1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 00:28:28.48sIiC4s/D0 (1/16)


神のみぞ知るセカイと涼宮ハルヒの憂鬱のクロスです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1562858908



2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 00:52:43.53sIiC4s/D0 (2/16)


桂馬「誰だ?そいつ」

エルシィ「誰って、次のターゲットですよ!神にーさま!」

桂馬「…なぁエルシィ。駆け魂狩りを始めてもう数ヶ月は経ったはずなのに、ボク達はいつまでこんなことを続けなきゃいけないんだ?」

エルシィ「そ、それは全ての駆け魂を捕まえるまでですよ!」

桂馬「なんだか果てしなく長い戦いになりそうだなぁ…」ハァ




3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 00:57:26.19sIiC4s/D0 (3/16)


桂馬「それで、その涼宮ハルヒってのはいったいどんな奴なんだ?」

エルシィ「えっと、涼宮ハルヒさん。光陽園学園って学校に通っているみたいですね」

桂馬「…なんだその貧相な情報は?もっと攻略に役立ちそうな情報は他にないのか?」

エルシィ「うーん……あっ!そういえば、高校に入学した時にした自己紹介の台詞はありますよ!」

桂馬「は?自己紹介の台詞?」

エルシィ「はい。えっと…」


ハルヒ『ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしの所に来なさい。以上』


エルシィ「って感じみたいです」



4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 00:59:19.68sIiC4s/D0 (4/16)


桂馬「なるほど、わかった。ボクは降りる」

エルシィ「待ってください神にーさま!どうしてそんなこと言うんですかー!?」ガーン!!

桂馬「やかましい!こんな自己紹介をする奴なんてかなり危ない奴に決まってる!だからボクはパスだ!」

エルシィ「そんなっ!?神様と私は駆け魂を集めないと死んじゃうんですよ!?」

桂馬「…ぐっ…それは…!!」

エルシィ「とにかく!今回もやるしかないんですよ!神にーさま!」

桂馬「……ぐぐぐぅ…」

エルシィ「さあ!そうと決まれば、さっそく涼宮ハルヒさんに会いに行きましょう!」ガシッ

桂馬「うわっ!?急にボクを連れて飛ぶのはやめろぉおおおお!!!」ヒュー




5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 01:02:22.47sIiC4s/D0 (5/16)


~光陽園学院前路上~


桂馬「…で?どいつが涼宮ハルヒなんだ?」

エルシィ「えーっと、えーっと……あ!いました!あの黄色い髪飾りをつけた長い髪の人です!!」

桂馬「……ふむ」

桂馬(見ると、えらい美人がそこにいた)

桂馬(しかし、整った顔とは裏腹に、彼女の顔に浮かぶ表情には退屈の色しか見えない)

桂馬(あの自己紹介にこの表情…)

桂馬「…なるほど。大体わかった」

エルシィ「え!?もう何かわかったんですか!?」

桂馬「ちょっと行ってくる」スタスタ

エルシィ「ちょっと、神にーさまー!!」




6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 01:05:32.22sIiC4s/D0 (6/16)


桂馬「お前が涼宮ハルヒか?」

ハルヒ「…何?あんた誰よ」

桂馬「ボクの名前は桂木桂馬だ」

ハルヒ「桂木…?知らない名前ね。あたしに何の用?」

桂馬(目の前に広がる現実に対して失望…いや、絶望している奴に対して打つ、最初の一手)

桂馬(あんな自己紹介をするぐらいだ。生半可な言葉では、こいつには届かないだろう。ーーであれば、)

桂馬「ただの人間には興味ありません、だったか?」

ハルヒ「…それが何?もしかして、あんたはただの人間じゃないってわけ?」

桂馬「そうだ。ボクは他の奴らとは違う」

ハルヒ「あっそ。それじゃあんたは何者だっていうの?宇宙人?未来人?異世界人?それとも超能力者?」

桂馬「どれも違う。ボクは宇宙人でも未来人でも、異世界でもないし、ましてや超能力者でもない。ボクはーー」




7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 01:06:24.90sIiC4s/D0 (7/16)




桂馬「ボクは落とし神だ」






8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 01:09:16.14sIiC4s/D0 (8/16)


ハルヒ「は?落とし神?」

桂馬「涼宮。お前はこのつまらない現実に嫌気がさしているんだろう?」

ハルヒ「!」

桂馬「だからボクがお前に見せてやる」

桂馬「この平凡で退屈な現実なんかよりも何倍もいい世界…」

桂馬「ボクが神と呼ばれている、最高の世界を」




9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 06:59:40.97uvUXdMATO (1/1)

久々の神にーさまのSS
期待


10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:05:46.08sIiC4s/D0 (9/16)


~桂木桂馬宅~


ハルヒ「ねえ」

桂馬「なんだ?」カチカチ

ハルヒ「この状況は……何?」

桂馬「何ってそんなの見ればわかるだろ?」カチカチ

桂馬「ボク達は今、許嫁と妹の3人で同棲生活を始めたところだ」カチカチ

ハルヒ「そうじゃなくて、どうしてあたしがこんなオタクっぽいゲームをあんたと一緒にプレイしてるのかって聞いてるのよ!!」

桂馬「なんだ。そんなこともわかってなかったのか」ハァ

ハルヒ「わかるわけないでしょ!!いいからさっさと説明しなさいよ!!」




11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:09:20.10sIiC4s/D0 (10/16)


桂馬「涼宮。お前は現実に不満があるんだろ?」

ハルヒ「は?何よ急に」

桂馬「お前は平凡な現実がつまらなくて仕方がない。そうだな?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…そうよ。あんたの言う通り、あたしは毎日が退屈で仕方ない」

ハルヒ「そこら辺の茂みから宇宙人でも出てきてくれれば、少しは面白いことになりそうなんだけどね」フッ

桂馬「だけど、現実はそんなに甘くない。何故ならこの世界はそんな風にはできてないからだ」

ハルヒ「そんな風にはできてない…」

桂馬「そう。だからボクはお前につまらない現実とは違う、この素晴らしい世界を教えてやる」




12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:11:25.84sIiC4s/D0 (11/16)


ハルヒ「…その素晴らしい世界ってのがこれ?こんなゲームの何が楽しいの?」

桂馬「こんなゲームとは失礼なっ!!これでもボクが選びに選んだ名作を紹介しているんだぞ!!」

ハルヒ「名作だかなんだか知らないけど、こんなの“たかがゲーム”じゃない。これの何が良いわけ?」

桂馬「涼宮。ギャルゲーを“たかがゲーム”だなんて考えてはいけない」




13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:17:35.91sIiC4s/D0 (12/16)


桂馬「例えば今、主人公は妹の部屋に入ろうとしている訳だけど…ここで2つの選択肢が出てくる」


【ドアをノックする】

【ドアをノックしない】


ハルヒ「…これが?」

桂馬「涼宮。お前ならどっちの選択肢を選ぶ?」

ハルヒ「そんなの状況から見て、ドアをノックするに決まってるじゃない」

桂馬「…やっぱりお前は何もわかってない」フッ

ハルヒ「はぁ!?何がわかってないって言うのよ!」




14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:26:49.15sIiC4s/D0 (13/16)


桂馬「なら、涼宮の言う通りドアをノックしてみようか」ポチッ


妹『キャー!!兄さんのエッチー!!!』


ハルヒ「…何これ。どうしてノックをしたらドアが勝手に開いたの?」

桂馬「これは部屋のドアが完全に閉まりきってなかったんだ。だから、軽くノックしただけでドアが開いてしまった」

桂馬「そして涼宮がこの選択肢を選んだ結果、妹が着替えをしている最中に主人公がその部屋に押し入ってしまったという状況が生まれたのさ」

ハルヒ「はぁ!?こんなのただの引っ掛けじゃない!?」

桂馬「こんなの引っ掛けでもなんでもない。ギャルゲーでは普通の選択肢のひとつだよ」フッ

ハルヒ「ぐぬぬぬぬ…」

桂馬「でも、どうだ?これで涼宮も少しはやる気になってきたんじゃないか?」

ハルヒ「………じゃないの」

桂馬「ん?」

ハルヒ「バッカじゃないの!?あたしにはこんな下らないことに付き合ってる暇はないの!」

ハルヒ「あんた、少しは話がわかるかもって思ったけど、ただの勘違いだったみたいね。さよなら」スタスタ

桂馬「……」

桂馬「…なるほど。思った通り自己中心的な奴だな」




15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:28:57.77sIiC4s/D0 (14/16)


エルシィ「あのー、神さま…」

桂馬「エルシィ?なんだ居たのか」

エルシィ「神さま。涼宮さんとふたりでギャルゲーをするなんて正気ですか?」

桂馬「もちろん正気だ。むしろ、真面目に考えたからこそやってるんだ」

エルシィ「どういうことですか?」ハテ

桂馬「涼宮はつまらない日常に飽き飽きしている。つまりは刺激を求めているわけだ」

エルシィ「ふんふん」




16以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:32:44.45sIiC4s/D0 (15/16)


桂馬「そして、涼宮のようなキャラの攻略方法は大きく分けて2つある」

桂馬「1つは、相手にやりたいことを見つけさせて、それを一緒にやっていく方法」

桂馬「実は相手に任せるこの方法が一番簡単なんだけど、“涼宮のやりたいこと”を考えると、この方法は今回のパターンでは見送らなければならなくなる」

エルシィ「涼宮さんのやりたいことっていうと、“宇宙人とか未来人を見つけること”ですか?」

桂馬「そうだ。主導権を涼宮に持たせて彼女に巻き込まれる形を取ると、必然的に“それ”が絡んでくる」

桂馬「短期戦に持ち込みたいボク達としてはこの方法は取れないんだよ」




17以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 18:35:23.72sIiC4s/D0 (16/16)


エルシィ「それじゃ、神さまの言っていたもう1つの方法っていうのは…」

桂馬「簡単だ。退屈を持て余している涼宮のために、やりたいことをこちらで作ってしまえばいい」

桂馬「そして、涼宮に巻き込まれないようにするためには、逆にボクが涼宮を巻き込むようにする」

エルシィ「…それでゲームですか?」

桂馬「ああ。何かに夢中になっているうちは、退屈なんて忘れられるだろ?」

桂馬「だから、まずボクは涼宮をギャルゲーに夢中にさせるんだ」

エルシィ「えぇー……そんなことできるんですか?」

桂馬「エルシィ。ボクを誰だと思ってるんだ?」

桂馬「ボクは神…落とし神だぞ?」フッ

エルシィ「でもでも…」

桂馬「ま、ボクの手にかかればあんな奴…3日もあれば充分さ!」




18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/12(金) 21:32:09.95Mx8XgP6io (1/1)

はよ


19以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:32:21.60x9dj3jCaO (1/14)


ー翌日ー

~光陽園学院前路上~


ハルヒ「気がついた!」


桂馬(今日も涼宮とゲームをするため、彼女を待っていたボクに投げられた言葉がこれだった)

桂馬「…どういうことだ?」

桂馬(昨日の言動からして、涼宮のボクに対する好感度はとても低いものだと考えていた)

桂馬(しかし、目の前にいる涼宮の表情は、昨日までの彼女からは考えられないほどに輝いていた)




20以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:34:55.46x9dj3jCaO (2/14)


ハルヒ「昨日あんた言ったわよね?現実はゲームとは違うって」

桂馬「…ああ。それがどうかしたか?」

ハルヒ「あの後、あたしなりに考えてみたのよ!どうすれば現実の世界が面白くなるのかって!」

ハルヒ「昨日の夜は今までの人生の中で一番頭を使ったわ!えらく頭が痛くなったもの!」

桂馬「…それで?」

ハルヒ「それでついに閃いたのよ!考えてみればすごく簡単なことだったわ!」

桂馬(そして涼宮は、ボクの目を見つめながら、自信満々の顔でこう言った)




21以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:35:40.21x9dj3jCaO (3/14)




ハルヒ「ないんだったら、自分で作ればいいのよ!」






22以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:37:46.55x9dj3jCaO (4/14)


桂馬「は?自分で作る…?」

ハルヒ「そうよ!まったく、どうしてこんな簡単なことに今まで気がつかなかったのかしら」

ハルヒ「今まで何もしてこなかった過去の自分をひっぱたいてやりたいわよ!」

桂馬「……これはまずいぞ」

桂馬(恐れていたことが起きてしまった)

桂馬(涼宮は自分でやりたいことを見つけてしまった)

桂馬(そしてこのままでは、彼女に主導権を握られてしまう)

桂馬(涼宮に主導権を握られたら最後、ボクの時間が著しく削られてしまう)

桂馬(なんとかして、昨日までのルートに修正しなければ…!!)




23以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:39:14.21x9dj3jCaO (5/14)


桂馬「…涼宮。なければ作ると言ったが、お前が作ろうとしてるのはそう簡単に作れるものじゃないだろ」

ハルヒ「バカね。それくらいあたしにだってわかってるわよ」

桂馬「それならーー」

ハルヒ「だからまずは、身近に面白そうな不思議がないかを調べるのよ!」

桂馬「は?身近の不思議を調べる?」

ハルヒ「そうよ!こんなつまらない現実にだって、不思議の1つや2つあるべきなのよ!」

ハルヒ「そうと決まればチンタラなんてしてられないわ!1分1秒が惜しいもの!」ガシッ

桂馬「ちょっと待て!!ボクはそんなのに付き合うつもりは…」

ハルヒ「あんなゲームしてる時間があるなら、あたしに付き合いなさい!」

ハルヒ「いいわね!」ダダダッ

桂馬「ロードだ!!ロードをさせてくれぇええ!!」




24以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:41:48.31x9dj3jCaO (6/14)


ー夜ー

~桂木桂馬宅~


桂馬「まさか、こんなことになるなんて…」ボロッ

エルシィ「結局今日は涼宮さんと何をされてたんですか?」

桂馬「…暗くなるまで宇宙人や未来人を探しながら、この辺を歩いてた」

エルシィ「は、はぁ。そうですか…」

桂馬「現実の路上にそんな奴等がいるかぁあああ!!」

エルシィ「わっ!?にーさま落ち着いて!!」

桂馬「くそっ!この状況は本当にまずい!このままじゃボクは死ぬまで涼宮と不思議探索をする羽目になる!」

桂馬「どうにかして、ボクが巻き込むルートに引き込まないと…!!」




25以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:44:27.58x9dj3jCaO (7/14)


ー翌日ー

~光陽園学院前路上~


ハルヒ「よし。それじゃあ今日は…」

桂馬「待て涼宮。毎日宇宙人達を探しても無理があるとは思わないか?」

ハルヒ「は?どうしてよ」

桂馬「向こうだってバカじゃない。闇雲に探したところで、奴等が見つかるとは到底思えないからだ」

ハルヒ「じゃあどうするって言うのよ」

桂馬「ゲームの世界になら不思議はそこら中に転がっている。であれば、それを参考にして不思議を探すのも悪くないはずだ」

ハルヒ「…ゲームで不思議が見つかる場所を現実でも探してみるってこと?」

桂馬「そうだ。だから現実での不思議探索と、ゲームの攻略。これを同時に行うのはどうだ?」




26以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:46:13.57x9dj3jCaO (8/14)


ハルヒ「それって結局あんたがゲームをやりたいだけじゃないの?」

桂馬「……そんなことはない」プイッ

ハルヒ「思いっきり目を反らしたわね」ジー

桂馬「……」

ハルヒ「ま、あんたの言い分はわかったわ。確かに当てもなく不思議を探し回るのは効率が悪そうだしね」

ハルヒ「あんたの提案に乗ってあげる」

桂馬「…それはどうも」

桂馬(こうして、涼宮ハルヒとの怒濤の毎日が始まった)




27以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:47:11.68x9dj3jCaO (9/14)


~とある建物の屋上~


ハルヒ「気持ちを集中させなさい。そうすれば、あんたにだって超能力者を見つけることができるかもしれないわ」

桂馬「……そんなわけないだろ」ボソッ

ハルヒ「何か言った?」

桂馬「よーし!出てこい超能力者ー!!」




28以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:48:11.06x9dj3jCaO (10/14)


~桂木桂馬宅~


桂馬「……」カチカチ

ハルヒ「本当にあんたってゲームが好きなのね」

桂馬「……」カチカチ

ハルヒ「こんなゲームのどこがいいわけ?やっぱり、こんなことする暇があるなら不思議探索してるほうが何百倍も建設的じゃない」

桂馬「……」カチカチ

ハルヒ「あたしがいる時くらいヘッドフォン外せー!!」ポイッ

桂馬「あー!!よっきゅーーん!!??」ガーン!!




29以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:49:51.23x9dj3jCaO (11/14)


~とある川辺~


桂馬「どうしてこんなところに?」

ハルヒ「バカね。河童がいるかもしれないじゃない」

桂馬「はぁ!?河童って妖怪だろ!?妖怪も探すのか!?」

ハルヒ「うるさいわね。いいから両手にキュウリ持ってなさい!」

桂馬「こんなんで河童が出てくるわけないだろ!?」ガーン!!


桂馬(こんな感じで、ボクと涼宮が不思議探索をしたり、ゲームをしたりする生活が続いた)




30以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 16:52:59.14x9dj3jCaO (12/14)


~桂木桂馬宅~


桂馬「…とまあ、この選択肢でルートが分岐するんだ」


【許嫁を追いかける】

【妹を追いかける】


ハルヒ「ふーん。許嫁か妹のどっちかしか選べないってわけ?」

桂馬「そうだ。どちらかしか選べないからこそ、多くのプレイヤーはこの選択肢で長い時間悩むことになるのさ」

ハルヒ「あっそ。あたしだったら、ふたりとも幸せにしてあげるけどね」ポチッ

桂馬「残念だけど、それができないのがこのゲームなんだーー」



許嫁・妹『ありがとう!大好き!』



桂馬「は?」

ハルヒ「あら?何よ。ふたりとも幸せにできてるじゃない」

桂馬「…そんなバカな…」

ハルヒ「ま、あたしにかかればこんなものよ」フフッ

桂馬「……」




31以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 17:00:53.61x9dj3jCaO (13/14)


ー夜ー

~桂木桂馬宅~


桂馬「エルシィ。涼宮の駆け魂なんだが、もしかして成長してないか?」

エルシィ「え?…あっ!確かに成長してます!」

桂馬「やっぱりそうか」

エルシィ「神さま!どうしてわかったんですか!?」

桂馬「…今日涼宮とやったゲームだよ」

エルシィ「ゲームですか?」キョトン

桂馬「ああ。本来あのゲームにはハーレムエンドなんて存在しない」

桂馬「許嫁か妹のどちらかを選ぶエンディングしか用意されていないんだ」

エルシィ「は、はぁ…」




32以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 17:10:14.32x9dj3jCaO (14/14)


桂馬「だが、ついさっき涼宮はあるはずのないハーレムエンディングを迎えた」

桂馬「つまり、ここでなんらかの力が働いたとしか思えないんだ」

エルシィ「でも、涼宮さんの駆け魂が成長しているなら、早くしないと涼宮さんが…!!」

桂馬「……」

桂馬(確かに駆け魂が育ってきている以上、このままだと涼宮が危ない)

桂馬(しかし、今の段階で涼宮の駆け魂を出すことができるか?)

桂馬「駄目だ。まだイベントが足りない」

エルシィ「そんなぁ…」

桂馬「とにかく、ボクも考えてみるからお前は涼宮の駆け魂が成長しきらないように見張っていてくれ」

エルシィ「…わかりました」




33以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 21:10:00.14Mwa4CeC1O (1/1)

ハルヒ側の登場人物はハルヒだけなのかな?