1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:38:57.88xkiV8+dz0 (1/10)

生駒「俺たち、今どこに向かってるんだ?」

無名「東京だよ!生駒!」

生駒「東京か。なんか久しぶりな気がするな」

無名「生駒なんかが東京に行ったことあるの?都だよ?」

生駒「うるさいなあ。まあ、本当かは俺もわからないんだけど」

無名「ふ~ん。そんなに見栄張らなくてもいいのに。」

生駒「見栄なんか張ってねえよ!なあ、逞生!なにか聞き覚えないか...」

逞生「俺も生駒の言う通り、行ったことあるような気がする」

無名「えぇ~?どういうことぉ?」

菖蒲「あの、私もずっと顕金駅にいたのですが、そんな気がします」

侑那「巣刈は?どうなの?」

巣刈「俺も聞き覚えのある名前だと思う。」

生駒「ほら、さっきから言ってるだろ!?聞き覚えあるって」

無名「もう、わかったって!」

侑那「水野と呼ばれる集団が繊維を扱ってる地域だけど。」

無名「水野’!そこに知り合いが大きい土地持ってるんだよね。」

生駒「無名、たぶん...み‘ずのだ。」

無名「ふ~ん。そうなんだ。」

生駒「多分な。そんな気がする。」



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2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:41:36.97xkiV8+dz0 (2/10)



侑那「東京駅に到着しました!」

菖蒲「お疲れ様です。私は領主の方と話しをつけてきます。」

無名「私もいくよ。ここに知り合いいるから。」

菖蒲「無名さん。それでは、お願いしますね。」

来栖「菖蒲様っ。私はどうすれば…」

無名「来たいんだったら、ついてくればいいじゃん」

菖蒲「じゃあ、来栖もおねがいしますね。」

来栖「かしこまりました。」





3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:42:16.09xkiV8+dz0 (3/10)



忠邦「皆様、遠方からようきましたなあ。」

無名「忠邦様!」

忠邦「無名、久しぶりだな。そこの庭で野球でもやると良い」

無名「ありがとうっ!」ダッ…

菖蒲「あっ、無名さん!…すみません…」

来栖「(あの小娘、無礼な。)」




4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:43:00.86xkiV8+dz0 (4/10)

無名「ねえ、生駒!野球やろ!」

生駒「野球?なんだよそれ。」

無名「球を投げて、それを打つんだよ!ほらっ、お[ピザ]もやろっ!」

逞生「へぇ~おもしろそうじゃん!」

生駒「おい、逞生まで!」

巣刈「生駒、もしかして無名ちゃんに負けるのが怖いんだろ」

生駒「そんなことっ!ったく…」




5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:44:05.20xkiV8+dz0 (5/10)

菖蒲「皆さん頑張ってくださいね!」

来栖「菖蒲様!その恰好は…」

菖蒲「わからないのですが、このようにして応援した記憶が…」

逞生「来栖も楽しめよ!」

来栖「…」ゴクッ

菖蒲「??」

無名「ん˝(変態)」ジトッ

生駒「無名、投げていいぞ」

無名「行くよっ!(三球三振目標かな)」

ストッ.

逞生「生駒、今のは」
生駒「脇の高さだった」

逞生「くそっ…」

無名「よっと!」

スパンッ

生駒・逞生「んん…」

無名「あれぇ~?お[ピザ]、手がでない感じ?笑 これでっ…」

カーン!

無名「えっ!?...」

逞生「よっしゃあ!2球も見たら無名ちゃんの球筋わかっちゃうもんねえぇぇ」

生駒「今のは、逞生が打つような気しかしなかったな」

逞生「だ~ろぉ?」

無名「どうせ、たまたまだよ。つぎ私が打つから代って!」

生駒・逞生「(なに怒ってるんだよ(ろう))」

無名「ほらっ、生駒!そんなとこいないでとっとと投げなさいよ!」

生駒「わかったって。今行くから」



6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:45:28.30xkiV8+dz0 (6/10)

菖蒲「無名さん、頑張ってください!」

無名「うん!ありがとう!」

来栖「(フワァァ…)」

ブーン!

生駒「おい無名!なにやってんだよっ!やめろっ!」

菖蒲「無名さん、ありがとうございます。」ニコッ

生駒・逞生・巣刈「えぇぇ…」

無名「生駒早くしてよっ!」

生駒「行くぞっ。(なんか、ここに立ったことある気がするんだよな)」

ヒュンッ!

逞生「ストライクッ!いいぞぉ生駒ぁ!!」

無名「(外ギリギリ?生駒にこんなことが。)まあ、いいよ。次打っちゃうから」

生駒「(こう投げろって誰かに言われてる気がする)っ!」

ヒュウン…トタンッ!

無名「へっ⁉急に外側にっ、落ちた?」

逞生「(危ねえぇ…落とすところだった)」

生駒「これだ。もう一回だ」

ヒュンッ!

無名「そんなっ!わかってたのにっ…」ブン!

逞生「生駒ぁ!そらさないだけで精一杯だって」

生駒「良く捕った逞生!」





7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:46:21.18xkiV8+dz0 (7/10)

無名「なんで?…お[ピザ]!投げるの代って!」

逞生「俺も無名ちゃんのこと打ち取っちゃおうかなあ」

生駒「逞生、ここに立つと、なんだか身体がどうすべきか感じとれるんだ」

逞生「なんだよそれ、どういうことだよ」

無名「ねぇ、なにやってんのぉ~?早くしてよぉ~」

逞生「わかった。試してみる」

生駒「うん。頼んだ」

逞生「いくぞぉ~!」

ヒューンッ!

無名「生駒、今のは?」

生駒「ちょっと高めだったけど、全然入ってた」

無名「ふ~ん。」

逞生「本当だ。生駒の言う通りだ!」

ヒューッウウン

ブンッ

無名「くっ…落ちたし速いっ」

逞生「やっぱ、最後はこれだよなっ!」

ヒュー

無名「いまっ、..ボールが、こないっ⁉」

ブンッ!

….ッンン…スパッ

生駒「逞生!言っただろっ?今までしたことない動きが完璧にできるんだっ!」

逞生「ちょっと…外で話そうか」スタスタ

無名「なんで~⁉(二人ともコテンパにしてやろうと思ってたのに…)」




8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:47:03.42xkiV8+dz0 (8/10)

鰍「無名ちゃんお疲れ様っ!」

菖蒲「お疲れ様です。無名さん」

無名「あ、ありがとう。」チラッ

生駒・逞生「あそこに立つと…なんでだろうな……」

無名「ムッ…(それに、せっかく休んでるのに構ってくれないし)」

菖蒲・鰍「フフッ♪」

無名「ん~。…菖蒲さんはいいなぁ」

菖蒲「へぇ?なんのことですか?私はただ無名さんがかわいらしいなって。」

鰍「フフッ♪」

無名「んん。生駒ぁ!お腹空いちゃったあ~お弁当!」

生駒「こっちは今話してるんだよっ。だいたい、自分で持ってけよなあ」

逞生「まあ、いいじゃねえかよ。無名ちゃん、生駒しか一緒に食べる人いないんだからさっ」

生駒「ったく…」

鰍「生駒もなんだかんだ持ってきてて優しいですよねぇ」

菖蒲「日本というお米の穫れる日ノ本に似ている国があるんです。」

鰍「存じ上げてます」

菖蒲「そこで、無名さんに似た千本木家のお嬢様とドMの方が結ばれたそうですよ」

鰍「なんか、楽しそうですね笑」



9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:47:40.53xkiV8+dz0 (9/10)

巣刈「侑那さんじゃないですか」

侑那「甲鉄城の整備も終わったから私も遊びにきた」

巣刈「じゃあ、空いてるし俺とやりましょうよ」

侑那「別にいいけど。」

ブウゥゥン!!

一同「⁉」

巣刈「じゃあ、いきますよ!」

ヒューゥゥン

侑那「…」

巣刈「あと..いや、臆病者になったら駄目だ。ここで打ち取らないと。」

ヒュッ…


カッッキーン!!ブォーン….

一同「えっ…」




10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/04/16(木) 00:48:47.69xkiV8+dz0 (10/10)

カバネリ婚いいなと思い、今更ながらカバネリSS書いてみました。
SSを初めて書いてみたので下手かもしれませんが、お目通しを。
オチを付けるのって難しいですね。
また書いてみたいなとは思いました。