1◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:09:47rJR (1/12)

ガタン、ガタン


電車に揺られている

ゆったりと通りすぎる景色は深い緑が一面に広がっており、ここが都会から遠く離れた田舎だということを示している

やがて景色は濃い霧に包まれ始め、窓を見るという暇潰しを覆い隠す

それでも窓の外を向いて物思いに更ける


両親が死んでから、はや数年

しかしお金に困ったことはない

顔も見たことの無い祖父が遊んでも余る程のお金を送ってくれていたからだ

そんな祖父も死に、遂に俺もダメかと思った

そんな時。遺言を伝えに来たという弁護士からあることを聞かされた


とんでもない額の財産を一律俺にのみ渡す

他に親戚もいないらしく、子供が持つにはいささか多すぎる額を相続することになるということだった

しかしそれには一つだけ条件があり、それを飲めないならば全てどこかに寄付すると


男「墓場…」


霧の中から辛うじて見えたのは夥しい数の墓石


そう、もう電車はその町に入っていた


その町、唯一の条件である「家を相続し、一生そこに住むこと」と言われた祖父の家がある町


2◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:10:14rJR (2/12)

「いらっしゃい、よく来たね」


駅員が俺に話しかける

他に降りた乗客はいない。


駅員の顔は青白く、不健康そうであったが対照的に不自然なくらいニンマリと笑っている

だがその笑顔はまるで貼り付けられたように動かない。仮面を被っているんじゃないかと思ってしまうほど不自然な笑顔


その駅員には不気味に思いながらも愛想笑いだけ返してホームを出る

駅から出ると唯一舗装された道は墓場を突っ切って延びていた


一歩、一歩踏み出す度に冷たい水に足を浸けるような悪寒が走り、もう三月だというのに不自然な寒気を覚える

墓石を侵食している雑草がざわざわと揺れ、足元では虫が蠢いているかのような気味悪さが犇めいている

ようやく墓場を抜け、大通りに出るとうっすらとした霧の中を幽鬼のようにゆらゆらと歩く人影が見える


そんな人々に訪ねる気にはなれず、地図を見ながら自分が住むことになる家を探す


3◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:10:44rJR (3/12)

「ここか」


そこは周りに比べてとても大きな家だった

表札には「古神(こがみ)」と書かれている。もちろん祖父の名字だ


主人公の名前は
①男(表記上)
②自由安価

>>4


4名無しさん@おーぷん平成30年 09/27(木)22:12:24xsz (1/1)

1
復帰ありがと


5【56】平成30年 09/27(木)22:12:24hTn (1/4)

正明(まさあき)


6◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:14:55rJR (4/12)

主人公の名前:古神正明(こがみまさあき)


正明「うっ…」


扉を開け、中に入ると酷い臭いが鼻を劈く

これが人の死から生じる腐臭なのだろうか、激しい不快感と吐き気を覚えて思わず吐きそうになるも何とか耐える


電気を付けるとガサガサガサと何かが走り回る音がした


正明「猫でもいるのか?」


そう思っていると痩せこけた猫が逃げ出していくのが見えた


正明「…まずは掃除だな」
―――――
―――

正明「ん?」

二回に神棚が備え付けられていた

そのお供え物の皿には名も知らぬ虫の死骸が積み重なっている

①無視
②掃除
③掃除して手を合わせておく

>>7


7名無しさん@おーぷん平成30年 09/27(木)22:16:48syH (1/2)

3


8◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:17:56rJR (5/12)

すまん、>>4を勘違いした
主人公の名前表記は「男」で


男「うっ…」


扉を開け、中に入ると酷い臭いが鼻を劈く

これが人の死から生じる腐臭なのだろうか、激しい不快感と吐き気を覚えて思わず吐きそうになるも何とか耐える


電気を付けるとガサガサガサと何かが走り回る音がした


男「猫でもいるのか?」


そう思っていると痩せこけた猫が逃げ出していくのが見えた


男「…まずは掃除だな」
―――――
―――

男「ん?」

二回に神棚が備え付けられていた

そのお供え物の皿には名も知らぬ虫の死骸が積み重なっている


9◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:20:43rJR (6/12)

供え物のように積み重なっている気持ち悪い死骸をゴミ袋に入れ、濡れ雑巾で綺麗に拭く


男「うん、綺麗になったな」


手を合わせる


男「さて、次は」
―――――
―――

ゴキブリ、蜘蛛の巣、タンスの裏の名も知らぬ虫のコロニー

殺虫剤が思った以上に活躍した


埃が積もっている家の中はとても広く、一日ではとても掃除しきれない


明(こんな広い家にたった一人で…死ぬまでか)

祖父は孤独死だった。この広い家の中で


何故か脳裏にたくさんの虫に集られる老人の死体を思い浮かべ、また吐き気がこみ上げる

臭いは鼻の奥にこびりつき、窓を全開にしていても消えることは無い

死体が発し、家に染みついた"腐臭"それを再び意識してしまう


10◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:21:29rJR (7/12)

その夜

ゴト、ゴトゴトゴト

真夜中に目を覚ますと神棚のある2階から音がした

硬い足音、それも一人ではない。いや、間隔的には一人が歩き回っている感じだがまるで何本も足があるような男


ゴトゴトゴト

ゴト、ゴトゴト

①二階に見に行く
②行かない

>>11


11【95】平成30年 09/27(木)22:24:50hTn (2/4)

2


12◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:31:41rJR (8/12)

見には行かない。このまま寝てしまおう

ゴトゴト…ゴトゴト…

あの音は絶えず聞こえ続ける


―来い…―


何かに呼ばれた


―来い―


呼ばれている


―来い―


どこから?


―来い!―


二階から


①行く
②無理やりにでも寝る

>>13


13名無しさん@おーぷん平成30年 09/27(木)22:35:26ZG4 (1/1)




14◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:40:21rJR (9/12)

恐る恐る二階を見に行く

そこで見たものは巨大な蜘蛛

ごわごわした茶色の毛を全身に生やし、太い足でゴトゴトと歩いている


男「ひっ」


短く息を飲む。だがそれは聞こえてしまったようで


「…」


それはこちらを向いた


巨大な蜘蛛の顔は人間の女性だった

ただし牙が生え、目は8つもある


「…シュー」


口から鋭い息が漏れていた


①気絶
②男「あ、あんたは…誰だ」
③自由安価

>>15


15【64】平成30年 09/27(木)22:41:50hTn (3/4)

3、爺さんから聞いている、警戒しなくていい


16◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:53:14rJR (10/12)

男「爺さんから聞いている、警戒しなくていい」

「…ア奴カラ?」


爺さんの手紙にあった蟲神、蜘蛛の姿をした神

信じてなどいなかったが目の前にいるんだ。信じる他ないだろう


蟲神「ソウカ、ソウカ…クカカカ」


口を大きく開き、牙を見せて笑う


蟲神「ジジイメ、奴ガ死ンデ我モ野良神二ナルカト思エバ子孫ヲ寄コシタカ」

蟲神「マア我モ可愛イ子孫ノ面倒ヲ見ルノハヤブサカデハナイ」


蟲神「ナラ改メテノ挨拶ハ明日ニ回ソウ」


そう言うと蟲神はフッ、とその姿を消した


17◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)22:55:38rJR (11/12)

その夜、夢を見た

こびりついた腐臭は夢の中でなお一層増殖され、もはや自分自身から漂ってくるように感じる


不意に、腕が痒くなった


見るともぞもぞと皮膚の下で何かが蠢いており、それはやがて腕から肩に、腹に、足に、目の中に、繁殖し、増殖し


ウゾウゾと


耐えきれなくなって掻くと、中から無数の虫が湧きだしてくる


虫はまた体内に戻ろうと皮膚に噛みつき、ふるい落としてもふるい落としても足から中に入ろうとしてくる

やがて外からも虫が集まり、逃げようとすると蜘蛛の巣が邪魔をし、何十匹、何百匹もの虫が自分の体に入り込み、よじ登り

ついに

体を

内側も外側も


埋め尽くしていった


18◆lLetEg34Vc平成30年 09/27(木)23:07:00rJR (12/12)

次の日の朝


男「いただきます」


朝食の前で手を合わせる


「いただきまーす」


目の前で可愛らしい女の子が箸を握っている


①男「え、誰!?」
②男「…昨日の蟲神様?」
③男「自由安価」

>>19


19【8】平成30年 09/27(木)23:08:13hTn (4/4)

3、何故全裸なんだ


20名無しさん@おーぷん平成30年 09/27(木)23:17:09syH (2/2)

2


21【41】平成30年 09/27(木)23:17:14Usa (1/1)

ホラー…?


22名無しさん@おーぷん平成30年 09/27(木)23:37:04GR7 (1/1)

男「何故全裸なんだ」

「気になる?しょうがないなあ」


シュルル、と糸が全身を覆うとともに可愛らしいワンピースに変わる


男「で、君は?あの蟲神なんだろ?」

真由「あの姿じゃ色々不便でしょ。真由って呼んでね」

男「真由、ね」

①今日から学校
②まだ

>>23


23【53】平成30年 09/27(木)23:37:48BLk (1/1)

2


24名無しさん@おーぷん平成30年 09/28(金)00:05:27m9f (1/1)

学校は明日から、今日は生活必需品の買い出しに行かなくちゃいけない

男「お前も来るか?」

真由は
①行く
②行かない

>>25

今日はここまで


25名無しさん@おーぷん平成30年 09/28(金)00:08:11f7q (1/1)

1


26【33】平成30年 09/28(金)00:08:22uTS (1/1)

1


27名無しさん@おーぷん平成30年 09/28(金)00:25:4547t (1/1)

[安価]男「旧い町の旧い家を相続した」[ホラー]
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17836/1538051272/


28名無しさん@おーぷん平成30年 09/28(金)04:30:13ZWS (1/1)

こっちでやるのね


29名無しさん@おーぷん平成30年 09/30(日)01:50:35Sjz (1/1)

引っ越したか


30◆lLetEg34Vc平成30年 09/30(日)21:50:42I4O (1/5)

濃い霧が視界を覆い、太陽さえもが霞み、歪んでいる


真由「久しぶりに出歩くなあ」

男「そうなのか?」

真由「ジジイが死んでから外出する理由なんてなかったしね」


声はモワァと広がり、やがて霧の中に掻き消える

どこか遠くで泣き声と笑い声が聞こえる


狂ったような笑い声が少し、少し、ずつ近づいてきて

耳元で破裂して消える


そこらかしこの影に目玉が浮かんでは泡が弾けるように消える


「ねえ、君、道聞きたいんだけどさ」


そう尋ねてきたのは何があったのか右半身がズタズタに引き裂かれた女性


真由「消えろ。低級霊」


「ヒィッ」パシュッ


煙になって消えた


男「なあ、真由。何なんだ?この町は」

真由「んー?死人が徘徊し、妖怪が跋扈し、神々が蠢きまわる。たったそれだけのよくある町だよ」

男「よくあってたまるか」


31◆lLetEg34Vc平成30年 09/30(日)22:14:04I4O (2/5)

色んな店で生活必需品や食料を買い込む


男「なあ、真由…ちょっとは持って…」

真由「やーだよ」


男「ん、何だこれ」


生活用品の棚に妙なものが置いてあった


透明の液体が入った筒に目玉がいくつもいくつも詰まっている

それがギョロギョロと四方八方を見渡すように蠢いている


「あー、お客さん、それに触らないでくださいね」

男「え?」

「たまに現れるんですよ。こういう不気味な品が」

男「現れる?」

「ええ、店長含め誰も認知してない品です。この町ですからね、よくあることですよ」


そう言うとそれをどこかへ持っていこうとする


①男「それ買います」
②何も言わない

>>32


32【55】平成30年 09/30(日)22:17:208IQ (1/2)




33◆lLetEg34Vc平成30年 09/30(日)22:41:13I4O (3/5)

―――――
―――

男「よし、買うべきものはこんなところかな」

真由「お兄ちゃんよくそんないっぱい持てるね」

男「じゃあお前持てよ!」

真由「やーだよー」クスクス


そんなやり取りをしながら帰ってると、一人の女子とすれ違う


同い年ぐらいの女子、学校の制服を着ており、髪は黒のロングストレート、一見美人ではあるがその目は冷たく、何かを睨んでいるような目つきだった


「ねえ」

明「え?俺」

「とんでもないものが取り憑いてるよ」

真由「」ニヤニヤ


真由は何も言わずにニヤついている


①男「こいつなら問題無いよ」
②男「何が取り憑いてるんだ?」ととぼけて聞いてみる
③男「そういうのに詳しいのか?」
④男「自由安価」

>>34


34名無しさん@おーぷん平成30年 09/30(日)22:42:39gkw (1/1)




35◆lLetEg34Vc平成30年 09/30(日)22:56:41I4O (4/5)

男「そういうのに詳しいのか?」

「まあ、ね。ボクはこういう者なんだ」


そう言うと名刺を渡された


そこには

「時雨佐波学園不可思議研究解決部、水上・静寂(みなかみ・しじま)」と書かれていた


静寂「見ない顔だけど、この町は初めて?」

①男「引っ越ししてきたんだ」
②男「ああ。この不可思議研究解決部ってのは?」
③男「俺の祖父さんが住んでいたよ」
④男「自由安価」

>>36


36【79】平成30年 09/30(日)22:59:078IQ (2/2)




37◆lLetEg34Vc平成30年 09/30(日)23:39:40I4O (5/5)

男「俺の祖父さんが住んでいたよ」

静寂「祖父さん?」

男「ああ、古神・彰(こがみ・あきら)会ったことは無いけどな」

静寂「古神…古神!?」

真由「」ニッ

男「知っているのか?」

静寂「あの…古神家…」

①男「聞いていいか?古神家について」
②男「じゃあ俺に取り憑いてるのも分かるんじゃないか?」
③男「自由安価」

>>38


38【52】平成30年 09/30(日)23:45:20Lwr (1/1)

2


39◆lLetEg34Vc平成30年 10/01(月)00:00:561Pu (1/1)

男「じゃあ俺に取り憑いてるのも分かるんじゃないか?」

静寂「…蟲…神…」


真由「せいかぁい」


真由の足元から様々な虫が湧きだし、静寂に向かってわしゃわしゃと蠢く


静寂「ひっ」

真由「気づかなかった?すぐ傍にいる私が"それ"だって」クスクス


①男「やめろ、真由」
②男「真由、行くぞ」
③何も言わない

>>40

今日はここまで
ホラーゲーム、ホラー映画よりホラー漫画が好きです
富江、うずまき等の伊藤潤二作品、不安の種、後遺症ラジオの中山昌亮作品が特に好きです


40【77】平成30年 10/01(月)00:02:04Zrd (1/1)




41【89】平成30年 10/01(月)00:04:50VGg (1/1)

おつー


42◆lLetEg34Vc平成30年 10/01(月)23:04:32vEw (1/2)

男「真由、行くぞ」

真由「はーい」


真由が男の方を向くと共に静寂に群がろうとした蟲が四方八方に離散する


静寂「……あれが、古神家の…」ボソッ
―――――
―――

①家に着く
②その間に何かがある

>>43


43名無しさん@おーぷん平成30年 10/01(月)23:05:29DA2 (1/1)

2


44◆lLetEg34Vc平成30年 10/01(月)23:26:47vEw (2/2)

帰り途中、妙なものを見た

ビルの窓に張り付く人間のようなモノ

細身の女性のように見えるが土気色の六つ足を持ち、髪を振り乱して壁を動き回り、窓の中を覗いている


男「…何だ、あれ」

①気にせず帰る
②そのまま少し見てる

>>45


45名無しさん@おーぷん平成30年 10/01(月)23:28:56ad3 (1/1)




46◆lLetEg34Vc平成30年 10/02(火)00:16:32wK0 (1/1)

少なくてすまん、今日はここまで


47名無しさん@おーぷん平成30年 10/02(火)00:43:17l3c (1/1)

おつおつ


48◆lLetEg34Vc平成30年 10/02(火)22:26:260zh (1/3)

そのまま見ているとぐるりと首を回してこっちを見てきた

鼻も口も無い真っ平らな顔にギョロギョロとした目が無造作にいくつもいくつもくっついている


男「な…」


「グパァ」


その顔が三つに開く。虚空に生えた牙と中にもあるギョロついた目

①逃げる
②立ちすくむ
③行動自由安価

>>49


49【46】平成30年 10/02(火)22:31:33AKg (1/1)

3、真由に聞いてみる


50◆lLetEg34Vc平成30年 10/02(火)23:03:130zh (2/3)

男「まっ、真由!?どうしたらいいんだ!?」

真由「えー、真由知らなーい」ケラケラ

男「いや、知らないって」

真由「ほらほら来てるよー?」


六つ足の女がワシャワシャと凄い速度で壁を下りてくる


①逃げる
②男「真由!助けてくれ!」
③行動自由安価

>>51


51名無しさん@おーぷん平成30年 10/02(火)23:11:10WEN (1/1)




52◆lLetEg34Vc平成30年 10/02(火)23:24:490zh (3/3)

コンマ40以下
>>53


53【75】平成30年 10/02(火)23:25:26JjZ (1/1)




54◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)00:08:18bPx (1/1)

―――――
―――

男「はぁ…はぁ…」

真由「だらしないなあ、お兄ちゃん。こんぐらいで息上がっちゃって」

男「うる…せぇ…」


なんとか撒けた…


真由「なんとか撒けた…って思ってる?」

男「え?」


真由が俺の後ろを指さす

恐る恐る振り返ると


いた


「ハァ…ハァ…」


息を吐き、窓ガラスを曇らせる多眼の女性

瞬きすることなく、ジッといくつもの目が睨んできている


男「真由…あれ…」

真由「この家にいる限り手出しできないから無害、無害」

①寝る
②自由安価

>>55

今日はここまで


55【16】平成30年 10/03(水)00:09:39BwS (1/4)

2、真由と風呂に入る


56名無しさん@おーぷん平成30年 10/03(水)02:22:37Fxr (1/1)

冒頭から既に雰囲気出しすぎで色々書きたくなるけど
絶妙な空気感が壊れでもしたら事だから
隠れて見物していよう的な心境になった


57◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)20:15:14NkY (1/10)

男「真由、一緒にお風呂入らないか?」

真由「なにぃ?お兄ちゃん、真由と入りたいの?えっちだなあ」ニヤニヤ

①男「兄妹なら一緒に入るもんだぞ?」
②男「そ、そんなんじゃねえよ。一人で入ってくる!」
③男「ああ、真由と一緒に入りたいね」
④男「自由安価」

>>58


58名無しさん@おーぷん平成30年 10/03(水)20:17:55jCQ (1/1)




59◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)21:05:59NkY (2/10)

男「そ、そんなんじゃねえよ。一人で入ってくる!」スタスタ


真由「…ヘタレだなあ」
―――――
―――

かび臭い風呂場に湯気が充満する

白い靄の中に得体のしれない何かが浮かび、揺らぎ、狭い浴室の中に異空間を作り出す

湯に肩まで浸かるとじんわりと温かさが浸透する


男「ふー…」


息を吐くと部屋に充満した湯気が揺らぎ、また違った異空間が姿を見せる

錆びた鏡は浴室を映すことなく白い空間のみを見据えている


ズルッ


男「ぉわっ」


何者かに足を掴まれ、風呂の底に引きずり込まれる

お湯のはずなのに池に引きずり込まれてるような、心の臓まで冷える冷たさが襲う


パニクりそうになりながらも足を見ると大量の髪の毛が絡みついていた


60◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)21:29:16NkY (3/10)

真由「お兄ちゃん?何やってるの?」

男「あっぷ、あっぷ、おぼ…溺れ…あれ?」

真由「もう、早く上がってね」


その後は何事も無かった。ただ、常に視線を感じていた以外には
―――――
―――

真由「あー、いいお湯だった」

男「お前何か無かったのか?」

真由「真由に何かしでかせるような存在はそうそういないよ」フッフーン

①真由と一緒の布団で寝る
②別々の布団で寝る

>>61


61【65】平成30年 10/03(水)21:29:45BwS (2/4)




62◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)21:47:36NkY (4/10)

布団を敷くと真由が潜り込んでくる

頭を撫でてやると嬉しそうな声を上げて身を寄せてくる


だが、なんだろう。この感じ、人間ではなく、無機質な生き物を抱きしめているような歪な感覚は

真由「ふふ、おやすみ、お兄ちゃん」


63◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)21:57:18NkY (5/10)

何もない漆黒の空を飛ぶ

小さな小鳥の翼ではどこまでも飛ぶことは出来ない

やがて粘り気のある闇に捕えられ、落ちていく


堕ちていく


―町は閉じた鳥籠だ―

―1度捕らえられれば囚われの身となり―

―決して抜け出すことは叶わない―


小さな檻の内側の棘は小鳥には認識できない

やがて逃げ出す気力も失い、閉じた世界が唯一の世界となる


おぞましくも美しい、あゝ我が町よ


64◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)22:07:09NkY (6/10)

小さな部屋、コンクリート詰めの狭い部屋

目に見えない小さな隙間から蟲が入り込んでくる

逃げ場も無く、ロクな身動きすら取れない部屋に蟲が満ちる


いくら振り払おうと体によじ登り、服の中に鼻に、口に、耳に、穴という穴に蟲が…


65◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)22:17:55NkY (7/10)

男「うわぁぁっ…はぁ…はぁ…」

真由「どうしたの?お兄ちゃん?」

男「いや…悪い夢見て…‥」


今日から学校だ


真由「もちろん真由も行くからね?」

男「は?」

真由「真由はお兄ちゃんの双子の妹ってことになってるから。よろしくね」

①学校に着く
②静寂に会う
③何かがある

>>66


66名無しさん@おーぷん平成30年 10/03(水)22:23:06ccn (1/2)




67◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)22:28:57NkY (8/10)

①男から話しかける
②静寂に話しかけられる

>>68


68【5】平成30年 10/03(水)22:37:04BwS (3/4)

2、


69◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)22:51:18NkY (9/10)

静寂「おはよ」


昨日会った女子、水上・静寂に話しかけられる


男「あ、おはよう。…その校章バッチ、同じ学校なんだ」

静寂「この町に高校は一つしかないからね、君も必ず来ると思った」


真由「真由もいるよー?」

静寂「ひっ、蟲神…」

真由「ふふ、真由って呼んでね♪」

①学校に着く
②静寂に、男「自由安価」
③学校に着く間に何かある

>>70


70名無しさん@おーぷん平成30年 10/03(水)22:53:01ccn (2/2)

② 真由が苦手か?


71◆lLetEg34Vc平成30年 10/03(水)23:24:48NkY (10/10)

男「真由が苦手か?」

静寂「いや…その…それは…」

真由「真由が怖いんだよねー?」

静寂「…」

真由「ふふ、神様とこんな間近に接近するの初めて?」グイ

静寂「う、うん…」


首に腕を回して顔を近づける真由

静寂の顔は引きつっている


①男「やめろ、真由」
②男「俺は二人に仲良くしてもらいたいぞ。真由も脅かすな」
③男「自由安価」

>>72


72【51】平成30年 10/03(水)23:25:13aMj (1/1)

1


73【38】平成30年 10/03(水)23:26:09BwS (4/4)

3、真由の方が胸大きいな・・・


74◆lLetEg34Vc平成30年 10/04(木)00:02:39Bot (1/2)

男「やめろ、真由」

真由「ふふ、はーい」

静寂「…ふぅ」


やがて学校が見えてくる

黒く聳え立つ巨大なコンクリートの建物、全体的にヒビが入り、蔦が覆っている

どこにいても霧が立ち込めるこの町の中にあって更に黒い瘴気が纏わりつき、おどろおどろしい雰囲気が漂っている

その上空では黒い雲が渦巻き、鴉が飛び回る

校庭の隅には怪しげな石像が立ち並び、得体のしれないオブジェが無造作に置かれている


それが俺の通う、この町唯一の高校だ


真由「へえ、いいところだね」ニィ


75◆lLetEg34Vc平成30年 10/04(木)00:03:24Bot (2/2)

今日はここまで
明日は更新できない


76【41】平成30年 10/04(木)00:32:41eVC (1/1)

おつー


77名無しさん@おーぷん平成30年 10/04(木)22:51:04nQj (1/1)

まるでお化けの学校だあ


78◆lLetEg34Vc平成30年 10/05(金)21:29:22dBF (1/2)

生徒用玄関はまるで地獄の門のようにおぞましい気配を以てぽっかりと口をあけ、その中は闇だけが満ちている

中に入ると外から見たように暗くはなく、しかし異様な空気だけが充満している


真由「古い空気だ…昔を思い出すな」

男「そうなのか?」

真由「うん、校内に昔の空気が閉じ込められてる。それにすごいよ、この下駄箱もものすごく古い木で作られてる」

男「へー」

静寂「この建物、何百年も前からあるらしいからね」

男「何百年…すげえな」


そう言いながら靴を履きかえる


男「俺たちは職員室行くから」

静寂「またね。ボクは2-4だから」

①男「一緒のクラスになれるといいな」
②男「ああ、またな」
③男「自由安価」

>>79


79【10】平成30年 10/05(金)21:30:51uv9 (1/1)

1


80◆lLetEg34Vc平成30年 10/05(金)22:48:05dBF (2/2)

男「一緒のクラスになれるといいな」

静寂「うん」
―――――
―――

職員室

誰も彼もが暗い目に青白い顔をしており、頬が痩せこけていた

そんな先生方が席に座っており、職員室にはふさわしくない神棚がいくつもいくつも設置されていた



先生「君達か、古神兄妹」

真由「はーい」


本当に真由も妹として入学できたのか


先生「君たちは4組だ。これからHRで紹介するから、ついてきて」


81◆lLetEg34Vc平成30年 10/06(土)00:36:48OMJ (1/1)

すいません、途中で寝てしまいました
今日はここまで、明日は更新できません


82名無しさん@おーぷん平成30年 10/06(土)13:26:2950M (1/1)

寝落ちしたら投稿途中でも打ち切って次の場面に飛ぶと
唐突な断絶でホラー感が強まるような気がする


83◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)11:04:28bBl (1/1)

簡単に自己紹介してHRを終える


静寂「一緒のクラスになれたね」

男「ああ、知ってる人がいて良かったよ」

真由「よろしくねー、静寂ちゃん」

静寂「う、うん…」


「お?何だよ静寂、その転入生知り合いか?」


茶髪に染めてピアスをした快活そうな男が静寂に声をかける


静寂「うん、昨日町であっただけだけどね」

「そうかそうか、俺は"畔上・青磁(くろかみ・せいじ)"っていうんだ。よろしくな」

男「ああ、よろしく」

真由「よろしくねー」

①もう一人話しかけてくる(男子)
②もう一人話しかけてくる(女子)
③全校朝礼

>>84


84名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)11:10:53sFK (1/1)

3


85◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)11:48:41cVM (1/3)

全校朝礼は体育館で行われた

壇上の上部には大きな神棚が設置され、ボールがぶつからないようにかネットが張られている


「全員、校長に礼」


男(え?校長どこ?)

壇上には誰も立ってない。しかし一応周りに合わせて前方に礼をする


「ではまず教頭の言葉」


――――――


「次に生徒会長の結神・奏の言葉」


――――――


結局校長は姿を見せなかった


86◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)11:49:42cVM (2/3)

①昼休み
②放課後

>>87


87【88】平成30年 10/08(月)11:49:58nVt (1/5)

2


88◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)12:04:31cVM (3/3)

放課後


静寂「ねえ、昨日言ったボクたちの部活、不可思議研究解決部に来てみない?」

そう言ってくる


①男「見学だけなら」
②男「んー…」
③男「ああ」
④男「自由安価」

>>89


89名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)12:10:13PoS (1/3)

④真由がウズウズしてるし、行ってみるか


90◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)12:22:21UAF (1/6)

男「真由がウズウズしてるし、行ってみるか」

真由「やった」

青磁「お?新入部員ゲットか?」

男「え?まさかお前も?」

青磁「ああ、不可思議研究解決部副部長だ」


全然見えない、オカルトどころかサッカーしてそうな見た目だ


青磁「んじゃ、行くか!」


男の肩を抱いて歩き出す青磁


91◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)12:24:38UAF (2/6)



途中、通りがかりに見た校長室は注連縄のようなもので扉が塞がれていた


92◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)12:33:58UAF (3/6)

青磁「ここは旧校舎なんだ。もう全く使われてない代わりに色々曰くや旧い存在が住み着いているらしいぜ」

真由「なるほどー、だからこんなに居心地いいんだー」

明「何かいるのか?」

真由「今のところ有害なのはいないんじゃない?」

静寂「まあ、ボクたちも長い間ここで活動してるけど危ない目には遭ったことないけど」


旧校舎の地下一階、その中でも特に暗い廊下の端


青磁「また電灯切れてんのか…いくら替えてもキリねえな」

真由「」ニヤニヤ


建付け悪い引き戸をギシギシ音立てて何とか開く、その扉の横には「不可思議研究解決部:誰でも相談可」と書いてある表札が


青磁「部長―」


93◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)12:34:06UAF (4/6)

「いらっしゃい、後輩君」


奥の椅子で足を組んで座っている女子がこっちを向いた

大きな黒のポニーテールを振り、深い緑色の目を細め、舐めるような目線で俺を、そして真由を見る

「ふむ…私がこの部の部長、荒神・美麗(あらがみ・みれい)だ」

男「ど、どうも…」

美麗「うむ。そっちの神様もよろしく」

真由「へえ、分かるんだ!」


真由が嬉しそうに言う


美麗「分かるよ、私はそういう目があるからね」フフ

美麗「さて、君たちは見学でいいのかな?」

①男「はい」
②男「何をする部活なんですか?」
③男「自由安価」

>>94


94【46】平成30年 10/08(月)12:36:19nVt (2/5)

3、真由、部長の服に虫を潜り込ませるのやめろ


95◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)13:16:56UAF (5/6)

男「真由、部長の服に虫を潜り込ませるのやめろ」

真由「…しようとしたら失敗したよ」

美麗「ふふ、心配してくれなくても大丈夫だよ、悪戯程度ならね」


真由「荒神家の人間は相変わらずだね」

美麗「会ってそうそう仕掛けてくる神様も相当だね」

真由「ふふっ」

美麗「ふふふ」


何か意気投合してる…


青磁「相変わらずだなあ、部長は」


96◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)13:19:50UAF (6/6)

美麗「簡単に説明しようか。この部は超常的、不可思議的、その他都市伝説、噂等々を追いかけ、調査解決する部活だ」

美麗「所謂オカ研とは違い、オカルト・非オカルト問わず受け付けている」

男「非オカルト?」

美麗「時たまオカルト関係なさそうな依頼からでも面白い事実に辿り着けたりするもんだ」

青磁「ほとんど下らない事件だったりするけどな」

美麗「そう言うな。人の役にたてるならいいことだよ」


優しそうに微笑む


真由「つまらなーい」

美麗「そうでもない。不思議を追いかけるのは楽しいよ。きっと神様でも退屈はしない」

真由「へえ、真由を楽しませられるっての?」

美麗「無論だ」


真由「お兄ちゃん、体験入部してみようよ」

①男「ああ」
②男「楽しそうだなお前」
③男「自由安価」

>>97


97名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)13:20:54Tmx (1/1)

2


98◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)22:59:07JJh (1/7)

男「楽しそうだなお前」

真由「昔を思い出してねー」

男「昔?もしかして部長と」

美麗「いや、初対面だよ」

真由「ジジイとの話だよ。色々していたからさ」

男「色々?」

真由「それはともかく、真由入ってみたいな」

①男「そうだな」
②男「体験入部だけなら」
③男「自由安価」

>>99


99【83】平成30年 10/08(月)23:01:07nVt (3/5)

3、ま、お前の謎もわかるかもしれんしな、いいぞ


100◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:06:33JJh (2/7)

男「ま、お前の謎もわかるかもしれんしな、いいぞ」

真由「やったあ!」

青磁「よし、静寂、今すぐ入部志願者を持ってこい。どんな手を使っても入部させるんだ」

美麗「やめんか」

静寂「廃部の危機は去ったでしょ」


明「そんなこと、あったのか」

美麗「廃部にするとか言っていた先生は転勤したから問題ないよ」

青磁「そうそう。謎の失踪を遂げたからな」

美麗「だからただの転勤だってば」


静寂「いつもはあと一人いるんだけど…」

そのあと一人は
①男子
②女子
③自由安価(名前や性格・設定など)

>>101


101名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)23:09:39MPG (1/1)

2


102名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)23:10:17SH7 (1/2)

3
月野 光(つきの ひかり)女子
かなり内気で引っ込み思案
名前に反してかなり暗い雰囲気


103名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)23:10:37PoS (2/3)

③、霊感強すぎて学校来れない引きこもり女子
黒髪ロング、小柄だが巨乳


104◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:18:13JJh (3/7)

美麗「彼女ならそこで寝てるよ」

見るとソファで寝ている女子が見えた


青磁「顔に落書きしてやろうかこいつ」

静寂「やめなよ」

明「お前もペンを用意するんじゃない」

真由「う、バレたか」


「うるさいなぁ…」

静寂「寝てる方が悪い。目が覚めたら起きてよ」

「はいはい…誰?」


それは背の低い、ロリ顔の女子だった


明「転校してきた二年四組の古神明だ、よろしく」

真由「双子の妹の真由だよー」


「ん…私は夢神・湊(ゆめかみ・みなと)まだ眠いから…」

静寂「寝るな!」グリグリグリ

湊「あぅぅぅぅ、頭グリグリやめてぇぇぇぇ」


美麗「さて、今日の活動だが」

明「あの、スルーしてよろしいんでしょうか」

青磁「いつものことだ」

①美麗「とある噂の調査だ」
②美麗「依頼人が来るまで待機」
③美麗「特に無いから面白いものを見せよう」

>>105


105【28】平成30年 10/08(月)23:18:47nVt (4/5)

3


106◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:26:16JJh (4/7)

美麗「特に無いから面白いものを見せよう」

明「面白いもの?」

静寂「って、まさか。あれを!?」

美麗「うむ。神様と一緒なんだ。あれの影響に曝されても生きていられるさ」

明「何で唐突に命の危機的なこと言われてんの?」
―――――
―――

部室の奥、不気味なオブジェクトをずらすとさらに地下に下りる階段があった

不自然な寒気が満ちる階段を下りると小さな扉があり、中には小さな祭壇のようなものが…


その祭壇の上に鎮座しているのは大きな杯、その中には赤黒いドロドロとした液体で満たされていた


①明「これは…?」
②触れる

>>107


107名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)23:27:03SH7 (2/2)

1


108◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:31:39JJh (5/7)

明「これは…?」

真由「触っちゃダメだよお兄ちゃん」

明「っ」


出しかけた手を引っ込める


美麗「それは血塗れの聖杯。私たち部に受け継がれ、封印しておくようにと代々言い伝えられているものだ」

明「封印って…」

静寂「それに触ったものは何を見たか…発狂してしまうんだよ。そして、その度に聖杯の中身がこぼれるまで湧き出てくる」

明「俺を生贄にしようとしたんですか!?」


美麗「神様を率いている君ならそれの秘密を解き明かせるかもと思ったんだ。試してみてくれないかな?きっと、今度は上手くいく」


部長はその美しい顔を歪め、耳まで裂けんばかりにニィィと大きく口を開いて嗤った

明「>>109」


109【53】平成30年 10/08(月)23:33:07nVt (5/5)

真由、何かあったら部長を襲っていいぞ


110◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:46:54JJh (6/7)

男「真由、何かあったら部長を襲っていいぞ」

真由「だってさ、何かあったら容赦しないから」

美麗「おお、怖い怖い。で、触ってみてくれるのかな?」

①触る
②男「…やめておきます」
③自由安価

>>111


111名無しさん@おーぷん平成30年 10/08(月)23:51:26PoS (3/3)

③触ったら液体が飛び部長の服を溶かした


112◆lLetEg34Vc平成30年 10/08(月)23:59:57JJh (7/7)

今日はここまで

真由の名前は繭から


113【5】平成30年 10/09(火)00:34:24xzJ (1/1)

おつ


114◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)21:13:26e4u (1/1)

触ってみる


意識が引っ張られる


聖杯に


聖杯の中に


おぞましい血塗れの聖杯に


115◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)22:08:09aEx (1/9)

継ぎ目のない黒い大理石で形成された巨大都市

窓の無く威圧的に聳え立つ建造物群はどこまでも広がり、まるで迷路のように複雑に入り組んでいる

その中を自分は魂となり、導かれるように飛んでいる

やがて、動く気配がする

やがて、音が聞こえる

やがて、声が聞こえる


うめき声が


人のうめき声

目に映るのはドロドロに溶けて折り重なった原型を亡くした人の山

辛うじて顔だけが判別できる、口が蠢き、溶けかかった目がグルグルと回り、うめき声をあげ、手だった何かを揺らしている

助けを求めるように


だが既に体は原型を留めず、もはや人ではありえない


更に奥へと進むと巨大なものが見える


同じようにドロドロに溶けて重なり合うのは、巨大な神々

人の形をした神が、獣の形をした神が、名状しがたき神々が


ここは血塗れの聖杯が内包せし世界

聖杯が貪欲に飲み込んだ犠牲者たちが閉じ込められし世界


116◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)22:28:37aEx (2/9)

巨大な大理石の建物が脈動する

どす黒い雲から触手が無数に降りてきて襲いくる

壁から床から無数に生え、男の腕に、脚に、絡みつこうと…


その時、男の袖から、服の中から蟲の大群が這い出して触手に群がった


117◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)22:44:47aEx (3/9)

男「ぅぁぁああああああ!!!!」


目が覚めると現実世界に戻っていた


真由「おはよう、お兄ちゃん」

①男「ああ、おはよう」
②男「真由が助けてくれたのか、ありがとな」ナデナデ
③男「自由安価」

>>118


118【66】平成30年 10/09(火)22:45:36tug (1/2)

3、何で俺の頭を胸に押し付けてるんだ


119◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)22:59:00aEx (4/9)

男「何で俺の頭を胸に押し付けてるんだ」

真由「お兄ちゃんを正気に戻すためにねー」

男「ところで何で部長は不自然に服を押さえているんですか?」

美麗「…何でもない」

青磁「さっき聖杯の液体が撥ねて服にかかって溶けたんだわ」

美麗「…ちょっと穴が開いただけだ。問題は無いよ」

美麗「で、何を見てきたか教えてくれないか?」


120◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)23:16:24aEx (5/9)

見てきたものを話す


美麗「へえ、この聖杯にはそれほどのものが…素晴らしい、素晴らしいよ」

男「なあ、今までこれに触れて発狂した人間って」

美麗「うん、君が見た人間の成れの果て、その一員になっていただろうね。ふふ、じゃあ戻ろうか。湊、封印しなおしておいて」

湊「了解だよ。ふぁーあ」


その部屋を出て階段を上っていると後ろから何かブツブツ言う声が聞こえた


①依頼人がくる
②今日は部活終わり

>>121


121名無しさん@おーぷん平成30年 10/09(火)23:18:00sd7 (1/1)




122◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)23:22:11aEx (6/9)

美麗「おや、客が来ていたのか。これはお待たせして申し訳ない」

「いえ、話さえ聞いてくれれば…」

美麗「うむ。聞かせてもらおう」

「私の友達が…行方不明なんです」

美麗「ほう」

「まだ1日だけど…家に帰ってきてないって…」

青磁「他には?何かあるか?」

「これ…こんなメールが」


そういってスマートフォンの画面を見せてくる


123◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)23:41:27aEx (7/9)

「ちょっと迷っちゃった。ここどこだろ」

「こんな濃い霧みたことないよ」

「ねえ、いくら歩いても知っている場所に出られないの」

「ねえ、不安だよ。返信してよ」

「ここどこ」

「歩き疲れた」

「ねえ、返信してってば」

「電話が通じないんだけどメールも届いてないのかな」

「たすけて」


124◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)23:50:53aEx (8/9)

美麗「たすけて…か」

静寂「君からは返信できなかったんだね?」

「はい…メールも電話も通じなくて…」

美麗「真琴くん、送信元の座標を調べて」

真琴「あいよ。ちょっとスマホ借りるよ」

「あの…神隠しってやつなんでしょうか」

美麗「それは調べてみないとなんとも言えないよ。知っての通りこの町は霧が濃い、単なる迷子かもしれない」

「警察もそう言ってました!ここなら助けてくれるって聞いてきたんですよ!?」

静寂「大丈夫だよ、ちゃんと調査するから」

「本当にですか…?」

真琴「部長、大体の位置を特定したよ」

美麗「うむ。きちんと君のご友人の調査をするから安心してくれたまえ」


部長はそういうと依頼人の頭をポンポンと優しく撫でる


125◆lLetEg34Vc平成30年 10/09(火)23:56:14aEx (9/9)

依頼人が帰った後


美麗「さて明君、さっそくで悪いが大きな事件が引っかかったようだ」

男「え、ただの迷子じゃ」


真琴「いや、このメール、途中から送信元が不明になっている。電話がかからない、返信が出来ない。とか色々不可解なところがありすぎるよ」

真由「……」

美麗「今夜探しに行こう。明君もいいよね?」

①OK
②男「今日はちょっと…」

>>126


126【79】平成30年 10/09(火)23:59:29tug (2/2)




127◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)00:01:349d1 (1/1)

明「OK」

美麗「よし、夜に校門前に集合だ

明「ところで何で夜なんですか」

美麗「出来るだけ失踪当時の状況を再現しなきゃいけないからね」

①夜
②家で真由と話す
③準備(自由安価)

>>128

今日はここまで


128【95】平成30年 10/10(水)00:04:15zcJ (1/2)

3、真由ともども動きやすい服装に着替える


129◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)20:16:17LLz (1/6)

家に帰って真由ともども動きやすい服装に着替えた


男「こんなものかな」

真由「そうだね」

①他にも準備を(自由安価)
②真由に 男「自由安価」
③準備OK、行く

>>130


130名無しさん@おーぷん平成30年 10/10(水)20:17:549Gf (1/1)

1 美麗にヒントを教えてもらう


131◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)21:06:02LLz (2/6)

LINEで部長に何か準備が必要か聞いてみる


美麗
「そうだね、神様にお守りを作ってもらったらどうかな」


男「ということだが」

真由「なるほどねー、じゃあちょっと待ってね」

①男「部員全員分の頼めないか?」
②お守りを持って出発

>>132


132【37】平成30年 10/10(水)21:06:23zcJ (2/2)

1


133◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)22:38:34LLz (3/6)

男「部員全員分の頼めないか?」

真由「お兄ちゃんの頼みならいいよー」


それから十分後、真由がいくつかのお守りを持ってきた


真由「真由の糸で作ったお守り。神自ら作ったお守りだからね、ご利益抜群だよー」


134◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)23:14:39LLz (4/6)


校門前

美麗「うん、全員集まったね」

湊「私怖いの嫌なんだけど…」

静寂「はいはい、逃げちゃダメだからね」ガシッ

湊「やだっ!怖いのやだ!」

青磁「良いから行くぞ」


135◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)23:22:36LLz (5/6)

湊「この辺が最後に通信元を確認できた場所だよ」

湊「じゃ、じゃあ私は…」

青磁「よっし、行くか!」

湊「やだ、やだぁ!」

美麗「ここで二手に別れようか」

真由と二人きり、or青磁、美麗、静寂の内誰か

>>136


136名無しさん@おーぷん平成30年 10/10(水)23:32:325hF (1/1)

静寂


137◆lLetEg34Vc平成30年 10/10(水)23:50:25LLz (6/6)

男、真由、静寂

美麗、青磁、湊

の二組に分かれた


男「これ皆に渡しておくよ」

青磁「お守り?」

真由「真由が作ったお守りだよー」

美麗「ほう、神様お手製のお守りがあれば多少の危険は何とかなりそうだね」

明「危険って」

美麗「あの聖杯を見ただろう?あれと同程度の物がこの町にはいくつもいるんだ」

明「何それ怖い」

湊「…青磁先輩、離して」

青磁「ダメ」

湊「うぅ…」

美麗「これを渡しておくよ」

明「これは…ガラケー?」

美麗「湊が特別な術式を施した携帯だ。物理的に電波が届くところならばどんな霊的障害にも邪魔されることなく繋がるはずだよ」

明「なるほど」

美麗「何かあったらすぐ連絡するように」

明「分かりました」

真由「じゃ、行ってくるねー」


138◆lLetEg34Vc平成30年 10/11(木)00:07:04zrY (1/1)

今日はここまで


139【61】平成30年 10/11(木)00:24:17ps8 (1/1)

おつ


140◆lLetEg34Vc平成30年 10/12(金)19:22:10udV (1/1)

段々霧が濃くなってくる

街灯が照らすのは霧の白だけとなり夜の道はさらに見え辛くなる


そんな中どこからともなく、いや霧全体から声がする

その声は言葉とならずにうめき声だけを響かせている


男「真由、これは」

真由「さあ、何だろうねえ」クスクス


どこからか視線を感じる

さっきからずっと、誰かに見られているような


静寂「あれ」



真正面に首の無い人間の影が現れる

霧の中でゆらゆらと揺れ、何かを待っているように佇んでいる

①その人影を追う
②その人影から離れ、違う道をゆく
③自由安価

>>141


141【40】平成30年 10/12(金)19:22:49AT8 (1/1)

1


142◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)18:09:22n62 (1/2)

男「あの人影を追っていこう」

静寂「大丈夫かな…」

男「なんか着いてこいって言っているように感じるんだよな」


クスクスクス


人影から笑い声が漏れた


歩けば歩くほどに、暗く、白く、夢の靄を歩いている感覚になってくる

靄の中にポツンと、瞳が一つ

二つ

三つ

四つ


いつの間にか、白い霧の中には自分を見つめる目がいくつも、いくつも


静寂「男…」


首の無い人影は尚もその中を進んでいる


①男「大丈夫だ」と言って静寂の手を握る
②男「真由、あれらは何なんだ?」
③男「自由安価」

>>143


143名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)18:10:21ZMd (1/1)




144◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)18:19:29n62 (2/2)

男「真由、あれらは何なんだ?」

真由「さあ?これを見ただけじゃわからないなあ」

真由「とりあえず言えることは、真由たちはもう中にいるってことかな」

男「え…?」

真由「気づかない?周り見てみなよ」


言われて周りを見てみる。目じゃない、周りの建物は…数分前の景色と寸分と違っていない


男「なっ」


道を横に行き、走る。だがすぐに同じ建物が目に入る


霧の中聳え立つ巨大なビル

所々ヒビが入り、黒い霧が纏わりついている

窓には先程から自分を睨み付けている"目"が大量に張り付いて睨めつける


男「ここは…」


その入り口で黒い影が手招きをしている


静寂「お化けビル…」

①入らない
②入る
③皆を呼ぶ

>>145


145名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)18:25:55oHB (1/1)

3


146◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)18:35:54oNU (1/1)

電話をする

明「もしもし、明です。多分ですけど行方不明になっている人たちの居場所が分かったかもしれません」

美麗『なるほど、今から君のところに行けばいいかな?』

明「はい、目の前にあるので」

美麗『分かった。今からGPSを頼りに行く。そこから動かないでくれたまえ』

明「分かりました」

①少し経って皆が到着する
②その間に何かが起こる

>>147


147【35】平成30年 10/14(日)18:36:14TDS (1/6)




148◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)19:25:53FyX (1/13)

静寂「あれ…」

男「あ」


どこからともなく数人の男たちが現れる

彼らは虚ろな目でフラフラと歩き、お化けビルに吸い込まれるようにして歩を進める


静寂「ちょっと危ないよ!」


それを静寂が止めようとするも


真由「無駄だよ、もう魅入られている」


①男「何とかできないか?真由」
②男「後で必ず助け出す。皆が来る前に焦っちゃダメだ」
③男「自由安価」

>>149


149名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)19:30:35rnt (1/1)

2


150◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)20:34:02FyX (2/13)

男「後で必ず助け出す。皆が来る前に焦っちゃダメだ」

静寂「うん…」
―――――
―――

美麗「やあ、でかしたね」

男「部長。早かったですね」

美麗「どうやらこの霊結界は物理的にはそんなに広くはないようだ」

湊「もうやだよぉ…」ガクブル

男「…何かあったんですか?」

青磁「何故か湊だけ足掴まれたり耳に息吹き掛けられたり怖い思いしたっぽいぜ」

湊「なんで私だけー!」

青磁「必要以上に怖がっているからだろ」

美麗「で、湊くんはどう見る?このビル」

湊「…ヤバイよ。ここが中心地で間違ってないと思うけど…絶対に入りたくない気配がする…というか絶対に入っちゃダメだよ…」

青磁「うし、入るか」

湊「やだ、やだやだやだ!私は帰る!」

青磁「諦めろ」

湊「うわーん」


151◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)20:40:32FyX (3/13)

一階

湊「……」ガタガタ

静寂「たくさんいるね…ボクも少し、不気味に感じるよ…」

美麗「離れちゃダメだよ。一塊でね」


中には、かつて受付だったのだろう、入り口に面したカウンターテーブルがあった

そこに皮を剥がれ、真っ赤な肉と血管をむき出しにした人間が立って、ゆらゆらと左右に揺れていた


美麗「ちょうどいい。道でも聞いてみようか」

①男「いや、話しかけるのはやめましょうよ…」
②止めない
③男「自由安価」

>>152


152【79】平成30年 10/14(日)20:42:12TDS (2/6)

3、色仕掛けでもするつもりですか?


153◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)20:47:16FyX (4/13)

男「色仕掛けでもするつもりですか?」

美麗「流石にあんなのに色仕掛けはごめんだね。まあいこうか」


そう言って横を通り過ぎようとすると


「ひひひ」


嗤った


湊「ひぃっ!」

静寂「気にしない気にしない」

湊「なんで皆そんな冷静なのよう!」


進むと廊下に面した扉が沢山ある。朽ちた廊下は所々穴が開いており、開いた扉の中には先ほどと同じように皮の無い人間が立ち尽くしている

①2階へ
②どれかの部屋に入る
③自由安価

>>154


154名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)20:49:45jOC (1/2)

3、湊が部屋に引きずり込まれ、身ぐるみ剥がされそうになる


155◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)21:18:31FyX (5/13)

湊「いやぁぁあああ、助けてぇえええ!!!」ズザザザザ

「イィヒヒヒィィィ」

「ヒヤハハハァァ」

「ウヒヒャハハァァ」


血管と肉がむき出しの皮の無い人間たちが足を引っ張って部屋に引きずり込む


美麗「おやおや」

青磁「あーあ」


湊「いやぁぁぁあ、助けてよ!助けてよ!ねぇえ!」

①助けに行く
②もう少し見てる
③自由安価

>>156


156【0】平成30年 10/14(日)21:19:43TDS (3/6)




157◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)21:36:51FyX (6/13)

見ていると服を無理やり脱がされている


男「おぉー」

青磁「いいぞー、脱がせ脱がせー」

静寂「おいこら男子」


湊「ふぇぇええ、助けてぇぇええ」

①そろそろ助ける
②美麗「やれやれ、助けるか」

>>158


158名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)21:37:27uw7 (1/1)




159◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)22:08:17FyX (7/13)

美麗「やれやれ、助けるか」

湊「早くしてよ!」

美麗「はいはい」
―――――
―――

湊「ふぇええええ、男子どものバカァぁああ」

静寂「よしよし、怖かったね」


青磁「小ぶりだけど良いおっぱいだったな」

男「白くて綺麗な体してたな」


湊「ばかぁぁああ」


①男「結局何なんだろ、こいつら」
②2階へ
③自由安価

>>160


160【23】平成30年 10/14(日)22:09:35TDS (4/6)

3、男「静寂は結構大きいな」


161◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)22:27:44FyX (8/13)

男「静寂は結構大きいな」

静寂「…///」

静寂「ぶ、部長の方が大きいよ///」

美麗「ふふん、荒神家の女はビックサイズなのさ」

湊「結神生徒会長には負けてるくせに」

美麗「夢神家の女は代々小さいものね?」

湊「うるさい、先に行こう!」


青磁「"先に行こう"?」

男「ほう?」


湊「はっ」


青磁「よっしゃ、じゃあ行くか」

男「オーケー、進むぞ!」

湊「いやぁぁああ、帰りたいよぉぉおぉお」

①2階へ行く
②1階探索
③自由安価

>>


162◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)22:27:54FyX (9/13)

>>163


163名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)22:28:301hT (1/2)

2


164◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)22:50:50FyX (10/13)

ザワ、ざわ…ざわ…


湊「やばっ、走って!」


湊が後ろから大声を出す

走り出すも左右の部屋から皮の無い人間たちが襲い掛かってきた


「ギィエアァァアアアア!!!!」


耳を劈く大声を出し、四つん這いで、または両の手を振り上げながら、襲い掛かってくる


真由「お兄ちゃんに手を出していいと思ってるの?」


ゾワ


背筋が凍るような声、そして真由から沢山の蟲が這い出し、跳び、皮の無い人間たちに襲い掛かる

そいつらはその場で狂ったように手を振り回し、身にまとわりつく蟲を払い落とそうとする


真由「さ、今の内だよ」


その間に走る


湊「今の人たち…まだ魂があった…痛みとか…感じる」

真由「でも操られているんじゃ仕方ない。真由が気にするのはお兄ちゃんだけだもん」

明「操られてるって、何に?」

真由「さあ?」

美麗「意思を持った黒幕がいる…?」

真由「かもしれないね」クスクス

①2階へ
②自由安価

>>165


165【73】平成30年 10/14(日)22:51:52TDS (5/6)

真由「あ、ちなみに真由はこの中で一番胸大きくない?」


166【78】平成30年 10/14(日)22:54:11TDS (6/6)

↑あ、選択は2で


167◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)23:04:56FyX (11/13)

真由「あ、ちなみに真由はこの中で一番胸大きくない?」

湊「どうせ私が一番小さいよ…」

美麗「神様はどんな姿でも変幻自在でしょうに」

真由「ふふん、まあね」

①2階へ
②自由安価

>>168


168名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)23:14:47jOC (2/2)

② 幽霊らしき女の子がやってくる


169◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)23:29:36FyX (12/13)

半透明の幼女が現れた


「こっち…こっち…」


そう言って背を向けて移動する

①着いていく
②違う方向へ
③自由安価(男たちの行動)

>>170


170名無しさん@おーぷん平成30年 10/14(日)23:30:181hT (2/2)

1


171◆lLetEg34Vc平成30年 10/14(日)23:54:40FyX (13/13)

青磁「なあ、あれ大丈夫なのか?」

湊「あれは大丈夫な類、この汚染されきった場所において綺麗な魂」

真由「へえ、よく分かってるじゃん」

青磁「一応夢神家の人間だしな」

湊「あんな家やだよぉ、絶対家長なんか継がないから!怖い仕事なんてしたくない!」

美麗「大声出すと悪いのが寄ってくるよ」

湊「ひぅっ」パッ
―――――
―――

女の子の霊は階段を指さして消えた


湊「この先は本当に危険領域…行かない方がいいよ」

青磁「うしっ、行くか」

湊「言ったよね!?危険領域だって!」

美麗「だからこそだよ、ふふ」

湊「あぅぅぅぅぅー」


172◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)00:08:10qRq (1/2)

真由がニタニタしながら先頭を歩く

階段を上へ





静寂「ねえ、ボクたち上に登っていたはずだよね」

明「え?」

湊「…空間が歪められてる」


いつの間にか階段は下へ向かっていた

窓の向こうには土の壁が見え、その上から目が張り付けられて睨めつけている


~B1F~


湊「さっきのエレベーターの表記に地下は無かった…」

静寂「やっぱ地下に進むのが正解か…それとも誘われているのか」

青磁「どっちもだろうな」


階段の途中では下に降りていたと思っていたが、自分たちが来た階段は下から続いていた。更に上に行く階段は瓦礫で埋まっていた


①別の階段を探す
②エレベーターに乗ってみる
③この階で何かが起こる
④自由安価

>>173


173◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)00:08:32qRq (2/2)

今日はここまで
安価↓


174【77】平成30年 10/15(月)00:09:258lx (1/5)

4 巨大な骸骨が下から迫ってくる


175【50】平成30年 10/15(月)01:24:261sg (1/1)

おつー


176【32】平成30年 10/15(月)11:59:32Wae (1/1)




177◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)21:24:21eQy (1/7)

ガガガガッ、ガガガガッ


湊「ひゃあっ」


男の後ろに隠れる湊


男「おいおい、どうした?」

湊「下…下から…」

美麗「ほう」


階段を登って下から巨大な骸骨が迫ってきている

よく見るとそれは一つの骨ではなく、様々な人間の骨が組み合わさって巨大な骸骨となっている


①逃げる
②美麗「湊、成仏させてあげて」
③美麗「青磁」
④男「ま、真由」
⑤自由安価(男たちの行動)

>>178


178【62】平成30年 10/15(月)21:27:088lx (2/5)

2


179◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)22:15:38eQy (2/7)

美麗「湊、成仏させてあげて」

湊「ふぇっ!?何で私が!?」

青磁「夢神家の役目の一つだろ。いずれ跡を継ぐんだし」

湊「絶対継がないから!」

男「でもほら、来てるぞ」


湊「ひやぁあああ!!」


ポケットからいくつかの御札を取り出す湊


湊「ああもう何でこうなるのぉ!」


振り向きながらお札を飛ばす

それは骸骨の額、肩、膝に張り付いた


湊「哀れ憐れに蟠る、闇に囚われし迷い仔よ。私がその御霊届けよう」

湊「さあ、おいき」


御札が白い光を発するとともに湊たちに襲い掛かろうとした骸骨は優しい光に包まれて消えて行った


美麗「流石だね」

湊「あんまりやりたくないよ…」

美麗「この活躍はきちんと君の家の家長に伝えておこう」

湊「やめて!ぜったいやめて!家長なんか継がないって姿勢貫いてるから!」

①男「でもすごい様になってたよ」
②男「綺麗だったよ、見惚れてた」
③男「湊はすごいなあ」
④男「夢神家ってのはすごいんだな」
⑤男「自由安価」

>>180


180名無しさん@おーぷん平成30年 10/15(月)22:16:52gww (1/2)

2


181名無しさん@おーぷん平成30年 10/15(月)22:17:40F49 (1/1)

⑤これでスタイル抜群だったらな


182◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)22:38:50eQy (3/7)

男「綺麗だったよ、見惚れてた」

湊「きれ…ぃ///」

青磁「ああ、綺麗だ。やっぱ湊にはそっちの道しかねえな」

湊「ならない。私は霊とは無縁の人生を歩むの!」

美麗「この町にいる限り無理だね」

真由「無理だねー」ニヤニヤ

美麗「まあどのみちこの部からは逃がさないけどね」

湊「うぅぅ…」


①B1Fを探索
②次の階段を見つける
③エレベーターに乗る

>>183


183【22】平成30年 10/15(月)22:39:188lx (3/5)

1


184◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)22:58:32eQy (4/7)

B1Fを探索する事数分

窓はどれも土の壁と目が張り付いていて、本当にここが地下だということを確信させる


静寂「ここは物理的に地下にあるのかな」

湊「多分、上より地下の方が霊的な力は強まる」

真由「流石だねえ」


真由が真琴くんの方に手を置く。その手の平から蟻が這い出る


湊「ひやぁぁ!」

明「真由、驚かすのはやめろ」

真由「酷いなあ」クスクス


青磁「湊の家はこの町でも有数の霊媒の家だからな。湊もそこの次期当主だし」

湊「絶対に後なんて継がないから。こんな怖い仕事嫌だ」

真由「クスクス、才能あるよ。私が保証する」

湊「嬉しくないよぉ…」


「…す、け…て」


明「っ」

美麗「…聞こえたね?」

静寂「…うん」


真由「」クスクス


顔を見合わせて走りだす


185◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)22:58:45eQy (5/7)


―――――
―――

明「…何だあれ」


食堂と思わしき大きな部屋の中、その中央に巨大な死体の山が積み上げられていた

そしてその山の中から


「す、け…てた、すけて…たすけて…けて…」


と抑揚のない声が聞こえてきた


真由「どうする?」

>>185


186◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)22:58:55eQy (6/7)

>>187


187名無しさん@おーぷん平成30年 10/15(月)22:59:49gww (2/2)

声のする方に行ってみる


188【3】平成30年 10/15(月)23:00:338lx (4/5)

真由に掘り起こさせる


189◆lLetEg34Vc平成30年 10/15(月)23:24:56eQy (7/7)

声のした方、その死体の山に近づく


男「っ」


どの死体も指や顔がピクピクと小さく動いている


男「まさか…全部生きてる…?」

湊「死んでるよ…でも、魂は解放されてない…」


「助けて…けてすけて、たすたすけて…」


その声は死体の山の中心からしていた


①男「今助けるぞ!」
②こっそりと近づく
③自由安価

>>190


190【68】平成30年 10/15(月)23:25:418lx (5/5)

3、真由、死体の山を吹っ飛ばす


191◆lLetEg34Vc平成30年 10/16(火)00:01:04F83 (1/2)

今日はここまで


192◆lLetEg34Vc平成30年 10/16(火)19:15:20F83 (2/2)

男「真由、あの山をブッ飛ばすんだ」

真由「やってもいいけどあの『助けて』って声の主も一緒にブッ飛ばすことになるよ?」

①男「構わん、やれ」
②男「じゃあどうするべきだ?」
③男「自由安価」

>>193


193名無しさん@おーぷん平成30年 10/16(火)19:16:07RIf (1/1)

2


194◆lLetEg34Vc平成30年 10/16(火)20:11:35nxR (1/3)

男「じゃあどうするべきだ?」

真由「あの山を物理的にちょっとずつ崩すしかないね」

男「マジか…」

静寂「ボクも手伝うよ。助けないと」

美麗「気をつけなよ」

静寂「うん…」


二人で少しずつ近づいていく


静寂と一緒に死体の山に手を伸ばす

すると


「わ゙っ!」


死体の山が一斉に目をかっと開き、手を伸ばしてきた


①静寂を庇う
②静寂後ろにを突き飛ばす
③男「真由!」
④自由安価

>>195


195【26】平成30年 10/16(火)20:13:18ffE (1/2)




196◆lLetEg34Vc平成30年 10/16(火)21:16:11nxR (2/3)

男「静寂!」


静寂を後ろの弾き飛ばす

と、ともに死体が腕を伸ばし、捕まえられる


男「真由!真由ぅぅ」


真由「あーあ」


グチャァ


死体の山の中に取り込まれた

中は腐った肉が四方で囲んでいた

その中で異界のリズムをたててドクン、ドクンと何かが胎動している


男(…あれは…)


その中心に何かがある気がして

①真由が助け出してくれた
②"何か"を目指す
③自由安価

>>197


197名無しさん@おーぷん平成30年 10/16(火)21:19:519KP (1/1)




198◆lLetEg34Vc平成30年 10/16(火)22:04:39nxR (3/3)

肉の海を掻き分け、"何か"を目指す

外から見た死体の山よりよっぽど大きな肉の海は酷い腐臭がして一秒ごとに気絶しそうになる

腕で肉を掻き分ける

死体の腕が足を掴む

もう片方の足で蹴り落とそうとする

しかし死体の腕は四方から体を掴まえ、好き勝手に引っ張る


痛い


体が引きちぎれそうになる

グズグズの肉が食い込んでくる

もう少し、もう少しで"何か"に届く


コンマ安価30以下
>>199


199【6】平成30年 10/16(火)22:07:23ffE (2/2)




200◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)15:58:16941 (1/6)

離しやがれ!

そう心の中で叫びながら前へ進む

口を開くと吐いてしまいそうになるほどの腐臭が更に強くなる


手の先に何かが当たった

それは扉だった

その扉に触れた途端体を掴んでいた死腕が全て消えた


扉を開くと中には暗闇が広がり、その中心に毒々しい気配を垂れ流す杯があった


201◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)17:02:18941 (2/6)

男「はっ」


気づくと皆のいる部屋に戻ってきていた


真由「あれ壊しちゃうね」

様々な蟲が死体の塊を食い尽くしていた


男「ま、待て」

真由「もう遅いよ。あれ以上あの中にいたら危なかったし」

①男「危なかった?」
②美麗「中で何を見た」
③食堂を出る
④自由安価

>>202


202【39】平成30年 10/21(日)17:04:30dc4 (1/2)

2


203◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)17:11:00941 (3/6)

美麗「中で何を見た」

男「中で見た…扉」

美麗「扉?」

男「その中に杯があった」


一瞬、一瞬だけ部長がニヤリと笑ったような気がした


青磁「どれがどう言う意味もつんだ?部長」

美麗「それがこのお化けビルの元凶と考えていいだろう」

男「え?あれってもう真由が」

真由「うん、ぶっ壊しちゃったよ」

美麗「問題無い。きっとこのビルのどこかに男が中で見たのと同じ扉があるはずだ」

①特徴的な扉だった
②特に特別な特徴の無い普通の扉だった

>>204


204名無しさん@おーぷん平成30年 10/21(日)17:12:424xK (1/1)

2


205◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)17:34:51941 (4/6)

男「特に特別な特徴の無い普通の扉だったぞ」

青磁「そうか、じゃあ全部の部屋を見て回るか」

①美麗「湊なら特定できるんじゃないか?」
②美麗「そうだね、虱潰しと行こうか」
③自由安価

>>206


206名無しさん@おーぷん平成30年 10/21(日)17:35:58pdp (1/2)

1


207◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)19:59:08941 (5/6)

美麗「湊なら特定できるんじゃないか?」

湊「」ビクッ

湊「そ、そんなことないよ?」

青磁「解析と調査は夢神家の役目だろ?」

湊「だから私はあんな怖い仕事する家は―

静寂「早く終わらせれば早く帰れるよ?」

湊「分かったよぉ…」


湊が目を瞑って集中する


①この階にある
②この階には無い

>>208


208【13】平成30年 10/21(日)19:59:44dc4 (2/2)




209◆lLetEg34Vc平成30年 10/21(日)20:32:25941 (6/6)

湊「…見つけた」

青磁「よっしゃ、案内頼むぜ」

湊「私が先頭!?」

美麗「君しか場所分からないんだから仕方ないだろう?」

①男「頑張れ」
②男「俺が一緒に先頭に立ってやるから。な?」と手を握る
③自由安価

>>210


210名無しさん@おーぷん平成30年 10/21(日)20:35:50pdp (2/2)




211【96】平成30年 10/21(日)20:37:01qbZ (1/1)

③先頭に立つもプルプル震えまくって転ぶ


212◆lLetEg34Vc平成30年 10/25(木)22:55:54l3o (1/3)

男「俺が一緒に先頭に立ってやるから。な?」

と手を握る


湊「う、うん…手、離さないでね?」

男「大丈夫だいじょうぶ」

静寂「…」

真由「真由も手繋ぐー」


と反対の手を握る真由


静寂「……」


男「お前神の威厳はどうした」

真由「今の真由はただの女の子だからね」

男「嘘つけ」


213◆lLetEg34Vc平成30年 10/25(木)23:02:48l3o (2/3)

空気が更に淀む。ドロリとした泥のような粘り気のある空気が肌にぬめりつく


湊「っっっ…これ以上、進みたくない…」


廊下も壁も所々むき出しの赤い肉で構成され、床には人の顔のような模様が浮かんでいる


男「何だよ、これ…」

美麗「進むしかないよ。ほら」


部長に背中を押され、歩みを進める


「イタイ」「ヤメテ」「フマナイデ」


湊「」ブルブル


湊が手を繋ぐを通り越して腕にしがみ付いている


①男「俺がついてるから大丈夫だよ」と言って頭を撫でる
②男「なあ、歩きにくいんだが」
③男「早く行けばそれだけ早く終わるぞ」
④男「自由安価」

>>214


214名無しさん@おーぷん平成30年 10/25(木)23:03:45B3E (1/1)




215◆lLetEg34Vc平成30年 10/25(木)23:44:27l3o (3/3)

男「俺がついてるから大丈夫だよ」

と言って頭を撫でる


湊「ううぅ…」ギュゥゥ


もはや言葉にすら出来ないらしい。むしろしがみ付く力が強くなる


湊「帰りたい…」


いや、言葉は出た。ネガティブな言葉が


更に暗い廊下、常に響く呻き声

"目"は窓だけじゃなく、壁や天井に拡がり、全員を監視している


ペタ…ペタ…


後ろから何かが着いてくる音がする

裸足の足音が床を歩く音が


ペタペタ


足音は段々近く、早くなってくる

①後ろを振り向く
②美麗「走れ!」
③自由安価

>>216


216名無しさん@おーぷん平成30年 10/25(木)23:45:15nWz (1/1)

2


217◆lLetEg34Vc平成30年 10/26(金)00:06:12ND0 (1/1)

美麗「走れ!」


コンマ50以下
>>218

今日はここまで


218【53】平成30年 10/26(金)00:07:15hzO (1/1)




219◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)21:07:21hmz (1/1)

―――――
―――

美麗「ふう…ふぅ…皆、いるかい?」

明「…いる」

静寂「同じく」

青磁「何だったんだよあれ」

湊「でもついたよ…」


そこには長い廊下が伸びており、その先には扉が一つ


だがそこに辿り壁も床も天井も赤黒い肉で構成されており、血管が張り巡らされている

一歩一歩歩く度にグチュ、ニュチュ、と濡れた肉を踏む気持ち悪い音が聞こえる


静寂「きゃっ」

地面から生えた腕に足を絡みとられる静寂

①腕を蹴り飛ばす
②手で剥がす
③自由安価

>>220


220【97】平成30年 10/27(土)21:08:07hPo (1/3)

3、そのまま服をはぎとられる


221◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)21:48:45XU1 (1/7)

静寂「いやぁっ、離してぇ!」


手が服を無理やり剥ぎ取ろうとする


男「いいぞー」

青磁「やれー!」

湊「こら男子!」


静寂「助けてよ!」

①腕を蹴り飛ばす
②手で剥がす
③自由安価

>>222


222【95】平成30年 10/27(土)21:50:16DbR (1/1)

1


223◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)22:03:00XU1 (2/7)

腕を蹴り飛ばした


静寂「あ、ありがとう」

青磁「そんなことしてる場合じゃねえだろ。さっさと行くぞ」

美麗「鼻の下延びてるよ」

青磁「気のせいじゃね?」

静寂「死ねっ!///」ゲシッ

青磁「ぐはっ!」

①目的地へ
②その間に何かがある

>>224


224【36】平成30年 10/27(土)22:10:48hPo (2/3)




225◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)22:28:54XU1 (3/7)

美麗「湊、これ」

湊「み、見たくない!」

青磁「別に平気だぞ」

湊「ほ、ほんと?」


そこには人間が何人も埋め込まれているような壁があった


湊「いやぁあああ!!どこが平気なの!」

美麗「それより魂を解放してやってくれ」

湊「分かったよ…」


226◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)22:55:23XU1 (4/7)

そして


湊「この扉だよ…」


①何があってもすぐ避けられるように構える
②すぐに入り込む
③自由安価

>>227


227【32】平成30年 10/27(土)22:56:46him (1/1)




228◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)23:24:07XU1 (5/7)

美麗「あれは…!」


部屋の真ん中に杯が設置され、その周りをドロドロに融けてほとんど人間の形を保っていない人間が囲んでいた


青磁「呪われた聖杯。あれがこのお化けビルの心臓で間違いないな」


湊「じゃあ今すぐ封印す…うわっ!」


湊がお札を取り出した瞬間、スライム状に融けた人間達が襲いかかってきた


①男「真由!」
②男「これをあれにつければいいのか?」と言いつつお札を取る
③湊を守る
④自由安価

>>229


229【69】平成30年 10/27(土)23:25:15hPo (3/3)

4スライムに女性陣の服が溶かされかける


230◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)23:33:51XU1 (6/7)

※スライムではなくスライム状に溶けた人間です

再安価。自由安価は主人公の行動のみで
>>231


231名無しさん@おーぷん平成30年 10/27(土)23:41:22tLB (1/1)

3


232◆lLetEg34Vc平成30年 10/27(土)23:57:05XU1 (7/7)

湊を守るように前に出る

融けた人間達が自分の腕を掴む


男「うぐぁぁぁぁ」


自分の腕が溶けるようなものすごい痛みが走る


男「今…だ」

湊「う、うん…」


明の脇を三枚のお札を飛んで行き、聖杯にピタリと吸い付く


湊「封印されよ!」


ゴゴゴゴゴ


建物全体が揺れた


233◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)00:12:27iod (1/17)

美麗「ふふ、これでこの聖杯は無害となったわけだ」

湊「お、終わったぁ」


気づけばビルは明るくなり、壁も床も普通の素材で構成された普通の廃墟になっていた。もう死体も動かない


静寂「この死体…ここの社員なのかな」

青磁「さあな、たくさんの人間が飲み込まれたっぽいしそうとも限らないだろ」


真由「ところで、その聖杯どうするのかな?良ければ真由が破壊しておこうか?」

美麗「それには及ばない」

真由「ふーん、"何に使う"の?」

美麗「………君が信仰されていたように私にも仕える物があるんだよ神様」

真由「部室の聖杯かな?」

美麗「今日は解散だ。それぞれ好き勝手に帰っていいよ」

①男「部長、真由の質問に答えてください」
②自由安価(男の行動のみ)
③帰る

>>234


234【34】平成30年 10/28(日)00:13:45RFO (1/10)

2、静寂を家まで送る


235◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)00:19:48iod (2/17)

明「清寂帰り途中まで送るよ」

静寂「あ、うん」
―――――
―――

静寂「今日はありがとうね」

明「ん?」

静寂「ほ、ほら…助けてくれて、ありがとうって…」

明「>>236」


236【86】平成30年 10/28(日)00:30:15RFO (2/10)

あのままじゃ危ないって思ったからな


237◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)00:43:53iod (3/17)

男「あのままじゃ危ないって思ったからな」

静寂「青磁は全くああいう行動しないからなあ」

男「あいつ…」

静寂「何だかんだで最後は部長が助けてくれるけどね」

①男「部長そんなすごいのか?」
②男「じゃあ何にもしなくても結局変わらなかったのか」
③男「自由安価」
④静寂の家に着く

>>238


238名無しさん@おーぷん平成30年 10/28(日)00:53:25LTh (1/1)




239◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)01:12:20iod (4/17)

男「部長そんなすごいのか?」

静寂「うん、荒神家の次期当主だから」

男「荒神家?」

静寂「この町で特に大きな力を持っている二家、それが部長の荒神家と生徒会長の結神家なの」

静寂「この町で大きな力を持っているのは大きな霊力を持っているのもイコールでさ、部長も多分やろうとすればあれ全部一人で鎮められたと思う」

男「へえ」

真由「古神家も昔は大きな家だったんだけどねーいつの間にか没落したんだよ」

男「お前はそれでいいのか」

真由「ウチの子たちはそんなのどうでもいいって思ってたからね。お兄ちゃんも権力とか金とか興味無いでしょ?」

①男「権力つったってこんな小さな町じゃなあ」
②男「金は欲しい」
③男「まあそうだけどってことは俺にもすげえ力が!?」
④男「自由安価」

>>240


240◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)01:31:51iod (5/17)

今日はここまで
おやすみ安価↓


241【11】平成30年 10/28(日)06:34:19RFO (3/10)

4、ま、お前の世話で手一杯だからな


242◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)10:47:05iod (6/17)

男「ま、お前の世話で手一杯だからな」

真由「世話って何よー、真由そんなに手かからないでしょー」

男「それはどうかなあ」

真由「ひどーい」

①静寂の家に着く
②男「自由安価」

>>243


243名無しさん@おーぷん平成30年 10/28(日)10:48:43Ffr (1/1)




244◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)11:57:36iod (7/17)

静寂「じゃあボクの家ここだから」

男「ああ、またな」

静寂「うん、気を付けてね」

男「気を付けてねって俺の家までそんな遠くないぞ」

静寂「でもこの町だし」

男「そうだった…」

真由「真由がいるから大丈夫だよ」

静寂「それもそうだね、じゃまた明日」

男「おう」

①自宅に着く
②途中に何かがある

>>245


245【91】平成30年 10/28(日)11:58:15RFO (4/10)

2


246◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)12:46:09iod (8/17)

歩いている途中、何かに裾を引っ張られて様な気がして振り返った□そこには小さな祠があった


男「…?」


屈んで祠の中を見ると小さな道祖神像、つまりはお地蔵さんが鎮座していた

その顔はノミか何かで無残に削りとられ、牙のように見える口の一部だけが残されていた

その祠には「~~様」と道祖神の名前であろう何かが彫り込まれているが、「様」の上の部分は顔と同じく削り取られている


名も無き無貌の神

もしくはかつて信仰されていたであろう忘れ去られた神か


それとも誰かが意図的にこの神を貶めようとしたのか


①祠をよーく見る
②早々に立ち去る
③男「真由、これは何だと思う?」
④自由安価

>>247


247名無しさん@おーぷん平成30年 10/28(日)12:51:44Qj5 (1/1)




248【8】平成30年 10/28(日)12:53:26Xb5 (1/3)

3


249◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)13:09:51iod (9/17)

祠をよーく見ると沢山の石が入れられていた

その石にはどれも名前が書かれており、中には汚い文字で書きなぐられていたもの、かなり古い名前から現代風の名前までさまざまだった

ペンで書かれたものから直接彫られてあるものまである

それに暗い何かを感じずにはいられなかった

まるで釘を打ち付けられた木のような、そんな不気味さ

①男「真由、これは何だと思う?」
②石の一つを持ち上げてみる
③立ち去る
④自由安価

>>250


250【0】平成30年 10/28(日)13:10:22RFO (5/10)




251◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)13:43:21iod (10/17)

男「行こう」

真由「そうだね」


そう言って立ち去ろうと後ろを向いたとき


男「っっっ」


前進の毛穴が開き、毛が逆立つようなおぞましい気配がした

あのお化けビルですら味わわなかった強い気配


だがそれは振り返る頃には消え失せていた


252◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)14:21:22iod (11/17)

家に着く

①寝る
②男「真由、さっきのは何なんだ?」

>>253


253【10】平成30年 10/28(日)14:26:13Xb5 (2/3)

2


254◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)15:12:09iod (12/17)

男「真由、さっきのは何なんだ?」

真由「死にかけの神様ってとこかな」

男「死にかけ?神が?」

真由「神は信仰が形造る。あの地蔵の神はもうほとんど信仰が途絶えた神だよ、可哀想に」

男「お前はどうなんだ?」

真由「ん?」

男「もう唯一の血族である祖父さんは死んだし俺もここに来るまでは手紙では聞いてなかった。それに…言っちゃ悪いが手紙で聞いた分には信じてなかったしな」

真由「真由は古神家の憑神なだけで信仰してるのがこの家の人間だけってわけじゃないからね。一応神社もあるよ」

男「嘘っ!?」


初耳である


真由「まあ真由はそこに住んでないから形だけの神社だけどね。でも一応そこに拝みに来てる人がいる以上信仰されてるってことだよ」

男「てことはここが御本堂ってことになるのか?というかあそこの神棚が?」

真由「事実上はそうだね」アハハ


①男「自由安価」
②寝る

>>255


255【3】平成30年 10/28(日)15:12:50RFO (6/10)

風呂入るか、真由は?


256【2】平成30年 10/28(日)15:13:21RFO (7/10)

↑あ、1です


257◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)15:43:04iod (13/17)

男「風呂入るか、真由は?」

真由「入るー」


暖かい風呂で二人とも体を密着させて入る


男「落ち着くな」

真由「そうだねえ」

①風呂をあがった後
②自由安価

>>258


258【70】平成30年 10/28(日)15:45:25Qub (1/3)

②真由に胸を押し付けられる


259◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)16:09:14iod (14/17)

真由「んふふ~」ムニュゥ

男「お、おい真由?」

真由「なにぃ?まさか兄妹のスキンシップで興奮したりしないよねぇ?」ニヤニヤ

男「>>260」


260【71】平成30年 10/28(日)16:09:50RFO (8/10)

黙れ揉むぞ


261◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)16:35:18iod (15/17)

男「黙れ揉むぞ」

真由「えー、妹の胸揉んじゃうのー?えっちだなあ」ニヤニヤ

①「言ったからな?」と言って揉みしだく
②風呂あがった後
③自由安価

>>262


262【80】平成30年 10/28(日)16:44:01Qub (2/3)




263◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)16:58:03iod (16/17)

男「言ったからな?」

と言って揉みしだく


真由「ん…ぁ‥んぅっ、お兄ちゃんたらえっちぃ///」モミモミ、ムニュウ


①風呂あがった後
②自由安価

>>264


264【43】平成30年 10/28(日)17:06:41RFO (9/10)

2、だんだん大きくなっていく真由の胸


265◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)17:23:54iod (17/17)

男「あれ?真由の胸がどんどん大きくなって…」

真由「っ///」

真由「あはは、しまったしまった」


あ、ちっちゃくなった


男「まさかお前、体型自由自在か…」

真由「あははー…」

①風呂あがった後
②男「自由安価」

>>266


266【35】平成30年 10/28(日)17:38:44Qub (3/3)

②下着はどうしてるんだ


267◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)23:15:14zfv (1/5)

男「下着はどうしてるんだ」

真由「作り出しているけど?」


真由の指から糸が出て簡単なハンドタオルを紡ぎだす


男「…売れるな」

真由「ダメです」

男「ちっ…じゃああの下着お前の趣味…」

真由「神のセンスに口を出さない」

①男「自由安価」
②風呂をあがる

>>268


268名無しさん@おーぷん平成30年 10/28(日)23:16:22R0g (1/1)

2


269◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)23:25:14zfv (2/5)

風呂上がり

男「その派手な下着がお前のセンスねえ」

真由「好きなんだからいいじゃーん」

①寝る
②男「自由安価」

>>270


270【58】平成30年 10/28(日)23:26:30RFO (10/10)

2、何か食うか


271◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)23:39:43zfv (3/5)

男「何か食うか」

真由「寿司ー」

男「なにぃっ!?」

①出前取ろう
②スーパーで10巻千円の奴買ってくるか
③男「もっと安いので」

>>272


272【66】平成30年 10/28(日)23:52:24Xb5 (3/3)

2


273◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)23:59:08zfv (4/5)

男「スーパーで10巻千円の奴買ってくるか」

真由「わーい」

男「じゃあ行くか」

真由「行ってらっしゃい」

①男「ああ」
②男「お前も来い」

>>274


274◆lLetEg34Vc平成30年 10/28(日)23:59:56zfv (5/5)

今日はここまで安価↓


275【73】平成30年 10/29(月)00:00:312U2 (1/1)

2


276◆lLetEg34Vc平成30年 11/01(木)22:25:47pcT (1/3)

男「お前も来い」

真由「えー」

男「お前が食いたいって言ったんじゃねえか。ほら、行くぞ」

真由「ちぇー」

①スーパー
②途中で何かある

>>277


277【6】平成30年 11/01(木)22:27:00Rsa (1/1)




278◆lLetEg34Vc平成30年 11/01(木)23:03:38pcT (2/3)

スーパー

やけにノイズの混じる不気味な音楽が流れる店内、人はまばらで少し不安になる


真由「お兄ちゃんこれー」

男「ん?」

■■■■の生肉 890円


赤黒い液体が滴り、ビクビクと蠢く肉が詰まっているパックを指さす真由


男「誰が買うかそんなもん!無視だ無視」

「俺の肉…買わない…?俺の肉…?」


お腹が大きく抉れている人間がそんなこと言っていたが全力で無視する


男「ほら、寿司」

真由「わーい」


279◆lLetEg34Vc平成30年 11/01(木)23:25:13pcT (3/3)

スーパーの帰り道、とある建物が目を惹いた

古い家々が立ち並ぶ一角、そこに尚一層古い様相の建物が建っていた


その建物は「奇怪夢幻堂」の看板を掲げ、「怪異物売買します」の張り紙が


①入ってみる
②入らない

>>280


280名無しさん@おーぷん平成30年 11/01(木)23:26:15aYj (1/1)

1


281◆lLetEg34Vc平成30年 11/02(金)00:05:51vgi (1/1)

今日はここまで


282◆lLetEg34Vc平成30年 11/02(金)22:15:53WLA (1/2)

入ってみる

薄暗い店内は足を踏み出すだけで埃が舞い、空中に不気味な文様を描き、薄暗い電球がそれを照らす

様々な物品が並べられた棚が天井まで延び、中には蠢いているものまである


男「あれ?」


真由がいない


男「真由?真由!」


いつもなら着いてくるはずなのに


「この店は人を選びますから」

まるで亡霊が囁く様なか細く、しかし透き通るような美しい声が背後からした

振り向くとそこには和服を着、黒髪が腰まで伸びている日本人形のような女性が立っていた


男「…えと、店員さん?」

「この店で店主をしております久遠・遥(くおん・はるか)と申します」


283◆lLetEg34Vc平成30年 11/02(金)22:16:00WLA (2/2)

遥「この店は建物自体が私の所有する怪異物の一つでして、意思を持ちて客を引き込み、意思を持ちて客を拒みます」

遥「特に人以外の者、妖怪や」


遥「神、等」


何かを見透かすような目つきでクスクスと笑いながらカウンターの奥に入り、椅子に座る

近くの壁には[バイト募集]と筆で書かれた和紙が貼られていた


遥「店内をご自由に御覧ください、手に取ってもらっても構いません」


①男「"怪異物"って何ですか?」
②男「俺を…いや、真由が何か知っているんですか?」
③棚にあるものを一つ手に取ってみる
④男「自由安価」

>>284


284【7】平成30年 11/02(金)22:18:28Vi6 (1/1)

4、あんたも怪異なのか


285名無しさん@おーぷん平成30年 11/02(金)22:18:46WKv (1/1)

バイトってまだ募集してます?


286名無しさん@おーぷん平成30年 11/03(土)08:04:29UWd (1/1)

てす


287◆lLetEg34Vc平成30年 11/03(土)08:07:09NV6 (1/5)

男「あんたも怪異なのか」

遥「ふふ、聡い子ですね」


遥「お察しの通り、今の私は夢幻堂という怪異物に生かされている人間なのか、夢幻堂の店主という怪異なのか、曖昧な存在です」

遥「それでも、私は確かに人間ですよ。遥か昔、久遠の過去だとしても、ね」


窓も無いのに風が店内を渦巻き、貼られた和紙が音を立てて揺らぐ

①男「"怪異物"って何ですか?」
②男「俺を…いや、真由が何か知っているんですか?」
③棚にあるものを一つ手に取ってみる
④男「自由安価」

>>288

昨日書き込めなくなったのは何だったのか


288【60】平成30年 11/03(土)08:17:00jDn (1/1)




289◆lLetEg34Vc平成30年 11/03(土)08:57:49NV6 (2/5)

棚にあるものを一つ手に取ってみる

それは

①水晶
②ペン
③黒い箱
④自由安価

>>290


290名無しさん@おーぷん平成30年 11/03(土)09:10:35Nnw (1/1)

3


291◆lLetEg34Vc平成30年 11/03(土)09:19:50NV6 (3/5)

手の平に収まるほど小さな箱を手に取ってみる


遥「怪異物は持ち主と惹かれあいます。あなたがそれに惹かれたならそれを買ってみることをお勧めします」

①買う
②箱を開けてみる
③男「これ、何ですか?」

>>292


292【63】平成30年 11/03(土)09:34:42YWM (1/1)




293◆lLetEg34Vc平成30年 11/03(土)10:48:11NV6 (4/5)

男「なら買ってみるよ」

遥「はい。かしこまりました」


お金を払って黒い箱を買う


遥「その箱は困った時に開けることをお勧めします。決して好奇心に惑わされぬよう」

①帰る
②他にも見る
③男「自由安価」

>>294


294【4】平成30年 11/03(土)10:49:231VY (1/1)




295◆lLetEg34Vc平成30年 11/03(土)11:28:17NV6 (5/5)

すまん、用事があるから出かける
夕方か最悪夜には再開する


296◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)03:31:33NpN (1/1)

他にも見る

①本
②枕
③湯呑
④自由安価

>>297

昨日はすまん、一時間だけ寝ようと思ったらこんな時間まで寝てた
変な時間に寝たせいで二度寝できないからこんな時間に


297【26】平成30年 11/04(日)07:01:5490W (1/6)

4、メリーさんの人形


298◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)08:04:10dbw (1/13)

男「これは?」


棚で埃をかぶっている西洋の人形が目を引く

金髪に青い目の西洋人形

しかしその服には血がついている


遥「呪いの人形ですね。それの所有者はことごとく謎の死を遂げています」

男「そんなものもあるんですね…」

遥「ええ。中には呪いコレクターなどもいますから」

男「よく死にませんね…そういう人」

遥「そういう方は対処を心得ていますから」

①他にも見る
②帰る
③男「自由安価」

>>299


299名無しさん@おーぷん平成30年 11/04(日)08:45:2876P (1/1)




300◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)09:15:22dbw (2/13)

他にも見る

①お守り
②時計
③ナイフ
④自由安価

>>301


301【83】平成30年 11/04(日)09:33:2590W (2/6)

3


302◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)10:41:52dbw (3/13)

男「これは」

それはとても古い石のナイフだった

見たことない言語で細かい文字と文様が全体に掘られ、見た目以上にずっしりとしている


遥「それは古い遺跡から出土した特殊なナイフです」

男「古い遺跡って…そんなもの平気で売っちゃっていいんですか?」

遥「確かに本来ならば貴重な考古学的物品として然るべき場所で保管されるべきものでしょう」

遥「しかし、ある方によって怪異物として流出しました。私も、これは怪異物として人に使われるべきだと思っています」

①男「これはどういう効果を持っているんですか?」
②買う
③買わない

>>303


303【13】平成30年 11/04(日)12:09:25s8B (1/1)




304◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)12:24:55dbw (4/13)

男「これはどういう効果を持っているんですか?」

遥「そのナイフの刃を向けて悪意を込めると相手を滅ぼすことができます」

遥「しかし人を呪わば穴二つ、貴方も悪夢を見ることになります。たかが悪夢、人一人殺して悪夢を見るだけならば安いと思いませんか?」

遥「ただしそのナイフがどれほどの悪意を悪意と感じて発動するかは少々気まぐれで時に敏感、決して無闇に他人に向けぬよう、ご忠告差し上げます」

①買う
②買わない
③男「自由安価」

>>305


305【74】平成30年 11/04(日)12:49:22iR0 (1/4)

2


306名無しさん@おーぷん平成30年 11/04(日)12:50:571GZ (1/1)

①+バイトってまだ募集してますか?


307◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)12:51:58dbw (5/13)

男「やめておきます」

遥「そうですか」

①そろそろ帰る
②男「自由安価」

>>308


308【28】平成30年 11/04(日)12:58:5690W (3/6)

1


309◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)14:03:39dbw (6/13)

男「そろそろ帰ります」

遥「そう、またいつでもいらっしゃいね」
―――――
―――

店から出ると真由がいた

真由「お兄ちゃんどこ行ってたの?」

①男「不思議な店に」
②男「お前には見えないのか?」
③男「自由安価」

>>310

ちょっと出かけてくる
1、2時間で戻る


310【67】平成30年 11/04(日)14:13:102o9 (1/1)

1


311◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)17:02:45dbw (7/13)

男「不思議な店に」

真由「店?」

男「ああ、怪異物っての売ってた」

真由「そんな店どこにあったの?」

男「人間以外、特に神は入れないんだってさ」

真由「ふーん、生意気だなあ…ムカつく」

①男「見えないんだからしょうがないだろ」
②男「まあどんまい」と頭を撫でる
③男「ところでこんなの買ったんだが」
④男「自由安価」

>>312


312【76】平成30年 11/04(日)17:03:5190W (4/6)

4そんなに怒るなよ、今日も一緒に寝てやるから


313◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)17:26:55dbw (8/13)

男「そんなに怒るなよ、今日も一緒に寝てやるから」

真由「本当!?」

男「ああ」

真由「じゃあ早く帰ろー」

①家に着く
②帰る途中で何かある
③男「ところでこんなの買ったんだが」
④男「自由安価」

>>314


314名無しさん@おーぷん平成30年 11/04(日)17:30:14jvR (1/1)

3


315【28】平成30年 11/04(日)17:30:22iR0 (2/4)

3


316◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)18:04:01dbw (9/13)

男「ところでこんなの買ったんだが」


あの店で買った黒い箱を真由に見せる


真由「っ…な、何これ」

男「何か分かるか?」

真由「とてつもなく大きい存在がこの小さな箱にギチギチに詰まってる」

真由「この箱に書かれてるのは何かの術式だろうけど…真由にも分からないよ」

男「真由でも分からないのか」

真由「うん、無闇に開けない方がいいよ…」

男「あの店主も困った時にだけ使えって言っていたしな」

真由「真由はそれを持ってるだけでも心配なんだけど…出来れば捨ててほしい」

①男「いや、あの店主は信用できると思うんだ。捨てるのはやめておくよ」
②捨てる
③男「自由安価」

>>317
夕食作ったり風呂入ったりしてくる
再開時間は不明


317【16】平成30年 11/04(日)18:07:54iR0 (3/4)

1


318◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)20:32:46dbw (10/13)

男「いや、あの店主は信用できると思うんだ。捨てるのはやめておくよ」

真由「そう?真由は信用できないなー」

男「だから拗ねんなって」ナデナデ

真由「ふん、真由を拒むなんて生意気…絶対いつかその顔見てやるから」

男「はいはい」

①家に着く
②途中に何かある
③自由安価

>>319


319【12】平成30年 11/04(日)20:34:0290W (5/6)




320名無しさん@おーぷん平成30年 11/04(日)20:34:28cCP (1/1)

1


321◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)21:47:54dbw (11/13)

「すいません、私の話を聞いてくれませんか?」

男「ん?」


振り向くとサラリーマン風の男性が立っていた


「私ね、ついこの間リストラされちゃったんですよ」

男「はあ」

「どんなに必死で働いてきたと思います?生活のため家族のため、必死こいて…」

「でも本心では会社を親のように信用していたんですよ。私を捨てるわけないだろうって」

「それだけに、捨てられたとき絶望してね。絶望して絶望して…勢いで解雇を告げた部長を殺しちゃったんですよ」

「結局罪の重さに耐えきれず私も死のうとしたんですけどね」


「死ねないんですよ、これが」


そう言ってナイフで自分の腹を突き刺す


血飛沫が舞い散る

もう一度突き刺す。ピンクの肉片がナイフに刺さったまま

ナイフを差し、腕で傷口を抉る


「ははは、何をやっても死ねないんですよ」


322◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)21:48:40dbw (12/13)

自分の腹から内臓を取り出し、踏みつけ、血反吐を吐き、それでも倒れることなく


「何度、何度殺しても、何度殺しても!何度殺しても!」


顔面をナイフで切り刻み、目玉を抉り


「僕は僕を殺せないっっ」


グチュグチュと生々しい音を立て、ビチャビチャと粘性のある血と肉が地面に落ち


地面に落ちた目玉が男を見つめる

内臓のほとんどが体から出ている

頬も舌も無い口が告げる


「あなたなら僕を殺せるかもしれない。そのナイフで僕を殺してくださいよ」


落ちているナイフを落ちている手が指差す

①ナイフを拾う
②この場から逃げる
③行動自由安価

>>323


323名無しさん@おーぷん平成30年 11/04(日)21:51:33hgs (1/1)

1


324◆lLetEg34Vc平成30年 11/04(日)22:50:53dbw (13/13)

ナイフを拾おうとする


真由「ダメだよ、それに触っちゃ」

男「え?」

真由「あれは呪いを振りまく悪霊。そのナイフは呪いの媒体だよ」


①拾う
②拾わない

>>325


325【40】平成30年 11/04(日)22:57:5090W (6/6)




326【33】平成30年 11/04(日)22:57:52iR0 (4/4)

2


327◆lLetEg34Vc平成30年 11/05(月)00:05:21cNZ (1/1)

今日はここまで


328【7】平成30年 11/05(月)00:19:48BH2 (1/1)

おつ


329◆lLetEg34Vc平成30年 11/06(火)22:20:14t09 (1/2)

拾わずその場を後にする

その後「死ね…死ね…死ね…」とどこまでも聞こえてきた


家に着く

①寝る
②その前に何かする。自由安価

>>330


330名無しさん@おーぷん平成30年 11/06(火)22:22:08hkK (1/1)

2、真由に肩もみさせる


331◆lLetEg34Vc平成30年 11/06(火)23:15:35t09 (2/2)

男「真由、肩揉んで」

真由「蟲に食わせるよ?」

男「何でだよ」

真由「いくらなんでも真由は神だよ?流石に舐めすぎ、逆に足の裏マッサージして」

①真由の足をマッサージする
②男「いいや、お前が肩揉め」
③寝る
④自由安価

>>332


332【16】平成30年 11/06(火)23:23:45Y59 (1/1)




333◆lLetEg34Vc平成30年 11/07(水)00:00:39sRw (1/1)

今日はここまで


334名無しさん@おーぷん平成30年 11/08(木)15:34:149yx (1/1)

ホラーとか言っておきながら萌えキャラみたいな女いていいのか?


335◆lLetEg34Vc平成30年 11/09(金)21:45:37Kpp (1/1)

男「さて寝るか」

真由「ちょっと、逃げる気?」

男「ふぁー、ねむねむ…」


真由「…神様を怒らせるとどういう目に遭うか教えてあげるよ」


336◆lLetEg34Vc平成30年 11/26(月)22:01:37S3O (1/1)

町中を歩く

何の変哲もない町中を

何の変哲もない町中

町行く人々は服の隙間からポロポロと虫を零し、その全てが自分を追いかけてくる

気づくとたくさんの蟲の群れが四方八方から集まってくる


逃げる

逃げる端から集まる

集まる

増える

おぞましい数の蟲達はもはや足元を埋め尽くし、地面からズボンの中を通って這い上がってくる

全身を駆け巡る蟲の感覚、いくら払えども払えどもキリなく這い上がってくる


下半身を埋め尽くし、尚も集まる蟲達、そんな自分をあざ笑うように人間たちが寄ってくる


誰も彼もが仮面のように貼りつけた無機質な笑顔で


自分に近づくとその笑顔が崩れ、顔を構成していた細かい蟲達がボロボロと崩れ落ちて顔に、鼻に、口に入り込んできた

息ができない。鼻の中で、喉の奥で、蟲達が体内を蠢き回る

腕の、足の、全身の皮膚の下を蟲が這いずりまわり、肌を食い破って体表に這い出る


唯一垣間見えた隙間から見たのは


幼女のこれ以上ない無垢で無邪気で、それ以上に邪悪な笑み


ま…ゆ…


337◆lLetEg34Vc平成30年 11/26(月)23:50:48evW (1/1)

男「うぅ…」


まだ虫が皮膚の下にいる気がする…


真由「おはようお兄ちゃん、何か顔色悪いねえ?悪い夢でも見た?」ケラケラ

①男「あの夢はお前のせいか!」
②男「大丈夫だ」
③男「ここ最近いつもだけどな」
④男「自由安価」

>>338


338【66】平成30年 11/26(月)23:51:34Ydc (1/1)

4なんでお前裸なの?


339◆lLetEg34Vc平成30年 12/03(月)22:58:29ZFm (1/1)

男「なんでお前裸なの?」

真由「もちろんお兄ちゃんに制裁を加えるためだよぉ」


男をゆっくりと押し倒して馬乗りになる真由


男「ちょっちょっ、おま、おま…」


真由「まさか興奮したりしないよねえ?」


①勃起してしまう
②何とか興奮を抑える

>>340


340【60】平成30年 12/03(月)22:58:55EL4 (1/1)

1


341名無しさん@おーぷん平成31年 03/17(日)03:19:261if.g1.io (1/1)

まってる


342名無しさん@おーぷん平成31年 04/07(日)16:11:32F69.kg.8u (1/1)

まってるぞー


343◆lLetEg34Vc令和元年 05/01(水)15:28:09LEP.lo.xc (1/2)

真由「あれれぇ?これはなにかなぁ?」

男「い、いや、それはだなあ、ち、違う!俺は無実だ!NOロリコン!」

真由「いけないんだぁ、妹にこぉんな欲情しちゃってぇ。しかも真由は何百年も生きてる神様でお兄ちゃんのご先祖様なんだよぉ?」クスクス


真由が息を吹きかけるように口を開けるとそこから蜘蛛を思わせる糸が吐き出されて…


男「ムグーッ!」


全身をぐるぐる巻きにされた


真由「そんな警察のお世話になっちゃいそうな次期ご当主様にはお仕置きだよー」

男「ムグーッ!ムグーッ!」

真由「あははっ、朝食出来るまでそのままねー」


糸が全身を包んで裸から着衣姿になる真由


344◆lLetEg34Vc令和元年 05/01(水)21:47:14LEP.lo.xc (2/2)

―――――
―――

男「いやあ酷い目に遭ったぜ」

真由「昨日のお兄ちゃんが悪いんだからね」

静寂「うん、それは男が悪いね」

男「くそ、覚えてろよ…」

真由「ふふん、神様には逆らわない方がいいってまだ分からないのかな?」

①学校に着くまでに何かある
②何も無く学校に着く

>>345


345名無しさん@おーぷん令和元年 05/02(木)10:33:45jW8.sk.hv (1/1)

1