1 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 21:33:30.53bG9/0btXO (1/9)

サトシ「なにそれ?」

ピカチュウ「ピッカー?」

ロトム図鑑「ボクについた新機能ロト!」

ロトム図鑑「簡単に言えば"未来を覗き見る"ことができる機能ロト!」

サトシ「未来を覗き見るだって!?すっげー!ロトム!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「えっへんロト!」

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2 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 21:40:46.38bG9/0btXO (2/9)

ロトム図鑑「サトシー!早速試してみるロト?」

サトシ「もっちろん!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「では早速、ボクの中にあるサトシのデータを……」ビビビ

サトシ「未来の俺かぁ……憧れのポケモンマスターになってるかな?ピカチュウ?楽しみだな!」ワクワク

ピカチュウ「ピッカー!」

ロトム図鑑「………サトシのデータ分析完了ロト!今から未来のサトシを映像化……」ビビビ

サトシ「………あ」

ロトム図鑑「? どうしたロト?サトシ」ビビビ

ピカチュウ「ピカ?」


3 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 22:24:58.52bG9/0btXO (3/9)

サトシ「い、いや…未来を見るのはすっげー面白そうなんだけど、未来の自分がどうなんのかわかっちゃったら、逆にこれからの先の楽しみも減るんじゃないかなーって」

ロトム図鑑「サトシ!安心するロト!これから見るのは、あくまでボクの中にあるサトシのデータを分析して答えを出した"このままならこうなる確率が高い未来"ロト!」

サトシ「こうなる確率が高い未来?」

ピカチュウ「ピカー?」

ロトム図鑑「サトシ!未来とは些細な事柄でへんげんじざいロト!」

サトシ「!」

ロトム図鑑「つまり……例えば今から見る未来のサトシがポケモンマスターになっていたとして、それは現段階で"そうなる確率が高い未来"」

ロトム図鑑「現段階ではポケモンマスターになる未来の確率が高いからと安心して怠けてしまっては、サトシは本当の未来でニートや犯罪者になってしまう可能性だってあるロト!」

サトシ「ニート!?犯罪者!?」ビクッ

ピカチュウ「アチャー……」

ロトム図鑑「逆に……これから見る未来のサトシがニートや犯罪者になっていたとしても、それをバネに努力すれば本当の未来でポケモンマスターになることだってできるロト!」

サトシ「な、なるほど…」ゴクリ

ロトム図鑑「今から見る未来がどんなものであれ、それを目標に努力するか…違う未来を目指してゼンリョクで頑張るか……」

ロトム図鑑「サトシの未来はサトシ次第ロト」

サトシ「俺次第……」ゴクリ

ピカチュウ「ピカ……」ゴクリ

ロトム図鑑「サトシ。どうするロト?未来を覗き見するのは中止にするロト?」

サトシ「………」

サトシ「ちょっと怖いけど……見てみたいな、未来の俺」

サトシ「ロトム!見せてよ!俺の未来!」

ピカチュウ「ピッカー!」

ロトム図鑑「サトシならそう言うと思ったロト!では……」

ロトム図鑑「サトシの未来!上映会スタートロト!」ポチッ

サトシ、ピカチュウ「」ゴクリ

ジジ……


4 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 22:35:52.48bG9/0btXO (4/9)

未来サトシ『今日もいい天気だなー!ピカチュウ!』

未来ピカチュウ『ピカー!』


サトシ「おっ!映った!未来の俺!」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「うぉー!やった!未来でもピカチュウと一緒にいる!やっぱり俺たちはずっと一緒だな!ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカァ////」テレッ

ロトム図鑑「ビビッ…このサトシ。見たところ年齢は25~30歳くらい……つまり…今から15年後~20年後のサトシとピカチュウいうことになるロト」

サトシ「くらいって…何年後かわかんないのかよロトム」

ロトム図鑑「わからないロト」

サトシ「やっぱロトムはロトムだな」ハァ

ピカチュウ「ピカー」ハァ

ロトム図鑑「ど、どういう意味ロト!?」


5 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 22:48:20.66bG9/0btXO (5/9)

未来サトシ『ピカチュウ!今日の大会頑張ろうぜ!』

未来ピカチュウ『ピカー!』


サトシ「大会?未来の俺……なんかの大会に出場すんのかな?」

ピカチュウ「ピカー?」

ロトム図鑑「見たところ未来のサトシが居る場所はカントーマサラタウンのサトシの実家……サトシ!ボクの推理によると未来のサトシは……」

サトシ「」ゴクリ

ロトム図鑑「恐らく……ポケモンマスターの夢をあきらめきれず、実家に寄生しながら小さなポケモンバトル大会にコツコツと……」

サトシ「じ、実家に寄生しながら!?それってまさか……」

ロトム図鑑「………ニートロト」

サトシ「そ、そんな……」ガクッ

ピカチュウ「ピカピ」ポンッ


『サトシ!お待たせ!』


サトシ「……え?」ピクッ

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「ロ?」

サトシ「こ、この声って……」


未来サトシ『準備できた?』

未来サトシ『スイレン!』

未来スイレン『うん!バッチリ!』ニコッ

未来アシレーヌ『シレーヌ!』グッ


6 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 23:03:03.35bG9/0btXO (6/9)

サトシ「な、なんでスイレンが未来の俺の家に……?」

ピカチュウ「ピ、ピカ……」

ロトム図鑑「これはまさか……」


未来サトシ『じゃあ行こうぜ!』ニッ

未来ピカチュウ『ピカー!』

未来スイレン『サトシ!今日のバトル大会!目指すは優勝!』

未来サトシ『もっちろん!』


サトシ「大人のスイレン………雰囲気は変わってないけど、髪も長くなってすっげーキレイになってる……」

サトシ「……でも…お腹出てんな?15年で太ったのかな?」

ピカチュウ「ピカ……」

ロトム図鑑「さ、サトシ……これは恐らく……」

サトシ「え?」


未来スイレン『サトシ!今日の大会、ゼンリョクで応援するから!』

未来サトシ『ははは、サンキュー!でもあんま無理はすんなよ?なんたって……』

未来スイレン『心配ご無用!最近体調いいし、それに……』サスッ

未来サトシ『!』

未来スイレン『………パパのカッコいいとこ見せてほしいって言ってる!お腹の中のこの子も』ニコッ

未来アシレーヌ『シレーヌ!』

未来サトシ『………へへへっ、これは何が何でも優勝しなきゃな?ピカチュウ!』

未来ピカチュウ『ピカッ!』グッ



サトシ「………パパ?」

ピカチュウ「ピカ」コク

サトシ「………………」

サトシ「………パパァ!?俺が!?」ガタッ

ピカチュウ「ピカァ!?」


7 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 23:21:12.40bG9/0btXO (7/9)

サトシ「お、おい!これってどういうことだよロトム!!」

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム図鑑「ど、どうって……見た通りだと思うロト…」

サトシ「み、見た通りって!これじゃまるで…」

ロトム図鑑「このまま行けば未来のサトシはスイレンと結婚して一緒にマサラタウンに住んでもうすぐパパになるということロト」

サトシ「えぇえぇぇぇ!?」

ピカチュウ「ピカッ!!」

ロトム図鑑「お、落ち着くロトサトシ!!ボクの見たところ、サトシとスイレンは相性バッチリロト!サトシはスイレンと結婚するのが嫌ロト?」

サトシ「そ、そういうことじゃなくて……そりゃスイレンのことは好きだけど、それは友達って意味でだし……」

サトシ「結婚とか言われても考えたことないし、ビックリしたって言うか…しかもパパとママにまで……」

ピカチュウ「ピカー」

ロトム図鑑「………そうロト?少なくともスイレンの方は……」

サトシ「あぁあぁぁぁ~……!!明日からスイレンとどんな顔して会えばいいんだよ!!」

ロトム図鑑「サトシ!安心するロト!さっきも言ったように、これは"そうなるかもしれない未来"」

ロトム図鑑「なので、サトシは気にせずいつも通りに……」

サトシ「ひ、他人事みたいに言うなよ!」

ロトム、ピカチュウ「」ビクッ

サトシ「……なぁロトムー?今見た映像の部分だけ記憶を消す機能とかついてないの?」

ロトム図鑑「サトシー!ボクはドラ◯もんじゃないロト!そんな都合のいい機能がついてるハズないロト!」

サトシ「……だよなぁ…」ハァ

ピカチュウ「ピカ……」


8 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 23:40:13.52bG9/0btXO (8/9)

翌日

サトシ「……ハァ……」トボトボ

ピカチュウ「ピカー」テクテク

ロトム図鑑「サトシー!まだ昨日のこと気にしてるロトー?」

サトシ「う、うっさいなー」

ロトム図鑑「サトシ!昨日も言った通り、あれはあくまで可能性の未来ロト!これからのサトシの行動次第でいくらでも未来はへんげんじざいロト!」

サトシ「……………」

ロトム図鑑「それにしても意外ロト。お嫁さんとか結婚とかまったく気にしなさそうなサトシがそこまで気にするなんて」

サトシ「……昨日までクラスメイトだと思ってた女の子が自分のお嫁さんになってて、しかもお腹に赤ちゃんまでデキてる映像なんて見せられたらさすがに気になるに決まってるよ。俺をなんだと思ってんだよ」

ロトム図鑑「ご、ごめんロト…」

ピカチュウ「ピカー」

「サトシー!」

ロトム図鑑「ビビッ!この声は!!」

サトシ「」ビクッ

スイレン「アローラ!サトシ、ピカチュウ、ロトム!」タッタッタ

ナギサ「イッブイー!」タッタッタ

ロトム図鑑「やっぱり!スイレンとナギサロトー!」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「す、スイレン……」


9 ◆iQa2iql9W.2019/08/13(火) 23:56:03.21bG9/0btXO (9/9)

ロトム図鑑「アローラロトスイレン!今日もスイレンは元気いっぱいロト!」

スイレン「うん!ここに来る前、一本釣りしてきたの!カイオーガ!」ブイッ

ナギサ「ブイッ!」

ロトム図鑑「カイオーガを一本釣りロトー!?」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「」コソコソ

スイレン「……………」

スイレン(……おかしい……サトシが釣られない……)

スイレン「……サトシ」ポンッ

サトシ「な、なに!?スイレン!」ビクッ

スイレン「? 私、朝から一本釣りしてきたの!カイオーガ!」

サトシ「そ、そうなの!?す、すっげーな!スイレン!」ハハハ

スイレン「……………うっそでーす」

サトシ「な、なぁんだ……嘘かぁ……」ハハハ

スイレン(…サトシの様子……明らかにおかしい……)ウーン

ロトム図鑑「スイレーン!サトシもお年頃ロト。いつも通り接してあげてほしいロト!」ヒュー

スイレン「お年頃?」

サトシ「よ、余計なこと言うなよロトム!!」

スイレン「???」

ピカチュウ「ピカー!」スリスリ

ナギサ「ブイブイー!」スリスリ


10 ◆iQa2iql9W.2019/08/14(水) 00:18:05.73/QEY3imJO (1/1)

…………

スイレン「……でね?見つけたの!秘蔵の釣りスポット!」テクテク

サトシ「……………」トボトボ

サトシ(スイレンが俺のお嫁さんか……)チラッ

スイレン「だから今度の日曜日にー……」テクテク

サトシ(……ロトムの言うとおり、あれは"こうなるかも"の未来なんだ……気にしすぎだよな?)トボトボ

スイレン「……どうしてもって言うなら、サトシにだけ特別……」

サトシ(…こんなの俺らしくないよ……スイレンは大切な友達なんだ。昨日のことは忘れて、今まで通り普通に……)

スイレン「サトシ!」

サトシ「な、なに!?スイレン!」ビクッ

スイレン「……聞いてた?私の話」ジトー

サトシ「うぇっ!?き、聞いてたよ!朝からカイオーガ釣ったんだろ?」アハハ

スイレン「……ハァ……やっぱり今日のサトシはちょっと変」

サトシ「ご、ごめん……」

スイレン「……何かあったの?」

サトシ「い、いや…別に……」

スイレン「………本当?」ジトッ

サトシ「……………」

サトシ(………そういや……未来のスイレン、キレイだったな……)

サトシ(髪が長くって…優しそうで……大人の女の人って感じで……)ポー

スイレン「……サトシ?」

サトシ「……………」チラッ

スイレン「?」

サトシ「………ハァ…」

スイレン「……何で今私の方見てついたの?ため息」イラッ

ロトム図鑑「これは重症ロト……」

ピカチュウ「ピカー……」

ナギサ「イッブイ……」


11 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 20:05:21.925rTA0meS0 (1/10)

カーンカンカカカン

ポケモンスクール

ワイワイ

サトシ「んでさ!その時ピカチュウの10まんボルトがバリバリドッカーン!ってカッコよく炸裂してー」

ピカチュウ「ピカー!」

カキ「落ち着けサトシ。何を言ってるのかよくわかんないぞ」


「うんしょ、うんしょ」ノソノソ


ロトム図鑑「んん?」ピクッ

ロトム図鑑「サトシー!カキー!」ヒュー

カキ「なんだなんだ?」

サトシ「どうしたんだよロトム!」

ピカチュウ「ピカー?」


リーリエ「うぅ…博士に頼まれた資料…重いです…」ノソノソ

シロン「コーン…」ズルズル


ロトム図鑑「どうやらリーリエが何か困っている様子ロトー!」


12 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 20:25:38.775rTA0meS0 (2/10)

サトシ「おーい!リーリエー!シローン!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

リーリエ「! サトシ、カキ、ピカチュウ…」

シロン「コーン」

カキ「リーリエ、その山積みにされた紙の山…どうしたんだ?」チラッ

資料の山「」ドサッ

リーリエ「はい…実は私、先ほど用事があって職員室に行ったのですが…」

リーリエ「その時に博士についでにこれを資料室まで持っていってくれと頼まれまして…どうやら何かの大切な資料らしいのですが…」

カキ「なるほどな」

サトシ「大切な資料?なんだろ?」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「それにしてもリーリエ、こんな量の資料をシロンと二人だけで資料室まで運べるロト?」

リーリエ「だ、大丈夫です!ここまでだって何とか運んできたんです!もう一息です!がんばリーリエ!ね?シロン!」ゼーゼー

シロン「コーン!」ゼーゼー

ロトム図鑑「リーリエもシロンも資料室に着くまでにひんし状態になりそうロト」

ピカチュウ「ピカァ」

カキ「……たくっ、しょうがないな」スッ

サトシ「リーリエ!その資料の山、資料室まで運ぶの俺たちに任せてよ!」

リーリエ「え?で、でも……」

サトシ「いーからいーから!」スッ

カキ「遠慮するなリーリエ。困ったら助け合う!それが友達だ」スッ

リーリエ「サトシ…カキ……」

シロン「コーン……」

サトシ「おっ、思ったより重いな?」ドサッ

カキ「なんだサトシ?この程度の重さ、俺には何も感じないぜ?」

サトシ「なんだとぉ~?なんなら資料室までどっちが速く着くか競争するか?カキ!」

カキ「望むところだ!」

リーリエ「あ、あの…大切な資料…」オロオロ

サトシ「よーい!」グッ

カキ「ドンッ!」グッ

ダダダダダ

リーリエ「い、行ってしまいました…」

ロトム図鑑「資料が無事に資料室まで届けばいいロト……」

シロン「コン……」


13 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 21:01:14.235rTA0meS0 (3/10)

資料室

サトシ「ハァハァ……や、やった!俺の方がすこ~し早く着いた!俺の勝ちだぜカキ!」ゼーゼー

カキ「ま、待てサトシ!俺の方が紙の量がすこ~し多い。そのハンデを考慮したら俺の勝ちだ!」

サトシ「カキ~?負け惜しみはやめろよ~?」ニヤニヤ

カキ「な、なんだと!?」カチン

ピカチュウ「ピカピカ」ヤレヤレ

「サトシー!カキー!」

サトシ、カキ「!」

リーリエ「や、やっと追いつきました…二人とも速すぎです」ゼーゼー

シロン「コーン…」ゼーゼー

ロトム図鑑「リーリエー!資料はちゃんと無事に届いてるロトー!」

リーリエ「よ、良かったです」ホッ

サトシ「ちゃんと無事にって……」

カキ「俺たち…そんなに信用ないのか!?」ガーン

リーリエ「あ……そ、その…そういう訳ではなくて…」アセアセ

シロン「コン」

リーリエ「……えっと、論理的結論からいいますと、まずは二人に言うべきことがありますね?」コホン

サトシ、カキ「?」

リーリエ「サトシ、カキ!私が困っているところを助けて頂き、ありがとうございました!」ペコッ

シロン「コン!」ペコッ

サトシ、カキ「!」

リーリエ「先ほどはああは言ったものの……実はあの資料の山を私とシロンだけで運ぶのは大変で……お二人に運んで頂き、とても助かりました!」ニコッ

サトシ「何言ってんだよリーリエ!さっきカキも言ってたろ?友達なんだし助け合うのは当然だよ!」

ピカチュウ「ピカ!」

リーリエ「で、では!今度サトシやカキが何か困った時には私も必ず二人の力になります!サトシもカキも私にとって大切な友人ですから!」フンス

カキ「ああ、その時は頼むぜリーリエ」ニッ

リーリエ「それにしても、やっぱりサトシとカキは頼りになりますね?」ニコッ

サトシ、カキ「え?」

リーリエ「二人のどんなこともゼンリョクー!ってパワフルなところ、すっごくカッコいいと思います!」ニコッ

シロン「コーン!」

サトシ「か、カッコいいだなんてそんな////」テレッ

カキ「ま、まぁ…困ってる女子を助けるのは男として当然で~///」テレッ

リーリエ「ふふっ」ニコッ

ロトム図鑑「サトシとカキ、デレデレロト」


14 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 21:02:53.935rTA0meS0 (4/10)

カキ「な、何言ってんだロトム!!」

サトシ「そ、そんなんじゃな………………」

サトシ「……………」

サトシ「……………あ~~~~っ!!!」ハッ

カキ、リーリエ、ピカチュウ、ロトム「」ビクッ

サトシ「ちょ、ちょっと来てくれロトム!」グイッ

ロトム図鑑「わわっ!サトシ!何をするロトー!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」ビクッ

ダダダダダ

リーリエ「? サトシ…あんなに慌ててどうしたんでしょうか?まさか何か急ぎの用事が……」

カキ「さぁな?」

シロン「コーン?」


15 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 21:38:57.445rTA0meS0 (5/10)

校舎裏

ロトム図鑑「サトシー!いきなりこんなところにつれてきてどうしたロトー?」

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「ロトム!あれ、使ってくれ!」ズイッ

ロトム図鑑「あれ?」

サトシ「あれだよあれ!機能使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」

ロトム図鑑「あぁー、未来コネクションのことロト?」ポンッ

サトシ「そう!それ!頼むよ」

ロトム図鑑「わかったロト。でもサトシ、何で急に?朝まであれほど使ったことを後悔して…」

サトシ「い、いいから頼むよ!」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「ま、まぁ……サトシが言うなら……」ビビビ

サトシ「……………」

サトシ(昨日……ロトムが言ってたんだ…未来は俺がこの先する些細な行動ですぐにへんげんじざいだって……)

サトシ(まさか……)タラッ

ロトム図鑑「……では、サトシの未来にコネクションするロトー!!」ポチッ

ジジ…

サトシ「」ゴクリ


16 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 21:45:11.795rTA0meS0 (6/10)

訂正
サトシ「あれだよあれ!機能使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」

サトシ「あれだよあれ!昨日使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」



17 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 22:45:06.655rTA0meS0 (7/10)

ザワザワ

未来サトシ『結構いっぱい買い物したなー』ユッサユッサ

未来ピカチュウ『ピカー!』

未来スイレン『うん!今日はサトシが大会に優勝したお祝いでご馳走!期待してて』ニコッ

未来サトシ『マジ!?やったー!』


ロトム図鑑「どうやら未来のサトシとスイレンは大会が終わって晩ご飯の買い物をしてるとこみたいロト」

サトシ「ピカチュウ!聞いたか?俺大会で優勝したんだって!」ワクワク

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「サトシー!前も言った通り、これは"可能性の未来"ロト!怠ければすぐに未来は変わって……」

サトシ「わ、わかってるって!」ハハハ

サトシ(にしても……)チラッ


未来スイレン『ねぇサトシ』

未来サトシ『ん?』ユッサユッサ

未来スイレン『私も半分持とうか?荷物』

未来サトシ『いーっていーって』ユッサユッサ

未来スイレン『でもサトシ、今日は大会で疲れて……』

未来サトシ『気にすんなよスイレン!俺が好きで持ってんだし。それよりも……スイレンの作るご馳走楽しみだなー!ピカチュウ?』

未来ピカチュウ『ピカァ♪』

未来スイレン『サトシ……』

未来サトシ『あっ、スイレン!そこ段差あるから気をつけて歩いて』ユッサユッサ

未来スイレン『ふふっ、パパ…過保護でちゅね~?』サスサス

未来サトシ『そ、そんなんじゃないって!////』カァー

未来ピカチュウ『ピカピカ』ニコニコ


18 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 22:53:31.565rTA0meS0 (8/10)

ロトム図鑑「ここまでっと」ブチッ

サトシ「……………」

ロトム図鑑「サトシー?満足したロトー?」

サトシ「う、うん…ありがとうロトム(良かった…未来変わってない)」ホッ

サトシ(………ん?良かった………?俺…何でホッとしてるんだ…?)

ロトム図鑑「サトシ。昨日とは違って嬉しそうな顔してるロト」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「いっ!?」ビクッ

サトシ「あ……いや、その……バトル大会に優勝できたみたいだし、そりゃ嬉しいに決まってるよ」ハハハ

ロトム図鑑「それは良かったロト!なら、この未来を現実にする為にも、これからも努力をー………」

サトシ「………………」

ピカチュウ「チュウ……」


19 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 23:04:11.725rTA0meS0 (9/10)

教室

サトシ「」ボケー

ピカチュウ「ピカー」

マーマネ「サトシ!」ポンッ

サトシ「な、なに!?マーマネ」ビクッ

マーマネ「? なにボーッとしてるの?」

サトシ「え?い、いや……ちょっと考えごと!」

マーマネ「考えごと?なんだかサトシらしくないね?」フフッ

トゲデマル「マキュキュ」

サトシ「らしくないって…俺だって悩みの一つや二つ……」

「あーっ!丁度いいところに!」

サトシ、マーマネ「!」

マオ「サトシー!マーマネー!ちょっと付き合ってよ!」

アマージョ「ッジョ!」

サトシ「! マオ…」

ピカチュウ「ピカ」


20 ◆iQa2iql9W.2019/08/15(木) 23:34:15.835rTA0meS0 (10/10)

マーマネ「マオ!付き合ってほしいって、何に付き合えばいいのさ?」

マオ「うん、実はね?」ゴソゴソ

サトシ、マーマネ「?」

マオ「パンパカパーン!クッキー作ってきたんだ!」ジャーン

サトシ、マーマネ「おぉー!!」キラキラ

マオ「サトシとマーマネさえ良かったら、このクッキーの味見を……」

サトシ「マオ!これ食べていいの!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカー!」

マオ「う、うん…」

マーマネ「やったー!いっただきまーす!」モグモグ

サトシ「あーっ!マーマネ!俺の分まで取るなよ!」グイッ

マーマネ「早い者勝ちだよサトシ!」バクバク

ロトム図鑑「サトシもマーマネも遠慮というものを知らないロトー」

トゲデマル「マキュキュ」

マオ「アハハ…まだまだあるからケンカしないでよ…」

アマージョ「ッジョ…」


21 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 00:32:51.81xjor1OXf0 (1/7)

…………

サトシ「ふぅーっ!食った食った~」ゲフッ

マオ「お粗末様!」ニコッ

マーマネ「僕はまだまだ行けるよ!」

マオ「……で、どうだった?私が作ったクッキー?」

サトシ「さいっこーにうまかったよ!」

マオ「本当!?」キラキラ

サトシ「うん本当本当!」

ピカチュウ「ピカァ!」

マーマネ「マオ!おかわりちょうだい!」

トゲデマル「マキュ…」

マオ「ありがとう!サトシ、マーマネ!」

サトシ「なーに言ってんだよマオ!こんなに美味しいクッキー食べさせて貰ったんだし、お礼を言うのはこっちの方だよ!」

マーマネ「そうだよマオ!僕はまだまだ食べられるよ!」

ロトム図鑑「サトシもマーマネもカビゴンみたいにバクバククッキー食べてたロト。これからお弁当の時間なのに大丈夫ロト?」

サトシ、マーマネ「別腹だから大丈夫!!」

マオ「アハハ」

アマージョ「ッジョ」クスクス


22 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 00:44:41.25xjor1OXf0 (2/7)

マオ「でも…サトシもマーマネもほんっと美味しそうに食べてくれるよね?作った甲斐があるよ」

サトシ、マーマネ「え?」

マオ「……私たち料理人にとって最高のご褒美は……私たちが作った料理やお菓子を美味しいって言って食べてくれた人たちの笑顔なんだよ…」

アマージョ「ッジョォ」

マーマネ「笑顔がご褒美……」

サトシ「マオ……」

サトシ「………へへっ、将来マオの旦那さんになる人は幸せ者だな?」ニッ

マーマネ「うん!羨ましいよ!」

マオ「も、もぅー!何言ってるのよサトシ!マーマネ!////」テレッ

サトシ「だってさ!こんな美味いものを作れるマオがお嫁さんに……………ハッ!」

マーマネ「?」

マオ「……サトシ?」

サトシ「ろ、ロトム!!ちょっと来て!」グイッ

ロトム図鑑「ま、またロトー?」

ピカチュウ「ピカッ!」ダッ

ダダダダダ

マオ「ちょっとサトシー!……って…」

マーマネ「行っちゃった………」

マオ「……あんなに急いでどうしたんだろ?」

アマージョ「ッジョ?」

マーマネ「さぁ?なんだか今日はサトシの様子おかしいよねー……あっ、マオ。クッキーおかわり」サッ

トゲデマル「マキュキュ……」


23 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 01:09:56.72xjor1OXf0 (3/7)

校舎裏

サトシ「ロトムー!!」ブンブン

ロトム図鑑「お、落ち着くロトサトシ!未来コネクションロト?」ケホッ

サトシ「そうそれ!頼むよ!」バッ

ピカチュウ「ピカッ!」

ロトム図鑑「まったくサトシは~……では、今現在のサトシと未来のサトシを未来コネクションして……」ビビビ

サトシ「」ゴクリ

ロトム図鑑「未来コネクション、スタートロト!」ポチッ

ジジ……

『サトシー!』


サトシ「ん?この声は……」

ピカチュウ「ピカ…」


24 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 01:23:08.35xjor1OXf0 (4/7)

未来カスミ『来てあげたわよー?』

未来タケシ『サトシ。今日のポケモンバトル大会優勝したんだってな?おめでとう』


サトシ「未来のタケシとカスミ!?」ガタッ

ピカチュウ「ピカ!?」


未来サトシ『ははっ、タケシ!カスミ!どうしたんだよ?』

未来タケシ『ああ、スイレンからサトシが今日の大会で優勝したから一緒にお祝いしてあげようって言われてな?』

未来カスミ『来てやったのよ!感謝しなさいよ?』

未来サトシ『マジ?でもそんな話聞いてな……』

未来スイレン『ごめん、カスミとタケシが来ることは、サトシにはナイショにしてたの』

未来サトシ『ナイショ?なんで?』

未来スイレン『ふっふっふ、ちょっとしたサプライズ!サトシがどんな顔するかと思って』テヘッ

未来サトシ『たくっ、そういうとこは子供の頃から変わってないな~スイレン』

未来ピカチュウ『ピカ!』


サトシ「未来のスイレン……!俺の為に…」ウルウル

ロトム図鑑「サトシ………」

ピカチュウ「ピカ……」


25 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 01:40:16.68xjor1OXf0 (5/7)

ロトム図鑑「……サトシー…これはあくまで可能性の未来であって、あまりハマりすぎるのは……」

サトシ「うるさいなー!今いいとこなんだよ!」

ロトム図鑑「…サトシ…」


未来スイレン『カスミ!タケシ!今日は来てくれてありがとう!』

未来サトシ『ゆっくりしてってよ!』

未来カスミ『じゃ、お言葉に甘えさせてもらうわよ?』

未来サトシ『タケシ!スイレンの料理は世界一なんだぜ!』

未来タケシ『世界一か……楽しみだな!』

未来スイレン『ちょ、ちょっとサトシ!私の料理なんて、タケシの料理に比べたら……』

未来ハナコ『そんなことないわ?スイレンちゃんのお料理、とっても美味しいわよ?』

未来スイレン『お義母さん…』

未来カスミ『あらら、ノロケちゃって……昔のお子ちゃまサトシからは考えられないわね~』クスクス

未来タケシ『……ま、愛情は料理の最高のスパイスだって言うしな?サトシからしたら、スイレンの料理は世界一で間違いないさ』

未来ピカチュウ『ピカー!』

ワイワイ


サトシ「愛情………」ホワーン

「サトシ!」

ロトム図鑑「! ……さ、サトシ!!」ブチッ

サトシ「あーっ!ロトム!いいとこなのに何で消しちゃうんだよ!」ブー

ロトム図鑑「う、後ろ!!」

サトシ「……は?後ろ?」クルッ

サトシ「…………いっ!?」ビクッ

スイレン「もぅ!さっきからずっと呼んでるのに」プクー

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「す、スイレン!?」ビクッ

ピカチュウ「アチャー………」


26 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 22:03:29.07xjor1OXf0 (6/7)

スイレン「? なにその反応。怪しい…」ジトー

ナギサ「イッブイー」ジトー

サトシ「」ビクッ

スイレン「! サトシ、今ビクッてなった!やっぱり何か隠してる!」ビシッ

サトシ「か、隠してないよ!」

サトシ「うわっ…スイレン鋭すぎ…助けてくれよロトム~」ヒソヒソ

ロトム図鑑「まったく。サトシはしょうがないロト。ボクにお任せロト」ヒソヒソ

サトシ「さっすがロトム!」ヒソヒソ

スイレン「サトシ…私が呼び掛けても気づかないくらい何かに集中してた。ロトムに向かってブツブツなんか言ってたし、きっとロトムを使って変な映像を…」

ロトム図鑑「じ、実はボクの中にあったカントーポケモンチャンピオンのバトルデータをサトシと一緒に見ていたロトー!」

スイレン「カントーポケモンバトルチャンピオンのバトルデータ?」

サトシ「そ、そうそう!そうなんだよ!(ナイスロトム!)」

ピカチュウ「ピカピカー!」

スイレン「なにそれ!?私もみたい!!」キラキラ

ナギサ「イッブイ!」キラキラ

サトシ「うぇっ!?」ビクッ

スイレン「……なにその反応?ダメなの?私も一緒に見たら」ジトー

サトシ「い、いや……」ダラダラ

スイレン「……私に見せられない…やっぱり怪しい映像……」ジーッ

サトシ(おい!どうすんだよロトム!)チラッ

ロトム図鑑「……そ、そういえばスイレンは何か用があってここに来たロトー?」アセアセ

スイレン「あっ、そうだ!忘れてた」ポンッ

サトシ(! 上手く話をそらした!ナイスロトム!)グッ

ロトム図鑑(困った時はボクにお任せロトサトシ!)グッ

スイレン「これ……渡そうと思ってずっと探してた。サトシのこと!」ゴソゴソ

サトシ「………俺に渡したいもの?」

スイレン「うん!はい、これ!」スッ

サトシ「! す、スイレン…これって……」ゴクリ

ピカチュウ「ピカァ…」

スイレン「お弁当!サトシの!」ニコッ

ナギサ「イッブイ!」ニコニコ


27 ◆iQa2iql9W.2019/08/16(金) 22:36:06.90xjor1OXf0 (7/7)

サトシ「べ、弁当……?スイレンが俺に…」プルプル

ロトム図鑑「サトシ!これはスイレンの手作り弁当に間違いないロト!」ヒソヒソ

サトシ「て、手作り弁当!?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「さっき職員室に行ったら博士からサトシが朝お弁当持ってくの忘れたから渡してくれって頼まれたの。サトシ、おっちょこちょ……」

サトシ「スイレン…これを俺に渡すためにわざわざ…」ジーン →聞いてない

スイレン「! ……教室に行ったら、サトシがいきなり教室から飛び出してったってマオちゃんが言ってた!お陰で散々探し回った、サトシのこと!」プンスカ

サトシ「うっ……ご、ごめん…(そんなにまでして手作り弁当を俺に…)」

スイレン「しょうがない。許してあげよう」クスッ

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「スイレン……」ジーン

ロトム図鑑「スイレン……まるで聖母のような優しさロト…」

サトシ「ああ…」ジーン

スイレン「聖母!?」

ピカチュウ「チャア…」

サトシ「へへっ、ねぇスイレン!お弁当食べていい?」

スイレン「? サトシのお弁当だしいいと思う。わざわざ私に聞かなくても……」

サトシ「へへへ!やったー!」パカッ

スイレン(サトシ……お腹すいてたのかな?大喜びするほど…)ウーン

ロトム図鑑「サトシー!お弁当は教室に戻ってから食べた方が……」

スイレン「えっと」ゴソゴソ

サトシ、ピカチュウ、ロトム「!」

スイレン「……実は私も持ってきたの!お弁当!」コホン

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「へへっ!だったらここで一緒に食べようぜ!スイレン!」ニッ

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「うん!」ニコッ


28 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 00:04:59.55fe8eBRnn0 (1/2)

サトシ(スイレン…俺にどんなお弁当作ってくれたのかな?)ワクワク

パカッ

サトシ「…………ん?」

スイレン「? どうしたのサトシ?」

サトシ(え?こ、このお弁当…バーネット博士がいっつも作ってくれるお弁当だ……しかも、よく見たら弁当箱もいつもと同じ…)

スイレン「?」モグモグ

サトシ(……ま、まさか…スイレンが俺の為にお弁当作ってくれたってのは俺の勘違いで、本当はスイレンが俺の弁当を届けてくれただけとか……?)タラッ

スイレン「サトシ?」モグモグ

サトシ(……あ~……そういえば今朝、ぼーっとして弁当を持ってくるのを忘れてたようなー……)ウーン

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「…あ、あのさスイレ……」チラッ

ロトム図鑑「こ、これは……サトシが大好きなバーネットのお弁当と同じ物を作ってくるとは…スイレン、やるロト…」ゴクリ

サトシ「え!?そ、そうなのか!?」ガタッ

スイレン「?」モグモグ

ロトム図鑑「サトシ。確率の未来とは言え、この時点でサトシのアローラでの"家庭の味"を研究してお弁当を作ってくるスイレン。サトシはいいお嫁さんをゲットしたロト」ヒソヒソ

サトシ「家庭の味……お嫁さん……」ゴクリ

スイレン「サトシ、さっきからどうし……」

サトシ「うおぉぉぉぉ!!」

スイレン「」ビクッ

サトシ「うぅ……美味しい…この弁当すっげーうまいよスイレン!!」グスグス

スイレン(な、泣くほど美味しいの!?さすがバーネット博士…)ムゥ

ロトム図鑑「愛情は料理の最高のスパイス!タケシが言っていたとおりロト!」

サトシ「うぅ…スイレン…ありがとう…!!」モグモグ

スイレン「お弁当を届けただけでそこまで感謝されるなんて…サトシ、オーバーリアクション…」ウーン

スイレン(でも……悪い気はしない。美味しそうにお弁当食べてるサトシを見てるの)ニコッ

サトシ「うっめーー!!」モグモグ

スイレン「♪」モグモグ

ピカチュウ「ピカー!」モグモグ

ナギサ「イッブイ!」モグモグ


29 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 00:34:43.13fe8eBRnn0 (2/2)

午後

カーンカンカカカン

ワイワイ

サトシ「よっしゃー!午後はバトルの授業だー!」

ピカチュウ「ピカー!」

マオ「スイレンスイレン」チョイチョイ

スイレン「? なに?マオちゃん」

マオ「お昼さぁ、スイレン教室にいなかったけどどこでお弁当食べてたの?」ニヤニヤ

スイレン「えっ!?////」ギクッ

リーリエ「サトシもいませんでしたよね?もしかして二人で……」

マオ「そういえばスイレン、サトシのお弁当届ける為にサトシ探してたよね?」

リーリエ「と、いうことはやはり……」キラキラ

スイレン「ち、違うの!そ、その…!お弁当食べる時間なくなったら困るから……その…////」

マオ「とか何とか言っちゃってー?」ニヤニヤ

リーリエ「論理的結論からいいますと…やはり二人はそういう関係でしたか!」キラキラ

シロン「コーン!!」

スイレン「ち、ちが~う!!////」

キャー キャー

マーマネ「女子はなんだか盛り上がってるねー」

カキ「だな」

サトシ(バトルの授業か……確か、ロトムの未来ではスイレンのお腹に俺の子がいて……んで、その子も一緒に俺のバトルを応援してくれて…)

サトシ(パパ……俺がパパかぁ………)ホワーン

ピカチュウ「ピカー…」

サトシ「………よっしゃー!!燃えてきたー!!」メラメラメラ

マーマネ「……さ、サトシもいつも以上に燃えてるね…」

カキ「あ、ああ……」


30 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 21:02:18.19rlfYb32B0 (1/4)

…………

ククイ「よーし!それじゃあバトルの授業を始めるぞー!まずは……サトシとカキだ!」

サトシ「よし!いこうぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

カキ「サトシ!ゼンリョクでいくぞ!」

マーマネ「サトシもカキも気合じゅうぶんだねー」

マオ「どっちが勝つかな?」

リーリエ「サトシとカキの実力は伯仲しています!どっちが勝ってもおかしくはありません」

スイレン「楽しみ!」

ナギサ「イッブイ!」

カキ「サトシ!熱いバトルをしようぜ!」

サトシ「……………」クルッ

カキ「お、おい…サトシ……?」

サトシ「……………」タッタッタ

マオ「? あれ?サトシどうしたんだろ?」

マーマネ「なんかこっちに向かって走ってきてるね?」

リーリエ「………こっちといいますかー……スイレンのところに向かって……」

サトシ「……あ、あのさ!」ザッ

スイレン「え?」ドキッ

サトシ「そ、その…俺……」

スイレン「う、うん…」ドキドキ

リーリエ「おぉ!ま、まさかこれは!!」キラキラ

シロン「コン!」キラキラ

マオ「やるじゃんサトシ!」キラキラ

アマージョ「ッジョ!」キラキラ

マーマネ「女子ってそういう話好きだねー……にしてもあのサトシが……」チラッ

トゲデマル「マキュキュ!」キラキラ

マーマネ「トゲデマルまで…」


31 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 21:08:32.46rlfYb32B0 (2/4)

サトシ「このバトル……絶対に勝つからさ!」ススス

スイレン「うん……………って、え?」

マオ「? サトシの目線が……」

リーリエ「スイレンのお腹に???」

サトシ「その………見ててほしいんだ////」テレッ

スイレン「えっと……」

マオ「………な、なんでサトシはスイレンのお腹にむかって話かけてるの??」

リーリエ「さ、さぁ……?とりあえずロマンスが台無しですね。スイレンがすごい複雑な顔をしてます…」ハァ

マーマネ「やっぱりサトシはサトシだね…」

カキ「……何やってんだあいつは……」

ククイ「おーいサトシー!早くバトル位置につけー」


32 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 21:35:38.888jBlcZNUO (1/1)

ククイ「それでは、これよりサトシVSカキのバトルをはじめる!!」

ロトム図鑑「バトルの記録はボクにお任せロトー!」ヒュー

カキ「ゼンリョクでいくぞ!ガラガラ!」

ガラガラ「ガラッ!!」

サトシ「パパ(予定)の力を見せてやるぜカキ!」

カキ「は?パパ?」

ピカチュウ「ピカピ…」

ククイ「バトル開始!!」カーン

サトシ「ピカチュウ!アイアンテール!!」

ピカチュウ「ピカー!」ブンッ

カキ「ガラガラ!アイアンヘッドで迎え撃て!!」

ガラガラ「ガラッ!!」ギラン

ガキン!!


スイレン「おぉ!アイアンテールとアイアンヘッドの鍔迫り合い!!」


サトシ「ピカチュウーー!!」

ピカチュウ「ピカァ!!」グググ

ガラガラ「ガラッ……!?」ズズズ

カキ「な、なにィ!?サトシとピカチュウの力が上がって……」


リーリエ「ピカチュウが押しています!!」

マーマネ「サトシのあの気迫……いったいどこから……今日のサトシはひと味違うね…」タラッ

マオ「ふたりともー!!負けるなー!!」

スイレン「サトシ!カキ!ファイトー!」


サトシ「…………え?」ピクッ


33 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 21:48:17.38rlfYb32B0 (3/4)

サトシ(お、おい…なんでだよスイレン?なんでカキまで応援するんだよ!?)チラッ

ピカチュウ「ぴ、ピカピ!?」グググ


リーリエ「? あの……サトシ、こっちの方を見てませんか?」

スイレン「え?」

マオ「ほ、本当だ…今バトル中だよ?なんで?」

マーマネ「こっちに何かあるのかな?」


カキ「……バトル中に余所見とは随分余裕だなサトシ?」

サトシ「え?」クルッ

カキ「ガラガラ!!そのままピカチュウをぶっ飛ばせ!!」

ガラガラ「ガラーッ!!」ゴオン

ピカチュウ「ピカー!!」ズザザー

サトシ「ピカチュウ!!」


リーリエ「あぁー!ピカチュウがガラガラに吹っ飛ばされました!」

マーマネ「余所見なんてしてるから……」

マオ「どうしたんだろ?サトシ……バトルに全然集中できてないよ」

スイレン「サトシ………?」


カキ「どうしたサトシ!!もう終わりか?」

サトシ「うぅ……!くそっ!」

ピカチュウ「ピ、ピカ……」ヨロッ

サトシ「……ピカチュウ!Zワザだ!」スッ

ピカチュウ「!」

サトシ「Zワザでカッコよく決めてやろうぜ!」ニッ

ピカチュウ「ピカ!」コク


34 ◆iQa2iql9W.2019/08/17(土) 22:36:27.75rlfYb32B0 (4/4)

サトシ「いくぜピカチュウ!!」ピカー

ピカチュウ「ピカ!」ピカー

カキ「!」

ククイ「……………む?」ピクッ


リーリエ「! サトシのZワザです!」

マーマネ「一発逆転を狙う気だねサトシ!」

マオ「くるよくるよ!スパーキングギガ………」

スイレン「……やっぱりおかしい…今日のサトシ…」ボソッ

マオ「………スイレン?」


サトシ「これが俺たちのゼンリョクー…………」

シュウゥ

サトシ「………って、え?」

ピカチュウ「ぴ、ピカピ……?」


マーマネ「………え?ど、どういうこと……?」

リーリエ「サトシのZパワーが……」

マオ「消えた……?」

スイレン「サトシ……」


サトシ「え?ど、どうなってんだよ!?なんでZワザが……」

カキ「ガラガラ!!」

ガラガラ「ガラーッ!!」ブンッ

ピカチュウ「ピカー!!」ドサッ

サトシ「ピカチュウ!?」

ククイ「…………ピカチュウ、戦闘不能!!よって、カキの勝利!!」

サトシ「………そ、そんな…」ガクッ

ピカチュウ「ピカ……」ヨロッ


35 ◆iQa2iql9W.2019/08/18(日) 01:12:59.84kLDamPZa0 (1/2)

カキ「おいサトシ。今日はどうしたんだ?」

サトシ「カキ……」

カキ「バトル中もどこか上の空のように見えたし…Zワザも失敗するし…何かあったのか?」

サトシ「………」

ロトム図鑑「サトシ…」

ピカチュウ「ピカ……」

ククイ「…………カキの言うとおりだサトシ」ザッ

サトシ「博士…」

ククイ「今のバトル、いつものお前らしくないバトルだった。何か理由があるのか?」

サトシ「い、今のはたまたま調子が悪かっただけだよ!」

ククイ「!」

サトシ「次……次やればZワザだってうまく決まるしカキにも勝てる!だから……もう一回バトルさせてよ博士!!」

ククイ「…………」

サトシ「なぁ、いいだろカキ!」

カキ「…………」

サトシ「ピカチュウ!次こそはZワザをババーンってカッコよく決めてカキを倒そうぜ!」

ピカチュウ「ピカピ……」

ククイ「…………よし、次はマオとスイレン。バトル位置について」

マオ「は、はい…」

スイレン「………いこっ、アシレーヌ」

アシレーヌ「シレーヌ」

サトシ「な!?」


36 ◆iQa2iql9W.2019/08/18(日) 01:45:04.68kLDamPZa0 (2/2)

サトシ「な、なんでだよ博士!もう一回カキとバトルさせてくれよ!」

ククイ「………」

サトシ「カキ!カキからも何とか言ってくれよ!」

カキ「悪いなサトシ。今のサトシとは何回バトルしても同じだ。時間の無駄だ」

サトシ「なんだって!?」カチン

カキ「サトシ……お前…俺とのバトル中…いったい誰とバトルしてたんだ?」

サトシ「………は?だ、誰とって……そりゃカキと……」

ククイ「………マオ、スイレン。お前たちから見て今のサトシのバトルはどうだった?」

サトシ「!」

マオ「えぇ!?」ビクッ

スイレン「…………」

マオ「えっとその………あんまりバトルに集中してなかって言うかー……いつものサトシらしくないって言うか…」アセアセ

スイレン「マオちゃんの言うとおり。全然サトシらしくなかった」

サトシ「スイレン……」

スイレン「サトシ…バトル中ずっと…見てなかった。対戦相手のカキのことも…一緒に戦ってるピカチュウのことも」

サトシ「そ、そんなこと……」チラッ

ピカチュウ「…………」

サトシ「ピカチュウ……」

スイレン「それだけじゃない…サトシ…今日は朝からちょっと様子がおかしい」

スイレン「…………今のサトシ…全然応援する気になれない」

サトシ「な、なんだよそれ……」

マオ「す、スイレン……そこまで言わなくても……」

サトシ(応援する気になれないってなんだよ……!俺は…スイレンやこれから産まれてくる未来の子供の為にも、ちょっとでもいいとこ見せようと頑張ったのに…)

サトシ(未来のスイレンなら……絶対にそんなこと言わないのに!!)

サトシ「……スイレン…俺は……」

スイレン「…………やっぱりそうだ…」

サトシ「………え……?」

スイレン「今日のサトシ…違う誰かを見てる。私と話してる時はずっと…」

サトシ「す、スイレン……?な、なに言って……」オロオロ

ロトム図鑑「サトシ……」

スイレン「………マオちゃん、アマージョ、次は私たちの番。バトル位置につこ」

マオ「え!?あ…えっと……」

アマージョ「ジョ……」

サトシ「おい待てよスイレン!!まだ話は……」

スイレン「………いこっ、アシレーヌ」

アシレーヌ「シレーヌ」

マオ「ちょ、ちょっと!いいのスイレン?まだサトシが……」

スイレン「いい。だって……」

スイレン「………サトシが今話しかけてるのは"私じゃない誰か"だから……」

マオ「スイレン……」