252以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/22(日) 02:21:46.20snwx+kQHO (6/7)

あさひ「……すべて終了、っす」

P「なんだかんだ買った花火を全部使っちゃったんだな……」

あさひ「線香花火……またできるっすかね」

P「できるさ。また買って、今日みたいにやればいいんだ」

あさひ「プロデューサーさんがいてくれたから、今日はいろんな発見ができた気がするっす!」

P「それは良かった。俺も、あさひに気づかされたこととか、あると思うよ」

あさひ「いやーっ、今日は楽しかったっす! ありがとうございますっす! プロデューサーさん!」

P「俺のほうこそ、あさひと一緒に花火ができて、たくさん話もできて、楽しかったよ。ありがとうな」

あさひ「はいっす!」

あさひ「今日のことは……きっと、一生忘れられないっす!」

P「ははっ、でも、そのうち、彼氏とかと一緒に花火やって、今日の楽しさが上書きされるかもしれないぞ? ……なんてな」

あさひ「……」

P「あさひ?」

あさひ「……なんでもないっすよ~。さ、帰るっす」タタタタタ

P「ああ、車停めたところに向かおう……って足速っ!? ま、待ってくれよ」

あさひ「プロデューサーさん! 今日の記憶は、上書きなんてしてやらないっすよー!」

あさひ「それでも上書きしたいって思ったら、そのときは、また、プロデューサさんと花火をやるっす!!」


253以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/22(日) 02:22:19.92snwx+kQHO (7/7)

とりあえずここまで。


254以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/22(日) 06:55:40.89rVgl7amuo (1/1)

おつー


255以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 01:24:49.06Ys/YOZGbO (1/7)

~事務所~

P「買い物?」

愛依「そうなんだよね~……。お兄とお姉は出かけてて夜まで帰ってこないとか言い出すし、かと言ってさすがに下の子たちを振り回すわけにも……ね」

愛依「男手があると助かるなーって思うんだけど、どう?」

愛依「ほら、明日って日曜じゃん? だから……プロデューサーも空いてるかなーって」

P「まあ、空いてはいるぞ」

愛依「あ、別に疲れてるとかなら無理にとは言わないし……!! プロデューサーさえよければ……」

P「いや、別に構わないぞ」

P「行こうか」

愛依「ほんとっ! やった! マジ助かるわ~」

愛依「サンキューね」



翌日。

~某大型ショッピングモール~

愛依「……」

P「どうかしたのか?」

愛依「なんか……こんなでっかいところに来たの久しぶりでさ」

愛依「めっっっっちゃテンション上がってる……!」

P「ははっ、まあ、今日は愛依の好きなようにしたらいいさ

P「俺は車出して荷物持ちするために来たつもりだし」

愛依「ほんと感謝しかないって! 車もあれば量とか気にせず一気に買えるしさ」

愛依「それに、普通にちょっとでかめのスーパーとかだと思ってたら、まさかこんなところに連れてきてくれるとは思わなかったっていうか!」

P「楽しそうでなによりだよ」

P「ほら、買い物に来たんだろ? まずは何を買うんだ?」

愛依「そんじゃねー――……」


256以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 01:26:44.70Ys/YOZGbO (2/7)

愛依「食べ物とかは最後に買いたいし、最初はこの辺からかな~」

P「なるほど、服屋か」

愛依「ちょっ、確かにそうだけど、その呼び方はやばいっしょ」ケラケラ

P「じゃあ……ブティック?」

愛依「まあ、それでいい……のかも? てか、メーカーとかブランドで呼ぶもんじゃね?」

愛依「プロデューサー、ひょっとしてファッションとか興味ないカンジ?」

P「うーん、正直よくわからん……」

愛依「あ、じゃあうちがプロデューサーの私服選んだげるわ!」

P「え、でも愛依の買い物に来てるのに……いいのかよ」

愛依「いいのいいの! いいから行こ!」グググ

P「あ、ちょ、わかったから、押すなって……」


P「これは……」

P「名前とかは聞いたことのある店ばかりだな」

愛依「プロデューサーってさ、アイドルのプロデュースしてるんだよね?」

P「そりゃそうだが」

愛依「それならさ、衣装とかの話でファッションとか考えるんじゃない? って思ったんだけど」

P「いや、デザインとファッションは俺の中では別というか……」

P「ましてや、アイドルのことじゃなく自分のこととなるとな……」

愛依「……そっかそっか! じゃあ、うちも教えがいあるわ!」

愛依「まずはここ入ろ。ほらほら」


愛依「うーん……」

P(食い入るように服やマネキンの着飾ったやつを見てるな……)

P「愛依は、こういうファッションとか、結構好きなのか?」

愛依「まあ、嫌いじゃないかな。アイドルやるようになって、衣装さんといろいろ話すうちに知ったってカンジ?」

P「なるほどなぁ――まあ、そうだよな」

P「アイドルって仕事は――歌って踊って魅了してというのが基本っちゃ基本だけど、俺としては、それ以外にもいろんなことを学んでもらえたら……なんて思うかな」

愛依「へー……」クスッ

P「ど、どうかしたか?」

愛依「なんでもなーい。ほら、ちょっと上下選んでみたから試着してよ!」

P「お、おう……ありがとう」


257以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 01:30:59.20Ys/YOZGbO (3/7)

愛依「どーおー?」

P「……」

愛依「プロデューサー?」

P「き、着てみた……」シャーッ

愛依「おお! 結構決まってるくない?」

P「そうかな……はは、ありがとう」

愛依「あ、プロデューサー照れてるっしょ~。貴重なとこ見ちゃったな~」

愛依「……うん、うん。見れば見るほどいいわ。うちすごくね?」

愛依「色の組み合わせと……ここに入ってるラインとか、可愛いわ~」

P「か、可愛い……?」

P「それなんだけどさ」

P「よく女の子ってメンズとかレディース問わず「可愛い」って言うのは、どういう感想なんだ?」

愛依「え? うーん……、あはっ、うちもわかんない!」

愛依「とにかく可愛いもんは可愛いってカンジ? 細かい理屈とかはいいんじゃね?」

P「愛依はファッション関係のコラボもできるかもな」

愛依「マジ!? それ楽しそうじゃん!」

愛依「……あ、でも、うちってクールキャラでアイドルやってるし……テンションのメリハリとか頑張んないとだな~」

P「それだけ自分の仕事のこと考えてくれてるなら、俺としては安心だよ」

P「まあ、仕事のことはともかく――」

P「――服、選んでくれてありがとうな。買うよ、この組み合わせで」

愛依「いいの? うちの趣味で選んじゃっただけだけど」

P「まあ、俺はもともと自分のファッションには興味なかったしさ」

P「愛依が俺の服選んでくれるなら、もうそれが俺のファッションでもいいかな……なんて」

P「だから……うん、そうだな。愛依がいればいいよ。俺が服を選ばなくてもさ」

愛依「!」

愛依「……そっか」

P「愛依?」

愛依「もー、……しょーがないから、そうしてあげる!」ニカッ

愛依「ほら! そしたら、次行こ次! プロデューサーに似合いそうな組み合わせ、まだあるんだ~」グイッ

P「えっ、ちょっ、愛依の買い物は……」

愛依「これもうちの買い物だし!」

愛依「うちとプロデューサーの! 買い物でしょ」

P「……ははっ、おう!」


258以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 01:53:27.07Ys/YOZGbO (4/7)

愛依「……」

P「うぐぐぐぐ……」

愛依「あの……さ、うちもなんか悪かったっていうかー……」

愛依「うちも持つよ? いまさらだけど、プロデューサー、うちの着せ替え人形してくれただけだし……服だけなのにそんなに持たせちゃって……」

P「だ、大丈夫だ……それに、一旦車に積みに戻るためにいま移動してるわけだし……」

P「俺は荷物持ちだ……気にするな」

愛依「……」

愛依「じゃ、じゃあ、さ」

愛依「こうしよ? ね?」

P「?」

愛依「一回止まって荷物下ろして」

P「……あ、ああ」ドサッ

愛依「このでっかい袋に、小さいのをまとめて……っと」

愛依「これとこれと……それからこれ、プロデューサー持ってくれる? うちはこれとこれ持つからさ」

P「わかった」

P「この一番大きいのはどうするんだ?」

愛依「こうする……」

愛依「ほ、ほら! 片方はうちが持ってるから、もう片方持ってよ」

愛依「そうすれば、一緒に持てるっしょ」

P「そ、そうだな……」

愛依「……」

P「っと……お、これは楽だな」

愛依「あ」

P「?」

イッセーノセー
キャッキャッ

P(ふと、小さい子ども1人を連れた親子連れ3人が目にとまる)

P(父親と、母親と、それから子ども――)

P(――両親の間にはさまって、それぞれ片腕ずつを持ってもらった子どもは、タイミングよく両親にひっぱられてブランコ遊びをしている)

P(よくある、日常の中の微笑ましい光景だ)

P「なんか、さ」

P「俺たちは荷物だけど、持ち方はなんとなく似てるよな」

愛依「っ! ちょ、ちょっとなに言ってんの……もう」

P「愛依?」

愛依「別に何でも……ほら、早く駐車場行こうよ……」


259以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 01:57:58.49Ys/YOZGbO (5/7)

P(それからも、愛依といろいろな店をまわった)

P(レストランで昼食をとり、生活雑貨やインテリアなど、いろいろ――)

P(――買い物という漠然とした目的で来たが、それゆえに何をしても楽しかった)

P(それに、愛依が楽しそうで、なんだか嬉しいという気持ちとともに、安心感を覚えていた)

P(芸能界という世界に踏み込んでいる以上、アイドルである彼女――彼女らはストレスを抱えているんじゃないかと思っていたからだ)

P(今日は……来てよかったな)

P(俺のためにも)


愛依「よーっし、これで最後!」

P「スーパーか」

愛依「じゃ、がんばってこ! プロデューサー!」

P「ああ、そうだな」


愛依「あとは――……って、あ」

P「何かあったのか?」

愛依「あはは……いや、あそこにさ、おもちゃ付きのお菓子のコーナーあるなって」

P「ああ……食玩か」

愛依「弟が欲しがることもあったからさー、なんかそれ思い出しちゃった」

愛依「プロデューサー、言っとくけどおもちゃ付いてるお菓子は買わないからね……なんて。……ん? って、あれ?」

愛依「いない……あっ!」

愛依「……」

愛依「……あははっ、もう」

P「これ……近所だと売り切れになってるやつ……」

P「うーむ……」

P「ほ、欲しい……!」

トントン

P「はい? ……あ」

愛依「……」ニコニコ

P「いや、違うんですよ」

愛依「はぁ……まあ、別に買ってもいいけどさ」

愛依「意外とコドモっぽいとこあんだね」

愛依「冬優子ちゃんあたりに話したら……」

P「やめてください」

愛依「うそうそ、別に言ったりしないって!」ケラケラ


260以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 02:01:35.53Ys/YOZGbO (6/7)

~駐車場~

P「ふぅ……やっと詰め込めたぞ……」

ピトッ

P「ぅぉ冷たぁっ!?」

愛依「あはははっ、いいリアクションじゃん!」

P「はぁっ、はぁっ……め、愛依か……」

愛依「はい、お疲れさま。プロデューサーはコーヒー好きかなって思って、そこの自販機でアイスの缶コーヒー買ってきた!」

P「愛依……」

P「ありがとう……」グスッ

愛依「ちょっ!? 泣いてんの!?」アセアセ

P「……ふっ、嘘泣きだ」

愛依「え?」

愛依「も、もう……! マジでおかしくなっちゃったのかと思ったんですけど!」

P「ははっ、すまんな」

愛依「……」

愛依「……なんていうか、さ」

愛依「こう、その……」

愛依「うち、プロデューサーにどうお礼したらいいのかな……」

P「そんなこと気にするなって。俺がしたくてしたんだからさ」

愛依「だ、だけど……!」

P「ほら、愛依に缶コーヒーももらえたし。気にするなら、これが報酬ってことでいいよ」

愛依「うちが言いたいのはそういうことじゃなくて……」

P「?」

愛依「……」

愛依「……ま、いまは――いいっか」ニコッ

愛依「これからもうちがプロデューサーの服選んだげるから!」

愛依「……だから、さ――」

愛依「――一緒に買い物! ……また行こーね」


261以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 02:32:48.72Ys/YOZGbO (7/7)

とりあえずここまで。共通ルートでは、一部、ほとんど同じ話になっているところもありますが、長い目で見ていただければと思います。


262以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 07:26:56.99kSmNtRU30 (1/1)

おつ 楽しんで見てます


263以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 07:44:46.41P33DYGKDO (1/1)



まだ誰ルートってわけじゃないのね


264以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/24(火) 09:51:04.91b6z+nu1ZO (1/1)

おつおつ


265以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 01:25:46.328rx8EiIvO (1/6)

~事務所~

あさひ「うーん……」

冬優子 ポチポチ

愛依「zzzZZZ」

P カタカタ

あさひ「むむむ……」

冬優子「あ、そうだ。ここは……」ポチポチ

愛依「zzzZZ……フガッ」

P カタカタ

あさひ「あーっ! わかんないっす!!」

冬優子「もう! うっさいわねー……さっきから何うなってるのよ」

愛依「っ!? な、なに!?」ガバッ

P「ははっ、にぎやかだな」

あさひ「わかんないっす……」

冬優子「はいはい、何がわかんないっての?」

あさひ「いま、星はどこにあるのかが……わかんないんすよ」

あさひ「夜には見えるのに……太陽が昇ってるときには見えないじゃないっすか!」

冬優子「はあ? あんた何言ってんのよ」

冬優子「見えてないだけでいまもあるわよ――あの青空の上に」

あさひ「見えて……ない……?」

冬優子「そうよー。わかったら大人しくしてなさい」

愛依「ふわぁぁぁ……ねみ……。んーっ。寝ちゃった……zzzZZZ」バタリ

あさひ「でもでも、冬優子ちゃん。もし星が夜にだけ現れて……太陽が出てくると消える……それなら――」

あさひ「――不思議で、面白いことじゃないっすか?」

冬優子「あんたね……話聞いてたの?」

冬優子「いつ出てきていつ消えるとかじゃないのよ。いつもあるの。見えるかどうかが時間によって違うだけ」

あさひ「冬優子ちゃんは、それ、自分で確かめたことあるんすか?」

冬優子「それは……ないけど」

あさひ「これは……調べる必要がありそうっすね!」

冬優子「ふゆは付き合わないわよ。やるにしても、あんた一人でやってなさい」

あさひ「えー。あ、愛依ちゃーん……」ユサユサ

愛依「んー……? あと3分……」ムニャムニャ

あさひ「もー、つまらないっすー!」

あさひ テテテ

あさひ「プロデューサーさん!」

P「お、あさひか。どうした?」

あさひ「昼の間……星はどうなってるっすか?」

P「そうだな……今度、調べてみようか、一緒に」

あさひ「わーい! やったー!!」

冬優子「あんた正気なの? その中学生を相手にするわけ?」

P「まあ、プロデューサーである前に……大人だしな。子どもの疑問に答えてやりたい気持ちはあるよ」

冬優子「ふーん……あっそ! ふふっ、ま、頑張んなさい」


266以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 01:48:58.088rx8EiIvO (2/6)

~某高原地帯~

P(今日は早朝から地方でストレイライトとして出すアルバムのジャケット用の撮影――のはずだった)

P(というのも、現地に到着したとたんに天候が悪化し、延期になってしまった)

P(事務所の持つ素材を撮るためのロケでもあるから、割りに重要な撮影でもあったんだが……)

P(もしかしたら、外での撮影は取りやめて、すべてCGを使った演出に変更になるかもしれない――なんて話も浮上している)

P(ストレイライトのイメージとも合っているという考えによるものだ)

P(……それにしても)

P(天気がよければあさひを……3人を天文台に連れて行って、『昼の星 観察会』に参加させてやりたかったな)


P「3人とも、わざわざ早起きして出向いてくれたのに……すまない」

愛依「あ、プロデューサー……プロデューサーが悪いわけじゃないんだし、謝る必要なんかないって!」

冬優子「愛依と同意見。天気は悪いけど、この場に悪者なんて1人もいないわよ」

あさひ「……」

P「そう言ってもらえると助かる……ん? どうしたんだ、あさひ」

あさひ「いや、これ……」

冬優子「!!!」

愛依「あちゃー……」

あさひ「超でかい芋虫っぽいクリーチャーっす。どしゃ降りになる前に地面を調べてたらいたんすよ」

冬優子「はぁ……前言撤回。悪者ならここにいるじゃない」

愛依「ほら、あーさーひーちゃんっ」

愛依「虫さんもさ、自分の住んでるとこにいさせてあげないとかわいそうっしょ?」

愛依「だから、ね?」

あさひ「うー……そういうもんすかね……」

あさひ「愛依ちゃんに怒られちゃったっす……」

冬優子「愛依、ナイス」グッ

愛依「怒ってないってー。一緒に行ったげるからさ、帰してあげよーよ」

あさひ「はいっす……」

P「はは……」

P「思ったよりも早く帰ることになっちまったな……」

冬優子「なに浮かない顔してんのよ」

P「いや、その……サプライズ的に、天気が良かったら撮影後に天文台に連れて行ってやろうと思っていたんだが……」

冬優子「もしかして、この前あさひが言ってたやつのこと?」

P「あ、ああ……」

冬優子「……はぁ」

冬優子「呆れた」

P「時に素朴な疑問というものは……とことんまで追究すべきなんだよ」

冬優子「はいはい。ご高説どうも」

P「……」

冬優子「ま、まあ? 覚えていてあげてるってのは、優しいんじゃない?」ボソッ

P「えっ?」

冬優子「あーもー! 何度も言わせないで」

冬優子「……」

冬優子「……あんたの、優しい気持ち。何も間違ってなんていないわよ」ボソッ



267以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 02:19:53.908rx8EiIvO (3/6)

~事務所~

P「ただいま戻りました……」

愛依「たっだいまー!」

冬優子「あんた車の中で爆睡したからってテンション高すぎじゃない……?」ハァ

あさひ「……」

P「こっちに戻ってきたら普通に良い天気だし、なんだかなぁ……」

はづき「あ、プロデューサーさん、ストレイライトの皆さんも……おかえりなさい」

はづき「聞きましたよー。今日は災難でしたね」

P「はい……また練り直しかもしれません」

はづき「そ、そうですかー……」

P「……」

はづき「とりあえず上がってください。仕事も一旦はいいですから、休んだほうがいいですよ」

P「すみません。そうします」

あさひ「……」

冬優子「ソファーソファー……」

はづき「プロデューサーさん以外もまいっちゃってますかね~?」

愛依「あはは……冬優子ちゃんは寝足りなくて機嫌悪いだけだと思うけど」

愛依「あさひちゃんは捕まえた虫逃がすように言ってからあんな調子だし……」

愛依「プロデューサーは……なんていうか……」

はづき「? 何かあったんですか~?」

愛依「冬優子ちゃんから聞いた話だと、プロデューサーが撮影の後にうちらを天文台に連れて行こうとしてたみたいでさー」

愛依「あさひちゃんが星に興味持ってたから、そのためのサプライズ……ってカンジ?」

愛依「だから、プロデューサーは2重にしんどいんだと思う……」

はづき「そんなことが……」

愛依「なんかみんな暗いし、うちとしては元気出して欲しいんだけどなー」

はづき「……! そうだ」

愛依「?」

はづき「あ、愛依さんも上がって休んでてください」

はづき「私はちょっと野暮用が~」


268以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 02:44:11.578rx8EiIvO (4/6)

夜。

P「ふぅ」

P(あれから少し休んで仕事に取り組んだけど……あんまり進められなかったな……)

P(3人はどうせ暇だからと自主練に行って、それもさっき終わって戻ってきて、また事務所でくつろいでるという感じだ)

P(時計は……)

P「……って! もうこんな時間か!」

P「3人とも、そろそろ帰らないと……もういい時間だぞ」

冬優子「もう少し休ませてよ。練習終わってすぐだし」

P「そ、そうは言ってもな……」

冬優子「ふゆたちが心配なら、仕事帰りのついでであんたが送ってよ。今日は車あるじゃない」

P「でも、俺の仕事なんて何時に終わるかわからないぞ?」

冬優子「……あーもーやめやめ。ふゆ、まだやることあるから。じゃ」ポチポチ

P(やることって、スマホをいじってるだけじゃないか……)

愛依「はいそこまで! 2人ともカリカリしないー」

愛依「気持ちはわかるけどさー、お互い疲れてるからイライラしちゃってるだけっしょ?」

冬優子「ふん……」ポチポチ

P「……」

あさひ「ふわぁ……愛依ちゃん……?」

愛依「あ、ごめん、起こしちゃった?」

あさひ「うーん……」ヌボー

愛依「寝起きのあさひちゃん、かっわいー」ナデナデ

あさひ「あー……う-……目が回るっすー……」

愛依 ウインク

P「ははっ……すまないな、愛依」

P「はぁ」

P「流石に、俺も休憩するか……」

トントン

P「? ……あ、はづきさん」

はづき「プロデューサーさん、ちょっといいですか~?」クイクイ

P「はい……? まあ、ちょうど休もうとしてたところなんで大丈夫ですけど」

はづき「見てもらいたいものがありまして~」

P(仕事関係の話か?)

P「わかりました。いま行きます」

はづき スタスタ

P スタスタ


269以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 03:08:19.198rx8EiIvO (5/6)

~事務所、倉庫~

はづき「はい、これ、どうぞー」

P「え、これって……」

はづき「天体望遠鏡です~。結構良いモデルなんですよ?」

P「はぁ……でも、なんでこれを?」

はづき「愛依さんから聞いたんです。今日のこと」

P「今日の……あ、ああ……ははっ、そうでしたか」

P「なんとも情けないというか、格好つかないというか、そんなところですよ」

P「もしかしたら、今日のことは、仕事を踏み台にして遊びに興じようとした罰なのかもしれませんね……なんて」

P「……」

はづき「プロデューサーさんは、優しい方です」

はづき「あさひさんのため……だったんですよね~?」

P「俺はあさひのために何ができるのか……時々、そんなことを考えます」

はづき「プロデューサーさん……」

P「ユニットをプロデュースしてる人間がこんなことを言ってはいけないのはわかってる……それでも」

P「あさひの才能は――」

P『!』

あさひ『――っと……うん、決まった!』

P『君、ちょっといいかな?』

あさひ『? わたしっすか?』

P『ああ、さっきのダンスって――』

P「――っ。いえ、やっぱり、なんでもありません」

P「……俺なんかがあさひを理解してやろうなんて、そもそもおかしい話なのかもしれない」

P「それなら……そうだったとしても……、あいつを受け入れてやって、寄り添ってやるべきだと思うから」

P「アイドルの仕事に関することであっても、そうでないことであっても……」

P「ははっ、まあ、今回は大失敗でした」

P「……」

P「驕ってましたかね。結局、1人で盛り上がって、1人で落ち込んでるだけですし」

はづき「あさひさんにしてあげられることはまだありますよ」

はづき「もう~、何のために私がこれを用意したと思ってるんですか~?」

P「……ま、まさか」

はづき「事務所があるここならー……天気は抜群に良いですよ」

はづき「屋上で天体観測、しましょう~」


270以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 03:09:10.518rx8EiIvO (6/6)

眠すぎるので一旦ここまで。


271以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/25(水) 08:21:03.86K7lU5vbso (1/1)

おつー


272以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 02:09:34.46tGhwdT7hO (1/5)

~屋上~

P「……」

P(空気も澄んでいるし、天体観測には申し分ない天候だ……)

あさひ「はづきさん、これが望遠鏡なんすか?」

はづき「そうですよ~。それも、結構いいやつ、です」

あさひ「……」

はづき「分解したり壊したりはしないでくださいね~。高いんですからこれ」

あさひ「なんでわかったんすか!?」

はづき「~♪」

冬優子「あさひ……あんた、ほんと元気ね」ハァ

愛依「まぁまぁ、いいんじゃん?」

愛依「プロデューサーがやろうとしてたコト、できそうなんだしさー」ヒソヒソ

冬優子「はぁ……」

冬優子「……まあ、それもそうね」

あさひ「とぉーう!」バッ

P「……」

あさひ「?」

P「……」

あさひ「プロデューサーさん、どうしたんすか? ぼーっとして」

P「え? あ、いや……なんでもないよ」

P「あさひこそ、どうしたんだ? なんだか楽しそうじゃないか」

あさひ「もちろん楽しいっす!」

あさひ「だって、プロデューサーさん、覚えててくれたから!」

P「あさひ……」

P『そうだな……今度、調べてみようか、一緒に』

あさひ『わーい! やったー!!』

P「……ははっ。そうか、……うん。そうだよな」

あさひ「約束守ってくれてうれしいっす!」

P「そう言ってもらえてなによりだ」

P「さ、まだまだこれからだぞ?」

P「望遠鏡のセッティング、一緒にやらないか?」

あさひ「やるっす!」

P「よし! そうこなくっちゃな」

P「はづきさん、あとは俺がやりますよ」

はづき「あ、そうですかー?」

P「はい」

P「あさひ、壊すのは禁止だけど、ちゃんとした使い方で触る分には観察し放題だからな」

あさひ「ほんとっすか!? やったー!」

はづき「……やりましたね、プロデューサーさん」ヒソヒソ

P「ええ、まあ……そうですね」ヒソヒソ

P(とりあえず今は、あさひの笑顔が見れれば、それで……)


273以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 02:36:04.07tGhwdT7hO (2/5)

あさひ「……」

冬優子「あいつ、すごい集中力で覗いてるわね」

P「まあ、あさひだからな」

P(やはり……というか、集中力がすごいのは相変わらずだな)

P(セッティングが終わって望遠鏡を覗かせたら、そこでずっとはり付いてるんだもんなぁ)

愛依「ああなったあさひちゃんはすごいよねー。レッスンでも時々あんなカンジになってるし」

あさひ「……」

あさひ「あ――」

あさひ「――見えた」

P「どうだ? 何か見えたか?」

あさひ「アメンボっす!」

P「アメンボ……?」

あさひ「プロデューサーさんも見るっすよ! ほら、真ん中らへんにある……」

P「どれどれ……」

あさひ「見えたっすか?」

P「ああ」

P「これは、オリオン座だな」

あさひ「オリオン座?」

P「ああ。よいしょ……っと」

P「星座だよ。1等星や2等星が多いからここでもよく見えるんだ」

P「ギリシア神話のオリオンの姿に見立ててオリオン座って呼ぶんだよ」

あさひ「よくわかんないっすけど……アメンボじゃないんすね」

P「ははっ、何に見えるかっていう意味での正解はないと思うぞ」

P「日本では鼓に見えるからってことで鼓星なんて言うしな」

P「あさひにとってアメンボなら、アメンボでもいいんじゃないか?」

あさひ「そうっすか。じゃあ、あれはアメンボっすね!」

あさひ「星座……面白そうっす……」

あさひ「他にも知ってるんすか? プロデューサーさん」

P「ああ、そうだな……どれ……」

P「オリオン座の周りにいろいろあってな。あれがぎょしゃざで、反時計回りにふたご座、こいぬ座……」

あさひ「プロデューサーさんが覗き込んでるからわたしが見れないっす~」

あさひ「あれとか言われてもわからないっすよ」

P「す、すまん。いまどくかr――」

あさひ「どこなんすか? 星座」ズイッ

P「――っ!?」

P(望遠鏡から顔を離したその瞬間――)

あさひ「あ……」

P(――2つの青い目と、目が合った)

P(日本人離れした綺麗な顔立ちに目が離せなくなる)

あさひ「じ、じーっと見られると……その、照れるっす……」

P「あ、いや! そういうつもりじゃ……」

P(……どういうつもりも何もないだろう。ただ、あさひに釘付けになっていただけじゃないのか)

あさひ「……っ」モジモジ


274以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 02:55:44.07tGhwdT7hO (3/5)

P(あんなに顔が近づいたことなんて、今までなかったが……)

P(文字通り目と鼻の先で見たあさひの顔が脳裏に焼きついてまったく消えようとしない)

あさひ「えっと、プロデューサーさん。星座……」

P「あ、ああ……オリオン座の周りにな……」

P(それから、星座のことを教えてやった)

P(無我夢中になって話していたが、それはまるで自分が自動案内の音声を発しているかのようなもので……)

P(おそらく星座のことなんか1ミリも頭の中にはなくて、あるのは芹沢あさひという女の子のことだった)

P(あさひを解ろうとした)

P(あさひに寄り添ってやろうとした)

P(あさひの内在的な部分に注目していろいろなことを考えてきた……それが、今――)

P(――それまで無意識下であまり意識していなかったあさひの見た目に、自分の全神経が集中しているような、そんな感覚に陥っている)

P(ああ、俺は……本当に……)

P(まだまだ、芹沢あさひという女の子のことを、知らないんだ……)


冬優子「ふぅん。あれが冬の大三角……」

愛依「冬優子ちゃんー、そろそろ代わんない?」

冬優子「もうちょっと待って。……んもう! あいついろいろと紹介しすぎなのよ」

冬優子「ここまで来たら全部見てやるわよ……」

愛依「寒いから早くー……」

冬優子 ムムム

P「すまないな、あさひ」

あさひ「? なんで謝るんすか?」

P「昼に星を見せてやりたかったんだ」

P「あさひ言ってたろ?」

あさひ『もし星が夜にだけ現れて……太陽が出てくると消える……それなら――』

あさひ『――不思議で、面白いことじゃないっすか?』

P「ってさ」

P「結局、その疑問を解決してやることができなかったから……」

あさひ「確かに、そうかもしれないっす」

P「ああ、ごめん……」

あさひ「でも、たぶん星は昼にもあるっすよ」

あさひ「どの星も、周るように動いてたっす!」

P「それはそうだが……気づいたっていうのか……?」

あさひ「?」キョトン

P(すごい集中力で望遠鏡を覗いてはいたが……)

あさひ「だから、たぶんそうかなっていうのはわかったんで、いいんすよ」

あさひ「それも、プロデューサーさんと、こうして天体観測できたから……」

あさひ「プロデューサーさんが悪いことなんて何もないっす」

あさひ「むしろ、いいことだらけっす!」

P「あさひ……」


275以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 03:03:35.19tGhwdT7hO (4/5)

あさひ「星が昼間に見えないのも……何か意味があるのかもしれないっす」

あさひ「うーん、なんでなんすかね?」

P「ははっ、なかなかロマンチックな問いだ」

P「……」

P「確かに、見えるものがすべてじゃないってことは……あるのかもな」

P「見えてないものにも意味がある……見えていないのには理由がある……」

P「見えてないけど大切なものってのが、いつだってあるのかもしれない」

あさひ「見えてないもの……見えてるもの……」

あさひ「大切な……」

P「アイドルってさ、五感では語れないものがたくさんあるはずなんだ」

P「俺は、あさひがそれを想像する中で何を見つけてくれるのかを心から楽しみにしてるよ」

あさひ「……えへへ、そうっすか」

P「ああ」

あさひ「そうだ!」

P「どうしたんだ?」

あさひ「わたし、いま、面白いこと見つけたっす!」

P「お、それは気になるな」

P「よかったら、聞かせてくれ」

あさひ「プロデューサーさんっす!」

P「……え?」

P「お、俺?」

あさひ「そうっす! プロデューサーさんは面白いっす!」

あさひ「いろんな話をしてくれて、わたしのお願いも聞いてくれて……」

あさひ「アイドルを――教えてくれて」

あさひ「こんなに……、こんなにわたしのこと考えてくれる人、はじめてで……」

あさひ「わたしを、ひとりぼっちにしない……」

あさひ「……」

あさひ「わたし、アイドル頑張るっす! いままで以上に」

あさひ「面白いこと探し、続けていきたいから……」

あさひ「そこには、プロデューサーさんが一緒に……いてほしいっす」ボソッ


276以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 03:04:24.91tGhwdT7hO (5/5)

とりあえずここまで。


277以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 09:04:30.83wXI2fbqcO (1/1)

おつおつ
どことない不安…


278以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/27(金) 20:32:04.70H/8OLw280 (1/1)


はづきさんいるのに冬優子がふゆじゃないのおかしくない?


279以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 01:21:43.892BR33GPKO (1/1)

>>278

>>1です。ご指摘ありがとうございます。少なくともストレイライト以外の“アイドル”に関しては「ふゆ」として振舞っていると思うのですが、はづきさんに対してどうであったかが思い出せませんでした(そういうわけで、冬優子とはづきさんの間でのやり取りを書いていません)。とはいえ、はづきさんの前で「ふゆ」として振舞うことが確実な場合、何箇所か冬優子の態度として不自然なところがあるかもしれません。すみません。

ひとまず、以下のいずれかの場合だと一時的に思っていただければと思います。
・はづきさんがいるところでは冬優子のセリフはすべて小声、あるいは応答する相手がいない場合には脳内での呟き(そのとき、「」→())になっている(にしても事務所で気を抜きすぎ?)。
・実はあるタイミングではづきさんに猫かぶりがバレているor隠そうとしなくなったという世界線でのお話。
・はづきさんが奇跡的に冬優子の本来の態度を観測していない(一応、セリフがない間にその場にいないだとか別の方向を向いていてかつ周りの音を意に介していないだとかのこじつけは思いつきますが、だいぶ無理やり)。
お手数おかけします。

自分でももう少し調べてみます。はづきさんに対する冬優子の態度を決定付けるものを見つけた方は教えてくれると助かります。



280以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 01:50:46.25L+yU04myO (1/1)

冬優子朝コミュ⑥に、冬優子がPと社長を間違えるというのがあって
そのうちのGOOD選択肢が「社長とはづきさんには猫かぶりのままでいいのか?」
応答が「あったりまえでしょ!社長ってことは、この事務所で一番偉いんだから!」
「ふゆのことを気に入ってくれたら、きっといい仕事をいっぱい持ってきてくれるわよね!」

なんで、(本編に関しては)GRAD辺りを含めても、ストレイ外にはボロは出さないんじゃないかと思います
あんまりバレすぎると、あの信念は何だったんだ…何のために二つの仮面を受け入れたんだ…ってなりそうですし

ただ前提として、二次創作はそんなガチガチにしなくても良いと思います


281以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:29:48.44jI/iU3Ir0 (1/6)

>>280

>>1です。ご指摘ありがとうございます。言われて、自分でも手元のスマホ版で確かに確認しました。はづきさんには猫かぶりってことで良さそうですかね……。


282以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:37:56.76jI/iU3Ir0 (2/6)

>>267 訂正:


P「ただいま戻りました……」

愛依「たっだいまー!」

冬優子「あんた車の中で爆睡したからってテンション高すぎじゃない……?」ハァ



P「ただいま戻りました……」

愛依「たっだいまー!」

冬優子「あんた車の中で爆睡したからってテンション高すg……って、やばっ」

冬優子「……愛依ちゃん元気だね~♪」

愛依「冬優子ちゃん、顔、ひきつってるって」


冬優子「ソファーソファー……」

はづき「プロデューサーさん以外もまいっちゃってますかね~?」

愛依「あはは……冬優子ちゃんは寝足りなくて機嫌悪いだけだと思うけど」



冬優子「はづきさんお疲れ様ですっ。ふゆ、ちょっと疲れちゃったので上でおやすみさせてもらいますね♪」

冬優子「……」フラフラ

はづき「プロデューサーさん以外もまいっちゃってますかね~?」

愛依「あはは……冬優子ちゃんは寝足りなくて疲れてるだけだと思うけど」


283以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:42:12.97jI/iU3Ir0 (3/6)

>>268 訂正:


P「流石に、俺も休憩するか……」

トントン

P「? ……あ、はづきさん」



P「流石に、俺も休憩するか……」

冬優子 ポチポチ

冬優子「……!」

冬優子 ガサゴソ

P(なんだ? 冬優子のやつ急に行儀良くして……)

トントン

P「? ……あ、はづきさん」

P(ああ……はづきさんが来たからか)


284以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:44:36.10jI/iU3Ir0 (4/6)

>>272 訂正:


冬優子「あさひ……あんた、ほんと元気ね」ハァ

愛依「まぁまぁ、いいんじゃん?」

愛依「プロデューサーがやろうとしてたコト、できそうなんだしさー」ヒソヒソ

冬優子「はぁ……」

冬優子「……まあ、それもそうね」



冬優子「あさひのやつ……なんであんな元気なんだか」ヒソヒソ

愛依「まぁまぁ、いいんじゃん?」

愛依「プロデューサーがやろうとしてたコト、できそうなんだしさー」ヒソヒソ

冬優子「はぁ……」

冬優子「……まあ、それもそうね」ボソッ


285以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:48:19.57jI/iU3Ir0 (5/6)

>>272 訂正:

P「はづきさん、あとは俺がやりますよ」

はづき「あ、そうですかー?」

P「はい」

P「あさひ、壊すのは禁止だけど、ちゃんとした使い方で触る分には観察し放題だからな」

あさひ「ほんとっすか!? やったー!」

はづき「……やりましたね、プロデューサーさん」ヒソヒソ

P「ええ、まあ……そうですね」ヒソヒソ



P「はづきさん、あとは俺がやりますよ」

はづき「あ、そうですかー?」

はづき「じゃあ、私はやることがあるので、事務所に戻ってますね~」

P「わかりました」

P「あ、そうだ……あさひ、壊すのは禁止だけど、ちゃんとした使い方で触る分には観察し放題だからな」

あさひ「ほんとっすか!? やったー!」

はづき「……やりましたね、プロデューサーさん」ヒソヒソ

P「ええ、まあ……はい」ヒソヒソ

はづき「では、失礼しますね~」


286以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 02:53:19.57jI/iU3Ir0 (6/6)

一旦ここまで。訂正で終わってしまいました。何卒ご容赦のほどを……。

次は話の続きを書いていこうと思います(お話はできています)。


287以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 08:36:34.60PZscIPiFo (1/1)

おつおつ


288以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 17:20:18.437fRd4zsk0 (1/2)

俺君が希望になってたらエンディングも変わってたの?
六章の自由行動はどう動くのが正解だったの?


289以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/28(土) 17:20:46.937fRd4zsk0 (2/2)

誤爆しました
申し訳ありません


290以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:02:08.28fyTN298t0 (1/1)

~テレビ局~

P(今日はバラエティ番組の収録だ)

P(最近はこうしたタレント的な露出も増えてきたな――うまくいくように俺もがんばろう)

P「……っ?」フラッ

P(あれ、疲れてるのかな……。実際、最近ちゃんと休めていなかったかもしれない)

P(あいつらの収録が終わって車で送ってやれば今日の仕事は終わりだ――それまでもってくれ)


数時間後。

P(……終わったみたいだな)

P「お疲れ様。3人とも、今日もよかったぞ」

冬優子「ふぅ……これくらい普通よ」

冬優子「普通じゃなきゃ、いけないの」ボソッ

愛依「おっつかれー! いやー、あの司会者の人マジで面白かった!!」

あさひ「あっ、プロデューサーさん! お疲れっすー」

P「はは……俺が心配する必要はないよな。もう」

冬優子「……あんた、大丈夫? 顔色悪いわよ」

P「え? そ、そうか?」

愛依「ほんとだ……。プロデューサー、体調悪かったりしない?」

P「だ、大丈夫だよ」

P「ちょっと自販機でコーヒーでも買ってくる」

P「お前らはしばらく休んでてくれ。一番頑張ったのは、そっちなんだからさ……」

冬優子「ちょ、ちょっと……!」

愛依「行っちゃった……ね」

冬優子「はぁ……」

あさひ「……」


~テレビ局、ロビー~

P「……と。コーヒーは……、130円……」

P「財布財布……」

P グラッ

P「あ、あれ――……?」

P(ああは言ったけど――体調、やばいかもな)

P「早く買おう」

パラパラ...

チャリィンッ

ドサッ

P「……?」

P(ゆ……か? なんで――こんな低い視線……)

P(これじゃまるで……倒れてるみたいじゃないか……)

P(……いや、本当に倒れてるんだな)

P「……っ」

P(体が動かないだけじゃない。頭痛と吐き気のようなものもある)

P(……すまない、3人とも)

P(見栄なんて張るもんじゃないな……)


291以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:05:41.59ZsOW8Y/qO (1/5)

~病院 病室(個室)~

P「……」

P「……っ、んん」ガサッ

P ムクッ

P「ここは……」

P(そうか――俺は、倒れたのか)

P「はぁ……」

P(やっぱ、過労だよな……)

P(ったく、自分だって身体が資本みたいなもんなのにな)

P(こんなんじゃ……冬優子に怒られちまう)

P(このままじゃ……愛依に心配させちまう)

P(あさひには悲しい顔……させちまうかもな)

P「次あいつらにあったら――なんて言えばいいんだろうな」


292以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:14:53.30ZsOW8Y/qO (2/5)

翌日。

~病院 病室(個室)~

コンコン

アレ? サンカイダッケ?

コンコンコン

P「はは……」

P「はい、どうぞ」

ガララ

愛依「あっ、プロデューサー……」

冬優子「……」

P「……ありがとう。見舞いに、来てくれて」

P「俺がいない間も、仕事は大丈夫だったか? レッスンは問題なく受けられたか?」

P「そうだ……明日の予定……」

愛依「ちょっ、プロデューs……」

冬優子「ふざけないで」

P「……冬優子?」

冬優子「こんなになって、さんざん心配させておいて……それでも仕事が大事なわけ?」

P「それはっ……。お前たちがちゃんとアイドルやっていくために……」

冬優子「ばかにしないでくれる?」

冬優子「ふゆたちはね、あんたにおんぶにだっこじゃないとどこにも行けないアイドルなんかじゃないのよ」

冬優子「あんたがプロデュースしてるアイドルは……そんなに頼りないの?」

冬優子「そんなに……情けない?」

冬優子「あんたの思うストレイライトって、そんなもんなわけ?」

愛依「冬優子ちゃん……」

冬優子「まったく、自分の面倒も見れないような人間がふゆたちをプロデュースするなんて笑えるわね」

P「それを言われると……返す言葉もない……」

冬優子「自分の頭の中だけで完結させんじゃないわよ。あんた、プロデューサーなんでしょ?」

冬優子「目の前にいるアイドルを……ちゃんと見なさいよ」

冬優子「そんなこともわからないプロデューサーなんていらないんだから」

愛依「って、まあまあ、冬優子ちゃんもそこまでにしとかない?」

愛依「……ま、うちも似たようなこと思ってたけどね」アハハ・・・

愛依「冬優子ちゃんが全部言ってくれたカンジするし、もういいやー!」

愛依「とにかく、プロデューサー? ちゃんと休まなきゃ駄目だかんね?」

P「わ、わかりました……」

冬優子「ちゃんと反省すること。いいわね」

冬優子「そうしたら、その……ふゆたちの好きなプロデューサーになって事務所に来なさいよ」

愛依「そーそー。うちも、うちらが好きなプロデューサーを待ってたいかな」

P「本当にすまなかった……」

P「見失ってたものをちゃんと見つけてから、またプロデューサーとして会いに行く。だから――」

P「――それまで、待っていてくれ」


293以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:29:35.09ZsOW8Y/qO (3/5)

冬優子「あ、でも、待たせすぎんじゃないわよ」

冬優子「あんたがいない間にはづきさんがプロデューサーとしての仕事してくれてたけど、結構手際良かったんだから」

愛依「あ! それある! あんまりもたもたしてっと……取られちゃうかもね~。プロデューサーの座、ってやつ?」

P「あはは……それは……うん、死守してみせるよ」

P「そういえば、あさひは来てないのか?」

愛依「あー……」

冬優子「……」

P「用事があって来れなかったとかそんなところか?」

愛依「い、いや、そうじゃないんだけどね」

冬優子「……はぁ。あいつ、来てたのよ。病院までは、ね」

P「?」

冬優子「プロデューサーに会いに行くついでに面白いこと探すっすー……とかわけわかんないこと言ってお見舞いにはノリノリで」

冬優子「出発する前にはしゃいじゃって、バスで爆睡するほどだったのに――」


~病院 廊下~

冬優子「……遠いわね。あいつの病室」

愛依「えーっと、この廊下を最後まで行って隣の建物……だっけ?」

あさひ「うーん、なんかないっすかね~」キョロキョロ

冬優子「あんたね、場所を考えなさいよ」

冬優子「……静かね、ここ」

愛依「確かにね~」

あさひ スンッ

冬優子「ちょっと、急に止まって何やってんのよ。ほら、行くわよ」

あさひ ボーッ

愛依「……あさひちゃん?」

ガララ スーッ

冬優子「あ、看護師さんと患者さん……車椅子なのね」

冬優子「ほら、2人も道空けて」サッ

愛依「はーい」サッ

あさひ サッ

あさひ ジーッ

冬優子「さ、行くわよ」

あさひ「……っす」

冬優子「なんですって?」

あさひ「い、いやっす! いや……いやいや嫌イヤァッ!!」

冬優子「ちょ、いきなりどうしたってのよ」

愛依「あ、あさひちゃん大丈夫?」

あさひ「ひぐっ……ううっ……」ポロポロ

あさひ「あああぁぁぁっ!!!!」ダッ

愛依「あさひちゃん!?」

冬優子「……追いかけるわよ、愛依」

愛依「う、うん……」


冬優子「――ってことがあって……追いつけなくて、見失った。LINEで『わたしに構わずお見舞い行ってほしいっす』って来たから、とりあえずあんたに会いに来たけどね。こっちから送って待っても返信来ないし」


294以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:42:50.08ZsOW8Y/qO (4/5)

P「そうだったのか……そんなことが」

冬優子「あさひのことは、はづきさんにも相談してこっちでなんとかしてみるわ」

冬優子「あんたも、あいつに連絡するくらいならいいけど、その身体で探しに行こうだなんて思わないでよね」

P「あ、ああ……さっきの言葉は刺さったし、ちゃんと養生するよ」

冬優子「そ。ま、安静にね」

愛依「……あっ、やばっ!」

愛依「冬優子ちゃん、バスの時間……!」

冬優子「そうだった! そうそう、ここ、バスがあんまり来ないのよね」

P「ははっ……じゃあ、急がないとな」

P「その、なんだ。……気をつけて帰るんだぞ」

冬優子「いまのあんたに言われるのは……ふふっ」

冬優子「まあ、それくらい聞いておいてあげる――」

冬優子「――……また、ね」

愛依「まったねー、プロデューサー!」

P「おう」

P「またな」

ガララ

P「……」

P「一体、あさひに何があったっていうんだ」

P(ふと、その時……あさひが時々する悲しい表情を思い出した)

P(俺は、あさひの何を知っているんだろう)

P(何を理解しているというのだろう)

P(前にも、似たようなことを思った)

P「病院で嫌なことでもあったのかな……」

P(俺は、ここまで大きい病院にお世話になったことは今までなかった)

P(まあ、近所の開業医にかかっていたくらいだ。小さい頃は注射が怖かったな。痛いし)

P(あさひも、そういうことで病院が怖いとか……?)

P(今度聞いてみて……もいいことなんだろうか、これって)

P(だめかもしれない)

P「はぁ」

P「あさひ……」


あさひ『花火……花火に心があったら、どう思ってるんすかね』

P『花火に、心が?』

あさひ『火がついてはじけていくときとか、自分がどんなに綺麗な花火だって知ってても、それが始まったら最後……じゃないっすか』

P『あさひ……』

あさひ『花火は綺麗っす。でも、わたしは花火にはなりたくないっす』


あさひ『今日のことは……きっと、一生忘れられないっす!』


あさひ『こんなに……、こんなにわたしのこと考えてくれる人、はじめてで……』

あさひ『わたしを、ひとりぼっちにしない……』


P「……早く、元気になって、あいつにも顔を見せてやらないとな」


295以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:44:15.61ZsOW8Y/qO (5/5)

とりあえずここまで。


296以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 02:55:09.77PdgAaoqXo (1/1)

おつおつる
いったいなにをみたあさひ……


297以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 03:19:54.19uxOCFJND0 (1/1)

あさひもループしてんじゃ?


298以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/11/29(日) 06:03:13.04+PTtwATDO (1/1)

入院患者が神の土地を買って動かなくなったのを見て、プロデューサーがダブったのかな