1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/05(水) 16:35:00.98JCPLzoMDO (1/4)

ころあず「真実の」

ころあず「『赤』!」

エェー

…………
……

283P(以下P)「というように、歌詞を間違えたりすると……こうなるわけだ」

福丸小糸「わ、わかりました……」

小糸「で、でも……大丈夫でしょうか……」

P「大丈夫。小糸はできる子。そうだろ?」ナデナデ

小糸「えへへ~」



『だからなんだって言うのよ!!』キーン



P「おわっ!」
小糸「ぴゃっ!」

P「い、今のって……」

小糸「ひ、雛菜ちゃん……?」

P「言ってみよう!」

小糸「ぴゃっ……は、はい……」

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2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/05(水) 16:36:41.24JCPLzoMDO (2/4)

シャニマスSSです

キャラ崩壊注意、あと独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします



あと、立てる板を間違えたのですまんです


3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/05(水) 21:45:37.41JCPLzoMDO (3/4)

P「とりあえず、見に行こう」タタッ

小糸「わ、私も……行きます」


4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/05(水) 21:52:27.92JCPLzoMDO (4/4)

ソロリソロリ

小糸「あ……あの」

P「しーっ、こっそり近づくんだ。いきなり行ったら、反って逆効果になるかもしれないからな」

小糸「は、はい……」



透『ってことは……目標は同じってコトか』

雛菜『……透先輩……いえ、透さんが目指していたのはそこだったんですね』

透『当然だよ……あの日の一目惚れ。それが私をここまで導いてきたから』

透『だから、邪魔をするなら雛菜でも容赦できない』

雛菜『容赦しないでいいですよ。雛菜も、勝ちとか負けとかで譲り譲られても幸せは掴めませんから』

円香『ちょ……二人とも……なんで?折角……』

透『樋口は黙ってて』

雛菜『そうですよ。普段いちゃもんばかりつけて、実は本心を隠してる円香ちゃんはこっちに入らないで下さい』

円香『本心って……ただ……』


5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 07:48:35.583zidh0kDO (1/11)

雛菜『ふぅん……このごに及んでシラを切るんですか。さすが円香ちゃんは昔から賢いですねぇ』

円香『シラって……』

雛菜『覚えてますよ。小学校の時、硝子を割って小糸ちゃんが怪我をした時に』

円香『あれは透……浅倉が!』

雛菜『えぇ、大丈夫。真実は私たちなら覚えてますからね……でも小糸ちゃんはどうだったんでしょうか?』

円香『…………』

雛菜『そんなことはどうでもいいですけどね。普段、プロデューサーさんに「ミスター○○」ってつけてるくせに、あとで』

円香『止めてっ!……お願い……あの人は……』

雛菜『あの人は……何ですか?んんっ?!』

円香『……最初。透の邪魔になる存在だと思ってた。でも……あの時の彼……どうしても忘れられなかった』

円香『好きになったら透に……小糸に……あなたにも悪いと思ってわざと厳しく接してきた』

円香『でも……ダメなの!……こんなに人を好きになったのは初めて……毎日が楽しくて苦しくて……』

雛菜『…………よく言えました。雛菜も、透さんを追い掛けて……そこが、それが何かわかった時……』

雛菜『雛菜……いえ、私も好きになってました』


6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 07:54:28.153zidh0kDO (2/11)



小糸「……」

P「あ……あ……ど……どういうことだ」

P「透が目指していたのはトップアイドルとかでなく、円香があんな態度だったのも、雛菜のしあわせも……」

P「全部……」

P「……これから、どうみんなに……」

スクッ

小糸「……っ」

P「……こ…いと……?」

カツカツ



バァンッ!



透「小糸?」
円香「こ…小糸?」
雛菜「小糸…ちゃん?」



小糸「ずるいよ……みんな……ずるいよ……」

小糸「私…………わ、私も……」



小糸「プロデューサーさんが好きって気付いちゃったから!!」

透、円香、雛菜「っ!!!」



P「」


7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 08:00:45.343zidh0kDO (3/11)

小糸「……プロデューサーさんの私に話し掛ける声」

小糸「プロデューサーさんの笑う顔……」

小糸「私を撫でて……褒めてくれるおっきな手……」

小糸「そんな……プロデューサーさんを見て……ドキドキする自分と鼓動……」

小糸「全部……全部が好きになっちゃったから……」

小糸「だから……だから……」

透「小糸……」





小糸「み、みんなでシェアすれば……その、いいんだよ!」

円香「」

雛菜「は?」


8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:01:24.973zidh0kDO (4/11)

雛菜「えと……頭が透さんで、胴体が雛菜。腰が小糸ちゃんで、足は雌狐でって……こと?」

円香「ちょっと!」

小糸「あ……えと……日曜日はみんなでデートして、月曜日は透ちゃん。火曜日は円香ちゃん……みたいな……」

透「なるほど。すると金土は酒池肉林と」ジュルリ

円香「待って」

小糸「み、みんながそれで……いいなら……」



雛菜「ふーん」

雛菜「と言ってますけど」

雛菜「ミスターたらしはどうですか?」



P「ミスターたらしって……おいおい」


9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:15:11.113zidh0kDO (5/11)

P「あのな。お前らはアイドルで、俺はプロデューサーだ」

P「例え……そっちがどう思っていても」

透「へぇ……もし、そういった柵がなければ……どうかな?」

P「柵って……仮に俺が良くても」

雛菜「社長とはづきさんは知ってますけど?」

P「へ?……知って……え?」

円香「いくら事実を教えられたとはいえ、そのようなマヌケな顔を晒すのはどうでしょうか?」

P「あ……すまない。でなくて!!」

雛菜「ほら。証拠証拠」ピラッ



P(受け取った……その紙に書いてあったのは)

P「会議室の使用目的『ノクチルのメンバーのプロデューサーへの好意を語り合い、それぞれ本音をさらけ出す』……たしかに社長の字だ」

透「じゃあ、最後まで読んでみて」

P「同時に」

P「続く文字を読めば」

P「企画の内容が」

P「理解できるだろう……?」

円香「……まだ気がつかないのですか。ミスターバッドローテーション」

P「えっと……」


10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:19:06.253zidh0kDO (6/11)

小糸「あっ!……あぁぁぁぁぁぁっ!?」

雛菜「んー、小糸ちゃんはわかったみたいだね」

小糸「ぷ、プロデューサーさん……それをた、縦から読んでみてください!」

P「縦……?」

P「同……続……企……理」

P「ど…つ…き…………り……」



P「ドッキリ!?」

透、雛菜「いえーいっ!」

円香「はぁ……ようやく正解したのね」

小糸「ぴゃっ……はわわわ……」


11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:28:21.463zidh0kDO (7/11)

はづき「その通りです、プロデューサーさんっ!」バタン

P「はつぎさん?!」

はづき「社長が取ってきた仕事に、ドッキリ企画があったんですよ」

はづき「それで、ノクチルの皆さんに」

雛菜「にこにこ」

透「にやにや」

円香「つーん」



P「なるほどな…………でもよかった」

円香「何がよかったですか。うちのプロデューサーは優柔不断で、女の子達が結論を出すまで姿を表さないってバレたんですよ」

P「はは……すまない」

P「ってことは小糸もドッキリの一員だったのか」

P「いやぁ、シェアだなんてとんでもないことを言い出したから、変だなぁ……って思っていたんだよ」

小糸「」パクパク

P「小糸?」

雛菜「そ、そうなんですよ~小糸ちゃんも仲間ですから~」

透「みんなアドリブだったから、どんなネタを出すのか楽しみだったよ」

円香「そうね。まさか、こんな話をね……」

小糸「あ、あ……あの……(///)」

P「そうか。見事に引っ掛かってしまったな。小糸も演技がうまくなったな」ナデナデ

小糸「あ(///)」



小糸「えへへ~(///)」

雛菜「むぅ」

透「……」

円香「……はいはい、ミスターロリコンと呼ばれたいので」


12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:29:25.163zidh0kDO (8/11)

P「ははっ、楽しく話せればいいってのがポリシーでな」

はづき「それでは、せーの」



『ドッキリ成功!!』


13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:32:49.393zidh0kDO (9/11)

………………
…………
……

テクテク

透「じゃあ、樋口。あとで」

円香「待ってて。ご飯炊いてこないと」

雛菜「やは~今晩は何ですかぁ~」

小糸「……」



小糸「あ、あの……」

透「あれはドッキリ。いいね」

小糸「その……」

円香「……忘れなさい。その代わり、忘れるから」

雛菜「雛菜のしあわせの為に~協力してくれないかな~」

小糸「……」

小糸「……うん」

テクテク


14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:35:14.803zidh0kDO (10/11)

小糸(でも……)

小糸(私は忘れない……)

小糸(あんな真剣な顔をしたみんなを……)

小糸(そして……)





小糸(自分の……気がついてしまった気持ちも……)



ピュゥゥゥゥ

小糸「あ……」



小糸(風が吹く)


15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/06(木) 15:45:51.023zidh0kDO (11/11)

小糸(その強い風は……道端に落ちていた色んなモノを吹き飛ばす)

小糸(まるで……)



小糸(私たちの未来を示すかのように……巻き散らかされた……それは……)



小糸(風に乗って……虚空の彼方へ飛んでいった……)

小糸「私……」

小糸「これから……」

小糸「どうしよう……」



小糸(まるで、プロデューサーさんに見せてもらったビデオの人みたいに)

小糸(繋ぐ言葉を……少し間違えたことで)

小糸(一生……言われることに……)





ぴょん「ありが「サンキュー!」

ころ(やっちゃったー!)

―Bad Communication