗り込んだ。
観覧車がゆっくりと上がっていく。
「たかいねー」
「だね!」
しばらくすると観覧車が頂上付近に達した。
「ほらほら、あれ見て!」
カズミの指差した方向は、日光でキラキラと輝く海が水平線まで続いている。
「ふおお...!キレイだね!」
「うん!そういえば海は楽しかった?」
「たのしかったよ~。いつもはおよげないから」
(いつもは泳げない?)
カズミはエヴァの妙な言い回しに引っかかりながらも、特に口を挟まなかった。
「けど泳ぐの上手だったよ!」
「えへへ...でもお姉ちゃんもはやかった。こんどおしえてね?」
「勿論!」
「つぎはみんながのってたいたにものってみたい」
「サーフィンのこと?うーん、それは教えられないなぁ。ところで、観覧車はどう?」
「きにいったよ!アダムにもみせてあげたいなー」
「じゃあ写真撮ろっか!そしたら見せられるよ!」
そう言ってカズミは海を背景にエヴァの写真を撮った。
好感度
エヴァ 3 2/4→3/4
↓1
01~40 異変に気づかなかった
41~ 異変に気づいた
1 エヴァを遊びに連れて行く
「ではお言葉に甘えて行ってきます!」
「ああ。楽しませてやってこい」
カズミはアイスを食べていたエヴァに近づいた。
「ねえ、エヴァ、何か乗りたい物ある?」
「にんむちゅうでしょ?」
「許可はちゃんともらったよ!」
「ふーん...じゃあ──」
エヴァは辺りをぐるりと見渡すと観覧車を指差した。
「あれがいい!」
「観覧車かぁ。よし、行こう!」
カズミはエヴァの手を引いて観覧車に向かった。
「2名様ですね、お楽しみ下さーい」
係員が観覧車の扉を開けると、2人はそこに乗り込んだ。
観覧車がゆっくりと上がっていく。
「たかいねー」
「だね!」
しばらくすると観覧車が頂上付近に達した。
「ほらほら、あれ見て!」
カズミの指差した方向は、日光でキラキラと輝く海が水平線まで続いている。
「ふおお...!キレイだね!」
「うん!そういえば海は楽しかった?」
「たのしかったよ~。いつもはおよげないから」
(いつもは泳げない?)
カズミはエヴァの妙な言い回しに引っかかりながらも、特に口を挟まなかった。
「けど泳ぐの上手だったよ!」
「えへへ...でもお姉ちゃんもはやかった。こんどおしえてね?」
「勿論!」
「つぎはみんながのってたいたにものってみたい」
「サーフィンのこと?うーん、それは教えられないなぁ。ところで、観覧車はどう?」
「きにいったよ!アダムにもみせてあげたいなー」
「じゃあ写真撮ろっか!そしたら見せられるよ!」
そう言ってカズミは海を背景にエヴァの写真を撮った。
好感度
エヴァ 3 2/4→3/4
↓1
01~40 異変に気づかなかった
41~ 異変に気づいた
474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 21:45:54.84:0sxuNtQk0 (1/1)
あ
あ
475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 22:26:23.55:yJ1UrYoW0 (6/6)
84 異変に気づいた
「うん、よく撮れてる!」
カズミは撮影した写真をチェックしていた。
するとその時、カズミの直感が突然働いた。
慌てて昼食を食べているミツキ達の方を見ると、レストランに何人か怪しい人物が集まってきている。
「こちらカズミ、不審な人物を数名確認しました。対象のいるレストランを取り囲むように動いています」
無線を聞いてオルデンリッジは周囲を見渡す。
「確認した。これから──」
その時突如銃撃が始まった。蜘蛛の子を散らすように人々が逃げ惑う。
「まずい、早く下に降りないと!」
観覧車が下に着くまでの間、オルデンリッジ達は無事なのかカズミは気が気じゃなかった。観覧車から降りると、エヴァに絶対に離れないように言いつけてから、レストランへと向かった。
カズミがレストランの近くに到達した時、銃撃は終わっておらず、弾丸が飛び交っていた。
「少なくとも誰かは生きてるってことだね、よし!」
その時オルデンリッジから通信が入った。
「カズミ、無事か!?」
「はい!そちらの状況は!?」
「全員無事だ、だがかなりの数に包囲されている!そっちは!?」
「丁度敵の背後に位置してます!」
「分かった!奴らに奇襲を仕掛けてくれ!それに合わせて我々も包囲を脱し、合流する!」
「了解!」
今日はここまで。
それとハイオネル・ファミリー(>>306)のフロント企業を募集します。名前をお願いします。概要はあってもなくてもどっちでもオッケーです。
↓1
84 異変に気づいた
「うん、よく撮れてる!」
カズミは撮影した写真をチェックしていた。
するとその時、カズミの直感が突然働いた。
慌てて昼食を食べているミツキ達の方を見ると、レストランに何人か怪しい人物が集まってきている。
「こちらカズミ、不審な人物を数名確認しました。対象のいるレストランを取り囲むように動いています」
無線を聞いてオルデンリッジは周囲を見渡す。
「確認した。これから──」
その時突如銃撃が始まった。蜘蛛の子を散らすように人々が逃げ惑う。
「まずい、早く下に降りないと!」
観覧車が下に着くまでの間、オルデンリッジ達は無事なのかカズミは気が気じゃなかった。観覧車から降りると、エヴァに絶対に離れないように言いつけてから、レストランへと向かった。
カズミがレストランの近くに到達した時、銃撃は終わっておらず、弾丸が飛び交っていた。
「少なくとも誰かは生きてるってことだね、よし!」
その時オルデンリッジから通信が入った。
「カズミ、無事か!?」
「はい!そちらの状況は!?」
「全員無事だ、だがかなりの数に包囲されている!そっちは!?」
「丁度敵の背後に位置してます!」
「分かった!奴らに奇襲を仕掛けてくれ!それに合わせて我々も包囲を脱し、合流する!」
「了解!」
今日はここまで。
それとハイオネル・ファミリー(>>306)のフロント企業を募集します。名前をお願いします。概要はあってもなくてもどっちでもオッケーです。
↓1
476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 22:43:42.19:xFm+WyuK0 (3/3)
乙
【名前】グラディウスグループ
【概要】貿易業を中心に金融業・重化学事業を担う。最近はバウエル社の低迷を見て中央大陸のPEMシェアに食い込もうとするなど、とても野心的な動きを見せる
乙
【名前】グラディウスグループ
【概要】貿易業を中心に金融業・重化学事業を担う。最近はバウエル社の低迷を見て中央大陸のPEMシェアに食い込もうとするなど、とても野心的な動きを見せる
477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 22:50:36.11:t4KBHNpj0 (1/1)
乙でした
乙でした
478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/11(木) 23:02:42.44:83d7kaxR0 (1/1)
乙
乙
479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 00:29:17.11:54GN3IsKo (1/2)
おつおつ
おつおつ
480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 19:27:02.30:AgZrwRfA0 (1/7)
↓1 敵の白兵戦の腕前は?
01~20素人
21~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
↓1 敵の白兵戦の腕前は?
01~20素人
21~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 19:29:09.25:D1Kz9/3Vo (1/1)
ヌッ
ヌッ
482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 19:32:53.34:AgZrwRfA0 (2/7)
↓1
01~20カズミ負傷
21~50 拮抗
51~ 撃破
↓1
01~20カズミ負傷
21~50 拮抗
51~ 撃破
483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 19:37:51.91:mmz7Hf/H0 (1/4)
あ
あ
484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 20:07:13.25:AgZrwRfA0 (3/7)
91 撃破
カズミは近くにあったスタンドの陰に隠れると、ホルスターから拳銃を取り出した。そのまま、敵に気取られないように様子を窺う。
「自動小銃なんていつの間に持ち込んだんだろ...」
レストランを包囲している襲撃者たちは格好だけなら観光客と何ら変わらないが、全員がアサルトライフルやサブマシンガンで武装していた。カズミのそばだけでも敵の数は4、5人は居る。
「拳銃じゃ少し心もとないけど、奇襲で混乱させるぐらいは何とかなる!」
カズミはレストランに向けてアサルトライフルを乱射している敵に照準を合わせると、深呼吸をしてから引き金をひいた。
「グハッ!」
うめき声と同時に撃たれた相手が地面に倒れ込む。
「何だ!?」
「トミーがやられたぞ!」
混乱している隙をついて、カズミは更にもう一人に鉛玉をお見舞いした。
「マイク!?」
真横に居た仲間が倒れた事に気づいた相手は弾の飛んできた方向に視線を移し、カズミを発見した。
「後ろだ、あそこにいるぞ!」
男の声に合わせて、彼の仲間たちが一斉にカズミの方を向く。
「うう、まずい!」
直ぐに銃弾の雨がカズミ目がけて飛んできた。
「絶対に顔を出しちゃ駄目だよ!」
「はーい」
スタンドは何とか銃弾を防いでいるが、そう長くは持たなそうだ。
しかしその時レストランの方で動きがあった。
「まずい、奴らが動くぞ!ここから──」
そう仲間に忠告していた男は、オルデンリッジによってピストルで頭を撃ち抜かれた。
続けて周囲にいた襲撃者たちもバーネットやガルーによって射殺された。
「大丈夫でしたか!?」
カズミのもとまでやってきたオルデンリッジ達に声をかける。
幸いにも見たところ誰にも目立った外傷は無く、ミツキも無事のようだ。
「何とかな。とにかく今はシーパークから抜け出すとしよう」
「しかし奴らがそう易々と逃してくれるだろうか?この人数、恐らく出口は固められているぞ、オルデンリッジ」
「おいおいバーネット、弱気になってんじゃねえぞ」
3人の会話をよそに、ミツキは1人でブツブツと呟いていた。
「まさか本当に殺し屋を送ってくるなんて...。決めました、戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう」
白兵戦技能
カズミ 兵卒 2/3→熟練
91 撃破
カズミは近くにあったスタンドの陰に隠れると、ホルスターから拳銃を取り出した。そのまま、敵に気取られないように様子を窺う。
「自動小銃なんていつの間に持ち込んだんだろ...」
レストランを包囲している襲撃者たちは格好だけなら観光客と何ら変わらないが、全員がアサルトライフルやサブマシンガンで武装していた。カズミのそばだけでも敵の数は4、5人は居る。
「拳銃じゃ少し心もとないけど、奇襲で混乱させるぐらいは何とかなる!」
カズミはレストランに向けてアサルトライフルを乱射している敵に照準を合わせると、深呼吸をしてから引き金をひいた。
「グハッ!」
うめき声と同時に撃たれた相手が地面に倒れ込む。
「何だ!?」
「トミーがやられたぞ!」
混乱している隙をついて、カズミは更にもう一人に鉛玉をお見舞いした。
「マイク!?」
真横に居た仲間が倒れた事に気づいた相手は弾の飛んできた方向に視線を移し、カズミを発見した。
「後ろだ、あそこにいるぞ!」
男の声に合わせて、彼の仲間たちが一斉にカズミの方を向く。
「うう、まずい!」
直ぐに銃弾の雨がカズミ目がけて飛んできた。
「絶対に顔を出しちゃ駄目だよ!」
「はーい」
スタンドは何とか銃弾を防いでいるが、そう長くは持たなそうだ。
しかしその時レストランの方で動きがあった。
「まずい、奴らが動くぞ!ここから──」
そう仲間に忠告していた男は、オルデンリッジによってピストルで頭を撃ち抜かれた。
続けて周囲にいた襲撃者たちもバーネットやガルーによって射殺された。
「大丈夫でしたか!?」
カズミのもとまでやってきたオルデンリッジ達に声をかける。
幸いにも見たところ誰にも目立った外傷は無く、ミツキも無事のようだ。
「何とかな。とにかく今はシーパークから抜け出すとしよう」
「しかし奴らがそう易々と逃してくれるだろうか?この人数、恐らく出口は固められているぞ、オルデンリッジ」
「おいおいバーネット、弱気になってんじゃねえぞ」
3人の会話をよそに、ミツキは1人でブツブツと呟いていた。
「まさか本当に殺し屋を送ってくるなんて...。決めました、戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう」
白兵戦技能
カズミ 兵卒 2/3→熟練
485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 20:10:08.08:mmz7Hf/H0 (2/4)
>>戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう
この件を乗り越えてもまた何かやらかしそうですね……
>>戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう
この件を乗り越えてもまた何かやらかしそうですね……
486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 20:13:59.87:WTBaVUFd0 (1/3)
下請けおじさん「わからせなきゃ…(使命感)」
下請けおじさん「わからせなきゃ…(使命感)」
487:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 20:14:26.56:ERjNZGqX0 (1/1)
>>下請け共<<
>>下請け共<<
488:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 20:45:33.21:AgZrwRfA0 (4/7)
カズミ達は追手から逃れる為にシーパーク内を移動しながら会話を交わしていた。
「ちなみに襲撃してきたのは一体?」
カズミの疑問に、周囲を見渡していたオルデンリッジが答えた。
「恐らくはハイオネル・ファミリーだな。何人か資料で見た顔が居た。おおかた金で雇われたんだろう」
それを聞いたミツキが呟く。
「ハイオネル・ファミリー...確か──」
と、その時、轟音と共にシーパークの外壁が崩れたかと思うとアブマットが目の前に現れた。
「武装したPEMだと!?どうやって持ち込んだ!」
「まずいぜオルデンリッジ!後ろから歩兵も来てる!」
「全く、どちらか片方だけならまだ何とかなったものを!」
バーネットはそう悪態をつきながら拳銃の弾倉を装填した。
そして何故かミツキも憤慨していた。
「何ですかアレは!アブマットじゃないですか!あんなものを私の目に入れないでくださいよ!」
「なんでおこってるの?」
「何って...あのシリーズ、コストやら運用の簡単さから随分と評価されてるみたいですが、私に言わせればゴミです、ゴミ!」
ミツキの口は全く止まる気配がない。
「ありとあらゆる設計が安定志向で、ロマンのかけらもあったもんじゃありません!PEM開発者ならもっと追い求めるべきものがあるでしょう!アブマットシリーズの設計者を目の前に連れてきてくれたら私がこの手でブチコロ──」
ミツキはハッとした表情になると、咳払いをした。
「...私としたことが、取り乱しましたね。とにかくあの機体は好きではありません」
そんなエヴァとミツキのやり取りをよそに、カズミは現在の状況が非常にまずいことを理解していた。
(このままじゃ絶体絶命...!)
その時カズミの目に入ったものがあった。
「オルデンリッジ先輩、私に考えがあります!」
「何だ!?」
「私がアレに乗って注意を引きつけます!」
カズミが指をさしたのはシーパークのアトラクション用のPEM、レインボーバードだ。
「確かに注意は引けるだろうが、アレは殆ど非武装だぞ!」
オルデンリッジの言う通り、レインボーバードの装備はごく簡素なブレードどペイントガンのみだ。
「でも機動性は抜群です、時間稼ぎなら!」
「本当にそれでいいんだな?もちろん対象を安全な場所に移したらすぐ援護に向かうが、それまで耐えられるか?」
「それは──」
↓1
1 レインボーバードに乗る
2 オルデンリッジ達と行動を共にする
カズミ達は追手から逃れる為にシーパーク内を移動しながら会話を交わしていた。
「ちなみに襲撃してきたのは一体?」
カズミの疑問に、周囲を見渡していたオルデンリッジが答えた。
「恐らくはハイオネル・ファミリーだな。何人か資料で見た顔が居た。おおかた金で雇われたんだろう」
それを聞いたミツキが呟く。
「ハイオネル・ファミリー...確か──」
と、その時、轟音と共にシーパークの外壁が崩れたかと思うとアブマットが目の前に現れた。
「武装したPEMだと!?どうやって持ち込んだ!」
「まずいぜオルデンリッジ!後ろから歩兵も来てる!」
「全く、どちらか片方だけならまだ何とかなったものを!」
バーネットはそう悪態をつきながら拳銃の弾倉を装填した。
そして何故かミツキも憤慨していた。
「何ですかアレは!アブマットじゃないですか!あんなものを私の目に入れないでくださいよ!」
「なんでおこってるの?」
「何って...あのシリーズ、コストやら運用の簡単さから随分と評価されてるみたいですが、私に言わせればゴミです、ゴミ!」
ミツキの口は全く止まる気配がない。
「ありとあらゆる設計が安定志向で、ロマンのかけらもあったもんじゃありません!PEM開発者ならもっと追い求めるべきものがあるでしょう!アブマットシリーズの設計者を目の前に連れてきてくれたら私がこの手でブチコロ──」
ミツキはハッとした表情になると、咳払いをした。
「...私としたことが、取り乱しましたね。とにかくあの機体は好きではありません」
そんなエヴァとミツキのやり取りをよそに、カズミは現在の状況が非常にまずいことを理解していた。
(このままじゃ絶体絶命...!)
その時カズミの目に入ったものがあった。
「オルデンリッジ先輩、私に考えがあります!」
「何だ!?」
「私がアレに乗って注意を引きつけます!」
カズミが指をさしたのはシーパークのアトラクション用のPEM、レインボーバードだ。
「確かに注意は引けるだろうが、アレは殆ど非武装だぞ!」
オルデンリッジの言う通り、レインボーバードの装備はごく簡素なブレードどペイントガンのみだ。
「でも機動性は抜群です、時間稼ぎなら!」
「本当にそれでいいんだな?もちろん対象を安全な場所に移したらすぐ援護に向かうが、それまで耐えられるか?」
「それは──」
↓1
1 レインボーバードに乗る
2 オルデンリッジ達と行動を共にする
489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 21:04:04.22:WTBaVUFd0 (2/3)
1
1
490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 21:39:43.06:AgZrwRfA0 (5/7)
「もちろんです!」
カズミは笑顔で答えた。
「分かった。俺たちが援護するから、合図をしたら走れ」
首を縦に振ったカズミはエヴァに視線を移す。
「みんなから絶対に離れたら駄目だよ!」
「うん。すぐアダムといっしょにもどるね」
カズミはエヴァの頭を軽く撫でると、オルデンリッジに準備が整った事を伝えた。
「よし...今だ、行け!」
そう叫ぶと共にオルデンリッジ達はそれぞれ歩兵とアブマットに銃撃を加え始めた。
それに呼応して、カズミは姿勢を低くしながらレインボーバードへと走っていった。
その背中を眺めながらバーネットが呟く。
「後輩、死ぬなよ」
「カズミならきっと大丈夫だぜ!」
↓1 敵パイロットの腕前は?
01~20 素人
21~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
「もちろんです!」
カズミは笑顔で答えた。
「分かった。俺たちが援護するから、合図をしたら走れ」
首を縦に振ったカズミはエヴァに視線を移す。
「みんなから絶対に離れたら駄目だよ!」
「うん。すぐアダムといっしょにもどるね」
カズミはエヴァの頭を軽く撫でると、オルデンリッジに準備が整った事を伝えた。
「よし...今だ、行け!」
そう叫ぶと共にオルデンリッジ達はそれぞれ歩兵とアブマットに銃撃を加え始めた。
それに呼応して、カズミは姿勢を低くしながらレインボーバードへと走っていった。
その背中を眺めながらバーネットが呟く。
「後輩、死ぬなよ」
「カズミならきっと大丈夫だぜ!」
↓1 敵パイロットの腕前は?
01~20 素人
21~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 21:40:36.37:42Hwc8hk0 (1/1)
え
え
492:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 21:55:55.81:AgZrwRfA0 (6/7)
レインボーバードのもとにたどり着いたカズミは素早くコックピットに乗り込んだ。
「無事起動できた!特に不具合も...なし!」
アブマットは突撃銃を今にもミツキたちに放とうとしていた。PEM用の武器が人間に当たればミンチどころの話ではない。
しかしレインボーバードが起動した事に気づいたのか、カズミの方を振り返った。
「持ち堪えてみせる!」
視界の端にその場から去っていくエヴァ達をおさめながら、カズミは意気込んだ。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り4ターン
↓1
01~20 被弾
21~70 膠着
71~ 敵にダメージを与えた
レインボーバードのもとにたどり着いたカズミは素早くコックピットに乗り込んだ。
「無事起動できた!特に不具合も...なし!」
アブマットは突撃銃を今にもミツキたちに放とうとしていた。PEM用の武器が人間に当たればミンチどころの話ではない。
しかしレインボーバードが起動した事に気づいたのか、カズミの方を振り返った。
「持ち堪えてみせる!」
視界の端にその場から去っていくエヴァ達をおさめながら、カズミは意気込んだ。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り4ターン
↓1
01~20 被弾
21~70 膠着
71~ 敵にダメージを与えた
493:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 21:56:14.50:mmz7Hf/H0 (3/4)
a
a
494:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 22:12:40.73:AgZrwRfA0 (7/7)
50 膠着
アブマットがこちらに突撃銃を構えたのを見て、カズミはすぐに行動を開始した。
(きっとフライングボードで銃撃を防げるのは一回が限界...。ここぞと言うときに取っておかないと)
そう考えたカズミは建物の陰に隠れて銃撃をやり過ごした。
そのままアブマットが弾を交換している隙に接近し、攻撃を加える。
ブレードもここぞと言うときに温存しておこうと考え、カズミはアブマットに向けて右ストレートを繰り出した。
「防がれた...!」
しかしアブマットはフライングボードでそれを受け流した。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り3ターン
↓1
01~20 被弾
21~80 膠着
81~ 敵にダメージを与えた
今日はここまで。
50 膠着
アブマットがこちらに突撃銃を構えたのを見て、カズミはすぐに行動を開始した。
(きっとフライングボードで銃撃を防げるのは一回が限界...。ここぞと言うときに取っておかないと)
そう考えたカズミは建物の陰に隠れて銃撃をやり過ごした。
そのままアブマットが弾を交換している隙に接近し、攻撃を加える。
ブレードもここぞと言うときに温存しておこうと考え、カズミはアブマットに向けて右ストレートを繰り出した。
「防がれた...!」
しかしアブマットはフライングボードでそれを受け流した。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り3ターン
↓1
01~20 被弾
21~80 膠着
81~ 敵にダメージを与えた
今日はここまで。
495:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 22:15:25.97:PI/2ldEVO (1/1)
ほい
ほい
496:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 22:16:27.16:WTBaVUFd0 (3/3)
乙
乙
497:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 22:16:34.16:mmz7Hf/H0 (4/4)
乙でした
乙でした
498:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/12(金) 23:33:37.89:54GN3IsKo (2/2)
乙
強くなってるカズミ……!
乙
強くなってるカズミ……!
499:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 20:03:23.49:2Vu4kzjH0 (1/6)
97 敵にダメージを与えた
アブマットはいつの間にか突撃銃をアックスに持ち替えており、振り上げた右腕をレインボーバードの頭めがけて振り下ろした。
「このくらいっ!」
カズミはステップで左に避けると、アブマットの右側頭部目掛けて左フックを繰り出そうとする。相手はそれに応じて防御態勢をとった。
「なーんてね!」
しかしカズミは拳を当てる事なく、右腰に提げられていたペイントガンに手を伸ばした。
そしてアブマットのカメラ部分はピンク色のペイントで染まった。
「今だ!」
ADMは左手にペイントガンを持ったまま右手でブレードを掴むと、狼狽えるアブマットの脇腹にそれを振るった。
通常のプレードならそのまま断ち切れたが、アトラクション用という事もあってかダメージを与えるにとどまった。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り2ターン
↓1
01~20 被弾
21~70 膠着
71~90 敵にダメージを与えた
91~ 撃破
97 敵にダメージを与えた
アブマットはいつの間にか突撃銃をアックスに持ち替えており、振り上げた右腕をレインボーバードの頭めがけて振り下ろした。
「このくらいっ!」
カズミはステップで左に避けると、アブマットの右側頭部目掛けて左フックを繰り出そうとする。相手はそれに応じて防御態勢をとった。
「なーんてね!」
しかしカズミは拳を当てる事なく、右腰に提げられていたペイントガンに手を伸ばした。
そしてアブマットのカメラ部分はピンク色のペイントで染まった。
「今だ!」
ADMは左手にペイントガンを持ったまま右手でブレードを掴むと、狼狽えるアブマットの脇腹にそれを振るった。
通常のプレードならそのまま断ち切れたが、アトラクション用という事もあってかダメージを与えるにとどまった。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り2ターン
↓1
01~20 被弾
21~70 膠着
71~90 敵にダメージを与えた
91~ 撃破
500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 20:03:39.17:rsaBg+7xo (1/2)
ぬん
ぬん
501:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 20:24:48.82:2Vu4kzjH0 (2/6)
17 被弾
ペイントで視界が塞がれたアブマットはアックスをひたすら振り回していた。
カズミが距離を取ったのと同時に、アブマットのカメラはウォッシャー液とワイパーによって元通りになってしまった。
すると敵は突撃銃で制圧射撃を加えながらフライングボードを展開し始めた。
「空に行かれると攻撃手段が...!」
しかし薄い装甲で近づくわけにも行かず、そのまま敵の滑空を許してしまったカズミは唇を噛んだ。
急いでフライングボードで後を追うが、アブマットは急旋回するとADMの方に進路を変え、銃弾を放ってきた。
「大丈夫、避けれる!」
そう思っていたカズミだったが、やがて異変に気づいた。
(機体がイメージ通りに動かない!?)
確かにレインボーバードは通常の軍用PEMよりは速い。しかしカズミはそれ以上の機動性を誇るADMの操縦感覚にすっかり慣れてしまっていた。
「駄目、直撃する!」
すれ違いざまに数発の銃弾をもらったレインボーバードの装甲はすっかりボロボロになっていた。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り1ターン
↓1
01~10 撃破された
11~30 被弾
31~70 膠着
71~90 敵にダメージを与えた
91~ 撃破
17 被弾
ペイントで視界が塞がれたアブマットはアックスをひたすら振り回していた。
カズミが距離を取ったのと同時に、アブマットのカメラはウォッシャー液とワイパーによって元通りになってしまった。
すると敵は突撃銃で制圧射撃を加えながらフライングボードを展開し始めた。
「空に行かれると攻撃手段が...!」
しかし薄い装甲で近づくわけにも行かず、そのまま敵の滑空を許してしまったカズミは唇を噛んだ。
急いでフライングボードで後を追うが、アブマットは急旋回するとADMの方に進路を変え、銃弾を放ってきた。
「大丈夫、避けれる!」
そう思っていたカズミだったが、やがて異変に気づいた。
(機体がイメージ通りに動かない!?)
確かにレインボーバードは通常の軍用PEMよりは速い。しかしカズミはそれ以上の機動性を誇るADMの操縦感覚にすっかり慣れてしまっていた。
「駄目、直撃する!」
すれ違いざまに数発の銃弾をもらったレインボーバードの装甲はすっかりボロボロになっていた。
カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り1ターン
↓1
01~10 撃破された
11~30 被弾
31~70 膠着
71~90 敵にダメージを与えた
91~ 撃破
502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 20:27:00.41:gK40UfA50 (1/3)
a
a
503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:29:50.54:2Vu4kzjH0 (3/6)
41 膠着
「空は駄目だ...!」
そう考えたカズミは、アブマットが再び戻ってくる前に地上に戻った。
「けど状況はかなり不味いまんまだよ!」
カズミが悪態をつきながら空を見上げると、旋回を終えたアブマットが彼女を狙っていた。
上空からとなると建物の陰に隠れるわけにも行かない。使いたくはなかったが、カズミはフライングボードを構えた。
レインボーバードの頭上を通り過ぎる際に放たれた弾は全てフライングボードが防いでくれたものの、もはや滑空もできないほどの状態になっていた。
再び突撃銃の銃口がレインボーバードを捉える。
「絶体絶命...!」
その時、突如アブマットの進行方向を塞ぐかのように複数の光線が奔ったかと思うと、そのうちの一本が胴体を貫いた。
そこにはカズミにとっては馴染み深い機体、ナルカミの姿があった。
「待たせたな、カズミ!」
「ガルー先輩!」
少し遅れて、クラックロードとダートの姿も見えた。
「流石は私たちの後輩だな」
「助かりました、間一髪でしたよ。ミツキさんは無事ですか?」
カズミの質問にオルデンリッジが答える。
「彼女なら特務機関が確保したセーフルームにいる、安全だ」
「よかった...」
そして何よりカズミを安堵させたのはADMも共に来ていた事。つまり、エヴァが無事だということだ。
「むかえにきたよ~」
「いやー、間に合って本当によかった。僕の知らないところで死ぬなんて御免だからね、もう他の機体には乗らないよう頼むよ。さ、早くこっちに!」
アダムの言葉に従い、カズミはレインボーバードからADMに乗り移った。
「いやー、役人に賄賂を渡してPEMを持ち込んどいてよかったぜ」
「やったのはオルデンリッジだぞ。お前は何もしてないだろ」
「あはは...。でも、もう終わりですね」
「そうだな、そろそろ──」
すると、オルデンリッジの言葉を遮るように銃声が響いた。
「敵か!?」
銃弾が飛んできた方向にはアブマットの性能を全般的に高めた後継機であるカタラと、見慣れない黒塗りの機体がいた。
カズミは先手を打たれる前に黒い機体に向けてレーザーライフルを発射した。
「やった、直撃!」
レーザーは確かにコックピット部分の胴体に直撃した。
「...な、何で」
しかし傷一つとまでは行かないが、殆ど効いていなかった。
「何なんだあの機体は...どこかスパイヤーズに似ているが」
スパイヤーズと言えばバウエル・インダストリが開発した名機だ。総合的に優れており長年ブルトニア軍の主力として活用されていた。指向性エネルギー兵器の台頭により廃れた旧世代機ではあるものの、未だに使用されている。
「あれは...何処かの資料で見たことがありますね」
すると突然無線にミツキが割り込んできた。
「ミツキさん、どうやって!?」
「何やら見慣れない機体があったので、ドローンでその性能でも拝見しようかと。ああ、無線は暗号化されてましたが私にかかればないも同然ですね」
ミツキはさも当然と言った口ぶりだった。
「ああ、思い出しました。我が社のある開発チームがスパイヤーズの新型を作ろうとしていたんでした。ですがおかしいですね...確かにエネルギー兵器に対する防御を引き上げるとはされていましたが、あそこまでのものではなかったはず」
41 膠着
「空は駄目だ...!」
そう考えたカズミは、アブマットが再び戻ってくる前に地上に戻った。
「けど状況はかなり不味いまんまだよ!」
カズミが悪態をつきながら空を見上げると、旋回を終えたアブマットが彼女を狙っていた。
上空からとなると建物の陰に隠れるわけにも行かない。使いたくはなかったが、カズミはフライングボードを構えた。
レインボーバードの頭上を通り過ぎる際に放たれた弾は全てフライングボードが防いでくれたものの、もはや滑空もできないほどの状態になっていた。
再び突撃銃の銃口がレインボーバードを捉える。
「絶体絶命...!」
その時、突如アブマットの進行方向を塞ぐかのように複数の光線が奔ったかと思うと、そのうちの一本が胴体を貫いた。
そこにはカズミにとっては馴染み深い機体、ナルカミの姿があった。
「待たせたな、カズミ!」
「ガルー先輩!」
少し遅れて、クラックロードとダートの姿も見えた。
「流石は私たちの後輩だな」
「助かりました、間一髪でしたよ。ミツキさんは無事ですか?」
カズミの質問にオルデンリッジが答える。
「彼女なら特務機関が確保したセーフルームにいる、安全だ」
「よかった...」
そして何よりカズミを安堵させたのはADMも共に来ていた事。つまり、エヴァが無事だということだ。
「むかえにきたよ~」
「いやー、間に合って本当によかった。僕の知らないところで死ぬなんて御免だからね、もう他の機体には乗らないよう頼むよ。さ、早くこっちに!」
アダムの言葉に従い、カズミはレインボーバードからADMに乗り移った。
「いやー、役人に賄賂を渡してPEMを持ち込んどいてよかったぜ」
「やったのはオルデンリッジだぞ。お前は何もしてないだろ」
「あはは...。でも、もう終わりですね」
「そうだな、そろそろ──」
すると、オルデンリッジの言葉を遮るように銃声が響いた。
「敵か!?」
銃弾が飛んできた方向にはアブマットの性能を全般的に高めた後継機であるカタラと、見慣れない黒塗りの機体がいた。
カズミは先手を打たれる前に黒い機体に向けてレーザーライフルを発射した。
「やった、直撃!」
レーザーは確かにコックピット部分の胴体に直撃した。
「...な、何で」
しかし傷一つとまでは行かないが、殆ど効いていなかった。
「何なんだあの機体は...どこかスパイヤーズに似ているが」
スパイヤーズと言えばバウエル・インダストリが開発した名機だ。総合的に優れており長年ブルトニア軍の主力として活用されていた。指向性エネルギー兵器の台頭により廃れた旧世代機ではあるものの、未だに使用されている。
「あれは...何処かの資料で見たことがありますね」
すると突然無線にミツキが割り込んできた。
「ミツキさん、どうやって!?」
「何やら見慣れない機体があったので、ドローンでその性能でも拝見しようかと。ああ、無線は暗号化されてましたが私にかかればないも同然ですね」
ミツキはさも当然と言った口ぶりだった。
「ああ、思い出しました。我が社のある開発チームがスパイヤーズの新型を作ろうとしていたんでした。ですがおかしいですね...確かにエネルギー兵器に対する防御を引き上げるとはされていましたが、あそこまでのものではなかったはず」
504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:43:26.55:2Vu4kzjH0 (4/6)
「まあ、誰でも思いつきそうなそんな面白味のない機体だったので開発費用を削ったんですが。そもそもPEMの開発というのは──」
「ごめんなさいミツキさん!こっちは戦闘中なんです!」
「ああ、失礼。それでは私は空から眺めているので、どうぞお構いなく」
↓1 敵パイロットの腕前は?
01~10 素人
11~50 兵卒
51~90 熟練
91~ エース
「まあ、誰でも思いつきそうなそんな面白味のない機体だったので開発費用を削ったんですが。そもそもPEMの開発というのは──」
「ごめんなさいミツキさん!こっちは戦闘中なんです!」
「ああ、失礼。それでは私は空から眺めているので、どうぞお構いなく」
↓1 敵パイロットの腕前は?
01~10 素人
11~50 兵卒
51~90 熟練
91~ エース
505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:45:48.86:9CtmM6ht0 (1/1)
あ
あ
506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:55:27.84:2Vu4kzjH0 (5/6)
86 熟練
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に-5の補正)
コンマ下1桁 敵 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
86 熟練
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に-5の補正)
コンマ下1桁 敵 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:57:36.39:1/cQ+Vx2o (1/2)
2
2
508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 21:57:45.80:gK40UfA50 (2/3)
1
1
509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 22:07:14.02:2Vu4kzjH0 (6/6)
カズミ 3/3 滑空
敵 3/3 滑空
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 敵 -1
71~90 敵 -2
91~ 敵 -3
短いけど今日は終わり。
カズミ 3/3 滑空
敵 3/3 滑空
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 敵 -1
71~90 敵 -2
91~ 敵 -3
短いけど今日は終わり。
510:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 22:08:15.33:rsaBg+7xo (2/2)
ぬん
ぬん
511:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 22:09:19.89:gK40UfA50 (3/3)
乙
乙
512:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 22:14:48.19:xaT4+Un/0 (1/1)
乙
今や熟練に遭遇しても怖くないレベルになれたのだなあ
乙
今や熟練に遭遇しても怖くないレベルになれたのだなあ
513:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/14(日) 22:29:03.33:1/cQ+Vx2o (2/2)
おつおつ
おつおつ
514:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 20:26:27.80:V3g53V0q0 (1/8)
33 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 敵 -1
(ライフルの攻撃は殆ど意味がない...)
そう考えたカズミは機動力で敵を圧倒しながら近接戦に持ち込もうと考えた。
「うん、やっぱりADMの方が動かしやすい!」
みるみるうちにADMは上空へと飛翔した。
「カズミ、試作機が追いかけてきてるよ」
「オーケー、狙い通り」
ADMの後を追う試作機はマシンガンから銃弾を放ってきたが、カズミは全てを回避した。
「今!」
カズミは装填をしていた試作機に接近しレーザーブレードの放出口を密着させると、そのまま起動させた。
火花が散ったかと思うと、試作機の装甲をブレードが貫通していた。
「やった!予想通り、この出力なら流石に防げないみたい!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に-5の補正)
コンマ下1桁 敵 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
33 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 敵 -1
(ライフルの攻撃は殆ど意味がない...)
そう考えたカズミは機動力で敵を圧倒しながら近接戦に持ち込もうと考えた。
「うん、やっぱりADMの方が動かしやすい!」
みるみるうちにADMは上空へと飛翔した。
「カズミ、試作機が追いかけてきてるよ」
「オーケー、狙い通り」
ADMの後を追う試作機はマシンガンから銃弾を放ってきたが、カズミは全てを回避した。
「今!」
カズミは装填をしていた試作機に接近しレーザーブレードの放出口を密着させると、そのまま起動させた。
火花が散ったかと思うと、試作機の装甲をブレードが貫通していた。
「やった!予想通り、この出力なら流石に防げないみたい!」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に-5の補正)
コンマ下1桁 敵 熟練
1~3 近接
4~6 遠距離
7~9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 20:26:47.81:+2PtvDaAo (1/2)
1
1
516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 20:32:40.27:V3g53V0q0 (2/8)
カズミ 3/3 近接
敵 2/3 近接
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 敵 -1
71~90 敵 -2
91~ 敵 -3
カズミ 3/3 近接
敵 2/3 近接
↓1
01~10 カズミ-2
11~30 カズミ -1
31~40 拮抗
41~70 敵 -1
71~90 敵 -2
91~ 敵 -3
517:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 20:36:30.79:OQb8LFJVo (1/3)
お
お
518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 20:57:43.49:A5/Kt1mH0 (1/3)
いつも結構な割合で泥試合だったが今日はコンマが良い
いつも結構な割合で泥試合だったが今日はコンマが良い
519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:03:22.12:V3g53V0q0 (3/8)
コンマ79 敵-2
レーザーブレードが胴体部分を貫通しているという惨状にも関わらず、敵は動くことができなかった。
というのもレーザーに耐性があるのは装甲の表面部分のみの為、下手に動けば内部の機関が損傷してしまうからだ。
「あれ、動かないな?」
カズミはそこまで考えていたわけではないが、今の状況になった時点で彼女の勝ちは確定したようなものだった。
とはいえ相手も無抵抗ではやられまいと左手にアックスを持った。
「カズミ!」
「分かってる!」
カズミはレーザーブレードの出力を停止すると同時に試作機を蹴り飛ばした。
そのままフライングボードから落下していった試作機は、国旗を掲揚するポールにコックピットを貫かれた。
操縦技能
カズミ 熟練 1/4→2/4
↓1 オルデンリッジ達と戦っている敵の腕前は?
01~10 素人
11~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
コンマ79 敵-2
レーザーブレードが胴体部分を貫通しているという惨状にも関わらず、敵は動くことができなかった。
というのもレーザーに耐性があるのは装甲の表面部分のみの為、下手に動けば内部の機関が損傷してしまうからだ。
「あれ、動かないな?」
カズミはそこまで考えていたわけではないが、今の状況になった時点で彼女の勝ちは確定したようなものだった。
とはいえ相手も無抵抗ではやられまいと左手にアックスを持った。
「カズミ!」
「分かってる!」
カズミはレーザーブレードの出力を停止すると同時に試作機を蹴り飛ばした。
そのままフライングボードから落下していった試作機は、国旗を掲揚するポールにコックピットを貫かれた。
操縦技能
カズミ 熟練 1/4→2/4
↓1 オルデンリッジ達と戦っている敵の腕前は?
01~10 素人
11~60 兵卒
61~90 熟練
91~ エース
520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:04:12.33:5xnt0ob70 (1/1)
え
え
521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:10:51.67:V3g53V0q0 (4/8)
33 ゾロ目ボーナスで素人判定だけど勝てば技能アップ
↓1 オルデンリッジ達は?
01~10 敗北
11~30 苦戦中
30~ 勝利
33 ゾロ目ボーナスで素人判定だけど勝てば技能アップ
↓1 オルデンリッジ達は?
01~10 敗北
11~30 苦戦中
30~ 勝利
522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:12:23.37:OQb8LFJVo (2/3)
ボーナスゲット!
ボーナスゲット!
523:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:19:20.24:V3g53V0q0 (5/8)
37 勝利
どうやら敵パイロットは碌な訓練もしていなかったらしく、オルデンリッジ達は既に制圧を終えていた。
操縦技能
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3→2.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3→熟練 0.5/4
ガルー 兵卒1/3→2/3
37 勝利
どうやら敵パイロットは碌な訓練もしていなかったらしく、オルデンリッジ達は既に制圧を終えていた。
操縦技能
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3→2.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3→熟練 0.5/4
ガルー 兵卒1/3→2/3
524:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 21:57:59.74:V3g53V0q0 (6/8)
「もうおわりかなー?」
「だと良いけど...」
幸い増援がくる気配はない。
その時ミツキがカズミ達を呼んだ。どうやら怪しげな人物を見つけたらしい。その怪しげな人物はミツキが飛ばしている武装したドローンに銃を突きつけられていた。
「あなた...どこかで見た顔ですね」
男はドローンから発せられたミツキの声に最初は驚いた表情だったが、すぐに怒りが表れた。
「あなたの"元"社員ですよ!」
「ああ、例の試作型スパイヤーズの開発チームに居た人ですか。何故こんな真似を?」
ミツキの言葉を聞いて、男の表情はまるで般若のように変化した。
「何故!?それを聞きたいのはこっちですよ!真面目に仕事をしていただけなのに、どうして予算を減らされないといけないんですか!?おかげでろくに事情も知らない他の部署の連中には無能だと冷たい目で見られましたよ!」
「だってしょうもなかったですし」
「あっ...あなたって人は...!」
男は今にもドローンに殴りかかりそうだ。
「そんな事よりあの試作機は何ですか?資料で見た時はあそこまで対エネルギー性能は高くなかったと記憶していますが」
「ハハハハ...!あなたに不当な目に遭わされて腐っていたところをグラディウスグループに拾って頂いたんですよ!」
グラディウスグループ── 西大陸における巨大企業であり、貿易業を中心に金融や重化学事業を担っている。一般人には知られていないが、業界人の間ではハイオネル・ファミリーのフロント企業である事は周知の事実である。
「彼らは私に自由にやってくれと言いました。だからあなたへの復讐も込めてコスト度外視でハイグレードの対エネルギー装甲を備えたスパイヤーズの後継機を開発したんですよ!」
カズミはどう考えてもミツキが悪いような気がしていたが、口を挟むのはやめておいた。
「それで彼らが私の開発した試作機を使ってあなたを殺すと聞いて、この目で見にきたんですよ!...まぁ、失敗したようですがね」
男はそう皮肉げに笑った。
対してミツキは理解できないと言った感じでため息をついた。
「それなら最初からその試作機をウチで作ればよかったじゃないですか。エネルギー兵器を完全に無効にするPEM、夢があります!」
その言葉を聞いて男は怒りと呆れが混ざった複雑な表情になった。
「まぁ、終わった事はもう良いです。私は自分に逆らった人間を受け入れるほど心は広くないので。この人の処理はあなた達に任せます」
それよりも、とミツキは続ける。
「グラディウスグループと言いましたね...。成程、大体今回の事件の概要がわかりました。大方下請け共を焚き付けたのもグラディウスでしょうね」
グラディウスグループは近年、西大陸だけでなく中央大陸のPEM製造のシェアをも狙っている。その事もあってか以前から何回か、彼らからバウエル・インダストリに対する揺さぶりはあった。
「もうおわりかなー?」
「だと良いけど...」
幸い増援がくる気配はない。
その時ミツキがカズミ達を呼んだ。どうやら怪しげな人物を見つけたらしい。その怪しげな人物はミツキが飛ばしている武装したドローンに銃を突きつけられていた。
「あなた...どこかで見た顔ですね」
男はドローンから発せられたミツキの声に最初は驚いた表情だったが、すぐに怒りが表れた。
「あなたの"元"社員ですよ!」
「ああ、例の試作型スパイヤーズの開発チームに居た人ですか。何故こんな真似を?」
ミツキの言葉を聞いて、男の表情はまるで般若のように変化した。
「何故!?それを聞きたいのはこっちですよ!真面目に仕事をしていただけなのに、どうして予算を減らされないといけないんですか!?おかげでろくに事情も知らない他の部署の連中には無能だと冷たい目で見られましたよ!」
「だってしょうもなかったですし」
「あっ...あなたって人は...!」
男は今にもドローンに殴りかかりそうだ。
「そんな事よりあの試作機は何ですか?資料で見た時はあそこまで対エネルギー性能は高くなかったと記憶していますが」
「ハハハハ...!あなたに不当な目に遭わされて腐っていたところをグラディウスグループに拾って頂いたんですよ!」
グラディウスグループ── 西大陸における巨大企業であり、貿易業を中心に金融や重化学事業を担っている。一般人には知られていないが、業界人の間ではハイオネル・ファミリーのフロント企業である事は周知の事実である。
「彼らは私に自由にやってくれと言いました。だからあなたへの復讐も込めてコスト度外視でハイグレードの対エネルギー装甲を備えたスパイヤーズの後継機を開発したんですよ!」
カズミはどう考えてもミツキが悪いような気がしていたが、口を挟むのはやめておいた。
「それで彼らが私の開発した試作機を使ってあなたを殺すと聞いて、この目で見にきたんですよ!...まぁ、失敗したようですがね」
男はそう皮肉げに笑った。
対してミツキは理解できないと言った感じでため息をついた。
「それなら最初からその試作機をウチで作ればよかったじゃないですか。エネルギー兵器を完全に無効にするPEM、夢があります!」
その言葉を聞いて男は怒りと呆れが混ざった複雑な表情になった。
「まぁ、終わった事はもう良いです。私は自分に逆らった人間を受け入れるほど心は広くないので。この人の処理はあなた達に任せます」
それよりも、とミツキは続ける。
「グラディウスグループと言いましたね...。成程、大体今回の事件の概要がわかりました。大方下請け共を焚き付けたのもグラディウスでしょうね」
グラディウスグループは近年、西大陸だけでなく中央大陸のPEM製造のシェアをも狙っている。その事もあってか以前から何回か、彼らからバウエル・インダストリに対する揺さぶりはあった。
525:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 22:11:15.80:V3g53V0q0 (7/8)
今回の件はいよいよグラディウスグループ、そしてハイオネル・ファミリーが中央大陸に本格的に進出する意思を見せたという事だろう、というのがミツキの推測である。
「グラディウスグループに対する対処は考えておくとしましょう。それよりも更に興味深いのはあなたの機体です」
「ADMの事ですか?」
「ええ。明らかに現存しているどのPEMのスペックをほぼ上回っています。それに加えて──」
興奮気味に語り出したミツキをオルデンリッジが遮った。
「そこまでにしてくれますか、ミツキさん。厄介な事になる前にここから離れます。彼はこちらで身柄を確保します」
「分かりました。では貴方たちが戻ってきたら父から言われていた報酬を渡す事にしますね」
そうしてカズミ達、特務機関はミツキ=バウエルの護衛を無事終えた。
今回の件で彼女も考えを改めたのか警察や軍に連絡し、傭兵も含め護衛を増やす事にしたようだ。
そしてシエラ=レオネは特務機関の自室で、ミツキから報酬としてもらった一つの座標を見ていた。
↓3まででコンマ が1番高いものを採用
ソラ・テックの本社の位置は?
今回の件はいよいよグラディウスグループ、そしてハイオネル・ファミリーが中央大陸に本格的に進出する意思を見せたという事だろう、というのがミツキの推測である。
「グラディウスグループに対する対処は考えておくとしましょう。それよりも更に興味深いのはあなたの機体です」
「ADMの事ですか?」
「ええ。明らかに現存しているどのPEMのスペックをほぼ上回っています。それに加えて──」
興奮気味に語り出したミツキをオルデンリッジが遮った。
「そこまでにしてくれますか、ミツキさん。厄介な事になる前にここから離れます。彼はこちらで身柄を確保します」
「分かりました。では貴方たちが戻ってきたら父から言われていた報酬を渡す事にしますね」
そうしてカズミ達、特務機関はミツキ=バウエルの護衛を無事終えた。
今回の件で彼女も考えを改めたのか警察や軍に連絡し、傭兵も含め護衛を増やす事にしたようだ。
そしてシエラ=レオネは特務機関の自室で、ミツキから報酬としてもらった一つの座標を見ていた。
↓3まででコンマ が1番高いものを採用
ソラ・テックの本社の位置は?
526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/11/17(水) 22:17:55.04:A5/Kt1mH0 (2/3)
南極
南極
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