1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:36:08.255:Ct8SnzMJM.net (1/54)
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:37:51.946:Ct8SnzMJM.net (2/54)
私が「それ」に気付いたのは、随分と前の事だった。
でも、それが具体的にいつだったのかは覚えていないし、ただ今の幸せが続けばそれで満足だった。
私が「それ」に気付いたのは、随分と前の事だった。
でも、それが具体的にいつだったのかは覚えていないし、ただ今の幸せが続けばそれで満足だった。
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:40:35.911:MA5gxr1TM.net (1/1)
ありゃー
唯とうとう死んじゃったのか
ありゃー
唯とうとう死んじゃったのか
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:41:05.019:Ct8SnzMJM.net (3/54)
私、琴吹紬という人間を周囲は完全に理解していない。
自分自身ですらわからないのに、赤の他人にわかるはずがない。
少しだけ孤独だった。
そんな私を変えてくれたのは、高校で出会った軽音部の仲間たちだった。
私、琴吹紬という人間を周囲は完全に理解していない。
自分自身ですらわからないのに、赤の他人にわかるはずがない。
少しだけ孤独だった。
そんな私を変えてくれたのは、高校で出会った軽音部の仲間たちだった。
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:45:08.351:Ct8SnzMJM.net (4/54)
平沢唯は天真爛漫で、たまに突拍子もない事を言い出すが、周囲を惹きつける魅力を持っていた。
私の知る限り、みんなが彼女の事を好きだった。
その笑顔にはこの世界の闇をまったく寄せ付けないような尊さすらあった。
平沢唯は天真爛漫で、たまに突拍子もない事を言い出すが、周囲を惹きつける魅力を持っていた。
私の知る限り、みんなが彼女の事を好きだった。
その笑顔にはこの世界の闇をまったく寄せ付けないような尊さすらあった。
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:49:04.403:Ct8SnzMJM.net (5/54)
田井中律は、いつもおちゃらけて不真面目なようだが、誰よりも仲間を想っていた。
面倒見がよくて、少し世間からズレてしまっている私にも優しく、色々なことを教えてくれた。
彼女と出会い、仲良くなれたことで私の世界は広がった。
田井中律は、いつもおちゃらけて不真面目なようだが、誰よりも仲間を想っていた。
面倒見がよくて、少し世間からズレてしまっている私にも優しく、色々なことを教えてくれた。
彼女と出会い、仲良くなれたことで私の世界は広がった。
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:53:39.589:Ct8SnzMJM.net (6/54)
秋山澪は凛としたカッコいい女性だった。
実は怖がりなところがあったり、田井中律にからかわれるとムキになったりと意外な一面があるのがより彼女を輝かせた。
美しい黒髪をなびかせる彼女に密かに憧れた。
秋山澪は凛としたカッコいい女性だった。
実は怖がりなところがあったり、田井中律にからかわれるとムキになったりと意外な一面があるのがより彼女を輝かせた。
美しい黒髪をなびかせる彼女に密かに憧れた。
8:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 18:55:53.159:Ct8SnzMJM.net (7/54)
&t■,"r7.は子猫のようにいじらしい、可愛い後輩だ。
不器用なくせにつよがりで、自分の気持ちを素直に伝えるのが苦手な子だった。
そんな彼女が、実は内心苦手だった。
笑顔の仮面で隠した、自分を見せつけられているようだったから
&t■,"r7.は子猫のようにいじらしい、可愛い後輩だ。
不器用なくせにつよがりで、自分の気持ちを素直に伝えるのが苦手な子だった。
そんな彼女が、実は内心苦手だった。
笑顔の仮面で隠した、自分を見せつけられているようだったから
9:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:00:17.043:Ct8SnzMJM.net (8/54)
唯「ムギちゃんのお茶を飲むと生きてて良かったって思うよね~」
律「あぁ..私たちは下手な貴族よりも紅茶を飲んだに違いない。私たちはまさに貴族と言っても..」
澪「しょうもないことを言うな!」ゴン
律「いったぁ~!!殴る事ないだろ!」
紬「みんなが喜んでくれるから、ティーセットを持ってきた甲斐があったわね」
唯「ムギちゃんのお茶を飲むと生きてて良かったって思うよね~」
律「あぁ..私たちは下手な貴族よりも紅茶を飲んだに違いない。私たちはまさに貴族と言っても..」
澪「しょうもないことを言うな!」ゴン
律「いったぁ~!!殴る事ないだろ!」
紬「みんなが喜んでくれるから、ティーセットを持ってきた甲斐があったわね」
10:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:04:22.378:Ct8SnzMJM.net (9/54)
gp5_€「いやいやいや..私たち軽音部ですよ。なんでお茶会してるんですか」
律「なんだよ~お前も普通に紅茶飲んでたじゃん」
?'^|4「そ、それは出されたからには飲まないともったいないですし!ていうか、学園祭のライブまであと2週間ですよ!危機感持ちましょうよ!」
澪「p4\.の言う通りだぞ!私たちには危機感が足りてない!」
律「こ、こいつ!自分が飲み終わったらすぐに裏切りやがった!」
gp5_€「いやいやいや..私たち軽音部ですよ。なんでお茶会してるんですか」
律「なんだよ~お前も普通に紅茶飲んでたじゃん」
?'^|4「そ、それは出されたからには飲まないともったいないですし!ていうか、学園祭のライブまであと2週間ですよ!危機感持ちましょうよ!」
澪「p4\.の言う通りだぞ!私たちには危機感が足りてない!」
律「こ、こいつ!自分が飲み終わったらすぐに裏切りやがった!」
11:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:08:00.192:Ct8SnzMJM.net (10/54)
紬「梓ちゃんがそう言うなら仕方ないわ..ねぇみんな、エネルギーも補充できたから練習を始めましょう」
唯「ムギちゃんがやる気だ..!」
あぁ、この後輩は「梓ちゃん」だ。
どうして今忘れていたんだろう。
梓「ムギ先輩..わかってくれたんですね!」
律「くっ..やるしかないのか」
澪「ほら、早くやるぞ!」
紬「梓ちゃんがそう言うなら仕方ないわ..ねぇみんな、エネルギーも補充できたから練習を始めましょう」
唯「ムギちゃんがやる気だ..!」
あぁ、この後輩は「梓ちゃん」だ。
どうして今忘れていたんだろう。
梓「ムギ先輩..わかってくれたんですね!」
律「くっ..やるしかないのか」
澪「ほら、早くやるぞ!」
12:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:12:51.617:Ct8SnzMJM.net (11/54)
~♪
唯「スカイハイ!」ジャーン
梓「曲の最後に変なセリフ付けないでください..」
澪「でも中々上手くいったぞ。律のドラムが走り過ぎじゃなかったし」
律「栄養補給の途中だったからな~」
紬「じゃあ練習の後はもう一杯お茶をいれましょうか」
律「やったー!!」ドンガラガッシャーン
澪「少しは落ち着け..」
~♪
唯「スカイハイ!」ジャーン
梓「曲の最後に変なセリフ付けないでください..」
澪「でも中々上手くいったぞ。律のドラムが走り過ぎじゃなかったし」
律「栄養補給の途中だったからな~」
紬「じゃあ練習の後はもう一杯お茶をいれましょうか」
律「やったー!!」ドンガラガッシャーン
澪「少しは落ち着け..」
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:16:19.736:Ct8SnzMJM.net (12/54)
~♪
唯「あ!!」
梓「どうしたんですか?」
唯「今日はお父さんとお母さんが帰ってくるから、憂に早く帰って来るよう言われてたの忘れてた!」
唯「ごめん!みんなお先に~!」バッ
律「慌ただしい奴だな」
澪「律..私も今思い出したぞ」
澪「今日はおばさんが遅いから、聡の夕飯を買って帰らなくちゃいけないって言われてなかったか?」
律「あー!!」
~♪
唯「あ!!」
梓「どうしたんですか?」
唯「今日はお父さんとお母さんが帰ってくるから、憂に早く帰って来るよう言われてたの忘れてた!」
唯「ごめん!みんなお先に~!」バッ
律「慌ただしい奴だな」
澪「律..私も今思い出したぞ」
澪「今日はおばさんが遅いから、聡の夕飯を買って帰らなくちゃいけないって言われてなかったか?」
律「あー!!」
14:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:18:32.723:Ct8SnzMJM.net (13/54)
澪「と言うわけで、私たちも帰るよ」
律「いや、なんで澪まで?」
澪「お前に任せたら無駄なものまで沢山買ったあげく、食べきれませんでしたーってやりかねないだろ」
律「!」ギクッ
澪「ほら、行くぞ!」グイグイ
バタン
紬「..」
梓「..」
澪「と言うわけで、私たちも帰るよ」
律「いや、なんで澪まで?」
澪「お前に任せたら無駄なものまで沢山買ったあげく、食べきれませんでしたーってやりかねないだろ」
律「!」ギクッ
澪「ほら、行くぞ!」グイグイ
バタン
紬「..」
梓「..」
15:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:20:48.373:Ct8SnzMJM.net (14/54)
梓「..」
紬「..」
梓「..」
紬「..」
梓「..」
紬「..」
梓「..」
紬「..」
梓「..」
紬「..」
梓「..」
紬「..」
16:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:23:30.755:Ct8SnzMJM.net (15/54)
紬「明日..」
梓「!」
紬「明日も楽しいといいわね」
梓「..」
梓「そうですね」
紬「明後日も、明明後日も、その先もずっとずっと..」
梓「ムギ先輩って」
紬「なに?」
梓「掴み所がないですね」
紬「よく言われるわ」
紬「明日..」
梓「!」
紬「明日も楽しいといいわね」
梓「..」
梓「そうですね」
紬「明後日も、明明後日も、その先もずっとずっと..」
梓「ムギ先輩って」
紬「なに?」
梓「掴み所がないですね」
紬「よく言われるわ」
17:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:28:13.315:Ct8SnzMJM.net (16/54)
梓「でも嫌いというわけではないです」
紬「そうなんだ」
梓「唯先輩や澪先輩には、可愛い私を見せたいと思いますけど、ムギ先輩には素の自分を出せるっていうか」
紬「りっちゃんには?」
梓「あ~..まぁ、あの人はほら、そういうのじゃないんで」
紬「わかるけど」
紬「可愛い私と言う割に、今日は練習しようって騒いだじゃない」
梓「生真面目な頑張り屋アピールですよ」
紬「悪い子ね」
梓「悪い子です」
梓「でも嫌いというわけではないです」
紬「そうなんだ」
梓「唯先輩や澪先輩には、可愛い私を見せたいと思いますけど、ムギ先輩には素の自分を出せるっていうか」
紬「りっちゃんには?」
梓「あ~..まぁ、あの人はほら、そういうのじゃないんで」
紬「わかるけど」
紬「可愛い私と言う割に、今日は練習しようって騒いだじゃない」
梓「生真面目な頑張り屋アピールですよ」
紬「悪い子ね」
梓「悪い子です」
18:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:31:38.346:Ct8SnzMJM.net (17/54)
紬「私、梓ちゃんが苦手なの」
梓「本人に言います?」
紬「あなたと一緒で、私も素を出そうと思ったの」
梓「じゃあ具体的にどこが苦手なんですか?」
紬「う~ん」
梓「悩むんですか」
紬「うまく言えないけど、自分を見てる気持ちになって」
梓「じゃあムギ先輩は自分が苦手なんですか?」
紬「好きではないわね」
紬「私、梓ちゃんが苦手なの」
梓「本人に言います?」
紬「あなたと一緒で、私も素を出そうと思ったの」
梓「じゃあ具体的にどこが苦手なんですか?」
紬「う~ん」
梓「悩むんですか」
紬「うまく言えないけど、自分を見てる気持ちになって」
梓「じゃあムギ先輩は自分が苦手なんですか?」
紬「好きではないわね」
19:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:35:39.047:Ct8SnzMJM.net (18/54)
梓「私とムギ先輩は全然違いますよ」
紬「たとえば?」
梓「見た目」
紬「そういうことを言ってるわけじゃないんだけど」
梓「それに私は、好きな人に自分の気持ちを隠したりしません」
紬「唯ちゃんと澪ちゃん、あわよくば二人ともゲットしたいと思ってるくせに?」
梓「う、うるさいです!」
梓「もう隠すのはやめたらどうですか?」
梓「さわ子先生のこと、好きなんでしょ?」
梓「私とムギ先輩は全然違いますよ」
紬「たとえば?」
梓「見た目」
紬「そういうことを言ってるわけじゃないんだけど」
梓「それに私は、好きな人に自分の気持ちを隠したりしません」
紬「唯ちゃんと澪ちゃん、あわよくば二人ともゲットしたいと思ってるくせに?」
梓「う、うるさいです!」
梓「もう隠すのはやめたらどうですか?」
梓「さわ子先生のこと、好きなんでしょ?」
20:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:44:43.009:Ct8SnzMJM.net (19/54)
紬「好きというか..ただの憧れよ。素敵な大人だな~ってくらいの」
梓「教師と生徒、2人の間に困難は多いですが、全力で応援します!」
紬「聞いてる?」
梓「学園祭を利用して、さわ子先生とゴールインしちゃいましょう!」
紬「勝手に盛り上がらないでほしいんだけど」
紬「好きというか..ただの憧れよ。素敵な大人だな~ってくらいの」
梓「教師と生徒、2人の間に困難は多いですが、全力で応援します!」
紬「聞いてる?」
梓「学園祭を利用して、さわ子先生とゴールインしちゃいましょう!」
紬「勝手に盛り上がらないでほしいんだけど」
21:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:47:47.905:Ct8SnzMJM.net (20/54)
梓「そうと決まれば作戦会議です!」
紬「ねぇ、みんないなくなったしもう帰らない?」
梓「ダメです!ムギ先輩の恋愛を成功させて、その勢いで唯先輩か澪先輩とイチャイチャするんですから!」
紬「そっちが本音か」
梓「この噂を知ってますか?『後夜祭の告白』!」
梓「そうと決まれば作戦会議です!」
紬「ねぇ、みんないなくなったしもう帰らない?」
梓「ダメです!ムギ先輩の恋愛を成功させて、その勢いで唯先輩か澪先輩とイチャイチャするんですから!」
紬「そっちが本音か」
梓「この噂を知ってますか?『後夜祭の告白』!」
22:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 19:51:56.359:Ct8SnzMJM.net (21/54)
紬「いいえ、2年間この学校にいるけど聞いたことないわ」
梓「一年生の間ではこの噂で持ちきりですよ。後夜祭のイルミネーションの前で告白したら、成功率100%なんです」
紬「そのイルミネーション、去年生徒会の和ちゃんが呼びかけて始まったんだけど」
梓「そこでさわ子先生に愛の告白です!先生もムギ先輩の健気な気持ちに応えてくれます!」
紬「先生たちは打上げの準備で忙しいと思うけど」
梓「とにかく呼び出して告白してください!」
紬「いいえ、2年間この学校にいるけど聞いたことないわ」
梓「一年生の間ではこの噂で持ちきりですよ。後夜祭のイルミネーションの前で告白したら、成功率100%なんです」
紬「そのイルミネーション、去年生徒会の和ちゃんが呼びかけて始まったんだけど」
梓「そこでさわ子先生に愛の告白です!先生もムギ先輩の健気な気持ちに応えてくれます!」
紬「先生たちは打上げの準備で忙しいと思うけど」
梓「とにかく呼び出して告白してください!」
23:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:00:01.090:Ct8SnzMJM.net (22/54)
~
紬(..やっぱり梓ちゃんのことは苦手だ)
紬(人の話を聞かずに盛り上がってしまうのも、まるで私)
紬(『後夜祭の告白』?馬鹿馬鹿しい)
斎藤「お嬢様、よろしいですか?」
紬「どうしたの?」
斎藤「2週間後、お父様がお客様をお招きになられます。そこでお嬢様にある方を紹介なされるおつもりです」
紬「そう..その方が私の未来の旦那様というわけね」
斎藤「お嬢様にも自分の将来を選ぶ権利があります。お心算を..」
紬「ありがとう。心配には及ばないわ」
~
紬(..やっぱり梓ちゃんのことは苦手だ)
紬(人の話を聞かずに盛り上がってしまうのも、まるで私)
紬(『後夜祭の告白』?馬鹿馬鹿しい)
斎藤「お嬢様、よろしいですか?」
紬「どうしたの?」
斎藤「2週間後、お父様がお客様をお招きになられます。そこでお嬢様にある方を紹介なされるおつもりです」
紬「そう..その方が私の未来の旦那様というわけね」
斎藤「お嬢様にも自分の将来を選ぶ権利があります。お心算を..」
紬「ありがとう。心配には及ばないわ」
24:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:04:41.242:Ct8SnzMJM.net (23/54)
唯「キミを見てるといつもハートDOKI⭐︎DOKI♪」
律「唯の歌もサマになってきたな~」
澪「あぁ、これなら安心して学園祭に出られるな」
梓「まだです」
澪「えっ?」
梓「唯先輩!もっと好きな人の事を考えながら想いを吐き出してください!」
唯「でも私、好きとかよくわかんないよぉ」
梓「じゃあ私!私の事を想って歌ってください!さぁ!Singing!」
紬(清々しいくらいに欲望丸出しね..)
唯「キミを見てるといつもハートDOKI⭐︎DOKI♪」
律「唯の歌もサマになってきたな~」
澪「あぁ、これなら安心して学園祭に出られるな」
梓「まだです」
澪「えっ?」
梓「唯先輩!もっと好きな人の事を考えながら想いを吐き出してください!」
唯「でも私、好きとかよくわかんないよぉ」
梓「じゃあ私!私の事を想って歌ってください!さぁ!Singing!」
紬(清々しいくらいに欲望丸出しね..)
25:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:11:15.122:Ct8SnzMJM.net (24/54)
さわ子「みんな、練習捗ってる?」ガチャ
唯「さわちゃ~ん、あずにゃんが厳しいんだよ~」
梓「なっ!?私は唯先輩のことを思って..」
さわ子「まぁまぁ、練習に励むのはいい事よ。私の顧問としての評価も上がるしね」
律「なんか聞きたくない本音が」
梓「ムギ先輩」コソッ
梓「今のうちにさわ子先生に後夜祭の予定を聞いてください。用事があるなんて言われても、大事な話があるって押し切って」
紬「余計なお世話よ。私は別にさわ子先生に告白するつもりは..」
さわ子「みんな、練習捗ってる?」ガチャ
唯「さわちゃ~ん、あずにゃんが厳しいんだよ~」
梓「なっ!?私は唯先輩のことを思って..」
さわ子「まぁまぁ、練習に励むのはいい事よ。私の顧問としての評価も上がるしね」
律「なんか聞きたくない本音が」
梓「ムギ先輩」コソッ
梓「今のうちにさわ子先生に後夜祭の予定を聞いてください。用事があるなんて言われても、大事な話があるって押し切って」
紬「余計なお世話よ。私は別にさわ子先生に告白するつもりは..」
26:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:16:45.869:Ct8SnzMJM.net (25/54)
さわ子「あら、内緒話?」
紬「い、いえ!なんでもないです!」
さわ子「え~本当かしら」
梓「あ、さわ子先生!後夜祭の間、お時間空いてませんか?」
紬「?!」
さわ子「う~ん..先生たちで打上げの準備をしなくちゃいけないんだけど、少しだけなら抜け出せるわよ」
梓「それは好都合!ムギ先輩がさわ子先生にお話したいことがあるそうです!」
紬「な..勝手に..!」
さわ子「そうなの?それは後夜祭の時でないといけないお話かしら?」
梓「そうなんです!後夜祭でイルミネーションをするじゃないですか。絶対に来てください!」
さわ子「ふふ..わかったわ。ムギちゃん、どんなお話か楽しみにしてるわね」
梓「はい!お願いします!」
紬(勝手に..勝手に話が進んでいく..)
さわ子「あら、内緒話?」
紬「い、いえ!なんでもないです!」
さわ子「え~本当かしら」
梓「あ、さわ子先生!後夜祭の間、お時間空いてませんか?」
紬「?!」
さわ子「う~ん..先生たちで打上げの準備をしなくちゃいけないんだけど、少しだけなら抜け出せるわよ」
梓「それは好都合!ムギ先輩がさわ子先生にお話したいことがあるそうです!」
紬「な..勝手に..!」
さわ子「そうなの?それは後夜祭の時でないといけないお話かしら?」
梓「そうなんです!後夜祭でイルミネーションをするじゃないですか。絶対に来てください!」
さわ子「ふふ..わかったわ。ムギちゃん、どんなお話か楽しみにしてるわね」
梓「はい!お願いします!」
紬(勝手に..勝手に話が進んでいく..)
27:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:26:38.657:Ct8SnzMJM.net (26/54)
~
斎藤「お嬢様、来週の件ですが」
紬「なにかわかったのかしら」
斎藤「お客様のご子息は教師をされているそうです。ただ、お嬢様との婚約が決まれば琴吹家に入ってお父様の事業を引き継ぐところまで決めておられるとか」
紬「本当に..私の周りには勝手な人ばかり」
斎藤「私はお嬢様を産まれた頃から見守ってまいりました。お嬢様の幸せは、お嬢様自身が..」
紬「大丈夫。気に入らなければキッパリとお断りさせてもらうわ」
~
斎藤「お嬢様、来週の件ですが」
紬「なにかわかったのかしら」
斎藤「お客様のご子息は教師をされているそうです。ただ、お嬢様との婚約が決まれば琴吹家に入ってお父様の事業を引き継ぐところまで決めておられるとか」
紬「本当に..私の周りには勝手な人ばかり」
斎藤「私はお嬢様を産まれた頃から見守ってまいりました。お嬢様の幸せは、お嬢様自身が..」
紬「大丈夫。気に入らなければキッパリとお断りさせてもらうわ」
28:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:32:00.336:Ct8SnzMJM.net (27/54)
『ム..輩..』
『ムギ先輩!私、きっとこのけいおん部を守ります!』
知らない記憶だ
私達の卒業式、泣きじゃくる梓ちゃん
みんなが涙を流して、部室で思い出を語り合って..
『これが、ムギちゃんの欲しかった幸せ?』
誰かが、私に問いかけた
『ム..輩..』
『ムギ先輩!私、きっとこのけいおん部を守ります!』
知らない記憶だ
私達の卒業式、泣きじゃくる梓ちゃん
みんなが涙を流して、部室で思い出を語り合って..
『これが、ムギちゃんの欲しかった幸せ?』
誰かが、私に問いかけた
29:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:34:47.134:Ct8SnzMJM.net (28/54)
文化祭!
澪「ついに私達の出番だな..」
律「大丈夫!あんなに練習したんだ。絶対に大成功だって!」
梓「律先輩は紅茶飲んでただけですよね?」
律「な~か~の~?」グリグリ
唯「よ~し!じゃあ行くよ!」
司会「次は軽音部の演奏です」
文化祭!
澪「ついに私達の出番だな..」
律「大丈夫!あんなに練習したんだ。絶対に大成功だって!」
梓「律先輩は紅茶飲んでただけですよね?」
律「な~か~の~?」グリグリ
唯「よ~し!じゃあ行くよ!」
司会「次は軽音部の演奏です」
30:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:39:33.860:Ct8SnzMJM.net (29/54)
唯「みなさんこんにちは!けいおん部です!」
唯「私達放課後ティータイムは..あ、放課後ティータイムっていうのはバンド名で、なかなかバンド名を決められなかったらさわちゃんが..」
澪「唯!短め!短め!」ボソッ
唯「あはは..持ち時間がギリギリになっちゃいそうなので..それでは聴いてください!『ごはんはおかず』!」
澪「おいいい!!!『ふわふわ時間』だろ!」アセアセ
律「くっ..やるっきゃねぇ!」
紬(土壇場での曲目変更..やってくれるわね唯ちゃん)
唯「みなさんこんにちは!けいおん部です!」
唯「私達放課後ティータイムは..あ、放課後ティータイムっていうのはバンド名で、なかなかバンド名を決められなかったらさわちゃんが..」
澪「唯!短め!短め!」ボソッ
唯「あはは..持ち時間がギリギリになっちゃいそうなので..それでは聴いてください!『ごはんはおかず』!」
澪「おいいい!!!『ふわふわ時間』だろ!」アセアセ
律「くっ..やるっきゃねぇ!」
紬(土壇場での曲目変更..やってくれるわね唯ちゃん)
31:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:41:36.730:Ct8SnzMJM.net (30/54)
唯「ご~はんはす~ごいよ、なんでも合うよ♪」
紬(いきなりだったけど、みんな実力は間違いなく上がってる)
紬(これなら乗り越えられるわね)
唯「ご~はんはす~ごいよ、なんでも合うよ♪」
紬(いきなりだったけど、みんな実力は間違いなく上がってる)
紬(これなら乗り越えられるわね)
32:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:46:52.167:Ct8SnzMJM.net (31/54)
後夜祭!
律「いや~一時はどうなるかと思ったよ」
澪「唯!なんとか乗り越えられたからよかったけど、これから気をつけてくれ!」
唯「面目なぃ~」反省中
梓「さぁみなさん!後夜祭ですよ後夜祭!」
律「梓..なんか張り切ってるな」
梓「律先輩、唯先輩、澪先輩!私達で売れ残り大特価になってる売店を巡りましょう!」
澪「ムギを忘れてないか?」
梓「ムギ先輩には大事な用事があるんです!さぁ行きますよ!」
紬(強引ねぇ..)
後夜祭!
律「いや~一時はどうなるかと思ったよ」
澪「唯!なんとか乗り越えられたからよかったけど、これから気をつけてくれ!」
唯「面目なぃ~」反省中
梓「さぁみなさん!後夜祭ですよ後夜祭!」
律「梓..なんか張り切ってるな」
梓「律先輩、唯先輩、澪先輩!私達で売れ残り大特価になってる売店を巡りましょう!」
澪「ムギを忘れてないか?」
梓「ムギ先輩には大事な用事があるんです!さぁ行きますよ!」
紬(強引ねぇ..)
33:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:53:55.490:Ct8SnzMJM.net (32/54)
紬(わざわざ行く義理もないんだけど..)
紬(さわ子先生に無理に来てもらうんだから、一言くらい謝っておかないと)
さわ子「ムギちゃ~ん」
紬「先生..すみません、お忙しいのに」
さわ子「いいのよ。それで、大事なお話って何かしら」
紬「いえ、あれは梓ちゃんが勝手に進めてしまって。特に用事はないんです」
さわ子「あら..そうだったの」
紬「わざわざ抜け出して来ていただいたのにすみません」
さわ子「いいのよ。私もムギちゃんに大事な話をするつもりだったから」
紬「えっ..」
さわ子「今すぐ消えてくれないかしら」
紬(わざわざ行く義理もないんだけど..)
紬(さわ子先生に無理に来てもらうんだから、一言くらい謝っておかないと)
さわ子「ムギちゃ~ん」
紬「先生..すみません、お忙しいのに」
さわ子「いいのよ。それで、大事なお話って何かしら」
紬「いえ、あれは梓ちゃんが勝手に進めてしまって。特に用事はないんです」
さわ子「あら..そうだったの」
紬「わざわざ抜け出して来ていただいたのにすみません」
さわ子「いいのよ。私もムギちゃんに大事な話をするつもりだったから」
紬「えっ..」
さわ子「今すぐ消えてくれないかしら」
34:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 20:58:08.322:Ct8SnzMJM.net (33/54)
紬「先生..?」
さわ子「私ね、彼氏がいるの」
さわ子「とっても大好きな彼氏。将来一緒になりたいと思っているわ」
紬「..初耳です」
さわ子「初耳?よく言うわね」
さわ子「あの人は今晩、あなたのお家に行くはずなのに」
紬「まさか..紹介される人って..」
紬「先生..?」
さわ子「私ね、彼氏がいるの」
さわ子「とっても大好きな彼氏。将来一緒になりたいと思っているわ」
紬「..初耳です」
さわ子「初耳?よく言うわね」
さわ子「あの人は今晩、あなたのお家に行くはずなのに」
紬「まさか..紹介される人って..」
35:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:03:16.214:Ct8SnzMJM.net (34/54)
さわ子「あなたのことが憎くて仕方ないの。あの人も乗り気で、あなたのお家を継ぐつもりになってる」
さわ子「こんなの、許されるわけないじゃない」
紬「先生!誤解です!私はまだその方とは会ったことも..」
さわ子「黙りなさい..もう全部終わらせるわ」スッ
紬(ナイフ..!そんな..さわ子先生!)
さわ子「あなたの方から私を呼んでくれて助かったわ。少しでもあなたが罪悪感を持っていてくれれば私も思いとどまったかもしれないけれど、もう自分を抑えられなさそうだもの」
紬「落ち着いてください..お願い..さわ子先生」
さわ子「あなたのことが憎くて仕方ないの。あの人も乗り気で、あなたのお家を継ぐつもりになってる」
さわ子「こんなの、許されるわけないじゃない」
紬「先生!誤解です!私はまだその方とは会ったことも..」
さわ子「黙りなさい..もう全部終わらせるわ」スッ
紬(ナイフ..!そんな..さわ子先生!)
さわ子「あなたの方から私を呼んでくれて助かったわ。少しでもあなたが罪悪感を持っていてくれれば私も思いとどまったかもしれないけれど、もう自分を抑えられなさそうだもの」
紬「落ち着いてください..お願い..さわ子先生」
36:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:17:58.154:Ct8SnzMJM.net (35/54)
梓「そ、そこまでです!」
紬「梓ちゃん!?」
梓「ムギ先輩が心配でこっそり見守るつもりでしたが..さわ子先生!見損ないましたよ!」
さわ子「梓ちゃん..これは..」
梓「ムギ先輩は純粋に先生のことを尊敬していたんです!それなのに、先生は男のことで思考停止してムギ先輩に危害を加えようとして..許せません!」
さわ子「この子は私から彼氏を奪ったのよ!許せるわけが..」
梓「考えてみてください!ムギ先輩がさわ子先生の彼氏に色目を使ったりするように思えますか?!あなたは2年間生徒の何を見てたんですか!」
紬(なんでこんなに頼もしいの梓ちゃん..!)
梓「そ、そこまでです!」
紬「梓ちゃん!?」
梓「ムギ先輩が心配でこっそり見守るつもりでしたが..さわ子先生!見損ないましたよ!」
さわ子「梓ちゃん..これは..」
梓「ムギ先輩は純粋に先生のことを尊敬していたんです!それなのに、先生は男のことで思考停止してムギ先輩に危害を加えようとして..許せません!」
さわ子「この子は私から彼氏を奪ったのよ!許せるわけが..」
梓「考えてみてください!ムギ先輩がさわ子先生の彼氏に色目を使ったりするように思えますか?!あなたは2年間生徒の何を見てたんですか!」
紬(なんでこんなに頼もしいの梓ちゃん..!)
37:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:24:51.681:Ct8SnzMJM.net (36/54)
私の知っている『梓ちゃん』はこうだった?
私の知っている『梓ちゃん』はこうだった?
38:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:38:37.370:Ct8SnzMJM.net (37/54)
梓「さぁその物騒な物を捨ててください。あなたには金に目のくらむ彼氏よりも大切なものがあるはずです」
さわ子「私は..ごめんなさい..」
紬「梓ちゃん..ありがとう、助けてくれて」
梓「ムギ先輩がどうなろうと知ったことではないですけど、事件が起きて唯先輩や澪先輩とイチャイチャ出来ないのは困りますから」
紬「言い方!」
梓「『後夜祭の伝説』..結局試せませんでしたね。来年は私が自分でチャレンジしてみます」
紬「少し見直したのよ、梓ちゃんのこと。子猫みたいに弱いって思ってたのに、私を助けてくれて」
梓「えっ..なんですか。もしかして私に惚れました?」
紬「そういうところはあんまり可愛くないけれど」
梓「さぁその物騒な物を捨ててください。あなたには金に目のくらむ彼氏よりも大切なものがあるはずです」
さわ子「私は..ごめんなさい..」
紬「梓ちゃん..ありがとう、助けてくれて」
梓「ムギ先輩がどうなろうと知ったことではないですけど、事件が起きて唯先輩や澪先輩とイチャイチャ出来ないのは困りますから」
紬「言い方!」
梓「『後夜祭の伝説』..結局試せませんでしたね。来年は私が自分でチャレンジしてみます」
紬「少し見直したのよ、梓ちゃんのこと。子猫みたいに弱いって思ってたのに、私を助けてくれて」
梓「えっ..なんですか。もしかして私に惚れました?」
紬「そういうところはあんまり可愛くないけれど」
39:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:43:09.162:Ct8SnzMJM.net (38/54)
紬「さわ子先生、今晩のことは無かったことにしましょう。私、まだ先生の彼氏さんとはお会いしてないですけど、きっぱりお断りさせてもらうつもりです」
紬「きっと先生のことを第一に考えてくれる、素敵な人に出逢えます。さわ子先生は、私たちの大好きな先生なんです」
さわ子「ムギちゃん..ごめんなさい..私、頭に血が上って..」
梓「一件落着ですね。さぁ、けいおん部のみんなと合流しましょう。さわ子先生も一緒に、男のことなんか忘れてパーッとはっちゃけましょう」
さわ子「ありがとう、梓ちゃん」
バキッ
紬「さわ子先生、今晩のことは無かったことにしましょう。私、まだ先生の彼氏さんとはお会いしてないですけど、きっぱりお断りさせてもらうつもりです」
紬「きっと先生のことを第一に考えてくれる、素敵な人に出逢えます。さわ子先生は、私たちの大好きな先生なんです」
さわ子「ムギちゃん..ごめんなさい..私、頭に血が上って..」
梓「一件落着ですね。さぁ、けいおん部のみんなと合流しましょう。さわ子先生も一緒に、男のことなんか忘れてパーッとはっちゃけましょう」
さわ子「ありがとう、梓ちゃん」
バキッ
40:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:45:49.285:Ct8SnzMJM.net (39/54)
梓「バキッ?」
メキメキメキメキ
さわ子「?!イルミネーションの機材が!」
紬「そんな!ワイヤーで固定して安全対策はバッチリだって和ちゃんが..!」
梓「とにかくこんな真下は危険です!離れて..」
バゴォォン!
梓「バキッ?」
メキメキメキメキ
さわ子「?!イルミネーションの機材が!」
紬「そんな!ワイヤーで固定して安全対策はバッチリだって和ちゃんが..!」
梓「とにかくこんな真下は危険です!離れて..」
バゴォォン!
41:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:49:33.360:Ct8SnzMJM.net (40/54)
寒い
鼻をつく血の臭い
あぁ..私は落ちてきた機材に潰されてしまったんだ
さわ子先生のことはビックリしたけど
またいつもの日常が送れると思ったんだけどなぁ
「..輩!」
「..ムギ先輩!」
また梓ちゃんが私を呼ぶ
ごめんね、ダメな先輩だったね
寒い
鼻をつく血の臭い
あぁ..私は落ちてきた機材に潰されてしまったんだ
さわ子先生のことはビックリしたけど
またいつもの日常が送れると思ったんだけどなぁ
「..輩!」
「..ムギ先輩!」
また梓ちゃんが私を呼ぶ
ごめんね、ダメな先輩だったね
42:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 21:55:06.875:Ct8SnzMJM.net (41/54)
梓「ムギ先輩!」
紬「あれ..私..機材が当たって..」
梓「大丈夫ですよ..先輩は無傷です」
紬「でも血が..」ベットリ
紬「!?」
紬「梓ちゃん!?あなた、頭から血が..!」
梓「こんなの全然へっちゃらです」
梓「ムギ先輩を守れたんですから」
梓「ムギ先輩!」
紬「あれ..私..機材が当たって..」
梓「大丈夫ですよ..先輩は無傷です」
紬「でも血が..」ベットリ
紬「!?」
紬「梓ちゃん!?あなた、頭から血が..!」
梓「こんなの全然へっちゃらです」
梓「ムギ先輩を守れたんですから」
43:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:08:26.788:Ct8SnzMJM.net (42/54)
紬「守れたってなによ..それじゃ死んじゃうみたいじゃない」
梓「あはは..ちょっと意識が..アレになって..きただけ..です..」
紬「バカ!あなたが死んじゃったら、私は..!」
梓「先輩らしくない..『バカ』とか..」
紬「バカバカバカ!梓ちゃんはバカよ!勝手で!スケベで!性格悪い!」
梓「いや..酷いでしょ..私死にかけて..ですけど」
紬「死んだら許さないから!私、あなたを一生恨むから!」
梓「..」
紬「守れたってなによ..それじゃ死んじゃうみたいじゃない」
梓「あはは..ちょっと意識が..アレになって..きただけ..です..」
紬「バカ!あなたが死んじゃったら、私は..!」
梓「先輩らしくない..『バカ』とか..」
紬「バカバカバカ!梓ちゃんはバカよ!勝手で!スケベで!性格悪い!」
梓「いや..酷いでしょ..私死にかけて..ですけど」
紬「死んだら許さないから!私、あなたを一生恨むから!」
梓「..」
44:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:12:48.890:Ct8SnzMJM.net (43/54)
紬「勝手に助けて、勝手に死ぬなんて!」
紬「そんなの許さない!」
梓「じゃあムギ先輩..私のお願い..聞いてくださ..」
紬「だから死んじゃうみたいなのやめて!」
梓「私の事..好きになって」
梓「最期くらい、ぎゅーってしてください..」
紬「なによそれ..あなたが好きなのは..」
梓「私はムギ先輩と一緒で..性格が悪いんです」
梓「先輩の心に、ずっと居座ってやるんです..」
紬「勝手に助けて、勝手に死ぬなんて!」
紬「そんなの許さない!」
梓「じゃあムギ先輩..私のお願い..聞いてくださ..」
紬「だから死んじゃうみたいなのやめて!」
梓「私の事..好きになって」
梓「最期くらい、ぎゅーってしてください..」
紬「なによそれ..あなたが好きなのは..」
梓「私はムギ先輩と一緒で..性格が悪いんです」
梓「先輩の心に、ずっと居座ってやるんです..」
45:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:16:39.894:Ct8SnzMJM.net (44/54)
救急隊員「怪我人はここですか?!」
さわ子「早く!頭を打ってるんです!」
紬「梓ちゃん、もう大丈夫よ。助かるわ」
梓「あはは..よかった」
紬「もう大丈夫、大丈夫だから」ギュッ
梓「ちゃんと私の気持ち..応えてくださいね」
紬「好き!大好きよ!梓ちゃんのこと!」
梓「やっぱり..噂は噂かぁ..」
梓「ムギ先輩、嘘が下手です」アハハ
梓「..」
梓「.」
梓「」
救急隊員「怪我人はここですか?!」
さわ子「早く!頭を打ってるんです!」
紬「梓ちゃん、もう大丈夫よ。助かるわ」
梓「あはは..よかった」
紬「もう大丈夫、大丈夫だから」ギュッ
梓「ちゃんと私の気持ち..応えてくださいね」
紬「好き!大好きよ!梓ちゃんのこと!」
梓「やっぱり..噂は噂かぁ..」
梓「ムギ先輩、嘘が下手です」アハハ
梓「..」
梓「.」
梓「」
46:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:25:05.836:Ct8SnzMJM.net (45/54)
三日後!
唯「あずにゃん、まだ意識が戻らないの?」
律「あぁ..でも、あれだけの怪我で命が助かったのは奇跡だったって。あとは梓の生命力を信じるしかないよ」
澪「ムギは梓が自分を助けてくれたって言ってた..あの2人があそこで何してたのかはわからないけど、今はこうして病室の前で梓の回復を祈るだけだ」
唯「..ムギちゃんもショックだったよね」
澪「さわ子先生も自分の責任だって警察に話してて..本当になんであんな事故が起こったのか」
律「あのさ、梓の病室の前でこんな話するべきじゃないかもしれないけど、職員室で先生達が話してるのを聞いたんだ」
律「あの事故は、誰かが意図的に起こしたんだって」
三日後!
唯「あずにゃん、まだ意識が戻らないの?」
律「あぁ..でも、あれだけの怪我で命が助かったのは奇跡だったって。あとは梓の生命力を信じるしかないよ」
澪「ムギは梓が自分を助けてくれたって言ってた..あの2人があそこで何してたのかはわからないけど、今はこうして病室の前で梓の回復を祈るだけだ」
唯「..ムギちゃんもショックだったよね」
澪「さわ子先生も自分の責任だって警察に話してて..本当になんであんな事故が起こったのか」
律「あのさ、梓の病室の前でこんな話するべきじゃないかもしれないけど、職員室で先生達が話してるのを聞いたんだ」
律「あの事故は、誰かが意図的に起こしたんだって」
47:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:34:54.332:Ct8SnzMJM.net (46/54)
斎藤「お嬢様、お身体の具合は..」
紬「私はなんともないのよ、斎藤」
紬「梓ちゃんのおかげでね」
斎藤「ご心痛お察しします。入院されている病院はこの地域でも1番の医療機関です。すぐに良くなられます」
紬「そうね。それより、お願いしていた件は調べてくれた?」
斎藤「はい。山中先生の交際相手ですが、琴吹家との関わりは皆無でした。何故彼が、お父様がお嬢様に婚約の話を持ちかけようとしていたのを知り得たのかはわかりません」
斎藤「お嬢様、お身体の具合は..」
紬「私はなんともないのよ、斎藤」
紬「梓ちゃんのおかげでね」
斎藤「ご心痛お察しします。入院されている病院はこの地域でも1番の医療機関です。すぐに良くなられます」
紬「そうね。それより、お願いしていた件は調べてくれた?」
斎藤「はい。山中先生の交際相手ですが、琴吹家との関わりは皆無でした。何故彼が、お父様がお嬢様に婚約の話を持ちかけようとしていたのを知り得たのかはわかりません」
48:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:44:12.626:Ct8SnzMJM.net (47/54)
斎藤「お嬢様、そのお話を誰かにされた覚えはありませんか?」
紬「もちろん無いわ。私が外で家の話をあまりしないのは知っているでしょう」
斎藤「だとすれば、これは思っていたよりお嬢様には酷な現実かもしれません」
紬「どういう事?」
斎藤「山中先生の交際相手は、過去に女子高生との淫行で前科があったのです。そして2日前、彼は桜ヶ丘の生徒と接触しています」
紬「まさか!?それは誰なの!?私の知ってる人!?」
斎藤「お嬢様、そのお話を誰かにされた覚えはありませんか?」
紬「もちろん無いわ。私が外で家の話をあまりしないのは知っているでしょう」
斎藤「だとすれば、これは思っていたよりお嬢様には酷な現実かもしれません」
紬「どういう事?」
斎藤「山中先生の交際相手は、過去に女子高生との淫行で前科があったのです。そして2日前、彼は桜ヶ丘の生徒と接触しています」
紬「まさか!?それは誰なの!?私の知ってる人!?」
49:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 22:50:52.680:Ct8SnzMJM.net (48/54)
斎藤「申し訳ありません。制服は確認出来たのですが、深夜でしかも帽子と眼鏡、マスクまでしていたので」
紬「..」
斎藤「それだけではありません。同じ人物が、お嬢様に紹介されるはずだった御子息とも接触しています」
紬「その女子高生が..この不可解な出来事の鍵という事なのね」
斎藤「はい。この事はお父様にも報告させていただきました。紬お嬢様にこれ以上の身の危険があってはいけないと、しばらくは護衛をつけると」
紬「話したのね..お父様に」
斎藤「申し訳ありません」
斎藤「申し訳ありません。制服は確認出来たのですが、深夜でしかも帽子と眼鏡、マスクまでしていたので」
紬「..」
斎藤「それだけではありません。同じ人物が、お嬢様に紹介されるはずだった御子息とも接触しています」
紬「その女子高生が..この不可解な出来事の鍵という事なのね」
斎藤「はい。この事はお父様にも報告させていただきました。紬お嬢様にこれ以上の身の危険があってはいけないと、しばらくは護衛をつけると」
紬「話したのね..お父様に」
斎藤「申し訳ありません」
50:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:01:09.997:Ct8SnzMJM.net (49/54)
『見て~マンボウのモノマネ~』
『ブフォッ!?』
『ムギちゃんの鉄板ネタだね~』
知らないわ
私、こんな恥ずかしいことをしたことがあったかな
みんなが笑ってくれているから
それはそれでいいのだけれど
『見て~マンボウのモノマネ~』
『ブフォッ!?』
『ムギちゃんの鉄板ネタだね~』
知らないわ
私、こんな恥ずかしいことをしたことがあったかな
みんなが笑ってくれているから
それはそれでいいのだけれど
51:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:04:28.352:Ct8SnzMJM.net (50/54)
梓「..」
梓「あ~私、助かっちゃったのかぁ」
梓「頭痛い..」
梓「おねーさん..」
梓「わがままでお別れしちゃった..謝って許してくれるかな..」
梓「鯛焼き食べたい..」
梓「..」
梓「あ~私、助かっちゃったのかぁ」
梓「頭痛い..」
梓「おねーさん..」
梓「わがままでお別れしちゃった..謝って許してくれるかな..」
梓「鯛焼き食べたい..」
52:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:08:49.755:Ct8SnzMJM.net (51/54)
唯「あずにゃんの意識が戻った?!」
律『あぁ、梓の親から連絡があったんだ』
唯「あずにゃんは大丈夫なの?!」
律『それがまだ意識が朦朧としてるみたいで、まるで別人みたいなんだって』
律『けいおん部のことも忘れちゃってるらしい。私達を見れば何か思い出すかもしれないから、明日みんなで来てくれって言われてさ』
唯「もちろんだよ!ムギちゃんは..来てくれるかな?」
律『どうだろうな..でも、一番心配してんのはムギだし、なんとか来てくれるよう話してみるよ』
唯「そっか..」
唯「あずにゃんの意識が戻った?!」
律『あぁ、梓の親から連絡があったんだ』
唯「あずにゃんは大丈夫なの?!」
律『それがまだ意識が朦朧としてるみたいで、まるで別人みたいなんだって』
律『けいおん部のことも忘れちゃってるらしい。私達を見れば何か思い出すかもしれないから、明日みんなで来てくれって言われてさ』
唯「もちろんだよ!ムギちゃんは..来てくれるかな?」
律『どうだろうな..でも、一番心配してんのはムギだし、なんとか来てくれるよう話してみるよ』
唯「そっか..」
53:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:13:16.936:Ct8SnzMJM.net (52/54)
翌日!
澪「ムギ、来てくれて嬉しいよ。そっちの方は..」
斎藤「執事の斎藤と申します。紬お嬢様のお側で..」
紬「斎藤、私のお友達とはあまり関わらないでちょうだい」
斎藤「はい」
律「よし、じゃあ行くぞ」コンコン
唯「あずにゃーん!生きててよかったよぉ!!」バッ
梓「ニャッ?!」
翌日!
澪「ムギ、来てくれて嬉しいよ。そっちの方は..」
斎藤「執事の斎藤と申します。紬お嬢様のお側で..」
紬「斎藤、私のお友達とはあまり関わらないでちょうだい」
斎藤「はい」
律「よし、じゃあ行くぞ」コンコン
唯「あずにゃーん!生きててよかったよぉ!!」バッ
梓「ニャッ?!」
54:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:29:18.473:Ct8SnzMJM.net (53/54)
唯「あれ?あずにゃんじゃない..」
律「何言ってんだよ唯..どっからどう見ても梓だろ」
梓「なんなんですかあなた達は!あ、放課後討論会の連中ですね!まだ私に付きまとうつもりですか!」
澪「い、言われてみればなんかおかしいな..」
梓「おねーさんも離れてくださいっ..!」グギギ
唯「うわぁぁん!!あずにゃんがあずにゃんじゃないぃ!!」
唯「あれ?あずにゃんじゃない..」
律「何言ってんだよ唯..どっからどう見ても梓だろ」
梓「なんなんですかあなた達は!あ、放課後討論会の連中ですね!まだ私に付きまとうつもりですか!」
澪「い、言われてみればなんかおかしいな..」
梓「おねーさんも離れてくださいっ..!」グギギ
唯「うわぁぁん!!あずにゃんがあずにゃんじゃないぃ!!」
55:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/02/15(月) 23:39:01.127:Ct8SnzMJM.net (54/54)
なんだろう
この子は
私の知ってる梓ちゃんじゃない
なんだろう
この子は
私の知ってる梓ちゃんじゃない
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