1#5jw2waP3W52018/09/12(水)18:21:50.2729z8 (1/41)

艦娘がショタ提督を攻略していくスレです。
登場艦娘は全員ショタコンになるのでキャラ崩壊が激しいです。
※SS速報VIPが復旧するまでの間、こちらで進行しようと思います。


2◆8XyqeMzH7M2018/09/12(水)18:25:22.8599z8 (2/41)

ってコテハンが……申し訳ございません!急いで新しいコテハンを作ります!


3◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:31:19.8959z8 (3/41)

次からはこちらのコテハンで進行させていただきます。
早速やらかしてすみません……


4◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:37:33.1479z8 (4/41)

システムについて
※読むのが面倒な人は『艦娘の行動を安価で指定して、ショタ提督に好かれるようにする』と考えていただければ大丈夫です。


上旬コミュ→中旬コミュ→下旬コミュの計3回です。毎回艦娘が取る行動を安価で決め、ショタ提督に懐かれるようにするのが目標です。

期間が入れ替わる(上旬→中旬→下旬→上旬…)ごとにコンマで登場艦娘を決めます。最大値の艦娘が行動権を得ます。

ショタ提督には好感度と信頼度が設けられています。好感度は0から、信頼度は50からスタートします。

信頼度は変化が無い限りリザルトには表示されません。


5◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:37:51.7129z8 (5/41)

信頼度は基本的に変化はありませんが、ショタ提督が嫌がったり怖がるような展開になってしまうと減少します。

信頼度が0になってしまうと、その艦娘は解体されて鎮守府から追放or憲兵に更迭されてBADENDになってしまいます。

信頼度は増加させることが出来ません。

なおBADになった場合はコンティニューして続行しますが、BAD対象となった艦娘は1ヶ月分(計3回)コミュが取れなくなります。

好感度も下がりますのでご注意下さい。ただし信頼度は50に戻ります。

好感度がMAX50まで貯まった状態で再度コミュを取ると無事HAPPYENDです。


6◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:38:20.3069z8 (6/41)

※好感度MAXヒロインがいる状態で好感度40超えヒロインが登場した場合について

好感度40以上のヒロインの告白イベント時に、乱入コンマ判定が追加されます。

これを踏んでしまうと強制的にコミュが終了してしまいます。

なお別のヒロインも好感度MAXになった場合、MAXヒロインのうち1人でも最大値が出れば即ENDです。

ハーレムを目指す場合は、MAXヒロインが増えるほど難易度がUPしていきます。


7◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:38:38.7089z8 (7/41)

※R-18安価・信頼度に関わる安価について

R-18安価は全て安価下にします。ただし小ネタ安価時は例外とします。

R-18安価については“提督の行動時”にも上記のルールが適用されます。

信頼度に関わる安価が最大値だった場合、実行するか否かを反転コンマ判定(厳しめ)します。

成功で実行(さらに反転コンマ判定)、失敗で踏み止まり自動的に2番目に高いコンマの行動安価を採用します。失敗確率の方が高めです。

1度信頼度に関わる安価を取った場合、実行コンマ時点で失敗した時も含めて1ヶ月間(コミュ3回分)全て安価下にします。


8◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:40:57.7389z8 (8/41)

※その他注意事項

コンマ判定(反転含む)時、00は10もしくは100とします。

上旬中旬下旬最初の艦娘コンマ、提督と艦娘の行動安価、コンマ判定時(上昇度低~特大を決める部分)は反転コンマとします。

好感度上昇コンマ(一の位に上昇度をかける部分)は従来通りです。

ショタ提督or艦娘の行動安価や、ヒロインを決める際の艦娘安価での連取りはNGです。好感度上昇コンマ判定等、数字のみが関わる場合はOKです。

★★おーぷん2ちゃんねるで進行する際、反転コンマについては3桁表示の内、上2桁を採用します。
例:『20:00:00.123』なら『12』を判定対象範囲とします。


9◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:41:31.1889z8 (9/41)

※小ネタ安価について

本編終了時に小ネタ安価を取ることがあります。

その時に周回指定が無ければ、こちらで小ネタにあった周回を決めさせていただきます。

同一艦娘の似たような内容の小ネタor前回と同一周での連続エロ小ネタは、最低でも小ネタ5回分以上間隔を空けていただければ幸いです。
(例:前回『○○とお花見』→今回『○○とピクニック』、前回『□□とエッチ』→今回『□□と▽▽エッチ』等はNGとさせていただきます)

また、似た内容の小ネタが範囲内に複数含まれていた場合、その中で1番先に書かれている小ネタの反転コンマのみ判定対象とさせていただきます。

エロ小ネタにつきましては、本編で1度でも艦娘安価で選ばれたことがある艦娘でお願いします。ENDを迎えたか否かは問いません。

尚、エロ小ネタは別板の小ネタ専用スレにて投下いたします。他の小ネタにつきましては、従来通りこの板のスレで投下いたします。

あまりにも支離滅裂な内容は安価下とさせていただきます。また、小ネタの内容は『本編の設定を踏まえた世界観』が主軸となるようにしていただけると幸いです。パラレルワールドに分岐させるかどうかはこちらで判断させていただきます。


10◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:42:07.7629z8 (10/41)

※ショタ提督の設定について

ガチショタ→合法ショタ→安価ショタ→ガチショタ……のサイクルを繰り返していきます。

安価ショタに関しては、その名の通り安価で提督の設定を決めます。


11◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:43:49.5749z8 (11/41)

http://ss.vip2ch.com/jmp/1422605769

読者の方々がWikiを作成して下さいました。
こちらもご参照下さい。

※前スレ・歴代提督の設定やヒロインにつきましてもWikiをご参照下さい。
2018年9月12日現在、SS速報VIPが開けない状態なので、前スレへのリンクでは飛べないかと思われます。


12【55】2018/09/12(水)18:44:50.338EII (1/1)

おお、こっち来たのね


13◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)18:52:18.1869z8 (12/41)

エピローグを投下しようと思いますが、少し急用が入ってしまいました。
終わり次第投下致しますので、もうしばらくお待ち下さい。


14◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:17:44.0069z8 (13/41)

お待たせしてすみませんでした!エピローグ、投下します。


15◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:18:26.3679z8 (14/41)

愛宕「………」スタスタ…

加賀「………」スタスタ…

ショタ提督「……本当に大丈夫ですか?」

愛宕「……えぇ。心づもりは出来ているわ」

妖精「でも……」

加賀「……あんな酷い男でも、この子の……提督の父親ですから」

愛宕「癪に障るけれど……一言は、声をかけておかないとね」

妖精(……既に提督のお母さんには、事情を話したし……後は確かに、あいつだけか……)

加賀「……というのは建前で」チラッ

愛宕「………」コクッ

ショタ提督「え……?」

愛宕「本音を言うと……こんな良い子に、ここまでの苦労をさせたんだから……文句の1つくらい、言ってやりたいと思ったんです」

ショタ提督「……!」

妖精「………」

加賀「もちろん、私達も提督に散々迷惑をかけてしまいました。なので、こんなことを言う資格は無いのかもしれません……」

加賀「ですが、そうだとしても……あの男のやったことは、最低で……それも、実の息子にまで、負担をかけて……!」

ショタ提督「……愛宕さん、加賀さん」

妖精「………」


16◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:19:34.5109z8 (15/41)

愛宕「……提督のお陰で、私達の鎮守府は……皆は、徐々に笑顔を取り戻して……」

加賀「全員が過去を乗り越えたわけではありませんが……半数以上の人が、提督のことを信頼して……」

愛宕「……振る舞いも、昔の……心が蝕まれる前に、戻ってきました」

ショタ提督「………」

妖精「………」

愛宕「だからこそ、言いたいんです……!息子さんは、貴方なんかより……数十倍、いえ、数億倍……尊敬出来るって」

加賀「この子に、ここまで苦労させて……恥を知りなさい、と」

妖精「……なるほどね。それは私も同意見かも」

ショタ提督「………」

愛宕「……提督。先に言っておきます……私達は、もしかすると……貴方の父親に対して、酷いことを言うかもしれません」

加賀「ですが……後でどんな処罰でも受けます。なので、この場だけは……あの男に対しての、悪い態度を……許して下さい」

妖精「………」チラッ

ショタ提督「………」

ショタ提督「……こちらこそ、申し訳ございません」

加賀「……!」

愛宕「………」

妖精「………」

ショタ提督「お父さんが……これほどまでに、愛宕さん達に……このような、辛い思いをさせてしまって……」

愛宕「………」

妖精「………」

加賀「……提督」


17◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:20:34.8429z8 (16/41)

愛宕「……やっぱり、提督なら……」

加賀「……そう言ってくれると、思っていました」

ショタ提督「……!」

妖精「うんうん。どこまでも私達のことを考えてくれているもんね……それこそ、自分のことよりも大事に……」

ショタ提督「いえ、そんな……」

愛宕「ですが、本当に……良いんですか?」

ショタ提督「……え?」

加賀「きっと、私達は……今まで以上に、酷い言葉を投げかけて……」

ショタ提督「……お父さんがしでかしたことは、決して褒められることではありません」

ショタ提督「ですから、これについては……僕が、愛宕さん達に……口を挟めることでは、ありません」

愛宕「………」

加賀「………」

ショタ提督「……僕も、愛宕さん達と一緒に……言います」

愛宕「……!」

加賀「……!」

ショタ提督「どうしても、伝えておきたいことが……あるんです」

愛宕「……提督」

加賀「………」

妖精「……意見は固まったみたいだね。それじゃ……改めて、行こうか。あいつの所に……」

ショタ提督「………」コクリ

愛宕「……えぇ」

加賀「……はい」

スタスタ…


18◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:21:01.9439z8 (17/41)

スタスタ… スタスタ…

ショタ提督「………」ピタッ…

妖精「……着いた、ね」

愛宕「ここ、が……」

加賀「あいつがいる……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(町外れの精神病院……その中の、閉鎖病棟に……)

ショタ提督「……愛宕さん、加賀さん。本当に……」

愛宕「……覚悟は出来ました」

加賀「これは……私達の、過去との……決別でもあるんです」

ショタ提督「……!」

愛宕「……行きましょう、提督」

加賀「あいつの所に……!」

ショタ提督「……はい」

スタスタ…

妖精「………」

妖精(入る前から、不気味な雰囲気が漂ってきて……ここに、あいつが……あの、最低な男が……)


19◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:22:32.8909z8 (18/41)

ショタ提督「……すみません」

受付職員(以下・職員)「はい。どうかされましたか?」

ショタ提督「えっと……先日、ご連絡させていただいた……43周目提督です」

職員「43周目……あっ!もしかして、43周目父さんとの面会ですか?」

ショタ提督「はい……」

職員「ただいま確認を取りますので、少々お待ち下さい!」タタタ…

愛宕「……確認?」

妖精「多分、あいつが面会出来る状況かどうか、じゃないかな」

加賀「……確かに、あいつのことですから……症状が改善していなくても、不思議ではありません」

ショタ提督「………」

タタタ…!

ショタ提督達「……!」

職員「お待たせしてすみません!えっと、面会の方は問題ありませんが……」

ショタ提督「………」

職員「患者様のご様子によっては、強制退室をお願いするかもしれません。それでもよろしいですか?」

ショタ提督「……はい。分かりました」

職員「それでは、ご案内致しますので……どうぞこちらに」スッ…

ショタ提督「………」スタスタ…

愛宕「………」スタスタ…

加賀「………」スタスタ…

妖精「………」

妖精(どんどん奥に……やっぱり、薬物中毒は……それほどまでに……)


20◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:23:45.8989z8 (19/41)

スタスタ… スタスタ…

妖精「………」

妖精(人通りが少ない……それに、時々病室から奇声が……)

妖精(よく見ると、所々に壁が傷んでいたり……人が暴れた形跡が……)

職員「……ここです」

ショタ提督「……!」

愛宕「この部屋が……」

職員「……はい」

加賀「………」

妖精「………」

妖精(ドアロックが厳重……まぁ、当然だよね。相手は殺人未遂を犯した薬物中毒者だから……)

職員「………」ガチャ…

ショタ提督達「……っ!」













父「………」ブツブツ…

ショタ提督「……っ、お、お父さん……!」

愛宕「……!」

加賀「………」

妖精「………」

妖精(部屋の中にも鉄格子……それに、あいつも……随分、やつれ果てて……)


21◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:24:17.6399z8 (20/41)

職員「……43周目父さん?息子さんが面会に来てくれましたよ?」

父「………」ブツブツ…

職員「あの、43周目父さん……?」

父「………」ブツブツ…

愛宕「………」

愛宕(隅で何か呟いてるけど……)

加賀「………」

加賀(よく聞こえませんね……)

ショタ提督「……お父さん?」

父「………」ピタッ…

ショタ提督「久しぶり……大丈夫だった?」

父「………」

妖精「……?」

妖精(呟きが止まった……?)

父「……ッがあああああああああああああああ!」ガシャンッ!!

ショタ提督「っ!?」ビクッ

愛宕「きゃっ!?」

加賀「……っ!」

妖精「……!」

職員(あっ、こ、これは……!)


22◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:24:57.7659z8 (21/41)

父「お、お前ら……何しに来た!?おい、何しに来たんだよぉっ!?」ガシャンガシャン

ショタ提督「………」

父「そうかそうかぁ!こんなどうしようもない俺に文句ぶちかましに来たんだな!?そうに違いない!」ガシャンガシャン

愛宕「………」

父「そりゃそうだろうなぁ!?お前らからすれば、俺にすっげぇ恨みあんだろうなぁ!?」ガシャンガシャン

加賀「………」

父「そんでわざわざガキ連れてここまで来たのか!?なぁ!?そうなんだろ!?」ガシャンガシャン

妖精「………」

職員「よ、43周目父さん……息子さんがいらして……あの……」

父「………」ピタッ…

ショタ提督「……え?」

父「……なんてな。ちょっと前の俺なら、こんな感じで……暴れ回ってただろうな」

ショタ提督「……お父、さん?」

父「……完全には抜けていない。依存症の発作もマシにはなった。ただ、完全に治ることは無いけどな」

愛宕「……今のは演技だったの?」

父「………」

加賀「……こんな状況になってまで、まだふざけてるの?」

父「……ふざけてんのはお前らだろ。さっき言った通りだ。どうしてこんな所に来たんだよ」

愛宕「………」

加賀「………」


23◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:25:25.4559z8 (22/41)

父「こっちは、お前らとは……お前らとだけは、顔を合わせたくなかったってのによ」

妖精「………」

父「ここにブチ込まれて、色々な治療を受ける内に……分かってきたんだよ」

父「俺は……最低な奴だった。人としても、男としても、提督としても……」

父「そして、親としても……本当に、馬鹿で救いようの無い奴だったんだって」

ショタ提督「………」

父「禁断症状とうざってぇ治療に耐えながら……最初はお前らのことを恨んでさえいた」

父「どうして俺がこんな目に遭わなきゃならねえんだ、って。全部お前らのせいだ、って」

愛宕「……っ!」

加賀「………」

父「でもな、医者のカウンセリングを受けて……ようやく分かった。悪いのは、全部俺だったってことがな」

妖精「………」

父「この狭っ苦しいで、ずっと考えてたんだ。俺は取り返しのつかないことをした、あいつらと合わせる顔が無いって」

ショタ提督「………」

父「そんな所に、まさかお前らから来るなんてな……最初に聞いた時は、向こうも頭イカれたんじゃないかって思ったぜ」

父「……でも、来ちまったんだもんな。俺が1人部屋で……今更、罪の意識に苛まれた時に……」

ショタ提督「………」


24◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:26:12.3809z8 (23/41)

父「……提督」

ショタ提督「……!」

父「愛宕、加賀。それに……妖精」

愛宕「………」

加賀「………」

妖精「………」

父「……悪かった」

ショタ提督達「――!」

父「今まで散々、好き放題して……悪かった」

愛宕「………」

加賀「………」

妖精「………」

父「今の俺は……これしか言えない。すまなかった……!」

愛宕「……ごめんで許されると思ってるの?」プルプル

父「……!」

加賀「貴方が横暴な態度を取っていた間……私達は、どんな気持ちでいたか……!」プルプル

父「………」

愛宕「今になって、私達が傷ついた後に……ふざけないでよッ!!」ガシャンッ!

父「……っ」


25◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:26:47.8399z8 (24/41)

職員「ちょ、ちょっと……!」

愛宕「私達は、散々アンタに傷つけられた!罵倒もされたし、時には殴られたり……」

愛宕「腕を切りつけられたりもした!その辛さが分かる!?痛みが分かる!?分からないわよね!?」

愛宕「どれもこれも全部、アンタから受けた仕打ちよ!こんなことされて、一言謝罪されて『はい許します』なんて……冗談じゃないわ!」

父「………」

加賀「……気がつくのが遅すぎたのよ。それに、私達は……貴方から謝罪を貰いに、ここに来たわけじゃない」

妖精「……アンタが言ったように、文句を言いに来たんだよ」

父「………」

妖精「皆への態度は、たった今、愛宕さん達が言ってくれたけど……アンタは、奥さんと子供にまで迷惑をかけた」

妖精「私達、1度アンタの奥さん……今の提督のお母さんに会って来たけど、泣いてたよ?」

父「………」

妖精「もう、耐えられなかったって。お腹を刺された痛みよりも、心の痛みが辛くてたまらなかったって」

父「………」

妖精「それだけじゃない。あろうことか、アンタがしでかした不始末を……この子が全部、何とかしてくれた」チラッ

ショタ提督「………」

妖精「この子が、傷ついていた皆の心を……治してくれた。皆から、笑顔を……取り戻してくれた!」

妖精「なのにアンタは、その真逆のことばかり……!」

妖精「親の癖に子供に全部フォローさせるなんて、恥ずかしいと思わないの!?情けないにも程があるでしょ!?」

妖精「そのせいで、この子が……提督が、それだけ辛い思いをしたか……!」

ショタ提督「………」

父「………」


26◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:27:35.9039z8 (25/41)

妖精「……私からはそれだけ」

父「………」

加賀「……私からも、以上です」

愛宕「後は……この子ね」

ショタ提督「………」

妖精「アンタに伝えたいことがあるんだって。耳かっぽじって、よ~く聞きなさい!」

ショタ提督「………」

父「………」

職員(ど、どうしよう……もし、このまま43周目父さんが暴れ出したら……念の為、救援を呼ぶ準備だけは……)

ショタ提督「………」スタスタ…

父「………」

ショタ提督「……お父さん」

父「……どうせ、お前も……俺のこと、恨んでるんだろ」

ショタ提督「……そんなこと、ないよ」

父「嘘つくな!俺はお前に、恨まれても仕方ないことを……」

父「父親失格な態度を、ずっと――」








ショタ提督「………」ギュッ…

父「――!」

愛宕「……!」

加賀「……!」

妖精「………」

妖精(鉄格子越しに、あいつを抱き寄せようとして……)


27◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:28:17.7329z8 (26/41)

ショタ提督「……辛かったんだよね?逃げ出したくなるくらい……辛かったんだよね?」ナデナデ…

父「………」

ショタ提督「おじいちゃんから、提督になれって……言われ続けて……」ナデナデ…

父「………」

ショタ提督「それで、イライラしちゃって……あんなこと、しちゃったんだよね?」ナデナデ…

父「………」

ショタ提督「でも、大丈夫。お父さんがしでかしちゃったことは……」ナデナデ…

ショタ提督「お父さんが失敗して、取り返しがつかなくなっちゃったことは……全部、僕が何とかしたから」ナデナデ…

父「……何、で」

ショタ提督「え……?」

父「何で……俺は、お前を……育てることすら、放棄して……」

父「挙句、邪魔な奴だと思ってたほどだぞ……!それなのに、何で……」

ショタ提督「……だって、僕はお父さんの息子だから」

父「……!」

ショタ提督「子供が失敗したら、親が助けてくれるでしょ?それと同じだよ」ナデナデ…

ショタ提督「親だって、何か失敗をしてしまうこともあるよ。だからこそ……」ナデナデ…

ショタ提督「子供として、親の力に……お父さんの力になってあげたい。子供だって、親を助けたい」ナデナデ…

ショタ提督「親子って、そういうものでしょ?」ニコッ

父「……っ!」ジワッ…


28◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:29:32.4269z8 (27/41)

父「……うぐっ、うぅっ……!」ポロポロ

ショタ提督「だから大丈夫。皆は……まだ、完璧とは言えないけど……笑顔になってきてくれてるから」ナデナデ…

父「ぐしゅ……ふぐっ……!」ポロポロ

ショタ提督「それに……僕は、お父さんのことを……本当に、恨んでないよ?」ナデナデ…

父「……っ!」ポロポロ

ショタ提督「血が繋がってるんだもん。何があっても見捨てないよ」ナデナデ…

ショタ提督「僕のお父さんは……たった1人の、お父さんは……」ナデナデ…

ショタ提督「43周目父……今、目の前にいるお父さんだけだから」ニコッ

父「……うぐぅっ!うわぁぁぁっ……!」ポロポロ

父「ごめん……ごめんなぁ……っ!」ポロポロ

ショタ提督「………」ナデナデ…

父「こんな……えぐっ……どうしようもない、最低な……ダメ親父で……!」ポロポロ

ショタ提督「………」ナデナデ…

父「ずっと……苦労させて……迷惑ばっかり、かけて……っぐ……ごめん……!」ポロポロ

ショタ提督「………」ナデナデ


29◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:30:36.8649z8 (28/41)

父「ぐすっ……後悔、してた……ずっと……後悔、してた……今までのこと……!」ポロポロ

父「もう、何もかもが……終わりなんだって……それで……嫁と子供にも、愛想を尽かされて……!」ポロポロ

父「このまま、ずっと……1人なんだって……それで……それでぇ……っ!」ポロポロ

ショタ提督「……大丈夫。僕がいるから……何があっても、僕が力になるから」ナデナデ…

ショタ提督「だから、安心して……ね?」ニコッ

父「うっ、うぅっ……うっぐ、うああぁぁぁ……っ!ごめん……ごめんな……うぅぅっ……!」ポロポロ

ショタ提督「………」ナデナデ






職員「……っ」グスッ

愛宕「……やっぱり、提督だと……こうなっちゃうか」

加賀「……けれど、この方が……提督らしいです」

愛宕「……ですね」クスッ

妖精「………」

妖精(自分で選んだとはいえ、あれだけ苦労をかけさせた父親のことも受け入れるなんて……)

妖精(本当に、12歳とは思えない器の広さというか……お母さんのあの言葉だけで、ここまで……強くて、優しい子になるなんて……)


30◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:30:57.8089z8 (29/41)

父「………」グシグシ

ショタ提督「……大丈夫?」

父「……ったく、子供にワンワン泣かされるとは思わなかったな」

ショタ提督「ふふっ……」ニコッ

父「……提督。お前は見捨てないと言ってくれたが、愛宕達は……」

愛宕「………」

加賀「………」

ショタ提督「……うん。確かに、お父さんがお母さんや愛宕さん達にしてしまったことは……褒められることじゃない」

ショタ提督「僕は力になるとは言ったけど、お父さんの罪を……僕が消すことは出来ない」

父「………」

ショタ提督「もちろん、お父さんのことは何があっても見捨てないし、何かあれば必ず助けてあげる」

ショタ提督「だけど、お父さんの罪は……これは、お父さん自身と愛宕さん達の問題」

ショタ提督「僕が気にしない、許すと言って済む問題じゃない……それは分かるよね?」

父「………」

ショタ提督「だから……自分がしてしまったことに対して、お父さん自身が向き合っていかないとね」

ショタ提督「お父さんが、自分で考えて……答えを出さないといけない。行動しないといけない」

父「……!」

ショタ提督「ここから先はお父さん次第。でも、その為に僕の助けが必要なら……すぐに言ってね?」

ショタ提督「僕に出来ることなら、何でも力になるから」ニコッ

父「……提督」

父(こいつ、本当に俺の息子なのか……?出産の時に他の子供と間違って渡されたって言われても信じるレベルだぞ……?)

妖精「………」

妖精(ただ優しいだけじゃなくて、そういった事への厳しさも持ち合わせてる、か……本当に、どこまで良い子なんだろう……)


31◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:32:05.6039z8 (30/41)

父「……愛宕、加賀。それに妖精」

愛宕「………」

加賀「………」

妖精「………」

父「……許してくれ、とは言わない。でも……もう1度だけ、言わせてくれ……」

父「……今まで、済まなかった。本当に……悪かった……!」スッ…

職員「……!?」

職員(ど、土下座!?)

父「とにかく、今は麻薬の中毒を治して……いや、治すのは無理か。緩和させて……」

父「刑務所から出たら、まずは新たな就職先を探す」

父「そして、また……改めて、謝罪に行く……お前達と、母にな。もちろん、それで済むわけじゃないのは分かってる」

父「ただ、今の俺には……これくらいのことしか出来ない。刑務所から出たら、また改めて……罪を償う方法を考える」

父「ただ、お前達が俺の顔も見たくないと言うのなら、2度と顔を見せないことを約束する」

父「……本当に、すまなかった」

愛宕「………」チラッ

加賀「………」コクッ

愛宕「……期待せずに待ってますね」

加賀「……そう簡単には許しませんから、覚悟して下さい」

妖精「私達との間の亀裂は、それこそ海より深いからね?」

父「……分かってるさ」

ショタ提督「………」

ショタ提督(良かった……お父さん、分かってくれたんだ……やっと……!)


32◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:32:58.0089z8 (31/41)

――

ショタ提督「……本日はありがとうございました」ペコッ

職員「いえいえ、こちらこそ……」

職員(あの様子なら、43周目父さんの回復も……予定より早まるだろうし)

妖精「それじゃ、そろそろ行こっか」

ショタ提督「うん。ではまた……」

愛宕加賀「ありがとうございました」ペコッ

スタスタ…

職員「………」

職員(……良い息子さんを持ったなぁ、あの人)


スタスタ…

愛宕「……提督」

ショタ提督「……何ですか?」

加賀「本当に……ありがとうございます」

ショタ提督「え……?」


33◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:33:36.6769z8 (32/41)

愛宕「貴方がいてくれたから、私達は……また、“提督”のことを信頼しようと思えるようになって……」

加賀「憎しみと絶望から、抜け出すことが出来ました」

ショタ提督「……僕は、提督として当然のことをしたまでです」

ショタ提督「皆が笑顔でいられる鎮守府にすることが、僕の役目であり……」

ショタ提督「僕の幸せでもありますから」ニコッ

愛宕「……本当に、こんな良い子が傍にいてくれて……私達、幸せ者ですね」ニコッ

加賀「……同感です」ニコッ

妖精「私も」ニコッ

ショタ提督「そ、そんな……僕は決して良い子じゃ……」















ショタ提督「……あれ?」

妖精「あの子達は……」

25周目提督「……あっ」

暁(25周目)「え?貴方達は――」

暁「――確か、43周目提督君よね?それに愛宕さん達も……」


34◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:34:03.4219z8 (33/41)

愛宕「………」チラッ

加賀「………」

25周目父「………」

25周目母「………」

愛宕(……全く、あいつの次はこの人達とはね)

加賀(首にされて以来、1度も顔を合わせたことが無かったけれど……)

妖精「………」

妖精(こいつらも、あいつと同じで……子持ちだったんだ。でも、25周目提督君も……)チラッ

25周目提督「………」

妖精(……提督と同じで、親に似ず……凄く良い子なんだっけ)

ショタ提督「偶然、だね。何かあったの?」

25周目提督「えっと……」

暁「このダメ両親を、散々自分達が迷惑をかけた鎮守府に連れて行って……謝ってもらおうと思ったの」

愛宕「……!」

加賀「……!」

ショタ提督「どういうこと?」

暁「それはね?この2人、元々は提督とその補佐だったんだけど……艦娘への態度が酷くって!」

25周目父「………」

25周目母「………」

ショタ提督「……!」

暁「結局は首にされたんだけど、そのことについてちゃんと謝って……」

ショタ提督「……あの、暁さん」

暁「え?何?」

ショタ提督「もしかして、その鎮守府って――」


35◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:34:26.3619z8 (34/41)

暁「……なるほど。こんな偶然ってあるのね」

25周目提督「……うん。驚いたよ……」

25周目父「じゃ、じゃあ……そこにいるのは……」

愛宕「……そう。貴方達に酷い扱いをされた……43周目鎮守府の艦娘よ」

加賀「……随分元気そうね。こっちは大変だったというのに」

25周目母「う……」

暁「そうよね~?だってこの人達、子供が稼いだお金で遊んで暮らしてたんだもの!」

暁「しかも虐待までして!無理矢理提督にして!その話を聞いた時は本当に呆れ果てたわ!」

妖精「……ふーん」

25周目父「………」

25周目母「………」

愛宕「……最低ね」キッ

加賀「あいつと言い、この人達と言い……どうして酷い人間しかいないのかしら」ジトッ

妖精「………」

25周目父母「うぅ……」

暁「……でも、愛宕さん達も大丈夫?」

愛宕「え?」

暁「だって、貴女達は……ずっと、辛い思いを……」

加賀「……もう、乗り越えたわ」チラッ

愛宕「えぇ。ここにいる、私達の……大好きな人のお陰でね?」チラッ

ショタ提督「………」

暁「……!」

25周目提督「……!」


36◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:35:24.3239z8 (35/41)

暁「……そっか。それなら安心、かな」

25周目提督「……ごめんなさい。その……お父さんとお母さんが、ご迷惑を……」

ショタ提督「……ううん、25周目提督君は何も悪くないよ。それに、僕が望んでしたことだから」ニコッ

愛宕「えぇ。貴方のせいじゃないわ」ナデナデ

加賀「むしろ、25周目提督君も……よく頑張ったわね」ナデナデ

25周目提督「ん……」

暁「……さて!そういうことなら一層早く謝罪しに行くわよ!」

25周目父「え゛っ」

暁「だって、43周目提督君のお陰で向こうの鎮守府の皆は立ち直ったんでしょ?」

暁「それならどんよりしてる状況より話しやすいじゃない!」

25周目母「………」

暁「もっとも、許してくれるとは限らないけどね?」ニッコリ

25周目父「お、脅かすなよ……」

愛宕「自業自得ね」

25周目母「そう、だけど……」

加賀「むしろ話を聞く姿勢を見せるだけありがたいと思いなさい」

妖精「本当なら、ここですぐ追い払っても良いくらいだからね?」

25周目父母「……はい」

暁「それじゃ、私達は先に行くわ!後で合流しましょ!」

25周目提督「え……?」

暁「ほら、キビキビ歩く!どうせここでグズグズしてたら決心が鈍っちゃうでしょ!」グイグイ

25周目父「うわっ!?お、押すなって!」

25周目母「歩くから!自分で歩くから!」

25周目提督「あ、えっと、それではまた……」

スタスタ…


37◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:35:51.9579z8 (36/41)

愛宕「……まさか、こんな所で……」

加賀「かつて、私達を苦しめた奴を……また、見ることになるなんて……」

妖精「……偶然って恐ろしいね」

ショタ提督「……大丈夫ですか?」

愛宕「……え?」

ショタ提督「その、以前に愛宕さん達が辛い思いをした……」

加賀「……大丈夫です」

ショタ提督「……!」

愛宕「もう、これくらいのことで……過去の不信感を募らせることは無くなりました」ニコッ

加賀「貴方が……提督が、私達のことを……救ってくれたお陰です」ニコッ

ショタ提督「……愛宕さん、加賀さん」

妖精「貴方は間違いなく……私達の救世主。貴方がいてくれたから……」

妖精「あの鎮守府は……希望と喜びに満ち溢れた、幸せな鎮守府になった」

妖精「そして、皆や私達も……少しずつだけど、忘れていた笑顔を思い出してる……!」

ショタ提督「……!」

愛宕「……もう1度、言わせて下さい。ありがとうございます……本当に……!」

加賀「貴方がいてくれたから……今の私達があるんです……!」

ショタ提督「……こちらこそ、ありがとうございます。僕のことを……信じてくれて……」

ショタ提督「そして……失った笑顔を、取り戻してくれて……!」ニコッ




愛宕「提督……」

加賀「……提督」

妖精「提督っ」

ショタ提督「……はい」


38◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:36:24.6019z8 (37/41)









「これからも、ずっと……一緒ですよ?」


「約束しましたから……一生をかけて、貴方がくれたものを……返していく、って」


「私達妖精とも仲良くしてね?」


「……こちらこそ、よろしくお願いします!」









39◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:37:48.0069z8 (38/41)

――

由良「………」

由良(今頃、提督や愛宕さん達は……病院、か)

由良「………」

由良(愛宕さんと加賀さんは……自分の過去を乗り越えた。過去の柵……トラウマに負けず……)

由良(前に進んだ。足を踏み出した。過去から今……未来へと、歩み出した……)

由良(提督のことを、心から信頼して……消えてしまっていた笑顔を、蘇らせた……)

由良「………」

由良(それに引き替え、私は……ずっと、ウジウジして……)

由良(自分に言い訳して、提督のことを……信じようと、しないで……)

由良(今だって、こうして……言い訳しながら、逃げてばかりで……)

由良「……っ」ジワッ…

由良(でも、それは間違いだった……結局、私は……怖かっただけ……)

由良(2度と、傷つきたくない……辛い思いをしたくない……)

由良(そう、考えて……また、“信じる”ことを……放棄して……!)


40◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:38:09.7499z8 (39/41)

由良「……うぅっ」ウルウル…

由良(だけどそれは、間違ってた……!あんなに良い子で、優しくて……私達のことを、ずっと考えてくれて……!)

由良(それなのに、私は……!過去の経験だけで、あの子のことを……酷い奴だと、決めつけて……!)

由良(それで……今になって、あの子のことを……信頼していることに、気がついて……)

由良(それ以上に……もっと、特別な……今まで、感じたことのなかった気持ちも……!)

由良「……ぐすっ」ポロポロ…

由良(……でも、手遅れだった。提督は……あの子は、自分を信じてくれた人達と一緒に……)

由良(遠い所まで、進んでしまった……私には、見ることさえ出来ない……遠い、場所へ……!)

由良(それに気がついてしまって……胸の奥が、凄く傷んで……!どんなに辛かった時よりも、痛んで……っ!)

由良「……ひっく……うぅっ……!提督……提督……っ!」ポロポロ

由良(ごめんなさい……!貴方のことを、信じてあげられなくて……ごめんなさい……っ!)ポロポロ

由良(そして……どうか、私のことを……見捨てないで……!)ポロポロ

由良「えぐっ……提、督……嫌……嫌ぁっ……!」ポロポロ

由良(私を……暗闇に、残さないで……!助けて……助けてぇ……っ!)ポロポロ

由良「うあぁぁっ……!提督……寂しいよ……苦しいよぉ……ぐすっ……嫌ぁ……!」ポロポロ


41◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:38:38.5129z8 (40/41)

「提督……置いていかないで……!うぅっ、ぐしゅっ……お願い……助けてぇ……うっ、うわぁぁぁん……!」


愛宕・加賀 HAPPY END!


42◆0I2Ir6M9cc2018/09/12(水)19:43:51.5029z8 (41/41)

冒頭の会話等で気がついた方もいるかと思いますが、今回の時系列は24周目開始~25周目終了の間となっています。
最初に歴代提督の出演制限をかけたのは、この為です。
実は喫茶店で登場していた歴代提督が23周目提督までしか登場していなかったことも、上記の時系列を考慮した結果でした。

提督の設定に詰まっている時、ふと25周目の設定を思い出して「親の鎮守府の設定再利用出来るかも」と考えたのが43周目のきっかけでした。
全編を通じて、特に艦娘の描写につきましては不快な描写があったことをお詫び申し上げます。
……当初は妖精がここまでメインキャラクターとして活躍するとは思っていませんでした。安価スレはこういう想定外が起こるので楽しいです。

オープニングは近日投下予定です。SS速報VIPが復活するまで、しばらくこちらのスレでお付き合いいただければ幸いです。
勝手が違う為、ミスもをすることがあるかもしれませんが、何卒よろしくお願い致します。
後書きが長文になってしまいすみません。それではまた次回の更新でお会いしましょう。


43名無しさん@おーぷん2018/09/12(水)20:19:12.571XZb (1/1)

立て乙&エンディングおつ
此方でもよろしくお願いします

タイミングの問題とはいえ失恋エンドを引っ越し最初に打ち込むこの胆力よ…やっぱり鬱小ネタ君で発散させてあげなきゃ


44名無しさん@おーぷん2018/09/12(水)21:11:49.262pKQ (1/1)

乙ー


45◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:29:25.705xq6 (1/8)

オープニング、投下します。


46◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:30:05.787xq6 (2/8)

オープニング


今回はいきなり44周目鎮守府・食堂

鹿島「………」つカップ麺 ズルズル

あきつ丸「………」つカップ麺 ズルズル

夕雲「………」つカップ麺 ズルズル

伊400「………」つカップ麺 ズルズル

明石「……ひっほうひひはへんへ、はははひいへいほふ(一向に来ませんね、新しい提督)」つカップ麺 ズルズル

夕張「はひ……ほうはんほひははふんへふへほ(はい……もう半年は経つんですけど)」つカップ麺 ズルズル

鹿島「折角、建設されたばかりの最新設備が整った鎮守府で活動出来ると思えば……」ズルズル

あきつ丸「これでは飼い殺し状態でありますな」ズルズル

夕雲「鎮守府の見回りだけして、後はご飯を食べるだけ……」ズルズル

伊400「流石に飽きてきちゃいますね……」ズルズル

明石「あぁもうっ!これでは宝の持ち腐れじゃないですか!」ダンッ!

夕張「そうですよ!何の為の最新技術なんですか!あの3周目鎮守府に勝るとも劣らないほどだと言うのに!」

鹿島「何もしないまま時間が過ぎるのは嫌ですけど、かといって酷い提督が来てしまうのも……」

あきつ丸「確かにそれも辛いであります」

夕雲「例の呪われた鎮守府みたいになるのは、ちょっとね……」

伊400「う~ん……何とか近い内に、良い提督が着任してくれれば……」

44周目ヒロイン「でも、そんな都合の良いことは……」


47◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:31:04.088xq6 (3/8)

明石夕張「閃きました!」ガタッ!

鹿島「きゃっ!?いきなりどうしたんですか!?」

明石「来ないなら作っちゃえば良いんです!」

あきつ丸「つ、作っちゃえば……?」

夕張「はい!このまま待つくらいなら、いっそ私達が!」

夕雲「作るって、何を……?」

明石「提督です」キリッ

伊400「……はい?」

夕張「ですから新しい提督です」キリッ


明石夕張「提督が来ないなら自分の手で作れば良いじゃない!」ババーン!


44周目ヒロイン「………」

明石「ちょっと、“最近暑かったから……”みたいな顔で見ないでくれますか?」

夕張「私達は大真面目ですよ!」

鹿島「で、でも……」

伊400「作るって、その……」

あきつ丸「もしや相手がいるでありますか!?」

明石「相手……いやいやいやいや違いますよ!?何勘違いしてるんですか!?」

夕雲「作ると言えばそれしか……」

夕張「そんな淫乱になった覚えはありませんよ!私達が作ると言えば……」

明石夕張「アンドロイドに決まってるじゃないですか!」

44周目ヒロイン「……スマートフォ」

明石夕張「そのアンドロイドじゃないですって!」


48◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:33:04.095xq6 (4/8)

・・・÷

工廠前

キュイイィィィィィッ!

ガガガガガッ!

ナカチャカーンカーンカーン

44周目ヒロイン「………」

鹿島(あれから明石さんと夕張さんは三日三晩、工廠に籠りっきりですけど……)

あきつ丸(まだ暑い時期、中で倒れてないか心配でありますな……)

夕雲(時々『44周目鎮守府の科学は世界一ィィィィーーーー!』だとか『接続したり、組み込みしたり……あぁっ、快感……』だとか……)

伊400(怪しい叫び声が聞こえるから不安なんですよね……)

明石夕張「ミッションコンプリーッ!!」バターンッ!

44周目ヒロイン「っ!?」ビクッ

明石「やりましたよ皆さん!」

夕張「ようやく完成しました!」

44周目ヒロイン「か、完成……?」

明石「とにかく中にどうぞ!」

夕張「驚きますよ~?」

44周目ヒロイン「は、はい(であります)……」スタスタ…

44周目ヒロイン(2人の目の下の隈が凄いことになってます〈なってるであります〉……)


49◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:33:36.979xq6 (5/8)

明石「ご覧下さい!これこそがまさしく、私達の汗と涙と技術と根気と裏資金と技術の結晶……」

44周目ヒロイン(今、2回技術って言いましたね〈言ったであります〉。というか裏資金って)

夕張「その名も提督型アンドロイド、44周目提督ですっ!」


ショタ提督「」ババーン!


鹿島「……男の子?」

明石「最近流行りのショタっ子にしてみました!」

あきつ丸「流行りと言うよりご近所様の傾向でありますな」

夕張「決して私達の趣味とかでは無いのであしからず!」

夕雲(そう言われると余計怪しくなるけど……)

明石「最終確認も済ませました!後は起動するだけです!」

伊400「……本当にロボット、なんですか?」

夕張「アンドロイドですってば」

あきつ丸「どっちでも一緒であります」

明石「いやいやドラえもんとターミネーターくらい違……まぁ良いです。では……目覚めよ、44周目提督!」カチッ

44周目ヒロイン(徹夜明けのせいか、2人共妙にハイテンションですね〈でありますな〉……)

ショタ提督「………」ピピッ

44周目ヒロイン「……!」


50◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:34:43.100xq6 (6/8)

ショタ提督「“起動完了。続いて人口知能プログラム、起動……最終エラーチェック……”」

ショタ提督「“……完了。システム異常無し。プログラムを開始……”」

44周目ヒロイン「………」

明石夕張「………」ドキドキ

ショタ提督「………」ムクリ…

44周目ヒロイン「!?」ピクッ

ショタ提督「……初めまして、明石様、夕張様。そして……鹿島様、あきつ丸様、夕雲様、伊400様」クルリ…

ショタ提督「提督業遂行用アンドロイド、44周目提督と申します」

鹿島「い、今……私達の名前を……!」

あきつ丸「喋ったであります……!」

明石「来たあああああああああああああああああッ!成功!成功ですッ!!」ガッツポ

夕張「72時間の苦労が報われましたぁッ!!」ガッツポ

夕雲「す、凄い……!」

伊400「こんなことって……!」


51◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:35:28.172xq6 (7/8)

明石「提督に必要な知識は既にインプットしておきました!」

夕張「私達艦娘のことはもちろん把握済みですし、今すぐにでも仕事に移れますよ!」

ショタ提督「はい。以後、よろしくお願い致します」ペコリ

鹿島「言葉も流暢……!」

明石「今の技術、いや、この鎮守府の設備と私達の技術なら朝飯前です!」

夕張「ただ、急いで作ったので、まだ色々荒削りなところはありますけどね」

夕雲(これで荒削り……!?)

ショタ提督「……これより、提督業を開始致します」スッ… スタスタ…

伊400「あっ、もう行くんですか?」

ショタ提督「はい。半年間放置されていた書類等のタスクを処理してまいります」スタスタ…

あきつ丸「……会話は流暢でありますが、振る舞いは少し硬いでありますな」

明石「学習型AIも組み込んではいるんですが、まだ学習前ですからね……」

夕張「でもご安心下さい!これからもどんどんバージョンアップさせますし、途中で改良(※安価次第?)も施しますから!」

44周目ヒロイン「………」

44周目ヒロイン(まさかのロボットが提督……まぁ、変な提督よりは百倍良いですよね〈であります〉)

明石(私達の技術はこんなところでは終わらない!)

夕張(まだまだバージョンアップの余地はある!ここから更に……!)

明石夕張(グッフッフ……)ニヤニヤ



こうして、史上初のアンドロイド提督と艦娘達のハイテクな鎮守府生活が始まりました。


52◆0I2Ir6M9cc2018/09/15(土)16:36:18.062xq6 (8/8)

ついに出てしまいましたロボット提督です。
提督の設定が中々思い浮かばず、今までのショタ提督安価を参考にさせていただきました。
現時点では仕事をこなすロボットという感じですが、今後の安価次第ではどんどん魔改造されていくことになります。


53名無しさん@おーぷん2018/09/15(土)16:51:24.562Jni (1/1)

キター


54名無しさん@おーぷん2018/09/15(土)18:46:48.8783xA (1/1)

義体提督はいたけど今度はガチのロボか


55名無しさん@おーぷん2018/09/15(土)18:50:16.629skr (1/1)

乙 

VIPが何時まで経っても復旧しないから気を揉んでたけど、
知り合いから避難所的なトコあるぞと教えられてこれて良かった

アンドロイド提督だけど明石と夕張がVerアップとか言ってるし、
アンドリューNDR114みたいにどんどん人間に近付いてくんかな?


56名無しさん@おーぷん2018/09/16(日)01:24:08.271Rss (1/1)

おつ


57◆0I2Ir6M9cc2018/09/18(火)19:28:16.681G5t (1/1)

23:00~0:00頃開始予定です。


58名無しさん@おーぷん2018/09/18(火)19:29:02.407ePc (1/2)

うい


59◆0I2Ir6M9cc2018/09/18(火)23:37:42.512Rth (1/2)

始めます。


60◆0I2Ir6M9cc2018/09/18(火)23:40:38.255Rth (2/2)

1ヶ月目:上旬


ショタ提督「………」シュバババババ

鹿島「……す、凄いです!山ほどあった書類がみるみる片付いていきます!」

明石「そりゃ~そうですよ!提督に必要な知識や技術は全部ぶっ込みましたから!」フンス

あきつ丸「う~む、文章や単語の意味をちゃんと理解しているでありますか?」

夕張「だから大丈夫ですってば!どこまで信用無いんですか私達!」

夕雲「普段から怪しい物ばかり作っていたら、ねぇ……?」

明石「むむむ……ならお見せしましょう!提督ー!高速処理モードに切り替えて下さい!」

ショタ提督「……“命令音声感知。これより高速処理モードに移ります”」ピッ

ショタ提督「―――」シュババババババババババ!

伊400「わ、わぁ~……さっきより早くなってます……」

夕張「これなら1年分の仕事が、なんとたったの5分で終わります!」

明石「忙しい時や仕事が溜まった時にピッタリです!」

夕雲(いえ、そもそもあの子ならお仕事を溜め込むことは無さそうなんですけど……)

鹿島「………」つ書類 スッ

鹿島「っ!?ミスが全くありません!これだけの書類をここまで高速で、かつ完璧にこなすなんて……!」マジマジ

明石「」ドヤァ

夕張「」ドヤァ

あきつ丸「そのドヤ顔うざいのでやめるであります」


↓1鹿島のコンマ 関心度:0/50
↓2あきつ丸のコンマ 関心度:0/50
↓3夕雲のコンマ 関心度:0/50
↓4伊400のコンマ 関心度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します


61名無しさん@おーぷん2018/09/18(火)23:49:45.643gZf (1/2)




62名無しさん@おーぷん2018/09/18(火)23:52:15.528ePc (2/2)




63名無しさん@おーぷん2018/09/18(火)23:57:47.073gZf (2/2)

人いないな


64名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)00:00:15.051TNI (1/1)

支援


65名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)00:00:46.483R1I (1/2)

ほいな


66◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:10:49.637V6w (1/8)

巻雲「……ねぇ、夕雲姉さん」

夕雲「何?」

巻雲「確かに酷い提督だけは嫌だと思ってましたけど……」

夕雲「けど?」

巻雲「ロボットは流石に予想外ですよ!」

夕雲「そうよねぇ。明石さん達の発想力には驚いたわ」

巻雲「いやそれもありますけど、何より司令官様がちょっとまだ慣れないと言いますか……」

夕雲「え?」

巻雲「ロボットだから仕方ないのかもしれませんが、ずっと無表情で仕事している様子は……」

夕雲「………」

巻雲「その、話しかけにくいかな~って……」

夕雲「やっぱりそこよね。お世話してあげたいとは思うんだけど、ロボットだとどう接すれば良いのか……」

夕雲(そもそもAI?人工知能?に意識や自我ってあるのかしら?SF映画だと、後から感情が芽生えたりするけれど……)


ショタ提督は……

直下


67名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)00:12:00.419Onf (1/2)

ながもんさんさっそく変な事を教え始める


68◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:25:20.212V6w (2/8)

※以後、一番下に『直下』が無い場合、2レス以上に分けて投下すると考えていただければ幸いです。

長門「この鎮守府では出会った人にハグするのが由緒正しき礼儀作法なのだ」

ショタ提督「そうなのですか?」

夕雲「………………………………」アタマカカエ

夕雲(ちょっと様子を見に来てみれば……長門さん、初っ端から提督に変なことを……)

ショタ提督「ところでハグとは何なのですか?私のメモリにはそのような単語が含まれておりませんが……」

長門「何!?ハグを知らないだと!?」

ショタ提督「はい。申し訳ございません」

長門「……ふ、ふふふふふっ」

長門(これはチャンスなのでは!?提督に私の願望をハグということにして教えれば……)ニヤニヤ

夕雲(あっ、もうあの下品な笑みで何を考えているかが予想ついたわ)

長門「よし、ならこの長門がしっかりと教えてやろう!ハグと言うのはな……」

ショタ提督「はい」

長門「私の好きにされることだああああああああああああああッ!」ガバァッ

ショタ提督「………」

夕雲「!?」

夕雲(ちょっ、長門さん!?)


69◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:26:01.111V6w (3/8)

長門「ふおおおおおおおおおおっ!待ちに待った男の子特有のやわっこい感触…………ん?」

ショタ提督「長門様?どうかなされましたか?」

長門「………」

夕雲「……?」

夕雲(あ、あら?てっきりそのままスリスリモフモフでもするのかと……)

長門「……硬い!硬すぎる!何なのだこの硬さは!?」カンカンッ

ショタ提督「私のボディは全て金属で構成されていますので、硬いのは当然かと」

長門「くっそおおおおおおおおっ!鎮守府に来た男の子提督をモフモフする夢があああああああああああっ!」ダンッ!

ショタ提督「長門様?どうかなされましたか?」

長門「ぐううぅぅぅぅぉおおおおおぉぉ……っ」←マジ泣き

夕雲「…………………………………………」






長門「……ん?でも機械とはいえちっちゃな男の子に変わりないのでは?なら別の方法で思う存分愛でれば!///」ジュルッ

ショタ提督「………」

夕雲「ッ!?」ゾクッ

夕雲(こ、このままじゃ提督の貞操が……ロボットに貞操の概念があるかは分からないけど、何とかしないと……!)

夕雲の行動


70◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:26:37.887V6w (4/8)

すみません!『直下』が抜けていました!
ここから直下でお願いします……何度もすみません……


71名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)00:33:31.793R1I (2/2)

通りすがりの妹達をながもんにけしかけてそのスキに提督救出


72◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:52:38.987V6w (5/8)

夕雲(何か……何か良い方法は……)

「それでね!武蔵さんが張り切ってたの!」

「そう、なんだ……」

夕雲「!」クルッ

清霜「ようやく私も艦娘としての役割を全う出来るぞ、って!」

高波「ずっと、見回りばかりだったもんね……」

夕雲「………」

夕雲(……これは提督を助ける為。始まって早々長門さんに破壊されてゲームオーバーなんて絶対にダメ!)ダッ

夕雲「っ!」ガシッ

清霜「きゃっ!?えっ、夕雲姉さん!?」

高波「ひうっ!?ゆ、夕雲姉さま!?」

夕雲「ごめんなさい!」グイッ!

清霜高波「ひゃあっ!?」バタッ


73◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:52:55.911V6w (6/8)

長門「そうと決まればじっくりねっとり愛でてやるぞおおおおおおおおおおおっ!」ガバァッ!

ショタ提督「………」

清霜「痛た……あっ、長門s」

高波「うぅ……え?長t」

長門「ふんっ!」ガシィッ!

清霜「むぎゅっ!?」

高波「ふみゅっ!?」

長門「おおおおおおおおおおおおおおっ!よくよく感触を味わうと中々そそるじゃないかあああああああああああああっ!」ギュウウウウウッ

清霜「あの長門さんちょっと力強痛たたたたたたたたたた!?」ジタバタ

高波「や、やめて下さい長門さ痛いかもおおおおおおおお!?」ジタバタ

夕雲「提督!こっちに!」グイッ

ショタ提督「……!」

夕雲(うっ!?流石機械が詰まったロボット……予想以上に重い……!)グググッ…


74◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)00:54:03.721V6w (7/8)

夕雲「はぁはぁ……て、提督、大丈夫ですか……?」

ショタ提督「はい。私は異常無しでございますが……夕雲様?どうかなさいましたか?どうして私を牽引したのですか?それに疲労が……」

夕雲「どうかなさいましたも何も……ぜぇぜぇ……貴方は危うく長門さんに破壊される所だったんですよ……?」

ショタ提督「破壊……では、あそこで長門様と共にいる清霜様と高波様は……」

夕雲「……犠牲になったんですよ。貴方の命を守る為の、ね……」

ショタ提督「犠牲……」

長門「んうううううううううううやわっこいなあああああああああああああ!」ギュウウウウウウウッ

清霜「うぐっ……苦し……!」ジタバタ

高波「」ピクピク

夕雲「………」

夕雲(本当にごめんなさい!高波さん、清霜さん……!だけど提督を守る為なの!許して……!)

ショタ提督「………」


反転コンマ判定:提督の行動は?

01~49:そのまま眺めているだけ
関心度上昇:小 ×1.0
50~98:夕雲に疑問を問う
関心度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:長門に清霜と高波を解放するよう頼む
関心度上昇:大 ×2.0

直下


75名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)00:57:08.584Onf (2/2)




76◆0I2Ir6M9cc2018/09/19(水)01:00:44.327V6w (8/8)

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
8月中は予想以上に予定が立て込んでしまい、あまり更新が出来ず申し訳ございませんでした。
今週末~来週からは7月以前のように、休日中心の更新となりそうです。
更新が難しい場合も適時生存報告は行いますので、それまでお待ちいただけると幸いです。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。


77名無しさん@おーぷん2018/09/19(水)01:49:49.214SRE (1/1)

乙ー


78◆0I2Ir6M9cc2018/09/26(水)17:51:56.455B37 (1/1)

今週の平日の更新は難しそうです。お待たせして申し訳ありません。
ただ、週末の土日は何とか更新出来そうです。


79◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)17:58:45.767LFK (1/1)

23:00~0:00頃開始予定です。


80名無しさん@おーぷん2018/09/29(土)18:22:57.453Nh6 (1/1)

了解


81◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)23:23:09.1370xF (1/5)

始めます。


82◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)23:26:12.3200xF (2/5)

58→84:「疑問に思う」ことで「学ぶ」


ショタ提督「……夕雲様。私はこのようにアンドロイドでございます」

ショタ提督「破損したのであれば、明石様と夕張様に修理していただけば……」

夕雲「……直るから大丈夫、ということですか?」

ショタ提督「はい」

夕雲「……でも、壊れて良い気分にはならないでしょう?」

ショタ提督「いえ、特に問題はございません」

夕雲「………」

夕雲(やっぱり、提督にはまだ感情が無いということかしら……)

ショタ提督「効率性の観点から申し上げますと、夕雲様は私ではなく清霜様と高波様を優先すべきです」

夕雲「……確かに、清霜さん達を囮にしたのは良くないことですけど……」

夕雲「やっぱり、作られたばかりの提督を守りたかったんです」ニコッ

ショタ提督「………」

夕雲「今はまだ、私の言っている意味が分からないかもしれませんけど……」

夕雲「提督の人工知能は、学習型AIと聞きましたし……いずれ分かるようになる時が来ます」

ショタ提督「そうなのですか?では、今回の出来事はメモリに優先的にインプットしておきます」

ショタ提督「後に感情について思考する時、これが役に立つと判断しましたので」

夕雲「……はい、お願いしますね」ニコッ



長門「すーはーすーはーくんかくんかくんかもふもふもふもふんふううううううううううううううううううううう」ギュウウウウウウウッ

清霜「」チーン

高波「」チーン


ショタ提督の関心度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下


83名無しさん@おーぷん2018/09/29(土)23:28:40.096aR3 (1/1)




84◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)23:41:45.4780xF (3/5)

9×1.5=13.5/50


清霜「………」大破 ジトー

高波「………」大破 ジトー

夕雲「………」※正座

清霜「……うん。確かに出来たてホヤホヤの司令官を守ろうとする気持ちは分かるよ」

高波「でも、妹を生贄にするのは……良くないと思うかもです」

夕雲「……はい」

清霜「お陰で私達はこんなになっちゃった」

高波「出撃もしてないのに……」

夕雲「……ごめんなさい」

清霜「反省してる?」

夕雲「……はい。あの、もう正座やめても」

高波「後30分です」

夕雲「そ、そんな……!」

夕雲(……提督を守れたのは良かったけど、そろそろ足の痺れが……!)ジンジン


長門「」シュウウゥゥゥ… ※頭にたんこぶ3つ

ショタ提督「これは所謂たんこぶという物ですね」

陸奥「えぇ。悪いことした人にお仕置きした時に、頭に出来る馬鹿の証拠みたいなものよ?覚えておいてね?」

ショタ提督「いえ、たんこぶとは皮膚の下で起こった内出血によるものと記憶していますが……」

陸奥「……あ、うん」

陸奥(冗談も通じないのね……まぁ、正確な知識があるに越したことは無いけど……)


85◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)23:55:43.0490xF (4/5)

1ヶ月目:中旬


工廠

明石「どんな物でも初期型は点検必須!」カチャカチャ

夕張「そうそう。慌てて作った分、後からしっかり補強していかないと!」

大淀「すみません。提督はどこに…………きゃっ!?」

明石「あ、大淀」

夕張「工廠に来るなんて珍しいわね。何か作って欲しい物が……」

大淀「そ、そうじゃなくて!そ、そこの……」スッ


ショタ提督「」パカーン ※頭部と胴体が開かれて明石と夕張が中を弄っている様子をご想像下さい


明石「提督がどうしたの?」

大淀「あ、頭と体が……」

夕張「あ、これ?分解してるんじゃなくて、メンテナンスよ」

大淀「メンテナンス……?」


86◆0I2Ir6M9cc2018/09/29(土)23:56:15.3670xF (5/5)

明石「提督のメカは結構複雑だからね~。定期的に点検しないと、不具合が出たら大変だし」

夕張「一応頑丈には作ってあるけど、派手に壊れたら直すのも大変だから……こうしてちゃんと調べてあげないと!」

大淀「………」

大淀(どう見ても死んでるようにしか見えない……)

明石「そうそう言い忘れてた!もし提督の様子がおかしかったら、すぐ私達の所に連れて来て!」

夕張「上位管理権限所有者を私と明石さんに設定してるから、私達でないと提督の体を弄れないのよ」

大淀「じゃあ、私や他の人がメンテナンスを行おうとしたら、その時はどうなるんですか?」

明石「自爆」

大淀「えぇっ!?」

明石「というのは嘘で、提督が危機を感じて全機能を強制的にシャットダウンするだけ」

夕張「ちなみに電源を入れられるのも私達だけ」

大淀(あ~驚いた……この2人が自爆なんて言うと、冗談に聞こえないのよね……)

↓1鹿島のコンマ 関心度:0/50
↓2あきつ丸のコンマ 関心度:0/50
↓3夕雲のコンマ 関心度:13.5/50
↓4伊400のコンマ 関心度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します


87名無しさん@おーぷん2018/09/29(土)23:58:06.6523y0 (1/1)




88名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)00:00:13.737Lwr (1/1)




89名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)00:15:36.208UgE (1/1)

ほあ


90名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)00:16:27.319gLy (1/1)

a


91◆0I2Ir6M9cc2018/09/30(日)00:25:35.5438dA (1/3)

香取「………」ズゥーン…

鹿島「いきなり何落ち込んでるの?」

香取「この前、私と提督でそれぞれ演習の指揮を担当したんだけど……」

鹿島(あっこの先の展開が何となく予想出来たかも)

香取「提督の指示が完璧過ぎて……」

鹿島(やっぱり)

香取「……はぁ」

鹿島「……要するに自信を無くしちゃったんだね?」

香取「………」コクリ

鹿島「えーっと、提督はあくまでもロボットだし、人間……じゃなかった。艦娘が頭脳で勝てなくても不思議じゃないから、ね?」ナデナデ

香取「……それは分かってるけど、やっぱりショックなのよ……」

鹿島「………」

鹿島(あの香取姉ですら完敗するほどだなんて……流石ロボットというか)


ショタ提督は……

直下


92名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)00:33:46.636uXA (1/2)

明石夕張に自爆装置を組み込まれようとされている


93◆0I2Ir6M9cc2018/09/30(日)00:51:05.9168dA (2/3)

鹿島「………」スタスタ

鹿島(香取姉、結構へこんでたなぁ……何とか元気づけてあげたいけど……)

「やめなさい!」

「HA★NA★SE!」

「研究者の血が騒ぐのよッ!」

鹿島「……?」

鹿島(この声……明石さん達?工廠から聞こえたけど……)スッ…

明石「ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」グググ…

夕張「科学者のロマンなのよ!」

大淀「だからダメに決まってるでしょ!?」ガシッ

ショタ提督「………」

鹿島「……!?」

鹿島(な、何の騒ぎ!?大淀さんが明石さんと夕張さんを必死に止めてるけど……)

明石「本当に起動するつもりは無いの!ただ付けてみたいって思っただけで!」

大淀「絶対にダメ!!」

夕張「自爆装置はロボットに無くてはならない機能じゃない!」

鹿島(自爆ぅ!?)


94◆0I2Ir6M9cc2018/09/30(日)00:52:28.1668dA (3/3)

大淀「だからって提督に組み込むことないでしょう!?」

ショタ提督「大淀様。私は自爆装置を組み込まれても特に困りません。もう一度新しく私を開発してもらえれば」

大淀「そういう問題じゃないんです!爆発するということは、今いる提督が『死ぬ』ということですよ!?」

ショタ提督「死……いえ、私はアンドロイドなので、生物としての死は定義されません」

大淀「だからそれは……!」

明石夕張「先っちょだけ!先っちょだけだから!」グググ…!

大淀「と、とんだマッドサイエンティストね、貴女達……!」グッ…!

鹿島「………」

鹿島(な、何て物を付けようとしてるんですか!?自爆なんて危険過ぎますよ!そういうのは漫画やアニメの世界だけで十分ですって!)

鹿島(でも、提督さんは提督さんで自爆する怖さを理解出来ていません……まだ人格や感情が無いからでしょうか……う~ん……)

鹿島(って考え込んでる場合じゃない!何とか2人を止めないと……!)


鹿島の行動

直下


95名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)01:07:38.827RsG (1/1)

しゃあない、しょっちゅう爆発してる42周目鎮守府に連れて行ってやれ


96◆0I2Ir6M9cc2018/09/30(日)01:10:39.054bHU (1/1)

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。


97名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)01:12:46.100uXA (2/2)

おつ


98名無しさん@おーぷん2018/09/30(日)08:00:00.1491ww (1/1)

乙です
徐々に心を得ていく正統派な流れになるのか
はたまたアラレちゃんのようなぶっ飛んだギャグ路線となるのか


99◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)17:35:13.108B7x (1/1)

22:30~23:30頃開始予定です。


100◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)23:38:41.06849s (1/5)

始めます。


101◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)23:43:30.38149s (2/5)

鹿島「………」

鹿島(この2人相手だと、口で勝てる気がしません……仕方ありません。爆発には爆発で……!)


ショタ提督「………」

明石「何が何でもぉ……!」

夕張「取り付けるんだからぁ……!」

大淀「うぐっ……!」グググ…!

大淀(う、腕が……!このままだと振り払われちゃう……!)

鹿島「……明石さん、夕張さん」

大淀(救援来ましたッ!!)

明石「鹿島さん?ちょうど良かったです!」

夕張「大淀さんを説得してくれませんか?提督に自爆装置を付けようとしたら猛反対しちゃって」

大淀「だから当たり前だってば……!」

ショタ提督「………」

鹿島「話は聞きましたよ。でしたらまずは爆発のエキスパートに相談してみては?」

明石「爆発のエキスパート!?」パァッ

夕張「そんな素晴らしい人がいるの!?」パァッ

大淀(ちょっと!?2人を焚き付けてどうするんですか!?)

鹿島「まぁまぁ、騙されたと思って来てください!」

明石夕張「はいっ!」

大淀「ぜぇぜぇ……」

大淀(も、もし提督に爆発機能が付けられたりでもしたら……恨みますよ、鹿島さん……)

ショタ提督「………」


102◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)23:49:19.13449s (3/5)

・・・÷

鹿島「ここですっ!」

明石「……鎮守府?」

夕張「研究所じゃないの?」

大淀「……?」

大淀(ここは確か……)

鹿島「はい。一見すると、ただの鎮守府に見えますが……こここそ!爆発のエキスパートの方がいらっしゃるんです!」

明石「……提督。一応観察して」

ショタ提督「“音声命令キャッチ。これより観察モードを実行致します……”」ピピッ

鹿島「え?」

大淀「!?」

ショタ提督「“……観察完了”。体温、脈拍、神経信号共に正常。異常は見当たりません」

夕張「ということは、鹿島さんは嘘をついてないと」

鹿島「い、今のは一体……」

大淀「観察モード……?」

明石「相手の体温、脈、その他諸々を観察する機能です!」フンス

夕張「基本は私達の体調を調べる為の機能だけど、こんな感じで応用すれば相手が動揺してたり嘘をついてるのを見抜くことも出来るの!」

明石「まぁ今回は異常無し、つまり鹿島さんは特に動揺したりしていないということですね」

鹿島「………」

鹿島(なるほど。確かにロボットの提督なら、そんなことが出来てもおかしくありませんね……)


103◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)23:56:19.38649s (4/5)

明石「では早速会って来ます!」ダッ

夕張「爆発のエキスパートさ~ん!」ダッ

鹿島「行ってらっしゃ~い!」ノシ

ショタ提督「お気をつけて」ペコッ

大淀「……鹿島さん」

鹿島「はい?」

大淀「その、爆発のエキスパートというのは……」

鹿島「それはですね~……ヒントはここが42周目鎮守府だということです」

大淀「42周目……ッ!?ま、まさか……!」

鹿島「はい、そのまさかです♪」

ショタ提督「どういうことでしょうか?」


104◆0I2Ir6M9cc2018/10/06(土)23:56:31.09649s (5/5)

鹿島「提督は42周目提督君をご存知ですか?」

ショタ提督「はい。私と同じ職業の方で、現在も近辺の鎮守府で活動中のはずです」

鹿島「その子がまさに爆発のエキスパートということなんですよ」

大淀「確かに、あの子はいつも鎮守府を爆発させてますからねぇ……」

鹿島「その爆発に巻き込まれれば、明石さん達も少しは懲りるかと思ったんです」

ショタ提督「一般的な人間、それも幼少期の子供は自力で爆発現象を発生させることは不可能に近いはずですが」

鹿島「あの子に常識は通用しませんよ?」

大淀「真面目に考えたら負けですから」

ショタ提督「どういうことでしょうか?」

鹿島「それは……」


反転コンマ判定:明石&夕張の運命は!?

01~49:鎮守府どころか地球が大爆発!
関心度上昇:小 ×1.0
50~98:案の定鎮守府が大爆発
関心度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:まさかの42周目提督と意気投合して……
関心度上昇:大 ×2.0

直下


105名無しさん@おーぷん2018/10/06(土)23:57:16.772a8M (1/1)




106【41】2018/10/06(土)23:57:20.1274OU (1/1)




107◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:11:33.525v2s (1/8)

77:あっ(察し)


ズドドドドド…

鹿島「……?」

大淀「えっ、何ですかこの地響きは」

ショタ提督「……前方から来ます!」

鹿島大淀「……ッ!?」


42周目提督「そんな面白い話を何故もっと早く言わないッ!!」つスパナ ズドドドドド

明石「いやぁ~話が分かる子で良かったッ!!」つドライバー ズドドドドド

夕張「自爆装置に限らずすんごい魔改造しちゃいましょうッ!!」ズドドドドド


鹿島「やっちゃいましたぁ!?逆効果だったみたいです!」

大淀「意気投合してこっちに向かって来てるんですけど!?」

42周目提督明石夕張「改造させろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」ズドドドドド

鹿島「な、何か私達まで改造されちゃいそう!?」

大淀「こうなったら逃げるしかありません!鹿島さんは提督の頭を、私は足を持ちます!」ヒョイッ

鹿島「は、はいぃ!」ヒョイッ

ショタ提督「……!」


108◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:13:24.601v2s (2/8)

42周目提督明石夕張「逃がすかああああああああああああああああああああああああああッ!!」ズドドドドド

鹿島大淀「ひいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」ズダダダダダ

ショタ提督「………」

ショタ提督「艦娘である明石様と夕張様、鹿島様と大淀様は特に不自然な点は見当たりませんが……」

ショタ提督「一般人、それも子供である42周目提督様も明石様達と同様、いや、それ以上の速度で走るとは……」

ショタ提督「これは興味深いです。優先的にデータを取らなければ……」

鹿島大淀「取らなくて良いですからッ!!」ズドドドドド

42周目提督明石夕張「地の果てまで追いかけてやるうううううううううううううッ!!」

鹿島大淀「嫌あああああああああああああああああああああああッ!?」

ショタ提督「………」


ショタ提督の関心度 コンマ一の位×2.0 上昇

直下


109名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)00:13:53.770gLR (1/3)




110◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:27:21.838v2s (3/8)

7×2.0=14/50


潮(42周目)「いい加減に」ズドドドドド!

羽黒(42周目)「しなさいっ!」ズドドドドド!

ズガァァァァァァァンッ!

42周目提督明石夕張「うぎゃああああああああああああああああああああッ!?」

シュウウウゥゥゥゥ…

42周目提督「」チーン ※黒焦げ

明石「」チーン ※同上

夕張「」チーン ※同上

鹿島「……え?」

大淀「……潮ちゃん?それに羽黒さんも……」

ショタ提督「地上で砲撃、それも直撃で全員が五体満足……これは……」

潮「明石さん達がやって来て、突然提督が飛び出して行ったので追いかけてみたらこれですよ」

羽黒「また罪のない人を巻き込もうとしてたんですね、司令官さんは」

鹿島「……た、助けてくれてありがとうございます」

潮「いえいえ、こちらこそ提督がご迷惑をおかけしてすみません」


111◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:35:51.232v2s (4/8)

羽黒「明石さんと夕張さんを巻き込んでしまいましたけど、そこの44周目提督君を狙っていたんですよね?」チラッ

ショタ提督「………」

羽黒「なのでいっそ3人まとめて無力化しました」

大淀「お陰で助かりました……」

ショタ提督「……あの」

潮「あ、44周目提督君。貴方の身は私達が守りました」ニコッ

羽黒「悪は滅びましたし、これからは安全で快適なアンドロイド生活を」

42周目提督明石夕張「勝手に殺すなぁッ!!」ガバァッ

ショタ提督「……!」


112◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:36:35.741v2s (5/8)

潮「お早いお目覚めですね」

羽黒「そのまま永眠していても良かったんですよ?」

42周目提督「はぁ?ギャグキャラがこの程度で死ぬかボケ!」

明石「というかまだ44周目始まったばっかなんですけど!」

夕張「無防備の仲間に砲撃しますか普通!?」

潮羽黒「無知なアンドロイドに自爆装置埋め込もうとするマッドサイエンティスト達に言われたくありません!」

ショタ提督「砲撃を受けても黒焦げで済む肉体、そして瞬時に行動可能になる回復力……メモリを検索しても、このような事象は……」

鹿島「えっと、提督?42周目提督君達のことは真面目に考えちゃダメです……」

大淀「スルーした方が身の為です……」

ショタ提督「スルー?確か通る、貫くという意味の英単語では?どうしてこの場で英単語を?」

ショタ提督「分かりません。ですが興味深いことばかりです。この謎は是非究明しなければなりません」

ショタ提督「そして指揮・執務に応用し……」ブツブツ

鹿島「………」

大淀「………」

鹿島大淀(あぁ、やっぱり真面目に考え込んでます……脳?人工知能?がオーバーヒートしないか心配……)


113◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)00:44:25.990v2s (6/8)

1ヶ月目:下旬


ショタ提督「………」

大淀「……もしかして、まだ考えてるんですか?」

ショタ提督「何をですか?」

大淀「この前の42周目提督君達のことです」

ショタ提督「それもありますが、現在は自爆についてです」

大淀「ッ!?だ、だからダメですってば!そんなことしたら……」

ショタ提督「私が死亡する、ですか?」

大淀「そうです!そんなこと、私達が許しません!」

ショタ提督「ですが今の私が壊れてしまっても、現在のメモリデータを保存しておき、新しい体にインプットすれば……」

大淀「それでは本人と言えないじゃないですか!」

ショタ提督「どうしてですか?私のメモリデータなのですから、私と同一の思考・行動パターンを再現出来るはずです」

大淀「………」

大淀(やっぱり、提督にはまだ自我や感情は無いんですね……もっとも、ここからは哲学的な話になりますけど……)

大淀「……確かに、コピーしたデータそのものは提督と同じかもしれません」

大淀「ですが、やっぱりそれはコピーに過ぎないんです。提督自身……オリジナルの意識とは言えないんです」

ショタ提督「………」

大淀「今はまだ分からないかもしれませんが、いずれこの意味が理解出来る時が来るはずです」

大淀「何にせよ、自爆だけは絶対にやめて下さい!お願いです!」

ショタ提督「………」

↓1鹿島のコンマ 関心度:14/50
↓2あきつ丸のコンマ 関心度:0/50
↓3夕雲のコンマ 関心度:13.5/50
↓4伊400のコンマ 関心度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します


114【89】2018/10/07(日)00:45:13.040OLC (1/1)




115【33】2018/10/07(日)00:45:37.1298ua (1/1)




116名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)00:48:08.242gLR (2/3)




117【33】2018/10/07(日)00:49:22.790gX4 (1/1)

てい


118名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)00:51:36.797CxT (1/2)




119◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)01:01:33.562v2s (7/8)

伊400「……自我?」

伊401「うん。さっき執務室を通りかかったら、提督と大淀さんがそんな感じの話をしてて……」

伊400「う~ん……人間の自我なら分かりやすいんだけど、ロボットとなるとね……」

伊401「人間も最初は自我が無い……と言って良いかは分からないけど、自分っていう認識は無いし……」

伊400「………」

伊401「………」

伊400「……考えれば考えるほど、余計分からなくなってきちゃった」

伊401「私達も人間じゃないとはいえ、ロボットと比べるとほとんど人間みたいなものだし……」

伊400「……いつかは提督も感情が芽生えるのかな」

伊401「……きっとね」

伊400(自我が芽生えてないロボットの心情、かぁ……想像もつかないなぁ……)


ショタ提督は……

直下


120名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)01:02:18.613gLR (3/3)

戦闘出来るようにしようとするも艦娘タイプか巨大ロボットタイプかで意見が対立


121◆0I2Ir6M9cc2018/10/07(日)01:10:34.700v2s (8/8)

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
最近どうもスランプ気味で、提督の設定に限らず話の内容がスムーズに思い浮かびません……
間隔が空いてしまうせいで勘が鈍っているのか……

それではまた次回の更新でお会いしましょう。


122名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)01:12:53.010CxT (2/2)


焦らずゆっくりと書いていけばいいよ


123名無しさん@おーぷん2018/10/07(日)21:01:50.110uVr (1/1)

おつ


124◆0I2Ir6M9cc2018/10/14(日)16:21:54.751LE1 (1/1)

今週の更新はお休みさせていただきます。
お待たせして申し訳ありません。


125名無しさん@おーぷん2018/10/14(日)16:29:45.213LG0 (1/1)

はいな


126名無しさん@おーぷん2018/10/14(日)23:36:10.307Sra (1/1)

了解


127名無しさん@おーぷん2018/10/15(月)10:21:11.742tJI (1/1)

朗報、SSVIP速報復帰


128名無しさん@おーぷん2018/10/15(月)21:20:14.543fdC (1/1)

あんな管理もマナーも悪い場所に帰るとかないわ


129◆0I2Ir6M9cc2018/10/21(日)23:26:36.040ebI (1/1)

今週の更新もお休みさせていただきます。
お待たせして申し訳ありません。

SS速報VIP、ついに復旧しましたね。今後の方針は色々考えたのですが……
やはり復旧後に戻るつもりでしたので、以降の本編は速報で進行させていただこうと思います。
こちらの都合で混乱させてしまい申し訳ございませんでした。
そしてこちらでも安価に参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。

こちらのスレについてですが、速報ならHTML化依頼を出せば良かったのですが、この板の仕様が少し分からない為もう少し調べてみます。
本日は誘導だけさせていただきます。


130名無しさん@おーぷん2018/10/21(日)23:45:13.862KWJ (1/1)

ほーい


131名無しさん@おーぷん2018/10/21(日)23:55:56.2558A6 (1/1)

おk


132名無しさん@おーぷん2018/10/22(月)13:50:13.988Hkl (1/1)

速報に戻ると言う事で>>128君はもう見ないでね


133名無しさん@おーぷん2018/10/22(月)22:36:24.312hKP (1/1)

>>132
無駄口叩いてないでさっさとおーぷんから失せろよ速報カス