1 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 03:56:49.31WlVAIbhj0 (1/6)

このスレは「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第一話まで見ていた少女、蒼井翠ちゃんが「戦姫絶唱シンフォギア」の世界に転生して、月を破壊する為に頑張ったと思ったら並行世界に飛ばされたり「結城友奈は勇者である」の世界とコラボしたり増えて帰ってきたりしてるスレです
シンフォギアのアニメの無印、G、GX、AXZ、XV、スマホゲームのXD、勇者であるシリーズのネタバレを含みます


翠「タイトルのLBって何なんです?」

女神「このスレの中に出てきたある単語の頭文字ですね」

『翠』「アバウト過ぎる」

1スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1499084737/

2スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1500550444/

3スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502896751/

4スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1505577039/

5スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1508511802/

6スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1513177414/

7スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1518704588/

8スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1527441423/

9スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1542908833/

10スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1549902839/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559156209



2 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 03:58:22.72WlVAIbhj0 (2/6)

・・・

...り...り!...い...おい...り!


翼「聞いているのか、『翠』!」

『翠』「...ぁ、はい、聞いてる...じゃなくて、聞いてます聞いてます」

どうやら翼さんの呼び掛けに気付かないほど集中力に欠けていたらしい
いや、むしろ集中し過ぎていたからこそ気付かなかったと言った方が正しいのかな

マリア「さっきからずっとぼーっとしっぱなしよ?少し休む?」

『翠』「いやいや、車で移動してる最中にこれ以上休むとかありませんって」

現在『私』と翼さんとマリアさんはS.O.N.G.職員さんの運転する車に乗り例の刀の場所まで移動している
これが歩きだとか電車で立ちっぱなしだとかなら別だが、車内でずっと座っているのだからそれこそこれ以上楽にするのは横になるくらいしかない
そしてそんなはしたない真似をするほど弱ってはいない

翼「...以前も、車酔いのようなものを起こしたのだ、無理はするな」

『翠』「だ、大丈夫ですから」

そう、大丈夫だ問題ない
問題は大有りだし『私』自身現在頭の中が全く大丈夫ではないけれど

『翠』「...」

ふと溜息をつきそうになって、翼さんマリアさんに余計な心配をかけるかもしれないと思いなんとか押しとどめる
『私』は今、つい数刻前にルシエドから伝えられた情報を脳内で反芻させていた
その内容とは



黒いフードの少女は翠だった





3 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 04:00:17.60WlVAIbhj0 (3/6)

・・・


ルシエドが持ち帰った情報は以下のものだ

翠は黒いフードを被りパヴァリア光明結社に加わっている
引き入れたのはどうやらそこの局長...『私』だけ未だ対面していないアダムとかいう変態抜剣男

精神が不安定で錯乱していた当時の翠に漬け込み利用しているのではないか
より正確には集めた情報から考えるとあからさまな嘘を吹き込まれており、いわゆる操り人形ではなくあくまで思考誘導によって自らの意思で彼ら彼女らに従い力を貸している、と錯覚させられているというある種面倒な洗脳を受けている状態なのではないか、と
これがルシエドの見解だった

『翠』「っ...」

あの少女の正体が翠
そうわかってしまった途端、むしろ何故その発想に至らなかったのかと思うほどに少女の戦い方が翠のそれであったと気付いた


『翠』『そうだ...考えてみればあのギアの特徴も、イミテーターそのものだった』

夏菜『そうですよ...そもそも翠さん...の分身のようなものを送り込み回収までした相手が、本物の翠さんなのではないかという発想は真っ先に思い浮かばないはずがない...どうして今の今までわからなかったんでしょう...』


夏菜は今の翠か、それこそあのわかりやすいほどに特徴的な黒いフードそのものに何らかの認識阻害を引き起こすような装置、効果が備わっているのではないかと言っていた


調『それって...あれ?それって、何だっけ』


思い返せば、あの場にいた他の皆も同じように『黒いフードの少女=翠』の式が成り立つのを阻害するような電波を受けていたのかもしれない

パヴァリア光明結社への、アダム・ヴァイスハウプトへの怒りが湧き上がってくる
『翠』の精神が不安定になってしまったのには他の要因があるとはいえ、そこに漬け込んで洗脳...?
そんなことは許されない、赦さない


4 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 04:00:45.49WlVAIbhj0 (4/6)

マリア「...本当に大丈夫?顔が強張っているわよ」

『翠』「っ、えぇ、大丈夫です」

まだルシエドが持ち帰った情報のことは、少女の正体が翠だということは皆には話していない
知っているのはあの場にいた『私』とルシエド、夏菜、それと『夏菜』もか
単純に今は別件でこうして出動している手前後回しにするべきではないか、という意見と
それから重要であるが故に、ルシエドを疑うわけではないが確証が得られるまでは勝手に広めていたずらに不安を連鎖させるのは危険だという意見によるものだ
女神様にはもちろん、ししょー達OTONAにだけ先に伝えてどうすればいいかを仰ぐのも良いかもしれない

翼「そろそろ着くぞ、気を引き締めて」



6本の刀コンマ下
奇数 大きな進展無し、引き続き様子見
偶数 やばい気がする
ゾロ目 やばい気がするというか現在進行形でやばい


5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/30(木) 04:06:49.79eFn3+EiDO (1/1)

はい


6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/30(木) 04:07:00.80bgyB0eJ20 (1/1)

スレ立ておつ


さて


7 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 04:35:52.26WlVAIbhj0 (5/6)

・・・

現場の調査班の人達と合流し、刀の観察をしてみる
相変わらず6本が均等な距離で地面に突き刺さっていて、報告の通り若干振動していた
あるいは共鳴...?

翼「いったい誰が、どんな意図で...」

マリア「このままどこかの世界へと繋がる扉が、なんてことはないでしょうね」

『翠』「それフラグ...」


結果としては、しばらく経っても何の変化も起きず、もちろん別の世界との繋がりが生まれることもなかった


・・・


マリア「お疲れ様、気を張っていて疲れたでしょう」

『翠』「あ...あったかいものどうも」

夏といえど、もう後半
というか9月だしぶっちゃけもう秋だ
夕方ともなれば少しばかりは肌寒くもなってきて、気が利くマリアさんは『私』にコーヒーの入った紙コップを渡してくれた
このコーヒー渡しも友里さんがやっていたものがいつの間にか二課の頃から広まっていたらしい

マリア「...無理、本当にしていない?」

『翠』「し...て、ないです、よ?」

マリア「敬語」

『翠』「あっ」

今日何度目かの問いかけに思わず本音が出そうになり答えがたどたどしくなってしまった『私』
けれどどうもマリアさんの本命はその後に続いた方の言葉だったようだ

マリア「この間の戦闘中や訓練中は...というか普段も、タメ口だったじゃない」

『翠』「それは...ほ、ほら、よくよく考えたらマリアさんも翼さんも普通に有名人だし、翠ほど長い付き合いじゃないから緊張しちゃって、失礼だったかなって」

嘘じゃない、特に翼さんに対してはどうもタメ口をきくのが畏れ多いと思ってしまう節もあり、わざと敬語に直そうとした部分もある

マリア「今日も最初はそうだった、でも今は無意識のうちに敬語になってしまっている...違う?」

『翠』「うっ...」


8 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/30(木) 04:36:55.79WlVAIbhj0 (6/6)

マリア「まぁ翠がそうであったように、むしろ敬語なのが『貴女』の標準なのかもしれないけれど...余裕がなさそうに見えるわよ」

それも、はっきり言って事実だ
『私』は意図して敬語を使わないようにしている
翠との差別化の為にではない、それ以前に、こんな世界に敬意なんて払いたくない、なんて今思えば厨二くさいことを、本気で心の底から思っていたから

マリア「前にも言ったかもしれないけれど、抱え込まずに相談しなさい、無理にとは言わない」

『翠』「...うん、ありがとう、マリアさん」



どうする?安価下
(特になければ本部に戻って翼さんとの訓練)


9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/30(木) 09:43:05.31/UStzZB7O (1/1)

エルフナインに翠ちゃんの件を話して洗脳から解き放つ手段が無いか相談してみる

流石に1人じゃ無理だこの件は


10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/30(木) 17:18:00.77sO5P07tkO (1/1)

これまでのあらすじ……もうゾロ目は見たくないよパトラッシュ


久々に通常ギアで特訓とかどうだろう
後はわっしーセットを纏ってから友里さんに狙撃の特訓を受けるとか


11 ◆BT63SEH4KsDo2019/05/31(金) 03:28:34.50J5O1cFaZ0 (1/1)

・・・


刀に新たな変化が見られた際はまた誰かしら装者が合流するということで、今回は一度本部へ戻ることとなった
結局緊張と出撃直前の出来事のせいでまともに話せないかもと思ってたけど、そもそも仕事中なんだからそんなに話す時間なんてなかった
強いて言うならマリアさんとは少し話したけどね、翼さんとは全然

エルフナイン「話ってなんですか?」

で本部に戻ってきて解散した後、『私』が向かったのはエルフナインちゃんのところ
マリアさんにも言われたことだけど翠のことは『私』が一人で抱えていても解決はきっと出来ない...相談し知恵と力を借りる、それが一番堅実なやり方で一番の近道だよね?

『翠』「実は...」

『私』はルシエドに翠のことを探してもらっていたこと、そしてルシエドが持ち帰ってきた情報をエルフナインちゃんに話した
最初こそ驚愕したような顔をしていたエルフナインちゃんだったけど、やっぱりそれで腑に落ちた点があったのかすぐに納得し、それと同時に悲しそうな顔になる

エルフナイン「翠さんが、パヴァリア光明結社に...」

『翠』「『私』じゃいい案が思い浮かばない...エルフナインちゃん、何か翠を洗脳から解き放つ手段無いかな」



エルフナインちゃんの案安価下
(思い浮かばないよ!という場合はこの件については保留となります)

(翼「何!?先の作戦中マリアは『翠』と仲良く談笑していたのか!?」

マリア「少し話をしただけよ...というかいいじゃない、貴女避けられてるというより単に緊張されてるだけのようよ?」

翼「だからこそ歯痒いのだが...」)


12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/31(金) 03:32:18.97GiQO3OMs0 (1/1)

本当に大切な物を思い出させる
約束とか友達とか
一番手っ取り早いのは局長の撃破だろうけど非現実的


13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/05/31(金) 08:38:05.61cZqgwT2aO (1/1)

いくら洗脳といってもあくまで精神状態の乱れに漬け込んだもので完璧ではないはずです
必ず記憶や認識に矛盾点があります、そこを突けば或いは


14 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/01(土) 03:25:22.21r7OcMZXl0 (1/2)

一瞬何か言いたげな表情を見せたエルフナインちゃんだったけど、言っても意味がないとそれを飲み込み考え始めた

エルフナイン「...いくら洗脳といっても、あくまで精神状態の乱れに漬け込んだもので完璧ではないはずです」

『翠』「うん...」

エルフナイン「そうなると、必ず記憶や認識に矛盾点があるはずです、翠さんの場合洗脳にそう時間をかけられていませんから余計に、なのでそこを突けばあるいは...」

矛盾点、翠がS.O.N.G.に敵対しているこの状況になるまでの過程や、それこそ翠が敵対せざるを得ないと思ってしまうほどの何らかの理由そのものがそれなのかもしれない

エルフナイン「ですがあくまで現在その矛盾点となるものは翠さんの中では真実と錯覚させられている、信じられている、そうなると頭からそれを否定してしまえば悪くすれば聞く耳を持ってもらえないかもしれません」

『翠』「間違っている、とだけ言っても意味がない...翠が何を信じ何故パヴァリアに付こうと思ったか、それを理解しその上で具体的な矛盾点を突き付けないと...ってことだね」

エルフナイン「そうです、相手の認識を理解して、それから軌道を修正する...思えば響さんの誰とでも真っ先に話し合おうとする姿勢は正しく一番理に適ったやり方なのかもしれません...いえ、話が逸れました...そして出来ることなら、翠さんの信じる、信じ込まされている偽りの真実の矛盾点を突くと同時に、翠さんにとって本当に大切なものは何かということを思い出させられればより確実なんですが」

『翠』「本当に大切なもの?」

エルフナイン「何か約束であるとか、友人であるとか...つまり翠さんの中での優先順位を変えさせるんです」

例えばこれが機械や何らかの技を用いた本人の意思にそぐわないことをさせるような類の、所謂催眠のような洗脳であったなら、その原因となるものを破壊するなり解除させられれば問題は解決だ
でもそうでない以上、これは翠自身にその洗脳を解かせる...認識を改めさせる必要がある


15 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/01(土) 03:25:52.19r7OcMZXl0 (2/2)

エルフナイン「翠さんがアダム・ヴァイスハウプから信じ込まされたものを崩せば、現在翠さんの中で最優先となっている行動理由が揺らぎます、そこに僕達との対立関係を無くさせるような別の行動理由を差し込み僕達に対する戦意を喪失させるんです」

『翠』「パヴァリアに協力することより、『私』達といることの方が大切だという風に翠に認識を改めさせる...」

エルフナイン「少し強引ではありますが、思考誘導に思考誘導をぶつけるんです」

なるほど、単なる話し合いじゃなくこっちも半ば洗脳じみた事で翠を正気に戻させようってことか
いや、翠にとって夢姫ちゃんや『凜音』ちゃん達のことはきっと、絶対すごく大切なはずだ
だからこそこれは『思い出させる』ってことになるんだ

エルフナイン「本当ならアダム・ヴァイスハウプを...恐らくその偽りの真実を信じるに値する要因となる絶対的な存在を撃破するのが一番認識を揺らがせやすいのですが」

『翠』「手っ取り早くても現実的じゃない...か」

エルフナイン「それにアダム・ヴァイスハウプを倒せば自動的に洗脳が解けるわけでもありません、変に混乱を招き考えがあらぬ方向へ向かってしまっては対策が...」

『翠』「本当、面倒なことをしてくれたな変態局長め...」

兎にも角にも、翠が何故パヴァリア光明結社に付くという結論に至ったのか、何を目的としているのかを知るのが先決だ
考えられるのは、パヴァリア光明結社の目的である月の遺跡の掌握だかなんだかが関係してる...のかもしれない
そもそもその目的自体、すでに砕けた月の遺跡に対してどうやって手を出すのかもよくわからないけど



まだ何か話す?安価下
(特になければ翼さんと訓練)

(マリア「そんなに仲を深めたいのなら、翠と仲を深めた際の事を参考に考えてみたら?」

翼「むぅ、しかし最初こそ我々から逃げようとしたが捕まえてからは早い段階から友好的ではあったし...はっ!そうか!つまり逃げ惑う『翠』を私が捕まえればいいのか!ありがとうマリア早速戦闘訓練に誘ってくる!」

マリア「ちょっ待ちなさいつばs...えぇ...」)


16以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/01(土) 03:44:32.18GWn8Ck6G0 (1/1)

翠が現れた時に『私達の目標~』とか言ってたのを思い出し、ひょっとしたらバラルの呪詛が関係してる可能性がある事を話す


17以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/01(土) 09:03:25.79pIYWp1He0 (1/1)

特になし


18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/01(土) 12:36:06.46zITU/7WAO (1/1)

洗脳を解く洗脳をするのか…これこそ4期でマリアさんの中に入った機械使ってでも無理矢理翠ちゃんの中に入った方がいいんじゃ


19以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/01(土) 19:25:50.05RNz8/PyeO (1/1)

夢姫ちゃんと『凛音』ちゃんに協力の要請は…出来ないよねやっぱり
『凛音』ちゃんはシンフォギア纏えないし


20以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/02(日) 01:15:42.9145dq+7cU0 (1/1)

6本の刀はどう絡むのか
手甲の時は触った瞬間に助っ人として呼び出されたけど


21 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/02(日) 04:18:01.07PZkJTj2D0 (1/4)

『翠』「翠の目的...か」

順当に考えれば...あぁ、そういえば確かあの時も



翠『私の、私達の目的を達成出来て...』



『翠』「『その後を創れるところです』」

エルフナイン「『翠』さん?」

そうだ、『私』を誘ったあの時翠はそう言っていた
翠の、翠と『私』の目的
そしてパヴァリア光明結社の目的でもある

『翠』「バラルの呪詛...」

エルフナイン「それは」

『翠』「関係、あるかもしれない...ううん、きっと関係ある」

『私』はパヴァリア光明結社が人類のバラルの呪詛からの解放を目論んでいるらしいと知った時、横槍を入れられたような思いだった、横取りされたような思いだった
でももし翠はそうじゃなかったとしたら

『翠』「パヴァリアに、便乗するつもり...?」

いや、よく考えてみたら一度月を破壊した時だって『私』や翠は直接手を下していない
フィーネさんの作戦に乗っかっただけだ
するともし今回翠が人類のバラルの呪詛からの解放の為に、同じ事を成そうとしているパヴァリア光明結社に手を貸そうと考えたとしても何の不思議もない
そうか...そうだ、何の不思議もないじゃないか

『翠』「そういうことなの、翠...?」

『私』が憤り信頼も信用も出来なかったパヴァリア光明結社に、翠は希望を見出したの...?

エルフナイン「バラルの呪詛、それが翠さんの目的の根幹に関わることなんですか?」

『翠』「きっとそう...だとしたら、翠がパヴァリアに付いたのは必然なのかな...」


22 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/02(日) 04:20:13.88PZkJTj2D0 (2/4)

答えなんてとっくに出てたじゃないか
ただそう、感じ方が違ったんだ、『私』と翠で
翠はパヴァリア光明結社がそれを成すことを、きっとむしろ喜ばしいことだと...

エルフナイン「しっかりしてください!例え翠さんの目的がパヴァリア光明結社と通ずるものがあったとして、パヴァリア光明結社が翠さんを率いれるのに洗脳という手段を用いた時点で対等な関係として扱われていないということです!」

『翠』「...っ!」

エルフナイン「つまりそこには信用も信頼もない、それは翠さんにとって望ましいことではないはずです、そして何よりそんなパヴァリア光明結社が正しいはずがありません」

『翠』「...ありがとう、エルフナインちゃん」

そうだ、その通りだ
翠の目的とパヴァリア光明結社の目的が一致していたからといって、対等な協力関係を結べていない時点でそれを見過ごしていいはずがない

『翠』「ダメだね『私』、翠がいないとすぐ変な方向に向かって勝手に沈んで」

エルフナイン「なら早く、翠さんを取り戻さないとですね」

おっと、これは励ましてくれてるのか皮肉を言っているのか
まぁ、どっちでもいいか、エルフナインちゃんの可愛さの前ではどっちでもばっちこいだよ

エルフナイン「話を戻しますが、バラルの呪詛ですか...フィーネさんのルナブレイクによって月は砕けましたが、何故か解けることのなかった呪い...それに月が砕けたことによる地上への影響も、決して軽いわけではありませんが予想より遥かに軽い...それすらも呪詛に関する何かで保障されているものなのかあるいは」

『翠』「地上への影響?」

エルフナイン「計算上月が崩壊した際、例えば月の引力によって起こる潮の満ち引きが起こらなくなったりと激しい気象変動が起こるはずなんです、それにそもそも地球そのものが月と太陽の引力のバランスによって現在の位置を保っているため、その片方が引力を持たなくなったら...ところが現在月が健在だった頃の引力はその場に留まった月の破片の集合体が何故かそのまま引き継いでいるようで」


23 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/02(日) 04:20:52.08PZkJTj2D0 (3/4)

『翠』「月の破片が...?それって、まさか月はまだ生きてる...砕けきってないってこと?」

カ・ディンギルの粒子砲は月のど真ん中を射抜いた、と思う
それでもなお月の...バラルの呪詛をかける装置としての機能が生きてるなんてあり得るの?

エルフナイン「いえ、よほどパヴァリア光明結社が言うところの月の遺跡というのが小さく、月の破片の上に留まれているのでなければそんなことは...ですが、月の遺跡が破壊されたことによって別の何らかの機能が作動し、バラルの呪詛が解かれるのを阻止した、という可能性もあります」

『翠』「何らかのって...」

エルフナイン「すみません、こればかりは情報が足りなさ過ぎて空想の範疇を出られませんが」

いや、うん、でも興味深い話ではあった
女神様は人類にバラルの呪詛が哲学兵装となって月が無くなっても解けなくなってしまったんじゃないか、と言っていたけど
月が破壊されたからこそ別の何かが作動してバラルの呪詛を引き継いだ、もしくは月の有無に左右されないよう定着させられた、という可能性は確かにある
というか何ならそっちの方が現実味がある
いや女神様の考え方が突飛とかそういうことではないけど

エルフナイン「とにかく!僕の方でも翠さんの洗脳を解く良い方法がないか考えてみます!」

『翠』「うん、本当にありがとう」


24 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/02(日) 04:22:49.69PZkJTj2D0 (4/4)

・・・


エルフナインちゃんの部屋を後にした『私』は、自室にでも戻ってエルフナインちゃんとした話や考えをまとめてみようかと思っていると

翼「ここにいたか『翠』っ!!!」


ダァン!


『翠』「ひゃうっ!?...つ、翼さん!?///」

廊下をダッシュしてきた翼さんにそのままの勢いで壁に追い詰められてダァンされた
壁ダァンと名付けよう『私』が名付けた嘘です壁ドンです
何この翼さんのファンに見られたら殺されそうな状況ありがとうございます

翼「探したぞ、『翠』」

やっばぁいさっきまでシリアスな感じの思考回路だったのに翼さんの顔見てたら全部吹っ飛びそう何この人めっちゃ綺麗だしかっこいいし髪さらっさらだしてか近いし
これはもうあれかな?奏さんともしたし翼さんともしちゃう流れかな?翠に振り回されて心配させられててここのところ疲労が溜まりっぱなしの『私』に遂に神様がご褒美をくれたのかな?ありがとう女神様ありがとう

『翠』「そ、その、翼さん、これは///」

しかし、そう、何を浮かれていたのか
『私』の上がりきったテンションは次の翼さんの言葉で、一気に氷点下まで下がったのだった


翼「『貴女』と私、戦いましょうか」


死んだかなこれ
恨むよ女神様



どのギアで行く?安価下
1 たまには通常のアメノムラクモ
2 関係ねえ他のでやりてえ

(女神「さっきから!私!関係ないですから!」)


25以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/02(日) 07:12:50.01doGzcPnDO (1/1)

1


26以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/02(日) 14:52:44.58pGBF9Qj5o (1/1)

おハバリちゃん触られてなくて可愛そう


27 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/03(月) 02:55:42.09jq2eeD4R0 (1/1)

・・・


『翠』「戦闘訓練...あぁ、あ~...はいはいはい...だよね、戦闘訓練」

ものすごくびびった
いや翼さんに限って、色々乗り越えた後の今の翼さんに限ってそんなことはないだろうとは思ってたけど、突然のことと台詞のせいで一瞬「『貴女』が翠の...翠の何を受け継いでいると言うの!(受け継いでるなんて言ってない)」展開かと
ししょーに靴をダメにしてもらなきゃかと

翼「どうだろう、これから」

『翠』「わかっ...わかりました」

翼さんから見ても『私』は弱い、だからこんな風に誘ってくれているのだろう
あるいは翠のことで気落ちしていたのを察して声をかけてくれたのか
何にせよ、翼さんが胸を貸してくれる(深い意味はない)と言うのだから、お言葉に甘えよう

・・・

『私』がカメラを破壊しまくったシミュレーションルームはすでにS.O.N.G.の優秀な職員さん達の手により元通りに修繕されている
緊急事態だったからと許してもらえたし...もし弁償してくれって言われたら大変だったなぁ

翼「始めましょうか、『翠』」

『翠』「よろしく、お願いします」

翼さんは訓練しながら、『私』の剣の扱い方も見てくれるという
というわけで、今回『私』は普通のアメノムラクモだ


「Imyteus amenohabakiri tron」

「Imyuteus amenomurakumo tron」


どう戦う?安価下


28以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/03(月) 03:06:21.46Prd3KyEG0 (1/1)

片手が空いてるので戦法を変えてみよう
パリィの他にウルトラソード投げとか羽衣を片手に持って攻撃を受け流すとか


29以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/03(月) 17:06:30.28th6HyCSTO (1/1)

試練の反省を活かして避けれる攻撃は避ける、大技の連発は控える
特訓なので加護は使わないでおく


30 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/04(火) 03:43:34.11lzAaBbr20 (1/4)

最近勇者ギアばかり使っていたから少し久しぶりな気がする通常ギア
あれじゃんたまにふと思い出したように出番もらえる初期フォームじゃんとかいう声が聞こえてきたけど多分気のせいだ、聞こえたとしてもそれは『私』がそう思っちゃっただけだからセーフ

翼「先手は譲ろう」

『翠』「ど、どうも」

出方を見ようと思ったけどダメだった
まぁでも、受け身であるより攻めていかないといけない場面が今後きっと増えるからいい練習になる

『翠』「...はぁっ!」

片方の手に剣を握り、『私』はまっすぐ翼さんに突っ込んでいく
翼さんには一度負けている、だからせめて...手加減してくれてるであろう翼さんに少し、本気の欠片くらいは出させられるようにしたい


キィンッ


翼「ふっ!」

振り下ろした『私』の剣はあっさりと翼さんの持つ剣に受け止められ、強めに弾かれてしまう
そう来るだろうと思っていたので弾かれるのに合わせて後ろ向きに仰け反るように跳び、空中で一回転しながらその勢いに乗せて剣を投げた

『翠』「えいっ!」

投げた剣は翼さんのもとへ届く中で小刀へと変形し的としては小さくなる

翼「甘いっ!」

しかしそんなことは関係ないと今度もまたその小刀は容易く弾かれカラカラと音を立てながら床を滑っていった
本当に当てづらくなってくれるだろうと思っていたわけではなくあくまで気休めではあったけど、こうも簡単に破られると少しだけショックだ

『翠』「次ッ!」

でもそんな小細工一つ破られたからってくよくよするほど『私』はもう未熟じゃない
2本目の剣を取り出しながら、再び翼さんに向かって走り出した

翼「たぁっ!」

『翠』「っ、ふっ!」

カウンターのように斬りかかってきた翼さん
すんでのところでそれに気付き、『私』はとっさにその一閃を剣の刃を使って受け流す


ギギッギッ


硬いもの同士が強く擦れ合う時特有の音に冷や汗をかきながら、距離を詰めたのは間違いだったとすぐに距離を取った
そして『私』のその判断に翼さんは満足そうに口角を上げる


31 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/04(火) 03:44:29.97lzAaBbr20 (2/4)

翼「そうだ、はやる時を見極めろ」

最初に先手を取らせたのは翼さんでは
いや、その勢いに乗って常に先手を取ろうとするのではなくタイミング毎に見極めろってことか
なるほど、ならここは直接行かずに

『翠』「ウルトラ...」

瞬時に剣へとフォニックゲインを注ぎ込み巨大化させ

『翠』「ソードッ!!」


『ウルトラソード』


その巨大化させた剣を振り回す...のではなく、そのまま投げつけた
さっきは的を小さくしたけど、今度は大きく重い的
そして何より消費するフォニックゲインと体力を考えて温存しておいた大技
スナップを効かせた為空中で傾き最終的に横回転をしているその剣は翼さんに向かって飛んでいく

翼「はっ!!」

するとそれを見た翼さんは自身の剣を放って両手を地面につけ


『逆羅刹』


脚部のブレードを両方展開し、逆立ちと股割りを同時に行うようなポーズで回転し始めた


ガガッガッ...ガキッ


横回転同士が火花を散らしながらぶつかり合うその姿はまるでベイブr...コマのバトルそのものだ

翼「ハァァッ!!!」

そして翼さんが回転に力を込めたのか、ウルトラソードが回転したままこちらに弾かれてきた

『翠』「羽衣っ!」


『天の岩戸』


羽衣を盾の形に編み込み空いていた方の手でそれの持ち手を掴む
最近はこちらの手に鎌を握っていたことが多かったから、こういうことが出来るのも今日通常ギアにしたからだね


32 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/04(火) 03:47:06.32lzAaBbr20 (3/4)

『翠』「よい、しょっと!」

羽衣の盾の面を斜めに構えて回転するウルトラソードの軌道を逸らさせた
目論見通り明後日の方向へ飛んで行ったウルトラソードは少し離れたところの壁に突き刺さる...えっ大丈夫だよね?壁くらいすぐに直せるよね?怒られないよね?

『翠』「チャンス、逃してたまるかぁっ!」

思考を切り替え(現実逃避とも言う)、翼さんに向かって再度走り出した『私』
今の翼さんは逆立ちから元に戻る途中でしかも手には剣を握っていない
新しい剣を生成するまでのこの一瞬が隙だ
そう思ったからこそ、駆け寄った

翼「ふっ」


『無刀・枯山水』


翼さんがほくそ笑んでいると気付いた時には、羽衣の盾越しに強く横向きに薙げられていた

『翠』「ぐっ...嘘、だって今翼さんは無手だったはず...!?」

流石羽衣には傷一つ付いていないけど、衝撃はダイレクトに伝わってきていたせいで尻餅をついてしまう

翼「この身は剣...だからではないが、手刀もまた剣だ」

見ると、翼さんの腕が青いオーラを纏っていた

『翠』「手刀って、そんな屁理屈な...」

まるでそれは響さんの腕、アームドギアを形成出来ないからとそれを形成する為のエネルギーを腕に込めた時のような
自らの肉体をアームドギアとして使う、そんな一手

翼「まだまだ行くぞ!はぁっ!!」

繰り出される翼さんの手刀は流水の如く水平に薙げられ、またそこから放たれる鋭いエネルギー波は羽衣の盾を思わず手放してしまいそうなほど重い



手刀チャレンジする?多数決安価下
1 する
2 しない
(する場合でも後のコンマ判定によっては失敗します)

(切歌「アタシも手から鎌みたいなの飛ばせるデスかね!」

響「うーん...切歌ちゃんは脚からかなぁ」

切歌「なんデスと!?」)


33 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/04(火) 03:47:44.29lzAaBbr20 (4/4)

***
訂正
多数決安価下1~3


34以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/04(火) 04:07:22.61gPUsKZoP0 (1/1)

1


35以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/04(火) 14:31:56.40QhgmK3uwo (1/1)

やる


36以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/04(火) 16:20:21.98BQ0irSZU0 (1/1)

特訓…手刀…素手…あっ(察し)
1で


37 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/05(水) 04:04:24.298MSYfci00 (1/1)

それから脚部に展開されたブレードの形状が変わりスラスターが追加され、床を滑るような動きの抜群な機動力を手にした翼さんは幾度となく手刀を放ってくる

翼「ほう、今のを防ぐか」

『翠』「いっ...たぁ...」

恐ろしく速い手刀、『私』でなきゃ見逃しちゃうね
いやししょーや緒川さん持ち出されたら勝てないけどさ、動体視力
それはそれとして、繰り出されるとわかって警戒してるからこそなんとか付いてこれてるけど、避ける暇がないせいで大体を羽衣の盾で受けていたら持っていた方の手が痺れてきているのがわかった
痛い、のもそうだし、これじゃまともに防ぎきれないかな...

翼「反撃だ、反撃を仕掛けてみるんだ!」

『翠』「反撃って」

これはあくまでも訓練だから翼さんも一方的な蹂躙的なことは流石にしないらしい
そして剣の扱い方を教えてくれるとも言っていたから...つまりそういうこと?本当に?

『翠』「...ふぅ、よし、やるか」

ともあれ翼さんは本気だ、なら思ってたのと違うとか失礼なことは置いておこう
『私』は羽衣の盾を持っている方ではなくついさっきまで剣を握っていた方の手のひらを一瞥し、指をピシッと真っ直ぐ揃えた
フォニックゲインを纏わせ、エネルギーを貯め、振りかぶって一気に放出させる...理屈としてはこんなところだろう
なに、首トンが実在してるんだから手刀はフィクションじゃない、なら『私』にだって

『翠』「こうして...はぁっ!!」


コンマ下
奇数 まだまだ、これからも鍛錬積んで
偶数 そう!そう!そう!この感じ!いけソウル!
ゾロ目 コツは掴んだコレは便利


38以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/05(水) 04:07:10.41c/aVjtJx0 (1/1)

やっ!


39以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/05(水) 11:25:16.17LyMouvv8O (1/1)

ほんとにコンマさぁ…


40 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/06(木) 03:55:11.73FeptQALr0 (1/2)

『私』は大きく手を振り抜く
行っけえ!!!


ズッ...


『翠』「...」

しかし手刀に纏わせたフォニックゲインもエネルギーも、放たれることはなかった
正確には、すっぽ抜けそうで途中で抜けないまま手に止まってしまった手袋みたいな

翼「...そういう、こともある」

『翠』「...」


...ぬっ...すぽっ


『翠』「にゃあぁぁっ!!!」

翼「うおっ!?何だ急にっ...手刀はそうやって使うものじゃない!ま、待て!聞け落ち着け!」

恥っずかしいめちゃくちゃ恥ずかしい!ハンドボール投げで声だけやたら出てるのに飛距離がそうでもなかった時並みに恥ずかしい
その恥を誤魔化したいが為に、『私』は手袋のような形で固定されたエネルギーの手刀を無理矢理手から外して振り回しながら翼さんに襲い掛かった

『翠』「うわぁんもっと失敗してもセーフな感じの声でやればよかったぁ!」

翼「しゅ、手刀自体は完成してるんだからいいじゃないか!まっ、痛い!その手刀結構硬いな!?」

『翠』「手首の形した武器振り回して戦うとかぁ!」

だってこれ側から見たらライ◯ーマンの普通の義手とかスー◯ー1のスーパーハンドを手に持って使ってる感じだ
もっと言うと「ア◯クメダル出してメダル!出して!出して!あぁ~メダルぅ~!メダルぅ~!出して!あ、出た!邪魔!」みたいな光景だろう

めっちゃ格好つけて「はぁっ!!」とか言っちゃったのがこれ以上ないほど恥ずかしいよ本当に
どうしてこう...『私』がやると締まらないかなぁ...

翼「痛、痛た、痛い!落ち着け『翠』!鍛錬すればいいだけのことだ!鍛錬を積めば必ず飛ばせるようになる!」

『翠』「うぅ~...」

一体どこにこれ見よがしに自分の手首を武器にして戦う人がいるのか
絶対練習してやる...!


安価下
1 あくまでただの訓練だしこの辺でお開き
2 一応決着はつけよう(コンマ判定対決)


41以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/06(木) 04:06:29.7621sxskIJ0 (1/1)

1


42 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/06(木) 04:24:37.01FeptQALr0 (2/2)

・・・


翼「しかし何だ...あまり真剣勝負、といった雰囲気ではなくなってしまったな」

『翠』「うっ...ごめんなさい」

訓練は大抵いつも皆最終的に熱くなって、どちらかがギア解除になるか他の用事の為に中断するか、のどちらかだ
なのだけれど、先程の一件でそう言う感じの空気でもなくなってしまった

翼「いや、謝る必要はない、そもそも誘った時あぁは言ったが『翠』と倒し倒されるほどの戦いをしたかったわけではないからな」

『翠』「もし戦いたかったんだったらかなり凹んでた...」

戦うほど仲良くなる!な人達ほど『私』は好戦的じゃない
どちらかというと平和的に行きたい人だ
嘘じゃないよ?

翼「だが、今日は楽しかった、またやろう...訓練でなくとも、こうして話したり、な」

翼さんの少しだけもじもじしたようにそう言うのを見て、なんとなく察した
翼さんはもしかしたら、『私』との距離間を測りかねていたのかもしれない
『私』も結構翼さん相手だと緊張してたし...今は不思議と、前よりは素直になれそうだけど

『翠』「...!はい...じゃない、うん!」

翼「あぁ!」

お互いギアを解除して握手を交わす
翼さんが歩み寄ってくれたんだ、『私』もいつまでも緊張を口実に逃げてられない
翠だって初めてこの世界に来た時からは比べ物にならないほど変われたんだから、きっと『私』ももっと...

翼「な、何なら姉と呼んでくれてもいいんだぞ!」

『翠』「うん!?」



安価下
1 ついでに友里さんにも訓練を受けさせてもらう
2 とりあえず今日のところは休んでおく


43以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/06(木) 05:11:34.80Isqh/yaY0 (1/1)

2で


44以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/07(金) 02:15:58.66SVgC/dlfO (1/1)

>>1がボーダーだったら終了の告知で立ち直れなさそう
私は……もう抜け殻のようになっちまいました


45 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/07(金) 03:42:33.43JbV/Y/ew0 (1/3)

・・・

翼さんとの訓練を終え、部屋に戻った時にはすでに日も傾きすっかり暗くなっていた
この後も何かしようと思えば出来なくはないけど

『翠』「...いや、今日は疲れたし、いろんな意味で」

休もう...何なら夕飯食べずに朝までぐっすりコースもいけそうな気がする今なら
今日はいつにも増して色々あったし
朝っぱらから黒フードの翠(朝の段階だとわかってなかったけど)の襲撃を受けて
翠がパヴァリアに利用されてるっぽいとルシエドから知らされて
6本の刀の様子も見に行って
翼さんと訓練して

『翠』「1日が濃いよ...」

でも、刀の様子見に行ったり翼さんと訓練したりしている間に大分『私』も落ち着けたというか、冷静になってきていたから逆にその濃密さが有難い
翠が敵になった、ということを知ってそのまま何の予定もなく1人でいたらドツボにはまってたかもしれない

『翠』「っていうか、朝イチで初めて見かけた新キャラが実は翠でしたとか」

ないわー


コンマ下
奇数 睡魔に従って爆睡!(次の日へ)
偶数 脳内会議

(翠「は?BB終了...いやいやまさかそんなだってもう10年も...え?まだニュード降るまで64年もあるじゃないですか何を言って」

『翠』「でも忙しくてここ数年ご無沙汰だった『私』達に何か言う資格なんて...」

夏菜(たかだか中3の翠さん達にとっての『ここ数年』って...というか対象年齢的には今年からじゃ))


46以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/07(金) 03:49:30.03b1SGstxb0 (1/1)

ボダブレ2出てほしいなあ!


47 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/07(金) 04:07:23.99JbV/Y/ew0 (2/3)

結局瞼の重さも尋常ではなくなってきたのもあって、今日はもう寝ることにした
蛇達を撫でたり、千景ちゃん達の花に手を合わせたり
その後は行儀悪いけどもうパジャマに着替えてベッドに倒れ込む

『翠』「疲れたし、眠いし、寝るし...」

ぐぅ

・・・

あーりーえなーいーあーさがー来たー
やーぼーうのーあーさーがー

『翠』「ふあ~ぁ...」



コンマ下
奇数 特に予定なし
偶数 とでも思ったか!
ゾロ目 お仕事ですよ


48以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/07(金) 04:08:47.16+wA7waLRO (1/1)

筐体の寿命だから仕方ないよ


49 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/07(金) 04:42:39.06JbV/Y/ew0 (3/3)

朝、目覚ましの音に起こされた
欠伸をし覚醒しきらない頭で「もう朝か」と思うと同時に、「はて、昨日の夜に目覚ましなんてセットしたかな」とも思う『私』
朝早くから任務でもない限り、元々引きこもりな『私』が目覚ましをセットすることなんて...


夢姫「御機嫌よう、『翠』さん?」

『凜音』「おはようございます、『蒼井』さん?」


すぐ横から聞こえてきた声に、一気に目が覚めた


多数決安価下1~3
1 とりあえず逃げる(逃げ切れるかは後にコンマ判定)
2 とりあえず大人しくする


50以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/07(金) 08:42:36.217u3Ik5ZA0 (1/1)

2人は『翠』の事知ってたっけ?
2で


51以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/07(金) 08:51:46.20vNqLMUJDO (1/1)

2


52以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/08(土) 01:10:59.82m0Dp51Lz0 (1/1)

ボダに続いてシンフォギアも終わるとか生き甲斐が無くなってく…


53 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/08(土) 03:39:01.33o75xPFtb0 (1/4)

***
2/3入ったので2とします
***

夢姫ちゃんと『凜音』ちゃん
2人とまともに...まともに?対面したのは確かゆゆゆ世界から戻ってきた時に翠の背中に隠れたり逃げたりした時だ
その直後死んだっぽかったり何故かリテイク入ってギリギリ死ななかったりしたり、その次の日に翠が逃げたりして、まぁその...合わせる顔がないとか、色々聞かれても困るとか、そういう理由もあって

はい、正直避けてました

いやでもね?でもですね?一応このままじゃいけないな、もう少し積極的にとまではいかなくともいずれはちゃんと話を出来るくらいの仲になれるように頑張ろうかなとは思ったりしたわけで
え?その後はちゃんと行動したか?そ、そりゃもう

ごめんなさい避けてました

夢姫「今日は任務も仕事もないはずですわ、なら問題ありませんわよね?」

『凜音』「言いたいことが山ほどあるので山ほど言いに来ました、と言ってから何日経ったでしょう...いえ、これでも自粛はしていましたが」

夢姫「話は概ね聞いていますわ、その上で、そろそろいい加減『貴女』の口からも色々と聞きたいと思いまして...えぇ、続きは行きながらでも」

自粛はしてくれてたんだ、翠が逃げたって聞いたらまぁそうなるか
いや待って

『翠』「い、行くって、何処に」

薄々わかってる
けど、まさか...ね?だって『私』は翠じゃないしそんな義務...


夢姫『凜音』「「学校です」わ」


54 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/08(土) 03:41:50.32o75xPFtb0 (2/4)

・・・


なんてやり取りが朝あって
逃げ出そうかとも考えたけど、その後が怖くて
結局されるがまま学校の(翠の)制服を着せられて朝ご飯も詰め込まれて
今現在両側の腕を夢姫ちゃん『凜音』ちゃんに拘束された状態で強引に登校させられている

夢姫「どうせ夏休み明けの初日なんて校長先生のお話と宿題の回収が主な内容ですわ」

『凜音』「休み明け初日からまともな授業をする先生はあそこにはいなかったはずですよ」

『私』は別に勉強についていけるかどうかを心配して顔を青くしてるわけじゃないんだけどね

『翠』「う、裏切ったな夏菜...」

思わず夢姫ちゃんの隣(『私』と反対側)にいる夏菜に向けてそう漏らしながら睨みつけた

夏菜「裏切るも何も私は『蒼井』さんに何も頼まれてませんし、引きこもりの不良娘を更生させてるだけですよ」

コイツ...あとで覚えておきなよ...本部の食堂で麺類頼んだ時にスプーンしか用意されてないようにしてやる...

『凜音』「『蒼井』さん、やっぱり浅井さんとはもう仲が良いみたいですね」

夢姫「わたくし達とは違って避けてないみたいですわね、装者同士ですから避けようがないのでしょうが」

言葉に棘が...

『翠』「...で、何...まさか学校に翠のフリして通えって?」


コンマ下
奇数 いぐざくとりー
偶数 いや別人として転校生扱い

(翠「TVシリーズ!TVシリーズの完結ですから!ね、だから...うっ」

『翠』「翠が(ショックで)死んだ!」

夏菜「このひとでなし!」

アダム「ん~?何故かな?こちらを見ながら言うのは」)


55以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/08(土) 03:46:50.69Z7FygxnVO (1/1)

マンメンミ!


56以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/08(土) 03:46:52.74n51MDvlpO (1/1)




57 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/08(土) 04:14:49.65o75xPFtb0 (3/4)

夏菜「まぁ、そうなりますね...でも影武者ってなんか言葉の響き格好良くありません?」

『翠』「それには同意するけどそれで騙されたりはしないよ!?」

夢姫「違いますわ、『貴女』が騙す方ですもの」

違うそうじゃない!
でも、そうか、翠の代わり...すでにアイドルとしての仕事でもやったからなぁ...こうなる気はしてなくもなかったけどなぁ

『凜音』「別人として転校生、という案もあったんですが」

『翠』「待って...登校するのは確定なのね、うんわかった、わかってないけどわかった...案って...どの程度の規模で『私』の登校する時の立場決め的なやつが決められたの」

夏菜「『蒼井』さんを除いたいつもの人達に歌代さん『東雲』さんを入れたメンバーでの会議で」

規模でかっ!何でパヴァリア相手の対策会議と規模変わんないんだよ!
どんだけ学校行かせたいんだよ!そんな場合かよ!

夢姫「それで、どうするか二択になったのですけれど...アキさんが」

ん?女神様ここで出てくるの?

夏菜「「このままだと出席日数危ないんじゃ」と...」

...まじですか

『翠』「...さっさと翠を取っ捕まえて学校復帰させないと、卒業出来ないから、それまで代わりに出席しろ...と」

夏菜「弦十郎さんは苦々しい顔してましたけどね、純粋に一人の子供として登校してほしくもあったって」

それなら引きこもりのまま放っといてくれてた方が...ダメか、学校行ってるならまだしもそれじゃ装者してるだけのニートを本部に置くことになるわけだし
...ん!?装者って仕事じゃないの!?学生か仕事も両立しないとニートなの!?おかしくない!?命懸けのニートじゃん!


58 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/08(土) 04:16:26.13o75xPFtb0 (4/4)

『翠』「...はぁ」

でも、そうだね、アイドルの仕事の影武者やる時も思ってることだけど
ずっと翠は『私』のフリをしてくれていた、『私』が翠のフリをすることに対して嫌だなんて言えない

夢姫「翠さんが戻るまで...その後はどうするか、自由に決めてほしいとのことですわ」

『凜音』「転校生か、就職か」

夏菜「引きこもりはどうなんでしょうね、ダメとは言わないでしょうけど人として」

『翠』「わかったよ、やればいいんでしょやれば、翠の為だし...卒業までに捕まえられるのかね...」

もう中3の秋、外部進学だったら受験勉強もしなきゃなんだけど...

『翠』「...あと2、3ヶ月経ってからだったら転校生は無いわ、どんなタイミングだって話」

夏菜「そうなったら進学か就職かの二択に変わるだけですね」



何か話す?安価下
(特になければ学校に着きます)


59以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/08(土) 06:25:55.84t7QIgBvu0 (1/1)

ギア増えたし凛音ちゃんに合うやつあるんじゃない?


60以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/08(土) 09:07:07.32pap4VmLA0 (1/1)

2人が翠の事で何か手伝いたいと言ってきた


61以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 01:36:32.56Z2944hKV0 (1/3)

しかし本編にもサイボーグが出てくるとは思わなかった
防水はしてそうだけどメンテナンスとか予備のパーツとか大丈夫なのだろうか


62 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 04:10:00.2077nCohhr0 (1/6)

赤信号で足留めを食らいながら、話題はいつの間にか、むしろ当然のように翠のことについてになっていた

『翠』「手伝いたい...翠のことで、ね」

夢姫「えぇ、何もせずに待つだけにはもう飽きましたわ」

飽きたて...いや、飽きたってのは建前でここまで進展がないことに我慢出来なくなったんだろう
『私』だって意味はあまりないとわかっていながらもじっとしてられなくて探しに行ったりしたし
というかそういう話にはなるだろうなとは思ってたし

『翠』「...ちなみに、どこまで知ってるのかな」

『凜音』「昨日さらに増えて本部に来てたことと、敵の組織に関わってそうってことは知ってます」

『翠』「ダダ漏れじゃん...」

ししょー達が、とは考えにくい
翠が昨日来た時に2人の前に姿を現していたならまだしも、そうでないなら混乱を避ける為不安を抱かせない為になんやかんやで隠しそうだし
となると...

夏菜「...ふいっ」

『翠』「やっぱりお前か」

まだ信号は変わらない
『私』は夢姫ちゃんに掴まれている腕を動かしてどうにか夏菜の服を掴み一気に引き寄せ、耳元に顔を近づけ小声で問い詰める

『翠』「どこまで流した」

夏菜「皆さんが知ってる範囲まで...こっちだって情報共有しろって2人に挟まれて圧が凄かったんです、仕方ないでしょう!」

となると黒フードの正体が...ってところはまだか

『翠』「何簡単に屈してんの!固い意志を持てこの伊達眼鏡は飾りか!」

夏菜「眼鏡関係ないでしょうが!あと伊達眼鏡は普通飾りですよ悪いですか!」

それもそうか
そういえば切歌さん調さんの伊達眼鏡は潜入美人捜査官だかなんだかになるって意味もあるらしいけどあれは哲学兵装か何かなんだろうか
仮にもナスターシャ教授や糞眼鏡がいるF.I.S.(正確には武装組織フィーネ)時代から使ってる物、案外ギャグとして描写されてるように見せかけて翠の黒フードみたいに本当に認識阻害の効果が!みたいなのがあったりして
...多分ないね、ないだろうけど今度見せてもらおうかな


63 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 04:10:37.6177nCohhr0 (2/6)

夢姫「ほら、青になりましたわよ」

『私』と夏菜はグイッと夢姫ちゃんに襟元を掴まれ背筋を伸ばされる
あっはい青ね、わかったわかった進めばいいんでしょ

『翠』「そこまで知られた上で手伝いたいって言うってことはもう参戦希望ってことじゃん...そんなことして翠にバレたら怒られるの『私』なんだけど...」

夏菜「でも正直、猫の手も借りたいくらいなこの状況ですし」

『翠』「確かに考えようによっては猫の手どころかって話だけど...」

翠の友人を危険に晒したとなったら翠を正気に戻した時どれほど責められるかわかったもんじゃない
それに『私』個人としてもあまり危険なところに出てきてほしくはない

『凜音』「...『翠』さん、そのことで相談なんですが」

と、ここで『凜音』ちゃんがより一層真剣な表情でこちらを見てきた
嫌な予感しかしない...最近そればっかりだ
だって夢姫ちゃんにあって『凜音』ちゃんにないものがあるとすれば、それは

『凜音』「改めて、『私』にも使えるギアがないか、試させてもらえませんか」

ギアを使えるかどうか、だ


64 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 04:11:47.0377nCohhr0 (3/6)

・・・

学校に着いてすぐ、『私』達は屋上に向かった
教室に行って鞄を置いてからでも良かったんだけど他のクラスメイトの人達に話しかけられたりしたら時間が取られちゃうしね
主に『私』がテンパって
で、なるべく人に見られない場所となるとここ、らしい

夏菜「鍵は、ちゃんと開いてますね」

『翠』「本当に誰もいない...てか翠と3人がここでお昼食べてたりしてたの見ながら思ってたけど何でこの学校屋上解放してるんだろ」

今時珍しい
屋上開いてる学校なんてアニメにしかないと思ってた...あっここアニメなんじゃんだからか

夢姫「見ていた?わたくし達のことを、こちらの『翠』さんが?」

『翠』「それは後で話させてください、はい...それより、本当にするの?」

『凜音』「はい」

気は進まない
これはもう結果によってはもう一度翠に殺されても文句言えないレベルのことだ
けど、あぁも頼み込まれては仕方ないと『自分』に言い聞かせる



『凜音』『お願いします!『私』も蒼井さんや皆さんの力になりたいんです!』



いつかこうなるだろうなっていう展開の中でなってほしくなかった展開上位に入るやつだこれは


65 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 04:12:27.6077nCohhr0 (4/6)

『翠』「...アメノオハバリ、レーヴァテイン、わっしーセット...試させてあげられるのはこれだけ、他はもう以前に試したやつと、もし使えても絶対に使わせるわけにはいかないやつだから」

使わせるわけにはいかないものというのはまぁフツノミタマとかフォークとかの副作用がありそうなやつのこと
これらは使えたとしても、使えるという事実は知らない方がいいし使わない方がいい

『翠』「それでもいいなら」

『凜音』「構いません、可能性が0でないのなら」

『凜音』ちゃんの覚悟に『私』も腹をくくり、3つのギアペンダントを1つずつ触れさせる
これで『凜音』ちゃんの胸に歌が浮かんで来るのなら、適合するということだ



コンマ下1
奇数 歌が浮かんでくる
偶数 歌なんか浮かんでこない

どのギア?コンマ下2
01~30 アメノオハバリ
31~60 レーヴァテイン
61~90 わっしーセット
91~98 どれか2つ
ゾロ目 3つとも全部
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

どの2つ?安価下3
(コンマ下2が91~98の場合のみ採用)
(アメノオハバリ、レーヴァテイン、わっしーセットの中から2つ選択してください)


66以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 04:16:24.22Z2944hKV0 (2/3)

はい


67以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 04:17:22.49Z2944hKV0 (3/3)

はー…なんでこういう時にゾロ目が出るんだか


68以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 04:17:24.233um6p56so (1/1)

うーんこの


69 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 05:00:37.0277nCohhr0 (5/6)

・・・

『翠』「...どう?」

聞かなくても、俯いたその顔を見れば察せるけど
芳しくなさそうな、もう絶望といってもいいような顔
でも一応、聞くだけ聞こう

『翠』「歌は、浮かんだ?」

やっと『私』の声が届いたかのようにハッとした表情で顔を上げる『凜音』ちゃん
そして焦ったように手をワタワタさせながら

『凜音』「聞っ...聞こえ、ました、よ」

『翠』「本当に?」

『凜音』「こう、それっぽいのが、わーって」

『翠』「本当に?」

『凜音』「っ、ぁう、ゃ...」

『私』は今睨んで...は、いない、と思うけど
少しだけ厳しい顔をしてると思う
気持ちはわからなくはない、けれどもしここで『凜音』ちゃんの嘘に乗ったところでどうする
戦えないとわかってて戦場に連れて行く?論外だ
例えばそれが響さんみたいな、いざとなったら何かをやってのけるかもしれない人なら、頼まれれば押し切られるかもしれない
でも『凜音』ちゃんは違う、そんなことをしてもし何事もなくても、翠にも『凜音』ちゃんのご家族にもどう説明すればいいのか
そして何かあった時どう顔向けしていいのか

『翠』「もう一度だけ聞くよ...本当に?」

だからここではっきりとさせなくちゃいけない

『凜音』「...うそ、です...何も...こんなに、力になりたいのに...何も、浮かんで来なくて」

『翠』「...ごめん、でもちゃんと言ってくれてよかった」

これでいい、むしろこうなってよかった
『私』は『凜音』ちゃんに悪いと思いながらも、心から安堵してしまっていた

『翠』「...慰めるの、2人に任せていい?『私』にゃ出来ないから」

『私』と『凜音』ちゃんのやり取りを見守っていた夢姫ちゃんと夏菜にそう頭を下げ、3人から少し離れる
夢姫ちゃんも夏菜も何とも言えない表情だったけど最終的には頷き、『凜音』ちゃんの方に行ってくれた
あぁいうことが出来るのは家族とか以外は友人同士だけだ
だから『私』は混ざれない

『翠』「これから翠のフリして毎日通うのか...気まずいなぁ」

本部内と違って教室だと逃げ場ないし...


70 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/09(日) 05:01:21.9977nCohhr0 (6/6)





***ゾロ目ボーナスイベント***

かわいそうな『凜音』ちゃん
哀れな哀れな『凜音』ちゃん
愛する人の為にと伸ばした手は、ある時は愛するその少女の息の根を止め、またある時は届きすらしない

『凜音』「『私』は結局、待つことしか出来ないの」

とある少女の、あるいは『少女』の傲慢な行いによって生まれてしまった『イレギュラー』

友は皆、『私』を見ない
見ているのはいつかの私
心の奥で泣いてるあの子

『翠』「認められる力が欲しい、並び立てる力が欲しい」

『私』が『私』であれる、そんな確かな証(ちから)が欲しい



多数決安価下1~3
1 救済措置ルート(なお今回のコンマ判定が覆るわけではありませんし、フォーク等を試すわけでもありません)
2 ルート変更無し(『凜音』ちゃんは貴重な一般人枠)


71以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 07:29:32.11/uYampBK0 (1/1)

2 これ以上増えるとワチャワチャして分かりにくくなる


72以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 16:15:43.65v6EL6za9O (1/1)

ここのスレ良かれと思って選んだ選択肢の方がロクな展開にならなかったりして怖いんだよな主にコンマ神のせいで
1で


73以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/09(日) 22:58:37.92+xE/CCdxO (1/1)

1
救済されるかはともかくうだうだグジグジされるの嫌いなので


74 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/10(月) 01:59:37.24BMIN4uVt0 (1/5)

undefined


75 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/10(月) 02:00:08.46BMIN4uVt0 (2/5)

・・・

『翠』「...」

『凜音』ちゃんの独白を聞いた、否、聞かされた
そしてつまりこういうことかと要約したものを尋ねると、『凜音』ちゃんは当然だけど頷いた

『翠』「...」

『凜音』「...」

いや独白っていってもそこまで直接的な内容じゃなくて、結構ぼかしてあった部分を『私』なりに解読、解釈したけど
概ね間違ってはいないだろう
なぜ先ほどギア適合テストのようなものをして、今なおこうして目に涙を浮かべ不安そうな顔で下からこちらを見上げるというあざとさの極みな行動を『凜音』ちゃんにされているかというと

夢姫「無理ですわ...わたくしが言っても逆効果にしかなりませんでしたもの...」

夏菜「右に同じく」

あそこの2人が説得に失敗したからだ
なんて使えない...面と向かっては絶対言わないけど、なんて使えないんだ

『凜音』「往生際が悪いことはわかってるんです...でもせめて、何かお手伝いだけでも...『私』にも役をもらえませんか...何でもしますから...」

どこまで自覚してやっているんだろう...多分8割くらいは自覚してるんだろうな...
確かに舞台にすら上がれないというのは辛いだろう
翠だけが自身の存在意義の支えであり、言い方を変えれば依存先で、それすらも今不安定ならなおさら
わかるとも、『私』も期せずして翠依存者ということがついこの間判明したばかりだ、本当にそうなのか『自分』だとよくわからないけれど

『翠』「...胸の歌は浮かんでこなかった、つまりあれらのギアでは装者にはなれない、そこまでは理解も納得もした、んだよね?」

『凜音』「はい...」

『翠』「でも、諦めきれない、帰って来る場所を守るのではなく、その一歩先まで行きたい...と」

『凜音』「はい...」


76 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/10(月) 02:00:48.15BMIN4uVt0 (3/5)

...どうしたものか
もちろん『私』としてはここは心を鬼にして突っぱねて、『凜音』ちゃんだけでも一般人として安全圏にいてほしい、ちなみに夢姫ちゃんは多分いざとなったら出張ってくるしもう止められない
でもここで『凜音』ちゃんの想いを拒絶するとどうなるか...

あの糞Pこと糞眼鏡が勝手なことして『凜音』ちゃんの閃光で世界が始まったり漆黒で世界が終わったりするだけならまだマシな方
翠の時のようにパヴァリアの抜剣野郎が手を出してきたら目も当てられない

それほどまでに現状の『凜音』ちゃんは危うく見える、これも全て演技だったとしたら比喩じゃなく本当に舞台に上がるような職に就くことをお勧めしたい

『翠』「うーん...」

救済措置...もとい、装者以外でも戦力になる方法はなくはないんだよね...ただ、装者よりは危険度は下がるけど危険なことには変わりないし...


夏菜「...ん?変わる?あぁはい」

『夏菜』「『東雲』さん...『東雲』!『東雲』、ちょっと」

『凜音』「は、はい!?あ、『浅井』さん...何ですか?」

『夏菜』「いいからこっち、こっち」


それに絶対安全ってのは約束出来ないし...でもいつまでもぐじゅぐじゅされた挙句敵に寝返ってましたとか洒落にならないし...


『夏菜』「いいですか、『蒼井』さんに向かってコショコショコショコショ...」

『凜音』「えぇ...それで本当にいけるんですか?」

『夏菜』「大丈夫です、翠さんと違って『蒼井』さんはアレですから」

『凜音』「...わかりました、やってみます」


誰か護衛を常に付けるとか...その辺はネロさんに一任するのもアリか、女神様も今までもそれとなく注意してくれてるらしいし...いやでも...


77 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/10(月) 02:01:34.85BMIN4uVt0 (4/5)

『凜音』「あ、あの!」

『翠』「あ、はい、うん」

いけないいけない、考え込み過ぎてた
うん、やっぱりここはじっくり説得を





『凜音』「おねがぁい、『翠』おねえちゃん!」

『翠』「まっかせて!!!」





・・・

『翠』「じゃあ、放課後本部に戻り次第作業始めるから、完成したら呼ぶね」

『凜音』「あ、はい」

『翠』「それと...夢姫ちゃんはともかく夏菜は手伝え、裏切ったことは忘れてない」

夏菜「へーへー」

夢姫「急に張り切り出しましたわね」

ふっ、当然だね

『翠』「可愛い妹の為ならば、姉はどんなことだって全力で頑張る!」

『凜音』「わ、わーい、ありがとうございます、『翠』お姉ちゃん」

今日は良い日だ、妹が増えた
こうなれば何が何でも安全で、かつなるべく要望に応えられるものを作らなくちゃ



どの時間まで飛ぶ?安価下
1 午前の授業
2 昼休み
3 午後の授業
4 放課後
5 下校後(本部)

(翠「...」

翠(『凜音』ちゃんは安定しましたか...しないようであれば、声をかけるつもりだったんですが))


78以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 02:04:34.50beWOA3lX0 (1/1)

2


79 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/10(月) 02:17:55.05BMIN4uVt0 (5/5)

・・・

『翠』「つっかれた...」

午前中の教室はそれはもう大変だった
翠がアイドルデビューしたのが夏休み中、で、その後での夏休み後だもん
仕事のことにマリアさんとの関係だとか派生して翼さんとの関係だとかを聞かれたりサイン欲しいだとか写真撮ろうだとか頭撫でさせてだとかを頼まれたり
授業中以外はとことん揉みくちゃにされた

夏菜「お疲れ様でした」

夢姫「『翠』さん...引きこもりだった割には普通に過ごせてたように見えましたわよ?」

『翠』「別に人見知りの延長線上で不登校になったわけじゃないから...元々は人見知りなりに学校は行ってたから...それに今回は翠の演技すればいいだけだし」

そう、翠は『私』と同一人物だけど別人
つまり学校で『凜音』と夢姫ちゃんと夏菜以外の人といる時は別人になりきっていればいいだけだ
うん、それでも疲れるけどね、普通に地で接するより幾分か心が楽

『凜音』「えーっと...さ、流石『翠』お姉ちゃん?」

『翠』「よし午後も頑張ろう!」

『夏菜』「思った以上にアレだな」

『翠』「何か」

『夏菜』「いーえなーんも」

さて、お昼ご飯を食べるとするかー
あぁそうだった、これを機に夢姫ちゃんともなるべく人見知りが発動しないくらいにはならないと
え?『凜音』?『凜音』は妹だから全然平気だよ?



何か話す?安価下
(特になければイベント判定)


80以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 02:20:19.49xQ4qVdW1o (1/2)

こういう変に露悪的な表記嫌い
主人公プレイアブルじゃないのかなりストレスなるんだよなぁ…


81以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 02:20:47.60xQ4qVdW1o (2/2)

おっと、安価下で


82以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 02:27:37.628JEzLyaHO (1/1)

まあ『翠』ちゃんは主人公じゃないけどな
妹なくした子が妹と認識した相手を可愛がるとか依存対象変えただけだこれ

あ、安価は何か二学期の行事についてとか?


83以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 02:34:23.64LyD6FkzfO (1/1)

例の6本の刀が秘密のパワースポットだという噂が流れてるらしい


84以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/10(月) 10:13:30.429iq5d0kOO (1/1)

たまに入れ替わってるけどなんやかんや『夏菜』も学園に溶け込んでるよねって話


85 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/11(火) 03:30:18.94RoPUmG3/0 (1/3)

相変わらず...『私』はこういった形では初参加だけど...お昼ご飯は屋上で取ることになっていた
『私』は朝まるで今日『私』がこうなることを知っていたかのような察しの良さで用意していたという女神様から渡されたお弁当を広げ、食材に罪はないと割り切り舌鼓を打つ
流石、女神様が炊いたご飯は艶がすごい...そういえば中学校なのに給食じゃないんだここ

夏菜「こうしていると、平和なんですけどね」

『翠』「そこ、フラグになりそうなこと言わない」

食べ始めて早々何をしみじみに...そんなこと言って「ノイズが出現した!至急現場に向かってくれ!」とか通信来たらどうするんだ

『翠』「ただでさえパヴァリアに並行世界関連に変な刀に...空気を読んでくれなさそうな要素が多いんだから最近は」

夢姫「変な刀...あぁ、あの公園の」

どう考えても触れちゃいけない案件だからねあれは
ゆゆゆ世界はなんとかなったけどとじみこ世界と繋がったりなんかして次も上手くいくとは限らないし

『凜音』「そういえばあの例の6本の刀、秘密のパワースポットだって噂になってるらしいですね、タイムラインに流れてきてました」

『翠』「んぐっ!?」

何してんの!?ねぇ何してんのS.O.N.G.!?警戒体制ガバガバ過ぎるでしょ!
厳重に人が近付かないようにしてるんじゃなかったの!?あんまり何事も起きないからサボり始めた!?
あぁいや、むしろそんな謎が多い場所だからこそ遠巻きにでも見てみたい人とか、根も葉もない噂、都市伝説が広まり始めたとか?

『翠』「でもパワースポットって...」

何成就的なやつなんだろう...恋愛成就?百合婚には有力だと思うよ

夏菜「突然あんなところに見慣れないものが出現したりそれを隠すように国が動いたりの時点で本来気味悪がるのが正解なんでしょうが、好奇心が勝った挙句話題になるのは日本人らしいといいますか」


86 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/11(火) 03:30:57.52RoPUmG3/0 (2/3)

夢姫「関連付けた商品なんかも付近で販売されるかもしれませんわね、どんなものがよろしいんでしょう」

『翠』「チョコミントのアイス...かな」

チョコミントは歯磨き粉じゃない、皆知ってるね?
しかし興味本位でS.O.N.G.の警戒体制をもし突破するような輩が現れたら迷わk...危ないかもしれない、噂になってることをOTONAの皆さんにも要相談かな...

『凜音』「ピンポイントですね...」

夏菜「そういえば、どこのクラスだかは忘れましたがやりたいって話が出てるみたいですね、アイスクリーム屋さん」

『翠』「ん?ちょっと話が見えない」

夏菜「文化祭ですよ文化祭、私達3年生は自由研究の展示ですけど、1年生だか2年生のクラスでそういう案が出てるらしくて」

あぁ文化祭か...そんな時期なのか...
去年は何だっけ、翠が忙しすぎてクラスで何やるのか前日に知って、ウエイトレスの服渡されて目が死んだりしてたんだっけ

『翠』「今年は見て回るだけで楽そう...なるべく当日までには翠ひっ捕まえてあげないと」

夏菜「二学期はその前に運動会もありますが」

『翠』「よしその前までに捕まえよう」

運動会嫌いじゃないけど...やりたい?って聞かれてうんと頷けるほど運動好きじゃない
嘘、かなり嫌い
何でわざわざ外に出てあんな過酷なことしなきゃいけないの...室内でゆっくり本でも読もうよ...読書の秋だよ...


87 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/11(火) 03:31:29.76RoPUmG3/0 (3/3)

夢姫「夏菜さん的には楽しみなんですの?運動会」

夏菜「人並みに...私より『夏菜』の方が張り切ってますよ、完璧な勝利をって」

『凜音』「たまに入れ替わってますけど『浅井』さん」

『翠』「なんやかんや学園に溶け込んでるね...」

最初の頃のが嘘みたい、もう普通の女の子じゃんね

夢姫「わたくし知ってますのよ、夏菜さんが居眠りしそうになったらしれっと交代して誤魔化しているのを」

『翠』「えっ!何それずるい!」

眠くなったら寝られるってことじゃん!えっ『私』もやりたい後でやろう

『翠』2《いやちゃんと授業受けて》

『翠』《えーいいじゃん...どうせ統合されるんだし》

『翠』5《そういう問題じゃないでしょー》

ちぇっ...いいもん無理矢理交代させるもん
だって午後は眠くなるし...午前も眠くなるけど!

夏菜「な、何でバレて!?」

『凜音』「『浅井』さんのことを知ってる人なら見ればわかりますよ」

『夏菜』「まさか~そんなはずないですよね?」

夢姫「今交代したのもわかりましたわよ」

夏菜「あっ本当にバレてる」



まだ何か話す?安価下
(特になければ放課後)


88以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/11(火) 03:39:26.28VLoKAUYf0 (1/1)

最後に夢姫ちゃんと『凛音』ちゃんが「例の刀に翠が帰ってきますようにとお祈りしたい」と申し出てくる


89以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/11(火) 03:56:44.38n3064HzzO (1/1)

4人でぼた餅チャレンジ!
上手くできたら残りの記念品の花のお供え物に、微妙な出来になったら翠が帰ってきた記念用にとっておく


90以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/11(火) 17:23:57.97s79YQudyO (1/1)

ふ、増えてる…七人御先の消えないって中にもう6人いるままってことだったのか…安価下


91 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:06:39.62ERKGCTI30 (1/11)

取り留めのない話をしている間に『私』だけ先にお昼ご飯も食べ終えていたけれど、夢姫ちゃん達の会話の話題はまだまだ尽きないらしい
何故『私』だけ先に食べ終わっているのかというと、流石に付き合いの長さの差が影響してきたというか...途中からあまり関われる話題じゃないのが増えてきて、後半黙々とお昼ご飯食べてて終わってからはほとんど置物と化していたりする、けれど案外これも楽は楽だ

夢姫「そうですわよね?『翠』さん」

『翠』「...ぇ、あ、うん、うん?」

まずい、いくら話に混ざれなかったからってこれ幸いと日向ぼっこしてたなんてバレたら

夏菜「聞いてませんでしたね?」

『翠』「き、聞いてた聞いてた、そうだねーポ◯モンは多分剣と盾の後は槍と弓だと思うよー」

『凜音』「誰が勇者の話をしてたんですか」

『翠』「槍と弓、そして剣を携えているのはって時点で盾抜けるけど剣は実質盾だからセーフ」

夏菜「ん?今度は元ネタ何です?」

なんなら勇者にしても装者にしても拳が主役だしそっちも欲しいよね、ポケッ◯モンスターフィストとか
それに槍っていうともう奏さんや園子ちゃんより先に「フィーロたんフィーロたん!」の人が浮かんじゃうし...何あのCMインパクト凄すぎ

夢姫「じゃありませんわ!気付いてましたわよ、途中から影を薄くして半分ほど意識を手放していたのを!」

『翠』「違うの、影はね、自力で薄くした覚えはないの」

何気ない夢姫ちゃんの一言が『私』をきずつけた

夢姫「で、話を戻しますけれど...ここ最近、ほぼ毎晩おはぎ作ってますわよね、食堂で」

おは...ぼたもちか、いや今はもう秋だしそろそろおはぎ呼びになるのかな
というかどうしてその事を

夢姫「わたくし達も作ってみたい、という話をしていたのですわ」

『翠』「あぁ...それは、大丈夫?一応医療班に声かけとく?」

夏菜「...かけときましょうか、一応」

料理はガチャだからね、一応ね


92 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:07:16.30ERKGCTI30 (2/11)

『凜音』「良ければ一緒に、それで作り方も教えてもらえたらなって」

『翠』「『私』が?...あ」

あれだ、気を遣わせてしまってるんだこれは
『私』が日向ぼっこしてる間にも彼女達は彼女達なりに距離を縮めてくれようとしてるんだろう、多分
今朝から結構な頻度で話しかけてくれるし...もちろん翠のことを聞くためってのも大きいだろうけど

『翠』「...うん、わかった、美味しくなるかは賭けだけどね!精一杯教えさせていただきます!」

夏菜「えっほぼ毎晩作っててそれでも賭けって...しかもぼた餅で...?」

何度も言うようだけど料理はガチャだから、時の運だから
惜しむらくは確定ガチャがほぼほぼないことかな...TKGなんかは確定ガチャ枠だと思うよ

夢姫「良かったですわ、どうします?今から調理室にでも...」

『翠』「いや、それは流石に...」

午後の授業始まっちゃう、そう言おうとした瞬間、丁度予鈴が聞こえてきた

『翠』「帰ったら、ということで」

夏菜「ですね、って早く食べちゃわないと」

『凜音』「あぁ!ちゃっかり『蒼井』さn」

『翠』「ん?」

『凜音』「...『翠』お姉ちゃん、は食べ終わってます!」

夢姫「よく隣で会話が弾んでいる中黙々と食べられましたわね」

それ以上いけない


93 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:07:57.23ERKGCTI30 (3/11)

・・・

急いで、と言っても行儀悪くなることなく、3人は残ったお昼ご飯を食べ、後片付けを始める
後はこのまま教室に戻り、夏休みの宿題を提出したり先生のありがたい雑談以上授業未満なお言葉をうつらうつらしながら聞く作業に移ることになるだろう

夢姫「...それともう一つだけ、今のうちにいいですの?」

『翠』「?」

今度は何だろう、翠に関することかなやっぱり

『凜音』「今日の帰り...ただの噂に過ぎないとはわかってるんですけど、例のパワースポット...刀のある公園に、寄っていきたいんです」

『翠』「刀の...って、えぇ!?」

か、刀の所!?あの今一番関わったら終わりそうなところ!?
まさか知らない間にイベントストーリー開始中!?

夢姫「願掛け、みたいなものですわ、翠さんが早く帰ってきてくれるように...と」

『凜音』「もしかしたら、こうして噂になってることで刀の方にも何か変化が起きて本当にパワースポットになってるかもしれませんし...」

案の定翠関係だったけど...しかしどうしたものか...

『夏菜』「ほれほれ」

『凜音』「ぅ...わかりましたよ...すぅ...『翠』お姉ちゃん、ダメ?」

ぐっ...でも他作品コラボイベントは厄介だし...でも逆に言えばそういうイベントは余程の本格コラボでない限りメインのキャラクターが死んだりはしないから安全とも取れる...

『凜音』「おねえちゃん...」

『翠』「うぐぅ...仕方、ない...わかった、よ...」

『夏菜』「ナイスです」

妹にそこまで頼まれちゃうと、断れない

夢姫「...わたくしも妹になれば融通が利くのでは...いえ、そこまで自分を捨てるわけには...」

『翠』「えっ妹になる?いつでも募集中だよ?」

夏菜「遂に隠さなくなりましたね」


94 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:09:35.26ERKGCTI30 (4/11)

・・・


午後の授業も、途中無理矢理他の『私』にも交代させつつも無事乗り切ることが出来た
なに、もし先生に話を振られても翠が答えそうなことを答えれば何とかなるし、というかどうせ今日に限っては聞いてきた先生も別にちゃんとした答えを求めてきてるわけでもない
というかそれくらいなら『私』個人としても普通に対応出来るわ!ちょっとどもるくらいだわ!

夏菜「それじゃあ帰りますか」

『翠』「そうですね」

一応まだ教室の中だから翠のフリは続行中
学校から離れて近くにクラスメイトがいなくなった辺りまで行けばようやく『私』に戻れる



コンマ下
奇数 ちょっと職員室
偶数 夏休み明け初日だしね、呼び止めはなし


95以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/13(木) 02:10:38.757X5bJyHw0 (1/2)

バンカズ参戦!!


96 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:52:03.67ERKGCTI30 (5/11)

undefined


97 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:52:36.21ERKGCTI30 (6/11)

「あ、ごめんなさいね、蒼井さんはこの後職員室まで来てもらえる?」

その時、背後から声をかけられた
担任の先生の声だし、振り向いてそこに立っていたのもやはり担任の先生だ

『翠』「私...ですか?」

「えぇ、少し」

せ、先生からの呼び出し、だとぉ!?
これは終わったかもしれない、ごめん翠、貴女の学園生活守れなかったよ...

夏菜「ちょっ...『蒼井』さん何やらかしたんですか!」

『翠』「わかんない何だろう何やっちゃったんだろう」

『私』を引っ張り小声でそう尋ねてくる夏菜に『私』も小声でそう返す
すぐ近くで話を聞いていた『凜音』も夢姫ちゃんも心配そうな顔でこちらを見ていた

「あぁ!違うのよ、別にお説教...ではない...?かな?から、心配しないでね?」

『翠』「な、何だ...良かった...ん?今すごく歯切れが悪かったような」

ただなるべく安心させるように柔らかい口調でそう話してくれる先生にはとても好印象を抱いた
先生方の中では若く、同性ということもあって一部生徒からは友達感覚で接されたりしているというアニメみたいな先生だけど、中身もそうらしい
しかしこの先生は翠の記憶にある原作にはこれっぽっちも登場してないはずだけど、そんな人が担任に当たるとはどんな補正...単なる運ならかなりの幸運だ


98 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:53:18.74ERKGCTI30 (7/11)

「とにかく、貴女達もそう不安そうな顔をしないで、蒼井さんにはそう時間を取らせないつもりだから待つにしろ先に帰るにしろ気を付けてね」

夢姫「わ、わかりました...『翠』さん、例の公園の入り口付近で待ち合わせでも?」

『翠』「はい、じゃあそれで...あ、夏菜...さん、くれぐれも」

ネロさんがバビロニアの宝物庫を制御してもなお並行世界から寄越されるノイズや翠を含むパヴァリアを始めとした錬金術師のこともそうだけど、刀がもし『私』がいない間に何らかの変化を始めたら...そうなった時に『凜音』と夢姫ちゃんをちゃんと守ってほしいという意味を込め、夏菜に目配せをする

夏菜「もちろん、言われなくとも」

夏菜もそれに任せてと応えてくれた、これならまぁ安心だろう
もし何かあれば端末に連絡来るだろうし、もしかしたら奏さん達が直接念話を送ってくるかもしれない
そうなったら先生には悪いけれど途中抜け出してでも助けに行こう


・・・


『私』を連れて職員室に着いた先生は自分の机に出席簿やらペンケースやらの荷物を置きながら声をかけてきた

「本当にごめんなさいね」

『翠』「いえ、それで、えっと...」

職員室に生徒が呼ばれることは何か悪い事をしてもしなくても稀にある、故に珍しい光景ではないはずだが...タイミングが悪かったのか今は職員室内に生徒は『私』しかおらず若干目立っている
悪意やなんかは感じられないけど、他の先生方の視線が辛い...

「よしっと...あ、ここじゃあれよね、あっちの教室空けてあるから」

『翠』「あっはい」


99 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 02:53:44.55ERKGCTI30 (8/11)

そう言ってさっき教室から持ち歩いていたのとは別の資料を手にした先生が連れてきたのは、複数ある進路指導室のうちの一室だった
これも別に進路指導室だからと進路指導にしか使わないことはないらしいけど...中3だしね今、進路指導かな...でも『私』だけがこのタイミングでってのは?

「入って、座って楽にしてくれていいから」

『翠』「失礼します...」

何にしても、進路指導だったとして翠の進路に関わる事を『私』が勝手に進めるのはどうなの...責任重大過ぎるよ...



コンマ下
ゾロ目以外 真面目なお話
ゾロ目 ???


100以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/13(木) 02:55:09.13HGCCvamkO (1/1)

まいっちんぐ


101 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 03:36:43.45ERKGCTI30 (9/11)

机を挟んで対面する形で椅子に腰をかけた先生と『私』
事前情報でお説教ではない(歯切れ悪かったけど)と分かっているからいくらかは緊張が解けるけど、先生と生徒、大人と子供が一対一という時点でどうやっても強張ってしまう

「あはは、流石に緊張しちゃうわよね...でも、出来ればその緊張は保っておいてほしいと先生は思います」

『翠』「は、はい...」

ねぇこれ本当にお説教じゃないんだよね?

「とは言っても怖がられても嫌だし...どう?お友達とは仲良くやれてるみたいだけど、学校は楽しい?」

先生は『私』が緊張し過ぎていてもダメだと思ったのか、先ほどよりもさらにフランクな感じで話しかけてきた
これは『私』としてではなく翠として答えるべきか...

『翠』「はい、楽しいですよ」

「なら良かった、不満とかは特にない?あ、もし私に何かあるようだったら全然言ってくれていいからね?怒らないし」

『翠』「そんな、先生すごくいい人ですし不満なんてないですよ!」

翠がこの先生に不満を抱いていた事はなかったはずだし、『私』としても今後翠を捕まえて復帰させるまでの間この先生が担任のクラスに通うっていうことに不満はない
生徒思いで親身になってくれるし、若くて綺麗な人は目の保養にもなる、まったくこの世界がアニメだとわかってから改めて見るとこの世界の人達はレベル高いね

『翠』「すごく...すごく、充実してますよ、いい学校だと思います」

あの頃...『私』が元々通っていた、所謂転校前の学校も、あの事故の後からは『私』が八つ当たりのように鬱陶しく思ってしまっていただけで、いい学校だった、と思う
『私』が不登校になってからその時の担任の先生が家まで様子を見に来ていたのだって、もちろんそういう指導は受けているのだろうけど『私』を思いやってくれていたのも事実だろう
そう考えるとこのリディアンもあの学校も、どちらも決して悪くはなかった


102 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 03:38:05.30ERKGCTI30 (10/11)

「そう...その言葉が聞けて良かった、それじゃあそろそろ本題に入るわね?」

『翠』「本題に、ですか」

「えぇ...蒼井さん、アイドルデビューしたでしょう、この夏休みに」

...あっ、その話...うわぁどうしよう

「もちろんその事自体は決して悪い事ではないと思います、蒼井さん可愛いし歌も上手いし、何より他の子達より少しだけコミュニケーションを取るのが苦手だった貴女が芸能人を目指す...いやもうなっちゃってるけど...とにかく人前に出るような人になってくれたのはとっても嬉しいし喜ばしいと思います」

さっきもそうだけど唐突な敬語少し怖いです先生

「でもね蒼井さん、時期が時期だし、事が事だし...すこーし相談くらいしてくれても良かったんじゃないかなーって先生思います」

『翠』「はい...本当にすみません...その通りです...」

先生はあざと過ぎない程度に悲しそうな顔でそう言った
そりゃそうだ、余程の天才か余程の努力家か余程の馬鹿でもない限り中3の夏にアイドルデビューとかしない
受験舐めてんのかって言われるのと同時にアイドル舐めてんのかって言われること間違いない
でもね先生...翠も半ば騙されてデビューさせられてるんですよ...だから許してあげてつかーさい...てかお説教じゃないですか先生...

「3年生の始めの頃の三者面談でも言ったけれど、蒼井さんは進路としてはこのまま高等部に進学することも外部進学することも出来る、そして就職...今の蒼井さんで言うならこのまま高校に進学せずに国家機密のお仕事と芸能活動に専念するという道もあります」

『翠』「はい...」

「この場ですぐに決めろとは言えません、保護者の方も交えてもう一度改めて三者...もしマネージャーの方やプロデューサーの方やなんかがいるならその方も含めて面談するかもしれないので、そのつもりでいてください」

『翠』「マネージャーやプロデューサー...」

マネージャーというのは緒川さんでありプロデューサーは糞眼鏡Pのことである
なるほど、緒川さん一択だ


103 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/13(木) 03:38:33.73ERKGCTI30 (11/11)

『翠』「...わかりました、アキさんにも伝えておきます」

「そうしてください!...ふふっ、少し格好つけ過ぎちゃった」

かわいい

「でも意外だったかも、蒼井さんがアイドルデビューだなんて...あ、さっきも言ったけど合ってるし喜ばしいことだと思うよ?ただアキさんに電話で「今度翠さんがデビューするので是非来てください!」って言われた時には色々な意味でびっくりしちゃった」

『翠』「待ってくださいその話詳しく」

どこまで話広めてたんだあの女神様は
ライブに翠のクラスメイト全員呼んだ時に先生にも声かけてたとは...もうがっつり騙す側の人員だったのか...いや、神員?

『翠』「違うんですよ...裏方の手伝いだけっていう話だったんですよ本当は...それが嘘だったんですけど...」

「そうなの!?えっとじゃあ...えっ誰の発案?」

『翠』「今Pやってる人とマリアさん...らしいです」

「ある意味すごいねそれは...あぁ、秘蔵っ子ってそのままの意味だったの」

蔵に入った覚えはありませんって荒れていたよ翠は



先生と何か話す?安価下
(先生は一般人!一般人です!特になければ公園に行きます)


104以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/13(木) 03:43:27.227X5bJyHw0 (2/2)

「大切な人が誤った道へ歩んでしまった時、どうすれば元の道へ連れ戻せると思いますか?」


105 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/14(金) 03:55:24.965x5i+6PG0 (1/2)

・・・

この先生は、いい先生だ
翠のこともよく見てくれているし、踏み込んでは来ないけど腫れ物扱いするほどでもない、丁度いい距離というのをすでに掴んでいるらしい
上下関係、年齢差等を感じさせないような態度で接してくれつつも、かといって完全なお友達感覚になるほど緩くはなく適度に彼女が先生であるというのを感じさせてくれる
少なくとも『私』はそう感じた、目の前に座る女性は単なる大人でもまして友人でも、母、姉、妹でもなく、残念ながら、紛れもなく先生だと

『翠』「...先生、その、相談...というか、質問、みたいなのって、いいですか?」

この人は、この人の教えはきっといつか大切なものになる
そんな気がした
気のせいかもしれない、ただの若かりし頃の痛々しい病が再発しただけかもしれない
だって授業は別としても具体的に何かを教わったわけでもないし、単に絆されてるだけなのではないかという懸念もある

「!...聞きましょう、何でもどうぞ」

あるいは容姿が好みだったから、とか
まぁどれも事実だし真実なんだろう
とはいえ、それなら『私』も他にそれらしい、もっともらしい理由を考えればいいだけだ

『意見は多い方がいい』

ほら、たったこれだけの、たった9文字の文章があるだけで彼女に意見を聞く大義名分が出来た

『翠』「例えば...そう、例えば、例えばの話です...例えば、大切な人が誤った道を歩んでしまった時...どうすれば、元の道に戻せると思いますか?」


106 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/14(金) 03:55:55.705x5i+6PG0 (2/2)

『凜音』や夢姫ちゃんや夏菜を待たせてる、そのことに若干罪悪感を覚えつつ、『私』は先生に少しだけ踏み込ませる
一歩分にも、半歩分にも満たないほどだけれど、『私』の今抱える問題の片鱗を見せた

「...それは、例えば大人や、警察には頼れないこと?」

『翠』「あまり頼れないこと、です」

「大ごとには出来ない、したくないこと?」

『翠』「出来ないこと、でしょうか」

「歩んでしまった...つまりもう、起きてしまったこと」

『翠』「...はい」

先生はさっきまでとはまた違った真剣な表情を見せている
中学生にありがちな、と冗談半分で受け止められてしまうことも多少は覚悟していたけど...それとも『私』の過去のこととか、もしくは翠がアイドルを始めたこととか、そういうのを考えて真剣に考えてくれているのか
何にしても、この先生の意見を聞いてみたい、そう思い行動に移してしまったのは『私』だ、もう後戻りは出来ない



先生の意見安価下
(切歌「そうなんデス!どうやら近いらしいのデス!」

調「そう、あと2日!」

切歌「あと2日で響さんの誕生日な...」コクバンケシポカッ

クリス「ふんっ...」)


107以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/14(金) 04:08:06.85irWv/nZq0 (1/1)

その人にとって…何よりも本当に大切な宝物を思い出させてみるのはどうかしら?
後は昔交わした約束や思い出を掘り起こすとか


108以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/14(金) 07:49:17.71v2zSylT+O (1/1)

貴女がそれを間違ってると信じてるなら、きちんと正面からぶつかって言ってあげて
それは『間違ったことだ』ってね
…あと、その子に『先生にもまた元気な顔早く見せてね』って伝えておいてね


109以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/14(金) 16:06:26.94b/vnC7GaO (1/1)

重要なのは「大切な物」に気付く「きっかけ」
誤った道よりかけがえの無い物があると教えてあげなさい


110 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/15(土) 03:56:00.63/hE7MsWY0 (1/3)

先生はよほど慎重に考えてくれているのか、それとも単にそういう癖があるのか
まるで探偵(といってもフィクションの探偵しか見たことないけど)のようにいくつか尋ね、やがて考えが纏まったらしく意見を述べ始めた

「その人にとって...何よりも大切な宝物を思い出させてみるのはどうかしら?」

『翠』「宝物...本人にとっての?」

「えぇ、昔交わした約束だとか思い出を掘り起こすとか...そういったものがそうだと自覚をしているかどうかは人それぞれだけど、誰だって...例え形あるものを何も大切だと思えない人でも、自分の過去のどこかしらに必ずあるものよ、『大切なもの』は」

過去、経験、記憶
誰であれ必ずそこに大切と思える宝物を持っているはずだと、先生は言う

『翠』「どうして、必ずって言えるんですか?」

「それが楽しいことだとか嬉しいことだとか、そうだと理解するのって、そうだと自分なりに解釈した後に出来ることなの、もし強制されたとしても、どこかに疑念を抱いてしまう...それが人間だから...だからそれすらも人とズレてしまっていたら、その時は難しい...でも、その人にとってはどう?」

『翠』「...」

翠が楽しいと、嬉しいと感じることは一般的なそれとそうズレていない、と思う
そりゃあ、多少は他の人と相容れないことはあるだろう、それでも致命的なまでに、というのはないはずだ

「その人のそれは正しい、なら重要なのは、『大切なもの』に気付く『きっかけ』...誤った道、間違った道より、かけがえのないものがあると教えてあげなさい」

『翠』「『きっかけ』...『私』はどうすれば、いいですか」

「貴女がそれを間違っていると信じているのなら、きちんと正面からぶつかってあげて...それは『間違ったことだ』ってね」


111 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/15(土) 03:57:09.87/hE7MsWY0 (2/3)

そうか...『私』自身が『きっかけ』にならなくちゃいけないんだ
あぁ、そうだ、そうだった
それは『私』もわかっていたから、こうして悩み、苦しんでいるんだ
でもその方法は簡単なことだった
ただただぶつかればいい
小難しいことなんて考えずに、正面から

『翠』「...ありがとうございます、先生」

「少しでも参考になったなら、先生は嬉しいかな」

『翠』「えぇ、とっても」

『私』は頭を下げて礼を言い、席を立ち上がった
先生もまた立ち上がり、共に進路相談室を出てしばらく廊下を進み職員室の前で別れる

『翠』「今日は本当にありがとうございました」

「こちらこそ、気を付けて帰ってね...あぁ、あと」

下駄箱に向かおうとしていたところを呼び止められ、『私』は振り向いた
先生は相変わらずの、とっつきやすいようなあざと過ぎない程度のかわいい微笑みを浮かべながら

「その子に、『先生にもまた元気な顔を早く見せてね』って伝えておいてね」

『翠』「...うん、わかったよ、先生」

また明日、そう言うのはやめておいた
願わくば明日はここに『私』ではない人間が立っていますように


・・・


夢姫「...あ、やっと来ましたわ」

公園に着くと、約束通り入り口のところに3人で待ってくれていた
というかつまり、『私』がいない間に何事もなかったということだね、良かった良かった

夏菜「結構時間かかりましたね、何の話だったんですか?」

『翠』「『私』に女優は向いてないって話かな」



コンマ下
奇数 刀は相変わらず
偶数 通りすがりの3人組
ゾロ奇数 何か起こりそう
ゾロ目偶数 何か起こってそう


112以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/15(土) 04:00:11.19Mhn3+rTc0 (1/1)

でやぁ!


113 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/15(土) 04:19:29.63/hE7MsWY0 (3/3)

例の刀のところを見に行くと、人集りというほど多いわけではないけど確かに結構それ目当てらしき人達が集まっていた
明らかにカップルな人達に自撮りをするお姉さん達、あとあれは...◯◯大合格とか書いてある鉢巻してるし受験生?それとなんか柔道着らしき服装の強そうな人が超真面目な顔をして手を合わせて祈っている
...本当にどんな効果が噂で流れているんだろう...でも確かに刀が地面に刺さってるわけだし強くはなれそう、かな?勉強の方は知らない

『凜音』「流石に警備のおかげで近くには寄れないみたいですね」

夏菜「ここからも見えなくはないけど、という感じですね」

『翠』「警戒はちゃんとしてるみたいで安心した」

いつでも集まってきた人達を安全に避難させられるくらいの距離は保っているらしい
流石S.O.N.G.は『私』が心配する必要なんて何もなかったね

夢姫「ではわたくし達もお願いしましょう」

『私』達4人それぞれ刀のある方に手を合わせ目を瞑り、念じた

どうか翠が無事に戻ってきますように

刀は相変わらず僅かに振動を続けながら、その場に留まり続けていた



何か話しながら帰る?安価下
(特になければ本部)


114以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/15(土) 14:53:57.815L6rV9l2O (1/1)

翼さんはよくバイクを壊してるけど新品のバイクは誰が買ってるのか的な


115 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/16(日) 04:51:30.58IUqJ7sBj0 (1/5)

・・・


お願い事はした、けれど当然というか予想通りというか、むしろ予想外れというか、何かが起こるということはなかった
翠が突然心変わりして戻ってきたりだとか、それか心変わりせずに襲ってきたりだとか、最悪願いの内容に関係なく何かを祈ったことで知らず知らずのうちに条件達成しててとじみこ世界と繋がってしまったり...なんて身構えてもいたけれど、取り越し苦労だったみたい

『翠』「繋がってない...よね?」

全然知らない場所でゲートが開いてた!とか言われてももう知らない、そこまでカバーしきれないし
兎にも角にももう公園に用はない、『私』達は公園をあとにした

『凜音』「やっぱり意味のないことだったんでしょうか...」

夢姫「いいえ、もしそうでもそうでなくても、やらずに損よりやって損ですわ、それに願掛けとは本来そういうものですの」

夏菜「哲学兵装のことを知ってしまうと願掛けや神頼みも馬鹿に出来なくなってしまいますけどね」

確かにそうだ、思い込み、意思が現実に影響を及ぼすようなことが決してファンタジーではない(この世界がファンタジーなフィクションだとかそういうのは今置いておくとしてだ、何せ『私』達にとってはここが現実なのだから)のなら、いわゆるそういったものも本当に効果を示すかもしれない
最も多くの人達の共通したものだとか、長い年月を重ねたものでない限りは哲学兵装へと押し上げるのは難しいのだろうけど
まぁ想像だけど、この辺はフィーネさん辺りが詳しいだろう

その時、すぐ横の車道を一台のバイクが走り去っていった
押し寄せる風圧に若干の煩わしさを感じつつも、そこまでその風圧は強いわけでもないので特にアクションを起こすこともなく受け入れる
訂正、思わず目は瞑った


116 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/16(日) 04:52:11.77IUqJ7sBj0 (2/5)

『凜音』「速~い...」

夏菜「ライダースーツのカッコいいお姉さんでしたね、ヘルメットで顔は見えませんでしたけど」

夢姫「まるで翼さんみたいでしたわ...流石に本人ではなかったでしょうけど、その、雰囲気が」

『翠』「翼さんもバイク乗ってる時カッコいいよね...最後爆散させるダイナミック乗り捨てのイメージしかないけど」

翠の記憶にある原作の...より正確にはGXのOPのせいで
てか一期の頃から爆散してなかったっけ?

夏菜「よく壊してる印象はありますね...その都度用意されてる新品のバイクって誰が買ってるんでしょう」

夢姫「翼さんのことですし...緒川さんでは?」

『凜音』「でもこだわりがあったりするなら風鳴さんご自身で調達しているのかも」

夏菜「多忙な芸能人にそんな時間...」

『翠』「Amaz◯nならその日のうちに...」

実際のところどうなんだろう、あれかな、ガレージには常にストックがいっぱいあって定期的に工場から持ってきてもらってるとか
いやそれにしても誰が払っているのか...経費かな!?まさか経費なのかな!?


・・・


本部に着くと、何故か装者全員司令室に集合させられていた
放課後ブリーフィングを始めるらしい...放課後ブリーフィングって何だ
いや放課後にするブリーフィングだしいつもしてたけども
『凜音』と夢姫ちゃんとは後でまた合流することにし、『私』と夏菜は司令室に向かう


117 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/16(日) 04:52:45.51IUqJ7sBj0 (3/5)

弦十郎「調神社所蔵の古文書と伝承、錬金術師との交戦から敵の次なる作戦は、大地に描かれた鏡写しのオリオン座...神出づる門より神の力を創造することと推測して間違いないだろう」

モニターには地図に示されたその鏡写しのオリオン座とやらが映し出されている
『私』が調神社で寝込んでいる間にその説明があったらしい、埼玉県の氷川神社群を線で結ぶと、丁度オリオン座を反転したような形になるからそう名付けたのだとか
オリオン座は強いからね、神社の位置を決めた昔の人は目の付け所がいい

緒川「現在、神社本庁と連携し拠点警備を強化するとともに周辺地域の疎開を急がせています」

弦十郎「うむ」

マリア「レイラインを使ったさらに大規模な儀式...一体どんな怪物を作るつもりなの」

翼「門より出づる怪物を超えた神」

クリス「どうにかなる相手なのか?」

『私』達の脳内に想起されるのはいつかの無敵怪獣ヨナルデパズトーリ

『受けたダメージを並行世界に存在する同一別個体に生贄と肩代わりさせる』

とかいうちょっと意味のわからないことを平気でしてくるアレだ
無敵、神の力と呼ばれるだけはありまさしくそれは勝ち目のないほどに絶対的な存在...だった

響「でも、どうにかしないと」

響さんの拳で打ち砕かれるまでは


118 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/16(日) 04:53:22.41IUqJ7sBj0 (4/5)

弦十郎「どうにか出来るとすれば、それは神殺しの力だな」

調「神殺し」

切歌「デスか?」

カミゴロシ?カミゴロシって...『神を殺す』って書く『神殺し』?
確かに聖遺物の中には何らかの神を殺した、死因となった武器は割と多い
とはいえそれであの無敵怪獣に立ち向かえるほど簡単な話ではないはず、でなければこんな空気にはならないだろう
つまり何か特定の聖遺物が必要...?

弦十郎「神と謳われた存在の死にまつわる伝承は世界の各地に残されている」

友里「前大戦期のドイツでは優生学の最果てに神の死にまつわる力を収集した、と記録にあります」

調「だったら...!」

友里「残念ながら、それは...手がかりになるかもしれないバルベルデ・ドキュメント、及び戦時中の資料を保管した旧風鳴機関本部は、統制局長アダム・ヴァイスハウプトにより消失しました」

本当に余計なことしかしないな抜剣野郎が

弦十郎「だが、あまりに周到な一連の動きは考えようによっては誰にも悟られぬよう、神殺しの力を隠蔽してきたとも言い換えられないだろうか」

マリア「つまり、切り札の存在を証明しているかもしれない」

弦十郎「うむ」

響「神殺しが...」

クリス「存在する...?」

神殺し、無敵をも倒し得るようなものが
錬金術師、一組織の統制局長が危険視するような代物が...?


119 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/16(日) 04:53:55.55IUqJ7sBj0 (5/5)

弦十郎「緒川!」

緒川「了解です、調査部のみならず各国機関とも連携し情報収集に努めます」

弦十郎「頼んだぞ」


・・・


エルフナイン「反動汚染の除去を毎回短時間で終わらせられているのは『翠』さんのおかげですから、そのお礼も兼ねて僕もお手伝いします」

『翠』「気にしなくてもいいのに...でもありがとう、助かるよエルフナインちゃん」

ぼた餅作りの前に、『凜音』に渡す戦力の方を完成させてしまおう
といっても壊れたRN式回天特機装束をニコイチ、サンコイチして『凜音』に合わせて調整するだけだ
これが『凜音』でも使える中で一番身の安全を確保させられるものだろう

夏菜「でも、結構渋っていましたよ司令は」

ししょーにはこれを何に使うのかボカして返却してもらったからね...いや流石に一般人がいつ耐え切れなくなって戦場に飛び出してきてもいいようにとか言えないし
でもそこはしっかり詳しいことを伝えた上で事前にこちら側に付けたエルフナインちゃんに間を取り持ってもらいどうにかなった

エルフナイン「僕も気持ちは、わかりますから」

危険とわかっていても、力がなくても、動くべきだと思ったら止まれない
エルフナインちゃんが最初にキャロルちゃんのところから逃げてきたときも、そんな感じだったからこそ、共感したらしい

『翠』「さて...始めよう」



『凜音』ちゃん専用RN式回天特機装束の装備・特徴等安価下
(見た目や性能、武器等何でも)


120以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/16(日) 10:57:48.69EtGZraYRO (1/1)

矢の先端部に爆弾が仕込んであるクロスボウガン
狙撃や三連射等も可能だけどその分受ける精神的負担も増える あと近距離だと自爆の危険有


121以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/16(日) 20:46:45.7441oNO39A0 (1/1)

一般人になんて物騒な物を…


122以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/17(月) 14:54:55.33JbGBrwlXO (1/1)

特撮よろしく怪電波とか出せる青い形態と身体能力が上がる赤い形態がある、とか?
見た目は安全性の為に身体はアイアンマンみたいな全身鎧、頭は装者っぽく


123 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/18(火) 03:28:21.17/zdBPaF40 (1/3)

・・・


夏菜「...この特機装束...言っちゃなんですけど普通の人が使うには結構キツくないですか?」

『翠』「『私』も直してて気付いた...」

元々これはメヌエットさんの仲間の人達の...つまりはホムンクルスに近い経緯で造られた人工装者に合わせて作られたものだ
だから多少人間用に改良するにあたって難しい点が出てくるのは予想してたけど...

エルフナイン「主な動力は歌ではなくハミングから得られるような少量のフォニックゲインを増幅させることで賄っているようですが、武器の方は...脳に電気信号を送り強制的に精神に負荷を与え、その際に生じるエネルギーを各部のケーブルから武器に流し込みリミッターを解除させる仕組みのようですね」

精神負荷によって増加したエネルギー、本来悪感情や暴走に繋がるはずのそれを武器に吸収させ機能を解除させる...これを作った人は人工装者の人達をどう思っていたのか
あるいは本人達の了承の上だったのかもしれないし、戦闘力を上げる為には仕方なかったのかもしれないけれど

『翠』「危険としか、言えない...よね」

夏菜「ただどこかで見たことあるような仕組みですけどね」

エルフナイン「はい...完成形は違いますが、理論と根本的な構造としてはおそらくイグナイトモジュールのそれと同じ...」

これを作った人もまた、シンフォギアか聖遺物そのものかはわからないけどそれの使用時に稀に起こる暴走状態に目を付けた、といったところだろう

エルフナイン「錬金術のようにエネルギーを全く別のエネルギーに変換することやキャロルのように想い出の焼却によってエネルギーを得るのは、そう簡単に再現出来るものではなかったはず、そういった点から偶然にも僕と同じ結論に至ったのかもしれません」

夏菜「それに、正確なことはわからないけどメヌエットさんもその仲間の人達も人工装者としての生を受けたのはごく最近、ここ数年の間だったわけですし、仮に出来たとしても焼却する想い出がない、というのもあったでしょうね」

『翠』「とにかく大幅に改善しないと、せめて精神負荷の増加量を下げたりしないと使わせらんない」

使ってほしくない、のが一番言いたいことなんだけど引き受けちゃったし


124 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/18(火) 03:29:00.67/zdBPaF40 (2/3)

・・・

最終的に精神負荷を利用する機能は出来る限りマイルドなものに改良出来た、と思う
理論上マイルドになったはず、というだけであって実際どうなるかはわからない
上手くいけばせいぜいサザ◯さん症候群くらいの負荷に留まると思われる
けど『凜音』ちゃんの精神力が常人並だったらの話、精神力によってはイグナイトモジュールと同じかそれ以上に危険なことになりかねない

『翠』「で、そんな危険を冒すことで使えるのがクロスボウガンか」

夏菜「イチイバルのような、何らかの飛び道具の聖遺物が核となる部品に含まれているようですからね、これ以上バラすと元に戻せなくなる可能性もあるので手が出せませんでしたが」

このRN式回天特機装束に設定されていた武器はクロスボウガン
その正体は不明だが、調べてみると単なる狙撃の他に三連射が可能らしく、そういうところまで確かにクリスさんのイチイバルとよく似ていた

エルフナイン「的に到達するのと同時に矢の先端部に仕込まれた爆破装置が起動する仕組みのようですね、ただしこれは任意でオンオフ切り替えることは出来ない完全独立型」

『翠』「下手に標的と近距離の際に使うと爆発に巻き込まれる、早い話自爆装置に早変わり...やっぱりこのクロスボウガン外さない?」

夏菜「丸腰状態だといざという時に応戦出来ないから残すしかないと言ったのも『蒼井』さんでしたよ」

精神負荷はクロスボウガンを使用するたびに増加していく
ある一定の回数使ったら強制的にクロスボウガンとRN式回天特機装束本体のリンクを切らせるようにした方がいいかな...


125 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/18(火) 03:29:41.84/zdBPaF40 (3/3)

夏菜「まぁ、安全性とまさにその自爆対策で全身を覆う形にしたのは正解でしょうけど」

RN式回天特機装束はそのままでは腕だけだとか脚だけだとか、そういった一部分を覆い他の部分は薄いバリアフィールドを定着させるだけだった
そこを思い切って全身覆うようにしたのだ
なので見た目はまるでア◯アンマン、頭だけはフォニックゲインの回収率のことも考え通常のシンフォギア装者と同じような形で纏めたけれど

エルフナイン「2モードチェンジ機能はそのまま活かす形でいいんですよね?」

『翠』「うん、手札は多いに越したことはない」

なんとこのRN式回天特機装束、本体のカラーが青い状態と赤い状態の2つを使い分けられるフォームチェンジ機能付きだったのだ
その点だけはこれを作った人と趣味が合うと思った
青い状態では怪電波を飛ばすことで相手の解析を始め幻覚を見せたり混乱状態に陥れられたりする、赤い状態ではシンプルに身体能力がより強化され例え素手になってしまってもある程度なら自分の身を守れるだろう

夏菜「一先ずこんなものでしょう...デメリットの部分のことも考えて時間を取って試運転をしたいところですが」

『翠』「ししょーにバレずにこっそり、は無理だよね」

エルフナイン「きちんと話してしまうしか...」



コンマ下
奇数 始まった
偶数 まだ、とりあえずぼた餅作り
ゾロ目 お気楽ガールの提案


126以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/18(火) 03:33:14.62Bc+RlKXv0 (1/1)

許せないっ!!


127以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/19(水) 10:20:03.92PLHhtfL/O (1/1)

正直な話闇堕ち翠ちゃんに関してはウンザリ感が否めない
幾多の運ゲー乗り越えて二回も負かしたんだしいい加減正気に戻してくれませんかね…どっかの一人四天王じゃねえんですから


128以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/19(水) 12:51:48.31yQ8mXezfO (1/1)

なるべく設定を遵守して独自考察もするイッチとそんな事気にせず無理難題安価をお出ししてくる民でこれは…ベストマッチ(鬱翠ちゃん)
コンマ神の戯れで更にスーパーベストマッチ(闇落ち翠ちゃん)
むしろスレタイからずっとこの転生者ちゃんは悪役やるものだと思ってずっと参加してきてたからやっと始まったなって思ってますよ


129以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/19(水) 17:51:13.02ejhQb+YdO (1/1)

もうお月さま破壊しちゃったんだし闇落ちる必要なくね?


130 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/20(木) 09:06:22.65hvVqiBKTO (1/1)

『戦場』と聞いて何を思い浮かべるだろうか
『せんじょう』あるいは『いくさば』...シンフォギアを纏うものであれば後者の方が馴染みがあるだろうこの二文字
例えば敵やノイズとの戦いの場、なるほどそれは戦場だろう
例えば紛争地、人間同士の醜い争いに対し人はそれを戦場と呼ぶ
そして己自身との戦いもまた、紛れもなく戦場と言える


夏菜「火加減強くないですかっ!?」

夢姫「殺菌消毒は大切ですわよ」

『凜音』「この小豆、生きてます!」

夏菜「生きてませんから零さないように気を付けて!」


ここは調理場

『翠』「そう、調理場という名の戦場である」

夏菜「どこの誰に向けた目線ですかさっきから!遊んでないで手伝って...って誰ですかご飯を勝手に酢飯にしたのは!」

この混沌具合、まさしく戦場そのものである...!




『翠』ちゃんぼた餅完成度コンマ下1
夢姫ちゃんぼた餅完成度コンマ下2
『凜音』ちゃんぼた餅完成度コンマ下3
夏菜さんぼた餅完成度コンマ下4
(高ければ高いほど美味しい!00は100扱いです)
(ちなみに『翠』ちゃんは前回までは18→19→100→94)

(Q翠ちゃんは善なの?悪なの?

A偽善)


131以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/20(木) 09:12:24.598ymEwXJF0 (1/1)

おっほ♪


132以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/20(木) 09:16:14.73jgwRmE5rO (1/1)




133以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/20(木) 10:37:52.12+ygRPXbA0 (1/1)

わふー


134以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/20(木) 11:44:46.70AcRsWFY80 (1/1)

料理出来なさそうだが


135 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/21(金) 03:47:12.94L21FtMZl0 (1/2)

・・・


夏菜「『蒼井』さん...一応毎晩作ってるんですよね?」

『翠』「ふっ...毎日ガチャを引き続ければ確率が上がるのか?」

夏菜「まずそのガチャってとこから間違えてるって言ってるんですが」

何を言い出すのかと思えば...料理の完成度は運と偶然の産物なのだからこれはもうガチャと言っても過言ではないというのに

夏菜「料理は練習で上達するものなんです、するはずなんです、だから専用の職が存在するんです」

『翠』「ちぇー!自分がちょっと上手に出来たからってー!『私』のだって普通レベルではあるでしょー!」

『私』が作ったぼた餅は、可もなく不可もなくな感じ、不味くはないけどとびきり美味しいというわけでもない
前よりは大分腕は落ちてしまっていたけど、最初に比べたら...ね

『凜音』「もしかして今の食事の『食』と職業の『職』をかけたんですか?」

夏菜「『東雲』さんはどうして赤黒い液体が完成してるんですか固体はどこに行ったんですかどこに」

『凜音』のは...何だろうアレ
トマトジュース...より濃い色、禍々しい何かが完成していた
あの液体の中に蠢いているのは一体...
試食するか否かの話し合いは死人を出さない為に一旦保留中

夢姫「レシピって偉大ですわね...」

夏菜「ほらこれ!これを見習ってくださいよ二人共!変にアレンジ加えようとしないで!いや歌代さんも途中危なかったですけど...むしろよくあそこから引き返せましたね」

夢姫ちゃんと夏菜のは「お!これ美味しい!」って感じの
餡子の良さを引き出しつつご飯の味も消されていない良い塩梅の一品


136 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/21(金) 03:48:10.42L21FtMZl0 (2/2)

夏菜「おかしい...こんなはずじゃ...」

『凜音』「折角ですし蒼井さんが帰ってきたら食べてもらう分も残しておきません?日保ちはあまりしないでしょうけど冷凍か何かして」

『翠』「それは...うん、いいんじゃない?」

『凜音』が自分の作った赤黒い液体の入ったコップを手にニコニコしながらそんな案を出してきた
けどまぁ...もし仮にあの液体がヤバい味でもそこは翠には頑張って飲んで悔い改めてもらうということで

あ、それから『私』と夏菜のところの花(夏菜のところは草だけど)にお供えするのは多数決の結果夢姫ちゃんのと夏菜のから出すことになった
美味しい方がいいからね、それは仕方ない



この後どうする?安価下
1 何かしら行動(記述)
2 もう寝ておく


137以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/21(金) 03:50:47.45dJH1W+tk0 (1/1)

1 増えたままの6人を消す特訓
出来れば激おこなぐんちゃん(魂)の指導付きで


138以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/21(金) 09:45:33.55Y7YOlxMv0 (1/1)

夏菜は中身が違えば料理の腕も変わるのだろうか


139 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/22(土) 01:30:13.77wfga2CE70 (1/4)

・・・


『翠』「あ、そういえばさぁ」

どの複数作ったぼた餅...いやおはぎ?ぼた餅?やっぱりぼた餅でいっか...ぼた餅の内どれをお供え物にするか選びながら、ふと疑問が湧いた

『翠』「さっき料理中、夏菜ってあっちの『夏菜』に手伝ってもらったりとかしてなかったみたいだったけど」

夏菜「え?まぁ...」

夢姫「そういえばそうでしたわね」

ただひたすらにキッチンの中を(埃が舞わない程度に)走り回りながら事故を防ごうとあくせくしていた印象があるよ、その割にちゃんと自分の分も完成させてるあたり流石と言わざるを得ない
何が流石なのかはさて置いて

『凜音』「『浅井』さんは作らないんですか?」

『翠』「まだ材料余ってるし、どうせならどうよ」

夏菜「どうよって...うーん...」

暫し考え込む、否、中で相談する夏菜達
やがて結論は出たらしく

『夏菜』「期待はしないで、くださいよ」

うんうん、積極的に他人と関わろうとするようになって『私』も鼻が高いよ、『私』何もしてないけど



『夏菜』さんぼた餅完成度コンマ下
(『夏菜』「おあがりよ!です!」)


140以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/22(土) 01:37:43.71a5vuFyFKO (1/1)

銀魂完結


141 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/22(土) 02:20:40.54wfga2CE70 (2/4)

・・・


『翠』「...ん!...こくん...ぷはっ、何これすごい」

『凜音』「美味しい...というか」

夢姫「夏菜さんの作ったものと...瓜二つ...?」

そう、何がすごいってほぼほぼ同じ味なのだ
もちろん全く同じではないし、強いて言うならこっちの方が美味しい気もするけど
でも例え同時に出されても区別は中々付かないだろう

『夏菜』「『私』はあの子、あの子は『私』...常に表と裏である『私』達に表も裏もないものではそうそう違ったものにはなりません、というかそれ以前にレシピ見ながらやればこんなものです」

最後の最後にぶっちゃけたな嫌味かな
片方は上手でもう片方は下手みたいな感じかとも身構えたけど杞憂だった...

夏菜「あ、引っ込んじゃった...まぁ、そんなわけです」


・・・


『翠』「なんてことがありましたよっと...」

解散した後、自室に戻った『私』は記念品の花にぼた餅をお供えし手を合わせながら、なんとなく適当に今日あったことを話してみたりしていた
それが千景ちゃんや園子ちゃんの方に伝わってるかどうかも、伝わったとしてだからどうということもないのだけど
強いて言うなら、よもぎや両親、りっちゃんやりっちゃんのお姉さんの墓参りに行った時の練習みたいなものだ
そんなことが出来るくらいには『私』も事実を受け入れ始められたし、落ち着いてもきていた


142 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/22(土) 02:21:22.84wfga2CE70 (3/4)

『翠』「さて、心配かけさせるバカ翠をいつでもとっ捕まえられるように、しっかり寝て体力回復しないとね」

心配ばかりしても意味がない、見つけた時に今度こそぶつかってやればいい
色々な意見を聞いた結果、『私』はそう決めた
前回のように二度も押し切っておきながら(一度目はフェイクだったけど)後一歩のところで逃してしまわないように、それにもし本当に翠が洗脳させられているなら、翠に価値を見出しているならパヴァリアのやつらもそこまで手荒なことはしない...と思う...してたらやつらをぶっ殺すけど
してなくても半殺し...局長は土に還らせてやる

『翠』「みんなもおやすみ、また明日ね」

蛇達の頭を撫で、明日の学校の準備も済ませたことを確認し『私』はベッドに潜る
そして夢の世界へ...


千景《今夜はもう何も予定はなさそうね、なら少し顔を貸しなさい》


ゆ、夢の...はいすみません、呼び出しですねわかります
怖っていうかこんなしっかり念話飛ばせたんだ...何の用だろカツアゲとかじゃないよね...


・・・


千景「来たわね」

園子「やっほ~『りんりん』~」

ちゃぶ台がある場所とは別のダイニングテーブルがある場所
そこで待っていたのはやはり、千景ちゃんと園子ちゃん...



コンマ下
奇数 だけ
偶数 何でここに...が!?(ネタバレ:断じて先生ではないです)
ゾロ目 風雲児様じゃんこんちゃー


143以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/22(土) 02:26:27.48MUKu1pUr0 (1/1)

いけぇ!


144 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/22(土) 02:46:43.64wfga2CE70 (4/4)



夏菜「あ、本当に来ましたね」

『夏菜』「...というか、多くないですかね?『蒼井』さんの数」


...だけじゃなかった

『翠』「か、夏菜!?『夏菜』もいるし...あぁ、そっかなるほど」

『翠』3「何でここにってのはわかんないけど」

『翠』5「魂そのものがここに来てるんだからそりゃ2人共同時に来るか」

『私』も7人全員来てるしね!
でもどうしてまたここに夏菜達が...?

芽吹「話には聞いていましたが、本当に7人いるんですね」

千景「失敗するかもしれないとは思っていたけれど、これはあまり考えたくなかったケースだわ...」

『翠』「芽吹ちゃんもいる!?」



6人を消す特訓の内容安価下
(千景「消すというか戻すというか...吸収する?」

園子「否、合体なんよ~!」

芽吹「それは違う気がするけど」)


145以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/22(土) 03:00:02.77K+OlxEUhO (1/1)

精神的な鍛錬で増えたままの6人を取り込んで1つにするとかどうだろう
神コロ様みたいな感じで



146以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/22(土) 18:02:36.76enBcfHkfO (1/1)

七人御先やる度にどうせ増えるんやけどなブヘヘ
性格とか含めて別人でもないけどそれぞれに一応自我があるって感じかな?安価下


147以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/23(日) 02:01:39.78VToRkmbN0 (1/1)

千景とのシンクロとかもアリかもしれんね
…ところで夏奈がやってきたのナンデ?


148以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/23(日) 17:07:03.16KyEvhdVA0 (1/1)

合体するとキング翠ちゃんになるんですかね…


149以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/24(月) 19:26:10.27MS7T4wMWO (1/1)

司令、とんでもない失態をやらかしてるのによく了子さんやキネクリ先輩に殴られないね
主に翠ちゃん案件で


150 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:34:28.93aZ1L0UZ90 (1/8)

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151 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:35:08.21aZ1L0UZ90 (2/8)

・・・


『翠』「...で、なんで呼ばれた...の前に、夏菜達と芽吹ちゃんがここにいる理由を聞きたいのだけれども」

席に着き、園子ちゃんが出してくれたお茶を一口飲んで落ち着いた『私』はそう尋ねた

千景「私達が呼んだのよ、たまにはいいかと思って」

『翠』「そんなキャラだったっけ千景ちゃん...」

大丈夫?黒髪ロングのクールキャラだからってマギカな魔法少女の方混ざってきてない?いやあっちもこんな台詞言うキャラかと聞かれるとそうでもない気もするけど

園子「せっかく呼べそうだったから~、私が提案したんだよ~」

芽吹「突然のことで驚いたわ、園子」

夏菜「同じものをお供えしたから繋げやすくなったのかも、って話だったんですよ」

システムガバガバ過ぎでは神樹様...いやわざとそうしてくれてるのかな?

芽吹「そういうわけで、防人の代表として訪ねさせていただいた次第です」

『夏菜』「そして『蒼井』さん同様に宿主枠が『私』と夏菜、だから一緒に来た...というか『私』達の中と『蒼井』さんの中が繋がっているその中間点がここ、ということらしいです」

よくわからないことが多いけどなんとなくわかった
新しい地区が解放されたからやってみたらデータ通信の機能だったみたいな?いやこれは自分でも何言ってるのかわかんないな

『翠』6「っていうかさ!その前に!」

『翠』2「何で夏菜達が芽吹ちゃんと繋がれてるの!?戦いの記憶は無いはずなのに...」


152 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:35:57.87aZ1L0UZ90 (3/8)

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153 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:36:40.34aZ1L0UZ90 (4/8)

そう、そこが一番わからない
ゆゆゆ世界と繋がってしまった時のあの戦い
勇者装者が手を取り合い共に戦ったあの戦いの記憶を持つのは、色々あって今はこの世界では『私』と翠しかいないはず
情報としてだけは女神様や翔子さんとも共有してるけど...
そして『私』の場合はそのときの戦いで勇者ギアとして力を借りた千景ちゃん、それと比較的お世話になったというかそれぞれの世界の架け橋のような役割を担ってもらったらしい園子ちゃんと繋がれている


千景『何でもないわ...ここは『蒼井』さん、『貴女』の本来の精神世界とは少し違う特別な精神世界、そして私達は一時的に『貴女』にとっての私達のイメージがフォニックゲインによって具現化、再現された幻覚のようなもの...まぁメインストーリーにいるキャラとは別だけど同一人物扱いされているショップの店員のようなものと考えてくれればいいわ』


もっとも千景ちゃんと園子ちゃんが言うには自分達はご本人様ではない、とのことだけど...正直そこは怪しいとも思ってる

閑話休題

繋がるにしろ再現するにしろ、あの戦いの時誰の勇者ギア(夏菜達の場合は防人ギア?)を纏ったかを覚えているか、もしくは誰かから聞かない限り出来ない、と思う
で、『私』はもちろん翠も、そして女神様や翔子さんも夏菜達にそれについては話していないはずだ

園子「それは間違いないんよ~、あの場にいたりんりん達以外の装者と勇者の記憶、それにそれぞれのシンフォギアや勇者端末に残された記録も全て、神樹様は修正した、書き換えた」

『夏菜』「だけど1つだけ見逃してしまった...『私』達にとってのギア、つまり擬似ギアの記録を書き換えたところで、まだもう1つ残っている事を」

もう1つ...?

夏菜「えぇ、だからこそ私と『夏菜』の消された記憶を、記録を、修正された後の世界に持ち込む事が出来たというわけです」


154 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:37:38.26aZ1L0UZ90 (5/8)

そう言って夏菜は、何かを取り出した
それは金色の懐中時計...そう、どこぞの漫画版の試作魔導演算宝珠のような形をした...

AI『お久しぶりではない方ですね、では初めましてこんにちは!ある時はマスターのバイタルチェック、またある時はそれとなく可愛い女の子達のキャッキャウフフを高画質でばっちり記録、超高性能人工知能のAIさんです!』

AIさんだった




『翠』「いたねそんなの」

AI『いましたよずっと』

・・・

夏菜「つまりは、戦いのことを含め一部始終を収めたAIの記録だけは修正を免れ、その記録のデータを私達にインストールさせたことで」

『夏菜』「『私』達は思い出した...いいえ、もう一度知った、の方が近いでしょうか...とにかく、再び戦いについての記憶を得たわけです」

AIさんなんて確かゴライアスだかなんだかの戦いの後くらいからは大人しかった気がするしすっかり忘れてたよ
翠もきっと忘れてるね

園子「まさかかなきち達がこんな機器、それも改変や修正を受け付けない独立した人工知能を搭載したものを所持してたなんて~って神樹様が泣いてるのが目に浮かぶよ~」

芽吹「神樹様がそんなお姿を見せるとは思えないし見せるとしてもせいぜい巫女相手、と思うけれど...」

千景「園子さんの場合どこまでが冗談なのかわからないわね...」

『翠』「改変や修正を受け付けないってさらっととんでもないことだよね!?なに、人工知能ってそういうものなの!?」

AI『当然ですよ~、どこぞのベルトさんだってタイムリープ耐性あったじゃないですか!』

夏菜「自己学習プログラムを入れておいたとはいえ、正直私達も驚いてます」

夏菜達にとっても想定外かい
でも人工知能が神様に抗った、抗えたというのは本当にすごいことなのではなかろうか


155 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:38:42.15aZ1L0UZ90 (6/8)

AI『そんなことより...プフッ...かなきち...マスターかなきちw』

夏菜「やめ、やめなさい!せっかくスルーしたのに...///」

『夏菜』「はぁ...」

園子「あれ~?お気に召さなかった~?」

いやまぁかなきちは無いなと思ったけど

園子「じゃあかなみn...」

『翠』「おいばかやめろ」

そういう小さなところが積み重なって段々と伏線になって最終的に取り返しがつかなくなるんだから!もうすでに刀以外にも巫女だとかそういう共通点まであるんだからやめて!

園子「じゃあかにゃにゃんはどう~?」

夏菜「か、かにゃにゃん...?」

『翠』「んぐっ...い、いいじゃん可愛いじゃん、ね?かにゃにゃん...ぷぷっ」

に、似合わねー!

『夏菜』「このっ...『りんりん』のくせに...!」

『翠』「いいんですー!『私』も翠も気に入ってるんですー!ねー!」

『翠』2「ねー!」

『翠』3「ねー!」

『翠』4「ねー!」

『翠』5「ねー!」

『翠』6「ねー!」

『夏菜』「ええいうるさいです!多い!」

『翠』7「あっ...」

『夏菜』「あっ...なんかごめんなさい...」


156 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:39:28.04aZ1L0UZ90 (7/8)

・・・

お茶を飲みながらそんな話をしていたもので、危うく当初の目的を忘れるところだった
そうだ『私』ここに呼び出し受けてたんだ

『翠』「そういえば結局何でここに呼び出されたの?『私』」

ピシリ...その瞬間、空気が凍った気がした

千景「...思い当たる節がないと、そう言いたいのかしら」

園子「ちーちゃんクールに!クールに行こう!」

千景「驚きよ...怒りで頭がシーンと冷えることもあるのね...!『貴女』は思いっきりクールに裁くわ...!!」

いけない何故か千景ちゃんが激おこちーちゃんになってる
このままじゃいつヒッサーツフルスロットールされるかわかったものじゃない
はい『私』集合ー!

『翠』5「めっちゃお怒りみたいなんだけどどうすんの!こっちは良くてミッドナイトなシャドーだよ!?」

『翠』4「シャドーにはシャドーをぶつけんだよ...」

『翠』2「落ち着け落ち着いて誰か高奈ちゃんを呼び出すんだそうすれば勝機はある」

『翠』6「無理無茶無謀は他所でやれ...てか何であんな怒ってるの?何かした人正直に!」

『翠』3「よし全員目を閉じて、やった人は手を挙げて、先生誰にも言いません」

早い話が誰もわからないか...

『翠』7「いやわからないも何もこうやって7人になったまま戻れてないのが原因じゃないの」

『翠』「...あ、それじゃん」

それくらいしかないじゃん
『私』は『私』達の代表として、恐る恐る千景ちゃんの方を向いた
おこな千景ちゃんはそれでも『私』達の出す答えを待ってくれているみたい

『翠』「えっと...七人御先が解除しきれてないから...でしょうか?」

千景ちゃんの雰囲気に気圧され思わず敬語になってしまった

千景「よくわかったわね正解よ、あの世で悔いなさい」

『翠』「待ってお願いわかったからその鎌を一旦下ろして!」

千景「えぇ、今から『貴女』達に下ろすのよ」

『翠』「話聞かない人かな!?」


157 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/25(火) 01:40:41.02aZ1L0UZ90 (8/8)

・・・

何とか矛ならぬ鎌を収めてくれた千景ちゃん
本気ではなかったとは言うけど...本当に?

千景「こういったことに前例はあまり多くないから手探りになるけれど、まずは精神的な鍛錬で戻ろうとしてみなさい、他の6人を取り込み1人に戻るような感覚で」

『夏菜』「神でも『蒼井翠』でもない本当の名前も忘れてしまったナメック星人になるんですか」

『翠』2「地球人だよ」

園子「全員合体してキングに~?」

『翠』5「1人足りない...!」

どうやら分身したままのを戻す特訓というのは中々に珍しいらしい
まぁ増えたまま戻れない!みたいなのはギャグ時空ならたまに見かけるけどそれ以外だと確かにあまり聞かない

『翠』「やってみるけど...そもそもどうしてそこまでおこなの?」

前の戦いで七人御先を解除してから、『私』の身体は1つに戻ったけれどその中には相変わらず分身、分裂した他の『私』がいることに気付いた
一瞬焦りはしたけど、でもどの『私』も『私』であることに変わりはないし、区別出来るほどの違いも特にないくらいだったから放置していた
基本『私』が表に出ているけど中の6人にも『私』の感情やなんかは共有されていたし、逆にやろうと思えば6人の方の感情やなんか(いわゆる自分の行為を第三者目線で見たもの)を共有することも出来たし不便も特にない
自問自答が本格的に出来るな~とか、それこそ授業中眠くなったら眠くない『私』に代わってもらおうとか、そんなことも考えていたし

夏菜「私と『夏菜』や『蒼井』さんと翠さんのような関係とも違うんですよね?」

『翠』「そうだね、ブラザーズXXとエナジーアイテム分身くらい違うね」

まず根本的に『私』達には大きく違ってる点がない
それぞれに別々の自我はあるけど、かといってそれは少し視点が違うくらいのものだし

千景「何故?」



おこな理由安価下
(千景「分霊してるのに危機感が無さ過ぎるんじゃないかしら」

芽吹「お呼ばれしたけれど出番ないわね」

園子「多い方が楽しいんよ~」)


158以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/25(火) 01:47:19.11ExeYa2Es0 (1/1)

失敗…もとい不完全である上にこのままだと残りの6人にも心身共に疲弊やダメージが残る可能性がある
あと自分の面目が潰れる


159以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/25(火) 02:12:34.09kiELw1ECO (1/1)

これもしかして皆の記憶も呼び覚ませる…?

相談も練習もせずぶっつけ本番で七人御先を使った事を述べた後に
「消えてない時点でおかしいってなんで気付かなかったのかしら?悪影響が無かったのは幸いだけど…」


160以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/26(水) 20:57:08.99pS0EAeWO0 (1/1)

呼び名に『いかーな』とかどうかな?


161 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:32:05.47ETi1gPzd0 (1/11)

千景ちゃんはほんの少し口の端をひくつかせ、やがて大きなため息をつき

千景「何故、何故ねぇ...まず、よりにもよって切り札である七人御先を...比喩的な意味でなく、『切り札』というリスクありの大技を、私に相談することもここで練習することもなくぶっつけ本番で行ったことよ」

ギロリとこちらを睨んでくる

『翠』「そ、それはその...切羽詰まってたと言いますか...あそこで使わないと翠に勝てないと思ったと言いますか...」

『夏菜』「結果的には勝てても捕まえられてませんけどね」

夏菜「しーっ!」

わかっている、わかっているのだ
でもあの時はそれが最善だと思った、やるべきだと思ったのだ
なんて、どう言ったところで意味はないか

『翠』「...ごめんなさい」

結局居た堪れない気持ちになり、頭を下げる
どうあれまずは、それこそ戦いながらでも千景ちゃんとコンタクトが取れるかどうか試すべきだった
その上で相談するなりなんなり出来たはずだ
もっとも相談らしい相談は女神様に対してはしていたのが、そもそもその時点で七人御先を使う際には千景ちゃんに無断で、というのが前提としての行動だったわけで
あと正直、前にはあまり時間がない~とか言ってたからそれこそこう何度も話せるとも思っていなかった、というのも大きい

千景「まぁ、過ぎてしまったことはどうしようもないし、連絡手段を伝えていなかった私の落ち度でもあるというのは認めるわ...けれどそれを除いたとしても、七人御先を使用し解除してからも他の6人が消えていない時点でおかしいと何で気付かなかったのかしら?今のところ悪影響がなかったのが、幸いだけれど」

6人が消えていなかったのはもちろん驚いたし、何か変なのかなとは思った
だがそれはそれとして

『翠』5「そういうものなのかなって」

『翠』6「いつでもやれるようにストック置いときますねーみたいな?」

千景「そんなわけないでしょう」

『翠』「あはは...」


162 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:32:57.11ETi1gPzd0 (2/11)

undefined


163 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:33:36.07ETi1gPzd0 (3/11)

それに面と向かって言うようなことではないが、千景ちゃんの七人御先もまた形は違えどある種の分霊のような事象は起きていたはずだ...千景ちゃんのいう『悪影響』の1つも恐らくそれを指している
本人にとってのそれはもう1人の自分という幻覚、幻聴だと認識していたようだし事実そうなのだろうけど、『私』のこれもある意味それに近いものなのではないか、そんな風に捉えていた
ただ千景ちゃんの場合のそれは悪意というか、そういったものの塊のような発言が主だったりとまぁ本人の内心がどうだったかは知らないが少なくとも側から見るととても同一人物とは思えないような者だったように思う
その点だけは『私』達には当てはまらない...そういう闇な『私』がそうでないフリをずっと続けてる可能性もなくはないけどまぁないだろう

千景「ともあれ七人御先は単なるコピーではなく魂そのものを七等分するような技よ、別れているようで繋がっている、それはわかるわね?」

『翠』3「色々共有出来てるから、それはわかる」

千景「そう、それならこれもわかると思うけれど...解決しなければいけない理由は七人御先はこうして失敗...もとい不完全である上に、このままだと誰か1人が心身問わず疲労やダメージを負えば残りの6人にも心身共にその疲労やダメージが共有され残る可能性がある、それがどれほど危険なのか考えてみなさい」

なるほど、今は『私』が疲れても他の6人がそうではない...例えば『私』1人が眠くなったとして、授業中眠くない他の『私』と交代出来るのは、その疲労が共有せざるを得ないほどのものではない為『私』1人の疲労に留まっているから
そして疲労が増え続けるとダムの決壊のように他の『私』に流れていき、分散し、結果として7人全員がそれぞれ七等分された疲労を受けることになる
それ自体は七等分された内の一なのだからもともと一人で疲労を抱えていた『私』からすると疲労が減ったように感じられるが、他の『私』からすると僅かながら疲労を肩代わりすることになり余計なものが増えたことになる


164 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:34:32.44ETi1gPzd0 (4/11)

『翠』4「...とめどなく疲労やダメージが注がれると、一定の量毎にそれは共有されていく」

『翠』7「余程のことがなければありえないけど、もしそのダメージが七等分してもなお7人で受けきれるものではなかったとしたら」

『翠」「...7人同時にダウンする?」

千景「そうよ、7人同時に倒れることはほぼ無敵を誇る七人御先唯一の弱点であり攻略法...そしてこれが一番重要なのだけれど、七等分の一の今の『貴女』一人分が許容出来る疲労やダメージは当然本来の7分の1...はっきり言うわ、七人御先で七等分する前の、魂が1つであった頃の『貴女』が死ぬような一撃を今の『貴女』が受けても、中にいる6人も同時に死ぬ...無敵は全く意味を成していないわ」

『翠』「七人御先してないと何も変わんないじゃん!?」

文字通り無意味でしかない
本当にただ単に自問自答が出来るだけ、第三者目線から自分を観察出来るだけ、7人が同時に別々に存在出来ていないのであれば、むしろ耐久力が低下している
残機が増えた分弱くなり、しかも残機まで貫通される可能性があると...

千景「それに」

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

芽吹「...そんなことってあり得るの?」

園子「どうかな~、ちーちゃんも今の『りんりん』のことを完全に把握出来てるわけじゃないからほとんど当てずっぽうだと思うよ、もしかしたら耐久力はそのままで7人に増えていて、1個魂が倒されてもストックの魂がもう6個ある、みたいな状態なのかもしれないし...もしそうでその上七人御先の『1人減っても1人増え常に7人』っていう効果が発動するのなら実質不死身だからね~」

芽吹「流石にそんなのはないと思うけれど...でもそれならどうして郡さんはあんな言い方を?」

園子「...そういう楽観的な予想が当たっていてもラッキーで済むけど、そうじゃなかった場合...最悪のケースが当たっていた場合は...」


165 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:35:14.39ETi1gPzd0 (5/11)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

千景「それに何より、私の力を使って『貴女』にもしものことがあれば...私の面目が潰れてしまうもの」

千景ちゃんは、それが最も大きな理由だと言わんばかりに、少し視線を逸らしながら素っ気なく言った
色々言ってはいたけれど、そのどれもがそこまで重要じゃなくて
つまりは、最終的には、普通ではない結果になったことが心配だから、ということなのかな
『私』は、『私』達は思わず言葉を失ってしまう
まったく急に空気の流れを変えないでほしい、調子が狂っちゃうじゃないか

『翠』2「...そこまで言わせたら、これ以上何か言うのは野暮だよね」

『翠』4「じゃあ張り切って6回、頑張れ『私』」

『翠』「わかった、名残惜しいけどまた今度七人御先をする時まで、1つになっていよう」

元々それが本来の形だし、ようは今も一人芝居をしているようなものだから別段何かあるわけじゃない
ただちょっと、そう、例えば公園で一人きりで遊んでいたのをやめて家に帰ろうとする時に少しだけ悲しくなってしまうようなあれだ
...一人遊びが悲しいんじゃなくて遊ぶ時間に終わりが来てしまうのが悲しいんだからね!?勘違いしないでね!?そもそも『私』はよもぎやりっちゃんと一緒に遊んだりもしたし!いや誰に向かって言ってるのかわからないけど


166 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 02:38:41.32ETi1gPzd0 (6/11)

『翠』2「全員並んだ?じゃあまず『私』から取り込まれるとしますか...来い!」

『翠』「行くよ...」

『私』と目の前にいる『私』は互いの手を取り、1つになるイメージを強く念じた


コンマ下
ゾロ目以外 全員成功
ゾロ目 戻れない!?
(『翠』「流石に6回判定するなんてことはしないよ当たり前だよ」)

(翠「代弁ですか?えっと...『深夜どころか朝日が昇り始めた時間に、それも不定期に拍車がかかりつつある更新の仕方で本当に申し訳ありません、仮眠時間になるべくそこで更新するようにしているのですが...等と言っても無意味ですね、XV始まるまでにラストバトル入れるといいなと思っています』だそうです、AXZ編終わらせられるといいなじゃないあたり舐めてると思います」

女神「仕事をしながら更新するのが真のスレ主...!」)


167以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/27(木) 02:40:23.86jRWKqmDL0 (1/1)

タルタル総帥


168 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 04:03:51.73ETi1gPzd0 (7/11)

...

...

...!

『翠』2「!」

『翠』「いける、これなら!」

イメージし合い、やがて『私』達の中に電気のような何かが走った
それはエネルギーなのか、フォニックゲインなのか、はたまた単なる気のせいか
いずれにせよ、その何かは『私』達に直感させ確信させた

『1つになれる』と

『翠』「...」

手を離し、『私』は片方の手のひらを目の前の『私』の胸元に当てる
目の前の『私」もまたそれを受け入れた

『翠』2「...今の地球に必要なのは神ではない...強者なのだ...」

それどころかこいつノリノリだ流石『私』
『私』の手元、目の前の『私』の胸元は眩い光を放ち、同時に『私』の手のひらからは『私』が流れ込んでくるような感覚を受ける
取り込んでいる、取り込めている、戻れている

『翠』「...!!!」

そして光が止むと、『私』ともう一人の『私』は完全に1つになっていた



千景「成功ね...あと5回、同じことをすれば元に戻れるはずよ」

夏菜「こう言っちゃなんですけど見てるだけだと暇ですね」

芽吹「なら私も郡さんがしたように何か手解きのようなものでもしましょうか、といっても期待してもらえるようなものではありませんが」

『夏菜』「せっかくだしお願いしましょうか」



あっ夏菜達飽きてなんか始めた...まぁいいや


169 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 04:04:39.87ETi1gPzd0 (8/11)

『翠』3「次は『私」!さぁ来い『私』よ!」

『翠』「行くよ!」

・・・

『翠』「受け入れろ...『私』を...」

『翠』3「...っ!」

『翠』4「おい...お前は...!」

『翠』3「くっ...あっ...あぁっ!」

『翠』「...ミラーワールドからの装者...『翠』...」

園子「椅子ドーン!」

『翠』「...『私』はもはや鏡の中の幻ではない、『私』は存在する...最強の装者として...」

『翠』4「...カット!いいね様になってた!次『私』の番~」


170 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 04:05:21.23ETi1gPzd0 (9/11)

・・・

『翠』5「まだ終わりじゃない...次こそは...『お前』に勝つ...」

『翠』「次なんてない、敗者にふさわしいエンディングを見せてやる」

『翠』5「う、うぁあっはぁっ!」

『翠』6「何考えてるんだ『翠』!...台詞長いからスキップして...やめろー!」

『翠』「キメワザ!」

『翠』5「うああぁ!あっ...あああぁぁ!!...やだ...やだ、やだ、やだぁ!やだ、やだ!やだ...」

『翠』「『翠』...」

『翠』5「...『翠』」

『翠』「『私』の...勝ちだ」

園子「あと2人だね~」

『翠』「...ダーブルアーップ!」

『翠』5「これは...!?」

千景「そこ!何また別れてるの!遊んでないでとっとと次に進みなさい!」


171 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 04:06:18.73ETi1gPzd0 (10/11)

・・・

『翠』7「『君』は信じられるのか?仲間を...」

『翠』「...」

『翠』7「...なら...見せてくれ、『君』が創る未来を」

『翠』「...自意識過剰な正義のヒーローの復活だ!」

千景「...はい、お疲れ様」


172 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/27(木) 04:07:12.20ETi1gPzd0 (11/11)

・・・

いくつかの茶番を終え、『私』達はようやく『私』に戻った
また七人御先を使えばその間は七人になるのだろうけど、そしてもちろんないとは思うけど、また解除した時に1人に戻れていなかったら同じように地道に1人に戻ろうと思う

『翠』「そんなに睨まないでよ千景ちゃん、さっきまでのは『私』の演技力向上も兼ねてたんだって」

千景「ノリノリで遊んでいたようにしか見えなかったわ」

まぁ実際そうなんだけど
ほら、融合みたいなことするなんて経験そうそうないから、やりたいことやり尽くしとかないと損かなって



何かする?安価下
(特になければ解散)


173以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/27(木) 10:21:21.02s0YQX1YvO (1/1)

不運が重なっただけとはいえ、手甲が面倒な事態を引き起こしてしまった事について謝罪が入る
翠ちゃんの中に生まれ、増大している悪の心に耐え切れず手甲が拒絶反応を起こし始めてる事についても告げられる


174以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/27(木) 17:09:08.06kkGSjwg6O (1/1)

「勇者ギアは神樹様の力が仇になる事もありそうだから気を付けるんよ~」
後はAIのデータを使えば皆の記憶を呼び覚まして勇者ギアを使えるようになるか否か…とかかな?


175 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/29(土) 01:57:04.30mkn/qWj60 (1/5)

園子「無事に戻れて何よりだね~、おかしな所はない?」

『翠』「ん、平気だと思う」

腕や首を軽く回したりしながら確認する『私』
それどころかむしろ調子がいいまであるかもしれない
そう考えると多少負担は掛かってたのかな

夏菜「そっちも終わったみたいですね」

『夏菜』「銃剣の扱いは要練習、ですかね」

芽吹「筋は良いと思います、それと盾についても積極的に」

ちょうど夏菜達の方も区切りがいいらしい
何してたんだろうと思ったら防人の戦い方とかを教わってたみたい
流石に『私』の時みたいな対バーテックス形式とかではなかったと思うけど

『私』がここに呼ばれた理由、原因も解決し、『私』や夏菜達や千景ちゃん達はそれぞれダイニングテーブルを囲むように配置された椅子に腰掛ける
休憩というか、まぁ立ち話もなんだしというやつだ
いつの間にか園子ちゃんが新しいお茶を淹れてくれていて、出されたそれを一口含み喉を潤す
夏菜達と違い大して戦闘訓練もしてないけどどちらかというと喋り疲れて喉が乾いていたから、生き返るとまではいかなくとも心地よかった

園子「まずは、ごめんなさい、『りんりん』」

だからそんな取り留めのない思考をしていた『私』は突然の園子ちゃんの謝罪に不意を突かれた
お茶を飲み込んでなかったら危なかったかもしれない

『翠』「えっと...?」

園子「皆落ち着いたところだから、今がいいかなと思って話すね...偶然が、不運が重なっただけとはいえ、りんりんの中にある手甲がこうして面倒な自体を引き起こしているのは事実だから...」

どうも、ずっと話そうと思っていたのがタイミング掴めなかったらしい、それはいいとして
いや、まぁ、うん
確かに翠が手甲を核にして『私』と別々にならなかったら、『私』が幽霊状態で締め出されでもしない限りはこんな風にどこへ逃げたかわからなかったり、その間にパヴァリアに付いたりはしなかったのかもしれない
でも、それだけでその謝罪は少し違和感があるような


176 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/29(土) 01:58:39.43mkn/qWj60 (2/5)

園子「今のりんりんが時折苦しむのはね、りんりんの中に生まれて増大している闇、悪の心に手甲が耐え切れずに僅かながら拒絶反応を示し始めているからなんよ」

『翠』「拒絶反応...?」

手甲って単なる核じゃないの?

夏菜「悪感情を抱くとそうなるよう最初から設定されていた、ということですか?」

千景「少し複雑なのよ...あの手甲は、それこそ蒼井さんがこっちの『蒼井』さんと独立するようになるというのは副産物な効果でしかない、元々は蒼井さんと『蒼井』さんに対する加護というか...貴女達の世界では蒼井さん達に取り憑く、憑依するような形で乗っ取ろうとする敵が今後現れないとも限らない、そんな外敵から護る為のものだった」

園子「りんりん達は普通の人より霊感が強いから、第三者からの悪用の対策は余計に必要かもしれないと思ってね...あの手甲はそれに宿った魂が少しでも悪意を見せると肉体構成を解除して行動不能にして、その上でその魂を追い出す、そんな風に神樹様と私で調整したものなんよ、りんりん達2人は例外だけど」

限定的で曖昧だけど、そんなチートみたいなものを...

『翠』「悪意って、どんなレベルとかあるの?」

園子「その本人が行動しようとする時それが悪意を持った行動だとと自覚すること、例えば単なるイタズラで悪気はなかった、とかはそこまで規制するとりんりん達が友人判定している幽霊の誰かに身体を貸そうとした時に大変でしょ?」

イタズラしたいって奏さんやセレナさんに言われたところで身体貸すかな...貸すかも...

千景「その行動の結果がどんなものを想定したものか、それによって判定は変わるわ」

つまり、例えば響さんと2ショット撮ろうとするフィーネさんはセーフだけど、「月を穿つ!」しようとするフィーネさんはアウト?
んーでも原作のあの段階でフィーネさんそこまで悪意ある行動とか自覚してたかなぁ...「あの方に告る為には仕方のない犠牲!些細なことだ!」って感じに考えてたらセーフ判定になりそう
それは置いておくとして、その話が本当なら今の状況は矛盾してないだろうか


177 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/29(土) 02:00:31.32mkn/qWj60 (3/5)

芽吹「...おかしくないかしら、蒼井さん達が例外なのだとしたら、蒼井さんの心に悪感情が生まれたところで影響は出ないはずよね?」

夏菜「...ルールの抜け穴のような、裏技のようなところですね、例外にしたのが固定した手甲の宿主を翠さん達にしたかったからなのでしょうが、確かに翠さんと『蒼井』さんは手甲の判定に引っかかることはない」

『翠』「そうだよね...そもそも第三者からの悪用の対策な時点で翠の行動には関係ないことだよね、それ」

園子ちゃんは翠の中に生まれて増大している闇に手甲が耐え切れず拒絶反応を示し始めていると言っていた
でも翠(と『私』)の心理状態が手甲に影響を与えないのなら、手甲が拒絶反応を示すはずがない

園子「うん、その点はりんりん達が闇堕ちしないって信じていたというか、闇堕ちしてしまったのなら仕方ないって思ってたから...闇堕ちしたのならそれなりの理由があるだろうし、関係ない私達がそこまで強制してしまうのは、違うから」

千景「結果としては想像よりだいぶ早く闇堕ちしてしまったようだけれど」

なんだか信じてもらったのに裏切ってしまったようで申し訳ない...

『夏菜』「で、結局翠さんの洗脳なんだか思考誘導なんだかよくわからない闇堕ちが手甲の判定に微妙に引っかかったのは何でなんです?まさか闇堕ち状態は別人判定だとか言い出しませんよね?」

千景「その説明をする為に、私達が貴女達を呼んだと言っても過言ではないわ」

園子「ここにいる私とちーちゃん、メブーは単なる幽霊でもなければ幻覚でもない、かといって本人達が完全に時空を超えて取り憑いているというわけでもない、それはわかってるよね?」

正直その線は疑ってたけど違うんだね
でもこうして『私』の作った幻覚なら知っているはずのないことを知っている時点で、妄想がフォニックゲインで具現化されたものだっていうのは嘘だってわかってたよ

芽吹「本人と言っても言い過ぎではないとは思いますが」

千景「そうでない、という点が今は重要なのよ」


178 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/29(土) 02:01:30.04mkn/qWj60 (4/5)

園子「私達は神樹様の中に残っている本物の私達の一部が、限定的に魂レベルで繋がっているような存在、だから私とちーちゃんと『りんりん』は魂だけで考えれば1人分と数えることも出来る、さっきまでの7人いた『りんりん』みたいに、魂は1つなのに側から見ると複数人いるように見える、そんな考え方も出来る」

『翠』「出来るって...出来るの?」

千景「枝の数を数えると7本あるけれど木そのものは1本、それがさっきまでの『蒼井』さんよ、そして私と園子さんは『貴女』という木に後から接木のように差し込まれた枝、ということ」

じゃあこの園子ちゃんと千景ちゃんは大元は別だし後から増えただけだけどもう『私』の一部、ということになるの?

芽吹「その説明だと逆に私は浅井さん達という2本の木を跨るように差し込まれたことになりますね」

夏菜「跨るように...あぁ、鉄棒みたいな感じですかね?」

わかるようなわからないような例を突然出すのはやめい、いやなんとなくわかったけど

『翠』「呼ばれた場所が...2人と会える場所が普通の深層世界じゃない時点でただの幽霊ではないんだろうなとは思ってたけど」

千景「えぇ、そしてこの事実が蒼井さんが手甲の判定にバグを生んだ、そういうことよ」

バグ...例外であるはずの翠を、例外でなくさせたバグ
翠を翠と認識させなくさせた、翠を別人と認識させたバグ

『翠』「...翠の方にも枝が...千景ちゃんや園子ちゃんのように誰かが繋げられているってことか!」


179 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/29(土) 02:02:48.01mkn/qWj60 (5/5)

夏菜「なるほど、その状態の翠さんは本来の、純度100%の翠さんではないから」

『夏菜』「勇者あるいは防人の誰かしらが混ざった状態の翠さんは例外判定が出来る翠さんではない、でも例外すべき対象であることに違いはない、だから判定がどっち付かずになってしまった」

園子「その通り...その矛盾が、自身の行動が悪だと自覚しているりんりんを手甲は排除対象だと判定しつつ、完全に肉体構成の解除や魂の排除に踏み切れない、そんな中悪意が増大することでその天秤が僅かに傾き、結果肉体構成の解除が中途半端に実行とキャンセルが繰り返され、りんりんを苦しめることになった...」



コンマ下
ゾロ目以外 特になし、お話の続き
ゾロ目 差し込んだ枝はまだ抜こうと思えば抜けるよねっていう
(翠ちゃんが手甲に判定食らう理由は難産でしたが完全に後付けなのでちょっと苦しいのは目を瞑っていただけると)


180以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/29(土) 02:05:31.60ZJtXm2Dl0 (1/1)

ぐふぅ


181 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 02:06:55.61wAmbD6qF0 (1/7)

翠が戦いの最中時々胸を抑えて蹲ったりしている理由はわかった
それと同時に、翠自身今やってることが悪いことであると自覚していることも
だったら尚更、やめさせないと

『翠』「教えてくれてありがとう、翠の勇者ギアから考えて翠の所に居るのはあの風雲児ちゃんなんだろうけど...あれ?『私』その勇者ギアに勝てる?」

千景「やってやりなさい」

まぁやってやれというかやらないといけないわけだからやるけど

夏菜「私達も力を使わせてもらいますね、楠さん」

芽吹「私達の力、それが役に立つのであれば」

『夏菜』「もちろんですよ」

そうか、今回こうして芽吹ちゃんと対面したし、というかあの時の戦いのことを思い出したんだから夏菜達もまた芽吹ちゃんの防人ギアを使えるのか

園子「勇者ギアも防人ギアも、神樹様の力が仇になる事もありそうだから気をつけるんよ~」

『翠』「仇になる?」

神樹様の力が仇になるって...どんな場面なんだろう
一応覚えておこう

『翠』「あ、そういえばAIさん?」

AI『はいはーいどうしましたー?』

やけに静かなのがどことなく不安なんだけどそれは今はいいとして

『翠』「AIさんとこのデータ使えば他の皆もまた勇者ギア使えるようになったりするの?」



コンマ下
奇数 出来る
偶数 出来ない
ゾロ目 出来るけど難しい


182以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 02:14:12.52aRV70uPR0 (1/4)

どうだ


183以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 02:21:11.58aRV70uPR0 (2/4)

このスレのコンマ運ホントどうなってるの


184 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 03:42:24.62wAmbD6qF0 (2/7)

AIさんの中にあるデータというのがどういうものなのかはよくわからないけど、映像としての記録だとかそういうものなのだとしたら、それを見せれば皆も...

AI『そうですねぇ...無理じゃないですかねぇ』

夏菜「うん、それはちょっと...」

『翠』「出来ない?」

AI『私の中にあるのはその場その場でマスター達の肉体を経由して計測された複数の、例えば音、気温、触覚、心情その他諸々を数値化したものです、それをマスターの記憶回路に再送信することで、忘れてしまった、消されてしまった体験を追体験させる...というのが今回したことですから」

『夏菜』「『私』と夏菜は本人であるが故に、そしてそういうことが可能な機械仕込みの肉体だからこそ出来ただけです」

夏菜「私達視点の体験を脳に送る、というのはもしかしたらそういった類の機械を用いれば可能かもしれませんが、体質の問題で普通は脳が耐え切れません...耐え切れたとしても自我や意識や記憶に影響が出たり、下手をすると廃人同然になるかもしれませんし」

『翠』「そっか...」

思い出すだとかもう一度知るだとか言っていたけれど、単純に自分の知らない物語を読むような感覚じゃなく、本当に直接データを移すような感じのやり方だったんだ
確かにそれだと夏菜のような特殊な身体でないと不都合があっても不思議じゃない

千景「まぁ、それこそその体験があったという事実自体はあるのだから、削除してしまってもどこかしらにログが残っていれば...思い出したり、本人の記憶の中に思い出せないだけで存在しているのだと認識出来れば、不可能ではないのでしょうけど」

園子「りんりん達には特に巻き込んだお詫びを込めてのおまけ、かにゃにゃん達は予期せぬもの...だからね」

つまり、勇者ギアを皆にもまた使ってもらう、というのは簡単にはいかないか...
本人が忘れている記憶を取り戻したり第三者目線で見る方法...そんなのがあったらとっくに『凜音』は凜音ちゃんに戻されてるよね


185 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 03:43:07.77wAmbD6qF0 (3/7)

その時、どこからか緊急招集の警報音が鳴り響いてきた
深層世界やここだと当然端末は持ち込めないし電波も届かないはずだけど、例えば寝ている時夢の中にまで目覚ましの音が聞こえてきて目が覚めるように、外の音がこっちまで届いているのだろう

夏菜「招集...ノイズでしょうか」

『翠』「あるいはパヴァリア...翠かもしれない」

だとしたらすぐに起きて行かないと

園子「いってらっしゃい、しっかりね~」

千景「もし切り札を使うのなら気を引き締めなさい、戻らないようなら今回のように早急に対応すること」

芽吹「呼べば私達はいつでも答えます、気を付けて」


・・・


千景ちゃん達と別れてすぐ目を覚ました『私』は、相変わらず招集をかける端末に目をやってすぐ司令室へと向かっていた
もちろん出撃する準備も万全にして

夏菜「『蒼井』さん!」

廊下でばったりと同じように司令室に向かう夏菜と合流、やや寝癖を手櫛で整えようとしながら並走してくる

夏菜「さっきまでのあれ、夢じゃないってことでいいんですよね?」

『翠』「千景ちゃんと園子ちゃんと芽吹ちゃん、どう?」

夏菜「間違いなさそうですね」

司令室に着くと他の皆も集まっていて、モニターを凝視していた
『私』達もそこに加わりモニターに目をやる

夏菜「レイラインを伝って...エネルギーが流れている?」

弦十郎「あぁ、各神社に向けてな、どうやらとうとう動き出したらしい」

とどのつまりやはりパヴァリア光明結社
夜中に叩き起こしてくるとはやってくれる

八絋『こちらの準備は出来ている、いつでも行けるぞ』

翼さんのお父さんからの通信も来ていた、ししょーはその言葉に頷いているし何か策があるみたい


186 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 03:45:56.75wAmbD6qF0 (4/7)

友里「アルカノイズの反応を検知!」

藤尭「場所は...これは!」

モニターに表示された地図にはは新たにアルカノイズの反応が出たポイントが追加される
しかしその数が多い...というか、範囲が広い
まばらに、色々な場所にばら撒かれている

藤尭「人の密集した地区ではなく疎開命令が出された地区ばかりですが、これは」

弦十郎「陽動、あるいは撹乱が目的か...」

とはいえ神社の方が大本命なのはわかっている
少しでもこちらの戦力を分散させたいのか、単なる戯れなのか
ただ、アルカノイズをばら撒いているのが翠でないとも限らない、きっと神社にいるのはサンジェルマンや全裸局長、それにティキとかいう人形...もっともそいつらや翠の他にもこの件において表に出てくる他のメンバーがいてそいつがアルカノイズをばら撒いてる可能性や、翠がばら撒いていたとしてももう神社に向かった可能性もあるけど...



どちらに向かう?安価下
1 神社
2 アルカノイズの群れ(片っ端から)


187以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 12:02:17.72JpwT9D+oO (1/1)

2


188 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 18:31:42.27wAmbD6qF0 (5/7)

・・・

装者はそれぞれパヴァリア光明結社...3人組の中で残る1人であるサンジェルマンが出てきていたとして、いる可能性が高い神社に向かうメンバーと、広い範囲にばら撒かれたアルカノイズを片っ端から倒して周るメンバーとに分かれることになった
『私』は後者だ

弦十郎「例のフードの少女が現れないとも限らない、その事も踏まえて十分注意して向かってくれ」

ししょーの言葉に『私』達は返事をし、それぞれヘリや車に乗り込んで現場に向かう

『翠』「...」

翠の説得に、もしかしたら『凜音』や夢姫ちゃんの手を借りなければいけなくなるかもしれない
というか、翠が現れたと聞いたら制止を振り切ってでも来ようとしてしまうだろう
そうなった時は何かやらかされる前にいっそネロさんに安全に届けてもらうのも手ではある
最悪の場合だけどね...

現場に着くと、視界を埋め尽くすほどのアルカノイズの姿が
この辺のアルカノイズ担当になった『私』とマリアさんはS.O.N.G.の車から降りギアペンダントを構える

マリア「行くわよ!」

『翠』「今更アルカノイズなんかに、遅れは取らない!」



『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)


189以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 18:41:28.49aRV70uPR0 (3/4)

2

他のギアも使ってみたいけど終盤な上にあまり訓練してないから…ね


190 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 19:07:36.35wAmbD6qF0 (6/7)

「Seilien coffin airget-lamh tron」

「Imyuteus amenomurakumo tron」


アガートラームを纏うマリアさんの隣で、『私』が纏うのはアメノムラクモの勇者ギア
彼岸花の花弁が舞う中『私』は巨大なデスサイズ...大葉刈の柄を握り締めた

マリア「作戦は?」

『翠』「臨機応変」

マリア「シンプルね」

マリアさんはニヤリと笑い、同じく短剣を握り締める
大型もちろほら混ざってるアルカノイズ群だけど、この程度なら

『翠』「はぁっ!」

マリア「たぁっ!」



コンマ下
奇数 いる
偶数 いない


191以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 19:10:20.611H6VpGkwO (1/2)

イクゾー


192 ◆BT63SEH4KsDo2019/06/30(日) 19:38:15.29wAmbD6qF0 (7/7)

・・・


アルカノイズを次々と減らしていった『私』とマリアさん
通信機からは他の場所のアルカノイズも順調に減らせているということと、それから響さんと切歌さんは向かった先の神社でサンジェルマンと戦闘になっているという情報が届いている

マリア「この辺片付けたら助太刀に行くわよ」

マリアさんがそう話しかけてきたけど、『私』はそれどころではない

『翠』「...いるんでしょ?出てきなよ」

人生の中で一度は言ってみたかった台詞、まさか貴女に言うことになるなんてね

少女「...」

物陰から無警戒に、あるいは気付かせる為にか、わざとらしくアルカノイズを召喚する結晶を撒いていたのに先程『私』は気付いた
だからひょっとしたらと思いこうして声をかけてみたけれど、まさか本当に『私』達の前に出てきてくれるとは

マリア「っ、黒フードの...!」

『翠』「待ってたよ、探してたとも言うけど」

ねぇ、翠?



どう戦う?安価下
(マリアさんとの連携もありです)
(なおフードを取るなりして正体を暴けば台詞の前の名前は少女から変更されます)


193以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 19:48:52.12aRV70uPR0 (4/4)

決戦仕様のフライトユニット解禁
『翠』ちゃんは空中から、マリアさんは地上から連携プレーを仕掛ける

因果と皮肉を込めて彼岸花vs桔梗とか見てみたい


194以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 20:06:06.731H6VpGkwO (2/2)

チャージした高熱ビームでマントを焼き払ってからテイルランスで追撃
『翠』ちゃんが大きな隙を作らせた所にマリアさんが会心の一撃を叩き込む


195以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/06/30(日) 20:53:05.17TAIvI+9oO (1/1)

戦いに巻き込まれる形で6本の刀が抜けてしまう


196以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/01(月) 00:38:24.08oY5lzpDMO (1/1)

とじみこの刀関連露骨に嫌がってるんだしやめてやれよとも思わなくもない
安価下


197以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/01(月) 10:29:52.549tuamWuVO (1/1)

ていうかこれで3戦目かよ…全盛期のメガガルーラ見た時と同じぐらいウンザリしてんだけど


198以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/01(月) 11:47:01.41odCT+q8A0 (1/1)

これ以上話がややこしくならなければ良いのだが…


199以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/01(月) 23:19:44.77Pzwvo0+90 (1/1)

>>194マント?フードじゃなく?


200以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/02(火) 18:40:01.02ng8g0YhL0 (1/1)

実質同じ相手と三連戦とか戦い方なんて浮かばないよぉ…
空中から徹底的に嫌がらせをして地上のマリアさんを援護するとか?
マリアさんコンマ運に勝てなかったら『翠』ちゃんにバトンタッチで


201 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/03(水) 03:39:31.96kqbOdQbN0 (1/3)

黒フードの少女...十中八九その正体は翠なのだけれど、彼女は手元にイチイバルのようなクロスボウを生成しこちらに向けた
姿を見せたのだからそうだろう思っていたが、やはり単に回れ右して帰るつもりはないらしい
もっともこちらも帰す気なんてさらさらないからお互い様?

少女「...」


バシュッ!バシュッ!バシュッ!


複数の矢が同時に『私』とマリアさんの方に発射された

『翠』「ふっ!」

マリア「甘いっ!」

『私』はすぐさまフライユニットを起動させ上に避ける
マリアさんはマリアさんでアガートラームの3本の短剣を頂点に三角形のバリアを形成し、矢を弾いた

『翠』「はぁっ!!」

今の矢は牽制、そして合図だ
火蓋は切った、かかってこいと
翠がそんな口調するかは別として、意味合いとしては間違えていないと思う
エンジンをふかし空中に浮かんだ『私』は手始めに一直線に翠へと近付く
対する翠が新たに生成したのはイガリマの鎌


ガキンッ


鎌と鎌がぶつかり合い、火花が散る
『私』が瞬時に再び空へと交代した瞬間、次に翠へと攻撃を試みたのはマリアさんだ
マリアさんの短剣はいつの間にか長剣、さらに蛇腹剣へと姿を変え、鞭のようにだらりと垂れる刀身はマリアさんが振るうのに合わせて翠の身体にフードの上から巻き付いた

マリア「捕らえた!」

『翠』「油断しないで!」

翠のフードの下から丸い円盤のようなものが飛び出すと、そこから放たれたビームが翠に巻き付く蛇腹剣の刀身の途中部分を消し去る

マリア「神獣鏡までも...」

自身の身体に巻き付けられていた蛇腹剣を振り解き投げ返してくる翠
投げ返されたマリアさんはそれを腕で振り払い、駆け出した


202 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/03(水) 03:40:17.47kqbOdQbN0 (2/3)

・・・

あれからどのくらい時間が過ぎたのだろう
数時間経った気もするし、数十分しか経っていないかもしれない
『私』が空から、マリアさんが地上から連携して攻撃をし翠が跳躍と短距離のテレポートを繰り返しながら距離を取ろうとする、そしてそれを『私』とマリアさんで追いかける
そんなことの繰り返しをしているうちに、車で移動するような遠い場所で行われていたはずの『私』達の戦いの場は、どういうわけか本部の近くの区域にまで移動していた
住宅地はなるべく避けようとしているし当然一般人に未だ被害は出ていない、というかこういうこともあろうかと人払いと外出禁止の命令がここら一帯にも出されていたはず

『翠』「ちょこまか、っと!」

翠のフードも所々切れ込みが入りボロボロになってきていたところで、今いる場所が本部近くの公園...それこそ通学時に横を通り過ぎるような距離の、むしろ今日下校時に立ち寄ったほどの見知った場所であると気付いた
だがすぐに思考を戻し、目の前の戦いに集中する

『翠』「だぁっ!!」

少女「...」


ガンッ


一気に鎌を振り下ろすと、翠のフードの下から伸びたロボットアームのようなものの先端に取り付けられた巨大な丸鋸に阻まれた
あれはシュルシャガナか...ロボットアームに見えた部分は、調さんでいうところのツインテール部分だったみたい

マリア「はぁっ!」


『INFINITE†CRIME』


翠が『私』の鎌を受け止めることに気を取られたところを狙い、マリアさんは無数の短剣を翠へと浴びせる

少女「...」

そのほとんどは突然地面から突き出した巨大な剣の刀身...多分翠が出したアメノハバキリ...によって阻まれてしまう


203 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/03(水) 03:41:12.93kqbOdQbN0 (3/3)

しかしそんなことは想定内だと言わんばかりに全く動じないマリアさんはさらにそのまま腕を突き出しその場で中腰になった

マリア「時間を稼いでもらえるかしら!」

『翠』「もとよりそのつもり!」

あの構えは、腕を砲台にしたビーム砲をやる構え
ならそのエネルギーチャージの時間くらいは稼ごう

『翠』「鬼さんこちらってね!」

エネルギーチャージ...そうだ、それなら『私』も時間稼ぎをしつつ、エネルギーをチャージしてしまおう
大技を複数連続で当てた方が、勝てる確率は上がるはずだ
『私』はフライユニットに新たに搭載されたビームウェポンにフォニックゲインをチャージすべく、積極的に歌を歌うことにした


何歌う?安価下
(サンジェルマン「この星の明日の為に...誰の胸にも二度と...!...あのような辱めを刻まない為に私は支配を...革命する!」

響「私もずっと正義を信じて握りしめてきた、だけど拳だけでは変えられないことも知っている...だから...握った手を開くのを恐れない」

切歌(話に入れない分ちょこっとだけ気まずい...でもアタシはお気楽でも、空気は読める女なのデス))


204以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/03(水) 03:47:50.89HUt6v+KH0 (1/1)

解禁されてるなら4期ED

無理なら3期のマリアさんの歌


205 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/04(木) 03:52:45.44+j81qXko0 (1/5)

『翠』「いつになれば~...す~べて、抱き~締められ~るん~だろう~...このお~もい~は~...きっと...っ!」

翠が空中に作り出しそのまま飛ばしてきた雷を纏う刀と炎を纏う刀...恐らくフツノミタマとレーヴァテイン...を手元の鎌、すなわちデスサイズ大葉刈で弾き落としながら、『私』は一つの曲を歌い出す
元々は翠の記憶の中にあった、当時ラジオで先行して聞いた曲、もしかすればこの世界でもすでに発表はされているのかもしれないけれど
翠がその事に気付いてるかどうかはわからないが、もし翠がこの世界に来ていなければきっともう一週間弱経ってからは毎週聞けていたはずの曲だ

『翠』「目を凝ら~してもさ~きは~...過~酷な~暗闇~なのに~ぃっ!!」

鎌を振るい斬撃を飛ばした
それを数歩下がって避けた翠は小型ミサイルをいくつも放ってくる
お互い決め手に欠ける技の出し合いだ

『翠』「何故進もうとし~て~るんだ~ろう、継ぎ接ぎだら~けの~頼りな~い~覚悟で~...」

フライユニットのスピードを上げ小型ミサイルを避け続ける

『翠』「ワ~ス~レ~ナイ...ワス~レ~テ~イイ...ワス~レ~ラ~レナ~イ...」

追尾システムは付いていたがミサイル同士相打ちにさせればいいだけの話
背後で小型ミサイル同士が爆発するのを感じながら、鎌を持つ手とは反対の手に生成した刀をお返しとばかりに投げつける

『翠』「それでも~時間は~...止ま~ら~ない~か~らぁあっ!!!」

投げつけた刀は途中巨大化し、質量を大きくして翠へと向かっていった

少女「っ...」

自由落下であれば向かう速さは変わらなかっただろうけど、この場合は投げている上に物体xの正体はアームドギア
翠がまた何かしらのギアを模倣して防ごうたするよりも先に届くほどの速さへと変わるはず!

『翠』「行けっ!」


206 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/04(木) 03:54:30.60+j81qXko0 (2/5)

目論見通り、巨大化した刀は翠が動くよりも先に到達し、勢いそのまま地面へと叩きつけられるように翠を押し潰しながら突き刺さった


ドォン...


砂が舞い、視界が悪くなる
でもここで「やったか」なんて絶対に言わない
どうせ言わなくても...

『翠』「まだ倒れてないだろうからね」

油断する事なく歌い続けながらフライユニットにチャージされていくフォニックゲインの量を確認する
よし、行ける!

『翠』「正しいか~間違いか~いつ~も答え~などな~く~てぇぇ!!」

翠がいるであろう砂煙の向こう側に向けてフライユニットから出たビームウェポンを構え、発射!


ドッ!!!


砂煙を散らしながら真っ直ぐ放たれたそれは、まさに巨大化した刀を鬱陶しそうにどかしながら立ち上がった翠を飲み込んだ

少女「~ッ!」

反射的に、といっても手遅れだけど、その場を飛び出した翠のフードはすでにビームを浴びた事でかなり燃え、散り散りになっていた

あと少し、あと少しで止められる

両手で鎌を握りしめた『私』は体当たりを試みる
燃えるフードの対処より『私』を相手するのが先決と判断したのか翠は両腕をクロスさせて『私』の鎌を受け止め

『翠』「そう来ると、思ってた!」

『私』の振るった尻尾...もとい、槍、テイルランスの追撃によって抵抗する事も出来ず吹き飛ばされた
そしてその先には左腕を射撃形態に変形させているマリアさんが

マリア「はぁぁっ!!!」


『HORIZON†CANNON』


少女「!」


『天の岩戸』



マリアさんコンマ下1
翠ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら相打ち引き分け(第2ラウンド)です)


207以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 03:56:40.79xz3QLo/H0 (1/2)

いけよ


208以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 03:57:26.61RKHtJMtFO (1/1)

セレナあああ!!


209 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/04(木) 05:02:09.73+j81qXko0 (3/5)

マリアさんのビームと、咄嗟に翠が出した羽衣の盾
拮抗し、ともすればいずれエネルギーが尽きるであろうマリアさんが不利だ
だとしてもマリアさんは引かない

マリア「ァァァアッ!!!」

破られる気配のない羽衣に、マリアさんも一歩も引かない


パァァ...


その時、マリアさんのギアに黒っぽいの眩い光が差し込まれる

少女「ッ!?」

マリア「っ、はぁぁっ!!!!!」

マリアさんの改めて上げる雄叫びに応えるようにビームの威力が増し、マリアさんのギアが変化した際に追加された黒いマントが靡く
やがて羽衣が押され始め...

少女「きゃあぁっ!!!」

翠は大きく吹き飛ばされた

マリア「今の声...まさか!」

『翠』「今度は絶対に見失ったりしない!」

宙を舞う翠を追うように『私』はフライユニットによって空を掛ける
そしてあと少しで追い付く、そう思って翠を目で追っていると

『翠』「...ぁ」

翠が

地面に突き刺さった6本の刀にぶつかるようにして

ようやく止まった
そして、その衝撃で刀は6本とも地面から抜けてしまっていた


210 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/04(木) 05:02:51.10+j81qXko0 (4/5)

・・・

翠の黒フードは自然鎮火によって火はすでに消えていて
『私』は倒れ込んでいる翠に駆け寄り抱き上げる
どうやら気絶しているようだ

マリア「『翠』...その子は、まさか」

黒フードも燃え落ち、ギアも解除され、『私』が抱き上げているのは紛れもなく、誰が見てももう正体は明らかだった

『翠』「うん...翠だよ、間違いなく」

マリアさんはよほどショックだったのだろう、それっきり言葉を失っている
『私』も最初に知った時はそうだったからよくわかる
でも...でもようやく、ようやく取り戻せた
今はその気持ちでいっぱいで、マリアさんをフォローする余裕はない


ーーーーッ!!!!


しかし、そんな余韻に浸っている暇もなかった

マリア「っ、何事!?」

『翠』「何、あれ...」


211 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/04(木) 05:03:19.75+j81qXko0 (5/5)

空を見上げると、オリオン座が錬成陣に覆われていた
神社を結んだ鏡写しのオリオン座ではない、正真正銘星々で構成されたオリオン座だ
そのオリオン座を構成する星々がそれぞれ錬成陣に覆われ、さらに他の星々から何かを吸い取っているように見える

弦十郎『聞こえるか!お前達!』

ちょうど端末にししょーからの通信が
装者全員に一度に繋げているらしい

マリア「状況を説明して!」

弦十郎『響くんと切歌くんのところに統制局長...アダム・ヴァイスハウプトが現れた!装者は各人、2人のところへ向かってくれ!』

こちとらそれどころじゃないっていうのに...いや、でも無視することも出来ない
何よりあの全裸局長は一発殴るでもしないと気が収まらない



コンマ下1
奇数 本当にそれどころじゃなくなる
偶数 まだセーフ、まだセーフ

安価下2
1 翠ちゃんを本部に届けてから響さん達のところへ
2 翠ちゃんを救護班に任せて響さん達のところへ
3 翠ちゃんを背負いながら響さん達のところへ
4 その他(記述)
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)


212以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 08:37:07.94rpvBaLtp0 (1/1)

すぐそれどころじゃなくなるとこあるからな『翠』ちゃん


213以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 09:40:07.35fg5T/YBDO (1/1)

3


214以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 09:59:50.47xz3QLo/H0 (2/2)

ルシエドに翠ちゃんを任せたかったけど少し遅かったか



215以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 14:19:08.82CFEhJD7KO (1/1)

はーつっかえ


216以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 15:09:18.29IwJLh/lGO (1/1)

単なるお荷物か、最終決戦直前に復帰パターンか
どうか巻き込まれ事故でタヒ亡判定とか鬼畜な展開はおやめくだせえ


217以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/04(木) 15:22:54.88Gv2CxLNP0 (1/1)

間隔空いてたのに取らなかったノロマで使えない無能がなんか言ってる


218 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/05(金) 01:42:58.23Bum5pH+g0 (1/2)

『翠』「行こう、マリアさん」

『私』はフライユニットを仕舞い、気絶している翠を背負いながら声をかけた

マリア「けれど...」

『翠』「響さんと切歌さんなら勝てるかもしれないけど絶対じゃない」

あの2人のここぞという時の爆発力は確かにすごい、けどさっきまでサンジェルマンと戦っていたわけだし、もしサンジェルマンをすでに倒していたとしても危険なのに下手したら今2対2
そして全裸局長は悔しいけど通常の装者1人分と数えるにはいささか火力が強過ぎる、数だけなら引き分けでも実際はこちらがはるかに不利だ

『翠』「翠は...黒フードの少女はこうして無力化出来た、このタイミングで...それにはきっと意味がある」

マリア「...そうね、あの子達のところに行きましょう」

頷き合った『私』とマリアさんの目にもう迷いはない
『私」達は響さんと切歌さんのいる神社に向かい出した

マリア「翠のことは、連れて行くの?」

『翠』「放っておいたらまたどこかに消えた、なんて冗談じゃない...危険なのは承知の上だし、それを『私』が決めるのはおかしいんだけど」

こればかりは理性より感情が上回ってしまった、『私』の完全なわがままだ

マリア「緊急事態だもの、それにそう思うなら責任を持って『貴女』が守り通せばいいだけよ」

当然だ、ここまで来て『私』のわがままで死なせるなんて絶対にあり得ない
翠のことは今は申し訳程度に『私』のギアの羽衣で包んでいるけれど、現場に着いたら影になるところに下ろしておこう
本当なら今すぐにでも起こして洗脳を解けたら一番いいんだけどね


219 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/05(金) 01:44:08.12Bum5pH+g0 (2/2)

・・・

マリア「もうすぐよ!」

『翠』「この衝撃、2人とも...どうか無事で...!」

もうすぐ目的の神社、というところで事態は急変していた
例の神社に向かって一直線にオリオン座からエネルギーが送り込まれていたように見えていたそれは、よく見れば空中に浮かぶヒトガタ...人形のように見える何かに注がれているようだった
そのすぐ隣には服を着た全裸局長が浮いていたけれど、となるとあの人形がティキとかいうのなのかもしれない
ともかくその人形の口から突然、ビームが発射されたのだ
凄まじい爆発、あの全裸局長の命令なのだとしたらその先にいるのは響さんと切歌さんの可能性が高い


~el zizzl...


...歌?

『翠』「今の歌...切歌さんの声...!?」

マリア「切歌ッ!」

状況はほとんどわからない、ただ今聞こえた歌が...響さんの歌声も、ではなく、切歌さんの歌声だけ、というのが聞き間違いでないのなら
『私』はいつでも纏えるようアスクレピオスのギアペンダントを握り締め、走る速度を上げた

・・・

アダム「しかし間も無く完成する、神の力は...そうなると叶わないよ、君に止めることなど」

神社に着くと、抉れたような地面には、目から血を流し寝かされている切歌さん、そして

サンジェルマン「私達は互いに正義を握り合い、終生わかりあえぬ敵同士だ」

響「だけど今は同じ方向を見て、同じ相手を見ています!」

サンジェルマン「敵は強大、圧倒的、ならばどうする立花響」

響「いつだって、貫き抗う言葉は一つ」

そんな切歌さんのことを背に、服を着た空飛ぶ全裸局長から庇うように立つ響さんとサンジェルマンの姿が

響サンジェルマン「「だとしても!!」」



どうする?安価下
(原作と違い他の装者メンバーの反動汚染は除去済みなので全員すぐに到着します)

(響サンジェルマン「「だとしても!!」」

『翠』(あっそこはへいきへっちゃらじゃないんだ))


220以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 01:54:03.39VPl7s6AA0 (1/1)

切ちゃんをアスクレピオスで治療した後に改めて勇者ギア装着
翠ちゃんはルシエドと八岐大蛇に任せる

初対面のアダムに武者震いが起きるが翠と墓参りの約束、園子の「きっとどんな困難も乗り越えられる」という言葉を胸に気を入れ直す


221以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 02:42:03.548BN0tIGfO (1/1)

ぐんちゃんの音声アシスト付で切り札使用、更にフライユニットの武装もフル活躍して防人ギアの『夏菜』と一緒に巨大な人形へ攻撃を仕掛ける
試練で得た経験を活かして立ち回りながら弱点と思わしき箇所へ重点的に攻撃!


222以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 09:14:54.070EXWlBVq0 (1/1)

そういや昔翠ちゃんって神獣鏡に焼き払われてるけどあの時分裂した事考えると焼き払われた体で動いてるのはもしかして『翠』ちゃんの方…? 安価下


223以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 10:56:15.57igJ8W6RXO (1/1)

ペット(?)2匹に翠にかかってる洗脳の解除を依頼
ダインスレイヴ隊のように高高度からおっかない攻撃とか出来ない?


224以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 16:12:44.42OHvadbknO (1/1)

駆けつけたキネクリ先輩に『夏菜』が遠隔操作してるドローンから弾頭に硫酸の凝縮された狙撃翌用ライフルが送られてくる
ザザザッ…『あの男の頭か股間を撃ち抜いてください!』


225以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/05(金) 20:59:35.73JebjOexFO (1/1)

七人御先するならそのうち1人を翠ちゃんの説得に向かわせられないかな、八岐大蛇とルシエドだけより確率上がりそうだし


226 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/06(土) 03:39:21.65v76Cs58d0 (1/3)

『翠』「サンジェルマン...」

あの様子...さてはまた、響さんに絆された人が1人増えた感じなのかな
正直そうだったとしてサンジェルマンとすぐに仲良く出来るか、と聞かれたら...色々状況とか説明してもらってから考えると思うけど
とりあえず今この時彼女がこちら側の陣営であるのなら、仲間割れしてる場合じゃないわけだし

『翠』「信用するしかない、か」

木陰で背負っていた翠を地面に下ろした『私』は戦うべき相手を間違えぬようにと服を着た全裸局長に視線を移し...


ドクンッ...!


『翠』「ッ...」

全裸局長の様子を伺おうとしたその一瞬、その一瞬にその姿を見ただけで
映像越しでは感じなかった圧倒的な威圧感と恐怖を感じた
『絶望』の2文字が具現化したようだ、と思った
錬金術はからきしらしいが、それでもなるほど、流石結社の長を務めているだけのことはあるらしい
手が...否、全身が無意識のうちに震えていた

勝てるのか

死ぬんじゃないか

逃げた方がいいんじゃないか

弱気な考えが溢れてくる
やめろと強く念じても、脳は勝手に生き延びる為に最適な解を無慈悲にも探り当て突きつけてくる
確かに今ここで逃げ出せば、後ろも振り向かず一目散に走れば生存率は上がるのかもしれない



翠『...『翠』、今度お墓参り行きましょうよ、前に言ってたやつです』

翠『私が行きたいんです、よもぎのお墓...もちろん『翠』の両親のも、りっちゃんのも』



いや、ダメだ
そんなのはダメ
いつだったか、翠とそんな約束したじゃないか
まだしてない、このままじゃ出来ない
だから何もかも解決させるんだ

園子《その意気なんよ、『りんりん』》

『翠』《!そ、園子ちゃん!?》

突然の念話に驚いたけど、おかげで少し恐怖感とか薄まった、というかより冷静になれた気がする

園子《『りんりん』なら、きっとどんな困難も乗り越えられる》

...ありがとう、完全に落ち着いた
深呼吸をした『私』は、もう手が震えていないことに気が付いた
一度アメノムラクモのギアを解除

「Healing almighty Asclepius tron」

アスクレピオスのギアを纏う

『翠』「待ってなよ、アダム...」

その鼻っ柱、絶対折り砕いてやる


227 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/06(土) 03:39:55.27v76Cs58d0 (2/3)

・・・

翠の傷を治した『私』はそのままのギアでマリアさんと共に響さん達に近付いた

サンジェルマン「っ、お前達は」

響「マリアさん!『翠』ちゃん!来てくれたんだ!」

マリア「他の皆もすぐに来るわ」

警戒を緩めず、それでいて合流を喜ぶ響さん達をよそに、辛うじてまだギアを纏えていた切歌さんの元へ

『翠』「...切歌さん、しっかり」

切歌さんの身体がエメラルドグリーンの光に包まれ、傷が治っていく

切歌「うぅ...」

あ、目を覚ました...いや、そもそも気を失ってたわけじゃなかったのかも
顔色は悪くない、間に合って良かった

『翠』「無茶し過ぎ...っていうのはもっと付き合い長い人達から言われるだろうから、それより立てそう?」

切歌「ありがとデス...もう大丈夫デスよ!」

休んだ方が、と思わなくもないけど
そうも言ってられない戦況で

調「切ちゃん!」

切歌「調!」

後はちょうど到着した嫁枠に任せよう


228 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/06(土) 03:40:42.98v76Cs58d0 (3/3)

「Imyuteus amenomurakumo tron」

『私』はギアをアスクレピオスからアメノムラクモに変え、すでに再開されていた響さん達とアダムの戦闘に目を向けながら千景ちゃんに念話を飛ばした

『翠』《千景ちゃん、聞こえる?》

さっき園子ちゃんから念話が来たのだから、多分通じないことはないだろう

千景《聞こえているわ...やる気?》

『翠』《出し惜しめるほど余裕がない...あと》


『逆巻ク大蛇』


『翠』《時間と人手が足りない》

『私』は八岐大蛇を呼び出し、さらに

『翠』「来て、ルシエド」

フライユニットの中にいるルシエドにも声をかける
2人...2匹?はそれぞれ姿を見せてくれた

千景《大体読めたわ、それに1人別の場所に、というのはある意味安全策でもある...でも油断はしないで、あくまで人の身に余る力ということを忘れないように》

『翠』「わかってる...来い、七人御先!」

七人御先を発動させると、目の前に6人の『私』が並んだ



多数決安価下1~3
1 対アダム戦視点
2 翠ちゃん説得視点
3 欲張りセット(両方交互に)


229以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/06(土) 03:47:50.07tr+XSR/a0 (1/1)

2 コンマ神がデレてくれる事を祈る


230以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/06(土) 09:15:40.90KtdOPtfDO (1/1)

2


231以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/06(土) 14:33:53.17eP3YhK9wO (1/1)

今夜は遂にXVスタートか
このスレにどう影響してくるかな
あ、戦闘描写なくなりそうで少し勿体無いけど重要度違うから2で


232 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 03:23:07.171R/LBnGQ0 (1/8)

・・・


他の6人の『私』に対アダム戦を任せ、『私』は翠の洗脳を解く...説得することにした
手伝いというか、サポートというか、アシスタント?に徹してもらうつもりなのは八岐大蛇とルシエド両名
なのはいいんだけど

『翠』「これは...起こして説得始めた方がいいのかな?」

当の翠は気絶したままだ
しかし起こした途端テレポート、なんてこともあり得る
どうしたものか



安価下
1 起こす(逃げるか判定あり)
2 起きるのを待つ
3 こういう時こそ翠ちゃんの中の世界へ突入

(翠「七夕...願い事ですか...願い、というか命題というか目的というか...まぁ叶えてしまった後なんですが、それでもなお強欲にも何かを願うことが許されるのなら...」)
(『翠』「短冊って笹の高い位置につけた方が叶いやすいとかあるんだっけ?迷信かな...まぁいいや、『私』はこの辺で...いや待って、低いと誰かに読まれる可能性も...誰か!誰か脚立を!」)

(女神「可愛い子がお腹を冷やしたら大変...全くその通りですね!」)


233以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 03:33:45.28loU2gggi0 (1/4)

3


234以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 07:17:14.71loU2gggi0 (2/4)

ここまで来てまた運ゲーやらされたくないしいいよね…マリアさんの功績無駄にしたくないし


235以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 09:00:24.99VuP9hTQ8O (1/1)

三度負かしたのにまだ敵対ネタ続くん?
事故で刀に触れちゃったけど何か影響あるかな


236以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 09:59:37.99XyBRLFURO (1/1)

あんまり多重クロスネタやらないでほしいけどね
XDでコラボしたのならともかく


237以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 11:22:59.36ZO+VgTLA0 (1/1)

翠ちゃんの中に入るならせっかく協力してくれてる夢姫ちゃん達も来て欲しい所だが…


238 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 16:24:59.391R/LBnGQ0 (2/8)

女神《『翠』さん、聞こえますか》

『翠』《女神様?》

このタイミングで、となると単に世間話をしたいわけじゃないはず

『翠』《状況はどこまで把握してる?》

女神《大体ほとんど大まかに》

それ全部意味変わらなくないですかね女神様

女神《翠さんの身体に触れてください、後はそっちで案内が来る、らしいので》

『翠』《どういう...》


ドッ...!


『翠』「っ、時間が本当に足らない!」

爆発音が聞こえる、戦闘は確かに続いているけれど、それは決して長引けるような、優勢なものではない
ここでこうして無駄に時間が過ぎるのを待っていても意味がない

『翠』「触れば、次に進めるんだよね!?信じるからね!?」

『私』は眼を覚ます気配のない翠の肩に手を置き...

『翠』「!」

吸い込まれる感覚と共に、視界が暗転した


・・・


目を開けると、そこはいつものちゃぶ台がある場所でも、ダイニングテーブルがある場所でもない広い空間だった
ただ直感で、似たような場所なのだろうとも思った

『翠』「ここもまた、翠の中の世界...」

ひと1人の中にいくつ世界があるんだろうと不思議に思わなくもないけど、そういうのは脳とか心理学の専門家に任せるとして
『私』は見たままを受け入れるだけだ


239 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 16:25:29.631R/LBnGQ0 (3/8)

『翠』「八岐大蛇とルシエド...も、来てたね」

ここに来たのは『私』だけじゃなかった
説得を手伝ってもらいたかったし、心強いからね

『翠』「で、案内って...」

辺りを見回すと

『翠』「あっ...」

ちょうど『私』の目の高さに1羽の鳥が飛んでいた
紫色の瞳でこちらを見つめてくる、桔梗紋付きの青い八咫烏

案内ってまさか...
八咫烏は後ろを向きゆっくりと飛んで進んでいく

『翠』「付いて来い...ってやつだよね」

顔を見合わせた『私』と八岐大蛇とルシエドはお互い頷き、八咫烏の後を付いて行くことにした


240 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 16:27:44.411R/LBnGQ0 (4/8)

・・・

『翠』「っと...景色が変わった?」

何もなかった空間だったはずが、そこは街に変わっている
イグナイトモジュールを試した時もこんな風に外の世界のようなものが広がっていたし、あの時のと近いものなのかな


後は頼む、私が出来るのはここまでだ


ふと聞こえてきたその声と共に、八咫烏はいつの間にか姿を消していた

『翠』「ありがとう、風雲児様」

彼女がそう言うなら、ここまでしか案内は出来ないし、ここから先は自力でやるしかないのだろう

『翠』「にしても...ここどこだっけ...」

少なくとも本部の近くではないし、『私』が引っ越す前の場所でもない
当然四国でもないし、ましてや岐阜だの鎌倉だのでもない
でも翠の中にあるということは、翠が知っている場所のはず...

『翠』「...あ!そうか!」

ここは、翠の転生前の街か!



どこに向かう?安価下
1 学校
2 行きつけの本屋さん
3 翠ちゃんの家
(女神「コラボしてない作品との多重クロスはどうなんだって意見が来てるみたいですよ」

『翠』「ぶっちゃけそれにはそれなとしか言えないけどね、手遅れだけど」

翠「つまりバンドリとグリッドマンはセーフ」

『翠』「まじでやめて」)


241以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 16:29:50.560ud3dfdF0 (1/1)

2


242 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 17:24:09.311R/LBnGQ0 (5/8)

・・・

さて、ここがどこなのか判明した?のはいいとして

『翠』「って言っても翠の記憶見たのだってそんな多くないし...そんな細かいとこまで覚えてないよ...」

結局道順は当てずっぽうで
まずは、翠が居そうなところに向かうことにした

『翠』「翠が居そうなところに...『私』が居そうなところに行けばいい?」

となると...本屋さんかなぁ
確か翠も学校の帰りは本屋さんによく寄ってたはずだし
よもぎやりっちゃんが居ない分翠は余計に本屋さんに行く頻度も高かったんじゃないかな

『翠』「よし、道順を...とりあえず翠の記憶の中にある目印になりそうなとこを見つけて、そこから目指すか」

しかしまぁ、街中に鎌を担ぎながら頭と尻尾が8つある大きな蛇と青い狼引き連れた中学生とかすごい絵面
通行人が全然居ないからますます目立つし

・・・

『翠』「あった...」

多分ここが、翠がよく行ってた本屋さんだろう
翠いるかな...
『私』は自動ドアが開くのを待ち、店の中に足を踏み入れた



コンマ下
奇数 いた
偶数 爆
ゾロ目 いない


243以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 17:28:21.00loU2gggi0 (3/4)

止まるんじゃねぇぞ…


244以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 17:29:31.33loU2gggi0 (4/4)

許して許して


245以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 18:18:43.78R4G2b2f7O (1/1)

悪い方に傾くゾロ目出すぎじゃない?気のせい?


246 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 18:24:12.911R/LBnGQ0 (6/8)

店の中は数人のお客さんが立ち読みをしていたり店員さんがいるくらいでとても静かだった
そもそもあまり騒がしくしても迷惑になるし、むしろ比較的マナーがなってると言えるかもしれない

『翠』「ここで待ってて」

八岐大蛇とルシエドには店の前で待っていてもらう
中に入れるほど小柄でもないし、入れても他のお客さんの邪魔になってしまう
いやこのお客さんも店員さんも翠のイメージでしかないんだろうから気にすることはないんだけど
気にするのならこの手に持っている鎌も置いてくるし

『翠』「すみません...後ろ失礼します...」

立ち読みをしているお姉さんの後ろを通りながら通路を進み、店の中をまわって行く

・・・

『翠』「いないし...」

店の中を確認も込めて3周ほどまわったけど、お客さんの中に翠はいなかった



安価下
1 移動する
2 少し調べる


247以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 18:30:37.37MjkPbTGi0 (1/1)

2


248 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 19:11:26.131R/LBnGQ0 (7/8)

これじゃただ本屋さんに立ち寄っただけだよ...いや居ないってことがわかったから収穫は0ではないけど

『翠』「...いや、少し調べてみるか」

ここが翠の中の世界だとして、この本屋さんが再現されていることに意味がないとも限らない
もちろん無意識に行きつけだから作っちゃった可能性もあるけど
こういうところに何かしら隠されてたりする、王道だ

『翠』「棚の商品から調べてみるかな」

もしかしたらお客さんや店員さんに何かあったりするかも



コンマ下1
奇数 何か発見
偶数 収穫なし

何を見つけた?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)


249以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 19:16:22.96t/4HSNkDO (1/1)

はい


250以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 19:33:11.35sl7vC0dUO (1/1)

ここまでコンマ運酷いと翠ちゃん絡みになるとコンマ運が悪くなる呪いとかかかってそうだ


251 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/07(日) 19:41:36.811R/LBnGQ0 (8/8)

・・・

『翠』「...」

普通の本屋さんだここは
何一つ変なものは見つからなかった
強いて言うならスタッフオンリーの向こうとかは鍵がかかってて入れなかったけど...鍵を探して開けろ、なんてそこまでゲームじみた事になってたら逆にすごい

『翠』「他を当たるか...」



安価下
1 学校
2 翠ちゃんの家
3 神社


252以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/07(日) 19:48:24.59xuiZrg0A0 (1/1)

2


253 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/08(月) 03:58:31.86lQe4dveo0 (1/2)

本屋さんから出た『私』は、次に翠の家を探す事にした
翠にしてみれば本拠地...ここが違うならそっちの方が確実な気がしないでもない
それに、翠がよく行っていた本屋さんまで来れたのだからこの付近を探せば見つかるはずだ
流石に翠が何度も何度も見ていた家の姿くらい覚えている
...ぼんやりとだけど

『翠』「よし、行こう」

冷やかすだけ冷やかして帰るという店側からしたら迷惑な客になってしまったけど、店を出た『私』は八岐大蛇とルシエドに声をかけて翠の家を探し始めた


・・・


ここだ...無事見つけられて良かった
それとも翠の中の世界だから現実...翠が元いた世界とは街の作りが違っていたりするのかもしれない

『翠』「鍵は...開いてる?」

玄関のドアは鍵がかけられていなかった
不用心だなぁ...いやいや、ここ基本翠1人しかいないし問題ないから

『翠』「とはいえ好都合...お邪魔します...」

探すならリビングとか自室とかだろうか
そう思いまずリビングを見てみる



コンマ下
奇数 いる
偶数 いない


254以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/08(月) 04:06:18.3951P7AQ+Q0 (1/1)

デレてくれ


255 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/08(月) 04:16:16.61lQe4dveo0 (2/2)

翠「...」

『翠』「...!!!」

いた!翠だ!
ようやく見つけた...
翠はこちらに気付いているのかいないのか一切目もくれず、ソファーに腰掛けてテレビの画面を見ていた
リモコン片手に録画した番組の一覧を見つめ、どれにしようか迷っているようだ


安価下
1 話しかける(話しかける内容記述)
2 様子見
3 無言で隣に座ってみる
4 他の部屋へ


256以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/08(月) 06:06:24.70hPq/jbUDO (1/1)

3


257 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/09(火) 02:39:18.48BOsmyr560 (1/5)

話しかけてみようか...いや、逃げられても困る
リビングの出入り口には今八岐大蛇とルシエドがいるからそう簡単に突破はされないだろうけど、窓から行かれたら追うし
テレポートだけは本当に勘弁してほしい

『翠』「...」

しかしただここに突っ立っていても何も始まらない
時間はそう多くないのだ、何かしらのアクションは起こすべきだろう
『私』はそう考えながら話しかけることもなく、とりあえず翠の隣に座ってみることにした

『翠』「...」

翠「...」

翠は何も応えず、変わらずテレビ画面を見ている
居た堪れない

翠「...何か」

『翠』「!」

しゃべった!

翠「何か、見たいものはありますか?」

こちらに目線は寄こさず、それでも確かに今、『私』に話しかけてきた



安価下
1 1話
2 2話
3 今
4 過去
5 おまかせ
6 その他(記述)


258以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 02:42:52.306Q2b4Rie0 (1/3)

1で

4は不吉な予感がする(ミスタ並感)


259 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/09(火) 03:07:43.70BOsmyr560 (2/5)

目を覚ませ、だとか
戻ってきて、だとか
そんなチープであるあるな、言いたいことが喉まで出かかってきたけれど
多分今それを言うのは順序を飛ばしてしまうようなもので
急がなきゃなんだけど、でも順序を間違えたら翠は聞く耳すら持ってくれないかもしれない
そんな直感が働いた

『翠』「えっ...と...」

焦るな、『私」
ひとまずテレビに映し出されている録画した番組の一覧を見直す
しかしどうも、どれも題名がよくわからないというか、番組名ですらないものが多い
翠の中の世界だからなのか、元々翠は録画した番組の題名を書き換えていたのか

『翠』「い...1話、で」

とりあえず無難...かどうかはわからないけど、一覧の一番上
『1話』とだけ書かれた番組を指定した

翠「ん」


ピッ


・・・


響『夏休みの登校日って、もっとこう適当だったはずだよね...?なのにこの疲労感...お説教の満漢全席とは思わなかったよ...』


『翠』「っ!?」

翠がリモコンのボタンを押した次の瞬間、そこは夕方のリディアンの教室になっていた
それも、響さん達のクラスの...響さんが自分の机で項垂れているから間違いない


260 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/09(火) 03:08:31.44BOsmyr560 (3/5)

翠「別に見えてはいませんし干渉も出来ませんよ」

慌てる『私』に対し、翠は冷静に、こともなげにそう言う
しかしそうなるとこれは、立体映像のようなものなのだろうか


響『やっぱ未来ってば心のアミーゴだよ~!』

未来『あっ』

クリス『続きは家でやれ!』


場面はどんどん進み、教室の窓の外に現れたヘリからクリスさんが叫んでいた

翠「私にとっての最新話、最後の情報、記録...懐かしい」

『翠』「これって、AXZの1話...」

1話ってそういう意味か...いや、それでこれがどうしたというのか

翠「ここから先...この30分を終えた、その続きはもう知る由もない...すでに流れは大きく変わり、むしろここと近い光景が見られたことすら奇跡に近いのですから」



響翼クリス『『『手と手を、つっなっぐよ~!激唱・インフィニティ~!!』』』


翠「皆さん、とてもかっこいい...ねぇ、『翠』...『貴女』はどちらの方が好きですか?コレと、私達が変えた今と」



安価下
1 コッチ(原作)
2 変えた世界


261以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 03:13:52.02B3ofu2l1O (1/2)

2


262 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/09(火) 03:53:20.09BOsmyr560 (4/5)

どちらが好きか...?
どちらが良いか、とかだったら完成度やその他諸々、圧倒的に原作だろう
全てがそうなれとプロが流れを考えた上で構築されたストーリー、それに対してこっちはそんなことこれっぽっちも考えない素人が勝手気ままに動き、引っ掻き回しまくったもの
勝てる要素はどこにもない
でも、どちらが好きかと聞かれれば

『翠』「...『私』は、『私』達が変えた方が好き...だってコッチには翠がいない!夢姫ちゃんだって『凜音』だって夏菜達だって...」

もしかしたら、画面に映らないだけで『私』も彼女達もいるのかもしれない
でも、映らないのならいないのと同じだ

『翠』「『私』は、あんまり表に出てこないけど...でも皆と楽しそうにしてる翠を見ていて楽しかった、もちろん翠と話せたことも何もかも...」

翠にとって始めは、ただのアニメの中の世界に過ぎなかったのかもしれない
でも『私』にとっては、何もかも失って何も楽しめなくなっていた『私』に、新しい光を与えてくれた、そんな出会いだったんだ

翠「...えぇ、そうですね、楽しかった...『貴女』と過ごすのも、夢姫ちゃん達と過ごすのも、響さん達と過ごすのも...毎日が楽しくて、楽しくて...










苦しかった」


ピッ


263 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/09(火) 03:53:51.13BOsmyr560 (5/5)

周りの景色が、止まった
まるでビデオを一時停止したみたいに
上空では空飛ぶ戦艦のミサイルに装者達が立ち向かっている、その途中を切り取られている

翠「楽しいと感じるたびに、嬉しいと感じるたびに...幸福を感じるたびに、私自身知らず知らずのうちに、私の心は少しずつ痛みを抱えていました

翠「私がこんなに充実していいのだろうか

翠「私が幸せに過ごしていいのだろうか

翠「私が正義なんてものを偽っていいのだろうか」

翠がスッと手を挙げると、どこからともなく青い八咫烏が飛んできて
翠の周りを飛び、その手に留まった

翠「悪を演じてみて、余程のその方が辛いと感じることは多かったけど」

桔梗の花弁が、舞う

翠「じくじくと、染みるような、積み重なるような苦しみは、確かに感じなくなっていきました」

翠の姿が変わる
それはアメノムラクモではあった、あったのだが、いつかの戦いで纏った別の姿
乃木若葉の勇者ギア

翠「私を止めに来たのでしょう?『貴女』も私であるなら同じかもしれない、そう思いましたが...どうやらそうではなかったようですし」

ルシエドが唸り、八岐大蛇が『私』の側まで近付いてくる
戦うのなら、サポートはするぞということか
でも、『私』は、『私』は...



多数決安価下1~3
1 戦う
2 戦わない(話し合いを持ちかける)


264以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 03:59:05.086Q2b4Rie0 (2/3)

2
一人四天王は星の夢のトラウマが甦るからやりたくない…


265以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 08:26:03.12K1RLgW50O (1/1)

悪い事ですよって指摘するつもりで説得しに来たら
自覚あるし普段幸せなのが辛くなって救いを求めて悪役ムーブしてましたとか言われた
説得出来るのかこれ
安価下


266以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 08:43:59.67rY247uJDO (1/1)

2


267以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 11:53:03.25B3ofu2l1O (2/2)

どうせ勝っても正気に戻る保証無いだろうし負けたら3連勝が無意味になるの目に見えてるし
というか三度目の正直じゃなかったのかよ…正直くどい


268以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 12:21:48.65pITA+iS7O (1/1)

そもそも正気っぽいし翠ちゃんがS.O.N.G.に戻る展開自体考えてない可能性
翠ちゃんの復帰については何も言ってないのに安価で何度も戦闘シーン書かされた挙句くどいと言われるイッチは泣いていいよ


269以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/09(火) 23:47:43.826Q2b4Rie0 (3/3)

試練の時のゾロ目が軽くトラウマになってる…4連勝もいけそうだけどこのスレのコンマ運おかしいし


270以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/10(水) 00:16:11.51qH8LxXNMO (1/1)

勝てば解決するはずっていう脳筋プレイが問題な気がしないでもない


271 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/10(水) 02:21:58.57+i2mTop10 (1/2)

『翠』「...それでも『私』は戦わない...戦う気は、ないよ」

手に握っていた鎌を消し、『私』はそう言った
八岐大蛇とルシエドにも手を出さないように目配せをする

『翠』「『私』は説得しに来たんだ、だから...話をしたい」

そう、翠が明らかに洗脳を受けているようなら、正気に戻すため多少手荒なことはしたかもしれない
でも実際は、そんな簡単な話ではなかった
翠は自分が何をしているのかわかっていた、わかっていた上で、そうしていた
だとしたら、武力行使は悪手だ

翠「...わかりませんね」

翠はギアを解くこともなく、そのままこちらを見つめてくる

翠「まるで響さんのようなことを...それでも最終的には力で解決する、それがこの世界の在り方だと思っていたのですが、だからこそこうして、粋な計らいもしたというのに」

睨むような感じじゃない、ただ純粋に不思議なものを見るような目で
どうしてそんな目で見てくるのだろう
それとも戦いたいとか?


ピッ


再びリモコンのボタンを押すような音が聞こえたかと思うと、いつの間にか翠の家のリビングに戻ってきていた
ギアは解かない、けれど話し合いには応じてくれるということか
『私』と翠がソファーに並んで座るという数刻前の焼き直しのような光景が今、広がっている



話す内容安価下
(翠2「っ!?クリスさんが撃った硫酸弾が当たって溶けたアダムの頬の向こうに機械仕掛け...!?」

サンジェルマン「錬金術師を統べるパヴァリア光明結社の局長が、まさか...」

響「人形!?」

アダム「人形だと...?...人形だとぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」

『夏菜』「えぇ...人工肌使ってるなら『私』みたいに防硫酸加工くらいしておけばいいのに」)


272 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/10(水) 02:23:38.94+i2mTop10 (2/2)

***
安価内容について追記
現在『翠』ちゃん視点なので翠ちゃんの台詞については干渉出来ません、予めご了承ください

安価下


273以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/10(水) 02:36:13.00XOVYrZO40 (1/1)

はぁ…翠は本当に一人で背負い過ぎ…
悪い事なら実質的にフィーネさんの掌で踊らされてたクリスさんやマリアさん達だってやってるし、皆その償いをする為に戦ってる
それに翠は一人じゃない、『私』や響さん達がいる…苦しかったら相談してよ


274以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/10(水) 03:07:26.68BIg7ha2zO (1/1)

忘れたの?翠
貴女がここに居ていいのか、この世界で過ごしていいのか
その答えを教えてくれた人が居る、この世界で生きていいと言ってくれた人が確かに居た筈だよ


275以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/10(水) 03:14:29.58Tw3s08fHO (1/1)

幸せなのは決して悪い事じゃない、誰もが求めていい物
『私』も装者のみんなも過去の自分や悪行と向き合いながら幸せに生きてる、苦しいのは翠だけじゃないと伝える
後は「過去に囚われてかけがえのない大切な物を捨てるのは間違ってる」


276以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/11(木) 14:34:34.56zlz+LPLCO (1/1)

翠一人が幸せになろうがなるまいが世界は変わりっこない
だからそんな痛みも苦しみもいつまでも抱えなくていい、それにそれは『私』のだ、だからそれでも抱えてしまうのなら『私』が背負う!


ちょうど今やってるビッキーのイベみたいだと思ってたけど開き直って闇堕ちされると難易度高え安価下


277 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:40:23.12hT5jD2St0 (1/8)

ソファーに座る、深々と
話をしたい、そう答えた、応えた『私』が取らねばならない行動は、今ここで流れを変えることだ

翠がルナ・ブレイクを起こした、本来ルナ・アタックが起きていた一年前
その日から逃げ出すまでずっと、実は心の中では葛藤が生じていたと
罪悪感に苛まれ、周りが許してくれたことすらも作用して辛さが増し
遂に耐え切れず、そこで自らに課した罰が
悪役に成り下がることだったと
要約するとつまりこういうことか
なるほどなるほど、単に悪の美学だとかを聞かされた~なんてのより面倒な洗脳、思考誘導を施されたものだ、何せ最後の最後に選んだ選択肢以外は別段おかしくはない構成だ
翠は至って真面目に悩み、苦しみ、最終的にアダムが、パヴァリア光明結社が悪役だと知っていて、否、悪役だからこそそこに付くことにしたのだろう
ともすればここでの『私』の言葉によっては翠のガラスの心は簡単に砕けてしまうかもしれない、慎重に言葉を選ばなければ

長々と聞いた、聞かされた翠の独白
それに対する『私』の感想は...

『翠』「はぁ...翠は本当に一人で背負い過ぎ」

うん、まぁ、この一言に尽きる
ガラスの心(笑)とか知らん、そんなもの砕いてもう一回溶かして固めれば元に戻るわ

『翠』「...」

ここからでは横顔しか見えないが、ほんの少しだけ不機嫌になったように見えた
けれどこれは何も翠の苦悩をバッサリと切り捨てたいわけじゃない
『私』も『私』で真面目に受け止め真面目に考えた結果だ
?『翠』「悪い事なら実質的にフィーネさんの掌で踊らされてたクリスさんやマリアさん達だってやってるし、皆その償いをする為に戦ってる、自覚があってというのなら『私』もそう、でも『私』も装者の皆も過去の自分や悪行と向き合いながら幸せに生きてる、苦しいのは翠だけじゃない」

翠のように、過去を悔やんでいる人は沢山いる


278 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:40:57.41hT5jD2St0 (2/8)

『翠』「それに翠は一人じゃない、『私』や響さん達がいる...苦しかったら相談してよ」

どこぞの五箇条もとい六箇条ではないけれど、悩んだら相談するのは大切だ
『私』だってそうしているし翠だって出来るはず、何せそう出来る相手がいるんだから

『翠』「それに、忘れたの?翠 ...貴女がここに居ていいのか、この世界で過ごしていいのか、その答えを教えてくれた人が居る、この世界で生きていいと言ってくれた人が確かに居た筈だよ」

翠「...そうやって」

『翠』「幸せなのは決して悪い事じゃない、誰もが求めていい物だよ、過去に囚われてかけがえのない大切な物を捨てるのは、間違ってる...翠だって本当はわかってるんでしょ」

翠「そうやって!」

大声を上げた翠は勢いよく立ち上がり、『私』の胸倉を掴んだ
抵抗することもなく立ち上がらされた『私』は、こちらに怒りの感情を向けてくる翠をただ見つめ返す


279 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:41:34.36hT5jD2St0 (3/8)

翠「そうやって優しくされることが!許されることが辛いって言ってるんですよ!一人じゃない?ここに居ていい?いつも誰もがそう!私がしたことの結果を!結末を!皆すぐに乗り越えてあまつさえ犯人を許す!許してくれる!えぇそれが人としての最良の選択なのでしょう、私だって被害者であったなら出来ることならそうしています!」

グッと、『私』の胸倉を掴む腕にさらに力が入ったのがわかった

翠「でもダメだった!私が!加害者が!それをされる側になってみたら!...過去の自分と、悪行と向き合って、向き合ったからこそ、それを許されたことに耐えられなかった...皆が耐えられたそれに耐えられなかった!許してくれる誰かと一緒にいて!その隣で笑う自分が耐えられなかった!」

目に涙を浮かべながら翠は怒鳴るように言葉を紡ぐ
どこまでが常に感じていた本心で、どこからが思考誘導のせいでそう感じるようになってしまった本心なのか、それはわからない

『悪いことをして罪悪感を感じること』

『誰かに許されても自分では簡単に罪の意識を消せなかったこと』

『周りの人が許した自分を自分自身は許せなかったこと』

ただその全てが間違ってはいないかもしれないと『私』が思えてしまったのだから、翠が思えてしまえているのだから
これらのうちのどこをそれは違うと指摘してしまっても、そもそも翠が本質的に間違えている、と断定してしまうような形になってしまう

翠「だったらいっそ許されないくらいのことをした方が何倍もマシだと!悪役でもなった方がずっといいと!...知ってますか?私が悪役になってから、例えば私の分身と『貴女』達が戦った時、その後私が『貴女』達と戦った時、そしてさっき『貴女』とマリアさんと戦った時も...全て!そう全てです!私が負けたのは!確信しました!これがこれこそが正解なんだって!だって悪役は負けるものだから!勝った方が正義?違います、この世界では正義が勝つんです!だから手を抜いたわけでもないのに負けた自分自身を見て、悪役をやれているんだと思えた...」


280 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:42:07.26hT5jD2St0 (4/8)

遂に涙は溢れ、『私』の胸倉を掴む手にポタリと落ちる

翠「だから今回も期待しました、『貴女』がまた私を悪役にしてくれるんだって、倒してくれるんだって...それなのにどうして...どうして倒してくれないんですか!どうして優しくするんですかッ!私を悪役にしてくれないのにどうしてこんなところまで来るんですかッ!!!」

『翠』「驕り高ぶるなッ!!!!!」

『私』は耐え切れず怒鳴り返し、不意を突かれたからかキョトンとした顔になってしまった翠の手を払いその胸倉を掴み返した


281 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:43:21.17hT5jD2St0 (5/8)

『翠』「あのアダムとかいうのに何を言われたのか知らないけど、そんなの自意識過剰、自惚れ、思い上がりもいいところだよ!罪悪感?結構!幸せ過ぎて辛い?何贅沢なこと言ってるのこの元コミュ症の隠キャオタが!それとも何?自分の罪を一人だけ許せないままの私かっけーって?はぁんそんなただの厨二乙ですけどー!?」

翠が鳩が豆鉄砲どころかガトリング食らったような顔してるけどやめない
いい加減聞いててイライラしてたしというかよく考えたら『私』にもこんな一面があるかもしれないって気付いた瞬間鏡見せられてるようで恥ずかしくなったから
『私』と同じ私のくせに何いっぱい考えましたみたいな内容語っちゃってんだ

『翠』「悪役やってても結局辛いとか本末転倒じゃん!てか悪役やってても罪悪感感じてるんならその時点で悪役もまともにやれてないし!普通にたまには悪役やってみたかっただけですって言いなよあの厨二臭いフードの裾バサってやってさ!」

翠「な...な...」

『翠』「大体自分が負けたのが悪役やってたから?何その上から目線!悪役じゃなかったら勝ってたって!?あぁそうかいいっつもいっつも勝って勝って勝ちまくってるからって!そんなんししょーに余裕で勝てるようになってから言いなよ!単にいつも無駄に強いってだけでしょ!?敵対してみたら肝心な時に勝てなくなってサンジェルマンに回収されてましたって言いたくないだけでしょ!」

翠「なぁっ!?ち、違います!そんなんじゃない!だって、だって私は皆と一緒にいちゃ、幸せになっちゃ」

『翠』「翠一人が幸せになろうがなるまいが世界は変わりっこないッ!!!!!」

翠「っ!!」


282 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:44:37.61hT5jD2St0 (6/8)

そう、それだ
まるで翠が幸せを感じるのがとても悪いことみたいに考えて、それで罪悪感を感じてるみたいだけど
何だ、翠が許されたら世界でも滅亡するのか?いや月破壊した時点で軽く滅亡しかけてるわそんなもん
そんなもの自意識過剰、自惚れ、思い上がりでしかない

『翠』「翠は確かに悪いことをした!『私』もだ!でもそれで迷惑を被るのは翠でも『私』でもない!周りの皆だよ!なら翠が自分を許そうが許すまいが皆が許した時点で答えは決まってる!翠のそれは自己採点と回答が一致してなくて問題集の出版社に文句の電話をかけてるクレーマーに過ぎないっ!!!」

翠「そ、れは...だって、だって痛くて、辛くて」

『翠』「だからッ!!!!!」

『私』はより一層大きな声で怒鳴った後、翠の胸倉を掴むのをやめて、鎌を床に放って、改めて翠の両肩を掴んだ

『翠』「だから...そんな痛みも苦しみもいつまでも抱えなくていい、自分で自分を責めなくていい、少なくとも『私』はそう学んだし、そうしてる、それを理解したってことを今翠の代わりに翠の居場所を維持することで皆に示してる」


283 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 02:45:24.48hT5jD2St0 (7/8)

『私』が言ってるのはまぁまぁ暴論だ、それに翠と同じく加害者な『私』が罪悪感なんて捨ててしまえ、なんて言うのは「お前が言うな」って返されても仕方がないような案件だ
だからこそ、『私』なりにそう考える理由を説明する
でももしこれで翠が考えを改めないのなら

『翠』「それにそれは...その痛みと苦しみは本来なら翠のだけじゃない、『私』のだ...だからそれでも抱えてしまうのなら...『私』が背負う!」

翠「ッ!?お、おかしいじゃないですかそんなの!だって今、自分で」

『翠』「あぁそうだよ、翠がどうしても考えを改められないのなら『私』がそっちに合わせてやる...ううん、『私』が代わりに堕ちてでも、翠を正義側にぶち込んであげる」

ここまで来ても翠が優柔不断だから、というのと
それくらい本気に考えてるのも確か
翠がこれからずっと悪役をやって更なる罪悪感に押し潰れてしまうくらいなら、『私』が無理矢理にでも代わらせる

『翠』「さぁどうする、大人しく自分を許して戻ってくるか、『私』を悪役大好きな厨二病患者に仕立て上げるか!」



コンマ下
ゾロ目以外 折れる
ゾロ目 折れられない


284以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/13(土) 02:46:28.10kD/tYyHT0 (1/1)

頼む


285 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/13(土) 03:15:27.96hT5jD2St0 (8/8)

翠「...く...くふ...くっふ」

『翠』「...翠?」

翠が震え出した、かと思うと

翠「くふふっ、あははっ!あっはっはっはっ!!ふーっ、ふふっ、何ですかそれ!はーっ!」

さっきとは別の意味で涙を流しながら、お腹を抱えて笑い出した

『翠』「ちょっ、何笑ってんの!?」

翠「だって!だって翠別に今はもう厨二病じゃないわけでもないのにっ!今更仕立て上げるとか!」

そこ!?そこで笑ってんの!?いやてか厨二じゃないし!

翠「はーお腹痛い...全く、ひとがこんなに悩んでたのに全部吹き飛ばしてくれちゃって...でもそうですよね、皆が許してくれて、その時点でもうこの話は終わってたんですよね...幸せになってもいい、ならなくちゃいけないんですよね」

『翠』「!」

翠だ、いつもの翠
逃げる前までの、皆と、『私』と過ごしていた翠
本物の翠だ

翠「あーあ、馬鹿みたいじゃないですか、もうこうするしかない!みたいに一世一代の決断したつもりだったのに、それを自意識過剰とか自惚れとかクレーマーとか...」

『翠』「な、なら!」

翠「えぇ...まぁ『翠』がここからさらに厨二になるというのも捨てがたくはありますが」

『翠』「おい」

翠「冗談です...いいですよ、洗脳を解かれてあげます、自分自身を許してあげます、だから...」

一歩後ろに下がり、深呼吸をした翠は

翠「私を、許してください...幸せにしてください」

頭を下げた



多数決安価下1~3
1 OK
2 NO


286以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/13(土) 03:18:24.86JlxercQDO (1/1)

1


287以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/13(土) 04:01:19.31nAgBo76fO (1/1)

許すさ当たり前だろ
1


288以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/13(土) 11:00:37.603THsau1AO (1/1)

これは許すさ当たり前だろ案件
1


289以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/14(日) 17:25:30.07MzI9HQYG0 (1/1)

話は変わるがAXZ編が終わったら次はどうするんだろう?
XV編か、アプリ編か、オリジナル編か。
安価下


290以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/14(日) 23:15:49.5015lBP6YV0 (1/1)

これロマサガ2のボクオーンのパターンじゃないよね?大丈夫?


291 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:13:48.762MQzCrNEO (1/7)

『翠』「...うん!」

『私』は翠を思いっきり抱き締めた
力加減とかなし、ただ今はこの喜びを全力で表したい

翠「ありがとう...『翠』っ!」

翠もまた『私』の背に腕を回し抱き返してくる
その腕は少し震えていたけど、やがてその震えもなくなっていっていた

『翠』「許す、許すよ、幸せにする!当たり前だよ!...あ...えっと、許すさ、当たり前だろ?」

翠「わざわざ言い直さなくてもいいです、まったく...でもありがとう、本当に...」

ふとこういう時にピッタリな台詞を思い出したけど遅かった
まぁ翠はともかくそもそも『私』は視聴者とかじゃないのでご愛嬌
あと後ろの八岐大蛇とルシエドがなんか生暖かい目で見てきてる気もするけど気にしない


292 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:14:33.282MQzCrNEO (2/7)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


若葉「上手くいったようだな」

千景「そうね、貴女がちゃんと蒼井さんを抑えられていたらもっと楽だったのでしょうけど」

若葉「残留思念にそこまで求めないでくれ」

私達を残留と呼ぶにはどうにも自我も力も強く持続性もあるように思えるけれどね、正確には残留ではないし当然だけれど
まぁ乃木さんにそう言わせるほど蒼井さん自身の意思が硬かった、という風に考えておこう

千景「それで?」

若葉「ん?」

千景「実際のところ、どうだったのだろうと思って」

若葉「実際のところとは、何のことを言っているんだ?千景」

この人は果たしてとぼけているのか本当にわかっていないのか
いや、乃木さんは鈍感であっても察しが悪い人ではない...ない、と思いたい、から、前者だろう、前者と信じる
しかし何も言わずに察され答えられてもそれはそれで私としては好ましい反応とは言えないのだから、整理も兼ねて聞き直すとしよう

千景「答え合わせをしましょうと言っているのよ」

若葉「...答え合わせ、か」

なくてもいい答え合わせ、今更、解決したのだから不要なのは間違いない
だからこれは、個人的に気になったというだけの話
すでに死した者の魂、その本体と繋がったままの持続的残留思念という差し詰め亡霊のような存在の私がそれを気にするのは考えれば考えるほど意味が見出せないものだが、それでも確かに存在してしまっている私達にとっての暇つぶしには足るだろう


293 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:15:16.872MQzCrNEO (3/7)

千景「蒼井さんの独白...あれの全てが本当ということはないでしょう?第一全てが本当なら、今回こちらの『蒼井』さんの出した結論は何の解決にもなっていない」

蒼井さんの話を簡単に纏めてしまえば『幸せになるのが辛い』ということ
それに対して『蒼井』さんが出した返答は『諦めて幸せになれ』ということ
これでは根本的に何も良くなっていない
しかしこれが、蒼井さんの『幸せになるのが辛い』というのが間違いだったとしたら話は変わってくる

千景「蒼井さんは言っていたわ、『悪を演じることで苦しみは確かに感じなくなっていった』...つまり『元々は苦しみを感じていた』と」

若葉「そうだな」

千景「しかしこうも言っていた...『私の心は私自身知らず知らずのうちに』と...不思議ね、なぜ知らず知らず、無自覚な状態で苦しみに気付けたのかしら、それを感じることがないから無自覚であれるはずなのに」

そう、明らかに矛盾している
蒼井さんの口ぶりではまるで長期間苦しみ続けたようだった
しかしそれなら知らず知らずというわけではないはずだ

若葉「常日頃から感じていた苦しみの正体を自覚した途端そう考えるようになった、というのは?」

千景「言い方に違和感があるのは変わらないわ、そもそも苦しみの正体に、原因に心当たりが出来た時点で普通『知らず知らず』とは言わない...」

ならどうして『知らず知らず』などと言ったのか
答えは簡単だ、そちらが本当だったから



千景「本当は蒼井さん、これまで苦しんでなんていなかった、幸せを感じてもそれを辛いと感じることなんてなかったんじゃないかしら?」





294 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:16:02.432MQzCrNEO (4/7)

若葉「...」

言い間違い、言葉の綾と言われてしまえばそれまで
けれどもしこれが当たっていたのなら、全て説明がつく

若葉「...その通り、翠さんは苦しみなんて感じていなかった、幸せであっても辛さとは無縁だった」

千景「思った通りね」

羨ましい限り、けれどそのままであってほしいとも思えてしまうわ

若葉「そしてそれこそが隙になってしまった、敵に付け込まれる、な」

千景「『蒼井』さんの表現を借りるとするなら『加害者が悪いことをして罪悪感を感じなくなっていったこと』『自分自身でも罪の意識を消せたこと』『自分自身を許せたこと』」

若葉「そうだ、人として、許された者としてそれらは意識したことにしろ無意識にしろ決して間違いではない、むしろその後の人生を歩むにあたって必要ですらある...そうだろう?」

意地悪なことを聞かないでほしい
けれど、それには同意する
『蒼井』さんも言っていたが、周りが許した時点でその話は終わってしまっているのだ

若葉「だが、蒼井さんに近付いてきた敵はそこを揺さぶった...

『君自身は納得など出来ていないだろう、罪を犯しそれを簡単に許されたとして、周りの優しさが逆に辛く感じられ、自分自身をますます許せなくなってしまっているだろう、そうでないはずがない、そうならないほど薄情ではないはずだ、君は』

と」

千景「...下衆ね」

煽っているのかと思ってしまうような言い分だ
けれどそんな言い方をされてしまえば迷いは生じてしまうかもしれない


295 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:16:55.862MQzCrNEO (5/7)

若葉「あぁ、そして蒼井さんにはテキメンだった...蒼井さんは考えた、考えてしまった...『そうならなかった自分がおかしかった、いや、そうなっていたはずだ』...そして今までずっと痛みや苦しみを感じていたように錯覚してしまった、むしろ、そう感じていたはずだと自分自身に信じ込ませるようになっていた」

自身のこれまでを異常と思い、それを否定するために『知らず知らずだったが、自分の知らないところで正常な反応を示していた』ということにした、ということか
なんともズレた自己防衛、しかしそんな歪んだ方向に向かってしまうほどその時の蒼井さんの心は消耗していたのだろう

若葉「つまるところ、蒼井さんが求めていたのは許されること以外の償いでもなければ自分自身を許す方法でもない...自分自身を許すこと、幸せになることに対するもっともらしい大義名分だ...異常だと思ってしまった、思わされてしまったこれまでの蒼井さんを肯定出来る何かを求めていた」

千景「とはいえ単に罪悪感を感じないこと、罪の意識を消すこと、自分自身を許し幸せになることこそが正解だ、なんて言ったところでそんな明らかに倫理観を無視した極論では蒼井さんが納得するはずもない...と」

乃木さんは私の言葉に頷いた
言葉をオブラートに包まなければ「面倒くさい」の一言に尽きる
大体そんなもの、『蒼井』さん側の視点からしたらそういった蒼井さん側の事情を知らないと地雷が多過ぎる
こんな難易度のゲームがあったとしたら私ならとりあえずぶん投げていただろう、ぶん投げてからやる
やり遂げた『蒼井』さんは偉い、というかよく付き合うものだ
それこそが仲間だとか家族だとか、なのかもしれないが


296 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:17:36.082MQzCrNEO (6/7)

若葉「さて、どうだ千景、この答えは納得してもらえたか?」

千景「そうね、少なくとも私はどちらにしても文句の電話を入れるつもりは毛頭なかったから安心してほしい、とだけ言っておくわ」

若葉「そうか、なら安心したと答えよう」

喋りすぎて喉が渇いた、というほどでもなかったが
お茶を一口含み喉を潤す

千景「でも少しだけ残念だったわね」

若葉「何がだ?」

千景「それぞれ力を貸している同士なのだし、私の力を使う『蒼井』さんと貴女の力を使う蒼井さんの戦いというものを見てみたかった気がしないでもないわ」

それこそ今回は、サポートしてでも乃木さん(の力を使う蒼井さんだが)を本気で倒しに行けたかもしれなかったし

若葉「なに、これからいくらでも蒼井さん達が模擬戦をする機会があるだろう、その時に私達から持ちかけてみればいい、何もこんな敵対のような状態に限らずともな」

千景「それもそうね」


297 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 13:21:51.482MQzCrNEO (7/7)

園子「ビュオオオオオオウ!...ふぅ...あ、ちーちゃん、とりあえず今は他の6人のサポートに専念した方がいいと思うんよ」

さっきまで一心不乱にメモ帳に何かを書き込んでいた園子さんは、ふと思い出したようにそんなことを言ってきた
私も忘れかけていたけどそういえば他の『蒼井』さん達は戦いの真っ最中だったわね

千景「音声アシストもそこまで必要ない程度には戦えていたから大丈夫だと思うけれど、仕方ないわね」

若葉「この調子なら蒼井さんもすぐに復帰出来るだろう、また戦場でよろしく頼む、千景、園子」

園子「後でね~わかちゃん」


☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆


長かったような短かったような、翠の中に入ってから体感では少なくとも数時間は経ってから完遂した翠の洗脳解除もとい説得
最初こそ洗脳や思考誘導の上書きだとか、そんな話が出ていたけれど、結果的には本人の納得がいく結末を迎えられた
手伝いたいと言っていたのに出番のなかった夢姫ちゃんと『凜音』にはとやかく言われてしまうかもしれないが、危険な目には晒さないに越したことはない

『翠』「さて、それじゃ行くか」

翠「えぇ、行きましょうか」

この後の予定としては『私』がこの世界から出た後すぐに翠を起こし、戦場に向かう
打倒パヴァリア光明結社、打倒アダム!



コンマ下
奇数 ガングニールだとぉ!?の辺り
偶数 神殺し止まれぇ!の辺り
ゾロ目 反応兵器は使われない(大嘘)

(女神「XV2話ショックがようやく緩和されてきたのでそろそろ再開です、だそうです」)


298以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/15(月) 13:26:07.074mcwFpmDO (1/1)

はい


299 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 23:40:00.30tFlU1UsX0 (1/2)

・・・


翠の中から元の世界に戻ってきた『私』は、ここまでの時間の他の『私』達と記憶を共有した
『私』には他の『私』達の戦闘時の、他の『私』には『私』の翠の説得の時の記憶を
やはりというか、翠の中で過ごした時間の流れとこちらではかなり差があり、簡単に言えばこちらではそれほど時間は経っていなかった

『翠』《アダムが人形、そして神の力を顕現したティキ...ディバインウェポン...把握した、戦況もキツそうだね》

アダムはやけに強いし、神となったティキ...ディバインウェポンは巨体と凄まじい破壊力の光線に加え、無かったことになるダメージにより攻撃が意味を成さない
唯一響さんはその無かったことになるダメージを破ったことがあるけど、その響さんですら地に伏せる羽目になっているほどの圧倒的戦力差

『翠』2《『私』達は全員が同時に倒されない限り倒されないけどダメージは残る、一人に戻った時覚悟しといた方がいいよ》

憂鬱だ、けど『私』は戦うことなく、血を流すことなく翠を連れ戻せたのだから
それくらいは許容しないと

翠「ぅ...っ、あ...『翠』...」

『翠』「起きた?」

翠「えぇ...なるほど、どうにもヤバそうな戦況ですね」

目を覚ました翠は手元に錬成陣を出現させてそれを何やら操作し、映像のようなものを映し出していた
すぐ側の、他の『私』達がいる戦場の様子のようだ、何それ便利

『翠』「...一応他の『私』からの戦況の情報もいる?」

翠「いります、説明ください」


300 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/15(月) 23:40:41.09tFlU1UsX0 (2/2)

・・・


そうこうしている間に、本部の方では神殺しに関するデータが外部の協力者から送られてきたらしい
そしてその内容は要約すると『2千年以上に渡り神の死に関わる逸話が本質を歪め変質させた結果、とある槍が哲学兵装となり神殺しとなった』ということ
そしてその槍こそが


弦十郎『ガングニールだとぉ!?』


響「そう、なんですね...」

通信でその話を聞いていた響さんは、周りに倒れる仲間達が見つめる中、アダムとディバインウェポンが見下ろす中、身体に鞭打ち立ち上がろうとしていた

響「まだなんとか出来る手立てがあって...それが、私の纏うガングニールだとしたら...」

アダム「気取られたのか...?」

響「もう一踏ん張り...やってやれないことはないッ!!!」



流石響さんだ、あんなにボロボロなのに、それでも立ち上がる

『翠』「惚れ惚れするほどの主人公っぷりだね」

翠「えぇ、本当に」


どうする?安価下

(翠「海の日だから海へ!と言って無理矢理連れ出されてきましたけど...意外と同じように考える人って沢山いるんですね、驚きです...この人達は山の日には山に登るんでしょうか」)
(『翠』「水着はどうにも緊張するよね、でも今は成長期だからセーフ!...牛乳とプロテインを取りまくろう、クリスさんマリアさんはまだまだ遠い...」)

(女神「野球回があるアニメは名作ですから...えぇ、Aパートでそんな風に軽く考えて油断してました...」)


301以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/15(月) 23:54:13.63ZkqV5w2V0 (1/1)

分身した『翠』ちゃんズ集合、翠ちゃんにアスクレピオスかけてもらってからビッキーの援護に回る
翠ちゃんは装者のみんなに一言謝ってからギア装着


302以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/16(火) 00:28:49.57YSU+BSjeO (1/1)

翠ちゃんズ復活記念に二人でフルシンクロしながら戦ってみたい


303以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/16(火) 00:51:50.75T9Z9xKx80 (1/1)

分身は響の援護、W翠は裸族局長の相手に回る
『翠』はフライトユニットの武装をフル活用、翠は隙を見てクリティカルストライクを局長の股間に叩き込む


304以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/16(火) 01:30:21.91+WVRNJmLO (1/1)

執拗な股間推しはなんなんだ(困惑)
安価下


305以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/16(火) 16:50:27.49v9s0GyS4O (1/1)

だって潰したいし…


306以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/16(火) 21:39:27.09AyU6xfvP0 (1/1)

翠ちゃんも女の子なんだからもう少し慎みある安価にしたげなよ、背骨ごと頭引き抜くくらいの


307 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/18(木) 03:14:08.349UzK5huc0 (1/3)

『翠』3「やっと来た遅い...」

響さんがどういうわけか宙に浮かんでいるいくつかの岩場に飛び乗りディバインウェポンに向かっているのを見ていると、『私』と翠に気付いた他の『私』達が集まってきた

『翠』「仕方ないじゃん、どっかの誰かが中々折れなかったんだから」

翠「折られました」

『翠』5「らしいね」

しかしまぁ『自分』のことながら随分派手にやられたものだ
どの『私』も七人御先した際に纏った白いフードが既にボロボロ、手に握る鎌も刃こぼれし始めているものもある

翠「『翠』、持ってますか?」

『翠』「当然、ほら」

『私』は以前翠が本部に襲撃しに来た際に残していった6つのギアペンダントを取り出し、翠に渡した
翠はその中から1つ選び聖詠を口にする


「Healing almighty Asclepius tron」


アスクレピオスを纏った翠は手に握った杖から6人の『私』に対しエメラルドグリーンのオーラを放った
6人は傷が癒えるのとついでにボロボロだったギアも修復されていく
アスクレピオスには回復作用はない、けれど傷を負ったままでいるのと治るのとでは、残った体力の消耗と自然に回復する体力の量が変わってくる
つまり、やらないよりやったほうがいいということ

『翠』7「ありがと、よし、じゃあこっちは響さんの援護にまわるから」

『翠』2「この『私』と翠はアダムの方お願い...ただその前に」

翠「わかってます、皆にちゃんと謝ってから、ですよね?」

6人の『私』が微笑みながら頷き、そのまま響さんの後を追っていった


308 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/18(木) 03:15:59.979UzK5huc0 (2/3)

・・・


クリス「あの馬鹿、突っ走りやがって...」

翼「だが私達も、後に続く他あるまい」

未来「響...!」

ただでさえ大量のアルカノイズを相手に立ち回り疲労が溜まっていたところにこの連戦、当初こそ響さんと切歌さんの助けに、と意気込み集合していた皆もその動きはだんだんと鈍くなり被弾も増えていた
傷を作ったり強く打ったり、致命傷は避けていたとしても、パヴァリア光明結社の長との戦いにおいてすぐに戦力外へと追いやられてしまったのは必然だった

切歌「はぁ、はぁ...」

調「切ちゃん、それ以上は傷口が開いちゃう...」

切歌「多分とっくにパッカリ開いてるデスよ...」

特に絶唱を使用し一度は死の淵まで行っていた切歌さん、彼女に至っては大幅に削られた体力も戻っていない上で傷を短時間で塞いですぐに戦線復帰となっていたのだから、再び膝をつくのにそう時間はかからなかった

『夏菜』「『私』達を守るように、サンジェルマンが相手をしてくれています」

マリア「けれどいつまでもこうして羽を休めているわけには...!」

膝をつく者、地に伏せる者、その誰もが圧倒的な力を発揮するアダムとどうにか渡り合うサンジェルマンの攻防を見上げ、歯を食い締め

翠「大丈夫です、だからもう少し休んでいてください」

後ろからかけられた声に、一拍遅れて気が付いた


パァ...


その場にいた7人の装者達の身体がエメラルドグリーンのオーラに包まれ、傷が癒えていくのと同時に顔色が良くなっていく
翠がさっき他の『私』にしたように、皆をアスクレピオスの力で治癒したのだ

クリス「お前...戻ってきたのか!」

翼「翠...!」

未来「翠ちゃん...!」

マリア「まったく、待ちくたびれたわ!」

流石お人好しグループのシンフォギアメンバー
誰一人として、一時は逃げ出していた翠の再登場に負の感情を向けていない
それだけ翠が受け入れられている、ということでいいのだろう
後はそれを認めて、戻ってくるだけだよ翠


309 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/18(木) 03:16:41.289UzK5huc0 (3/3)

翠「皆さん...ごめんなさい!」

翠は頭を下げる
受け入れられたからといって、必要かどうかは関係なく謝罪はするべきだから
形式的なものにしろ心情的なものにしろ

翠「私の身勝手で、沢山迷惑をかけました!沢山心配をかけました!信頼を裏切って、一人で逃げ出して、傷付けて...本当にごめんなさい!そしてお願いします!どうか私をもう一度、信じてください!」

それでいい、それでいいんだよ翠
『私』は誠心誠意謝る翠を、そしてそんな翠を許し笑いかける皆を見ながら、達成感を感じていた
もちろん戦いは終わっていないし、その後も夢姫ちゃん達や女神様達やS.O.N.G.の方のOTONAの皆さんにも謝りに行くからそういう意味でも終わってないんだけど

『夏菜』「どうやら比較的早く解決出来たようですね」

『翠』「どうにかね、『私』がこっちの方が正しいって思てるんだから、翠が思えないはずなかったんだよ」

翠の考えを知って、それでもなおそれを間違いだと思ったのだから、翠も内心わかっていたはずだ
引き返そうにも引き返せなくなっていた、ただそれだけ

『夏菜』「ま、歌代さんと『東雲』さんにはしっかり絞られるでしょうから覚悟しておいた方がいいですよ、二人とも」

『翠』「えっ『私』も?」

『夏菜』「そりゃあ手伝いたいって言ってきてたのを無視して一人で翠さん復帰させたんですから、結果オーライハッピーエンド、とは行かないでしょう」

それに女の嫉妬は怖いらしいですからね、と肩をすくめる『夏菜』の言葉に、『私』は少し背筋が凍った気がした



戦闘開始!どちらの視点?安価下
1 復帰したし翠ちゃん
2 引き続き『翠』ちゃん
3 まさかのその他(記述)


310以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/18(木) 03:20:15.16neEFdE6f0 (1/1)

復活祝いに1


311 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:36:27.33HTvFbjTk0 (1/7)

☆☆☆

で~れれ~で~でん!

☆☆☆

「Imyuteus amenomurakumo tron」


アスクレピオスを解き、改めて勇者ギアのアメノムラクモを纏った私の隣に『翠』は並び立ちます

『翠』「良かったね、許してもらえて」

翠「はい!...って、何か暗いですね」

『翠』「まぁ、絞られる覚悟だけしとけってさ」

ややげっそりしたような顔でそう伝えてくる『翠』
ふと悪寒のようなものを感じましたが、その正体は果たして...

翠「って、そんなことより」

私は刀を構え、サンジェルマンさんと一対一で戦い続けているアダムさんを睨みつけます

サンジェルマン「そのまま行け!立花響!」

そしてサンジェルマンさんがアダムさんに銃剣型のスペルキャスターを振るった瞬間を狙い、それに合わせるようにエネルギーの刃を飛ばしました

翠「はぁっ!!!」


『居合一刀』


アダム「!ぐぅっ」

そして今ようやくこちらの存在に気が付いたと言わんばかりに鬱陶しそうな目を向けてきます

アダム「結局付くのか、そちら側に」

翠「私は私を許しました、私はわがままですから一緒にいたい人達といることにしました、だからこうして貴方に刃を向けています」

利用されていただけとはいえ、パヴァリア光明結社に身を隠していたときに衣食住を用意してもらえていたのはこの男のおかげではあります
結社内やS.O.N.G.の人間を相手にした際の身バレを防ぐためのあの黒いフードを渡してきたのもアダムさんです
だからそのことに、そして私自身の考え方を、視野を広げてくれたことには感謝しましょう
ですが、私はS.O.N.G.に戻ると、パヴァリア光明結社と敵対すると決めたのです

『翠』「そういうわけだ、翠は返してもらったよ!」


312 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:37:09.96HTvFbjTk0 (2/7)

サンジェルマン「蒼井翠...」

翠「サンジェルマンさん...私は」

恐らくですが、黒いフードを被りパヴァリア光明結社に属していたのが私だとサンジェルマンさんは気付いていたと思います
そうでなくとも、カリオストロさんを斬ったのは...

サンジェルマン「いや、いい...だとしても、今はお前も同じ方向を向き、同じ相手を見ているのだろう、ならばそのわがままを貫け」

翠「...お言葉に甘えさせてもらいます」

サンジェルマンさんが横に並ぶことを許してくれるというのなら、私が言うことは何もありません

サンジェルマン「私は進む、前に前に!ここで怯めば取り戻せないほどに後ずさる!屈するわけにはぁぁぁぁぁっ!!!」

翠「ひぃなたぁぁぁぁっ!!!」


『飛閃緋那汰』


サンジェルマンさんがスペルキャスターからビームを放つのと同時に、私もまた刀を振るい再びエネルギーの刃を飛ばしました

アダム「くっ」

アダムさんは吹き飛ばされ中を舞います

『翠』《ねぇ今の技なんかやけに下の方にというかシモの方にクリティカルヒットしてたように見えたんだけど気のせい?》

翠《気のせいですよ》

いくらアダムさんが呼び出してくる時がちょくちょくアダムさんの入浴タイムだったりするなんていう軽くセクハラまがいな事を受けてたからってこんな真面目な場面でそんな下品なことするわけないじゃないですか
それはそうと機械仕掛けの人形の身体ではそこは急所ではなかったようで特に痛がってる様子もありませんね


313 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:37:50.76HTvFbjTk0 (3/7)

響「はぁぁぁぁっ!!!!!」

ふと雄叫びが聞こえた方を向くと、少し離れたところで響さんとティキちゃん...もといディバインウェポンがそれぞれ拳を突き出していました

アダム「っ!寄せ付けるな!カトンボを!」

『翠』「よそ見する暇なんて与えさせないっ!」

響さんの攻撃がディバインウェポンに当たるのがよほど恐ろしいのか、そちらに気がそれてしまうアダムさん
その隙をつき、『翠』は鎌とビームウェポン、そして更にまるで尻尾のようにフライユニットから伸びている槍で斬りかかりました

響「あああぁぁぁぁぁっ!!!!!」

ティキ「アダムヲコマラセルナァァァッ!!!!!」

そしてついに響さんの拳とディバインウェポンの拳がぶつかり合い


ピシッ...パァンッ!


ティキ「アアァァッ!!」

ディバインウェポンの腕が砕け散ります

ティキ「キャァァァッ!!!」

ディバインウェポンはすかさず並行世界から自身と同じ存在を持ってくる無かったことになるダメージを発動させようとしますが、砕けた腕が元に戻ることはありませんでした

アダム「ちぃっ!」

サンジェルマン「効いている!」

翠「響さんっ!」

あれが神殺しの力!
その時、ディバインウェポンが響さんに先の無くなった腕を伸ばしてきました


314 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:38:28.34HTvFbjTk0 (4/7)

サンジェルマン「立花響っ!」

『翠』「させない、『皆』っ!」

しかしそれを防ぐべく、6人の『翠』が響さんとディバインウェポンの間に割り込みます

アダム「どこまでも!」

苛立ちを見せ、今にも響さんを潰しに行こうとこの場を離れる準備をするアダムさん

『翠』「ここで行かせるわけには!」

翠「『翠』っ!」

『翠』「っ、わかった!」

私はアダムさんに向かってミサイルを放ちながら走り出す『翠』の背中から中に入り、溶け合うように1つになりました

翠《思いを1つに!》

『翠』《久々のフルシンクロで!》

私の、そして『翠』の共通のものとなった身体
勇者ギアもまた若葉ちゃんのものと千景ちゃんのものが混ざり合い、さらにその右手には桃色の手甲が出現します
私と『翠』、精神まで完全に重ね合わせた私達はまさにちょうど跳躍しようとしているアダムさんに向かってミサイルと共に

翠『翠』「勇者!パァーンチ!!!!!!!!」


『勇者!パァーンチ!!』


アダム「うぐぅっ!?」

拳を突き出しました
アダムさんは横方向に大きく飛ばされ、地面に落ち砂煙が舞います


315 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:41:00.32HTvFbjTk0 (5/7)

アダム「はぁ、はぁ...っ!神殺しッ!止まれぇぇッ!!!!」

そして上空では

響「八方極遠に達するはこの拳ッ!如何なる門も打壊は容易いッ!!!!!!」

言ってること全然わかりませんが、響さんが腕の装甲をドリルのように回転させてディバインウェポンの核...ティキ本体が収められた結晶を砕かんとブーストを効かせていました

アダム「ッ!ハグだよティキ!さぁ、飛び込んでおいで!神の力を手放してッ!」

ティキ「アダムゥゥゥ!ダイスキィィィ!!!」

そこで何を思ったのか、アダムはティキに神の力、つまりディバインウェポンを手放させようとしている
ティキちゃんもまたそれに応えるようにディバインウェポンを切り離し核だけでアダムさんの元へと落下していき

響「うおぉぉぉぉっ!!!!!」


ギャリリリリ...バァンッ!!!


ティキ「キャァァァァッ!!」

届く前に、響さんがティキちゃん諸共核を真っ二つに砕きました

『翠』《やった...あ、ディバインウェポンは!?》

翠《大丈夫...消滅していきます》

核を無くしたディバインウェポンは形を保てず粒子となり、霧散していっていく


316 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 03:41:31.09HTvFbjTk0 (6/7)

ティキ「アダムスキ、ダイスキ、ダカラダキシメテ、ハナサナイデ、ドキドキシタイノ」

アダム「恋愛脳め、いちいちが癪に触る...」

計画は潰れ、神の力を顕現させるための人形であるティキも破壊された今、アダムに勝ち目なんて


アダム「だが間に合ったよ、間一髪...人形へ、神の力を付与させる為の...!」


そう思った矢先、アダムさんは上半身だけとなっても求愛を続けていたティキちゃんを足蹴にし、自身の千切った腕を高く掲げました

アダム「断然役に立つ!こっちの方が!付与させる!この腕に!その時こそ僕は至る!アダム・ヴァイスハウプトを超えたアダム・カドモン!」

まさか、そんなことを!?
いや、そうです、アダムさんもまた人形、ならば条件は満たしています!
何とかして止めないと!
しかし無情にも霧散していた神の力の粒子はアダムさんの腕へと集ま...

アダム「新世界の雛形へと...」

ることなく、その横を通り過ぎていってしまいます

アダム「っ!?どういうことだ...?」

そして神の力は...



コンマ下
奇数 もうすぐ誕生日の響さん!プレゼントだよ!
偶数 女神様と神樹様のお気に入りの翠ちゃんズ!まさに転生者の特権!
ゾロ目 実はこの場に来てた人


317以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/19(金) 03:46:13.94jEwx4YWj0 (1/1)

頼むよ


318 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/19(金) 04:10:32.03HTvFbjTk0 (7/7)

翠『翠』「...えっ」

こっちに...来てる?
黄金に輝く神の力の粒子は、フルシンクロした私と『翠』の共通の身体へと集まり、どんどん蓄積されていきました

翠『翠』「あっ...ぐっうぅ...!」

そしてやがて激痛が走るような感覚に襲われます
まるで自分が自分でなくなるような

翠《なん、ですか、これ...》

『翠』《意識、が...》

いつの間にか七人御先も解除されていて、他の6人の『私』の疲労も同時に襲いかかってきて

翠『翠』「うああぁぁぁぁっ!!!!!!!!」

自身の身体が光に包まれていると気付いたのも束の間
私の...『私』の...意識は沈んでいった



誰視点にする?安価下
1 引き続き翠ちゃん
2 『翠』ちゃん(翠ちゃん視点とさほどの差はありません)
3 その他(記述)


319以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/19(金) 09:28:42.32XjNQpVIC0 (1/1)

1


320以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/19(金) 19:43:31.71r+zR7pnLO (1/1)

フルシンクロした状態だから両方混ざったままウルトラウーマンになるのか…呼び掛け出来ないじゃん!?


321以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/19(金) 20:28:00.02CNsZij4AO (1/1)

夢姫ちゃんと『凛音』ちゃんに頼るしかないな
若しくは我らのビッキー


322 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 02:03:47.03YgT8waU10 (1/8)

・・・


暗い

何も見えない

何も...何が、あるんだっけ

私...私?以外、何もわからない

私は、ここにいる

でもその私というのが何なのかわからない

これが...この、こうしているこれが、私だってことしか

私しかいない...でも、私が何なのかわからない...

わからない...何がわからないのかも、何をわかっていたのかも...



コンマ下
奇数 何かいる
偶数 気付かない


323以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 02:10:42.02yLm2uk9t0 (1/3)

バルバトス、お前の力をもっとよこせ


324 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 02:50:58.33YgT8waU10 (2/8)

・・・

あれからどれだけこうしていたんだろう

どれだけこうしているんだろう

私の他に何かあるのか、あったのかすらわからない

何もなかったのかな



コンマ下
奇数 そろそろ戦車
偶数 いきなり装者


325以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 02:55:30.37QvLJVjhyO (1/1)

んみゃああああ


326 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 03:06:59.36YgT8waU10 (3/8)

...揺れる

何かが、周りを揺らしてる?

何か...何かがそこにあるの?

そこって、どこ...

「...そ、と」

そと...そうだ、外だ

外に、何かあるのかな

...また揺れた...うるさいなぁ



安価下
1 うるさいものは止めるしかない
2 うるさいものは聞かなければいい


327以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 03:10:13.31yLm2uk9t0 (2/3)

1


328 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 03:21:10.63YgT8waU10 (4/8)

揺れと共に、遠くの方で大きな音が鳴っていた

遠く、というのがどのくらいなのかも、何で例えればいいのかもわからないけど

「うるさい...」

うるさいものは、うるさくなくさせればいい

ふとそう思った

うるさいのは、動くからだ

だから動かなくすればいい、止めればいい

「止めたい...」

私がそう思うと、何かが見えるようになった気がした

形も色もわからない...でも、きっとアレがうるさいんだ...

「止まれ...」

また、思っただけで、それが出来る気がした

うるさいのは、全部止まれ

止まれ、止まれ、止まれ



コンマ下
ゾロ目以外 痛い
ゾロ目 静かになった


329以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 03:26:10.85BQ65SU26O (1/1)




330 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 03:34:20.60YgT8waU10 (5/8)

あぁ、静かに...っ

痛い...

私は動いていない...こうなれと思い、そうなったけれど

だから私には傷なんて付いてない

なのに、チクチクと、絶え間なく痛い

「痛い...」

まだ何かあるの...何かいるの...

痛い...どんどん強くなってる

やめて...痛い...やめて...

「痛い...痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い!痛い痛い痛い!!!」

痛くするものなんて!



安価下
1 壊してしまえ
2 奪ってしまえ


331以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 03:49:14.75yLm2uk9t0 (3/3)

2


332 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 04:33:48.64YgT8waU10 (6/8)

「取り上げてやる...そんなもの、奪ってやる!」


ズキンッ


痛みが走る...今だ!奪え!

そう強く念じると、ふと歌が浮かんでくる


「Zeios igalima raizen tron」


トプンッ


その時、痛くしていたものが私のものになった、そう感じられるようになった

もっと


「Various shul shagana tron」


もっと!


「Imyuteus amenohabakiri tron」


もっとだ!


「killter Ichaival tron」


痛くするもの、全部!


「Seilien coffin airget-lamh tron」


全部全部!奪ってしまえば!


「Duplicate shen shou jing duplicate tron」


わからない、でも私を痛くしていたものが、どんどん私のものになっていくのがわかる

「っ」

まだ痛い...痛くするのが、まだ残ってる

「全部...全部!全部全部全部!」

痛いのはいやだ!だから全部奪って!



コンマ下
奇数 声が聞こえる
偶数 声は届かない


333以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 04:37:58.25JaizZUorO (1/1)

頼む届いてくれ


334 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 23:20:33.84YgT8waU10 (7/8)

あれもこれも!私の事を痛くするのは全部邪魔なんだ!

「あと少しで全部!」


ーーーーー!


「...!」

何か...聞こえた...


ーーーさん!ーーーさん!!

ーーーさん!ーーーさん!!


声...?

その時、増えていく痛みが止まるのと同時に、今度は私から何か抜けていくような、僅かな脱力感のようなものを感じていた

でもそれが気にならないほどに、その声...声達のことが気になった

「呼んでる...?...私を...私は...」

誰の声...覚えてる...はずなのに...

誰なの...あなた達は...

私を呼ぶのは...



夢姫「翠さんッ!!」

『凜音』「蒼井さんッ!!」




夢姫ちゃん...『凜音』ちゃん...

そうだ...そうです...私は...!



翠「私はッ!!」



私は手を伸ばしました
必死に、声のする方へ



翠「夢姫ちゃんッ!『凜音』ちゃんッ!」


夢姫「翠さんッ!」

『凜音』「蒼井さんッ!」



その手は...確かに繋がれて...




335 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/20(土) 23:21:14.92YgT8waU10 (8/8)

・・・


翠「...わた、し...は...はっ!」

目を開けると、そこには夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんがいました
私の身体を抱きとめるような形で

夢姫「信じてましたわ、翠さん、そちらの『翠』さんも」

『凜音』「良かったです、蒼井さん...『蒼...お、お姉ちゃん、も」

翠「『翠』...?」

そういえば、『翠』は
そう思っていると、手甲に意識が持っていかれる感覚と共に身体が分裂し、私と『翠』に分かれました

『翠』「っとっと...『私』はついでってか...なんかわかんないけど、しんどかった気がする...」

翠「...ですね」

わかることは、何故か今すごく高くて足場の無い空中にいること、ギアが解除されている私と『翠』は宙に浮かんでいるイミテーターのギアを纏う夢姫ちゃんと赤いRN式回天特機装束のアーマーを着込む『凜音』ちゃんに抱きとめられていること
あと背後にあった黒い巨大な何かが、金色の粒子となって崩れ去っていること

夢姫「覚えてませんの...?まぁでも、とりあえず今は」

『凜音』「無事に帰ってきてくれましたし」



夢姫『凜音』「「2人共、おかえりなさい!」」


私と『翠』は一瞬顔を見合わせ、2人に向き直り


翠『翠』「「ただいま!」」



コンマ下
奇数 反応兵器は使われない!
偶数 撃ったのか!?


336以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 23:26:38.76k77l0BJs0 (1/1)




337以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/20(土) 23:41:47.862I4kuPZxO (1/1)

これ日本ネリ返されちゃった?まだセーフ?


338 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/21(日) 00:21:23.300l+AUT1Q0 (1/4)

キラッ


2人に支えてもらいながら地面に降り立った私達はふと空を見上げると、空の向こうに何かが光って見えました

『翠』「アレ、何...こっちに向かってきてない?」

夢姫「まさか...」


サンジェルマン「そのまさか、反応兵器が撃ち出された」


すっと横から出てきたのはサンジェルマンさん
反応兵器って...ならあれはミサイル!?

響「翠ちゃん!皆!」

『夏菜』「一難去って、にしたって早過ぎますよ」

翠「響さん!『夏菜』さん!」

そしてサンジェルマンさんの後から近付いてきたのはガングニールのギアの響さんとミョルニルの擬似ギアの『夏菜』さんと...

『翠』「...と、他の皆は何故にギアも纏わず本気走り?」

『夏菜』「足元、見てみたらどうです」

足元?
言われるままに足元に視線を向けると

翠「ギアペンダント...?」

いくつものギアペンダントが私達の周りに落ちています
私のもの...はイミテーター以外私のポケットに入ってますし、『翠』もそう...もしかしてこれ、響さん以外の皆さんの?

『凜音』「そんなことより反応兵器、あれをどうにかするのが先です!」

そうでした、そっちのが優先です

翠「ミサイル...」



多数決安価下1~3
1 翠ちゃんにお任せ(成功率は五分五分判定)
2 サンジェルマンさんにお任せ(原作のと同様)(成功率は原作以下)
3 『凜音』ちゃんにお任せ(成功率は五分五分判定)
4 ネロさんにお任せ(成功率は一番高い)


339以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 00:29:25.02Kh8P80hj0 (1/2)

4


340以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 00:38:26.84HqeCtkXK0 (1/1)

4



341 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/21(日) 03:13:36.150l+AUT1Q0 (2/4)

***
2/3票入ったので4になります
***


あんなものがここに着けば...そうでなくとも、爆発しただけで被害は甚大
どの程度の威力かは知りませんが、皆さんの焦りようから察するにこの辺吹き飛ぶ程度ならマシ、くらいでしょうか

翠「どうしたら...」

羽衣で...いいえ、ギャグでもなんでもないのならししょーの腕力でこじ開けられる『天の岩戸』が爆発の威力で耐えられるとは思えません
他にも策はないことはないですが、確実性にかけるものばかり...

ネロ《お困りのようですね》

翠「っ、ネロさん!?」

ネロさんから念話が来たかと思うと、すぐ側に開かれたバビロニアの宝物庫の扉から本人が登場しました

ネロ「爆発したら不味いもの、その処理方法を教えてくれたのは翠さん、貴女だったはずですよ?」

翠「...あ!」

『翠』「そうだ、それなら!」

忘れてました、確かにそれなら安全です

サンジェルマン「まさか、策が?」

ネロ「ゴミはゴミ箱へ...なんて扱いしたら英雄王がキレそうですけど」

ネロさんがミサイルの方に手のひらを向けると、ちょうどミサイルの進行方向にバビロニアの宝物庫の扉が開かれました
ミサイルは真っ直ぐに一直線にその中へと入り...

ネロ「扉を閉じてっと...しばらくすれば宝物庫内の何かしらにぶつかって爆発するでしょうが、扉を開きさえしなければ問題ありません」

獅子機を処分した時のように、ですね
何はともあれ一件落着...
あ、皆さんのギアペンダント拾っておかないと


342 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/21(日) 03:14:15.990l+AUT1Q0 (3/4)

『翠』「助かった...」

『夏菜』「後はこの、翠さん達が抜けてバラバラになった神の力が星々に戻ってくれたりすれば...」



バリンッ



翠「...ばりん?」

今何か割れたような音が聞こえたような
さっきまで見上げていた方向を再び見てみると、空間に穴が開いています
バビロニアの宝物庫の扉のようなものではなく、まさに割って無理矢理開けたような穴が

アダム「しなければね、君達に感謝を」

サンジェルマン「ッ、またしても!」

そしてそこから現れたのは、自身の千切った左腕を未だに後生大事に掴んで離さないアダムさん

アダム「僕の手に...今度こそ!」

アダムさんが左腕を天高く放り投げると、そこに霧散していた神の力が集まっていきます

サンジェルマン「往生際が!」

『夏菜』「悪過ぎるッ!」

アダム「もうさせないよ!邪魔立ては!」

アダムさんが錬成陣を作りながらそう叫ぶと、私達のところに大量の水が召喚されました

響「ふっ!」

『凜音』「蒼井さん達!」

夢姫「捕まってください!」

素早く反応した響さん、そして生身のままの私と『翠』を抱えてその場をすぐに離脱した夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんはその水に巻き込まれることはありませんでしたが、反応が遅れてしまった『夏菜』さんとサンジェルマンさんは水に飲まれ、さらにその水が凍り付いたことで動きを封じられてしまいます


343 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/21(日) 03:15:33.690l+AUT1Q0 (4/4)

響「だとしてもッ!!」

夢姫「止めさせていただきますわ!コピー、ガングニールッ!!」

アダム「近づけないよ、君達だけは!」

私を降ろした夢姫ちゃんと響さんは、神の力を吸収し始めたアダムさんの左腕に向かって大きく跳躍しました
響さんの腕の装甲、そして響さんのガングニールを模倣した夢姫の腕の装甲が変形していきます
そしてそれを止めようと再び錬成陣を作り出そうとしたアダムさんは

ティキ「アダムノイケズ!」

アダム「うわっ!?」

アダム「ダイテクレナイカラアタシガダイチャウ!」

上半身のみとなったティキちゃんにまたしても纏わり付かれ、結果的に動きを封じられていました

響「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

夢姫「やああああぁぁぁぁぁ!!!」

アダム「やめろ!都合のいい神殺しなものかその力は!2千年の想いが呪いと蓄積した哲学兵装!使えば背負う!呪いをその身にぃっ!!!」

アダムさんのやけくそとも思える叫びに響さんは

響「私は歌で...」



響夢姫「「ぶん殴るッ!!!!!!」」




ドッ!!!!!!


神殺し2つ分の力により、顕現目前だったアダムさんの左腕は爆散
『夏菜』さんとサンジェルマンさんを捉えていた氷の錬金術も解け、神の力は3度目の霧散を始めました



コンマ下
ゾロ目以外 アダムとの最終決戦
ゾロ目 二度あることは三度ある
(夢姫「響さんのガングニールが有効打、ならコピーしない手はありませんでしたわ」

『翠』(そうだけど、そうなんだけど、だとしても肝が座り過ぎてない?))

(女神「『お姉ちゃん判断』!?まさかの姉属性キャラだなんて...させません!させませんよ!翠さん達の姉の座は譲りませんよ!」)


344以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 03:16:25.58zYJNAUd7O (1/1)

はい


345以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 09:47:43.20HlpvCmhI0 (1/1)

アダム「ダイテクレナイカラアタシガダイチャウ!」
ただのミスだけど急にアダムの頭おかしくなったみたいで草


346以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 09:54:45.50Kh8P80hj0 (2/2)

夢姫ちゃんが普通に戦力になっててビビる まさかビッキーと腕を壊すなんて
そういえばサンジェルマン生存ルート入った?


347以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 13:33:08.8174vEBNCA0 (1/1)

夢姫ちゃんもうそのままギア持ってた方が良いんじゃない?


348以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/21(日) 15:32:18.6673gn6tHrO (1/1)

なんだかんだ『凜音』ちゃんも舞台に立てたし夢姫ちゃんに至ってはイミテーター翠ちゃんから奪って?主役と肩並べる活躍してるし
そして2人とも翠ちゃんを助けたいってのも叶ったし
いい感じにまとまってきたな


349 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/23(火) 03:52:24.42GHj/Adl50 (1/3)

アダム「あぁ!あぁ...ぁ...」

アダムさんが必死に神の力を掻き集めようとしますが、その身に宿る事も何かを依り代とすることもなく今度こそ神の力は散っていきます
この長かった戦いも終わるはず
もちろんアダムさんを本当の意味で倒せたわけでも拘束出来たわけでもないので警戒は解きませんが

サンジェルマン「終わりだ、アダム・ヴァウスハウプト...」

『夏菜』「これ以上は何をしても無駄ですよ」

サンジェルマンさんがスペルキャスターを、隣に並んでいた『夏菜』さんも槌を項垂れるアダムさんに向けて構えます

アダム「終わり...終わりだと...愚図の出来損ない供が、寄ってたかってどいつもこいつも...わかっているのか!お前達は!手を取った気でいたとしても、所詮わかり合うことなど出来はしない!バラルの呪詛がある限り...呪詛を施したカストディアン...アヌンナキを超えぬ限りッ!」

月を破壊しても...いえ、破壊したからこそかもしれないのですが、解けることのなかったバラルの呪詛
確かにそれがある限り、残念ながら本当の意味で人と人がわかり合うことは出来ないのでしょう

響「だとしても...」

アダム「だが1つになれば話は別だ、統率者を得ることで無秩序な群体は完全体へとォ!」



響「だとしてもッ!!!」



アダム「...ん?」

サンジェルマンさんの隣に立った響さんはアダムさんを睨みつけ

響「わかり合う為に手を伸ばし続けることは無意味じゃないッ!!!」


350 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/23(火) 03:53:19.19GHj/Adl50 (2/3)

そう言い放つ彼女の周りに

クリス「あぁ!このバカの言う通りだ!」

マリア「お前が語ったように、私達の出来は良くない」

未来「時には間違いもする!膝をつく事もある!けれどその度に!」

切歌「なんちゃらの一つ覚えで何度でも立ち上がってきたのデス!」

調「諦めずに、何度でも!そう繰り返すことで一歩ずつ踏み出してきたのだから!」

翼「たかが完全を気取る程度で!私達不完全を上から支配出来るなどと思うてくれるなッ!」

翼さん達、他の装者の皆さんが並びました

翠「皆さん!これをっ!」

私が投げた皆さんのギアペンダントはそれぞれの元へ飛び、それを皆さんがしっかりと受け取ったのを確認し、私と『翠』、夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんもそこへ加わります

アダム「どうしてそこまで言える?大きな顔でッ!」


パリンッパリンッパリンッ


アダムさんは大量のアルカノイズを召喚しました


351 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/23(火) 03:54:05.57GHj/Adl50 (3/3)

夢姫「翠さん」

『凜音』「蒼井さん」

『翠』「翠」

こちらを向きただ名前だけを呼んでくる3人に私は頷き、聖詠を口にします



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
4 ミョルニル(イグナイトなし)
5 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
6 フォーク
7 アメノオハバリ
8 レーヴァテイン
9 フツノミタマ
10 わっしーセット
(1、2、5、6、7、8、9、10はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
(イミテーターは夢姫ちゃんが使用中なので使用不可)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降


352以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/23(火) 04:05:55.83wCo2/Fow0 (1/1)

1 最後ぐらい通常ギアで行こうじゃない


353以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/23(火) 07:11:08.70IsakiCP00 (1/1)

4 アメノムラクモ


354以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/23(火) 08:33:07.92PkdIUXdjO (1/1)

『翠』ちゃんが開幕から凍結ミサイル全弾発射、アルカノイズ達を凍結させる
『凛音』ちゃんもマジで戦うならNINJAに万が一に備えておくよう連絡を入れておく


355 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/25(木) 04:15:50.54JxJLWr4V0 (1/5)

「Imyuteus amenomurakumo tron」

「Stealer Imitator tron」


私はアメノムラクモのギア、『翠』はイミテーターのアメノムラクモのギアをそれぞれ纏います

『凜音』「何故わざわざイミテーターのアメノムラクモを?」

『翠』「同じの並んでるより微妙に違うのが並んでる方がレアでしょ?絵面的に」

翠「誰目線の配慮なんですか」

まぁ何でもいいですけど
生身だった装者が全員ギアを纏ったのと同時に

『翠』「開幕ブッパで行くよ!全弾発射!!」

『翠』は背中に背負ったフライユニットからいくつものミサイルを発射させました
それらは着弾し爆散すると同時に辺りにいたアルカノイズ達を冷結させてしまいます

翠「ナイスです!はぁっ!」

私達動きを封じられたアルカノイズを次々と倒していきました

アダム「お返しというわけか、ならばおかわりだ」

追加されていくアルカノイズ
ですが私も、そして皆さんも即座に対応し相手していきます

『凜音』「はぁっ!」

追加されていくアルカノイズの中にいた空飛ぶアルカノイズ
それを追いかけるように飛んでいったのは『凜音』ちゃん

翠「『凜音』ちゃん...」

『翠』とフルシンクロしていた間に共有した記憶が確かなら、あの全身を覆う青いフルプレート...というかアーマーはRN式回天特機装束
しかしそれはあまり戦闘向きとは言えず、特に武器のクロスボウに至っては矢を生成するのに少し危険な条件が必要だという話を記憶の中の『翠』と夏菜さんとエルフナインちゃんがしていたような
それに、そうでなくとも『凜音』ちゃんは戦い慣れしていない一般人、もしもがあったら...

翠「緒川さん、聞こえますか」

何かあってはいけないと、私はアメノムラクモの通信機を使い緒川さんに連絡を試みます


356 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/25(木) 04:16:40.06JxJLWr4V0 (2/5)

緒川『翠さん、大丈夫なんですか?』

翠「御心配おかけしました、ですが今はそれより『凜音』ちゃんのことでお願いが」

私は『凜音』ちゃんのRN式回天特機装束についてのこと、そして万が一の場合は『凜音』ちゃんを救出して離脱してほしいということを伝えました

緒川『わかりました』

弦十郎『翠くん、聞こえるか!』

翠「ししょー!?」

通信機の向こうで人が変わったようです、先に言ってほしいですよ心臓に悪い

弦十郎『心配はしたが、そう言った話は今度こそ無事に帰ってからするとしよう、いいな?』

翠「...はい!」

弦十郎『それと、『凜音』くん、それから夢姫くんについてだが、心配してばかりとはいかないぞ、今や君の妹弟子だ』

翠「...はい?」

えっちょっししょー?ししょー!?

『凜音』「逃がしません!」

と、そうしている間に空飛ぶアルカノイズに追い付いた『凜音』ちゃん
追っている時には背中のスラスターと掌や足の裏からのジェット噴射で飛んでいたのを追い越してからは掌の噴射を停止させスラスターと足の裏の噴射だけで空中で身体を起こし立ち上がるようにしながら後ろを振り返き、太ももの辺りに変形させて収納されていたクロスボウを取り出します

『翠』「だぁっ!...あれは!まさか使う気!?」

近くで凍ったアルカノイズを砕いていた『翠』もまたそんな『凜音』ちゃんに気付き焦り出しました
やはり止めるべき...そう思っていると

『凜音』「モードチェンジ!」

『凜音』ちゃんのアーマーが青から赤に変わり

『凜音』「せーのっ!!!」


ドゴッ!!!


クロスボウを手にしたまま、目の前に迫っていたアルカノイズを殴り飛ばしました

『翠』「...は?何あれ」

殴り飛ばされたアルカノイズはボーリングの玉のように他の飛んでいたアルカノイズ達にぶつかり、衝撃で全て爆散
赤い粒子となって分解されていきます

『凜音』「矢が使えないなら弓で殴ればいい...ですよね、司令さん!」

ししょー何教えてるんですか!?


357 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/25(木) 04:17:11.61JxJLWr4V0 (3/5)

・・・


アダム「使わないのかい?エクスドライブを...いや、使えない、ここには無いからね!奇跡を纏えるだけのフォニックゲインが!」

響「はぁっ!!」

アダム「乗るなよ、調子に!」

響「ハアァァッ!!!」

アダム「っ!」

残り僅かになっていたアルカノイズを片していると、少し離れたところでは響さんのフルパワーな拳がアダムさんのバリアを砕いていました

未来「届いた!」

サンジェルマン「あぁ、だが...」

煙が晴れるとそこにあった光景は

響「左腕!?」

響さんの拳を、失った筈の左腕で受け止めるアダムさんの姿
しかしそれは千切った腕の残骸があったわけでも、無かったことになるダメージにより元通りの腕が復活していたわけでもなく
人の腕の形とはかけ離れた黒く大きな腕が生えています

響「うわぁっ!」

未来「響!」

投げ飛ばされた響さんを未来さんが受け止めていると、アダムさんは目を赤く怪しく光らせました


358 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/25(木) 04:17:44.33JxJLWr4V0 (4/5)

アダム「そうさ、失っているのさ、僕は...だから保っていられないのさ、僕は...僕の完成された美形をぉぉぉぉぉ!!!!!」

まるでバリアフィールドのように内側から波動を発生させたアダムさん
その身体は左腕と同じように黒く、そして肥大した姿へと変わっていきます
服は弾け、尻尾が伸び、目はいくつにも増え、口は尖り、頭には大きな角まで
その姿はまさしく

翠「悪魔...」

黒山羊、バフォメットを思わせるものでした

アダム「知られたくなかった、人形だと...見せたくなかった、こんな姿を...だけどもう...頭に角を頂くしかないじゃないか!僕も同じさ!負けられないのはッ!!!」

あれが、アダムさんの真の姿...

響「人の姿を捨て去ってまで...」

切歌「何をしでかすつもりデスか!?」

アダム「務まるものか、端末と作られた猿風情が」

端末...?

アダム「わからせてやる、より完全な僕こそが支配者だと...その為に必要だったのさ、彼らと並び立てる神の力が」


ひゅんっ


翠「っ、速い!」

その巨体とは裏腹に目にも留まらぬ速さ

響「がっ!?がはっ」

未来「きゃあっ!」

夢姫「っくぅ!」

『翠』「ぐぅっ!」

次々と装者達を殴り飛ばしダウンさせていきます


359 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/25(木) 04:18:15.95JxJLWr4V0 (5/5)

翼「あぁっ!」

『夏菜』「こうなったら空に、うあっ!」

『凜音』「間に合わ、きゃんっ!」

翠「羽ごろ、がふっ!」

羽衣を使おうとした私も例に漏れず、アダムさんの振るった尻尾を受けてしまいました

サンジェルマン「ぐっ、がぁっ」


ジリリリリン!


切歌「何でこんなところに電話が!?」

切歌調「「あぁっ!!」」

クリス「くそったれ!」

マリア「よくもっ!」

クリスマリア「「ぐあぁっ!!」」

一瞬、たった一瞬での形勢逆転
13人もいた装者と錬金術師が、たった数秒の間に全員床に寝かされてしまいます



多数決安価下1~3
1 それでもと抗う
2 気休めのイグナイト
3 一か八かのS2CA応用(最高純度でないので原作より成功率は低め)
4 翠ちゃんのいくつかの案という名のオリジナル展開(どれになるかはコンマ判定)(成功率超低め)


360以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/25(木) 12:48:46.95vwCrgj4tO (1/1)

1
一時的な鯖落ち?で書き込めなかった…
記念品の花からエネルギーを分けてもらう的な展開無理?


361以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/25(木) 14:06:24.71ob4ElPEX0 (1/1)

だとしても1


362 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/26(金) 04:12:19.70I5jkM4IX0 (1/3)

***
2/3票入ったので1とします
***

翠「くっ...ぐぅ...っ」

わかっていたつもりでしたが、ここまでのアダムさんはあれでも力をセーブしていた...ということでしょう
流石4期ともなるとラスボス(ですよね?)の真の力(ですよね?)が強大過ぎます
原作と比べてこちらの数は装者その他合わせて倍近くいるというのに、こんなにも圧倒されるなんて

響「力負けている...」

今ある切り札はイグナイトくらいです
けれどあれは時間制限付き、失敗すれば強制ギア解除の後しばらくギアそのものすら使えず今度こそ立ち向かう術を失います
私と『翠』、それにマリアさんのように複数ギアを所持しているのなら話は別ではありますが、理論上可能というだけで実際今それをやろうとしても体力が持ちません
エクスドライブモードも『翠』はどうやら一人で発動させる無茶でデタラメなカラクリを思い付いたようですが、時間がかかる方法では途中横槍を入れられてしまいます

サンジェルマン「...まだだ...だとしても、だろう...立花響」

響「サンジェルマン、さん...」

アダム「返そうか、先の言葉を...終わりだ、君達は」

響「がぁっ!」

未来「響っ!」

立ち上がろうとする響さんを蹴り飛ばすアダムさん
響さんは再び地面に倒れてしまいます

サンジェルマン「ま、だ...」

アダム「どちらかな?往生際が悪いのは」

サンジェルマン「ぐぅっ、かはっ...」

同様に立ち上がろうとし蹴り飛ばされてしまうサンジェルマンさん


363 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/26(金) 04:12:51.15I5jkM4IX0 (2/3)

アダム「失敗したよ、今回は、認めよう...だがやり直せばいい、君達を消して、今度こそ邪魔が入らないように、僕一人の手で!」

ビリビリと空気を伝い響いてくるアダムさんの宣言
この人...いえ、この敵は本当に原作でも現れるのでしょうか
本当に原作では倒せているのでしょうか
この状態で、あの圧倒的な力を圧倒出来る方法が存在するのでしょうか

響「...だと、してもぉぉぉっ!!!」

...いいえ、そんなこと考えてもわからないものはわかりません
そう、今やれるのはこの逆行にそれでもと立ち上がること、逃げることなく立ち向かうこと

翠「っはぁ、はぁ...だと、してもと、抗うこと、だけっ!」

マリア「この程度の、痛み...」

『夏菜』「負けることの、苦しみに比べれば...」

クリス「何とでも、なるってんだ...」

切歌「何度蹴られたって...何度倒されたって...」

調「諦めたりなんて...しない...」

未来「負けたりなんて...しない...」

翼「例え万策尽きたとしても...」

『翠』「一万と一つ目の手立てを...探すだけっ!!」



コンマ下
奇数 通常ギアで頑張って
偶数 神樹様「じゃ、じゃあ777日記念ということで」


364以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/26(金) 04:21:27.498eawWF400 (1/2)

回る光はプラネット


365 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/26(金) 04:29:54.71I5jkM4IX0 (3/3)

満身創痍と言ってもいいような状態
仮に一万の手立てがあったとしてもそれすら実行出来そうにないような状態ですが

アダム「...まだ折れないか、その心...降り砕いたと思ったけれどね、いい加減」

私達は、立ち上がります



どう戦う?安価下
(通常ギアのみ!(ギア複数持ちがギアを変更するのは有りです))


366以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/26(金) 08:32:13.47Yl0AquDTO (1/1)

『翠』ちゃん、アクスレピオスを思い出しコピーすると同時に決戦仕様のフライトユニットで飛び回り自分を含む装者達やサンジェルマンを回復させる
試練で得た経験を活かして攻撃回避→腕や尻尾を弱い部分を狙って斬り落とす


367以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/26(金) 10:13:06.849Co+8UJ/O (1/1)

『翠』はアクスレピオスの後にイミテーターを銀のギアモードの99カウントに移行、みんなにアダムの隙をなんとか作るようにお願いし1撃に全てをかける


368以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/26(金) 10:41:23.258eawWF400 (2/2)

翠と『翠』、手を繋いで深呼吸して心を合わせてからアダムに突撃
アダムが攻撃の素振りを見せたらすかさずキネクリ先輩とサンジェルマンが眼を狙撃して破裂させ、更にきりしらが隙を突いて尻尾を、つばマリが手の関節部分を慣性つけて切断
トドメに顔面へビッキーの合体ウルトラソードを突き刺す(ビッキーの一押し付き)



369以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/26(金) 15:18:56.53h65rgFleO (1/1)

夏菜の硫酸グレネードを夢姫やクリスが狙撃、アダムの全身にかかるよう硫酸を浴びせて攻撃を通りやすくしておく
装者達とサンジェルマンは【攻撃の手段を封じる(切断する)】【怯ませるかダウンさせる】をコンセプトに立ち回ろう 避け切れないと見た攻撃はガード!


370以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/27(土) 09:53:37.449iVCvXoM0 (1/1)

八岐大蛇にアダムの腕を機能不全に、あわよくば破壊してもらおう
最終的に尻尾、両手、片腕、眼球の破壊が目安?


371以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/28(日) 18:31:30.35nioE3Af10 (1/1)

(あれ?神樹様の力が狙われるフラグ立った?)


372 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/28(日) 23:47:46.721oKmB39C0 (1/1)

***
(現在戦闘シーン調整中です、もうしばしお待ちください、なお安価の募集は一応まだ大丈夫です(そのときはその分を追加して再調整します))
(とりあえず今日という日が終わる前に奏さん誕生日ボイスとXV4話感想です)

翠「今日は奏さんの誕生日!早速皆さんとサプライズパーティーの準備...をしたいのに朝から本人が霊体なのをいいことにあっちこっち壁もすり抜けてうろうろしててやりにくいです...もうこれ多分バレてますしサプライズにしなくていいんじゃないですかね」

『翠』「奏さんへのプレゼント...っていっても幽霊が使える物となると限られてくるし、身体を貸すのは普段からやってるし...むしろ憧れの奏さんに何かプレゼントしようっていうのが烏滸がましいのでは?」



女神「わかり合うってつまりそういうわかり合うという!...あ、じゃなさそうですね...ふぁっ!?あっ...あぁあ...語彙力が死ぬ...響さんはやはり主人公ですね...ライブ行きたかったです...」)

***


373以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/29(月) 00:51:56.32tJojznVh0 (1/1)

万が一に備えて勇者ギア纏う準備をしておくのって可能ですか?


374以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/07/29(月) 02:47:03.09tUNyySOiO (1/1)

勇者ギアに関してはコンマ判定もしたしだめじゃね?


375 ◆BT63SEH4KsDo2019/07/29(月) 12:08:18.09RxV8otB90 (1/1)

***
勇者ギア使用に備える、勇者と話す等は可能とします
が、実際に勇者ギア使用に踏み切ることは不可能、不採用とさせていただこうと考えています

園子「そういうわけなんよ~」

***


376 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:20:46.20fhRqfxLA0 (1/7)

・・・


翼「はぁっ!!」

マリア「たぁっ!!」

駆け出した私達は各々の武器を手に、アダムさんを倒すべく動き出しました

アダム「足りていないよ、火力が」

ただ無闇に攻撃しても通じない、そこで誰が言い出したわけでもなく自然と共通の認識となっていたのは『部位毎に付け根や関節を狙い、切断によって攻撃の手段を封じる』ことと『怯ませるかダウンさせるまで攻撃を止めない』ことです

『夏菜』「歌代さん!雪音さん!今です!」

クリス「行くぜ、ロックオンっ!!」

夢姫「行きますっ!」


『『RED HOT BLAZE』』


クリスさんとイチイバルを模倣した夢姫ちゃんが今撃った夏菜さん特製スナイパーライフル
その弾の弾頭には強力な硫酸が凝縮されているらしく、受けたアダムさんの表皮が煙を上げながらややただれ始めました

アダム「荒れるじゃないか、僕の肌が...それとも皮肉のつもりか?美形を保てなかったこの身体にぃっ!」

クリスさんと夢姫ちゃんの元に瞬時に移動したアダムさん
2人に容赦なく体当たりを仕掛けます

クリス「がっ...」

夢姫「くっ...!」

『翠』「2人ともっ!」

吹き飛ばされた2人を空中で抱き留めたのはフライユニットで空を掛ける『翠』

アダム「ふんっ!」

『翠』「っと、甘い!」

アダム「っ、やってくれるじゃないか」

標的を『翠』に変えたアダムさんが拳を突き出すと、それを予期していたかのようにクリスさんを抱えた方の手に握っていた刀の刃で受け流して避けた『翠』はそのままアダムさんの腕の関節を斬りつけながら距離を取りました


377 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:21:53.59fhRqfxLA0 (2/7)

アダム「だけどないよ、次はッ!」

アダムさんは今度こそと3人纏めて殴り飛ばそうとします
そのスピードはさっきの攻撃よりはるかに速く、流石の『翠』でも避けきれない、完全に3人を捉えた...

アダム「何...?」

そう思われた拳は空振りに終わりました

いえ、アダムさん視点では『何故か』空振りに終わりさっきまでいたところと少しズレた場所に3人が現れた、という風に見えたことでしょう

翠「上手くいってますね...」

今のカラクリは簡単です

未来「バッチリだよ」

『凜音』「は、はい...緊張しました...」

『凜音』ちゃんのRN式回天特機装束の青い状態のモードに搭載された怪電波を使い、アダムさんの視界から得られる情報を僅かに狂わせた、ただそれだけのこと
そしてその『凜音』ちゃんは腰に抱きついた未来さんが2人纏めて透明化しているので、場所を見破られるか運悪く流れ弾でも当たらない限り攻撃を受けることは恐らくありません
サーモグラフィーを始めとしたあらゆるセンサーに引っかからない神獣鏡の透明化なら

『翠』「残念でしたっと!」


『緋ノ一閃』


そんなカラクリで難を逃れた『翠』はオマケとばかりにアダムさんの尻尾に向けて斬撃を放ちながら夢姫ちゃんとクリスさんを安全圏まで運びます

『翠』「2人ともしっかり...コピー・アスクレピオス!」

そしてイミテーターで模倣するものをアメノムラクモからアスクレピオスに変更し
、エメラルドグリーンの光で2人の傷を癒しました

クリス「おう、サンキュー」

夢姫「感謝致します」

『翠』「じゃあ『私』行くから」

そして今度はアダムさんによって傷付けられた他の装者の皆さんやサンジェルマンさんのところへ
このまま順々に傷を癒していくのでしょう


378 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:22:24.36fhRqfxLA0 (3/7)

さて、私も

翠「セイヤーッ!!!」

切歌「デェスッ!!!」

調「はぁっ!!!」

私は切歌さん調さんと共に3つの斬撃を重ね、アダムさんの肩を狙います

アダム「知ったはずだよ、効かないと」

硫酸で柔らかくなった表皮であっても、元が硬いだけあってほんの僅かに斬撃が食い込んだのみ
ですが、食い込みはしたわけで

響「だぁぁぁっ!!!!」

アダム「ちぃっ、忌々しい神殺しがっ!」

サンジェルマン「余所見などさせるものかっ!」

私達がほんの小さな切り口を入れた脚の元に響さんが向かってきたのを退けようとしたアダムさんに対し、他に気を向かせようとサンジェルマンさんがその顔に向けて何発も撃ち込みました
そしてサンジェルマンさんの目論見通りアダムさんがサンジェルマンさんの攻撃に気を取られた隙に響さんはアダムさんの肩の切り口に手を突っ込み

響「うおおぉぉぉぉっ!!!!」

アダム「ガァァァッ!?!?」

引き千切る勢いでその切り口を開かせていきました
アダムさんの悲鳴と共に切り口...というか傷口からは機械のような配線ではなく、黒っぽい血のような液体が噴き出します

アダム「ッグウゥッ...」

肩の傷口は徐々に治ってきているようですが、ダメージが大きかったのかその回復スピードは速いとはいえないものでした


379 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:23:10.32fhRqfxLA0 (4/7)

『翠』「今なら...翠!来て!それと皆は時間稼ぎお願い!また動きそうになったら隙を作らせて!!」

翠「『翠』?...皆さん!お願いします!八岐大蛇もっ!」


『逆巻ク大蛇』


『翠』は何か作戦を思い付いたのか、呼ばれた私はとりあえず悩む時間すら惜しいので八岐大蛇を呼び出しアダムさんに向かわせつつ言われるがまま『翠』のところに

翠「いい案が?」

『翠』「銀色のギアを使う」

銀色の...イミテーターに搭載された謎の機能のことですか
まだほとんど解析も出来ておらず、わかっているのは全体的に模倣したギア等の形状に変化する通常のイミテーターと違い、イミテーターが銀色に染まった上模倣したギア等の繰り出そうとした技や能力に該当した装甲のみにそのギア等のカラーリングのエネルギーが収束し再現されること
そしてもう一つ

『翠』《あの状態なら模倣したシンフォギアの威力をオリジナル以上に出せる、ほとんどフォニックゲインも無しに絶唱レベルのものを...そうだよね?》

通信越しに本部のししょー達に聞かれるのを防ぐ為か、念話で続きを話し始めた『翠』
私も念話で返した方がいいでしょう

翠《そうですけど》

『翠』《なら、絶唱のフォニックゲインを与えたらとんでもないことになると思わない?》

...なるほど、確かに

『翠』《人手の問題で『私』達2人分だけだけど、悪くないとは思うんだ...どうよ》

翠《...いいでしょう、乗りました》

どちらからともなく頷き、私と『翠』は手を繋ぎます
真っ直ぐ前を見据えると、視線の先ではクリスさんとサンジェルマンさんがアダムさんの目を、切歌さんと調さんが尻尾を、翼さんとマリアさんが腕を狙い、そして他の皆さんと八岐大蛇もそのサポートにまわっていました
皆さんが私達を信じて戦ってくれています


380 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:23:50.89fhRqfxLA0 (5/7)

『翠』「モードチェンジ」

隣にいる『翠』のイミテーターのギアが濁り気味の銀色へと変わり、そして両腕が響さんのガングニールであるオレンジ色のエネルギーを纏いました

『翠』「行くよ」

翠「えぇ」

私達は深呼吸をし、そして絶唱を紡いでいきます


「「Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el baral zizzl...」」


ッ!!!
歌い始めたばかりだというのに、全身が悲鳴をあげる程の痛みが走り始めました
ですがそれを引き受けさらに制御している『翠』の苦しみはもっとのはず
根なんて上げられません
例えししょーの制する声が通信から聞こえて来ようと

翠《銀色のギアの制限時間は99.9秒、つまり1分39.9秒!ギア2つを模倣している分さらに短くなっているはずです》

『翠』《わかってる、絶唱もしてるからか一気に減って後1分もないよ!》

翠《絶唱は大体35秒前後で残り20秒弱!銀色のギアが解除されるまでの30秒余りでカタをつけないといけませんよ!》

私も『翠』も緊張で繋いだ手により力が込められてしまいます
失敗は許されません


クリス「はぁっ!!」

サンジェルマン「そこだっ!!」

アダム「ッ!!!」


遂にクリスさんとサンジェルマンさんがアダムさんの目を撃ち抜いて破裂させ


切歌「マストダーイッ!!!」

調「やぁっ!!!」

八岐大蛇「...!!!」

翼「はぁっ!!!」

マリア「たぁっ!!!」


切歌さんと調さんが尻尾を、翼さんとマリアさんと八岐大蛇が腕を断ち切り


「「Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el zizzl」」


皆さんが時間を稼いでいてくれる中、私達の絶唱は終わり...


381 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:24:31.80fhRqfxLA0 (6/7)

『翠』「束ねて制御ッ!!」

完成したのは私達のS2CA

翠「皆さん道をッ!!」

心を合わせ同時に走り出した私達は皆さんが隙を作らせてくれて道を開けてくれたところを一気に駆け抜け

アダム「避ければ何も...ッ!?」

八岐大蛇「...」

翼「私達とて、短い付き合いではない!」


『石化』

『影縫い』


八岐大蛇の石化ビームによって足を石化させられ翼さんの影縫いで地面に縫い付けられたアダムさんの顔面ど真ん中に向けて私達の繋いだ手の拳を突き出しました

翠『翠』「「ハァァァァァッ!!!!!!!!」」


ドンッ!!!


アダム「グッウゥ...!」

絶唱×絶唱×2のフォニックゲインを乗せた拳はアダムさんの顔に大きくめり込みます
が、これで終わりじゃありません

翠『翠』「「まだぁぁっ!!!!!!!!」」


『『ウルトラソード』』


私達の拳の先からフォニックゲインが巨大な剣の形に固定化され、硬いアダムさんの顔にメキメキとヒビを入れていきます


382 ◆BT63SEH4KsDo2019/08/01(木) 04:25:36.18fhRqfxLA0 (7/7)

アダム「ァアアアアッ!!!」

翠「あと、もう一振りぃぃぃぃっ!!!」

そう、あともう一振り
もう一振りの力を



響「ハァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!」


ドンッ!!!!!


私達の拳のすぐ上に繰り出された響さんの拳
それはウルトラソードの柄をより強く押し進め、さらに響さんのガングニール...神殺しの力がウルトラソード全体へと浸透していきました


響翠『翠』「「「アアアアァァァァァァァァッ!!!!!!!!」」」

アダム「ゥオオオオオオオオオオ!!!!!」



翠ちゃん達コンマ下1
アダムさんコンマ下2
(神殺しボーナスとして翠ちゃんたちのコンマは×4)
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら相打ち引き分けです(続行か否かは後に判定))


383以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 05:22:01.03ZQLecJIA0 (1/2)

ほいさ


384以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 05:23:04.495Bc+ftbIO (1/1)

(察し)


385以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 05:39:12.92ZQLecJIA0 (2/2)

…はい

だから…言ったじゃねえか…
翠ちゃんのコンマ運終わってるってよ…


386以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 11:58:18.24RzUYC7KXO (1/1)

千景の勇者の加護発動出来るならワンチャン


387以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 12:11:02.59VPpH/vJ50 (1/1)

4倍補正でこのザマである


388以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2019/08/01(木) 14:41:31.72csUQgGzA0 (1/1)

なんか色々無茶してるから手甲とかめっちゃひび割れてそう