1◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:24:21KOh (1/9)

G11「困ったなぁ…」ウーン


FAL「お困りのようね」ザッ


G11「FAL!」


G11「そうなんだよ、この缶詰が食べたいのに缶切りを忘れちゃって困ってたんだ」


FAL「なるほどね」


FAL「私なら…こうするわよ!」ターン!


G11「えっ!ちょっ!何で缶詰撃ってんの!?」


FAL「G11は知ってるかしら?」


FAL「缶詰の発明が1810年だったのに対し、缶切りが発明されたのはそれから48年も後の1858年なのよ」


G11「昔の人ってバカなの?」


G11「っていうか何で撃ったかの説明は!?」


2◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:25:29KOh (2/9)

FAL「缶切りが発明されるまでの間、人間はどうやって缶詰を開けたと思う?」


G11「どうって…なんか工具とかで無理やり開けるしかないんじゃないの?」


FAL「その通りよ」


FAL「ナイフで蓋を無理やり切り開いたり、ハンマーとノミで壊して開けたそうよ」


FAL「そして時には…銃で穴を開けてね」


G11「そうか!だからFALは缶詰を撃ったんだね!」


FAL「ええ、缶切りも工具も無い時でも私達なら銃がある」


FAL「今後は撃って開けると良いわ」


FAL「それじゃあ私は行くわね」


G11「ありがとうFAL!」


FAL「私にとってこの程度の問題、大したことじゃないわ」


3◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:27:01KOh (3/9)

スプリングフィールド(以下・春田)「困ったわぁ…」ウーン


FAL「お困りのようね」ザッ


春田「あっ、FALさん」


春田「ええ、実はグリフィンのみんなにもコーヒーの良さを知ってもらいたいんですが…」


春田「ほら、ここの人形って甘党かアル中しかいないでしょう?」


春田「だから中々分かってもらえなくて…」


FAL「なるほどね」


FAL「私なら…こうするわよ」スッ


春田「コーヒーを手にどこへ…?」


FAL「この冷蔵庫のバニラアイス、いただくわ」ガチャ


春田「あ、それ私のオヤツ…」


4◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:27:48KOh (4/9)

FAL「春田はイタリアにコーヒーを使ったスイーツがあるのを知っているかしら?」


春田「ティラミスですか?」


FAL「そう、アフォガートよ」ダバァ


春田「バニラアイスにコーヒーを!?」


春田「…なるほど!これならコーヒーの苦味とアイスの甘味がお互いを引き立て合ってくれますね!」


春田「このアフォガートならアイスが大好きなみんなに喜んで食べて貰えます!」


FAL「それじゃあ私は行くわね」


春田「ありがとうFALさん!」


FAL「私にとってこの程度の問題、大したことじゃないわ」


5◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:28:50KOh (5/9)

コルトSAA(以下・SAA)「困ったわねぇ…」ウーン


FAL「お困りのようね」ザッ


SAA「FAL!」


SAA「そうなのよ、指揮官から瓶入りのコーラを貰ったのは良いんだけど栓抜きが無くて…」


SAA「特別な瓶だから割る訳にもいかないしどうしようかと…」


FAL「なるほどね」


FAL「私なら…こうするわよ」ピポパ


SAA「電話…?」


FAL「…ええ、私よ、すぐ来てちょうだい、5分以内よ」ピッ


FAL「あと5分したら来るから少し待ちなさい」


SAA「誰が?」


6◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:29:25KOh (6/9)

~5分後~


ガリル「ハァハァ…急に呼び出してなんの用や…!」ゼェゼェ


SAA「ガリル!」


FAL「時間通りね」


FAL「じゃあガリル、あなたの銃を借りるわよ」


ガリル「ハァ…?まぁええけど…」スッ


FAL「SAAは知っているかしら?」


FAL「ガリルのバイポッドには栓抜きが装備させられているわ」カポン


SAA「わぁ!これで無事にコーラが飲めるわ!」


FAL「それじゃあ私は行くわね」


SAA「ありがとうFAL!」


FAL「私にとってこの程度の問題、大したことじゃないわ」


ガリル「ちょい待ち、ウチこの為だけに呼び出されたんか?」


7◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:30:12KOh (7/9)

カルカノM19/38(以下・カルカノ妹)「困りました…」ウーン


FAL「お困りのようね」ザッ


カルカノ妹「あ、FALさん」


カルカノ妹「別に困ってないですよ?」


FAL「さっき困ったって言ってたじゃない」


カルカノ妹「言ってませんけど」


FAL「困ってる声が聞こえたわ」


カルカノ妹「だから言ってませんってば」


FAL「なるほどね、姉のようにみんなから信用されたいと」


カルカノ妹「それは本当に言ってませんけど!?」


FAL「私なら…こうするわね」スッ


カルカノ妹「なんです?この小さいの」


カルカノ妹「飴ですか?」


FAL「自白剤よ」


カルカノ妹「自白剤」


8◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:30:43KOh (8/9)

カルカノ妹「私、そのレベルですか?」


FAL「そうね」


カルカノ妹「即答」


FAL「それじゃあ私は行くわね」


カルカノ妹「いや、この自白剤持って帰ってくださいよ」


FAL「私にとってこの程度の問題、大したことじゃないわ」


カルカノ妹「持って帰ってくださいって」


カルカノ妹「置いてかれても困りますって」


FAL「お困りのようね」ザッ


カルカノ妹「困ってないです」


END


9◆ajqgdR8aUE2019/01/13(日)21:33:25KOh (9/9)

世話焼きFALさんのコミュニケーションボイスの4が好き

FALは見た目より良い子です

ではまた