1以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 01:59:5171Xag3qM (1/11)

ほむら(また、あのワルプルギスに勝てなかった)

ほむら(唯一まどかだけが、まどかの持つ膨大な魔力だけが奴を倒せる)

ほむら(私の微弱な魔力ではどう足掻いても奴を倒せない)

ほむら「けど、それとやらないのは別問題」

ほむら「さっさと退院して魔力の増幅方法を探さないといけないわね」

ほむら(今度こそ守ってみせるわまどか)


2以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 02:23:5071Xag3qM (2/11)

ほむら(あれから転入当日の朝まで色々と試したが、魔力を増幅する方法は見付からなかった)

ほむら(最終的に左手のソウルジェムに、グリーフシードを当て続けるようにするちょっとした装備を作っただけ)

ほむら「ふふっ。まるで小学生の工作ね」

ほむら(でも、こんなのでも時を止める時間が延びたりと侮れないのだけどね)

ほむら(魔力を消費したと同時に穢れを吸ってくれる。ただ、魔力を使ってる最中に浄化するからか、すこし頭痛がするのよね)

ほむら「さて、そろそろグリーフシードが限界だから時止めを解除しないとね」

ほむら「解除っと」


3以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 02:37:4471Xag3qM (3/11)

ほむら「さて、そろそろ学校に行きますか」ピシッッッ!!

ほむら(ピシッ?まさか!?)

ほむら「グリーフシードが限界まで穢れている!?」

ほむら(さっきまで後一回分は余裕はあったのに!!)

ほむら(ヒビが!?不味い魔女が産まれてしまう!!)

パキン

ほむら「っっ!?割れた!!魔女は!!」

ほむら「い・・・居ない?魔女の結界もない・・・いっつ!!」

ほむら「!?グリーフシードが割れてる!?しかも、あんなにどす黒かったのが透明に・・・」

ほむら「まさか!!浄化に失敗・・・は無さそうね。じゃあいったい何が?」

ほむら(取り敢えず、怪我した左手の治療をして学校に行きましょう)


4以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 02:44:5071Xag3qM (4/11)

ほむら「暁美ほむらです」

和子「そっ・・・それだけかしら?」

ほむら「はい」

さやか「まどか、あんた何かした?転校生に睨まれてない?」

まどか「私そんな覚えないよ~」

ほむら(まどか・・・今度こそは貴女を・・・貴女達を)


5以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 02:59:0371Xag3qM (5/11)

ほむら(そろそろいつものね)

ほむら「貴女が鹿目まどかさんね」

まどか「うっうんそうだよ?」

ほむら「貴女が保健委員て先生から聞いたの。薬と今朝怪我した左手の包帯の巻き直しがしたいの」

まどか「あっ!血が滲み出てるよ!」

ほむら「ええ、それだから保健室に連れてってくれるかしら?」

さやか「あたしも着いてっていいかい?」

ほむら(さやかも?珍しいパターンね)

ほむら「貴女は?」

さやか「あたしは美樹さやか!よろしくね転校生!」


6以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 03:16:1271Xag3qM (6/11)

まどか「こっちだよ暁美さん・・・」

ほむら「ありがとう鹿目さん。」

さやか「そう言えば転校生は病弱って聞いてはいたけど、その左手の怪我はどうしたの?」

まどか「さやかちゃん!そんな言い方失礼だよ!」

ほむら「私は気にしてないから大丈夫よ鹿目さん」

ほむら「そんなことより、貴女は他に聞きたいことがあるんじゃないかしら?」

さやか「あら?ばれちゃったかー。それなら聞くけど朝の時、何でまどかを睨んでたのかな?」

ほむら(本来ならそろそろまどかに問い掛けるタイミングなのだけれど、今回のさやかがやけに敵視してるから無理そうね)

ほむら「元々、視力が悪かったのよ。鹿目さんは事前に先生から聞いていたから昔の癖で無意識に睨んでいたのね」

さやか「今はメガネかけてないようだけど、コンタクトにでもしたの?」

ほむら「それに似た感じね。睨まれたと思ってたなら謝るわ鹿目さん」

まどか「ううん。癖なら仕方ないよ。それより着いたよ」


7以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 03:35:4371Xag3qM (7/11)

ほむら(さやかのせいでまどかになにも言えなかったけど、今日はあのグリーフシードについてあいつから聞きたいし、また後日でいいわね)

ほむら(いつもは銃片手に追いかけ回してたけど、毎回のごとく合流してしまうし今回はのんびりいきましょ)

ほむら「さてと、暇潰しにCDショップにでも行こうかしら」

さやか「おっ!下校中に寄り道なんて、病弱なくせに不良だね転校生!あたしも着いてってあげるよ~」

まどか「さやかちゃん!暁美さんに失礼だよ!」

ほむら(この様子だとまどかを巻き込みそうだけど、さやかは断ってもこっそりと追いかけてきそうだし)

ほむら「私は構わないわ。折角だから一緒にいきましょ?」

さやか「話がわかるね転校生!」


8以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 03:49:1671Xag3qM (8/11)

さやか「~♪」

ほむら(そろそろね)

(助けて・・・助けてまどか!)

まどか「声・・・?」

ほむら(きたわねインキュベーター)

まどか「行かなきゃ!誰かが私を呼んでる!」

ほむら「待って!どこ行くか分からないけど私もついていくわ」

まどか「ありがとう暁美さん。さやかちゃんもほら!」

さやか「えっ!?えっ!?なにどこ行くの?」

ほむら(まどかってこんなにアクティブだったかしら?)


9以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 04:10:1171Xag3qM (9/11)

まどか「見て!!白い猫がボロボロになって倒れてる!!」

ほむら(あいつまどかを誘き出す為にわざと傷つけられてるわね)

ほむら(まぁ、今はグリーフシードについて聞きたいし助けて上げるわ)

まどか「大丈夫!?」

さやか「そいつ生きてるのか!?」

ほむら「それより気を付けなさい貴女達」

さやか「っ!!まわりが変化し始めてる!!」

ほむら「まぁ・・・」

ほむら(時よ止まれ。この程度の雑魚は拳銃で十分ね)

ほむら(っ!!新しいグリーフシードを取り付けてあるせいか、いきなり頭痛が来るわね)

ほむら(この頭痛にも慣れないといけないわね。っと解除)

まどか「ひゃっ!?」

さやか「おわっ!?」

ほむら「ふふふ。驚きすぎよ貴女達」

さやか「うわっ!?転校生なんだよその格好!!」


10以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 04:36:4971Xag3qM (10/11)

「それは私も聞きたいわね」

ほむら(やっぱり来るわよねマミ)

ほむら「貴女と一緒の存在よ。ふふっ見滝原の魔法少女さん」

マミ「貴女やっぱり!!なっ!?いつの間に私の目の前に!?」

ほむら「私は貴女と争う気は無いわ。それより私は回復魔法は得意ではないの。あいつは任せていいかしら?」

マミ「QB!良いわ、QBの治療もあるし皆ついてきて!」

さやか「何がなんだか・・・」

まどか「私も分からないよ~」


11以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/17(日) 18:32:3971Xag3qM (11/11)

マミ「これで大丈夫よQB」

QB「ありがとうマミ」

ほむら「さてと、QBあなたにこれを見てほしいの」

さやか「おー。壊れてるけど透明で綺麗な水晶と装飾だね」

QB「これはなんだい?それに僕は君と契約した覚えは無いよ」

ほむら「それはおいおい話すわ。それより貴女達は気づいてると思うけど、それはグリーフシードよ」

マミ「やっぱり・・・でもなんで透明に」

QB「これはグリーフシードなんかじゃない。魔女も産まれないただの無機物だよ」

QB「ますます君の事を知りたくなったな。魔法少女 暁美ほむら」


12以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/18(月) 00:42:50nN/gzLuM (1/3)

ほむら「QBあなたはこの砕けたグリーフシードに、魔女の魂は入ってないって言うのね?」

QB「そうだね。それより君が何故これを持ってるんだい?こんなものは今までに見たこと無いよ」

ほむら「ただ使っただけよ」

QB「僕としては、君と契約した覚えは無いからそこについて聞きたいんだけどね。それが分かればこの問題の解決に繋がるかもしれないよ」

ほむら「マミ、これを」

マミ(電話番号?)

ほむら「それは私の番号だから、折角の同業なのだから仲良くしましょ。魔女退治だけでなくプライベートでも呼んでくれて構わないわ。一緒に遊びましょ」

QB「暁美ほむら?僕の話も・・・」

マミ「本当に?魔法少女のお友達なんて久々だから嬉しいわ」

ほむら「それじゃあ私は買い物もあるし、そろそろ帰るわね」

QB「ちょっ!?僕の話は!?」

さやか(QB不憫すぎる。そして、魔法少女とか話についていけない・・・)


13以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/18(月) 00:51:58nN/gzLuM (2/3)

ほむら「鹿目さん達も、マミ達から話を聞いたら早めにお家に帰りなさい」

まどか「うん。分かった」

ほむら「一応言っておくけど、QBから契約を迫られると思うけど、簡単に返事しちゃダメよ」

まどか「ふぇ!?けっ契約!?」

ほむら「それについてはマミが居るから安心だけどね。任せたわよマミ」

マミ「任せて。それに契約するならまずは体験ツアーしないとね!」

ほむら「ええ、その時は私も同行させてもらうわ。それじゃあまた明日ね。おやすみなさい」

まどか「おやすみ、暁美さん」

マミ「おやすみなさい暁美さん」

さやか「おやすみー、転校生~」

QB「僕の話は・・・」


14以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/18(月) 01:22:00nN/gzLuM (3/3)

ほむら(んんっ・・・あれ?いつの間にか寝てたのね)

ほむら「んーっ!・・・はぁ・・・」

ほむら(そういえば、家に帰ってからグリーフシードが砕けそうになったらパージ出来るように装備を作り直してたのよね)

ほむら「確かこうやって・・・ひゃ!?っとっと!」

ほむら(思ったより勢いよく飛び出たわね。これはまだ使えるから入れ直してっと)

ほむら「止まれ」

ほむら「やっぱり・・・時間が止まるまでの時間が早くなってるわね」

ほむら「これもグリーフシードの透明化が影響してるのかしら?」

ほむら「取り敢えずシャワーを浴びて学校いきましょ。これについてはまた後で考えれば良いわね」


15以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/18(月) 10:25:040Li9jxjU (1/1)

みてるぞ


16以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/19(火) 00:17:117BPPiwX2 (1/3)

ほむら「おはよう鹿目さんと美樹さん」

まどか「あっ、おはよう暁美さん」

さやか「よっ!転校生!」

QB「やあ。暁美ほむら」

ほむら「あの後、マミから話は聞いたかしら?」

まどか「うん。色々聞いて今日からパトロールに着いていくことにしたの」

さやか「マミさんから危険だって聞いたから、その日の内にバット用意したよ!」

まどか「私はまだ何も用意してないや」

ほむら「大丈夫よ貴女達に私の武器を貸すわ。美樹さんもバットだけでは心配だからね」


17以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/19(火) 00:29:357BPPiwX2 (2/3)

さやか「転校生、気が利くね~!」

まどか「ありがとう暁美さん。魔法少女の武器か、楽しみだな~」

ほむら「ふふっ、実物を見たらきっと驚くわよ」

QB「そういえば、君の武器はなんなんだいほむら」

ほむら「お昼、マミを誘ってお昼にしようと思うのだけれど、一緒にどうかしら?」

まどか「私達もいいの?」

さやか(安定のQB無視・・・)

ほむら「大丈夫よ。彼女も喜ぶわ」


18以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/19(火) 01:01:117BPPiwX2 (3/3)

さやか「んーっ!!やっとお昼だー!」

ほむら「屋上に行きましょう。マミも向かってるってテレパシー来たわ」

さやか「よし、お弁当持ったし行こー!」

まどか「うん。授業中も使ってたけどテレパシーって便利だね」

さやか「まぁ、ふざけてたらマミさんに怒られちゃったけどね」

ほむら「それは貴女だけよ。前もって言っておくけど、テストの時にテレパシーで聞くのは禁止よ」

さやか「うっ・・・いいもん自分で何とかするもん」

ほむら「そうね、期待しとくわ」

さやか「あっ!転校生!今少し笑ってたな!」

ほむら「さて、なんの事かしら?ほら、屋上に着いたわよ」

まどか「あっ!マミさ~ん!」


19以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/20(水) 00:42:40c9VKoSjE (1/4)

ほむら「ところで今日は授業終わり次第パトロール行くの?それとも一度帰ってから何処かに集合?」

マミ「そうね・・・制服で夜中に出歩いてても補導されたこと無いから、でも荷物もあるし一度帰ってからにしましょう」

ほむら「分かったわ。後、結界があったら中で二人に渡す武器のレクチャーを少ししたいの」

マミ「結界内で騒いでたら危なくないかしら?魔法少女が二人いるとはいえ」

ほむら「マミはベテラン魔法少女だから安心して背中を任せられるわ」

マミ「まぁ!ベテランだなんて~。ただ魔法少女の期間がちょっと長いだけよ~」

さやか「マミさんって凄い人なんだなー」

ほむら「凄いなんてものじゃないわよ。マミ程の実力者は数少ないわ。魔法少女の期間も考慮したらそれこそ一握り程度とも言っていいレベルだわ」

マミ「誉めすぎよ~。それに暁美さんだって使い魔を一瞬で倒したじゃない!あの速さ私には出せないわ」

さやか「へー。転校生もそこそこやるんだね」

まどか「暁美さんに失礼だよさやかちゃん」


20以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/20(水) 01:05:29c9VKoSjE (2/4)

マミ「そこそこ所ではないわ。正直、敵として出てきてたらと思うと・・・」

ほむら「私達が本気で戦ったら、どちらも無傷では済まないわね」

マミ「周りを気にしてられないから、結界内じゃないとどれだけの被害が出るか」

さやか「おぉぅ、マジか。ほむら様~今までのご無礼お許しください~」

ほむら「ふっ・・・楽しみにしててね」

さやか「ノォォオオ!!」

ほむら「マミの口ぶりから察するに、私の武器や能力が何か分かってそうね」

マミ「ええ、大体の検討はついているわ」

ほむら「凄い観察眼ね」

マミ「これでもベテランですから!」

ほむら(相変わらずかわいいわね)


21以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/20(水) 01:27:38c9VKoSjE (3/4)

さやか(誰かこのテレパシーを聞いてたら、このテストの答え教えてくださいほむら様!!)

ほむら(無理)

まどか(さやかちゃんうるさい)

マミ(カンニングはダメよ美樹さん)

さやか(まどかあんた、お昼にほむら様からなんか耳打ちされてたけど、まさか!)

まどか(さーて、次はこの問題か~)

ほむら(テストの結果楽しみねさ・や・か)

さやか(ほむら様ァァアアアア!!)


22以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/20(水) 01:56:205J4psy2A (1/1)

幸せな世界だ


23以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/20(水) 03:08:11c9VKoSjE (4/4)

さやか「燃え尽きたよ真っ白に」

まどか「あはは、ドンマイだよさやかちゃん!」

ほむら「無様ね、さやか」

さやか「まどかばっかりえこひいきだー」

まどか「と、とにかくパトロールあるから早く帰ろ?」

ほむら「そうね、さやかも落ち込んでないで帰るわよ。補習なら付き合ってあげるから」

さやか「流石ほむら様!未来の嫁候補にしてあげる!」

ほむら「アホ言ってないで早く帰り支度しなさい」

ほむら(私達は今から帰るわ。支度できしだい貴女の家に向かうわ)

マミ(了解よ。多分、貴女達が着く頃には私も家についてると思うから)

ほむら(分かったわ、なんかあったら連絡ちょうだい)

マミ(大丈夫よ。友達の勉強を少し見てあげてるだけなんだから)

ほむら(あら?貴女に友達が居たのね?)

マミ(私だって友達いますもーんだ。まぁ、学校内で位しか遊べないんだけどね)

ほむら(魔法少女の宿命ね。今度ショッピングにでも行きましょう)


24以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 00:45:50EgxlQZSY (1/7)

ほむら「集まったわね」

さやか「バットも用意したよ!」

まどか「私は何もないけど大丈夫かな?」

ほむら「ええ、貴女達にあった武器を用意したわ」

さやか「おっ!魔法少女ほむら様の武器か、楽しみだね」

マミ「ふふふ、本当に楽しみね暁美さん」

ほむら「ええ、楽しみだわ」

まどか「?」

マミ「さっ、行きましょう!」

さやか「はーい!」


25以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 02:05:06EgxlQZSY (2/7)

マミ「・・・反応無いわね」

ほむら「使い魔が出た場所から、そう遠くない場所に居る筈なのだけれど」

マミ「そうね、今回の魔女はずいぶんと用心深いみたいね」

さやか「なんか思ったより地味だね」

まどか「駄目だよそんなこと言ったら」

さやか「でも、魔法少女なんだからこうばーって探索するものかと思ってたのに」

まどか「私はさやかちゃんの言ってるばーっの方が分からないよ」

ほむら「さやかの言うばーって探し方も出来なくは無いが、地味な方がは実は良いことなのよ」

まどか「そうなの?」

ほむら「能力を使ってまで魔女を探す理由で多いのは、敵対してる魔法少女が居る場合ね」

マミ「私も人伝でしか聞いたことないけど、縄張り争いが酷いところでは、魔法少女だけでなく一般人までもが巻き込まれて亡くなってしまうらしいわ」

まどか「そんな・・・酷い」


26以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 02:06:03EgxlQZSY (3/7)

ほむら「今、私達がこうやって貴女達を引き連れていられるのも、他の魔法少女からの襲撃の心配が無いからこそ出来ていることよ」

マミ「それに、あまり言いたくは無いのだけれど、素質があってまだ契約していない貴女達は真っ先に狙われるわ」

ほむら「貴女達がこうして平和にいられるのも、ここのテリトリーがベテランのマミだったからてのもあるのよ」

まどか「そうだったんですか。マミさんありがとうございます」

マミ「いやいや、私だってただ生き抜くためにやってきただけだし・・・」

ほむら「謙遜することはないわマミ。貴女は立派な正義の魔法少女よ」

さやか「それに比べて、ほむらはなんだか悪い魔法少女ぽい雰囲気あるよね~」

ほむら「あら?私は結果主義者ってだけよ?なんなら、貴女を囮にしても良いのだけれど?」

さやか「助けてマミさ~ん」

マミ「大丈夫よ。攻撃されそうになったら結界はってあげるからね」

さやか「マミさんも酷い!?」


27以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 02:15:20EgxlQZSY (4/7)

ほむら「さやか囮計画は後に回すとして、微かにだけど反応があったわね」

マミ「ええ、こっちから微量に気配を感じるわ」

ほむら「貴女達も気を引き締め直しなさい」

さやか「おっおう!ま、任せろ!」

マミ「こっちから強い反応が」

ほむら「!!マミ!屋上!!」

さやか「女の人が飛び降りちゃった!?」

マミ「任せて!リボンでキャッチするわ!」


28以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 02:32:18EgxlQZSY (5/7)

ほむら「ナイスキャッチよマミ」

マミ「やっぱり、彼女に魔女の口づけがあるわ」

ほむら「入り口があるか確認してくるから、マミは彼女をお願い」

さやか「わ、私も着いてく!!」

マミ「彼女が目を覚まし次第、そちらに向かうわ」

まどか「私も残ってこの人を見てるよ」

ほむら「ええ、見つけたらテレパシーを送るわ」

さやか「それじゃあ行ってきます!」


29以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 02:54:21EgxlQZSY (6/7)

さやか「どこにあるのかな~」

ほむら「さやか、結界内じゃないとはいえいつ引き込まれるか分からないのだから、私からあまり離れないで」

さやか「もし私だけ引き込まれちゃった場合は?」

ほむら「そのバットでは使い魔ですら倒せないわ。つまり一人で巻き込まれる=死よ。OK?」

さやか「オッケーですほむら様。手を繋がしてください」

ほむら「しょうがないわね。ほら、さっさといくわよ」

さやか「ぐへへ、ほむらの手スベスベだね~」

ほむら「ふざけるのなら離しても良いのよ?」

さやか「ごめんなさい!出来心なんです!」

ほむら「はぁー貴女はまったく・・・それより入り口を見つけたわね」

さやか「こ・・・これが入り口・・・」

ほむら(マミ、入り口を見つけたわ。すぐに来れそう?)

マミ(大丈夫よ。まどかさんと一緒に向かうわ)

ほむら「さて、魔法少女体験会本番の始まりね」


30以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/21(木) 23:21:02EgxlQZSY (7/7)

マミ「お待たせ暁美さん」

ほむら「飛び降りた彼女は?」

マミ「怪我もなく少ししたら起きて、お礼言って帰ったわ」

ほむら「良かったわ。それじゃあ行きましょう」

さやか「うわ・・・なんか気持ち悪い感じ」

まどか「うぅ・・・怖いよ」

ほむら「入ったわね。マミ、周囲の警戒お願い。貴女達にこれを渡すわ」

さやか「おっ、待ってました!」

まどか「魔法少女の武器、楽しみだな~」

ほむら「さやかには、ポンプショットガン」

さやか「えっ?」

ほむら「まどかには、警察が使ってるリボルバーの拳銃ね」

まどか「ふぇっ!?」

マミ「うふふ、予想通りの反応ね」


31以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/22(金) 00:33:52M3g57gKg (1/3)

ほむら「驚いたかしら?実は私、魔法武器を複数用意するほど魔力無いのよ」

さやか「それでこのゴツいのは何処から?」

ほむら「ヒ・ミ・ツ」

まどか(そう言えば、ニュースで暴力団事務所が謎の襲撃受けたって・・・)

ほむら「さやか、ポンプショットガンはここを引いて、こうやって構えて引き金を引く」

さやか「おぉー!映画で見たのと一緒だ!」

ほむら「弾の補充はこの裏のところから入れるわ。後、貴女が気に入りそうなガンベルトがあったから上げるわ」

さやか「格好いい!ありがとうほむら!」

ほむら「別に良いわ、次はまどかね」


32以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/22(金) 00:40:27M3g57gKg (2/3)

まどか「よ、よろしくお願いします!」

ほむら「銃を撃つ時は肘を伸ばしすぎないで、両手で支えて撃つ。これだけよ」

まどか「へぇ、案外簡単なんだね!」

ほむら「ええ、リロードは横のこれを押すとシリンダーが出てくるから、出っ張ってる棒を押して撃ち終わった薬莢を捨てて、新しい弾を入れて戻す。これでまた撃てるようになるわ」

まどか「このリボルバーって拳銃、思ったより大きくなくて分かりやすくて良いかも!」

ほむら「そう言って貰えると選んだ甲斐があったわ。はい、貴女にもガンベルトを用意したわ」

まどか「ありがとうほむらちゃん!」


33以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/22(金) 00:49:42M3g57gKg (3/3)

ほむら「ちなみに、貴女達に渡したのはあくまで護身用ってのを忘れないで」

マミ「そうよ。基本は私達が倒すから使うのは囲まれた時ぐらいね」

ほむら「そうね。今みたいに囲まれた状況に限るわね。周囲の警戒を頼んでた筈だけど、なにやってたのかしらマミ?」

マミ「私も教えれること無いか、チラチラと伺ってましたごめんなさい・・・」

ほむら「魔法少女が共闘なんて、そうそう無いから仕方無いわね」

マミ「そうよね!そうよね!」

ほむら「後でお仕置きはするけどね」

マミ「はぅっ!?」

ほむら「ほら、名誉挽回のチャンスよマミ」

マミ「見てなさい、ベテラン魔法少女の力、見せてあげるわ」


34以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/22(金) 01:37:20ucrhHxjI (1/1)

マミさんちょろかわいい
おつおつ


35以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 00:51:36nD8KaTRE (1/6)

マミ「さてと、使い魔が10体ね」

さやか「この数マミさんだけで大丈夫なの?手伝った方が良いんじゃない?」

ほむら「マミー!貴女、さやかに舐められてるわよー」

さやか「ちょっ!?違いますからねマミさん!!」

マミ「あら?心外ね~。じゃあ、ハンデつけてマスケット5丁で10体倒して見せるわ!!」

ほむら「一丁」

マミ「えっ?」

ほむら「貴女の実力なら、一発で全員倒せるでしょ?」

まどか「本当ですか!凄いですマミさん!」

マミ「まっ・・・まぁ、余裕で行けるわね!!」

ほむら(チョロいわね)

さやか(ほむら恐ろしい子!!)


36以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 02:04:08nD8KaTRE (2/6)

マミ(さて、勢いで安請け合いしちゃったけど、なかなか面倒ね)

マミが歩みを進めたことで、辺りを囲んでいた使い魔がマミに詰め寄る。

ほむら「がんばれ~マミ~」

マミ(この後の魔女戦任せよう、そうしよう)

さやか「マミさん危ない!!」

使い魔の一体が巨大なハサミを大きく広げ、マミを切断しようと迫る。

マミ「もう、せっかちさんね」

マスケット銃のストックを、迫り来るハサミのネジ部分に振り抜き叩き壊す。ハサミを固定しているネジを壊された事によって、使い魔はマミを挟むどころか無様に腕を交差させて隙を晒す。

マミ「道具のお手入れはしっかりしておくことね」

振り下ろしたマスケット銃を、ゴルフのスイングの様にストックを無防備の顔らしき所に叩き込む。

殴られた使い魔は、後方に居た使い魔を巻き込み壁に打ち付けられる。

マミ「後、8体」

先程、仲間のハサミを壊されたのを見て学習したのか、刃を広げずに刃先をマミに向けて構えている。

マミの死角に居た使い魔が凄い速さで背中を貫こうと迫るが、コルセットに触れると同時にマミが体を一回転させ刃先を反らし、その勢いのままストックを叩き込む。

ほむら(失敗をすれば即死のこの土壇場で、ハサミの刃先相手にスリッピンアウェーをするのね。相変わらず規格外の強さね)


37以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 02:54:05nD8KaTRE (3/6)

叩かれた使い魔が吹っ飛ぶと同時に他の使い魔達が一斉に飛び掛かる。

ほむら「見てなさい。あれがベテラン魔法少女マミの戦いよ」

四方八方から迫るハサミをマミはその場から動くことなく、体を反らして避け峰に手を添え軌道をずらし、振り下ろされるハサミにはマスケットを斜めに構え受け流す。その動きを僅か2秒ほどで行い、マミにはまだ余裕の表情すら伺える。

さやか「す、すごい・・・」

マミは攻撃を受け流しながら、体制が崩れた使い魔を次々と一定の方向に飛ばしていく。それからものの数秒で最後の一体があっけなく飛ばされていった。

ほむら「流石ねマミ。私が言った一発をこんな形で実行するなんてね」

あるほうこうを見ると、使い魔達が壁から重なるように一列に固まっていた。それは存在が消えない様に加減されつつ、動けない程度にダメージを与えられていた。

ほむら(ただの力の加減だけじゃない。的確に弱点を突いてるわね)


38以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 03:15:33nD8KaTRE (4/6)

マミ「良いところは見せられたかしら?」

ほむら「十分すぎるくらいよ」

マミ「それは良かったわ」

マミは持っているマスケット銃を上に放り投げ、回転しながら落ちて来るそれを一切見ることなくキャッチした。

マミ「やっとマスケット本来の使い方が出来るわ」

マミが引き金を引き、マスケット銃から飛び出た弾が使い魔達を一斉に貫く。

マミ「ふぅ、大勢でわいわいしてた割りには、使い魔の数が少なかったから良かったけど、次回からはなるべく無茶振りは止めてね」

ほむら「ええ、検討しておくわ」

マミ「それで・・・名誉挽回は出来たと思うのよね~」

ほむら「そうね」

マミ「!!それじゃあ、お仕置きの方も免除で~」

ほむら「それとこれとは別の話ね。お仕置きを楽しみにしててね」

マミ「ひどいっ!?」


39以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 23:02:14nD8KaTRE (5/6)

ほむら「反応ではこの先にろる魔女が居るわね」

マミ「次は暁美さんの番よ」

ほむら「ええ、私の能力を見せるから貴女のリボンで皆を繋いで」

マミ「分かったわ」

ほむら「皆、しっかりとリボンを結んだわね?」

さやか「結んだけど、ほむらも繋いで大丈夫なの?私達素早く動けないから、足手まといだよ」

ほむら「まったく問題ないわ。逆に貴女達に試射させてあげれるぐらい余裕よ」


40以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/23(土) 23:25:29nD8KaTRE (6/6)

さやか「うわっ!?なにあの大きいの!?気持ち悪い!!」

マミ「出たわね。あれがここの結界の親玉の魔女よ」

ほむら「彼女は何が起こったかも分からないまま、私達に倒されてしまうのだけれどね」

まどか「景色が灰色に!」

マミ「なるほど、時間停止の魔法ね」

さやか「時間停止?あっ!!使い魔も止まってる!!」

ほむら「あの魔女にはお手製の爆弾で十分ね」

さやか「おぉ、投げた爆弾が魔女の目の前で止まった」

ほむら「貴女達の出番よ。渡した銃で周りにいる使い魔を狙ってみなさい」

さやか「私達の出番か!」

まどか「銃を撃つなんて少しワクワクするね」


41以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/25(月) 00:16:08hpIfV11s (1/5)

さやか「撃て撃て~!」

まどか「えいっ!」

マミ「貴女の魔法、私にもばらして良かったの?」

ほむら「ええ、マミは仲間だからね」

マミ「でも、私が錯乱したり貴女と仲違いした場合は貴女は・・・」

ほむら「確かに能力が要の私には、カラクリを知られたマミに勝てなくなるわね」

マミ「それならどうして」

ほむら「マミを信用してるからよ。貴女には信念がある。正義の魔法少女であり続けようと言う信念が」

マミ「それしか、私の生きる意味が無いとしたら?」

ほむら「生きる意味なんて、詩人か学者にでも考えさせておきなさい。私達は人生を楽しむ為に生きてればいいの。時には辛いことがあるかも知れないけど、その先にある幸福を掴むために、ただそれだけの為だけに進んで行けば良いのよ」

マミ「なんだか、暁美さんが詩人さんみたいね!」

ほむら「ふんっ・・・」

マミ「いったーい!照れ隠しでほむらちゃんが叩いた~」

ほむら「後で覚えておきなさい」


42以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/25(月) 00:40:12hpIfV11s (2/5)

さやか「撃った撃った~!!」

まどか「思ったより反動強くてびっくりだったよ!」

さやか「そうそう!映画だとババババって片手で撃ってたのにねー。実際に撃ってみると、体が衝撃で固まっちゃうよね~」

ほむら「映画では空砲が使われてるって聞くわね。それに、貴女達と体格が違いすぎるわよ」

マミ「でも沢山撃ったわね~。大体の使い魔に2、3発は弾が飛んでるじゃない」

ほむら「ふふふ、何発かは明後日の方向に飛んでいってるけどね」

ほむら「マミ、この子達の銃を貴女の能力で、隠して持ち運び出来ないかしら?」

マミ「不可能では無いけど、この子達に持たせておくの?」

ほむら「ええ、結界は何時どこで発生するか分からないからね」

マミ「確かにね。でも、契約すれば良いんじゃないかしら?」

ほむら「危機的状況でした契約なんて、後悔しか残らないわ。契約した事実にではなく、願いの使い方でね」


43以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/25(月) 01:10:39hpIfV11s (3/5)

マミ「貴女は何の願いを叶えて貰ったの?」

ほむら「今は言えないけど、願った人に逆に余計なものを背負わせてしまったわ。助けたことには変わらないけど、もう少しいい方法があったのではないかと、時々考えてしまうわ」

マミ「確かに、願いは土壇場で決めるものでも無いわね」

ほむら「だからお願いできるかしら」

マミ「分かったわ。二人とも銃とガンベルトを貸して」

ほむら「予備の弾丸と、新作魔法を込めてみたわ。魔法が成功していたら、貴女達の助けになるわよ」

さやか「成功しなかったら?」

ほむら「安心しなさい、失敗したら何も起こらないはずだから。多分」

さやか「多分!?」

マミ「終わったわ。私達のソウルジェム指輪形態と、似た形状にしておいたわ」

まどか「すごい、銃とベルトが指輪になっちゃった」

マミ「そこの宝石みたいな所を捻ると、銃とベルトに戻るわ」

さやか「すごい!!魔法みたいだ!!」

ほむら「魔法よ」


44以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/25(月) 01:38:03hpIfV11s (4/5)

ほむら「そろそろ解除するわよ。耳を塞いでなさい」

さやか「うぉぉおお!!耳を塞いでるのに轟音が聞こえるぅぅ!!」

ほむら「結界が崩れる。魔女を倒したようね」

マミ「グリーフシードがあったわ」

ほむら「さて、マミの家に行きましょう。」

マミ「お茶とお菓子の用意はしてあるわよ!」

まどか「マミさんのお茶楽しみです!」

ほむら「楽しみね。お仕置きも」

マミ「許されて無かった!?」


45以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/25(月) 23:10:59hpIfV11s (5/5)

さやか「この紅茶美味しいですマミさん!」

まどか「このケーキもすごく美味しいよ~」

ほむら「本当に美味しいわね」

マミ「ふふーん!茶葉もケーキも自慢の逸品よ!」

さやか「それにしても、今日のマミさんめっちゃ格好よかったです!」

ほむら「あら?私は格好よくなかったのかしら?」

さやか「ほむらは何て言うか、凄い能力だったって位で、格好良くは無かったかな?」

ほむら「今度は爆弾ではなく、ウィンチェスターで回転リロードでもしようかしら」

マミ「わ!私もやってみたい!!」

ほむら「貴女なら自分で作れるんじゃないかしら?」

マミ「構造が複雑で、実物が無いと出来ないわ」

ほむら「ちゃんと元通りで返してくれるなら、一日は貸してあげるわよ」


46以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/26(火) 23:58:34/HjFnU82 (1/1)

ほむら「さて、お茶も終わったし貴女達はそろそろ帰りなさい」

さやか「えー!もう少し居たいなー!」

まどか「私はそろそろ帰らないと・・・」

マミ「暁美さんの言う通りよ、美樹さん。それにあんまり遅くなると、家族から外出禁止されるんじゃないかしら?」

さやか「確かに・・・それじゃあ今日のところは帰ります!!」

まどか「お邪魔しましたー」

ほむら「おやすみなさい、まどか」

さやか「おやすみー!」

マミ「おやすみ美樹さん」

ほむら「さてと、マミのお仕置きの支度をしましょうかね・・・・」


47以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/28(木) 00:54:37jvCVcKcE (1/2)

ほむら「マットの用意が出来たわ。早くここにうつ伏せになりなさい」

マミ「・・・えっちなことは無しよ」

ほむら「安心しなさい。私にそう言う趣味は無いわ」

マミ「それじゃあ・・・優しくしてね?」

ほむら「それはお仕置きだから無理ね」

マミ「イタイイタイ!!最初っから足つぼマッサージは反則よ!!」

ほむら「痛いのは不健康な証拠よ。ケーキや紅茶ばかりで、夕飯はしっかり食べてるの?」

マミ「フーッ!!フーッ!!夕飯は間食してるから、簡単に済ませてるかも」

ほむら「夕飯は一日の中でそんなに重要では無いとは言え、魔法少女は何時どこで魔女と、戦うか分からないんだから、毎食しっかり食べるのよ」

マミ「は・・・はい。肝に命じておきます・・・」

ほむら「・・・・・・暑くなっちゃったから、窓を開けさせてもらうわね」

マミ「そうね・・・その方が良さそうね」


48以下、名無しが深夜にお送りします2019/02/28(木) 01:16:34jvCVcKcE (2/2)

ほむら「次は脚をやるからタイツを脱がすわね」

マミ「ちょっと!?手付きがイヤらしくない!?」

ほむら「何の事かしら?スカートは短くて邪魔にはならないけど、気分的に脱がすわね」

マミ「気分で脱がされるの!?」

ほむら「その方が都合が良いのよ。ほらオイル塗るわよ。貴女が好きそうな、アロマオイルを持ってきたわ」

マミ「あ~。気持ち良い~」

ほむら「やっぱり、少しはってるわね」

マミ「しょうがないわよ~。魔法少女は歩き回ってなんぼって感じじゃない?」

ほむら「そうね。脚も終わったし、そろそろ時を止めるわ」


49以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/02(土) 23:34:5950a.SYp. (1/2)

ほむら「時を止めたけど、マミも気付いてるわよね?」

マミ「ええ。誰かに監視されているわね。しかも、結構ベテランの魔法少女にね」

ほむら「時間を止めてはいるけど、居場所が分からないし、こちらから攻めるのもリスキーね」

マミ「そうね。相手の能力も分からないし、もしかしたらトラップも仕掛けられてるかもしれないわ」

ほむら「ふふふ、とうとうマミの罰ゲームの本領発揮ね」

マミ「え?」

ほむら「ほら、止める前と同じ体制になりなさい。ついでにこの部屋一帯に、マミのリボンでトラップを張り巡らしておきなさい」

マミ「分かったわ」

ほむら「最後に、相手がトラップに引っ掛かるまで、私の言う事は絶対に従ってね」

マミ「!?」


50以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/02(土) 23:54:0950a.SYp. (2/2)

ほむら「脚のマッサージが終わったから、次は背中ね」

マミ「ええ、お願いするわ」

ほむら「それじゃあ上、脱がすわね」

マミ「えっ!?それは」

ほむら「さっきも言ったでしょ。私の言う事は絶対に従ってねって」

マミ「んっ・・・分かったから耳元で囁かないで!」

ほむら「じゃあ脱がすわね」

マミ「もう好きにして」

マミ(男の人に見られてないだけましと考えようそうしよう・・・)

ほむら「綺麗な体ね。出るところは出てるし、くびれもあるし羨ましいわ」

マミ「は、恥ずかしいわね」

ほむら「この際だから全部脱いじゃいましょう!」

マミ「拒否権は?」

ほむら「無いわね」


51以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/05(火) 00:05:02J9MzpHYo (1/1)

マミ「うぅ・・・うつ伏せとは言え、家で裸を見られるなんて」

ほむら「釣れるまで我慢しなさい」

マミ「んっん!!だから耳元はやめてって」

「おおおお前ら!!女同士で何やってんどぉわ!!」

ほむら「釣れたわね」

マミ「あら?佐倉さん?」

杏子「マミお前!!寂しいからって、こんな得体の知れない奴に身体を許すなんて!!」

ほむら「もうマミは身も心も私の物になってしまったわ」

杏子「テメェ!!だが確かにこの罠はマミのだ。どんな手を使いやがった!!」

マミ「待って、違うから待って!!」


52以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/06(水) 00:22:206GWq8KYw (1/1)

ほむら「このまま勘違いしてもらうのも面白いけど、話が進まないし本当のことを話しましょうか」

マミ「それじゃあ服・・・せめて下着を取ってちょうだい」

ほむら「マッサージはまだやってあげるから、とりあえずは下着だけね」

マミ「ありがとう。ふぅ、裸は恥ずかしかったわ」

杏子「いや、今もほぼ裸だぞ」

ほむら「そんなことより、何をしに来たのかしら?佐倉杏子」

杏子「あんたが、あいつの言ってた暁美ほむらか。マミがトラップを仕掛けてると予想はしてたが、ここまで大掛かりなトラップを設置出来たのは、あんたの能力も一枚噛んでるんだろ?」

ほむら「そうね。得体の知れない魔法少女に監視されてるんだもん、そんな相手に準備不足じゃ不安でしょ?」

杏子「ふっ・・・あのマッサージはわざと隙を見せて、誘き寄せようって作戦だったとはな」

ほむら「いや、マッサージはマミへの罰ゲームなだけよ」


53以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/08(金) 22:32:0517Mptu5c (1/1)

マミ「でも、どうして貴女がここに?」

ほむら「どうせQBから何か吹き込まれたんでしょうね」

杏子「ああ、あいつからマミが魔法少女候補と、不気味な魔法少女の仲間になったって言われて、心配になって見に来たんだ」

マミ「まぁ!!私を心配してきてくれたのね!」

ほむら「不気味は心外ね」

杏子「それよりマミ!!早くこのリボンを解きやがれ!!」

マミ「でも・・・攻撃しちゃダメよ?」

ほむら「私は大丈夫よ。攻撃を仕掛けてきた瞬間に、裸にひんむいて写真を撮りまくるから」

杏子「予想外にえげつないなお前!?」


54以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/09(土) 01:48:41USwlTgCQ (1/1)

いいながれだな
おつ


55以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/10(日) 20:25:25Xq5IOFsM (1/2)

杏子「ふぅ・・・ひどい目にあったぜ」

ほむら「おっ来るか?来るか?いつでもひんむけるわよ」

杏子「マミ、あいつ殴って良いか?」

マミ「ひんむかれていいのならね」

ほむら「もう既に、一枚ひんむいたけどね」

杏子「なんだと?・・・!!お、お前!!剥いだもの返しやがれ!!」

ほむら「汚れてたから洗濯中よ」

マミ「あっ本当だ。洗濯機がいつの間にか動いてる」

杏子「汚くねーよ!!クソ!この姿じゃヤバイし戻るか」

ほむら「やっと魔法少女の姿から、いつもの姿に戻ったようね」

杏子「お前のせいだろ!!」


56以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/10(日) 21:21:52Xq5IOFsM (2/2)

杏子「それよりお前、さっきから魔法少女の姿に変身してないようだが、どんな魔法を使ってやがる」

ほむら「貴女が私達の仲間になると言うなら、教えてあげても良いのだけれど?」

マミ「私も、貴女がまた仲間になってくれたら嬉しいわ」

杏子「マミ、お前は何故こいつを信用できる!!」

マミ「それが私も分からないのだけれど、何故か彼女を信用できると心が感じているの。それに、貴女も口ばかりで、敵意なんて殆ど無かったように見えたけど?」

杏子「・・・確かに、他の魔法少女に比べて、親しみを感じてはいるが、逆にそれが怪しいと感じているんだ。幻覚魔法で惑わされているんじゃないかってな」

マミ「確かに私も最初は、幻覚魔法を疑ったけど、彼女の能力を知ってある推測を立てたのよ」

杏子「その推測ってのはなんなんだよ」

マミ「暁美さん。言ってみても良いかしら?」

ほむら「別に良いわよ」

マミ「暁美さん。貴女、何度か時を戻しているんじゃない?」


57以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/12(火) 22:00:16qhXyNNOk (1/3)

杏子「時を戻してるか・・・あり得ない話じゃねーがよ、それが私達が感じてる親しみと、関わりがあるとは思えないな」

マミ「私もはっきりとは言えないけど、既視感を感じるのよ」

杏子「デジャヴって奴か。でも、それが本当なら、過去に帰ってこなきゃいけないほどの、最悪な未来が待ってるって事だな」

ほむら(今回の時巻軸の二人は、随分と頭の回転が早いのね)

マミ「そう。そして、実力がベテランの域の三人が居ても、ここに舞い戻ってくる原因を考えるとただ一つ」

杏子「なんだよ・・・勿体ぶってないでさっさと言えよ」

マミ「ワルプルギスの夜ね」

ほむら「マミ、私の時を止める能力を見ただけで、そこまで予測するなんて流石ね」

杏子「マミの言ったこと否定しないんだな」

ほむら「私が説明する手間が省けたって所ね」


58以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/12(火) 22:30:29qhXyNNOk (2/3)

マミ「正確な理由はわからないけど、鹿目さんね?貴女が契約した理由は」

杏子「あのピンク髪の方か」

ほむら「確かにまどかの為に契約したわ」

マミ「鹿目さん程の素質があればワルプルギスは倒せる筈、でも帰ってきてるところを見ると、契約=失敗になる。つまり、契約には私達が知らない秘密が隠されているのね」

ほむら「マミ!!考えすぎよ」

マミ「今、貴女は明らかに焦ったわ。目が動揺を隠せてないし、能力の発動準備をしたわね?」

ほむら「考えすぎるところは、貴女の悪い癖よ」

杏子「おいおい!!いきなりなんだよ!!」

マミ「ふふふ、私の事をよく理解してくれているのね」

ほむら「元はお師匠ですもの。貴女は覚えていないでしょうがね」

マミ「そんなこともあったのね、それじゃあ私の強さ分かるわよね?」

ほむら(時よ止まれ!!)


59以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/12(火) 23:19:21qhXyNNOk (3/3)

マミ「時を止めても無駄よ。貴女にも既にリボンを巻き付けてあるわ」

杏子「これが時を止める能力か」

ほむら「マミ、今から考えすぎで暴走する貴女にお仕置きをするために、人目が付かないように時を止めたの。貴女が時止めの対策をしてくるなんて予想済みよ」

マミ「身体能力は平均以下の貴女が私に勝てるとでも?」

ほむら「手を伸ばせば届く距離、貴女のマスケットじゃ不利じゃないかしら?」

杏子「お前ら!!なんでいきなりやり合おうとしてんだよ!!」

マミ「私は、正義の魔法少女として生きていたかった。でも、それは幻想だったの。マッチポンプでしかなかったのよ私達がやってた事は」

ほむら「それでも私達が生きるためには必要な事よ。勝手に理解して、私達を巻き込んでの暴走、愚かなマミには手加減しないわよ?」

マミ「やれるもんならやってみなさい」

ほむら「なら、見せてあげるわ。私の新しい能力を」


60以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/13(水) 01:39:09URcX71OA (1/1)

こういう展開何回見ても熱くて好き
おつおつ


61以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/14(木) 00:19:02.AzR/fdA (1/3)

マミ「新しい能力って言うけど、こうやって両手を押さえちゃえば何も出来ないよね?」

ほむら「ふっ。下着姿じゃあ別の意味で、襲われてるように見えるわね」

マミ「なっ!!減らず口を・・・無抵抗なのも癪だけど、貴女のソウルジェムを壊して私も死ぬわ」

ほむら「残念だけどマミ。貴女は私の新しい能力に既に掛かっているわ」

マミ(なに!!って口が動かない!?いや・・・身体全体が止まっている!?)

ほむら「貴女は何故、私だけがこの空間で止まっているか考えているわね?」

マミ(動かない・・・新しい能力ってのは自由に対象を止めれる能力?でも、時止めは継続されてるからそもそも意味がない、そもそも止められた時間を何故、私は意識できている?・・・分からない何の能力か)

ほむら「マミ、貴女は時が止まる理屈が分かるかしら?」

マミ(時止めの理屈?昔、理科の授業の余興で聞いたことあるけど、確か光より速く行動すると、ある一定の速度に達したとき、時が戻る。つまり、過去に遡る事が出来ると聞いたことがある。時止めは多分、これの応用を魔法で擬似的にやっているのね)

ほむら「貴女以外が止まってる理屈は、貴女が考えているであろう加速させた結果の時止めであっているわ。でも、貴女に掛けた時止めはその方法ではないの」


62以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/14(木) 01:16:34.AzR/fdA (2/3)

ほむら「昔、貴女がお師匠だった頃、私は時を止めてドラム缶を、ゴルフクラブで叩いたことがあったの。その時ドラム缶は、私が殴る毎にボコボコになっていったわ」

マミ(何を当たり前の事を?)

ほむら「今までの時止めは、止めたの中の行動がそのまま結果として、解除した瞬間に反映された。分かりやすく例えるなら、私が時を止めて貴女を一秒おきにいろんな箇所を叩いても、解除されて貴女が感じる痛みは全身にただ一回しか感じないの」

マミ(複数回叩いても、私が感じる痛みは一回?なるほど、止められた側からすれば、一瞬で起こった出来事ですものね)

ほむら「でも、新しい能力は根本的な所から違うの。ほらマミ?意識のある貴女は私が押さえられた手を、何時抜け出したか分かるかしら?」

マミ(なっ!?いつの間に!?いや、それより問題は、まだ私は手を押さえている感触がまだある!!)

ほむら「マミ、貴女にはそんな絶望した顔は似合わないわ。こんなに眉間にシワを寄せて・・・」

マミ(私は顔を触れられている。だけど、それは視覚情報で確認できるだけ・・・肝心の触れられてる感触がない!!)

ほむら「私は、皆には強がって弱味を見せないで、影で一人で泣くような貴女が心配よ」

マミ(あっ・・・今抱きしめられてる。感触は何もないけど、目の前の暁美さんの顔が、微かに聞こえる暁美さんの心臓の鼓動が、意識だけの私に伝わってくる)


63以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/14(木) 23:43:58.AzR/fdA (3/3)

ほむら「貴女の暴走は、今に始まったことでもないし、チャンスをあげるわ」

マミ(チャンス?)

ほむら「貴女が好きな銃撃戦で戦いましょう。但し、狙うのはこの私と貴女を模した手作り人形よ」

マミ(あら、可愛い人形)

ほむら「この人形に、一発でも弾丸を当てた方の勝ち。貴女が勝ったら、なんでも言うこと聞いてあげるわ」

マミ(なんでも?)

ほむら「マミが例え負けたら、貴女のこれからの人生を私が貰うわ」

マミ(えっ!?)

杏子「なっ!?」

ほむら「どうせ、この場をなあなあで済ませても貴女は何処かで一人、この世を去るつもりだろうからね」

杏子「確かにマミならやりかねねーな」


64以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/15(金) 00:23:24UPsHCMl6 (1/1)

ほむら「それじゃあ、廃工場にでも移動しましょうか」

マミ(あっ・・・暁美さんが離れてく・・・)

ほむら「あっ、今から貴女に掛けた能力を解くけど、気を付けてね」

マミ(気を付ける?いったい・・・)

マミ「あっ!!手から腕がすり抜ける感触が!!顔を触られてっ!!暖かい感触と鼓動が私を包んでる!!」

杏子「お、おい、あいつ大丈夫かよ」

ほむら「マミは大丈夫よ。解説がてら、新しい能力を説明してあげるわ」

杏子「おう、頼むよ」

ほむら「マミは、能力で止まった時に受けた刺激を受けてるが、今までと違うところは結果の刺激を受けているだけでなく、過程の刺激も受けているの」

マミ「成る程ね、新しい能力は時を止めると言うよりは、時間の概念から対象を抜き出してる感じね」


65以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/15(金) 01:07:11SXRvxAys (1/1)

某スタンドみたいな感じかしらかなり雑に解釈すると
おつおつ


66以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/17(日) 23:20:24uL8JtHQE (1/1)

ほむら「あら、私の感触はどうだったかしら?」

マミ「お陰さまで、久々に人の温もりを感じた気がしたわ。感じた時には貴女は居なかったけどね」

ほむら「今度は能力なしで温もりを感じさせてあげてもいいわよ?」

マミ「今度お願いしようかしら。それより、あの能力はどうやって覚えたのかしら?」

ほむら「能力の着想は魔女の結界から得たのよ」

マミ「魔女の結界からね・・・成る程、私達は身を守る結界としてしか見てなかったけど、日常から非日常に抜き出してるとも見えるわね」

ほむら「この能力は、対象を進み行く時から弾き出すから、私達が見えている対象は本体ではないの。だから、私達が攻撃しても対象はダメージを受けないの。能力を解除すると対象は時の流れに戻ってくるんだけど、ここで面白いのは意識は私達と同じ時に戻ってくるんだけど、身体は弾き出された時間に戻っていくの」

マミ「そして、身体は解除するまでに受けたダメージを体験していくのね。意識はそれを認識してないから、何をされたか分からずにダメージだけを受けると」

ほむら「マミが意識があったのは多分、このリボンで私と繋がっていたからね」

杏子「おい、廃工場に着いたぞ!!だから、二人ともリボンで私に巻き付いて私をタクシー代わりにしてないで、さっさと降りやがれ!!」


67以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/20(水) 00:11:33LYGYcx6M (1/3)

ほむら「ご苦労様、少し揺れすぎだったからこれからは注意してね」

マミ「そうね。こわれものだから大切に扱ってほしいわ」

杏子「お前らもう絶対に運んでやらないからな!!」

ほむら「帰りも運んでくれたら、A5ランクのお肉をご馳走しようと思ったのだけれどなー」

マミ「あら?もう私に勝った気でいるのかしら?でもそうね。私が負けたらほむらさんの物になっちゃうから、今の家あげてもいいわよ」

杏子「いや、流石に家は要らねーよ!!食料は貰っていくがな」

ほむら「これが終わったら、マミの家で焼き肉にでもしましょうか」

杏子「おー!!肉は久々だから楽しみだぜ」

マミ「相変わらずね。ほむらさん、貴女の言葉で私は凄く揺らいでるの。この迷い、貴女の力で撃ち破ってみせて」

ほむら「安心しなさい。貴女の迷いは、私が全て解消してあげるわ」


68以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/20(水) 00:34:23LYGYcx6M (2/3)

杏子「真ん中に人形を置いたぞ!!ほむらはマミの人形に、マミはほむらの人形に一発でも弾丸を当てたらそいつの勝ちだ!!私が結界をはった瞬間からスタートな良いか!!」

ほむら「いいわよ」

マミ「私も大丈夫よ」

杏子「結界を維持すんのも大変なんだから、あんまり暴れてくれるなよ!!」

ほむら「頑張ってね」

マミ「ごめんなさいね」

杏子「くそ!!もう自棄だ!!結界!!」


69以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/20(水) 23:59:52LYGYcx6M (3/3)

ほむら「時止めっと、まぁ対策してるわよね」

ほむらの足には既にリボンが巻き付いていた。

マミ「分かってたことでしょ?さて、ここからは実力勝負よ!!」

ほむら「のぞむところよ」

その場でマミが人形に向けてマスケット銃で撃つが、ほむらの弾丸がそれを許さない。また、ほむらが狙う弾丸もマミによって遮られる。

人形の正面が時止めによって止まった銃弾と軌道で埋められた後、撃ちながらゆっくりと二人は円を描くように歩きはじめた。

杏子(おいおいマジかよ・・・あんな芸当、ベテランのあたしでも出来ないな)

二人が半周回った頃には、銃弾と弾道で人形が埋め尽くされていた。

ほむら「やっぱり地上戦では互角のようね」

マミ「それを既に察知していたのか、結界を上に長くしてくれてあるわよ」

ほむら「あら?杏子も気が利くわね」

杏子(いや、そんなこと察知してねーから!!狭いと銃弾の密度が濃すぎて耐えるのが辛いから上に長くしただけだからな!!)


70以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/21(木) 00:44:54HUozX79M (1/1)

ほむら「これなら空中戦も余裕そうね」

マミ「私は空中戦も得意よ」

二人は同時に後ろの結界まで跳び、結界の壁を走り上がっていく。驚くべきはその状態からでも銃撃戦が続いているのである。

ほむら「相変わらず強いわね。やっぱり死んでしまうには勿体無いわ」

マミ「ありがとう。なら私を死なせない為に頑張って勝ってみせて」

ほむら「勿論、私は貴女に勝つわ」

二人は遂に天井まで到達し、最後の一発を撃ち終わり元居た位置まで飛び降りた。

マミ「久々にこんなに撃ったわね。でも、決着はつかなかったようね」

マミが言うように、全ての弾は人形に当たらないように相手の弾で防がれていた。

マミ「この時止めを解除したら、また仕切り直しね」

ほむら「いいえ、その必要は無いわ」


71以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/21(木) 04:55:24eQXDwQdk (1/1)

気になってしょうがない続きが


72以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/22(金) 01:02:12.8DxR/AY (1/3)

マミ「何故かしら?」

ほむら「私の第二の能力は既に発動されている」

マミ「まさか!?弾丸に能力を!?」

ほむら「気付いたようね。そう、無数の弾丸からたった一発を能力で止めたわ」

マミはほぼ一瞬の間に全ての弾丸を確認したが、能力を受けている弾丸を見つけることは出来なかった。

マミ(弾丸単体で見たらいけないわね。弾かれた弾丸の軌道を計算して、私の人形に向かってくる弾丸を割り出さないと)

ほむら「貴女なら数秒もあれば止めた弾丸を割り出しそうね。でも、集中し過ぎて回りを疎かにしたわね。私がこんなに接近しても気付かなかったもの」

ほむらは優しくマミを抱き締める。

マミ「ほ、ほむらさん!?」

ほむら「ごめんなさいマミ。少し狡かったかもね。でもね、貴女を失うわけにはいかないの。私にとっては大切な先輩なのだから。お願い、私と一緒にこの結末を見届けてくれるかしら?」

マミ「ふぅ、仕方ないわね。甘えん坊の後輩ちゃんの言うことを聞くのも、先輩の務めだものね」


73以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/22(金) 01:59:29.8DxR/AY (2/3)

二人はしっかりと手を繋いで戦いの跡を見届ける。

ほむら「そろそろ時が動き出すわ」

マミ「ほむらさん。改めて言わせて、ありがとうね」

ほむら「こちらこそ、マミ」

時止めが解除され、無数の弾丸がぶつかり合い火花が飛び散る。その光景はまるで儚くも咲き誇る花火の様だった。

ほむら「綺麗ね」

マミ「ええ、昔お父さんとお母さんと一緒にやった花火を思い出すわ」

少し震えるマミの手に、ほむらは握り締めた手を強める事しか出来なかった。

杏子「お二人さーん!!いい雰囲気のところを悪いんだけどー!!衝撃が強すぎて結界がもたないんですけどー!!」

ほむら「後少しだから頑張りなさい」

杏子「ムリムリムリムリ!!もう壊れるー!!」


74以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/22(金) 03:28:02.8DxR/AY (3/3)

ほむら「あーあ、結界壊れちゃったわね」

マミ「でも、なんとか全部防げたから良いじゃない」

結界は崩れ去り花火の様な光景も終わりを迎え、空中には一発の弾丸が物寂しく取り残されていた。

マミ「あれは私の弾丸ね」

ほむら「貴女の弾丸は丸だったから、弾道の計算が楽だったのよ。それに、もう一つ理由があるんだけど、それはマミの方が良く理解してるでしょ?」

マミ「さて、何のことかしらね」

ほむら「素直じゃないわね。そろそろあれも解除されるわよ」

解除された弾丸は不規則な動きをしながらもマミの人形に近付く。

杏子「うへぇー、もう数十回は軌道を変えてるよ」

ほむら「マミの弾丸は私のと違って、まん丸だったから非常に助かったわ」

数えるのも億劫になるほど軌道を変えながら進む弾丸が、遂にマミ人形に迫る。

マミ「私の負けね」

貫かれたかと思われたマミ人形には、黄色いリボンが結ばれていた。


75以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/22(金) 14:46:00wu/w4JhM (1/1)

優しさが染みるな


76以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/23(土) 01:33:56qv2w3a7Q (1/2)

マミ「・・・・」

杏子「決着はついたようだな。さっさと帰って肉食うぞ」

ほむら「そうね。杏子、私達を運んでちょうだい」

杏子「おう、仕方ねーな。ほらマミ、ぼーとしてないでリボンで私に固定するんだ」

マミ「あぁ、ごめんなさい。なんか負けてほっとしちゃったのかしら?」

杏子「なんだそりゃ。マミ、もう変な気は起こすんじゃねーぞ」

マミ「分かってるわ。でも、今まで正義だと思ってたものが崩れ去って、正しい行いだけが私の心の支えだったの」

杏子「あんたは少し考えすぎだったんだよ。それにあれだ・・・昔はごめんな」

マミ「急にどうしたの?」

杏子「あたしが父親にバレて、色々とあってグレてた時さ。マミにも酷いこと言っちまっただろ?」

マミ「確かにあの時はショックを受けたけど、家族との急な別れがあったんだし仕方ないわよ」

杏子「それでもさ、支えようと差し出した手を弾いて勝手に逃げ出したのは事実だしさ、だからさ、今更こんな事を言うのは都合が良すぎるかもしれないけどさ、マミが辛くなったらさ私も支えてやるよ」


77以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/23(土) 02:09:57qv2w3a7Q (2/2)

マミ「ありがとう佐倉さん。でも、急にそんなこと言うなんてますます貴女らしく無いわよ?」

ほむら「察しが悪いわねマミ。杏子はマミが私に取られて嫉妬してるのよ。可愛らしいじゃない」

杏子「ほむらテメェ!!余計なこと言ってるんじゃねー!!」

マミ「まぁまぁ!!大丈夫よ佐倉さん。私はほむらさんのものになったけど、何時でも家に来ていいからね!!」

杏子「杏子だ」

マミ「えっ?」

杏子「これからは、佐倉じゃなくて杏子って呼べよ」

ほむら「ふふふ、可愛いな杏子は。次は愛しのマミを賭けて、私と勝負でもする?」

杏子「おらぁ!!挑むところだ!!その減らず口を叩き潰してやるよ!!」

ほむら「甘い!!第二の能力発動!!」

杏子(んぐぅ!!くそー!!その能力解きやがれ!!せこいぞ!!)

ほむら「さてと、マミ帰るわよ。今のうちにリボンで杏子に巻き付いちゃいましょ」

マミ「ええ、それじゃあよろしくね杏子」


78以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/24(日) 23:57:496mGf0SYo (1/1)

杏子「はぁはぁ・・・水くれ・・・」

マミ「はい、お疲れ様」

ほむら「焼き肉の準備出来たわよ」

杏子「ぷはー、おっ!!待ってました!」

マミ「あら、凄い美味しそうなお肉ね」

ほむら「とある事務所から銃と一緒に貰ってきたのよ。そこそこの人数の事務所だったから、お肉は沢山あるわよ」

杏子「こりゃスゲーや。早速焼こうぜ!!」

マミ「野菜も用意したから、食べないと駄目よ?」

杏子「分かってるって!!あぁ、肉の焼ける良い匂いがしてきたぜ」

マミ「もう・・・でも、私もお肉楽しみだわ」

ほむら「色々な種類のお肉があるから、欲しいのあったら言ってね」

マミ「タンってあるかしら?あれ好きなのよ」

杏子「てか、能力使ってないのになんでほむらは魔法少女になってるんだ?」

ほむら「はいマミ、タンよ。魔法少女になってる理由は、この衣装は汚れても次には綺麗になってるからかしらね。汚れそうなことをする時に便利よ」


79以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/25(月) 00:27:52fI.IDO7M (1/2)

マミ「そうなの?それじゃあ私も」

杏子「あたしも変身しとくかな」

ほむら「焼き肉を食べる魔法少女。なかなかシュールな絵ね」

杏子「そんなこと気にしてたら、旨い飯は食えねーよ。いっただきまーす!」

マミ「タンも焼けたわね。いただきます」

杏子「うめぇ!!肉なのにとろける様だぜ!!ご飯くれ!!」

マミ「はい、大盛りよ。このタンも凄い美味しいわ。柔らかいのにしっかり歯応えもあって旨味がどんどん溢れ出てくるわ」

ほむら「よかったわ。これなら、ソウルジェムが自分の魂で体は脱け殻で、ソウルジェムが一定以上離れると体が動かなくなって、魔力を限界まで使うと魔女になっちゃうって説明しても、精神に影響無さそうね」

杏子「おう!そんなこと言われても大丈夫!・・・いや、大丈夫じゃねーよ!?初耳だよ!?」

マミ「あら、ほぼ思った通りだったけどこれと離れすぎると、動かなくなっちゃうのは想定外だったわね」

杏子「おいおいマミまで。知らなかったのあたしだけだったのかよ!?てか、なんでこのタイミングで言うんだよ!!」

ほむら「貴女の理解力が足りないだけよ。それに、マミはぶつかり合うことでしか受け入れて貰えないだろうけど、貴女の図太さなら美味しいご飯を食べさせて上げれば、簡単に受け入れてくれるでしょ?」

杏子「うぐぅ・・・否定したいのに、否定できないのが悔しい!!」


80以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/25(月) 01:05:30fI.IDO7M (2/2)

杏子「ふぅ・・・食った食った腹一杯だ」

マミ「ありがとうねほむらさん」

杏子「ありがとうなほむら」

ほむら「良いのよ、悪い大人達に食べられる位なら、町の平和を守ってる魔法少女に食べられる方が、牛も嬉しいはずよ」

マミ「あははは、程々にね」

杏子「良いなー。その能力あれば盗み放題、食い放題じゃん」

ほむら「流石にそんな事の為に能力は使わないわよ。武器の調達の為に致し方なく使ってるだけよ」

マミ「そうよ杏子。盗むのはいけないのよ」

杏子「分かってるよ。言ってみただけだよ」

ほむら「食べるものに困ったら、私のところに来なさい。なんなら、住んでくれても良いわよ。貴女と連絡とるの苦労しそうだし」

マミ「私もほむらさん家に泊まりたいな~」

ほむら「良いわよ。もう少し休んだら行きましょうか」


81以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/26(火) 23:31:03G9Wz4js6 (1/2)

ほむら「ここが私の家よ」

マミ「思ったより普通のアパートね」

杏子「トラップは仕掛けてないよな?地雷とか止めてくれよ」

ほむら「そんなの無いから、さっさと入りなさい」

杏子「そうだな。お邪魔するぜー、っておい!!なんだよこれ!?」

マミ「うわ、魔力の無駄使いにも程があるわね」

杏子「あぁ、真っ白な空間に妙に使いづらそうな弧を書くソファー、近代的なディスプレイ郡に極めつけは、この意味不明な振り子だよ!!なんだよこれ!?これでワルプルギスの首でも狩るの!?」

マミ「このソファー本当に絶妙に使いづらいわね。背もたれも無いし、横になろうとしても、微妙に体から逸れるし」

ほむら「あら、思ったより不評ね」

杏子「当たり前だろ!!戻せ戻せ、広いけど無機質過ぎて逆に息苦しいぜ」

ほむら「マミはどう思う?」

マミ「私も戻した方が良いと思うわ」

ほむら「そう?しょうがないわね・・・」

杏子「なんで残念そうなんだよ」


82以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/26(火) 23:52:50G9Wz4js6 (2/2)

ほむら「戻したわよ」

杏子「おう、さっきより狭いし素朴だけど良い部屋じゃねーか」

マミ「さっきは広すぎだったんだけどね。家の中でスポーツ出来そうな位だったものね」

ほむら「はいはい、お風呂入るわよ」

杏子「おっ!あたし最後で良いぞー」

マミ「私も後で良いから、ほむらさん先に入っちゃって」

ほむら「何を言ってるのかしら?」

杏子「風呂の順番だろ?家主のお前が一番風呂行ってこいよ」

ほむら「いや、全員で入れるわよ。風呂場も広げてあるし、色々とこだわってるのよ」

杏子「おおぅ、あたしは・・・」

マミ「一緒にお風呂!良いわね入りましょ!」

杏子「おい!離せ!暴走しすぎだぞ!!」

ほむら「お風呂はこっちのドアよ。そっちはトイレよ」


83以下、名無しが深夜にお送りします2019/03/28(木) 22:34:05b5VROUkM (1/1)

杏子「おぉー、まるで銭湯だな」

マミ「ジェットバスからサウナ、水風呂まで・・・本格的ね」

ほむら「お風呂とベッドはこだわってるのよ」

杏子「久々の風呂だぜ!おいおいほむら!このシャンプーとリンス高い奴だろ?使って良いのか?」

ほむら「リンス?あぁ、トリートメントの事ね。好きに使ってちょうだい」

マミ「あっ、これ本物のひのきの桶だ。無駄にこだわってるわね」

杏子「スゲー!!このシャンプー良い匂いだわ」

ほむら(杏子の髪に付着している泡がやや黒い・・・どんだけ汚いのよ)

ほむら「髪長いわね杏子。私も洗うの手伝うわよ」

杏子「いいのかほむら?じゃあ頼むよ」

ほむら「長いから何度か洗わないとね」

マミ「洗いっこ?私もまぜて!」


84以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/01(月) 21:12:2855joWGIA (1/1)

杏子「あーのぼせたー」

マミ「はしゃぎすぎよ。お風呂で平泳ぎなんてはしたないわよ」

ほむら「牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、どれを飲むかしら?」

杏子「牛乳くれー」

マミ「私はフルーツ牛乳がいいわ」

ほむら「なら、私はコーヒー牛乳ね」

杏子「ぷはー!!生き返るぜ!ところでよほむら。あのディスプレイに写ってる下半身魚の奴がワルプルギスか?」

ほむら「違うわよ。それは美樹さやかっていう現魔法少女候補が、未来で魔女になった姿よ」

マミ「あの子がこんな姿に・・・」

杏子「それじゃあこの逆さまの歯車野郎がワルプルギスか?強そうには見えないんだがな」

マミ「確かに、弱そうでは無いけど秀でた所もなさそうな見た目ね」

ほむら「資料の写真だけだと確かにそう見えるわね。でも、よく周りの風景を見てみなさい」

杏子「風景っても・・・成る程、こいつは厄介だな」

マミ「凄く巨体ね。腕を振っただけでも街に甚大な被害が出そうね」


85以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/02(火) 23:55:13yiLrjJME (1/1)

ほむら「奴自体もずば抜けて強いけど、使い魔も他の魔女と比べて遥かに強いのよ」

杏子「これが使い魔?まんま魔法少女の姿じゃねーか」

マミ「影だけど確かに魔法少女ね。個々の武器も使ってくるって厄介ね」

ほむら「単体では私達ベテラン魔法少女の相手ではないが、数が多いのがネックね」

杏子「はっきり言え。この勝負、勝機あるのか?」

ほむら「今のところは無いわね」

マミ「そう、でも逃げ出す訳にはいかないわね」

ほむら「私達が逃げたら数多くの市民の命が失われるわ」

杏子「はぁ、考えるだけ無駄だな。もう寝ようぜ」

ほむら「そうね。ワルプルギスまではまだ時間があるし、今はしっかり休んで英気を養いましょう」


86以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/03(水) 22:15:52gscOVnBU (1/1)

ほむら(そろそろ装着したグリーフシードを換えないと)

杏子「どうした?急に変身して」

ほむら「あら?まだ寝室に行ってなかったのね」

杏子「何してるのか気になってな」

ほむら「別に隠してるつもりは無かったし、たいしたことないわよ?」

杏子「手に持ってる透明のって、形的にグリーフシードだよな?」

ほむら「そうね。ソウルジェムにつけたまま能力を使うと、穢れを吸い取るだけでなく透明になってしまうの」

杏子「なんにも感じねえ。まるで空っぽの容器だな」

ほむら「原因は分からないけど、魔女が出なければ別に良いかな?って、放置してるのよ」

杏子「流石に気にした方が良いと思うぞ」

ほむら「良いのよ。こんな穢れた物が使ったら綺麗になるんだから、装着っと。ッッ!!」

杏子「おい!!大丈夫かよ!?」

ほむら「大丈夫よ。装着時に少し頭痛がするだけだから」

杏子「無理はすんなよ」

ほむら「ありがとう。それじゃあもう寝ましょう」


87以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/04(木) 22:27:478sT6IJP6 (1/1)

「・ア・ミ・・・ホム・・・アケ・・・ムラ」

ほむら(んっ・・・・呼ばれてる?)

マミ「ほむらさん!朝よ、起きなさい!」

ほむら「マ・・・ミ・・・?」

マミ「朝ごはん出来てるわよ。学校あるんだから早く顔洗ってきなさい」

ほむら「おはようマミ。朝ごはんは何?」

マミ「冷蔵庫にベーコンと卵が入ってたから、スクランブルエッグとカリカリベーコン、スープにコンスープそれとご飯よ」

ほむら「そこまで作っといて主食はご飯なの!?」

マミ「パンがあるだろうと過信してて、作り終わった後で気付いたわごめんね」

ほむら「可愛くポーズまでしてるのは癪だけど、折角作ってくれたんだし頂くわ」

マミ「私は杏子を呼んでくるから、顔洗っておいてね」


88以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/05(金) 23:08:51YxjsXTLs (1/1)

杏子「おお!久々のまともな朝飯だ!」

ほむら「お昼は冷蔵庫にあるものを好きに食べてね」

マミ「あっ、皆の分のお弁当作ってあるの。杏子のは冷蔵庫に入れてあるからね」

杏子「ありがとうなマミ」

ほむら「お弁当まで作ってくれていたのね」

マミ「お昼にあの二人も呼んでお話しでもと思ってたから、杏子もついでだしお昼忍び込んで一緒に食べる?」

ほむら「貴女ずいぶんとアクティブな考えになったのね」

杏子「学校に忍び込むのは楽しそうだな。候補の二人も見てみたいしあたしも昼に行くわ」

ほむら「ごちそうさま。そろそろ行きましょうか」

マミ「そうね。それじゃあ食器は水につけとくから後よろしくね」

杏子「おー、いってらー」


89以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/08(月) 23:03:06YnnVJKxM (1/1)

さやか「屋上に不審者がいる・・・」

杏子「来て早々喧嘩売ってるのか?」

マミ「まぁまぁ、落ち着いて。美樹さんもあまりそう言うことは、口に出しちゃいけないわよ」

さやか「ごめんなさいマミさん」

マミ「分かってくれれば良いのよ」

杏子「いや、まずあたしに謝れよ」

ほむら「アホなことやってないで、さっさとお昼ご飯食べましょう。話さなきゃいけないことも多いんだから」


90以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/09(火) 23:30:35yA50VSkc (1/1)

さやか「えっ・・・魔法少女が魔女になるって、しかもこの街に最強の魔女が来るなんて」

まどか「私が契約しても、もっと強い魔女になっちゃうなんて」

ほむら「貴女達は契約せずに、平和に暮らしてくれるだけで良いのよ」

さやか「でも・・・その話本当なの?私達を契約させたくないからついてる嘘じゃないの?」

杏子「はぁ、お前は嘘か嘘じゃないかなんてどうでも良いんだろ?自分の願いを叶えたい、好きな男の為に自分を犠牲にして戦う正義のヒロインになって、紆余曲折あってその男と結ばれたい。そんな幻想を抱えて魔法少女になろうとしてる」

ほむら「杏子、言い過ぎよ」

杏子「ほむらお前は黙ってろ」

マミ「ほむらさん、杏子に話させてあげましょ」

ほむら「マミまで・・・」

さやか「初対面のあんたに私の何が分かるって言うの!!」

ほむら(はぁ・・・マミ、騒がしくなるから時を止めるわよ)

マミ(既に全員にリボンを巻き付けてあるわ)

ほむら(はいはい、ご苦労様)

さやか「私は!!・・・って、時が止まってる?」

ほむら「貴女達、目立ちすぎよ。只でさえ侵入者を抱えてるんだから、もう少し配慮しなさい」


91以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/10(水) 22:56:33oAztusw6 (1/1)

さやか「あんた達が勝手に連れてきたんでしょ。私には関係ない」

ほむら「はいはい、悪かったわ」

杏子「悪いがほむら、もう少し時間を止めててくれ」

ほむら「私はまどかとお昼食べてるから好きにして頂戴」

まどか「良いのかなー?」

ほむら「良いのよ。それに、そろそろあいつが顔を出すでしょ」

まどか「あいつ?」

杏子「魔法少女になるってのは正義の味方になるって事じゃない、命を差し出して僅かな希望を見せられた後、それに背を向けて絶望へと歩きだす。さながらゾンビとかわらない存在だ」

ほむら「意味分からないし、私達が居るのにゾンビ扱いとはこれいかに」

杏子「うるせーなー!こう言うときの良い言い回しが思い浮かばねーんだよ!」

マミ「まぁまぁ、杏子の気持ちは伝わったわよきっと。それに、説明が得意なのが出てきたわよ」

QB「やぁ、皆集まってるんだね」


92以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/11(木) 23:21:14ZKUIMzJg (1/1)

ほむら「それで勝手に持ち出した、アレの結果は分かったのかしら?」

QB「透明なグリーフシードの事だね。色々と調べさせてもらったが、この中に魂や穢れはみられないよ」

ほむら「原因はわかったの?」

QB「ある程度は解析出来たが、解放された魂が何処に行ったのかは分からないよ」

ほむら「貴方達が処理したら、解放された魂の行き先が分かるって言い方ね」

QB「否定はしないよ」

さやか「それより、魔法少女が魔女になるって本当なの!?魂がソウルジェムになるってのも本当!?」

QB「それは事実だよ。願いを叶えるってそれだけ大変な事なんだ」

さやか「でも、そんなの酷いよ!人を騙して化け物にしてさ、何がしたいんだよ!!」

QB「別に騙してるつもりはないよ。ただ、君達が聞かなかっただけじゃないか。それに、君たち魔法少女が魔女になってくれれば、僕達の目的の宇宙の延命に繋がる、君たちは願いを叶えてもらえる。Win-Winの関係だと思わないかい?」

ほむら「等価交換にしては不釣り合いだと私は思うけどね。もう貴方の役目は終わったから消えなさい」

QB「そうかい。なら僕はここで退かせてもらうよって、体が動かない?」

ほむら「皆を不愉快にしてくれたお礼に、帰らせてあげるわ。超特急でね」


93以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/16(火) 23:17:03EgWHPKec (1/1)

ほむら「ふぅ、これでわかったでしょ?私達は嘘をついてない事が」

さやか「でも、魔女を倒し続ければ魔女にならないんでしょ?」

杏子「お前は何も知らない少女を騙して契約させて、魔女に仕立ててまで生き続けるって事だな?」

さやか「そんなことは言ってないでしょ!!」

杏子「なら、魔女が見えない一般人を使い魔に食わせて、魔女を量産でもするか?」

さやか「私は純粋に魔女が出たらってだけで、騙すつもりは無い!!」

杏子「お前は分かってないだろうが、ここの町以外は魔女の取り合いで、魔法少女同士が争ってるんだぞ。ここは偶々マミって言う誰も手を出さないようなベテランが居るから候補のお前らは生きてられるが、下手すれば願いも決められたのを言わされ契約した瞬間始末されるなんて事もあり得たんだぞ?」

ほむら「そろそろ時止めの限界よ。一旦落ち着くか話を中断しなさい。まどかとマミなんて貴女達を無視してお弁当を食べてたから、もう食べ終わりそうなのよ」

さやか「あー!!まどか!一人でさっさと食べちゃうなんてズルい!!」

まどか「あははは、話が長くなりそうだったからつい」


94以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/17(水) 21:53:582kGj1SwA (1/1)

ほむら「さやか、今日は私の家に集まるから気が向いたら来なさい」

さやか「うーん、今日は寄るところあるから少し遅れるかも」

ほむら「分かったわ。なんなら護衛に杏子つけるわよ?」

杏子「あたしがかよ!?作戦会議はどーするんだ!!」

マミ「私とほむらさんが考えておくわ」

ほむら「もし、魔女が出たら私達を呼びなさい。私の連絡先教えるから」

マミ「連絡くれたら二人で駆け付けるわ」

ほむら「貴女達に渡した銃はあくまで護身用だから、けっして無茶をしないで杏子を頼りなさい」

さやか「分かったよ。癪だけど、よろしくね杏子」

ほむら「それじゃあマミ、杏子、また放課後に」

マミ「ええ、また後で」


95以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/18(木) 23:00:50dU/fuV12 (1/1)

さやか「さてと、それじゃあ行きますか」

まどか「うん。また後でほむらちゃん」

ほむら「ええ、なんかあったら電話してね。さやかも、無茶しないようにね」

杏子「おう来たな」

マミ「それじゃあ私達はほむらさんの家に行ってるから」

杏子「おう、後で行くわ」

ほむら「マミ、私達は今日の夕飯の食材を買いにスーパーに行くわよ」

マミ「ええ、ほむらさんの盾があるから重い物も気兼ねなく買えるから嬉しいわ」

ほむら「いったい何を買い込むつもりよ」

マミ「行ってからのお楽しみよ」


96以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/24(水) 02:52:446SnmlQoE (1/1)

ほむら「この量の砂糖や小麦粉なんてはじめてみたわよ」

マミ「ほむらさんが居てくれて助かったわー。お菓子の材料を心置きなくまとめ買いできるわ」

ほむら「はぁ、杏子達は大丈夫かしら?」

マミ「杏子も居るんだし、余程の魔女じゃない限り大丈夫よ」

ほむら「そうだけど、さやか辺りがなんか問題を起こさなければ良いのだけれど」

マミ「なんかあれば電話してくるだろうし、あっ!この苺美味しそう!ケーキにのせましょ!」

ほむら「性格が最初に比べて変わってる気がするわよ貴女」

マミ「確かに、今までは独りでなんでもしなきゃって思ってたから、でも今はもう何も怖くないって感じよ」

ほむら「それは良かったわ。その苺を買ってさっさと帰りましょ」


97以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/24(水) 09:40:45EaoLtFuY (1/1)

さらりとフラグを立てていくスタイル
一回死んでるからノーカン!ノーカン!
おつおつ


98以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/26(金) 02:15:04Nh5Ue5aY (1/1)

杏子「おう、お見舞いは終わったのか?」

さやか「うん。途中で買ったCDも喜んでくれたよ」

杏子「演奏できなくなった相手に、演奏を聞かせるって皮肉にしかなってないと思ったんだが、喜ぶってそいつも結構変わってるんだな」

まどか「さやかちゃんの気持ちが伝わってるんだよきっと」

さやか「まどかも皮肉って点には否定しないの!?」

まどか「あははは・・・ってあれ?あそこにあるのって・・・」

杏子「ありゃ羽化しかけのグリーフシードじゃねーか。しかも、病院で見つかるとか最悪のパターンだ」

さやか「最悪って?そんなにヤバイの!?」

杏子「無関係の人まで結界に巻き込まれたら、いくらあたしでも勝てるかどうか・・・おい!ほむら達に電話してここに呼び出せ!!あたしは結界が開いたら巻き込まれた奴が居ないか確認してくるから、お前らは大人しくしてろ!」

まどか「今電話するね!」

さやか「私はついていくよ!!」


99以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/27(土) 03:57:209jLMFYVs (1/1)

杏子「邪魔だからくんな!!」

さやか「でも、巻き込まれた人がいたら一人じゃ大変でしょ?ほむらから武器も貰ってるし自分の身は自分で守れるよ!」

杏子「駄目だ。お前では荷が重すぎる」

さやか「なんでよ!!魔法少女じゃないけどほむらの銃だってあるし、いざとなったら契約だって出来る!私にだって助けれるよ!」

杏子「はっきりと言うが、私利私欲にまみれたお前では魔法少女になろうが死ぬぞ」

さやか「なっ!?私利私欲って私の何処にそんな所があるのよ!!」

杏子「お前が本当に気掛かりなのはあのボーヤなんだろ?正義面してるが結局はあいつを助けたいって欲だけで動いてるんだよ」

さやか「っ!?」

まどか「ほむらちゃん達は15分位でここに着くって!!」

杏子「分かった。・・・!!結界が開きやがった。まどか!!ほむら達に10分で来いって伝えとけ!!あたしは先に入ってるからお前らはここで大人しく待ってろ!!」

まどか「分かったよ!気を付けてね杏子ちゃん!」


100以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/27(土) 09:23:11PCPbWbPo (1/1)

やっぱり杏子ちゃんってかっこいいわ
おつおつ


101以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/29(月) 01:10:19KgV7g1ws (1/3)

杏子「ここがほむらの資料にあったお菓子の魔女の結界か」

杏子(ほむらの話によると、別時間軸のマミはここでやられたんだよな・・・それより、巻き込まれた奴は居なさそうだな)

杏子「この先に居るな・・・」

魔女の間に着いた杏子が見たものは、やけに脚の長い椅子とテーブルに羽化しかけのグリーフシードが不気味に輝いている。

杏子「ここまでに三分、羽化に二分程度、ほむら達がここに着くまであと五分は、あたしだけで持ち堪えなければいけないのか」

杏子の頬に冷や汗が滴る。いつも一人で戦ってはいたが、危険を感じたら迷わず逃げていたからこそ生き延びてきた。

杏子「はぁ、浮わついてたとしてもあのマミを屠っちまう実力の魔女なんていつもなら願い下げだが、あいつらと居るのは居心地が良いしやるしかねーな」

グリーフシードが鈍い輝きと共に弾け跳び魔女が生まれる。

杏子「予想より少し早かったか。まぁ、さっさと倒してあいつらを驚いた面を眺めてやるか」

人形の様な魔女が椅子に座りながら杏子を見詰めている。

杏子「よう魔女さんよ。こっちには勝手に結界に入ってきそうなバカも抱えてるんだ。恨みはねーがさっさとグリーフシードに戻って貰うぜ」


102以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/29(月) 02:05:01KgV7g1ws (2/3)

魔女は杏子を見詰めてくるだけで何もしてこない。

杏子「ちっ・・・大人しいタイプはいきなり仕掛けてくるから嫌いなんだよな」

杏子は自分の武器の槍をぐるぐる回しながら魔女と睨み合う。

魔女「ァ゛ァ゛ァ゛・・・」

魔女の口が大きく異様に開く。

杏子「来たか・・・」

人形の口が開ききったと同時に、ギザギザの歯をした本体が大きな口を開いて杏子に噛み付かんと襲いかかる。

杏子「そんな攻撃あたしに効くかよ!!」

上から来る魔女の攻撃にバックステップで避け、がら空きになった横っ腹に槍を突き刺し、更に少女がとても出せるとは思えないほどの怪力で魔女をハンマー投げの様に振り回し壁に叩きつける。

杏子「ざまぁみろってんだ!」

相当な威力があったのか、魔女は壁に身体の半分ほどめり込み隙間から見える顔も目を回している様だった。

杏子「まぁ、これで倒せてれば良いんだが・・・」

目を回している魔女が口を大きく開くと、その中から先程と全く同じ魔女が出てきて杏子にまた襲いかかる。

杏子「マトリョーシカみたいな奴だな。あと何回ぶっ叩けば倒れるか試してやるよ!この野郎が!!」


103以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/29(月) 02:36:48KgV7g1ws (3/3)

まどか「五分位は経ったけど杏子ちゃん大丈夫かな?」

さやか「まどか、あんたはあいつの事信用できる?」

まどか「信用って・・・ほむらちゃん達の仲間なんだし、口は少し悪いけど私はいい人だと思うよ」

さやか「私はそうは思わないね。中学校も行ってないみたいだし、口が悪いのも育ちが悪いからなんじゃない?」

まどか「確かに中学校は行ってないみたいだけど、口が悪いだけで育ちが悪いなんて決めつけ良くないよ!」

さやか「でも!!あんな奴に人の命を任せて良いとは私は思えない!!」

まどか「一旦落ち着こうよさやかちゃん。上條君が心配なのは分かるけど、それなら病室に確かめに行けば良いんだよ」

さやか「いいや、そんなんじゃ万が一の時に助けられない!この結界が一番の近道だよ!」

まどか「助けるなんて無理だよ!杏子ちゃんも言ってたでしょ!今の冷静さを失ったさやかちゃんじゃ魔法少女になったって誰も助けることなんて出来ないよ!」

さやか「なんであいつの肩を持つんだよ!!私はあいつが恭介を囮に使ってるんじゃないか心配だから行くったら行く!!」

まどか「やめてさやかちゃん!!後少しでほむらちゃん達も来るんだしもう少し待ってようよ!!」

さやか「そんなんじゃ遅いよ!!まどかはそこで待ってて!行ってくる!」

まどか「さやかちゃん!!・・・お願いほむらちゃん。早く来て・・・」


104以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/29(月) 02:58:181TGUUsC6 (1/1)

本当に損な役回りだよなさやかちゃん
おつ


105以下、名無しが深夜にお送りします2019/04/30(火) 02:48:349KOYQLeE (1/1)

杏子「ちっ・・・何度も切り刻んでへし折ってぼろぼろにしてるってのに、次から次へと新しい顔が出てきやがる」

お菓子に囲まれたメルヘンな空間は血と傷付いた魔女の顔で埋め尽くされていた。

杏子(やべーな、魔力の残りがすくねぇ。倒すなんて意気込んでいたがこのままを維持するのもきつそうだぞ。頼む!少しは大人しくしててくれ!)

杏子の願いとは裏腹に、魔女は杏子を食わんと攻撃の勢いを増していく。

杏子「ぐぅっっっ!!んの野郎!!」

予想外のフェイント攻撃に槍を弾かれ、今度こそ食わんと迫る歯に対して杏子は急場凌ぎの結界で防ぐ。

杏子「くそっ!!結界を齧って抉じ開けようなんて行儀の悪い奴だ!!」

それでも魔女は結界ごと杏子を食べまいと勢い良く齧りつくが、残り少ない魔力を使い結界を伸ばし魔女を外壁に押し潰す。

「キョースケー・・・・・・キョースケー・・・・・・」

杏子「やっぱり来やがったか・・・」

杏子と魔女しか居ないこの結界に第三者の声が木霊する。そしてその声は徐々に近付き、遂には魔女が居るこの場の扉が開かれる。


106以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/02(木) 02:23:04cuVlLv2Y (1/1)

さやか「なに・・・これ・・・」

さやかは確かに魔女と戦う覚悟も契約して辛い運命を背負う覚悟も全て出来ていた筈だった。

しかし、それはほむらとマミが危険を全て排除した上での知見でしかなく、一秒でも気を抜けば次の瞬間には死を迎えているこの場の状況に、先程までの勇み足も消え失せ恐怖で崩れ落ちそうな脚をほんの少しの気力でなんとか保つ事しか出来なかった。

そして、そんな格好の的を魔女が見逃すはずもなく、不気味な目がさやかを捉える。

杏子「逃げろさやか!!」

さやか「む・・・むり・・・動けない」

新たに出てきた顔がさやかに迫る。

杏子(槍を取りたいが取りに行ってたら確実にさやかは死ぬな。はぁ、覚悟決めるか!!)

杏子「させねーよ!!」

さやかと魔女の間に杏子が割り込む。

杏子「いい加減にもう止まりやがれ!!」


107以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/02(木) 17:04:29oU2QhVRs (1/1)

見てるよ


108以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/05(日) 00:37:58jxJjsECM (1/1)

既に結界を出す魔力も無い杏子は全身の魔力を両腕のみに回し魔女の顔を素手で止める。

杏子「早く逃げろ!!長くは持たねえ!!」

魔女が新たに本体を出そうとするのを片腕の魔力を脚に回し開いた口を蹴り上げ防ぐ。

さやか「ごめんなさい・・・ごめんなさい」

しかし、さやかに杏子の言葉は届いてなかった。

杏子を信用せず、自身の実力を過信し、正義という大義名分で我が儘を通した結果、信用してなかった相手に助けられた。自分が居なければ槍も取れていただろうしここまで劣勢になることは無かっただろう。

このままだとほむら達が到着する前に、杏子は魔力が尽き魔女にやられてしまう。杏子が死んでしまったらそれは私がやったのと同義だ。

さやか「杏子ごめん・・・私・・・正義なんて言いながら自己中だった・・・」

杏子「お前は間違ってねーよ」

さやか「えっ?」


109以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/07(火) 03:54:52req5b0Bk (1/3)

杏子「人ってのは元々自己中な生き物なんだ。命の危機になれば誰だって逃げる。傲りがあろうが他人の為に危険に飛び込む物好きなんてすくねぇ。それが好きな奴だろうがな。だがな、お前はたった一人の為にここまで来た!好きな奴の為に危険を省みず突き進んだ!自分の為じゃない!他人の為に動けるお前は確かに正義の心がある!!」

杏子は再び魔力を両腕に回し魔女を地面に叩きつける。

さやか「でも、私のせいで杏子がピンチに・・・」

杏子「あぁ、確かに正義の心があろうが今回の様に窮地に陥ることもあるし、そもそも何が正しいか迷う時もあるだろう。そんなときは一回深呼吸して仲間に相談しろ助けを求めろ。必ずお前の力になってくれる」

地響きが鳴り杏子の足元のお菓子の床が異様に隆起する。

杏子「だからお前は今回こう言うだけでいい。杏子、魔女を倒してってな」

地面を掘り進め足元から出てきた魔女の攻撃を両足に


110以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/07(火) 04:09:42req5b0Bk (2/3)

>>109途中送信

地面を掘り進め足元から出てきた魔女の攻撃を両足に魔力を移し、高く跳び身体をしならせ避ける。

さやか「でも、杏子にもうそんな余裕は・・・」

杏子「でもでもうるせーな!!お前はあたしの事なんか気にせずに言えば良いんだよ!!」

さやか「なっ!?あんたを心配してっ!!」

杏子「安心しな。あたしはこんな所で死なねえからよ」

さやか「っっ!!・・・・・・お願い杏子・・・あの魔女を倒して!!私や恭介、この病院の人達を助けて!!」

杏子「おうよ、任せな」


111以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/07(火) 05:21:26req5b0Bk (3/3)

杏子(さてと、見栄はって倒すって宣言しちまったがもう魔力も本格的に尽きそうだぞ。魔女になったら本末転倒だし、賭けに出るしか無いか)

杏子は急にまるで近所を散歩するかの様に自然体で歩き始める。そこには先程までの緊張感や殺気は存在しない。

魔女も突然の事に戸惑う中、杏子はどんどん歩みを進める。その先には杏子が落とした槍があった。それに気付いた魔女は杏子を噛み付かんと襲いかかる。

さやか「危ない杏子!!」

迫り来る魔女にも気を止めず歩く杏子に、さやかが警告を促すも時遅く杏子は頭を魔女に食われてしまった。

さやか「えっ!?なんで・・・?」

さやかが驚くのも無理はなかった。食われたはずの杏子が、頭が無いままで歩いていたのだから。

魔法少女はソウルジェムが無事ならほぼ不死身とは言え、頭が無くなるなど体が死を自覚するような怪我を負った場合、魔力があまり余っていても死んでしまうのが普通である。

そして、頭を食べた魔女も不思議がっていた。それは杏子が頭を失いながらも歩いているからではなく、食べた筈なのに食べた感触が無かったからだ。

その答えは歩き続ける頭の無い杏子を魔女が再び噛み付くことで露になった。

さやか「足から煙が!?いや、全てが煙に!!まさか!?」

杏子「あぁ、本当は一生使うつもりは無かったんだがな。そいつは幻覚だぜ魔女さんよ」

食べられたと思った杏子は既に槍を手にして居た。

杏子「これが最後の一撃だ。覚悟しろよ魔女!!」


112以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/07(火) 14:37:27L/EVJd7U (1/1)

杏子ちゃんかっこいい!
おつおつ


113以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/10(金) 18:13:05TwE9NQYg (1/1)

杏子と魔女は睨み合いながらも静かに佇む。回復目的でも隙を狙っているわけでもない。近いであろう決着に魔女と魔法少女の関係を越えた何かを感じていたからである。

杏子「お前に言葉が通じるか分からない。なんとなく通じあってるのもあたしの気のせいかもしれない。だから、ほぼあたしの独り言として聞いてくれ」

魔女は大人しく杏子を見つめ続ける。

杏子「もしあたしがお前に勝ったとして、グリーフシードに戻ったとして、あたしはお前をこれ以上QBの駒にされないように、宇宙の肥料にされないように、安らかに逝けるようにする事を誓う」

杏子は槍投げの構えをとる。先程の分身で魔力を消費し片腕を強化するのもギリギリの筈なのに、不思議と杏子の顔には不安も焦りも無かった。

さやか(杏子のあの慈しむ顔、まるで昔行った教会にあった像みたい)

遂に魔女が動きだす。今までとは違い一直線に杏子の元へ向かう。

杏子「だから、もうおやすみ」


114以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/13(月) 04:12:16ntwlnIYo (1/1)

ほむら「マミもうすぐ着くから戦闘の準備を」

マミ「分かったわ!ほむらさんはここまで時止めを連発してたから少し休んでて」

ほむら「えぇ、でも気を付けて。奴は別の世界の貴女を殺るほどの相手よ」

マミ「分かってるわ。あぁ、杏子が心配だわ」

ほむら「杏子は引き際を分かっているから大丈夫よ。ただ、心配なのはさやかがでしゃばらなきゃ良いけど・・・」

マミ「そうね。杏子は悪そうに見えても実はいい子だから無理しそうで・・・」

ほむら「まどかが居た!けど、案の定さやかが居ないわね」

マミ「不味いわね。能力の解除を!行ってくるわ」

ほむら「お願いマミ。まどか大丈夫?」

まどか「うひぃ!?ほむらちゃん、マミさんいつの間に!?」

ほむら「時を止めながら来たのよ」

マミ「ほむらさん!あれ見て!!」


115以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/13(月) 04:19:07UMdKXrOg (1/1)

杏子ちゃん死なないで


116以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/16(木) 02:15:53ceyRiU2g (1/2)

ほむら「結界が消えていく!杏子が倒したの!?」

マミ「杏子が倒れてる!まだ魔法少女の姿よ!」

ほむら「私は杏子の時を止めるわ!マミはグリーフシードで浄化と怪我の治療を!」

マミ「ほぼ真っ黒・・・間に合って!!」

さやか「あっ・・・その・・・」

ほむら「貴女は黙ってて!!こっちは一刻も争うのよ!!」

さやか「ご、ごめん・・・」

まどか「さやかちゃん・・・」

マミ「穢れは全てとれたはず。怪我も酷いのだけだけど、治療を施したわ」

ほむら「ありがとうマミ。それじゃあ解除するわよ」

杏子「うっ・・・マミ?ほむら?」

ほむら「大丈夫かしら?前情報あったのに無理しすぎよ」

マミ「浄化と怪我の治療はしたけど、魔力を殆ど使い果たしてたから暫くは動けないかも」

杏子「本当だ。指一本動かねーや」

ほむら「とりあえず家まで運ぶわ。貴女達もついてきて」


117以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/16(木) 02:19:38ao5Z2CCA (1/2)

生きてるって素晴らしい
おつおつ


118以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/16(木) 02:20:26ao5Z2CCA (2/2)

生きてるって素晴らしい
おつおつ


119以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/16(木) 03:14:26ceyRiU2g (2/2)

ほむら「さてと、さやか。言いたいこと分かるわよね?」

さやか「はい・・・」

ほむら「帰ってる最中に杏子からあまり叱らないでくれと言われたけど、命に関わることだから言わせて貰うわよ」

さやか「はい、お願いします」

ほむら「はぁ・・・とりあえず貴女も無事で良かったわ」

さやか「でも杏子が・・・」

ほむら「確かに貴女のせいで杏子が死にかけたわね。でも、それで杏子は貴女を責めた?」

さやか「ううん、逆に心配してくれた」

ほむら「それなら明日にでもお礼しなきゃね」

さやか「うん!」

ほむら「って事で、それは置いといて。罰として私が良いって言うまで目を開けちゃダメね」

さやか「ええっ!?」


120以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/17(金) 01:53:06EJckL4x. (1/1)

ほむら「ほら、はーやーく」

さやか「うぅ・・・優しくお願いね?」

ほむら「いくわよー。バチンっとね」

さやか「痛っ!!って、えっ!?ほ、ほむら!?」

ほむら「何かしら?デコピンが思ったより痛かった?」

さやか「確かに痛かったけど・・・って、そうじゃなくて!なんで抱き締めてるのかなーって」

ほむら「まぁまぁ、大人しく抱きつかれてなさい」

さやか「なんか気恥ずかしいなー」

ほむら「貴女も今日は大変だったわね」

さやか「あはは、でもそれは私のせいだから」

ほむら「それでもよ。貴女は間違いを犯したけど、人としては勇気のある行動だったわ」

さやか「ありがとう・・・優しいんだね」

ほむら「本当の事よ。貴女は正義感が人一倍強い。それはとても良いことよ。ただ、理想と現実が乖離してただけよ」

さやか「そっかー・・・そうだよね。私、あの魔女を見るまでは、契約したらアニメみたいな生活になるんだって信じてたもん」


121以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/18(土) 06:48:17HVXeuz1k (1/1)

愛よ!


122以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/19(日) 03:38:47zz6O7g.g (1/2)

ほむら「ふふふ、今はっきり分かったわ。貴女は絶対に契約するってね」

さやか「えっ!?いやー、怖い思いしたしそれはまだ検討中の段階でしてー」

ほむら「嘘つかなくて良いわよ。貴女はどんなに怖い思いをしようが、辛い思いをしようが、幼なじみを治す為に人の為に契約するわ」

さやか「あはは、やっぱほむらは反対だよね?今だってこんなんだし、足手まといでしか無いもんね」

ほむら「あら?もともと私は、まどかが契約しなければ何でも良いってスタンスよ?」

さやか「えー・・・きついなーほむらは」

ほむら「でもね、聞いてさやか」

さやか「なに?」

ほむら「貴女が契約して魂を抜かれてもね、本当に大切なものは貴女自身に残ってるわ。勿論、私やマミ、杏子にだって残っているのよ」

さやか「残るって身体がとか?」

ほむら「違うわ。もっと大切な、QB達ですら取れなかったもの。それは心よ」

さやか「こころ?」


123以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/19(日) 04:36:277PUI8GFc (1/1)

心か


124以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/19(日) 04:53:09zz6O7g.g (2/2)

ほむら「だからね、魂で考えちゃダメ。もともと、QBに取り出されなければ魂なんて、存在するか分からないものだったじゃない」

さやか「そうは言うけどさ。いざ目の前にこれが魂ですって出されちゃうとねー」

ほむら「分かるわ。こんなちっぽけで、叩けば砕けそうな物が私の魂なんて、信じられない気持ちと不安でいっぱいになるわよね」

さやか「私ね、怖いの。魂を抜かれてゾンビになるって考えが頭から離れないの。それで、何も知らない人達を恨みそうで、幸せそうな人達に八つ当たりしそうで・・・」

ほむら「貴女は深く考えすぎよ。魂を抜かれたからって死んだ訳じゃない。体温だってあるし、心臓だって動いてる。ほら、私の胸に耳を当てて、鼓動が聞こえるでしょ?」

さやか「うん・・・聞こえるよ」

ほむら「私達は間違いなく生きているわ。それに魂なんて電池と考えればいいのよ」

さやか「電池ってそんないい加減な・・・」

ほむら「あら?案外、的を射ていると思うのだけれど?電池が無ければ動かないロボット。魂が無ければ動かない私達。何にも変わりないじゃない」

さやか「でも、私達は考えてる。感じてる。ロボットと一緒なんかじゃない」

ほむら「そう、私達は毎日何かしらを考えるし、ほんの少しの出来事でも感じるわ。ロボットと違って心があるからね」


125以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/24(金) 02:21:02Vt5bKgo. (1/1)

ほむら「それに、貴女が一番気にしてるのはあの幼なじみと子供が出来るかじゃない?」

さやか「なっ!?何を言ってるのかな!?」

ほむら「大丈夫よ。生物としての機能は全て正常に働いているわ」

さやか「へ、へー。そうなんだ。まぁ私は!そこら辺のことは意識してなかったけどね!」

ほむら「それなら貴女が懸念していることは無くなったわね」

さやか「ありがとうね・・・」

ほむら「あら?さやかの口から二回もありがとうなんて言葉、私の聞き違いかしら?」

さやか「もー!私をからかうのはこの口かー!!」

ほむら「ふぁっふぁっふぁっ!ふひほひへふふぉふぁふぁふぅひほほ。アホさやか」

さやか「おい!アホさやかだけなんで発音が良いのよ!」

ほむら「ひーははぃ。さやバカ」

さやか「ぬぉぉおお!このモチモチ頬っぺを赤くなるまでいじり倒してやるー!!」

まどか「さやかちゃん元気になってよかったよ」

マミ「ええ、心配だったけどほむらさんが上手くやってくれて良かったわ」


126以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/24(金) 06:51:417qLvmHag (1/1)

優しい世界


127以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/28(火) 01:53:40UljuIn.c (1/4)

さやか「ふむ・・・朝の6時・・・ほむらの家、そこそこの着信履歴・・・ヤバイよこれ!」

ほむら「うるさいわね。朝ごはんなら今用意してるから、早く食べたいなら手伝いなさい」

さやか「いやいやいやいや!私、親に無断で外泊しちゃったよ!怒られちゃうよ!」

まどか「あっ、さやかちゃんおはよう」

さやか「まどか!あんたも無断外泊しちゃったんだね・・・」

まどか「えっ?私は夜に家に連絡して外泊の許可を貰ったよ?」

さやか「ノォォ・・・帰った後が恐ろしい・・・」

ほむら「はぁ、そんなのは良いから皿の一枚でも並べられないの?」

マミ「はいはい、喧嘩しないで。朝ごはん出来たから食べちゃいましょ」

さやか「いや、それどころじゃ無いんですよマミさん」

ほむら「自業自得ね」

マミ「こーら、あまりいじめないの。それに、連絡ならほむらさんが対応したから、大丈夫なはずよ?」

さやか「マジで!?ほむらを私の愛人に迎い入れてあげるよ!」

ほむら「結構よ」


128以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/28(火) 02:03:15UljuIn.c (2/4)

杏子「んっ・・・うるせーな」

ほむら「あら?もう動いて大丈夫?」

杏子「あぁ、若干の筋肉痛と細かい傷はあるが、調子は中々良いぜ。ありがとうなマミ、ほむら」

マミ「良かったわ。一応今日は安静にしててね。後、これ」

杏子「グリーフシード?昨日の奴のか?」

ほむら「ええ、貴女一人で倒したからね。それは貴女のものよ」

杏子「そうか、そう言えばこいつに約束したことがあるんだった」

ほむら「約束?」

杏子「ほむら、この前透明のグリーフシードをQBに見せただろ?」

ほむら「魂が完全に抜けた奴ね」

杏子「あれのやり方をあたしにも教えてくれよ」


129以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/28(火) 02:34:20UljuIn.c (3/4)

ほむら「良いけど、なんでまた?」

杏子「あたしが勝手に誓った事なんだけどさ。これ以上QBに利用されるのは可哀想だから、あたしの手でその呪縛から解き放つって約束しちまったんだよ」

マミ「やっぱり優しいのね杏子は」

ほむら「別に教えても良いけど、この方法は元々が魔力増幅の為に編み出した結果っであって、魔女の魂を解放する効果があるかは分からないわよ?」

杏子「かまわない。それに、なんとなく分かるんだ。ちゃんと魔女の魂は解放されてるってな」

ほむら「分かったわ。そんなに説明に手間は掛からないし、朝ごはん食べてからにしましょう」

さやか「あっ・・・杏子・・・」

杏子「おう、大丈夫だったか?」

さやか「うん・・・ごめんなさい。私が杏子を信用しなかったから、杏子を危険な目にあわせちゃった」

杏子「そんなの気にしてねーよ。それより、なんか吹っ切れた面してるが決めたんだな?」

さやか「うん」

杏子「はぁ、本当は反対だが、近接特化はあたししか居ないからな」

さやか「ありがとうね杏子」


130以下、名無しが深夜にお送りします2019/05/28(火) 02:48:53UljuIn.c (4/4)

ほむら「食べ終わったことだし、手短に説明するわ」

杏子「頼むよ」

マミ「少し楽しみね」

ほむら「ソウルジェムにグリーフシードをずっとくっ付けてる」

杏子「ふむ・・・で?」

ほむら「それで終わりよ?」

杏子「へっ?・・・いや、くっ付けて何すれば良いんだよ!」

ほむら「何すればと言われても、ほらこれ」

杏子「うおっ!?急に変身すんなよ!」

マミ「あら、本当にただくっ付けてあるだけね」

杏子「なんか拍子抜けだわ」


131以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/01(土) 02:30:10B2qyLQyY (1/2)

マミ「ふむ・・・成る程」

杏子「どうした?マミ」

マミ「いやね、これ手を動かすのとかに邪魔になってないかな?って」

ほむら「確かに銃を取るときに、少し手をずらす必要があるけど・・・」

マミ「そうよね!邪魔よね!」

ほむら「いや、そんなに言うほど邪魔じゃ・・・」

杏子(あっ・・・このマミはやべぇやつだ)

さやか(マミさん、すごくいきいきしてるなー)

マミ「そこでね、私がいい方法を思い付いたの!」

ほむら「いい方法って?」

マミ「これを外して、私のリボンをほむらさんの左手にくるくるっとね!」

ほむら「えっと・・・このリボンはなに?」


132以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/01(土) 03:03:01B2qyLQyY (2/2)

マミ「そのリボンに魔力を込めてみて?」

ほむら「分かったわ」

さやか「おお!眩い光が!?」

杏子「収まってきたな」

ほむら「指ぬきグローブ?」

マミ「ええ!手の甲に丸く穴が空いてるでしょ?そこにグリーフシードを近づけてみて」

ほむら「なんか分からないけど・・・おぉっ!?」

マミ「ちゃんと丸く出来たわね」

ほむら「いや、このソウルジェムを覆う半分に切った黒い水晶はなに?」

マミ「それはソウルジェムを守るプロテクター化した、残量が分かるグリーフシードよ!!」

ほむら「はぁ、確かにプロテクターは便利だけど、何故に指ぬきグローブ?」

マミ「銃には指ぬきグローブよ!!ロマンよ!!」

ほむら「ロマンか知らないけど、軍とかで使われてるグローブは、人差し指以外にプロテクターが付いた普通のグローブよ」

マミ「えっ!?」


133以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/01(土) 07:58:59SlqGhRmk (1/1)

マミさんを苛めるな!


134以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/05(水) 00:40:44erJOn3gk (1/1)

マミ「気を取り直して、杏子にも作ろうと思うんだけどどんな形が良いかしら?」

杏子「そうだな・・・それじゃあ十字架にしてくれないか」

ほむら「杏子それは・・・」

マミ「本当にいいのね?」

杏子「それで頼む」

マミ「はい、形は作ったから魔力を込めて」

杏子「よっ・・・と」

ほむら「真ん中にグリーフシードを入れる穴が、空いてる以外はシンプルな十字架ね」

マミ「凝っても良かったんだけど、神聖な物だしシンプルなのが良いかなって」

杏子「気に入ったよ。ありがとうなマミ」

マミ「チェーンも付いてるから、日常ではアクセとして、戦闘時には胸のソウルジェムにくっついて、魔力供給とプロテクターの役割を担ってくれるわ」


135以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/05(水) 01:30:27Mkprg0Ec (1/1)

マミさんってやっぱりたよりになるわ


136以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/13(木) 03:45:43j4kS.4zI (1/1)

マミ「私のもぱぱっと、完成!髪飾りをちょっと細工するだけだったから楽ね」

杏子「おっ、なかなか似合うじゃねーかマミ」

ほむら「ええ、マミらしくて可愛いわよ」

マミ「そんなに誉められると照れるわねー」

ほむら(確かさやかって、変身したらソウルジェムお腹に装着されるんだったわよね?なら、それっぽく変身ベルトとかかな?)

まどか「そろそろ出ないと、学校に遅れちゃうよ?」

ほむら「そうね。杏子、お昼にまた同じところに集合ね」

杏子「おうよー。片付けは任せとけー」

マミ「それじゃあお願いね?」

杏子「はいはい。ってさやか、お前まだ落ち込んでるんだろ」

さやか「うぇっ!?だ、大丈夫だよ私は!」

マミ「何時でも相談に乗るからね?」


137以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/14(金) 03:57:51ZtWYxNwo (1/1)

さやか「って事で、お願いします!!」

ほむら「いや、って事でってなんの事よ」

さやか「ほら、朝に相談に乗ってくれるって言ってたでしょ?」

杏子「相談に乗るとは言ったが、まさかその日の昼に来るとは思わないだろ」

マミ「まぁまぁ、取り敢えず話を聞いてみましょう?」

まどか「何があったの?さやかちゃん」

さやか「実はね、今日もお見舞いに行こうと思ってるんだけど、毎回クラシックのCDじゃ飽きちゃわないかなって。なんか良いお見舞い品は無いかな?」

杏子「お前、そもそもCDが駄目だろ。そいつ左手を怪我してて、バイオリンの演奏が出来ないんだろ?嫌味でしかないだろCDなんて」

ほむら「さやかのデリカシーの無さは置いといて、好感度もアップさせたいのなら手作りのお菓子とか良いんじゃない?」

マミ「それいいじゃない!私も手伝うわよ!」

さやか「今日持っていきたいんで、放課後にお願いします」

ほむら「本当に急すぎるわね。材料はある程度は盾に入ってるし、後は調理室を借りるだけね」

マミ「それは任せといて!友達が調理部だから事情を話せば使わせてくれると思うわ!」

ほむら「頼んだわマミ。それじゃあ放課後、調理室に集合ね」


138以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/14(金) 07:16:56YkbOHxt6 (1/1)

手際がよくて素晴らしいな
おつおつ


139以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 00:00:33l/P1oynI (1/7)

マミ「美樹さん。お菓子はしっかり計量して、時間を守ればほとんど失敗すること無いからね」

さやか「ぉぉぉ、なんだこの量のバターはこれ全部使うの?」

まどか「小麦粉ふるいにかけたよさやかちゃん!」

ほむら「このアーモンドパウダー入れると美味しくなるわよ」

マミ「いいわねそれ!私にも少し頂戴?」

ほむら「はいはい、沢山あるから使って良いわよ」

マミ「ありがとうね!美味しいの作っちゃうから期待しててね!」

ほむら「はぁ、やけに乗り気だと思ったら、自分も作りたかったからなのね」

さやか「でもマミさん。自分のを作りながら私にも教えてくれてるんだから凄いよね」

まどか「私とさやかちゃんの二人掛かりで、簡単なクッキーを作ってるのに対して、マミさんは難しそうなマーブルカップケーキだもんね。しかも、私達より早いし憧れちゃうなー」

さやか「ほむらはなに作ってるの?」

ほむら「私?私はシフォンケーキよ。マミは調理室のこの一角を貸してくれたお礼として、一人一人に渡せるようにカップケーキを作っているから、今作ってるこれは私達用に作っているのよ」

さやか「失礼な話だけどさ、あんたってお菓子作れたんだね」

ほむら「分量と時間さえ間違えなければ良いのだから、爆弾作りしてた私にはお手の物よ。失敗して死ぬことも無いしね」


140以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 00:20:56l/P1oynI (2/7)

さやか「出来たー!!」

まどか「やったね!さやかちゃん!」

マミ「出来たのね!あら、凄く上手に出来たじゃない!」

さやか「うおっ!?大量のカップケーキ!いったい何個作ったんですか?」

マミ「調理部の子達の分と、私達の分で二十数個かな?まだ余りそうだからお見舞い用に持ってく?」

さやか「良いんですか!?恭介も喜びます!」

ほむら「あら?すごい量のカップケーキねマミ」

マミ「ほむらさんも出来たのね!美味しそうで食べるのが楽しみね」

まどか「ほむらちゃん何でもできて凄いよ!」

さやか「これなら、将来私の嫁として迎え入れてあげても良いよ!」

ほむら「はいはい、雑談も良いけどそろそろラッピングしないと、面会時間に間に合わなくなるわよ?」

さやか「本当だ!?急がないと!!」


141以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 00:27:21OM3ZeWI. (1/1)

おつおつ


142以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 00:58:01l/P1oynI (3/7)

さやか「それじゃあ、私は病院に行くね!」

ほむら「待ちなさい。シフォンケーキあなた達の分、二人で一緒に食べなさい」

さやか「おお!ありがとうほむら!大切に食べるよ!」

ほむら「はい、まどか。大きめに切っといたから家族で食べて?」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

ほむら「二人とも何かあったらすぐに電話するのよ」

さやか「ありがとうね。また明日ねー!」

ほむら「ええ、また明日」

まどか「ほむらちゃん、マミさん。私も帰りますね」

マミ「鹿目さんも気を付けて帰ってね」

ほむら「バイバイまどか」


143以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 01:11:51l/P1oynI (4/7)

さやか「恭介?また来ちゃった」

恭介「さやかじゃないか、今日も来てくれたんだね」

さやか「恭介が心配だから。後、謝りたい事もあったから」

恭介「謝りたい事って?」

さやか「私さ、今まで良かれと思ってクラシックのCDを持ってきてたけど、それが逆に恭介の負担になってたのかなって思ってさ」

恭介「あぁ、その事か。確かに少し心苦しかったけど、さやかが来てくれたことが嬉しかったからそんなに負担になってないよ」

さやか「そうだったんだ。ごめんね今まで気を使わせちゃって」

恭介「いや、いいんだ。それに、今日先生に言われたんだ。君の左手はもう治らないって」

さやか「そんなっ!恭介、辛かったら私を頼って!何でもするから!」

恭介「・・・それじゃあこっちに来てくれないか?」


144以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 01:26:21l/P1oynI (5/7)

さやか「来たよ?」

恭介「もうちょっと近くに」

さやか「こっ・・・このぐらい?」

恭介「うん」

さやか「ひゃっ!?きょっ恭介!?」

恭介「ごめんねさやか。急に抱き締めちゃって。でも、こうしてないと、寂しくてどうにかなっちゃいそうで」

さやか「恭介・・・大丈夫。私が何時でも胸を貸すから!あっ!へ、変な意味じゃ無いんだからね!」

恭介「ふふ、ありがとうさやか」

さやか「大丈夫。大丈夫だから。私がついてるから」

恭介「うん・・・」

さやか「あっ!今日、実はお菓子を作ってきたんだけど食べてくれる?」

恭介「本当かい?楽しみだな」

さやか「じゃじゃーん!私からはクッキー!」

恭介「美味しそうだね。さやかがお菓子作り出来るなんて知らなかったよ」

さやか「先輩や転校生から教わりながら作りました」


145以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 01:40:15l/P1oynI (6/7)

さやか「あっ!先輩からはカップケーキ、転校生からはシフォンケーキを貰ったよ!」

恭介「さやかは色んな子と仲良くなれて凄いね」

さやか「偶々だよ。それよりクッキー食べてみて!ほら、あーん」

恭介「ちょっと恥ずかしいな・・・あーん」

さやか「どう?美味しい?」

恭介「凄く美味しいよ!アーモンドの風味が効いてて、まるでお店みたいな味だよ!」

さやか(ありがとうほむら!)

恭介「もっと食べたいんだけど・・・良いかな?」

さやか「あっ!うん!はい、あーん」

恭介(あーんじゃなくてもいいんだけど・・・まぁいっか)

恭介「あーん」

さやか「次はカップケーキ食べてみる?お菓子作りの得意な先輩が作った奴だから、凄く美味しいと思うよ!」

恭介「これも凄く美味しい!」

さやか「最後は転校生が作ったシフォンケーキ!」

恭介「凄い、完璧って言葉が似合いそうなシフォンケーキだ・・・」


146以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/18(火) 01:56:31l/P1oynI (7/7)

さやか「いっぱい食べたね。どれが一番美味しかった?」

恭介「うーん。あえて一番美味しかったのをあげるならカップケーキかな?シフォンケーキと僅差だったけど」

さやか「そうなんだ。やっぱりあの二人には敵わないなー」

恭介「でも、また食べたいなって思ったのはさやかのクッキーだよ」

さやか「またまたー!お世辞なんていいから!」

恭介「いや、本当だよ。味は他のに比べたら目立つところは無かったけど、他には無い暖かさを感じたんだ」

さやか「そんなに言うなら、また作ってあげる」

恭介「ありがとう、さやか」

さやか「少しは元気になれた?」

恭介「ああ、さやかのおかげだ。そうだ、左手を触ってくれないか?」

さやか「良いけど怪我とかは大丈夫?」

恭介「左手は外傷の方は大丈夫だよ。お願いできる?」

さやか「うん、分かった。触るね」


147以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/19(水) 10:15:23gIIWDhKU (1/1)

さやかちゃんが乙女やってる!かわいい!
レス中に書き込んですまなんだ
おつ


148以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/24(月) 02:39:34M.5ZL/pM (1/2)

恭介「僕の手には感覚が無い。もう繊細な動きは出来ない。でも・・・」

さやか「恭介?」

恭介「それでも、感覚が無い手でも、さやかの手を握り締めることは出来る」

さやか「急にどうしたの?」

恭介「さやか、なにか無茶な事をしようとしてるだろ?」

さやか「な!何の事かなー」

恭介「幼なじみだから分かるんだ。さやかが何か無茶をする時は、決まってその瞳に強い意思を宿しているんだ」

さやか「えっ!?私そんな目してた!?」

恭介「うん。特に僕の手を握ってもらった時にね」

さやか「ふぇ!?そうだったんだ」

恭介「左手の感覚が無くなってとても落ち込んだよ。さやかが来てくれるまでは、色んな感情が渦巻いて何も考えられなかった位だったしね。治る方法があるなら何でもやるつもりだ。でもね、僕はさやかを犠牲にしてまで治したいとは思わない!」

さやか「どうして!?バイオリンが大切じゃ無かったの!?」


149以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/24(月) 03:55:35M.5ZL/pM (2/2)

恭介「確かにバイオリンは大切さ!でも、さやかがそのせいで危険な目に遭うなら、こんな手はいらない!」

さやか「急に引っ張られると、ひゃっ!?」

恭介「さやかが僕の為に無茶をするのをやめるって言うまで、僕はさやかを離さないよ!」

さやか「きょ、恭介!?急に抱きつかれるのは恥ずかしいよ」

恭介「僕だって今さら恥ずかしくなってきたよ。でも、絶対にやめるって言うまでは離さないから。言わなかったら今日ここでこのまま寝泊まりする事を覚悟しとくんだね」

さやか「寝泊まり!?このまま!?」

さやか(言うつもりは無かったけど、えへへ・・・幸せ)

さやか「って!ダメダメダメ!聞いてよ恭介!」

恭介「どうしたんだいさやか」

さやか「確かに危険だし、恭介にどんなことをするのか話せないけど、それでも私を信用して欲しいの」

恭介「そんなの無理だよ。医師すら見放したのにさやかは何をする気なの?」

さやか「あんまり詳しくは言えないけど、恭介に知っておいて欲しいの。奇跡も魔法もあるんだよってね。んっ!」

恭介「んっ!?・・・・・・さやかっ!?今のキ・・・キスはっ!?」

さやか「とっておきのおまじない!手も離れたしそれじゃあまた明日ね!」


150以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/24(月) 21:43:2713NhPsho (1/1)

契約する運命は変えられないのか


151以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/25(火) 03:14:07.WuNZgrc (1/2)

知久「まどか、少しお願いできるかな?」

まどか「どうしたの?パパ」

知久「実は卵を買い忘れちゃってね。料理の途中だし、タツヤも見てないといけないしまどかが買ってきてくれると嬉しいな」

まどか「うん。いいよ!他に何か買うのある?」

知久「そうだね・・・お使いのお礼に好きなお菓子を、二つ買ってきて良いよ」

まどか「二つも!?ありがとうパパ!」

知久「はいはい、それじゃあお願いね」

まどか「はーい!行ってきまーす!」

知久「まどかー!お金忘れてるよー!」

まどか「あっ!忘れてた!えへへ、今度こそ行ってきまーす」

知久「行ってらっしゃい、まどか」


152以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/25(火) 04:00:55.WuNZgrc (2/2)

まどか「卵と皆で食べれるお菓子も買えたし、早く帰らないと。あれ?仁美ちゃんだ。仁美ちゃーん!」

仁美「・・・・・・・・・・・・」

まどか「あれ?聞こえなかったのかな?待ってよー仁美ちゃん!」

仁美「あら、鹿目さん御機嫌よう」

まどか「こんな時間に会えるなんて珍しいね。今日、お稽古はお休み?」

仁美「ああそうだ、鹿目さんもぜひご一緒に。ええ、そうですわ、それが素晴らしいです」

まどか「どこ行くの?そっちにお店は無かった気がするけど」

仁美「・・・・・・・・・」

まどか(どうしたんだろ仁美ちゃん・・・あれ?仁美ちゃんの首に何か模様が・・・魔女の口付け!?ほむらちゃん達に連絡しないと!!)

仁美「あら?鹿目さん?何処に連絡するつもりかしら?」

まどか「えっ!?えっとね、パパに少し遅くなるって連絡しようと思って」

仁美「そうですね。家族への連絡は重要ですものね」

まどか「うん。ちょっとごめんね?」

まどか(お願い!早く来てほむらちゃん!)


153以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/26(水) 03:13:04ge/YOZOg (1/1)

ほむら「まどかからヘルプのメール・・・場所はあの廃工場ね」

ほむら(マミ!杏子!聞こえてる?聞こえたら返事して!)

ほむら「・・・テレパシーが通じてないわね。仕方ない、メールだけして私は向かいましょう」

ほむら(そういえば、廃工場に現れる魔女は契約したてのさやかに倒される事が多いから、実は一度も戦ったこと無いのよね)

ほむら「!電話、マミからね。もしもしマミ!」

マミ「もしもしほむらさん!今、使い魔を追っててそちらには行けそうに無いわ!杏子とはテレパシーがなんとか繋がったけど、風見野周辺まで出向いてるそうだから、杏子も多分無理だと思うわ。ごめんなさい」

ほむら「良いのよマミ。確実な策を取りたかっただけで、今回の魔女はそこまで強くない事は分かってるの」

マミ「どんな魔女なの?」

ほむら「実は私もよく知らないのだけれど、過去の時間軸では契約したてのさやかに倒されてるから、強さはそうでも無いはず。ただ・・・」

マミ「その魔女はもしかしたら、戦闘系では無い何か特殊な能力を持ってる可能性が高いわね」

ほむら「ええ。さやかが倒せたのだから、結界に入って即発動のタイプだとは思えないし、早めにケリをつける事にするわ」

マミ「気を付けてね。私の方は使い魔だけだろうから、さっさと終わらせてそちらに向かうわ」

ほむら「ありがとうマミ。目的地に着いたから今から侵入するわ」


154以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/27(木) 02:36:28a1tEUvrc (1/2)

ほむら「時よ止まれ」

ほむらが時の止まった廃工場に足を踏み入れると、窓に放り出されガラスを割った状態で静止している液体の入ったバケツに、それを放り出したであろう姿のまどか。そして、その後ろには恐ろしい表情の仁美と一般人が多数。

ほむら「頑張ったのね。まどか」

ほむらがまどかに触れると、色褪せた空間にまどかの色が戻り動き始める。

まどか「こんなのー!!・・・ってあれ!?ほむらちゃん!?」

ほむら「遅れてごめんなさい、まどか。一人でよく皆を守ったわ」

まどか「ううん。ほむらちゃんが来てくれるって信じてたから!」

気丈に振る舞うまどかであったが、握った手は微かに震えていた。

ほむら「安心して、私がついてるから」

ほむらが震える手を優しく包み込む様に握る。

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

ほむら「安全な所まで案内するわ」


155以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/27(木) 03:17:34a1tEUvrc (2/2)

ほむら「まどかはここに居て。私は魔女を倒してくるから」

廃工場から少し離れた空き地に二人は移動していた。

まどか「気を付けてね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ。さっさと始末してくるわね。それじゃあ手を離すわ」

まどか「うん。頑張ってね」

ゆっくりと手が離れ、完全に離れた頃にはまどかは色を失い動きを止める。

ほむら「魔女の反応は小部屋ね」

再び廃工場に戻ったほむらは、工場の片隅に存在する部屋に入る。

ほむら「反応があるのに姿が見えない。少し危険だけど解除するしか無いわね」

盾の駆動音と共に世界に色が戻り時が動き始める。

ガラスの割れる音と多数の罵声と、慌ただしい音とは別に不思議な音を奏でながら、天使の様な使い魔が姿を現す。

ほむら「使い魔!!それにここは魔女の結界ね!」

まるで水中に作られたガラスのドームの結界に天使の使い魔は優雅に飛び交い、その奥から黒い人の形をした魔女が現れ、何かを喋ろうと口を開く。

魔女「暁美ほむら、武器を納めて私の話を聞いて。私の名前はホムリリィ。私は貴女よ」


156以下、名無しが深夜にお送りします2019/06/29(土) 04:18:58leL16Nnw (1/1)

ほむら「貴女が私?魔女にしては喋る知能があるようだけど、嘘をつくならもっとましな嘘をつきなさい」

盾から拳銃を取り出し、人であれば急所である胸と頭を即座に撃ち抜くが、魔女は何事も無かったかの様にほむらに近付く。

ほむら「効いてない?本体は別に居るのね」

魔女「確かにこの結界の魔女は他に居るわ。私は彼女の能力を利用して、貴女に伝えに来たの」

ほむら「残念だけど、聞いてあげる暇は無いわ。さようなら喋る魔女さん」

時が止まり灰色の世界が広がる。結界内を見渡すと使い魔の中心にブラウン管のテレビが不自然に浮かんでいる。

ほむら「あれが魔女ね。幻覚で惑わせて疲れさせて使い魔で収穫ってところかしら?悪趣味な魔女ね」

狙撃銃を取り出し、照準をあわせていると突如目の前が暗くなる。

魔女「止まった時の中なら暇はあるわよね?」

ほむら「!!!どこも触れられてない。時も止まってる。考えられるとしたら精神汚染による幻覚か、同じ能力の持ち主・・・」

構えていた狙撃銃を放り投げ、黒い人影の魔女に新たに取り出した拳銃を向ける。

魔女「長くは語らないからそのままで良いから聞いて。貴女の能力にはまださきがある」

ほむら「私の能力のさき・・・?」


157以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/06(土) 02:41:59GTMH9flg (1/3)

魔女「やり直す能力が本来の貴女の能力。時を止めるのはその能力の副産物でしか無いわ。ただ、貴女は偶然にも魔女の私の能力である、時を飛ばす能力を不完全な形で受け継いでしまったの」

ほむら「つまり私は魔法少女でありながら、魔女の成り損ないに落ちぶれたって事かしら?」

魔女「そんなに悲観する事も無いわ。魔法少女として、二つの能力を持ってるのは強みになるわよ。それに、能力を正確に伝えられる事が出来れば、貴女にとってとてつもない切り札になるわ」

ほむら「切り札・・・ね。いいわ。少しでも力が手に入るなら、魔女だろうが全てを受け入れてやろうじゃない!」

魔女「さすが私ね。それじゃあ左腕を借りるわよ?」

人影がほむらの後ろに回り込み、左腕を被さるように添えると影が腕に飲み込まれて行き、指先から白骨化する。

ほむら「!!・・・これが私の魔女の姿」

服で隠れてはいるが、影と重なった左腕は全て肉が無くなり骨だけになっていた。

魔女「この状態なら半径十メートル程度なら、何人でも相手の動きを止められるわ。完全に魔女になったら、結界にいる人間全員を止めることだって出来ると思うわよ」

ほむら「でも、骨だけだと反動が少ない拳銃を撃つのにやっとって感じね。正直、私の能力があれば十分だと思うわ」

魔女「確かに、体は貴女ベースだから魔力で動かさなきゃいけないし、強度も人間と差ほど変わらない。ただ、貴女と私、両方の魔法を組み合わせれば、腕一本無駄にてもお釣りの来るぐらい強い能力が出来るわよ」

ほむら「ご託はは良いから、早くその能力を教えなさい!!」


158以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/06(土) 02:45:46GTMH9flg (2/3)

ほむら「ご託はは良いから、早くその能力を教えなさい!!」→×

ほむら「御託はいいから、早くその能力を教えなさい!!」→○


159以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/06(土) 03:31:29GTMH9flg (3/3)

魔女「焦らないの。この能力はハイリスクハイリターンだから、使い処を間違うと即あの世行きよ」

ほむら「本当に使えるんでしょうね?その能力」

魔女「威力は保証するわ」

ほむら「早く説明しなさい」

魔女「今の私達の能力は、一の威力の攻撃を隙間なく絶え間なくやってるに過ぎない。マミや杏子みたく、一の威力を五や十に増幅させる事が私達には出来ない。貴女も分かるでしょ?一の威力の攻撃が何万とあってもワルプルギスには勝てないって」

ほむら「分かるけど、私の武器は近代兵器だから、魔法少女の武器みたく威力を何倍にも増幅できないわよ」

魔女「そこで私達の魔法よ。時を止めると飛ばす、両方を同時に使うことによって、攻撃が来るまでは二種の魔法で敵が止まり、攻撃の瞬間だけ貴女の魔法が解除、私の魔法がダメージを蓄積、それによって一の攻撃を十回ではなく、十の攻撃を一回に変化させることが出来るわ」

ほむら「それが本当に実現すれば強いのだけれど、以前に私はマミに対して止まった空間で貴女の能力を使ったけど、貴女の理論の様な現象は起こらなかったわよ。その時の魔法は不完全とはいえ、能力としては変わり無い筈よ」

魔女「ハイリスクと言われる所以は其処にあるの」

ほむら「ハイリスク・・・・・・まさか!?」

魔女「貴女も分かったようね。この魔法は一つの物体にしか効果は発揮されない。魔法を使ってる間は、時止めも飛ばす事も出来ない。完全無防備状態になるの」


160以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/06(土) 10:42:25HdgAlaSo (1/1)

きたいしかねえ!


161以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/13(土) 23:14:465RS8zyJ2 (1/1)

ほむら「リスクも分かったわ。ところで、この能力は一回の戦闘に、何回使う事が出来るのかしら?」

魔女「推奨は一戦闘一回だけど、無理をすれば二回出来ることも不可能では無いわ。ただ、かなり強力な能力だから相当の代償が貴女にふりかかるわ」

ほむら「代償・・・ね。とにかく今から実際に使ってみて、この能力がどの程度の威力になるか試してみたいわ」

魔女「そうね。ここの魔女に試しましょう」

ほむら「今の内に使い魔は片付けるわ」

手に持っていた拳銃を数発撃ち込む。放たれた弾丸は目標を貫くことはなく、その手前で動きを止める。

魔女「凄い精度ね。全弾使い魔の眉間の手前で止まってる」

ほむら「魔法少女の身体能力なら造作もないわ」

盾の駆動音と共に世界が色づき時が動き始める。使い魔は急に現れた弾丸に為す術もなく貫かれ墜ちる。

魔女「これで、あの魔女を守る使い魔は居なくなったわね」

ほむら「試させて貰うわよ。新たな能力」


162以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/15(月) 01:15:43odXKCoWo (1/2)

魔女「左手を対象に向けて!左腕が魔女の腕の状態なら、時止めが新しい能力に自動で変わるわ!」

ほむら「成る程ね。よく狙ってっと、止まれ!!」

盾を起動させるとブラウン管のテレビの形をした魔女だけが色を失い動きを止める。

ほむら「成功したのかしら?」

魔女「成功よ。試しに撃ってみなさい」

ほむらは試しに拳銃で目標を撃ってみるが、当たる寸前に弾が不愉快な音と共に消し飛んだ。

ほむら「はぁ?今のは!?まさか魔女の能力!?」

魔女「違うわ。当てた所をしっかりと見て」

ほむら「当てた所をって・・・あれはヒビ?」

良く見てみると、当たったであろう所から僅かに白いヒビが延びていた。

魔女「撃ち続けなさい。今に分かるから」

疑問が湧き出るが一先ず魔女の言うことを信じ、盾から新たな銃器を取り出し撃ち込んでいく。すると、白いヒビが魔女の体を這うように広がり、白から黄色に色が変わりそれでも尚撃ち続けると、ヒビは魔女全体を覆いヒビの色も黄色から赤に変化した。

魔女「この状態こそが一の攻撃を十にまで膨れ上がらせた証し。赤いヒビが全身に回ったらその者はほぼ確実に死に至るわ」

ほむら「これが新たな力・・・」


163以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/15(月) 02:59:03odXKCoWo (2/2)

魔女「さあ、解除してみなさい」

ほむら「そういえば、解除して魔女を倒したら貴女はどうなるの?消えてしまうの?」

魔女「確かに姿を保てなくはなるが、喋ることは可能よ。但し、喋るのにも魔力を少しだけど消費してしまうから、毎日の様にお喋りは出来ないけどね」

ほむら「それを聞いて安心したわ。貴女にはまだ、聞きたいことが山ほどあるもの」

魔女「貴女と私は何時でも一緒よ。私は貴女ですもの」

ほむら「ええ、それじゃあ解除するわね」

ほむらが盾に触れた瞬間、横から青い閃光が通り過ぎる。

さやか「真打!魔法少女さやかちゃん登場!!悪い魔女は私が成敗しちゃうよ!!」

ほむら「あっ・・・」

さやかが突如魔法少女姿で現れ、物凄い速さで魔女との距離を詰める。奇しくもそれはほむらの能力の解除と同じタイミングであった。

さやか「くらえ!!さやかちゃんスラーシュぅぅぁああああああ!!」

さやかが剣を振り上げた瞬間、能力解除された魔女が受けていたダメージが衝撃となり、一気に開放された事による爆発に巻き込まれてしまった。

ほむら「さやかぁぁあああああ!!」


164以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/16(火) 02:34:004nbIaGJI (1/1)

さやかちゃんはさやかちゃんだな!


165以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/23(火) 03:27:28Eot.9Ij. (1/2)

さやか「うぉおお!!ここはどこ!?私は可愛いさやかちゃん!!」

ほむら「うるさいわね。ここは私の家よ」

さやか「あいたた、そう言えば魔女を斬りかかろうとしたら爆発したんだっけ?」

杏子「お前も災難だったな。ほむらの攻撃に巻き込まれて」

さやか「あれほむらの攻撃だったの!?」

ほむら「ちっ!!言わなければバレなかったのに」

さやか「うぉぉい!!初戦から死ぬかと思ったんだよ!?」

ほむら「考え無しに突っ込むからよ」

マミ「あら?でも、一番心配してたのはほむらさんじゃなかった?」

さやか「えっ?マジ?」

杏子「ああ、私達が現場に着くまでの間、苦手な回復魔法を魔力を気にせず惜し気もなく使ってたもんな」

マミ「私が回復魔法使ってほぼ治してからも、ずっと側に居たのよ」

杏子「そのせいであたしは、工場にいる奴等の後処理をしたり、まどかを家まで送ったりで疲れちまったよ」

さやか「ほむらあんた・・・」

ほむら「そんな生暖かい目で私を見ないで!」


166以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/23(火) 04:28:54Eot.9Ij. (2/2)

杏子「しかしまぁ、ほむらの新しい能力ねぇ。能力ってそんなにぽんぽん出来るもんなのか?」

マミ「能力の応用の範疇を超えてるわよね」

ほむら「魔女の力を借りた、反則技みたいなものね」

さやか「間近で受けた私が威力は保証するよ」

ほむら「貴女はさっさと自分の魔法で傷を治しなさい」

さやか「こうかな?おお!凄い!完全に回復した!」

杏子「はぁ、さやかも魔法少女になったんだな」

ほむら「何時もの事だけど、契約は突然なのよね」

マミ「後悔してない?」

さやか「私は迷いも後悔も無いよ!」

杏子「なら明日はさやかの特訓だな。ワルプルギスが来るまでに一人前の魔法少女に仕立て上げてやるよ」

ほむら「ワルプルギスまで時間が無いから、スパルタになるけど覚悟しとくのね」

マミ「なるべく怪我しないように注意するけど、本当に時間が無いから頑張ってね」

さやか「あれ?ちょっと契約したの後悔してきたぞ?」


167以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/30(火) 00:03:38ktiqZH7w (1/2)

さやか「んー!!授業終わったー!!」

まどか「仁美ちゃん大丈夫かな?」

ほむら「大丈夫よ。杏子に午後の空いてる時間に、病院に様子見に行ってもらったら、他の被害者含め元気にしてたって」

まどか「よかったー」

さやか「それじゃあ仁美のお見舞いに行こっか!」

まどか「うん!」

ほむら「あっ、さやかはこの後私達三人で修行よ」

さやか「ふぇっ!?」

ほむら「時間が無いからみっちり行くわよ」

さやか「でも、契約したの昨日だしまだ早いんじゃないかなー?って」

ほむら「?バカ言ってないでさっさと行くわよ」

さやか「助けてまどかー!」

まどか「あはは、頑張ってねさやかちゃん」


168以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/30(火) 00:40:47ktiqZH7w (2/2)

杏子「おっ、来たな」

マミ「待ってたわよ美樹さん」

さやか「あはは、高架下でなんてやる気満々ですね」

マミ「これも貴女の為よ。普通の魔女でも命を落とす危険があるのに、私達が戦わなきゃいけないのは伝説の魔女なのよ」

杏子「あたし達だって死ぬ可能性が高いんだ。ルーキーのあんたじゃあ絶対に生き残れない」

ほむら「と言うわけで、早速だけど変身して構えなさい。先ずは私が相手よ」

さやか「いきなり銃とか無理無理無理!!」

ほむら「いきなりそんなの使うわけ無いじゃない。使うのはこれよ」

さやか「ゴルフクラブ?」

ほむら「私はこのゴルフクラブを魔力で強化するだけで、変身もしないから安心してかかってきなさい」

さやか「ほー!変身もしないで初心者だけど魔法少女に勝つ気なのかな?私をなめてもらっちゃ困るね!!」

ほむら「戦闘は速さや力だけでは勝てないことを、その身にしっかりと叩き込んで上げるわ」


169以下、名無しが深夜にお送りします2019/07/30(火) 20:11:01HRG1FeXQ (1/1)

ほむほむかわいい


170以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/05(月) 23:41:4738xG23Bg (1/1)

さやか「いくぞほむら!」

魔法少女の姿になったさやかは、強化された肉体を最大限に活用しほむらの後ろに回り込んだ。

マミ「あら、思ったより早いわね」

杏子「移動だけな」

さやか「おらぁあ!!」

ほむらの後ろに回り込んださやかは足に向けて剣を振るおうとするが、出だしの所をゴルフクラブの先で止められてしまう。

さやか「そのぐらいは読んでくるよね。なら!高速の乱れ突きを受けてみろ!!」

ほむら「次の動きをばらして何がしたいのよ」

さやか「コレを見てからいいな!」

風切り音が鳴くより速い突きがほむらの顔の横を通り過ぎる。

ほむら「言うだけあって、本当に速いわね」

さやか「今からでも変身していいよ。待っててあげるからさ」

ほむら「レイピアじゃないのにこの速さの突きは凄いと思うけど、この程度ならまだ魔法少女になる必要は無いわね」

さやか「いま凄くカチーンと来た!泣いても許してあげないんだからね!!」


171以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/06(火) 01:29:01Li45PpY. (1/1)

さやか「はぁはぁ・・・なんで当たらないの?」

通常の人の目では認識する事すら不可能な物凄く速い突きは、ほむらに防がれるでもなく緩やかな動きで全て避けられていた。

杏子「ほむらはお前の手元を見てたんだよ。力みすぎてるせいで、自ら次に突く軌道を晒してるんだから世話ねーよ」

ほむら「でも、契約したてでここまで動けるのは凄いわよ」

マミ「即戦力ものよ!凄いわ美樹さん!」

さやか「えへへ、それほどでも」

ほむら「次は私も攻撃するから、頑張って反撃してね」

さやか「おう!今度こそはしっかりと当てて見せるよ!」

ほむら「それじゃあ手始めに・・・それ!」

さやか「うぉ!?あぶねぇ!?」

そこがゴルフ場なら誉められたであろう、美しいスイングでさやかの顎を打ち抜かんとするが、寸での所で体を仰け反らせてそれを回避する。

ほむら「そんな避けかたじゃ追撃に耐えられないわよ」

腰を最大限に使ったスイングから、その捻りを利用した回し蹴りが脇腹に見事に突き刺さり、さやかは為す術もなく地に伏せるのであった。

さやか「ぉぉおぉお・・・魔法少女姿なのに、変身してないほむらの蹴りが滅茶苦茶痛いぃ」

杏子「ありゃ肝臓を潰されたな。魔法少女だから怪我は治るし、痛みも感じ辛いが、それでも相当痛いだろうよ」


172以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/14(水) 13:43:29jJh3KGL6 (1/1)

ほむらちゃん楽しそう


173以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/16(金) 03:22:53EFQRgqEI (1/1)

さやか「ふーっ!!ふーっ!!やっと治ったよ」

ほむら「やっぱり回復は速いわね」

さやか「さっきのは油断しただけだし!凄いのは回復だけじゃないって教えてあげる!!」

ほむら「期待してるわよ」

一呼吸ついたさやかの足元に魔法陣が展開する。

さやか「これが私の本気・・・」

ほむらが声を認識した瞬間には、既にそこにさやかの姿は無く土埃だけが舞っていた。

ほむら「そこっ!!」

さやかの動きを捉えられなかったほむらは、僅かな風の流れと危機察知能力で見るより先にゴルフクラブを打ち込むも、そこには移動した後であろう魔法陣が輝いているだけだった。

さやか「どうかな?私の本気は。待っててあげるから変身しても良いんだよ」

ほむら「凄いわ、さやか。その速さは凄い武器になるわよ。ただ、変身には後もう一歩って所ね」

さやか「へ、へー・・・後悔しても知らないよ!」

魔法陣を足元に展開し勢い良く駆け出す。その速さは音速を凌駕しほむらの横をすれ違い様に、峰打ちを叩き込む筈だった。しかし、さやかの目に映ったのはほむらの手とコンクリートの隙間から僅かに見える青い空だった。

ほむら「ね?」


174以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/18(日) 00:03:58fMMYbwpg (1/1)

さやか「全然勝てない・・・なんで?」

ほむら「それは戦闘経験の差ね。これから貴女にも戦闘経験を積んでもらうから、今勝てなくても気にすることは無いわよ」

さやか「でもさー、魔法少女にすらなってない相手に負けたんじゃあ、自信無くしちゃうよ」

ほむら「まぁ、自信を無くしてもらうのが目的でやったことだしね。それに、自身の弱さを知ってからが特訓の始まりだし」

さやか「えっ?今日は特訓終わりだよね?なんか、杏子やマミさんが準備運動してるけど、私は関係ないよね?」

ほむら「次は近接同士ってことで、杏子と戦ってもらうわ」

杏子「やっとあたしの出番か!ほむらみてーに優しくは出来ないから、死なないように踏ん張れよ!」

さやか「もうやけくそだ!勝負だ杏子!!」

マミ「あらあら、あんなにはしゃいじゃって私の番が待ち遠しいわ」

ほむら「貴女はあの子をどう見る?」

マミ「そうね。武器は剣で使いやすいし、回復能力も凄いわ。能力的には速さと手数で押し切る戦闘スタイルがベストなのだろうけど、初心者が手数で攻めるスタイルは心配なのよね」

ほむら「手数が増えるって事は、必要な技量が多くなる。あの子の回復能力が凄いとは言え、強い相手には付け焼き刃の技術なんてあって無いようなもの。そこで貴女に教えてもらいたいのが」

マミ「必殺技ね!!流石ほむらさん!適材適所を理解してるわ!」

ほむら「え、えぇ・・・貴女にはあの子でも必ず倒せる技を考えて欲しいの・・・・・・不安だけど」

マミ「フフフ、私が素晴らしい必殺技を考えて見せるから安心してね!ほむらさん!!」


175以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/18(日) 03:02:51nneHp.sw (1/1)

変な技名つきそう
おつおつ


176以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/27(火) 03:24:53N.RCjElg (1/3)

マミ「スパークエッジ・・・スティンガー・・・いや、ここは・・・」

ほむら「さっきからなにぶつぶつと変な事言ってるのよ」

マミ「変な事何かじゃないわ!!技の名前は使う時のモチベーションにも繋がるのよ!!」

ほむら「は・・・はぁ・・・そうですか」

マミ「ちょっと!?引いてない!?」

さやか「ぐえぇ、ギブギブ!!」

杏子「ほらほら、抜けられるもんだったら抜けてみな!」

ほむら「なんでさやかは、多節棍にぐるぐる巻きにされてるのかしら?」

マミ「案外早く決着がついたわね」

さやか「槍から変形させるなんてずるい!!接近戦じゃなかったのかー!」

杏子「お前から勝手に離れていったから、仕方なく捕まえるために多節棍にしただけだ。近接メインの癖に距離をとったお前が悪い」

マミ「杏子、次は私の番だから美樹さんを離してあげて」

杏子「おー。ほらよ怪我は自分で治しな」

さやか「イテテテ・・・回復が出来るって言っても、痛いものは痛いのに」

マミ「次は私のレッスンよ。美樹さん」


177以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/27(火) 03:50:14N.RCjElg (2/3)

さやか「お願いしますマミさん!」

さやか(ほむら、杏子と容赦ない特訓が続いたけど、マミさんなら優しく教えてくれそうだ)

マミ「貴女にあった必殺技を思い付いたから、それに向けて特訓しましょう」

さやか「必殺技!いよいよ魔法少女らしくなってきた!」

マミ「まず、貴女の必殺技の名前はスクワルタトーレ。意味は切り裂き魔よ」

さやか「かっ・・・カッコいい!!」

ほむら(ないわ)

杏子(ねーわ)

マミ「スクワルタトーレはその名の通り、相手に気付かれないほどの速さで切り裂く攻撃」

ほむら(別に切り裂き魔にそんな意味は無いわよ)

さやか「おお!目にも止まらぬ斬撃!はやくその特訓がしたいですよマミさん!」

マミ「焦らないの美樹さん。やってもらうのは簡単だから、これをプレゼントするから付けといてね。お腹のソウルジェムを保護するプロテクターよ」

さやか「えっ!いいんですかマミさん!ありがとうございます!」

杏子「あっ・・・」

マミ「それじゃあ、私が撃つ弾を全弾切り伏せてね。安心して、ゴム弾だから死ぬことは無いわよ!・・・魔法少女ならね」


178以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/27(火) 04:18:55N.RCjElg (3/3)

さやか「本気ですか!?マミさん!?」

マミ「えぇ。時間が無いことですし、少しスパルタで行くわよ」

変身したマミがマスケット銃を空中に展開させる。見慣れたはずの光景なのに、ほむらも杏子も驚きを隠せない表情で眺め、対面したさやかの顔からは恐怖の表情しか見受けられない。

杏子「やっぱり、マミのやつ本気だ」

ほむら「さやか、生きて帰れるかしら・・・」

それもそのはず、マスケット銃が空中に所狭しと浮かんでいるではないか。数百はあるであろうマスケット銃の銃口は全てさやかに向いており、マミの事だからほぼ確実に外すことは無いだろう。

さやか「ま・・・まぁ、ゴム弾だからあまり痛くないで・・・・・・いったーい!!痛い痛い!!膝が!!」

ほむら「膝を割りに行ったわね。これで数十秒はさやかも動けない」

マミ「美樹さん。必殺技とは、必ず倒す技。中途半端な特訓では習得できないものなの。本当は私だってこんな事したくないのだけれど、貴女のために心を鬼にして撃つわ!!」

さやか「うぉおおお!!バッチコイ!!」

ほむら「なんだこれ」

杏子「あんまり関わらん方が良いぞ。あたし達まで巻き込まれるからな」


179以下、名無しが深夜にお送りします2019/08/27(火) 07:46:09Sls4bTIs (1/1)

マミさんは前日見たドラマとかの影響を直ぐ様反映する淑女そう
おつおつ


180以下、名無しが深夜にお送りします2019/09/04(水) 17:12:31UD0FHAuk (1/1)

さやか「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

マミ「ティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロフィナーレ!!」

さやか「ぬわー!!」

ほむら「普通にティロフィナーレ撃ってるわね」

杏子「まぁ、途中からゴム弾じゃなくなってたし、あいつも命の危機が少なからずある方がいいんじゃないか?」

マミ「まだまだよ美樹さん。ティロフィナーレを切り裂かなければ、スクワルタトーレは習得できないわよ!」

さやか「はぁはぁ、くっ!!もう一度お願いします!!」

マミ「その心意気やよし!!」

ほむら「マミの性格変わってないかしら?」

杏子「いや、マミは私の修行のときもあんな感じだったぞ」

ほむら「そうなの?あまりそんなイメージ無かったから意外ね」

杏子「マミが言うに、私達近接タイプの魔法少女は一瞬にも満たない、限り無く0に近い時間の隙ですら作ってはいけないんだとさ。隙を見せたら死んでしまうだとよ」

ほむら「相変わらずの言い回しがマミらしいけど、確かに間違っては無いわね。遠距離タイプの私達と違って、貴女達は魔女の攻撃を出てから避けるには近くに居すぎるものね」

杏子「あぁ、あの不規則な魔女に対して、攻撃の予測をたてながら戦わなければいけない。初心者魔法少女が脱落する最たる原因だな」


181以下、名無しが深夜にお送りします2019/09/10(火) 10:55:59SPktfNuY (1/1)

さやか「もう・・・無理・・・」

マミ「あら?もう終わりなのね」

ほむら「もうって、もう夕方よ?長い時間撃ち続けてたけど、ソウルジェムは大丈夫なの?」

マミ「結構前に取った使いかけのグリーフシードはめてあるんだけど、まだ一時間分は浄化してくれそうよ」

ほむら(あんなに撃ちこんで、たったそれだけしか消費されてないなんておかしい)

杏子「マミー、もう帰って飯にしよーぜー」

さやか「少しは私の心配もしろー!!」

マミ「あら?思ったより元気ね」

杏子「そもそも相手はマミなんだ。お前の心配なんて要らねーよ」

ほむら「マミなら後に残らないように、程よい手加減してくれてるから」

さやか「うへぇ、まだまだベテラン魔法少女には遠いなー」

ほむら「ワルプルギスの夜に勝てれば、貴女もベテランの仲間入りよ」

杏子「良かったじゃねーか。たった一ヶ月足らずでベテランどころか、伝説級の魔法少女になれるチャンスが到来するなんてな」

マミ「はいはい、無駄話してないで帰りましょ。お腹すいてるんでしょ?ついでだし、美樹さんも食べてく?」

さやか「あー、まだ恭介のお見舞いに行けそうなんで、今日は遠慮しときます。では、また明日ー」


182以下、名無しが深夜にお送りします2019/09/16(月) 03:12:338ieGVfv. (1/1)

さやか「うーん、汗臭くないよね?途中でお菓子も買ったし、恭介喜んでくれるかな?って、恭介の部屋から仁美の声?」

仁美「どうしてもダメなのですか?」

恭介「うん。ごめんね・・・」

仁美「分かりました。でも、まだ諦めてはいませんからね」

恭介「そこまで言ってもらえるのは嬉しいけど、多分この気持ちは今後も変わることは無いと思う」

さやか(ん?ん?ん?ん?何故、仁美がここにいるのかも分からないし、なんか修羅場ってるんですけど!?)

さやか(なんか会話が終わりそうだし、近くにあるトイレに隠れよう)

仁美「今日はこれで失礼します」

さやか(出てきた!って、こっち来てる!?個室に隠れないと!)

仁美「はぁ、どうしてあんなことを言ってしまったのでしょうか」

さやか(よりによって隣に入ってきたぁあああ!!)

仁美「でもまだチャンスはあります!ファイトです私!」

さやか(なんだろう・・・凄い悪い事してる感が・・・)

さやか「出てったね・・・ふぅ、まさか仁美がね・・・恭介も罪作りな男だよ」


183以下、名無しが深夜にお送りします2019/09/23(月) 05:18:06./BtzvbY (1/1)

さやか「おーい恭介。元気?お菓子持ってきたよー」

恭介「さやか!君こそ大丈夫なのかい!?」

さやか「ん?私は大丈夫だよ?いきなりどうしたの?」

恭介「君があの日あの言葉を言って帰った後に、僕の左手が動き始めたんだ」

さやか「良かったじゃん!やっぱり奇跡はあったんだよ!」

恭介「僕は奇跡だとは思えない。さやか、君はなにと関わってしまったんだ?」

さやか「それは言えない・・・でも大丈夫だから!仲間も居るしさ!」

恭介「それなら、また今度でいいから仲間を連れてきてくれないかい?」

さやか「うーん。良いけど、話せることは少ないと思うよ?」

恭介「それでも良いよ。僕が自分の目で見て判断したいんだ」

さやか「分かったよ。今度連れてくるね」

恭介「ありがとう。さやか」

さやか「それよりお菓子食べようよ!あのお店の限定品が、たまたま残ってたから買ってきたんだ!」

恭介「へぇ、あのお店の限定品が残ってたなんて運が良かったね」

さやか「天はさやかちゃんに、味方していてくれるのだよ!」


184以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/11(金) 00:34:18YZdUcZbk (1/1)

エタったか?


185以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/14(月) 22:36:26KKq1wQF2 (1/2)

すいません。リアルのゴタゴタで更新できていませんでした。
落ち着いてきたので明日から更新していきます。
拙いSSですが、暇なときにでも見てくれたら幸いです。


186以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/14(月) 22:59:31KKq1wQF2 (2/2)

さやか「っと言うわけで、仲間を連れてきちゃいましたー」

恭介「えっ・・・昨日の今日で?って、鹿目さんまで?」

まどか「あはは・・・お久しぶり上條くん」

さやか「まどかはまだ関係者だけどねー。そして、こちらの三人が仲間のマミさん、杏子、ほむほむ!」

恭介「ほむほむ・・・さん?珍しい名前ですね。他のお二方も初めまして。さやかの幼なじみの上條恭介です」

ほむら「あら?想い人の前だからかやけに饒舌じゃない美樹さやか。私の名前は暁美ほむらよ。よろしくね上條君」

恭介「あっ、ほむらさんだったんだね。それと、今なんて・・・」

さやか「あー!あー!それより!今日は恭介に顔見せに来たから用事はすんだよね!皆、帰ってもいいよ!」

恭介「えっ・・・そんな来てもらってすぐに帰すなんて悪いよ。お見舞いのお菓子があるから食べてって貰おうよ。ここ最近のさやかの話も聞きたいしね」

杏子「おっ、話のわかる坊っちゃんじゃないか!腹も減ってたしいただくぜ!」

マミ「それなら、私は紅茶をいれるわね」

ほむら「上條君。この話はあんまり他人にしちゃいけないんだけど、さやかの保護者って事でお菓子のお礼を兼ねて後で魔法を見せてあげるわ」

恭介「魔法・・・?まさか僕の左手も魔法で・・・」


187以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/14(月) 23:51:02M82GaEsw (1/1)

ありがてえ!


188以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/15(火) 16:20:41DQjMjgnk (1/1)

良かった
楽しみに待ってる


189以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/16(水) 02:27:20kSwD9Xm. (1/3)

マミ「あら?もう見せちゃうの?」

ほむら「ええ、無駄に言葉で説明するより先に見せた方が、説得力があるもの」

杏子「確かにな。それにほむらの能力を見れば、嫌でも納得しちまうもんだ」

ほむら「マミ、私と上條君にリボンを着けてちょうだい」

マミ「分かったわ」

恭介「うぉあ!?リボンが勝手に絡み付いた!?」

ほむら「それだけじゃ終わらないわよ」

恭介「ほむらさんいつの間に着替えてっ!?」

ほむら「時間停止」

恭介「景色が!?皆!?止まってる・・・?」

ほむら「先程も言った通り、私が時間を止めたの。発動者の私と、リボンに繋がった貴方以外をね」

恭介「そんなまさか!?時を止めるなんて出来る筈が無い!」

ほむら「信じてない様ね。外を見てみなさい」

恭介「鳥が空中で止まってる・・・落ち葉もだ・・・」

ほむら「ここからがお楽しみよ」


190以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/16(水) 02:43:08kSwD9Xm. (2/3)

恭介「待ってよほむらさん。展開が早すぎてついていけないよ」

ほむら「いいのよ。今までのは只の余興。今からやることがメインよ」

さやか「おあっ!?ほむら!?まだ時間止めてたの?」

ほむら「ええ、貴女に重要な役割を任せたくてね」

さやか「重要!それならさやかちゃんにまっかせなさーい!」

ほむら「そうさせて貰うわね。第二の能力発動」

さやか「えっ?」

恭介「さやかがまた固まっちゃった・・・でも皆と違って色が褪せてない」

ほむら「これが私の第二の能力。簡単に言うと、物体の時間を止めちゃう能力ね。微妙に違うところはあるけど」

恭介「それじゃあさやかの意識は?」

ほむら「この能力で面白いところは意識はあるところよ。今でもテレパシーでさやかが喚いているのよ。私に何をする気だー!ってね」

恭介「そ・・・それで、ほむらさんはさやかで何をする気なんだい?」

ほむら「お着替えよ」

恭介「お着替え!?」

ほむら「ここで生着替え。衣装はお楽しみよ」


191以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/16(水) 03:48:15kSwD9Xm. (3/3)

ほむら「さやかは性格は少しがさつだけど、身体は中々のモノじゃない?」

恭介「えっ・・・えっと、それは・・・」

ほむら「だから着せ替えしてみたかったの。見るか見ないかは貴方の判断に任せるわ」

恭介「うぅ・・・」

ほむら「さて、お着替えしましょうねー。制服を脱がして・・・」

恭介(ああ、さやかの肌が・・・)

ほむら「あら?可愛い下着じゃない。コスプレの服だったから下着透けを危惧してたけど、これなら大丈夫そうね」

恭介(さやかって、あんな下着つけてるんだ・・・)

ほむら「そろそろ着せたいんだけど、満足したかしら?上條君」

恭介「ええっ!?べっ別に見てないけど!?早く着せてあげて!」

ほむら「ふふふ、良かったねさやか」

恭介(なんでほむらさん、僕が見てるのに気付いたんだろ?後ろ向いてたのに・・・って、確かさやかの意識はあるって・・・あああ!!)

ほむら「ほら着せたわよさやか。可愛いじゃない」

恭介「か、可愛い・・・」

ほむら「それじゃあ、そろそろ能力を解除するわよ」


192以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/18(金) 02:11:08lDnT0.A6 (1/1)

マミ「あら?可愛いわよ美樹さん」

杏子「あっははははは!病院だからナースのコスプレってか!安直すぎんだろ!」

さやか「みっ・・・見るなー!」

まどか「さやかちゃん!?屈まないで!その格好じゃあ胸元が見えちゃってるよ!」

杏子「ひゅー、可愛い下着じゃねーか。これもほむらが用意したのか?」

ほむら「流石に下着までは用意してないわよ。あれは彼女の自前ね」

さやか「ほむら!この服薄すぎない!?少し透けてるんだけど!?」

ほむら「さっきも言ったじゃないコスプレの服だって。昨日、貴女から急に病院に付き添いに行くって決まってから、急いで買ってきたのよ。時間停止の魔法まで使ってね」

さやか「嫌がらせのためにそこまでやる!?」

ほむら「勝手に契約した罰よ」

杏子「契約までは仕方無いにしても、勝手に魔女まで突っ走って行くんだもんな。少し前にあんなに泣き喚いてたのによ」

ほむら「私は貴女に罰を与えられる。貴女は彼に可愛い姿を見せられる。どう考えてもWin-Winでしょ?」

恭介「うん。凄く可愛いよさやか」

まどか(上條君に色々と説明する筈が、さやかちゃん弄りに変わっちゃったけど、可愛いから問題ないよね!)


193以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/18(金) 22:17:19Bc3NAZek (1/1)

羨ましい野郎だな恭介


194以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/19(土) 01:50:28Y.48QQz2 (1/1)

さやか「私こっちの道なんで。皆、今日は恭介のお見舞いありがとうね!」

マミ「それは良いけど、彼に全て説明しなくて良かったの?」

さやか「はい、私は恭介には自分の事を考えて生きてほしいので」

ほむら「本当に貴女は愚かね。でも、その愚かさ嫌いでは無いわ」

さやか「まどかも恭介に余計なこと、絶対に言っちゃ駄目だよ!」

まどか「うん。分かったけど約束して。ワルプルギスの夜を倒したら、さやかちゃんの想いを上條君に伝えて」

さやか「うっ!?・・・善処します」

ほむら「まぁ、彼女は待ってくれないかも知れないけどね」

杏子「彼女?あの坊っちゃんを狙ってる奴がまだいるのか?」

まどか「えっ・・・だれだろ?さやかちゃんは誰だか覚えある?」

さやか「あっ・・・一人、覚えがある・・・」

マミ「それなら、彼女より先に告白するべきよ」

杏子「あんなにいい雰囲気だったんだ。断られる事はねーだろ」

さやか「うーん・・・検討しときますぅぅうう!!」

杏子「あーあ、走って行っちまったよ。あたし達も帰ろうぜ」


195以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/22(火) 03:16:26EcHekD7s (1/1)

ほむら「まどかも送ったことだし、私たちも帰りましょ」

杏子「おー。腹減っちまったよ」

マミ「杏子は病院で沢山お菓子を食べてたでしょ」

杏子「甘いものは別腹だから」

マミ「それは食事を食べ終わってから言う言葉でしょ」

ほむら「もう遅いし、何処かで食べて行かない?」

杏子「おっ!良いな!久々の外食だぜ!」

マミ「そうね。パトロールも無いし、何処かに入りましょ」

ほむら(とても懐かしい・・・こんな感じで何処かに食べに行くなんて、何周目以来だろう)

杏子「おーい!おいてくぞほむらー!」

マミ「杏子は少し待ちなさい。行きましょほむらさん」

ほむら「ええ、そうね」

ほむら(今度こそは勝てるわよね・・・)


196以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/26(土) 19:12:52XS.8pR56 (1/1)

杏子「はぁ、旨かった・・・」

マミ「はしたないわよ杏子」

ほむら「良いじゃない。誰も見てないんだから」

杏子「分かってるじゃん!ほむら。マミももう少し柔軟になれよ」

マミ「もー、ほむらさんもあんまり杏子を甘やかさないの」

ほむら「はいはい、分かったわよマミ」

杏子「でもよー、すっかり暗くなっちまったな」

マミ「そうね、街灯があるところは明るいけど、少し外れると真っ暗ね」

ほむら「ええ、早く帰りましょ・・・使い魔の反応!?」

杏子「街灯の下の影だ!マミ!!」

マミ「既にリボンで拘束したわ。ただ・・・」

杏子「ただ、なんだよ?」

マミ「倒した反応も拘束から抜け出した反応も無かったの」

ほむら「もしかしたら、この付近に魔女の結界があるかもしれないわ。探しましょう」


197以下、名無しが深夜にお送りします2019/10/31(木) 01:53:19zAyWHpmQ (1/1)

杏子「見つからねーぞ!」

マミ「ソウルジェムにも反応がないわね」

ほむら「反応が無いなら一旦帰りましょう。また明日探索しましょう」

杏子「そうだな。明日さやかも連れて探すか」

マミ「腑に落ちないけど、遅くなると補導されかねないし早く帰りましょう」

杏子「そういえばよ、ほむらは未来を何度か経験してるんだろ?使い魔でなんの魔女か判断できないのか?」

ほむら「残念だけど、この時期はさやかと貴女のいざこざや、マミが死んだことによる戦力の穴埋めの為に、色んな所からの武器の回収であんまり魔女に関われてないの」

マミ「私この時点で死んでるの!?」

杏子「あー、確かにマミが居ねーとあいつとは揉めそうだな」

ほむら「武器集めはしんどいし、さやかはさやかで反骨精神がありすぎて自滅するしで、さやかが魔女化するまでの情報はあまり無いの。ごめんなさいね」

杏子「それはしゃーねーな。マミの責任って事で、明日マミには頑張ってもらわねーとな」

マミ「私だけの責任!?貴女も同罪よ杏子!」

杏子「いーや、マミが勝手に死んだのが悪いね。大人しく成仏しな」

マミ「今の私はまだ死んでないわよ!?杏子にも絶対に手伝って貰うからね!」

ほむら(私は明日見てるだけで良さそうね)


198以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/06(水) 00:22:46NDb8gnhs (1/1)

マミちゃんが活き活きしてて嬉しい


199以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/06(水) 03:14:10JeRihXMQ (1/1)

さやか「へー、昨日そんなことがあったんだ」

マミ「気が緩んでたとはいえ、使い魔を逃がしたのは久々の事だわ」

ほむら「杏子、貴女に午前中の間あの魔女の結界を探してもらったけど、その様子だと手掛かりは掴めてなさそうね」

杏子「お前らが学校に行ってから昼の今まで探しまくったが、使い魔の気配すらみせねーのよ」

まどか「杏子ちゃんお疲れ様。パパが疲れに効くハーブティーを水筒に入れてくれたから飲む?」

杏子「おー!ありがてえ!いただきまーす!」

さやか「でも、過去の時間軸だと私が一人で倒してたんでしょ?もしかして、私ってば索敵の才能が!?」

杏子「ぷはー、うめえ!ありがとうな、まどか。後、さやかは自惚れるんじゃねーよ。あたし達と変わらず、魔女だって食事の時は気を緩めてるものさ」

マミ「ここまで見付からないとなると、住民達の被害は無いと見ていいわね」

さやか「なーんだ。秘められた才能が開花すると思ったのになー」

ほむら「才能の開花はあるか分からないけど、今回の魔女は貴女に倒してもらうわ」

さやか「まじ!初戦闘かー、腕がなるね!」

まどか「大丈夫?無理しちゃダメだよ?」

ほむら「大丈夫よまどか。さやかに倒してもらうと言っても、私達も一緒に結界に入るし、危なかったら私がなんとかするから」


200以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/11(月) 02:57:03sSgTb.og (1/1)

さやか「よっしゃー!パトロール開始だー!」

杏子「浮かれて気を抜くんじゃねーぞ」

マミ「使い魔の反応はここら辺からだったから、今日はあっちに向かって探索しましょう」

さやか「了解ですマミさん!」

ほむら(そういえば、前の時間軸ではこの位の時期に杏子とさやかが出会ったのよね。その時に居た使い魔なら、マミが逃がす筈無いのに、そもそも道も違ったし、私が記憶にない魔女をさやかに任せるのは心配ね・・・)

マミ「美樹さんが心配?」

ほむら「マミ・・・確かに心配ね。私の知る限りでは、痛覚遮断でごり押した位しか情報が無いからね」

マミ「でも、ごり押しで勝てる程度の相手とも考えられないかしら?」

ほむら「確かに、そうなんだけど・・・それより気になるのは、さやかと対峙した魔女はまだ当分先のだった筈なの」

マミ「もしかして、さやかさんと戦った魔女とは、また別の魔女かも知れないってこと?」

ほむら「いえ、私の記憶ではその魔女までは、他のは出なかったと思うわ」

マミ「それじゃあ、何かしらの原因で魔女の発生時期が早まったと?」

ほむら「ええ、そして一番の懸念は、ワルプルギスの夜の発生時期が早まること・・・」

さやか「こっちから強い反応があるよー!」

マミ「一先ず、その話は後で考えるとして、今は目の前の問題に集中しましょう」


201以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/19(火) 03:42:36keif.sbk (1/1)

さやか「なんか殺風景な結界だね」

一同が結界に入ると、使い魔も無く白い空間に黒い地面、漂う黒い瓦礫の様なものに、この場で唯一他の色をもつ太陽に似たシンボル。

杏子「あそこを見ろよ。居るぜ」

太陽に似たシンボルの近くに、魔法少女達と同年代と変わらない背丈の影が祈りを捧げていた。

杏子「あいつが魔女だろうな。さやか、見た目に惑わされるなよ」

さやか「分かってるよ。それじゃあ初陣いきますか!」

さやかが魔力を全身に込め、敵に向けて全力で駆ける。スピードだけで言えば、マミや杏子をも上回る瞬発力を有していると言える。

さやか「このまま斬る!」

魔女まで半分の所で剣を構えた瞬間、魔女の体から蛇のような形をした触手がさやかに襲い掛かる。

さやか「流石に一筋縄じゃいかないか。でもね!そんなんじゃ私は倒せないよ!」

迫り来る触手をすれ違い様に切り伏せる。痛みを感じる様子の無い魔女が、複数の触手をさやかに向けて放つ。

さやか「おっと!沢山出したところで、マミさんと特訓した私には通用しないね!」

全方位から来る攻撃に、走りながらも全てを察知し噛まれる前に最低限の動作で切り伏せる。

ほむら「凄い成長ね。過去の時間軸では痛覚遮断した相手に、無傷で死角からの攻撃も捌くなんてね」


202以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/26(火) 04:30:01tAwkZk52 (1/1)

切り伏せる側から次々と触手が襲い掛かる。しかし、さやかも一歩も引けをとらない所か、逆に射程圏内まで足を進める。

さやか「そんなんじゃ私は倒せないよ!!」

魔女の本体に切りかかるが、そこで遂に魔女が少しだけ顔を上げる。

さやか「なっ!?くっぉぬお!!」

顔を上げたただ一瞬、その僅かな動作が産み出したものは、触手と呼ぶには余りにもでかい、齢数百年と言われても納得してしまいそうな巨木らしき触手がさやかを襲う。

杏子「さやか!」

触手に飲み込まれたさやかを救出しに行こうとする杏子をマミが止める。

マミ「大丈夫よ杏子。大人しく見ていましょう」

杏子「ぐっ・・・分かったよ。マミが言うんだったら従うよ」

マミ(それに、ほむらさんが既に時間停止で安否確認はしてるだろうし)

ほむら(流石はマミね。さやかの力量を見極め、この攻撃でも必ず生きていると確信しているのね。時間停止して見に行く所だったわ。)


203以下、名無しが深夜にお送りします2019/11/26(火) 13:44:50tq9d.Ol. (1/1)

見てるよ


204以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/02(月) 00:09:13kJxZaJHI (1/1)

さやか「うぉおおおお!!」

大木の様な触手の中からさやかの声が轟き、触手の一部が弾け跳ぶと同時に見慣れた姿が勢いよく出てくる。

さやか「あぶねー!奥の手の二刀流まで使わされちゃったよ」

ほむら「二刀流が奥の手?・・・・・・流石は頭さやかね」

さやか「頭さやかってなんだよ!?それ絶対悪口だろ!!」

マミ「まあまあ、一刀流と二刀流じゃ勝手が違うから、先ずは様子を見ましょ?」

ほむら「そうね、取り敢えず様子見ね」

さやか「くそぅ、言いたい放題言いやがって・・・今に見てろよ」

ほむら達を少し恨めしそうに見ながら構え直す。

さやか「今度こそ倒す!」

触手の上に飛び乗り走り出す。前後左右、足元からも触手がさやかに襲い掛かるが、器用に二本の剣で全てを切り伏せ、更に飛び上がる。

杏子「おー、高く飛んだな」

マミ「普通なら愚策だけど、美樹さんの能力なら高さは大きなアドバンテージになるわね」

さやか「スクワルタトーレ!!バージョン2!!」

マミ「安直な技名ね・・・後で考えてあげましょう」


205以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/09(月) 01:13:44h7dw6Wrc (1/1)

高く飛び上がり、天井付近で体を反転させると同時に足元に魔方陣を出し、地上の魔女に向かって跳ぶ。

先日の修行からさやかは考えていた。速さで何度も切り裂くやり方は、回復する敵や固い敵にはいまいち効果が薄いと。巴マミや佐倉杏子の様な特大の一撃が自分にも必要だと。

そして思い付いた。殆どの魔女の結界には、重力が地球と同様に存在する。その重力を利用しようと。高い所からの重力による落下速度に何処からでも勢いつけれる魔方陣の足場。さながら人間砲弾の出来上がりだ。ただ、さやかは一つ見落としているものがあった。

さやか(あっ、何も考えずに頭から突っ込んでるけど、どうやって斬ろう)

そう、突っ込むまでの過程しか考えてなかったのだ。このままでは本当に人間砲弾でしかなく、ただの自殺行為である。

さやか(ヤバイヤバイ!ヤバイ!!)

地面まで半分まで差し掛かった所で体をまた反転させようと試みたが、皮肉にも自分で勢いつけたせいで上手くいかず、背中から突撃して魔女の触手に串刺しにされるか、腹から落ちて一昔前の漫画みたいな無様な姿の人形の穴を開けることになるか、その前に串刺しだろうが。

そんな焦るさやかに救いの手が、まさかの相手から差し伸べられた。

さやか(魔女から触手が襲い掛かってきた!これなら上手く避けて、ついでに反転させる足場にもなる!)


206以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/16(月) 03:24:51J4XpfAPg (1/1)

迫り来る触手を少しの動きだけで避け、残り5mを切ったところで触手を蹴り体を回転させ、そのままの勢いで剣を振り下ろす。

さやか「これで終わりだ!!」

さやかの剣は新たに出てこようとする触手すらお構い無しに切り伏せ、魔女の体を三等分に切り裂いた。

杏子「おお!あいつやりやがった!魔女を倒したぞ!」

魔女の体が光に包まれ、それと同時に結界も儚く消えて行く。結界が完全に消滅し現実に戻ってもまだ、さやかは魔女に攻撃した時と同じ姿で佇んでいた。

ほむら「さやかは何をしているのかしら?」

杏子「あの姿をよく見ろ。片膝をつき頭を少し下げてるだろ?手は剣を持って下げちゃいるが、あれは元魔法少女に対する祈りだろうよ」

マミ「確かに、魔女も元は私達と変わらない人間なのよね。美樹さんに見習って私達も祈りましょ!」

三人も膝をつき、今は亡き同胞を想う。
現実を知った彼女達には実は迷いがまだ残っていた。本当に魔女を倒していいのか?時を繰り返してきたほむらでさえ、心の片隅に思っていた。

しかし、魔女に対して祈るさやかを見て一つの決心がついた。これからは祈ろう。それがただの自己満足でしか無いと言われようとも、今を生きる私達に出来る最大の敬意だと信じて。

こうして静まり返る空間に、さやかから言葉が発せられた。

さやか「着地時に膝が砕けちゃったみたい・・・助けて」

この後、さやかの怪我が増えたのは言われるでもない。


207以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/16(月) 05:39:331Y3mCyBY (1/1)


さやかちゃんマジさやかちゃん


208以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/24(火) 01:13:30bAPbbK.w (1/3)

さやか「もーう!!勘違いで怪我増やされちゃ、たまったもんじゃ無いよ!!」

杏子「だから悪かったって。今からお詫びとして、あたしオススメのラーメン屋連れてってやるって言ってるだろ」

さやか「今回はこれで許すけど、私の回復力じゃなきゃ大変だったんだからね!」

マミ「私、ラーメン屋なんて全然行かないから楽しみだわ!」

ほむら「私もラーメン屋は行ったこと無いから楽しみね」

杏子「おう!楽しみにしとけよ。おっちゃんもいい人だから気に入ると思うぜ!」

さやか「ところでラーメン屋は何処なの?」

杏子「ラーメン屋は風見野だからな。電車に乗るが時間もまだ早いし、食い終わったらまた風呂屋いかねーか?」

マミ「いいわね!広いお風呂で皆と入るのは楽しくて好きよ!」

ほむら「別に良いけど、前みたくあんまりべたべた触ってこないでね」

杏子「ほむらは心配になるほど細いんだよなー。逆に触りたくなるんだよ」

さやか「ほむらはもっと食べないとねー」

ほむら「はいはい、この話題はいいでしょ。もうすぐ駅に着くわよ」


209以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/24(火) 02:00:42bAPbbK.w (2/3)

杏子「はぁー・・・旨かっただろ?」

さやか「あのおっちゃんもおまけしてくれたし、また行きたいね!」

ほむら「ラーメン屋のラーメン。美味しかったわ」

マミ「たまにはラーメンも良いわね。紅茶が飲みたくなっちゃったけど」

杏子「マミは紅茶狂いだな。ほら、電車が来たぞ」

ほむら「少し遅くなったから人が少ないわね」

マミ「あら?ホストかしら?格好いいわね」

杏子「うぇ・・・マミあんなのが好みなのか?」

マミ「違うわよ!ただ、ピシッとしたスーツって格好いいと思わない?」

さやか「確かに、演奏会でピシッとした衣装着てると、何割り増しかで格好よく見えるよね」

ほむら「私はあのタイプは苦手ね。それに見て。もう既に出来上がってるわよ」

「やっぱり女に金は持たっしゃだめっすよねー!」

「キャバ嬢が勘違いして、数年後も同じ額稼げんのかっての」

杏子「ちっ・・・ゲスい奴等だぜ」

さやか「・・・・・・・・・・」


210以下、名無しが深夜にお送りします2019/12/24(火) 03:06:00bAPbbK.w (3/3)

「女が何か言ったら、暴力で解決すればいいんだよ!」

「流石です!ショウさん!」

さやか「あんたたち・・・」

ショウ「なんだい?お嬢ちゃん」

「もう遅いしあんまり出歩いちゃダメだよ」

さやか「なんで女の人にそんなに酷いの?そんなに男が偉いの?」

ショウ「あぁ、聞こえてたんだな」

「やっべ、呑みすぎて声でかくなってましたかね?」

さやか「答えてよ。貴方達みたいな男の人ばかりじゃ無いって分かってても、そう思う理由を知りたいの」

ショウ「はぁー・・・嬢ちゃん。俺達ホストはな夢を売ってるんだ。多少だけど、金の為に高いのをねだってるが、あいつらは勘違いして勝手にそれ以上に貢いでくる」

「酷い奴なんて、夫のお金使って貢いでますからねー」

ショウ「お嬢ちゃんが聞いてた女も、俺達に貢ぐ為にキャバ嬢になって、おっさんを相手にしてるんだ。馬鹿だと思わないか?誰が金の為に、好きでもないおっさんと酒呑んで、身体をべたべた触らせる女の事を好きになるんだよ。そんな所を見てるとよ、女って信用できないと思っちまうんだよな」

「まぁ、男でもキャバ嬢に本気になっちゃうやつ居ますけど、女はのめり込み方が凄いっすからねー。将来、自分の奥さんがホストにはまって家族の金を注ぎ込まれると考えるとねー」

さやか「それはあんた達を応援してるからでしょ!女はね、好きな人の事なら自分を犠牲にしてでも、助けてあげたいと思う生き物なの!確かにそれで、悪いことしちゃう人も居るけど、そこはあんた達が止めてあげなさいよ!」


211以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/07(火) 22:03:40dvme7Hyc (1/1)

ショウ「君はまだ若い。後ろの子達も含め、まだ純粋だ。これから大人になるにつれて嫌な思いもしていくだろう。俺達だって女を食い物にして、こんな生活をしているから、もしかしたら罰が当たるかもしれない。でも、それ以上に金が必要なんだ。命より金が重要だとは思わねえ。だが、金が無ければ何にも出来ねえんだ。怪我や病気を治すことも、遊びに行くこともな」

「今、保険証があっても高いっすもんねー。公園に居ると、子供の保護者から白い目で見られますしー」

さやか「確かに、お金がないと大変な思いをするのは分かったけど、もう少し優しくして上げる事は出来ないの?」

ショウ「不可能ではないが・・・おいおい、そんな目で見るなって・・・」

「ショウさんって子供に弱かったんですね。意外っす」

ショウ「屑野郎以外は誰だってそうだろ。あーもう!分かったよ!少しは優しくするから、そんな目でこっち見るな!」

「あっ、折れた」

さやか「絶対だよ!悲しませちゃ駄目とまで言わないから、ちゃんと向き合ってあげてね!」

ショウ「分かった分かった。お嬢ちゃんの勝ちだ。今度、しっかりと話すよ」

さやか「それならよし!もうつくからバイバイ!」

ショウ「へいへい、さようならー」

「気を付けなねーお嬢ちゃんー」

さやか「ごめん皆、抑えきれなくて」

ほむら「彼等があれで変わるとは思えないけど、貴女が溜め込んでることを発散出来たのならそれで良いわ」


212以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/16(木) 02:14:51mIgaNy4E (1/1)

ホストもホストなりの生き方があるもんな


213以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/16(木) 23:08:270SaR8txM (1/1)

杏子「やっぱ、広い風呂は最高だぜ」

マミ「家のお風呂では味わえない、いい気分よね」

さやか「上がったらコーヒー牛乳をくいっと。疲れが癒えますなー」

ほむら「はぁ、のんびりしてるところに悪いけど、貴女達に報告があるの」

杏子「どうしたよ?」

ほむら「貴女達と出会って既に数週間。もうすぐワルプルギスの夜が来るわ」

マミ「もうそんなに経っていたのね・・・」

ほむら「ええ、そこで私は明日から武器集めで家を空けるわ」

さやか「大丈夫なの?危ない事しちゃ駄目だよ」

ほむら「大丈夫よ。何度も同じ事繰り返してるもの。そこで貴女達には、最後の自由時間を悔いを残さないように過ごしてほしいの。勿論、私が居ないときでも家は使っていいから、杏子は安心して」

杏子「余計なお世話だよ・・・でも、ありがとうな」

マミ「ワルプルギスは何時に来るの?」

ほむら「統計では一週間後。作戦会議をしたいから、前日に私の家に集合ね」

さやか「はぁ、一週間後か・・・」


214以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/22(水) 02:10:06IWhlHzJQ (1/4)

杏子「んー・・・もう朝か」

マミ「やっと起きたの?朝ごはん用意してあるわよ」

杏子「ほむらは?」

マミ「私が起きた頃にはもう居なかったわ」

杏子「そうか。なあ、一日ここを開けてもいいか?」

マミ「・・・・・・分かったわ。明日、私もここ任せていい?家に戻って両親に挨拶をしたいの」

杏子「お互いあれだな・・・」

マミ「私達に過去は変えられないわ。でも、今を生きる皆を助けることはできる。その為にほむらさんも来てくれた」

杏子「そうだな。あいつの為にも、皆の為にも絶対に勝たないとな!さやかにも二日、時間をやるからその後は特訓だって伝えといてくれよ」

マミ「分かったわ。私はもう学校に行くけど杏子は?お弁当は台所に置いてあるからね」

杏子「ありがとうなマミ。朝食を食って片付けてから出るよ。鍵は掛けとくよ」

マミ「そう?私は明日学校に行った足で、そのまま家に行くからお願いね」

杏子「分かった。またなマミ」

マミ「またね杏子」


215以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/22(水) 02:55:14IWhlHzJQ (2/4)

杏子「片付けも終わったし、そろそろあたしも行くかな・・・」

用意された弁当を持ち、玄関の鍵を閉め自分の家に向け歩き始めた。

杏子「時間もあるし、電車は使わずにのんびり歩いていくか」

学校とは逆の方向に歩いてるから学生の集団と被る事は無かったが、それでも数人の中学生や小学生が歩いている所が杏子の目に写る。

杏子(あたしも契約してなかったら、いや、そんなこと考えても仕方ないよな)

それからも、歩みを進めながらは所縁ある地を見つけては思い耽るを繰り返して、お昼に差し掛かる頃に目的地を目視した。

杏子「やっと着いたか・・・・・・ただいま」

廃墟になった教会に入っていく。外見に違わず内装も荒れて居るが、気にせず椅子に座り道中で買った水を飲みつつ弁当を広げる。

杏子「いただきま・・・折角の教会だし、食前の祈りをしておくか」

杏子は祈りを唱え弁当を食べ始める。

杏子「やっぱマミの弁当はうめーな。手料理はやっぱりうめーよ。でもさ、どうしてだろうな・・・これで満足してるはずなのに、もう一度、後一度だけで良いから皆で母さんの料理食べたいな」

少し涙ぐみながらも弁当を食べ終え、食後の祈りを済ませ立ち上がった。

杏子「散歩がてら、夕飯買ってくるよ。すぐに戻ってくるから」


216以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/22(水) 03:34:35IWhlHzJQ (3/4)

杏子「買い物の前に、久々にあそこに寄ってくかな」

教会を出てしばらく歩き、ゲームセンターに着いた。

杏子「さてと、記録は抜かれてないかなー・・・あっ!抜かれてるじゃねーか!抜かし返してやる!」

ダンスゲームにコインを入れ、降ってくる矢印に合わせ躍りながら足元の矢印が印された盤を踏んでく。

杏子「しゃー!はぁ、はぁ、三回で抜いてやったぜ!」

息を荒げながらも、一位の文字の横にニックネームを打ちゲームセンターを去る。

杏子「余計な運動で腹減っちまったな。ついでにお菓子でも買ってくか」

スーパーに寄り、弁当や菓子パン、お菓子等、一人では食べきれない程の量を買って教会に帰る。

杏子「すっかり夕方になっちまったな。祈りを済ませたら夕飯にしようか」

買い物袋を端に置き、膝をつき頭を下げ手を組み祈りを捧げ、ぽつぽつと喋り始めた。

杏子「父さん、母さん、もも、そっちで元気にしてるか?あたしはこんなんだけど元気にしてるよ。実はな、もうすぐワルプルギスの夜っていう最強の魔女が隣町に出るんだ。そこには友達や、こんなあたしを家族って言ってくれた奴も居るんだ。あっと、魔女がなんだかいい忘れてたな。あたしも最近知ったんだが、あたし達魔法少女の成れの果てらしい。ふっ、あながち父さんの言ったこと間違いじゃなかったな。悪魔か、確かにそうだったかもな。でも、それでも守りたいものがあるんだ」

そこで杏子は少し口を紡ぐ。


217以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/22(水) 04:29:08IWhlHzJQ (4/4)

一呼吸おき、再び話し始める。

杏子「もしさ、やりきったらさ、悪魔なあたしでもまた迎え入れてくれるかな?皆で一緒に食事できるかな?今まで悪さしたことを、父さんに怒られながら、母さんと笑いながら、ももと遊びながら一緒に居られるかな?無理かな・・・」

その瞬間、大人の手が頭を撫でるような暖かさが、母のような優しい温もりが肩に、子供特有の暖かくも小さい手の感触が組んだ手に、杏子はすかさず飛び起きた。

杏子「父さん!母さん!もも!」

教会は当然だが杏子以外誰も無く、温もりの正体は割れたスタンドガラスの隙間から射した夕陽だった。

杏子「ふっ・・・・・・分かったよ。頑張ってくるよ。それより飯にしようぜ、父さん達の分も買ってきたよ。出来合いの弁当だけど、あたしは料理できないんだから大目にみてよな」

テーブルを引っ張り出し、四人分の弁当を置き食前の祈りを捧げた。

端から見ればただの奇行だが、杏子の目にはハッキリと家族の姿が、楽しい一家団欒が心を満たしていった。ついでに四人分のお弁当もしっかりと平らげた。

杏子「星が綺麗だな」

時間も過ぎ、割れた天窓のから見える星を見ながら菓子パンやお菓子を食べていた。

杏子「あいつらの前じゃこんな不摂生はできねーから、今日だけの特別だな」

頬を膨らましながら怒るマミや、冷ややかな目で無言の圧力を掛けるほむら、おちょくってくるさやかに、心配そうに注意するまどか、全員の顔が浮かび少し笑みを溢す。

杏子「あーあ、なんだか早くあいつらに会いたいな」

買ってきた物を全て食べ終えた杏子は満足したのか、長椅子に横になり寝始めた。素敵な笑みを浮かべながら。


218以下、名無しが深夜にお送りします2020/01/23(木) 00:45:54MDHvchDc (1/1)

全員幸せになってくれよな