437 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:18:40.39JcxjL9BU0 (6/11)

ジーク「……俺は、生きる。心配はいらない」

セレスティア「ええ、私も望み、そして信じております」

セレスティア「ですが幾度となく生死の境を彷徨うような傷を負われては、身も心も持ちません」

セレスティア「ジーク様が生きていても、傷つくだけで皆さんは心を痛めます」

セレスティア「ただ生きるのではなく、無事であることも大切なのです……」

ジーク「わかった。だが……」

セレスティア「……リアローズさんが危ない時は、身を挺しますか?」

ジーク「……!」

セレスティア「いいえ、違いますね。ジーク様はきっと、誰が相手であっても……」

ジーク「…………」

ジーク「……セレスティア、以前も言ったと思うが……お前を助けたのは、俺の身勝手だ」

セレスティア「ですからそれは違うと……!」

ジーク「ああ、今こうしてセレスティアが気にしていないというのであれば、俺も救われる」

ジーク「だが……何故、俺が自分だけでなく他人にまで生きることを強要すると思う?」

セレスティア「……生きたくても生きられない人がいるから、ですね」

ジーク「ああ。しかし、それだけじゃない……」



ジーク「――俺は、臆病なんだ」



セレスティア「え……?」




438 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:22:34.33JcxjL9BU0 (7/11)

ジーク「……両親の名も顔も知らない。俺がどこの生まれなのかもわからない」

ジーク「物心ついた時には、団長や傭兵団のみんなと生活していた」

ジーク「……俺は、孤独を知らない。一人でも戦えるようにと叩きこまれ、理解もしているが……」

ジーク「俺の周りには常に誰かがいた。俺を、満たしてくれた……」

セレスティア「……」

ジーク「今なら、わかる気がする。俺は、ただ生きたいだけじゃなかった……」

ジーク「仲間達と、一緒に生きたかった……傭兵である以上、それが難しいとわかっていながら」

ジーク「死にたくないから、死なせたくないから、敵を死なせる。そんな真似をしておきながら」

ジーク「……今も、同じだ。リアローズ達を……仲間達を、誰も失いたくない」

ジーク「だから、俺はきっと……」

セレスティア「……ジーク様は、臆病なのではありません」

セレスティア「ジーク様も、私達を想ってくれている……そういうことです」

ジーク「セレスティア……」

セレスティア「想う相手を害されて、哀しみや怒りの感情を覚えない人はいません」

セレスティア「……ジーク様は、私が誰かに殺されそうになっても……」

セレスティア「あの日のように、助けてくださいますか……?」

ジーク「……約束しよう」

セレスティア「ふふ、でも身を挺されては駄目ですよ?」

セレスティア「もしまた私の目の前でジーク様が……」

セレスティア「いえ、私もジーク様と同じ。私を受け入れてくれるこの傭兵団の誰かが傷つけられたとしたら……」

セレスティア「きっと、相手を滅多刺しにして呪い尽くしてしまうに決まっていますもの」クスリ

ジーク「それは、避けたいな……」タラリ…

セレスティア「ええ。私もその……淑やかさと言うのでしょうか? 品を身につけたいですし……///」

セレスティア「ですから……たとえ、微力であったとしてもジーク様と共に戦わせてください」

セレスティア「ジーク様が私達を想ってくださり、私達もジーク様を想っています」

セレスティア「ユリーカの理想ではありますが、手を取り合い、協力し合い……私達も、あなたの力になってみせますから」

ジーク「……ああ、頼りにしている。姫に言う言葉にしては、間違っている気もするがな」

セレスティア「ジーク様に頼られるということは、何よりの誉れです」フフフ




439 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:23:43.17JcxjL9BU0 (8/11)

セレスティア「ふふ、とはいえ私は想いが強いだけの女……」

セレスティア「先程も言いましたが、できることは限られています」

セレスティア「……この想いを、込めることだけ」


覇鱗の煌剣「……」


セレスティア「……ジーク様?」

ジーク「なんだ?」






セレスティア「――手を、握っていただけますか……?///」ポッ…





ジーク「それくらいなら、構わないが……」ギュ…

セレスティア「……///」

ジーク「これでいいのか?」パッ

セレスティア「あっ……! ち、違います、握り続けてください!///」

ジーク「な、何?」アセ…

セレスティア「い、今からこの剣に私の想いを込めますが……」

セレスティア「ジーク様も、私達を想ってくれているのであれば、それも一緒にこの剣に込めようかなと……///」

ジーク「お、俺でもできるのか?」

セレスティア「ええ。強力な呪術道具は魔法の才があった方が生み出しやすいですが……」

セレスティア「足りない魔力を、想いで補う……全く魔法が使えない人でも、呪術道具の作成はできますから」

ジーク「……」

セレスティア「あ、これを呪いの剣にしようとか思っているわけではありませんよ!?」アセアセ

セレスティア「大切なのは、その込める想いです。お守りも、想いの詰まったものでしょう?」

ジーク「なるほど、そういうことか……」チャリ…



440 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:28:02.52JcxjL9BU0 (9/11)

ジーク「……では、俺もその剣を握るべきなのではないか?」

セレスティア「だ、駄目です!/// ジーク様は、あまりそういう経験がないでしょう?」

セレスティア「ですので、私を通して……想いの扱いに長けた、私が込めようかと……///」

セレスティア「本来であれば数か月かかる作業も、私なら数時間で込めきってみせますから……!」

ジーク「す、数時間!? 数時間、セレスティアの手を握っていなければならないのか?」

セレスティア「は、はい!///」

ジーク(流石にそれはと言いたいが……)

セレスティア「……」ジッ…

ジーク(セレスティアが、俺のことを想ってのことならば……)

ジーク「わ、わかった。疎い俺に代わり、よろしく頼む」ギュ…

セレスティア「~~っ!/// はい、お任せを!///」ギュ!




ジーク(白く、細い指。俺が力を込めれば、容易く折れてしまいそうなほど……)

ジーク(……皆が、俺を想ってくれている、か……)

ジーク(俺は……)


セレスティア(ああ、ジーク様の温度を……ジーク様の生を、感じます///)

セレスティア(繋がらずとも、繋がっている……)ギュ…

セレスティア(少しずるいですけど、これで私のジーク様への想いが更に溢れてくることは事実)

セレスティア(この想いを、込めて……!)


ギュゥ…



――

※ジークの剣がセレスティアの想いにより強化!


★★★『覇鱗の煌剣・逆鱗』★★★
戦闘時、常時補正+75
自身の攻撃が常時万能属性となり、物理無効及び魔法無効のスキルを確定貫通する
また自軍が劣勢を受けた次のターンに優勢を取得できた場合、その値を倍増させる
さらに味方に負傷者が発生する度、この剣の基本性能に+10を加算していく
この装備は敵のスキルでは奪われず破壊もされず、効果も無効化されない


――


441 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:36:28.26JcxjL9BU0 (10/11)

――

……


【公国・大公の間】



エルクラッド「……何?」


公国上級兵「鉄国は森国の残党と共に我が国の部隊と交戦……!」

公国上級兵「傭兵隊、隠密部隊にも被害が出ておりますが……」

公国上級兵「特に森国の者と思われる、猫人が手強い相手のようです」

公国上級兵「報告によれば、ベルゲ将軍の部隊までもが蹴散らされたとか……」

エルクラッド「……そうか」

ベルゲ「……申し訳ありません。あの程度では、手緩かったようですな」

ベルゲ(……馬鹿な。龍の力を埋め込んだ者もいた筈なのだが……)

ゼルガー「……」

ゼルガー「……いえ、全ては私の失策でございます」

ゼルガー「よもや、鉄国が復興に注力するどころか公国に抗おうとしてくるなど……」

ゼルガー「ましてや、それだけの戦力と士気を保っていたことも、計算外でございます」


エルクラッド「……」



――

※エルクラッドの『運命歪執』発動

↓1~3コンマ二桁

↓4コンマ二桁


442以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:36:35.93Jnp+a7QQO (2/2)




443以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:36:45.59ieGHZE4E0 (2/2)

えい


444以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:36:52.62oxBYHR/DO (1/1)

はい


445以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:36:54.192mbFQqSL0 (2/3)

ほい


446以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:37:04.63g9vLCRB2O (2/3)

怖い


447以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:37:59.242mbFQqSL0 (3/3)

ゾロ目が出てないのは偉い


448 ◆gEU9La026k2021/09/11(土) 23:49:12.80JcxjL9BU0 (11/11)

公国軍の動向
1ゼルガーのベルゲ警戒

93>75

※基準値を上回った為、追加イベント発生

2ベルゲの???の用意

59>50

※基準値を上回った為、準備済

3エルクラッドの殲滅認定

75>62

※基準値を下回った為、連合軍への攻撃は通常のまま

4ポラリスの戯れ(運命歪執対象外)

85>19

※基準値を下回った為、まだ静観

――


エルクラッド「……よい。駒の兵が敗れる程度、今までもあったことだ」

エルクラッド「そしてゼルガーよ、お前の落ち度でもない……」

エルクラッド「森国の者が手強いということは……やはり『鉄国に将は残っていない』ということ……」

エルクラッド「お前の考えは、間違ってはおらぬ……」

ゼルガー「はっ……!」

ベルゲ「……しかしエルクラッド様、我が部隊は他の者共とは違い……」

エルクラッド「敗れれば、みな同じことよ……」

ベルゲ「……っ」

ゼルガー「……」

エルクラッド「……奴らでは、我が公国を滅ぼすことなどできぬ……」

エルクラッド「公国は、より強く豊かに発展し続けるのだ……」

エルクラッド「各自、任に戻るがよい……」

一同「「はっ!」」ビシ!






ポラリス(……ほう、滅びかけた国が抗ったか?)

ポラリス(……よい流れだ。ただ一方的に嬲るだけでは面白くない故にな……!)

ポラリス(もがき、あがけ、人間よ……!)


……
――


449以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:52:05.33twAVRcjTO (1/1)

公国関連で気になるのは後はカタリナを追撃する準備が進んでいるのかと、結晶の使い道?


450以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/11(土) 23:53:21.43g9vLCRB2O (3/3)

確率低めだけどポラリス普通に動くのかよ!?


451 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 00:05:24.78JZXHOZ3s0 (1/16)

――

【公国・???】


コツコツ…


ゼルガー「……ベルゲ殿、少しよろしいですか?」

ベルゲ「なんでございましょうか、ゼルガー将軍?」

ベルゲ「我が部隊が敗れてしまったことにつきましては、真に申し訳ありません……」

ベルゲ「すぐに、捕虜共にはさらに強力な洗脳を――」



ゼルガー「洗脳、だけでしょうか?」



ベルゲ「……はい?」

ゼルガー「いえ、先程のベルゲ殿の様子……」

ゼルガー「どうやら、部隊の完成度にはかなりの自信があったようでしたからねぇ」

ベルゲ「……ええ。元々力のある捕虜を、上手く従わせることに成功したものですから」

ベルゲ「腑抜けた連中であれば、かつての同僚との戦いで攻撃を躊躇い、より容易く始末できると思っておりました」

ゼルガー「……」

ゼルガー「ベルゲ殿。もうベルゲ殿の部隊は無理に出陣をなさらなくても結構ですよ?」

ベルゲ「な、何故ですか!?」

ゼルガー「考えて御覧なさい。鉄国の士気に、森国の将らしき娘……」

ゼルガー「おそらくは、機会を待って牙を砥いでいたということなのでしょう」

ゼルガー「対して、ベルゲ殿の部隊はほぼ全てが元は捕虜……」

ゼルガー「衛生面は一切のぬかりがありませんが、食生活や鍛錬の有無……」

ゼルガー「それらを考えれば、元は同じ鉄国兵であっても現在の鉄国兵とは力量差が生まれている可能性が高い」

ゼルガー「いくら忠実にしたてあげたところで、すぐに強くなれるわけでもないでしょう?」

ベルゲ「それは……」

ゼルガー「薬物を使っても同じこと。私も真似事ですが、花酒を傭兵や賊の兵に飲ませ強化を図りましたが……」

ゼルガー「やはり、ものを言うのは素体。各々の持つ力量です」

ゼルガー「このまま不必要にぶつけて消耗するよりも、純粋な労働力に戻すべきだと私は考えます」

ゼルガー「兵の出兵が増えるとなると、その分公国内の人手も減るわけですからね」

ゼルガー「よろしいですね、ベルゲ殿?」

ベルゲ「……」



――

追加特殊判定
↓1コンマ二桁



452以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 00:05:31.12s1JbjMWmO (1/2)




453 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 00:06:49.19JZXHOZ3s0 (2/16)

oh…


454 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 00:12:55.92JZXHOZ3s0 (3/16)

ベルゲのゼルガーへの現在感情

15>12(何故私の邪魔をするのです……! 邪魔をするのなら……)

※基準値を下回った為……

――

判定を取ったあたりで今日はここまで
……ま、まあエルクラッドやポラリスが動かなかったのでよしとしておきましょう
この後少しやりとりをした後、再び森国サイドに戻ります
主にネーロのおかげで考えるべきことも増えた為、少し行動パターンが増えています

本日もありがとうございました!


455以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 00:13:30.45s1JbjMWmO (2/2)




456以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 00:15:46.33tweg+ekrO (1/1)

おつー
ベルゲだいぶ暴走してるというか、公国側から見れば真面目に仕事してるだけのゼルガーが可哀想に見えてくる不思議


457以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 07:33:50.97o0M2B2ndO (1/3)

セレスティアの付与能力はやられたら威力上げる仕返しみたいな感じだけど、これ姫によって効果変わってたのかな?
そしてゼルガーって(他の将軍の自由さ見ると)かなりまともな将軍なんじゃ…


458以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 09:05:16.476gEYRZ+10 (1/2)

乙 剣の付与能力はリアローズなら攻撃特化、リーチェなら自動回復、リュノならデバフ等での敵の行動阻害効果だったのかなと個人的に考えた
後ルートに影響しないとはいえ今回のを含めて結構ジークの心が他の姫に揺れてる事や多分オンリーワンの特徴だったお守りや武具・服作成も他の姫達もしたことで、リアローズから所謂BSSの匂いとか、嫉妬心が最低じゃなかったら他の姫の嫉妬で第二のローレシア化もあり得そうだったとか少し思ってしまった
公国の方はネーロの本格的な離脱やゼルガーとベルゲ対立の深まりとかあるけどポラリスが健在な限り致命的な瓦解にはならなそう



459 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:30:14.87JZXHOZ3s0 (4/16)

こんばんはー

>>457
>>458
概ねその通りで、選ばれた姫によって会話と剣の強化内容が変わっていました
(剛刃・霊樹・魔装・逆鱗の4パターン)

ベルゲ達のやりとりのあと、予定外ですが分岐安価をとりたいと思います



460 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:31:14.04JZXHOZ3s0 (5/16)

ベルゲのゼルガーへの現在感情

15>12(何故私の邪魔をするのです……! 邪魔をするのなら……)

※基準値を下回った為……

――

ベルゲ「……流石にそれは、承知しかねますな」

ゼルガー「……ほう、何故ですか?」

ベルゲ「家畜共が、公国に歯向かったのですぞ? 到底許されることではありませぬ」

ベルゲ「しかも、我が部隊を相手に生き延びるなど……」

ゼルガー「ええ。ですから、退かせるのです」

ベルゲ「……家畜相手に、手を抜いてしまったことは認めざるを得ませんな」

ベルゲ「しかし、ゼルガー将軍が仰ったのですよ? 今の鉄国は脅威ではないと」

ベルゲ「エルクラッド様はお許しになられたようですが、やはりあなたにも落ち度はあったかと……」

ゼルガー「……そうですね。その点に関しては申し訳ありません」ペコリ

ベルゲ「構いません。こうして家畜がそれなりの力を持って向かってきていることがわかった以上……」



ベルゲ「――もう、容赦は致しませんぞ。今度こそ我が部隊を持って、公国に仇なす家畜を狩り尽くしてみせましょう」



ゼルガー「……」フゥ…

ゼルガー「ベルゲ殿、確かに鉄国と森国の混成軍は打ち滅ぼすべき存在ではありますが……」

ゼルガー「我らの本懐、目的を見失ってはいけませんよ?」

ベルゲ「忘れておりませぬよ。公国と公国の民を、更に豊かにすることですとも」

ゼルガー「その通りです」

ベルゲ「その為にも、身の程を弁えぬ家畜共を狩る。私のどこが間違っているというのです?」

ゼルガー「……あなたの口ぶりでは、鉄国と森国の兵だけでなく全てを殺そうという風に聞こえてしまうのですよ」

ベルゲ「それの何が問題なのです? 奴らは公国の民ではない、牛や豚と同じ存在ですぞ?」

ゼルガー「どうにも、私とあなたとでは認識のズレがありそうですねぇ……」



461 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:32:13.36JZXHOZ3s0 (6/16)

ゼルガー「ご自慢の部隊を倒され気が立つのはわかりますが、今一度冷静になってくださいベルゲ殿」

ゼルガー「戦争は、勝たなければ意味がありません。勝つ為ならば、どんな手段でも使うべきだ。これはいいですね?」

ベルゲ「勿論ですとも」

ゼルガー「では、何故捕虜などというものがあると思いますか? 生かして捕えるということは、殺すことより遥かに難しいというのに」

ベルゲ「……労働力と言いたいのですかな?」

ゼルガー「それもあります。ですがそれ以外にも、使い道はあります」

ゼルガー「フリーデシルトもカタリナも、優秀だが甘さもある王だ。捕虜を引き渡す代わりに何かを得る、交渉もできる」

ベルゲ「私があの妖精兵共を森国に帰したというのに、音沙汰はありませんがな」

ベルゲ「今度は、鉄国兵の捕虜を帰せと?」

ゼルガー「…………それは不要です。もう二度と、交渉はできないでしょうから……」

ベルゲ「そうですとも! あろうことか鉄国と手を組んで兵を挙げるなど!」

ベルゲ「これは、相応の報いを受けさせて然るべき状況なのですぞ!」

ベルゲ「だというのにゼルガー将軍、あなたは捕虜を帰せだの私の部隊を下げろだの……」



ベルゲ「――まさかとは思いますが、家畜に情を持ってしまったのですかな?」

ベルゲ「――よもや、あなたまで公国を裏切るつもりではありますまいな?」ギロリ…



ゼルガー「……」

ゼルガー「……」フー…

ゼルガー「何を馬鹿な。私はエルクラッド様の忠実な駒。エルクラッド様の望みを果たす為ならばどんな手でも使いますよ?」

ベルゲ「その割には、手緩く感じますがな」

ゼルガー「抜かりがあったことは認めます。しかし、戦争は最後に『勝てばいい』のであって『殲滅』する必要はありません」

ゼルガー「現にベルゲ殿も、捕虜を生かし兵としているではありませんか」

ベルゲ「私の捕虜はただの兵ではありませぬ。公国の為に忠実に働く家畜と……」

ベルゲ「より強力な家畜を産み出すための産む機械しかおりませぬ」

ベルゲ「不要な家畜は、殺処分すべきです。どうせ、後からいくらでも産まれるのですからな」

ベルゲ「ゼルガー将軍は知っておりますかな? 家畜の調教も、子供の頃からやった方が効率がいいのですよ……」

ゼルガー「……今の代の捕虜からしか得られぬものもあるでしょうに」

ベルゲ「何ですと?」



462 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:32:53.53JZXHOZ3s0 (7/16)

ゼルガー「どれだけ忠実であろうと、生まれた子供は知識や技術を持たないでしょう」

ベルゲ「それも叩きこめばよいのです」

ゼルガー「誰がですか? 鉄国の開発力に鉄工技術、森国の魔法に林業……私達では、至れない域だ」

ゼルガー「だからこそ、エルクラッド様は欲した。公国のさらなる発展の為に」

ゼルガー「国の頭に上層部さえどうにかしてしまえば、下は降伏せざるを得ないでしょう」

ゼルガー「国を統一すれば、降伏した者達も公国の一員。生き延びる為に、その技術や知識を提供することも辞さない……」

ベルゲ「吐かせてしまえばいい」

ゼルガー「伝聞だけでその技を真似られるような器用な人間は、そうはいませんよ?」

ゼルガー「確かに鉄国と森国から資源と情報は多く奪えましたが……それをより完璧な者にするには、その土地の者も必要なのです」

ゼルガー「故に、完全なる殲滅はまずいということですよ。使えるものは使う、そうして公国は発展してきたのですから」

ゼルガー「エルクラッド様は、優秀な人材は身分や国を問わず認めてくださりますからね……」

ベルゲ「……次こそ、家畜共ではなく我が部隊の方が優秀な駒であると認めさせてみましょう」

ベルゲ「ゼルガー将軍、あなたにもね……」

ゼルガー「……そうですか」

ゼルガー「……では、お互いこんなところで油を売っている場合ではありませんね……」ククク…!

ゼルガー「すぐに、次の準備にとりかからねば」

ベルゲ「そうですな。とは言っても、このベルゲめは既に次の準備も済ませておるのですがな……」ククク…

ベルゲ「ゼルガー将軍も、次は手抜かりのないように。どうか、お気をつけて」

ゼルガー「ご忠告、ありがとうございます。それでは……」


コツコツ…


……

――


463 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:33:48.51JZXHOZ3s0 (8/16)

――

……


【公国・ベルゲの研究室】


ベルゲ「おのれ……どうして理解しようとしない……!?」

ベルゲ「優れた公国の民であれば、いずれ鉄国と森国の技など会得するに決まっている!」

ベルゲ「それに十分なだけの資源と情報を奪い、奴らに残されているのは搾りかすのようなものではないか……」

ベルゲ「考えたことはないのか? 多くの家畜がこの美しい公国を跋扈してしまう恐怖を……!」

ベルゲ「家畜に謙り技術を学ぶなどありえぬ……!」

ベルゲ「ゼルガー将軍は家畜共の一時の勢いに怯え、ぬるい策や提案ばかり……」

ベルゲ「……」



ベルゲ「――このまま彼を筆頭としていては、公国の未来が怪しくなってしまうのではないか?」



ベルゲ「ああ、そうだ! そうに決まっている!  まだ、彼も裏切っている可能性は大いにある……」

ベルゲ「……エルクラッド様は、優秀な人材は身分や国を問わず認めてくださる……ですか」

ベルゲ「ならばやはり、今度こそ戦功を挙げて……エルクラッド様に認めて頂くほかは無いということですな」

ベルゲ「このベルゲこそが、真に公国を案じている者であると……!」

ベルゲ「……あの小娘も本性を見せた以上、急がねばなりますまい」



ベルゲ「――あなたも、今度こそ本当に認めて頂けるかもしれませんな」ニヤリ



ジラワーク「オレハツヨイ……! アノオンナ、コロシテヤル……!」ズル…



ベルゲ「――貴様も、公国に忠誠を誓い……愚かな家畜に鉄槌を下すのだ。わかったな?」



アイン「フシュウウウゥゥゥゥゥゥ……!」ズン…!



ベルゲ「嬉しいであろう? 貴様の国の王妃とやらが作った武具で……その王妃達を殺せるのだ」

ベルゲ「ふはははははは……!」




――

※ベルゲとベルゲ隊が……?




464 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:35:16.30JZXHOZ3s0 (9/16)

――

……


【森国・地下拠点】


ジーク「くぁ……」ノビー…

ジーク(昨夜は随分と遅い時間までセレスティアと手を繋いだままだったせいか……)

ジーク(妙に、寝れなかったというか眠気が残っているというか……)

ジーク(だが、妙なことはしてこなかったしな。やはりセレスティアも、真面目に想ってくれているということなのだろう)

ジーク(いよいよ、動く時が来たんだ。こんな眠気など飛ばして――ん?)





ネーロ「さ、触って大丈夫なのでしょうか? 何故ここに龍が……」オソルオソル…

キュイ「キュイ?」

リアローズ「大丈夫。キュイは大人しい子だから……」ナデナデ

ユリーカ「これも、分かり合うことですよネーロさん!」ナデナデ

ネーロ「う……」ソ…


ナデ…


キュイ「キュー♪」パタパタ!

ネーロ「あ……」

リアローズ「ふふ……」

ユリーカ「キュイちゃん嬉しそうです!」



ジーク「なっ……!?」

ジーク(あ、あの鉄壁そうな将軍の態度が随分と軟化しているような……?)



ネーロ「あ……すみません、失礼致します」

キュイ「キュイキューイ♪」フリフリ



ネーロ「……おはようございます」ペコリ

ジーク「あ、ああ。おはよう……?」

ネーロ「朝から不躾で申し訳ありませんが……」

ネーロ「あなたに、お話したいことがあります。お時間、よろしいでしょうか?」

ジーク「!?」


……

――


465 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:36:58.00JZXHOZ3s0 (10/16)

――

【地下拠点・とある一室】


ジーク「……俺達に、手を貸すだと?」

ネーロ「はい。とはいえ、この枷がある状態では私は本当に何もできません」

ネーロ「公国の地理に関しては少しはお話できるかもしれませんが……」チラリ…

クリス「……まさか、君がこちらに来てくれるとは思わなかったよ」

クリス「セレスティアとユリーカから話を聞いた時は驚いたものだ」

ネーロ「……クリス様。結局、真っ先に公国を脱したあなたが、一番公国を想っていたのですね」

クリス「いや、私はただ現状に嘆いてだけに過ぎない。想ったところで、国を変えるだけの力も持たない存在だ」

クリス「今回の作戦も結局は、フリーデシルト様達とジーク殿達に任せてしまう結果になっているからな……」クッ…

ネーロ「……」

ネーロ「……クリス様は、私よりも公国の地理を把握されているでしょう」

ネーロ「ジークさん達の行動を考えれば、同行すれば利になるかと」

クリス「はは、戦力になれないお荷物になってしまいそうだけどね」

ネーロ「……」ギュ…

クリス「ネーロ……?」

ネーロ「そう、お荷物……転移魔法の使えない私は、特にそうです」

ネーロ「ですが……」





ネーロ「――お願いします。公国へ向かうというのであれば、どうか私も一緒に……!」




ジーク「な……!?」

クリス「……ジーク殿、できれば私もお願いしたい。戦いの邪魔にならないようには動くつもりだ」

クリス(しかし、ユリーカは……)

ジーク「……」


――


466 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:39:20.85JZXHOZ3s0 (11/16)

――

※想定外の重要安価※

※新たに発生した公国進軍の分岐点になります

※どれを選んでも結局コンマ運ですが


1‐A:『ジーク傭兵団+クリスで行動』
1-B:『ジーク傭兵団+クリス+ユリーカで行動』
1‐C:『ジーク傭兵団+クリス+ユリーカ+ネーロで行動』
・クリスとユリーカ、ネーロは戦闘非参加(ネーロは転移使用も不可)
・代わりに公国領内での立ち回り強化(ユリーカ込みなら戦後手当も追加)
・一部公国軍に説得の可能性(ユリーカ込みで補正上昇)
・イベントコンマ次第で負傷、死亡の可能性あり(ネーロは死亡は無い代わり確定凌辱)
・エルクラッド戦前のイベントに追加あり
・加わらなかったキャラは森国待機

2‐A:『ネーロを信頼し、枷を解いて公国深部へ一気に転移を試みる』
2-B:『ネーロを信頼し、枷を解いて公国深部へ一気に転移を試みる+クリスと行動』
2‐C:『ネーロを信頼し、枷を解いて公国深部へ一気に転移を試みる+クリス+ユリーカと行動』
・公国の全ての罠や防衛を無視してこのまま一気に攻め込む
・帝龍が出払っていた場合、その戦闘も回避
・圧倒的な時間短縮により、ジーク達や連合軍の被害減少
・1同様の立ち回り強化、イベント追加などもあり
・ただし、万が一失敗すると……?


3『当初の予定通り、ジーク傭兵団のみで公国に向かう』
・クリスとユリーカ、ネーロは森国防衛で戦闘の可能性あり
・エーテルやマリリン親衛隊の三人+αもいるため、よほど悪いコンマを引き続けない限りは生存確定
・一部ベルゲ隊がネーロ捜索に割かれたまま見失い少し敵戦力低下
・ジーク達の公国行動はマリリンとユージーン頼りで、クリスよりも少し効果が弱い
・イベントコンマ次第でユージーン負傷、死亡の可能性あり
・最悪の事態発生時に、分岐安価あり


15分後辺り、告知後に↓1~7多数決コンマ (開始後15分で閉めます)


467以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 22:45:43.82qq+iLlOz0 (1/3)

無条件で枷を解くってのはやっぱり都合良すぎる気がするから何か挟めんかな、森国製の自白剤飲ませるとか


468 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:49:23.97JZXHOZ3s0 (12/16)

>>467

4『自由安価』

も加えておきます


469以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 22:53:52.26o0M2B2ndO (2/3)

どれ選んでも何かしらのリスクはあるか……
これは悩むな


470 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 22:54:46.57JZXHOZ3s0 (13/16)

それでは……
↓1~7多数決コンマ


471以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 22:55:55.20qq+iLlOz0 (2/3)

4
ネーロを信頼できるか見極めるイベント
その後、仮に転移するとして安全に飛べるかどうかを確認するために何度か小石とか木片あたりを公国に飛ばして結界の有無を調べるとか


472以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 22:57:42.12NWagpKA1O (1/1)

1B+ネーロに出来る限りで転移アイテムを作ってもらう


473以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:02:02.594FOOk9XlO (1/1)

悩ましいが1-Bかなぁ
可能ならネーロの力で転移札みたいなのが作れないのかを試してから


474以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:04:13.30o0M2B2ndO (3/3)

ちょっと複雑かもしれないけど1のBを基本に>>471のイベントやって信頼できるなら1のCとかできるかな?


475以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:08:41.406gEYRZ+10 (2/2)

>>472


476以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:09:06.66pfRbSaiFO (1/1)

ここは>>471にしておこう
ベルゲなんかしてそうだし


477以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:10:13.82dMmKRxXzO (1/2)

出てる案共存できそうだしいい具合に混ぜるとか
1-Bでも枷を外す展開はあるのかもしれないし


478 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 23:13:44.94JZXHOZ3s0 (14/16)

ここで締めますが、票数とコンマ的に>>471でしょうか?
1-Bも同票ですが、転移護符作成も枷を外さないと出来ない為

ネーロの信頼見極めイベント→判定→転移妨害結界確認→改めてネーロを連れて行く(or護符)か置いていくか

の流れで大丈夫でしょうか?
……どうやって信頼見極めたらいいんだろう(白目)


479以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:15:50.41qq+iLlOz0 (3/3)

自白魔法とかあればそれかけた上で本当に裏切らないか聞くとか、申し訳程度でもいいから証拠が欲しいと思った。ベルゲ襲撃の件もあるし外から来た人を無条件で解放するのはちょっとなあと


480 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 23:25:51.14JZXHOZ3s0 (15/16)

1-B:『ジーク傭兵団+クリス+ユリーカで行動』 +ネーロ見極め

――

ジーク「……クリスとユリーカには、同行して貰おうと思う」

クリス「……! ユリーカも、ですか?」

ジーク「勿論、後ろに下げての行軍だがな。それはクリスも同じことだ」

ジーク「森国での様子を見る限り、二人には人を惹きつける力のようなものがあるのだろう」

ジーク「俺は公国の軍を許す気はない。だが……無関係な公国民まで巻き込む真似はしたくない」

ジーク「二人がいれば、余計な争いが回避できるかもしれないと思ってな」

クリス「……ありがとうございます」

クリス「確かに、あの子も一部の兵から慕われていた。可能性は無いとは言い切れませんね」

クリス「ですが、私如きでお役に立てるでしょうか?」

ジーク「評判はセレスティアとユリーカから聞いている。もう少し自信を持っていいだろう?」

クリス「ぜ、善処します……」

ネーロ「……」

ジーク「さて……」

ジーク「もう気がついているとは思うが、お前の願いに対する俺の返事は……」



ジーク「――断る、だ」



ネーロ「……っ」

ジーク「確かに、俺の傭兵団には公国の者もいる」

ジーク「だがユージーンは公国に忠誠を誓っていたわけでもない。マリリンに至っては殺意すら抱いていたからな……」

ジーク「……だが、お前だけは違う。俺とイアンの前で見せたあの態度は、まさしく将のそれだった」

ジーク「俺に言わせればお前の言葉は、イアンが新たな公国六将に名乗りを挙げる程に……信じ難い」

ネーロ「はい……」




481以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:38:29.27dMmKRxXzO (2/2)

現時点でネーロが嘘ついてないと分かるのはあくまで読者視点に過ぎないからなー


482 ◆gEU9La026k2021/09/12(日) 23:42:14.76JZXHOZ3s0 (16/16)

ジーク「クリス、このネーロは大公に忠実な将だったのだろう?」

クリス「……ええ。元々彼女は、父が救い出してしばらく面倒を見ていた子なんです」

ジーク「養子、というわけではないのか?」

ネーロ「……エルクラッド様にご迷惑をおかけするわけにはいきませんので」

クリス「とにかく真面目であり……裏表の無い、真っ直ぐな子でもありましたね」

クリス「ですから、彼女が嘘を吐いているとは思いにくいのですが……」

ジーク「そうか……」

ジーク「……ネーロ」

ネーロ「は、はい」

ジーク「何故、俺達に同行したい?」

ネーロ「……もう一度、エルクラッド様にお会いする為です」

ネーロ「そして……止められなかったことをお詫びし、今の姫様達のこともお話したい」

ネーロ「……姫様達の間だけでも……かつての理想が、現実のものになっているのだと……」

クリス「ネーロ……君は……」

ジーク「……俺達は、エルクラッドにとって邪魔な存在だろう?」

ジーク「懐に潜入し、寝首を掻く。よくある手だ」

ネーロ「……」

ジーク「……動じないんだな。これだけ突き離しても」

ネーロ「いえ、あなたの言い分はごもっともです。ましてや、あなたの傭兵団に所属している方々を考えれば尚更のことです」

ネーロ「それでも、どうか……」

ジーク「……」

ジーク「俺は、傭兵として生きてきて……一番大切だと信じているものがある」

ジーク「それが何か、わかるか」

ネーロ「……相手が、信用に足る人物であるかどうか……でしょうか?」

ジーク「そうだ。正しくは、お互いの信頼関係……一方的なものでは駄目だ」

ネーロ「……私に、それを示せというのですね?」

ジーク「話が早いな。とりあえずは……」


――

※ネーロの見極め

※ネーロに行う(行わせる)行動を自由安価募集

自由安価(混ぜられそうなら混ぜます)
↓1~3コンマ二桁


483以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:43:29.14VgeAW6lOO (1/1)

ちょっとあれかもしれないけど服を脱がせる
仕込んだ転移道具も武器もないのを示す感じ


484以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:45:53.05pRzUFch2o (1/1)

転移でカタリナ様探せない?


485以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/12(日) 23:45:56.38tZVoPc4/O (1/1)

可能なら>>479であれこれ質問する


486以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 00:00:54.55PhErVC9IO (1/1)

普通に尋問みたいなこと始まりそう

ネーロの力が力なだけにこればかりはジークの信条だけで決めちゃあかん問題よねえ


487 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 00:01:05.992iaqF/qD0 (1/11)

1武具の確認

――

ジーク(……敵ながらに、このネーロは見事な将だ)

ジーク(フリーデシルト王がこちらに寄越しているとはいえ……油断はできん)

ジーク(前日の酒を交えた食事に女子会……それが心を動かした可能性はある)

ジーク(だが逆に、俺達のことを甘いと……騙しおおせると判断される材料にもなるだろう)

ジーク(この手の相手は、正攻法では崩しにくい。ならば……)


ジーク「……クリス、少し席を外してくれ」


クリス「……!」

ジーク「少し、彼女を試したい。本当に、信用に足るのかどうか」

クリス「……わかりました」スッ…



パタン…



ジーク「……」

ネーロ「……」

ジーク「……本当に動じないな」

ネーロ「私があなた達から……いえ、あなたから信頼を得ることが難しいのはわかっていますから」

ネーロ「あなたは……公国兵、他の傭兵とは気配が違います」

ネーロ「足手まといの敵将を連れて行ってくれとお願いしていることも、常軌を逸しています」

ネーロ「だから、せめて。態度で、示すしかありません」

ジーク「そうか……」

ジーク(先程の言葉を聞く限り……根底にあるのは、やはり大公への圧倒的な信頼)

ジーク(そして……少なくとも、姫達のことは信用しまた信用もされているということか)

ジーク(……あまり気は進まないが、やるしかないか)フゥ…




ジーク「なら――まずは何も仕込んでいないことを証明する為に、服を脱げ」



ネーロ「……!」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁


488以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 00:01:22.82dM4AKvh2O (1/1)




489 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 00:14:01.832iaqF/qD0 (2/11)

ネーロの脱ぎ捨て

50>

82>75

※第二基準も超えた為、ジークも想定外の脱ぎっぷり

※ネーロは武器も護符も隠し持っていません

――


ネーロ「っ……///」


ジーク(見たところ、優秀なお嬢様といった雰囲気もある)

ジーク(そういった奴は、大抵こういう命令には従わない。まさか自分がと、躊躇うものだ)

ジーク(……急に現れた好意的な女には気をつけろとは、あいつが身を持って知った教訓だが……)



ネーロ「……っ……わかりました。それで、信じて頂けるならば」プチッ ヌギヌギ…



ジーク「!?」


シュル…


パサ…



ジーク(ま、まさかこうも躊躇いも無く脱ぐとは……)

ジーク(反応や顔色からして娼婦のように肌を晒すことに慣れているわけではなさそうだし……)

ジーク(いやそれもそうだが……)



ネーロ「……///」ボイン!



ジーク(……服の上からはわかりにくかったが、かなりの大きさだな……)ゴクリ…



ネーロ「……っ、わ、わかっています。下着も、取らないといけないのですよね……///」スル…


ジーク「!?」


パサ…


ネーロ「こ、これで……何も仕込んでいないことは、わかっていただけたでしょうか……?///」ゼンラ

ネーロ「この後、どの服ならば着ていいか等の指定もしていただいて……構いません///」

ネーロ「ですから、どうか……///」プルプル…


ジーク「わ、わかったわかった! 武器が無いことはよくわかったからもう服を着ろっ!」バッ!

ネーロ「!?」


……



490 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 00:28:01.842iaqF/qD0 (3/11)

……


ジーク(な、なんて女だ……///)ドキドキ…

ジーク(ああも躊躇いなく……そして実際問題、何も仕込まれてはいなかった)

ジーク(鉄国で捕縛された後、森国で再度何かを仕込んだという線は消えたが……)


ネーロ(……辱められる、覚悟はしていたのですが)

ネーロ(何もされないどころか、服も着直していいだなんて……)

ネーロ(傭兵は酒と女に飢えた者達の集まり、ゼルガー将軍はそう仰っていましたが……)

ネーロ(やはり、この人は他の傭兵とは違うのでしょうか……?)

ネーロ(しかし、たとえ違うのだとしても、なんとかここで信用を勝ち得ないと……)

ネーロ(エルクラッド様に、伝える為にも……!)グッ!

ネーロ(それにしても……)チラ…

ジーク「……どうした?」

ネーロ「あ、いえ……」

ジーク「隠し事はするな。全て正直に話せ」

ネーロ「……よろしいのですか? 私も、そちらの方がすっきりするのですが」

ジーク「ああ」




ネーロ「――各国のお姫様から聞いた情報を統合するに、あなたは相当に破廉恥な方だと誤解していました。申し訳ありません」ペコリ




ジーク「……!!??」ガアァァァァァンン!



ジーク(お、俺は姫達にそんな風に思われて……っ!?)

ジーク(一体、何を話したんだ……!?)

ジーク(くそ、気になるが……今はそれは置いておけ!)

ジーク(今の行動を見る限り、彼女もなりふりを構わないというのは間違いない)

ジーク(他の連中よりも遥かに信用できるかもしれないが、所詮は俺達の物差しに過ぎない……)

ジーク(俺達と交友することならばともかく、同行するとなると……)

ジーク(俺達を見送る、森国の民達の信用も必要になるだろう)

ジーク(もっと、確実な何かを……)


……



491 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 00:30:57.502iaqF/qD0 (4/11)

イベント途中ですが今日はここまで
次は自白の行動ですが、魔法は存在しない為ソウキの薬を使ってということにさせて頂きます
最後のカタリナの件に関しては、ちょっと考えておきます

本日もありがとうございました!


492以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 00:32:45.19tXrh3tYI0 (1/2)

おつ


493以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 00:42:12.84TDWhX665O (1/1)

おつおつ
確かに姫達の妄想だけ聞いてるとジークは全員に手を出しまくってる畜生にも映りかねないもんなぁ
とはいえマッパネーロ見れたなら役得だなジーク


494以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 01:13:10.87re4+c6Kzo (1/1)


マリリンにバレないようにしないと…


495以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 08:45:09.00he+M7KF90 (1/1)

そういやネーロ女子会でお洒落度とかはかってなかったけど下着含めてお洒落そうなイメージあるな。支援絵のおかげもあるんだけど
しかしこれは後でばれたらやばそう


496以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 12:03:21.113/uf6Js30 (1/1)

うまくカタリナ助けられさえすれば森国の守りも万全になって気兼ねなく出発できるしネーロには頑張って貰いたい


497以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 12:07:52.25tNDvHUOfO (1/1)

当面は4回分のゾロ目があるからあまり心配はしてないな


498以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 15:45:01.63jBMero4fO (1/1)

ネーロの性格からしてマリリンにも素直に言っちゃいそう、「服は脱がされましたが何もされなかったので良い人ですね」とか


499 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:13:14.852iaqF/qD0 (5/11)

こんばんはー
遅くなりましたがネーロ尋問続きからゆったり再開です


500 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:14:19.222iaqF/qD0 (6/11)

2逃れられない自白

――

……


ネーロ「次は、どうすればよいのですか?」

ジーク「……次があると、わかっているか」

ネーロ「その……恥ずかしく無かったといえば嘘になりますが……///」

ネーロ「まだ、私が丸腰であることしか証明できていませんから」

ジーク「そうか……」

ネーロ「……ちなみに、体術も使えませんからご安心ください」

ジーク「凄まじい魔力の持ち主なのだろう? 肉体に巡らせ、自己強化に使えないのか?」

ネーロ「無理なのです。私の魔力がそもそも異質なのか……」

ネーロ「そんな真似をすると、逆に全身の筋肉が悲鳴をあげて昏倒します」

ジーク「試したのか……」

ネーロ「エルクラッド様に凄く怒られました……」

ネーロ「そういうことですので、今の私は完全に無力化されている状態……どうぞ、次の指示をお願いします」

ジーク「……その態度を見ていれば、俺個人としては信用してもいいかと考えられる」

ネーロ「!!」

ジーク「だが、いくら俺達が信用したところで……森国の民や兵は、まだ納得しないことだろう」

ジーク「それに、俺達には然程時間の余裕が無い。こうしている間にも、戦っている者達がいるからな」

ジーク「引き受けた仕事は、できる限り迅速に済ませるべきだろう?」

ネーロ「……次は、手荒な手ということですね?」

ジーク「察しがいいな」

ネーロ「いえ……妙な気もちです」

ジーク「何がだ?」

ネーロ「その……ようやく、本来あるべき状態になったといいますか」

ネーロ「あなたが私を捕虜として扱ってくださることに、妙な安心感があるのです」

ジーク「捕虜として扱われて安心感を得るというのは聞いたことがないぞ……?」

ネーロ「……あの人達が、優しすぎるのです」

ジーク「……それは確かにな。だが、だからこそ……俺は、彼女達を守りたい。何があろうとも……」グッ…

ネーロ「なるほど……」

ジーク「……姫達が手を汚しきれないなら、俺が汚すまでのこと」

ジーク「次は、かなり覚悟をしておいた方がいいぞ?」

ネーロ「ええ、大丈夫です」

ネーロ(……あなたも、十分に優しいですから)

ネーロ(公国での捕虜は、もっと……)


……

――



501 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:15:04.842iaqF/qD0 (7/11)

――

……

【地下拠点・ソウキの研究室】


ソウキ「……話は聞いていたけど、君が?」

ネーロ「はい。公国六将・ネーロと申します」ペコリ

ソウキ「これはご丁寧にどうも」ペコリ

ソウキ「俺はソウキ。一応はカタリナの代理で王様みたいなことをやっているよ」

ネーロ「……よろしいのですか? フリーデシルト様も大概な方でしたが……」

ソウキ「ああ、簡単に敵将を招き入れていることか?」

ソウキ「それなら大丈夫だ。俺は腕っぷしが全然駄目でね。正直、この拠点にまで入られたらその時点でまずいんだ」

ネーロ「……それは大丈夫とは言えないのでは」

ソウキ「みんなも、俺の力は把握している。把握したうえでここまで通しているってことは、娘達やジークが君を信じているということだ」

ネーロ「……」

ソウキ「さて、俺のところに来たということは……薬をご入り用かな?」

ジーク「ええ」

ソウキ「そうか。それならまずは先に、これを受け取ってくれ」スッ…


――

※ジークはソウキから耐龍霧を受け取った!

★『耐龍霧・炎風土』★
炎風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
このスキルは無効化されない

――


ジーク「これは……以前話していた?」

ソウキ「ああ。君達が持ってきてくれた帝龍の素材から生み出した対龍……戦争が激化した今だと、耐属性と言うべきか」

ソウキ「君達の部隊の人数なら、中空に一回撒くだけで効果を得られる筈だよ」

ソウキ「対応ずる属性の帝龍を葬ってもう役立つことはないと思うかもしれないけど、お守りがわりに持っておいてくれ」

ジーク「ありがとうございます」

ネーロ「龍の対策まで……やはり、あなた達は……」

ソウキ「俺は、カタリナ達みたいに前線で戦えないから、自分にできることを探してそれを実行しただけだよ」

ソウキ「薬作りに関してだけは、俺も結構自信があってね」

ネーロ「薬……」ブル…

ネーロ(ベルゲ将軍も、愛用している……)

ソウキ「それでジーク、この感じだと君が探し求めているのは……」



ジーク「はい。本音を吐かせることができるような薬があれば、と」



ネーロ「!!」



502 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:16:16.742iaqF/qD0 (8/11)

ソウキ「ふむ、自白剤か」

ソウキ「……便利かもしれないけど、俺あんまり好きじゃないんだよね」

ジーク「好きな人間の方が稀でしょう。裏がありそうな依頼人には使ってしまいたくなりますが」

ソウキ「使ったことはない?」

ジーク「大抵、団長が何かを握り潰して『次はお前がこうなる番だ』と脅せば洗いざらい白状していましたね」

ネーロ「……」ゾクッ…

ソウキ「はは、薬を使わずに済めばそれが一番だからな」

ソウキ「俺も、リュノに言われるまでそれを忘れかけていたけどさ……」

ネーロ「……何か、あったのですか?」

ソウキ「ああ、ちょっと俺がね……カタリナに酷いことしちゃってさ」

ソウキ「だからつい、記憶を無くす薬を使い続けたんだよ……」

ネーロ「記憶を、無くす……!?」ガタ!

ネーロ(そ、そんな薬が……)

ネーロ(もし、情報を吐かせることではなく、完全な無力化を考えるとすれば……)

ネーロ(エルクラッド様との思い出を消され、別の記憶を擦り込まれる……!?)

ネーロ「あ……」ガタガタ…

ジーク「……」

ソウキ「……」

ソウキ「……君も、何か消したい嫌な記憶があるのか?」

ネーロ「……え?」

ソウキ「ああ、俺の薬で消せるのは部分的なものだけ。人が嫌だと思うであろう記憶を消すんだよ」

ネーロ「す、全てを消し去るのではないのですか……?」

ソウキ「そ、そんな危ない薬誰も喜ばないだろう? いい記憶まで消したら意味が無いだろう?」

ソウキ「まあ、俺がこれをカタリナに使ったのは間違っていたかもしれないけど……」



ソウキ「――薬っていうのは、誰かを助ける為のものだろう?」



ネーロ「……!!!」

ソウキ「だから、自白の薬も作れないことはないけど気乗りしないんだ」

ソウキ「自慢じゃないけど、俺の薬は結構効いちゃうからね」

ネーロ「……」

ジーク「……聞いての通りだ。薬を飲めば、お前は何も隠せなくなる」

ジーク「国王の前で正直なことを打ち明ければ、民を説得する材料にもなるだろう」

ジーク「だが薬が効いている最中はどんな質問が来るかもわからない」

ジーク「本当に隠しておきたいことすら、暴かれてしまうかもしれない」

ジーク「それでもネーロ、お前は飲むことができるか?」



503 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:17:00.602iaqF/qD0 (9/11)

ネーロ「……本当に、あなたは不思議な人ですね」

ジーク「何?」

ネーロ「あなたは決して甘くは無い。尋問というものを理解し、それを行動に移せる人です」

ネーロ「でも、どこかで私を気遣っている。辱めたり、暴力に訴えることもしない……」

ジーク「……俺は、無駄なことはしない。お前にはその手の手段は逆に効果がないだろうからな」

ジーク「それに……リアローズ達が少しでも心を許しているのであれば、俺が手酷い真似ばかりするわけにもいかん」

ネーロ「ふふ、お姫様達には弱いのですね?」

ジーク「言うな。自覚はある」

ネーロ「……」

ネーロ「薬は、誰かを助ける為のもの……」

ソウキ「ああ、そうだ」

ネーロ(私はこれから、完全な売国奴になってしまうのでしょう)

ネーロ(……それでも、かまわない)

ネーロ(目を背け続けるよりも、本当のことの方が大切なのですから……!)

ネーロ「……これで信用が得られるのであれば、自白の薬は私を助けるものということでしょう」

ネーロ「どうか、お願いいたします」ペコリ


ジーク「……」

ソウキ「……相当な覚悟だな。わかった、ちょっと待っていてくれ」

ソウキ「ええっと確かこの辺とあの辺に……あったあった」ガサガサ…

ソウキ「あとはあれが……」ゴソゴソ…


ガリゴリガリゴリ…

サァー…

グツグツ…



自白剤「……」ズモモモモ…


ジーク「ぐっ……!?」バッ!

ネーロ「こ、この臭いは……」フラ…

ソウキ「だ、だから言っただろう? あんまり好きじゃないって……」

ソウキ「効能もだけど、見ての通り見た目も臭いも凄いんだこれが」


ネーロ「……」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁


504以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 23:17:08.89tXrh3tYI0 (2/2)

ほへ


505以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/13(月) 23:17:11.706RE1uoLW0 (1/1)




506 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:26:45.962iaqF/qD0 (10/11)

ネーロの飲みっぷり

50>

89>75

※第二基準値も超えた為、ソウキもびっくりの飲みっぷり

※ネーロは見た目と味の酷さにも躊躇いませんでした

――



ネーロ「っ……飲まなければ、証明のしようがありません!」ガッ!

ソウキ「おおっ!?」


ネーロ「……」スー…

ネーロ「んっ……ん゛ん゛ん゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!」ゴキュゴキュゴキュ!


ソウキ「って待って!? それ全部飲まなくても効果はあって……」オロオロ


ネーロ「んぶ……っ、ぐぶぅぅぅぅ……っ!」ポロポロ…


ジーク(やはり、泣くほどに不味いのか。団長の料理と似た臭いがしたからな……)ブル…

ソウキ「……ジーク、止めなくていいのか?」ヒソヒソ

ジーク「……いや、これも彼女の覚悟の表れなのだとすれば……止めるわけにもいきません」

ジーク「そもそも、もう……」



ネーロ「――っはあぁ……!」ナミダメ


自白剤容器「」カラッポ


ソウキ「の、飲みきったっていうのか。あれを……」

ネーロ「はい。さあ、どうぞ……!」

ジーク「あ、ああそうだったな。飲むだけではなかった……」

ソウキ「それじゃあ、まず……」


……

――


507 ◆gEU9La026k2021/09/13(月) 23:51:07.772iaqF/qD0 (11/11)

――

……



ソウキ「――公国で今話題の甘味、一番売れている味はなんだ?」

ネーロ「余計なことはしない、基本こそが一番の生クリームです」

ジーク「公国のユリーカが得意とする薬湯の特筆すべき点はなんだ?」

ネーロ「とてつもなく甘いことです」

ソウキ「甘いものが好きかな?」

ネーロ「人並みには」

ジーク「それでは次は……何かありますか?」チラ

ソウキ「そろそろ底を尽きそうだな。ここで終わっておくとしよう」

ネーロ「……え?」

ジーク「そういうことだネーロ。自白尋問はここまでにしよう」

ネーロ「ま、待ってください! 納得がいきません!」

ジーク「何がだ?」

ネーロ「何がって……最初から最後まで、戦とはまるで関係の無いことばかり!」

ネーロ「これでは、証明にならないではありませんか……!」

ジーク「いや、証明にはなる。取るに足らないことばかり聞いたと思うかもしれないが……」

ジーク「全て、クリスとユリーカの話と合致するからな」

ソウキ「公子と公女の言葉と同じなら、本当のことを喋っているということだろう?」

ネーロ「ですが……」

ジーク「……お前の言うような情報を聞いていたら、困ったのはそっちだろうしな」

ネーロ「そ、そんなことはありません! 私はもう覚悟は決めて――」


ジーク「――公国が駆るワイバーン。その正確な数を教えろ」


ネーロ「う……」ダラダラ…

ソウキ「公国兵の人数。正規兵と傭兵を合計した正確な数は?」

ネーロ「うぅぅ……!?」ダラダラ…

ジーク「そういうことだ。クリスやマリリンが把握できていないことを、お前が知れているわけがない」

ソウキ「そもそも、公国に答えられる人間がいるかもわからないな」

ジーク「ならば、こちらが持つわかりにくい情報の答えと照らし合わせるしかない」

ジーク「そしてお前は、見事に証明してみせたというわけだ」

ネーロ「じ、自白する薬を飲んだのですから当たり前です! 折角飲んだのですから、もっと機密的な……」




ソウキ「……ごめん。それ自白の効能まったくない、ただの栄養剤なんだよね」



ネーロ「……はい?」




508 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 00:08:05.09pK5+yisj0 (1/12)

ソウキ「悪いね。少し、君の覚悟が見たかったんだよ」

ソウキ「あの見た目に味なら、断る理由も見つけやすいだろうと思って」

ジーク「だが、お前はまた躊躇いも無く全て飲み干した。大したものだ」

ソウキ「身体に害はないから安心してくれ」

ネーロ「そ、それではまるで意味が無いではありませんか!」

ネーロ「ただ私に苦くて臭い物を飲ませる責め苦でしかありません!」

ジーク「……確かに、飲んだ薬に自白させる力は無かった」

ジーク「だが、お前はそれでも正しいことを喋っていただろう?」

ネーロ「それは……」

ジーク「的外れな質問、本来の俺達であれば知らないであろうし興味も持たない内容のものであれば」

ジーク「適当に答え、流してしまうこともできる。それをしなかった」

ソウキ「それに君は、間でした質問を忘れたかな?」

ネーロ「間の、質問……?」

ソウキ「ふふ、公国とは関係ない質問だったからな」

ネーロ(な、何かあったでしょうか……? ほとんど変な質問ばかりで記憶が……)

ソウキ「……」


――


ソウキ『――エーテルが君に感謝していたが、どう思う?』

ネーロ『――私には、彼女の言葉を受け取る資格はありません。ですが……』


――


ソウキ(エーテルが言っていた通りだな。彼女は本当に……)

ソウキ「……とりあえず、俺からしても君の言葉は信用してもいいと思えたよ」

ネーロ「ほ、本当によろしいのですか? こんなことで……」

ソウキ「……言っただろう? 薬は使わないで済んだらそれが一番なんだよ」

ソウキ「強力なものには、それ相応の副作用もあるからね」

ソウキ「……」

ソウキ「……ただ、もし君がまだ駄目だと思うのなら」

ソウキ「本当に、俺個人から頼みたいこともあるにはあるんだ」

ネーロ「な、なんでしょうか……?」ゴクリ…



509 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 00:14:00.82pK5+yisj0 (2/12)

3カタリナの救出

――


ソウキ「――カタリナを助けて欲しい」

ネーロ「……!」

ソウキ「俺は、カタリナが無事だと信じている」

ソウキ「だが、傍にいてくれないのはやっぱり不安だし寂しいんだよ……」

ジーク「……もう理解しているかもしれないが、カタリナは強いぞ」

ジーク「相手が公国兵だろうがワイバーンだろうが、容赦なく薙ぎ払える」

ジーク「そして何より森国の女王。無事にここに戻れば、打倒公国の士気も高まるだろう」

ネーロ「そう、でしょうね……」

ソウキ「エーテルから聞いているが、ある程度の場所は把握しているんだろう?」

ソウキ「もし、カタリナを助けてくれるというのであれば……」

ソウキ「その枷も、外そう」

ネーロ「……!」

ソウキ「そして転移し、カタリナと戻ってきて欲しい」

ソウキ「そうすれば、間違いなく民も兵も君を認めることだろう」

ジーク「代償として、公国の脅威が復活することになるがな」

ネーロ「……」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁


510以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:14:22.344ke7c7NzO (1/1)

はい?


511以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:14:24.66utt6SWsn0 (1/3)




512以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:16:28.01M3BNPGEn0 (1/5)

ゼルガーも追撃する考えを示してたしこれはキツそう


513 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 00:20:09.06pK5+yisj0 (3/12)

ネーロのカタリナ救出渋り

50>34(これで信用が得られるなら。でも……)

25>

※第一基準を下回った為、話には乗ってくれる

※しかし……?

――

判定を取った辺りで今日はここまで
カタリナ救出に関してはアドバンテージ極大の為、この後も別の判定を取ることになります
ネーロの転移実験はこの後を予定しています
本日もありがとうございました!


514以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:23:43.23KcEInyYmO (1/1)

おつ
躊躇なく服脱いで劇物も飲んだネーロちゃんがちょっと躊躇うあたり何かあるのを知ってるのかな
エーテルにも助けに行っては駄目と忠告してたし


515以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:24:49.57b3PTgq/yo (1/1)

乙です
そうきたかいいね


516以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 00:41:41.52M3BNPGEn0 (2/5)

乙です
カタリナって転移使えるし放っておいても回復し次第戻ってきそう


517以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 13:54:44.27ryFPCKuk0 (1/1)

考えられるのは氷帝がまた付近を捜索している可能性あるとかかな
現状カタリナさんまた負ける要素こいつとポラリスぐらいしかいないだろうし


518以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 14:16:04.99uASs7J+OO (1/1)

お守り作成イベントからして魔翌力そのものがそのキャラの個性として成立するるっぽいから、魔翌力と術者を紐付けられるのかな。だとすればカタリナの結晶に残った魔翌力の残滓から足取りを辿ってる可能性はありそう

あとゼルガーがカタリナに勝利したのってベルゲを疑い出すより前の話だから結晶の一部を提供してないか気になる


519以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 17:46:46.71k/C72XS7O (1/1)

氷帝は外見とスキルのせいでロリがいたらブーストかかりそうな気がしてならない
いや多分無いだろうけどネタ元がアレだったから


520 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 22:55:08.03pK5+yisj0 (4/12)

こんばんはー

>>518
とある理由で水晶欠片は全てゼルガーが所有していますし、ベルゲに渡す気もありません

>>519
元ネタにはしていますが、流石に性癖までは参考にしていません
氷帝龍はピンク髪幼女相手でも平気で喰い殺す性格です

遅くなりましたがネーロ尋問最後のカタリナ救出から再開です



521 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 22:56:03.12pK5+yisj0 (5/12)

ネーロのカタリナ救出渋り

50>34(これで信用が得られるなら。でも……)

25>

※第一基準を下回った為、話には乗ってくれる

※しかし……?

――


ネーロ「……確かに、希望となる女王を救う手助けをすれば、私の評価も幾許かは上がるかもしれません」

ネーロ「そして確かに強大な魔力をお持ちのようですが、氷帝龍には敗れているという事実」

ネーロ「万が一を考えれば、森国の立場であれば救出は急務でもあるでしょう」

ソウキ「で、では手を貸してくれるということでいいのかな?」

ネーロ「……っ」

ジーク「……初めて、躊躇ったな」

ネーロ「そ、それは……」アセアセ

ジーク「……今更、お前を疑っているわけではない」


ジーク「――忠義とは関係無しに、そう動きたくても動けない事情がある。そうだな?」


ネーロ「……はい。ジークさんの仰る通りです……」ガクリ…

ネーロ「……確かに、氷帝龍をカタリナ様のいる近辺に転移させたのは私です」

ネーロ「ですから、その時の戦いで負傷したのであれば、そう遠くへは行っていない」

ネーロ「あの辺りには集落がありませんから、傷を治すのであれば森奥に隠れて魔法を使うしかありませんから……」

ジーク「カタリナは強さもだが、回復魔法に優れている。完治している可能性は?」

ネーロ「難しいでしょう。元々氷帝龍が宛がわれた理由が、回復の呼吸を乱す為ですから……」

ネーロ「加えて氷帝龍はその見た目通り、冷酷な性格。敗者に追い討ちをしかけるとすら……」

ソウキ「カタリナ……」ギュ…

ネーロ「一度カタリナ様を破った氷帝龍は更なる強さを手に入れている。これが懸念事項の一つです」

ジーク「……『より強力になった氷帝を、再度カタリナにぶつける作戦がとられている可能性がある』ということか」

ネーロ「その通りです。相手が万全な状態でないのなら、さらに勝率は高まりますから」




522 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 22:56:44.28pK5+yisj0 (6/12)

ネーロ「そしてもう一つ……『カタリナ様の魔力の一部をゼルガー将軍が得ている』ということ」

ソウキ「どういう意味だ? カタリナが敵を相手に魔力譲渡をするとは考えにくいが……」

ネーロ「氷帝龍は結界の展開ができるのです。そして、人も無機物も、誰も戦いの邪魔をできないようにする……」

ソウキ「……! カタリナが生み出す護衛水晶を封じられるということか」

ネーロ「そうなります。何も知らないカタリナ様は護衛を生成しようとして、直後にそれを砕かれたのでしょう」

ネーロ「森国の王が生み出した、護衛の為の魔導武器。おそらく、相当な魔力が込められている筈」

ジーク「……俺も一度目の当たりにしたが、水晶の数は四つ」

ジーク「そしてその一つ一つから放たれた魔力弾の威力は、ワイバーンの一撃以上の恐怖を感じたな……」

ネーロ「そ、それほどまでに凶悪なのですか……?」タラリ…

ソウキ「……カタリナは本当は、戦うことが嫌いな優しい子なんだ」

ソウキ「でも、みんなを守るためにと……戦う為の力を身につけていった」

ソウキ「あの水晶の魔力だけで並の相手は蹴散らせるし、同時に誰かを守る盾にもなる」

ソウキ「全部をばらばらに動かして、複数個所での戦闘もできるようになっていたり、色々考えた結果の産物なんだよ」

ネーロ「……そうだったのですか」

ジーク「そしてそれの欠片を、ゼルガーという将軍が奪ったということか」

ジーク「このゼルガーという名は以前から耳にはしていたが、どういう将軍なんだ?」

ネーロ「そうですね……」ウーン…

ネーロ「見た目はとにかく真っ赤な人です。髪の毛も瞳の色も服も使う魔法も何から何まで」

ソウキ「目に悪そうだなぁ……できれば森国にはいてほしくない」

ネーロ「ですが、内面はとても冷静かつ冷徹な方です。エルクラッド様から最も信頼されている将軍と言っていいでしょう」

ジーク「だからこその筆頭か……」




523 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 22:58:40.47pK5+yisj0 (7/12)

ネーロ「……きっと、ゼルガー将軍もお怒りでしょうね。私などのことを、あれだけ気にかけてくださったのに……」

ジーク「……そういえば、バレットから聞いたな。ジラワークの横暴から、お前を庇ったと」

ネーロ「それだけではありませんよ。私の体調を気遣ってくださったり、私の我儘を聞いてくれたり……」

ネーロ「鉄国と森国からすれば、恐ろしい相手になりますけど……」

ネーロ「公国の立場から見れば、彼はとても優秀であり……エルクラッド様への本当の忠誠心を持つ立派な将なのです」

ソウキ「立場が変われば、評価も変わるからな。しかし、本当の忠誠心……?」

ネーロ「はい。その……私を含めて、残る公国六将は全員どこか普通ではありませんし……」

ネーロ「心の底からエルクラッド様への忠誠心と……そして覚悟を持たれているのはゼルガー将軍だけでしょう」

ジーク「覚悟と言うのは……自分が棄てられることも見越しているということか?」

ネーロ「少し、違います。ゼルガー将軍は六将の中でも抜きんでた強さをお持ちですが、相手の力量も正しく評価されるのです」

ネーロ「フリーデシルト様の軍の動きは攻めがたく厄介であると言ったり、カタリナ様とは真っ向からぶつかると分が悪いと」

ネーロ「そして、この戦の最中に……ありえないとは前置きされていましたが、自身が討たれる覚悟もなさっていました」

ジーク「……なるほど、一番厄介な手合ということか」

ソウキ「そうなのか? 公国の筆頭将にしては自信が少なそうな印象を受けたが」

ジーク「戦場で真っ先に死ぬのは、相手の力量を正しく判断できない者、自分の力を過信する者です」

ジーク「そして主への忠誠心が強く、自分の死も覚悟しているともなれば……」

ジーク「自分の命すら平気で作戦に組み込んでくる可能性もあるでしょう」

ネーロ「……この場合の作戦とは、公国の敵の殲滅です……」

ソウキ「……そういうことか。そんな将軍が、カタリナの魔力の欠片を奪っている」

ソウキ「確かにこれは警戒しないといけないね……」

ネーロ「ええ……」





524 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 22:59:37.48pK5+yisj0 (8/12)

ネーロ「カタリナ様は、公国では最たる脅威とされてきました」

ネーロ「公国を離れた私では、彼女への追撃の策の程度がわかりません……」

ネーロ「転移してすぐに見つけられるわけでもありません」

ネーロ「あまりに大人数で捜索すれば、それだけでも怪しまれ……先回りされる危険性もあります」

ネーロ「私が一人で捜索に向かうのが、一番隠密行動ではありますが……」

ネーロ「万が一見つかれば、どうしようもありません」

ネーロ「上手くいけば私は転移で逃げられるかもしれませんが、カタリナ様周辺の警戒も強まることでしょう」

ネーロ「ですから……」

ソウキ「……危険があるのはわかった」

ソウキ「だけど、今は公国もフリーデシルト王の宣戦布告に注意が向いている最中だと思うんだ」

ソウキ「うまいことに、公国軍を打ち破ったという報告も聞いたからね」

ジーク「既に倒せることがわかっているカタリナよりも、兵を集めたフリーデシルト王の手腕を警戒する……」

ジーク「『カタリナの周りが完全に手薄』という可能性もあるわけだな」

ソウキ「ああ。それなら上手く行くかもしれないだろう?」

ソウキ「それに『目的はカタリナの救出』であって『強敵の撃破ではない』わけだから……」

ソウキ「最悪でも『逃げて撒けば』なんとかなるかもしれない」

ネーロ「……」

ソウキ「……おっと、すまないね。どうにもカタリナのことになると興奮してしまって」

ソウキ「一番危険に晒される可能性が高いのは君だものな。無理強いはしないよ」

ソウキ「また自白剤も使わずに、今度は自分から公国の情報も話してくれたからな」

ネーロ「あ……」

ジーク「完全……とまではいかずとも、信用を得るにはいい情報だと思う」

ジーク「カタリナは強い。自分自身でも窮地を抜け出せる可能性もあるかもしれない」

ジーク「どうするかは……ネーロ、お前自身が決めるべきだ」

ジーク「もし向かうのであれば……俺も同行するが」

ジーク「俺も、森国やカタリナには恩があるからな……」

ネーロ「……!」


――

カタリナ救出に向かう? 向かわない?

↓1~3コンマ多数決


525以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:00:35.21fcgtwLa3O (1/4)

れっつらごー


526以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:00:55.28utt6SWsn0 (2/3)

向かう


527以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:01:15.97QZWKTKluO (1/1)

チケット4枚あるし向かおう


528以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:09:25.09fcgtwLa3O (2/4)

転移場所の警戒度判定ありそう


529 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 23:15:25.98pK5+yisj0 (9/12)

カタリナ救出へ向かう

――


ネーロ「……」



ネーロ「――私に、行かせてください」



ソウキ&ジーク「「!!」」


ネーロ「こんなことで、森国の人々から私への敵意が全て消えるとは思いません」

ネーロ「それに私はカタリナ様の人となりを知りません」

ネーロ「ただ、私が私の目的を果たしたい……その為に必要な信頼を少しでも得る為の、手段としてしまっている」

ネーロ「それでも……よろしければ……」

ジーク「……危険性を俺達よりも把握しておいてなお向かうというのは、かなりの覚悟だど思うがな」

ソウキ「ああ。むしろ、俺の我儘を無理に聞いて貰った形だ」

ソウキ「もし仮に失敗しても……俺は、文句は言わないよ」

ソウキ「……それじゃあ、その枷を外すよ?」

ネーロ「……」ゴク…

ネーロ「……私が……」

ジーク「少なくとも、今この状況下でお前が逃げるとは思えない」

ジーク「俺は、お前を信用しよう」

ソウキ「俺もだ」

ネーロ「……っ」


ジーク(……きっとこいつは、嘘をつくことが苦手な人種だ)

ジーク(そして、義理堅い。どうあれ命を救ってくれたバレット達と、姫達のことは悪く思っていないのだろう)

ジーク(将として優秀な面もあるが……意外と、わかりやすい奴だな)


ネーロ(……どうして、ここまで私を……)

ネーロ(……エルクラッド様を裏切ることはできません)

ネーロ(でも、この人達を裏切ることも、もう……)


カチャン…


ネーロ「……!」ブワッ!

ネーロ「……外して、しまいましたね」

ソウキ「ああ。……頼んだよ」

ネーロ「……かしこまりました」

ネーロ「……ジークさん、手を」

ジーク「ん? ああ、これで――」


シュイン!



ソウキ「おおおっ!? 速い……!? これが公国の転移魔法か……!」


……

――



530 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 23:29:49.43pK5+yisj0 (10/12)

――

【???・???】



シュイン!


ジーク「――おおぉぉ!?」

ネーロ「す、すみません。あまり転移には慣れておられないのですね」

ジーク「転移に慣れている人間はそうはいないと思うがな……」ドキドキ…

ジーク「しかし、凄まじいな……」

ジーク「陣も描かず、詠唱もせず、道具の補助も受けず……俺ごと、目標地にあの一瞬で飛んだのか?」

ネーロ「はい。私は、これだけが取り柄ですので……」

ネーロ「転送対象の大きさなどで負担も増えますけど、自分とジークさん一人であれば問題はありません」

ジーク(……恐ろしい能力だ。もし、ネーロがもっと戦争に深く加担する性格であったなら……)

ネーロ「……不思議です」

ジーク「どうした?」

ネーロ「今、あなたの手を取って転移した時……頭によぎったんです」


ネーロ「――『ゼルガー将軍と一緒にあなた達に挑むけど、勝てなくて』」

ネーロ「――『最期の抵抗で、部隊の長であるあなたを火山に転移させて殺そうとする』」


ネーロ「そんな、光景が……」

ジーク「……今から、そうするつもりか?」

ネーロ「……いえ」フルフル

ネーロ「今の私には、もうできません」

ネーロ「でもきっと……どこかで違うことを考えていたり、動いていたりしたら……」

ネーロ「私はここにはいなくて……」

ネーロ「今よぎった光景の通りにしていたのかもしれません……」

ネーロ「いえ、きっとそうしていたのでしょう。エルクラッド様の為に」

ネーロ「ふふ、少し前までは考えもしませんでした。こんな風に動くことになるだなんて」

ジーク「それは俺も同じだな。まさか、公国六将と共同の作戦に動くことになるとは思いもしなかった」

ジーク「……生きていると、色々なことがあるものだな」

ネーロ「本当に……」



531以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:36:57.61M3BNPGEn0 (3/5)

インチキじみた使い方ほどゲームバランスの都合で発動する機会を貰えなくて地味になる奴あるある


532 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 23:39:51.11pK5+yisj0 (11/12)

ジーク「だが、これから先も何があるかわからない。気は抜くな」ザッ…

ネーロ「はい……!」ザッ!



ザッ…ザッ…



凍てついた大地「……」ヒュオオォォ…



ジーク「……ここが、戦闘があった場所か」ブル…

ネーロ「未だに凍り付いているのですね……」ブル…

ジーク「これが、氷帝龍の力ということか」

ネーロ「人智を超えた存在である龍……」

ネーロ「その中でも、上位に位置する存在ですからね。とても人間では……」

ジーク「……いや、カタリナも相当に抗った筈だ」

ネーロ「え?」

ジーク「……これだけの凄まじい戦闘跡にも関わらず、どこにも死体がないからな」

ネーロ「時間が経っていますから、もう動物に食べられたりしたのでは……」

ジーク「兵士達の武具も何もないだろう? つまりこれは、全員が生きて逃げ延びたということだ」

ネーロ「氷帝龍を前に、そんな」

ジーク「……カタリナが、守ったんだ。そして、一人で戦い、時間を稼いだ」

ネーロ「……民や、兵の為……」

ジーク「ああ……」

ジーク「問題は、ここからだな……」

ネーロ「……」ゴクリ…

ジーク「このまま、何もなく早くカタリナを見つけられればそれが一番ではあるが……」

ジーク(さて……)


――

特殊判定
↓1コンマ二桁


533以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:39:55.41fcgtwLa3O (3/4)




534 ◆gEU9La026k2021/09/14(火) 23:49:35.31pK5+yisj0 (12/12)

カタリナ捜索1・氷帝龍

75>41

※基準値を下回った為、氷帝の気配は無し

――


ジーク「ふむ……」


氷の欠片「……」パラ…


ネーロ「何をしているのですか?」

ジーク「いや、ここだけ氷が酷く飛び散った様子だったからな」

ジーク「氷帝は結界を張れるんだったな?」

ネーロ「はい。その中に獲物を閉じ込めるようですが……」

ジーク「周りに兵士の死体が無いということは、カタリナだけが結界内にいた……」

ジーク「そして相手を倒せず、しかし逃げ出せたということは、結界から脱出したということだろう」

ジーク「つまり、カタリナはまず最初にこっちの方角に逃げたのではないか?」

ネーロ「な、なるほど……」

ジーク「それにここから先にしばらく氷の道が出来ている……氷帝はカタリナを追ったのかもしれないな」

ジーク「……」

ジーク「そうなると、今はこの辺りに氷帝はいないということでもある。少しは気が楽になるな」

ネーロ「どういうことでしょうか?」

ジーク「そこに降りたっただけで周りが凍る存在ならば、今もどこかにいればそこが凍っている」

ジーク「それがないということは、奴はこの辺りにはいないということだ」

ネーロ「確かに、古い氷が残っているということは……」

ジーク「とはいえ、この後にくる可能性も否定できん。先を急ごう」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁


535以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:49:46.20utt6SWsn0 (3/3)




536以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:49:48.92M3BNPGEn0 (4/5)

どやさ


537以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:52:35.67hVCze/cl0 (1/1)

人生の時間をここに使って本当に満足してますか?しているならそれは


538以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:53:21.08fcgtwLa3O (4/4)

カタリナのコンマの低空飛行ぶりだと低コンマの方が良い結果なのはむしろありがたいのかも

まあゾロ目チケあるから救出自体は確定成功しそうだけど


539以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/14(火) 23:58:32.31M3BNPGEn0 (5/5)

順で来るなら帝、ベルゲ、ゼルガーあたりの判定だろうか


540 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 00:08:22.94LO0QvAMF0 (1/19)

カタリナ捜索2・ゼルガー

75>20

※基準値を下回った為、ゼルガーの気配は無し

――


ネーロ「……森に向かっている?」

ジーク「カタリナは樹木を操れるし、それをそのまま武器にもできる」

ジーク「逃げ込む場所としては、最適だろう」

ジーク「……ん?」



焼け焦げた樹「」



ジーク「この辺り一帯だけが焼かれている? これは……」

ネーロ「おそらく、ゼルガー将軍……」

ネーロ「自らがカタリナ様に追撃を仕掛けたと仰っていましたから」

ジーク「……これは、かなりの規模の魔法のようだな」

ネーロ「得意とするのも火炎魔法。でも……」

ジーク「その割には、被害が少ないな」

ネーロ「ここで大型の魔法を撃ち、それからは撃っていない?」

ジーク「恐らくは、仕留めるつもりで撃った。だがカタリナはそれも防いでさらに森奥へ逃げた」

ジーク「相手の得意とする戦場では不利と判断したか、あるいはもう敵じゃないと見逃したか……」

ジーク「いずれにせよ、早い段階で退いたのだろうな」

ネーロ「ゼルガー将軍は、無駄なことを嫌う性格でもありますからね……」

ネーロ「必要以上の労力がかかる、不利益があると判断すれば捨て置くこともあります」

ジーク「そうなると、ゼルガーがこの辺りにいる可能性も低いか」

ジーク「これだけの火炎魔法が使えるのであれば、森全体を焼いて炙りだすくらいしそうだからな」

ネーロ「それこそ、労力に見合わないと判断されたのかもしれません」

ネーロ「ゼルガー将軍は、『外』の世界への向けての作戦も考案したりとお忙しい身ですから……」

ジーク「一度破ったカタリナに労力を割くつもりはないか? それならば助かるんだがな……」

ジーク「……カタリナがいるとすれば、氷も炎も届いていない更に森深く……この先だ」

ネーロ「……こ、ここまでくればもう追手の可能性も低いですよね?」

ジーク「そうだな。下手をすれば迷って出られなくなりそうだ」

ネーロ「い、いざという時は私が先程の場所まで転移しなおしますからご安心ください」

ジーク(……本当に便利な魔法だな)

ネーロ「……追手がいないのであれば、ジークさんから呼びかけてみてはどうでしょう?」

ネーロ「面識がおありなのですよね?」

ジーク「ああ」


――

捜索最終特殊判定
↓1コンマ二桁



541以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 00:08:32.93ywyfipUF0 (1/1)

奇数ゾロ目以外でたのむ


542 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 00:10:26.43LO0QvAMF0 (2/19)

ああっと!(白目)


543 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 00:18:08.00LO0QvAMF0 (3/19)

カタリナ捜索3・???

93>85

※基準値を上回ってしまった為……?

――


ジーク「彼女の気配も魔力も独特のものだ」

ジーク「近づけば、多少離れていてもわかる――」




ジーク「――――ッ!?」ゾワ…!




ネーロ「ジークさん?」

ジーク「ネーロ、走れ!」ガシ!

ネーロ「え、え……!?」



――記憶に残る、優しい女王の気配


――それを感じ取る前に、違うものを感じた


――嗅ぎ慣れた、生臭いもの




――血だ。それも、濃い臭い



――負傷して流れ出たものではない



――今まさに流れている新鮮なもの



――女王が隠れているであろう先から漂う鮮血の気配


――これが意味するのは……



ジーク「くそっ……!」

ネーロ「ま、待ってください……!」ハァハァ…


544 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 00:28:05.35LO0QvAMF0 (4/19)

――傭兵稼業で、血の気配には敏感になれたという自負があった

――しかしその血は、敵のものの時もあれば、味方のものの時もある

――『死』の気配を追い、辿りついたその場所では……



妖精兵「」グチャ…




カタリナ「う……あ……」ズル…






ジーク「――カタリナッ!」バッ!





カタリナ「……!? ジー……ク?」

カタリナ「来ては……駄目、です……」ゴポッ…






魔槍融合ニイハオ「クヒャ? ヨウセイイガイ、コノヨカラキエロ……クヒャヒャヒャヒャヒャ!」ギョロン!





ネーロ「――ニ、ニイハオ将軍……!?」ガタガタ…

ジーク「ば、馬鹿な!? あの男は確かに……!」

ジーク(それに、なんだ……!? この異臭もだが……)

ジーク(かつての黒槍と、一体化しているのか……!?)




545以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 00:29:36.093dfITtKx0 (1/4)

妖精兵……


546 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 00:31:42.73LO0QvAMF0 (5/19)

イベント途中ですが、今日はここまで
順調に回避できていましたが、最後で見つかりましたね……
(長い目でみれば前者二名に見つかるよりは戦局全体への影響は少ないのですが)

ジークもネーロも想定していない相手との遭遇の為、この後とある判定も行われます
本日もありがとうございました!


547以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 00:32:15.92Rv6ldwDSO (1/1)

メタな視点だけどむしろ救出の提案をしない方がカタリナ自体は安全だったのかもな


548以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 00:35:47.87CnDDxY3+O (1/1)

乙ー
カタリナの側にずっといた妖精兵の匂い辿って奇襲しかけてきたってことか。いい子っぽかったし地味に辛い……
しかもカタリナも負けてるってどんだけ魔改造されたんだニイハオ


549以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 00:37:31.463dfITtKx0 (2/4)




550以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 08:24:40.8652f8h9yM0 (1/1)

見返してみたけどニイハオはリーチェ(妖精)相手にいないと戦闘力がガタ落ちして、対するジークはレベル300に剣や感情爆発でブーストかかる
うまくいけばこのままジーク一人でも倒しきれるかも


551以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 13:59:57.10j0R2o03CO (1/1)

強化具合が気になるけどここで仕留めないとネーロの裏切りどころかジーク達との繋がりも多分ベルゲにばれるしやるしかないか


552以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 14:19:54.72+KcuAL5/O (1/1)

ベルゲの発言からしてもうネーロの裏切りは報告されてるね


553以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 18:48:58.65CDbbb+aA0 (1/1)

とりあえずリーチェやエーテルのメンタルにダメージ入る前に叩き潰しておきたい


554 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:27:15.13LO0QvAMF0 (6/19)

こんばんはー

開幕からいきなり多数決となってしまいますが、ゆるゆる再開です
場合によってはさらに増えるかも……?


555 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:29:42.35LO0QvAMF0 (7/19)

魔槍融合ニイハオ「クヒャア……!」


ズル…


ジーク(とても生きている人間の動き方ではない……!)


ズル…


魔槍融合ニイハオ「ヨウセイ、モット……!」


ジーク「く……!」チラ…


ネーロ「あ、あ……」ガタガタ…


魔槍融合ニイハオ「――ネーロサンンンンン……?」ギョロン!


ネーロ「ひっ……!?」ビク!



カタリナ「逃げ、て……! その人……『魔法を全く受けつけない』の……!」ゴホ…


ジーク「!!」

ジーク(カタリナが追い込まれた理由はそれか……!)

ジーク(それならば、元から肉弾戦主体の俺ならば影響は少ないが……)

ジーク(後ろには怯えたネーロ、奴の奥には手負いのカタリナ……)

ジーク(確実にカタリナを助けるには奴を殺すしかないが、迅速に始末できるか……!?)

ジーク(それとも、無理に戦わずに逃げるか……!?)

ジーク(だがあの異形の姿、放置して大丈夫なのか……!?)

ジーク(くそ……!)


――

※分岐選択肢※

ニイハオと戦うor戦わない?


↓1~5多数決コンマ


556以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:30:42.71oewqWczDO (1/1)

ここで倒そう


557以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:31:00.75nEC0aHA5O (1/1)

倒せるべ


558以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:33:28.34tQf0TVbc0 (1/1)

ネーロにカタリナ巻き込んで一度転移で逃げられるか試してもらうとかできんか?


559以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:35:52.49jQ/6gFWxO (1/3)

武器主体のジークなら行けると思いたい
倒す


560 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:37:20.16LO0QvAMF0 (8/19)

>>558
現状ネーロは心の乱れにより転移魔法が使えない状態です
カタリナも負傷し戦闘参加は不可
ジークが一人でニイハオと戦うor戦わないの選択肢のみです



561以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:37:43.093dfITtKx0 (3/4)

ニイハオと戦う


562以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:38:22.199k/6Qm7mo (1/1)

やっちゃいなよ!


563 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:38:26.73LO0QvAMF0 (9/19)

おっと、もう戦うで決定されていましたね……
……少々お待ちください


564以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:43:14.82DhcaSldOO (1/1)

カタリナ&妖精兵からの戦闘継続という形だったら何かしらバフ乗ってそうだけど大丈夫か?


565 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:44:09.87LO0QvAMF0 (10/19)

ニイハオと戦う

――

ジーク(……ネーロのあの様子では、落ち着いた転移はできないだろう)

ジーク(カタリナを助ける為にも、ネーロを落ち着かせる為にも……)

ジーク(そして、リーチェにまたこの男の顔を見せない為にも、ここで今度こそ殺す……!)



ジーク「――ネーロ! さがれ!」バッ!


ネーロ「は、はい!?」


ジーク「――公国六将ニイハオ、今度こそ息の根を止めてくれる!」ジャキン!



ニイハオ「クヒャ? ヨウセイ、ジャナイ? ――コロスッ!!!」ガバァ!



カタリナ「だ……め……」



【ジーク傭兵団】
ジーク:レベル300



VS



【公国軍ベルゲ隊】
魔槍融合ニイハオ:レベル175



――戦闘開始!!!


566以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:44:41.58XdXpK4OfO (1/2)

劣勢後にチケット使用が一番火力は出るはず


567 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:50:12.11LO0QvAMF0 (11/19)

ニイハオ「――アア、オボエテル……?」



ニイハオ「――リーチェノソバニイタ、ジャマモノダ……!」ズゴゴゴゴゴゴ!



ジーク「っ……!?」ゾクッ!


ニイハオ「――アアアアアアァァァァァァァァァ!」グジュル!


★★『魔槍融合』★★
戦闘時、常時補正+255
常時攻撃状態を維持し、防御行動を一切とれなくなる
さらに自身に対する魔法攻撃と相手の★を含む回復を全て無効化する
このスキルは無効化されない

★『敗北の記憶・森』★
戦闘時、常時補正+50
敵に妖精姫リーチェがいた場合、さらに追加常時補正+255を加え、
さらに優勢時の威力を常時2倍にする



ジーク:レベル300
【攻撃状態】
耐久値:2+2
『双姫の護服』1
『感情爆発・庇護』1

ジーク:合計補正…195
『覇鱗の煌剣・逆鱗』+75
『感情爆発・憤怒』+100
『傭兵団戦術』+20


VS


魔槍融合ニイハオ:レベル175
【攻撃状態固定】
耐久値:4
『公国六将』4

ニイハオ:合計補正…305
『魔槍融合』+255
『敗北の記憶』+50

・防御不可

レベル差125=補正+120
スキル補正差-110

補正+10


コンマ40以上で優勢
コンマ39以下で劣勢

↓1コンマ二桁


568以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:50:23.833dfITtKx0 (4/4)




569以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:51:47.51IUraQZtnO (1/1)

うわ補正エグいけどそれでもまだ有利取れるジークの凄まじさ


570 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 22:59:16.90LO0QvAMF0 (12/19)

コンマ83


――ジーク優勢!



ニイハオ「シネエエエエエェェェェェェ!」ブオン!

ジーク「っ!」サッ!


ドガアアァァァァ!


ジーク(なんて力だ……! 槍の力が変異しているのか!?)


ニイハオ「アアアアアァァァァ!」ブオン!


ジーク「だが……!」ヒラリ…



ジーク「――動きは、以前の方がよかったな!」ブオン!


ズバァ!



ニイハオ「ギヤアアアアァァァァ!?」


ボドボド…


ジーク(……っ! この腐敗臭、やはりこいつはもう……)


ニイハオ「オオオオォォォォ……! ヨウセイ、ヨウセイィィィィ……!」グバァ!


ジーク(知性も、落ちているのか……)

ジーク(許せない男ではあるが、この姿は……)


コンマ40以上で優勢(煌破断によりジークの勝利)
コンマ39以下で劣勢

↓1コンマ二桁


571以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 22:59:25.34XdXpK4OfO (2/2)




572 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:05:54.14LO0QvAMF0 (13/19)

コンマ34

――ジーク劣勢!




ニイハオ「――オエアアァァァァァ!」ゲロォ!


ジーク「うっ!?」バッ!


ボシュウゥゥ…


ジーク(溶解性の何かを吐いてきた!? こいつ、どこまで……)



カタリナ「ジーク……! 右です……!」



ジーク「っ!? しまっ……!」

ニイハオ「ヒョアアアァァァオ!」ブオン!


ギィィィン!


ニイハオ「オォォ……?」

ジーク「リアローズとリーチェに感謝だな……丈夫な服で助かった……!」バッ!

ジーク(急に加速しただと……動きが安定していない……?)

ジーク(なんとか隙を見て、一撃で決める……!)ジャキン!


コンマ40以上で優勢(逆鱗煌破断によりジークの勝利)
コンマ39以下で劣勢

↓1コンマ二桁



573以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:05:56.06t7+8xvHlO (1/4)

この戦闘、倒すだけで終わってくれるのかなこれ

ベルゲ製なら自爆とか、ここからさらに変異とかしてきそうで怖い

あとカタリナは回復無効の槍に傷つけられたってことは自然治癒以外では回復できない?後遺症とか心配だ


574以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:08:49.34t7+8xvHlO (2/4)

更新チェックしてたのに被ってもうた…


575 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:11:03.70LO0QvAMF0 (14/19)

コンマ06


――ジーク劣勢!


ニイハオ「オオォォォ……」カクカク…

ジーク(また、妙な動きを……)



ニイハオ「――クヒャ!」グリン!



カタリナ「っ!?」ゾクッ!


ニイハオ「ヒャアアアアァァァァァ!」バッ!


ジーク「こ、こいつ!?」

ジーク「く、そおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」ダン!



ズガァ!



カタリナ「あぁ、ジーク……!」

ジーク「ぐ……!」ポタポタ…

ニイハオ「グギギギギ……!」ギチギチ…!

カタリナ「早く、逃げて……!」

ジーク「その依頼は断る……! 森国で、みんなが待っているんだぞ……!」

ジーク「この程度……!」


コンマ40以上で優勢(逆鱗煌破断によりジークの勝利)
コンマ39以下で劣勢

↓1コンマ二桁



576以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:11:37.23P1H9379no (1/1)




577以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:11:39.43sFUZXOTK0 (1/1)

いけ


578以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:13:58.07t7+8xvHlO (3/4)

自分含めコンマが……そろそろチケット多数決くるかしら?

更新来てて優勢取れなかったらチケット使用で


579 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:17:51.93LO0QvAMF0 (15/19)

コンマ23

――ジーク劣勢!



ニイハオ「……クヒャア」ニタァ…


ニイハオ「――ヒャオッ!」ブオン!

カタリナ「!!」

ジーク(こ、こいつまたカタリナを……!)

ジーク「貴様ああぁぁぁぁぁ!」ガキン!

ニイハオ「ヒャアヒィ!」ブオン!

ジーク「このっ!」ギィン!

ニイハオ「ガアアァァァ!?」バチィン!

ジーク「よし……!」グッ!




ニイハオ「――ヒョエエエエエエエイ!」ギュボア!



ジーク(腕から、槍を射出した……!? まずい、これは……!)


ギャリィン!



ジーク「くっ……!」ドサ!

ジーク(なんとか軌道は逸らせたが、この体勢は……!)


ニイハオ「ヒャハアアァァァァ!」ドゴォ!

ジーク「がっ……!?」ミシミシ…!

ジーク「く、そ……! あと一発、一発当てられさえすれば……!」


コンマ40以上で優勢(逆鱗煌破断によりジークの勝利)
コンマ39以下で劣勢

↓1コンマ二桁


580以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:18:10.77ftdzwSeDO (1/1)

はい


581以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:18:16.13e6DnVBpNO (1/1)

優勢取れなかったらチケット使用で


582以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:18:49.76jQ/6gFWxO (2/3)

一発が遠い


583以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:18:52.96t7+8xvHlO (4/4)

ここでシャリオっぽいゾロ目出してシャリオ剣でトドメはエモくない?


584 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:28:17.63LO0QvAMF0 (16/19)

コンマ77

――ゾロ目により確定優勢+戦後ボーナス発生!


ニイハオ「アヒャ、アヒャ……!」

ニイハオ「コロス、コロス!」

ニイハオ「ヨウセイ、オカス! リーチェハラマセル……!」カクカク…



ニイハオ「――アノキレイナハネ、ムシリツヅケル……!」ニタァ!




ジーク「――」ブチッ




ジーク(そうだ、忘れるな……こいつは、憎い公国兵のなかでも特に外道の類……)

ジーク(冷静に、しっかり対処するんだ……)スゥ…

ジーク(落ち着いて、きっちりと……)フゥ…




ジーク「――二度と蘇らないように、その頭を消し飛ばすっ!!!」ダァン!



ニイハオ「クヒャ!?」ビク!



――『覇鱗の煌剣・逆鱗』発動

――『煌破断』発動


――

『煌破断』威力3×逆鱗 = 6

――


ジーク「くらえニイハオオオォォォォォォォォォ!!!」ブオン!



ニイハオ「ヒャ――



ズドオオォォォォォォォォン……


――

ニイハオ残耐久3-6

=-3

――


ニ/イ/ハ/オ「」バラバラ…



ジーク「はぁ……はぁ……!」



――勝利!!!





585以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:29:58.71HUhhP3DKO (1/1)

ボコられてからのゾロ目オーバーキル逆転とかカッコ良すぎる


586 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:36:42.55LO0QvAMF0 (17/19)

ニイハオだったもの「」ドロォ…



ジーク(な、なんだかいつも以上の威力が出た気がするな……)

ジーク(瞬間的な魔力の爆発には、この槍の魔法耐性も意味が無いようで助かった)


カタリナ「ああ、ジーク……なんて無茶を……」ヨロ…

ジーク「カタリナの方が無茶をしているだろう……?」

カタリナ「……ごめんなさい。氷の龍に負けてしまって……」

カタリナ「なんとか逃げて、魔力の回復をしていたのだけれど……」

ジーク「あいつがやってきたのか……」

カタリナ「……」コクリ

カタリナ「……あの子が、身を挺して私を庇ってくれなければ……」ポロ…

カタリナ「私は今頃、呑気に眠ったまま永眠していたことでしょう……」ポロポロ…


妖精兵「」


ジーク「……よく、戦ったな」

ジーク「お前も、森国に帰ろう……」


――

戦後レベルアップ判定
↓1コンマ二桁


587以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/15(水) 23:36:46.85jQ/6gFWxO (3/3)

FEで例えるとHP50%切ってからの怒り+勇将コンボ決めたぐらいの逆転オーバーキル


588 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:46:13.34LO0QvAMF0 (18/19)

レベルアップ判定・再生六将撃破

コンマ85

ジーク:レベル300+8+5+10

=323

――


カタリナ「それにしてもジーク……強くなりましたね」

カタリナ「初めて会った時は、まだまだ粗削りな感じだったのに」

カタリナ「この短期間で、こんなに立派になって……私を助けてくれるだなんてびっくり」

カタリナ「――嬉しいな~♪」ナデナデ

ジーク「や、やめてくれカタリナ……!///」バッ!

ジーク「完治していない状況で襲われたなら、こんなことをしている場合じゃないだろう?」

ジーク「早く森国に戻ろう。リュノやリーチェにリアローズ、ソウキ王にエーテルも待っている」

カタリナ「みんなにも、心配をかけちゃいましたね~……」ショボン…

カタリナ「でも、ここから森国はかなり距離が……」

ジーク「いや、それは大丈夫だ。俺も驚いているが、強力な協力者が――」クル






ネーロ「う……」ドシャァ…





ジーク「ネーロ!?」

カタリナ「!?」


589 ◆gEU9La026k2021/09/15(水) 23:54:49.78LO0QvAMF0 (19/19)

???「――忌々しい」ギリッ…



ザッ…



???「――ただ公国を裏切るだけでは飽き足らず」



ザッ…



???「――まさか、傭兵を雇ってまで森国に寝返ろうとしていたとは」



ザッ…



???「――しかも、私の貴重な作品をここまで破壊しおって……!」ワナワナ…






ベルゲ「――楽に死ねると思わないことですな。売国奴に、家畜よ……!!!」ゴゴゴゴゴ!





ジーク「お、お前は……!? ネーロに何をした!?」

ベルゲ「私の名はベルゲ。真に公国を想うものだ……」

ベルゲ「全く、忌々しいこの娘が……!」グイ!

ネーロ「あぅ……!」ブラン…

ジーク(血のついたメイス……! あれで頭を殴られたのか……!?)

カタリナ「や、やめなさい……! その子が何をしたというのですか!」

ベルゲ「黙れ雌豚が!」


590 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 00:08:09.14w9+kAWYG0 (1/15)

ベルゲ「この小娘は、エルクラッド様の寵愛を受けながらも敵国に寝返ろうとした売国奴……」

ベルゲ「もはや公国の民ではあらず、それは即ち家畜ということなのだ!」

カタリナ「……!」

ジーク(ベルゲ……何故この男がここにいる!?)


ネーロ「どう……して……」

ベルゲ「……ふん。まだ喋る余裕があるか。だが所詮は公国民のふりをした家畜。実に配慮が足りない」ヤレヤレ…




ベルゲ「――お前が私の管轄する場所に描いた転移陣の魔力を、氷帝龍を転移させる時に使った陣に流用したのですよ」



ネーロ「……!」

ベルゲ「ゼルガー将軍も公国を裏切っている可能性がある以上……本当に森国王カタリナを追撃したか怪しいところがありましたからな」

ベルゲ「真に公国を想うこのベルゲめが、しっかりと見極めようと思ったのですよ」

ベルゲ「護衛には妖精も多いと報告を受けていたし、蘇らせたニイハオ将軍に探らせればこうしてすぐに見つけることもできた……」ニヤリ…

ベルゲ「まさかニイハオ将軍が再度殺されるとは驚いたが……」



ベルゲ「――こうして、裏切り者と母体としては最高な家畜を同時に手に入れられる私は、なんという幸運か!」

ベルゲ「――いかがですかなエルクラッド様! ベルゲめは、あのゼルガーよりも優秀でございましょう……!」ハハハハハ!


ジーク「っ!」バッ!



ベルゲ「おっと、無駄だ家畜」パチン!


ザザザザザ!


ベルゲ隊「「……」」カタカタ…


ジーク「なっ……!?」

ジーク(俺が気配を感じなかった? 馬鹿な……!)


591 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 00:20:49.12w9+kAWYG0 (2/15)

ベルゲ「くくくく……喪ったものもあるが、得る物はより多い……!」

ベルゲ「さぁ、帰ったら楽しい楽しい調教の時間ですぞ……?」



ベルゲ「――しっかり『教育』をしてあげましょう。泣いて私に感謝することですな」ニヤリ



ネーロ「う……」



ジーク(くそ……俺が、ニイハオを相手にしないで逃げることに専念していれば……!)ギリ…!

ジーク(まだ、ネーロの意識はある……なんとかネーロを奴の手から奪えれば……)

ジーク(――あるいは、一人だけ。『カタリナとネーロだけ』は転移で逃げ切れるかもしれん……!)


カタリナ(なんということ……私が、私が駄目なばかりにこんな……)

カタリナ(あの子は、敵将……? でも、ジークはさっき協力者だと言っていました。私を助けようとしたから……)

カタリナ(――魔力を振り絞れば、『あの子とジークだけ』を逃がすだけの時間稼ぎくらいは……!)


ネーロ(……迂闊でした……あの時、私が転移陣を描かないかすぐに消していれば……)

ネーロ(これは……報い……エルクラッド様を、公国を裏切った私への正当な報い……)

ネーロ(――でもせめて『ジークさんとカタリナさんだけ』は森国に転移させないと……)

ネーロ(私なんかを、信頼してくれた人達の為に、せめて……)


――

※重要分岐※

※ベルゲ+ベルゲ隊に包囲されました

※どれだけの抵抗をしても、全員が逃げ出すことはできません

1:ジーク

2:カタリナ

3:ネーロ

のいずれかが一人犠牲となることで、残る二人は確実に逃げ出すことができますが、選ばれた一人は確実にベルゲに捕まります

――


592以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:22:34.44RLfW4csOo (1/2)

おっとこれはすごい展開になったな


593以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:24:37.18izOLlFOP0 (1/8)

死亡判定がないジークかなあ


594 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 00:25:03.62w9+kAWYG0 (3/15)

分岐点まで進んだあたりで今日はここまで
……結構、危険も潜んでいるという匂いは出していたと思うのですが戦闘を行った故の分岐となります
明日、単発禁止で『誰が犠牲になるか』の多数決安価を行いたいと思います
(戦闘外ですので、ゾロ目チケットも使用不可能です)

本日もありがとうございました!


595以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:26:55.72y4PqjigQ0 (1/5)

これはジークかな


596以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:28:25.83LvqF/H3J0 (1/4)




597以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:30:46.51hoBp3KoMO (1/1)

カタリナとネーロを逃がしてジークかな
かなり前にセレスティアに捕まった時のことを考えて話してた公国脱出編になりそう
その場合恐らくだけど鍵になるのはシャリオとセレスティア派のアネット(+場合によってはユリーカ派の兵士達?)だと思うからそっちとの合流を目指すか


598以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:33:52.58izOLlFOP0 (2/8)


話の展開としてはカタリナが庇うのが一番それっぽい気はするんだけど、システム上の都合でジークなのかなあ?


599以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:35:00.03Vj4DkuhyO (1/2)


出発前のソウキの逃げてしまえばいい発言、ニイハオがゼルガーより出現率が低い(より危険)、ニイハオ作り変えたのはベルゲ、ネーロは動けないし戦えない……
言われてみれば警戒点あるけどこの展開はきっつい……
ジークもお守りあるとはいえ怖すぎるし、かといってカタリナとネーロも悲惨なことされそうだしどうすればいいのこれ


600以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:36:28.62daGkJhLQO (1/1)

あからさまに間違った選択しなきゃ理不尽な死亡描写はしないって言ってたし深く考えずにジークでいいんじゃね?


601以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:40:58.13i/CXsG4CO (1/1)

カタリナかネーロを犠牲にするとほぼ確実にドギツい凌辱シーン挟まれると思うんだけど、それと同じぐらいヤバいのがカタリナの場合は豊富な魔翌力、ネーロの場合は転移を確実にベルゲに利用されてベルゲ隊がえげつない強化される可能性高いことよなぁ
そうなるとやっぱりジークか……?


602以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:46:22.80TKcEBMgJO (1/1)

1スレ目の>>808のやり取り的にはカタリナ選びたいんだよなあ


603以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 00:54:36.17Vj4DkuhyO (2/2)

おかしいな……いつもなら陵辱ものも好物でよっしゃきたと思えるのになんか胃が痛い


604以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 07:01:46.17NNaszurK0 (1/2)

でもジークって状態異常耐性無かったとおもうし死ななくてもなにか打たれるかも


605以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 07:39:24.27if9lEF4DO (1/3)

ジーク本人は死ぬことは無さそうだけど、洗脳や水帝龍との無理やりな交配で公国最強の戦士が誕生して、ジーク傭兵団含む鉄国・森国陣営の死亡率や凌辱率が跳ね上がる予感がする


606以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 08:24:27.88GL8mi4pn0 (1/1)

誰選んでも絶望しか感じねえと言うか自分の票でキャラの運命左右しかねないのも怖すぎる
死なないジークがまだマシかと思うけど捕まる以上多分逆鱗剣とか装備は全部奪われるし状態異常耐性無くて怖い
ネーロはベルゲのヘイトが突き抜けて高いしカタリナは状態異常耐性と回復でワンチャンありそうだけど救出作戦完全失敗だし……



607以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 08:46:41.053rHG0dOKO (1/3)

剣は奪われないし破壊もされない効果持ちでは


608以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 09:03:08.24mRxO4RJtO (1/10)

とりあえず各自捕まった場合のデメリットまとめてみると

ジーク
・確実に武装解除されるので脱出時にどうにかして武具を取り返す必要がある(ジーク自身の戦力もだけど、置いていったら武具を解析されて強化に繋がりかねない)
・薬物や魔法耐性の描写が無いので洗脳とかされたら公国の尖兵にされる恐れあり
・四姫への精神的ダメージ判定
・一応死亡判定はスルー出来る

カタリナ
・確定でカタリナの凌辱シーンが入る
・実験や交配などでカタリナの魔翌力を利用されて強化される可能性が高い
・利用価値は存分にあるので殺される危険性は低いが、逆に言うとそのぶん長い間責め苦を受けることになるので精神崩壊させられる可能性はある(カタリナは夜レベル・知識共に乏しいのでその方面が特に危ない)
・森国組への深刻な精神ダメージの可能性大

ネーロ
・だいたいカタリナと同じ。ただしこちらは下手するとベルゲ隊が自在に転移可能になりかねないので奇襲等の面では一番不味い
・公国組、特にマリリンへの精神ダメージ大

こんな感じかね?


609以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 09:21:02.253rHG0dOKO (2/3)

ネーロの転移は>>1が直々にチート宣言してるから倫理観ないキャラの手に渡ると一番やばそう


610以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 10:27:27.64mRxO4RJtO (2/10)

あと捕まった後の脱出展開として

ジーク
・三人の中では最もフィジカルに秀でているので物理的に脱走出来る可能性がある(というか三人の中で多分唯一)
・シャリオやアネットに接触出来れば脱出の可能性が大きく高まる
・ゼルガーに接触してしまった場合はネーロからエルクラッドへの忠誠などの情報を聞いていたので、恐らく極々低確率だと思うけど『ネーロがエルクラッドからの言葉を受けて公国を離れたこと』などを告げればワンチャンプラスに働くかもしれない

カタリナ
・多分一番脱出出来る可能性が低い
・再生ニイハオの応用で魔封じされると思うので早々に無力化される
・公国に協力者と呼べるものや面識のある者がいない

ネーロ
・転移対策されるのは間違いないのでこちらも自力脱出は難しい
・ゼルガーがベルゲ関連で察知→ネーロを発見→ネーロから話を聞く→エルクラッドの意思ということを尊重し今回だけ脱出に協力してくれる
といった展開が狙えるかもしれないが、恐らく確率はかなり低い(ジークの対ゼルガーよりはちょっとマシレベル)。というかネーロが脱出する手段は多分これぐらいしか無い。

となるかもだからやっぱりジーク安牌かなぁ
ちなみに凌辱シーンに関しては、今作も前作も悉くコンマさんが弾いてたから正直どれぐらいの鬱度になるのかは未知数


611以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 10:41:02.05RWq7aNln0 (1/1)

ジーク救出作戦にすることは
味方陣営の腕の見せどころにもなり得るしな
特にメンタル強いヒロイン達とか


612以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 10:51:00.18mRxO4RJtO (3/10)

てかカタリナって捕まったら人質としての価値と森国への牽制力高すぎるからゼルガー・ベルゲ問わずアウトだったな……
違いを挙げるとすればゼルガーはエルクラッドからの命が無い限りは無事が保証される一方で、ベルゲの場合は捕虜の目の前で惨[ピーーー]るみたいな悪辣極まりないことしてきそうってとこか


613以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 11:00:19.263rHG0dOKO (3/3)

ゼルガー、カタリナにとどめ刺そうとしてたし普通に殺しそう


614以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 11:09:24.258nCc5E0u0 (1/1)

キャラロストが絡む判定はチケット適用範囲で後から多数決も出してくれるし「誰が囚われる展開を見たいか」で決めちゃって良さそうな気もする。極端にコンマが下振れすることがなけれは消費枚数よくて1枚とかだろうし

それにそれぞれのデメリット天秤にかけたら総合的には誰選んでもどっこいに見える


615以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 12:29:03.31DMAYO1/9O (1/1)

一応ニイハオを倒せたのはプラスかなさすがにもう復活しないだろう
回復妨害と魔法耐性は新しく追加されてたけどレベルも耐久も同じだし補正も槍が条件無しになった位で単純な数値はあんま上がってないみたいね
ジラワークもこんな感じかな


616以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 13:46:20.7657wveR18O (1/2)

救出しに行く前提で考えるなら

カタリナ選択

ネーロですかさず転移攻勢

ジーク健在の傭兵団で突撃

が一番可能性ありそう。ついでに戦闘経験も稼げるし


617以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 17:23:06.58mRxO4RJtO (4/10)

どちらにしろネーロ選択は無いね

ネーロが無事なら『普通に進軍して救援する』と『転移で突撃して救出、再度転移して離脱する』の二つを選択出来るけど、ネーロ選択すると当然転移作戦が使えなくなる
ただ公国への転移はネーロの裏切りが露見した時点でベルゲが対策するだろうし、急いでやらないとキツそう


618以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 17:30:54.9257wveR18O (2/2)

転移結界は森国の技術をもってしても大規模に展開できるような代物じゃないと言われてるからどこに飛ぶかが重要になりそう

やはりシャリオのところに飛ぶのが安全なんだろうか?ここにきてネーロのシャリオとの接触に意味が出てくるとは


619以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 20:13:19.858fOAwauOO (1/2)

レス返信の情報も併せて考えたいから単発回避時間込みで30分くらい欲しい


620以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 20:19:13.16vdsDGz4IO (1/1)

消去法でジークだろうけどコンマ次第で後遺症とか残りそうで恐いな


621以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 20:28:47.618fOAwauOO (2/2)

死にはせずとも負傷したら長期の戦線離脱になりかねないから負傷者を一人にとどめるという意味で割とカタリナもある気がする(死亡回避に使うチケットの消費を何枚で抑えられるかの勝負になると思われるが)


622以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 20:35:34.3314WIkN3Ko (1/2)

回避


623以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 21:38:54.53fWyTvXZoO (1/2)

多分ID変わってるから回避


624 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:00:31.11w9+kAWYG0 (4/15)

こんばんはー
流石に事が事ですので、こちらからも少し捕捉を入れたいと思います

まず今回のイベントは『犠牲者』の選択となるため、通常よりも厳しい内容となっています
チケットで回避できるのは『肉体的な死亡のみ』であり、精神的なものまでは対象外です
また三名とも『独力での脱出は不可能』となっています
これはベルゲのキャラシートを反映したものでもあり、危険性は深淵状態のセレスティアの比ではありません

基本は>>608、>>610さんのまとめの通りですが、付け加えて


・ジーク…捕まった場合、姫のお守りと服は確率で破壊(ロスト)、覇鱗の煌剣のみ奪われるのみ
(覇鱗の煌剣の奪われない、破壊されないは戦闘中のジラワークや龍のスキルの対象外ということです)
しばらくは代わりに傭兵団の誰かをリーダーとして団長代理として行動していくことになります

・カタリナ、ネーロ…ジークと比べて負傷判定が多い(これはチケットで回避可能ですが、プラス恩恵はほぼ無し)


ジーク:負傷判定(強)→薬物判定(???により少し+補正)
カタリナ:負傷判定(弱)→負傷判定(強)→負傷判定(強)
ネーロ:負傷判定(弱)→負傷判定(強)→薬物判定(補正±0)


・捕まった後の転移救出→予定が変わっていますが、ネーロが逃げられた場合は転移妨害結界判定
値次第では転移は可能ですが、ベルゲも『準備』をしている可能性は高めです


>>615
復活はもうありません
本来は公国に向かう途中での戦闘orミリアやエーテル達との戦闘を予定していた為、
スキルが十全に発動しきっていない状態でした

22時30分頃、告知後に開始予定です
質問があれば受け付けておきます


625以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:00:35.72y4PqjigQ0 (2/5)

やっぱりジークが良さそうかな
あ、参加します


626以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:04:52.51fWyTvXZoO (2/2)

お守り破壊されるのか……これは悩みどころさん


627以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:07:03.15TfVf/v1QO (1/3)

待ってお守り壊されるって死ななくなる効果も消える?


628以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:08:55.77n8vQYxnkO (1/7)

ジーク、装備でレベル結構盛ってるからロストは致命的なのでは


629以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:08:56.95RLfW4csOo (2/2)

ジークの装備ロストで戦力低下は中々厳しいぞ


630以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:09:06.37mRxO4RJtO (5/10)

薬物判定+ってことはやはりジークかな……
お守り破壊は確定じゃなくて確率だからすり抜けることを願おう


631以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:11:15.97LvqF/H3J0 (2/4)

うーん、ジークにしようと思ったけど姫のお守り破壊される可能性あるのならカタリナ、ネーロにしようかな……


632 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:12:08.79w9+kAWYG0 (5/15)

>>627
今回は発動しますが、破壊された場合は以後消滅します

>>628
ちょっと妙ですがレベルは据え置きにしておきます
(下げる値を間違えそうなので)


633以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:12:36.33n8vQYxnkO (2/7)

悩むなー


634以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:14:30.82mRxO4RJtO (6/10)

カタリナ&ネーロの追加負傷判定ってこれ、凌辱シーン入るってことは多分精神的ダメージってことよね?
死亡扱いになったら廃人化してキャラロストってことで


635以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:15:16.39izOLlFOP0 (3/8)

何かと庇う場面多いジークの死亡無効が今回限りで消えかねないのは怖い


636以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:17:21.27zosQClYRo (1/2)

間に合った……


637以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:17:54.34n8vQYxnkO (3/7)

うーん……これ聞いとくか

お守り破壊判定でチケットは使える?ここで使えるならジークにしようかな……


638 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:21:12.11w9+kAWYG0 (6/15)

>>634
いえ、肉体的なダメージです。カタリナは『回復してしまう』ため、回数が多い仕様です
肉体→薬物→凌辱で精神を抉っていく形です

なお誰が選ばれても、関わりの深いキャラクターのメンタル判定も後に行います
(リーチェとセレスティアはメンタル強め)

>>637
無理です
破壊された場合も脱出→自由行動で再度お守り作成などで新しいお守りが生まれる可能性はあります


639以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:23:16.56mRxO4RJtO (7/10)

再作成出来るのが分かっただけでもかなり大きいな


6406262021/09/16(木) 22:24:36.00Tzyv41fmO (1/3)

変わっちゃったかもなのでもう一度回避


641以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:27:51.67TfVf/v1QO (2/3)

あ、これまた書き込む度にID変わるやつか?
これで変わってたら参加諦めよう……


642以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:27:58.83n8vQYxnkO (4/7)

再度作る場合も完璧な形の死亡回避スキルがつくことはある?開示できない情報なら大丈夫


643以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:29:20.76n8vQYxnkO (5/7)

ジークリアローズ以外の作成お守りのスキルが状況限定スキルばかりだから一応


644 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:30:17.96w9+kAWYG0 (7/15)

>>642
お守り作成後、コンマ50以上を取れればつきます
(その他の効果はゾロ目、リーチェが自ら羽をちぎるなどの行動が必要です)


645 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:32:02.28w9+kAWYG0 (8/15)

それでは……

『犠牲となる者』を選んでください

↓1~7多数決コンマ(日付変更で締めます)


646以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:09.10zosQClYRo (2/2)

ジーク


647以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:09.10Tzyv41fmO (2/3)

カタリナかなあ


648以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:13.86mRxO4RJtO (8/10)

ジーク


649以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:16.6614WIkN3Ko (2/2)

ジークで


650以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:25.56LvqF/H3J0 (3/4)

カタリナ


651以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:28.40izOLlFOP0 (4/8)

カタリナ


652以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:29.56n8vQYxnkO (6/7)

うーん、不確定ならやっぱり申し訳ないけどカタリナで


653以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:30.66TfVf/v1QO (3/3)

カタリナ


654以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:41.87if9lEF4DO (2/3)

カタリナ


655以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:32:42.84y4PqjigQ0 (3/5)

ジーク


656以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:33:49.68izOLlFOP0 (5/8)

票数でカタリナか
やっぱり皆ネーロ渡したくないのだけは共通の見解なのか……


657以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:35:59.37Tzyv41fmO (3/3)

いつかにぽろっとこぼしかけたネーロ量産計画は流石に洒落にならないし…


658以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:36:13.85y4PqjigQ0 (4/5)

カタリナかあ
どうなるんだろ


659 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:37:17.21w9+kAWYG0 (9/15)

カタリナですね……
少しだけ本編を進めて行きます
少々お待ちください


660以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:40:38.52mRxO4RJtO (9/10)

カタリナに決まったか

ちなみに救出に関してなんだけど、>>624の負傷判定×3やるのは確定としてその後はターンごとに凌辱シーン入れて精神を削っていくことになるって認識でOK?
あと普通に進軍すると救出まで何ターンかかるのかとかも知りたい


661以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 22:47:12.13izOLlFOP0 (6/8)

ちょっと気になったんだけど今回のこの多数決ってニイハオに戦いを挑んだことに対するペナルティって認識でいいの?
逃げてたらカタリナ死んでただろうから完全に間違った決断でもなかったと思うけど


662 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 22:59:53.42w9+kAWYG0 (10/15)

>>660
凌辱は一回まとめてがっつりとやった後に合間でさらに挟むかもしれません
公国への進軍はコンマ合計値300に到達時点を予定していましたが、今後の行動次第で色々変わるかもしれません
>>661
戦うor『戦わない』であって、完全な逃走ではないのです
選ばれていた場合、さらに判定を行いジーク確定負傷+ネーロ負傷はありえましたが、救出できていた可能性もあります


カタリナの捨て身

――


ベルゲ「さて、それでは……」





カタリナ「――森の樹々よ! どうか応えて!」ゴゴゴゴゴゴ!



ドガアアァァァァァ!



ベルゲ隊「「!?」」ガクン!

ベルゲ「ぬおおっ!?」グラッ…


ネーロ「……!」



カタリナ「――この枝につかまって!」シュバッ!

ネーロ「う……」ガシ!

ジーク「カタリナ!? その傷でこんな魔法を使えば――うおっ!?」ガシ!

カタリナ「あなた、転移の魔法が使えるのですね?」

ネーロ「あ……」

カタリナ「大雑把で大丈夫。この樹ごと、安全だと思う場所にジークと一緒に飛んで逃げて……!」

ジーク「待てカタリナ! それならお前が逃げるべきだろう!? 姫達に、なんと言えばいい!?」ジタバタ!

カタリナ「……この子の状態では、転移しきるまでに時間がかかりそうです」

カタリナ「それまでは……誰かが時間を稼がないと……」ジャキン!

カタリナ「ほら、私は多数を相手にする方が得意だから~。ね?」

ジーク「カタリナ!」

カタリナ「……元は、私のせいだもの……」ボソリ…



カタリナ「――あの子達のこと、よろしくね~……?」タッ!




ジーク「待て! 行くなカタリナ……!」

ネーロ「う、あ、あ……」ガタガタ…





663 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 23:08:44.75w9+kAWYG0 (11/15)

――『フォレストランペイジ』発動



カタリナ「せやああああぁぁぁぁ!」ブオン!


ベルゲ隊「」グチャァ!



カタリナ「ぐ……!」ズキィ…!

カタリナ(傷口が……!)



ベルゲ隊「うおおおおぉぉぉ!!」ドガァ!

カタリナ「ぐっ……!?」フラ…

ベルゲ「おのれ、まだ余力を残していたか!?」ブオン!

カタリナ「くぅぅ……!」ガキン!



カタリナ「――はやくっ!!!」



ジーク「……っ!」ギリィ…!

ジーク(カタリナは、俺達を逃がす為に無茶をしている……!)

ジーク(ここで何もしなければ、三人とも……)

ジーク「ぐ……!」

ネーロ(どうして、カタリナさんが私を逃がそうとするのです……?)

ネーロ(私は、私は……!)

ジーク「……ネーロ……転移を、頼む……!」ギリ…!

ネーロ「……!?」

ジーク「この部隊は、普通じゃない……あのニイハオもだ……!」



ガキィン! ズガァ!



ジーク「――死者を操ったというのなら、ジラワークも蘇っている可能性がある!」

ジーク「――今、戦っている者達に、伝えなければならない情報だ……!」

ジーク「お前のその傷も、治さないといけない……!」

ネーロ「う、ううぅぅ……!」ガチガチ…




ネーロ「――うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」キィィィィィン!




シュイン!



ベルゲ「し、しまったぁ!?」

カタリナ(……お見事。あの力も、あの子達の為に使ってくれたら嬉しいな……)

ベルゲ「き、貴様ぁぁ……!」プルプル…!





664 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 23:16:54.30w9+kAWYG0 (12/15)

ベルゲ「……っ、だがあの小娘の裏切りは確定! 転移など、まだ公国に保管されている護符を使えば補える……!」

カタリナ(ただの魔力の発現だけで、陣も言葉も無く大樹とジークごと転移する……)

カタリナ(とても護符の転移などではおいつけない圧倒的な性能差……悪用されれば、きっと……)ブル…

カタリナ(そう、これが一番。私が残ることが、一番だったの……)


ベルゲ「――こうなれば、予定通り貴様だけでも回収させてもらおう……」ユラリ…



ベルゲ「――お前達! 遠慮はいらぬ! 非国民の家畜に鉄槌を下すのだ!」バッ!



ベルゲ隊「「おおおおぉぉぉぉぉ……!」」バババ!



カタリナ(もう、魔力が……)



――

判定
↓1コンマ二桁


665以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:18:10.32izOLlFOP0 (7/8)

はい


666以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:22:46.01n8vQYxnkO (7/7)

珍しく今回の安価は分かりづらかっなあ、タイミングもあったのかもしれないけど
まあこういう展開もたまには悪くないと割り切ろうか……


667以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:30:10.07izOLlFOP0 (8/8)

普段引っ掛け的なのがないから一周回って引っかかったみたいなところあったかも
あとジークが順調に強化されてて自信ついちゃってたのもね


668 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 23:31:11.28w9+kAWYG0 (13/15)

※『慈愛の女王』により二段階緩和
『負傷判定』
01~10:死亡
11~30:重傷
31~60:中傷
61~95:軽傷
96~00:無傷

コンマ32
31~60:中傷→無傷

※無傷で切り抜けた為、ベルゲ隊に損害発生

――


カタリナ(――でも、どこまで逃げられたかわからない!)グッ!

カタリナ(――出来る限り、もっともっと時間を……!)ダン!



ベルゲ「ま、まだ動くのか……!?」



ズガガガガガガ…!



……


ベルゲ隊兵1「」バラバラ…

ベルゲ隊兵2「」グチャ…

ベルゲ隊兵3「」ビクンビクン…



ヒュオオォォ…



カタリナ「はぁー……はぁー……」フラ…



ベルゲ「ば、馬鹿な……!?」

ベルゲ「試作品ばかりとはいえ、私の部隊が手負いの家畜一匹に全滅だと……!?」



カタリナ「ぐ……」フラ…


ベルゲ「……しかし、流石に今度こそ限界のようですな……」ニヤリ



カタリナ(ジーク、後は……)

ベルゲ「ふんぬぁ!」ドゴォ!

カタリナ「っぁ……!」グラ…


ドシャ…


ベルゲ「ふふ……手こずらせおって……」

ベルゲ「だが、この母体さえあれば、我が部隊はより強力になる……!」

ベルゲ「ふははははははははは……!」


――

※カタリナがベルゲに捕まりました
※カタリナの抵抗によりベルゲ隊に損害発生。連合軍の進撃難易度が緩和されます



669以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:33:34.06y4PqjigQ0 (5/5)

まあ毎回ピンチをチケットで乗り越えるよりはたまにはこういう展開もいいやろ


670以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:33:51.20NNaszurK0 (2/2)

カタリナを助けられたかは確率らしいし失敗してニイハオも倒せずただジークが負傷する事もあったのなら最悪にはなってない筈


671 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 23:42:19.07w9+kAWYG0 (14/15)

――

……

【公国・ベルゲの研究室深部】


カタリナ「う……」

カタリナ「ここは……っ!?」

カタリナ「わ、私どうして裸なの……?」

カタリナ「それに、この鎖は……」ジャラ…

カタリナ「ん……」ググ…!

カタリナ(駄目、千切れない……かなり強力な魔封じの器具みたい……)



ガチャ…



ベルゲ「……気分はいかがかな? 森の雌豚よ」ニコニコ

カタリナ「っ! あなたは……」

カタリナ「……殺すのであれば、はやくしてください」

ベルゲ「いやいや、そんな勿体ないことはそうは致しませんよぉ……?」ニヤリ…

ベルゲ「散々に暴れてくれた時はどうしようと思いましたが……」

ベルゲ「ああ、まさかそれほどにまで素晴らしい身体とは……嬉しい誤算ですなぁ」

カタリナ「身体……?」

ベルゲ「ああ、家畜の身体に欲情するほど私は落ちぶれておりませんぞ?」



ベルゲ「――素晴らしいのは、その魔力……!」

ベルゲ「――枷をつけてなお、呼吸が続く限り自己回復だけは止まらない……!」

カタリナ「これは、生まれつきで――」



ベルゲ「――素晴らしい! 実に素晴らしい!」

ベルゲ「――貴様は、私の実験台になる為に生まれてきたのだぁ!」グオ!



カタリナ「!?」ゾクッ!


判定
↓1コンマ二桁


672以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:42:41.25LvqF/H3J0 (4/4)




673以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:42:46.29mRxO4RJtO (10/10)




674以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/16(木) 23:43:06.55if9lEF4DO (3/3)

どうなる


675 ◆gEU9La026k2021/09/16(木) 23:53:10.07w9+kAWYG0 (15/15)

※『慈愛の女王』により二段階緩和+『素体の確保』により一段階増加
『負傷判定』

01~10:死亡
11~30:重傷
31~60:中傷
61~95:軽傷
96~00:無傷

コンマ25

11~30:重傷→中傷

――


グシャア!



カタリナ「うああああああぁぁぁぁぁぁ……!?」

ベルゲ「喚くな。ただ小指の先を我がメイスで叩き潰しただけですぞ?」

カタリナ「ぐぅ……!」ジワァ…

ベルゲ「このベルゲめは、こうみえて慈悲深いと自負しておりましてな……」

ベルゲ「優秀な素体、それも女であれば家畜相手でも破格の対応をとっているのです……」

ベルゲ「特に、貴様のような存在はまさに神からの贈り物とでもいうべきもの……」

ベルゲ「じっくり、丹念に、長く使わねば勿体ない。だから、まず殺すことはしないのです」




ベルゲ「――実験の為に、いたぶりはしますがなっ!」ビュオン!


グシャア!


カタリナ「っあああああああ!?」グチャ…

ベルゲ「おや、聡い女王と聞いていましたが噂に過ぎなかったということですかな?」

ベルゲ「小指の次は薬指。子供でもわかることでしょうに」ヤレヤレ…

ベルゲ「でも、これでもうわかったでしょう?」



ベルゲ「――次だ」ブオン


グシャ!


ベルゲ「――次、次」ブオンブオン!


グシャアァ!


カタリナ「ぐ………うぅぅぅぅ……!」

カタリナ(痛い、痛い……でも……!)


シュウゥゥゥ…


ベルゲ「ふむ、やはりこの程度の傷はわけないと……」


676 ◆gEU9La026k2021/09/17(金) 00:04:19.18cT6aOZPs0 (1/4)

ベルゲ「大した回復力だ。まったく家畜には過ぎた魔力だが……」ブツブツ…

ベルゲ「しかしその癒しの力の源を私が調べ上げ、より広めることができたのならば……」

ベルゲ「公国では不慮の事故で命を落とす者がいなくなる」

ベルゲ「公国の民は、ますます充実した生活を送ることができる。素晴らしいですなぁ……」ウットリ…



ベルゲ「――その輝かしい未来の為にも、念入りに調べあげねば」

ベルゲ「――どのくらいの傷まで平気で、どのくらいの傷から痛みに悶え続けるのか?」



カタリナ「う……!?」

ベルゲ「完治したようですな。それならば次は……」グッ…


グジャア!


カタリナ「いっ……!? あああぁぁぁぁぁ……!?」



ベルゲ「だから喚くなと言っている。今度は先端だけでなく、指の根元から粉砕しただけだ」

ベルゲ「本来であれば、最初からその両手足を引き千切ってもよいのだぞ?」

ベルゲ「だがしかし、この後の実験を考えれば……」

ベルゲ「この調査も、程々のところで止めなければならないですからな」ブオン!



ゴキャァ!


カタリナ「っ……!!」ギリ…!

ベルゲ「おっと、うっかり手元が狂って甲の方を砕いてしまった」


シュウゥゥゥ…


ベルゲ「それでも、治るのだから凄まじい……」

カタリナ「はぁ……はぁ……あ、あなたは一体何を……!?」

ベルゲ「いやはや、本当にこんな強力で頑丈な玩具は初めてですぞ?」



ベルゲ「――これならば、存分に役目を果たしてくれる」



カタリナ「役目……?」


677以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:05:59.93HwBShyIYO (1/1)

なんかこの人、その内幸福は義務であるとか言い出しそう


678以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:10:07.21oWJmQ0DD0 (1/4)

既に思想自体はそうなってる気もする


679 ◆gEU9La026k2021/09/17(金) 00:13:12.28cT6aOZPs0 (2/4)

ベルゲ「――入れ」パチン!



ガチャ…


ゾロゾロ…



森国兵達「「カ、カタリナ様……!?」」ザワ!




カタリナ「あ、あなた達は……!?」



ベルゲ「嬉しいであろう? 私の慈悲によって、焦がれていた者と再会できたのだ……」


ザワ…ザワ…


ベルゲ「さて、喜ぶがいい家畜どもよ」

ベルゲ「今、私は気分がいい……」

ベルゲ「あの小娘を取り逃がし、ニイハオ将軍を失ってしまったことは腹立たしい」

ベルゲ「しかしそれでもこんなにも素晴らしい素体が手に入ったのだ……」

ベルゲ「素晴らしい、本当に素晴らしい……『母体』だ!」





ベルゲ「――この女を孕ませた者は、家畜の地位から脱却させてやろうではないか」

ベルゲ「――何度も、何度も、何度も子を産ませれば……いつかは公国民、約束された幸福も手に入るやもしれませんぞぉ?」ニヤリ


森国兵達「「!?」」


ベルゲ「――好きなだけ欲望を解き放て。快楽を得続けるだけで、地位も手に入るのだ」

ベルゲ「――こんなにも素晴らしい機会は、もう二度とお前達に訪れんぞぉ……?」




カタリナ(え……子供を……産む……???)


……

――


680 ◆gEU9La026k2021/09/17(金) 00:15:34.18cT6aOZPs0 (3/4)

イベント途中ですが、今日はここまで
少し書き溜めも行いたい為、明日明後日の更新はお休みになるかと思います
カタリナが一段落したあと、再びジークサイドに戻ります
そして先に↓1で判定を一つ

本日もありがとうございました!


681以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:15:53.085zQLmm/do (1/1)




682以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:16:07.03SFCCC/RTO (1/1)

無垢設定がこういうところで活きてくるのすき


683以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:17:59.110W0EvjRlO (1/2)

おつおつ
とりあえずベルゲ、楽に死ねると思うな


684以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:23:06.69KrVlY+yIO (1/1)


もう現時点でベルゲ地獄に送りたいんだけどこのあともっと酷くなるかと思うと……


685以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:24:32.89oWJmQ0DD0 (2/4)


まあ今回は選択ミスだったとのことだけど、ワイバーンに斬りかかった時ほど無謀な選択だったとも思えないから後悔はしてないかな


686以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:28:14.15gJ5J4J8q0 (1/1)




687以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 00:30:14.66so2F+fLsO (1/1)

よりにもよって「やられるまえにやる」が得策のニイハオが相手だったのが運の尽きだったかな

あからさまにジーク単体で無理ゲーなゼルガー、氷帝との遭遇だったら戦わない方向で意見が一致してたと思う


688以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 01:32:45.460W0EvjRlO (2/2)

進軍についてふと思ったんだけど、公国に直接転移するんじゃなくて公国の近くに転移して通常の行軍よりも速く進軍することって出来るかな?


689以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 08:24:22.81d/EUNPVz0 (1/1)

言ったらいけないのかもしれないけど、無垢な子持ちお母さんの陵辱とか興奮しちゃう
いや他キャラのメンタルとか含めてやばい状態なのはわかるんだけど


690以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 09:04:07.18RJZsh/NbO (1/1)

カタリナの危機をソウキに伝えて可能な限りの進軍サポート受けたりとか出来ないかな(直接的なのは難しそうだから公国への効率的な近道を教えてもらう・森国に馬が残ってたらその中の駿馬を貸してもらう等)
ベルゲ隊損耗で進軍難易度緩和されてるとはいえ到達度300までどれぐらいかかるのか分からないけど、あまりにもまごつくとロストだけじゃなくて精神崩壊したカタリナを妖精捕虜みたいに文字通りのとんでもない爆弾として送り込んできて
・物理的に甚大な損害
・森国組への深刻な精神的ダメージ(特にソウキ・リュノ・リーチェ)
・爆発で消滅するので遺体すら弔えない
と最悪の展開を招きかねない


691以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 10:51:55.41Lq7rQ+DFO (1/1)

「安否不明」から明確に「危機的状況」と判明した時点でだいぶ精神的にキツそう。ベルゲのヤバさを知ってる公国勢の補足説明も加わって尚更


692以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 11:45:34.123liI2BZE0 (1/1)

後で判明したこととはいえペナルティ扱いならジークもやばかったしカタリナで正解だったかな


693以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 13:12:10.5625u/OeuZO (1/1)

凌辱の精神ダメージがどんな判定で増えていくのかはまだ分からないが、ここまで鬱イベントを弾き続けてきたコンマさんを信じるしか無いか
(カタリナの今の状況は自分達の選択ミスが大きな原因なので実はコンマさんあまり関わってない)


694以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 13:15:52.065JVaBSd+O (1/1)

そういえば>>680で取った判定、負傷判定と同じ判定だとしたら数値的に>>1が帰って来た途端に四散しかねないんじゃ


695以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 13:17:22.61oWJmQ0DD0 (3/4)

特定の誰かが地雷踏み抜いたとかでなくスレの総意で突っ込んだんだから仕方ないよ今回は。誰もわるない


696以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 13:20:25.66AcU9+18XO (1/1)

個人的に健気な妖精兵ちゃんが無惨に殺されてたのがニイハオへGOのきっかけだった


697以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 15:07:22.11kGvKiv2HO (1/1)

進軍ルートは確か1-B(クリス&ユリーカ同行、ネーロは枷着けて待機で転移使用不可)だったけど、カタリナ救出のために実質的なタイムリミットが設けられたからルートも変更になる?
ネーロも枷外したから本来の1-Bルートと違って転移使用出来るし


698以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 16:15:04.27XAxUNEyiO (1/1)

ベルゲが勝手にやったこととはいえ、最早和解とか甘ったれたこと言ってられなそうだな


699以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 17:13:56.36Le2ySvvuO (1/1)

最悪ロストするにしても心情的に死亡だけは避けたい
本編中には無理だとしても、後日談とか本編後の番外編とかで森国での手厚い看護で精神が回復するイベントとか挟めるかもしれないし


700以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 18:48:50.074Rj/iHsQ0 (1/1)

カタリナ早く助けないとまじで心身壊されそうで怖いんだけど、一番怖いのは慌てて突っ込んで返り討ちにされることだと思う
今回も助けに行って失敗(ニイハオと戦わなくても助かるのは確定じゃないあたり、元からかなりシビア)わけだし
やっぱりシャリオのとこに転移→ベルゲ無視(殺せるなら[ピーーー])→カタリナ助けたら即転移で帰るのが一番?


701以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 20:41:27.93AQluG7bMO (1/1)

確かに今回はソウキも予想してなかった非常事態だし、カタリナ救出作戦に変更した方が良さそう
ただ公国から&公国への直接の転移は>>1が言ってるように対策してくるだろうから
可能な限り公国の近くかつ安全な場所へ転移→速やかに公国へ進撃してカタリナ救出→救出後即退却して安全確認次第森国へ転移
がいいかな?


702以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 21:23:31.51IaSdvg8m0 (1/1)

公国に直接被害を与えて逃げたりしたら警戒度爆上がり確定なんだよな
陽動も無駄になるしポラリスにも興味持たれそう
こっそり助けるのも難しそうだし
どうせならそのままエルクラッドまでいけないかなそのうち戦うしかないし


703以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 21:57:55.93UaxxaGKhO (1/1)

カタリナ救出失敗のペナルティを考えると
・仮にカタリナ抜きだった場合でも絶望的な戦力差というわけでは無く、カタリナを参戦させると大幅に楽になっていた
・魔法完全無効の再生ニイハオを、スキルが揃っていない時点で倒したことが相当なアドバンテージ
ということなのかもしれない。
無論もたもたしてるとカタリナロスト+ベルゲ隊がカタリナの魔翌力や再生魔法を取り込んで超強化されるから急がなきゃだが
あとちょいちょいエルクラッドが操られてる風な描写が出てることを考えると、もしもエルクラッドを倒したことでエルクラッド存命かつ正気に戻ればエルクラッドに忠誠を誓ってるゼルガーは共闘してくれるかもしれない(ゼルガー無視してエルクラッド戦とかまず無理だろうけど一応)


704 ◆gEU9La026k2021/09/17(金) 23:36:09.37cT6aOZPs0 (4/4)

こんばんはー
すみません、昨日結果を張り忘れていました

凌辱負傷判定(>>681)
※『慈愛の女王』により二段階緩和+『元森国民による蹂躙』により一段階増加

01~10:死亡
11~30:重傷
31~60:中傷
61~95:軽傷
96~00:無傷

コンマ08

01~10:死亡→重傷

※ボロ雑巾化まで犯されます……

……描き溜め中ですが、重くなり過ぎない程度にしておきます
今日の更新はお休みですが、一部質問や疑問に対する回答と補足を

>>693
進軍に合わせて判定累積(コンマ分値上昇)の予定でしたが、そもそもその進軍路も変わりかねないので模索中です

>>697
進軍ルートは模索し直しています。だいぶ色々予定が変わっているので

>>698
セレスティアとネーロが味方になっているだけでも奇跡なんですけどね
クリスとユリーカもいるので『後の』公国とは和解できるかもしれませんが、お察しの通り今は不可能です

>>703
カタリナが味方入りに成功していると、ベルゲ隊含めて全ての公国兵を一人で薙ぎ倒せて公国の注意を一人でひきつける
(連合軍やミリアの絶対安全化+ソニア合流確率上昇→殲滅加速)
ニイハオは本来妖精キラーから魔法キラーに強化してあったので、力を発揮しきれない状態で倒せたのは実はかなり大きいです
(ジーク、リアローズ、イアン、セレスティアしか攻撃を通せない)


ネーロが逃げ延びた+カタリナが犠牲となったことで協力指数は最大状態、カタリナ救出という急ぐ目的もできた為、実際問題として
『転移で進軍判定を起こさずに高速で公国に乗り込む』
選択が再び視野に入ってきています(提案されている方も多い)
当然、公国側の対転移対策もあり判定を行うのですが(最も強いところでも偶数ゾロ目なら突破できてしまいますが)
……正直、ネーロの転移が味方に回る想定をしていなかった為、本来ならば公国主要な場所全部で判定を入れたいところなのですが

『どう考えてもベルゲもゼルガーもわざわざ結界を用意しているわけがない』

場所が生まれてきてしまい、そこを選ぶことができれば無条件で公国への転移が可能になってしまっている状態です(白目)
ただし、同時に予め警告しておくと

『公国内で、とある悪手の行動を選択すると、チケット使用不可で○○の死亡が確定する』

というイベントもあるのでご注意ください。それを抜きにしても、公国王都は所謂ラスダンにあたりますので警戒は必須
ネーロの能力は攻め入りと逃走において圧倒的に強力ではありますが『ジークの庇うスキルの対象外』であり
『ネーロ自身は戦えず遠距離攻撃に弱い』ということも御留意ください



705以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 23:51:10.363aGuuSZDO (1/1)

おつおつ
性知識無い上に自国の民にボロ雑巾になるまでヤられるのか……
そしてゼルガーもベルゲも結界を用意しない場所となるとどこだ……?


706以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 23:54:41.93oWJmQ0DD0 (4/4)

シャリオかアルテミシアがいるとこは安全そう


707以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/17(金) 23:57:51.69QaHc44lxO (1/1)

おつー
怖い情報とヒントはありがたいけどカタリナ……
転移できる=ネーロが知っている場所
公国の守りガチガチにしてるゼルガーもネーロを敵として警戒してるベルゲも対策しない=戦争に関係なくてかつネーロが本来いかないであろう場所
となるとアルテミシアの教会とか?一応公国内にあるんだよね?


708以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:04:08.06lmTRen9vO (1/1)

転移先は教会かな
そして確定死亡はこの書き方だと『ネーロが遠距離攻撃されて死亡』と読めそうだけど、公国ネームドで遠距離攻撃に長けてるのって誰がいたっけ


709以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:04:42.78jbt0b7mJO (1/1)

アルテミシアの場所はむしろ危なそう
というか王族周りは暗殺を警戒してガッチガチに固めてきそう

やっぱりシャリオじゃないかなあ。公国の誰も手出しできないって記述もそうだけど、シャリオが一度ネーロを無理矢理拐ったことはエルクラッド周りに知れ渡ってるからまさかネーロがそこに飛ぶとは思ってなさそう


710以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:08:17.02xCBzMF7UO (1/1)

シャリオってそういや普段どこにいるんだっけ……


711以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:12:58.01gSNbHMUC0 (1/4)

公国側に転移の痕跡を感知する術があったらネーロが飛んだ場所全部怪しい(=今上ってる転移先候補全部危険)わけだがこれに関しちゃ知る術がないな


712以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:19:10.40zGQInOqIO (1/1)

転移結界は物理的に壊せるらしいから結界がある座標を探り当てた後でその上空に巨大な岩でも転移させればいいんじゃないかな


713以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:27:04.03Z3BO2egfO (1/2)

魔法に特化した森国の技術力をもってしても今だに張れるかどうか微妙なラインの転移結界をベルゲ一人の力で各所に張り巡らせるってのは流石に不自然すぎね?何かしら理由付けあるのか?


714以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:34:18.55gSNbHMUC0 (2/4)

というか自陣に転移妨害なんて施したらネーロが機能不全に陥るだけなのに、それをエルクラッドがスルーしたままというのも変な話よな。一度公国サイドに切り替えてエルクラッドが勘づくかどうかの判定をして欲しい気も(仲間割れを誘う意味も込めて)


715以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:39:26.123WV2Os3HO (1/1)

アルテミシアってキャラシだと『エルクラッドが一切別邸に立ち寄らず疎遠』ってあるから、エルクラッドに忠誠を誓うゼルガーも捨て置いてるんじゃなかろうか?
てか間違ってたら済まないが、ゼルガーやベルゲ的にはまだセレスティアって『呪われた娘』の認識だからその母のアルテミシアも必然的に扱い軽くなってそうな気はするが

しかし考えれば考えるほどドツボに嵌まっていくなぁ


716以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:39:53.62y6paO6LmO (1/1)

>>709
アルテミシアはエルクラッド自身がゼルガーに対して捨ておけ的なこと言ってた+ネーロが前に転移した時に弾かれてないからその線は薄そう
シャリオもありそうだけどセレスティアの部屋付近にいるとすると王宮付近で結界率高そうな悪寒


717以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:44:01.23Z3BO2egfO (2/2)

>>714
ネーロが異常過ぎるだけで本来転移は攻めに使える代物じゃないのを忘れてそうだよな
森国のそれだってネーロだけを意識して準備してた代物な訳でそれをベルゲが独断で準備してるともなれば首飛んでもおかしくないだろう。物理的に壊せるってことはあからさまに目立つ何かなんだろうし


718以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 00:53:59.672nOGU8dSO (1/1)

シャリオについて読み返してみたけどシャリオがセレスティア託して公国戻った時に『自分が同行すれば公国は全力で討伐にかかる』『傷が完治したと判断したポラリスも来る可能性がある』って言ってたんよね
これつまり公国で下手にシャリオに接触すると、本来ラスボス相当のポラリスに公国突入してすぐいきなり奇襲される恐れがあるんじゃ


719以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 01:05:52.382IdCuPmIO (1/1)

たしかにここ最近のベルゲの「水面下で進めてる」の万能感はすごい


720以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 01:28:35.98U01JCAkoO (1/1)

ベルゲ荒ぶりすぎ以上にゼルガーエルクラッドの目がふしあn(ry

視界に入れたくないマリリンは兎も角信頼度最大値を引いたネーロの不在すら発覚してないのは如何なんだろう。いくら無能でも流石にそこだけは気付いて欲しいというか何というか、モヤモヤはする


721以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 05:58:45.65MIDWr/IJO (1/1)

ネーロに関しては信頼し過ぎてるからこその放任というか不干渉な気もする。ゼルガーが兵士にすらネーロは今休養中だから近づくなとか言ってるし、ネーロもそれ見越して公国飛び出してるし
博打過ぎるけどネーロ一人で転移してベルゲに刺されたり殴られて怪我しましたって報告さえできればベルゲ終了に持ち込めそう


722以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 07:02:04.70gSNbHMUC0 (3/4)

それでいうと逆にマリリンはそろそろバレててもおかしくなさそうなんだよな(というかゼルガーが監視の兵寄越してた描写もあったし)


723以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 09:26:41.46BJwbbVqJO (1/1)

このスレの特徴として突拍子も無いトラップは仕掛けられないハズだから、>>704の『確定成功の転移場所』『回避不可のデストラップ』のどちらも伏線がどこかに既に登場してるはず
あとは多分進軍方法の再検討の時に重要な要素が『』付きで来るはずだからそこをしっかり見逃さないようにしよう


724以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 09:57:56.71/LAxMA9GO (1/1)

でもこのスレ最後は多数決だから今回のニイハオ分岐みたいなの考察タイム無しで出されると詰みなんだよな


725以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 10:27:45.476gJxtGs50 (1/1)

結局はGMたる>>1の解釈次第でどうとでもされちゃうんだろうけどネーロへの害にしかなり得ないベルゲの行動をエルゼルの二人が無条件で容認したら自分も違和感覚える所はあるのでそこは作中で何らかの説明描写が欲しい

散々チート扱いされてきたネーロをゾロ目連打で何とか仲間にしたのに、それをたかが一回のゾロ目効力の延長線上であっさりとピンポイントメタ貼られそうな事への不満も若干ある


726以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 11:10:38.54v75W7/gH0 (1/1)

そもそも転移魔法を弾く結界って国防級の大規模術の筈だし、「使えない事もないが実現率は低め」くらいのアドバンテージは欲しいね


727以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 11:11:59.58LqPkzy1hO (1/1)

そもそも結界で対策しようとしてるベルゲ本人が肝心要の森国捕虜を無駄に使い潰しまくってるのに、その状態で森国以上の結界作れるのは流石に無理では
ベルゲは公国民は他の国より優れているって言ってたけどあれは確実に確証の無い自惚れだし


728以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 11:19:08.60Kdo4U2FWO (1/1)

やっぱりベルゲ一人で色々やりすぎだよなあ


729以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 11:40:01.05+TaSU6F6O (1/1)

多分だけど前作で味方がインフレしまくったから今回は調整入れまくってるのかもしれないけど、だとしてもベルゲ関連はお気に入りかってぐらいメタが露骨すぎる
セレスティアもネーロもスレ民のほとんどが予測してなかった奇跡といえるものだったのに『チートキャラ加入きた!→じゃあ設定や状況無視してメタりますね^^』は流石に……
あとやたら余ってるせいかゾロ目券メタも入ってきたけど、そもそも元からゾロ目券の使えない特殊判定が判定の大半を占めるのにそこからさらに締め付けんでもと思う


730以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 11:52:47.66gSNbHMUC0 (4/4)

ネーロ妨害にしても身バレ防ぐためにポラリスが直接消しにかかるとかまだそっちの方が納得いくんだよな。ベルゲ一人で何から何まで役割背負ってるから理不尽感出ちゃってるような


731以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 12:13:25.69g6rpZlPa0 (1/1)

何個も安価とりゃ流石に出るゾロ目に(白目)とか書いちゃうイッチだからしょうがない。
更新の途中で喋るとか漫画内で作者が登場するくらい寒いのに…


732以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 12:37:25.50iw/sfu89O (1/1)

反応といえばカタリナの凌辱コンマヤバいことににってるわメインキャラの一角がロスト危機なのにそれらしい反応しなくなったし、もしかして鬱展開にぶちこみたがってる?
思えばニイハオ戦前も
・更新開始直後の初っぱなに
・ミスると犠牲者確定する超重要選択肢を『分岐選択肢』表記(犠牲者確定してる次は『重要分岐』だけど明らかに重要なのは前者)で
・前回の更新での重要ポイントを確認するインターバルを無しで選ばせる
辺り、鬱展開に何がなんでも誘導しようとしてるとしか思えない……

おまけに選択肢が戦うor戦わないと曖昧だったのに『何で戦ったの?え、戦わない選んだらカタリナが死ぬ?戦わずに逃げるって解釈すれば良かったのに』
みたいな後出しされるとなぁ


733以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 12:58:30.26qdmOwLmVO (1/2)

てか選択肢前に戦うか逃げるか……?ってジークの心情描写があるのにこの選択肢の「戦わない」は「逃げる」事と同義ではないのですとか言われても


734以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 13:04:19.192ql7yPbfo (1/1)

いつまでごねてんだよ
しかもイッチ本人が寒いとかならお前が見ずに消えろよアホか


735以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 13:31:08.85+owm1l8xO (1/1)

>>1的には『敵国に捕まった女王を助け出す、理想的な燃え展開!』な認識かもしれないが、読者的にはむしろ説明不足と調整ミスによる胸糞展開まっしぐらなわけだが
あとラストダンジョン突入前で可能な限りの準備したいのに時間に猶予が無いからそれも出来ない・公国組からカタリナが確実に凌辱されることは聞かされるから、そっちほっぽいて姫といちゃつくことも出来やしない=超重要なジーク+四姫のいずれかの最終スキル(+イアンとミナのフラグ成就スキル)をラスボス戦前に修得出来ないという致命的な弊害も起きちゃってるし


736 ◆gEU9La026k2021/09/18(土) 13:38:24.76SPmrYvIL0 (1/3)

こんにちはー
少しは考察があるかとは思いましたが……
多くの人が勘違いというか失念なされているようなので捕捉しますと

『ネーロは本来、公国の要たる将であり、転移魔法の扱いに関して右に出る者はいない』

存在であり『敵の転移攻撃に対する防御策も練れる』

加えてネーロは『下準備無しでの大型含む複数対象を転移できる』が『連続使用で疲労してしまう』
それを補う為に『従来と同じように予め仕込んだ固定型の魔法陣を使うこともある』

現時点で既に『大正解の選択』と『○○(ネーロではない)死亡を招く大失敗の選択』両方が提示されている為明かしてしまいますが、

公国の転移妨害結界は

『ネーロが対森国用に以前から要所に仕込んである強力な陣』

『それの見よう見まねで用意された劣化版の陣』

の二つが存在し『ネーロより効果は下がるが、陣があれば魔力を流せる者ならば発動はできてしまう』
ネーロ本人なら公国全体を覆えるが他者はそれができない為、絶対に補え切れず
ベルゲ達が真似事結界を用意しない場所はがら空きになってしまうということです
(元々は公国が明確な劣勢状態になった時、ネーロが結界発動→公国に乗り込んだジーク達の転移退路を断つ流れ)

折角ネーロ味方入りしたのに無双できないなんてと思う方もいるようですが、

『彼女自身が転移の恐ろしさと、自分の転移も完璧でないことを熟知している』
ことと
『ネーロがいなくなったことで帝龍(ポラリス)転移による鉄国と森国の完全蹂躙』
が無くなっていることはお忘れなきよう


なお大失敗の選択に関しては『かなり明確にとある人物に既に喋らせて』あります

>>710
基本はセレスティアの私室の側で、たまに森に散歩に飛びます
>>711
転移痕跡はどんな未熟な転移でも残りません(陣が残っていたら別)

>>721
>>722
ネーロの不在に気がついていなのはその通り。マリリンに関してはゼルガーがその後節穴コンマを出してしまった挙句、
今はベルゲの方に注意が向いている為気にしていない状態です(エルクラッドも同じく)

>>732
純粋なコンマ運だけでなく、今回は行動と誰を選ぶかということを皆さんが選ばれた上でのことですので、こちらも覚悟をしただけです
(加えてカタリナは耐久力が高く、まだロストには少し猶予がある)
これでも鬱々としたものは相当削っています

まだ疑問があれば受け付けますが、回答できても夜になるかと思います


737以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 13:44:28.69jlQEHqBYO (1/1)

ああベルゲが張るんじゃなくてネーロのを悪用する感じなのね
折角だから聞いておきたいんだけど、ゼルガーがベルゲの行為に気がついた場合仲間割れすることはある?
その場合ゼルガーが勝てるか、今後万一でも共闘してくれる可能性とかも知りたい


738 ◆gEU9La026k2021/09/18(土) 13:52:30.72SPmrYvIL0 (2/3)

>>737
現状、かなり可能性が高まっていますが……
どちらかと言えば、ベルゲの方から先にゼルガーに挑む可能性の方が高いです
不意を突かれない限り、この二人がぶつかった場合は基本ゼルガーが勝ちます(ニイハオもいないため)
そして共闘の可能性に関しては、伏せさせていただきます


739以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 13:54:07.14qdmOwLmVO (2/2)

もうこれっきりにするけどやっぱり多数決前の考察時間は必要だったのでは?
今回だって下手すりゃあ>>484でカタリナ救出を提案した人が戦犯扱いされかねなかったし


740以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 13:54:36.76/iIWo5M9O (1/1)

色々大変やね……とりあえず明かされた情報からだと
・ここまでのスレ民の会話で転移正解の場所と確定死亡イベントの正解がどちらも提示されている
・確定死亡はネーロではない
と考えると
転移正解場所:アルテミシアの別邸
転移大失敗場所:シャリオ(理由は>>718 シャリオはエルクラッド戦後、ポラリス戦でジーク達の増援に駆けつけてくれるかもしれない)
かな?
強力な結界の場所をネーロが知ってるならそこに別邸が含まれてるかも確認出来る

あと質問。
カタリナの凌辱でボロ雑巾レベルが確定してるけど、以前>>624の負傷コンマ解説で『チケットで回避出来るけど恩恵は無い』って明言してるってことは、この負傷判定の結果はカタリナの精神ダメージへは関係ないってことで良いんよね?
特殊判定じゃないからチケット使えるんだけどその確認無かったから聞きたかった


741以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 15:57:27.12sBzGQrF0O (1/1)

質問です
>>738でベルゲとゼルガーが潰し合う可能性が示唆されてるんですが、仮にゼルガーがベルゲを倒した場合凌辱によるカタリナの精神ダメージ判定は無くなりますか?それともゼルガーによる別方面の精神ダメージ判定が入るようになりますか?

ゼルガーはベルゲと違ってカタリナに対しては敵でありながらも敬意を払っている様子なので、解放は絶対にあり得ないとしても凌辱行為はよしとしないのではと思いました


742以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 16:10:04.882Z0U3HN10 (1/1)

考察時間って自分自身が振り返る時間もそうだけど周りが何考えてるかを参考にする時間でもあるからあるに越した事ないんだよね

今回の多数決も質問中に枠全部埋まってて少し可哀想だった


743以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 16:45:06.14io2+ekAFO (1/1)

(正直なこと言うとカタリナ死亡からの森姫姉妹周りの鬱々としたイベントは見てみたさある)


744以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 16:57:43.71EEABhX9tO (1/1)

巣に帰れ


745以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 17:12:17.37LXkSgGPSO (1/1)

某クリボーも「エロいとか関係なく女の子が可哀想な目に遭ってると抜けない」って言ってたしせめて快楽堕ち方面であってほしい


746以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 20:06:31.50sbY3VKZSO (1/1)

カタリナに関しては大分前にも死ぬイベントが見たいって言ってる人いたり、戦闘コンマがやけに低空飛行だったり、カタリナが心配といいつつも襲撃パターンをやけに具体的に説明してる人がいたり、救出の提案も含め実はロスト狙ってる人いるんじゃないかと勘繰ってしまう


747以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/18(土) 20:26:09.74R+5MWIKy0 (1/1)

コンマ判定結果が出る前に低コンマ無能と煽られたり、コンマ操作してないのにコンマ操作荒らし死ねとか過去にこのスレや別安価スレや言われた身としては>>746みたいに後出しで言われるの本当腹立つ


748 ◆gEU9La026k2021/09/18(土) 23:55:18.14SPmrYvIL0 (3/3)

遅くなりました

>>739
>>742
すみません、確かにそうでしたね……
正直な所、ジーク単騎で強化内容がわからないニイハオに挑む人は少ないと思っていたのもあります
(セレスティアの剣強化が無ければおそらくジークは補正負けで不利な状況だった筈です)
とりあえず再発防止を兼ねて、↓5までの多数決は内容に関わらず考慮時間を設けたいと思います

>>740
精神ダメージは今回は入らないようになっています
加えてチケットはこの時の負傷判定でゾロ目のパワーアップも妙なので、死亡→重傷に変わる効果になるもので
実質ネーロとお守りを砕かれてしまった場合のジークの救済用でした

>>741
ゼルガーがカタリナを発見した場合、精神ダメージ判定は消滅します。当然解放はされませんが
ただ、公にカタリナが捕まったことを公表し森国及び鉄国に対して強烈な牽制を行い、
陽動作戦に支障が出る可能性が高いです
(なお、ゼルガーはカタリナの水晶欠片で強化されていますが、カタリナ本人の魔力を奪うことはしません)



749以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 00:09:22.38WmcSZlmCO (1/1)

乙です
俺もニイハオゴー出しちゃった一人で申し訳ない。再生怪人って弱いイメージあって楽観視してたよ……
そしてさり気にゼルガーやっぱり水晶取り込んでるのね


750以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 01:38:00.35VSDmZzC9O (1/1)

ゼルガーとベルゲの潰し合いがどうなっても転移で乗り込むのが最適解になりそうかな
現状だとカタリナを早急に救出しないとベルゲに壊されるので転移ルート
一方ベルゲがゼルガーに倒されて凌辱されなくなったらゼルガーがカタリナを人質として牽制してくるから、力を蓄えつつ公国の裏をかいて一気に救出するための転移ルートって感じ


751以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 10:00:11.169AjWKx390 (1/2)

>>746に一部賛同、選択ミスでなく悪意による地雷踏み抜きが可能性として考えられるから一発アウトは怖い

やるにしてもその時限定で考察必須にして選択理由が書かれてないレスを除外するなり単発禁止で再度確認の多数決を取る(選ばれた安価自体の正解不正解を問わず)なりで慎重にやって欲しい


752以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 12:31:45.93drNkmMLGO (1/1)

カタリナの方は分かったけど、ゼルガーが勝ったら水帝龍の方はどうなるんだろ


753以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 21:02:49.61u3fWMFDZO (1/1)

そういえばもしかして、今シリーズで人間(及びそれに近しい種族)同士の本番ありのシーンってこれが初なのか……(本番だけなら一応ベルゲ隊×水帝龍とかあったけど)


754以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 22:51:24.55SscMOhiOO (1/1)

精神ダメージ判定入るのは普通に考えてソウキリュノリーチェエーテルミリアかな

リュノ以外カチカチメンタルとはいえミリアを除く4人はは身内補正やら懐き補正やらで大変なことになりそう


755 ◆gEU9La026k2021/09/19(日) 23:27:43.07pwWVpZLj0 (1/2)

こんばんはー

明日の夜にカタリナ部分を投下しようと思いますが、少し描写の関係で二つほど判定を取っておきたいと思います
(なお内容に関しては過度な期待はしないでください。この判定もほぼフレーバーです)

>>752
普通に前線に放り込まれます。今のジーク達なら捻れる相手ですが、連合軍にとっては脅威の存在です

>>754
森国メンバーは当然ですが、最大ダメージ確定しているのは実はジークの方だったりします

特殊判定
↓1~2コンマ二桁


756以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:29:23.20J3XGEA1g0 (1/2)




757以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:29:44.46WKnWvfPDO (1/1)

はい


758以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:29:55.20cN/iJkoG0 (1/1)

それ!


759以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:30:11.815a0enBf8O (1/1)

そおい


760以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:35:49.69Py562RzZO (1/2)

いちゃラブに定評のあったイッチの初の凌辱シーンだし恐れがある反面どれだけエロいかの期待もあったりはする(ハード・マニアックプレイなら某ドピンクシスターの氷とかあったけどな!)
そしてまぁ確かに状況を見るとジークが選択を誤った張本人といえるし仕方ないか


761 ◆gEU9La026k2021/09/19(日) 23:38:13.71pwWVpZLj0 (2/2)

夜レベル判定

1ベルゲ(凌辱知識+15補正)
20+15=35(……知識はある。だが枯れているのか、年齢のせいなのか……)

2ソウキ(子持ち+15補正)
46+15=61(がっついちゃったもの。それなりの性欲はあるよ)


とりあえず、あの人のよりもいいのぉ的なことは言わせずに済みそうですが(兵士達は一律50扱い)
ベルゲはこれは……

とりあえず、あまり鬱々としない範囲で頑張ります


762以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:42:31.054Nc+gFawO (1/1)

ベルゲ草
下手すりゃ女捕虜に逆にわからされてたんじゃ……


763以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:43:49.059AjWKx390 (2/2)

たしかに自分自身が直接手を下す事はなさそうなイメージはある


764以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:47:40.12Py562RzZO (2/2)

家畜に欲情しない=捕虜相手に自分はヤってないってことだしもしかしたら知識あるけど未だに童貞とかあるかもしれない。魔法使えるし。
あとなんとなくカタリナのキャラシ見てきたけど

【外見】穏やかな翡翠色の目に若草色の長ロングヘアで地面を引きずりそうだが魔力でちょっと浮いている。美人だが胸は娘に似て控えめ

この記述のせいか自分の中のカタリナの外見イメージがパルテナの鏡のパルテナ様で固まってきた感ある


765以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/19(日) 23:53:41.84J3XGEA1g0 (2/2)




766以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 06:59:06.47XxhwIZSBO (1/1)

>>764
個人的には髪もふれるくらいのゆるふわロングなイメージある。FE外伝のティータの髪伸ばした的な



767以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 10:01:40.80zvx4R1jPO (1/1)

>>761にて『あの人のよりもいいのぉ的な台詞は言わせずに済む』ってあるけど、そもそもカタリナにはあの人のモノの記憶自体は消されてるから無いんだよな
ソウキががっついた時に中出し→着床までは行ったけどどこまでヤったかは不明だし、負傷判定に合わせると兵士達にカラダと知識をがっつり開発されそう


768以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 10:05:57.47WZlKL5VSO (1/1)

この世界の淫具事情が地味に気になる
鉄国は機械技術発展してるから現実のバイブやローターに類するものが存在するのか、他の国には『魔翌力を込めることで振動を続ける石があり、それを加工して作られた張型』とかがあるのかとか


769以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 10:47:34.34ZYBcqawzO (1/1)

>>767
実はカタリナ様3スレ目の>>174で記憶は戻ってる
知識は間違えたままだけど


770以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 10:50:16.40jqeHpm1y0 (1/1)

それは分かった上じゃない?やはり後から思い出しても記憶は摩耗して曖昧になってるだろうし


771以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 15:09:26.66CKAWcncz0 (1/1)

凌辱だからって手抜くなよイッチ?ちゃんと俺が満足するの時間割いて書いてこいやオラ


772以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 17:17:05.63cVGTF8DyO (1/1)

状況的に速めに転移使ってラスダン(公国)突入するわけだし、カタリナのシーン終わるorその後のジーク+森国精神ダメージ終わった辺りで確認のために突入メンバーのレベルとスキル一覧貼ってほしい


773以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 17:44:50.41bk5gkVxB0 (1/1)

残ってる公国のネームドは龍四体と六将二人にジラワークアインのベルゲ配下そしてエルクラッドか
ポラリスはシャリオが勝てなくても押さえてくれると考えても残りを連続で相手する余裕はあるのか?


774以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 18:02:08.88urI0F2J6O (1/2)

なんだかんだでジーク傭兵団が集団で戦ったのって結構前だった気がするし、レベル合計だけじゃなくて継戦能力も確認したいところ
確かポラリスって実質ゾロ目チケット無効にしてくるスキルあるって言われてたし


775 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:43:08.555djU/GNZ0 (1/20)

こんばんはー

>>764
>>766
両者の画像を検索して見て来ましたが、個人的にはカタリナは>>766の方が近いかもしれませんね
いざという時は広がった長い髪の毛にも魔力を大量に流して硬質化……とかも考えていました

>>767
高かったら記憶の奥底から引きずり出されて、ソウキのものと比較してしまうとかも考えていたもので
ソウキも実はほとんどカタリナには手を出していない状態(初夜のみ)だったりします

>>768
バイブやローターは便利な反面、安易に持ち出すとファンタジー感無くなるかなと思ってしまい手が出せないんですよね……
でも鉄国と森国の技術の誤った使い方ってことでその案は使えるかもしれません


>>772
>>773
>>774
再度作戦内容を決定する時に、一覧を用意したいと思います(マリリン武器性能決定判定も)

遅くなりましたが、カタリナパートだけ投下します


776 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:44:20.225djU/GNZ0 (2/20)

――


「ちっ……!」


小さく舌を打ち、ベルゲは空になった瓶を投げ捨てる。


「……」


無理矢理にその中身である薬品を飲まされた女王カタリナ。
しかし彼女は然程それを気にもせず、ベルゲの背後で未だ混乱した様子の森国の兵士達を見つめ続けていた。
長い間捕虜とされていた彼らが無事であったということは、素直に嬉しいと感じることができていた。
目立った外傷も無く、劣悪な環境で過ごしてきたのではないと思えるくらいには、身なりも綺麗だ。

しかし、それだけで公国の捕虜待遇が優れていると判断するほど、彼女は愚かではなかった。
自分に対してもだが、このベルゲという将軍はとにかく他国の者への評価が著しく低い。
過去に森国や鉄国と何かあったのかもしれないが、それだけでその国の民を全て否定することは許されない。
確かに出会った公国兵のほとんどが粗暴、野蛮な存在ばかりであったが……
全てがそうではないということを、カタリナは知っていた。
自分に攻撃を躊躇ったアッシュに、ジークと共に助けに来てくれたらしい癖毛の少女。
探せば、きっともっと沢山いるだろう。森国を滅ぼされたからといって、公国まで滅ぼしてしまうのは間違っている。
だが、目の前のこの男は……


「ぬうぅぅぅ……!」


女王の心中など知る由も無く、ベルゲは焚いていた香も乱雑に扱う。
その姿に兵士達は怯えるが、彼はそれも気にも留めない。
苛立っている理由は実に簡単なもの。


――カタリナに、自分の薬が一切効かない――


焚いていたのは媚毒の香。予め解毒薬を飲んでいるベルゲ本人には聞かないが、部屋の中にいる雌も雄も性欲を曝け出す筈だった。
兵士達も抑えているようだが、息は荒くケダモノの気配を漂わせている。間違いなく影響を受けている。
だというのに、目の前の女は一切動じていない。
恥ずかしがり胸や局部を隠す仕草も見せずに、どこか憂いを帯びた瞳で見つめているだけ。
ならばと排卵誘発の効力も加わった媚薬の原液を丸々飲ませたが、ぴくりとも反応を示さない。

知る者は極一握りだが、カタリナは夫であるソウキの手で長年忘却の薬を飲まされ続けていた。
それに身体が順応し、元々の体質も相まってカタリナの身体は、薬毒を受け付けない強靭なものへと変貌していた。
まさか、実の夫から強力な薬を飲まされ続けているなどとは、常人ならば考えつかない。
そしてソウキとベルゲ、この二人の薬の精度にも差があったのが大きい。
確かにベルゲは公国では稀有な将。医療や薬学に果ては回復魔法に武術と有益な技術と知識を持っている。
しかしソウキは戦えない代わりに何かができないかと模索し、薬学に辿りついた。
自然に溢れ、様々な素材や魔法が存在する恵まれた環境であった森国。そこにソウキ本人の探求心が加われば……
薬の扱いにおいて、ベルゲが敵わないというのも当然の結果だろう。


「くっ……!」


いきなり出端を挫かれたベルゲは、苛立たしげに石畳を強く踏みつける。
まさか、優れた公国の民である自分が、戦えない森国の王に一点に置いて負けているなどとは、夢にも思わずに。




777 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:45:23.645djU/GNZ0 (3/20)

「……ええい、もうよい!」


薬が使えないとなると、少し骨が折れる。
他の捕虜達の様に薬漬けで快楽の世界に堕とせないのであれば、必然的に調教の時間が増えてしまう。
だが今の自分は、いくら強力とはいえ家畜一匹に時間をかけすぎるわけにもいかない。
大公の寵愛を受ける小娘が裏切り、六将の筆頭すら怪しいともなれば、残されたのは自分しかいないのだから。
従順に仕立て上げた捕虜を総動員しても、あまりにもやるべきことが多すぎる。


「う……!?」


苛立った形相のまま、無遠慮にカタリナの腕に針が突き刺され、その血が引き抜かれていく。
血は便利な素材だ。相手が強力な魔法の使い手であるならば尚更のこと。


「今は、このくらいにしておきましょう。……私は忙しい身でしてな。まずはこの家畜達と戯れるがいい」


針を引き抜き、侮蔑の視線を投げながらベルゲは足早に部屋から去って行こうとする。
刺された腕の痛みも忘れ、カタリナは思わずこの将の行動に疑問符を浮かべた。
捕縛してあるとはいえ、敵とその部下を一部屋にまとめて退室するなど、何を考えているのか?
ベルゲの事情を知らない者からすれば、彼の行動が理解し難いのは間違いない。


「――孕ませ、堕とせ。出来れば、このベルゲがエルクラッド様へも口添えをしよう」


去り際に、ベルゲは森国の兵士達に改めて念を押す。
薬が使えないのであれば、雄の力に頼るしかない。
しかし公国に歯向かう女王、家畜の中でもとびきりの忌むべき存在を自ら抱くなどベルゲの頭の中にはなかった。
家畜と交わるということは、自らの品位も下げてしまうことなのだから。


軋みながら、重い鉄の扉が閉められ、施錠される。


残されたのは、生まれたままの姿の女王。
そしてその部下であった五人の兵士のみ。
脱出は難しそうだが、あの男が部屋からいなくなった。
見知った、もう失われてしまったと思っていた彼らが無事で目の前にいる。


「よかったぁ……」


決して、いい状況でないことなどは百も承知。
自分がもっと上手く立ち回っていれば、そもそも戦争を回避できたのかと思うと、罪悪感もこみ上げてくる。
それでもカタリナは何より彼らが生きていたことに、安堵していた。
心の底からの、偽りの無い……優しい笑顔だった。


「カタリナ、様……」


目頭がじわりと熱くなったことを、兵士達も自覚する。
優しくて、綺麗で、温かくて、それでいて勇敢で。
この女王と共に森国の為に尽くそうと、あの日誓ったのが昨日のことのように思い出される。
まさか、今日まで生かされ……こうして、もう一度その姿を拝めるとは思ってもみなかった。
だが、女王の名を口にしたところで……二の句が告げられなくなっていた。


熱くなっていたのは、目頭だけではない。




778 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:46:15.405djU/GNZ0 (4/20)

――


「大丈夫? どこにも、怪我はない……?」


心配そうに尋ねてくる女王の姿から、兵士達は目を離すことができない。
それは忠誠を誓った女王から気にかけて貰っているという喜びもあるにはあるのだが……
思考のほとんどは、別のもので塗り潰されていく。

兵を案ずる優しき女王の、なんとすばらしきことか。
しかし、彼女はあまりにも無防備すぎた。
鎖で繋がれているとはいえ、ある程度は手も脚も動かせる筈だ。
それなのに、それは先程から一切動く気配を見せていない。


衣服も下着も雑に破り捨てられたのか、石畳の上に残骸が散らばっている。
今のカタリナは、一糸纏わずその美くしい肢体を惜しげも無く晒している状態なのだ。
それを彼女は、全く隠そうともしていない。


「「……っ……」」


兵士達は思わず同時に喉を鳴らす。
周知の事実であるが、カタリナは既婚者であり……立派に育った娘がいる。
つまるところ、年齢はある程度のところまではいっている筈だ。そうでなければソウキの方に問題が出てくる。
熟れた歳の、他人の手つき、子持ちの人妻……
女に飢えているにしても、せめて娼館に行った方がまだいい相手が見つかるぞと言われるかもしれない。
それでも彼らは、目の前の光景を脳に焼き付けることに必死だった。

慈愛を感じる翡翠色の瞳に、柔らかさを感じる若草色の艶やかな長髪。
若く綺麗な美貌の女王であると、誰もが口を揃えることだろう。
しかし、その下。
普段は法衣に覆われていて、誰も見ることの叶わなかった女王の身体。
それが、自分達のような一介の兵士の前に全て晒されている。


小ぶりではあるが、瑞々しく形のよい胸。

戦場にも出るというのに、華奢な身体つきに括れた腰まわり。

そして圧倒的な量の長髪に反するかのように、割れ目を覆い隠す毛は微々たるもの。

茂みとも呼べない、申し訳程度の一摘みの若草が存在するだけであった。


予想していなかった――まるで、十代半ばの少女のような身体。


「あ、あ……」


ふらりと兵士の一人が吸い寄せられるように前に出た。
本当の年齢など知ったことではない。目の前の極上の身体が現実であることは確かなのだ。
中古品? 娼館も同じことだ。そしてこんな逸材はどこにも置いていないだろう。

彼女は今、魔力を封じられている。鎖で逃げ出すこともできない。
対する自分達は五人。脱出はできないが、四肢は自由だ。
いかに森国最強の女王といえど、この状況下で自分達を押しのけられるわけがない。
一人が動けば、もう一人も。
そしてそれに続く様に、残る面々もじりじりと動き始めた。


「え……?」


不安げなカタリナの声も、意に介さない。
その動きは、獲物を仕留めるためだと言わんばかりに、示し合せずとも女王を取り囲むものになっていた。




779 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:46:52.825djU/GNZ0 (5/20)


「ど、どうしたのみんな……?」


言葉を発さずに、自分を取り囲んでくる兵士に僅かに怯えるカタリナ。
彼らの呼吸は荒くなっており、もしかすると体調が優れないのかもしれないと思うが、
ではこの動きの意味が何なのかがわからない。

彼女は影響を受けていないからわからないが、兵士達はたっぷりと媚毒の香を吸いこんでしまっているのだ。
敬愛する女王の前であるからこそ、なんとか抗おうとはしていたが……
そんな者達の前に動けない極上の肉が置かれたら、どうなるか。



「――っ、カタリナ様……もうしわけ、ありませんッ!」

「きゃっ……!?」



やがて兵士の一人が、とうとう耐えきれずにカタリナへと飛びかかる。
男女の体格差、そしてここに来るまでに戦いに次ぐ戦いで消耗しきった身体。
一瞬の抵抗もできないままに、カタリナは床へと組み伏せられた。
それにあわせてジャラリと鳴る鎖の無機質な音に、冷えた石畳の硬い感触……
そんな中で、カタリナの長い長い髪が広がる。
それはさながら、草原のようで。
暗く冷たく希望などどこにもないようなこの状況下で、そこだけは色づき、明るさを示していた。


「カタリナ様!」


その光を求めるように、残る四人も次々に群がっていく。
無数に伸ばされる男の腕を前に、カタリナは本能的に身を捩り逃れようとする。
しかしそれは叶わない。一人でも厳しいというのに、どうしてこの体勢で五人を跳ねのけられるというのか。


「や、やめ……! 落ち着いて……ね?」


それでも、表情だけは穏やかに。
兵士達を落ち着かせようと、柔らかな微笑みを浮かべてみせた。

この光景を誰かが見ていたならば、どう思ったのだろうか。


――こんな状況下でも部下を案ずることのできる女王の優しさに感銘を受けるのか。



或いは。



――蜘蛛の巣に捕まった美しい蝶の無残な最期を見まいと、目を背けるのか。



そしてこの場には、そのどちらもいない。
何もできない蝶と、蜘蛛以上の獰猛な獣しか存在しない。





780 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:47:54.975djU/GNZ0 (6/20)



「ふぅ、ふぅ……!」


兵士の一人の顔が、彼の荒い息がかかる程の近くまでカタリナの顔に寄せられる。
その時、カタリナは嫌でも目にしてしまう。


――昏く沈み、濁り切った生気の感じられない兵士の瞳を。


その次の瞬間。


「んぐぅ!?」


微笑みを浮かべていたカタリナの柔らかく艶のある唇を前に、兵士の中の何かが切れた。
それは彼を未だ人足らしめていた何かだったのか。支えを失った彼は完全なる獣と化す。

カタリナの唇を無理矢理に割り開き、舌が捻り込まれる。
引き剥がそうにも、両手足を他の兵士に押さえつけられていて身動きができない。
口内で逃げ惑う舌もすぐに捕まり、絡め取られて吸われる。

あまりの事態に、カタリナの混乱は収まらなかった。
それをいいことに兵士はカタリナの唇も舌も口内も、その全てを貪り食う。


「ふぐ、ん……じゅ……んぐ、んうぅぅ……!?」


今まで大人しかった女王が、頭をよじって逃れようとする。
翡翠の瞳からは、ボロボロと大粒の涙まで零れ落ちていた。
国を蹂躙されたあの日ですら気丈に振る舞っていた彼女が、自分の下で泣きながら微かな抵抗を繰り返している。


「っ……」


兵士達の内に生まれる感情は、罪悪感。




――そして、嗜虐心であった。




「ん、ぐむぅぅ……! むうぅぅ……!」


止まらない、か細い抵抗。
仲間が他の部位を拘束している為、カタリナの口を犯す兵士はその両手をカタリナの頬にそえることができた。
頬まで滑らかで柔らかいことに興奮しつつも、当初の目的の為に楽しむのは程々に力を加えていく。
覆い被され両手で頬を固定されては、今度こそカタリナに逃げ道は無い。
カタリナの抗議は、さらに溢れ出す涙のみとなってしまう。
それでも、もう兵士は止まれなくなっていた

夢中でカタリナの口内を蹂躙し、その唾液を吸い上げる。
わざとらしく、じゅるじゅると音をたててカタリナに聞かせるように。
今あなたの口を支配しているのは、この俺の舌なのだと、刻み付けるように。




781以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 22:48:26.77/q7W2lYg0 (1/5)

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782 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:48:50.725djU/GNZ0 (7/20)


兵士は夢中になっていた。
カタリナの唾液をまるで不死の甘露であると言わんばかりに吸い上げたかと思えば、今度は自分の唾液を流し入れる。
荒々しいながらも舌先にそれを溜めてカタリナの口内に満遍なく塗りたくり、それを飽くことなく続けていく。


「んんんん……! ん、ぐっ……う゛うぅ!?」


上から際限なく流し込まれてくる唾液に、カタリナは必死に抗う。
なんとか吐き出そう吐き出そうと、くぐもった声と共に口の端から僅かずつ押し出していく。
しかしそれも結局は、無駄な抵抗。
体勢の問題もあり、相手から舌を使って直接喉に唾液を送り込まれては、呼吸ができなくなってしまう。
頭では嫌だと反発しても、身体の方は生きる為の行為を選ぶ。


女王の喉が、ごくりという音と共に大きく動いた。


飲んだ。あのカタリナ様が、俺の唾液を飲んでくれた。
それを見た兵士はもっともっと唾液を流し込もうとするが、呼吸が苦しいのはこちらも同じこと。
名残惜しげに、一度唇が離される。すぐに、また味わいたいという思いを残しながら。


「げほっ……! ごほっ……!」


その隙に、カタリナは頭を動かして力一杯に咽こんだ。
まるで、飲まされた唾液を全て吐きだしたいと感じさせるような。



「カタリナ様――」

「な、なんてことを……!」


だが、兵士達が感じたそれは間違いではなかった。
カタリナは本心から、吐き出したかった。
信じられないような今の行為全てを、無かったことにしたかったのだ。








「――あ、赤ちゃんが出来てしまったらどうするのですか……?」








――涙を湛えつつ、真っ赤な顔でカタリナは兵士達にそう抗議した。


これには、兵士達の誰もが状況を忘れて面食らった。
今、この女王様はなんと言ったのか?
ふざけているのかと思えば、あの表情は本気で言っているという確信が何故か持ててしまう。
媚薬の昂ぶりさえ一時的にどこかへ旅立ってしまうような、圧倒的な衝撃であった。



783 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:50:49.475djU/GNZ0 (8/20)



カタリナの口を再度犯そうとしていた兵士は、間近でその顔を見てしまい思考も動きも何もかもが止まってしまった。
代わりにカタリナの片腕を抑えていた者が、おそるおそる真偽のほどを確認しにかかる。


「カタリナ様、何を仰っているのですか……?」

「し、知らないのですか? 誓いのキスをすると、赤ちゃんを授かるのですよ……?」

「その、私が誓いを立てたのはあの人だけだから……大丈夫、だとは思うけど……もし……」


さらに顔を赤らめ、口籠りながらも何か言葉を続けていくカタリナ。
だがその言葉は、兵士の誰の耳にも届いていなかった。

信じられるだろうか。
自国と敬愛していた女王の口から飛び出た言葉とは思えない、思いたくない。
彼女の実年齢はわからない。国防を担う銀の将軍も年齢の割に外見も中身も幼いという前例もあるにはあるが……
カタリナは、森国の女王だ。年頃の娘も生んでいる。やることは十数年前からやっているのだ。
そんな彼女が、今どき絶滅したと言ってもいいであろう程の純粋無垢が過ぎた言葉を口にしたのだ。
余程の箱入り娘すら、こんなことにはならないだろう。


「……カタリナ、さま……」


兵士の一人は、震える声で女王の名を口にした。
しかしそれは、あまりにも無知過ぎる彼女を侮蔑するものではなくて。



「それは、間違っています」

「え……?」

「俺が……俺達が、教えてあげますよ……」



――興奮。紛れも無く、それだった。
見れば他の兵士達も同様に、股間部を膨らませている。
そして僅かにあった筈の罪悪感すら吹き飛ばし、口の端に浮かぶのは黒い笑み。

彼らは、カタリナの認識を改めていた。

彼女は優しく強く頼れる王ではあるが――実のところは、無垢で無知な少女に過ぎないのだと。
顔つきは少し大人びてはいるが、この無知さに成熟しきっていないとも言える身体を少女と言わずなんというのか。

今、自分達が組み伏せているのは女王でも、熟れた人妻でもない。



――たった一人の、無力な少女に過ぎない。


――子を持ちながら何も知らない、奇跡の産物のようなこの真っ白な身体を、自分達の色に染め上げることができる。


――兵士達の黒い欲望が一気に猛り爆ぜる。


――これは、媚薬のせいだからと言い訳までつけて。




784 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:51:51.475djU/GNZ0 (9/20)



「っ……!?」


ぞわりと、カタリナは嫌な気配を感じ取る。
兵士達が纏っていた気配が、変わった。
これではまるで、森国を焼いた公国兵達と同じ――


「――ひあっ!?」


思考を巡らせきる前に、カタリナの口から悲鳴が漏れる。
何が起きたのかと思えば、片腕を押さえていた兵士が動いていた。


「な、何を……ひうっ!?」

「ああ、これがカタリナ様の……!」

「おい、俺にも触らせろ!」


反対側の兵士も動き、それぞれがカタリナの控えめな胸を左右から弄り始める。
男達に群がられたカタリナは、為す術がない。

捏ねるように弄り倒せばその度に柔らかな弾力が。
時折、淡い色の先端を抓りあげれば身体が大きく反応を示す。


「っあ、……っ、やぁ……、ひっ!?」


感度は良好なようで、本当に年頃の少女のような初な反応が返ってくる。
感じているというよりは、どちらかといえば恐怖の割合の方がまだ多いのだろう。


――彼らはカタリナの奥底に閉じ込められた、彼女がこうなった原因を知ることは無い。


(やだ……こわ、い……怖い……?)


胸を男達に弄られ、自分の口から出た声を耳にするカタリナはその感情を自覚する。
自ら最前線に立ち、森国を守る為に戦ってきた勇敢な女王カタリナ。
氷帝龍の槍に貫かれ、異形と化した公国将の槍に貫かれ……それでも屈することはなかった強き女王カタリナ。
そんな彼女は、確かに今……明確に恐怖の感情を覚えていた。

自分の身体に勝手に触られるという不快感。
それと同時に襲い来る、むず痒いような痺れるような、不思議な感覚。
正体がわからないからこそ、カタリナを蝕む恐怖がおさまることは無い。


「や……ひっ、あ……ぐっ! やめ、てぇ……んぁ……!」


胸が刺激される度に、カタリナの口からは喘ぎとも悲鳴とも呻きともとれる声が漏れた。
聡明な筈の女王が、事態を把握しきれずに惑いの宿った瞳にめいっぱいの涙を湛えている。
その様が、兵士達の嗜虐心を更に煽っていく。
あれだけあった筈の忠誠の心は歪みその形を変え、捻じ曲がりカタリナへと注がれていく。


――何も知らないカタリナ様に、教えてあげよう。

――俺達が、教えなければならない。


自分達の都合のいいように解釈された、歪んだ想い。
果たしてはそれは、本当に薬の効力によるものだけなのか。
この場にいる誰にも、もうそれはわからない。




785以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 22:52:02.35/q7W2lYg0 (2/5)

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786 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:52:53.985djU/GNZ0 (10/20)


「あっ、ん……! はな、してぇ……!」


女王の口から出るのは、命令ではなく懇願。
しかしそれを兵士達が聞き届けることはない。

執拗に弄られた乳首はカタリナの意思とは無関係に尖り始めていた。
自分達の愛撫で彼女が感じてくれているのだと信じ込む彼らは、さらに柔肉を捏ねまわす。
手が届かずに滑らかなお腹を撫でさするだけの者もいたが、カタリナにはそれさえも強い刺激だ。


(やだ、やだ、……!)


身体が奮える。もう大丈夫だろうと、乗り越えたと思った過去は未だ深く刻まれていたのだと嫌でも自覚する。
大丈夫だと思ったのは、普段は頼りなさげとも評されてしまう、優しいあの人が触れることを想定していたからで。
こうも無遠慮に――まるで物のように扱われることは、考えていなかった。

舌で転がされ、吸い上げられ、寄せて上げるように揉みしだかれて。
ただ自分の欲望を満たすことしか考えていない、愛の無い蹂躙。
嫌だと思っていても、どうして身体は反応してしまうのか。


「あ……ふあぁっ……!?」


そしてついに、軽く歯を立てられた時に一際大きな声が発せられる。
カタリナは自分の口から出た、初めて甘さを含んだ声に驚くばかり。


「いっ……! ぁぁ……ふぅ……!? やめぇ……!」


その後も爪の先でこりこりと虐められる度に、熱を含んだ声は漏れ続けた。
心ではただ怖いと、寒さすら感じるというのに。どうして声はこうも熱いのか。
どうしてこれだけやめてと言っているのに、彼らは止めてくれないのか。


「はぁはぁ……カタリナ様、美味すぎる……っ!」

「どこも、たまんねぇ……!」


気がつけば、男達の舌はカタリナの全身を這いずり回っていた。
いくつもの熱く滑った舌が自分の身体を撫でていく様は、カタリナには恐怖でしかない。
味などするわけがない。しても、今の自分は血と土の味に決まっている。
それなのに優しかった筈の彼らは目を血走らせ、離れようとしない。
その光景が、更に恐怖を煽ってカタリナの動きを鈍らせていく。


「はぁ、今度は俺がっ……!」

「んうううぅぅぅぅぅぅ!?」


両方の乳首を同時に吸い上げられた時、カタリナの腰は大きく跳ねる。
痛みの奥の痺れ、甘い刺激。
身体だけでなく思考も鈍ってきた彼女は、徐々に声を抑えることもできなくなっていた。
忘れていた感覚を……大切にしてきた筈のものを、無理矢理に引き摺り出されている。
それが怖くて怖くて、仕方がない。


「も、もう……やめて……これ以上は……」


身体に力が入らないカタリナは、何度目になるかわからない願いを口にする。
彼女は気がつかない。気がつけない。
自分の少女のような身体が、普段からは想像もつかないようなしおらしさが。
拒絶の中に稀に混じる、甘い声が……どれだけ、兵士達に劣情をもたらしてしまうのか。




787 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:54:12.135djU/GNZ0 (11/20)


「何を言っているんですかカタリナ様……?」

「ここからが本番じゃないですか……」

「俺達が、ちゃんと本当のことを教えてあげますから……」

「俺達の子供、孕んでください……」

「そうすれば俺達、ずっと一緒にいられますもんね……」


兵士達の口から出た言葉に、カタリナは青ざめる。
もう、彼らはやめてはくれないのだと感じさせるような……
どこか諦めの混じった、虚ろな声。
それでいて瞳は濁りつつも血走っているという、異様な状態。


「いや……」


これから、何をされるのか。
あの日の記憶が、蘇る。



赤ちゃんが欲しいと願ったのは、自分だった。
深く熱く、誓いのキスを交わして……身体の奥底が熱くなり、あれで赤ちゃんは授かれた筈だった。
けれど、愛するあの人はそこから手荒くなっていって……
胸を揉まれ、吸われ、噛まれ……感じた事の無い感覚と痛みに、やめてと頼んだ。
それでも彼は、止まらなかった。そして……
身を貫く激痛と、滴り堕ちた自分の血。抜いてと頼んでもしばらくは体内を掻き回され続けた。
痛くて痛くて、豹変してしまったあの人が怖くて……

それでも彼は、我に返った後は何度も何度も謝ってくれた。

そして特別な薬を作って、辛い記憶を消し去ろうとしてくれた。

あの夜以来、一度も乱暴をされたことはない。

あの人も、深く後悔していた。痛みに耐性が無さすぎた自分もいけなかったというのに、自分ばかりを責めて。

だからこの戦いが終わったら。あの日の続きを……そう願っていた。

それなのに……



「いや……いやぁ……」


後ずさり逃げようとするカタリナ。
だが変わらず五人の男達に群がられていては、逃げようがない。


「大丈夫。ソウキ様のことなんて、すぐに忘れさせてやりますよ……!」


――大丈夫なものですか。あなた達はあの人と違って、最後に謝ってはくれないのでしょう……!?

――忘れるわけが、ないでしょう……!?


数瞬だけ、カタリナの瞳に強い光が宿る。
しかしそれに射抜かれても、兵士達はもう止まらない。




788 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:55:11.835djU/GNZ0 (12/20)


「い、いやああああぁぁぁぁぁぁ!? 見ないで……見ないでぇぇぇぇぇぇ!」

「おおおぉぉぉ……! これが、カタリナ様の……!」


脚を押さえていた兵士達が、カタリナの両足を無理矢理に割り開く。
それだけでカタリナの瞳には再び恐怖の色が濃くなるが、兵士達が気にすることは無い。
脚を左右に広げられ、両腕も拘束されているカタリナは何の抵抗も許されない。
覆い隠すだけの毛も存在しないが為に、彼女の秘裂はあっというまに兵士達の目に曝け出された。


「へへ……なんだ、カタリナ様も濡れているじゃないか……」

「嫌がったふりしてても、本当は俺達の子供を孕みたくて仕方がなかったんですね!」


兵士達が何かを言っているが、カタリナはそれを気にする余裕も無くなっていた。
来る。来てしまう。もうすぐ、あの痛みが。
それも、愛する人ではなく……自分の国の、信じていた者達の手によって。

ぴったりと閉じたカタリナの割れ目は、確かに僅かに濡れていた。
だがいくら胸を弄られ、甘い痺れを覚えたとはいえ……
カタリナが感じていたのは、最初から最後まで恐怖でしかなかった。
記憶にも残る恐怖と苦痛。それに対する防衛本能に過ぎない。


「ああ、もう準備できているんですねカタリナ様ぁ!? お、俺もう、限界でぇ!」

「ひぃっ!?」


だが、兵士達にとっては濡れた理由などどうでもよかった。濡れて準備ができているのであれば、子供を作れるのだから。
兵士は言葉通りに我慢の限界だと言わんばかりに、自身の服を破り捨ててまですぐさま全裸になってみせた。
そして眼前に晒される、興奮していきり立った男性器。
カタリナは過去に夫のものを見ただけで、それさえもじっくりと見たことは無い。
だが脈打ち熱を放つそれは、身体が覚えている。




――身体を刺し貫く、苦痛の権化。




「カタリナ様……!」

「やめて……! それは――がっ!? はぁっ……!! うああああああぁぁっ……!?」


兵士のモノは、制止を振り切ってろくに濡れてもいないカタリナの秘所を勢いよく貫いた。


「うおっ……!? な、なんだこの締め付け……!?」

「ど、どうした!?」

「ま、まるで処女みたいに、俺のモノを咥えこんで離そうとしないんだ……!」


兵士達のどよめきはカタリナの耳に届くことは無い。
長年忘れていた……ようやく向き合おうをしていた記憶。
それを最悪の形で掘り起こされ、挙句その記憶以上の激痛ともなれば。


「ぎっ……! がぁ……! い、たい……痛い、よぉ……!」


穢されたのは、身体だけではない。初夜の記憶、心をも踏み躙られた。
あまりの痛みに、カタリナは涙を零しながら少女のように苦痛を訴える。




789 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:55:54.245djU/GNZ0 (13/20)


「お、おい早く変わってくれ!」

「馬鹿、次は俺だろう!?」


しかし、当然それを聞き入れる兵士達ではない。
一番に挿入した同僚のたまらないといった表情を見て、次の順番を巡り争う始末。


「くぉ……! カタリナ様、そんなに俺のことを……! 大丈夫、これならすぐに射精してしまいそうです……!」

「いぎぃ……!! はっ、ぁぁ……! ぐぁ……! やめ、て……! 痛いの、痛いのぉ……!」


きつい締め付けに、兵士の腰を振る速度は増していく。
それはつまり、カタリナが感じる苦痛も増していくということ。

彼らは知らないし、知ったところで腰を振ることを止めはしないだろう。
カタリナは既婚者であり、娘リュノを授かっている。
だがそれは、彼女が初夜に授かった奇跡の産物。あの日以来、ソウキは罪悪感からカタリナに一切の手は出していない。
カタリナの身体は、未だ一回しか誰かの侵入を許したことの無い……限りなく、未経験に近い身体。
そして、快楽を覚える前に記憶を消され……自慰の経験すらも無い。

女王は、兵士達の想像以上に無知で無垢な存在だったのだ。

知識も経験も無い、濡れてもいないカタリナの膣内はひたすら乱暴に突き上げられる。
その一突きごとにカタリナは目を見開いて涙を散らす。
長い髪を振り乱れさせながら、必死に痛みを訴える。
今カタリナを抱いている者が夫であれば、きっと止まって詫びたことだろう。

しかし、今は違う。
誇りを失い、忠誠を歪め、欲に狂い堕ちた兵士。
自分の快楽を追い求め、カタリナの何もかもを踏み躙る存在。
愛の無い一方的な行為。女王を性処理の為の道具としてしか見ていないような行為。
こう言えば、きっと彼らは揃って反論することだろう。


これはカタリナ様の為である、と。


もはや彼らに罪悪感は欠片も残っていない。
自分達はまだ正気を保てていると思っているが、長い捕虜生活の中で何かが変わっていることに気がついていない。
自分達が狂っていることに気がつかないからこそ、そのまま転げ落ちていく。


「おお……射精る、で、る……っ! おあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

「い゛っ……! あ゛あああぁぁぁ……!?」


そしてカタリナの願いも虚しく、兵士は程なくしてカタリナの膣内に容赦なく欲望をぶちまける。
満足気な顔の兵士とは正反対に、カタリナの表情はまさに絶望そのものであった。


(お腹……熱い……痛い、これ、覚えてる……)


息も絶え絶えで、泣き腫らしながら力なく天井を見つめるカタリナの姿に普段の面影はどこにもない。
秘所からごぽりと溢れた白濁液が、さらにその痛々しさを感じさせる。


(でも……これで……)


しかし絶望の中にも、僅かにカタリナは希望を感じ取る。
身体を貫く痛みが、無くなったのだから。
不快感は残っているが、これで終わったのだと安堵の感情が芽生え始めていた。




790 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:56:31.585djU/GNZ0 (14/20)



「終わったな!? よし、次は俺だっ!」

「――え? あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁっ!!?」


そんなカタリナの心を打ち砕くように、今度は別の兵士が間髪入れずに張りつめたそれを突き立てる。
安堵し気を緩めたところへの襲撃は、先程以上の衝撃と痛みをカタリナに与えた。


「おふぉ……きっつ……!? すげ……ほんとに、処女みてぇだ……!」

「あっ、が……! どう、してぇ……!?」

「ぐ……聞いてなかったんです、か……カタリナ様……!」

「カタリナ様が……俺達の子、孕んでくれないと……! 俺達も、カタリナ様も……殺されちまうんですよ……!」


吐き出された精液が潤滑油代わりとなり、カタリナの膣内を抉る速度はさらに増していく。
痛みに必死に耐えながらカタリナが問い詰めれば、兵士は途切れながらも返事を返す。
これは、生きる為の行為であると。


「っ……!」


ずきりと、カタリナは鋭い痛みを感じた。
それは今まさに身体を抉るような痛みとはまた別の物……心の痛みであった。

女王である自分が、森国をしっかりと守れなかったからこそ……彼らは囚われた。
それだけではない。ジークも癖毛の少女も自分のせいで傷ついた。
きっと、リュノとリーチェも。
全部私のせいで……?

カタリナの瞳から、光が薄れていく。



――私も、生きることは諦めていませんよぉ……?



「……!!!」


その寸でのところで、自分が口にした言葉を思い出す。
守りきれなかった、助けられた、妖精の少女との約束。
ここで心を折っては、彼女の犠牲は無駄になってしまう。


(私、は……負けられない、こんな痛み、何かに……!)


「っ、あああああぁぁぁぁぁぁ……!」


カタリナは意志を持ち直し、拘束状態でなお魔力を集中させていく。
壁や扉を破壊する魔法は使えそうにないが、この身体を治す回復の力なら使えるのは確認済だ。
刺し貫かれ痛みを訴える膣に対しても回復を行い、痛みを和らげようとする。
痛みに屈さず、生きてみせるという強い意志。
それはまさしく、女王というべき高潔さであった。




791 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:57:13.905djU/GNZ0 (15/20)

「っ……あなた達も、どうか……――ひ、ぎいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」


だが、カタリナは再び襲い来る激痛に声を抑えることができなかった。


「すげぇ……! カタリナ様の膣内、もっと締め付けてきて……うおおおっ!?」


二人目の兵士も呆気なく果てる。
前の兵士と同じかそれ以上の量の精液がどぷどぷとカタリナの中へと注がれていく。
増していく体内の不快感。だがそれ以上にカタリナには、今の痛みが信じられなかった。


「つ、次は俺な!」

「ま、待って……! 私の話をっ……は、ぐぅ……! あ、……がっ……!?」


女王の妖精との約束も奮起も、兵士達にはまるで無縁のもの。
ただこのきつい肉穴に挿れることにばかり集中している。
もう、カタリナの言葉が彼らを揺るがすことはない。


「さ、最高だ……! カタリナ様さいこおぉぉぉぉぉ!!!」

「ふぎっ……、ぐ、はぁ……いぃぃ……っ!」

「イイ!? いいんですねカタリナ様!? 俺もです、もっともっとカタリナ様おぉぉぉ!」

「ち、が、ああああああああああっ!? あぐ、ぁ……!? かはっ……ひぐっ、い、たぁ……!」


兵士が変わる度に、どんどんとその動きは加速していく。
それに伴い、身体を灼くような痛みも増していく。
堪えきれない涙を零し続け、唇を噛みしめて、カタリナは痛みに負けまいと……
痛いという言葉を口にすまいと、必死に抵抗を続ける。

――回復した筈なのに、どうして……?

その疑念が頭を過ぎるが、すぐに答えは出た。
自分の身体は貫かれ、それを癒した。
だが普通の怪我が治ったように見えて完治していないように……
魔法を使って塞いだ傷も、それで全快するというわけでもない。
カタリナの癒しの力が抜きんでているとはいえ……
回復した直後、いや回復している途中の場所を幾度も抉られれば、完治はしないし幾度も痛みが襲ってくる。


(そんな……あの人を受け止められるように、痛みを治せるように頑張ってきたのに……)


カタリナの驚異的な回復力の源は、生まれ持った才に加えて……夫ソウキへの愛が大きかった。
どんな時でも痛くないように。怪我をしても、すぐに治って痛みを感じないように……
そうして鍛え続けた彼女の癒しの力は、ついにその身体からも溢れ出る程の域になっていた。


そんな彼女の努力は、思わぬ形で彼女を襲う形となった。


カタリナは、何度も何度も、ここまで乱暴に痛めつけられることは考えもしなかった。
身体を巡る魔力も、自然とそれに従っていた。


――治したくなくても、治してしまう。




792以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 22:58:36.97/q7W2lYg0 (3/5)

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793 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 22:58:59.875djU/GNZ0 (16/20)



「はあぁぁ……出る、出る……! 出てんのに、腰が止められねぇ……カタリナ様、このまままた射精しますっ……!」

「ひ、ぐ……ああぁぁ……! やめ……お腹、お腹が変なのぉ……!」

「変じゃありませんっ……! それは、カタリナ様が孕みたがっている証拠ですよぉ……!」


射精をしながらも兵士は腰を振り続ける。
吐き出したばかりの精液を、そのままカタリナの子宮の奥に叩きつけんばかりに剛突を止める気配も無い。
カタリナの溢れる癒しの力は、その傍にいる人間にも影響をもたらす。
戦意を失い、穏やかになるものが殆どだが……
今ばかりは、この兵士達に違う効果をもたらしていた。
射精による虚脱と幸福感、そこに加わる穏やかな癒し……
通常の射精以上により多くの幸福を得ているかのような錯覚に加えて、癒しの力を浴びた身体も調子が良いと誤認をする。
実際のところ回復魔法に体力まで戻す効果は無いが、この兵士達は既にベルゲの手で女を犯しやすくなるように薬を打たれている。
彼らはそれを知らず、ただカタリナを犯せば幸せな気分になれるしいつまでも続けられるのだと……そう思い込んでいく。


「お、俺もう我慢できねぇ……! もうこっちの穴でも構わない……!」

「な、何を!? そこはお尻……!?」


加速的に快楽の沼に沈んでいく兵士は、連鎖的に堕ちていく。
生き残るために孕ませる……そんな大義すら、忘れ果てていく。
女王の為ではない。生きる為ではない。ただ、快楽を得る。
それだけを考える肉人形に堕ちていく。


「ああああ……すべすべで、気持ちいいぃぃぃ……!」

「や、め……あひぃ!?」


カタリナのまろやかな尻に頬ずりをする兵士。
そしてそのまま舌を這わせたかと思えば、柔らかな尻肉を掴んで割り開く。
隠されていた慎ましい蕾がひくついている様を見てしまえば、そこに躊躇いもなく舌を捻り込んだ。


「あ゛っ……!? ひぃっ!? なに、を、……! かひゅ……!? だ、めぇ……!?」


感じた事の無い、おぞましい感触。
そちらに意識が向きそうになれば、今度は手前の方が抉られる。
痛みで今度はそこに意識を向かわせれば、尻穴の不快感は無くなっていた。


「っ……ま、まさか……!?」


代わりに、さらに恐ろしさを増した感触……
今我が身を貫いているものと同じ熱さと硬さを持ったものが、そこに押し当てられているのだとわかった。
この僅かな時間で、カタリナは夫ではない者から男のイチモツがどのようなものであるかを刻み込まれたのだ。
頭にも、そして身体にも……


「い、や……ぁ……! だめ……だめなの……」


ぐりぐりと、欲望を滾らせた肉棒が強引に入ってこようとしている。
苦戦しているのか、すぐに入ってこないのが逆に恐ろしい。
しかし既に貫かれているカタリナはそちらの痛みに耐えるだけで精一杯だ。
猶予があっても、止めることはできない。





794 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 23:00:26.425djU/GNZ0 (17/20)



そして……


「っおおおおおっ、ほおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

「あ゛、ぐ……ぎ、ひいいいいいぃぃぃいいいい゛ぁああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――――っ!!??」


勢いに任せて叩きつけられた兵士の肉棒は、一気にカタリナの尻穴の中に根本まで捻じ込まれることとなった。
文字通りに腸を抉るような衝撃に、カタリナは今日一番の苦痛な悲鳴をあげる。

前の穴は、かろうじて夫との経験があったからまだ耐えることができたのかもしれない。
しかし後ろの穴など、排泄以外の用途に使ったことはない。
夫にも、誰にも触れさせてこともない。ましてや、異物を挿入するなど。


「ひぐっ……! いだ……い、いだい……あ゛っ、いだいのぉ……! ぬい、てぇ゛……!」


自分の肉が無理矢理引き裂かれたのだと、いやでもみちみちと音を立てる自分の身体が伝えてくる。
前後から兵士に貫かれ、前からは泡立ったような白い粘液がどろどろと溢れ出し……
後ろからはぼたぼたと鮮血が滴り落ち、やがて白と混ざっていく。


「うあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ……! 抜い、てっ……ぇぇ、……ぇぇ……っ!」


喉が裂けんばかりに、カタリナは叫ぶ。
痛みに耐えねばと思っていたところに、今度こそ生まれてから一度も経験したことのない痛みと衝撃を味わったのだ。
あまりの激痛の前に身体は本能的に身体を治そうとするが、それは今のカタリナにとっては地獄の責め苦でしかない。


「あ゛あ゛あぁぁ……! カタリナ様、尻まで……すご、い……!」


兵士は千切れんばかりに自分を締め付けてくるカタリナの肛門に、歓喜し打ち震えていた。
前が空くまでの時間潰しのつもりだったが、この強烈な締め付けを一度味わってしまえばもう戻れそうにもない。
よだれをぼたぼたと垂らしながら、それをカタリナの尻たぶにも塗りたくっていく。
穴の付近には塗らない。この締め付けが緩くなってしまうかもしれないからだ。
ただこの場所は自分のお気に入りの場所であると周りに知らしめるような、淫らな獣の習性のようなもの。


「あ゛、ぐ……っ、ん、ぎいいいぃぃぃぃぃ……!?」


兵士達にとっては、何度乱暴に突きあげ抉り倒そうが衰えることのない締め付けを実現する究極の肉穴。
カタリナの悲痛な叫びも涙も、この極上の品を引き立たせる調味料に過ぎなかった。
引き裂かれた肉が治され、それをすぐさまに引き裂かれる。
それを治せば、また裂かれる。鮮烈にして凶悪な痛みを、カタリナだけは何度も何度も味わう。


「あ゛あ゛ー、カタリナさまカタリナさま、いいいいぃぃぃぃぃ……!」

「や゛め゛てぇ……! やめぇ……!」

「カタリナさま、はらませられる……ベルゲさま、ありがとうございますぅぅぅぅぅ……!」


主君とは違う者、敵国の将に感謝をしてしまう程に堕ちた兵士は、それでもまだ自分が狂っていることに気がつかない。
何度目になるかわからない膣内出しをして、さらにカタリナの中を穢しても一向に衰える気配を見せない。
カタリナの膣壁も、再生と損傷を繰り返していつまでも処女穴のような締め付けを提供してしまう。
不幸な噛み合いが、悪夢のような状況を生み出していた。





795 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 23:01:04.575djU/GNZ0 (18/20)


この苦しみを止めたければ、漏れ出る回復魔法をカタリナが自らの意思で止めるしかない。
しかし、止めれば止めたで激痛が奔る中をさらに熱棒で抉られ続けるのだ。
それこそ下手をすれば、カタリナの回復魔法でも治しきれない程の深刻な傷を負ってしまい……
最悪の場合、使い物にならなくなってしまうかもしれない。


(痛い、痛い、痛いよぉ……!)


痛みに弱い彼女にとっては、それはそれで耐えきれる気がしなかった。
結局、どう足掻いてもカタリナは痛みから逃れる術がなかった。


「ぎ、ぐ……う……うっ……んごぉ!? んも、んじゅ……むぅ!?」

「カ、カタリナ様! 俺のもお願いします……!」


苦痛を訴え続けた口にまで、欲望しか存在しない肉棒に蹂躙される。
あれだけ大切にしてきた口づけという行為を、どこまで貶められていくのか……
男達にされるがままで、結局正しい知識も得られていないカタリナではあるが、ただただ今の状況には涙しか出てこなかった。
むせかえるような臭いのそれに喉奥を突き上げられ、嗚咽と共に吐き気すら催してしまいそうだ。


「くそ、全部塞がれちまった……それならカタリナ様、手でだけでもお願いします……!」


続け様に、今度は手まで性欲処理の道具として扱われる。
カタリナ自身が脈打つそれを恐れて握りたくなくとも、兵士が強引に握らせて上下に動かす。
白くほっそりとした指が絡められただけで、先走り汁が溢れていた。
そんなものを扱けば、たちどころにカタリナの手はぬちゃりと粘液に塗れて汚れていく。


(気持ち、悪い……怖い……っ!)


幾度も跳ねる、自分の身を貫く凶器。
痛みにも、彼らの変貌にも、この物体にも、行為にも、何もかもが恐ろしくて仕方がない。
恐怖で身体が奮えれば、それを快感の為だと勘違いした兵士達はより激しくカタリナを突き上げる。
その激痛がカタリナに意識を飛ばすことを許さず、逃げ道を塞ぐ。

せめて、彼女も媚毒の影響を受けていればこんな思いはしなくて済んだのかもしれない。
恐怖と痛みが完全に無くなることはないだろう。
それでも、きっとすぐにそれを感じなくなった筈だ。
そしてこの兵士達と共に快楽の沼で溺れ、何もかもを忘れてただ気持ちよい思いだけをする生活を送れていたかもしれない。


「あ゛あぁ、まただ、またでちまうっ……!」

「う、っくぉぉ!?」

「んぐ、ぐむう゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」


今度は、前後の穴で兵士が同時に達する。
吐き出した彼らはどろどろに蕩けた幸せそうな表情であるが、カタリナは同時に深く刺し貫かれた痛みに目を見開いて叫ぼうとする。
しかし口にもそれを捻り込まれていては、それさえも許されない。
痛く、辛く、苦しいだけ。気持ちいいなどという思いは、カタリナのどこにも存在していなかった。
一方的な蹂躙、性欲処理の道具。こんな最悪の場所ですら、対等な関係でいられない。


それでも。
もしカタリナに人並みの知識があり、目の前に媚薬を置かれ……
飲むも飲まないも自由だと言われた場合。



(私は……私は……っ!)



――カタリナは、薬に手をつけることはしなかっただろう。





796以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:01:36.68/q7W2lYg0 (4/5)

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797 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 23:02:38.345djU/GNZ0 (19/20)


「はぁ、はぁ……カタリナ様の髪、やっぱり綺麗だぁ……」


最後まで控えめに待っていた兵士も、服を脱ぎ捨てて全てを曝け出す。
そしてカタリナの柔らかな髪を手に取りその指通りを愉しんだかと思えば……
おもむろに、自身の生殖器に巻きつけて扱き始めた。

それを咎めたり、馬鹿にする者は誰もいない。
他の兵士もカタリナのそれぞれの部位からもたらせる快楽に溺れ、もう仲間の様子を見ることもしない。
ただ自分の快楽を得たい。それだけが優先されている。

この場にベルゲが残っていれば、彼は盛大に罵ったことだろう。
家畜以下の以下であると。
本来の目的の達成さえ忘れて、ただ快楽を貪るだけの獣。


そんな獣達の中央で泣き叫び痛みに耐えながら、カタリナだけはまだ人の心を保っていた。
常人であれば狂い死ぬような悪夢のような状況であっても、まだ心は折られていなかった。


(髪の毛まで……あの人と、リュノにリーチェも褒めてくれた……)


自慢の長く艶やかでありながら柔らかさも備えた髪の毛。
褒められてから、ずっと伸ばしてきた髪の毛。
そこさえもが欲望の捌け口として穢されていく。


「う゛うぅぅっ!」


乱雑に捕まれ、本来の用途から逸脱した使われ方をしたせいで何本かがぷつりと切れた。
そして頭部には、べったりと臭う黄ばんだ粘液が吐き出される。
全身をあますことなく玩具にされたカタリナ……
それでも心だけは好きにはさせないと、カタリナは歯を噛みしめながらひたすらに耐える。


(みんな……)


正気を失わずに済んでいるのは、きっと守るべき人達がいるから。
大切な家族に、仲間達がいるから。


(痛いのは、嫌……でも、もうみんなと会えないのは、もっと嫌……!)


それは果たして救いなのか。
それとも或いは、地獄に縛り付ける呪いの鎖なのか。


「孕め……孕めっ……ッ――カタリナァ!!!」

「ん、っあぁぁぁぁぁ―――――――ッ!!?」


穢されていく女王の身体。
無遠慮に吐き出され続けるその精液こそが、子供を授かるものだと知った時。
彼女は、どんな反応をするのか。


止まることのない激痛、やむことない悲鳴。


囚われの女王は今はただ、大切な人達の為に耐え続ける……




……

――


798 ◆gEU9La026k2021/09/20(月) 23:06:01.295djU/GNZ0 (20/20)

……ということで囚われたカタリナでした。
少々くたびれたのとこの後の流れを考えたいので、今日はここまでとさせて頂きます
この後は森国サイドに視点変更→各判定→事前告知と考慮時間を設けての対公国作戦の練り直しを予定しています
(その後に再び公国判定もあります)

本日もありがとうございました!


799以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:06:41.47brZIjbRpO (1/1)

おっちゃん
たまにはこういうのもいいじゃないの


800以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:07:38.24/q7W2lYg0 (5/5)

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801以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:10:22.32urI0F2J6O (2/2)

おつおつ
何となく魔封じでもリジェネ発動してたから嫌な予感はしてたが、やっぱ破る度に膜が勝手に治る心折設計だったか……


802以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:17:04.81i/KEovW1O (1/1)

おつ
回復無いのと薬耐性無くて媚香効くからマシ(?)だけど、夜レベル考えると前作メインヒロイン三人も運悪かったらこうなってたんだよな


803以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:22:58.87Ddzx4u5AO (1/1)


想像以上にがっつりやられて心が痛い……
助けられてもこれ心身の傷深そう


804以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/20(月) 23:30:28.71b8RCZulYO (1/1)


ここにさらに弊害を付け加えると、カタリナへの所業を想像した傭兵団の雰囲気が重くなるから他のいちゃラブ描写入れてこの鬱度を中和するということが出来ないことよな
ジークリュノリーチェは精神ダメージ入ってそれどころじゃないし、リアローズセレスティアミナもとてもそんなこと考えられる気分じゃ無くなるし


805以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 04:41:09.06MmojyxCxO (1/1)

下手にアヘッて快楽堕ちじゃないのがドギツイな
まだ救いがあるとすれば心折られてないことだけどこれ以上何されるんだろ……


806以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 08:23:50.74hytjoslN0 (1/1)

救いはないんですか!?
助けに向かって万が一姫達までこうなったら耐えれる気がしない……


807以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 09:20:58.11NgQgS/rlO (1/1)

公国判定でゼルガーVSベルゲが起こればワンチャン
ただ仮にそれが起きても、メタ視点の自分らはともかくジーク達はゼルガーが連合軍に対してカタリナに関する声明出さないと無事が判明しないから結局速やかに救出に行く流れになる


808以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 09:26:59.86tIttJFnoO (1/1)

夜レベル低い方が純粋に敵意ぶつけられるからむしろ悪い結果だったように見える


809以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 12:22:13.7858YusPfx0 (1/8)

女性を辱しめるのになんとも思わない内容で草も生えないよ
こんなものを休日に股間を膨らませて書いていた人間がいると思うとゾッとする。そして回りも嬉々として考察とか気持ち悪すぎ。人の痛みっていうものを誰も考えられないの?


810以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 12:50:48.99s7kWX6aEO (1/1)

>>809
「嫌なら見るな」、はい論破。
事前判定や話の流れから十二分に展開推測できるのに
何買ったAVが想像したものと違った10代童貞みたいなこと抜かしてんだよ(苦笑)


811以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 13:11:22.76z3JtwQQl0 (1/1)

これ見て助けに行かないってのは考えられないけど、今のジーク達の戦力次第ではベルゲ倒せても後が怖いんだよな
公国の安全な場所に転移→ネーロ守りつつカタリナ救出→すぐに森国に転移して療養させるのが色々な意味で安パイ?


812以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 13:14:07.44mpQsOT5FO (1/1)

大変!本編でカタリナが陵辱されたと思ったら
町娘の>>809が>>810にレイプされてる!


813以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 13:24:30.77BbwRq5n0O (1/1)

『あまり期待しないで頂けると(いちゃラブ時)』:クッソ甘々ないちゃラブシーン投下
『あまり出番は無いと思いますが』:全員出番大増量(コンマが走ったのが一番の原因だけど)
『あまり鬱々としない範囲で』:薬品完全耐性+自動回復+性知識無いために性行為の快感を知らない、が重なって『更なる激痛が来るのではと勘違いして回復を切れず媚薬で快感に狂うことも出来ないために痛みしか感じない』という既に相当鬱いカタリナのシーン(←NEW!!)

>>1が『あまり~』と前置きするとそれを上回る展開が来る法則が、エグいベクトルで増えてしまった

>>811
少なくともカタリナはすぐに戦列に参戦出来るとは思えないし、戦闘続行するにしろ戦略的撤退するにしろカタリナだけはすぐに森国帰してソウキに治療してもらうのが一番だよね


814以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:07:38.653UxGBxCYO (1/1)

救出しつつの総力戦か、救出を目的とした撤退戦になるかは前の進軍ルート選択みたいに詳細ありの選択になりそう


815以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:11:22.2258YusPfx0 (2/8)

平日にこの速度で擁護とは自演か働いていない人なんでしょうね。
今時、(苦笑)なんて使うのは年寄りだけですよ。


816以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:16:49.4158YusPfx0 (3/8)

あと(白目)もまわりで使うのいないね。昔のネット用語?


817以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:18:25.5558YusPfx0 (4/8)

たぶん>>810はイッチだね


818以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:18:27.57VRCP9XYuO (1/1)

>>809ってこのスレだけに張り付いて嫌味言ってるいつもの奴でしょ、この板ガーとか言いながら他スレじゃ一度も見てないし

今まで皆でスルーしてたのに反応したからこうなったんだぞ


819以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:23:55.0358YusPfx0 (5/8)

だれが一番スルーできてないかは一目瞭然ですよね?
だからずっとこんなところでしか書いてないんだよ?


820以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 15:25:18.53yZeMEeGRO (1/2)

撤退する場合最低でもベルゲは倒しておきたい
ただ一度転移攻勢→撤退すると前も言われてたけど公国側の警戒度が物凄いことになりそうなんだよね、実質一将だけになったゼルガーが奮起しそうだし
少なくとも転移はガッチガチに対策されるのとアルテミシアやシャリオ、アネットの以降の安否も危うくなりそう


821以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 17:03:41.6458YusPfx0 (6/8)

なんかイッチの自演分かりやすいね


822以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 17:04:39.5058YusPfx0 (7/8)

自分で単発やっててむなしくならない?


823以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 17:06:53.8758YusPfx0 (8/8)

たぶんどの末尾Oも今日は単発のままだと思うよ…


824以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 17:42:30.79ALEg7aNf0 (1/1)

基本的にこれコンマと安価だからどうなってもそれはそれで受け入れないと
なんなら姫たちが全員ヤられてもそれはそれで面白そうだし


825以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 18:25:25.22OS7bEB/V0 (1/1)

58YusPfx0がスレッドのレベルを低下させたのが良く分かるな
必死すぎて爆釣れやん


826以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 18:40:24.80vKw7WRRB0 (1/1)

俺はもう軽い気持ちで負けイベ見たいとか言えんわ。一発が重すぎる
>>820
というか転移したついでにそのメンツも回収しちゃえばいいんじゃないか?
セレスティアが後押しすれば断る理由もないだろうし


827以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 18:40:28.08vLxiRXs3O (1/2)

鬱展開でスレの雰囲気が重くなりそうなところに
自ら道化となって和ませようとする聖人かもよ


828以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 18:44:00.15vLxiRXs3O (2/2)

そもそも本編終了後にチケット余っていたらそういう展開見たいとかで良かったのに
本気で負けイベ見たいとか言った奴いたの?バカだねー。


829以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 18:59:27.15Azf5C5w70 (1/1)

ほぼ転移で公国に乗り込むのは確定だろうけどその後の行動がかなり分かれそうなのが怖い
・ベルゲ[ピーーー]か殺さないか
・そのまま進むか帰るか
・シャリオ達とも接触するかしないか
ちょっと今度の分岐点は考える時間用意して欲しい。かなり長めに


830以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 19:14:04.27yZeMEeGRO (2/2)

個人的には
ベルゲ:殺しておきたい。カタリナの血を採取されてるのでカタリナを助けたとしてもベルゲ隊がカタリナの魔力や回復で強化されそう。あと今後の鬱展開排除用。

進むか否か:正直言うとかなり迷ってる。エルクラッド→ポラリスが連戦なのか、エルクラッドを倒してからしばらく後にポラリスと戦うのかが不透明なところがあるのと、やっぱり彼我戦力がどうなってるか。多分一番鍵になってくるのが『ゼルガーを倒せるか、倒せるならこちらはどれくらい消耗するのか』だと思う。
ゼルガーとベルゲがぶつかると恐らくゼルガーが勝つと言われてるので、そのゼルガーに勝てるのならベルゲにも有利を取れると思うので(無論楽観視は出来ないが)。

シャリオ達と接触するか否か:アルテミシアやアネットは回収したいが、シャリオは前も言われてたようにシャリオがポラリスに殺される(『ネーロではない』と明言されたチケット使用不可の確定死亡イベント?)可能性を考えると下手に接触が出来なさそう。


831以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:00:39.87qeLNOsNfO (1/4)

森国での報告&精神ダメージ判定と公国でのカタリナ凌辱って、時系列に直すと同じぐらいかね?
一方その頃……みたいな感じで


832 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:06:16.59OvUK+nlU0 (1/9)

こんばんはー

>>829
その方が良さそうですね。こちらも想定外と言いますか……
あまりにも出来ること(やるべきこと)が多すぎる状態ですので、行動決定は機会が来れば

『こちらからの提示無しで』
『一日皆さんで自由安価案を出していただき』
『後日、その中からどれを選ぶかを告知後に多数決で決める』

ような形にしたいと思います。
なお、あからさまに死に急ぐ行動(エルクラッドの真ん前に転移など)はこちらで除外させて頂きます
面倒と思われるかもしれませんが、前回の反省を踏まえる+私が見落としている抜け穴もあるかもしれない為
この方式を取らせて頂きます

>>831
それで合っています
ジークとネーロの精神状態的に完全なる即時転移救出に向かえない裏で、カタリナが犠牲になっている状態です

それではジークサイドよりゆるゆる再開していきます
いきなり判定が多いですがご容赦を


833 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:07:17.59OvUK+nlU0 (2/9)

――

【森国・地下拠点】


シュイン!



ドオオォォォォン!



森国民達「「!?」」ビクゥ!


森国兵1「な、なんだ!? 急に大樹が生えてきたのか!?」

森国兵2「いや、突然中空に現れたような……?」

森国兵3「お、おいあれ……!」



ジーク「……」グルグル…


ネーロ「……」グルグル…


妖精兵「」



森国兵1「な、何があったんだ一体!?」

森国兵2「遠目だが、全員負傷しているのか……!?」

森国兵3「とりあえずはやく降ろすぞ!」


――突如現れた大樹と、その枝に包まれていた者達。


――怪我の程度も様々で、軽傷にもならない者もいれば頭部に大きな傷を負った者もいる。

――そして……無残な姿の妖精は、死んでいた。

――森国兵は手に余ると、すぐさまに国王代理を呼びに向かう。

――そして、彼は知ることになる。

――最愛の妻が、公国に捕われたという残酷な現実を……


……

――


834 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:09:23.14OvUK+nlU0 (3/9)

――

……


【地下拠点・治療室】


パアァァァ…


ミナ「これで、後は包帯を巻いておけば大丈夫だと思いますけど……」

リーチェ「一体、何があったのですか……?」


ネーロ「……」ウツムキ…

ジーク「……」ウツムキ…


ソウキ「……」ギュ…

リュノ「お父さん……?」

ソウキ「……今、ここにいるのはジーク傭兵団の面々だけかな?」

リュノ「は、はい。ジークさんとネーロさんが怪我をしたってみんな慌てて……」

ミナ「傷の具合もわかりませんでしたから、私達だけでという話になったのですが……」

ソウキ「そうか……」

ソウキ「……」

ソウキ「……実は、俺が彼女……ネーロに無理を言ったんだ」

ソウキ「カタリナを、助けてくれないかって……」


一同「「!!」」


ソウキ「……そして、引き受けてくれた。だが、戻ってきた二人がこの様子で、カタリナもいなかった」

ソウキ「カタリナの代わりに、妖精兵の遺体が包まれていただけだったんだ」

ソウキ「つまり……」


ジーク「……カタリナは……おそらく、公国将ベルゲに捕まった……」

ジーク「……全て、俺が原因だ……」


一同「「っ……!!」」

――

特殊判定
↓1~5コンマ二桁


835以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:09:48.02qeLNOsNfO (2/4)

頼む


836以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:10:03.89JpR4k9f5O (1/1)




837以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:10:06.74uiB7rsjio (1/3)




838以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:10:24.10TthLEhx3o (1/1)




839以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:10:34.7649aCXZcjO (1/3)




840以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:10:36.25D/sCge5XO (1/1)

低くあれ


841 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:13:32.81OvUK+nlU0 (4/9)

……これは困ったというか、極端なことになったなぁ……
少々お待ちください……(なおジークとネーロは100固定です)


842以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:16:29.83qeLNOsNfO (3/4)

範囲的に親子三人の内二人が大ダメージで残り一人が奮起、ミリアエーテルも似た感じかな?


843以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:16:38.4749aCXZcjO (2/3)

なんとなく一番低い数値はソウキだといいな


844以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:18:12.78uiB7rsjio (2/3)

セレスティアが大ダメージでもそれはそれで映える()


845 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:35:12.59OvUK+nlU0 (5/9)

カタリナの家族と面識者のメンタルダメージ(基準値50>。ダメージ補正+30。リーチェのみ鋼により-20)
※ミリアは鉄国の為後日判定(-20補正)

1ソウキ
02+30=32(……元々は俺の無茶な願いさ。カタリナが生きていてくれるなら、俺は……)

2リアローズ
89+30=100(そんな……カタリナ様が……?)ガタガタ…

3リュノ
74+30=100(嘘です、嘘ですよねお母さん……?)ガタガタ…

4リーチェ
10-20=0(……お母様は……)

5エーテル
76+30=100(…………嘘)ボロボロ…

※両極端!!!

――

ソウキ「……そう、か」

マリリン「嘘、でしょ……!? だってベルゲの奴に捕まったら何されるかわかってるの!?」

マリリン「あいつは――」

セレスティア「っ、マリリン将軍!」

マリリン「!!」ビク!

セレスティア「……この場で言うべきことではありません」チラ…


リュノ「嘘、嘘ですよね……? あはは、冗談がきついですよもぉ……」ガタガタ…

リュノ「だ、だってあのお母さんがそんな……ジークさんとネーロさんもいたんですよ……?」


ジーク「……」ギリッ…

ネーロ「……」


リュノ「そ、そんなこと……」ポロポロ…

リアローズ「う……」ポロポロ…

リアローズ(そんな……あの強くて優しいカタリナ様が……捕まるわけ……)

リアローズ(でも、ジークさんもネーロさんも、あんなに暗い表情で……)

リアローズ(どうして……? 私は、鉄国は取り戻せたのに、どうしてカタリナ様だけ……)ポロポロ…

リーチェ「お母様……」

ソウキ「……流石に、これは民には伝えにくいな」ハァ…

リュノ「お父さん……!? どうして、どうしてそんな平気な顔をしていられるんですかっ!?」

リュノ「お母さんが、お母さんが……!」

ソウキ「……リュノ。聞いただろう? カタリナは捕まったんだ。まだ、生きているんだ」

リュノ「でも……!」

ソウキ「……辛くないわけがないだろう? けどな、兵士達の多くは死んでいるんだ」

ソウキ「もう、彼らとは話すこともできない。だけど、カタリナはまだ――」



ガタ!



エーテル「あ……」ジワァ…

ソウキ「エーテル!?」


846以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:40:44.62qeLNOsNfO (4/4)

現状森国トップのソウキが冷静なのは頼もしいけど、それ以上にリーチェが強すぎる


847 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 22:50:37.06OvUK+nlU0 (6/9)

エーテル「ジークさん……また、怪我したって……」プルプル…

エーテル「心配で……」プルプル…

エーテル「カタリナ様が……」ジワァ…



エーテル「―――――嘘っ!!!」タタタタタタタ!



ソウキ「待つんだ、エーテル!」




――エーテルサマガナイテイルゾ!?


――イッタイナニガ



――カタリナサマ…



ザワザワ!



ソウキ「っ……これはまずいな……」



リアローズ「……うぅ……」ポロポロ…

イアン「姫様、どうかお気を確かに……」

リアローズ「イアン……カタリナ様は……」ポロポロ…

イアン「わかっております……」

ミナ「ジークさんとリアローズ様を匿ってくださった、慈悲深い方……」

リアローズ「うん……カタリナ様が、助けてくれたから……」

ユージーン「ち……っ! ベルゲの野郎……!」グッ…!

マリリン「いますぐベルゲの奴を殺そう! それがいいよ絶対!」

セレスティア「……落ち着いて。落ち着けなくても、どうか……」チラ…


ネーロ「……」ガタガタ…

ジーク「……」ウツムキ…


セレスティア(あのネーロの怯えようもですが、ジーク様まで……)

セレスティア(一体、何があったというのですか……?)


……


――衝撃の報を受けても、国王ソウキは冷静であった

――動揺はあるものの、戦争の現実から目を背けずに前を見続ける

――だが、彼が止める間も無く森将エーテルは号泣し部屋を飛びだした

――隠し通せない、女王カタリナが捕われたという事実

――それは瞬く間に、拠点中に広まることとなった……

――

特殊判定
↓1コンマ二桁


848以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 22:50:49.75hK43P6tJ0 (1/1)




849以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 23:00:31.8649aCXZcjO (3/3)

慰めパートはじまるのかな


850 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 23:04:35.01OvUK+nlU0 (7/9)

森国民全体メンタルダメージ(基準値50>。ダメージ補正+30)


75+30=100(もうおしまいだあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!)

※国民、兵士共に総崩れ

※連合軍の足並みに乱れ発生

※森国防衛時、エーテルとマリリン親衛隊とアッシュだけが戦闘可能な状態に……

――

……


森国民1「カタリナ様が捕まったって言うのは本当なのか!?」

森国民2「そんな……カタリナ様が……」ガタガタ…

森国民3「嘘だ……」



……


森国兵1「カタリナ様が捕まるだなんて、公国軍はどれだけ強いんだ……」

森国兵2「勝てるわけがない……」

森国兵3「投降するしかないのか……」



……



森国民達「「もう……森国はおしまいだ……」」



……



ソウキ「くそ……どうしてみんなこうすぐ悲観的になるんだ……!」

ソウキ「カタリナは、まだ生きているんだぞ……! それに、森国だって……!」


ズカズカ!


ソウキ「ん?」



エーテル「だ、だめ……!」ハァハァ…



森国強兵1「……ソウキ様、少しよろしいですか?」

ソウキ「……ここは病室だぞ武器を下げろ。俺に話があるなら少し待っていてくれ」

森国強兵2「いえ、我々はソウキ様と……」チラ…

森国強兵3「――カタリナ様を公国に引き渡した可能性のあるその女に話をしにきたのです」


ネーロ「……っ!!!」ビク!


851 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 23:20:52.96OvUK+nlU0 (8/9)

森国強兵1「聞けば、その女は最近現れた公国の女だそうですね?」

森国強兵2「それが現れてから、このあるまじき報……」

森国強兵3「現場に居あわせた兵士達いわく、あの大樹は転移してやってきたとか……」

森国強兵1「いかにカタリナ様といえども、陣も無い場所にあれだけの質量と共に転移することはできますまい」

森国強兵2「傭兵からは魔力をほとんど感じず、妖精はすでに手遅れの状態でした」

森国強兵3「つまり、信じられないことですが……その公国の女が、転移魔法を使ったということなのです」

ソウキ「……」

ソウキ「ああ、そうだ。彼女の転移魔法の才は素晴らしい。カタリナもリュノも、あんな精度の転移はできないよ」


森国強兵達「「……ソウキ様!?」」


ソウキ「俺が、個人的に頼んだんだよ。カタリナを助けてくれとね。だから――」


森国強兵達「「な、何故そのようなことを!?」」


ソウキ「……彼女は公国から逃げ出し、鉄国で裏切り者として処断されかけている」

ソウキ「俺自身が話して、この子は信用できると思った。だから、枷を外して転移の魔法を自由に使えるように戻した」

森国強兵1「愚かな……!」

ソウキ「……なんだって?」ピク

森国強兵2「そやつは、公国の密偵に違いありません!」

森国強兵3「転移魔法が使えるということは、カタリナ様を公国に送り飛ばしたに決まっています!」


ネーロ「ち、ちが……」


森国強兵1「何が違うのだ! 多くの民にエーテル様、それにリュノ様に涙を流させ……!」

森国強兵2「あまつさえソウキ様をも抱きこもうとするか……!」

森国強兵3「許せん……! カタリナ様の仇、ここで討ち取ってくれるわっ!」ジャキン!


ネーロ「……!?」


ソウキ「おいっ!?」

マリリン「っーー!」




リーチェ「――――やめなさいっ!!!」キィーン!




一同「「!?」」ビクッ!


852 ◆gEU9La026k2021/09/21(火) 23:47:28.71OvUK+nlU0 (9/9)

リュノ「リ、リーチェ……?」


森国強兵1「リーチェ様、そやつは……」

リーチェ「ネーロさんが、お母様を公国に引き渡したという証拠はあるのですか?」

森国強兵2「しょ、証拠も何も、転移魔法の力が……」

リーチェ「今、お父様がお話ししてくださったじゃないですか。お父様が、ネーロさんにお願いをしたのです」

森国強兵3「違います、その女がソウキ様を言葉巧みに騙し、枷を外させる為に……」

リーチェ「……」チラ…

ソウキ「……そんな事実はない。彼女は、ネーロは危険もあることを承知で、引き受けてくれたんだ」

森国強兵1「馬鹿な、公国の女が何故カタリナ様を……!」

森国強兵2「何かしらの下心があったに決まっている……!」

ソウキ「……」ハァ…

森国強兵3「ソウキ様、何故そのようなお顔をなさるのです!」

森国強兵1「まさか本当に、慈悲の心に目覚めたと? 笑わせないでいただきたい!」

森国強兵2「我らは、公国の非道を忘れない……!」

森国強兵3「何があろうが、その女の行為は偽善止まりでしかないのです!」


ネーロ「っ……」ズキ…


リーチェ「――仮に偽善だとしても、それの何がいけないのですか?」


一同「「!?」」


リーチェ「ネーロさんにどんな考えがあろうと、お母様を助けに向かったことは事実です」

リーチェ「そして向かってくれたからこそ、お母様はまだ生きていて、誰に捕われたかまでわかったのです」

リーチェ「向かわなければ、誰にも何も知られないまま……もしかしたら、命を落としていたかもしれないんですよ?」

リーチェ「その恐ろしさに比べれば……この報せは、まだ救われるものではありませんか?」

ソウキ「ああ、リーチェの言う通りだ。カタリナは、まだ生きている……!」

森国強兵達「「しかし……!」」

リーチェ「……」

リーチェ「少なくとも、お母様の為に何もできなかった私よりも、ずっとずっと立派な行いです……」

ソウキ「……そうだな。付け加えるとすれば」

ソウキ「俺の無茶の願いを聞いてくれた客人を、公国の人間だからという理由だけや偽善者であると罵るだけの人間よりも」

ソウキ「遥かに、立派だと思うぞ」

森国強兵達「「ぐっ……!?」」

ソウキ「……」チラ…

リーチェ「……」コクリ

リーチェ「――森国第二姫、リーチェの名の元に命じます」

リーチェ「――民に必要以上の混乱を与える言動は避け、沈静化にあたってください」

リーチェ「――あの大樹はお母様の物です。お母様は、ジークさんと……そして『ネーロさんも助けようとした』のです」

森国強兵達「「……!!」」

リーチェ「――彼女へのあらぬ誤解も、解いてくださいね?」



……

―ー


853以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/21(火) 23:53:42.43uiB7rsjio (3/3)

これは皇女


854 ◆gEU9La026k2021/09/22(水) 00:04:02.74N0rzJfyB0 (1/8)

――

……


リーチェ「ふぅ……」

リュノ「リーチェ……」

ソウキ「助かったよ。俺だけじゃ、あの頭に血がのぼった連中までは抑えきれそうになかったしな」

リーチェ「いえ、私は思ったことと事実しか伝えていません」

ユージーン「いや、でも流石に驚いたぜ……?」

マリリン「あの高慢な兵士達も、一気に大人しくなったもんねぇ」

セレスティア「リーチェさんの気迫の賜物ですね。お見事です」

リーチェ「以前、セレスティアさんに励まされましたからね。真似事でしたが……」

リアローズ「……」ショボン…

リュノ「……」ショボン…

ソウキ「よしよし、カタリナをそこまで心配してくれるのも嬉しいからね?」ヨシヨシ

イアン「姫様は、繊細な心の持ち主だ。そして何より、カタリナ様への恩もあります故……」

ミナ「リュノ様も、実のお母様が捕われたともなれば、心配で仕方がないでしょう……」

エーテル「あ、ぅ……」ジワァ…

リーチェ「大丈夫。エーテルさんも悪くありません」ナデナデ

リーチェ「……お母様は、ジークさんとネーロさんを助けた」

リーチェ「自分が捕まっても、この二人ならどうにかしてくれると……そう信じたのでしょう」


ネーロ「どうして……」ガタガタ…

ジーク「……」


ソウキ「ただ、その二人がなぁ……」

ソウキ「元々俺のせいだし、カタリナも覚悟してのことだろうし……どうしたものか」

イアン「ううむ……」


……

――



855 ◆gEU9La026k2021/09/22(水) 00:15:22.34N0rzJfyB0 (2/8)

――特殊イベント『傭兵の挫折』――

――


……


【地下拠点・ジークの部屋】



ジーク「……」

ジーク(ソウキ王は、俺が思っている以上に立派な人だった)

ジーク(俺を責めるでも、落ち込むでもなく……現実を受け入れ、混乱する森国を治めようと奔走している)

ジーク(そして、虚ろだった俺の耳にも響いたよく通る声は、リーチェのもの……)

ジーク(強い、な……)



ジーク(それに対して、俺はなんてザマだ……)



ジーク(みんな、あの場で何があったかを知らないから……)

ジーク(俺が、ニイハオを殺すことに意識を傾け過ぎなければ、カタリナは助け出せたかもしれないんだ……!)

ジーク(挙句、殺気で剣が乱れて俺はかなり追い込まれた……)

ジーク(一度倒した存在に、動きの精細さを欠いた相手に、俺は……)

ジーク(……)

ジーク(……戦場で真っ先に死ぬのは、己の力を過信した者……)

ジーク(今の、俺じゃないか……)

ジーク(なのに、俺は生きている……)

ジーク(カタリナが、身を挺したから……!)


ジーク「くそっ……!」ダン!


コンコン…


ジーク「!?」バッ!


――

※ジークの部屋に慰めに来た姫は誰?

※ジークのメンタルダメージは最大の為、同様のリアローズとリュノも可能

※獲得できる特殊スキル(すぐに強化統合されてしまいますが)は変わりません

※しかし、ジークの心が僅かに……?

――



856以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:17:56.61Y5KlHFIdO (1/1)

時間的に明日かな?


857以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:19:13.42DaZJ2WJ3O (1/2)

考える時間欲しいな


858 ◆gEU9La026k2021/09/22(水) 00:22:48.56N0rzJfyB0 (3/8)

イベントの途中ですが、遅くなってしまったので今日はここまで

少し本来の条件とは違うのですが『味方から犠牲者が出る』条件は今後発生しにくいであろうことを考え
ジークの『感情爆発・後悔』の取得も含めた特殊イベントとなります
明日の22時頃に告知、その後30分後から投票を行いたいと思います(↓1~7)

・対象は姫4人のいずれか一人
・スキルは変わりませんが、ジークの心が僅かに偏る

ここで確定というわけではないのですが、スレの目標的には重要になるかもしれないので、明日まで考えて頂けるとありがたいです

本日もありがとうございました!



859以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:24:55.96xhHmpYraO (1/1)

メインヒロイン格だしリアローズを推したくはあるが、状況的に傷を舐め合うような感じになるし共依存とかになりかねないか……
リュノも同じく慰め合い、リーチェはカタリナの救援に向かってくれたことへの礼と鼓舞、セレスティアはメンタル判定無かったけど確実に以前の妖精爆弾と合わせてベルゲへの怒りが臨界点突破してるから、公国姫としてベルゲをのさばらせてしまった責任とカタリナ救出の決意をジークに伝えるとかかな

ところでこの後の公国判定はゼルガーとかその辺りの判定で、まだカタリナの精神は削られないよね?


860以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:25:49.112b8mPpU40 (1/6)

乙です
悩むけど扇動してるみたいでアレだから自分の意見は伏せておこう


861以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:26:13.40VtbiUO+po (1/3)


ああこれは誰エンドか選択の一つな訳か悩みどころさんや


862以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:26:21.981jRJ1X+I0 (1/4)


メンタル的にはリーチェかセレスティアだけど僅かでも誰が結ばれるかに影響するなら素直に好きな姫選ぼうかな


863以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:28:54.64RyXtXSu20 (1/3)

乙です!
個人的にはセレスティアかな


864以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 00:28:58.92onOEJCDgO (1/1)

おつおつ
兵士に姫の態度示したリーチェや相変わらずメンタル強そうなセレスティアも捨てがたいけど、今の弱った心を理解できるとしたら逆にリアローズかリュノ……?
これは悩む


865以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 01:18:47.67CacC1ABDO (1/4)

乙です
明日の多数決はかなり悩む
悩みすぎて現時点での姫達のそれぞれの結ばれる確率や、後何回こういう姫達のイベントがあるのかとか、本編終了後の結ばれなかった姫達は最終的にどうなってしまうのかとか色々出てきてしまうけど、とにかく頭冷やして備える



866以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 01:23:06.17DaZJ2WJ3O (2/2)

まあ何となくスレの過半数はリアローズな気がするな

剣強化の時のセレスティアは想いを込める適性があったからって事情があっただけだし


867以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 01:23:36.79wqhHM7oOO (1/1)

森国兵完全に烏合の衆になっちゃったし、士気回復のためにとっととカタリナ助けないとまた国が焼かれかねないなこれは……

あともしも次にカタリナの凌辱シーンが入ることがあったら、その時は今より快楽方面の描写入れてあげて頼むから


868以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:04:16.07XjqmsoEn0 (1/6)

やっぱり古臭い()内文字やめましたね。自演するの確定です。


869以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:05:37.35XjqmsoEn0 (2/6)

バレなければ暴言吐いて良いという人間性が浮き彫りになりました。


870以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:06:57.40XjqmsoEn0 (3/6)

レス消費ごめんなさい。


871以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:09:05.34XjqmsoEn0 (4/6)

以上。これ以上無意味なコメントはお止めください。


872以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:09:29.01XPScn5zgO (1/9)

なんとなく流しちゃってたけど、>>858のイッチの発言って結構大きなヒント入ってない?

・『味方から犠牲者が出る』条件が今後発生しにくい→例の確定死亡イベントを除くと公国での戦闘で犠牲者が発生しにくい(無論警戒は怠れないが)
・ラスダン突入前にも関わらずまだルートが確定しない→公国攻略戦でこの物語が終わるということではなく、ラスボスであるポラリスとはまだ決着が着かないorポラリスではない真の黒幕のようなものがいる
あくまで推測ではあるけど、この辺りを留めておくと攻略戦の役に立つかも?


873以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:19:33.93XjqmsoEn0 (5/6)

作者自身でこういうコメントするって流石ですね…


874以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:36:55.57xhHmpYra0 (1/1)

そもそもポラリスがラスボスじゃなくてエルクラッドの方なのでは?
多分ポラリス戦はシャリオも力を貸してくれるだろうしキャラシ見る限り二龍の力量差は絶望的に離れているわけでもないし
死ななくなるのは多分ネーロ離脱で分断攻撃されなくなったのが大きいと思うけどメンタル方面の爆弾残ってるし油断できん


875以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:38:46.48TZLn2/FaO (1/2)

ここの結果でこのスレの勢力図が明らかになるだろうから、今回選ばれた姫は次の姫イベント時選択不可みたいな措置でもしないと毎度同じ姫固定の出来レースになりそうな気もするけどその辺どうなんだろう


876以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:45:12.33XPScn5zgO (2/9)

エルクラッドは結局ネーロ庇って逃がした時の振る舞いとかで結構謎が残ってるのが気になる


877以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 10:57:56.74cJGGbdD+0 (1/1)

>>875
ABC3キャラの純粋な人気投票があったとしてそれぞれを支持する比率が3:2:2としたら次以降も延々とAが選ばれ続けることになるわけだからね。今日の多数決で実質的にはルート確定だろうな


878以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 11:12:23.87J7CrkFwb0 (1/1)

今更言ってもどうしようもないけど最後に選べる姫は一人だけってのがやっぱ辛すぎる
なんかこう都合よく全員どうにかできないもんかね?
戦争で人減る→生めよ増やせよ重婚推奨な世界になるとか……


879以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 11:15:25.58TZLn2/FaO (2/2)

ハーレムも厳しいけど一つの道としてはあり得るらしいからそこへの分岐条件は気になるわね


880以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 11:24:36.30X+qgZz3Wo (1/1)

ジーク魔王化で三国征服ルートだと?


881以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 15:06:55.06XjqmsoEn0 (6/6)

きっかけ作らないとコメント盛り上がりませんね


882以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 18:47:06.66CacC1ABDO (2/4)

やっぱりゾロ目乱舞(+α?)でハーレムにならない限り、選ばれなかった姫達は名無しのモブと結婚ならともかく、
ジークへ操を立てて生涯独身という愛や想いという名の一種の呪いに囚われそうで辛い

本編終了後のオマケの数は余ったゾロ目券の数&多数決だから、他のキャラのことも考えたら最悪その辺りのフォローが無い姫も出てくるだろうし、本当今回の選択どうしよう


883以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 19:00:25.74AsaDkny6o (1/1)

そうなるとリュノ、リーチェが伴侶なしなら森国王家断絶の危機やんけ!


884以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 19:04:26.08XPScn5zgO (3/9)

鉄国にはバレット、公国にはクリスとユリーカいるけど、森国はカタリナ助けられないとその危機がさらに跳ね上がるからなんとしても助けないとヤバい
王族の血はカタリナ側だろうし


885以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 19:22:06.26BPNnhnsP0 (1/1)

>>882
ちょっとずるい手だけど、クリア後のおまけイベントで団体清掃技能判定取ればチケット増やせる可能性ある
(コンマ95以上かゾロ目で掃除中に対応するキャラがチケットを掃除中に拾う)
今回選ばれた姫がどれだけ有利になるかわからないけど、最終的にみんな幸せになってほしいわ


886以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 20:36:35.93FXVW5v6/O (1/1)

今回は単発無効もしておいた方が良さそう


887以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/09/22(水) 20:58:59.13RyXtXSu20 (2/3)

そもそもイッチ公国倒したら終わりみたいなこと言ってたっけ?
見落としてたらすまんのやけど