1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:25:45.457:8reXWd1Va.net (1/17)
〜Live in Scarlet Mansion〜
みすちー「以上、ミスティア・アンド・プリズムリバーシスターズでした!」
ワー パチパチパチ
みすちー「ふー、楽しかった!
みんな、今度もまたこういうのやろうね」
リリカ「うん!」
メルラン「ミスティアちゃん、歌上手いからねー。
インストだけよりもやっぱりボーカル付きの方が盛り上がるし」
ルナサ「…………」ソワソワ
リリカ「どうしたの、お姉ちゃん?」
ルナサ「……えっ?」
メルラン「ライブ中も、気合い入ってる割にはずっとソワソワしてたよねー」
ルナサ「そ、そんなことない……と思うけど……」
リリカ「ふふ……俺さんのことでしょ?」
ルナサ「なっ……!?」
みすちー「俺くんならセンターの真ん前にいたよ。
そのお弁当渡すつもりなら、観客席から引き上げちゃう前に早く行った方がいいと思うけど?」
ルナサ「う……うん、そうするっ……///」
俺「あー、超腹減ったし……」
ルナサ「お、俺くん……!」
俺「うおっ、おま。
……どしたの?なんか用?」
ルナサ「どうだった?私たちのライブ……」
俺「ああ、よかったよ。
っていうかまさかお前らがエリック・クラプトンとかやるとは思わなかった」
ルナサ「えへへ……俺くんがどういう音楽好きなのか、ミスティアさんに聞いたから……」
俺「ふーん……っつうか、結構いいギター使ってんじゃん」
ルナサ「ああ、あれ?あれは外の世界の道具屋さんから買って……」
―――――
香霖「ギター?ああ、それならあの小さいやつだったら売ってるよ。
製造から相当年数が経ってるらしく塗装はボロボロだし、
何より空洞が空いてないせいで音が小さくて使い物にならない」
香霖「君の使ったトランペットのマウスピースと交換でどうかな?」
―――――
ルナサ「あのスピーカーだって……」
―――――
にとり「増幅器?ああ、それならお安い御用さ!
導線から帯域変換器まで付けて用意してやるよ」
にとり「尻こ玉と引き換えになッ!」
―――――
ルナサ「すごく、頑張ったんだ……」
俺「へえ」
〜Live in Scarlet Mansion〜
みすちー「以上、ミスティア・アンド・プリズムリバーシスターズでした!」
ワー パチパチパチ
みすちー「ふー、楽しかった!
みんな、今度もまたこういうのやろうね」
リリカ「うん!」
メルラン「ミスティアちゃん、歌上手いからねー。
インストだけよりもやっぱりボーカル付きの方が盛り上がるし」
ルナサ「…………」ソワソワ
リリカ「どうしたの、お姉ちゃん?」
ルナサ「……えっ?」
メルラン「ライブ中も、気合い入ってる割にはずっとソワソワしてたよねー」
ルナサ「そ、そんなことない……と思うけど……」
リリカ「ふふ……俺さんのことでしょ?」
ルナサ「なっ……!?」
みすちー「俺くんならセンターの真ん前にいたよ。
そのお弁当渡すつもりなら、観客席から引き上げちゃう前に早く行った方がいいと思うけど?」
ルナサ「う……うん、そうするっ……///」
俺「あー、超腹減ったし……」
ルナサ「お、俺くん……!」
俺「うおっ、おま。
……どしたの?なんか用?」
ルナサ「どうだった?私たちのライブ……」
俺「ああ、よかったよ。
っていうかまさかお前らがエリック・クラプトンとかやるとは思わなかった」
ルナサ「えへへ……俺くんがどういう音楽好きなのか、ミスティアさんに聞いたから……」
俺「ふーん……っつうか、結構いいギター使ってんじゃん」
ルナサ「ああ、あれ?あれは外の世界の道具屋さんから買って……」
―――――
香霖「ギター?ああ、それならあの小さいやつだったら売ってるよ。
製造から相当年数が経ってるらしく塗装はボロボロだし、
何より空洞が空いてないせいで音が小さくて使い物にならない」
香霖「君の使ったトランペットのマウスピースと交換でどうかな?」
―――――
ルナサ「あのスピーカーだって……」
―――――
にとり「増幅器?ああ、それならお安い御用さ!
導線から帯域変換器まで付けて用意してやるよ」
にとり「尻こ玉と引き換えになッ!」
―――――
ルナサ「すごく、頑張ったんだ……」
俺「へえ」
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:26:15.116:8reXWd1Va.net (2/17)
ルナサ「そ、それでね、このお弁当なんだけど……」
俺「え、弁当?」
ルナサ「が、頑張って作ったんだ……一緒にお昼ご飯食べない?」
俺「…………」
ルナサ「その、普段は全然料理とかしないんだけど、図書館で本調べたり、人間の里で先生に教えてもらったり」
俺「……いらん」ポイグシャ
ルナサ「えっ……えっ?」
ルナサ「嘘……え……な、なんで……」
俺「あのさあ……自分が気持ち悪いとか思わない?」
ルナサ「き、気持ち悪……い……?」
俺「重いんだよお前は!
なんなのさっきから、その健気な女アピール!
もっと気軽にできねえの!?」
ルナサ「そんなこと言ったって……あ、えっとね、栄養バランスも考えて作ったから、身体にもいいんだよ?」
俺「知らねえよ。今その話してねえよ。
それに俺、食えればなんでもいい人じゃないんで。
お前盗んだ金で買った飯とか美味しくいただける?無理でしょ?」
ルナサ「わ、私のどこが嫌いなの……?」
俺「そういうとこだよ。なんか話してるとこっちまで気持ちが沈んでく。
……っつうか俺お前と数えるほども話してないよな?
リリカとかと話してるとき脇からなんかブツブツ呟いてきたのに適当に相槌打ったとか、その程度だよな?」
ルナサ「ひどいよ……グスン……私、俺くんのこと……」
俺「っるせえんだよ!!」
ルナサ「ひっ……!」ビクッ
ルナサ「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……!
嫌なところがあるなら言って、全部直すしなんでもするから……っ……!」
俺「うわっ寄るな!気持ち悪いんだよ!」
ルナサ「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……!」
リリカ「お姉ちゃん遅いなぁ……。
あ、いたいた。お姉ちゃーん!」
ルナサ「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
リリカ「お、お姉ちゃん?どうしたの……?」
Fin
あぁポイグシャスレ懐かしいなぁ
ルナサ「そ、それでね、このお弁当なんだけど……」
俺「え、弁当?」
ルナサ「が、頑張って作ったんだ……一緒にお昼ご飯食べない?」
俺「…………」
ルナサ「その、普段は全然料理とかしないんだけど、図書館で本調べたり、人間の里で先生に教えてもらったり」
俺「……いらん」ポイグシャ
ルナサ「えっ……えっ?」
ルナサ「嘘……え……な、なんで……」
俺「あのさあ……自分が気持ち悪いとか思わない?」
ルナサ「き、気持ち悪……い……?」
俺「重いんだよお前は!
なんなのさっきから、その健気な女アピール!
もっと気軽にできねえの!?」
ルナサ「そんなこと言ったって……あ、えっとね、栄養バランスも考えて作ったから、身体にもいいんだよ?」
俺「知らねえよ。今その話してねえよ。
それに俺、食えればなんでもいい人じゃないんで。
お前盗んだ金で買った飯とか美味しくいただける?無理でしょ?」
ルナサ「わ、私のどこが嫌いなの……?」
俺「そういうとこだよ。なんか話してるとこっちまで気持ちが沈んでく。
……っつうか俺お前と数えるほども話してないよな?
リリカとかと話してるとき脇からなんかブツブツ呟いてきたのに適当に相槌打ったとか、その程度だよな?」
ルナサ「ひどいよ……グスン……私、俺くんのこと……」
俺「っるせえんだよ!!」
ルナサ「ひっ……!」ビクッ
ルナサ「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……!
嫌なところがあるなら言って、全部直すしなんでもするから……っ……!」
俺「うわっ寄るな!気持ち悪いんだよ!」
ルナサ「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……!」
リリカ「お姉ちゃん遅いなぁ……。
あ、いたいた。お姉ちゃーん!」
ルナサ「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
リリカ「お、お姉ちゃん?どうしたの……?」
Fin
あぁポイグシャスレ懐かしいなぁ
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:28:24.160:aV5qlSIra.net (1/1)
どうしたの まで読んだ
どうしたの まで読んだ
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:29:04.663:8reXWd1Va.net (3/17)
>>3
名作だから全部読めよ
>>3
名作だから全部読めよ
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:29:33.803:8reXWd1Va.net (4/17)
東方高校高等部1年A組 昼休み
はたて「うわー!またネクラ女が一人でご飯食べてるわ!」
早苗「あの子って友達居ませんよねw」
ルナサ「…!」
はたて「うわ!こっち睨んできたんだけど!怖い!」
早苗「ホント不気味ですねwwwもう学校来ないでくださいwww」
ルナサ「……」グス
中等部2年B組 昼休み
メルラン「ねえねえ!あなた、私と一緒にご飯食べない?」
リリーW「間に合ってますよー」ニコニコ
メルラン「まあまあ、そう言わないで!ほら!これなんて自信作なんだけど、一口食べてみない?」
リリーW「ひと口食べたら帰るんですよー」イライラ
メルラン「どう?おいしいでしょう?食べると自然と笑顔に…あれ?」
リリーW「…っ!ううっ!だ…だめっ…!」ゲロゲロ
メルラン「だ、大丈夫?…そんな!うちのみんなは美味しいって…言ってくれたのに…」
リリーW「あなたの味覚が春なんですよー(笑)今度きたら…ただじゃおかないですよ…」ビキビキ
メルラン「……っ」
初等部6年C組 昼休み
リリカ「みんなー!私も入れてよ!」
ミスティア「見てわからないの?もうここの机はいっぱいなのよ?」
ルーミア「4人用なのかー」
リグル「あれ?リリカちゃん、もしかして今日もどこの班にも入れないとか?w」
チルノ「うわーリリカったら最強ね!」
ミスティア「ちょwチルノ!なんで孤独が最強なのよ!」
チルノ「孤高=最強って漫画で…ってあれ?孤独?孤高?あれ?あれ?」
ルーミア「混同してるのかーwww」
リグル「あははwチルノらしいねw…いずれにせよ、他のグループに行ってね、リリカちゃん」
リリカ「ううう……」
虹川家
メルラン「ただいま…」
ルナサ「お帰りなさい…メルラン、なんだか元気ないわね…」
メルラン「そ、そんなことないわ!お姉さんこそ、いつにも増して辛気臭い顔しちゃって…」
リリカ「うわぁぁあん!お姉ちゃん!学校で仲間外れにされるよ〜!」
ルナサ「リリカ…元気出して。お姉さんも学校でね…」
メルラン「大丈夫…私たちだけは、ずっと一緒だからね…」
(続く)
東方高校高等部1年A組 昼休み
はたて「うわー!またネクラ女が一人でご飯食べてるわ!」
早苗「あの子って友達居ませんよねw」
ルナサ「…!」
はたて「うわ!こっち睨んできたんだけど!怖い!」
早苗「ホント不気味ですねwwwもう学校来ないでくださいwww」
ルナサ「……」グス
中等部2年B組 昼休み
メルラン「ねえねえ!あなた、私と一緒にご飯食べない?」
リリーW「間に合ってますよー」ニコニコ
メルラン「まあまあ、そう言わないで!ほら!これなんて自信作なんだけど、一口食べてみない?」
リリーW「ひと口食べたら帰るんですよー」イライラ
メルラン「どう?おいしいでしょう?食べると自然と笑顔に…あれ?」
リリーW「…っ!ううっ!だ…だめっ…!」ゲロゲロ
メルラン「だ、大丈夫?…そんな!うちのみんなは美味しいって…言ってくれたのに…」
リリーW「あなたの味覚が春なんですよー(笑)今度きたら…ただじゃおかないですよ…」ビキビキ
メルラン「……っ」
初等部6年C組 昼休み
リリカ「みんなー!私も入れてよ!」
ミスティア「見てわからないの?もうここの机はいっぱいなのよ?」
ルーミア「4人用なのかー」
リグル「あれ?リリカちゃん、もしかして今日もどこの班にも入れないとか?w」
チルノ「うわーリリカったら最強ね!」
ミスティア「ちょwチルノ!なんで孤独が最強なのよ!」
チルノ「孤高=最強って漫画で…ってあれ?孤独?孤高?あれ?あれ?」
ルーミア「混同してるのかーwww」
リグル「あははwチルノらしいねw…いずれにせよ、他のグループに行ってね、リリカちゃん」
リリカ「ううう……」
虹川家
メルラン「ただいま…」
ルナサ「お帰りなさい…メルラン、なんだか元気ないわね…」
メルラン「そ、そんなことないわ!お姉さんこそ、いつにも増して辛気臭い顔しちゃって…」
リリカ「うわぁぁあん!お姉ちゃん!学校で仲間外れにされるよ〜!」
ルナサ「リリカ…元気出して。お姉さんも学校でね…」
メルラン「大丈夫…私たちだけは、ずっと一緒だからね…」
(続く)
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:30:52.363:8reXWd1Va.net (5/17)
翌日
はたて「ねえ、そこのネクラ女!あんたもう学校来るなって言ったわよね?」
ルナサ「…何よ。そんなもの従う道理…」
早苗「気持ち悪いから喋らないでくださいw…あ、これ貴女のいつも食べてる汚らわしいお弁当!こんなもの、こうしてあげるわ!」ポイグシャ!
ルナサ「か、返して!あっ…!」グスッ
はたて「あんたのご飯ないから!早く帰りなよ!w」
ルナサ「グスッ…グスッ…」
俺「まったくあいつら…とんでもないことしていきやがる」サッサッ
ルナサ「!?あ、あなたは確か、飛び級で高等部に来た俺っていう…」
俺「ああいう奴らと関わらないほうがいいぞ」サッサッ
ルナサ「や、やめて!もう落ちた食べ物なんて汚いじゃない!箱に戻さなくても…」
俺「…こうしてみるとおいしそうだな。ルナサって料理自信あるのか?」
ルナサ「そういうわけじゃ…あっ///う、うん…妹たちにもいろいろ教えてて…」
ルナサ「あ、あの俺…もしよかったら…明日一緒にお昼どう?…お弁当作ってきてあげるから…」
俺「マジで?ルナサの弁当か〜楽しみにしておくわ」
ルナサ「!!///あ、明日待ってるから…///」ドキドキ
中等部廊下
メルラン「今日もたっぷりお弁当を作ってきちゃったけど…お友達を笑顔にするどころか苦しませるくらいなら、あげられないわ。でもこんなにたくさん私だけじゃ食べきれない…捨てるしかないわ。」パカッ…
俺「おいメルラン、それ捨てるのか?」
メルラン「お、俺君?今日も授業を抜けてたみたいだけど…」
俺「うまそうな料理がてんこ盛りだな!」
メルラン「そ、そう?あ、あのじゃあ、もしよかったらこれ食べない?」
俺「わりい!今から先公に呼び出されてて…午前さぼっちまったから」
メルラン「そっか…じゃあさ、明日また作ってくるから!そうしたら食べてくれる?」
俺「そうか!楽しみに待ってるぜ、メルラン!」
メルラン「たっ、たくさん作ってくるからね!///」ドキドキ
初等部、廊下にて
リリカ「どうしてみんな私のこと要らないって…こんなクラス…いや、こんな学校、もう大嫌い…」
俺「そんなこというなよリリカ〜」
リリカ「あ、たしか留年になった俺さん…だっけ?」
俺「チッ…そうだよ!授業態度もよくないしな。そんな俺だけど、この学校は大好きだぜ」
リリカ「…そうなの?」
俺「ああ。お前もつまらないことで悩んでるんだったら、俺に言ってみ?」
リリカ「…」カクカクシカジカ
俺「…そうか。さみしい思いしてるんだな。俺なんかも「妙に老けた奴がいる」ってE組で浮いてるんだぜ。まあ実際留年だし」
リリカ「…俺さん、明日は私と一緒にお昼ご飯食べない?」
俺「さすがに違うクラスの者同士…って、そういえば明日は遠足か」
リリカ「そうだよ。あの、私、お弁当作ってくるからさ…?///」
俺「そうか!俺料理とか苦手だし、お袋が作ってくれないから。楽しみにしてるぞ、リリカ!」
リリカ「うん!…明日が楽しみだなあ///」
虹川家
メルラン「たっだいま〜♪あら、お姉さんもお料理?」
ルナサ「そうよ♪明日はたくさん作って持ってかなきゃ、だから♪」
リリカ(なんだよ姉さんたちばかり…いいもん!私は徹夜して俺さんにお弁当を…♪)
ルナサ(地味にコツコツ生きてきたこの長女にツキが来たようね♪)
メルラン(笑う門には福来り、また周りも幸せにするのよ、2人と違ってね♪)
リリカ(俺さんが年の近いお姉さん(笑)たちよりも私に興味を持ってくれるなんてね♪)
翌日
はたて「ねえ、そこのネクラ女!あんたもう学校来るなって言ったわよね?」
ルナサ「…何よ。そんなもの従う道理…」
早苗「気持ち悪いから喋らないでくださいw…あ、これ貴女のいつも食べてる汚らわしいお弁当!こんなもの、こうしてあげるわ!」ポイグシャ!
ルナサ「か、返して!あっ…!」グスッ
はたて「あんたのご飯ないから!早く帰りなよ!w」
ルナサ「グスッ…グスッ…」
俺「まったくあいつら…とんでもないことしていきやがる」サッサッ
ルナサ「!?あ、あなたは確か、飛び級で高等部に来た俺っていう…」
俺「ああいう奴らと関わらないほうがいいぞ」サッサッ
ルナサ「や、やめて!もう落ちた食べ物なんて汚いじゃない!箱に戻さなくても…」
俺「…こうしてみるとおいしそうだな。ルナサって料理自信あるのか?」
ルナサ「そういうわけじゃ…あっ///う、うん…妹たちにもいろいろ教えてて…」
ルナサ「あ、あの俺…もしよかったら…明日一緒にお昼どう?…お弁当作ってきてあげるから…」
俺「マジで?ルナサの弁当か〜楽しみにしておくわ」
ルナサ「!!///あ、明日待ってるから…///」ドキドキ
中等部廊下
メルラン「今日もたっぷりお弁当を作ってきちゃったけど…お友達を笑顔にするどころか苦しませるくらいなら、あげられないわ。でもこんなにたくさん私だけじゃ食べきれない…捨てるしかないわ。」パカッ…
俺「おいメルラン、それ捨てるのか?」
メルラン「お、俺君?今日も授業を抜けてたみたいだけど…」
俺「うまそうな料理がてんこ盛りだな!」
メルラン「そ、そう?あ、あのじゃあ、もしよかったらこれ食べない?」
俺「わりい!今から先公に呼び出されてて…午前さぼっちまったから」
メルラン「そっか…じゃあさ、明日また作ってくるから!そうしたら食べてくれる?」
俺「そうか!楽しみに待ってるぜ、メルラン!」
メルラン「たっ、たくさん作ってくるからね!///」ドキドキ
初等部、廊下にて
リリカ「どうしてみんな私のこと要らないって…こんなクラス…いや、こんな学校、もう大嫌い…」
俺「そんなこというなよリリカ〜」
リリカ「あ、たしか留年になった俺さん…だっけ?」
俺「チッ…そうだよ!授業態度もよくないしな。そんな俺だけど、この学校は大好きだぜ」
リリカ「…そうなの?」
俺「ああ。お前もつまらないことで悩んでるんだったら、俺に言ってみ?」
リリカ「…」カクカクシカジカ
俺「…そうか。さみしい思いしてるんだな。俺なんかも「妙に老けた奴がいる」ってE組で浮いてるんだぜ。まあ実際留年だし」
リリカ「…俺さん、明日は私と一緒にお昼ご飯食べない?」
俺「さすがに違うクラスの者同士…って、そういえば明日は遠足か」
リリカ「そうだよ。あの、私、お弁当作ってくるからさ…?///」
俺「そうか!俺料理とか苦手だし、お袋が作ってくれないから。楽しみにしてるぞ、リリカ!」
リリカ「うん!…明日が楽しみだなあ///」
虹川家
メルラン「たっだいま〜♪あら、お姉さんもお料理?」
ルナサ「そうよ♪明日はたくさん作って持ってかなきゃ、だから♪」
リリカ(なんだよ姉さんたちばかり…いいもん!私は徹夜して俺さんにお弁当を…♪)
ルナサ(地味にコツコツ生きてきたこの長女にツキが来たようね♪)
メルラン(笑う門には福来り、また周りも幸せにするのよ、2人と違ってね♪)
リリカ(俺さんが年の近いお姉さん(笑)たちよりも私に興味を持ってくれるなんてね♪)
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:31:21.926:8reXWd1Va.net (6/17)
翌日、高等部昼前
ルナサ「お、俺…ずいぶん早く来てくれたのね…私も約束通り、お弁当作ってきたの///」
俺「約束は守るぜ。昼休み前だけど、なんかもう腹減ってさ。早弁させてくれないか?」
ルナサ「もちろん…!はい、これ…結構料理には自信があって///」
俺「ありがとう、ルナサ」ポイグシャ
ルナサ「!!…お、俺?なんで…」
俺「悪いな、今日は昼からメルランの弁当をもらう約束しててさ」
ルナサ「!!(…あの子も…!?)」
俺「そういや、リリカからももらうって思い出してさ。ちょっと腹空かしとくぐらいじゃないと2人前も食べられないし。じゃあな」
ルナサ「グスッグスッ…メルランとリリカなんかに…グスッ…長女の私が…グスッ」ポロポロ
中等部昼休み
メルラン「あ、俺君きた!時間通りだよ!でも今日も授業抜け出してて大丈夫?」
俺「いいって。今日の科目の先公は甘いからな」
メルラン「あ、そのこれ、お弁当///約束通り、たくさん作ってきたのよ?」
俺「おお!ドカベンの倍くらいはありそうだなw」
メルラン「えへへ///でも、これで俺君が笑顔になってくれるなら…」
俺「…んじゃあ、このから揚げと…」ポイッ
メルラン「え…?」
俺「この野菜と、卵焼きはいらないな。米も梅干し嫌いだから隣接した部分全部捨てるわ」
グシャッグシャ!
メルラン「ちょ、ちょっと!なんてことするのよ!」
俺「いくらなんでも多すぎるぞ!それに今日は今からリリカの弁当食う約束があるんだ。お前の弁当だけで満腹にはできないさ」
メルラン「!!(…あんな子のお弁当のために…?!)」
俺「じゃ、とりあえず残り半分はもらっておくぞ。あ、そうそう。今ルナサにも会って弁当貰ってきたんだが…おっと、急がないと」タッタッタッ
メルラン「まだ泣いちゃダメ…残り半分を食べてくれれば…ヒック…なんで姉さんやリリカなんかが…ヒック…」
初等部・遠足先
リリカ(遅い…遅いよ俺さん…)
チルノ「おべんとおべんと♪…あ、あははwまたリリカが一人で立ち尽くしてるw」
ミスティア「どうせ一緒に食べる人がいないんでしょ?教室でもそうじゃないw」
リグル「でも慧音先生が一緒に食べてやるって言っても「待ってる人がいる」だって!」
ルーミア「もしかして脳内彼氏なのかー?」
一同「あはははははは!」
俺「わるいな、俺この遠足の飛び入り参加でな」
リリカ「んもう!俺さん遅いよ!どれだけ待ったと思ってるのよ!」
リリカ「…でも、これでやっと一緒にお弁当///」
俺「おお!作ってきてくれたんだな、リリカ、ありがとう」ポイグシャ
リリカ「!!」
俺「ごめん、食えない」
リリカ「き、昨日から徹夜して…居眠りして先生に怒られて…頑張って作ったお弁当…」ヒック
俺「これ見てくれよ…メルランの弁当の残りさ。俺の胃の容量も考えずに…」
リリカ「で、でも…でも!ヒック…一口だけでも食べてくれたって…ヒック」
俺「すまんが、今からルナ姉の弁当貰う約束もあってな。じゃあな、リリカ」
リリカ「うわああああん!お姉さんなんか、お姉さんなんかがいなければああ…!」
その夜、虹川家では血の雨が降ったという
HAPPY END?
翌日、高等部昼前
ルナサ「お、俺…ずいぶん早く来てくれたのね…私も約束通り、お弁当作ってきたの///」
俺「約束は守るぜ。昼休み前だけど、なんかもう腹減ってさ。早弁させてくれないか?」
ルナサ「もちろん…!はい、これ…結構料理には自信があって///」
俺「ありがとう、ルナサ」ポイグシャ
ルナサ「!!…お、俺?なんで…」
俺「悪いな、今日は昼からメルランの弁当をもらう約束しててさ」
ルナサ「!!(…あの子も…!?)」
俺「そういや、リリカからももらうって思い出してさ。ちょっと腹空かしとくぐらいじゃないと2人前も食べられないし。じゃあな」
ルナサ「グスッグスッ…メルランとリリカなんかに…グスッ…長女の私が…グスッ」ポロポロ
中等部昼休み
メルラン「あ、俺君きた!時間通りだよ!でも今日も授業抜け出してて大丈夫?」
俺「いいって。今日の科目の先公は甘いからな」
メルラン「あ、そのこれ、お弁当///約束通り、たくさん作ってきたのよ?」
俺「おお!ドカベンの倍くらいはありそうだなw」
メルラン「えへへ///でも、これで俺君が笑顔になってくれるなら…」
俺「…んじゃあ、このから揚げと…」ポイッ
メルラン「え…?」
俺「この野菜と、卵焼きはいらないな。米も梅干し嫌いだから隣接した部分全部捨てるわ」
グシャッグシャ!
メルラン「ちょ、ちょっと!なんてことするのよ!」
俺「いくらなんでも多すぎるぞ!それに今日は今からリリカの弁当食う約束があるんだ。お前の弁当だけで満腹にはできないさ」
メルラン「!!(…あんな子のお弁当のために…?!)」
俺「じゃ、とりあえず残り半分はもらっておくぞ。あ、そうそう。今ルナサにも会って弁当貰ってきたんだが…おっと、急がないと」タッタッタッ
メルラン「まだ泣いちゃダメ…残り半分を食べてくれれば…ヒック…なんで姉さんやリリカなんかが…ヒック…」
初等部・遠足先
リリカ(遅い…遅いよ俺さん…)
チルノ「おべんとおべんと♪…あ、あははwまたリリカが一人で立ち尽くしてるw」
ミスティア「どうせ一緒に食べる人がいないんでしょ?教室でもそうじゃないw」
リグル「でも慧音先生が一緒に食べてやるって言っても「待ってる人がいる」だって!」
ルーミア「もしかして脳内彼氏なのかー?」
一同「あはははははは!」
俺「わるいな、俺この遠足の飛び入り参加でな」
リリカ「んもう!俺さん遅いよ!どれだけ待ったと思ってるのよ!」
リリカ「…でも、これでやっと一緒にお弁当///」
俺「おお!作ってきてくれたんだな、リリカ、ありがとう」ポイグシャ
リリカ「!!」
俺「ごめん、食えない」
リリカ「き、昨日から徹夜して…居眠りして先生に怒られて…頑張って作ったお弁当…」ヒック
俺「これ見てくれよ…メルランの弁当の残りさ。俺の胃の容量も考えずに…」
リリカ「で、でも…でも!ヒック…一口だけでも食べてくれたって…ヒック」
俺「すまんが、今からルナ姉の弁当貰う約束もあってな。じゃあな、リリカ」
リリカ「うわああああん!お姉さんなんか、お姉さんなんかがいなければああ…!」
その夜、虹川家では血の雨が降ったという
HAPPY END?
8:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:34:09.949:8reXWd1Va.net (7/17)
>>5
私的にはこれルナサが高校生設定なのがちょっとなぁ…ルナサちゃんは13歳だろう!
>>5
私的にはこれルナサが高校生設定なのがちょっとなぁ…ルナサちゃんは13歳だろう!
9:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:38:50.991:8reXWd1Va.net (8/17)
リ「俺くーん! 今日もお弁当、作ってきたよー♪」
俺「うげ、リリカ!?」
リ「なに、その幽霊見たような顔~」
俺「(自分、幽霊だろうが)……おまえ、このスレの裏で何回ポイグシャされてるか覚えてる?」
リ「え? ……に、20から先は、覚えてn――」
俺「文より多いってどういうことだよ!?」
リ「す、捨ててる張本人が言わないでくれないかな!?」
俺「おまえはアレか、学習能力皆無なのか、スレ頭のカラス以下か!?」
リ「いいじゃん別にっ! ……俺くんに、お弁当食べて欲しいんだもん///」
…………。
俺「……はぁ。分かった×2。とりあえず見せてみ。どーせ中身はセメントなんだろうけど」
リ「ふふふふふ……今日はちょっとした攻略本を使ってみたのだっ。完食間違いないから覚悟しなよ!」
俺「今日はって、料理下手な自覚はあるのか。よしよし」
リ「う……ほ、本当に今日は大丈夫だよっ!」
俺「分かってるって。期待はしないけど」パカッ
リ「……ごくっ」
俺「…………。……これ本当におまえが作ったの?」
リ「う、うん! そ~だよ!」
俺「見た目すんげーうまそうなんだけど」
リ「本当にっ!」
俺「今日は嘘ついちゃいけない日」
リ「やった! 初めての好感触♪」
俺「頑張ったなぁ、要らない子」
リ「うん、頑張った……」ショボーン
俺「いらない子の自覚あり!?」
リ「私だって持ちたくなかったよ、そんな自覚!」
俺「でさー」
リ「流されたっ!? うわっ死にたい!」
俺「攻略本って何? どんなもん?」
リ「はい、これ」サッ
俺「レシピ? ちょい拝見」
リ「どうぞっ」
俺「お~お~、丁寧に書き込まれてるな。随分と年期を感じるけど、本当におまえの?」
リ「ううん、実は末っ子ちゃんのを借りてきたんだ~」
俺「末っ子っておまえじゃねーか」
リ「あり、言ってなかったっけ?」
俺「何を?」
リ「我等プリズムリバーは、元々4姉妹だったんだよ」
俺「な、なんだってー!?」
リ「…………じとー」
俺「すまそ」
リ「まぁ……許す」
俺「うるせー馬鹿」
リ「! ひどっ! この悪魔!」
俺「褒めるな、照れるじゃん」
リ「褒めてないよっ!」
俺「じゃあ褒めろよ」
リ「絶 対 いやだ!」
俺「なら罵倒しろ。おまえのヒールで頬を貫け」
リ「キャー助けてここに変態がいる『ド』がつくレベルのマゾがいるっ!」
俺「なぁ、知ってるか? 向こう脛に限ってさ、蹴るよっかガムテ使ったほうが遥かに痛いんだぜ?」
リ「ギャアアアアアアアアア!!!!!」
リ「俺くーん! 今日もお弁当、作ってきたよー♪」
俺「うげ、リリカ!?」
リ「なに、その幽霊見たような顔~」
俺「(自分、幽霊だろうが)……おまえ、このスレの裏で何回ポイグシャされてるか覚えてる?」
リ「え? ……に、20から先は、覚えてn――」
俺「文より多いってどういうことだよ!?」
リ「す、捨ててる張本人が言わないでくれないかな!?」
俺「おまえはアレか、学習能力皆無なのか、スレ頭のカラス以下か!?」
リ「いいじゃん別にっ! ……俺くんに、お弁当食べて欲しいんだもん///」
…………。
俺「……はぁ。分かった×2。とりあえず見せてみ。どーせ中身はセメントなんだろうけど」
リ「ふふふふふ……今日はちょっとした攻略本を使ってみたのだっ。完食間違いないから覚悟しなよ!」
俺「今日はって、料理下手な自覚はあるのか。よしよし」
リ「う……ほ、本当に今日は大丈夫だよっ!」
俺「分かってるって。期待はしないけど」パカッ
リ「……ごくっ」
俺「…………。……これ本当におまえが作ったの?」
リ「う、うん! そ~だよ!」
俺「見た目すんげーうまそうなんだけど」
リ「本当にっ!」
俺「今日は嘘ついちゃいけない日」
リ「やった! 初めての好感触♪」
俺「頑張ったなぁ、要らない子」
リ「うん、頑張った……」ショボーン
俺「いらない子の自覚あり!?」
リ「私だって持ちたくなかったよ、そんな自覚!」
俺「でさー」
リ「流されたっ!? うわっ死にたい!」
俺「攻略本って何? どんなもん?」
リ「はい、これ」サッ
俺「レシピ? ちょい拝見」
リ「どうぞっ」
俺「お~お~、丁寧に書き込まれてるな。随分と年期を感じるけど、本当におまえの?」
リ「ううん、実は末っ子ちゃんのを借りてきたんだ~」
俺「末っ子っておまえじゃねーか」
リ「あり、言ってなかったっけ?」
俺「何を?」
リ「我等プリズムリバーは、元々4姉妹だったんだよ」
俺「な、なんだってー!?」
リ「…………じとー」
俺「すまそ」
リ「まぁ……許す」
俺「うるせー馬鹿」
リ「! ひどっ! この悪魔!」
俺「褒めるな、照れるじゃん」
リ「褒めてないよっ!」
俺「じゃあ褒めろよ」
リ「絶 対 いやだ!」
俺「なら罵倒しろ。おまえのヒールで頬を貫け」
リ「キャー助けてここに変態がいる『ド』がつくレベルのマゾがいるっ!」
俺「なぁ、知ってるか? 向こう脛に限ってさ、蹴るよっかガムテ使ったほうが遥かに痛いんだぜ?」
リ「ギャアアアアアアアアア!!!!!」
10:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:39:34.198:8reXWd1Va.net (9/17)
俺「それはともかく」
リ「はぁ、はぁ……」
俺「もう一人なんて聞いたことなかったけど、どんなやつ?」
リ「かわいい子だったよ~!」
俺「へぇ~、そんなかわいい子なら、弁当作って貰おうかなー。でも、今まで出くわさなかったのはどういうことだ? なに、病弱っ娘なの? だとしたら――」
リ「もう、いないの」
俺「……は」
リ「もう、居ないの」
…………。
俺「……悪い」
リ「いいよ」
俺「……いや、本当に悪かった」
リ「いいって! 別に、気にしてないから」
俺「なぁ、知ってるか?」
リ「……なに?」
俺「今日は、嘘をついちゃ、いけない日だ」
リ「それって、どういう……なんなの、ハンカチなんて出しちゃって」
俺「嘘をつくくらいなら、泣くんじゃねーよ、ド馬鹿」
リ「え……あ、あれ……っ……」ポロポロ
俺「その、なんだ……身内がそばにいないのに、気にならないのはおかしな話だし、その、おまえはそんな……冷たいやつじゃあ、ないからさ。
泣きたいなら泣きゃいいんだよ。素直に泣きゃいいんだよ。ただ、その……嘘をつかれたのが、気に喰わなかったっつーか……マジで、ごめんなさいっ!
これでいいだろ? は、早くハンカチ取りやがれ!」
リ「ぅ……ぅぅ……っ……」ギュ
俺「はひぃ!? あ、あのっ、リリカさん!?」
リ「うぁあああああああ!!!」
俺「……ったく」
俺「それはともかく」
リ「はぁ、はぁ……」
俺「もう一人なんて聞いたことなかったけど、どんなやつ?」
リ「かわいい子だったよ~!」
俺「へぇ~、そんなかわいい子なら、弁当作って貰おうかなー。でも、今まで出くわさなかったのはどういうことだ? なに、病弱っ娘なの? だとしたら――」
リ「もう、いないの」
俺「……は」
リ「もう、居ないの」
…………。
俺「……悪い」
リ「いいよ」
俺「……いや、本当に悪かった」
リ「いいって! 別に、気にしてないから」
俺「なぁ、知ってるか?」
リ「……なに?」
俺「今日は、嘘をついちゃ、いけない日だ」
リ「それって、どういう……なんなの、ハンカチなんて出しちゃって」
俺「嘘をつくくらいなら、泣くんじゃねーよ、ド馬鹿」
リ「え……あ、あれ……っ……」ポロポロ
俺「その、なんだ……身内がそばにいないのに、気にならないのはおかしな話だし、その、おまえはそんな……冷たいやつじゃあ、ないからさ。
泣きたいなら泣きゃいいんだよ。素直に泣きゃいいんだよ。ただ、その……嘘をつかれたのが、気に喰わなかったっつーか……マジで、ごめんなさいっ!
これでいいだろ? は、早くハンカチ取りやがれ!」
リ「ぅ……ぅぅ……っ……」ギュ
俺「はひぃ!? あ、あのっ、リリカさん!?」
リ「うぁあああああああ!!!」
俺「……ったく」
11:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:40:06.620:8reXWd1Va.net (10/17)
リ「え、えへへ……ごめんなさい」
俺「許す」
リ「うるせー馬鹿♪」
俺「あーおまえそういうこと言っちゃう? 俺のTシャツをハンカチ代わりに使っといて? 図に乗るなよ、いらない子」
リ「クロスカウンターが痛すぎるっ! 主に精神面っ!」
俺「はははっ」
リ「ふふっ……ねぇ、早くお弁当、食べてみてよ! 今日のは絶対美味しいんだから!」
俺「いやーでもさ」
俺「あんな話聞いた後じゃ、こんなもん食えねぇだろ」ポイ、
びちゃーッ……
リ「え、えへへ……ごめんなさい」
俺「許す」
リ「うるせー馬鹿♪」
俺「あーおまえそういうこと言っちゃう? 俺のTシャツをハンカチ代わりに使っといて? 図に乗るなよ、いらない子」
リ「クロスカウンターが痛すぎるっ! 主に精神面っ!」
俺「はははっ」
リ「ふふっ……ねぇ、早くお弁当、食べてみてよ! 今日のは絶対美味しいんだから!」
俺「いやーでもさ」
俺「あんな話聞いた後じゃ、こんなもん食えねぇだろ」ポイ、
びちゃーッ……
12:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:40:30.121:8reXWd1Va.net (11/17)
リ「……………………………
……………………………
…………………………………………え?」
俺「なにが『え?』だよ。最初(はな)から食うなんて言ってねぇだろ。
うまそうだからって、俺が素直に食うと思った? 馬鹿じゃね? 頭からスレ読み直せよ粕」
リ「な、なんで……どうして……っ……」
俺「俺ぁさ、てめぇんとこの姉妹のことなんざ更々興味ねーんだよ。興味ねーやつのレシピを真似た弁当を押し付けられちゃ、ハッキリ言って迷惑なんだけど」
リ「めい――わ――っ! ひ、ひど………、…う……ひぇく……うううう……っっ」
俺「あーあ、すっかり気分を害されちまったなぁ~。前例無いけど、罰ゲーム設けていい?」
リ「わた……じ……がん、ばっで……っ……おれ、ぐんっ、よろこんで……ると……、ぅぅ…………っ、おもっ、でぇ……」
俺「俺の前に二度と現れるな。モノマネ師のジョブは間に合ってんだよ」
リ「っっっ――――!! あ、あぁ……っ!」
リ「……………………………
……………………………
…………………………………………え?」
俺「なにが『え?』だよ。最初(はな)から食うなんて言ってねぇだろ。
うまそうだからって、俺が素直に食うと思った? 馬鹿じゃね? 頭からスレ読み直せよ粕」
リ「な、なんで……どうして……っ……」
俺「俺ぁさ、てめぇんとこの姉妹のことなんざ更々興味ねーんだよ。興味ねーやつのレシピを真似た弁当を押し付けられちゃ、ハッキリ言って迷惑なんだけど」
リ「めい――わ――っ! ひ、ひど………、…う……ひぇく……うううう……っっ」
俺「あーあ、すっかり気分を害されちまったなぁ~。前例無いけど、罰ゲーム設けていい?」
リ「わた……じ……がん、ばっで……っ……おれ、ぐんっ、よろこんで……ると……、ぅぅ…………っ、おもっ、でぇ……」
俺「俺の前に二度と現れるな。モノマネ師のジョブは間に合ってんだよ」
リ「っっっ――――!! あ、あぁ……っ!」
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:40:40.532:J1nilVtk0.net (1/1)
~まで読んだ
~まで読んだ
14:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:40:56.941:bxTiaM3Ta.net (1/1)
妖夢ちゃんのお弁当たべたい
妖夢ちゃんのお弁当たべたい
15:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:41:09.685:qjhF+1K00.net (1/1)
スピーカーまで読んだ
スピーカーまで読んだ
16:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:44:36.334:8reXWd1Va.net (12/17)
ちゃんと全部読めよ
ちゃんと全部読めよ
17:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:51:04.157:8reXWd1Va.net (13/17)
俺「……っていうのがひとつでー」
リ「……れた」
俺「……?」
リ「嫌われ、ちゃったん、だ。あはは――やっぱり。やっぱり、こうなっちゃうんだ。
仕方……ないよね。だって、私はリリカ。プリズムリバー三姉妹の汚点。なにをやっても裏目に出る。お調子者で大口で、ただただ五月蝿いだけの――」
リ「――要らない子――」
俺「…………」
リ「分かってはいたはずなのに。噂でもよく聞くもんね。俺くんは酷いやつ。お弁当作ってくれれば誰でもいい。ポイグシャできれば誰でもいい。
分かってた。分かってたよ、私。それでも……それでもっ……」
リ「私……俺くんにだけはっ……嫌われたく、っ、なかっだ……」
俺「……あのー」
リ「ひっく……っ、…………うぅ……、……」
俺「天誅」ペシッ
リ「ひっ――!?」
俺「人の話は最後まで聞くよーに。ったく、思い込みも甚だしい」
リ「え……? へ?」
俺「要らない子の弁当を、俺が27回も口にするわけねぇだろ?
ネタとマジの境界も分からねぇのか? え~りんより先に紫に診てもらえ」
リ「なに……どゆこと?」
俺「言っただろうよ? おまえらんトコの末っ子なんかにゃ興味ねぇの。興味ねぇやつの弁当を真似たもんなんざ食えるか。だから即ポイグシャした次第である」
リ「でも……すごく、美味しそうだって……」
俺「あぁ、うまそうだった。思い出しただけで唾が止まらねぇ」
リ「だったら、どうして――」
俺「バカだろ、おまえ」
リ「な――っ!?」
俺「見た目なんて関係ねぇっつーの。おまえが作ったもんを俺は期待してんだよ。
いいじゃんか、セメント。見た目ドロドロで、しかもその見た目通りゲキマズの弁当だって構わねぇさ。
おまえが頑張って作ってきたもんなら、こっちだって笑ってポイグシャできるし、不謹慎な話、泣いてる時の顔を見て、可愛いな~、とか思えるわけよ。
いやCH○MISTRYとか種○とか関係なく」
リ「じ……じゃあ……」
俺「うまいもん作ろうと努力した点は認める。だけど、それでおまえの弁当じゃなくなっちまったら意味ないじゃん。今度はおまえの弁当を作って持ってこい。
おまえの弁当なら、快く吟味した後にポイグシャしてやんよ」
リ「……やっぱ、最後は捨てるの?」
俺「あったりまえだ! 俺を誰だと思ってやがる!」
リ「かっこいい! と思ったら中身サイテーだった!!」
リ「……分かったよ。私、もう一回頑張ってみる。自分なりの弁当を作って、いつか俺くんがうっかり完食しちゃうような弁当を作る」
俺「それは……せいぜい頑張れとしか……まぁ、めげるなよ。応援してやる」
リ「うんっ!」
俺「……っていうのがひとつでー」
リ「……れた」
俺「……?」
リ「嫌われ、ちゃったん、だ。あはは――やっぱり。やっぱり、こうなっちゃうんだ。
仕方……ないよね。だって、私はリリカ。プリズムリバー三姉妹の汚点。なにをやっても裏目に出る。お調子者で大口で、ただただ五月蝿いだけの――」
リ「――要らない子――」
俺「…………」
リ「分かってはいたはずなのに。噂でもよく聞くもんね。俺くんは酷いやつ。お弁当作ってくれれば誰でもいい。ポイグシャできれば誰でもいい。
分かってた。分かってたよ、私。それでも……それでもっ……」
リ「私……俺くんにだけはっ……嫌われたく、っ、なかっだ……」
俺「……あのー」
リ「ひっく……っ、…………うぅ……、……」
俺「天誅」ペシッ
リ「ひっ――!?」
俺「人の話は最後まで聞くよーに。ったく、思い込みも甚だしい」
リ「え……? へ?」
俺「要らない子の弁当を、俺が27回も口にするわけねぇだろ?
ネタとマジの境界も分からねぇのか? え~りんより先に紫に診てもらえ」
リ「なに……どゆこと?」
俺「言っただろうよ? おまえらんトコの末っ子なんかにゃ興味ねぇの。興味ねぇやつの弁当を真似たもんなんざ食えるか。だから即ポイグシャした次第である」
リ「でも……すごく、美味しそうだって……」
俺「あぁ、うまそうだった。思い出しただけで唾が止まらねぇ」
リ「だったら、どうして――」
俺「バカだろ、おまえ」
リ「な――っ!?」
俺「見た目なんて関係ねぇっつーの。おまえが作ったもんを俺は期待してんだよ。
いいじゃんか、セメント。見た目ドロドロで、しかもその見た目通りゲキマズの弁当だって構わねぇさ。
おまえが頑張って作ってきたもんなら、こっちだって笑ってポイグシャできるし、不謹慎な話、泣いてる時の顔を見て、可愛いな~、とか思えるわけよ。
いやCH○MISTRYとか種○とか関係なく」
リ「じ……じゃあ……」
俺「うまいもん作ろうと努力した点は認める。だけど、それでおまえの弁当じゃなくなっちまったら意味ないじゃん。今度はおまえの弁当を作って持ってこい。
おまえの弁当なら、快く吟味した後にポイグシャしてやんよ」
リ「……やっぱ、最後は捨てるの?」
俺「あったりまえだ! 俺を誰だと思ってやがる!」
リ「かっこいい! と思ったら中身サイテーだった!!」
リ「……分かったよ。私、もう一回頑張ってみる。自分なりの弁当を作って、いつか俺くんがうっかり完食しちゃうような弁当を作る」
俺「それは……せいぜい頑張れとしか……まぁ、めげるなよ。応援してやる」
リ「うんっ!」
18:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:51:37.675:8reXWd1Va.net (14/17)
>>14
ポイグシャしなきゃダメだろう!
>>14
ポイグシャしなきゃダメだろう!
19:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 19:52:16.091:8reXWd1Va.net (15/17)
***
次の日から、リリカの料理は飛躍的にレベルアップしていった。
色々ショックだ。
なにがショックだって、うまくなりすぎて一度は完食直前まで追い込まれてしまったことがもう……俺、生涯の恥である。
***
次の日から、リリカの料理は飛躍的にレベルアップしていった。
色々ショックだ。
なにがショックだって、うまくなりすぎて一度は完食直前まで追い込まれてしまったことがもう……俺、生涯の恥である。
20:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 20:12:23.848:8reXWd1Va.net (16/17)
メルランのポイグシャssあったと思うんだけど、どっか行っちゃったなぁ。
メルランのポイグシャssあったと思うんだけど、どっか行っちゃったなぁ。
21:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/01(金) 20:19:05.317:8reXWd1Va.net (17/17)
甦れ!ポイグシャスレよ!甦れ!
甦れ!ポイグシャスレよ!甦れ!
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