416 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/26(日) 04:03:06.844b0cWT190 (4/4)

・・・

『翠』《現実の方にゆゆゆい時空混ぜなきゃいけないほどの大事とかどうなってるの...》

翠《むしろ青い鳥とか牛鬼みたいな感じかなって思ってるんですけど》

『翠』《精霊風にして召喚した的な?いやまぁそれはこの際どうでも良くて...でもいいの?破壊ってことは今後腕輪の...というか『神の力』が必要になった時、探すところからやり直しだよ?代わりの力なんてそうそう見つからないだろうし》

翠《その時はその時...って言って目を逸らすのが多分今は最善なんだと思います》

もう私に迷いはありません
腕輪を封印された存在ごと破壊する、そうするべきです

『翠』《中の存在そのものが力を持つなら、その入れ物になってる腕輪が聖遺物やら哲学兵装やらになってる可能性は五分五分、仮に破壊した欠片を拾ったところで有効利用出来るかわからない...ここまでわかってて、決めたんだね?》

翠《えぇ、むしろ有効利用も出来ないほどに砕く必要すらあると思っています、何かがあってからではきっと》

欠片とはいえ一箇所に集めて管理するのも危険でしょう
それなら集められないほどの大きさまで砕き、風に乗せて散り散りにする方が安全です

『翠』《ま、ししょーにも許可貰っちゃってるってことは今更どうこう出来ないし...わかった、こっちの皆には『私』から伝えとく》

翠《お願いします》



何か話す?
(特になければエルフナインちゃんと交流)


417以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/26(日) 14:33:54.56j1/x7FqT0 (2/2)

この短時間でタギツヒメは何か動きを見せているか聞く


418以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/26(日) 17:14:54.31K04uZC8oO (1/1)

ガングニールの効果が腕輪にも効くか相談してみよう


419 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/27(月) 02:21:38.46MJKWqKm20 (1/3)

流石『私』、理解が早くて助かります
腕輪についての方針は概ねこれで大丈夫でしょう

翠《そういえばそっちでは私達がいない間に何か変化あったりしましたか?タギツヒメのこととか》

『翠』《変化、か...》



コンマ下1
奇数 特に無し
偶数 あり

どんなことが起きた?安価下2以降


420以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/27(月) 02:29:19.644ocKr3Hr0 (1/2)

はい


421以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/27(月) 03:00:30.899HkMaTodO (1/1)

軽く荒魂をけしかけてきた


422以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/27(月) 03:18:37.37Wx+yKUZUO (1/1)

出向いてきたタギツヒメは倒せなかったし逃げられたけどビッキー視点だと和解一歩手前くらいまで行けてたらしい?


423 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/27(月) 04:01:07.69MJKWqKm20 (2/3)

『翠』《それこそタギツヒメかな》

私が一時的に気絶していたとはいえ、その時間を含めてもまだ一日と少し
そんな短時間でしたからどうせ何も起きていない...そう思っていた私を嘲笑うかの如く、思いっきり大事件が起きていました

翠《たっ、タギツヒメ!?動いたんですか!?まさか戦ったり!?》

『翠』《落ち着いて、戦ったっていってもあっちが軽くけしかけた荒魂を撃退したくらいだし...一応タギツヒメが姿を見せたって意味じゃざわついたけど》

その口振りでは、荒魂こそ倒してもタギツヒメとの直接対決はしなかったということでしょうか
良かったです、良くはありませんが、そこまでの大事件ではありませんでした

『翠』《あっでも...》

翠《何です?》

『翠』《いや、響さんがタギツヒメに何か話しかけたりとかしてたっぽいんだけど》

あの人はもう...戦場で何を馬鹿なことをってやつじゃないですか

『翠』《その内容とかは聞こえなかったというか聞けなかったけど、響さん的には和解一歩手前まで行けたんじゃないかって》

翠《和解!?》

あっいやでも響さん的にってだけで側から見たら全然って可能性も大いにありますし...
ただ響さんに他人を絆す天才みたいなところがあるのも事実...まさかのラスボス最終的に和解エンドは何回か実績あるんですよね原作で
一歩手前っていうのが引っかかりますが...

翠《あ、響さんといえば》

『翠』《ん?》

翠《響さんのガングニールの効果、神殺しの力って腕輪にも効くんでしょうか》

『翠』《あー...腕輪自体神の力があるだとかいう話で、さらに中に何か眠ってるならそれ十中八九神様なんだろうし...可能性はあるかもね》

腕輪を見つけて、もし私達だけで破壊出来ないようでしたら響さんを呼ぶという手も考えた方がいいかもしれません


424 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/27(月) 04:01:46.28MJKWqKm20 (3/3)

・・・

『翠』との念話を終えた私が次に話しかけたのはエルフナインちゃん
というのも別にベッドを抜け出したわけではなく、エルフナインちゃんがメディカルチェックの結果を伝えに来てくれていたからです

エルフナイン「異常は見られません、ですが精神面での疲労は未だ不明瞭な点もある分野ですし、なるべく安静にしてください」

翠「善処します」

エルフナイン「...してくださいね?」

あぁ、エルフナインちゃんの信頼も段々なくなってきてるような
これはまずいですね...っと、それより

翠「エルフナインちゃん、この花のことなんですけど」

エルフナイン「花?あ、翠さんから預かった...えっ!どうしてここに!?まさか勝手に取りに行ったんですか!?」

翠「ストップ、ストップです、単に蛇達とルシエドが持ってきてくれただけです」

真っ先に私が取りに行ったという発想になる辺り本当にまずいですね

翠「それよりその...もう少し緩いというか、ここまで厳重な箱にしなくても、と...花からの影響まで若干遮断出来てしまうかもしれませんし、何より開けるの物凄く大変でした」

エルフナイン「開けられたんですね...」

あのまま開かなかったらいっそアメノムラクモで叩き斬ってしまおうかと思うくらいには大変でしたよ

エルフナイン「厳重であればあるほどと思いましたが、翠さんにも考えがあるんですよね、わかりました!他の花も新しい箱に移しておきます!」



何か話す?安価下
(特になければルシエドと交流)


425以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/27(月) 14:58:51.304ocKr3Hr0 (2/2)

以前、アダムが手にする筈だった力が翠ちゃんに宿ったのは神獣鏡の光による影響だと聞かされる


426 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/28(火) 03:24:29.01ds+bwScT0 (1/3)

エルフナイン「あ!お伝えし忘れるところでした!」

メディカルチェックもとっくに終わり、エルフナインちゃんの用事は終わりかと思っていましたが
どうやらまだ残っていたようです

エルフナイン「まだあくまでも仮説ですが、シェム・ハの腕輪に施された封印が弱まり起動していないにも関わらず周りに影響を及ぼし始めていると聞きましたから...」

翠「ということは、腕輪に関することですか?」

エルフナイン「いえ、無関係ではありませんが違います」

エルフナインちゃんは若干言い淀み、しかし覚悟を決めたような表情をして


エルフナイン「翠さん達が何故神の力の依代となり得たのか、その理由がわかりました」


翠「ッ...神の力の、依代...」

いつかアダムさんやティキちゃんとの戦いの時、破壊されたティキちゃんが手放した神の力の粒子が私と『翠』が一体となった身体に集まり蓄積した事がありました
あの時神の力が宿ったのが私達の身体だった理由...偶然ではなく必然だったと、そういうことですか?

エルフナイン「曰く『原罪を背負う人類には神の力を手にすることは出来ない』とのことですが...この原罪とは魂に施されたバラルの呪詛」

エルフナインちゃんはタブレットの画面を操作し、私に見えるように渡してきます
その画面に映っているのはとある聖遺物についてのデータ


427 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/28(火) 03:30:37.03ds+bwScT0 (2/3)

エルフナイン「恐らくはあの日、魔を払う神獣鏡の輝きに飲み込まれることで、翠さんの呪いは解かれた」

神獣鏡のデータを見せながらするということは、それは

翠「ま、待ってください!それじゃ神獣鏡の光は、あるべきカタチへと戻す神獣鏡の光は、バラルの呪詛すらも浄罪して、だから私は神の力の依代になれたと、つまりはそういうことですか!?」

エルフナイン「さっきも言った通りこれは未だ仮説の域を出ません、ですが僕は9割方確信しています」

まさか、そんな事
神の力を手にする為に必要なのがバラルの呪詛を解く事で、私は知らず知らずのうちにその条件を達成していたなんて



...あ

翠「...バラルの呪詛」

私の、最初の目的




女神『貴女生前『統一言語が取り戻せるなら月がなくなって人類の滅びが早くなってもいいのでは?』なんて言ってたらしいじゃないですか』






428 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/28(火) 03:31:28.50ds+bwScT0 (3/3)

翠「神獣鏡の光は、バラルの呪詛を浄罪する」

エルフナイン「え、えぇ、恐らくは」

おかしいと思っていたんです
月を破壊しても解かれることの無かったバラルの呪詛
私も考えた事がありました
そもそも『バラルの呪詛を解く為に必要な事が月を破壊することではない』んじゃないかって



安価下
1 統一言語復活の為に神獣鏡の光をばら撒いてみるべきでは...?
2 まぁだからといって今更どうこうしませんが
3 その他(記述)

(翠「奏さんお誕生日おめでとうございます!許可は取ってますからね、今日は一日身体貸してあげますので、生身で誕生日を楽しんでください!...あ、何してもいいですけど流石に常識は弁えて加減はしてくださいよ?」

『翠』「あ、改めて言おうとするとやっぱり緊張する...か、奏さん!ずっとファンですっ!お誕生日おめでとうございますっ!!...な、何で笑うの!?もー!」)


429以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/28(火) 09:08:09.97IWvitcKf0 (1/1)

3 一応、頭の隅に入れておく


430以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/28(火) 20:12:44.11Nh+PfL0bO (1/1)

3、腕輪の事を考えたら距離を取った方がいいか聞いてみる


431 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/29(水) 02:28:00.15XYaNYVp+0 (1/1)

...いやいやいや
ここに来てちょっと衝撃の新事実が判明して同様してしまいましたが、この数年間で良くわかったじゃないですか
この世界はアニメなどではなく現実、そうです、そんな思いつき程度でこれ以上やらかしていいわけがないんです

...まぁ、でも、この情報自体は、思いつき自体は一応、頭の隅に入れておくとしましょう

エルフナイン「あの、翠さん...?」

翠「いえ、何でもありません...それよりエルフナインちゃん」

エルフナイン「へ?あ、はい!」

翠「私が神の力の依代となり得るとして、なら腕輪の事を考えたら距離を取った方がいいってことですか?」

腕輪も神の力を宿している...むしろ神様そのものを宿している可能性すらある...という話でしたし
なら私が近付くのは危険ということでしょうか

エルフナイン「わかりません、もしかしたら一度神の力の依代となったことで腕輪に対し何らかの影響を及ぼすかもしれませんし、あるいは神の力に触れられるからこそ翠さんなら破壊出来る、なんて可能性もあります」

翠「響さんの神殺しでなくとも、有効打を出せるかも、と?」

エルフナイン「ですが翠さんが危惧している通り、腕輪に封印された存在と同調し易い可能性も大いにあります、加えて翠さんは他者の魂を寄せ付け易い、憑依させ易い体質と聞きました」

翠「ここからの作戦、やるなら慎重に...ってことですね」

私が勝手に決め、赤嶺ちゃんとも約束を取り付けてしまった手前、ほんの少しの憶測のみを理由に参加しないなんてことは出来ません
ですが、腕輪に封印された何者...それが神様であろうと敵対する存在なら憑依されてあげる道理はありませんし、憑依されて皆さんと戦わされるのも御免です
再三敵対行動っぽいことしておいてって話ではありますが

・・・

エルフナインちゃんが部屋を出ると、入れ違うように入ってきたのはルシエドでした

翠「ルシエド?」



何話す?安価下


432以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/29(水) 14:41:48.025gfY/8TmO (1/1)

他の花達は結局どうなってるのか?


433以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/29(水) 20:02:16.35AN8II1Aq0 (1/1)

危ない橋を渡らなかった事に関して褒められる


434 ◆BT63SEH4KsDo2020/07/31(金) 02:41:34.34fSLAkQdg0 (1/1)

今度は蛇達を乗せていません
そういえば最近は珍しくこうしてフライユニットから出ていることがあります
あれでしょうか、もしや散歩とか行きたいんでしょうか

ルシエド《賢明な判断だ》

翠「ふぇ」

ルシエド《愚かな思考を否定し、生に執着し貪欲になる...良い心掛けだ》

と思ったら違ったみたいです
これまた珍しく機嫌が良さそう...というかもしかして今褒められてます?
賢明な判断...腕輪を破壊することに決めたことでしょうか

翠「あなたにも、忠告を受けていましたからね」

わふっ、と(多分)満足げに鳴いて頷くと、私のベッドの傍らまで近付いて来て丸くなりました
やや信頼度が上がった気がします
この勢いならと思い撫でようとしたら避けられましたが

翠《あ、そういえば他の花達は結局あの後どうなりました?》



どうなった?安価下
(無難に箱が変わっただけでも可)


435以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/07/31(金) 04:30:37.14BBC0cnal0 (1/1)

文字通り箱が変わっただけでお願いします


436 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/01(土) 02:51:00.301zelsJYv0 (1/1)

ルシエド《待て...ふむ、収める箱が変わった、仕事の早いことだ》

良かったです、エルフナインちゃんすぐに変えてくれたんですね
というかさっきエルフナインちゃんと入れ違いで入ってきたのに何で知って...千里眼?それとも蛇達に見に行ってもらったとか?
後者だったとしたら本当に仲良くなりましたねルシエドと蛇達...きりしらさん2号とも前ほど威嚇し合ったりしてませんし、良い傾向です

翠《他に特に変化とかは》

ルシエド《皆無だ、器が変われど中身が変わることなどそうそうない》

翠《あったにはあったんですけどね...とにかくそれなら良かったです》

そうそうないはずなのにあったということは、それだけあのダインスレイフが入っていた箱が凄かったってことでしょう

ルシエド《...確かに器が影響を及ぼす事を稀と切り捨てるのもまた愚かな思考か、妙な前兆が起これば伝えよう》

翠《はい、ありがとうございます》

用件が済んだからか飽きたのか、ルシエドはゆっくり立ち上がりのそのそと病室を後にしました
さて、これなら...といっても勇者関連の人達と繋がってる事を自覚しているのは私と『翠』と夏菜さん達だけですが...園子ちゃん達との念話に支障が出ることはないでしょう

翠「...勇者、ですか」

まさかまた、あの世界と関わり合う事になるなんて



安価下
1 赤嶺ちゃんと交渉
2 刀使の世界の様子を見る(『翠』ちゃん視点)


437以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/01(土) 04:40:40.451SVI4WHbO (1/1)

1


438 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/02(日) 03:56:18.203eWc3oFg0 (1/3)

・・・

療養の為2日ほど間を開け、遂に赤嶺ちゃんと接触を図る時が来ました
とはいえ私達と赤嶺ちゃんとの間ではちゃんとした約束どころか、何時何処でといった大まかなことすら決めていません
何となく呼べばその辺の空間から姿を現してくれそうな気もしますが、赤嶺ちゃんからすれば協力するつもりとはいえ得体の知れない組織の本丸にお呼びされるのはあまり気持ちの良いものではないかも
ということで、私と未来さんとマリアさん、そして念の為腕輪捜索班の人達はあの人同じ場所...赤嶺ちゃんと初めて会った場所にやって来ています

翠「すぅ...はぁ...」

大丈夫、彼女の人となりは勝手ながら原作という形で知っています
ただそれは身内に対してのものや敵対するフリをしている時のものであって、本当に敵対、あるいは疑心感を持つ相手に対するそれは知りませんが
でもきっと

園子《しっかり、りんりん》

若葉《あぁ、真っ直ぐ向き合えばいいだけだ》

2人からの声援も受け、心の準備を済ませました

翠「...赤嶺ちゃん、いますか!」

敵意が無いことを示す為、私達装者はギアを纏わず
捜索班の人達も武器を下ろしています
つまり不意打ちで擬似バーテックスでも向けられたら終わりですが、赤嶺ちゃんならそんなことはしないはず

その時、目の前の空間が揺らぎ、1人の少女が姿を現しました
後ろで括った桃色の髪、健康的な褐色の肌
スポーティなラフな格好の彼女は

友奈(赤嶺)「いるよ、結構...ううん、思ってたよりは早かったね」

果たして、私達がここに来た理由、会いに来た相手でした
いきなりズドン、ではなくて良かったです

友奈(赤嶺)「それで、説得は出来たのかな?」

翠「はい、シェム・ハの腕輪は発見次第破壊する、そう許可を貰ってきました」

赤嶺ちゃんはそれを聞き、どこかほっとしたように見えた気が

友奈(赤嶺)「とりあえず貴女のことはそれなりに信用もしてるし...うん、ならこういう時は」

そして彼女は私に手を差し出して

友奈(赤嶺)「少しの間だろうけど、よろしくね」

翠「!はい、よろしくお願いします!」

その手を、しっかりと握りました


439 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/02(日) 03:56:53.043eWc3oFg0 (2/3)

・・・

空気を読んでか捜索班の人達は特に何も言わずむしろ逆に本人達が空気に徹しているように感じられます
現に、私と赤嶺ちゃんが握手を交わした後にはせいぜい未来さんマリアさん赤嶺ちゃんの間で軽く自己紹介があった程度ですし

マリア「本来なら貴女のこと、先日出会い頭に私達を襲わせた生物のことも聞きたいのだけれど」

友奈(赤嶺)「あー、うん、ごめんなさい...正直あれは実力を試すっていう意味もあったし私も言われてやったことだから...それに、本当なら...いや、言っても仕方ないか...とにかくごめんなさい」

未来「ま、まぁ私達も被害は無かったし...」

それからこういった事は後々嫌な雰囲気にならない為に、加害者側が早めにはっきり謝罪する姿勢を、被害者側が許す姿勢を見せるのが協力関係を築く事において大切です
ちなみに私もちょくちょく加害者側になっていたので経験則です


440 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/02(日) 03:57:51.793eWc3oFg0 (3/3)

翠「ところで赤嶺ちゃん」

友奈(赤嶺)「何?翠さん」

腕輪を破壊する、その方針が決まったのはいいとして

翠「腕輪の場所ってわかってるんですか?」



コンマ下
奇数 もちのロン
偶数 これから探せばいいんじゃない?
ゾロ目 それが困った事に

(翠「園子ちゃん!3期決定おめでとうございます!」

園子「ありがとー!まさか後日談的なものじゃなくてちゃんと続編らしきものが決定するとは思わなかったんよ」

翠「2期があの終わりでしたからね...園子ちゃん達も目指せ5期!」

若葉「...なぁ、私達の時代のノベルのアニメ化はいつになったら決まるんだ?」

翠園子「「...ど、どんまい(なんよ)」」)


441以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/02(日) 07:52:48.48Lk35g6yCO (1/1)

わすゆ


442 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/03(月) 03:06:02.18gSLCQfwt0 (1/1)

友奈(赤嶺)「場所?知らないけど」

翠「ですよね、知らなうえぇっ!?知らない!?今知らないって言いました!?」

薄々、心のどこかでそんな可能性も考えてはいました、だからこそこうして質問するに至ったのでしょう
ですが、赤嶺ちゃんのあっけらかんとした様子に思わず激しく聞き返してしまった私を誰も責める事は出来ないと思います

マリア「貴女知ってて妨害...いえ試していただったかしら、してたんじゃないの!?」

未来「私もてっきり...だからここが当たりだと思ってたのに...」

友奈(赤嶺)「いやぁほら、これから探せばいいんじゃない?怪しいとこ全部虱潰しに」

それしか方法が無いとはいえ、赤嶺ちゃんが言うとなんというか

翠「脳筋...」

友奈(赤嶺)「ひどっ!?」



コンマ下1
奇数 発見!
偶数 発見ならず

どうする?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合は発見した腕輪を前にどう動くか、偶数の場合は捜索続行や他に会話等あれば)


443以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/03(月) 03:36:09.63u+/CkUVu0 (1/1)

はい


444以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/03(月) 04:11:05.02Sy8lWFxAO (1/1)

NINJA達に丁重に確保してもらう
破壊方法はその後で


445 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/04(火) 02:52:02.09KopRQnDt0 (1/1)

・・・

マリア「誰も本当の場所を把握していないと知った時には焦ったけれど」

装者3人に勇者1人という戦力はここの場所に張り巡らされていた罠の数々には過剰だったようで、遂に最深部まで捜索班の人達も含めて誰一人欠けることなく、それどころか怪我も無く辿り着きました
そしてそこに厳重に保管されていたのは

友奈(赤嶺)「杞憂で済んで良かった、一ヶ所目なのに当たりも当たり、大当たりだよ」

未来「本当にあった...」

私達が探し求めた物、この騒動の原因の一つ

翠「シェム・ハの腕輪...」

ここまでの罠を突破する為既にアメノムラクモのギアを纏っていた私は、腕輪を前にし剣を握る力がぐっと強くなってしまいます

友奈(赤嶺)「待った、破壊するとは言ったけど今この場でってのはちょっと危ないかも」

翠「えぇ...この場所に、あるいは腕輪そのものに、危害を加えようとした瞬間何らかの機能が発動する可能性は否定出来ません」

実際腕輪が、というか腕輪を嵌めていたミイラが眠っていた棺も攻撃機能を備えていましたし

マリア「なら何が起きても問題のない場所まで運び出しそこで破壊...ということでいいかしら」

友奈(赤嶺)「そ、ついでに私達が今やるべき事なのはアレを安全に確実に運び出せるようにしておくこと、気概を加えるどころか触ろうとしただけで罠発動、なんてこともあり得るし」

未来「今通信で、確保の為に緒川さん達を向かわせてるって」

翠「では、腕輪の周りに罠がないか調べますか」

気分は爆弾処理班
いえ、むしろ地雷処理班?
ともかくそうして万全の態勢にし、緒川さん達に腕輪を確保してもらいました

・・・

S.O.N.G.許可受諾済みのだだっ広く周りに人の住んでいない場所ヨシ!

友奈(赤嶺)「さて、それじゃ早速始めよう」



破壊方法安価下
(翠ちゃんに影響が出るかどうか等は後に判定)


446以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/04(火) 03:31:23.91+0+kPqxm0 (1/1)

フォニックゲインを使わずに神獣鏡の光を当てる方法ってないかな?


447以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/04(火) 23:39:09.909phy1QSQO (1/1)

とりあえず封印出来ないか聞いてみる


448 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/05(水) 03:52:57.57BBKy2Gif0 (1/3)

undefined


449 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/05(水) 03:53:39.35BBKy2Gif0 (2/3)

赤嶺ちゃんには既に、私が腕輪に対し良いものか悪いものかはさて置き何らかの影響を及ぼすかもしれないということは話してあります
もっとも赤嶺ちゃんもそれはわかっていたのかすぐに察していましたが

友奈(赤嶺)「じゃ、翠さんが手を出すのは最終手段として...」

未来「あの腕輪が聖遺物なら、私の神獣鏡の光で消し去れるかもしれないけど」

マリア「効かなかった場合、あるいは起動と同時に効果を無効化させる何らかの機能を備えていた場合、神獣鏡から発せられるフォニックゲインは恰好の餌になってしまうわね...」

フォニックゲインは装者とは切っても切れないものです
それに聖遺物自体、起動済みのものは大なり小なりフォニックゲインやそれに近しいエネルギーを発生させています
それを一切発生させずにとなると、それはもう聖遺物に一切頼らない方法を取るとか...

翠「神獣鏡のフォニックゲインを神獣鏡のステルス機能で...いえ、それは流石に、フォニックゲインを隠すのに使うフォニックゲインを感知出来なくしてしまうのでは停止問題、葛藤が生まれてしまいますか」

未来「別の神獣鏡でっていうのは...あ」

マリア「その神獣鏡が発するフォニックゲインを隠す別の神獣鏡、その神獣鏡が発するフォニックゲインを隠す別の~なんて、腕輪の認識範囲外まで繋げ続けるのは無理があるわ」

翠「範囲の大きさもわかりませんし、いくら神獣鏡が遠距離攻撃可能と言ってもステルス機能の方がそう範囲が広くありません」


450 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/05(水) 03:54:24.87BBKy2Gif0 (3/3)

そして敢えて言っていませんが、神獣鏡の聖遺物ではない極々普通の鏡を大量に設置し神獣鏡のビームを反射させ腕輪に届ける、というのは可能性としては低くはないでしょうが微妙です
原作でエアキャリアから射出されたシャトルマーカーは神獣鏡の光を反射していましたが、同じく鏡面であるはずの水面はほとんどではなく全く反射していなかったように見えました
エアキャリア自体神獣鏡を組み込む前提の乗り物である手前、シャトルマーカーも神獣鏡対策の何らかの加工がされてないとも限りません
試せば早い事ですが...それ以前の問題でもあります

翠「そもそも、神獣鏡の光にはあるべきカタチを映し出す力...封印といった類のものを打ち破る効果もあります、腕輪ごと消せるか、封印が解け中の存在が抜け出るか、五分五分にしては被害に差が出過ぎる賭けにも思えます」

友奈(赤嶺)「造反神は破壊が対処方法として問題無いって判断した、なら敢えて今の解けかけた封印をし直してから起動するほどのエネルギーが溜まる前に壊すのも手だね」

翠「ですね、封印し直すのが先かと...でも出来るんですか?というかその封印し直す...っていうのは、やり方とかわかるんですか?」



封印方法安価下
(封印の儀でも良し、巫女の舞でも良し、アロンア??ファでも良し)
(この後多分やっと封印に入ります)


451以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/05(水) 17:10:29.12FzBhWhNBO (1/1)

いっその事赤嶺に一回丸投げしてみる


452 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/07(金) 03:52:41.72e5GiAaWp0 (1/3)

疑っているというわけではありませんが...いえ正直疑ってます
だってあんな待ち伏せ(偶然)して襲って来た(見つかっちゃっただけ)感じの流れで実はそこに腕輪があるかどうか知ってるわけじゃなかったんですよ!?
あと赤嶺ちゃんの場合「圧縮すれば封印出来るでしょ!」みたいなノリでプレスしにかかる可能性も

友奈(赤嶺)「あー、うん、何想像してるのか大体わかるけど違うよ?そっちはちゃんとやり方聞いてきてるから...まぁ聞いたというか一方的に聞かされたというか」

マリア「なら、再封印に関しては任せていいのかしら」

友奈(赤嶺)「良いよ、元より装者には破壊の方を手伝ってもらう予定ではあったし...じゃあ少し待ってね」

そう言ってスマホを取り出し、表示されたアプリのボタンをタッチしました
すると舞い散る花弁と眩い光の後、赤と黒に彩られた勇者服に身を包んだ赤嶺ちゃんの姿が顕になります

翠「勇者服...」

最初に会った時もそうだったので今更驚きはしませんが、やはり彼女は勇者としての能力を付与された状態で派遣されているようです
本来の『鏑矢』ではなく

未来「変身した...ね、ねぇ、その恰好は聖遺物じゃないの?」

友奈(赤嶺)「えっ...や、違うと思うけど...何て説明したらいいかな...翠さんよろしく!」

翠「へぁ!?」

赤嶺ちゃんは面倒な説明を押し付けると、とっとと腕輪の封印に向かってしまいました
そして押し付けられた私は結局封印の様子を見る余裕も無く、勇者服が聖遺物ではないなら何なのかに頭を悩ませることに
神樹様の力を科学的呪術的に研究し形にしたものが勇者システムですから...神具とは一応別物?って事になるのでは
でもそれつまりあの腕輪やいつかの光と同じ『神の力』の括りに入りますし、科学的呪術的に研究したって点ではそれこそシンフォギアと似たような...フォニックゲインはまず絶対使ってないってことはわかりますけどそれはあくまで別作品って知ってる視聴者目線の意見ですしそもそもここではどちらも現実として存在しているので必ずしも言い切れるとは


453 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/07(金) 03:58:38.83e5GiAaWp0 (2/3)

未来「ご、ごめんね?そこまで真剣に知りたいわけじゃなくって、腕輪に影響出ないかだけ知りたかっただけで」

マリア「どうやらもうすぐ終わりそうよ」

フォニックゲインといえば歌を必要としないファウストローブなら大丈夫なんでしょうか
いえでも少なくともキャロルちゃんのダウルダヴラはフォニックゲインに似た波形を...でもあれはダウルダヴラが楽器だったからっていう可能性もありますしフォニックゲインでなくともそれなりのエネルギーなら聖遺物起動に事足りてしまうのでは?聖遺物起動といえばフォニックゲイン以外の起動手段も検討しているといったような内容を結社にいたとき資料で読んだような...

未来「み、翠ちゃん?」

マリア「聞いてないわこの娘...」



コンマ下
奇数 再封印完了
偶数 再封印出来ない
ゾロ目 最速で最短で真っ直ぐに一直線にその再封印ちょっと待った!


454以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/07(金) 04:01:06.32oZQIBAD70 (1/1)




455 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/07(金) 23:29:09.41e5GiAaWp0 (3/3)

友奈(赤嶺)「...参ったね」

戻ってくるなり、赤嶺ちゃんはお手上げと言わんばかりに溜息をつきました
それってつまり、再封印が出来なかった...ってことでしょうか

翠「どういうこと、ですか?」

未来「あ、翠ちゃんも戻ってきた」

今私のことはどうでもいいんですよ
それより再封印のことです

友奈(赤嶺)「内側からの抵抗が強いのか、外れた鍵が修復不可能な程壊れてるせいか...そこまでは流石にわからないけど、ちょっとこれは不味いね」

マリア「どうするつもり?」

友奈(赤嶺)「造反神の次の命r...神託を待つか、このまま破壊を始めるか...猶予は無いけど失敗も出来ないよ」



安価下
1 造反神の次の神託待ち
2 破壊開始
3 その他(記述)

(翠「マリアさんのお誕生日...と言っても主役本人はバースデーライブがありますからね、疲れを取ってもらう意味でも、ライブ後のパーティーでいっぱいお世話させてもらいましょう!」

『翠』「マリアさんお誕生日おめでとう!また一つ少女から遠ざかっ...嘘嘘!冗談だからごめんごめんなさアッ-!」)


456以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/08(土) 01:35:56.34LTboa+Hl0 (1/1)

3 神託を待ってる間にガングニールについて話してみる


457 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/08(土) 03:41:56.41m6LjrC3n0 (1/1)

これは造反神にとって間違いなく不測の事態と言えます
何せ前回赤嶺ちゃんは『封印だけでも』と、つまり『最低でも封印したい』という言い方でした
つまり造反神は腕輪を破壊することより封印し直す方が容易であると判断したということ
これが覆った、再封印が出来なかったということは破壊は更に難しい可能性が出てきます

翠「練習なんて出来ない、一回の失敗で全て終わるんです、造反神の神託を待った方がいいと思います」

友奈(赤嶺)「うん、賛成...一時中断にしておこうか」

一難去ってまた一難、タギツヒメの方も気になるというのに、道のりはまだまだ険しそうです

友奈(赤嶺)「そうそう、造反神の気分によっては神託は巫女の素質持ちの翠さんの方に行くかもしれないから心構えしておいてね」

翠「えっ」

・・・

変わらず腕輪が周辺ごと徹底管理のもと厳重に監視されている中、神託が来る、あるいは何か出動せざるを得ない事態になるまで待機を命じられている私達は手持ち無沙汰...つまり暇していました

友奈(赤嶺)「ガングニール ...?」

翠「様々な伝承が紡がれたりした結果、神殺し...神の力をも破壊する特性を得た、らしいんですが...」

世間話と呼ぶには些か物騒な内容も含まれたりしている雑談をしているうちに話題はガングニールについて
赤嶺ちゃんは腕を組み考え込みます



赤嶺ちゃんの反応安価下


458以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/08(土) 18:46:56.70xU0iWb+kO (1/1)

奥の手としてとっておく事を決める


459 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/09(日) 03:52:04.48VusjfyQZ0 (1/3)

undefined


460 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/09(日) 03:52:43.84VusjfyQZ0 (2/3)

友奈(赤嶺)「ある意味羨ましいような力だね、それこそ天の神を討ち破る一手になりそうな...けれど同時に神樹様とも相性が悪過ぎるかな、いやそもそも解釈の問題ならこの世界での神の定義に対してしかってことも...それより腕輪か、それこそ腕輪が、そして封印された存在が神そのものなら...」

『神殺し』という強力で、それでいてふわっとした事しかわかっていないガングニールの隠された能力
世間一般で『神殺しの槍』といえば『ガングニール』ではなく『ロンギヌスの槍』であることも、ガングニールが神殺しだという事実を理解し難くしている要因の一つでしょう
とある槍を神殺したらしめた経緯、後世に伝えられた歴史が作られたもの、捏造されたもの、偽りのものであり、ガングニールこそが神殺しの槍...それが本当であるならばとても大掛かりで、けれどよくある話だったのかもしれません
事実隠蔽などという事柄はそれこそS.O.N.G.の装者なんてやっていれば未だにどこでも行われていることだと嫌でも実感出来ます

翠「にしてもこう...赤嶺ちゃんには申し訳ないですけど、考えてることが声に出ててぶつぶつ呟いてるのって側から見ると...」

未来「翠ちゃんいつもあんな感じだよ?」

翠「えっ?」

マリア「というかさっきもあんな感じだったわ」

翠「えっ!?」

こ、これからは気をつけましょう...
そんな風に私が思わぬ事実を突きつけられ軽く凹んでいると、赤嶺ちゃんが一つの結論、というか案を出しました

友奈(赤嶺)「よし、そのガングニールは奥の手として取っておこう」

未来「奥の手?」

友奈(赤嶺)「その『神殺し』の力の有効範囲もわからないしね...けれどきっと意味はある、だからいざとなったら頼りたい」

翠「わかりました」


461 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/09(日) 03:53:12.11VusjfyQZ0 (3/3)

その場合、仮に響さんに手伝ってもらえなくても私か『翠』がイミテーターである程度までなら模倣出来ますし
夢姫ちゃんもイミテーターで響さんのガングニールをほぼ完璧に模倣し闘っていましたが、出来れば頼りたくない、戦わせたくないです

友奈(赤嶺)「それにしても、哲学兵装ね...言葉、言霊が科学じゃ説明出来ない事を現実のものにするのはどこの世界も同じだけど、この世界は特にその影響は強く出やすいのかな」

翠「とは言っても、哲学兵装になる条件...例えばどれほどの年月が必要なのかもはっきりとわかってるわけじゃありませんし」

友奈(赤嶺)「重要なのは年月か、それとも言霊に込められた想いの大きさか...」

その時、ふと頭の中に何かを示すイメージ映像のようなものが降ってきました
降ってきたというより、ぶつけられた、与えられたような、強烈な



神託の内容安価下


462以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/09(日) 12:50:09.01by7pOrIE0 (1/1)

封印の儀で力を抑えてから破壊、若しくはガングニールに頼る
腕輪の覚醒は避けろ…的な感じで


463 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/11(火) 03:38:26.06RjNlVP3h0 (1/1)

翠「今のは...」

友奈(赤嶺)「神託、だね」

私と赤嶺ちゃんの両方に送られてきたイメージ...造反神の神託
勿論念話や文字として送られてくるわけではないのでその神託は抽象的なものでしたが、造反神の力がそうさせるのか私達は自然とそのイメージが示す内容を理解出来ていました

友奈(赤嶺)「造反神の考えはそこまで大きくは変わらないね、封印の儀で力を抑えてから破壊、もしくは...『神殺し』のガングニールに頼る」

翠「腕輪の覚醒を避ける事が最優先のようですね...でも赤嶺ちゃん、封印の儀って言ってもさっき」

再封印は失敗したはず
封印の方法が封印の儀とは違っていたかもしれませんが、今度は大丈夫なのでしょうか

友奈(赤嶺)「ま、私に確認出来るのは封印が出来たか、出来なかったか...その途中はわからないけど、造反神は少なくとも無意味じゃないって結論になったんじゃないかな」

翠「封印に至らなくても効果はあった...」

まぁ、他に狙いがあるのかもしれませんし
今は造反神を信じる他ありません

未来「どうするの?」

友奈(赤嶺)「とりあえず私と翠さんで封印の儀を始める、それから...」



安価下
1 とにかく腕輪を攻撃
2 とにかく腕輪を攻撃(遠距離)
3 次の神託が来るまで封印の儀を続ける
4 その他(記述)


464以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/11(火) 06:17:26.38YZ3Xi80sO (1/1)

2


465 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/12(水) 03:53:34.0405hRZ/qP0 (1/1)

・・・

腕輪を間に置くようにして向き合って離れて立つアメノムラクモの勇者ギアの私と勇者服の赤嶺ちゃん、そしてそんな私達とは垂直になるようにさらに離れた所から並んで立つ神獣鏡の未来さんとアガートラームのマリアさん

マリア「いつでも行けるわよ」

未来「こっちも大丈夫!」

封印の儀の手順はざっくり2つ
まず1つは、『対象を囲む事』
まぁ今回これに関しては対象が動くバーテックスではなく動かないシェム・ハの腕輪なので何一つ難しいことではありません、強いて言うならフォニックゲインが必要以上に当たってしまわない距離が大切ですね

そして2つ、『封印の祝詞を唱える事』ですが、ぶっちゃけこれは何でもいいやつです
初心者や慣れてない人でも『祝詞=封印に必要な大切なもの』という先入観...より正確にはその先入観により祝詞をより真剣に読み上げ魂が込もるのを狙っただけで、つまり魂が込められれば言葉は何でもいいらしいです

赤嶺ちゃんが立てた作戦というか計画はとても簡単
私と赤嶺ちゃんで腕輪に対して封印の儀を行い、その間未来さんとマリアさんが腕輪に対し全力の遠距離攻撃をし続けるというもの

友奈(赤嶺)「了解、やるよ翠さん」

翠「はいっ!」

やってやりましょう!



魂込める言葉安価下1
(気合が入れば何でも可)

破壊判定
シンフォギアコンマ下2
シェム・ハの腕輪コンマ下3
(コンマが大きい方が勝ち(シンフォギア側が勝ちなら封印成功、腕輪側が勝ちなら封印失敗)ですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け(封印解除)です)


466以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/12(水) 04:29:41.26Arm5JcOD0 (1/1)

最短で最速で真っ直ぐに一直線に


467以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/12(水) 06:03:55.07kf9CFkLhO (1/1)

のわゆ


468以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/12(水) 07:58:30.10uPGVXETX0 (1/1)

はい


469 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/13(木) 03:49:32.813mYOUfDN0 (1/2)

翠「最速で!最短で!真っ直ぐに!」

友奈(赤嶺)「唸れ!」

私がアームドギアの生太刀を、赤嶺ちゃんが手甲を構え


翠「一直線にッ!!!」

友奈(赤嶺)「鍛えた筋肉ッ!!!」


掛け声...もとい独自の祝詞を叫びながら地面に振り下ろします
すると凄まじい衝撃と共にシェム・ハの腕輪を中心として光の陣が広がりました
ちょこっとだけこちらを見てくる未来さんの笑顔が怖かったりしますが気にしたら負けです

友奈(赤嶺)「封印の儀自体は正常に発動、カウントは...2人ならこの程度か」

陣には3桁の漢数字が表示されていますが、とても多いとは言えない数値な上刻々と減っていっていました
このカウントは私と赤嶺ちゃんとで封印の儀を保っていられる時間制限、零になったら封印の儀は解けてしまいます
腕輪が覚醒したり動いたりしていない以上そこまで問題ではありませんが、この封印の儀に多少なりとも意味があるならカウントを気にするに越したことはありません

翠「未来さん!マリアさん!」

私が声をかけたとき、すでに2人は攻撃態勢に入っていました

マリア「行くわよッ!」

未来「はぁぁっ!!」


『HORIZON†CANNON』

『流星』


極太の破壊光線が連続で腕輪を飲み込み、さっきよりも大きな衝撃と砂煙が

翠「けほっ...腕輪は!」


470 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/13(木) 03:50:01.543mYOUfDN0 (2/2)

ここで「やったか!」なんて台詞を吐くような真似はしませんが、やはり小さな腕輪一つに対しての攻撃二つのインパクト故か若干期待してしまいます
というか破壊出来てくれているととても嬉しいんですが

友奈(赤嶺)「...流石は神具、傷らしい傷がどこにも見えないね」

抉れた地面の真ん中に落ちているシェム・ハの腕輪
それは傷一つ、それどころか砂の一粒も寄せ付けないと言わんばかりに美しい黄金の輝きを保ったまま

翠「くっ...カウントはまだ残ってます!」

未来「次ですマリアさん!」

マリア「えぇ!」

・・・

ドカンドカンと、この辺の地形を変えるような勢いで続いた腕輪への攻撃
ですがどれだけやっても腕輪にダメージは入らず、遂にカウントも零となり私のギアも赤嶺ちゃんの変身も解けてしまいました

未来「2人とも大丈夫!?」

翠「は、はい...ちょっと疲れただけで...」

友奈(赤嶺)「封印の儀を維持するだけでこの疲労、あの腕輪には相当厄介なのが入ってるってことかな...」

しかし収穫がなかったわけでもありません
腕輪はあれほどのシンフォギアの攻撃を受けても未だ封印が解けたり覚醒する様子もなく、また大きな衝撃を与えても問題なさそうなことがわかりました


安価下
1 少し休んでから今度はガングニール攻撃
2 刀使の世界の様子確認
3 その他(記述)


471以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/13(木) 13:19:23.62c4uTp+9P0 (1/1)

3 赤嶺ちゃんにノーブルレッドの件を話した後に2


472 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/14(金) 02:46:16.52EVty3MAO0 (1/3)

undefined


473 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/14(金) 02:46:57.12EVty3MAO0 (2/3)

・・・

私と赤嶺ちゃんがダウンした事で作戦は一時中止
また、ガングニールこそ試していませんが一先ずは腕輪の異常な耐久性が判明したこと、それこそ聖遺物殺しすら効かなかったことはより今後慎重にならざるを得ない理由になり得るということで、本部への帰還、待機命令が出されました

友奈(赤嶺)「それで、私はどうした方がいいのかな?」

マリア「出来ることなら保護、悪い言い方をしてしまえば監視...目の届くところにいてほしいというのが本音でしょうね」

友奈(赤嶺)「ふーん」

赤嶺ちゃんは恐らくS.O.N.G.がどういった組織なのかもほとんど知っているのでしょう、調査したにしろ造反神...神樹様に教えてもらったにしろ
演技でなければ、監視とまで言われてもそこまでの警戒心を見せずにいることが何よりの証拠です
とはいえ、ホイホイと監視されに行くのも、という感じでしょうか
何か一つ後押しが欲しい、そんな様子です

翠「腕輪といえば...」

友奈(赤嶺)「うん?」

翠「あ、いえ、もしかしたら何か知ってる、知らされてるかもしれなくもないかな~くらいの人達が今丁度本部に保護されてまして」

そこで私は、それに応えられるかはわかりませんが、ヴァネッサさん達の事を伝えてみることにしました
仮にも腕輪強奪を命令され成し遂げたヴァネッサさん達です、それに起動させるところまで命令に含まれていたとしたら、起動条件のより詳しいことなんかもわかるかも
...よくよく考えてみたら割と本当に先に話聞きに行っておくべきだったのでは?

翠「まぁ、私はヴァネッサさんやエルザさんはともかくミラアルクさんには思いっきり敵視されてるので無理でしょうが...」


474 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/14(金) 02:47:47.79EVty3MAO0 (3/3)

友奈(赤嶺)「...よし、じゃあそっちの接触も視野に入れて動かせてもらおうかな、むしろそっちは本職みたいなものだからね」

赤嶺ちゃんの本職は聞き出した後消すところまでじゃないですかやだー
とはいえどうやらこの後押しはお眼鏡に適ったようで

未来「こっちのこと、響達にも知らせておいた方がいいかな」

翠「ですね、あっちのことも気になりますし」

何かあるようなら刀使の世界に一旦また向かうつもりでもあります
タギツヒメとの決着もエルザさんから頼まれていますしね
まずは『翠』にどんな様子か聞く所から

翠《『翠』、聞こえますか?》



刀使の世界今どんな感じ?安価下
(状況によっては刀使の世界に向かいます)


475以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/14(金) 03:59:20.798Wy7RXSlO (1/1)

ずばり「こっちにまでバーデックスが出てきた」


476以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/14(金) 20:09:31.97/HiXxMmC0 (1/1)

幸い、そんなに出現しなかったので騒ぎにはなってないとの事
後は夏菜ちゃんが目覚めたり


477 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/15(土) 03:38:36.537Ja9UUEu0 (1/2)

『翠』《あぁ、うん...聞こえてる...》

翠《...あの、物凄く疲れてます?》

念話なのにわかるくらい声が疲れて聞こえます
今にも溜め息つきそうな程に

『翠』《そりゃね...一応聞くけどそっちにいる赤嶺ちゃん、味方でいいんだよね?》

翠《え?え、えぇ、それが何か》

『翠』《だよね、うん、なら良いんだよ...いや良くないけど...》

何の確認だったんでしょう...

翠《そっち何かありました?というか、何かあったんですね?》

あんな様子の『翠』、何もなかったはずありません
タギツヒメを倒すなり逆に強化されてしまうなりしたなら真っ先に報告してくるでしょうから、そういうのではないでしょうが


『翠』《あのね...こっちにまでバーテックスが出てきた》


翠「はぁっ!?!?」

友奈(赤嶺)「ふぇっ!?えっ何何!?」

翠「あっすみません思わず...もう少し色々聞いてから後で赤嶺ちゃん多分改めて呼びます」

友奈(赤嶺)「えぇ...?」

いやいや待て待て待ちなさい
バーテックス、だとぉ!?何故そこでバーテックス!
いえ、ゆゆゆの世界に影響が出ているのならその逆も大いにあり得る事ではありますが

翠《もう少し詳しく聞かせてください》

『翠』《言葉の通り、荒魂ともノイズとも違う反応が出たっていうから見に行ってみればそこにいたのはどでかいバーテックス...幸い数はそんなに出現しなかったから騒ぎにはなってないけど》

元々荒魂が存在している世界ですからね、仮に一般人の目に止まっても荒魂の亜種程度の認識でしょう

『翠』《でもまともに攻撃通じるのは勇者ギアがある『私』だけ...わかる?ほとんど一人でバーテックス数体まとめて相手する気持ち...めちゃくちゃ疲れた...》

翠《あー...お疲れ様です》

それは私も赤嶺ちゃんとのファーストコンタクトの際にやりましたとは言わないでおきましょう


478 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/15(土) 03:39:11.867Ja9UUEu0 (2/2)

『翠』《皆そもそもバーテックス知らないし勇者ギア使えないし、かといって病み上がり?の『夏菜』を戦わせるわけにも》

うんうんそうで...ん!?

翠《夏菜さん目が覚めたんですか!?》

『翠』《あ、うん少し前に、まだ安静にしてる状態だけど》

翠《良かったです...》

本当に安心しました
タギツヒメの攻撃に相手を眠らせる呪いのようなものはなかったと思いますが、それでも中々目を覚さない姿にもしもを考えてしまいます
何せタギツヒメについて...いえ、あらゆることについて、私は原作知識があるとはいえ逆にいえば原作知識以上のことは何も知らないわけですから
とはいえ今回は杞憂に済みそうです



安価下
1 刀使の世界にイクゾ-
2 まだこっちの世界でやることがある!
3 その他(記述)


479以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/15(土) 09:09:28.83Hb+T4/WHO (1/1)

1


480以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/15(土) 18:43:04.83/cwaoNrJ0 (1/1)

3 赤嶺ちゃんにも一言告げておく


481 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/16(日) 03:52:42.10PdZ4Boxo0 (1/1)

翠《とにかく、私も一度そっちに行きますね》

『翠』《ん、了解》

『翠』と念話を切り、ししょー達に許可を貰いに...っと、その前に

翠「赤嶺ちゃん、ちょっと」

友奈(赤嶺)「はいよ」

・・・

友奈(赤嶺)「こことは別の、今繋がってる平行世界にバーテックス、か...それでさっきあんな」

翠「一度事実確認諸々兼ねて行ってきます、その間もしこちらの世界でもバーテックスが現れるようなら」

友奈(赤嶺)「ま、それは任されたよ...でもかなり腕輪の影響が広がってる、どうにかしないと」

翠「やはり先に厄介なタギツヒメ関連の問題を片付けて、響さんも含めた万全の状態で複数ガングニールタコ殴り作戦が有効でしょうか」

友奈(赤嶺)「作戦名はともかく、不安要素は減らした方がいいし腕輪の対抗策は多い方がいいのは確かだね、でもそのタギツヒメの問題にばかり集中していて腕輪覚醒を防げませんでした、じゃ本末転倒だよ、長くかかりそうなら戻ってきて」

翠「わかりました」

・・・

ししょーからの許可を得て、やってきました刀使の世界!


どうする?安価下
(特になければイベント判定)

(友奈(赤嶺)「それはそうと今日はレンちの誕生日だよ!!!」

翠「えっあっはい、おめでとうございます」

蓮華「弥勒は見知らぬ平行世界でも祝われてしまう、当然の事ね」

翠「!?」)


482以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/16(日) 09:20:26.25KlTIz/VJO (1/1)

まさかのバーデックスとタギツヒメの同時出現


483以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/16(日) 10:10:41.06Dm1ZlLxp0 (1/1)

主人公補正もあってビッキーの(勇者に関する)記憶が復活する


484以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/16(日) 22:40:09.84Bjg6VEPeO (1/1)

目覚めた夏菜ちゃんとお話しをしてみる


485 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/17(月) 03:34:50.47Dmf6EtQo0 (1/1)

管理局で伝えられた話によると、現在『翠』達は丁度出現したバーテックスの討伐任務に当たっているとのこと
紫様の命令もあり飛び出した私でしたが

翠「バーテックスだけじゃないじゃないですか...」

現場に着くと、そこにいたのはバーテックスの背に立ち刀使達をあしらっているタギツヒメの姿でした
装者メンバーはというと、『翠』が主に前へ出てバーテックスの相手、他の皆さんがそのサポートのようです

翠「響さん...?」

ただ、時折響さんが軽く頭を押さえて顔を顰めているのが気になりましたが
ともかく今は!


翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降
(手甲になり他の装者に憑依するのも可(戦闘力やフォニックゲインはユニゾンレベルとします))


486以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/17(月) 09:22:40.00NGvli9Pk0 (1/1)

2で行こうか


487以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/17(月) 16:38:13.72I6Qy428GO (1/1)

とにかくバーデックスを倒さなきゃお話にならないので出し惜しみなしにいく


488以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/17(月) 17:04:09.46ybgeFu8wO (1/1)

『翠』ちゃんはコピーverのアメノムラクモでも勇者の力を借りれるか試す
途中で響が記念品の花の力を発動、星屑を片っ端から倒していく


489 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/18(火) 04:00:13.30XDqEo/1b0 (1/5)

「Imyuteus amenomurakumo tron」


翠《若葉ちゃん!勇者の力お借りしますッ!》

若葉《あぁ!》

私は勇者ギアのアメノムラクモを纏い

翠「はぁっ!!」

近場のバーテックスに一閃
そのままそのバーテックスを足場にして跳躍し『翠』の隣に着地しました

『翠』「悪いね、来て早々手伝ってもらって」

翠「いいえ...というか聞いてませんよ、大型複数だけじゃなく星屑までうじゃうじゃいるなんて」

『翠』「だから言ったでしょ、めちゃくちゃ疲れたって」

数体どころじゃないんですが
とはいえ、今回のように周りの建物の被害を気にしなければいけない状況とは違ったとはいえ仮にも何度か深層世界での仮想バーテックス相手の試練を受けてきた『翠』が割と簡単に根を上げた理由が分かった気がします

翼「翠か...!?」

翠「あっちでちょっと事態が停滞したのでこっちに助っ人に」

切歌「とにかくこの大きい怪物倒せるなら助かるのデスが!」

その為の助っ人ですからね
出し惜しみ無し、最初からクライマックスで行きますよ

翠「先に面倒な大型から減らしますッ!」

大型バーテックス...これは乙女座ですね...の頭上に跳んだ私は、フォニックゲインを込め刃をエネルギーで覆い巨大化させたアームドギアの生太刀を思いっきり振り下ろします
頭部のような場所が開き中から逆さの三角錐...御霊が出てきましたが、即座にそこに飛び乗り上から生太刀を突き立てました


490 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/18(火) 04:00:54.80XDqEo/1b0 (2/5)

翠「流石にスパッと真っ二つに斬れたりはしませんか」

ガンッと金属音のような音が響き、ほんの少し先っぽが刺さりヒビが入りますがそれだけです
これが普通の硬さなのか平行世界故に独自の強化が成されているのかは本物相手の経験が少ないので判断がつきませんが、いちいち本体と御霊で二回分苦戦出来るほど余裕のある戦況ではない為早急に破壊しないと

舞衣「きゃあっ!」

その時、視界の端で刀使の何人かが吹き飛ばされていくのが見えました

翠「そうでしたタギツヒメもどうにかしないと...『翠』!」

『翠』「何ー?」

目を付けたのは私と同じく勇者ギアのアメノムラクモを纏いバーテックスに鎌で斬りかかっている『翠』
ですが休む間もなく戦い続けているからか、若干動きが鈍くなっています

翠「バーテックスはしばらく私が何とかします!『翠』はその間に刀使の皆さんの怪我の治癒を!」

『翠』「何とかって...」

ついでに怪我の治癒している間だけでも少し身体を休ませてください

翠「まだ戦い始めたばかりの私の方が体力ありますから!『源義経』ッ!」

切り札は使う時に使わないと意味無いですからね!


☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


翠が『切り札』を使い『源義経』の力をその身に宿すと、乙女座の御霊に攻撃しては他の大型バーテックスを斬り付け、また乙女座の御霊に攻撃という往復を目にも留まらぬ速さでやり始めた
あっち行ったりこっち行ったりで忙しい動き、それならむしろ『私』の『七人御先』で分担した方が

『翠』「って、それがキツいって見抜かれてんだけど」

『私』は翠に感謝しつつ、星屑を斬りながら倒れてる刀使メンバーの所に走り出した
まずアスクレピオスを纏って皆とついでに『私』の傷も治して、そんでまたアメノムラクモを纏って...『私』もあっち纏ったりこっち纏ったり忙しいね!?

『翠』「ん、いや待てよ」

アスクレピオスもアメノムラクモも切り替えられるギアがあるじゃん!


「Stealer Imitator tron」


『翠』「コピーアスクレピオス!」


491 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/18(火) 04:01:57.99XDqEo/1b0 (3/5)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


翠「セイヤーッ!!!...っはぁ、はぁ...」

『翠』がアスクレピオスを模倣したイミテーターで刀使の皆さんのところを回っていくのを尻目に、私は何体かの大型バーテックス(ついでに通り道にいた星屑も)を倒していました
けれど流石に行ったり来たりが大変で、というか乙女座の御霊がまだ破壊出来てないのに他の大型バーテックスの御霊の方がむしろ先に楽に破壊出来てるまであります

翠「ヒビは大分広げられてると思いますけど...もう一発...うわっ!?」

その時、大人しくしていた乙女座本体が羽衣のような箇所を振るい、叩かれた私は御霊の上から落とされてしまいました
そして追い討ちとばかりに再び羽衣のような箇所がしなり私を狙います
普通のアメノムラクモであれば浮遊出来たでしょうが今は無理、足場があれば跳躍出来たでしょうがそれも無理

翠「くっ!」

ならせめて空中でその羽衣を斬り落としてしまえば!
私は自由落下しながら生太刀を構え...



響「勇者...パァァァァァンチッ!!!!!!!」


ドッ!!


次の瞬間、跳んできた誰かが乙女座の御霊のヒビにパンチをトドメをさしていました
否、それは誰かではなく

翠「友奈ちゃん...響さん...!」

勇者ギアを纏った響さん

山桜の花弁が舞うその姿はまさに、友奈ちゃんのよう
あと伸びた髪とかポニテとか


492 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/18(火) 04:02:51.56XDqEo/1b0 (4/5)

御霊を失った乙女座は全身砂へと変わって崩れ落ち、響さんと羽衣を受けずに済んだ私は地面に降り立ちます

響「ずっと何か忘れてる記憶がある気がしてた...この事だったんだね」

翠《響さんが自力で記憶取り戻してる件について》

園子《ゆーゆとのシンクロだからね、勇者適正に友奈因子、びっきー先輩も神殺しに記憶保持状態での時間跳躍経験...他にも色々考えられる理由はなくはないけど、今は奇跡が起きたって思えばいいんじゃないかな》

まぁメタ視点では主人公補正×2みたいなものですもんね!強い...

響「このギアならあの敵も倒せるんだよね?」

翠「はい」

そうこうしているうちに周りの空間がいくつか開き、星屑のおかわりが来ていました
大型が結構減らされたからでしょうか...っていうか星屑が集まって大型を形成しようとしてますね

響「なら、私は歌でぶん殴るッ!」

そう言うと響さんは星屑達が集まっている所へ飛び込んで片っ端から殴り、弾けさせていきます
そこが終わればまた次の集まっている所へ、ともすれば触れただけで倒しているようにも錯覚してしまうほどの圧倒的な威力

翠「負けてられませんね」

『切り札』の反動に疲労している場合じゃありません
私も後に続きましょう!


493 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/18(火) 04:03:33.82XDqEo/1b0 (5/5)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


『翠』「はい、これで最後!んじゃ『私』も戻って...」

って何あれ...響さんいつの間にか勇者ギア纏ってるんだけど...

千景《どうやら自力で記憶を取り戻したようね》

『翠』《失った記憶まで繋ぎ束ねたってこと?やっぱ凄いね響さんは...》

幾度となく奇跡を手繰り寄せる手腕は伊達じゃないわ

『翠』「さて、もう一踏ん張り!コピーアメノムラクモっ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 問題なく勇者ギア
ゾロ目 あれ?出来ない?

コンマ下2
奇数 タギツヒメ撤退
偶数 『夏菜』さん参戦


494以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/18(火) 09:53:22.821CjqPiC20 (1/2)

ほい


495以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/18(火) 12:51:25.82DJinaDcOO (1/1)

だが代わりにノイズ大量出現


496以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/18(火) 16:33:42.981CjqPiC20 (2/2)

>>495
コンマ判定だからまだ内容安価じゃないんよ~


497 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/19(水) 03:12:46.95Vo4RCvoc0 (1/3)

undefined


498 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/19(水) 03:21:07.32Vo4RCvoc0 (2/3)

こっちはこっちでアメノムラクモを模倣、さらに千景ちゃんの勇者ギアへと変化させた
本来のアメノムラクモでの勇者ギアとほとんど見た目は変わらないけれど、装甲に光が走っていたりと所々にイミテーターとしての主張も残っているように見える

『翠』「ふっ!」

アームドギア...大葉刈を振り被り、『私』もまた戦火へと舞い戻っていった

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


翠「キリがない...!」

増え続ける星屑達
響さんが勇者ギアで参戦したり『翠』が前線に戻ってきたりしたことで倒した数に増える数が追いつかない、なんてことは避けられていますが
それでも追いつかなくさせられてるだけで差のひらく速度は遅く
むしろこちらのパワーバランスが崩れでもしたら途端に逆転してしまいそうです


タギツヒメ「無尽蔵の力...圧倒的、暴力的なまでの愚策だが、中々どうしてやはり心地の良いものだ」

薫(刀使)「けっ、つっても今回はお前自身の力が無限なわけじゃねえだろうが」

タギツヒメ「ふふ」


完全にバーテックスのことは自身と協力関係にあると思っているのか、支配下に出来ていると思っているのか
タギツヒメは刀使の皆さんを相手取りながら笑っていました
天の神がタギツヒメに協力したり支配下に置かれたりするイメージが全く想像出来ませんが、その辺は確かめる方法もありませんし


499 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/19(水) 03:21:53.95Vo4RCvoc0 (3/3)

翠「っく...!」

そうこうしているうちに『切り札』を維持出来なくなってしまいます
自身を奮い立たせギア解除だけは間逃れた為まだ勇者ギアでいられますが、やはり数時間前の封印の儀の疲れがまだ


『夏菜』「とぅッ!!」


ザンッ

翠「『夏菜』さん...!」

そこへ姿を現したのは芽吹ちゃんの防人ギアを纏う『夏菜』さん
私のすぐ側に着地すると手に握る砲剣で周りの星屑達を斬り伏せてみせました

翠「目が覚めて良かったです!でも動いて大丈夫なんですか?というか今どこから出てきました!?」

『夏菜』「いっぺんに3つも...まず1つはご心配おかけしました、2つ動いて大丈夫です、そして3つ...画面外とか言ったらかっこよくないですか?」

まぁ実際は多分その背中に背負っているフライユニットで管理局から空を飛んで来てたんでしょうけども



何か話す?安価下
(戦いながらですが、特になければ戦い終わってから改めて)


500以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/19(水) 03:34:27.26zH+etfId0 (1/1)

紫様からの許可は下りたのか、フライトユニットの整備は大丈夫なのか


501以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/19(水) 03:48:07.88xauAWo4qO (1/1)

「刀使の皆さんを支援できる装備やドローンはありませんか?あと…出来れば回復の時間稼ぎを頼みます」


502 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/20(木) 03:19:06.22124hnQBC0 (1/3)

背中合わせになり近付く星屑を斬っていく私と『夏菜』さん
先程までより効率良く敵を減らせているのは確かです
確かではありますが、やはりそれより『夏菜』さんについて色々心配になってしまいます

翠「紫様からの許可はちゃんと下りたんですか?それに体調が良くてもフライユニットの整備とか」



コンマ下1
奇数 許可下りてる
偶数 そんなものは知らぬ

コンマ下2
奇数 整備バッチリ!
偶数 ぶっちゃけ火を吹きそう
ゾロ目 実はもうさっきの登場で力尽きた


503以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/20(木) 03:29:58.27t+hx/QZ+0 (1/2)

どうかな


504以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/20(木) 03:34:03.33yu9CgwEUO (1/1)

はい


505 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/20(木) 04:14:55.79124hnQBC0 (2/3)

『夏菜』「大丈夫、折神さんの許可は得ています」

翠「そうですか」

『夏菜』「そうですよ、翠さんじゃないんですから」

翠「ん゛っ」

さ、最近はちゃんと許可下りてから行動してますよ、えぇ、多分!
いやまぁ仮に逆の立場でなおかつ紫様に許可貰えなかったら...い、いえ、こんなたらればに意味などありません!

翠「...あれ?フライユニットの方は?」

さっきそのフライユニットで飛んできたんですから、バッテリーとかは平気でしょうが

『夏菜』「...言い難いことですが」

翠「?」

『夏菜』さんがフライユニットを小型化させ手のひらに乗せると、フライユニットはプスプスと嫌な音を立てながら煙を吐き出し始めました

『夏菜』「実はさっきの登場で力尽きたようでして...」

翠「あっ...」

【悲報】フライユニット早くも戦線離脱

どうやらこれまでの戦いでボロボロになっていたフライユニットはそのままだったみたいです
今回それを修理せずに...それだけ急いで来てくれたということなのでしょうし強くは言えませんが

翠「登場シーンで出番が終わるなんて...!」

『夏菜』「『私』としては悔いはありません」

さいですか...どんだけ視聴者がいるわけでもない登場シーン再現にこだわってたんですか...
気持ちはわかりますけども


506 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/20(木) 04:15:27.53124hnQBC0 (3/3)

『夏菜』「なので今日はもう空中戦が出来ません...『私』この戦いが終わったらフライユニット修理するんだ...」

翠「わざとですか!?わざとですね!?」

タギツヒメが戦場に出張ってきているので洒落にならないんですがそれは

『夏菜』「まぁそれは置いておいて...散々寝過ごしてしまったんです、心配もそれくらいで、『私』達にもどんどん頼ってください」

翠「『夏菜』さん...」

『夏菜』さんも夏菜さんも、自分のことを責めてしまっているかもしれません
そんな必要はないのに、それでもと思ってしまうのはよくわかります、私も同じでしたから
こんな時、大丈夫という言葉より、遠慮なく頼ってもらえた方がずっと助かるというもの

翠「わかりました...『夏菜』さん、刀使の皆さんを支援出来る装備やドローンはありませんか?あと...出来れば回復の時間稼ぎを頼みます」

『夏菜』「頼まれました!」



支援出来る装備やドローンの詳細安価下
(どんな装備があるのか、どんな機能があるドローンがあるのか等)


507以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/20(木) 17:12:18.78t+hx/QZ+0 (2/2)

先の戦いと同じくワイヤーを搭載したドローン(強度強化仕様)
装備は…炸裂式のグレネード砲とかフォニックゲインを用いたカノン砲とかでお願いします


508 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/21(金) 03:18:09.72jf7sBoG+0 (1/1)

『夏菜』さんの言葉に甘えて私は一時戦線離脱
『夏菜』さんはリモコンで数体のドローンをどこからか呼び出し、それぞれに取り出したアイテムを持たせ装者や刀使の皆さんに向けて飛ばしていました

『夏菜』『先の戦いで使用した際より強度を強化したワイヤー搭載型サポートドローンです、それから炸裂式のグレネード砲に、装者メンバーにはフォニックゲインを用いたカノン砲を!』

一斉通信で伝えられた短い説明に、(戦線離脱した私以外の)全員がすぐに頷いて武器を手に取り戦い始めます


翼「これは...!」

調「あの怪物にも効いてる...?」

クリス「んだよ、結構当んじゃねえか!」


その様子を見ていると、グレネード砲もカノン砲も勇者ギアではない装者が扱っているにも関わらずバーテックスに確実にダメージを与えられているのがわかりました
勇者ギアを用いた場合に比べればそのダメージは少ないものですが、無いより断然、むしろ大いに助かる武器です

AI『防人ギアの解析結果が役に立ちましたね』

翠「どおりで」

AIさんの個人通信を聞き、納得しました
とはいえ心象変化によって成り立っている状態のものを解析し、心象変化に頼らずその能力を再現するなんて



安価下
1 体力回復後まで飛ぶ
2 体力回復中何かする(記述)
3 体力回復中他の視点にする(記述)
4 タギツヒメ勝負判定
5 その他(記述)


509以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/21(金) 03:25:38.04jqNuXeGk0 (1/1)

2、大蛇を刀使達の支援に向かわせる
タギツヒメに対しては攻撃を加えなくていい、隙を作らせたりスタミナを消耗させる作戦で


510以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/21(金) 21:05:36.58xJ3nXIK6O (1/1)

持ってるなら未来に預けた2号機を返しておこう


511 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/23(日) 02:56:35.191wls++lC0 (1/1)

『逆巻ク大蛇』


物陰に隠れ座り込み壁に背をもたれ掛からせた私は、既に筋肉がパンパンになって上がらなくなりつつある腕を無理矢理動かし空間に一閃...大蛇を呼び出します

翠「皆さんの援護を...タギツヒメには直接攻撃加えなくていいですから、隙を作らせたりスタミナを消耗させる方向でお願いします」

大蛇は頷き、戦場に向かっていきました
勇者ギア経由で呼び出したので、今の大蛇ならバーテックスにも効果的にダメージを与えられるはずです

翠「ふぅ...」

周りへの警戒こそ怠りませんが、大きく息を吐いて身体から力を抜きました
すると腕だけでなく脚や腹筋、至る所がぴくぴくと軽く痙攣していくのがわかります
それだけ動き続けていて、また多少無駄に力が入っていた箇所もあったということですね

翠「スタミナだけの問題ではない、ですか」

早く戦場に戻る為にも、今は身体を休めることに専念しましょう



コンマ下1
奇数 2号機持ってる(体力回復後返却)
偶数 持ってない

他に何かする?安価下2以降
(特になければ色々判定)
(女神「やりましたね!私達遂に実装ですよ!」

翠「ん!?...あぁ、マギアなレコードの話ですね、勿論当てました100回目で」

『翠』「プレイヤーのガチャ実装...そういうのもあるのか...!」

女神「シンフォギアもそれこそプレイヤーを装者は無理でも新米職員視点とかにしたアプリゲーだったら...」

翠「それで実装されたら実質プレイヤー全員OTONAだったってことになりません...?」)


512以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/23(日) 03:20:27.68rH2AIlVl0 (1/1)

どうかな?


513以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/23(日) 03:48:27.29H6ZMJxxuO (1/1)

星屑を殆ど片付けたら遠距離攻撃が可能なクリスと調も刀使の援護に向かわせる
直後、紫様から『あまり手を出しすぎとタギツヒメに狙われるから注意しろ』とアドバイスが入る


514 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/24(月) 04:10:03.25L5gluoRT0 (1/2)

・・・

翠「よし...」

息も整い、疲労による震えも治まってきました
『切り札』をもう一度使うにはまだ回復が足りませんが、少し動くくらいなら出来るレベルです
私はつってしまわないように脚を軽く揉みながらゆっくり立ち上がり、壁の端まで移動して顔を出し戦場の様子を確認しました

翠「星屑はもうほとんど残っていませんね、この分ならおかわりが来てもすぐ倒せそうです」

勇者ギアの『翠』、響さんと防人ギアの『夏菜』さんに加え、他の装者刀使までもがバーテックスへの有効的な攻撃手段を得た今、バーテックスの数による優位性は完全に崩れています
タギツヒメもまた足場にしていた大型を倒され、時折近くにいた星屑を盾ながらももはやいつも通りの戦い方になりつつありました

翠「とはいえ剣術が厄介なのは変わりませんし、迅移に追い付けるのも刀使の皆さんとせいぜい結芽ちゃんの刀使ギアの翼さん...クリスさん!調さん!」

私の『切り札』なら低位...浅い層の迅移程度なら食らいつけるかもしれませんが、それがまだ出来ないからこうして身体を休ませているわけで

翠「お二人は刀使の皆さんの援護に向かってください!遠距離攻撃でタギツヒメになるべく隙を作らせて!」

クリス『おう』

調『わかった』


515 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/24(月) 04:10:47.71L5gluoRT0 (2/2)

せめて、何もしないより現状把握と戦略を練ることくらいは
私の通信を聞きクリスさんがクロスボウの矢を、調さんが丸鋸をタギツヒメに向けて跳ばし始めるのを見て、私は次に誰が何をするべきかを考えます
と、そんな時

紫『聞こえているか、蒼井』

翠「っ、紫様?」

突然の紫様からの通信
まさか、他の場所にも荒魂やノイズやバーテックスが?

紫『いや、そういった報告はない、ただの忠告だ』

翠「忠告...」

紫『あまり手を出し過ぎるとタギツヒメに狙われるから注意しろ』

その忠告は、かつてタギツヒメに目を付けられ、遂にはその身体を乗っ取られた者の実体験から来るアドバイスでした

翠「はい」

タギツヒメに狙われたとき殺されるか乗っ取られるかのどちらかです
後者だった場合、なまじこの身体がマルチプルコンタクトな事もあり、そこを利用されるとそれなりに厄介な敵になるのは自画自賛ではなく事実として知っています
いや、だからといってなら前者なら良いのかと聞かれれば全力でNOですが
いくら転生から始まりその後も割と何度か死んだり死にかけたりしているとはいえ無意味に殺されたくはありません



コンマ下
奇数 後はお前だけだ...タギツヒメ!
偶数 ノイズも荒魂も大盤振る舞い!
ゾロ目 実はもう手遅れ


516以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/24(月) 04:19:01.21K6d7c4h50 (1/2)

はい


517以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/24(月) 04:20:05.48K6d7c4h50 (2/2)

ヒヤッとした…


518 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/25(火) 02:26:30.92P9P6aObx0 (1/1)

翠「震えなし...立ちくらみもなし...これなら!」

生太刀をぐっと握り、建物の影から出た私は準備運動がてら残り僅かだった星屑達を斬り始めました

翠「ふっ!はっ!」

息も切れず、身体も思った通りに動いてくれます

『翠』「翠!」

『夏菜』「翠さん!」

翠「お待たせしました」

『翠』達と合流し辺りを見回すと、気付けばバーテックスは一体残らず倒されていました
追加で現れる様子もありません

エレン「自慢の増援も打ち止めのようデスね」

翼「数での圧倒、そのアドバンテージ、遂に覆ったぞ」

姫和「後はお前だけだ...タギツヒメッ!」

装者8人と刀使8人、合わせて16
大蛇もいますし、まさしくさっきまでとは状況が逆転したといって良いでしょう

タギツヒメ「ならばどうする、所詮貴様らにとっては振り出しに戻ったに過ぎぬ」

しかし振るわれる御刀を受け止めつつ答えるタギツヒメには一切の焦りは見えません
いえ、さっきまで刀使の皆さんの連携、そして大蛇にクリスさん調さんのサポートもありかなりダメージは負わせられたはずです
傷こそ修復してしまっていて見た目に変化はありませんが、タギツヒメといえどもスタミナは無限ではありません
であればあれはまだまだ余裕ということか、虚勢か、それとも...

切歌「減らず口をデス...!」

響「タギツヒメ...」



どう戦う?安価下
(スーパーリンチタイム(相手は自称神))


519以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/25(火) 09:19:03.44f3JCo62z0 (1/1)

なんか嫌がってたから神獣鏡のビーム当てまくって嫌がらせしよう


520以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/25(火) 09:30:23.78fCtjhg+10 (1/1)

装者が隙を作らせて刀使がその隙を突いていくスタイル
パリィは…狙わないでおこう


521以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/26(水) 22:34:06.32+AyjuLyO0 (1/1)

出来れば刀使が確実に勝てる流れに持っていきたい所


522 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/27(木) 04:48:05.88spimQPOo0 (1/2)

繰り広げられる高速の戦闘
より高位にシフトしていく迅移と迅移のぶつかり合い
それを辛うじて目で追い続けられ、尚且つ手を出せるのは、私達が装者であることの他にこれまで積んできた様々な訓練の成果でしょう
目が慣れた、とも言いますが
つまり何が言いたいかというと

タギツヒメ「ッ...脅威足り得ぬ手もこうも続けば羽虫程度には煩わしい...!」

効率的にタギツヒメの妨害、嫌がらせが出来る様になってきたということです

クリス「オラオラこっちだッ!」

調「そこっ!」

『夏菜』「ワイヤー射出っ」

誰から言うでもなく自然と完成した『装者が翻弄し刀使が隙を突く』というスタイル
迅移が更に速いものに変わったため翼さんもまた刀使達の連携から外れサポートにまわりました
飛び道具、時に斬撃打撃、ワイヤーなど、私達の攻撃は最悪避けられてしまってもいいという形で行われながらも、タギツヒメに息つく暇を与えないよう徹底的に行われます
そしてタギツヒメが次の動きの対処が遅れる、そんなタイミングを見計らい刀使の誰かが決定的な当てるための攻撃をする、これの繰り返し

タギツヒメ「我の気を逸らそう等...!」

真希「行かせないッ」


キィンッ


また、装者の方を狙われた場合は刀使がカバー
あるいは出来る限り攻撃を受け止め、力負けしそうなら後ろへ跳んで威力を抑える...悪くないのではないでしょうか


523 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/27(木) 04:48:46.46spimQPOo0 (2/2)

『翠』《でもタギツヒメの体力の底が見えないよ、これじゃジリ貧...また次に持ち越しになるかも》

持ち越しならまだマシです、こちらが誰も動けなくなってしまってから揃ってトドメを刺される可能性だって十二分にありますし

翠《なら、嫌がらせついでに》

私は大蛇の方を向きます
するとそれだけで察したのか大蛇は頷き、最後に一度タギツヒメに大振りの尻尾のなぎ払いをぶつけてスッと姿を消しました

翠「お疲れ様でした、大蛇...」

そして取り出したのは一つのギアペンダント


「Duplicate shen shou jing duplicate tron」


それは神獣鏡
ギアを変えた私はアームドギアの扇子の先端をタギツヒメに向け、ビームを放ちます



コンマ下
奇数 余計煩わしそう
偶数 隠されていた事実が露わに


524以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/27(木) 08:45:41.99w4l8ksIX0 (1/1)




525 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/28(金) 04:06:49.85/rW+t8Lr0 (1/1)

タギツヒメ「!...また、その光を使うかッ!」

翠「っ」

ビームを受けたタギツヒメは目に見えてダメージを受けたということはありませんでしたが、思わず迅移を止めてまでこちらを睨み付けるくらいには嫌がらせ足り得たようです

翠《『翠』、あれどう思います?障ったの気でしょうか癪でしょうか》

『翠』《むしろ触ったまであるんじゃない?逆鱗に》

しかし今のはそれなりに大きな隙を作らせることには成功しました
一度迅移を止めたことによりリズムが狂い始めています

翼「畳み掛けるぞ!刀使に勝機を掴ませるんだッ!」



判定
刀使&装者コンマ下1
タギツヒメコンマ下2
(刀使&装者側はタギツヒメ集中力途切らせボーナスで+20)
(コンマが大きい方が優勢(刀使&装者側が優勢なら勝利まであと少し、タギツヒメ側が優勢なら...)ですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても優勢になります)
(両方ゾロ目なら大きい方が優勢となり、同じ数値なら引き分け(現状維持状態)です)


526以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/28(金) 05:37:09.67B+INP3hH0 (1/1)




527以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/28(金) 05:54:39.50klHRPm0OO (1/1)

いけるか?


528 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/29(土) 04:02:24.41IefE2Cvh0 (1/1)

***
67+20=87

87>50
YOU WIN!
***


私達はタギツヒメを追い詰め続けました
迅移を更に高位のものに上げようとすれば神獣鏡で力を削ぎます
御刀を振り上げれば鉛玉や各々の飛び道具でそれを弾き、ワイヤーで縛り
そのワイヤーを引きちぎられる間に刀使の皆さんが太刀を浴びせ

姫和「ふっ...!!!」


ズッ...


タギツヒメ「っ!」

そうして遂に、姫和さんがタギツヒメの胸元を貫きました

姫和「捉えたぞ」

タギツヒメ「あぁ...貴様の、貴様らの勝ちだ」

そのタギツヒメの言葉は悲しいようにも、悔しいようにも、安心したようにも聞こえるような
何とも言えない、人が変わったように静かな声色をしています
タギツヒメが何を思い負けを認めたのか、それは私にもわかりませんが
タギツヒメを倒す...細かく分け、離れ離れに保管する...のに、もはやそう手間は掛からないでしょう
ようやく長かった戦いもこれでおしまい

響「...これで」

翠「響さん?」

響「これで...本当に良かったのかな」

しかし、響さんは納得がいっていない様子
あれ、そういえば『翠』が少し前に響さんがタギツヒメと和解しかけたって感じたとかなんとか...

響「私はまだ、タギツヒメと手を繋げていない...まだ手は届く...だから...」

あっこれ響さんが手を伸ばしちゃうやつでは!?



多数決安価下1~3
1 そこはまぁ主人公だし大丈夫でしょ、好きにさせる
2 確かに和解は出来なかったけどそれはそれ!響さんを止める


529以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/29(土) 07:35:29.50HpjlMeqhO (1/1)

1


530以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/29(土) 08:47:04.06KtbmRE8y0 (1/1)

2

彼女達の事情にこれ以上深入りしない方がいい


531以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/29(土) 09:07:57.48wP42OOwj0 (1/1)

1
まぁここまで入り込んだならもうなるようにならせてしまえ


532 ◆BT63SEH4KsDo2020/08/30(日) 04:29:10.13Md/61Gxi0 (1/1)

真希「おい!何を馬鹿なことを言っている!」

真希さんが声を上げたことで、他の皆さんも響さんの様子に気が付きました
ある者は同じ様に困惑し、またある者はまたかと呆れ
私は

翠「...」

それでも響さんならもしかしたら
そんな期待も少しあり、静観することにしました

響「タギツヒメ...ううん、タギツヒメさん!」

響さんは一歩、また一歩とタギツヒメの元に近づいて行きます
その間姫和さんはタギツヒメを見張る様にその場に留まりながらも、響さんを止めることはなく私達と同じように黙って事の成り行きを見守っていました


響「タギツヒメさんの本当にしたいことは何?」

タギツヒメ「何故そんなことを聞く、シンフォギアの娘」

響「響」

タギツヒメ「ん?」

響「私の名前は立花響、シンフォギアの娘なんて名前じゃない」

タギツヒメ「...それで、何が言いたい」

響「私達は戦う必要なんてない」

タギツヒメ「我は荒魂だ」

響「でも言葉が通じる!話すことが出来る!」


響さんはタギツヒメに手を差し伸べ


響「私達は分かり合える!」


しばらくその手を見つめたタギツヒメ
やがて、タギツヒメもまた手を伸ばし...


コンマ下
奇数 分かり合えるはずもなく
偶数 その手は繋がれた

(翠「お誕生日おめでとうございます!園子ちゃん!」

『翠』「プレゼントは別にあるけど、とりあえずそっちの世界のやり方に合わせて『私』達からおめでとうのハグを」

園子「何でそこでゲーム基準なのかわからないけどありがとう~」)


533以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/08/30(日) 10:20:57.59phpjhLqA0 (1/1)

はい


534 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 02:49:41.87Erk0b6UK0 (1/6)

タギツヒメ「...ふ」


その瞬間タギツヒメが浮かべた笑みに、私は...否、私達全員が胸のざわめきを抱きました

翠「響さん!」

翼「退け!立花ッ!」

姫和「させるか!」

皆響さんを呼び止め
姫和さんは御刀をより深く押し込もうとし

響「...え」

響さんは呆けた声を出してしまいますが


タギツヒメ「もう遅い」


ズブッ...


タギツヒメの伸ばした手が響さんの鳩尾の辺りに届き、そのまま溶けるように入っていきました

姫和「なっ...」

姫和さんがタギツヒメを斬り祓おうとしますが、タギツヒメの身体はまるでスライムのようにその御刀の刃を擦り抜けさせます


響「あっ...ガッ、アァアア!!!」

タギツヒメ「通じる、話す、分かり合う、なるほど言の葉を音に乗せ力と変えるお前達のらしさがよく出た戯言だ、だが...」

響「ッ!...」


そして完全に響さんの中に入ってしまいました

翠「響、さん」

『翠』《やばいよどうすんの割と最悪の事態だよ目もオレンジ色だし完全に意識持ってがれてるよアレ!》

翠《わ、わかってます!》


535 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 02:50:34.14Erk0b6UK0 (2/6)

『翠』の言う通り、響さんの瞳はノロのようなオレンジ色に染まっており、またポニテになっている髪の隙間からは同じくオレンジ色の大きな目が
紫様がタギツヒメに乗っ取られていた時と同じです


響(タギツヒメ)「であれば剣を取るべきであった、我が望むは元来剣を通じ語らうこと...他の者ならいざ知らず、武器を持たぬお前の言葉は我の心を動かすには盤石過ぎる、シンフォギアの娘」


響さんの顔で、響さんの声で、響さんらしからぬことを言う姿
誰かが誰かに憑依する姿は何度も見てきていますが、今回は一際違和感が大きく感じました
あるいは単に中身がタギツヒメだということを脳が理解を拒んでいるだけかもしれませんが

薫(刀使)「くそっ、ねねとは違うってわかってたのにな...おい!今更そんなことしたってまだこっちが優勢なままって知ってんだぞ!」

エレン「そうデス!所詮体力すっからかんの貴女が体力すっからかんのビッキーに入ったところで取り押さえるのに苦労はしマせんっ!」

薫さんとエレンさんの言葉に、私達はハッとしました
そうです、今のタギツヒメは響さんの身体を人質にすることこそ出来ても、この人数相手に戦えるほどの体力は響さんの分を合わせてもありません
姫和さんにトドメを刺された傷はいくら荒魂とはいえ、むしろ荒魂だからこそそうそう回復出来るものではないはず

響(タギツヒメ)「その言葉は否定せぬ、だがその仮説は我に心当たりがなければの話だ」


536 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 02:51:04.13Erk0b6UK0 (3/6)

調「心当たり...デュランダル?」

切歌「デュランダルはもうなくなったデス!」

沙耶香「タキリヒメやイチキシマヒメ?でもどっちも渡さない」

可奈美「何だろう...どれも違う気がする」

体力回復がすぐに出来そうなものなんて私達の方が欲しいくらいなんですが
こちとら地道に選手交代しながら休むしかありませんし
ただ、それは許される手段の範囲、効果がわかっている手段の範囲であって

『翠』《すっごく嫌な予感がするんだけど》

翠《奇遇ですね私もです》

特にあの響さん...じゃなくてタギツヒメが後ろ手に隠世の入り口を開いているのを見るに当たってしまいそうな嫌な予感が
私は響さんの身体のタギツヒメが隠世に逃げ込むのとほぼ同時に、私達の世界に通信を繋いでいました

翠「シェム・ハの腕輪の警戒マックスにしてください!早くッ!」


537 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 02:51:38.50Erk0b6UK0 (4/6)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


響(タギツヒメ)「一度は弾かれたが、あるいはこの娘の身体なら」

目の前には経年による劣化を全く感じさせないほどに傷一つなく周りの光を反射させる黄金の腕輪
あのデュランダルという剣にも匹敵するか、ともすればタキリヒメ、イチキシマヒメを吸収したとしても得られぬ程の強大な力を感じる

響(タギツヒメ)「ヒルコミタマに繋がるため、ひいては境を取り払うため...その力、我の物とするっ!」

我はそれを手に取り、腕を通した



コンマ下
奇数 タギツヒメの出番はもう
偶数 まだまだしつこく頑張るタギツヒメ
ゾロ目 何も起こらない...?

(女神「ここからメタ時空、関係ないですがXDのイベントで遂にアスクレピオスも出ましたね!」

翠「本当に関係ないですね...」)


538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/01(火) 02:58:04.7524I1OcdM0 (1/2)

はい


539 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 03:24:46.69Erk0b6UK0 (5/6)

響(タギツヒメ)「ふっ...さぁ、もっと我を高みに...うん?」

何だ、急に感覚が...

響(タギツヒメ)「何故だ、我を分断した時にも、あの鏡の光を浴びた時にも感じなかった...これほどの喪失感はッ」

馬鹿な

馬鹿な馬鹿な馬鹿なッ!

我が力を得ているのではない


我が我自身を奪われている、だと!?


響(タギツヒメ)「我を吸い付くそうというのかっ!荒魂、ノロ、穢れとしてすらでもなく!ただのエネルギーとしてッ!」

咄嗟に腕輪を外そうとする
が、外れない
なおも腕輪は我を変換し吸収し続けている
これでは本当に

響(タギツヒメ)「あり得ぬ!認めぬ!こんな、こんなっ!」

こんな...あぁ、だが、しかし
今が頃合であったのか

ならば、小烏の娘に討たれた時に、終わっておけばマシであった


響(タギツヒメ)「これで、幕引きか...」



☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


未来「響っ!!!」

翠「響さん!」

タギツヒメを追い先に元の世界に戻った私は、事情を知り飛び出した未来さんを追う形になりながらも腕輪が保管されている場所までやってきました

友奈(赤嶺)「結城ちゃん...じゃ、ないけど、これは...」

マリア「どうなったの!」

後から追いついてきたのは赤嶺ちゃんやマリアさん
私達が見たものは


コンマ下
奇数 倒れてる響さん
偶数 立ってる響さん


540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/01(火) 03:27:58.94ovJy+jTEO (1/1)

どうなる


541 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/01(火) 04:04:49.05Erk0b6UK0 (6/6)

未来「響...?」


響(???)「...遺憾である」


そこに立っているのは確かに響さん
ですが、髪はタギツヒメに乗っ取られていたさっきとは違い正常で、瞳はむしろ紅く染まり


響(???)「我が名はシェム・ハ...人が仰ぎ見るこの星の神が、我と覚えよ」


そしてその右腕には、金に輝く腕輪が嵌められていました



どう動く?安価下
(現段階では腕輪を外せさえすればまだシェム・ハさんを引っぺがせるものとします(友奈ちゃんボーナス))


542以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/01(火) 04:11:08.2324I1OcdM0 (2/2)

赤嶺ちゃん、最悪の展開になったと呟く
「兎に角、腕輪を響さんから離さないと…まずは交渉とかどうかな?」


543以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/01(火) 13:03:37.62CvSCGaIjO (1/1)

シェム・ハの気を感じ取ったフィーネが念話で今すぐ私に交代しろと語りかけてくる
一方、きりしら2号が司令室の部屋の隅に縮こまり、それを見たエルフナインが嫌な予感を覚えていた


544以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/02(水) 00:38:57.390fdpo5x0O (1/1)

本編と違って別の物をエネルギーにしたり憑依したビッキーがバテてる影響で力を出せないみたいので今のうちに策を練る


545 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/03(木) 04:17:29.62E4lGhPNo0 (1/2)

友奈(赤嶺)「最悪の展開になった...」

そう呟き、赤嶺ちゃんは唇を噛みます

翠「それって...」

響さんは今、確かに自身を「シェム・ハ」と名乗りました
タギツヒメではなく
そして赤嶺ちゃんの言う最悪の展開...つまり、目の前に立っている響さんはやはり

翠「腕輪の中にいた、神様」

一難去ってまた一難
むしろもう四難か五難くらい続いてる気もしますが


☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


弦十郎「シェム・ハ...だとぉ!?」

モニターに映し出されたシェム・ハの腕輪の保管部屋での光景と音声に弦十郎さんが驚愕の声を上げました
かく言うボクも、響さんが次々と様子を変えていたのもありその目まぐるしい展開に状況を整理するのが大変です

エルフナイン「腕輪の起動、封印された神の目覚め...こんな時キャロルなら...!」

頼ってはいけない、ボクなりにどうするべきか考えなきゃ
そうわかっていても、つい弱音を吐いてしまいそうになります
ふと、視界の端に何か震えているものが映りました

エルフナイン「2号さん...?」

それは、司令室の隅で縮こまっている1匹の子猫
皆さんが切歌さんや調さんの名前の後に『2号』を付けて呼ぶ、決まった名前を持たない子猫です
しかし2号さんのあんな怯えるような姿、初めて見ました

エルフナイン「一体、これからどうなってしまうんでしょうか」

野生の勘、というものを聞いたことがあります
2号さんもまた動物特有の感覚で何かを感じ取っているのかも
とても、嫌な予感がしてしまいます

エルフナイン「...それでも、だとしても、ボクはボクに出来ることを!」


546 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/03(木) 04:40:39.72E4lGhPNo0 (2/2)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


友奈(赤嶺)「とにかく、腕輪を響さんから離さないと...まずは交渉とかどうかな?」

こっそりと話すように小声でそう提案してきた赤嶺ちゃんですが、神様相手の穏便な交渉なんてやったこと...女神様やネロさんや園子ちゃんを仲介役にした神樹様くらいしか...意外とある気がしてきました

翠「で、でも、響さんから出てくださいって言って聞いてくれますかね」


フィーネ 《翠、今すぐ私と代りなさい》


翠「っ!?」

その時、突然フィーネさんが念話を送ってきました
それもかなり真剣な声色で、どこか焦ったような感じで

フィーネ 《気を感じ取ったのよ、恐らくこれは彼女の...あのお方が命をかけて封じ込めてくださったのに、私があのお方を信じる事が出来なかったから...》

翠《フィーネさん?...もしかしなくても、シェム・ハさんと名乗ってる神様は知り合いなんですか?》

フィーネ《一応ね、ここは私に任せなさい》



安価下1
1 憑依形態(翠ちゃんの身体はそのままで中身フィーネさん(ギアが纏えます))
2 手甲装着形態(身体もフィーネさんに変化(ネフシュタンの鎧のみ纏えます))

どんな交渉や策?安価下2以降
(XDにある4.5のフィーネさんとあのお方のやり取りやXVもうすぐー!な某イラストを参考に、フィーネさんとシェム・ハさんもタメ口で話せる程度の距離感とします)


547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/03(木) 09:20:21.14rVcVN39+0 (1/1)

1
イミテーターでネフシュタンにもチェンジ出来るよね?


548以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/03(木) 11:54:38.64pqcAzVKuO (1/1)

フィーネだと気付いたししょーが《交戦だけはするな》と通信で伝えてくる
まずは月が壊れている事、いまの自分はフィーネである事を話した後にユグドラシルシステムを使う必要はないと停戦を持ちかけよう
(可能ならフェイゾン汚染のようにエネルギーに変換した荒魂の影響でシェム・ハが苦しむ展開とか見てみたい)


549以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/03(木) 23:29:28.14Fq2qSlw7O (1/1)

赤嶺ちゃん「今の状況は造反神にも伝わってる筈だから何とか時間を稼がないと…封印の儀とコピーverのガングニールは本当の最後の手段として取っておいて?」


550以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/04(金) 00:39:13.99kX7z5/jJ0 (1/2)

安価間に合うなら
人にチャンスをあげてほしいと対話を試みる


551以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/04(金) 21:21:49.83kX7z5/jJ0 (2/2)

このタイミングでキャロル(とその父イザーク)の助けが入る展開見てみたいけど難しいか


552 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 01:51:45.52HeSVOMKa0 (1/8)

シェム・ハさんについて何一つ知らない私より、一応と念押しはしても知り合いというフィーネさんの方が交渉には向いているはず
なら、ここは任せる事にしましょう

友奈(赤嶺)「今の状況は造反神にも伝わってるはずだから何とか時間を稼がないと...翠さん、封印の儀とコピーverのガングニールは本当の最後の手段として取っておいて?」

翠「わかってます、そしてちょっとここから交代するので、驚かないでくださいね」

友奈(赤嶺)「...へ?交代?」

未来さんとマリアさんには...まぁ察してもらえるでしょう
というか未来さんがそろそろ危なそう、暴走しないか心配です

フィーネ 《いざとなったら軽く眠らせるわよ》

翠《よろしくお願いします》

私は念話もそこそこに、降臨し憑依したフィーネさんと意識を交代しました


・・・


深層世界
若葉ちゃん達がいる方とは別の、翔子さん達がいた方...もっとも今は『翠』と別々の身体になり翔子さん達は『翠』の方に憑いている為無人となっていますが...に移った私は、そこから外の様子を見ていました


響(シェム・ハ)『ふむ、悪くない心地だ...』

未来『...から』

響(シェム・ハ)『うん?』

未来『響から...出てってぇッ!!!!』


いきなり最速で最短で真っ直ぐに一直線にビーム!穏便のおの字もない!
シェム・ハさんはその神獣鏡のビームを金色の光のバリアのようなもので防ぎ、同じ色の玉を弾にしてお返しとばかりに未来さんに放ってきました

翠(フィーネ)『ふっ...!』


『ASGARD』


幸いフィーネさんの十八番の防御シールド、桃色のハニカム構造によって出来たそれが未来さんを守り難を逃れましたが

翠「響さん、どうか早く戻ってきてください...!」


553 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 01:52:36.31HeSVOMKa0 (2/8)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


翠(フィーネ)「未来ちゃん、下がりなさい」

未来「えっ...」

危なかったわ...この子の響ちゃんを想う気持ちを考えれば不思議はないけれど、今回は相手が悪過ぎる

響(シェム・ハ)「ほう...その瞳」

今の攻撃の威力...依り代となっている響ちゃんが疲れ切っているというのもあるでしょうけど、恐らくそれだけじゃないわね

弦十郎『了子くん、か』

翠(フィーネ)「気付くのが早いわね、と言ってもヒントがあったし簡単だったかしら」

弦十郎『無くても気付いたさ...それよりも了子くん、くれぐれも交戦だけはするな』

翠(フィーネ)「難しいことを言ってくれるわね...まぁ私も出来ることなら避けたい相手よ」

弦十郎くんからの通信を適当に返しつつ、決して目の前の彼女から視線を外さないように注視し続けた
彼女...シェム・ハはこちらを観察、否、値踏みをするかのように頭の天辺から足の先まで見てくる

響(シェム・ハ)「貴様、誰かと思えばフィーネか」

翠(フィーネ)「久しいわね、シェム・ハ」

隠す事もない、というより、隠せるはずもない
私は素直に正体を明かす
私の返事を聞き彼女は僅かに笑った

響(シェム・ハ)「まさか今日まで生き永らえたのか?いや魂を変質させたか、何れにせよ善きかな、目覚めたところで道具風情ばかりで詰まらぬだろうと思っていたが...そうか貴様がいたか...」

翠(フィーネ)「あら、再開を喜んでもらえるなんて嬉しいわ」

響(シェム・ハ)「思い上がるでない、所詮貴様と言えど懐かしさに頬が緩む程度の事」

いつぶりだろうか、平然を装いつつもこんなに緊張し恐怖するのは
確かに知り合いではある、けれど当時の頃も神である彼女に対し私は単なる巫女...それこそあのお方のように人間にも優しく接してくれる神以外は皆、私達を道具としてしか見ていないだろう
道具、あるいは実験動物、あるいは観察対象、そんなところね


554 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 01:53:21.42HeSVOMKa0 (3/8)

マリア「フィーネ、これはどういうことなのかしら」

マリアちゃんが小声で話しかけてくる
けれど下手に動いてもらおうとすればシェム・ハの機嫌を損ねかねない

翠(フィーネ)「黙って見てなさい、いざとなったら未来ちゃんとそこの娘のこと頼むわよ」

響(シェム・ハ)「何をこそこそと話している」

翠(フィーネ)「何でもないわ」

響(シェム・ハ)「ふん...してフィーネ、貴様は如何なる理由を以ってして我の前に立つ」

翠(フィーネ)「...少なくとも交流する意思は持ち合わせていないわ」

響(シェム・ハ)「だが我との再会を憂う貴様ではあるまい?」

彼女の目がスッと細くなる
試されているのかしら
えぇ、元々の仲も特に良好というわけでもなければ、むしろ彼女の存在は私にとって仇のようなもの
もっとも仇であるという事実はあのお方から聞くまで...ついこの間まで知らなかったし、結果的にあのお方が勝っていたのだからその点で考えれば仇ですらないけれど
シェム・ハはそのことを知らない...私が彼女とあのお方の戦いのことを知っていると仮定すれば私が敵になることは容易に想像出来るでしょうし、事実それは正解
けれどそれを悟られれば私に勝ち目はほぼない


555 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 01:53:52.67HeSVOMKa0 (4/8)

響(シェム・ハ)「答えられぬか、よもや貴様は我の気に触れるほどの鈍つくではないと思っていたが...いや、我に凶祓いの煌めきを向けた其奴を庇う時点で察して余りあるべきであったな」

翠(フィーネ)「ッ...!」

シェム・ハは逆転させた星と円を合わせたような陣を描きこちらに向けてきた
アレは不味い、あのお方が言っていたものは恐らくアレのことだもの!交戦はするなと言われたけれど不可抗力よっ!
咄嗟に再び『ASGARD』を使おうと構え


響(フィーネ)「うッ...くっ...」


しかしその陣は行使されることはなく、シェム・ハが苦しそうに顔を歪めるばかり

未来「響っ!」

マリア「貴女も落ち着きなさいッ!」

翠(フィーネ)「やはり...」

思った通り、今の彼女は完全には力を行使出来ていない
それは恐らく響ちゃんの体力の問題だけじゃないわ

友奈(赤嶺)「まさか、神殺しの力で?」

翠(フィーネ)「いいえ、あれはただ腹を下しただけよ、意思を持つ穢れなんてものを飲み込んだんだもの」

不調の原因は目覚め...あの腕輪の起動に荒魂とか呼ばれている穢れを利用したこと
目覚めた後の彼女ならどんなものでも自分にとって扱い易いエネルギーに変換出来てしまうでしょうが、自身の目覚めの為に使うとなれば話は別、対処にも少しは苦戦するはずよ
だから彼女をどうにかするチャンスは今しかないわ


556 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 01:54:22.78HeSVOMKa0 (5/8)

響(シェム・ハ)「まぁ良い...あとは忌々しき月の、バラルの呪詛を...」

翠(フィーネ)「ッ!ま、待ちなさいシェム・ハ!」

彼女が天井を...その先にある月を見上げた時、私は咄嗟に呼び止めた
呼び止めたはいいけれどどうする...いいえ、ここは畳み掛けてこちらのペースに乗せるしかない

翠(フィーネ)「月の遺跡、バラルの呪詛を破壊し統一言語を取り戻す...その為にシェム・ハ、貴女は世界樹を使おうとしている...そうよね?」

遠い昔、まだ私がただの巫女だった頃、まだあのお方とも彼女とも交流があった時代の記憶を手繰り寄せ、彼女がやりそうなことを思い出す
他の面々は聞き覚えのない単語に訝しげな表情を浮かべるが説明は後にさせてほしいわね

響(シェム・ハ)「よく覚えているものだ...それで、だとしたらどうする?」

翠(フィーネ)「さっきも言ったはずよ、交戦する意思は持ち合わせていない...聞いてシェム・ハ、もうすでに月は砕け遺跡は崩れ落ちているの」

響(シェム・ハ)「!」

シェム・ハは目を見開いた
私の言ったことはそれほどまでに衝撃だったのだろう

翠(フィーネ)「だから世界樹を、ユグドラシルシステムを使う必要はない...争う必要もない...お願いシェム・ハ、ここは私達人間を信じてほしいの、人間にチャンスを...」



コンマ下
奇数 もう少し話す
偶数 もう話すことはない


557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 01:58:30.868KqTD0AR0 (1/4)

はい


558以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 02:17:43.918KqTD0AR0 (2/4)

奇数が恋しくなってきた


559 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 03:40:02.33HeSVOMKa0 (6/8)

響(シェム・ハ)「ふっ...ふふふっ...」


翠(フィーネ)「っ!?」

ここに来て場にも柄にも合わぬ笑い...だと
シェム・ハは先史文明期にも見せた事もないような思わずと言った吹き出し笑いを繰り返した後、もはや歓喜を隠さぬ様子で仰々しく腕を広げた

響(シェム・ハ)「驚愕だ、だが万謝するぞ人間、いや...あるいはフィーネ、貴様に、か?」

翠(フィーネ)「!」

響(シェム・ハ)「我の居ぬ間に忌々しきは全て塵芥に...中々に気の利いた出迎えだ...あぁならばこそ!かつて見た夢を今一度ッ!!!」

シェム・ハの、夢...?
いえ、それより

翠(フィーネ)「貴女達!今尚異なる次元と繋がっているのだろう!跳ぶぞっ!」

シェム・ハという存在が最後に行き着いたもの、それが今発揮されようとしているのだとしたら
もはや口調を取り繕う余裕もなく、私はこの場にいる装者と勇者、そして通信を聞いているであろう弦十郎くん達に向けて叫び、シェム・ハから離れるようにマリアちゃん達の背を押した

マリア「ッ!?...フィーネ!翠の身体は任せたわよっ!」

友奈(赤嶺)「ここまでか、それでもきっと...逃げるよ、未来さんも!」

未来「嫌っ!だって響が!響!響ぃぃぃッ!!!!!!!」


560 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 03:40:34.96HeSVOMKa0 (7/8)

未来ちゃんの悲鳴にも近い叫びが耳に痛い
私もこんな風に響ちゃんを犠牲にするような手は取りたくはなかったわ
けれどこのままじゃ...


走り出した際に落としたのか、ヘッドギアからシェム・ハの声が通信機越しに聞こえた

響(シェム・ハ)『ほう、この身に纏う衣、いやこの身体自体がそう在れと...ふっ、ならばもはや世界樹を使うまでもない』


あぁ、それに気付いてしまっては本格的に時間がない

フィーネ《備えろ蒼井翠!でなければ呑まれるぞッ!》

翠《フィーネさんそれってどういう》

フィーネ《いいから個を保てッ!私にもどこまで抗えるか測れんッ!》

なぜなら響ちゃんは誰とでも、何処までも


繋がれてしまう


響(シェム・ハ)『さぁ、還るのだ...5000年前のあるべき形へッ!』



コンマ下
奇数 セーフ
偶数 アウト
ゾロ目 セウト


561以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 03:47:33.01RbHGFsWwO (1/2)

頼む


562 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/06(日) 04:26:44.83HeSVOMKa0 (8/8)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

未来「あぅっ」

友奈(赤嶺)「よっと」

マリア「ふっ」

翠「うきゃっ」

痛つっ...はっ!

翠「フィーネさん!?」

フィーネさん視点の光景を見ていたら、丁度ここ...刀使の世界に跳んだところで意識が強制的に表に戻ってきてしまいました

フィーネ《ここよ、少し力を使い過ぎた...それより早く世界同士の繋がりを切りなさいッ!》

翠「あっはい!誰か早く装置!転移装置座標切ってください!早くっ!」

私達が慌てた様子で戻ってきたからか、刀剣類管理局の人達も唖然としていましたが、私の言葉を聞きすぐに動いてくれました

切歌「マリア!翠さん未来さん!」

調「と、誰?」

『翠』「翠!どうなったの!?響さんは!」

私達は駆け寄ってきた『翠』達に肩を借りつつ、ひとまず紫様のところに集まることに



他に逃げ延びられた人コンマ下1
奇数 司令室にいたメンバー
偶数 無し
ゾロ目 エルフナインちゃん+α

何かする?安価下2以降
(仮にシンフォギア世界に戻る場合は判定が入ります)


563以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 04:34:05.498KqTD0AR0 (3/4)

良い方向に動いてくれよ


564以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 04:47:20.08RbHGFsWwO (2/2)

タギツヒメがシェム・ハに吸収された事も含めて一連の流れを紫様に話しておく
その後、野生の勘で司令室にいたルシエドや蛇達から予め全部集めておいた勇者の花を預かる


565以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 11:02:42.850wwaL1pMO (1/1)

現状のシェム・ハについて折神紫から「そう時間が経たない内に荒魂に意識もコントロールも掌握される」と、シンフォギアの世界に関しては「造反神が何とかしてくれてる」と赤嶺友奈から聞いた後に急ぎの作戦会議
夢姫ちゃんと『凛音』ちゃん、ノーブルレッドも逃げ延びられてる…よね?


566以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/06(日) 14:32:34.928KqTD0AR0 (4/4)

今いる世界を巻き込まずに元の世界へ向かう方法を考えよう


567以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/07(月) 18:02:18.56EYQZgFAB0 (1/1)

シンフォギアの世界やビッキーの心配をしていると元気が無くなってるどころか生き生きとしている山桜からゆーゆとビッキーの声が…


568 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:55:37.74hyWijIaS0 (1/10)

undefined


569 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:56:20.42hyWijIaS0 (2/10)

・・・

友里「とにかく、4人共無事で良かったわ」

マリア「貴女達も間に合ったみたいでホッとしたわ」

私達が来る少し前、司令室にいたメンバー...ししょーや緒川さん、友里さんに藤尭さん、エルフナインちゃんはフィーネさんの言葉をしっかり理解し、この刀使の世界に逃げ延びていました
これがこれまでの他の平行世界のようにギャラルホルン経由でしか行けない世界であったら当然私達のみか、赤嶺ちゃんすらも逃げられなかったかもしれません

翠「それに、あなた達も...ありがとうございます、エルフナインちゃん」

エルフナイン「いえ!間に合って良かったです!」

逃げ延びられたのはししょー達だけではなく、もう数人...いえ、もう数匹
蛇達とルシエドです
どういうわけか、珍しく司令室にいたようで、エルフナインちゃんのファインプレーによって救われました
こんな時にだけ司令室に集まっていたなんて野生の勘なのでしょうか

エルフナイン「その前に見た時は2号さんもいた筈なんですけど、逃げる時にはいつの間にかいなくなってて...ずみ゛ま゛ぜん゛...」

切歌「きっとあの子なら大丈夫デスよ!」

調「うん、きっと、あの子は強く逞しく育ってる」

蛇達とルシエドとは逆にきりしらさん2号はどこかへ行ってしまっていたようです
果たしてどっちの野生の勘が正しかったのか...


570 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:56:57.20hyWijIaS0 (3/10)

マリア「必ず救いましょう、逃げ損ねたのは子猫1匹だけじゃない」

友里「そうね、逃げ遅れは友人や家族に留まらず」

弦十郎「恐らくは全人類、そして何より」

未来「響...」

久々にあまりの事件の規模の大きさに俯きたくなってしまいますが、それこそそんなことをしている場合ではないのは先のフィーネさんの様子から察せます
まさに私達だけが人類の生き残りになってしまうかどうかの瀬戸際のようですから

フィーネ《全人類、ね...彼女が完全に目覚めればそれだけでは済まないわよ》

翠《それって》

フィーネ《悪いけれどもうしばらく回復に専念させてもらうわ》

フィーネさんはまだ表に出てこれるほどは回復出来ていないようです

クリス「話がまるで見えねえんだが、そっちじゃどんなしっちゃかめっちゃかが起きてんだ」

翼「ただ事ではないようだが、タギツヒメが?」

紫「そちらの客人についても含め、説明願おう」

弦十郎「あぁ、すでに聞いていると思うが我々はS.O.N.G.の...」


571 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:57:53.07hyWijIaS0 (4/10)

・・・

紫様に、そして刀使の皆さんや刀使の世界に残っていたメンバーに対して一連の流れを説明した私達
と言っても見てわかることや計測されたこと以外の、例えばシェム・ハさんがどんな存在なのか等はシェム・ハさんを前にした時のフィーネさんの言動やその時流れ込んできた思考を思い出しながら私がおおよその予測を説明したわけですが

姫和「タギツヒメが吸収された、だと」

翠「シェム・ハさんが枷となる腕輪の封印を解き甦るためのエネルギーに変換した、らしいです...穢れと認識される物質の塊だからか、荒魂という存在自体元々私達の世界に無かったからか、はたまたタギツヒメという自己意識が芽生えていたからか、完全な変換は為されずシェム・ハさんは不完全な復活の仕方をしたとか」

紫「ならば、恐らくそう時間がか経たないうちに荒魂に意識もコントロールも掌握される、荒魂としての存在が消えていないのなら奴は何度でも甦る筈だ」

確かに、刀使ノ巫女の原作でも姫和さんがタギツヒメを倒し吸収した後それを内側から食い破るかのように甦り吸収し返していました
なら、いくら神様といえどそこに勝機は

翠(フィーネ)「それは今回に限っては希望的観測にしかならないわね、それも絶望的に低い確率の」

翠《フィーネさん!?》


572 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:58:45.99hyWijIaS0 (5/10)

undefined


573 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 04:59:27.69hyWijIaS0 (6/10)

もはや一言もなく交代される始末...と思いましたが、よっぽどギリギリの回復率で出てきたのか私の意識は深層世界に飛ばされず
一歩後ろに下がらせられた程度といった感覚...目と口の動きだけ乗っ取られたような状態に

弦十郎「了子くん!もう大丈夫なのか!」

翠《そうですよ!結構無理してるんですよね!?》

翠(フィーネ)「無理を通してでも伝えておくべきだと思ったのよ、彼女の...シェム・ハの厄介さを」

それからフィーネさんは、思い出せる限りの、そして『あのお方』ことフィーネさんの彼氏さんから聞いたというシェム・ハさんのことを話し始めました


シェム・ハ...フルネームはシェム・ハ・メフォラシュ
自称していた通り神様、すなわちアヌンナキの一柱であり、その名前は『力ある言葉』を意味しそれはまさしく彼女の能力そのものを指す

シェム・ハさんの能力は『言葉によって構造式を書き換える力』

例えば、すでにあるプログラム、在り方にプログラム言語化させた自身の一部を滑り込ませ全く別の存在に改造するような不条理、それこそが彼女の十八番
地球生物の進化と滅亡に大きく関与した存在であり、その功績と手腕から先史文明期には『改造執刀医』とも称された



翠(フィーネ)「豊富なエネルギーに触れた時それを利用するよう予めプログラムしていたのか、それとも無意識か...いずれにせよ目覚めた彼女ならすぐにでも不調の原因である荒魂、タギツヒメという意識の残骸は残らず書き換えてしまうでしょうね」

エルフナイン「構造式の書き換え...埒外物理学...錬金術とはまるで異なる強引なやり方です...」


574 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 05:00:24.28hyWijIaS0 (7/10)

翠(フィーネ)「おまけにプログラムに自身を滑り込ませるのにおいて響ちゃんの『繋ぐ力』は相性が良過ぎる、本当なら世界樹を創り出して地球を遊星神殿へと改造し、そこから地球上の全生命体を怪物へと作り改めるという筋書きでしょうが、直接繋がれてしまうのならもはやそんな手順を取る必要もない...だからこそ時間がないわ、今の彼女が完全に復活出来ていないのはその荒魂を書き換えること、そして恐らくは響ちゃんの身体に馴染むのに時間がかかっていること」

未来「!響と、馴染むのには時間がかかるんですか!?」

翠(フィーネ)「そればっかりは個人差ね、存在を保つ為の肉体なのだからおいそれと書き換えるなんてことはないでしょうけど、本来の持ち主の意識...響ちゃんの意識を捕まえる、掌握するのに時間がかかるかどうかは本人がどれほど抗うか、あるいはどれほど逃げるかによって変わるわ」

『翠』「逆に弱っていたり受け入れたりしてしまったら時間はかからない、か...」

フィーネさんが悪さをする存在なら響さんが手を伸ばすことはあっても自身を差し出すことは考え難い...と思います
ただ体力的な問題で弱ってはいる筈なのでなんとも言えません

薫(刀使)「結局そのシェム・ハってのは書き換える力とやらで何しようとしてんだ?全人類改造人間化計画でも企ててんのか?」

夏菜「人間は皆仮面ライd」

『翠』「今真面目な話してるから」

あとその台詞に出てくるライダーは改造人間のことじゃないですしね
ってそれはどうでもよくて


翠(フィーネ)「まずはそう、けれど彼女の真の目的は権力と力の掌握...その為に自身以外のアヌンナキを全て亡き者とすること...そうあのお方は言っていたわ」


全員「!!!」

なんて自分勝手で傲慢な
その為の戦争の道具に人類を改造しようというのでしょうか


575 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 05:01:05.92hyWijIaS0 (8/10)

マリア「私達は言葉通りの道具というわけね...」

翠(フィーネ)「自身を言語と置き換えることであらゆるシステムに潜伏するシェム・ハを覆滅させることは不可能...それ故にあのお方達は封印した」

翼「それがあの腕輪」

翠(フィーネ)「いいえ...」

そこで否定の言葉を口にするフィーネさんに、全員が首を傾げてしまいます
その流れで封印となれば腕輪ではないのでしょうか

翠(フィーネ)「データの断章となったシェム・ハは全人類の遺伝子情報内に記憶され保存され続けている、何度倒そうとデータ断章から再生を果たすシェム・ハは事実上の不死身」

そこでフィーネさんは言葉に詰まり、やがて重い口を開きました


翠(フィーネ)「故にあのお方はネットワークジャマー・バラル...バラルの呪詛によって統一言語で繋がれた人類を分断、封印に成功した...」


翠《あっ...》

『翠』「嘘...」

私が転生してまで成そうとし
『翠』が自己満の為に手伝い
フィーネさんが遂に成し遂げたバラルの呪詛からの解放

それは最凶最悪の神様を復活させない為の最後の砦だったようです


576 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 05:02:44.01hyWijIaS0 (9/10)

・・・

クリス「フィーネ...お前それって」

翠(フィーネ)「そうよ笑えばいいわ、私が自分勝手で傲慢な理由で破壊した月の遺跡は、あのお方が命懸けで施した私達人類の守護だった...あのお方が私のことを見捨てるはずがない、そんな風に信じることが出来なかったばかりに私は...っ」

クリス「いや、まぁ」

翠(フィーネ)「月ごと破壊したと伝えたら物凄く怒られたわ」

クリス「うん、いや知らねえけど」


翠《タイムリープマシンありませんか...いやもうタイムマシンで過去の私を消すとかでもいいんで...》

『翠』《気持ちはわかるけど...いやもうドンピシャで一番やっちゃいけないとこだったよ月の破壊なんか》

フィーネさんが暗くなる中、私と『翠』もまた落ち込んでいました
というか私はちょっとふざける余裕がないほどにダメージが大き過ぎて...
だってまさか統一言語を取り戻したら詰む敵が出てくるなんて...
つまりこの事態が引き起こされたのって今回こそ完全に1から10まで私のせいってことじゃないですか
私が余計なことをしなければ二期で月の遺跡も再起動して何の問題もなくなりますし例え後々にシェム・ハさんが何らかの流れで復活したとしてもこんなことには...


友奈(赤嶺)「反省も後悔も後にするべきじゃないかな、少なくとも私の世界も今無関係じゃいられないから手伝わせてもらうよ...それに書き換える力を持つ存在ってのは私達にとっては馴染みもある」


577 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/08(火) 05:03:18.66hyWijIaS0 (10/10)

その時、フィーネさんが暗くなっていたからかそれとも私が落ち込んでいるのに気付いたのか、赤嶺ちゃんが肩に手を乗せてそう声をかけてくれました

友奈(赤嶺)「とりあえず時間稼ぎなら何とかなるかもしれない、貴女達の世界...シンフォギアの世界は造反神が何とかしてくれるって」

『翠』「何とかって...」

友奈(赤嶺)「一時的に塗り替えて停止、効かなければ隔離...やりようはあるよ、何せこっちも神様だからね」

言われてみれば、造反神...神樹様も、天の神も、人の魂に干渉したり世界を書き換えたり
赤嶺ちゃんの言う通りゆゆゆの世界目線ではシェム・ハさんの能力も目新しいものではないのかも
だからといって私の受けたショックが和らぐことはありませんが、希望が失われたわけではないと気付けました

弦十郎「彼女の言う通りだ、まず我々が考えるべきことは響くんの奪還、そして」



刀使の世界を巻き込まずに元の世界に戻る方法安価下
(普通に戻ろうとすると戻った瞬間シェム・ハさんに乗っ取られたりシェム・ハさんのデータ断章が刀使世界に流れ込んだりします)


578以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/08(火) 16:36:25.97KGstmMBv0 (1/1)

これは…難しい問題だ…
真希さん達がシンフォギアの世界へ行く時に使ったワープポイントは他に無いかな?
シェム・ハの問題に関しては造反神が抑え込んでる所を狙うか、はたまた刀使の技術や神樹様の力に頼るしかない?


579以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/08(火) 21:21:15.51aAW0kU7pO (1/1)

乗っ取り対策…イミテーターでガングニールの持つ力を他の皆にもおすそ分け出来ないか

元の世界へ残り帰り方…隠世(隔世?)を介して刀使の世界に影響を与えずに行けないか


580以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/08(火) 21:38:38.75+lzvyBGmO (1/1)

あんまりしたくない方法「ゆゆゆやif世界を中継地にして潜り込む」


581 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:08:32.64NTh5A/xa0 (1/8)

刀使の世界の皆さんとここまで共に戦ってきたのはタギツヒメを倒すという共通の目的があったから
それがなくなった今、これ以上この刀使の世界に迷惑をかけることは出来ない
それがししょーの...否、私達シンフォギアの世界のメンバーの総意でした

可奈美「待ってよ!皆困ってるなら私達もまだ!」

薫(刀使)「乗り掛かった船だ、オレ達にも手伝わせろ」

エレン「薫が自分から働きを求めてるのデス...!」

で、まぁこうなるのは予想していましたが

翠(フィーネ)「迷惑が~なんていう心情的なものはこのお人好しさん達に任せるとして、外部の協力を仰ぐのは私としてもあまりオススメしない、極力少数に留めるべきだと思っているわ」

紫「つまり、こちらの助けが状況に不利に働く可能性があるということか」

翠(フィーネ)「そういうことね...もっとも手遅れであるならむしろ...」

フィーネさんの言葉にどういうことなのか、と刀使の皆さんが説明を求めてきます

翠(フィーネ)「世界同士の繋がりを利用してシェム・ハがこの世界にまで渡ってくる可能性がある、ということよ...転移システムを経てこちらのネットワークに自らの断章を潜り込ませることも彼女には容易い、元々その種を植え付けられている私達だけでなく、貴女達にも新たに植え付けることすらも」

この世界に逃げ込む際にフィーネさんが急かした理由はコレです
現在は繋がりを切った状態なのである程度流入してくるのを防げているとは思いますが、あのままでは転移装置から...下手をすれば私達の誰かからシェム・ハさんの断章の感染が広がっていたかもしれないと


582 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:09:23.35NTh5A/xa0 (2/8)

『翠』「それだけじゃないよ、もうこっちの世界には存在しないはずのノイズが自然発生し始めてる...つまりこの世界の過去に『ノイズを内包するバビロニアの宝物庫が存在していた』っていう事実が書き足されているかもしれないってことになる」

翠(フィーネ)「そう、干渉が長引き互いの世界の常識が浸透し続ければいずれ『刀使の世界のシェム・ハが存在していた』という改変が起こりかねない」

こっちの可能性は赤嶺ちゃんが知らせてくれたゆゆゆの世界の現状から推測出来るものです
世界同士の歴史が交わる...正確には現在のそれぞれの世界の時間空間が干渉し合うことで歪みが生じ、その歪みに理由、原因を付け歪みではなくさせる為に世界そのものが過去を現在から連続した過去に改変してしまうということ

翠(フィーネ)「そうなってしまった時そのシェム・ハ同士がどうなるかはわからない...互いに潰し合うなり対消滅するなりしてくれるなら万々歳だけれど、恐らくそうはならないわ、シェム・ハを2柱同時に相手なんてあり得ないしシェム・ハ同士が繋がってしまえば余計に厄介になる」

エレン「今度こそ2つの世界が1つになってしまうかも、ということデスね」

翠(フィーネ)「あのシェム・ハに平行世界なんて武器を持たせたら終わるわ」

姫和「隠世を翻弄してきていたとはいえ、タギツヒメの方がいくらかマシだったか...」

クリス「隠世...なぁ、その隠世って一応この世界とは別れてんだよな?タギツヒメと同じようにとりあえずそこ通って元の世界に戻れねえのか?ここに乗り込まれるリスクは減らせんだろ」

真希「あるいはネットワークを介さない方法であればボク達が使ったようなワープポイント...アレがまた使えれば」

刀使の世界の現世とは別の世界として存在する隠世...シンフォギアでいうところのバビロニアの宝物庫のような扱いのそれや、原理不明のワープポイント


583 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:10:08.43NTh5A/xa0 (3/8)

翠(フィーネ)「シェム・ハが自身を潜らせられるのは存在し繋がれるもの...原理を解析されなければあるいは、といったところかしら」

確かに転移装置を使うよりは遥かにシェム・ハさんに断章を潜らせられる可能性は低い方法です

弦十郎「ちなみに、了子くんは他に案があるのか?」

翠(フィーネ)「そうね、利用する異世界への影響を最低限許容したとすれば...例えばすでに影響が出てしまっている世界、それに元々シェム・ハが存在している可能性の高い『元の世界に近い歴史を歩んだ平行世界』を選ぶかしら」

友奈(赤嶺)「それに当てはまるのは私の世界だね」

『翠』「それに一回翠が飛ばされた世界とか、ギャラルホルンの出口が浜辺に直結してる世界が後者に当たるかな...でもそれって、影響がもっと深刻になったり平行世界側のシェム・ハさんに余計な刺激与えたりは」

翠(フィーネ)「するでしょうね、それが最低限を許容すると言った理由よ」

最低限がでかい...
それほどまでの事態というのは理解出来ますが、あまりしたくはない手段ということがわかりました

翠(フィーネ)「だけどその隠世というものを使うにせよワープポイントを探すにせよ、元の世界に戻った瞬間にシェム・ハの支配が私達に広がればその時点で自我も奪われる可能性も大いにあるわ」


584 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:10:45.69NTh5A/xa0 (4/8)

友奈(赤嶺)「書き換えの力...造反神が抑え込めるかもしれないけど、絶対でもないし」

夏菜「可能性があるとすれば神殺しですかね、シェム・ハさんとやらは文字通り神様なのでしょう?」

翠(フィーネ)「神を殺す、神の支配を打ち消す...切り札になり得るのは間違いないわ」

未来「でも、響は...っ」

調「翠達がイミテーターで響さんと同じ事をするのは可能だよね?その力を私達に付与することは出来ないの?」

イミテーターで模倣したものを皆さんに付与...そんな都合のいい方法なんて...

翠《あっマリアさん!》

翠(フィーネ)「ん?マリアちゃん?」

マリア「私!?...あ、まさか制御と再配置のコンビネーションアーツを哲学兵装に応用!?」

『翠』「それだ!!!」

響さんが束ねたフォニックゲインを再配置し仲間まで含めてエクスドライブにしてしまうマリアさんのアガートラームなら!


585 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:11:17.91NTh5A/xa0 (5/8)

エルフナイン「本来マリアさんのアガートラームの絶唱特性はエネルギーベクトル操作...フォニックゲインならいざ知らず哲学兵装の操作は...」

翠(フィーネ)「...いいえ、その銀の左腕ならばきっと...」

申し訳なさそうにエルフナインちゃんが出た案の甘い点を指摘しようとしましたが、フィーネさんはそれを否定しました
しかし多くを語ろうとはしません
フィーネさんがマリアさんのアガートラームなら出来るかもしれないと思ったのは何故なのか、根拠は明かされぬまま

マリア「...いいわ、やってみましょう、成功するまで何度でも試せばいいだけの話よ」


586 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:12:11.96NTh5A/xa0 (6/8)

・・・

こうしていくつかの案が出揃い、これから確実なものとするためブラッシュアップが為されます
隠世を利用するのであれば隠世に行く方法やそのまま安全に通る方法、目的の場所に出る方法をタキリヒメやイチキシマヒメに尋ねたり
ワープポイントを探したり
造反神...神樹様の力を借りるなら神託を待ったり
後はマリアさんによる哲学兵装の制御と再配置実験...と思ったのですが

マリア「やってみましょうとは言ったけれど...神殺しの力が付与されていることをどう確かめればいいのかしら」

翠「試しに殺せる神様なんていませんしね...」

かなり最初のところでつまづいてしまいました
ですが皆さんのギアが神殺しになれない以上、他にいい手も思い付きませんし...


587 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:13:17.07NTh5A/xa0 (7/8)

フィーネ《『無かったことになるダメージ』とやらを無効化出来れば証明になるのでしょう?》

再び体力回復に専念するため私の中で休んでいるフィーネさんは、私と『翠』に念話でそう話しかけてきます

『翠』「そっか...この中で『無かったことになるダメージ』が使える人~」


シーン...


翠「そりゃまぁアレは神の力ありきですし...仮に出来たことがあっても今は無理なんじゃ」

『翠』「知ってた」

友奈(赤嶺)「ある意味神樹様の加護もそれに近いんじゃない?でも足りないか」

加護程度の量では足りないでしょうね
とはいえ神樹様も限界が近い状態ですし流石に実験の為に沢山力をくださいとは頼めません
というかそれが許された場合どんな形で来るんでしょう...記念の花みたいに送られてくるとしたら花束とか?

翠「そういえば響さんがあぁなってしまって何か変化が起きてしまうかと思っていましたが、そんなことはありませんでしたねこの山桜」


588 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/10(木) 05:13:46.67NTh5A/xa0 (8/8)

ふと手に取ったのは響さんの...友奈ちゃんの力が込められていると思われる記念の山桜の花
響さんが、元の世界がシェム・ハさんに支配されている今、それこそその直前に記憶を取り戻した響さんにはこの花とも完全に繋がりが出来たはず
なので元気がなくなったり枯れたりなんかするかと思いましたが、普通に生き生きとしています
これが響さんの無事を意味するならこれほど力強く心強いものはないとも言えますね

翠「...ん?」

『翠』「どしたの」

翠「いえ、今何か...」

その時、ふと手元の花から声が聞こえたような...



安価下
1 友奈ちゃんのところ(深層世界)に行ってみる
2 耳をすませてみる
3 声が聞こえる怖い...放っておく

(沙耶香「そういえば、タギツヒメは増えても3体までだったから、乗り移っても3人までだった?」

寿々花「まさかシェム・ハと共にタギツヒメも無限増殖なんてことありませんわよね?」)


589以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/10(木) 16:50:20.73tRfOR47lO (1/1)

1


590 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/11(金) 02:13:46.52Z2xYkj650 (1/2)

翠「もしかして...」

例えば誰かに憑依されたとして、元の意識、人格、魂はその場合どうなるのか
普通なら深層世界...私でいえば翔子さん達がいたり、今はフィーネさんが休んでいるような、憑依した方も干渉出来る領域に追いやられます
そして翔子さんは以前(冗談半分とは言っていましたが)魂だけの状態であれば消すのも容易い、なんていう話もしていました
つまり深層世界は憑依する存在によっては決して安全とは言えずむしろ逃げ場のない袋小路ということになりますが...

そうではない、許された者のみが干渉出来る領域...もう一つの深層世界が私達には存在しています

翠「勇者ギアを纏えた響さんなら、もしかして...『翠』!夏菜さん!」

・・・

『翠』「理解は出来た...けどそれって」

夏菜「ある意味敵の懐に潜り込むようなものですよね...大丈夫なんですか?」

翠「あそこは深層世界に広げた樹海のようなもの...赤嶺ちゃんも言ってたじゃないですか、一時的に塗り替えて停止、効かなければ隔離って...つまり逆に樹海内を隔離した安全圏にするのも可能なはずです!」

夏菜「可能だとしても今そうなってるのかわかりませんよ?むしろそこすらシェム・ハの手に堕ちて私達がこちらに持ち帰ってしまう可能性も」

そこは...まぁ、賭けですが
とにかく響さんの無事が確かめられる方法があるのなら、試すべきです

翠「それにもしあの樹海の方の深層世界がダメだったらどっちにしろ私達がシェム・ハさんの支配圏内に入るのは時間の問題です、なら先にその可能性があるのかどうかを知っておくのも必要でしょう」

『翠』「知らなかったじゃ済まないか...わかったよ、響さんも心配だし」

夏菜「ちゃんと考えあってのことなら...私も助けられた身ですし、付き合いますよ」


591 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/11(金) 02:14:19.93Z2xYkj650 (2/2)

こうしてどうにか2人の説得は済みました

翠「ありがとうございます...フィーネさん、私達が居ない間はよろしくお願いします」

2人は深層世界へ行く為眠るとして、私はフィーネさんに身体を預けます

フィーネ《わかったわ、力も大分戻ってきたし任せなさい》

翠《くれぐれも服は着ていてくださいよ...》

・・・

樹海のような景色の深層世界
園子ちゃんや若葉ちゃんといった私達が力を借りた、あるいは個人的な繋がりが出来たゆゆゆ世界の人達の魂の欠片のような存在がいる場所
そして、ここに関しては私や『翠』、夏菜さんそれぞれに別々の深層世界として独立しつつも、任意で接続することが可能です

翠「てことで来ました」

園子「いらっしゃ~い」

若葉「よく来たな」

『翠』「皆いる?」

千景「いるわよ」

芽吹「話は聞いていたわ、友奈...結城の友奈のところまで行くのよね」

『夏菜』「響さんもそこにいるんですよね?」

夏菜「そうだと助かるんですが」

翠「いいえ、居るはずです...絶対に」

8人集合した私達は、挨拶もそこそこに響さんの(友奈ちゃんの)領域を探して歩き出しました
流石表の身体が世界を超えている為全然遠く感じますが...

翠「...!いました響さんっ!!友奈ちゃんっ!!」

しばらく進んだところで、見つけたのは2人の姿
間違いありません、響さんと友奈ちゃんです

響「...ぁ、翠ちゃん、皆」

友奈「わっ!園ちゃん達もいる!みーんなー!!」

しかしどうも様子が
友奈ちゃんは元気いっぱいですが、響さんは随分と落ち込んでいるような



何話す?安価下


592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/11(金) 02:37:32.36WjPPsfKY0 (1/1)

響の意識(魂?)を救出してくれた友奈にお礼を言った後、響に再開できたのにどうして落ち込んでるのか尋ねる



593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/11(金) 03:04:07.71zUrkel98O (1/1)

「あれだけの事があったのに山桜の花が普通に元気なの凄いですね…」


594 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/12(土) 03:20:39.54raU8Sjtp0 (1/5)

・・・

翠「響さんのこと、助けてくれてありがとうございます、友奈ちゃん」

正直響さんがこの深層世界に避難させられていなかったら、本当にシェム・ハさんをどうにかするまで手も足も出ないところでした

友奈「ううん!勇者部の活動は皆の為になることを勇んでやることだから!」

千景「結城さんらしいわね」

友奈ちゃんはそう言いますが、仮に彼女が勇者部の部員でなくとも結果は変わらなかったでしょう
要は彼女もまた人を思いやり行動することが出来る良い子なのです

翠「それにしても、あれだけのことがあったのに山桜の花が普通に元気なのすごいですね...」

夏菜「タギツヒメとかシェム・ハとか、ソウルジェムだったら疲労と心労で真っ黒になるレベルですよね」

芽吹「ソウル...?」

友奈「あはは、確かに色々すっごいことが起きてたけど...勇者部五箇条一つ!なるべく諦めないっ!もう一つ!なせば大抵なんとかなるっ!」

ぐっと握り拳を作り、上に高く突き上げながらこれまた元気よく発言する友奈ちゃん
逆に言えばなんとかなると信じられなければ諦めてしまうようなことだったということになりますが、こういうところも友奈ちゃんの強さでしょう

若葉「あの花は私達それぞれの心理状態とも深く関係しているからな、結城が折れぬ限り山桜もまた力強く咲き続けるだろう」

園子「ゆーゆは今日も元気いっぱいだね~」

友奈「うん!響さんに気付いてもらえたし!それに今は園ちゃん達にも会えてもっと元気が出てきたよ!」

園子「嬉しいこと言ってくれるZE~!」

友奈「わーい園ちゃーん!」

もはや部室のノリでキャッキャ抱き合いくるくる回る園子ちゃんと友奈ちゃんはなんとも微笑ましい光景です

で、それはいいとして


595 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/12(土) 03:21:11.13raU8Sjtp0 (2/5)

『翠』「ここまでずっと会話に参加しない人がいるわけだけども」

『夏菜』「いやいや、あんなあからさまに落ち込んでる人には簡単に話しかけられませんよ...というか響さんがあんなになってるの初めて見るかもしれません」

やはり気になるのは響さんの様子です
勿論私は響さんが落ち込むのを見るのは初めてではありませんし、なのでいつもと違いすごく静かなことにそこまで驚きはしませんが

翠「...あの、響さん...再会出来たのにどうしてそんなに落ち込んでるんですか?」

『翠』「行ったー!いやむしろ言ったー!」

『夏菜』「ど直球とは大胆な」

外野がうるさいですね...

響「ぁっ、えっと、違うよ?再会出来たのはすごく嬉しいし、安心もした...なんだけど...」



コンマ下
01~30 タギツヒメと分かり合えなかった
31~60 上記+シェム・ハさんを止められなかった
61~90 上記+向き合わず逃げてしまった
91~00 上記+シェム・ハさんの真意を知ってしまった


596以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/12(土) 03:27:14.03+hJiDRAp0 (1/2)

はい


597 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/12(土) 04:57:26.32raU8Sjtp0 (3/5)

undefined


598 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/12(土) 04:58:27.46raU8Sjtp0 (4/5)

響さんは自分の手のひらをじっと見つめ

響「私は...結局、タギツヒメさんと分かり合えなかった...タギツヒメさんの手を掴むことは出来なかった」

翠「響さん...」

なるほど、それが響さんがこうなってしまっている理由ですか
確かにタギツヒメに伸ばした響さんの手は取ってもらえることはなく、むしろ裏切られたような形で響さんは乗っ取られ、そしてそんなやり取りが最後になってしまっていました

響「私の伸ばしたこの手は、偽善じゃないって信じたい...でも、言葉がタギツヒメには...」

夏菜「た、タギツヒメが本当に分かり合えない相手だったか、最期まで強情だったってことじゃ...響さんは悪くないですよ!ね?ね?」

『翠』「そ、そうだよ響さん!」

響「違うよ」

ピシャリ...と、響さんの否定の言葉で静まり返ってしまいます

響「タギツヒメは武器を持たない私の言葉じゃダメだって言っていた...タギツヒメにとっては言葉より剣だって...私のしたことはタギツヒメにとって偽善ですらなかった...言葉が通じるのに、言葉じゃないものじゃないと分かり合えないんだって、言葉じゃないものを心から望んでいたんだって、タギツヒメと一つになった時わかったんだ...」

タギツヒメは響さんの手を拒んだ時、言っていました


響(タギツヒメ)『であれば剣を取るべきであった、我が望むは元来剣を通じ語らうこと...他の者ならいざ知らず、武器を持たぬお前の言葉は我の心を動かすには盤石過ぎる、シンフォギアの娘』


タギツヒメにとっては言葉で歩み寄られる事よりも、立ち合いの中で歩み寄られる事の方が良かったと


599 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/12(土) 04:58:58.17raU8Sjtp0 (5/5)

思えば原作の、本来の流れでも、タギツヒメは立ち合いを楽しみ剣を通しての会話をしていると気付いた可奈美ちゃんによって、そしてそれを理解し共に剣を通して語らおうとした姫和さんによってタギツヒメは...

響「言葉が通じれば...価値観は仕方ないけど、それでも話し合うことは出来ると思ってた...その為に私の手にアームドギアが無いんだって...でも、タギツヒメは分かり合う為に戦ってたんだ...」

目の前の響さんが剥き出しの魂、精神そのものだからか、隠す事もなく思っている事を全て話してくれていますが
それを聞いた私達は言葉に詰まってしまいます

『翠』「タギツヒメの在り方というか性格が思いっきり響さんと合わないって今気付いた...」

翠「響さんの取り柄であるはずのアームドギアを持たないということが、こんな形で響さんを追い詰めてしまうとは...」

これから先、それこそ戦う事でしか分かり合えないどころか、戦う事でしか分かり合いたくない、なんていう敵が現れないとも限りません
そういうのは何処ぞのすぐつまらない物を斬ろうとする石川さんにでも相手しておいてほしいばかりですが...



どうする?安価下
(千景「理解や認識じゃなく生き方やポリシーの問題は他人に左右出来るものではないし...適材適所で響さん以外が担当になればいいんじゃない?」

翠「それで響さんが妥協してくれるかどうか...」

『翠』「もう未来さん呼ぶ?」)


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/12(土) 11:44:58.92+hJiDRAp0 (2/2)

紫様から伝言
「タギツヒメと分かり合えたのならとうの昔に私や篝、美奈都が説得している。立花が気に病む必要は無い」


601以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/12(土) 16:57:59.60QQFJYymsO (1/1)

千景が「刀使達は人類の脅威と分かり合う為に戦ってたんじゃない」と言った後に「過ぎた事を悔やむ暇があったら今やるべき事を考えなさい!」と説得をかける


602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/13(日) 00:37:54.06x3xiY+i9O (1/1)

夏菜「今考えてる事は後で折神さんに打ち上げましょう。きっと聞いてくれます」

友奈「今あの神様を止めればタギツヒメも救えるんじゃないかな?」


603 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/13(日) 23:47:05.36VYzBHWk70 (1/4)

undefined


604 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/13(日) 23:47:36.32VYzBHWk70 (2/4)

これはいわば、響さんのアイデンティティを揺るがす問題です
今までは(ノイズのように元々意思疎通が不可能な敵を除けば)なんやかんや結局話し合うことは出来ていたり、和解は出来ずとも会話が成り立っていたりする敵ばかりでした
それはどの相手も戦うことが目的ではなく、過程の中で戦うことを選んだ人達ばかりだったからです

元視聴者、現転生者としてのメタ視点では『統一言語の消失』を『話し合う』という形で補うことが出来るのが人類だということが描きたいことの一つになっているからかな、とも思いますが、それは置いておいて

ただただ戦いたい、そこに他者の理解や共感は関係なく、妥協も理由も存在しない
例えばそれは趣味であり、あるいは生きがいであり
それがたまたまスポーツの域を出て命のやり取りにまで及んでいた

そんなタギツヒメのことを理解するべきだ、共感するべきだとは私も、そもそもタギツヒメ自身も思っていないことでしょう
命のやり取り云々はともかく生きがいそのものには共感出来る可奈美ちゃんが少し特殊なだけです
しかし響さんはそれを共感は出来ずとも理解してしまった、そしてそのタギツヒメの生きがいを無条件で否定してしまう自分自身に苦悩することになってしまった...と、こんな感じでしょうか

翠「理解出来ないものは理解出来ないもの、共感出来ないものは共感出来ないもの...普通そんな風に割り切るものですが」

もしかしたら、その普通が中々出来ない響さんだからこそ手を繋ぐことを武器に出来たのかもしれませんし、逆にそのアームドギア故に他者の意見を理解しようという想いが強まってしまっているのかも
等とまた思考が逸れてしまいました
今は響さんに元気を取り戻す...もとい、現場に折り合いをつけてもらわないと


605 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/13(日) 23:48:19.54VYzBHWk70 (3/4)

千景「前提から間違っているのよ」

若葉「...千景?」

千景「刀使達は人類の脅威と分かり合う為に戦っていたんじゃない」

そこでばっさりと切り捨てたのは千景さんでした
千景さんの言う通り、刀使達は昔から荒魂を斬り祓い退けてきましたし、荒魂を利用する研究こそ行われていても少なくともタギツヒメに対し共存を望みながら戦っていた刀使はいません

千景「過ぎたことを悔やむ暇があったら今やるべき事を考えなさいッ!」

響「...」

千景さんの叱咤に、響さんは余計俯いてしまいます
千景さんの言葉は正論であり、千景さんなりの励ましも含まれていたのでしょうが、響さんにそれは伝わったのか...

夏菜「...と、とりあえず、今考えてることは後で折神さんに打ち明けましょう、きっと聞いてくれます」

翠「ですね」

ある意味今の響さんの状況はそれほどタギツヒメに対して真剣に向き合い考えていたということにもなりますし
それなら、紫様なら何か言ってくれるかも
そして夏菜さんの提案はまぁ響さんの悩みの先延ばしのようなものでもあります
今一番大切なのはシェム・ハさんを相手にどう動くか、そしてそれまでの間響さんには無事でいてもらうこと...


606 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/13(日) 23:49:30.77VYzBHWk70 (4/4)

友奈「あのー...」

その時、友奈ちゃんが挙手しました

友奈「今あの神様を止めれば、タギツヒメも救えるんじゃないかな?」

...えっ



響さんコンマ下
奇数 今度こそ助ける!
偶数 私はもう...
ゾロ目 でも、神様にも...シェム・ハさんにもやりたいことがあるんだよね...

(翠「響さんの誕生日は913の日!イメージカラーの黄色も同じですね!...あぁダメですその部屋は!まだ準備終わってな...げふんげふん、ナンデモナイデスヨ」

『翠』「緊急!ターゲットこっちに接近中!ケーキ班急いで隠して!...毎年やってるから流石に響さんも気付いてると思うんだけど、でも響さんだからね...どうかな...」)

(翠「特殊ボイス時空の私と『翠』がお誕生日おめでとうございますとは言いましたが...今本スレ内で微妙な空気ですね響さん」

女神「XDの新イベもアレな空気ですど、特にグレてる方...というか新OPといいすごいですね今回の!IF装者も増えそうですし!!!」)


607以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/14(月) 01:12:56.52UkhszInt0 (1/2)

ほい


608以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/14(月) 01:14:50.05UkhszInt0 (2/2)

どうして奇数は出ないんでしょうか…


609 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/16(水) 04:44:32.68SARo9aw40 (1/3)

若葉「どういうことだ?結城」

友奈「えっとね?ぶわぁ~ってなってたのが、しゅ~ってなって消えちゃったと思ってたんだけど、まだ何となく気配を感じるの...だから多分まだ大丈夫だよ!タギツヒメ!」

どうやら...タギツヒメが響さんの精神、深層世界を支配して...多分、その後タギツヒメはシェム・ハさんの腕輪に吸収されたかのように見えましたが...きっと、それは不完全だったが故にタギツヒメは消滅し切っておらず、今ならタギツヒメの魂を元に戻せるのでは、ということ...だと思います
前半抽象的な表現が多くて推測になりますが

『翠』「むしろ最後の最後だけ気配を感じるとか具体的なこと言ってくるのが怖いんだけど」

翠「そこだけ武術を習う者としての感覚なのでしょう...知りませんけど」

というかそんなことよりタギツヒメまだ健在なんですか!?

園子「シェム・ハと名乗る神様が体調を崩したということは荒魂としての特性が残ったままだろうし、ゆーゆの言ってる通りなら可能性は十分高いと思う...もっとも放っておけば霧散し変換までされた魂は二度と元には戻らないから、もし助けるのなら今が最後のチャンスってことになるんじゃないかな」

なんてしぶと...あぁいえ、強い生命力と言いますか
正直物凄く苦労させられたの上に別段和解出来る算段もないのでタギツヒメがまだ生きていると知ってもこう...こみ上げるようなものはありませんでした
これは私が薄情なのでしょうか
しかし、響さんにとっては朗報です

夏菜「立花さん!まだ終わってませんよ!タギツヒメはまだ生きているって!」

『翠』「今ならまだ手は届くかもしれない、なのに手を伸ばさなかったら一生後悔するよ、響さんっ!」

響さんの伸ばした手がお節介であったのなら、今度こそタギツヒメの想いに沿う形で最期を迎えさせてあげればいい


610 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/16(水) 04:45:08.06SARo9aw40 (2/3)

私達だけではこれほど苦労して追い詰め、全員ぼろぼろになりながらやっと倒すまで後一歩というところまで持って行けたタギツヒメ...そんな相手を今一度現世に呼び戻し再び倒すのは正直骨が折れるレベルではないでしょう
ですが、もし上手く行けば響さんも立ち直りシェム・ハさんは大きく力を失うというまさに一石二鳥状態...
そこまで考えていなくとも、響さんなら迷わずタギツヒメを助ける為に動くはず...


響「...やらない」


...えっ

思わず物凄く最近、正確にはついさっきと全く同じ反応をしてしまいます
響さんの方を見てみると、響さんは椅子の上で膝を抱えていました

響「私はもう...余計なことは出来ないよ、やりたくないよ...」

翠「響、さん...?」

この人は、誰なんでしょうか
本当にこの人は『あの』響さん...?

...いえ、勝手に理想を押し付けて、勝手に原作だのなんだのと言ってキャラに当て嵌めて、私は本当の彼女を見られていなかったのでしょうか
普段の笑顔の裏には、こんなに苦悩する1人の少女がいたということでしょうか
目の前の彼女は魂、精神を剥き出しにした状態...普段以上に自分を隠すことが下手になります
だから、これこそが本当の響さん...


611 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/16(水) 04:46:55.34SARo9aw40 (3/3)

『夏菜』「...翠さんが、皆が救われたその手を...余計だと言うんですか」

響「...」

『夏菜』「貴女のその繋ぐ手は!」

響「だとしてもッ!!」

響さんは勢いよく立ち上がり、『夏菜』さんの言葉を遮るようにして叫びます

響「だとしても...タギツヒメさんにとっては、余計なことでしかなかった...誰かと繋ぐための手だと信じて拳を握ってきたけれど...この手じゃ繋がれないものが確かにあった...タギツヒメさんはきっとあの時私がこの手を差し伸べなければ満足していた筈なんだ...」



安価下
1 とりあえず響さんは友奈ちゃんに任せて帰る
2 響さんのことはそっとしておいてもう少し深層世界を探索
3 その他(記述)
(響「私のこの手なんて、S2CAくらいにしか役に立たない!」

夏菜(それはそれで十分過ぎるのでは)

『翠』《ちょっと翠!翠の急に怒鳴る感じの感情の爆発のさせ方が響さんにまでうつっちゃってるじゃん!》

翠《知りませんけど!?》)


612以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/16(水) 08:27:41.27XpzxRvJJ0 (1/1)

3 翠が「響さんのことは任せてほしい、二人だけで話がしたい」と提案する


613以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/16(水) 18:46:33.84fWdEMdUg0 (1/1)

3 「立花さん、貴方にも大切な人がいる筈だ。改心する気の無かった悪役と大切な人、どっちが大事か考えてほしい」


614 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/17(木) 03:42:39.358bDHADxn0 (1/1)

両手を強く握り締め、ぷるぷると震わせている響さん
その憤りは自身の行いの失敗に対するもの
こう言ってはなんですが、響さんが何かを成そうとして失敗してしまったのは何も今回が初めてではありません
では何故...それは、これまではその後悔をへいきへっちゃらと押し殺したり、それこそ未来さんに支えられてきたからでしょう

翠「...皆さん」

その代わりを私が努める、なんてことは勿論不可能ですが

翠「ここは...響さんのことは任せてほしいです...2人だけで、話をしたいんです」

それでも私は、何もせずに帰ることより、何かをすることを選びました

『翠』「任せてって、どう...ううん、いいや任せる、何かあったら呼びに来るから」

夏菜「翠さん...」

園子「流石にここは茶化せないんよ、行こうゆーゆ、わかちゃん達も」

若葉「あ、あぁ」

千景「せいぜい説得が成功するのを祈ってるわ」

私のことを信じて、1人、また1人とこの場を後にしていきます
そして

『夏菜』「...立花さん、貴女にも大切な人がいるはずです...改心する気のなかった悪役と大切な人、どっちが大事か考えてほしい」

『夏菜』さんも、最後にそう言い残して離れて行きました

・・・

さて、と



何話す?安価下
(芽吹「話すって、何を話すつもりなのかしら」

夏菜「『蒼井』さんはどう見ます?」

『翠』「アレだと思う、こう...拳で語り合う的な」

千景「クエストばかり間に挟んであって全然進まないイベントストーリーじゃないんだから...」)


615以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/17(木) 04:11:40.80hgglvBH80 (1/1)

「初めて私が響さんと会った時のことを覚えてますか?」とまだ月を破壊する前の頃の話をする


616 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/20(日) 03:13:27.46h/Psk+SO0 (1/4)

樹海の様な内装を施されている深層世界
そこに置かれたとても場違い感のあるダイニングテーブルといくつかの椅子
昂った気持ちが落ち着いたのか再び着席していた響さんの正面の椅子に、私も腰を下ろしました

響「...」

翠「...響さん」

空気は重く暗い
悠長にしていられないというプレッシャーもあります
けれど、焦るべきではありません
今はタイムリミットを忘れて、ただただ響さんと向き合いましょう

翠「ねぇ、響さん...初めて私が響さんと会った時のこと、覚えてますか?」

響「...」

響さんの返事はなし
最初はそんなものでしょう

翠「あの日、私転校初日だったんですよ...教室で自己紹介して、物珍しさで集まってきたクラスメイトに囲まれて...でも上手く話せる気もしなくて読書しながら話しかけないで~ってバリア張って」

響「...」

翠「次の日からは頑張ろうって先延ばしにしてその日の学校をやり過ごして、放課後はどうせ家に帰っても誰も居ないからって辺りのお店とかぶらぶらして...気付いたらすぐ近くにノイズがいたんです」

まさか、転生してその日のうちにノイズと出会すとは思いませんでした
いくら発生率が高い(フィーネさんの仕業)とはいえ

翠「怖いとか、死にたくないとか、そういうのより先にとにかく逃げなきゃってことだけで頭にいっぱいになってとにかく走ってました、走って走って、必死になって逃げて...その先で、響さん、貴女と出会ったんです」



響『あ、君も逃げて来たの!?なら早くこっち!!』

翠『は、はい!』



翠「今にして思えば、あの時すぐに私がギアをいれば、その後も逃げ続けなくて済んだのかもしれませんね...ごめんなさい、私もあの時はギア纏った事なくって、ギリギリになってしまいました」


617 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/20(日) 03:14:18.93h/Psk+SO0 (2/4)

逃げに逃げて、どこかの屋上で遂に限界が来て座り込んでしまうまで、それが一期一話なのだと気付けもしないほどでしたから、結構テンパっていたのだと今ならわかります
いえ、まぁその後もここで響さんの覚醒という原作に介入してしまっていいのかという葛藤があったのでギアを纏った事がなかったからという理由だけではなかったのですが

響「....初めて、だったの?」

翠「そうですよ、聖詠も初めて、戦うのも初めて...あの日あの時まで私はシンフォギア装者でもなければS.O.N.G....当時は二課でしたが...とも無関係な一般人、ちょっと普通の人は持ってないペンダントを持っているだけの中学2年生」

何故ペンダントを持っているのかは、女神様や『翠』の両親辺りの事情が絡んでくるので割愛

翠「もしあの場に私1人だったら...」

逃げてる途中で響さんに会わなかったら...ノイズを振り切れればそれで良し、振り切れなかったら...原作への影響を考えて

翠「ギアを纏うか迷っているうちにノイズに殺されていたかもしれませんね」

転生しておきながら、と女神様の様に第三者視点から見ている誰かが居たとすれば、そんな風に思われてしまうかもしれません
でも私も、積極的に介入してしまえと開き直ってしまえたのは最初にギアを纏ったその時からです


618 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/20(日) 03:14:53.87h/Psk+SO0 (3/4)

翠「力があるのだから、後ろにいる誰かのことを守らなくちゃ...そんな風にギアを纏ったのがきっかけでしたから...今こうして生きていられるのは響さんのお陰ですね」

なんて、少し大袈裟だったでしょうか

響「...逆だよ、あの日助けられたのは私の方」

確かに、あの場においてはそうでしょう
でも、そうじゃないんです

翠「貴女が手を差し伸べてくれたから、私達はあそこまで逃げられたんです...生きようと、戦おうと思えたんです」


619 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/20(日) 03:15:30.94h/Psk+SO0 (4/4)

つい熱くなってしまいました
ふぅっと息を吐き、仕切り直します

翠「...私と会う前に、もう1人小さな女の子の事も助けようとしていましたよね?ノイズに追われ、ただでさえ逃げるのに身軽でいたいような状況で...おまけに私まで見つけて迷う事なく手を差し伸べて」

響「それは...絶対助けなきゃって、思って...」

そうです
響さんはいつだって、見ず知らずの誰かの命すらも天秤に掛ける事もなく即座に守るべきものだと判断出来る人です

翠「えぇ、あの日私もあの女の子も確かに貴女に救われました、響さんのその想いが、私達の運命をその先のミライに繋げたんです」

私は身を乗り出し、響さんに手を差し伸べました

翠「確かに誰も彼もが言葉で解決なんて出来ないかもしれない、争い戦うことでしか分かり合えない人もいるかもしれない...でも、だから貴女は手を繋ぐことをやめてしまうんですか?その手に刃を持ち、その人達の為に戦うんですか?」

響「それ、は...でも...」

翠「戦いを望むのなら、貴女の武器で答えればいい、武器を持たないその拳こそが、いつでも開けば争うことを止められるその拳こそが私の武器だと分らせてやればいいんです」



安価下
1 もう少し説得(記述)
2 立ち直り判定(後にコンマ)
3 その他(記述)


620以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/20(日) 03:55:27.4189BWyP8y0 (1/1)

「私が月を砕いたあの時、未来さんと約束したことがあるんです。『もう二度と響さんを裏切らない、ずっと響さんの側にいる』と」
「あの時の約束は私なりの贖罪だったのかもしれません。それでも、あの日からずっと貴女と過ごした今の私は、心から貴女を支えたいと思っています」
「ですからどうか、私と繋いだその手を信じてあげてください。その手は皆と手を繋ぐことが出来る貴女だけの特別な手だと」


621 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/22(火) 05:03:10.49DOHotV6x0 (1/3)

undefined


622 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/22(火) 05:03:56.71DOHotV6x0 (2/3)

仮にタギツヒメとまた戦うことになったとして、その時果たして彼女は響さんの拳を、剣以外の武器による対話を認めるかどうかという問題は当然あります
タギツヒメでなくとも似たようなことを言う人はいるかもしれない
ですがそんな、自分が認めた武器しか武器と認めないような相手は多分元々分かり合えないでしょう
ふとそんな事が脳裏を過ぎりましたが、そんなところまで響さんに言う事もないですよね

翠「響さん」

響「ぁ...ぅ...」

響さんは私の差し出した手に視線を向けながらも、そこに手を伸ばそうとしては引っ込めての繰り返し
簡単に握ってはくれません
もう一押し必要ですか...

翠「...それでも納得出来ない、切り替えられないというのなら...私の為に、前を向いてくれませんか」

響「...ぇ?」

響さんのお人好しなところに付け込むようで少しズルいかもしれませんが
こうなれば私も恥を捨てます

翠「月の遺跡、バラルの呪詛...その支配から逃れる為、私はかつてフィーネさんの策に乗り...月を穿ちました」

本来カ・ディンギルの一撃は月の表面を擦り、一部を欠けさせるのみに留まるはずの通称ルナアタック
私や『翠』がそこに介入したからこそ、と少々自惚のように聞こえてしまいますが、実際カ・ディンギルの一撃は月の中心を射抜き完全に破壊、その事件の名もルナブレイクと変わっていました

翠「私が月を砕いたあの時、未来さんと約束した事があるんです...『もう二度と響さんを裏切らない、ずっと響さんの側にいる』と」

響「未来と...そんな、約束を...?」

おっとちょくちょく裏切ってないかとか遠くに行ってないかとかそういう突っ込みはノーサンキューですよ、アレです、気持ち的には約束破ってない的な感じで通してますから
えぇ、平行世界に飛ばされるのは事故ですし結社にいた時のは洗脳されていたということにしてますからね、申し訳ないですが全部アダムさんのせいです


623 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/22(火) 05:04:31.77DOHotV6x0 (3/3)

翠「あの時の約束は私なりの贖罪だったのかもしれません...それでも、あの日からずっと貴女と過ごした今の私は、心から貴女を支えたいと思っています」

響「翠、ちゃん...」

行き場を彷徨わせている響さんの手を、私の方から取りに行きました

響「っ」

緊張からかビクッとしながら閉じてしまった響さんの両手をそれぞれ包み、合わせて響さんの目の前まで持っていきます

翠「ですからどうか、私と繋いだその手を信じてあげてください、その手は皆と手を繋ぐ事が出来る貴女だけの特別な手だと」



コンマ下(説得ボーナスにつき難易度やや低め)
01~30 それでもやっぱり信じられない
31~98 もう一度信じる
ゾロ目 シェム・ハ「間に挟まりてぇ~」


624以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/22(火) 08:39:38.62fGNDCaIZ0 (1/1)




625 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/23(水) 04:45:11.09On3984hq0 (1/1)

響「私だけの、特別な手...」

響さんだってわかっているはずです
響さんがこれまで手を伸ばし、掴んできた手は、決して少なくないということを
何も戦闘時だけではありません、日常的に、誰に対しても人助けをしていた響さんですから

響「...次は、大丈夫かな」

翠「それは響さん次第です」

どうやるのかも、どこまでやるのかも
そして今度は大丈夫だと判断するのも
全て響さん、貴女の匙加減です

響「...うん、わかったよ...もう一度信じてみる...翠ちゃんが救われたと思ってくれたこの手を...特別だと言ってくれたこの手を」

そう言う響さんの言葉に、目に、もう迷いはありませんでした



安価下
1 とりあえず表に戻る
2 もう少し何か話す
3 その他(記述)


626以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/23(水) 13:42:02.54gkY3bWdu0 (1/1)

3 未来も他のみんなも心配してると伝えておく


627 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/24(木) 04:12:31.746WeTw82c0 (1/2)

全て綺麗さっぱり吹っ切れたというわけではありませんが、大分持ち直した響さん
あるいはもしかすれば、再びタギツヒメと相対することになればまた状況は変わってくるかもしれませんが
今はそれより

翠「シェム・ハさんに此処のことがバレたら全ておじゃんですからね...もう当初の予定より随分長居してしまいましたし」

『翠』達と合流し次第、戻った方がいいかもです
此処には...響さんのところには友奈ちゃんも残ってくれますし、そこまでの心配はないでしょう

響「来てくれてありがとう翠ちゃん、皆にも伝えておいてね」

翠「どう致しまして...でも、そう思っているなら伝言じゃなく直接伝えたらどうですか?表で再開出来てから皆さんに」

席を立ち、帰り道の方角をちらりと見て

翠「此処に来た私達だけじゃありません、未来さんも他の皆さんも響さんのことを心配してます」

響「未来...皆...うん、絶対に戻るよ!」

響さんの笑顔に私も笑顔で返し、手を振りながらその場を後にしました

・・・

『翠』「長い!遅い!」

翠「まぁまぁ...あの調子なら、しばらくは...余程響さんの心を揺らす何かでも起きない限りは大丈夫だと思います」

私が戻るのを待ってくれていた『翠』達と合流し、私は無事響さんを説得出来たことを伝えます
反応は様々でしたが、最終的には全員が安堵のため息を付きました

千景「何にせよ本人の意識が改善されたのなら良かったわ、弱れば弱るほど精神は強い精神に飲み込まれやすい...憑依ものの定番だもの」

園子「異常な後ろ向きな思考、ネガティブな考え方になってること自体が他の精神からの影響を受けた結果とも考えられるから、それを弱められたのなら最悪の事態は避けられそうだね~」

『夏菜』「世話が焼けます...」

夏菜「本当に、困ったものですね」

『翠』「それを君らが言うんかい」

千景「ブーメラン刺さってるわよ、『蒼井』さん『貴女』にも」

翠「全員なんだかんだ面倒くさい人達ということで」

芽吹「そうね貴女も含めてね」

友奈「あはは...とにかく私は響さんのところに行くね!またね~!」


628 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/24(木) 04:13:21.886WeTw82c0 (2/2)

・・・

翠《終わりました、フィーネさん身体のことありがとうございました》

フィーネ《そっちは無事会えたみたいね》

表での行動を交代してもらっていたフィーネさんにお礼を言い、私は表に戻ります



表の世界(刀使の世界やシンフォギアの世界等)で何か起きてる?安価下
(特になければ紫様等にここまでの経緯を説明したりします)


629以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/24(木) 11:03:04.05noJrPYOq0 (1/1)

刀使の世界は特に異変無し
シンフォギアの世界はまだ大丈夫、シェム・ハが荒魂の汚染と戦ってるとの事


630以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/24(木) 21:34:43.53bD/wfnfpO (1/1)

XDU、まさかのTOSコラボって本当ですか?

安価は…未来さんがビッキーの無事をひたすら祈ってたり装置の改良を試みてたり


631 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/26(土) 05:22:25.76muAZ6EUa0 (1/3)

翠「っとっと...」

表に戻ってきて周りを見渡し、一先ず目に見えて何か変化が起きているわけではないことはわかりました
まぁ何かあったら交代するタイミングでフィーネさんが一言二言何かしら言いますよね

翠「まずは『翠』と夏菜さんを起こしに行って...」

・・・

既に私と同様に表に戻ってきていた『翠』と夏菜さんと合流し、それぞれがきちんと共通の深層世界に訪れていたことを確認します
それが終われば今度は、響さんのことやタギツヒメのことを相談する為紫様に会いに行くことにしました

翠「一応は立ち直った様子の響さん、ですがそれが虚勢でないとも限りませんし、紫様からならもしかしたら別の角度からの意見が聞けるかもしれませんからね」

夏菜「そういえば司令達には?」

『翠』「勝手に響さんに会いに行ったとか怒られそうだし乗り気になれない...とりあえず紫様だけでいいんじゃない?」

翠「響さんの無事を知らせる方を取るか、知らせてしまって緊張が緩んでしまわないよう敢えて確実に助けられる方法が見つかるまで黙っておくか...皆さんの様子次第にしておきましょう」

知らせるべきだとは思いますが、もしこれで皆さんが響さんの無事を少しでも疑っているならまだしも、絶対に無事だ、そうでなくとも絶対に助けると意気込んでいるはず
ならむしろその意気込みを維持してもらっていた方が...いえ、戦闘に支障をきたすほどに心配していたりする場合はすぐにでも知らせて安心させるべきではありますが
しかし具体的に助ける方法はまだ分からず、ぬか喜びになる可能性も...


632 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/26(土) 05:23:09.92muAZ6EUa0 (2/3)

・・・

紫「夢を介しての接触、深層世界...隠世のようなものか」

翠「ですね」

今ちょっと説明面倒になって適当に返してしまいましたが、まぁ考えてみれば可奈美ちゃんの夢の中の世界に見せかけた隠世も似たようなものだと思うのであながち間違いではないでしょう

紫「危険な真似、というのは百も承知であろうし、戦闘に立たせている私にお前達の行動に対しどうこう言うことは出来ない、そういった小言はそちらの大人に任せるとして...そうか、立花響は無事だったか」

『翠』「それに、タギツヒメも...まだ助かる見込みがあるっていうレベルの話だけど」

紫様はふむと頷き

紫「タギツヒメが...タギツヒメを形成していた荒魂が消失もとい変換を拒み神シェム・ハの影響下から逃れようとしているのは間違いないだろう、それはこちらも観測したことだ」

翠「観測...?」

紫「あくまで世界同士を繋げることはせず外側からの計測を用いてそちらの世界の観察を試みた結果だ、お前の身体を借りたというフィーネはその結果を読み取り『世界中の活動が停止こそされてはいるが変化も無く、シェム・ハは依然として荒魂の汚染と戦っている、次の段階に進めずにいる今ならまだ世界を取り戻すことは可能』と結論付けていた」

フィーネさんそういうの交代するときにこっちにも共有しておいてくださいよ!!!
ですがつまりそれはシェム・ハは私達の世界の生物の精神を掌握しながらも荒魂が邪魔をして肉体の改造にまで手が回っていないということ


633 ◆BT63SEH4KsDo2020/09/26(土) 05:23:47.79muAZ6EUa0 (3/3)

紫「それからその観測者としての立場を保ちながら等の方法を模索しつつ装置の改良を進めてはいる、元からそういった改良を目指す予定ではあったがこれは小日向の強い要望だったか」

夏菜「小日向さん...」

聞けばやはり一番取り乱しているのは未来さんだそうで
あれやこれやと意見を出しながら慣れない技術班の手伝いをしようとしたりしたと思えば、最終的にひたすら響さんの無事を祈るしか無くなっているそうです

翠「未来さんには...伝えた方がいいでしょうか」

『翠』「冷静じゃないところに情報ぶつけて平気かな...静止を振り切ってシェム・ハさんを殴りにでも行ったら大変だよ」

ですね...
気が重くなっていると、紫様がそういえばと言葉を紡ぎました

紫「立花に伝えてほしい、仮にタギツヒメと分かり合えたのならとうの昔に私や篝、美奈都が説得している...立花が気に病む必要は無い、と」

翠「...はい」

やはり、対話による和解は不可能...そう紫様はとうの昔から身をもって知っています
タキリヒメ、イチキシマヒメのような特殊なことになっていればあるいは...ですが、タギツヒメにはその可能性は低いということでした



安価下
1 誰かと話す(記述)
2 イベント判定
3 その他(記述)
(翠「節子、それシンフォギアやない、シンフォニアや...あれ?」

女神「世界は救われる...彼女を失えば...このやり取り既視感が」

『翠』「XDのコラボは迷走しまくってやっと安定してきたように思えるね、やると思ってたよ!」)


634以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/09/26(土) 11:12:07.82VcYyETb30 (1/1)

1 未来さん