◆bL5b7ovQmQ さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16916963.html
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672: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:10:26.33:yu5btr8A0 (44/55)
凛「....」
凛「何これ」
乃々「芳乃さんが法螺貝を入れた瞬間に、穴の中で爆発が起こったみたいです....」
輝子「物凄い衝撃だったぞ....」
芳乃「穴の口が小さかったおかげで、衝撃は一点の集中したようですねー」
凛「あ!本当だ!」
乃々「思いっきり天井に穴が開いてますよ....」
輝子「ちひろさんに
芳乃「世界を救うためでしてー」
何を入れる? >>673
凛「....」
凛「何これ」
乃々「芳乃さんが法螺貝を入れた瞬間に、穴の中で爆発が起こったみたいです....」
輝子「物凄い衝撃だったぞ....」
芳乃「穴の口が小さかったおかげで、衝撃は一点の集中したようですねー」
凛「あ!本当だ!」
乃々「思いっきり天井に穴が開いてますよ....」
輝子「ちひろさんに
芳乃「世界を救うためでしてー」
何を入れる? >>673
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
673:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:11:10.97:Pr/ZXkFdo (1/1)
ナイフ
ナイフ
674:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:14:17.17:f6DouRkDO (4/5)
いちごパスタ
いちごパスタ
675: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:14:31.13:yu5btr8A0 (45/55)
凛「これを入れる時が来たみたいだね....」スッ
乃々「それはあの時のナイフ....!」
凛「このナイフから、穴との因縁が始まったといってもいいんだから」
凛「逆にこれを入れたらどうにかなるかも」
輝子「段々と雑になってきたな....」
どうなる? >>675
(>>675のコンマ2桁で[40~79]が出たら、内容に関係なく必要なものが手に入る)
凛「これを入れる時が来たみたいだね....」スッ
乃々「それはあの時のナイフ....!」
凛「このナイフから、穴との因縁が始まったといってもいいんだから」
凛「逆にこれを入れたらどうにかなるかも」
輝子「段々と雑になってきたな....」
どうなる? >>675
(>>675のコンマ2桁で[40~79]が出たら、内容に関係なく必要なものが手に入る)
676: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:14:57.95:yu5btr8A0 (46/55)
訂正
>>677でお願いします
訂正
>>677でお願いします
677:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:15:05.57:3M7QT4xBo (1/3)
安価したかな?
事務所全体が崩壊
安価したかな?
事務所全体が崩壊
678:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:16:43.59:3M7QT4xBo (2/3)
あ、Pの穴にナイフ刺したら死んだんだから、事務所の穴にナイフ刺したら崩壊するよね的な意図です
あ、Pの穴にナイフ刺したら死んだんだから、事務所の穴にナイフ刺したら崩壊するよね的な意図です
679:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:21:34.11:pwL4FbDV0 (3/8)
内容に関係なく、ってことは、安価の内容は発生してそれとは別に必要なものが手に入る?
内容に関係なく、ってことは、安価の内容は発生してそれとは別に必要なものが手に入る?
680: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:23:07.50:yu5btr8A0 (47/55)
私の文脈ですと「内容は発生せず必要なものが手に入る」になるんでしょうか
あまり考えていませんでした、すみません
私の文脈ですと「内容は発生せず必要なものが手に入る」になるんでしょうか
あまり考えていませんでした、すみません
681:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:24:41.03:pwL4FbDV0 (4/8)
関係なく、だと「起こる起こらないにかかわらず」なので発生するように見えますね。本来の文脈だと
関係なく、だと「起こる起こらないにかかわらず」なので発生するように見えますね。本来の文脈だと
682:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:25:27.17:3M7QT4xBo (3/3)
安価内容とは別に手に入るんだと思ってた
安価内容とは別に手に入るんだと思ってた
683:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:26:55.64:bqqFTOsl0 (3/3)
内容を無視して必要なものが手に入る、の結果だけ生み出すものだと思ってたけど少数派だったのか…
内容を無視して必要なものが手に入る、の結果だけ生み出すものだと思ってたけど少数派だったのか…
684: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:26:59.97:yu5btr8A0 (48/55)
ではそちらにしますね
ではそちらにしますね
685:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:30:33.26:c69zVFjA0 (2/2)
事務所が崩壊(物理)www
事務所が崩壊(物理)www
686:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:30:36.35:pwL4FbDV0 (5/8)
文脈というか、システム的な受け取り方じゃないかな?
例えば「成功する」「失敗する」の安価だと同時には発生しないから「関係なく」は内容無視だけど
今回のようなのだと安価内容と必要なものがもらえるのが両立するから
文脈というか、システム的な受け取り方じゃないかな?
例えば「成功する」「失敗する」の安価だと同時には発生しないから「関係なく」は内容無視だけど
今回のようなのだと安価内容と必要なものがもらえるのが両立するから
687: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:33:13.89:yu5btr8A0 (49/55)
グラグラ
乃々「地震ですか!?」
輝子「結構強い揺れだぞ、これ!」
凛「....」チラ
凛「いや、外は普通」
芳乃「....ということは」
芳乃「この建物だけが揺れている、ということでしょうかー」
輝子「どっちでもいいけど、この揺れ、マズくないか!?」
凛「かなりマズいかも」
グラグラ
乃々「地震ですか!?」
輝子「結構強い揺れだぞ、これ!」
凛「....」チラ
凛「いや、外は普通」
芳乃「....ということは」
芳乃「この建物だけが揺れている、ということでしょうかー」
輝子「どっちでもいいけど、この揺れ、マズくないか!?」
凛「かなりマズいかも」
688: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:36:09.74:yu5btr8A0 (50/55)
ピシッ
乃々「あああ壁にヒビが!!!」オロオロ
凛「これだけの反応を示すってことは」
凛「やっぱりあのナイフは、穴にとっても何かあるのかな」
乃々「そんなこと考えてる場合ですか!?」
芳乃「揺れが少し弱まりましたー、今のうちに避難を致しましょうー」
輝子「え、まずは近くの窓やドアを開けて」
乃々「机の下に隠れて」
凛「そんなことしてる場合じゃないから!」
凛「行くよ!」ダッ
乃々「ひぇ~」ダッ
輝子「キノコたちも
芳乃「非難の邪魔になるものは置いていくのでしてー」
輝子「キノコ~!!!!」
ピシッ
乃々「あああ壁にヒビが!!!」オロオロ
凛「これだけの反応を示すってことは」
凛「やっぱりあのナイフは、穴にとっても何かあるのかな」
乃々「そんなこと考えてる場合ですか!?」
芳乃「揺れが少し弱まりましたー、今のうちに避難を致しましょうー」
輝子「え、まずは近くの窓やドアを開けて」
乃々「机の下に隠れて」
凛「そんなことしてる場合じゃないから!」
凛「行くよ!」ダッ
乃々「ひぇ~」ダッ
輝子「キノコたちも
芳乃「非難の邪魔になるものは置いていくのでしてー」
輝子「キノコ~!!!!」
689:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:38:49.80:pwL4FbDV0 (6/8)
屋内に居ても窓から日が入る位に天気がいい……ちとせの現状……事務所倒壊……あっ
屋内に居ても窓から日が入る位に天気がいい……ちとせの現状……事務所倒壊……あっ
690: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:39:25.98:yu5btr8A0 (51/55)
事務所「」チーン
凛「あー....」
乃々「これは....」
輝子「....」
芳乃「大変なことになりましてー....」
凛「....」
凛「まあ、私たちがやったなんて誰も思わないでしょ」
凛「というか、私たちは穴に物を入れただけであって」
凛「それが事務所崩壊に繋がったって証拠もないしね!」
乃々「揺れが始まってから崩壊までに時間があったおかげで」
乃々「皆さんも避難はできたようですね....」
輝子「キノコ....」
芳乃「キノコはきっと無事ですー」ポンポン
事務所「」チーン
凛「あー....」
乃々「これは....」
輝子「....」
芳乃「大変なことになりましてー....」
凛「....」
凛「まあ、私たちがやったなんて誰も思わないでしょ」
凛「というか、私たちは穴に物を入れただけであって」
凛「それが事務所崩壊に繋がったって証拠もないしね!」
乃々「揺れが始まってから崩壊までに時間があったおかげで」
乃々「皆さんも避難はできたようですね....」
輝子「キノコ....」
芳乃「キノコはきっと無事ですー」ポンポン
691: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:42:16.56:yu5btr8A0 (52/55)
乃々「穴の現状が気になりますけど....」
輝子「思いっきり規制線張られちゃったな....」
凛「....」
凛「もう夕方だし、夜に再集合して穴を見に行こっか」
芳乃「そうしましょうー」
輝子「えぇ....」
乃々「輝子ちゃん、事態は一刻を争うんです....!」
輝子「....まあ、それもそうか」
事務所の崩壊と引き換えに手に入る必要なもの >>692
乃々「穴の現状が気になりますけど....」
輝子「思いっきり規制線張られちゃったな....」
凛「....」
凛「もう夕方だし、夜に再集合して穴を見に行こっか」
芳乃「そうしましょうー」
輝子「えぇ....」
乃々「輝子ちゃん、事態は一刻を争うんです....!」
輝子「....まあ、それもそうか」
事務所の崩壊と引き換えに手に入る必要なもの >>692
692:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:43:32.33:XCFvwlvVo (1/1)
吸血鬼の灰
吸血鬼の灰
693:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:44:16.46:tzrSrB9Ko (1/1)
地球破壊爆弾
地球破壊爆弾
694: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:48:24.68:yu5btr8A0 (53/55)
既に日は沈みかけていたため、ちとせは灰になりませんでした
よって>>693を採用します
既に日は沈みかけていたため、ちとせは灰になりませんでした
よって>>693を採用します
695:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:50:20.50:1zQwLw950 (1/1)
追い付いた
追い付いた
696:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:51:27.38:pwL4FbDV0 (7/8)
ヨシ!これで収拾がついて完結しそうだな
ヨシ!これで収拾がついて完結しそうだな
697: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:52:54.54:yu5btr8A0 (54/55)
~深夜~
凛「....お疲れ」
乃々「お疲れ様です....」
輝子「はぁ....」
芳乃「輝子、気を確かに持つのですー」
乃々「凛さん、穴の様子をに行くのはいいんですけど....」
乃々「この瓦礫の中から、どうやって穴を探し出すんですか....?」
凛「....さっき、近くのビルに忍び込んで、上からここを眺めてきたんだけど」
輝子「凛さん、どんどんアイドルから外れていくな」
凛「瓦礫の中に1か所、ポッカリ空いた空間があったんだ」
芳乃「そこがあの、穴なのでしょうか....」
凛「それはわからないけど、明らかに不自然だった」
乃々「行くしかないですね....」ゴクリ
輝子「大丈夫かな....」ゲンナリ
~深夜~
凛「....お疲れ」
乃々「お疲れ様です....」
輝子「はぁ....」
芳乃「輝子、気を確かに持つのですー」
乃々「凛さん、穴の様子をに行くのはいいんですけど....」
乃々「この瓦礫の中から、どうやって穴を探し出すんですか....?」
凛「....さっき、近くのビルに忍び込んで、上からここを眺めてきたんだけど」
輝子「凛さん、どんどんアイドルから外れていくな」
凛「瓦礫の中に1か所、ポッカリ空いた空間があったんだ」
芳乃「そこがあの、穴なのでしょうか....」
凛「それはわからないけど、明らかに不自然だった」
乃々「行くしかないですね....」ゴクリ
輝子「大丈夫かな....」ゲンナリ
698: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/29(水) 23:53:46.70:yu5btr8A0 (55/55)
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
699:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:54:22.43:pwL4FbDV0 (8/8)
おつ
おつ
700:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/29(水) 23:56:46.84:f6DouRkDO (5/5)
乙
収集つくのかなぁ
乙
収集つくのかなぁ
701:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 00:02:47.97:MDWuSyB6o (1/1)
>>700
手に入ったものを使えば一瞬でつく
>>700
手に入ったものを使えば一瞬でつく
702:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 21:57:49.02:ZIuqycRqO (1/3)
楽しみ楽しみ
楽しみ楽しみ
703: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:13:52.06:b+Jr7rDy0 (1/28)
凛「....」ガシャ
凛「....」ガシャ
乃々「真夜中で視界が悪いっ、上にっ」ゼェゼェ
乃々「瓦礫だらけで歩きにくいのは、きついです....」ハァハァ
輝子「私は、警察に見つからないかも、心配だ....」ノソノソ
芳乃「仮に見つかっても、叱られるくらいでしょうー」スタスタ
凛「....あった」
乃々「....見事にポッカリと、空間が出来てますね」
輝子「どういうことなんだ....」
芳乃「穴の周りにあった瓦礫は、全て中に落ちてしまったのではー」
輝子「そういうことか」
凛「わかりやすくて助かるよ」
凛「....」ガシャ
凛「....」ガシャ
乃々「真夜中で視界が悪いっ、上にっ」ゼェゼェ
乃々「瓦礫だらけで歩きにくいのは、きついです....」ハァハァ
輝子「私は、警察に見つからないかも、心配だ....」ノソノソ
芳乃「仮に見つかっても、叱られるくらいでしょうー」スタスタ
凛「....あった」
乃々「....見事にポッカリと、空間が出来てますね」
輝子「どういうことなんだ....」
芳乃「穴の周りにあった瓦礫は、全て中に落ちてしまったのではー」
輝子「そういうことか」
凛「わかりやすくて助かるよ」
704: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:14:25.60:b+Jr7rDy0 (2/28)
乃々「り、凛さん」
乃々「穴の傍に、何かが落ちています....」
凛「ん....?」ジー
凛「何これ」
芳乃「かなり大きいですー」
凛「1メートルくらい?」
乃々「....」コンコン
乃々「金属でしょうか....」
凛「形は....なんだろこれ」
凛「不格好なロケット?」
芳乃「お弁当に付いている、小さな醤油入れにも似ていますー」
輝子「....」ジー
輝子「!!!」
乃々「り、凛さん」
乃々「穴の傍に、何かが落ちています....」
凛「ん....?」ジー
凛「何これ」
芳乃「かなり大きいですー」
凛「1メートルくらい?」
乃々「....」コンコン
乃々「金属でしょうか....」
凛「形は....なんだろこれ」
凛「不格好なロケット?」
芳乃「お弁当に付いている、小さな醤油入れにも似ていますー」
輝子「....」ジー
輝子「!!!」
705: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:14:53.94:b+Jr7rDy0 (3/28)
輝子「....み、みんな!」
輝子「それを、触らない方がいい!」
3人「?」
凛「これが何か知ってるの?」
輝子「....テレビで見たことがある」
輝子「これは....」
輝子「地球破壊爆弾だ!」
凛「地球破壊爆弾?」
凛「何それ」
輝子「....み、みんな!」
輝子「それを、触らない方がいい!」
3人「?」
凛「これが何か知ってるの?」
輝子「....テレビで見たことがある」
輝子「これは....」
輝子「地球破壊爆弾だ!」
凛「地球破壊爆弾?」
凛「何それ」
706: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:15:34.05:b+Jr7rDy0 (4/28)
凛「そんな名前で自己紹介してる爆弾なんてあるの?」
輝子「いや、私も実物は見たことないんだ....」
乃々「テレビで、と言っていましたね....」
輝子「これ、[たぬき]に出てくるひみつ道具なんだよ....」
凛「ひみつ道具?」
凛「ってことは、現実には存在してないんじゃないの?」
輝子「そのはず、なんだけど....」
芳乃「凛、この穴に関しては現実・虚実という分け方はあまり意味を成しませぬー」
凛「....確かに」
凛「そんな名前で自己紹介してる爆弾なんてあるの?」
輝子「いや、私も実物は見たことないんだ....」
乃々「テレビで、と言っていましたね....」
輝子「これ、[たぬき]に出てくるひみつ道具なんだよ....」
凛「ひみつ道具?」
凛「ってことは、現実には存在してないんじゃないの?」
輝子「そのはず、なんだけど....」
芳乃「凛、この穴に関しては現実・虚実という分け方はあまり意味を成しませぬー」
凛「....確かに」
707: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:16:01.47:b+Jr7rDy0 (5/28)
乃々「それで、その道具と似ているというのは確かなんですか....?」
輝子「似ているなんてレベルじゃない、瓜二つだ....」
凛「....」
凛「どうやってこれが生み出されたのかはわからないけど」
凛「もしものことを考えると、迂闊に触らない方がいいかもね....」
芳乃「しかし、本物ならば」
芳乃「爆発してしまうと....」
乃々「ち、地球が無くなってしまうんですか!?」
乃々「それで、その道具と似ているというのは確かなんですか....?」
輝子「似ているなんてレベルじゃない、瓜二つだ....」
凛「....」
凛「どうやってこれが生み出されたのかはわからないけど」
凛「もしものことを考えると、迂闊に触らない方がいいかもね....」
芳乃「しかし、本物ならば」
芳乃「爆発してしまうと....」
乃々「ち、地球が無くなってしまうんですか!?」
708: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:17:23.09:b+Jr7rDy0 (6/28)
輝子「地球破壊爆弾といっても、作中で使われたことがないから」
輝子「本当の威力はわからないんだ....」
乃々「でもこんなもの、一体どうしたらいいんでしょう....」
乃々「本物かどうかは定かではないですけど」
乃々「そんなものかもしれないなら、本物として扱うしかないですよね....」
輝子「朝になったら、警察も本格的に動き出すだろうし」
輝子「その時に処理してもらうしか....」
輝子「地球破壊爆弾といっても、作中で使われたことがないから」
輝子「本当の威力はわからないんだ....」
乃々「でもこんなもの、一体どうしたらいいんでしょう....」
乃々「本物かどうかは定かではないですけど」
乃々「そんなものかもしれないなら、本物として扱うしかないですよね....」
輝子「朝になったら、警察も本格的に動き出すだろうし」
輝子「その時に処理してもらうしか....」
709: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:17:49.36:b+Jr7rDy0 (7/28)
乃々「でも、爆発させるわけにはいきませんし」
乃々「保管しておくのも危険すぎますよ....」
輝子「確かに....」
芳乃「....」
芳乃「....」チラ
凛「....」コクリ
乃々「でも、爆発させるわけにはいきませんし」
乃々「保管しておくのも危険すぎますよ....」
輝子「確かに....」
芳乃「....」
芳乃「....」チラ
凛「....」コクリ
710: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:18:19.45:b+Jr7rDy0 (8/28)
芳乃「....」
芳乃「わたくしたちに」
凛「考えがある」
乃々「何を....」
芳乃「地球破壊爆弾でー」
凛「この穴を」
芳乃・凛「ぶっ壊す!(ぶっ壊しますー!)」
輝子「突然某公共放送から国民を守ろうとしてる人みたいなこと言いだしたぞ....」
乃々「契約者情報を不正に入手して書類送検されそう....」
芳乃「....」
芳乃「わたくしたちに」
凛「考えがある」
乃々「何を....」
芳乃「地球破壊爆弾でー」
凛「この穴を」
芳乃・凛「ぶっ壊す!(ぶっ壊しますー!)」
輝子「突然某公共放送から国民を守ろうとしてる人みたいなこと言いだしたぞ....」
乃々「契約者情報を不正に入手して書類送検されそう....」
711: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:18:57.92:b+Jr7rDy0 (9/28)
凛「地球が破壊される可能性がある以上」
凛「この爆弾は、穴に放り込むべきだと思う」
輝子「警察は....」
凛「警察に見つかる方が、私は危ないと思うよ」
芳乃「もし警察が見つけてしまっても」
芳乃「先ほど言っていたような、月並みな処理しかできないでしょうー」
凛「だったら、良くも悪くもこの現実世界から隔絶されてる」
凛「穴の中で爆発させた方が安全じゃない?」
輝子「そ、そうなのか....?」
乃々「わかりません....」
凛「地球が破壊される可能性がある以上」
凛「この爆弾は、穴に放り込むべきだと思う」
輝子「警察は....」
凛「警察に見つかる方が、私は危ないと思うよ」
芳乃「もし警察が見つけてしまっても」
芳乃「先ほど言っていたような、月並みな処理しかできないでしょうー」
凛「だったら、良くも悪くもこの現実世界から隔絶されてる」
凛「穴の中で爆発させた方が安全じゃない?」
輝子「そ、そうなのか....?」
乃々「わかりません....」
712: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:19:54.88:b+Jr7rDy0 (10/28)
凛「....そして私たちは」
芳乃「これを、あの子たち5人の問題の解決に繋げようと思っているのですー」
乃々「!?」
輝子「穴の中で大爆発を起こすことが、どうやってそれに繋がるんだ....?」
芳乃「....あの5人が、穴の中に連れてこられた手段の話をしましたねー?」
乃々「たしか、お母さんの胎内に穴の口が開いて」
乃々「そこから、という予想だったような....」
凛「....そして私たちは」
芳乃「これを、あの子たち5人の問題の解決に繋げようと思っているのですー」
乃々「!?」
輝子「穴の中で大爆発を起こすことが、どうやってそれに繋がるんだ....?」
芳乃「....あの5人が、穴の中に連れてこられた手段の話をしましたねー?」
乃々「たしか、お母さんの胎内に穴の口が開いて」
乃々「そこから、という予想だったような....」
713: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:20:31.41:b+Jr7rDy0 (11/28)
芳乃「一度穴が開いたならば」
芳乃「そこは他の部分と比べて脆くなっている....」
芳乃「はずなのですー!」
乃々「えぇ....」
輝子「博打が過ぎるぞ....」
凛「輝子の言う通り」
凛「これだけじゃどうなるかわからないから」
凛「もう一つ、穴の力を利用する」
乃々「力を....」
輝子「利用....?」
芳乃「一度穴が開いたならば」
芳乃「そこは他の部分と比べて脆くなっている....」
芳乃「はずなのですー!」
乃々「えぇ....」
輝子「博打が過ぎるぞ....」
凛「輝子の言う通り」
凛「これだけじゃどうなるかわからないから」
凛「もう一つ、穴の力を利用する」
乃々「力を....」
輝子「利用....?」
714: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:21:04.32:b+Jr7rDy0 (12/28)
凛「何度も言っているように、この穴は」
凛「人の心、感情によって動いている節がある」
乃々「....それに散々苦しめられてきました」
凛「....でも、逆にこうも考えられない?」
凛「....穴は」
凛「『人の感情に逆らえない』」
乃々「?」
輝子「どういうことなんだ....?」
凛「何度も言っているように、この穴は」
凛「人の心、感情によって動いている節がある」
乃々「....それに散々苦しめられてきました」
凛「....でも、逆にこうも考えられない?」
凛「....穴は」
凛「『人の感情に逆らえない』」
乃々「?」
輝子「どういうことなんだ....?」
715: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:21:56.93:b+Jr7rDy0 (13/28)
凛「あの5人と違って」
凛「なぜかりあむだけは、今の姿のまま穴に連れていかれたけど」
凛「その理由は」
凛「りあむだけ精神が赤ちゃんだったから」
凛「って私たちは結論付けたよね」
輝子「満場一致だったな....」
乃々「りあむさんは全身説得力の塊ですからね」
凛「あの5人と違って」
凛「なぜかりあむだけは、今の姿のまま穴に連れていかれたけど」
凛「その理由は」
凛「りあむだけ精神が赤ちゃんだったから」
凛「って私たちは結論付けたよね」
輝子「満場一致だったな....」
乃々「りあむさんは全身説得力の塊ですからね」
716: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:22:43.06:b+Jr7rDy0 (14/28)
凛「つまり穴は、りあむの赤ちゃんメンタルに逆らうことはできず」
凛「そのままの姿で連れていった....」
凛「それを踏まえると」
凛「穴は、人の抱く心・感情で動いている反面」
凛「人の心・感情が、絶対的な価値観というのも動かせないんじゃないかって」
輝子「....!」
乃々「....」
凛「だから爆弾に」
芳乃「感情を込めるのですー」
凛「つまり穴は、りあむの赤ちゃんメンタルに逆らうことはできず」
凛「そのままの姿で連れていった....」
凛「それを踏まえると」
凛「穴は、人の抱く心・感情で動いている反面」
凛「人の心・感情が、絶対的な価値観というのも動かせないんじゃないかって」
輝子「....!」
乃々「....」
凛「だから爆弾に」
芳乃「感情を込めるのですー」
717: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:23:26.43:b+Jr7rDy0 (15/28)
乃々「....爆弾に感情を込めれば」
乃々「私たちの望み通りの穴」
乃々「あの子たちのお母さんの、胎内に」
乃々「穴の口が開くということですか....?」
凛「....開く、かどうかは何とも言えない」
凛「仮に、この考えが合っていたとしても」
芳乃「....わたくしたちの思惑通りに事が進む可能性は」
芳乃「極めて低いのでしょうー....」
輝子「そうだろうな....」
乃々「....爆弾に感情を込めれば」
乃々「私たちの望み通りの穴」
乃々「あの子たちのお母さんの、胎内に」
乃々「穴の口が開くということですか....?」
凛「....開く、かどうかは何とも言えない」
凛「仮に、この考えが合っていたとしても」
芳乃「....わたくしたちの思惑通りに事が進む可能性は」
芳乃「極めて低いのでしょうー....」
輝子「そうだろうな....」
718: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:23:55.28:b+Jr7rDy0 (16/28)
凛「でももう、これしかない」
凛「この穴のことが見つかって、世間に知れ渡ったら」
凛「こんなに気楽に近づくことはもうできないかもしれない」
輝子「全然気楽じゃないんだが....」
芳乃「穴が見つかったところで、わたくしたちが経験したこと」
芳乃「例えば、記憶や存在の消失のことなどは」
芳乃「信じてもらえないでしょうー」
輝子「....」
乃々「....」
凛「でももう、これしかない」
凛「この穴のことが見つかって、世間に知れ渡ったら」
凛「こんなに気楽に近づくことはもうできないかもしれない」
輝子「全然気楽じゃないんだが....」
芳乃「穴が見つかったところで、わたくしたちが経験したこと」
芳乃「例えば、記憶や存在の消失のことなどは」
芳乃「信じてもらえないでしょうー」
輝子「....」
乃々「....」
719: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:25:23.26:b+Jr7rDy0 (17/28)
凛「穴が見つかって、大勢の人が関わったら」
凛「向けられたたくさんの感情を得て」
凛「穴がどうなるかもわからない」
乃々「....」
凛「これが、私たちの手で解決できる最後のチャンスだと思うんだ」
凛「....乗るには不利すぎる賭けかもしれないけど」
凛「何もせずに流れに身を任せても、勝率は0」
芳乃「ならば、自らの手でつかみ取れるかもしれないこの時を」
芳乃「逃すべきではない、と思いませんかー?」
乃々「....」
凛「穴が見つかって、大勢の人が関わったら」
凛「向けられたたくさんの感情を得て」
凛「穴がどうなるかもわからない」
乃々「....」
凛「これが、私たちの手で解決できる最後のチャンスだと思うんだ」
凛「....乗るには不利すぎる賭けかもしれないけど」
凛「何もせずに流れに身を任せても、勝率は0」
芳乃「ならば、自らの手でつかみ取れるかもしれないこの時を」
芳乃「逃すべきではない、と思いませんかー?」
乃々「....」
720: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:28:29.18:b+Jr7rDy0 (18/28)
乃々「....やるしか、ないんでしょうか」
輝子「....」
輝子「警察には頼れない、か....」
輝子「....ロックの核心は」
輝子「反体制、反権力」
輝子「....」
輝子「....私たちのロック、見せてやろうぜェェェェェェェッ!!!!!」ヒャッハー
乃々「!?」ビクッ
凛「うん、これで終わりにしよう」グッ
乃々「....」
乃々「....やるしか、ないんでしょうか」
輝子「....」
輝子「警察には頼れない、か....」
輝子「....ロックの核心は」
輝子「反体制、反権力」
輝子「....」
輝子「....私たちのロック、見せてやろうぜェェェェェェェッ!!!!!」ヒャッハー
乃々「!?」ビクッ
凛「うん、これで終わりにしよう」グッ
乃々「....」
721: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:28:57.52:b+Jr7rDy0 (19/28)
乃々「....やりましょう」
凛「決まりだね」
乃々「....そういえば」
乃々「爆弾に感情を込めるって言ってましたけど....」
乃々「それって私たちがやるんですか....?」
凛「....いや」
凛「私たちよりも、もっと大きな力を発揮できそうな人たちがいるでしょ」
乃々「そんな人たちいましたっけ....?」
乃々「....やりましょう」
凛「決まりだね」
乃々「....そういえば」
乃々「爆弾に感情を込めるって言ってましたけど....」
乃々「それって私たちがやるんですか....?」
凛「....いや」
凛「私たちよりも、もっと大きな力を発揮できそうな人たちがいるでしょ」
乃々「そんな人たちいましたっけ....?」
722: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:29:46.39:b+Jr7rDy0 (20/28)
芳乃「親のことを最も想っているのは」
芳乃「子、なのですー」
乃々「あの5人にさせるんですか....?」
輝子「でも、今こっちにいるあの子たちは」
輝子「親に育てられてもいないし、親の顔すら知らないはずじゃ....」
芳乃「....たとえそうだとしても」
芳乃「わたくしは、彼女たちの持つ本能を信じていますー....」
輝子「....」
芳乃「親のことを最も想っているのは」
芳乃「子、なのですー」
乃々「あの5人にさせるんですか....?」
輝子「でも、今こっちにいるあの子たちは」
輝子「親に育てられてもいないし、親の顔すら知らないはずじゃ....」
芳乃「....たとえそうだとしても」
芳乃「わたくしは、彼女たちの持つ本能を信じていますー....」
輝子「....」
723: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:31:20.96:b+Jr7rDy0 (21/28)
輝子「....私たちがするよりは、マシなのかな」
乃々「もう一緒に込めればいいんじゃないですか....」
凛「そうだね、減るもんじゃないしそうしよっか」
凛「さて、じゃああの5人を連れてこないと」
乃々「連れてこないと、と言っても、今どこにいるんですか....」
乃々「預けてた託児所は粉々ですけど....」
輝子「それに今夜中だぞ....」
どこにいる? >>724
輝子「....私たちがするよりは、マシなのかな」
乃々「もう一緒に込めればいいんじゃないですか....」
凛「そうだね、減るもんじゃないしそうしよっか」
凛「さて、じゃああの5人を連れてこないと」
乃々「連れてこないと、と言っても、今どこにいるんですか....」
乃々「預けてた託児所は粉々ですけど....」
輝子「それに今夜中だぞ....」
どこにいる? >>724
724:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:32:19.35:8xCI4Ro8o (1/1)
千夜がどこかに連れ去った
千夜がどこかに連れ去った
725:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:33:34.56:WKjMSjuBo (1/1)
刑事ドラマのラストが似合う岸壁
刑事ドラマのラストが似合う岸壁
726: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:46:17.59:b+Jr7rDy0 (22/28)
凛「....聞いたところによると」
凛「千夜がどこかに連れていったみたいなんだよね」
乃々「千夜さんが....?」
芳乃「ふむー....」
輝子「でも、あの人数の子供をどこに連れていくんだ....?」
輝子「移動するだけでも一苦労だし、置いておくにもそれなりのスペースがいるような....」
乃々「....」
乃々「....まさか」
凛「乃々?」
凛「....聞いたところによると」
凛「千夜がどこかに連れていったみたいなんだよね」
乃々「千夜さんが....?」
芳乃「ふむー....」
輝子「でも、あの人数の子供をどこに連れていくんだ....?」
輝子「移動するだけでも一苦労だし、置いておくにもそれなりのスペースがいるような....」
乃々「....」
乃々「....まさか」
凛「乃々?」
727: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:47:13.46:b+Jr7rDy0 (23/28)
乃々「....1つ、確かめたい場所があるんです」
凛「....心当たりがあるの?」
乃々「....これまでのことを考えると、有り得ない場所なんです」
乃々「でも....」
凛「....行こう」
乃々「....いいんですか」
凛「....」コクリ
凛「2人はここで待機しててくれる?」
輝子「え゛っ....」
凛「すぐ戻るから!」ダッ
乃々「凛さん!?」ダッ
輝子「....」
輝子「どうする....?」
芳乃「穴の中に糸を垂らして、サメ釣りでもしましょうー」
輝子「そうだな....」
乃々「....1つ、確かめたい場所があるんです」
凛「....心当たりがあるの?」
乃々「....これまでのことを考えると、有り得ない場所なんです」
乃々「でも....」
凛「....行こう」
乃々「....いいんですか」
凛「....」コクリ
凛「2人はここで待機しててくれる?」
輝子「え゛っ....」
凛「すぐ戻るから!」ダッ
乃々「凛さん!?」ダッ
輝子「....」
輝子「どうする....?」
芳乃「穴の中に糸を垂らして、サメ釣りでもしましょうー」
輝子「そうだな....」
728: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:47:44.19:b+Jr7rDy0 (24/28)
凛「ここは....」
凛「洋館....?」
乃々「この世界では、廃墟になっているみたいですね....」
凛「....どういうこと」
乃々「世界が変わってしまう前に」
乃々「ちとせさんと千夜さんが、2人で住んでいた場所です」
凛「....」
凛「でも、千夜はもうちとせのことを覚えていないはず....」
乃々「....はい」
凛「ここは....」
凛「洋館....?」
乃々「この世界では、廃墟になっているみたいですね....」
凛「....どういうこと」
乃々「世界が変わってしまう前に」
乃々「ちとせさんと千夜さんが、2人で住んでいた場所です」
凛「....」
凛「でも、千夜はもうちとせのことを覚えていないはず....」
乃々「....はい」
729:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:47:49.21:ZIuqycRqO (2/3)
765プロ
765プロ
730: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:48:44.79:b+Jr7rDy0 (25/28)
乃々「それに、ここの様子を見る限り」
乃々「千夜さんが1人でここに住んでいるというわけでもなさそうです」
凛「....だったら」
乃々「でも」チラ
凛「....」チラ
凛「!」
凛「家の中で光が....!」
乃々「....今晩は、誰かいるみたいです」
凛「....」
凛「....行こう」
乃々「....はい」コクリ
乃々「それに、ここの様子を見る限り」
乃々「千夜さんが1人でここに住んでいるというわけでもなさそうです」
凛「....だったら」
乃々「でも」チラ
凛「....」チラ
凛「!」
凛「家の中で光が....!」
乃々「....今晩は、誰かいるみたいです」
凛「....」
凛「....行こう」
乃々「....はい」コクリ
731: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:52:27.13:b+Jr7rDy0 (26/28)
ガチャ
凛「....開いてる」
乃々「....」ググッ
ギィー
乃々「....」チラ
乃々「あ....」
トテトテ
ちとせ「............」
凛「....当たり、か」
ガチャ
凛「....開いてる」
乃々「....」ググッ
ギィー
乃々「....」チラ
乃々「あ....」
トテトテ
ちとせ「............」
凛「....当たり、か」
732: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:53:16.63:b+Jr7rDy0 (27/28)
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
乃々「全員いるみたいですね....」ホッ
凛「....そして」
千夜「....」
千夜「....こんばんは」ペコ
乃々「....千夜さん」
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
乃々「全員いるみたいですね....」ホッ
凛「....そして」
千夜「....」
千夜「....こんばんは」ペコ
乃々「....千夜さん」
733: ◆bL5b7ovQmQ:2020/04/30(木) 22:54:08.71:b+Jr7rDy0 (28/28)
本日はここまでとさせていただきます
物語も佳境です
明日の夜に再開します
本日はここまでとさせていただきます
物語も佳境です
明日の夜に再開します
734:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:54:19.15:1aFL107Po (1/1)
おつおつおつ
おつおつおつ
735:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:58:25.44:ZIuqycRqO (3/3)
やみのま(おつかれさまです)
やみのま(おつかれさまです)
736:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/30(木) 22:58:40.24:iNuHoB4c0 (1/1)
おつおつ
おつおつ
737:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/01(金) 00:39:03.37:Lj/XUzCBo (1/1)
おつ
そら両親死ぬとしたら抵抗するわな
おつ
そら両親死ぬとしたら抵抗するわな
738: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:17:05.86:m79GlnpN0 (1/55)
凛「....」
凛「....千夜」
千夜「....」
凛「....どうして」
凛「....どうしてこんなことを」
千夜「....」
千夜「....事務所が崩壊する直前、私も皆さんと同じように避難をしました」
千夜「その時に、この子たちの」
千夜「....いや、この子の顔を見たら」チラ
ちとせ「............」
千夜「....」
千夜「....いてもたってもいられなくなり、連れてきてしまいました」
凛「....」
凛「....」
凛「....千夜」
千夜「....」
凛「....どうして」
凛「....どうしてこんなことを」
千夜「....」
千夜「....事務所が崩壊する直前、私も皆さんと同じように避難をしました」
千夜「その時に、この子たちの」
千夜「....いや、この子の顔を見たら」チラ
ちとせ「............」
千夜「....」
千夜「....いてもたってもいられなくなり、連れてきてしまいました」
凛「....」
739: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:17:59.59:m79GlnpN0 (2/55)
凛「....」
凛「....?」
凛「いや、私が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
千夜「?」キョトン
凛「穴のことなんだけど」
千夜「....」
千夜「穴?」キョトン
凛「....」
凛「....」
凛「....?」
凛「いや、私が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
千夜「?」キョトン
凛「穴のことなんだけど」
千夜「....」
千夜「穴?」キョトン
凛「....」
740: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:18:40.96:m79GlnpN0 (3/55)
凛「もしかして、黒幕じゃない....?」
千夜「黒幕....?」
千夜「何かを影で操った覚えはありませんが....」
乃々「り、凛さん....」
凛「....」
凛「....把握した」
凛「もしかして、黒幕じゃない....?」
千夜「黒幕....?」
千夜「何かを影で操った覚えはありませんが....」
乃々「り、凛さん....」
凛「....」
凛「....把握した」
741: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:19:17.58:m79GlnpN0 (4/55)
乃々「....」
乃々「....あの」
乃々「千夜さんは、この子たちと会うのは初めてなんですよね」
千夜「....そのはず、なんですが」
乃々「....」
乃々「この洋館にはどうやって....?」
千夜「....すみません、それもよく分からないんです」
千夜「この建物を見たことも、もちろん見たこともないはずですが」
千夜「気が付いたら足がこちらに向かっていた、とでも言えばよいのでしょうか....」
凛「....」
乃々「....」
乃々「....あの」
乃々「千夜さんは、この子たちと会うのは初めてなんですよね」
千夜「....そのはず、なんですが」
乃々「....」
乃々「この洋館にはどうやって....?」
千夜「....すみません、それもよく分からないんです」
千夜「この建物を見たことも、もちろん見たこともないはずですが」
千夜「気が付いたら足がこちらに向かっていた、とでも言えばよいのでしょうか....」
凛「....」
742: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:20:15.69:m79GlnpN0 (5/55)
凛「....」チラ
乃々「....」コクリ
千夜「何もかもハッキリとしない理由で、説明ができないんです」
千夜「....自分のことがこんなに分からないのは、初めてで」
乃々「....千夜さん」
乃々「今は、色々あってあまり詳しい説明ができないんですけど....」
乃々「1つだけ」
乃々「千夜さんが抱いている、胸の苦しさは」
乃々「必ず解決します」
千夜「....」
凛「....」チラ
乃々「....」コクリ
千夜「何もかもハッキリとしない理由で、説明ができないんです」
千夜「....自分のことがこんなに分からないのは、初めてで」
乃々「....千夜さん」
乃々「今は、色々あってあまり詳しい説明ができないんですけど....」
乃々「1つだけ」
乃々「千夜さんが抱いている、胸の苦しさは」
乃々「必ず解決します」
千夜「....」
743:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/01(金) 23:20:50.98:kHmlj1beo (1/1)
代わりにあなたの両親は死にます
代わりにあなたの両親は死にます
744: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:20:59.73:m79GlnpN0 (6/55)
千夜「....なぜ、それをあなたが言うんですか」
乃々「....私が」
乃々「....」
乃々「....私たちが、解決するからです」
千夜「....」
凛「ごめんね、千夜」
凛「もうすぐ終わるから」
凛「全ての説明は、その後で」
千夜「....」
千夜「....なぜ、それをあなたが言うんですか」
乃々「....私が」
乃々「....」
乃々「....私たちが、解決するからです」
千夜「....」
凛「ごめんね、千夜」
凛「もうすぐ終わるから」
凛「全ての説明は、その後で」
千夜「....」
745: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:21:34.13:m79GlnpN0 (7/55)
千夜「....必ず、お願いします」
凛「うん」
乃々「それでは私たちは急ぎますので....」
凛「あ、この子たち全員借りてくね」ダッ
千夜「えっ」
乃々「それでは」ギィッ
千夜「最後にっ!」
千夜「....1つだけいいですか」
凛「?」
千夜「....必ず、お願いします」
凛「うん」
乃々「それでは私たちは急ぎますので....」
凛「あ、この子たち全員借りてくね」ダッ
千夜「えっ」
乃々「それでは」ギィッ
千夜「最後にっ!」
千夜「....1つだけいいですか」
凛「?」
746: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:22:05.44:m79GlnpN0 (8/55)
千夜「....」ツカツカ
千夜「....」ギュッ
ちとせ「............」
千夜「また会いましょう」ニコ
ちとせ「............」
乃々「....」
乃々「....」ニコ
ガチャン
千夜「....」
千夜「....」ペコリ
千夜「....」ツカツカ
千夜「....」ギュッ
ちとせ「............」
千夜「また会いましょう」ニコ
ちとせ「............」
乃々「....」
乃々「....」ニコ
ガチャン
千夜「....」
千夜「....」ペコリ
747: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:23:04.32:m79GlnpN0 (9/55)
凛「....どういうことなんだろ」
乃々「千夜さんのことですか....」
凛「私たちがここまでに経験して来たこととは」
凛「180度違う」
乃々「....でもあの言動、行動」
乃々「記憶が残っている、取り戻している、というわけではないと思いますが」
乃々「全くの0ではなさそうです....」
凛「だよね....」
凛「....どういうことなんだろ」
乃々「千夜さんのことですか....」
凛「私たちがここまでに経験して来たこととは」
凛「180度違う」
乃々「....でもあの言動、行動」
乃々「記憶が残っている、取り戻している、というわけではないと思いますが」
乃々「全くの0ではなさそうです....」
凛「だよね....」
748: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:23:39.68:m79GlnpN0 (10/55)
乃々「千夜さんは真面目な方です」
乃々「理由もなく、初対面の幼児5人を連れ去ったり」
乃々「勝手に廃墟に忍び込むなんてことは絶対にしないと思います....」
凛「だからこそ、本人が一番困惑してたのかも」
凛「それに、記憶が0なら」
凛「存在すら知らないあの洋館に辿り着くわけないし」
乃々「....」
乃々「未だに、穴についてはわからないことだらけです」
乃々「でも、こういうことがあると、少し勇気を貰えます....」ニコニコ
凛「....うん」
乃々「千夜さんは真面目な方です」
乃々「理由もなく、初対面の幼児5人を連れ去ったり」
乃々「勝手に廃墟に忍び込むなんてことは絶対にしないと思います....」
凛「だからこそ、本人が一番困惑してたのかも」
凛「それに、記憶が0なら」
凛「存在すら知らないあの洋館に辿り着くわけないし」
乃々「....」
乃々「未だに、穴についてはわからないことだらけです」
乃々「でも、こういうことがあると、少し勇気を貰えます....」ニコニコ
凛「....うん」
749: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:24:12.20:m79GlnpN0 (11/55)
乃々「そういえば、千夜さん黒幕路線はもういいんですか?」
凛「....」
凛「乃々」ジロリ
乃々「ダメですよ、あんなことしちゃ....」
凛「しょ、しょうがないでしょ!」
凛「同期の中で1人だけ穴の被害に合ってないし、被害者の幼女5人を連れ去るし」
乃々「まあ穴以外なら、一番怪しいかもしれませんね....」
凛「記憶が少しだけ戻ってる、なんて予想できないよ....」
乃々「....」
乃々「そういえば、千夜さん黒幕路線はもういいんですか?」
凛「....」
凛「乃々」ジロリ
乃々「ダメですよ、あんなことしちゃ....」
凛「しょ、しょうがないでしょ!」
凛「同期の中で1人だけ穴の被害に合ってないし、被害者の幼女5人を連れ去るし」
乃々「まあ穴以外なら、一番怪しいかもしれませんね....」
凛「記憶が少しだけ戻ってる、なんて予想できないよ....」
乃々「....」
750: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:24:52.78:m79GlnpN0 (12/55)
乃々「....それに千夜さんには」
乃々「....動機もありますから」
凛「動機?」
乃々「千夜さんの両親は、本来なら他界されています....」
乃々「でも、ちとせさんの存在が消えたことによって」
乃々「....この世界では、ご健在です」
凛「....」
乃々「....それに千夜さんには」
乃々「....動機もありますから」
凛「動機?」
乃々「千夜さんの両親は、本来なら他界されています....」
乃々「でも、ちとせさんの存在が消えたことによって」
乃々「....この世界では、ご健在です」
凛「....」
751: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:25:34.33:m79GlnpN0 (13/55)
乃々「....」
乃々「凛さん」
乃々「私たちが元の世界を取り戻せたら」
乃々「....千夜さんはまた、ご両親を失う、ことになるんでしょうか」
凛「....」
凛「....考えようによっては」
乃々「....」
乃々「そう、ですよね....」
凛「....」
乃々「....」
乃々「凛さん」
乃々「私たちが元の世界を取り戻せたら」
乃々「....千夜さんはまた、ご両親を失う、ことになるんでしょうか」
凛「....」
凛「....考えようによっては」
乃々「....」
乃々「そう、ですよね....」
凛「....」
752:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/01(金) 23:25:47.33:HrJVWT28o (1/2)
(これちとせ聞いてるんだよな?)
(これちとせ聞いてるんだよな?)
753: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:26:16.65:m79GlnpN0 (14/55)
凛「....怖くなった?」
乃々「....はい」
乃々「....穴の影響は計り知れません」
乃々「きっと、私たちの目の届かないところでも」
乃々「たくさんの人の、人生が変わっているんです」
乃々「....私は、大切な人たちが消えてゆくのをみて」
乃々「元に戻さなきゃ、と思いました」
凛「....」
凛「....怖くなった?」
乃々「....はい」
乃々「....穴の影響は計り知れません」
乃々「きっと、私たちの目の届かないところでも」
乃々「たくさんの人の、人生が変わっているんです」
乃々「....私は、大切な人たちが消えてゆくのをみて」
乃々「元に戻さなきゃ、と思いました」
凛「....」
754: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:26:52.62:m79GlnpN0 (15/55)
乃々「....でも千夜さんのように」
乃々「救われた人も、いるのかもしれない」
乃々「....そんなことを、考えてしまったんです」
凛「....」
乃々「私だけが」
乃々「世界が変わっても記憶を保ち続けられる」
乃々「私が鍵」
乃々「....そうなったのはただの偶然なんです」
乃々「....でも千夜さんのように」
乃々「救われた人も、いるのかもしれない」
乃々「....そんなことを、考えてしまったんです」
凛「....」
乃々「私だけが」
乃々「世界が変わっても記憶を保ち続けられる」
乃々「私が鍵」
乃々「....そうなったのはただの偶然なんです」
755: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:27:52.69:m79GlnpN0 (16/55)
乃々「なのに私は、まるで自分の力かのように受け取って」
乃々「....主人公になったつもりになっていたのかもしれません」
乃々「....」
乃々「私は....」
乃々「....もりくぼは、そんな人間ではないのに」
凛「....」
乃々「....これからしようとしていることは、正しいんでしょうか」
乃々「もう自信がありません....」
凛「....」
乃々「なのに私は、まるで自分の力かのように受け取って」
乃々「....主人公になったつもりになっていたのかもしれません」
乃々「....」
乃々「私は....」
乃々「....もりくぼは、そんな人間ではないのに」
凛「....」
乃々「....これからしようとしていることは、正しいんでしょうか」
乃々「もう自信がありません....」
凛「....」
756: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:28:39.45:m79GlnpN0 (17/55)
凛「....正しさなんてものは、見る場所や見る人、それぞれで変わるんだよ」
乃々「そ、それはわかってますけど....」
凛「....」
凛「....はぁ」ハァ
凛「あのさ」
凛「主人公がどうとか言ってたけど」
凛「誰を救うかを選べる立場で話してる時点で」
凛「主人公面してるように、私には見える」
乃々「.....」
凛「....正しさなんてものは、見る場所や見る人、それぞれで変わるんだよ」
乃々「そ、それはわかってますけど....」
凛「....」
凛「....はぁ」ハァ
凛「あのさ」
凛「主人公がどうとか言ってたけど」
凛「誰を救うかを選べる立場で話してる時点で」
凛「主人公面してるように、私には見える」
乃々「.....」
757: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:29:25.80:m79GlnpN0 (18/55)
凛「口では」
凛「自分はそんな人間じゃない」
凛「自信がない」
凛「そんなこと言ってる時点で、まだ酔ってるんじゃないの」
乃々「....そういうつもりは、ありません、けど」
凛「....乃々が言ったこと、確かに正しいのかもしれない」
凛「でもさ、人の生活、人の人生なんて」
凛「乃々が考えることなの?」
乃々「....もりくぼの」
乃々「考えること....」
凛「口では」
凛「自分はそんな人間じゃない」
凛「自信がない」
凛「そんなこと言ってる時点で、まだ酔ってるんじゃないの」
乃々「....そういうつもりは、ありません、けど」
凛「....乃々が言ったこと、確かに正しいのかもしれない」
凛「でもさ、人の生活、人の人生なんて」
凛「乃々が考えることなの?」
乃々「....もりくぼの」
乃々「考えること....」
758: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:30:12.16:m79GlnpN0 (19/55)
凛「....さっき自分で言ってたこと、もう忘れちゃった?」
凛「乃々は主人公じゃない」
凛「もちろん神様でもない」
乃々「....」
凛「毎日一生懸命に生きてる、1人の女の子でしかないんだよ」
凛「他の人のことなんて考えてる余裕ある?」
乃々「....」
凛「....さっき自分で言ってたこと、もう忘れちゃった?」
凛「乃々は主人公じゃない」
凛「もちろん神様でもない」
乃々「....」
凛「毎日一生懸命に生きてる、1人の女の子でしかないんだよ」
凛「他の人のことなんて考えてる余裕ある?」
乃々「....」
759: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:31:10.68:m79GlnpN0 (20/55)
乃々「....それで、いいんですか?」
凛「....さあ」フッ
凛「私にもわかんないよ」
凛「....」
凛「たぶん、誰にもわかんないよ」
乃々「....」
乃々「....それで、いいんですか?」
凛「....さあ」フッ
凛「私にもわかんないよ」
凛「....」
凛「たぶん、誰にもわかんないよ」
乃々「....」
760: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:31:46.80:m79GlnpN0 (21/55)
凛「....千夜には急いでるって言っちゃったけど」
凛「ちょっとだけゆっくり歩いて帰ろっか」ニコ
乃々「....すみません」
凛「ううん、大事なことだよ」
凛「あっ」
凛「みんなもごめんね」チラ
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
ちとせ「............」
凛「....もうちょっとだけ」
凛「....千夜には急いでるって言っちゃったけど」
凛「ちょっとだけゆっくり歩いて帰ろっか」ニコ
乃々「....すみません」
凛「ううん、大事なことだよ」
凛「あっ」
凛「みんなもごめんね」チラ
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
ちとせ「............」
凛「....もうちょっとだけ」
761: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:32:12.51:m79GlnpN0 (22/55)
凛「ただいまー」
輝子「おかえり....」
芳乃「遅いのでしてー」
凛「だって、私と乃々2人で幼児5人だよ?」
凛「1人でも歩けそうなちとせはまだいいけど」
凛「他の4人はほとんど私たちが抱っこしてたんだから」
芳乃「それはそれはー」
輝子「片手で1人ずつか、大変そうだ....」
凛「本当だよー」
凛「ただいまー」
輝子「おかえり....」
芳乃「遅いのでしてー」
凛「だって、私と乃々2人で幼児5人だよ?」
凛「1人でも歩けそうなちとせはまだいいけど」
凛「他の4人はほとんど私たちが抱っこしてたんだから」
芳乃「それはそれはー」
輝子「片手で1人ずつか、大変そうだ....」
凛「本当だよー」
762: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:32:42.61:m79GlnpN0 (23/55)
ビチビチ
ビチビチビチ
凛「何これ!?」
輝子「芳乃さんの発案で、穴の中に糸を垂らして、釣りしてたんだ....」
凛「にしても釣りすぎでしょ!?どうするのこれ!」
芳乃「肝油の材料にしましょうー」
凛「事務所崩れちゃったから道具ないよ?」
芳乃「....」
ビチビチ
ビチビチビチ
凛「何これ!?」
輝子「芳乃さんの発案で、穴の中に糸を垂らして、釣りしてたんだ....」
凛「にしても釣りすぎでしょ!?どうするのこれ!」
芳乃「肝油の材料にしましょうー」
凛「事務所崩れちゃったから道具ないよ?」
芳乃「....」
763: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:34:10.12:m79GlnpN0 (24/55)
芳乃「....」ポチポチ
芳乃「夜釣りの帰りにこちらへ寄ってくれるそうですー」
凛「七海か....」
凛「こんなに何匹も持って帰れるのかな....」
輝子「そういえばボノノちゃんは....?」
乃々「....」カチカチ
乃々「命綱よし!」ビシッ
輝子「もう準備してる!?」
芳乃「まだ爆弾の方の準備が終わっていませんよー」
乃々「あ、早く済ませておいた方が良いと思いまして....」
輝子「たぶんまだ、早いぞ....」
凛「....」
芳乃「....」ポチポチ
芳乃「夜釣りの帰りにこちらへ寄ってくれるそうですー」
凛「七海か....」
凛「こんなに何匹も持って帰れるのかな....」
輝子「そういえばボノノちゃんは....?」
乃々「....」カチカチ
乃々「命綱よし!」ビシッ
輝子「もう準備してる!?」
芳乃「まだ爆弾の方の準備が終わっていませんよー」
乃々「あ、早く済ませておいた方が良いと思いまして....」
輝子「たぶんまだ、早いぞ....」
凛「....」
764: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:35:16.28:m79GlnpN0 (25/55)
凛「....もういいの?」
乃々「....色々考えたんですけど」
乃々「やっぱりわかりませんでした」ニコ
凛「....だよね」
乃々「....それでも良いのかな、って」
凛「いいんじゃない」ニコ
凛「....もういいの?」
乃々「....色々考えたんですけど」
乃々「やっぱりわかりませんでした」ニコ
凛「....だよね」
乃々「....それでも良いのかな、って」
凛「いいんじゃない」ニコ
765: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:35:44.16:m79GlnpN0 (26/55)
輝子「....」
ちとせ「............」
輝子「....あの、これに、親への想いを」
ちとせ「............」
輝子「込めて欲しいんだけど....」
ちとせ「............」
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
輝子「....ダメだっ、伝えられる気がしない!」
輝子「....」
ちとせ「............」
輝子「....あの、これに、親への想いを」
ちとせ「............」
輝子「込めて欲しいんだけど....」
ちとせ「............」
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
輝子「....ダメだっ、伝えられる気がしない!」
766: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:36:27.53:m79GlnpN0 (27/55)
芳乃「言葉を知らないのですから、言葉で伝えようとしてもダメでしてー」
輝子「じゃあどうすればいいんだ?」
芳乃「こうやって」グッ
ちとせ「............」ピト
輝子「!?」
あかり「............」ピト
あきら「............」ピト
凪「............」ピト
颯「............」ピト
輝子「だ、大丈夫なのか、爆弾に抱き着かせたりして....」
芳乃「この子たちの心には、まだ見ぬ両親への想い....」
芳乃「愛が、きっとあるのですー....」
芳乃「愛を込めるには」
芳乃「これが一番なのですよー」ニッコリ
輝子「そういうものなのか....?」
芳乃「言葉を知らないのですから、言葉で伝えようとしてもダメでしてー」
輝子「じゃあどうすればいいんだ?」
芳乃「こうやって」グッ
ちとせ「............」ピト
輝子「!?」
あかり「............」ピト
あきら「............」ピト
凪「............」ピト
颯「............」ピト
輝子「だ、大丈夫なのか、爆弾に抱き着かせたりして....」
芳乃「この子たちの心には、まだ見ぬ両親への想い....」
芳乃「愛が、きっとあるのですー....」
芳乃「愛を込めるには」
芳乃「これが一番なのですよー」ニッコリ
輝子「そういうものなのか....?」
767: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:37:14.39:m79GlnpN0 (28/55)
輝子「あの子たちは、避難させたぞ....」
乃々「まあ避難させたところで、爆発の規模によっては....」
輝子「こ、怖いこと言うなよ、ボノノちゃん....」
凛「じゃあ2人も逃げて」
輝子「健闘を祈る....!」ダッ
芳乃「ご武運をー....!」トテトテ
凛「私たちも、これを投げ入れたら全力で逃げよう」
乃々「そうですね....」
輝子「あの子たちは、避難させたぞ....」
乃々「まあ避難させたところで、爆発の規模によっては....」
輝子「こ、怖いこと言うなよ、ボノノちゃん....」
凛「じゃあ2人も逃げて」
輝子「健闘を祈る....!」ダッ
芳乃「ご武運をー....!」トテトテ
凛「私たちも、これを投げ入れたら全力で逃げよう」
乃々「そうですね....」
768: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:38:12.33:m79GlnpN0 (29/55)
凛「起爆装置の類はないから、投げ入れるだけだけど」
凛「穴の中に終わりがあれば、そこに当たった衝撃で爆発すると思う」
凛「もし中が無限に続いていても、それはそれで爆弾を処分できるし」
乃々「とにかく、外に被害さえ出なければどちらでも....」
凛「....」フー
凛「いい?」
乃々「....」コクリ
凛「いくよ」
乃々「....はい」
凛・乃々「せーの!」
ポイッ
凛「逃げろ!!!!」ダダダッ
乃々「ひぃ~~~~!!!」タタッ
凛「起爆装置の類はないから、投げ入れるだけだけど」
凛「穴の中に終わりがあれば、そこに当たった衝撃で爆発すると思う」
凛「もし中が無限に続いていても、それはそれで爆弾を処分できるし」
乃々「とにかく、外に被害さえ出なければどちらでも....」
凛「....」フー
凛「いい?」
乃々「....」コクリ
凛「いくよ」
乃々「....はい」
凛・乃々「せーの!」
ポイッ
凛「逃げろ!!!!」ダダダッ
乃々「ひぃ~~~~!!!」タタッ
769: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:38:57.03:m79GlnpN0 (30/55)
凛「ハァ、ハァ....」
乃々「このくらいの距離でいいんですか....?」
凛「どうせこのまま走り続けても、巻き込まれるときは巻き込まれるよ」
乃々「たしかに....」
グラグラ
凛「!」
グラグラグラ
乃々「ゆ、揺れてます!」
凛「ただの地震か、それとも爆発の影響なのかな」
乃々「さぁ....」
凛「ハァ、ハァ....」
乃々「このくらいの距離でいいんですか....?」
凛「どうせこのまま走り続けても、巻き込まれるときは巻き込まれるよ」
乃々「たしかに....」
グラグラ
凛「!」
グラグラグラ
乃々「ゆ、揺れてます!」
凛「ただの地震か、それとも爆発の影響なのかな」
乃々「さぁ....」
770: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:39:32.51:m79GlnpN0 (31/55)
凛「でもこのくらいの揺れで済むなら全然」
ドドドドドドドッ
凛「うっ、わ!?」
乃々「尋常じゃない揺れなんですけど!?」
凛「これ、ヤバいかも」
乃々「」ブクブク
凛「でもこのくらいの揺れで済むなら全然」
ドドドドドドドッ
凛「うっ、わ!?」
乃々「尋常じゃない揺れなんですけど!?」
凛「これ、ヤバいかも」
乃々「」ブクブク
771: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:40:07.74:m79GlnpN0 (32/55)
乃々「....?」
乃々「や、やっと収まりました....」
凛「何分くらい揺れてたんだろ....」
乃々「どうします、穴を見に行きますか....?」
凛「....」
凛「爆発はもう済んだということにして....」
凛「行こう!」
乃々「済んでなかったら恐ろしいですね....」
乃々「....?」
乃々「や、やっと収まりました....」
凛「何分くらい揺れてたんだろ....」
乃々「どうします、穴を見に行きますか....?」
凛「....」
凛「爆発はもう済んだということにして....」
凛「行こう!」
乃々「済んでなかったら恐ろしいですね....」
772: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:40:41.88:m79GlnpN0 (33/55)
凛「....」ジー
乃々「穴の口がでこぼこになってます....」
凛「これはさすがに爆発の痕跡でしょ....」
乃々「ですね....」
凛「....」
凛「あとは中の状態か....」カチカチ
凛「....」ガチャ
凛「よし!降下開始!」シュー
乃々「早すぎませんか!?」
凛「芳乃と輝子に連絡して、あの子たちを連れてきてもらって」
凛「確認だけだし、今回はすぐに引き上げてもらっていいから!」シューッ
乃々「は、はい....」
凛「....」ジー
乃々「穴の口がでこぼこになってます....」
凛「これはさすがに爆発の痕跡でしょ....」
乃々「ですね....」
凛「....」
凛「あとは中の状態か....」カチカチ
凛「....」ガチャ
凛「よし!降下開始!」シュー
乃々「早すぎませんか!?」
凛「芳乃と輝子に連絡して、あの子たちを連れてきてもらって」
凛「確認だけだし、今回はすぐに引き上げてもらっていいから!」シューッ
乃々「は、はい....」
773: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:41:17.73:m79GlnpN0 (34/55)
凛「....」
輝子「ど、どうだったんだ....?」
凛「....」
凛「開いてた」
輝子「!?」
芳乃「それは素晴らしいー」ニッコリ
凛「でも急いだ方がいいと思う」
凛「胎内に繋がる穴が開いてるってことは」
凛「その中にある羊水が、穴に漏れだしてる可能性が高い」
凛「見た感じ、穴自体はかなり小さかったけど」
凛「それでもゆっくりしてる暇はないはず」
乃々「急ぎましょう!」
凛「うん!」
凛「....」
輝子「ど、どうだったんだ....?」
凛「....」
凛「開いてた」
輝子「!?」
芳乃「それは素晴らしいー」ニッコリ
凛「でも急いだ方がいいと思う」
凛「胎内に繋がる穴が開いてるってことは」
凛「その中にある羊水が、穴に漏れだしてる可能性が高い」
凛「見た感じ、穴自体はかなり小さかったけど」
凛「それでもゆっくりしてる暇はないはず」
乃々「急ぎましょう!」
凛「うん!」
774: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:42:26.01:m79GlnpN0 (35/55)
凛「私と乃々が1人ずつ、1回の降下で幼児2人を下に降ろして」
凛「胎内に繋がる穴の前に着いたら、肝油で胎児に戻す」
凛「そして胎内からへその緒を引き出して」
凛「胎児側のへそに繋げて、隙間に肝油を塗れば繋がるはず」
輝子「最後は本当に上手くいくのか....?」
芳乃「穴の中ならどうにかなるでしょうー」
輝子「適当だな....」
乃々「まずあかりさんとあきらさんから行きましょう」
あかり「............」
あきら「............」
凛「私と乃々が1人ずつ、1回の降下で幼児2人を下に降ろして」
凛「胎内に繋がる穴の前に着いたら、肝油で胎児に戻す」
凛「そして胎内からへその緒を引き出して」
凛「胎児側のへそに繋げて、隙間に肝油を塗れば繋がるはず」
輝子「最後は本当に上手くいくのか....?」
芳乃「穴の中ならどうにかなるでしょうー」
輝子「適当だな....」
乃々「まずあかりさんとあきらさんから行きましょう」
あかり「............」
あきら「............」
775: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:42:58.83:m79GlnpN0 (36/55)
凛「....」
乃々「....」
凛「この辺りに、穴が開いてる」
乃々「本当です....」
乃々「あれ?でも、どの穴が誰のお母さんの胎内に繋がっているかってどうやって判断するんですか?」
凛「....」
凛「....」
凛「こ、この子たちならきっとわかるはず....」
乃々「考えていなかったんですね....」
凛「....」
乃々「....」
凛「この辺りに、穴が開いてる」
乃々「本当です....」
乃々「あれ?でも、どの穴が誰のお母さんの胎内に繋がっているかってどうやって判断するんですか?」
凛「....」
凛「....」
凛「こ、この子たちならきっとわかるはず....」
乃々「考えていなかったんですね....」
776: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:43:24.60:m79GlnpN0 (37/55)
あかり「............」トテ
あきら「............」トテ
乃々「2人とも別々の穴に向かっていきます!?」
凛「ほらね」
乃々「もし間違っていたら大変なことになりますよ....」
凛「その時はその時」
乃々「もー....」
あかり「............」トテ
あきら「............」トテ
乃々「2人とも別々の穴に向かっていきます!?」
凛「ほらね」
乃々「もし間違っていたら大変なことになりますよ....」
凛「その時はその時」
乃々「もー....」
777: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:44:04.63:m79GlnpN0 (38/55)
凛「....よしよし」
あかり「............」
乃々「すぐに会えます」ニコ
あきら「............」
凛「....よしよし」
あかり「............」
乃々「すぐに会えます」ニコ
あきら「............」
778: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:45:14.52:m79GlnpN0 (39/55)
凛「とりあえず、2人を送り届けてきたよ」
輝子「り、凛さん....!」
凛「?」
輝子「あかりさんも、あきらさんも、いるんだ!」
輝子「この世界に!」
乃々「本当ですか!?」
芳乃「先ほどのことですー」
芳乃「突然わたくしたちの記憶が戻りましたー」
乃々「良かった....良かった....」
凛「とりあえず、2人を送り届けてきたよ」
輝子「り、凛さん....!」
凛「?」
輝子「あかりさんも、あきらさんも、いるんだ!」
輝子「この世界に!」
乃々「本当ですか!?」
芳乃「先ほどのことですー」
芳乃「突然わたくしたちの記憶が戻りましたー」
乃々「良かった....良かった....」
779: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:45:45.84:m79GlnpN0 (40/55)
輝子「スマホで確認してみたけど、連絡先もある!」
凛「....そっか」ニコ
乃々「綱渡りでしたけど、成功なんですね....!」
凛「こんなことしてる場合じゃない!」
乃々「そうでした!あと3人も無事に送り届けないと!」
輝子「あとちょっとだ!」
芳乃「らすとすぱーとでしてー!」
輝子「スマホで確認してみたけど、連絡先もある!」
凛「....そっか」ニコ
乃々「綱渡りでしたけど、成功なんですね....!」
凛「こんなことしてる場合じゃない!」
乃々「そうでした!あと3人も無事に送り届けないと!」
輝子「あとちょっとだ!」
芳乃「らすとすぱーとでしてー!」
780: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:46:37.30:m79GlnpN0 (41/55)
凛「これで凪と颯も戻ってきた」
凛「あとはちとせだけ....」
凛「行こう」
乃々「....あの、凛さん」
凛「何?」
乃々「ちとせさんは、私が送り届けてきてもいいですか....?」
凛「....」
凛「1人で行くってこと?」
乃々「....はい」
凛「なんで?」
乃々「....」
凛「これで凪と颯も戻ってきた」
凛「あとはちとせだけ....」
凛「行こう」
乃々「....あの、凛さん」
凛「何?」
乃々「ちとせさんは、私が送り届けてきてもいいですか....?」
凛「....」
凛「1人で行くってこと?」
乃々「....はい」
凛「なんで?」
乃々「....」
781: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:47:22.02:m79GlnpN0 (42/55)
乃々「穴の中はまだ謎が多くて、リスクもたくさん潜んでいるので」
乃々「ちとせさんだけなら、私たちが2人がかりで行く必要はないと思うんです」
凛「....まあ、それはそうだけど」
乃々「....でもこれは口実です」
乃々「元はといえば、これは私から始まったことでした」
乃々「最後は、私の手で終わらせたい」
乃々「そういうわがままなんです」ニコ
凛「....」
乃々「穴の中はまだ謎が多くて、リスクもたくさん潜んでいるので」
乃々「ちとせさんだけなら、私たちが2人がかりで行く必要はないと思うんです」
凛「....まあ、それはそうだけど」
乃々「....でもこれは口実です」
乃々「元はといえば、これは私から始まったことでした」
乃々「最後は、私の手で終わらせたい」
乃々「そういうわがままなんです」ニコ
凛「....」
782: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:47:59.56:m79GlnpN0 (43/55)
凛「....危ないよ」
乃々「....」
乃々「....凛さんに叱られてから、今この瞬間までずっと考えていました」
乃々「私はどうすればいいのか」
凛「....」
乃々「正しさなんて、関係ありません」
乃々「これは私が、私のためにやりたいことなんです」グッ
凛「....」
凛「....危ないよ」
乃々「....」
乃々「....凛さんに叱られてから、今この瞬間までずっと考えていました」
乃々「私はどうすればいいのか」
凛「....」
乃々「正しさなんて、関係ありません」
乃々「これは私が、私のためにやりたいことなんです」グッ
凛「....」
783: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:48:39.85:m79GlnpN0 (44/55)
凛「....参ったな」
凛「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど....」
乃々「無理を言ってすみません....」
凛「....いいよ」
凛「もうやり方もわかってるだろうし、乃々だけでも十分出来ると思う」
乃々「....ありがとうございます」
凛「ほら、早くしないと」ポンッ
乃々「はいっ!」
凛「....参ったな」
凛「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど....」
乃々「無理を言ってすみません....」
凛「....いいよ」
凛「もうやり方もわかってるだろうし、乃々だけでも十分出来ると思う」
乃々「....ありがとうございます」
凛「ほら、早くしないと」ポンッ
乃々「はいっ!」
784: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:49:06.09:m79GlnpN0 (45/55)
乃々「それじゃあ、行ってきます」
ちとせ「............」
凛「うん、いってらっしゃい」
輝子「気を付けて....」
芳乃「日が昇るまでには帰ってくるのですよー」ニコニコ
乃々「お母さんですか....」フフッ
乃々「....行きましょうか」チラ
ちとせ「............」
乃々「それじゃあ、行ってきます」
ちとせ「............」
凛「うん、いってらっしゃい」
輝子「気を付けて....」
芳乃「日が昇るまでには帰ってくるのですよー」ニコニコ
乃々「お母さんですか....」フフッ
乃々「....行きましょうか」チラ
ちとせ「............」
785: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:49:33.69:m79GlnpN0 (46/55)
シューッ
凛「....」
凛「....子供って、少し目を離すとすぐに成長しちゃうね」
輝子「な、なんで凛さんまでお母さん目線で話してるんだ....」
凛「え?だって乃々は私の娘であり恋人であり孫であり親であり宇宙だから」
輝子「....」
輝子「気持ち悪いと思う」
凛「褒め言葉だよ」
芳乃「相変わらずでしてー」
シューッ
凛「....」
凛「....子供って、少し目を離すとすぐに成長しちゃうね」
輝子「な、なんで凛さんまでお母さん目線で話してるんだ....」
凛「え?だって乃々は私の娘であり恋人であり孫であり親であり宇宙だから」
輝子「....」
輝子「気持ち悪いと思う」
凛「褒め言葉だよ」
芳乃「相変わらずでしてー」
786: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:51:09.04:m79GlnpN0 (47/55)
凛「....!」
凛「みんなっ!」
輝子「....ちとせさんも、戻ってきた!」
芳乃「これでようやく....」
凛「乃々....」ニッコリ
輝子「....」チラ
輝子「!?」
凛「....!」
凛「みんなっ!」
輝子「....ちとせさんも、戻ってきた!」
芳乃「これでようやく....」
凛「乃々....」ニッコリ
輝子「....」チラ
輝子「!?」
787: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:51:35.30:m79GlnpN0 (48/55)
輝子「凛さん、芳乃さん....」
凛「?」
輝子「こ、この穴、小さくなってないか....?」
凛・芳乃「!!!」
輝子「気のせい、かな....」
凛「気のせいじゃない!!!」ダッ
凛「急いで乃々を引き上げないと!!!」グイグイッ
凛「早くっ!!!!!」グイグイグイ
輝子「凛さん、芳乃さん....」
凛「?」
輝子「こ、この穴、小さくなってないか....?」
凛・芳乃「!!!」
輝子「気のせい、かな....」
凛「気のせいじゃない!!!」ダッ
凛「急いで乃々を引き上げないと!!!」グイグイッ
凛「早くっ!!!!!」グイグイグイ
788: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:52:12.08:m79GlnpN0 (49/55)
輝子「なんで、いきなりっ!」グイグイッ
芳乃「もしやっ、爆発の衝撃でっ、穴自体が崩れかけているのかもっ....」グイッ
凛「でもっ、私が入ってる時は何もっ....」グググ
芳乃「今理由を考えている暇はっ、ありませんっ!」グイグイ
輝子「でもっ、全然っ、上がってこないぞっ」グッ
凛「知らないよそんなの!早く!乃々っ!!!」グググッ
輝子「なんで、さっきまで、すぐに、上がってきてたのにっ」グイ
輝子「なんで、いきなりっ!」グイグイッ
芳乃「もしやっ、爆発の衝撃でっ、穴自体が崩れかけているのかもっ....」グイッ
凛「でもっ、私が入ってる時は何もっ....」グググ
芳乃「今理由を考えている暇はっ、ありませんっ!」グイグイ
輝子「でもっ、全然っ、上がってこないぞっ」グッ
凛「知らないよそんなの!早く!乃々っ!!!」グググッ
輝子「なんで、さっきまで、すぐに、上がってきてたのにっ」グイ
789: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:52:43.67:m79GlnpN0 (50/55)
凛「こうなったら私がっ!」ダッ
芳乃「凛、今行っては被害が広がるだけです!」ガシッ
凛「まだ乃々が中にいるんだよ!?」
芳乃「し、しかし!」
輝子「2人とも!穴が、どんどん小さくなってる!!!」
凛「乃々っ!!!」
凛「止まって!止まってよ!!!」
凛「こうなったら私がっ!」ダッ
芳乃「凛、今行っては被害が広がるだけです!」ガシッ
凛「まだ乃々が中にいるんだよ!?」
芳乃「し、しかし!」
輝子「2人とも!穴が、どんどん小さくなってる!!!」
凛「乃々っ!!!」
凛「止まって!止まってよ!!!」
790: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:53:25.05:m79GlnpN0 (51/55)
凛「なんで止まらないの!?」
凛「穴は感情に逆らえないんじゃなかったの!?」
凛「ねぇ!!!」
芳乃「崩れつつある穴にはもう、その力も残されていないのかも....」
輝子「ダ、ダメだ....止まらない....」
凛「やめてよ!!!」
凛「乃々っ........」
シン....
凛「なんで止まらないの!?」
凛「穴は感情に逆らえないんじゃなかったの!?」
凛「ねぇ!!!」
芳乃「崩れつつある穴にはもう、その力も残されていないのかも....」
輝子「ダ、ダメだ....止まらない....」
凛「やめてよ!!!」
凛「乃々っ........」
シン....
791: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:53:58.25:m79GlnpN0 (52/55)
輝子「穴が....消えた....」
芳乃「....」
芳乃「本当にこれで、終わりなんでしょうかー....」
凛「....」
凛「....終わりかどうかはわからないけど」
凛「少なくとも、私たちを散々苦しめてきた穴は消えたよ」
輝子「ま、まあ、誰も欠けず、穴を消せたんだから」
輝子「私たちだけでやったにしては、上出来、じゃないか?」
芳乃「事務所は崩れてしまいましたがー」
凛「そうだね、でも事務所は直せるよ」
輝子「....」コクリ
輝子「穴が....消えた....」
芳乃「....」
芳乃「本当にこれで、終わりなんでしょうかー....」
凛「....」
凛「....終わりかどうかはわからないけど」
凛「少なくとも、私たちを散々苦しめてきた穴は消えたよ」
輝子「ま、まあ、誰も欠けず、穴を消せたんだから」
輝子「私たちだけでやったにしては、上出来、じゃないか?」
芳乃「事務所は崩れてしまいましたがー」
凛「そうだね、でも事務所は直せるよ」
輝子「....」コクリ
792: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:54:27.80:m79GlnpN0 (53/55)
芳乃「消えていた5人も戻りましてー」
芳乃「変わっていた世界も、無事戻ってきたのでしょうー」
凛「....うん」
カッ
凛「あっ....」
凛「朝日....!」
輝子「結局、徹夜になっちゃったな....」
芳乃「わたくしたちの睡眠と引き換えに、世界を救えたのですー」
芳乃「良いではありませんかー」
輝子「たしかに、寝てるよりよっぽど貴重な体験だ....」
芳乃「消えていた5人も戻りましてー」
芳乃「変わっていた世界も、無事戻ってきたのでしょうー」
凛「....うん」
カッ
凛「あっ....」
凛「朝日....!」
輝子「結局、徹夜になっちゃったな....」
芳乃「わたくしたちの睡眠と引き換えに、世界を救えたのですー」
芳乃「良いではありませんかー」
輝子「たしかに、寝てるよりよっぽど貴重な体験だ....」
793: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:55:06.65:m79GlnpN0 (54/55)
凛「朝ご飯でも食べて帰る?」
輝子「え、でもこんな時間じゃ、まだお店は開いてないんじゃないか....?」
芳乃「こんびに!こんびにがあるのですー!」
凛「この際それでいいや、お腹空いたし」
輝子「じゃあ私、キノコでも食べようかな....」
凛「コンビニにキノコ料理なんてあるの?」
芳乃「お弁当やサラダに入っているのを見たことがありますー」
凛「へー、そうなんだ」
輝子「コンビニご飯で祝勝会だ....!」
凛「世界を救ったのにそんなにショボくていいの?」
芳乃「良いではないですかー」
凛「ふふ、そっか」クスリ
凛「....」
凛「うん、そうだね」ニコ
凛「朝ご飯でも食べて帰る?」
輝子「え、でもこんな時間じゃ、まだお店は開いてないんじゃないか....?」
芳乃「こんびに!こんびにがあるのですー!」
凛「この際それでいいや、お腹空いたし」
輝子「じゃあ私、キノコでも食べようかな....」
凛「コンビニにキノコ料理なんてあるの?」
芳乃「お弁当やサラダに入っているのを見たことがありますー」
凛「へー、そうなんだ」
輝子「コンビニご飯で祝勝会だ....!」
凛「世界を救ったのにそんなにショボくていいの?」
芳乃「良いではないですかー」
凛「ふふ、そっか」クスリ
凛「....」
凛「うん、そうだね」ニコ
794: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/01(金) 23:55:42.04:m79GlnpN0 (55/55)
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
795:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/01(金) 23:56:16.06:HrJVWT28o (2/2)
おつ。コワイ
おつ。コワイ
796:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/01(金) 23:59:24.95:fY6Ff9tEO (1/1)
乙
森久保は一人最後の『戦い』に挑む(嘘)
乙
森久保は一人最後の『戦い』に挑む(嘘)
797:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 00:16:35.79:klW6APFDO (1/1)
乃々の記憶が……
乃々の記憶が……
798:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 00:17:32.42:Mk+9QMfl0 (1/2)
次辺り最終回かな?
次辺り最終回かな?
799: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:16:37.53:kGwWSVEh0 (1/18)
ダダダダダッ
バーン
りあむ「ちょっと凛ちゃん!!!」ドタドタ
凛「....何」
りあむ「大変だよ!!これ見て!?」
凛「?」
りあむ「江口洋介が!!!」
りあむ「大物俳優に戻ってるんだよ!!!」
凛「あー」
りあむ「これどういうこと!?」
凛「えーっと」
ダダダダダッ
バーン
りあむ「ちょっと凛ちゃん!!!」ドタドタ
凛「....何」
りあむ「大変だよ!!これ見て!?」
凛「?」
りあむ「江口洋介が!!!」
りあむ「大物俳優に戻ってるんだよ!!!」
凛「あー」
りあむ「これどういうこと!?」
凛「えーっと」
800: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:17:14.99:kGwWSVEh0 (2/18)
ガチャリ
あかり「こんにちはー」
あきら「....どーも」
りあむ「」
あかり「あ、りあむさ
りあむ「あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛~~~~~ん゛!!!!!!!」ガバッ
りあむ「あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛~~~~~ん゛!!!!!!!」ガバッ
あかり「り、りあむさん!?」
りあむ「い、いきなりなんデスか....」
ガチャリ
あかり「こんにちはー」
あきら「....どーも」
りあむ「」
あかり「あ、りあむさ
りあむ「あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛~~~~~ん゛!!!!!!!」ガバッ
りあむ「あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛~~~~~ん゛!!!!!!!」ガバッ
あかり「り、りあむさん!?」
りあむ「い、いきなりなんデスか....」
801: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:17:40.18:kGwWSVEh0 (3/18)
りあむ「あ゛っ、あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!」
りあむ「よっ、よっ、よっ....」
りあむ「うぇっ!!!おっ、おぇっ!!!!」
りあむ「こひゅっ、こひゅっ」
りあむ「....」
りあむ「....ぅぅぉおうぅぇっ」
あかり「りあむさん!?なんで号泣してるんご!?」
あきら「ヒドい顔....まずは落ち着いてくださいよ」
りあむ「うんっ....」グチャグチャ
りあむ「あ゛っ、あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!」
りあむ「よっ、よっ、よっ....」
りあむ「うぇっ!!!おっ、おぇっ!!!!」
りあむ「こひゅっ、こひゅっ」
りあむ「....」
りあむ「....ぅぅぉおうぅぇっ」
あかり「りあむさん!?なんで号泣してるんご!?」
あきら「ヒドい顔....まずは落ち着いてくださいよ」
りあむ「うんっ....」グチャグチャ
802: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:18:10.31:kGwWSVEh0 (4/18)
りあむ「よかったぁ....よかったよぉ....」ボロボロ
あかり「....向こうで休みましょう」
あきら「それがいいかも....」
凛「....」
凛「元に戻ったのは知ってたけど、実際に会うとそれを実感するね」
輝子「そうだな....」
芳乃「忘れていたこと、消えていたことが嘘のようですー」
凛「....うん」ニコ
りあむ「よかったぁ....よかったよぉ....」ボロボロ
あかり「....向こうで休みましょう」
あきら「それがいいかも....」
凛「....」
凛「元に戻ったのは知ってたけど、実際に会うとそれを実感するね」
輝子「そうだな....」
芳乃「忘れていたこと、消えていたことが嘘のようですー」
凛「....うん」ニコ
803: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:18:44.36:kGwWSVEh0 (5/18)
りあむ「ねぇねぇ、ぼくんちでさ、打ち上げしない?」
あかり・あきら「打ち上げ?」
あきら「打ち上げするようなこと、ありましたっけ」
りあむ「あ....」
りあむ「ちょ、タイム!」ドタドタ
りあむ「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!!!!」ユサユサ
凛「....」
凛「....今度は何」
りあむ「ねぇねぇ、ぼくんちでさ、打ち上げしない?」
あかり・あきら「打ち上げ?」
あきら「打ち上げするようなこと、ありましたっけ」
りあむ「あ....」
りあむ「ちょ、タイム!」ドタドタ
りあむ「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!!!!」ユサユサ
凛「....」
凛「....今度は何」
804: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:19:13.91:kGwWSVEh0 (6/18)
りあむ「穴のことって言いふらしていいの?」
凛「言いふらすって....」
凛「穴はもうなくなったし、言っちゃダメってことはないと思うけど」
りあむ「けど?」
凛「あれを他の人にわかりやすく説明できる?」
りあむ「できない!」
凛「でしょ?」
芳乃「話したところで、信じる人はいないのではー」
輝子「体験した私たちですら、嘘だったみたいに感じてるしな....」
りあむ「そっかー、わかった!」ドタドタ
りあむ「穴のことって言いふらしていいの?」
凛「言いふらすって....」
凛「穴はもうなくなったし、言っちゃダメってことはないと思うけど」
りあむ「けど?」
凛「あれを他の人にわかりやすく説明できる?」
りあむ「できない!」
凛「でしょ?」
芳乃「話したところで、信じる人はいないのではー」
輝子「体験した私たちですら、嘘だったみたいに感じてるしな....」
りあむ「そっかー、わかった!」ドタドタ
805: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:19:40.25:kGwWSVEh0 (7/18)
りあむ「おまたせ~」
りあむ「ぼくんちでさ、同期の親睦会やろうよ!」
あかり「親睦会....?」
あきら「なんでいきなり」
りあむ「いやー、ぼくってぇ、あかりちゃんやあきらちゃんとは仲良しだけど」
りあむ「他の子たちとはイマイチ打ち解けられてないのかなーって」
りあむ「千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか」
りあむ「だから、ぼくんちに集まってさ!餃子パーティーしようよ!」
あかり・あきら「....」
りあむ「おまたせ~」
りあむ「ぼくんちでさ、同期の親睦会やろうよ!」
あかり「親睦会....?」
あきら「なんでいきなり」
りあむ「いやー、ぼくってぇ、あかりちゃんやあきらちゃんとは仲良しだけど」
りあむ「他の子たちとはイマイチ打ち解けられてないのかなーって」
りあむ「千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか」
りあむ「だから、ぼくんちに集まってさ!餃子パーティーしようよ!」
あかり・あきら「....」
806: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:20:13.29:kGwWSVEh0 (8/18)
あかり「りあむさんと....?」キョトン
あきら「打ち解けてる....?」キョトン
りあむ「ちょ、ちょっと!?」
あかり「冗談んご~」エヘ
あきら「別にいいデスけど、りあむさん家ってそんなに入るんデスか?」
りあむ「....」
あかり「りあむさんと....?」キョトン
あきら「打ち解けてる....?」キョトン
りあむ「ちょ、ちょっと!?」
あかり「冗談んご~」エヘ
あきら「別にいいデスけど、りあむさん家ってそんなに入るんデスか?」
りあむ「....」
807: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:20:45.56:kGwWSVEh0 (9/18)
りあむ「みんな立ち食いで....」
あきら「え~」
あきら「#立ち呑み屋夢見 #開店」
りあむ「やめてよぉ~、可愛いアイドル達にパワハラしたってネット民に叩かれたくないよ~!」
???「話は聞かせて」
??「もらいました」
りあむ「!?」
あかり「あ、あなたたちは!?」
あきら「....」シラー
りあむ「みんな立ち食いで....」
あきら「え~」
あきら「#立ち呑み屋夢見 #開店」
りあむ「やめてよぉ~、可愛いアイドル達にパワハラしたってネット民に叩かれたくないよ~!」
???「話は聞かせて」
??「もらいました」
りあむ「!?」
あかり「あ、あなたたちは!?」
あきら「....」シラー
808: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:21:24.44:kGwWSVEh0 (10/18)
千夜「親睦会の会場に、私たちの住んでいる屋敷を使ってもよいという」
千夜「お嬢様からの申出です」
ちとせ「私たち、せっかくの同期なんだし」
ちとせ「この機会にもっと仲良くなれたらなって♪」ニコ
りあむ「ちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちとせちゃああああああああんんんん!!!!!」ガバァッ
ちとせ「わっ!?」
千夜「な、何を!?」
千夜「親睦会の会場に、私たちの住んでいる屋敷を使ってもよいという」
千夜「お嬢様からの申出です」
ちとせ「私たち、せっかくの同期なんだし」
ちとせ「この機会にもっと仲良くなれたらなって♪」ニコ
りあむ「ちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちとせちゃああああああああんんんん!!!!!」ガバァッ
ちとせ「わっ!?」
千夜「な、何を!?」
809: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:21:56.66:kGwWSVEh0 (11/18)
りあむ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」グジュグジュ
ちとせ「....」
ちとせ「よーしよし」
りあむ「うぇっ!!!!ぉっ!ぉっ!ぅぇっ....」ボロボロ
千夜「....」
千夜「お嬢様....」
ちとせ「....大丈夫」ナデナデ
千夜「....はい」
りあむ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」グジュグジュ
ちとせ「....」
ちとせ「よーしよし」
りあむ「うぇっ!!!!ぉっ!ぉっ!ぅぇっ....」ボロボロ
千夜「....」
千夜「お嬢様....」
ちとせ「....大丈夫」ナデナデ
千夜「....はい」
810: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:25:05.03:kGwWSVEh0 (12/18)
りあむ「ふぐっ....」チーン
ちとせ「あ」
千夜「お、お嬢様の服で、鼻を....!?」プチン
千夜「調子に乗るのもいい加減に....」
あかり「....」
あかり「りあむさん、どうしちゃったんご?」
あきら「#情緒不安定 #ファッションメンヘラから本物に #精神科」
あきら「#デパス #ブロン #フルニトラゼパム」
りあむ「ふぐっ....」チーン
ちとせ「あ」
千夜「お、お嬢様の服で、鼻を....!?」プチン
千夜「調子に乗るのもいい加減に....」
あかり「....」
あかり「りあむさん、どうしちゃったんご?」
あきら「#情緒不安定 #ファッションメンヘラから本物に #精神科」
あきら「#デパス #ブロン #フルニトラゼパム」
811: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:26:00.79:kGwWSVEh0 (13/18)
りあむ「ということになったから凛ちゃんたちもどう?」
凛「えぇ....?」
輝子「さっき、同期会って、言ってなかったか....?」
りあむ「それは建前!まあ穴の打ち上げも兼ねるってことで、ね?」
凛「うーん....」
凛「どうする?」
りあむ「ということになったから凛ちゃんたちもどう?」
凛「えぇ....?」
輝子「さっき、同期会って、言ってなかったか....?」
りあむ「それは建前!まあ穴の打ち上げも兼ねるってことで、ね?」
凛「うーん....」
凛「どうする?」
812: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:26:48.54:kGwWSVEh0 (14/18)
芳乃「そうですねー、大掛かりな打ち上げをするようなことでもありませんがー」
輝子「あと、昨日一生分の餃子臭を嗅いだからな....」
りあむ「そう言わずにさぁ~、一緒にやろうよぉ~」
凛「....まあ、せっかくだし行ってみない?」
凛「....一応りあむも役には立ってくれたし」
りあむ「り、凛ちゃぁん!!!」ウルウル
凛「あんまり泣き過ぎると脱水症状起こすよ」
りあむ「顔が良くて優しい....最高か?」ポロポロ
輝子「結局泣くのか....」
芳乃「そうですねー、大掛かりな打ち上げをするようなことでもありませんがー」
輝子「あと、昨日一生分の餃子臭を嗅いだからな....」
りあむ「そう言わずにさぁ~、一緒にやろうよぉ~」
凛「....まあ、せっかくだし行ってみない?」
凛「....一応りあむも役には立ってくれたし」
りあむ「り、凛ちゃぁん!!!」ウルウル
凛「あんまり泣き過ぎると脱水症状起こすよ」
りあむ「顔が良くて優しい....最高か?」ポロポロ
輝子「結局泣くのか....」
813: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:29:56.61:kGwWSVEh0 (15/18)
志希「うんうん~、楽しそうなハナシしてるねー」ニッコリ
りあむ「ひっ」チョロ
志希「アタシも行きたいな~、ね?」チラ
りあむ「あ、はい、どうぞ、来てください」チョロチョロ
志希「にゃはは、やった~」
志希「あ、でもー、私その時予定があるんだったー」
りあむ「へ、へへ....それは、残念」チョロチョロチョロ
志希「代わりに、アタシの部屋に来ない?」ニッコリ
りあむ「や、ぼくは、ちょっと、遠慮をして....」チョロチョロチョロチョロ
志希「ん~?」ジー
りあむ「行かせてくださいっ!」
志希「おっけ~、じゃ、明日~」ヒョコヒョコ
志希「うんうん~、楽しそうなハナシしてるねー」ニッコリ
りあむ「ひっ」チョロ
志希「アタシも行きたいな~、ね?」チラ
りあむ「あ、はい、どうぞ、来てください」チョロチョロ
志希「にゃはは、やった~」
志希「あ、でもー、私その時予定があるんだったー」
りあむ「へ、へへ....それは、残念」チョロチョロチョロ
志希「代わりに、アタシの部屋に来ない?」ニッコリ
りあむ「や、ぼくは、ちょっと、遠慮をして....」チョロチョロチョロチョロ
志希「ん~?」ジー
りあむ「行かせてくださいっ!」
志希「おっけ~、じゃ、明日~」ヒョコヒョコ
814: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:30:50.55:kGwWSVEh0 (16/18)
ガチャリ
瞳子(JKの姿)「随分にぎやかね?」
りあむ「」ガクガク
りあむ「え?も、戻ってないよ!?」ブルブル
凛「....」
凛「あの、その恰好は....?」
瞳子(JKの姿)「あぁこれ?今日の仕事で使ったのよ」
瞳子(JKの姿)「まさかこの年齢になって着るなんてね....」クスクス
りあむ「なんだぁ~!安心したよ!!!」
瞳子(JKの姿)「あ、安心?」
ガチャリ
瞳子(JKの姿)「随分にぎやかね?」
りあむ「」ガクガク
りあむ「え?も、戻ってないよ!?」ブルブル
凛「....」
凛「あの、その恰好は....?」
瞳子(JKの姿)「あぁこれ?今日の仕事で使ったのよ」
瞳子(JKの姿)「まさかこの年齢になって着るなんてね....」クスクス
りあむ「なんだぁ~!安心したよ!!!」
瞳子(JKの姿)「あ、安心?」
815: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:31:42.78:kGwWSVEh0 (17/18)
りあむ「瞳子さんのセーラー服ってぼく、若干トラウマって言うかさ~」アハハ
りあむ「さっき入って来たときなんて心臓止まりかけたよ~!」
瞳子(JKの姿)「....」
りあむ「ね?凛ちゃん、芳乃ちゃん、輝子ちゃん!」
りあむ「こうやって見るとね?わかるでしょ?」
りあむ「あの時は分からなかったかもしれないけどさ!改めてみると
凛「り、りあむ....!」
輝子「(私たちを巻き込まないでくれ....!)」
芳乃「....」チラ
芳乃「(あー....)」
りあむ「え?なんでみんな黙るの?ぼく何か変なこと言った?」
トントン
りあむ「?」クル
瞳子(JKの姿)「....」ニッコリ
りあむ「瞳子さんのセーラー服ってぼく、若干トラウマって言うかさ~」アハハ
りあむ「さっき入って来たときなんて心臓止まりかけたよ~!」
瞳子(JKの姿)「....」
りあむ「ね?凛ちゃん、芳乃ちゃん、輝子ちゃん!」
りあむ「こうやって見るとね?わかるでしょ?」
りあむ「あの時は分からなかったかもしれないけどさ!改めてみると
凛「り、りあむ....!」
輝子「(私たちを巻き込まないでくれ....!)」
芳乃「....」チラ
芳乃「(あー....)」
りあむ「え?なんでみんな黙るの?ぼく何か変なこと言った?」
トントン
りあむ「?」クル
瞳子(JKの姿)「....」ニッコリ
816: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/02(土) 23:32:10.90:kGwWSVEh0 (18/18)
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
817:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 23:35:42.36:ZOE3RPWA0 (1/1)
乙乙
溜めが……
乙乙
溜めが……
818:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 23:40:16.92:C6q82af1O (1/1)
乙
乙
819:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 23:40:28.82:kJ65L85So (1/1)
おつおつ
よいまとめ
明日はりあむの火刑か……
おつおつ
よいまとめ
明日はりあむの火刑か……
820:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/02(土) 23:58:22.13:Mk+9QMfl0 (2/2)
乙
ところでスレタイの森久保乃々って誰だっけ?森久保祥太郎の親戚かなにか?
乙
ところでスレタイの森久保乃々って誰だっけ?森久保祥太郎の親戚かなにか?
821:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/03(日) 07:07:45.71:tMC9qYDBo (1/1)
おつおつ
∀NSWER?あぁあの輝子と美玲のデュエットの…
おつおつ
∀NSWER?あぁあの輝子と美玲のデュエットの…
822: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/03(日) 17:47:21.61:5FspP/4P0 (1/1)
本日夜からの再開予定でしたが、体調を崩してしまいました
予定を変更し、明日夜の再開とさせていただきます
申し訳ありません
本日夜からの再開予定でしたが、体調を崩してしまいました
予定を変更し、明日夜の再開とさせていただきます
申し訳ありません
823:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/03(日) 17:55:40.83:+KdfMbu1o (1/1)
お大事に
時期が時期なのでお気をつけください
お大事に
時期が時期なのでお気をつけください
824:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 19:53:39.20:z2AFcDNDo (1/1)
体調崩すと本調子なら感染しない微量のウイルスでも感染したり
既に感染していて免疫機構に抑え込まれていたウイルスが活発化したりする場合があるし
くれぐれも気をつけてくださいねー
体調崩すと本調子なら感染しない微量のウイルスでも感染したり
既に感染していて免疫機構に抑え込まれていたウイルスが活発化したりする場合があるし
くれぐれも気をつけてくださいねー
825:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 20:03:52.65:es0Y9PJfo (1/1)
コロナPと呼ぼうか
コロナPと呼ぼうか
826:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 20:23:22.41:CnMiwEfS0 (1/2)
不謹慎が過ぎる
不謹慎が過ぎる
827:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 21:57:14.08:+g+L2/TBo (1/1)
志村けんみたいにコロッと逝っちゃったか
志村けんみたいにコロッと逝っちゃったか
828: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 21:59:20.08:zVvLgkzO0 (1/25)
~夜~
りあむ「お疲れ様でした~!!!」
あかり「(お疲れ?)」
あきら「(お疲れ?)」
ちとせ「かんぱ~い♪」コン
千夜「かんぱい....!」コツ
りあむ「ほらほら~たくさんあるからどんどん食べてね~!」
あかり「す、すごい量ンゴ....」
あきら「りあむサン、加減って知ってます?」
りあむ「?」ポケー
あきら「あぁ、知らないんデスね....」
~夜~
りあむ「お疲れ様でした~!!!」
あかり「(お疲れ?)」
あきら「(お疲れ?)」
ちとせ「かんぱ~い♪」コン
千夜「かんぱい....!」コツ
りあむ「ほらほら~たくさんあるからどんどん食べてね~!」
あかり「す、すごい量ンゴ....」
あきら「りあむサン、加減って知ってます?」
りあむ「?」ポケー
あきら「あぁ、知らないんデスね....」
829: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 21:59:57.24:zVvLgkzO0 (2/25)
ちとせ「いただきまーす」パク
ちとせ「ん~美味しい♪」
りあむ「えへへ、でしょ~」
りあむ「美味しい餃子づくりのポイントはぁ」
りあむ「肉を入れ過ぎないこと!大丈夫ってくらいキャベツをたくさん入れた方が美味しいからね!」
りあむ「あと~、明日のことなんて考えず、ニンニクとニラを入れるのに躊躇しない!」
りあむ「ハッ!?」
ちとせ「?」
ちとせ「いただきまーす」パク
ちとせ「ん~美味しい♪」
りあむ「えへへ、でしょ~」
りあむ「美味しい餃子づくりのポイントはぁ」
りあむ「肉を入れ過ぎないこと!大丈夫ってくらいキャベツをたくさん入れた方が美味しいからね!」
りあむ「あと~、明日のことなんて考えず、ニンニクとニラを入れるのに躊躇しない!」
りあむ「ハッ!?」
ちとせ「?」
830: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:00:24.89:zVvLgkzO0 (3/25)
りあむ「こ、これニンニク一杯入ってるんだけど、だ、大丈夫?」
ちとせ「え?うん」キョトン
りあむ「あ、そっかぁ....」ホッ
あかり「りあむさん~もうなくなった~」
りあむ「えもう!?」
千夜「りあむさん、次はまだでしょうか」バクバク
りあむ「あ、千夜ちゃんかぁ....」
りあむ「こ、これニンニク一杯入ってるんだけど、だ、大丈夫?」
ちとせ「え?うん」キョトン
りあむ「あ、そっかぁ....」ホッ
あかり「りあむさん~もうなくなった~」
りあむ「えもう!?」
千夜「りあむさん、次はまだでしょうか」バクバク
りあむ「あ、千夜ちゃんかぁ....」
831: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:00:53.85:zVvLgkzO0 (4/25)
りあむ「ど、どう....?」
千夜「....?」
千夜「悪くない味ですが」
りあむ「!!!」
りあむ「そ、そっか~!」
りあむ「うんうん、一緒に餃子を食べた仲!」
りあむ「これでぼくたちも仲良し同期だね~」
千夜「仲....良し....?」キョトン
りあむ「も~!それやめてよ!!!」バンバン
千夜「ふふ....」クスリ
ちとせ「....」ニコニコ
りあむ「ど、どう....?」
千夜「....?」
千夜「悪くない味ですが」
りあむ「!!!」
りあむ「そ、そっか~!」
りあむ「うんうん、一緒に餃子を食べた仲!」
りあむ「これでぼくたちも仲良し同期だね~」
千夜「仲....良し....?」キョトン
りあむ「も~!それやめてよ!!!」バンバン
千夜「ふふ....」クスリ
ちとせ「....」ニコニコ
832: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:03:21.58:zVvLgkzO0 (5/25)
凪「ふむ....」
颯「なー、どうしたの?」
凪「餃子、それ即ちアイドルの対極に位置する存在」
颯「対極?そもそも比べようがないような....」
凪「つまりこの物体たちは我々の天敵、宿敵、親の仇」
颯「いやいや」
凪「なのになぜか、吸い寄せられてしまう....」
凪「これが、サイキックですか」
颯「ただの匂いでしょ~」パク
颯「うんうん、美味しい~」
凪「なるほど....」
凪「本気を見せるときがきましたか」
凪「年に一度のレアイベです、括目して目に焼き付け凝視せよ」パクパク
颯「そこまでレアじゃないでしょ....」
凪「ふむ....」
颯「なー、どうしたの?」
凪「餃子、それ即ちアイドルの対極に位置する存在」
颯「対極?そもそも比べようがないような....」
凪「つまりこの物体たちは我々の天敵、宿敵、親の仇」
颯「いやいや」
凪「なのになぜか、吸い寄せられてしまう....」
凪「これが、サイキックですか」
颯「ただの匂いでしょ~」パク
颯「うんうん、美味しい~」
凪「なるほど....」
凪「本気を見せるときがきましたか」
凪「年に一度のレアイベです、括目して目に焼き付け凝視せよ」パクパク
颯「そこまでレアじゃないでしょ....」
833: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:03:47.32:zVvLgkzO0 (6/25)
輝子「....」モグモグ
輝子「昨日の餃子と比べたら、随分常識的な匂いに収まってるな....」
芳乃「りあむもたまには、有益なものを生み出すのですねー」モグ
りあむ「ちょっと!?まるでぼくが常に非生産的な人間みたいな言い方やめてよ!?」
芳乃「紛れもない真実ではー?」
輝子「....」モグモグ
輝子「昨日の餃子と比べたら、随分常識的な匂いに収まってるな....」
芳乃「りあむもたまには、有益なものを生み出すのですねー」モグ
りあむ「ちょっと!?まるでぼくが常に非生産的な人間みたいな言い方やめてよ!?」
芳乃「紛れもない真実ではー?」
834: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:04:15.55:zVvLgkzO0 (7/25)
凛「....」モグ
千夜「あの」
凛「?」
千夜「昨日のこと、色々とお尋ねしたいのですが」
凛「....あぁ」チラ
凛「....ちょっと場所変えようか」
千夜「....はい」
凛「....」モグ
千夜「あの」
凛「?」
千夜「昨日のこと、色々とお尋ねしたいのですが」
凛「....あぁ」チラ
凛「....ちょっと場所変えようか」
千夜「....はい」
835: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:04:47.35:zVvLgkzO0 (8/25)
千夜「....」
凛「かなり大まかにまとめるとこんな感じかな」
千夜「....」
千夜「きっといつもの私ならば、信じることはないでしょう」
千夜「しかし、この身をもって体験したことも含まれている以上」
千夜「....信じざるを得ません」
凛「....」
凛「やっぱり千夜は覚えてるんだね」
千夜「....はい」
千夜「....」
凛「かなり大まかにまとめるとこんな感じかな」
千夜「....」
千夜「きっといつもの私ならば、信じることはないでしょう」
千夜「しかし、この身をもって体験したことも含まれている以上」
千夜「....信じざるを得ません」
凛「....」
凛「やっぱり千夜は覚えてるんだね」
千夜「....はい」
836: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:05:55.54:zVvLgkzO0 (9/25)
千夜「今朝、目を覚ました時」
千夜「自然とお嬢様のことを考えていました」
千夜「いつも通り支度をして、お嬢様のお顔を見て」
千夜「それまでの、お嬢様がいらっしゃらなかった時間を」
千夜「そして、それに何の疑問も抱かずのうのうと生活していたことに」
千夜「気が付きました」
凛「....説明した通り、それは千夜のせいじゃ
千夜「私の責任など関係ありませんから」
凛「....」
千夜「今朝、目を覚ました時」
千夜「自然とお嬢様のことを考えていました」
千夜「いつも通り支度をして、お嬢様のお顔を見て」
千夜「それまでの、お嬢様がいらっしゃらなかった時間を」
千夜「そして、それに何の疑問も抱かずのうのうと生活していたことに」
千夜「気が付きました」
凛「....説明した通り、それは千夜のせいじゃ
千夜「私の責任など関係ありませんから」
凛「....」
837: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:07:09.55:zVvLgkzO0 (10/25)
千夜「....お嬢様を救っていただき、ありがとうございます」ペコ
千夜「私では、確実に不可能でした」
千夜「何とお礼を言おうにも、この恩を返すことはできません」
凛「....ううん、全然」
凛「....」
凛「....千夜はさ」
千夜「....?」
凛「....これでよかったと思う?」
千夜「....」
千夜「凛さん、その先に言葉は必要ありません」ニコ
凛「....」
凛「....そうだね、ごめん」
千夜「....いえ」
千夜「....お嬢様を救っていただき、ありがとうございます」ペコ
千夜「私では、確実に不可能でした」
千夜「何とお礼を言おうにも、この恩を返すことはできません」
凛「....ううん、全然」
凛「....」
凛「....千夜はさ」
千夜「....?」
凛「....これでよかったと思う?」
千夜「....」
千夜「凛さん、その先に言葉は必要ありません」ニコ
凛「....」
凛「....そうだね、ごめん」
千夜「....いえ」
838: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:09:24.92:zVvLgkzO0 (11/25)
凛「....」スタスタ
芳乃「....」
芳乃「いかがでしたかー?」
凛「....うん、後で話すよ」
芳乃「....」
芳乃「どうぞー」スッ
凛「?」
芳乃「食べましょうー」ニコ
凛「....ありがと」
凛「....」スタスタ
芳乃「....」
芳乃「いかがでしたかー?」
凛「....うん、後で話すよ」
芳乃「....」
芳乃「どうぞー」スッ
凛「?」
芳乃「食べましょうー」ニコ
凛「....ありがと」
839: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:10:06.38:zVvLgkzO0 (12/25)
りあむ「りっんっちゃぁ~ん!」ガバッ
凛「....何」
りあむ「どうどう?ぼくの餃子どう?」
凛「....」
凛「....そこそこ、かな」
りあむ「美味しいってこと!?」
凛「....まあ」
りあむ「」
りあむ「あっ、あっ、あっ、あざす!」
凛「....」
りあむ「りっんっちゃぁ~ん!」ガバッ
凛「....何」
りあむ「どうどう?ぼくの餃子どう?」
凛「....」
凛「....そこそこ、かな」
りあむ「美味しいってこと!?」
凛「....まあ」
りあむ「」
りあむ「あっ、あっ、あっ、あざす!」
凛「....」
840: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:26:15.69:zVvLgkzO0 (13/25)
凛「そういえば」
凛「柔道をしてる人の耳って潰れるけど」
凛「あれ、餃子耳って言われるよね」
りあむ「え?いきなり何の話?」
凛「いや、りあむって餃子好きだからさ」
凛「今度りあむに餃子じゃなくて耳を食べさせないと」
凛「って思ってたんだよね」
りあむ「え?あ、うん」
凛「食べてみない?」
りあむ「だ、誰の?」
凛「....誰だっけ?」
りあむ「いや知らないよ!?」
凛「....」
凛「そういえば」
凛「柔道をしてる人の耳って潰れるけど」
凛「あれ、餃子耳って言われるよね」
りあむ「え?いきなり何の話?」
凛「いや、りあむって餃子好きだからさ」
凛「今度りあむに餃子じゃなくて耳を食べさせないと」
凛「って思ってたんだよね」
りあむ「え?あ、うん」
凛「食べてみない?」
りあむ「だ、誰の?」
凛「....誰だっけ?」
りあむ「いや知らないよ!?」
凛「....」
841: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:26:41.41:zVvLgkzO0 (14/25)
凛「輝子ー」
輝子「?」
輝子「凛さん、どうした....?」
凛「ちょっとそこに寝転がってくれる?」
輝子「あ、あぁ....」
凛「....」ファサ
凛「これ、耳」
りあむ「知ってる」
凛「輝子ー」
輝子「?」
輝子「凛さん、どうした....?」
凛「ちょっとそこに寝転がってくれる?」
輝子「あ、あぁ....」
凛「....」ファサ
凛「これ、耳」
りあむ「知ってる」
842: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:27:11.93:zVvLgkzO0 (15/25)
凛「餃子を食べるときのマナーって何かある?」
りあむ「マナー....?」
りあむ「一口で食べろってのはたまに言われるかなぁ?」
りあむ「でも餃子ってアツアツで食べるし、普通に二口で食べたほうがいいと思うけどね~」
凛「なるほど」
凛「耳の食べ方に通じるものがあるね」
りあむ「???」
凛「餃子を食べるときのマナーって何かある?」
りあむ「マナー....?」
りあむ「一口で食べろってのはたまに言われるかなぁ?」
りあむ「でも餃子ってアツアツで食べるし、普通に二口で食べたほうがいいと思うけどね~」
凛「なるほど」
凛「耳の食べ方に通じるものがあるね」
りあむ「???」
843: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:27:49.00:zVvLgkzO0 (16/25)
輝子「あ、あの、凛さん、何を....?」
凛「....」
凛「よく見てて」
凛「あむ」パクリ
輝子「!?」ビクッ
輝子「凛さん!?」
凛「(まずは輝子の小さな耳を一口に頬張る)」
凛「(そして)」
凛「....」チロ
凛「....」スーッ
輝子「ん................////」ピク
輝子「あ、あの、凛さん、何を....?」
凛「....」
凛「よく見てて」
凛「あむ」パクリ
輝子「!?」ビクッ
輝子「凛さん!?」
凛「(まずは輝子の小さな耳を一口に頬張る)」
凛「(そして)」
凛「....」チロ
凛「....」スーッ
輝子「ん................////」ピク
844: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:28:26.31:zVvLgkzO0 (17/25)
『ぁ................////』ピクピク
凛「!!!」ピタ
凛「....」
凛「(....何、今の)」
凛「....」
凛「(ダメだダメだ、目の前のフルコースに集中しないと)」
凛「....」
『ぁ................////』ピクピク
凛「!!!」ピタ
凛「....」
凛「(....何、今の)」
凛「....」
凛「(ダメだダメだ、目の前のフルコースに集中しないと)」
凛「....」
845: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:28:58.68:zVvLgkzO0 (18/25)
凛「(耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」
凛「(これは食前酒のようなもの)」
凛「(ここから前菜に入っていく)」
凛「....」チロチロ
凛「(耳輪から耳垂へ)」
輝子「っ....////」ビクビク
『んっ....////』モジモジ
凛「....」
凛「(耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」
凛「(これは食前酒のようなもの)」
凛「(ここから前菜に入っていく)」
凛「....」チロチロ
凛「(耳輪から耳垂へ)」
輝子「っ....////」ビクビク
『んっ....////』モジモジ
凛「....」
846: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:32:04.34:zVvLgkzO0 (19/25)
凛「....」スゥッ
凛「(下まで行ったらさらに内側、舟状窩から上がって三角窩)」
凛「....」ペロ
輝子「やめてっ....凛さん....////」
凛「....」スッスッ
凛「(耳甲介艇を経由して耳甲介腔)」
輝子「おかしくなるっ........////」ハァハァ
凛「....」スゥッ
凛「(下まで行ったらさらに内側、舟状窩から上がって三角窩)」
凛「....」ペロ
輝子「やめてっ....凛さん....////」
凛「....」スッスッ
凛「(耳甲介艇を経由して耳甲介腔)」
輝子「おかしくなるっ........////」ハァハァ
847: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:33:55.90:zVvLgkzO0 (20/25)
『ぁぁっ....んん....////』ハァハァ
凛「....」
凛「(....私の知らない誰かが)」
凛「(....耳を舐められて)」
凛「(....よがり声をあげている)」
凛「....」
『ぁぁっ....んん....////』ハァハァ
凛「....」
凛「(....私の知らない誰かが)」
凛「(....耳を舐められて)」
凛「(....よがり声をあげている)」
凛「....」
848: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:34:25.17:zVvLgkzO0 (21/25)
凛「....」
凛「(そして物語はメイン)」
凛「(外耳孔へ)」
凛「....」チュルチュル
凛「....」ニュル
凛「....」グポグポ
凛「(ん~)」
凛「(最初舌に広がるのはほろ苦さ)」
凛「(でも味わうごとに、それにもいくつか種類があることを知る)」
凛「(そしてそれは、奥へ舌を向かわせるほどに深みを増していくんだ)」
凛「....」
凛「(そして物語はメイン)」
凛「(外耳孔へ)」
凛「....」チュルチュル
凛「....」ニュル
凛「....」グポグポ
凛「(ん~)」
凛「(最初舌に広がるのはほろ苦さ)」
凛「(でも味わうごとに、それにもいくつか種類があることを知る)」
凛「(そしてそれは、奥へ舌を向かわせるほどに深みを増していくんだ)」
849: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:40:21.88:zVvLgkzO0 (22/25)
『んぃっ』ビクン
凛「....」ピタ
輝子「はぁ....はぁ....」
りあむ「いきなり輝子ちゃんの耳を舐め始めたかと思ったら」
りあむ「今度は突然止まって....」
りあむ「どうしたの?」
凛「....」
凛「(....もう少しで)」
凛「(何かが)」
凛「....」
『んぃっ』ビクン
凛「....」ピタ
輝子「はぁ....はぁ....」
りあむ「いきなり輝子ちゃんの耳を舐め始めたかと思ったら」
りあむ「今度は突然止まって....」
りあむ「どうしたの?」
凛「....」
凛「(....もう少しで)」
凛「(何かが)」
凛「....」
850: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:40:52.15:zVvLgkzO0 (23/25)
凛「....」ズブブ
凛「....」レロ
輝子「んっ....ふっ....ふっ....////」ジュワ
『んんんんぅぅ............////』ビクビク
凛「(もっと)」
凛「....」チュル
凛「....」チュルチュル
凛「....」チュルチュルチュル
輝子「あ゛っ!!!」ビクン
『き゛ぃ゛っ!!!』ガクガク
凛「(もっと!)」
凛「....」ズブブ
凛「....」レロ
輝子「んっ....ふっ....ふっ....////」ジュワ
『んんんんぅぅ............////』ビクビク
凛「(もっと)」
凛「....」チュル
凛「....」チュルチュル
凛「....」チュルチュルチュル
輝子「あ゛っ!!!」ビクン
『き゛ぃ゛っ!!!』ガクガク
凛「(もっと!)」
851: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:41:22.27:zVvLgkzO0 (24/25)
凛「....」カパッ
凛「ふぅ....」チラ
輝子「」ピクピク
りあむ「しょ、輝子ちゃん....?」
凛「....」
『』ピクピク
凛「....?」
凛「この、光景は」
乃々『』ピクピク
凛「....」
凛「....乃々」
凛「....」カパッ
凛「ふぅ....」チラ
輝子「」ピクピク
りあむ「しょ、輝子ちゃん....?」
凛「....」
『』ピクピク
凛「....?」
凛「この、光景は」
乃々『』ピクピク
凛「....」
凛「....乃々」
852: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/04(月) 22:42:48.84:zVvLgkzO0 (25/25)
本日はここまでとさせていただきます
ラストまで残り数回、もう休みませんのでどうかもう少しだけお付き合いください
明日の夜に再開します
本日はここまでとさせていただきます
ラストまで残り数回、もう休みませんのでどうかもう少しだけお付き合いください
明日の夜に再開します
853:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 22:43:32.02:WohW0J4A0 (1/1)
えぇ……
えぇ……
854:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 22:43:44.24:1qZnvI3Bo (1/1)
おつおつ
耳舐めが伏線になった…だと…っ?
おつおつ
耳舐めが伏線になった…だと…っ?
855:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 22:49:42.34:CnMiwEfS0 (2/2)
しょうもない変態行為がまさかの伏線で大草原
しょうもない変態行為がまさかの伏線で大草原
856:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 23:05:18.24:P6qddrpi0 (1/1)
こんなことで思い出すなw
こんなことで思い出すなw
857:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 23:05:29.94:OfTn9SSDO (1/1)
ちなみに耳は性感帯の一部です
おっぱいよりよく効くそうですので、お試しあれ
ちなみに耳は性感帯の一部です
おっぱいよりよく効くそうですので、お試しあれ
858: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:11:45.59:cXmDXIGH0 (1/55)
凛「輝子、芳乃」
輝子・芳乃「?」
凛「....ちょっといい」
輝子「ど、どうしたんだ....?」
凛「....私も今思いだしたんだけど」
凛「穴の中に、もう1人取り残されてる」
輝子・芳乃「!?」
輝子「う、嘘だろ....?」
凛「輝子、芳乃」
輝子・芳乃「?」
凛「....ちょっといい」
輝子「ど、どうしたんだ....?」
凛「....私も今思いだしたんだけど」
凛「穴の中に、もう1人取り残されてる」
輝子・芳乃「!?」
輝子「う、嘘だろ....?」
859: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:12:16.24:cXmDXIGH0 (2/55)
輝子「だって、消えてた人たちも元に戻って」
輝子「こうやってみんな、いるはずじゃ....」
芳乃「....」
芳乃「....思いだした、ということは」
凛「....うん」
凛「輝子も芳乃も、みんなも、忘れてる」
芳乃「....」
輝子「そんな....」
凛「....」
輝子「だって、消えてた人たちも元に戻って」
輝子「こうやってみんな、いるはずじゃ....」
芳乃「....」
芳乃「....思いだした、ということは」
凛「....うん」
凛「輝子も芳乃も、みんなも、忘れてる」
芳乃「....」
輝子「そんな....」
凛「....」
860: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:12:42.28:cXmDXIGH0 (3/55)
凛「私は今から、その子を」
凛「....乃々を、助けに行く」
輝子「た、助けに行くって....」
輝子「凛さんも、目の前で見ただろ....?」
輝子「穴の入口は、もう消えてるんだ....」
凛「....うん」
芳乃「....それでも、彼女を助けに行く方法を探すのですねー?」
凛「....」コクリ
凛「私は今から、その子を」
凛「....乃々を、助けに行く」
輝子「た、助けに行くって....」
輝子「凛さんも、目の前で見ただろ....?」
輝子「穴の入口は、もう消えてるんだ....」
凛「....うん」
芳乃「....それでも、彼女を助けに行く方法を探すのですねー?」
凛「....」コクリ
861: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:14:19.56:cXmDXIGH0 (4/55)
凛「....今から、あの穴があった現場に行ってみようと思ってる」
凛「....2人にも協力してほしい」
芳乃「もちろんですー」ニコ
輝子「....私も、協力させてほしい」
凛「....ありがとう」
芳乃「大切な人を忘れている」
芳乃「それに気づかないならば、良いのですー」
輝子「でも、気づいてしまったなら」
輝子「取り戻さなきゃ、ダメだ....!」
凛「....」
凛「....今から、あの穴があった現場に行ってみようと思ってる」
凛「....2人にも協力してほしい」
芳乃「もちろんですー」ニコ
輝子「....私も、協力させてほしい」
凛「....ありがとう」
芳乃「大切な人を忘れている」
芳乃「それに気づかないならば、良いのですー」
輝子「でも、気づいてしまったなら」
輝子「取り戻さなきゃ、ダメだ....!」
凛「....」
862: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:15:02.12:cXmDXIGH0 (5/55)
輝子「また夜に、瓦礫の上を進むことになるとはな....」
凛「....」スタスタ
芳乃「....穴が消えた時から閉じ込められているということは」
芳乃「既に10時間以上が経っているのですねー....」
凛「....うん」
輝子「それは、きついな....」
輝子「また夜に、瓦礫の上を進むことになるとはな....」
凛「....」スタスタ
芳乃「....穴が消えた時から閉じ込められているということは」
芳乃「既に10時間以上が経っているのですねー....」
凛「....うん」
輝子「それは、きついな....」
863: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:16:28.13:cXmDXIGH0 (6/55)
凛「あの真っ暗闇の中、1人で過ごすだけでも辛いのに」
凛「乃々はきっと、水も食料も持ってない」
凛「しかも、爆発の影響で穴の中がどうなってるかもわからない」
凛「早くしないと」
輝子「そう、だな....」
芳乃「急ぎましょうー....」
凛「....」ピタ
凛「この辺りだよね」
輝子「穴はなくなったけど、瓦礫がほとんどないのは変わってなくてよかった....」
凛「穴があった場所の周りや、近くの瓦礫の中に何かないかを探そう」
芳乃「手掛かりになるものを見つけましょうー」
凛「うん....!」
手掛かり >>864
凛「あの真っ暗闇の中、1人で過ごすだけでも辛いのに」
凛「乃々はきっと、水も食料も持ってない」
凛「しかも、爆発の影響で穴の中がどうなってるかもわからない」
凛「早くしないと」
輝子「そう、だな....」
芳乃「急ぎましょうー....」
凛「....」ピタ
凛「この辺りだよね」
輝子「穴はなくなったけど、瓦礫がほとんどないのは変わってなくてよかった....」
凛「穴があった場所の周りや、近くの瓦礫の中に何かないかを探そう」
芳乃「手掛かりになるものを見つけましょうー」
凛「うん....!」
手掛かり >>864
864:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 18:17:10.41:c4CyjIxKo (1/2)
ちとせの匂い
ちとせの匂い
865:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 18:17:44.81:c4CyjIxKo (2/2)
あ、(まだ新しい)って入れようとしたら途中送信
あ、(まだ新しい)って入れようとしたら途中送信
866: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:36:22.44:cXmDXIGH0 (7/55)
輝子「ハァ....ハァ....」ガシ
輝子「....」ポイ
芳乃「....」チラ
芳乃「ふむー....」
凛「....」スッ
凛「....」ポイッ
輝子「なかなか、見つからないな....」
芳乃「まだまだですー」
凛「....」
輝子「ハァ....ハァ....」ガシ
輝子「....」ポイ
芳乃「....」チラ
芳乃「ふむー....」
凛「....」スッ
凛「....」ポイッ
輝子「なかなか、見つからないな....」
芳乃「まだまだですー」
凛「....」
867: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:36:52.64:cXmDXIGH0 (8/55)
フワッ
凛「....?」
凛「この匂い....」
輝子「どうしたんだ....?」
凛「何か、匂いがしない?」
芳乃「....」クンクン
芳乃「わたくしには何もー」
輝子「....」クンクン
輝子「私のもちょっと、わからないな....」
フワッ
凛「....?」
凛「この匂い....」
輝子「どうしたんだ....?」
凛「何か、匂いがしない?」
芳乃「....」クンクン
芳乃「わたくしには何もー」
輝子「....」クンクン
輝子「私のもちょっと、わからないな....」
868: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:37:31.41:cXmDXIGH0 (9/55)
凛「....美しくも、どこか儚げな匂いがする」
輝子「それは匂いの表現に適してるのか....?」
凛「....そして」
凛「ついさっきまで嗅いでたような気がする」
芳乃「....」
芳乃「美しくて儚く、先ほどまで嗅いでいたのなら」
芳乃「ちとせ、の匂いではないでしょうかー」
凛「それだ!」
輝子「いやなんでわかるんだ....」
芳乃「失せ物探しこそわたくしの真髄ですのでー」
凛「....美しくも、どこか儚げな匂いがする」
輝子「それは匂いの表現に適してるのか....?」
凛「....そして」
凛「ついさっきまで嗅いでたような気がする」
芳乃「....」
芳乃「美しくて儚く、先ほどまで嗅いでいたのなら」
芳乃「ちとせ、の匂いではないでしょうかー」
凛「それだ!」
輝子「いやなんでわかるんだ....」
芳乃「失せ物探しこそわたくしの真髄ですのでー」
869: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:38:12.56:cXmDXIGH0 (10/55)
輝子「ちとせさんは、まだ穴が解決する前、この辺りを出入りしてたな....」
芳乃「その匂いが残っているのでしょうかー」
輝子「それにしては、時間が経ち過ぎてる気がする....」
凛「いや、この匂いは」
凛「まだ新しい」
輝子「あ、新しいって....」
輝子「ちとせさんが最後にここに来たのは、あの爆弾に想いを込める時じゃないか....?」
凛「....」
凛「とりあえず、この匂いを辿ってみる」
芳乃「それがよいでしょうー」
輝子「ちとせさんは、まだ穴が解決する前、この辺りを出入りしてたな....」
芳乃「その匂いが残っているのでしょうかー」
輝子「それにしては、時間が経ち過ぎてる気がする....」
凛「いや、この匂いは」
凛「まだ新しい」
輝子「あ、新しいって....」
輝子「ちとせさんが最後にここに来たのは、あの爆弾に想いを込める時じゃないか....?」
凛「....」
凛「とりあえず、この匂いを辿ってみる」
芳乃「それがよいでしょうー」
870: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:39:22.81:cXmDXIGH0 (11/55)
凛「....」クンクン
凛「....」クンクン
輝子「....」
輝子「それにしても、凛さんの鼻、どうなってるんだ....?」
輝子「この瓦礫の山の中で、かなり前の匂いを感じられるなんて....」
芳乃「凛は、美しい女性のこととなると異常な力を発揮するのですー」
輝子「性の化け物じゃないか....」ドンビキ
凛「(集中しろ私....)」クンクン
凛「(土の匂いに混じった、微かな美少女臭を見つけろ....)」クンクン
凛「....」クンクン
凛「....」クンクン
輝子「....」
輝子「それにしても、凛さんの鼻、どうなってるんだ....?」
輝子「この瓦礫の山の中で、かなり前の匂いを感じられるなんて....」
芳乃「凛は、美しい女性のこととなると異常な力を発揮するのですー」
輝子「性の化け物じゃないか....」ドンビキ
凛「(集中しろ私....)」クンクン
凛「(土の匂いに混じった、微かな美少女臭を見つけろ....)」クンクン
871: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:39:48.65:cXmDXIGH0 (12/55)
凛「2人とも!」
凛「....これ」
輝子「月明りで、何か光ってる....」
芳乃「瓦礫の下に挟まっているこれは、ちとせの髪の毛でしょうかー」
凛「そうだと思う」
凛「どうしてこれが、こんなところにあるのかはわからないけど」
凛「この瓦礫をどけて、下を確かめてみようと思う」
輝子「でもこれ、結構大きいな....」
凛「お願い」
芳乃「仕方ありませんー」
輝子「やるしかないな....!」
凛「2人とも!」
凛「....これ」
輝子「月明りで、何か光ってる....」
芳乃「瓦礫の下に挟まっているこれは、ちとせの髪の毛でしょうかー」
凛「そうだと思う」
凛「どうしてこれが、こんなところにあるのかはわからないけど」
凛「この瓦礫をどけて、下を確かめてみようと思う」
輝子「でもこれ、結構大きいな....」
凛「お願い」
芳乃「仕方ありませんー」
輝子「やるしかないな....!」
872: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:40:23.19:cXmDXIGH0 (13/55)
凛「いくよ?」
凛「せーの!」
凛「っ....!」ググッ
芳乃「ふっ!」グ
輝子「んんっ!!!」グッ
凛「それっ!」
ゴトッ
凛「いくよ?」
凛「せーの!」
凛「っ....!」ググッ
芳乃「ふっ!」グ
輝子「んんっ!!!」グッ
凛「それっ!」
ゴトッ
873: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:41:26.70:cXmDXIGH0 (14/55)
輝子「なんとか、動いたな....」
芳乃「難敵でしたー....」
凛「....」チラ
凛「!!!」
芳乃「どうしましてー?」
凛「....これ」
輝子「これ、あの時の....」
芳乃「なぜこのようなところにー....」
何があった? >>874
輝子「なんとか、動いたな....」
芳乃「難敵でしたー....」
凛「....」チラ
凛「!!!」
芳乃「どうしましてー?」
凛「....これ」
輝子「これ、あの時の....」
芳乃「なぜこのようなところにー....」
何があった? >>874
874:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 18:43:14.67:c6SRjOOWo (1/1)
ナイフと穴と瓦礫に結びついたロープロープ(穴の方に続いてる)
ナイフと穴と瓦礫に結びついたロープロープ(穴の方に続いてる)
875: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:57:28.38:cXmDXIGH0 (15/55)
輝子「なんで、閉じたはずの穴がこんなところに....」
芳乃「ふむー....」サワサワ
芳乃「わたくしたちが穴に入る時に使っていたロープに間違いありませぬー」
輝子「ご丁寧に滑車までつけっぱなしになってるな....」
輝子「後はナイフ....?」
輝子「物は亜季さんのみたいだけど....」
芳乃「随分と血で汚れておりますねー」
凛「(....そっか)」
輝子「なんで、閉じたはずの穴がこんなところに....」
芳乃「ふむー....」サワサワ
芳乃「わたくしたちが穴に入る時に使っていたロープに間違いありませぬー」
輝子「ご丁寧に滑車までつけっぱなしになってるな....」
輝子「後はナイフ....?」
輝子「物は亜季さんのみたいだけど....」
芳乃「随分と血で汚れておりますねー」
凛「(....そっか)」
876: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:59:01.96:cXmDXIGH0 (16/55)
凛「....」スッ
凛「....」
凛「穴が見つかったなら、やることは1つ」
凛「私がこの中に入る」
芳乃「....」
輝子「大丈夫なのか....?」
芳乃「わたくしも、危険に思えますー」
凛「でもやるしかない」
芳乃「....」
凛「....」スッ
凛「....」
凛「穴が見つかったなら、やることは1つ」
凛「私がこの中に入る」
芳乃「....」
輝子「大丈夫なのか....?」
芳乃「わたくしも、危険に思えますー」
凛「でもやるしかない」
芳乃「....」
877: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 18:59:33.52:cXmDXIGH0 (17/55)
芳乃「....この穴の動力源は、感情」
芳乃「わたくしたちの経験からして、間違いないでしょうー」
芳乃「....そして」
芳乃「消えたはずの穴が、凛を匂いで呼び寄せた先で」
芳乃「中へ入る準備を整えて待っているー....」
芳乃「凛の強い想いに反応し」
芳乃「待ち構えているのではないでしょうかー....」
凛「....」
芳乃「....この穴の動力源は、感情」
芳乃「わたくしたちの経験からして、間違いないでしょうー」
芳乃「....そして」
芳乃「消えたはずの穴が、凛を匂いで呼び寄せた先で」
芳乃「中へ入る準備を整えて待っているー....」
芳乃「凛の強い想いに反応し」
芳乃「待ち構えているのではないでしょうかー....」
凛「....」
878: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 19:00:19.37:cXmDXIGH0 (18/55)
凛「....そんなの私だって」
凛「わかってる」ニコ
芳乃「....」
芳乃「行くのですねー....」
凛「....穴が待ち構えてる?」
凛「望むところだよ」
凛「だってその先で」
凛「乃々が待ってるんだから」ジッ
芳乃「....」
凛「....そんなの私だって」
凛「わかってる」ニコ
芳乃「....」
芳乃「行くのですねー....」
凛「....穴が待ち構えてる?」
凛「望むところだよ」
凛「だってその先で」
凛「乃々が待ってるんだから」ジッ
芳乃「....」
879: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 19:00:56.38:cXmDXIGH0 (19/55)
輝子「だ、だったら私たちも!」
凛「ううん、大丈夫」
凛「もしものことがあった時、世界から消えるのは」
凛「私だけで十分」
輝子「....」
凛「2人はここで待っててほしい」
芳乃「....」コクリ
輝子「だ、だったら私たちも!」
凛「ううん、大丈夫」
凛「もしものことがあった時、世界から消えるのは」
凛「私だけで十分」
輝子「....」
凛「2人はここで待っててほしい」
芳乃「....」コクリ
880: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 19:01:50.22:cXmDXIGH0 (20/55)
凛「....1時間」
凛「私が1時間戻らなかったら、引き上げて」
輝子「....うん」
凛「....」
凛「....行ってくる」
輝子「....」
芳乃「....絶対に」
芳乃「戻ってきなさい!」
輝子「そ、そうだ!約束!」ウンウン
凛「....」
凛「当たり前じゃん」ニッ
凛「....1時間」
凛「私が1時間戻らなかったら、引き上げて」
輝子「....うん」
凛「....」
凛「....行ってくる」
輝子「....」
芳乃「....絶対に」
芳乃「戻ってきなさい!」
輝子「そ、そうだ!約束!」ウンウン
凛「....」
凛「当たり前じゃん」ニッ
881: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 19:03:05.58:cXmDXIGH0 (21/55)
芳乃「....」
輝子「....芳乃さん」
輝子「私たち、これでよかったのかな」
芳乃「....よいはずはないのです」
芳乃「しかし」
芳乃「....辛いことですが」
芳乃「今は、凛を信じるしか」
芳乃「....」グッ
芳乃「....ないのです」
輝子「....」
輝子「凛さん....」
芳乃「....」
輝子「....芳乃さん」
輝子「私たち、これでよかったのかな」
芳乃「....よいはずはないのです」
芳乃「しかし」
芳乃「....辛いことですが」
芳乃「今は、凛を信じるしか」
芳乃「....」グッ
芳乃「....ないのです」
輝子「....」
輝子「凛さん....」
882: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 19:03:37.20:cXmDXIGH0 (22/55)
数時間後に再開します
数時間後に再開します
883:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 19:12:48.43:hgjgPC/A0 (1/1)
乙
しぶわんと蒼クールが両立している…
乙
しぶわんと蒼クールが両立している…
884: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:42:15.18:cXmDXIGH0 (23/55)
凛「....」ズル
凛「....」ズル
凛「(重力の方向が変わってる....)」
凛「(前までは穴の入り口が上で、奥が下だったのに)」
凛「(今は横になってるせいで、這って移動しなきゃいけないなんて....)」
凛「....」
凛「(しかも、穴の中もでこぼこになってるし)」
凛「(明らかに狭くなってる....)」
凛「(爆発の影響なのかな)」
凛「....」
凛「....」ズル
凛「....」ズル
凛「(重力の方向が変わってる....)」
凛「(前までは穴の入り口が上で、奥が下だったのに)」
凛「(今は横になってるせいで、這って移動しなきゃいけないなんて....)」
凛「....」
凛「(しかも、穴の中もでこぼこになってるし)」
凛「(明らかに狭くなってる....)」
凛「(爆発の影響なのかな)」
凛「....」
885: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:42:40.58:cXmDXIGH0 (24/55)
凛「(当てもなく入ってきちゃったけど、どうしよう)」
凛「(穴のどこに乃々がいるのか、全くわからない....)」
凛「(うーん....)」
凛「....」
凛「(そうだ!)」
凛「(当てもなく入ってきちゃったけど、どうしよう)」
凛「(穴のどこに乃々がいるのか、全くわからない....)」
凛「(うーん....)」
凛「....」
凛「(そうだ!)」
886: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:43:37.98:cXmDXIGH0 (25/55)
凛「スー....」スゥ
凛「ハー....」ハァ
凛「(研ぎ澄ませ....)」
凛「(全神経を....)」
凛「....」
凛「(私の鼻に集中させるんだ....)」
凛「....」スンスン
凛「(探せ....)」
凛「(ステップ&スキップ....)」
凛「(安心安全のステップ&スキップの香りを!!!)」カッ
凛「スー....」スゥ
凛「ハー....」ハァ
凛「(研ぎ澄ませ....)」
凛「(全神経を....)」
凛「....」
凛「(私の鼻に集中させるんだ....)」
凛「....」スンスン
凛「(探せ....)」
凛「(ステップ&スキップ....)」
凛「(安心安全のステップ&スキップの香りを!!!)」カッ
887: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:44:07.22:cXmDXIGH0 (26/55)
強い光は放てない テンション低め~♪
今も戸惑い躊躇いを 隠せずにいてごめん~♪
凛「(来た!)」
凛「(脳内でステップ&スキップが再生されたということは)」
凛「(乃々はこっちにいる!)」
凛「(焦らずに急げ!)」ズルズル
凛「....」スンスン
強い光は放てない テンション低め~♪
今も戸惑い躊躇いを 隠せずにいてごめん~♪
凛「(来た!)」
凛「(脳内でステップ&スキップが再生されたということは)」
凛「(乃々はこっちにいる!)」
凛「(焦らずに急げ!)」ズルズル
凛「....」スンスン
888: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:49:28.27:cXmDXIGH0 (27/55)
でも 好きなものは~♪
ずっと変わってなくて~♪
凛「(脳内ステップ&スキップがBメロに移った....)」
凛「(さっきより香りが濃くなってるんだ....)」
凛「....」ズルズル
でも 好きなものは~♪
ずっと変わってなくて~♪
凛「(脳内ステップ&スキップがBメロに移った....)」
凛「(さっきより香りが濃くなってるんだ....)」
凛「....」ズルズル
889: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:50:05.41:cXmDXIGH0 (28/55)
ゴツン
凛「!?」
凛「(な、何これ....)」サワサワ
凛「(塞がってる....)」
凛「(曲は....)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(サビの直前!)」
凛「(乃々までもうすぐなんだ....!)」
ゴツン
凛「!?」
凛「(な、何これ....)」サワサワ
凛「(塞がってる....)」
凛「(曲は....)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(サビの直前!)」
凛「(乃々までもうすぐなんだ....!)」
890: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:50:44.90:cXmDXIGH0 (29/55)
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(....でも)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(ここを通らないと、乃々のところにはいけない....)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(曲もループしてるし....)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(....でも)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(ここを通らないと、乃々のところにはいけない....)」
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
"好き" を貫く強さは~♪
自信あるかも...~♪
凛「(曲もループしてるし....)」
891: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 20:53:38.78:cXmDXIGH0 (30/55)
凛「....」
凛「(これが使えればいいんだけど....)」スッ
凛「....」
凛「(このナイフ)」
凛「(穴に通用するかもしれないと思って持ってきたけど)」
凛「(どうなるかなっ!)」ブン
ブシュッ
凛「(刃が....)」
凛「(通る....!)」
凛「....」
凛「待ってて乃々!!!」
凛「....」
凛「(これが使えればいいんだけど....)」スッ
凛「....」
凛「(このナイフ)」
凛「(穴に通用するかもしれないと思って持ってきたけど)」
凛「(どうなるかなっ!)」ブン
ブシュッ
凛「(刃が....)」
凛「(通る....!)」
凛「....」
凛「待ってて乃々!!!」
892: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:03:18.12:cXmDXIGH0 (31/55)
凛「....」ズル
凛「....」ズル
明日へステップ~♪
さあ まずは歩こう~♪
凛「....」ズル
凛「....」ズル
立ち止まったり~♪
泣いたりして~♪
凛「....」ズル
凛「....」ズル
明日へステップ~♪
さあ まずは歩こう~♪
凛「....」ズル
凛「....」ズル
立ち止まったり~♪
泣いたりして~♪
893: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:03:49.05:cXmDXIGH0 (32/55)
凛「....」ズル
凛「....乃々」ズル
君へスキップ~♪
傍に寄り添うための~♪
凛「乃々」ズル
凛「乃々っ!」ズル
ゴンッ
凛「....」ズル
凛「....乃々」ズル
君へスキップ~♪
傍に寄り添うための~♪
凛「乃々」ズル
凛「乃々っ!」ズル
ゴンッ
894: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:06:50.59:cXmDXIGH0 (33/55)
凛「痛った........」
凛「何これ....」
凛「大きな、一枚の板....?」
凛「あ、降りられる」ピョン
凛「何なのこれ....」
凛「痛った........」
凛「何これ....」
凛「大きな、一枚の板....?」
凛「あ、降りられる」ピョン
凛「何なのこれ....」
895: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:17:34.18:cXmDXIGH0 (34/55)
乃々「....」ボー
凛「....」
乃々「....」ボー
乃々「....」チラ
凛「....」
乃々「....」
乃々「....?」
凛「....乃々」ウルッ
乃々「........................」
乃々「り、凛さん!?」
乃々「....」ボー
凛「....」
乃々「....」ボー
乃々「....」チラ
凛「....」
乃々「....」
乃々「....?」
凛「....乃々」ウルッ
乃々「........................」
乃々「り、凛さん!?」
896: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:18:09.39:cXmDXIGH0 (35/55)
凛「乃々っ!!!」ダッ
凛「もう!やっと見つけた!!!」ギューッ
乃々「どうしてここに!?」
凛「話はあと!」
凛「まずは」スー
乃々「凛さん、くすぐったいです....////」
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
乃々「....」
凛「乃々っ!!!」ダッ
凛「もう!やっと見つけた!!!」ギューッ
乃々「どうしてここに!?」
凛「話はあと!」
凛「まずは」スー
乃々「凛さん、くすぐったいです....////」
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
乃々「....」
897: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:18:36.40:cXmDXIGH0 (36/55)
乃々「....あの、いつまでこれを」
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
乃々「....あの、いつまでこれを」
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
凛「....」スー
898: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:19:15.84:cXmDXIGH0 (37/55)
凛「やっと残り香じゃない生のステップ&スキップを嗅げたよ」
乃々「....」
乃々「あの、私、1日お風呂に入っていないので、その....」
凛「熟成されたおかげで深みが増してるよ」スー
乃々「....恥ずかしいです」ボソ
凛「やっと残り香じゃない生のステップ&スキップを嗅げたよ」
乃々「....」
乃々「あの、私、1日お風呂に入っていないので、その....」
凛「熟成されたおかげで深みが増してるよ」スー
乃々「....恥ずかしいです」ボソ
899: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:20:13.54:cXmDXIGH0 (38/55)
凛「さて次は」
凛「あむあむ」パクリ
乃々「ちょっ!?」
凛「(耳耳、乃々耳こそ耳中の耳、耳界No.1耳だね耳)」モグモグ
乃々「りっ!凛さん!!!」ジタバタ
凛「....」チロ
凛「....」スーッ
乃々「ぁ................////」ピクピク
凛「(まずは耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」
凛「(これは食前酒のようなもの)」
凛「(ここから前菜に入っていく)」
(省略)
凛「さて次は」
凛「あむあむ」パクリ
乃々「ちょっ!?」
凛「(耳耳、乃々耳こそ耳中の耳、耳界No.1耳だね耳)」モグモグ
乃々「りっ!凛さん!!!」ジタバタ
凛「....」チロ
凛「....」スーッ
乃々「ぁ................////」ピクピク
凛「(まずは耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」
凛「(これは食前酒のようなもの)」
凛「(ここから前菜に入っていく)」
(省略)
900: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:20:51.47:cXmDXIGH0 (39/55)
乃々「」ビクンビクン
凛「....」
凛「....うっ」ウルッ
凛「やっとっ....乃々に会えたっ....!」ポロ
乃々「その涙は耳舐めの前じゃダメだったんですか....」
凛「耳を舐めたら急にっ....ひぅ....」
凛「実感がぁ....湧いてきちゃった....こ゛め゛ん゛....」グシャグシャ
乃々「....」
乃々「」ビクンビクン
凛「....」
凛「....うっ」ウルッ
凛「やっとっ....乃々に会えたっ....!」ポロ
乃々「その涙は耳舐めの前じゃダメだったんですか....」
凛「耳を舐めたら急にっ....ひぅ....」
凛「実感がぁ....湧いてきちゃった....こ゛め゛ん゛....」グシャグシャ
乃々「....」
901: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:22:09.80:cXmDXIGH0 (40/55)
乃々「....まあ」
乃々「今回は、凛さんも苦労して私の助けに来てくれましたし」
乃々「そのお礼、ということに
凛「そういうことなら二回戦を」グジュルジュルジュッポジュッポ
乃々「凛さんっ!!??!?」
乃々「....まあ」
乃々「今回は、凛さんも苦労して私の助けに来てくれましたし」
乃々「そのお礼、ということに
凛「そういうことなら二回戦を」グジュルジュルジュッポジュッポ
乃々「凛さんっ!!??!?」
902:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 21:25:54.78:cUK2Bm5DO (1/1)
900越えてこれかよ!
900越えてこれかよ!
903:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 21:26:14.35:8hDZA15Zo (1/3)
変態とシンデレラガールの反復横飛びやめろ
変態とシンデレラガールの反復横飛びやめろ
904: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:37:52.66:cXmDXIGH0 (41/55)
凛「私たちと別れた後、何があったの?」
乃々「散々私の耳を弄んでおいてよくその話に入れますね....」
凛「スッキリしたから」
乃々「そうですか....」
乃々「....あの後、ちとせさんを無事送り届けたところまではよかったんです」
乃々「帰ろうとしたら、穴全体が揺れ始めて」
乃々「徐々に崩れ始めました」
乃々「途中までは私も帰ろうと努力していたんですが」
乃々「出口まではとても間に合いそうもなくて....」
凛「....うん」
凛「私たちと別れた後、何があったの?」
乃々「散々私の耳を弄んでおいてよくその話に入れますね....」
凛「スッキリしたから」
乃々「そうですか....」
乃々「....あの後、ちとせさんを無事送り届けたところまではよかったんです」
乃々「帰ろうとしたら、穴全体が揺れ始めて」
乃々「徐々に崩れ始めました」
乃々「途中までは私も帰ろうと努力していたんですが」
乃々「出口まではとても間に合いそうもなくて....」
凛「....うん」
905: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:38:43.03:cXmDXIGH0 (42/55)
乃々「真っ暗で周りは見えませんでしたけど、もう限界だってことはわかりました」
乃々「....とにかく怖かったんです」
乃々「何かに縋りたかった私は、夢中でリュックを抱きしめました」
乃々「大きな音と共に、周囲が崩れた感覚があったんですが、次第に静かになって」
乃々「目を開けると、私の上にこの天井のような何かが現れていて」
乃々「私を守ってくれていたんです....」
凛「....」
乃々「まだ私は、天に見放されていないんだと」
乃々「諦めちゃダメだと、思いました」
凛「....」
乃々「真っ暗で周りは見えませんでしたけど、もう限界だってことはわかりました」
乃々「....とにかく怖かったんです」
乃々「何かに縋りたかった私は、夢中でリュックを抱きしめました」
乃々「大きな音と共に、周囲が崩れた感覚があったんですが、次第に静かになって」
乃々「目を開けると、私の上にこの天井のような何かが現れていて」
乃々「私を守ってくれていたんです....」
凛「....」
乃々「まだ私は、天に見放されていないんだと」
乃々「諦めちゃダメだと、思いました」
凛「....」
906: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:39:24.85:cXmDXIGH0 (43/55)
凛「....リュックを抱きしめたって言ったよね」
乃々「はい....?」
凛「もしかしたら、あれが反応したのかも」
乃々「あれ?」
凛「2回目の穴突入の時に、ちひろさんの机の中に入ってた石持って行くって言ってたでしょ」
乃々「あぁ、凛さんが300個くら詰め込んでいたあれですか....」
凛「....」
凛「....実は乃々のリュックにも入れてたんだよね」
乃々「!?」
凛「....リュックを抱きしめたって言ったよね」
乃々「はい....?」
凛「もしかしたら、あれが反応したのかも」
乃々「あれ?」
凛「2回目の穴突入の時に、ちひろさんの机の中に入ってた石持って行くって言ってたでしょ」
乃々「あぁ、凛さんが300個くら詰め込んでいたあれですか....」
凛「....」
凛「....実は乃々のリュックにも入れてたんだよね」
乃々「!?」
907: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:40:09.14:cXmDXIGH0 (44/55)
乃々「自分で持つって約束したじゃないですか!!!」
凛「いや私も持ってたよ」
凛「ただ乃々のリュックにも300個入れてただけ」
乃々「不自然に重いと思ったらそういうことだったんですか....」
凛「でもさ、きっとあの300個の石が何らかの形で」
凛「この天井になってくれたんだよ」ニコ
乃々「....」
乃々「....そう、ですね」
乃々「....」
乃々「....物凄く結果論じゃないですか!」
凛「てへ」
乃々「自分で持つって約束したじゃないですか!!!」
凛「いや私も持ってたよ」
凛「ただ乃々のリュックにも300個入れてただけ」
乃々「不自然に重いと思ったらそういうことだったんですか....」
凛「でもさ、きっとあの300個の石が何らかの形で」
凛「この天井になってくれたんだよ」ニコ
乃々「....」
乃々「....そう、ですね」
乃々「....」
乃々「....物凄く結果論じゃないですか!」
凛「てへ」
908:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 21:50:46.63:zSEc6Cxd0 (1/1)
天井(物理)は流石に草
天井(物理)は流石に草
909:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 21:55:47.59:8hDZA15Zo (2/3)
あ~
あー!
そういうことかぁ!
あ~
あー!
そういうことかぁ!
910: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:58:02.46:cXmDXIGH0 (45/55)
凛「というかさ」
凛「私、乃々はもっと弱ってると思ってたけど」
凛「思ったより元気そうだね」
乃々「あ、はい、食べ物も飲み物もあったのでなんとか....」
凛「そんなの持ってたの?」
乃々「いえ、手に入ったのは偶然なんですけど....」
乃々「穴の崩壊から身を守った後」
乃々「天井が光っているおかげで、この辺りは視界が通ることに気付いたので」
乃々「うろうろしていたら、これが落ちてまして....」スッ
凛「というかさ」
凛「私、乃々はもっと弱ってると思ってたけど」
凛「思ったより元気そうだね」
乃々「あ、はい、食べ物も飲み物もあったのでなんとか....」
凛「そんなの持ってたの?」
乃々「いえ、手に入ったのは偶然なんですけど....」
乃々「穴の崩壊から身を守った後」
乃々「天井が光っているおかげで、この辺りは視界が通ることに気付いたので」
乃々「うろうろしていたら、これが落ちてまして....」スッ
911: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 21:59:44.18:cXmDXIGH0 (46/55)
凛「....キノコ?」
乃々「おそらく....」
凛「結構大きいね」
凛「でも、そんなの食べて大丈夫なの?」
乃々「鉢植えに入っていたので、誰かが育てていた物なのかなと....」
凛「だからって安全とは限らないでしょ....」
凛「それに、ここって火ないよね?生食は心配だよ....」
乃々「お腹が空いてしまったので....」
凛「たまにアクティブだよね、乃々」
凛「....キノコ?」
乃々「おそらく....」
凛「結構大きいね」
凛「でも、そんなの食べて大丈夫なの?」
乃々「鉢植えに入っていたので、誰かが育てていた物なのかなと....」
凛「だからって安全とは限らないでしょ....」
凛「それに、ここって火ないよね?生食は心配だよ....」
乃々「お腹が空いてしまったので....」
凛「たまにアクティブだよね、乃々」
912: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:00:43.94:cXmDXIGH0 (47/55)
乃々「水、というか水分なんですけど....」
乃々「そこの端の方に、液体が溜まっていまして....」
凛「....」
凛「の、飲んだの....?」
乃々「水分の不足は命にかかわりますから、やむを得なく....」
凛「....大丈夫なのそれ」
乃々「色は若干黄色でした、臭いは少し独特のものがありましたね....」
乃々「味はほとんどありませんでした....」
乃々「今のところ体調に問題はないので、きっと無害な液体だったんだと思います....」
凛「一体何飲んだの....」
乃々「さぁ....」
乃々「水、というか水分なんですけど....」
乃々「そこの端の方に、液体が溜まっていまして....」
凛「....」
凛「の、飲んだの....?」
乃々「水分の不足は命にかかわりますから、やむを得なく....」
凛「....大丈夫なのそれ」
乃々「色は若干黄色でした、臭いは少し独特のものがありましたね....」
乃々「味はほとんどありませんでした....」
乃々「今のところ体調に問題はないので、きっと無害な液体だったんだと思います....」
凛「一体何飲んだの....」
乃々「さぁ....」
913:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 22:00:58.26:8fduUT/Io (1/1)
ほとんどのキノコ(普通に販売されているものを含む)は生食ヤバイです。良い子は真似しないでね
ほとんどのキノコ(普通に販売されているものを含む)は生食ヤバイです。良い子は真似しないでね
914: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:06:29.59:cXmDXIGH0 (48/55)
乃々「でも、一番私の支えになったのは」
乃々「....凛さんです」ニコ
凛「....そんな」
凛「私なんて、乃々のこと忘れてたんだよ?」
凛「きっかけがなかったら、忘れたままだったかもしれない」
乃々「それは、仕方ないですよ」
凛「....仕方なくなんかないよ!」
乃々「....凛さん」
凛「....」
凛「結局、こんなところに乃々を何時間も待たせて」
乃々「それでも凛さんは、約束を守ってくれました」
凛「....約束?」
乃々「でも、一番私の支えになったのは」
乃々「....凛さんです」ニコ
凛「....そんな」
凛「私なんて、乃々のこと忘れてたんだよ?」
凛「きっかけがなかったら、忘れたままだったかもしれない」
乃々「それは、仕方ないですよ」
凛「....仕方なくなんかないよ!」
乃々「....凛さん」
凛「....」
凛「結局、こんなところに乃々を何時間も待たせて」
乃々「それでも凛さんは、約束を守ってくれました」
凛「....約束?」
915: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:07:43.26:cXmDXIGH0 (49/55)
乃々「『何があっても私は、乃々を守るよ 』って」
乃々「あの言葉があったから、私は」
乃々「この暗闇の中で、足掻こうと思いました」ニコ
凛「....」
凛「....言ったっけそんなこと?」
乃々「ひ、酷い!」
凛「だって、私が乃々を守るなんて当たり前のことだし」
乃々「....そうやって誤魔化して、ズルいですよ」プイ
凛「ごめんごめん」アハハ
乃々「『何があっても私は、乃々を守るよ 』って」
乃々「あの言葉があったから、私は」
乃々「この暗闇の中で、足掻こうと思いました」ニコ
凛「....」
凛「....言ったっけそんなこと?」
乃々「ひ、酷い!」
凛「だって、私が乃々を守るなんて当たり前のことだし」
乃々「....そうやって誤魔化して、ズルいですよ」プイ
凛「ごめんごめん」アハハ
916: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:11:15.00:cXmDXIGH0 (50/55)
凛「....そろそろ帰ろっか」
凛「上で輝子と芳乃が待ってる」
乃々「....そうですね」
乃々「ここも、いつまで持つかわかりませんし....」
乃々「....」
凛「どうかした?」
乃々「....いえ」
凛「....そろそろ帰ろっか」
凛「上で輝子と芳乃が待ってる」
乃々「....そうですね」
乃々「ここも、いつまで持つかわかりませんし....」
乃々「....」
凛「どうかした?」
乃々「....いえ」
917: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:11:52.92:cXmDXIGH0 (51/55)
乃々「あんなに心細かった穴の中も」
乃々「凛さんが来たら、むしろ楽しいくらいで....」ポロッ
乃々「っ....」ポロポロ
乃々「....凛さん」ギュッ
凛「....」
乃々「来てくれて」ポロポロ
乃々「私を思いだしてくれてっ....ありがとうございますっ....」クシャクシャ
凛「....」
凛「....」ギュッ
乃々「あんなに心細かった穴の中も」
乃々「凛さんが来たら、むしろ楽しいくらいで....」ポロッ
乃々「っ....」ポロポロ
乃々「....凛さん」ギュッ
凛「....」
乃々「来てくれて」ポロポロ
乃々「私を思いだしてくれてっ....ありがとうございますっ....」クシャクシャ
凛「....」
凛「....」ギュッ
918: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:18:39.72:cXmDXIGH0 (52/55)
乃々「....」ズル
凛「....」ズル
乃々「....」ズル
乃々「まさか、穴の重力の方向まで変わっているなんて....」
凛「本当、この穴のことは結局最後までわからなかったね」
乃々「あまりわかりたくもないですけど....」
凛「確かに」フフッ
乃々「....」
乃々「....」ズル
凛「....」ズル
乃々「....」ズル
乃々「まさか、穴の重力の方向まで変わっているなんて....」
凛「本当、この穴のことは結局最後までわからなかったね」
乃々「あまりわかりたくもないですけど....」
凛「確かに」フフッ
乃々「....」
919: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:19:13.58:cXmDXIGH0 (53/55)
乃々「....凛さん」
凛「何?」
乃々「もう1つの約束、覚えてますか....?」
凛「....」
凛「....?」キョトン
乃々「こっちも忘れているんですか!?」プンスカ
乃々「私ばっかり期待させられてます....」ボソ
凛「....」
凛「....その話は、無事帰り着いてからでも」
凛「遅くはないでしょ」
乃々「!」
乃々「....凛さん」
凛「何?」
乃々「もう1つの約束、覚えてますか....?」
凛「....」
凛「....?」キョトン
乃々「こっちも忘れているんですか!?」プンスカ
乃々「私ばっかり期待させられてます....」ボソ
凛「....」
凛「....その話は、無事帰り着いてからでも」
凛「遅くはないでしょ」
乃々「!」
920: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:20:19.54:cXmDXIGH0 (54/55)
乃々「やっぱり覚えて
凛「見えてきた」
乃々「....光!」
凛「....よいしょ」
凛「はい」スッ
凛「つかまって」ニコ
乃々「....」
乃々「....」グイ
乃々「....」
凛「おかえり、乃々」
乃々「やっぱり覚えて
凛「見えてきた」
乃々「....光!」
凛「....よいしょ」
凛「はい」スッ
凛「つかまって」ニコ
乃々「....」
乃々「....」グイ
乃々「....」
凛「おかえり、乃々」
921: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/05(火) 22:22:04.57:cXmDXIGH0 (55/55)
本日はここまでとさせていただきます
明日、少しだけエピローグを書いて終了になります
よろしくお願いします
本日はここまでとさせていただきます
明日、少しだけエピローグを書いて終了になります
よろしくお願いします
922:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 22:22:48.69:iuK4Z8pro (1/1)
ちとせの残り香があったのは未回収?
ちとせの残り香があったのは未回収?
923:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 22:25:22.27:UXfuirVE0 (1/1)
おつ。回収されるかなぁ
(みんながちとせを忘れるENDだったりして)
おつ。回収されるかなぁ
(みんながちとせを忘れるENDだったりして)
924:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/05(火) 23:16:48.39:8hDZA15Zo (3/3)
おつおつ
おつおつ
925: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 21:59:51.45:RD9Cj+ll0 (1/22)
乃々「....」
乃々「....あの」
凛「?」
乃々「....なぜ私は、昨日の今日でドレスを着ているのでしょうか」
凛「ドレスじゃないよ、ウエディングドレス」
乃々「別にどちらでもいいんですけど....」
凛「よくないよ!ただのドレスとウエディングドレスは全く違うから!!!」バーン
乃々「は、はぁ....」
乃々「....」
乃々「....あの」
凛「?」
乃々「....なぜ私は、昨日の今日でドレスを着ているのでしょうか」
凛「ドレスじゃないよ、ウエディングドレス」
乃々「別にどちらでもいいんですけど....」
凛「よくないよ!ただのドレスとウエディングドレスは全く違うから!!!」バーン
乃々「は、はぁ....」
926: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:00:30.55:RD9Cj+ll0 (2/22)
乃々「というか、急だったのにこんな立派なドレスどうやって....」
凛「何のためにアイドルやって来たと思ってるの?」
凛「こういう時のためだよ」ニコ
乃々「それに、こんなに大きな教会を貸し切って....」
凛「何のためにアイドルやって来たと思ってるの?」
凛「こういう時のためだよ」ニコ
乃々「それはもういいですから....」
乃々「というか、急だったのにこんな立派なドレスどうやって....」
凛「何のためにアイドルやって来たと思ってるの?」
凛「こういう時のためだよ」ニコ
乃々「それに、こんなに大きな教会を貸し切って....」
凛「何のためにアイドルやって来たと思ってるの?」
凛「こういう時のためだよ」ニコ
乃々「それはもういいですから....」
927: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:01:03.70:RD9Cj+ll0 (3/22)
乃々「そもそも、今これを着てもただのコスプレでは....」
凛「乃々が言ったんでしょ!」
凛「『凛さん....結婚したくてしたくて仕方ないので結婚してください....』」
乃々「全くもってこれっぽっちも言ってません....」
乃々「....私は、凛さんが言っていたことを思いだしたので」
乃々「ちょっとした冗談のつもりで....」
凛「乃々は私と結婚したくないの?」
乃々「....したくないというか、その」
乃々「日本でそれは無理じゃないですか....」
凛「知ってる」
乃々「そもそも、今これを着てもただのコスプレでは....」
凛「乃々が言ったんでしょ!」
凛「『凛さん....結婚したくてしたくて仕方ないので結婚してください....』」
乃々「全くもってこれっぽっちも言ってません....」
乃々「....私は、凛さんが言っていたことを思いだしたので」
乃々「ちょっとした冗談のつもりで....」
凛「乃々は私と結婚したくないの?」
乃々「....したくないというか、その」
乃々「日本でそれは無理じゃないですか....」
凛「知ってる」
928: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:01:42.31:RD9Cj+ll0 (4/22)
凛「だから今は、これで我慢して欲しい」
乃々「....今は?」
凛「私が戸籍法を変える」
乃々「えぇ....」
凛「ついでに憲法も変える」
乃々「そんなことどうやって....」
凛「私たちは世界を救ったんだから、このくらい簡単だよ」グッ
乃々「....」
乃々「....そうかもしれません」フフッ
凛「さ、行こうか」スッ
乃々「....」ギュッ
乃々「....はい」ニコ
凛「だから今は、これで我慢して欲しい」
乃々「....今は?」
凛「私が戸籍法を変える」
乃々「えぇ....」
凛「ついでに憲法も変える」
乃々「そんなことどうやって....」
凛「私たちは世界を救ったんだから、このくらい簡単だよ」グッ
乃々「....」
乃々「....そうかもしれません」フフッ
凛「さ、行こうか」スッ
乃々「....」ギュッ
乃々「....はい」ニコ
929: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:02:09.93:RD9Cj+ll0 (5/22)
輝子「....」
芳乃「....」
輝子「どうして、私たちだけここにいるんだろう....」
輝子「結婚式をするなら、みんなも呼べばいいのに....」
芳乃「本番は後々行うので、今はわたくしたちだけでいいそうですよー」
輝子「そ、そうか....」
輝子「....」
輝子「....」
芳乃「....」
輝子「どうして、私たちだけここにいるんだろう....」
輝子「結婚式をするなら、みんなも呼べばいいのに....」
芳乃「本番は後々行うので、今はわたくしたちだけでいいそうですよー」
輝子「そ、そうか....」
輝子「....」
930: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:02:45.88:RD9Cj+ll0 (6/22)
輝子「いやそれなら今やる必要はあるのか...?」
輝子「ボノノちゃんと凛さんが帰ってきてから、まだ1日も経ってないんだぞ....」
芳乃「それだけ、2人の心を突き動かす何かがあったのでしょうかー」
輝子「主に凛さんだと思うけどな....」
輝子「そもそも凛さん、まともに寝てるのか....?」
芳乃「帰ってきた後から今までずっと、この式の準備に走り回っていましたねー」
輝子「昨日だって、そんなに寝てなかったはずなのにどうなってるんだ....」
芳乃「これが本気、というものなのでしょうー」
輝子「さすが一流アイドルだな....」
輝子「いやそれなら今やる必要はあるのか...?」
輝子「ボノノちゃんと凛さんが帰ってきてから、まだ1日も経ってないんだぞ....」
芳乃「それだけ、2人の心を突き動かす何かがあったのでしょうかー」
輝子「主に凛さんだと思うけどな....」
輝子「そもそも凛さん、まともに寝てるのか....?」
芳乃「帰ってきた後から今までずっと、この式の準備に走り回っていましたねー」
輝子「昨日だって、そんなに寝てなかったはずなのにどうなってるんだ....」
芳乃「これが本気、というものなのでしょうー」
輝子「さすが一流アイドルだな....」
931: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:03:16.02:RD9Cj+ll0 (7/22)
芳乃「....そういえば、輝子が神父役なのですねー?」
輝子「芳乃さんが拒否したからこうなったんだ....」
芳乃「わたくし、異国の文化には疎いのでしてー」
輝子「私だって、別に詳しくないんだが....」
芳乃「今回は形だけですから、問題ないのではー」
輝子「そういうものなのかな....」
芳乃「....そういえば、輝子が神父役なのですねー?」
輝子「芳乃さんが拒否したからこうなったんだ....」
芳乃「わたくし、異国の文化には疎いのでしてー」
輝子「私だって、別に詳しくないんだが....」
芳乃「今回は形だけですから、問題ないのではー」
輝子「そういうものなのかな....」
932: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:03:44.06:RD9Cj+ll0 (8/22)
ガチャリ
輝子「あ、来た来た....」
芳乃「新婦が新婦の手を引いて、共に出てくるのはなんとも不思議な姿ですねー」
輝子「普通は別々に出てくるんだけどな....」
凛「....」
乃々「....」
芳乃「お2人とも、とても綺麗ですー」
輝子「凛さん、一流のメイクさんとかスタイリストさんを連れてきてたからな....」
輝子「どうやったらあんなことが出来るんだ....」
芳乃「それが愛というものですー」ニコニコ
ガチャリ
輝子「あ、来た来た....」
芳乃「新婦が新婦の手を引いて、共に出てくるのはなんとも不思議な姿ですねー」
輝子「普通は別々に出てくるんだけどな....」
凛「....」
乃々「....」
芳乃「お2人とも、とても綺麗ですー」
輝子「凛さん、一流のメイクさんとかスタイリストさんを連れてきてたからな....」
輝子「どうやったらあんなことが出来るんだ....」
芳乃「それが愛というものですー」ニコニコ
933: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:04:13.15:RD9Cj+ll0 (9/22)
輝子「....」
輝子「....結局、あの穴はどうなったのかな」
芳乃「....」
芳乃「どうなったも何も、あの後すぐに消えてしまったではないですかー」
輝子「....うん」
芳乃「....」
輝子「....」
輝子「....結局、あの穴はどうなったのかな」
芳乃「....」
芳乃「どうなったも何も、あの後すぐに消えてしまったではないですかー」
輝子「....うん」
芳乃「....」
934: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:06:56.78:RD9Cj+ll0 (10/22)
芳乃「....一度消えた後に再度現れ、匂いによって凛にその存在を示し」
芳乃「穴への突入へと導いたのは」
芳乃「乃々だけではなく凛も、道連れにしようとしたのかもしれませんー....」
輝子「2人が戻ってきたのも間一髪だったしな....」
輝子「....」
輝子「穴は、残された最後の力を振り絞ってまで」
輝子「1人でも多くの人間を、食らおうとしたのかな....」
芳乃「....」
芳乃「....一度消えた後に再度現れ、匂いによって凛にその存在を示し」
芳乃「穴への突入へと導いたのは」
芳乃「乃々だけではなく凛も、道連れにしようとしたのかもしれませんー....」
輝子「2人が戻ってきたのも間一髪だったしな....」
輝子「....」
輝子「穴は、残された最後の力を振り絞ってまで」
輝子「1人でも多くの人間を、食らおうとしたのかな....」
芳乃「....」
935: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:07:35.45:RD9Cj+ll0 (11/22)
輝子「一体何がそこまで、あの穴にそこまでさせるんだろう....」
芳乃「....」
芳乃「....わたくしたちには、その謎を解くのはまだ早すぎるのかもしれませんー」
輝子「....いくら時間が経っても、解ける気はしないけどな」
芳乃「....」
凛「輝子ー!」
輝子「あ、呼ばれてる」
芳乃「神父役、頑張るのでしてー」フリフリ
輝子「不安だ....」
輝子「一体何がそこまで、あの穴にそこまでさせるんだろう....」
芳乃「....」
芳乃「....わたくしたちには、その謎を解くのはまだ早すぎるのかもしれませんー」
輝子「....いくら時間が経っても、解ける気はしないけどな」
芳乃「....」
凛「輝子ー!」
輝子「あ、呼ばれてる」
芳乃「神父役、頑張るのでしてー」フリフリ
輝子「不安だ....」
936: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:08:03.44:RD9Cj+ll0 (12/22)
乃々「輝子ちゃんがやるんですね....」
輝子「ごめんな、私なんかで....」
乃々「いえ、むしろ本物の外国の方より緊張しないので安心です....」
輝子「そ、そうか....」
凛「じゃ、打ち合わせ通りに」
輝子「ああ....」
輝子「えーっと」
乃々「輝子ちゃんがやるんですね....」
輝子「ごめんな、私なんかで....」
乃々「いえ、むしろ本物の外国の方より緊張しないので安心です....」
輝子「そ、そうか....」
凛「じゃ、打ち合わせ通りに」
輝子「ああ....」
輝子「えーっと」
937: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:08:38.89:RD9Cj+ll0 (13/22)
輝子「それでは、指輪の交換を」
乃々「いきなりですか!?」
乃々「もっとこう、色々あるじゃないですか!」
凛「いいのいいの、どうせ本番は後からやるんだし」
凛「今日は気分だけ、ね?」
乃々「その割には色々と本格的な部分も多くないですか....」
凛「はいこれ」スッ
乃々「....」
乃々「////」
凛「かわいい」
乃々「や、やめてください....////」
輝子「それでは、指輪の交換を」
乃々「いきなりですか!?」
乃々「もっとこう、色々あるじゃないですか!」
凛「いいのいいの、どうせ本番は後からやるんだし」
凛「今日は気分だけ、ね?」
乃々「その割には色々と本格的な部分も多くないですか....」
凛「はいこれ」スッ
乃々「....」
乃々「////」
凛「かわいい」
乃々「や、やめてください....////」
938: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:09:09.33:RD9Cj+ll0 (14/22)
凛「次、乃々の番だよ」
乃々「はい....」
乃々「....」スッ
凛「....ありがと」ニコッ
乃々「いえ....////」
輝子「....」
輝子「あの、2人とも....」
乃々・凛「?」
凛「次、乃々の番だよ」
乃々「はい....」
乃々「....」スッ
凛「....ありがと」ニコッ
乃々「いえ....////」
輝子「....」
輝子「あの、2人とも....」
乃々・凛「?」
939: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:09:53.71:RD9Cj+ll0 (15/22)
輝子「凛さんの指輪に通した指、どこにいったんだ?」
凛「どこって、私指詰めてないんだからここに」スカッ
凛「....」
凛「....ない」
乃々「!?!!?!!??!?!?!?」
乃々「えっ!?凛さんの指がいつの間にか切断されてしまったんですか!?」
凛「いや別に痛くはないしなあ」スポッ
凛「ほら、指輪外したらちゃんとあるよ」
乃々「えぇ...?」
輝子「....」
輝子「凛さんの指輪に通した指、どこにいったんだ?」
凛「どこって、私指詰めてないんだからここに」スカッ
凛「....」
凛「....ない」
乃々「!?!!?!!??!?!?!?」
乃々「えっ!?凛さんの指がいつの間にか切断されてしまったんですか!?」
凛「いや別に痛くはないしなあ」スポッ
凛「ほら、指輪外したらちゃんとあるよ」
乃々「えぇ...?」
輝子「....」
940: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:10:30.23:RD9Cj+ll0 (16/22)
輝子「....それもしかして、指輪の中にあの穴がまた現れ
凛「輝子、続けて?」
輝子「え」
乃々「続けるんですか!?」
輝子「いやでも、またあの穴が現れたなら早く
凛「続けて?」ニッコリ
芳乃「続けるのでしてー」
輝子「(野次を飛ばすな)」
輝子「....」
輝子「....それもしかして、指輪の中にあの穴がまた現れ
凛「輝子、続けて?」
輝子「え」
乃々「続けるんですか!?」
輝子「いやでも、またあの穴が現れたなら早く
凛「続けて?」ニッコリ
芳乃「続けるのでしてー」
輝子「(野次を飛ばすな)」
輝子「....」
941: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:11:16.46:RD9Cj+ll0 (17/22)
輝子「....誓いのキスを」
乃々「輝子ちゃん!?」
凛「穴のことはほんっっっのちょっぴりだけ気になるけど」
凛「神父さんもこう言ってることだし」
乃々「神父さんも何もこの人ただの輝子ちゃんじゃないですか!?」
凛「誓いのキスが嫌なら誓いの耳舐めにする?」
乃々「それは絶対に嫌です!」
凛「またまたー、乃々もちょっと癖になってきたんじゃないの?」
乃々「そんなことは....ない....と思いますけど....」
輝子「....誓いのキスを」
乃々「輝子ちゃん!?」
凛「穴のことはほんっっっのちょっぴりだけ気になるけど」
凛「神父さんもこう言ってることだし」
乃々「神父さんも何もこの人ただの輝子ちゃんじゃないですか!?」
凛「誓いのキスが嫌なら誓いの耳舐めにする?」
乃々「それは絶対に嫌です!」
凛「またまたー、乃々もちょっと癖になってきたんじゃないの?」
乃々「そんなことは....ない....と思いますけど....」
942: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:12:24.90:RD9Cj+ll0 (18/22)
凛「はいはい」スッ
乃々「っ....////」
凛「やっとベール越しじゃない顔が見られた」クスッ
凛「うん、やっぱりかわいい」
乃々「////」
乃々「....」
乃々「....どうぞ」
凛「....」
凛「いただきます」
輝子「キスの前に言う言葉じゃないだろ....」
凛「はいはい」スッ
乃々「っ....////」
凛「やっとベール越しじゃない顔が見られた」クスッ
凛「うん、やっぱりかわいい」
乃々「////」
乃々「....」
乃々「....どうぞ」
凛「....」
凛「いただきます」
輝子「キスの前に言う言葉じゃないだろ....」
943: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:13:10.85:RD9Cj+ll0 (19/22)
凛「さてと」ツヤツヤ
凛「満足した?」
乃々「凛さんには負けますけど....」
乃々「満足は、はい、とても....////」
凛「よしよし」
輝子「....」
輝子「私たちは一体何を見せられているんだ....?」
芳乃「それはー....」
芳乃「....」
芳乃「愛、でしてー」
輝子「どうせ見るなら、もっとちゃんとした愛を見たいような....」
凛「さてと」ツヤツヤ
凛「満足した?」
乃々「凛さんには負けますけど....」
乃々「満足は、はい、とても....////」
凛「よしよし」
輝子「....」
輝子「私たちは一体何を見せられているんだ....?」
芳乃「それはー....」
芳乃「....」
芳乃「愛、でしてー」
輝子「どうせ見るなら、もっとちゃんとした愛を見たいような....」
944: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:13:40.99:RD9Cj+ll0 (20/22)
凛「で、これなんだけど」スッ
芳乃「おー」
輝子「これは間違いなく....」
乃々「穴ですね....」
凛「指輪の中に開くなんて、器用だなー」
芳乃「どうするんでしてー?」
輝子「せっかく終わったと思ったのに....」
乃々「仕方ないですよ、穴ですから....」
凛「まあまあ」
凛「また消しちゃえばいいだけの話だし」
乃々「簡単に言いますね....」
凛「で、これなんだけど」スッ
芳乃「おー」
輝子「これは間違いなく....」
乃々「穴ですね....」
凛「指輪の中に開くなんて、器用だなー」
芳乃「どうするんでしてー?」
輝子「せっかく終わったと思ったのに....」
乃々「仕方ないですよ、穴ですから....」
凛「まあまあ」
凛「また消しちゃえばいいだけの話だし」
乃々「簡単に言いますね....」
945: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:14:27.28:RD9Cj+ll0 (21/22)
凛「とりあえずこの指輪潰すか」
乃々「凛さん!?」
輝子「あ、これ結婚式に水差されて内心キレてるやつだな....」
芳乃「穏やかではありませんねー」ニコニコ
凛「穴....覚悟しておいて....」
凛「私と乃々の式を邪魔しておいて、タダでは帰さないよ....」
凛「ここからが本当の始まりだから....」
乃々「....」
乃々「もうこりごりなんですけど....」
【完】
凛「とりあえずこの指輪潰すか」
乃々「凛さん!?」
輝子「あ、これ結婚式に水差されて内心キレてるやつだな....」
芳乃「穏やかではありませんねー」ニコニコ
凛「穴....覚悟しておいて....」
凛「私と乃々の式を邪魔しておいて、タダでは帰さないよ....」
凛「ここからが本当の始まりだから....」
乃々「....」
乃々「もうこりごりなんですけど....」
【完】
946: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/06(水) 22:15:43.68:RD9Cj+ll0 (22/22)
最後までお付き合いいただきありがとうございました
ただの一発ネタのはずがあわや1000レス、こんなに長くなってしまうとは驚きです
モバマスの安価スレは最近ほぼないと聞いていたので、心配していましたが
皆様のおかげで、非常に楽しい作品に仕上がったと思います
楽しかったので、近いうちにまた安価スレをやりたいです
20日間以上に渡ってほぼ毎日、このような酷い作品に参加してくださった皆様に心よりの感謝を申し上げます
本当にありがとうございました
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
ただの一発ネタのはずがあわや1000レス、こんなに長くなってしまうとは驚きです
モバマスの安価スレは最近ほぼないと聞いていたので、心配していましたが
皆様のおかげで、非常に楽しい作品に仕上がったと思います
楽しかったので、近いうちにまた安価スレをやりたいです
20日間以上に渡ってほぼ毎日、このような酷い作品に参加してくださった皆様に心よりの感謝を申し上げます
本当にありがとうございました
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
947:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/06(水) 22:19:03.25:HK7lodtA0 (1/1)
乙乙
てっきりシュタゲみたいな展開をするのかと
結構あとのほうまで思ってた
乙乙
てっきりシュタゲみたいな展開をするのかと
結構あとのほうまで思ってた
948:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/06(水) 22:20:49.94:SWThS0zF0 (1/1)
おつ、わかる
ちとせあたりが過去改変しそうに思ってた
おつ、わかる
ちとせあたりが過去改変しそうに思ってた
949:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/06(水) 22:36:04.68:yDbYPz9f0 (1/1)
あのとっちらかった安価をよくもまぁまとめたもんだよホントに
あのとっちらかった安価をよくもまぁまとめたもんだよホントに
950:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/06(水) 22:59:40.96:o2OnGmiiO (1/1)
乙
収拾つくか心配だったけど良く頑張ってまとめきった
乙
収拾つくか心配だったけど良く頑張ってまとめきった
951:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/06(水) 23:17:13.17:o08rZSMVo (1/1)
おつおつ
いやよくおまとめになられました…
楽しかったです!
ありがとう!
おつおつ
いやよくおまとめになられました…
楽しかったです!
ありがとう!
952:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/07(木) 00:05:15.38:lnyFGpjU0 (1/1)
乙
穴とはなんだったのか
乙
穴とはなんだったのか
953:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/07(木) 00:49:43.82:35InFV8D0 (1/1)
乙
あんなにとっ散らかってたのに1スレで纏め上げるとは・・・
最後に輝子の落としモノを乃々が腹に収めたのは笑った
乙
あんなにとっ散らかってたのに1スレで纏め上げるとは・・・
最後に輝子の落としモノを乃々が腹に収めたのは笑った
954:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/11(月) 06:52:24.28:qRtGSEPCo (1/1)
無事完結してたのかおつおつ
実はちとせお嬢にも穴での体験の記憶残ってたりするのかな…
無事完結してたのかおつおつ
実はちとせお嬢にも穴での体験の記憶残ってたりするのかな…
◆bL5b7ovQmQ さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16916963.html
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