1【59】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:44:41wLT (1/1)

開拓者「俺は開拓者」

開拓者「何もない場所に、家を建てて人を集め、町を作る……それが俺の仕事だ」

開拓者「少し優秀な人材が集まり過ぎて、俺の存在感が薄れているが、おかげで村は発展した」

開拓者「町の完成まであとわずか。最後まで頑張ろう」


2【79】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:45:01wLT.lb.ii (1/7)

このスレは

開拓者「安価の力で町を作る」
https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1539250349/

開拓者「安価で村を育てて町を作る」
https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1544103725/

の続きです


3【47】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:45:12wLT.lb.ii (2/7)

あらすじ

ターン1~9 拠点期
何もない所に新たな町を作るため、小島が点在する海域にやってきた男、開拓者。
遭難していた鉱物学者や、自給自足できる村を作りたい海賊達と協力してサバイバル生活を送る。
島にあった神殿で謎の女性を拾った辺りで、生活が安定し始めた。

ターン10~22 集落期
開拓者たちは海賊の村がある大きな島に移住し、そこで開拓作業を続けた。
海賊村と合併する事になったが、それを良く思わない一部の野蛮な船乗りが反乱を起こした。
開拓者は反乱側のトップと共に大穴に落下し行方不明になる。

ターン23~34 村期
開拓者がいなくなった後、集落時代の初期からいたメンバーが仕事を引き継いだ。
市場島で作業服を売り、異空間で採った岩塩を王国へ輸出し、酒造技術を磨いて酒場を開き、村は少しずつ発展した。
しかし島を訪れた帝国軍に、村を事実上占領されてしまう。

ターン35~43 田舎村期
開拓者が拾った謎の女性と、帝国の開拓団の団長によって、村はどんどん異様な世界観に飲み込まれた。
一方で、村の産業は確かに発展を続けた。
その裏で、海賊村のまとめ役であった船長が帝国から解放されるための工作を開始。
王国と共和国、そして生還した開拓者によって、最終的に帝国は開拓村から手を引いた。

ターン44~51(現在) 村期後半
海域に存在する古代人のオーバーテクノロジーを研究するため、秘密結社が上陸。
結社の支援を受け、開拓が再開された。
付近の村との合併、奴隷の大量購入を通して人口が増えつつある。
長く続いた開拓も大詰め。
町が完成した時、開拓者は……?


4【19】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:45:45wLT.lb.ii (3/7)

現状

※町になる時に、少しコンパクトに修正します

称号:住みやすくなってきた村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・村役場Ⅱ……村の集会場。名簿の管理と、住民の要望を聞く役割も担う。
・漁港Ⅱ……入り江に設けた小さな港。水産物の加工・保管所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・大砲……入り江を防衛するための兵器。基本的に賊へのアピール用。現在は2門ある。
・近代港……木造住宅地に面した港。非常に広く、利便性が高い。灯台や倉庫も備える。大型蒸気船が停泊している。
・藁葺き住宅街……のどかな農村の雰囲気を残した約400棟の住宅群。漁港に近い。
・木造住宅地……素朴な約100棟の住宅群。近代港に近い。
・道路……中心部と住宅地は石で舗装されている。
・上水道Ⅱ……湧き水はろ過槽を通って村の各地へ運ばれる。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場×3……一棟あたり一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……ブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……豚三頭とアヒル一羽が放牧されている。畜産物の加工場がある。牧草を植えた。
・羊舎……羊が一匹で気ままに過ごしている。
・鶏舎……約40匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……10頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用、製油所用、発電用の計三台。
・紡績工房Ⅱ……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蜘蛛などを飼っている。養蚕小屋が併設された。
・木工工作所Ⅱ……木工に必要な設備が揃っている。主に家具を製作している。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋Ⅱ……様々なデザインの服や靴、帽子を作る作業場。店舗もある。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。
・薬局……製薬と処方を行う施設。


5【80】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:46:04wLT.lb.ii (4/7)

●その他施設
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・病院……二階建て。ベッドが多い。文明的な医療器具がある。
・酒場Ⅲ……落ち着いた雰囲気の店、宴会向きの店、男性向けの店がある。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。

●主な住民
・開拓者……プレイヤー1。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……プレイヤー2。神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。
・リーダー……プレイヤー3。建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……元は海賊村の奴隷だった少女。現在は王国で話題の作曲家。手芸が得意で、虫が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳が生えた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……元行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……斧やハンマーの扱いに長けた少年。今はデザインの仕事もしている。
・ベル……ちょっとネガティブな皆の妹分。保護者のヤギはハイスペック。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●専門家
・船長……軍事とスポーツ。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・シュシュ……製薬。可愛いものが好きで、意外と力持ち。
・機械技師……機械。老いているがベテランの知識と経験を持つ。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。筋肉を見れば他人の適職を診断できる。
・電気技師……発電と電球の専門家。
・刀鍛冶……製鉄。刀を専門にする職人だが鉄の加工全般が可能で、剣術や金の加工にも精通する。
・こけし……木工。アミ&ミコのファン。インドア派で同類の友人が多い。
・ルアー……水産。声も体格も大きいが魚や猫が自然と寄ってくる。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。


6【40】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:46:32wLT.lb.ii (5/7)

●村の生産品
・農産物……小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、ベリー類、リンゴ、ブドウ、甜菜、メープルシロップ、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ など
・特殊作物……巨大麦、鉄塊米、金塊米、銀塊米、チョコーヒー、改良型リラックスコットン、シナモンベリー、スイートトマト、抗体草
・畜産物……肉類、革類、卵(鶏・アヒル)、牛乳、山羊乳、乳製品、羽毛、羊毛、羊皮紙、蜂蜜、絹、スパイダーシルク
・その他食品……マグロ・サバ等、甲殻類、貝類、醸造酒、蒸留酒、大豆加工食品、調味料類
・鉱物……銅、錫、銀、金、水晶、硫黄、岩塩

●ステータス
人口:約630人
Lv.1…造船,演劇,スポーツ,魔法学 Lv.2…育種,酪農,林業,芸術 Lv.3…木工,陶器,製薬,金運,金融,ペット,軍事
Lv.4…畑作,牧畜,鉄鋼,化学,教育,虫飼い Lv.5…水産,鉱業,歓楽 Lv.6…グルメ,音楽,異界探査 Lv.7…石工 Lv.8…建築,酒造,医学 Lv.9…衛生 Lv.10…鉱物学
Lv.11…服飾
特産:ワイン、シルク 名物:バターパン・リゾット 名所:酒場 主産業:養蚕

●地理
・温室村……船で12時間かかる。温室で熱帯フルーツを栽培している。
・猫神村……船で14時間かかる。今はネコだけが住んでいる。
・酒蔵島……船で15時間かかる。酒蔵が名所ののどかな村がある。
・インゴット島……船で16時間かかる。カタパルト王国との交易ができる。
・サウスカタパルト港……船で1日かかる。カタパルト王国本土の港町。
・職人村……船で19時間かかる。バリスタ帝国の東端であらゆる材料と職人が揃っている。
・市場島……往復1週間の距離にある。様々な国や村が商品を売買している。紳士が物産品店を出している。
・シーガル港……ウミガメ必須の距離。リーガル共和国西部の港町。
・ユビサキ諸島……ウミガメ必須の距離。オフトニア南東の南極圏。

●タイムホール
・古代都市……生物改変研究センターの一室に出る。失われたテクノロジーが残されている廃墟。
・機械時代……赤い金属で構成された機械だけが存在する時代。倉庫として利用している。
・光の廃棄場……あらゆるものが有害な光を放っている。住民が投げつけてくるパイを浴びれば安全。
・生物の廃棄場……危険な生物とゲーム感覚で戦える。古代の有用なアイテムと金貨がドロップする。
・塩湖……海が干上がって塩湖が出来た未来。岩塩の採掘場として利用している。
・小惑星……緑色の人型生物がいる小惑星。特に用事は無い。


7【2】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:46:41wLT.lb.ii (6/7)

●国際
・カタパルト王国……砂漠の国。王を筆頭に優しい国民性で、香水や服飾、芸能産業が盛ん。
・リーガル共和国……法学や博物学が発展した学問の国。開拓村にも多くの研究者が来ている。
・バリスタ帝国……今勢いのある侵略国家。一時期開拓村を占領していた。
・オフトニア……北極と南極を領土に持つ極寒の国。医学に長ける。
・光の国……大オード帝国。光に関する技術だけやたら発達している。鋼の国と同盟を組んだ。
・鋼の国……大福餅帝国もといテッパン国。製鉄技術が進んでいる。光の国と同盟を組んだ。
・道王朝……シルクと陶磁器が売りの国。ここが鋼の国に宣戦された影響で、開拓村のシルクの需要が爆上がりした。
・エビ都……大量生産の国。全然関わりが無い。
・カチクスタン……その名の通り牧畜が盛んな国。あまり関わりが無い。
・バンジー連邦……熱帯のリゾート国家。元奴隷はここの出身が多い。
・ポジティア国……楽天家の国。開拓村の宣伝を行った。
・トレーダ王国……商業大国。開拓村の宣伝を行った。


8【79】 ◆CpUz7d.S3o19/02/21(木)01:47:18wLT.lb.ii (7/7)

巫女(プレイヤーキャラ)の職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)、宝石加工(一般的な宝石)、染物、皮革(靴・カバン)、装身具(眼鏡・帽子・アクセサリー)

仲良し度
三つ編み★14相当 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 バニーガール★6 医者★5 赤髪★4.5 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 シュシュ★2 タンクトップ★1 おかっぱ..9歳 天..9歳

学生(住民)の知識
料理(一般)、経済学(基礎)、商学(基礎)、医学(全般)1/2、受験勉強中


9【68】 ◆CpUz7d.S3o19/02/22(金)02:48:50lcX.qi.dm (1/1)

開拓者「宣伝の効果が出るのは来週以降だろう」

開拓者「貨幣や税制などの仕組みは、移住希望者が集まってからでいい」

開拓者「他に、移住者が来るまでにやっておく事は何があるか……」


開拓者が町作りを行います(労働者や学生への教育、目標の設定、ほか何でも)

安価↓1


10【11】19/02/22(金)03:31:07uy8.qi.oq (1/1)

村の規範の明文化


11【47】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)14:02:17sQf.lo.gh (1/17)

開拓者は役場に数人の住民を集めた。

こけし「何の集まりですか……」

学者「村のルール作りって聞いたけど」

開拓者「ああ、正しく表現するならば、規範の明文化だな」

開拓者「開拓村には様々な地方からの出身者が集まり、今後さらに増える予定だ」

学者「何が良くて何が駄目なのか、共通の基準を決めておこうってわけだね」

開拓者「そうだ。法律のような拘束力はない」

宣教師「ではまず私から一つ提案がございます」

宣教師「共和国と王国の道徳を参考にし、共通する部分はそのまま採用するのはいかがでしょうか?」

開拓者「いや、その必要はない。実はすでに迷う余地のない規範はリストアップしておいた」

刀鍛冶「『人を脅したり暴行したり殺したりしてはいけない』『人の所有するものを盗んではいけない』」

医者「『子供、高齢者、動物に優しくする』。まるで学校のしつけだ」

開拓者「重要だぞ。老人を山に捨てに行く文化もあるんだからな」

学者「このリスト、全然足りないと思う。宗教、婚姻、相続、労働関係の事が何も決まってない」

開拓者「そのことだが……」

開拓者「ここに集めたのは、共和国、王国、一神教国、遠方の国(、そして結社)の代表だ」

開拓者「しかし、村にはトレーダ、バンジー連邦、猫神村、光の国の出身者に加えてエルフなんてのもいる」

開拓者「そこで、前もって許可して欲しい事と禁止して欲しい事のアンケート調査をしておいた」

こけし「意見が割れた、と……?」

開拓者「ああ……ここまで意見がバラバラだとは思わなかった」


12【98】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)14:02:42sQf.lo.gh (2/17)

開拓者「バンジー連邦出身者から数多く寄せられた意見がこれだ。『同性婚禁止』『18歳未満の婚姻禁止』」

学者「うっわ、ピンポイント」

宣教師「結婚とは子供を産み育てるための制度。未成年の出産は危険。私は立場上同意しますが……」

医者「後者は採用すべきだ。恐らくコウノトリはもう赤子を運んでこない」

開拓者「同じくバンジー出身者から『女性が働きに出る事を禁止』。ずいぶん保守的な国民性だな」

こけし「愚かですね……。アミさんと巫女さんで村の総生産の9割を担っているというのに」

開拓者「9割は言い過ぎじゃないか? 岩塩とかワインとかあるだろう」

開拓者「出自に関係なく多かったのが『労働の義務』。サボり禁止だな」

刀鍛冶「そこは万国共通か」

開拓者「変な奴もいる。『鳥獣との子作りの許可』。ヤギの世帯がある事を理由に挙げているが、無理がある……」

学者「ん? この3つ、筆跡が似てる。出身地も書いてない」

医者「『女性同士では子供が出来ないので同性婚禁止』と『サボり禁止』か。他の主張はまだ普通だな」

こけし「……!? おかっぱちゃんが危ない……!」

開拓者「なぜだ?」

学者「あっ……。これって要するにおかっぱちゃんはコウノトリの子供という事になり、よく一緒にいるサボりのお兄さんを引き離す事により……」

開拓者「『子供、動物に優しくする』だ! ほら、役に立っただろう!」

こけし「彼には私からきつく言っておきます……」

開拓者「お、おう。そいつお前の友人なのか……」

医者「開拓者。『強姦の禁止』だ。この村には被害者に加えて前科持ちもいるぞ」

開拓者「ああ、暴行とは別に明文化しておくか。殴ってないからセーフだなんて主張するアホが現れないようにな」


13【38】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)14:03:03sQf.lo.gh (3/17)

開拓者「『人身売買の許可』を求めている奴もいる」

開拓者「人身売買を許可すると労働力を確保しやすく人口増加と経済発展につながる。雇用や人材派遣も本質は同じ」

開拓者「生存権および自由権は奴隷の待遇に基準を設ける事で保護するべき……という意見だ。紳士かシルク商人だな……」

宣教師「一理あるように聞こえるのが性質が悪いですね」

学者「要するに一部の住民の職業選択の自由が制限されるって事か」

刀鍛冶「俺の祖国や周辺国も近年までそうだった」


開拓者「『有事の際には全住民が力を合わせて村を防衛する』。立派な心掛けだが、徴兵だな」

学者「共和国は徴兵してるよ。でも大学に入ってれば免除される」

開拓者「『お互いの合意がある場合に限り重婚の許可』。お互いが合意しても一人目の配偶者は絶対嫌だろう……」

こけし「王国では一夫多妻の家もあります、ただし富裕層に限る……」

規範の調整は難航し、ランプを点けて徹夜で話し合いは続いた。


開拓者「何とか、形にはなったか……」

宣教師「労働者の方々がこの長文を読むでしょうか?」

開拓者「原本は役場で保管しておき、写しはカウンターに置いておく。刑罰などは規範を元に役場で話し合って決める事にする」

開拓者「労働者向けに、分かりやすい標語が必要だな」


14【26】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)14:36:02sQf.lo.gh (4/17)

学者「標語?」

開拓者「なんちゃら・かんちゃら・うんちゃら、と三つ並べるあれだ」

学者「金・女・暴力 的な?」

開拓者「単語の選択はともかく、そういう感じだ」

宣教師「教育・勤労・納税はいかがでしょう」

刀鍛冶「心・技・体だ」

こけし「友情・努力・勝利……」

医者「確保・収容・保護」

学者「ああ、なるほどね。ホップ・ステップ・ジャンプでどう?」

医者「そう来たか。熱・鼻・のど に変更だ」

学者「陸・海・空」

開拓者「だんだんふざけるんじゃない!」


↓1、2、3 一単語ずつ、単語によっては一部産業や労働者に何か影響する


15【70】19/02/24(日)14:38:52G5v.zx.ib (1/2)

慈愛


16名無しさん@おーぷん19/02/24(日)14:39:05DDi.y7.0t (1/1)

互助


17【94】19/02/24(日)14:42:50m3Q.yc.dc (1/1)

意思


18【80】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)15:36:39sQf.lo.gh (5/17)

開拓者「規範をまとめると……こうだな」

医者「慈愛・互助・意思 か。ずいぶんと利他的な道徳を前面に押し出したな」

学者「社会的強者から疎まれる考え方だ」

開拓者「元々無法の海域で生きてきた者の多い村だ。他人を害する事を強く禁止する必要がある」

開拓者「しかしこの海域の強者として振る舞っていた者も世界では弱者に過ぎない」

開拓者「外から入って来た強者の横暴を許せば、あっという間に財産や生命を脅かされるだろう」

宣教師「現在の村人を保護することを優先したのですね」

開拓者「経済的にもいいと思っているぞ。性別や地位が理由で知識や技術を発揮できない者に移住を促す事ができるからな」

こけし「意思は、意志ではありませんか……?」

開拓者「いや、合ってる。目標を成し遂げろという意味ではなく、各々の意思を大事にしようという意味だ」


こうして、奴隷制は禁止、同性婚の許可、宗教や思想を押し付けない、など個々人の意思を尊重した村の規範が提示された。

ただし動物の保護に関しては様々な宗教よりも厳しかった。

ウミガメやニワトリを殺して食べるのはもちろん、蜘蛛を潰すだけでも産業に大きな影響を及ぼす特殊な村であるためだ。

修道士達は村の現状を見て納得し、トレーダの商人はそれでもメリットはあるとして受け入れ、バンジー連邦出身者は奴隷制無しを見て妥協した。


※今後人口が増えても犯罪や人権侵害があまり増えません

※個人の意思の尊重により、今後、誰もやりたくない職業の産業Lvが下がる事があります(役場の干渉で防ぐ事はできます)


19【1】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)15:38:40sQf.lo.gh (6/17)

学生はイルカに乗って大海原へと繰り出した。

目的は、本を探すこと。

学生(世界にはまだ私の知らない料理がある)

学生(まずは天ぷらの載ってるレシピブックを探しに行こう)


イルカに進路を任せて辿りついた鋼京湾には、電飾で飾り付けられた軍艦がいくつも泊まっていた。

学生(うわ、派っ手。光の国の船だっていう主張が激しい)

学生は人の少ない海岸を選んで上陸し、都市へ移動した。

住民A「うどん!? そんなのもうねぇよ!」

住民B「光の国の人はいいねぇ! 好きなものが食べられてさ!」

学生「な、なぜ怒られているの……?」

住民A「お前達は知らないだろうが、この国の民は一日三食、大福餅を食べる事が義務づけられている」

住民B「海鮮半島も饅頭国も同じさ。同化政策で今までの食生活は禁止された」

学生「カロリーは足りてるけど、地味に辛い……」

開拓村は以前バリスタ帝国に兵糧攻めされ、味の無いビスケットで飢えをしのいだ時期があるのでなんとなく辛さが分かる。

住民A「地味なもんか! おかげで虫歯の患者が急増して……歯科医療が発達しちまった!」

住民B「料理本が軍に見つかって、海に投げ捨てられてしまったよ……」


学生「というわけで、歯科医療の本と料理本を入手しました」

巫女「一人で帝国に上陸しちゃったんですか!?」

学生「どこに行っても光の国の人と間違えられたからセーフ……」

刀鍛冶「製鉄技術が歯を削る小型やすりという形で残っていたとは、分からないものだ……」


学生は、料理(和食)と歯科医療の知識を記憶した。


20【14】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)15:39:05sQf.lo.gh (7/17)

巫女「和食の和って何でしょう。鋼食の方が適切じゃないでしょうか?」

刀鍛冶「気にしてはいけない」

開拓者「共和国の建築も、西の国じゃないけど西洋風と表現している。そういうものなんだ」


巫女「ついに我が家にも姿見が来ました!」

巫女「化学者と金歯さんの共作です。大きなガラス板に銀メッキしたんですって」

三つ編み「今までは輸入した手鏡しか無かったから、ちょっと困ってたのよね……」

巫女「身だしなみはお互いで確認し合ってましたね」

天「もうお母さんたちがいちゃいちゃできなくなっちゃうの?」

三つ編み「見てたの……!?」


紳士が移住希望者の名簿を持ってきた。

開拓者「ずいぶん早かったな」

学者「とりあえず行ってみればどうにかなるって人達と、早く行かないと稼ぐチャンスを逃すって人達だからかな」

紳士「移住者は市場島で待機しています。入居は可能ですか?」

開拓者「家一軒に3人住めるとして1500人まで受け入れ可能だ。頑張れば2000人まで入る」

リーダー「集落の頃じゃないんですから……」

シュシュ「私とベルちゃん、ヤギ二頭でも狭いです。大人の男の人4人いたら激狭ですよ」

開拓者「では、1000人か。十分じゃないか?」


このレスのrandom値+50人がポジティア国からの移住者

↓1のrandom値+100人がトレーダ王国からの移住者


21【49】19/02/24(日)15:43:24Srl.y7.1z (1/1)

よよい


22【29】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)16:09:11sQf.lo.gh (8/17)

ポジティアから64人、トレーダから149人


開拓者「約210人の移住希望者か。十分受け入れ可能だが、少し時間をくれ」

開拓者「今一人暮らしをしている住民に交渉する必要がある」

紳士「来てから頼むのではいけませんか?」

開拓者「拒否はされないと思うが、住民の意思を考えて前もって交渉しておくべきだ」

開拓者「俺が規範に背く行動を取るのは良くない」

紳士「慈愛・互助・意思……なるほど、良い建前ですな」

開拓者「建前じゃないぞ」


23【92】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)16:10:58sQf.lo.gh (9/17)

銀行。

開拓者「到着前にもう一つ決めておくことがある」

学生「通貨の事ですね」

開拓者「ああ。まずはどこかの国の通貨をそのまま使うのがいいだろうと思う」

開拓者「何より他の通貨と両替しやすい。村の銀行で発行した通貨は、価値が無くなる恐れを抱かれてしまう」

紳士「採用するならば、パルト紙幣、ガル紙幣、トレーダバンク紙幣のいずれかでしょう」

開拓者「どれを選んでも暴落の恐れは無いんだよな?」

紳士「現在はパルト安が続いています。パルト紙幣で他国から商品を買うとやや割高になります」

紳士「ガル紙幣は安定していますが、現状、共和国との経済的結びつきは薄いです」

開拓者「今交易しているのは市場島と王国だけだな」

紳士「トレーダバンク紙幣はトレーダ貿易圏の諸国、諸地域で使用されており、採用すればそれらの地域との物流が盛んになる事でしょう」

紳士「どことの関係を重視するかで選んでもよろしいかと」


1.現状維持のパルト紙幣
2.安定性のガル紙幣
3.貿易拡大のトレーダバンク紙幣
4.銀行に全種用意して成り行きに任せる

↓1選択


24名無しさん@おーぷん19/02/24(日)16:11:556AS.yc.58 (1/1)




25【45】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)18:56:54sQf.lo.gh (10/17)

開拓者「長期にわたって相場が安定しているのはありがたいな。ガル紙幣を採用しよう」

開拓者「無関係な外国のアクシデントの煽りを受けるのは嫌いだ」

開拓者「王国との交易が止まるということはないんだろう?」

紳士「ええ。通貨の影響は全くありません。今まで、岩塩と物品を直接交換していたので」

開拓者「今後、共和国との交流、交易が盛んになれば大丈夫だな」


●その他施設
・銀行……通貨の両替を行うようになった。

●ステータス
人口:約630人 → 約840人


約210人の移住者がやってきた。

開拓者「ふう、疲れたな。持ち物検査に名簿の更新、診察、規範の説明」

医者「君が全てに付き合う必要は無かった。労働者を信頼し、分業するべきだ」

開拓者「1000人を超えたらそうするつもりだ」

タンクトップ「ポジティア人は快く人手不足の施設で働いてくれたぞ。だが……」

開拓者「トレーダ人だな。岩塩採掘にも興味を示したが、神殿に無闇に立ち入らせるわけにはいかない」

学者「いよいよ岩塩貿易も終わりかな」

開拓者「そうだな……。諸外国に異界の事を知られたらパニックが起こる。それこそ、世界のどこにいてもな……」


26【6】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)19:15:38sQf.lo.gh (11/17)

エージェント「申し出ていただきありがとうございます。岩塩の輸出は、停止してください」

開拓者「今後、神殿は関係者以外立ち入り禁止だな」

エージェント「はい。しかし岩塩採掘担当の労働者の方は許可します。村で使用する分は採掘していただいて結構です」

秘密結社『蛇眼』は、世界各地の異常な現象・物品を、安全な利用法が確立するまで世間から隠蔽する事を目的とした機関だ。

開拓村の外れにある研究所は、結社の出先機関としても機能している。

地理学者「大学に地形図を送ったら、先生が興味を示しまして」

鉱山学者「研究員を増員して詳細かつ広範な調査を行う事が決まったんだ!」

学者「いやあ朗報だ。いつ来るか決まってる?」

無機化学者「時期は未定だそうです」


インゴット島。

軍人A「ええっ、岩塩の取引を停止?」

学者「実は、地盤沈下の恐れがあって……」

開拓者「今残っている在庫は輸出できるが、もう採掘は困難だ」

紳士「大変身勝手ながら契約を打ち切らせていただく事になりました。申し訳ございません……」

商人「島が潰れたら大変です。仕方ないですよ」

軍人B「物産品の取引は続けてもいいのでは?」

商人「ああ、実は開拓村の衣類が若者の間で少し話題になっているんですよ」

商人「すでに王国ではロゴだけ真似た偽物が出回り始めてます」

開拓者「何? 急いで増産して本物を手に取ってもらわねば」


27【80】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)19:20:46sQf.lo.gh (12/17)

開拓者「学者と三つ編みが蒔いた種が大きくなっていたようだな」

開拓者「貿易および移住者受け入れは非常に順調に進んでいると言えるだろう」

リーダー「本当に後一歩で町っすね」

リーダー「で、住民の要望なんですけど……明らかに無理な要望があります」

開拓者「約500棟の民家の水回りの工事は無理だな。建築労働者の数も質も足りん」

リーダー「調理場のメニューも、全部作ってたら材料を廃棄しないといけませんし、単純にコックさんが倒れますよ」



ターン51終了

~住民の要望~
訓練労働者「調理場のメニューに今日食べたい料理が無い時のショックは計り知れない。毎日何でも頼めるようにしてくれ」
服飾労働者「トイレとキッチンとシャワーは、家の中にあるべきじゃない?」
製油労働者「オリーブオイルって癖が強くてあんまり好きじゃない。油を搾れる他の作物に切り替えて欲しい」
紳士「開拓村には店が少ないと思いませんか?」
近代港労働者「この港、造船所は付いてないのか……。なくても何とかなるけど」

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)、宝石加工(一般的な宝石)、染物、皮革(靴・カバン)、装身具(眼鏡・帽子・アクセサリー)

仲良し度
三つ編み★★(EXTRA) 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 バニーガール★6 医者★5 赤髪★4.5 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 シュシュ★2 タンクトップ★1 おかっぱ..9歳 天..9歳

学生
料理(一般・和食)、経済学(基礎)、商学(基礎)、医学(全般1/2・歯科)、受験勉強中


28【41】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)19:21:36sQf.lo.gh (13/17)

ターン52

称号:船舶の出入りが盛んな村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・村役場Ⅱ……村の集会場。名簿の管理と、住民の要望を聞く役割も担う。
・漁港Ⅱ……入り江に設けた小さな港。水産物の加工・保管所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・大砲……入り江を防衛するための兵器。基本的に賊へのアピール用。現在は2門ある。
・近代港……木造住宅地に面した港。非常に広く、利便性が高い。灯台や倉庫も備える。大型蒸気船が停泊している。
・藁葺き住宅街……のどかな農村の雰囲気を残した約400棟の住宅群。漁港に近い。
・木造住宅地……素朴な約100棟の住宅群。近代港に近い。
・道路……中心部と住宅地は石で舗装されている。
・上水道Ⅱ……湧き水はろ過槽を通って村の各地へ運ばれる。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場×3……一棟あたり一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……ブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……豚三頭とアヒル一羽が放牧されている。畜産物の加工場がある。牧草を植えた。
・羊舎……羊が一匹で気ままに過ごしている。
・鶏舎……約40匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……10頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用、製油所用、発電用の計三台。
・紡績工房Ⅱ……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蜘蛛などを飼っている。養蚕小屋が併設された。
・木工工作所Ⅱ……木工に必要な設備が揃っている。主に家具を製作している。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋Ⅱ……様々なデザインの服や靴、帽子を作る作業場。店舗もある。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。
・薬局……製薬と処方を行う施設。


29【19】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)19:21:51sQf.lo.gh (14/17)

●その他施設
・銀行……金貨の保管庫。貸出の受付は開拓者へ。通貨の両替も行う。
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・病院……二階建て。ベッドが多い。文明的な医療器具がある。
・酒場Ⅲ……落ち着いた雰囲気の店、宴会向きの店、男性向けの店がある。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。

●主な住民
・開拓者……プレイヤー1。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……プレイヤー2。神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。
・リーダー……プレイヤー3。建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……元は海賊村の奴隷だった少女。現在は王国で話題の作曲家。手芸が得意で、虫が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳が生えた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……元行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……斧やハンマーの扱いに長けた少年。今はデザインの仕事もしている。
・ベル……ちょっとネガティブな皆の妹分。保護者のヤギはハイスペック。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●専門家
・船長……軍事とスポーツ。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・シュシュ……製薬。可愛いものが好きで、意外と力持ち。
・機械技師……機械。老いているがベテランの知識と経験を持つ。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。筋肉を見れば他人の適職を診断できる。
・電気技師……発電と電球の専門家。
・刀鍛冶……製鉄。刀を専門にする職人だが鉄の加工全般が可能で、剣術や金の加工にも精通する。
・こけし……木工。アミ&ミコのファン。インドア派で同類の友人が多い。
・ルアー……水産。声も体格も大きいが魚や猫が自然と寄ってくる。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。


30【58】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)19:26:13sQf.lo.gh (15/17)

●ステータス
人口:約840人
Lv.1…造船,演劇,スポーツ,魔法学 Lv.2…育種,酪農,林業,芸術 Lv.3…木工,陶器,製薬,金運,金融,ペット,軍事
Lv.4…畑作,牧畜,鉄鋼,化学,教育,虫飼い Lv.5…水産,鉱業,歓楽 Lv.6…グルメ,音楽,異界探査 Lv.7…石工 Lv.8…建築,酒造,医学 Lv.9…衛生 Lv.10…鉱物学
Lv.11…服飾
特産:ワイン、シルク 名物:リゾット・うどん 名所:酒場 主産業:衣類


リーダー「人がどんどん増えて、村に落ち着きがないですね」

開拓者「村の環境が人口増加に追い付いていない。まあ、よくある事だ」


リーダーが町作りを行います(用地や建物の建設、増築、増設)

安価↓1、2 1レスに付き2つまで(指定が1つだと二段階伸びる)


31名無しさん@おーぷん19/02/24(日)19:27:25L5s.yc.58 (1/1)

食堂


32名無しさん@おーぷん19/02/24(日)19:28:32SbK.yc.dc (1/3)

診療所 病院


33名無しさん@おーぷん19/02/24(日)19:28:56SbK.yc.dc (2/3)

失礼診療所 病院を増築


34【4】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)20:16:04sQf.lo.gh (16/17)

労働者A「初めまして。今日からお世話になります!」

リーダー「はい、こちらこそよろしくお願いします」

労働者A「新参者ですが、早速一つ提案させてください」

労働者A「食堂を建てましょう。みんな屋外で食事をしているのはおかしいと思います」

リーダー「そうだったのか!?」

建築班は村の二か所に大勢の人々を収容できる食堂を建てた。

厨房も調理場の三倍の広さがあり、一度にいくつも平行して調理できる。

労働者B「食材持ってきたので、ちょっと使わせてください」

家にキッチンが無い住宅もあるため、料理にこだわる一部の住民は食堂の厨房を借りて自炊するようになった。


建築班は有事に備えて、診療所をもう一棟追加し、病院を増築してベッド数を増やした。

ちょうど作業が終わる頃、体調を崩す移住者が続出した。

シュシュ「環境の変化に体が順応できなかったんだと思います。お薬出しときますね」

医者「シュシュ。この薬を混ぜてくれ」

シュシュ「何の草ですか?」

医者「試す時が来た。風邪を引いたポジティア人の血液を注射した免疫草だ」

医者「成功していれば、たちどころに風邪は治る事だろう」

狙い通り、巫女が品種改良で生み出した免疫草を使った治療は成功した。

医者「他の成分が効いた可能性がある。まだ追加の試験が必要だ……」


●成果
・食堂Ⅱ……室内でゆっくりと食事を行う事が出来る。とても広い厨房を備えている。
・診療所Ⅱ……医者が住民の診察を行う。現在は二か所ある。
・病院Ⅱ……二階建て。ベッドがとても多い。文明的な医療器具がある。

●ステータス
グルメLv.6→8 医学Lv.8→10


35【9】 ◆CpUz7d.S3o19/02/24(日)20:22:02sQf.lo.gh (17/17)

シュシュ「巫女ちゃん、そういえば医者さんが話したい事があるらしいよ」

巫女「えっ、なんでしょうか。ちょっと行ってきますね」

シュシュ「あ、違う違う。呼んできてって頼まれたわけじゃないから!」

シュシュ「何か別の用事のついでに寄る事があったら、顔を出せばいいと思う」

巫女「そうですね……。本当に重要な事なら自分で会いに来ますよね」


巫女が作業を行います(何かを作る、どこかへ行く、誰かと話す)

(誰かに手料理を作る、服を作って贈る、品種改良で新作物を作る、職人技を使って道具を作ることができます)
(品種改良では作物ミックス、あるいは自由に特徴付加できます)
(お酒はもう振る舞えません)

安価↓1、2、3


36【47】19/02/24(日)20:23:40SbK.yc.dc (3/3)

ベルに服を送る
もう送ってたら普通の会話で


37名無しさん@おーぷん19/02/24(日)20:26:08w6f.kr.o6 (1/1)

品種改良


38【76】19/02/24(日)20:55:10G5v.zx.ib (2/2)

赤髪に料理


39【40】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:22:41maq.bp.di (1/6)

おかっぱと天の外見年齢はすでにベルとほぼ変わりない。

おかっぱ「ベルちゃん、あっそぼー!」

ベル「今仕事中!」

ベルの仕事は主に家畜の言葉の翻訳だ。

労働者の世話に対する感謝の言葉や問題点の指摘を翻訳することで、作業の効率と生産品の品質が上がるのだ。

巫女「こら、仕事の邪魔しちゃダメですよ」

天「でもベルちゃんもおれ達と同い年だよ。なんで仕事してるの?」

巫女「したくてしてるんです。よね?」

ベル「うん。動物といる方が楽しいから」


労働者「まだ人見知りするところがあるなぁ」

巫女「ベルちゃんの事ですか」

労働者「自分以外の子供と接する機会が無かったから仕方ないか」

労働者「あの子、仕事着と寝間着の二着しか持ってないんだぜ?」

巫女「ええっ。いまだにそうなんですか?」

労働者「シュシュちゃんが言ってた。間違いない」

巫女「そういえばあまりあちこちに出向くタイプじゃないですよね」

労働者「あの子にもたまには、動物と離れて人と遊ぶ時間が必要だと思うんだよ」

労働者「というわけで、頼んだよ、服屋さん」


40【17】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:22:55maq.bp.di (2/6)

二日後。

ベル「これ、あたしに?」

巫女「服の替えが無いって聞いたので」

巫女が作って来たのはベルの体のサイズに合わせたシャツ、綿のズボンとブーツ、そして手袋だった。

ただし、機能性を損ねない程度に可愛くデザインした。女子の服だとすぐに分かる。

巫女「色合いと、全体的に曲線を入れるのがポイントなんですよ」

ベル「そうなの? でもいらない。似合わないし。おかっぱちゃんにあげて」

母ヤギ「受け取ってくれないの?」

ベル「え?」

巫女「ブーツは父ヤギさんの、手袋は母ヤギさんの革なんですよ。デザインはシュシュさんにも協力してもらいました」

父ヤギ「私のように速く走れるように、妻のように上手に乳製品が作れるように、願いをこめたんだ」

ベル「そう、なんだ……うれしい」

ベル「これでいつでも一緒だね」


労働者「なんでこうなった?」

巫女「いいんですよ、ベルちゃんはあれで。人の幸せはその人自身が決めることです」


ベルの料理と裁縫の腕、運動神経とスタミナが大幅に向上した

ベルとの仲が深まった


41【6】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:23:36maq.bp.di (3/6)

父ヤギの革で作ったブーツを履いたベルは、以前よりアグレッシブに動き回るようになった。

ベル「チーズ届けに来ました」

労働者(倉庫)「いつもありがとう。一口、こっそり食べてもいいかい?」

ベル「内緒だよ」

労働者(倉庫)「……おや、腕を上げたね?」


牛「最近ブラッシングが上手になったわね。気持ちいい……」

ベル「新しい牛が来るから、これからはあんまりしてあげられないかも」

子牛「そうなんだ。久しぶりだね」

ベル「あたしが王国の商人さんに頼んだの」


●生産施設
牛舎……乳牛が5頭追加された。

●ステータス
酪農Lv.3


42【17】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:24:22maq.bp.di (4/6)

研究所の世界。

ベル(もう、一人でもここを調べられる)

ベル(このブーツがあれば大人にも追いつかれないもん)

記憶データを使用してペット用不思議生物ぬいの存在を思い出したあの日から、ベルは少し引っ掛かりを覚えていた。

ベル(ぬいは、普通の動物じゃない)

ベル(でもなぜかぬいを預けた記憶があたしの中にあって、そしてその記憶データがこんなところに落ちてた)

ベル(それって、おかしいよね?)

ベル(前のお母さんの事はあまり覚えてない。だからその人が本当のお母さんなのかも確かじゃない)

ベル(あたしって何なの……?)


数時間後、研究所の世界にヤギが飛び込んだ。

母ヤギ「ごめんなさい……! 私が目を離した隙に、制限を切られてたみたい……!」

父ヤギ「悪いのは君だけじゃない、私が常に傍にいるべきだった!」


幼い彼女にとって、母乳または料理を出し、身の回りの世話をしてくれるのが母親だった。

究極の母親は、乳製品の加工に秀でた、危険な改変能力のストッパーという形で実現した。

幼い彼女にとって、狩りや仕事で食料を調達し、いざという時に家族を守るのが父親だった。

究極の父親は、周辺の邪悪な気配を探知できる、並外れた身体能力の持ち主という形で実現した。


43【43】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:25:09maq.bp.di (5/6)

実験記録保管庫。

母ヤギ「ベル!!」

ベル「ヤギさん……ごめんなさい。あたしの我儘で普通のヤギじゃなくしてしまって……」

父ヤギ「知ってしまったのか……」

ベル「うん。全部、思い出した」

ベル「あたしの、やるべきことも……」


―――年前、M-6個室。

巫女の手のひらの上で種が発芽し、ぐんぐん成長していく。

ベル「お姉ちゃん、すごい!」

巫女「――ちゃんにもできますよ」

二人は種から実った果実を食べた。

ベル「あたしもやってみよ」

ベルの目の前で植物の茎が変形し、小動物のような顔のついた球体に変わる。

ぬいプロトタイプ「ばうっ」

ベル「可愛いのできた。生物改変って楽しいね」

巫女「……いいえ。――ちゃんはそれでいいんですか?」

ベル「どういうこと?」

巫女「わたしはいずれ実験動物を代表して、人類に復讐します」

巫女「――ちゃんも、わたしに協力してくれますよね?」


44【18】 ◆CpUz7d.S3o19/02/25(月)02:29:39maq.bp.di (6/6)

巫女「品種改良って楽しいですね!」

ぬい「みゅーっ」

ここは現代の開拓村の農地。

農家A「そうだな」

農家B「急にどうしたんだよ」

巫女「なぜか言いたくなったので」

農家C「なんでぬいがここにいるんだ?」

巫女「ここは日当たりがいいからだと思います」

農家A「こいつ、番ぬいになるな。ぬいにその気は無くても、畑で見慣れないものが動いてれば鳥や獣は警戒して近づかないだろ?」


※牧草、ルッコラ、金塊米、銀塊米が追加されました
※ぬいは追加されません

・農産物
小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ、その他【葉菜】
牧草
・特殊作物
巨大麦、鉄塊米、金塊米、銀塊米、チョコーヒー、改良型リラックスコットン、シナモンベリー、スイートトマト、抗体草
・野草
野花、雑草、若木、水草
・温室島
カカオ、コーヒー、バニラ、バナナ、パイナップル、マンゴー、ココヤシ、綿花、その他【熱帯果樹】

↓1、2、3 植物を二種類選択、もしくは、一種類をどう変化させるか、【】のついた植物はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


45【59】19/02/25(月)02:52:10Wg4.ex.og (1/1)

鉄塊米に磁力を付加


46名無しさん@おーぷん19/02/25(月)03:05:33MF4.ug.ma (1/1)

米、小麦


47名無しさん@おーぷん19/02/25(月)03:10:43ZrP.wf.sy (1/1)

大豆 油を搾れるように多くの油分を含ませる


48【57】 ◆CpUz7d.S3o19/02/26(火)22:14:02yyl.n0.a5 (1/5)

翌日。

学者「これが昨日言ってた、磁力を持たせた鉄塊米か」

巫女「ちゃんと磁石になってますか?」

穂の先端にリンゴ大の丸い鉄塊が実っていて、自重で地面についている。

そしてお互いの磁力で引きつけ合い、一塊になっている。

学者「元が稲だなんて言っても誰も信じないと思う」

農家B「収穫を急がないと錆びるんだよ」

巫女「これを溶かして型に入れれば磁石の出来上がりですね」

学者「いや、溶かすと磁力が無くなる。削って成型しないといけない」


開拓者「なんだ、これは雑草か?」

農家A「違うぞ。その雑草の間に生えてる小さいのが作物だ」

巫女「お米と小麦を足したら、とても小さなお米ができましたね」

開拓者「作物を軽量化してどうする!?」

巫女「まあまあ。大きくなりすぎると味が落ちるといいます。すなわち小さくなると味が凝縮して美味しくなるのです」

巫女「開拓村小米のブランドで売り出しましょう」

開拓者「まあお前が言うなら美味しいのは間違いないだろうが、収穫量が労力と味に見合うとは思えないな……」


49【94】 ◆CpUz7d.S3o19/02/26(火)22:14:14yyl.n0.a5 (2/5)

実際に炊いてみた。

巫女「召し上がれ」

バニー「舌の上で溶ける新食感! いいんじゃないかしら?」

コック「穀物というより新しいデザートとして使った方がいいと思うわ」

シュシュ「粉薬みたい」

巫女「賛否両論ですね……。わたしも扱いづらい食材だと思います。上手く活用できればすごく美味しくなりそうなんですけど」

巫女「しかも砥ぐ時に結構水に流れちゃいます」

開拓者「ただでさえ少量しか取れないのにか……」

学者「うえっ、この豆、油っこいな」

ベル「これ、大豆? 油を増やしたの? 間違ってニワトリが食べたら病気になるよ」

医者「人体にも良くない。何のつもりで作ったんだ?」

巫女「あ、やっぱりダメでしたか。たくさん油を搾れるように改良したんですよ。食用じゃないですね」

学者「そんなもの食べさせるんじゃない」


50【75】 ◆CpUz7d.S3o19/02/26(火)22:14:25yyl.n0.a5 (3/5)

製油用風車では、オリーブとは比較にならないほど油を抽出できるようになった。

労働者A「優しい味の植物油が、死ぬほど採れた」

労働者B「これを輸出できないでしょうか」


製錬所の端で、労働者達は磁石を削る仕事を始めた。

労働者「こんなに磁石使わないよな……」

刀鍛冶「使う場所へ売れないか交渉してみよう」


紳士「王国は製油が盛んなので売れないでしょう」

巫女「残念です……磁石もですか?」

紳士「いえ、磁石は売れます。しかしどこでも一定の需要があるのでシルクと同様に市場島で取り扱っても良いかと思います」

学者「油は共和国へ売ればいいよ。ガル紙幣も使うようになったしちょうどいい」

巫女「油が足りてないんですか?」

学者「共和国は人口の割に農業が全然だし。実際、農学も人気が無い」

紳士「分かりました。では私が共和国の輸入商と交渉しておきましょう」


●村の生産品
特殊作物……磁石塊米、極小米、油豆

●ステータス
鉄鋼→金属加工Lv.4→5 食品加工Lv.0→3 金運→商業Lv.3→4


51【17】 ◆CpUz7d.S3o19/02/26(火)22:20:47yyl.n0.a5 (4/5)

森で赤髪と熊が木を伐っていた。

この熊は巫女が飼っていた小熊だ。今は家が狭いので放し飼いになっている。

大きさはすでに小熊とは呼べないほどまで成長していた。

赤髪「あっ、巫女、奇遇だな」

中熊「こけし達は体力が無いから木こりは無理なんだって」

巫女「他に作業してる人いないんですか?」

赤髪「今はいない。交代制。木材の在庫は十分足りてるからいいんだけどさ」

巫女「だいぶ森を切り拓きましたよね」

赤髪「最近全然苗を植えてないし、木が減る一方だよ。今後は木材を輸入するかもしれないって学者さんから聞いた」

赤髪「木を伐り過ぎると地盤が弱くなるんだってよ」

中熊「そろそろ休憩にしようか」

赤髪はジェスチャーで熊の言いたい事を理解した。

巫女「ちょうどいい時間です。食堂でちょっと話しましょうか」


※揚げ物(ベース)、極小米、油豆が追加されました

・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、麺、スープ、揚げ物
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト、抗体草、極小米、油豆
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、アヒル卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】、蜂蜜
・その他食品……【魚類(遊泳性)】、タコ、【甲殻類】、【貝類】、【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を1~3つ選択


52名無しさん@おーぷん19/02/26(火)22:24:31Wab.zn.lb (1/1)

タコ


53名無しさん@おーぷん19/02/26(火)22:26:45HUD.y4.nm (1/1)

甲殻類


54【40】 ◆CpUz7d.S3o19/02/26(火)22:37:54yyl.n0.a5 (5/5)

赤髪「えっと……これ、料理なのか?」

巫女「はい。エビとカニとタコを茹でました」

赤髪「味付けは?」

巫女「塩で味を付けましたよ」

赤髪「うん。具、少なっ!」

巫女「名付けて、海鮮赤鍋です」

巫女「赤い食べ物に親近感を感じるって言ってませんでした?」

赤髪「赤けりゃいいってもんじゃないだろ」

中熊「おいしいよ。ヘルシー」

巫女「味が濃すぎると熊さんが食べられませんからね」

赤髪「ああ、そういうことか」


赤髪「カニって、茹でただけで美味いんだな」

巫女「思った通り、大好評でした!」

赤髪「好評じゃないからな!? タコなんて硬くて味が無いし食えたもんじゃないぜ」

しかし、カニは美味しかったので不評と言うほどでもなかった。


赤髪との仲がぐっと深まった


55【13】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)01:11:42Oyk.dr.2i (1/6)

巫女「赤髪君、村を守るための勉強、頑張ってますか?」

赤髪「いつの話だよ。……帝国が来る前だっけ?」

赤髪「最近は家具のデザインを考えるのが楽しくて、あんまり勉強してないな」

巫女「もう。どちらが先に頭が良くなるか競争だって言ってたじゃないですか」

赤髪「巫女には絶対追いつけないし」

巫女「わたし、ちょっとズルしてますからね。勉強の量ではあまり変わらないかもしれません」

赤髪「それに、実際は勉強じゃ村を守れなかっただろ。船長さんがいろんな国を動かして、最後は武力で帝国人を追い出した」

赤髪「大事なのは行動力と交渉力なんだ」

巫女「そうですね。船長さんの活躍で共和国と王国が動いてくれましたからね」

なお真相は、秘密結社“蛇眼”が神殿のタイムホールを帝国に渡したくないというのがきっかけで手を回していたのだが、二人はその事を知らない。

赤髪「もしかしたら、このまま帝国を滅ぼせるんじゃないか?」

巫女「……復讐ですか?」

赤髪「巫女には分かんないかもしれねえけど、身内も、知り合いも皆、命を奪われたんだ。水夫さんも奴らのせいで消息不明になった」

赤髪「守るだけじゃなく、倒せるなら倒したいに決まってる」

巫女「でも、帝国にもいい人はいますよ。建築士さんのように」

赤髪「別に皆殺しにしようなんて言ってないだろ」

赤髪「帝国には、俺やシュシュみたいな目に遭ってる人が他にもいるんだ。それをどうにかできるんなら、放っとくなんてできない」

開拓者(若いな……)


56【71】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)01:14:19Oyk.dr.2i (2/6)

赤髪「巫女、あれを教えてくれよ。見てたんだ、俺」

赤髪「三つ編みが襲われて、お前が咄嗟に、屠殺業者を一瞬で肉の塊にしたのを」

巫女「あれは……できません!」

赤髪「ルアーには魚を複製するのを教えてたじゃないか!」

開拓者「そこまでにしておけ。巫女は、いつでもあれができるわけじゃない。そうだろう?」

巫女「……はい」

赤髪「……悪い。頭に血が上った。ごめん」


赤髪「何をすればいいんだろうな、俺……」


1.斧の素振りをする
2.思いの丈を木片にぶつける

↓1選択


57名無しさん@おーぷん19/02/27(水)01:20:27Re0.bi.pj (1/1)




58【67】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)01:25:11Oyk.dr.2i (3/6)

ブンッ ブンッ

赤髪「……」

タンクトップ「赤髪君、ちょっといいか?」

ガシッ

中熊「今はそっとしておいて」

タンクトップ「ん? よく分からないが今は話さない方がいいのか」

ブンッ ブンッ

赤髪(こんな振りじゃダメだ……!)

赤髪「せやぁあ!」

ブオッ  ズン...

赤髪「!? 木の幹が、今の一振りで……?」

刀鍛冶の作った斧の切れ味も影響しているが、今までより少し振りが上達した気がした。


●ステータス
林業Lv.3


59【95】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)01:26:04Oyk.dr.2i (4/6)

開拓者「すっかり春だな」

開拓者「労働者達も新生活に慣れるべく奮闘している」

開拓者「少し体調を崩す者が多いようだが、医者は一人で大丈夫だろうか……」

開拓者「そういえば、学生はそろそろ共和国へ受験に行くと言っていたな」


開拓者が町作りを行います(労働者や学生への教育、目標の設定、ほか何でも)

安価↓1


60【93】19/02/27(水)01:40:29eAA.dr.pf (1/2)

牙鯨の対策検討


61【37】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)02:29:23Oyk.dr.2i (5/6)

研究所。

開拓者「今後、ますますの人口増加が期待される」

開拓者「しかし、俺たちにはいくつかの大きな課題が残されている」

学者「まず、特殊な技術を外に出さないようにする対策」

開拓者「いや、それは結社が上手くやってくれるだろう」

エージェント「食肉の生成を知られたら問題ですし、鉄塊米やスパイダーシルクの存在は言い逃れできませんよ」

開拓者「輸入しているように見せかけるとか、普通のシルクだって言い張ればいい」

開拓者「鉄塊米の畑は森の奥へ移そう」

物理学者「古代人の廃棄場、通称エルフ世界での魔物の発生も、食い止めなければなりません」

学者「放っとくとまた偽開拓者みたいにこっちに出てくる魔物がいるかもしれないか」

物理学者「エルフ世界では、エルフに認識された人物とその知人を基に魔物を作り出している事が分かっています」

エージェント「なるほど。人口が増えるほど、危険な魔物が生まれるリスクが高くなりますね」

開拓者「いい加減本題に移らせてくれ……」


開拓者「一番危険なのは、ほったらかしになっている牙クジラの存在だろう」

開拓者「どうやら奴は、島に上陸して、村の人間を肉塊に変えて食べるという習性を持っている」

開拓者「すでに開拓村はこの海域で最も人口が集中している島の一つだ。いつ襲われてもおかしくないぞ」

学者「活動範囲はここから結構遠いんだっけ。同じ海域ではあるけど」

エージェント「はい。そうでなければ、先住していた海賊の村がすでに消滅していたでしょう」

医者「ほぼ確実に、牙クジラは古代人の作り出したモディフィケーターの一つだ」

医者「人間も生物であり、改変対象になる。しかも牙クジラは『身の危険を一切感じない最強生物』を目標に自身を改変したと予測される」

医者「どう対策するつもりだ?」


62【13】 ◆CpUz7d.S3o19/02/27(水)02:29:46Oyk.dr.2i (6/6)

開拓者「遠隔操縦のロボットや潜水艦は持ってないのか?」

エージェント「我々はSF染みた兵器なんて持ってませんよ。もしどこかで発見したら隠蔽対象です」

医者「結局、結社の使える技術も普通の世界の最高水準を超える事はできないんだ」

開拓者「ならば、もう一度巫女をぶつけるしかないか」

医者「前回牙クジラと遭遇した際には、命からがら帰って来たんだぞ?」

開拓者「だが、ベルには任せられないだろう。ヤギが食われておしまいだ」

学者「古代人の実験設備を使って牙クジラに対抗できる生物を作る……のは却下だね」

医者「当然だ。モディフィケーターを増やすわけにはいかない」

エージェント「被害を受ける確率を下げる方法があります」

エージェント「牙クジラ出没エリアの島に、ちょうどいい人数を住まわせて、狙いを逸らさせます」

開拓者「近くに餌場を置くというのか……」

医者「それは最終手段だ。世界の平穏と発展のためとはいえ、犠牲は少なければ少ないほど良い」


開拓者「……一旦保留にするか?」

学者「手をこまねいていても、牙クジラが上陸してきた時のリスクは上がっていく……」

開拓者「今まであえて見ないふりをしていたが、とんでもない危機だな」


1.牙クジラ対策は保留して別の事をする
2.巫女に退治を頼む
3.ヤギに退治を頼む
4.餌場を用意する

↓1選択


63【18】19/02/27(水)04:11:49eAA.dr.pf (2/2)

可能かわからんけど2、3で山羊には肉塊改変耐性を取得させ陽動、巫女には牙鯨の自己改変解除改変してもらう


64【77】19/02/27(水)09:00:56tIc.n4.gu (1/1)

元が人間っぽいから元に戻したいけどねぇ


65【39】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:32:48fWJ.zz.i6 (1/11)

開拓者と学者は研究所に巫女を呼び出した。

学者「調査の結果、牙クジラは人間である事が判明した」

巫女「そうなんですか? 異世界の生き物が外に出て来たのだと思ってました」

学者「細胞を調べたんだよ(調べてない)」

開拓者「つまり、エルフと似たような状態だ。人間としての意思を奪われている」

巫女「本人の意思に反して、人間を食べさせられているんですか!? しかも、もしかしたら何百年も……!」

学者「巫女が正気に戻るように強く念じれば、正気に戻るかもしれない」

巫女「あまり覚えてないんですけど、わたしの言葉は通じなかった気がします」

開拓者「開拓村が襲われる危険があるんだ。今回は、何をしてもいい」

開拓者「言葉が通じないようなら、逆に相手を肉団子にしてしまっても構わない。多くの人命がかかっているんだ」

巫女「……わかりました。わたしにしか出来ないのなら、やります」

学者「一人じゃない。ヤギ達が陽動してくれる事になってる。どうやら食肉加工に耐性があるみたいだ」


巫女「あの……ベルちゃんは何か言ってませんでしたか?」

学者「なんで?」

巫女「最近ちょっとだけ、ベルちゃんに睨まれたり、避けられてる気がするんです」

学者「すごくやる気だったよ。でも危ないから僕達と一緒に船で近くまで行って、そこで待機だ」


66【36】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:33:01fWJ.zz.i6 (2/11)

父ヤギ「では、出発してくれ」

ウミガメの甲羅の上に四足でヤギが直立している。

ウミガメが海に入ると、ヤギはそのままの姿勢で水面から消えた。

学者「シュールな光景だなあ……」

開拓者「しがみつかないのか……。まるで甲羅に粘性があるかのようだ」


市場島からしばらく進んだ先にある海溝。

牙クジラはそこを棲み処にしている事が分かっていた。

開拓者「ベルは海に両腕を伸ばして何をしているんだ?」

学者「ヤギ達の無事を祈ってるらしいよ」

開拓者「巫女の無事は祈らないのか。まさか本当に仲たがいしたのか?」

ベル(ヤギさんに言われた通り、改変させないように強く念じる)

ベル(あの子を助けなきゃ……!)


巫女「ウミガメさん、大丈夫ですか?」

ウミガメ「……ええ。怖いけど、巫女なら勝てるって確信してるから」

巫女「あれは……!」

ヤギを乗せたウミガメを追うように、巨大な影が海底から姿を見せた。

その双眸は光り、口には無数の鋭い牙が生えている。

ザラザラとした硬質の皮膚に、胸鰭の位置には猛毒の触手。下半身には象のような脚に変形する胸鰭を備える。

牙クジラは、その巨体以外は全くクジラとは異なる生物だ。


67【18】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:33:27fWJ.zz.i6 (3/11)

無敵の生物である牙クジラは当然、父ヤギと同等以上の感知能力を持つ。

ヤギを追いながらも巫女の存在には気付いていた。

巫女「あなたは元々人間なんですよね!? だったら、人間に戻ってください!」

小魚が槍のように変形し、ヤギを追い始めた。

父ヤギ(肉団子にできないから攻撃方法を変えたか!)

ウミガメは必死で槍を避ける。

巫女「牙クジラさん、聞こえてませんか!?」

ウミガメ「こっちに来たわ!」

牙クジラは急に狙いを変えた。

母ヤギ(私達を保護しているのが、ベルではなく彼女だと思ったということ……!)

陽動に失敗したヤギ達はその場にとどまることしかできなかった。


船上。

ベル「……行かなきゃ!」スクッ

開拓者「おい、どうし、待て!!」

ベルは帆船から海へと飛び込んだ。

学者「しまった!」

ベル(あたしは水中でも普通に動ける……。魚のように速く動ける……!)

ベルの下半身が魚に変形した。

ベル「こっちだよ、のろま! あたしを食べればヤギさんも食べれるよ!」

巫女「ベルちゃん……!? それ、どうしたの!?」

牙クジラがベルに狙いを絞った。

しかしベルの泳ぐ速度はウミガメ程度。牙クジラを振り切れない。


68【67】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:45:34fWJ.zz.i6 (4/11)

巫女「このままじゃベルちゃんが……! ど、どうしましょう」

父ヤギ「追いかけよう! 狙いを分散させるしか逃れる道はない!」

巫女「狙いを……そうです!」

ウミガメ「ちょっと、どこに行かせるの!?」

巫女は急いで深海へ向かった。

深海の底にあるのは、海洋生物を固めて作った牙クジラの布団。

タコ「人間の嬢ちゃん、久しぶりやな……。危ないっちゅーのにまた来たんか」

巫女「タコさんと、他の皆さんも。今、解放します。ですから、牙クジラに向かって泳いでください!」

タコ「む、無茶言うなや! 仮に解放されても二度とアイツには近づかへんで!」

巫女「友達が危険なんです! どうか……!」


牙クジラの口は寸前まで迫っていた。

ベル「もうダメ……あたし、食べられた」

母ヤギ「諦めないで! もうすぐ……来ました!」

深海から上がって来た無数の魚介類が、牙クジラに体当たりする。

鮫肌で傷付いた魚や衝撃で死んでしまう魚も一部いたが、それほどの勢いがついた体当たりは牙クジラの意識を逸らすのに十分だった。

巫女「ベルちゃん、そっちの耳!」

ベル「うん!」

二人は牙クジラの左右に回り、同時に叫んだ。

巫女「正気に戻ってください!」
ベル「人間になれ!」

息は合わなかった。

「アァ、ガアアアアアア!!!!」

悲鳴をあげながら、急速に牙クジラの巨体が縮んでいく。


69【28】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:45:56fWJ.zz.i6 (5/11)

開拓者「何? 流された?」

ベル「人間の形になったけど、泳いでた時の勢いのまま流されちゃったって、ヤギさんが」

学者「果たして無害化できたのか……」

巫女「手ごたえありです! わたし達の思いは牙クジラさんに届きました!」

ベル「叫ばなくてもよかったかも。恥ずかしい……」

巫女「そういえばベルちゃん、脚が魚になってたのは一体どうしたんですか?」

ベル「なんでもいいじゃん」


開拓者「あれほどの怪物であっても、二対一なら改変能力に抵抗することはできないのか。ヤギも誘って正解だったな」

学者「どうもまだ不安が残ってる……」

医者「今更だが、人間型に成型した肉や植物を使えば、餌場案も悪くなかったんじゃないか?」

学者「本当に今更。もう牙クジラだった子は消息不明だよ」


70【48】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:46:10fWJ.zz.i6 (6/11)

どこかの島。

女「……?」キョロキョロ

男「あ、起きたんだ! よかったー」

女「……ん。わたし、は……あああっ!!」

男「うわっ」

女「近づかないで!! 近づくと、貴方を、食べてしまうわ……!」

男「ええっ。それは大変だ! 詳しく話を聞かせてよ!」

女「……よく覚えてないけれど、わたしはずっと海の底で、たくさんの人と魚を殺して―――」

女「―――だったのよ。……信じてくれる?」

男「あはは。君は嘘が下手だねえ。騙されやすいぼくでも分かった」

女「いいえ、わたしは嘘なんて一つも!」

男「でも、君が辛い思いをしたのは本当だよね。大変だったね」

女「……貴方は誰? 貴方がわたしを助けたの?」

男「ぼくはこの島で唯一の水夫。船の扱いには自信があるんだ」

男「君が海に落ちたり、漂流したりすることはもう二度とないよ!」

女「もしかして、わたしが長い間遭難してたって思ってるの?」

男「君は孤島にたった一人でいて、飢え死にしそうになって仕方なく人の肉を食べたんだ。どう? ぼくの推理力」

男「そんな事で軽蔑したり、怖がったりなんてしないよ」

女「面白い人……。本当の事を言ったのに勝手に騙されてる」

男「ねえ、君……なんて呼べばいいかな?」

女「……ミナ。昔、誰かにそう呼ばれていた気がするわ」

後日、魚肉のすり身がこの島の名産品として少しだけ有名になった。

作り話を真に受ける男と世間知らずの女の間には……いずれ、コウノトリが飛んでくるかもしれない。


71【20】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:49:44fWJ.zz.i6 (7/11)

学者「しばらくは牙クジラの定期的な捜索が必要だと思う。少なくとも死んでるってことは無い」

医者「探しても見つかるとは思えない。同様の被害が見つかった時にまた対応を考えよう」

開拓者「俺はこの島が襲われないならそれでいい。もう巫女とベルがいる場所に戻ってくることはないだろう?」


学生が共和国へ旅立った。

学者「無事に合格するといいけど」

開拓者「この受験はゴールじゃない。大学の図書館を利用する、スタート地点に立つための受験だ」

宣教師「直前の模擬試験ではほぼ満点を取っていました。心配は無用でしょう」


紳士「ポジティアからの移住者第二陣が集まりつつあります」

開拓者「早すぎないか!? まだ第一陣の様子も分かっていないだろうに……」

バニー「とりあえず移住してみようって発想よね。ポジティブな国民性にもほどがあるわ」


リーダー「毎度恒例の要望チェック!」

巫女「いくつか個人宛ての要望があるんですけど……」

リーダー「それは……頑張れ。俺は役に立てそうにない」

巫女「えー……」


ターン52終了

製錬所労働者「磁石を削る作業専門の建物があればいいのに」
訓練労働者「訓練ばかりじゃなくもっとスポーツで気分転換したい」
ルアー「自分にはサメやクジラは複製できないようです。もしどなたか出来るのならばご教授願います!」
物理学者「神殿の調査にご協力お願いします。我々だけでは歯が立ちません」
シュシュ「共和国製の洋服やバッグ、時計は会社名で呼ぶのが普通なんだって。開拓村の製品にも名前があるとお洒落だよね」

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)、宝石加工(一般的な宝石)、染物、皮革(靴・カバン)、装身具(眼鏡・帽子・アクセサリー)

仲良し度
三つ編み★★(EXTRA) 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 赤髪★6.5 バニーガール★6 医者★5 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 シュシュ★2 タンクトップ★1 おかっぱ..9歳 天..9歳

学生
料理(一般・和食)、経済学(基礎)、商学(基礎)、医学(全般1/2・歯科)


72【76】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:50:06fWJ.zz.i6 (8/11)

ターン53

称号:特殊な植物に支えられている村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行っていた。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・村役場Ⅱ……村の集会場。名簿の管理と、住民の要望を聞く役割も担う。
・漁港Ⅱ……入り江に設けた小さな港。水産物の加工・保管所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・大砲……入り江を防衛するための兵器。基本的に賊へのアピール用。現在は2門ある。
・近代港……木造住宅地に面した港。非常に広く、利便性が高い。灯台や倉庫も備える。大型蒸気船が停泊している。
・藁葺き住宅街……のどかな農村の雰囲気を残した約400棟の住宅群。漁港に近い。
・木造住宅地……素朴な約100棟の住宅群。近代港に近い。
・道路……中心部と住宅地は石で舗装されている。
・上水道Ⅱ……湧き水はろ過槽を通って村の各地へ運ばれる。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場×3……一棟あたり一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……ブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……豚三頭とアヒル一羽が放牧されている。畜産物の加工場がある。牧草を植えた。
・羊舎……羊が一匹で気ままに過ごしている。
・鶏舎……約40匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……15頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用、製油所用、発電用の計三台。
・紡績工房Ⅱ……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蜘蛛などを飼っている。養蚕小屋が併設された。
・木工工作所Ⅱ……木工に必要な設備が揃っている。主に家具を製作している。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋Ⅱ……様々なデザインの服や靴、帽子を作る作業場。店舗もある。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。
・薬局……製薬と処方を行う施設。


73【7】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:51:25fWJ.zz.i6 (9/11)

●主な住民
・開拓者……プレイヤー1。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……プレイヤー2。神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。
・リーダー……プレイヤー3。建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……元は海賊村の奴隷だった少女。現在は王国で話題の作曲家。手芸が得意で、虫が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳が生えた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……元行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……斧やハンマーの扱いに長けた少年。今はデザインの仕事もしている。
・ベル……ちょっとネガティブな皆の妹分。保護者のヤギはハイスペック。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●専門家
・船長……軍事とスポーツ。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・シュシュ……製薬。可愛いものが好きで、意外と力持ち。
・機械技師……機械。老いているがベテランの知識と経験を持つ。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。筋肉を見れば他人の適職を診断できる。
・電気技師……発電と電球の専門家。
・刀鍛冶……製鉄。刀を専門にする職人だが鉄の加工全般が可能で、剣術や金の加工にも精通する。
・こけし……木工。アミ&ミコのファン。インドア派で同類の友人が多い。
・ルアー……水産。声も体格も大きいが魚や猫が自然と寄ってくる。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。

●ステータス
人口:約840人
Lv.1…造船,演劇,スポーツ,魔法学 Lv.2…育種,芸術 Lv.3…酪農,林業,木工,陶器,製薬,食品加工,金融,ペット,軍事
Lv.4…畑作,牧畜,化学,商業,教育,虫飼い Lv.5…水産,鉱業,金属加工,歓楽 Lv.6…音楽,異界探査 Lv.7…石工 Lv.8…建築,グルメ,酒造 Lv.9…衛生 Lv.10…鉱物学,医学
Lv.11…服飾
特産:ワイン、シルク 名物:リゾット・うどん 名所:酒場 主産業:衣類


74【79】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:51:47fWJ.zz.i6 (10/11)

岩塩倉庫前。

学者「これ、どうしようか」

リーダー「もう岩塩の採掘は終了しましたけど、別に壊さなくてもいいと思います」

開拓者「さあ、正しい開拓を始めよう!」

赤髪「元気十分! どんどん伐採するぞ!」

農家D「久しぶりに一からの開墾だ!」

リーダー「一体何事ですか?」

農家S「特殊な作物用の畑を作るところだ」

農家G「鉄塊米や磁石塊米は見るからに不自然だからこっちに植え替えるんだよ」

開拓者「使い道の無い岩塩倉庫は開拓の拠点として再利用する」

開拓者「俺はしばらく神殿周辺の森の開拓に専念する。諸々の作業はお前に任せるぞ」

リーダー「え?」

開拓者「もう少し人口が増えたら全体の運営に復帰する。それまで頼んだ」

開拓者は勢いよく木を伐り始めた。


●環境、インフラ
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行っていた。

・開拓倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。神殿地区開拓の拠点。


75【97】 ◆CpUz7d.S3o19/03/01(金)22:54:23fWJ.zz.i6 (11/11)

リーダー「開拓村に開拓者さんがいるのに、開拓者さんが村を率いない……!?」

巫女「まあ、いいじゃないですか。開拓を始めたのは開拓者さんで、今も村の中心から離れて開拓してますから」

リーダー「1000人を超えたら開拓の体制を変えるらしいし、責任重大なのはそこまでだ……。頑張ろう」


※開拓者が一時的にプレイヤーから外れます

※リーダーの安価数が一つ増え、開拓者のように自由行動も可能になりました


リーダーが町作りを行います(用地や建物の建設、増築、増設 その他自由行動)

安価↓1、2、3 建築は1レスに付き2つまで(指定が1つだと二段階伸びる)


76名無しさん@おーぷん19/03/01(金)22:59:59TcN.rj.0k (1/1)

銭湯 海水浴場


77【4】19/03/01(金)23:28:25irK.zz.cp (1/1)

磁石掘削場 運動場


78名無しさん@おーぷん19/03/01(金)23:38:49CXt.eq.oy (1/1)

造船所


79名無しさん@おーぷん19/03/02(土)00:16:49bC9.ha.fu (1/1)

銭湯って書き方悪かったかな…?
住宅街の中に浴場を建てるイメージでした…


80【89】 ◆CpUz7d.S3o19/03/02(土)00:44:41ajw.zm.uh (1/5)

ここ最近、建築班は住宅建造を少し休止し、住宅街にあるものを建てていた。

リーダー「4か所あれば十分かな……」

巫女「造りが違いますね。何ができるんですか?」

リーダー「小さい浴場だよ。大浴場はここから遠いだろ?」

巫女「えっ!? めちゃめちゃ混みますよ!? 絶対、全員こっちに来ちゃいます」

リーダー「あ、しまった。それは考えて無かった……」

紳士「お困りですか?」

リーダー「紳士さん! 村に帰ってきてたんですか」

紳士「なるほど、住宅街に浴場を。ふむふむ……」

紳士「入浴料をいただきましょう」

リーダー「そんな事をしたらお金が無い人は風呂に入れなくなるじゃないですか!」

紳士「大浴場は今のところ無料解放です」

紳士「近場で済ませられるメリットはとても大きい。しかし便利には対価が付き物」

巫女「そうしないと、浴場の前に行列ができちゃいますね……」

リーダー「分かりましたよ。住宅街の浴場は銭湯にします」


海の家。

リーダー「船長。ここってスポーツにはあまり向いてないと思うんです」

船長「ああ。確かに、岩石のサイズこそ小さいが岩礁だ。足場が悪い」

リーダー「ここをどうにか砂浜にできないですかね?」

船長「砂を集めてもじきに流れてしまうよ」

リーダー「海で遊べるようにするには、砂浜が必要……くう、どうすればいいんだ」


1.海岸線を探索して砂浜を探す
2.スポーツ用に砂浜のある小島を探す
3.無限粘土を使って埋め立ててみる

↓1選択


81名無しさん@おーぷん19/03/02(土)00:57:26WB3.jh.gi (1/2)




82【78】 ◆CpUz7d.S3o19/03/02(土)01:25:23ajw.zm.uh (2/5)

陶器職人「何ぃ? 無限粘土を寄越せだと?」

リーダー「借りるだけです。減るもんじゃないんですから、お願いしますよ」

陶器職人「分かった持っていけ。だが、今日中に返すように」


無限粘土は、それなりに良質な粘土が無限に溜まり続けるバケツの名称だ。

このバケツはエルフ世界で取得したアイテム、つまり古代人の技術で作られた危険な物品の一つ。

しかし、横倒しにして放置しなければ粘土で何もかもが埋まるというような事故は起きない、比較的安全な物品である。

リーダー「砂の代わりになるかもしれないと思って持ってきました」

船長「粘土が砂の代用になるのだろうか?」

学者「粒子の直径が違うから無理だよ」

リーダー「学者さん、ちょうどいい所に」

学者「砂は直径が2㎜以下。一方、粘土は2 m以下。サイズに1000倍の差がある。その分水に流されやすい」

学者「砂浜の砂や陶芸での粘土とはサイズの定義が違うけど、砂浜を形成するのはまず不可能だと思う」

リーダー「では、これを流すとどうなりますか?」

学者「永遠に海水を汚し続けるだけだね」

リーダー「うわっ。やる前で良かった」

リーダー「学者さん、助かりました。なんか今までで一番鉱物学者っぽい活躍でしたね」

学者「それ失礼じゃない?」


リーダー「もう仕方ないので、開拓村の海水浴場は砂浜じゃなく岩礁ってことにしましょう」

学者「うん。波が強くなければ水泳に適した環境ではある」

船長「そのような場所に覚えがない」

学者「堤防を作るのも難しい。護岸工事は専門的な知識と多数の人員、そして高いリスクへの備えが必要になる」

リーダー「……一旦保留で!」


※海水浴場を作ることが可能になったタイミングで海水浴場ができます


83【18】 ◆CpUz7d.S3o19/03/02(土)01:35:21ajw.zm.uh (3/5)

神殿の近く。

開拓者「おや。ここに何か建てるのか」

リーダー「磁石の掘削場です」

開拓者「掘削? 磁鉄鉱が掘り出せるのか?」

学者「磁石を削る作業場の事を言いたいんだと思う。製錬所からそういう依頼が来てたよ」

開拓者「ああ。そういうことか。だからここなんだな」

リーダー「はい。ここなら磁石塊米を運ぶ手間がかかりませんから」


リーダーは作業場の建築の仕上げを労働者に任せ、近代港へ移動した。

近代港のすぐ近くで、レンガでの建築が進行していた。

建築労働者A「おっ、リーダーが来てくれたぞ!」

建築労働者B「よし、ちょっと休むか! きゅうけーい!」

リーダー「休まないでくださいよ! 俺、10人分の働きはできませんからね!?」


工事の末、ドックが完成した。

リーダー「猫神村の人達の力が無かったら、こんな建築無理でしたよ」

ドックには二台のクレーンがあった。

巫女「主にわたしが作ったんですよ!」

リーダー「機械技師さんはこんな大きな装置まで作った事があったのか……すごいな」

刀鍛冶「船大工用の工具も一通り用意した」

リーダー「おっ、握りやすい。丁寧な仕事っすね。一部使い方の分からない工具もありますけど、ありがとうございます」

刀鍛冶「俺も船大工に頼まれて作っていただけだから、どう使っていたのかは分からないんだ、すまない」

巫女「リーダーさん、ここのポンプの使い方教えときますね」

リーダー「ああ、船が完成したら海水が入ってくるんだっけ?」


84【36】 ◆CpUz7d.S3o19/03/02(土)01:46:43ajw.zm.uh (4/5)

訓練場の隣に、運動場が出来た。

まだそこまで広くないが、鉄棒や雲梯が設置されており、訓練労働者ではない住民であっても、誰でも使える。

赤髪「天、逆上がりできるか?」

天「うっ…ん。ううっ……んん。持ち上がらない」

おかっぱ「どうして天はできないのー?」グルン

シュシュ「勢いをつければずっと落ちないよー」グルグルグルグル

天「お姉ちゃんすごい……!」

シュシュ「私なんて大したことないよ。水夫さんはこのままジャンプして宙返りできたもん」


●成果
・銭湯……お金を払って入場する入浴施設。住宅街に近く、大浴場の混雑を嫌う住民に人気。
・磁石加工場……磁石塊米を削って使いやすい形に加工する作業場。
・運動場……鉄棒とうんていがあり、ちょっとした運動ができる。
・造船所……大型船舶を建造する施設。ドックとクレーンがある。

●ステータス
商業Lv.4→5 金属加工Lv.5→6 スポーツLv.1→2 造船Lv.1→3


85【41】 ◆CpUz7d.S3o19/03/02(土)01:52:27ajw.zm.uh (5/5)

仕立て屋。

三つ編み「巫女、今日は休んで」

巫女「えっ、でもまだまだ忙しいじゃないですか」

三つ編み「客観的に見て、巫女は仕事し過ぎよ」

三つ編み「捕鯨したり造船所の装置類を作ったりしてるのはおかしいでしょ……」

巫女「出来るのがわたしだけだったので、やるしかなかったんですよ」

巫女「でもお言葉に甘えて、今日はゆっくり出かけてきますね」

三つ編み「いってらっしゃい」

三つ編み「……絶対、休む気ないわね」


巫女が作業を行います(何かを作る、どこかへ行く、誰かと話す)

(誰かに手料理を作る、服を作って贈る、品種改良で新作物を作る、職人技を使ってものを作ることができます)
(品種改良では作物ミックス、あるいは自由に特徴付加できます)
(お酒はもう振る舞えません)

安価↓1、2、3


86【8】19/03/02(土)01:55:58Mpv.zm.q8 (1/1)

化学者に服作る


87名無しさん@おーぷん19/03/02(土)02:12:25Dk8.rd.us (1/1)

自分が着る用に服を作ってみる
無理なら安価下で


88名無しさん@おーぷん19/03/02(土)02:15:45WB3.jh.gi (2/2)

極小米と大麦をミックス


89【70】19/03/02(土)07:48:302ft.5r.fu (1/2)

物理学者さんの神殿調査に協力する
あと最近来た人で秘密が守れる人のステータスチェックも(ついでに可能なら)する


90【87】19/03/02(土)09:19:132ft.5r.fu (2/2)

これは安価外だけど、巫女一家のパスポート取りたいな
巫女独自で海外回ってもいいけど、アミ&ミコの巡業名目で各地周って工場やダム、発電施設見学させてもらえば機械系の職人技ラーニング出来そう
あとは開拓者かリーダーパートでギルド作れば島で職人育成出来ないかなーとか、芸能ギルド作って外貨獲得とか


91【45】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)19:54:39APZ.ff.c9 (1/11)

仕立て屋。

三つ編み「休んでって言ったわよね?」

巫女「急に作業服のバージョンアップを思いついてしまったんです」


薬品加工場では強酸を扱い、主に火薬や肥料の合成を行っている。

しかし比較的需要は少なく、薬品加工場の労働者は暇な時に農地や風車で作業している事が多かった。

化学者「火薬の在庫も十分だし、今日も配管の点検を手伝うかな」

巫女「化学者さん、こんにちは」

化学者「おお、久しぶり」

巫女「どうです? 薬品作ってますか?」

化学者「君のおかげで商売あがったりだよ」

巫女「え? わたしのせいで?」

化学者「肥料は要らないし、火薬だって鉱山が動いてないからあまり使わない」

化学者「学者さんが言うには、作物の成長が早いのは開拓者さんのせいだっていうけど、鉄塊米は君なんだろ」

巫女「そうですね。でも、山で採れる鉄も必要ですよ。熱で溶けない鉄は造船所の装置にいっぱい使いました」

巫女「他に作れるものはないんですか?」

化学者「防腐剤や染料が作れる。でも大量のお酢や血液がないとできない」

巫女「血液!?」

化学者「びっくりした? 僕も初めて聞いた時は驚いたよ」


92【50】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)19:54:51APZ.ff.c9 (2/11)

化学者「すごく強い酸を鉄にかけて、植物の灰と動物の血液や革を煮込んだ液にその鉄を入れると、青い粉が出来る」

巫女「どう見ても悪い魔法使いです……」

化学者「王国で発見された合成法だよ」

巫女「あっ、だから青い模様が描かれた建物が多かったんですね」

化学者「染料の発明は多くの人が待ってる。もしかしたら爆薬より需要は高いかも」

巫女「強い酸を使うのって危なくないですか?」

化学者「危ないね」

巫女「そう思って、新製品を試作してみたんです」

化学者「作業服? 今までのと何か違うの?」

巫女「今までの作業服はデザイン性と収納の数を重視していたので、木の枝や机の端に引っかかりやすいという欠点がありました」

巫女「この作業服は収納の数が減りましたが、袖や裾をタイトに設計して、引っかかりにくくしたんです」

巫女「風通しも悪いので汗をかく仕事には向いてませんけどね」

化学者「へえ、事故のリスクが下がると助かるよ」

巫女「その一着はプレゼントします」

化学者「ありがとう。できれば労働者にも配って欲しいな」

巫女「労働者の方は、仕立て屋で購入できますよ」

化学者「ケチった……」


●ステータス
化学Lv.4→5

化学者との仲が深まった


93【55】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)19:55:56APZ.ff.c9 (3/11)

※仲良し度★1イベント


牧場。

シュシュ「血がたっぷり入ったバケツが置かれてる! 誰か犠牲になったの!?」

ベル「みんなが生成したの。肉や革と一緒だよ」

医者「献血ご苦労。家畜には栄養の多いものを食べさせておくように」


化学者「実際に染料を作ってみよう」

巫女「あの魔女のレシピを……?」

化学者「これが硫酸で処理した鉄だ」

巫女「全然鉄には見えませんね」

化学者「灰と血を混ぜて煮込んだものがこの鍋」

巫女「すっごいにおいです」

化学者「硫化鉄を入れて、pHを中性に調整し、沈殿を待てば、プルシアンブルー染料の完成だよ」

巫女「ラピスラズリを輸入した方が早かったような……?」


●ステータス
化学Lv.5→6


94【28】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)19:57:02APZ.ff.c9 (4/11)

仕立て屋。

巫女「さて、二着目は……」

三つ編み「休んでって言ったの聞いてなかった!?」

巫女「インスピレーションが沸いたので、自分用の服を作ろうと」

三つ編み「いいから。服作りの休憩に服作りをしてたら指が休まらないでしょ」

巫女は仕立て屋を追いだされた。


巫女「服作りを禁止されたので、品種改良の様子を見に来ました」

農家A「休む気は全く無いんだな」

巫女「極小米と大麦を隣に植えたんです。きっと大きな極小米になってます」

農家A「それって濃縮されてた味が散って普通の米になるんじゃないか」

巫女「あれ? 作物の姿が見えません」

雑草の陰に極小の大麦が実っていた。

巫女「そう来ましたか」

農家A「どうするんだ、これ。ビールにしても一口で飲み終わるぞ。まるで使い道が無い」

巫女「とりあえず発酵させてみます」

極小の大麦の粒を容器に入れると、巫女は当たり前のようにその場で発酵させた。

発酵させた麦芽を口に入れてすぐに吐き出した。

巫女「気持ち悪いくらい甘いです!」

農家A「吐くほどか?」

巫女「水飴にするまでもなく甘味が濃縮されてます」


95【77】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)19:58:26APZ.ff.c9 (5/11)

麦芽をすり潰し、殻をこしとった。

開拓者「間違いなく、砂糖より甘いぞ」

化学者「どういう糖なのか気になるよ」


巫女「もうちょっと何か混ぜてみようと思ったんですけど、何か用意してませんか?」

農家B「今ちょっとネタが思いつかないんだよな」

巫女「そうですか。それならわたしが考えます」

農家C「栽培する作物を増やさねぇか? 食うだけなら輸入でいいけど、品種改良するなら苗が要るだろ」


追加できる種類
1.果樹類
2.根菜、球根
3.豆
4.瓜
5.その他果菜(主にナス科)
6.香辛料・薬用植物


※磁石塊米、極小米、油豆、シロップ麦が追加されました

・農産物
小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ、その他【葉菜】
牧草
・特殊作物
巨大麦、鉄塊米、金塊米、銀塊米、チョコーヒー、改良型リラックスコットン、シナモンベリー、スイートトマト、抗体草
・野草
野花、雑草、若木、水草
・温室島
カカオ、コーヒー、バニラ、バナナ、パイナップル、マンゴー、ココヤシ、綿花、その他【熱帯果樹】

↓1、2 追加で植える作物類を選択or植物を二種類選択or一種類をどう変化させるか、【】のついた植物はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


96名無しさん@おーぷん19/03/03(日)20:04:11DaJ.dc.60 (1/3)

大根


97名無しさん@おーぷん19/03/03(日)20:05:15DaJ.dc.60 (2/3)

ごめん種類を選ぶのか
2で


98名無しさん@おーぷん19/03/03(日)20:07:49R2X.gy.wy (1/1)

3


99【91】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)20:34:01APZ.ff.c9 (6/11)

近代港。

種苗商「久しぶりに来たら港が随分と発展していて驚きましたよ」

農家B「おお、久しぶりだな」

農家C「もう帝国はいなくなったぞ。今後ともよろしくな!」

巫女「ちょうど今、新しい野菜の苗を買う話をしてたんです」

種苗商「今、苗を多めに積んでまして、良ければ少しお分けしましょうか?」

巫女「ぜひお願いします!」

種苗商「開拓応援特価で安くしますよ」

農家B「根菜や豆の種類が豊富だな。一通り買おうか」

農家C「玉葱と人参が作れるようになるのはでっけえな。今まで輸入もしてなかったろ」


コック「見慣れない豆があるわね」

シュシュ「インゲン豆は普通の豆だよね。てゆーか帝国には大豆なんて無かったし」

巫女「エンドウ豆はグリーンピースとして使うだけじゃなく、和菓子に使う事もあります」

巫女「アズキもお菓子用ですね。緑豆はもやしの原材料です」

開拓者「ピーナッツからは油を搾る事ができる……が、油豆とオリーブで十分だな」


●村の生産品
・農産物
  根菜……サツマイモ、山芋、大根、人参、カブ
  球根……ニンニク、玉葱
  豆類……インゲン豆、エンドウ豆、アズキ、ピーナッツ、緑豆
・特殊作物……シロップ麦

●ステータス
畑作Lv.4→5


100【88】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)20:50:39APZ.ff.c9 (7/11)

研究所。

巫女「役場で依頼を見て来たんですけど……」

物理学者「待っていました。貴女がいれば百人力ですよ」

巫女「神殿の調査で歯が立たないって事は、魔物と戦ってるんですよね?」

物理学者「ええ。しかし一向に行ける範囲が広がらず、エルフともまるで話が通じず、難航しています」

巫女「海に出られるんですから、行ける場所は十分広いはずですよ」

物理学者「残念ながら、魔物がリセットされています」

巫女「どこまで行きましたか?」

物理学者「プロージョンベアを倒し、村までは解放済みです」

巫女「ああ、クラーケンで詰まってるんですね。あれは腕を切れる攻撃が無かったら仕方ないです」

二人はエルフ世界へ移動した。

物理学者「気を付けてください。私と離れた状態で神殿から出ると一人になります」

巫女「え?」

物理学者「以前、医者殿と調査を行った際、魔物の出現状況が異なる別々の世界へ移動させられてしまいました」

物理学者「どうやら、最初に私がこの世界へ入った時点で、新しい平行世界が生成されたようです」

巫女「ち、ちょっとついていけません」

物理学者「つまり、『開拓村パーティが攻略している世界』と『研究所パーティが攻略している世界』がそれぞれ存在するのです」

※セーブデータ


101【28】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)21:15:10APZ.ff.c9 (8/11)

巫女「ということは、わたしは物理学者さんと一緒には行けませんね?」

物理学者「いえ、私の後ろについて歩けば同行できます。判定を行っているのは、恐らくエルフ」


エルフ女王「おお、勇者よ(略)」

巫女「なるほど、ここで一緒にいることが条件なんですね」

物理学者「最初に認識された人の攻略状況が適用される事が分かっています」

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.59
物理学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.41

巫女「弱っ!」

物理学者「研究所では私が最も強いのですが」

巫女「とりあえず、調査を進めるならあと2人必要です。最大人数で挑んでも危ない魔物がいるんですから」

巫女「刀鍛冶さん、電気技師さん、こけしさん、ルアーさんには、ここを教えてもいいんですか?」

巫女「ルアーさん以外は、もしかしたら国に帰っちゃうかもしれませんけど……」

物理学者「他人に話しても作り話だとしか思われないでしょう」


巫女「あなたは秘密を守れますか?」

刀鍛冶「俺は鋼のように口が堅い男だ」

電気技師「あんまり自信はねぇけど、口外したらヤバそうな事は言わないぜ」

こけし「ミコさんを裏切るような真似を私がするとでも……?」

ルアー「師匠の言いつけは守りますとも!」

巫女「大丈夫そうですね」


102【59】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)21:22:38APZ.ff.c9 (9/11)

物理学者は鉱物学者と同じく、賢者スキルで他人のステータスを見ることができる。

刀鍛冶 ジョブ:サムライ 剣技スキルLv.99
電気技師 ジョブ:技師 射撃スキルLv.75 魔法スキルLv.60
こけし ジョブ:人形師 人形スキルLv.40
ルアー ジョブ:戦士 神聖スキルLv.60 戦闘スキルLv.30

巫女「刀鍛冶さんは期待通りです。電気技師さんも強いですけど、機械技師さんに比べると見劣りしますね」

電気技師「でもオレ、たぶんレーザー撃てるぜ」

巫女「こけしさんとルアーさんは変な技を使えそうです」


一旦戻って手の空いている人を探した。

巫女(医者さんは忙しいのか、診療所にも木工工作所にも姿無し)

巫女(ベルちゃんはなぜかわたしを見ると逃げました)

巫女(アミさんに話したら働くなって叱られますし、子供たちは危険な目に遭わせられません)

巫女(黄金パーティには程遠いですね)


↓1、2 住民・専門家の中から連れて行く人を一人ずつ選択(三つ編み・医者・ベル・おかっぱ・天・学生は誘えない)


103名無しさん@おーぷん19/03/03(日)21:26:45DaJ.dc.60 (3/3)

赤髪


104名無しさん@おーぷん19/03/03(日)21:35:24CLO.gy.wy (1/1)

バニーガール


105【87】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)21:48:50APZ.ff.c9 (10/11)

赤髪「シュシュは誘わなかったのか? 俺より強いかもしれないぞ」

巫女「あっ、忘れてました」

バニー「アタシで良かったの?」

巫女「はい。弱い魔物も復活してます。バニーさんでも大丈夫ですよ」


●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.59
物理学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.41
赤髪 ジョブ:剣士 戦闘スキルLv.50 剣技スキルLv.99
バニーガール ジョブ:遊び人 攪乱スキルLv.28 混乱耐性


巫女「今回は、開拓に役立つアイテム探しのための冒険とは違うんですよね?」

物理学者「いいえ、基本的に魔物を倒してアイテムを収集するのは同じです」

古代人の遺物を回収して保管・研究するのが、秘密結社“蛇眼”の目的である。

物理学者「同時に、これ以上平行世界と魔物が発生しないように、この世界の仕組みも探る必要があります」

赤髪「また偽物の開拓者がこっちに出てきたら危険だよな……」

バニー「何か分かってる事はあるの?」

物理学者「エルフが初めての勇者一行を見た時に、新しい平行世界が魔物ごと生成されていると考えられます」

赤髪「じゃあ、エルフを倒せば解決するのか?」

巫女「実際、エルフのお姫様がどんな魔物よりも強かったんですよね……」

バニー「少し、女王様に質問してきていいかしら?」

巫女「話は通じませんよ」

バニー「相手のペースに合わせて話を引き出すの。接客と一緒。ヒントは掴めるかもしれないでしょ?」


106【21】 ◆CpUz7d.S3o19/03/03(日)22:19:16APZ.ff.c9 (11/11)

エルフ女王「遊び人の娘よ。何を聞きたいのでしょう?」

バニー「貴女たちのこと。今まで魔物に困らされてきたんでしょ?」

エルフ女王「……ええ。我らは幾度も魔物の軍勢に土地を奪われてきました」

バニー「大変だったわね」

エルフ女王「しかしその度に勇者様とその仲間が現れて、我らエルフ族をお救い下さいました」

バニー「今までの勇者に負けないようアタシも頑張るわ」

エルフ女王「よろしくお願い致します。エルフ族の未来はそなたらにかかっております……」

バニー「ねえ。アタシ達、もう二度と貴女たちが魔物に怯えなくて済むように、魔物を全滅させたいのよ」

エルフ女王「流石は勇者様の仲間……素晴らしい心意気でございます」

バニー「どうすれば魔物は出てこなくなるの?」

エルフ女王「魔物達のボスがいる限り、魔物は何度でも現れます」

エルフ女王「どうか、ボスを倒し、我らエルフが再び日の下で暮らせる世界を取り戻してください……」


バニー「ボスを全部倒すって事だけど、今までの勇者には誰もできなかったのは気になるわね」

赤髪「エルフを全滅させるのとどっちが簡単だろうな」

巫女「どちらにせよ、このパーティでは難しいです。今回はボスを無視してアイテムを集めましょう」


1.炎熱玉(熱を放ち続ける石)とワイバーンの飛膜(身に着けたり取りつけたりすると重量がマイナスされる)を集める
2.絶縁ウロコ(電気を一切通さない)を集める
3.大鎌(なんでも斬れる)を集める
4.まだ倒した事の無い大コウモリを狩る
5.まだ倒した事の無いスライムを狩る
6.紡績所ダンジョンで虫型モンスターを狩る(繊維系アイテム)
7.風車ダンジョンで機械型モンスターを狩る(機械パーツ系アイテム)
8.近代港・灯台ダンジョンの下見に行く
9.薬局・機械加工場・磁石加工場・研究所ダンジョンの下見に行く

↓1、2


107【38】19/03/03(日)22:23:41eW1.ff.pb (1/1)

7


108【26】19/03/03(日)22:28:55oQg.jx.jc (1/1)

6


109【88】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)00:56:298Ea.sk.qo (1/8)

風車ダンジョンはやたらと長いダンジョンで、魔物の数も疎らだ。

最奥部で待つボスはエンシェントクロック。

赤髪「強かったんじゃないか?」

巫女「いえ、わたしとアミさんで瞬殺でした」

巫女「でも機械技師さんは体力がすごく低い代わりに、ボスの時間を止めたり、ものすごい攻撃したりしてたんですよね……」

バニー「つまり奥まで行っちゃダメって事ね」


バニー「結構歩いたけれど、全然魔物が出てこないわ」

物理学者「広い分密度も薄いという事でしょうか」

巫女「永久モーターは追加で一個手に入りましたし、機械のパーツとして優秀なアイテムはまだあると思うんです」

赤髪「もしかして、プロペラボマー以外の魔物はいないんじゃないか?」

結局一体も現れなかったのは

1.キラーマシン モデル:銃
2.キラーマシン モデル:馬
3.オイルスライム

↓1選択


紡績所ダンジョンは、黒い空間の中に張り巡らされた太いロープで形成されており、虫型の魔物が道を塞いでいる。

ダンジョンの中央部にいるボスは幼虫。二回の変身を残している。

巫女「真ん中にいる魔物に攻撃を当てないように気を付けてくださいね」

バニー「気を付けるけど、どうしてよ?」

巫女「あれがボスです。うっかり倒すとダンジョンが壊れます」

巫女「ここにいる魔物は6種類。前回は避けて通りましたけど、今回はひたすら倒してアイテムを集めましょう」


約 このレスのrandom値 個の繊維束+@を入手

A.キャノンオオカブト
B.ドクロカメムシ
C.増毛虫

↓2 が現れた! レア魔物だ!


110【98】19/03/04(月)00:57:41AS6.sk.5b (1/1)

1


111【69】19/03/04(月)01:23:183qS.tu.5o (1/1)

B


112【23】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)22:00:108Ea.sk.qo (2/8)

巫女は、キラーマシン モデル:馬とオイルスライムを、どんな攻撃をしてくるのかも確かめずに瞬殺した。

赤髪「暇だから少しは戦わせてくれよ」

物理学者「私は経験値が手に入るのでまだいいですが……」

ドロップアイテム:オートマチックピストン、無限オイル

巫女「想像通りの馬力を発揮するピストンと、水を注ぎ足すと機械油になる缶ですね」

バニー「役に立つの?」

巫女「はい。とても」

その後、一行は帰り道で立て続けに馬型の魔物に遭遇し、ダンジョンを後にした。


次々とどこからともなく湧き出す魔物を狩り続けていると、バニーと物理学者のレベルが上がって来たので、途中からは手分けして進めた。

ドクロカメムシが現れた!

バニー「何、この魔物……」

巫女「バニーさん、離れてください!」

ドクロカメムシは猛毒ガスを放った!

バニー「遠くから攻撃すればいいわね」

バニーは酒を口に含み、火を吹いた! ガスに引火! 爆発でドクロカメムシに2302のダメージ!

ドクロカメムシは倒れた!

赤髪「いつの間にあんなに強くなったんだ……」


113【100】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)22:01:028Ea.sk.qo (3/8)

巫女「火炎シャクトリ、闇ミノムシ、撥水ヤゴ、ゴムワーム、クチビル、合わせて100体以上は倒しましたね」

大カマキリの卵嚢は倒しても金貨しか落とさなかった。

●パーティ
巫女 ジョブ:技師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.99 機巧スキルLv.3 武器クラフトLv.1
物理学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.96
赤髪 ジョブ:剣士 戦闘スキルLv.50 剣技スキルLv.99
バニーガール ジョブ:遊び人 攪乱スキルLv.90 メンタル系異常耐性

赤髪「なんだ? 巫女のジョブが変わってる」

巫女「わたし肩書き多いですからね。イメージすれば変えられますよ」

物理学者「ありがとうございました。今後は我々研究所の人員だけでも調査を進める事ができそうです」

物理学者「この世界でも地道な努力が重要だとよく分かりました」

バニー「でもたった一日もしない内に、Lvが最大近くまで上がるんだからすごく楽な世界よね」

●戦利品
永久モーター×2
オートマチックピストン×3
無限オイル×1
耐火繊維×20
漆黒繊維×22
撥水繊維×17
ゴム繊維×18
吸盤×15
防毒シート

巫女「おかげさまでこんなに特殊な繊維が集まりました。アミさんも喜ぶと思います」

バニー「他はなんとなく想像がつくけど、カメムシが落としたシートは何?」

巫女「防毒シートですね。毒ガスを始めとして、有害なものだけを全てシャットアウトするシートです」

物理学者「……あれはどうしますか?」

ダンジョン中に、大量の金貨が散らばっていた。

赤髪「もう良くないか? 奴隷を買った時に使っただけだろ?」

バニー「いいえ、後々開拓村の財源になるわ! 持って帰りましょう」

巫女「いつも戦闘より、こっちの方が大変なんですよね……」

一行は、金貨20000枚を拾って神殿の倉庫に運んだ。

きりのいい数字なのは、この枚数まで拾った時点で心身共に力尽きたからだ。


114【80】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)22:08:558Ea.sk.qo (4/8)

三つ編み「おかえり。2日休んでゆっくりできた?」

巫女「おかげで気分転換できました」

三つ編み「その言い方、やっぱり休んでなかったでしょ」

巫女「どうも、何かせずにはいられないんですよね」

三つ編み「……はい、これ」

巫女「服、ですか?」

三つ編み「巫女のために作ったの。自分用に作らせるより、私が作って贈りたかったのよ」

巫女「すごく……嬉しいです」

巫女「早速着てみていいですか?」

三つ編み「どうぞ。ぜひ見せてちょうだい」


贈られたのは

1.シルクのブラウスと五線譜デザインのスカート(楽器製作+@)
2.袴風のセットアップ(金属加工+@)
3.ジャケットとネクタイ、チェックのスカート(電気知識+@)
4.猫耳パーカー(石工と建築+@)

↓1選択


115名無しさん@おーぷん19/03/04(月)22:13:42ciO.z0.e6 (1/1)




116【93】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)22:39:368Ea.sk.qo (5/8)

巫女は長袖のブラウスとひざ丈スカートに着替えた。

巫女「この着心地、スパイダーシルクですね?」

三つ編み「当たり」

巫女「スカートの裾に楽譜の刺繍がありますね。どの曲ですか?」

三つ編み「何でもないわ。適当に描いたから曲になってないと思う」

巫女「えー……」

三つ編み「私の曲を使ったら音符が密集してて見た目が良くないでしょ」

巫女「納得しました」

三つ編みは巫女の脚をじっと見つめた。

巫女「な、なんですか。恥ずかしいですよ」

三つ編み「巫女って脚すごく綺麗ね。どうやって処理してるの?」

巫女「いえ、自分磨きで人並みのセンスが身に付いた頃に、筋肉が付いてるせいなのか、わたしの脚太いなって思ったので」

巫女「綺麗になれー、と思いながら寝る前に脚をマッサージするようにしたら、産毛もなくなりました」

三つ編み「……それ、私にもやってくれない?」

巫女「もちろん、いいですよ」


翌日。

リーダー「おっ、三つ編みちゃん、身長伸びた?」

三つ編み「巫女のマッサージでむくみが取れたからかも」

リーダー「今までどんだけむくんでたんだよ……」

学者(肉体改変美容法……!!)


※楽器製作の職人技+@習得は開拓者パートの後で


117【31】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)22:54:518Ea.sk.qo (6/8)

開拓者と農家達は神殿の近くで毎日作業を続けていた。

農家F「結構土地が広がったな」

開拓者「ああ。そろそろ何か整備するか」

開拓者「この周辺を神殿地区としよう」

神殿地区には、大神殿(タイムホール)、特殊作物畑、開拓倉庫、そして美しい滝が存在している。

開拓者「神殿地区は、関係者以外立ち入り禁止になるだろうな」

開拓者「せっかく観光地になりそうな滝と火口湖があるのに、勿体ない……」

エージェント「畑の周囲に柵を付け、畑と神殿だけ立ち入り禁止にする手段もあります」

開拓者「そんな警備で大丈夫か?」

エージェント「不安ならば登山口への道だけ整備するというのはいかがでしょう」

開拓者「滝と神殿の観光は遠くから眺めるだけか」


1.神殿地区は立ち入り禁止にする
2.登山口への道だけ入れるようにする
3.畑と神殿以外は全部解放する

↓1選択


118名無しさん@おーぷん19/03/04(月)22:56:08vMe.5a.5o (1/1)




119【61】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)23:28:508Ea.sk.qo (7/8)

開拓者「観光資源も活かしたいが、警備は重要だ。解放するのは最低限にしよう」

猫神村出身の石工達を呼び寄せ、神殿へ続く道から直前で分岐する、登山口に続く道を整備させた。


学生「ただいま戻りました!」

宣教師「その様子は……」

学生「無事、合格しました!」

学者「おめでとう!」

巫女「よく頑張りましたね!」

開拓者「学生、ご苦労だった。だがこれからが本番だぞ」

学生「はい。早速共和国へ行って、大学図書館の本を読み漁ってきます」


紳士「ポジティアからの移住者、第二陣が到着しました」

開拓者「また役場と診療所が忙しくなるな……。何人来たんだ?」


このレスの約random値人、人口が増える


120【48】 ◆CpUz7d.S3o19/03/04(月)23:31:118Ea.sk.qo (8/8)

紳士「61名でございます」

開拓者「まずまずの人数だ。これで約900人か」

開拓者「増えたもんだな……」

紳士「ええ」

●ステータス
人口:約840人 → 約900人



巫女「アミさん、これを忘れてました」

巫女はエルフ世界で入手した繊維77個を渡した。

それぞれ、ボビンに巻かれた状態で一個と数える。

三つ編み「ん!? これ、どこにあったの……!?」

巫女「物理学者さんと一緒に冒険したら、ダンジョンが復活してたんですよ」

三つ編み「それって、金貨と繊維がいくらでも手に入るってこと?」

巫女「残念ですけど、いずれは魔物を全部倒さないといけないって聞いてます」

三つ編み「そう……。でもこれだけあればしばらくは困らないわ」


巫女「耐火繊維は絶対に燃えません。漆黒繊維は光を完全に吸収しますけど、日光を浴びても発熱しません」

三つ編み「どんな染料でも再現できないくらい、真っ黒……」

巫女「撥水繊維もそうですけど、意外と用途は限られますよね」

三つ編み「吸盤は何に使うの?」

巫女「……さあ? ハズレアイテムかもしれません」


121【59】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:14:38QQr.rq.wk (1/6)

なんとなくイルカに乗って、なんとなく大河を遡上。

辿り着いたのは内陸にあるオーケストラ大公国。音楽の都を有するそこそこ大きい国だ。

巫女「またうっかり知らない場所に来ちゃいました」

貴族「そこの清楚なお嬢さん、音楽に興味がおありですか?」

巫女「貴族っぽい人に話しかけられました」

貴族「私はただの一般市民です」

巫女「見ての通り、音楽に興味深々ですよ! それどころかすでに音楽家としてデビューしてます」

貴族「なるほど、ぜひ一度聴いてみたいですね」

巫女「貴族さん、どこか楽器が演奏できる場所を知りませんか?」

貴族「では音楽学校に案内いたしましょう。私は音楽学校で講師として教鞭を振るっている者です」

巫女「ああ、だから高級そうな服を着てらしたんですね」


巫女「以上『エンドレスステップ』でした。どうでした?」

貴族「ううむ……何とも……新鮮で……興味深い曲でした」

奏者「はっきり申し上げます。この国では評価されないと思いますわ」

巫女「ここではどんな音楽がウケるんですか?」

巫女はオーケストラの演奏会に連れて行ってもらった。

巫女「……壮大かつ優雅! ここ、アミさんも連れてくるべきでしたね……」

貴族「ご友人ですか?」

巫女「いいえ。妻です」

貴族(男性……!?)


122【83】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:15:10QQr.rq.wk (2/6)

巫女「なぜわたしは少年合唱団を紹介されたのでしょう」

ピアニスト「伴奏に合わせて発声練習!」

巫女「あーあーあーあーあー♪」

少年達「「「アハハハハハ!!」」」

少年A「やっぱり外国人に音楽は無理だな!」

少年B「音程は取れてるけど、それじゃダメだよ。Ahーahーahーahーah~♪」

巫女「高っ……」


町を歩いていると楽器を調律している音が聞こえた。

巫女「ここは……国立総合楽器工房!?」

職人「コラ! ここは外国人が来たら……」

巫女「Ah~♪」

職人「その発声と服装……同胞だな。疑って悪かった。見て行っていいぞ!」


4日後。

三つ編み「ふらりと旅に出て、また数日帰ってこない……」

巫女「遅くなりました!」

三つ編み「……どこに行ってたの?」

巫女「音楽修行です!」

三つ編み「私を置いて一人で!?」


楽器製作(洋風楽器全種)の職人技を習得した


123【4】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:38:00QQr.rq.wk (3/6)

●ステータス
音楽Lv.6→8


巫女「わたしが楽器の作り方と声楽の基本を覚えてきたら、ファンの皆さんにそれを教える事になったんですよ」

こけし「私の何人かの友人は楽器製作に移りました……」

開拓者「インゴット島から、王国からの移住希望者がいるとの手紙が届いた」

開拓者「楽器を作るようになったことで、熱狂的なファン以外も仕事を求めて来るようになったという事だな」

学者「最強最悪クラスの産業スパイだ……!」

巫女「失礼ですね。わたしはちゃんと頼んで見せてもらってるだけですよ」

学者(君の場合強制力が働き得るから恐いんだよ……)


リーダー「要望チェック。なんかもう、直接俺たちに言えよって感じ……」

巫女「移住してきて早々なんですかこの人。食べたいなら食べればいいじゃないですか……」


ターン53終了

~住民の要望~
移住者「リンゴが食べたいんだ。おいらは毎日リンゴを食べたいんだ」
建築労働者「石材の供給が全然追いついてないよ。登山口までの道は石畳じゃなくまだ仮敷きだ」
学者「最新の採掘技術を盗むため、ある国に潜入してくれる産業スパイを募集」
コック「新しい作物を作るのもいいけど、その作物の調理法も一緒に考えてちょうだいよぅ」
化学者「石炭が欲しいな。燃料として優秀というのはもちろん、薬品の材料も抽出できるんだ」

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理・製作)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)、宝石加工(一般的な宝石)、染物、皮革(靴・カバン)、装身具(眼鏡・帽子・アクセサリー)

仲良し度
三つ編み★★(EXTRA) 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 赤髪★6.5 バニーガール★6 医者★5 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 シュシュ★2 タンクトップ★1 化学者★1 おかっぱ..9歳 天..9歳

学生
料理(一般・和食)、経済学(基礎)、商学(基礎)、医学(全般1/2・歯科)


124【81】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:39:37QQr.rq.wk (4/6)

ターン54

称号:まだまだ人手が欲しい村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行っていた。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・村役場Ⅱ……村の集会場。名簿の管理と、住民の要望を聞く役割も担う。
・漁港Ⅱ……入り江に設けた小さな港。水産物の加工・保管所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・大砲……入り江を防衛するための兵器。基本的に賊へのアピール用。現在は2門ある。
・近代港……木造住宅地に面した港。非常に広く、利便性が高い。灯台や倉庫も備える。大型蒸気船が停泊している。
・藁葺き住宅街……のどかな農村の雰囲気を残した約400棟の住宅群。漁港に近い。
・木造住宅地……素朴な約100棟の住宅群。近代港に近い。
・道路……中心部と住宅地は石で舗装されている。
・上水道Ⅱ……湧き水はろ過槽を通って村の各地へ運ばれる。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場×3……一棟あたり一度に50人まで入れる入浴施設。
・銭湯……お金を払って入場する入浴施設。住宅街に近く、大浴場の混雑を嫌う住民に人気。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……ブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……豚三頭とアヒル一羽が放牧されている。畜産物の加工場がある。牧草を植えた。
・羊舎……羊が一匹で気ままに過ごしている。
・鶏舎……約40匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……15頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用、製油所用、発電用の計三台。
・紡績工房Ⅱ……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蜘蛛などを飼っている。養蚕小屋が併設された。
・木工工作所Ⅱ……木工に必要な設備が揃っている。主に家具を製作している。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋Ⅱ……様々なデザインの服や靴、帽子を作る作業場。店舗もある。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。
・薬局……製薬と処方を行う施設。
・磁石加工場……磁石塊米を削って使いやすい形に加工する作業場。
・造船所……大型船舶を建造する施設。ドックとクレーンがある。


125【60】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:39:58QQr.rq.wk (5/6)

●その他施設
・銀行……金貨の保管庫。貸出の受付は開拓者へ。通貨の両替も行う。
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所Ⅱ……医者が住民の診察を行う。現在は二か所ある。
・病院Ⅱ……二階建て。ベッドがとても多い。文明的な医療器具がある。
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・食堂Ⅱ……室内でゆっくりと食事を行う事が出来る。とても広い厨房を備えている。
・酒場Ⅲ……落ち着いた雰囲気の店、宴会向きの店、男性向けの店がある。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。
・運動場……鉄棒とうんていがあり、ちょっとした運動ができる。

●主な住民
・開拓者……プレイヤー1。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……プレイヤー2。神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。
・リーダー……プレイヤー3。建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……元は海賊村の奴隷だった少女。現在は王国で話題の作曲家。手芸が得意で、虫が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳が生えた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……元行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……斧やハンマーの扱いに長けた少年。今はデザインの仕事もしている。
・ベル……ちょっとネガティブな皆の妹分。保護者のヤギはハイスペック。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●専門家
・船長……軍事とスポーツ。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・シュシュ……製薬。可愛いものが好きで、意外と力持ち。
・機械技師……機械。老いているがベテランの知識と経験を持つ。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。筋肉を見れば他人の適職を診断できる。
・電気技師……発電と電球の専門家。
・刀鍛冶……製鉄。刀を専門にする職人だが鉄の加工全般が可能で、剣術や金の加工にも精通する。
・こけし……木工。アミ&ミコのファン。インドア派で同類の友人が多い。
・ルアー……水産。声も体格も大きいが魚や猫が自然と寄ってくる。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。


126【21】 ◆CpUz7d.S3o19/03/05(火)00:46:51QQr.rq.wk (6/6)

●村の生産品
・農産物……小麦、大麦、米、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、ベリー類、リンゴ、ブドウ、甜菜、メープルシロップ、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ など
  根菜類……ポテト、サツマイモ、山芋、大根、人参、カブ、ニンニク、玉葱
  豆類……大豆、インゲン豆、エンドウ豆、アズキ、ピーナッツ、緑豆
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト、極小米、油豆、シロップ麦
  非食用……鉄塊米、磁石塊米、金塊米、銀塊米、改良型リラックスコットン、抗体草
・畜産物……肉類、革類、卵(鶏・アヒル)、牛乳、山羊乳、乳製品、羽毛、羊毛、羊皮紙、蜂蜜、絹、スパイダーシルク
・その他食品……マグロ・サバ等、タコ、甲殻類、貝類、醸造酒、蒸留酒、大豆加工食品、調味料類
・鉱物……銅、錫、銀、金、水晶、硫黄、岩塩

●ステータス
人口:約900人
Lv.1…演劇,魔法学 Lv.2…育種,芸術,スポーツ Lv.3…酪農,林業,木工,陶器,製薬,食品加工,造船,金融,ペット,軍事 Lv.4…牧畜,教育,虫飼い
Lv.5…畑作,水産,鉱業,商業,歓楽 Lv.6…金属加工,化学,異界探査 Lv.7…石工 Lv.8…建築,グルメ,酒造,音楽 Lv.9…衛生 Lv.10…鉱物学,医学
Lv.11…服飾
特産:ワイン、シルク 名物:リゾット・うどん 名所:酒場 主産業:衣類


リーダー「開拓者さんはまだ神殿の周りで開拓してる」

リーダー「学者さんは今何してるんすか?」

学者「ぎくっ。ま、まあ色々してるよ。研究とかね」

リーダー「岩塩採掘が終わって暇になったんですね。だったら何か必要な時頼まれてくださいよ」

学者「はあ、分かったよ。皆忙しそうだし、やれることはやるよ」

リーダー「では早速、建築事務所に忘れ物があるので取ってきてくれません?」

学者「博士号を取った僕が、今や使い走りか……」

※学者へ指示を出すことも可能になりました


リーダーが町作りを行います(用地や建物の建設、増築、増設 学者への指示出し その他自由行動)

安価↓1、2、3 建築は1レスに付き2つまで(指定が1つだと二段階伸びる)


127名無しさん@おーぷん19/03/05(火)01:06:10I5N.aa.zf (1/1)

研究所の増築


128【14】19/03/05(火)01:11:15pq2.rq.wl (1/1)

炭田開拓


129【12】19/03/05(火)02:12:57IKS.ad.zf (1/1)

石切場拡大


130【31】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)22:29:51pZZ.sj.la (1/7)

最近、作者の書ける時間が大きく減少しました
夕方~夜以外に投下、安価出しする機会が増えるかもしれません


131【52】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)22:30:19pZZ.sj.la (2/7)

開拓村の研究所は、以前に帝国が建てたものをそのまま再利用している。

特殊な経緯で作られた研究所であるため、その建屋および設備は村に似つかわしくないほど立派なものだ。

リーダー「初めて全体を歩きましたけど、ここはどうにも増築できません」

学者「うん。一通り必要なものが揃ってる。あの帝国の開拓者が建てたものは、悔しいけど質がいい」

学者「でも、今の君なら再現できないって事も無いんじゃないか?」

リーダー「……そうですね。これ以上の改善は難しくても、真似するだけならなんとかなるかもしれません」

学者「機材は共和国から持ってくるしかないかな。ああ、でもこの研究所は共和国の大学の下部組織だからお金の心配はないよ」

リーダー「ところで、さっき研究所内の書庫を見たんですけど、学生さんが読めそうな学術書は無かったんですか?」

学者「うん。昆虫学や材料工学の本もあったはずだけど、帝国が逃げる時に回収していったらしい」


段差の少ない出入口、窓の配置と配管、火災時に使用する貯水槽など、既存の建屋を真似てもう一棟追加された。

二棟の研究所は渡り廊下で繋がれた。

結果、新たに研究室を持てる研究者の人数が増えた。


132【33】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)22:30:37pZZ.sj.la (3/7)

学者「皆、協力ありがとう。いい論文が出来た」

無機化学者「いえいえ、私にとっても面白い研究でした。発表頑張ってください」

地理学者「島の位置を求めただけです。簡単でした」

鉱山学者「俺が書いたのは採掘の手法に関する考察だ。君の研究の恩恵にあずかっただけさ」

学者はついに学会発表の日を迎えた。

リーガル共和国、ユニバー市の会場には地学分野の研究者だけでなく、工業関係者や資産家、政治家、軍の高官も集まっていた。

学者「うわ、すごい大物が来てる。たかが合金程度にそこまで注目する?」

開拓者「そうだな。これで嘘でしたとなれば、お前は二度と共和国の地を踏めないだろうな」

学生「だって有用な資源が見つかればまた帝国が何か仕掛けてくるかもしれませんし」

学者「なんで君たちまで来てるんだ」

開拓者「鉱産資源は開拓に大きく影響するからだ」

学生「図書館の近くだったので」


133【52】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)22:30:58pZZ.sj.la (4/7)

論文のテーマはあくまで『開拓中の島の火口湖付近で採取された岩石の特異性』である。

しかし、聴衆の目的はメインテーマの発表後に話す、軽量新合金の性質および製造法だった。

鉄を中心に微量のレアメタルを含むいくつかの金属を混ぜ合わせたその合金は、赤みがかった色合いで、軽さと硬さを備え、加工が容易な合金だ。

必要な量のレアメタルは開拓村で豊富に入手できる上に、共和国内でも十分調達は可能。

政治家「タングシュタイン博士は開拓村在住とのことですが、バリスタ帝国は岩石と合金について知っていたと考えていますでしょうか?」

学者「いいえ。彼らが鉱物学研究を開始したのは共和国の軍事介入の直前であり、その動機も私から役職を奪うためであると判明しています」

雑誌記者「開拓村での研究の際に最も苦労した事をお聞かせください」

学者「研究機材どころか家と食糧すらなかったことです」

投資家「一体どのようにして合金のアイデアを閃いたのですか?」

学者「村ではたくさん金属が必要だったので、不純物が混じっていても構わないと、火口湖の石を混ぜたら偶然できました」

開拓村にある大神殿からタイムホールで繋がった、螺旋階段の世界で見つけた合金であるという事は当然伏せた。

開拓者「……さっきから学問に無関係な質問ばかりだな」

学生「研究の補助金と世間の注目度が増えるのでいいんじゃないですか」


134【100】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)22:31:58pZZ.sj.la (5/7)

●ステータス
鉱物学Lv.10→11


翌日。

院生「先生! おめでとうございます!」

学者「え? 何かあった?」

教授「見なさい、新聞の学術面トップだ」

ポスドク「先生、もう教授より有名人ですね!」

学者「そ、それは困る。本題の鉱物学的にはさほど大きな発見じゃないし、無機化学の分野から助けてもらわないと合金の話はできなかった」

教授「それでも君がチャンスを掴み大きな発見をしたことに間違いはない」

学者「本当に、まさか遭難したことがチャンスになるとは思いませんでしたよ」


こうして、帝国と一悶着あった遠方の島で新発見があった事は、共和国中の知識人に知れ渡った。

さらにそれを後押しするように、研究所に来ていた他の学者も成果を挙げた。


1.海域の総マッピング
2.火の魔法のエネルギー計算
3.火口湖レアメタル鉱山の開山
4.鉄塊米を機械にも使えるようにする

↓1、2選択


135【77】19/03/11(月)22:35:09zn0.sj.dh (1/1)

2


136名無しさん@おーぷん19/03/11(月)22:35:14t4M.nk.gu (1/1)

4


137【95】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)23:46:17pZZ.sj.la (6/7)

巫女との交流を経た学者が起こせるようになった超常現象、火炎魔法。

事実ではあるがあまりに荒唐無稽であるため、この魔法に関する研究は遅々として進んでいなかった。

物理学者はこの魔法の火力を実験によって数値化し、本人の体調やメンタルによって熱量が変化することを突き止めた。

学者「一体何の研究なんだ」

物理学者「人間の精神が物理現象に干渉する事実が明らかになるかもしれません」

学者「結社はそんなことも研究してるのか」

物理学者「いえ、あくまで私の研究です」

物理学者「古代人は心理リモコンという技術を完成させていました。人の精神がエネルギーを持っていても不思議ではありません」


刀鍛冶「『砂鉄の混合による鉄塊米の融点上昇ハンドブック』か」

労働者(鍵師)「無機化学者さんが書いたもんだ」

労働者(鍵師)「鉄塊米が溶けた後も熱し続け、一定の温度にまで上がったら、磁石で集めた砂鉄を一定量混ぜる事で……」

労働者(鍵師)「一度固まると、普通の鉄と同じように溶けにくくなる、らしいな」

刀鍛冶「なるほど。上手くいけば鉄塊米の用途が大きく広がる」


●ステータス
魔法学Lv.2 金属加工Lv.7 鉱物学→自然科学Lv.12


138【66】 ◆CpUz7d.S3o19/03/11(月)23:50:02pZZ.sj.la (7/7)

学者「研究所の増築とこの間の学会発表がきっかけで、大勢の研究者が開拓村に移り住む事になった」

開拓者「すごい反響だな。住宅は足りているだろう?」

リーダー「人数次第って所ですね」

学者「正確な人数はまだ分からない。どこの研究室が来るかしか聞いてないし、他の大学からも来るって話もある」


このレスのrandom値+50 人程度が共和国から移住(鉱物学Lv.11)

↓1のrandom値 人程度が共和国から移住(自然科学Lv.12)


139【44】19/03/11(月)23:51:54lKO.qp.sz (1/1)




140【23】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)00:00:1082c.0c.xe (1/6)

66+50+44 160人


学者「ざっと計算してみたけど、ほとんど確実に100人を超える」

開拓者「いよいよ人口1000人を突破か」

開拓者「リーダー、お前も、この人数になると今までのように労働者一人一人に接するのは困難だと分かった頃だろう」

リーダー「はい、すでに全然統率できてませんよ。変な要望も出てきましたし」

開拓者「これからは全体に目を届かせることはできない。労働者本人よりも統計とにらめっこするようになるわけだ」

学者「どんな共同体でもそうだしね。海賊村で生まれ育った君からすると理解できないかもだけど」


※160人はターン末に来ます


リーダー「化学者さんが石炭の副産物が欲しいって言うので、村の近くに炭田を開拓しようと思うんです」

学者「いや、炭田はできない」

リーダー「なぜですか!」

学者「この島はかつて火山だったから金銀銅と石英が採れる。でもあまり古い地層じゃないから石炭はあったとしてもごく微量だ」

学者「どこでも掘れば何でも出てくると思ったら大間違いだよ」

リーダー「燃料の輸入が減らせていいと思ったんですけど、埋まって無いんなら仕方ないっすね」

学者「石炭が欲しいなら別の島で探したほうがいい」

学者「例えば最初に開拓してた島。かつて山脈だったわけだから、大昔に堆積した生物遺骸が地表付近に上がってきている可能性はある」

学者「もう少し大きい島で探した方がいいと思うけどね」


141【27】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)00:06:4982c.0c.xe (2/6)

リーダーは他の島へ石炭を探しに行く計画を練った。

リーダー「そこそこ広くて火山島じゃなく昔山脈だった島、知りませんか?」

船長「いや、あまり意識したことはない。海岸線の地形には注目していたが」


リーダー「ウミガメに乗って直接探しに行くしかないか……」

リーダー「俺が見つけられなくても、そこら辺に詳しい人に話を聞けたら何とかなるかもしれない」

※海域のマッピングが済んでいれば確実に見つけられた


1.かつての猫神村
2.最初に開拓していた島
3.王国領インゴット島
4.帝国領職人島

↓1選択 選択肢一つはハズレ


142【91】19/03/12(火)00:09:36bxE.0c.4t (1/2)

2


143【44】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)01:16:1682c.0c.xe (3/6)

リーダーは学者を連れて最初に開拓していた島を訪れた。

ごく小さな集落で、野生の鹿が二人を出迎えた。

リーダー「懐かしいっすねえ」

学者「うん、苦しい日々を思い出すよ」

学者「ほら、この家見てよ。僕が建築作業に参加してた頃の家だ」

リーダー「農家さんや三つ編みちゃんも家建ててましたからね」

学者「でもなんというか、醸造所があったりサウナがあったり、今に通じるものは結構あるね」

リーダー「診療所が初めて建てたまともな建物でしたっけ」

学者「高床式倉庫じゃなかった? まあいいや、石炭を探そう」

リーダー「前は石炭なんて見つけられなかったんですよね?」

学者「そう。見つけたのは銅、鉄、錫、そして鉛の鉱石」

学者「この島で石炭を探すのは難しいし、そもそも炭田が出来る大きさの島じゃない」

リーダー「この島は山脈の一部ってことは、山脈に沿って探せば……」

学者「その通り。候補になる島はほとんどないけど、探せるだけ探してみようか」


このレスのrandom値が奇数なら石炭発見


144【0】19/03/12(火)01:31:44TpT.i4.ix (1/2)

残念


145【21】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)01:46:1282c.0c.xe (4/6)

西にある何もない島、東にある酒蔵島を回ったが、石炭は見つからなかった。

学者「これで手がかり無しだ。諦めよう」

リーダー「燃料の石炭は輸入を続けるしかないですね」


リーダー「という事があったんだよ」

巫女「石炭って何なんですか?」

リーダー「植物が大地の重みで変質したものらしいよ」

巫女「へえ、不思議ですね」


巫女「化学者さん! 石炭を掘ってきました」

化学者「えっ? この島はもちろん近くの島でも見つからなかったって聞いたけど」

巫女「畑に草を埋めて土をかぶせたら出来ました」

化学者「そ、そっか……。でも量が少ないね」

巫女「そうなんです。たくさん埋めたのにちょっとしかできませんでした」

化学者「石炭の多くは古代の巨木とかが元になってるって聞いたことがある。草じゃ全然足りないんだね」

巫女「樹を埋めて石炭を作るのはわたしにも無理ですね……」

一応、開拓村で石炭およびコークスとコールタールを生産できない事もなかった。

ただし生産量はごくわずかである。


146【4】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)01:48:2382c.0c.xe (5/6)

建築班は建築に必要な石材を効率よく切り出すため、石切り場を改善した。

崖上から傾斜の緩い搬出路を整備し、村まで石材を運びやすくした。

また、研磨剤とやすりの生産、石材の研磨を行う作業場も建てた。

リーダー「俺が別の事してる間に仕事が終わってた。悪いな……」

巫女「巻き上げ機を作りました。石を引っ張り上げるのが楽になりますよ」

リーダー「ありがとう。巫女ちゃんも石タイルは見た?」

巫女「はい。共和国で見たような綺麗な床ができそうですね」

石材の研磨をコンスタントに行うようになったことで、建材に滑らかな石のタイルが追加された。

役場や大浴場の内装に使うと、高級感と清潔感を演出することができる。


●成果
・研究所Ⅲ……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。二棟に増えた建屋が受け入れられる研究員の数はとても多い。
・石切り場Ⅲ……建築用の安山岩を切り出し、村へ運搬する。作業場では建材への加工を行っている。

●ステータス
石工Lv.7→9


147【93】 ◆CpUz7d.S3o19/03/12(火)01:54:1582c.0c.xe (6/6)

巫女「今度研究者さん達が移住してきたら、町になるそうです」

三つ編み「今までとやることは変わらないでしょ?」

巫女「いいえ。誰かと仲を深めたり品種改良したりして、わたしが開拓村に与えられる影響力は小さくなると思います」

三つ編み「……みんなそれぞれの仕事場で忙しくなって、今までより会う機会が減るのは、私も間違いないと思う」

巫女「宣教師さんが移住者の子供のために、教育の準備を進めてます」

巫女「今後はうちの子も、勉強や遊びは書庫でするようになるかもしれませんね」


仲良し度
三つ編み★★(EXTRA) 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 赤髪★6.5 バニーガール★6 医者★5 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 シュシュ★2 タンクトップ★1 化学者★1 おかっぱ..9歳 天..9歳


巫女が作業を行います(何かを作る、どこかへ行く、誰かと話す)

(誰かに手料理を作る、服を作って贈る、品種改良で新作物を作る、職人技を使って道具を作ることができます)
(品種改良では作物ミックス、あるいは自由に特徴付加できます)
(お酒はもう振る舞えません)

安価↓1、2、3


148【21】19/03/12(火)02:00:59TpT.i4.ix (2/2)

医者に抗体草どうなったか聞きに行く


149名無しさん@おーぷん19/03/12(火)02:04:58Syk.s5.2v (1/1)

ベルに料理


150【63】19/03/12(火)02:58:04bxE.0c.4t (2/2)

電気モーターを作ってみる


151名無しさん@おーぷん19/03/24(日)22:27:17D8h.jt.gp (1/1)

飽きたかな


152名無しさん@おーぷん19/03/26(火)19:43:254DG.48.yc (1/1)

年度末で忙しいだけやろ


153名無しさん@おーぷん19/03/26(火)21:54:12VF4.ri.6s (1/1)

前に書ける時間が減ったって言ってたし、気長に待ちましょうや


154名無しさん@おーぷん19/03/27(水)12:24:20JtY.ov.5g (1/1)

ここってそんなに保守せんでも落ちんよな?


155名無しさん@おーぷん19/04/11(木)08:06:04vwf.l4.lu (1/1)

春は忙しいからな
まってるぞ


156名無しさん@おーぷん19/04/28(日)19:44:33ZjU.m3.le (1/1)

ゴールデンウィーク中は更新あるのかな?


157名無しさん@おーぷん19/05/06(月)01:59:16iVq.e3.qh (1/1)

まだかなー


158名無しさん@おーぷん19/05/18(土)20:31:14kGx.wp.ip (1/1)

待ってるぞ


159名無しさん@おーぷん19/06/03(月)10:30:51vQP.af.pb (1/1)

まだかな?


160◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)18:55:17mF.ox.L1 (1/16)

診療所。

医者「ずいぶん久しぶりじゃないか?」

巫女「お互い忙しい日が続いてましたからね」

巫女「医者さん、わたしが品種改良で作った薬草はどうなりましたか?」

医者「試験に成功した。何例かの患者で試したところ、狙い通り目当ての病原体を殺す効果を発揮しているようだ」

医者「引き続き、外国の感染症を治療できるかどうか試験を行うつもりだ」

巫女「数日前、わたしの事を探してたって聞きましたけど、何だったんですか?」

医者「ああ、実は今話した事だ」

医者「付いてきて欲しい場所がある。外国だ」


バンジー連邦内陸、カバシラ州。

医者「ここでは熱血病を始めとする様々な感染症が広まっている。虫刺されに気を付けろ」

妖精「蚊は極力私が遠ざけるわー」

巫女「熱血病って何ですか? 気持ちが昂るんですか?」

医者「感染すると高熱と共に体中から血が噴き出る。その血液が熱い」

シュシュ「ひええ」

医者「血液感染するため看病や臨床研究に高いリスクが伴う。奴隷を介して外国に広まる懸念もあり、大変危険な感染症だ」

シュシュ「そんな病気を広める奴隷商人なんて、もはやテロですよ……!」

医者「ところが、親や村長が感染者を奴隷として売り払う例もある」

巫女「ひ、ひどい……。絶対に全員治しましょう!」


161◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)18:56:02mF.ox.L1 (2/16)

一行は奥地の村に移動し、感染者の血液を採取、抗体草に注射した。

シュシュ「後は育つのを待ってから、すり潰して患者に……」

医者「待てない。巫女、早く育つように念を送ってくれ」

巫女「はい。わたしも今すぐ成長して欲しいです!」

そして三人がふと目を離した隙に、抗体草は大きく育った。

巫女「できました! 早速患者さんに薬をあげましょう」


粉薬を与えて、数時間後。

村の医師「おお……熱が引いている……!」

シュシュ「良かった……!」

医者「医療に革命が起きた。今後数年のうちにあらゆる感染症を撲滅できる!」

医者「巫女、君の力だ。君が世界を救ったのだ」

巫女「ちょっと品種改良しただけで……?」

医者「だが熱血病は私にとって通り道に過ぎない。もう一つ、行くべき場所がある」

シュシュ「もっと危険な病気があるんですか?」

医者「そうだ。だからシュシュは連れていくことができない。この村に留まって、経過を見守っていてくれ」

シュシュ「はい!」


162◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:00:43mF.ox.L1 (3/16)

巫女と医者の二人は、イルカで川を遡上後、馬車を乗り継いで見た目では特に変哲の無い森へと向かった。

巫女「ここは、どこの国なんでしょう?」

医者「どこの国でもない。放棄された土地だ」

巫女「でしたら、いつか開拓者さんに開拓されるかもしれませんね」

医者「それは不可能だ。この先は汚染区域。そろそろ立入禁止の札が見えてくる」

巫女「そんな所に行って大丈夫なんですか……?」

医者「病は気から、大丈夫だ」

医者「私の身は危険だが……私はここで死んでも構わない」

巫女「医者さん、なんでそんな事言うんですか。医者さんが死んでしまったら開拓村の皆が悲しみますよ」

医者「ここまで連れてきてしまったからには、話しておくべきか……」

医者「この先に、私の生まれ故郷がある」


秘密結社“蛇眼”管理区域『急速腐敗病 汚染領域』。

巫女「森が、枯れてます……」

医者「あの日を境に、この土地の動物、植物は死に絶えた」

医者「この土地に侵入した者も、一部の例外を除き24時間以内に全身が腐敗して死に至る」

巫女「医者さんは無事だったんですね」

医者「ああ、だからここにいる。周囲にもいくつか無事な木々が残っているだろう」

巫女「あっ、あそこに弱ったネズミさんが!」

医者「まだ息はあるな。採血頼む」

妖精「はーい」

妖精がそこそこのサイズの蚊の姿になり、ネズミから血液を採取、抗体草の苗に注射した。

巫女「すぐに助けてあげますからね……!」

すぐに育った抗体草をネズミに与え、様子を見た。

しかし、ネズミが治ることはなかった。

巫女「そんな、どうして……」

医者「病には様々な原因がある。抗体草も万能ではなかったということだ」


163◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:01:10mF.ox.L1 (4/16)

医者は唇を噛み、ひどく悔しがっているように見えた。

巫女「何か、この病気の治療にこだわる理由があるんですか?」

医者「医者となった私の初めての患者だったんだ。患者は家族だった」

医者「私は家族の仇を討つために……この土地の隔離を行っていた団体に加入した」

医者「そこにいれば、治療法が見つかるかもしれないと思った」

医者「ついに光明が見えたと思ったのだが……」

巫女「……わたしの力及ばず、すいません」

医者「何、希望は捨てていないさ。まだ異界の探索も途中だろう?」

医者「君の作り出した抗体草で、多くの感染症を撲滅できれば、研究のリソースも残された難病に向かう」

医者「もっとも、医学の常識を覆す発明だ。当然、しばらくの間使用が認められることはないが……」

医者「それでも、なるべく早く使用できるように私が交渉する」

医者「私達の目指す未来は同じだ。これからも協力してくれるね?」

巫女「はい、もちろんです!」


開拓村は、医学分野で国際的に密かに注目される村になった。


●ステータス
医学Lv.10→11

仲良し度
医者…★5→6


164◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:01:26mF.ox.L1 (5/16)

巫女「こんにちはー」

シュシュ「巫女ちゃん! ベルちゃん見てない!?」

巫女「わたしもベルちゃんを探してたんです。料理のおすそ分けをしようと」

シュシュ「うん、毎日ありがとうね」

巫女「ベルちゃん、家にいないんですか?」

シュシュ「ヤギさん達もいないし、どこに行っちゃったんだろう……?」


その時、ベルはイルカに乗って遠く離れた地へ向かっていた。

ベル(秘密結社の人……開拓者さん……ごめんなさい)

ベル(それでも、あたしにはどうしてもやらないといけない事がある)

ベル(この力で……!)


ここはカチクスタンを構成するうちの一国、ヤギスタン。

その名の通り、ヤギの飼育が盛んな地域だ。

この国は、連邦内で最も発展したヒツジスタンと対立しており、悪魔の国と呼ばれ蔑まれていた。

そのため、連邦政府によって、ヤギスタン国民はヤギ以外の家畜の飼育数に厳しい制限をかけられていた。

ヤギ飼い「もう駄目だ……」

ヤギ飼い「病気でヤギが死に、作物も不作で、厳しい徴税で金もない」

ヤギ飼い「もはや私達村民は飢えて死ぬのを待つしかないのか……」

ヤギ飼い(あれは、光り輝くヤギに乗った少女?)

ヤギ飼い(飢えでとうとう幻覚まで見えてきたか)

「大変! 早くこのミルクを飲んで」

ヤギ飼い「う、くっ……」

「特別なミルクだよ。すぐに元気になれるから」

ヤギ飼い「……君は、いったい……」

「あたしは……ヤギの使者」

「すべての家畜と、畜産業の人を助けにきたの」


165【93】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:03:22mF.ox.L1 (6/16)

数日後。

学者「このメンバーを集めたってことは、また結社の話?」

医者「ああ。ニュースが入った。オカルト話とされているが、信憑性は高い」

医者は秘密結社が用意した報告書をテーブルに置いた。

開拓者「ほう。カチクスタンで生物学の常識を覆す新しい品種の牛が発見されたのか」

学者「屠殺しても体の半分以上が残っていれば再生する、か」

開拓者「おそらく牛以外にも似たような特性の品種がいるんだろうな」

医者「現在調査中だ」

学者「狂ってるね。世界各地でこんなことが同時期に起こる?」

医者「起こるわけがない」

学者「巫女か、ベルちゃんか、牙クジラか……未発見の改変能力者か」

開拓者「まあ、想像はつくがな」


現地住民は、光り輝く二頭のヤギを連れた少女が天から降りてくるのを目撃したという。

少女は飢えた住民にミルクを差し出した後、村にいる家畜をすべて見て回った。

名を尋ねると、少し迷った後にミロと名乗ったそうだ。


学者「偽名使った意味ある?」

開拓者「俺たち宛てだな。自分自身と、そして巫女についてもどういうものなのか知っているぞ、と」

開拓者「M-5サンプルに対して、自分はM-6サンプルだから、ミロ」

医者「知っているのに勝手な行動をしたのか……」

開拓者「世界に大きな混乱を生まないように、辺鄙な土地を選んだのだろう」

開拓者「目的は、家畜が死ななくて済む世界にしたいといったところか。俺は支持するぞ」

学者「加工済みの肉や革が牧場にそっと置かれているよりは健全かな。人の手が加わる分ね」

医者「そうか……死ににくい事を除けば、知性も栄養価も通常の家畜と変わらないか……」


166【54】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:03:46mF.ox.L1 (7/16)

シュシュとベルの家。

巫女「ベルちゃん、どうですか?」

巫女「バターパンをいろいろなフルーツから作ったジャムで味付けしてみました」

ベル「……おいしくない」

巫女「えー!? シロップ麦から精製した甘味料を使ったのに!」

ベル「だからだよ」

開拓者「こっちのチーズケーキは美味いぞ。巫女が作ったんじゃないのか?」

シュシュ「それはベルちゃんだね」

開拓者「そ、そうか」

ベル「ヤギさんに混ぜるのを手伝ってもらったけど、へんなものは入ってないからね」

シュシュ「巫女ちゃん、やっぱりいつも通り普通の材料を使った方がよかったんじゃないかな……」

ベル「そ。お姉ちゃんはもう少し自重した方がいいよ」

ベル「良かれと思ってやりすぎちゃうのが昔からの悪いクセ」

巫女「そうですね……開拓者さんにもいろいろ迷惑をかけてしまいました」

開拓者「そうか? 思い描いていた開拓とは違ったが、結果的にとても助けられているぞ」

開拓者「この間作り出した抗体草なんて、医者が絶賛していたじゃないか」

ベル「でもさ、お姉ちゃんが暴走しがちなのは確かだからさ」

ベル「これからは何かする前に相談して。あたしだけじゃなくて、みんなに」

シュシュ「そうだね……うっかりミスで村を滅ぼしてしまったら取り返しがつかないよ」

開拓者(一回人類を滅ぼしているんだよな……)

ベル「開拓者さん、大丈夫。今度は何があってもあたしが止める。止めてみせるから」

巫女「シュシュさんもベルちゃんも大げさですよ!」


開拓者(……古代人たちよ)

開拓者(お前達の、生命を軽視した研究は自らを滅ぼす結果をもたらした)

開拓者(しかし今、その力は感染症の治療や家畜を殺さない精肉技術など……生命を守るために使われている)

開拓者(どんな技術も使いようだ)

開拓者(そして、妙な改変をせずとも人は日々成長するのだ)


開拓村は、畜産業で国際的に密かに注目される村になった。


●ステータス
牧畜Lv.4→5

仲良し度
医者…★8→9


167【90】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:04:03mF.ox.L1 (8/16)

機械開発所。

刀鍛冶「改まって呼び出すとは珍しい」

電気技師「機械技師のじいさんまで。しばらく見ないうちに体調良くなったんだな」

技師「ワシらを集めたということは、発明の相談かな?」

巫女は3人の技術者に永久モーターを見せた。

巫女「以前、船のスクリューに使おうとしたんですけど、結局中止したんです」

巫女「これをもっと有効に活用できないでしょうか?」

刀鍛冶「無限に回り続けるのは利点であり、欠点でもある」

技師「ほとんどの機械を自動化できるが、2個しかないか……」

電気技師「発電機につなげば風力に頼らなくても永遠に発電できるぜ」

巫女「そうしましょう。街灯はずっと付いていてもいいですもんね」


一行は風車小屋に移動した。

電気技師「回るといえば、発電機に電気を流すと回るんだよ。面白いだろ?」

技師「ん? 発電機をつなげば村中の機械を自動化できるんじゃないかい?」

電気技師「そうだな……。ただ、発電機の量産が必要だな」

刀鍛冶「今まで、電気を動力に変換しようとした技術者はいなかったのか?」

電気技師「光の国ってかなり保守的なんだよ」

電気技師「灯りのこと以外は、昔ながらのやり方を続けるのを好んでんだ」

巫女「電灯と伝統の国……」

電気技師「でもな、発電機を大量生産するなら、大量の磁石が要る」

巫女「磁石は畑でたくさん収穫できますよ」

電気技師「電気を通すための銅線も必要だ」

巫女「畑で新鮮な金と銀が採れるので、それじゃダメですか?」

電気技師「まあ、それでいいが……」

技師「早速作業を始めよう」

刀鍛冶「細かい加工は任せてくれ」


開拓村で、電気モーターが発明された。


168【62】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:04:21mF.ox.L1 (9/16)

数日後……。

村中で電気モーターが使われるようになった。

しかし、例えば紡績所などでは蒸気機関が残っており、繊細な操作が要求される仕事は人の手で行われている。

大がかりな装置を動かす工業系の作業場では、驚くほど効率が上昇した。

今まで装置を動かしていた力自慢の住民達だけが少し不満そうにしている。


●ステータス
石工Lv.9→10 建築Lv.8→9 金属加工Lv.7→8 鉱業Lv.5→6 造船Lv.3→4 木工Lv.3→4


学者「うん、久しぶりにまっとうかつ先進的な発展を見た」

開拓者「開拓の枠を超えて進みすぎたな。世界初だろう?」

医者「しかし、そうはならないようだ」

巫女「わたし達が最初じゃないんですか!? 一体どこの誰が」

医者「光の国と鋼の国の連合帝国が、電気を動力に変える機構を完成させたとの情報が入った」

学者「参ったね……。世界的にはあちらが先と見なされるだろうね」

開拓者「ちょうど同じ時期に大国とこの島で、両国の技術者が出会い、同じ発明が生まれたか」

学者「バリスタ帝国だけでも厄介なのに、他の帝国まで休息に力をつけ始めた……」

巫女「またどこかが攻めてきたら、この村、どうなっちゃうんでしょうね……」

開拓者(ここには、奇妙かつ強力な技術が数多く存在している)

開拓者(仮に古代人の技術がどこかの帝国の手に渡った場合、待っているのは世界の崩壊だ……)

開拓者(そうならないように秘密結社が守ってくれているわけだが……)

開拓者(……果たして開拓者の俺が考える問題なのだろうか?)


169【73】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:04:52mF.ox.L1 (10/16)

リーガル共和国から160人の研究者が来島した。


●ステータス
人口:約900人→約1050人


★ランクアップ★

人口:約1050人

ランク:村 → 町


開拓者「ついに人口1000人超までたどり着いた」

リーダー「長かったけれど、これでようやく……」

巫女「町ができたんですね!」

開拓者「ああ! 皆の協力のおかげだ。改めて、礼を言う」

開拓者「本当にありがとう!」

学者「懐かしいなあ……はじめはその日を生きるので精いっぱいのサバイバル生活」

三つ編み「船長さんに会って私達が加わってやっと5人……そのあと廃村の近くの神殿で、巫女と出会ったわ」

農家A「奴隷として売られそうだった俺たちを拾ってくれてありがとな」

農家B「変わった作物ばっかりでエキサイティングな毎日だ!」

農家C「ワクワクドキドキしっぱなしだ」

バニー「ここは天国よ。開拓村に来てから、楽しく笑えるようになったの。開拓者さん、みんな、アタシからもありがとう」

労働者(エプロン)「デザイナーちゃんがここにいないのが残念だね……」

タンクトップ「結局島が小さすぎて、ここ海賊島に引っ越してきたんだったな」

化学者「あの頃とは見違えるくらい住みやすい町になって、僕も成長できた」

陶器職人「……フン」

開拓者「特に巫女。お前は俺がいない間よく頑張ってくれた」

巫女「開拓者さんの考えとはかなり違う村にして混乱させてしまいましたけれど、そう言ってもらえると嬉しいです」


170【86】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:05:20mF.ox.L1 (11/16)

開拓者「さて、これで開拓は終わり。ここからは開発の時代だ」

紳士「ええ。自由な商業の時代です。そして、税を徴収してそれを適切に還元し、住民を増やし町を発展させる……町を運営する者の仕事ですな」

船長「外国の脅威も気になるが……何かあれば再び力を尽くそう。大切な町を守るためなら何でもしよう」

シュシュ「帝国に負けないように頑張ろう! いなくなった水夫さんの分も……ね! 開拓者さん!」

開拓者「…………ふう」

ぬい「みゅ?」


開拓者「開拓は終わりだ。俺はこの町を去ることにした」


電気技師「うおおい!? 嘘だろ!?」

刀鍛冶「今後も責任者を務めてほしかったが、致し方なしか」

赤髪「なんだって!? バリスタ帝国とのいざこざがまだ片付いてないだろ!?」

開拓者「お前には特に因縁があるんだったな。だが、それはお前達の仕事だ」

宣教師「教育に関してもまだまだ課題は山積みですが……」

おかっぱ「わたしと天も島の外に行く!」

天「お母さんたちと行こう……?」

医者「感心しないな。異界探査に加え、畑、牧場のことといい、手に余る事が多いのは分かるが、一人だけ逃げ出すつもりか?」

開拓者「人聞きの悪い。俺の仕事は開拓だぞ」

開拓者「あとは、お前たちに任せれば大丈夫だと信じているんだ」

こけし「……ご安心を。アミさんと巫女さんは私達が守りますので……」

ルアー「自分がいる限り! 町の皆さんに! 食事の心配はさせません!」

学生「私達の手で、町を育てていく……! できるかな……?」

技師「行ってくるといい。世界は広い。君の開拓する土地はまだまだあるんだろう」

ベル「いってらっしゃい。あたしたちがこの町を大きな都市にして驚かせるから、またいつか帰ってきてね」


開拓者「ふっ……。名残惜しいな」

開拓者「だが、ここで出来ることはやった。あとは住民次第だ」

開拓者「俺は、いつもの開拓に戻ろう……さらば、離島の町!!」


171【62】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:06:20mF.ox.L1 (12/16)

町が完成!

計54ターン

称号:古代の不思議と最先端の技術が集う、小さな離島から世界を変える町
ランク:町

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行っていた。
・石切り場Ⅲ……建築用の安山岩を切り出し、村へ運搬する。作業場では建材への加工を行っている。
・村役場Ⅱ……村の集会場。名簿の管理と、住民の要望を聞く役割も担う。
・漁港Ⅱ……入り江に設けた小さな港。水産物の加工・保管所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・大砲……入り江を防衛するための兵器。基本的に賊へのアピール用。現在は2門ある。
・近代港……木造住宅地に面した港。非常に広く、利便性が高い。灯台や倉庫も備える。大型蒸気船が停泊している。
・藁葺き住宅街……のどかな農村の雰囲気を残した約400棟の住宅群。漁港に近い。
・木造住宅地……素朴な約100棟の住宅群。近代港に近い。
・道路……中心部と住宅地は石で舗装されている。
・上水道Ⅱ……湧き水はろ過槽を通って村の各地へ運ばれる。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場×3……一棟あたり一度に50人まで入れる入浴施設。
・銭湯……お金を払って入場する入浴施設。住宅街に近く、大浴場の混雑を嫌う住民に人気。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……ブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……豚三頭とアヒル一羽が放牧されている。畜産物の加工場がある。牧草を植えた。
・羊舎……羊が一匹で気ままに過ごしている。
・鶏舎……約40匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……15頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用、製油所用、発電用の計三台。
・紡績工房Ⅱ……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蜘蛛などを飼っている。養蚕小屋が併設された。
・木工工作所Ⅱ……木工に必要な設備が揃っている。主に家具を製作している。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋Ⅱ……様々なデザインの服や靴、帽子を作る作業場。店舗もある。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。
・薬局……製薬と処方を行う施設。
・磁石加工場……磁石塊米を削って使いやすい形に加工する作業場。
・造船所……大型船舶を建造する施設。ドックとクレーンがある。
●その他施設
・銀行……金貨の保管庫。貸出の受付は開拓者へ。通貨の両替も行う。
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所Ⅱ……医者が住民の診察を行う。現在は二か所ある。
・病院Ⅱ……二階建て。ベッドがとても多い。文明的な医療器具がある。
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・食堂Ⅱ……室内でゆっくりと食事を行う事が出来る。とても広い厨房を備えている。
・酒場Ⅲ……落ち着いた雰囲気の店、宴会向きの店、男性向けの店がある。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所Ⅲ……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。二棟に増えた建屋が受け入れられる研究員の数はとても多い。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。
・運動場……鉄棒とうんていがあり、ちょっとした運動ができる。


172【46】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:06:57mF.ox.L1 (13/16)

●主な住民
・巫女……様々な特殊能力を持つ女性。古代人の作った人間兵器だが、本人に自覚はない。
・三つ編み……女性同士だが巫女と結婚している。カタパルト王国で話題の作曲家。手芸が得意で、虫が好き。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。

・ベル……巫女と同じ力を持つがこちらは自覚あり。人間と家畜動物の新しい関係を模索している。
・シュシュ……ベルの同居人。主に製薬の仕事をしている。可愛いものが好きで、意外と力持ち。

・医者……サバイバルが趣味の外科医。異常な技術を隠蔽する秘密結社のエージェントとして町を守る。
・リーダー……建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・バニーガール……兎の耳が生えた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……交易の責任者であり、金融業を営んでいる。
・赤髪……木工やデザインの仕事をしている少年。
・船長……かつて町が海賊村だったころの長。防衛を担う労働者の訓練のほか、外交の代表も務める。

・陶器職人……偏屈な老人だが腕は確か。息子である化学者を内心では認めている。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・機械技師……老いているがベテランの知識と経験を持つ。
・宣教師……読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……上半身の筋肉だけ異常に発達した男。筋肉を見れば他人の適職を診断できる。
・電気技師……発電と電球の専門家。電気モーターを発明した。
・刀鍛冶……刀を専門にする職人だが鉄の加工全般が可能で、剣術や金の加工にも精通する。
・こけし……アミ&ミコのファン。インドア派で同類の友人が多い。
・ルアー……声も体格も大きいが魚や猫が自然と寄ってくる。
・学生……本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。

・自然科学者……リーガル共和国からやってきた研究者たち。
・研究員……古代技術の研究のために秘密結社から派遣された客人。
・農家……農業が専門の労働者。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●村の生産品
・農産物……小麦、大麦、米、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、ベリー類、リンゴ、ブドウ、甜菜、メープルシロップ、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、ルッコラ など
  根菜類……ポテト、サツマイモ、山芋、大根、人参、カブ、ニンニク、玉葱
  豆類……大豆、インゲン豆、エンドウ豆、アズキ、ピーナッツ、緑豆
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト、極小米、油豆、シロップ麦
  非食用……鉄塊米、磁石塊米、金塊米、銀塊米、改良型リラックスコットン、抗体草
・畜産物……肉類、革類、卵(鶏・アヒル)、牛乳、山羊乳、乳製品、羽毛、羊毛、羊皮紙、蜂蜜、絹、スパイダーシルク
・その他食品……マグロ・サバ等、タコ、甲殻類、貝類、醸造酒、蒸留酒、大豆加工食品、調味料類
・鉱物……銅、錫、銀、金、水晶、硫黄、岩塩

●ステータス
人口:約1050人
Lv.1…演劇 Lv.2…育種,芸術,スポーツ,魔法学 Lv.3…酪農,林業,陶器,製薬,食品加工,金融,ペット,軍事 Lv.4…木工,造船,教育,虫飼い
Lv.5…畑作,水産,牧畜,商業,歓楽 Lv.6…鉱業,化学,異界探査 Lv.8…金属加工,グルメ,酒造,音楽 Lv.9…建築,衛生 Lv.10…石工
Lv.11…医学、服飾 Lv.12…自然科学
特産:ワイン、シルク 名物:リゾット・うどん 名所:酒場 主産業:衣類

※巫女と住民との仲良し度
三つ編み★★(★14相当) 学者★10(MAX) ベル★9 紳士★6.5 赤髪★6.5 バニーガール★6 医者★6 農家★4 リーダー★4 開拓者★2.5
船長★5.5 (学生★2.5) シュシュ★2 タンクトップ★1 化学者★1 おかっぱ..9歳 天..9歳


173【97】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:07:19mF.ox.L1 (14/16)

巫女「あっという間に行ってしまいましたね……」

三つ編み「大丈夫。私達が音楽活動を続ければ、遠くの国にもきっとメロディが届くわ」

巫女「アミさんの曲、聴いたら絶対に分かりますもんね」

三つ編み「それに、巫女がその気になったらいつでも会いに行けるでしょ?」


医者(……確かに、開拓者は部外者。古代人の後始末は私の仕事だ)

医者「それでも、寂しくなるな……」

紳士「開拓者さんですか」

医者「ああ。君も世話になったのだろう?」

紳士「ええ。彼には今後も町長として私達を率いていただきたかったのですがね」

紳士「私は町長にはなりませんよ。はてさて、誰が選ばれることやら……」


リーダー「巫女ちゃん! 学者さん見てないか!?」

巫女「えっ……。そういえば最近姿を見ないような」


174【77】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:13:42mF.ox.L1 (15/16)

カタパルト王国からずっと砂漠を進み続け、どこかも分からぬ辺境の地……。

学者「暑い……。のどが渇いた……」

開拓者「さっき飲んだばかりだろう……」

開拓者「そもそも、不平を言うならなぜついてきたんだ」

学者「あの島には十分研究者がいるし、それにさ……」

学者「開拓者についてきたら、また何か珍しいものに出会えるかもしれないじゃないか」

開拓者「まったく……」

開拓者「……あの岩山の上にあるのは、建物か?」

学者「何が出てくるか楽しみだ。盗賊か、女の子か」

開拓者「まだ開拓する場所も決まっていないのに人が増えたら困る。スルーだ」

学者「ええっ、水がある可能性もあるのに!」

開拓者「覗くだけ覗いてみるか」

開拓者「あそこを拠点に開拓を進めてみるのもいいかもしれんな」

開拓者「次はどんな町ができるだろうか……」



開拓者「安価の力で町を作る」 END


175【74】 ◆CpUz7d.S3o20/05/21(木)19:14:19mF.ox.L1 (16/16)

読んでくださった方、安価に参加してくださった方、ありがとうございます。

まず、一年以上放置してすみませんでした。

町編のシステムも一応用意していましたが、期間が空きすぎたため打ち切りエンドとしました。
異界と古代人関連はやりすぎたと反省。

SS速報VIPにスレを立てました → https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590055886/
8ターンで終わるスレです。


176名無しさん@おーぷん20/05/21(木)20:26:47hP.sg.L1 (1/1)

おお、終わってしまったか。もうちょっと続きを見たかったから少し残念だけど、エタるよりはずっと良いし無事に完結して良かった
何はともあれ乙です。次回作も期待してます


177名無しさん@おーぷん20/05/24(日)09:28:23KR.7b.L1 (1/1)

完結お疲れ様です、楽しく参加させてもらいました
エルフ村ゲームは結構やりがいがあって面白かったです、攻略に協力してくれた皆さんもありがとうございました
次も楽しみにしています