1 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/18(金) 22:46:15.49IXkdx2t5o (1/3)

このスレは安価で

乃木若葉の章
鷲尾須美の章
結城友奈の章
  楠芽吹の章
―勇者の章―

を遊ぶゲーム形式なスレです

目標

生き抜くこと。


安価

・コンマと選択肢を組み合わせた選択肢制
・選択肢に関しては、単発・連取(選択肢安価を2連続)は禁止
・投下開始から30分ほどは単発云々は気にせず進行
・判定に関しては、常に単発云々は気にしない
・イベント判定の場合は、当たったキャラからの交流
・交流キャラを選択した場合は、自分からの交流となります

日数
一ヶ月=2週間で進めていきます
【平日5日、休日2日の週7日】×2
期間は【2018/07/30~2019/08/14】※増減有

戦闘の計算
格闘ダメージ:格闘技量+技威力+コンマ-相手の防御力
射撃ダメージ:射撃技量+技威力+コンマ-相手の防御力
回避率:自分の回避-相手の命中。相手の命中率を回避が超えていれば回避率75%
命中率:自分の命中-相手の回避。相手の回避率を命中が超えていれば命中率100%
※ストーリーによってはHP0で死にます

wiki→【http://www46.atwiki.jp/anka_yuyuyu/】  不定期更新 ※前周はこちらに


前スレ

【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1601649576/


2以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 22:50:32.11jLQA3ZlhO (1/1)

立て乙
そして祝スレ復活


3 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/18(金) 22:53:01.81IXkdx2t5o (2/3)

前スレ段階のまとめ


1日のまとめ

・ 乃木若葉 : 交流有(長野、単独断念)
・上里ひなた : 交流無()
・ 高嶋友奈 : 交流有(電話、若葉に変更)
・ 土居球子 : 交流有(不許可の場合、信じてもいい)
・ 伊予島杏 : 交流有(味方の証明、不許可の場合、信じてもいい)
・  郡千景 : 交流無()
・   九尾 : 交流有(長野にいけるか、伊予島家の守護、襲撃の予兆、偽の神託)

√ 2018/08/03 まとめ

 乃木若葉との絆 58→62(普通)
上里ひなたとの絆 56→56(普通)
 高嶋友奈との絆 51→52(普通)
 土居球子との絆 40→43(普通)
 伊予島杏との絆 46→50(普通)
  郡千景との絆 21→21(険悪)
   九尾との絆 61→63(普通)


4 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/18(金) 23:20:17.40IXkdx2t5o (3/3)


陽乃「九尾の力を解析させてあげれば、どうにかできるかしら?」

杏「難しいのでは?」

球子「力がありすぎる……と、思う」

未知の力は脅威ではあるけれど

既知の力になったとしても、

九尾の力は若葉達と比べて別格過ぎるのだ

現実に大きく影響を及ぼすレベルの力は、脅威であることに変わりはないだろう

球子「それに、協力なんてしてくれるのか?」

陽乃「私は――」

球子「久遠さんじゃなくて……九尾の方」

自分に向けられたのかと、

否定しようとした陽乃に球子は首を振る

球子「なんか、してくれなさそうな気がするんだが……」

杏「どうでしょう?」


5 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/19(土) 00:14:52.34u5VjQhcHo (1/5)


陽乃「……どう?」

『断る』

陽乃「私のためでも?」

『不要じゃろう』

分かっていたことではあるけれど、

九尾は大社に関しては協力する気がないらしい

自分の力を解析させるなんて言語道断だろう

『妾の力を解析など、出来ぬ』

陽乃「本当に?」

『神樹と同様の力と思うておるならば、不可能じゃ』

杏「久遠さん、どうですか?」

陽乃「ダメそう……」

球子「久遠さんが従えてるやつじゃないのか?」

陽乃「従えているというより、協力してる関係だから」


6 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/19(土) 01:07:53.41u5VjQhcHo (2/5)


従えているのではなく、

協力している関係だから強制することはできない。

それでも多少のことは願えばやってくれる

願い通りではないけれど。

陽乃「仮に、九尾の力が解析できたとしても……警戒はされちゃうのよね……」

『偽ることもできるがのう』

陽乃「それって、あれのように?」

神託のように偽れるのかと訊ねた陽乃に、

九尾は笑い声で答える。

神託よりも、偽ることは容易だと

杏「久遠さん……?」

九尾の声は二人には聞かせていない為、

陽乃は独り言を言っているような状況だからか

杏と球子は訝し気な目で、陽乃を見つめる


7 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/19(土) 01:08:29.75u5VjQhcHo (3/5)


ではすみませんがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば少し早い時間から


8以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 02:04:13.37vtsbNDLzo (1/1)


偽ったら偽ったで面倒なことになりそうだな…

それはそれとして新スレ立ってよかった


9以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 05:51:53.028q1uihKkO (1/1)


この際だから二人には九尾とのあれこれの情報共有もありかもね
あとほぼ毎回追ってるからスレが復活してて嬉しい


10 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/19(土) 23:48:43.95u5VjQhcHo (4/5)


遅くなりましたが、少しだけ


11以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 23:50:15.85oemZjDGXO (1/1)

あいよー


12 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/19(土) 23:56:40.02u5VjQhcHo (5/5)


陽乃「あぁ、ごめんなさい……九尾と話してるの」

球子「なるほど……」

球子は気を悪くしないで欲しいんだけどさ。と

前置きをしてから、陽乃を見つめる

球子「タマ達には独り言言ってるようにしか見えない……というか、変な奴?」

杏「タマっち先輩っ」

球子「いや、ほんと……純粋にさ」

悪いんだけど……そう言う球子は、

本当に純粋に感じたことを口にしただけなのだろう

陽乃は軽く笑うと、

確かにそう見えるでしょうねと頷く

これに関しては、球子が正しい

陽乃「でも、九尾と話してるのは本当よ?」

球子「今更疑わないよ」

杏「みんなの前で……あんなことがありましたからね」


13 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/20(日) 00:07:45.33OgeQcfG/o (1/4)


神社で、友奈の姿を模して出てきた九尾

あんなことがあったら、

陽乃が独り言言ってるだなんて、思わない。

けれどそれは理由を知っている人だけであって、

理由を知らない人達にとっては……それこそ。

杏「忌憚のないことを言えば、九尾さんには姿を見せていて貰った方が良いかと」

陽乃「でも……」

『断る』

陽乃「………」

陽乃が独りで逃げているときは姿を見せることは多かったけれど

あれは、必要だったからそうしていただけだ

今はもう必要がない

だから、九尾はそれを拒む


14 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/20(日) 00:23:34.26OgeQcfG/o (2/4)


陽乃「……ねぇ、二人にはこの影どう見えてる?」

杏「影……ですか?」

陽乃の指さした影を、二人が見つめる

陽乃には狐の頭の形をしているように見えるが、

二人は揃って顔を見合わせたかと思えば、首をかしげる

杏「普通の影です……けど」

球子「普通に人の影だぞ? 何かあるのか?」

陽乃「ここに九尾がいるのよ」

陽乃はそう答えると、

自分には影が人の形ではなく、

九尾の狐の頭の形をしていると話す。

二人はもう一度影を見るが……首を振る

陽乃「もう……」



1、九尾、姿を見せて頂戴
2、九尾は見せたくないって
3、この調子じゃ、どうにもならないわね


↓1


15以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 00:25:28.57HQ+Vu4QAO (1/2)

2


16 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/20(日) 00:27:05.63OgeQcfG/o (3/4)

では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば早い時間から


17以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 00:27:34.04dGXrl9GxO (1/1)

1


18以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 00:30:03.39HQ+Vu4QAO (2/2)


なんとか杏たち連れて長野行きたいけどなあ



19以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 00:35:29.11NqZcnVb6O (1/1)


九尾も頑なに姿を現さないな…
杏たちもひなたみたいに信頼できるような関係にならないと厳しいか


20 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/20(日) 23:54:13.64OgeQcfG/o (4/4)


遅くなりましたが少しだけ
時間も時間なので、安価はない予定です


21以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:55:11.21YFJbRNZCO (1/1)

りょーかい


22 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 01:21:05.25KjmzBbipo (1/7)


陽乃「九尾は姿を見せたくないって」

球子「そっか……まぁ、見せられても困るけど」

杏「も~またそんなこと言って……」

球子「いや、だってさぁ……素直だと逆に怖くないか?」

陽乃「……その気持ちは、分かる」

陽乃に同意されて驚いたように目を見開いた球子だが

小さく笑うと「そりゃよかった」と目を背ける

陽乃自身、九尾が素直に承諾してくれたらくれたで、

何か裏があるのではと、ちょっぴり怖い

陽乃「見せてくれなくても声を聴かせて貰えればいいんだけどね」

杏「そうですね……それだけで……」

球子「タマ達は良いけどさ、声だけ聞こえたら怖くないか?」

杏「確かに……」


23 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 02:09:48.86KjmzBbipo (2/7)


やっぱり、九尾に姿を見せて貰うのが一番だ

しかし、九尾はそれを拒んでいる

陽乃が孤独なら出てきてくれるのに

陽乃が誰かと一緒にいるのなら、出てきてくれない

優しいのか優しくないのか

杏「九尾さんは久遠さん以外には心を許していないんですね」

陽乃「私にも許しているかどうか……」

ただ、陽乃と同様にひなたのことも気に入っているようなので

ひなたの前になら姿を見せてくれるかもしれない

結局

九尾が気に入っているかいないかだろうか。

杏はともかく

球子に関しては殺してしまえとまで言われているし

しばらくは難しい


24 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 02:16:15.43KjmzBbipo (3/7)


杏「大社からの心象を良くするのは、九尾さんの力を解析させても難しいですし、姿を見せても……」

きっと、恐れられるだけだと杏は思う。

民衆に蔓延している噂があろうがなかろうが

九尾の力は万能で、凶悪だからだ

だったら

むしろ謎のままにしておいた方が良いのかもしれない

その方が……擁護のしようがあると。

けれど、杏たちは知らないだけで

もうすでに

九尾の力の一端は千景によって伝わってしまっている

球子「……長野、行けた方が久遠さんは幸せだったかもしれないな」

陽乃「一人でなら、ね」

杏「それは駄目ですよ」

球子「久遠さんが一人が良いって言ってるんだから放っておきゃいいのに」


25 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 02:25:12.38KjmzBbipo (4/7)


そう言った球子は、

しかし……ふと、顔をしかめて首を振る

陽乃「土居さん?」

球子「……いや、久遠さんは一人になりたいのか?」

陽乃「その方が楽だもの」

球子「そりゃ、守らなくていいからな」

陽乃「ええ。裏切られることもないし」

苦笑いを浮かべながら、

自虐気味に零す陽乃を、球子はバツが悪そうに見つめる

ここに友奈がいたなら、もっと違う言葉をかけていたはずだ。

陽乃の友人だという少女に、頼まれたから。

彼女は孤独だと言われたから

球子「……久遠さんにとってはタマ達なんて雑魚だろ?」

陽乃「そんなこと思ってないわよ。まだ、正確な力量さえはかれてもいないのに」

杏「バーテックスとの戦闘経験ならタマっち先輩にもあるよね?」

球子「でも、誇れるほどじゃない」

陽乃「私だって同じよ」

球子「別に誇ってもいいだろ……救われたって言ってる人が、少なくとも3人はいるんだから」

杏「それはタマっち先輩もでしょ」

そう言われた球子は、

杏を一瞥するだけに留めて、顔を背けた



26 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 02:25:41.39KjmzBbipo (5/7)


では短いですがここまでとさせていただきます
明日も出来れば通常時間から


27以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 06:09:05.35UBGodPdpO (1/1)


こうなってくるとやはり偽神託を出してもらった方が良さげかな?


28以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 12:20:32.33tXTa4NWKO (1/1)


陽乃さんもどうにか自信を取り戻して欲しいなぁ


29 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 23:08:18.56KjmzBbipo (6/7)


遅くなりましたが少しだけ


30 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/21(月) 23:10:57.55KjmzBbipo (7/7)


√ 2018年 8月4日目 昼:伊予島家

03~12 杏
37~46 球子
51~60 友奈
72~81 若葉
89~97 大社

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※若葉、友奈の場合、一桁奇数で訪問

※ぞろ目で付近の住民 奇数悪


31以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 23:33:57.014017Ob9f0 (1/1)




32 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 00:36:10.58Biq8j/Puo (1/7)


√ 2018年 8月4日目 昼:伊予島家


昼になって、杏の母親が作ってくれた昼食を4人で食べる。

杏は元からそうだったが、

球子も、初日ほどの警戒心はなさそうに感じる

もしかしたら、

ここに来てからは勇者として丸亀城のところに連れ出されてからの数年以上に

関わりを持ったかもしれないから、当然かもしれないけれど。

陽乃「……ずっと家にいるというのも窮屈ね」

球子「仕方がないだろー……自由なわけじゃないんだから」

陽乃「土居さんは平気なの?」

球子「平気じゃないけど、仕方がないじゃんか」

球子は杏と違って非常にアクティブだ

自由に外に出られない鬱憤も溜まっていることだろう

それでも、

杏を護るか否かの件を除いて八つ当たりもしてこないのだから

相当我慢しているに違いない


33 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 01:27:16.62Biq8j/Puo (2/7)


球子「無理矢理付き合わされてるならともかく、自分で選んだからな」

それなら我慢するよ。と、球子は眉を顰める

杏のためではあったけれど、それを選んだのは球子だ

陽乃…・・ましてや

杏がついてきて欲しいと頼んだわけではない

杏「タマっち先輩……なんだか、先輩っぽくなった?」

球子「前から先輩っぽかっただろっ?」

杏「え~?」

球子「あ~ん~ず~っ!」

からかうように笑う杏と

それにちょっぴり怒った様子の球子

相も変わらず仲の良い二人を、陽乃は外側の人間として見つめる


34 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 01:40:21.28Biq8j/Puo (3/7)


こうしている間にも

長野の勇者……白鳥歌野は戦っているかもしれない

陽乃は可能であれば救援に行きたいと今も思っている

けれど、それは大社から却下されてしまった

なのに

寄宿舎に戻ることも許されていない

そのためにはひなたを大社預かりにしておかなければならない

陽乃「はぁ……」

杏「久遠さん?」

陽乃「あぁ、気にしないで」

ここ数日、同じことばかり考えている陽乃は

いい加減どうにかしなければと……思ってはいるが。

ひなたを取るか

自分を取るか

普通なら迷う必要もないのだけれど、迷う

球子「疲れてるんなら寝ててもいいんじゃないか? どうせ、出来ることなんてないんだし」

杏「それもそうだよね……」


35 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 01:41:16.29Biq8j/Puo (4/7)


では途中ですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から


36以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 03:05:08.170TyH7It40 (1/1)


はるのんのヤキモキしてる気持ちが痛いほどわかる


37以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 06:35:50.71ue7XFP9nO (1/1)


陽乃さんじわじわと精神的に疲弊してきてるな…なんとかしなければ

あと今日でくあゆシリーズ6周年おめ


38 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 22:28:05.23Biq8j/Puo (5/7)


遅くなりましたが、少しだけ


39以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 22:30:26.275x+HDVr8O (1/2)

よしきた


40 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 23:21:42.37Biq8j/Puo (6/7)


陽乃「大丈夫……別に疲れているわけじゃないの……」

球子「ほんとか?」

陽乃「ええ、ほんとう……」

伊予島家に来る前

あの野宿の苦しさも取り払われたし、疲れも無くなった。

朝昼晩の、美味しい食事

お風呂だって毎日入ることが出来ていて

ちゃんとした布団で眠ることが出来て……虫が入ってくるような心配もしなくていい

十分だ

疲れなんて、感じていない

『ふむ……主様、少し小娘共とでも鍛練をしたらどうじゃ』

陽乃「鍛練?」

『勇者としての実力を見ておいた方が良かろう?』

そう言った九尾は、

少しなら力を使っても、二人が死ぬことはないだろうと囁く


41 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/22(火) 23:42:53.61Biq8j/Puo (7/7)


九尾の力を使っても本当に死なないかどうかは

陽乃の手加減にかかっているだろう

そのくらいのことは陽乃にもできる

けれど……二人がそれを受けてくれるかどうか。

陽乃との鍛練なんて

特に球子からしてみれば、

お前をぶん殴ってやる。なんて果たし状を叩きつけられるようなもののような気がする

杏「九尾さんが何か?」

陽乃「えっと……特には」

球子も、もしかしたら体を動かすという点には賛成してくれるかもしれない

けれど、今は

そんなことよりも、気にしておくべきことがある

しかし

若葉からの連絡は……まだ来ていない


1、電話を借りる
2、ねぇ、鍛練しない?
3、九尾と話す
4、杏と話す
5、球子と話す
6、二人と話す
7、イベント判定


↓1


42以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 23:44:26.55SjvJk2Pr0 (1/1)

6


43以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 23:45:23.765x+HDVr8O (2/2)

2


44 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/23(水) 00:22:47.13qwU1qTr6o (1/3)


陽乃「ねぇ、正直に答えて欲しいのだけど」

陽乃はわざわざそう前置きをする

しなくても単刀直入に答えてくれた気はしなくもないけれど

陽乃「私と上里さん、どっちと暮らしたい?」

球子「ひなただな」

杏「えっと……そう、ですね」

球子は忖度なしにはっきりと即答してくれたものの

杏は悩ましそうにして……考えて。

杏「家事スキルはお二人ともあるので……戦力面で考えて久遠さんかもしれません」

陽乃「あら、優しいのね」

杏「今の世界を前提として、情報を基に客観的に考えただけですよ」

陽乃「私の力が危険だっていう情報はどこ行ったの?」


45 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/23(水) 00:30:12.78qwU1qTr6o (2/3)


杏「力は解析できていないので、不安要素はあります」

けれどそれを加味してなお

戦力になるという点を捨てることはできなかったと杏は言う

バーテックスは凶悪だ

杏は、ほんの少しそれを見ただけに過ぎないけれど

あれが及ぼした影響の大きさは知っている

それに対抗できる貴重な戦力と共にいられるのは……これ以上ないほど安全だとも言える

だから、陽乃を選んだ

球子「そこまで深く考えてなかったけど……護れるって自信がないなら答えは変わらないな」

陽乃「そうでしょうね」

球子「……実際に戦えば、そっちの方が強いくせに」

球子は顔をしかめて

ため息をつくように、陽乃から目を背けた

球子「守ってやるから付いてこい……くらい、言えるだろ」

陽乃「………」


46 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/23(水) 00:30:39.54qwU1qTr6o (3/3)

では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


47以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/23(水) 00:40:50.00PYAu55f3O (1/1)


修行開始!
みんなで鍛えてるうちに仲良くなりたいな


48以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/23(水) 00:43:59.63a49zjCYJO (1/1)


杏は最初から優しいけどタマもきちんと物申す辺り良い子だな
あと交渉が長引いてるのか若葉の動向も気になる


49以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/24(木) 23:55:59.16yaJBgBWQO (1/1)

連休かな


50 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/25(金) 22:43:37.44LocRaVTPo (1/4)


連日できませんでしたが、本日は進めていきます


51以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/25(金) 22:47:03.82llcaeggQO (1/2)

やったぜ


52 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/25(金) 23:10:23.20LocRaVTPo (2/4)


陽乃「その守ってあげられる自信がないって言ってるのよ……」

球子「……」

球子はムッとして

その間に割って入るかのように杏が口を開く

杏「まぁまぁ……慢心するよりはいいんじゃないかな」

球子「タマが慢心してるっていうのか~?」

杏「そ、そんなこと言ってないよっ」

球子「分からなくもないけどさぁ……」

慢心してしまうよりは

多少なりと警戒心を残しておくべきだという考えは球子も理解がある。

しかし、まったく自信を持たないというのは問題だ

球子だって、絶対に守ると豪語しているけれど

絶対に守り切れるだなんて慢心をしているわけではない

常に、そう言う心持で挑んでいるという話だ。

球子「でもやっぱり、久遠さんは自信を持たなすぎるって思うだろ?」


53 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/25(金) 23:28:01.85LocRaVTPo (3/4)


杏「それは……」

杏は考え込むようにしながら、表情を曇らせていく

球子が杏のことを言っているとは思っていないものの

杏も、自分自身に力があるだなんて自信を持ててはいないのだ。

だから、自信を持たないことを責めるその言葉が、

勇者でありながら、それを信じ切れていないような自分のことを責められているようで……

杏「私も、自信ないから」

球子「あんず……」

顔を背ける杏を一瞥した球子は、

困り果てて……もどかしさを誤魔化すように頭を掻く

球子「あぁぁぁぁぁぁぁぁ……っも~っ!」

唸って、いきり立って

球子「久遠さん……いいやっ、陽乃っ!」

陽乃「なに?」

球子「タマと勝負だ!」

杏「タマっち先輩!?」



1、嫌よ
2、……良いけれど、勇者の力使えるの?
3、そういうの、あんまり好きじゃないのだけど


↓1


54以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/25(金) 23:32:05.94qt+f6vRx0 (1/1)

2


55以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/25(金) 23:33:31.75llcaeggQO (2/2)

3


56 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/25(金) 23:57:46.89LocRaVTPo (4/4)


陽乃「……良いけれど、勇者の力は使えるの?」

球子「無論だ!」

そうでなければ、陽乃の捜索なんて任されないし

こうして陽乃を見張る役割なんて担えるわけがない

しかし……。

杏は不安そうに首を振る

杏「ただ、私達は試作の物を貸し与えられているだけなんです」

陽乃「戦装束が万全じゃないって言ってたわよね? どの程度なの?」

杏「勇者同士で試験運用した結果的には……持続時間が短いみたいです」

球子「攻撃に対しての耐性もほとんどないな……生身で攻撃を受けるのと大差ないって」

陽乃「それで良くも私なんかと……」

陽乃は、自分がみんなを護れるなんて自負はしていないものの

それが危険な力であることくらいは認識している。

もちろん、

勇者であれ、生身で受けて良い力ではないと断言できる。


57 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/26(土) 00:09:03.12ofFBWIgko (1/2)


けれど、陽乃が断りそうだとみてか

球子は顔をしかめて「でもさ」と切り込んでいく

球子「自信持てるような力じゃないんだろ?」

杏「なんで挑発してるの!?」

球子「陽乃が自分で自信ないって言ってるんじゃないか」

杏「そうだとしても……」

それはバーテックス相手の話で、

勇者相手で考えれば

千景と友奈を戦闘不能に叩き込んだ挙句、若葉の全力でどうにかというレベルなのだ

球子がいくら頑丈な楯の持ち主だとは言っても、

押し込まれる可能性が高い

球子「それとも、力に自信があるのか~?」

陽乃「……そんなに、認めさせたいの?」

球子「さぁ?」

ニヤリと笑う球子だけれど、その魂胆は透けて見えている

どうしても、球子は認めさせたいらしい

球子の力ではなく、陽乃自身の力をだ


58 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/26(土) 00:09:38.66ofFBWIgko (2/2)


では途中ですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば少し早い時間から


59以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/26(土) 00:13:10.33E0ITuxuuO (1/1)


陽乃さんのために体を張るタマっち先輩イケメンや…


60以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/26(土) 00:28:34.39QQDloN4e0 (1/1)


タマっちいいやつだな


61以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/27(日) 22:52:36.38y6Oms8HSO (1/1)

ここ最近連休が増えたなぁ…大丈夫だろうか


62以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/28(月) 15:41:38.08BweajsbYO (1/1)

師走だし


63 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 22:16:53.81EC3BPActo (1/6)


遅くなりましたが、本日は少しだけ


64以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/28(月) 22:19:18.92dmGaYCHEO (1/2)

待ってたぞー


65 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 22:27:38.07EC3BPActo (2/6)


陽乃「貴女に、得があるの?」

球子「タマが……いいや、私が納得したい。それじゃダメか?」

陽乃が弱いなら、弱いで良い

もちろん、強いなら強いでも構わない

けれど、それがあやふやなままなのが許せなかった。

杏達から聞いた話では、陽乃はとても強い勇者だと思われるけれど

球子は、それを自分の目で確かめたわけではない

それでも杏が言うなら信じたいのに……

陽乃自身がそれを否定するから、もどかしい

陽乃「なるほどね」

杏「危ないよ……タマっち先輩」

球子「陽乃が本当に弱いなら平気だ」

杏「久遠さんも止めてくださいっ」

陽乃「そう言われてもねぇ……」


1、戦う
2、戦わない


↓1


66以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/28(月) 22:28:54.06bkMTBs+y0 (1/1)

2


67 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 22:52:22.58EC3BPActo (3/6)


陽乃「悪いけれど、戦えないわ」

球子「殺すのが怖いのか?」

陽乃「万全な状態で戦う方が実力が図れるでしょう?」

球子「屁理屈だな~」

そう、これは屁理屈でしかない

けれど球子はそれでも別に良いと考えているようで

呆れたというような表情を浮かべながらも、

猛反発するようなことはなくて。

球子「杏も若葉達も久遠さんの実力を認めてる」

陽乃「だから、なに?」

球子「今は久遠さんが強いって思っておいてやる……反対したいならタマを倒すんだな」

杏「もーっ、タマっち先輩?」

球子「あっはっはっはっはーっ!」

陽乃「……」

球子「認めろ。強いって」


68 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 23:18:32.33EC3BPActo (4/6)


陽乃「まったく……」

球子ではなく

陽乃と杏が呆れて、ため息をつく

暴論……ではないかもしれないが

戦って勝っても、戦わずに終わっても球子は陽乃を強いと決めつけるらしい

陽乃「認めさせたいなら、私に負けることね」

球子「なんだとーっ!」

やるかこんにゃろ~! なんて

わざとらしく言う球子は笑みを浮かべている

杏「も~……」

冗談だと分かっているから、杏も怒ったりはしない

むしろ、

犬猿の仲にも見えた二人が仲良くしているように見えるのは、嬉しくて。

杏も笑っていた

陽乃「茶番だわ」


69 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 23:31:12.75EC3BPActo (5/6)


仲の良い二人

そして、それと関係はあるが仲がいいわけではない自分

だったはずなのに。

ここでの生活は、かつてのようで

だから……緩んでしまいそうになる

陽乃「……強いと思いたいなら思ってもいいけれど」

けれど、陽乃は守るなんて約束はできない

守りたくても守れなかったものがたくさんあって

守った結果、裏切られるような形になって

だから……もう、約束なんてしたくない

陽乃「私は認めないから」

杏「久遠さん……」

球子「装束が出来たら、真っ先に決闘して白黒つけてやるからなっ」

突き放すような陽乃の言葉に、しかし、球子はそう返した

強引に行けばどうにかなると、言っていた少女を思い出して。


70 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/28(月) 23:31:47.70EC3BPActo (6/6)


では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


71以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/28(月) 23:51:32.93dmGaYCHEO (2/2)


戦わなかったけどタマとは少しでも打ち解けてるといいな
あと実力試すならいっそいずれ行くだろう長野の道中でもいいかも


72以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/29(火) 01:36:04.27MOVjBFjCO (1/1)


長野遠征楽しみだな


73 ◆QhFDI08WfRWv2020/12/29(火) 23:30:45.50z4d2LnGUo (1/1)


すみませんが本日は休みとさせていただきます
明日は可能であれば通常時間から


74以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/29(火) 23:32:14.30SBw2L4hYO (1/1)

了解、乙ですー


75以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/31(木) 23:52:13.90+NhM4vmvO (1/1)

今日も休載っぽそうだけど、良いお年を


76以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/01(金) 00:26:22.85iLXx6dfso (1/1)

明けましておめでとう
あんまり無理すんなよ


77以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/01(金) 23:04:37.88wsqDnskzO (1/1)

体調でも崩したのかな…?
こんな断続的な連休って今までなかったと思うから凄い心配なんだけど…


78以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/01(金) 23:37:03.13423CoCaIO (1/1)

実家でも帰ってんでしょ
正月だし


79以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 00:29:45.07paeCWFVeO (1/1)

年数的に結婚しててもおかしく無いからな…


80 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 21:47:34.94DtQ4+tPPo (1/7)

連日お休みになってしまいましたが、本日は少しだけ


81以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 21:51:15.38yRROLT99O (1/4)

新年一発目待ってたぞー


82 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 22:07:38.02DtQ4+tPPo (2/7)


√ 2018年 8月4日目 夕:伊予島家

03~12 若葉
37~46 友奈
51~60 杏
89~97 九尾

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※若葉、友奈の場合、一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪


83以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 22:10:02.92yRROLT99O (2/4)




84 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 22:44:26.85DtQ4+tPPo (3/7)


√ 2018年 8月4日目 夕:伊予島家


『面倒じゃのう……先延ばさずに殺めてしまえばよかろう』

陽乃「殺す前提なのやめて」

『じゃが、煩わしかろう』

陽乃「そんなこと……」

あの勢いは、かつて陽乃を包んでいたもので

そして奪われ、失ったもの。

正直、今の陽乃には心の負担になるばかりで

あんなもの無くなってしまえと思わないこともないけれど

でも、

失われていいものだとは思っていない

陽乃「それは置いておいてね。乃木さんから連絡がないのが気になるんだけど……」

『そうやって、内に秘めるだけで――』

陽乃「良いでしょ、別に」

『良いことでは無かろうに』

不満げな九尾は、

けれど、それ以上何も言わない

陽乃「貴女だって、上里さんの安否が気になるでしょう?」


85 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 23:08:32.03DtQ4+tPPo (4/7)


『ふむ……あの娘に何かがあれば妾ならば分かる』

陽乃「分かるってどんなふうに?」

『あの娘の精神状態を察知することも可能じゃぞ』

九尾はそう言うと、陽乃の影に混ぜ込んでいる自分の姿を映し出すと

尻尾を立たせて、揺らめかせる

『妾の尾が一つ欠けて見えるじゃろう? それがあの娘に憑いた加護じゃ』

陽乃「それで?」

『あの娘の死を悟ることもできる。無論、妾のそれを媒体としてあの娘のもとに往くことも可能じゃが』

陽乃「……怖い力ね。貴女」

『くふふっ、妖狐としては当然じゃ。もっとも、それを主様が扱うことはできぬぞ』

陽乃「出来ちゃったら大変な事になるでしょ?」

出来たら便利だとは思うけれど

より凶悪さが増すばかりか

危険度が跳ね上がる為、使えない方が良いと思ってしまう

とはいえ……使えたら戦闘面では非常に心強いのだが


86 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 23:25:20.84DtQ4+tPPo (5/7)


『あの娘には現状、問題は起こっておらぬ』

陽乃「……覚悟してたってことね」

陽乃を寄宿舎に戻すなら

自分がその場に残らなければいけないこと

二度ととは言わずとも、

しばらくは若葉に会えなくなること

様々なデメリットがあることを承知の上で……問題が無いと考えているのだ

『うむ、あの娘は良い』

陽乃「私より?」

『うむ』

陽乃「なら、上里さんを勇者にしたらいいじゃない」

『いいや、あの娘にはその適正……じゃったか。それがない。特に妾らは不可能じゃ』

陽乃「力を与えることはできるんでしょう?」

『即死するぞ』

陽乃「あぁ……」

九尾や、まだその力を秘めている伊邪那美様

その力の影響を、ほかの人は耐えられない

陽乃は吐血することもあるが、それでもまだ軽い方なのだ


87 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 23:35:37.45DtQ4+tPPo (6/7)


『して、どうする主様』

陽乃「………」

『このままなら、主様は寄宿舎に戻ることになるぞ』

しかしそれは陽乃の望んだ形ではない

ひなたを犠牲……というのは過言かもしれないが、

ひなたを寄宿舎に戻さないという条件があって成立する

その場合でも、若葉達は理解してくれるだろうが

きっと、千景はそれを許さない

千景は特別ひなたを思ってはいないだろうけれど

あいつのせいだと、睨んでくるだろう

陽乃「はぁ……」

『やるかや?』

陽乃「やらない」

『傷害は排除してこそであろう?』

陽乃「殺すのは短絡的過ぎるってば」

血の気が多いというか

来るものを蹴飛ばす九尾のやり口は恐ろしい


1、遠征、行っちゃおうかな……
2、私の力、誤魔化してくれない?
3、ひとまず、上里さんは諦めるしかなさそうね
4、残念だけど……大社に戻るわ


↓1


88以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 23:37:28.3900onjZlB0 (1/1)

1


89以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 23:38:09.10yRROLT99O (3/4)

1


90 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/02(土) 23:41:46.63DtQ4+tPPo (7/7)


では、本日はここまでとさせていただきます
明日は可能な限りお昼ごろから


遅くなりましたが今年もよろしくお願いします


91以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/02(土) 23:58:53.86yRROLT99O (4/4)


改めて今年も楽しみにしてます

そしていざ長野へ…!


92以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 00:35:17.42cH8cI+yaO (1/4)


いろいろ行くまでやること多いけどさあどうなるのか


93 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 18:47:27.34sO+2PzI9o (1/9)


遅くなりましたが、少しだけ


94以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 18:57:53.45QTrQvTvnO (1/1)

来てたか


95 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 19:20:33.56sO+2PzI9o (2/9)


陽乃「遠征、行っちゃおうかな……」

『ほう?』

陽乃「それしかないような気がするのよ」

杏達のことを思えば

それが円満な解決策とは言えないかもしれないけれど

でも、それが一番だと陽乃は思う

この世界において、陽乃は厄介者だ

未知数な力を持っていて

見せている片鱗でさえ……世界を崩壊させかねないものだから

陽乃がいなければ、ひなたは若葉達のもとに戻ることができる

それが当たり前で

それが普通のことだった

その普通を奪ったのは、間違いなく陽乃の存在

だから、いない方が良いと

そして、だからこそ。

ただ幽閉されるよりも有意義な時間の使い方をするべきだと陽乃は思う


96 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 19:59:19.39sO+2PzI9o (3/9)


陽乃の影として見えている九尾は

それを人の形へと転化させて……ひなたに変わる

ひなた「良いと思いますよ。ここにいたって何があるわけでもありませんし」

陽乃「なにもないなんてことはないと思うけど」

ひなた「悪いことの方が多いかと」

陽乃「でしょうね」

ひなた「良いですよ? 私は協力を惜しみません」

陽乃「積極的ね……」

九尾が積極的だと少し怖い

でも、陽乃に危害を加えることはないから

ただただ、この世界が気にいらないというだけだろう。

ひなた「それで、どうしますか?」

陽乃「伊予島さん達?」

ひなた「行くと言えば、彼女たちはついてきますよ?」


97 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 20:06:28.34sO+2PzI9o (4/9)


だったら言わないという手もある

杏達には何も言わずに

こっそりと抜け出して……長野へと遠征に行く

問題はいくつかあるかもしれないけれど

でも、それなら荷物を抱えることはなくなる

陽乃「乃木さんにだけとか」

ひなた「若葉ちゃんだと、止められますよ」

陽乃「……郡さんは?」

ひなた「冗談にもなりませんね」

陽乃「そうよねぇ……」

なら高嶋さん。

なんて……それもまたいうだけ無駄なことで。

ひなた「何も言わずに出ていけばいいじゃないですか。仲良くする気は、無いのでしょう?」

陽乃「………」


1、こっそり、出ていきましょう
2、ねぇ、装束のデータ収集、私達が協力したら早く終わらないかしら
3、……イレギュラーなのは私だけでしょう? 彼女たちは無謀なことしない方が良いわ


↓2


98以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 20:11:34.68bAX+cCkf0 (1/1)

3


99以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 20:11:47.38cH8cI+yaO (2/4)

2


100 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 21:15:17.57sO+2PzI9o (5/9)


陽乃「ねぇ、装束のデータ収集、私達が協力したら早く終わらないかしら」

ひなた「終わると思いますよ」

陽乃の力は、若葉達とはまるで異質なものではあるが

しかしその身に纏う加護と、

その力そのものは若葉達のデータ収集のは大いに役立つことだろう

九尾が扮しているひなたは、やや不機嫌そうに溜息をつく

ひなた「だから、私は模擬戦でもどうかってすすめたんですよ?」

陽乃「だからって……そんなの、言われなきゃ気付かないわ」

ひなた「そうでしょうか……」

陽乃「当たり前でしょう」

球子達に対して殺意ばかりの九尾の言葉

そんなものから、

言われてもないことを察してくれと言うのは

無茶も過ぎていると陽乃は顔をしかめる

陽乃「なら、模擬戦するべきよね」

ひなた「力の証明、することになりますよ?」

陽乃「貴女が勧めてきたことでしょ?」


101 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 21:42:00.67sO+2PzI9o (6/9)


ひなた「ただ、今の彼女たちの装束では久遠さんの全力は防ぎきれませんよ」

陽乃「全力出したら、どうなっちゃうの?」

ひなた「最悪死にますね」

そもそも、以前から言っているように

陽乃が扱う力には少なからず蝕む穢れが含まれている

陽乃と戦うだけでそれによる影響はあるし

それが長時間なら、より影響は大きくなっていく

陽乃「……化け物じゃない。私」

ひなた「そう言われてますよね。ずっと」

陽乃「まぁ……そうよね」

力を扱う適性のある陽乃自身でさえ蝕み

いずれは死に至らしめることのある力

それを、適性のない相手が耐えられるわけもなくて。

ひなた「模擬戦するなら、適度に力を抜いたうえで……短期決着ですよ」

陽乃「なにそれ……でも失敗したら殺しちゃうんでしょ?」

ひなた「最悪ですよ最悪。場合によっては重症程度ですから」

陽乃「笑い事じゃないってば」


102 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 21:58:06.94sO+2PzI9o (7/9)


ひなた「連れていくんですか?」

陽乃「戦えるようになっていれば、いても問題ないでしょう?」

ひなた「なるほど、それで郡さんを置き去りにするんですね」

陽乃「しないわよ」

九尾に細工して貰わない限り

全員を連れていくなんていうのは不可能だ

その場合

まず間違いなく千景を連れていくわけにはいかない

当然、そうなれば友奈もつれていけないので

最大でも

若葉、杏、球子の三人になってくる。

陽乃「郡さんは悪くないわ。だれだって……あんな風に思うもの」

ひなた「そうは思いませんけど」

陽乃「でも、私はそう思ってる」

それでいいでしょう? と、陽乃は笑った


103 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 21:59:57.09sO+2PzI9o (8/9)


√ 2018年 8月4日目 夜:伊予島家

03~12 杏
37~46 若葉
51~60 友奈
89~97 大社

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※大社の場合、一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪


104以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 22:00:30.32cH8cI+yaO (3/4)




105 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/03(日) 22:07:55.50sO+2PzI9o (9/9)

では、少し早いですが本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から


106以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 22:19:06.45cH8cI+yaO (4/4)


道筋はできてきたのかな?


107以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/03(日) 22:31:28.81T5tZJ8ODO (1/1)


偽神託ってまだ使わないのだろうか
なんやかんや九尾が細かく手配してくれそうだけど


108以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/05(火) 23:12:27.86yleqLdHMO (1/1)

早く長野に行きたいなぁ…


109以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 08:15:10.46tu1TUWOsO (1/1)

昨日もお休みだったか…
数日とはいえ休載が長く感じるな


110 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 20:25:33.98OIILG4JVo (1/9)


連日お休みを頂いてしまいましたが
少しだけ


111以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 20:28:20.30ZVscdyYTO (1/4)

よっしゃー!


112 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 20:36:23.95OIILG4JVo (2/9)

√ 2018年 8月4日目 夜:伊予島家


陽乃はこの四国から出て

長野の勇者達のもとへと遠征することを決めた

しかし、単独での走破は不可能ではないが可能とも言い難い

そのうえ、杏達は付いて来ると言っているし、大社からの許可は無い

この際、大社からの許可は無くても問題はないが

確実に長野にたどり着き、極力死人を出さないようにしなければならない。

特に、勇者のうちの誰かが死ぬというのは致命的だろう

一番は、戦力になる勇者を連れていくことだけれど

今の勇者達は生身に近く

とてもではないが遠征に耐えられるとは思えない

出ていくか

装束が完成するように協力して……連れていくか。

陽乃の力ならば、

それを促進させられるという話ではあるけれど

最悪殺すというのが、怖い


113 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 21:15:10.14OIILG4JVo (3/9)


陽乃単独でも体の負荷という部分に目を瞑ってさえしまえば、

どうにかして……長野にたどり着くことはできる

そうするなら杏たちには知られないように出ていく必要があるし

連れていくなら、

協力してあげなければならない

その場合は杏たちに声をかけた方が良いだろう

陽乃「………」

話をするなら、今日だろう

出ていくのなら、今

あるいは明日の早朝

大社がまだ答えを渋り

若葉からの動きがない今のうちが適切だ



1、出ていく
2、杏たちに話す


↓2


114以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 21:21:52.41iavYUUaZ0 (1/2)

1


115以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 21:24:29.22ZVscdyYTO (2/4)

2


116 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 22:07:16.24OIILG4JVo (4/9)


陽乃「……というわけ」

球子「なぁにがと言うわけ。だ!」

杏「た、タマっち先輩! しーっ!」

もう夜だから大声出さないでと諫めようとする杏

球子は悩まし気に頭を抱えて

枕へと頭を打ち付ける

球子「正気か!?」

陽乃「正気で言ってるのよ」

これ以上こんな場所にいたところで

改善されていくとは思えない

もちろん、杏の家は居心地がいいけれど

でも、それに甘んじているだけではいけないと思う


117 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 22:45:48.96OIILG4JVo (5/9)


陽乃「私、向こうに戻りたくないし」

かといって

ひなたを大社預かりのままにしておきたくはない

それになにより、長野のことが気になる

九尾は長野にいる勇者は、

ここにいる勇者の誰よりもバーテックスとの闘いに慣れているから

役に立つだなんて言っているけれど。

杏「なら、私たちを連れていってください」

球子「そうは言ったってなぁ……装束が機能しないだろ?」

杏「でもっ!」

球子「でももすもももあんずも無しだ!」

杏を止めた球子は、

しかし、杏の気持ちを酌んでか少し考えて陽乃へと目を向ける

球子「杏を守れるか?」

陽乃「約束は出来ないわ」

球子「だろうと思ったよ……」


118 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 22:53:01.41OIILG4JVo (6/9)


もはや分かり切っていたことのように零す球子

呆れる素振りもなく

ただ確認のために聞いただけのような笑いを零して……

球子「だったら、杏は行かせられないな」

杏「ううん、私も行く」

球子「駄目だ……駄目に決まってるだろ」

私、死にに行ってきます

なんて笑顔で言っているようなものだという球子は

杏が行くのを絶対に止めるつもりのようだが、

逆に、杏は絶対に行くつもりのようで。

陽乃「そこで一つ、提案があるのだけど」

球子「ろくでもなさそうだなぁ……」

陽乃「否定はしないわ」

でも、聞いておいて損はないと思う。と

陽乃は自信なさげに、苦笑する

球子「それで?」


119 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 23:04:38.84OIILG4JVo (7/9)


陽乃「貴女達の装束を完成させる手助けが出来るかもしれないの」

杏「それって……模擬戦をするっていうことですか?」

陽乃「端的に言ってしまえばそうなるわね」

球子「ふぅん……それで?」

ただそれだけじゃないと見抜いている球子は

それがどれだけユニークな話なのかと

むしろ楽しんでやろうとでもいうかのように笑っていて。

陽乃「別に面白い話じゃないのだけど……」

杏「何かデメリットがあるんですよね?」

陽乃「ええ。まぁ、もうみんな知ってることだけど」

陽乃は小さく答えて一息

隠す必要もなく、はっきりと告げる

陽乃「私と戦うと最悪死ぬわ……手を抜いても長く戦うと体を蝕まれて死に至る」

杏「そんな……」

球子「脅しじゃなくて、本当にか?」

陽乃「こんな脅しが必要だと思う?」

球子「そりゃそうか……」

千景なら殺しに来そうな挑発文句

けれど、今の球子と杏には意味がない


120 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 23:17:26.50OIILG4JVo (8/9)


球子「なるほど……で?」

陽乃「で? って」

球子「久遠さんと戦えば死ぬ可能性があるなんて、タマはずっと考えてたことだぞ」

杏の言葉を信じているならば

陽乃の力が絶大なのはまず間違いがない

だから、死ぬことなんて前提だった

少なくとも球子はそれもあり得ると考えながら話していたのだ

死ぬ可能性があるなど、今更だ

球子「データを取るのは一人で十分だろ?」

杏「タマっち先輩まさか……」

球子「杏はどうしてもついて行きたい。タマは久遠さんの実力が知りたい」

それって利害の一致ってやつだろ? なんて球子は笑みを浮かべる

少し違う気もするけれど

陽乃は何も言わずに、小さく首を振る

本気かどうかなんて聞くだけ無駄そうだ

球子「やろうじゃんか……いいだろ?」


1、相手は郡さんが良いかな……
2、ええ。良いわよ

↓2


121以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 23:19:57.79ZVscdyYTO (3/4)

2


122以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 23:21:20.06iavYUUaZ0 (2/2)

2


123 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/07(木) 23:38:09.83OIILG4JVo (9/9)


ではここまでとさせていただきます
明日も可能な限り通常時間から


124以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/07(木) 23:57:01.88ZVscdyYTO (4/4)


杏が優しさ故に結構前のめりな分タマが良い感じなストッパーになってくれてるな
そしてようやくタマの希望してた決闘回来たか


125以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/08(金) 00:25:33.71ArtNBEA00 (1/1)


ここにきてちょっと心配になってきたぞ


126以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/09(土) 11:30:15.09QLL9S4yU0 (1/1)

長野まで何日かかるんだろ
ライフラインとか残ってんの?


127以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/09(土) 21:18:18.33H7u4cG/hO (1/1)

じっくり描写すると片道だけでも相当時間かかりそうだし判定でもいいかもね

今日は更新あるといいなぁ


128 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/09(土) 22:54:45.06anLKq5RWo (1/3)


遅くなりましたが、少しだけ


129以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/09(土) 22:58:47.26TKfcg570O (1/1)

よしきた


130 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/09(土) 23:21:26.33anLKq5RWo (2/3)


陽乃「……ええ。良いわよ」

球子か杏か

どちらが最も安全かと考えたら、必然的に答えはそれになる

そう思いつつも

陽乃は球子の戦い方次第では、

球子と自分の相性は最悪だと思っているのだが。

陽乃「大丈夫、殺さないように気を付けるわ」

球子「それ、タマじゃなかったらキレてるからな~?」

陽乃「なら……手加減はさせて貰うわ。の方が良い?」

球子「郡さんが聞いたら大鎌振りかぶって迫ってくるやつだな」

陽乃「そう……」

困り顔の球子は杏を一瞥して眉を顰め、

また陽乃へと向き直る

球子「それで? どこでやるんだ?」

子供の小競り合いならともかく

勇者としての力を振るうのであれば、

家の前の私道だの、ちょっと広い公道だの

人通りが比較的多いような公園等ではさすがに無理だ

陽乃「私の神社で良いじゃない」


131 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/09(土) 23:47:22.09anLKq5RWo (3/3)


杏「良いんですか?」

陽乃「良いも何も、もう壊れちゃってるし……」

まだ現存している。と言って良いのかは微妙なところではあるが

今ある廃墟を丸ごと吹き飛ばすほどの戦いをするつもりはないし

それなりに更地となっている上に

悪い噂ばかりで中々に人が来ることがなさそうだから、うってつけの場所だ

最悪、吹き飛んでしまってもいいし

なんて、陽乃は苦笑する

陽乃「あそこなら、気兼ねなく戦えるでしょう?」

球子「久遠さんが良いなら良いけどな」

杏「タマっち先輩の武器的にも屋外が良いし、それでいいなら良いと思う」

陽乃「言っておくけど私の力を真正面から受けるだけなら……死ぬからね?」

球子「やってみなきゃわからないだろ」

陽乃「あっそう」

やって欲しくない

やれば死ぬ可能性があるから

などとは言わずに

陽乃は握り拳を作っては開いてを繰り返して、ため息をついた

陽乃「なら、早速明日の朝に行きましょ。予定、どうせないでしょ?」


132 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/10(日) 00:17:45.21fa7u1rV7o (1/3)


球子「……久遠さん、小学生の時からそうなのか?」

陽乃「そうって、なに?」

球子「いや、なんていうか」

今この状況下で個別に用事などあるわけもなく

それは当然ではあるのだが

杏と球子がここにいなければならず、予定がないのはある意味陽乃のせいである

その点を責めるつもりはないけれど

それなのに「どうせないでしょ?」と言うのは聊か引っ掛かりがある。

球子「……友達いた?」

陽乃「それなりにはいたし、今ほど嫌われてなかった」

球子「そっか」

もちろん、以前の陽乃はそんなことはなかった。

あれから今まで色んなことがあったせいで

突き放すことを大前提としたひねくれた考え方になったため、

少しばかり、キツい。

それが余計に敵を作ることになるが、味方を作りたくないのだからそれは必然だと言ってもいい


133 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/10(日) 00:39:18.56fa7u1rV7o (2/3)


球子「もう少しさ……柔らかい感じになれないのか?」

陽乃「私に何を求めてるのよ」

杏「でも、もう少し……その、優しくしたら印象変わると思います」

陽乃は球子たちに対して当たりがきついのに対して

杏の両親に対してはとても礼儀正しい

何かあれば率先して手伝いに行くし、

それがまた、丁寧で……二人からの評価は良く、信頼も厚い

初めからその態度だったなら

千景ともここまでこじれることはなかったのではないかと杏は思う

陽乃「……無理ね」

杏「でも」

陽乃「優しくしてあげてた結果が、コレなのよ。残念だけど」

そう言った陽乃は笑っていたけれど

杏と球子は笑えずに目を合わせて……首を振る

陽乃「明日は模擬戦とはいえ、戦うんだからもう寝なさい」

球子「………」

スレてない陽乃が気になるけれど

それを知る由もなく、球子はため息をつくだけだった


134 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/10(日) 00:41:32.20fa7u1rV7o (3/3)


では短いですがここまでとさせていただきます。
明日もできれば少し早い時間から


135以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/10(日) 00:51:36.59YL7htGFHO (1/1)


陽乃さん、間違いなく優しさは残されてるけど心は既にボロボロだな…
二人がどれだけ陽乃さんの心を癒せるかが重要になりそう


136以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/10(日) 01:15:33.94VkF3ActwO (1/1)


ドキドキするなあ


137 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/11(月) 22:19:21.284jWb+DGro (1/5)


遅くなりましたが少しだけ


138以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/11(月) 22:28:14.04MhzhfUajO (1/1)

きてたか


139 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/11(月) 22:28:55.114jWb+DGro (2/5)


1日のまとめ

・ 乃木若葉 : 交流無()
・上里ひなた : 交流無()
・ 高嶋友奈 : 交流無()
・ 土居球子 : 交流有(戦わない、脱出相談、良いわよ)
・ 伊予島杏 : 交流有(戦わない、脱出相談)
・  郡千景 : 交流無()
・   九尾 : 交流有(遠征、勇者との協力)

√ 2018/08/04 まとめ

 乃木若葉との絆 62→62(普通)
上里ひなたとの絆 56→56(普通)
 高嶋友奈との絆 52→52(普通)
 土居球子との絆 43→46(普通)
 伊予島杏との絆 50→53(普通)
  郡千景との絆 21→21(険悪)
   九尾との絆 63→63(普通)


140 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/11(月) 22:31:12.364jWb+DGro (3/5)


√ 2018年 8月5日目 朝:伊予島家

03~12 若葉
37~46 大社
51~60 友奈

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪


141以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/11(月) 22:42:12.72/OAD9NIo0 (1/1)




142 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/11(月) 23:05:08.394jWb+DGro (4/5)


√ 2018年 8月5日目 朝:神社


約束の朝

誰かに邪魔されることもなくすんなりと神社に辿り着いた陽乃達

やっぱり、人気のない神社

呪われるだとか祟られるだとかで周囲の家屋にもまばらで

これなら、多少暴れても問題はないだろう

陽乃「一撃先に入れたほうが勝ちで良いかしら?」

球子「そしたらタマが有利過ぎじゃないか?」

楯のある球子と、ない陽乃

どちらが有利かで言えば

当たり判定を隠せる球子の方が有利と考えられる

陽乃「なら、相手が気絶するまでやる?」

杏「三回攻撃を当てる……でも、タマっち先輩が有利になっちゃうかな?」

球子「攻撃の当たり判定って言うのがそもそもたまに有利だな」

陽乃「じゃぁ、ハンデで良いんじゃない?」

球子「へぇ?」


143 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/11(月) 23:39:30.734jWb+DGro (5/5)


球子「余裕じゃないか……負けても知らないぞ?」

陽乃「負けても良いわよ別に」

陽乃は勝たなければならないわけじゃない

負けたっていい

球子達勇者の装束のデータ収集の手伝いになればそれでいいからだ

球子「張り合いがないなぁ」

陽乃「負けても良いけど、負けるつもりはないわ」

球子「どっちなのかはっきりしろよな~」

そう言いつつも嬉しそうな球子

杏はそれを一瞥して

崩壊してしまっている神社へと目を向ける

かつては人の願いを祈られた場所が

今では、人の憎悪によって変わり果てている

ここで奉られていた神々が人類を滅ぼそうとしても止められる気がしない

陽乃「伊予島さんは審判をお願いね?」

杏「あ、はい……役者不足かもしれないですけど」

球子「心配するな。タマが勝つ」


144 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/12(火) 00:06:58.097pquXyOWo (1/2)


『主様、手を抜いても良いが……』

陽乃「大丈夫、分かってるわ」

手を抜きすぎてもダメだし

本気を出し過ぎてもダメ

それは球子の実力に関わらず、装束が耐え切れないからである

長引かせないためにも、

一撃あるいは、三回攻撃を与えたら終了が望ましい

陽乃「一回が良い? 三回が良い?」

球子「どっちの方がデータがとれるのかだろ?」

陽乃「一番データがとれるのは、土居さんが死ぬまで殴ることだけど……」

杏「久遠さん……」

さすがにそれはあり得ない

かといって

超短期決戦になりかねない一撃決着は控えるべきかもしれない

しかし、それが一番安全だ

陽乃「そうねぇ」

安全性を取るか、データを取るか

相手が折れるまでというのは危険ゆえに、一撃決着か三撃決着


1、一撃決着
2、三撃決着


↓1


145以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/12(火) 00:10:46.26REAxeky+O (1/2)

1


146 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/12(火) 00:34:12.887pquXyOWo (2/2)

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


147以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/12(火) 00:42:52.49REAxeky+O (2/2)


千景の時も一撃当たるのに意外と時間かかってたし一回で十分だと思う
なにより長引いて万が一のことがあると困るからな




148以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/12(火) 02:20:12.626mrF0VrIO (1/1)


緊張してきた……


149以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/13(水) 23:31:44.17X/cQNO5mO (1/1)

平日は厳しい感じ?


150以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/13(水) 23:34:55.02QklJrBRo0 (1/1)

もしかして戦闘が長引くと暴走する?


151 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/14(木) 21:08:20.52E21gN6KWo (1/5)


遅くなりましたが、少しだけ


152以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/14(木) 21:11:01.72VFx1hKfnO (1/1)

やったぜ


153 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/14(木) 22:33:21.99E21gN6KWo (2/5)


陽乃「じゃぁ、一撃決着で決めましょうか」

球子「おう、やってやる」

意気込む球子は陽乃から距離を取って、

ポケットから取り出した端末を操作する

陽乃「……あら」

端末からあふれ出していく神々の力

それが球子の体を包み込んでいき、

身に纏っていた衣服をどこかへと消滅させて……戦装束へと変えていく

陽乃「なるほど」

球子「どうだ、凄いだろ」

杏「作ったのはタマっち先輩じゃないのに」

大社の中でも

そう言った力を研究する部署が作り上げた技術

それは確かに神々の力に満ちている

満ちてはいるが。

陽乃「力の纏まりがないわね……分散してるように見える」

まとまりがないから

その真価を発揮できていない

これでは、大して力を防げない


154 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/14(木) 23:21:31.74E21gN6KWo (3/5)


杏「久遠さん、力が見えているんですか?」

陽乃「見えるというか、感じるというか……でも、見えてると思って貰って良いわ」

神の力

小さい頃からそれに触れてきた陽乃は

九尾の力を借りずにそれが察知できるようにまでなってきている

九尾の力を借りれば

それがさらに……鮮明になっていく

陽乃「九尾、できるかしら」

『無論』

端末の操作をすることなく

ただ力を貸してくれる九尾に声をかけただけで

陽乃の装いを戦用の装束へと一変させる

黒を基調とした、暗晦な雰囲気を感じるそれは

陽乃が巫女として勤めていた頃の装束をモチーフとしたものでできていて

一見すると、酷く動きにくいように見えるが

陽乃「懐かしいわね……もう二度と着ることなんてないと思ってたんだけど」

球子「黒いな……」

杏「赤と白じゃなくて、黒と白……独特だね」


155 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/14(木) 23:42:09.68E21gN6KWo (4/5)


球子「本当にそれで戦えるのか?」

陽乃「ええ、何の問題もない」

巫女装束は、演舞の際にも身に纏っていたものだ

戦闘と比べると動きに派手さはないかもしれないけれど

それなりの運動量を、通常の巫女服で行っていた陽乃としては

それように調整されたものであれば、何も問題にはならなかった

陽乃「準備は良いかしら?」

球子「あぁ、どんとこいだ!」

陽乃「ふぅ……」

普通の模擬戦なら

戦力的に優位な陽乃が後攻で、球子が先攻となるべきだ

しかし、

陽乃の攻撃を受けてこそだから――今回ばかりは譲ることが出来ない

陽乃「手加減するからちゃんと避けてね」

球子「避けたら意味ないだろ」

陽乃「まぁ、それもそうなのだけど……」

楯を、狙うべきだ


156 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/14(木) 23:47:13.42E21gN6KWo (5/5)


陽乃⇒球子
↓1コンマ判定 一桁

0、5 00  最悪
1、4、6、7、8 防ぐ
3     回避
9、2 楯以外命中


157以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/15(金) 00:00:07.183g6k813aO (1/1)

ふむ


158 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/15(金) 00:00:51.74WZQiFFk/o (1/1)

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


159以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/15(金) 00:26:07.53pYae/x1PO (1/1)


とりあえず成功なんかね?


160以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/15(金) 05:28:40.79kRkartdWO (1/1)


何気に陽乃さんの戦装束的なものが出たのは初めてか
憑依と性能に違いがあるのか気になる


161以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/16(土) 23:46:43.31c56LLfC+O (1/1)

休みか…年末辺りから更新が激減してて寂しい


162以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/16(土) 23:57:24.44lnuodNX7O (1/1)

SSスレって何日に一回の更新がデフォみたいなもんだしまあ気長に待とうよ


163 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 17:58:40.19TlnyH0rzo (1/13)


遅くなりましたが、少しずつ


164 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 18:45:01.52TlnyH0rzo (2/13)


陽乃「土居さん、動かないでね」

球子「避けてやるからな!」

陽乃「もう……」

さっきと言ってることが違うわよ。と、

小さく笑いながら、力強く地面を踏み込む

陽乃の戦闘スタイルは友奈と同じく超近接戦闘

零距離にまで近づいて拳を打ち込むその戦い方は曰く、防御の突破においては若葉達を大きく上回る

踏み潰され、砕かれる小石がギャリギャリと音を立て

少しずつ滑るようにかかとが浮き上がって、体重が前へ前へと推移する

陽乃「すー……はぁ……」

強く、強く

陽乃「ふっ!」

静かに呼吸を整えて、一気に飛び込んでいく

球子「!」

球子との距離は百数メートル程度

地面を蹴り飛ばし、駆け抜け……距離を詰める

それは、球子から見ればほんの一瞬で――

陽乃「せぇぁぁぁああッ!」

球子「うおあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

――勢いづいた蹴りが、球子の構えた楯を撃ち貫く


165 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 18:55:33.17TlnyH0rzo (3/13)


球子「おわぁっ!」

蹴り抜かれ、球子の小さな体が吹き飛ぶ

球子は数回地面を跳ねるように転がって、

最奥の木にぶつかる前にどうにか立て直し――ふらりと膝をつく

球子「おっ……おぁ……痛ったぁぁぁぁぁぁ!?」

陽乃「……大丈夫?」

球子「あんず! 腕、腕くっついてるか!?」

杏「ちゃ、ちゃんとついてるから大丈夫だよ!」

球子「楯が砕けるかと思った……」

球子の腕につけられている楯は、まだヒビも入っていない

けれど、蹴り飛ばされた球子の体はあちこちに擦り傷が出来ていて、汚れていて

激戦の真っただ中にいるかのようにボロボロだった

球子「くっそー……タマじゃなかったら死んでたぞ」

陽乃「土居さんなら大丈夫だと思ったのだけど」

球子「ば、馬鹿にしやがってぇ!」

やってやるからな! と叫ぶように唸った球子は、

擦りむいた膝から流れる血を叩いて、大きく息を吐く

球子「やられたら――やりかえぇぇぇぇす!」


166以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 19:07:01.15PKoDgcvYO (1/4)

タマ頑張れー


167 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 19:11:22.85TlnyH0rzo (4/13)


球子⇒陽乃
↓1コンマ判定 一桁

1、4、6 防ぐ
3、2、5 回避
8、9  撃ち落とし
7、0  命中


168以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 19:12:07.87PKoDgcvYO (2/4)




169 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 19:22:59.30TlnyH0rzo (5/13)


球子「くっ……」

骨が軋む

噛みしめた歯の隙間から血がにじむような気がする

歯が抜けたかもしれない

足が痛い

腕が吹き飛びそうな感じがする

でも、だけど、それでも

球子「くらぇぇぇぇ!」

陽乃「っと……」

勢いよく踏み込む多摩湖から、飛びのいて距離を取る

球子の戦い方は、話で聞いた程度しかない

だが、それでも何をしてくるかは察しが付く

球子「ぬおぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

陽乃「!」

振り抜く腕は、陽乃が想像したよりもずっと早い

足先から、腕

そうして楯へと神々の力が多く流れ込み――それは急激に巨大化して

球子「ぁぁぁぁぁああああああッ!?」

球子の腕をもぎ取るような力強さで投げ飛ばされ、陽乃へと直撃する


170 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 19:35:05.96TlnyH0rzo (6/13)


陽乃「っ!」

別に馬鹿にしているわけではなかった

けれど、それでも球子の攻撃が当たることはないだろうと思っていた

いや――その油断がなかったとしても

陽乃は球子の攻撃を躱しきることはできなかったかもしれない

陽乃「くっ……っ!」

巨大な楯は陽乃の腹部に直撃し、抉るような回転に弾き飛ばされ、

受身を取って転がった陽乃はすぐに体を起こして――戻ってくる巨大な楯を躱す

球子「おわぁ!?」

陽乃「………」

球子の腕に戻った楯は通常サイズに戻っている

球子が容易に受け止められる辺り、暴発と言うわけではなく

完全に、球子自身の力がそうさせたということだろう

陽乃「ん……私の負けね」

杏「あっ、そ、そうですね」

一撃入ったら終わりの模擬戦闘

陽乃の一撃は楯に当たり、球子の一撃は陽乃を直撃した

杏「タマっち先輩の勝利!」

球子「な、納得いかない……」


171 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 19:47:27.00TlnyH0rzo (7/13)


球子「納得できるかぁーっ!」

陽乃「えぇ?」

球子「おかしいだろっ! 無傷じゃないか!」

陽乃「当たり前でしょう? あのくらいで怪我するようにはなっていないもの」

球子「ぐぬぬぬ……」

球子の予想外の力を喰らっても、

受身を取った土汚れこそついているものの、陽乃の装束は傷一つついていない

一方で、球子はボロボロだ

擦り傷、汚れ、打撲のような痕

装束だって所々破けてしまっている

陽乃「力の収束が甘いのよ……あの小さいのはともかく、集合体相手には通らないかもしれないわ」

杏「集合体……」

球子「つまり、久遠さんは集合体と同レベルってことか……?」

陽乃「それ以上かもしれないわよ?」

球子「くそっ……もっと集中しないとダメか」

杏「私たちの装束も、久遠さんくらいの頑丈さがないと簡単に食い破られちゃうってことですよね?」

陽乃「でしょうね。正直、土居さんの装束は私から見たら体操服の上からジャージを着てる程度だもの」

球子「マジか……」

陽乃「ええ」


172 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 20:49:29.31TlnyH0rzo (8/13)


陽乃「ちゃんとしていれば、私のさっきの攻撃でそんな風にはならないはずよ」

球子「でも本気だったら?」

陽乃「最悪、楯が砕け散るとおもうけど」

球子「だろうな……腕がまだ痺れてるし」

球子の体を守っていた神々の力が霧散して、装束はまた私服へと戻る

怪我はそのままではあるけれど

多少の擦り傷程度なら普通に手当てすれば問題はないだろう

陽乃「打撲の方は平気? 骨折れてない?」

球子「折れてない……っていうか、なんか。こう、あれだな……」

陽乃「なに?」

球子「優しくて怖い」

陽乃「……もう一戦、してあげても良いのよ?」

球子「わー! 無理無理!」

一度楯を蹴られた程度でボロボロなのだ

もう一度撃ち込まれたら今度こそ骨折まで行くかもしれない

杏「ふふっ、でも。私たちの装束や武器にはまだまだ理解が足りていないって分かりましたね」

陽乃「もう少し解析できれば大丈夫でしょうけど、時間がかかりそうね」

陽乃とのデータが活用されればその進捗も良くなるはずだが


1、伊予島さんも、やっておく?
2、土居さん。もう一回くらい頑張れない?
3、ねぇ九尾。私の力の余波だけを与えた場合って、どうなるのかしら
4、でも、危ないし止めておきましょうか。お疲れ様


↓2


173以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 20:50:49.26PKoDgcvYO (3/4)

1


174以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 20:52:08.839/AUbuf90 (1/1)

3


175 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 21:39:59.11TlnyH0rzo (9/13)


陽乃「ねぇ九尾、私の力の余波だけを与えた場合ってどうなるのかしら」

『ふむ……模擬戦を行わずに試したいのかや?』

陽乃「下手に怪我を負わせなくて済むなら、伊予島さんにも協力して貰えるでしょう?」

『そうじゃのう……』

九尾はしばらく考えるように黙り込むと、

影を揺らめかせて、小さく口を開くようなそぶりを見せた

『小娘共の今の状態では病に侵されるやもしれぬ』

陽乃「そんなに?」

『身体の内側を蝕むゆえ、大した加護なき衣服など障害にすらならぬぞ』

もちろん、

その状態だからこそ、侵蝕していく力をその身に受ける。という経験は有益かもしれない

九尾はあえてそう口にしたが、

しかし、それは当然ながら危険なことで……

最悪殺してしまうなんて生易しいものではない

戦いで命を落とすよりも苦しむことになる


176 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 21:50:39.17TlnyH0rzo (10/13)


杏「どうですか?」

陽乃「病気になっちゃうかもしれないって」

杏「っ……」

球子「でも、勇者なら治るんじゃないのか?」

普通の人間なら、そんな病気に侵されれば大変な事になる

だが、勇者ならそこまで重くならないのではないか

少し休む必要はあるかもしれないが

一生ダメになってしまうことはないのではないか

そう考える球子の問いに、

聞こえもしない声で、九尾は笑う

『穢れに蝕まれれば、早死にするが』

陽乃「え……」

『重くなければ良いが、重ければ死ぬ。それは主様にも話しておろう?』

蝕む陽乃の力は、耐性がない人間なら即死もあり得る。

それはただの余波であっても、同じ

球子「ん?」

陽乃「場合によっては、早死にするって言ってるわ」

球子「えぇ……」

杏「でも、加減して貰えれば……有益なデータが取れるんですよね?」


177 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 21:59:44.51TlnyH0rzo (11/13)


陽乃「ええ……まぁそうなのだけど」

球子「無理はさせたくないって顔してるなー……」

杏「………」

陽乃「別に殺したいわけじゃないもの」

球子の視線から逃れるように顔を背けた陽乃は、

小さく首を横に振って、息を吐くと

地面に広がる狐の形をした自分の影を見つめる

九尾は、陽乃がやると言えば手を貸してくれるだろう

杏たちも、

陽乃がやってみましょう。と言えば、やるかもしれない

けれど、これはさすがにハイリスクが過ぎる

杏「信じて貰えませんか?」

球子「あんず、無理したら死ぬぞ」

杏「でも、タマっち先輩よりは無茶じゃない」

球子「いいや、無茶だ。ただの攻撃ってわけじゃないんだろ?」

陽乃「ええ。言葉にするのが難しいのだけど……ただの物理攻撃ではないわ」

杏「……でも。それがあれば、私達がちゃんと戦えるようになるかもしれません」

陽乃「………」


1、やらない
2、やる


↓2


178以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 22:02:27.89PKoDgcvYO (4/4)

1


179以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 22:06:49.99g3B8NQ8zO (1/1)

1


180 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 22:44:35.78TlnyH0rzo (12/13)


陽乃「ダメよ。やらない」

杏「久遠さん!」

陽乃「無理しなければならないほどの状況ではないでしょう?」

有益な情報が得られるのだとしても、

無理する必要があるのなら、それは最終手段だと考えるべきだ

今すぐにデータをかき集めて、

装束を完成させて戦いに出なければならないならいざ知らず

まだまだ時間があるであろう状況下では必要ないだろう

陽乃「今はまだ、土居さんをタコ殴りにするだけで良いでしょう?」

球子「タコ殴りはやめてくれ」

陽乃「それでも平気なようになりなさいって言ってるのよ」

球子「あんなの何発も受けられるわけ――」

陽乃「受けられるようになるのよ。貴女が本当に人を護る楯なら……私の全力であっても受けられるだけの力をつけて欲しいの」

そうでなければならない

バーテックスは尋常ではない化け物だ

今の集合体が全てではなく、さらに上位になるのであれば、

陽乃の本気の一撃でさえ上回る力を持っている何かがいるかもしれない

陽乃「そうなれるように……毎日殴ってあげる」

球子「こっわ! 殺意しか感じないぞ!」

陽乃「貴女、さっき後ろに伊予島さんがいたらどうなっていたのかを考えた方が良いわ」

球子「それは……」

陽乃「絶対に護る。その言葉の重さ、分かってくれたかしら?」


181 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/17(日) 22:46:06.05TlnyH0rzo (13/13)


では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


182以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 22:58:53.75dTsn1kXVO (1/1)


短い戦闘だったけどそこそこ収穫あったみたいでやって良かったな
そういえば陽乃さん、タマだけでなく千景にも先手で一本取られてるけど今作の西暦勇者って中々強いのでは?


183以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/17(日) 23:46:20.23TclUbvRgO (1/1)


2人が本当に強く思う気持ちが力に乗った感じかね
そして陽乃さんの優しさがもう隠しきれてない


184以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/18(月) 00:24:37.78CJUcZc5yO (1/1)


前向きに話進んできてホッとしてる


185 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 21:37:24.81SJx99iW9o (1/7)

では少しだけ


186以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/18(月) 21:43:40.83sl4ADOXCO (1/3)

よっしゃ


187 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 21:53:02.38SJx99iW9o (2/7)


球子「……そうか」

球子だって、軽はずみに守るだなんて言っていたわけではない

杏と出会ったあの日

自分の力が守るためにあるものだと悟ったあの瞬間から、

球子はそうあれるようにと、ずっと思い続けている

それは、球子の経験した戦いが決して簡単なものではなかったからこその自負でもある

けれど――自分は手を抜いた一振りで蹴り抜かれた

後ろに杏がいたら、その守るべき身体ごと吹き飛ばされて

自分の身体で圧殺していた可能性だってある

球子「タマは……弱いか?」

陽乃「弱いわ」

球子「見込みはあるか?」

陽乃「さぁ? 私の知ったことじゃない」

球子「……杏を、守れると思うか?」

陽乃「知らないわよそんなこと」

陽乃は素っ気なく返して、

普段と打って変わって俯いてしまっている球子を一瞥する

陽乃「貴女が守りたいなら、守れるようになるしかない。そうなれる保証なんて、私はしてあげられないわ」


188 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 22:05:22.63SJx99iW9o (3/7)


球子「でも、手伝ってくれるんだろ?」

陽乃「私が手伝うのはデータ収集であって貴女の特訓じゃないわ。勘違いしないで」

球子「くっ……ふ、あはははははっ」

陽乃「笑えるようなこと言った?」

傷の痛みに呻きながらも笑う球子に、陽乃は顔を顰める

球子の笑い二嘲笑じみたものが含まれているようには感じられないけれど

それでも、笑えるような場面で笑われると、少々気にもなるもので

首をかしげながら球子を指さす陽乃に問いかけられた杏は、小さく首を振る

笑えるようなことは言っていない

それは間違いない

けれど、球子が笑いたくなる気持ちもわかる

杏「久遠さん、さっきタマっち先輩のことをタコ殴りにするって言ってたじゃないですか」

陽乃「それが?」

杏「いえ、それだけです」

それを受けられるようになれと、陽乃は言った。

そのあとに全力でさえも受け止められるようになれと言った

最後まで付き合ってくれるかはともかくとして、

多少は、付き合ってくれると言っているようなものなのに。

陽乃「言っておくけれど、本当に付き合う気はないからね? 装束のデータさえ万全になってくれたらあとはどうでもいいんだから」



189 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 22:44:13.94SJx99iW9o (4/7)


球子「あぁ、分かった」

それでもいいよ。と、

球子はまた笑みを浮かべて、陽乃を見上げる

先日まであった敵意も

話し合いを重ねれば落ち着いていくもので、柔らかい

球子「好きなだけ殴ってくれ」

陽乃「嫌よ。名実ともに人殺しになる気はないわ」

球子「そうならないようにしてくれるって話だったはずだぞ」

陽乃は強い

間違いなく、球子よりもはるかに力を持っている勇者だ

今でもその考えに変わりはない

しかし、それでも守れると言いきらないだけの理由があるのだと納得した

自分が守れると言い切ってはいけない強さであると自覚させられた

球子はもう、躊躇いなく陽乃へと手を差し出す

陽乃「……なにしてるの?」

球子「タマも、仲間になってやる……いや、そんなこと言える立場じゃないな」

そうじゃないだろう。

そうである必要はないだろう。

球子「今は友達だ! それで我慢してくれ」

陽乃「は?」

球子「なっ? 宜しく頼むぞ!」

戸惑って動かない陽乃の手を球子は掴みに行く

今はその距離感

でもそれでいい、今はまだその程度の力しかないのだから

いつか言えればいい

お前も守ってやるからと。そう、いつか言って……引っ張ってやれればいい


190 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 22:47:12.18SJx99iW9o (5/7)


√ 2018年 8月5日目 昼:伊予島家

03~12 若葉
37~46 大社
51~60 友奈

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪


191以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/18(月) 22:47:56.14sl4ADOXCO (2/3)




192 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 23:01:03.80SJx99iW9o (6/7)

√ 2018年 8月5日目 昼:伊予島家


陽乃「友達……? 友達って……」

球子は友達だと言った。

その言葉の意味が分からないほど馬鹿ではないが

だからこそ理解が出来ない

呆然と多摩湖に握られた手を見つめる陽乃の視界の奥、

ベッドの影と混じり合う陽乃の影が動き、

人もいないのに、人影が出来上がる

『主様が、友人などと言ってあやつらに関わったゆえのことであろう』

陽乃「でも、だからってこうなる?」

『押しに弱いから……だったかのう?』

くつくつと喉を鳴らして笑う九尾

陽乃は人影を踏むが、

実体のないその影は踏まれたことなどまるで気に止めてはいない

陽乃「バカなことをしたわ……友達なんて、私」

『守りたいなら、守れるようになるしかなかろう』

陽乃「それも、私が言ったわよ……分かってるってば……」

自分の発言には責任を持てと。

そう言いたいのだろうと悪態をつく陽乃は、ベッドに腰かけながら、頭を抱えた


193 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/18(月) 23:03:32.76SJx99iW9o (7/7)


では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


194以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/18(月) 23:10:58.04sl4ADOXCO (3/3)


殴りあいの末にタマと和解できて良かった良かった
あと陽乃さんのツンデレっぷりや思い悩む姿がシリーズの原点回帰感があるな


195以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/19(火) 00:49:16.64PB8vztjmO (1/1)


殴り合って友情深まるとかベタやん?
素敵やん?


196以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/19(火) 23:50:37.88KnmDDQFr0 (1/1)

「納得できるかぁーっ!」は「こんな勝利いるかァッ!」を彷彿させるから好き


197 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 20:35:26.64JG4oPmLUo (1/6)


では少しだけ


198以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/21(木) 20:49:22.94xXa/LR6iO (1/3)

やったぜ


199 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 20:56:39.88JG4oPmLUo (2/6)


陽乃「仲良くなるつもりなんてなかった」

『じゃろうな』

陽乃「友達だなんて……私、責任とれない……」

『しかし、主様が招いたことであろう?』

陽乃「ええそうよ……そう。そうよね……」

あの人は押しに弱い

そんな余計な一言のせいだろうか

それとも、その一言がなかったとしても

杏のせいで、球子は結局こうなっていただろうか

――今は友達

陽乃「取り消せないかしら」

『往生際が悪いぞ』

陽乃「だって……」

もう、失いたくない

目の前で奪われるのなんて……我慢できない

そう思っていたのに

それが一番あり得る勇者の友人なんて

陽乃には一番、辛いものだ


200 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 21:28:44.59JG4oPmLUo (3/6)


『諦めて友人になってしまえばよかろう』

陽乃「嫌よ」

『もうなってるつもりじゃろう。あの娘は』

陽乃「そうだけど……」

けれど、九尾は加えてそれを認めろという

無理な話だ

難しい話だ

それを認めてしまったら、

球子や杏を友人にしてしまったら

陽乃は、それを守らなければいけなくなる

そうできなかった時の苦しみを、

また、味わう恐怖に怯えなければならなくなる

陽乃「私はそんなに……強くないの」

自分の力が強いと、自負できない

強いのならば、誰一人失うことはなかったはずだから

自分の心が強いと、自負できない

強いのならば、今もなおこんなにも苦しんでいるはずがないから


1、あとは、貴女に神託を出して貰う必要があるわ
2、無理。友達にはなれないわ
3、杏と交流
4、球子と交流
5、イベント判定

↓2


201以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/21(木) 21:29:45.02xXa/LR6iO (2/3)

1


202以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/21(木) 21:31:15.9217WGecZO0 (1/1)

1


203 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 22:18:26.87JG4oPmLUo (4/6)


陽乃「それは、とりあえず置いておいて……」

『置いておける話しかや?』

陽乃「考えたってしょうがないのっ!」

陽乃が何といおうと、

球子はもう今更、あの発言は撤回しないだろう

陽乃が悪いことをしでかそうと、

それがなぜなのかを……しっかりと考えてくれてしまうだろうから。

陽乃「もう……最悪だわ」

そうぼやいた陽乃は、もうそれはいいから。と、首を振る

陽乃「あとは、貴女に神託を出して貰う必要があるわ」

『ふむ……よかろう』

陽乃「今すぐには、ダメよ?」

『あの小娘共の装束じゃろう?』

陽乃「ええ……あれが完成してからじゃないとダメ」


204 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 22:54:07.45JG4oPmLUo (5/6)


少なくとも、杏と球子はついてくることになるから

あの二人の分だけでも完成してくれなければ、大変な事になる

『主様が護ればよいではないか』

陽乃「貴女、それだと私が死ぬって話だったでしょ……」

死んでほしいならそう言いなさいよ。と

悪態をつく陽乃を見上げる影は揺らいで、

喉を鳴らすような笑い声が部屋に零れる

陽乃「それに守ってあげられる自信がない」

『自信をつければよい』

陽乃「無茶言わないで……死にたくないわ」

言葉通り死ぬ気でやればどうにかなる

けれど、そんなことをしてあげるつもりは毛頭ない

陽乃「二人、貴女から見て伸びしろは?」

『一人は知らぬが、もう一人は主様も分かっておろう』

陽乃「……やっぱり」

『うむ。今のあの楯では、いずれ砕けるぞ』


205 ◆QhFDI08WfRWv2021/01/21(木) 22:55:09.67JG4oPmLUo (6/6)

では途中ですが、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


206以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/21(木) 23:10:21.59xXa/LR6iO (3/3)


仲間と打ち解けると陽乃さんの心が抉られてくとは…
このトラウマをどう克服すればいいものかなぁ


207以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2021/01/22(金) 00:09:30.652s2s5i4yO (1/1)


仲良く修行してるうちにはるのんも柔和にならないかな