1またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/17(月) 23:30:52CsmavpVA (1/1)

謎の男「ふふふ、そうだ。理由は知らんがカード化を躊躇ったらしい。」

海馬「あの三幻神を抑える為に創られた三邪神以外にもそんなカードがあるとはな…」

謎の男「インダストリアル・イリュージョン社に潜入してそのデータを頂いたというわけだ。」


2またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/17(月) 23:38:005HN27nws (1/4)

海馬「ふっ、しかしデータだけあってもどうにもなるまい。」

謎の男2「そこで俺の出番だ!」

謎の男「この謎の男2は元からインダストリアル・イリュージョン社の社員。しかもカードの作成を担当している。買収には苦労したがな。」

海馬「なるほど、もはや準備は万端というわけか。」

謎の男「そうでもないさ。」

海馬「何?」


3またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/17(月) 23:44:205HN27nws (2/4)

謎の男2「データにパスワードがかかっている。」

海馬「ふっ、それぐらいはされているだろうな。」

謎の男「そこであんたの力を借りたい。」

海馬「くだらん。行くぞ磯野。」
磯野「はい!瀬戸様。」


4またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/17(月) 23:48:355HN27nws (3/4)

謎の男「もしかして怖いのか?」

海馬「何?」

謎の男2「かつてあんたは邪神にこてんぱんだったそうじゃないか?」

磯野「き、貴様らー!」

海馬「よせ、磯野。」

磯野「しかし瀬戸様…」

海馬「構わん。ほっておけ。夜行ならともかくこんなしたっぱの奴らが作るカードが使えるわけがない。無駄だ。」


5またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/17(月) 23:53:235HN27nws (4/4)

磯野「使えない?」

海馬「勝手にカードを作ったとしても、デュエルディスクは反応せんということだ。」

磯野「そうでした。」

謎の男「そこらへんはあなたならどうとでもなるのでは?海馬コーポレーションも開発に携わっているのだから。」

海馬「例えそうだとしてもパスワードが解けねばどうにもなるまい。」

謎の男2「それについてあんたの力を借りたいんだ。」


6またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 10:14:22JKVnJPCM (1/6)

謎の男「千年パズルを解いたシステム。あれがあればパスワードの解読など容易いはずだ。」

海馬「なるほど、結局は我が海馬コーポレーションにかかってるというわけか。」

磯野「そんな話に乗るわけないだろう!こちらには何のメリットもない。」

謎の男「それはどうかな?」

謎の男「これは確かにペガサスが創り出したカード。公式戦で使えなくても裏ルートで高値で取引されるはずだ。」


7またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 16:41:51JKVnJPCM (2/6)

磯野「貴様…瀬戸様が金で心変わりするとでも?」

謎の男「そうは思わんさ。ただ正体不明のカードが出回るのはあんたにとってどうかということさ。かつてグールズを壊滅させようとしたあんたならその意味わかるんじゃないのか?」

海馬「…いいだろう、ただしくだらんカードなら責任はとってもらう。磯野、2人を拘束しろ!」

磯野「はっ!」

謎の男「なんだと!」謎の男2「や、やめろ!」


8またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 16:45:55JKVnJPCM (3/6)

海馬「安心しろ、カードの出来によってはインダストリアル・イリュージョン社に掛け合ってカードを促してやる。報酬も出そう。ただくだらんカードならそれなりの罰を受けてもらう。」

謎の男「くそっ、離せ!」





海馬コーポレーション

海馬「これが千年パズルを解いたシステムだ。光栄に思うがいい。本来ならこの部屋に入ることすら罪深い。」


9またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 16:49:48JKVnJPCM (4/6)

海馬「ここから先は俺しか行けないがな。」

モクバ「兄様!2人の監視は任せといて。」

磯野「お気をつけて。」

海馬「ふっ、この程度なら一時間もかからんさ。」

謎の男「俺達はどうなる?」

海馬「せいぜい有能なカードのデータが入っているのを願うんだな。」

謎の男2「ひー!」

ペガサス「待つのデース!」


10またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 21:32:05JKVnJPCM (5/6)

海馬「何しに来た?」

ペガサス「そのデータを返してクダサーイ。」

海馬「ふん、もう遅いわ。」ビューン

モクバ「行っちゃった…」

ペガサス「オーマイガー…」

磯野「あれにはどんなカードのデータが?」


11またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/18(火) 22:30:37JKVnJPCM (6/6)

ペガサス「ボツ案となったカードデース。」

磯野「ボツ案?神に匹敵するカードでは?」


モクバ「もしかして躊躇った理由は…」

ペガサス「これを世に出していいものか迷ったのデース。」

磯野「しかしそんなカードはいくらでもあるのでは?」


12またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/19(水) 19:54:18NVEgWuUE (1/2)

ペガサス「アタック0ディフェンス0星1効果無しの最弱モンスターデース。」

モクバ「げっ、なんだそれ?」

磯野「何故そのようなカードを?」

ペガサス「いずれ必要になるかもしれまセーン。」

磯野「そうでしょうか…」

モクバ「ははは…」


13またろに ◆weXrc.dHdI2020/02/19(水) 20:03:12NVEgWuUE (2/2)

ビューン 海馬「おのれ…」

磯野「瀬戸様、ご無事ですか?」

モクバ「兄さま…」

ペガサス「海馬ボーイ…2人の処分を任せて貰えますか?」

海馬「ふん、くだらなすぎて忘れてたわ。だが千年眼のないお前がどんな罰を与えるのだ?」


14以下、名無しが深夜にお送りします2020/03/07(土) 04:14:22/MQM61Ks (1/4)

ペガサス「2人には私の下で働いてモライマース。海馬ボーイ、2人ともよろしいデスネ?」

海馬「好きにするがいい。」

謎の男1、2「はい…」





後日

海馬「邪魔するぞ。」


15以下、名無しが深夜にお送りします2020/03/07(土) 04:17:35/MQM61Ks (2/4)

ペガサス「海馬ボーイ、一体どうしたのデース?」

海馬「貴様のデータにあったカード、デュエルディスクで使えるようにしといてやったわ。カードにするかは貴様次第だがな。」

ペガサス「海馬ボーイ、気がついていたのですね?」

海馬「ふん、我が海馬コーポレーションの技術をあまくみるなよ?」


16以下、名無しが深夜にお送りします2020/03/07(土) 04:24:55/MQM61Ks (3/4)

ペガサス「サンキュー、海馬ボーイ。しかしカード化するつもりはありまセーン。」

海馬「ボツ案にさらにパスワードをかけて隠していたのでどんな凄いカードかと思えば…俺や遊戯や凡骨等のカードとはな。」

ペガサス「ふふっ、神はもちろんどんなカードにも負けない素晴らしいカードデース。大切な思い出のカードたちデース。」

海馬「下らん。いつまでも過去にすがっているがいい。」


17以下、名無しが深夜にお送りします2020/03/07(土) 04:30:22/MQM61Ks (4/4)

ペガサス「他の人間にばれないようにしてくれて感謝します、海馬ボーイ…」

海馬「ふん…」

終わりっす。

仕方ないけどシンクロ召喚廃れてきたので思いつきました。