346【77】2018/12/28(金)10:51:59GoT (1/1)

ヤバそうなのはリーダー紳士農家だね
帝国軍はなんとも言えないけど
医者も設備面で厳しいかも、前回使用した医療器具微妙そうだったし


347【78】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)13:38:26FHZ (15/27)

>>345 しばらく無いです、またリストライベントがあるなら負けパターンは公開せず温存してます



巫女は帝国人の目を盗んでウミガメに乗って出かけた。

ウミガメに掴まっている限り呼吸が続き、体や服、持ち物が濡れることは無い。

水圧にも耐性を獲得し、その最高移動速度は船舶を優に超える。

巫女(海を探索しようと思いましたけど)

巫女(この広くて深い海で、何をすればいいのか……)


1.遠く離れた海へ全速力で進んでみる
2.周辺の島々を調べる
3.周辺の海中を探る

↓1選択


348名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)13:41:15YoD (1/1)

1


349【31】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)14:51:26FHZ (16/27)

巫女(周辺には大きな島や村は無くて、以前に掠奪したことがあって協力はできないと船長さんが言っていました)

巫女(とりあえず陸地に当たるまで真っすぐ突き進んでみましょう!)

巫女(北に進むとカタパルト王国で、西に進むとバリスタ帝国でしたね)

巫女(北東の方角から開拓者さんがやってきたということなので……)

巫女(南に進めば未知の何かが見つかるはずです!)


ウミガメの最高速度で行けども行けども海だった。

しかも、巫女は認識していないが海の流れが速い。

海賊の跋扈する海域――内海から、大洋へと出てしまったのだ。

巫女は海中に潜ってみた。

巫女(海の中も明るく見えているはずなのに、底が見えません……)

巫女(引き返した方がいいかもしれません……)

巫女(帰れるでしょうか……)


1.北に引き返す
2.まだまだ南に突き進む
3.海溝に潜る

↓1選択


350【82】2018/12/28(金)14:52:25wp8 (2/3)




351【80】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)15:27:06FHZ (17/27)

海岸を吹雪が襲う。

巫女「さ、寒い……!」

ウミガメ「」

巫女「ウミガメさんが冷えて動かなくなりました……」

南下を続けた巫女はとうとう雪国に来てしまった!

巫女「今どれくらい……。無い。時計を忘れてしまいました……」

巫女「ウミガメさーん、起きてください。帰りましょう」

猟師「獲物かと思ったがウミガメと女の子……?」

猟師「君、家に来なさい。そんな薄着でここにいたら死んでしまう」


しばらく歩くと真っ白な視界の中にうっすらと小さな村が見えてきた。

猟師の家には暖炉やきちんとした家具があり、村の規模の割には文明的な暮らしをしているようであった。

巫女「こんな寒い所にも人が住んでいるんですね」

猟師「夏になると雪が溶け、草花が大地を彩る」

巫女「素敵ですね。待ち遠しいでしょう」

猟師「ただし、同時に大量の蚊が沸く」

巫女「虫にとっても恵みの季節なんですね……」

巫女「ところで、ここは世界のどこですか?」

猟師「オフトニア南東部、ユビサキ諸島。平和だが生活の辛い土地だ」

巫女「大国の一部なんですね……ちょっと残念」

猟師「言葉が通じなければ君は助からなかったぞ。オフトニアの外まで行くと会話ができない上にもっと寒くなる」


352【66】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)15:36:07FHZ (18/27)

巫女(この国に助けを求めるのは無駄かもしれません。バリスタ帝国から遠すぎます)

ウミガメが目を覚ました。

巫女「あっ、ではそろそろお暇します」

猟師「待つんだ。まだ外は吹雪いている」

巫女(ウミガメに乗ってきたなんて言っても信じてもらえそうにないですね……)

巫女「近くに港町はありますか?」

猟師「ここからは半日以上かかるが……」

猟師「仕方ない。吹雪が止んだらソリに乗せて連れて行こう」

巫女「どれくらいかかりますか?」

猟師「長くて一週間だ」

巫女(長い!)


1.開拓島の窮状を話す
2.家から逃げ出して一気に海に出る
3.食糧庫を調べる
4.ソリを調べる

↓1選択


353名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)15:42:05P7Z (1/4)




354名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)15:42:46P7Z (2/4)

age失礼


355【52】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)21:16:51FHZ (19/27)

巫女は自分の地元が帝国に支配されつつあることを話した。

猟師「それで、帝国の目を盗んで島を逃げたところ、漂流してしまったのか」

巫女「あまり間違ってはいません」

猟師「村長に話してみよう。村長は以前国の中枢にいて、軍部とも繋がりがあった。何か知っているかもしれない」

巫女「もしかして、助けていただけるんですか!」

猟師「まだ何も分からない」

幸い、吹雪は一日で止まった。

巫女と猟師は村長の家を訪ねた。

村長「なるほど……あの海域を狙っている国があると」

猟師「バリスタ帝国なんて初めて聞きましたよ」

村長「カタパルト共和国ほか、周辺国との貿易を妨げられる恐れがある」

村長「芽は早めに摘んでおく方がいい。上に提言しておこう」

巫女「ありがとうございます!」

村長「恐らく、カタパルト共和国の出方次第で動くことになるだろう」


港町。

巫女「大変ありがとうございました。お土産までいただいてしまって」

猟師「大した量じゃない。気を付けて帰るんだぞ」

船が出航してすぐ、巫女はウミガメと共に海に飛び込んだ。


356【59】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)21:20:42FHZ (20/27)

巫女は渡り鳥に市場島の方角を教えてもらいながら北上した。

巫女「市場島を知っている鳥さんがいて助かりました」

巫女「……あっ、見えてきました。案内ありがとうございました」

渡り鳥「クェーッ!」

巫女「まだ、荷物に余裕がありますね……」


1.久しぶりに市場島へ行く
2.周辺の島々を調べる
3.周辺の海中を探る

↓1選択


357【49】2018/12/28(金)21:28:18mlN (1/2)

3


358【18】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)21:37:01FHZ (21/27)


巫女(海の中を探検してみましょう)

海の中は急な斜面になっていた。

巫女(たしか、この海域は遠い昔に山脈だったとか……)

巫女(だから深いんですね)


1.沖合で魚を捕まえる
2.島の近くで獲物を探す
3.海底遺跡を発見
4.沈没船を発見
5.深海まで行ってみる

↓1選択


359【89】2018/12/28(金)21:40:01P7Z (3/4)

5


360【95】2018/12/28(金)21:51:50HQO (1/2)

今更ながら巫女ちゃんの行動範囲自由すぎる…w


361【14】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:07:06FHZ (22/27)

巫女(暗い海の底には一体何があるんでしょう?)

巫女(行ってみましょう!)

ウミガメの効果で、深く潜っても周囲は薄暗い程度で済む。

巫女(不思議な形の生き物がいます。食べられるんでしょうか?)

巫女(持って帰っても受けが悪そうな生き物ですね……)

記憶が無く、大衆の価値観の影響を受けていない巫女は深海生物に嫌悪感を持たなかった。

しかし人に好ましく思われる物がどういう物であるかのセンスはあるため、それが一般的に気持ちの悪い姿であることは分かった。

ピタッ クルッ

ウミガメ「……」

巫女(ウミガメさん、急に方向転換してどう……)

背後から巨大な何かが迫ってきていた。

巫女(これは、クジラ……!?)

その大きさこそクジラであるものの、大きく開いた口内には刀剣のように鋭く長い牙がびっしりと生えそろっている。

巫女(今、魚の群れを追い抜いたのに……すごく速いです!)

突如、周りの魚やイカが体勢を崩してクジラの口内へ吸い込まれ始める。

巫女(海水ごと吸われてます……!)

ウミガメとクジラの距離がぐんぐん縮まる。

しかし寸前でウミガメはクジラの側面に移動し、クジラの後方へと一目散に逃げた。


362【5】2018/12/28(金)22:09:57FKK (1/1)

そうか鮫喰い鯨は深海に居たのか


363【4】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:15:25FHZ (23/27)

巫女「な、なんだったんですか、あれは……」

巫女「海、怖いです……」

農家A「どうしたんだ?」

巫女「ああ、農家さん。深海と南極に行ってきました」

農家A「なに!?」

巫女「これ、お土産のベリーです。色んな種類をもらいました」

農家A「これは確かに寒い地方の果物だ……」

参謀「あらあら、忍者から報告を受けた通りねぇ」

忍者「上陸の瞬間、しかと見ていたでござる」

巫女(しくじりました……! 海から早く上がりたくて警戒が足りませんでした)

参謀「勝手にどこへ行っていたのか説明してもらいましょうか」

巫女「……どこで何をしようと自由じゃないですか?」

参謀「契約の事を忘れたの? 海辺の土地は全て私の管轄。勝手なことは」

巫女「ベリーを採っちゃダメって決まりがありましたか?」

参謀「勝手に海に出るのを禁止したでしょう!」

巫女「海に出たという証拠は? わたしは濡れてませんし、船はどこにあるんですか?」

巫女「わたしを拷問しますか? だったら初めから契約書なんて意味なかったですね」

参謀「……絶対に証拠を掴む。覚悟しておきなさい」


364【66】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:17:28FHZ (24/27)

農地。

農家D「ベリーは全部植えたぞ」

巫女「育つまでには時間がかかりそうですね」

農家D「夏場は栽培できないかもな」

巫女「まだ品種改良には使えませんね……」

農家D「また、あれをやるのか……」


・農産物
小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、ほうれん草、トマト、イチゴ、リンゴ、ブドウ、甜菜、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
・特殊作物
巨大麦、鉄米、チョコーヒー、リラックスコットン
・野草
野花、雑草、若木、水草
・温室島
カカオ、コーヒー、バニラ、バナナ、パイナップル、マンゴー、ココヤシ、綿花、その他【熱帯果樹】

↓1、2 それぞれ植物を二種類選択、【】のついた植物はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


365【49】2018/12/28(金)22:19:55HQO (2/2)

野からし


366名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)22:21:58mlN (2/2)

カカオとリンゴ


367【51】2018/12/28(金)22:22:59wp8 (3/3)

リラックスコットンと綿花


368【96】2018/12/28(金)22:23:01h6G (1/3)

オリーブ、野からし


369【60】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:37:28FHZ (25/27)

>>365は一種だったので一つずらして採用



巫女は性懲りもなくウミガメに乗って温室島へ向かった!

巫女(牙クジラも参謀さんも怖いけど、品種改良への情熱はそれを超えます!)

温室島、巫女用温室。

巫女「ついでに今育ってるリラックスコットンも収穫していきましょう」

巫女「まずはカカオに再挑戦です。きっと何か合うものがあるはず……!」

巫女「果物を代表してリンゴと一緒に植えてみましょう」

巫女「リラックスコットンにはさらに綿を足してみます」

巫女「何ができるかな?」


巫女「シナモンの実ができました」

コック「何よそれ」

巫女「味見どうぞ」

コック「……シナモンね」

巫女「種をすり潰すと、さらに濃厚なシナモンの風味が!」


巫女「リラックスコットンの改良に成功しました!」

三つ編み「元のと何も変わらないように見えるけど……」

巫女「普通の品種改良に近いですから。収穫量が増えました」


●町の生産品
・特殊作物……改良型リラックスコットン、シナモンベリー

●ステータス
グルメLv.5
異界探査Lv.5(>>241で忘れていた)


370【40】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:39:56FHZ (26/27)

巫女(次は、剣と魔法の世界で冒険しましょう!)

巫女はリスクを恐れない。

巫女(前回は、半端なところで終わってしまいました……)

巫女(まあ時間を考えるとボス4体でちょうどいいんですけどね)

巫女(さて、誰を誘って行きましょうか?)


↓1 パーティメンバーを3人まで選べる


371名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)22:41:36h6G (2/3)

医者 学者 三つ編み


372【94】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/28(金)22:47:48FHZ (27/27)

巫女(まだ誘ったことが無いのは、バニーさん、ベルちゃん、リーダーさん、紳士さん)

巫女(でもやっぱり、一番安定するメンバーがいいですね)


剣と魔法の世界。

三つ編み「そろそろ疲れたんだけど……」

巫女「三つ編みさんが一番の戦力なんですから、お願いします」

学者「後はいつでも能力値が見れる僕と、回復のできる医者か」

医者「このメンバーなら危険そうなボス魔物が相手でも、強者の気分を味わえるだろうな」

巫女「あれ? 鉱山の方にエルフの人たちがいます」

エルフ戦士「鉱山のボスは我々が討伐しておきました」

エルフ弓士「勇者様とそのお仲間ばかりに任せておけませんよ!」

医者「余計な事を……」

巫女「せっかくのアイテムと金貨が……」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.高床式倉庫のボス『ノーブルミミック』に挑む
3.紡績所のボス『幼虫』に挑む
4.製錬所のボス『オーブンハンド』に挑む
5.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
6.入り江のボス『クラーケン』に挑む

↓1選択


373名無しさん@おーぷん2018/12/28(金)22:57:48h6G (3/3)

誘ったことのない人選んだ方がよかったかな、ごめん
安価下


374【97】2018/12/28(金)22:58:27P7Z (4/4)

3


375【53】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)00:56:04Swv (1/15)

巫女「このメンバーなら怖いものはありません」

巫女「行きましょう、紡績所に!」

学者「え? 帰るの?」

医者「実はこの世界にも同じ町があるんだ」

学者「人工的な世界だなぁ……」

医者「そしてそこには、私達の面影があるモンスターが出現する」

医者「例えば、製作所ではデザイナーの心象を現したようなダンジョンとボスが現れた」

学者「どこまで人工的なんだ」

学者「ってことは……紡績所に行くなら許可が要るんじゃないか?」

三つ編み「できれば、やめて欲しい」

医者「一般的な反応だ。心の内を覗かれたい人なんていない」

巫女「行ってみましょうよ。大きな虫が仲間にできますよ」

三つ編み「行く」

学者「単純だ……」


紡績所の入り口に入ると、やはり建物よりもずっと広い空間に出た。

漆黒が広がっている空間に、いくつものとても太いロープが張り巡らされている。

暗いはずなのだが、なぜかロープと巫女たち、そして魔物は明るく見える。

学者「ロープの上を伝っていかないといけないのか。足場が悪い……」

巫女「落ちたらどうなるんでしょう」

三つ編み「見えない壁があるから落ちないわ」


1.火炎シャクトリ
2.ゴムワーム
3.闇ミノムシ
4.撥水ヤゴ
5.大カマキリの卵嚢
6.クチビル

↓1、2 が現れた!


376名無しさん@おーぷん2018/12/29(土)01:00:51vXL (1/2)

4


377【72】2018/12/29(土)01:15:52TmJ (1/3)




378【20】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)01:18:22Swv (2/15)

撥水ヤゴは倒れた! ゴムワームは倒れた!

巫女のレベルが上がった! 学者のレベルが上がった! 三つ編みの(略)

ドロップアイテム:撥水繊維、ゴム繊維
獲得金額:600G


三つ編み「仲間にするまでもないくらい弱かった……」

巫女「入手したアイテムは、文字通りです。ボビンに巻き付いた状態で出てきました」

医者「弱い割に実用性のある物を落とすじゃないか」

三つ編み「ねえ、ボスは放置してしばらくこの辺りで魔物狩りしない?」

学者「無理だ。もう目の前にボスが来てる」


幼虫が現れた!

三匹の細長い虫がロープ状に巻き付いている。

医者「弱そうだ」

幼虫の捕縛糸! 医者は縛られた!

医者「ぐっ、ほどけない……!」

学者「油断するからこうなる」

大カマキリの攻撃! 幼虫に278のダメージ!

幼虫は倒れた!


379【82】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)01:18:41Swv (3/15)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.21
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.53
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.58
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.49
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35

ドロップアイテム:なし
獲得金額:0G

巫女「何も落としません……」

学者「経験値も入らなかった」

三つ編み「さっき一匹逃げてたわ」

3匹の幼虫のうち1匹が、消滅せずにロープの下へ落下していた。

仕立て屋ダンジョンが解放された!

巫女「これって……」

学者「今のは前哨戦って事か。面倒くさいな……」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.高床式倉庫のボス『ノーブルミミック』に挑む
3.仕立て屋のボス『繭』に挑む
4.製錬所のボス『オーブンハンド』に挑む
5.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
6.入り江のボス『クラーケン』に挑む

↓1選択


380名無しさん@おーぷん2018/12/29(土)01:34:51vXL (2/2)

2


381【83】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)01:55:22Swv (4/15)

三つ編み「仕立て屋へ行きましょう!」

学者「待った。大きい虫をこれ以上見るのは気分が悪いし、それに、見て」

医者「ボスは繭か。まだもう一段階残しているな」

学者「先に別の所へ行こう」

高床式倉庫に入ると、ただ、豪華な宝箱が一つだけあった。

それ以外には何も置かれていなかった。

学者「開けちゃ駄目だよ」

巫女「分かってますよ」

巫女の生成魔法! 砲弾が宝箱を押しつぶす! 先制攻撃! ???に9999のダメージ!

ノーブルミミックが現れた!

宝箱には何も入っていなかった。

ノーブルミミックの幻影噛みつき! 巨大な牙が学者を襲う! 学者に261のダメージ!

学者の地属性魔法! ノーブルミミックに5299のダメージ!

三つ編みの精神侵食ダンス! ノーブルミミックに3880のダメージ!

医者のナイフ攻撃! ノーブルミミックに689のダメージ!

ノーブルミミックは倒れた!

巫女のレベルが上がった! 巫女のレベルが上がった!



●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.26
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.55
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.59
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.51
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35

ドロップアイテム:銅貨
獲得金額:10G


382【92】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)02:02:04Swv (5/15)

風車ダンジョンが解放された! 調理場ダンジョンが解放された!

巫女「ケチにも程があります!」

三つ編み「ダンジョンすらケチってたし、とことん何にも無かったわ……」

学者「この銅貨、男性の横顔が彫られてる。どこの国の硬貨か分からない。巫女、鑑定して」

巫女「ええと、これは……使うと人間観察力や思考力が上がります。なぜかわたしと紳士さんには使えません」

学者「やっぱりただの銅貨じゃなかった」

医者「それらの力を身につける事でメリットがある誰かに使うべきだな」

三つ編み「一番思考力が欲しい人はもういないけどね……」


↓1選択 リーダー、学者、三つ編み、医者、バニー、赤髪、船長、ベル、農家 の中から



1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.調理場のボス『サキュヴィッチ』に挑む
3.風車のボス『エンシェントクロック』
4.仕立て屋のボス『繭』に挑む
5.製錬所のボス『オーブンハンド』に挑む
6.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
7.入り江のボス『クラーケン』に挑む
8.今回はもう帰る

↓2選択


383【92】2018/12/29(土)02:04:22hRy (1/1)

バニー


384【14】2018/12/29(土)03:32:01fgS (1/1)

7


385【8】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)21:50:08Swv (6/15)

※バニーに銅貨を使うのは帰った後で


巫女「入り江を解放して今度こそ海に出ましょう」

学者「今度こそ?」

三つ編み「港のボスを倒したのに海に出られなかったの」

学者「なるほど」

クラーケンが現れた!

巫女の生成魔法! クラーケンは砲弾を弾いた!

三つ編みのスパイダーネット! クラーケンはネットを器用に外した!

クラーケンは墨を撒いた! パーティ全員は暗闇状態になった!

クラーケンの触手薙ぎ払い! 巫女に291のダメージ! 学者に560のダメージ! 三つ編みに331のダメージ! 医者に371のダメージ! 大カマキリに603のダメージ!

学者は吸盤に引っかかった! クラーケンの叩きつけ! 学者に328の追加ダメージ!

学者の地属性魔法! クラーケンは石化しなかった。

医者は守備薬を飲んだ! 医者の防御力が大きく上がった!

巫女「えっ、今までと全然強さが違います……!」

学者「し、死ぬっ……! 体力の値が残り62しかない」

医者「一旦逃げて仕切り直すぞ」


386【66】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)21:50:21Swv (7/15)

巫女「なんとか逃げ切りましたね……」

医者「治療完了だ。……ここから先は無策では厳しいようだな」

三つ編み「お手軽に最強になれる世界じゃなかったの?」

学者「そうだと思ってたんだけどなぁ……。もしかしたら何か条件があるのかも」

巫女「条件?」

学者「僕らにしか手に入れられない道具を使うとか、作戦次第で完勝できるとか、ね」

学者「そしたら、力で勝てない魔物を頭脳で打ち破る勇者様すげー!ってなるじゃないか」

三つ編み「エルフにべた褒めされるのは前提なのね」

巫女「イカの弱点ですか……」


1.炎熱玉を持ち込んで焼いてみる
2.弾力はあるけど柔らかそうなので腕を斬ってみる
3.入り江は諦めて海賊村の岸から海に出る

↓1選択


387名無しさん@おーぷん2018/12/29(土)21:56:073nA (1/1)

2


388【54】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)22:07:32Swv (8/15)

学者「攻撃が全部弾かれていたら、倒しようがない」

巫女「体は一旦諦めて、先に腕を斬ってみませんか?」

医者「正解かもしれない。剣が弱点なら視界を塞いだ事に説明がつく……」

三つ編み「再戦の前に、踊っておくわ」

三つ編みの高速ダンス! パーティ全員の素早さが上がった!

学者「行こう。まずは全員で腕を総攻撃だ」

クラーケンが現れた!

巫女の生成魔法! ギロチンの刃で腕Aに9999のダメージ! 腕Aは倒れた!

三つ編みのワイヤーカッター! 腕Bに6775のダメージ!

学者はメタルナイフを召喚! 腕Bに3438のダメージ! 腕Bは倒れた!

大カマキリの攻撃! 腕Cは倒れた!

巫女「効いてます!」

三つ編み「何でも切れる鎌なら強さに関係なく切れるのね」

医者「後は今までと同様だ。私が盾になろう」


クラーケンは倒れた!

巫女のレベ(略)



●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.36
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.60
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.63
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.56
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35

ドロップアイテム:港の種
獲得金額:10000G


389【36】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)22:27:17Swv (9/15)

クラーケンが消滅すると大量の金貨が海に落下した。

学者「銀行かよ」

医者「現実で今の金貨の落下に当たれば即死だな」

巫女「金貨に埋もれてアイテムが見つかりません……」


巫女「やっと見つけました……。これは港の種です。植えた場所に港ができます」

学者「とうとう建築すら不要になった」

巫女「水辺以外に植えると、そこに大河か入り江ができます」

巫女「海の真ん中に落とすと、そこに島ができます」

三つ編み「地形すら作り替えるの……?」

医者「扱いを間違えると大事故が起こる。慎重に扱うべきだ」


学者「解放されたのは、旧島、インゴット島、猫神島、温室島、市場島、流刑島か」

巫女「酒造島にはなぜか入れないんですね」

三つ編み「ここからでもボスが見えるけど……旧島は無理ね」

医者「インゴット島の方は弱そうだが『幼虫』パターンだな」

学者「というか、どいつもこいつもクラーケン並なんだろうなあ」


1.旧島の『ダークメイデン』に挑む
2.インゴット島の『結晶コウモリ』に挑む
3.猫神島の『ネコマタ』に挑む
4.温室島の『果物の王』に挑む
5.市場島の『人喰い屋敷』に挑む
6.流刑島の『閻魔』に挑む
7.今いる島で魔物を討伐する(>>382から選ぶ)
8.今回はもう帰る

↓1選択


390名無しさん@おーぷん2018/12/29(土)22:29:09m01 (1/1)

7繭


391【72】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)22:43:03Swv (10/15)

学者「先に仕立て屋に行って、最終形態を見ておかない?」

三つ編み「賛成。今度こそ大きな虫を仲間にするわ」

仕立て屋に入ると、紡績所と同様に背景は暗闇だった。

しかしロープが組み合わされて、一枚の大きな布になっている。

その中央に、繭があった。

巫女「護衛がいますね」

学者「蜂とカマキリか……。攻撃が当たると危険だ。一気に倒そう」

三つ編み「あらかじめ皆の素早さを上げておくわ」

繭と、大カマキリと、劇薬ビーが現れた!

劇薬ビーの溶解毒針! 三つ編みは攻撃をかわした!

三つ編みのスパイダーネット! 劇薬ビーはしばらく動けない。

巫女の生成魔法! 大量の刃が魔物全体に襲い掛かる! 大カマキリに9999のダメージ! 繭に1のダメージ!

大カマキリは倒れた!

学者「やっぱり繭は壊せないか」

三つ編み「蜂はどうする? 仲間にしていい?」


1.操り糸で従える
2.倒してドロップアイテム『特効薬』を入手する

↓1選択


392【55】2018/12/29(土)22:43:43vrv (1/2)




393【47】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)22:55:23Swv (11/15)

三つ編みの操り糸! 劇薬ビーは操り人形になった!

巫女のレベルが上がった!

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.37
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.60
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.63
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.56
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:大鎌
獲得金額:200G

医者「何でも切れる鎌を手に入れたな」

三つ編み「蜂の顔、かわいい……」

学者「……そうなんだ」

巫女「あっ、繭が開きます!」

繭の中から成虫が姿を現した。

人間型の上半身に蜘蛛の八本脚が生えているが、脚の先端は人間の指になっている。

その瞳は大きな複眼で、頭部から垂れているのは髪ではなくとても長い二本のムカデだ。

成虫が背中を反らせた。

背中から生えた蝶の羽根を広げて、今にも飛び立とうとしている。

巫女の生成魔法! 砲弾はすり抜けた!

三つ編みのスパイダーネット! 網はすり抜けた!

三つ編み「ちぇっ……今は何も効かないのね」

巫女「見るからにチャンスなのに……」

学者「合理的だけど卑怯」


394【17】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)22:59:56Swv (12/15)

音楽堂ダンジョンが解放された!

巫女「4回戦いましたしそろそろ帰りますか?」

三つ編み「まだ大丈夫」

医者「クラーケンで2回分戦ったが」

学者「前哨戦は回数に数えなくていいんじゃない?」

巫女「では行くなら後一回ですね。あんまり倒しすぎると、帰る時に金貨運びで戦いの何倍も疲れます……」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.調理場のボス『サキュヴィッチ』に挑む
3.風車のボス『エンシェントクロック』
4.音楽堂のボス『アラクネクイーン』に挑む
5.製錬所のボス『オーブンハンド』に挑む
6.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
7.他の島のボスを討伐する(>>389から選ぶ)
8.今回はもう帰る

↓1選択


395【67】2018/12/29(土)23:00:53TmJ (2/3)




396【22】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)23:09:16Swv (13/15)

一行が風車の中に入ると、石畳の道が続いていた。

巫女「魔物、近くにいませんね」

医者「楽できるならいい事だ」

歩き進めると、工場の中に入った。

さらに歩き進めると、山道になった。

もっと歩き進めると、海辺に出た。

三つ編み「ダンジョン長っ……! ボスはまだ!?」

学者「人生の長旅か……。もう脚が棒みたいだ。杖が欲しい」

医者「お前が年老いてどうする」

巫女「だらしないですね……」

学者「こんな時に魔物出て来たよ」


1.キラーマシン モデル:銃
2.キラーマシン モデル:馬
3.オイルスライム
4.プロペラボマー

↓1選択


397【96】2018/12/29(土)23:12:08vrv (2/2)

4


398【7】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)23:19:52Swv (14/15)

プロペラボマーが現れた!

三つ編みのスパイダーネット! プロペラボマーは倒れた!

ドロップアイテム:永久モーター
獲得金額:500G

学者「瞬殺……」

三つ編み「……プロペラに絡まったみたい」

巫女「動力無しでいつまでも回転し続ける機械のパーツです」

学者「永久機関出て来たよ」

一行はさらに歩き続けた……。

巫女「いました! 部屋の奥にある時計、あれです!」

学者「駄目だ……。僕はもう戦えそうにない……」

エンシェントクロックが現れた!

劇薬ビーはエンシェントクロックに穴を開けた!

エンシェントクロックの時間操作! パーティ全員の速度がぐっと下がった!

エンシェントクロックは4機のオート戦闘マシンを召喚した!

巫女は花火を連射した! 合計5790のダメージ! オート戦闘マシンは全滅した!

三つ編みは穴にスパイダーネットを放った! エンシェントクロックに9999のダメージ!

エンシェントクロックは倒れた!

医者「もはや私達は歩いただけだったな」


399【74】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/29(土)23:26:56Swv (15/15)

レベルが(略)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.40
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.61
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.64
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.58
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:古びた歯車
獲得金額:1000G

学者「本当は結構強そうなのに、ほとんど何もさせなかった」

巫女「この歯車は……わたしが使うと工具の腕がちょっと上がって機械の知識が頭に入ってきます」

医者「君はますます超人になっていくな」

巫女「でも、これを使ってしまうと、成長期が終わってしまいますね」

三つ編み「他の人には使えないの? 私とか」

巫女「ダメみたいです」


1.歯車を使う
2.まだ歯車を使わない

↓1選択


400【48】2018/12/29(土)23:27:42TmJ (3/3)




401【35】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)00:05:02rKI (1/37)

巫女「まだ使わないでおきます」

学者「他の人に使えないなら巫女の好きにすればいいと思うよ」

牧場ダンジョンが解放された! 診療所ダンジョンが解放された!

医者「おお。ついに私の魔物とも戦えるのか。ワクワクするな」

学者「君、サバイバルを通した自分自身との戦い好きだしね」

医者「心理や過去も反映されるんだろう? 私自身がどのようなもので形成されているのか、直に見るのが楽しみだ」

医者「診療所ダンジョンに挑む際には必ず私を誘ってくれたまえ」

巫女「分かりました……」


医者「しかし、流石の私もあれだけ歩くと疲れてしまった」

巫女「皆さん、本当の戦いはこれからですよ……」

巫女「これから金貨1万枚を赤い金属の世界に運ばなければいけません」

学者「じ、地獄だ……!」

三つ編み「金メッキされた銅だったら良かったのに……」

巫女「これで筋力が鍛えられないのが不思議なくらいです」


402【13】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)00:05:30rKI (2/37)


巫女「バニーさん、これ使ってください」

バニー「お金? これで買い物するの?」

巫女「使えませんか?」

バニー「どこのお金?」

巫女「ここじゃ使えないみたいですね……。神殿に来てください」

巫女「使うことができると思います」

巫女はバニーに銅貨を使った!

バニーの注意力がぐっと上がった。


バニー(あの人、女性の団員の胸元をちらちら見ていたわ。そして力仕事……きっとお酒の付き合いもしてるわね)

バニー「こんばんはぁ、お兄さん、お仕事お疲れ様です」

鉱夫「おおっ、可愛い姉ちゃんじゃねぇか」

バニー「アタシのお店で飲んでいきませんか? お安くしときますよ?」

鉱夫「いいな。ちょっと飲みたい気分だったんだ」


酒場。

労働者「最近、開拓団の人がよく来ますね」

バニー「お金落としてくれるからいいでしょ。これで奪われた食料を買い戻せるわよ!」


●ステータス
歓楽Lv.3


403【9】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)00:18:20rKI (3/37)

ベル「お姉ちゃん……忙しそうだね」

巫女「そうでもないですよ」
↑↑
さっきまで南極へ行き凍え死にかけて巨大クジラに追われ死にかけて一旦帰って来た直後に温室島へ行って帰って来て巨大な魔物と連戦して長距離を歩き大量の金貨を運んだ人


誰かと交流する(会話、手料理、お酒、服を贈る)、または頼み事、あるいは動物と交流

(特に記載がない場合会話になります)
(頼み事の場合仲良し度は上がりません)

安価↓1、2、3


404【60】2018/12/30(日)00:19:33jlQ (1/1)

ベルと会話


405【36】2018/12/30(日)00:21:07Oaz (1/1)

農家に料理


406【26】2018/12/30(日)00:23:2495p (1/1)

紳士 料理


407【80】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)00:41:41rKI (4/37)

牧場(研究所)の世界。

巫女とベルは動物の世話をしていた。

施設の設備で必要な世話はすべて自動的に行われているのだが、あえて人の手で行うのも大事だと判断した。

下手な人間ならともかく、この二人は意思疎通が可能なので動物も喜ぶ。

ベル「ねえ、お姉ちゃん。あのバッテンマークの向こうに行ってみたくない?」

巫女「えっ、それは危ないと思いますよ」

ベル「ふふっ、怖いんだ?」

巫女「挑発には乗りませんよ。何が出てくるか分からないんですから」

父ヤギ「いざとなれば私達がベルを守る」

巫女「流石のヤギさんでも、剣と魔法の世界の魔物みたいな生き物が出てきたらどうしようもないと思いますけど……」

父ヤギ「少なくともこの施設の中に生き物の気配は無いよ」

巫女「あなたは何者なんですか……」


1.×マークが記された扉を破る
2.研究所の設備の話をしてごまかす

↓1選択


408【35】2018/12/30(日)00:42:08BXq (1/3)




409【76】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)01:39:49rKI (5/37)

巫女「仕方ないですね……施設の中だけですよ」

ベル「ヤギさん、早速このシャッターを破って」

父ヤギは首を振った。

父ヤギ「シャッターの向こうは屋外だ」

巫女「付近が安全でも遠くから何かに見つかるかもしれませんね」

ベル「えー」

巫女「破るなら廊下のドアの方にしましょうよ」

父ヤギは廊下の突き当りにある×印のドアに体当たりした。

二回目の体当たりでドアはひしゃげて倒れた。

巫女「行きましょう。……あれ? ベルちゃん、急に乗り気じゃなくなりましたね?」

ベル「こっちじゃないもん……」

巫女「?」

ドアの先には垂直方向に廊下が伸びていた。

左に曲がると、広い空間があった。

正面の広い範囲が鉄板で塞がれている。

巫女「ここは……?」


410【35】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)01:40:55rKI (6/37)

『お客様。生物改変研究センターへようこそ』

頭の中に直接、放送が流れ込んできた。それは言葉ではない伝達だった。

『半永久光源、時空間制御、心理式リモートコントロール、銀河の脱出……人類はこの1(時間の単位)で様々な功績を成し遂げて来ました』

『センターでは生物の持つ可能性を引き出し、さらなる人類の発展のための研究を行っています』

『現在、見学は受け付けておりません』

ベル「……よくわかんない」

巫女「ここは施設のロビーなんでしょうか。何か難しいことをしてる場所ですね……」

反対方向の廊下は、肉の塊で塞がれていた。

ベル「気持ち悪い……」ガシッ

ベルは巫女の背中に隠れた。

巫女達の前に映像が浮かび上がった。

巫女「食用のお肉を無限に増やせる部屋があったみたいですね。ここで止まってますけど……」

父ヤギ「安全装置が働いたんだろう」

ベル「こんなの食べたくない」

巫女「わたしもです……」

巫女「でもベルちゃん、どうして探検したかったんですか? 絶対怖い目に遭う、なんて考えなかったんですか?」

ベル「……動物は外で生活した方がいいじゃん」

巫女「そういうことでしたか……じゃあ、こっちに連れて来ちゃったのは、悪いことしましたね」


ベルとの仲が深まった?


411【34】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)01:43:44rKI (7/37)

豪農「作物の半数、確かに徴収したぞ」

農家A「……全く、嫌になるな」

農家B「せっかく作った作物を何もしてない奴に持ってかれるのはな……」

農家C「小作人たちも、腹が立たねぇのか?」

巫女「やめましょう! 愚痴を言っても今は解決しませんよ」

巫女「美味しいもの食べて忘れましょう!」


・農産物……小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、ほうれん草、トマト、イチゴ、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー
・畜産物……【肉類】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【マグロ・サバ等】、【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


412【5】2018/12/30(日)01:58:35p3U (1/1)

ポテト


413名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)02:07:02DTe (1/3)

牛乳


414【54】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)02:28:35rKI (8/37)

調理場前。

巫女「シチューを作りました。温まりますよ」

農家A「別に巫女ちゃんが悪いわけじゃねぇけどさ、冬でも屋外でメシ食ってんのってよく考えたらおかしいよな」

農家B「確かに。防寒具は全員に行き渡ってるからマシだが」

農家C「帝国に毛布とコートを徴収されてたら皆死んでっぞ」

巫女「お味はどうですか?」

農家A「野菜入ってねぇのか……」

農家B「よく見ろ。ジャガイモは野菜だろ。俺が育てたやつだ」

農家A「緑色が欲しいんだよ。お前が育てたかどうかはどうでもいいんだよ」

巫女「ええと……すいません」

農家C「おかわりくれー」

巫女「あ、はい。よかった、そこそこ喜んでもらえたみたいです」


農家達との仲がぐっと深まった。


415【15】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)02:28:51rKI (9/37)

高床式倉庫で紳士が食料の残りをチェックしていた。

巫女「……少ないですか?」

紳士「それほどでも。農地が広がったおかげで何とかなっています」

紳士「魚はほとんどありませんが」

巫女「必要なら獲ってきますよ」

紳士「いえいえ。そんなことをされては貴女に危険が及びます」

紳士「それよりも、貴女には料理を作っていただきたい」

巫女「わたしに?」

紳士「貴女の料理の評判は伺っております。是非、一度は食べておきたい……」

巫女「……紳士さん、わたしを試すような眼をしてますね」

紳士「料理は人の観察力を計るのにもってこいでございます」

巫女「分かりました。見抜いてみせます、紳士さんの大好物!」

巫女「特に苦手なものは無さそうです……。大人舌ですよね……」

紳士「……」ニヤニヤ


・農産物……小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、ほうれん草、トマト、イチゴ、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー
・畜産物……【肉類】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【マグロ・サバ等】、【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


416【20】2018/12/30(日)06:30:34e4b (1/3)

ワイン

残ターンって残り3くらい?
そろそろ一人前目指して巫女のステータス完成させた方がよくない?
根気耐熱釣り知力辺りはもうちょっとで4になるかな
それより魔法だけは4にしてしまいたいけど


417【20】2018/12/30(日)07:52:06BXq (2/3)

牛肉


418【38】2018/12/30(日)08:52:57wt9 (1/3)

魔法っていうと今んとこエルフの涙でしか上がってないな
魔法学レベル上げでもあがることあるんだろうか


419【26】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)15:22:24rKI (10/37)

エルフ世界の旧島で廃村の神殿にいるボス、ダークメイデンを倒せば魔力は上がります
意外と釣りスキルを上げる手段が乏しい(漁に出るとウミガメに乗って素手で魚を捕まえるので)



コトッ..

巫女「牛肉のステーキでございます。赤ワインで味付けを致しました。お熱い内にお召し上がりください……」

紳士「では、いただきます」

紳士「ふむ……ミディアムレアですか」

巫女「お気に召しませんか?」

紳士「いえ、私はこの位の焼き加減が好みです」

紳士「大変満足しました。味加減も絶妙です。ありがとうございました」

巫女(言葉の割には感動してませんね……。決して不満では無さそうですけど、わたしの負けです……!)

巫女「……意地悪しないで、好きな食べ物を教えてくださいよ」

紳士「私は大の辛党でしてね」

巫女「分かりませんよ!!」

巫女「ご家族も辛いものがお好きなんですか?」

紳士「家族はおりません」

巫女「あっ……ごめんなさい」

紳士「両親はすでに他界し、妻もおらず、私は天涯孤独の身でございます」

紳士「しかし……行商、流刑、開拓、とずっと大忙しで、寂しさを感じる暇すらありません」

紳士「貴女こそ孤独な身の上でしょう」

巫女「わたしは寂しくありませんよ。だってここの人しか知りませんから」

巫女「だから、デザイナーさん達と会えなくなったのは寂しいです……。紳士さんはどうですか?」

紳士「正直に申し上げて、さほどショックを受けていません」

紳士「私は水夫さんにもシュシュさんにも、実のところ、気を許していなかったのかもしれませんなぁ」


紳士との仲がぐっと深まった


420【34】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)15:23:06rKI (11/37)

※農家、仲良し度★3イベント


種苗商「農作物の苗、搬入します」

参謀「はい。ではここで降ろしてください」

種苗商「農家の方はどちらに?」

豪農「呼びましたでしょうか」

種苗商「いえ、あなたではなくもう少し若い方とお聞きしてます」

参謀「不在です。代理で私が預かりますので、代金はいくらでしょうか?」

種苗商「いえ、ご依頼人からはアラスさん、ブルーさん、カールさん、いずれかの方に直接お渡しするよう言いつけられておりまして……」

参謀「この港の責任者は私です。私が責任を持ってその方に渡しておきます」

参謀「必要なら通常よりも高い代金をお支払いしますが?」

種苗商「困りますよ! 商人として、依頼を守らなければ信用を失い今後の仕事に響きます」

種苗商「その軍服……あなたどこの国の人? しつこく邪魔するなら王立商工会に報告しますよ!」

農家A「おっ、来た来た!」

農家B「俺たち港に入れないからここまで運んできてくれー!」

種苗商「おっと……商品に手を出したら貴国の立場が悪くなることは理解していますね?」

参謀「豪農さん、ここは我慢を……」

農家C「なあ商人さん、俺たち何頼んだのか忘れちまった!」


1.果樹類
2.根菜、球根
3.豆
4.瓜
5.葉菜

↓1選択


421名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)15:49:52DTe (2/3)

5


422【49】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:02:02rKI (12/37)

種苗商「葉野菜です」

農家C「ああ、そうだった!」

農家A「これ、お代の金の塊だ」

種苗商「重さと体積を確認します」

参謀「……」

農家B「なんで同席してんだよ」

参謀「あなた方が余計な事を言えないように、です」

農家B「俺たちはただ苗が欲しいだけだ」


種苗商「では、今度ともごひいきに」

参謀「お待ちを」

開拓団団員「持ち物検査を行います」

種苗商は念入りに身体を調べられた。

農家A「悪いなぁ……。頼むタイミングが悪かったな」

種苗商「いえいえ。開拓、頑張ってください。応援してますよ」


●町の生産品
・農産物
  葉菜類……キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など

●ステータス
畑作Lv.4


423【92】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:02:23rKI (13/37)

※農家、仲良し度★4イベント


農家A「なあ、今まで俺たち、適当に作物から種を採って植えて増やしてきただろ?」

農家B「言いたい事分かるぞ。そろそろ作物の量も安定してるし、種を選んで育てたいよな」

農家C「農家の数も増えたし、皆も協力してくれるはずだ!」

三人の農家達は40人超の農家達に声をかけた。

農家E「本当の品種改良だな。よし、やろう!」

農家Q「島のブランド作物ができたらいいな」

農家AD「この島の畑は育つのが速いから、育種にはうってつけだな」


●ステータス
育種Lv.1


424【96】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:02:37rKI (14/37)

※紳士、仲良し度★3イベント


港に船がやってきた。

参謀「また!」

参謀「あなたはどこからの客でしょうか」

村人「温室村から作業服の買い付けに来ました」

美魔女「お洋服ザマスか? こちらはいかがでしょう?」

村人「いやあ、私は作業服を買いに来たんですよ」

参謀「では開拓団の制服を」

村人「いや、これじゃないです」

美魔女「作業服なんてどれも一緒でしょう!」

村人「あの作業服じゃないと駄目なんですよ。デザイン性もあって、収納も多くて使い勝手がいいんです」

紳士「これはこれは、温室村の方!」

村人「こんにちは、島の方! なぜそんな遠くから!」

紳士「私は港に入れないのです! どうぞこちらへ!」

美魔女「参謀さん、この侵入者を拘束するザマス!」

参謀「少将に確認せずに支配範囲を広げる事はできません」

美魔女「役立たず!!」

紳士「今日は温室村で着る作業服をお探しでしょうか?」

村人「いえ、実は交易している他の島の方が、私どもの作業服を欲しがりまして」

紳士「ほう。どうも、運はこちらに向いていますなぁ」


●ステータス
金運Lv.2


425【22】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:02:49rKI (15/37)

※紳士、仲良し度★4イベント


労働者「もうビスケットは嫌だ! 味のあるメシをくれぇ!」

紳士「夕食にはスープがあるでしょう」

労働者「ほとんど大豆ばっかりだ! がっつり肉が食いたいんだよ!」

紳士「……分かりました。では、鶏肉を一羽分貸しましょう」

労働者「貸す? 返さないといけないのか?」

紳士「ええ。後に鶏肉と等価の何かで返していただきます」

紳士「町の共有財産ではなく、貴方が返すのです。具体的には、一人で釣りをする、工芸品で外貨を稼ぐ、などです」

労働者「ああ……今は腹が減って仕方ない。後で返すから肉をくれよ」

紳士「では、契約成立です」

紳士「これは私の側から見れば貴方への投資でもあります。今後の貴方の働きに期待していますぞ」ニヤリ


●ステータス
金融Lv.1


426【3】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:03:03rKI (16/37)

神殿、大広間。

学者「頼りになるヤギがいたから良かったけど、もう無茶しないでよ」

巫女「ごめんなさい」

学者「そのロビーで聞いたことが気になるな。銀河の脱出に、時空の制御……」

学者「研究所があるのは全く別の世界じゃなくて、未来の世界って可能性が出て来たな」

巫女「ではあの空間の歪みは、時間を超える扉だったんですね?」

学者「いや、他の世界は時代の差だけで説明できない。エルフの世界なんて特にね」

開拓者「何を話しているんだ?」

巫女「悪の開拓者さん!!」

学者「今度SF小説を書こうと思っていてね。そのアイデアを披露していたところ」

開拓者「そうか。完成したらぜひ俺にも読ませてくれ」

学者「お断りだ。君はどうしてここに?」

開拓者「最近、先住民が頻繁に大神殿に出入りしていると、忍者から報告を受けてな……」

学者「君たちのおかげで皆お腹が空いたから塩を舐めに来てるんだよ」

製塩業者「駄目だ! 私の許可なく岩塩を舐めるな!」

学者「誰、君? また製塩大会でもする?」


学者と製塩業者は製塩の量で勝負した。

製塩業者は海水から塩を取り出し、学者が塩湖の世界から運んだ岩塩の量を上回った。

製塩業者「私の勝利だ。製塩業の責任者は私だ!」


427【42】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:11:30rKI (17/37)

学者「先住民に塩を分ける予定は?」

製塩業者「当然、一粒たりとも与えない!」

学者「じゃあ僕達はここで製塩するから、君たちは海で塩を採って王国に売ればいいよ」

巫女「確かに、この人は海で採った方が効率がいいですよね」

製塩業者「この大神殿も私が管理する!」

学者「それなら試しに塩を採ってきてみたら?」

製塩業者は空間の歪みに飛び込み、数秒後に帰って来た。

製塩業者「なんだあの緑色の化け物は!!」

学者「彼らを回避しながら岩塩を採れる?」

製塩業者「……諦めよう」


料理人Ⅱ「どうだ~、いいにおいだろ~」

労働者「もう駄目だ……。理性が……」

リーダー「とうとう労働者が引き抜かれ始めた!」

医者「ここまで1人も奪われずによく持った方だ……」


●ステータス
人口:マイナス10人 約340人(帝国側は約560人)

●町
・開拓地……帝国の開拓者が町を作っている。施設:住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、屋台村、公園、海の家、忍者屋敷。称号:飯テロ村。

●帝国の開拓団
・料理人Ⅱ……彼らの料理の匂いを嗅ぐと脚が勝手に動き出す。
・製塩業者……海水から高い効率で食塩を精製する。


428【6】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:12:55rKI (18/37)

使者「ついに先住民も音を上げましたね」

開拓者「まだ10人だ。陛下が到着するまでに全滅させたいんだがな……」

使者「噛ませ犬がいた方が大会が盛り上がるでしょう」

使者「陛下も観覧なさるようですよ」

開拓者「そうか。では必ず全勝しなければならんな」

開拓者「使者。頼みがあるんだが、港を封鎖していいか?」

使者「帝国の艦船以外は入れない、と?」

開拓者「ああ。王国の船も断りたい。どうやら先住民は物資の密輸をしているようだからな」

使者「暗号で通信されても困りますからね。外交局に伝えておきます」


紳士「ついに交易を止められましたか……」

リーダー「演劇を見に行く約束が……」

三つ編み「私も、新しい楽譜を送るのに……」

医者「それどころでは無いと思うが。生活雑貨や調味料を止められたのは痛いぞ」

学者「最終的に解決する予感がしてるけど、解決は早い方が被害が少なくて済むのは確かだ」


429【59】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:18:59rKI (19/37)

巫女「あのー……港の種を開拓団の皆さんから見て山の方に埋めるのはどうでしょう?」

巫女「入り江が大きく拡張されて、全部海に沈みます」

リーダー「シュシュちゃんとエプロンさんも沈むけど、いいのか?」

医者「津波が起きてもサーファーは生き残るな」

学者「無意味だと思ってたサーファーが策を潰すとは……」

紳士「その光景を見て、少将は何をするでしょうか?」

巫女「あっ……開拓団だけ退治してもダメなんですね」



ターン41終了

~住民の声~
医者「いいか? 次も冒険も絶対に誘うんだぞ?」
ベル「牧場の世界はなぜか落ち着くの。安全だと思う」
学者「魔法の研究したいけどできる状況じゃない」

~その他~
村人「作業服のポケットの中を入念に調べられた。何も預かってないって……」
猟師「あまり期待しないでくれ。小さな島のためにオフトニア政府が動く保証はない」
開拓者「結局神殿は奪えなかったか。製塩への情熱が仇になったな」

スキル
運動神経5.5 スタミナ4.5 料理4 裁縫4 センス4 根気3.5 工具3.5 耐熱3 釣り3 知力3 筋力2.5 造形2 農具2 音感2 注意力2 魔法2

肩書き
ジェネラリスト、神官、楽器奏者、ダンサー、作曲家

仲良し度
三つ編み★8.5 学者★7.5 バニーガール★6 ベル★6 赤髪★4.5 農家★4 医者★4 リーダー★2 紳士★2 帝国軍★2


430【1】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:20:11rKI (20/37)

ターン42

称号:帝国領 ヒビが入り始めた先住民村
ランク:田舎町

●町
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前の空間の歪みから異世界へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・港……入り江に設けた小さな港。水産物の加工所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・住宅地……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が建ち並ぶ。
・木造住宅地……町の中心から徒歩で30分の位置にある住宅地。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……食べきれない量のブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……何もいない。畜産物の加工場がある。
・鶏舎……ニワトリ一匹いない。
・牛舎……中はからっぽ。
・調理場……住人のための料理を作っている。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・酒場……夕方、疲れた男たちが癒しを求めて立ち寄る。昼間は食堂。
・風車……製粉所用と製油所用の二台ある。
・紡績所……糸やロープ、布製品を製作する作業場。蚕と蜘蛛を飼っている。
・木工工作所……木工に必要な設備がそれなりに揃っている。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋……様々なデザインの服を作る作業場。
・書庫……図書の保管施設。教室もある。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・大浴場……一度に50人まで入れる入浴施設。
・軍営……帝国軍の兵士が寝泊まりしている。
・開拓地……帝国の開拓者が町を作っている。施設:住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、屋台村、公園、海の家、忍者屋敷。称号:飯テロ村。
・教育施設……帝国の開拓者が労働者教育を行う場。


431名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)16:21:54DTe (3/3)

紳士の仲良し度更新されてないよ


432【44】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:23:01rKI (21/37)

>>431 指摘ありがとうございます、管理ステータスが増えるとやらかしがち


●住民
・巫女……プレイヤー。服装が巫女っぽいだけで巫女ではない。動物に懐かれる。小熊とウミガメを飼っている。
・リーダー……開拓者の跡を継いだ青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究も始めた。
・三つ編み……手芸が大得意な少女。テンポの速い音楽と虫が好き。
・医者……優秀な外科医でありながら医者に必要ないほどの筋肉がついている。
・バニーガール……兎の耳を付けた金髪美女。お酒の職人から技術を教わった。
・紳士……行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……正義感が強く武具の扱いに長ける少年。
・船長……元海賊船の船長。単独行動中。
・ベル……ヤギと話せる皆の妹分。ちょっと社交性が身に付いてきた。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。

●客人
・宣教師……読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・建築士……建築に関する全てのエキスパートだが、どうしようもないほどの奇人で自由人。
・軍曹……開拓村駐留小隊の指揮官。
・兵士……小隊の隊員達。たまに労働者になる。

●帝国の開拓団および産業責任者
・開拓者……帝国の開拓団の団長。現地住民を無視して町を作る。すべては帝国のため。
・小作人……農業を行うようになった開拓団団員。あらゆる農作物に対応する。
・医師……医学の知識を学んだ開拓団団員。外科、内科、眼科、小児科、その他あらゆる分野に対応する。
・環境学者……環境学の専門家になった開拓団団員。謎の手段で環境の悪化を防ぐ。
・武道家……格闘を学び始めた開拓団団員。すでに一般的なバリスタ軍兵士よりも強い。
・忍者……暗闇に紛れて情報を収集する。
・サーファー……海辺に集まるとリゾート感が上がる。
・鉱夫……目当ての鉱脈が存在しないはずの場所で鉱石を見つける。
・料理人Ⅱ……彼らの料理の匂いを嗅ぐと脚が勝手に動き出す。
・製塩業者……海水から高い効率で食塩を精製する。
・開拓団団員……様々な分野の知識や技術を異様な速さで吸収する労働者たち。
・町長……帝国の州知事の息子。権力を持っている。
・鉄鋼業者……金属加工の責任者。労働者を奴隷のように扱う。
・エンジニア……機械製造の責任者。開拓地でのみ機械を作る。
・シェフ長……食品産業の責任者。身分の低い者には料理を食べさせない。
・参謀……港の責任者。彼女の許可を得ずに海に出ると砲撃される。
・美魔女……仕立て屋の責任者。ファッションデザイン以外は受け付けていない。


433【63】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:27:45rKI (22/37)

●ステータス
人口:約340人(帝国側は約560人)
Lv.1…育種,金物,石工,木工,芸術,金融,演劇,魔法学 Lv.2…水産,牧畜,酪農,林業,金運,教育,ペット,虫飼い Lv.3…鉱業,陶器,歓楽
Lv.4…畑作 Lv.5…グルメ,医学,衛生,異界探査 Lv.6…音楽,建築 Lv.7…服飾 Lv.8…酒造,鉱物学
特産:蜘蛛絹・癒し綿 名所:酒場 主産業:なし

●行き先
・温室村……船で12時間かかる。温室で熱帯フルーツを栽培している。
・猫神村……船で14時間かかる。人口約70人。住民は皆ネコの信者であり、巫女の指示に逆らわない。
・酒蔵島……船で15時間かかる。酒蔵が名所ののどかな村がある。
・インゴット島……船で16時間かかる。カタパルト王国との交易ができる。
・サウスカタパルト港……船で1日かかる。カタパルト王国本土の港町。
・職人村……船で19時間かかる。バリスタ帝国の東端であらゆる材料と職人が揃っている。

●異界
・莠コ諛舌……緑色の人型の何かがいる小惑星のような場所。特に用事は無い。
・莠コ鬘槭……赤い縦穴の世界。謎の金属で構成されている。
・霆「逕溯……来訪者を勇者と呼ぶエルフ族が暮らしている。魔物を倒すと便利アイテムや金貨を落とす。
・辟。髯舌……ひたすら眩しい世界。あらゆるものが発光している。
・繧ケ繝シ繝代……研究所のような場所。想像通りに動物を改変できる設備がある。現在、家畜を預けている。
・繧ヲ繝ヲ繝句……岩塩で出来た世界。開拓村の経済を支えている。



三つ編み「リラックスコットンのハンカチがたくさん出来たわ。あぁ……癒されすぎて疲れた」

労働者A「屋台に負けそうになったらハンカチを握ろう!」

労働者B「誰かが料理の匂いに操られていたら、ハンカチを持っている人が正気に戻すんだ!」

学者「いよいよ異能バトル染みてきた……」


434【49】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)16:31:33rKI (23/37)

巫女「仕事もすごく大事なんですけど、仕事をしている場合でもない気がします」

巫女「ウミガメさんに乗ればいいので港が塞がれてもわたしには関係ないですね」

巫女「交易できるほどたくさんの物は持ち運べませんけど……」

※行動内容に その他 が追加されました


どこかで仕事(手伝い、増改築、道具の改良、品種改良、大会開催の準備、その他)を行います

(場所は●町、●行き先、●異界 の中から選択できます)
(手伝うことの無い場所を選んでもステータスが上がったり資源を入手したりします)
(増改築では施設の無い場所を選ぶと新築することがあります)
(道具、品種、大会の場合、場所を選ぶ必要はありません)

安価↓1、2、3


435【1】2018/12/30(日)17:25:31e4b (2/3)

とりあえずエルフの異界
この安価でメンバー指定していいなら三つ編み、医者、バニー


436名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)17:45:11RUk (1/2)

紡績所


437名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)17:48:551nS (1/1)

書庫


438【79】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)19:53:09rKI (24/37)

三つ編み「また行くの……?」

医者「待っていたぞ!」

バニー「冒険? 面白そうね」


剣と魔法の世界。

エルフ姫(超美少女)「勇者様! お待ちしておりましたわ!」

医者「まさか廊下で遭遇するとは……」

三つ編み「男性一人、女性三人……遭遇する条件を満たしたんじゃない?」

巫女「今回は帰りに戦う事を覚悟しておいた方が良さそうですね……」


巫女「行き先が多いけど、どこに行きましょう?」

バニー「待って。アタシ話に付いていけてないんだけど」

巫女「ここは魔物が出ます。わたしたちは元の役職に応じて戦う力が身に付いています」

巫女「魔物を倒すと不思議なアイテムや大量の金貨を落とします」

バニー「とりあえず一戦してみましょう。アタシがどれくらい戦えるのか分からないもの」

手合わせ開始!

巫女が現れた!

●パーティ
バニーガール ジョブ:遊び人 攪乱スキルLv.10 混乱耐性

バニー「これ、どうなの?」

医者「危険だな。イカと戦ったら一撃で死にそうだ」

三つ編み「ボスが強い時はダンジョンの外で待ってもらっていた方がいいかも」

巫女は降参した!

手合わせ終了!


439【55】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)19:57:10rKI (25/37)

>>435 一戦目の相手まで指定していいです、品種改良・道具の改良・大会の準備も同様に指定OK、料理でも食材一個目は指定OK


巫女「他の島のボスって三人で勝てるでしょうか?」

三つ編み「私が二匹連れてるから大丈夫じゃない?」

医者「弱点を付けるかどうかにかかっているだろうな」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.調理場のボス『サキュヴィッチ』に挑む
3.診療所のボス『タフヴァイパー』に挑む
4.牧場のボス『ジリリン』に挑む
5.音楽堂のボス『アラクネクイーン』に挑む
6.製錬所のボス『オーブンハンド』に挑む
7.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
8.旧島の『ダークメイデン』に挑む
9.インゴット島の『結晶コウモリ』に挑む
10.猫神島の『ネコマタ』に挑む
11.温室島の『果物の王』に挑む
12.市場島の『人喰い屋敷』に挑む
13.流刑島の『閻魔』に挑む

↓1、2選択


440名無しさん@おーぷん2018/12/30(日)19:59:00RUk (2/2)




441【49】2018/12/30(日)20:02:09AO1 (1/1)

3


442【19】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)20:26:33rKI (26/37)

巫女「音楽堂に行きましょう」

医者「……現状、最悪の選択肢だと思うぞ」

巫女「なぜです?」

医者「前哨戦を二回挟んだ事から、町のボスの中では明らかに別格である事がうかがえる」

医者「そしてイカ以降のボスのように明確な弱点が無い可能性が高い」

医者「それに三人で挑むのか?」

三つ編み「私と巫女がいれば何てことないでしょ」

巫女「そうです」

バニー「アタシは外で待っていればいいのね」


音楽堂の中に入ると、本来のものよりずっと広いホールがあった。

最奥部のステージの上にボスがおり、大量の魔物がその手前を塞いでいる。

タタッ...キュイイイイン!!

医者「ギター……?」

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.40
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.64
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.58
バニーガール ジョブ:遊び人 戦闘スキルLv.10 混乱耐性
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40


443【90】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)20:27:59rKI (27/37)

アラクネクイーン、兵隊劇毒ビー×2、火炎蛾、ゴムゾウムシ、暗黒蛾、火達磨ヤンマ、キャノンオオカブト、ドクロカメムシ、キングカマキリ、クラッシュアント×5が現れた!

♪Spider on Doll 全ての魔物が倍速になった!

医者「何っ!?」

巫女「でも、動きませんよ……」

チャララー チャララ チャララララッラ チャララー チャララ チャラ ラランラン

三つ編み「……前奏が終わったら一斉に動きだしたりして」

ケヒリャー ホラ アッアッアッ トロップ デルル アッアッアッ

医者「動かないな。しかしなんだこの歌詞は。エルフ語か?」

キュオッセカエエヌフジュジュノレッノ アスーズメーロプデデントケッポ

巫女「ちょっと動いてみますね」

巫女の生成魔法! 矢の雨が魔物を襲う! クラッシュアント×3に9999ダメージ! クラッシュアント×3は倒れた!

クラッシュアントDの攻撃! 巫女に58のダメージ!

クラッシュアントDの攻撃! 巫女に42のダメージ!

クラッシュアントEは移動した。火炎蛾は移動した。ゴムゾウムシは移動した。暗黒蛾は(略)

巫女「わたしの魔法が全体攻撃じゃなくなってます。そして魔物がマス目を移動してます」

医者「システムが急に変わったな……」

三つ編み「曲に急かされちゃダメね……。じっくり考えて戦わないと」

医者「一旦外に出ないか? やはり3人では厳しい。あらかじめ戦略を組み立てて挑まなければ蹂躙されて終わりだ」


444【6】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)20:37:47rKI (28/37)

>>442にバニーはいません、ちょっとしたミス



バニー「終わったの?」

医者「予想通りの強敵だった」

巫女「そもそもボスの前に辿りつける気がしませんでした」

三つ編み「後回しにして、診療所に行きましょう」

医者「おお。いよいよか」


診療所の中に入ると、ジャングルだった。

三つ編み「割と予想通り……」

バニー「周りが魔物だらけ!」

巫女「……でも襲って来ませんね」

医者「どこかへ向かっているな」


ジャングルの中央に開けた土地があり、杖のように細い墓に大蛇が巻き付いていた。

魔物達は大蛇へ攻撃し、返り討ちに遭っている。

三つ編み「どうなってるの……?」

巫女「逆境に燃えるタイプってことなんでしょうか」

医者「……。そうか……」

バニー「医者さん、頭でも痛いの?」

医者「いや、私は大丈夫だ。早く終わらせるぞ……!」


445【72】2018/12/30(日)20:37:56e4b (3/3)

バニー強いと思ったんだけど、すまん


446【10】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)20:50:40rKI (29/37)

>>445 Lv.99はもう一人だけいます


タフバイパーが現れた!

巫女「周りの魔物は空気を呼んで離れてくれましたね」

巫女の生成魔法! 巨大な刃が何枚も落とされる! タフバイパーに9999×5のダメージ!

タフバイパーはウロコを硬化させた!

三つ編みのスパイダーネット! タフバイパーは器用にほどいた。

医者の毒ナイフ攻撃! タフバイパーに20のダメージ!

バニーは酒瓶を投げた! タフバイパーには効果が無いようだ。

大カマキリの攻撃! タフバイパーに802のダメージ!

劇薬ビーの溶解毒針! タフバイパーには効果が無いようだ。

タフバイパーは自然治癒で体力が9999回復した。

バニー「何よ、この化け物……」

巫女「本当にタフですね……」

巫女の(略)9999×5のダメージ!

タフバイパーのポイズンインジェクション! 地面に毒沼が広がった!

全員に毒で200のダメージ!

三つ編み「削り合いね……。どちらが先に死ぬかの勝負……」

巫女「医者さんはバニーさんを治療してください。わたしたちで倒します!」


447【16】2018/12/30(日)20:51:25wt9 (2/3)

遊び人は覚醒するものと相場が決まってるし場慣れさせても損はないはず(ドラ○エ並感)


448【37】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)21:03:41rKI (30/37)

長期戦の末。

タフバイパーは倒れた!

全員のレベルが上がった!

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.42
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.65
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.59
バニーガール ジョブ:遊び人 戦闘スキルLv.20 混乱耐性
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:頭が良くなる薬
獲得金額:1000G

巫女「この薬は名前の通り、使うと頭が良くなります。さらに病気に強くなります」

巫女「残念ながらわたしには使えません……」

三つ編み「誰に使っても助かるけど、使うことで町の発展に影響する人は数人に絞られそうね」

酒場ダンジョンが解放された! 農地ダンジョンが解放された!

バニー「あら♪ 酒場が開いたわ。……医者さん、大丈夫?」

医者「ああ。もう大丈夫だ。次のダンジョンへ行こう」


頭が良くなる薬を使うのは

↓1選択 リーダー、学者、三つ編み、バニー、紳士、赤髪、船長、ベル、農家、労働者 の中から



1.酒場のボス『ウサギ人形』に挑む
2.農地のボス『お野菜マン』に挑む
3.一旦戻ってパーティメンバーを変える(変えるメンバーと挑む魔物も指定OK)
4.その他(>>439から選ぶ)

↓2選択


449【40】2018/12/30(日)21:09:18fzu (1/1)

品種改良のときにに役立ちそうな農家で


450【58】2018/12/30(日)21:11:33wt9 (3/3)

4の2


451【98】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:02:40rKI (31/37)

※農家達に頭が良くなる薬を使うのは後で


巫女「次は調理場へ行きましょう。あまり苦戦しないと思うのでバニーさんに良さそうです」

三つ編み「すごく失礼な発言に聞こえるわ」

調理場に入ると、普段とは異なる台所があり、そこに魔物がいた。

巫女「狭い……」

バニー「どうやって戦うのよ。すれ違えないわよ」

サキュヴィッチ「キャァァァァァ!!」

叫び声と共に壁が砕け、広い空間に移った。

三つ編み「良かった……」

サキュヴィッチが現れた!

表面が大量の紙で覆われた悪魔のような姿をしている。

三つ編み「包み紙?」

巫女「ホイル焼きでしょうか」

巫女は花火を撃った! サキュヴィッチに1150のダメージ!

バニーは酒瓶を投げた! サキュヴィッチは混乱した。

三つ編み「もう何もさせずに倒しちゃいましょう」


サキュヴィッチは倒れた!

サキュヴィッチ「マ……マ……」

巫女「楽勝でしたね」

バニー「いいえ……紙がはがれただけよ!」

ラベルを剥がされた魔物は、普通の女性に近い姿をしていた。

頭部には魔女の帽子が乗っている。


452【41】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:08:35rKI (32/37)

マザーウィッチが現れた!

三つ編み「ここからが本番ね」

医者「幼虫もその場で成長して欲しかったものだな」

巫女の魔法攻撃! マザーウィッチに9999×5のダメージ! マザーウィッチは倒れた!

バニー「ちょっと……」

巫女「なんですか?」

三つ編み「せめて何かさせてあげましょうよ……」

医者「何ともすっきりしない勝利だな」

全員のレベルが上がった!

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.43
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.66
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.60
バニーガール ジョブ:遊び人 戦闘スキルLv.28 混乱耐性
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:レシピブック
獲得金額:1000G

巫女「色々な料理のレシピが頭の中に……!」

巫女「普通の料理はわたしが思っているよりもずっと多くの具材を組み合わせるものなんですね」

巫女「参考になりました」


料理の際に選ぶ材料として調理済み食品が増えた

料理の腕が上がった


453【57】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:11:11rKI (33/37)

巫女「音楽堂を数えなければ、挑むのは後二回くらいですね」

医者「できれば再戦したい所だが……」

バニー「ごめんなさい。アタシ足手まといね」

三つ編み「後ろの方で瓶を投げてくれれば少し助かるわ」


1.酒場のボス『ウサギ人形』に挑む
2.農地のボス『お野菜マン』に挑む
3.一旦戻ってパーティメンバーを変える(変えるメンバーと挑む魔物も指定OK)
4.その他(>>439から選ぶ)
5.今回はもう帰る

↓1選択


454【3】2018/12/30(日)22:13:016ZL (1/2)

3紳士
46


455【62】2018/12/30(日)22:13:346ZL (2/2)

バニー→紳士で


456【65】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:28:04rKI (34/37)

巫女「バニーさんには一旦帰ってもらって、紳士さんを呼んでみましょう」

三つ編み「確かに、一通りステータスを見ておきたいわ」

バニー「分かったわ。紳士さんを呼んでくるわね」


紳士「私が戦闘で役に立てるとは思えませんが……」

医者「物は試しだ」

巫女「では、いざとなればわたしと三つ編みさんで何もさせずに倒せそうなボスのところへ行きましょう」


製錬所の中に入ると、周りで火が燃えていた。

三つ編み「ここ、窯の中よ……!」

医者「本来なら酸欠で動けなくなるはずだが、ただ熱いだけだな」

紳士「なぜこんな所に来なければならないのか……」

巫女「す、すいません……。もうすぐボスですよ」

窯の最深部にも窯があった。その窯からは二本の腕が生えており、その掌は溶けた鉄のように真っ赤に光っている。

オーブンハンドが現れた!

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.43
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.66
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.60
紳士 ジョブ:商人 戦闘スキルLv.5 獲得ゴールド二倍
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40


457【74】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:35:15rKI (35/37)

巫女「あっ、ダメです紳士さん下がって!」

医者「金貨が二倍……ありがた迷惑だな」

巫女は花火を撃った! オーブンハンドには効果がないようだ。

医者「熱が効くわけないだろう……」

巫女「何も考えてませんでした……!」

三つ編み「危ない!」

オーブンハンドのオーブンキャッチ! 三つ編みは紳士をかばった!

三つ編みはパンになった!

巫女「ああっ、三つ編みさんがパンになってしまいました!」

医者「何だと、どう治療すればいいんだ……!」

紳士「な、なんと……。私をかばったせいで」

オーブンハンドのオーブンキャッチ! 医者は両手で握られた!

医者はパンになった!

巫女「そんな! まるでおにぎりを握るような手つきで医者さんまでパンに……!」

オーブンハンドは腕を薙ぎ払った! 紳士はパンになった! 巫女に50%のパン化蓄積!

巫女(体の右半分がパンに……!)

巫女の魔法攻撃! オーブンハンドに9999×5のダメージ! オーブンハンドは倒れた!

全員のレベルが上がった!


458【9】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:43:29rKI (36/37)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.44
パン ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.67
パン ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.61
パン ジョブ:商人 戦闘スキルLv.16 獲得ゴールド二倍
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:パン職人の手袋
獲得金額:2000G

建築事務所ダンジョンが解放された!

大カマキリ・劇薬ビー「……」

パン×3「「「」」」

巫女「こ、この手袋を使って……」

三つ編みと医者と紳士は人間に戻った!

巫女「よかった……生きてました……!」

紳士「あのまま食べられていたら死んでいたでしょう……」

医者「楽な相手かと思いきやとんでもない地雷だったな……」

三つ編み「まだパンの感覚が抜けないわ……気持ち悪い……」

巫女「あっ、手袋が消えました。わたしの手に馴染んだみたいです」

三つ編み「これから、巫女に触られるとパンになるの……?」

巫女「そ、そんなことないと思います」


巫女はぐっと熱に強くなった


459【87】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/30(日)22:47:22rKI (37/37)

巫女「紳士さんは来たばかりですけど、もし行くなら後一戦ですね」

医者「金貨運びに使う体力の事を考えるとな」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.牧場のボス『ジリリン』に挑む
3.音楽堂のボス『アラクネクイーン』に挑む
4.酒場のボス『ウサギ人形』に挑む
5.農地のボス『お野菜マン』に挑む
6.建築事務所のボス『ヤングレオ』に挑む
7.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
8.旧島の『ダークメイデン』に挑む
9.インゴット島の『結晶コウモリ』に挑む
10.猫神島の『ネコマタ』に挑む
11.温室島の『果物の王』に挑む
12.市場島の『人喰い屋敷』に挑む
13.流刑島の『閻魔』に挑む
14.一旦戻ってパーティメンバーを変える(変えるメンバーと挑む魔物も指定OK)
15.今回はもう帰る

↓1


460【1】2018/12/30(日)22:50:56BXq (3/3)

14紳士→リーダー
魔物は5


461【25】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)00:38:37jau (1/9)

巫女「紳士さん、リーダーさんを呼んで来てください」

紳士「ええ。私はあまりここにいたくはありません」


リーダー「よろしくお願いします!」

医者「期待しているぞ」

三つ編み「まあ、この肩書きで弱いってことはないでしょ」

巫女「では、比較的安全そうな農地へ行きましょう」

医者「安全とは限らないがな」


農地に着くと、すぐに魔物が現れた。

アスパラガスマン、ブロッコリーマン、キャロットマンが現れた!

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.44
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.67
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.61
イケメン ジョブ:リーダー 戦闘スキルLv.80 指揮スキルLv.5
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

巫女「よしっ、リーダーとしての資質はともかく、強いです!」

三つ編み「海賊としての実力よね」

リーダー「何気に残酷なシステムっすね!」

医者「おい、ボスに囲まれたぞ」


462【53】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)00:49:05jau (2/9)

巫女「遠くから見た時は一体だったのに」

巫女の魔法攻撃! キャロットマンが2体をかばった! キャロットマンには効果がないようだ。

イケメンのナイフ攻撃! ブロッコリーマンが2体をかばった! ブロッコリーマンには効果がないようだ。

アスパラガスマンの物理攻撃! 三つ編みに475のダメージ!

医者「それぞれに無効化する攻撃があるようだな。かなりのコンビネーションだ」

三つ編み「これでどう?」

三つ編みのスパイダーネット! お野菜マン達はしばらく動けない。

リーダー「仲良く捕まりましたね……」

巫女の魔法攻撃! アスパラガスマンとブロッコリーマンに9999×5ダメージ!

イケメンの連続攻撃! キャロットマンに合計25398ダメージ!

お野菜マン達は倒れた!

巫女「50体の増援がいなくてよかったです」

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.44
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.67
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.61
イケメン ジョブ:リーダー 戦闘スキルLv.80 指揮スキルLv.5
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

ドロップアイテム:秘密基地の石
獲得金額:1000G

巫女「この石を使うと農具の扱いが上手くなるようです。わたしには使えません」

三つ編み「あんまり意味無さそうね」

リーダー「タンクトップ理論だと、剣や斧、大きいハンマーも農具と同じらしいですよ」

医者「難しい所だな。現時点でそれらの扱いが下手で、かつそれらを扱う必要のある者がいないように思える」


秘密基地の石を使うのは

↓1選択 リーダー、学者、三つ編み、医者、バニー、紳士、赤髪、船長、ベル、労働者 の中から


463【35】2018/12/31(月)01:02:00u6A (1/2)

労働者


464【91】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:13:19jau (3/9)

農家A「なんだ? こんな所に呼び出して」

農家B「さっきからバニーちゃんや紳士さんが行ったり来たりしてるよな」

巫女「この、頭が良くなる薬を……誰に使いましょう」

農家C「それ本物か? 毒じゃねぇよな」

農家B「怖いからちょっとずつ分けてせーので飲もうぜ」

巫女「えっ、それで効果があるんでしょうか……」

農家達の知力がぐっと上がった。

※農家達は3人で1人です


農家A「おい」

農家F「どうした?」

農家A「お前のほうれん草、弱ってないか?」

農家F「はあ? 何を……うわっ、マジで葉っぱ食われまくってる!」

農家B「おめーら、病気にかかってねぇなー」

農家C「蝶の卵見っけ。孵化なんてさせねぇぞ!」

三つ編み「それちょうだい!」

農家三人組は以前よりも作物の健康状態に気を遣うようになった。

さらに、病気に強い苗、栄養価の高い苗を見分けることで品種改良がスムーズに行えるようになった。

●ステータス
育種Lv.2


465【45】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:16:14jau (4/9)

農具の腕を上げさせたい人が周囲にいなかったので、巫女は労働者を呼んだ。

労働者「大勢いる労働者の中で、なぜ俺なんだ?」

巫女「あなたは成長期の使い方を間違えて、無駄に筋力だけ強いじゃないですか」

巫女「なのに、農具の使い方がわたしとそう変わらないので、もったいないと思ったんです」

労働者「君の面倒を見て、俺の筋肉も報われたな!」

巫女「そうですね。これからも鉱夫長代理として頑張ってください」

巫女「そして、いざという時には、また熊さんと一緒にわたしを守ってくださいね」

労働者の農具の腕がぐっと上がった。

タンクトップ「これで俺も正式に、町の主要な住民の仲間入りだな」

巫女「えー……。開拓者さんが選んだ人じゃないのでダメですよ」

巫女「でも労働者さんと呼び続けるのも変ですし、とりあえず客人扱いにしておきますね」

タンクトップ「ひでえや!」


●客人
・タンクトップ……上半身の筋肉だけ異常に発達した男。巫女の代理で鉱山の責任者を務める。

・仲良し度
タンクトップ★1


466【66】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:29:09jau (5/9)

巫女「タンクトップさん、あなたの実力を見せてくださいよ」

タンクトップ「ん? 数値で示すとこんな感じだぞ」

スキル
筋力8 運動神経4 スタミナ4 農具4 根気2 注意力2 造形1 耐熱1 工具1 料理0 裁縫0 センス0 知力0

巫女「あなたよく人の事バカに出来ましたね!!」

巫女「知力0! あなたもバカじゃないですか!」

タンクトップ「俺は見ての通りのバカだが、君は見た目の割にバカだったんだ。それは恥ずかしいだろう」

巫女「あなたも自分を恥じてください!」

タンクトップ「俺は反面教師だからな」

巫女「そもそも知力0のあなたがどうして成長期が終わる条件に気付けたんですか?」

タンクトップ「それはな、俺の話を聞いて船長が気付いたからだ」

タンクトップ「孤児はどいつもこいつも何でもよく上達するが急に成長が止まる、と船長も思っていたらしい」

巫女「あなたも孤児なんですか?」

タンクトップ「おう。この海域は昔から孤児だらけらしいぞ」

タンクトップ「ともかく、君のおかげで成長期が終わった俺も、こうして成長する事が出来た」

タンクトップ「主要な住民の一人として、採石で開拓を支えていくことを約束しよう!」

巫女「あなた客人ですからね」


●ステータス
鉱業Lv.4


467【86】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:34:15jau (6/9)

紡績所。

巫女「こんにちはー」

労働者「三つ編みさんなら音楽堂ですよ。畑にいた虫と一緒に」

農家達が除去した虫を、三つ編みは一匹も殺させなかった。

巫女「いえ、わたしが作業するんです」

巫女は倉庫(赤い金属)の世界から、撥水繊維とゴム繊維を持ってきた。

巫女「布にできるかどうか、チャレンジです」

巫女「ゴムの方は変に伸びるので加工が難しいですね……」

労働者(あの人、もう三つ編みさんの指先の速さと全く変わらない)

巫女「うーん……やっぱり三つ編みさんとお互い助言を出し合いながら、やってみた方が良さそうです」

巫女「すいません、お騒がせしました」

労働者「なんであの人、あんなに上達が早いの……?」


裁縫の腕が上がった

巫女の裁縫の腕は三つ編みと同等になった


468【58】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:46:50jau (7/9)

書庫。

巫女「わたし以外誰も来てないんですね……」

宣教師「皆さん、勉強どころではないのでしょう」

巫女「勉強すると、甘いものが欲しくなっちゃいますからね」

巫女「勉強を教える手伝いをしようと思ったんですけど……」

宣教師「お暇なら、貴女自身が勉強をしていかれては?」

巫女「いいですね」

巫女は算数の勉強を始めた。

巫女「三角形の面積……これ何に使うんですか?」

宣教師「建築や農業で使う計算です」

巫女「そういう仕事にも、算数が必要なんですね」

宣教師「力仕事と言えども、指示を理解できなければ務まりません」

宣教師「最低限の教育を行うことで、人数に対する労働力はとても大きくなるのです」

宣教師「バイブル教を信仰する諸国は、そうして他国よりも強い国へと育ったのです」

巫女「本が神様って、本当なんですね」


知力が上がった


469【87】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:50:41jau (8/9)

巫女「冒険をすると時間の進みが遅く感じます」

巫女「今は皆さんと仲良くなってる場合じゃないですし、何らかの話し合いが必要かもしれませんね」

巫女「ウミガメさんのように、人間以上にすごく頼れる動物はいないでしょうか……」


誰かと交流する(会話、手料理、お酒、服を贈る)、または話し合いや頼み事、あるいは動物と交流

(特に記載がない場合会話になります)
(頼み事の場合仲良し度は上がりません)

安価↓1、2、3


470【51】 ◆CpUz7d.S3o2018/12/31(月)01:54:18jau (9/9)

今夜はここまで
スレを立てた当初はまさか年を越すとは思っていませんでした

安価は下


471【19】2018/12/31(月)03:58:3093v (1/2)

研究所異界で巫女、船長、父ヤギ(可能なら学者、リーダー、医者も)で帝国対策を相談する
議題は
1.現在の状況の確認と共有(交易停止と重税の影響、船長の帝国対策、オフトニアでの村長との会話、エルフの予言、異世界研究)
2.異世界の活用(研究所設備、エルフ異界で手に入れたアイテムなど)
3.Xデー(悪の開拓者の町完成)での行動
・恐らく帝国皇帝が来訪(可能なら暗殺を)
・開拓者の帰還
4.相談内容の住民への展開(忍者に盗聴されても問題ない範囲で)

確認してみると町の完成が44ターン目で、この安価の行動が43ターン目で完成までの最後?
一つの安価に詰め込んでいるので、無理なら1,3だけでもお願いします


472名無しさん@おーぷん2018/12/31(月)04:49:031cf (1/1)

牙クジラとの対話を試みる


473【92】2018/12/31(月)08:47:10u6A (2/2)

リーダーに手料理


474【48】2018/12/31(月)10:06:2093v (2/2)

>>471
あ、すいません3は各々がどう行動するかの相談で帝国皇帝や開拓者については相談するトピックのひとつという意味です
1を踏まえて話すべきことがあればそちらをお願いします...


475【86】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)22:30:27U4L.cr.c8 (1/11)

現時点で開拓が進んでいる範囲は、島全体の4分の1にも満たない。

その広さゆえに、帝国陣営に全ての海岸を監視することは不可能だった。

巫女「船長さん、捕まえました」

船長「よくこの地点に上がってくると分かったな?」

巫女「ウミガメさんに聞きました」

巫女は船長を牧場(研究所)の世界に連れて行った。

×印の扉を破った先にある会議室には、リーダー、学者、医者、そして一頭のヤギが待っていた。

巫女「座ってください」

船長「椅子が宙に浮いている……」

巫女「では、これより会議を始めます」


巫女達は船長に、港が閉鎖された事、畑への重税で満足に食事が摂れていない事を話した。

リーダー「船長も、工作の近況報告をお願いします」

船長「分かった。だがその前に一ついいかな」

船長「このヤギは一体なんだ?」

巫女「ベルちゃんのお父さんのヤギさんです。人の気配を感じ取る事ができます」

父ヤギ「この施設の中に帝国の人間が入ってきたら教えるよ」

リーダー「とうとう俺たちにも分かる言葉で話し始めましたね」

学者「声帯どうなってんだろう」

船長「……分かるのか?」


476【77】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)22:32:01U4L.cr.c8 (2/11)

船長は現在行っている工作について話した。

リーガル共和国はバリスタ帝国の出方を窺っている段階であった。

学者「ああ、実際に帝国の500人の労働者に紛れてスパイも来てたしね」

船長「海域全体を手中に収めようとしていなければ、動かないと聞いている」

医者「温室島に対して何もしないのは、帝国もそれを理解しているからか」


カタパルト王国では、船長は親バリスタ派の活動家を名乗って武装組織を結成。

手下に命じて反バリスタ派の有力者を襲撃させているらしい。

リーダー「危ない橋渡ってませんか……?」

船長「私自身は現場に出向かず、命は取らずに金品だけを奪うよう指示している」

巫女「帝国が攻めてくると噂になってるって、王国の芸能界の人が言ってました」

船長「確かに悪感情が広がりつつあるが、あと一押し足りない」


巫女はオフトニアのユビサキ諸島での事を話した。

学者「そんな所に行ってたのか……」

医者「ここからはかなり遠いはずだが」

巫女「とにかく、カタパルト王国の行動次第で、オフトニアも支援してくれるかもしれません」


船長はまだ帝国内での活動をしていなかった。

船長「少将や皇帝を失脚させるのは難しい。顔が広まって王国での工作が知られてしまうリスクもある」

リーダー「あまり、無茶しないでくださいよ……」


477【67】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)22:32:53U4L.cr.c8 (3/11)

医者「話は変わるが、ここの動物を改造する設備を使うつもりは無いのか?」

医者「例えば、肉の生産量を増やして飢えをしのげないか?」

学者「殺さずに肉を生成するだけで十分大きい生産量だと思う。ごくわずかの頭数で人口を支えてる時点で相当だよ」

医者「サバイバルや船長の工作に役立つ能力を付与するのはどうだ?」

船長「ウミガメには助けられているね。ナイフで容易く魚が獲れる。逃亡にも便利だ」

医者「何と言う事だ。すでに改造しているようなものだな」


リーダー「倉庫に貯めてる物は使わないんすか?」

学者「赤い金属や光る石の使用法は分かってる。でもこういう特殊な物品を帝国に奪われるのが怖いから今は自重してる」

医者「開拓団も大概特殊だが。鉱夫が岩から精錬済みの鉄を取り出した話は聞いているだろう?」

学者「まあ、とりあえず保留で」

学者「巫女の鑑定結果を疑うわけじゃないけど、実際に使用すると事故が起きるかもしれない」

学者「例えば……包丁は食材を切る道具、という事までしか分かっていない状態だ、今は」

学者「食材以外は切れない、と思って使っていると痛い目を見ることになる」


船長「その物品の中に強力な兵器になるものはなかったか?」

リーダー「船長、帝国滅ぼす気ですか……?」

巫女「港を作るついでに周りを水没させる物ならあります」

学者「永遠に回るモーター、永遠に熱を放つ玉、この辺は材料としては申し分ないんだけどね。兵器を開発できる人がいない」


478【86】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)22:33:09U4L.cr.c8 (4/11)

巫女「開拓団が町の完成記念にまた大会を開くらしいです」

リーダー「聞いてるよ。皇帝が開拓団の勇姿を見に来るって、団員が俺を煽ってきた」

巫女「船長さん。皇帝を暗殺できませんか?」

リーダー「なんで皆帝国を滅ぼす前提で話してるんだ」

船長「皇帝には帝国屈指の護衛が付く。そして、皇帝自身もかなりの手練れであることが知られている」

船長「全く戦闘訓練を受けていない相手なら何人いても苦は無いが、相手も戦闘に慣れていれば数の力で負ける」

医者「狙撃はどうだ?」

船長「仮に暗殺が成功しても、報復で私達全員が殺されるだろう」

学者「異世界は……ダメか。開拓者の時みたいに、結局追ってこられる」

医者「軍人という肩書きはとても強そうだ。魔法の世界に逃げても負けだな」

巫女「人数分のウミガメを用意して、全員で逃げましょう」

船長「賛成だ。ウミガメがいれば海中にいても体力を消耗しない。帝国に追う手立てはない」

巫女「では、船長さんは可能なら狙撃をお願いします」

リーダー「マジで殺すのか……」

父ヤギ「やらなきゃやられる……自然界の掟だよ」


忍者「開拓者殿、報告でござる」

忍者「先住民達の間で『ピンチになったら海へ走れ』との伝言が広まっているでござる」

開拓者「入水でもするつもりか? 一応対策は打っておくか」


479【74】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)22:34:15U4L.cr.c8 (5/11)

この機会にメタ的な条件を開示します

①【料理/裁縫/農具の内二つ4,工具4】【根気4,知力4,注意力4】【筋力4,スタミナ4,運動神経4】のいずれかを達成
  (工具0.5上げる、筋力1.5上げる、注意力2と根気0.5上げる、のいずれか)
②誰かとの仲が★10以上

①②の達成かターン44の終了で話が進行


※①②は達成した方が後々のために良い
※異界アイテムは①②達成後か話が進んだ後に使う


480名無しさん@おーぷん2019/01/03(木)22:54:38ViL.dp.7k (1/1)

仲良し度は三つ編みか学者
バニーとベルも料理使えばって感じか


481【19】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:09:44U4L.cr.c8 (6/11)

巫女「……あっ!」

巫女(あの牙クジラさんとお話すれば、帝国との戦いに協力してもらえるかもしれません!)

学者「ろくでもない事思いついた顔してる」


巫女はウミガメに乗って早速深海に向かった。

巫女(中々見つかりませんね……。……!?)

巫女(こ、これ……全部海の生き物です……!!)

海底の地面に見えたそれは、一面に敷き詰められた魚や海獣、貝、タコなどの生物であった。

体表面が融合して一つの塊になっているが、死亡してはいない。

触ると、海水温よりは温かい。

それは巫女でなければ卒倒してもおかしくない程のグロテスクな光景であった。

巫女「な、何があったんですか!?」

タコ「……布団や。ワシらはあの捕食者の布団として永久に生かされとるんや」

ここにきて巫女は、海中で話す能力を獲得した。

タコ「ワシは偶然正気を保っとるが、他の生きもんは自我を失っとる」

タコ「人間の嬢ちゃん、こうなる前にはよ逃げた方がええで……」

巫女「で、でも……。医者さんに診せれば治してくれるでしょうか」

タコ「ハッ……後ろや!!」

風景が暗くなる。

背後には、牙クジラの腹があった。

胸鰭がある位置には左右に5本ずつ長い触手が生えている。


482【82】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:10:41U4L.cr.c8 (7/11)

巫女(こんな生き物がいるんですね……。後で学者さんに聞いてみましょう)

巫女「牙クジラさん。話を聞いて下さい」

牙クジラは言葉を返すことなく、触手を振るった。

ウミガメ「毒っ!」

巫女「きゃっ!?」

ウミガメは自分で判断して触手を回避、牙クジラから逃げ出した。

巫女「今話してる所だったのに!」

ウミガメ「言葉が通じて無かったでしょ、あれは普通の生き物じゃないの! あれ、クラゲと同じだった!」

背後から牙クジラが追ってくる。

ウミガメ「浅瀬に逃げるから、私を持って上陸して!」


言われた通り、巫女はウミガメを抱えて島に上陸した。

海賊A「あっ、てめえは! あの強過ぎる男の仲間の女!」

巫女「ここ、技師さんとベルちゃんがいた……?」

巫女が上陸した島は、以前に船長が壊滅させた海賊団のいる島だった。

海賊B「家畜を全部奪った上に船を燃やしやがって! 逃がさねえぞ!」

海賊C「あの船は俺たちがありがたく……おい、あれ、どう見ても船じゃねぇな」

牙クジラが、島に上陸していた。

腹びれがあったはずの位置、象のような太くたくましい二本の脚が巨体を支えていた。


483【4】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:25:26U4L.cr.c8 (8/11)

牙クジラが口を開いた。

海賊A「なんっ…ギャッ」

海賊B「うごっ」

巫女の周囲にいた海賊達の体が変形し、肉団子に変わった。

肉団子が牙クジラの口に吸い込まれていくが、周囲の家屋や道具などが吸引される様子が無い。

もはや巫女にも理解できた。

この牙クジラは、普通の動物ではない。

牙クジラ「……」

今まで食欲のみで動いていたように見えた牙クジラは、巫女を凝視して立ち尽くしている。

何やら動揺しているようだ。

巫女「……あなたは、何者?」

二本脚で立ち上がり、体の左右に触手を垂らした姿は、どことなく人間に似て見えた。

巫女「元から、こんな姿だったんですか……?」

巫女「それとも、異世界の生き物なんですか?」

牙クジラは触手で巫女を掴み、口の前に持ち運んだ。


その時、巫女は

1.ウミガメを守るように抱きしめた
2.元に戻って、と叫んだ
3.魔法で攻撃できるかもしれないと思った

↓1選択


484名無しさん@おーぷん2019/01/03(木)23:26:48WSs.vs.ca (1/1)

1


485【64】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:42:05U4L.cr.c8 (9/11)

咄嗟、無意識の行動。

巫女はウミガメを守るように強く抱きしめた。

意味はない。丸ごと食べられるだけだ。

だが

牙クジラ「ギャウオォォッ!」

牙クジラの口内から激しい出血。

落下したウミガメが見たのは、毛皮と甲殻と鋭く長い針に覆われた怪物が、牙クジラを殴る姿だった。

殴られた部位が爆発し、牙クジラの体をのけぞらせる。

牙クジラは海へと逃げ帰った。

熊とヤマアラシを混ぜたような全長数mの怪物が島に残された。

背中側の針の先端に、衣服の切れ端が引っかかっている。

ウミガメ「…………巫女ちゃん?」

怪物の姿が縮んでいく。

ウミガメが近くに寄っていくと、気を失っていた巫女が裸で倒れていた。


学者「そのぶかぶかの服はどうしたんだ?」

巫女「牙クジラさんとの交渉は失敗しました」

学者「流石に海の生き物とは話せなかった?」

巫女「話せるようになりました」

学者「たぶん……牙クジラは魔物、だね。まだ生きてる?」

巫女「はい」

学者「脅威が増えた、って理解でいいのかな」


486【71】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:51:18U4L.cr.c8 (10/11)

巫女とリーダーは、エルフの世界から赤い金属の世界へと金貨を運んでいた。

筋力の無い三つ編みと、患者の診察がある医者が先に帰ってしまったために運び終わらず、エルフの世界の倉庫に半分ほど残したままだったのだ。

リーダー「せめて空間の歪みが床についてれば、台車で運べたのになぁ」

エルフ姫(超美少女)「ああっ、いつもよりイケメンな勇者様! 結婚してくださいまし!!」

リーダー「ふっ……そんなに俺が欲しいのか? 困った子猫ちゃんだぜ」

巫女「リーダーさん、演技の幅が狭いですよね」

巫女「全く、この忙しい時に……あなた一体なんなんですか!」

巫女はいい加減頭に来ていた。

巫女「男の人の見分けも付かないのに結婚だなんて、誰でもいいんじゃないんですか!?」

エルフ姫(超美少女)「いいえ! わたくしは勇者様でなければ求婚しませんわ!」

巫女「話し方も会うたびにちょっと違いますし、演技じゃないんですか? 本当の気持ちを教えてくださいよ!」

エルフ姫(超美少女)「本当の気持ち…………うぅぅぅぅ」

エルフ姫(超美少女)「……助けて!!」

エルフ姫(超美少女)「私はただ美少女になりたかっただけなのにっ……!」

エルフ姫(超美少女)「ずっとこんな役、もうやだ!!」

リーダー「おい、まだ劇の途中だぞ」

エルフ姫(超美少女)「はあ……はあ…………勇者様ぁ(ハート)」


487【58】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/03(木)23:55:35U4L.cr.c8 (11/11)

倉庫(赤い金属)の世界。

リーダー「何だったんだ、さっきの」

巫女「わたしの台詞ですけどね」

リーダー「悪い癖が出たのはごめん。でもあれ、演技じゃなかっただろ?」

リーダー「あの痛いキャラ、誰かに強制されてるんじゃないか?」

巫女「誰にですか?」

リーダー「それは分からないけどさ」

巫女「そんなことより、リーダーさん疲れてませんか?」

巫女「わたしが何か作ってくるので、一緒に食べましょう」

リーダー「いや、巫女ちゃんも何か元気が無さそうだ」

リーダー「座ってて。俺が作るよ」

結局、二人で一緒に作ることになった。



※ベース、ベリー類、葉菜類、肉加工食品が追加されました
※固焼き生地はピザやクッキーになります
※魚が一時的に選べなくなりました

・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、スープ
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を1~2つ選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


488【67】2019/01/03(木)23:58:34yYf.ga.kg (1/1)

白米


489【95】2019/01/04(金)00:24:38nxP.t8.gd (1/1)

鶏卵 鶏肉


490【32】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)00:36:07dB6.mp.nv (1/11)

リーダー「お米炊けたよ。おかずはどうする?」

巫女「意外と鶏肉と卵が合うんですよね。醤油やお酒で味付けします」

リーダー「トマトを足していいか?」

巫女「えっ、トマトに味が上書きされちゃいますよ。リーダーさん、トマトが好きなんですか?」

リーダー「いや、別にトマトが特に好きってわけじゃないけどな」

巫女「それなら酸味のある味付けにしましょうか?」

リーダー「別にそのままでいいよ。俺、苦手なものないし」


巫女「親子丼です! 疲れた体にがっつり栄養補給です!」

巫女「ニワトリさんに頑張って生成してもらいました。感謝していただきましょう」

リーダー「……うまい! トマト足さなくて正解だったな!」

巫女「ほらね!」


完食。

リーダー「あー、食った食った。……しまった、まだ金貨運び残ってたな」

小熊「後は代わりに運んでおくよ」

リーダー「おっ、ありがとう! 熊、大きくなったなー」

巫女「熊さん、エルフの女の人に気を付けて行ってきてくださいね」


リーダーとの仲がぐっと深まった。


491【19】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:21:15dB6.mp.nv (2/11)

※仲良し度★3イベント


親子丼を食べた翌日、リーダーはすごく動きが良かった。

建築士「今日のあんた……加速してるねー!!」

リーダー「俺の動きに、ついて来れるかな!?」

建築士「それなら今日は別のもの建てよー」ガシッ

リーダー「目指せ総単身世帯大作戦は一旦中止ですか?」プラーン

建築士「みんな力尽きてるでなー」

労働者A「やべえ、ビスケットがもうない……」

労働者B「木材も噛み続けると甘くなるんだな……」

リーダー「シロアリかよ」

建築士「あんたにはどっか町の仕事場を増築してもらう。あたしは来週の自宅を作る。OK?」

リーダー「毎週引っ越すのは続けてたんですね」


金物,石工,木工,芸術,金融,演劇,魔法学,育種,牧畜,酪農,林業,金運,教育,ペット,虫飼い

↓1 上記から一つ選択


492名無しさん@おーぷん2019/01/04(金)01:25:31IUi.v9.zg (1/2)

教育


493【28】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:33:20dB6.mp.nv (3/11)

書庫。

リーダー「こんにちは、増築しに来ました」

宣教師「おや、リーダーさん。今日は勉強ではないのですね」

リーダー「勉強みたいなもんです。建築の」

宣教師「本棚は外に出した方が良いですか」

リーダー「いえ、今回は手間のかからない所をさっとやっちゃうんで」


数時間後。

リーダー「……俺もこのくらいは作れるようになったんだな」

宣教師「おお、教室が増えています」

リーダー「今後、大勢に勉強を教える機会もあると思って、広げておきました」

リーダー「窓ガラスも嵌めておきました」

リーダー「勉強する場所は、快適な方がいいっすよね」

宣教師「神も貴方を祝福している事でしょう」


●町
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。

●ステータス
建築Lv.7 教育Lv.3


494【29】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:43:06dB6.mp.nv (4/11)

※仲良し度★4イベント


リーダーは石切場に連れてこられた。

リーダー「今日は石材調達ですか?」

建築士「あたしが上で石を切るから、あんたは下でキャッチして」

リーダー「潰れますよ!?」

建築士「軟弱ねー。じゃあ二人で切ろっか」

リーダーと建築士は二人で一つのハンマーを握った!

リーダー「手取り足取り!?」

建築士「せーので振るよ!」

二人は息を合わせてノミにハンマーを振り降ろした。

建築士「やったー」

リーダー「これ意味あります?」

建築士「師匠との仲がぐっと深まった」

リーダー「深まってません」

リーダーはその後、真面目に石切りの基本を教わった。建築士は真面目に教えた。

建築士「これからはどんどん石材で建物を作っていくよ」

リーダー「石を使うとかなり町らしくなりそうですね」

リーダー「本当、ありがとうございます。師匠がいなかったら俺、開拓者さんの後を継ぐなんて全然無理でした」

建築士「うふふー、今日のあんたは素直じゃないか」

建築士「師匠との仲が大きく進展した」

リーダー「そんなにしてません」


●ステータス
石工Lv.2


495【84】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:43:21dB6.mp.nv (5/11)

巫女「温室島から果物を運んできましょう」

サーファーⅡ「そこ! 先住民は岸に立ち入り禁止だ!」スィー

農家A「波もねぇのに波乗りしてるぞ……!」

巫女「海の警備員ですね……」

サーファーⅡ「趣味のついでに給料が出るなんてサイコーだぜ!」

サーファーⅡ「サーフィンしながら釣りも楽しんじゃうぜ!」

巫女「牙クジラさんに食べられてしまえばいいのに」

農家A「お、おう……」


使者「公園を広げて大会会場にするんですね」

開拓者「ああ。スタッフも教育して、準備を整えている」

使者「先住民の様子は?」

開拓者「何か企んでいるのは確かだ」

開拓者「そこで、使者よ。先住民全員に録音機能付きの発信機を取り付けたい」

使者「ああ……開拓者さんは帝国に来てあまり長くないから知らないんですね」

使者「バリスタ帝国にはまだそんな技術は無いんですよ」

開拓者「何? ならば俺がエンジニアを教育して開発させる必要があるのか」

使者「開拓者さん自ら開発できないんですか?」

開拓者「残念ながら俺にその能力は備わっていない」

開拓者「発信機が無理なら、ひとまず労働者を追加で派遣して欲しい。頼んだ」


●町
・開拓地……帝国の開拓者が町を作っている。施設:住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、屋台村、釣り堀、公園Ⅱ、海の家、忍者屋敷。称号:海鮮村。

●帝国の開拓団
・サーファーⅡ……ボード一枚で水上を自由に移動する。
・スタッフ……接客やイベント案内などを担当する団員。


496【44】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:48:56dB6.mp.nv (6/11)

診療所。

学者「医者、大変なことになった」

医者「病気か?」

学者「そうかもしれない。……指先から、火や光が出るんだ」

医者「それは魔法病だな。魔法が使えるようになる病気だ」

学者「どうしよう」

医者「諦めて魔法使いになれ。私は、お前と三つ編みとリーダーに発症した奇妙な病気の研究で、頭を悩ませているんだ」

学者「僕も、小熊とウミガメから妙な話を聞いて困っている」

医者「熊や亀と話したのか?」

学者「うん。エルフのお姫様と巫女の様子が」

医者「待て、話を進めるな。お前はいつの間に動物と話せるようになったんだ」

学者「……はっ!」

医者「自覚していなかったのか。これは重症だな……」


497【30】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:53:19dB6.mp.nv (7/11)

三つ編み「医者さん! ……私、恋の病にかかっちゃったみたい」

医者「相手はどんな虫だ?」

三つ編み「私よ」

医者「ナルシストか」

三つ編み「あの曲を思い出すだけで胸がドキドキするし、ペットにしたくてたまらないの」

医者「サディストか」

三つ編み「この病気を治すために一緒にレベル上げしてよ」

医者「元々重症だったが、まさかあれ以上症状が進行するとは……」



ターン42終了

~住民の声~
リーダー「俺だってモテたいって願望はあるんすよ? まともな人にね」
医者「やはり人の心を覗くのは良くない事だ」
学者「エルフや魔物に異常が発生してる……? 冒険のし過ぎかな」

~その他~
????「生存を脅かす存在。さらに強化が必要」
父ヤギ「ウミガメさん、何が襲ってきても私が倒すから安心するんだ」
エンジニア「発信機って何だよ……電波とか知らんし……」

スキル
運動神経5.5 料理5 耐熱5 裁縫5 スタミナ4.5 センス4 知力4 根気3.5 工具3.5 釣り3 筋力2.5 造形2 農具2 音感2 注意力2 魔法2

肩書き
ジェネラリスト、神官、楽器奏者、ダンサー、作曲家

仲良し度
三つ編み★8.5 学者★7.5 バニーガール★6 ベル★6 赤髪★4.5 紳士★4 農家★4 医者★4 リーダー★4
帝国軍★2 タンクトップ★1


498【8】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:54:01dB6.mp.nv (8/11)

ターン43

称号:帝国領 正気を失い気味の先住民村
ランク:田舎町

●町
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前の空間の歪みから異世界へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・港……入り江に設けた小さな港。水産物の加工所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・住宅地……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が建ち並ぶ。
・木造住宅地……町の中心から徒歩で30分の位置にある住宅地。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……食べきれない量のブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……何もいない。畜産物の加工場がある。
・鶏舎……ニワトリ一匹いない。
・牛舎……中はからっぽ。
・調理場……住人のための料理を作っている。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・酒場……夕方、疲れた男たちが癒しを求めて立ち寄る。昼間は食堂。
・風車……製粉所用と製油所用の二台ある。
・紡績所……糸やロープ、布製品を製作する作業場。蚕と蜘蛛を飼っている。
・木工工作所……木工に必要な設備がそれなりに揃っている。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋……様々なデザインの服を作る作業場。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・大浴場……一度に50人まで入れる入浴施設。
・軍営……帝国軍の兵士が寝泊まりしている。
・開拓地……帝国の開拓者が町を作っている。施設:住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、屋台村、釣り堀、公園Ⅱ、海の家、忍者屋敷。称号:海鮮村。
・教育施設……帝国の開拓者が労働者教育を行う場。


499【68】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)01:54:23dB6.mp.nv (9/11)

●住民
・巫女……プレイヤー。服装が巫女っぽいだけで巫女ではない。動物に懐かれる。小熊とウミガメを飼っている。
・リーダー……開拓者の跡を継いだ青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究も始めた。
・三つ編み……手芸が大得意な少女。テンポの速い音楽と虫が好き。
・医者……優秀な外科医でありながら医者に必要ないほどの筋肉がついている。
・バニーガール……兎の耳を付けた金髪美女。お酒の職人から技術を教わった。
・紳士……行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……正義感が強く武具の扱いに長ける少年。
・船長……元海賊船の船長。単独行動中。
・ベル……ヤギと話せる皆の妹分。ちょっと社交性が身に付いてきた。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。

●客人
・宣教師……読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・建築士……建築に関する全てのエキスパートだが、どうしようもないほどの奇人で自由人。
・タンクトップ……上半身の筋肉だけ異常に発達した男。巫女の代理で鉱山の責任者を務める。
・軍曹……開拓村駐留小隊の指揮官。
・兵士……小隊の隊員達。たまに労働者になる。

●帝国の開拓団および産業責任者
・開拓者……帝国の開拓団の団長。現地住民を無視して町を作る。すべては帝国のため。
・小作人……農業を行うようになった開拓団団員。あらゆる農作物に対応する。
・医師……医学の知識を学んだ開拓団団員。外科、内科、眼科、小児科、その他あらゆる分野に対応する。
・環境学者……環境学の専門家になった開拓団団員。謎の手段で環境の悪化を防ぐ。
・武道家……格闘を学び始めた開拓団団員。すでに一般的なバリスタ軍兵士よりも強い。
・忍者……暗闇に紛れて情報を収集する。
・サーファーⅡ……ボード一枚で水上を自由に移動する。
・鉱夫……目当ての鉱脈が存在しないはずの場所で鉱石を見つける。
・料理人Ⅱ……彼らの料理の匂いを嗅ぐと脚が勝手に動き出す。
・製塩業者……海水から高い効率で食塩を精製する。
・スタッフ……接客やイベント案内などを担当する団員。
・開拓団団員……様々な分野の知識や技術を異様な速さで吸収する労働者たち。
・町長……帝国の州知事の息子。権力を持っている。
・鉄鋼業者……金属加工の責任者。労働者を奴隷のように扱う。
・エンジニア……機械製造の責任者。開拓地でのみ機械を作る。
・シェフ長……食品産業の責任者。身分の低い者には料理を食べさせない。
・参謀……港の責任者。彼女の許可を得ずに海に出ると砲撃される。
・美魔女……仕立て屋の責任者。ファッションデザイン以外は受け付けていない。


500【21】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)02:05:41dB6.mp.nv (10/11)

●ステータス
人口:約330人(帝国側は約570人)
Lv.1…金物,木工,芸術,金融,演劇,魔法学 Lv.2…育種,水産,牧畜,酪農,林業,石工,金運,ペット,虫飼い Lv.3…陶器,歓楽,教育
Lv.4…鉱業,畑作 Lv.5…グルメ,医学,衛生,異界探査 Lv.6…音楽 Lv.7…建築,服飾 Lv.8…酒造,鉱物学
特産:蜘蛛絹・癒し綿 名所:酒場 主産業:なし


味に飢えた労働者達が木を齧り、また10人が開拓団の屋台に洗脳された。

巫女やベル以外の数人も当たり前のように動物と会話し、赤髪と医者は魔物退治に向かい、紳士は金貸しならぬ飯貸しを始めた。

比較的普通に見えるバニーとタンクトップだが、よく考えるとウサギの耳を外さないのも上半身だけ肥大しているのもおかしい。

開拓団は今日も平常運転だ。

労働者「なあ、兵隊さんよぉ」

労働者「『開拓』ってどういう意味だっけな」

三等兵「森を切り払って、畑を作って、人の住む場所を広げる、とかそういう感じだ」

労働者「ここって何て場所だっけな」

三等兵「この世の異常を詰め合わせた町だろ」

労働者「敵国の軍営が一番落ち着くって、どうなんだろうな……」

三等兵「占領地の住民に癒しを提供してる俺たちって一体……」


501【32】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/04(金)02:13:27dB6.mp.nv (11/11)

巫女「三つ編みさん達が冒険に行ってきたらしいです」

巫女「メンバーは知りませんけど、すごく強くなってそうですね」

小熊「そろそろ真面目に開拓したら?」

巫女「失敬な。真面目に異世界を開拓しているじゃないですか」


どこかで仕事(手伝い、増改築、道具の改良、品種改良、大会開催の準備、その他)を行います

(場所は●町、●行き先、●異界 の中から選択できます)
(手伝うことの無い場所を選んでもステータスが上がったり資源を入手したりします)
(増改築では施設の無い場所を選ぶと新築することがあります)
(道具、品種、大会の場合、場所を選ぶ必要はありません)

安価↓1、2、3


502名無しさん@おーぷん2019/01/04(金)02:18:46IUi.v9.zg (2/2)

木工工作所


503【25】2019/01/04(金)02:30:29kob.5o.lo (1/2)

エルフ異界
メンバーは三つ編み、医者、ベル
ベルと手合わせしてLv99ならダークメイデン、そうじゃないならレッドホーン


504名無しさん@おーぷん2019/01/04(金)02:50:418yA.vf.s9 (1/1)

石切り場


505【67】2019/01/04(金)03:06:19kob.5o.lo (2/2)

ダークメイデン倒したら魔力4になるのかな?

パートナー(★10)は三つ編みか学者どっちがいいかな、
個人的には三つ編みだけど学者選ぶなら今7.5だから料理(2)×2か料理と会話が必要だと思う


506名無しさん@おーぷん2019/01/04(金)11:28:49BZe.o5.gd (1/1)

そういえば船長レベル99だったな
革命の準備してる最中に異界冒険誘うのはちょっと気が引けるけど…w


507名無しさん@おーぷん2019/01/04(金)20:25:38bwe.mu.b6 (1/1)

進んでる


508【87】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)00:19:38qEL.ak.yf (1/13)

巫女は木工工作所を訪れた。

赤髪「おっ、巫女! 冒険だな!」

巫女「いえ、普通にここの手伝いに来ました」

赤髪「そうか……。でも、やることあんまりないんだよな」

赤髪「リーダーさん達の新築に合わせて家具を作るだけなんだよ」

巫女「あるじゃないですか。地道でつまらない作業が開拓の基本ですよ、きっと」

赤髪「しょうがないな……やるか……」

巫女「もしかしてお腹が空いてます?」

赤髪「平気だよ。ビスケットは草よりはうまいし」

赤髪「ただ、労働者が弱ってて、一人でやるのは面倒でさ」

巫女「わたしがいれば100人力ですよ!」


1.斧で木を伐る
2.丸太を持って運ぶ
3.工具で家具を作る

↓1選択


509名無しさん@おーぷん2019/01/05(土)00:22:16gSB.nm.ko (1/2)

3


510【67】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:16:15qEL.ak.yf (2/13)

巫女(工具縛りを始めてから結構経ってしまいましたね……)

巫女「では机を作ります」

赤髪「じゃ、木材運んでくるよ」

巫女は主にノコギリとハンマーを使って、新築住宅に置く机を組み立てた。

しばらく工具を使っていなかったが、どうやら腕は衰えていなかったようだ。

赤髪「なんだか、そうしてるの、様になってるよな」

巫女「そうですか?」

赤髪「職人って感じだ」

巫女「そんな、わたしなんて、陶器職人さんや酒職人さん、建築士さんに比べればまだまだです」

赤髪「俺にはもう同じくらいに見えるけどな」


工具の腕が上がった


511【14】2019/01/05(土)01:16:30lXi.mp.ck (1/1)

成長期終わっちゃう?


512【48】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:18:17qEL.ak.yf (3/13)

タンクトップ「鉱夫長!」

巫女「なんですか、労働者さん」

タンクトップ「ようやくか……。ようやくなんだな!?」

タンクトップ「おめでとう! 君はついに一人前の労働者となり、職人へと進む第一歩を踏み出した!」


巫女は職人の肩書きを手に入れた

※技能:職人の腕を獲得した。

※モーションコピー。一度作業工程を見たら同じ作業ができるようになる。もちろん多少応用を利かせることもできる。


巫女「何か変わるんですか?」

タンクトップ「知っての通り、成長期が終わり、今までのように短期間で成長することはなくなる」

タンクトップ「この間、俺に使った石などは例外だ。あんなものがあるとは知らなかった」

巫女「自分磨きのためにあちこちで手伝いをする必要はもうないんですね」

タンクトップ「そして器用な職人の腕を手に入れた君は、モーションコピーが出来るようになる」

巫女「物まねですか?」

タンクトップ「俺の知る、職人として成長期を終えた男は、職人の技術を容易く吸収していた」

タンクトップ「例えば、一度釣り竿作りの名人を真似すれば、多少構造が違っても釣り竿なら完璧に作れるようになっていた」

巫女「わたしにそんな力が……」


513【66】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:28:26qEL.ak.yf (4/13)

巫女「ちなみに、他にはどんな道があったんですか?」

タンクトップ「俺は鋼の肉体を手に入れたから簡単には死なない。そして、打ち勝った相手の特技を自分のものにできる」

巫女「あなた結構すごかったんですね」

タンクトップ「まあ、船長はもちろん、走るのが速い奴、ナイフの扱いが上手い奴にも、一度も勝てた試しがないけどな」

巫女「全然ダメじゃないですか」

タンクトップ「学者の卵になった友人は、速読を得意とし、一度読んだ本の内容を完全に暗記した」

巫女「そんな人がいたら、海賊村は独自に発展できたのでは?」

タンクトップ「海賊村にはあまり本が無かった。当時はコックさんもいなくてなぁ……」

タンクトップ「文章の暗記だけ得意な女奴隷が、長く生きていられる程、海賊村は甘くなかった」

巫女「せっかくの才能を、もったいない!」

タンクトップ「だが君は、ジェネラリストでもある」

タンクトップ「筋力が足りない、センスがない、火に弱い、音感が無い、そういう理由で身につけられない職人技は無いはずだ」

タンクトップ「君はなれる、全部職人に!」

巫女「全部職人!?」

巫女「職人村にいない職人さんは……あっ、ウミガメさんで会いに行けばいいですね」

タンクトップ「これでもう俺が教えられることは何もない」

タンクトップ「鉱山は俺に任せて、世界中のあらゆる職人技をコピーしてこい!」


514【91】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:31:47qEL.ak.yf (5/13)

剣と魔法の世界、入口。

三つ編み「来たわね」

医者「待っていたぞ!」

巫女「まだ誘ってないのに!?」

医者「ベルを連れて来たのか」

巫女「どのくらい強いか試しにです」

ベル「子供だから弱いと思うけど、よろしく」

三つ編み「手合わせしてみて?」

巫女「ちょっと待ってください、忘れる前に」

巫女は古びた歯車を使った!

巫女「お、おおおっ。色々な機械の構造が頭の中にインプットされました」

ベル「早くー」

手合わせ開始!

巫女が現れた!

●パーティ
ベル ジョブ:なし スキルなし

巫女「これは……」

医者「非戦闘員だな」


515【92】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:36:30qEL.ak.yf (6/13)

ベル「たすけて」

●パーティ
父ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
母ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 呪いスキルLv.99

父ヤギ「私達が戦おう」

母ヤギ「ベルは私のバリアで常に守られています」

巫女「えっ」

父ヤギの四連撃! 合計1153のダメージ! 巫女は倒れた!

手合わせ終了!

巫女「動き速すぎません!?」

父ヤギ「しかも私は二回連続で動ける」

医者「これは頼もしいな。そして、前回うっかり牧場に突入しなくて良かったな……」

三つ編み「ヤギは魔物扱いなのね……」


巫女たちは船に乗って港を出た。

巫女「帆船を動かすの、新鮮な感覚です」

医者「この船は行き先を思い浮かべるだけで勝手に動くがな」

三つ編み「海の魔物をひたすら倒してレベルを上げて来たの。アイテムと金貨は全部海に落ちちゃったわ」

ベル「もったいない」

巫女「あれ? あんなところに島なんてありましたっけ?」


516【15】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:53:07qEL.ak.yf (7/13)

医者「あれには近づくな!」

三つ編み「アスピドケロン。クラーケン級の強敵だったわ……。素早い上にタフで、しかも頻繁に水中に逃げるの」

医者「小島サイズの巨大な亀だ。体当たりだけでも脅威だが、船を破壊されて窒息ダメージに手こずった」

巫女「罠なんですね……」


開拓者が開拓をスタートした島。

旧島は暗雲に覆われていた。

医者「あからさまに強敵だと主張しているな」

父ヤギ「私達がいる。何が出てきても問題ないよ」

三つ編み「ボスを二体連れてるようなものよね」


島には、港が無かった。

巫女「そうでした……!」

三つ編み「海に浸かるのやだ……」

母ヤギ「私達の背に捕まって」

一行はヤギに捕まって島に上陸、そのまま崖を駆けあがって神殿に辿りついた。。

巫女「ち、小さい!」

三つ編み「大神殿を見慣れたせいで、余計にね……」


517【67】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:53:44qEL.ak.yf (8/13)

祭壇。

そこには、漆黒の装束を身に纏った女性が立っていた。

ダークメイデン「ようこそ挑戦者の皆さん」

医者「普通に喋れるのか」

ダークメイデン「うふふ……異種族とも話せるのは想定内でしょう?」

ダークメイデン「さて、わたしはこのゲーム史上、一番強いボスです。それでも挑みますか?」

巫女「当然、そのために来たんです!」

三つ編み「悪いけど、数の力で押させてもらうわ」

ベル「よくわからないけどヤギさん負けないでね」

ダークメイデン「では……」

ダークメイデンはアラクネーとプロージョンベアを生み出した!

三つ編み「数の優位が……」

プロージョンベア「クマァアアアア!!」

♪ミアトネッキ 全ての敵魔物が倍速になった!

ーズッ ーーーズッ ブ------ンズッ

医者「逆再生音源か……?」

ダークメイデン「まずは小手調べ!」


518【47】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)01:57:35qEL.ak.yf (9/13)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.45
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.99
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
父ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
母ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 呪いスキルLv.99
大カマキリ 操り状態 魔物Lv.35
劇薬ビー 操り状態 魔物Lv.40

イアトネッキ ジョニロティ ハヒサタウ

父ヤギの四連撃! プロージョンベアに合計15024のダメージ!

巫女の魔法攻撃! 大量の鉄の杭が襲い掛かる。敵全体に9999×2のダメージ! プロージョンベアは倒れた!

イアトネッキ ヒジャンノ オタタナ

アラクネーのバイオレンスタップ! 母ヤギは一匹で攻撃を受け切った! 母ヤギに349のダメージ!

アラクネーのスパイダーネット! 医者は攻撃をかわした!

父ヤギの四連撃! アラクネーに合計16329のダメージ! アラクネーは倒れた!

ダークメイデン「時間稼ぎにもなりませんでしたね」スッ

巫女「あれは……港の種!」

地響きを立てて、旧島が海に沈んでいく。


巫女「陸地がありません……ウミガメさんを持ち込めば良かったです」

医者「気を付けろ、ずっと水中にいても死にはしないがダメージが入る」

ダークメイデンは結晶龍とアスピドケロンを生み出した!

アラノニュリケッド アガキナン エダラキ トノック

ダークメイデンは巨大な亀の上に着地し、金属光沢のある細長い龍が空からパーティを襲う。

巫女「自分だけずるい!」


519【25】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)02:16:11qEL.ak.yf (10/13)

空から次々と石柱が降り注ぐ。

結晶龍は比較的耐久力の低い三つ編みに攻撃を集中させている。

アッタカテガ エッタカ ウィトミック オナタナ ユーザム

石柱が大カマキリに命中! 大カマキリに970のダメージ! 大カマキリは倒れた!

三つ編み「私の大事なお友達が!! 許さない!!」

三つ編みのスパイダーネット! 結晶龍は海に落ちた!

父ヤギ「今だ!」

父ヤギの合計八連撃! 結晶龍に合計30602のダメージ! 結晶龍は倒れた!

医者は味方全体を治療した。

イアネラリジニソマハヒティット ロタシフィドム アネラワ

医者「ここからは持久戦だ……」

三つ編みは反転ダンスを踊った。アスピドケロンの移動方向が逆転し、近づいてきた。

母ヤギは死の呪文を唱えた! 噛まなかった。アスピドケロンは倒れた!

ベル「やった!」

三つ編み「ナイス連携ね」

医者「……味方が強すぎると後のボス戦が怖くなるな」

アティサワミニケット オウェテブソニエイクス ロタシフィドム アナコロ

巫女「即死はやり過ぎだと思います……」


520【65】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)02:18:24qEL.ak.yf (11/13)

ダークメイデンはレンコンと人喰い芝生を合成した。

海上に巨大なハスの葉が出現した。

オユサメッタカ ウィア ネトナン ヌオビ コミニアリ モッティク

ベル「そろそろちゃんと相手したら? 偽お姉ちゃん」

ダークメイデン「分かりました。では、本番です」ニコッ

ダークメイデンはウサギ人形を投げた! パーティ全員が強烈な酒気に晒される。

医者「うぐっ……!」

ベル「」バタン

三つ編み「む、虫食べる……」

三つ編みは混乱して劇薬ビーを食べた! 三つ編みは倒れた!

母ヤギ「ベル、しっかりして!」

父ヤギ「おのれ……許さん!」

父ヤギと母ヤギの連携攻撃! ダークメイデンに合計24082のダメージ!

ダークメイデンの精肉魔法! ヤギ達は骨と皮だけになった。

医者「そ、蘇生をせねば……」

ダークメイデンの魔法攻撃! 漆黒の弾丸が連射される。医者に9999×10のダメージ! 医者は倒れた!

ダークメイデンは深呼吸をした。99999回復した。

ブーーーーンズッ ブーーーーンジャッ タタ

曲が終わった。魔物の素早さが元に戻った。


521【37】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)02:21:09qEL.ak.yf (12/13)

巫女「えっ……?」

瞬く間に倒された仲間を前に、何もできずに動きを止めてしまう。

ダークメイデン「わたしは1ターン2回行動。曲の効果で4回行動。それだけで十分でした」

ダークメイデン「挑んだことを後悔しましたか?」

巫女「み、皆さんが……」

ダークメイデン「生きてますよ。だって、これはゲームですから。ここでは誰でも最強気分を味わえる。そんな時空なんです」

ダークメイデン「また、挑戦しますか?」

巫女「……いいえ」

ダークメイデン「だけど、残念ながら、あなたがここに来た時点で、挑めるのは一度きりなんですよね」

ダークメイデン「もっと後悔したかったら、このドロップアイテムを使うといいですよ」

ダークメイデン「では、わたしはこれで。さようなら」

ダークメイデンは自爆した!

巫女のレベルが最大まで上がった。

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.99
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.99
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
父ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
母ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 呪いスキルLv.99

ドロップアイテム:記憶データ
獲得金額:50000G

巫女「……勝ち逃げされました!!」

巫女「って、あああーっ! 足場の葉っぱが消えて金貨とアイテムが海の底に!」

巫女「なんて意地悪! あんなのわたしじゃないです!」


522名無しさん@おーぷん2019/01/05(土)02:21:539yp.bm.ck (1/1)

ツッコミどころが多過ぎてツッコミに困る戦闘大好き


523【59】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/05(土)02:34:34qEL.ak.yf (13/13)

エルフ姫(超美少女)「まあ大変! 勇者様、お目覚めください!」

パーティ全員が蘇生、全回復した。

巫女「あなたって本来そういう役回りだったんですね」


医者「それで、自爆したのか」

巫女「全部海に落ちました……重要そうな記憶データなんてものもあったのに」

医者「それにしても、ゲームと言っていたな……。遊びっぽいとは思っていたが、本当にゲームブックの中の世界だったということだろうか」

三つ編み「私のお友達が……」

ベル「元気出して。本物の虫と仲良くなればいいよ」

三つ編み「そうする……」

巫女「ウミガメさん連れてきます! アイテムを回収しないと!」

医者「もう試したことがある。この世界の海には海底が無い。どこまでも落ちていく」

巫女「そんなぁ! わたしの記憶!」


1.木工工作所のボス『レッドホーン』に挑む
2.牧場のボス『ジリリン』に挑む
3.音楽堂のボス『アラクネクイーン』に挑む
4.酒場のボス『ウサギ人形』に挑む
5.建築事務所のボス『ヤングレオ』に挑む
6.火口湖のボス『キング溶岩スライム』に挑む
7.インゴット島の『結晶コウモリ』に挑む
8.猫神島の『ネコマタ』に挑む
9.温室島の『果物の王』に挑む
10.市場島の『人喰い屋敷』に挑む
11.流刑島の『閻魔』に挑む
12.落とした記憶を探す
13.今回はもう帰る

↓1、2 選択


524名無しさん@おーぷん2019/01/05(土)02:36:12gSB.nm.ko (2/2)




525名無しさん@おーぷん2019/01/05(土)05:15:001kX.pp.5z (1/1)

12


526【40】2019/01/05(土)05:54:09Go3.fa.nb (1/1)

Lv99揃えたら行けるやろって思ったけどそんなことはなかったな
エルフ姫倒して魔力稼ぎってのも蘇生手段無くなりそうで難しいのー


527【5】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)18:02:31XxH.yb.lg (1/11)

音楽堂。

巫女「もう勝てますよね」

医者「問題は取り巻きだが、一応、ある程度の対策は練って来た」

三つ編み「絶対に私をペットにするわ」

ベル「何言ってるのこの人……」

医者「このメモを見てくれ。魔物の初期配置だ」

三つ編み「この間、確認してきたの」

医者「一歩動いて各魔物の動きを把握した。危険なのは、遠くから撃ってくるカブトムシ、毒ガスで範囲攻撃を行うカメムシ」

医者「速度アップの音楽の効果で4倍速で動くトンボ、以上の3体。他の魔物は奥にいたため詳細不明だ。アリは雑魚だ」

巫女「ボスについては何か分かってますか?」

母ヤギ「さっきのアラクネーはあの人間の指先のような脚を叩きつけてきました。あれは8連続攻撃よ」

父ヤギ「音楽があるなら、倍速、あるいは4倍速は覚悟しておいた方がいい」

三つ編み「スパイダーネット、操り糸、反転ダンス、催眠ダンス、毒攻撃、これらは確実に使ってくるわ」

医者「ダークメイデンと全く絶望度が変わらないな」

巫女「酔い止め魔法とか、足止め防止の靴があればいいのに……」

※デザイナー←本人は弱いが装備品作れた人


528【18】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)18:05:15XxH.yb.lg (2/11)

巫女「いざ、再戦です!」

アラクネクイーン、兵隊劇毒ビー×2、火炎蛾、ゴムゾウムシ、暗黒蛾、火達磨ヤンマ、キャノンオオカブト、ドクロカメムシ、キングカマキリ、クラッシュアント×5が現れた!

♪Spider on Doll 全ての魔物が倍速になった!

チャララー チャララ

巫女「前奏……」

三つ編み「ミュージック、スタート!」

♪ラウドスキャット&スクリーム 魔物の速度が元に戻った!

thab!!!! gjik!!!! futhaaongokfsaィァィァァァ~~~ッ!!!!!?????

巫女「耳がっ!!」

三つ編み「踊り子スキルを上げたら曲を流せるようになったの。対策のためだけに作ってきた新曲よ」

医者「いいのか? さっきの曲好きだったんだろう?」

三つ編み「もう覚えた」 三つ編みは高速ダンスを踊った! 全員の移動速度が上がった!

三つ編み「やっちゃって」

父ヤギは瞬く間に蟻の群れと強化版カマキリを倒した。

医者「お前はカブトムシを頼む」

医者は薬を飲んで毒耐性を得ると、カメムシに接近し毒のナイフで連続攻撃を行った。

三つ編み「連射するなら水を使って」

巫女「こうですか?」 巫女の魔法攻撃! 水の弾丸が連射される。キャノンオオカブトと暗黒蛾に9999×3のダメージ! 二体は倒れた!

火達磨ヤンマは水を弾いた。

三つ編み「今っ!」 三つ編みの操り糸! 火達磨ヤンマは操り人形になった。


529【24】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)18:07:15XxH.yb.lg (3/11)

ゴムゾウムシの攻撃! ベルはバリアで守られている。

ベル「たすけて……!」

三つ編み「二匹目!」 三つ編みの操り糸! ゴムゾウムシは操り人形になった。

巫女は残りの取り巻きを制圧し、カメムシも毒で倒れた。

巫女「ここからが勝負ですね」

アラクネクイーンのポイズンウィップ! 頭から生えたムカデで正面を薙ぎ払った。医者は前に立ちはだかり攻撃を受けた! 医者は毒耐性を得ている。

アラクネクイーンのスパイダーネット! 医者はしばらく動けない!

巫女「あっ」

アラクネクイーンのバイオレンスタップ! 医者に合計1065のダメージ! 医者は倒れた!

医者「音楽無しで三回行動、だと……」ガクッ

巫女「医者さんの仇! 一斉攻撃です!」


治療役のいなくなったパーティはその後ひたすら攻撃を続けたが……

アラクネクイーンのマリオネットダンス! 父ヤギは操り人形になった。父ヤギは三倍速になった。

父ヤギの合計十二連撃! 三つ編みに合計3856のダメージ! 三つ編みは倒れた!

巫女「どうしろって言うんですかこんなの!」

ベル「全滅したらどうなるの……?」

巫女「もうヤケクソです!」 巫女はアラクネクイーンに酒をかけた! アラクネクイーンは混乱した!

巫女「……あれ?」

ベル「……ヒントはいっぱいあったね」

母ヤギの二連撃! アラクネクイーンに9999×2のダメージ! アラクネクイーンは倒れた!


530【93】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)18:08:03XxH.yb.lg (4/11)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.49
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.99
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
父ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
母ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 呪いスキルLv.99
ゴムゾウムシ 魔物Lv.45
火達磨ヤンマ 魔物Lv.50 水属性無効

ドロップアイテム:心のアップリケ、妖精の羽根、暴走メトロノーム
獲得金額:3000G

エルフ姫(略)「大変!(略)」

ベル「あ、生き返った」

医者「おお、二回逃げられた分、落とす物も多いんだな」

三つ編み「ボスをペットにできなかった……」

巫女「記憶落とすよりマシですよ」

医者「巫女、鑑定してくれ」

巫女「はい。ええと、このアップリケを使うと手先、特に指先が器用になります」

巫女「このメトロノームを使うと、得意な動作がすごくスピードアップします。音感やダンスが身に付くわけではないみたいです」

巫女「どちらも、わたしと三つ編みさんには使えません」

三つ編み「その羽根は?」ワクワク

巫女「この羽根は人じゃなくて虫に使うみたいです。使った人が虫好きになる効果は無いです」

ベル「じゃあ、どうなるの?」

巫女「これを使った虫とすごく仲良くなれる……なんだか微妙な効果ですね……?」


531【50】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)18:09:18XxH.yb.lg (5/11)

巫女「アップリケはともかく、メトロノームは使い道に困りますね……。仕事にもよりますけど動きが速ければいいとは限りませんし」

医者「私にはどちらも必要ないな」

巫女「羽根は……もう三つ編みさんに任せます」

三つ編み「蜘蛛と蚕以外が良さそうね。だってもう仲良しだから」


アップリケを使うのは

↓1選択 リーダー、学者、医者、バニー、紳士、赤髪、船長、ベル、農家、労働者 の中から


妖精の羽根を使うのは

↓2 虫の種類を指定(蜘蛛と蚕を除く)


メトロノームを使うのは

↓3選択 リーダー、学者、医者、バニー、紳士、赤髪、船長、ベル、農家、労働者 の中から


532名無しさん@おーぷん2019/01/06(日)18:20:52lzV.xm.k3 (1/1)

赤髪


533名無しさん@おーぷん2019/01/06(日)18:26:58HYu.hh.he (1/1)

対人だと大きな武力になるし、上手く折り合いつけられれば感染症も抑えられそうだし、蚊で


534【65】2019/01/06(日)19:09:51MVy.ni.ob (1/1)

リーダー


535【41】2019/01/06(日)19:15:05qPi.ad.k3 (1/1)

船長


536【89】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:16:10XxH.yb.lg (6/11)

巫女は赤髪とリーダーを連れて来た。

リーダー「巫女ちゃん! 俺たちの力が必要なんだな?」

赤髪「Lvを最大まで上げた成果を見せてやる!」

巫女「いえ、お二人に使いたいアイテムが手に入ったので」

巫女は赤髪に心のアップリケを使った!

赤髪「ん? 何が変わったんだ?」

巫女「きっと手先が器用になってます」

赤髪「へえ、帰ったら試してみるよ!」

リーダー「俺には何を使うんだ?」

三つ編み「その前に……リーダーの特技って何?」

巫女「建築ですよね?」

リーダー「いや、そこまで得意じゃないよ」

医者「操船もそこそここなしていたな」

リーダー「特技って程じゃないですけどね」

三つ編み「やっぱり、人選ミスじゃない?」

ベル「顔は?」

巫女「リーダーさんの外見が整っている事を、初対面の人が素早く認識できるようになる……」

リーダー「褒められてるのか……?」

巫女「まあ使ってみれば分かりますよね」

巫女はリーダーに暴走メトロノームを使った!


537【95】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:18:54XxH.yb.lg (7/11)

三つ編みは蚊を連れて来た。

巫女「蚊に使うんですか?」

三つ編み「こちらが優しく接しても血を吸おうとする困った子なの」

三つ編みは蚊に妖精の羽根を使った!

妖精「……」

巫女「妖精になりました!」

背中に羽根の生えた少女が立っていた。細身で薄いピンク色のワンピースを着ている。

ベル「あたしより小さい」

医者「女性の看護師の服に似ているな」

三つ編み「仲良くなれるって、こういうことだったのね……」

妖精「……マス」ボソボソ

ベル「え? なんて?」

医者「蚊の鳴くような声だな」

妖精は巫女の耳元に顔を近づけた。

巫女「……私は蚊です、好きな食べ物はシロップです、特技は注射です、よろしくお願いします、だそうです」

医者「では、どの程度人間に近づいたのかの研究も兼ねて私が飼うことにしよう」

三つ編み「私のお友達なのに……」

妖精は小さくなって空を飛び、医者のポケットに隠れた。


538【5】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:19:48XxH.yb.lg (8/11)

巫女はリーダー達を呼ぶ時に、ウミガメも連れて来ていた。

巫女「旧島のある辺りまでお願いします」

ウミガメ「生き物のいない海ね……」

巫女「たまに魔物がいますよ。戦ってみますか?」

ウミガメ「全力で逃げる」

旧島のあった位置の海底に、大量の金貨が散らばっていた。

巫女「意外と浅いです。港に適した水深なんでしょうか」

しばらく、金貨を拾い集めながら記憶を探した。

この世界から持ち出さない限り、入れ物があれば金貨は無限に入り、何枚持っても重量を感じさせない。

金貨の入った袋をうっかりそのまま持ち帰ると、神殿の大広間が金貨で埋め尽くされてしまう。

巫女「……あっ、わたしの記憶!」

巫女「切りのいい数字までもう少し金貨を拾いましょう」

巫女は24000Gと破損した記憶データを手に入れた!

巫女「破損してる!!」

巫女「でも、一部だけでも記憶が取り戻せるなら……!」

巫女は破損した記憶データを使った!


魔力がぐっと上がった


539【15】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:22:00XxH.yb.lg (9/11)

狭い部屋。

入口は厳重に閉ざされている。

手のひらの上で種が発芽し、ぐんぐん成長していく。

??「……ちゃん、すごい!」

??「……………にもできますよ」

二人は種から実った果実を食べた。


建物の上。

眼下に大勢のエキゾチックな衣類を身に纏った人が見える。

どうやら逃げているようだ。

彼らの背後で、奇妙なキノコのようなものが増殖、拡大している。

??「あなた達が……………を………から」


広い部屋。

目の前に一人の男がいる。

??「頼む、……。見逃してくれ」

??「全部忘れてください。あなたの名前も、家族も、思想も」

??「……様。貴女の盾になりましょう。どうぞこちらへ」

??「ありがとうございます」


540【10】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:24:16XxH.yb.lg (10/11)

巫女(今まで、動物がお肉を生成しても、農作物の育ちが速くても)

巫女(ウミガメさんにすごいパワーがあっても、そういうものなんだから仕方ないと思ってましたけど……)

巫女(やっぱり、皆さんが言うように、わたしがおかしいのでしょうか)

巫女(わたしって何者なんですか……? 魔法使いなんですか……?)


巫女は魔法使いの肩書きを手に入れた

※巫女は自分自身の特殊能力を自覚し始めました

※品種改良の際に、植物を指定して自由記述で改変できるようになりました

※複数人に同時に『お酒を振る舞う』事ができるようになりました

※交流時に心理操作が指定できます、誰が相手でも一気に★10まで仲が深まります(極一部例外あり)


ネコ「浮かない顔してんな」

巫女「……たぶんですけど、記憶が少し戻りました」

ネコ「だったらなんで喜んでないんだ?」

巫女「……わたし、他人の心を操ることができるらしいです」

ネコ「……。そりゃあ、禁忌の力だ。人間には話さない方がいい」

ネコ「マー、自分の意思で制御できるんだろ?」

巫女「……はい」

ネコ「使いたくないなら使わなければいい。オレも牧場のひよこを襲う事はできるが、それはしないようにしてる」


541【24】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/06(日)22:25:09XxH.yb.lg (11/11)

巫女「ウミガメさんを海に戻してきました」

医者「お前を待っている間、相談していたんだが」

巫女「はい?」

医者「もう山は越えた。勝てそうなボスは片っ端から狩ってもいいんじゃないか?」

三つ編み「オーブンみたいなボスが出てきたら困るけど、そうなりそうなのはもういないでしょ」

父ヤギ「結晶龍とウサギ人形の能力は旧島ですでに見た」

巫女「確かに、もう怖いのは牧場と他の島のボスくらいですね」

医者「ただし他の島になら、港の種のように、加工せずとも強力な効果を発揮するアイテムがある可能性が高い」


1.勝てそうなボスを乱獲する
2.牧場のボス『ジリリン』に挑む
3.猫神島の『ネコマタ』に挑む
4.温室島の『果物の王』に挑む
5.市場島の『人喰い屋敷』に挑む
6.流刑島の『閻魔』に挑む
7.今回はもう帰る

↓1選択


542【41】2019/01/06(日)22:44:54cjM.ad.k3 (1/1)

1

閻魔がめっちゃ気になるけど今回は1


543【18】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)00:17:27Eyf.le.sf (1/19)

ボスラッシュ!

一体目、木工工作所ダンジョン。

草食動物を全滅させると現れたレッドホーン。

医者「サイのツノは人間の髪と同じ成分だ」

ベル「雑学はいいから前見て」

医者「ぐはぁっ!!」 医者に963のダメージ!

巫女「なんて攻撃力!」 巫女の魔法攻撃! 9999×5のダメージ! レッドホーンは倒れた!

焼成場ダンジョンが解放された!


二体目、酒場ダンジョン。

酒場に入ると全員が酔ったので、三つ編みとベルは外に出した。

酒場の隅にウサギの人形が置かれていた。

医者「本来なら、酔いに耐えながらボスを探し回る必要があったんだろうが……」

巫女「先に見ちゃいましたからね……」 巫女の(略) ウサギ人形は倒れた!

酒造島ダンジョンが解放された!

医者「おや、まだ先があったのか。また酔うなら重要な戦力二人を連れていけないのが苦しいな」


544【40】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)00:18:18Eyf.le.sf (2/19)

三体目、建築事務所ダンジョン。

獅子が描かれた旗がたなびく立派な帆船の先端にボスが堂々と佇んでいた。

巫女「わっ、すごく強そう……」 巫女の(略) ヤングレオは倒れた!

三つ編み「よっわ……」

ドロップアイテム:獅子の小屋

医者「首輪付きの犬小屋だな……」

巫女「使うと工具の腕と建築センスが上がります。わたしには使えません。……リーダーさんにも使うことができます」

ベル「かわいそう……」

三つ編み「一人だけこの扱い……」

海賊村ダンジョンが解放された!

巫女「あっ……絶対勝てない気がします」


四体目、火口湖のボス。

父ヤギの(略) キング溶岩スライムは倒れた!

巫女「久しぶりに普通の魔物でしたね」

三つ編み「山頂と雲海に行けるようになったみたい」

ベル「雲の上……?」


545【20】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)00:26:21Eyf.le.sf (3/19)

五体目、インゴット島ダンジョン。

様々な鉱物の結晶が並ぶ坑道の奥に着くと、全ての結晶がボスとして襲い掛かって来た。

医者「罠か。小癪な」

巫女の(略) 結晶コウモリは倒れた!

巫女「前哨戦なのは分かってるんですよー」

残ったコウモリが一塊になり、インゴット島の空を舞う。

結晶巨龍が現れた!

三つ編み「スパイダーネットが届かないくらい高い所にいるんだけど……」

医者「頭脳派と言えば聞こえはいいが、卑怯者め」

巫女「これって、落としてきた石柱を伝って上まで行くんじゃないでしょうか」

父ヤギ「つまりヤギの出番という事だ」

母ヤギ「ヤギと煙は高い所に登ります」

ベル「後は任せてゆっくりしとこ」

医者「水銀や鉛の柱に気を付けろ」

最終的に、結晶巨竜は倒れた!


六体目、焼成場ダンジョン。

ガラスの足場を進むと、ボスのマスターゴブリンが待っていた。

医者「足場を破壊してくるようだ」

巫女「では速攻で倒しますね」 巫女の(略) マスターゴブリンは倒れた!

職人島ダンジョンが解放された!


546【66】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)00:41:17Eyf.le.sf (4/19)

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.59
三つ編み ジョブ:踊り子 糸使いスキルLv.99 虫使いスキルLv.99 舞踊スキルLv.99
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
父ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
母ヤギ 魔物Lv.99 魔法スキルLv.99 呪いスキルLv.99
ゴムゾウムシ 魔物Lv.45
火達磨ヤンマ 魔物Lv.50 水属性無効

総ドロップアイテム:血に濡れたツノ、獅子の小屋、ジョウロ入り宝石の素、賢者の石
合計獲得金額:10000G

医者「二つが前哨戦だったからアイテムは少なめだな」

巫女「ツノは使うと筋力が上がります。小屋はさっき言った通り工具の腕です」

巫女「宝石の素は、中身の溶岩を注ぐと宝石が出来るジョウロです。石を入れると溶岩の補充ができます」

巫女「賢者の石は、労働者さんにしか使えないようです。使うと学者の卵、つまりすごい暗記能力を得ます」

巫女「って、こんなアイテムあるんですね……。わたしの今までの努力をアイテムだけで……」

医者「今回はもう帰るが、一応ボスの確認をしておこうか」

職人島『職人ピエロ』
酒蔵島『幻惑人形』
海賊村『四腕鬼神』
山頂『ブリザード』
雲海『光翼の衛兵』


三つ編み「ゾウムシとトンボが空間の歪みに入るサイズなんだけど、連れて帰っていい?」

医者「絶対に駄目だ」

三つ編み「そんな……」

ベル「だったら、牧場に預けておけば?」

巫女「そうですね。あそこならいいですよ」


547【98】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)00:55:50Eyf.le.sf (5/19)

書庫。

労働者(紡績所)「私は手先が器用だから研究にも向いてるわ。ぶっちゃけもう虫のいる職場イヤなの!」

労働者(空気)「俺はずっと存在感が無かった。研究者になって存在感を発揮したい!」

労働者(建築)「オレ、体力と視力に自身があるけど建築あんまり得意じゃないんだよ。フィールドワークが向いてると思うんだ」

労働者(焼成場)「我慢強いけど力仕事は苦手で……。本を読むのが好きです」

巫女「どの方にしましょうか……」

宣教師「面接ですか……?」


ツノを使うのは

↓1選択 リーダー、学者、三つ編み、医者、バニー、紳士、船長、ベル、農家、労働者 の中から


賢者の石を使うのは

↓2選択 紡績労働者、空気、建築労働者、焼成労働者


小屋を使うのは

↓3選択 リーダー、学者、三つ編み、医者、バニー、紳士、赤髪、船長、ベル、農家、労働者 の中から


548【19】2019/01/07(月)01:11:28kJ4.aj.od (1/2)

労働者


549名無しさん@おーぷん2019/01/07(月)01:14:06EX9.5y.ri (1/1)

紡績労働者


550名無しさん@おーぷん2019/01/07(月)01:23:22nQr.rv.od (1/3)

リーダー


551【66】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:12:45Eyf.le.sf (6/19)

巫女「紡績所の労働者さんに決めました」

労働者(紡績所)「ありがとう。立派な学者になれるよう精いっぱい勉強するわ」

宣教師「器用さを活かすなら理論や計算よりも、実験を行う学問が良いでしょう」

巫女「たぶん医療やデザイン、作曲もこの分類に入ってますよね。本で学ぶこと全般なので」

労働者(建築)「転職考えるかな……」

労働者(焼成場)「私は自分でこつこつ努力することにします」

労働者(空気)「俺はまだ空気のままなんだ……」

巫女「あなたにはこのツノを使います」

労働者(空気)「えっ……? それは」

巫女「筋力が上がります。身体を鍛えて一目置かれる肉体を手に入れましょう」

労働者(空気)「やった……! 今日から、俺は筋肉だ!」


巫女は労働者(空気)に血に濡れたツノを使った!

巫女は労働者(紡績所)に賢者の石を使った!

労働者(筋肉)「あれ? これタンクトップとキャラ被ってない?」

学生「これで暗記が得意になったの!? 早く本を読みに行かなきゃ!」


552【35】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:13:02Eyf.le.sf (7/19)

巫女「リーダーさんを呼びに行かないと」

ギュンッ!

リーダー「お待たせ。俺が君の力になるよ」

巫女「なんですか、今の高速移動は」

リーダー「あのメトロノームを使われてから、俺か誰かの助けを求めている人がいると瞬時に駆け付けるようになってしまったんだ」

巫女「リーダーさんの特技って、人のために働くことだったんですね」

巫女「それも素敵な事だと思いますけど、リーダーさんには他の特技を身に付けてもらいたいんです」

巫女は首輪付きの犬小屋を見せた。

リーダー「……げっ、何だそれは。なんか、今の俺の状況を表してるみたいですごく嫌だ」

巫女「使うと言っても、別に首にはめるわけじゃないですよ……」

巫女はリーダーに獅子の小屋を使った!


ガガガガンッ!!

リーダー「次」

ガガガガンッ!!

建築士「あんた……そのハンマーの使い方は何? キツツキになったの?」

シュパパパパッ

建築士「一瞬で屋根の上に瓦を投げて、嵌めた!」

リーダー「速ければ速いほど……気持ちいい!」

建築士「やはり建築の天使に選ばれし男! ついに才能を開花させたんだね! おめでとう!」

リーダーは工具の扱いが上手くなり、素早くなった。

●ステータス
建築Lv.8


553【62】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:14:05Eyf.le.sf (8/19)

製作所。

製作系の責任者である美魔女は、仕立て屋か帝国の開拓団の村でしか活動しないため、ここは自由に使うことができた。

赤髪「もう少し模様を増やして……」

労働者A「あれ? 手伝いに来たんですか?」

労働者B「彼、自分で物作りに来たみたい。それより、見てよ。すごいよ」

労働者A「これ……革の鎧? 本物?」

赤髪「できた! どうだ、カッコいいだろ」

労働者A「紋章の付いた盾ねぇ」

労働者B「いかにも男の子の発想ね。私達には出てこないデザイン」

赤髪「アイデアはあったんだよな。強そうなデザインの。作れるようになったから作ってみたんだ」

労働者A「もしかして、これで帝国と戦うの?」

赤髪「いや、ただの飾り。こんな薄い盾じゃ重りにしかならないし」

労働者B「いいんじゃない? 騎士や冒険を感じさせるデザインで。次はインテリア雑貨を作ってみてよ」


●ステータス
芸術Lv.2

※赤髪の対応ステータスが林業、芸術、??(酒)の3つになりました

※鉱業のステータスはタンクトップに移ります


554【100】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:14:40Eyf.le.sf (9/19)

石切り場。

巫女「そろそろ石材の建物を建てると聞いて、お手伝いに……」

ガガガガンッ!!

建築士「どや!」

リーダー「俺の新技をいとも容易く真似された……」

建築士「師匠を超えようなんざ100年はええんだよぉー!」

巫女「あの……」

リーダー「まさか、巫女ちゃんもキツツキ打ちを!?」

ガンガンガンガン

巫女「これで最高速です……」

建築士「うん、いいよー。正確。石もコリがほぐれたって言ってるよ」

巫女「えっ……? この人、石と話せるんですか……? こわっ……」

リーダー「巫女ちゃん、建材の声を聞けないと一人前にはなれないよ」

巫女「リーダーさんまで向こう側に行ってしまったんですね……」

巫女「あっ、本題ですけど、わたし石工の技を学びに来たんです」

建築士「ほうほう……道は厳しいよ? それはまるで砂で家を建てるがごとく」

巫女「よろしくお願いします」

巫女は建築士から基本的な石材の切り出し方と運搬法、石の削り方を見せてもらった。


石工(基本)の技を習得した。


555【89】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:14:52Eyf.le.sf (10/19)

職人島。

音楽教師「あら、この間のお客さん」

巫女「こんにちは。また修理を見せてもらってもいいですか?」

音楽教師「いいわよ。でも、つまらなくない?」

巫女「いいえ。楽器の構造が分かるので」


ハリガネ金属切断工業。

巫女「見学させてください!」

金物屋「いいけど、せっかくなら弟子入りすりゃいいのによ」

巫女「金属って、機械を使わずに広げたり伸ばしたりできないんですか?」

金物屋「まあできなくもないが、面倒なんだよな。ちょっとやってみるか」

金物屋はインゴットを叩いて広げた。向きを変えて叩くことで細長くもした。

金物屋「やっぱ針金は無理だわ。機械が無いと引っ張れねぇ」

巫女「……仕組みは分かりました。作れるかもしれません」


楽器(修理)と金属加工(基本)の技を習得した。


556【54】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:15:42Eyf.le.sf (11/19)

巫女(……今まで、無意識に人を操ってたってことはないですよね)

巫女(そうだとしたら、少将さんは帰ってます。きっと大丈夫……)

巫女(普通に、普通に振る舞えばいいんです。記憶を思い出す前のように……)

※心理操作による仲良し度★10はシナリオ進行条件に含みません


誰かと交流する(会話、手料理、お酒、服を贈る、心理操作)、または話し合いや頼み事、あるいは動物と交流

(特に記載がない場合会話になります)
(頼み事の場合仲良し度は上がりません)

安価↓1、2、3


557【15】2019/01/07(月)15:27:381OQ.8r.lj (1/1)

技師に巫女&医者と一緒にエルフ異界まで来てもらい、魔法などで健康になるか治療を試みる
その際にエルフ女王に技師の治療をエルフに手伝ってもらえないか陳情する
もし技師が完治するようなら、治ったら異世界アイテムで兵器を作れないか技師に尋ねる


558名無しさん@おーぷん2019/01/07(月)15:37:40IEI.jg.lj (1/1)

三つ編みに手料理


559名無しさん@おーぷん2019/01/07(月)15:38:02nQr.rv.od (2/3)

学者に料理


560【12】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)15:54:15Eyf.le.sf (12/19)

巫女「もう、エルフの世界も結構平和になりましたよね」

医者「ああ。森に入らなければ、弱い魔物さえも出てこなくなった」

巫女「では、技師さんを連れて行っても大丈夫ですね」

医者「まだ諦めていなかったのか……」

医者「本人が遠出を嫌っているんだ。無理をさせるんじゃない」


老人「分かった。行こう」

医者「急に変わったな……調子が良くなったのか?」

巫女「坂道と階段ではわたしが背負っていきますよ」


2人は元技師の老人をエルフの世界に連れて来た。

しかし、連れて来た瞬間に体調が良くなることはなかった。

学者「ん? 技師さん! どうしてここへ」

老人「彼女に誘われたんだよ」

巫女「学者さんも来てたんですね。調査ですか?」

学者「実は同じこと考えてて。エルフの女王に健康になるための魔法について聞いていたんだ」

医者「ついに真面目に魔術師を目指し始めたのか」

学者「そしたら、『とある長命の魔物の体の一部を飲めば、若返りの効果がある』と、ずれた答えが返ってきた」

巫女「確かに質問の答えとしてはずれてますけど、それ、求めているものですよ!」

学者「そう。だから長命の魔物を探していたんだけど、全然見つからない。もしかしてボスなのかな」


561【13】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)16:09:22Eyf.le.sf (13/19)

学者「不死鳥がいれば話は早かったんだけど」

医者「ネコマタじゃないか? 長く生きた猫が変化したものと言われている、異国の伝説上の生き物だ」

医者「実在しないが」

巫女「猫神島のボスですね……。このメンバーで勝てるでしょうか?」

学者「ちょっと見てみる」

●パーティ
巫女 ジョブ:道具師 魔法スキルLv.99 爆弾スキルLv.59
学者 ジョブ:賢者 魔法スキルLv.84
医者 ジョブ:薬師 治療スキルLv.99 戦闘スキルLv.99
老人 ジョブ:技師 機巧スキルLv.99 武器クラフトLv.99

巫女「技師さん強い!」

技師は自動車椅子を召喚した!

老人 → 技師「想像しただけで機械が作れるとは……。ここは便利な場所だね」

学者「だけど、体力が低い。一回でも攻撃が当たると危険だ」

医者「全力で守る必要があるな」


562【61】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)16:21:33Eyf.le.sf (14/19)

猫神村。

巫女「そういえば初めて来ますね。こんな立派な神殿が……石工の技術があるんでしょうか」

学者「猫の石像とか違いがあるけど、僕達の知ってる祠や大神殿と似てない?」

医者「そろそろボスだぞ。空間が揺らめいている」

ネコマタが現れた!

ネコマタの妖術! ネコマタは10体に増えた!

学者「囲まれた……。本体を攻撃するまで終わらないぞ、これは」

技師は自身の時計を早めた! 技師の速さは二倍になった。

技師は大量の追尾爆弾を放った! ネコマタに1220のダメージ!

巫女「技師さん……?」

技師「昔ワシが読んだ小説に、こういう怪物が出て来た。主人公は、全員に剣を振るって勝利していたよ」

医者は守備薬を飲んだ! 医者の防御力が大きく上がった!

ネコマタ達の妖火炎! 医者は技師をかばった! 医者に802のダメージ!

学者「……分かった。全部偽物。本体はあの石像のどれかだ」

技師はミサイルを連射した! ネコマタに7991のダメージ!

技師「本体発見。もう逃がさん!」 技師のタイムジャミング! ネコマタの時が止まった。

巫女「チャンス!」 巫女の(略) ネコマタは倒れた!

ドロップアイテム:仙丹
獲得金額:10000G


仙丹を使うとこのレスのrandom値だけ若返る


563【6】2019/01/07(月)16:29:15nQr.rv.od (3/3)

これは仙丹


564【1】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)20:46:49Eyf.le.sf (15/19)

医者「それぞれの長所を活かした、チームワークの勝利だったな」

巫女「仙丹を使うと、61年分若返ります。わたしたちが使うと生まれる前に戻っちゃいますね……」

巫女「今、技師さんって何歳なんですか?」

技師「80歳だよ」

学者「61年分って、すごくちょうどいい年数だなぁ」

巫女「では」

技師「待った。ワシは若返らなくていい。もう一度人生をやり直す気力は無いよ」

技師「10、20年くらいなら頑張れたかもしれないが……」

医者「確かに、ここから60年は長いな」

巫女「でも、技師さんの力が必要なんです!」

技師「何か作って欲しいのなら、ここでなら作業できる」

技師は車椅子に付属するマニピュレーターを召喚した。

学者「巫女が作って欲しいのは、帝国に対抗しうる兵器だろう?」

学者「空間の歪みに入るサイズなら何でも持ち出せる。ただし、魔法で召喚したものは持ち出せない」


1.どうしても若返ってもらう
2.エルフの世界で機械開発をしてもらう

↓1選択


565【8】2019/01/07(月)21:01:047au.8r.lj (1/1)

2

2だけど状況が落ち着いたら機械技師の育成に協力してもらうこともお願いする


566【54】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)21:11:23Eyf.le.sf (16/19)

巫女「分かりました。ここの神殿の空いてる部屋で開発をお願いします」

医者「食事は私と診療所の労働者達で当番で運ぼう」

技師「では、ワシは大砲などを作ればいいんだね?」

学者「可能なら、異界の材料を使って強力な物をお願いします」

学者はメモ書きを渡した。

技師「ふむ……。何でも斬れる鎌を正面に射出する装置を考えたが、あの入口から出せるサイズでないといけないか……」

巫女「もし兵器が必要なくなったら、後進の指導をお願いしたいんですけど……」

技師「先の話だから約束はできないよ」

巫女「そうですね……」


学者「兵器以外にも作って欲しいものは色々あるけど、今は仕方ないか……」

巫女「わたし出来ますよ?」

学者「あっ、そういえばそうか」


巫女は機械工学(古典機械・造船・蒸気機関)の技を習得している。(>>514)


567【90】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)22:24:54Eyf.le.sf (17/19)

住宅街。

三つ編み「二人でごはん。楽しみ」ウキウキ

ドンッ

学者「わっ。ごめん、不注意だった」

三つ編み「大丈夫、転んでない。あなたもこっちに用事?」

学者「巫女に夕食に誘われたんだよ。それでちょっと早歩きしてたんだ」

三つ編み「……えっ? あなたも?」

学者「なんだ……。誘われたのは僕だけじゃなかったのか」

三つ編み「……巫女のこと、好きなの?」

学者「うん? まあ、研究対象として興味深いよ」

三つ編み「照れ隠しね」

学者「変な誤解されるから言いたくないんだよ。本当は割と好き。友人としてね」

三つ編み「私は巫女のこと、ムカデくらい好き」

学者「程度が分からない」

三つ編み「なんで好きなの?」

学者「変だけどいい子だし。一緒に行動する機会が多いから、いい所が見えるんだよ」

学者「一昨日は一日中二人で螺旋階段の探索してたよ。新しいものは見つからなかったけど」

三つ編み「私は昨日、一日中新曲とダンスの打ち合わせと練習をしたわ」

学者「なんで張り合うんだ。心配しなくても奪いはしないって……」


568【41】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)22:31:32Eyf.le.sf (18/19)

酒場。

巫女「今日は貸し切りですよ!」

三つ編み「何を作ったの?」

巫女「今から作ります」

学者「お腹空かせてきたんだけど……」

巫女「今日は新メニューを作ろうと思うんです。できるだけ斬新なものを」

巫女「学者さんは旨味の強いものが好きで、生成した肉や異世界の塩みたいな、不自然なものが苦手でしたね」

学者「いや、もう慣れた。サバが好きなんだけど、今は無いんだっけ」

巫女「三つ編みさんは甘いものが好きで、味の無い物が嫌いでしたよね」

三つ編み「エルフのビスケットとかね……」

学者「あれを好きな人はいないと思う」


・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、スープ
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を1~2つ選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


569【97】2019/01/07(月)22:33:42kJ4.aj.od (2/2)

鶏卵 牛乳


570【23】2019/01/07(月)22:41:16CGa.kt.tx (1/1)

ブドウ パイ生地


571名無しさん@おーぷん2019/01/07(月)22:58:54Ekb.jg.lj (1/1)

スポンジケーキ イチゴ


572【16】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/07(月)23:58:45Eyf.le.sf (19/19)

巫女「卵と牛乳でクリームを作って……」

巫女「パイ生地にブドウとクリームを乗せて焼きます」

巫女「カスタードレーズンパイの完成です」

学者「よかったね、三つ編み。甘い食べ物だ」

三つ編み「美味しい!」

学者「うん、焼きたてだからなお美味しい。でも特に斬新ではないね」

巫女「そうなんですか?」

学者「洋菓子大国リーガル共和国ではよくあるデザートだよ」

巫女「先人のアイデアを超えるのは難しいんですね……」

学者「そう。だから菓子作りはもはや学問、研究の一つになってる」

学者「でも、これは僕に遠慮してくれたんだろう?」

学者「本来の君なら品種改良した特殊な作物を使ったはずだし。斬新な料理を作るのなら特に」

巫女「え? 手料理でそういう作物を使ったことないですよ」

三つ編み「分かってないのね。巫女は料理の時には常識的なのよ」

巫女「シュシュさんのレシピの影響もありますからね」

学者「そうか……理解度でも僕の負けか」

学者「やっぱり、君が二人きりになるべきかな。僕は先にお暇するよ」

学者「ありがとう、美味しかった」


573【78】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)00:17:49HrX.ka.2b (1/9)

三つ編み「ねえ巫女。王国の人、また来てくれるかしら」

巫女「帝国から解放されたら、きっと来ますよ」

三つ編み「私って、元々引っ込み思案で、手遊びしか趣味が無かったの」

三つ編み「でも今は観客や王様の前で踊りたくてたまらない。不思議ね」

巫女「人は変わるものなんだと思いますよ。わたしなんて最初は何もできない足手まといだったじゃないですか」

三つ編み「……あなたは最初から変な人だったけど?」

巫女「ひどい」

三つ編み「でも、私、あなたに会えてよかったと思う」

三つ編み「開拓に参加してあなたと仲良くなってなかったら、音楽に一生懸命になんてなれなかったし、虫の可愛さにも気づけなかった……」

三つ編み「いつも、本当にありがとう」

巫女「こちらこそ、いつも無理言ったりプレッシャーかけたりしてごめんなさい」

巫女「一緒にステージに立つ日が楽しみです」


574【48】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)00:24:50HrX.ka.2b (2/9)

三つ編み「…………ちょっと頭貸して」

三つ編みはリボンを外して自分の髪をほどくと、巫女の髪を梳かして、リボンの片方を使って右側で留めた。

そして自身は左側で同じようにした。

三つ編み「ステージに立つ時はこの髪型にしましょ」

巫女「いいですね。みつ…左サイドテールさん、似合ってますよ」

三つ編み「アミでいいわ。本名」

巫女「本名の方が短い……」

三つ編み「……普通逆よね。親しい人に呼んでもらうのも、普通あだ名の方でしょ……。あなたの本名はなんだっけ?」

巫女「まだ思い出せません……」

三つ編み「そうだった……。しばらくは右サイドテールと呼ぶことにするわ」

巫女「長いです……」

三つ編み「略してミサで」

巫女「それなら今まで通りでいいですよ……」


三つ編みは巫女の耳元でつぶやいた。

三つ編み「ミサ、好きよ」

三つ編み「誰よりも」

巫女「えっ、あの、アミさん……?」

三つ編み「……わっ、私も変になっちゃったみたい!」

三つ編み「あなたのせい!」

三つ編みは酒場から足早に去った。


学者との仲がぐっと深まった

三つ編みとの仲が大きく進展した


575【47】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)00:39:29HrX.ka.2b (3/9)

学者「はあ……」

医者「どうした? 失恋か?」

学者「なぜそうなるんだ。ただ、町の先行きが不安でね」

医者「酒場から先にお前が出てきて、その後三つ編みが顔を真っ赤にして走り去ったからな」

学者「ああ……そういえば僕と巫女の関係を妙に気にしてたな」

学者「まあ若気の至りでしょ。学生時代の女子に先輩に恋する子、たまにいたよ」

医者「普通ならそれでいいんだが、相手はあの巫女だぞ? 嫌な予感がしないか?」

学者「何か起こったら研究対象が増えて面白い」

医者「ますますお前が何学者なのか分からなくなるな」

1.もちろん鉱物学者だよ
2.異世界研究の第一人者さ
3.魔法学者を目指してるよ

↓1選択


三つ編み「言っちゃった……! 酒場の雰囲気のせいで無意識に!」

耳元に小型化した妖精がいた。

妖精「見てたわよー」

三つ編み「わ、忘れて! 言いふらしたら線香焚くから!」

妖精「あなたが一旦忘れた方がいいんじゃない? 超焦ってるし(笑)」

三つ編み「そ、そうね……。気分転換……」

1.ひたすら糸を編んで忘れる
2.無心で踊って忘れる
3.虫と戯れて忘れる

↓2選択


576【46】2019/01/08(火)00:42:43MCd.cw.kg (1/1)




577【45】2019/01/08(火)00:43:37wvz.tg.ts (1/1)

1


578【14】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:06:55HrX.ka.2b (4/9)

学者「もちろん鉱物学者だよ」

学者「あの赤い金属が、複数のレアメタルがごく微量含まれた、軽さ・硬さ・材料費の安さ・精錬の簡易さを兼ね備えた合金である事も分かったし」

医者「それは異界研究じゃないのか?」

学者「異界に行かなくてもこちらにある鉱物で再現できるから鉱物学だ」

学者「手から出る光をかざすと、鉱物の組成が実験や顕微鏡無しで分かるし」

医者「それは完全に魔法じゃないか」

学者「この場合魔法はあくまで研究の手段であって対象じゃないから鉱物学だ」

学者「だから僕は、常軌を逸してるかもしれないけど鉱物学者なんだ」

医者「まあ、それを言い出したら畑作も酪農も服飾も半分魔法が入ってるからな。認めよう。お前は鉱物学者だ」

●ステータス
鉱物学Lv.9


三つ編みは、ひたすらリラックスコットンを糸に加工した。

三つ編み(これなら心が休まるはず……)

しかし、リラックスコットンを見ていると巫女の事を思い出してしまう。

三つ編み「んんんんんーーーっ!!」

労働者A「今日、いつにも増して速くない……? 一瞬で糸の束ができてる」

労働者B「気分が高揚しているからね。見て、あれ恋してる顔よ」

労働者A「誰かしらー? 知的な学者さん? 意外とワイルドな医者さん? 年の近い赤髪君? それともやっぱりリーダー君?」

労働者B「あの年頃はおじさまにも憧れるものよ。紳士さんじゃない?」

労働者A「とにかく素敵な事よねー。恋すると仕事へのやる気が出るし、服にも気を使うからデザインにも力が入るんじゃないかな」

三つ編み「んんんんんんんんーーーっ!!」

●ステータス
服飾Lv.8


579【52】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:08:57HrX.ka.2b (5/9)

港に200人の労働者が到着し、帝国の開拓団に加わった。

町長「私の島へようこそ、皆の衆!」

開拓者「200人か、もう少し欲しかったが……」

使者「これでも頑張ったんですよ」

使者「あなたの開拓者としての実力を買って登用したとはいえ、素性がよく分かっていないので協力に消極的な役人もいるんです」


バニー「どう見ても、200人じゃ済まないわよ」

スタッフ「ふふふ、彼らは私達が工事を発注した帝都建設ギルドの皆さんです」

リーダー「ギルド……」

スタッフ「彼らには皇帝陛下が大会をご覧になるための宮殿を建てていただきます」

スタッフ「一人一人が建築の大ベテラン。いくら天才でも小娘に負ける職人はいません」

スタッフ「建築大会が楽しみですねぇ」

建築士「弟子ぃ! 今すぐ宮殿を建てるぞ!」

リーダー「えっもう大会始まってんすか!?」


580【57】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:35:01HrX.ka.2b (6/9)

闘牛士「怪我をした牛を用意した! はじめ!」

医師ⅡA「……眼球移植」

医師ⅡB「……脳腫瘍摘出」


開拓団の研究所。

環境学者ⅡA「有害鉱物分類冊子、配布します!」

環境学者ⅡB「チョウの生育環境再現によるストレスフリーな飼育法を実現」

環境学者ⅡC「海洋への流出時に生体に影響を及ぼさないガラスを作るには……」


二等兵「あっちの研究所を見て来たんだが、全力でお前たちを対策してるぞ」

一等兵「何が何でも大会で全勝しようって気合を感じた。ピンポイントで外科医療と鉱物学と昆虫学と材料工学だけやってる」

陶器職人(父)「付け焼刃の技でワシに敵うものか」

学者「でも、あの開拓団だしなぁ……」

三つ編み「紡績と音楽まで全部落とされることはないでしょ。問題ないわ」

医者「おや? 今日は落ち着いているな」

三つ編み「うるさい!」


581【2】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:35:14HrX.ka.2b (7/9)

使者「いやあ、対策に余念がないですね。なんて残酷な」

開拓者「まだ十分じゃない。お前の助けが必要だ」

開拓者「新型の完全自動紡績機を数台、それとCDと録音機器を調達して欲しい」

使者「CD……? カドミウムですか?」

開拓者「コンパクトディスクだ。音楽などのデータを記録する基本的な道具だ。なんだ、帝国にはないのか」

使者「帝国どころか、そんなもの世界のどこで聞いても知らないと思いますよ」

使者「自動紡績も録音も帝国の技術では難しいかと」

開拓者「わがままだな。俺をサポートする気があるのか?」

使者「……正直に言って、私は開拓者さんに不信感を抱いています。あなたは何者でどこから来たんですか?」

開拓者「では代わりに帝国一の酒造家を呼んでくれ。帝国にも品評会くらいはあるだろう?」

開拓者「最高の素材を用意して待っていると伝えてくれ」


開拓者「ところで、ここに法は無いんだったな」

使者「税制はありますよね。町長の方が詳しいのでは? ……何をするんですか?」

開拓者「なあに、大会で勝てるようにするだけだ」

開拓者「お前が紡績機とCDを用意できないからこうするしかないんだ」


582【41】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:37:49HrX.ka.2b (8/9)

開拓団の病院。

医師Ⅱ「忍者の方が毒虫に全身を刺されてアレルギーを起こしショック状態」

医師Ⅱ「武道家の方が命の危機があるレベルの失血状態、未知の細菌にも感染しています」

開拓者「未知だと? なんだ、ズネルーニ菌じゃないか」

開拓者「アレルギー治療薬と輸血粉はあるのか?」

医師Ⅱ「……輸血粉、とは? 教わっていませんが……」

開拓者「この肉団子は何だ?」

医師Ⅱ「屠殺業者です。こんな死に方、前例はあるんでしょうか……」

開拓者「チッ、帝国は予想以上に使えんな……!」

開拓者「俺が指導してやってるのに、この程度か」

医師Ⅱ「か、開拓者さん……?」


●町
・開拓地……帝国の開拓者が町を作っている。施設:住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、機械開発所、屋台村、釣り堀、公園Ⅱ、海の家、忍者屋敷、研究所。称号:先住民対策の町。

●帝国の開拓団
・医師Ⅱ……医療の技術を習得した開拓団団員。外科、内科、眼科、小児科、その他あらゆる分野でベテラン級の腕を誇る。
・環境学者Ⅱ……環境学の専門家。環境保護に付随する分野の知識も専門家に並ぶ。


583【48】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/08(火)01:46:39HrX.ka.2b (9/9)

リーガル共和国、某所。

士官「カタパルト王国がバリスタ帝国との平和条約を解消しました」

士官「それを受け、オフトニアは王国を指示すると発表。海域の緊張が高まっています」

士官「我らリーガル軍も出動の準備が出来ています。どうなさいますか?」

船長「私の独断で決めていいものか分からないが、一旦戻るわけにもいかないか……」

船長(来週まで待てば、皇帝が島に来る。暗殺のチャンスだ)

船長(バリスタ帝国がいかに悪の蔓延る国であるか知っている。私にとっての仇でもある……)

船長(だが、暗殺を試みればその如何を問わず本格的な戦争が始まる)

船長(罪のない市民も死ぬだろう。島が戦場にされる恐れもある)

船長(最も良いのは、皇帝が死ぬと同時に帝国内で反乱が起こることだが、起こるかどうかは分からない……)


1.すぐに帝国から島を取り戻す
2.来週、皇帝が来るのを待つ

↓1選択


584名無しさん@おーぷん2019/01/08(火)02:19:32nAN.fv.gu (1/1)

1


585今回投下分は安価無し ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:36:05eB2.mz.3z (1/6)

●ステータス
人口:約320人(帝国側は約830人)

町長「また先住民が団員に入ったのか」

帝国の開拓者「ああ。わずかではあるがな」

サーファーⅡ「開拓者さん! 大変だぜ! 島が軍艦に囲まれてる!」

帝国の開拓者「何だと!?」

参謀「共和国は、帝国に島を手放すように要求しています。砲撃の用意もできている、と……」

帝国の開拓者「人質を取れ! 先住民を一人も逃がすな!」

参謀「それが……」


使者「ひどい職務放棄ですよ!」

軍曹「申し訳ございません。海辺は進入禁止であると呼びかけは行いましたが、誰一人耳を貸しませんでした」

伍長「現場の判断で無断で攻撃を行うわけにもいかず、逃がしてしまいました。再発防止に努めます!」

三等兵(皆して思いっきり見逃してたけどな……)


ターン43終了

~住民の声~
学生「何の学者を目指すか……今書庫にある本を全部読んでから考えましょう!」
赤髪「そういや、飾り作ってる場合じゃないよな」
バニー「実は……アタシのウサギの耳、本当に取れないのよ。引っ張ってみてもいいわよ」

~その他~
ダークメイデン「ね? 後悔したでしょう?」
衛生学者「島から追い出されてもここで身に付けたスキルは無くならないから別に困らない」
帝国の開拓者「まだだ、俺は諦めん!」

スキル
運動神経5.5 料理5 耐熱5 裁縫5 工具4.5 スタミナ4.5 センス4 知力4 魔法4 根気3.5 釣り3 筋力2.5 造形2 農具2 音感2 注意力2

肩書き
職人、ジェネラリスト、神官、楽器奏者、ダンサー、作曲家、魔法使い

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)

仲良し度
三つ編み★10(MAX) 学者★9.5 バニーガール★6 ベル★6 赤髪★4.5 紳士★4 農家★4 医者★4 リーダー★4 帝国軍★2 タンクトップ★1


586【8】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:37:45eB2.mz.3z (2/6)

かつて、ある民族がこの島へと移り住んだ。

彼らは島で神の子を拾った。神の子は指導者となった。

ある日、彼らは滝のそばで、神の世界への入り口を発見した。

彼らは塔を作り、神の世界から神の道具を持ち帰り、大いに繁栄した。

そして入り口を囲うように、神の乗り物を再現した神殿を建てた。


しかし、その民族は長く続かなかった。

彼らも我々の主と同じミスをしたに違いない。

手に負えない程に発達した技術は、三度、国を亡ぼした。

それ故に、今、我々は怒れる神と戦っているのだ。


587【6】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:38:58eB2.mz.3z (3/6)

クラッシャー「よっしゃ。もう快調だ。さっさとおさらばしようぜ」

開拓者「そうだな。そろそろ帰らねばならない。お前たちに会えて本当に助かった」

開拓者「お前たちがいなければ、俺たちは殺されていた。何も礼ができないのが悔やまれるな……」

ロボット「私達は人間を守るために造られました。気に病まないでください」

ロボット「人類最後の島の主、開拓者さん……あなたの助けとなれて光栄でした」


帝国の方ではない開拓者と、クラッシャーのあだ名で呼ばれた海賊の二人は、地下施設で休養していた。

ここは、行き先指定の紙で取り消し線が引かれていた『髢区挙閠』、熊のマークの世界。


開拓者「お前たちはこれからも戦い続けるんだな……。空腹の俺たちを襲った、天使の姿をした怪物と」

ロボット「はい。それが任務ですから」

クラッシャー「おい、俺まだ理解できてねぇんだけど」

クラッシャー「このロボットも天使も、あの神殿も古代人が作ったんだろ?」

開拓者「違う。お前は本当に頭が悪いな……」

開拓者「古代人は天使を作って未来へと捨てた。そのずっと後の民族が神殿を建てた。そして未来から来てしまった天使に対抗するためにロボットが作られた」

クラッシャー「ごっちゃごちゃして意味わかんねぇよ! 分かるように言いやがれ!」

開拓者「お前に理解できるかは分からないが、一応確認も兼ねて振り返っておくか」


588【31】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:44:16eB2.mz.3z (4/6)

開拓者「たしか、こうだったよな?」


高度なテクノロジーを持った古代人がいた。

古代人はしばしば危険な物体を生み出してしまったが、タイムホールを使って未来へと送って廃棄した。

未来は枝分かれしたパラレルワールドなので、古代人達の将来には影響しない、と古代人は考えていた。

古代人が作った危険な物の中には生物もいた。その一つが、周囲に存在する知性を探知して殲滅する天使型の生物兵器だ。


開拓者「古代人の廃棄したものは、例えば、無限に光を放つ放射性物質、置いておくだけで床を切り裂いてしまうブレード等だったな」

クラッシャー「つまり俺らが死にかけたのは古代人のせいってこった! 古代人ども、ぶっ殺してやる!」


古代人が滅んだ後、この島に訪れた民族が空中に残っていたタイムホールを発見した。

彼らはタイムホールを祀る神殿を建てた。

行き来する時代を指定する手段を再発見したのも彼らだった。

その後、彼らの文明も滅び、神殿は島に残された。


開拓者「行き先指定の紙は彼らが作ったものだった。エルフが『500年間勇者が来てない』と言っていたから500年前の民族だな」

クラッシャー「あの赤い世界も、別の時代の海賊村だってことかよ……」

開拓者「神殿があるということは俺たちの時代より未来だろうな。俺たちが見つけたタイムホールは……」

ロボット「我々が探査の際に作ったものです」

開拓者「そういえば、神殿の元になった『神の乗り物』は何を指していたんだ? 当時の指導者が乗っていた船とは思えないが」

ロボット「それは分かっていません」


589【89】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:44:53eB2.mz.3z (5/6)

そして時は開拓者の時代。開拓者達が神殿を発見した。

ロボット達の掲げている熊のマークの旗は、開拓者の仲間の一人がデザインしたものである。

その後、開拓者達はある国に島と神殿を奪われた。

その国は古代人の技術を使って急速に発展、IT大国となり、全ての国家を州として統治するようになった。


クラッシャー「ズルして世界征服してんじゃねぇよ。気に入らねぇ」

開拓者「あくまでこれはお前たちの辿った歴史であって、今から俺たちが未来を変えることは可能なんだったな?」

ロボット「はい。タイムホールで繋がったそれぞれの世界は一つの時間の線で繋がっていません」

クラッシャー「そこから急に全然訳わからねぇんだよ!」

開拓者「タイムホールで過去を変えても、俺達の今には影響しないということだ。たぶんな」


しかし、調子に乗り過ぎた。

かつての民族が取り消し線を引いて封じていた時代への扉を開いてしまったのだ。

天使型の兵器が隔離されていた時代『鄙シ縺ゅk閠?#』から、次々と天使達が姿を現し、無差別に攻撃を始めた。

そして人類は滅んだ。

それでも残されたロボット達は、人類を守るという命令に基づき、今もなお天使との戦いを続けている……。


590【55】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/09(水)02:47:54eB2.mz.3z (6/6)

開拓者「分かったか?」

クラッシャー「まあまあな……。頭いてえし早く帰るぞ。おいロボット、俺らの時代に行くタイムホール出せ」

ロボット「出せないと言ったはずです」

開拓者「ロボット達もタイムホールを完全に理解し制御できているわけじゃない」

開拓者「片道で、時間の流れも上手く同期できていない。下手をすると海賊村ができる前や、学者が老人になった時代に飛んでしまう」

開拓者「そこで、俺達は一度、古代人が滅んでいるがその町と技術は残っている時代に飛ぶ」

開拓者「ロボットの見立てによると、古代人は『極めて発達しているが、人間の心理でしか操作できない機器』ばかりを使っていた」

開拓者「タイムホールの制御装置を探し、俺がそれを操作して元の時代に帰れるようにする必要がある」

開拓者「……理解できないなら、とりあえず俺についてくればいい」


開拓者達はロボットが探索用に作ったタイムホールに案内された。

クラッシャー「……なあ? なんで別のタイムホールを作ってんだ? 神殿の奴を使えばいいだろ」

開拓者「お前にしては頭のいい疑問だな」

ロボット「時代を指定する紙が天使の襲撃で焼かれてしまったためです」


ロボットとの別れの挨拶を交わし、開拓者達は古代都市へと向かう。

開拓者(一つ気になるのは、何をどうしたら未来の同じ場所を異世界と勘違いするほど異常に変えられたのか)

開拓者(帰る前に古代人が何をしていたのか調べてみるか)

開拓者(俺は冒険者ではないが、開拓する場所の事は詳しく知っておいた方がいいだろう)


591謎要素を全部回収します ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:11:533zM.wg.mc (1/27)

~猫神村の伝説~

祠から現れた猫神の使いは、猫の耳とヒゲが生えているお方でした。

彼女は猫と言葉を交わし、繁栄をもたらしました。

彼女が現れてから、島の猫達は火を起こす、食べ物を生み出す、嵐から村を守る、等の奇跡を起こしたと伝えられています。


592【71】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:12:193zM.wg.mc (2/27)

古代都市の廃墟。

クラッシャー「なんつーか、今までの場所よりは安心できるな」

開拓者「人が住んでいた場所だからな。自然に還りつつあり、緑もある」

クラッシャー「で、どうやってそのタイムホールを探すんだ」

開拓者「文字が読めんが、俺の想像通りなら……」

開拓者は最寄りの建物に入った。

開拓者「ここは何の施設だ?」

クラッシャー「は? 知るかよ」

開拓者「独り言だ。気にするな」

開拓者はいくつかの建物で同様に呟いた。

開拓者「ここは何の施設だ?」

クラッシャー「いい加減うるっせえぞコラ! うおっ!?」

クラッシャーの眼前に施設を案内する画像が浮かび上がった。

開拓者「やはりな。動物を好きなように改造できる装置は古代人のものだったか……」

クラッシャー「ここ、八階建ての市場だったのか。こんなに広い場所で何売ってたんだよ」

開拓者「ここに用はない」

開拓者「おい、クラッシャー。手分けして町を調べるぞ」

開拓者「建物に入って質問すれば、今のように画像で教えてくれる事がある」

開拓者「夕方になる前には大通りに集合だ」


593【53】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:23:433zM.wg.mc (3/27)

ゲームサービス提供店(通称:冒険者ギルド)の跡地では、案内板に注目すると画像の説明と共に、脳内に非言語式の放送が流れる仕組みになっていた。

『超体感型ゲーム パイごっこ』

『顔面にパイをぶつけられたら負け! 目の前が真っ暗になるぞ! 君は最後まで逃げ切れるかな?』

クラッシャー「馬鹿馬鹿しい。古代人はこんなもんを楽しんでたのか」

『大人気の超体感型ファンタジーアドベンチャーゲーム“転生者になろう”が待望のアップデート!』

『要望の多かった高難度ステージに加え、驚きの新システムが追加!』

クラッシャー「誰でもすごいパワーを手に入れて、ドラゴンや魔王と戦えるのか!? 面白いじゃねぇか!」

『あなたとあなたのフレンドがモンスターに!?』

『我は汝システムを、異星人語実況者アギトモズン氏とホラーゲーム絶叫プレイでお馴染みケムレルタッタ氏がレポート!』

『“別のゲームで身に付けた私の精密連射テクを敵が使ってきてビックリしましたよ”“俺の偽物絶叫しかしてねぇええ!!”』

クラッシャー「めちゃくちゃやりてえ! 偽物でいいから船長ぶっとばしてぇ!」

クラッシャー「なんで滅んでんだよ、ゲームできないじゃねぇかクソ古代人がああ!!」


民家。

クラッシャー「民家かよ。つまんねぇ。なんだこの棒? いやらしいオモチャかぁ?」

突如、翻訳された文字情報が脳内に流れ込む。

クラッシャー「うおわっ!? これ、日記か……」

『明日から私は生物改変研究センターで顔の改変実験に参加します』

『実験に参加すればなりたい自分になれる。実験に参加した先輩は本当にアイドルになれた』

『参加を許してくれてありがとう、お母さん。私、絶対に美人になって帰ってくるね』

クラッシャー「外見も自由自在かよ。まるで夢の国だな」

クラッシャー「俺も研究センターに行けばハンサムになれるのか?」


594【18】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:27:123zM.wg.mc (4/27)

事故・事件データベース。

開拓者「ここは新聞社のような施設だな。紙は使っていないようだが」

開拓者「あの装置があった場所にはタイムホールがあった。動物の改造に関する記事を見ればヒントがあるかもしれん」

開拓者「大量に情報が流れ込んできて頭が痛いな……。おや? この記事は……エルフ?」

『半永久光源の失敗作が廃棄された“光の廃棄場”を再利用してゲーム化した会社に新たな不祥事』

『“生物の廃棄場”で案内用に配置されていたエルフ族が、人間を改造して作られたものであると判明した』

『同社は、プレイヤーに対しても一時的な改造を行い、廃棄生物に対抗する武力を与えていた』

『さらに、プレイヤー及びその知人の個人情報から新たに生物を生成、敵キャラクターとして追加されていた』

『死亡した敵キャラクターの遺物を使用することで、元となった人物の特性を使用者に付与する不可逆的改造も行っており―――』

開拓者「遊びのために無駄に高度な倫理違反を……古代人は暇だな」


『問題発覚に繋がったゲームプレイ配信記録』

ゴッドスナイパー「(挨拶をキャッチーに改変したもの)! ゴッドスナイパーです」

ゴッドスナイパー「今日は超体感型ゲーム『転生者になろう』を実況して行こうと思います」

(中略)

魔物「ホワァアアアア!!!! シヌゥウウウウ!!!!」

ゴッドスナイパー「向こうは私達をただの魔物だと思っているんだろう」

ゴッドスナイパー「だけど私達も同じ知性のある生き物だ。実況配信をする能力と、人の言葉を話す能力がある私だけがそれを伝えられた」

ゴッドスナイパー「このことを視聴者の皆に伝えたかった。それでは、(実況者アギトモズンが被弾時に呟く決まり文句)!」

ゴッドスナイパーは倒れた!

ケムレルタッタ「ウオオオオ!! 勝ったぁああああ!! よっしゃああああああああ」


595【59】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:27:553zM.wg.mc (5/27)

孤児院。

開拓者は日記を見つけた。

『生物改変研究センターは狂っている。どうしてまだ二歳のタクが被験者に選ばれるの?』

『あの怪しいゲーム会社と経営者が同じ。成長限界を解除するだけなんて言われても信用できない。子供たちは絶対に私が守る』

町の地図が添付されていた。

開拓者「よし……この研究センターだな」

開拓者「人として許せない事をしていたのは分かったが、今の俺たちはそれに構っていられないんだ」

開拓者「もう、遠く昔に過ぎた話だからな……」


開拓者とクラッシャーの二人は大通りで合流し、お互いの情報を交換した。

クラッシャー「よく分かんねえけど、俺が思ってるような夢の国じゃねぇってこったな?」

開拓者「その通りだ。古代人は未来の世界に兵器を捨てるような連中だぞ?」

開拓者「今から向かう研究センターではより深い闇を見る羽目になるかもしれんな」

開拓者「まあ、タイムホールとその制御装置さえ見つかればそれでいいんだが……」


596【7】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:32:493zM.wg.mc (6/27)

生物改変研究センターの入り口は固く閉ざされていた。

開拓者「厚い鉄板で塞がれている……。とてもじゃないが人や動物の力で破壊できるものではないな」

クラッシャー「どけぇっ!」

開拓者が飛び退いた直後、大きな箱が研究センターの外壁に突撃し、大穴を開けた。

開拓者「何をしたんだ、お前は!」

クラッシャー「古代人の乗り物を拾ったんだよ。最高速でぶつけてぶっ壊した。早く中へ入ろうぜ」

開拓者「……これしか方法は無かったんだろうか」

『お客様。生物改変研究センターへようこそ』

『半永久光源、時空間制御、心理式リモートコントロール、銀河の脱出……人類はこの1(時間の単位)で様々な功績を成し遂げて来ました』

『センターでは生物の持つ可能性を引き出し、さらなる人類の発展のための研究を行っています』

開拓者「タイムホールや宇宙開発でも多大な犠牲を出したのは間違いないな……」


実験記録保管庫。

開拓者「人間の頭部に犬の鼻や猛禽の目など動物のパーツを付ける実験。嗅覚や視覚は発達しなかった」

開拓者「後に、人間の器官の形状を維持したまま感覚を強化できると判明……」

開拓者「人間の能力の成長限界を解除するエキスパンダー実験。被験者E-1は肉体の強度が過剰に上昇し、人の形を保てなくなった」

開拓者「優秀な人間を量産する事が目的であるため、頭脳、感覚、肉体のいずれかの成長が一定に達した時点で該当能力の成長を止めた」

開拓者「頭脳の成長限界に達したE-サンプルを研究者として研究に参加させた……」

開拓者「……おい、お前も手伝え。この棒を持って念じればお前にも情報が参照できるだろう」

クラッシャー「読めても意味がわからねぇし頭痛くなるんだよ」


597【52】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)16:33:533zM.wg.mc (7/27)

開拓者「おお! どうやら記憶や人格も改変できるようだ! よかったな、これでお前も真人間になれるぞ!」

クラッシャー「なるかボケ!」

開拓者「叫ぶ元気があるなら手伝うんだ。研究センターはようやく見つけた手がかりなんだ。タイムホールの記述を探せ」

開拓者「さもなくば情報を見つけて俺だけで帰るぞ」

クラッシャー「チッ……」


クラッシャー「……あった。被験者を未来に送って廃棄した記録だ」

開拓者「やるじゃないか」

クラッシャー「ただし、やべえ情報と一緒にな」

開拓者「何?」


モディフィケーター計画。

古代人は成長限界解除被験者“エキスパンダー”に、さらに生物改変能力を与えた。

これにより、屋外でもどこでも生物改変が行えるようになり、研究がさらに進展するかと思われた。

しかしM-サンプル達は研究者になろうとはしなかった。

M-サンプル達は自らを改変し、他種の生物との対話能力を獲得、実験動物との絆を深めた。

ある日、被験者M-5が実験動物を引き連れて脱走した。

多大な犠牲を払いながら、古代人はこれを鎮圧したが、この一件により生物改変研究は凍結。

古代人は人道的見地から、全てのE-サンプルとM-サンプルを未来へと廃棄した。

廃棄の際には生命維持装置を使用した。対象の保護に適した人間が接近した時に外部に出現し生命活動が再開される。


598【55】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:21:413zM.wg.mc (8/27)

開拓者「命を散々弄んでおいて命を奪う事だけは絶対にしたくないのか……とんでもない価値観だな」

クラッシャー「ああ、確かにさっき肉を作ってる部屋があったな。古代人には家畜を殺す度胸もねぇのか」

開拓者「……M-サンプル用の強度の高い生命維持装置の図、神殿に似ているな」

クラッシャー「なあ、後は廃棄した場所を探せばいいんだろ?」

開拓者「ああ。そこにタイムホールがあるはずだ」

クラッシャー「……嫌な予感がすんぜ。道中でモディフィケーターに襲われるんじゃねぇか?」

開拓者「気持ちは分かるが、今まで動物一匹みていないだろう。だから――」

その時、開拓者のズボンのすそを何かが引っ張った。

開拓者「うおおおお!?」

ニワトリ「コッコッ」

クラッシャー「がはは、てめえニワトリにびびってんのかよ」

開拓者「なぜここに普通のニワトリが……。いや、こいつは……」

開拓者「船長から俺が預かったニワトリだ。間違いない!」

ニワトリ「コッコッ、コッコッコ」チラッ

開拓者「ついてこいと言っているように見える」

クラッシャー「……本当に船長のニワトリなんだろうな? 中に人間が入ってるみてえな動きしてるぜ」

二人はニワトリの後について行った。

クラッシャー「ドアが内側から破られてんじゃねぇか……戻った方がいいだろ」

開拓者「……! あのドアに記されたマークは!」


599【24】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:41:523zM.wg.mc (9/27)

開拓者「間違いない。実験室だ」

開拓者「つまり、向かいにあるこの扉が……!」

開拓者が別のドアを開けると、そこにタイムホールがあった。

開拓者「……ここを通ると、神殿に戻れる」

クラッシャー「おおおっ! 後はこれをどうにかすれば元の時代に帰れるんだよな!」

開拓者「……制御方法が分からん。だが、このタイムホールは一方通行ではなく、双方向に移動できる」

開拓者「試しに入ってみるか?」

クラッシャー「ああ? 時間がずれてんだろ?」

開拓者「一年以内の差なら、俺はこのまま帰ってもいい。過去だった場合自分に会わないようにする必要があるが……」

開拓者「まずは入ってから考えるぞ!」


飛び込んだ先は、岩塩の世界だった。

開拓者「塩の世界か。……塩が採掘されている。ここの塩を食べたのか?」

クラッシャー「今までの中じゃここだけまともだな……」

開拓者「恐らくここはかなり未来の世界だ。海が干上がって出来たんだろう」


二回目に飛び込むと、宇宙空間のような世界だった。

開拓者「緑の奴だ! 戻れ戻れ!」

クラッシャー「ここも未来なのか!?」

開拓者「地球が無くなった後だな。なぜ息ができるのかは深く考えない方がいい」


三回目でようやく神殿に出たが、外に近づくと眩しかった。

開拓者「……違う。この光は浴びると危険な失敗作だ! 戻るぞ!」

パイマン「オッ、オッ」

クラッシャー「げえっ! なんか追ってきやがった!」


600【37】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:42:053zM.wg.mc (10/27)

島では、上陸したリーガル共和国軍とバリスタ帝国の開拓団の戦闘が始まっていた。

駐留していたバリスタ帝国軍は勝ち目がないと判断し早々に降伏。

しかし開拓団は武道家と忍者を中心に、団員が一丸となって抵抗を続けた。

帝国の開拓者「何をしている……。早く来い、少将……!」

住民のほとんどは共和国軍の上陸直前に、ウミガメに掴まり、海中へと逃亡していた。


一方、ここはエルフの世界にある神殿の一階。

鉱山および岩塩倉庫で作業していた住民は、出遅れてしまい、海へ逃げるのを諦めてこちらへ避難していた。

タンクトップ「学者さん、共和国軍は勝てるのか?」

学者「そう思う。ただ、帝国軍が増援を出せば戦闘が長引くかもしれない」

巫女「…………」

母ヤギ「三つ編みさんが心配?」

父ヤギ「……空間の歪みから二つの気配が現れた」

巫女「……!」

タンクトップ「大丈夫だ。鉱夫長は戦わなくていい」

タンクトップ「行くぞ! 先手必勝!」

ガシッ

クラッシャー「よお。いきなり殴りかかるとはご挨拶じゃねぇか」

開拓者「やめろ、クラッシャー! ……お前は船長の部下だったな。今がいつなのか教えてくれ」

タンクトップ「か、開拓者さん!!」


601【24】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:54:313zM.wg.mc (11/27)

開拓者は学者達と合流した。

開拓者「開拓者だ。生きて帰ってきたぞ!」

学者「遅い!! 半年も何してたんだよ!」

巫女「開拓者、さん……」

開拓者「たった半年の差か。いやあ思ったより近くに帰ってこれて良かった」

開拓者「おっと。まず最初に言わなければならないことがあった」

学者「何?」

開拓者「武装が必要だ! 俺が見て来た未来では、俺達の開拓地はバリスタ帝国に滅ぼされていた」

開拓者「今すぐに帝国を追い払う準備をしなければ!」

学者「もう占領されてるし今追い出してる真っ最中」

開拓者「何だと……?」

ヤギA「メェェ~」

学者「ああ、本当にそう思う。帰ってくるのが遅いんだよ」

開拓者「? 巫女、お前も元気だったか」

巫女「わたしに、近づかないでください……」

開拓者「何故俺は嫌われているんだ……。半年いなかったせいか?」

ヤギB「メー、メー」

開拓者「やめてくれ。ヤギに慰められるのは余計に辛い」

ヤギB「メー! ……メェー?」

タンクトップ「クラッシャーならさっきエルフと話していたぞ」

開拓者「何? まさかあいつ、一人で外に!」


602【58】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:54:583zM.wg.mc (12/27)

元の世界で岩塩倉庫がある位置に、小屋があった。

小屋の前ではクラッシャーが素振りをしていた。

クラッシャー「ハッハーッ! 俺が勇者様だー!!」

開拓者「おい、戻れ! ここは危険だ!」

クラッシャー「ハァ? 邪魔すんじゃねぇ!」

その時、神殿の三階から何かが飛び出してきた。

帝国の開拓者「はあ、はあ……共和国の連中め。俺はまだ死なんぞ……」

開拓者「なんだ? 俺に似た奴が現れたな」

ヤギA「メェェー!!」

学者「開拓者、逃げろ!!」

巫女「いっ、今行きます!! その人の正体は」


フロンティアシャドウの築城! 頑丈な城壁が神殿の入り口を塞いだ!

帝国の開拓者(フロンティアシャドウ)「皆のため……俺は、生きて開拓を続けねばならない」

巫女「小屋のボス魔物……!」

巫女「でもどうしてわたし達の世界に出てこれたのでしょう……」

学者「緑色の巨人も、パイマンもこっちに来る事はできた」

学者「あの魔物の能力は『自分の住む場所から出て、開拓をすること』なんだろう」

学者「あいつは帝国に接触して、その実力を認められて開拓団を率いる役職を与えられたんだ……」

巫女「この建物壊せません。すごい強度です……」

学者「まずいぞ……! 開拓者は大カマキリごときで死にかけたほど、この世界では弱い!」


603【36】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:57:213zM.wg.mc (13/27)

フロンティアシャドウ「お前が俺のオリジナルか……。もう帰ってくることは無いと思っていたが」

開拓者「残念だったな。何をしていたかは知らんが、ろくでもない事をしていたのは分かるぞ」

フロンティアシャドウ「生憎、ここで倒されるわけにはいかん」

フロンティアシャドウ「お前を殺せば開拓者は俺だけだ。ここで死んでもらおう」

開拓者(さて、どう対処する……? こいつは恐らくあのカマキリと同質の存在……。俺に勝機は……)

クラッシャーの不意打ち! フロンティアシャドウに4389のダメージ!

フロンティアシャドウ「ガハッ!? ……貴様、何者だ!?」

クラッシャー「俺か? 俺は海賊村最後のならず者、人呼んでクラッシャー様だ!」

クラッシャー「どうだ、強そうな肩書きだろ?」

フロンティアシャドウ「馬鹿な……こんな小者がこれほどの力を」

クラッシャーの攻撃! フロンティアシャドウに3894のダメージ!

フロンティアシャドウ「……魔物が安心して住める町を……作りたかった…………」

フロンティアシャドウは倒れた!


604【76】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:57:543zM.wg.mc (14/27)

●パーティ
開拓者 ジョブ:なし
クラッシャー ジョブ:海賊 戦闘Lv.90

ドロップアイテム:開拓魂
獲得金額:1000G

クラッシャー「うっひょー、金貨だァ! 全部俺様のもんだ! てめえには一枚も渡さねぇ!」

開拓者「まあ構わん。助けられたからな」

クラッシャー「こりゃなんだ? 強化アイテム? 使ってみるか」

クラッシャーは開拓魂を使った!

クラッシャー「……なんだか急に物を壊すのがもったいなく感じてきたぞ」

クラッシャー「何か作りたくてたまらねぇ!」

クラフター「今から俺はクラッシャー改めクラフターだ!」

開拓者「そうか。クラフター、俺の町作りに協力してくれるか?」

労働者(クラフター)「おう! どんと任せやがれ!」


開拓団は共和国軍によって鎮圧されていた。

カタパルト王国はこの海域への侵略を止める事が国交継続の条件であると声明を出した。

そして、周辺国家による会談が行われ、数日後、帝国人は島から退去することが決まった。


605【42】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)18:59:553zM.wg.mc (15/27)

町長「くそっ……私の町が……」

開拓団団員「団長は戦死したらしい」

シェフ長「帰っても仕事が残っていてくれればいいんだが……」

サーファーⅡ「さらば開拓島! いい海だったぜ!」

建築士「じゃーねー」

リーダー「師匠も!?」

建築士「職人島育ちの帝国人っすからー」

建築士「もういいでしょ。あんたは一人前の建築家だよ」

リーダー「まだ、石造りの建物を教えてもらってません!」

伍長「一ついい事を教えてあげよう」

伍長「今のところ、職人島に軍は駐留していない。行き来してもちょっとなら平気だよ」

二等兵「短い間だったが、楽しい任務でした!」

三等兵「色々ありがとうございました。お嬢ちゃん、おにぎり美味かったよ!」

参謀「あなた達、先住民に優しくし過ぎよ」

開拓団に引き抜かれた労働者達は、屋台の料理の味が忘れられず、帝国へ行った。


開拓団で強引に働かされていた住民は帰って来た。

労働者(エプロン)「久しぶり、開拓者さん」

開拓者「お前、エプロンか? ずいぶん痩せたな……医者に診てもらった方がいいぞ」

労働者(シュシュ)「……」

赤髪「シュシュ、よかった、生きてたんだな……」

紳士「精神的に衰弱しているご様子……しばらく休養が必要でしょう」


606【11】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)19:22:093zM.wg.mc (16/27)

開拓者「学者。俺が異界で見て来たことについて話がある」

学者「ちょうど僕も聞きたいと思っていたところだった」

巫女「わたしも聞いていいですか?」

開拓者「……お前には難しい話だ」

巫女「でもわたし、勉強してすごく頭が良くなったんですよ」

学者「そうだね。開拓者、巫女も同席させてよ。彼女には異界研究の助手をしてもらっているんだ」

開拓者「なるほどな。先にそちらの研究成果を聞かせてくれないか?」

学者は開拓者に、異界で得たアイテムと、その特性、そしてエルフ世界での冒険について詳しく話した。

開拓者「そのアイテムを使ったのは、イケメン、赤髪、バニー、農家か」

学者「そして僕は指先から火が出せるようになった。これで話せることは全部かな。次は開拓者の番だよ」

開拓者「……俺が赤い金属の世界から戻ると、そこは未来の世界だった」

開拓者「その未来では世界全てが一国の支配下にあった」

学者「バリスタ帝国か」

開拓者「正確には帝政が終わりユナイテッドステイツオブバリスタ、IT大国USBになっていた」

開拓者「USBの遺したロボットが、異界……恐らくこの羽根のマークの世界だな。ここから来た天使と戦闘していた」

開拓者「異界の研究を続けるなら、取り消し線の引かれた世界には絶対に行こうとするんじゃないぞ」

学者「USBの研究者はそこを開けちゃったのか……」

開拓者「そしてロボット達に、俺はタイムマシンで現代に送ってもらったのだ。半年くらい時間がずれたがな」

巫女「……それで全部ですか?」

開拓者「ああ。そうだ」


607【98】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)19:35:383zM.wg.mc (17/27)

赤い金属の世界。

開拓者「医者、お前は……動物と会話できるか?」

医者「通訳がいればな」

開拓者「……お前は正常なようだな。端的に訊く。俺達の村で何があった?」

医者「その台詞、大体察しは付いているんだろう?」


開拓者はタイムホールと古代人の研究について、医者にすべてを話した。

開拓者「……以上だ」

医者「随分と面白そうな体験をしたじゃないか、開拓者。実に羨ましい」

医者「私も古代人の世界に連れて行ってくれないか?」

開拓者「サバイバルをするなら滅んだUSBの方がいいぞ。天使が真っすぐ殺しに来るからな」

医者「冗談だ。話す相手が私で正解だったな。今この町で正常なのは労働者を除いて私と紳士、船長くらいだ」

医者「しかし紳士は労働者に対して少し怪しいビジネスを始めた。船長に話すと他国に情報が漏れる可能性がある」


医者「私も町の異常をそのまま受け入れていたわけじゃない。学者とは違う方向性から調査をしていた」

医者「『成長期』を経験した者は、巫女とタンクトップの他にも、バニー、建築士が該当した」

医者「労働者の中にも数名いた。船長に確認したところ、その全員が孤児だった」

開拓者「ほぼ確実にエキスパンダーの被験者だな……」

医者「その他の異常については全く調査が進んでいなかったが、モディフィケーターの話を聞いて全て納得した」


608【31】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)19:57:353zM.wg.mc (18/27)

医者「モディフィケーターは生物に限り、自由に改変する能力を持つ。そして無意識に能力を使用していた」

医者「開拓者、お前がもしモディフィケーターだったとする」

医者「品種改良を植物を合成させる事だと勘違いしていたとしたら?」

開拓者「その通りになるだろうな」

医者「食べ物が欲しいが、ニワトリや魚を殺したくない。どうする?」

開拓者「自分自身を改変して吸血能力を獲得する」

医者「今すぐに酒を造って飲ませたい」

開拓者「微生物の代謝が活性化し、アルコール発酵が加速する」

医者「友人が蚕や蜘蛛の糸をたくさん欲しがっている」

開拓者「友人は体のどこかから繊維を分泌できるようになるだろう」

医者「両親がいなくて寂しい。守ってくれる人もご飯を作ってくれる人もいない。しかし周囲に人間は誰もいない」

開拓者「自分自身を強化すると共に吸血能力を獲得する」

医者「ただし近くに他の動物がいたとする」

開拓者「ああ、なるほど。甘える対象が必要だな。その動物を動かないように変えてぬいぐるみとして使う」

医者「お前がモディフィケーターでなくて本当に良かった。発想がグロテスクだ」


医者「……いや、もう少し質問だ」

医者「タイムホールで飛ばされた先が海中だった。生命維持装置が壊れた。どうする?」

開拓者「自分自身を海中で生きられるように変える。サメ対策に大型化し、毒も欲しいな」

医者「しかし海中は寒い。元は人間だから人肌も恋しい。どうする?」

開拓者「周囲の生物を集めて暖かい布団として使う」

医者「完全に分かった。牙クジラもモディフィケーターだな」


609【36】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)20:41:313zM.wg.mc (19/27)

開拓者「まったく……古代人はとんでもない事をしてくれたものだ」

開拓者「もはやこの島も異界と変わらないじゃないか」

開拓者「この海域に大国が来なかったのは、海賊が原因じゃなく、たまに異様に強力な人間に遭遇していたからじゃないのか?」

医者「対策は追々考えるとして、今日は解散しよう」


翌日。

トントン

巫女「こんばんは……」

開拓者「どうした?」

巫女「わたし、この島を出て行こうと思うんです」

開拓者「待て待て。なぜそう思った?」

巫女「信じてくれないかもしれませんが……わたし、危険な力を持ってるんです」

開拓者「信じるも何も町を見れば一目瞭然だぞ」

巫女「そうですね……本当にごめんなさい」

巫女「開拓者さんがいなくなって、町のために色々頑張ろうとしたけれど、結局めちゃくちゃにしちゃいました」

開拓者「だから出ていくのか?」

巫女「はい」

開拓者「その必要はないだろう。力を自覚しているのなら、使わなければいいじゃないか」

巫女「わたしも、そう考えてました。でも……開拓団の人から三つ編みさんを守ろうとして、わたし、咄嗟に……」

巫女「襲ってきた人を、丸めて、死なせてしまったんです……」

開拓者「正当防衛だ。元はと言えば襲わせた偽物の俺が悪いだろう」

開拓者「別に特別な事じゃないと思うぞ。武器を携帯している者によくある話だ」


610【38】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)21:06:213zM.wg.mc (20/27)

開拓者「どんなものにも、危険な使い方がある。そして人を殺める使い方ができることもある」

開拓者「普段はそうしないように心がけておけばいいんだ」

巫女「でも、わたし、無意識に……」

開拓者「精神力を鍛えればいい。滝行でもするか?」

巫女「……成長期はもう終わっちゃいました」

開拓者「その理屈なら、俺にはお前のような成長期なんて無かったんだぞ。もっと地道に努力したんだ」

開拓者「成長に終わりなんて無いと強く信じろ。それで大丈夫だ」

巫女「わたし、ここにいていいんですか? 大変な事件を起こすかもしれませんよ」

開拓者「事件を起こすなら俺の近くで起こしてくれ。他所で何か起きたら俺が責任を感じてしまうだろ」

開拓者「第一、お前の力で何か町にとってマイナスになったことがあるのか?」

開拓者「頼むからこの島にいてくれ。それがお互いのためだ」

巫女「開拓者さん……分かりました」

ベル「お姉ちゃんが情けない顔してる」

巫女「あっ、紹介します。他の島から引っ越してきたベルちゃんです」

ベル「この人が開拓者さんなんだ。もっとおじさんだと思ってた」

開拓者「あ、ああ。おじさんだと思わないでくれよ。よろしく頼む」

『――母です。ベルの力は私が封じているのでどうぞご心配なく』

開拓者(あのヤギ、脳内に直接……!!)


611【66】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)21:16:163zM.wg.mc (21/27)

巫女「開拓者さんにリゾットを食べてもらいましょう」

ベル「チーズ持ってきたよ」

巫女は炎熱玉で焦げ目をつけた。

巫女「出来ました。開拓者さん、お酒もどうですか?」

開拓者「ああ、いただこうか」ゴクッ

開拓者「……美味いじゃないか」

巫女「バニーさんに教わった通り、時間をかけて発酵させたお酒です」

ベル「ね? やっぱり自然なのが一番美味しいんだよ」

巫女「母ヤギさんの言った通りでしたね」


開拓者「さて、色々と片付いたところで、開拓を再開しようか」

医者「果たして片付いたと言えるんだろうか」

学者「でももう村は発展して町になったけどね」

開拓者「どこがだ? 今人口はどの程度いる?」

紳士「約300人の田舎町です」

開拓者「田舎町? なんだそれは」

開拓者「5000人を超えなければ町とは呼べん! 今はまだ村だ!」

学者「5000!?」

開拓者「貨幣経済も導入されてないじゃないか。実質300人家族だ」

開拓者「だが、教育が始まったのは良いな。宣教師には感謝せねば」


612【80】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)21:20:003zM.wg.mc (22/27)

ミス! 町は1000人、都市が5万人でした



開拓者「1000人を超えなければ町とは呼べん! 今はまだ村だ!」

学者「1000!?」

開拓者「貨幣経済も導入されてないじゃないか。実質300人家族だ」

開拓者「だが、教育が始まったのは良いな。宣教師には感謝せねば」

紳士「交易も再開します」

三つ編み「……やっと王国でショーできるのね」

巫女「リーダーさんも、演劇を見に行くんですよね?」

リーダー → イケメン「そうだね。でも開拓者さんが戻って来たから俺はもうリーダーじゃないよ」


613【29】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)21:32:403zM.wg.mc (23/27)

牧場に家畜が戻って来た。

牛「研究所も快適でしたけど、自然な方がいいわね」

羊「久しぶりの日光と土だ!」


職人島で主に火薬作りの修行をしていた陶器職人も戻って来た。

陶器職人 → 化学者「修行はとっくに終わってたけど、帰ってこれなかったんだ」

陶器職人(父)「……もう焼成場にお前の居場所は無いぞ!」

化学者「分かってるよ」

焼成場の近くに新しいレンガの建物が建っていた。

薬品加工場だ。建物の中には化学薬品を作るためのビーカーやランプなどの器具が用意されていた。

化学者「父さん……!」


学者「開拓団の残した建物、どうしようか?」

イケメン「師匠は解体するって言ってましたけど、作りには問題ないので使ってもいいと思いますけどね」

コック「でもシュシュちゃんやエプロンちゃんは、ちょっとトラウマになってるみたいよ」

巫女「もし建物を無くすのなら、港の種を使って大きな港を作りますよ?」

・開拓団の建てた建築物
住宅群、病院、農場Ⅱ、牧場、鉱山、製鉄所、機械開発所、屋台村、釣り堀、公園Ⅱ、海の家(マリンスポーツ用具店)、忍者屋敷(和風屋敷)、研究所


1.大きな湾と港を作る
2.建物をそのまま活用する(一部だけ指定して取り壊しも可能)

↓1選択


614【89】2019/01/11(金)21:44:26r02.lx.so (1/1)

病院と機械開発所と研究所だけ移設して港作りたいなぁ

安価下


615名無しさん@おーぷん2019/01/11(金)22:00:28Jue.sw.fo (1/1)

2
病院、開発所、研究所、海の家以外取り壊し


616【55】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)22:17:113zM.wg.mc (24/27)

開拓者「海に沈めてしまうのは勿体ない施設もあるな……」

学者「研究所の設備とかね」

巫女「細かく海に沈められる範囲を決められたらいいんですけどね……」

開拓者「中の設備だけ運び出すのは……難しいか。加工用の大型機械を運ぶ手段がない」

開拓者「エプロン達のために、いらない建物は町の原型が残らないくらい取り壊してしまおう」


開拓者たちは建物の解体を始めた。

労働者(クラフター)「オラオラァ! 作るためにぶっ壊してやんぜぇ!」

労働者(筋肉)「使える資材はそのままの形で外そう」

イケメン「うぇっ……これはひどいな」

シュシュが軟禁されていた家には全面に卑猥な落書きがなされていた。

開拓者「クラッシャー。この家は粉々に破壊してしまえ」

労働者(クラッシャー)「ラジャーだ!」

医者「住宅街もすべて解体するのか?」

開拓者「そうだな……。作るより壊すのが簡単とは言うが、この数は時間がかかり過ぎるな……」

巫女「あの……今回だけ、ずるしてもいいですか?」

開拓者「仕方ない。魔物がやったことの後始末だからな」

大勢の熊とシロアリが建物の解体に加わった。

使える資材を残すことはできなかったが、大幅に時間短縮でき、二日でいらない建物の撤去が完了した。

農場は放置。牧場の家畜は帝国に連れ帰っていたので残っていた柵などを撤去。鉱山は入口を閉めて、インゴットを持ち帰った。


617【79】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)22:37:493zM.wg.mc (25/27)

ターン44

称号:独立を取り戻した開拓村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・港……入り江に設けた小さな港。水産物の加工所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・住宅地……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が建ち並ぶ。
・木造住宅地……町の中心から徒歩で30分の位置にある住宅地。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場……一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……食べきれない量のブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……羊一頭と豚三頭、ヤギが二頭放牧されている。畜産物の加工場がある。
・鶏舎……約20匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……10頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・調理場……住人のための料理を作っている。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用と製油所用の二台ある。
・紡績所……糸やロープ、布製品を製作する作業場。蚕と蜘蛛を飼っている。
・木工工作所……木工に必要な設備がそれなりに揃っている。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋……様々なデザインの服を作る作業場。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
●その他施設
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・病院……二階建て。ベッドが多い。文明的な医療器具がある。
・酒場……夕方、疲れた男たちが癒しを求めて立ち寄る。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。


618【49】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)22:38:283zM.wg.mc (26/27)

●住民
・開拓者……プレイヤー。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。今は職人修行中。
・イケメン……建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……手芸とダンスが大得意な少女。テンポの速い音楽と虫と巫女が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳を付けた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……正義感が強く武具の扱いに長ける少年。
・ベル……ヤギと話せる皆の妹分。ちょっと社交性が身に付いてきた。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。

●専門家
・船長……元海賊船の船長。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。巫女の代理で鉱山の責任者を務める。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。

●町の生産品
・農産物……小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、ベリー類、リンゴ、ブドウ、甜菜、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、鉄米、チョコーヒー、改良型リラックスコットン、シナモンベリー
・畜産物……肉類、革類、鶏卵、牛乳、山羊乳、乳製品、羽毛、羊毛、羊皮紙、絹、スパイダーシルク
・その他食品……マグロ・サバ等、醸造酒、蒸留酒、大豆加工食品、調味料類
・鉱物……銅、錫、銀、金、水晶、硫黄、岩塩


619【72】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/11(金)22:40:453zM.wg.mc (27/27)

●ステータス
人口:約320人
Lv.1…金物,木工,金融,演劇,魔法学 Lv.2…育種,水産,牧畜,酪農,林業,石工,金運,芸術,ペット,虫飼い Lv.3…陶器,歓楽,教育
Lv.4…鉱業,畑作 Lv.5…グルメ,医学,衛生,異界探査 Lv.6…音楽 Lv.8…建築,酒造,服飾 Lv.9…鉱物学
特産:蜘蛛絹・癒し綿 名所:酒場 主産業:製塩

●行き先
・温室村……船で12時間かかる。温室で熱帯フルーツを栽培している。
・猫神村……船で14時間かかる。人口約70人。住民は皆ネコの信者であり、巫女の指示に逆らわない。
・酒蔵島……船で15時間かかる。酒蔵が名所ののどかな村がある。
・インゴット島……船で16時間かかる。カタパルト王国との交易ができる。
・サウスカタパルト港……船で1日かかる。カタパルト王国本土の港町。
・職人村……船で19時間かかる。バリスタ帝国の東端であらゆる材料と職人が揃っている。
・市場島……往復1週間の距離にある。様々な国や村が商品を売買している。
・シーガル港……ウミガメ必須の距離。リーガル共和国西部の港町。
・ユビサキ諸島……ウミガメ必須の距離。オフトニア南東の南極圏。

●タイムホール
・古代都市……生物改変研究センターの一室に出る。失われたテクノロジーが残されている廃墟。
・機械時代……赤い金属で構成された機械だけが存在する時代。倉庫として利用している。
・光の廃棄場……あらゆるものが有害な光を放っている。住民が投げつけてくるパイを浴びれば安全。
・生物の廃棄場……危険な生物とゲーム感覚で戦える。古代の有用なアイテムと金貨がドロップする。
・塩湖……海が干上がって塩湖が出来た未来。岩塩の採掘場として利用している。
・小惑星……緑色の人型生物がいる小惑星。特に用事は無い。


620【25】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/12(土)00:40:29FSk.bw.r4 (1/1)

開拓者「開拓でも、町作りでも、建設が基本だ!」

イケメン「今の俺と建築仲間なら、一気に四つくらい建てられますよ!」

紳士「現状、建物は足りているかと。商品の販路拡大が重要では?」

三つ編み「音楽も一応商品になるわよね?」

開拓者「必要な建物が揃っているなら、労働者の教育が重要かもしれんな」

宣教師「先に本を取り寄せる必要がございます」

学生「難しい内容を学べるのは私だけだと思います」

開拓者「そうか。基礎教育を受けていない労働者がほとんどで、指導しても簡単には身に付かないのか」

開拓者「見た所、お前には体力が要る仕事は教えられそうに無いな」


開拓者が町作りを行います(用地や建物の建設、どこかへ行く、労働者への教育)

(建設は、一安価につき二件行うことができます)

安価↓1、2


621【72】2019/01/12(土)00:56:26S4N.fx.cg (1/1)

料理の教育


622名無しさん@おーぷん2019/01/12(土)02:18:21OX2.vp.qm (1/1)

読み書き算盤教育


623【69】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)00:37:04RP3.lg.mx (1/9)

開拓団の豪農に作物を取られなくなったことで、食糧問題が解決した。

それどころか農家が50人もいるため、ちょっと採れ過ぎるくらい採れた。

医者「この異常な生長速度も、例の能力の影響なのか?」

開拓者「俺の手製の肥料を使えばどこでもこんなもんだぞ」

開拓者「まあ、肥料をやる前から育ちが良かったがな。しかも巫女に会う前からだ」

医者「元々そういう海域だったということか?」

開拓者「それはないだろう。俺達の知らないモディフィケーターが豊作を望んだんじゃないか? 滝の前に神殿が建った500年前にな」


労働者たちは味に飢えていた。

そして大量の作物が入荷した。

結果、調理場は大忙しとなる。

コック「もう無理……誰か代わって……」

イケメン「俺やります! シュシュちゃんが元気ならなぁ……!」

開拓者「シュシュは心に深い傷を負っているらしいな。今後復帰するとしても、今後の人口増を考えて増員が必要だな」


開拓者「というわけで、料理の特訓だ」

学生「はい?」

学者「計量や熱処理は実験の基本だよ」

医者「下ごしらえは外科に通じる部分が多いな」

学生「……やります」

開拓者「もちろん、お前以外の労働者にも参加してもらう」


624【93】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)00:38:20RP3.lg.mx (2/9)

学生は料理のレシピブックを記憶した。

労働者(調理場)達の実力が上がった。


労働者A「キャベ玉リゾット一つ!」

学生「卵一個、キャベツ4分の1玉、塩小さじ一杯……」

労働者B「はいよ!」

調理場の人手不足は解決した。


開拓者「歩くレシピブックになったな」

学生「なんか違います……私がやりたかったのはこれじゃない」

コック「やってれば好きになるものよ」


コック「でも全然混雑が解消しないわよ」

開拓者「そもそも調理場が一つしかないのが悪いんじゃないか?」

労働者「何人かで分かれて調理するようにしましょうか。まだ仕事を一通りこなせるか不安ですが……」

開拓者「そうだな。待っていろ、俺が調理小屋を建ててくる」

イケメン「調理場を増設しておきました」

開拓者「おお、気が利くな」

●工業施設
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。


625【85】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)00:41:13RP3.lg.mx (3/9)

書庫。

学生「次は何の教育を行うんですか?」

開拓者「労働者に言語と算数を教える。お前も教える側に回って欲しい」

学者「初等教育か。全員が一定の教養を身に付ければ、社会は安定するし、その中からさらに高等教育を受けて研究者になる人も現れる」

医者「私も先生を務めよう。座学に限らず図工も体育も任せてくれたまえ」

開拓者「まずは労働者達の現在の学力をテストしなければいけないな」

学者「例文を用意して読ませてみようか。算数の問題は割り算でいいかな?」


開拓者「何? テストをしようとしたが、記録を取ろうにも全住民の名前が分からないだと?」

紳士「失敬、もっと早く名簿を作っておくべきでした」

イケメン「リーダー失格っすね……」

巫女「名簿って本名ですよね? わたしとイケメンさんはどうすれば?」

開拓者「呼び名でいいだろう。だが、320人もいると呼び名がかぶっている者もいそうだな」


本名が分かっている面々。

紳士「流刑島にいた罪人には、全員に戸籍がありました」

開拓者「そういえば皆の名前は初耳だったな。アミ、エレン、ドクター・サージ、レット、シュガー、ミスター・ジェントル……慣れんな」

学者「流石にもう名前で呼び合ってもいいんじゃない?」

開拓者「本名が無い者に疎外感を感じさせてしまう。結構多いんだろう? 特に元海賊村に」


626【8】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)00:44:29RP3.lg.mx (4/9)

本名が無い面々。

労働者(ハゲ)「ハゲてるからハゲって呼ばれてるよ」

労働者(栗)「巫女にイガグリみたいな髪型にされたせいです」

労働者(スキッ歯)「もう気にならなくなってたけど、人が気にしてる事をあだ名にするのって酷いよな」

労働者(芸人)「芸人じゃないです。最初に村に来た時、服装が芸人っぽいって言われました」

労働者(筋肉)「筋肉です。最近まで空気でした」

労働者(無個性)「無個性です」

労働者(普通)「普通です」

労働者(人並)「人並くんって呼ばれてます」

開拓者「全体的に酷いな……」


労働者(エプロン)「算数はダメ……」

三つ編み「楽譜に比べて覚えないといけない文字多すぎない?」

赤髪「単語の読み方間違って覚えてた……」

タンクトップ「はっはっは! 0点だ! だが俺の知力はもう育たないぞ!」

労働者(クラフター)「は? 本なんて一度も読んだ事ねぇよ」

学者「平均点も酷い」


学者「学力の格差が大きすぎる。中等教育レベルの学力がある人があまりにも少ない」

開拓者「これは、一朝一夕にはいかんな……。宣教師。労働者の教育を頼む。すごく幼稚な内容で済まないが……」

宣教師「いいえ、我々の想定していた通りです。帝国に妨害されましたが、元々教育のためにここへ来たのです」

宣教師「喜んでお引き受けしましょう」

書庫で労働者の初等教育が始まった。

●ステータス
教育Lv.4


627【44】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)00:47:18RP3.lg.mx (5/9)

●その他施設
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。


巫女「わたしは何をすればいいでしょう?」

開拓者「俺がいない間はお前が村の中心となって働いていたと聞いているぞ。何をしていたんだ?」

巫女「牧場や鉱山で作業した後、色んな場所のお手伝いをして自分磨きしてました」

巫女「後は、誰かとお話ししたり、手料理を作ったり、お酒を振る舞ったり」

巫女「最近はエルフの世界で冒険することが多かったですね」

開拓者「基本的には今まで通りでいいと思うぞ」

開拓者「イケメンとお前には、以前のように俺に住民の声を届けるのも頼みたい」

巫女「分かりました」

巫女「これからの自分磨きは、手伝いではなく、職人技を盗むためにあちこちに行ってみようと思います」

開拓者「緊急時以外、他所で力を使わないようにな」


巫女が作業を行います(何かを作る、どこかへ行く、誰かと話す)

(誰かに手料理を作る、服を作って贈る、品種改良で新作物を作る、職人技を使って道具を作ることができます)
(品種改良では作物ミックス、あるいは自由に特徴付加できます)
(お酒はもう振る舞えません)

安価↓1、2、3


628名無しさん@おーぷん2019/01/13(日)01:03:55ZK9.wx.hx (1/2)

学者に服贈る


629【54】2019/01/13(日)01:08:13v4J.re.hx (1/1)

品種改良で巨大麦×鉄米


630名無しさん@おーぷん2019/01/13(日)01:44:24EHA.5v.tg (1/1)

船長に料理


631【96】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)01:53:04RP3.lg.mx (6/9)

学者が研究所に機材や異界の物品を運び込んでいた。

巫女「学者さん、忙しそうですね」

学者「神殿からの引っ越しだから大変だよ。ちょっと手伝ってくれない?」

巫女「はい。でも、その前にちょっとだけいいですか?」

巫女「学者さんにお洋服を作って来たんです」

学者「おっ、カッターシャツとスーツだ。こういう紳士服をどこで知ったんだ?」

巫女「製作所にデザイナーさんが残していった冊子に絵が載ってました」

学者「いいね。モダンで、若々しさも感じる」

学者「学者オーラ出てる?」

巫女「出てます! たぶん」

学者「そうか、巫女は他の学者をほとんど知らないのか」

巫女「わたしも、一般的な価値観を知っておかないといけませんね……」

学者「だったら今度一緒に共和国に行ってみる?」

巫女「身分証明ができないって言ってませんでした?」

学者「共和国軍に身分を明かしたら帰国できるようになったんだ。ウミガメで行けばすぐだし、考えておいてよ」


その後、学者の装いから漂う『出来る研究者オーラ』に惹かれたのか……

高等教育を受けた数少ない労働者に限らず、温室村の住民の一部が、研究員として学者の部下となった。

●ステータス
鉱物学Lv.10


632【40】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)02:04:53RP3.lg.mx (7/9)

鉄米は、もみ殻の中に鉄の粒がある作物だ。この鉄は融点のみ通常の鉄と異なり、茹でるだけで溶けるため加工が容易である。

巨大麦は、リンゴ大の大麦が実る作物だ。食用には適さないため、ビール製造専用に使われている。

巫女「この二つの苗を隣に植えて、一日経ちました」

巫女「大きな鉄米ができました! イメージ通りにいきましたね」

医者(出来上がりを想像していれば当たり前だな)

巫女「鉄が重くて、穂が地面についちゃってますね……」

農家C「これじゃ麦っつーか、瓜の仲間だな。スイカみてぇだ」

巫女「これ以上の品種改良は、作物への負担が大きいような気がします」

医者(恐らく改良の回数は関係ないがな)

巫女「あっちはどうなったでしょう」

農家C「もう一つやってたのか?」


・農産物
小麦、大麦、米、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、茶葉、島ミント、野からし、野草麻
ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ、その他【葉菜】
・特殊作物
巨大麦、鉄米、チョコーヒー、改良型リラックスコットン、シナモンベリー
・野草
野花、雑草、若木、水草
・温室島
カカオ、コーヒー、バニラ、バナナ、パイナップル、マンゴー、ココヤシ、綿花、その他【熱帯果樹】

↓1 植物を二種類選択、もしくは、一種類をどう変化させるか、【】のついた植物はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


633名無しさん@おーぷん2019/01/13(日)02:15:53ZK9.wx.hx (2/2)

トマト、甜菜


634【19】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)02:42:19RP3.lg.mx (8/9)

巫女「トマトと甜菜を混ぜたら、予想通り、甘ーいトマトができました」

農家C「甘めぇ! イチゴより甘めぇんじゃねぇか?」

巫女「産業に直接役立つことはないですけど、料理に使いやすそうな品種改良になりましたね」


●町の生産品
・特殊作物……鉄塊米、スイートトマト

●ステータス
鉱業Lv.5



調理場。

巫女「船長さん、お疲れさまでした」

船長「流石に疲れたよ。現役の頃よりも働いた」

巫女「軍人の頃よりですか?」

船長「体よりも頭を使った。地位の高い人にも会い、緊張する機会が多かった」

巫女「責任の大きい仕事を任せてしまいましたね……」

船長「開拓者から受け継いだ村を失いたくない、強い思いは私にもあった。だからこそやり切った」

巫女「仕事の時以外はどんな生活をしてたんですか?」

船長「共和国の豪華な料理を振る舞われる日もあったが、何も食べずに無人島で寝ることもあった」

巫女「王国では危ない立場でしたからね……」


635【15】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/13(日)02:42:32RP3.lg.mx (9/9)

巫女「ところで、わたしの作る料理も結構好評なんですよ」

船長「知っているよ。土壇場で帝国軍を寝返らせるほどには美味しいとね」

巫女「船長さんにも何か作ってきます」


巫女「あれ? それは何を作ってるんです?」

学生「麺よ。生地を細く切って茹でるの」

巫女「あっ、料理大会で三つ編みさんが作ってましたね。忘れてました……」


※ベースに麺が追加されました

・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、麺、スープ
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を1~2つ選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


636【38】2019/01/13(日)07:32:27kmO.of.up (1/1)

麺 鶏肉


637【27】2019/01/13(日)07:35:17x4k.u8.u4 (1/1)

ネギ


638【81】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/14(月)23:52:2225X.bn.cb (1/2)

>>631 学者との仲が深まった



巫女「お待たせしました。かしわうどんです」

船長「かしわ?」

巫女「鶏肉の事を、なぜかかしわって言うらしいです、麺を食べている地域では」

船長「ふむ」

船長は、フォークでうどんを巻いた。

船長「熱いな……」

巫女「ゆっくりでいいですよ」

船長「鶏肉とネギ、ヘルシーな具材だね」

巫女「麺は消化しやすいらしいですよ。船長さん、健康的なものが好きかと思ったんです」

船長「残念。私が好きなのは高カロリーな料理だ」

船長「だが、鶏肉はいい食料だ。高タンパクで、筋肉の材料になる」

巫女「では体を鍛える時に良さそうですね」

船長「ネギと温かいスープが寒い季節によく合う。これは人気が出るだろう」

船長の予告通り、労働者の間でうどんが流行った。

船長は牛肉うどんが好みだったようだ。


船長との仲がぐっと上がった


639【33】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/14(月)23:55:0525X.bn.cb (2/2)

イケメン「軍営のあった辺りを言われた通り整地しましたけど、何するんですか?」

船長「労働者を訓練する」

イケメン「それは、軍隊的な感じですか?」

船長「その通り。未だに体力以外に自信がない住民は多くいるに違いない」

船長「海賊村の頃は、略奪の際にいらぬ暴力を振るわないよう、あまり戦闘を教えてはこなかったが……」

船長「今後は、侵略者に対して一丸となって戦わなければならない」

イケメン「……ですね。軍が相手じゃ厳しいですけど、船長がいない間に他の海賊が来てたら危なかったです」

巫女「果たしてそうでしょうか?」

ベル「船長がいなくてもヤギさんがいるからこわくないよ」

三つ編み「船長さん、私達最強パーティに勝てるかしら?」

医者「魔法と毒虫は禁止だ。絶対に怪我人を出すんじゃないぞ」

船長「……久しぶりで、体が鈍っているかもしれないが。相手をしよう」

巫女は素早く船長に近づき、チョップを後方宙返りでかわしたが、着地と同時に足払いを受けて軽く転んだ。

ハエの群れが船長の顔面を襲い、ひるんだ隙を付いて父ヤギが頭突き。

しかし船長はヤギの頭を掴むと、持ち上げて投げた。

船長「やるか?」

医者「やるものか。降参だ」


●その他施設
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。

●ステータス
軍事Lv.1


640【98】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:03:55BVO.ol.8w (1/14)

海の家。

バニー「ほんとにマリンスポーツ用の道具しかないわね」

医者「陸上でのスポーツ用具があればよかったんだが」

巫女「海でスポーツしましょうよ」

医者「そろそろ冬も終わるが、まだ冷えるぞ」

バニー「開拓団が真冬にサーフィンしてたのって今更だけど不自然よね」

医者「私達もウミガメに乗って泳いでいたがな」

巫女「医者さんもウミガメに乗ってたんですか?」

医者「緊急時の避難用に、大量のウミガメを手懐けていただろう? その内の一匹を借りてたまに海中遊泳を楽しんでいた」

バニー「実はアタシも。サーフボードもシュノーケルもいらないわよね」


機械開発所。

イケメン「技師さん、兵器はもう作らなくて良くなったけど、まだエルフの所で機械作るってさ」

巫女「後進の育成をしようにも、生徒さんがいませんものね……」

タンクトップ「バニーさんは興味無さそうだった。彼女ならマスターできると思ったんだが」

イケメン「しばらくは巫女ちゃん専用の建物だな」

タンクトップ「鉱夫長あらため、技師長だな! 君は工具と機械油が似合う女だ!」

巫女「絶対バカにしてますよね。わたしが作った製品、あなたには使わせませんからね」

イケメン「なあ、今更気にすることじゃないかもしれないけどさ」

イケメン「船長って頭良かったか?」

タンクトップ「ん? 俺たちよりもずっと深い教養を持っているのは間違いないぞ」

イケメン「それはそうだけど、帝国を追い出すために大勢の人を説得したり騙したりするのって、よっぽど頭良くないと無理だろ?」

巫女「誰かアドバイザーがいたんじゃないですか? 共和国の人で」

タンクトップ「直接聞いてみればいいじゃないか」

イケメン「いや、聞けないって。自分一人で考えたんですか?なんて聞くのは失礼だろ」


641【94】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:09:25BVO.ol.8w (2/14)

翌日、港。

労働者A「船の点検も終わったし、そろそろ漁を再開しないとなぁ」

労働者B「お、おい。あれはなんだ?」

大きな蒸気船が入り江に侵入してきた。

住民に緊張感が走る。

開拓者「宣教師のように、穏やかな用事だといいが……」

学者「共和国軍の船じゃないか? 帝国から守るために駐留するんだと思う」

しかし、学者の予想に反して、降りて来たのは軍服を来た男達ではなかった。

彼らはスーツ姿だった。

スーツ「おかえりなさいドクター・サージ。大活躍でしたね」

医者「開拓者、学者、来てくれ。船の中で話そう」


医者「さて、まずお前達には謝っておかなければならない。黙っていて済まなかった」

学者「君、何者? 妙に順応性高いし、ただの外科医じゃないとは思ってたけど」

医者「私は秘密結社『蛇眼』のエージェントだ」

スーツ「我々『蛇眼』は、異常な物品・現象を公になる前に秘匿し、混乱の発生を防ぐ事を目的に活動している国際組織です」

学者「そういう組織がある噂は聞いていたよ。本当にあったとは……」

開拓者「……俺は、話す相手を間違えてしまったな」

医者「いいや、私に話して正解だ。世界の混乱を防げたのだからな」

学者「で、どうするんだ? 僕達は結局口封じのため皆殺しにして、巫女達だけはサンプルとして閉じ込めるのかな?」

開拓者「殺したら不可解な失踪が残ってしまう。記憶を消して解放するんじゃないか?」


642【21】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:22:26BVO.ol.8w (3/14)

スーツ「とんでもない! 我々はそんな乱暴な組織ではございません。確かによく勘違いされますが……」

医者「記憶を消す技術……まあ持っていたとしても安全性の確認をしてから、トラウマの治療に使うくらいだろう」

スーツ「我々のスポンサーはリーガル共和国と一神教国、そして世界各地の研究機関です」

スーツ「異常な物品・現象をお預かりして、適切な研究機関に調査解析を依頼し、科学の発展につなげるのが結社の理念なんです」

医者「そんなに大規模で恐ろしい組織じゃない」

医者「院内で何かを見聞きした際に結社へ報告するのがエージェントとしての仕事だった。今まで何も起こらなかったがな」

開拓者「……もしや、最初から調査が目的で島に来たわけじゃないのか?」

医者「休暇を利用してサバイバルに来たら海賊に攫われて、偶然、超常現象に遭遇したんだ」

学者「結局ただのサバイバル趣味の外科医じゃないか。そもそも海賊に攫われるエージェントってどうなんだよ」

スーツ「それほど秘密の組織じゃないですから。ただ、秘匿を行うという仕事柄、世間に周知されては良くないもので」


開拓者「それで、本題は何だ? ここに研究所を作るのか?」

スーツ「まずは秘匿に協力していただくようお願いいたします」

医者「断るのは恩知らずだぞ。船長と協力して、共和国軍との交渉からカタパルト王国での工作まで協力していたのが結社だ」

医者「こちらの状況も、たまにウミガメを使って共和国へ行き連絡していた」

スーツ「バリスタ帝国にエージェントはいないので、帝国に島を奪われたく無かったんですよ」

開拓者「かなり世話になっていたんだな。秘匿には協力しよう」

スーツ「続いてのお願いなのですが、タングシュタイン博士、あなたには今後も古代人の技術を研究していただきたいのです」

開拓者「お前そんな苗字だったのか」

学者「古代人? 僕は考古学者じゃないよ」

医者「後で詳しく話そう。空間の歪みと、巫女の不思議な力のことだ」

学者「ああ、それならもちろん研究を続けるつもりだ。研究結果を結社にも報告すればいいんだろう?」

スーツ「ええ。研究の支援も致します」

学者「それはありがたいな」


643【39】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:43:19BVO.ol.8w (4/14)

スーツ「そして開拓者さん。あなたへのお願いもあります」

開拓者「俺に何かできることがあるのか?」

スーツ「辺鄙な島に大勢の研究員が暮らしていたらあまりに不自然で、怪しまれます」

スーツ「そこで、あなたには住民が多くても怪しまれない程度にまで、発展した町を作り上げて欲しいのです」

開拓者「なんだ。元々の目的通りじゃないか」

学者「一つ変わったのは、異界の物品を堂々と使えなくなったってことかな。岩塩の輸出もストップだ」

スーツ「いえ、あれは試験の結果99.9%通常の岩塩である事が分かっているので、輸出しても構いません」

開拓者「ゆるいな! そんなので大丈夫なのか、秘密結社は……」

スーツ「一応、命の危険もある仕事なんですよ。危険を知らせるために残すマークもあるんですから」

スーツの男は、瞳の左右に二匹の蛇が描かれたマークを見せた。

それは『S@S』の形に見えた。

開拓者「これは……無人の村で建物の壁に残されていたマークとそっくりだ」

医者「その村は牙クジラに襲われたんだろうな。そこにエージェントがいて、死の間際にマークを残した」

開拓者「なるほど。これで開拓地の全ての謎が明らかになったな」


644【3】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:43:34BVO.ol.8w (5/14)

ターン44終了

~住民の声~
労働者(鍵師)「鉄塊米の影響で鉄の供給過多だ」
技師「まずは全ての家に時計を置くのを目標にするよ」
医者「研究のためにまた冒険に行かなければな。魔物の事を思うと心苦しいが研究だから仕方ないな」ワクワク

~その他~
建築士「アデュー。気が向いたらまた家を建てに来るよー」
プロデューサー「準備はできたかな? もうみんな待ちくたびれているよ!」
スーツ「古代人の発明品は安全性を確認してから使ってください」

スキル
運動神経5.5 料理5 耐熱5 裁縫5 工具4.5 スタミナ4.5 センス4 知力4 魔法4 根気3.5 釣り3 筋力2.5 造形2 農具2 音感2 注意力2

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)

仲良し度
三つ編み★10(MAX) 学者★10(MAX) バニーガール★6 ベル★6 赤髪★4.5 紳士★4 農家★4 医者★4 リーダー★4
船長★2 タンクトップ★1

学生
料理(一般)


645【70】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:44:25BVO.ol.8w (6/14)

ターン45

称号:研究員の多い村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・港……入り江に設けた小さな港。水産物の加工所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・住宅地……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が建ち並ぶ。
・木造住宅地……町の中心から徒歩で30分の位置にある住宅地。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場……一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……食べきれない量のブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……羊一頭と豚三頭、ヤギが二頭放牧されている。畜産物の加工場がある。
・鶏舎……約20匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……10頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用と製油所用の二台ある。
・紡績所……糸やロープ、布製品を製作する作業場。蚕と蜘蛛を飼っている。
・木工工作所……木工に必要な設備がそれなりに揃っている。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋……様々なデザインの服を作る作業場。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
●その他施設
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・病院……二階建て。ベッドが多い。文明的な医療器具がある。
・酒場……夕方、疲れた男たちが癒しを求めて立ち寄る。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。


646【34】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:49:07BVO.ol.8w (7/14)

●住民
・開拓者……プレイヤー。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。今は職人修行中。
・イケメン……建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……手芸とダンスが大得意な少女。テンポの速い音楽と虫と巫女が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳を付けた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……正義感が強く武具の扱いに長ける少年。
・ベル……ヤギと話せる皆の妹分。ちょっと社交性が身に付いてきた。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。

●専門家
・船長……元海賊船の船長。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。巫女の代理で鉱山の責任者を務める。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。

●ステータス
人口:約340人
Lv.1…金物,木工,金融,演劇,軍事,魔法学 Lv.2…育種,水産,牧畜,酪農,林業,石工,金運,芸術,ペット,虫飼い Lv.3…陶器,歓楽
Lv.4…畑作,教育 Lv.5…鉱業,グルメ,医学,衛生,異界探査 Lv.6…音楽 Lv.8…建築,酒造,服飾 Lv.10…鉱物学
特産:蜘蛛絹・癒し綿 名所:酒場 主産業:製塩


研究員「よろしくお願いします」

開拓者「秘密結社が研究員を10人と少し残して行った」

学者「それぞれ専門分野が違うみたい。幅広く対応できるよ」


647【15】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)00:53:14BVO.ol.8w (8/14)

●専門家
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。

●ステータス
人口:約340人


開拓者「今週末に、学者は鉱物学の発見を伝えるために共和国へ、三つ編みは踊り子の舞台の特別出演で王国へ」

開拓者「どちらも巫女を伴って行くらしい」

イケメン「巫女ちゃん大忙しっすね」

開拓者「お前も忙しいんだぞ。外国でこの村の名声が上がれば、移住者が増える。大量の住宅が必要になる」

開拓者「暇な時に建築を進めておくんだぞ」


開拓者が町作りを行います(用地や建物の建設、どこかへ行く、労働者への教育)

(建設は、一安価につき二件行うことができます)

安価↓1、2


648【94】2019/01/15(火)01:02:41QEM.x5.ra (1/1)

経済学の教育


6492019/01/15(火)01:05:40hg7.vh.ra (1/1)

商売や経営に関する教育


650【81】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)01:54:50BVO.ol.8w (9/14)

開拓者「とにかく労働者教育が必要だ」

学者「まるで偽物の開拓者みたいだ」

開拓者「元々俺が教育を重視していたんだぞ。それをする前に海賊の反乱が起きて、偽物に先を越されただけだ」

学者「でも今、学生は一人しかいないじゃないか」

開拓者「記憶力が高いのだから一人でもいい」


書庫。

開拓者「今日は経済学を学んでもらう」

学生「ああ……文系も学問でしたね」

学生「でも料理の腕を活かせないのでは」

開拓者「まあとりあえず学んでみろ。無関係に思える事がどこかで関連していることがある」

開拓者「しかし経済学の本が無かった。そこで、今回は講師を用意した」

紳士「どうも。経済学講義担当のミスター・ジェントルでございます」

学生「行商人ですよね? 学問レベルの事も分かるんですか?」

開拓者「基礎なら十分だろう。市場や金融の基本、需要と供給などだ。うまく説明できないが俺も軽くは知っている」


紳士「価格とは需要曲線と供給曲線の重なる位置で決まり……」

学者の卵になった学生は、文字の暗記だけでなく、集中すれば発言の暗記も可能である。

紳士「……この仕組みにより、銀行は保有している金の数百倍の貨幣を取引することが可能になるのです」

開拓者「それは誇張してないか?」

紳士「おお、治らないものですね。銀行の保有する金を超える場合もある、と訂正しておきましょう」


651【48】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)01:56:27BVO.ol.8w (10/14)

開拓者「続いて、実際の商売、経営について学んでもらう」

開拓者「講師は引き続き紳士先生だ」

学生「開拓者さんはそこで立って何してるんですか?」

開拓者「俺もついでに学んでいる」


紳士は帳簿の付け方、経費の削減方法、価格を安く見せる方法、節税の仕方(バリスタ帝国での例)を教えた。

開拓者「お前はケチだなぁ……」

開拓者「俺も詳しくはないが、ケチな人ほど儲からないって言うぞ」

紳士「事実かもしれません。現に私はこうして個人資産の無い暮らしをしていますから」

学生「一応覚えましたけど、これって役に立つの……?」

紳士「詳しく学ばせるには先に本を仕入れられるようにした方がよいかと……」

開拓者「ああ。今のところシュシュの書いたレシピブックと紳士流の商学しか教えられていないからな……」

学生は紳士の経済学(基礎)と商学(基礎)の講義を記憶した。


一方そのころ。

イケメン「開拓者さんから特に指示が無くて暇なので、住宅を建てまくりましょう!」

労働者達「「「はい!!!」」」

住宅が増えた。


●環境・インフラ
・住宅地Ⅱ……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が約200棟建ち並ぶ。

※現在は一つの家に2,3人住んでる


652【69】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)01:58:53BVO.ol.8w (11/14)

小熊「開拓者さん、大体ずっと書庫にいるね」

巫女「むう……。このままだと学生さんに負けてしまいます」

巫女「わたしも職人の端くれとして負けていられません!」

小熊「今週末忙しいんでしょ? あまり無理しないでね」


巫女が作業を行います(何かを作る、どこかへ行く、誰かと話す)

(誰かに手料理を作る、服を作って贈る、品種改良で新作物を作る、職人技を使って道具を作ることができます)
(品種改良では作物ミックス、あるいは自由に特徴付加できます)
(お酒はもう振る舞えません)

安価↓1、2、3


653名無しさん@おーぷん2019/01/15(火)02:14:48HM2.vh.ra (1/1)

蒸気機関を利用した紡績機作成


654名無しさん@おーぷん2019/01/15(火)07:23:52iWR.u8.yu (1/1)

ベル手料理


655【100】2019/01/15(火)07:33:22J4W.0c.fh (1/1)

三つ編みと一緒に王国の舞台にあがるという安価は可能でしょうか?
出来ないなら安価下


656【85】2019/01/15(火)09:20:37Tqe.dj.yu (1/1)

紳士に料理
食材はからし


657【89】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)22:02:05BVO.ol.8w (12/14)

>>655 ★10イベントとして今ターン末にやります



機械開発所。

巫女「かねてからの念願を叶えます! わたしの手で!」

巫女は技師から受け継いだ機械の知識を思い出して蒸気機関を作成した。

巫女「ふう、これで基本形が完成ですね。他の分野にも応用が利くかもしれません」


紡績所。

巫女「ちょっと狭いですね……。ついでに建て直しちゃいましょう」

イケメン達と巫女は紡績所を新しく建て直した。

イケメン「二階建ての立派な建物になった! 音楽堂の時よりさらに進歩したよな」

巫女「建築士さんの指導あってのことですね」


一階、大作業場。

三つ編み「紡績器が新しくなってる!」

巫女「蒸気の力で動く紡績機ですよ。労働者さんがすることはほとんどなくなります」

労働者「私達、クビですか?」

三つ編み「製糸をしてる8人の内、4人は仕立て屋に来てちょうだい」

巫女「布を作る人は必要ですものね」

三つ編み「今までの紡績器も使うわ。特殊な繊維は手動で撚りたいから」

巫女「今あるのは、スパイダーシルク、リラックスコットン、撥水繊維、ゴム繊維ですね」

巫女「スパイダーシルクとリラックスコットンは紡績機に対応してますよ」

三つ編み「リラックスコットンは紡績機を使うわ。触ってるだけで力が抜けちゃうから」


658【40】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)22:02:26BVO.ol.8w (13/14)

二階、養蚕室。

箱の中でカイコガの幼虫がうごめいている。

三つ編み「かわいい♪」

イケメン「むしゃむしゃ葉っぱ食べてる姿は確かに、分からなくもないかな」

三つ編み「あっちもかわいいわよ」

ベランダで大量の蜘蛛が巣を張っている。

イケメン「あれは分からない」

その脇に、火達磨ヤンマとゴムゾウムシがいた。

イケメン「やべえのがいる」

巫女「繊維の研究も兼ねてここで飼うことにしました」

三つ編み「学者さんと医者さんが許してくれたの」


巫女「アミさん、音楽堂に労働者を増やさなくて良かったんですか?」

三つ編み「……いらないでしょ?」

巫女「楽器の演奏を教えてもいいと思ったんですけど……。ずっと二人だけじゃ大変ですよ」

イケメンは巫女の耳元で

イケメン「二人でいたいんだと思うよ」

と囁いて立ち去った。


●工業施設
・紡績工房……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蚕や蜘蛛などを飼っている。

●ステータス
服飾Lv.9 虫飼いLv.3


659【16】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/15(火)22:02:58BVO.ol.8w (14/14)

牧場。

家畜と同時に、神殿の警備をしていた牧羊犬たちも戻ってきていた。

彼らはとても大人しく、労働者たちに人気がある。

労働者「お前らいっつも舌だしてるなぁ」

牧羊犬「ハッ! すぐにしまいます!」

労働者「へえ、舌の事を言ったって分かるのか。お利口さんだな。ほれご褒美だ」

牧羊犬「ありがたき幸せ!」

ベル「相変わらずかわいくない」

巫女「元からの性格じゃないですよね……。どういうしつけ方をしたらああなるんでしょう」

労働者「従順なのはいい事じゃないか」

ベル「あれじゃペットになれないもん。ふざけて食べられない物を渡してもきっと食べちゃう」

巫女「何言ってるか分からないと、おバカなワンちゃんで可愛いって思っちゃうでしょうね」

巫女「ところで、調理場の新メニューを考えて来たんです」

巫女「試食してもらえませんか?」

ベル「お酒が入ってないならいいよ」

巫女「もし美味しくなかったらワンちゃんにあげちゃいましょう」

ベル「こら」


・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、麺、スープ
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1、2 食材を1~2つ選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


660名無しさん@おーぷん2019/01/15(火)22:12:54cii.vh.ra (1/1)

ほうれん草、パン


661【10】2019/01/15(火)22:17:314U6.u8.yu (1/1)

リンゴ スイートトマト


662【78】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)20:22:337F2.7f.34 (1/11)

巫女「これが試作品です」

ベル「サラダ?」

巫女「お野菜食べられますか?」

ベル「は? バカにしないで」

ベル「いただきます……うえっ!!」

巫女「リンゴとクルトンのスイートサラダですよ。野菜が苦手な人でも食べられるように工夫してみました」

ベル「今のは想像と違ってびっくりしただけ! 苦いと思ったらいきなり甘いから……」

巫女「甘いと分かって食べたら、出来はどうですか?」

ベル「甘いシャキシャキのほうれん草がキモい」

巫女「キモい!?」

ベル「野菜が苦手な人って、甘いのが好きなんじゃなくて、風味や食感を嫌いな人が多いと思うの」

ベル「だから、上にチーズやヨーグルトソースをかけて味を変えるんだよ」

巫女「残念です。では残りは……」

ベル「こんなの犬にあげちゃダメ!」

その後、村でヨーグルトソースのサラダが流行った。

ベルは巫女に料理で勝利したからか、どことなく得意げだった。


ベルとの仲がぐっと深まった(不評だったが苦手な食材が無かったため)


663【97】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)20:27:207F2.7f.34 (2/11)

調理場。

紳士「売上は得るものではなく作るもの」

紳士「消費者が食べたい物を用意するのではなく、事業者が食べさせたい物を食べたくなるように仕向ける事が肝要です」

学生「それ本当ですか……?」

紳士「材料費が安く利益率の高いメニューをいかに売るかを考えなければいけません」

紳士「期間限定割引で一度食べてもらう。世間で話題になるように噂を広める。あえてメニューの選択肢を減らす」

学生「逆に人気が落ちませんか?」

紳士「いいえ。試してみましょうか」


労働者A「このバターパンうっめ!」

労働者B「ねえあなた、もうバターパン食べた?」

巫女「みんな同じもの食べてますね……そんなに美味しいのでしょうか」

学生「いらっしゃいませ! バターパンが焼きたてです、いかがでしょうか?」

巫女「あれ? 今日はリゾットとうどんは品切れなんですね」

巫女「ではバターパンを一つ」


巫女「……これ、普通のパンですね」

学生「バターパン、300食達成しました!」

労働者C「注文数ランキング第一位! 調理場で一番人気のメニューです!」

バニー「そんなに人気なの? アタシも食べてみましょ」

学生「ランキング一位を記念して、日替わりバターパンを提供します! 明日は酸味の効いた特製トマトサラダ入りのバターパンです!」

巫女「あっ、それは美味しいかもしれませんね」


664【24】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)20:29:057F2.7f.34 (3/11)

翌日。

巫女「……これ、普通のトマトを挟んだパンですね」

巫女「そして今日もリゾットとうどんは品切れ……何かおかしいです!」


紳士「広告の皆さん、お疲れ様です。お貸しした鶏肉分の労働は終了です。そして報酬のリゾットでございます」

労働者A「やりい!」

労働者B「ただのパンよりずっと美味しいわ!」

学生「本当に大人気メニューになって、食材の消費も抑えられた……」

巫女「ちょっと紳士さん! 騙しましたね!」

紳士「広告、メニュー名の言い換え、食欲を煽るテクニックを駆使したまでですよ」

巫女「うっ……悔しいですけど、それで300個も売り上げたなら大したものですね……」

紳士「150個は私が注文しました」

巫女「インチキ!」

学生「本当に300個焼きましたけど、150個はどうしたんですか?」

紳士「まあ、廃棄ですな。ただし小麦粉は余っているなので痛くも痒くもありません。米の在庫が補充できました」

巫女「なぜこんなことを……」

紳士「経営の実習ですよ。料理店に人気を集める方法を伝授していたのです」

巫女「変な小細工しなくても、人を満足させる料理を出せば人気になります!」

巫女「わたしが手本を見せてあげます!」


665【100】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)20:29:397F2.7f.34 (4/11)

巫女(食べさせる相手は紳士さんなので、まずはからしを使いましょう。野からしではなく王国産の紳士さんが食べ慣れてるものです)

巫女(これで、よっぽど変なものを作らなければお口に合うと思います)

巫女(村で流行る料理を作って、紳士さんをぎゃふんと言わせましょう!)


・ベース……パン、スポンジケーキ、パイ生地、固焼き生地、白米、餅、麺、スープ
・農産物……大麦、ポテト、大豆、コーン、オリーブ、トマト、イチゴ、【ベリー類】、リンゴ、ブドウ、甜菜、島ミント、野からし、野草麻、【熱帯果実】
  葉菜類……ほうれん草、キャベツ、レタス、白菜、アブラナ、ネギ など
・特殊作物……巨大麦、チョコーヒー、シナモンベリー、スイートトマト
・畜産物……【肉類】、【肉加工食品】、鶏卵、牛乳、山羊乳、【乳製品】
・その他食品……【醸造酒】、【蒸留酒】、【大豆加工食品】、【調味料類】、【お茶】

↓1 食材を1~3つ選択 【】のついた食品はそのカテゴリーの中から何でも指定できます


666名無しさん@おーぷん2019/01/16(水)20:35:18Las.9y.cz (1/1)

トマト、ひき肉、パン


667【26】2019/01/16(水)20:55:03M1V.cc.2w (1/1)

チーズ 胡椒


668【49】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)21:10:127F2.7f.34 (5/11)

↓1だけだったけどイメージ通りだったので追加しちゃう



巫女「パンとトマトが余ってるんですよね?」

紳士「ええ」

巫女「では、こうすればいいんです!」

巫女はパンに切れ込みを入れて、間に焼いたひき肉とトマトを挟み、チーズと胡椒、そして練った辛子をたっぷりとかけた。

巫女「バターパン、ミート&トマトバージョン、辛口です! どうぞ!」

紳士「こ、これは……! なんとスパイシー! 味に深みも感じます……!」

学生「持ち運び出来て、ボリュームもたっぷり!」

巫女「お肉が足りないなら代わりに卵を挟んでも美味しいと思いますよ」

学生「これならバターパンとそれほどコストは変わらないかも」

紳士「……認めましょう。私が間違っていました」

巫女「分かればいいんですよ」

紳士「では早速この商品のマーケティングを依頼し、150個発注しましょう」

巫女「もうー!」

学生の学んだ料理知識と、巫女のアイデア、そして紳士のマーケティング術によって、改良型バターパンは本当に大人気になった。

インゴット島のカタパルト軍兵士もわざわざ食べに来るほどだ。


●ステータス
グルメLv.6

紳士との仲が大きく進展した


669【7】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)21:10:527F2.7f.34 (6/11)

ニワトリに頼まれて、巫女とベルは神殿から研究所の世界に来ていた。

家畜が帰ったため、牧場としての機能はすでに失われていた。

ニワトリ「飼育管理システムから出て、散歩をしていたら人の声が聞こえた」

ニワトリ「怖かったけど、声が聞こえた方に行ってみたら、そこに開拓者さんがいたから頑張って案内したの」

巫女「ニワトリさんがいなかったら、開拓者さんは神殿に帰ってこれなかったかもしれないんですね」

巫女「本当にありがとうございます」

ベル「あのお兄さん、そんなに大事な人なの?」

巫女「前に話しませんでしたっけ? わたし、無人島の廃村の神殿で、一人で倒れているところを開拓者さんに助けられたんですよ」

ベル「あ、そうだった」

ニワトリ「来て。その時、壁に大きな穴が空いてたのを見たんだよ」

巫女「ロビーが激しく壊されていますね……」

ベル「隙間から外に出られるよ、お姉ちゃん」

巫女「ちょっと見てみましょうか」

ビーッ! ビーッ!

『被験者の外出は認められていません』

『10(短い時間の単位)以内にセンター内へ戻ってください』

巫女「わわっ」

ベル「なんで?」

ニワトリ「私がいるせい?」


670【74】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)21:13:417F2.7f.34 (7/11)

二人と一匹はセンター内を探索し、地下への階段を見つけた。

地下では、廊下の左右に小さな部屋が並んでいた。

部屋には机と寝台、そしてトイレがある。

巫女「小屋でしょうか?」

部屋に注目すると翻訳された部屋番号が空中に表示される。

E-330

M-1

ベル「Eは330で終わりみたい。あれなんだろう? 光ってる」

M-6個室の中に淡く光る結晶のようなものがあった。

巫女「鑑定します。……記憶データです。わたしには使えません。ベルちゃんには使えるみたいです」

ベル「ちょうだい」

ベルは記憶データを使った!

巫女「何か思い出しました?」

ベル「…………こっち!」

ベルについていくと地下の一画に飼育室があった。

ベル「動物を一匹、飼育システムに預けたままだったのを思い出したの」

巫女「つい最近の記憶じゃないですか……」

ベル「今、出すね」

ニワトリ(……!? こんな動物知らない!)


その改造生物は

1.姿を消して空を飛べる馬だった
2.飲めばあらゆる栄養を補給できるミルクを出す動物だった
3.誰もが口をそろえるほど愛らしかった

↓1選択


671【49】2019/01/16(水)21:15:065PL.vq.qs (1/1)

3


672【39】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)22:15:047F2.7f.34 (8/11)

(●w●)

巫女「かっ、かわいい!!」

その生き物は、まんまるの体に大きな目をした大層かわいらしい生き物だった。

体は黄緑色で、ふわふわの産毛で覆われている。

「んみゅー」

巫女「鳴き声もかわいい! どこで見つけたんですか!?」

ベル「よく覚えてないけど、もっと小さいころに抱きしめてたのを思い出したよ」

巫女「うらやましい! わたしも抱いていいですか?」

「きゅうっ」

丸い生き物は小さな突起のような四本の脚で、一生懸命巫女の腕を登った。

そして、ちょっと長くなった前脚で肩にしがみついた。

巫女「はぁぁ……しあわせ」

ベル「その子はいろんな形に変身できるんだよ。うっかり蹴ったり落としたりしても怪我しないの」

ベル「人の気分が明るくなるとその子も喜ぶから、かわいいと思ってもらえる姿になるみたい」

ベル「元々は植物だから光合成できて、でもおやつをあげれば喜んで食べるよ」

ベル「そして何よりも、あたしにも何言ってるのか分かんない!」

巫女「最高のペットですね! ぜひうちで飼いましょう!」

巫女「名前はなんていうんですか?」

ベル「……ゴカフィズだった気がするけど、ぬいぐるみっぽい名前で、動物の名前に似てるってことも覚えてるからたぶん違うよね」

巫女「『ぬい』じゃないですか? イヌに名前が似てます」

ベル「それいいね! よろしくね、ぬい!」

ぬい「みゅうー」


673【44】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)22:25:087F2.7f.34 (9/11)

ぬい「みゅっ」

ぬいは頭に耳が生え、四足歩行になった。どちらかというと犬より猫に似ている。

一般人に馴染みのある可愛さで、なおかつ移動に適した形態であるようだ。

学者「うわ、かわいい。絵に描いたマスコットみたい」

開拓者「それは動物なのか?」

巫女「植物です」

ベル「大きくなったら分裂して増えるよ」

医者「ほう、手がかからない上に安全な動物、いや植物か。保育や介護の現場でも役立ちそうだな」

医者「病院と診療所に三匹ずつ置きたい」

学者「本当に安全なのかな。特定の条件で凶暴になるとか、アレルギーを起こす粒子を出すとかそんな事ない?」

ベル「ぬいは絶対に危なくないよ! 柔らかいからぶつかっても大丈夫!」

巫女「鑑定しましたけど、むしろ抗菌物質を出してたので体にいいですよ」

学者「まあ二人がそう言うなら安全かな。疑ってごめんね、ぬい」

ぬい「きゅーきゅー」


●ステータス
ペットLv.3


674【89】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)22:44:237F2.7f.34 (10/11)

倉庫の世界。

紳士「ううむ……どうしたものか」

巫女「紳士さん、ここにある何かを使いたいんですか?」

紳士「ええ、まあ。金貨をこのまま寝かせておくのは良くないと思っていたのです」

巫女「大金ですよね。市場島に買物に行きますか?」

紳士「そんな使い方をしてはもったいない。よく考えて、村を育てるための投資に使うべきでしょう」

紳士「例えば、金貨と引き換えに各分野の専門家を含む大勢の労働者を誘致できるかもしれません」

巫女「それ、賛成です!」

紳士「しかし、まずは金貨をより安全に保管しなければ……」

紳士「具体的な金貨の枚数も数えなければいけません」

巫女「エルフの世界に学者さんが行けば、今まで獲得した金貨を見れるらしいですよ」


巫女「聞いてきました。船長さんが合計1000枚持って行ったので、78900枚ある計算ですね」

※数億円相当

紳士「なんと羽振りのいい世界なんでしょう……」

巫女「わたし、金貨の価値が分からないんですけどこれで何が買えるんですか?」

紳士「この島と村にある建物と、300人の奴隷を買っても十分お釣りがきます」

巫女「村の全部より価値が……!!」

紳士「巫女さん、もっと金貨を増やしたいと思いませんか?」

巫女「増やすと……どうなるんですか?」

紳士「領土が買えます」

巫女「独立国になるんですか!?」


675【21】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/16(水)23:57:597F2.7f.34 (11/11)

巫女「……それは言い過ぎですよね?」

紳士「ここにある物品を上手く活用すれば夢ではないかと」

巫女「まず現実的な話をしましょう。どうやって増やすんです?」

紳士「人を集めて村でお金を使ってもらう」

紳士「あるいは、住民に資金を貸し、外国で事業を行い、利益の一部を村に還元してもらう」

巫女「そんな事ができるんですか?」

紳士「船長さんの時と同じです。自由に行き来できる国であれば十分可能かと」

紳士「不安なら市場島を利用する手もあります」

巫女「村に人を呼ぶ場合、村に市場を作ればいいんでしょうか」

紳士「商品をまとめて管理する建物があった方が、購入していただけるのは間違いありません」


1.村に市場を作る
2.市場島に物産品店を常設する

↓1選択


676【69】2019/01/16(水)23:59:38M1V.cc.qs (1/1)




677【9】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)00:27:27Gsb.ot.96 (1/13)

巫女「市場島にお店を置きましょう。その方がたくさんの人に商品を見てもらえます」

紳士「では早速開拓者さんに相談致しましょう」


開拓者「ああ、賛成だ。この町に市場を置くのはまだ先だな」

開拓者「ただ、商品の確認はさせてくれ」

巫女「スパイダーシルクのお洋服とリラックスコットンのハンカチを持って行こうと思ってます」

開拓者「それは駄目だ」

巫女「主力商品なのに!?」

開拓者「他国に存在しない発明品は確かに価値が高いが、いらぬ混乱を招いてしまう」

開拓者「しばらくは、そうだな……。この村でのみ使用可能にして、移住者の特権にしようじゃないか」

巫女「それじゃ、美味しいお酒とシルクのお洋服しか売れませんね……」

紳士「十分魅力的な商品かと思いますが」

巫女「労働者さんを派遣してお店を運営してもらうんですよね。ぬいが分裂したので、看板ぬいを連れて行ってもらいましょう」

開拓者「ぬいの可愛さも移住者特権だ」

紳士「良い客引きになるのですが……」

巫女「この流れだとウミガメも使っちゃダメですよね……」

開拓者「ウミガメはいいぞ。ウミガメに乗って帆船の後ろから押せば時間短縮できるんじゃないか?」


そして紳士と数人の労働者は、宿泊費・食費・広告費などに使う金貨を持って市場島へと移り住んだ。

不正な金の動きが無いように、帳簿は商学の基本を習った学生が定期的にチェックすることになった。

紳士曰く、今回の事業は神殿銀行から紳士への投資と言えるものであるらしい。


●ステータス
金融Lv.2


678【3】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)00:53:53Gsb.ot.96 (2/13)

●住民
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●行き先
・市場島……紳士が物産品店を出した。


開拓者「邪魔するぞ」

化学者「そこ気を付けて。硫酸と硝酸の瓶があるよ」

開拓者「おっと。それらの酸が作れたということは、本格的な火薬が作れるようになったわけだ」

化学者「今はあまり必要なさそうだね。鉄塊米があるから鉄には困ってないって」

開拓者「火薬以外にも作れるものは多いだろう?」

化学者「肥料、洗剤、消毒液、染料かな」

開拓者「お前が化学を学んだことで、村で調達できないものはかなり少なくなったな」


●工業施設
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。

●ステータス
化学Lv.4


679【95】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)20:54:39Gsb.ot.96 (3/13)

※学者、仲良し度★10イベント


学者「巫女。準備はできた?」

巫女「はい。おにぎりと、一応着替えも用意しました」

数日前、巫女は学者に共和国へ同行しないか誘われていた。

学者「まずはウミガメでリーガル共和国のシーガル港へ行く」

巫女「ダジャレですか?」

学者「違うよ。南極に行けるくらいだから、半日もあれば港へ着くと思う」

学者「それから、馬車に乗って大学へ向かうんだけど、一つ覚えておいて欲しい」

巫女「はい」

学者「研究の結果、巫女はこの海域でしか動物と話す事ができないことが分かったんだ」

巫女「そ、そうなんですか? カチクスタンの豚さんとは話せましたけど……」

学者「それは市場島にいたからだ。とにかく、今から行く国の動物には言葉が通じない。いいね?」

巫女「分かりました。残念です……」

学者(巫女とその影響を受けた僕達だけとはいえ、外国の動物まで喋れるように改変されたら困る)

学者(ウミガメよろしく行動にまで影響が出ることもあるからな……)


無事にシーガル港に到着し、馬車で6時間。

共和国の大都市、ユニバー市へと到着した。

巫女「すごい! 製作所ダンジョンで見た風景そっくりです!」

学者「そうか、こういう感じの町だって知ってたのか」

巫女「でも本物はすごいですよ。こんなに人がたくさん!」

学者「あんまりキョロキョロすると変な目で見られるよ。まあ巫女の年齢なら新入生だと思われるだけかもだけど」


680【48】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)20:56:26Gsb.ot.96 (4/13)

国立地球科学大学。

ポスドク「タングシュタイン先生が失踪してから早一年……」

院生「いよいよ、机も無くさなければいけませんね……」

教授「手がかりも見つかっていないんだ。仕方がないんだよ」

教授「実に残念だ。まだ若くて、研究もこれからって時に……」

コンコン

教授「入れてあげて」

ポスドク「どうぞ」

ガラララ

学者「……皆さん、おそろいですか」

院生「先生?」

学者「ジオ先生、お久しぶりです。長らく留守にしてしまい申し訳ございません」

教授「君……生きていたのか!」

ポスドク「ちょうど先生の話をしていたんですよ!」

学者「セレン君も久しぶりだね。ええと、君は……」

院生「ちょっと、三年も一緒だったじゃないですか!?」

教授「髪型を変えたから分からないんだろう」

ポスドク「去年は不良だったもんねー」

「「「あはははははは!!」」」

巫女「置いてけぼり……!」


681【73】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)21:03:47Gsb.ot.96 (5/13)

学者「改めて、ジオ研究室所属、助教授のメルクリウス・タングシュタインだ。こっちにいる間は略称のマークと呼んで欲しい」

巫女「どうしてですか?」

学者「なぜなら大学構内で学者さんと呼ぶと、周りにいるほぼ全員が振り向いてしまうから」

ポスドク「あははっ、それ見たいです」

院生「僕は振り返りません。まだ学生ですし」

学者「この子は巫女。まあそういう名前だと思って欲しい」

教授「配属希望者かな?」

巫女「わたし学生じゃないです」

学者「話すと長くなるんですけど、構いませんか?」

教授「うん、むしろ君の身に何があったのか興味が尽きない」

ポスドク「ぜひ聞かせてくださいよ」

学者「その前に、巫女。退屈なら少し見て回ってきなよ。大学構内からは出ないようにね」

巫女「分かりました。行ってきます」


学者は開拓者との出会いから今に至るまでをできるだけ簡潔に説明した。

巫女の出自はぼかした。

ポスドク「それで、結局あの子とはどういう関係なんです?」

学者「ただの助手だよ。それ以上の関係じゃない」

教授「美人さんだったね。でも少し君には若すぎるかもしれない」

学者「そう、まだ未成年かもしれないんです。本人も年齢を分かってないんですけど」

学者「まあ、少しいいなって思ってたのは否定しません。でも未成年に手を出すわけにはいかないでしょう?」

院生「無法の海域だって言ってませんでした?」

学者「それでも僕は法を守る」


682【56】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)21:04:29Gsb.ot.96 (6/13)

学者「ここからが本題なんですけど、これが海域の調査資料です」

院生「えっ? 調査もしてきたんですか!」

学者「元々そのために船に乗ったんだ。開拓や異世界ばかりに気を取られはしないよ」

ポスドク「流石は先生です。デコボコした紙なのにきちんと地形が書き込まれています」

教授「ふむ……緯度と経度は?」

学者「機材が不足していたため、現在調査中です……」

学者「二枚目の資料は現在開拓中の島で採れたサンプルの観察結果です」

教授「サンプルはあるかな?」

学者「持参してきました」


教授「中々いい発見をしたね。その海域の火山に特有の岩石で、比較的珍しい鉱石が含まれていたか」

学者「三枚目の資料はレアメタルをごく微量に含む合金のデータです。サンプルもあります」

教授「これは無機化学の研究室に持って行った方がいいと思う。このサンプルはどこで発見したもの?」

学者「異世界で拾ってきました。解析の結果、現実の物理学、化学で再現できるものである事が分かりました」

教授「異世界の存在はにわかには信じがたいが、君が根拠のないオカルトを信じる事は無いと知っている……」

ガララ

巫女「マークさん、助けて……」

巫女「ポスターに全然分からないことばっかり書いてあります! わたし、頭良くなったと思ってたのに!」

学者「分かるわけないよ。専門用語と記号だらけだし」


683【69】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)21:07:01Gsb.ot.96 (7/13)

巫女はポスドクの自宅に一泊し、共和国と島との生活の違いに驚かされた。

学者は遅くまで院生と飲みに行っていた。


院生「もう行っちゃうんですね……」

学者「先生。出張扱いにしていただきありがとうございます」

教授「また戻って来なさい。新しい発見を期待しているよ」

教授「その時には君はすぐにでも教授になれるはずだ」

ポスドク「お二人ともお元気で! 機会があったら私も島に」


シーガル港。

無機化学者「こんにちは、タングシュタイン博士。実は私も出張なんですよ」

地理学者「ジオ教授に頼まれて地形図を作りに行きます」

鉱山学者「やあメルクリウス君。君が世話になった開拓者って人が会いたかったのは俺の方なんだろう?」

物理学者「……結社の者です。あなたもそうなんでしょう?」

学者「困ったな……。陶器職人君も化学者になったし、村が学者だらけだ」

巫女「大丈夫ですよ。呼び方を変えればちゃんと区別は付きます」

学者「うん。確かにそうだね」

巫女「これからは鉱物学者さんって呼びますね」

学者「なんだろう。心の距離が遠くなった気がする」

巫女と学者との仲はこれ以上深まらない!


開拓村は、自然科学で国際的に注目される村になった。


684【73】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:52:18Gsb.ot.96 (8/13)

※三つ編み、仲良し度★10イベント


巫女が村に帰って来ると、港で三つ編みとプロデューサーが待っていた!

三つ編み「遅い!」

巫女「すいません。これでも急いだんですけど……」

プロデューサー「荷物はもう船に積んでるから、急いで出発しよう!」

巫女と三つ編みは、サウスカタパルト港に到着した。

巫女「ラクダさんがいます! あれに乗るんですね」

プロデューサー「いや、あれは荒地用。街道は馬車で通るよ」


王都、カタパルト・キャピタル。

かつては王族と役人と軍隊だけが暮らす都市であったが、現在では多くの市民が暮らす活気のある都市である。

現在のカタパルト王は改革王とも呼ばれる名君で、王家の財産を元手に、農業改革、鉱業改革、治水を行い、国民に高く評価されている。

もちろん貧しい村民や病に苦しむ労働者はまだまだいるが、少なくとも都市のスラム問題は完全に解消された。

プロデューサー「王様は伝統的なものより新しいものが好きなんだ。音楽においても例外じゃない」

巫女「だから三つ編みさんの曲が評価されたんですね」

三つ編み「緊張する……」

プロデューサー「万が一失敗しても処刑されるなんて絶対に無いよ。出てきてくれるだけでも王様は喜んでくれる」


685【60】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:52:37Gsb.ot.96 (9/13)

翌日の演奏会に向けて、練習が始まった。

まずは踊り子達が三つ編みのイメージした踊りと演奏をどの程度再現できているか確認した。

三つ編み「ぜんっぜん違う……!」

巫女「ゆっくりでしたね。でもわたしはこの方が好きかもしれません」

巫女の率直な感想は、踊り子達には皮肉に映ったようだ。

踊り子A「……何あいつら、腹立つ」

踊り子B「……ブサイクな外国人。早く帰れよ」

プロデューサー「三つ編みちゃん、手本を見せてあげなよ」

三つ編みは得意のタップダンスを披露した。

その瞬間、むすっとしていた踊り子達の表情が変わった。

さらに巫女が宙返りを決めると、踊り子達は驚愕の表情を浮かべた。

プロデューサー「君たちにも本当はこれくらいの動きを期待していたんだけど、できるかな?」

踊り子達「「「……」」」

プロデューサー「……今回は二人をメインに据える。君たちはサイドダンサーだ」

プロデューサー「一応釘を刺しておくが、明日は王族が踊りをご覧になる。彼女達を罠にはめようとしたら処罰されるのは君たちだ」

王族と聞いた途端に踊り子達は真面目な態度に変わった。

お金を稼ぎ、出世するためには王族に気に入られなければならないのだ。

練習は夜遅くまで続いた……。


686【90】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:52:51Gsb.ot.96 (10/13)

カタパルト離宮に多くの市民が集まっていた。

屋根に投石器が付いたこの離宮は、現在の王が国の文化的発展のため市民に解放したもので、バザーや剣術大会など多目的に使用されている。

司会「ご来場の皆さん、お待たせいたしました」

司会「本日は謎の作曲家兼振付師、蜜網氏の特別出演でございます」

司会「本人歌唱、本人舞踊による斬新で心揺さぶるパフォーマンスをお楽しみください」

手作りの衣装を着た二人がステージに登場した。

ざわめく会場。

市民「え? 外国人? 踊り子はカタパルト人じゃなきゃダメでしょ」

ファン「セクシーなお姉さんはどこ? 嘘だろ、まさかあの子が作曲者……?」

踊り子A(まあ驚くでしょうね。私達も昨日舐めてたし)


王国の楽団による演奏が始まった。

一曲目は『エンドレスステップ』。非常にアップテンポな代表曲だ。

耳慣れないメロディと高速のタップダンスに、既存ファン以外の観客は大変驚かされた。

巫女の滑舌は特別良くも悪くもないが、単純に曲が速いため、観客は歌詞を聴きとれなかったようだ。


三つ編み「み、皆さん、初めまして。作詞、作曲、振付師のアミです」

巫女「ご来場の皆さん、本日はわたし達のダンスを披露する機会をいただき、ありがとうございます」

三つ編み「引き続きお楽しみください。続いての曲は……、曲は『ウミガメに乗って』」

二曲目は非常にゆったりとした旋律から始まり、王国伝統の楽器による踊り子らしいメロディの曲だった。

観客は安心感を覚えた。

しかし、次第にスピードが上がっていき、転調。

巫女が身体能力を活かして、荒波のような激しいブレイクダンスを披露した。

ダンスが一段落するたび、客席から、おぉ、と感嘆の声も聞こえ始めた。


687【70】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:53:08Gsb.ot.96 (11/13)

続く三曲目は巫女が作詞した『クマ』だった。

三つ編みの演奏するギターの高音、酷使される打楽器、巫女のデスボイス、そして踊り子達のヘドバン!

巫女「決してお前を逃がさない~♪! クゥゥマ゛ァァァァァァァ゛ッ!!」

三つ編み「ク、マ! ク、マ!」

観客「ク、マ! ク、マ!」

観客の中には数名、渋い顔をする者や退席する者もいたが大多数は大盛り上がりだった。


ここで一旦退場し、二人は衣装を変えて戻ってきた。

スパイダーシルク製の純白のドレス。

ファン「かわいいー!」

三つ編み「ありがとう。このドレスは私達が自分で作ったの」

巫女(よかった。客席の盛り上がりに比例して、アミさんの緊張が解けましたね)

その後、単調なドラムが特徴のインスト曲『紡績機のダンス』を本人演奏で披露し……

三つ編み「早くも最後の曲になってしまいました。この曲が私の一番の自信作」

三つ編み「最後までお楽しみください。『壊れたワタシ』」

それは、他人に理解されない愛を歌った暗く狂った歌詞の曲だった。

三つ編みは攻撃的で自虐的な歌詞を叫ぶように歌う。

「嫌悪 恐怖 病原 害悪 毒針 無意味 客観的視点」

「それでも あなたは 私の光!!」

「醜悪で 臆病で 自己中で 無価値で 嫉妬狂いな 性格の私」

「それでも あなたが すき すき すき すき すき すき すき なの!!」

「壊れた心で 愛を歌う」


688【34】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:55:03Gsb.ot.96 (12/13)

最後のサビが終わると、舞台の上から花束がゆっくりと降りて来た。

細い糸で吊るしているため、観客からは宙に浮いているように見えるだろう。

巫女(あれって台本には無かったような)

曲の終わりと同時に、三つ編みは花束を手に取る。

そして

三つ編み「……結婚してください!!」

巫女にプロポーズした。

巫女(……えええええっ!?)

カタパルト王国で一般的な宗教では、同性愛は固く禁じられていた。

しかしほとんどの観客は、今のは歌に合わせたパフォーマンスであると理解していた。

そして、巫女もそれに思い至った。

巫女「……はい!」

実際にはパフォーマンスではなかったのだが。


巫女「アミさん、さっきの」

舞台袖に戻った巫女は先程のアドリブについて聞こうとしたが、大きな声がそれを遮った。

「「「アンコール! アンコール!」」」

次は何をしでかしてくれるのだろう。観客の期待は未だ上がり続けていた。

プロデューサー「アンコールなんて用意してないよ!」

三つ編み「……水を差されちゃった。でも応えないわけにいかないわよね」

巫女「他に用意しているものはあるんですか?」

三つ編み「本当は披露するつもりで採譜したんじゃないけど……」


689【57】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/17(木)23:56:35Gsb.ot.96 (13/13)

チャララー チャララ チャララララッラ

「「「ワァアアアアアア」」」

三つ編みがアンコール曲に選んだのは『Spider on Doll』。

エルフの世界の音楽堂ダンジョン、アラクネクイーンのボス戦BGMである。

「ケヒリャー ホラ アッアッアッ トロップ デルル アッアッアッ」

響き渡る何語なのか分からない歌詞!

「キュオッセカエエヌフジュジュノレッノ アスーズメーロプデデントケッポ」

鬼気迫る暴力的なステップ!

「ロコーシェ メララウェララ ロコーシェ ベモティッディア」

しかし、もはや観客は困惑しない!

予想の範疇を超えるパフォーマンスにただただ沸く!


カタパルト王もその光景を特等席で見ていた。

王「……グレイト!」

側近「陛下!?」

王「……」バタン

側近「へっ、陛下の頭から煙が! 救護班!」

こうして、王国に上陸した踊り子デュオ アミ&ミコは……

王国人の音楽とはこう、踊り子とはこう、女性とはこういうものという固定観念をバッキバキに破壊していった。


690【83】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)00:12:27G3x.o9.s3 (1/11)

その日、二人は王国のホテルに宿泊することになった。

プロデューサー「想定を超える大成功だ! 二人とも本当にありがとう」

プロデューサー「ただ……アンチがすでに過激化している。明日は護衛を付けて帰すよ」

三つ編み「そんなに嫌われたの?」

プロデューサー「新しい物には拒否反応を示す人が必ずいる。人気の裏返しだよ」

プロデューサー「第二回公演はしばらく出来ないと考えて欲しい」

巫女「残念ですね。ファンの方には、島に来たらいつでも見せてあげますって言っておいてください」

巫女は村の住民を増やす事を忘れていなかった。


夜。

巫女「そういえばアミさん、あのパフォーマンスはいつの間に仕込んでいたんですか?」

三つ編み「あの……? ああ、花束なら私が勝手に用意したの。舞台の上に蜘蛛を置いて、合図したら降ろすように指示したのよ」

巫女「わたしまでびっくりしちゃいましたよ」

巫女「何とか対応できましたけど、前もって言っておいて欲しかったです……。危うく大事故ですよ」

三つ編み「……言っておいたら意味ないでしょ」

巫女「もしかして、自然な反応を引き出したかったとか……?」

三つ編み「私……本気だったのだけど」

巫女「結婚って、好きな人と同じ家で暮らすことですよね。もちろんいいですよ」

三つ編み「そう……。本当にプロポーズを受けてくれるのね」

三つ編みは巫女をベッドに寝かせた。

巫女「アミさん、何を……?」

三つ編み「その……私も初めてだから!」


巫女と三つ編みの仲が一線を越えた。(最初に★10達成したため)

開拓村は、音楽とダンスで国際的に注目される村になった。


691名無しさん@おーぷん2019/01/18(金)00:40:02OQY.8x.ib (1/1)

百合ルートとはたまげたなぁ…


692【92】2019/01/18(金)00:52:067KG.vi.5p (1/2)

ある意味開拓村の名にふさわしい


693【31】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)00:55:09G3x.o9.s3 (2/11)

●ステータス
人口:約340人→約350人

●専門家
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。

ファン「もしかしてあなたもアミミコのファンですか?」

地理学者「何ですかそれ?」

開拓者「ちょっと住民が増えたな……。まあ永住するわけではなさそうだが」


巫女「あ、アミさん!」

三つ編み「慌ててどうしたの?」

巫女「わたし達に子供が出来ました!」

三つ編み「本当に!?」


病院。

医者「元気な双子だ。女の子と男の子だな」

学者「二人とも赤ちゃんとは思えないほど大人しいね」

開拓者「いつの間に産んだんだ?」

巫女「コウノトリさんがお家の前に運んできました」

三つ編み「おじさん達、あんまり私達の子に近づかないで。パパだと思っちゃうじゃない」


694【66】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)01:16:21G3x.o9.s3 (3/11)

めでたいニュースはあっという間に村に広まった。

ベル「親って普通男女でしょ……?」←流石に動物には詳しい

農家B「どうして男の子が産まれてくるんだ?」←品種改良をしてるので遺伝子にちょっとだけ詳しい

バニー「今回ばかりは驚きを隠せないわ……」

宣教師「嗚呼、恐ろしい! 書物に反する現象です!」

船長「郷に入っては郷に従うべきだ。呪われた子などと言ったら力づくで追い出させてもらうぞ」

イケメン「なんで皆さん困惑してるんですか? おめでたい事じゃないっすか!」

開拓者「イケメン、お前もしかして子供が出来る条件を知らないのか?」

イケメン「いや、知ってますよ。避妊の仕方とか、別に習わなくても生きてればどこかで聞くもんですよ」

開拓者「それだな。海賊村の住民は性教育を受けていない」

開拓者「二人とも、結婚したら子供ができる、くらいの知識しかなかったんだろう」

開拓者「しかしなぜ同性でも結婚できると思ったのか……」

労働者(エプロン)「巫女ちゃんと三つ編みはダンスパーティでも一緒だったからね……。あの頃から男女ペアの決まりを破る事に抵抗は無かったよ」

学者「虫の交尾とか雌鶏の出産とか見てるはずなのになぁ」

学者「いや……実はぬいと同じ分裂で増えたり、肉みたいに卵が生成されてる可能性もあるか……」


開拓者「巫女はどこでコウノトリが子供を運ぶって聞いたんだ?」

宣教師「私が話しました……。当然、有名な作り話ですが……」

医者「今回は仕方ないが、巫女に作り話は禁物だ。注意しておくように」

宣教師「肝に銘じます……」


695【15】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)02:03:49G3x.o9.s3 (4/11)

数時間後。

娘「こんにちわ!」

息子「こんにちわー!」

巫女「牛乳をあげたらすくすく育ちました」

開拓者「ほう。5歳くらいか?」

学者「1時間で1歳か……まあこのくらいで成長が止まると思うけど」

宣教師「嗚呼……」フラッ

三つ編み「名前はどうしよう?」

巫女「さっきまでは赤ちゃんって呼んでましたけど、もう違いますからね」

三つ編み「ね、好きなものを教えて?」

娘「あのね! 海と川が好き! 不思議な生き物がいっぱいいるの!」

三つ編み「そうね……川の不思議な生き物だから河童にしましょう。髪型にも合ってるわ」

娘→おかっぱ「うん! わたし今日からかっぱね!」

息子「おれ、鳥が好き! おれを運んでくれたコウノトリさんみたいに空を自由に飛びたい!」

巫女「最初にあなたを見た時に思った名前にします。あなたは大天使君です! 空を飛べそうですね」

息子→天「ありがとう、お母さん!」


開拓者「なんというネーミングセンスだ。子供がかわいそうだ……」

労働者(エプロン)「あんまりだよね……」

船長「巫女と三つ編みを命名した二人が言えたことなのだろうか」

医者「エルフの世界にボスが追加されそうな名前をしているな」

開拓者(しかし、確実に子供もモディフィケーターだな……。水棲生物専門と鳥専門か)

『――ベルの母です。あの子供達の力も私が制限しておきます』

開拓者(お前は最高のヤギだな……!)


696【25】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)02:10:48G3x.o9.s3 (5/11)

●住民
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。


港。

紳士が市場島から戻り、最初の成果を報告した。

絹製品は一瞬で売り切れてしまった。道王朝が戦争中でシルクの入手が困難になっているのだ。

紳士「おや、この子は?」

おかっぱ「かっぱです! 0歳0か月です! カニさんがお友達です!」

開拓者「巫女と三つ編みの子だ。ちなみに息子もいるぞ。牧場でニワトリと遊んでいるはずだ」

紳士「またいつもの奇妙な事が起きましたか……」

開拓者「さておき、お前と学者、三つ編みのおかげで開拓村の知名度は大きく上がったはずだ」

開拓者「様々な研究者、三つ編みのファン、シルクを入手したい商人がどんどんやってくるだろうな」


ターン45終了

~住民の声~
学生「たくさんの学者さんが来ましたね。素敵です。一方私は食堂の店主への道を進んでいる……」
ファン「ちゃんと労働はするよ。でも俺たちは労働者である前にファンなんだ」
紳士「いよいよ貨幣経済が村に入って来ました」

~その他~
王「余も開拓村へ行きたい。駄目か」
院生「先生が教授になったら僕も島で一緒に研究させてください」

スキル
運動神経5.5 料理5 耐熱5 裁縫5 工具4.5 スタミナ4.5 センス4 知力4 魔法4 根気3.5 釣り3 筋力2.5 造形2 農具2 音感2 注意力2

職人技
石工(基本)、金属加工(基本)、楽器(修理)、機械(古典機械応用・造船・蒸気機関)

仲良し度
三つ編み★★(EXTRA) 学者★10(MAX) ベル★8 紳士★6.5 バニーガール★6 赤髪★4.5 農家★4 医者★4 リーダー★4
船長★2 タンクトップ★1

学生
料理(一般)、経済学(基礎)、商学(基礎)


697【100】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)02:16:02G3x.o9.s3 (6/11)

・お酒を飲ませていた場合上がったステータス
バニーなら賭博(酒に強いので記憶は飛ばない)
医者なら木工(飲んだふりをする)
赤髪なら政治
紳士ならレジャー
農家なら生命工学
陶器職人なら化学(職人に師事せずとも酒でそうなってた)
 でした

・実は軍曹と話すと初回で、築城、物理学、語学のいずれかが上がった

・文字化けさせる前の各異界の名称
辟。髯舌Ν繧ッ繧ケ……無限ルクス (眩しい世界)
繧ケ繝シ繝代?繝舌う繧ェ繝?け繝弱Ο繧ク繝シ……スーパーバイオテクノロジー (研究所の世界)
繧ヲ繝ヲ繝句。ゥ貉……ウユニ塩湖 (岩塩の世界)
霆「逕溯??↓縺ェ繧阪≧?……転生者になろう! (エルフの世界)
莠コ鬘槭′貊??讖滓「ー縺?縺第ョ九▲縺溘′譁??縺檎カ壹>縺ヲ縺?k……人類が滅び機械だけ残ったが文明が続いている (赤い金属の世界)
鮟?ウ……黄泉 (結局行ってない)
莠コ諛舌▲縺薙>蝨滉ココ蠖「……人懐っこい土人形 (緑色)
鄙シ縺ゅk閠?#……翼ある者達 (生物兵器の隔離場)
謗。遏ウ蝣エ……採石場 (神殿の建材はここのもの)
髢区挙閠……開拓者 (ロボットが戦い続けている世界)

・逆再生(ローマ字で逆から所々英語っぽく読む)前のダークメイデン戦BGMの歌詞
♪実験体M
わたしは 一人の 実験体
あなたと おんなじ 被験体
この 力で 何かが できるのなら
まず あなたの 気持ち 分かって あげたかった
哀れな モディフィケーター 父母も信じられない
愚かな モディフィケーター 世界の全てを 敵に回した
きっと 未来にも 希望 なんて ない 分かってますよ
(古代人解説パートで、M-5の両親が研究者だったり、古代人をほぼ滅ぼしかけたり、記憶を消して未来に飛ぶシーンも考えてたがやたら長かったので割愛した)

・アラクネクイーン戦のBGMの歌詞は適当です


698【70】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)02:17:24G3x.o9.s3 (7/11)

ターン46

称号:今世界でにわかに注目を集める村
ランク:村

●環境、インフラ
・島……そこそこ大きな島。森には熊が生息し、山の山頂には火口湖がある。
・海……ウミガメに掴まることで探索可能。
・鉱山……森の奥にある。金、銀、銅、水晶、硫黄などを採掘している。
・大神殿……麓にある美しい滝の前に建っている。祭壇前にある空間の歪みから他の時代へ行ける。
・岩塩倉庫……大神殿の前に三棟並んでいる。岩塩の箱詰め作業をここで行う。
・石切り場……建築用の安山岩を切り出している。
・港……入り江に設けた小さな港。水産物の加工所があり、小型帆船4隻と中型帆船2隻が停泊している。
・住宅地Ⅱ……木造・土壁・藁葺き屋根の民家が約200棟建ち並ぶ。
・木造住宅地……町の中心から徒歩で30分の位置にある住宅地。
・下水道……パイプで生活排水を海に流す。
・大浴場……一度に50人まで入れる入浴施設。
●生産施設
・農地……畑が連なる区域。
・田Ⅱ……適量の米を栽培している。
・麦畑……麦を専門に育てる広々とした畑。
・茶畑……茶葉を育てている。
・ブドウ畑Ⅱ……食べきれない量のブドウを栽培している。
・リンゴの木々……リンゴを収穫できる。
・牧場……羊一頭と豚三頭、ヤギが二頭放牧されている。畜産物の加工場がある。
・鶏舎……約20匹のニワトリが飼育されている。
・牛舎……10頭の乳牛が飼育されている。
●工業施設
・調理場Ⅱ……三棟の建物で住民のための料理を作っている。リゾットやフルーツパイが人気。
・焼成場……木炭やレンガ、ガラスを焼く炉がある。
・製錬所……複数の炉と製鉄用の高炉がある建物。
・醸造所……土壁。ワインや食酢を仕込んだ樽が置かれている。蒸留装置がある。
・風車……製粉所用と製油所用の二台ある。
・紡績工房……繊維製品を製造する工房。自動紡績機があり、蚕や蜘蛛などを飼っている。
・木工工作所……木工に必要な設備がそれなりに揃っている。
・建築事務所……建築の依頼引き受け、材木や道具の保管などを行う。
・製作所……町に必要な様々なものをデザイン・製作する作業場。
・仕立て屋……様々なデザインの服を作る作業場。
・機械開発所……機械の製造のための設備や道具が揃っている。
・薬品加工場……レンガ造り。火薬や肥料などの薬品を合成する作業場。


699【54】 ◆CpUz7d.S3o2019/01/18(金)02:17:43G3x.o9.s3 (8/11)

●その他施設
・高床式倉庫……木造。ネズミが上ってこれない作りの倉庫。主に食糧庫。よく寝るネコが番をしている。
・雑貨倉庫……広々とした倉庫。腐らないものが整理整頓されて保管されている。
・診療所……木造。傷や風邪に効く薬がある。
・病院……二階建て。ベッドが多い。文明的な医療器具がある。
・酒場……夕方、疲れた男たちが癒しを求めて立ち寄る。昼間は食堂。
・書庫Ⅱ……図書の保管施設。二部屋の教室がある。初等教育を行っている。
・音楽堂……演奏会やパーティに使える、町の中ではそこそこ広い建物。
・研究所……様々な研究器具があり、多分野の研究が行える。
・海の家……サーフボード、シュノーケル、ボールなどマリンスポーツの用具が置かれている。
・訓練場……労働者が戦闘訓練を行う。

●住民
・開拓者……プレイヤー。非常にタフかつ器用な男。
・巫女……神殿で発見された記憶喪失の女性。様々な特殊能力を持つ。今は職人修行中。
・イケメン……建築の腕に長けている働き者の青年。顔がカッコいい。
・学者……鉱物学の専門家。異界や魔法の研究もしている。
・三つ編み……手芸とダンスが大得意な少女。テンポの速い音楽と虫と巫女が好き。
・医者……サバイバルが趣味の外科医。逆境や木工を好む。
・バニーガール……兎の耳を付けた金髪美女。酒造家であり、酒場の運営もしている。
・紳士……行商人で交渉、馬術、在庫管理に長ける。交易の責任者。
・赤髪……正義感が強く武具の扱いに長ける少年。
・ベル……ヤギと話せる皆の妹分。ちょっと社交性が身に付いてきた。
・おかっぱ……巫女の娘。海と川が好き。
・天……巫女の息子。鳥が好き。
・農家……農業が専門の労働者。約50人。
・労働者……モブキャラ。色んな作業を頑張る。
・ぬい……不定形の愛らしい生き物。光合成と人の愛情で成長し、分裂して増える。

●専門家
・船長……元海賊船の船長。戦闘能力が高い。外交も担当する。
・陶器職人……陶器およびガラス。偏屈な老人だが腕は確か。
・化学者……化学。陶器、爆発物、肥料、塗料など、専門分野は幅広い。
・宣教師……教育。読書を重んじる宗教を広める修道士達の代表。
・タンクトップ……鉱業。上半身の筋肉だけ異常に発達した男。巫女の代理で鉱山の責任者を務める。
・学生……未定。本の完全暗記能力を使い研究者を目指して勉強している。
・自然科学者……無機化学、地理学、鉱山学、物理学の専門家4人。研究所を拠点に活動する。
・研究員……古代技術の研究のために派遣された客人。約20人。