1名無しさん@おーぷん2019/01/26(土)01:01:52anZ (1/1)

※本編とはかなり違った世界観と物語のこのすばです。

カズマ「…」テクテク

悪党A「おい、お前!」

カズマ「誰だ?」

悪党B「俺達は悪党だ」

悪党A「有り金全て出せ!出さなければ、痛い目見るぞ」スチャ

カズマ「あっそ。じゃあ、俺急いでますんで」

悪党A「おい、無視する気か!!」

悪党B「ちったぁ、相手しろや!」

カズマ「はいはい、代わりにこいつが相手になるぞ」スッ

悪党A「なっ、それは仲間召喚用カード!!まさか、お前、召喚士なのか!?」

カズマ「出番だ。アクア、召喚!」カアアァァーーー

悪党A「うおっ!?」

悪党B「なんだっ?!」




アクア「はいはい。水の女神、アクア様参上よ」

カズマ「悪いな。さっきも召喚したばかりなのに、またすぐに召喚しちまって…」


2名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)12:37:44CKU (1/11)

アクア「いいわよ、いいわよ。ただし、後でシュワシュワと食事さえ約束してくれればね」

カズマ「約束してやるから、さっさとやってくれ。こっちは疲れてしょうがねぇし、それに魔力もあまり無いからお前を呼び出すだけで精一杯だ」

アクア「分かったわ。それじゃあ、やるわよ」

悪党A「女だろうが容赦しねぇぞ!」ダダッ

アクア「ゴオオォォォォォーーーーーーーッド、ブロオオオォォォーーーーーーーーーッ!!!」ドゴッ

悪党A「ぐおぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!?」ドオーン

悪党B「なっ?!」

悪党A「」チーン


3名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)12:59:10CKU (2/11)

悪党B「き、気絶してやがる…。女、てめぇ今、なにしやがった!?」

アクア「ゴッドブローよ。女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳!相手は死ぬ!」

悪党B「ふ、ふざけんなぁ!!」ダダッ

アクア「ゴオォォォォォーーーーーーーッド、レクゥイエムウゥゥゥゥゥーーーーーーーーッ!!!」ドゴン

悪党B「ぐはっ!!?」ドオーン

悪党B「」チーン

アクア「今度はゴッドレクイエムよ。女神の愛と悲しみの鎮魂歌!もちろん、相手は死ぬ!」

カズマ「相変わらず、見事だな…アクアは」パチパチ

アクア「もっと褒めてもらって結構よ。ほらほらぁ~♪」ニヤニヤ

カズマ(ちょっと褒めるとすぐこれだ…。)

アクア「まっ、食事になったらあの二人と一緒に私も呼びなさい。それと今日はシュワシュワとお肉の用意、お願いね」

カズマ「あぁ…」

アクア「それじゃあ、また後で」ボンッ

アクアのカード『…』ピラッ

カズマ「さてと、風呂に入ってから食事を用意しないとな」スッ



カズマ(俺は佐藤和真。周りからは「カズマ」と呼ばれている。とある事情で異世界に転生したものの、この世界では仲間をカード化し、持ち主が魔力で仲間をカードから現実に召喚させる事が出来るらしい)

カズマ(仲間をカードから現実に召喚できる者の事を全員ひっくるめて「召喚士」と呼んでいる。ただ、召喚士はたくさんの魔力を持つ事に加え、それぞれのカードに居る仲間から持ち主だと認められないとなれない、という話である)

カズマ(この物語は召喚士である俺が、異世界を舞台に繰り出す冒険の一端である!)


4名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)16:33:16CKU (3/11)

カズマ「風呂は済んだし。またいつものようにギルドnチャリン、コロコロ

カズマ「ヤバっ、コインが?!」スタスタ

コロコロ、チャリン

カズマ「あ~ぁ、建物の隙間に入っちゃったよ。」

カズマ「う~ん!!」ググッ

カズマ「ダメだ。あとちょっとなのに、届かねぇ」

カズマ「何か細い棒を………あっ、そうだ!」スッ

カズマ「めぐみん、出番だ!!」カアアアァァーーーー



めぐみん「はい。爆裂魔法をこよなく愛する紅魔族のめぐみんです」

カズマ「休んでた所、悪いな」


5名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)16:47:42CKU (4/11)

めぐみん「別に構いませんが、なぜ私を? 今日はもう爆裂魔法は使えませんよ」

カズマ「用があるのは、お前が持ってるその杖だ」

めぐみん「マナタイトの杖ですか…?」

カズマ「ちょっと、杖の先っぽを貸してくれ」スッ

ゴソゴソ

めぐみん「ちょっ、何をするんですか、カズマ!? 我が杖は爆裂魔法の動力源、故にそのような埃が溜まりやすい建物の隙間になぜ杖をっ!!?」

コロコロコロ、チャリーン

カズマ「おっ、取れたぞ」

めぐみん「へっ?」

カズマ「悪かったな、めぐみん。建物の隙間にコインが入っちまったから、それを取る細い棒が必要だったんだよ」

めぐみん「ほぉ~、それで我が杖の先っぽを…」

カズマ「あぁ。」

めぐみん「汚してませんよね?」

カズマ「この通りだ」スッ

めぐみん「汚れてませんね…いいでしょう。ただ、コインを取る分にはしょうがないですが、今後は貴重な杖をそのような使い方にしようと考えるのは止めてください。汚れるのは嫌なので」

カズマ「あぁ。じゃあ、もう少しで夕食だからよ、それまで休んでてくれ」

めぐみん「分かりました。あっ、夕食ですが、私はお肉をたっぷりお願いしますよ」

カズマ「はい、はい」

めぐみん「では、また後ほど」ボンッ

めぐみんのカード『…』ピラッ

カズマ「んじゃあ、改めてギルドに向かいますか」スッ


6名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)16:53:26CKU (5/11)

~ギルド~

カズマ「到着……

ワァーワァー、キャアキャア

カズマ「んっ?」

ルナ「止めてください!!ここで暴れられては……」

酔っ払い「うるせぇーーーーー!!!」

ルナ「あぁ、どうしたら……」

カズマ「どうした、ルナ?」

ルナ「あ、カズマさん!実はあの人が…」

酔っ払い「もっとだ、もっと酒を出せぇぇーーーー!!!」

カズマ「あの酔っ払いが、酒を持って来いと大暴れか」

ルナ「そうなんです。あの人結構強くて、止めに入った方々が次々と怪我を負わされて」

カズマ「じゃあ、俺が止めてやるよ」

ルナ「えっ、いくら、カズマさんでもそれは…」

カズマ「他に止める奴が居ないなら行くしかねぇだろ」スタスタ

ルナ「あっ……」


7名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)17:10:40CKU (6/11)

カズマ「おい、酔っ払い」

酔っ払い「あぁん?」

カズマ「ここで暴れるのは止めろ、迷惑だぞ」

酔っ払い「なんだと!!このガキィー!!」バッ

ルナ「危ないっ!?」

カズマ「フッ…」ニヤリ、スッ

カズマ「ダクネス、出番だ!」カアアァァーーー



ダクネス「うむ。ダスティネス家の令嬢にしてカズマの盾、ダクネスだ」

カズマ「さっそくで悪いが…」


8名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)17:26:46CKU (7/11)

カズマ「今、向かってくるあの酔っ払いから盾となって、俺を守ってくれ」

ダクネス「おぉー、なんという絶好のシチュエーション!任されたぞ」

酔っ払い「どけえぇーー、女ああぁーーー!!」ダダッ

ダクネス「私はカズマの盾だ。どいてと言われて、黙ってどく訳がなかろう」ガキン

ドンッ

酔っ払い「ぐわあぁーーっ!?」ドサッ

オイ、アノヨッパライ、アノヒトノカラダニアタッタダケナノニ、フキトンダゾ!!
フキトバサレルトカ・・・。アノ、キレイナヒト、ドンダケカタインダヨ!?

ルナ(す、凄い…)

ダクネス「なんだ…威勢良くぶつかってきた訳にはだらしないな。それに痛みの感覚もまったく無しで、綿のような感覚だ」

ダクネス「つまらん。貴様、私に痛みの一つも与えられないのか!!」

カズマ「おい、ダクネス。痛みを貰う必要はないんだぞ…」


9名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)17:46:03CKU (8/11)

酔っ払い「ふ、ふざけんな!!何が痛みの一つだ!」

酔っ払い「こうなったら、てめぇは無視だ。おい、後ろのガキ、最初に喧嘩を売ったお前だけボコボコにしてやるよ!!」ダダダッ

カズマ「うおっ、凄い勢いで俺の方に来るぞ!!」

酔っ払い「死ねえぇーー、ガキィ!」ブンッ




ダクネス「デコイ…」スッ

酔っ払い「なっ!?」

カズマ「おぉっ、出た。ダクネスのデコイ!」

酔っ払い「て、てめぇ、いつの間に、そのガキと俺の前に!?」

ダクネス「デコイ……この能力を使えば全ての敵は私に寄ってくる、つまり囮だ」

ダクネス「囮の応用を利用し、私自身を貴様の囮として貴様の前に誘き寄せた。それだけだ」

酔っ払い「そ、そんなの有りかよ!?」

ダクネス「有りだ。それより貴様、私の仲間に気安く指一本でも触れてみろ…。」ブンッ

ガシッ

酔っ払い「うぐっ!?」

ダクネス「その時は、貴様許さんからな」グググッ

酔っ払い「あがぐわっ!!?」メキメキ

カズマ「ダクネス、その辺にしとけ。死ぬぞ」

ダクネス「分かった…。」パッ

酔っ払い「ぐおっ!」ドサッ

カズマ「これで分かったか? 早くここから去ったら?じゃないとまた…」チラッ

ダクネス「…」ゴゴゴゴゴゴ

酔っ払い「ヒィッ………す」ゾクッ

酔っ払い「すみませんでしたあぁぁぁーーーーーー!!!!!」ダダダダダダダッ


10名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)21:39:50CKU (9/11)

カズマ「流石はダクネス。ガードと腕力にだけは長けてるよ」

ダクネス「不器用で、攻撃は当たらない分、持ち前の防御力と体を鍛えて培った腕力だけでカバーしてるようなものだがな」

カズマ「それでも流石だって。」

ダクネス「だが、カズマ。あの酔っ払いはなんだ!私に痛みの一つも与えてくれなかったぞ!?」

カズマ「そういやぁ、お前ドМだったな…」

ダクネス「あぁ……早く私に好ましい痛みをくれる敵と出会いたいものだな……?」ゾクゾク

カズマ「ひとまず、それはおいといて。もう夕食だけど、俺の魔力は少ないから、召喚できるのは一人が限界だ」

カズマ「だからいつものように俺が先に半分食べて、ある程度魔力が回復したらいっぺんに召喚してやるからそれまで待っててくれ」

ダクネス「分かった。待ってるぞ」ボンッ

ダクネスのカード『…』ピラッ

カズマ「空いてるとこ、座りますか…」スッ


11名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)21:47:43CKU (10/11)

カズマ「…」

ウェイトレス「おまたせしました」

カズマ「おう…って、なんだこりゃあ!?」

『肉料理盛りだくさん、高級シュワシュワ』ドーン

カズマ「こ、こんなに頼んでないけど…」

ウェイトレス「これはルナさんからです」

カズマ「えっ、ルナ?」

ウェイトレス「はい。先ほど、迷惑なお客様を追い払って頂いたお礼との事です」

カズマ「そうか。(まぁ、追い払ったのはダクネスだけどな…。)」

ウェイトレス「では、ごゆっくり」

カズマ「ルナのお礼でこんな夕食にありつけるなんて、ある意味ラッキーだな」

~30分後~

カズマ「ふぅ。半分どころか、食べ過ぎたかな…。でも、まぁ、あいつらの料理と酒は残してあるし、いいかな」

カズマ「じゃあ、食べて魔力もある程度回復したから、そろそろ召喚しようかな」スッ

カズマ「全員、夕食だ。出て来い!」カアアアァァーーーー


12名無しさん@おーぷん2019/01/27(日)23:38:07CKU (11/11)

アクア「はぁー、随分と遅かったじゃないの。」

カズマ「悪い。色々あってな」

めぐみん「私は随分と休ませて頂き、なんとか歩けるまでに回復しました」

カズマ「めぐみんにはゆっくり休めていいのかもな」

ダクネス「待ってたぞ、カズマ。おぉ、アクアにめぐみん、今朝のクエストぶりだな」

めぐみん「そうですね」

アクア「揃って会えるのはクエストか、食事の時ぐらいだものね」

アクア「で、カズマさん、例の食事…肉とシュワシュワは?」チラッ

めぐみん「私も、お肉をたっぷりですが…」チラッ

『肉料理盛りだくさん、高級シュワシュワ』ドーン

アクア「えぇーー、いくらなんでも多過ぎじゃない!?それにシュワシュワなんて、普通じゃなくて高級じゃないの…どうしてこんな!?」

めぐみん「確かにお肉たっぷりですが、これは多過ぎますよ!?」

ダクネス「まぁまぁ、二人とも落ち着け。で、カズマ、こんなに頼んでどうした?しかも高い物まで…私たちの為か?」

カズマ「いや、そこはまぁ、誰かさんのお蔭みたいっつーか…。」チラッ

ダクネス「?」

カズマ「まぁ、ひとまず食べろ。お金の面は心配しなくていいし」


13名無しさん@おーぷん2019/01/28(月)00:25:55gk6 (1/2)

アクア「まっ、腹は結構減ってるし、これぐらいでちょうどいいのかもね」

めぐみん「我程の大魔法使いともなれば活動する為に大量の贄が必要となるのだ。故に、食べ切ってみせよう」

ダクネス「空腹

~30分後~

アクア「はぐはぐはぐはぐ!!んぐんぐんぐっ!!」ガツガツ、ゴクゴク

めぐみん「はぐはぐはぐはぐ!!」ガツガツ

ダクネス「はぐはぐはぐはぐ!!」ガツガツ

カズマ「………」

カズマ「すっげぇ、食いっぷりだな」

アクア「当たり前よ……ガツガツ……カードでも……ガツガツ……腹は減ったり……喉だって乾く……ゴクゴク………のよ」

カズマ「食べるか、喋るか、どっちかにしろよ…」

めぐみん「いくらカードの存在だといえ、召喚されればカズマと同じですよ…腹が減り、たくさん食べる事も」モグモグ

ダクネス「皆、きたるべき時の為に魔力や人のエネルギーを蓄えておく必要があるからな。だからこそ、食べられる内は食べておかないといけない!」モグモグ

カズマ「そうか…。まぁ、食べ過ぎには気を付けろよな」

~数十分後~

『カラの皿ばかりと中身も無いシュワシュワのボトル』

アクア「あ~、久しぶりに良い物食べたし、高級シュワシュワも飲めて幸せ~///」ポオォォーー

めぐみん「ここまで食べたのは久しぶりですよ」

ダクネス「私もこれ以上は入らない。だが、ちょうど食べ終えたから、残さなくて良かったよ」

カズマ(あんなにあった肉料理を全部平らげるとは、どんだけ魔力やエネルギーを蓄える気だ!? そして、どんだけ大食いなんだよ…こいつら)


14名無しさん@おーぷん2019/01/28(月)00:29:50gk6 (2/2)

※訂正↑

誤  ?  ダクネス「空腹


正  〇  ダクネス「私ももちろん空腹だ。こんなに肉料理があるのなら、ありがたく頂くまでだ」


15名無しさん@おーぷん2019/01/28(月)19:52:394nh (1/1)

ゆんゆんは?


16名無しさん@おーぷん2019/01/30(水)00:32:29dbi (1/1)

カズマ「にしても、お前らと出会ってから、もう数日経つのか…」

めぐみん「そういえば、そうですね。もう数日とは早いもんですね」

アクア「あら、時間はあっという間に流れるものよ」

ダクネス「数日前、カズマと初めて出会ったのは仲間召喚用カードの小さなお店だったな」

カズマ「あぁ。ここに来てすぐ、召喚士の話を聞いてお店を訪れたんだ。もし、召喚士になれたらって考えながらな」

めぐみん「そして、戦力外の存在として長年売れ残りだった私とアクア、ダクネスの三人のカードをカズマは選んでくれましたね」

カズマ「何がいいかを探してたら、異様に売れ残り感が出ているかのような三枚のカードに目がいって、最初は懸念したけど、まぁこういうのも有りかなって直感で手に取ったんだよ」

アクア「カードの世界じゃ、私たちそれぞれが誰かに召喚される感覚が起きて、気が付いたらカズマの持つ魔力で現実に召喚されたって訳ね」

カズマ「なんで急にお前らを召喚出来たのかと疑問に思ったけど、まさか俺の魔力がたまたま強力だった事と魔力に引きつけられたアクア達が召喚に応じたことだったとはな…。」

めぐみん「カードに強い魔力が伝わるだけでも召喚の合図みたいなものです。ましてや、カズマの持つ魔力には強さを感じたので、それに引きつけられてそのまま現実に…」

ダクネス「魔力を感じるのも現実に召喚されるのも数ヶ月ぶりだからな、あの時は。まぁ、仕方ない」

カズマ「で、アクア達を召喚してすぐ、店主がびっくりして「召喚士」の才能あるって言われた上、売れ残りだからってタダでお前ら(のカード)を貰ったって事だ」

カズマ「これが俺達の数日前の出会いの経緯だったな…。」

アクア(でも、なんでさっきから私もカズマさん達も説明口調のような喋り方をしたのかしら??)


17名無しさん@おーぷん2019/01/31(木)00:38:26CZC (1/1)

ダクネス「カズマに選んでもらったおかげで私たちはこうして食事を頂く事ができ、クエストでも活用して貰えている……選んでくれたこと感謝するぞ、カズマ!」

めぐみん「そうです。カズマが選んでくれなかったら、私達は一生あのままだったかもしれません。私からもお礼を言わせてください……ありがとうございます、カズマ」

アクア「まぁ、私からも言わせて貰うわ。その、ありがとね…カズマ」

カズマ「いや、これは俺は直感で選んだだけであって、別にお前らを選んだ訳じゃ…」

アクア「なによ、せっかく感謝してんのに、嬉しくない訳?」ジトーーー

カズマ「違うって、確かに嬉しいけど、これだけは分かってくれ。あくまでお前らを選んだんじゃなくて、直感で選んだだけだからな!」

めぐみん「分かりましたよ。ただ、カズマが直感でも私達を選んでくれた事で私達は救われたのですから、感謝は絶対に忘れませんよ」

ダクネス「あぁ、私もだ。どういう理由であれ、救われた事に変わりはないのだからな」

アクア「私も異論はないわよ。めぐみんとダクネスの意見に同意だから」

カズマ「そう言って貰えるなら、俺は良い仲間に巡り合えた幸せ者だな…///」


18名無しさん@おーぷん2019/02/01(金)00:24:57HQT (1/2)

カズマ「しっかし、良くお前ら、俺を主と認めてくれたな…。普通はすぐに認められるものじゃないと思うが」

めぐみん「カズマが私達を選んでくれた時点で貴方に心を開いたのですから、すぐに主と認めるのも当たり前ですよ」

ダクネス「めぐみんと同じ考えだ」

アクア「私も」

カズマ「そういう事か」

カズマ「で、それぞれ改めて聞くが、アクアは女神のはずなのにどうしてカードとして地上にいるんだよ?」

アクア「まぁ、詳しくは今度話すけど、一応はひとことで言えば…勉強の一環よ」

カズマ「勉強?」

アクア「そう。勉強の一環でね!」

カズマ「そうか。で、めぐみんは紅魔族と言っていたが、紅魔族ってなんだ?」

めぐみん「えっ、カズマ、紅魔族を知らないんですか!?」

カズマ「(転生者だから、分からん)あぁ。」


19名無しさん@おーぷん2019/02/01(金)00:50:55HQT (2/2)

めぐみん「はぁ~、しょうがないですね。いいでしょう、無知なカズマの為に教えてあげましょう」

カズマ「おう、頼む(無知なって付けられるとムカッとするけど、そう言われてもしょうがねぇか)」

めぐみん「いいですか……我が紅魔族は高い知力と魔力を持つ一族です。我のように眼が紅い人は、紅魔族の血を引くその証になります」

めぐみん「上級魔法も簡単に扱えるなど紅魔族は強い一族なのです。そして、拠点は主に紅魔の里で生活しながら過ごしています」

カズマ「長々と説明させて悪かったな。ありがとう、少しは理解できたよ」

カズマ「で、最後ダクネスはダスティネス家の令嬢って言ってたが、令嬢という事は金持ちなのか?」

ダクネス「まぁ、お金持ちというか、私の家は王家の懐刀とも呼ばれる大貴族なだけだからな」

カズマ「マジか!! 大貴族なんて、すげえよ」

ダクネス「そうか? 大貴族といっても何不自由ない生活を送れるのは確かだが、反面家柄に沿って色々とやる事なす事大変だぞ。」

カズマ「あぁ…貴族も庶民みたいに大変な面があるのか」

ダクネス「そういう事だ」

カズマ「もう一つ、ダクネスって本名はなんて言うんだ?」

ダクネス「へっ!?//」

カズマ「ほら、実家がダスティネス家って言うなら、名前の中には当然ダスティネスが入ってるはずだろ? なのに、ダクネスはダクネスとしか名乗ってねぇから、何か別に名前があると思ってな」

ダクネス「い、言わんぞ!?///」

カズマ「へっ?」

ダクネス「私の本名は死んでも言わないつもりだ。なぜなら、私はお父様の見合い話に疲れ、前々から憧れていた冒険に出たく家を飛び出したからだ。で、その際本名も捨てて、ダクネスと名乗る事にしたんだ」

ダクネス「だからこそ、捨てた本名は言わない、いや…二度と名乗るつもりもない!以上だ」

カズマ「そ、そうか…。」