875 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:23:12.294MgcrV1Xo (4/10)

デン「身体軽量化魔法【ライトボディ】!」フワッ


ゼレス「来ます!」


ラミー「暗黒壁【ブラックモノリス】!」ズオッ


ステラ「ーー!?」ビクッ


ラクリマ「目隠しだよ! 後ろ!」


ゼレス「させません! 聖域魔法【サンクチュアリ】!」


デン「さすが、このスピードが見えてるんだ。でも……」


フシュッ


ラクリマ(モノリスが消えた……!?)


ノルン「魔弾【シュート】!」ドシュッ!


ステラ「きゃあああっ!」


ゼレス「あ、え……?」


ラクリマ「目隠しは……デン先輩の動きは……陽動……?」


「勝負あり! 勝者デンチーム!」


ステラ「う、うう……いたた」


ゼレス「強い……。戦い慣れてるんですね」


デン「まあね。昔からマホリオの試合はたくさん見てたし、上手い立ち回りを考えるのも好きだったから」


ゼレス「……私も相当だと思ってましたが、デン先輩のマホリオ馬鹿には敵いませんね」フッ


デン「でもそっちだって強かったよ。またやったら分からないかも」


「両チーム礼!」


ありがとうございました!


ーーーーー

ーーー




876 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:23:40.604MgcrV1Xo (5/10)

楓チームvsシエラチームーー


「楓チームは大将が楓さん。シエラチームは大将がやよいさんです」


シエラ「クロエ先輩に次ぐ、学内ランキング2位のチームですね。戦力という点だけなら学内1位の呼び声も高い……。相手にとって不足はありません」


楓「うそ、あたし達2位なの?」


嵐「そうだよ。掲示板見てないのか?」


楓「見てない!」ドヤ


ロロナ「に、2位ってすごく強いよね……? どうしよう、勝てないよ……!」


シエラ「所詮2位です。私達が狙うのは優勝、そしてランキング1位の座です。2位に手こずる訳にはいきません」


晶「おお、すごい自信だな」


嵐「でも……」


楓「舐めてると一瞬で終わらせちゃうぞ♪」ニコッ


ゴオッ……!


シエラ「……!」ゾクッ


やよい「す、すごい魔力の気迫……!」


「では……試合開始!」


877 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:24:08.014MgcrV1Xo (6/10)

楓「風弾【エアロボール】!」ゴウッ!


やよい(は、はや!?)

やよい「防御魔法【シールド】っ!」


シエラ「だめ! 光爆弾【ライトニングボム】!」


ボボボンッ!!


楓「おお~」


ロロナ「だめって……い、今間に合ってたよね……?」


シエラ「魔力の練り方が尋常じゃない。やよいのシールドなら、防ぐどころか相殺さえできたかどうか……」


やよい「だ、だからボムで打ち消したんだね。ありがとう……」


楓「ちなみに今みたいな貫通力のある魔法、あたし達3人とも使えるからね」


シエラやよいロロナ「!!」


シエラ「ロロナ!」


ロロナ「う、うん!」


シエラ「光爆弾【ライトニングボム】!」


ロロナ「揺動魔法【シェイク】!」

ロロナ(お願い……!)


晶「極クラスだ!」


嵐「極雷魔法【ナルカミ】!」バチチチッ!


ドゴオオオオオオオンッ!!


やよい(意識を爆風に……!)

やよい「意識操作魔法【フォーカス】」キンッ!


楓「爆風が邪魔だね。風斬魔法【かまいたち】!」ズアッ!


ブワッ!


やよい「ななな……!」

やよい(様子見じゃなくて踏み込んで来るなんて……!)


878 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:24:44.624MgcrV1Xo (7/10)

シエラ「ロロナ、もう一度!」


ロロナ「う、うん!」


晶「今度は……」


シエラ「光爆弾【ライトニングボム】!」


ロロナ「揺動魔法【シェイク】!」


晶「いっ!? 頂クラスだ!!」


シエラ「いっけええええええええええ!!!」


楓「風神魔法【ルドラ】!!」ブワッ!


嵐「雷神魔法【インドラ】!!」バチッ!


晶「炎神魔法【アグニ】!!」ゴウッ!


ズドドドドドドドオオォォォォッッ!!


シエラ「あ……」


楓「すっごい威力だった……危ない危ない」


シエラ「……降参、です」


「……勝負あり。勝者、楓チーム」


楓「よしっ!」


「両チーム礼」


ありがとうございました!


ーーーーー

ーーー




879 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:25:12.634MgcrV1Xo (8/10)

シエラ「……あれで、2位……」


やよい「強かった……」


ロロナ「う、うん。策とか戦略とかそういうのを飛び越して、とにかく力勝負って感じだったけど……」


シエラ「歯が立たなかったわ……」


やよい(クロエ部長達はあれより強いの……?)


ロロナ「……ご、ごめん。私が魔法をもっと強くできてたら……」


シエラ「……いえ、あれは仕方ないわ。多分優勝争いをするくらい強いチームだもの。言い訳だけど、一年生が敵う相手じゃなかった」

シエラ(……十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人、か)


ポメ「シエラ、やよい、ロロナー!」ダーッ!

ポメ「お疲れさま! すごかったよ!」


カーム「ほんと、すごかった。お疲れさま」


シエラ「なに、笑いに来たの? あれだけタンカを切っといて負けたから?」


カーム「違うよ、労いに来たの。私達は一個前に負けちゃったから、応援してたんだよ」


シエラ「……あんた本当にお人好しね。あんなに嫌なことばっかり言う奴なんか無視しちゃえばいいのに」


カーム「シエラが優しいって分かっちゃってるもん。ツンツンされてももう怖くないよ♪」


シエラ「はあ……」


880 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:25:53.824MgcrV1Xo (9/10)

シエラ「やよい、ロロナ」


やよいロロナ「?」


シエラ「……カーム、ポメ」


カームポメ「なあに?」


シエラ「ありがとう。これからも強くなるために頑張るから、その……仲良くしてほしい」


カーム「もちろん」ニコッ


ポメ「わーい! 仲良し仲良しー!」


やよい「シエラちゃんのツンデレかわいいなあ……」ホッコリ


ロロナ「う、うんっ」


やよい「……あれ、そういえばレティスちゃんは?」


カーム「それが……デン先輩の魔法を受け止めるために結構な魔力を消費してしまったので、医務室で横になってます。少し寝れば良くなるそうですから」


やよい「そっか」


ポメ「よーし、みんなで試合観戦だー!」


ーーーーー

ーーー




881 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/16(水) 23:26:37.924MgcrV1Xo (10/10)

クロエ「ローラ達は順調に勝ち進んでるわね。さすが私の彼女だわ」ウンウン


モミジ(イオちゃんも勝ってる……)グッ


凜華(舞さんは普段チームに参加してないからな……。今回は急造のチームだし、もう負けてるみたいだ)


クロエ「さ、次はブロック準決勝よ」


凜華「私達と、ティアさんチームと、楓さんチームと、デンさんチーム……」


モミジ「みんな知り合いになっちゃった……」


クロエ「誰が相手でも関係ないわ。行くわよ!」


ブロック準決勝結果
B、Dグループの二チームを先に判定します
↓コンマ
01~75 レナチーム勝利
↓↓コンマ
01~70 ノワールチーム勝利

Aブロックは組み合わせ決定から判定します
1、2 クロエチーム
3、4 ティアチーム
5、6 楓チーム
7、8 デンチーム
9、0 再判定
↓3コンマから、十の位、一の位それぞれで判定
先に出た二チームが試合、残ったニチームが試合となります
試合順が確定するまで判定します


882以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/16(水) 23:28:13.54tVJiV8jK0 (1/1)




883以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/16(水) 23:28:29.42zO+KLk3DO (1/1)

はい


884以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/16(水) 23:28:49.38AnfTYDGyO (1/1)

んん


885以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/16(水) 23:32:33.15KOk0Q4pwO (1/1)

レティスが普段喋らないのって周囲に迷惑をかけるからというよりはレティス自身の負担を抑える意味合いが強そうだな~


886 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/17(木) 20:13:33.05rAi1yfcho (1/4)

ティアチームvsデンチームーー


ナミネ「ラミーさん、負けませんよ」


ラミー「私だって。樹にいいところ見せたいもん」


アルシェ「デンと戦うの初めて……?」


デン「そうかも。私もアルシェさんの強力な魔法に興味あったから、戦えて嬉しいよ」


ティア「妹の仇……」


ノルン「うう、そう言われるとその通りなんですけど~……」


ティア「……冗談ですよ。戦った結果だし、気にしてません。全力で戦いましょう」


ノルン「は、はいっ!」


「ティアチーム、大将はティアさん。デンチーム、大将はラミーさん。確認よろしいですね」

「では……試合開始!」


先にコンマの合計が【150】に到達したチームの勝利です
ティアチームコンマ↓×1.5 0/150
デンチームコンマ↓↓ 0/150


887以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 20:23:47.41PbfcyqN10 (1/1)




888以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 20:24:44.61+QoKBgDDO (1/1)

はい


889 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/17(木) 21:38:18.31rAi1yfcho (2/4)

ティアチーム 61.5/150
デンチーム 61/150


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ズゴオオオッ!


デン「神弾【ネオ】!!!」ゴギャアアア!


ドオオオオオオッ!!


ナミネ「きゃっ! ふ、二人ともすごい威力……」


デン「試合前から魔力を練ってこれか……。ラミーさんのモノリスでも防げないかも……」


ナミネ「獄水魔法【ヘルアクア】!」ビュウッ!


ラミー「暗黒壁【ブラックモノリス】!」ガキイッ!


ナミネ「さすがにこの程度の魔法は通してくれませんか……!」


ティア「互角……ですかね」


ノルン「アルシェ先輩すごい~……」


ティアチームコンマ↓×1.5
デンチームコンマ↓↓


890以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 21:40:11.69B+t015UmO (1/1)

とうりゃ


891以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 21:45:04.27d14bZUmhO (1/2)

99とか引けないと負けか


892 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/17(木) 23:07:27.95rAi1yfcho (3/4)

ティアチーム 165/150
デンチーム 88/150


ナミネ「では、ティアさん。あれを」


ティア「はい」


ノルン(な、なに……?)


ナミネ「水よ」タプン


ティア「浮遊魔法【フロート】」ピタ…ッ


デン「巨大な水の塊を浮かせた……。固まったほうがいいかな」スッ


ナミネ「水連弾【アクアガトリング】!!」ビシャシャシャ!


ラミー「暗黒壁【モノリス】!」ズオッ!


ドドドドドッ!


ノルン「うしろ!」


デン「防御魔法【シールド】!」


ドドドドドッ!


デン「水の塊が前後に……!」


ナミネ「私が浮かせたものと、ティアさんが浮かせたもの。そして……」


ティア「浮遊魔法【フロート】!」ズオッ!


ノルン「し……」


デン「下!?」


ドバアアアアアッ!!


ラミー「きゃあああああっ!」


「勝負あり! 勝者、ティアチーム!」


ナミネ「やりました! 大成功です!」イエイ!


デン「包囲型攻撃の対策は怠ってたなあ……いてて」


ノルン「でも、全校ベスト16……」


ラミー「私にとっては快挙だなあ。嬉しいよ」


アルシェ「このまま優勝する」フンス


「では、両チーム礼!」


ありがとうございました!


893 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/17(木) 23:08:04.08rAi1yfcho (4/4)

クロエチームvs楓チーム


ざわざわ ざわざわ


楓「ギャラリー多いねー」


クロエ「事実上の決勝ってやつかしら。ランキングのワンツートップの戦いだもの」


晶「ここんところクロエのチームには負け越してるし、ここらで勝たせてもらうぜ」


凜華「そう簡単には勝たせてあげないよ」


嵐「どっちが勝っても恨みっこなしだからな」


モミジ「う、うん!」


「クロエチーム、大将はモミジさん。楓チーム、大将は楓さん。確認よろしいですね」

「では……試合開始!」


先にコンマの合計が【200】に到達したチームの勝利です
クロエチームコンマ↓×2 0/200
楓チームコンマ↓↓×2 0/200


894以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 23:10:11.24d14bZUmhO (2/2)




895以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 23:12:31.65kpJYXSxPO (1/1)




896以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/17(木) 23:42:46.54SBHPoOxi0 (1/1)

相変わらず本番に弱い


897 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/18(金) 20:26:42.69qEoxKZpvo (1/1)

クロエチーム 48/200
楓チーム 130/200


クロエ「先手必勝! 疑似宇宙魔法【アストロ】!」


ズオッ!


楓「風加速魔法【マッハ】!」ビュンッ!


凜華「楓さんが抜けた!」


楓「一人でも抜けたらそれは使えないでしょ! アストロ破れたり!」アッハッハー!

楓「よーし、獄風魔法【ヘルウィンド】!」バオッ!


凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」ガキイッ!


ゴオオオウッ!


クロエ「く……っ。とりあえず解除よ、体制を立て直すわ」フシュッ


モミジ「う、うん」フシュッ


晶「お、闇が晴れたな」


嵐「俺たちの得意な力勝負の時間かな」チリッ


クロエ「さ、どうしようかしら……」ゴクリ


クロエチームコンマ↓×2、ゾロ目の場合×5
楓チームコンマ↓↓×2

同時に200を超えた場合、その時点で合計値の大きい方の勝利
合計値が同じ場合、さらに試合続行


898以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:32:43.66/2YLJECA0 (1/1)




899以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:33:09.05HHHo5WoDO (1/1)

はい


900以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:34:34.79/7I1pE9QO (1/1)

これが主人公補正か


901以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:43:50.24U+HbvRSno (1/2)

これで180VS140?
さあわからなくなってきました


902以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:44:30.82U+HbvRSno (2/2)

あっ違う
ゾロ目だから378だわ
やるじゃん


903以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:47:11.91spsY/ZnU0 (1/1)

こんなんびびるわ。今年こそ汚名挽回となるか


904以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 20:56:57.86ffh/tMcoO (1/1)

後はノワールチームがそこそこ強かったっけ

ウィン相手でもウィン側に倍率増加なかったような(150vs200だったけど)


905以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 21:02:40.55FMOtDv8NO (1/1)

ダークシンクロ克服したりするかな


906以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/18(金) 21:32:44.93XQIfZpaq0 (1/1)

>>903
汚名は返上しようぜ


907 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 16:34:12.27KQYZ5lwIo (1/10)

クロエチーム 378/200
楓チーム 140/200


クロエ「……はあ、やりたくなかったけど仕方ない」


凜華「アレだね?」


モミジ「うまくできるかなあ……」


晶「楓、嵐、なにか来るぞ。気をつけろ」


嵐「出す前に止めるか?」


楓「それがいいと思う。なんかやばい感じするし」


嵐「なら止める! 雷神魔法【トール】!」バヂィッ!!

嵐(雷の化身の如き雷の塊だ! これをどう防ぐ!?)


クロエ「闇よ! 悉く天を覆い尽くせ!!」ズオッ!!


凜華「氷よ! 空に舞いて総てを凍て尽くせ!!」キィンッ!!


モミジ「星よ! その力にて万物を引き寄せろ!!」ズッ!!


クロエ「全ての分子が運動を停止する、マイナス273.15℃の世界! 絶対零度【アブソリュート・ゼロ】!!」ガチンッ!


バチチチチチッ!! バチンッ! パチッ! チリッ……


嵐「止まっ……た……?」


晶「く……! 集まれ! 一度防御を……!」


クロエ「遅い! 魔弾【シュート】!」ドウッ!


楓(ま、魔力が練れない! シールドを……!)

楓「きゃああああああっ!」ドウッ


「そこまで! 勝者、クロエチーム!」


908 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 16:35:00.14KQYZ5lwIo (2/10)

クロエ「か、解除……」ガタガタ


凜華「さ、さむい……」ガチガチ


モミジ「あれで決まってなかったら負けてたよ……」プルプル


晶「日を遮って温度を下げて、さらに空気を凍らせる。そして重力を操って物体の動きを止めて、限りなく温度を下げたわけか」


クロエ「原理的にはそう。ただ空間を冷やすっていう性質上、私達も危険な魔法なの。その後の一発で決められなかったら即降参よ」


凜華「あとはまあ、寒くなるぞって覚悟かな。急に寒くなった相手はびっくりするけど、こっちは寒くなるって分かってるからね」


楓「まさかここに来てまで新コンビネーションを開発してるなんて……」


嵐「完敗だな。俺達もまだまだだ」


パチパチパチパチ!


楓「もー! クロエ、他で負けたら承知しないからなー!」


クロエ「ええ。もちろん優勝はいただくわ!」


ーーーーー

ーーー




レナ「Aブロックすごいことになってるわね……」


ローラ「うん、すごい激戦区だよ」


ヒカリ「こっちもしっかり勝ち上がって、クロエに恥ずかしくないところ見せないとね」


イオ「やっぱりイリスさんもノワールさんも、素の戦闘力が高いですね……」


ノワール「イリスはマホリオしてこなかったんだもんね」


イリス「はい。なので今すごく楽しいですよ!」


ブロック決勝結果
B、Dグループの二チームを先に判定します
↓コンマ
01~60 レナチーム勝利
↓↓コンマ
01~60 ノワールチーム勝利


909以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 16:40:05.44Zv5kTNLDO (1/1)

はい


910以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 16:45:18.20nyYfO8RJ0 (1/1)




911以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 17:15:02.46nNJwt28TO (1/2)

つよい


912 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 17:26:27.38KQYZ5lwIo (3/10)

「勝者、レナチーム! よってBブロック代表はレナチームになります!」


わああああああ!


レナ「よし、全校ベスト4よ!」


ローラ「次は決勝トーナメントか。ドキドキするね」


ヒカリ「Aブロックの試合は今から始まるところみたい。見に行こう!」


ーーーーー


「Dブロック、勝者ノワールチーム! ノワールチームは決勝トーナメントいきです!」


パチパチパチパチ!


ノワール「イリス、ハイタッチ!」


イリス「いえい!」パチン!


イオ「Aブロックはこれから決勝みたいです。見に行きましょう!」


ーーーーー



Aブロック決勝、クロエチームvsティアチームーー


「クロエチーム、大将モミジさん。ティアチーム、大将ティアさん。確認よろしいですね」


ティア「全校ベスト8まで来ましたが……満足してません。このまま優勝します」


クロエ「優勝するのは私達よ。本気でやりましょう」


アルシェ「ん!」


モミジ「決勝トーナメントまであと一つ……」ゴクリ


ナミネ「ここまできたら優勝したくなってしまいますね。デンさんチームの分も頑張りますよ!」


凜華「こっちも楓さん達の分も背負ってる。負けるわけにはいかないよ!」


「では、Aブロック決勝……試合開始!」


先にコンマの合計が【200】に到達したチームの勝利です
クロエチームコンマ↓×2、ゾロ目の場合5倍 0/200
ティアチームコンマ↓↓×1.5 0/200


913以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 17:29:07.05xbTs+cw/0 (1/1)




914以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 17:29:50.82nNJwt28TO (2/2)




915以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 17:56:02.37kUzfm3PQO (1/5)

まーたピンチを演出してる


916 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 19:27:56.48KQYZ5lwIo (4/10)

クロエチーム 10/200
ティアチーム 163/200


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!」ズゴォオッ!!


クロエ「いっ!? 闇よ飲み込め!」ズオッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グググ!


ゴシャアアアッ!!


凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」ガキィッ!


クロエ「な、ナイスよ凜華。助かったわ」


モミジ「ブラックホールで飲み込みきれない魔力の量だなんて……」


ティア「ナイスです、アルシェ。このままいきましょう」


アルシェ「ん!」


凜華「ナミネさんの魔法は私が凍らせることができる。大丈夫、相性は有利だ」


クロエ「ええ。怖じ気づいてなんていられないわ」


クロエチームコンマ↓×2、ゾロ目の場合5倍
ティアチームコンマ↓↓×1.5


917以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:28:32.16kUzfm3PQO (2/5)

ここでゾロ目出すのが主人公だ


918以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:30:30.282W+coL3/o (1/2)

うーん


919以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:32:15.702W+coL3/o (2/2)

ん、ティアチームはコンマの1.5倍だから
>>916の数値は123じゃないかな?


920以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:32:36.26Sb+33sDi0 (1/4)

82 × 1.5 = 123 なので

42 vs 165 かあ


921以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:34:13.86kUzfm3PQO (3/5)

どっちも低いけどここも数値負けしちゃったか


922 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 19:46:14.46KQYZ5lwIo (5/10)

>>919
さんすうレベルの数式を間違ってしまった…
>>919さん、>>920が正しいです


923以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:49:18.99Sb+33sDi0 (2/4)

どんまいよ


924以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:53:28.38Sb+33sDi0 (3/4)

こんなところでゾロ目出しちゃった


925 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 19:59:28.20KQYZ5lwIo (6/10)

クロエチーム 42/200
ティアチーム 165/200


クロエ「攻めるわよ! 闇弾【ダークボール】!」ドウッ!


モミジ「魔弾【シュート】!」


ナミネ「水障壁【アクアカーテン】!」ビシャアッ!


クロエ「二人分の魔法を受け止める大きさで、しかもしなやかさがある……。厄介な防御魔法ね」


ナミネ「これでもいろいろ工夫してますから」ニッ


クロエチームコンマ↓×2、ゾロ目の場合5倍
ティアチームコンマ↓↓×1.5


926以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:59:37.58Sb+33sDi0 (4/4)

三度目の正直?

二度あることは三度ある?


927以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 19:59:54.00kUzfm3PQO (4/5)

やあ


928以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 20:00:43.68kUzfm3PQO (5/5)

間に合わなかった……


929以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 20:01:47.10GdNm2/VmO (1/4)

ほぼほぼダブルスコア


930以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 20:05:11.980Uv56xFZO (1/1)

クロエチームが負けたのは残念だけど、一年の時の大会でネームドの中では最初に脱落してたティアチームがここまで強くなったことを考えると感慨深いものもある


931以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 20:28:13.12GdNm2/VmO (2/4)

クロエ側がコンマ03秒早くて55ゾロ目だったらティアチーム00でも317対315でギリギリ勝利だったからドラマになってたかもなー


932 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 22:00:15.74KQYZ5lwIo (7/10)

クロエチーム 158/200
ティアチーム 365/200


凜華「巨大氷弾【フロスト】!」ギイッ!


クロエ「砕け! 闇弾【ダークボール】!」ゴオッ!


ゴシャアアアッ!!


ナミネ「頭上で氷を割った……? 氷のつぶてくらいじゃダメージにはならない……」

ナミネ「……そうか、モミジさんだ。ティアさん! 氷のかけらを浮かせてください!」


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」


クロエ「砕いた氷のかけら全てが弾となる! 氷流星群【アイスメテオシャワー】!!」


ーーーーー


楓「あんな魔法使ったことあったっけ!? すごいよクロエ!」


嵐「底なしのびっくり箱みたいだな……」


ーーーーー


ティア「浮遊魔法【フロート】!」ブワッ!


ギチッ……! ギシィッ……!


モミジ「く……! ティアさんに下から押されてる……!」


ティア「ふぐぐ……! モミジさんが上から押してきます……!」


アルシェ「ティア、もうちょっと頑張って」スッ

アルシェ「殲滅魔法【デストロイ】!」ゴアッ!!


ジュオッ!!


凜華「ぜ……全部消された……!?」


933 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 22:00:49.43KQYZ5lwIo (8/10)

アルシェ「もう一発。破壊魔法【キャノン】!」ズゴオオッ!!


クロエ「絶対零度【アブソリュート・ゼロ】!」ズオオッ!


凜華「ぐ……!」パキキ…!


モミジ「重力魔法【グラビティ】……!」ギリリリ…!


クロエ「とまれええええええええええッッッ!!!」


ゴシャアアアッ!


凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」ガキイッ!


バキイイインッ!


モミジ「……!!」


アルシェ「……もう一発」スッ


クロエ「こ……降参よ」

クロエ「……アブソリュート・ゼロでさえ止められないなんて、どんな魔力よ……」フッ


「勝負あり! 勝者、ティアチーム!」


わあああああああああっ!!


ーーーーー

ーーー




クロエ「ベスト8ね……」


凜華「お疲れさま、クロエさん」


クロエ「お疲れさま、凜華、モミジ」


モミジ「あれ、あんまり悔しくなさそう?」


クロエ「うーん、悔しいけどやれるだけのことはやったつもりだし……。やり切った気持ちの方が大きいかしら」


凜華「じゃ、どこが優勝するか最後まで見届けないとね」


クロエ「ええ!」


ーーーーー

ーーー




934 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 22:01:19.39KQYZ5lwIo (9/10)

決勝トーナメントーー


「各ブロック代表者は前へ」


Aブロック代表 ティア アルシェ ナミネ

Bブロック代表 レナ ローラ ヒカリ

Cブロック代表 ? ? ?

Dブロック代表 ノワール イリス イオ


「これより、決勝トーナメントを開始します」


まずCブロック代表vsノワールチームの結果を先に判定します
コンマ↓偶数 ノワールチームの勝利
奇数ゾロ目で新キャラ


935以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 22:02:30.77GdNm2/VmO (3/4)




936以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 22:06:00.14w/tZ9sxgO (1/1)

マホリオ大会のコンマ全体的に荒ぶってんなw


937以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/19(土) 22:06:52.38GdNm2/VmO (4/4)

マジか


938 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/19(土) 22:12:30.55KQYZ5lwIo (10/10)

まさか奇数ゾロ目出るとは…!
A、Bブロックの試合が終わったあと、新キャラと決勝で邂逅します
リーダーのみの募集予定です

今日はここまで


939以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 01:09:10.63JzwYKjaaO (1/1)

すごE


940 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/20(日) 16:47:31.71eWT6UMM+o (1/4)

決勝トーナメント第一試合ーー


「ティアチーム、大将はティアさん。レナチーム、大将はレナさん。確認よろしいですね」


レナ「私の盾がアルシェの攻撃を防げるかに懸かってるわね」


アルシェ「一緒に特訓した。でも手は抜かない」


レナ「こっちも本気よ。お互い全力でぶつかりましょう」


ローラ「同室とはいえ……ううん、だからこそ本気だよ!」


ティア「は、はい! 負けません!」


ヒカリ「よろしくね」ニッ


ナミネ「はい! よろしくお願いします!」ムンッ


「では、試合開始!」


先にコンマの合計が【200】に到達したチームの勝利です
ティアチーム↓コンマ×1.5 0/200
レナチーム↓↓コンマ 0/200


941以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 16:56:49.812CysDpZ7O (1/1)

どうかな


942以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 17:00:16.55OTeMwx6+0 (1/1)




943 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/20(日) 20:08:55.77eWT6UMM+o (2/4)

ティアチーム 121.5/200
レナチーム 55/200


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!」ズゴォオッ!


レナ「魔障壁【ガーディアン】!」ギィッ!


ミシッ……!


レナ「くっ……!」グリッ!


ナミネ「逸らした! 上手い……!」


レナ「キッツいわね……。フォートレスじゃないとダメかしら」


ローラ「エアロ、シンクロ!」キンッ


ナミネ「水弾【アクアボール】!」バシュッ!


ローラ「風弾【エアロボール】!」バウッ!


ヒカリ「パワーはアルシェさんが圧倒的だね……。ボクがローラさんに魔力をあげて、それで打ち勝つしかないかな……」


ティアチーム↓コンマ×1.5
レナチーム↓↓コンマ


944以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 20:12:26.93tbtXBYk3O (1/1)

そいや


945以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 20:12:51.33LySL00FDO (1/1)

はい


946以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 20:12:52.01X300tlG70 (1/1)

きまりかな?


947以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 20:16:25.38xlqUvZe2O (1/2)

寺院で強化受けたのが大きいね。劣勢だったら上手く力を扱えずに振り回される描写になってたのだろうけど


948 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/20(日) 22:38:45.55eWT6UMM+o (3/4)

ティアチーム 261/200
レナチーム 88/200


レナ「……ヒカリさん、私にありったけの魔力をちょうだい」


アルシェ「……ッ」グググ…!


ヒカリ「あ……! う、うん! 魔送【ライン】!」


アルシェ「これが、今のアルシェの全力……!」ズオッ!

アルシェ「穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!!」ヴァッ!!


レナ「要塞魔法【フォートレス】!!」ガゴォンッ!


ズオオオオオオオオッッ!!!


レナ「きゃああああああああ!!」


「そ、そこまで! 勝負あり!」


ティア「だ、大丈夫ですか!?」


レナ「う……っ」


ローラ「だ、大丈夫。すごい魔力の塊で叩かれたから気絶してるけど、怪我はないよ」


ヒカリ「びっくりした……。二人分の魔力のフォートレスでもあっさり貫いてくるなんて……」


「勝者ティアチーム。決勝へ進出です」


ローラ「頑張ってね、ティアちゃん。ここまで来たら優勝だよ!」


ティア「は、はい!」


ーーーーー

ーーー




949 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/20(日) 22:39:14.66eWT6UMM+o (4/4)

決勝戦ーー


ナミネ「相手は……ノワールさん達でしょうか」


アルシェ「ん、多分そう。イリスの戦闘力はすごいから」


ティア「イオさんもマホリオに慣れてきてるし、大変な相手になりそう」


樹「決勝は私が審判をします。勝ち上がりチームは前へ」


ティア「緊張しますね……」テクテク


ナミネ「あれ、ノワールさん達じゃない……!?」


???「…………」


???のプロフィールをつくります。

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります


950以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 22:51:46.43PHnZksKeO (1/1)

【名前】シェリル・オルゼラリア
【容姿】水色の瞳の銀髪ツインテール。やや小柄だが隠れ巨乳。着痩せするタイプ
【性格】勝気。常に前向きで、どんな事にも手を抜かない。俺っ娘。
【得意魔法】鏡魔法 最大10枚の巨大な鏡を出現させる事ができる。鏡は魔翌力を反射する性質を持つ。
自身や対象を鏡に映す事で分身を作り相手を錯乱させる事も可能。
※分身は実態を持たない為、分身の攻撃によるダメージは発生しない。耐久力は分身の元となった人物の能力値により左右される。
【備考】口調はやや荒い所もあるが、基本的に礼儀は良く慢心はしない。可愛いものが好きだが周りには内緒にしている。虫が苦手。
マホリオの実力も相当な物で去年の大会も準決勝まで進んだもののウィンチームに敗北していた。



951以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 22:53:44.63xlqUvZe2O (2/2)

【名前】アテナ・ライトレイ
【容姿】トパーズ色のつり目。やや高めの身長で胸は大きめ。仄かに光を帯びた美しい銀の長髪。神話に出てきそうな女神のような姿
【性格】高貴な性格。自分がこれと決めたことを中々曲げようとしない
【得意魔法】神魔法
文字通り神の力を支える。基礎魔法が神弾だが、他の魔法使いの魔弾に対する神弾のポジションの魔法も存在
【備考】1年生。実は天界における最高神の依代。魔界ごと魔王を滅ぼそうと考えており、パワーチャージ中


952以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 22:58:42.06NuA507xU0 (1/1)

【名前】東雲 明里(しののめ あかり)
【容姿】黒髪ローポニーテール。身長は並だが胸は大きめ
【性格】自然体で落ち着きを崩さない。平時は年老いた猫のようにのんびりしている
【得意魔法】巫術という体系の魔法(?)を使う。シュートの代わりに御札を投げたり、シールドの代わりに結界を張ったり等、リリウムで教えている魔法とはいろいろと異なっている。結界は陣地の作成や相手を捕縛したり等、防御以外にも様々な使い方ができる。悪霊や怪異等の不浄な者には効果抜群
【備考】とある小国で巫女を務めていた少女。今年の春からリリウムに留学し始めたため実力が知れ渡っておらず、大会では思わぬダークホースとなった
祖国で「リリウムにて災厄が起こる」という神託を受けて留学してきたらしく、留学生活を満喫しつつも年度末の戦に備えている
お茶と団子が好き


953以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:03:04.85+EogfMvqO (1/2)

【名前】セシル・クラリス
【容姿】ピンクの短髪で目は黄色(ラブライブのりなりーイメージ)
【性格】実力至上主義だったがカームたちとのやり取りを経て少し軟化
【得意魔法】ロスト(この世に現存しないが過去に存在した魔法なら何でも支える。この魔法はゼーレも使えない。というか模倣できない)
【備考】1年生大会の優勝チームリーダー。文武両道で人望もあるがマホリオに対しては厳しくなりすぎてしまうこともある。ぶっちゃけタイマンでもシエラを倒してたくらいには強い


954以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:03:35.19+EogfMvqO (2/2)

支える→使えるでした


955以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:10:57.03f2bP7azM0 (1/3)

他の人のに手を加えて使うのっておk?せっかくなら選ばれなかったの再利用してあげたい


956以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:20:09.99f2bP7azM0 (2/3)

……と思ったんだが既に再利用されてたようで……
↑は忘れてくだち


957以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:29:45.47f2bP7azM0 (3/3)

【名前】轟彩芽 とどろきあやめ
【容姿】黒髪ポニーテール、高身長スレンダー
【性格】真面目。もしくは頑固
【得意魔法】
反転魔法 彩芽自身の魔弾の威力を基準とし、相手の魔翌力が大きいほど有利になり小さいほど不利になる不思議な魔法。
【備考】現二年生。これまでに目立った活躍はなかったが土壇場のメンバー変更が功を奏して決勝まで勝ち進めた。魔法の性質の都合、強くなりすぎてもいけないので魔翌力の鍛錬が難しい。


958以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:30:40.60NTbZR+iDO (1/1)

【名前】オルフィア・リーフォース
【容姿】紫のウェーブがかったロングストレートに赤目 年齢の割には結構なグラマラスボディ
【性格】礼儀正しい敬語口調だが、底知れない怪しげな魅力も振り撒いている
【得意魔法】魔力消失
強弱に関わらず、ありとあらゆる魔力を消失させるフィールドを張り巡らせることが出来る
フィールドはオルフィア自身の魔力がある限り維持することが出来るが展開中は自身の魔法も打ち消されてしまうのが弱点
【備考】
リリウムに入学した新入生。しかし一年生大会の時に大会に出ていたかが定かではない。
というよりごく一部の人間はいつからリリウムに通っていたのかの疑問も覚えているらしく謎が多い人物。


959以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/20(日) 23:48:35.42ha4sqOfI0 (1/1)

【名前】ゲネヴィア・黒須
【容姿】銀から黒にグラデーションしてるミディアムヘアー、碧眼つり目、胸もあるが全体的に太いぽっちゃり体型
【性格】善悪二元論を多用する委員長気質、融通が利く方ではなく「万が一」や「もし何かあったら」が口癖
危険=悪と考えるフシがありそのせいで半ば力=悪だと決めつけている
【得意魔法】魔翌力を帯びたモノを反射する反射板を作れる。魔翌力皆無の物理攻撃(単純な投石やベアナックルなど)は素通りしてしまうが魔法により生まれたモノは大概反射できる
魔法を使わない投擲でも魔石やマジックアイテムなら反射するし魔翌力で動かしていれば魔翌力の無い物も跳ね返す
【備考】自分は異性愛者だと必死になって言い聞かせてる(百合でないとは言ってない)
また百合女子への当りもキツイ


960 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 00:03:19.24xWnoZNWAo (1/9)

1.シェリル
2.アテナ
3.明里
4.セシル
5.彩芽
6.オルフィア
7.ゲネヴィア

たくさんの設定案ありがとうございます!
↓から投票
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【20】を超えたキャラが???となります
本日中に誰も【20】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります


961以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:04:22.67zLlGEvnwO (1/1)

5


962以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:05:05.99ZpCUA7UK0 (1/1)

1


963以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:05:06.49/GQkQm/90 (1/1)

7


964以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:05:33.70mvv+Iu4pO (1/1)

3


965以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:05:36.76MRbE4Gq0O (1/1)

6


966以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:05:38.14H3MB7Jz7O (1/1)

1


967以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:06:06.82XcveHKxPO (1/1)

1


968以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:06:10.44y/gZCQtgO (1/1)

7


969以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:06:21.63gAoVMcwj0 (1/2)

5


970以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:06:39.67NQn/Rq92O (1/1)

1


971以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:06:42.13qjLmeXY/O (1/1)

5


972以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:07:11.87PKsGXXkk0 (1/1)

5


973以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:08:23.27KZY2ih66O (1/1)

ぽっと出だしどのようにでも処理できる6とかにしたかった気もするけど、ここから絡ませられるかな


974以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:10:35.85qBfXKW33O (1/2)

まあネームドとは言っても大会専用の強キャラみたいな扱いじゃない?


975 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 00:18:04.46xWnoZNWAo (2/9)

新キャラはシェリル・オルゼラリアとなりました
設定は>>950を参照


976 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 00:19:51.59xWnoZNWAo (3/9)

今スレはここまで
皆さんいつもスレにご参加いただきありがとうございます!


977以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:22:02.31CtXimQhu0 (1/1)



キャラの増加ペースに安価を取る側がついていけてない気はする…
魔王はいいとして1年生6人、ゼーレさんチーム3人、加えて今回のシェリルで1人で計10人もいるからな…

それと御桜、エルクが空気になりがちか。そう思うなら自分でとれよと言われたらそこまでだが


978以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:27:02.58qBfXKW33O (2/2)

多少はしゃーない


979以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:27:33.59gAoVMcwj0 (2/2)

>>957の設定を見て変更したチームメンバーに御桜とエルクが入ってたりしたら面白そう、と思っていた時期が私にもありました


980以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 00:38:24.35392Az/03O (1/1)

スレの残りで小ネタ投下するだろうから一度止めておいた方が良さそう。順番的にヴィーネチーム誕生秘話かしら


981以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 10:52:34.71UctwwTIUO (1/2)

>>979
昨年度のメンバー2人が卒業したので今年はエルクと御桜が加入した、とかならいけそう。ノルンみたいなパターンもあることだし


982以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/21(月) 10:59:01.48UctwwTIUO (2/2)

二人ともトッププロの親族だし実は強キャラでしたって言われても説得力はあるんだよね。それ以上に未だに描写の無いこの二人の戦闘を見たいというのが大きいけど


983 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 22:59:33.33xWnoZNWAo (4/9)

エピソードゼロ
  最強を目指す物語


私は、最強と呼ばれるにはまだ未熟です。
きっとこれからも最強を目指すことに変わりはないでしょう。
 ーーヴィーネ・ケルキオン著 『自伝 最強を目指す物語』より抜粋


~~~~~


数年前……。

地方での試合だった。相手は手練のベテラン。こちらも同期で組んだチームで、お互いの手の内は知り尽くしていた。
相手の魔法を防ぎ、隙を見ては攻撃する。
白熱の試合の末なんとか勝利はものにしたが、魔力はだいぶ消費していた。
その夜。
近くに魔力を蓄えた湖があると聞き、そこまで観光も兼ねて飛んでいった。
月明かりに照らされた水面がキラキラと輝いていて、宝石が浮いているようだと年甲斐もなく見惚れてしまう。

「ゼレスちゃんに見せたら喜ぶかしら……」

靴を脱いで水辺に腰掛ける。ひんやりとした水が、試合で火照った体に心地良い。
ちゃぽちゃぽと足先で水を弄んでいると、ふと後ろに気配を感じる。
まだ遠いが、強大な魔力の持ち主だ。おそらくは野生の魔獣。この湖に魔力を浴びに来たのだろう。
町からは少し離れてるとはいえ、防衛のために戦ったほうがいいのだろうか。
考えを巡らせながら靴を履き直し、杖を構えて木陰に隠れる。

「ーーーなっ……!?」

しかしてそこに現れたのは、大きな傷を負ったドラゴンだった。
悲鳴をあげそうになるのを、すんでのところで堪える。
伝説の存在。
いないものとされている魔獣を目の当たりにした驚きと、それが酷い傷を負っている驚き。
見ただけで分かる。
巨大(おお)きく、堅固(かた)く、強靭(つよ)い。
それが無残にも血だらけとなり、荒い息を吐き、安息の地を求めている。
一体何者がこれほどの傷をつけたのか。好奇心と恐怖が混ざり合う。
しばらく水を飲むドラゴンを眺めていると、ふと顔を上げこちらに視線を向ける。

(見つかった)(殺される?)(餌、いや敵だと思われてる)

一瞬でいくつもの思考が浮かんでは消え、まるでスローモーションのようにドラゴンの口が開くのを見つめていることしかできない。

「ゴギャアアアアアアアッッ!!」

そして放たれた炎は私のーー。


984 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 23:00:26.99xWnoZNWAo (5/9)

「94六15壱6764200零6!!!」

私の横を通り抜けて、後ろにいた「ナニカ」にぶつかった。

「た、助けてくれたの……?」

ドラゴンは私と視線を交わす。

『人間よ、ここから離れてくれ。こいつはこの世界のものじゃない……。私がこいつを倒さなければ……』

優しい口調で語りかけてくれる。
だが傷は塞がっている訳もなく、劣勢なのは明らかだ。
そんな体なのに助けてくれたドラゴンを放っておけるほど私は薄情ではなく。

『に、人間……!?』

杖を構えて相手に向き合っていた。

「私、これでも結構強いのよ。協力してやっつけましょ」

『……かたじけない!』

「伍ッ!!」

直線。真っ直ぐドラゴンへ向かう道。止まることも曲がることもない。
そのスピードから考えられる偏差。

「そこ! 聖弾【ホーリーボール】!」

「8ッ!」

その「ナニカ」は、常識では考えられない反射で踏みとどまり、右にステップした。
本来なら当たるはずだったホーリーボールは地面で弾け、一瞬だけの閃光となって辺りを照らした。
夜の暗がりの中では私の魔法は一層の眩しさを得る。
その眩しさをモロにくらったナニカは怯み、うめき声をあげてその場に留まった。

『素晴らしいぞ人間よ!』

黒い鱗の先にある、堅牢な爪。それを一切の遠慮なく叩きつける。
ドラゴンの一撃は空気を裂き、ナニカを地面にめり込むほどの威力で振り下ろされた。

「釟2037壱3仇1108参86!!」

『やはりそうか……! 同じ程の攻撃を先程も浴びせたというのにこの堅さ……。ダメージに対する即時免疫の獲得だな』

爪を持ち上げた跡には、ダメージなど喰らっていないという素振りのナニカが佇んでいた。
そして周りが揺らめき。

『グオオオオッ!!』

瞬時にドラゴンの爪が凍る。さらに、炎をまとった体当たりで、堅いはずの鱗を突き抜けてドラゴンにダメージを与えている。


985 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 23:01:06.94xWnoZNWAo (6/9)

「あ、悪魔……」

ドラゴンの全力を受け止めるタフネス。一方的な攻撃を加えるパワー。そして底知れない不気味さ。

「19参04六一仇830零!」

『人間、逃げろ……!』

この後に及んで、まだ私の身を案じている。
だが逃げたところでどうにもならない。
体が震える。
どうする、どうする。

「久遠さん!」

「フッ!」

林の中から、二つの影が勢いよく飛び出す。
一つはシュートで動きを止め、もう一つは懐に潜り込み、あろうことか悪魔に殴りかかった。

「零6弐ッ!?」

腹部を正確に射抜かれた悪魔は、胃から逆流した吐瀉物を撒き散らしながらも敵たる私達を睨みつけている。

「我らが大将も情けないですねー」

その声には聞き覚えがあった。
今年入団したばかりの選手だ。実力は折り紙つき、戦況判断にも優れた名手。

「紅林さん……!」

「はいはーい」

紅林茜。名家紅林家の娘にして、類稀なる魔法の才能の持ち主。そしてフィジカルにも目を見張るものがあり、マホリオだけでなく格闘技でもその名を轟かせている。
だがなぜ彼女がここに……。
同じ団体に所属しているが、トリオを組んでいる訳ではない。方や団体の顔である魔法使いと、今年入団の新人だ。挨拶や多少の交流はあるが、こんな戦いに身を投げ出すほどの信頼関係ではない。

「なんで私がここにいるのかはその子に聞いてくださいねー」

そんな考えを見透かされたのか、紅林さんに声をかけられる。
そう、出てきた人影はもう一つ。
見たこともない少女。ライトグリーンの長髪に、プロポーションの取れた長身の体型。じっくり見てみても、やはり見覚えのない人物だった。

「リリウム魔法学校、二年。サリア・マグノリア。いずれあなた達とトリオを組む魔法使いです」

「え……?」

言っていることが分からない。私とトリオを組みたいというファンは少なくない。だけど、紅林さんも交えてトリオを組むと断言する理由が分からなかった。

「サリアさんの魔法は未来視なんだってー。こっちに修学旅行で来てて、しかもここで三人で悪魔を止める未来を見ちゃったから、私に声をかけて来たらしいよー」

「未来視……」


986 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 23:02:02.69xWnoZNWAo (7/9)

珍しいが、確かに存在する魔法だ。
普通なら未来視を活かした占い屋として独立するものが多いが、マホリオのプロになるのはさらに珍しい。

「考えごとはあとです、ヴィーネさん。構えてください」

「え、ええ!」

『や、やめろ……。お前たちが敵う相手じゃない……!』

瀕死のドラゴンが息も絶え絶えに訴えかける。
でも、もう覚悟は決まっていた。

「二回も逃げろと案じてくれた。その優しさに報います、ドラゴンさん」

「久遠さん、右に! ヴィーネさん、サンクチュアリでドラゴンさんを守ってください! ドラゴンさんは湖の水で傷口をゆすいで、体力を回復してください!」

「脚深化魔法【ヘビー・レッグ】」

「了解! 聖域【サンクチュアリ】!」

消えたかと見紛うほどの速さで紅林さんが距離を取る。
そして私も魔法を展開。光のベールが私を中心に包み込む。神聖魔法の性質、"退ける力"をフルに使った防御魔法だ。ちょっとやそっとの攻撃では揺らぎもしない。
そのベールの中でドラゴンは湖に尾を突っ込む。器用に傷口を洗い、魔力をその身に浴びて回復しているようだ。

「仇43八10136陸七!!」

無防備となったサリアさんに悪魔が飛びかかる。
だが、そこに攻撃が来ることを知っているように、全くの無駄がない動きで体当たりを避けた。
躱されたことに怒った悪魔は、炎と氷の攻撃を同時に展開する。だがそれもサリアさんにはかすり傷一つ負わせられない。
そして怒りに身を任せた、再びの体当たり。

「久遠さん! 顎(ジョー)!」

「腕深化魔法【ヘビー・フィスト】! シッ!」

一瞬で間合いを詰めた紅林さんが、全霊の力で顎(?)を打ち抜く。
サリアさんしか眼中になかったのか、悪魔はあっけなく攻撃を食らう。
脳を揺さぶられたのか、声を上げる間もなく悪魔が沈黙した。

「……あっけないなー」

「久遠さん、まだです」

悪魔が顔を上げる。
攻撃は当たらず、しかも好きなように殴られる。その怒りに体を震わせ、憎悪をありありと滲ませている。

「953ニ6伍345四6壱一0七仇31!!!」

ビリビリと大気が震えるほどの魔力。
炎神魔法と氷神魔法が同時に来たかのような破壊力だ。

「久遠さん、サンクチュアリの中に!」

二人がサンクチュアリの中に入ってくる。
神魔法二つを受け止めたことは今までない。ありったけの集中力で前面に魔力を固め、ひたすら耐え続ける。

「こ……の……!」


987 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 23:02:54.16xWnoZNWAo (8/9)

だが悪魔も苦しそうだ。おそらく持てる全ての魔力を注いだ攻撃なのだろう。
耐えられるか、耐えられないか。私に懸かっている。
だが未来が見えるというサリアさんまでもがサンクチュアリの中にいるのだ。ならば応えなければならない。

『人間よ……』

ドラゴンが起き上がる。サンクチュアリの中で休んでいたドラゴンは、いつの間にか起き上がれるほどまで回復していたのだ。

『ドラゴンの力を見せてやる』

黒く艷やかだった鱗が、さらなる堅さを帯びていく。
それはもはや鱗と呼ぶには生物味がなく、ひたすらに鍛えられた玉鋼の如き輝きを宿している。

『堅さは悪魔だけの専売特許ではないぞ!』

二つの神魔法の中にその身を投げ出す。
怯む様子もなく悪魔の元に辿り着いたドラゴンは、固めに固めたその拳を全力で振り下ろした。
先程とは比べ物にならない衝撃。だがそれでも悪魔は生きている。

『どうした悪魔よ。魔法が止まっているぞ?』

「聖弾【ホーリーボール】!」

「久遠さん!」

悪魔が気づいた時にはもう遅かった。ドラゴンが足を止め、私が光で目を眩ませる。サリアさんの号令で紅林さんが飛び出し……。

「同じ威力だと既に耐性がついてるんだよね。じゃあ誇っていいよ、これは試合でも使ってない魔法だから」

紅林さんがさらに魔力を練り上げる。

「腕神化魔法【ネオ・フィスト】」

振り抜かれた腕は軌跡すら追えない速さで打撃を完了し、今度こそ完全に悪魔は沈黙した。

「終わった……?」

「終わりです。助かりました、ヴィーネさん、久遠さん」

悪魔の体が宙空に吸い寄せられる。
魔界への転送が始まったのだろう。ほんの数瞬で姿が掻き消え、まるで何事もなかったかのように静かな景色へと戻っていた。

「ドラゴンさんも、ありがとうございました。もっと早く来れたら良かったのですが……」

『いや、あれ以上遅くならなかったことに感謝しよう。お陰で命を救われた』

優しい声だ。

『いえ、これでは上から目線すぎるわね。ありがとう、ほんとに助かったわ』

「あれ、口調変わったねー?」

『ふふ、さっきまでは緊張でああいう口調になってたの。でも好きな人となら緊張せず話せるから。こっちが私の素の口調よ』


988 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/21(月) 23:04:21.06xWnoZNWAo (9/9)

それからしばらく湖のほとりで三人と一匹で談話を楽しんだ。

サリアさんが卒業したら、私達と組む未来が視えていること。
ドラゴンの名前はレイア。娘もいるから仲良くしてほしいとのこと。
紅林さんがサリアさんに「久遠さん」と呼ばれていたのは、今の彼女と近い内に結婚する未来が視えて、今の名前とごちゃごちゃになって呼んでしまったとのこと。
ドラゴンの存在は秘密にすること。

そして、いつかまた誰かが危ない目にあったら、ここにいる四人で協力して乗り越えること。

そう約束した。



そしてその数年後である現在。
サリアさんの言うとおり、私達三人はトリオを組むことになった。
世代もバラバラなのに、デビュー戦から驚くほどのコンビネーションを見せるトリオ。スポーツ紙には連日のように私達のニュースが載る。

「また新聞なんか読んでるんですかー?」

茜さんが話しかけてくる。

「新聞は大事ですよ。茜さんもちゃんと読んでください」

逆側からはサリアさんが。

「新聞っていうか、私達の記事よ」

バサッと広げると、両側から二人が覗き込んでくる。
では、今まで私が読んでいた記事のタイトルを読み上げよう。

「『最強のトリオ、未だ快進撃止まず!』」

二人に抱きつく私と、照れながらも笑うサリアさん、嫌そうな顔ながらも拒否しない茜さん。
その写真を見て、私達三人は顔を見合わせる。

「最強って言っても、レイアさんの固めた鱗は砕けそうもないしなー」

「あの時の悪魔の攻撃、レイアさんが止めてくれなかったら私のサンクチュアリが砕けてたわよ」

「あの巨躯でとてつもない俊敏さのレイアさんです。私が未来を視たところで避けられそうもありません」

くすりと笑って、あの時のドラゴンさんに思いを馳せる。
我々、未だ最強には程遠く。

「ヴィーネ選手、茜選手、サリア選手。入場の時間です!」

控室にスタッフが来る。
新聞を畳み、立ち上がる。

「じゃあ、いきますか」

「おー」

「はい!」

これが私達の結成秘話。そして最強を目指す道中の物語。
最強を目指して、私達は明日もまたスタジアムへ足を運ぶ。


989以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 01:38:16.44W1rTmtIZO (1/1)

ヴィーネチーム、レイアと面識があったのか


990以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 11:12:41.09yKvAC1smO (1/1)

おつおつ
スキアとの戦いではこの四人がまた揃うことになるのか……今度はラピス達も加わりそうだからさらに凄まじいことになりそうだ


991以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 11:24:39.39yhzVqtq9O (1/1)

あれ、サリアと茜って加入時期違うんじゃなかったっけ(5スレ目>>718)


992 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/22(火) 14:24:14.59uV+1IplQo (1/1)

20年ほど前、ヴィーネがプロに
(スレの現時点から)6年前、茜がプロに
(スレの現時点から)3年前、サリアがプロに
そしてサリアがプロになると同時に、ヴィーネの同期は引退
茜もチーム組み換えにより、3人が組むことに

>>985で、茜が今年入団の新人、サリアはまだリリウムの生徒となっています
が、未来を見たために、修学旅行を抜け出して茜に声をかけて戦いに来たという風に描写しています

チームへの加入はバラバラですが、トリオになったのはサリア入団直後に、茜も同時にまとめて組んだという感じです


ただここまで書いて気づきましたが、これだと茜とサリアの加入年が2年しか違いませんね…
このサイドストーリー時点で、茜はプロ2年目という風に読み替えてもらえれば助かります


993以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 16:32:46.316XIMltp8O (1/1)

ヴィーネ達も悪魔、それも上級のとやりあってたんだなぁ。そりゃあ茜もノワールと互角にやりあえる訳だ

それにしても茜は、素の身体能力+魔法ブーストで俊敏に動き回りながら軌道上には残像の如く花弁が舞うとかめちゃくちゃカッコいいだろうな


994以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/22(火) 22:15:26.13LMgylBT0O (1/1)

レイアがタイマンで勝てないくらいには強かったんだな・・・


995 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/23(水) 22:27:02.51zA005lFho (1/1)

現在各キャラクターのプロフィール欄に使用魔法の追記作業をしています
新規スレ立ては明日になるかと思います
お待たせして申し訳ありません


996以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/23(水) 22:31:39.36ay6hhUZmO (1/1)

了解

6スレ目の最初、ヴィーネチームの3人が抜けてるね


997以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/24(木) 00:34:44.85EQMyWOiHo (1/1)

乙。ゆっくりでええで


998 ◆ZOSRNJGVq.2020/12/25(金) 00:29:42.15YJjCFc/jo (1/1)

【安価】ウィン「リリウム魔法学校へ! 7……ナナ?」【百合】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1608822860/

次スレになります、よろしくお願いします


999以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/25(金) 00:36:58.471w5F5Pk50 (1/1)

>>1000ならリズに番いができる


1000以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/12/25(金) 00:48:45.26jkc5ak1WO (1/1)

>>1000ならエルクと御桜に何か出番が欲しい