1 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:12:34.95MRI5csy90 (1/6)

このスレは「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第一話まで見ていた少女、蒼井翠ちゃんが「戦姫絶唱シンフォギア」の世界に転生して、月を破壊する為に頑張ったと思ったら並行世界に飛ばされたりゆゆゆコラボやとじみこコラボフラグに頭を抱えたりしているスレです
シンフォギアのアニメの無印、G、GX、AXZ、XV、スマホゲームのXD、勇者であるシリーズのネタバレを含みます


翠「今回のタイトルの意味は流石にわかりました!けど...無理矢理が過ぎません?」

女神「だからネタ切れなんですよ!」

1スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1499084737/

2スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1500550444/

3スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502896751/

4スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1505577039/

5スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1508511802/

6スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1513177414/

7スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1518704588/

8スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1527441423/

9スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1542908833/

10スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1549902839/

11スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1559156209/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1573146754



2 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:14:49.36MRI5csy90 (2/6)

・・・

翼「...「だから、笑って...」だ~れよ~りも熱くだ~れよ~りも強く抱~き~締め~るよ~っ!」


翼さんの新曲...タイトルは『Synchrogazer』
私の生前の世界では言わずと知れたとあるアニメのOP曲です


クリス「傷だ~らけ~でも!この手~のひらに!決して、消えな~い、星が~ある!」


クリスさんのデビュー曲...タイトルは『Meteor Light』
こちらも私の生前の世界では言わずと知れたとあるアニメのEDです

『翠』《ねぇこの選曲、翠何か口出しした?》

翠《してないから私もびっくりしましたよ、最初に聞いた時》

もっとも、どちらの曲もこの世界にもあくまでアニメのOPやEDではなく単に曲の一つとしてすでにあったはずなのでカバーということになるはずなんですが、どうも翼さんやクリスさんの曲になると同時にこの世界にあった元の歌の存在があやふやになりつつあるといいますか
多分都合のいいように世界が働きかけている、みたいなことなんでしょうけど
それより何でしょうこの...セルフカバーともまた違うモヤモヤする感じは

翠《Glitter*Green感...》

『翠』《それだ》

まぁ元々この世界でも普通に放送、配信されていたはずのゆゆゆやバンドリも例のコラボ以降何故かその記録も記憶も私や『翠』、女神様達以外からは曖昧になっていたりします
世界が矛盾を修正しようとした結果的なものだと勝手に解釈してますが、詳しいことはわかりません


クリス「ばぁ~ん☆」



ワァァッ!!!!!



ん...デジャヴ?


3 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:15:21.97MRI5csy90 (3/6)

・・・

クリスさんのデビューも大成功に終わり、ライブは幕を下ろしました

翠「良いライブでした...」

ふっふっふー、さて次の犠牲者は誰にしますかね~

夏菜「うわっ、悪そうな顔」

翠「し、失礼ですね!?...あれ、というかいつの間に『夏菜』さんから夏菜さんに?」

ライブに夢中で交代していたのに気が付きませんでした

夏菜「ふーん、私じゃ不満とでも?」

翠「いや誰もそんなこと...何か怒ってます?」

夏菜「べっつにー?怒ってませんけどー?...『夏菜』といい翠さんといい...」

そういえばもう一つ、私の周りで変わったことがありました
夏菜さんがちょくちょく私に対して不機嫌そうな態度を取ってきます
私何かしましたっけ...一応謝ってみてもダメでしたし...

『凜音』「翠さんにも鈍感系主人公の才能があるってことじゃないですか?」

そしていつの間に背後に『凜音』ちゃん!?

翠《えっ私って鈍感系主人公なんです?》

『翠』《さぁ?ただ翠がそうなら『私』もそうじゃないとおかしいよね!そしてそれなら『私』モテてないとおかしい!はい論破!》

『翠』に聞いた私がバカでした


4 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:15:56.44MRI5csy90 (4/6)

・・・

あれから数日後

事の発端は大型船舶に偽装したS.O.N.G.の研究施設で事故が発生したことでした
装者メンバー全員が司令室に集められ、モニターの前に整列させられます
モニターに映し出されているのはその研究施設を消火しているところ

切歌「海上の研究施設デスか?」

調「もしかして街中では扱えないような危険物を対象に?」

そういう意味ではこの本部も潜水艦という側面を持っていますし、シンフォギアや完全聖遺物等を調査、保管しているのは理にかなっていますね
元々はリディアンの地下にあったわけですけど、こっちの方が街にとっては安全ですし

弦十郎「あぁ、そこには先だって回収したオートスコアラーの残骸を調査していたのだ」

オートスコアラー、その単語にこの場にいた装者全員が思わず息を飲みます

友里「破壊されたアンティキティラの歯車とオートスコアラーの構造物から、パヴァリア光明結社、ひいてはアダム・ヴァイスハウプトの目的を探る解析が行われていたの」

緒川「先程の爆発事故は、機密の眠る最新奥に触れたが為のセーフティーとも考えられますが」

エルフナイン「ティキと呼ばれたあのオートスコアラーには惑星の運行を観測し、記録したデータを元に様々な現象を割り出す機能があったようです」

モニターの画面が切り替わり、地球儀のようなものが映し出されます
そしてそれには日本から別の大陸に向けて一本線が引かれていました
そしてさらに画面が切り替わり、線が結ばれていた点をマーキングされたその大陸が

翼「これは、南極大陸!」


5 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:17:10.82MRI5csy90 (5/6)

藤尭「爆発の直前、最後のサルベージしたデータは南極の一地点を示す座標でした」

友里「ここは南極大陸でも有数の湖、ボストーク湖、付近に位置するのはロシアの観測基地となります」

響「湖ってどれー?一面の雪景色なんですけど?」

藤尭「その雪景色のほとんどがボストーク湖さ、正確には氷の下に広がってるんだけどね」

エルフナイン「地球の環境は一定ではなく、度々大きな変化を見せてきました、特に近年その変動は著しく、極寒の氷の多くが失われています」

地球温暖化...だけではないのかもしれませんが、つまりはそういうことなのでしょう

クリス「まさか氷の下から何かが出てきたってわけじゃないよな?」

友里「そのまさかよ、先日ボストーク観測基地の近くで発見されたのが...この氷漬けの蠍です」

モニターに映し出される氷漬けの蠍

藤尭「照合の結果、数千年前の中東周辺に存在していた種と判明、現在では絶滅していると聞いています」

マリア「何故そんなものが南極に?」

友里「詳細は目下調査中、ですが、額面通りに受け止めるなら、先史文明期に何らかの方法で中東より運び込まれたのではないでしょうか」

先史文明期に...フィーネさんを始めとして、何かと私達に縁のある時代です

緒川「気になるのはこれだけではありません、情報部は瓦崩後に地下へと潜ったパヴァリア光明結社の残党摘発に努め、さらなる操作を進めてきました」

弦十郎「得られた情報によると、アダムは専有した神の力をもって成し遂げようとした目的があったようだな」

翼「その目的とは一体」

弦十郎「この星の支配者となる為、時の彼方より浮上する棺を破壊...」

切歌「なんデスと!?」

時の彼方より浮上する棺...?この星の支配者となる為に...

調「でも時の彼方からの浮上って、南極の蠍と符合するようで気味が悪い」


6 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/08(金) 02:17:46.57MRI5csy90 (6/6)

弦十郎「次の作戦は南極での調査活動だ、ネタの出所に結社残党が絡む以上、この情報が罠という可能性もある、作戦までの1週間、各員は準備を怠らないでほしい」

皆「了解(デス)!」

ふと、私の脳裏に浮かんだのは
いつかのアダムさんの、そして謎の声からの言葉



アダム《...どれ、僕を下したご褒美だよ...『そう遠くないうち、いずれ明日に、ミライに絶望する時が来る』...とだけ言っておこうか》


《...この言葉をフィーネに伝えて欲しい...『彼女が時を待たずして目覚める』と...》



いずれ明日に、ミライに...時を待たずして...時の彼方より浮上する棺...

翠「何か久々に何かが起こりそうな予感...」



この1週間何かする?安価下
(特になければ1週間後に飛びます)


7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/08(金) 02:33:07.51KYjfOgCF0 (1/1)

メンタルキューブ…もとい立方体を恐る恐る調べてみる(女神様をお供につけて)


8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/08(金) 02:56:21.10etT4J6hnO (1/1)

装者の中でタイマンでは最弱の夏菜ちゃんに試練受けさせたい


9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/08(金) 03:58:43.15C2Vd5qWWO (1/1)

お供え物を置いた記念品の花から何か贈り物が送られて…るといいな♪(マイメロ並感)


10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/08(金) 11:37:21.18gENmyl+GO (1/1)

玉手箱の欠片も調べていっそギアにするとか


11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/08(金) 17:56:17.88x0WfxHfXO (1/1)

ここ最近翠ちゃんズ無茶しすぎてるし少しの間休み貰っても罰当たらないよね


12 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/09(土) 01:11:59.32ITrOdAF+0 (1/5)

・・・

翠「作戦までの1週間...その間に色々とやっておきたいことはあるんですよね」

何せ恐らく5期が始まったと思われる現在、サンジェルマンさん達のことを知っていたAXZの頃とは違って正真正銘の情報0
概要も敵も新キャラも何一つ知りません
そして幸運にもこの1週間は今のところ特に予定もありませんし

翠「てことで後回しにしていた聖遺物の研究を始めたいと思います」

女神「それで私の部屋に...後回しにしていた物はエルフナインちゃんにもバレるわけにはいかない物ですしね」

『翠』「理由はわかったけど...いいのかなぁ」

翠「いいんです、準備を怠るなってししょーも言ってました」

備えあれば憂いなし、つまり備えなければ憂いあり
あとこういうことは時間がある時にやっておくべきだと思いますし

翠「まずはこの...キューブからですね...」

女神様に預けていた水色のキューブ
メンタルにしろ4次元にしろコラボフラグなので放置ということにしていましたが...

翠「いざ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 順調に解析
ゾロ目 ???

解析結果や調べてみてわかったこと安価下2以降
(コンマ下1がゾロ目以外の場合のみ採用)


13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/09(土) 01:19:49.52BVvYT1zc0 (1/2)

はいよ


14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/09(土) 02:09:21.04vUO8rhGIO (1/1)

強い想い…すなわち思念体に反応してるように見える
シンフォギアに適正するかは別の話


15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/09(土) 02:48:29.5570O5JtaDO (1/1)

量子力学が使われてる


16 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/09(土) 20:32:57.42ITrOdAF+0 (2/5)

・・・

翠「...うにゃーッ!」

『翠』「どしたの」

翠「何っですかコレは!もうわけわかんないんですけど!?」

あぁもう頭痛くなってきました...アニメ的表現だったら今頃私の頭から煙出てますよ...

翠「大体量子使われたらわかるわけないじゃないですか!まだほとんど解明されてないんですから!」

女神「翠さん、一旦休憩挟んだらどうですか?」

時計を見てみると、始めてからもうすでに数時間が経過していました
それだけ没頭していたということでしょうか
でも仕方ないんです、観察も計測もした時としない時で数値が変わるどころか、した時としてない時の片方だけでも変化し続けてたり...

翠「構造というか仕組みというか...大前提の状態以外が確定されてない感じなんですよ」

『翠』「さっき量子が何とかって言ってたけど...その箱の中に量子コンピュータでも入ってんの?」

翠「これ自体が、みたいなものですね...少なくとも多分製作時に量子力学の分野は関わってきてるでしょうね...」

実数だと説明付かないところもありますし、かといって虚数空間を解析するにしたって私の知り得る錬金術を用いても限界があります

『翠』「まぁ構造云々は女神様ですらわかんなかったんだから期待しない方がいいでしょ、他にわかったことないの?」

翠「あー...まぁ先入観というか、前提知識込みなところもあるので解釈が前のめりなところもありますが...」

『翠』「先入観?」

翠「...生命体が発する強い想い...つまり思念体に反応してるように見えます」

『翠』「メンタルキューブじゃん」

そうなんですけど!そうなんですけども!
でもそうとしか言えない反応が所々見られるのは本当です
最も実際にこのキューブが何かの形に変化したりといったことはまだ起こっていないので何とも言えませんが


17 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/09(土) 20:33:31.94ITrOdAF+0 (3/5)

翠「まぁ思念体に対する反応はこの場にいる私達の分だけしか試せていないので」

『翠』「だから先入観がってことか...」

そもそもメンタルなキューブも(私の認識としては)実在していない物体なので構造を比べようがないんですよね

『翠』「というか思念体云々といい量子力学云々といい、シンフォギアだって大して変わらない気がするんだけど」

翠「心象変化ですか...あれもよくわからないんですよね...もちろんギアのマイナーチェンジの延長線上と考えればわからなくもありませんけど」

いくら301655722種類のロックを臨機応変に限定解除するとはいえ

『翠』「アレも箇所によっては思考をナノマシンとかに働きかけて形状変化させてたりするんでしょ?」

翠「アプローチが違うんですよ、もしこのキューブを動かすとしてシンフォギアシステムのやり方を応用出来なくもないでしょうけど、キューブ自体がシンフォギアに適正するかは別ですし」

コラボフラグだろうからと安易な考えで結論を出すのも危険ですし



安価下
1 もう少し調べる
2 何らかの加工を施してみる(判定によっては...)
3 この辺で終わりにする


18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/09(土) 21:12:51.60BVvYT1zc0 (2/2)

3 下手に弄るのは危険と見た


19 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/09(土) 22:25:15.85ITrOdAF+0 (4/5)

・・・

一日費やして調べたメンタルキューブはとりあえず...というか変わらず保留になりました
壊れても困りますし、それより悪い結果になっても...

翠「で、今日はこっちに遊びに来ました」

園子「りんりんいらっしゃ~い」

表で二度寝をしてやって来たのは園子ちゃんや若葉ちゃんがいる方の深層世界
『翠』も来ているので千景ちゃんもいますけど

若葉「今日は来客が多いな」

『翠』「多い?...あ、なるほど」

千景「えぇ、あっちも来ているようよ」

どうも今日こっちに来ていたのは私達だけではなかったようですね



芽吹「そこよ!右っ!」

『夏菜』「ハァッ!」

夏菜「やぁっ!!」



夏菜さんと『夏菜』さん、特訓中でしょうか


何かする?安価下
(特になければ夏菜さんズの判定)


20以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/09(土) 22:53:25.57OxfPrGf2O (1/1)

翠ちゃんズvsわかちかでツーマンセルの対決やってみたい
勇者組は後半から切り札解禁してくる鬼畜仕様で


21 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/09(土) 23:27:54.53ITrOdAF+0 (5/5)

千景「貴女達2人が以前それぞれ受けた試練...あれを自分達もと志願していたわ」

若葉「そして今は肩慣らしといったところだ」

へー...となるとこの後夏菜さん達はバーテックスを相手するわけですか

『翠』「でも表だと身体は1つだよね...二人掛かりで試練するのはありなの?」

園子「連携じゃなくそれぞれの技量と経験値、そして何より意識の一体感の向上が目的だからね~」

若葉「芽吹もその辺りはわかっているだろう、こればかりは私達が口を出すことではないさ」

そういうものですか
まぁそれなら心配は不要でしょう

千景「それで、『翠』さん達は何かしたいこと、あるのかしら」

翠「特になく暇だから遊びに来ただけですけど...あ、こっちの皆さんが暇じゃないなら戻りますよ」

園子「暇といえば暇だよ~?」

若葉「ふむ、ならいっそ私達も芽吹を見習って翠さん達の実力でも見るか」

ほ?まさかまた試練を?

千景「『貴女』達は連携も鍛えて損はないし...そうね、せっかく遊びに来たのだから、少し遊んであげましょうか」

...ってわけじゃなさそうですかね?

若葉「珍しく乗り気だな」

千景「気紛れよ」

『翠』「えっとつまり?」

『翠』が恐る恐る尋ねると、若葉ちゃんと千景ちゃんはこちらを向き

若葉「私と千景、翠さん達」

千景「ツーマンセルで勝負しよう、という話よ」



使用ギアについて安価下
1 W勇者ギア
2 勇者ギアに限らず自由に(後にどのギアを用いるかそれぞれ選択)


22以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/10(日) 01:00:41.07KuRkjKvG0 (1/2)

2


23 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/10(日) 01:27:55.47XKEc0uey0 (1/1)

翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降


24以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/10(日) 01:45:24.327lo2bO6sO (1/1)

1 原点で行こうぜ


25以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/10(日) 08:10:05.07Vn0g2t6g0 (1/1)

1 王道を征くアメノムラクモ


26以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/10(日) 16:29:00.57KuRkjKvG0 (2/2)

2対2の戦いで大蛇使うのは邪道なので封印
勇者組は容赦無く攻めてくるので息を合わせてカウンターや連撃を叩き込む!


27以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/11(月) 19:40:34.68FlYrX3UaO (1/1)

わかちかが切り札を使ってきたら前みたいにフォニックゲインの反射に加えて素戔嗚ノ陣で吸収、二人分のXD起こせるぐらい貯める
せめてどちらか一方でも発動させたい


28 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:53:29.78rUTy/md90 (1/6)

・・・

「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


慣れ親しんだアメノムラクモの通常ギアを纏う私達
それに対峙する勇者服の若葉ちゃんと千景ちゃん
4人各々武器を手に取ります

『翠』「どうしてこうなった」

翠「私が聞きたいんですが」

あれよあれよと言う間に決まった対決

園子「じゃあ...始め!」

火蓋はまさに今、切って落とされました

翠「始まってしまったものは仕方ありません、胸を借りるつもりでいきましょう」

『翠』「だね、要はいつもやってる模擬戦と同じ」

それに対勇者戦は試練でも行われたこと、今更驚くこともないでしょう

若葉「来ないのなら、こちらから行くぞッ!」

先手を打ったのは若葉ちゃん
地面を強く蹴り私達に向けて突進してきました

若葉「ハァッ!」

翠「っ、くッ」

助走からモーション全て一通り目で追え対策出来る正面からの最初の一手
しかしそれを若葉ちゃんがわかっていないはずもなく、当然それは受け止めたとして、そこで押し留めるので精一杯くらいの強い一撃
現に振り下ろされた刀を剣で受け止めた私は、すぐには次の動きに移れていません

『翠』「翠っ!」

千景「余所見は」

『翠』「!してっ、ないっ!」

『翠』は私に声をかけながらも続け様に攻撃を仕掛けてきた千景ちゃんをしっかり警戒し、迫る鎌を避けて反撃に出ました


29 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:54:12.58rUTy/md90 (2/6)

若葉「今回の模擬戦の目的は翠さん達の能力を引き出すことではない、だから自分で引き出せッ!」

翠「簡単にっ!」

ぐっと腕と脚に力を込め、若葉ちゃんの刀を押し返します

翠「言ってくれますねッ!!」

ここで相手のペースにされたら防戦一方...幸い千景ちゃんは『翠』が引き受けてくれてますし、ならここで一気に!
若葉ちゃんが後ろに一歩下がったのを見逃さず、私は剣を振るいました

翠「はぁっ!やぁっ!!」

一撃一撃にいちいち力を込め過ぎず、でも軽くはさせず、そしてなるべく間を置かず連続で!

若葉「ふっ!はっ!熟考するな!引き出すことをこそ簡単だと豪語出来るようにするんだ!」

連撃を全て受け止められつつも、後退させることには成功してます
このまま押し切って!

翠「だぁっ!!!」

若葉ちゃんが少し大きめに後退したここ!ここで刀を弾き飛ばす!そう思いより大振りに剣を振り落とすと


若葉「千景ッ!」

千景「乃木さんッ!」


その瞬間、若葉ちゃんがくるりと後ろを振り向き


キィン...!


入れ替わるようにその場に割り込んできた千景ちゃんの鎌により、私は弾かれてしまいました


30 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:54:55.74rUTy/md90 (3/6)

翠「くっ...」

よく見てみると、千景ちゃんは若葉ちゃんと背を合わせるように立っています

『翠』「い、いつの間に...」

そして向こう側...さっきまでの対峙していた若葉ちゃんにとっての背後の方には私と同じように弾き飛ばされた様子の『翠』が

若葉「技に技をぶつけて相殺、それでもいいがそれではいつもと変わらないからな」

千景「それに体力も使う、折角のツーマンセルなのだからそれを活かしなさい」

そういうことですか...
私の相手をしていた若葉ちゃんと『翠』の相手をしていた千景ちゃん
2人は後退しながら背中合わせになるように動き、力を必要以上に込めずともその場で回転することで構えた刀、あるいは鎌に遠心力を加えて互いの相手を交換しつつ攻撃を防ぎ退けた、と

翠「分断させたつもりが...」

『翠』「分断されたのはこっちだったってことね」

おまけに誘導までされて、とことん初歩の初歩なやり方で見事に引っかかってしまったということですか

千景「さて、これが本番ならこんな風に休ませてはもらえないわよっ!」

若葉「再開だ、気を引き締めろっ!」

私は真っ直ぐに突っ込んできた千景ちゃんの鎌を剣の刃で受け滑らせるようにやり過ごすと大きく横に跳躍
同じように若葉ちゃんの攻撃を防いでいた『翠』もまた横に動いたことで、私達は一旦合流することが出来ました


31 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:55:44.86rUTy/md90 (4/6)

『翠』「人手足んない?」

翠「いいえ」

確かに、増援が欲しくないといえば嘘になります
しかしここで大蛇達を呼び出すのは違う気がします
そう、この戦いは2対2でも押されているというこの状況をどうにか打破することが大切

翠「やりましょう、私達で」

『翠』「だよね」

私達は剣を構え、若葉ちゃん千景ちゃんの攻撃に備えました

・・・

『翠』「はあぁぁっ!!!」

翠「おおぉぉっ!!!」

分断されないように、あるいは挟まれないように
なるべく横に並ぶことを意識して、私達は相手の攻撃を弾き、連撃を続けました

若葉「ふんっ!...そろそろ使うか」

千景「そうね、頃合いかしら」

突然私達の剣を受け止めさらに自分達の武器で上から押さえるようにしてきます
振り上げて脱するのはすぐには難しい、一度後退して仕切り直すのが早い
そう思い私と『翠』が後ろに跳躍すると


若葉「来い!『源義経』ッ!」

千景「来なさい!『七人御先』ッ!」


2人の姿が変わりました


32 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:56:49.23rUTy/md90 (5/6)

人間離れした高い身体能力を発揮し足場間の移動においては飛行にも劣らない切り札『源義経』
七人に分身し一人でも残っている限りは事実上決して倒されることのない切り札『七人御先』

若葉ちゃんと千景ちゃん、どうやらここからは本気のようです
本気を引き出せたことを喜んでいいのか悪いのか

翠「って、引き出せとは言われましたが相手のを引き出してどうするんですか!」

・・・

四方八方から攻めてくる若葉ちゃんの刀を必死で避けますが、段々と目で追えなくなってきて身に受けてしまうことも増えてきます
そしてならば距離をと動こうとすれば千景ちゃんが...否、千景ちゃん達が行く手を阻み逃げられません

『翠』「ぐぅっ...!」

翠「がっ...」

超スピードの攻撃を捌き周りの囲を突破...それは容易ではありません
それに身体能力が向上した若葉ちゃんはもちろん、千景ちゃんも単に七人に増えただけではなく若葉ちゃんほど大幅にではないにせよ身体能力は向上しています
つまり苦戦を強いられた2人組がより強くなって増えて帰ってきた感じです

『翠』「くっ...だったら!」

『翠』はなりふり構わず剣を地面に突き立てました


『光陰剣盾』


すると私達2人を囲むように四方に壁が出現します

『翠』「はぁ、はぁ...籠城作戦!」

翠「籠城...悪くはないでしょうけど、いずれ突破されるんじゃ」

現に壁をガンガンと叩く...というか削るような音が聞こえてきていました

『翠』「そ、だからこの壁にした、反響性の高い壁...」

反響性、それを聞いた瞬間私は『翠』の狙いに気付き、呆れ半分に面白そうだと乗り気半分な感情に
どうせここで乗らなければ勝ち目もほぼ無し、なら乗るしかありませんし


33 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/12(火) 04:57:59.34rUTy/md90 (6/6)

『私』「『私』は壁の維持を続ける、翠は壁に与えられた攻撃をなるべくフォニックゲインに変換して、足りないかもだから」

翠「変換出来る前提で聞いてくるんですね」

例えばその攻撃がエネルギーを込めたものだったりするのなら変換は簡単ですが、単なる衝撃、運動エネルギーを変換するのは結構骨が折れることだったり

『翠』「出来るでしょ」

でもまぁ、そんな風に言われたら

翠「当然」

やるしかないでしょう
私は剣を壁に軽く突き刺し、壁が受ける衝撃やエネルギーを剣に吸収させ始めます


『素戔嗚ノ陣』


そして私と『翠』は示し合わせたわけでもなく、それでも偶然か必然か、同時に歌い始めました


「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl」


絶唱


「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl」


反響と共に発生したフォニックゲインは増幅し、空間に満ちていきます
しかしこれはいわばフォニックゲインのコピーアンドペースト
繰り返せば劣化するそれは、あまり褒められた増幅のさせ方ではないとも言えます
しかし非効率であっても、人数が必要とされる決戦兵器を少人数で出来るようにする手と考えれば悪くはないかもしれません



翠『翠』「「ハァァァァァァァァッ!!!!!!!!」」



翠ちゃんコンマ下1
『翠』ちゃんコンマ下2

奇数 エクスドライブ
偶数 せいぜいS2CAレベル
ゾロ目 不発


34以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/12(火) 07:19:04.91vfCFqc9B0 (1/1)

最低でも不発以外


35以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/12(火) 09:11:17.93QZe5Tu3p0 (1/1)

チェッキー!


36 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/13(水) 00:37:23.73VdS7qGB90 (1/1)

壁は消え、虹色の竜巻が吹き荒れ
空に2人の影が舞いました


アメノムラクモ・エクスドライブモード

アメノムラクモ・エクスドライブモード


2つのXD、2つの奇跡
私達が手繰り寄せたそれは見上げる若葉ちゃんと千景ちゃんの2人と同じところまで駆け上がった証

翠「本当に、こうも簡単に...」

『翠』「いや、簡単ではなかったけどね」

翠「それは、そうですね」

さて、エクスドライブと切り札
互いのジョーカーはすでに場に出揃いました

翠「ここから反撃と行きましょう!」



どう戦う?安価下
(芽吹「あっちは随分と騒がしいわね...」

夏菜「こっちも大概...」

???「なんか試練用の星屑こっちにも来てるよメブー!助けてメブー!!」)


37以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/13(水) 00:51:40.05/SAWWi960 (1/1)

初手より奥義にて(ry
息のあったコンビネーション攻撃で徐々に二人を所定の位置に誘い込む
誘い込んだらありったけの『ディメンション・ソード』を全方位から叩き込む『ディメンション・ケージ』で一気に決める


38以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/13(水) 00:54:01.774dUbqOG/0 (1/1)

八岐大蛇を召喚する


39以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/13(水) 09:20:11.30E0MKvjgsO (1/1)

八岐大蛇をギアと合体させたメデューサモードに変身する


40以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/14(木) 04:04:17.17Ayq0ZAEfO (1/1)

ディメンションスラッシュとウルトラソードのどっちだ…


41以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/14(木) 09:20:55.82Pp5es6y10 (1/1)

もはや正確な技名を覚えてる人は何人いるのだろうか
安価下


42 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/16(土) 03:06:27.36ylps2k3h0 (1/2)

相手は現在、私達を囲むようにして地上に1+7の計8人...私達はタイミングを合わせて横一文字に斬撃を飛ばします

翠「ハァッ!」

『翠』「やぁッ!」

そしてすぐさま私は降下
若葉ちゃんと千景ちゃん達はそれを躱し、接近してきた私にそれぞれ武器を振るいました

若葉「切り札を切ったか、だがそれでもまだ条件は同じッ!」

翠「どうでしょうッ!」

大型化させた剣の刃を横にしてそれらを受け止め私は再び空へ
通常ギアでは羽衣に頼っても高く上がるのに時間がかかりますが、羽が生えた今は瞬時に高度を上げられます

若葉「その程度で空を制したつもりか!千景!」

千景「わかったわ、行きなさいッ!」

千景ちゃん達がその場で鎌を上空に放り投げ、宙を舞った7つの鎌を足場にして若葉ちゃんが上へ上へと跳び、遂に私の元へ

若葉「捉えたぞッ!」

翠「いいえっ!」

私は刀を振り上げながら近付いてくる若葉ちゃんを見据え、剣で受け止め...

翠「羽衣ッ!!」


『天の岩戸』


若葉「なっ...!」

羽衣の盾を発動
盾で薙ぎ払うようにして若葉ちゃんを地面に弾き返します



千景「くっ、なら...」

『翠』「取らせないっ!はぁっ!!!」

千景「っ!?」

下の方では私の後に降下していた『翠』が素早く剣を振って斬撃を飛ばし、それぞれの鎌が千景ちゃん達の手に戻る前に弾いていました

『翠』「やぁッ!」

千景「っ...」

千景ちゃん達への連撃の合間に別方向に向かって飛ぶ新たな斬撃がさらに鎌を弾き、距離が大きく離れていきます

千景3「ここは私達がやるわ、その隙に」

千景7「えぇ」


43 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/16(土) 03:07:00.69ylps2k3h0 (2/2)

翠「『翠』が相手出来てるのは3人、残り4人は...一目散に鎌を取りに行く、ですか」

それはまぁそうですよね、むしろ鎌無し...素手で『翠』の剣とやり合えてる千景ちゃん達の方は流石勇者って感じです
武器の有無くらいでは押し切れないと

翠「ですが...来てください、八岐大蛇ッ!」


『逆巻ク大蛇』


大蛇は呼ばないと言いましたね、あれは嘘です
それに八岐大蛇なのでセーフ

翠「力を貸してください」

空間を切り裂き呼び出したのはいつもの大蛇であって大蛇ではない、その進化...というか強化に近い状態らしいですが...の八岐大蛇
私が協力を仰ぐと八岐大蛇は8本の首と尻尾、そして胴体で私を包み込み


パァ...!


そのまま凝縮、エネルギー体となって私のギアに融合しました



メドゥーサモードの見た目安価下
(ギアが八岐大蛇モチーフに変化、八岐大蛇のいずれかの頭にそのままパイルダーオン等)


44以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/16(土) 04:05:44.66J+RJBx8g0 (1/1)

顔の下半分がフェイスマスクで隠れてる
装甲に関しては上半身だけ増し増しなイメージ


45以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/16(土) 04:22:20.45bLJbowbH0 (1/1)

アメノムラクモを用いた攻撃に移動を鈍くする効果が付与され、刀身が鈍い紫に光る


46 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/17(日) 02:23:23.08RDxi0xlN0 (1/3)

形状は元のギアに比べ上半身の装甲がアーマーを着込むように大幅に増し、ヘッドギアから伸びたフェイスマスクが口元を覆います

今まではサポートに徹してくれていた大蛇を、ずっと側に感じるこの形態

翠「アメノムラクモのヤマタノオロチギア...あるいは」

もっと単純に、蛇との融合という点のみを考慮するなら

翠「...アメノムラクモ・メドゥーサモード」

手を前に突き出し剣を一本生成してみると、天叢雲剣と同義であるその剣の刀身は今のギアに合わせてか鈍い紫の光を灯しています

翠「ふっ...!」

私は今にも鎌に手を届かさんと走る千景ちゃん達に向けて一閃
増幅した紫の光がそのまま飛び出すように放たれ、斬撃波となって千景ちゃん達を捉えました

千景7「ぐっ...けれどまだ倒されてあげな...ッ!?」

攻撃を受けてもなおすぐに立て直し再び鎌を取りに向かおうとした千景ちゃん達
ですが何か驚いているようで

千景5「何を...」

千景4「身体が...思うように、動かない...!?」

千景6「重力操作かあるいは、ともかく面倒ね、そのバグ技は...」

4人の千景ちゃん達の動きはまるでスロー再生のように鈍く、重くなっています

八岐大蛇の石化の片鱗か、もしくは毒か...ともかくこの形態での剣の攻撃にはどうやら面白い効果があるようですね

翠「このまま押し切らせてもらいますッ!」

今の動きが鈍くなった千景ちゃん達なら私でも簡単に相手出来る、そう思い地面に降り立った私
するとそこに向かってきたのはさっき叩き落とした若葉ちゃんでした

若葉「ひーなたーッ!」

翠「ほぁっ!」


キィンッ...!


真正面からの神速にも達し得る突進しながらの振り下ろしを私は剣でガード
すると剣の刀身の紫の光が若葉ちゃんの刀の刀身を伝い若葉ちゃんを侵食していきます


47 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/17(日) 02:24:28.57RDxi0xlN0 (2/3)

若葉「くっ...触れれば侵される、か」

咄嗟に飛び退いた若葉ちゃんですが、『源義経』お得意の高速移動は今の侵食により封じられた様子
これは思わぬ収穫、嬉しい誤算でした

若葉「だがそれがどうした、すでに切り札を発動させた後の鈍重化ッ!」

そう言って刀を振るう若葉ちゃんの動きは通常時とほぼ同じ速さ...普段以上の素早さを鈍くさせたとして若葉ちゃんにとってはプラマイゼロということですか
鈍くなった千景ちゃん達を見るに明らかにプラマイゼロではないと思うんですが、果たして個人差か若葉ちゃんの鍛錬故か

翠「だとしてもッ!今の私は1人じゃありませんッ!!」

私は剣を大型化させ、若葉ちゃんの刀を受け止めそのまま押し、後退させます
装甲が増したことで腕力が向上したのか、苦戦することなく押せていました

若葉「八岐大蛇か、それでも!」

翠「だけじゃ!」

私はより一層腕に力を込め、遂に若葉ちゃんに足をもつれさせます
そして私が横にズレた瞬間


『翠』「ないッ!!!」


私の背後から飛んできた『翠』がキックを喰らわせました

若葉「ぐぅっ...!」

蹴り飛ばされた若葉ちゃんの着地点
そこには私が動きを鈍らせた千景ちゃん達、さらに『翠』が押し切った千景ちゃん達が揃っています

翠「『翠』!」

『翠』「わかった!」

どうにか相手を一か所に纏められた今しかチャンスはありません
私達はそれぞれ若葉ちゃんと千景ちゃん達のいる場所を全方位囲むように旋回しつつ剣を振り回し斬撃『ディメンション・スラッシュ』を空中に置き待機させていきました


48 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/17(日) 02:24:57.87RDxi0xlN0 (3/3)

それは原理としては『神剣・罪切ノ太刀』と『ディメンション・スラッシュ』の合わせ技
斬撃の檻で閉じ込める必殺の

翠「これで!」

『翠』「最後の!」


翠『翠』「「セイヤーッ!!!!!!!!」」


そして斬撃は動き出し


『ディメンション・ケージ』



翠ちゃんコンマ下1
『翠』ちゃんコンマ下2
若葉ちゃんコンマ下3
千景ちゃんコンマ下4
(翠ちゃんと『翠』ちゃん、若葉ちゃんと千景ちゃんはそれぞれセットです)
(セットでのコンマの合計値が大きい方が勝ちですが、合計値がゾロ目だった場合相手のセットでの合計値より数値が低くても勝ちになります(2人のうちどちらかのみゾロ目という場合、ゾロ目同士でも合計したらゾロ目ではないという場合は無効))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです)
(なお勝ち負け問わず戦闘はここで終わりです)


49以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/17(日) 02:44:18.601CLCgSKD0 (1/2)

はいよ


50以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/17(日) 03:01:14.65u0npUackO (1/1)

勇者パーンチ!


51以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/17(日) 03:25:44.02Mycgk4p6O (1/2)

勝ったなガハハ


52以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/17(日) 04:05:29.311CLCgSKD0 (2/2)

もういっちょ


53以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/17(日) 17:36:10.22Mycgk4p6O (2/2)

よく見たら負けてるじゃねえか!


54以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/18(月) 01:35:39.89q1v0M2Sx0 (1/2)

マジだ、勇者組が合計値でゾロ目出してる…
このスレのコンマ運おかしくない?


55 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/18(月) 02:25:41.17UwWbhH6B0 (1/3)

***
翠ちゃんズ
60+65=125

勇者チーム
02+31=33(ゾロ目)

YOU LOSE<パイン!
***

若葉ちゃんと千景ちゃん達がいる場所を中心に、周りの景色360°に渡り縦に、横に、斜めに...モザイク画や歯抜けのパズルのように空間が次々とズレていき


ズッ...


元の位置に戻っていきます

翠「はぁ、はぁ...」

『翠』「今ので、どうよ...」

疲労からか私達のギアも解除され、地面に片膝をついていました
出来れば今の技で倒せていればいいんですが

元に戻った空間の中心、そこに倒れていたのは勇者服が解除された若葉ちゃんと辛うじて切り札自体は保っている千景ちゃん達
千景ちゃん達の数はひぃふぅみぃ...

翠「ッ!2人足りな」


千景「ストップ」


その時、首筋に鋭い刃が突き付けられます
刃が当たらぬようゆっくり振り向くと、そこに居たのはやはり鎌を構える千景ちゃん


園子「そこまで!」


園子ちゃんのジャッジで終わったこの対決、結果は勇者チームの勝利でした


56 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/18(月) 02:26:44.66UwWbhH6B0 (2/3)

・・・

園子「わかちゃんは倒せたけどりんりん達は両方ともギア解除してたからね」

千景「最後の合体技、あそこで私7人を同時に残らず倒しきれなかったのが貴女達の敗因よ」

対決も終わり若葉ちゃんも目を覚ましたところで反省会
最後、私の背後にいた千景ちゃん...あれは『ディメンション・ケージ』の際に1つ1つの『ディメンション・スラッシュ』がランダムな配置だった所為で7人それぞれへのトドメに若干の差が生じ、1人目が倒された瞬間『ディメンション・ケージ』の範囲外に出現した8人目、もとい新たな7人目だったそうです

千景「とはいえあれでも私も体力的には限界ギリギリ、もしあそこで蒼井さんを倒してもギアを纏い直した『蒼井』さんが向かってきたら倒されていたでしょうね」

若葉「そうなってしまえば私も倒されていたあの状況ではこちらの勝ち目は薄いな...逃げ場を防ぐというのはいい手だったと思うぞ」

『翠』「まぁさっきはギアを纏い直すほどの余裕もなかったからどうせ無理だし実際の戦いだったら『私』的には翠が首斬られた時点で負けだし...せめてそうなったら自力で急所外してよ?アスクレピれなくなるから」

千景「別に私だって乃木さんが倒されてもいいと思っているわけではないのだけれど」

首斬られる時の急所外し...練習あるのみ...したくはないですねぇ
というかそんな状況になりたくないですねぇ

若葉「千景の場合その台詞は私にダメージが来るからもうこの話はやめにしないか」

千景「どちらの意味かしら」

若葉「千景」

千景「いいじゃない、赦してくれたのでしょう?それに本心よ、今となっては遅過ぎるけれど」


57 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/18(月) 02:27:20.27UwWbhH6B0 (3/3)

しかし結果的には負けてしまいましたが、終わってしまえば有意義な対戦だったのではないでしょうか
多数のリディアン生徒や70億の絶唱等に頼らないエクスドライブモードに、大蛇...八岐大蛇と力を合わせた新たな形態も土壇場とはいえ発動させられましたし
少なくとも切り札を使った状態の若葉ちゃんを倒せる程度の技も作れましたし

『翠』「そういえば夏菜達どうなったかな」



夏菜さんズ成長率コンマ下1
(2桁判定)
(高ければ高いほどレベリング成功)
(00は100扱い)

夏菜さんズの試練で何か特筆すべきこと起きた?安価下2以降
(特になければ単なる修行)


58以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/18(月) 02:35:07.03YvN60tO5O (1/1)

よいしょ


59以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/18(月) 02:58:59.24q1v0M2Sx0 (2/2)

コンマ運ェ…

フライトユニットだけじゃなくハンマーを使った移動法を思いつく
後は芽吹ちゃんの技を借りたり


60以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/18(月) 03:10:22.427vb84h+LO (1/1)

おまけの方に雀らしき人物いるのがただのギャグじゃないならワンチャン他の防人の力も?
芽吹は防人のリーダーだしその辺拡張性高そう


61 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/19(火) 02:23:50.09SIQIpb3b0 (1/3)

・・・

芽吹「すみません、私の力不足です

夏菜「いえそんな、こっちこそ上手くやれなくて...」

『夏菜』「それに結果的には色々出来ることも増えましたし...」


夏菜さん達の方に目を向けてみると、どうにも良くない空気になっていました

翠「あれは一体...」

園子「めぶーとかにゃにゃん達はそもそも武器も戦闘スタイルも結構違ってるからね~、あんまり成長しなかったみたいなんよ」

『翠』「なるほどね...それを言ったら『私』と千景ちゃんも同じじゃないけど」

千景「斬るという点では似たようなものよ」

そんな話をしていると、ちょうど夏菜さん達と芽吹ちゃんもこちらに合流してきました

『夏菜』「翠さん!来てたんですね!」

翠「えぇまぁ」

ナチュラルに隣に座ってきますね...流石にこうまで露骨に笑顔で近付かれると、少なくとも嫌われてはなさそうだなというくらいのことは自覚が出てきます

夏菜「またそうやって...っと、それよりさっきこっちの方で派手にやってたのはやはりそういうことでしたか」

『翠』「負けちゃったけどね、ツーマンセルで...そっちはどう?」

夏菜「フライユニット頼りの移動だとそこを狙われた時に困るとよくわかったので、代わりの足になる方法とか模索したりですかね」

代わりの、つまりフライユニット以外の方法で空を飛ぶ、ということでしょうか
私や『翠』の場合では羽衣やエクスドライブモードの時の羽がそれに当たりますが

翠「どんなのなんです?」

『夏菜』「武器の槌...ハンマーに機能を付与させたり機動性を持たせたりですね、今までアームドギアの形状変化は叩く面の形やハンマーそのものの大きさにばかり目を向けていましたから」

夏菜「その辺はまたおいおい見せますよ多分」

今見せてくれてもいいんですが
まぁ取っておきたいとっておきなのでしょう


62 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/19(火) 02:24:57.22SIQIpb3b0 (2/3)

芽吹「それに、申し訳程度ですが私達の武技も...といってもそれを彼女達の戦闘スタイルに落とし込むのに苦労しているのもありますが」

翠「芽吹ちゃんの技を借りる、ですか...その辺は私達もやってますしね」

千景「勝手に、だけど」

...ん?今芽吹ちゃん、私『達』って言いました?

翠「芽吹ちゃん以外の技もって...誰の技なんです?」

芽吹「当然、私の仲間よ」

『翠』「待って待って話が見えない、芽吹ちゃんの仲間っていうのはまぁそういうことなんだろうけど...え?そういうこと?」

夏菜「そういうことですね」

...まさか夏菜さん達...他の防人の人達の力まで...?

園子「めぶーは団体のリーダーっていう肩書きがあるからねぇ」

『翠』「おぉう...」

翠「...若葉ちゃん!若葉ちゃんもリーダーですよね!?」

若葉「集団のリーダーなのではなく複数人いる中でのリーダーだからな」

翠「何が違うのかわかりませんけど!?」

千景「ま、勇者と防人の違い程度に思っておくことよ、どうしてもなら乃木さん以外の勇者とも繋がりを得ることね」

むぅ...防人だって最終的には勇者扱いだったはずなのに...言わんとすることはわかりますけど...

・・・

ひと段落ついたところで、私達はそれぞれ若葉ちゃん達とわかれて一旦表に戻ることに
一日中寝っぱなしは心配される可能性と堕落の極み過ぎて怒られる可能性を同時に含む危険な行為ですからね

翠「ふぁ~あ...もう昼...じゃなくて夕方!?」

もう一日中寝っぱなしになってるじゃないですか!



記念品の花から贈り物コンマ下1
奇数 何かしらある
偶数 そんなものはない

贈り物どんなもの?安価下2以降
(???「芽吹さんが力を貸すだけのことはあって、中々見所のある方々でしたわね」

???「うん...きっと何かきっかけさえあればもっと強くなれる...」

???「そんなことよりもっと逃げ方を考えかながら動いた方がいいと思うけどなー、ずっと突っ込んでいってて見ててひやひやしたよ」

???「嘘つけ!オメェはそもそも関係ねえくせに逃げ回っててロクに見てなかっただろうが!」)


63以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/19(火) 02:47:18.20/5/iZzGZ0 (1/2)

デレてほしいなあ


64以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/19(火) 02:50:41.16/5/iZzGZ0 (2/2)

最近のコンマ運酷くない…?


65 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/19(火) 03:27:01.76SIQIpb3b0 (3/3)

・・・

翠「今日は玉手箱の欠片を調べます」

『翠』「朝からどったの」

若葉ちゃん達との対決ももう昨日のこと
今日は昨日一日潰してしまった分を取り戻す勢いで時間のかかることを朝から始めたいと思います

翠「いいですか...『時間操作』はまず間違いなく使えるようになれば便利です」

『翠』「だろうね」

翠「浪漫もあります」

『翠』「あるね」

翠「5期、あるいはその前後の展開が来るであろう今後において必要にならないとも限りません」

『翠』「うんうん」

翠「そして何より!」

私は大きく深呼吸し、最後の、そして最も重要な理由を

翠「私達の身に起きた謎の時間逆行現象についても、わかるかもしれません」

それを言うと、寝起き感の抜けなかった『翠』も流石に真面目な顔つきになりました

『翠』「単なる興味本位じゃないからね、『私』達の場合は」

翠「そうです、たった2度...しかし明確な条件すらわかっていない現象に対して無策のままではいけません」

これまではどちらも私や『翠』を死の運命から救うようなタイミングで起きましたが、次もそうとは限りません
それにアダムさんとの戦いの時は私が死んでもなお起こらなかった...フォークを使っていたからという可能性を加味したとしても私達の死がトリガーというのは想像の域を達しません

翠「なのでせめてわからないにしても自由に扱えるよう、ギア加工くらいはしたいと思っています」

『翠』「それがいいと思う、欠片のままだといつ誰が触るかもわかんないけど、マイクユニットに包まれてれば最悪暴走でもしない限りは大丈夫でしょ」

というわけで、調べてみますか
といっても大まかな正体はわかっていますし、起動状態か否かについてや詳しい仕組みがメインですが



コンマ下1
奇数 起動状態
偶数 停止状態

仕組みについて安価下2以降
(単なる哲学兵装の類か、あるいは)


66以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/19(火) 03:32:13.334mvLVIsmO (1/1)

はい


67以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/19(火) 03:55:41.34QuBoZVOQO (1/1)

あらゆる願いを叶えられると言えるほどに無数の聖遺物が混ざって相互に反応している、とか


68 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/20(水) 01:31:36.65i1/DaCuk0 (1/3)

毎度の如く女神様に機材と場所を借りてししょー達にバレないように調べてみましたが
どうも欠片になっても一応は起動状態を保っているようです

翠「そもそも起動しているからこそ魚人達は消えた...封印されたってことですしね」

『翠』「ただ封印の仕方が箱を開けてから閉める、とかだともう閉めようがないから...封印された魚人達って今どうなってんだろう」

翠「きっと竜宮城と一緒に別次元とかに帰ってますよ」

多分、恐らく
ちょっとそこは深く追求するのは怖いのでやめておきたいです

翠「で、コレの正体が何なのか、単なる木箱に哲学兵装の概念が付与したのかと思いきや...よくよく調べてみるとどうももっととんでもないものっぽいですよ」

『翠』「と言うと?」

翠「木材のように変換されてますが、無数の異なる物質が融合と合成によって1つになっています、それもその物質一つ一つが恐らく聖遺物...」

聖遺物は聖遺物として認識された瞬間からそのものが特殊な波を発している場合が多く、それがギア加工され起動するとアウフヴァッヘン波形に転じたりするわけですが...この欠片はそれが何種類も計測出来ました
数えきれないくらい、むしろ計測出来たのも一部でしかないと思われます

翠「いくつかは何の聖遺物か特定出来そうなのもありましたが、聖遺物同士が相互に反応し合っているので完全に分けて計測するのは私では力不足です」

『翠』「同時併用してる時のギアみたいな感じ?」

翠「それのもっと多い版って言えば分かりやすいですかね...でもこれで何故願いを叶える、なんていうトンデモな特性があるのかわかった気がします」

無数の聖遺物が合わさっている玉手箱
さらに聖遺物同士は反発することなく反応し合っている
ということは

翠「誰が玉手箱に触れたとしてもこの無数の聖遺物のうちどれかしらが適合して起動し、どんな願いに対してもこのどれかしらがそれを叶えられる特性を持っていた...聖遺物同士は相互に反応しているから使用者がどれに適合しようと目的の、願いを叶えられる特性を持つ聖遺物の起動に辿り着く...そんなところでしょう」


69 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/20(水) 01:32:02.27i1/DaCuk0 (2/3)

あるいはそんな偶然が重なった結果どんな願いも叶えられるのでは、ということになり、それが哲学兵装となって構成する聖遺物に働きかけられたか...逆の可能性もありますから、卵が先か鶏が先かって話になりますが

『翠』「なるほど...それ相当危険なやつなんじゃ」

翠「ギアを十数個纏めて持ってる私達もそう変わらないですよ」

『翠』「規模とか色々違うんじゃ...」

まぁそんなことより!中々に使い勝手が良さそうなことには変わりありません
起動状態を保っている、すなわち効力は消えていないということ
今のうちにギア加工しいつでも使えるように出来れば



ギア加工コンマ下
ゾロ目以外 成功
ゾロ目 失敗


70以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/20(水) 02:40:18.930SzSMeLL0 (1/1)

マジでやるのか


71 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/20(水) 03:04:48.80i1/DaCuk0 (3/3)

・・・

翠「まぁギア加工なんて慣れたものですよ」

『翠』「これで非公式のギアは2個目...」

玉手箱の欠片は無事ギアペンダントに変わり、少なくともこれで元々の玉手箱が箱を開けた瞬間に使用者の願いを叶えてしまったように触れただけで何らかの現象が発生してしまう、ということは避けられたでしょう
私は機材から完成したギアペンダントを取り外しました

翠「ッ...!」

その時、やはりこの便利な身体は適合したのか胸の歌...ギアの聖詠に当たるものが湧き上がってきます
ですが、いつもと違ってる点が一つ

翠「うっ...これ...!」

『翠』「ど、どうしたの翠っ!」

翠「聖詠が...多い...!」

無数の聖遺物の融合、合成によって成り立っている玉手箱
それ故か同じく無数の聖詠が同時に湧き上がり、胸の鼓動は早く脳も悲鳴を上げていました
あまりの苦しさに思わずギアペンダントを机の上に放ってしまいます

翠「うぅっ...吐きそう...」

これは慣らしておかないと、いざという時に制御どころか纏えるかもわかりませんね
使う用途に合わせて聖詠を選択する形を取った方がいいかもしれません
もっともそれが簡単なこととは思ってませんが...



何かする?安価下
(特になければ南極調査開始)


72以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/20(水) 12:20:29.63m/3ObN/00 (1/1)

なし いざ行かんXV


73以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/20(水) 17:01:20.68wxe84ZYqO (1/1)

最後に夏菜ちゃんに砲剣を使わせてみたい(今は亡きメヌエットが使ってた奴)


74 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/21(木) 01:48:37.99atCro44/0 (1/4)

・・・

メヌエット《少しいい?》

翠「ん、メヌエットさん?」

メヌエットさんからの念話なんて珍し...くはないですね、最近は
しかしこんな風に積極的に話しかけてきてくれるのは嬉しいので全然問題ありません
してどんな要件でしょう

メヌエット《夏菜達のことを聞いたのだけれど、銃剣使いに稽古してもらっているって》

翠《あー、ですね》

芽吹ちゃん達防人の装備といえば銃剣です
隊員によっては盾メインだったりもしますが

メヌエット《それで、私の武器が役に立てばと》

翠《メヌエットさんの...って、あの砲剣ですか》

メヌエットさんが生前使っていた武器は砲剣...ビーム砲を撃てるやつでした
確かに銃剣と近いですし、案外芽吹ちゃんの指導にも合うかもしれません

翠《良いんですか?》

メヌエット《使われないよりは、使ってもらった方がいい》

・・・

翠「というわけなんです」

夏菜「なるほど...?とりあえずご厚意には甘えさせてもらえればと...」

話が早いことはいいことですね
早速シミュレーションルームを借りてっと



コンマ下
奇数 バッチリ使いこなせそう
偶数 癖はあるけど使えなくもない
ゾロ目 振り回され気味で合わない
(ゾロ目以外の場合XV再開時から夏菜さんズの装備に加わります)


75以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/21(木) 01:57:08.19S6+yV9Gn0 (1/2)

きええーい!


76 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/21(木) 02:22:42.71atCro44/0 (2/4)

・・・

そんな風に過ごしているうちに1週間が過ぎ
現在私達装者メンバーは(本来臨時メンバーである夢姫ちゃんや『凜音』ちゃん、ネロさんを除き)全員揃って南極の空を飛ぶヘリの中にいました

エルフナイン『ボストーク氷底湖内のエネルギー反応飛躍!数値の上昇止まりません!』

弦十郎『来るか...総員!棺の浮上に備えるんだ!』

棺っててっきり調査しながら掘り起こすものとばかり思ってましたが
あっちから勝手に出てくるんですね

響「寒~い!しばれる~!」

いつでも紐なしバンジー式の出動が出来るようヘリのドアを開けた響さんが思わず腕をさすりながら率直な感想を述べてきます
そりゃ寒いでしょうね...南極ですからね...特にいつもより厚着が許されてるわけでもなくいつも通りのS.O.N.G.制服ですし
おまけに天気は雪...空も分厚い雲に覆われて太陽光の恩恵にも預かれません

響「どこの誰だよ~南半球は夏真っ盛りとか言ってたのは~!」

切歌「デデデデース...」

お日様コンビもこの通り

クリス「夏だって寒いのが結局南極だ、ギアを纏えば断熱フィールドでこのくらい...」


ゴォッ!!!


次の瞬間、真下の氷を突き破り極太の真っ赤なエネルギー波が噴射されました
そのまま真上に突き抜けたそれは雲を貫きお日様がこんにちわ...何ですかあの威力


77 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/21(木) 02:23:36.88atCro44/0 (3/4)

翠「棺って話はどこに行ったんですか...?」

『翠』「く、車椅子が変形して歩行モードになる時代、棺がビーム撃っても不思議は...」

夏菜「あの棺、先史文明期かそれ以前の物なんですけど」

『翠』「じゃあその時代の流行」

そんな流行があってたまりますかぁ!

未来「そんなことより皆!」

マリア「いつだって想定外など想定内!行くわよッ!」

私達は素早くヘリから飛び降り、滞空時間内に終わるように聖詠を始めます



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)


78以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/21(木) 02:29:42.76ZjQBoSQrO (1/1)

ギア結構増えたね

1


79以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/21(木) 02:43:14.17gHj4EsZQO (1/1)

まだ制御出来てない玉手箱が入ってないのは仕方ないよね
1


80 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/21(木) 03:17:57.64atCro44/0 (4/4)

「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


私と『翠』は私達にとっての基本形態的存在のアメノムラクモを選択
ギア纏いながら重力に身を任せて落ちていきます
下ではさっきエネルギー波を撃ってきた棺の本体が氷を突き破ってその全貌を見せていましたが...丸い巨体に大きく平たい腕、口のような場所もあり

翠「南極だけにペンギン?」

クリス「あれペンギンに見えるか?」

あれ?見えません?
とにかくそのペンギン型(と私には見えました)の棺が落ちてくる私達を払おうと腕を振りかぶってきました

響「乗り越えたな~らッ!!!」

それを迎え撃つのは絶賛歌唱中の響さん
歌詞のキリがいいところに合わせて拳を突き出します

マリア「互角!?」

響さんと棺がぶつかり合う間に私達は次々と南極大陸に着地

『夏菜』「だったら...~♪...さらにひと押しッ!!」

響さんがその場を飛び退いたところで『夏菜』さんの砲剣から放たれるビームが棺に襲いかかりました
咄嗟のハミングからの一撃、もうすでに使いこなせてそうですね

『翠』「でもダメージ入ってる様子はないよ!」

マリア「それでも、気持ちは負けていないッ!!!」

響さんと『夏菜』さんが合流したのを見計らい棺は再び口からエネルギー波を、それも私達に向けて放ってきます
私達が跳び退いた後にエネルギー波が通った南極の地面は爆発、そして

クリス「なんだよ、あのデタラメは!?」

そこから何本もの光の柱が登ったと思えば、それらが結晶化し始めました

翠「何ですかあの結晶の柱!氷ならまだわかるとしても!」

『翠』「調査も理解も後!今は集中して!」

翼「散会しつつ距離を詰めろ!観測基地には近付けるな!」



どう戦う?安価下
(ロンゴミニアドギアと玉手箱ギアは非公式なので出動の際は緊急時等の場合を除き現在は使用不可とします)


81以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/21(木) 03:59:33.71S6+yV9Gn0 (2/2)

翠ちゃん、新技を思い付く
大剣召喚→フォニックゲインを十分溜めてから相手に向かってブン投げて大爆発を起こさせる!(元ネタはナイス溜めて放つアレ)

技名は…【衝破ノ球】で


82以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/21(木) 16:55:18.98kNylFdtTO (1/1)

ハンマーがぶっ壊れたので夏菜ちゃん勇者ギア初使用
低空飛行で慣性をつけてから『炎陽の剣撃』


83 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 03:16:24.10X1mGNRlD0 (1/6)

切歌調「「はぁぁっ!!」」


『α式 百輪廻』

『切・呪リeッTぉ』


最初から出し惜しみなく放たれた切歌さん調さんのいくつもの鎌の刃と丸鋸
しかし棺はその巨体に似合わぬ軽やかさなバク転でそれらを避けます

響「こーたえーっ!本当の意味をっ!知ーるためにッ!!」

すかさず跳躍し距離を詰めた響さんが棺のボディに手のひらを当て、一気に地面に叩き落しました

クリス「はっ!!」

未来「やぁっ!!」


『MEGA DETH PAPTY』

『追憶』


第二波とばかりに放たれる無数のミサイルと巨大な円盤
棺に当たった瞬間ミサイルは爆発し、煙で棺が見えなくなります

クリス「やったか!」

あっ...

そして煙の中からエネルギーを溜めた状態で姿を現わす棺

クリス「効かねえのかよ!」

翠「さっきの台詞はフラグですって!」

未来さんが神獣鏡のギアのイオノクラフトによる飛行能力でその場を離れるのを確認しつつ、私は後ろからクリスさんを抱えて同様に棺の正面から外れるように飛びました
直後、さっきまでクリスさんと未来さんがいたところにはやはりエネルギー波が走り、いくつかの結晶の柱が

緒川『接近する対象を苛烈に排撃、こんなものを果たして棺と呼ぶべきでしょうか』

弦十郎『攻撃ではなく防衛、不埒な盗掘者を寄せ付けない為の機能だとしたら、どうしようもなく棺と言うよりも他あるまい』

だったら掘り起こすのやめにしませんかね...って、もう手遅れですか
私は次に備えて剣を巨大化させ、そこにフォニックゲインを流し込み始めます


84 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 03:17:25.80X1mGNRlD0 (2/6)

『翠』「っ、何か棺にトゲ生えてきたよ!?」

『翠』の言う通り棺の全身に新たにトゲがいくつも生え、そしてそれらが一度に発射されました

翠「ミサイル...いえ、あれは一つ一つが小型の遣い!」

トゲは空中でYの字の形に変形し、ドローンとなって飛び回りながらビームを放ってきます

『夏菜』「こんなものぉ!」

今度は砲剣ではなくハンマーを取り出した『夏菜』さん
ブンブンと頭上で振り回しながらそのハンマーを巨大化させ

『夏菜』「一気に叩くッ!!!」

フルスイングしながらドローンをほとんど一掃しました

『夏菜』「ッ...槌が!」

しかしドローン一つ一つの爆発は強く、ハンマーには大きくヒビが入ってしまい討ち漏らしが

翼「ならば行く道をッ!」


『千ノ落涙』


その討ち漏らしも翼さんがすぐさまカバー
ドローンは一つ残らず破壊され、棺への道が開かれます

響「うおおおぉぉぉ!!!」

マリア「はあああぁぁぁ!!!」

そこを突っ走るのは響さんとマリアさん

響「最速で!最短でッ!」

マリア「真っ直ぐに!一直線にッ!」

響マリア「「 はぁぁぁぁっ!!!!!」」

2人はそれぞれ腕の装甲を巨大化、回転させ、ドリル状にして棺をぶん殴りました


ピシッ...パリンッ!


そしてその攻撃は棺の胸元にはめられていた宝石のような場所を砕き、棺本体も大きく後ろによろめきます


85 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 03:17:58.42X1mGNRlD0 (3/6)

翠「っ」

だとしても、これでもダメなのか、棺の目が怪しく光りました
体勢を整えながら棺は響さんとマリアさんに向けて腕を振るおうと...

『翠』「させるかぁっ!!!」


『ウルトラソード』


その腕を受け止める『翠』の巨大な剣
響さんとマリアさんは地面で待機していた切歌さんと調さんに着地とともに受け止められ離脱

翠「私もッ!」

そろそろフォニックゲインも十分でしょう
私は手に握っていた巨大な剣を棺に向けてぶん投げます
その剣は回転しながら光に包まれ、球体のようになって真っ直ぐに
これぞナイスダm...じゃなくて


『衝波ノ球』


棺にぶつかると大きな爆発を起こしました
その隙に『翠』も離脱、これで倒せてればいいんですが


86 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 03:18:27.49X1mGNRlD0 (4/6)

クリス「来るぞっ!」

残念ながら棺は健在
響さんとマリアさんが破壊した宝石、そしてそこに追撃した私の攻撃によって胴体に大きなヒビを入れつつも、こちらを向き立ち上がろうとしています

『夏菜』「立たせませんッ!借ります、楠さんッ!!」

その時、戦場にナズナの葉が舞いました


擬似ミョルニル・勇者(防人)ギア


擬似ギアは芽吹ちゃんの防人礼装を思わせるものへと変化し、武器もハンマーでも砲剣でもなく銃剣となっています
その姿はもはや単なる防人ではなく勇者そのもの...いえ、最終的に勇者と認められていた経緯もあるので実際あのギアは勇者相当の力を兼ね備えているかもしれませんが

『夏菜』「はぁぁっ!!!」

背負ったフライユニットのエンジンを吹かせながら低空飛行で棺の元へ飛んだ『夏菜』さん
そのまま慣性を利用して思いっきり銃剣を振るいました


『炎陽の剣撃』


装者チームコンマ下1
棺コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)
(ちなみに装者が負け=本編の流れなので一時昏睡状態に陥ります)


87以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/22(金) 03:19:56.19BN2ds3nh0 (1/2)

勇者パアァァンチ!!


88以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/22(金) 03:21:33.42Zg+U6oFWO (1/1)

ここ最近コンマ運無さすぎない?気のせい?


89 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 04:37:51.19X1mGNRlD0 (5/6)

棺は再びよろめき、大きく後ろ向きに倒れていきます
これなら...

『夏菜』「!これでも届かない!?」

棺は顔の部分だけをぐりんと動かし、ノーモーションでエネルギー波を放ちました
まさか、あちらもずっとエネルギーを溜め続けていた...!?

翠「クリスさんは皆さんをッ!」

クリス「っ、おう!」

クリスさんのリフレクターであればこちらにいる全員をあのエネルギー波から守ることは不可能ではないでしょう、幸いにも先ほど棺に向かっていった『夏菜』さんを除く全員が一箇所に集まっていますし

翠「切り札ッ!」

しかし逆に言えばあのままだと『夏菜』さんだけが直撃をま逃れません
私は走り出しながら勇者ギアを通り越し直接勇者ギアの切り札状態...『源義経』の力を引き出し、地面を蹴って超スピードで『夏菜』さんの前に割り込み

翠クリス「「間に合えええぇぇぇっ!!!」」

クリスさんはリフレクター、私は羽衣を展開します
次の瞬間、視界はエネルギー波の赤色に染まり...


ドッ...!!!



藤尭『リフレクターと羽衣でそれぞれダメージの軽減を確認!』

友里『棺からの砲撃、解析完了!マイナス5100℃の指向性エネルギー波...って、何よこれ!?』

エルフナイン『埒外物理学による...世界法則への干渉...こんなの現在のギア搭載フィールドでは何度も凌げません!』



動けない...
身体のあちこちが結晶で覆われ、身動きが完全に取れなくなってしまっています
そしてぎりぎりギアの断熱フィールドによって低体温症やなんかは防げているようですが、いかんせん南極、それも天気は雪
そして所々...顔やなんかは丸出しなわけで

寒い...


コンマ下
奇数 昏睡してる時こそ役立つ深層世界
偶数 戦闘再開までゆっくりお休み
ゾロ目 翠ちゃんズは幽霊その他を引きつける体質なのです(強調)


90以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/22(金) 04:40:31.31BN2ds3nh0 (2/2)

動け


91 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/22(金) 21:31:38.68X1mGNRlD0 (6/6)

・・・

翠「...はっ!」

気がつくと、私の意識は深層世界まで飛ばされていました
こうなったということは...表の世界で熟睡か気絶か昏睡か、とにかく気を失っているということでしょうか

翔子「おや、起きましたか」

奏「気ぃ失ってんのに起きたってのも変な話だけどなー」

セレナ「でも意識がここでも他の深層世界にもいない場合ってつまりどういう状態なのかな」

メヌエット「何も感じられない人形...という感じ?」

翔子「復活出来る可能性を残したままで生でも死でもなく魂の停止状態とか...まぁ余程のことがなければここで起きないのはただぼーっとしてるのと変わりませんよ」

この声...やはりここは深層世界、それも若葉ちゃん達がいる方ではなく翔子さん達がいる方の
もっと言えばちゃぶ台がある方の...

翠「ってコタツ!?」

翔子「寒いんですもん」

『翠』「相変わらず何でもアリだねここは...」

翠「いたんですか『翠』...」



何かする?安価下
(昏睡状態が治るまで表には戻れません)
(特になければ昏睡状態が治るか否かコンマ判定)


92以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 00:24:50.28R3gGVxoM0 (1/2)

代わりで奏に出て貰う


93以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 01:10:11.68R3gGVxoM0 (2/2)

取引で次のライブは奏がやることになる


94 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/23(土) 03:33:29.32bVPC3vwi0 (1/4)

翔子「まーまーいいですからいいですから、とりあえずコタツでゆっくり休んで」

立ち話も、ということでコタツに入れてもらった、というか半ば強引に突っ込まれた私と『翠』
外ではどうやら私達装者が全員身動き取れなくされてから棺も活動を停止しているようですが、かといってここでぬくぬく...じゃなくて、ダラダラしている場合じゃありません
...言い直してもあんまり変わりませんね

『翠』「でもあれししょーの言うように防衛してるだけなんだったら、手を出さなければ平気なんじゃない?」

翠「棺の正確な活動停止条件がわからない今、楽観視は出来ません」

セレナ「それにそもそも最初のエネルギー波はこちらが手を出す前...そもそも近寄ったこと自体がダメだった可能性もありますけど」

奏「まぁどんだけ考えたところで答え合せでもしないとわかんないよね」

そうです、それに近くにはまだ観測基地の人達もいるはず
気を失いつつもギア解除には至っていない私達はともかく、生身の一般人が襲われたら

翠「早く戻らないと...っ!?」

『翠』「翠!?」

メヌエット「姉さんっ!」

やはりこんなことしてる場合じゃありません、そう思いコタツから出ようとした私は身体に思うように力が入らずよろけてしまいました
駆け寄ってくれた『翠』とメヌエットさんのおかげで倒れずに済みましたが、これは一体...


95 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/23(土) 03:34:14.05bVPC3vwi0 (2/4)

翔子「切り札の副作用、精神の極度の疲労...ただでさえ大技を行った直後にしかも通常の勇者ギアを挟まず直接使用、魂がむき出しのこの空間ではそれが顕著に現れて当然です」

『翠』「だから休めって言ってたの...」

翔子「そういうことです、大技使用のみの『翠』さんですらかなりの消耗なのに無茶が過ぎます」

翠「そんな...他の皆さんはいつ気が付くかもわからないのに...」

私や『翠』は今こうして気が付いているため目を覚ませる可能性は他の皆さんより高いはず、なのに動けないなんてそんなの...


奏「...だったら、アタシが行ってやろうか?」


その時、よっこらせとコタツから出てきたのは奏さん
それって、代わりに行ってくれるってことですか...?

奏「身体の疲労はともかく魂の疲労は、他のやつが行くなら関係ないよね?」

翔子「まぁ、そうですね」

『翠』「で、でも内輪でならともかく実践で死人組に出てもらうのは色々と問題があるというか怒られそうなんだけど...いやそんなこと言ってる場合じゃなさ過ぎるのはわかってるんだけど」

セレナ「死人組って...もう少しマシな名前お願いしたいなぁ」

翠「いえ、私からもお願いします...このままここで回復を待つより絶対!」

奏「ん、でもまぁ『翠』の言うこともわからんでもないしなぁ」

翠「お願いしますッ!」

私がそう頭を下げると、奏さんは少し楽しそうにニヤッと笑い

奏「どうしても?」

翠「どうしても!」

奏「何でもする?」

翠「何でもしますかr...ん?」

何でしょうこの、遊ばれてる感というか乗せられてる感というか


96 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/23(土) 03:34:45.02bVPC3vwi0 (3/4)

奏「しょうがないなー!だったら条件付きでやってやるよー!」

か、奏さん...まさか最初からそのつもりで...

奏「次のライブん時、アタシにやらしてくんない?それで取引でどうよ」

翠「ら、ライブ、ですか?」

まぁそのくらいなら...というかライブやりたかったんですか?

奏「アタシもそれなりにアイドル楽しんでたからね」

翠「...わかりました、必ず」

こっそりならともかく、奏さんのやりたい内容によっては緒川さん達に事前連絡する必要もありそうですが、この程度は

メヌエット「でも姉さんの身体を借りた場合身体の形も変わってしまう、死者である天羽奏がステージに立つのは」

翠「そこは私が『翠』とシンクロした状態で身体を貸せばいけます」

『翠』「あれ!?『私』も取引に巻き込まれてる!?」

とにかく、そんな取引の結果奏さんに戦ってもらうことになりました

翠「私はガングニール持ってないのでイミテーターで模倣するタイプになりますが」

奏「おう、久し振りに暴れるよ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 すぐさま戦闘スタート
ゾロ目 昏睡状態が治るのは他の装者と同タイミング(原作通り)
(意識を取り戻している&中の人が違うボーナスで高確率)

奏さんどのギアで戦う?安価下2
1 イミテーターガングニール
2 イミテーターガングニール(ブリーシンガメンギア)(氷耐性あり)


97以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 03:53:27.57G48C1G640 (1/2)

ほぁい


98以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 03:54:09.16UnJOBMHwO (1/1)

2


99 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/23(土) 04:26:00.44bVPC3vwi0 (4/4)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


「Stealer Imitator tron」


翠の代わりに表に出たアタシはまず速攻でイミテーターの聖詠を口にした
担当が翠からアタシに変わった途端に起こるであろう身体の変化とアメノムラクモのギアの解除...身動きを取れなくされてる今はどちらも危険な行為だからね
予想通りすぐに身体は翠のものからアタシのものへと変化していきアメノムラクモのギアも解除されたけど、イミテーターのギア装着時のバリアフィールドによって身体の周りの結晶が砕かれ自由になった

奏「っし!」

イミテーターは纏うと同時に勝手にアタシのガングニールを模倣した姿に変わる
これもこれでやりやすいっちゃやりやすいけど...この極寒の地なら

奏「試してみっか...頼むぜ、ブリーシンガメン!」

アタシは翠がちゃんと持っていてくれていた腕輪に加工されたブリーシンガメンを取り出し腕に装着

奏「はぁっ!」

設けられた制御スイッチをONにした


ゴォォ!!!


アタシの周りを囲むように腕輪から炎の渦が吹き荒れる
ガングニールを模倣したイミテーターのギアをブリーシンガメンの炎がオーバーライトしていき...

奏「アアァァッ!!!」

ギアに星空のように深い紺色の差し色、熱い炎のように鮮やかなオレンジ色のマント


イミテーターガングニール・ブリーシンガメンギアへと進化した


奏「こいつがブリーシンガメン...」

LiNKER無しなのもそうだけど、このブリーシンガメンも一発で成功とは
つくづく翠の身体の適合の成功率は馬鹿みたいにすごいな

奏「さて...覚悟しろよ、堅物!」

熱い炎のようなのはマントだけじゃない、アタシの心もだ
足元の雪も水蒸気になるほどの熱気を纏ったアタシはアームドギアである槍を構え、棺を睨みつけた



どちらの視点?安価下1
1 翠ちゃん(コタツから)
2 奏さん

他の装者の昏睡状態判定コンマ下2
奇数 熱気に当てられ復活
偶数 まだおやすみ中

どう戦う?安価下3以降


100以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 10:39:46.52G48C1G640 (2/2)

2


101以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 11:26:54.166WH6qbJhO (1/1)

【決講】可奈「飛べ飛べ神鳥~♪る~ぐ~ちゃん~♪」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1574466531/


102以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/23(土) 20:05:06.027BKIP3/J0 (1/1)

SUNFLAME∞CREMATIONで周りの氷と雪を溶かしながら攻撃する、歌は逆光のリゾルウ


103 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/24(日) 03:29:04.42Bw90J/vI0 (1/3)

奏「君ト云ウ音、紡~ぐ~為~...」

自然と胸の中に浮かんだ歌詞をギアが流す音楽に合わせて口ずさみながら、棺に向けて走り出す
棺はアタシのことに気が付いたようで活動を再開、さっきと同様全身から新しく生やしたトゲ...ドローンを飛ばした
アタシは周りの雪が溶けて水蒸気で白くなるほどに熱を発しながらそのドローンの群れに思いっきり突っ込む

奏「ふた~りで歩~んだ~番う~...足~跡~はっ!」

アームドギアの槍はブリーシンガメンギアに合わせて双方の柄に穂先が付いたものへと変わっていて、手元で回すように振るうことで左右のドローンを同時に破壊出来ていた

昔、司令のダンナが見せてくれた映画にこんな長物の使い方するやついたな...あっちは棒だっけか

奏「暴虐~から~、生~ま~れ~出た~...残酷が~飲~み~込む~...」

槍に回転をかけて投げてみれば、回転はそのままにさらにアタシの周りをぐるっと大きく円を描きながらドローン達を斬り裂きブーメランのように帰ってくる
近付けば自分達もこうなると学んだのか空に待機していたドローン達は、距離を詰めるのをやめてビームを放ってきた

奏「涙で~ハネが~濡れた~日...重くて~飛べないな~ら~...そ~の~み~ぎ~手に~添~え~よ~う~と~」

いいぜ、どうせ来なくてもアタシの方から行ってやる!

奏「差~し~伸~ばし~た~、片っ!手がっ!風~を切る~ッ!!」

槍の片方を正面に向けると、穂先が分裂し大元の1つを残して3つの穂がミサイルのように発射!
追うようにアタシも槍を構えながら走り出す!
地面の氷も降る雪もアタシの発する熱でさっきまでよりもさらにどんどん溶かされ、逆にそのおかげでスライド移動でどんどん速く

奏「1000年~後の~今日も~(もし出会い)生~ま~れ~ても~...魂~の~フ~リューゲルは~、2人を呼ぶ!」

先に飛んでた穂はドローンをいくつか破壊しながら棺本体まで迫り、その周りを縦横無尽に飛び回りながら棺を傷付けていく


104 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/24(日) 03:29:44.65Bw90J/vI0 (2/3)

奏「逆光の~(記憶(メモリー)に)わ~ら~え~るよ~うに...」

こいつでトドメだッ!

アタシは棺の足元まで行き槍を大きく振り回すと、棺を包み込むように炎の渦が生まれた

この熱でッ!!

奏「翼が~、描いた~、アタ~シで~、い~るた~め~にィィィッ!!!」



『SUNFLAME∞CREMATION』


棺を包む炎の渦は一気に凝縮され、爆発
南極に似合わない熱風がアタシの頬を撫でる

奏「どうだッ!」



奏さんコンマ下1
棺コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)


105以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/24(日) 03:32:04.14zqmxgiKG0 (1/2)

いい加減デレろよ


106以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/24(日) 03:37:18.95FL07v1V7O (1/1)




107以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/24(日) 03:37:59.68zqmxgiKG0 (2/2)

また10桁代じゃねえか!ふざけんな!


108 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/24(日) 04:02:27.62Bw90J/vI0 (3/3)

奏「ッ...流石にアタシ1人で倒せるほどヤワじゃないね」

煙が晴れると、そこにいたのは結局あの棺
流石にもう無傷ってわけじゃないが、まだまだやれるって感じだ

まぁ翼達...装者9人でやってダメだった相手だ、多少のダメージを負わせられただけマシだろう
かといってそう簡単に割り切れっかよ!

棺の口元が光を帯び、アタシ目掛けてエネルギー波を発射した

奏「おらぁぁぁぁっ!!!」

避けられない、そう悟ったアタシは正面で槍を回転させ、炎の渦をエネルギー波にぶつける

奏「マイナス5100℃だかなんだか知らないけど、だったらこっちも熱でねじ伏せるっ!」

アタシと棺の丁度ど真ん中あたりで炎の渦とエネルギー波はぶつかり拮抗
しかし徐々に押され始め...



コンマ下
奇数 ギリギリ避ける(続行)
偶数 アウト(行動不能)
ゾロ目 こういう時仲間が復活するのがお約束


109以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/24(日) 08:18:03.43RXJXVBJQO (1/1)

ヨミガエレ


110 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/25(月) 02:32:25.12IFqx9Q3D0 (1/1)

奏「っ!だりゃあっ!」

遂に棺のエネルギー波が押し勝った瞬間、アタシは身を捻り間一髪直撃をま逃れた

奏「ふぅ...一応これでも借りもんの身体なんでね、無駄足した挙句もっかい振り出し...ってわけにゃいかねーんだ」

つってもこの棺、硬過ぎやしねえか...正直ぶっ壊せるイメージがまるで湧かねえ
かといって後ろには翼達がいる、今更退いても逃してくれるかはわからねえし翼達をこれ以上危険に晒すのも

奏「...せいぜい、やるしかねえか」

アタシは自分のつま先より少し前の地面に横一文字槍を滑らせる
そこから漏れた炎は地面の氷を溶かすどころかどういうわけかその場に留まり、炎の線となった

奏「確か...こっから先は、通さないッ!!!」


奏《だっけか?》

翠《何しれっと死亡フラグ建ててんですか!?》



多数決安価下1~3
1 絶唱しようぜ絶唱
2 するかバーロー


111以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/25(月) 02:37:05.97e6h4Nr0r0 (1/1)

2 人様の身体で何をしようとしてるんすか


112以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/25(月) 07:33:55.85/gEtO6kr0 (1/1)

2 スナック感覚で絶唱してはいけない


113 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/26(火) 01:17:36.22HLO56mTH0 (1/1)

***
2/3票入ったので2とします
***


敵は強い、というよか硬い
あまりの強大さに一瞬絶唱のことも頭を過ぎらなくもなかったけど...

奏「いくらLiNKER要らずの身体とはいえ、な」

翠は多分ダメとは言わないだろうが...今はまだ選択肢からは外しておくべきだろう
もしそれでトドメを刺しきれませんでした、そしてこっちはもう戦闘不能、なんてことになったら今度こそお終い
次も棺が活動停止するとは限らないからね

奏「さて、どうすっか」

決して退けない、退かないという覚悟は揺るがない
それでもアタシは虚勢を張るのも限界が近づきつつあった



どうする?安価下

(翠「せめてイミテーターにもイグナイトがあれば...」

セレナ「私が交代するとか...いやしたところで勝てる算段はついてないんだけど」

『翠』「目覚めろ~...そろそろいい加減目覚めろ『私』の身体~...」)


114以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/26(火) 01:34:40.15qZiBBgwb0 (1/1)

氷を溶かして大穴を空けてそこにハメたり出来ないかな?


115以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/26(火) 04:03:44.06aJGRafEPO (1/1)

牡丹の花の力があればなあ…安価下


116以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/26(火) 21:04:17.52dJgWCzZ80 (1/1)

マリアのガングニールてイグナイトあるっけ?
奏に気付いたエルフナインがマリアのガングニールを渡す
エルフナイン「イミテーターは所詮コピー、本物ガングニールなら今以上の力を出せるはずです!」


117 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/28(木) 03:32:45.353nIBePJe0 (1/4)

距離を取っていてもまたエネルギー波を撃つかドローンを放ってくるだろうし、近付いても腕で薙ぎ払ってくる
そんな相手を攻略するにはどうするべきか

奏「ふぅ...」

勝つのも、生きるのも、諦めない
まぁアタシはもう生きる云々は関係ない立場だけど
とにかくやるしかない

奏「ハアァッ!!」

アタシは槍を構え走り出す
ブリーシンガメンは確かに強力だけど、まだ足りてない、届いていない
あるいは引き出せていないのか

棺はドローンを飛ばしても無駄だと思ったのか必要ないと思ったのか、アタシに向けてただ淡々とエネルギー波を撃ってきていた

奏「そうだ!こっちを見ろッ!」

高所からのそれは的確にアタシの立っている場所を狙ってきて、右に避けるとその場で爆発...結晶の柱を出現させていく
避けるのも楽じゃないけどドローンを拡散されるよりは攻撃がアタシに一点集中される方が翼達の方に流れ弾が行く心配がなくて正直有難い
けれど一定の距離を取られてしまい近付けないのも事実

エルフナイン『奏さん!聞こえますかっ!』

奏「っ...エルフナインか?」

その時、声が聞こえてきた
それは念話ではなく通信...イミテーターのヘッドギアに搭載されてる通信機に本部にいる誰かから話しかけられているということだ
幼く可愛い声の主はエルフナイン、残念ながら彼女が二課...もといS.O.N.G.に入ったのはアタシがくたばった後のことだから交流はほとんどなかったが、幽霊と会話したり身体を貸したり出来るやつがいるおかげで一応面識はある

エルフナイン『やはり貴女は天羽奏さんで間違いありませんね』

奏「おう、今度は身体も変わってっからわかりやすいだろっと...ラァッ!」

棺へ槍の穂先に溜めた炎を球にして飛ばしながら、エルフナインの声に返事をする


118 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/28(木) 03:34:02.263nIBePJe0 (2/4)

奏「んで、どうした!」

この状況は本部にいるダンナ達もリアルタイムで把握しているはず、なら何か理由があって声をかけてきてるんだろう

エルフナイン『マリアさんからメンテナンスを頼まれていたガングニールが手元にあるんですが、これを今から奏さんの元に届けに行きます!』

奏「...ガングニール 、だとぉ!?」

エルフナイン『いくら性能は変わらないといってもイミテーターは所詮コピー、本物のガングニールなら今以上の力を出せるはずですッ!』

なるほど、理屈はなんとなくわかる
実際本物のガングニールとイミテーターのガングニールにどれほどの差があるのか詳しい数値は知らないけど、本物と贋作にはどうしても差が出てしまう
それにイミテーターに適合してるのはあくまで翠、アタシと翠の両方が適合してるのはガングニール
なら翠の身体をアタシが借りている状態なら断然ガングニール の方が適合係数の関係で出力は高くなる
聖遺物ってのはそういうもん、らしい

奏「けど、そいつは無茶じゃないか?」

エルフナインは非戦闘員、そして確か翠が言うにはダウルダブラなら起動しファウストローブとして纏うことも出来るがおおよそ使いこなせてはいない
アタシが一旦本部に戻るわけにはいかない今、エルフナインが戦場に来るしかないわけだが、危険だろう

エルフナイン『僕に出来ることをやりたいんですっ!』

アタシが棺からのエネルギー波を避け反撃しているのに余裕がないのがわかっているからか、簡潔かつ真っ直ぐな答えで返してくるエルフナイン

緒川『奏さん、僕が連れて行きます、ですので』

安心しろってか...まぁ緒川さんが付いてるなら余程のことがない限り大丈夫だろうけど

エルフナイン『メンテナンスはあと少しです、なので作業しながら向かいます!3分ほど持ち堪えてください!』


119 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/28(木) 03:34:57.933nIBePJe0 (3/4)

奏「ったく、わーったよ!」

こんな無茶なことを許すなんて、ダンナも甘くなったもんだ
何が何でも守らなきゃいけないもんがこの場においてさらに増えるってんだからな

奏「っつーわけだ、絶対お前の動き、止めてやるッ!!」

アタシは棺のエネルギー波をまた右に避ける
次も右へ、右へ...
避ければ避けるほど棺もアタシを追ってその場で向きを変えエネルギー波を放つ
それを続けていると...


ピキッ...ピキピキッ...


棺の周りの地面にヒビが

奏「っし」

カラクリは簡単、棺と一定の距離を保ちながら右へ動き続ければ自然と円を描いて帰ってくることになる
そんでその間アタシは足元の氷を靴の下から放出させた熱で溶かしていっていた
棺が乗ってる氷の面積はその円に沿って切り離された面積になる、つまり一気に小さくなったってこと
なら重さに耐えかねてヒビが入るのも不思議じゃない

奏「オラァッ!!」

あとひと押しにと、棺の乗る氷に槍を突き立てた


120 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/28(木) 03:37:48.183nIBePJe0 (4/4)

するとヒビはより一層大きくなり


バシャッ...!


棺は南極に空いた大穴に落ち、突然のことでバランスを崩しす


エルフナイン「奏さんっ!」


そしてそこに丁度投げ渡されるガングニール のギアペンダント
アタシはそれをキャッチし、聖詠を口にした


「Croitzal ronzell Gungnir zizz」


イミテーターを解除すると共に纏うガングニールは、当時使ってたペンダントとは違うとはいえギアそのものは間違いなくアタシのそれで
さっきまでよりもさらにしっくりきた気がする



イグナイトする?安価下
1 する(成功か失敗かの判定あり)
2 しない

(『翠』「とりあえずうちの両親が残してくれたギアを所詮コピー呼ばわりしたエルフナインちゃんは後でもふもふ地獄の刑に処す」

翠「もふりたいだけでは?」)


121以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/28(木) 03:49:18.389Z36WATK0 (1/1)

2 翠ちゃんコンマ運酷いし


122 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/29(金) 01:07:31.59Fc12zObe0 (1/2)

心なしかブリーシンガメンも出力が上がり、槍の両先端からは炎が吹き荒れていた
アタシはグッと地面を踏みしめ大きく跳躍、全体の半分程を氷の下に沈めた棺の上空へ跳ぶ

奏「せやぁぁっ!!」

棺は僅かにもがくが飛行性能がないのか上手く作動しないのか穴からは抜け出せず、代わりにまたドローンを拡散

そんなもん、2度も3度も喰らうか!

奏「全て焼き尽くしてやるッ!!!」

手に掴んでいた槍を回転させるようにして投げつけるとそれは空中でプロペラのように回り続け炎の竜巻を発生させた
ドローンは次々と燃え尽き、さらに竜巻は棺を囲むように穴の直径と同じくらいに大きくなる
そして穴の中を(氷と中に海水があるにもかかわらず)炎で満たしたところで槍が手元に帰ってきた

奏「やぁぁッ!!!!」

アタシはその炎の竜巻の中心に突っ込み槍を突き立てる!


『BLAZING∞SUNFLARE』


奏さんコンマ下1
棺コンマ下2
(ガングニールボーナスで奏さんのコンマは1.5倍とします)
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります(奏さんは素の数値と1.5倍の数値のどちらがゾロ目でも有とします))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです)


123以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/29(金) 01:14:07.84JPy5zODP0 (1/2)

勝ち取りたい!


124以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/29(金) 02:13:37.12n/kzNbdsO (1/1)

1割


125 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/29(金) 03:10:26.80Fc12zObe0 (2/2)

槍は棺の硬い表面を少しずつ、けど確実に削り

奏「でやぁぁっ!!!」


ガガッ...ダンッ!!


遂に貫いた

・・・

奏「ッハァ、ハァ、ハァ...どうだ...!」

足元の棺の駆動音は徐々に弱まっていき、そして完全に動かなくなる
試しに軽く叩いてみたり突いてみたけど、ピクリとも動かない

奏「は...はは...っし、終わったか~...」

案外なんとかなるもんだね...
しっかし疲れた~

ホッとすると同時にガングニールもブリーシンガメンも解除された
熱かったのが一気に冷やされる...てか寒い

奏「うぃ~さっび~...」

後は翼達が目を覚ますのを待つだけだね



何かする?安価下
(特になければ装者メンバー復活後&棺の調査結果)


126以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/29(金) 03:29:11.99JPy5zODP0 (2/2)

奏さんと司令、通信越しで久々に会話
心配すると同時に警戒を怠らないよう言われる


127以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/29(金) 21:41:12.364evb7ECA0 (1/1)

個人的には見た目は翠のままがよかったな…
安価下


128以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/29(金) 23:27:57.0140D3Q4IoO (1/1)

逆に考えるんだ
ワンチャン服は翠ちゃんのままならパツパツの奏さんが出来上がる
安価下


129 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/30(土) 03:02:22.37nuRmkDE40 (1/3)

破壊され動きを止めた棺はすぐに調査が始められた
翼達を動けなくさせている結晶はどうにも硬く、ついでに下手に振動を与えるのも装者に危険が及ぶ
そんなこんなでひとまず本人達の意識が戻るまでは放置、せいぜい毛布とヒーターで本人達が風邪をひかないように温めるくらいしか出来ないとのことだ

奏《翠、まだ無理そうか?》

翠《ぐぬぬ...ダメです、交代した途端に倒れる可能性大です》

翠は精神そのものの消耗が激しく中々回復しないからアタシは未だ身体を借りている、というより預けられているといった方が正しい

奏「...ん?」

その時、ポッケに捻じ込まれていたS.O.N.G.共通規格の端末に通信が入った
弦十郎のダンナからだ

奏「はーい」

・・・

弦十郎『久しぶりだな、奏』

奏「あぁ、久しぶり...つってもアタシは一方的にダンナや翼達のことも見てたからそんな気しないけどね」

弦十郎『そうか』

見守ってきたこともあるし、翠(今は『翠』の方になっているが)の身体の中からその視界を介して眺めていたりもする
とはいえあくまでアタシは死人、身体を借りて戦ったり話すのはこれが初めてじゃないにしても、今までは基本すぐに翠や『翠』に主導権を返していたし、ダンナと話をするのもあまりなかったな

弦十郎『元気でやって...というのはおかしいか』

奏「まぁ楽しくやってるよ、こっちもアタシ1人じゃないし」

ダンナが気に止むことはない、と言おうと思ったけど、やめた
ダンナの声色の様子から気にしていそうな雰囲気は感じたけど、それに自覚があるかはわからない
言われて始めて、もしくは改めて自覚するかもしれないし、そうなったら何を言ったところで結局抱え込みそうなところがダンナにはある
なら言わないのも有りだろうさ


130 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/30(土) 03:03:05.91nuRmkDE40 (2/3)

奏「それより、翠もまだ回復してないんだ、もう少し...調査がひと段落着くか翼達が動けるようになるまではこのままアタシにやらせてほしいんだけど」

弦十郎『ふむ、本来なら色々言いたいところだが...』

奏「頼むよ~、それにこれもアタシから持ち掛けたことなんだ、あんま責めないでやってくれ」

弦十郎『...わかった、ただし奏、お前も疲労が溜まっているはずだ、無理はするなよ』

奏「あぁ」

弦十郎『その上で、警戒を怠らないようにな、俺達もあの棺がどうなるのかはわかっていない』

奏「わかってるさ」

それに今は借り物とはいえ懐かしのガングニールもあるんだ
もしあの棺が最後の抵抗を見せようってんなら、またひと暴れしてやる!



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(装者メンバー復活&諸々)
ゾロ目 新メンバー

(『翠』「見た目が中の人に合わせて変わる今の憑依に対する対応って、醜くないかな?あと奏さん今パツパツなんじゃって声が来ていてね」

翠「そうですか?私には他の人が憑依した時にただのイタい娘だと思われなくなるメリットがあります...あと何で私の服は奏さんがパツパツになるくらい小さいこと前提なんですか!私も奏さんくらいに成長してるかもしれないでしょう!?」

メヌエット「それはない」)


131以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/30(土) 03:14:13.15S2nYRdbg0 (1/1)

それは紛れもなく


132 ◆BT63SEH4KsDo2019/11/30(土) 04:04:29.88nuRmkDE40 (3/3)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


少しして、響さん達装者メンバーは目を覚まし自力で結晶を砕いて復活しました
私も立って歩くくらいは出来る程度に回復、奏さんと交代です

翼「まさか、奏が...くっ、もう少し早く目覚めていれば」

マリア「それにしても、1人であの棺を再起不能にするなんて凄まじいわね」

あ、マリアさんのガングニールはお返ししておきました
本部に戻った私達は棺の調査結果を調査中の時の映像と共に見せてもらっています

映像では棺が途中で勝手に開き、中から煙が溢れ出しました
そして煙が晴れるとそこにあったのは

弦十郎「あれがカストディアン、神と呼ばれたアヌンナキの遺体...」

緒川「つまりは聖骸、というわけですね」

右腕にエメラルドグリーンのくりすたるがはめられている金の大きな腕輪をつけた、人型のミイラのようなもの...


『彼女が時を待たずして目覚める』


翠「もしかして、アレが...」


・・・


そんな壮絶?な戦いも何日も前の話


皆「お誕生日おめでとう(ございます)(デス)!!!」


クリス「おぅ...まぁ、なんだ...ありがとな///」


気が付けば今日はクリスさんのお誕生日ですっ!



何かする?安価下
(特になければさらに数日飛びます)


133以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/30(土) 08:17:31.098iuiTjcwO (1/1)

クリスとマリアでポッキーゲーム


134以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/11/30(土) 16:01:50.79WCer7OVBO (1/1)

司令とマムの会話を盗み聞き
OTONAの協力もあって人工装者の研究所を発見したけど、何か事故でも起きたのか中はボロボロで研究員も実験体も皆亡くなっていたとの事


135 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/01(日) 03:55:17.81NcktOVJ/0 (1/5)

大きな戦いも何とか(後半奏さん1人でやり切ましたが)乗り切り、参加者全員これといって心残りなんかもほとんどない状態で迎えた装者だらけの誕生日パーティーin本部の会議室はいい感じにゆるい空気が流れていました

切歌「こんなんなっちゃったデース!」

調「ふっ、ふふっ」

クリス「アッハッハ!頭が!頭が!はっはっは!」

いつもは突っ込んでばかりのクリスさんも今日ばかりは突っ込みより一緒になって楽しんでいます
写真を撮るときはまだ少し緊張してたみたいですが、今はずっと笑いっぱなし

翠「やっぱり主役が一番楽しまないとですからね」

・・・

なんて思っていると、いつの間にかクリスさんとマリアさんが愉快なことになっていました

クリス「お、おい、本当にやんのか!?///」

マリア「怖気付いたのかしら?さぁ!構えなさい!」

クリス「ゆうてお前も顔赤くなってんじゃねえか!///」

マリア「う、狼狽えるなッ!///」

ほう、クリスさんとマリアさんでポッキーゲームですか
これは写真...いえ、動画の用意が必要ですね!


136 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/01(日) 03:55:50.17NcktOVJ/0 (2/5)

翠「しかし何がどうなって?」

未来「何がって、さっきやった王様ゲームのときの私の命令権を今使ったんじゃない」

翠「そうでした」

その流れで何やかんややることになる時点でクリスさんもマリアさんも満更ではないのでは?と思わなくもないですが

マリア「すぅ...はぁ...はむっ!...ふぁあふふぃふ!ふふぁふぇふぁふぁい!」

クリス「アタシ誕生日なんだよな...?...くっ、やっさいもっさい!はむっ!」

おぉ!遂に2人とも咥えましたよ!そっから全然動きませんけど!

翠「...これ2大アイドルのリアルポッキーゲームって言ってネットに流したら割とバズるんじゃ」

翼「炎上もあり得るからやめなさい」

・・・

っと、少しジュース飲み過ぎましたかね

翼「ん、どうかしたのか?翠」

翠「ちょっとお花を摘んできます」

夏菜「その台詞翠さんにはあんまし似合わないですね」

余計なお世話ですよ!?
そんなわけで、私はトイr...この場合お花積むんですからお花畑って呼ぶんですかね?に向かいました



コンマ下
奇数 特になし
偶数 ×


137以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/01(日) 03:58:03.66gZ5qBQDa0 (1/2)

ほああああ


138以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/01(日) 03:58:43.59gZ5qBQDa0 (2/2)

なんでこういう時ばかりゾロ目出るんですかね…


139 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/01(日) 04:38:30.18NcktOVJ/0 (3/5)

・・・

トイr...お花b...いやもうトイレでいいですよね

翠「れ~っつご~、さ~れ~っつご~、ど~こ~ま~で~も~...っと、あれは」

トイレに向かうと、出入り口より少し離れた廊下の物陰に見慣れたツインテールが

翠「調さん?」

あんなところで何やってるんでしょう

翠「何してるんですか?」

調「っ...静かに」

翠「もごっ!?」

後ろから声をかけられ僅かに動揺した調さんでしたがすぐに冷静さを取り戻し、私の口を手で塞ぎながらしゃがみ込ませてきました
むしろ動揺したのは私の方です

翠「もごっ!もごご!?」

調「今はダメ、切ちゃんがいるから」

切歌さんが?...トイレにってことですか?
いや本部であるここは個室が1つしかないわけでもないですし、別にいたとしても構わないんじゃ...
そう思いましたが、調さんがあまりに真剣にそう言ってくるので私は押し黙ることしか出来ません
すると、静かになったことで切歌さんの声がこっちまで聞こえてきました


切歌「デス!...なんか違うデスかね...デ~ス!...うーん...」


独り言...でしょうか
調さんは私の顔を覗き込みながら自分の口に人差し指を当てる...所謂静かにしろ的なポーズを取ります
私はコクコクと頷くと、やっと口を塞いでいた手をどかしてくれました

調「...じゃあ、気付かれないようにこっそりと」

そう言って調さんは音を立てないようにトイレの出入り口に近付きます
私もそれに続き中を覗いてみると、切歌さんが手を洗う所の鏡を...正確にはそこに映る自分の顔を見ていました


切歌「こうデスかね...それともこう?」


切歌さんがしているのは、笑顔の練習?


切歌「うーん...アタシ、ちゃんと皆みたいに笑えてるデス?」


...えっ


140 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/01(日) 04:39:17.24NcktOVJ/0 (4/5)

・・・

再び音を立てないようにしてトイレから距離を取った私と調さん

翠「今のは...えっ?切歌さん...えっ?」

なんかものすごく重い事を言っていたような

調「いつものこと、切ちゃんは誰かの誕生日があるたびに...誰にも絶対に秘密、わかったね翠」

翠「は、はい」

調「絶対に、だから」

調さん怖いです...

調「そういうことだから、別のトイレに行って」

翠「わ、わかりました」

結局私は遠回りをして、他のトイレに向かいました

・・・

翠「さっきの切歌さんの、一体...っと、声?」

用事を済ませた私は聞いて良かったのか良くなかったのか...と悩みながらパーティー会場に戻ろうとすると、司令室の方から話し声が聞こえてきました
この声はししょーとナスターシャ教授...?

翠「ナスターシャ教授が司令室に来るの珍しいですね...」

元々司令室には席も機材も限られてますし、さらに後からエルフナインちゃんも加わってからは基本ナスターシャ教授は専用の部屋に籠もりがち...といっても別に部屋から出てこないなんてことはなく、普通にマリアさん達と出かけたりもしてます
もちろん司令室に来ることもなくはありませんが、大抵は回収した聖遺物の調査等の定時報告とかばかり


141 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/01(日) 04:39:43.80NcktOVJ/0 (5/5)

翠「密談...ではないでしょうけど」

さっきまでの悩みを頭の片隅に置き、ほんの少し好奇心が湧いた私は流石に司令室のドア付近まで近付いたらバレるのでそれより離れたところまで移動し聞き耳を立てました
好奇心は猫を殺すなんて言葉もありますけど私は猫じゃないのでセーフでしょう



ナスターシャ「新たに見つかった研究所はやはり」

弦十郎「人口装者を作っていた、と見て間違いないでしょう...しかし調査班の報告では研究員、実験体共に生存者は0...全壊している研究所の様子を見る限りは何らかの事故が起きたか、あるいは...」



...わ、私、猫じゃないのでセーフですよね?
かなり好奇心程度で聞いていいことじゃなさそうだったんですが
あぁもう...聞き耳立ててロクなことないのはさっきやったばかりじゃないですか!
というか何といいますか...夏菜さんのとこやメヌエットさんのとこだけじゃなかったんですね...それはそうでしょうけど

翠「...」

とりあえず、パーティー会場に戻りましょう、うん



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(数日飛びます)
ゾロ目 アイエエエエ!


142以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/01(日) 09:12:03.083i4PAeNm0 (1/1)

ハマーン


143 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/02(月) 02:14:21.81xIAJfPhI0 (1/3)

・・・

夢姫「学校はすっかり受験ムードですわね」

『凜音』「外部受験の人も意外といますからね」

気付けばもう1月18日、つまり1月の半分が過ぎています
私達の学年はどこのクラスも模試や慌てて検定を受ける人が少なからずといった感じに

翠「受験ですか...」

すっかり忘れていた、なんてことは流石にありません、2ヶ月ほど前から授業内容もそれに関するものにシフトしてましたし
ただまぁ私の場合は仕事以外にも色々とあったせいで、若干空気に乗り切れてないところもありますが
それに、あの事もありますし...



どの事?コンマ下
奇数 そりゃあミイラのこと
偶数 実は起きてたとある事件

(翠「偶数のって...あ、まさか」

女神「わ、忘れてませんよ?どうせ本編とあまり変わらない流れになるだろうからとあえて!あえてやらなかっただけです!」

『翠』「いやさては忘れてたでしょ時系列」)


144以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 02:19:32.67Do1QEoWp0 (1/2)

ぽよ?


145 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/02(月) 02:41:53.97xIAJfPhI0 (2/3)

気になるのはやはり、棺から回収されたミイラのことですよね

まぁ南極から日本に戻る途中にアルカノイズの襲撃が起きたりしましたが、待機していた切歌さんと調さんで一瞬のうちに鎮圧だったみたいですし頭の片隅にでも置いておけばいいでしょう、偶々席を外してて見てませんでしたが多分はぐれ錬金術師か何かの仕業でしょうし

そんなことよりあのミイラ...

翠「あれこそが謎の声が言っていた『彼女』...それとも別に新たな脅威が?」

それにアダムさんが言っていた『絶望する時』というのも、あるいはあのミイラか『彼女』という存在を示して...?

夏菜「...あれ、翠さんスマホ鳴ってますけど良いんですか?」

翠「へ?あ、本当ですね」

昼休みといえどもスマホは本来マナーモード、もしくは電源を切るべきなんですが、政府公認の組織でお仕事がある私達は特別に学校側から見逃してもらえてます
というか学校側自体S.O.N.G.の身内的存在ですから当たり前ですが

翠「マリアさんからメール?」

マリアさん、今日は3日後に凱旋ライブを控えた翼さんに付いて行ってるんじゃ
何々、メールの内容は...

翠「...ん!?」

『夏菜』「どうかしましたか!」

翠「あぁいえなんでも、あはは...」

思わずスマホの画面を伏せ、引きつった笑いをしてしまいました

...翼さんの凱旋ライブにサプライズで一緒に参加しろって、マリアさんそれは一体どういう
しかもクリスさんにも同時送信してますし



安価下
1 する
2 しない


146以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 03:14:49.57tCLsM1l+O (1/1)

2


147 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/02(月) 04:18:14.94xIAJfPhI0 (3/3)

よくよく詳しいことを聞いてみると、なんでも翼さんからマリアさんに一緒に歌ってほしいと熱烈アピールがあり、何故かマリアさんが「じゃあデビューしてるメンバーでやりましょう」と
つまりヘタれたってことですか

翠「どう考えてもそれ、私とクリスさんが混ざって良いやつじゃないじゃないですか...」

翼さんがマリアさんを誘う時に私達のことを出さなかった時点で、多分翼さん的には久々にマリアさんと2人で舞台に立ちたいとかそういうのでしょうし
あーほらクリスさんも同じ反応...

翠「しっかりしてくださいよ最年長」

私は『そういう時くらい想いに応えてあげてください』とマリアさんにNOの返事を送りました



凱旋ライブまでの3日間の行動安価下
(特になければ凱旋ライブ当日へ)


148以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 04:34:30.84COUefORhO (1/1)

レッスン中のつばマリに謎のフラッシュバックが襲う
翼は地面に転がってる大量の少女の死体のうち一人を抱き抱えて泣き叫んでる謎の少女の光景、 マリアはマムでもドクターでもない謎の科学者に誰かの手が差し伸ばしてる光景(科学者の顔は逆光で見えない)


149以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 11:56:34.87Do1QEoWp0 (2/2)

翠ちゃん三度目の試練チャレンジ!
『翠』ちゃんは現実世界で久々にビッキーと訓練


150以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 14:55:47.59HiIXXtvNO (1/1)

回収された御刀の様子見
意味深な声が聞こえたしまだ何かありそう…


151以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/02(月) 19:26:35.71noZw+IRJO (1/1)

襲撃についての話くらいは聞いておこう


152 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/03(火) 10:26:52.71/QGCSHyGO (1/1)

***

どの視点から?
1 翼さん(選択した場合2は無し)
2 マリアさん(選択した場合1は無し)
3 翠ちゃん
4 『翠』ちゃん


153以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/03(火) 18:23:33.07g/DwaBz00 (1/1)

1


154 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/04(水) 03:37:59.53YpVXMlgY0 (1/4)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

ステージもまた私の立つべき戦場...それはもちろんわかっている
だがどうしても、心のどこかで私のいるべき場所はここではないのではないか、装者として戦うことこそが防人としての務めなのではと思ってしまう
そしてそれと同時に、私が装者として戦ったところで...とも

翼「...」

浮上した棺の対処、南極からの帰還途中での襲撃
そのどちらも、私は何一つ成せていなかった
もちろん襲撃してきたアルカノイズや錬金術師と思しき人物を即時に殲滅、撤退させた暁と月読を軽く見ているわけではないし、棺を墜とした奏より私が優っていると驕っていたわけでもない
だが、だが...私はもしもの思考を止めることが出来なかった


マリア『今やれることに集中するの、ステージに立って歌うのは貴女の大切な役目のはずでしょ』


そんな私に踏ん切りをつけさせてくれたのは、マリアだった
マリアの言うことは至極もっともで、私が目を逸らしていたことを正面から叩きつけられた気分になる
けれどおかげで切り替えることは出来た


翼『だが、それには一つ条件がある』


言われてばかりは癪だったので少しばかりの仕返しは、させてもらったが

マリア「くっ、翠といいクリスといいあの子達はこういう時ばっかり...」

スマホの画面を睨みつけ唸っているマリア
そうさせたのは私の出した条件...『凱旋ライブにサプライズで共に歌ってほしい』というものだ
驚愕し渋っていたものの、何とか良い返事をもらえたのは良かったのだが、どうやら無駄な足掻きをしようとして見事失敗したらしい

翼「そんなに私と2人で歌うのは嫌か?」

マリア「そ、そうじゃないわ!そうじゃないけど...やっぱり可愛くないわね...!」


155 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/04(水) 03:39:18.62YpVXMlgY0 (2/4)

急遽決まったマリアの参加によりライブの内容は少々変更になった上、マリアにはあと3日しかないにも関わらず歌と踊りを覚えてもらわなければいけなかったが
流石は現役、飲み込みが早い
デュエット曲は私も同じ条件なのだから、負けてはいられないな

翼「諦めろ、そろそろ休憩も終わる、レッスン再開だ」

マリア「はぁ...そうね、それで次はどこからだったかしら?」

翼「次はここのパートの...」


キィィィィン...


翼「っ、ぐ...!?」

マリア「翼!どうし...ぅっ!?」

ダンスの表を見ていた私達は、その時突然頭に強烈な衝撃を感じた
それと同時に脳裏に見たこともないはずの謎の光景がフラッシュバックする


地面に横たわる無数の少女の亡骸...

そのうちの一人を抱きかかえ、張り裂けんばかりに声を上げて泣いている別の少女...


翼「...っは!」

今のは一体...あの少女は、誰なんだ...


156 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/04(水) 03:40:04.02YpVXMlgY0 (3/4)

マリア「っはぁ、はぁ...何なの、一体...」

翼「っ、マリア...マリアも何か見えたのか」

見てみると、マリアもまた頭を抑え乱れる呼吸を整えようと息を吐いていた

翼「何が見えたんだ、マリア」

マリア「科学者...マムでもドクターでもない、けれど白衣を着た誰か...それに手を伸ばすもう一人の誰か...」

翼「科学者...」

私が見たものとは違う、か

翼「その科学者の顔は」

マリア「見えなかったわ、逆光で...性別もよくわからなかった...何なのかしら、これは」

翼「わからない...だが私もマリアの見たものとは違うが、見えたものがあった...」

これは私達だけなのか...?
ともかく、ただの幻覚や見間違いの類いとは思い難い、叔父様達にも知らせた方がいいか



***

どの視点から?安価下
1 翠ちゃん(試練の時間)
2 『翠』ちゃん(訓練の時間)


157以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/04(水) 03:53:34.26oBGEEdpK0 (1/1)

2 たまにはビッキーと訓練しようぜ


158 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/04(水) 04:12:39.81YpVXMlgY0 (4/4)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


翠は学校から帰ってきてから二度寝、もとい若葉ちゃんや園子ちゃんのいる深層世界に向かった
なんでも、『私』も夏菜達も何だかんだ上手くやれた試練に自分だけ失敗続きなのが地味に気になっていたらしい
最初は『私』も付いて行こうかと思ったけどそういうことなら行かない方がいいよね、まぁどうせフルシンクロした時に記憶は共有出来るし

で、暇になった(いつも暇とか言ってはいけない)『私』は

響「誘ってくれて嬉しいな!」

すでに帰ってきていた響さんを訓練に誘うことにした

『翠』「今日はよろしくお願いします!」



訓練内容安価下
(対決ならギアの有無等)


159以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/04(水) 04:39:11.76O5tEQSqiO (1/1)

ギア有りでの特訓
何かトラブルあるといけないから誰か見守ってくれると安心


160以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/04(水) 21:34:08.48SvjHJo2y0 (1/1)

翼とカリオストロがMETANOIAでユニゾンだと!


161 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/05(木) 03:26:20.18oOEB97lL0 (1/2)

特訓、といっても内容は対決
所謂いつもやっている模擬戦だ

『翠』「ふぅ...よしっ」

いつかはリベンジしたいと思っていた相手...昔の身勝手な八つ当たりじゃなく、純粋にただ高いその壁を打ち破りたいという想いでいっぱいになる
私は念入りに準備体操をして、対決に臨んだ



『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降


162 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/05(木) 03:31:52.51oOEB97lL0 (2/2)

***
訂正

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

審判兼監視安価下2
(翠ちゃん、翼さん、マリアさんは選択不可)

どう戦う?安価下3以降


163以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/05(木) 03:32:29.003izla7JXO (1/1)

1
勇者ギアは神頃しでワンパンされかねない


164以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/05(木) 03:40:45.06imS3vNaQO (1/1)

ストッパーといえばクリスちゃん


165以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/05(木) 18:19:25.02ShfnjMKx0 (1/1)

大満開ゆーゆ不在+黄金状態じゃなくても普通に強い上に隙がない…
受け流しは狙わずに回避に専念、爆裂大剣投げで隙を作らせた直後に衝破ノ球を投擲!


166以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/07(土) 00:50:19.56rkXudpIP0 (1/1)

翠の歌はStarry Heavens


167 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/07(土) 04:26:17.40kxL1s4Ow0 (1/3)

クリス「あー、まぁ、つーこって審判はアタシが担当になった」

いざ対決開始!というところで、審判の存在が判明した
いやいつも友里さんなりエルフナインちゃんなりがしてくれてたりもしたけど...ギアの数値計測も兼ねて

響「わーい!クリスちゃんも混ざる?」

クリス「審判っつってんだろうがこのバカ!」

『翠』「有難いけど...何故にクリスさん?いや本当に有難いんだけども」

逆に友里さんやエルフナインちゃん以外が審判をするのなんてとても珍しいことなんじゃないかな

クリス「何でってそりゃ、お前らだけでギア有りの試合なんてさせたら何が起こるかわかんないからだろ?」

『翠』「な、何をぅ!?」

クリス「おう『お前』も翠に負けず劣らずのはねっ返り娘だってのは聞いてんだからな」

『翠』「待ってクリスさんそれ言ったの誰!?」

クリス「とにかく、だ...トラブルが起こらないように監視するのがアタシの役目だ、わかったらとっとと始めてとっとと終われ」

響「投げやり...」

・・・

「Imyuteus amenomurakumo tron」

「Balwisyall Nescell gungnir tron」


そういうわけでクリスさんが審判兼監視、あともしもの時のストッパー役になった今回の対決
『私』はアメノムラクモ、響さんはガングニールで始まった

『翠』「夜空を駆~ける、流れ星を~今、見つけられ~たら~、何を祈る~だろう」

響さん相手に手抜きも手加減も出来ない、全力全開、フォニックゲインをがんがん発信していかないと
その為に『私』は歌を歌い、この場限りの主役を先手で取った


168 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/07(土) 04:27:16.53kxL1s4Ow0 (2/3)

『翠』「旅立つき~みと、交わした約~束、心の中に、いつ~もある...」

『私』は剣を、響さんは拳を構え、睨み合う

響「ふっ!」

先に動いたのは響さん
一瞬姿がブレたかと思えば、目の前まで迫り拳を突き出してきていた

速いっ!間合いを詰めるとかそういうレベルじゃない!

『翠』「ッ」

響「はっ!」

咄嗟に首を捻りながら横に飛び回避すると、もう片方の拳が下から振り上げられてきた

『翠』「くぅッ」

後ろの方向にバク転しそれも避け、剣を振り上げながら着地
響さんも『私』の剣を避けるように後ろに跳んだ為、期せずして互いに距離を取る形になった

響「やぁっ!はっ!」

響さんと戦ったのは『私』の中では翠と共に挑んだ試練が最後のつもり
あの時は他に大満開の友奈ちゃんもいたし響さんも金ピカだったから勝てなくても...って感じがなくもなかったけど
訂正しよう、そんなの関係なく響さんは素で隙もなく強い

『翠』「ね~むれ~ないよ~るに、聴き~たいのは君~のこ~え...あ~さ日~が来る~まで、語~り明かした...」

響「ハァッ!」

『翠』「隣で夢中で話す横顔は~輝いていたよねぇッ!」

前より断然速いし重い拳、まともに受ければ一発KOの可能性もあるし、剣で受けてもこっちの腕が痺れるだけだろう

ならどうにか隙を作らせてそこを突くしかない


169 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/07(土) 04:28:05.58kxL1s4Ow0 (3/3)

『私』は必死で回避に専念しつつ、両手に握った剣にフォニックゲインを注ぎ続けその時を待った

『翠』「夢を追う~君~と見守るぼ~くに...同じ星の光りが降りそ~そぐ
振り返ら~ずに、歩いて欲しいと
涙堪~えて、見お~く~った!」

まずここっ!
片方の剣を大型化させながら響さんの拳を大袈裟に避け、距離が開いた瞬間にぶん投げるッ!

響「!甘いよッ!ダァッ!!」

『翠』「夜空を駆~ける、流れ星を~今、見つけられ~たら~、何を祈る~だろう!」

そしてその投げつけられた大剣を響さんが蹴り飛ばしたところにもう片方の剣を投げつけるッ!

『翠』「旅立つき~みと、交わした約~束、心の中に、いつ~もあるッ!!」

もう片方の剣を投げつけるッ!
今度の剣は回転しながら光に包まれて球体に
そのまま行っちゃえ!最速で最短で真っ直ぐに一直線にっ!


『衝波ノ球』


響「っ!ならそれもぶん殴るッ!!!」



『翠』ちゃんコンマ下1
響さんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)

(翠「節子、それシンフォギアやない、シンフォニアや」

女神「世界は救われる...彼女を失えば...」)


170以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/07(土) 04:37:07.45M7TxqIfS0 (1/1)

はいよ


171以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/07(土) 11:48:01.03FBWnH/uU0 (1/1)

x


172 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/08(日) 01:12:29.67M89FRv6x0 (1/2)

球体と響さんの拳はバシンとぶつかり合い


パァンッ...!


その瞬間、球は爆ぜた

『翠』「くっ...」

全方位に強い光と衝撃波が放たれ、離れていた『私』も吹き飛ばされそうになる
『私』は目元を腕で塞ぎ脚を踏ん張って成り行きを見守った
奇襲の警戒をしつつ、光が収まるのを待つと...

響「...」

っ!やっぱりまだ立って

響「...きゅぅ」


パタン


『翠』「...えっ」

響さん、倒れ...えっ嘘まさかもしかして...

『翠』「勝っ...た?」

勝った?今響さん倒した?『私』一人で?

クリス「よーしそこまでに」

『翠』「勝った~!勝った勝てたよ勝てました~ッ!」

クリス「おっおいバカいきなり抱き着くな!///」

『翠』「やった~ッ!!」

勝てた...あの響さんに!

『翠』「見てましたかよもぎ~っ!お姉ちゃん勝ちましたよ~ッ!!!」

思わず感情が抑えられなくなるほどに『私』ははしゃぎ、次の瞬間極度の緊張から解かれたことによりそのまま気を失った


☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


若葉「試練を?」

翠「はい」

あの棺がラスボスなんてことがあるとは思えませんし、今後あれよりもっと強いのが立ちはだかるのはほぼ確実
なら今のうちに、私はやれることをやりたいし増やしたい
そう思い、幾度となく失敗してきた試練にもう一度挑戦することに決めました

園子「ちなみに12星座制覇+風雲児様コースといきなり風雲児様コースがあるけどどっちがいい?」


安価下
1 12星座+風雲児様コース
2 いきなり風雲児様コース


173以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/08(日) 01:26:13.62dUdAr7xC0 (1/2)

2

星座ラッシュはやりたいけど長引きそうだからね…


174 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/08(日) 02:10:29.47M89FRv6x0 (2/2)

『翠』「いきなり風雲児様コースでお願いします!」

若葉「まぁ、そうだろうな」

私がそっちを選ぶのはわかっていたのか、若葉ちゃんはすでに準備が出来ているようです

園子「バーテックス相手のもいつでも出来るし、それに今のりんりんにとってはより多くの対人戦の経験の方が大切だろうしね」

若葉「ノイズ、アルカノイズだけであればいざ知らず、敵は錬金術師...人間だからな」

翠「錬金術師とバーテックスでどっちの方が手強いかって話になるとまた別ではありますけどね...」

園子「でも思考も対話も出来る敵との戦いを学んでおくのも大切だって私達も知ってる...いっそどこぞの鏑矢組とかスパイの人達も呼べたら」

翠「不意打ちでコラボフラグ増やそうとするのやめてください!?」



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降


175以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/08(日) 02:31:49.62+K6abGciO (1/1)

2


176以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/08(日) 12:26:13.084KPBkEdxO (1/1)

試練一段階目を突破してるからか風雲児様はいきなり切り札を使ってくる
翠ちゃんはトドメに行く時に切り札を使う それまではカウンター重視のスタイルで


177以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/08(日) 19:33:06.82dUdAr7xC0 (2/2)

若葉様はSSR技をガンガン繰り出してくる
翠ちゃんも負けずじと技を真正面から出す


178 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/09(月) 03:41:43.29syjjNRm70 (1/3)

「Imyuteus amenomurakumo tron」


私が選んだのはアメノムラクモ、それも勇者ギア
若葉ちゃんには若葉ちゃんの力で挑ませてもらいます!

若葉「では始めようか...加減は無しで行く、来い!『源義経』ッ!」

対する若葉ちゃんは開始早々パワーアップ
『源義経』の力をその身に宿しました

翠「最初から切り札っ!?」

若葉「ハッ!」

紅色のマフラーを靡かせ目にも留まらぬ速さで駆ける若葉ちゃん
あっちからこっちへと動き、すれ違い様に刀を振るってきます
どうにか目で追えるレベルとはいえ、目で来る方向を確認して剣を構えるのにはタイムラグが、隙が生まれてしまい全てを避けるのは難しい

翠「くっ、がッ...」

なら斬られてでも斬り返す勢いでッ!

若葉「ふっ!」


『一投飛翔閃』


翠「ぐぅっ、そこッ!!」


『緋ノ一閃』


若葉ちゃんの技が放たれたであろう場所の、少しズレたところに向けて私は技を放ちました

若葉「っ」

若葉ちゃんは技を出すときは狙いを定める為に動きが若干遅くなります、となれば技を出した直後、速度を上げ直した瞬間ならまだ技を放った場所からそんなに距離は離れないはず
その予想は当たっていたのか、今回の対決で初めて若葉ちゃんに息を飲ませられたようです

若葉「悪くない、たぁッ!」

翠「やぁっ!」


179 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/09(月) 03:42:34.93syjjNRm70 (2/3)

それから再び四方八方から繰り出される斬撃をなるべく避けながら斬り返し、そして

若葉「ひーなたーッ!!!」

翠「真横に向けて恋愛発破ァッ!!」


『飛閃緋那汰』

『天叢雲剣ノ雨』


技には技をぶつけていきます


若葉「ふっ!ハァッ!」

翠「セイヤーッ!!だりゃあっ!!」


『無心の一刀』
『華麗なる一閃』

『ディメンション・スラッシュ』
『ウルトラ・ソード』



狙うは若葉ちゃんの動きが鈍くなるタイミング
技を連続で出し続けたここっ!

翠「お借りしますッ!」

私は私の技と若葉ちゃんの技がカチ合った瞬間地面を蹴り、同時に切り札を使用しました
『源義経』の力で跳ね上がった身体能力は私の身体を一瞬で若葉ちゃんの目の前まで届かせます

若葉「飛び込んできたかッ!」

翠「負けないッ!!」

翠若葉「「ヒィィナタァァァッ!!!」」


『一閃緋那汰』

『一閃緋那汰』



翠ちゃんコンマ下1
若葉ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)

(園子(やっぱりこの場にいない人の名前を叫び合ってるのは中々シュールなんよ...))


180以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/09(月) 03:46:58.06Fqz0bRbM0 (1/3)

勝て!


181以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/09(月) 03:48:18.89TtO7bzBHO (1/1)

若葉様強すぎねーか…


182以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/09(月) 03:57:30.10Fqz0bRbM0 (2/3)

翠ちゃんいくらなんでもコンマ運無さすぎない?


183 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/09(月) 04:16:00.11syjjNRm70 (3/3)

同じ力、同じタイミング、同じ技
ならこの勝負は互角

翠「ああぁっ!!」

そう思っていた時期が私にもありました

・・・

技と技はぶつかり合い最初こそ拮抗しましたが、徐々に押されていった私はそのままギアが解除され
完璧なまでの敗北です
そして現在はテーブルを囲んでのティータイム

園子「最後の技に込めた愛の差が決め手だったねぇ」

翠「愛ですか...愛なら仕方ないですね...」

若葉「何故そこで愛」

若葉ちゃんお約束ありがとうございます
それがシンフォギアですからねぇ

若葉「まぁ、機動力に特化した『源義経』の切り札をあえて最後の奇襲、特攻に掛けたのはよく考えたと思うぞ」

園子「そうだねぇ、少しリスキーではあるけど、上手くいけばかなりの有効打には違いなかったわけだし」

しかし、結局勝ててませんからね...



何か話す?安価下
(特になければ表に戻ります)


184以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/09(月) 11:33:31.644GzdxCvIO (1/1)

中々試練達成できずモヤモヤしていると「確実に強くなってるし戦闘技術も成長してる」と褒められる


185以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/09(月) 23:25:33.78Fqz0bRbM0 (3/3)

ライブに関して話すと
「何事も無ければいいね~…何だか悪い予感がするんよ」


186 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/10(火) 02:23:28.44CFPk016B0 (1/3)

翠「はぁ...」

何かが足りない、とかよりもう向いてないとかなんでしょうか
そもそも『源義経』の切り札だって実戦だったから許可されただけで若葉ちゃんを負かして許可を得たわけでもなく...
やっぱり最初の頃が順調過ぎたんですかね...そもそも私の当初の目的は早々に達成されたわけですし
まぁその目的自体この世界からしてみればいい迷惑...あれ?私自体が迷惑な存在?アポロチェンジ?

若葉「そう落ち込まないでくれ翠さん...翠さんは確実に強くなっているし、戦闘技術も成長している」

翠「本当ですか...?」

若葉「あぁ、私が保障しよう」

翠「若葉ちゃん...」

正直、今の私の実力...というか勝率に思うところが無いと言ったら嘘になります
けれど、これで腐っていてはいけないということですよね

翠「...よしっ!」

慰められてばかりじゃ格好がつきません、それに精神年齢的なのとかそれぞれの生きた時代を置いておくと若葉ちゃんは一つ下...年下の女の子にこんなに言わせたんじゃ年上としての威厳もあれです、えぇ私にとって周りの環境的に年下は貴重ですし!
切り替えていきましょう


187 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/10(火) 02:23:59.74CFPk016B0 (2/3)

・・・

園子「そういえば、りんりんはライブ断ったんだね~」

翠「ライブ?...あぁ、凱旋ライブですか」

翼さんの凱旋ライブですし、しかもマリアさんが勝手に増やそうとした枠なんて有って無いようなものですが

翠「翼さんとマリアさん2人だけのライブなんて久しぶりですし、多分翼さんが望んだのもそれでしょうから」

もういい加減あの2人は新しいデュエットでも作ったらどうなんでしょう...奏さんの手前それはっていう暗黙の了解でもあるんでしょうか

若葉「ふむ、そういうものなのか?」

翠「若葉ちゃん、ひなたちゃんにデートに誘われた時に若葉ちゃんが「よし、なら友奈達も誘うか!」って言ったらひなたちゃんにムスッとされません?」

若葉「待て、何故私がそれを行なったことがある前提で聞くんだ」

園子「でもひなたんクラスだと笑顔でそれを受け止めるくらいしそう?「あらあらそれも楽しそうですね」って感じで~」

翠「あ~確かに...」

若葉「聞け!」

とにかく、ライブの話はもう断ったことですし今更それを変えるつもりもありません
何らかのトラブルが起こった、とかなら別ですけど緒川さんも付いてますし平気でしょう、怪我や病気には無敵のアスクレピオスもありますし

園子「ん~...でもその凱旋ライブ、何事も無ければいいね~...何だか悪い予感がするんよ」

翠「悪い予感?」

その時、園子ちゃんが気になる発言をしました
何せ園子ちゃんの勘はよく当たります

園子「ごめんね、意地悪で言ってるわけじゃないんだけど」

翠「ふむ...」

しかし考えてみれば、シンフォギアにおいてライブは結構な頻度で何かしら起きている気もします
会場や別の場所でノイズが大量発生したり、アイドル大統領が誕生したり、終わった後オートスコアラーが訪ねてきたり...あれ?基本全部?
私の時もこの間は機材トラブルがありましたが、本編はそんなものじゃなかったですね

翠「クリスさんの時は何事もなかったので思い至りませんでしたが...」

少し、警戒はしておいた方がいいかもしれません


188 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/10(火) 02:24:34.12CFPk016B0 (3/3)

・・・


『翠』「なるほどねぇ...じゃあとりあえず当日は会場に着いたらいつでもギア纏えるようにしといた方がいいかもね」

翠「えぇ、先日の錬金術師の襲撃のこともありますし」

そういえば今日は午後のミーティングの際にその錬金術師についての情報共有するらしいですね
なんでも映像の解析結果が出たとか
私はその時ちょうどその映像を見られていなかったので、顔だけでも覚えておかないと

『翠』「で?今からどこに行くの?」

若葉ちゃんとの試練の疲れも取れた次の日、私は『翠』を誘って本部のとある部屋に向かっていました

翠「園子ちゃんの話を聞いて、スルー決め込み過ぎて手遅れになってもと思い返したので今日はこっちから関わってやろうかなと...あ、ここですね、ししょー達には許可貰ってますよ」

『翠』「ここの部屋?ここに何が...あー、そういうこと」

その部屋に保管されているのは6本の刀
すなわち、刀使フラグが具現化されてるアレです

翠「この前は謎の声が聞こえてきましたし...また何か反応したり変化していたりすんじゃ、と」



コンマ下1
奇数 何かしら反応や変化あり
偶数 特になし

どんな反応や変化?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)


189以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/10(火) 02:39:50.89KuBq8JcR0 (1/1)

どっせい!


190以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/10(火) 03:44:34.19IzYsomRrO (1/1)

刀の持ち主らしき少女達の声が聞こえた…気がする


191以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/10(火) 10:49:39.53PUJ+99kcO (1/1)

声の台詞の内容の安価とか来そう
安価下


192 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/11(水) 02:17:27.309HS3ZGPV0 (1/1)

6本の刀は変わらずただそこにあるだけの存在となっていて、とても最初は突然出現し尚且つ謎の振動を起こしていたとは思えません
あるいはそれらも全て勘違いで、単に偶然この世界に元からあるこの6本が同時に発見された、とかなら助かるんですが


《ーーーーー》


翠「っ...今、何か聞こえませんでした...?」

『翠』「聞こえなかったことにしたいんだけど...」

聞こえてたようですね...
今確かに、少女のような声...それも、これらの刀の持ち主の人達と思しき声が...



声の内容やこの後どうするか安価下
(この後どうするかはどうもしない場合は次の行動に移ります)
(こちらに声をかけているのか、はたまた刀を通してどこかの世界での誰かの会話が聞こえてしまっているだけなのか...)


193以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/11(水) 02:34:05.716pG6RtCpO (1/1)

ノイズ(雑音の方)が入り混じっててよく聞こえない…
「御刀に対応した装者と…フォニックゲインを…」的な声が微かに聞こえた


194以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/11(水) 02:51:07.13T2mQRNK/O (1/1)

午後の用事もあるし警戒しつつスルー
コンマ判定とかはお好きに


195以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/11(水) 03:02:40.64KxbwIYjE0 (1/1)

〈ザザザッ悪いようにはしない…話を聞いてくr…ザーッ〉

以降また聞こえなくなる



196以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/11(水) 03:42:03.58Tjia8KPIO (1/1)

トンネル抜けたみたいに突然明瞭に聞こえだす


197 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/12(木) 03:47:44.29gRccQZE40 (1/3)

翠「ま、まぁあれですよ、よくある何やかんやで偶然通信繋がっちゃってたみたいな、きっとただのガールズトークが...」

そんな淡い期待を抱いていると


《...ザザッ...御刀に対応した装者と...フォニックゲインを...ザッ...》


『翠』「ノイズ混じりで聞き取りにくいけどなんか聞き捨てならない台詞聞こえてきたんだけど!?」

翠「な、何かの間違いですよ...多分「小魚に大根入れたサラダとお肉食べたい」とかそんなんですよ...」

『翠』「それはそれでどうなの!?」

いやいや待て待て待ちなさい
だって聞こえてくる声は明らかに刀使の皆さんなのにその内容がシンフォギア知ってる風って時点でもう理解出来ないんですが!?まさかもうコラボすでにどこかでした後!?後日談!?

翠「これはアレです、藪蛇です、一旦聞かなかったことにして帰りましょう」

『翠』「えぇ...」

翠「今日は午後にミーティングも控えてるんです!やはりこういうのは一日中暇な日にやるべきです!あっでも月から金は学校ですし土日は唐突に仕事入れたくなってきましたね~」

えぇ、こういうのは興味本位で触れちゃいけない案件なんですよ、ゆゆゆ世界に飛ばされたことを忘れましたか!


《...ザザザッ...悪いようにはしない...話を聞いてくr...ザザッ...》


『翠』「こっちの声聞こえてるっぽいけど!?」

翠「う、狼狽えるな!というか落ち着きなさい、悪いようにはしないは悪いようにする人しか言いません!よって今日はおしまい!解散!」


198 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/12(木) 03:48:31.15gRccQZE40 (2/3)

SOSっぽい台詞?はっはー甘く見ましたね
私はそんな助けを求める声には無償で手を伸ばすほどのお人好しではないのです!ここに響さん達やししょー達がいなかったのが刀の向こうの貴女達にとっての最大の不幸ッ!

翠「とにかく帰ります今すぐ帰りますコラボフラグほど無警戒に首を突っ込んでいいものではないんです」

『翠』「で、でも...あ、ほら、コラボだったら何やかんやで退場者は出ないだろうし...」

翠「ゲスト枠が死なないなんてのはもう古いんですよ!未来から来た水のライダーの最期を忘れましたか!」


《ザッ...頼む...話を...》

聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ...


《ザッ...話を聞けと言っているだろうがァッ!!!》


ひぃっ!cv:大西沙織さん!?


199 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/12(木) 03:49:08.28gRccQZE40 (3/3)

《ひ、姫和ちゃん落ち着いて!》

《えぇい離せ可奈美っ!おい!そこにいるのはわかってるんだぞ!いい加減何か返事をしろッ!》


さっきの怒鳴り声以降、まるでトンネルを抜けたみたいに突然雑音もなく明瞭に聞こえてくるように

翠「この部屋を出ますよ!早くっ!」

『翠』「えっちょっ本当にスルーするの!?」

翠「しますよそりゃ!」

せめて色々問題が落ち着いているタイミングならまだしも、アダムさんとか謎の声さんの警告についてもよくわかってない今余計なのを増やす余裕はないんですよ!



コンマ下
奇数 部屋を出てもしっかり聞こえるしなんなら会話も出来る
偶数 流石に部屋から出たら聞こえなくなる
ゾロ目 というか来る


200以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/12(木) 03:53:29.645+pfmiH80 (1/1)

逃げ切れるか


201以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/13(金) 01:04:46.86Rtk5fiOxO (1/2)

これ他の4人もいる感じかな


202 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/13(金) 02:19:48.39py6ctouR0 (1/2)

・・・

翠「...よし、流石に部屋から出たら聞こえなくなりましたね」

『翠』「圏外って感じかな...」

声が聞こえるのはとんでもなく狭い範囲ってことなんでしょうか
もしくは壁や戸のような障害物があると遮られるとか...
とにかくこれで常時声が聞こえてくるなんていうことにはならないことがわかりました

翠「これは別に放置するわけではありません、あくまで後回しにするだけです」

『翠』「それを放置って言うんだよ」

いいんですよ!ただでさえ私の中では(今は『翠』に憑いていますが)奏さんやセレナさんのような退場キャラに加えて若葉ちゃんや園子ちゃんのような謎繋がりまであるんですから
これ以上はキャパオーバーです

翠「進展はあった、それだけで今回は十分です...大丈夫ですよ、たまにチョコミントでもお供えしておけば」

『翠』「うん、絶対やめた方がいいと思う、逆効果でしょ」

・・・

所変わって今度は司令室
午後のミーティングの時間です
集められた私達装者全員に共有された情報は予定通り、先日襲撃してきた錬金術師の襲撃について

弦十郎「これがその時の映像を解析したものだ」

スクリーンに映し出されたのは、桃色の髪に同じ色のイヌ耳のようなものを生やした少女...



コンマ下
奇数 知らない錬金術師ですね
偶数 知ってる錬金術師です!?
ゾロ目 何なら連絡先も...
(元パヴァリア光明結社ルート故のボーナス判定)


203以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/13(金) 02:24:10.96MGeziRC/0 (1/1)

デレろ!


204 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/13(金) 02:59:09.69py6ctouR0 (2/2)

翠「あっ...!?」

弦十郎「む、どうかしたか翠くん」

翠「い、いえ何でも...」

スクリーンに映し出された錬金術師の少女
その人は、私の知っている人でした

エルザさん

私が数ヶ月前、パヴァリア光明結社に属していた時に知り合った錬金術師...
とある理由で複数の獣のDNA配列が後天的にインプラントされていて、それが外見にも現れているのが特徴
ちなみにあの耳は犬じゃなくて狼です

翠「...」

エルザさんが動いた、ということは、きっとあの2人も...
もしかして今回敵となる相手は...



何かする?安価下
1 高感度判定
2 特になし
3 その他(記述)
(1の場合翠ちゃんの某錬金術師3人組についての事前情報の量や今後遭遇した際の反応に変化が)
(2の場合凱旋ライブ当日に飛びます)


205以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/13(金) 03:08:30.02Rtk5fiOxO (2/2)

3 恐らくもう二人いる可能性がある事を伝えておく


206以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/13(金) 03:25:48.679ntaLyxV0 (1/1)

1もついでにできないものか


207 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 02:56:02.91HrjrfS9u0 (1/6)

翠「...あの、根拠とか確証とかはないし聞き流してもらっていいんですけど」

原作知識も利用出来ず、それどころか今が原作とどれくらい違っているのかもわからない現状何も言うまい、そう一度は思ったのを考え直し、私は小さく手を挙げました

弦十郎「何か思い至ることがあったか」

翠「いえ、ただ...きっともう2人くらいお仲間の錬金術師さんが出てくると思うんです」

友里「根拠も確証もないって言っていたけれど、割と具体的な数字ね」

翠「た、ただの経験則なので...」

本当は根拠はなくはないですけど、確証がないのは根拠がないのとほぼ同じ
そういう基準で行かせてもらいます
けれどまだ、言うべきではない...完全な敵対関係の今はそう思うのも事実

翼「経験則、か...確かにサンジェルマン達はアダムやティキとは別の思惑があったな」

クリス「マリアと後輩共も3人組だしな」

マリア「でもキャロルの時はオートスコアラーを合わせて5人...巨大なものも含めれば6人だったわよ?」

翠「なのでまぁ、2人「くらい」と」

そりゃ敵が全部で3人が経験則ってのは建前ですからね、適当に言っただけですよ
しかし嘘でもない、えぇ私基準ですが!



高感度判定する?安価下
1 する
2 まだしない
(ちなみにここでしない場合の次の高感度判定チャンスは3人のいずれかに遭遇した時です)


208以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/14(土) 03:09:07.05Fv5cppq+O (1/1)

2 次に回そうか


209 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 03:31:04.30HrjrfS9u0 (2/6)

・・・

襲撃してきた錬金術師の正体が知ってる人だったという私にとっては衝撃的だったミーティングの日
それから日付は変わり、今日は翼さんの凱旋ライブ当日...なのですが


響「久々の翼さんのライブだよ!?翼さんの凱旋だよ!?だけどこんなんじゃ間に合わないよぉ!!」

クリス「どうしようもないだろ、道路が混雑してんだから」


もうすぐライブが始まるというのに、私達を乗せたS.O.N.G.の車は見事に渋滞に足止めを食らっていました

調「マリアも急に来られなくなるなんて」

切歌「ついてない時はどこまでもダメダメなのデス」

ちなみにマリアさんがライブに一緒に出ることは身内に対しても秘密
知っているのは私やクリスさんのような関係者だけ
例外的に『翠』も知ってますが、マリアさん的にはそれも想定内だったようで私達同様口止めされてます

夢姫「1年前はここまでじゃなかったはずですけど」

『凜音』「海外進出したのもあって人気もさらに上がっていきましたからね」

夏菜「バラエティに出たのも知名度アップに繋がったとか...って翠さん達大丈夫ですか?汗すごい出てますけど」

こ、これどっちなんでしょう...
渋滞にはまった結果もうすぐ会場に着くってタイミングで会場の外で騒ぎが起きて結局間に合わないパターンか
会場で騒ぎが起きても渋滞にはまってたせいで助けには入れないパターンか
いえどちらでもなく単にギリギリ間に合って何事もなくライブ楽しめるのが最高なんですけど...

『翠』《ど、どうする?だってこのライブでしょ?園子ちゃんが悪い予感がするって言ってたの》

翠《でもライブに間に合いたいってだけでヘリを出してもらうのは無理ですし、そうなると説教覚悟でギア使っちゃうかテレポートジェム使うかですよ?》



安価下
1 とりあえずじっとしている(一番安全)(常識人なら当たり前)
2 ギア使っちゃう(説教フラグ)(会場までかかる時間の判定有り)
3 テレポートジェム(説教フラグ)(成功かどうか判定有り)


210以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/14(土) 03:36:27.28srUSwx+o0 (1/2)

1


211 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 04:26:13.36HrjrfS9u0 (3/6)

翠《ここは様子を見ましょう、そもそももし会場内で何か起きても翼さんとマリアさんがいます》

それに私達だけ勝手にライブ会場に行ったら響さん達に一生恨まれそうですし
常識人な私は状況を冷静に判断し、大人しくしていることにしました

・・・

それから待つこと数時間

響「時間になっちゃった~!ライブ始まっちゃった~!!」

翠「こんな時のための中継です」

未来「ほら響、中継があるからそれで我慢」

遂に始まってしまった凱旋ライブ
私達は仕方なく車内から私のスマホでライブの中継を見ています
何故か別の車に乗っていたメンバーもこっちの車に詰めて

クリス「やっぱ狭くねえか」

翠「いや、あの、何も全員で一つのスマホ覗かなくても」

切歌「レッツリズムしたりシャンシャンしてたら充電切れたデスよ」

夢姫「それにこういうのは全員同じものを見た方が何となく盛り上がりますわ!」

わかるようなわからないような...?
会場の中央に建てられた塔のようなセット、そしてそこに輝くネオンの文字は

『Everyonez Dive』

『Tsubasa』



『and Maria』



切歌調「「マリアぁ!?!?!?」」

会場のお客さん達もまさかのサプライズにざわつきながらも、いざ始まってしまえば翼さんとマリアさんのデュオに大盛り上がり

未来「もしかして翠ちゃんもクリスもこの事知ってたの?」

クリス「まぁな」

翠「翼さん発案です」


212 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 04:26:39.43HrjrfS9u0 (4/6)

・・・

一曲目が終わり、興奮冷めやらぬ会場
これは大成功ですね

切歌「...およ?」

調「切ちゃん?」

切歌「マリア達、何だかずっと上見て固まってないデスか?」

確かに...こんな演出ありましたっけ


次の瞬間、何かが上から降り注いだのが見えたかと思うと突然中継が途絶えました


翠「えっ!?何で...」

一体何が起こったんですか!?
すると端末にも本部から通信が

エルフナイン『横浜湾岸のコンサート会場にアルカノイズ反応を検知しました!』

横浜湾岸の...って

響「だってそこは翼さんの!」

まさしく今向かっている、翼さんとマリアさんがライブをしている会場じゃないですか!!!

エルフナイン『はい、すでにピックアップ用のヘリをそちらに向かって飛ばしています、装者の皆さんは到着したヘリ搭乗後、直ちに現場に急行してください!』

未来「響!あれ!」

未来さんが指差す方向...ライブ会場からは大きな煙が上がっていました

クリス「ライブにアルカノイズをけしかけるだなんて、錬金術師は何が狙いだ?」

いや、そんな事より今は



コンマ下
奇数 ヘリ早く到着して!
偶数 ヘリ到着なんて待てない!


213以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/14(土) 04:28:39.180npRGFijO (1/1)

ピタロックさえあれば桃白白できるのに!


214 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 04:59:27.03HrjrfS9u0 (5/6)

翠「ヘリの到着なんて!」

園子ちゃんの言っていた悪い予感、やはり的中してしまいましたか
しかも会場内の方、そしてエルフナインちゃんの声色から察するに翼さんとマリアさんだけでは対処しきれていない...?

翠「待てませんッ!」

『翠』「っ、翠!」



安価下
1 アメノムラクモギアで浮遊(会場までかかる時間の判定有り)
2 勇者ギアで切り札(かかる時間の判定がボーナス有り)(使用時間判定有り)(反動で今日以降少しの間は行動不可になります)
3 テレポートジェム(成功かどうか判定有り)
4 いっそただ走る(かかる時間の判定有り)


215以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/14(土) 08:56:20.86srUSwx+o0 (2/2)

1
フライトユニット借りれないかな?


216 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/14(土) 23:19:18.04HrjrfS9u0 (6/6)

「Imyuteus amenomurakumo tron」


私は車から飛び出すと脇目も振らず道路を駆け出し、ギアを纏った瞬間地面を蹴って羽衣で空に
そのまま会場へ一直線に飛んでいきます

翠「大丈夫、あそこには翼さんもマリアさんもいる、だから大丈夫...」

それにもしあそこを襲ってるのが彼女達のいずれかだったとして、あの人達はきっと取り返しのつかないことなんて...



コンマ下
奇数 『翠』ちゃんと『夏菜』さんも追い付く(フライユニットボーナス発動)
偶数 そんなことはない


217以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/14(土) 23:28:56.99E8z7s4sE0 (1/1)

大事なとこなんだ頼むよ


218 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/15(日) 01:57:05.79pB+NHRhF0 (1/3)

『翠』「このお馬鹿ぁ!いくらなんでも勝手に飛び出すとかっ!」

『夏菜』「翠さんっ!」

呼び掛けてくる声にハッとして後ろを振り向くと、それぞれギア、擬似ギアを纏った『翠』と『夏菜』さんが追いかけてきていました

『夏菜』「これをッ!」

そう言って『夏菜』さんが投げ渡してきたのは小型に収納されたフライユニット
使用する度にメンテしてもらっていたものです

翠「ありがとうございます、借りますっ!!」

確かにフライユニットを使えばスピードは格段に上がります、使わない手はありません
私はスイッチを押してフライユニットを展開させ、背負ったところでエンジンを全開にしました

『翠』「あっ!だから置いて行くなぁ!」



コンマ下
01~20、81~98 マリア「翼!深く追いすぎないで!」のあたり
21~80 ???「あっはは!恐れよ!怖じよ!ウチが来たゼ!」のあたり
ゾロ目 ???「そう弱い、だからこんなことしたって...」のあたり


219以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/15(日) 02:02:19.12fN9Ll72g0 (1/2)

自分で作る帰り道


220 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/15(日) 02:45:01.78pB+NHRhF0 (2/3)

・・・

会場に空から突入した私が見た光景は
赤い塵が舞う中で何体ものアルカノイズを斬りふせるマリアさんと

翼「戯れるなッ!」

マリア「翼!深く追いすぎないで!」

蝙蝠のような羽を生やした少女と戦う翼さんの姿
翼さんが明らかに冷静さを失っている、しかし私はそれよりも先にその相手の少女の方に目を向けていました

翠「ミラアルクさん...」

ミラアルク「...!」

翼さんの剣戟を長く伸ばし尖らせた爪で弾いていた少女...ミラアルクさんは、私の存在に気が付いたのかほんの少し目を見開き



高感度判定
01~20 完全に敵!信用出来ない!死すべし
21~40 顔見知り!所詮は敵
41~60 裏切り者!でも邪魔しないなら見逃してもいい
61~80 いい人!でも信用していいかはわからない人
81~98 かつての仲間!信用してもいい友人
ゾロ目 短い間だったけど家族!
(ちなみに『3人→翠ちゃん』の高感度です、『翠ちゃん→3人』は今後の安価コンマによっても変わりますがデフォは友人です(元視聴者フィルターによるアニメキャラへの情))


221以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/15(日) 02:47:31.19KnsPvlz2O (1/1)

おいゴルァ!


222以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/15(日) 03:05:26.95i0Ijr8RdO (1/1)

だめじゃん!


223 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/15(日) 03:39:02.24pB+NHRhF0 (3/3)

ミラアルク「...チッ、増援が思ったより早過ぎるんだゼ」

ミラアルクさんは鋭い目付きで一瞥した後、またすぐに翼さんと交戦を始めてしまいます

翠「っ...」

ミラアルクさんもエルザさんももう1人の錬金術師の人も、大まかな情報を資料で知った以外はアダムさんが設けた顔合わせの時くらいしか接点はありません
故に話したこともあまりありませんし、たった数日の短い期間ではとても信用を得られてはいなかったのでしょう
結果としては結社を裏切った立場でもあるためそこは仕方ありませんが

翠「ミラアルクさん!どうしてこんなっ!」

ミラアルク「敵に教えてやる義理はないんだゼ!ハァッ!」

翼「くっ...!」

取り付く島も...



安価下
1 加勢
2 先に逃げ遅れた人の救助
3 とりあえず声をかけ続けてみる


224以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/15(日) 04:00:43.52fN9Ll72g0 (2/2)

2

久々にネロ様呼びたい所


225 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/16(月) 02:30:23.25VySmaDP70 (1/3)

『翠』「翠!救助が先っ!」

翠「っ!は、はい!」

ミラアルクさん...資料に目を通した限りでは話し合いの余地も、と思っていましたが、そこまで甘くはありませんか...
すでにほとんどのお客さんは出入り口に駆け込んでいたようですが、逃げ遅れがいないとは限りません
翼さんが周りを気にせず戦っているため、もし居たらとても危険です

翠《ネロさん!ネロさんならノータイムで来られるでしょうっ!》

ネロ《宝物庫は反応兵器の放射線がまだ残ってます、開けば漏れますよ》

翠《そこは何とかしといてくださいよっ!》

『夏菜』「上!次が来ますっ!」

その時、上からドリル状のアルカノイズが一斉に落下してきました

翠「っだりゃあ!」

咄嗟に剣を空に向けて振るい、斬撃で一気に殲滅していきます



コンマ下
ゾロ目以外 問題無く救助は出来た
ゾロ目 運命は収束する...


226以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 02:37:35.943DS36VLsO (1/1)

はい


227 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/16(月) 03:38:17.97VySmaDP70 (2/3)

・・・

翠「他にはッ!」

『翠』「多分いない!けど気は抜かない!」

先程逃げ遅れの少女を外のS.O.N.G.職員さんのところまで送り届けてきた『翠』はそう言いながら駆け寄ってきました

『翠』「あの錬金術師...ミラアルクさん?とかその辺のこと、後で聞かれるだろうから何言うか考えといた方がいいよ」

翠「ですよね、わかってます」

『翠』は記憶を共有したのもあってある程度察しているようですが、そもそも私が数ヶ月前S.O.N.G.から逃げた時にパヴァリア光明結社にいたこと自体皆さんには言えてません
どうしたものでしょう

『夏菜』「2人とも!」

マリア「私達も翼に加勢するわよッ!」



ミラアルクさんコンマ下1
奇数 撤退するゼ!
偶数 もう少しやれるんだゼ!
ゾロ目 来てくれたのか!だゼ!


228以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 03:41:06.943BGj//070 (1/2)

ごまだれ


229 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/16(月) 04:02:43.39VySmaDP70 (3/3)

翼「ウアアァァッ!!!」

ミラアルク「ちぃっ!1対5は分が悪過ぎるんだゼ」

羽にしていたパーツを腕に巻きつけ即席のグローブにしていたミラアルクさんが翼さんの攻撃を弾きながらそう吐き捨てます

ミラアルク「けど、まだ退くわけにはいかないんだゼ!」



どう戦う?安価下


230以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 04:14:45.69e6ht9tt5O (1/1)

可能なら『翠』が授かってる千景の加護でミラアルクを怯ませたい(出来れば目潰しも)
その隙に翠は勇者ギアにチェンジ、風雲児様のSSR技を無慈悲にしこまた打ち込み、最後は翼さんで〆



231以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 12:57:02.743BGj//070 (2/2)

八岐大蛇とマリアさんの連携プレーでミラアルクの片腕を叩き斬る
空に逃げたら『夏菜』ちゃんのフライユニットに搭載されてる凍結ミサイルで追い討ち!


232以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 19:08:50.49aLhq7sDv0 (1/1)

戦闘用に改良され復活したティキがミラアルクと共闘する
ティキは近接で素手格闘、遠距離でエーテルの錬金術を使う


233以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/16(月) 20:02:29.82WmQ8H4C6O (1/1)

混戦になっているとミラアルクの死角から細長い杭が高速で飛来、本編での因果なのか胸部を貫通して突き刺さる

誰の仕業なのかは一切不明


234以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/19(木) 01:23:23.77tjDfr3e/O (1/1)

最近インフル流行ってるらしいから>>1も気をつけて
安価下


235 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/20(金) 01:17:16.34TKE2Y1f00 (1/4)

翼さんは冷静ではなさそうですが、マリアさんが止めようとしないということはそうなっても仕方がない事がここで起きた、ということでしょう
ミラアルクさんに対して手加減無用という決断をしてしまっても仕方がない事が

『翠』「千景ちゃんの力、使わせてもらう...Imyuteus amenomurakumo tron...ハァッ!」

通常ギアから勇者ギアに変化した『翠』は彼岸花の花びらを散らしながら大葉刈を手に駆け出します

翼「よくも...パヴァリアの残党ォッ!!!」

それと同時に翼さんも動き、それぞれ左右からミラアルクさんに斬りかかりました

ミラアルク「考え無しなのは有難いんだゼッ!」

しかしミラアルクさんは羽が巻き付き肥大化させた両腕でそれらをガード
余程硬いのかどちらの腕に対しても刃が通らず、それどころか金属同士がぶつかったような音と共に火花が飛んでいます

ミラアルク「ふっ!」

そして軽やかに跳躍、空中で後ろ向きに回転しながら距離を取ろうとしました

翠「まだっ!」


《逆巻ク大蛇》


私はすかさず正面の空間を斬り裂き裂け目から八岐大蛇を召喚
射出されたかのように勢いよく飛び出した大蛇はミラアルクさんが着地する前に頭から体当たり

ミラアルク「ぐぁっ!?」

さらに八岐大蛇が8本の尻尾でミラアルクさんの胴体を左腕を巻き込む形で縛り上げます

マリア「ハァァァッ!!」

そこに飛び出したのはマリアさん

『翠』「最悪後で治す!いっちゃえマリアさんっ!」

マリアさんの手にした蛇腹剣が大きくしなり、身動きの取れないミラアルクさんに迫りました

ミラアルク「くッ!」


236 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/20(金) 01:17:49.23TKE2Y1f00 (2/4)

ミラアルクさんは身を守ろうと唯一自由な右腕を顔の前に持ってきてガードしようとしますが、蛇腹剣の多数に別れた刃がまるで鋸のように連続してその右腕を削っていきます

ミラアルク「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!」

マリアさんの剣技の威力に押され八岐大蛇の尻尾の縛りが緩んでしまいますが、当の縛り上げられていたミラアルクさんは無防備に吹き飛ばされていました
遂に腕を包んでいた羽に大きな傷を与えるばかりか包まれていた腕そのものにまで刃が達し、血飛沫が会場の床を赤黒く染めています

ミラアルク「腕ッ...血ッ...ア゛ア゛ッ!」

流石にこれ以上は戦えないと踏んだのか、立ち上がり左腕を包んでいた羽を広げ、片翼で飛び立とうとするミラアルクさん

『夏菜』「逃すとでもッ!」

空に先回りしていた『夏菜』さんはそこにフライユニットに搭載された冷結ミサイルを追い討ち
再びミラアルクさんは地面に叩きつけられ、身体のいたるところが凍りついてしまいました

ミラアルク「がふっ...不完全なウチらじゃ、数で押されたら手も足も...けどッ」

『翠』「ごちゃごちゃとぉっ!!」

ミラアルク「ウチはどんな手を使ってでもォォォ!!!」

ミラアルクさんは左腕に羽を巻き付け、自身の凍り付いた箇所が悲鳴を上げるのも無視して無理矢理体勢を変え『翠』の特攻に迎え撃つように拳を振り抜きます


237 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/20(金) 01:18:22.72TKE2Y1f00 (3/4)

『翠』「っ!」

不自然な形で姿勢を変えられたことに咄嗟に反応出来ず、『翠』は拳を真正面からモロに受け...


《勇者の加護》

...『避けきれない攻撃に対してカウンターを叩き込んで相手を怯ませる。3回使用すると12時間のクールタイム』


『翠』「だぁっ!!」

その時、『翠』は自分でも驚く程の切り替えの速さでミラアルクさんの顔面に膝蹴りをかましました

ミラアルク「ッ!?」

予期せぬノータイムの反撃にミラアルクさんが一瞬固まります

翠「若葉ちゃん!Imyuteus amenomurakumo tronッ!!」

その隙、見逃してなるものかっ!私は桔梗の花びら舞い散る中、手元に出現させた生太刀を連続して振るい、エネルギー波を放ちました

翠「ふっ!はっ!はぁっ!」


『一投飛翔閃』

『飛翔緋那汰』

『一閃緋那汰』


一撃一撃が必殺...出し惜しみなしの連撃は惚けていたミラアルクさんを確実に捉えその身体を大きく吹き飛ばします

翼「ハァァァッ!!!!!」


『蒼ノ一閃』


さらに翼さんのトドメの一撃!

ミラアルク「ァァァアアッ!!!」

巨大な青いエネルギー刃がミラアルクさんを襲いました


238 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/20(金) 01:19:18.70TKE2Y1f00 (4/4)

・・・

『翠』《後で治すとは言ったけど、流石にオーバーキル過ぎない?》

翠《でもまぁそれくらいの脅威ではあったはずですよ、いくら冷静さを欠いていたとはいえ翼さんが攻めあぐねるなんて》

とりあえず拘束した後にアスクレピオスで傷を治して...そんな流れを頭の中で立てながら倒れるミラアルクさんに近付こうとすると


「アハハハッ!かっこよく登場しておいて何も成せずに袋叩きなんて!無様だね!滑稽だね!」


そんな声が何処からか会場に響いたかと思うと、ミラアルクさんの周りにミラアルクさんを映す何重もの面が現れ、収束しました

マリア「アレは...!」

『夏菜』「それに今の声、まさか...っ」

ミラアルク「おぉ!おぉ!!!動く、動けるんだゼ!」

傷もダメージも完全に癒えた...否、『無かったことになった』ミラアルクさんは右手をグーパーしながら歓喜の声を上げます
しかし私達は今しがた目の前で起きた事象、そして新たに戦場に降り立った者の存在にただただ息を飲むことしか出来ません


ミラアルク「助かったんだゼ...ティキ」


ティキ「ウフフ♪」



改良ティキちゃんについての情報他安価下
(出自や使えるエーテルの術について等)
(なおエーテルの術については今のところデフォでAXZパヴァリア三人娘やアダムさんの技の下位互換的なもの、宇宙っぽいこと全般です)
(女神「ちなみに元祖ティキちゃんは破壊された後にS.O.N.G.に回収されている為、それを改良したのか新たに一から作ったのかによってS.O.N.G.の警備のガバさが変わります」

翠「いやS.O.N.G.って錬金術ありきだと割とガバいですよ」

『翠』「経験者は語る」)


239以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/20(金) 01:25:45.39cAD2r7BJ0 (1/1)

残っていた僅かなデータとパーツを元に作られた(記憶も全く残ってない)
性格は2度も復活させられたVAVAのような狂人染みた性格に


240以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/20(金) 01:36:17.31qeN0DIKTO (1/1)

術に関してはガリィとミカの技を中心にした感じで
但し2人には全く及ばない


241以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/20(金) 18:02:25.45crVBFBCwO (1/1)

数の多い装者との戦力差を埋めるためにヴァネッサが作った
無かったことにする神の力は1日3回までしか使えない


242以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/20(金) 18:27:11.651UrmNAeyO (1/1)

声はノイズ混じりでアダムと一緒にいた頃の面影は見当たらず、残党達に関しては仲間意識を持ってないどころか終始見下している


243 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/22(日) 02:58:45.80ZtoQSfwO0 (1/3)

ティキちゃん...少女の形をしたそれは、数ヶ月前のアダムさんとの戦いにおいて神の力を手にしディバインウェポンとなったにも関わらず響さんに倒され、再起不能となった状態でS.O.N.G.に回収されたはずの自動人形
それが何故、今目の前に...

ティキ「アハハハッ!敵前で惚けるなんて揃いも揃ってお疲れなのかな?でもダメ!もっともっと遊ぼうよ!!」

雑音混じりのやや聞き取り辛い声...それにどこか以前の彼女よりも会話の内容がタガが外れているような
次の瞬間、赤く巨大な結晶のようなものが私達に向かっていくつも飛来しました

翠「っ、カーボンロッド!?」

『翠』「わかんないことは後!とにかく敵が増えた!それだけ!」


『天の岩戸』


いの一番に反応した『翠』が私達の前に割り込み、羽衣の盾を広げカーボンロッドを留めます

翼「何人増えようとッ!」

マリア「翼っ!」

盾の影から飛び出した翼さんはティキちゃんに向けて一閃
しかしその一撃が当たった瞬間ティキちゃんの像が揺らぎ、水に変わっていました

ミラアルク「ハァッ!!」

そしてそこに繰り出されるのはミラアルクさんの羽を巻き付け肥大化させた脚によるキック
斜め上からのそれに対し翼さんが刀で受け止めると、翼さんの死角となる場所がキラリと反射します

ティキ「アハッ!」

まるで何もない場所から浮き出てくるように姿を現したティキちゃん
腕を尖った氷で覆い、死角から翼さんを突こうと...

『夏菜』「行かせないっ!」

その氷を止めたのは『夏菜』さんの槌
ガキンと大きな音を立て侵攻を阻みました

翠「今!」

私はティキちゃんの動きを止めるべくすかさず彼女の影に短剣を突き刺します


『影縫い』


『夏菜』「今の水を使った虚像、それにその氷...」

翠「カーボンロッドといい、どこかで見たようなものを...」

そもそもティキちゃんは戦闘には向かない作りだったはず...となるとあくまで別物なのでしょうか


244 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/22(日) 02:59:29.71ZtoQSfwO0 (2/3)

ティキ「ウフッ!やっぱり楽しい!楽しいのね!壊れるまで遊んでよ!壊れるまで遊んであげる!!」


バキンッ


影に突き刺しておいた短剣がティキちゃんが力付くで動こうとしたせいで折れ、『影縫い』が解除されてしまいました

ティキ「ほらほら~っ!!」


ゴゴゴォォ...!!


今度は何の音...上ですか!?



空を見上げると、降り注ぐいくつもの小型の隕石が




マリア「全員散開っ!!!」

流石に隕石は防御出来るかわかりません、私達はとにかく直撃をま逃れるために会場の中を走りました
次々と落ち、地面を揺るがす隕石
会場にはその都度クレーターが生まれ、ステージはもはや見る影もありません

ミラアルク「ティキ!あやうくウチまで巻き込まれるところだったんだゼ!」

ティキ「えー!弱っちい雑魚のミラアルクの為にわざわざ手抜きなんてやだよー!ミラアルクがダメダメなのが悪いんでしょー???」

ミラアルク「コイツっ...ヴァネッサには悪いけど好きになれないんだゼ...」

マリア「はぁっ!!」

隕石衝突による煙が晴れるより先に動いたのはマリアさん
蛇腹剣でミラアルクさんとティキちゃんを纏めて縛り上げようとします

ティキ「そんなものじゃ楽しめないよー!」

しかし自身に巻き付いた蛇腹剣をティキちゃんは掴んで引きちぎってしまいました


245 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/22(日) 03:00:01.97ZtoQSfwO0 (3/3)

『翠』「ならっ!」

次は『翠』による鎌の斬撃
ティキちゃんの関節部分を狙い振るわれます

ティキ「いいね!でもまだやれるよ!」

それを白刃取りのように両手のひらで受け止めるティキちゃん
『翠』が睨みつけるのに対し、ティキちゃんはとても楽しそうな顔をしています
まるで本当に戦いを楽しんでいるような



翼「ふっ!」

ミラアルク「くっ、はっ!!」

所変わってこっちは再び翼さんとミラアルクさんがぶつかっています
私と『夏菜』さんもそこに加勢しようとしていると


ひゅんっ...ドスッ


ミラアルク「ぁ...?」

次の瞬間、ミラアルクさんの胸元から何かが生えていました
いえ、正確に言えばどこからともなく...ミラアルクさんの死角となるところから、高速で飛来する細長い杭が
ミラアルクさんを貫通し突き刺さっていました



コンマ下1
ゾロ目以外 重症
ゾロ目 即死(退場メンバー増えるよやったねt...翠ちゃん!)

どうする?安価下2以降

(女神「公式がカウントダウンしてますけど、これは続編を期待してもいいんでしょうか!ライブの可能性も高いですけど!」

翠「私は響さんが養子に迎え入れた女の子が格闘技するのとかが始まるんじゃないかと思ってたり」

『翠』「さては最近リリカルマジカル頑張るやつ見たね?」)


246以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/22(日) 03:04:05.78fjXm6lTrO (1/2)

カウントダウンの意味とは


247以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/22(日) 03:17:12.77QTo4UBaY0 (1/1)

ティキmk-2が撤退するまでダメージを与える
氷や隕石を飛ばしてきたら八咫ノ鏡で反射!大技連発は『翠』とマリアさんに


248以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/22(日) 03:18:07.535ZT1C64P0 (1/1)

翠が咄嗟にミラアルクを救出してアクスレピオスで回復しに向かう



249以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/22(日) 03:43:00.44Oxp1gq440 (1/1)

و ممكن حدا يشرحلي شو إستفادت إليسا وقت تعمل لايك على هيك فيديو مع كلام مسيء ضد ميريام؟؟ إنو إستغلال الحادثة لتمسيح الجوخ و تبييض الطناجر؟ بس حست بغلطها و رجعت شالت اللايك


250以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/22(日) 03:53:40.54fjXm6lTrO (2/2)

コンマがミラアルクに対して厳しいな

安価可なら胸を貫かれたミラアルクはギリ呼吸が出来るぐらいまで治療
完治?二度目は許さないと言った筈だ


251 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/23(月) 04:12:02.77XrcM3Z5U0 (1/1)

ミラアルク「な、に...」

自身の胸元から何が飛び出しているのか、それがわからず思考が追いつかなくなっているミラアルクさんですが
言葉を発しようとした途端、肺に走る強烈な痛みに『何かが身体を傷付けている』ということを理解し、目を見開いていました

ミラアルク「ヒュッ...」

そして損傷したという自覚、出欠多量によって仰向けに倒れ込みます

翠「ッ...Healing almighty Asclepius tron!」

私は咄嗟にアスクレピオスのギアを起動、惚けて立ち尽くす翼さんを押し退けてミラアルクさんに駆け寄りました

翠「意識を保って!ミラアルクさん!」

ミラアルク「...ぁ」

翠「今から抜きます、耐えてください!」

今にも意識をなくしてしまいそうなミラアルクさんに杭を握りながらそう声をかける私
なるべく素早く、でもこれ以上ミラアルクさんの内部を傷付けないように...一気に!

ミラアルク「ア゛ッ!~~~ッ!!!」

翠「お願いします、アスクレピオスッ!!」

ギアをアメノムラクモからアスクレピオスに変わった私はその手に握った杖の先端をミラアルクさんの胸元に開いた穴にかざし、フォニックゲインを注ぎます

翠「まだ死んでない!死なせないッ!」

その時私には今にも息絶えそうなミラアルクさんが、いつかのカリオストロさん、そして『翠』の姿にダブって見えていました

翠「もう殺したくない!だからッ!」

魂は死んだだけでは終わらない、オカルトと称される幽霊も実在はする、例えそうだと知っていても...だから死んでもいいだなんて、思えるはずがない

翠「生きるのを諦めないでッ!!!」

杖から発せられるエメラルドグリーンの光がより一層強くなり、ミラアルクさんの穴も段々と塞がっていきます
何とか一命は...



コンマ下
奇数 特になし
偶数 刻印


252以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/23(月) 04:14:55.35JQcI1bU30 (1/1)




253 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/24(火) 04:12:13.1090hDANcW0 (1/5)

・・・

穴は塞がりましたし、臓器や骨、切れると危険な神経や血管等も粗方治せました
状況が状況、立場が立場な為完治まではさせていませんけど、これなら話すことくらいなら出来るでしょうし自然治癒に任せてもそうかからないはず
最も怖い後遺症が残ることだけは避けられたと思いたいですが...ミラアルクさんの身体は普通ではない為絶対とは言えません

翠「はぁ...」

さて、どうしたものでしょう...
この助けてしまったミラアルクさんも、ずっとなんとも言えない表情で惚けてしまっている翼さんも
それにこの細長い杭...放たれた方角にはすでに誰もおらず、何者の仕業なのかわかりません
やり方は荒っぽいですが私達の味方なのか、それとも...



『翠』「ちょこまかとっ!」

ティキ「アハハッ!ほらほらこっちー!」

マリア「動きがすばしっこくて埒があかない!」

『翠』達の方は、ティキちゃんに翻弄され中々有効打が打てずにいました

ティキ「えいっ!」

『夏菜』「撃ち抜くッ!」

投げつけられたカーボンロッドの中心を『夏菜』さんが砲剣で撃ち砕くと

ティキ「なら今度はきらきらなりゅーせーぐーん!」

間髪入れずにいくつもの細かい氷の粒と小型の隕石を同時に振らせてきます

『夏菜』「っ、数が!」

『翠』「なら纏めて返品する!」


『八咫の鏡』


『翠』の掲げた剣の先から放出されたフォニックゲインの形作る八咫の鏡がそれらをティキちゃんに向けて跳ね返しまていきました


254 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/24(火) 04:12:38.0690hDANcW0 (2/5)

ティキ「ウフッ!いいよいいよ!もっとないの?もっと欲しい!いっぱいちょうだい!」

跳ね返された氷も隕石もことごとく避け切りなおも余裕なティキちゃんは大きく腕を広げて向き直ってきました
今度は避ける必要もない、とでも言うかのように

マリア「なら特大のをくれてやるわっ!」

『翠』「残さず食らいなよッ!!」


『HORIZON†CANNON』

『焦熱ノ遊戯闇刃』


『翠』の鎌から放たれる三日月型のエネルギー波とマリアさんの粒子砲が同時にティキちゃんに襲い掛かります

ティキ「こんなものー?」

しかしそれを受けたはずのティキちゃんには傷一つ

ティキ「違うでしょ?違うよね?もっともーっと強くて楽しいのが...!...えー、もう終わり?まだ遊び足りないのに...そこまで言うなら帰ってあげる、しょーがなくね!」

するとどこかと連絡を取ったのか、急に帰ると言い出すので『翠』達にも緊張が走りました
ここで逃がしていいのか、と

ティキ「ざーんねん、今日はここまで!次はもっと楽しく遊ぼうね!」



コンマ下
奇数 その前に回収するものは回収していかないとね!
偶数 使えないのは回収する気起きなーい!
ゾロ目 最後に一発大きいの残していくね!


255以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 04:14:07.14xplsOg8gO (1/1)

クリスマス


256以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 16:32:29.14v74pfAPM0 (1/1)

ミラアルクちゃんがクリスマスプレゼントに贈呈されてしまった


257 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/24(火) 19:06:56.2890hDANcW0 (3/5)

ティキ「ばいばーい!」

無邪気な笑みと雑音塗れながらも明るい声を残し、ティキちゃんはテレポートジェムを起動させ会場から姿を消しました

『翠』「あっ...あんの大食らいロリメカ娘が...」

『夏菜』「破壊したはずのオートスコアラーが再び姿を見せることは前にもありましたが、今回は」

マリア「様変わりが過ぎるわね...」

その後、飛来する隕石等により中々会場近くまで飛ばせなかったヘリもようやく到着し、響さん達と合流
私や『翠』、『夏菜』さんの独断専行に何か言いたげだった皆さんでしたが、私の傍に横たわるミラアルクさんを見て押し黙ってしまいます

翠「...とりあえず、戻りましょうか」

翼「...あぁ、そうだな」

・・・

『ステージに仕掛けられた爆発物の被害により、死傷者行方不明者数は既に7万人を超え、今後さらに増える見込みと...』


翌日の朝、早速ライブ会場でのことがニュースになっていました

『翠』「爆発物ねぇ」

翠「事実をそのまま流すわけにはいかない、いつものことじゃないですか」

『翠』「目撃者、というか被害者にも口止めしてるしね」

これが単なるノイズ災害であれば別ですが、出たのは錬金術師にアルカノイズ、そして対応したのはシンフォギア装者...政府の闇を全力全開せざるを得ません

『翠』「やるせない...のはむしろ翼さんか」

翠「せっかくの凱旋ライブを襲撃されて、その襲撃した張本人は手の届くところにいても療養中だから手は出せない、ですからね」

ミラアルクさんは現在S.O.N.G.本部に捕縛...というていで保護され、病室に寝かされています
傷は塞がったはずですが、疲労や諸々でまだ目を覚ましていないとのこと


258 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/24(火) 19:07:29.2490hDANcW0 (4/5)

翠「本部にミラアルクさんを助ける為襲撃...というのも、あるかもしれませんね」

『翠』「がっつり敵対視されてたし、まぁ仲間意識高い系のお仲間ならあり得るか...翠もせめて顔見知りなら話が通じる程度には関係築いといてよ...」

翠「根っこが人見知りの内弁慶に何求めてんですか...それより問題はあのティキちゃんです」

S.O.N.G.に回収されていた方のティキちゃんの残骸は無事でした...つまり会場に現れたティキちゃんは完全に別人ということ
もちろん多くの自身の複製ホムンクルスを用意していたキャロルちゃんのように元々ティキちゃんも量産型だった可能性も0ではありませんが、どうもそうではない気がしています

翠「戦闘特化のような動き、ガリィさんやミカさんのような技」

『翠』「性格も見下す感じのと戦いを楽しんでる感じのが前のティキちゃんより強くなってたっぽい?ガリィさんほど腐った性根ではないだろうけど...ないよね?」

翠「情報0過ぎて何とも...でも」


ミラアルク『コイツっ...ヴァネッサには悪いけど好きになれないんだゼ...』


あの台詞...もしや今回のティキちゃんは元技術者のあの人が...?


259 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/24(火) 19:07:55.7490hDANcW0 (5/5)

『翠』「ただそのどっちでもないのはどうなのよ、あの隕石といい他人に付与させた『神の力』といい」

翠「第五元素...エーテルの錬金術由来でしょうね、前のティキちゃんが惑星運行観測機能特化でしたからむしろそっちの方がしっくりきます」

『神の力』についてもサンジェルマンさん達が完成させた手前、錬金術師であれば誰でも使えるものとなりましたが...それは無かったことにするダメージと称された『神の力』を付与されたヨナルデパズトーリの使役という形で、です
確かにディバインウェポンとなったティキちゃんはその力を自身に付与していましたし、その応用で他者に付与するのも不可能ではないとは思いますけど

翠「あのティキちゃんの中にヨナルデパズトーリかそれ相応の何かが?それとも惑星からエネルギーを得て?いやそれにしても...」

『翠』「仮にも『神の力』ってんだから女神様あたりも使えたりすればいいのにね~」



何かする?安価下
(特になければイベント判定)

(翠『翠』「「メリークリスマス!&シンフォギアライブ2020決定おめでとうございます!!!」」

翠「いやーカウントダウンはライブでしたね、これは適合者にとってとても良いクリスマスプレゼントになりました」

『翠』「だねぇ、チケット手に入れられるかな...」

女神「丁度このスレでもライブの話してましたしタイムリーといえばタイムリーでしたね」

翠「展開のせいでとんでもなく不謹慎なこと言ってますね」)


260以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 19:34:34.49OzN4/yP+0 (1/1)

翠ちゃんズ揃って園子様に「鍛えてください!」と鍛錬を申し出る


261以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 20:49:13.90a0cbDQXGO (1/1)

旦那にミラアルクに謎の攻撃が襲った件について話して怪しい人物がいなかったか聞いてみよう


262以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 22:07:10.29tXEn/7GA0 (1/1)

なんか毎日鍛錬してるような気が…


263以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/24(火) 22:19:57.083HcpahVXO (1/1)

鍛錬しても本番で勝つかどうかはコンマだからな


264 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/26(木) 02:26:47.00qzYWbSkK0 (1/3)

undefined


265 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/26(木) 02:27:30.25qzYWbSkK0 (2/3)

・・・

園子「それでまた来てくれたんだね~」

千景「流石に私達にも不死身耐性の攻撃を教えることなんて出来ないわよ?」

若葉「現役の頃はバーテックスも完全ではなく、園子達の世代では回復はしても御魂という弱点があるからな」

翠「あーまぁそこはウチに神殺しさんがいるのであんまり気にしてないといいますか」

『翠』「イミテーターあれば『私』達も、なんなら夢姫ちゃんもいけるからね」

敵が強い!ならどうするか!鍛えるしかない!
そんなわけで今日も今日とて二度寝...もとい鍛錬の為、若葉ちゃん達のいる深層世界にやってきました

翠「私なんてまだ若葉ちゃんに勝ててませんからね...」

若葉「仮にもリーダーを任され、後の時代にも口を出させてもらった身だ」

千景「切り札は別として、ほとんど鍛錬とセンスだけでこの強さなのだから呆れるわ...」

園子「ん~、でもまたわかちゃんとっていうのも、戦い方に癖が付いちゃうかもだし...」

『翠』「うん、その辺はわかってる、だから今回はいつもと少し趣向を変えたいというか、手札を増やしたいというか」


266 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/26(木) 02:27:58.58qzYWbSkK0 (3/3)

私達は目配せをし、同時に目の前の勇者様に頭を下げます

翠『翠』「「鍛えてください!園子ちゃん!!」」

園子「...へ?私???」



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降
(千景「まだ超えられていない身としてはスルーされたようだけれどいいのかしら?」

若葉「いいんじゃないか?あれでも園子は勇者の中では最強と謳われているらしいからな、園子に勝てたとすれば私に勝つこと以上に良い経験になるかもしれない」

千景「親バカ...ならぬ祖先バカね」)


267以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/26(木) 02:56:07.47FZM66QQ+0 (1/2)

安定の1!


268以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/26(木) 03:22:50.65tj23VqM/O (1/1)

1
他のギアも使ってあげたいけど一部除いて性能とかよう分からん


269以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/26(木) 17:15:45.58FZM66QQ+0 (2/2)

園子様、数的不利でも対等に翠ちゃんズと渡り合う+後半からはまさかのUR技も解禁するという容赦の無さを見せつける
翠ちゃんズは前半から技を惜しみなく使用、後半は『翠』の衝破ノ球を翠の素戔嗚ノ陣で吸収してXDモード発動を狙う



270 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/28(土) 04:55:56.08MkRgwAbo0 (1/4)

・・・

「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


私と『翠』はそれぞれ一番慣れ親しんでいるアメノムラクモのギアを纏い、園子ちゃんと対峙します

園子「ふっふっふ、かかって来るがいい、シンフォギアよ!」

翠「意外とノリノリでやってくれますね」

園子「やるからにはねー、気を取り直して...さぁ!」

『翠』「遠慮無く!ハァッ!」

先に動いたのは『翠』
地面を蹴り、跳躍して距離を詰め正面から斬りかかります

園子「うんうん、いいよー」

余裕たっぷりにそれを避ける園子ちゃん
私はすかさず園子ちゃんが避けた方に回り込もうとしました

翠「せいやっ!」

園子「はいっ!」

翠「がっ...!」

しかし振り上げようとした剣の刃を園子ちゃんに踏まれ地面にめり込まされ、続け様に退かした脚でそのまま胸元を蹴られてしまいます
おかげで剣は地面から無事抜けましたが

翠「今、こっち見ないでやりました...?」

園子ちゃんから見て私の位置は真横、死角とまではいかなくとも視界としては見えにくい場所のはず
それなのに園子ちゃんは正面を向いたままで対処してきていました

『翠』「翠!挟み撃ち!」

翠「っ、はい!」

すぐさま距離を取った私達は園子ちゃんを挟む形で技を繰り出します

翠「はぁっ!」

『翠』「ふっ!」


『緋ノ一閃』

『天叢雲剣ノ雨』


エネルギー波が、あるいは剣の横殴りの雨が園子ちゃんに迫りますが、園子ちゃんは相変わらず余裕な表情で

園子「せえぇぇいっ!!」

槍の先端に紫色のオーラを纏わせると、ぐるりと一周しどちらの技も弾き飛ばしてしまいました


271 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/28(土) 04:56:26.06MkRgwAbo0 (2/4)

翠「なら畳み掛けるまで!」

私は剣を大型化させ、園子ちゃんにぶん投げ!


『ウルトラソード』


園子「とぉっ!」

それはやはり簡単に受け止められてしまいますが

『翠』「セイヤァッ!!」


『ディメンション・スラッシュ』


絶対不可避の空間断絶なら!

園子「届かせないんよ!」


『花祭典槍』


『翠』「なぁっ!?」

『ウルトラソード』の剣を弾いた園子ちゃんの槍の先端から伸びたエネルギー刃が空間に引かれた線を砕き、『翠』の技をキャンセルしてしまいます

『翠』「いや何今の!」

園子「ふっふっふ、私には可愛い精霊が21体いるんだぜぇ」

明かされてない部分は自由に出来ると!?力と技の戦士だって不明だった秘密は後々ちゃんと設定出てきたんですよ!?

園子「まぁ種明かしをすると、剣から放たれる断絶するエネルギーが私に届く前に消滅させるだけなんだけどねっと...反撃行くよ~っ!!満開ッ!!!」

その時、大きな蓮の花が咲き...空飛ぶ巨大な船が私達の目の前に現れました


272 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/28(土) 04:56:57.29MkRgwAbo0 (3/4)

翠「満開...」

『翠』「遂に使われた...まずい、一旦ここを離れて」


園子「そればっかりじゃダメなんよ~!」


『滅刃の矛・満開』


ゴォォッ!!!


『翠』「きゃあぁっ!」

翠「ぅああ!」

次の瞬間船から放たれた衝撃に私達は紙切れのように吹き飛ばされてしまいます
しかもその衝撃はそれ自体が技であるためか、ギア全体がダメージを負いヒビだらけに

『翠』「ぐっ...がふっ...これはこっちも、行くしかないよ...」

翠「ですね...」

私達はそれぞれ剣をぐっと握り直し、覚悟を決めます

『翠』「はぁぁっ!!!」

『翠』は剣にフォニックゲインを溜めながら羽衣で空に浮遊し、園子ちゃんを乗せた船に向かっていきました
園子ちゃんは船を動かしそれをはたき落とそうとします

園子「何を見せてくれるのか楽しみだけど、手を抜いてはあげられないんよ!」

『翠』「結構!」


273 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/28(土) 04:57:46.82MkRgwAbo0 (4/4)

船の両側面に備わった羽のような箇所が園子ちゃんの槍同様紫色のオーラを纏い振るわれますが、それを『翠』は避けつつ船を私から遠ざけさせていました
『翠』が頑張ってくれている間に私は出来るだけ体力を回復しておかないと



園子「そろそろ動きも遅くなってきてる、限界なのかな?」

『翠』「はぁ、はぁ...あと少しで限界...ってとこだから、まだ限界じゃない...」

息を切らせながら園子ちゃんと何かを話している『翠』
ここからでは何を話しているのかわかりませんが...タイミングとしてはそろそろでしょう


『翠』「...Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el baral zizzl...」


そして戦場に紡がれる歌

園子「絶唱...でもそれだけじゃこの槍の護りは突破出来ないんよ」

そう、奇しくも園子ちゃんの槍もまた私達のアメノムラクモと同じく盾としての能力を持つ武器
ですが、この際それはどうでもいいのです

『翠』「Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el baral zizzl...最後の最後、絞りきったフォニックゲイン...持ってげぇぇぇ!!!」

園子「ッ、下に!?」

『翠』は自身の絶唱のフォニックゲインまでもを剣に吸収させ、それらを一つのエネルギーの球にして下の地上に...私に向けて放ちました


『衝波ノ球』


そして私はその球に剣先を向けます

翠「来てッ!」


『素戔嗚ノ陣』


吸収したフォニックゲインは剣を伝って私の身体に流し込まれ...



コンマ下
ゾロ目以外 エクスドライブ!
ゾロ目 ちと足んない
(翠「今日はクリスさんのお誕生日!ところで今日一日みんなでクリスさんを先輩と呼ぶ、なんて計画があるらしいですが...私もやるんです?いえいいんですけども」

『翠』「クリスさんのお誕生日である本日は、当然のごとく誕生日ライブというものがありまして...ライブ終わるまでに飾り付け終わらせるよ!この際サプライズとか多分バレてるけど精一杯やるのが一番だからね!」)


274以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/28(土) 08:26:08.22P3LFjyok0 (1/2)

ほい


275以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/28(土) 08:27:31.32P3LFjyok0 (2/2)

翠ちゃんコンマ運無さすぎない?


276 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/29(日) 03:33:43.23rQ4rkdEL0 (1/1)

身体中を駆け巡る凄まじいフォニックゲイン
しかし数度経験しているが故にそれがどうしても

翠「エクスドライブモードには...届かない...!」

無視し難い事実に気付いてしまいます

園子「こっちの『りんりん』は今ので完全にダウン...あとは一騎打ちだね、りんりん」

ゴゴゴ...とこれ見よがしに空気を震わせ音を立てながら船を私の方に向き直す園子ちゃん
エクスドライブは無理でしたが、一か八かやるしかありません
幸いアメノムラクモにアメノムラクモを掛け合わせたフォニックゲイン...異なる2種類のシンフォギアによるそれとは比べ物にならないほど馴染んでいます
後はこれをぶつけるのみ!


翠「S2CA...ツインブレイクッ!!!!!!!!」


私は身体を巡るありったけのフォニックゲインを一振りに乗せ、エネルギーの刃を上空の園子ちゃんに向けて放ちます!


園子「ハァッ!!!!!!」


『滅刃の矛・満開』


翠ちゃんコンマ下1
園子ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです)


277以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/29(日) 07:10:01.62acfHC/Ke0 (1/1)

とりゃ


278以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/29(日) 08:27:21.489lMTzyEcO (1/1)

ここ最近のコンマ運酷いけど果たして


279 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/30(月) 02:51:37.48iVSNWJxJ0 (1/1)

私と園子ちゃんの間で衝撃と衝撃がぶつかり合い、拮抗
いえ、若干押されて...?

翠「ぐうぅぅう!!」

私がより一層フォニックゲインを込め後押しして放たれた刃は、私の想いに呼応するかのように光を強め、徐々に押し返し始めます
そして

翠「行ってッ!!!!!」

園子「っ、まさか本当に...!」

とうとう押し切り、園子ちゃんの乗る船を一刀両断しました

・・・

千景「満開を打ち破った、ということで...蒼井さん達の勝利でいいわね?」

園子「もちろん!」

『翠』「そんな元気よく言われてもボロボロになった『私』的には微妙...」

翠「でもあれ以上延長されると危なかったので何とかなって良かったです...」

若葉「S2CAを放ち押し切った直後にギアも解除してしまったからな」

でも勝ちは勝ち、私達の勝ちです!



※園子ちゃんとの戦闘及び勝利につき『勇者ギア(園子ちゃんver)』の使用が可能となりました



何か話す?安価下
(特になければ表に戻ります)


280以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/30(月) 03:01:23.55YuYLscq90 (1/1)

大天狗について話すと
「…あれだけは極力使わない方がいい」と念入りに忠告される
最後に「周りの仲間と鍛錬に励むのもいいと思うぞ」と軽いアドバイスを受け取る


281以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/30(月) 03:18:13.75AxHhnNgTO (1/1)

「UR技も勿論使えるけど反動あるから無闇に使っちゃいかんよ~」

「あの御刀、お話ぐらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな~?」


282 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/31(火) 21:09:27.75vQSjs5N50 (1/4)

乃木「よくこのダークネス園子プロトタイプを退けた...その実力を認め、お前達に渡した我の力の一端を今完全解放してやろう...」

芝居掛かった口調でそう言いながら園子ちゃんは私と『翠』それぞれのアメノムラクモのギアペンダントに手を触れます
すると中からホログラムのように映し出された薔薇の花びらが紫色に光り蓮の花びらに変化、再びギアペンダントの中に消えていきました

園子「私の力は精霊21体付きの力、りんりん達...それからりんりんのお仲間の1人に渡した力はセーブしておいたけど、2人のはこれで全ての機能が使えるようになった」

『翠』「そんな気はしてたけど、やっぱり『私』達も使えるんだ...園子ちゃんの力」

も、とは言いますが、肝心の切歌さんは園子ちゃんのことを思い出せていないので実質私達だけになりますけどね
しかしここに園子ちゃんがいることといい、もしやとは思っていましたが...

園子「ちなみにほとんど使ってないギアも沢山ある現状で使う機会があるのか、なんて苦情は受け付けないんよ」

翠「言いませんけど!?」

思いはしましたけど口にするつもりはなかっただけなんてことはまぁ

園子「ちなみについでにもう一つ...満開とさっきの技ももちろん使えるけど、反動はあるから無闇に使っちゃいかんよ~」

さっきの技...UR技の『滅刃の矛・満開』のことでしょう
反撃については若葉ちゃんのギアの時の切り札と同じで気をつけるとして


283 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/31(火) 21:10:07.71vQSjs5N50 (2/4)

千景「ところで蒼井さん?乃木さんが言うには、園子さんに勝ったこと自体は乃木さんに勝つこと以上らしいけれど」

翠「えっじゃあ今ならもう1つの切り札も」

若葉ちゃんの持つ、『源義経』とは違うもう1つの切り札...

翠「『大天狗』も、多少は使いこなせるように?」

若葉「...」



若葉『手遅れになっては意味がない、アレもいつでも使えるようにしておいているが...本当にどうしようもなくなった時以外は使うな』

若葉『私は所詮残留思念のようなもの、貴女の行動を制限などほとんど出来はしない、だから私の忠告を聞くも聞かぬも翠さんの自由だ...だが...』



少し前その事について尋ねた時、若葉ちゃんはそう言っていました

若葉「...答えは今も変わらない、あれだけは極力使わない方がいい」

翠「...ですか」

それはそうですよね、園子ちゃんを倒せたとはいってもルールありきの、それもこちらは2人がかり
それに『大天狗』の反動はおそらく単なるダメージだけではなく...


284 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/31(火) 21:10:44.81vQSjs5N50 (3/4)

・・・

園子「そういえばりんりん達、あの御刀のことは...」

翠「へいそのっち!フラグ建設関係の台詞はシャラップ!」

貴女が建てようとするというか建てさせようとするのはむしろ別のフラグでしょうが!

園子「まぁまぁ...あの御刀、お話くらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな~?」

翠「わかってます、わかってるんですけど...」

『翠』「せめて錬金術師...あのミラアルクさん?達?のが解決してからならとも思うけど...」

千景「コラボイベントと捉えてしまえば後回しにしたい気持ちもわかるけれど、実際はゲームとは違ってあちらからしたら先延ばしになるのは困るでしょうね...」

翠「タイミングですよね...」

確かに、私はシンフォギア世界もとじみこ世界もゆゆゆ世界もそれぞれ別作品と知っているが故に(正確には私の生前の世界にあった作品に非常によく似た平行世界とか女神様はそんなこと言ってましたが大差ないでしょう)コラボと思ってしまいますが、本人達にとっては紛れもなく現実、コラボは後回しにしたいという訳の分からない理由で話も聞いてもらえないのはそりゃキレもしますよね


285 ◆BT63SEH4KsDo2019/12/31(火) 21:11:11.92vQSjs5N50 (4/4)

園子ちゃんverの勇者ギアという思いがけないお土産も貰い、そろそろ帰ろうという流れに

若葉「周りの仲間と鍛錬に励むのもいいと思うぞ」

私達に会いに来てくれるのも嬉しいが、と
最後に若葉ちゃんからそんなアドバイスをもらいました

・・・

表に戻った私達は、ししょーの元に向かいました
要件としてはミラアルクさんが謎の攻撃を受けた事についてです
死角からの、目にも止まらぬ速さで放たれ胸元を貫いた細い杭...吸血鬼の伝承と合わせて考えれば、哲学兵装なんてものがある世界では物騒どころではない事件でした

翠「あの時、怪しい人の目撃情報とかは...」



怪しい人物についての情報安価下
(翠「今年も今日で終わりですね...平和な、というのは少し違うかもしれませんが、なんだかんだ悪くない年だったんじゃないでしょうか?来年もよろしくですよ!」

『翠』「年末といえば歌番組とバラエティ番組!装者的には歌番組のが良いのかな?来年も翠共々よろしくね!」

女神「今年中に終わりませんでしたね...つまり来年も参加してくださっている皆様にはお世話になるということですね、敢えて言いましょう!来年こそは!」)


286以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/31(火) 21:41:43.227k9e9Q7Y0 (1/1)

避難してる市民が多かったので目撃の情報は全然入ってないが、一人顔や身体をコートで隠してた少女?がいたらしい
「一般市民の可能性も十分あるので真に受けないように」



287以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/12/31(火) 23:01:11.20jMR7WPhp0 (1/1)

翠が助けを頼みネロ様がやったことだが翠が頼んだことを忘れている


288 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/01(水) 02:46:31.69c3wgkL5z0 (1/4)

翠「今は少しでも情報が欲しいんです」

弦十郎「と言われても、現場は知っての通りの大混乱、一応出来る限りの調査や聞き込みはしたが...」

避難している市民が多かったことが主な原因で怪しい人物に関しての目撃情報もほとんどなかったようです
それこそ事件はすでに会場に残ってしまっていた人達の避難も私達が完了させた後に起きたことですし、決定的瞬間を私達が誰一人見ていないということは犯人の仲間でも混ざってない限り避難した人達の中に有力な情報を持ってる人なんて

『翠』「翼さんの凱旋ライブともなると来てくれるお客さんも色々だし、やっぱり多少特徴的でも記憶には残らないんじゃ」

弦十郎「それもあるだろうな...あぁ、だが少し変わった目撃情報もあったな」

翠「本当ですか!?」

弦十郎「あ、あぁ...なんでも1人、顔も含め全身コートで隠している子供がいた、少女のように見えた、というのが...」

全身コートで隠して...

エルフナイン「...な、何ですか!?どうして翠さん、僕の方を見てくるんですか!?」

翠「いえ、深い意味は」

単に全身コートの少女と言われてパッと思い付いたのがエルフナインちゃんだっただけです
あの破廉恥ルックは強烈ですからね...

『翠』「怪しさしかないじゃん...てか顔も隠してるってことは多分フード付き、それって錬金術師でよくある格好なんじゃ...」

しかしそう、どちらかというとシンフォギアでありそうなのは錬金術師という可能性です、そもそもミラアルクさんも元々そちら側ですし
となると他の錬金術師がミラアルクさんを、あるいはミラアルクさん達を消そうとしている可能性も?

弦十郎「一応情報共有はしたが、一般市民の可能性も十分あるので真に受けないように」

翠「はい」

まぁコート着てる人なんて珍しくはないのでそれだけだとやはり決定的なものにはなりませんよね
単に極力肌を出したくない人や他人と関わりたくない人もそんな格好になりやすいでしょうし


289 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/01(水) 02:47:15.55c3wgkL5z0 (2/4)

undefined


290 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/01(水) 02:48:04.18c3wgkL5z0 (3/4)

ししょーにお礼を言い、司令室を出た私達
得られた情報はどうにも決定打に欠けるものでしたが、むしろあの状況で決定的な情報が出てくるはずもないので当然といえば当然です

ネロ「あ、翠さん」

翠「ん、ネロさん?」

今回の情報を世間話程度に捉えるか一応伏線の可能性も考慮すべきか考えながら廊下を歩いていると、丁度ネロさんと会いました

『翠』「どうかしたの?」

ネロ「いえ、あの翠さん、昨日念話してきたじゃないですか」

翠「え?あ、しましたね」

ネロ「その事についてなんですけど」

翠「そうですよ!まさか宝物庫まだ使えないなんて!別にネロさんをただの人手扱いするわけではないですけど、やはり手を借りたいときにすぐ借りれないのは不便ですよ!」

昨日救助をする際に声をかけたのに、それでやんわり断られてしまいましたからね


291 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/01(水) 02:48:44.93c3wgkL5z0 (4/4)

翠「救助活動ある時は出来れば手伝ってもらえるとありがたいんですけど」

ネロさんの見た目的にも、どうせなら美少女に救助してもらいたいでしょうしピッタリだと思います
GXの1話を見る限りそういう世界でしょう、多分、決めつけですが

ネロ「救助?」

翠「救助の時に念話しましたよね?」

ネロ「あ、はい、もう大丈夫です、オールOKです」

そのまま何かぶつぶつ呟きながら去ってしまったネロさん
何か思うところあったんでしょうか...

『翠』「何だったんだろ...ってそんなことよりコートの少女についてだよ」

翠「あ、そうでした」

会場に出入りした人物の映像を...ってそういうのはすでにししょー達がやってるはずですし、それでさっきの反応なら変わったところはなかったんですよね
とにかく今後警戒するくらいしかないですかね...



コンマ下
奇数 湾岸埠頭付近にアルカノイズ反応!
偶数 本部に外部からの攻撃!
ゾロ目 敵に捕まったら脱走を図ることを考えるミラアルクさん

(翠「新年明けましておめでとうございます!ここからまた私やあなた、皆さんの1年が始まるんですね...転生者的に言えばこの世界がハッピーエンドになってくれたら万々歳なんですけど」

『翠』「あけおめことよろ、とまぁ挨拶もこれくらいにして...え?初詣?行かないよ?人多そうじゃん...待ってわかった行く!行くから引っ張んないで!」

女神「今年もどうか、よろしくお願いします...今年こそ!なのでもう暫しお付き合いください」)


292以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/01(水) 02:54:36.73oEbnNgsB0 (1/1)

そういや最近天照大神様影薄くありません?


293 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/02(木) 02:46:36.07JsJgmhBL0 (1/2)

・・・

突如本部内に警報が鳴り響きました
この警報はアルカノイズ反応が検知されたことを知らせるもの...つまり場合によっては要出動ということです
状況確認のため司令室に向かうと、すでにマリアさんに切歌さん、調さんもいました

切歌「状況はどうなってるデスか!?」

藤尭「湾岸埠頭付近にアルカノイズの反応を検知」

友里「防犯カメラからの映像にパヴァリア光明結社の残党も確認しています」

現場のリアルタイム映像を映し出しているモニター画面の端に別枠で示された防犯カメラの一時停止には、エルザさんの姿が映っています
それにもう一人

翠「ティキちゃんも...」

黒服の怪しい人達と何かのやり取りをしているようにも見えます、恐らくそれを近くにいた人に通報されそうになったとかでアルカノイズに襲わせた、ということでしょうか

藤尭「人的被害、なおも拡大中!」

切歌「急がないと!」

弦十郎「既に現場には響くんとクリスくん、未来くんを向かわせている!」

いつの間に!?
何故その三人、そう思いましたがなるほど、昨日の戦いに参加していない...すなわち疲労がさほど溜まっておらず万全の状態で出撃出来るのがその三人ということですか



安価下
1 あの3人なら問題ない、任せる
2 嫌だ戦いたい!意地でも出撃する!説教は後にして!


294以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/02(木) 03:00:23.25jGbptfl/0 (1/2)

1 命令は守ろう


295 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/02(木) 03:14:06.39JsJgmhBL0 (2/2)

翠「響さん未来さんクリスさん...!」

あの場にいる敵はエルザさんにティキちゃん
特にティキちゃんはとても楽に勝てるとは言えない相手ですが

翠「...信じましょう、響さん達を」

あの3人なら大丈夫
いつもであればししょーの命令も無視して出撃してしまっていたかもしれない私ですが、どうにか踏み止まりました
いつもというかつい昨日やらかしたばかりですし

マリア「えぇ、そうね...3人共、頼んだわよ!」



現場の様子安価下
(響さん達とエルザさん達の戦闘状況等)
(特になければ勝敗判定等諸々をします)


296以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/02(木) 03:18:36.02aX/KVuvyO (1/1)

ティキはエルザもビッキーも引っ掻き回す形で周囲を荒らし回ってる
エルザは心に余裕が無いのか動きのキレが悪い


297以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/02(木) 03:53:07.09jGbptfl/0 (2/2)

相方がトチ狂ったティキだからか本編と違ってエルザに負担がかかりまくり
神獣鏡の光を浴びた影響かビッキーが戦ってる途中で硬い物をブン殴る光景に既視感を覚える(蟹座を攻撃した時のアレ)


298以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/02(木) 10:20:57.51OTeumRk+0 (1/1)

ミラアルクが欠けたことで相手のチームワークはバラバラ
ミラアルクを優先したいエルザと最初から眼中にないティキの行動がまるで食い違っている


299 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/03(金) 04:46:19.06DNz40jX+0 (1/3)

・・・

いざ戦闘が始まってみると...その、何というか

『翠』「酷い有り様だね...連携のれの字もないじゃん」

翠「本当に...」

とても見ていられるものではありません...相手のチームワークが


ティキ『アハッ!撃ち合いでも負けないよー!』

エルザ『なっ!待っ』

ティキ『いっけー!!』


黒服の人達との取引で受け取ったであろうケースを庇うようにしながら戦線離脱を試みるエルザさんに、射線状に仲間がいてもお構い無しで全体攻撃を繰り出すティキちゃん
あれではいつフレンドリーファイアが起きてもおかしくありません

翠「こちらからすればそれは構いませんが...」



クリス『鉛玉を喰らいやがれぇっ!!』

未来『今のうちに響はそっちの子の相手を!』

響『うん!オォォォ!!』

エルザ『ッ、ティキに神殺しは当てさせないでアリマス!』

ティキ『遊んでくれるの?嬉しい!楽しもうよ神殺し!!』

エルザ『ぐぅっ!?てぃ、ティキ!戻るでアリマス!』


庇おうと響さんの前に身体を滑り込ませてきたエルザさんをティキちゃんは一切の躊躇もなく押し除け跳躍、響さんの拳に自身もまた拳で迎え撃ちました


ティキ『シュテルケンー!』

響『ハァッ!!!』


ドッ...!!!


拳と拳がぶつかり合っただけで周りの地面が衝撃で崩れ、モニターが一瞬砂煙で何も見えなくなってしまいます

友里「煙、晴れます!」

砂煙が収まると、モニターに映っていたのは

翠「響さん...?」

何故か自分の拳を見て不思議そうな顔をしている響さんの姿


300 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/03(金) 04:47:29.59DNz40jX+0 (2/3)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


ティキ「シュテルケンー!」

響「ハァッ!!!」


ドッ...!!!


クリスちゃんがアルカノイズを一掃して未来が犬耳の錬金術師...エルザちゃんの気を引いてくれてる間に私はオートスコアラー...ティキちゃんを倒しに向かった
そして放った拳はそのティキちゃんの異常に硬い拳に止められてしまったけれど、それを気にしてる場合じゃない!次の一手を繰り出そうとしたその時



響『はぁぁぁ!!!』

蜿句・『縺?♀縺峨♂縺!!!』



響「...?」

その手に残った感触にどこか既視感を感じた
どこかで似たようなことがあったような...けれど思い出そうとしてもモヤがかかったみたいに上手く思い出せない
確かあの時、隣に誰か...

ティキ「むー!考え事は後だよー!」

響「!」

咄嗟にティキちゃんの回し蹴りを回避して構え直す
そうだ、今は目の前の相手に集中しないと


301 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/03(金) 04:48:22.32DNz40jX+0 (3/3)

まずはここで2人を止めて、それから話を!

エルザ「はぁ、はぁ、勝手な行動はダメとあれほど!」

ティキ「知らないもーん!」

エルザ「知らなくないでアリマス!早くコレを持ち帰ってミラアルクを助けないと!こうしてる間にもミラアルクが何されてるかわからないのでアリマスよ!」

やっぱりこの子、根は悪い子じゃない
お友達のことをこんなに真剣に心配出来てるんだから
大丈夫、お友達には酷いこと何もしてないよって伝えようとして

ティキ「えー?そんなどーでもいいことよりもっと遊びたいしー!エルザが1人でやりなよ!」

...ティキちゃんは...ううん、きっと話せばわかるよね?
とにかくティキちゃんとは正面きっての力比べ、負けるわけにはいかないから!

響「イグナイトモジュール!抜剣ッ!」

エルザ「っ、ティキ!ひとまず撤退でアリマス!」



コンマ下
奇数 逃げられたけどケースの中身は解析可能(原作通り)
偶数 完全に逃げられた(ケースの中身は謎のまま)
ゾロ目奇数 完全勝利(エルザさんティキちゃん捕獲)
ゾロ目偶数 勝利(エルザさんのみ捕獲)


302以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/03(金) 04:52:09.20l7JsMexC0 (1/2)

完全勝利出たらいいね


303以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/03(金) 12:38:34.52l7JsMexC0 (2/2)

このスレのコンマ運どうなってんの本当に


304 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/04(土) 02:39:38.64JBXUsQSy0 (1/2)

私がイグナイトモジュールを起動しようとした途端、エルザちゃんは顔を青くしてティキちゃんの手を引いた

ティキ「えー」

エルザ「またすぐ遊べるから我慢するでアリマス!」

ティキ「むー、ウソついたらお星様にしちゃうんだからー!」

ティキちゃんはそう言いながらエルザちゃんを背に、私達と対峙して手のひらを突き出す

ティキ「どーん!!」

するとその手のひらから何本もカーボンロッドが飛び出してきた!

響「くっ!」

イグナイトモジュールの起動を中断させた私は飛んでくるカーボンロッドを殴って壊し、蹴って壊し

未来「貫いてっ!」

私の討ち漏らしを未来の撃ったビームが捉え

クリス「全部乗せをぉぉ!!!」


『RED HOT BLAZE』


私と未来が横に逸れた瞬間、クリスちゃんの極太ビームが破壊したカーボンロッドの破片を巻き込みながらエルザちゃんとティキちゃんに襲いかかる
そして爆発

未来「ど、どうなったの?」

煙が晴れると...

クリス「...チッ、逃したか」

そこには爆発で抉れた地面以外何も残っていなかった


305 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/04(土) 02:40:10.97JBXUsQSy0 (2/2)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

響さん達が戻ってきてしばらく、緒川さん達によるエルザさん達やアルカノイズに襲われかけていた被害者からの聞き取りが終わりました
エルザさん達と黒服の人達を見て麻薬の取引現場だと思い通報したところ、それを見つかって消されかけていたということらしいです

弦十郎「つまりパヴァリア光明結社の残党を支援している者がいるということか」

藤尭「考えられるのはこれまで幾度となく干渉してきた米国政府...」

真っ先に米国政府が疑われてしまうのは、まぁこれまでの悪意ある干渉もそうですが
少し前の反応兵器発射の件以来、日本と米国の関係はより一層悪いものとなってしまっているようで
それ故かピリピリしてるらしいです
その関係を改善する為に何か行動を起こすべきだという話は両国共に挙がっているのですが、上手いこと話も纏まっていないとか

その時またもや警報が鳴り響き、司令室のモニターには爆発する建物の映像が映し出されました

藤尭「米国、ロスアルモス研究所がパヴァリア光明結社の残党と思しき敵成体に襲撃されたとの報せです!」

弦十郎「なんだと!?」

建物全体を映しているのとは別の、燃える室内を映している映像
そこに映っていたのは...

翠「!」

かつてミラアルクさんとエルザさんといつも行動を共にしていた、今回私が警戒していた3人目の錬金術師...ヴァネッサさんの姿でした

・・・

幸い研究所の火はすぐに消し止められましたが、もうすでに消火の終わった現場にはパヴァリア光明結社の残党と思しき敵成体ことヴァネッサさんは現場から姿を消していたようです



何かする?安価下
(特になければ次の日)


306以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/04(土) 02:43:47.59BDd/xM4l0 (1/1)

チョコミント味のお菓子を持って御刀の所に行ってみる(念の為、女神様も同行)
途中、猫に連られる形で装者の誰か来たりして


307以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/04(土) 02:50:23.08hhcwktUbO (1/1)

記念品の山桜を見た響が何かを思い出しかける

《あり得ない…記憶は消した筈なのに》


308以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/04(土) 03:53:25.60Clc9FlBUO (1/1)

ネロ様から『響さん達の援護をしようと待機してたら謎の黒フードの少女が遠くから戦いを見物しているのを見かけた』という情報を聞く

何か喋ったかは安価とコンマに任せます


309以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/04(土) 09:04:42.03LoloGgoLO (1/1)

そろそろ起きてそうなミラアルクの様子を見に行こう


310以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/05(日) 00:22:03.70qiXHWMFu0 (1/1)

ネロ様は翠が頼ってきたのでミラアルクの胸を貫いて倒したのに、感謝されないので傷を治しアジトへ転送した
「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん(怒)」


311以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/05(日) 01:19:46.95ufZ4nJ/D0 (1/1)

あれ、血が無いと危ないんじゃなかったっけ?
ミラアルクの催眠術にかかってるなら怪我の功名で翼さんも勇者の事思い出せないかな


312以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/05(日) 04:30:11.58En1ARe2o0 (1/1)

最近頼み事以外のことで構ってくれなかったからまあまあ拗ねてるネロ様


313以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/05(日) 04:36:36.00Gu1ihEcpO (1/1)

血はアスクレで戻せるのかわからんけどガンスちゃんが無事確保出来てたしどっちにしろ平気では?
あとミラアルクの催眠は会場だと防げてたっぽいけど


314 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/06(月) 03:28:29.438OYLB34n0 (1/1)

園子『まぁまぁ...あの御刀、お話くらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな~?』


園子ちゃん達に念押し...じゃなかった、後押しされたのも何かの縁
私はもう一度御刀、その向こうにいるであろう刀使の皆さんと向き合うことにしました

女神「今回は私も呼ばれたわけですが」

『翠』「不測の事態に備えるには神様くらい呼ばないとね」

翠「そういうことです」

女神「まぁ頼ってもらえるのは悪い気はしませんけど...で、あの、ソレは?」

女神様が指しているソレとは、私の手に持っている大きな籠に入れられた数々のお菓子のことです
全て同じ系統の味...チョコミント味の

翠「流石に『親友の作ったクッキー』なんてものは用意出来ませんし」

それにこれは怒らせてしまった人の好物でもありますからね
そしてお供物は大事

《ザザッ...ザッ...》


コンマ下1
奇数 こっそり装者の誰かが付いてきている
偶数 そんなことはない

誰が付いてきてる?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

刀使との通信(?)内容安価下3以降
(コンマ下1が偶数の場合は安価下2以降とします)


315以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/06(月) 03:29:27.40f5eWcUPdO (1/2)

ほい


316以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/06(月) 03:51:13.76f5eWcUPdO (2/2)

お叱りの声を頂いた後にお供え物を差し出すとあっさりと機嫌を直した
「話を聞くだけなら…」と言うとさりげなく重要な単語が含まれた返事を送られる


317以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/06(月) 04:09:58.79AHyxPvuw0 (1/1)

雑音は混じってるが何とか聞き取れるレベルには伝わる
「このままだとそっちの世界に荒魂…もとい怪物が現れる」


318 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/07(火) 00:54:27.746vskjyRT0 (1/2)

翠「えーっと...誰か聞こえてますか?」

前回御刀の方から聞こえてきた内容的にこちらの声も多少なりとも聞こえていたようなので、今回はこちらからコンタクトを取ってみます
すると向こうも待っていたのか偶然か、返答は思いの外早く返ってきました

《ザザッ...この間と同じ反応...波長を...ザッ...はい、聞こえてm》

《この間はよくも勝手に通信を切ってくれたなッ!!!》

開始早々怒鳴り声!?
ま、まぁ前回は思いっきり無視しまくった挙句の放置でしたしね、わかってましたよ

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

なのでここは「刀から声が聞こえてくるとかオカルト過ぎて普通返事とかしない」だとか「突然怒鳴られたら逃げたくもなる」だとか「そもそもこれって通信?」だとか、そういう余計なことは言わずに謝罪に限ります

翠「お詫びと言ってはなんですが、お菓子の詰め合わせ的なものを持ってきましたので」

《菓子ぃ?ふざけているのか!そんなもので絆されるのは可奈美くらいなものだ!》

《姫和ちゃんそれどういう意味!?》

『翠』「こちらチョコミント味となっております」

《...まぁいい》

《姫和ちゃん...》

許されました
こっちにコレがあっても刀使の皆さんのところには届かないだろうから意味ないのでは、なんてことはバレてないので言いません
いや園子ちゃん達みたいに皆さんが何故か御刀の中にいてお供物は同じものが届けられるとかなら別ですが


319 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/07(火) 00:55:04.856vskjyRT0 (2/2)

・・・

《それで、今度こそ話を聞いてもらえると思っていいんだな?》

翠「話を聞くだけなら...」

もう完全に向こうの通信はチョコミント好きの人に任せてるんですね

《まず、そこにいるのはシンフォギアの装者...で合っているな?》

翠「は、はい」

《一度の通信はそう長くは保てない、手短に話すぞ...ザザッ...》

そう言っている間にも再び通信が雑音混じりになってきています
それだけ電波?が不安定ということでしょう

《...ザッ...手を打たなければ...このままだとそっちの世界に荒魂...もとい、怪物が現れる》

ふむふむ、こちらの世界に荒魂が...

『翠』「そんなことだろうと思ったよッ!何なの平穏なコラボはないの!?」

翠「ないんでしょうね」

私も出来ることならゆるいコラボが良かったですが、どうにも予想通り面倒ごとらしいです

翠「それは何とかならないんですか?というかどうして貴女達はシンフォギアのことを?」



返答内容安価下
(荒魂対策の案や何故シンフォギアのことを知っているのか等)


320以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/07(火) 01:15:58.48+LR48fX40 (1/1)

シンフォギアは偶然そっちの世界に流れ着いた聖遺物から知ったらしい(大体月の破壊のせい)
荒魂は現れたらこの御刀に対応した装者に使わせてくれとの事 何とかする方法はまだ模索中


321以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/07(火) 01:52:41.90m944b1L5O (1/1)

荒魂が現れるのはそっちの世界で特異点ともいえる何かが起きたのが原因の模様
御刀の持ち主の世界にも何か問題が起き始めてるという情報を聞く


322 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/08(水) 03:21:16.89fX571mUN0 (1/2)

《シンフォギアについてはとある聖遺物...別の世界から偶然流れ着き紛れ込んだものと推測されるが...ザッ...そこから得た情報だ...》

流れ着いた聖遺物...ですか

女神「時期がわからないので何とも言えませんが、もし故意にではなく本当に偶然異世界同士が繋がったのであれば...月の崩壊によって一時的に起こった重力変動や時空間の歪曲が関係しているかもしれません...あの時は色々と不安定になりましたし」

翠「ギャラルホルンや神樹様が関係ないとしたら、やはりそこですか...」

今になって(いつもの気もしますが)過去が苦めてきますね

《...ザザッ...荒魂が出現するのはそちらの世界で特異点とも言える何かが起きたのが原因だろうという話だ、もっともこちらの世界でも色々と起きているが...収束させる方法は未だ模索中だ、もし出現した際にはそこにある御刀を対応した装者に使わせてくれ...》

対応したって...6本あるわけですし普通に考えたら主役6人でしょうけど、誰がどれに対応してるのか私知りませんよ?

翠「待ってください、誰がどの御刀に対応してるのかはどう判断すれば」

《それは...ザッ...が...ザザッ...を...》

翠「え、何て!?」

《...ザザッ...ザッ...》

翠「姫和さん!?姫和さん!」

思わず通信相手の名前を読んでしまいますが、雑音は強くなる一方
そして遂に、完全に切れてしまいました

『翠』「参った...解決策ほとんどわからないままやばいことが起きることだけ知っちゃった」

女神「それも無いよりはマシですが」

・・・

あの後いくら待っても通信が復活する様子はなく、また時間を置く必要があると考えた私達は御刀が置かれている部屋をあとにしました

『翠』「翠はこの後どうするの?」

翠「ミラアルクさんの様子を見に、そろそろいい加減目も覚めてるでしょうから」

『翠』「そっか、まぁ何かあったら呼んでよ」


323 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/08(水) 03:21:53.51fX571mUN0 (2/2)

・・・

『翠』と別れ、私はミラアルクさんのいる病室の前まで来ます
一応警戒はした方がいいのでしょうが、どの程度警戒した方がいいのかよくわかりません

翠「...普通に入ればいいですかね」

最悪何か攻撃されるようなことがあっても即死でなければどうにかなりますし
いざ!

ネロ「こんにちは翠さん」

翠「ひょわっ!?」

病室のドアを開けようとしたその時、真後ろから声をかけられました
声の主はネロさん...不意打ち過ぎて心臓飛び出るかと思いましたよ

ネロ「様子見ですか?お見舞いですか?」

翠「まぁどっちもですかね...ネロさんは?」

ネロ「いえ少し、翠さんに話しておきたいことがありまして、声をかけさせてもらいました」

翠「そうでしたか」

ネロさんから話とは、一体何でしょう
場所を移したほうがいいのかとも思いましたが、ネロさんは別段そんな様子はなかったのでここで話せることのようです

ネロ「実は響さん達が戦っていた時に援護しようと待機していたんですが」

翠「そうなんですか!?」

気が付きませんでした...

ネロ「えぇ、その時に黒フードを身につけた謎の少女が遠くからその戦いを見物しているのを見かけました」

翠「っ、本当ですか!?」

黒フードの少女...そう言われて思い出すのは凱旋ライブでの目撃情報です
戦場に2度目ともなれば偶然とは言い難くなってきます

翠「何か話したりしてましたか!?」



黒フード少女が何か話していたか安価下
(少女の独り言でも、ネロさんとの会話でも)


324以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/08(水) 03:35:14.0462H5yRlkO (1/1)

声が小さくてあまり聞こえなかったけど
『…手出しは不要と見た』『もう時間が残されてない』『約束を果たすまでくたばる訳には…』と聞こえてた模様


325以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/08(水) 18:51:46.88EO4ANqGC0 (1/1)

そういえば、シンフォギア4.5期決定おめでとうございます


326 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/09(木) 03:07:16.110Kzb+rG30 (1/3)

私が飛び付く勢いで聞くとネロさんは少し考える素振りをし

ネロ「声が小さかったのでよくはきこえませんでしたが、何かいっていましたね、『...手出しは不要と見た』だとか、『もう時間が残されてない』だとか...あと『約束を果たすまでくたばる訳には...』とも」

翠「なるほど...」

2つ目と3つ目は黒フードの少女本人でないと何を意味するのかはわかりませんが、最初の台詞から察するにあの響さん達の戦いに手出しを出来る程度には力を持っている...のかも
とにかく全くの謎だった黒フードの少女について少しだけ中身が見えてきた気がします

翠「時間が残されていないというのは何かしらの事が起こるまで猶予が無い?もしくは時限式、あるいは本人の...それに『約束』とは...」

台詞だけで考えると、どうにもこの黒フードの少女もまた訳ありのように感じられますが
そういえばこの黒フードの少女についてミラアルクさんやエルザさん、ヴァネッサさんは知っているのでしょうか

翠「それもダメ元で尋ねてみますか...話してくれてありがとうございますネロさん」

ネロ「...」

私は新たに質問が増えたところで、早速改めてミラアルクさんと顔を合わせることに


ガラッ


病室のドアを開けると、そこに置かれたベッドには...

翠「...えっ?」

誰も寝かせられておらず、もぬけの殻でした

翠「何で...まさか逃げられた!?」

でもこの本部の中は錬金術師対策(と事故防止)の為にテレポートジェムが発動しないようになっているはず
ならどうやって...

ネロ「その部屋にはもうあの娘はいませんよ、私が彼女達の根城に転送したので」

翠「ぇ...ネロ、さん?」


327 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/09(木) 03:07:59.630Kzb+rG30 (2/3)

振り向くと、ネロさんはさっきまで私と話していた時と変わらない様子で立っています
でもどこかそれが不自然に思えて

ネロ「傷は治しました、つまりこれで振り出しです」

翠「何を...な、何で、ネロさんがそんなことを...」

やっていることは明らかにS.O.N.G.に対する裏切り行為
なのに怒りより先に困惑ばかりが私を支配します

ネロ「翠さんがいけないんですよ?頼ってきたからわざわざ手を貸したのに、感謝どころかその敵の心配ばかり」

翠「手を、貸した?頼って...」

ネロさんは、何を言ってるんですか
確かにあの時...ライブ会場での戦いの時、逃げ遅れた人達の救助に人手が足りず声をかけました
でも結局それにネロさんは参加してなくて

ネロ「そもそも最近その頼み事以外じゃ全くと言っていいほど...さっきも黒フードとかいうののことばかり気にして私のことは全然見てくれてませんでしたよね?」

翠「あ、あの、ネロさん?」

圧迫されるような錯覚に思わずジリジリと後ずさってしまいます


328 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/09(木) 03:08:41.750Kzb+rG30 (3/3)

ネロ「翠さんの周りには色んな人が、沢山の人がいますからね、でも少しくらいは...ねぇ」

翠「ネロ、さん...」


ネロ「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん」


見た目だけでいえば私と同年代かむしろ年下の美少女に見えるネロさんですが
この時、その何ともいえないプレッシャーが否応にも彼女がただの美少女ではない...人間を超越した存在、神様であるということを理解させました



何かする?安価下
(あくまでまぁまぁ拗ねてるだけなので何もしなくても今後少しアピールが増えるだけ(のはず)です)

(翠(これが神様という存在を前にした時のプレッシャー...女神様とは大違いです)

女神「翠さん!?」)


329以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/09(木) 03:20:52.272r0NPO7k0 (1/1)

スライディング土下座+お詫びにお供え物を作る事に


330以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/09(木) 08:16:40.00X9m5T0E70 (1/1)

「何かおいしいものでも食べに連れて行ってくれれば許してあげます」


331以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/09(木) 21:56:55.349vrGJ/tHO (1/1)

翠ちゃんがネロ様とコミュニケーション(?)を取ってる間にマリアさんがきりしら2号に導かれる形で御刀の元へ


332 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:10:35.888EtxEFDF0 (1/7)

こういう時は

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

余計なことは言わずに謝罪に限ります(本日2度目)
私はよく状況が飲み込めないながらも何となく感じざるを得なかった罪悪感とこの空気が軽くなればなというほんの少しの期待を込めてやや大袈裟に
その場で全力のスライディング土下座をしました

ネロ「へー、それが翠ちゃんの誠意かー」

ちなみにもしここでネロさんがガチおこだった場合神様パワーで何をされるのかはちょっと考えたくありません

翠「何でもしますから!」

ネロ「ん?今何でもって」

あ、これそこまでガチおこじゃない感じですね
こっそり顔を上げて見たらネロさんわざとらしくほっぺプクってさせてますしあざと可愛い

翠「えっと」

ネロさんが喜びそうなこと...はっ!ネロさんといえば食べること!いつも響さん並みにご飯を食べてるので間違いありません!
というのもネフィリム要素のせいだと思いますが

翠「お詫びに今度お供物...何かご飯作りますから!」

もちろんネロさんが他に何かしてほしいことがあるのなら、出来る範囲で叶えるつもりではあります、それは謝罪もそうですが友人として当然のことです
なのでとりあえずは具体例として


333 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:11:20.758EtxEFDF0 (2/7)

ネロ「そうですねぇ...それもいいですが」

ふっと圧を収め、いつも通りの敬語に戻ったネロさんはまるでいいことを思いついたかのように笑みを浮かべて

ネロ「なら、何か美味しいものでも食べに連れていってくれれば許してあげます」

おっと私の財布がピンチですかね?
しかしそれくらい...装者は結構お給料良いですしそれくらい...!

翠「わかりました!」

私の返事に満足したのかネロさんは大きく頷きました

ネロ「楽しみにしてますね!」

翠「任せてください!」

さて...今月、あるいは来月までかもですが、個人的な出費はかなり限られますね...

ネロ「約束ですよ?翠さん♪」


334 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:12:08.788EtxEFDF0 (3/7)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


響「...」

エルザちゃんやティキちゃんと戦った時に感じた違和感、というか既視感
それが全然拭えない

未来『大丈夫?響...』

響『だ、大丈夫大丈夫、へいきへっちゃらだから!』

未来にも心配かける始末...あれ?それはいつも?

響「はぁ...」

部屋に戻ってきた私は思わずため息をつく
思い出せそうで思い出せない何か...過去の思い出を見られる機械でもあればいいのに

響「...あ、この花」

ふと視界に入ったのは机の上に飾られている山桜の花
ケースに入れられたそれは造花じゃなく本物のように見えるけど、枯れる素振りはない
ケースが特殊なのかな?

響「ッ...!!!」



響『...行こう、??????ちゃん!』

??????『はい、響さんっ!』


その時、戦いの時に感じた既視感よりもハッキリとした、けれど重要なところはより強く塗りつぶされたようなチグハグな記憶が脳裏に浮かび上がった

響「誰!?君は...私は誰を忘れてるの...!?」

思い出そうとすると頭が割れるように痛い
でも、私は思い出したい!だってきっと大切な出会いだったはず、根拠なんてなくても、そう思うからッ!


335 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:12:39.548EtxEFDF0 (4/7)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


「っ...あり得ない...記憶は確かに消した筈なのに」

「どうかしたのか、園子」

「まさか神樹様の力を打ち消そうと...それとも記憶を保持したままの時間逆行の経験が記憶改変耐性を...ううん、それ以前に確か神獣鏡の...」

「園子さん?何が起きたの?」

「とにかく、りんりんに伝えないと...!」


336 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:13:30.648EtxEFDF0 (5/7)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


マリア「何処まで行くの?ちょっと!」

調と切歌が世話をしている子猫...決まった名前は付けられていないという夏目漱石のような子
その子が私のスカートを軽く咥えて引っ張るものだから遊んでほしいのかと思えば、じっと私の顔を見つめてすぐに歩き出してしまう
そして何度も振り返るのでついて来いということかと思い後を付いていくと一気に走り出し、私も追うように走り今に至る

マリア「もう!可愛くないっ!」

本部の中をすれ違う職員に頭を下げながら追いかけ、ようやく子猫が一つの部屋の前で止まったところで私は乱れる息を整えた

マリア「はぁ...はぁ...私を疲れさせるなんて相当よ」

これでもアーティスト、体力は人よりあるというのに


337 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:14:59.648EtxEFDF0 (6/7)

マリア「それで?この部屋に何があるというの?」

もう逃さない、と子猫を抱き上げ部屋の前に立つ
確かこの部屋、近くの公園に突然出現した刀を保管しているところよね...そもそも急に地面から刀が生えてくるわけもないし、哲学兵装とまではいかなくともそれに準ずる何かの影響かもしれないとエルフナインも言っていたけれど



響さんコンマ下1
ゾロ目以外 思い出せないけど...
ゾロ目 思い出した!

マリアさんコンマ下2
奇数 部屋の中から声が聞こえる...?(通信にて刀使と会話)
偶数 この刀が何故か気になる...?(刀に対応)
ゾロ目 むしろ刀使のうち誰かがマリアさんの中に来る

マリアさんと刀使の会話内容安価下3以降
(コンマ下2が奇数の場合のみ採用)

(ネロ「翠さんの手作りも魅力的ですけど出来がピンキリなので確実に美味しいものがお出しされる方がいいです」

神樹「えぇ...神獣鏡こわ...」

きりしら2号「付いてこれるやつだけ付いてこい!」)


338以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/11(土) 03:19:33.125BHic6ca0 (1/2)

暁光


339以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/11(土) 03:20:47.569FmAlh+9O (1/2)

妖怪1多い


340以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/11(土) 03:29:21.439FmAlh+9O (2/2)

どうしてこういう時ばかり惜しいコンマになるのか


341 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/11(土) 03:33:15.578EtxEFDF0 (7/7)

・・・

部屋に入ると、そこに保管されているのは6本の刀...異常は無しね

マリア「何の用があってこの部屋に...それとも単なる気まぐれ?」

流石の私も猫の考えてることなんてわからないわ
そもそもそんな人知り合いにだって...いえ、たまに蛇と会話?してる色々規格外な翠ならあるいは...

マリア「...ん?」

ふと、特に理由らしい理由も無いのにも関わらず
6本のうち1本からどうしようもなく目を離せなくなった
まるで、何かに導かれるように

マリア「...」

もはや正常な判断もロクに出来なくなりつつあった私は子猫が腕の中から飛び出したのも気にせず、その1本に手を伸ばす
その刀の名は...



安価下
1 千鳥
2 小烏丸
3 孫六兼元
4 妙法村正
5 袮々切丸
6 越前康継


342以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/11(土) 03:44:18.105BHic6ca0 (2/2)

胸とお姉さん繋がりで6


343以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/11(土) 10:53:12.99vzQ9/+JfO (1/1)

盗作者◆Jzh9fG75HA(ちゃおラジの作者)を語るスレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530452673/

千夏「ツェストビィエン…?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558564865/

P「神埼のあ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568375562/

礼「背筋がピンと……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568392053/

りあむ「ディムウィットに富んでて面白い……っと」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568608840/

【デレマス/デレステ】神崎蘭子「快活クラブ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570765471/


344 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/12(日) 02:40:43.08h2qkY1L50 (1/2)

マリア「...はっ!」

私は無意識のうちに刀に触れていた手を引っ込める
聖遺物や曰く付きの物には無闇に触れるべきではないというのに、どうしてあんなことを

マリア「越前康継...」

今触れていた刀の名がふっと頭の中に浮かんだ
けれど結局、私に浮かぶいくつもの何故が解決することはなかった

マリア「...ひとまず戻りましょう」

えぇ、それがいいわ
私は子猫を改めて抱き上げ、そそくさとその部屋を後にする



《...ザザッ...対応...接触を確認...》


☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


さて、ネロさんと思わぬ約束が出来た日の次の日
ミラアルクさんがいなくなっていることは早々本部内に知れ渡りししょー達はプチパニックでしたが、ネロさんが何も言わないので私も現在知らぬ存ぜぬ状態です

『翠』《で、何か知ってるの?》

翠《触らぬ神にと言いますし》

『翠』《...何となく察した》

勘のいい『翠』は好きですよ
そんなことより

翠《響さんが思い出しかけてるらしいことの方が割と重大なんですが》

『翠』《園子ちゃんが言うんだから確かなんだろうけど...でも思い出されて困ること?》

翠《困るか困らないかわからないから困るんですよ...》


345 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/12(日) 02:41:15.46h2qkY1L50 (2/2)

響さんがゆゆゆ世界と繋がっていた時の記憶を取り戻すということは、まず間違いなく可能となるのは勇者ギアですけど...他がどうなるのか
私や『翠』のように最初から記憶を消されていなかったり夏菜さん達のように後から知識として認識し直すのとはまた違いますからね

翠《具体的にはこの世界が矛盾をどう馴らしてくれるのかが...あと他の皆さんの記憶にも影響が出るのかどうかとか...》

「それじゃあここを...蒼井さん」

翠「あ、はい、えっと...3!」

あっぶな...授業中なの忘れてました
ちなみに今答えたのは決してデタラメではないので悪しからず
こんな状況でも当然、学校はありますからね



何かする?安価下
(特になければイベント有無コンマ判定)


346以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/12(日) 02:51:19.77bGj4iX4I0 (1/1)

『凛音』ちゃんが緒川さんに鍛錬をお願い出来ないか尋ねてくる
一応、本人に聞いてみる事に


347以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/12(日) 03:04:43.59Fe1WOjLpO (1/1)

エルフナインにお守りとしてメンタルキューブ…もとい立方体を渡しておく(放課後でお願いします)


348以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/12(日) 09:20:25.51NhLz2YdyO (1/1)

ついでにお守りの緊急帰還用テレポートジェムも渡そう


349以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/12(日) 16:04:35.50hPr7VKxeO (1/1)

いつもの4人(?)で散歩をしてると両腕を失ったヴァネッサがテレポートジェムで突然現れる
警戒心MAXで本部に連絡を入れてる間に半壊したティキが登場、彼女を抱えて謎の台詞を残し去って行った


350以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/12(日) 23:52:35.08ZHpeIIsXO (1/1)

本部に戻ってからこっそりエルザちゃんが接触してくる


351 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/13(月) 03:00:13.81yYbivkSX0 (1/3)

・・・

夢姫「今日の授業中、また話聞いてませんでしたわね?」

翠「そういう世界線もあるかもしれませんね」

夏菜「この世界線ですからね」

でも答えられたので実質聞いてたことになるんです!結果こそ全て!なお結果が伴わなかった場合は途中経過を評価してほしいと思う私です
受験期...中には受験がすでに終わっている人もいるこの時期は授業といっても日数の問題で行われる簡単なものが主、そしてもうすでに下校中

『凜音』「あの、蒼井さん」

翠「?」

取り留めのない話をしていたところに、真面目なトーンで『凜音』ちゃんが話しかけてきました

『凜音』「急なんですけど、緒川さんに鍛錬をお願いすることって出来ませんか?」

翠「緒川さんに?」

『凜音』「はい、その、稽古といいますか」

かつて(今も時々)鍛えてもらっている私からすれば緒川さんであればマネージャーの仕事が入っているタイミング以外であれば大丈夫だと思いますけど...

翠「...NINJAになるんですか?」

『凜音』「そこを目指してるわけでもありませんが」

一瞬くノ一姿の『凜音』を想像してしまいましたが違いましたか

夢姫「『凜音』さん...」

翠「多分大丈夫だと思いますけど、一応本部に戻ったら本人に聞いてみますね」

『凜音』「お願いします!」

しかし何故...なんて、理由なんて一つしかありません
『凜音』ちゃんが本気で戦力になろうとしている、ということでしょう
友人として戦いとは無縁な一般人枠にいてほしいと思わずにはいられませんが、まぁ...戦場に駆り出される可能性は置いておき、自衛が出来るようになると考えれば


352 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/13(月) 03:00:56.14yYbivkSX0 (2/3)

夏菜「...ッ」

『夏菜』「翠さんあそこ!」

翠「どうしたんですか...ってあれはっ」

突然叫んだ夏菜さん...ではなくいつの間にか交代していた『夏菜』さんが指差す方に目を向けると、その先の地面に錬成陣が現れました
あれはテレポートジェムの...誰かがテレポートした後ではないということは、その逆、今この場に誰かがテレポートしてくるということです

翠「全員警戒っ!」

錬成陣が光を強め、そこにテレポートしてきたのは


ヴァネッサ「ぐっ...ギリギリね...」


高身長で褐色のクールビューティ、モスアルモス研究所の襲撃の際にカメラに映っていた錬金術師...ヴァネッサさんでした

夢姫「翠さん!」

翠「2人は極力逃げる方向で」

私はアメノムラクモのギアペンダントを、夢姫ちゃんは私から受け取ったイミテーターのギアペンダントを、『凜音』ちゃんはRN式回天特機装束のアーマーを遠隔操作で呼び出すためのスイッチを、『夏菜』さんはミョルニルの擬似ギア展開用の装置を
4人それぞれが異なるアイテムを手に、いつでも身を守れるように構えます
ヴァネッサさんは戦闘面において少し特殊で、私達が遅れを取るとまでは言いませんが楽観視は出来ない相手
それにこの場には夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんもいるという間の悪さ

翠「こちら蒼井翠」

弦十郎『どうした!』

私はすかさず本部に連絡を入れることにしました

ヴァネッサ「!シンフォギア ...タイミングが悪い」

間が悪いと思っているのはこちらだけではないようです


353 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/13(月) 03:01:29.56yYbivkSX0 (3/3)

翠「ヴァネッサさんと遭遇しました」

弦十郎『何だとぉ!?』

翠「敵も想定外の遭遇だったみたいです、様子...は...?」

より詳しい状況を伝えようとヴァネッサさんの方を改めて観察すると、やけにボロボロなことに気が付きました
特に両腕は完全に失っており、断面から電子機器のようなコードが見えていたり火花が飛んでいたりします

弦十郎『翠くん!どうしたんだ!』

翠「あっ、えっと」


ティキ「どこに飛んでるのよもー!」


その時もう1人増える役者が


ティキちゃんの残した台詞安価下


354以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/13(月) 03:10:22.57kr59Cd3a0 (1/1)

ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて…情けないねー!


355 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/14(火) 02:03:06.37mKvX+A/O0 (1/5)

ヴァネッサ「ティキちゃん...!」

どこからともなく跳んできてスッとヴァネッサさんの元に着地したティキちゃんは、ヴァネッサさん以上に損傷の激しい姿、もはや半壊状態でした
雑音混じりの声もより酷くなっており、もはや聞き取るのが困難なほどです

ティキ「ヴァネッサったら、ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて...情けないねー!」

しかし、だからこそ耳が自然とよく聞き取ろうと働いたのか
聞き捨てならない台詞が零れ落ちることなく聞き取れてしまいました

翠「ノイズでもない...バケモノ...!?」

可能性はいくらでもあります、ありますが、このタイミングでのそれはまさか...

ティキ「折角だけど今日は見逃してあげるわ!ばいばい!また今度遊ぼうねシンフォギア!」


パリンッ


『夏菜』「あっ...」

ヴァネッサさんを抱えテレポートジェムを地面に叩きつけるティキちゃん
次の瞬間、2人はこの場から完全に姿を消していました

夢姫「逃してしまったのか、助かったのか...釈然としませんわ」



安価下
1 本部に『ノイズでもないバケモノ』の目撃情報を探してもらう(コンマ判定で見つけた場合はそのまま現場に移動、戦闘の流れになります)(見つからなかった場合2と同じになります)
2 普通に本部に戻る


356以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 02:11:37.92g1kSTC6E0 (1/3)

1
御刀に相談したい所だけど暇ないか


357 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/14(火) 02:22:18.36mKvX+A/O0 (2/5)

翠「すみません、逃しました、ただ2人共、何かと戦闘していたようです」

弦十郎『何かと、だと?』

翠「ティキちゃんは『ノイズでもないバケモノ』と...ヴァネッサさんの様子からしてまだそのバケモノは健在かもしれません」

もし、もしも、そのバケモノがこの世界のモノではなかったとしたら
世界の交わりが、私が勝手にコラボと呼んでいるそれが、私の思っている以上に進んでしまっているとしたら

翠「目撃情報を探してもらえませんか!あのティキちゃんですら半壊になるほどの強さを持つ何かが何処かで暴れているんだとしたら!」

弦十郎『よく知らせてくれた!すでに始めているッ!』

今からせめて御刀を...いえ、誰がどの御刀に対応しているのかもわかってないのに持ち出したところで宝の持ち腐れ、それに時間が惜しいです



コンマ下
奇数 見つけた!座標特定!
偶数 見つからない、姿を隠してしまったようだ
ゾロ目 見つけたのはバケモノだけではなく...?


358以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 02:25:06.49MOkoENmdO (1/2)

ひよよん


359 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/14(火) 02:44:32.94mKvX+A/O0 (3/5)

藤尭『それらしき目撃情報ありました!』

友里『座標特定、翠ちゃん達の端末に送ります!』

弦十郎『すまんが早速向かってくれ!すぐに応援を寄越す!』

翠『夏菜』「「了解!」」

私と『夏菜』さんは端末に送られてきた地図を確認、場所を把握してすぐに走り出します

翠「夢姫ちゃん『凜音』ちゃんは先に帰っててください!」

『夏菜』「鞄よろしくお願いします!」

私達の学校鞄を抱えた2人はため息混じりに手を振ってくれました
きっと鞄のことは建前、戦闘に参加させず本部に戻らせることが真の目的であることは2人にお見通しなのでしょう

『夏菜』「飛ばしますよ」

翠「ガッテンです」

私は『夏菜』さんから投げ渡されたフライユニットをキャッチしつつギアを纏い、空を飛んで現場に向かいました



翠ちゃんどのギアで行く?安価下
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 ミョルニル(イグナイトなし)
5 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
6 フォーク
7 アメノオハバリ
8 レーヴァテイン
9 フツノミタマ
10 わっしーセット
11 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
12 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、5、6、7、8、9、10はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)


360以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 02:46:58.91g1kSTC6E0 (2/3)

1 で行こう


361 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/14(火) 02:59:10.93mKvX+A/O0 (4/5)

・・・

アメノムラクモのギアの私とミョルニルの擬似ギアの『夏菜』さんが現場に着いた時、そこにいたのは

『夏菜』「あれが...」

翠「ノイズでもない、バケモノ...」



コンマ下
ゾロ目以外 黒い身体に溶岩が入り混じったような姿のバケモノ(荒魂)
ゾロ目 確かにノイズでもないバケモノだけど何あれ...?


362以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 03:02:20.80MOkoENmdO (2/2)




363 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/14(火) 03:18:01.14mKvX+A/O0 (5/5)

全体的に黒く、さらにそこに模様を描くように溶岩のような橙色が入り混じる獣のようなバケモノ

翠「本当に...」

まごう事なき、荒魂でした

荒魂...珠鋼を精製する際に砂鉄から出る不純物『ノロ』が結合し擬似生物のように変化したもの(死者が変化する場合もあるようですが)

『夏菜』「大きい...大型のノイズくらいの大きさはありますよ」

翠「ですね...」

ですが問題はそこではありません
例えばノイズがシンフォギア以外ではほとんどダメージを与えられないように、荒魂もまた御刀以外ではほとんどダメージを与えられないのです

翠「それでも、戦うしかありませんが...!」



どう戦う?安価下
(なお心情変化による刀使ギアチャレンジも可能ですが確率は低め)


364以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 03:31:05.71g1kSTC6E0 (3/3)

大蛇にも手伝ってもらおう
巨大な物質を落として押し潰したり慣性を付けて攻撃して少しでもダメージを稼ぐスタイルで行く

御刀持ったマリアさん来てくれ


365以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/14(火) 04:01:07.36nrFY4rrwO (1/1)

荒魂が現れたからか翠ちゃんの周波数を記録してたのか御刀から雑音の無いクリアな念話が入る



366 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/15(水) 02:56:49.76fckQOcm60 (1/1)

翠「やぁっ!」

『夏菜』「はぁっ!」

手始めにと斬り付けてみますが、やはり傷一つ付きません
『夏菜』さんの槌も同じく弾かれてしまいます

『夏菜』「効いてる気がしないんですが!」

翠「崩せないなら押さえ付けるまで!来てください、大蛇!」


『逆巻ク大蛇』


私はその場で目の前の空間を斬り裂き大蛇を召喚
大蛇は真っ直ぐ頭から突進し、荒魂の巨大がようやく揺らぎました

翠「反撃の隙を与える前にっ!ウルトラソードッ!!」


『ウルトラソード』


最大質量で押し潰す!大きく振りかぶり、超大型にした剣を刃を横にして面を叩きつけるようにして荒魂に上空から投げつけます

翠「『夏菜』さん!」

『夏菜』「せえぇぇいっ!!」


ドンッ!!!


さらに『夏菜』さんが先ほどの倍以上の大きさにした槌を振り下ろし後押し!


ピシッ...


『夏菜』「っ、長くは保ちませんよ!」

天叢雲剣の硬さ故か荒魂の頑丈さ故か、『夏菜』さんの槌に僅かにヒビが
こうなったら更なる追撃を...!

《聞こえるか!シンフォギア!》

翠「!」

この声、まさか御刀越しの念話がここまで!?



コンマ下1
奇数 増援到着
偶数 まだかかる

念話内容安価下2以降

(女神「ミラーリングギア!これはイミテーターっぽい聖遺物が本家で出るのも時間の問題では!?」

翠「出るかもしれませんけどその頃までこのスレ終わってないのも問題では!?」)


367以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/15(水) 02:57:55.27XDEeD4Ep0 (1/1)

こいこい


368以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/15(水) 03:03:34.96sS5POHqbO (1/1)

いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄いから御刀を使えと言われる
残った残骸…ノロの処理の方法は後で教えるとの事



369 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/16(木) 02:46:03.36vjjuX/lk0 (1/4)

以前は聞こえる範囲も狭く、そして雑音も多かった通信のようなものが、嘘のようにクリアな状態で繋がっています...それも近くに御刀がないはずなのに脳内に直接
荒魂がこちらの世界に現れたからか、それとももうこのやり取りが少なくとも3度目だからか
とにかく聞き取りやすいという点においては有難い、念話と同じであればいちいち声に出して会話する必要もありませんし

翠《貴女達の言っていた荒魂...と思しき怪物が出現しました》

《わかっている、だから繋いだ...どうせお前は概ね理解してるのだろうが、倒した後に残る残骸...ノロの処理方法は後で教える、今は目の前の荒魂を祓うことに集中しろ!》

簡単に言ってくれますね

翠《そうしたいのは山々ですが、攻撃がほとんど通じてないんですよ!》

《いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄い!御刀を使え!》

やっぱりそうなりますか...しかしここを『夏菜』さん1人に任せて取りに帰るのも、誰かに持ってきてもらうのも、間に合わなくなってしまうでしょう

『夏菜』「くっ、もう...!」

ならせめて後者を選んで共にギリギリまで粘るしか...


マリア「はぁぁぁっ!!!」


『INFINITE†CRIME』


遂にウルトラソードごと『夏菜』さんの槌が弾かれたその時、どこからともなく投擲された幾つもの短剣が僅かながら荒魂を怯ませました

翠「マリアさんっ!」

マリア「待たせたわね、他の皆もすぐに来るわ」

『翠』「そういうこと」

『夏菜』「『蒼井』さんも...」

早々に増援に来てくれた『翠』とマリアさん
しかも『翠』が抱えているものは

『翠』「荒魂相手なら必要になると思ってね」

ご丁寧に御刀を6本とも
流石、学校に通っていないだけあってこういう時は役立ちます


370 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/16(木) 02:46:42.25vjjuX/lk0 (2/4)

翠「けど、誰が対応してるのかわからないと真価は発揮出来ないんじゃ」

マリア「聞きたいことはあるけれど...今はその刀が役に立つの?だったら」

マリアさんは迷うことなく一本の御刀を選び取り、駆け出しました

『夏菜』「マリアさん!?」

『翠』「越前康継...マリアさん対応してるの?」

翠「わかりませんけど、そうと願うしか...」

そう言っている間にも戦況は変化していきます
荒魂に迫りくるマリアさんを踏み潰そうと前脚を振り下ろしますが、マリアさんはそれを左腕で受け、あろうことかそのまま受け流し荒魂に体勢を崩させました

マリア「はぁっ!」

その隙に放たれる一閃
さっきまではほとんど傷も付かなかった荒魂に、見てわかるほどの切り傷が生まれます

『翠』「効いてる!」

これなら...!



マリアさんコンマ下1
荒魂コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)


371以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 02:52:44.59vUV2CsNi0 (1/2)

エンゲージ!


372以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 02:55:25.77zfyLfBlyO (1/2)

セレナよマリアさんに力を


373以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 02:56:52.17zfyLfBlyO (2/2)

このスレのコンマ運呪われてません?


374 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/16(木) 03:30:41.64vjjuX/lk0 (3/4)

確実にダメージは与えられていきます
が、それでも

マリア「慣れない武器はかってが違うわね...くっ...!」

流石にそう簡単には荒魂も倒れてはくれません
それどころかまともなダメージを喰らったからか私達を本格的に敵として認識したようで、反撃も荒々しくなってきます

翠「私達も御刀で...!」

『翠』「この際対応とか関係ない!少しでもダメージを与えられればこっちのもんだよ!」

『夏菜』「えぇ!」

私達は適当に御刀を構え...



コンマ下
奇数 介入者
偶数 特になし(他の装者到着)


375以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 03:31:23.55vUV2CsNi0 (2/2)

はてさて


376 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/16(木) 03:51:12.79vjjuX/lk0 (4/4)

ザシュッ...


次の瞬間、荒魂の動きがピタッと止まりました
否、それは突然の威力の違う攻撃に固まったと言った方が適切です

マリア「なっ...!」

まるで荒魂からマリアさんを庇うかのように間に割り込んだ何者かが突き出した刀が、しっかりと荒魂に突き刺さっていました

翠「黒い...フード...」

そこにいたのはまさにそうとしか言えない装いの少女らしき存在
黒フードの少女はそのまま刀...おそらくはあれもまた御刀なのでしょうが...の刃を一直線に滑らせ、荒魂を真っ二つにしてしまいます

『夏菜』「倒し...た?」



コンマ下
奇数 颯爽と去るスタイル
偶数 回収していくスタイル
ゾロ目 もう1人来た


377以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 03:53:23.89szDskDb+O (1/1)

ゾロ目連続で出てるけど、どうかな?


378以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 10:36:56.33Ol8XlHL6O (1/1)

安価で謎の黒フードが生まれたときにはどうなることかと思ったけど上手いこと刀使コラボと繋げてきたな


379以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/16(木) 22:27:03.44ibWF+AL/O (1/1)

ゾロ目のもう一人って……もしかして、まさか?


380 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/17(金) 03:14:15.42J3X2QmTj0 (1/1)

私達があれほど苦戦した荒魂をいとも簡単に一刀のもとに両断した少女
その顔は深く被った黒フードに隠されて見えませんが

「...」

マリア「貴女は味方なのかしら、それとも」

彼女はしばしマリアさんの方を...正確にはその手に握られている越前康継のように見えましたが...を見つめたかと思うと、踵を返すように大きく跳躍し住宅街の屋根を伝って颯爽と去っていってしまいました

マリア「!待ちなさいっ!」

『夏菜』「追いますか!?」

弦十郎『いや、お前達より実力が上の可能性があり、まだ明確な敵対行動をしていない相手を深追いするのは危険だ、こちらで追跡させる』

『翠』「珍しく慎重...にはならざるを得ないか」

それにあの速度では追い付くのも困難...例え追い付けても戦闘になった場合、体力的な面から見てもこちらが不利になるでしょう

《おい!どうなった!》

あちらの世界での計測とやらにも変化があったのか、再び姫和さんの声が脳内に響いてきました

『翠』《黒いフードの少女...おそらく刀使が現れて、荒魂を真っ二つにしてそのまま何処かへ行ってしまいました...》

《黒いフードの刀使!?...おい!ノロはどうなった!奪われたのか!》

『翠』《いえ...そのまま残ってます》

あれは処理は私達に任せた、ということなんでしょうか
御刀を持っていたことでノロの処理も出来る組織に属していると思われたのか

《っ、そうか...》

ところであの黒いフードの刀使...私の記憶が確かなら、もしかして元親衛隊の...



念話で何か話す?安価下
(特になければノロを回収し本部に戻ります)


381以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/17(金) 03:34:35.238JvbsJIK0 (1/1)

ノロはどう扱えばいいのか尋ねる
黒フードの人物が使ってた刀の特徴とか分からないかな


382以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/17(金) 03:46:41.946sxtGry9O (1/1)

《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが…まだ時間がかかりそうだ》

《ノロは絶対に奪われるな。面倒な事になる…御刀も大事に扱ってくれ》


383 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/18(土) 04:03:57.59hCPTlBcK0 (1/1)

《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが...まだ時間がかかりそうだ》

翠《かかりそうって...それ自体は出来るんですか?》

いえまぁ、明らかにそれをやったであろう人をついさっき見ましたけども
ギャラルホルンのような聖遺物や、神樹様のような超常的な存在でもない限り世界を超えるなんて

《逆が起きたんだ、出来ないことはない》

こちらの聖遺物があちらの世界に流れ着いたという話でしょうか
確かに理屈としてはわかりますし、さっきの人といいこの御刀といい前例はあるようですが

《それと、ノロは絶対に奪われるな、面倒なことになる...御刀も大事に扱ってくれ》

翠《奪う存在もいること前提ですか》

失念していました、どういうわけか御刀6本がここにありますが、それだけだと勝手に思っていました
悪くてもせいぜい荒魂が出てくるくらいだと...
どうもそんな簡単な話ではなさそうですね

翠《で、ノロはどう扱えばいいんですか?》

《なるべく少量ずつに分けて厳重に保管してくれ、本来なら杜に奉り鎮めるのが望ましいが、それが出来る者も場所も...それに、奪われるリスクを考えると無防備な杜はむしろ危険だからな》

少量ずつに、ですか
これはあの真っ二つにされた荒魂の解体作業が大変そうです



黒フードの御刀コンマ下1
奇数 特徴わかる程度には見てた
偶数 そこまでよく見えなかった

特徴安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)


384以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/18(土) 04:13:35.74Oe+FpOvT0 (1/1)

パッパラー!


385 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/19(日) 04:04:15.35bNqzqVq00 (1/3)

荒魂の残骸...ノロはどうにか私と『翠』の説得により、少量ずつに分けて保管することが決まりました
本来この動かなくなった残骸をわざわざさらに細かくして小分けにするのは『纏めておくとまた荒魂になる』という前提知識がないとスペースの無駄にしかならないのですが、御刀からの念話も現在私達にしか聞こえない中、信じてもらえて良かったです

翠「ただあのししょー達の大して聞かずに「まぁ翠くんのいつものだろう、言う通りにしておこう」っていうのはモヤるんですけど」

『翠』「信頼だよ信頼」

いつものって何ですかいつものって!私のイメージどんなんなんですか!

・・・

エルフナイン「あの、コレは?」

翠「御守り的な感じで持っておいてくれれば嬉しいです」

で、本部に戻りノロの保管を見届けた私が訪れたのはエルフナインちゃんのところです

翠「まず特別にこの本部のアンチテレポートシステムから除外されている緊急帰還用テレポートジェム」

エルフナイン「はい、他の錬金術師が本部にテレポートする、あるいは本部からテレポートして何処かへ逃げるのを防ぐ為のシステムの中で唯一例外の番号の物ですよね...何故そのシステムが作動しているのにミラアルクさんはこの本部から姿を消せたのかまだわかっていませんが」

それはネロさんのせいですが黙っておきましょう

翠「とにかく、ヴァネッサさん、エルザさん、ミラアルクさん、ティキちゃん...それに今日出現した怪物、敵か味方かわからない黒フード...とにかく近頃物騒です、物騒山盛りです」

エルフナインちゃんの戦闘力はお世辞にも高いとは言えません
いえ、一応ダウルダヴラを纏うことは出来ますが、戦闘シミュレーションの結果は散々、一般人よりは強くなれても敵が一般人じゃないので無意味です


386 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/19(日) 04:05:14.73bNqzqVq00 (2/3)

翠「常々思っていたんです、護身用の何かか、あるいは逃亡用の何かがエルフナインちゃんには必要だと...この本部も決して絶対安全とは言えませんし」

夢姫ちゃんがイミテーターを使うような、『凜音』ちゃんがRN式回天特機装束を使うような護身がエルフナインちゃんには圧倒的に足りていません
だからこれは本当に念の為です

エルフナイン「はぁ...あの、それでこっちの厳重に鍵が掛けられている箱の中身は」

翠「素手で触るのはちょっと危ないかもしれない物です」

エルフナイン「そうなんですか!?」

中に入っているのはメンタルなキューブ
女神様に預けていた物ですが

翠「でもきっと、何かが起きた時に助けになる筈です」

私だっていつ何が起きたときにこのキューブがどう反応するのかこれっぽっちもわかりません
けれどメンタルなキューブならきっと

エルフナイン「よくわかりませんが...心配してくださったのはわかります、ありがとうございます!」


387 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/19(日) 04:05:44.97bNqzqVq00 (3/3)

・・・

さて、ノロも回収しエルフナインちゃんにももしもの時のための保険は持たせました

翠「今日あとどうしましょうか...」

本格的に刀使関連が無視出来なくなってきましたし腹を括ってまた御刀のところに話を聞きにでも...

翠「モゴっ!?」

その時、誰かに後ろから口を手で塞がれ、そのまま廊下の脇道に連れ込まれました

翠「モゴっモゴゴっ!」

割とこの手強いですね、ちょっと簡単には抜け出せないです...じゃなくて誰!?誰なんです!?

エルザ「し!静かにするでアリマス!」

翠「!」

この声...エルザさん!?



何の用?安価下
(闇討ちでも誘拐でもヘルプでも)


388以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 04:18:25.87GQqcv/hQ0 (1/2)

問答無用でエルザに目潰しからの腹パンを決める→即座に勇者ギア装着


389以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 04:26:55.23LOjnmS8dO (1/1)

どうやらノロをミラアルクに注入してしまったらしく恥を覚悟で助けを求めにきたらしい
注入された本人がどうなってるかは安価で


390以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 04:46:55.99W44X5ukcO (1/1)

ヘルプ&誘拐(本人同意の上)でヴァネッサの腕のこととかも頼もう
そして敵だから仕方ないとはいえ行動安価すっ飛ばして過剰防衛する蛮族は一応謝ろう


391以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 04:49:42.79GQqcv/hQ0 (2/2)

すまんかった


392以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 07:11:25.79spqSML0SO (1/1)

やっちゃったもんは仕方ない、人気のない脇道なら問題ないだろうしそのままエルザが起きるまで様子を見る。もちろん縛るなりで行動は制限してから


393以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/19(日) 12:47:20.66upy2rMdBO (1/1)

ノイズでもないバケモノが現れた現状でオオゴトも面倒事も増やしたくないから用が済んだら必ず帰す、と約束した後に>>390


394 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/20(月) 03:12:50.75GebF8NUT0 (1/5)

翠「~んっ!」

エルザ「あっ!」

相手がエルザさんだとわかった瞬間思わず私は口を塞いでいた手を無理矢理振り解いて振り向き

エルザ「ぎゃっ!ォ゛ウッ...」

反射的に目潰しと腹パンを喰らわせてしまいました
我ながら身体に染みた恐ろしい護身術(?)です、ほぼ無意識のうちに3連鎖が終わっています
まぁそれを教えてくれたししょーはこれを1秒もかからずに終わらせるんですが

「Imyuteus amenomurakumo tron」

とはいえこんな不意打ち紛いのことをしてきたエルザさんです、きっとすぐに反撃が来るでしょう
私は流れるように勇者ギアを纏い...

翠「...あ、あれ?」

エルザ「...」

し、しんでる!

よく見てみると、そこには完全にのびているエルザさんが倒れていました

翠「私また何かやっちゃい...過ぎました?」

と、とりあえず起きてから暴れられても困るので手首だけでも何かで縛るなりして
紐とか特にないので私のネクタイでいいですかね

翠「よいしょ...それで」

ここからどうしましょ...あれ?もしかしてこの状況誰かに見られたらむしろ私がエルザさん襲った感じに見えません?見たところエルザさんは武装も何もしてないっぽいですし...いや流石にそれは...いやでも...


エルザ「」





395 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/20(月) 03:13:38.16GebF8NUT0 (2/5)

・・・

エルザ「...はっ!」

翠「あ、起きました」

良かったです、まだ誰にも見られてません
あやうく被害者のはずが加害者になるところでした

エルザ「一体何が...あっ目がァ!目とお腹がァ!」

即座に色々と思い出したのか小声で叫び悶えるという器用なことをしながら、涙ぐんだ瞳でこちらを見上げてきます

エルザ「ぐうっ...い、いきなりだったのは悪かったでアリマス...でも今は戦う意思はないから、話を聞いてほしいのでアリマス...」

翠「いえ、あの...私もいきなり攻撃してすみませんでした...」

よく確認していなかったのでこれは場合によっては過剰防衛だったかも
普通敵対してる人に後ろから口を塞がれたりなんてしたら過剰も何もないんですが、とはいえ罪悪感というものは少なからずあります
もし私でなく響さんだったら手を出すより真っ先に話し合いを持ちかけて、今回であれば相手もそのつもりだったので丸く収まってたでしょうし

エルザ「敵に頼み事なんて、というのはわかってるでアリマス...でも!」

翠「困っているんですよね?なら話を聞くくらいならしますし、内容によっては助けもします」

エルザ「!」

翠「私は他の皆さんほどお人好しではないですが、人でなしにはなりたくないので」

あとさっきの目潰しと腹パンのことを水に流せればいいなという淡い期待も

翠「それに、わざわざS.O.N.G.に、ではなく私にこっそり接触してきたということは、白旗は上げられないけど切羽詰まってる内密での頼み事がある、ということでしょうし」


396 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/20(月) 03:14:15.89GebF8NUT0 (3/5)

そう、もし戦いをやめる等の内容ならS.O.N.G.に堂々と、それが無理でも一番手を伸ばしてくれそうな響さんあたりに接触するはず
そうでなく私のところに来たということは、敵であることは変えられないけど私に頼むしかないことがあるということ
...これで単に弱そうだから適当に理由付けて不意打ちしようとしただけとかだったら物凄く恥ずかしいですけどね

エルザ「感謝するでアリマス」

翠「ただしここから連れ出すにしてもちゃんと帰らせてくれること、立場上というかこれまでの行いというか、そういうのでこれ以上敵に捕まったりすると私の自己防衛の信頼とかがガタ落ちしてかなり怒られます」

エルザ「うわぁ...あ、安心してほしいでアリマス、ノイズでもない変なバケモノ...あんなものが現れた現状、オオゴトも面倒事も増やしたくないのはこちらも同じ、用が済んだら必ずかえすでアリマス」

今ちょっとひきました?ひきましたよね?

エルザ「そうとなったら...あの、コレ...」

翠「あ、忘れてました」

戦う意思はないと言っていましたし、何よりここから先は最低限お互いの行動くらいは信用しなければいけない場面
彼女の手首を縛っていたネクタイを解き、手を貸して立たせます

エルザ「ふぅ...じゃあ、一緒に来てもらうでアリマスよ」

翠「はい...ん?え?」


パリンッ


397 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/20(月) 03:14:55.24GebF8NUT0 (4/5)

・・・

ところ変わって何処かの建物の中
突然そこにテレポートさせられた私はエルザさんの案内に従い歩いています

翠「一応あの本部ってテレポート出来ないようになってるんですが」

エルザ「例外がないわけないでアリマス、そしてその例外の番号を割り当てるのも難しいことじゃないでアリマス」

翠「あと話を聞くって話だったような」

エルザ「話は目的地に着く間にするでアリマス、何より見たほうが多分早い...それに、お前はきっと断らないでアリマス」

うーんそこまではっきり真っ直ぐ言われてしまうともう強く言えません...

翠「そこまで信用してくれるなんて、どういう風の吹き回しですか?」

エルザ「そ、それは...って、そんなことより話をするでアリマス!」

えぇ...

エルザ「実は、あのバケモノの残骸...あれをミラアルクに注入してしまったら、苦しみだして」

翠「はぁっ!?ノロを注入したんですか!?」

エルザ「お、おっきい声出さないでほしいでアリマスよ...」

いやいや何やらかしたのかと思ったらとんでもないことやらかしてるじゃないですか!

翠「何でそんなことしたんですか!」

事の重大さが本当にわかっているのか怪しいエルザさんに対し、思わず声を荒げてしまいます

エルザ「えっと...」



コンマ下
奇数 行けそうな気がしたから(好奇心?)
偶数 注入すれば身体能力の向上や延命に役立つと聞いたから
ゾロ目 注入してしまったというかされてしまった


398以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/20(月) 03:18:50.09PimSPoG70 (1/1)

すかぽんたん!


399 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/20(月) 03:39:19.29GebF8NUT0 (5/5)

エルザ「なんか、行けそうな気がしたのでアリマス」

翠「そんな時の王者みたいな理由で!?」

もっと仲間の身体大切にしてあげて!?
あーいえ、むしろ藁にもすがる思いでやってみてダメだったパターンかもしれませんけど

エルザ「それで、こんな風に...」

とある部屋の前に立ち、ドアを開けるエルザさん
中には...



ミラアルクさんの様子安価下
(ノロで苦しんでるのか、むしろ暴走状態なのか、変な化学反応が起きてもっと別の様子なのか)


400以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/20(月) 03:46:07.95x/a8bVGCO (1/1)

ノロの暴走で亡くなった某親衛隊員よりはマシだけど身体の一部が荒魂化+徐々に意識を奪われてる状態


401以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/20(月) 09:57:08.51gTkWYQP10 (1/1)

殆ど言動は何言ってるかわからないけどまだギリギリミラアルクの自我は残ってそう、ただ対策しないとあまり長持ちもしなさそう


402 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/21(火) 02:37:40.89itq0X+mU0 (1/1)

ミラアルク「ぐ...ぅ...アァ...」

エルザ「ミラアルク...」

そこにいたのは間違いなくミラアルクさん
しかし所々身体が荒魂に侵食されていて、身体とは別の黒い部分が根付きそこから橙の目が開いています
ミラアルクさん自身の目も普段以上に濃い橙に光り、同じ色の霧のようなものが全身から

ミラアルク「どう...て...ソイツ...ガぁッ...!」

エルザ「もう背に腹は変えられないでアリマスよ!やはりもっとよく考えるべきだったんでアリマス...血だって、まだ大丈夫だったのに!」

ミラアルク「ぐゥ!...出て、来るん...ないゼ!...あァア!」

何かを...ノロが荒魂になったものを押さえ込もうとしているのか、苦しそうな声を上げるミラアルクさん

翠「自我はまだ保てているようですが、それも時間の問題...なんて厄介な事を...」

かといって体内に注入されたノロの完全な排除の仕方なんて知りませんよ...いえ、手術で抜くのが定番なんでしょうが
それともう一つあるとすれば荒魂側が自ら抜け出ることでしょうけど、それは大荒魂レベルの意思を持つ荒魂でない限り無理でしょうし
アスクレピオスなら...しかし荒魂という擬似生物が果たしていわゆる虫歯菌と同レベル扱いで消えてくれるのかどうか

翠「可能性が高いのは荒魂の切除と身体の回復を同時に、でしょうか」

すでに多くの部分が侵食されているため、そこを切除しただけでは恐らくすぐに息絶えてしまうでしょうし
しかしそれをするにしても意識を保ったまま行えば精神的に...麻酔か気絶をさせないと危険ですが、荒魂の方の意識が途切れることってあるんでしょうか...あっでもねねちゃんは普通に寝たりしてたような



安価下
1 ぶっ飛ばして意識刈り取る!(荒魂も気絶するかは判定)
2 このままやる!(ミラアルクさんの精神が無事かどうかは判定)
3 その他(記述)


403以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/21(火) 02:52:31.77KrfowqX7O (1/1)

3 御刀の持ち主に念話で一回相談してから1を試す
全身麻酔やらないでこのままやるのはアカン


404以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/21(火) 11:06:45.14Q8ikR7ZKO (1/1)

3 ぶっ飛ばす前に一応アクスレピオスで浸食を緩和できないか試そう


405 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/22(水) 03:29:30.90Qq40VOba0 (1/1)

翠「とにかく時間はかけられません!」

私はギアペンダントを2つ取り出し、まずそのうちの1つを聖詠によって起動させました


「Imyuteus amenomurakumo tron」


纏うはアメノムラクモ
私がギアを纏ったことに気付いたエルザさんがギョッとした後、ほんの少し警戒してしまったようですが
説明する時間すら惜しいのが現状です

翠「エルザさん!床に突き刺せるくらいの硬さのナイフか何かありませんか!早く!」

エルザ「えっあっはいでアリマス!」

私はエルザさんから受け取ったカッターをミラアルクさんの影に向けて突き刺します


『影縫い』


ミラアルク「ッ...」

もし荒魂に抗うあまり暴れられては、どんな形で荒魂を除去するにしても手元が狂いかねません
動きは止めさせてもらいます

翠「次に!」

そして今度はもう1つのギアペンダントの出番


「Healing almighty Asclepius tron」


アメノムラクモからアスクレピオスにギアチェンジした私
『影縫い』はアメノムラクモのアームドギアではなく普通のカッターを使った為アメノムラクモのギアを解除した今も継続中です

翠「アスクレピオスっ!」

一応、荒魂が虫歯と同じ要領で消し去れないかを試す為アスクレピオスの光をミラアルクさんに注ぎ始めました
もしこれで上手くいけば万々歳、ダメだった場合はやはり無理矢理にでもミラアルクさんの意識を刈り取り物理的にいくしかありません

翠《刀使の誰か!聞こえてますか!》

けれどそれ以外の方法があるのなら...私は何か情報が得られないか、御刀の向こうにいるであろう刀使の皆さんに呼びかけます



コンマ下1
奇数 緩和成功!除去が楽に出来そう
偶数 変化なし
ゾロ目 アスクレピオスは荒魂も体内に入ったやつなら消せる

刀使メンバーとの相談結果内容安価下2以降


406以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/22(水) 03:36:07.885arVGzlb0 (1/1)

55%


407以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/22(水) 03:46:26.299tmS684gO (1/1)

まさかのゾロ目

今度はやる気なさそうな刀使が出る
一連の流れと奇跡的に取り除いた事を説明すると《暫くは絶対安静にさせろ。いくらノロが無くなったとはいえ荒魂に支配されかけたんだ》と言われる


408以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/22(水) 13:58:04.68IhBBqdIPO (1/1)

ノロを注入された人がいると伝えるとよく出る人から「他にノロを隠し持ってないか今すぐ聞き出せ!一体何処から手に入れたんだ?」、切歌のようにデスが口癖のお姉さんから「悪い事言わないからすぐにそこから離れるデス!何か嫌な予感がするデス!」


409以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/22(水) 16:32:00.181ZzRXuXA0 (1/1)

これって翠ちゃんまた行方不明になってない?
安価下


410 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/23(木) 03:59:00.234K4jnW9r0 (1/7)

《ん?おー、マジで来た...何だ?急用か?》

呼びかけに答えてくれたのはいつものチョコミント狂いさんではなく
気怠そうな感じを隠そうともしない刀使の人でした

翠《実は...》

私は現在の状況の説明と相談をしようとして...


エルザ「ミラアルク!」

ミラアルク「あれ...身体が...」


意外にもあっさりと、事が上手く運んでいることに気付き
思わず固まってしまうのでした

翠「ッ、Stealer Imitator tron」

ギアをイミテーターに変え、ミラアルクさんの身体の荒魂侵食度を解析します
すると驚くべき事に、荒魂はノロ一滴分も残さず綺麗に消え去っていました

《おい、どうした》

翠《あーえっと...すみません、大丈夫になりました》

《は?》

アスクレピオス...おそろしい子!
いや本当に、いくらなんでもアスクレピオスにそこまでの力はないと思ってましたから驚きです
というか逆にどこからは対応出来ないんでしょう...

《まー問題無くなったんなら...いや待て、せっかくだ、なるべく細かく丁寧に全部話せ》

翠《え?》

《そっちから焦った声で通信繋げてくるって事はそれなりの事が起きたんだろ?それに...》

翠《それに?》

《無駄話じゃない長話なら合法的にサボれる》

翠《あー...》

エルザさんがミラアルクさんの身体をペタペタ触りながらおかしな所が残っていないか確認している間、私は事の顛末を念話で伝えました


411 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/23(木) 03:59:40.314K4jnW9r0 (2/7)

・・・

《何つーか、チートだなそのアスなんとか》

翠《ですよね》

久々に俺TUEE系転生特典かよ!とか思いました
でもこのギア転生特典じゃないんですよね...そこはあまり重要ではありませんけど

《ま、別の世界の道具だしな、羨ましがったってしゃーない...それよりそのノロを身体に注入したやつ、暫くは絶対安静させろ》

翠《やっぱりその方がいいですか?》

《いくらノロが無くなったとはいえ荒魂に支配されかけたんだ》

荒魂に支配されかける、これは単にノロを注入すること以上に危険な事です
それにアスクレピオスの効果自体不明な点も多く、それも異世界の力に対してのは尚の事

《あー!薫が1人で通信してるデース!》

《おい!変化があったら呼べと言ったろう!》

《やべっ》

ここで御刀の向こうには今まで1人しかいなかったことが判明しました
どおりで堂々とサボり宣言を...


412 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/23(木) 04:00:56.554K4jnW9r0 (3/7)

そして私が所々補足しながら気怠そうな刀使の人、もとい益子薫さんが他の刀使の人達にここまでの経緯を説明しました
するとノロを注入した、という部分にいつもよく念話に出るチョコミント狂いさん、もとい姫和さんが真っ先に反応し

《他にノロを隠し持っていないかすぐ聞き出せ!一体何処から手に入れたんだ!?》

翠《わ、わかりました》

有無を言わさぬ勢いに私は念話越しではどうせ見えないのにも関わらず反射的に大きく頷きながら返事をします

翠「あの、エルザさん、ミラアルクさん」

そしてふっと切り替えてから、目の前の2人に声をかけます

ミラアルク「!」

エルザ「あっ...その、助かったんでアリマス、よね?」

まだやや警戒...けれどさっきまでよりは少しマシになっているミラアルクさんと
大分警戒心を解いてくれているエルザさん
私はエルザさんの言葉に頷きながら続けました


413 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/23(木) 04:03:16.924K4jnW9r0 (4/7)

翠「体内の荒魂...ノロは完全に消滅、侵食されていた部分も治った筈です...ただそもそもノロ自体未だ解明されてない部分も多数ありますから、とりあえずミラアルクさんは暫く絶対安静にしておいた方がいいです」

アスクレピオスの効果についてのところは伏せて置きましょう、余計な不安まで煽ることはありません
ただノロについてはどうしようもないので、多少の注意程度は

翠「それより、他にもノロを持っている...なんてことはありませんよね?それに、何処で誰からそんな物を」



コンマ下1
奇数 荒魂の残骸を回収して自力で
偶数 渡された物

誰から?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

(翠「ゆ、行方不明になっててもバレなければセーフ」

女神「バレないと思ってるところがすごいですね」

翠「いやもう前科がね、ありますから...バレたくないですね...」)


414以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/23(木) 04:05:51.15DvGzC5BEO (1/1)




415以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/23(木) 04:17:33.834K4jnW9r0 (5/7)

風鳴訃堂
ダメなら安価下


416以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/23(木) 04:18:21.074K4jnW9r0 (6/7)

お、ID一緒じゃん
自演みたくなってしまった


417 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/23(木) 04:24:18.074K4jnW9r0 (7/7)

犯人は判明しました、誠に勝手ながら家族はノーカンとさせてもらいます
安価下にしてください


418以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/23(木) 04:28:16.26tYHKgq970 (1/2)

渡された物なら偶数では?
安価なら…肌が若干肌白い謎の女性からで(タギツヒメ?)


419以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/23(木) 04:29:45.37tYHKgq970 (2/2)

あ、偶数と奇数の内容逆では?の意味です


420 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/24(金) 02:22:07.12IrcTuOdZ0 (1/3)

***
偶数の場合、の間違いですね、申し訳ありません
改めて奇数判定で進めさせていただきますが、諸々のお詫びとして謎の女性()も登場確定とさせていただきます
***


エルザ「実は...お前達があの怪物と戦ってた時...トドメは第三者の横槍だったようでアリマスが...わたくしもあの場にいたのでアリマス」

翠「つまり...?」

ミラアルク「飛び散った残骸を少しばかりこっそり回収させてもらったんだゼ、結果はご覧の有り様」

何やってんですかこの人達...普通得体の知れない怪物の体液を注入しますかね...

翠「好奇心は何とやらって聞いたことないですか?」

エルザ「わたくしめらはネコではないのでアリマス!」

そこじゃない!そこじゃないです!

翠「はぁ...で?他にノロを持ってたりは?」



コンマ下
奇数 まだある
偶数 もうない
ゾロ目 ない(ないとは言ってない)


421以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/24(金) 02:23:41.5992Jdx7CAO (1/1)

黒フードはお母さん達なのか生き残った親衛隊なのか

はい


422 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/24(金) 02:43:42.27IrcTuOdZ0 (2/3)

エルザ「回収した分はまだ残ってるでアリマスが」

ミラアルク「エルザ!」

エルザ「わたくしめらの手には負えないとわかったでアリマショウ!?」

...まだあるんですね

《おい!聞いたのか!?》

翠《注入したのは好奇心、そしてノロはまだ持ってるみたいですが》



安価下
1 渡してもらおう
2 扱いには厳重注意とだけ


423以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2020/01/24(金) 02:54:22.307zCzk/Ad0 (1/2)

2 持って帰るにしても色々問題が…


424 ◆BT63SEH4KsDo2020/01/24(金) 03:11:59.84IrcTuOdZ0 (3/3)

しかし例えばこれが単なる聖遺物等の動かない物ならまだしも、流石にノロともなると
ししょー達に無断で持ち帰っても私では管理しきれるかどうか
何処かに落としたりして勝手に荒魂に成長されても困りますし...

翠「この件で私が手を出せるのは今はここまでですかね...」

不安がないわけではないですが、なりふり構わず敵に頼るほどのオオゴトになったんです、もうエルザさんもミラアルクさんも下手に弄ろうとはしないでしょう、多分

翠「その残ったノロ...あの怪物の残骸は、扱いには厳重注意としてください、S.O.N.G.で回収した分を考えてもエルザさん達が回収した分はごく少量でしょうし、頑丈な入れ物にでも入れて鍵かけて触らないようにすれば...」

ノロは一応液体なのでどこまで漏れを防げるかはわかりませんが

エルザ「い、いいんでアリマスか?」

翠「渡されても困るだけ、とも言います...もし持っていたくないならそれこそS.O.N.G.に直接連絡してください」

そもそもここでのやり取りは互いに一時休戦というだけのもの、なるべく最低限の影響しか残さないものでなければいけませんし

ミラアルク「厳重注意...わかったんだゼ」

意外にも素直に応じてもらえて一安心です

翠「それじゃ私はこれで」

エルザ「あ!もう一つ!もう一つだけお願いが!」

ミラアルクさんの身体も治り、帰してもらおうと思った矢先
エルザさんがそれにNOを言い渡しました

ミラアルク「エルザまさか...コイツは敵なんだゼ!?どこまで信用していいのかも」

エルザ「2度も命を救ってもらったのにまだそんなこと言ってるでアリマスか!」

ミラアルク「ぐっ...でも絶対、ヴァネッサはいい顔しないんだゼ」

エルザ「それは聞いてみないとわからないでアリマス」

わー...面倒ごとの予感

エルザ「蒼井翠...ヴァネッサの腕、どうにか出来ないでアリマスか?」



どうする?安価下
(ちなみに命の恩人イベントを2回行ったので高感度を再判定することもかのとします)
(現状ではあくまで敵同士として戦力を元の状態まで戻すのを手伝って欲しいという内容だけ来ます)