553以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 21:25:30.86TGIpiilho (1/1)

1


554 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/03(火) 21:51:54.43bBnJlZXE0 (5/9)





「……ま、行ってみようかしら」
「探偵なら、何か知ってるかもしれないし」

このまま独自にやっても、よい結果ぎ出せるとは思えないので、放課後に向かう事にした
名刺に書かれた住所に向かうと、そこにはオンボロなビルがひっそりと建っていた


「お!依頼人か?依頼人だな!」
「依頼人が来たぞー!茶を寄越せー!」
「お茶を飲むのはマキちゃんなのかナ!?」
「何なの……こいつら……」

ビルから飛び出してきた女性に腕を掴まれる
ぎゃあぎゃあとわめきたてるのを余所に、別の女性がルゥナに話しかけてきた

「ごめんね。マキちゃんノリが独特で……」
「マキの字が迷惑をかけたな、御仁。急に現れて怖くなかったかね?」
「怖いと言うか意味がわかんないと言うか……」

「ん……、君はあの時の」「恋都!……じゃなくて所長!依頼人です!」

表れたのは顔に大きな傷のある女性。夜の街で出会った探偵だった
後ろの三人は社員だろう。彼女の後ろに立ち、ルゥナと距離を取った

「私は神楽探偵事務所の所長。神楽 恋都だ」
「何か依頼があって来たのか?……とにかく、話を聞かせてくれ」



【自由安価。探偵に聞きたい事について】
【情報の精度についてはモノによって変動します】
21:55から
↓1~3




555以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 21:55:33.90K+wyPJj0O (2/2)

ハサミや包丁を振り回す怪物とやらについて


556以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 21:55:50.68tIsgLiQAo (1/3)

まずはここ最近の街で起きた殺人事件について
(なるべく不可解なやつで)


557以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 21:58:51.59XmBaTfQDo (1/4)

市長に怪しい点がないか(聖杯戦争のデータを持ってたし、魔術については隠しながら何か聞けないかな)


558 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/03(火) 22:31:54.89bBnJlZXE0 (6/9)




事務所に通されたルゥナは、お茶を目の前にして黙り込む
顔を伺う恋都は真剣な顔つきだ。ここはこっちから言い出そう

「実は、あたしは今追っている事があるの」
「ここ最近……不可解な殺人事件が起きているのは知っているかしら」

ルゥナは話を切り出す。バーサーカーの起こしたであろう事件の事を

「……それ、は」
「探偵なら知ってるわよね。なるべく不可解な点のある事件を教えてくれないかしら」
「あーちょい待て。それは無理だ」

「何でよ!探偵なら調べてあるはずじゃ」
「守秘義務ってのがあるんだよ。だからアタシ達からは無関係なお前には言えねー」
「私達じゃなくて遺族の人の問題もあるから、簡単には言えないんだ……」

頭を下げる心優しそうな女性。その態度からは知っているが言えないという雰囲気が伝わってくる
これ以上は同じ質問は難しいだろう。早々に切り上げて別の話題を提示した


「……じゃあ、最近になって表れた怪物について教えて貰おうかしら」
「ッ!?」

「ハサミや包丁を振り回す、巨大な姿の怪物がこの坂松の町に跋扈しているそうじゃない」
「あんなに目立つ姿ならわからないはず無いしそっちでも何か……」


「はっ……はっ、ハッ、ハッ……!」
「はぁ、はぁっ!ハッつぅううぅう……!」

「ど、どうしたの?大丈……」





559 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/03(火) 22:41:12.73bBnJlZXE0 (7/9)





「うぅ、うっ!げえええええっ!!」
「ぎゃああああああああっ!?吐いたああああああああ!?」

突如、目の前に座る探偵が吐き出した
怪物の話をした途端に様子は明らかに乱れ、情緒は不安定になっていた
この様子を察したのか、先ほどの三人が慌てて駆け付ける。メガネをかけた女性が、他の二人に指示を出していた

「マキの字は恋都を別室に!ユキは事務所の掃除をしておいてくれ!」
「押忍!」「わかったよ!」
「それと……汝は此方に。申し訳無いが席を移動しても構わないか?」

了承するルゥナ。そそくさと別室に移動し、彼女から事情を語られる

「まずは、お詫びを。汚れていないかね?」
「……大丈夫よ。あれは何?」

「む……汝は、二年前に起きた魔獣事件を知っているかね?」
「まあ、名前くらいなら」


二年前、とあるマスターが放った魔物が一般人に襲い掛かるという事件が起きた
幸い規模は狭く、またまばらであった為に討伐令は出されなかったものの……被害者は出ていたらしい

「彼女はその被害者でな……顔と全身を大怪我、全国大会を諦めざるを得なくなってしまった」
「故に、恋都はその事が深いトラウマになっている。私が代わりに謝罪しよう」


 ◆怪物の幻影  
  消えないトラウマ。彼女を突き動かす強迫観念。  
  二年前、突如現れた正体不明の怪物に顔や腕を食いちぎられて以来、その幻影に苛まれ続けている。  
  怪物騒ぎは既に解決されているとは聞いているが、それでもあの怪物が現れないと確信できるまで、彼女は日常には戻れない。  
  街のあらゆる情報を集めるのも、逃走術を磨き上げたのも、そうしないと安心できないから。


「……そうだったの」
「それで、件の怪物だな?それに関しては独自に調べている故私から話そう」






「あの怪物が最後に目撃されているのは、どうやら『一週間前』の様だな」







560 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/03(火) 22:45:53.60bBnJlZXE0 (8/9)





「……一週間前?」
「あくまでも私達の調べた範疇、だが」
「しかし、情報の正確さには自信があるぞ」

何を言っている?頭の理解が追い付かない
バーサーカーの姿はルゥナも見ている。しかし最後に現れたのは一週間も前……

それでは、最後に出会ったのはルゥナという事になる。どうしても辻褄が合わないのだ

「どういう事?バーサーカーが起こした事件のはずなのに」
「ごめん。落ち着いた……君、気分を悪くしたなら謝る」
「あんたこそ。また吐き出されたら困るから横になってなさい」

出てきた恋都は、申し訳無さそうに頭を下げる
ルゥナは事情を理解した。彼女もまた、聖杯戦争の被害を受けたのだから


「……ふぅ。まあ、これは後であいつらと話すとして」
「最後に聞きたいんだけど、この街の市長ってどんな奴なの?」
「市長……坂松、鳥仁……!」

「おかしい、おかしい、おかしい!奴はこの街に起きた事を知っていた、事件への対処が早すぎるんだ!」
「そもそも二年前もそうだ。どうして、あの年だけあんなに不可解な事件が……!」

市長について口に出すと、恋都はまたもや感情を爆発させる
これ以上は無理と判断したのか、メガネの女性と優しそうな女性が恋都を連れて部屋に戻る。残されたのは先程のうるさい女性


「あー……まあ、アレだ!あの市長、メッチャ怪しいよなって話だ!」
「アタシ達も調べてるけど……正直証拠の隠滅がやたら上手いんだよなー」

「じゃあ、何も掴めてないって事?」



【???】-3
【探偵事務所の執念】+3
総計:補正無し
1234:何にも
56789:情報アリ
↓1




561以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:47:19.598Aa8xNmw0 (1/2)




562以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:47:39.26BAUo8FStO (1/2)




563以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:47:43.22XmBaTfQDo (2/4)

やっぱり調べてたか


564 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/03(火) 22:48:59.73bBnJlZXE0 (9/9)


9:決定的なやつ

【という訳で、本日はここまで】




565以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:50:23.00BAUo8FStO (2/2)




566以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:52:44.22OksvT3wjO (1/1)




567以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:54:28.93tIsgLiQAo (2/3)

乙、新重くんさぁ………


568以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 22:54:36.07XmBaTfQDo (3/4)


新生新聞部って感じ


569以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 23:00:57.98XkulFVXF0 (1/1)

乙、これも聖杯戦争のせいなんだ


570以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 23:08:08.69XmBaTfQDo (4/4)

新重ちゃんは聖杯戦争なかったら反省の機会も無くてもっとヤバなってたかもしれんぞ?


571以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 23:10:30.488Aa8xNmw0 (2/2)


フェルニゲシュに恐怖を植え付けられなければもっとやばくなってそう


572以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/03(火) 23:21:35.26tIsgLiQAo (3/3)

あの裏切りが結果的にファインプレーだったの、なんか笑うわ


573 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/04(水) 21:19:07.61PifWEI780 (1/1)


【本日はお休み…】




574 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 20:19:10.58RNorLc7N0 (1/17)


【ゆっくりと再開します…】




575 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 20:19:56.88RNorLc7N0 (2/17)





「ふっふっふ……アタシを舐めんじゃねー!」
「あの二人と恋都には秘密だが、アタシは遂に決定的な証拠を掴んだのだー!」 

自信満々に両手を突き上げる。渾身の特ダネであるのは間違いない
ドヤ顔が鬱陶しいものの、それだけ自信のあるネタなのだろう

「ちょっ、それ教えなさいよ!」
「ヤだね!これを出版社に持ってけば情報提供費でガッポガッポ……」

「マキちゃん?それはどういう事かな?」
「げェー!?いつの間にィ!?」
「恋都ちゃんが横になったから、依頼人の子の所に来たら……マキちゃん?」

優しそうな女性が、うるさい女性へにっこりと微笑む
あまりにも優しいその表情は、逆に怖気立つ程に思えてきた

「あー……わかった、わかった!けどこれは誰にも秘密だかんな!」
「わかってるわよ。で、何が見つかったの?」

「へっへっへ……聞いて驚くなよ!なんと、密会の現場を押さえたんだぜ!」

「密会?」「そら、最近見ない胡散臭い神父がいただろ?」
「アタシの執念の張り込みによって、遂にその証拠写真を手に入れたんだぜ!?」


……最近見ない、胡散臭い神父?
その言葉を聞いた途端に、頭に思い浮かぶのはただ一人の人物しかいない

「その写真、見せて貰っても、いいかしら」
「応よ!これで、あの市長が教会と癒着してるスキャンダルの証拠にして……」

女性が何やら言っているが、それすらも耳には届かない
そこにいたのは、怨敵であり、そしてガイスロギヴァテスが追いやられた元凶……

「ロベルト……!」






576 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 20:21:46.11RNorLc7N0 (3/17)






『……何?ロベルトが、市長と?』
「そそそんなぁ!?確かあいつ行方不明って」

帰宅するや否や、直ぐにベルとコリーに連絡を入れる
集まったのを確認すると、手に入れた写真を皆に見せる。反応は驚愕するものばかりだった


「ずっとあの市長が匿っていた。ってのが真相でしょうね」
「見つからないはずよ……とにかく、あの市長とエーデルワイスはグルって事」
「監督役も怪しいわ。あいつら、裏で何をしてるかわかったものじゃない」

「なら、ルゥナはどうする?このまま討伐令を優先して動く?」
「……バーサーカーが最後に目撃されているのは一週間も前の話よ?それなのに討伐令を出すのは不自然過ぎるわ」
「あの監督役、一度話を聞いてみても……」

ふと、ランサーが此方を見て笑っている事に気がついた
そう言えば、まるでこの事を知っていたかの様な言動はいったい……

「オレはルゥナの指示に従うよ?サーヴァントだからね」
「もしかして、あんたは知ってたの?」「さぁね~」

とぼけるランサーの態度が癪に触る。まるで、全てを見越していたと言いたげに
しかし、夜では市長も役所にはいないだろう。今やるべき事は……



1:移動(場所併記)
2:会話(人物選択)
3:その他
↓1




577以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 20:28:22.28DxzT3maMo (1/1)

1教会


578 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 20:40:13.70RNorLc7N0 (4/17)





「……失礼するわ」
「ごめんください。とは言わないわ、あんたには聞かなきゃいけない事があるの」

夜の教会は痛いくらいに静まり返り、ルゥナの声だけが虚しく響く
グレイトの鎧の輝きは見えず、ここに滞在しているはずのユーニスとキャスターも出てこない

こっちが来ている事は既に把握しているはず。それなのに、どうして顔を見せない?

「ちょっと……どうして出てこないの?聞こえているんでしょ!?」
「早く誰か出てこないと、ランサーをけしかけさせるわよ!」

叫ぶルゥナ。誰もいない空間に、少女の声が木霊する……



123:誰も出ず
45:キャスター
678:グレイト
9:???
↓1




579以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 20:42:36.08j3oHEMIl0 (1/4)

ほい


580 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 20:54:49.67RNorLc7N0 (5/17)




叫び続ける事、およそ数分
そろそろ喉が痛くなってきた頃、扉から漏れる程の閃光で黙り込む

「おや、失礼した!恥ずかしい、手入れに集中していて気づかなんだ!」
「どうかしたのかな?監督役として出来る限りのサポートをしよう!」

「わ、わかったから少し離れて……」

直視すると目が焼ける程の目映さが、ルゥナの目へと襲い掛かる
すまない!と下がるグレイト。それでも真正面から見るには刺激が強すぎる

この監督役は苦手だ。性格もそうだが、眩しすぎて話続けるのは辛いのだ
それでもせっかく来たのだ。何を話すべきか……



1:ユーニスとキャスターはどうしたのか
2:鎧の手入れはそんなに熱中するものなのか
3:その他(迂闊な事を聞くと死にます)
↓1



581以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:10:16.22a5yDnteZ0 (1/4)

様子見で2


582以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:14:25.56NP5hYa4wo (1/3)

2+襲いかかる準備をしてきた可能性も考え臨戦態勢に


583以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:16:00.02a5yDnteZ0 (2/4)

死亡確率あるし、何となく怪しんでる事が伝わると不味い気がした
でも>>457からして殺しに来るのは監督役ではない気がする
誰が潜んでいるんだろう


584以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:17:43.94NP5hYa4wo (2/3)

たぶん1か2のどっちかがハズレで死にそうだしリスク減らしたくて(先に書かれてたけど)


585 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 21:19:39.17RNorLc7N0 (6/17)




「……その鎧の手入れ、そんなに難しいの?」
「あたしの声が聞こえなくなる程、熱中していたのかしら」


「む?ああすまない!気にしていたかな?」
「前にも言ったが、この鎧は我が信仰の具現であるからね!手入れは信心込めて行っている」
「ついつい熱中してしまった!この通り、謝罪しよう!」

とりあえず様子を見て、他愛ない話題を切り出す
頭を下げるグレイトに悪意は感じない。ルゥナの所感では嘘をついていなさそうだ

「待たせてしまった様で申し訳ない!どうも、二人とも手が離せない様で気づけなかった!」
「二人?ユーニスとキャスター?」「うむ、二人とも研究だ何だと部屋に籠っていてね!」

……どうやら、二人が来なかったのは単に集中のし過ぎであったかららしい
何とも言えない真相に肩ががっくりと落ちる。どんな反応をすればいいのか……

「ところで、私に何か用事かな?」
「何でも答えよう!それが監督役である、私の責務であるのだからね!」



21:25から
※以下のものに追記することも可能です
1:討伐令について
2:エーデルワイスについて
3:その他(迂闊な事を聞くと死にます)
↓1



586以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:24:45.98r5zF+W5Go (1/5)

何だか不穏な雰囲気を考えるといきなり教会向かう選択自体が不味い気がするんだよな…
キャスター陣営を引き込んだりできればメリットか?


587以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:25:05.00a5yDnteZ0 (3/4)

んー、アサシン陣営(とセイバー陣営?)に脅されてる?
市長は役所にいないって示唆されてるし
安価下


588以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:35:52.48a5yDnteZ0 (4/4)

人目に付く所で話ができないかなぁ
だけど糞真面目そうだしうーん
安価下


589以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:38:20.08APArnoimO (1/1)

2


590以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:40:01.07NP5hYa4wo (3/3)

1、バーサーカー陣営の情報をできるだけ聞き出す
(これなら常識的な範囲で怪しまれず情報だけ聞き出せるか?)


591 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 21:45:37.68RNorLc7N0 (7/17)




「……エーデルワイスについて、聞きたいの」

「あんたの補佐役のアーディー。それに、前回の監督役だったロベルト」
「知っている限りの情報を、あたしに教えて」

考えに考えた。鎧の奥の瞳は前に見た時と変わらないはずなのに
今は何故か、とても寒い。ただの杞憂なのか。まるで周りに目がある様な錯覚に陥る

「ふむ……しかし、エーデルワイスについては私も詳しくはわからないのだ」
「この前の答えでは不満かね?良ければだが、今度彼女も交えて話してみるのはどうかな?」
「そうだ、それがいい!彼女と君はきっと良き友となる!私はそう感じている、この輝きに誓い、断言しよう!」

……ダメだ。恐らく、彼からではエーデルワイスの情報は引き出せない
とぼけているのか、それとも本当に詳しくないのかはわからないが……それだけは理解した

「すまないね……他に、まだ質問はあるかな?」
「何、君が満足するまで答えよう!夜は更けて来てはいるが、勤めを放棄する事はしない!」




1:討伐令について
2:前回の聖杯戦争について
3:その他(残り1回)
4:もういいです(コンマ判定)
↓1




592 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 21:46:28.38RNorLc7N0 (8/17)


【これも追記アリ。このレスは判定に含みません】




593以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:50:31.73j3oHEMIl0 (2/4)

1:バーサーカー陣営の情報について聞き出す


594以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 21:51:31.70r5zF+W5Go (2/5)

>>590
後できればキャスターたちの様子を見たい


595 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:02:37.19RNorLc7N0 (9/17)

undefined


596 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:04:31.53RNorLc7N0 (10/17)

undefined


597 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:05:07.66RNorLc7N0 (11/17)





「……じゃあ、バーサーカー陣営については?」
「討伐令を出すくらいなら、情報を持っているんでしょう?」

「勿論だとも!情報は有志によって提供されているからね!」
「ステータスは以下の通り……スキルは、恐らくこの様なものを所有しているはずだ!」


「奴はついこの間も事件を起こしたらしい……!一介の、街を愛する者として!これ以上の凶行を見過ごす訳にはいかないのだ!」


鎧の懐からファイルを取り出す。無駄に便利な収納があるなと思わず感心した
手渡された中身をパラパラと捲る。ステータスは見た時と同じ。スキルにも目を通していった


『バーサーカーのスキルを開示します』
 ◆【恐怖の相貌】:A+    
  彼女の????????としての本質である、認識した物を恐慌状態へと陥れる悍ましき相貌。
  同ランク以上の対精神スキルを持たない者は強制的に恐慌状態へと陥り全ステータスが1ランクダウンする。  

 ◆【精神感染】:B    
  恐怖は感染する。    
  バーサーカーを語る????????の爆発的な拡散がスキルと化したもの。    
  ただそこにいるだけで、その地域に謎の怪物の噂が蔓延していく。        
  怪物態で戦闘を行う、もしくは怪物態のままで一日を終えることで聖杯戦争の開催地域で謎の化け物の噂が広まっていく。  

 ◆【追跡】:C    
  撤退した者に対し判定を行い、追撃が可能。その際一時的に俊敏のステータスが上昇する      


監督役は、鎧に手を当てて怒りに震えていた
……おかしい。今の話には不可解な点がある。それを追及するべく、ルゥナは口を開いて……



1:「有志って、誰の事よ?」
2:「バーサーカーは、一週間前から姿を見せていないのよ?」
3:「貴方、本当に監督役なの?」
↓1



598 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:06:12.86RNorLc7N0 (12/17)


【すみません。抜けが……以下の文も追加です】
※この質問に追記は出来ません
※↓1~3まで、コンマの一番高いものを




599以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 22:11:41.73fT/TWFDcO (1/3)

2


600以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 22:12:18.43p1OZh7zjO (1/1)

1


601以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 22:12:22.18j3oHEMIl0 (3/4)




602 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:24:15.95RNorLc7N0 (13/17)





「……バーサーカーは、一週間も姿を見せていないはずよ」
「それなのに、なんであんたは『ついこの間』なんて断言したのよ」

「む?いや、しかしだね。確かに被害者は出ているそうなのだよ」
「それに凶器!鋏や包丁、メスといった刃物を扱う英霊はバーサーカーしかいないはず!」
「人を殺し続けるその所業、これ以上は見逃せない!それが我々の意思なのだ!」


「……あんた、さっきから又聞きの情報しか話してないじゃない」
「私も確かに死体を見た訳ではない。既に手配され、隠滅された後だった」
「だがそれに疑う理由はない!私よりも先んじて神秘の秘匿を護る者だっているのだから!」

間違いない。監督役は『実際にバーサーカーを見ていた訳じゃない』。全ては、情報を頼りに動いていただけに過ぎないのだ
問題はその情報源。それが何かを探る必要があるのだが

「では、君はどう思うのかな?ガイスロギヴァテスのお嬢さん!」
「バーサーカーは無実だと、そう感じているのかな?」「あたしは……」

「安心したまえ。正直に、君の心の思うままに答えなさい」
「約束しよう。私は絶対に秘密を漏らさない。この鎧に秘めし信仰と、グレイト・ガガルバートの名に誓って」



1:無実だと思う
2:犯人だと思う
3:その他
↓1




603以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 22:27:00.07r5zF+W5Go (3/5)

ここは1


604 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:55:15.85RNorLc7N0 (14/17)





「……バーサーカーは、きっと無実よ」
「今すぐ討伐令を取り消して!貴方は、判断を誤ってるわ!」
「じゃないと……間違った罪で、冤罪で殺される英霊なんてあんまりじゃない……!」

「………………そうか」

ぽん。と肩に手を置くグレイト。ずしりと感じた鎧の重みで、少しだけ体勢が揺らいだ
そのまま手を離して、後ろに下がる。ステンドグラスから降り注ぐ月光が、グレイトの鎧を不規則に照らし上げた




「……君の、言う通りだ」
「私は情報を信じ、鵜呑みにし過ぎていた……どうかしていたのかもしれない」
「バーサーカーは本当に危険な英霊かもしれない。街に被害を多く出すかもしれない」

「だが!それでも!尊厳を踏み躙り!汚名を被せ!あまつさえ集団で抹殺させよう等あってはならない事!」
「ありがとう。そして申し訳ない、ガイスロギヴァテスのお嬢さん」
「この討伐令……暫しの間、停止とする!」

手を掲げ、光が夜に拡散する。恐らく彼の情報伝達なのだろう。急を要する為に、形式を無視した無作法は伝達


「これにて、討伐令は停止した。バーサーカーにはなんと謝罪すればよいか……!」
「それにしても……君はバーサーカーと出会った事があるのかな?」

「……一度だけよ」
「もう用は済んだわ。これからは、もっと慎重に考えて行動しなさいよね」
「そうか!これは痛い所を突かれてしまった!猛省し、次に活かすとしよう!」

教会から立ち去るルゥナ。背にはグレイトの手を振って見送る姿がくっきりと
……バーサーカーは無実。だとすれば、この討伐令を監督役に発令させた黒幕がいるはずだ

それは、いったい誰なんだろう……?






605 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 22:59:57.93RNorLc7N0 (15/17)









「……ルゥナ、キミは今、とても危うい道を進んでいるね」


「けど、それを否定する事はしない。いずれは歩く道なんだし」


「だから安心して。オレがキミの選択を護ってみせるからさ」


「……ただ、一つだけ今後のヒントをあげる」


「教会は安全な場所じゃない。そもそも、この街に安心出来る場所はどこにも無いんだ」


「……今はね」


「だけど約束するよ!オレはルゥナの選択を、絶対に最高、最善のものにする。ってね!」


【朝行動をキャンセルします】

【フラグを満たした為、自動で進行します】





606 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 23:04:32.58RNorLc7N0 (16/17)




朝、ルゥナは一人大きな扉の前に立つ
その先に待っているのは……意を決して、扉を開いた

「おや!おはようございます、お嬢さん!」

「若い子が私を訪ねに来るのは珍しくて、つい予定を開けてしまいましたよ!」

「このまま話をしていたい所ですが……私はまだ仕事があるのでね!手短にお願いしますよ!」
「学生と違って大人は忙しいんだ。話す時間は遠慮して貰いたいね」

思いの外、すんなりと市長室へ入室したルゥナ
高価そうな椅子に座り、笑顔を浮かべる市長の隣では隠れる事もせずにアサシンが立つ

その態度は明らかに此方を舐めている。小娘に対して警戒する必要は無いという事だろう
だが、最も疑わしいのはこの男だ。ロベルトとの関わり。市長としての権限
全ての証拠が、この市長に集約しているのだ


「……あたしはルゥナ。ガイスロギヴァテスの一員よ」

「これはこれはご丁寧に!私は坂松 鳥仁と申します。お見知りおきを!」
「そして、彼は私の信頼しているビジネスパートナー。浅見君です!」
「どうも。私の名前は忘れても構わないよ」

黒衣の男性が、軽く頭を下げる
嘘をつけ。こっちからはステータスが丸見えだ

キャスターの証言通り、アサシンのステータスは極めて低い。ランサーならば苦もなく倒せると断言出来る

とはいえここで争いは起こせない。令呪で逃亡を命じられる可能性もある
今は話し合いに終始しよう。この市長から、出来る限り情報を引き出さねばならないのだから



【市長へ聞きたい事、問い詰める事について】
23:10から
↓1~3




607以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:29:26.85E6zjxaM90 (1/2)

面倒なのでこっちが市長を疑うに至った状況証拠を全部出して反応を見てみる


608以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:32:34.21fT/TWFDcO (2/3)

何言えばいいかわからん
とりあえず町の復興についてとか
よく二年でここまで出来たなとか


609以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:35:17.49r5zF+W5Go (4/5)

じゃあ目的や目標について
あとは方針、市や自分のためなら犠牲が発生するのが許せるかとか


610 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/05(木) 23:35:42.34RNorLc7N0 (17/17)


【恐らくこれ以上は増えないだろうと判断したので締め切り】

【そして本日はここまで。本当に、本当にお疲れ様でした……】




611以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:38:01.31j3oHEMIl0 (4/4)

乙ですー


612以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:39:14.23r5zF+W5Go (5/5)

乙です
頭を使うのは疲れましたね…
他の人の安価や意見を膨らませて考察したり補ったりは何とかできるけど、最初に意見を出せる人はすごい


613以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:39:38.13E6zjxaM90 (2/2)




614以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/05(木) 23:59:43.74fT/TWFDcO (3/3)




615 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/06(金) 21:28:44.85zvkdBRh20 (1/1)


【本日はお休み】




616以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/06(金) 21:37:05.52wqeRYVjpo (1/1)

アサシンの浅見とかキャスターの吉田って仮名は何か由来があるんだろうか
原典に詳しい人ならヒントになるのか?


617 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:26:46.12Rd+VZw0r0 (1/7)


【本日は描写のみ】




618 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:27:14.83Rd+VZw0r0 (2/7)



「……」

意気揚々と語る市長は、心の底から誇らしげ
だが街を守るその態度は疑いようは無い。問題は、それが此方と衝突しないか。だ

「じゃあ、あんた達は街を守る為なら……自分の為なら、手段は選ばないって言うの?」
「要点を得ない質問は止してくれ。何故、その発想に至ったのか教えてくれないかな?」

カチン。いけしゃあしゃあと話すアサシンの態度が、沸点を引き上げるほどに頭にくる

「あんた達が!裏で街に災害をもたらした奴と組んでいる事は知ってるのよ!」
「なのに、街を守る?ふざけんじゃないわよ!あんた達の発言は、明らかに矛盾してる!」

「………………おや、その話をどこで?」

一瞬。目の前の市長の顔から表情が抜ける。隣のアサシンもその眼光を鋭く光らせ

「……関係無いでしょ。そんな事」
「ええそうですね!これは失礼しました。私とした事がつい礼節を欠いてしまいましたよ!」
「お詫びにですが……先程の、お嬢さんの質問に答えさせていただきます」

「答えはケースバイケース!それが私の利益になるのであれば、話は別ですがね!」

答えると同時に、スーツ姿の女性が入室する。どうやら時間が来てしまったようだ

「おや!申し訳ありませんがこれでおしまいとさせていただきます!すみませんね!」
「では、私はお見送りを」「要らないわよ!」

馴れ馴れしく肩に触るアサシンの腕を払い、つかつかと市長室から出ていく
怪しいのは確かだが、それでも追及するにはまだ足りない

「覚えておきなさい。正しいのはどっちかを」
「あんた達が裏で何をしようが構わない。それで本当に守れるのなら、ね!」

不服そうな顔をするルゥナ。捨て台詞を吐いて退室した
その後ろでは、身支度を整えながら誰かに連絡を入れる市長とアサシン

その口元に笑みが浮かんでいた事を、ルゥナは知るよしもないのだった






619 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:30:25.59Rd+VZw0r0 (3/7)



意気揚々と語る市長は、心の底から誇らしげ
だが街を守るその態度は疑いようは無い。問題は、それが此方と衝突しないか。だ

「じゃあ、あんた達は街を守る為なら……自分の為なら、手段は選ばないって言うの?」
「要点を得ない質問は止してくれ。何故、その発想に至ったのか教えてくれないかな?」

カチン。いけしゃあしゃあと話すアサシンの態度が、沸点を引き上げるほどに頭にくる

「あんた達が!裏で街に災害をもたらした奴と組んでいる事は知ってるのよ!」
「なのに、街を守る?ふざけんじゃないわよ!あんた達の発言は、明らかに矛盾してる!」

「………………おや、その話をどこで?」

一瞬。目の前の市長の顔から表情が抜ける。隣のアサシンもその眼光を鋭く光らせ

「……関係無いでしょ。そんな事」
「ええそうですね!これは失礼しました。私とした事がつい礼節を欠いてしまいましたよ!」
「お詫びにですが……先程の、お嬢さんの質問に答えさせていただきます」

「答えはケースバイケース!それが私の利益になるのであれば、話は別ですがね!」

答えると同時に、スーツ姿の女性が入室する。どうやら時間が来てしまったようだ

「おや!申し訳ありませんがこれでおしまいとさせていただきます!すみませんね!」
「では、私はお見送りを」「要らないわよ!」

馴れ馴れしく肩に触るアサシンの腕を払い、つかつかと市長室から出ていく
怪しいのは確かだが、それでも追及するにはまだ足りない

「覚えておきなさい。正しいのはどっちかを」
「あんた達が裏で何をしようが構わない。それで本当に守れるのなら、ね!」

不服そうな顔をするルゥナ。捨て台詞を吐いて退室した
その後ろでは、身支度を整えながら誰かに連絡を入れる市長とアサシン

その口元に笑みが浮かんでいた事を、ルゥナは知るよしもないのだった






620以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/07(土) 20:32:55.05piIs0L3vo (1/2)

>>618の前に多分内容が何レス分か飛んでるように見えます


621 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:34:12.47Rd+VZw0r0 (4/7)




「あ!おかえりなさーい!」
「ルゥナさぁあん!!無事でしたかああ!?」

家に帰るや否や、抱きついてくる二人の少女
さきちゃんの年齢は不明だが、ベルは自分より年上のはずでは……

「いいじゃないですかあ。ベルは弱くて頼りにならないんですからいいじゃないですかあ」 
「情けない事言うんじゃないわよ。さきちゃんにすら負けて恥ずかしくないのかしら?」
「ルゥナさんが虐めるううううう!!!!!」

ベルが喚くと、さきちゃんは困ったようにおろおろと慌てふためく
見ると少々森は外をぼんやりと眺めている。星が出る時刻にしては、まだ早すぎるのに

「……あ。おかえ、り」
「どうしたのよ。何かあった?」
「ん……ん。何か、何か……」「相変わらず、訳のわかんない事言ってんわね」

「ほら、これ。お土産よ」

「…………あ、りがとう」「どういたしまして」

ぎこちなくお礼をいう少々森。帰り際に買ったジュースをちびちびと飲み始めた
今日は収穫が無かった。けどあの市長には何か裏がある

まだ夜がある。その時にも市長を監視して……





「皆っ!伏せてっ!」

そんな甘い考えは、迫り来る驚異の前には脆く崩れ去るしかなかったのに





622 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:35:23.33Rd+VZw0r0 (5/7)


>>620
【あっ本当だ……>>618の前にこれが入ります】


「………………」
「おや?どうかしましたかな?」

のし掛かる重圧が重苦しい。にこやかに笑う姿すら、ルゥナにとっては威圧になる
傍らに控えるアサシンにも気を配る。ここで手を下すまでも無いと、余裕綽々と笑っていた

このまま口を開かないなら、ここまで来た意味が無い。無理矢理にでも捻り出さないと……


「……まずは、ガイスロギヴァテスの人間としてお礼を言わせて貰うわ」
「我々が去った後、坂松の治安と復興を一手に引き受けてくれたそうじゃない」

「礼を言われる程でも無い。責任を投げ出した挙げ句、みっともなく戻ってきた連中の尻拭いをしただけだからね」
「全く、後始末すら出来ないとは行儀の悪い。そんな連中が街の治安維持とは面白くもない」

見え見えの挑発。思いっきり唇を噛んで耐える
この場で魔術をぶつければ、市長はともかくとして周囲にまで被害が及ぶのだから


「あっそ。……随分と手際よく動けたわね」
「市長として街に起こり得る災害は全てにおいて折り込み済みですからね!当然、聖杯戦争も知っていますよ!」
「……隠すつもりもない。って事かしら?」


「勿論ですとも!そしてこの街の復興はひとえに皆様の納める税金から賄われています!」

「清き、正しき資金でこの街を救ったのです!何を恥じる必要があるのでしょうか!」






623 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:38:24.46Rd+VZw0r0 (6/7)


【>>621の続き】

「……まさか、避けられるとは思わないっての」
「そこのお前!中々の勘を持ってるようね!」

「勘じゃなくて、防犯だよ。一定の魔力を感知して知らせる様に張っておいたんだ」
「まあハッキングの応用なんだけどね。……奇襲なんてキャラに合ってなくない?セイバー!」


ボロ屋が大剣の一刀で両断される
ランサーが女性を押し留めている隙に一目散に外に出た
バラバラに倒壊し始める家の中、大剣を降ろしたセイバーが不敵に笑う
獰猛で好戦的な顔を隠そうともせず、ルゥナに禍々しい程の魔力を帯びた剣先を向けた

「あんたがガイスロギヴァテスのマスターね?なら、大人しくこのクソ剣の贄になりなさい」
「さもなくば、ここにいる全員を問答無用でたたっ切る!どうするの?」「なる訳ないでしょそんなの!!」

「ま、そう言うと思ったわ。だから、ここで皆死んで貰うからね!」
「させないよ!ルゥナも、皆も!」

「口先だけなら誰でも出来るのよ。どいつも、こいつも!」
「この剣を扱える、なんて妄言ほざいては死んでいく。私の身にもなれっての!」


剣を遮る様にして、ランサーが四人の前に立つ
舌打ちをしながらセイバーは剣を振りかぶって突っ込んできた

「精々、このクソ剣を満足させる程度の獲物であって欲しいわね……っと!」




624 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/07(土) 20:41:13.28Rd+VZw0r0 (7/7)


【本日はここまで。続きは明日までには】




625以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/07(土) 20:42:24.42vbrvExFb0 (1/2)

インテリジェンスソード持ちか?


626以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/07(土) 20:49:38.32vbrvExFb0 (2/2)


セイバーはヒルドかヘルヴォル?


627以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/07(土) 21:04:28.45AEgg3LDaO (1/1)




628以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/07(土) 21:08:08.02piIs0L3vo (2/2)


まあセイバー派遣してくるよなぁ
また住処を失ったルゥナの明日はどっちだ


629 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:15:45.785b1JYURP0 (1/17)


【今日は描写だけなので、早めに更新します】




630 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:17:22.895b1JYURP0 (2/17)




振るう剣の一振りが、鈍い音を立てながら周囲を引き裂く
遠目から見ても背筋が逆立つ程の魔力を、セイバーは軽々と振り回す

ランサーは周囲を駆けて撹乱しつつ、隙あらば槍を突き刺さんと切り込むのだが……

「っちゃあ。またダメか!」
「甘い甘い!こちとら伊達に、切った張ったをこなしてないっての!」

神速の動きを以てしても、セイバーの懐に潜り込むのは至難の業。彼女の守備は、極めて硬い


 ◆盾持つ乙女:A
  仲間を守る勇敢なりし乙女。カリスマや勇猛、自陣防御などの複合スキル。
  自軍の士気を向上させて精神耐性を付与し、味方の防御限界値以上のダメージを削減する。


「何か、オレと相性が悪い気がする……!」
「そりゃラッキー。なら、さっくりと死んで欲しいわね。っと!」

厄介な理由はそれだけではない。セイバーの大剣も危険性に拍車をかけている
少し腕に掠っただけでも、紙の様に容易く裁断されてしまう。これでは迂闊に近付けない

異様なまでの切れ味を誇る剣。そして圧倒的な守備を可能とする強靭な精神力と体捌き
以上の理由から、ランサーはセイバーに対して決定打を放てず仕舞いとなってしまっていた


「おねえちゃん……」
「……………………………………」

「……ちょっと!この二人は関係無い。やるなら二人を安全に逃がしてからしてやるわよ!」
「ベルも逃がしてくださいよぉ!?」

「いや、私もそうしたいのは山々なんだけど。こっちもこっちの事情があるのよ」
「と、いう訳で!そこの二人には申し訳ありませんがその首叩き落とさせて貰うわ!」

ルゥナの懇願にも聞く耳を持たず、セイバーは大きく剣を振りかぶり、槍のように投擲した
投げた先には少々森とさきちゃんが。ルゥナは手を伸ばすも、間に合わず……





631 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:21:13.265b1JYURP0 (3/17)



「ぐっ……!」

ザン。と嫌な音を立てて、剣が停止する
見るとランサーの交差した右と左の腕を貫き、あわや銅を貫かんとする勢いで串刺しとなっていた

血は流れないが、バチバチとショートするかの様に火花を立てる
それが危険な兆候であると理解するのに、そう時間はかからなかった

「ランサー、あんたどういう……!」
「だって……二人、は。ルゥナにとって、大切な存在だろ……?」
「それを、守るのが……オレだ!」


「そんなの……そんな訳無いじゃない!あんたの独断で敗退したら、それこそ無駄死によ!」
「けど!二人がいなくなったらルゥナもベルも凄く悲しむはずだ!」
「………………!」

激しい一喝に言葉が詰まる。そんな事ない。と否定しようとしても、どうしてか口が動かない
剣を引き抜き、投げ捨てる。すると、剣はまるで別の生き物かの様に蠢きセイバーの手元へと収まった


「最初は寂しいかもしれないけど……案外、慣れるとへっちゃらなものよ?」
「というか、死人に対して延々と粘着するのは性に合わない!すっぱり首を落として、クソ剣の餌になりなさい!」


剣を構え直し、刃を光らせランサーに迫る
傷の深い状況ではランサーの頼みの敏捷も機能しない。宣言通り、セイバーは頚を落とさんと振りかぶり



「あああああああああああああああっ!!!」








632 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:21:42.265b1JYURP0 (4/17)



突如、小さな影が横から割り込んで入る
誰も予測していなかった攻撃は、セイバーの横腹に直撃し、振り落とす剣筋が僅かに逸れた
一瞬にも満たない隙。だが、ランサーにとっては充分以上の余裕となる

目の前に落とされた剣を突き飛ばし、瞬く間に距離を離す
セイバーとランサー。その二人の間に挟まっていたのは誰も予想しなかった人物



「フーッ、フーッ、フーッ……!」
「あ、あれ?押さえていたのに……?ベルのせいじゃないですよね!?ね!?」
「……さきちゃん?貴女、何して」

自分の身長にすら届かない小柄な少女。なのにセイバーの身体を弾き飛ばす程の力を見せる
体格の差や不意を突いた事を考慮してもあり得ない。そもそも、サーヴァントに対抗出来るのは同じく……

「……え?何、で」
「何、で……何で、さきちゃん、から」

目を見開く。驚きのあまり声すら掠れる。口を出るのは困惑の声ばかり
ふと、さきちゃんと目があった。その顔には罰の悪そうな、申し訳なさそうな……謝罪の表情を浮かべていた

「……ごめんなさい。おねーちゃん。ランサー」
「それはいいんだけど。良かったの?キミが望めば、聖杯戦争が終わるまで気付かれなかったのに」
「いいの、これで。わたしは、もう逃げるのはだめだから」



「なーるほどね……道理で見つからない訳だわ」

「まさか、人間に化けていたとはね!随分と上手く隠れたじゃない!『バーサーカー』!」




633 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:23:20.155b1JYURP0 (5/17)



『バーサーカーのステータスを開示します』

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:中立・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
 【筋力】:C      【耐久】:D     【敏捷】:C+     【魔力】:E      【幸運】:A      【宝具】:C+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫





634 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:24:51.765b1JYURP0 (6/17)



 ◆【在りし日のまほろば】:A    
  嘗ての少女の虚像である、見た者を和ませる暖かな相貌。    
  決して元に戻らない日常の象徴であるが故、見る者に警戒心を抱かせない。      
  同ランク以上の対精神スキルを持たない者はバーサーカーに対し必ず【好感】を得る。


「そ、んな……!」
「さささきちゃんがバーサーカー!?……うっ」
「………………………………」

ルゥナは驚きのあまり声が出ず、ベルは今まで下に見ていた相手が英霊だと知り気を失う
少々森は……変わらず、何を考えているのかわかり辛い目で、ただ静かに戦況を俯瞰している

セイバーとランサーの間で、さきちゃん……バーサーカーは唸り声を上げて庇う様に手を広げた


「やらせない……!みんなを、守る……!」
「あら、可愛らしい抵抗だけども貴女一人じゃ多分無理じゃないかしら?」
「オレを忘れてるよ、セイバー。……傷は深いけど、動けない程でもないからね!」

立ち上がるランサー。未だ傷は完治していないものの、戦闘には支障が無いという
反撃を開始する。そう宣言するかの様な加速。守る様に剣を構えるセイバーに向けて、渾身の一発を叩き込んだ


「っと!たった一人増えただけでこれだけ動きが変わるとはね!」
「けど私だって負けないわ!フェリシアの為にも、勝たないといけないんだから!」

仕切り直しと言わんばかりに、大きく剣を振り回すセイバー
ランサーとバーサーカーも迎え撃つ様に槍と爪を研ぎ澄ます

睨み合いの末、先んじて動いたのは


「ようやく見つけたわ。バーサーカー……!」






635 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:26:07.025b1JYURP0 (7/17)



「……は?」
「うわあ、また乱入?……不味い気がする」

「言ったはずよ。私の邪魔をする存在は……」
「……誰であれ!この銃弾の元に倒れてもらう事になるわ!」

割り込んで来たアーチャーが、銃口をバーサーカーに突き付けた
火花が走り、バーサーカーの脳天に直撃する。その寸前。ランサーの蹴りが弾丸を蹴落とした

「あら、もしかして私の味方?……なんてね」
「冗談じゃないわ。そのバーサーカーは、私の倒すべき相手……悪霊の類」
「その為に利用するだけに過ぎないわ。貴女も邪魔をするなら容赦しないわ!」


バーサーカーを倒す為。と断言する。それは、庇う此方とも敵対するとも同然だ
セイバー、ランサー、アーチャー。三騎士の英霊が揃い踏む。その目的や思考はバラバラで

「……ランサー」
「なぁに?ルゥナ」

「あんた……何とか、出来る?」
「無理だね。令呪を使ったとしてもあの二騎を撃退するのは」
「ルゥナ一人なら何とか離脱させられるけど、どうする?」

ランサーはそれだけを伝えてくる。自分だけはこの場から逃げられる。と



「……ふざけんじゃないわよ!そんなの認める訳ないじゃない!」
「誰でもいいから、何とかしなさい!これは命令よ、命令なんだから!!」





636 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:28:16.995b1JYURP0 (8/17)



「……るーなおねーちゃん」

「いままで、ありがとう。やさしく、頭をでてくれて、ありがとう」

「べるおねーちゃんも、ランサーも、わたしにやさしくしてくれて、ありがとう」

「ほんとうに、ありがとう」


バーサーカー……さきちゃんは、微笑んで感謝を伝えてくる
ありがとう。ただそれだけの言葉だが、ルゥナの目は何故かぼやけていく
それでは、まるで。そう言おうとしても、口が震えて声が出ない

「ランサー……おねがい、してもいい?」
「うん。……キミの事、きっとルゥナは無駄にしないよ」
「えへへ……」


「……ルゥナ!令呪を使って!」
「『全員をここから安全な場所へ』!それならオレが無事に運べる!」
「そ……れじゃ、さきちゃんは……」

「…………」
「何か言いなさいよ!あんた、さきちゃんを見捨てて逃げろって」
「これはさきちゃんからの願いなんだ!『もしもの時があれば、自分が囮になる』って!」
「ここでモタモタしていたら、それこそ無駄になるんだ!ルゥナ!」

急かすランサーだが、ルゥナも即決が出来ない
令呪の宿った手を見つめて震えるルゥナ。目を閉じ、息を深く吸い込んで……叫ぶ



「ふーっ……はーっ……ふーっ……」
「……っ!ああもうっ、わかったわよ!」

「“汝がマスター、ルゥナ・ガイスロギヴァテスが令呪を以て命ずる!”」
「“全員をこの場から離して、安全な場所へと連れていきなさい!”」







637 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:29:09.735b1JYURP0 (9/17)




瞬間、迸るのは赤い魔力
奇跡すら起こす程の膨大な魔力がランサーへと届き渡る

だが、それでも二騎の相手は出来ない。だからこそ逃げねばならないのだ


「おねーちゃん。さいごに、おねがい」

「わたしは、令呪をぜんぶつかわれているの」

「宝具をつかえ。宝具ををやめろ。それと、わかこおねーちゃんのところにいけ、って」

「だから、わかこおねーちゃんをまもってあげて。ぜったいに、みすてないで」

「……さようなら。わたしの、大切なおねーちゃんたち…………」



『───口裂悪鬼』





ランサーに掴まれる。その一瞬の間で、かつてさきちゃんと呼ばれていたモノは怪物へと変生した
鋏を振り回す巨大な怪物。それは初めて会った時そのままの姿で

腕を伸ばす。喉が裂ける。もう届かないと知りつつも、剣と弾丸に貫かれるバーサーカーへと伝える為に

ランサーの神速によって、場を離れる寸前……

幻だろうか。頭を撫でた時の様に微笑むさきちゃんの姿が

光の粒になって消えていくのが目に焼き付いていた






638 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 17:30:15.795b1JYURP0 (10/17)


【書き貯め分はここまで】

【続きは今日やるかもしれないしやらないかもしれない】




639以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 17:44:01.32nvU8RnCX0 (1/2)




640以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 18:28:54.82WOtBhI3AO (1/1)




641以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 19:39:06.89xZBMFvpT0 (1/1)


サーヴァントのマスターとは驚いた


642以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 19:54:45.626EByvKg8o (1/1)

バーサーカーは令呪で若子の所に行けと命令された…ならマスターは誰?


643 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 21:59:28.935b1JYURP0 (11/17)


【とりあえず描写だけのパートは終わったので、そこまで投下します】




644 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:00:21.255b1JYURP0 (12/17)




『“天は全てを知っているのだ。俺は嘘を吐く事はしない”』

『“何れ全てが白日に晒される。口を封じた所で変わる事はない───”』




「……ッチ」
「おや?どうしました!無事、バーサーカーは討伐されたらしいではありませんか!」
「どうも倒した者は乱入してきたアーチャーだそうですが!しかし今となっては、些細な問題でしょう!」

「なに、少し嫌なヤツの事を思い出してね」
「素直に認めれば良かったのに。無駄に頑固で頭の硬い、馬鹿で無能なヤツだよ」
「それはそれは!いやはやなんとも!」

普段の冷徹さは鳴りを潜めて、珍しく舌打ちを打つアサシン
全てはセイバーから説明された様に上手く進んだはずなのに、何故か無性に腹が立つ

あの小娘が去り際にほざいた捨て台詞。それが癪に触ったのかもしれない

「…………それで、次はどう動く?」
「あの監督役は単純だが馬鹿ではない。同じ手は動かせないと思うのだけど?」


「やり様など幾らでもありますよ!まあ任せてください」

「聖杯戦争に重要なのは、強いサーヴァントでもマスターの資質でもありません」

「それを貴方にも見せてあげましょう!はははははは……!」





645 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:01:12.815b1JYURP0 (13/17)



薄暗い部屋の中、俯く様に座るフェリシア
その顔には後悔するかの様に影を落とし、唇を噛む
隣にはセイバーが慰める様に肩を撫でる。その姿はまるで姉の様が慈愛を含んでいて

「だから、バーサーカーはアーチャーが仕留めたの。フェリシアじゃないわ」
「そもそも私は貴女が手を汚さない為にいる訳だし?責任感を感じなくてもいいの」

「けど、バーサーカーは誰にも危害を……」
「失礼しますよ!おや、電源は故障してましたかな?後で修理を向かわせますので!」
「うっさいわね。消してあんのよタヌキ爺!」

空気を読んでかそれとも読まずか。ドアを開くと笑顔でフェリシアの両肩を叩く

「いやはや、君とセイバーの尽力のお陰で街を荒らすバーサーカーを消滅する事が出来ましたよ!ここに御礼申し上げます!」
「嘘つくんじゃないわよ、あのバーサーカー、放置しても何の問題も無いじゃない」

「それは楽観というものですよ。バーサーカーの危険性は放置して良しというものではありません」
「事実として、人々を襲うバーサーカーの目撃情報は後を絶ちません!いずれは討伐せねば、被害者は増すばかりだったでしょう!」

朗々と演説する市長にも、フェリシアは暗い顔を浮かべたまま
困惑きた様に笑いながらも市長は屈み込んで、目線をフェリシアにピタリと合わせ


「いいですか。あのサーヴァントはガイスロギヴァテスの一味の手先でもあるのです」

「富も、地位も!貴女のグロスキュリア家とは桁が違う。没落寸前の貴女達とは!」

「片や、新興の傭兵崩れ!片や、落ちぶれたかつての名門!これが憎くはありませんか?」





646 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:01:57.415b1JYURP0 (14/17)


「待った!あのランサーのマスターについてはわかったわ」
「けど、それはそれ。バーサーカーと何が関係あるっていうの?」

「わかりませんか。彼女はバーサーカーの危険性を知りつつ味方に引き込んでいたのです」
「街を守るという大義名分すら放棄して、ですよ!それでも貴女は本当に許せるのですか?」
「貴女は自分の家すら守れぬと言うのに!彼女は悠々と家の力で……」

話している内容は出鱈目だ。しかしフェリシアには知るよしもない内容だ
だが、市長が言葉を紡ぐ前に場が凍りつく。部屋一面に広がる冷気によって


「……例え、そうだったとしても」
「貴方に我がグロスキュリアを侮蔑する資格は無いわ」
「これはこれは……失礼しました」

目に浮かぶのは、凍える程の冷気を孕んだ怒り
限界を超えて激昂したフェリシアは、燃え盛る憤怒を市長に向けていた

「ですが、忘れないでいただきたい!聖杯を手にする為には協力すべきであると!」
「また用があれば声をかけますので……!それではごゆっくり!戦いの傷を癒してください!」

立ち去っていく市長を、セイバーは睨み付ける
そして、フェリシアに近づいて、その細い体を抱きしめた


「……大丈夫。私がアンタを守ってあげる」
「セイバー……。……ありがとう。もういいわ」

「私は私の責務を果たす。必ずグロスキュリアを救ってみせる」
「…………見ていてください。お父様」





647 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:04:12.455b1JYURP0 (15/17)




「………………」
「どうした?バーサーカーは倒しただろう」
「何を悩んでいる?何を不安に感じている?」


「……あのバーサーカーは、間違いなく私が救うべき存在だったはずなのに」
「なのに、どうして……あんなに、幸せそうに消滅したの!?」

アーチャーの手で改造された簡易基地。ストレングスは彼女に問いを重ねていく
問いに答えるアーチャーの顔は必死そのもの。まるで何かを間違え、しかもそれがわからないかの様に

「幸せでは駄目なのか?苦痛にまみれた顔で死んで欲しかったのか?」
「違う!私はただ、私達の一族の罪を償わなくてはならないの!沢山の人間が、私達のせいで苦痛に喘いでいるというのに!」

「貴様はこの国の生まれでは無いのにか?無関係な雑霊すら、救わないと駄目なのか?」
「どうして関係が無いと言い切れるの!?大量の人間を殺した、私達が本当に知らないと断言出来る訳がない!」
「一人も、一部も、一片も残してはいけない。残せない!私はそうしないといけないのッ!」


叫ぶアーチャー。普段の余裕もかなぐり捨ててストレングスに叩き付ける
目を閉じてそれを受け止める。そして、一言


「では、お前自身は誰が救うんだ?」






648 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:05:24.975b1JYURP0 (16/17)



「………わ」
「私…………自身…………?」


初めて、言葉に詰まる。それが示す事実は

「お前は家の罪滅ぼしの為に戦っている事は理解した。だがそれはお前の真意か?」

「何を……言っているのッ!?私は、あの怨念の清算を果たす為にここにいる!銃を握ってここにいるのよ!?」

「他の!誰でもない……私が!私がやらなくてはならない事なのよッ!」


「それを、お前は一生涯……いや、英霊になっても続けているのか」
「なんとも、まあ。……必死な、女だ」

マスターからの簡潔な評価。普段であれば、何とも思わないであろうその言葉
しかし、今は。自分の責務を、ただの一言

『必死』と片付けられた事が、否応なしに沸き上がる、怒りを産み出していった


「……何のつもりだ?」
「取り消しなさい……!取り消してッ!私の、私を侮辱した事を!さもなくば……!」

「オレも同じだ」
「オレも、ただ、与えられた使命でしか動く事の出来ない」
「空っぽで、必死な……人形だ」

銃口をこめかみに突き付けられながらも、淡々とアーチャーに話しかける
自分もそうだと。ただの空っぽな人形なのだと

「話は終わりだ。増築は進んでいるんだろう」
「オレはこの拠点から動かない。街へ赴くのはお前の仕事だ」

「……わかっているわ」

踵を返して窓を開き、飛び出る様にして街へと向かう
ストレングスは手近なソファに座ると、停止するかの様に二つの瞼を落とした






649 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/08(日) 22:06:41.425b1JYURP0 (17/17)


【本日はここまで】




650以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 22:10:58.31nvU8RnCX0 (2/2)


アーチャーはウィンチェスター夫人か?


651以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 22:51:07.22+W88n+EeO (1/1)




652以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 23:04:51.55alkTOLkGO (1/1)



天は全てを知っている。天日昭昭かな。
岳飛の関係者?


653以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/08(日) 23:30:22.00Eh+Ya32ho (1/1)


ティファもフェリシアもルゥナに対比するような立場で考案されてるマスター何だろうか


654 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 21:17:05.61BDKsadZc0 (1/9)


【ほんのちょっとだけ再開】




655 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 21:20:39.62BDKsadZc0 (2/9)




「……………………」
「……………………」
「…………っは!?バババーサーカーは!?セイバーはどうなったんですか!?」

ようやく目が覚めたベルを前に、ルゥナは沈黙を貫き続ける
助けられなかった。さきちゃんを捨て駒にする事で、ようやく生き延びる事が出来た

その事実が辛い、耐えられない。自分は何の力も持ってはいなかったというのに

「ルゥナ」

「……何よ。さきちゃん、あんたと仲良くしてたわね」
「恨むなら好きに恨んでいい。後悔しても構わないわ。あたしは守る事が……」

「でき……なかった……」

声が震える。自身のあまりの不甲斐なさに泣きそうになってきた
少々森はじっと此方を見つめる。相も変わらず感情は読み取れないけれど

「……よし、よし。いいこ、いいこ」

くしゃ、と頭を撫でてきた。いつもの少々森のしそうにない、以外な動作に驚くルゥナ
撫でながらたどたどしい言葉を語りかける。

「ルゥナは、頑張った……よ?ランサーも、ベルも……ベルも?」
「そこで言い淀むのは何でなんですか!?」

「だから、泣いたら、駄目。さきちゃんがした事が、駄目になっちゃうから」
「っ泣いてなんて無いってば!」

手を叩き落とすルゥナ。振り向くその両目にはしっかりと涙が溜まっていて
きょとんとしている少々森を睨む。が、すぐに目を閉じ、顔を緩ませた






656 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 21:21:12.15BDKsadZc0 (3/9)



「ま……あんたなりに、あたしを励ましてくれたのは伝わったわ」
「でも頭は撫でるんじゃないわよ。いつから、あたしはあんたより子供になったのかしら」

「…………?」

「……もう。けど、貴女も随分と喋る様になったじゃない」
「貴女の声。意外と可愛くてあたしは好きよ」


ぽかんとする少々森の肩を叩く。もう調子は元に戻っている様で
ニッと笑うと腕を回す。負けてたまるかと言いたそうに元気を出していた

「さて、まだ日はあるわ」
「立て直すわよ!このまま倒れてなんていられるかっての!」



1:移動(場所指定)
2:会話(人物指定)
3:その他
↓1



657以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 21:31:40.27DYi3FKs/0 (1/4)

2 ランサー


658 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 21:46:46.26BDKsadZc0 (4/9)




……そうと決まれば、話す相手は一つ
自分のサーヴァントであるランサー。今は霊体化しているのか周囲にいない

出てこいと軽く念じてみると、人目に付き辛い影に現れた


「あっ、どうかした?今夜の泊まる場所くらいなら調べておくよ」
「大丈夫大丈夫。安めのビジネスホテルなら、ここら辺に幾つもあるから!」

先の戦闘の事を気にしていない様子で、いつもの調子で話してくる
こちらを気遣っているのだろうか?それでも、態度に然したる差は感じない

「……ねえ、ランサー」
「どうかした?」



1:今後の行動について
2:先程の戦闘について
3:その他(自由安価)
↓1




659以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 21:50:31.05TaTVr0M4o (1/4)

2


660 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 22:03:24.93BDKsadZc0 (5/9)



「あんた……さっき、逃げるしかないって言ったわよね」
「うん。あの場はそれが最善の選択だって断言してもいいよ?」


「セイバーだけならともかく、アーチャーまで対処出来ない。流れ弾で死ぬかもしれないし」

「そもそも、セイバーだけでも結構キツイ戦いになってたと思うよ?何せ、彼女はかなり強力な英霊だし」

「ルゥナの補佐を考慮しても、五分五分の戦いに持ち込めればいい方。って所かな?」


淡々と戦況を分析し続けるランサー。事実だけを伝えているとばかりに無感情な言葉
その様子を、不服そうに見ていたルゥナ。態度で察したのか、ランサーはルゥナの正面に立つ

「そうだなあ……言いたい事、あったりする?」

「あるなら、取り敢えず言ってみてよ。オレはそれでルゥナに対してどうこうしない」

「それがキミの意思ならオレは尊重する。立ち止まろうとするより、そっちの方が何倍もいいからね!」

先の惨敗に責任を感じたのだろうか。ランサーは珍しく気前の良い事を言っている
それなら……


22:05から
【ランサーに質問や、言いたい事】
【無ければ無しで】
↓1、2




661以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 22:09:13.80DYi3FKs/0 (2/4)

さっきの戦闘からセイバーとアーチャーの真名を推理してみる
ランサーも一緒に考えて


662以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 22:10:41.89TaTVr0M4o (2/4)

ヒントをくれずに匂わせるだけだったり結論を伝えてきたりのがムカつく
そんなに私に自力で考えてほしいのか


663 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 22:38:08.28BDKsadZc0 (6/9)



「……言いたい事?」
「ふ、ふふふ……そんなの幾つもあるわこのクソ時計がーーー!!!」

「ヒントも大してくれずにふわっとした印象だけで答えさせるわ!匂わせるだけで大して何もしてこないわ!」
「逆に結論ありきで答えてくるわ!いちいち面倒臭いのよ!そんなに!あたしに自力で考えて欲しいの!?!?」

ブチキレるルゥナ。ランサーの問答はやけに遠回りであり、答えを自力で考えさせてくる傾向にある
当のランサーは不思議そうにしているが、ああと相槌を打つと申し訳無さそうに

「あぁ……ゴメン。難しかった?ゴメンね」
「何よそれ!?あたしの頭が悪いとでも言いたいの!?」

「いや、そうじゃなくてさ。何でもかんでも与えていたら、もうそこからは進もうとしなくなるでしょ?」
「オレは停滞させる事はしたくない。考えながら行動して貰いたい。それだけだよ」

ランサーの発言の真意はわからない。それは、つまりひたすら考えて行動しろと?

「……じゃあ、あんたもセイバーとアーチャーの真名を考えてよ」
「オレも?」



【そもそもランサーは二騎の真名を……】
【判定順はセイバー→アーチャーの順番で】

【ハッキング】+2
12345:わかんないよ
6789:わかってるよ
↓1、2




664以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 22:38:39.17U2EqRMGaO (1/2)




665以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 22:39:42.394/I0VI3X0 (1/1)

ほい


666以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 22:50:08.99TaTVr0M4o (3/4)

やっぱり何でもわかってるのではランサー…


667 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 22:55:37.31BDKsadZc0 (7/9)


セイバー:わかってるよ
アーチャー:調べてあるよ


「もうわかってるんだけどな~」
「は?」

「いや、オレもさっきの戦闘で確信したんだけどね。だから考えるも何も」
「はぁあああああああああ!?!?」

ブチキレたルゥナ。さっくりと答えたその顔にグーを叩き込む
ガツンと金属を殴る音が響く。遠巻きに見ているベルと少々森も覗き込んできた

「痛たた……じゃあ何。これも自力で考えろと」
「そうだね。けど今回はヒントを出すよ」



「まずセイバー。彼女の持つ剣は、人の命を啜り喰らう……魔剣に類するものだ」
「女で魔剣を持つ?他には何か無いの?」

「う~~~ん。あの勇猛さ、きっと戦士として名を残す存在だと思うんだけどなあ」

……セイバーは魔剣を持つ女戦士。これなら候補は絞れるのではないだろうか


「アーチャーは銃を使うから近代の英霊だ。それも大量、無尽蔵と言ってもいい」
「オレは一度アーチャーに奪われた基地を見てみたんだけど……もう別物に改造されてたよ」
「あたし達の基地がそんな事に……」

「訂正するとしたら、あれは改造というよりは増築に近い印象を持ったかな?」
「後はさきちゃんに対して執着していたよね。悪霊って言ってさ」

……アーチャーは無数の銃を持ち、基地を増築していった
そしてバーサーカー……さきちゃんを、悪霊と呼び執拗に狙っていた。それは何故だろう


「ま、これで判らなければ答えを言うよ」
「二騎の女性の真名、ルゥナには判るかな?」


23:00からセイバー、及びアーチャーの真名
二つ同時でも、片方だけでも大丈夫。外した場合はランサーが回答します
ただし、明らかにわざと外した場合は持ち越しになります
↓1~3


668 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 23:08:58.46BDKsadZc0 (8/9)



「…………」
「思い付かない?」

【さすがにこのまま待つのも不毛なので……】
【ギブアップしますか?】
↓1から2票




669以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:14:13.08u+PMhSBv0 (1/1)

多分セイバーはヒルド、アーチャーはウィンチェスター夫人


670以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:18:00.85MBgqrtTQO (1/2)

剣ヘルヴォル
投票はギブアップしない


671以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:23:11.80DYi3FKs/0 (3/4)

アーチャーは上で出てたウィンチェスター夫人かな


672以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:24:12.13DYi3FKs/0 (4/4)

ギブアップはしない


673 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/09(月) 23:25:10.24BDKsadZc0 (9/9)


セイバー:ヘルヴォール  正解
アーチャー:サラ・パーディ・ウィンチェスター  正解

【安価を確認して本日はここまで】

【本日は参加してくださり、ありがとうございました】





674以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:30:47.66MBgqrtTQO (2/2)




675以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:32:09.59TaTVr0M4o (4/4)


候補は上で出てたけどそれ以外を出そうと思ってたら気の利いた回答が思いつかなかった


676以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/09(月) 23:41:32.60U2EqRMGaO (2/2)




677 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 19:51:42.57LDl1I/8Q0 (1/10)


【それでは再開します】






678 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 19:55:28.98LDl1I/8Q0 (2/10)




……暫し、沈黙を重ねるルゥナ
セイバーとアーチャーの真名を問われ、黙考を重ねていく

ヒントは最低限。しかし、それで答えられなくては面子が丸潰れだ
神話に史実、ありとあらゆる英雄に怪物を調べている自分ならば……


「……セイバーの魔剣、命を啜り喰らう。幾つか心当たりはあるけれど」
「それを軽々と振るう女戦士は、一人だけしか思い浮かばないわ」

「ヴァイキングの娘、盾持つ乙女。ティルフィングという魔剣を巡るサガに登場する……」
「ヘルヴォール。それがセイバーの真名で間違い無いはずよ」


ヘルヴォール。『ヘルヴォルとヘイドレク王のサガ』に登場する女戦士
如何なる望みも叶えるが、所有者に破滅をもたらす魔剣『ティルフィング』の所有者で、唯一無事に扱う事の出来た者
彼女の父、及び息子もこの剣を握っていたが、全員が例外無く不幸な死を遂げたと言う


「うん、正解!オレもそう思うよ」
「けど魂を啜って願いを叶えるなんて物騒な剣もあったものね……あれ、どこかで聞いた様な」
「じゃあ次はアーチャーだね。この調子で真名を明かす事が出来るかな?」

どうやらセイバーは正解したようで、ランサーも頷いている
お次はアーチャー。無尽蔵の銃と、陣地を増築し続ける英雄は……






679 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 19:57:46.92LDl1I/8Q0 (3/10)



「銃って事は西部劇?でも、あんなに大量の銃を持つ奴は知らないわね」
「陣地を増築……?何かしら。建築系の逸話でもあるのかしら」

建築。その一言でふと思い当たる建物があった
数多の銃を産み出し、殺された人々の怨念から逃れる為に、無限の増築を行った屋敷

「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス……」

それは、一族の罪科の象徴。無数の夥しい数の怨霊を呼び寄せ続ける人工異界
だとするなら、アーチャーの真名は一人だけ。たった一人の屋敷の中、悪霊と戦い続けた女性

「なら、アーチャーの真名はその建物の所有者で唯一ウィンチェスター家で生き残った」
「サラ・ウィンチェスターで間違い無いわ!」


自信満々に指を突きつける。どうだ、見たことかと笑みを浮かべながら
なお当のランサーは、感心した様に頷いている

「お見事!いや~ルゥナなら出来るって信じていたよ」
「信じていた、じゃないわよ。あんたも少しはストレートに物事を言いなさい」

「うーん……じゃあさ、今度ルゥナ達が本当の危機に陥った時」
「オレは宝具を使う。オレの真名が刻まれた、必勝必殺の宝具をね」
「……あんたの、どんな宝具なのよ」

それは秘密。と言い残し霊体化して消えていく
ランサーの宝具、ルゥナすらまだ教えて貰っていないのだ

「…………本当の、危機ねえ」





680 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 20:01:27.69LDl1I/8Q0 (4/10)


【他陣営の行動】
【今回は話の都合で出番の少ない陣営限定】

123:エーデルワイス達
456:ライダー
789:キャスター
↓1




681以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 20:01:58.84azl7x+JzO (1/1)




682 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 20:29:18.49LDl1I/8Q0 (5/10)




「そう。バーサーカーが」
「せっかく令呪を獲得できるチャンスだったのに……残念ね」

学校の屋上、残念そうにため息をつくティファは街を俯瞰する
彼女自身は、討伐令に対しては前向きな姿勢を示していた
どの様な相手であれライダーは捩じ伏せられると確信している

しかし、それでも動かなかった理由は……

「ああ……やっと死んだのか、そいつ」
「清々するよ。あんな怪物がそこら辺にうろついているなんて怖気が走る」
「手を下して汚れずに済んだ。ああ良かった」

ライダーはバーサーカーを毛嫌いしていた。何となく文明の匂いがするらしい
そしてもう一人、ライダーの感に障る英霊が

「ランサー。あいつさえ消えてくれればね」
「理想国家『随』の建設には邪魔だ。適当な奴が潰してくれないものか」

「……もう、そっちに舵を切ったの?」
「ああ。うんざりだ、不愉快だ。自然を食い、荒らす害獣は駆逐する他はないだろう?」
「一度、この国を更地にする。その上に僕の国を建設した方が地球にとって何倍もいい」

……このライダーは我が強い。下手に逆らえば、制御すら不可能になるかもしれない
そうなれば聖杯を手にする事すら危うくなる。主導権は、完全にライダーに握られていた



123:「そろそろやるか」
456:情報収集に徹する
789:詩でも詠んでよう(まだ動かない)
↓1





683以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 20:33:35.111Mwx2gIK0 (1/1)

はい


684 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 20:52:57.62LDl1I/8Q0 (6/10)


1:積極的な殲滅



「おうおう、景気いいねえ大将!」
「俺も混ぜてくれよお。その理……ぐっ!?」

「うるさいな……今、僕は考えていたんだ」
「やっぱり魔術師とやらは邪魔だ。自然の理に反する存在。邪魔でしかない」
「聖杯も既に要らない。僕が受肉さえすれば、あんなものは踏み潰してやろう」

「なっ!?それは……!?」「文句ある?」

ライダーの一方的な宣言に、驚愕するしかないアダムスとティファ
それはダメだ。そもそもアダムス……正確にはガイスロギヴァテスの目的は聖杯の確保

壊されてしまえば元も子も無い。幸い、未だに脱落したサーヴァントは一騎だけだが……

「今夜から本腰を入れていこう。醜い英霊共を叩き潰しに」
「……わかったわ」

(オイオイオイ……雲行きが怪しくなってきたぞこいつは……)




【アダムスの今後の身の振り】
【命乞いした】-2
123:なすがまま
456:情報をリーク
789:ルゥナに泣きつく
↓1




685以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 20:54:59.38DGXJyTP7o (1/2)




686以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 20:54:59.87aBzdO3I8o (1/1)

そい


687 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 20:59:13.60LDl1I/8Q0 (7/10)


6:リークする(誰にするかは後に)


「ふぅ……ここなら安心よね?」
「一般の人も泊まってるホテルですから、流石に壊そうとは思わないんじゃないですかぁ」
「……ジュース、美味しい」「良かったわね」

ランサーの検索で、近くにあったお手頃価格のホテルに転がり込んだルゥナ達
流石に未成年だけでは泊まれなかったので、従業員に魔術で暗示をかけて無理矢理突破した

まさか、ビルごと破壊してくる陣営がいるとは思えない。……が、何故か不安になってくる


「そんな事より、もう夜よね」
「今夜はどう動こうかしら。直近に脱落した陣営がいるから……」
「派手に動くヤツはいないでしょ!」



1:移動(場所指定)
2:会話(人物指定)
3:その他(自由安価)
↓1


688以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 21:22:24.25DGXJyTP7o (2/2)

散々になったガイスロキヴァテスについて


689 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 21:47:18.82LDl1I/8Q0 (8/10)


>>688
【人物指定が無いので、今回は一人で】


「……ま、急がなくてもいいわよね」
「ガイスロギヴァテスももうバラバラ。あんたしかいなくなっちゃった」

動こうとしても、先の戦闘で疲弊しているのもまた事実
今夜はガイスロギヴァテスのマスターとして、今後の事を考えよう

「さて……どうしましょうか。このまま散り散りにしておくか、一度全員集合させるか」
「それとも誰かに連絡するか……悩むわね」

コリーは縦島の家に居候しているらしい。動画編集はランサーがしているそうだから、連絡を取ることは比較的容易だ

アダムスはあれ以降の連絡はない。一度コリーが受け取ったらしいが、怪しいからと無視したそうだ

そして、ディールは今、何処で何をしているかもわからない。聖杯戦争から降りろとだけ伝えてからは音信不通だ


「あいつらも本当に……ドミトリイさんは本当に苦労していたのね」
「そう言えば、メリッサも前回聖杯戦争にいたのよね。話とか聞けるかしら」



【メリッサって今は何処にいるの?】
123:海外に
456:ちょっと県外に
789:街にいるよ
↓1




690以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 21:51:23.89FQ6v1Mi50 (1/2)

ほい


691 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 21:56:29.35LDl1I/8Q0 (9/10)


9:普通に街にいる

【メリッサですが、前回の貴方の彼女になったんですよね】
【貴方が来るかは未定ですが、そんな二人の関係は】

147:平常運転
258:ちょっとぎこちない
369:バカップル
↓1


【ついでに、この事をガイスロギヴァテスは】
123:(誰と付き合ってるか)知らないよ
456:(好きな人がいる事は)知ってるよ
789:(付き合ってる人も)知ってるよ
↓2


【ついでにアダムスのリーク先も】
123:市長
456:監督役
789:ルゥナ達
↓3




692以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 21:58:16.47SEsVTMVBO (1/2)




693以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 21:58:41.05FQ6v1Mi50 (2/2)

てい


694以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 22:03:56.37EqkLHWcS0 (1/1)




695 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/10(火) 22:13:18.95LDl1I/8Q0 (10/10)


7:態度は変わらないよ

5:ルシフェル「好きな人はいるみたいだな……」

7:アダムス「持つべきものはやっぱり仲間だぜ!」


【という訳で本日はここまで】




696以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/10(火) 22:34:24.41SEsVTMVBO (2/2)




697以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/11(水) 15:37:12.06p00/GYWS0 (1/1)

せっかく仲間ユニットがいるんだから何かに使いたいが何できるんだったかな


698以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/11(水) 16:18:09.38b6rG0Kbho (1/1)

というかメリッサいるのか
前回活躍できなかった分活躍するのか?
ルシフェルは何やってるんだろうな…前回の動機的には今回もいてもおかしくはないんだが


699以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/11(水) 19:12:37.567bU3BeoXo (1/1)

セイバー陣営はアサシン陣営と組んでて此方とは敵対的
アーチャーはバサカを庇ってたランサーを許せるはずなく、敵対的
ライダーは何故かこっちを敵視してる
バサカは既に消滅
同盟組めそうなのは神秘の低い現代寄りのキャスター陣営

やだ、凄く詰んでる……!


700 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/11(水) 21:02:59.496Ckh4X720 (1/1)


【本日はお休み】

【……挙げられてみると本当に詰んでる!?】 




701以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/11(水) 21:40:32.87OXIbKKSFo (1/1)

まあ目的は勝つことじゃないし…


702 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/12(木) 21:38:30.86UsFKPBl20 (1/1)


【本日もお休み】




703 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/13(金) 20:07:55.074SO2803pO (1/1)


【本日もお休み】

【盤面の動きに悩んでいるのと繋ぎが不自然な感じになってしまう…!】

【明日の夜には、必ずや更新してみせます】




704 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/14(土) 21:44:20.88u1Bd8t7D0 (1/1)


【……ごめんなさい。寝落ちしてました】

【更新は明日に回します。本当に申し訳ありません】




705以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/14(土) 21:49:37.880mDQ0oNS0 (1/1)


勝てない状況の時は逃げ隠れすればいいのさ


706 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 20:27:37.61G2EbgEAS0 (1/7)


【それではゆっくりと再開します】




707 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 20:29:52.75G2EbgEAS0 (2/7)



『──ってな事があってよぉ』
「成る程、それは困るな。……で、何故それを君が知っている?アダムス」
『斯々然々。いやあ便利な言葉だぜえ!』

夜の雑踏の中で、無線を用いて連絡を取り合うガイスロギヴァテスの二人
コリーは縦島の部屋でパソコンを弄りつつアダムスを応対する。ちなみに縦島は風呂掃除中だ
何故、ライダー陣営の内情を知っているのか。という問いには笑ってはぐらかす事にした


『で、マジな話だが……どうすんだ?マスターはロシュフォール家の当主様だ』
『まともに交渉のテーブルに付くとは思えねえな。時計塔は俺達よりも相手を信用してるそうだしよお』

「……だが、聖杯を破壊されれば困るのは向こうも同じだろう」
「何せ、我々の代わりに聖杯を持ち帰る様命じられているのだからな。これは時計塔に報告すべきでは?」

コリーの発言は最もだ。これは、契約違反とも取られかねない重大な確執である
しかしアダムスの声色は渋い。少しの沈黙の後に開いた言葉は

『いやあ、それなんだが……』



123:時計塔的にはオールオッケー
456:ティファがライダーと交渉してる
786:???
↓1




708以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 20:33:46.85QirMuztBo (1/1)

うっす


709以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 21:00:49.71KOknScGGO (1/3)

ティファは次期当主で良いんだよね?


710 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 21:09:32.80G2EbgEAS0 (3/7)


>>709
【そうですね。今は次期当主】
【けれども当主になるのはほぼ確実視されている為、当主扱いする場合もある感じです】


『今、ライダーのマスターが交渉してんだよ』
『聖杯だけは勘弁してくれってなぁ!ハッハハハハ!』
「……笑っている場合かね。君は裏切り者だ。身の振りを考えておくんだな」

豪快に笑うアダムスに釘を刺す。理由はどうあれガイスロギヴァテスを裏切ったのは事実だ
それをみすみす見逃せる程甘くはない。指摘を受けたアダムスは神妙な声で


『……ま、そりゃわかってるさ。いいぜ、何とか責任取ってやるよ』
「待て。それはどういう──」

それだけを言い残し、通話を切る。コリーは夜の闇を覗きながら、彼の言葉を考えていた



一方のティファは、ライダーに必死で嘆願する
聖杯だけは渡して欲しいとそう伝えると、ライダーは露骨に機嫌を損ねて

「……はぁ?聖杯は渡して欲しい。だって?」
「何を今更。僕は僕のやりたいようにする。確かにそう言ったはずだけど?」
「おまけにあのアダムスとかいう男、どうにも胡散臭い。ここに連れて来てくれない?」

「……消えていたわ。恐らく、奴は」
「奴は……何?言ってみてよ」

語気を強めるライダーに身体がすくむ。下手な事を言うと、ここで消されるかもしれないのだ



12345:絶対に許さない(次回行動固定、どの陣営でも敵対確定)
6789:まあいいや……
↓1




711以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 21:10:50.09KOknScGGO (2/3)

ほい


712 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 21:20:40.18G2EbgEAS0 (4/7)


9:落ち着く


「……まあ、いいよ。今はね」
「今日はいい月だ。あの三日月に免じて収めてあげるよ」

ふふ、と軽く笑い外を見上げる。夜空には克明に輝く弓なりの月
それに負けずに口角を上げるライダーは、先程までの滾る怒りを霧散させていた

「……それで、聖杯なのだけど」
「ん?ああ、いいよ、ティファにやるよ。それでいいんだろ?」
「……感謝するわ」


「聖杯は誰にも渡さない……あれは、必ず我等の手に……」
「このロシュフォール家が、必ず手に入れてみせる……!」

手に刻まれた令呪をなぞり、決意を新たに言葉を吐く
その魔眼に燃える野望は何か。それを知る者は一人もいない

ティファニー・フォン・ロシュフォール。彼女もまた、聖杯を欲する一人なのだから






713 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 21:23:26.72G2EbgEAS0 (5/7)



「……こっちこっち。席取ってあるから」
「まさか、あんたがこの街にいたとはね」

「ともかく……久しぶりね、メリッサ。あたしの事は覚えてる?」
「覚えているわよ、ルゥナ。……久しぶり」

ホテルの近くの喫茶店。朝食も兼ねた場所で、ルゥナは人を呼んでいた
席に着いた女性……メリッサ・ガイスロギヴァテスは、相も変わらずシックなスーツを身に纏う

彼女は前回の聖杯戦争に、僅かながらガイスロギヴァテスのメンバーとして参加していた
当時、現場の近くにいた人物である事には間違いない。情報源としてダメ元で連絡を入れてみたのだが


「にしても、あんたに彼氏が出来るとはね。筋トレとダンベルだけが友人だと思ってたのに」
「ねえ、今度あたしにも紹介しなさいよ。イケメン?何歳くらい離れてるの?」
「別にそんなんじゃ……格好いいとは思うけど。あと同い年だから」

今も、この街に滞在していた事は予想外だった
おまけに彼氏もいると聞いた。ルゥナもこの手の話題には胸が踊る

その様子を離れた場所で見守るランサーとベルは、ひそひそと

「ねえねえベル。あの二人って」
「従姉妹ですよぅ……ベルとは方向性が違うので詳しくは知りませぇん」

「……そうそう。本題に入るけど」
「あんた、聖杯戦争に参加していたでしょ?」
「前回の、詳しい情報を教えて欲しいの」



【メリッサはどのくらい話してくれるのか】
123:渋る
456:そこそこ
789:協力的
↓1



714以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 21:26:47.22BxKviOiZ0 (1/1)

ほい


715 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 22:04:09.56G2EbgEAS0 (6/7)


2:乗り気じゃない


「……その事なんだけど」
「私はもう関わりたくない。だから、話す事も正直したくない」
「はあ!?」

俯いたメリッサはそう切り出す。話したくないとガイスロギヴァテスにあるまじき態度
当然、期待していたルゥナは怒り詰め寄る。胸ぐらを掴むも、力の差によるものかびくともしなかった

「あんた、ガイスロギヴァテスの目的を忘れたの!?聖杯を持ち帰るのがあたし達の使命じゃない!」
「けど、私はもうその任務には関わってない」

「それでも!協力するのが筋ってものでしょ!?」
「それは貴女の勝手な考えじゃない!こっちにも事情が……!」



「なんか、喧嘩してる?」
「あぁあああ……ベルお腹が……」

遠巻きに眺める二人。険悪になっているのは目に見えている
どう転ぶか不安げな顔を浮かべる二人。ルゥナの様子を見守る事しかできなかった



123:決裂
456:日を改めて
789:折れてくれた
↓1




716以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 22:05:25.87WG6HvkKe0 (1/1)




717 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/15(日) 22:07:30.02G2EbgEAS0 (7/7)


7:折れてくれた(少しだけ話してくれる)

【という訳で、短いですが本日はここまで】




718以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 22:13:41.63KOknScGGO (3/3)




719以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 22:24:08.02kw7zChdAO (1/1)




720以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/15(日) 23:08:16.65pODS3BGuo (1/1)

乙乙
ルゥナの関連人物の話が掘り下げられてきた


721 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 19:30:52.0275aaijf30 (1/11)


【ゆっくり再開します…】




722 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 19:35:29.5075aaijf30 (2/11)



「はあ。もうわかったわ」
「……少しだけよ?あまり話したくは無いし」
「最初からそう言えば良かったのよ」

あまりの剣幕に押されたのか。はたまた従姉妹のよしみなのか
渋々といった体で、少しだけ話す事を了承した

「それにしても、随分とイキイキしてるわね。前の貴女はつまらなさそうな顔だったのに」
「そりゃあね。あたしは優秀なのに、まだ若いから~とか、実績が~とかで離されてたし」

「この聖杯戦争で勝ち進んで、聖杯を家に回収して、あたしの実力を見せつける」
「そうすれば、あたしを下に見る大人達を黙らせる事が出来るでしょ?次期当主様も、あたしに逆らえなくなる」
「だって、あんた達は敗退したんだから」

「……じゃあ、聖杯に懸ける願いは無いのね?」
「それ、必要なの?ランサーにも同じ事を聴かれたんだけど?」


「必要でしょ。誰かの願いを踏み潰してまでも奪うんだから」
「……って、彼は言ってたけど」
「彼氏の受け売りかい!」


【メリッサに聞きたい事。ただし一つだけ】
【内容によっては濁すかもしれない】
↓1




723以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 19:57:08.79swwJo5NPO (1/1)

前回に遭遇したマスターとかその関係人物についてのスタンスや特徴をわかる範囲で
メリッサから前回の情報って聞いてもあんま意味無い気がするんだよなぁ…


724 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 20:25:05.4075aaijf30 (3/11)


>>723
【ドミトリイやルシフェルとの共有情報がありますし……(小声)】
【全員分書くと凄まじい量になるので、御三家周りだけ】


「あんた、前回でのマスターと何人か会ってるんでしょ?」
「そいつらの印象を、あんたの主観でいいから話して頂戴」

「……?それくらいなら。けれど、どうして?」
「そいつらの横槍が邪魔だからよ。妨害しそうな奴は仕留めるに限るわ」

維持の悪そうな笑みを浮かべるルゥナ。邪魔になりそうな相手は先んじて叩くべきだ
そんな彼女の思惑は他所にメリッサは、指折り数えつつ印象を語っていく


「ええと……御三家、エーデルワイスと禍門は、今のルゥナと同じくらいだったはず」
「現在のエーデルワイスは知らないけど……前はかなり勝ちに貪欲だったよ」
「けど、やり過ぎたせいで今回は不参加ね」

「禍門は……どちらかというと戦いを避けた専守防衛だったかな」
「街を守る為に戦っている……召喚したサーヴァントも、かなり強力だって聞いてる」
「成る程ね……なら、外来の方は?」


「ほとんどは街の外に出てるはずだよ。けど、一人だけまだ……」
「そいつはどうなの?邪魔してくるかしら?」




725 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 20:46:03.4775aaijf30 (4/11)



「……大丈夫だよ。きっと」
「あいつは絶対に……悪いようにはしないから」

「何よ、知り合いなの?そいつと」
「ま、まあ……うん。そうだけど」

言い淀むメリッサを睨むルゥナ。モゴモゴと口を動かしつつ、目線を逸らす
その様子に不審な顔を向けつつも、まあいいかと納得したのか水を含む


「とにかく、変な繋がりを持ってるな奴は知らないって事でいいのよね?」
「……うん」

「それじゃ、あたしは戻るわ。メリッサも簡単に死ぬんじゃないわよ」



「……戻ったわよ。ベル」
「うぇえええ良かったあああああ!!決裂したかと思いましたよぉ!」
「お疲れ様~。どうだった?」

「まあまあね。さっさと戻るわよ。少々森を一人で放置してんだから」

遠巻きに眺めていたベルとランサーに会釈すると、近くの自販機でジュースを購入する
一人で待たせている少々森へ向けて、足早に駆けていくのだった




726 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 20:47:07.5875aaijf30 (5/11)




「…………ルゥナ、遅い」

退屈そうに、ホテルのベッドに腰掛ける少々森
少しの間だけの外出と聞いていたが、時計の針はとうに過ぎていた

ちなみに、学校に関してはしばらく行かなくていいんじゃないかと判断して仮病で休んでいる

「甘いの、欲しい……確かここに……」
「………無い……ベルに盗られた」

最近、ルゥナから貰ったジュースがお気に入りになった少々森は、置いてあったバッグを漁る
しかし既に全てが飲み干されたのか缶が無い。ベルが前に飲んでいたのを思い出す


「むう。……確か、外の箱で、出てきたはず」
「ちょっとくらい……出てもいい、多分」

ルゥナは彼女に、外に出ない様に厳重に注意されていた
もしも外で好戦的なマスターやサーヴァントに遭遇した場合、守る事が出来ないから

しかし、今はジュースを飲みたくて仕方ない。少しくらいなら……外に出ると


「やあ、初めまして!こんにちは」
「キミが少々森さんだよね?よろしく、仲良くしようよ」

突如、見覚えの無い青年から声をかけられた




727 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 20:50:27.4975aaijf30 (6/11)



「ふ~~~ん……そっか、そういう事か」
「あはははは!成程ね、執着する訳だよ!」
「…………?」

青年はひとしきりジロジロと見るや否や、一人合点がいったとばかりに高笑いを
その様子を不思議そうに見つめる少々森に、青年はわざとらしい程に口元を歪めた笑みを


「うん。今はガイスロギヴァテスに任せようかな?どうにも、ここのランサーは優秀みたいだしね」
「奴らもキミの居場所を探すのに躍起になっている。頑張ってね!」

「あ、そうそうボクの名前は……」




「少々森!?あんた、外には絶対に出るなって言ったじゃない!」
「危なっかしいわね……流石にここまで来るとは思わないけど」
「ルゥナ。その、人は」「誰の事よ?」

振り向くと、そこには既に誰もいない。まるで幻の様に消え去っていた

「ほらこれ。お土産よ」「!」
「あうぅ……ベルも欲しいよぉ……」「今朝飲んでたじゃない。買ってきなさいよ」


ほわほわとした和やかな会話に、思わず先程の出来事は彼方に吹き飛んでいく
お昼頃には、もう頭の中から消し飛んでいた






728以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 20:53:33.238m/sAoqvo (1/2)

やっぱり少々森何か裏あるんだな


729 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 20:54:56.2175aaijf30 (7/11)


【続いて昼行動する陣営】
1:エーデルワイス
23:ライダー
45:セイバー&アサシン
67:アーチャー
89:キャスター
↓1


730以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 20:59:18.4870PFayeWO (1/2)




731以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 20:59:19.45YOHBeb4g0 (1/4)




732以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 20:59:27.97Pcm5QT5M0 (1/1)

ほい


733 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 21:17:27.6575aaijf30 (8/11)


8:キャスター


教会の地下の一室で、ユーニスとキャスターは向かい合う
パラパラと本を捲る音だけが響く物寂しい空間に、ユーニスの声が響き渡る

「バーサーカーが倒された様だね」
「そうだな」

「この国の都市伝説だそうじゃないか」
「知らん」

「君もこの国の出身だろう。やはり思うところの一つや二つ」
「があああああああ!!!知らん下らんどうでもいいわああああ!!!」

「第一、その都市伝説は俺の死後の話だッ!思うところも何もあるかッ!」


ユーニスからの質問責めに我慢ならず、キレて立ち上がり叫ぶキャスター
密室に大声がビリビリと響く。ユーニスも耳を塞いで目を回す

「さて、そろそろ我々も行動すべきではと僕は思うんだが」
「はぁ、はぁ……同感だ。生き残れるとは思えんが、やる事はやるべきだろう」

「という訳で、今後の僕達の方針なんだが」



123:現状維持
456:情報を集めてみよう
789:この街について
↓1


734以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:18:21.5370PFayeWO (2/2)




735以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:18:24.27YOHBeb4g0 (2/4)

a


736 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 21:39:49.4275aaijf30 (9/11)


3:現状維持


「取りあえずこのまま引き籠っていようかと」
「いや待て今までの話の流れからどうしてその答えに行き着くんだ!?」

立ち上がり、すぐにストンと着席するユーニス
またペラペラと本を読み、視線をキャスターから下に落とす

「僕達が戦える訳無いだろう。どうせ木っ端微塵に吹き飛ばされるのがオチだ」
「だったらまだここにいて、研究に没頭する方がいいに決まってる」
「……お前、色々な英霊と話したいとか言ってたじゃないか」

「ああ。だって、そもそも聖杯戦争で呼ばれる英霊は七騎だろ?」
「キャスターとランサー。言葉の話さないバーサーカーが倒れたから、残りは四騎」
「戦争が終わりそうになったら出ていって、存分に話した後に自害して貰おうかと」
「ふざけるな!!!」

用が済んだら死ねと直球に言われて激怒する
だがユーニスは変わらず本の世界に没頭し続けていて


「はぁ、まあいいさ。俺も願いはそこまで無いからなぁ……はぁ……」





737 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/16(月) 21:42:51.6075aaijf30 (10/11)


【ルゥナパートは動きが無いため夜行動】
【選択された陣営同士がぶつかり合います(未定)】
1:ランサー
23:ライダー
45:セイバー&アサシン
67:アーチャー
8:キャスター
9:エーデルワイス
↓1、2




738以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:44:38.008m/sAoqvo (2/2)

それ


739以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:44:54.32YOHBeb4g0 (3/4)

はい


740以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:48:10.9775aaijf30 (11/11)


0:???
2:ライダー

【特殊は処理がめんどいためシークレット】

【という訳で本日はここまで】




741以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 21:50:46.81YOHBeb4g0 (4/4)




742以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/16(月) 22:53:01.68MVZQuMVDO (1/1)




743以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/17(火) 16:16:43.22RtgV93sxo (1/1)

キャスター陣営がニートになったので尻を叩きたい…


744 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/17(火) 21:30:53.5126NOqLqZ0 (1/1)


【本日はお休み…】




745 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 19:43:41.04AbQL9Jx80 (1/12)


【それでは再開…】




746 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 19:45:57.55AbQL9Jx80 (2/12)



日が落ちて、闇が街に染みていく
ここからが聖杯戦争の激戦の幕開け。その予感を肌で感じ取るティファ
街一番の高いビル。その上に陣取る二つの影は広がる街を見下ろしていた

「ライダー。どう?どの陣営を攻める?」
「決まってるだろう。僕を虚仮にしたランサーか陣地が固定されているアーチャー」

「なら、アーチャーからだ。潰してくださいと言っている様なものだからね……」

聖杯を破壊される憂いも今は昔。ライダーとの関係が拗れる危機を乗り越えたのだ
今ならばどの陣営とでも……否、全ての陣営が束になろうと殲滅出来る

比喩でも何でもない、ただの事実。マスターの実力すら他の陣営に劣っていない自負もある
傍らに控える龍も咆哮を放ち、闇を震わせる。強大な翼をはためかせて……




「へへへ……どうした?随分と忙しそうだな?」


飛び乗って空へと駆け出す寸前、暗闇から突如現れた存在がその手を掴んだ





747 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 19:48:35.31AbQL9Jx80 (3/12)



「ッ……!?」

何の気配も感じなかった。英霊どころか、この場にいるもの全てが反応を示さない

「……お前、いつからそこにいた?」
「僕の星詠みは万能じゃないにせよ、範囲一帯は関知できるんだけど?」

怪訝な目を向けるライダー。その隣では唸る龍が爪を研ぐ
目の前のソレはフードを被り表情は読めない。それが否応なしに不信を煽る
くつくつと笑っているのか、肩を揺らしつつ陽気に話す


「よう。オレはサーヴァント。クラスはトップシークレットだ」
「あんたとは初めてだろ?丁寧に自己紹介したつもりなんだが、気に入らなかったか?」
「ま、仲良くやろうぜ。この世は全て輪廻の内の……」

「飽きた。話が長い。もっと有益な事を話せないのか?」
「……ああ、口は閉じなくていいよ?どうせここで終わるんだからね……ッ!」

サーヴァントが言うが早いか。龍の爪が周囲を引き裂き、空気が悲鳴を上げる
鋼鉄すらも容易く寸断する爪は、一度受ければ致命傷は免れない

当然、ライダーも手加減する理由は無い。突然目の前に現れたサーヴァントに向けて、渾身の一凪ぎを払ったはずだった

「……何?」
「ん?どうした?オレがただ突っ立ってるだけだと思ったか?」

「生憎だが、オレは……お前さんが思っているよりもやれるみたいだぜ?」






748 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 19:51:35.38AbQL9Jx80 (4/12)



謎のサーヴァントは、その攻撃でも無傷だった
まるでその場の位相がズレたかの様に避け、龍の下ろした爪の上に立っている

激しい風圧によって、顔を覆っていたフードが飛ばされる。その下に隠されていたモノは……


「髑髏、いや……骨?」
「どうだい、中々無“コツ”な顔だろ?」

にんまりと笑うしゃれこうべ。骨という硬質な物体にも関わらず、豊かな表情を浮かべている
不快感を露にするライダーを前にしても、飄々とした態度を崩さずに前に出る

「お前……何者だ?目的は何なんだ」
「召喚されているサーヴァントじゃないな……何をしにここに来た」

「へっ。言った所で理解出来るものかよ」

「ただまあ……あんたの願いには興味あるな」

「言ってみてくれよ。もしかしたら、オレも気が変わるかもしれん」


問われ、口を歪める。そんなものは、最初から決まっているとばかりに



「知れた事を。僕の願いは『この地球の自然を守る事』さ」
「僕には耐えられない。この美しい芽吹きが、愚か者共に踏みにじられる事が」
「だからこそ、誰かが護らなくてはならない。当然だろ?」


「何も難しくはない。ただ、ありのままを愛でる為に、ありのままを受け入れる」
「僕の民は皆そうだった。風を、花を、月の光を受け入れ、幸せに生を全うしていったよ!」







749 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 19:53:44.08AbQL9Jx80 (5/12)




「おはよう。久々かしら?」
「いえいえとんでもないっす!俺はもうずっと姫の事を考えてですね」
「それはキモいだろ!?……おっす、ルゥナ」

「………………おはよ?」
「そこは素直におはようでいいのよ」

いつもの顔ぶれに安心する教室。少々森も普段通りに挨拶できた
さきちゃんがいなくなり、精神的に錯乱するかと懸念していた時もあったが……杞憂だった


「けど少々森に妹いたんすね!オイ!何で言わなかったんだよ!」
「縦島。お前、中学の頃同級生だったって自慢してただろ……」
「じゃかあしい!チクショー、おれと姫の貴重な接点なんだぞ少々森は!」
「酷すぎるだろ幾らなんでも!なあ少々森?」

「…………?」「いや、何でもない……」

施経からの振りにも無関心そうに、上の空な態度を崩さない
とにもかくにも、朝は来た。やるべき事を進めていけばいい



【朝の行動】
1:行動(場所指定)
2:会話(人物指定)
3:その他
↓1



750以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 20:28:00.59pxbMzPvEo (1/1)

2ティファ


751 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 20:46:48.00AbQL9Jx80 (6/12)



「姫ーっ!昼飯一緒に食いませんか!?」
「よっ、今日くらい俺達も混ぜてくれよ」
「まあいいけど……」

昼時、珍しく男二人がルゥナと少々森の席へと近付いてくる
普段の花村は自分達とは違う女子グループと、縦島はすぐに寝ている姿をよく見る

どうせ少々森はぼーっとしているだけ。こっちから断る理由も乏しいので軽く頷いた


「あら、なら私もいいかしら?」
「いいわ……っ!?」
「どうしたの?貴女と私の仲じゃない」

「こんにちは、私はティファ。ルゥナさんとはお友達なの」
「うおおおお!!そうだったんすか!ティファさんも可愛いっす!」
「いいっすよ。こっちどうぞ」

しれっと紛れ込んできた為に頷いてしまった
相手はライダーのマスターにして、ガイスロギヴァテスの宿敵でもあるティファ
三人に対して微笑み、紅茶を飲む姿からは敵意を一切感じないが……



1:どうしてここに来たのか
2:先輩だったんじゃなかったのか
3:その他
↓1




752以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 20:52:38.57CxPe2ZCVo (1/2)

出遅れてた…
安価は2


753 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:15:22.22AbQL9Jx80 (7/12)



「あんた……先輩だったんじゃないの?」
「この前は三階で会ったじゃない。三年生だと思ってたんだけど」

ここで聖杯の話題は出せない。取りあえずは、思った疑問を口にする
先輩ではないか。という質問にティファは頬を膨らませる。珍しい表情だ

「失礼ね。年上に見えていた?」
「私は、偶然あそこにいただけ。心外よ」
「じゃあ同い年なの?」「ひ、み、つ」

指を手に当ててウインクを一つ。その仕草も、本来の年齢を判別させない
まあいいか。と手元のパンを口にする。相変わらずの味だった


「ティファさん、その、街に来たばかりなんですよね!?」
「なななら俺が街を案内しても!?!?」

「ルゥナはどうすんだよ、ルゥナは。姫が拗ねてんぞ」「拗ねてないんだけど?」
「ふふ。ありがとう。……縦島くん?」

手を握って、微笑むティファ。縦島も骨抜きになっている
昼休みが終わる頃には、すっかり二人共懐いたようだった



「……知らないのかしら?あれの事は」
「聖杯と、そこから外れた英霊ついて……」

去り際、ルゥナにも聞こえない様に小声で呟く
眼帯に隠れていない眼が、妖しい感情を込めて光っていた





754 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:17:01.94AbQL9Jx80 (8/12)


【夜行動する陣営】
【しばらくは戦闘重視で進めていきます】
1:ランサー
2:エーデルワイス
3:キャスター
456:セイバー&アサシン
78:アーチャー
9:ライダー
↓1、2




755以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:18:15.99LBaV9fBLO (1/2)




756以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:18:31.93Rho5oK6I0 (1/2)

ほい


757以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:24:43.36CxPe2ZCVo (2/2)

戦力的に極端な…


758 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:30:04.27AbQL9Jx80 (9/12)



「………………」
「………………」

「なあマスター。俺はどうしてこうなった?」
「確か……酒が無い、酒が欲しいと君が言うから買い出しにいこうという話だったな」
「そうだな。それは覚えてる」

「ゴチャゴチャうるさいんだよ……死ぬか、僕の民になるか。どっちを選ぶ?」

龍に睨まれ縮み上がるユーニスとキャスター
まさか外に出たらライダーとばったり会うとは予想もしていなかったのだろう

幸い、ライダーはこっちを見逃してくれる……


「今の僕は機嫌が悪いんだ……さっさと決めないとここで殺すよ?」
「だけど、僕の民になるというなら寛容に対応してやってもいい。死にたいなら殺してやる」

「「ヒーッ……」」

ここでライダーの軍門に下れば、少なくとも今の命だけは保障される……と思う
しかし今後の命は保障出来ない。下手をすれば使い潰されて終わるかもしれない

もう一つの案としては令呪を使用して逃亡する手もあるが……


【命の危機】-2
123:軍門に下る
456:令呪で逃亡
789:拒否する(命の危機)
↓1




759以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:32:45.89Rho5oK6I0 (2/2)

幸あれ


760 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:38:00.34AbQL9Jx80 (10/12)


7:だが断る

【入れておいてアレですが、普通に考えると死ねるので少し救済】

【キャスター達の今後の運命は】
147:賢いユーニスは打開策を思い付く
258:誰かが助けてくれる(さっきのアレ)
369:令呪を全部使いきる
00ゾロ目:救いはない
↓1



761以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:38:28.96xmCdUlBPo (1/3)

身の程知らず…


762 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:45:45.32AbQL9Jx80 (11/12)


6:令呪全損

【……どうしましょう。描写します?】




763以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 21:47:05.79xmCdUlBPo (2/3)

ネタバレ防止なら後で回想とか?


764 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/18(水) 21:53:58.72AbQL9Jx80 (12/12)


【では、今回はカットで……】

【という訳で、本日はここまでです】






765以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 22:08:34.57xmCdUlBPo (3/3)


エンジョイ勢としてはある意味良かったのかも?


766以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/18(水) 22:25:44.91LBaV9fBLO (2/2)




767 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/19(木) 21:22:23.25ExHETqDf0 (1/1)


【本日はお休み……】




768 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/20(金) 21:44:14.52/DnznAf70 (1/1)


【本日もお休み……】




769 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/21(土) 22:09:11.934z6B9ocB0 (1/1)


【ごめんなさい。本日もお休み……】

【明日には、絶対にやりたいです】




770 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:05:03.27jDptYrjr0 (1/14)


【20:30から開始します】




771 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:30:30.76jDptYrjr0 (2/14)



「…………あれ、ここって」

目を開くと、そこは薄暗い街の中
この感覚は覚えている。あれはランサーの心象の世界……即ち、夢の中

「また夢?……けど、何かおかしいわね」
「ランサーの生前?にしては……新しい?」

確かに、ランサーは近代的な側面もある英霊だ
しかし周りに伸びるビルの群れは、明らかに最近のものだと判断できる
……いや、そもそも見覚えがある。ここは

「ここ、通った事あるわね……夢、よね?」


ここは、坂松市の都心部。だが、ルゥナの記憶に無い建物や、逆に見覚えのある建物も無い
記憶違いだろうか?そう思ったのも束の間、街に置かれた電光掲示板に目をやると……


「……二年前の、冬?じゃあ、ここって」

言うが早いか。耳障りな、何かが擦れる様な不快な音が頭をつんざく
思わず耳を塞ごうとすると……突如、目の前の景色が黒い大粒で真っ暗に潰された






772 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:31:08.79jDptYrjr0 (3/14)



「…………はっ!?ゆゆ、夢!?」
「って重た……っ!少々森、またベッド間違えたわね……!」
「むにゅう…………」

目が覚めると、隣でのし掛かり、すやすやと寝惚けている少々森の姿が
よく見たらベルもベッドから落ちている。寝相がいいのは自分だけの様だ

「まだ夜明け前ね……二度寝しようにも、一緒に寝るワケにもいかないし」
「……少し、外に出てるわ。ランサーは二人を見ていて」
「あたし一人でも、自衛くらい出来るから」


虚空に話しかけても返事はない。二人は未だに夢の中で、ランサーは霊体化しているのだろう
返事がなくとも健在な事は理解できた。ルゥナはそっと扉を開けて、街へとくり出していったのだった


「…………………………」




773 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:31:37.58jDptYrjr0 (4/14)



人の消えた町並みを、独占するかの様に進む
薄明かりが射し込む街は、普段見る姿とはまた違う様相を見せていた

「やっぱり、この辺よね……何でかしら?」

「無意識の内に夢に出てた……けど、特に思い入れも何もないけど」

「たまたま偶然、記憶の中で近い場所を見ただけかしら……」

黙々と思案しつつ、周りをぐるりと確認する
やはり、先程の夢に出てきた場所はこの辺りで間違いない。電光掲示板もそのままだ

……だからこそ、余計に気になるのだが。どこか心に引っ掛かる感覚が気持ち悪い
モヤモヤしつつ歩いていく。その答えは悩んでも出てくるものではないのに

「……眩しっ、もうこんな時間?」
「さっさと帰らないとマズイわね。ベルに泣きわめかれると面倒だし」







774 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:34:03.85jDptYrjr0 (5/14)



いつの間にか、陽光が射し込んできた

朝が来たのだ。そろそろ戻らないと二人も目を覚ますだろう
駆け足でホテルに戻っていく。来た道を反対に進んでいく。人のいない街の中を走っていく



「……どこへ行かれるのですか?お嬢さん」
「なっ……」


「確かに人生は短い。急ぐのも無理はない……」
「しかし今一度胸に問うて見るといい。自らが何の為、何をするべきなのか」
「答えられぬままで良いのか?神の御前にて、恥ずべき行いをしてはいないか?」


「神に変わり私が問おう。……ガイスロギヴァテスの小娘。貴様に聖杯を巡る資格はあるか?」


突然、目の前に現れた男がルゥナに問いかける
紛れもなく初対面の人間だ。しかしその口調は此方をハッキリと認識している
それはルゥナも同じ事。その相手の名を、怒りと共に剣に乗せて叩き付けた

「よくも……!よくも、あたしの前にノコノコと出てこれたわね!」
「ロベルトォーーーーッ!!!」

炎を乗せた剣がロベルトに迫る。人気の無い今でなければ、街の真ん中で魔術は使えない
今こそが好機と一歩踏み込み、首を切り落とさんと剣を横凪ぎに振りかぶり……

「おっと……野蛮な女だ。躾が為っていない」
「だがそれでこそ良い!神の愛を理解し得ない低俗な小娘に!我が神への純粋な愛が負けるものかァーーーッ!」

「ぎっ……ッ!?」

ロベルトの拳が腹にめり込む。衝撃で胃の中が逆流する
喉まで迫った中身を気合いで堪える。ロベルトは満足した様に、目を閉じて感極まっていた







775 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:35:21.82jDptYrjr0 (6/14)



「ぐ、う……」


「ふぅ……今日も、神は私を愛している」
「おっと、危ない所だった……内蔵を破裂させては死んでしまう」
「いいか……君は『番人』だ。何人足りとも敵を近づけさせてはならない」

「それが君の『役割』だ、脳と心臓に刻み込んでおくんだ……それが君の人生の意味なのだからな……」

蹲るルゥナに、一方的な言葉をぶつけていく
髪を掴み、無理やりに顔を挙げさせる屈辱的な仕打ちに涙を流す

一通り言い終えて満足したのか、ロベルトは道路の脇に放り捨てて去っていく
聞きたい事も聞けず、言いたい事も言えずに、ゴミの様に道に打ち捨てられた惨めな姿

やがて、ゆっくりと立ち上がると、涙を拭って戻りだした





776 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:37:02.90jDptYrjr0 (7/14)



「あ、あの、ルゥナさぁん」
「なな、何かありました?その」

「うるさい!何でもないってさっきから言ってるでしょ!?」
「ぴぃぃごめんなさぁあい!!」

シャワーを浴びて、ベッドの中で丸まるルゥナ
その姿は普段の様子とはかけ離れていて、心配したベルはびーびーと泣く
その姿を遠巻きに眺めるランサーは、拳を握り体を震わせる

「…………ランサー」
「んっ?ああ、ゴメン。怖がらせちゃった?」

「オレがルゥナを守っていれば、彼女は傷つかなかったかな?今更だけどさ」
「遅かったなあ……」

独り呟く声は誰の耳にも届かない。今日という一日は、誰の意思も無視して進んでいった







777 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 20:38:22.86jDptYrjr0 (8/14)


【朝行動する陣営】
【今回はあくまで視点主なので、学生組も加えます】


12:ライダー
34:セイバー&アサシン
5:エーデルワイス
67:アーチャー
8:学生の皆々
9:キャスター
↓1






778以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 20:40:31.63GiyR30NBo (1/2)

ロベルトつっよ
夢に干渉したのは別人っぽいかな?ロベルトに合わせようとしたのか?


779 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:02:44.25jDptYrjr0 (9/14)



朝焼けの射す市役所の中、ラジオ体操に勤しむ市長
軽快な音楽を不思議そうに聞くフェリシアの隣で、セイバーは剣を弄くっていた

「で?私達はいつまでアンタ達に従っていればいいのかしら?」
「このクソ剣はアンタ達には扱えない。なら、ここら辺で契約を解除してもいいわよね?」

「契約書を読んでいなかったのかな?それとも難解すぎて理解が出来なかったかな」
「いつ契約を終えるかは我々が決定する。君達は従っていればそれだけでいい」

「けど約束破っても何も無いんでしょ?なら、今ここでアンタ達を斬ってもいい訳だ」
「と、言う訳で!ここで死ね、カラス野郎!」
「待って、セイバー!」

フェリシアの制止を無視して魔剣を振る。空気を裂く様な風圧が市長の突き抜けた
しかしそれでも余裕の表情を浮かべている。顔には張り付けた様な微笑みを崩さずに


「本当にいいのですか?聖杯の在処は我々のみが知っているのですよ?」
「ここで私を殺せば!聖杯は永久に見つからないでしょうね!」
「っ!」

市長の言葉に、対称的に顔を歪めるフェリシア
それに応じてセイバーも止まり、アサシンは小馬鹿にした様に鼻を鳴らす


「理解が早くて助かりますよ!それでは今後の方針を話しておきますね!」
「我々としては早期の決着を望んでいます。なので……」



123:「ランサー陣営に接触してください」
456:「各個撃破していきましょう」
789:「ライダーに対抗し、此方も人数を増やしましょう」
↓1




780以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 21:04:14.42aoFRdVAlO (1/3)




781 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:27:26.82jDptYrjr0 (10/14)



「……ランサーと接触しろ?」
「ええ!どうにも私の『お友達』が言うには、少し不安でしてね!」

「彼女と接触し、彼女の感想を教えてはくれませんか!」
「その結果によっては、我々の味方になってくれるやもしれませんからね!」
「ちょっと待ちなさいよ。アンタが行けば?」

ラジオ体操を終え、汗を拭う市長にセイバーが疑問を呈する

「いやはや、どうも市のデータベースにハッキングの跡が見られると報告されてましてね」
「少し警戒したいのですよ。何せ彼等は近代的な魔術師ですからね!」
「君と年も近いですし!話に花を咲かせてきてくださいな!」

要するに、リスクを負いたくない故にフェリシア達に行かせようという魂胆なのだろう
市長は自分からは動かない。動かすのは常に他人だ


「……わかったわ。セイバー、行きましょう」
「はいはいっと。マスターには従いますよーっと!」

下卑た笑いを視線から外し、市長室から外へと出る
フェリシアとしても、ランサーのマスター。ガイスロギヴァテスの事には興味がある

胸に決意を秘めたフェリシアは、市長から渡された住所へと向かうのだった





782 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:29:48.98jDptYrjr0 (11/14)


【こっちの昼行動はセイバー陣営との会話確定】

【なので、今回は別陣営からの視点でお送りします】


12:エーデルワイス
34:アーチャー
56:キャスター
7:ライダー
89:学生の面々
↓1




783以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 21:30:33.41aoFRdVAlO (2/3)




784 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:39:09.15jDptYrjr0 (12/14)



「……ふぅん。ロベルトがね」
「はい。私のスカイフィッシュが奴めの姿をやうやく捉えました」
「しかし、それ以降は……申し訳ございません」

「うんうんだいじょーぶ!それでロベルトどうしちゃったの!?」

恭しく頭を下げるアスカトル。彼の仮面の奥で悔しさを滲ませている事は、震える肩から判断できた
ポンポンと慰めるアルミだが、恐らく彼女は話を聞いていなかったのだろう


 ◆幻翅の残影(スカイフィッシュ)
  カメラにしか写らない、空中を超高速で飛行する棒状の未確認生物。フライング・ロッド。
  死の淵にある蜜蜂に“冥府ミクトランでケツァルコアトルが吹いた法螺貝の中の蜜蜂”の
  幻霊を降ろすことで低ランクの幻想種(魔獣)に変貌させ、ケツァルコアトル最新の眷属の一種
  “スカイフィッシュ”として肉眼で視認できない速度と気配遮断スキルを与える。
  召喚の触媒は穴の空いていない法螺貝に蜜蜂を入れたもの。
  アスカトルはこのスカイフィッシュの群れを使い魔として坂松市を監視しており、
  戦闘時には弾幕として用いる。


「うん。まあ仕方ないよ。どうもロベルトには後ろ楯があるみたいだし」
「けど……そろそろボク達も動こうかな?どうしようかな……」



12:じゃあロベルトがちょっかいかけた子の所に行こうか
3456:まだ高みの見物
789:後ろ楯を探そう
↓1




785以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 21:46:57.416KYy2+Eho (1/1)




786 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:50:17.96jDptYrjr0 (13/14)


1:「じゃあその子の所に行こうか!」

【流石に総出では出ないだろうと思うので、判定】
【タイミングとしては分けてやるのは面倒なのでセイバー陣営と同時期にします】

【コンマが2以上の際、+1の判定】
1:全員だよ
23:イエス
45:アスカトル
6789:アルミ
↓1




787以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 21:52:50.53GiyR30NBo (2/2)

大人気


788以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 21:53:08.402iv8NtO50 (1/1)

ぶぉん


789 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/22(日) 21:56:02.61jDptYrjr0 (14/14)


3+1=4:アスカトル

【では、お昼はセイバー陣営とアスカトル。ルゥナと少々森(とランサーとベル)の多人数会談に決定】

【なので本日はここまで。何か聞きたい事や話したい題材があったりすれば】

【反映される……かもしれません。それでは】




790以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/22(日) 22:01:49.26aoFRdVAlO (3/3)




791以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/23(月) 17:00:17.81btb5Q+aHo (1/1)

ルゥナの知識以外のメタ情報で知ってることばかりなので会話内容が思いつかないな…


792 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/23(月) 21:04:37.23y+m0VltV0 (1/1)


【本日はお休み……】

【無ければ無しでなんとかします()】




793 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/24(火) 22:19:33.99dOERjlMFO (1/1)


【本日もお休み……】




794 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 22:55:01.9173x9PNB00 (1/6)


【今日は書き上がった分だけ更新。安価はありません】




795以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/25(水) 22:55:25.67GkFSAfQy0 (1/2)

おっ、待ってた


796 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 22:56:25.8773x9PNB00 (2/6)



「あ、あのぅ。大丈夫ですかぁ?」
「ここコーヒー注いで来たので!良ければ……」
「苦いの、嫌?砂糖入れて、飲む?」
「うるさいってば……もう……!」

朝から、ベルは終始ルゥナの周りをうろうろとしている
時々、おまけで少々森とコーヒーが付いてくるが機嫌は直らない
心配されているのはわかる。だが、その態度が余計に癪に触るのだ

守るべき筈のベルと少々森が、自分と立場が逆転した様で
もう、既にルゥナのプライドはボロボロだった

「あっ、誰か来たみたいですよぅ。実はルームサービスを頼んでたんですぅ」
「えへへへ……ベルのお小遣いでケーキを買ったので、二人で一緒に……えへへへへ」

そうこうしているとチャイムが鳴る。嬉しそうにニヤけたベルは、いそいそと扉を開いた




「……失礼します。私、アスカトル・エーデルワイスという者です」
「突然の訪問失礼ですが……貴女がルゥナ・ガイスロギヴァテスで間違いありませんか?」


「ぴぃいやああぁあぁあああ!?!?」





797 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 22:58:14.3073x9PNB00 (3/6)



「っ、ベル、少々森!下がって!」
「はひぃ!?」「……わかった」
「あたしがルゥナよ。仮面怪人!いきなり何の用!?」

唐突に現れた仮面の男。アスカトルに警戒心を最大限に高めて威圧する
背後ではランサーが控えて拳を構える。何か起これば直ぐ様行動出来る様に
その様子を見たアスカトルは、両手を振って口を開く

「これはこれは……失礼しました。危害を与えるつもりは毛頭ありません。ただ……」
「ウソつくんじゃないわよ!人を、人を……!」


「あら、先客?どうするフェリシア。日を改めてからもう一度来ようかしら」
「構わないわ。あくまでも会話を通じて、彼女の人となりを見るだけよ」
「……おやおや」

ガヤガヤと騒がしくなっていく周囲に困惑するしかないルゥナ
ベルと少々森はベッドの上で毛布を被っている


「私はフェリシア。北欧の魔術師、グロスキュリア家の末裔よ」
「これはご丁寧に。私はアスカトル・エーデルワイスと申します」
「……で、あんた達は何しに来たワケ?」



「何しに。っていうか……お喋り?」
「ここじゃ狭いから、ちょっと移動しない?私の剣も振りにくいし」

ケラケラと笑うセイバーは、ここから移動したいと発言する
セイバーの提案は釈然としないものの、どうやら従う他は無さそうだ

ぞろぞろと不思議な集団が並んでホテルを歩く姿はシュールそのもの
ルゥナは頭を抱えながら、セイバーの後をついていくのだった





798 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 23:00:35.2273x9PNB00 (4/6)



……歩くこと数分。ホテルのレストランにずらりと着席する
明らかに目立つ集団なのだが、認識阻害の魔術でもかけたのだろうか

特に、誰かに咎められる事もなく普通に食事を頼んでいた


「私はチーズインハンバーグ頼むけど、フェリシアは?」
「そんな気分じゃないわ。貴女も控えて頂戴」

「おや、私はそんな事は気にしませんよ。お好きにして下さいな」
「あたしも……じゃあ、同じの貰うわ」

朝から何も食べていないルゥナに、空腹が襲う
思わず、ついセイバーの注文に便乗する。それくらい食べ物を欲していたのだ

「……ランサーは?いるんでしょう?」
「どうして姿を見せないのかしら。不意討ちを企んでいるつもり?」
「あっゴメンゴメン。ちゃんといるよ」


「オレがいると緊張するかなって思ってさ。皆は好きにしてよ」
「話があるんでしょ?二人とも、話しなよ」

「……では。私から宜しいですか?皆さん」


ランサーに促され、口を開いたのはアスカトル
仮面越しだがハッキリと流暢に話し始めた




799 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 23:02:19.1473x9PNB00 (5/6)



「まず……私が、今から言う人物に心当たりはありますか?」
「ロベルト・エーデルワイス。かつて、この街で聖職者を勤めていた者です」


「っ……」「……知らないわ」「同じく!」


セイバー陣営が即答する横で、黙り込むルゥナ
アスカトルも反応を想定していたのか、頷くとルゥナに一杯の水を差し出した

「すみません、失礼な質問でしたね。我々は、君が彼と接触していた事を把握しています」
「彼の居場所や目的。それを聞こうとはしませんが……確認させて戴きました」

「……じゃあ、何であたしの所に来たのよ」
「エーデルワイスはあんた達じゃない。あんた達こそ知らないワケ?」

ルゥナからの質問は尤もな話だ。ロベルトは、元とはいえアスカトルと同じエーデルワイス
所属していた陣営ならば、多少の足は追えるのではないかと


「彼は、始めから我々を裏切るつもりだったのでしょう」
「これから話す事は、信用されないかもしれませんが……」

「貴女達は、この街で召喚された災害……『アバドン』をご存知でしょうか?」





800 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/25(水) 23:02:54.3173x9PNB00 (6/6)


【本日はここまで】

【次回はまた今度……もしかすると遅くなるかもしれません】




801以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/25(水) 23:04:58.02GkFSAfQy0 (2/2)




802以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/25(水) 23:07:52.02KVBK1FaUo (1/1)




803 ◆6QF2c0WenUEY2020/11/28(土) 22:43:34.43MF2K6cdI0 (1/1)


【ごめんなさい。連絡が遅れてしまいました……】

【来週のどこかしらで、必ず更新しますので!】






804以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/29(日) 20:54:53.71CByIsy3x0 (1/1)

了解です


805以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/11/29(日) 20:55:57.20K43jMympo (1/1)

登場陣営やキャラが多いと長考しがちなのとてもよくわかる