1オパビー2019/02/17(日) 23:47:15.38UwdiAq3U0 (1/3)

基本、安価重視(奴隷殺し以外)
優しい世界も許可。


2オパビー2019/02/17(日) 23:52:26.98UwdiAq3U0 (2/3)

俺「暇だ」

俺「そうだ、奴隷を買おう」

主人公の名前 ヒラナリ
性別 男
種族>>下1
職業(身分)>>下2
身体的特徴>>下3


3書いた人2019/02/17(日) 23:53:16.58UwdiAq3U0 (3/3)

あと性格>>下4


4以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/17(日) 23:56:40.132lfDVO+50 (1/1)

ゴーレム


5以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/17(日) 23:58:40.79QsnjdOSto (1/1)

貴族の三男坊


6以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/17(日) 23:59:18.48JvUI0bQPo (1/1)

特徴がないのが特徴


7以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/17(日) 23:59:49.58LuSCNeMLo (1/1)

傷だらけのものが好き傷付けるのも好き


8オパビー2019/02/18(月) 00:08:50.46qGCx8RTu0 (1/14)

ゴーレム………貴族の三男坊………傷が好き………身体的特徴無し………


9以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 00:16:55.43fSdnnN1go (1/1)

主人公が濃すぎる


10書いた人2019/02/18(月) 00:18:07.83qGCx8RTu0 (2/14)

俺の名前はヒラナリ。
ゴーレムの貴族の三男坊だ。
半人半ゴーレム、と言った方がいいな。
身体のいくつかの部位は鉄で出来ており光沢が美しいが、定期的に磨かないと錆び付くのが難点だ。
ゴーレムと言っても特に剛力が在るわけでも魔法金属な訳でもない、極一般的な半人半ゴーレムだ。
貴族の三男坊で仕事も無いし、特別趣味が在るわけでもない俺は、今日は奴隷を買うことに決め奴隷市へと足を運んでいた。


11オパビー2019/02/18(月) 00:19:21.46qGCx8RTu0 (3/14)

俺は奴隷市の商品目録を手にとり、それに目を通した。


12オパビー2019/02/18(月) 00:21:35.79qGCx8RTu0 (4/14)

人間 犯罪奴隷、没落貴族、戦争奴隷、その他

野獣族 主に哺乳類の獣人の事を言う。ケンタウロスもここに含む。モフモフ。

竜鱗族 は虫類の獣人や竜人など。ラミアもここ。やや筋肉質。

鳥翼族 鳥の獣人(ハーピー)や天使のように羽が生えたものを言う。羽毛が気持ちいい。

水生族 両生類の獣人や人魚、海洋生物の獣人をまとめて言う。身体が冷やっこい。

亜人族 コブリン、オーク、オーガ、サキュバスなども含む。人間に比べ丈夫。エルフもここ。

木人族 トレント、ドライアド、マンドラゴラなど。植物を操ることができる。

魔族 スライム娘、ミミック娘などはここ。取り扱い注意。

IM・ビーイング 機械生命体。魔法生命体のゴーレムも含む。人間そっくりなものからゴンベイまで。

獣 そのまま。むしろペット向け。幻獣あり。

天空族 空から落ちてきた種族。半透明だったり手が四本あったり目が三つだったりする。地球で言うところの宇宙人。(稀少なためコンマ80以上の場合のみ出現)


13オパビー2019/02/18(月) 00:27:26.03qGCx8RTu0 (5/14)

市場を見渡して見たところ、大体の種族は揃っているようだ。
流石は王都の奴隷市だ。
俺は好みの奴隷を探す為、いくらか市の中を回って見ることにした。

気に入った奴隷の、種族、見た目、カップ、身長、様子を3人まで>>下


14オパビー2019/02/18(月) 00:28:31.03qGCx8RTu0 (6/14)

なお全員傷だらけ。

また、ケモ度について。ケモ度は①動物が立ったような見た目、②人間の骨格をした動物、③身体の一部が動物みたいな人間、④ケモ耳+尻尾、の4段階に別れる。
能力について。どの個体もピンキリのため、調整可能。


15以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 00:31:47.13cNltk/gD0 (1/1)

種族 木人族 ドライアド
見た目 枯れ木のような手足
カップ C
身長 145
様子 レイプ目で反応が薄い


16以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 00:36:55.57Y6gl8o6Eo (1/2)

人間
銀髪赤眼 気弱そうな見た目 妊婦のような下腹部に謎の魔法陣
b
142
分娩台のようなものに拘束されている。時折魔法陣が輝きそのたびに嬌声をあげている


17書いた人2019/02/18(月) 00:40:48.15qGCx8RTu0 (7/14)

>>16
膨らみかけてるって事でいいのか?


18以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 00:41:28.34Y6gl8o6Eo (2/2)

>>17
そんな感じ


19書いた人2019/02/18(月) 00:43:28.54qGCx8RTu0 (8/14)

>>18おk
あと一人だが、主人公は物理的な「傷」が好きなだけで死にかけが好きな訳じゃ無いぞ。


20以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 00:53:48.85nKzkuTAAo (1/1)

種族 鳥翼族
見た目 真っ白の羽、白髪赤目のハーピィ。片方の羽が半分くらいしかない。体の前側に擦り傷が多い
カップ D
身長 156
様子 楽しそうだが目が死んでる。飛べなくなった事も理解せず飛ぼうとしてる


21オパビー2019/02/18(月) 01:13:50.40qGCx8RTu0 (9/14)

商人「これはこれはヒラナリ様。ご機嫌よろしゅうございますか?」

俺「ああ、商人。今日は奴隷を買いに来たんだ」

商人「それはよろしい事でして。してお気に入りの奴隷はもう見つかりましたかな?」

俺「そうだな………」

俺は商人に気に入った奴隷の番号を伝えた。
とりあえず、候補の三人だ。

商人「分かりました。直ぐ! ご用意致しますので…………」


22オパビー2019/02/18(月) 01:23:28.49qGCx8RTu0 (10/14)

商人「連れて参りましたヒラナリ様」

商人がつれてきたのは三人の奴隷だ。
一人目は背の小さい木人族のドライアドの娘。
栄養を与えられてないのか、両手足は枯れ木のようにやせ細っている。
また目は虚ろで、俺を見ても特に反応は無く、ただじっと見ている。
おおよそレイプでもされたのだろうな。
栄養を与えればすぐにでも元の体型に戻るだろうが、栄養を失った四肢に付けられた深い傷は健康な時より残りやすそうだ。
まるで木の皮に石で引っ掻いたような傷だ。
樹木の傷は無機物な物に付けられた傷よりも息をしており、逆に動物に付けられた物よりも神秘的だ。
断面に少し覗く薄い緑色がまた見る目を飽きさせない。
あれは古い傷だが、もし新しい傷を刻んだらどうなるのだろう。


23オパビー2019/02/18(月) 01:35:38.13qGCx8RTu0 (11/14)

二人目は人間だ。
先ほど俺が見つけたときは舌を垂らしたまま分娩台のようなものに拘束され、時折下腹部に刻まれた恐らく淫紋である紋章が輝くとそのたびに、まるで絶頂するかのような声を上げていた。
今は分娩台にこそ拘束されていないが、やはり数分に一回紋章が輝き快楽を与えているようだ。
また淫紋が刻まれている下腹部は少し膨らみかけているのが見て取れる。
大方性処理の道具として使われ続け、妊娠でもしたのだろう。
体中に痛々しく目立つ痣や大きなミミズばれ、それらはおそらく鞭や暴力によるものだろう。
鞭の痕に伝うように傷がパックリと開いているところもあり、実に綺麗だ。
あのように真っ直ぐ傷がつくというのはよほどの手の者がやったのだろう
手首が手枷の影響で皮が剥け、ボロボロになっているのもポイントが高い。


24オパビー2019/02/18(月) 01:37:11.69qGCx8RTu0 (12/14)

スマンねるで。
眠すぎて無理っす。


25以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 01:45:10.36q5wYD0K2o (1/1)

傷つけたらそのまま死にそうな奴が多い
お通夜で


26オパビー2019/02/18(月) 23:47:21.63qGCx8RTu0 (13/14)

三人目は両腕が白い翼になっている鳥翼族の少女だった。
ふむ、羽毛はふかふかでなかなか触り心地が良さそうだ。
二人目の人間と同じく赤い目をしているが、髪はさらに色が薄く、翼と同じ純白の色だった。
ずっと楽しそうにニコニコと笑っている。
その目はまるで感情が無いかのように深い闇に憑かれているが。
そんなことより傷だ。
体の前側に、転びでもしたのだろうか、沢山の擦り傷が見て取れる。
白く柔い肌に刻まれた傷は俺の意欲をかきたてるものがある。
ただ一つ文句があるのなら、左の翼が人間で言うところの肘のあたりから無い事だ。
部位欠損は俺はあまり好かない。
傷を付ける面積が減るからな。


27オパビー2019/02/18(月) 23:51:11.96qGCx8RTu0 (14/14)

商人「この三人でよろしかったでしょうか?」

俺「ああ、合っている。さて………」

 どの奴隷を買うかを決めるために、すこし話を聞くことにした。

 誰に(商人、複数人可)、どんな質問をするか>>以下3つ


28以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/18(月) 23:56:43.84HdvQEtgco (1/1)

ドライアドに
死にたいか


29以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 12:20:29.63xwGjnk330 (1/2)

全員に

ナニができる、ナニをしたい


30以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 12:25:31.16qR0XIAtdo (1/1)

全員
望みを


31以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 15:46:33.389aKuSEcuO (1/3)

何したいと望みって似てる希ガス

ズレるなら店主に三人の略歴


32オパビー2019/02/19(火) 16:23:25.63VIdD7VnZ0 (1/18)

再開します。
確かに被っているので一つずれます。


33オパビー2019/02/19(火) 16:33:57.86VIdD7VnZ0 (2/18)

俺「商人。分かる範囲で良いから、この三人の略歴を教えてくれ」

商人「分かりました。少々お待ちください」

 商人はそういうと何枚か束ねた羊皮紙を手に取った。

商人「まずドライアド。隣国の北の森からさらってきたようです。要は違法奴隷ですね。樹齢約13歳、長らく性奴隷として貴族の間を行ったり来たりしています。何せドライアドはどんな形にせよ養分さえあげれば生きていますからね」


34オパビー2019/02/19(火) 16:39:32.64VIdD7VnZ0 (3/18)

商人「次にその銀髪の少女。元は貴族の娘でしたが、所属していた国が戦争で負け捕虜として捕まりました。年齢は15歳。こちらも性奴隷としてある貴族の家に留まっていましたが、妊娠したのをきっかけに売られました」

俺「その紋章はなんだ?」

商人「おそらくこの少女を所持していた貴族が遊びで入れたのでしょう。解除するにも手間がかかるので、そのままにしているんです」


35オパビー2019/02/19(火) 16:46:13.66VIdD7VnZ0 (4/18)

商人「最後にハーピィ。東の森の種族がはした金欲しさに売ったようです。年齢は12歳。片翼は四肢が腐り落ちていく病気にかかったときに切り落とされました。片翼が無いにも関わらず飛び立とうとするため、あのように傷だらけになっているのです」

俺「ふむ………」

商人「それと、ここだけの話、あのハーピィだけは『まだ』ですので」

俺「なるほどな」


36オパビー2019/02/19(火) 16:51:57.07VIdD7VnZ0 (5/18)

 誘拐された少女に戦争奴隷、金と引き換えに奴隷となった少女か。
 なんとなく分かったぞ。

俺「じゃあ、商人。三人に聞きたいことがあるから、少し席を外してくれ」

商人「分かりました。まだお支払いが終わっていませんので、手だけは出さないようにお願いします」

俺「分かっている」

 商人が部屋を出て、しばらく経った。
 俺は三人に質問をする事にした。

俺「………


37オパビー2019/02/19(火) 17:05:06.43VIdD7VnZ0 (6/18)

俺「まずお前に聞く。死にたいか?」

ドライアド「…………どうしてそんなことを聞くんですか?」

俺「質問に答えろ」

 ドライアドの少女は首を横に小さく振った。

ドライアド「生きたいです…………」

俺「…………分かった」

 これほどまでに衰弱していても、まだ生きたいと言うか。
 四肢がやせ細り、レイプされ、傷だらけになってもなお。
 俺は次の質問を投げかける。

俺「次は、三人に聞く。お前たちは何ができる。一人ずつ答えろ」

 ドライアドの少女は少し考えたあと、口を開いた。

ドライアド「奉仕を」

 短く、諦めたような口調だった。
 次に、先ほどから何度か身体を振るわせている銀髪の少女が答えた。

銀髪「この方と同じく、奉仕が出来ますわ。前だけでなく、後ろも使って…………んっ……!」

 銀髪の少女は言い切った後、下腹部を抑え、嬌声を上げた。
 最後にハーピィの少女。

ハーピィ「私ね! みんなより速く飛べるんだ!」

俺「………!」

 場違いに元気な声が響いた。

ハーピィ「レースだっていつも一位だし、お母さんからもほめられたんだもん! 私ね、みんなより速く飛べるの!」

俺「………そうか」


38オパビー2019/02/19(火) 17:22:59.26VIdD7VnZ0 (7/18)

 気づいて居ないのか………いや、そんなはずは無いだろう。
 認めていないのだ。自分が飛べないと言うことを。

 俺は次の質問に移った。

俺「次の質問だ。望みを言え。順番にな」

ドライアド「…………それは、あなたの奴隷になったら、という話ですか?」

 ドライアドの少女がそう言った。

俺「まあ、そういうことだと捉えて貰っても構わない。正直に言え」

 先程よりも長い時間考えた後、ドライアドの少女は口を開いた。

ドライアド「もはや多くは望みません。例えぼろ雑巾のように扱われたとしても、生かせてもらえれば、それで」

 なにやらこの少女の発言はどこか、いや、年齢にそぐわず大人びいてる。
 違うな。大人びいてるのではない。
 恐らく性奴隷の経験から、絶対に敬語で話すようにしているのだ。
 次に銀髪の少女が発言した。

銀髪「私も、多くは、望みませんわ………」

俺「正直に言うと?」

銀髪「…………なにも、望みませんわ………」

 淫紋を消して、子を下ろして欲しい。
 そう言うことは出来ないのだろう。
 何をされるか分からない買い手の前でそれを言えば、逆に多くの淫紋を彫られるかもしれない、という恐怖も在るからな。
 最後にハーピィ。

ハーピィ「ごはんが欲しい! おなかぺこぺこ!」

 ………もはや何も言うまい。
 あまりにも無神経で無垢なその解答に、ドライアドの少女は哀れみの目をハーピィの少女に向けていた。
 自分が置かれた奴隷という状況からも目をそらしているように見えるハーピィの少女は、ただニコニコと笑っていた。


39オパビー2019/02/19(火) 17:27:23.83VIdD7VnZ0 (8/18)

 質問を終えた俺は、商人を部屋に呼び戻した。

商人「お決まりで?」

俺「ああ。一人買うことにした」

商人「これはこれは………」




 投票タイム。
 >>以下18時まで欲しい子を投票。
 同率一位の場合はコンマ一桁を合計して多かった子を買います。


40以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:27:54.14byyfeK/7o (1/2)

この中から選ぶのかぁ…


41以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:28:38.982WGnFi8+0 (1/1)

銀髪


42以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:31:48.589aKuSEcuO (2/3)

木人


43以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:33:27.59VU+X5NGDO (1/4)

銀髪


44以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:36:39.33yKkZJujfO (1/1)

ハーピィ


45以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:38:23.05jmJvhHK2o (1/4)

ハーピィ


46以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:39:04.09L6qLDTJw0 (1/1)

銀髪


47以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 17:59:42.70u8WtlkFg0 (1/1)

銀髪


48オパビー2019/02/19(火) 19:12:15.70VIdD7VnZ0 (9/18)

もうしばらく放置するので投票時間21時まで延ばします。
みんなどしどし投票してね。


49以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:14:24.56byyfeK/7o (2/2)

ドライアド


50以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:15:28.307tNr4+kYo (1/4)

銀髪


51以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:29:09.22BbXs5rgBO (1/1)

ドレイアド


52以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:31:00.82G4rNW5kHo (1/1)

ハーピィ


53以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:34:29.23iihxz/TQO (1/1)

ハーピィ


54以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 19:37:51.04jIUdU1ow0 (1/1)

銀髪


55以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 21:25:17.54xwGjnk330 (2/2)

圧倒的単発率


56以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 21:32:59.02V2/6gVEfo (1/4)

しゃーない


57以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 21:44:15.81mBosC1w+O (1/2)

コンマ1桁で3等分したので決める方法の方なら自演は出来なくなるわな


58以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 21:55:59.07HKWnHYKn0 (1/1)

正直この方式では自演しほうだいだと思ったけどせめて投票中に指摘しないと
投票終わった後じゃあ、単純に結果が気に入らないからいちゃもん付けただけに思える
まあ>>1が銀髪は嫌だから投票延長した可能性もあるけど


59以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:00:33.97mBosC1w+O (2/2)

なら投票した奴の中で呼びかけして反応したやつの数採用すればええんやで


60以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:01:53.58jmJvhHK2o (2/4)

僕居まーす!(早漏)


61以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:02:41.67VU+X5NGDO (2/4)

いるよ


62オパビー2019/02/19(火) 22:08:45.15VIdD7VnZ0 (10/18)

>>58
なんかごめん。
単純に延長しただけやで。


63オパビー2019/02/19(火) 22:09:14.53VIdD7VnZ0 (11/18)

>>59 
つまりどうすればええんや。


64以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:09:32.139aKuSEcuO (3/3)

だよねー


65以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:10:42.48V2/6gVEfo (2/4)

三人!三人!


66以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:14:07.609lDOu53L0 (1/1)

もう恨みっこなしでコンマ一桁判定で
1、4、7:ドライアド
2、5、8:銀髪
3、6、9:ハーピィ
0:3人or>>1が決める
とかでいいんじゃない?


67以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:16:57.167tNr4+kYo (2/4)

いるな


68オパビー2019/02/19(火) 22:22:32.97VIdD7VnZ0 (12/18)

>>66
いいんかな………


69オパビー2019/02/19(火) 22:23:52.92VIdD7VnZ0 (13/18)

でも投票したし、銀髪っ娘を貰ってくで。


70以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:25:41.21VU+X5NGDO (3/4)

とりあえず現段階では投票もその後に反応した人も銀髪が多いし、今回は銀髪で進めてほしい


71以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:26:12.81V2/6gVEfo (3/4)

あいよー


72以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:27:02.58VU+X5NGDO (4/4)

ごめん
リロードしてなくて、>>69に気づかなかった


73以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:27:38.88jmJvhHK2o (3/4)

元々銀髪が多かったからな、それでいいやろ


74以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:32:36.469pxNO2Emo (1/1)

次があればそれで行こう


75オパビー2019/02/19(火) 22:49:03.46VIdD7VnZ0 (14/18)

商人「宜しいのですか? はっきり言ってこの娘は売れ残り。妊娠もしていますし他の娘にした方が……」

俺「いやいい。その娘に決めた」

商人「分かりました……………」

 商人は金を受け取ると、銀髪の少女を俺に差し出した。

銀髪「……よろしくお願いしますわ。ご主人様」

商人「ところでヒラナリ様。一つお聞きしても……?」

俺「なんだ?」

商人「いったい、なぜ奴隷を買おうと思ったのですか?」



 理由>>下3つのうちコンマ二桁が最大の物。

(今後のストーリーを大きく決める物だからしっかり考えるんやで)


76以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 22:59:18.257tNr4+kYo (3/4)

無垢で美しいものに傷を刻むのも素晴らしいが
奴隷に堕ち身も心も歪に美しく傷付いたモノを更なる絶望に浸してコレクションしたい


77以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 23:01:44.64jmJvhHK2o (4/4)

別に、ただの興味本位だ。何かを得られるならそれで良し、何も得られないなら、それでも良しだ。


78以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 23:03:14.321QmmratT0 (1/1)

奴隷という存在が、自分をどう変えていくのかあるいは何も変わらないのか知りたくなった


79オパビー2019/02/19(火) 23:13:51.79VIdD7VnZ0 (15/18)

俺「別に、ただの興味本位だ。何かを得られるならそれで良し、何も得られないなら、それでも良しだ」

商人「……なるほど」

俺「じゃあ、行くぞ。来い」

銀髪「はい」

 そうやって、俺は銀髪の少女を家に連れ帰った。


80オパビー2019/02/19(火) 23:18:37.55VIdD7VnZ0 (16/18)

俺「さて、ここが俺の家だ」

銀髪「………………!?」

 銀髪の少女は家を見上げ、目を見開いている。
 大きさに驚いたのだろうか。
 まあ、三男とはいえ貴族だからな。
 いわゆる、豪邸だ。
 そのまま家に入った。
 少女はやはり数分に一度淫紋が光ると、ひんっ、という声を上げ内股になる。
 恐らく放置しておけば一日中こうだろう。

 傷だらけの銀髪の少女を家に迎え入れ、俺は腕を組んだ。

俺「さて、なによりまずは>>下するか」


81以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 23:21:17.167tNr4+kYo (4/4)

風呂に入れてから改めて状態の確認と淫紋の効果をチェック


82以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 23:22:46.99V2/6gVEfo (4/4)

淫紋の解析
自由に光らせ続けたり出来ないからとかしらべる


83オパビー2019/02/19(火) 23:40:38.88VIdD7VnZ0 (17/18)

どっちもやるで。



俺「なによりまずは風呂だ」

銀髪「はい」

俺「服を脱げ」

銀髪「はい…………っ!」

 やはり傷は痛むようで、服が少しこすれただけでも少女は苦痛に顔を歪めていた。
 肌に当たらないように脱がすのを手伝った。

 少女が脱ぎ終わり、俺も服を脱ぐ。
 少女は裸になった俺の身体を舐めるように見ている。

俺「別に、男の裸が初めてって訳じゃ無いだろ?」

銀髪「い、いえ、その………」

俺「ああ、ゴーレムが珍しいか」

 俺の身体の一部が金属のような光沢を放っているのに驚いていたようだった。

俺「俺はゴーレムの一族でな。俺は身体の一部が鉄で出来ている。キレイだろ?」

銀髪「は、はい」

俺「まあ今は俺の体については後だ。湯船につかれ」


84オパビー2019/02/19(火) 23:52:35.83VIdD7VnZ0 (18/18)

 俺の家は家こそでかいが、俺一人しかいないのに風呂場もでかくなってどうするんだ、と言うことで風呂場は一般的なサイズだ。
 少女は俺の言葉を聞くと、湯に足先を付けた。

俺「治癒用の入浴剤を入れている。だからその傷だらけの身体でも痛みは感じないだろう。警戒しなくても良い」

銀髪「分かりました」

 俺がそう言うと、少女はゆっくりと湯船に浸かり、しばらくして安堵の表情を浮かべた。
 これで痛みから少しは解放されるだろう。
 俺も少女の後ろにゆっくりと腰を下ろした。

俺「………ふぅ」

 改めて少女の背中を見る。
 ボロボロに傷が付き、実に美しい。
 更にここに傷を刻みたいという衝動にも駆られるが、我慢をする。
 痛そうだ。

銀髪「…………………」

俺「…………………」

 少女の淫紋が光った。

銀髪「………ひゅんっ………!」

 風呂を出たら次は淫紋の調査だな。


85オパビー2019/02/20(水) 06:01:09.52mEZX1Y1V0 (1/2)

 少女はあまりあちらから話しかけてこない。
 俺が何かを言えばそのまま「はい」と返事を返すだけだ。
 奴隷の生活上だろう。
 風呂をでて服を着させ、俺はベッドの上に少女を座らせた。

俺「取りあえず、服をまくって淫紋を見せてくれ」

銀髪「はい」

 少女はベッドに座ったまま服を持ち上げた。
 そこに刻まれていたのは魔法で構築された複雑な紋章、淫紋だった。


86オパビー2019/02/20(水) 23:35:44.59mEZX1Y1V0 (2/2)

 俺がしばらく淫紋を観察していると、淫紋がさっきと同じように淡く光り、少女が身体を震わせた。

俺「これは一日中ずっとなのか?」

銀髪「く………はい、ずっとですわ。寝るときは、我慢して寝ていますわ」

俺「なるほどな」

 どうやら話と効果を確認した限り、これは対象者の魔翌力を吸って発動しているようだ。
 だから一日中淫紋が発動する事が出来るようだ。
 効果が分かったところで、俺は一つ実験する事にした。
 少女の腹に鉄でできていない方の手の平をあて、淫紋に魔翌力を流し込んだ。
 すると先程よりも強く淫紋が光を放った。

銀髪「………ぁ」

銀髪「あああああっっ!」

 少女はシーツに愛汁を撒き散らしながら跳ね上がり、ガクガクと身体を痙攣させていた。
 他から魔翌力を流し込むとこれほどまでに効果が増大するのか。
 逆に魔翌力を吸えば淫紋の効果を止めることも出来る。

 この淫紋はどうする?
 ほうっておくか、解紋するか。
 >>下


87以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/20(水) 23:36:44.306vYvN5F90 (1/1)

解紋する


88オパビー2019/02/21(木) 14:43:47.36wdFu6ATI0 (1/4)

なんか「魔翌力」が全部「魔翌翌翌力」になってたことを訂正するで。


89以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 14:49:44.57c6YD+wAto (1/1)

悪化してますよ


90以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 15:02:39.63uuAfsdfWo (1/2)

魔 力ってバグか何かでそうなるんだったっけかな
メール欄にsagaって入れればならなくなるはず


91以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 15:02:41.27/nJWMS8ro (1/1)

(メール欄に「saga」を入れるのです…こんなふうに 魔力)


92以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 15:53:33.12PPZxA3y7O (1/1)

なんかワロタ


93オパビー [探] 2019/02/21(木) 15:57:21.11wdFu6ATI0 (2/4)

魔翌力


94オパビー2019/02/21(木) 15:57:48.49wdFu6ATI0 (3/4)

魔力


95オパビー2019/02/21(木) 15:59:58.42wdFu6ATI0 (4/4)

補足が足りなかったけど、

魔力を吸う → 一時的に淫紋の発動を止める
解紋 → 淫紋を消す

ってことやで。


96以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 16:06:04.95PcY951wuo (1/1)

うい


97オパビー2019/02/21(木) 22:28:16.08HJsifRJ/0 (1/5)

 やはり淫紋はいろいろと面倒だからな。
 早めに解紋しておこう。

 その夜。
 俺は少女を連れ、町の隅にある解呪屋に入った。

店主「えいらっしゃい。ってヒラナリ様じゃないか。本日はどのような用で」

 ガラガラのダミ声で店主が俺を出迎えた。

俺「ああ。買った奴隷が淫紋付きでな。それを解紋しにきた」

 俺は銀髪の少女を示し、要件を言った。

店主「ほう。淫紋なんて使う好き者がまだいたんだね。いいよ。とっとと済ませるから横になりな」

 俺が少女に台の上に横たわるように言うと、少女は素直に従った。

店主「すまないね嬢ちゃん。女の働き手がいなくてね。ちょっと見るよ」

 店主は少女の服を捲り、淫紋を見た。

店主「というか妊娠してるのかい。なんて娘を買ったんだい。堕ろさないのかい?」

俺「そうだな」

 子供も色々と面倒そうだ。
 先に堕ろしてしまおう。

俺「これが終わったら次は病院に行く事にしよう」

店主「そうかい」


98オパビー2019/02/21(木) 23:07:11.24HJsifRJ/0 (2/5)

店主「じゃ、嬢ちゃん。ちょっと痛くするよ」

 店主が両手を拝むように擦ると、その間から煙が立ち上ってきた。
 店主の手のひらが赤く輝き、熱を帯びているようだった。
 しばらくの詠唱のあと、店主は不意に少女の腹から淫紋を剥ぎ取った。

銀髪「いっ………!」

店主「ほい、終わり。ちょっと後は残っちまうが、2ヵ月も経ったら治るから安心しな」

 店主は剥ぎ取った淫紋をつまみ、綺麗な紙に挟み込んだ。
 肌に刻み込まれていたはずの淫紋は、まるで切り絵のように具現化していた。

店主「じゃ、こっちは記念にとっときな」

 俺は店主からはぎ取られた淫紋を受け取った。
 しばらくして痛みが引いたらしい少女は、お腹を押さえながら言った。

銀髪「ご主人様……ありがとうございます」

 やはり淫紋は嫌だったようだ。

俺「>>下」


99以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 23:09:39.74TJI8mWhSo (1/1)

誰かの所有物だった証など消すべきだ


100オパビー2019/02/21(木) 23:17:54.96HJsifRJ/0 (3/5)

俺「誰かの所有物だった証など…………消すべきだ」

銀髪「っ!」

 少女は驚いたように息を呑み、俯いた。

俺「子も、堕ろしたいんだろう?」

銀髪「はい…………」

俺「じゃあさっさと行くぞ」

 少女は俺の手を握った。

銀髪「ありがとう…………ございますっ…………」


101オパビー2019/02/21(木) 23:34:29.65HJsifRJ/0 (4/5)

 病院、と言っても、もちろん表の病院じゃない。裏の病院だ。
 例えば誰にも言えないケガなどを治す場所だ。
 俺は病院の扉を叩いた。

医者「はいよ。おっと、貴族の方ですか。どうぞお入りください」

 ここの医者は腕がいいと評判のモグラの獣人で、珍しい黒と白のツートーンの毛色を持っている。

医者「要件は?」

 それ程寒くないと言うのに黒いロングコートを着た医者は、俺と少女を交互に見ていった。

俺「子を堕ろしてほしくてな。買った奴隷が既に妊娠してたんだ」

医者「ああ、なるほど」

 医者は理解したと言うように頷いた。

医者「今日と明日入院すればすぐに終わらせられますが、どうされますか?」

俺「じゃあそれで頼む」

医者「分かりました。患者を見せてください」

 俺は少女を医者に見せた。

医者「なるほど。傷だらけな上に今日取ったばかりの淫紋の痕跡あり。しかも妊娠している。もう少しマシな奴隷を買えば良かったのでは?」

俺「ただ単に気に入っただけだ。それに俺は、傷が好きなものでな」

医者「ほう。変わったご趣味をお持ちで…………ああ、そうだ」

 医者は俺に耳を貸せと指でサインを送った。

医者「処女に戻すことも出来ますが、どうされますか?」

俺「そんな事も出来るのか?」

 どうする?>>下


102以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/21(木) 23:35:30.88uuAfsdfWo (2/2)

戻す


103オパビー2019/02/21(木) 23:56:38.00HJsifRJ/0 (5/5)

俺「じゃあ、それも頼む」

医者「分かりました。では、料金はこちらになります」

 医者がメモを出し俺に見せた。
 中絶費用+処女膜復元
 割とかかるが、大した金額ではない。
 まあ一般市民にとっては大金だがな。
 俺はその金額を即現金で払った。

俺「じゃあ、こいつを宜しく頼む」

銀髪「宜しくお願いしますわ」

 少女は礼儀正しくお辞儀をした。

医者「ピヨコ、早速下準備を始めるぞ」

助手「はーいせんせい!」

 医者がそう言うと、どこからかヒヨコのような幼いハーピィが降ってき、元気よく返事をした。
 あんなに幼い子供が助手なのだろうか?
 だが腕はあるようなので、任せるしかないな。
 俺はモグラの医者とヒヨコの助手がいる病院を後にした。


104オパビー2019/02/22(金) 00:05:54.25VQHC8qfy0 (1/1)

次の日

 俺は少女を病院まで迎えに行った。

医者「手術は成功しました」

俺「良かった」

 俺は息を付いた。

銀髪「……………」

俺「これで、満足か?」

銀髪「はい………」

 少女はすっかり空になったお腹をさすっている。
 未練があるような手つきには見えない。
 その腹の感覚を、触感を、久しぶりに感じているようにも見えた。

銀髪「本当に、ありがとうございました…………」

俺「>>下」


105以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/22(金) 00:10:29.68y+ABlU7co (1/1)

ようやくお前に傷を付けられるな


106以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/22(金) 00:11:55.09k1DvbBeGO (1/1)

ヒエッ…


107オパビー2019/02/22(金) 19:08:10.029E9O7P2B0 (1/2)

俺「ようやくお前に傷を付けられるな………」ボソ……

銀髪「?」

俺「いや、何でもない。帰ろう」

銀髪「はい!」

 おっと、思わず口が滑った。

 俺は少女に手を差し出し、手をつなぐように促す。
 少女は微笑んでその手を取った。


108オパビー2019/02/22(金) 19:13:30.379E9O7P2B0 (2/2)

 家に帰ってきた。
 さて、夜までの時間何をするか
 少女と話しても良いし、どこかに出かけても良いな。
 そう言えばずっと少女と言っていたが、名前を知らないな。


 何をする?>>下


109以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/22(金) 19:17:07.98eDUsXHYo0 (1/1)

少女と話す
お互いの過去とか


110オパビー2019/02/23(土) 23:52:45.9802aSdFFp0 (1/1)

俺「少し、話をしないか? まだお互いの事何も知らないだろ?」

銀髪「分かりましたわ」

 少女は俺がそう言うと向かいの椅子に腰掛けた。

銀髪「なにからお話しましょう?」

俺「そうだな。奴隷になる前の生活はどんなのだったんだ?」

 少女は悲しそうに少し目を伏せた。

銀髪「そうですわね……私には兄と妹がいましたわ。兄は既に結婚して村を離れていましたが、妹は家族と一緒に暮らしていましたわ。私の父は商協会の議員で、そこそこ偉い貴族でしたの。ちょっと王都から離れた村で不便だったけれど、幸せな生活を送っていましたわ。でも、戦争の時、私の村は攻め落とされて、私と妹は捕まって奴隷になりましたの。妹は商品として私とは別の馬車に乗り、すぐに離れ離れになりましたわ。兄も父も、そして妹も、無事かどうかは分かりませんの………」

 少女は一通り話すと、私に目線を向けた。

銀髪「こんな感じですの。兄は別の町にいたから無事だと思いますが、妹は恐らく私と同じく………」

 慰み物、か。
 ただ運が悪かったんだろうな。


111オパビー2019/02/24(日) 23:36:47.171QzoB45W0 (1/3)

俺「奴隷になったのはいつ頃だ?」

銀髪「ええ。確か、一年ほど前ですわ」

 今より若い頃か。
 14歳。
 さすがにまだ嫁としては若い年頃だ。

俺「妹の年齢は?」

銀髪「8歳………恐らく、生きているなら9歳になっていますわ」

 ここまでくればもう赤ん坊だ。
 持ち主にどう扱われているのやら………
 生きていることを願おう。

俺「さて、お前が話したから、次は俺の番だ」

 俺は自分の事について語り始めた。


112オパビー2019/02/24(日) 23:44:45.491QzoB45W0 (2/3)

俺「俺は見ての通り貴族だ。ゴーレムの一族で、三男、兄貴が二人いる。話すことと言ったら、それぐらいだな」

銀髪「お兄さん達がおられるのですわね………」

俺「ああ。銀の兄に金の兄。俺は知っての通り只の鉄だ。兄貴たちはいいよな、錆びづらくて。俺なんて毎日磨かなきゃ直ぐに茶色くなるんだぜ?」

銀髪「なるほど…………」

 少女は少し考えるような仕草をし、顔を上げた。

銀髪「わ、私が磨きましょうか? ご主人様は忙しそうですし、私が磨いて差し上げますわ」

 ほう。
 俺の身体を磨きたいと。
 面白い事をいうな。

俺「>>下」


113以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/24(日) 23:46:14.96uWkQ8dFqO (1/1)

よろしく頼む


114オパビー2019/02/24(日) 23:51:13.551QzoB45W0 (3/3)

俺「よろしく頼む」

銀髪「………!」

銀髪「はい!」

 なんだか嬉しそうだ。
 仕事を貰えたのが嬉しかったのか?
 まあともかく今日からは磨きに30分も時間を割かなくてもいいと言うことだ。
 俺は奴隷を買って初めて特をした気分になった。


 夜まであと2行動
 >>下4つの中からコンマ二桁上位2つ。


115オパビー2019/02/25(月) 00:01:05.83VuMjoD/e0 (1/11)

ごめん普通に>>下2つで。


116以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:01:26.90/kaDb8+O0 (1/2)

お前の体も磨いてやろうと一緒にお風呂に入る


117以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:03:18.45zzUvQXBDO (1/2)

色々家事をやらせてみて適性を見る


118オパビー2019/02/25(月) 00:09:03.19VuMjoD/e0 (2/11)

 しばらく後。

俺「お前の家事の適性を見る事にした」

 色々と準備をした後、俺は少女に言った。
 少女はエプロンをし、腕を捲っている。

銀髪「はい」

俺「出来ない物は正直に出来ないと言っても良い。分かったな?」

銀髪「はい!」

俺「じゃあ、始めよう」


119オパビー2019/02/25(月) 00:26:08.89VuMjoD/e0 (3/11)

掃除、洗濯、料理、洗い物、それぞれのスキルを100点満点中何点かで判定。
0:奇跡的に壊滅的。
1~10:壊滅的。
90~99:プロ。
100:流儀がありそう。

 >>掃除、洗濯、料理、洗い物、下4つ


120以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:26:51.64s/4bJ33/O (1/4)

はーいよ


121以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:27:30.69Y+2bUKgwo (1/2)




122以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:27:32.06/kaDb8+O0 (2/2)




123以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:27:43.59kxMkY0WoO (1/2)




124以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:28:16.24s/4bJ33/O (2/4)

メシマズときたか


125オパビー2019/02/25(月) 00:29:41.98VuMjoD/e0 (4/11)

コンマちゃう………点数を言って欲しいんや。
もいちど。
>>掃除、洗濯、料理、洗い物。順番に下4つ。


126以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:30:51.51Y+2bUKgwo (2/2)

えっ んじゃあ0


127以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:31:30.21f5CFHaa8o (1/2)

あっ指定していいのか


でも面白そうだからこのレスはこのコンマで


128以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:32:37.76kxMkY0WoO (2/2)

奇跡の0


129以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:32:57.60s/4bJ33/O (3/4)

100


130いや偏り過ぎだな!2019/02/25(月) 00:41:24.06VuMjoD/e0 (5/11)

掃除

銀髪「…………」

俺「なんで床が抜けたのか説明して貰おうか」

銀髪「ごめんなさい」



洗濯

銀髪「出来ました」

俺「んん…………まあまあだな。シワはあるが」

銀髪「ごめんなさい………」



料理

銀髪「……………」ブスブス

俺「消火出来たから良かったがな」

銀髪「ひぐっ…………ぐすっ………」



洗い物

俺「でなんでこれは出来るんだ」ピッカピカツルツルルーン

銀髪「分かりません」

俺「これなら俺を磨くのも上手そうだな」


131以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:45:45.59s/4bJ33/O (4/4)

4コマ漫画かな?


132オパビー2019/02/25(月) 00:46:28.90VuMjoD/e0 (6/11)

 大体の彼女スキルは分かった。
 とりあえずほうきとフライパンは持たせたらダメと言うことが分かった。
 洗濯物はまあ任せてもいいな。
 それと洗い物だが、まるで新品のように磨き上げていた。
 洗濯物と違いシワが出来ないからだろうか?
 洗い物や汚れ拭き、掃除の中の雑巾がけ等は全般的に任せることにしよう。
 それにあの腕なら俺を磨くことも大丈夫そうだ。
 あいつの言葉に甘えてそれは任せるか。


133オパビー2019/02/25(月) 00:49:46.27VuMjoD/e0 (7/11)

 それはそれとして、だ。
 俺は少女が起こした惨状を見た。
 少女のほうきがなぜか突き抜けた床と、焦げた壁。
 割とヒドいな。
 これは仕置きをするべきだろうか?
 それともお咎め無しで、励ます?

 >>下


134以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:52:44.14zzUvQXBDO (2/2)

励ます


135以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 00:52:53.83haTq1lfz0 (1/1)

痕が残るくらいお仕置きする


1369秒差でセーフ2019/02/25(月) 01:01:46.28VuMjoD/e0 (8/11)

俺「まあこんな事もあるさ」

 キッチンはボヤ騒ぎ、廊下は未だにほうきが突き刺さっている。
 こんな事もたまには……………
 …………無いな。

銀髪「ごめんなさい。私が不器用なせいで………」

俺「でも、皿は鏡みたいにピカピカになったじゃないか。あれは驚いたぞ。だから、あの調子で俺の身体も磨いてくれよな?」

銀髪「…………はい!」

 少女は涙を拭い、笑顔でそう言った。


137オパビー2019/02/25(月) 01:09:07.73VuMjoD/e0 (9/11)

 そろそろ夜だな。
 早速皿洗いの腕を発揮させて貰うとするか。

俺「さて、そろそろ風呂に入ろう」

銀髪「はい。先ほど言われた通り、準備しておきましたわ」

俺「ありがとうな」

銀髪「えへへ………」

 俺と少女は一昨日のように服を脱ぎ、所狭しと浴槽に浸かった。

俺「はぁ~…………」

銀髪「ふぅ~…………」


138オパビー2019/02/25(月) 01:09:43.44VuMjoD/e0 (10/11)

ねむいからまたね。


139以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/25(月) 01:11:57.73f5CFHaa8o (2/2)

おつの


140オパビー2019/02/25(月) 23:54:21.71VuMjoD/e0 (11/11)

 俺達が肩まで浸かると、縁から薄緑色の湯が溢れた。

俺「今日はドクダミの湯だ。これで、おまえの傷も相当良くなるだろう」

 いくらかひどい傷は残ってしまうかもしれないけどな。
 あれは治そうと思ったらフルポーションらへんの回復約が必要になるだろうな。
 流石にあれを使うのは勿体ない。
 それに、目に見える傷は残っていた方が、俺の好みだからな。

銀髪「へぇ、ドクダミですの……」

 少女はピンときてないようだったが、何やら嬉しそうだった。

銀髪「今日は、私がご主人様の背中をお流ししますからね?」

俺「ああ。分かっている」

 俺は十分に身体を温めると、ざば、と浴槽を出て低い椅子に座った。
 少女は俺の後ろに立ち、俺の肩に触れた。
 鉄の部分だ。

俺「さて、軽く説明するぞ。良く聞くんだぞ?」

銀髪「はい」


141オパビー2019/02/26(火) 10:40:09.68BvXXVm7i0 (1/1)

俺「この泥石鹸を指の先ほどの量を付け、この金ダワシでこする。あ、肌色の部分はこするなよ」

銀髪「はい」

俺「そしたら200、なかったら180の紙鑢を使って磨く。使った奴は毎度捨てて構わない。これで終わりだ。分かったか?」

銀髪「は、はい!」

 少女はそう言うと金ダワシを手に取った。

銀髪「じゃ、じゃあ頑張ってみますわ」

 少女はそういって、言われたとおりに俺の身体を磨き始めた。
 初めてだからか少々動きはぎこちないが、充分気持ちが良かった。
 しばらくすると、少女は徐々に慣れ始め、職人のような(こんな職人はいないが)手付きで磨けるようになっていた。

銀髪「終わりましたわ」

俺「おう。紙鑢もよろしくな」

銀髪「はい」


142オパビー2019/02/26(火) 15:45:15.00HGgUDQVM0 (1/1)

 少女は俺の体に時々お湯を掛け、鉄粉を落としながら磨き続けた。
 そして紙鑢かけが終わった。

俺「………なんだこれは?」

 俺は鉄のゴーレムだったはずだが、これはどういう事だ?
 俺の左腕と諸々の金属部位は、まるで純ミスリル銀のような輝きを放ち、覗き込めば鏡のように自分の姿が見える。
 俺が自分で磨いていた時は肌と金属部位の境界線はどうしても痛くて手を付けていなかったのだが、その境界線ギリギリまで綺麗に磨きが掛けられている。

俺「料理と掃除はからきし(壊滅的)だが、お前はこれに関しては天才だな」

銀髪「あ、ありがとうございます」

 少女は嬉しそうに顔を赤らめ、そう返事をした。

俺「じゃあ今度は俺が磨いてやる」

銀髪「へっ?」

 俺は少女をストンと椅子に座らせ、新しく買ったファイアルパカのスポンジを泡立たせた。

 どこから、どのように洗ってやるか?
 >>下


143以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 15:47:10.86LgIRl2mWO (1/1)

腕から


144オパビー2019/02/26(火) 21:00:41.24hIuGQawd0 (1/10)

 俺は後ろから彼女の手を取った。
 手首にはくっきりと手枷の痕が残っていて、皮はガタガタだ。
 治癒湯で傷は塞がったようだが、痕は恐らく一生残るだろう。
 俺はその傷の上から優しくスポンジを当てた。

銀髪「っ…………」

 少女は痛みを感じたのか、顔をしかめた。

俺「大丈夫だ。傷は塞がっているはずだ」

銀髪「…………痛くない………」

 俺は彼女の腕の上をふわふわとスポンジでこすり、汚れを優しく落としていく。
 ファイアルパカの毛で作られたこのスポンジは、セミの抜け殻も磨けるほど柔らかく、傷にも勿論優しい。
 傷が開くことも、無いはずだ。

 手首、肘、二の腕、脇、と左腕を洗い終わり、俺は右腕に移った。
 脇、二の腕、肘、手首。
 ファイアルパカの毛に撫でられ、少女がくすぐったそうに身をよじった。
 右腕も洗い終わった。

 俺はそのまま全身も洗ってやる事にした。


145オパビー2019/02/26(火) 21:11:32.92hIuGQawd0 (2/10)

 狭い鞭痕だらけの背を洗い、俺は前に腕を回した。
 手が、まだ成長しきっていない柔い双丘に触れた。

銀髪「………!」

 少女が目を瞑ったまま、びくりと震えた。
 気にせずそのまま前面も洗う。
 勿論脚の間もだ。
 少女は何度かその手を俺の手に重ね、口外に自分で洗うと伝えたかったようだが、俺はその手を無視し、洗い続けた。
 少女の顔を見れば、まるでりんごを蒸したように赤くなっている。

 ~

 全身くまなく隅から隅まで足の指の間すら洗いきり、俺はスポンジを置くと、桶から少女に湯をかけ泡を洗い流した。

銀髪「あ、ありがとうございます」

 少し羞恥を含んだような声で少女が言った。
 頬を朱色に染め、緩めに両手で胸を抱え込んでいる。

俺「>>下」


146以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 21:14:56.26WOcNU9Zwo (1/2)

実に手形をつけたい見事な尻だな


147オパビー2019/02/26(火) 21:33:13.31hIuGQawd0 (3/10)

 桃と表現するのが適切なその形と色。
 ほかの部位と比べて傷の無い綺麗な尻を見て(傷も綺麗だが)、俺は思わず口が滑った。

俺「実に………手形を付けたい綺麗な尻だ」

銀髪「え?」

 少女は後ずさった。
 しまった、流石に聞かれてしまったか。
 風呂場だったから、余計に聞こえたようだ。

俺「>>下」


148以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 21:35:27.811LX4qXoDO (1/2)

すまん冗談だ


149オパビー2019/02/26(火) 21:48:33.27hIuGQawd0 (4/10)

俺「すまん、冗談だ」

銀髪「あ……そう、ですの?」

 少女はほっとしたように肩の力を抜いた。

俺「じゃあ、もう一回風呂に浸かったら出るか」

銀髪「はい」

 少女は特に気にした様子もなく湯船に漬かったが、無意識か意識的か、俺の方を向いて座った。

銀髪「ふぅ…………」

 俺の顔を見ながら、少女が口を開く。

銀髪「ご主人様の鉄、綺麗になりましたわね」

俺「ああ。まさかここまで綺麗になるとはな」

 俺はミスリル銀のように輝く腕を湯から上げた。

俺「毎日、頼めるか?」

銀髪「はい。頑張りますわ」

 少女は両手でガッツポーズ作った。


150オパビー2019/02/26(火) 22:02:18.66hIuGQawd0 (5/10)

寝室

 そう言えば俺、今日少女の寝間着は買ったか?


 買っていたとしたら、どんなデザイン?>>下


151以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:05:24.82WOcNU9Zwo (2/2)

透け透けネグリジェ


152ある意味予想通り2019/02/26(火) 22:21:55.11hIuGQawd0 (6/10)

銀髪「あの、ご主人様………?」

俺「ん、どうした?」

銀髪「これは………」

 寝間着を着た少女はなぜか内股になり、もじもじしている。
 少女が着ているのは薄いピンクのレースのような寝間着だ。
 あれでいて保温効果は高いらしい。
 昼に市場で寝間着を頼んだところ、あれが出てきたから買った。
 肌まで透けて見えるため、傷も充分見えるからな。

俺「嫌か?」

銀髪「い、いいえ。決してそう言う訳ではありませんの……」

俺「そうか」

 俺は掛け布団を捲り、はたと気づいた。
 そう言えば、俺と少女が一緒に寝る、と言うことになるのか。
 女と一緒に寝ると言うのは思い返してみれば初めてな気がする。

俺「…………まあいいか。来い」

 俺はベッドに潜り込むとポフポフと布団を叩き、少女を誘った。

銀髪「は、はい。では」

 少女は俺の身体に密着するようにして横に潜り込んだ。

銀髪「………………」

 少女の速い鼓動が密着した肌からダイレクトに伝わってくる。
 誰かと一緒に寝ると言うのはこんなに暖かい物なのか。

俺「じゃあ、お休み」

銀髪「はい……………」

 俺は少女頭を撫でた。


153オパビー2019/02/26(火) 22:38:36.83hIuGQawd0 (7/10)

 30分程が経っただろうか。
 最初の方こそ緊張して固くなっていた少女は既に寝息を立て寝ている。
 俺の胸に顔をうずめて。
 安らかな寝顔だ………

 しかし、何故か俺は眠れないでいた。
 気分が悪いわけでも、昼寝をし過ぎた訳でもないのに、何故か眠れなかった。
 むしろ今日は少女がいることで温かく、いつもより寝やすいはずなのに、だ。

 どうする?
 このまま強引に眠るか、それとも何か行動を起こすか………?
 >>下


154以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:41:12.628II+5Ctpo (1/3)

少女の体を愛撫し起きたら奉仕を命じる


155以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:41:17.09pMj+A94HO (1/2)

ふむ…起きないように寝着の上から乳首を弄ってみよう


156ターニングポイント2019/02/26(火) 22:55:17.48hIuGQawd0 (8/10)

 愛撫の前に一つ。
 主人公は少女をどのように思っているか。
 ただの道具と思っているか、それとも愛情を注ぐ対象として見ているか……etc。

 >>下3つ


157以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:55:45.16pMj+A94HO (2/2)

白いキャンパス


158以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:58:07.421LX4qXoDO (2/2)

自覚してないが愛情を持っている


159以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 22:58:24.568II+5Ctpo (2/3)

お気に入りの愛玩動物


160オパビー2019/02/26(火) 23:27:18.19hIuGQawd0 (9/10)

 俺はおもむろに、少女の乳首をそっと撫でた。
 お世辞にも大きいとは言えない、その双丘に掛けられたピンク色のヴェールの上から、指を走らせる。

銀髪「ん…………」

 少女は少し動いたが、起きる気配はない。
 しかし………
 気づけば、俺は息が荒くなっていた。
 全身が、熱い。
 俺はすぐに少女に対して自身が興奮していることを自覚した。

俺「俺は…………」

 そのまま手を尻へと運ぶ。
 胸とは違う、対の柔らかい塊は、片手で簡単に隠せそうだった。

俺「俺は、興奮しているのか………」

 片方を、優しく撫でる。
 柔らかい。
 もう片方に手を回す。
 両手で桃をさする。

銀髪「んふぅ…………?」

 まだ起きる気配は無い。


161オパビー2019/02/26(火) 23:27:49.73hIuGQawd0 (10/10)

一度寝るで。
おやすみな~。


162以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 23:33:52.75tRXWH8nNo (1/1)

おつおつ


163以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 23:36:35.938II+5Ctpo (3/3)




164オパビー2019/02/27(水) 08:10:47.15bcQNCAln0 (1/4)

 片手をもも耳を撫でる


165オパビー2019/02/27(水) 08:11:19.10bcQNCAln0 (2/4)

ミスった。


166オパビー2019/02/27(水) 08:15:56.57bcQNCAln0 (3/4)

 片手を桃から離し、少女の耳を包み込むように撫でる。
 もう片方の手で、少女の背中を抱き寄せる。

銀髪「んんん…………」

 ぞぞぞっ、と少女が震えた。
 小さなパン生地をこねるように、耳をくりくりと愛で続ける。

銀髪「わふ………」

 少女が両手を自分の目に当て、擦った。
 起きたか?

 >>起きたか起きないか+少女の反応。


167以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 08:19:28.65rO7aaqdiO (1/1)

起きない
心地よさそう


168オパビー2019/02/27(水) 08:26:02.23bcQNCAln0 (4/4)

銀髪「むにゃむにゃ…………えへへ…………」

 少女は目を覚まさなかった。
 むしろ俺の胸に顔をうずめ、心地良さそうにしている。

銀髪「ご主人様…………」

俺「………!」

 まだ2日しか触れ合っていないというのに、彼女は寝言で俺を呼んだ。
 …………いや、前の主人の事かもしれない。
 そんな事は今気にするべきではない。
 俺は少女の愛撫を続けることとした。

 >>そろそろ大胆に行く? それともゆっくりねっとり?


169以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 08:35:21.44C6TvQyFDO (1/2)

ゆっくりねっとり


170オパビー2019/02/27(水) 11:18:40.71c/2VaFSx0 (1/1)

 俺は再び少女の胸に触れた。
 丘の頂点の小さな出っ張りを、優しく押し込む。

銀髪「ふぅ………っ」

 少女が寝返りを打ち、俺に背を向ける形となった。
 俺は少女を抱き抱えるように後ろから手を回し、両方の乳を手中に収める。
 そして、大きく円を画くように揉む。
 …………いや、ネグリジェ越しじゃあダメだ。
 俺は少女のネグリジェの中に手を滑り込ませ、ぷにぷにと手の平全体を使って胸を愛でる。


171オパビー2019/02/27(水) 14:42:50.19LA7WNQgO0 (1/16)

 布地を介さない少女の素肌。
 俺にとってどんな芸術品よりも美しい傷だらけでぼろぼろの肌を、優しく撫で回す。

銀髪「ふ………んん……………っ」

 その時、少女が腕を伸ばし、のびをした。


 >>起きたか起きないか+少女の反応。


172以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 14:49:11.95Db5jueBe0 (1/1)

起きたが顔を赤らめながらなすがままにされる


173オパビー2019/02/27(水) 14:57:38.99LA7WNQgO0 (2/16)

 その時だった。

銀髪「………………」

 少女が一瞬目を開けたのが見えた。
 少女の身体に一瞬緊張が走り、体温が一気に高くなったのを感じた。
 しかし、少女は何も言わなかった。
 薄暗闇の中でもはっきりわかる程に顔を赤くさせながらも、少女は黙っていた。
 息を少々荒くさせながら、まるで起きてないかのように身体を動かさない。
 だんまりを決めたようだ。

 どうしてやろうか。>>下


174以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 15:16:22.3921CR54OE0 (1/1)

首筋にキスをする


175オパビー2019/02/27(水) 15:47:14.35LA7WNQgO0 (3/16)

 はは。
 かわいい奴だ。
 俺は少女の首筋に顔を近付けた。
 そして、キスをした。

銀髪「……ひゃう……………!?」

 口を尖らせ、うなじに唇を付ける。
 小さく舌を出し、舐める。
 ぞくぞくと少女が身体を震わせる。
 これで寝たふフリをしているつもりなのか。
 更に口を大きく開け、広い面積で舐める。
 まるで恋人とキスをするように、濃厚なキスを少女の首にした。

銀髪「ん、んんっ…………んんんっ………」

 声をあげないように少女は頑張っているようだ。
 しかし、声は漏れまくっている。
 それでも、まだ寝たふりを続けるつもりなのか。

 まあ、いい。
 そっちが意地を張り続けるなら、こっちだって………。

 >>下


176以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 15:58:53.51C6TvQyFDO (2/2)

あえて止めて寝たふりをして銀髪を焦らしてみる


177オパビー2019/02/27(水) 22:31:22.62LA7WNQgO0 (4/16)

俺「ふぅ…………」

 俺はワザと少女に聞こえるように満足したような息を吐き、舐めるのを止めた。
 少女はぎゅっと目を瞑っている。

俺「さて、明日も早いし、寝るか」

 俺はネグリジェから手を抜き、そのまま布団を被った。

銀髪「……………?」

 少女が困惑しているのが見て取れた。
 10分程そうして少女が何か行動を起こさないかと待っていると、少女がそっと起き上がり、俺の顔を覗き込んだ。
 おっと、目を閉じないとな。

銀髪「え、ウソ………寝たんですの? え?」

 少女はオロオロしている。
 あそこまでやっておいて寝たらまあそんな反応をするだろうな。

銀髪「ど、どうして………ご主人様、私の身体じゃあやっぱり不満だったんですの………?」

 おや、頬に温かい物が落ちた。


178オパビー2019/02/27(水) 22:34:30.19LA7WNQgO0 (5/16)

 薄目で少女の様子を伺うと、少女は涙を流していた。
 いや、なぜだ?
 何か俺が悪いことでもしたか?
 しかしこのままでは俺の顔が少女の涙で水浸しになってしまう。

 どうするか>>下


179以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 22:35:47.55FGnbegrX0 (1/2)

寝たふりをやめて口にキスしてみる


180オパビー2019/02/27(水) 22:40:48.16LA7WNQgO0 (6/16)

 ところで安価の頻度多すぎへんか?
 大丈夫か?
 多かったら少なくするように努力するで。


181以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 22:44:23.51JKHIuxv6o (1/2)

別にこのぐらいでもいいと思うけど


182オパビー2019/02/27(水) 22:44:53.47LA7WNQgO0 (7/16)

 了解。


183以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 22:45:46.20+kmkEkxeo (1/1)

もうすこし一安価で書いてもいいかも


184以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 22:50:12.77h00/+aWso (1/2)

今のところはこのペースでも良きよき


185以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 22:51:02.12FGnbegrX0 (2/2)

安価は今のペースで大丈夫です


186そういやあと少しでポケモンダイレクトやな2019/02/27(水) 22:51:51.99LA7WNQgO0 (8/16)

 まあこうなっては仕方がない。
 俺は身体を不意に起こし、少女の腰に手を回した。

銀髪「ふんぶっ!?」

 俺が口づけすると少女は驚いたような声を上げ、硬直した。


187意見はバンバン取り入れるで2019/02/27(水) 22:57:31.66LA7WNQgO0 (9/16)

 まだ舌は入れず、ただ単純に唇を重ねた。
 少女はしゃくりあげながら、それを受け入れていた。
 少女の熱い息が俺の鼻腔から肺まで貫く。

銀髪「ふ………んむ………」

 気づけば、少女も俺の首に手を回していた。
 細い腕がしっかりと離れないように俺を捕まえていた。
 俺も彼女のうなじに手を添える。
 じっくりと確認し会うように、互いの唇を濡らした。


188オパビー2019/02/27(水) 22:58:24.74LA7WNQgO0 (10/16)

 ポケモンダイレクトがあるからちょっとおいとまさせて貰うで。


189オパビー2019/02/27(水) 23:28:13.70LA7WNQgO0 (11/16)

 俺が彼女の腰に回していた手を緩めると、初めて、しっかりと彼女の顔を見ることが出来た。
 飴のような赤い瞳には涙が浮かび、今にも溶けてしまいそうだ。
 ネグリジェは湿気で透け、殆どの物が浮かび上がっている。

銀髪「ご主人様…………」

 少女は俺の目を真っ直ぐに見てくる。
 少女は俺の手を掴んで離さない。
 何か、言わなければ。

俺「>>下」


190以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 23:30:53.74VBVArW7r0 (1/2)

俺のでお前を染めたい


191オパビー2019/02/27(水) 23:32:51.63LA7WNQgO0 (12/16)

 >>190
 文章間違ってないか?
 間違ってなかったらスマン。


192以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 23:36:10.00VBVArW7r0 (2/2)

間違えた?
>>190の安価は無効で


193以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 23:37:15.94JKHIuxv6o (2/2)

お前は誰のものか自分で証をたてろ


194オパビー2019/02/27(水) 23:41:58.41LA7WNQgO0 (13/16)

 >>192 了解。
 再安価>>193採用するで。


195以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 23:42:44.22h00/+aWso (2/2)

自分のものに(えっちに)染める的なニュアンスじゃないのか


196オパビー2019/02/27(水) 23:48:15.96LA7WNQgO0 (14/16)

俺「お前は誰のものか、自分で証を立てろ」

 俺は少女にそう言った。
 少女はそれにコクリと頷いた。

銀髪「失礼………しますわ」

 少女は俺の胸元に手を当て、その手を徐々に下げていった。
 俺の寝間着のズボンにたどり着いた。

銀髪「宜しい………ですの?」

 俺も頷く。
 流れを止めてはならない。


197オパビー2019/02/27(水) 23:49:52.52LA7WNQgO0 (15/16)

 >>195
 そうだったんか。
 すまん。


198オパビー2019/02/27(水) 23:54:15.79LA7WNQgO0 (16/16)

 少女はその艶めかしい指を俺のテントの頭頂部に触れさせた。
 スリスリと、まるで小動物でも撫でるような動きで俺の亀頭を撫でている。
 少女はズボンに手を掛け、それを下ろす。
 ギンギンに覚醒した俺のチンコが跳ね上がり、先走り汁を飛ばした。

 チンコのサイズ>>下


199以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 23:59:30.97aNfpVOF1O (1/1)

コンマ値で頼む


200以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/28(木) 00:03:16.85HIAC3tLDo (1/1)

化 け 物


201以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/28(木) 00:04:06.632WyIh9imO (1/1)

97/100とかいう規格外


202オパビー2019/02/28(木) 00:06:33.86MM0yrqY/0 (1/5)

 流石にセンチじゃヤバいのでww
 30センチでええか。


203オパビー2019/02/28(木) 00:07:41.40MM0yrqY/0 (2/5)

 とりあえず今日は眠いからもう寝るで。
 おやすみ。


204以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/28(木) 00:22:54.26/lMcF5gM0 (1/1)

にしてもデカいw


205以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/28(木) 00:24:35.11HK+p52aWo (1/1)

ゴーレムらしい
おつ


206オパビー2019/02/28(木) 08:54:51.74MM0yrqY/0 (3/5)

銀髪「っい!?」

 少女は俺のチンコを見て変な声を上げた。
 俺のチンコはまさに塔のようにそそり立っていた。
 まあこれが俺のコンプレックスでも在るのだが。
 小学校の頃に使っていた竹定規より大きい………と言えば分かるか?
 それほどに、俺のチンコは規格外にデカいのだ。

銀髪「え、と…………」

俺「俺の物である証を立てるんじゃ無かったのか?」

銀髪「っ…………」

 少女は俺とチンコを交互に見た。

銀髪「が、頑張りますわ」

 満更でも無さそうだが、不安も在るようだ。

 まずは何をして貰おうか。もしくは何をしてやろうか>>下


207以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/28(木) 09:11:29.42+SCB1jgao (1/1)

咥えてもらう


208オパビー2019/02/28(木) 23:32:23.90MM0yrqY/0 (4/5)

 流石にすぐにぶち込むと言うわけには行かない。
 今は処女なのだしな。
 俺はまず少女にフェラをしてもらうことに決めた。

俺「咥えろ」

銀髪「は、はい」

 少女はまず俺のチンコの匂いを嗅いだ。
 先程風呂に入ったばかりだから汚くは無いはずだが、興奮したお陰で今は強烈な臭いを放っている。
 少女はしばらくボーッとした様子で俺のチンコの香りを堪能していた。
 しばらくのフリーズのあと、彼女は片方の手を亀頭の先に、もう片方の手をキンタマに添え、小さく舌を出し、竿を舐め始めた。

銀髪「ふぅっ…………んふっ……………」

 下から上に、ゆっくりと舐めあげ、また下に戻る。
 ゆっくりとした往復運動で、激しく射精を促す。


209オパビー2019/02/28(木) 23:47:29.91MM0yrqY/0 (5/5)

 少女は上目遣いで俺の様子を確認しながら、ペロペロと往復運動を続けている。

俺「いいぞ。続けろ」

銀髪「んふ………」

 俺がそう言うと、少女は舌を更に出し、舌の全面で俺のチンコを舐め始めた。
 横からかぶりつくように俺のチンコを舐めまくる。
 舌を巻きつけ、甘噛みし、ベロベロと舐める。
 気持ちいい。
 実に気持ちいい…………!

銀髪「ん………」

 そこで、少女は舐めるのを止めた。
 何かをするつもりなのだろう、と思いながら見ていると、少女は俺の亀頭を両手で円を作るように持った。
 そして、手で作った円の中に自分の口をはめ込んだ。
 つまり、今亀頭の先が少女の口と密着している状態だ。
 少女はそのまま亀頭の割れ目に舌を伝わせ、先走り汁を舐めとった。

銀髪「ふう、ふう、んんっ………」

俺「いいぞ…………止めるなよっ………!」


210オパビー2019/03/01(金) 00:02:17.56uPPBgKdT0 (1/9)

 とうとう、少女は俺のチンコをくわえ込んだ。
 亀頭を口に含み、口腔で舌をそれに絡ます。
 温かいものに包まれ、既に俺のチンコは爆発寸前だ。
 少女は更に頭を前後に動かし始めた。
 太すぎるためか10センチ程しか咥え込めていないが、とても刺激的だ。

銀髪「ふっ、んっ、んふっ」

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぶるっ。

 少女がフェラをしている音だけが部屋に響いている。


銀髪「んっ、んんんっ」

 なんて可愛い………!
 そろそろ、限界だ………!

 口腔に出すかぶっかけるか、中に出すなら深さも。>>下


211以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 00:02:51.74Jokm97e9o (1/2)

ぶっかけで


212オパビー2019/03/01(金) 00:03:18.53uPPBgKdT0 (2/9)

 眠いから文章変だったらすまんな。


213オパビー2019/03/01(金) 00:15:23.17uPPBgKdT0 (3/9)

 俺は少女の口からチンコを引き抜いた。

俺「くぅぁっ!」

ビュッ、ビュルルルルルッ、ビュブウウウウッ

 チンコの先端から大量の白い液体が迸る。

銀髪「うぶ………はふ、んむっ」

 ビチャビチャッビチャッ

 少女の顔が、身体が、白く染まっていく。
 少女は両手で器を作り、自分の口の下に構え精子をそこに溜めていた。

銀髪「はぁっ、んふぅっ………こくっ、こくっ」

 俺のしばらくぶりの濃い精子を、少女は喉を鳴らしながら飲んだ。
 多分美味しくは無いだろう、精子は。
 しかし少女は満足そうだった。

銀髪「ご主人のせぇし………んくっ」

 髪にもいくらかかかったようで、一部白い糸がその銀の髪に混じっていた。

俺「>>下」


214以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 00:16:18.79yD8c2z3cO (1/1)

綺麗だ…


215オパビー2019/03/01(金) 16:00:10.84uPPBgKdT0 (4/9)

俺「綺麗だ………」

銀髪「………!」

 おっと、思わず呟いてしまった。
 少女は首を振り、それを否定する。

銀髪「綺麗なわけ、ありませんわ……こんな、ボロボロの身体……目だって赤いし……」

俺「いや綺麗だ」

銀髪「綺麗なわけ………」

俺「綺麗だ」

 俺は少女の髪をよけ、その瞳を見つめる。

俺「お前は綺麗だ。その銀髪だって、赤い瞳だって、傷だらけの身体だって、全部綺麗だ」

 俺はいつからこんな事を言えるようになったんだ?

銀髪「ご主人………様……」

 そのままお互い引き寄せられるように近づき、口づけをした。
 今度は舌まで入れて、少し粘ついて苦い彼女の口内を舐めまわす。
 舌を絡み合わせ、味わい合う。


216オパビー2019/03/01(金) 23:03:11.53uPPBgKdT0 (5/9)

 どんな流れ(プレイ)で最後までヤる?
 なるべく詳細に。
 最初>>下1
 次>>下2
 最後>>下3


217以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:17:41.50qOhqT4ZdO (1/1)

道具は使わず殴る・叩くの暴力で泣かせる


218以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:19:15.965SQncZvWo (1/2)

排卵剤を飲ませたうえで自分で入れさせ騎乗位で腰を振らせ孕めと精液を子宮で受け止めさせる


219以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:20:06.57loidhEfj0 (1/1)

ラブラブ正常位で中出し


220以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:20:57.41lNDYCM7XO (1/2)

手足を固定した後乳首やクリに尋常なく痒くなるお薬を塗りこみ、たまに爪で引っ掻いてあげる


221以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:21:49.61lNDYCM7XO (2/2)

詳細に書けや


222オパビー2019/03/01(金) 23:23:45.88uPPBgKdT0 (6/9)

殴ってからのラブラブってどういうこっちゃ。


223以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:24:13.64Zi0/9dXWo (1/1)

あーもうめちゃくちゃだよ


224以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:27:45.685q2CZf7DO (1/1)

露骨な凌辱安価だし明らかに末尾oと末尾O同一人物かてID変更自演じゃん


225以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:30:19.475SQncZvWo (2/2)

この形式でやることが統一される事はないと思うんだがな


226オパビー2019/03/01(金) 23:30:45.28uPPBgKdT0 (7/9)

 >>224
 IDでそんなこと分かるん?


227以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:30:55.43JGDjGuhto (1/1)

というかこいつの設定傷付けるのが大好きな時点でラブラブは有り得んぞ


228以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:31:58.40KNJEIDvFO (1/1)

自演って言うやつは自分がしてるから疑心暗鬼になりやすいだけだゾ


229オパビー2019/03/01(金) 23:36:13.43uPPBgKdT0 (8/9)

 でも頑張って安価通りしてみるで。


230オパビー2019/03/01(金) 23:50:33.29uPPBgKdT0 (9/9)

 ああ、綺麗だ。
 少女はとても綺麗だった。

 ………傷つけてしまいたくなるほどに。

 俺は少女の頬を叩いた。

銀髪「ふえっ………」

 俺から引き離され、少女はベッドに倒れ込んだ。

銀髪「ご主人様………?」

俺「綺麗だ。とても。だからこそ、俺は傷つけたくなってしまう。許してくれ」

 俺は少女の尻を平手で叩いた。

銀髪「あああっ!?」

 乾いた音が部屋に響く。
 少女は喘ぎ、悲痛の声を上げる。

銀髪「ご主人様っ、なんでっ………」

 もう一度、叩く。

銀髪「いっ………!」

 二回、叩いただけで、少女の尻は真っ赤な手形がついていた。
 ああ、これだ。
 物はいくら傷つけても跡しか残らない。
 しかし生物は、傷つければ跡ができ、それを修復しようとする身体の働きによって、傷が色々な顔を見せる。
 俺はもう一度少女の尻を叩いた。

 バシッ!

銀髪「ぐ、ああっ………ひぐっ」

俺「これから毎日、お前の尻に俺の物である証をつける………いいな?」

銀髪「ううっ、ぐすっ………」

俺「返事は」

 バチンッ!

銀髪「ひぐうっ、はいいっ………げほっ、ぐすっ………」

 このまま続行するか痛み止めを塗って続けるか>>下


231以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/01(金) 23:52:12.47Jokm97e9o (2/2)

ぬる


232オパビー2019/03/02(土) 00:04:45.62Zd+tc1Iz0 (1/3)

 俺はチューブから塗り薬を出し、少女の尻に塗り付けた。
 振れたときに少女が震えた。

俺「これであまり痛くは無くなるはずだ」

 起き上がった少女は俺と距離を置き、涙目でベッドの隅にいる。
 先程とは違う涙だろう。
 信頼は失われたようだ。


 少女からの信頼を失ったことに対して>>下


233以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 00:07:03.33hyf60GWcO (1/3)

俺は特殊な性癖を持っている。
これからも一緒に居たいなら受け入れてくれ


234以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 00:08:04.93hyf60GWcO (2/3)

DV夫みたくすがりついて泣くのも出来たら追加で…


235以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 00:08:53.96huWuPGWUo (1/1)

これからすべて受け入れられるようにしてやればいい


236以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 00:11:14.8384RvFha4O (1/1)

どうしてこうなった


237オパビー2019/03/02(土) 00:11:41.77Zd+tc1Iz0 (2/3)

 >>234
 泣いてるのはどっち?


238以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 00:12:23.19hyf60GWcO (3/3)

もちろん主人公


239オパビー2019/03/02(土) 00:32:12.37Zd+tc1Iz0 (3/3)

 今日はもう寝るで。
 また明日。


240以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 01:22:50.84PTUq5gKpo (1/1)

おつおつ


241オパビー2019/03/03(日) 13:08:25.4685rmPgGb0 (1/1)

 その涙は俺への軽蔑の涙だった。

俺「ああ………すまない」

 俺の口から出たのは謝罪の言葉だった。
 何に対してだろうか。
 俺の性癖に対してだろうか。
 ああ、そうだ。
 俺の性癖………
 物の傷、物を傷付けることに対して一種の興奮を覚えるこの性癖。
 そんな物が他人に理解される筈がない。
 そう、この少女でさえ、俺の性癖を軽蔑する。

俺「俺は、特徴な性癖を持っている………傷に対して、興奮を覚えるんだ………」

 少女は表情を変えない。

俺「お前なら、理解してくれると思って…………俺の勝手な妄想で、お前を傷付けてしまった……」

 少女は困惑の表情を浮かべている。

銀髪「………だから、私を叩いたんですか?」

俺「ああ、そうだ。俺の、自己満足の為だ」

 俺は、ある男の話を思い出した。
 ある男は森で美しい鹿を見つけた。
 男は、ぜひ自信の手であの鹿を仕留めたいと思った。
 ある日、男はとうとう鹿を仕留めた。
 しかし、そこにはあの美しいはおらず、ただの鹿の死体だけが残った。

俺「もし嫌なら、出て行って貰っても構わない。自己中を承知で言う。これからも一緒に居たいなら、受け入れてくれっ………!」

 少女が出て行くと言えば、俺は全てを受け入れよう。
 綺麗な服を持たせ、信頼できる友人に預けよう。
 そして、二度と会わないようにしよう。

 そう、思っていた時だった。


242オパビー2019/03/03(日) 14:04:44.089aGNl0y20 (1/13)

銀髪「私は、ここに居たいです」

 少女がそう言った。

銀髪「前の主人の貴族は、私を好き放題に陵辱して居ましたわ。傷を付けるのが好き、という点では、ご主人様と一緒ですわ」

 少女は俺に顔を寄せた。

銀髪「でも、ご主人様は謝ってくれました。嫌なら、出て行ってもいいと、選択も与えてくれましたわ。それに、薬のおかげで、もう痛くありませんの」

 少女は自分の尻を撫でた。

銀髪「ご主人様。さっきまでは大嫌いだったけれども、私はもう、ご主人様を受け入れますわ。だから、泣かないでくださいまし」

俺「…………すまなかった…………!」

 少女は俺を抱擁した。

銀髪「好きですわ、ご主人様」

 また涙が溢れる。
 こんな、出逢って2日の、傷フェチのゴーレムを、少女は好きと言ってくれたのだ………。

俺「俺もだ……」

 俺も少女を抱き返した。
 そして思った。

 ああ、この少女に、俺の子を孕ませたい、と。


243以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 14:19:07.34vXTakyL+O (1/1)

上手くまとめた…!


244以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 14:20:38.85kDsC64JXo (1/1)

でも定期的に暴力は振るうという


245オパビー2019/03/03(日) 16:46:55.419aGNl0y20 (2/13)

 俺は少女の抱擁を解き、引き出しをあさった。
 確かずっと前に兄貴に貰った物がここにあったはずだ。
 目的の物は直ぐに見つかった。

銀髪「その錠剤は………」

俺「媚薬……もとい排卵剤だ」

 俺はそのカプセルを自分の舌の上に乗せた。
 そして、少女を押し倒し、その唇を吸う。

俺「んん………」

銀髪「ふ………ん………」

 しばらくコロコロと2つの舌に転がされたカプセルは、コクリと少女の胃に収まった。
 兄貴が言うには、一粒金貨一枚もするというこの即効性の媚薬。
 ここぞと言うときに使え、と言われていた物だ。
 ここぞ。

銀髪「はあ、はあ……」

 少女はもう身体を火照らせている。
 半分薬の影響。
 もう半分は、少女自身の気持ちだろう。
 俺は身体を熱くしている少女を腹の上に乗せさせた。


246オパビー2019/03/03(日) 17:37:22.969aGNl0y20 (3/13)

俺「自分で挿れてみろ」

銀髪「は……い」

 少女は腰を浮かせ、水浸しになっている恥丘に亀頭を押し当てた。

銀髪「おおきい………」

俺「ゅっくりで良いぞ」

銀髪「はい………」

 入らずに何度か弾かれてしまったが、少女はようやく先を捉え、腰を沈め………

 ゴチュンッ

銀髪「かぁっ…………」

俺「ば、馬鹿! 一気に根本まで挿れるやつがあるかっ!」

銀髪「はぁ、ん、ああっ…………」

 少女は何を思ったのか、一気に腰をチンコの根本まで落とした。
 処女膜は勿論裂け、子宮口もとうに突破している。
 血がつうと結合部から流れた。
 またら少女の下腹部が不自然に膨らんでいる。
 チンコの形が外から見えているのだ。

俺「おい、大丈夫か?」

銀髪「はぁ……私の子宮が………ご主人様の形に……」

 大丈夫………なのか?
 少女は恍惚とした表情で自分の下腹部を撫でている。

銀髪「んん………やっぱり、無理がありましたわ………」

俺「当たり前だ」

銀髪「いまの私では………」

俺「んん?」

 少女はそう言うとまた腰を上げた。
 カリが子宮口に引っかかり、それが外れると少女が嬌声を上げた。

銀髪「私の子宮の形を……ご主人様の形にしますわ。どんなに、かかっても………っああっ!」

 少女が腰を落とし、また生々しい音が響いた。

俺「無理するなよっ………!」

銀髪「無理じゃありませんわ………はぁっ、はあっ………んんっ!」

 ゴリュッ、ゴチュンッ、ゴリュッ、ゴチュンッ!

 何度も何度も、杭のような俺のチンコに貫かれ、半ば苦しそうな嬌声を上げながらも、少女は腰を動かし続けた。

銀髪「あああっ、っくぁうっ………!」

俺「おおう、くくぅっ!」

 熱い少女の身体が上下すると同時に、俺の射精のタイムリミットもゴリゴリと迫ってきた。


247オパビー2019/03/03(日) 19:21:26.569aGNl0y20 (4/13)

 俺は腰を動かす少女の腰を掴み、上下運動を手助けした。

銀髪「ひゃああぁっ、ご主人様ぁはぁぁ♡ これしゅごひいいい♡」

 先程より強い衝撃に、少女は大声を上げて悦んだ。
 俺のタイムリミットも、尽きた。

俺「くううっ! だすぞっ! 孕めぇ!」

銀髪「はひいいぃっ♡」

 少女の腰を力一杯抱きしめ、少女の子宮壁にチンコを叩きつけた。
 決壊した精液が、少女の子宮内を勢い良く満たす。

銀髪「んひいぃいいぃっ♡」

俺「くうう、ふうう………!」

 ドボッと音を立てて入りきらなかった精子が結合部から溢れてきた。
 少女はエビのように反り、ガクガクと痙攣しながら、叫んでいた。

銀髪「ああっ、はぁあっ、ご主人様ぁ……」

俺「はあっ、はあっ」


248オパビー2019/03/03(日) 21:31:52.209aGNl0y20 (5/13)

俺「はぁ、次は、俺が上になるぞ………………!」

銀髪「はひぃ………はあ………」

 俺は少女と繋がったまま、ゅっくりと体制を変えた。
 古来より人間に受け継がれた在るべき交尾の姿。
 正常位に。

俺「こっちの方が、お前の顔がよく見える」

銀髪「ご主人様ぁ……」

 少女は荒く息をしながら俺の首に腕を回し、口を開ける。
 俺はそこに食らいつくようにキスをした。
 同時に、腰を大きく前後に動かし始めた。

俺「んむ、くちゅ、はふ………」

銀髪「んん、んふぅ、んんんんっ………!」

 コリコリと子宮口を苛めてから、一気にその中に亀頭を挿れる。
 少女がはねると同時に、俺の首に回された腕に力が入った。
 子宮に亀頭を出し挿れし、カリで強烈な刺激を与える。

銀髪「んふああっ、んあああっ!」

 少女がひときわ大きくはね、絶頂した。
 愛汁でしーつ


249オパビー2019/03/03(日) 21:32:32.129aGNl0y20 (6/13)

 ミスった。


250オパビー2019/03/03(日) 21:54:46.049aGNl0y20 (7/13)

 愛汁でシーツに水たまりが出来る。
 俺は構わず腰を動かし続ける。

俺「好きだ」

銀髪「ご主人様あああ………! ご主人様あああっ!」

 俺のチンコが精子を含み、メリメリと膨張していく。

銀髪「ああっ、ご主人しゃまの、また、大きくなって………!」

俺「また、イクぞ………!」

銀髪「ひゃいっ! ああっ、あああっ!」

俺「孕めぇっ………」

 俺は全体重をかけ、少女の子宮を押しつぶした。
 射精の瞬間の少女の顔が良く見えるように、向かい合って。

 ドクンッドクドクドクッ、ドボッ

 鼓動に合わせドボドボと精子が少女に注がれる。
 卵管の細部まで犯すような、大量の精子が注がれていく。
 俺のキンタマが少女との結合部に蓋をし、精子の一滴も逃がさず、全ての精子が少女の奥を染める。

 少女は舌を出し、息を吐ききったまま射精に合わせビクンッビクンッ、と痙攣している。

銀髪「ひゅ…………ひゅ………」

俺「おい、大丈夫か!」

銀髪「は………あ……大丈夫、ですわ………ごしゅ………」

 ああ、良かった。
 俺はグリグリと腰をひねる。

銀髪「ゃあぅっ!?」

俺「動くなよ。精液を子宮に馴染ませてる所だ………っふぅ」

銀髪「まっ、イっ…………」

 俺が精液を馴染ませてる間、少女は脚をピンと伸ばし、ビクビク震えていた。

俺「これで十分だろう」

銀髪「はぁっ………はぁっ………ごしゅ………」

俺「続きを始めようか」

銀髪「え、待っ…………」


251オパビー2019/03/03(日) 21:59:28.819aGNl0y20 (8/13)

 俺はその夜、あるだけの手段を使い、少女に精子を注ぎ続けた。
 質量保存の法則を無視し吐き出された精子はベッドのシーツをビショビショにした。
 俺は恐らく生きてきた中で一番射精をしただろうな。
 量も、回数も、質も、最高の物だったと、断言できる。
 なにせ少女を孕ませる事だけを考えたからな。
 最終的には、俺も少女も体力が尽き、その夜はシーツを変えて揃って寝た。
 互いの指を絡ませて、まるで恋人のように添い寝した。

 そして、次の朝………


252オパビー2019/03/03(日) 22:02:23.569aGNl0y20 (9/13)

銀髪「スゥ………スゥ………」

俺「…………」

 朝起きると、彼女は俺の目の前で寝息を立てていた。
 大胆にもネグリジェで。
 なんでこんな格好してるんだ。
 いや、俺がさせたのか。
 まあいい、取りあえず………

 襲うか、別行動>>下


253以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 22:07:01.595eI8QMDo0 (1/1)

起きるか起きないかギリギリの範囲で胸やアソコをいじってみる


254オパビー2019/03/03(日) 22:19:48.429aGNl0y20 (10/13)

 よし。
 じゃあ、ちょっとイタズラしてやろうか。
 俺は起きるか起きないかギリギリの範囲で胸やアソコをいじってみる事にした。
 まず、胸を撫でる。

 サワワ

銀髪「ひゃふ………………スゥ……」

 揉んでみる。

銀髪「ふくん………………スゥ……」

 アソコを撫でる。

銀髪「ひゃっふ………………スゥ……」

 乳首をつまむ。

銀髪「ふんんっ…………………スゥ……」

 アソコを開く。

 くぱぁ

銀髪「ひゃふんっ!?」

 あ、起きた。

銀髪「………………ご主人様?」

 彼女はジトッとした目で自分の股に伸びてる俺の手を見た。

俺「>>下」


255以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 22:23:14.34SO3e9kaVo (1/2)

おはようだ


256オパビー2019/03/03(日) 22:45:42.359aGNl0y20 (11/13)

俺「おはようだ」

銀髪「おはようございますだ」

 彼女は俺の額にキスをした。

銀髪「おはようの………キスですの」

 彼女ははにかみ、モジモジした。
 昨夜のことを思い出しでもしたのだろうか。

俺「可愛い」

銀髪「……………」

 彼女は熟れたリンゴのように真っ赤になった。
 とても可愛いが、流石に朝からおっぱじめるのは気が引ける。
 朝食を作ろう。


257オパビー2019/03/03(日) 22:51:28.389aGNl0y20 (12/13)

 その日の昼。

俺「ところで、名前ってあるか?」

 俺はずっと気になっていたことを聞いた。
 昨夜だって、最中に彼女の名前を何度呼ぼうとした事か。
 聞いてないから呼べなかったのだ。

銀髪「そう言えば、まだ言っていませんでしたわね………」

 彼女の名前、なければ無い(無い理由も含めて)>>下3つの内コンマ最大


258以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 22:58:33.66SO3e9kaVo (2/2)

セエラ


259以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 22:59:54.77HvRJhOeE0 (1/1)

マオ


260以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/03(日) 23:00:30.73m+9sI4RbO (1/1)

素敵な名前があったが、前の主人が辱めるようによく呼んでいたので口にしたくない


261オパビー2019/03/03(日) 23:16:56.289aGNl0y20 (13/13)

銀髪「私の名前は、マオと言いますわ」

俺「マオ……マオ………マオ…………良い名だ」

マオ(銀髪)「ありがとうございます。ご主人様」

 銀髪の少女改めマオは、嬉しそうに笑った。


262オパビー2019/03/04(月) 06:46:06.03ZTYPMGUT0 (1/12)

 昼飯を食べ、昼過ぎ。
 俺が彼女にスケベしようやと言い寄っていたところ、玄関のドアノッカーが叩かれた。

俺「タイミング悪いな………誰だ?」

マオ「助かりましたわ………」

 俺が彼女のおっぱいから手を離し玄関の扉を開けると、そこには見知った顔があった。

俺「親父の執事じゃないか」

執事「ええ。お久しぶりです。ヒラナリ様、で宜しいですよね?」

俺「ああ、親父がどうかしたのか?」

 執事はおほん、と咳払いをし、目を拭った。

執事「先日、亡くなりました」

俺「そうか………」

 親父。
 悪い人間では無かった。
 俺にあまり良くしてくれなかったのは、俺が三男だったからだ。仕方がない。
 それに、親父にあまり思いは無いが、血縁者である以上、悲しみも無いことはない。

執事「それで、ヒラカズ様の財産配分を決めるためにヒラヒト様とヒラニチ様よりヒラナリ様を呼ぶように言われたのです」

俺「財産か………」

 親父もそれほどデカくはないとは言え、貴族の一人だ。
 親父がもっていたそれなりの財産を配分するために集まれ、と言うことか。

俺「分かった。行こう」

執事「かしこまりました」


 約10日家を開けることとなる。
 彼女を連れて行くか?>>下


263以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 07:04:52.08TmdwCpNLo (1/3)

はい


264オパビー2019/03/04(月) 08:43:09.95wcglyIjd0 (1/1)

マオ「では行きましょう、ご主人様」

 彼女は俺が一緒に行くと言うと、直ぐにリュックに貴重品や財布を詰め込み、背負った。
 無理してプルプルと足が震えていたので半分ほど俺の荷物に入れてやった。

執事「では、出発致します」

 俺達が馬車に乗り込むと、執事が手綱を取り馬を走らせた。
 パカパカという心地よい響きと共に、俺達は長い旅に旅立った。


265オパビー2019/03/04(月) 16:24:19.70wixa7y3X0 (1/8)

 訂正。
 あんま長くねーや。


266以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 16:35:58.63vFXfP0ddo (1/2)

なんか草


267オパビー2019/03/04(月) 16:42:06.84wixa7y3X0 (2/8)

俺「そろそろ着くぞ。起きろ」

マオ「んふぅ……………」

 ゴトゴトと馬車に揺らされ続けて4日。
 俺達はようやく兄貴達がいる街にたどり着いた。

マオ「スゥ………」

 サワリ

マオ「ひゃあ!」

俺「起きたか」

マオ「えっち………」

執事「ほっほっほ。ヒラナリ様あまりいじめないであげてくだされ。昨晩あんなに乱れてましたからお嬢様も眠いのでしょう」

 彼女が顔を赤らめて慌てる。

マオ「ひ、ひつじさんなんで知って………」

執事「夜の森は割と声が響くことを覚えておいてくださいまし。ほっほっほ」

 執事がいるから最初の3日は我慢していた俺だが、昨日野宿したときに色々と我慢できなくなって、つい泉で水浴びしていた彼女を襲ってしまった。
 春で暖かかったため、そのまましばらく野外でズッコンバッコンしてた訳だ。
 ついでに手形も付けて置いた。

マオ「ご主人様聞こえないって言ったじゃ無いですのっ!?」

俺「ごめんって」

 ぽかぽかと彼女が殴ってくる。
 あ、金属部殴った。
 痛そうに手を抑えてシュンと縮こまった。

俺「マオ、大丈夫か?」

マオ「大丈夫ですわ…………」


268オパビー2019/03/04(月) 16:56:20.78wixa7y3X0 (3/8)

マオ「ご主人様の家より大きい……」

 彼女は屋敷を見上げ、そう呟いた。
 ここは一番上の兄貴、ヒラヒトの家だ。
 遺産相続の話はここでするようだ。

執事「失礼致します」

 執事が扉を叩くと、直ぐに扉が開き、整った顔のメイド姿の女性が出迎えた。
 しかし、その身体はゲルのように光沢があり、両腕には赤い大きな宝石のような物が無数に埋め込まれていた。
 ストレートのように垂れ下がっていた髪もよく見れば二本の長い触手のようだ。

メイド1「・・---・・--・-・-・・・---」(適当だから解読しなくて大丈夫やで)

 そのメイド姿の女性は電子音のような声をあげ、俺達を招き入れた。
 そのメイドは歩くとき一切身体を上下せず、滑るようにゆっくりと歩いていた。

俺「天人族か」

 話には聞いたことがある。
 天の落とし子とも言われる異形の存在。
 自然に発生してるのかどうかも分からないが、皆一様に女のような特徴を持っているという。

執事「ええ。ヒラヒト様の使用人の一人でございます。他にも後何人か抱え込んでいるとかなんとか………」

俺「へえ。面白いな」


269オパビー2019/03/04(月) 17:20:54.41wixa7y3X0 (4/8)

 しばらく廊下を進み、メイドが応接間の扉を叩いた。

ヒラヒト「おう」

 中から兄貴の声が聞こえた。
 メイドが扉を開け、スルスルと中に入っていった。
 応接間の中央には円形のテーブルが置かれ、その周りに3つの椅子が置かれている。
 既に2つは埋まっており、残り1つは俺の椅子のようだ。

ヒラヒト「久しぶりだな、ヒラナリ」

俺「兄貴こそ、久しぶり」

 兄貴……ヒラヒトは金のゴーレムだ。
 眩いばかりに輝く両手には、2人のメイドが抱き寄せられている。
 ………この2人も恐らく天人族だろう。
 1人は目の上にもう一つ巨大なカマキリの顔のようなものがあり、3対の赤い複眼が輝いている。
 腕は人間で言う関節の部分が節足動物のような節に変わり、トゲのある指で仕切りにヒラヒトの腕を掻いている。
 もう1人は顔こそ普通だが、腕が四本あり、肌は薄いピンク色、毛量の多い茶色の髪は裾まで続き、両手も毛むくじゃらだ。
 両手から覗く肉球は青白く輝いている。

俺「兄貴、マジで天人族を買い集めていたのか」

ヒラヒト「ああ。こうしてみると可愛い物だろ?」

 ヒラヒトは青白く輝く肉球を揉みながら言った。
 揉まれてるメイドは気持ちよさそうにピクピクと痙攣している。

俺「すまないが理解しかねるな」

 ヒラヒトは俺の言葉を聞くと笑った

ヒラヒト「お前だってほら、リョナ好きじゃないか」

 ヒラヒトは彼女を煌めく指で指して言った。

俺「リョナ好きじゃない。傷が好きなだけだ」

ヒラヒト「変わんないと思うが………ん? なに?」

 カマキリのほうのメイドがヒラヒトの裾をクイクイと引っ張る。

メイド2「ぷあぺ、ナパアきゅう、まあ。ぷあぺ、ナパアきゅう、まあ」

ヒラヒト「ああ。好きだよ」

メイド2「ふゅはぁ………」

 ヒラヒトがそう答えると、カマキリのメイドは嬉しそうに顔をすり寄せた。

メイド3「なああああああああああ」

ヒラヒト「分かってるよ。そう嫉妬するな」

 毛むくじゃらのメイドがカマキリのメイドとヒラヒトがいちゃついてるのを見て機嫌が悪そうなこえを上げた。
 ヒラヒトは毛むくじゃらのメイドの方を見てそう言うと肉球をより激しく揉みだした。

メイド3「な、あ゛、ぁ、あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛」

 毛むくじゃらのメイドは………多分嬉しそうな声を上げた。


270オパビー2019/03/04(月) 17:30:38.07wixa7y3X0 (5/8)

俺「凄いな。言っている事が分かるのか」

ヒラヒト「いや、分からん」

俺「は?」

 ヒラヒトはもみもみと肉球を揉みながら言う。

ヒラヒト「猫だってしばらく飼っていると気持ちが分かってくるだろ? それと一緒だよ」

 へぇ。

俺「分からんな」

ヒラヒト「そうか。まあなぜか人間と同じで付くもんは付いてるようだがな」

 ヒラヒトは先ほど俺達を迎えたメイド……仮にナメクジのメイドとしよう。
 ナメクジにメイドを指差した。

ヒラヒト「あいつは今俺の子を妊娠してる。お前の甥だ」

俺「はっ!?」

 ナメクジのメイドはゆっくりと俺に向かって頭を下げた。

メイド1「・ーーー・・・ー」

ヒラヒト「言ったろ。付くもんは付いてるって」

 抱いたのか。
 あれを。

俺「…………やっぱり分からんな」

ヒラヒト「理解しなくて結構」

俺「はは。お互い様だな」

 俺はヒラヒトとの会話に一区切り付けると、もう1人の兄、ヒラニチに向いた。


271以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 17:34:01.94vFXfP0ddo (2/2)

これはかなわん……


272オパビー2019/03/04(月) 17:36:43.72wixa7y3X0 (6/8)

俺「久しぶりだな。兄貴」

ヒラニチ「ああ、ヒラヒト。お前もようやく奴隷を買う年頃になったのかぁ」

 ヒラニチは銀のゴーレムだ。
 垂れ目でへらへらとしており、音楽好きだ。

俺「ああ。つい一週間前な。ほらマオ、挨拶」

マオ「こ、こんにちわ」

 俺はヒラニチに彼女を紹介した。

俺「>>下」

 彼女の事をどう紹介したか。


273以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 17:42:22.17jrcTXSUg0 (1/1)

妻です


274以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 17:46:03.62i4wnwhMDO (1/2)

最初は奴隷として買ったが、色々と特別な存在だ


275オパビー2019/03/04(月) 18:22:19.47wixa7y3X0 (7/8)

 オレは簡潔に、簡単に彼女を紹介した。

俺「妻だ」

マオ「はい。妻で……え?」

 彼女は俺の顔をゆっくりと見上げた。
 彼女の顔が、ゆっくりと赤くなる。

俺「ん?」

マオ「ん?」

俺「何か、異議でも?」

 彼女の瞳にブワッと涙が溢れる。

マオ「な゛いでず………!」

 そのまま俺は彼女の頭を撫でた。

俺「と言うわけで、俺の妻だ」

ヒラニチ「くっくっく………」

 なにかがツボにはまったようで、ヒラニチはくっくっと笑っている。

ヒラニチ「やっぱり変わった奴だなぁ。そんな子供を妻にするなんて………!」

俺「お前には言われたく無いな」

ヒラニチ「くっくっく…」

 ヒラニチは笑いやむと、銀色の両足をどかっと机の上に投げ出した。

ヒラニチ「別にお前ほど変じゃ無いだろ?」

ヒラヒト「おい! 足おろせ! 神木のテーブルだぞ!」

メイド3「なあああああああああ」

ヒラニチ「おっと失礼。いつもの癖でね」

 ヒラヒトと毛むくじゃらのメイドに注意(?)され、ヒラニチは直ぐに足を下ろした。


276オパビー2019/03/04(月) 18:30:36.41wixa7y3X0 (8/8)

俺「まあいい、早く話を始めよう。このままだと日が暮れても話が終わらないぞ」

 俺は席に付き、膝の上に彼女を乗せた。

ヒラヒト「ああ。そうだな」

 ナメクジのメイドも取り巻きに参加し、三人の天人族に囲まれたヒラヒトが言う。

ヒラニチ「俺ははやく帰りたいから、とっとと済ましておくれよぉ」

 またドカッと足を載せるヒラニチ。

ヒラヒト「だから足を乗せるな!」

 ヒラヒトが机を叩き叫んだ。

メイド2「ぷぷぷゆるる、メンくるじゃ。ぷぷぷゆるる、メンくるじゃ!」

 カマキリのメイドも叫んだ。
 凄く、騒々しかった。


277オパビー2019/03/04(月) 20:49:37.57ZTYPMGUT0 (2/12)

ヒラヒト「さて、話を始める前にヒラナリ」

 静かになった頃、ヒラヒトが最初に口を開いた。

俺「なんだ?」

ヒラヒト「お前に最初から聞きたかった事がある。お前、いつの間に転生したんだ?」

 ヒラヒトの口からでたのは、思いも寄らない言葉だった。

俺「なに? 転生?」

 俺は首を傾げる。

ヒラヒト「ああ、お前がミスリルゴーレムになってる事だ。ほら、その腕」

俺「あ? …………ああ、そう言うことか」

 俺は自分の腕を見て、合点が行った。
 ヒラヒトが指を指したのはまるでミスリル銀のように幻想的に輝く俺の腕だ。

俺「これはミスリルじゃない。ただの鉄だ」

ヒラヒト「嘘を付け。その輝きで鉄な訳あるか」

 俺は膝の上に乗っている妻……マオの頭をポンポンと叩いた。

俺「今はこいつが毎日磨いてくれてるからこんなにピカピカになってるんだ」

ヒラヒト「もう少し………マシな嘘は付けないのか?」

 ヒラニチが立ち上がり、俺の腕をまじまじと見る。

ヒラニチ「兄貴ぃ。残念だがこれは確かに鉄だなぁ」

ヒラヒト「なにっ!? それは本当かっ!?」

ヒラニチ「ああ。そこのマオちゃんが磨いたかどうかは分からないが、確かに鉄のままミスリルのような輝きを放ってやがる」

 ヒラヒトはマオを見てボリボリと頭を掻いた。

ヒラヒト「マジか………」

ヒラニチ「じゃ、質問終わった? 終わったな。ほらさっさと話進めるぞ。俺は早くかえってリリィとイチャイチャしたいんだ」


278オパビー2019/03/04(月) 20:58:52.37ZTYPMGUT0 (3/12)

 その後、ヒラニチが以外にも驚異的な進行役を見せ、割とあっさりと遺産配分は決まった。
 ざっくりと言えば、ヒラヒトが5割、ヒラニチが1,5割、俺が3,5割という配分になった。

俺「いいのか?」

ヒラニチ「ああ。別に財産なんて興味ねぇし。俺は家で待ってるリリィさえいればいいんだぁ……」

俺「極度の愛妻家め」

ヒラニチ「はは」

 ヒラニチは膝の上にいるマオに目を向けた。

ヒラニチ「マオちゃん、いい妻になりそうだ。ヒラナリもいい夫になれよぉ」

俺「分かってるって」

マオ「妻…………………………!」

 マオは俺の膝の上で感動しながらその言葉の響きを楽しんでいた。


279オパビー2019/03/04(月) 21:12:59.02ZTYPMGUT0 (4/12)

~~~




マオ「妻……………!」

俺「何度言うんだよ」

 帰りの馬車にゴトゴトと揺られながら、俺はマオの頭をポンと叩いた。

マオ「だって妻ですのよ妻!」

 マオは俺に寄りかかり、興奮したように言う。

マオ「妻ぁ…………うえええ………」

俺「情緒不安定か。泣くな」

 マオはゴシゴシと目をこすり、俺に聞いてきた。

マオ「ところでメイドさん達、すごかったですわね………」

俺「ああ。あの後聞いたんだが、相続した財産でまた天人族を1人買うらしい」

マオ「わぁ」

 マオが在る意味尊敬するような声をだした。


280オパビー2019/03/04(月) 21:24:34.53ZTYPMGUT0 (5/12)

 マオが景色を見ながら言う。

マオ「ところでご主人様のご家族すごいですわね」

俺「性癖がか?」

マオ「まあはっきり言えばそうなんですが…………」

 そのとき、ふとマオが何かに気づいたような顔をした。

マオ「あれっ、そう言えばヒラニチ様って…………」

俺「……………そこに気づいてしまったか」


281オパビー2019/03/04(月) 21:38:29.11ZTYPMGUT0 (6/12)

 そう。
 俺達3人の中で唯一マオが性癖を知らない人物、ヒラニチ。
 あいつの話だけは、したくなかった。

マオ「確かリリィっていう妻がいる、みたいな話していましたわよね?」

俺「………ああ」

マオ「そのリリィさんってどんな人ですの?」

 俺はなるべく遠くの景色を見ながら話す。

俺「なあ、マオ」

マオ「なんですの?」

俺「この世には、知らない方がいいこともある。そう、思わないか?」

マオ「急にどうしましたの。えっ、逆に気になりますの」


282オパビー2019/03/04(月) 22:21:01.07ZTYPMGUT0 (7/12)

俺「ところでマオ。ウワバミという生物を知っているか?」

マオ「ええ、知っていますわよ? たしか、超巨大な蛇で、直径は大きいもので1メートル、正式名称がアクラ・ハラリリィ・スバルダム………………」

 マオが言葉を止め、俺を見上げる。
 感づいたようだ。

マオ「なんで、今この話をしましたの? あれ、ちょっ、ご主人様。目を逸らさないでくださいまし、おーい、ご主人様~?」

 ヒラニチ。
 音楽と蛇をこよなく愛する男。
 あいつは在る意味、俺達3人の中で最も…………ヤバい奴だ。


283オパビー2019/03/04(月) 22:22:58.25ZTYPMGUT0 (8/12)

 さて、ヤバい兄弟も書ききったし、マオは妻になったし、そろそろヒラナリ編を完結させたいと思うで。


284オパビー2019/03/04(月) 22:27:05.50ZTYPMGUT0 (9/12)

 1週間後くらい経ったある夜。

俺「なあ、マオ」

マオ「………なんですの?」

 俺とマオは2人で並んでベッドに寝ていた。
 今夜はまだ致してない。
 俺はベッドの近くの棚から、一つの箱を持ち出した。
 まだ、しっかりと求婚していなかったからな。
 箱を開け、白金色の指輪をマオの指にはめる。

俺「>>下」


285以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:27:56.57A+Y7XCeuO (1/1)

けっ…決闘しよう…っ!!


286大事な所でおまえらはもお~!2019/03/04(月) 22:35:35.02ZTYPMGUT0 (10/12)

俺「けっ…決闘しよう…っ!!」

 やべ、噛んだ。

マオ「…………ん?」

 泣きそうになっていたマオは涙が引っ込んだようだ。
 みるみる、マオの顔が赤くなっていく。

マオ「大事なところで噛むなんて……ご主人様のぉ……………!」





マオ「ばかぁ…………ぐすっ」

 マオは、笑いながら、泣いていた。


287オパビー2019/03/04(月) 22:37:55.51ZTYPMGUT0 (11/12)

 ヒラナリ編最終安価。
 5年後の2人。

 主人公の5年後>>下1
 マオの5年後>>下2
 子供(人数も)>>下3
 どんな家庭を築いているか>>下4


288以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:44:04.45hX2CMA9xO (1/1)

泣いたわ
腕を改造し傷は付けやすく、痛みがあまりないような道具を装着。おちんちんは更に極悪に強化。


289以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:45:45.74TmdwCpNLo (2/3)

事業で一山当てる


290以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:46:03.49QW40gJ5no (1/2)

マゾ化 傷跡が愛情の証と認識し逆に傷を付けてもらいに行くように 肉食系


291以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:46:36.93ukKXCZ380 (1/1)

背丈とか胸とか色々成長 傷も増えたが幸せそうである


292以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:47:01.23i4wnwhMDO (2/2)

子供は3人


293以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 22:50:01.704K0fHYrhO (1/1)

ごくごく普通に幸せな家庭。
夜はお盛ん


294以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 23:05:23.49DEH/0iJfo (1/1)

兄二人の趣向理解できるし好きだわ
ネタとかで書いてるんじゃなくて、作者さんのいろんな方面への理解が深くてかけてる感じが好き


295割と気に入ったから合体させるで。2019/03/04(月) 23:16:43.78ZTYPMGUT0 (12/12)

マオ「あなた……………あなた…………」

俺「んんんうう。あと五分………」

マオ「悪いヒト………」

 サワリ

俺「だあ! 分かった! 起きるから朝から盛るのは止めてくれ!」

マオ「あら残念ですわ」

 俺とマオが結婚して5年。
 俺は義手、義足の事業が大成功し、上級の貴族にランクアップした。
 マオは身体の至る所が成長し、胸も尻も身長も大きくなった。
 何より、彼女と俺の間に子供が産まれた。
 3人もだ!(歓喜)
 みんな元気でとても可愛い。
 下の子は去年産まれたばかりで、まだ立って歩くことのできない。

マオ「あなた。今日はカツ丼を作ってみましたわ」

俺「いや朝からヘビーだな」

 マオ料理の腕は、まあまあ、まあまあ良くなった。
 10段階評価で5、くらいだ。
 ここまで育てるのに何枚のフライパンが犠牲になったか………
 まあカツ丼を作れるなら十分に料理力はあるだろう。
 しかし献立を作る力は無いようだ。
 カツ丼て。
 また、掃除は未だにからきしで、俺と子ども達でやっている。

子1「ぱぱ! 早く食べないと冷めちゃうよ!」

子2「さめゆお!」

子3「おうう」

 食卓には既に3人の子ども達がついていた。
 まだ下の子は離乳食なのでカツ丼は食えない。
 それでも嬉しそうに食卓についている。

マオ「じゃ、たべましょ。せーの…………!」

俺達「「「「「感謝していただきまーす!」」」」」


296以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 23:28:27.56QW40gJ5no (2/2)

泣いた


297以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/04(月) 23:37:19.65TmdwCpNLo (3/3)

料理クッソ成長してるやん(当社比)


298オパビー2019/03/05(火) 06:11:32.729E4aSl0w0 (1/10)

 幸せな家庭だ。
 めでたしめでたし…………

 とは行かないんだろ?
 分かってるよ。
 おまえ等が見たいのはどうせ俺らの夜だろ?
 いいよ見せてやるよ。


~~~


マオ「ご主人様ぁ………」

 マオが俺の首筋をぬろりと舐める。
 今俺とマオは2人とも産まれたままの姿でいる。
 マオは5年前に比べ、とても積極的になった。
 というか、マゾになった。
 彼女の身体の傷は、定期的に新しく更新され続けている。
 勿論、俺の手によって。
 美しいそのボロボロの裸体を露わにし、彼女は今宵も俺に痛みを求める。
 マオは首もとのサークレットに触れながら、もう片方の手で俺のチンコをこすっている。
 マオの首に付けられているのはマゾスティックサークレット。
 痛みの一部を快楽に変えるという魔道具で、たまたま遠出したときに手に入れた物だ。
 彼女はこれをひどく気に入り、日常生活でも常に身に付けてしまっている。
 俺は鉄の片手を掲げ、ぐっと握る。
 すると、鋭い刃とトゲが飛び出した。

俺「今夜はどこがいい?」

マオ「えっとぉ、今日は久しぶりに太ももがいいかなぁ」

俺「分かった」

 俺は俺にまたがるマオの太ももにトゲ付きの手を乗せ、滑らせた。
 幾多の新しい切り傷がそこにきざまれる。

マオ「あああああっ」

 びくんっ、とマオが嬉しそうな声を上げる。

俺「ああ、いいぞマオ」

 俺は更に鋭い爪で別の傷を刻む。

マオ「んふうっ」

 芸術的だ。
 傷から垂れる血も、その痕も、マオの悦びも、全てが。
 今日も新たな傷がマオに刻まれた。
 俺の手によって。


299オパビー2019/03/05(火) 08:41:13.24pBOg5t630 (1/1)

 ビクビクとしばらく痛みと快楽に浸っていたマオは、俺のチンコにまたがった。
 俺のチンコは五年前に比べ、更に太く長くなった。
 マオをもっと悦ばせるため、バキバキに鍛えたのだ。
 だからといって、真珠やイボは付けていない。
 単純な質量とテクニックだ。

マオ「んふ、もぉ………我慢できないんですご主人様………ここ一週間ずっとお仕事だったじゃないですか………だから、今日はいつも以上に………」

俺「分かってる」

 俺は不意にマオの腰を掴み、一気に落とした。

マオ「んぐぁっ、あああっ!」

 生々しい音がし、マオの腹がボコッと膨れる。

マオ「あはぁ……きたあ」

俺「いい子だ。この締まりようはちゃんと一週間俺のチンコだけを待っていたな?」

マオ「はいい、だって、私の中に入っていいのはご主人様だけだからぁ」

 マオにはいくつか禁止している事がある。
 張り型、バイブ、そして許可のない絶頂だ。

マオ「んううっ、ご主人様、はやくっ、淫紋解いてっ………!」

 彼女の下腹部に光っているのは強力な絶頂禁止の淫紋。
 俺だけが発動させ、解くことができる。
 マオは悶えながら身体をくねくねと動かしている。
 しかし俺は淫紋に触れず、そのまま腰を突き上げる。

マオ「はああああっ!」

 ぶるんとマオの胸が揺れ、淫紋が輝く。
 光っているということは、本来なら達している、ということだ。

マオ「淫紋ん………」

俺「まだだ」

 バスンッ、バスンッと騎乗位の状態から何度も何度も子宮を貫く。
 マオの全体重が亀頭にかけられ、激しい快楽が走る。
 俺が腰を突き上げるリズムに合わせ、マオの淫紋もチカチカと光っている。

マオ「いじわるううぅぅぅっ! ご主人様ぁっ!」

 そうは言っているが、その顔は悦びの表情を浮かべ、よだれがパタパタと飛び散っている。

マオ「イキたいれすっ、イキたいれすぅ!」

 そろそろ限界そうだ。
 これ以上やっては気絶してしまうだろう。
 俺もそろそろ、出そうだ。

俺「はぁっ、はぁっ、じゃあっ、盛大にイカせてやるよっ!」

 俺は腰を突き上げると同時にマオの腰を抱きしめ、亀頭に魔力を集中させ淫紋を切った。

俺「一週間ぶりの子種で孕めえええっ!!」

マオ「ひゃいいいっ!!」

 そして果てた。
 一週間ため込まれていた精液が一気にチンコを駆け上がり子宮にブチ込まれる。
 ビュグビュグと音を立てながら卵管の奥の奥まで侵蝕する。

マオ「ああああっ、ごひゅじんさまああっ!」

 淫紋が解かれた事で何度も何度も連続的に絶頂しながらマオが叫ぶ。

 長い射精が終わり、力が抜けたマオがパタリと俺に寄りかかった。

俺「元気な子を孕んでくれよ?」

 マオはにっこりと天使のような微笑みを返した。

マオ「はひぃ………」






300以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 08:46:50.33C1jY/g/ho (1/1)

ヒラナリの淫紋を受け入れてる描写しゅきぃ……


301オパビー2019/03/05(火) 10:52:01.048emfmiFx0 (1/7)

 ヒラナリ編終わりやで。


302オパビー2019/03/05(火) 10:53:50.748emfmiFx0 (2/7)

 どうする?
 直ぐに次の話に進むか、それとも兄達の話を入れるか。


303以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 11:18:27.29bL3gaQhDO (1/1)

乙です
せっかくだし兄達の話を希望します


304以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 11:22:58.03QKoiAJsCo (1/1)

おつおつ
確かにこの兄様達の話は見たい


305以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 11:31:15.73YtJfkFUKO (1/1)

カマキリとモジャモジャとヘビのエロシーンは見とうないでござんす


306オパビー2019/03/05(火) 11:48:34.068emfmiFx0 (3/7)

 一応天人族は人間の顔をしてるで。


307以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 11:49:49.74EI16oeXao (1/2)

せっかくならライトな方よりも兄たちみたいなディープな嗜好の方も色々書いてほしい
書ける人少なくて需要に飢えてるんだ


308以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 11:55:28.276sFHRg8to (1/2)

天人族だけ見るわ


309オパビー2019/03/05(火) 12:02:55.068emfmiFx0 (4/7)

 一応どっちも書くから好きな方だけ見れば良いで。
 見たくなければ次の主人公まで待つんやで。


310オパビー2019/03/05(火) 12:05:13.798emfmiFx0 (5/7)

 あと話って書いたけど、ほとんどエロシーンだからご了承くだされ。


311オパビー2019/03/05(火) 12:57:31.438emfmiFx0 (6/7)

 ところで「♡」を打ったら画像になるんやが、これってどうにかならんか?


312オパビー2019/03/05(火) 13:34:12.028emfmiFx0 (7/7)

 俺の家には、現在3人の天人族がいる。
 ナメクジのようなトレニア。
 カマキリのようなダチュラ。
 腕が四本あるサザンカ。
 それぞれ皆容姿が違い、美しい。

俺「だからトレニア。お前は妊娠してるから今セックスはダメだって言っただろ?」

 トレニアはいやいやと首を振っている。
 左右から伸びる触手を俺の首に巻き付け、必死におねだりしてくる。

トレニア「・ー・・-」

俺「・ー・・-、じゃない。駄目なもんはダメだ」

トレニア「ー・……」

 トレニアはしょぼんとし、スススと俺から離れた。

俺「ぐぇえ、触手を離せ触手を」

 シュルッと触手が離れた。
 それと同時に開いた椅子を埋めるようにサザンカとダチュラが入る。

ダチュラ「あべしたわ、バヒでブ、あべしたわ、バヒでブ?」

サザンカ「なあああああああああ」

 今日は私とよね?
 と言った感じで2人が目を輝かせながら俺に迫る。

俺「分かってる分かってる。今日は2人の番だ」

 片手はダチュラの口の中に、もう片手はサザンカの肉球を揉んだ。

ダチュラ「ぐちゅぐちゅ、ぐちゅっ」

サザンカ「な゛、あ、あ、ああぁ、あ゛、あ゛」

 ダチュラは俺の指を大量の涎を分泌させながら甘噛みし、サザンカは目を細めピクピクと身体を振るわせている。

トレニア「・・・・・…………」

俺「ぐぇえ」

 その様子を羨ましそうに見ていたトレニアが触手で俺の首を絞めた。
 仕方が無いので、俺はサザンカの肉球を舐める事にし、開いた手でトレニアの尻を揉んでやる事にした。

トレニア「ーーーーー…………」

 トレニアは触手からドロドロと粘度の高い液体を分泌させながら、気持ちよさそうにした。


313以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 14:07:06.31EI16oeXao (2/2)

ブラウザの文字フォントの違いのせいかと
こちらではふつうの文字として表示されてるので


314オパビー2019/03/05(火) 14:24:43.689E4aSl0w0 (2/10)

 極力ハートは使わないようにするで。
 *←これをハートだと思ってくれ。


315以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 14:31:03.43+hRhpXivO (1/1)

こっちのハートなら


316以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 14:39:34.11rD4qB1qTo (1/1)

ならいけるなかな? ♥ これの#を半角に直せばいけるはず


317オパビー2019/03/05(火) 16:21:11.629E4aSl0w0 (3/10)




318オパビー2019/03/05(火) 16:21:50.809E4aSl0w0 (4/10)

&9829


319オパビー2019/03/05(火) 16:23:04.729E4aSl0w0 (5/10)




320オパビー2019/03/05(火) 23:08:10.429E4aSl0w0 (6/10)
321オパビー2019/03/05(火) 23:11:36.509E4aSl0w0 (7/10)
322オパビー2019/03/05(火) 23:12:36.019E4aSl0w0 (8/10)

 説明するのが難しすぎるから描いたで。
 サザンカはまだ描けてない。


323以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 23:24:55.866sFHRg8to (2/2)

2枚目消えてるで


324以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/05(火) 23:27:41.30qjtrqaaP0 (1/1)

消えてるんじゃなくてURLが違うと思う
https://i.imgur.com/xkFxdhm.jpg


325オパビー2019/03/05(火) 23:31:25.419E4aSl0w0 (9/10)

 その夜。
 俺はベッドの上に2人の天人族を迎えた。
 ダチュラとサザンカ。
 二人とも薄いネグリジェを着ている。

ダチュラ「うぷるあ、うぷるあ$#9829」

サザンカ「なあああああ」

 いまかいまかと、待ちわびているようだ。
 二人に対し何も着ていない俺の股間を凝視している。
 俺は二人を引き寄せ、ダチュラの口に手を入れ、サザンカの青白く光る肉球を揉みしだいた。

ダチュラ「んぐ、んぎゅちゅちゅ、れろ」

サザンカ「な、あ゛、あ、ぁ………$#9829」

 端から見れば、一心不乱に指を舐める姿と手のひらを揉まれただけで快楽を感じる様は異様に見えるだろう。
 いや、その前段階として言葉か通じない異形の生物事態を恐怖の対象と捉える人も少なくなかろう。
 だが、俺は好きだ。
 話は通じなくとも、目で、鼻で、五感で、身体で通じ合えばいい。
 言語を持たない動物達だってそうだ。
 言葉など無くとも、愛を分かち合う事は出来るのだ。

 俺はダチュラの口から指を抜き、肉球を揉むのを止めた。

俺「今日はダチュラからだ」

ダチュラ「うぷくうぷく」

サザンカ「なああ」

 サザンカが不機嫌そうな声を上げる。
 俺がサザンカの頭を撫で、その肉球にキスをしてやると大人しくなった。


326オパビー2019/03/05(火) 23:32:20.349E4aSl0w0 (10/10)

>>324
感謝。


327オパビー2019/03/06(水) 08:16:21.76u+8fdhub0 (1/2)

俺「ダチュラ」

ダチュラ「あふう、あふう」

 ダチュラは膨れるサザンカの横を離れ、俺にすり寄る。
 ネグリジェの下に見えるのは、人間の胴に虫の手足が二対ついたような身体だ。
 両手には鋸のような刃が無数についており、直ぐに触れた物に傷を付けてしまう。
 カバーをすれば済む事だが、それでは美しさが失われてしまうためそのままで生活して貰っている。

 俺は彼女のネグリジェの中に手を入れ、柔らかい乳に触れる。
 手足は甲殻に包まれていても、尻や乳などの部位は柔らかい。
 乳首をつまみ、引っ張り、揉む。

ダチュラ「んアフカぁ、んアフカぁ$#9829;」

 俺の指を舐めるのも好きなようだが、こちらも人間と同様に感じるようだ。
 俺が乳を弄り続けていると、ダチュラがクパクパと色っこく頭上のカマキリの口を開閉させ始めた。


328オパビー2019/03/06(水) 08:18:59.12u+8fdhub0 (2/2)




329オパビー2019/03/06(水) 13:47:42.521tfq/FIw0 (1/1)

俺「そろそろ、始めようか」

ダチュラ「れン、れンン……

 ここから先は、言葉なんて要らない。
 ただ彼女との性交を楽しみ、感情を声に乗せて発するだけだ。
 俺は彼女を押し倒し、濡れきっている膣口に亀頭を押し当てた。

俺「ああ………」

ダチュラ「めすキマッ、めすキマッ」

 ゆっくりと挿入すると、ダチュラがピクリと震え、少し反った。
 プリプリとした膣壁に、ドロドロと粘度の高く高温の愛汁がぎゅうぎゅうと俺の精液を求めうごめく。

ダチュラ「んクアラくゥゥゥッ………

俺「ふう、ふう」

 強い快楽を感じたダチュラの2つの口が同時に目一杯まで開かれ、はあはあと2つの吐息が俺に掛かる。
 どういう仕組みか分からないが、カマキリの頭からも息をしているようだ。
 俺は腰を浮かし、抜けるか抜けないかというギリギリのところでまた沈めた。

俺「ああああ………!」

ダチュラ「んっきゅりりりっ……

 やはりダチュラの膣は気持ちいい………!
 既に出てしまいそうになるのを抑え、腰を叩きつける。

ダチュラ「ハぶるルウル、ハぶるルウル!」

 バクンッ、バクンッとカマキリの口がリズムに合わせ開閉する。

俺「ああ、おああ………!」

 その時、不意に俺のチンコに何かが巻き付いた。

サザンカ「なあああああああ」

 我慢し切れなかったのか、サザンカが俺とダチュラの接合部に顔を近づけ、長い舌を俺のチンコに巻き付けている。
 サザンカはずろずろと高速で舌を動かし、俺のチンコを味わっていた。
 そんな事をされたら、我慢できる訳がないっ!
 俺は腰を叩き付け、ダチュラに精液を注ぎ込んだ。

俺「オオオオオッ!」

ダチュラ「クルんあああっキシャアアアアアアッ

 子宮に精液を注ぎ込まれると同時にダチュラの口が耳まで裂け、俺の頭にかぶりついた。
 俺は片腕を掲げ、彼女の頭上でバクバクと開閉してるカマキリの口に咥えさせた。
 ぐちゅぐちゅと涎を垂らしながら、嬉しそうに甘噛みしている。


330オパビー2019/03/06(水) 15:42:47.85ObvBg3QC0 (1/4)

 俺がチンコを引き抜くと、精液と潮が飛び散り、サザンカの顔に掛かった。

サザンカ「な、あ、あ、あ゛」

 サザンカは自分の顔を舌で一周してから、俺のチンコに後ろからしゃぶりついた。

ダチュラ「くひゅう、ぐちゅぅ、きしっ……

 ダチュラは恍惚の表情を浮かべながら、ガブガブと俺の頭と腕をかじっている。
 そろそろサザンカに移ってやるか。
 俺はダチュラを優しく振り払い、身体を反転させフェラをしているサザンカの方を向いた。

ダチュラ「はブブ、はブブ………」

 ダチュラが不機嫌そうな声を上げたが、今はサザンカの番だ。
 我慢しろ。

サザンカ「んふ、なぁ、んふう」

 サザンカは彼女特有の舌使いで俺のチンコを舐めている。
 伸ばせば30センチにもなる彼女の舌は先が細く、チンコにグルグルに巻き付けてもまだ残り、亀頭から侵入し性管の中まで犯し尽くすことが出来る。
 その上からカポカポと口腔を被せ、射精を促す。
 このままただ出すだけでは物足りない。
 俺はサザンカの頭を掴み、喉奥までチンコを挿れた。

俺「ふうんっ!」

サザンカ「がぼっ!?」

 サザンカが俺の腰に腕を回し、そのままイラマチオを受け入れる。
 喉が圧迫され、ボコボコと膨らんでいる。

サザンカ「んぶっ、なあ、んごごっ……」

 サザンカは呼吸など気にしない様子で頭を深く動かし続ける。

俺「ぐうぅおおっ!」

 俺はサザンカの頭を根元まで咥えさせた形で固定し、胃に直接注ぎ込むようにして射精した。

サザンカ「ぶぶっ………ぶごぶっ」

 逆流した精液がサザンカの鼻と耳から溢れる。
 鼻提灯が実にエロい。
 チンコを咥えたままサザンカが舌を出し、自分の鼻の中と耳の中まで舐めとった。
 そしてチンコから口を離した。

サザンカ「な、あ゛………

 鼻と耳から精液を垂らしながら、上の一つの手で自分の両胸を、下の一対で自分の膣口を俺によく見えるように開いた。


331オパビー2019/03/06(水) 16:04:11.35ObvBg3QC0 (2/4)

 首回りと手足に生えている長い毛は顔周りと身体の前面にはなく、デリケートな部分がよく見える。
 長い尻尾もバタバタと振りながら俺をねだるような目で見る。
 そろそろ入れて欲しいようだ。
 望み通りにしてやろう。

俺「ふう、ふうっ………」

 俺は彼女の両手を掴み、両親指で肉球を押し込む。

サザンカ「な、あ゛、あ゛、ぁ゛ぁ~………

 サザンカはビクビクと震え、カクンと後ろに倒れた。
 俺もそれにつられ、彼女に覆い被さる。

サザンカ「なああ、なあああああ、なあああああああ」

 俺はなあなあ言っている彼女の唇を塞ぎ、上下の腕をまとめ片手で一気に2つの肉球を揉み始めた。

サザンカ「む゛む゛む゛っ む゛、ん゛、ん゛、んん゛っ

 やはり全肉球同時は気持ち良いようだ。
 先程とは比にならないほどビクビクと身体を跳ねさせている。
 いや、まだ全部じゃない。
 俺は彼女の足の裏の肉球も、足の指で押し込んだ。

サザンカ「な゛あ゛あ゛あ゛っっ

 サザンカは俺が一瞬浮くほど跳ねたかと思うと、潮を吹いた。

サザンカ「なはぁ………なはぁ………

 彼女にとっての性感帯は肉球だが、勿論もう一つ、明確な性感帯がある。
 生殖器だ。

俺「はあっ、あああ………」

 俺は彼女に直角になるようにチンコを膣口に当てた。
 ピクピクと動く膣口が可愛らしい。


332オパビー2019/03/06(水) 16:22:27.03ObvBg3QC0 (3/4)

 彼女と手を絡ませながら、ゆっくりと腰を下ろす。

 ズズ、ズズ………

 ゆっくりと、焦らしながらチンコを膣内に侵入させる。

サザンカ「な…………な…………

 自分の中にチンコが入っていく様を見ながら、サザンカが可愛い声を出す。
 もっと鳴かしてやろうか。
 俺は中ほどまでゆっくりと入っていたチンコを、一気に叩きつけた。

サザンカ「なああああああああっ!」

 サザンカがのけぞり、叫ぶ。
 俺はそのままピストンを始めた。

俺「あ、ぐっ、あう、おおっ」

サザンカ「なあっ、なあっ、なあっ、なあっ

 俺が彼女を突く度、彼女の手を握る力を強める度、サザンカは小さく絶頂した。
 俺はサザンカの口にもう一度キスをした。

サザンカ「ん゛ん゛ん゛っ んんんんんんんんん~っ

俺「んむうううっ、んううううっ!」

 俺の舌を巻き、搾り取るようなキスをしながら、俺は精子が駆け上がってくるのを感じた。
 サザンカの両手を力いっぱい握りしめると、サザンカも別の対の腕で俺の腰をぎゅううううと抱きしめた。
 ボチュボチュと跳ねるようなピストンを限界まで続け、俺は全体重を子宮にかけた。
 子宮口をこじ開け、侵入し、俺は派手に射精した。

俺「おおおおあああっ!」

サザンカ「なああああああああああああああああああああっ

 ボビュボビュと子宮をタプタプに満たしながら、俺は彼女の唇をもう一度奪った。

サザンカ「なむむ、む…………」

俺「ふーっ、くふーっ………」

 最後に彼女は満足したように、なあああと言った。


333オパビー2019/03/06(水) 16:35:36.95ObvBg3QC0 (4/4)

 かわりばんこにダチュラとサザンカを抱き続けて2時間ほどが経った。
 今は彼女達は疲れて寝ている。
 いや、突かれて寝たと言った方が正しいか?
 まあどっちでもいい。
 俺はベッドから起き上がり、水でも飲もうと裸のままキッチンに言った。

俺「ふう。なぜ他の奴はあの美しい生物を忌避するんだ………残念だ」

 俺は蛇口をひねり、水をコップに注いだ。

俺「…………ふぅ」

 俺は寝室に戻ろうとして、ふと気がついた。
 先程は気づかなかったが、寝室の扉の前の床がビチャビチャに濡れていたのだ。
 しかもただの水じゃなく、粘度の高い液体だ。

俺「…………」

 俺はダチュラとサザンカが寝ている自分の寝室を離れ、個室の寝室、トレニアの寝室に向かった。
 案の定、液体はトレニアの部屋まで続いている。
 俺はそっと彼女の寝室の扉を開けた。
 すると、彼女は寝間着姿のまま、枕に突っ伏し泣いていた。

トレニア「++++++++++……………+++++++」

 連続した鳥の鳴き声のような音。
 あれが彼女の泣き声だ。


334オパビー2019/03/06(水) 20:53:24.40rjH368AC0 (1/2)

トレニア「っ・……!」

 トレニアは俺が入ってきた事に気づき、振り返った。
 そこで、彼女の顔を見て、俺は大体の事情を察した。
 彼女は俺達の行為を扉の影から見て自慰に浸っていたのだ。
 それで床があれだけ彼女の分泌液で濡れていた。
 しかし、トレニアは悲しくなってしまったのだ。
 そこで抱かれているのが自分では無い、ということに。
 確かに、ここ3ヵ月トレニアが妊娠してからずっと抱いていない。
 それは妊娠していたから、彼女と子供の為を思っての制限だったが、それが彼女には分からなかった。
 言葉が通じないばかりに。
 自分は愛されていないから、抱かれないのだと。
 俺は、他の二人にばかり愛情を注いでいると。
 そう、思ってしまったのだろう。
 すまなかった。

 言葉で通じないのなら、態度で示せばいい。
 俺はお前を愛していると。

俺「トレニア」

トレニア「ー・・ー…………+++++++………っ・・・!」

 彼女は俺が伸ばした手を振り払った。

俺「トレニア」

 優しく、最大限に感情を込め、彼女の名前を呼ぶ。
 そして、もう一度彼女に手を伸ばす。

トレニア「……………++」

 彼女の頬は、湿っていた。

俺「大丈夫………大丈夫……………」

 優しく、話しかける。
 そのまま、彼女を抱きしめる。
 彼女は俺を腕と触手で抱き返し、ボロボロと涙をこぼし始めた。

トレニア「+++++っ………+++++++++っ!!!」

俺「すまなかった。すまなかった………」

 トレニアは俺の肩に顔をうずめ、泣いた。
 泣き続けた。
 この涙は、俺のせいだ。
 俺が自分勝手で、彼女が理解してるとばかり思い込んでいたからだ。
 言葉は通じない。
 俺は、彼女の唇にキスをした。


335オパビー2019/03/06(水) 21:04:02.54rjH368AC0 (2/2)

トレニア「……っ……………++………っ………!」

 涙をこぼしながら、トレニアは俺のキスを受け止めた。
 愛を確かめるために。
 ただ愛を交わすために。

俺「愛してる、トレニア」

トレニア「ーーーー…………

 トレニアは微笑んだ。
 その目から涙を流しながら。
 今度こそ、通じた。


336オパビー2019/03/07(木) 07:28:16.23qgzwhzu40 (1/2)

 俺はゆっくりとトレニアを押し倒した。
 決して無理はしないし、激しくもしない、中にも出さない。
 俺の性欲を満たす為でなく彼女の為に、ただ彼女を愛してる証拠として、セックスをする。

トレニア「・--・-・--………」

俺「何度だって言ってやる。愛してる」

トレニア「ーーー

 トレニアの下半身は両足が繋がったようになっており、構造上前からしか挿れることが出来ない。
 だからなるべくこの体制で安全にセックスを行う。
 俺は膣口に亀頭をあて、少し前後にこする。
 快楽を感じ、トレニアの触手からドロドロとまた液体が溢れる。
 俺はその液体をいくらかすくい、彼女の性器に塗る。
 この液体、一見ドロドロだが潤滑剤としても有効だ。
 俺はトレニアの膣口に亀頭を押し当てる。

俺「ふ…………ぅっ」

トレニア「・-・-っ!」

 ぬぷんっ、と、簡単に入った。
 ドロッドロに溶けたような膣内は、ガッツリと俺のチンコに吸い付き、離そうとしない。
 俺が腰を浮かすと、潤滑剤があるというのにめくれあがるかと思うほどついてくる。

トレニア「ーー・………

 俺は静かにピストンを始める。
 赤ちゃんに、母体に負担がかからないように、ゆっくりと。


337オパビー2019/03/07(木) 12:57:24.48xHQuP34B0 (1/4)

 トレニアの膣内は他の2人と違い、柔らかくとろけそうだ。
 俺のチンコがトレニアの膣内と一体になり、混じり合うような感覚を覚える。

俺「ああ、ふぅ」

トレニア「・ーー ・ーー

 トレニアが感じている。
 両腕の宝石をキラキラと輝かさせながら、ドロドロと今度は全身から液体を溢れさす。
 俺はトレニアの赤い宝石の埋まった腕を撫でながら、キスをする。
 大トロのように、とろける歯のない口腔を蹂躙しながら、抱きしめる。
 触手が伸び俺の胴に巻きつき、締め付ける。

俺「あああ、くううっ………」

トレニア「ーーーー ーーーーっ!!」

 トレニアが耳が痛くなるような嬌声を上げ、触手を痙攣させる。
 そろそろ、出そうだ………!
 俺は遅いピストンを続けながら、彼女の触手の根元を揉んだ。
 ビグッと触手が跳ね、俺の拘束を解いた。
 俺はチンコを引き抜き、彼女の身体に精子をかける。

俺「つぁあっ…………!」

 勿体ないが、仕方がない。
 ゲルのような光沢を放つ艶めかしい肌の上を、白い液が染めていく。

トレニア「ーーーーー…………ーーっ……

 彼女の肌にかかった精子が、溶けるようにして彼女の中に吸収される。
 彼女は膣内射精されなかったことは、気にしていないようだった。
 ただ俺の愛を感じれただけで、幸せなようだった。
 ぽっこりと、不自然に膨らむそのお腹に、俺は耳を当てた。
 ひんやりとしているスライムのような肌。
 しかしその下に、温もりを感じる。

トレニア「ーー・・-・-………」

俺「ああ………」

 口づけをもう一度。
 舌を絡ませて。
 彼女は綺麗だった。


338オパビー2019/03/07(木) 13:09:52.86xHQuP34B0 (2/4)

 それから、しばらくして。
 トレニアは元気な女の子を生んだ。
 その子の左手は、母親の腕の宝石のように、父親の腕のように、ルビーだった。
 元気な子供は、良く泣き良く動き良く乳を飲んだ。

 ひとまず、安心だ。

 しかし、子供を産んでからというもの、トレニアは更に性欲が強くなったようだ。
 子を産んだ影響か、なぜか四本に増えた触手を使いこなし、いつか俺との性的な立場が逆転しないか心配だ。
 まあそれはそれで、あり、だな。
 そのうちダチュラとサザンカだって妊娠して子を産んだらパワーアップするのだろうか。
 まあそれはそれで、あり、だな。
 さて……



 四人目の天人族はどんな娘を買おうか。





339オパビー2019/03/07(木) 13:10:48.16xHQuP34B0 (3/4)

 ヒラヒト編終わり。
 次、ヒラニチ編。


340オパビー2019/03/07(木) 13:19:35.94xHQuP34B0 (4/4)

 一旦一区切り………
 もっとこうした方がええで、とか言うところってあれば言ってくれ。


341以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/07(木) 13:39:11.49owczi29F0 (1/1)

乙乙
個人的には今のままで問題ないよ


342以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/07(木) 14:32:41.45vr9I+dj4o (1/1)

レベルが高い



343以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/07(木) 16:18:42.29F9ahEAXPo (1/1)

天人族もええな


344オパビー2019/03/07(木) 21:15:07.79qgzwhzu40 (2/2)
345オパビー2019/03/08(金) 08:30:41.45dAvMDi1I0 (1/2)

 ヒラニチの話。

俺「ただいまぁ。ちょっと遅れちゃったよぉ」

 3日ぶりの我が家だぁ。
 ああ経った三日なのに懐かしい。
 俺の家はヒラナリの家には劣るけど、まあまあ大きい家だ。
 普通の家と違うところは、入り口以外の扉は全部外れてる事くらいかな。
 ああこの瞬間が待ち遠しかった。
 ああ早く合いたい合いたい視界に入れたい抱きしめたいキスしたいセックスしたい。
 しかし返事はない。

俺「おっと、まずは落ち着いて………」

 俺はカバンの中から一本の木製の横笛を取り出した。
 それを口に当て静かに息を送り込む。

 ピー……ピロリーピーローピロリロー………ピーピー………

 二階から物音が聞こえた。
 ズリズリと何かを引きずるような低い音。
 それは階段を急速に駆け下り、俺に襲いかかった。

俺「ただいまぁ」

リリィ「おかえりなしゅあああああいっ

 シュルルルッと叫びながら俺に巻き付いてきたこいつは俺の妻リリィだ。
 ラミアではなく正真正銘の蛇、ウワバミのメスだ。
 一抱えもある丸太のように太い身体で俺を締め上げる。

リリィ「もう三日も家を開けるなんて酷いよ酷いよ、他の蛇(娘)に手出しゅて無いよね? ね? 絞殺しゅちゃうよ?」

俺「出してないよぉ」

 道中で一回[田島「チ○コ破裂するっ!」]には使ったけどね。

リリィ「良かった嬉しゅいい 大好きいいいっ

俺「あはは分かったから締め上げるのやめてくれ死ぬ」

 リリィはシュルッと俺の周りから離れた。

リリィ「もうっ、蛇は変温動物なんだから毎晩温めてくれないと冬眠しゅちゃうぞっ」

俺「ははは、冬眠にはまだ早いだろぉ。じゃあ飯食ってから………」

 リリィはブンブンと頭を振った。

リリィ「だめだめいまいまー! いまやってくれないと冬眠しゅる~!」

俺「しょうがないな。いま帰ってきたばっかりだっていうのに………まあ俺だってヤりたかったからいいか………

 俺はリリィの尻尾に巻かれ、そのまま寝室に連れて行かれた。


346オパビー2019/03/08(金) 09:06:06.90dAvMDi1I0 (2/2)

 因みに俺とリリィの会話は全てシュルやシューシューと言った蛇語で行われている。
 頑張って覚えた。

リリィ「んんうう、我慢できなあああいっ♥」

 寝室について俺をベッドに放り出すなり、リリィは長い舌で俺のズボンを引きずり下ろした。
 そのまま長い舌で絞り尽くすようなフェラを始める。

リリィ「じゅずずずっぞぞっ♥」

 小さく開けただけでパクッと俺を丸呑み出来る大きな口。
 毒牙に当たらないように、ちょうど唇の中央で俺のチンコを吸う。
 ひんやりとした感触が何とも気持ちいい。

俺「でるぅっ……!」

リリィ「んはぁっ♥」

 3日ぶり(実際は2日ぶり)の精液が彼女の冷たい口腔に注がれる。
 彼女は舌でチンコを根元まで隙間無く包み、一滴も漏らさない。

リリィ「んふぅ……濃いよぉ」

 リリィはガバッとそのあぎとを開け、俺に精液を見せる。
 そしてグチュグチュと味を堪能したのち、ゴグッと喉を鳴らして飲み込んだ。

リリィ「あはぁ、もう限界いいいっ、精子飲んだらスイッチ入っちゃったぁ♥」

 彼女がズルズルと身をよじらせ、俺の方に生殖器を見せつける。
 パクパクと二つの膣口が糸を引き開閉している。

俺「リリィかわいいよぉ♥」

リリィ「分かってるよおっ、ヒラニチくぅんっ、早くうっ♥」

俺「じゃあいくよぉっ……」

 俺は自分のチンコに刻まれた淫紋に魔力を込め、それを発動させた。
 古に失われたとされるこの淫紋。
 捜すのに苦労したし、男用に改良するのだって大変だったけれど、十分にこれを手に入れたことに意義はあった。
 本来は女に刻むことでしか効果を表さないこの淫紋。
 そして、リリィを愛する俺が使うことでこそその真の価値を発揮するっ!
 名を………「フタナリ化」!


347オパビー2019/03/08(金) 12:22:25.42YRmVe3n20 (1/2)

リリィ「ぁはぁ……でたぁ♥」

 古の淫紋「フタナリ化」
 刻まれた女にチンコを生やすことが出来るおとぎ話のような淫紋だ。
 俺は長年の探索と研究の末とうとうこの淫紋を発見するに至った。
 しかもそれを改良し、俺のチンコを二本に増やす事に成功したのだっ!
 ああやはり何度やってもこの感触は新鮮だ。
 何にせよチンコが二倍になることにより金玉も二倍、そして互いの快楽も二倍になるのだからな!

俺「挿れるぞぉ」

リリィ「はああっ、ヒラニチくぅん………」

 俺は自分のチンコをリリィの二つに膣口に一本ずつ押し当て、一気に腰を押し付けた。
 深い………!
 子宮のないウワバミの膣はどこまでも深く、冷たく、気持ちよかった。

リリィ「あひいぃぃんっ♥」

 俺はリリィの胴にしがみつき、腰を動かし始める。
 普通の人間とセックスするよりも二倍………いや、それ以上の快楽が脳まで突き抜ける!

俺「リリイイイッ♥」

リリィ「はあっ、んんふぁあっひっ♥」

 俺が腰を振っていると、リリィが俺の体に巻き付いてきた。
 ギリギリと身体が圧迫され、更に深くまでチンコが沈み込んでいく。
 キュウキュウとまるで蛇のようにうねり、締め付けるリリィの膣内は絶え間なく俺の射精を誘発させようとしてくる。

俺「うぐっ……!」

 リリィが交尾に夢中になっていれば、普通に俺の命が危ない。
 握りつぶされるつもりのない俺は、リリィを抑制する。
 魔力を流し込み、リリィの下腹部に刻まれた淫紋を作動させる。

リリィ「はぁ、はぁ、あ゛ひぃっ!?」

 ガクンッとリリィが俺を締め付ける力が弱まる。
 感度倍増、そして快楽脱力の淫紋だ。

俺「だから何度も言ってるだろぉリリィ。セックスの時は力加減に気をつけろって」

 リリィはだらんと舌を垂らし、涙目で俺を見る。

リリィ「あ、あひぃっ、ごめんなしゃっ………」

 主人は俺だ。
 俺は脱力してるリリィの胴を持ち上げ、貫くようなでピストンを始めた。
 リリィは重い。
 その体重を利用すれば、もっと深いところまで犯せるんだよっ!

リリィ「んあああっ、おひいいいいっ♥」

 ビクビクと全身を痙攣させながら、リリィが大きく喘ぐ。


348オパビー2019/03/08(金) 12:57:41.90YRmVe3n20 (2/2)

リリィ「やめっ、ヒラニチくんっ、壊れりゅっ♥」

俺「壊してやるよぉ………ぉぉぉおおおおっ!」

 ドチュッドチュッ、ドチュンッ!

 腕が疲れてきた。
 だが俺は止める気はない。
 リリィが快楽から無意識に身体をグルグルとよじらせ、チンコが抜けそうになる。

俺「何かってに抜けようとしてんだオラッ! 更に倍だっ!」

 俺はリリィの淫紋、感度倍増vr2を発動させた。
 リリィが大きくはね、よじりを戻す。

リリィ「あひいっ、あひいっ、壊れりゅぅっ、んぎいいっ♥♥」

 構わず俺は感度倍増vr3を発動する。
 これで八倍。
 人間なら耐えられない。
 しかしリリィなら……

リリィ「んやあああああっ♥♥♥!」

俺「出すぞリリィッ!! おとなしく受け取れえええっ!」

リリィ「いぎゅうううううっ♥♥♥」

 俺はリリィの胴を抱きしめ、下に叩きつけるように落とす。
 それと同時に、俺の亀頭がリリィの卵管に到達した。
 速度をつけたリリィの身体の全体重が、亀頭に集中する。
 倍増した金玉で生成された精液が、二本の精管から放たれ、リリィを内側から染めていく。

リリィ「きしゃあああああっあぁあぁああっ♥♥♥♥♥」

俺「んぐおおおおっ♥♥♥」

 反りすぎて螺旋のようになりながら、リリィが叫ぶ。
 ビクンビクンと身体を震わせ、俺の精液を奥へ奥へ飲み込んでいく。
 それこそウワバミのように。

 しばらくして、俺はリリィの淫紋を全て解き、チンコを引き抜いた。
 余韻でピクピクと波打ちながら、リリィが俺に顔をすり寄せる。

リリィ「今度こそ、受精しゅたよね……?」

俺「………………分からない」

 俺はリリィの鼻先を撫でる。

リリィ「今度こしょ、ちゃんと受精卵(あかちゃん)産むからね…………?」

 それは………
 いや、無理とは言うまい。
 俺だって望んでいる。
 今度こそ、受精している事を願って。

俺「ああ」

 俺とリリィは唇を重ねた。


349オパビー2019/03/08(金) 13:27:44.17LISJpJm00 (1/11)

 ちょっと短かったけどヒラニチ編も終わり。
 次はとうとう新主人公やで。
 雰囲気は江戸でいくで~。


350オパビー2019/03/08(金) 14:15:45.74LISJpJm00 (2/11)

 妖怪とかも普通に生活に紛れてるで。
 種族表はこれ。


ケモ度について。ケモ度は①動物が立ったような見た目、②人間の骨格をした動物、③身体の一部が動物みたいな人間、④ケモ耳+尻尾、の4段階に別れる。上記以外に自由に補足可能。

能力(出きること)について。どの個体もピンキリのため、細かく設定可能。

人間 犯罪奴隷、没落貴族、戦争奴隷、その他

野獣族 主に哺乳類の獣人の事を言う。化け狐や化け猫など動物が年月を経て人間の姿を得たものもここに含む。もふもふ。

竜鱗族 は虫類の獣人や竜人など。姦姦蛇螺もここ。やや筋肉質。

鳥翼族 烏天狗や天使のように羽が生えたものを言う。羽毛が気持ちいい。

水生族 両生類の獣人や人魚や河童、海洋生物の獣人をまとめて言う。身体が冷やっこい。

亜人族 鬼、天の邪鬼、ろくろ首、一つ目小僧なども含む。人間に比べ丈夫。天狗もここ。

木人族 とれんと、どれあど、万年竹など。植物を操ることができる。

魔族 えんらえんらなどはここ。人とはあまり交流を持たない妖怪。取り扱い注意。

ゐいゑむ・びいいんぐ からくり生命。九十九神も。人間そっくりなものからごんべえまで。

獣 そのまま。むしろ愛玩動物向け。鵺や麒麟など幻獣あり。

天人族 空から落ちてきた種族。半透明だったり手が四本あったり目が三つだったりする。地球で言うところの宇宙人。


351オパビー2019/03/08(金) 14:24:56.29LISJpJm00 (3/11)

 というわけで主人公安価。

国籍 日本
性別 男
名前>>下1
種族>>下2
職業・身分>>下3
身体的特徴>>下4
性格・趣味>>下5と下6


352オパビー2019/03/08(金) 14:31:03.96LISJpJm00 (4/11)

 勿論上記以外の妖怪や種族もokやで(エルフなど)。
 安価下。


353以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:33:01.87ibw3VXxL0 (1/1)




354以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:36:27.94kEm0o+H2o (1/1)




355以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:43:02.18hSXRNXrQo (1/2)

鬼ヶ島の主の家臣


356以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:46:43.83MbH1AR3U0 (1/1)

全身傷だらけで盲目
盲目が無理なら全身傷だらけのみで


357以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:54:14.90o/T0riQDO (1/1)

口数が少なくどこか虚無的


358以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 14:55:40.54lJTY1CZn0 (1/1)

ひたすら強さを求める求道者。趣味は剣の鍛錬


359オパビー2019/03/08(金) 15:18:43.27LISJpJm00 (5/11)

 名は鋼、鬼、鬼ヶ島の主の家臣、片目が見えない(盲目だと表現が技術的に難しいんやで………許して)、全身傷だらけ、口数が少なくどこか虚無的、ひたすら強さを求める求道者、剣の鍛錬が趣味。

 まあヒラナリよりは分かりやすい。


360以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 15:21:16.37nGtZxaaUo (1/2)

鬼ヶ島現存世界とかたのしそう


361オパビー2019/03/08(金) 15:47:23.76LISJpJm00 (6/11)

俺「ふんっ、はっ、ふっ………」

 ブンッ、ブンッ、ブンッ

 俺の名は鋼(ハガネ)。
 鬼ヶ島15代目盟主が家臣。

俺「ふんっ、せっ、はっ………」

 ブンッ、ブンッ、ブンッ

 まだだ、まだ足りない………!

俺「ふんっ、はぁっ、せっ!」

 ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッブンッブンッブンッブンッブンブンブンブンブンブンブブブブブブブブブブブブッ

 バガンッ!

 空気が炸裂し、衝撃波と音が響く。
 カタカタと瓦が動いた。

俺「ふぅ…………」

 俺は黒金の鍛錬用の棒を置き、縁側に座っていた時だった。

盟主「よぉ、精が出るな」

俺「はっ! 火緋金(ヒヒガネ)様!」

 このお方こそ鬼ヶ島15代目盟主、火緋金様。
 俺は膝を付き頭を下げた。

盟主「お前、最近ずっと休めて無いんじゃないか?」

俺「は! 日々強くなるために勤めております故! 休みなど……」

盟主「いや、そうじゃねぇ。お前ずっと緊張緩めて無いだろ?」

 そう言うと、火緋金様は懐から取り出した封を俺に投げた。

俺「これは……?」

盟主「そんなに突っ張ってたらいつかぷっつーんて切れちまうぞ? それで剣筋が狂っちゃ意味がねえ。だから江戸でも行って遊んでこい。それは小遣いだ」

俺「こ、こんなに………! 貰えませぬ! それに、私がいない間に鬼ヶ島に何かあれば………」

盟主「それが緊張してるってんだ。ここにいるのはお前だけって訳じゃねぇんだから、たまには安心して遊んでこい。命令だ」

俺「はっ!」

 そんな流れで、火緋金様から休暇を貰った俺は、江戸に出向く事になった。


362オパビー2019/03/08(金) 16:12:38.78LISJpJm00 (7/11)

 長いこと対立してきた種族、人と鬼。
 しかし10年前、鬼と人が和親条約を結んでから、争い事は起こっていない。
 鬼ヶ島と江戸は自由に行き来が可能となり、鬼ヶ島で人を、江戸で鬼を見ることも、珍しく無くなっていた。




 ここが、江戸か。
 行き交う人並み賑やかな街並み。
 茶屋や醤油屋など様々な店が並んでいる。
 人並みを見渡して分かったが、やはり妖怪が多いな。
 あの茶屋で団子を売っている娘もよく見れば耳が生えており、化け猫であることが分かる。
 他にも河童や天狗、九十九神も混じっている。
 なるほどな。
 妖怪が多いからこそ、江戸の街は眠らない街と呼ばれるのか。


 鋼が江戸に持って行った物。
 金。
 馬切り刀。
 その他>>下3つ。


363以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 16:22:21.73nGtZxaaUo (2/2)

写影機


364以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 16:29:28.07GQnCVc6E0 (1/1)

万能薬


365以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 16:34:03.15hSXRNXrQo (2/2)

雰囲気いいね

鬼ヶ島特産の酒


366オパビー2019/03/08(金) 17:06:11.47LISJpJm00 (8/11)

 俺はまず、火緋金様から貰った封に書かれた住所に行くことにした。
 そこは、大通りからはずれ、人通りの少ない路地のような所に面している平屋だった。
 扉を見れば、火緋金様の名が書いてある。
 恐らく、江戸に滞在中はこの家を使え、と言うことだろう。
 俺は家に入り、荷物を開けた。
 江戸に持ってきたものは少ない。
 金、愛用の馬切り刀、写影機、万能薬、そして鬼ヶ島特産の酒だ。
 食費を引いたとしてもしばらくは遊べるが、俺は豪遊するつもりはない。
 俺は少しだけ残して金を戸棚にしまい、写影機と馬切り刀を持ち、暗くなるまで江戸を散策する事にした。

 散策で寄った場所(奴隷市場以外)>>下2つ


367以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 17:18:13.68hVE6/WguO (1/1)

鍛冶屋


368以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 17:20:03.82F0i1g6+I0 (1/1)

剣術道場


369以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 17:24:14.88Hbl4QnoXo (1/2)

ストイックゥ…


370オパビー2019/03/08(金) 17:36:33.83LISJpJm00 (9/11)

 しばらく江戸を散策していると、鍛冶屋を見つけた。
 中からカーンッ、カーンッ、という金属を打つ音が響いてきている。
 刀などもここで作っているのだろう。
 俺は入ってみることにした。

鍛冶職人「お? 鬼の兄ちゃんか! 何のようだ?」

 職人は青い鱗を持った竜人だった。
 口から青白い火を吐きながら、力強く鉄板を叩いている。

俺「いや、なんとなく寄ってみただけだ」

鍛冶職人「そうかいっ! うちは金属で出来たものなら大体作れるからね。注文があったら言ってくれやい! あとはそうだね、その馬切り刀がぽっきり折れたりしたときにゃうちにまかせときな!」

 職人は最後にゴオオッと強力なブレスを吐き、鉄板を水に浸けた。



 次に俺が見つけたのは剣術道場だ。
 江戸の道場か………

 現在剣術道場前。
 何をする?>>下


371以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/08(金) 17:46:17.00Hbl4QnoXo (2/2)

飛び入りで稽古つけてもらえんかな


372オパビー2019/03/08(金) 20:17:48.73LISJpJm00 (10/11)

 割と大きな道場だ。
 入り口も豪華で、看板も大きい。
 「悠勇道場」だそうだ。
 俺は入り口前の瓦版を見た。

『悠勇道場 授業料3両、ただし腕に自信のあるもの悠勇道場の師範に挑むべし。腕を見込まれれば無料』

 なるほどな。
 一度この道場の師範と言うものと手合わせしてみるのも悪くない。
 俺は道場の扉を開け、中に入った。



師範「ふん。まだまだだな。そんな殺気じゃ私には勝てん。もっと[ピーーー]気で来い」

 中に入ると、俺は受付係の若い娘に連れられ、訓練所へと案内された。
 そこでは凄まじい殺気を放つ目つきの鋭い1人の人間の男と、女と男、様々な種族が入り混じった5人の集団が対峙していた。
 集団の方はあちらこちらに痣やら傷やらがあり肩で息をしているのに対し、男の息は正常で、まるで今入室したばかりだというような身の整いようだった。

師範「もっと強くなれ」

 次の瞬間、男は刀を横に凪いだ。
 いや、よく見ればあれは竹竿だ。
 細い竹を刀程の長さに切っただけだ。
 それなのに、5人が飛んだ。
 どさ、と畳に放り出され、白目を向いている。

師範「おや、客人か? 桃霧(モモギリ)」

受付嬢「はい。ご主人様と戦いたいそうです!」

師範「ほう」

 桃霧、と呼ばれたのは先ほどの受付の娘だ。
 娘がそう言うと、男が俺を見た。


373オパビー2019/03/08(金) 22:21:01.83LISJpJm00 (11/11)

師範「お前か。私と戦いたいというのは」

俺「」コク

 男はふむふむと頷いた。

師範「ちょっと刀を見せてもらってもいいか?」

俺「」コク

 この男、先まであれだけ殺気を放っていたと言うのに、今は無風の池のように静かだ。
 俺は男に刀を渡した。

師範「ふむ。ふむふむ………これは胴………いや、胴では数えられないな。よく使い込まれ、よく手入れされている」

 不意に男が剣を振るった。
 あの重量の刀を風を切る音もなく、まるで空気の間を滑るように。
 気づけば刀は俺の腰の鞘に収まっていた。

師範「なぜ私と戦う?」

俺「稽古を付けてもらいたいが、あまり金が無く」

 3両も授業料を払えば、すぐに火緋金様から貰った小遣いが底を突くからな。
 それに、一目見て分かった。
 この男なら、俺をもっと強くすると。

師範「ふむ………。それ程の腕を持つのにまだ人に教えを乞うとは。求道者と言うことか。よかろう、独眼の鬼よ」

 その時、ズンと場の空気が重くなった。
 男が凄まじい殺気を放っている。
 思わず、手の中に汗が染み出す。

師範「私が教えるのは『殺気』。それは相手の動きを鈍らせ、自らの動きを洗礼するもの也。独眼の鬼よ、名をなんという」

俺「鋼」

師範「良い名だ。私の名は山田浅右衛門。鋼よ、覚えておけ」

 浅右衛門は竹竿を打ち捨てた。

師範「真剣でこい。本気でこい。殺す気でこい。私が全力で迎え撃とう。桃霧、ここへ!」

 浅右衛門はそういうとなぜか受付の娘を呼んだ。

受付嬢「ええっ! 入道試験で使うんですか!?」

師範「つべこべ言うな早くしろ!」

受付嬢「わ、わかりましたっ!」

 そう言うと、桃霧は浅右衛門に向かって走ってきた。
 そして、くるんと宙返りしたかと思うと、桃色の鞘のついた刀へと成り代わった。
 なるほど。
 刀の九十九神とは、珍しい。

師範「横助(ヨコノスケ)。開始の合図を」

弟子1「はっ、はい!」

 浅右衛門が刀を腰に付け、柄を握りしめる。
 俺も抜刀の構えを取る。
 溢れんばかりの殺気………
 いや、殺気全てが意図的に俺に向けられている。
 空気が鉛のように思い。
 これが、殺気の力…………!


374オパビー2019/03/09(土) 07:21:33.01gk3AhEHx0 (1/41)

 だがしかし、こいつを倒さなければ、強くはなれない。
 殺気で抑えつけようというなら………殺気で押し返す!

師範「ふ………良い殺気だ」

 浅右衛門は足をすり、じりじりと抜刀の力を溜める。
 間合いは俺の方が長い。
 しかし、懐に入られれば負ける。
 入られなければ良いだけのこと…………

 一匹のハエが俺と浅右衛門の間に飛んできた。
 そして、殺気に晒され、落ちた。

弟子1「はじめっ!」

 轟っ!

 常人ではまず、反応する事が出来ない横凪。
 一歩、地面が割れんばかりに踏み込み、放った。
 例え、いなされたとしても、その刀ごと叩ききる!

 しゅいんっ

 しかし、俺の刀は上方向に弾かれた。

師範「込める力は良いが、ダメだ」

 浅右衛門が静かに踏み込み、刀を真っ直ぐに振り下ろす。

 ズバッ

俺「っぁ………」

師範「これが、殺気と言うものだ。覚えておけ。試験は合格だ」

 どたっ。
 俺が尻を付いた音だ。
 確かに今切られた筈だ。
 自分の鼻先を触る。
 かすり傷すらついていない。
 ………敗因は分かった。
 僅かに、あの時の横凪が遅かったのだ。
 いつもなら例え1度でいなされても真っ直ぐに叩き折る事が出来るのだが、殺気によって僅かに無意識に筋肉が硬直したのだ。

師範「太刀筋は良い。腕もいい。負けたのはお前が弱いからじゃない」

 浅右衛門はきぃんっ、と刀を納めた。

師範「私が山田浅右衛門だからだ」


375オパビー2019/03/09(土) 07:24:05.76gk3AhEHx0 (2/41)

 道場に入道した事で昼の行動が制限された。


376オパビー2019/03/09(土) 07:31:10.67gk3AhEHx0 (3/41)

 夕焼けの中、帰り道。


 あの浅右衛門という男。
 相当強い。
 火緋金様と戦えば火緋金様が勝つだろうが、今のままでは俺には絶対に勝てん。
 強ければいくらでも技術を盗めば良いというもの。
 俺はまだ強くなる…………

 ん?

 俺は江戸の一角がやけに賑やかなことに気付いた。
 俺はそこに寄っていくことにした。





 奴隷市場、か。
 なるほどな。
 ふむ…………
 >>下。
 買ってみても、良いかもしれんな。


 鋼はなぜ奴隷を買おうと思ったか。


377以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:05:50.62K9PFf+6x0 (1/1)

下の者をうまく扱えるのも強い男の条件と聞かされていたから


378オパビー2019/03/09(土) 08:11:28.02gk3AhEHx0 (4/41)

 どこかで、下の者をうまく扱えるのも強い男の条件と聞いたな。
 買ってみても良いかもしれんな。

 俺は奴隷市場に入っていった。

 奴隷市場に入った俺は、商品目録、というのか。
 俺はそれを手に取り、目を通した。


379オパビー2019/03/09(土) 08:13:28.06gk3AhEHx0 (5/41)

 念の為もう一度貼っとくで。


ケモ度について。ケモ度は①動物が立ったような見た目、②人間の骨格をした動物、③身体の一部が動物みたいな人間、④ケモ耳+尻尾、の4段階に別れる。上記以外に自由に補足可能。

能力(出きること)について。どの個体もピンキリのため、細かく設定可能。

人間 犯罪奴隷、没落貴族、戦争奴隷、その他

野獣族 主に哺乳類の獣人の事を言う。化け狐や化け猫など動物が年月を経て人間の姿を得たものもここに含む。もふもふ。

竜鱗族 は虫類の獣人や竜人など。姦姦蛇螺もここ。やや筋肉質。

鳥翼族 烏天狗や天使のように羽が生えたものを言う。羽毛が気持ちいい。

水生族 両生類の獣人や人魚や河童、海洋生物の獣人をまとめて言う。身体が冷やっこい。

亜人族 鬼、天の邪鬼、ろくろ首、一つ目小僧なども含む。人間に比べ丈夫。天狗もここ。
木人族 とれんと、どれあど、万年竹など。植物を操ることができる。

魔族 えんらえんらなどはここ。人とはあまり交流を持たない妖怪。取り扱い注意。

ゐいゑむ・びいいんぐ からくり生命。九十九神も。人間そっくりなものからごんべえまで。

獣 そのまま。むしろ愛玩動物向け。鵺や麒麟など幻獣あり。

天人族 空から落ちてきた種族。半透明だったり手が四本あったり目が三つだったりする。地球で言うところの宇宙人。


380オパビー2019/03/09(土) 08:17:46.45gk3AhEHx0 (6/41)

 気になった奴隷の、種族、見た目、カップ、身長、様子、年齢を3人まで>>下

 詳しく宜しくな。
 なお、どんな奴隷も買える物とする。


381以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:19:37.35feM5NDE9o (1/1)

木人族
絶滅寸前種ダイセツトリカブトのドライアド 濃紫の花は江戸の暑さに負けてしおれている
D
155
絶滅したくないと泣いており、子孫を残すため積極的に買われたがっているが毒のため避けられている
20


382以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:23:46.47u6hpi3gvo (1/6)

種族:野獣族
見た目:オコジョでケモ度1(ただし実物より大きい)のケモショタ。胴長短足。両手には雪の結晶の模様
カップ:なし(AAA)
身長:70
様子:反抗的。雪を生み出す異能を持つが、使おうとするたび鞭で打たれたり首輪をきつく締められたりしてる
年齢:10

せっかく江戸風なので少年愛やってみたいけど、男無理ならケモロリってことでも大丈夫です。動物だからそんなに見た目に差ないですし


383以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:29:37.88B9otnogn0 (1/2)

鳥翼族
白いロングストレートとそれに対になるような黒い翼を持った女性 Fカップ ケモ度3
身長160センチ 
いつも虚ろな目をして歌を歌ってる
18


384オパビー2019/03/09(土) 08:30:34.83gk3AhEHx0 (7/41)

 >>382
 ロリでいかせてもらうで……(>>1の趣味の問題)
 すまんな。


385オパビー2019/03/09(土) 08:33:35.59gk3AhEHx0 (8/41)

 あとケモ度は大きいほど獣に近くなるんやで。
 1で猫耳4で二足獣。
 説明不足すまん。
 >>382 たぶんケモ度4のことやで。
 >>383 この基準だとどっち?


386以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:35:07.50B9otnogn0 (2/2)

>>379の説明の③身体の一部が動物みたいな人間のつもりで書きました


387以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 08:38:05.56u6hpi3gvo (2/6)

>>379だと1が高くて4が低いみたいな書き方だったからここでは書き方が逆なんかと思ってました。ほぼそのまま獣で大丈夫です
性別は了解です(私はどっちもいけます)


388オパビー2019/03/09(土) 08:45:47.96gk3AhEHx0 (9/41)

 >>386 >>387 了解やで。


389オパビー2019/03/09(土) 10:07:44.84gk3AhEHx0 (10/41)

 想像してたよりも広いな。
 俺は市場の中を歩きながら、そう感じた。
 綺麗な都市、と言われるだけあり、奴隷市場も上下水道が完備されており、清潔なようだ。
 奴隷市場の中を歩きながら、俺は何人か気になった奴隷を見つけた。

 まず1人目は、大雪鳥兜のどれあどだ。
 大雪鳥兜のどれあどは確か絶滅寸前だったはずだから、非常に珍しい。
 頭上の濃紫の花は江戸の暑さに負けたのか、しおれてしまっている。
 どれあどの娘は俺が自分を見ている事に気付くと、檻にすがりついた。

大雪鳥兜「お、鬼でも良いっ、鬼いさんっ! 私を買ってくださいっ、そして子孫を残してくださいっ! 絶滅したくないんですっ!」

 どれあどの少女は泣きながら俺に手を伸ばしてきた。

大雪鳥兜「ほらっ、おっぱいだってあるし、ね? 処女だしっ、買ってちょうだいっ」

俺「」

大雪鳥兜「なんか言ってくださいよぉ、ぐすっ………」

 すると、商人が横から入ってきた。

商人「お兄さん、こいつはやめといた方がいいですぜ。こいつら基本的に毒があるんだ。なんかの拍子に毒が体内に入ったらお陀仏でえ。それにこうは言うけど、寝てる間に毒をポチャッてやられるかもしんないで」

大雪鳥兜「………ぐすっ。違うのに………」

 どれあどの娘は檻から離れ、三角座りで座り込んだ。

商人「まあ良く考えとく事でっせね」

 ふむ………
 まあ候補の1人には入れておこう。


390オパビー2019/03/09(土) 10:54:54.80gk3AhEHx0 (11/41)

 二人目は野獣族の管狐(オコジョ)だった。
 25寸ほどの背丈で、ほとんど元の管狐に近い。
 性別は………分からない。
 刺青か、両手に雪の結晶の模様がある。
 首枷と手枷をされ、短い鎖で壁に繋がれている。

管狐「はぁ、はぁ…………ぁに見てんだ」

俺「」

管狐「なんか言えよっ!」

 その時、管狐の両手の模様が光り、冷風がそよいだ。
 魔法か。

 バチンッ

管狐「痛っ…………」

 しかしその魔法が完全に構築される前に、鞭が管狐を打った。

商人「すいやせんね旦那。こいつ、すぐお客に雪ぶつけようとすんで」

 先ほどとは違う商人が、細く長い鞭を手に持ちながら言った。

俺「雪を作れるのか」

商人「ええ。幼いながらそういう異能を持ってましてね。どうですか? メスですよ。まだ若いですし、なんでも仕込めますよ?」

管狐「う………」

 商人は管狐の顎をつまみ、ぐいと無理やり上げさせた。
 すると管狐は唾を商人に飛ばした。

管狐「[ピーーー]っ」

商人「ふむ………」

 商人は頬に付いた唾を拭い、思い切り振りかぶった鞭を当てた。

管狐「あ゛ああああっ!」

商人「まあ少々反抗的ですがね」

管狐「うぐ………殺してやる…………殺してやるぅ………」

 管狐の娘は涙の浮かんだ目で商人を睨んでいた。
 雪を作れるとは面白い。
 候補に入れておこう。


391オパビー2019/03/09(土) 11:20:20.07gk3AhEHx0 (12/41)

 三人目は烏天狗だ。
 俺が奴隷市場を回っているとき、綺麗な歌が聞こえてきた。
 俺がその歌のする方向に行ってみると、その娘に行き着いた。

烏天狗「きいきろりんとすいしゃがまわる、ことりははとひきはなされ、つれられうすにひきつぶされ………」

 静かな子守のような唄だが、よくよく聞いてみれば残酷な唄だ。
 烏天狗の娘は檻の中央で、目を虚ろにしずっと唄っている。
 両手が烏のような漆黒の翼になっているのに対し、髪はそれに対になるように白い。
 胸は大きい。
 娘は俺に気付くと、歌を止めた。

烏天狗「…………こんにちは」

俺「」コク

烏天狗「…………………」

 烏天狗はにっこりとほほえんだだけで、それ以外には何も言わなかった。

烏天狗「ゆりかごゆらゆらかぜにゆれて、おさむらいがばっさりきった。くびとからだがさようなら。ははとこどももさようなら………」

 少し気になるな。
 まあ、候補に入れておこう。


392オパビー2019/03/09(土) 11:35:40.27gk3AhEHx0 (13/41)

 俺は候補を三人にしぼり、受付にそれぞれの番号を伝えた。

 しばらく待つと、小屋に例の三人が連れてこられた。
 烏天狗も今は歌っていない。

大雪鳥兜「か、買ってくださるんですか!」

 やはり食い気味の娘は大雪鳥兜だ。
 管狐の娘は先程の鞭が効いたのか、大人しい。

 どの娘を買うか………
 質問などをしてから決めてみるのも良いかもしれんな。


 確認や質問など3つ、商人か奴隷、誰に質問するか(複数人可)も含め安価>>下


393 ◆wXiypAzK7g2019/03/09(土) 11:53:53.12oU77CeWe0 (1/1)

あ、余談ですがハッピーエンドなんて考えてませんから、ご協力よろしくです。


394オパビー2019/03/09(土) 12:11:10.05gk3AhEHx0 (14/41)

 >>393
 ?


395以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 12:27:58.68u6hpi3gvo (3/6)

>>393はびっくりしたけど別のスレ主の誤爆かと

とりあえず3人に奴隷になった経緯を聞いてみる


396オパビー2019/03/09(土) 12:44:05.96gk3AhEHx0 (15/41)

 おk。
 残り2つ。


397以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 13:46:05.2835Z/dDIlo (1/9)

俺は鬼ヶ島の鬼だぞ
買われたら鬼ヶ島に住むことになるが、それでもよいのか、と凄みをきかせながら

(まーた三人ともどすとらいく、よく思い付いてくれたって娘ばかりでつらい)


398以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 13:59:55.76aCkTu7C5o (1/1)

全員に

ナニができる、ナニをしたい


399以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 14:00:58.50adKliAOKO (1/1)

奴隷として、これだけは許容できないことを一つだけ挙げる


400以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 14:06:31.7535Z/dDIlo (2/9)

すみません…対象忘れてました>>397良ければ三人でお願いします
申し訳ない


401オパビー2019/03/09(土) 16:51:15.34gk3AhEHx0 (16/41)

俺「奴隷になるまでの経緯を教えてくれ」

 俺はその三人に聞く。

大雪鳥兜「わ、私からで良いですよね? えっと、じゃあ私から言います。絶滅危惧種、という宣伝文句で自分を売って、そのまま抱かれて子孫でも残せたらな……と思ったのですが、やっぱり毒があったためかコレクションとして飾られただけで………いろいろあってそのままここに流れて来ちゃいました………買ってください~、コレクションとしてじゃなくて~………」

 身売りして奴隷になった、と言うことか。

管狐「………………」

 管狐の娘はキッと俺を睨むだけで、何も喋ろうとしない。
 まあ言いたくないのなら仕方がない。

烏天狗「私は戦争で村を焼かれました。母や妹は焼け死にました。必死に山奥に逃げたのですが、捕まってしまいました。敵軍の兵士に取り囲まれて慰め物になりました。終わり」

 川のせせらぎのような声で、終始微笑みながら烏天狗の娘は言い切った。


402オパビー2019/03/09(土) 16:59:41.42gk3AhEHx0 (17/41)

商人「ちなみに、この管狐の娘が奴隷になった理由は家族を含めた村の人々に売られたからなのですが、彼女ずっと、いつか村の人が助けに来てくれる、と思い込んでるんですよ」

 商人が俺の耳元で囁いた。
 それを今まで教えて来なかったのか。
 とりあえずこれで、全員の奴隷になった経緯は分かった。
 二人はいわゆる普通の身売り奴隷、一人は戦争奴隷と言うことか。


403オパビー2019/03/09(土) 17:13:45.52gk3AhEHx0 (18/41)

 次に俺は彼女達の反応を見ることにした。

俺「見て分かるとおり、俺は鬼だ。しかも、鬼ヶ島のな。買われたら1ヶ月程は江戸に滞在するが、その後は鬼ヶ島に住むことになる。それでもよいのか?」

 俺は凄みを効かせながらそう言った。
 鬼ヶ島、という単語に、管狐の娘が震えている。

大雪鳥兜「ね、願ったり叶ったりです! 鬼ヶ島って、男の鬼もいっぱいいるんですよねっ!? じゃあ、子孫も沢山…………」

 おいなんか物騒なこと言い出したぞこの娘。

管狐「い、嫌………っひっ………」

 管狐の娘は尻尾を丸め込んでしまっている。
 流石に鬼ヶ島という単語は応えたのだろう。
 まあ幾度も御伽噺の悪の根城にされているからな。

烏天狗「ええ」

 短く烏天狗の娘はそう言った。
 言葉とは反対に、よく見れば手が震えている。
 捕まった時の恐怖を思い出しでもしたのだろうか。


404オパビー2019/03/09(土) 17:29:41.56gk3AhEHx0 (19/41)

 これで大体のことは分かってきたな。
 俺はそろそろ質問を切り上げる事にした。

俺「最後の質問だ。奴隷になったら何ができる。何を望む」

大雪鳥兜「子孫を残します! 子孫さえ残してくれれば何も望みません!」

 本当に積極的だなこの娘は。

管狐「やだ、鬼、やだ………」

 管狐の娘はさっき商人に向けていた殺意はどこへやら、縮こまってしまっている。
 というよりどうやらこの娘、俺が鬼ということに気づいていなかったらしい。
 幼いから仕方がないか。

烏天狗「奉仕を出来ます。望んでいいと言うのなら、せめて歌う自由を」

 娘は、虚ろの目のまま歌を望んだ。
 この娘にとって、唯一それが心の支えなのだろう。
 そして、奉仕か…………


405以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 17:52:29.13u6hpi3gvo (4/6)

鳥兜さんの残念感面白すぎる
コメディになるかもしれんが鋼さんの求道者気質行き過ぎてるのは解してくれるかも
わかってはいたが管狐はr-18とかなさそう
萎縮してしまって、放心状態の烏天狗さんよろしく扱いやすくなってそうだけど
みんな買ったあとの物語膨らませられそうで選び辛いね


406オパビー2019/03/09(土) 18:01:12.60gk3AhEHx0 (20/41)

 さて、取りあえず情報は集まった。
 どの娘を買うか………

 決めた。




 前回の反省を踏まえ、コンマで選びます。
 1~3 大雪鳥兜
 4~6 管狐
 7~9 烏天狗
 0 >>1の推し

 あと参考までに誰が好きか言ってくれぃ。

 さあ安価ルーレット>>下。


407以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:02:02.3835Z/dDIlo (3/9)

きみにきめたぁぁぁああ!


408以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:02:45.7135Z/dDIlo (4/9)

あ、好きなのは大雪鳥兜です(遅)


409オパビー2019/03/09(土) 18:05:18.08gk3AhEHx0 (21/41)

 >>408 残念 ジャカジャーン


410以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:06:30.0335Z/dDIlo (5/9)

みんな面白くなりそうだから無問題


411オパビー2019/03/09(土) 18:08:17.86gk3AhEHx0 (22/41)

 と言うわけで虚ろ目白髪烏天狗ちゃんに決まったで。


412オパビー2019/03/09(土) 18:09:05.86gk3AhEHx0 (23/41)

 >>410 頑張って面白くするで。


413以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:09:39.30wFbpJf3s0 (1/2)

楽しみ


414オパビー2019/03/09(土) 18:12:27.66gk3AhEHx0 (24/41)

俺「入れ」

烏天狗「はい」

 俺が招き入れると、娘は素直に家の中に入っていった。

烏天狗「………………」

俺「………………」

 向かい合って座っている。
 会話が無い。
 何か言うべきか>>下。


415オパビー2019/03/09(土) 18:13:51.72gk3AhEHx0 (25/41)

 あれ、この二人どっちも口数少ないやん。
 安価下。


416以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:14:04.11QDA3jZ7zo (1/3)

…お前は歌が好きなのか?


417オパビー2019/03/09(土) 18:22:28.82gk3AhEHx0 (26/41)

俺「………お前は、歌が好きなのか?」

 俺は取りあえず気になっている事について聞いてみることにしてみた。
 このままでは余りにも静かすぎる。
 ぴくっ、と娘が震えた。
 娘は微笑んだまま答えた。

烏天狗「ええ」

俺「…………そうか」

 ………………

 しまった。
 会話失敗だ。
 『そうか』以外何か言うべきだったな。
 まあいい。
 取りあえず飯でも炊くか。


 30分後。

 娘の夕飯と鋼の夕飯(違いがあるか無いか、あればなぜ違いがあるか、も)>>下
 二人の会話が無さ過ぎて初期は頻繁に安価するけどゆるしてやで。


418以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:25:49.599IqgvPJKO (1/3)

違い無し 手羽先唐翌揚げ


419以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:29:39.39u6hpi3gvo (5/6)

なんて残酷な
と思ったが烏も小鳥食べるしそんなでもないか


420以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:32:18.90u6hpi3gvo (6/6)

あと私も管狐は自分で書いたから思い入れはあるけど、投票だとしたら大雪鳥兜かな…


421以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:33:24.4835Z/dDIlo (6/9)

どうなるか…


422以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 18:41:17.129IqgvPJKO (2/3)

もしかして唐翌揚げも魔翌力と同じ規制が入るのか?


423オパビー2019/03/09(土) 19:26:48.55gk3AhEHx0 (27/41)

 まじでこの翌なんなん。


424以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 19:29:07.88QDA3jZ7zo (2/3)

saga入れれば唐揚げも書ける


425オパビー2019/03/09(土) 19:46:27.84gk3AhEHx0 (28/41)

烏天狗「……………」モグモグ

俺「……………」モグモグ

 俺は昼に市場で買ってきておいた手羽先を焼き、野菜を添え、米を炊いた。
 手羽先は3本ずつだ。
 鳥翼族は鳥の一族だが、鳥を食べない訳ではない。
 一部の部族は鳥肉を食べないらしいが、彼女は大丈夫だろう。
 牛の獣人だって牛肉は食べる。

烏天狗「……………」モッモッ

俺「……………」パクパク

 会話が無い。
 まあ無理に話す必要はないが………

 どうする>>下


426以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 19:51:07.2735Z/dDIlo (7/9)

いずれ島にいくからすぐには江戸に来られなくなる、今の内に行っておきたい事、しておきたい事がないか聞く


427以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 19:51:16.76wFbpJf3s0 (2/2)

酒でも飲むか?


428あれ、よくよく考えたら両手翼なのに茶碗はともかくどうやって手羽先喰ってんだ2019/03/09(土) 20:23:23.62gk3AhEHx0 (29/41)

俺「………………おい」

 俺は飯を食いながら、彼女に話しかけた。

烏天狗「………………んく………はい」

俺「俺はいずれ島に戻るからすぐに江戸に来られなくなる。今の内に行っておきたい所、しておきたい事はないか?」

烏天狗「………………?」

 烏天狗は不思議そうな顔をした。

俺「遠慮無く言え」

烏天狗「え…………………はい」

 烏天狗は手羽先をはみながら、考える仕草をした。

烏天狗「………………」モグモグ

 しばらく後。
 一本の手羽先を綺麗に骨にした娘が口を開いた。

烏天狗「…………………>>下2つ(やりたい事、行きたい所一つずつ。実際に江戸に無かった創作物でも可)」


429以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 20:36:27.094ek3QBtso (1/1)

劇場(歌手が歌う所)


430以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 20:39:58.649IqgvPJKO (3/3)

背中に翼が生えてるタイプじゃないのか
江戸の山奥にある秘湯


431まあだいたい犬喰いって解釈してくれい2019/03/09(土) 21:05:29.38gk3AhEHx0 (30/41)

烏天狗「………………劇場と、北の山の秘湯に行きたいです」

俺「そうか」

 モグモグ

俺「……………連れて行ってやろう」

烏天狗「…………ありがとうございます」

 彼女は変わらず微笑んでいたが、その微笑みが、初めて少しだけ嬉しそうに見えた。


432オパビー2019/03/09(土) 21:11:29.54gk3AhEHx0 (31/41)

 飯を食べ終わった後。



俺「…………あ」

 しまった。
 迂闊だった。
 押し入れを開けてみればこの家、布団が一組しか備え付けられてなかったのだ。
 取りあえず、敷いてから考えるか。


 敷いては見た物の………
 当たり前だが事態は解決しない。

俺「…………………」

 俺が一人で寝て、烏天狗の娘を床に寝かすか、烏天狗の娘だけを布団に入れるか。
 どの道、夏だからそれ程風邪は引かないだろう。
 問題は蚊帳だ。
 小さく、一人しか入れない。

 どうしたものか>>下


433以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 21:19:31.8435Z/dDIlo (8/9)

烏天狗に布団で寝させる


434オパビー2019/03/09(土) 21:30:59.74gk3AhEHx0 (32/41)

 そうだな。
 別に俺は布団が無くても眠れる。
 彼女が入っていた檻………
 小さい毛布も、蚊除けすらも無いあの檻。
 そこに入っていた彼女に布団と蚊帳を譲ろう。

俺「俺は床で寝る」

烏天狗「はい………え?」

 俺はその旨を烏天狗の娘に伝え、素振りをしに庭に出た。





 ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブブブッ、ブンッ

 ぶ~ん…………

 一匹の蚊が飛んできた。
 俺は木刀を握る手に力を込め、横に撫でるように動かした。
 蚊が空中で炸裂した。

俺「ふぅ…………」

 ブンッ、ブブブッ、ブブブブブブッ、ブンブンッ

俺「ふ………………」

 木刀を縁側に置いた。
 カランと乾いた音が響く。
 俺は3000回の素振りを終え、寝ることにした。


435オパビー2019/03/09(土) 21:42:52.28gk3AhEHx0 (33/41)

俺「……………ん?」

 俺が手ぬぐいで身体を拭いていると、どこからか静かな歌声が聞こえてきた。
 昼に聴いた物よりも小さく、寂しい歌声だ。
 俺は足音を消し、烏天狗の娘の様子を見に行った。

烏天狗「あかいはねが、おちたばしょを、おもいでにのこして。わたしのはねは、そらにとんで、しろいかぜにつかまった………」

 彼女は布団の上に座って、歌っていた。
 昼間の呪いの数え歌のような物ではなく、ただ綺麗な歌だった。
 しばらく柱に寄りかかり聞いていると、不意に歌が止まった。

烏天狗「…………あ」

 彼女は振り返り、俺を見た。
 羽で口元を抑え、しまったという顔をしている。

烏天狗「す、すいません」

俺「>>下」


436以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 21:44:46.681ckMby2DO (1/1)

もっと聞かせてくれないか


437ああ歌詞なんて付けるんじゃ無かった難しい2019/03/09(土) 21:55:43.86gk3AhEHx0 (34/41)

俺「もっと聞かせてくれないか」

烏天狗「あ………はい」

 俺がそう言うと、彼女はまた歌い始めた。

 川のせせらぎのような、澄んだ声。
 夏風に乗って、ゆっくりと辺りの空気を包む。




烏天狗「…………………」

 歌が終わった。
 その悲しい歌は、誰か失われてしまった大切な人物に向けた鎮魂歌のように聞こえた。
 歌い終わった烏天狗の娘は、顔を下げ、自分の胸を抱く。
 暗闇の中でも月明かりを受け、キラキラと白髪が輝いている。

俺「>>下」


438以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 21:58:44.67RSOVCM22o (1/1)

綺麗だな…


439この世界の「綺麗」って万能2019/03/09(土) 22:03:49.41gk3AhEHx0 (35/41)

俺「綺麗だな………」

烏天狗「…………ありがとうございます」

 烏天狗はそれだけ言うと、俺に背を向け横になった。

俺「お休み」

烏天狗「お休みなさい」

 娘が静かになったのを見届けると、俺は庭から盛ってきた適当な薪を枕にし、眠りに付いた。


440ちょっと安価多すぎるから気を付けるで2019/03/09(土) 22:08:35.06gk3AhEHx0 (36/41)

 次の朝。

烏天狗「なんと呼べばよろしいですか?」

俺「んん?」

 朝食を食べていると、突然烏天狗の娘がそう言ってきた。
 主語が抜けているが、おそらく俺の呼び方についてだろう。
 そう言えば、俺もこいつをどう呼んだらいいか決めてないな。
 まず、俺をなんと呼ばせようか>>下


441以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:18:09.63pYwyXNsrO (1/1)

きなこもち


442以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:18:58.43r+npgFe90 (1/2)

クロ


443オパビー2019/03/09(土) 22:19:13.87gk3AhEHx0 (37/41)

 >>441
 とうとうやりやがったな。
 まあやるけど。


444以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:20:47.1335Z/dDIlo (9/9)

駄目なやつは駄目でええんやで


445オパビー2019/03/09(土) 22:28:23.60gk3AhEHx0 (38/41)

 >>444 今回ばかりはその言葉に甘えよう。
 さすがにきなこもちは………
 再安価>>下


446以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:30:26.73QbNI1CYcO (1/1)

普通に鋼と呼んでくれ


447以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:32:07.47r+npgFe90 (2/2)

>>442は烏天狗への呼び方と間違えていた


448オパビー2019/03/09(土) 22:34:47.56gk3AhEHx0 (39/41)

 >>447 鋼が自分をきなこもちと呼ばせて烏天狗が困惑するストーリーを書き掛けてたぞwwwwww
 じゃあ鋼で。


449オパビー2019/03/09(土) 22:37:39.54gk3AhEHx0 (40/41)

俺「普通に鋼と呼んでくれ」

烏天狗「はい。鋼様」

 烏天狗は頭を下げた。

俺「それで、お前の名はなんという」

烏天狗「私、ですか………」

 烏天狗の名前(きなこもち可)、無ければ無い理由も>>下


450以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:39:11.73Zd0C5I77O (1/1)




451以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/09(土) 22:43:48.19QDA3jZ7zo (3/3)

少しだけきなこもちも見てみたかった


452オパビー2019/03/09(土) 23:08:41.91gk3AhEHx0 (41/41)

俺「鶯(ウグイス)か。その歌声に相応しい名だな」

ウグイス「ありがとうございます」

 烏天狗の少女、ウグイスの微笑みに、また少し本当の笑みが戻ったように見えた。

俺「…………そろそろ行かなくては」

 俺とウグイスが飯を食べ終わり、皿を洗い終わったころ、道場に行く時間が迫ってきた。
 ウグイスはどうしたものか。

 …………そうだな。
 敷地内とは言え、安心は出来ない。
 誘拐されるやもしれないからな。
 連れて行くとしよう。


453オパビー2019/03/10(日) 06:39:33.01LNW/fhQ90 (1/25)

ウグイス「ここが、鋼様の通う道場ですか」

俺「ああ。昨日からの飛び入り参加だがな」

ウグイス「へぇ…………」

 ウグイスが驚いた表情で門を見上げている。
 この大きさの門は今だ見たことが無かったのだろう。

師範「よう、鋼」

俺「はっ!」

 俺が道場に着くと、浅右衛門とその他の生徒は既に練習を始めていた。

師範「ちゃんと早朝の素振り5000回はやったんだろうな」

俺「はい。しっかりと!」

師範「ふむ、良き。では早速鍛錬を始めようじゃないか。1ヶ月しかないんだし、お前は泊まり込みじゃ無いから死ぬ気で鍛えてやる」

俺「は!」

 それからほぼ休みなく約5刻。
 俺は何度も浅右衛門に殺された。
 もちろん比喩だが、今日で少し殺気の操りかたが分かった気がする。

 もちろんウグイスは見学だ。
 途中は例の桃霧と遊んだりもしていた。
 また、桃霧と一緒にだんごを作り、それを道場の生徒や浅右衛門に振る舞っていた。
 いや、うまかった。

 そう言えば鍛錬中、驚きの事実が分かった。
 俺が休憩し浅右衛門と話していたときの事だ。

俺「他の生徒は、3両もの大金を払って授業を受けているのか?」

 俺がなんとなくそう聞くと、浅右衛門はくくくっ、と笑ってから言った。

師範「残念だが、この道場にいる奴らは全員授業料を払っていない」

俺「なに」

 浅右衛門は他の生徒を見た。

師範「あいつら、おまえから見ちゃ弱く見えるだろうが、あれでも試験を合格した実力者だ。そこいらにいるへっぽこ侍なんかよりはよっぽど強いさ」

 そうだったのか…………
 確かに、初見で浅右衛門に吹き飛ばされてたから分からなかったが、よく見れば太刀筋が綺麗だ。
 まさかこいつら全員が合格しているとは。

 ………いや、もしやあの3両という高額の授業料は実力のあるものだけを集めるための値段設定だな。
 例え3両を払えたとしても、実力の無い者にこの訓練は務まら無いな。
 俺は30貫の木刀を構えながら思った。


454オパビー2019/03/10(日) 06:54:35.99LNW/fhQ90 (2/25)

~~~~

師範「さあ、お前は今日の鍛錬は終わりだ」

 江戸に斜陽が落ち始めた頃。
 浅右衛門が俺にそう言った。

俺「ぜえ、はあ、無茶苦茶だ…………」

師範「ようやく弱音を吐いたな」

 ズン、と更に20貫(60キロ以上)の重りを付けた30貫(100キロ以上)の木刀が地面に落ちる。

俺「この訓練で、まだ初歩なんだろ?」

 俺が息をつきながらそう言うと、くくと笑って浅右衛門が言う。

師範「ああ。なにせ1ヶ月で終えなければいけないからな。初日から難易度を上げさせてもらうよ。まあでも殺気を少しは操れるようになったじゃないか」

 浅右衛門は俺が落とした木刀と重りをひょいと持ち上げ(!?)、肩にトントンと当てた。

師範「上出来だ。精進せよ。強くなれよ」

俺「はぁ、はぁ…………は!」

 俺は頭を下げた。

俺「さて、ウグイス。帰るとするか」

ウグイス「あ、はい。桃霧様さようなら」

受付嬢「また明日ね~」

 ウグイスは桃霧に挨拶をすると、少し羽を羽ばたかせ加速しながら、俺の横に着いた。

ウグイス「……………」

俺「……………帰ろう」

ウグイス「はい」


455オパビー2019/03/10(日) 07:02:10.94LNW/fhQ90 (3/25)

 道場:週6
 制限される時刻:朝8時から夜6時

 とまあ1日のスケジュールはこんなもんやで。
 次の休みに劇場、その次の休みに温泉に行くのは確定や。
 それ以外に、何か二人身に起こるイベント(夏祭りのような街ぐるみのイベントでも可)、ハプニング等を募集するで。
 いつもどおり基本の3つからや>>下3つ


456オパビー2019/03/10(日) 07:03:02.61LNW/fhQ90 (4/25)

 何日後に起こる、みたいな要望もあればかいてくれい。
 安価下。


457以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 07:22:06.51mPQ+lpz7o (1/1)

ウグイスが村に住んでいた頃の友人と再会する


458オパビー2019/03/10(日) 09:08:12.86LNW/fhQ90 (5/25)

 あと2つ~。


459以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 09:12:18.46PmW/Nvd10 (1/1)

一緒に酒を飲むことになったが、酒を飲んだ鶯が人が変わったように陽気になった


460以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 10:03:12.38bKi5iOpK0 (1/1)

移動手段の確保として馬を検討し、二人で乗馬を体験する。あと二人乗りで


461歌詞考えるのめんどくさくなった2019/03/10(日) 11:11:51.42LNW/fhQ90 (6/25)

 その夜。

 俺は1ヶ月の計画を立てていた。
 週6で昼の行動が潰れているためあまり多くの事は出来ないが、休みを使ってウグイスが行きたいと言っていた所に行こう。
 まずは劇場。
 これは5日後の休みを使い、江戸の東にある円楽劇場にでも連れて行ってやろう。
 次に、北の山の温泉だ。
 一口に北というが、これは割と遠い所にある。
 歩いて行くのは日帰りでは無理だ。
 ……………馬を借りよう。
 俺は乗馬は得意だ。
 それに乗って行けばいい。

 よし、大体の計画は立った。
 俺は地図をしまい、懐に入れた。
 そして、素振りを始めるべく木刀を手に取り、庭に狩り出た。



ウグイス「~~~♪~~~~~♪」

 今日も、ウグイスは歌っていた。
 布団の上に座り、透き通るような歌声で。
 今日の歌も哀しく、夜の闇に吸い込まれていった。

俺「今日も歌っているのか」

 歌が終わった頃、俺はウグイスに話しかけた。

ウグイス「す、すいません………」

俺「? 何故謝る。良い歌じゃないか」

ウグイス「………いえ、なんでもありません」

 ウグイスはそう言うと、横になり自身に麻の布を掛けた。
 俺は今日買った蕎麦殻の枕を敷き、そこに頭を乗せた。
 やはり薪よりこちらの方が良いな。
 俺はそのまま眠りに落ちた。


462オパビー2019/03/10(日) 11:59:13.45LNW/fhQ90 (7/25)

 そのまま特に異常事態もなく、5日が過ぎた。

 俺は、蚊を落とせる程度に殺意を高める事が出来るようになった。
 しかし、まだだ。
 これは周囲に殺意を振りまいてるだけだ。
 浅右衛門のように局所的に殺意をしぼられるようにしなければ………
 まあ今日はそれを考えなくてもいい。
 今日はウグイスを劇場に連れて行く日だ。

俺「ウグイス。今日は劇場に行くぞ」

ウグイス「…………!」

 ウグイスが驚いたような顔をした。
 良い顔だ。
 この一週間で、ウグイスは常に微笑むことを止めた。
 そして虚ろな目に、少しだけ光が刺すようになった。

ウグイス「」モグモグモグ、ゴクン

ウグイス「ほ、本当ですか」

 間が悪かったか。

俺「ああ。円楽劇場だ。行きたがってたろ」

ウグイス「円楽劇場…………! はい…………!」

 心なしかウグイスの瞳が輝いて見える。
 嬉しいのだろうな。

俺「ウグイスは、劇場には行った事はあるのか?」

ウグイス「い、いえ。ただ………小さい頃から一目、本当の歌手を見たい、と思っていました。まさか、本当に見れるなんて。しかも、円楽劇場だなんて…………!」

 あまり表情には出ていないが、声の調子からとても喜んでいるのが分かる。
 これは、正解だったな。
 俺は飯を食い終わると、ウグイスに出掛ける準備を促した。
 俺は準備があるがウグイスは特にやることが無いからか、3日前に買った烏天狗用の着物のシワを伸ばしては帯を締め、シワを伸ばしてはくるりと回りを繰り返し、あからさまにソワソワしているのが伺える。
 表情も無機質な微笑みから、口角があがるのを必死で我慢しているような、によによとした滑稽な表情になっていた。

俺「うくく………」

ウグイス「…………!」

 おっと、つい笑い声が漏れてしまった。
 ウグイスが荷物をまとめている俺の方をバッと振り返った。

俺「準備出来たぞ。行こうか」

ウグイス「は、はい」


463オパビー2019/03/10(日) 12:26:47.09LNW/fhQ90 (8/25)

 ~円楽劇場前~

ウグイス「どういう事ですか?」

 ウグイスが受付の男に詰め寄る。

受付男「ですから、当劇場への鬼の入館は出来ません」

ウグイス「どうしてですか」

 あー………
 察しの通り、ちょっとした揉め事だ。
 俺とウグイスが劇場まで来て、さあ金を払って入るぞ、となった側からこれだ。
 江戸などの街では、こうやって鬼の施設への立ち入りを制限してる所が有るとは聞いた事があったが………

俺「しょうがない、ウグイス。俺の確認不足だった。お前一人で行け」

ウグイス「しかし………っ」

 ウグイスは受付の男に翼を突きつけた。

ウグイス「こんなの認められませんよ。全ての種族、妖怪は平等だと将軍様がおふれを出したんじゃありませんか」

 受付の男はふっ、と鼻で笑った。

受付男「規則ですし、周りのお客様が怖がりますので。これ以上劇場の経営に異議を唱えると言うなら、後ろがつかえているのでお引き取り願います。勿論入場は出来ませんが」

俺「ああ分かった分かった。大人一枚だ。ほらウグイス、さっさと楽しんでこい」

 これ以上はウグイスも入れなくなると思った俺は、さっさと受付の男に金を渡した。

ウグイス「鋼様!」

 ウグイスが納得行かないという顔で俺を見上げる。

俺「いいかウグイス。これが鬼ってもんだ。将軍様が何を言おうと、鬼は鬼ヶ島の住民なのさ」

ウグイス「……………鋼様…………」

 ウグイスは何度も俺の方を振り返りながら、劇場の中に入っていった。


464オパビー2019/03/10(日) 12:42:40.84LNW/fhQ90 (9/25)

 物品の販売などもあるらしく、俺はウグイスにいくらか小遣いを持たせておいた。
 そう言えば、歌手の名前はなんと言ったか……
 たしか、緑山テルコだ。
 俺も聞いてはみたかったが、入れないのなら仕方がない。
 一講演一刻(二時間)ほどと言っていたな。
 それまで劇場前の茶屋ででも時間を潰しておこう。


 ~一刻後~


 お、どうやら一講演が終わったらしい。
 ぞろぞろと客が出て来た。
 ウグイスは………いないな。
 物品でも買っているのだろう。
 しばらく待っていよう。


 ~ちょっと後~


 劇場から出てくる客がいなくなった。
 まだウグイスは出て来ない。
 何かに手間取っているのか?
 すでに次の講演の受付が始まっている。
 あの白髪と黒羽は見落とす訳が無いが………。


 ~講演終了後四半刻(30分後)~


 遅すぎる。
 俺の背筋を冷たいものが伝う。
 まさか、なにかあったのか?
 ………嫌な予感がする。
 俺は茶屋に銭を置き、席を立ち上がった。


465オパビー2019/03/10(日) 13:38:04.60LNW/fhQ90 (10/25)

受付男「……………ん? あ、ちょっと!」

 確認などとってる暇はない。
 俺は受付の男の制止を無視し、劇場内に入っていった。
 流石に会場にいるという事は無いだろう。
 壁の向こう側から歌声が響いてきている。
 廊下を伝い、早足で探し回る。
 どこだ、どこにいる!

 …………人目につかずにさらうことのできる場所。

受付男「ちょっとあんた」

 俺は振り向きざまに受付の男の裾を掴んだ。

俺「厠はどこだ」

受付男「え、は?」

俺「どこだと聞いている!」

受付男「ひいぃっ、あ、あっちです!」

 俺は男を放り出し迷わず女の厠に入る。
 幸運なことに他の利用客はいなかった。
 扉一枚一枚を開け中を確認する。
 すると、個室の内一つの床に大きい黒い羽が落ちていた。
 その壁と柱の間から、僅かに光が差し込んでいる。
 俺はその壁を開け、飛び出た。
 そこは劇場の裏路地に繋がっていた。
 表と違い、陰湿で人通りの少ない場所。
 よく見れば、草が人の足跡の形に折れている。
 俺は足跡を追い、角を曲がった。
 すると、向こうの角を何かが曲がった。
 あれであってくれ。
 全力で踏み込み、その影を追いかける。
 角を曲がると、荷台にゴミを積んだ屈強な男が四人、走り去っていく。
 ゴミの中に、黒い羽が一本、混じっているのが見つけた。
 見つけた。

俺「待て」

 男達が足を止め振り返る。

屈強な男A「おや、鬼じゃねぇか。鬼がこんな所で何してるんだ?」

俺「ゴミ収集に偉く大所帯じゃないか?」

 男達が顔を見合わせる。

屈強な男A「いやぁ、ゴミ収集って割と体力のいる仕事でしてね………へっへっへ」

俺「羽が着いたゴミとは珍しい。少し中を見せて貰おうか」

 屈強な男の顔から笑顔が消える。

屈強な男A「幾らなら引く」

俺「お前らの首分だけだ。4人でいくらになるだろうな。3文か」

 屈強な男達が刀を抜いた。

屈強な男A「殺れ!」

屈強な男BCD「ぜあああっ!」

 なるほど。
 一人はそのまま全力で荷台を引き、逃げる。
 あとの三人は俺を[ピーーー]。
 あとはウグイスを隠せば証拠は無くなり、ゴミ収集屋に襲いかかったが返り討ちにされた鬼だけが残る、という事か。
 襲いかかったのが鬼だからな。
 鬼になら罪をかぶせられるな。

 残念だ。


466オパビー2019/03/10(日) 15:30:12.24LNW/fhQ90 (11/25)

 俺は馬切り刀を抜き、全力で横に凪いだ。

屈強な男D「」

 パキィンッ、と刀が縦に割れ、反応する事も出来ずに屈強な男の首が跳ぶ。
 返す刀で、カエルの獣人だろうか。
 もう1人の屈強な男を切り上げた。

屈強な男C「ま」

 刀が根元から弾け飛び、また首が跳んだ。
 空中でパクパクと何かを言おうとしたが、もう声は出ない。
 最後の1人、猿の獣人が落ちた首を見て、それが仲間の首だと気づき、目を見開いた。
 その表情のまま、死んだ。
 ごろりと三つの首が転がり、地面に大量の血がばらまかれる。

 後一人。
 あいつだけは、殺してはならない。
 まだ背中が見えている。
 俺は走り、その男に追いついた。

屈強な男A「あっ…………!?」

 俺が荷台を掴むと、疾走していた男は無様に前方に吹き飛んだ。

屈強な男A「まっ、まて! 金は幾らでも………」

 ブンッ

屈強な男A「…………あ」

 ボトトッ、と物が落ちる音がした。
 地面に赤いものが広がっていく。
 男はその物体が何であるかを認識したとたん、絶叫した。

屈強な男A「ぎゃあああああっあああ! 俺の手があああっ! あああああああっ!!」

 手首から上を切った。
 俺は急いで荷台の上面のゴミをどかし、中を確認する。
 そして………

俺「ウグイス!」

 口枷をはめられ、両の翼を縛られ、足を拘束され、動かないウグイスがそこにいた。
 急いで首もとに手を当て、脈をはかる。

 ある…………

 俺は縄を全て引きちぎり、ぺちぺちとウグイスの頬を叩く。

ウグイス「ん…………ふ……………」

 ピクピクと瞼を震えさせ、その目を開けた。

ウグイス「鋼…………様?」

 ぶわっ、と彼女の瞳から涙が溢れる。

ウグイス「うあ……………うあああっ……………うああああああっ……………」

 彼女は俺の胸に顔をうずめ、泣いた。


467オパビー2019/03/10(日) 15:41:41.14LNW/fhQ90 (12/25)

ウグイス「鋼様ぁあっ、鋼様あああっ」

 嗚咽しながら、何度も何度も俺の名を呼ぶ。
 俺はウグイスの羽に手を回し、抱き締めてやる。
 あのまま俺が待っていたら…………
 俺が助けなかったらどうなっていたのだろう。
 考えるだけでも、吐き気がする。
 遠くから人の世声が聞こえる。
 あらかた先程の受付の男が町奉行にでも伝えたのだろう。
 騒がしくなる前に、胸の中のこの娘になにか言ってやろう。

俺「>>下」


468以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 15:45:44.06aq2s7eTB0 (1/1)

良かった…無事で本当に良かった…


469オパビー2019/03/10(日) 15:49:34.66LNW/fhQ90 (13/25)

俺「良かった…………無事で本当に良かった…………」

ウグイス「えぐっ、うぐっ、うあああああっ」

 何も言わなくて良い。
 無理にしゃべらなくて良い。
 今はただ、好きなだけ泣け…………


470オパビー2019/03/10(日) 17:16:53.83LNW/fhQ90 (14/25)

 あの後。

 ウグイスは何もされていなかった。
 汚されもしていなかった。
 俺が一人生き残したのは正解だったようだ。
 男の証言と町奉行の捜査によって、男等が所有していた家の庭に3人の死体が埋められていたのが見つかった。
 全員若い娘だったようだ。
 娘を誘拐しては死ぬまで犯し、[ピーーー]ばまた次の娘を誘拐する、を繰り返していた極悪の集団だったようだ。
 結果、賞金は連続誘拐・強姦・殺人犯を4人も捕らえたと言うことで相当な額になった。
 そして幸いな事に、殺された3人とは別に1人の娘が衰弱しているがまだ生きている状態で発見された。
 しかし一緒に身分の分かる遺物が埋められていた他の3人と違い身分の分かるような物は持っておらず、捜索届も出されておらず、身元が分からないようだ。
 おそらく身よりのない娘だろうな。

ウグイス「引き取りましょう」

 ウグイスがそう言った。

俺「なぜ、そう思う」

ウグイス「だって、私は鋼様が来てくれなければ死んでいました。そしてその子も、鋼様があの男共を捕らえなければその命を尽きさせていたでしょう。私もその子も、鋼様が助けたのです。なにやら、運命のような物を感じるのです」

 ウグイスはこういうが、もう1人の娘か。
 4人から絶えず強姦され、心が健全とは思えない。
 最初に出会ったウグイスよりも酷いかもしれない。
 それでも、引き取るか?
 >>下1つ(その安価のコンマ値により娘の心の状態が決まる。00に近ければ違いほど心壊。99に近いと男性恐怖症程度)


471以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 17:19:08.74bQ8siJKJ0 (1/4)

引き取る


472オパビー2019/03/10(日) 17:51:15.55LNW/fhQ90 (15/25)

俺「そうだな。引き取ろう」

ウグイス「はい。ありがとうございます!」


 ~~~


 女のゑるふの町奉行に連れられ、奉行所の一室に例の娘が入ってきた。
 連れてきたのが女なのは、恐らく男性恐怖症だからだろう。
 入ってきて俺を視界に入れた瞬間から、絶叫している。
 それよりも気になるのはその容姿だ。
 ウグイスと同じく両手が翼になっている。
 烏天狗だ。
 奇遇だな。
 ふと俺がウグイスの方を向くと、目を見開き、絶叫している少女を凝視している。

 ウグイスが烏天狗の娘に語りかけた。

ウグイス「もしかして……………」




性別 女
名前>>下1
種族 烏天狗
職業・身分 孤児
身体的特徴>>下2
羽の色>>下3
性格・趣味>>下4と下5
現在の様子>>下6


473オパビー2019/03/10(日) 17:52:49.61LNW/fhQ90 (16/25)

 あと年齢>>下7


474以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 17:54:14.51OcNif2aYO (1/1)

シラサギ


475以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 17:59:42.27dbs/r+iDO (1/1)

体格は小柄で華奢で、片方の羽が無くなっている


476以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 18:00:22.19oXp9oNTco (1/2)

純白のはね(今は薄汚れている)


477以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 18:02:21.34jD5F8MX+o (1/1)

本来は明るくお喋り好き、喜怒哀楽が激しい


478以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 18:03:02.66bQ8siJKJ0 (2/4)

サディストにしてマゾヒストという面倒な性格


479オパビー2019/03/10(日) 18:04:07.37LNW/fhQ90 (17/25)

 なんか、どこかで見たような………
 安価下。


480以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 18:04:31.45YczbWT3J0 (1/1)

躁鬱状態


481以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 18:05:17.41aa/3HQ/zo (1/1)

12


482(完全にヒラナリ編に出て来た奴隷やん。なんとかして繋げなアカンやん)2019/03/10(日) 19:04:35.88LNW/fhQ90 (18/25)

ウグイス「白鷺(シラサギ)ちゃん…………?」

シラサギ「いやだいやだいやだいやだあああああああっ!!!」

 その少女はとても幼かった。
 珍しい赤い目をしており、綺麗にすればウグイスの髪と同じ色になっているだろう髪と翼を持っている。
 その翼も片方しかなく、左の翼は肘の辺りから先は無くなってしまっている。
 片方の翼しか無いにも関わらず、必死で羽ばたこうとしているためバタバタと暴れ回っている。
 ゑるふの町奉行がなんとか押さえようとしている。

ウグイス「シラサギちゃんっ!」

シラサギ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

俺「知っているのか?」

 ウグイスは力強く頷いた。
 その目には涙が浮かんでいた。
 ウグイスはその娘に向かって名前を呼ぶが、シラサギは聞く耳を持たず一向に暴れたままだ。

ウグイス「シラサギちゃん………………」

 ウグイスは名前を呼ぶのを止めた。
 替わりに目を閉じ、胸に翼を当てる。
 そして歌い出した。

ウグイス「~~~~~~♪ ~~~♪………………」

 それは、子守歌だった。
 誰もが聞いたことのあるような、普通の子守歌。
 俺すら聞いた記憶がある。
 だがしかし、その歌はウグイスが歌うと、まるで違った歌に聞こえる。
 柔らかく、清く澄んだ歌声。
 全てを白く洗い流すような。

 絶叫が、止んだ。

シラサギ「………………ウグイスお姉ちゃん?」

 シラサギはぼーっとした表情でそう言った。
 ウグイスが立ち尽くすシラサギを抱きしめる。

ウグイス「辛かったね。苦しかったね。守れなくてごめんね。この人は、大丈夫だから。私とシラサギちゃんを助けてくれた人だから。もう、安心していいよ。もう、なにも心配しなくていいよ。もう、いいんだよ……………」

 ウグイスがごめんね、ごめんね、と言いながらシラサギを抱きしめる翼に力を入れる。

 ぽろっ
 ぽろぽろっ

シラサギ「ウグイスお姉ちゃん。ウグイスお姉ちゃん」

 ぽろぽろぽろっ

 シラサギの顔が歪み、徐々にしゃくりあげていく。

シラサギ「ウグイスお姉ちゃん、ウグイスお姉ちゃん、ウグイスお姉ちゃん」

ウグイス「ぐす…………ここにいるよ」

シラサギ「ウグイスお姉ちゃぁぁぁぁぁっ……………えぇえぇぇんっ!」

 互いにぐしゃぐしゃになりながら、感動の再会を果たしたようだった。
 今入るのはあまりにも不格好だ。
 もうしばらく抱き合わせてやろう。
 俺は1人、置いて行かれているゑるふの町奉行と目が合った。





483以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 19:10:05.13ws17CBVdo (1/1)

(言われてから気付く)
世界から変わったしリンク頑張らなくてもいいぞ


484実は最初から違うのは場所だけっていう裏設定が有ったんやで。いやほんとに2019/03/10(日) 21:17:52.61LNW/fhQ90 (19/25)

 俺はいろいろと手続きを終わらせ、シラサギを家に迎え入れた。
 シラサギとウグイスは血こそ繋がってはいないものの、もとあった村では姉妹のような関係だったそうだ。
 シラサギは男に対して恐怖を覚えるようになってしまったため、しばらくはウグイスが世話を見ることになるだろう。
 しかし、他に男に対して俺はそれほど怖いわけでは無いらしい。
 ウグイスの後ろに隠れながらも、きちんと話せはするようだ。
 他の男は近づくだけでもダメらしいから、これは考え物だな。
 それと、常に一人になることに恐怖を感じている。
 寝床はウグイスと一緒で良いな。

俺「ウグイス。お前は四六時中シラサギの側にいてやれ」

ウグイス「はい。私が守ります」

俺「ああ」

 ウグイスの後ろでシラサギがモゾモゾと動いた。
 ひょこっと顔を出し、俺の方を見る。

シラサギ「あの、鋼様。本当にありがとうございます。命の恩人なのに、ウグイスお姉ちゃんの後ろからなんて失礼ですが………」

俺「いや、気にするな」

シラサギ「すいません………」

 シラサギはぺこりとお辞儀をした。


485だから最初の傷だらけハーピーとシラサギは同一人物ってことでええで2019/03/10(日) 21:49:13.26LNW/fhQ90 (20/25)

 その夜。

 ブンッブンッブンッブンッ

 いや、本当に道場が週6で助かった。
 もしこれが毎日だったら、あの男達に会うことも無く、シラサギは犯し殺され、先に殺された3人の魂も報われなかっただろう。
 それに、次の犠牲者も出ていただろう。 
 まあ道場が無い日でもこうやって鍛錬はしてるがな。

 6000ッ!

 ふぅ。
 俺はいつも通り手拭いで汗を拭き、部屋に戻った。

シラサギ「ウグイスお姉ちゃん」

 おっと、邪魔しては悪いな。
 暗闇の向こうから、二人の会話が聞こえる。

シラサギ「寝れない。また、村にいたときみたいに、お歌歌って?」

ウグイス「良いわよ…………」

 ウグイスは歌い始める。



  ねんねんころりよ
  おころりよ
  ぼうやはよいこだ
  ねんねしな

  ぼうやのおもりは
  どこいった
  あのやまこえて
  さとへいった

  さとのみやげに
  なにもろうた
  でんでんだいこに
  しょうのふえ



 そして、最初に戻る。

シラサギ「ウグイスお姉ちゃんのお歌は…………何回聞いても良い歌だねぇ………」

ウグイス「そうでしょ…………さあ、寝なさい。ねんねんころりよ…………」

 ウグイスが子守歌を何回か繰り返す内に、すぅ、すぅと規則正しいシラサギの寝息が聞こえてきた。

ウグイス「…………村にいた頃は、こうやって私がいつも寝かしつけていたんです」

 俺に気づいていたらしいウグイスが、話し掛ける。

ウグイス「離れ離れになったのが、何年前の事か…………再会したと思ったら、片羽も無くなって、こんなに幼いのに集団で犯されて…………」

 ウグイスがすすり泣きを始める。

ウグイス「私は、ひぐっ、逃げたんです。シラサギちゃんの事なんて気にも止めずに、お母さんも、妹も見殺しにして、自分が生き残るために、ううっ、戦火から逃げたんです。だから、私が慰みものにされたのは、天罰なんです」

 暗闇の中で、ウグイスがただ無く声だけが響いている。

俺「>>下」


486オパビー2019/03/10(日) 21:55:16.33LNW/fhQ90 (21/25)

ウグイスがただ無く 誤
ウグイスがただ泣く 正
安価下


487以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 22:10:00.20OuqJn/BmO (1/1)

…きなこもち、食べるか?


488以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 22:11:54.36bQ8siJKJ0 (3/4)

そんな悪いウグイスに俺からも罰を与える…鬼(俺)が死ぬまで一生、シラサギと一緒にそばにいろ


489以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 22:12:12.60GgckZZeho (1/1)

伏線回収


490伏線て2019/03/10(日) 22:33:30.45LNW/fhQ90 (22/25)

俺「…………きなこもち、食べるか?」

ウグイス「ぐすっ……………はい」

 どうしようもない。
 自分を責めるしかない。
 そうやって自暴自棄に陥った時は、甘いものを食べるのが一番だ。
 俺は戸棚から餅を取り出し、きなこに付けた。

俺「さあ、食え」

ウグイス「はむ…………はむ……………」

 ウグイスはぼろぼろと涙をこぼしながら、俺が差し出してやったきなこもちを食べる。

俺「旨いか」

ウグイス「………すごく………美味しいです……………」

俺「よく噛めよ」

ウグイス「はむ………」コク

 もきゅ、もきゅ、ごくん

 俺は最後に水を飲ませ、口の中をゆすがせた。

俺「元気、出たか」

ウグイス「はい………」

俺「全部自分が悪いって思うな。お前は生き残った。それで充分だ」

 ウグイスがまたぼろぼろと泣く。

ウグイス「私なんかより…………他に、もっと生き残るべき人達がいたのに……………」

 まただ。
 ウグイスは声を押し殺し、俺の腕の裾をぎゅっと握りしめている。

俺「>>下」


491以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 22:34:46.57bQ8siJKJ0 (4/4)

>>488


492以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 22:35:35.73oXp9oNTco (2/2)

そういうのは、死者にも良くない(過去になんかあったのか、驚くほど冷たい声)


493オパビー2019/03/10(日) 23:28:36.33LNW/fhQ90 (23/25)

俺「そんなに自分が許せないというなら、罪深きウグイスに、俺が替わりに罰を与えてやる」

ウグイス「え…………」

 ウグイスとシラサギ、この二人は脆い。
 あまりにも、脆すぎる。
 この先俺の手が離れた後、生きていけるかも危なっかしい。
 ………だったら、離さなければいい。
 崩れたら固め直してやればいい。

俺「この鬼が死ぬまで一生、シラサギと一緒に側にいろ。それが…………罰だ」

ウグイス「………………はがねさま………!」

 ウグイスがまた泣く。
 翼で目を拭いながら、涙をとめどなく溢れさす。

ウグイス「一生………お慕いいたします………!」

俺「ああ、それと」

 俺はウグイスの肩を掴んだ。

俺「自分が生き残ったせいで他の奴が死んだなどという言い方は二度とするな。いいか二度とだ。それは………死者にも良くない」

ウグイス「っ………!」

 ウグイスがひゅっ、と息を吸い込んだ。
 コクコクと首を縦に振る。

俺「……………すまない」

 俺はウグイスの肩を離し、立ち上がった。
 やってしまった…………

ウグイス「なにか…………以前何かが、あったのですか」

 ウグイスが聞いてくる。
 俺は黙って背を向けた。

俺「……………………生き残る事により、生きる命はあれど、失われる命は無い。……………その事を覚えておけ」

ウグイス「…………はい」

 ウグイスが小さく返事をした。

俺「さあ、早く蚊帳に戻れ。蚊に喰われるぞ」

 敷き布団を買わねば………
 そう思いながら、俺は二人の寝室を後にした。


494オパビー2019/03/10(日) 23:31:42.25LNW/fhQ90 (24/25)

 現在、一週間後に秘湯に行くことを控えてるで。
 さて一週間が経つ訳やが………

 その間ハプニングやイベントはあったか(どんな内容)、スムーズに一週間だけが過ぎたか?>>下


495以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/10(日) 23:37:26.15JOdBptQCO (1/1)

シラサギが寝ぼけて全裸で布団の中入ってきた


496オパビー2019/03/10(日) 23:54:47.47LNW/fhQ90 (25/25)


 また、一週間が経とうとしている。
 シラサギは男に対して精神的な傷を負っているため、道場に行く時はウグイスと共に仕方なく置いていく事にした。
 何かあっては大変なため、ウグイスに小太刀と、一見すると普通に美しいが実は仕込み武器になっているかんざしを買ってやった。
 もちろんシラサギにも小太刀を渡しておいた。
 髪型を作りかんざしをさしてやると、ウグイスはとても嬉しそうにしていた。
 さて、明日はウグイスとシラサギと温泉に行く日だ。
 シラサギはこの一週間で男の中では俺だけは普通に話せるようになったらしく、もう対角線上にウグイスがいなくても大丈夫のようだ。
 ウグイスは5日前の晩俺があんな事を言った為か、妙に俺との距離が近づいた気がする。

 事件が起こったのは、その夜だった。

 いつも通り素振り4000回(増えた)を終え、俺はようやく買ってきた敷き布団に寝転がり、麻の布をかけた。
 そして、眠りに付いた。






 俺は暑さで目が覚めた。
 なにやら身体の右半分が妙に触り心地のいいものに包まれている。
 右手を動かすと、ふわっとその物体が動く。
 なんだこれは。

 ぷにっ

 ぷに?
 柔らかい部分も有るぞ?
 これはいったいどういう……………


497オパビー2019/03/11(月) 00:02:26.839nzxSggY0 (1/43)

 ………………シラサギ?
 なぜ、シラサギが俺の布団で寝ている。
 しかも全裸だ。
 おいちょっと待て、シラサギ。
 どういうことだ。

シラサギ「んむぅ…………はがねさまぁ…………」

 しかも俺の夢を見ているのか。
 さて、困った事態になったぞ。
 この現場をウグイスに見られれば勘違い待ったなしだ。
 かといって起こすのも良い手段とは言えない。

 どうする>>下


498以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:07:05.50dirknqWVo (1/7)

起こさない様に布団から出る(出来るかは任せる)


499以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:07:14.735HGFdU70O (1/1)

一度頭を撫でてからそっと布団から出る


500オパビー2019/03/11(月) 00:15:28.699nzxSggY0 (2/43)

 よし、シラサギを動かすのは危険だ。
 俺が布団から出よう。
 俺は自分の上に被せられている羽を摘まみ、そっとよけた。
 そしてそっと布団から出っ…………

シラサギ「鋼様…………?」

 シラサギが俺の名を呼んだ。
 ゆっくりそっとシラサギの方に頭を向ける。
 また、寝言なのか、それとも………

 ぱっちりと開かれた目が、俺の視線とかち合った。

シラサギ「鋼様」

 起こして、しまった………

俺「>>下」


501以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:17:39.37QfWlNUvIo (1/1)

待て、俺はなにもしていない


502オパビー2019/03/11(月) 00:27:23.049nzxSggY0 (3/43)

俺「待て、俺は何もしていない」

 昨日、寝る前に酒は飲まなかったか?
 いや。
 もしくはどこかの間で起きて酒でものんだか?
 いや。
 下着は塗れているか?
 いや。
 よし、俺は無罪だ。
 それをシラサギが認めてくれるかどうかだが…………
 本当に俺は無実なんだ。

シラサギ「………………」

 シラサギは目をこすり、身体を起こした。

シラサギ「…………わかっています」

 良かった………
 やはりどうにかして寝ぼけたシラサギが素っ裸のまま俺の布団の中に潜り込んでしまったのだろう。
 その時雲の隙間から月明かりが差し込み、シラサギの裸体を暗闇の中に写し出す。
 青白い光を反射させるその肌は、白く綺麗だった。

シラサギ「でも…………」

 青白い光の中、シラサギが微笑む。

シラサギ「鋼様にだったら、私、なにされてもいいです…………」

 >>下


503以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:29:51.40tX8M5apSo (1/3)

馬鹿なことを、と言おうとして
その光景に飲まれて喉を鳴らしてしまう


504オパビー2019/03/11(月) 00:34:56.909nzxSggY0 (4/43)

 馬鹿な事を、と言おうとしたが、月明かりに照らされ光るシラサギを見て、思わず喉を鳴らしてしまった。
 片翼の天使は、それほどまでに美しかった。

 きらきらとした羽を輝かせ、静かにそこに佇むシラサギ。
 目を、離せない。

 >>下


505オパビー2019/03/11(月) 00:38:44.039nzxSggY0 (5/43)

*明日温泉旅行


安価下


506以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:40:30.96GinqJ6w0o (1/2)

気がついたら押し倒しキス


507以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:40:39.50Cx20Qyf7O (1/1)

抱き締めて自分を大事にしろと諭す


508以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:43:45.19tX8M5apSo (2/3)

*ごめん温泉気にせずつい手を出しそうな雰囲気に、でも反省はしない


509キス=2019/03/11(月) 00:51:42.279nzxSggY0 (6/43)

 気がついたら、俺は彼女を押し倒し、口づけをしていた。

シラサギ「んっ………んんっ……………………

 羽をバタバタさせながら、シラサギが色香のある声を出す。
 シラサギの唇を舐め、濡らす。

俺「はぁ………はぁ…………」

 熱い。
 俺も、シラサギも、あり得ないほど体温が高くなっている。


 どんな流れでエッチするか>>順番に下3つ(止めるなら最後のチャンス。一番上に止める選択肢が来れば、止める)


510オパビー2019/03/11(月) 00:55:00.299nzxSggY0 (7/43)

 >>508 反省しなくて良いぞ。
 なにせこのスレは安価で成り立っているのだから。
 安価下。


511以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:57:01.65mWqzDlri0 (1/1)

止める


512オパビー2019/03/11(月) 00:57:35.479nzxSggY0 (8/43)

 oh……


513以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 00:59:33.18dirknqWVo (2/7)

ウグイスにも悪いしね…

初めは3Pしたい(ゲス顔)


514以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 01:04:07.88JbYkoDhZ0 (1/2)

キスに夢中になって止まらない
シラサギの足の先から首あたりまで大切にする様に昇りながら優しくキスをしていく



515オパビー2019/03/11(月) 01:07:03.279nzxSggY0 (9/43)

 いや、ダメだ。
 このまま手を出せば、ウグイスを裏切る事になる。
 例え合意の上であったとしても、妹に近しい存在を俺が抱いたとなれば、どんな気持ちになるか………
 ウグイスは、俺を見放すだろうな…………

 俺はシラサギから離れた。

俺「ダメだ……………俺には、出来ない」

シラサギ「……………そう、ですか」

 シラサギは悲しそうな顔をした。
 ゆっくりと、広げていた片翼を閉じる。

俺「すまない……………」

シラサギ「……………いいんです」

 シラサギは裸のまま立ち上がり、廊下に消えていった。
 その目元に、月明かりを受け何かが光った気がした。


516オパビー2019/03/11(月) 01:08:33.979nzxSggY0 (10/43)

 >>514 すまない。
 止まるんや。


517オパビー2019/03/11(月) 01:19:23.519nzxSggY0 (11/43)

 次の日の朝。

 俺は自然と目が覚めた。
 昨晩の出来事は………忘れよう。
 その方が、互いの為になる。
 俺は朝の鍛錬を始めるために、木刀を手に取った。


 ~~~


俺「と言うわけで、シラサギ。町中ではこの耳栓をして目隠しをしてもらう事になるが、いいな?」

シラサギ「……………はい」

 男性恐怖症対策だ。
 こうして背後からウグイスに抱きしめていて貰えば、男の存在は感じなくなるだろう。

ウグイス「どうしたの? シラサギちゃん。なんだか、元気がないけど」

シラサギ「ううん。何でもないの。外って聞いて、ちょっと、緊張してるだけ」

ウグイス「そう? なら良いけど………」

 ウグイスはシラサギの元気が無いことに気づいたようだ。
 シラサギは今朝からずっと元気がない。
 原因はやはり昨晩の出来事だろうな。
 あそこで抱いていたのが正解だったか………?
 いや、これで正しい。
 これで、正しいハズだ………


518以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 01:23:12.81JbYkoDhZ0 (2/2)

次からはちゃんと確認してから書き込みます
すんません


519以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 01:34:53.62EO2+EJ5eO (1/1)

逆に穢れてて駄目だったのでは思考に入りそう


520以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 01:38:54.927gzB1ZYMo (1/1)

温泉で3Pすればいいな……


521オパビー2019/03/11(月) 02:00:33.589nzxSggY0 (12/43)

 俺は秘湯に行くための馬を馬屋で借り、家の前まで連れてきた。

馬「ブルルッ」

ウグイス「……っ!」

 ウグイスは馬が息を吐いただけで、後ろにぴょこんと飛んだ。

俺「怖くない。さあ、乗ってみろ。…………よいしょ」

 俺はウグイスを持ち上げ、馬にまたがせた。

ウグイス「た、高いです」

 ウグイスは初めて見る乗馬の目線に興奮しているようで、目をキラキラと輝かせている。

シラサギ「大きいです…………」

俺「…………心配するな」

 なんだか会話がちぐはぐだ………
 俺はシラサギを持ち上げ、ウグイスの前に乗せた。

俺「じゃあシラサギ。目隠しをして耳栓をしろ。ウグイス。離すな」

ウグイス「………もう、絶対に離さないからね」

 ウグイスはシラサギの腰に手を回した。
 なるべく身体が密着し、シラサギが安心するように。
 シラサギは無言で頷き、感覚を閉ざした。

俺「じゃあ乗るぞ」

 鞍に足をかけ、俺が乗る。
 そして2人の横に手を回し、手綱を取る。

俺「出発だ」

ウグイス「はい」

 馬が歩き出す。
 家が遠ざかって行く。
 人々が行き交う中を通っても、シラサギは怯える仕草を見せない。
 やはり、目隠しと耳栓は良かったようだ。
 俺はそのまま馬を進めた。


522オパビー2019/03/11(月) 02:09:11.369nzxSggY0 (13/43)

 今度の秘湯は近くに旅館があるようだが、俺の道場の都合から日帰り旅行のような形になる。
 旅館でまったりした後は、真夜中までに家に帰ってればいい。
 ……………今度こそ、きちんと事前に調べておいたぞ?
 旅館も秘湯も、鬼も含めて全種族入場自由だ。
 まあ一部の水生族はゆであがるから入場は控えられてるが、それは根本的な問題だから仕方が無いな。
 誘拐の心配は、無いな。
 それが一番の条件だ。


 ~半刻後(一時間後)~


俺「着いたぞ」

ウグイス「おお…………ここが……………」

 もうもうと立ち上る湯気。
 漂う独特の香り。
 シラサギもそれに気付いたのか、鼻をヒクヒクとさせている。
 そう。
 ここが江戸で唯一の秘湯温泉街(もうぜんぜん秘湯じゃ無いけど)。
 「歌丸町」だ。


523オパビー2019/03/11(月) 02:10:12.959nzxSggY0 (14/43)

 眠い!
 寝る!
 またね!


524以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 02:11:02.89YXoKdJRHo (1/1)

眩しそう


525以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 06:08:45.52dirknqWVo (3/7)

地獄ってか
おつー


526オパビー2019/03/11(月) 06:16:13.979nzxSggY0 (15/43)

 やっぱり

  ここが江戸で唯一の秘湯温泉街(もうぜんぜん秘湯じゃ無いけど)。
 「歌丸町」だ。

 を

  ここが江戸で唯一の秘湯温泉宿(もうぜんぜん秘湯じゃ無いけど)。
 「歌丸の湯」だ。

 にするで。
 一個旅館があるだけや。


527オパビー2019/03/11(月) 08:37:25.51t84PHnax0 (1/1)

 ~~~

 よし。
 やはりこの宿は入れた。
 事前に調べておいて正解だったな。
 俺達は馬を馬小屋に置き(ウグイスが勝手に銀丸と名付けていた)、受付をし自分達の部屋に入った。
 8畳というまあまあな広さだが、なんとこの旅館全部屋に家族風呂がある。
 これなら人目を気にせずにいくらでも入れると言うわけだ。
 シラサギも、旅館内を通って女湯に入るより安心だろう。


528オパビー2019/03/11(月) 11:03:58.30CUK/ek+v0 (1/7)

 自室に付き、シラサギの目隠しと耳栓を外す。

シラサギ「ぷはぁっ。やっと解放されました」

 俺達の部屋は8畳ほどの小さな部屋だ。
 少ない荷物と馬切り刀を床の間に置き、畳に寝転ぶ。

俺「やはり旅館の畳は暖かいな」

シラサギ「そうですねぇ」

ウグイス「きもち~………」

 しばらくそうして畳の上でゴロゴロした後、俺は起き上がった。

俺「遊ぶか」

 まだ温泉に入るには早い。
 この旅館には遊技場がある。
 夜はともかく、今の時間は客も少ないだろう。
 それに温泉に入る前に一汗掻いてみても面白いな。
 先に俺が男の客がいないか確認してから、俺達は遊技場に遊びに行く事にした。


529オパビー2019/03/11(月) 11:21:37.67CUK/ek+v0 (2/7)

 男の客はいない。
 従業員も全員女だ。

俺「ほとんど貸切状態だな」

シラサギ「やったー!」

ウグイス「こら、はしゃがない」

 全ての遊具が使い放題だ。
 時間はたっぷりある。
 さあ、どれから遊んでやろうか。



俺「射的………?」

 俺は火縄銃のような物が並んでいる遊具が気になり、そちらに行ってみた。
 てくてくと2人もついて来る。

従業員1「はい。こちらこの空気銃を使ってあの棚に並ぶ商品を撃ち落とす最新の遊戯です」

 猫の耳が生えた従業員が説明する。

俺「見たことが無い銃だな。殺傷能力は……」

従業員1「ありません」

俺「弾はどれだ」

従業員1「はい。こちらの紙玉を使います」

 従業員は紙玉というこの銃の弾らしき物を俺に見せてきた。

俺「殺傷力はなさげだが………」

従業員1「だからあってたまりますか。これは遊具なので、生物を[ピーーー]能力は無いです」

 なるほどな。
 この軽い弾を使っていかにあの景品を落とすか、という遊戯らしい。
 面白そうだ。
 10文で5発、12才以下は8発か。
 シラサギがギリギリ8発だな。

俺「やってみたいか?」

シラサギ「はい!」

 シラサギが元気よく返事をした。

俺「ウグイスは?」

ウグイス「いや、私は別に…………」チラ……チラ……

 素直じゃ無いな………
 俺は従業員に20文を渡した。
 シラサギとウグイスの前に球が出される。

ウグイス「あ、え………」

俺「遊びたそうな顔をしていたからな」

ウグイス「…………はい」

 ウグイスは顔を赤くして、銃に球を込めた。

 陳列されている景品(ピンからキリまで満遍なくやってくれればいいな。二人が欲しそうな物が有ればなおよし)>>下7つ


530以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 11:41:08.79WRHk3RwM0 (1/1)

鳥のぬいぐるみ


531以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 11:48:12.08iyU6yNhoO (1/2)

NPCとか地名の名前的に主が笑点とか歴史小説好きなのか、有名だから名前使ってるのか
それともただの気まぐれなのか地味に気になる


532以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 11:53:46.06iyU6yNhoO (2/2)

更新かけてなかったから安価に気付かず雑談投げてしまって申し訳ないです、安価にカウントしないでください

安価内容は駄菓子詰め合わせで



533オパビー2019/03/11(月) 12:11:31.11CUK/ek+v0 (3/7)

 >>531 雑談好きだからだいじょーぶ。
 どっちも好きだぞい(ただし設定はガバガバ)。
 というか山田浅右衛門知ってる人いてくれて嬉しいで。
 あと5つ。


534以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:19:37.07uQz5JxkFo (1/1)

紅葉柄の手ぬぐい(台みたいのに掛けてある)


535以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:29:03.26gFqNgkdQO (1/2)

首輪セット


536以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:34:32.479iVnSgBv0 (1/1)

破廉恥な下着


537以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:42:51.91c06dKslyo (1/1)

有名な義手、義足製作会社のオーダメイド申込書


538以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:44:06.90dM9BMg8bo (1/2)

有翼種族向けの義羽


539オパビー2019/03/11(月) 12:44:22.26CUK/ek+v0 (4/7)

 色々置いてあんなぁ………
 ラストォ!


540以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:45:28.92dM9BMg8bo (2/2)

かぶってた…
他になんか書きたい人がいたら安価下にずらしてくれ


541オパビー2019/03/11(月) 12:45:38.10CUK/ek+v0 (5/7)

 終わってた。


542オパビー2019/03/11(月) 12:46:04.86CUK/ek+v0 (6/7)

 じゃあ義羽をずらすで。


543以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 12:48:37.64PZAzS2PC0 (1/1)

まだいいのかな
ちり紙


544オパビー2019/03/11(月) 12:51:58.35CUK/ek+v0 (7/7)

 >>543 ラストワン賞やで。
 じゃあしばらくしたら再開するで。


545オパビー2019/03/11(月) 13:57:13.269nzxSggY0 (16/43)

 俺は改めて景品を見てみた。
 割と大きな鳥のぬいぐるみに、駄菓子詰め合わせ。
 ふむ、見たところあれらが当たりのようだ。
 ちり紙がいくつか包まれている物や、紅葉柄の手拭いもある。
 あれは落ちやすく、小当たりだろう。
 …………首輪が3本ほどまとまっている物に、破廉恥な下着。
 首輪は犬用には少し大きい。
 『そういった物』だろう。
 破廉恥な下着も普段着る物とは思えないな。
 あれも『そういった物』だろうな…………
 どんな需要を見込んで置いてあるんだ?
 そして最後に………
 なんだあれは?
 額縁に綺麗な紙のような物が入っている。
 よく見れば額縁は分厚く、よほどの事が無い限り落ちそうにない。
 俺は目を凝らし文面を読んだ。
 そして、驚いた。
 なんであんな物を遊戯の景品に並べているんだ………
 それは義手や義足を特注することが出来る申込書だった。
 支払い済みの為、書いて送れば業者がやってくるそうだ。
 しかも種族を問わないと書いてある。
 つまり、だ。
 俺はワクワクとした表情でウグイスに球を入れて貰ったシラサギを見た。
 シラサギの失われた片翼も、作れるということだ。
 しかし、ウグイスもシラサギもその紙に見向きもしていないのは、字が読めないからだろう。
 村で暮らしていた、という事だからなおさらだ。
 ウグイスとシラサギはガチャン、と空気を込めた。
 ………今は、教えない方が良さそうだ。


546オパビー2019/03/11(月) 14:01:51.929nzxSggY0 (17/43)

 因みに大きい景品が置いていない場所には小さい駄菓子やビー玉やお弾きなどが場所埋めに置いてある。
 あれを狙うのも手かもしれないな。



 ウグイスの狙っている物>>下1
 シラサギの狙っている物>>下2

 ただし申込書以外。
 どちらもコンマ80以上でゲット。
 80未満は残念賞。


547以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 14:04:44.425pyaJo3c0 (1/1)

鳥のぬいぐるみ


548以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 14:21:29.402Ds5Hk+DO (1/2)

駄菓子詰め合わせ


549以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 14:37:23.482i6JfTyTo (1/4)

何の成果も!!


550オパビー2019/03/11(月) 15:01:33.379nzxSggY0 (18/43)

俺「ところで、どれを狙うつもりなんだ?」

 俺は2人に聞いてみた。

ウグイス「そうですね。下……………あの鳥のぬいぐるみを狙いたいと思います」

シラサギ「私はあの沢山お菓子が入ったやつです!」

 ふむ。
 2人とも別々の物を狙うようだ。
 ウグイスの「下」が気になるが。

 ウグイスとシラサギは銃を構え、撃ち始める。

 パカンッ、パカンッ!

 スカッスカッ!

 ガチャッ

 パカンッ!

 ぺひょんっ

 ガチャッ

 パパコンッ!

 スカカッ

 パカンッ!

 ぺすっ

 ウグイスが弾を使い切り、残るはシラサギの一発だけだ。
 ガチャンとバネを引き、狙いを定める。

シラサギ「お菓子!」

 パカンッ!

 コンッ

 シラサギの気合い虚しく、弾は弾き返された。

ウグイス「ちょっと弾が弱すぎます」

シラサギ「実弾込めましょう」

従業員1「やめてください。では、こちら残念賞です」

 従業員は一つも落ちなかった2人に残念賞を渡した。
 ウグイスには振ると伸びる色彩豊かな紙の筒のような物を渡し、シラサギには変な音の出る笛が渡された。
 ウグイスとシラサギは落ち込み、俺にすがりついてくる。

ウグイス「鋼様やってください」

シラサギ「あの憎きお菓子を倒してください」

 おい駄菓子は欲しかったんじゃ無かったのか。
 仕方が無いな。
 俺は十文を払い、5弾の紙玉を受け取った。
 銃を握るのは久しぶりだな。
 俺は先にバネを引いてから弾を込める。
 原理的にこっちの方が飛びそうだ。

ウグイス「頑張れ鋼様!」

シラサギ「びいぶぶぶびびびびびびびびびびびびび」

 意外とうるさいなその笛。
 さて、どれを狙うか。
 あの申込書を狙ってもいいが、落ちなければ意味がない。
 周りの小さい景品は狙っても格好が悪い。
 他に狙うとすれば、大きい景品だけだな。

 どれを狙うか(一つだけ)>>下

 申込書もあり。
 コンマ30以上でゲット。
 30未満は残念賞。
 コンマ90以上でもう一個ゲット。


551以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 15:05:38.55hvuJF8Nh0 (1/1)

申込書ぉ!


552オパール2019/03/11(月) 15:06:36.129nzxSggY0 (19/43)

 おめでと。


553名前ミスった2019/03/11(月) 15:19:40.309nzxSggY0 (20/43)

 ……………やはり申込書だな。
 俺は銃を構え、額縁に向けて撃つ。

 パカンッ!

 カコッ

 やはりダメか。
 少し下過ぎたな。

 今度はもっと上を狙う。

 パカンッ!

 スカッ

 外してしまったか。
 残り3発。

ウグイス「鋼様、どこを狙ってるんですか?」

 嫌みな言い方ではなく、普通に疑問に思ったウグイスが聞いてきた。

俺「ちょっと待ってろ」

ウグイス「はい」

シラサギ「びび」

 俺はもう一発弾を込め、今度こそ正確に狙った。

 パカンッ!

 コンッ!

 手応えあり。
 少しだけ後ろに傾いた。
 その一瞬を狙い、元の角度に戻る前に第二撃を食らわせる。

 ガパカンッ!

 装填、バネ引き、照準固定、そして発射。
 一瞬の出来事だった。

 ガコンッ

ウグイス「あ……………」

シラサギ「落ちた……………」

 目標達成。
 さて、残った一弾、どう使おうか。

 大きいのを狙う(コンマ50以上)か、小さいのを狙う(コンマ30以上)か>>下。

 カッコ内で獲得。
 大きいのも小さいのも名前を入れて。


554以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 15:28:23.362i6JfTyTo (2/4)

大 ぬいぐるみ
小 下着


555以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 15:30:41.922i6JfTyTo (3/4)

お金どっから出てるのかによるが従業員1は顔面蒼白だらうなw


556オパビー2019/03/11(月) 15:32:56.929nzxSggY0 (21/43)

 >>554

 ちがう、そうじゃない。
 どっちかや。
 ローリスクで小物とるか、ハイリスク(ゆうて二分の一だけど)で大きいのとるかや。
 再安価。


557オパビー2019/03/11(月) 15:34:17.069nzxSggY0 (22/43)

 小物っていうのは周りのお菓子とかやね。


558以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 15:48:18.38kDNpHIQyo (1/1)

大きいので首輪


559というか部位の欠損でもしてないかぎりあの景品は落とさないやろ2019/03/11(月) 16:12:51.099nzxSggY0 (23/43)

 そうだな………
 試しに首輪でも狙ってみるか。
 バネを引いてから、弾を込める。
 そして構えた。

ウグイス「…………ん?」

 ウグイスが、俺が構えている先に目をやり、何故か顔を赤らめた。

 パカンッ!

 スコンッ

 ポトッ

 首輪は落ちなかったが、跳ね返った弾に菓子が当たり、一つだけ落ちた。

俺「まあ、こんな物か…………」

従業員1「…………………あ、おめでとうございます!」

 口をぽかんと開けたまま銃口を見ていた従業員が鐘を鳴らした。

従業員1「えっと、こちらと、こちらです」

 従業員は慌てて重い額縁に入ったままの申込書と先程落ちた菓子を俺に渡した。

シラサギ「お菓子…………」

俺「後で売店で買ってやるから」

シラサギ「ありがとうごさいます!」

 シラサギは片翼を羽ばたかせながら飛び跳ねた。
 この申込書については家に帰ったら教えてやろう。

 さて、残った菓子だが、どうやら指輪のような土台に宝石のような形の有平糖(飴)がついているようだ。
 ウグイスにやろう。

俺「ほれ。戦利品だ」

ウグイス「あっ」

 ウグイスはその菓子を受け取った。
 少し沈黙し、俺の耳に囁く。

ウグイス「あの…………最後に狙ってたのって…………」

 ああ、あれか。

俺「>>下」


560以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 16:19:59.95bpUsGEEg0 (1/1)

お前たちが俺だけの物であることを証明するために良いと思ってな


561オパビー2019/03/11(月) 16:36:46.719nzxSggY0 (24/43)

俺「お前たちが俺だけの物で有ることを証明するためにいいと思ってな」

ウグイス「…………喜んで」

 少しだけ恥ずかしそうに、ウグイスがそういった。

ウグイス「でも、そんな物が無くても、もう私達は鋼様の物ですから」

 ウグイスはそういいながら、菓子の指輪を左手の薬指にはめた。
 そして、ちろりと舐めた。

俺「………やっぱり下着を狙おうとしていただろ」

ウグイス「…………バレました?」


562オパビー2019/03/11(月) 17:09:13.109nzxSggY0 (25/43)

 次に俺達は、真ん中に網で仕切りがついた遊戯台が気になり、そちらに行った。

俺「これは………球技か?」

 台の下に丸い羽子板のようなものと良く跳ねる軽い球があった。
 それと一緒に、遊戯の遊び方も書いてあった。

 この遊戯は卓球と言うらしく、丸い羽子板のような物で球を叩き、一度相手の陣地に跳ねさせてから外に出すか、二度と相手の陣地に跳ねさせたら勝ち、だそうだ。

俺「やってみるか」

 ~~~

俺「なんでそうなる」

 遊び方を説明すると、2人は即座に同じ組になった。

ウグイス「だって鋼様強そうですし」

シラサギ「二人で行けば鋼様も倒せます」

ウグイス「それはちょっと言い過ぎかな」

シラサギ「とにかく本気で来てください鋼様」

ウグイス「本気で来られたら負けるよ」

 本気で来い、と言われてもな。
 望み通り本気でやってやるか、それとも手加減して負けてやるか>>下


563以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 17:21:38.83gFqNgkdQO (2/2)

本気


564以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 17:28:17.099syTKMyFO (1/1)

結局鳥ちゃん達って羽と手が一緒になってるん?それとも別々?


565オパビー2019/03/11(月) 17:44:43.269nzxSggY0 (26/43)

 そうだな。
 戦況は2対1。
 数だけ見ればこちらが不利だ。
 それに、手加減をして負けたところでシラサギは納得しないだろう。
 だから全力を持って打ち返してやろう。
 初打ちはシラサギからだ。

シラサギ「行きます!」

 カンッ


 ~~~~


シラサギ「ひぐっ……………ぐすっ……………」

ウグイス「はぁ~がぁ~ねぇ~さぁ~まぁ~?」

俺「すまん」

 ウグイスが思い切り冷たい目をして俺を見ている。
 結果は11ー1で俺の圧勝となったが、シラサギが泣いてしまった。
 流石に大人気なかったようだ。
 女の従業員からの目も痛い。

俺「シラサギ。俺が悪かっ………」

シラサギ「だいっきらいです………」

 ぐふ。
 本気で来いと言ったのはシラサギなのだが、それは問題では無いらしい。
 どうしろと言うのだ。
 仕方がない………
 ここは一旦引いて、売店で沢山菓子を買ってやろう。
 そう思い、俺は2人のそばを離れ、売店でシラサギが好きそうな菓子を10文分ほど集めていた。




 今思えば、あそこで手加減してやれば、あんな事にはならなかったかもしれない。


566オパビー2019/03/11(月) 17:46:57.129nzxSggY0 (27/43)

 >>564
 一緒になってるで。
 大抵のことは羽で頑張って、明らかにこれ羽じゃ出来ないだろって事は足の鉤爪でやってると思ってくれればいい。
 卓球のラケット程度なら頑張って持てる。


567以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 17:57:18.482i6JfTyTo (4/4)

おっ?


568オパビー2019/03/11(月) 19:28:41.749nzxSggY0 (28/43)

 砂糖天麩羅(ドーナツ)、卵糖(カステラ)、柿の種、綿飴、ふ菓子にきなこもち。
 両腕に沢山の菓子を抱えながら、俺は上機嫌で売店を出た。
 これだけあればシラサギも機嫌を直してくれるだろう。
 とくにきなこもちは是非シラサギに食べさせてやりたい。
 おそらく食べるのは初めてだろう。
 ああ、どんな顔をするだろうな………


 俺が二人が待っている所に戻ると、二人は男の集団に囲まれていた。

チャラ男1「姉ちゃん俺達と遊ぼうよwwwwww てか姉妹?wwwwww 姉妹?wwwwww」

チャラ男2「姉ちゃんべっぴんじゃんwwwwww ねwwww 俺達イケメンでしょ?wwww 別に悪くないでしょwwwwww」

チャラ男3「お揃いの髪だねwwwwww 綺麗だねwwwwww うわwwww 羽も気持ちよさそっwwwwww」

チャラ男4「うわwwwwww てか妹ちゃん片羽ないじゃんwwwwww グロwwwwww キモwwwwww」

チャラ男1「ほんとだwwwwww キモっwwwwww」

チャラ男2「あはははははwwwwwwww」


 ブチッ

 >>下


569以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 19:31:43.91dirknqWVo (4/7)

流石に首飛ばす訳にはイカンので
恐ろしく早い手刀を叩き込んで気絶させる


570というか今刀部屋においてあるんだよね2019/03/11(月) 19:40:11.359nzxSggY0 (29/43)

チャラ男3「草wwww あは

 ドッ

チャラ男4「おいwwwwww なんk
チャラ男2「

 ドドッ

チャラ男1「まっt

 ドッ

俺「>>下」


571以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 19:49:09.66M3hJBTgXO (1/1)

気分も秘湯も彼女達も害すな


572オパビー2019/03/11(月) 20:05:00.829nzxSggY0 (30/43)

俺「気分も秘湯も、彼女達も害すな」

 俺は最後にたまたま足元にいた男を蹴り飛ばした。

俺「今は取りあえず早く部屋に戻るぞ。菓子持て」

ウグイス「あ、はい!」

シラサギ「ぜぇひぃ……………ぜぇひぃ……………ぜぇひぃ…………」

 今どんな事よりも優先すべきは、シラサギだ。
 明らかに異常な呼吸を繰り返している。

シラサギ「ひぃ…………ひ、ぜひゅ……ぜひっ」

 騒ぎを聞きつけ、他の客も出て来てしまっている。
 もちろん、その中には男もいる。
 俺はシラサギを抱き上げた。

俺「迷惑を掛けた」

従業員1「え、は、はい!」

 俺とウグイスは全力で野次馬を突き飛ばしながら自室に戻った。


573オパビー2019/03/11(月) 20:25:59.129nzxSggY0 (31/43)

 自室

俺「ウグイス! 医者だ! 旅館にいなければ町まで飛べ! 男でも良い! 今は医者だ!」

ウグイス「はい!」

 ウグイスは自室を飛び出した。

俺「くそっ、シラサギ!」

シラサギ「ぜぇひぃ……ぜひゅ……………ぜひぃ……」

 白目を向き、痙攣しながら大きく喘ぐような息をしている。
 俺は迷わず胸骨圧迫を始めた。
 押しつぶさぬよう、気をつけて。

 ………30ッ!

 シラサギの顎を摘み上に上げ、ゆっくり息を吹き込む。

俺「ふー………………」

 胸骨圧迫ッ!!

 …………30ッ!!!

 顎を摘み、息を吹き込む。

俺「ふー………………」

 ゆっくりと、規則的に、シラサギの腹が上下し始めた。
 復活したのだ。

俺「…………よかった……………」

 ダダダッと廊下を駆けてくる音がする。

ウグイス「…………っだぁ! お医者さん連れて来ました!」

 ふすまが開き、ウグイスが入ってくる。

俺「…………性別は?」

ウグイス「女ですっ」

俺「カン……………ペキ…………」

 俺はぶっ倒れた。


574オパビー2019/03/11(月) 21:34:39.999nzxSggY0 (32/43)

 ~~~~

 何か………冷たい物が額に乗っている。
 なんだ?
 俺は手を動かしてみる。
 ん?
 モフモフとした暖かい感触………

 プニ

 ぷに?

???「すけべ!」

 バチーンッ!

 痛いっ!
 俺は飛び上がった。

???「もう。いしきがもどったとおもったらこれなんだから。あたしのおっぱいをさわるなんて、たいしたおとこだわ」

 目の前がチカチカする………
 俺は高い声が聞こえた方を見た。

俺「………ヒヨコ?」

 正確には、そこにいたのはヒヨコの烏天狗(ハーピー)だった。
 ヒヨコの烏天狗は自分の胸に羽を当て、声高らかに言った。

???「あらしつれいしちゃうわ。たしかにうではまだひよっこだけど、これでもせんせいのじょしゅ、おいしゃのたまご。いつかいちにんまえのいしゃになるおんな。あたしピヨコっていうの、よろしく!」

 律令良く自己紹介をしたその烏天狗の娘は、とても幼く見えた。
 下手すれば5歳くらいではないのか?
 それにしても、身体や顔に対して胸がとても大きい。
 先程はあれに触れてしまったのか。

シラサギ「はがねさまあああっ!」

 と、油断しているとシラサギが泣きながらぶっ飛んできた。

ウグイス「起きたんですね!」

 反対からウグイスも。
 痛い。

ピヨコ「ほら、おふたりともあまりむちゃしないの。まだいしきがもどったばっかりなんだから、あんせいにしないと」

 もっと早く注意してくれ。
 首が。
 シラサギとウグイスは泣きながら俺を抱きしめる。

シラサギ「鋼様、嫌いって言ってごめんなさい………好きです、大好きです…………!」

ウグイス「本当に怖かったです………また、鋼様に助けて貰いました…………ありがとうございます…………私も大好きです……………!」

 前後からシラサギとウグイスの涙が俺の体を濡らす。

俺「>>下」


575以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 21:40:12.64GinqJ6w0o (2/2)

…俺もお前達を愛しているぞ


576オパビー2019/03/11(月) 21:55:53.089nzxSggY0 (33/43)

俺「…………俺もお前たちを愛してるぞ」

 俺はそう2人に微笑みかけた。

ピヨコ「あー、いちゃいちゃしちゃって…………」

 ピヨコが抱擁しあう俺達を見て呆れたように言った。

ピヨコ「じゃああたしかえるけど、きぶんがだいたいよくなったらおんせんにでもつかることね。ここのおんせん、せいしんてきひろうにすごくきくのよ。しょうてんするほどきもちいいっていわれてるの」

俺「死んでどうする」

ピヨコ「しらないわよ。そういわれてるからしかたないじゃない」

 ピヨコは広げていた医療道具らしき物をまとめながら愚痴を吐いた。

ピヨコ「あ~あ。せっかくのしんこんりょこうだっていうのになんでこうやって……………。それでいりょうひだけど、あたしはちょっとしたかんびょうをしただけだから、いりょうひはただでいいわ。あなた、ナイスしんぱいそせいね」

 グッ、とピヨコが親指を立てる。
 心配蘇生は小さい頃から教え込まれていたからな。
 実践したのは初めてだが…………
 それよりこの娘、今おかしな事を言った気がする。

俺「新婚旅行?」

ピヨコ「そう。あたしとせんせいの。はやくかえっていちゃいちゃするの。あたし、こうみえてはたちなのよ?」

 嘘だろ?

 ピヨコは部屋を出た。
 最後にふすまの隙間から顔だけを出してピヨコが言う。

ピヨコ「おだいじに。そして、おしあわせに

 ふすまがパシンと、閉められた。


577オパビー2019/03/11(月) 22:24:43.739nzxSggY0 (34/43)

 ~露天風呂~

 チャプ…………

俺「ふぅー……………………」

 俺は大きなため息をついた。
 あの後、意識がはっきりしてきたため、俺は早速温泉に入る事にした。
 先まで危険な状態になっていたシラサギを先に入れてあげたかったのだが、なぜか頑なに俺を先に入れようとしてたので、仕方なくその言葉に甘える事にした。
 いや、しかし………

 良い湯だ。

 昇天するほど、という話も、嘘ではないようだ。
 とても気持ちが良い………
 全身の血管が広がり、筋肉がほぐれる…………

 ……………あの二人、どうした物か。
 ウグイスとシラサギ、疑いようもなく、俺はあの二人に好意を持たれている。
 シラサギに至っては昨晩抱く直前まで行ってしまったからな。
 …………それに、愛していると言ってしまった。
 ああ、確かに愛している。
 命も救っている。

 …………………………もう、逃げる必要も無いか……………

 シラサギの翼が揃ったら、全てを明確にしよう。
 それまで、手出しは無用だ。







 ガラガラガラ…………

俺「ん?」


578オパビー2019/03/11(月) 22:26:17.369nzxSggY0 (35/43)

 シークレットコンマ>>下
 40以上で?????
 70以上で更に******


579以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 22:27:53.17tX8M5apSo (3/3)

鬼さんこちら、と


580オパビー2019/03/11(月) 22:36:24.919nzxSggY0 (36/43)

 手の鳴る方へ。


581以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 22:38:19.39g6rXU/lsO (1/1)

これはおっさん乱入か


582オパビー2019/03/11(月) 22:47:44.469nzxSggY0 (37/43)

 風呂の引き戸が開かれた。

俺「誰だ?」

 湯気のせいで視界が悪い。
 まさか、刺客か?
 湯気の中に見えるのは、二つの影。

俺「名を名乗れ!」

 俺がそう言えど影は止まらずにひたひたと歩き続ける。
 くそっ。
 武器は部屋の中だ。
 このまま戦わなければ……………
 …………待て。
 こちらに近づくに連れ、その姿が少しずつ露わになっていく。
 ……………まさか。

俺「……………っ」

 予感がする。
 今湯気の中に身を潜めている影は…………
 まさか……………
 あっ!?

 ドッパアアンッ!

 俺は風呂のへりで足を滑らせ、大きな音を立てて倒れ込んだ。
 水しぶきが上がり、湯気が一層濃くなる。
 しかし、しぶきが落ちると同時に、それはすぐに晴れた。
 白い影と黒い影。
 二人が、名を、名乗った。

ウグイス「ウグイス」

シラサギ「シラサギ」

 一糸纏わぬ姿の二人が、そこにいた。


583オパビー2019/03/11(月) 22:51:38.279nzxSggY0 (38/43)

ウグイス「お背中を流しに来ました」

シラサギ「先ほどの………首が痛むかと思いまして」

 いや、恐らく違う。
 この状況で背中を流しにくる。
 それだけで済むなど絶対に有り得ない。
 確実に攻めに来ている。
 これは『そういうこと』に違いない。

俺「>>下」


584安価来なくて暇2019/03/11(月) 23:15:25.099nzxSggY0 (39/43)

 今のところ登場してる脇役カップル

山田浅右衛門&桃霧

ブランクモール(ツートーンモグラ医者)&ピヨコ


585以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 23:16:48.02dirknqWVo (5/7)

本当にいいのかと確認


586以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 23:16:55.54Cc4VxIzP0 (1/2)

背中を流すだけだぞ


587以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/11(月) 23:17:06.182Ds5Hk+DO (2/2)

あ、ああ…頼む…


588安価来なくて暇22019/03/11(月) 23:18:54.919nzxSggY0 (40/43)

 ゐいゑむびいいんぐ(E.M.beeing)のE.M.とは"ex machina"(機会仕掛けの)という意味。