470 ◆b0M46H9tf98h2019/02/03(日) 03:00:21.20Ry1EXfmW0 (1/1)



ライモン「ところで…提督とシモネッタ提督はどうしてお知り合いに?」提督たちのおしゃべりを邪魔しないようにと、グレイ提督たちは気を利かせて庭に行っているので、椅子を近寄せて隣に座った…

カサルディ提督「確かに気になるわよね……フランチェスカとエレオノーラの好みときたら、まるで反対だもの」

提督「まぁそうね…」

シモネッタ提督「ふふ、私はフランカみたいに年増を食べる趣味はないの…♪」優雅に紅茶をすすりつつ、隣に座っているマエストラーレのお尻に手を伸ばした……

マエストラーレ(ヴェネツィア)「もうっ…///」ぺちっ!…と手の甲を軽く叩いた

シモネッタ提督「もう、マエストラーレのいじわる…♪」

提督「またそうやって……エレオノーラみたいな趣味を持っていたら、いつか逮捕されるわよ?」

シモネッタ提督「心配しないで…私は普段からお行儀よく過ごしているもの」

カサルディ提督「ま、エレオノーラのお行儀がいいかどうかはさておき…」

………

…士官学校・教室…

教官「さて…諸君はここで海軍史について勉強することになる。過去の戦争で各国の指揮官たちが犯した失策を学ぶことで、同じ過ちを繰り返さないで済むわけだ」教室に座っている士官候補生たちを前に、中年の教官が講義を始めた…

カサルディ提督「はぁ、参ったな…私、歴史とかって苦手……」小声で提督にぼやくカサルディ提督…

提督「そう? 昔の話って面白いと思うけれど?」

カサルディ提督「…フランチェスカは歴史得意だもんね……」

教官「さて、今日は初回だからな。簡単なイタリア近・現代史の振り返りと行こう……さて、イタリア王国海軍の基礎はガリバルディのイタリア統一運動と、両シチリア王国がそれに帰順したことにより出来上がり……」

提督「…」ノートをつけながら、熱心に聞いている提督…

教官「ではこの問題を…シモネッタ」

シモネッタ候補生(シモネッタ提督)「はい」

教官「第二次大戦への旧イタリア王国の参戦はいつだったか?」

シモネッタ提督「1940年6月10日です」

教官「結構。座りたまえ…では旧イタリア王国が英仏に宣戦布告したのはなぜか? …カンピオーニ」

提督「はい。当時のドイツが我が国の仮想敵であったフランスを撃破しつつあったことで、当時の政府が「このままでは戦後得られるかもしれない賠償を手にできない」と考えたからです」

教官「よろしい…平たく言えばイル・ドゥーチェ(ムッソリーニ)の思い立った火事場泥棒ということだな。そのせいでイタリアは大やけどをしたわけだ……ところで、そこの四人は大したものだな?」

提督「…と、言いますと?」

教官「諸君の名前だ。ベルガミーニ、ビアンケッリ、カサルディ…それにカンピオーニ。いずれも大戦中の提督と同じ苗字じゃないか…末は海軍提督に違いない!」

一同「「くすくすっ…♪」」

提督「あー……そうなれるよう努力します」

教官「結構だ…では座ってくれ、提督」

提督「///」

教官「さて、講義を続けようか…」






471 ◆b0M46H9tf98h2019/02/07(木) 02:28:18.36ZhqUC3//0 (1/1)

…数週間後・候補生寝室…

カサルディ提督「いやぁ…フランチェスカもたいしたものだと思ってたけど、上には上がいるんだね?」…カサルディ提督は二段ベッドの上から顔をのぞかせ、からかい半分に話しかけてきた…

提督「…成績の事?」士官学校に入る前にかなり短くしたとはいえ、十五分の入浴時間では乾かせっこない豊かな髪を拭きながら答えた…

カサルディ提督「そう、それよ♪」

…士官学校に入って二か月経ったこの日、最初の試験結果が発表されて張り出され、候補生たちは寄ると触るとその話題で持ちきりだった…

カサルディ提督「そう。だってフランチェスカは『海軍史』と『図上演習』で一位だったでしょ?」

提督「うーん、でも私は計算とか体育が苦手だから……その二つは下から数えた方が早いもの」

カサルディ提督「それにしたって、首席じゃないなんて驚きよ…フランチェスカじゃないなら誰なの? って感じだもの」…からっとした気持ちのいい笑顔を浮かべ、特に意識もせずに人を喜ばせるような事をいう「天然タラシ」のカサルディ提督……そのせいか、すでに何人かの候補生は骨抜きになっている…

提督「えーと、首席は確かシモネッタ候補生っていう…ほら、あのヴェネツィア出身の優しそうな……」

カサルディ提督「あぁ、あの感じのいい人? なるほどねぇ…人当たりはいいし成績も優秀、おまけにフェンシングも強ければバレーボールだって上手いんだ…眉目秀麗、文武両道……まさに『海軍の求める人材』ってところよね」

提督「そうねぇ。私は走るの嫌いだし、フェンシングは弱いし……バレーも得意じゃないから…」

カサルディ提督「…でもあれだけ完璧だと、逆にとんでもない欠点を抱えてたりするんじゃない?」

提督「ふふっ、なにそれ…♪」

カサルディ提督「いや…そんな風に折り目正しく生活していたら、どこかで破綻すると思うんだよね」

提督「うーん……でもおかしな雰囲気は感じないけれど?」

カサルディ提督「そう?」

提督「ええ。むしろ、何と言えばいいのかしら……誰にでも丁寧だけれど、ほどよく距離を開けている感じね」

カサルディ提督「あー、北部人ってそういう所あるわよね」

提督「うーん、むしろあれはヴェネツィア出身だからって言うよりも……」

先輩候補生「…気を付け! これより整理整頓のチェックを行う!」きりりとした先輩候補生が突然ドアを開け、鋭い声を出した…

提督「!」

カサルディ提督「おっと…!」

先輩候補生「今週の室長は誰か?」

カサルディ提督「はっ、カサルディ候補生です!」

先輩候補生「そうか…ではこれから確認を行うぞ?」短髪の候補生はベッドシーツや掛け布団がきちんとなっているか、ロッカーや部屋が散らかっていないかを確認して、クリップボードに書き込んでいく…

先輩候補生「…カサルディ候補生!」

カサルディ提督「は!」

先輩候補生「この取り散らかった服は誰のものか?」

ベルガミーニ候補生「あっ……わ、私のです!」人はいいが肝心な時に失敗したりと、どうにも運の悪いベルガミーニ候補生……

先輩候補生「ふぅ…ベルガミーニ候補生、お前は床に物を散らかしておくよう習ったのか?」

ベルガミーニ候補生「いいえ!」

先輩候補生「なら、どうして床にタオルだの何だのを散らかしておくのだ?」

ベルガミーニ候補生「その…それは、入浴の後だったので……///」

先輩候補生「ベルガミーニ候補生、私は理由を聞いているわけではない…これが実際のフリゲート艦で、非常事態になった時、床に物が散らかっていたらどうなる?」

ベルガミーニ候補生「…」

先輩候補生「私は決して意地悪なおばさんではない……が、取り散らかった室内では迅速な行動が妨げられ、もしかしたら命に関わる事態を巻き起こすかも知れない。このことをよく理解するために、君たちに腕立て二十回を行ってもらう…いいか?」

一同「「はい!」」

先輩候補生「それと、カサルディ候補生は室長として整理整頓を率先しなければならない立場にあったはずだ…腕立て三十回だ」

カサルディ提督「はっ!」…ネイビーブルーの半袖Tシャツとショートパンツ姿で腕立てをする提督たち……先輩候補生はカウントを終えるとクリップボードを小脇に抱え、提督に顔を近づけた……

先輩候補生「……カンピオーニ候補生、お前は数学が苦手だそうだな?」

提督「はい」

先輩候補生「…その……よかったら後で私が教えてやろうか…///」少しだけ恥ずかしそうに、小声でつぶやいた…

提督「…はい♪」


472 ◆b0M46H9tf98h2019/02/08(金) 02:11:47.8275oVL98B0 (1/1)

…別の日…

提督「…今日は体育が連続なのね……はぁ…」

カサルディ提督「まぁまぁ、そうへこたれない…前よりずっと出来るようになって来たんだし、この調子で頑張ればもっと身体が動くようになってくるって」

提督「そうは言ってもね…今日は何をやるのかしら?」

カサルディ提督「さぁ…多分フェンシングとレスリングが一時限ずつじゃない?」

提督「あーあ…レスリングなんて全然勝てないし苦手だわ。だいたい海軍なのにどうしてレスリングがいるの?」

カサルディ提督「そんな事私に言ったって…」


…しばらくして・体育館…

メッセ教官「…よーし、では次は相手を変える……シモネッタ候補生、お前が一番フェンシングが上手いようだから、カンピオーニ候補生を見てやれ」

シモネッタ提督「はい、教官」

提督「…迷惑をかけてしまってごめんなさい、シモネッタさん」

シモネッタ提督「エレオノーラでいいわ…私のことは気にしないでいいから、一緒に頑張りましょう?」白い柔らかな手で、提督の手を包むように握手した…

提督「ありがとう…それじゃあ私のこともフランチェスカって呼んで?」

シモネッタ提督「ええ…♪」

…どちらかと言えばガサツな「体育会系」タイプが多い中、シモネッタ候補生は常に優雅に振る舞っていて、短い自由時間ではとてもセットできそうにないほどきちんと整えられている髪をふわりと揺らし、提督に優しく微笑みかけた……顔こそ多少汗ばんでいるが、その様子からはとてもフェンシングの練習を数セットこなしたようには見えない…

メッセ教官「防具付けろ……それでは、始め!」

シモネッタ提督「それじゃあ、フランチェスカは私の胴体を狙って突いてみて?」

提督「ええ…それじゃあ、行くわね?」

シモネッタ提督「どうぞ♪」

提督「はっ…!」

シモネッタ提督「うん、上手よ…ただ、もっと踏み込まないといけないわ」

提督「それって……こうかしら…っ!」

シモネッタ提督「そうそう、上手ね…その勢いでもう一回♪」

提督「やぁっ…!」

シモネッタ提督「あら、いい突きが出たじゃない♪ そう、そういう風にすればいいの」

提督「ええ、でもこれ…ふとももの内側に来るわね……」少し顔をしかめる提督…

シモネッタ提督「ふふ、段々と慣らしていきましょうね…それじゃあ今度は私もカウンターをかけに行くから、遠慮しないで打ってきて?」

提督「分かったわ…はぁっ!」カシッ…!

シモネッタ提督「ふふ……えいっ!」キシン…ッ!

提督「ふっ…!」(…見れば見るほど綺麗ね…しかも甘い香りまで……///)

シモネッタ提督「…考え事なんてしていてはダメよ、フランチェスカ?」スキを突かれてパシッ…とエペを弾かれ、防具越しに胸の谷間へ一突き浴びる提督……

提督「…っ!?」

メッセ教官「……よーし、そこまで! 次は位置を交代してもう一回行う! ベルガミーニ候補生、足もとはしっかりさせるんだ…本物の果し合いだったらやられてしまうぞ?」

ベルガミーニ候補生「は、はいっ…!」

シモネッタ提督「……ふふ、集中してね?」

提督「え、ええ…///」

シモネッタ提督「それじゃあ場所を代わって…準備ができたら打ってきて?」

提督「分かったわ……やぁっ!」

………


473 ◆b0M46H9tf98h2019/02/09(土) 10:52:02.22OCqDYl4t0 (1/2)

…何だか各地で寒波と雪がすごいことになっていますね。ここを見て下さっている皆さまも、もし出かけるなら気を付けて下さいね……小足で歩くようにして、雪を溶かそうとしてお湯を流したりはしないようにしましょう…


474 ◆b0M46H9tf98h2019/02/09(土) 12:01:24.81OCqDYl4t0 (2/2)



シモネッタ提督「ふふふ、そう言えばそうだったわ。フランカったらいかにもふんわりと柔らかそうで、まるで士官学校向きには見えなかったわ♪」

提督「…それをあなたが言う?」

カサルディ提督「確かに……エレオノーラなんて色は白いし香水の香りまでさせちゃってさ。ちっとも士官候補生らしくなかったって」

シモネッタ提督「あら、香水は女性のたしなみじゃない……♪」にっこりと柔和な笑みを浮かべ、優雅な手つきでティーカップを持ち上げた…

メッセ兵曹長「ふぅむ、それじゃあ私は女じゃないって言うんだな? …シモネッタ、候補生の時じゃなくてよかったな」

シモネッタ提督「くすっ…でも兵曹長でしたら、並みの男性よりずっとタフガイじゃありませんか。…きっとそのあたりの男性が十人ばかりかかって来ても、たちまち返り討ちにしてしまうでしょう?」

メッセ兵曹長「それは買いかぶり過ぎだ、シモネッタ……同時にだったらせいぜい五人までだ」

提督「ふふ…♪」

カサルディ提督「あははっ♪」

メッセ兵曹長「ふ……それにしてもカンピオーニ、お前は人がいいようだったから、せいぜい「マスコットとして好かれている」くらいにしか思っていなかったが…ふたを開けてみたらとんでもない問題児だったな。私もいろんな候補生を見てきたが、あの時ばかりはすっかりだまされたよ」

提督「…そうですか?」

メッセ兵曹長「ああ……ちなみに「どうもそうなんじゃないか」と思い始めたのが、ちょうどあのレスリング授業の時だ」

………

…フェンシング授業の後・更衣室…

提督「ふぅー…疲れた…ぁ……」更衣室でフェンシングの防具を外してラックにかけると、くたっ…と身体をゆるませた……

カサルディ提督「お疲れ。でも打ちこみが上手になってたじゃない」

提督「ありがとう…でも、おかげで太ももの内側にかなり来ているわ……」

カサルディ提督「あー、内転筋ね……まぁ、後でマッサージでもしてあげるから。さ、次もあるし早く行かないと」

提督「うぇぇ…もう一時間あるなんて……」

候補生「まぁまぁ…早く行かないとメッセ教官に怒鳴られるよ?」

提督「ええ。それにしても早く終わってくれないかしら……体育じゃなくていいなら、国際法とか弾道計算だっていいわ…」

候補生「あはは、フランチェスカらしいね…ほら、早くしないと♪」

…体育館…

メッセ教官「さて候補生諸君、今度はレスリングだ。いくらライフルやピストルが上手くたって、弾は切れるし故障もする…あるいは銃そのものがどこかに行ってしまうことだってあり得る。そうなった時に役立つのは筋肉だ……もしかしたら艦(ふね)から逃げ出すような時に、障害物をどかす必要に迫られるかもしれないしな!」

メッセ教官「…それじゃあ最初は名簿順で練習をして、それから順番を入れ替えて行くぞ……始め!」

提督「よろしくね、ルクレツィア?」

カサルディ提督「はいはい。まぁ軽くやってあげる……それじゃ、行くよ!」両手を前に突きだし、中腰になってタックルをかけるカサルディ提督…

提督「わっ…!?」

カサルディ提督「ほら、肩をマットにつけられないように抵抗しないと…負けになっちゃうよ?」(…うわ…やっぱり胸とか柔らかい……///)

提督「わ、分かっているけれど……んぅっ、ふぅ…んっ!」…小柄ながら引き締まったカサルディ提督に組み敷かれ、じたばたともがく提督…頬を紅くして、聞きようによってはなまめかしく聞こえる声で喘いでいる……

カサルディ提督「…ふっ、ん!」(…やば……何か変な気分になってきた…///)

提督「…はぁっ、ふぅ…んくぅ///」

カサルディ提督「ほら、どうにか振りほどかないと……///」

提督「ん…っぁ…///」




475 ◆b0M46H9tf98h2019/02/12(火) 11:26:09.97eJpFSNv00 (1/1)

カサルディ提督「ほぉら、しっかりしないと……っ///」もにゅ…♪

提督「んぁ…はぁっ、あふっ……///」

カサルディ提督「…」本人は必死に抵抗しているらしい提督の甘い声を聞いて、妙な気分になってきたカサルディ提督……上からのしかかってがっちりとホールドすると、柔らかい胸やふとももがぐいぐいと当たってくる…

提督「んっ、んんっ……///」

カサルディ提督「…あのさ、フランチェスカ」

提督「…んぅ、振りほどけない…っ……なに、ルクレツィア…っ?」

カサルディ提督「……あとで頼みがあるんだけど///」

提督「わ、分かったから……んぐぐ…ぅ…!」

メッセ教官「よーし、そろそろ次だ……カサルディ候補生、もうその辺でいいぞ」

カサルディ提督「はい、教官! …ほら、立てる?」

提督「はーっ、はーっ……もう…全然振りほどけない……」

メッセ教官「よーし、一つずつ場所をずらしてもう一回だ…始めっ!」

提督「はぁ、ふぅ……よろしくね?」

候補生(金髪ショート・百合)「こちらこそ♪」やたら優しい手つきで、提督の手を包み込むように握手する…

提督「それじゃあ……」

候補生(金髪)「やっ!」

提督「ぐっ……でも私だって、そうそう負けてばっかりって言うわけにはいかないもの…っ!」

候補生(金髪)「へぇぇ、言うじゃない……でもスキだらけよ!」長身で腰高な提督は下半身へのタックルを防ごうと中腰で前かがみになる…が、無理な姿勢になって身体のバランスが崩れ、組みつかれるとあっさりひっくり返った…

提督「!?」

候補生(金髪)「…さぁ、どうする?」

提督「まだまだ…っ!」

候補生(金髪)「ふぅん、そう…♪」提督をしっかり押さえ込みながら、首筋をぺろりと舐めた…

提督「ひうっ!?」

候補生(金髪)「ほぉら、早く振りほどかないと♪」提督の耳元に顔を寄せ、深呼吸するように髪の匂いを吸い込んだ…

提督「あっ…ん……もうっ///」

候補生(金髪)「…教官に気づかれちゃうから声は出さないでよ?」

提督「ええ……あふっ///」

候補生(金髪)「…もう、言ってるそばから……でもいい声で鳴くじゃない、フランチェスカ…♪」

提督「そんな…んんぅ……こと…はぁ……言われても…声が…んぅ…出ちゃうものは……仕方ないでしょう…んぁっ……///」

候補生(金髪)「……くすくすっ…フランチェスカってば誘い受けが上手なんだから♪ …うんと可愛がってあげる♪」

提督「……ふぅん、そう…」

候補生(金髪)「っ!?」

提督「……ねぇ、誘い受けはどっちだったかしら♪」長身のむっちりした身体を活かしてのしかかると、耳元にささやき返した…

候補生(金髪)「うっ、あんっ…♪」

提督「…私だって負けっぱなしは嫌だもの……ふふ、このままだと私のフォール勝ちね♪」

候補生(金髪)「…あふぅ、はぅ…ん///」

メッセ教官「お…いいぞ、カンピオーニ候補生。そのまま押さえこめ!」

提督「はい、教官…っ!」

候補生(金髪)「んぐぐぅ…♪」

メッセ教官「そこまで! カンピオーニ候補生、お前は長身なんだからそうやって押さえこめば相手は動けないぞ。その調子だ…それよりお前はどうしたんだ。いつもより力を抜いてなかったか?」

候補生(金髪)「いいえ、そんなことありません!」

メッセ教官「ふざけているとケガするぞ…諸君、遊び感覚でやるなよ」


476 ◆b0M46H9tf98h2019/02/18(月) 22:40:34.67cVER7DxN0 (1/1)

ずいぶんと投下できずにいてすみませんでした。この一週間近く、この頃はやりのインフルエンザというやつに(ちゃんとワクチン打ったのに…)かかっておりまして…まだトップヘビーの軍艦そこのけにフラフラするので続きは数日後からにしますが……皆さまもよくよく気を付けて下さいね


いやぁ、インフルエンザって、本当にツライものです…食事も喉も通らないので、ヨーグルト、すりリンゴ、ゆで卵……とかそんなのばっかりでした…


477以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/19(火) 14:12:02.77A6SsrBTBo (1/1)

お、乙。


478 ◆b0M46H9tf98h2019/02/21(木) 00:53:15.88THTswjTm0 (1/1)

>>477 どうぞそちらも気を付けてくださいね

…それではまたちょっとずつ投下していきます……百合百合しているのあんまり書いていませんが、まぁまたそのうちにやりますので…


479 ◆b0M46H9tf98h2019/02/22(金) 02:28:41.13Bu7WLzZG0 (1/1)

…運動後・更衣室…

候補生(金髪)「そう言えばさ、エレオノーラって変わってるよね?」

…トレーンニングウェアを脱いで、濃緑色の軍用スポーツブラとショーツ姿で提督に話しかけてきた金髪ショートの候補生……周囲では数人ずつ「助け合いグループ」だったり「優等生トリオ」、「落ちこぼれ班」や「おしゃべりの噂好き」など、気の合う候補生同士で助け合ったり課題を教え合ったりするグループのような物が出来上がっていて、提督は仲のいいカサルディ提督とは別に「百合・ビアン」グループとも時々おしゃべりする……

提督「…そう?」

候補生(金髪)「うん、だってどんな女性(ひと)が好みか、とか…聞いたことないでしょ?」

提督「ええ」

候補生(レズ・黒髪ポニーテール)「言われてみれば……フランチェスカはエレオノーラから恋人の話とか、何か聞いたことある?」

提督「んー…特にないけれど、少なくともどっちかと言われたら「そう」だと思うわ」

候補生(黒髪)「あー、やっぱりそう思う…?」

提督「ええ…エレオノーラって親切だけれど異性にモテようとしてベタベタ媚びている感じはないし、メイクも上手いけれどけばけばしくはないし……」

候補生(黒髪)「うぅん…でもそれとなく誘ってみたんだけど、あんまり食いついてこないのよねぇ……」

候補生(金髪)「誘い方が露骨すぎて呆れられちゃったんじゃない?」

候補生(黒髪)「もう、失礼な事言うわね…フィレンツェ人の私がそんな野暮なわけないでしょ?」

提督「まぁまぁ、二人とも……ひゃぁっ///」ぎゅむっ…♪

カサルディ提督「お疲れ、フランチェスカ。さっきは頑張ってたじゃない…それにしてもすっごいね///」背中に身体をくっつけ、柔らかい乳房の下に手を回し、ぽよぽよと軽く跳ね上げる…

提督「もう、ルクレツィアってば…このところちょっと触り方が過剰じゃない?」

カサルディ提督「あー、うん……いや、その…さっきも言いかけたけど……///」

提督「?」

カサルディ提督「えーと、だからさ……あぁもう! …つまりね、おっぱい触らせて欲しかったの///」

提督「…別に構わないけれど?」

カサルディ提督「いや、ちょっとおかしなことを頼んでるのは分かっ……え!?」

提督「触ってみたいのなら構わないわ……あんまり強く握りしめたりしないなら、どうぞ?」

カサルディ提督「いや、そんなあっさり…いいの?」

提督「ええ」

カサルディ提督「そ、そっか……それじゃあ、後で…///」

提督「ん?別にここでいいじゃない。ここにいる二人は大丈夫だから…ね、そうでしょう?」

候補生(金髪)「ええ…それにしてもルクレツィアは意外だったかな♪」

候補生(黒髪)「ふふ、私は最初からそうだと思っていたわ…ルクレツィアはボーイッシュだし、女の子にモテそうだもの♪」

カサルディ提督「…いや、えーと……何の話よ?」

提督「ふふ、気にしないで…さ、どうぞ♪」ぱちりとウィンクをしてカサルディ提督の手に自分の手を重ねると、ずっしりとした自分の乳房に誘導して、優しく揉ませる提督…

カサルディ提督「うわ、うわうわうわ……なにこれ、柔らか…っ!」

提督「ふふ、気に入った…?」

カサルディ提督「うん……すっごいね、女性の身体ってこんな具合なんだ…///」

候補生(金髪)「ルクレツィアだって女でしょ…♪」

カサルディ提督「いや…だって私ときたら日に焼けてるから色は浅黒いし、おまけに手は骨ばってるし、おっぱいは堅いしでさ…女の人ってこういう感じなんだね……///」

候補生(黒髪)「ふふ。就寝前の自由時間に私たちの部屋に来てくれたら、他にも「色々」教えてあげるけど?」

カサルディ提督「…いや、それはいいかな。フランチェスカのおっぱいだけでいいし……///」

候補生(金髪)「ぷくくっ……さすが『フィレンツェ人は野暮じゃない』ね、見事な口説き方だことで♪」

候補生(黒髪)「もう、余計なお世話よ…!」




480以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/22(金) 15:13:47.98QeVqwEAco (1/1)

(レズ)、草


481 ◆b0M46H9tf98h2019/02/23(土) 02:00:03.0534ENsGg20 (1/1)

…日曜日…

提督「…ふーん、ふーふーん♪ …やっとお出かけ出来るわね、ルクレツィア?」

カサルディ提督「ようやくの週末だもんね……それにしてもそっちはツイてなかったね」

ベルガミーニ候補生「ええ、まさか「道具の手入れの仕方が悪い」って外出許可が取り消されるなんて…運がないわ…」

カサルディ提督「ま、何かお土産でも買ってきてあげるからさ」

提督「お菓子とか甘いものが食べたいでしょう? 買ってきてあげるから…今度は先輩候補生に見つからないように上手く隠してね♪」

ベルガミーニ候補生「二人ともありがと……泣けてきそうよ…」

提督「そこまでありがたがらなくたっていいのに…それじゃあ、行ってくるわ♪」運のないベルガミーニ候補生の頬に軽くキスをすると、足取りも軽く部屋を出た…

………

…リヴォルノ市街…

提督「それじゃあね?」

カサルディ提督「うん、また宿舎で」

提督「ええ。 んー、久しぶりの私服にチャイムに追われない自由なひととき…やっぱり外出っていいものね♪」


…日頃から規律や身だしなみについてやかましく言われている分、自由に過ごせる週末が何より嬉しい候補生たち……街角のカフェや商店は一週間分の購買欲とお金を貯め込んだ候補生たちを相手に商売に励み、通りのあちこちには立ち居振る舞いを見ただけでそれと分かる士官候補生たちがうろうろしている…


提督「それじゃあ最初はお買いものでもして…それからカルラのために何かお菓子でも見つくろってあげるとしましょう……その前に、まずはゆっくりコーヒーでも飲みたいわね…」提督はちょうど目についた小さなオープンカフェへ立ち寄ることにした…

…カフェ…

カフェのオヤジ「いらっしゃい、候補生さん! …何にします?」

提督「えーと…ここのおすすめは?」

オヤジ「ならエスプレッソとティラミスだね。すぐ用意するから待ってな」

提督「グラツィエ……って、あら♪」

シモネッタ提督「…シニョーレ、エスプレッソをもう一杯」ペールグレイのスラックスに白い上品なカットソーを組み合わせ、革カバーの文庫本片手に優雅な仕草でカップのコーヒーをすすっているシモネッタ提督…ゆるくロールさせた髪もおしとやかで、休日を精一杯楽しもうとあくせくしている候補生たちとは違って品がいい…

オヤジ「はいはい、少し待っててね…ジュリア、お客さんにおかわりを持って行って!」

カフェの娘「はーい…お待たせしました、お姉さん!」

シモネッタ提督「グラツィエ、シニョリーナ(お嬢さん)…♪」見たところ十代の前半と言った、可愛らしいお嬢さんがお盆に載せたエスプレッソを持ってくると、にこやかに娘の頬を撫でた…

提督「……まさかね」

娘「いいえ、いつもありがとうございます。お姉さんってば綺麗で優しいし…あこがれちゃいます///」

シモネッタ提督「まぁまぁ…そんな風に言ってもらえるとお姉さんも嬉しいわ……ねぇ、よかったらこの後一緒にお出かけでもしましょうか…♪」優雅な雰囲気ではあるが、妙に息づかいを荒くさせている…

娘「ごめんなさい、まだうちの手伝いをしなくちゃいけなくて…でもありがとね、お姉さん♪」

シモネッタ提督「いいのよ……良かったら何かお話でもしましょうか、ね?」

娘「うーん……ちょっとお父さんに聞いてくるね?」

シモネッタ提督「ええ、そうね…」

娘「……お父さん、しばらくならお話してていいって…それじゃあお姉さん、何のお話をしようか?」

シモネッタ提督「ふふ、何だってかまわないわよ…さ、ここに座って……お姉さんの食べかけで良ければ、タルトもどうぞ♪」シモネッタ提督はカフェの娘を向かいに座らせると、いつものしとやかな微笑みはどこへやら、デレデレとにやけた笑みを浮かべて、女の子が脚をぶらぶらさせながらタルトを食べる様子を見ている…

提督「…なるほど、道理で色恋の噂がたたないわけね……それにしても…」

シモネッタ提督「どう、美味しい?」

娘「うん、美味しい…ほら、お姉さんも♪」

シモネッタ提督「まぁ、ありがとう……むふふっ、女の子が使ったフォーク……んふっ♪」

提督「…頭脳明晰で運動もそつなくこなし、その上おしとやかなあの「シモネッタ候補生」がきわめつきのロリコンとは……世の中分からないものね…」

シモネッタ提督「んー、幸せな時間だったわ……また週末になったら来るわね♪」

娘「待ってるね♪」

シモネッタ提督「ええ、チャオ…♪」


482 ◆b0M46H9tf98h2019/02/26(火) 11:03:13.90Il5ow7rZ0 (1/1)

提督「…」(見なかったことにしましょう…)

シモネッタ提督「あら、フランチェスカ…あなたもカフェで休憩?」

提督「!?」

シモネッタ提督「ここのエスプレッソは格別よね。マスターの腕がいいし、豆も上等だもの」

提督「え、ええ…初めて入ったけれど、いいお店ね」

シモネッタ提督「あら、初めてだったの? だとしたらいいお店を見つけたわね♪」

提督「そ、そうね…」

シモネッタ提督「この後、何か予定はあるの?」

提督「え、えーと……カルラのために何かお菓子でも買ってきてあげようかと…酒保のお菓子は美味しくないし食べ飽きちゃっているだろうから……」

シモネッタ提督「カルラ? …ベルガミーニ候補生のこと?」

提督「ええ。同室なのだけれど用具の手入れが悪かったから、今日の外出が取り消しになっちゃって…」

シモネッタ提督「あらあら、ツイてないのね」

提督「そうなの、カルラったらことごとくそうで…教官が見ている時に限って失敗したり、たまーにロッカーの整理整頓をサボった時に限って先輩たちの点検を受けたり……」

シモネッタ提督「そう言う人っているわよね…ところで、良かったら私もフランチェスカのお買い物にご一緒してよろしいかしら?」

提督「それはいいけれど……」

シモネッタ提督「…エレオノーラでいいわ、フランチェスカ♪」

提督「そう…エレオノーラは自分の用事は済ませたの?」

シモネッタ提督「ええ、私は天使と甘い時間を過ごしたから今日の用事はもう済んだわ……と言っても、貴女には何のことか分からないかしら♪」

提督「えー、まぁ…そうね」(…どう考えてもさっきの「アレ」よね)

シモネッタ提督「…それにね、フランチェスカ…私、貴女に少し興味があるの♪」頬に手を当ててにっこりとほほ笑むシモネッタ提督…

提督「え…私!?」

シモネッタ提督「ふふ、勘違いしないで? フランチェスカはいい人だし綺麗だとは思うけれど、私は貴女と「そういうこと」をしたいとは思わないわ♪」

提督「そ、そうよね…」(うーん…美人のロリコンお姉さんに面と向かって「興味ない」と言われて、嬉しいような悲しいような……)

シモネッタ提督「実はね、貴女と一つ「協定」を結べないかと思って…ちょうどいい機会だし、話を聞いてもらえるかしら?」

提督「協定?」

シモネッタ提督「ええ…実はね、同期や先輩方の中には私に思慕の情を寄せてくれる女性(ひと)がいるのだけれど、私の好みから言うと……正直あまりタイプじゃないの」

提督「……でしょうね」

シモネッタ提督「だけど、フランチェスカは優しくて穏やかな性格だし、顔だって綺麗だから……よかったらそう言う「お姉さま方」と仲良くなってはもらえないかしら?」

提督「それって、つまり…」

シモネッタ提督「そういうこと…私の好みのタイプがどんなか、フランチェスカも薄々気づいているでしょう?」

提督「まぁ、ある程度は……」

シモネッタ提督「ならお互いにタイプじゃない女性の思いをそれぞれ私…あるいはフランチェスカ、貴女に向けるようにしたら好都合じゃないかしら……どう?」

提督「うーん…でも人の恋心をそういうモノみたいにやり取りするのはちょっと……」

シモネッタ提督「でも、その娘たちはかなわぬ思いに身を焦がさずに済むし、私たちはお互いに好みの娘を集められるじゃない?」

提督「まぁ、それはそうかも知れないけれど…」

シモネッタ提督「…別に無理にとは言わないけれど……フランチェスカの好きそうなお姉さま方を何人か知っているわよ?」指の爪を眺めながら、さりげなくつぶやいた

提督「……ほんと?」

シモネッタ提督「ええ♪」

提督「エレオノーラ…」

シモネッタ提督「なーに、フランチェスカ?」

提督「協定…締結するわ///」

シモネッタ提督「そう言ってくれると思っていたわ…よろしくね、フランカ♪」


483以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/26(火) 23:26:23.645KVeZHSno (1/1)

来てた。乙々


484 ◆b0M46H9tf98h2019/03/02(土) 02:25:49.50Wn+65SVt0 (1/1)

>>483 どうもお待たせしています…インフルは治りましたが今度は家族がかかったりとてんやわんやで……自分でも何を書いていたか忘れてしまいそうです…

…投下はまた数日後になってしまいますが、これから提督たち「士官学校の女たらし」三人組が士官学校の先輩・同期・後輩たちを食べ散らかして大暴れする予定です…(笑)


485以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/02(土) 12:12:54.89Qiaoz6hSo (1/1)

期待


486 ◆b0M46H9tf98h2019/03/04(月) 01:03:24.34CXzZgPpA0 (1/2)

>>485 書き溜めもなければ(資料はあり)投下も遅いのに、そう言っていただけると嬉しいです…頑張ります


そう言えばひな祭りだったので、はまぐりの潮汁とちらし寿司を楽しみました…もっとも、近場のスーパーにははまぐりがなかったのでデパ地下の鮮魚店で奮発することになりましたが……

そう言えば「貝合わせ」ってはまぐりの殻でやるものなんですよね……あ、「貝合わせ」(意味深)とかそういう意味ではないです(笑)


487 ◆b0M46H9tf98h2019/03/04(月) 02:30:27.94CXzZgPpA0 (2/2)

…一か月後…

シモネッタ提督「国際法の講義お疲れさま……ねぇフランカ、今夜の自由時間って空いているかしら?」

提督「ええ、別に教本を読むか部屋のみんなでおしゃべりするぐらいだけれど…どうしたの、エレオノーラ?」

シモネッタ提督「それがね…また「協定」を実行する必要が出てきたの」

提督「あら、また? 本当にエレオノーラったら先輩方に受けがいいわね♪」

シモネッタ提督「好みでもない先輩諸氏に好かれたって困るわ……とにかく、今夜の自由時間に「海軍史を教えてあげるから部屋に来ない?」って誘われているから、いつも通り先輩が貴女に夢中になるよう上手くたらしこんで?」

提督「もう、私だって年上なら誰だっていいわけじゃないのよ? …でもまぁエレオノーラのためだものね。仕方ないわ」

シモネッタ提督「ありがとう、助かるわ…ところで、私好みの可愛らしい娘は?」

提督「うーん……エレオノーラのおめがねに叶いそうな「できるだけ小柄で可愛いらしい、初心な候補生」って言われてもね…注文が厳しいわ」

シモネッタ提督「そう…でもこれだとフランカ、貴女が一人で得をしているわよね」わざとむくれたように唇を尖らせるシモネッタ提督…

提督「そんなこと言われても……この間だってマリアを紹介してあげたじゃない。それでもだめなら、今度の日曜日にご飯でもおごりましょうか?」

シモネッタ提督「ふふっ、冗談よ……私と貴女の仲だもの、ね♪」

提督「はいはい…ところでルクレツィアの事なんだけれど」

シモネッタ提督「この間話していたカサルディ候補生のこと?」

提督「ええ…どう思う?」

シモネッタ提督「いいんじゃないかしら…私たちと違ってボーイッシュでさっぱりした感じのタイプだし」

提督「ええ。あ、言っているそばから当の本人が……ルクレツィア、ちょっといいかしら?」

カサルディ提督「あ、フランチェスカにエレオノーラ…お疲れ。もう、身動き一つしないで講義を聞いているのはつらかったわ…カッター漕艇とか海に出られる実習がやりたいよね」

提督「うぇぇ、お願いだから勘弁して…前回のカッター実習の後、身体中きしんで寝られなかったのよ……」

カサルディ提督「私みたいながさつな漁師の娘と違って、フランカは箱入り娘だもんね…で、何のご用?」

提督「ええ、実はルクレツィアにも相談しようかと思って…」

カサルディ提督「何を?」

提督「…私とエレオノーラが女性のことが好きなのは、ルクレツィアもよく知っているわよね?」

カサルディ提督「まぁね……実際、私だって何だかんだで女の子は嫌いじゃないわけだし…///」快活で開けっぴろげなカサルディ提督にしては珍しく、小声でぼそぼそとつぶやいた…

提督「そこでなんだけれど、私とエレオノーラは色んな候補生たちと「仲良くなろうと」思ってに色々手回ししているのだけれど……ルクレツィアも一緒にどうかしら?」

カサルディ提督「うぇ…っ!?」

提督「ふふ、別に無理に力でねじ伏せるような事をしているわけじゃないのよ? …そもそもルクレツィアだってよく知っているように、私の腕力は大したことないもの…ね、エレオノーラ?」

シモネッタ提督「ええ……ただ私たちは、同性の「親しいお友だち」が集まりやすいようにお膳立てをしているだけなの♪」

カサルディ提督「…えーと、フランチェスカ……」

提督「なぁに?」

カサルディ提督「その…そういう女の子の中には……さ」

提督「ええ」

カサルディ提督「……フランチェスカみたいに…おっぱいが大きい娘もいるんだよね///」

提督「ええ♪」

シモネッタ提督「ふふ、もちろん…色んなタイプの人がいるわ♪」

カサルディ提督「…よし……それじゃあ私も乗った!」

提督「ふふっ、よろしくね♪」

シモネッタ提督「貴女が協力してくれるって言ってくれて嬉しいわ♪」

カサルディ提督「いや…だって二人と違って、私はつい最近まで自分がこんなおっぱい好きだなんて思ってなかったし……しかもこういう悩みって打ち明けにくいしさ、同じような仲間がいて良かったよ///」

提督「ふふ、ルクレツィアが目覚めたのはあのレスリング授業の時だものね…♪」

カサルディ提督「つまりフランチェスカのせいってこと……だからさ、おっぱいの大きな女の子がいたら紹介してよ。私も二人が気に入りそうな娘とかいたら教えてあげるから…さ///」

提督「ええ♪」


488 ◆b0M46H9tf98h2019/03/07(木) 03:20:22.29OZH//s+E0 (1/1)

…就寝前の自由時間・先輩候補生の部屋…

先輩候補生(ブロンド・短髪)「いらっしゃい。よく来てくれたわ、シモネッタ候補生……と、そちらは?」

シモネッタ提督「シモネッタ候補生と同期のカンピオーニ候補生です。 …その、エレオノーラと一緒に海軍史の補習を受けたくて……あの、ご迷惑だったでしょうか?」

先輩「あぁ、いえ! どうせ勉強するならお友だちと一緒の方がいいものね…それに勉強熱心なのはいい事よ、カンピオーニ候補生」

提督「はい、その…候補生どのもご自分の勉強があるのに、わざわざお時間を割いて下さって……ありがとうございます///」

先輩「ふふ、そんな堅苦しくしなくても「先輩」でいいわよ。それにルームメイトにはこの時間を他の部屋で過ごしてくれるよう頼んでおいたから、貸し切りみたいなものだし…教本は持って来た?」

シモネッタ提督「はい」

先輩「結構! ならさっそく勉強しましょうか…ちなみに次の試験範囲はどこなの?」

シモネッタ提督「え、えーと…フランチェスカ、貴女は覚えている?」

提督「……確か「第一次大戦における列強海軍の主だった海戦」についてだった気がするわ…」

先輩「なるほどね……カンピオーニ候補生は海軍史が得意?」

提督「えーと…苦手ではないですけれど、せっかくならより詳しい先輩に教えていただきたいなと思って、ついてきてしまいました…その、ごめんなさい…」

先輩「いいのいいの、候補生として後輩たちを指導するのは先輩の務めよ♪」

(…ふぅん…エレオノーラと二人きりになりたかったのに、勝手についてくるなんてとんだ邪魔が入ったと思ったけれど……こっちの娘も意外とネコっぽくていいじゃない…♪)

提督「それでは、よろしくお願いします」

(…むぅ、この先輩は百合とかそんなに詳しくない感じね……なんだかファッションでやっているというか「先輩、先輩っ♪」って後輩たちにきゃあきゃあ言われたがっているだけみたい……そう言うのはあんまり好きじゃないわね…)

先輩「それじゃあ机はそこのを使っていいから…かけて?」

シモネッタ提督「はい」

提督「ありがとうございます…先輩///」

…しばらくの間、二段ベッドの脇にある先輩たちのスチールデスクに向かい、分厚い海軍史のテキストをめくる提督たち……先輩候補生は親切なお姉さんぶりながら二人のノートをのぞきこんだり、椅子を持ってきて二人の間に座ると、さも意識していないように提督たちの腕や背中に胸が当たるようにしてみたり、馴れ馴れしく手を重ねたりしていた…

シモネッタ提督「あ…ごめんなさい、ちょっと化粧室に……」

先輩「ええ、行ってらっしゃい…フランチェスカ、あなたは?」

提督「はい、大丈夫です」

先輩「なら続けましょうか……エレオノーラ、あなたが戻ってきたらさっきのページの答えを添削してあげるわね」

シモネッタ提督「はい、お願いします」(…それじゃあ頼んだわね♪)

提督「行ってらっしゃい」(ええ…♪)

先輩「じゃあ続きをしましょう…何かお菓子でもあればよかったわね♪」

(…確か「フランチェスカ」って言ったわよね…ふふっ、見れば見るほど可愛いじゃない……何だったらエレオノーラの代わりにこの娘を私の「特別な後輩たち」に加えてもいいわ…♪)

提督「いえ、そんな…先輩の時間を使わせてしまっているのは私ですから……それと、先輩」

先輩「はい、なぁに?」

提督「テキストの「ユトランド沖海戦」に関するこの問題が分からなくて…「帝政ドイツ艦隊と英艦隊との交戦においてドイツ戦艦の被害はイギリス側より少なかったが、その理由を『水平防御』の語を用いて記述せよ」とあるのですが…」

先輩「あぁ、それはね……」むにゅ…♪

提督「……あ、あの…」

先輩「どうしたの?」

提督「…その、胸が……///」

先輩「あら、ごめんなさい…でも女同士なんだし、気にすることはないじゃない♪」

(さぁ、フランチェスカはどうかしら…でもこの感じ、手ごたえがあるわ……♪)

提督「いえ…それは……そうですけれど…///」

(いよいよ仕掛けてきたわね……んー、でも顔は綺麗だし、誘い受けって考えたらこういう露骨な誘惑も可愛く見えないこともないし……ふふっ、そう考えたらこの先輩も…うん、いいわね♪)





489 ◆b0M46H9tf98h2019/03/09(土) 02:14:05.57bMcJPLgn0 (1/2)

…すみません、訂正が一つ…

488の二行目「シモネッタ提督」は「提督」です。途中で書きかえたりするからこういうことが起きるんですよね…反省しております…





490 ◆b0M46H9tf98h2019/03/09(土) 03:26:48.08bMcJPLgn0 (2/2)

先輩「ふふ…さっきから顔が赤いわよ、フランチェスカ?」

提督「いえ、だって…先輩の顔が近い…から…///」

先輩「ふーん…なら、あなたのここはどきどきしているのかしら?」そっと提督の胸元に手を当て、鼓動を確かめるそぶりをする先輩…

提督「あ、あっ…///」

先輩「ふふふ、私の手にあなたの心臓の音が伝わってくる……大丈夫よ、すぐやみつきになっちゃうから…ね♪」あごに手を当てて、軽く顔を上げさせた…

提督「せ、せんぱい…///」

先輩「いいのよ、私に身を任せて。何も心配いらないわ……んっ♪」

提督「んぅ…っ♪」

先輩「ん…ちゅっ……ぷは♪」

提督「…」(え…これだけ?)

先輩「…ね、気持ちいいでしょう?」(ふふ、これでもうすっかり私にメロメロね…♪)

提督「えーと…その……」

先輩「どうしたの? そんなによかった?」

提督「ふぅ……あむっ♪」

先輩「んっ♪」(ふふ、この娘ったら積極的…きっと私のキスに参っちゃったのね♪)

提督「…んちゅっ…ちゅぅぅっ、ちゅるぅぅっ…ちゅくっ、んちゅぅっ♪」(…さてと…それじゃあ独りよがりの先輩に、本当の甘いキスがどんなものか教育してあげないとね♪)

先輩「ん……んぅっ!?」

提督「あむっ、ちゅぅぅ♪ …ちゅる…ちゅぅぅっ、んちゅぅ、ぢゅっ…♪」

先輩「んんぅぅ…ん゛ぅ゛ぅぅっ!」

提督「んむっ、ちゅぅぅぅ…ちゅくっ、ちゅぽっ……んはぁ…ちゅぅ、ちゅぷっ……んちゅるぅっ♪」

先輩「ぷはぁっ! ちょ、ちょっと待っ…んぐぅ///」(こ、この娘…上手過ぎ…っ! …すごい舌が絡まって来て……キスだけなのに…イきそうっ///)

提督「んちゅぅぅ…れろっ、ちゅぱ……んふっ、ちゅぅぅぅ…っ♪」

先輩「ぷはぁっ…! お願いだから息をさせ…んむっ!」

提督「んむっ、ちゅうぅぅっ……ぷはぁ♪」

先輩「はひっ…はふぅぅ……///」椅子からずり落ちて、脚を広げてぺたんと床にへたり込む先輩…口を半開きにして瞳をとろんとさせ、力なく崩れている…

提督「ふふっ…本当のキスはどうでしたか、先輩?」

先輩「はひぃ…あふぅ……も、もう…腰が……抜けて…///」部屋着として決められている灰色のスウェットにじんわりと染みが出来ている…

提督「…ふふっ、でも気持ちいいのはここからですよ……先輩♪」

先輩「え…///」

提督「まだ時間はありますし……ね♪」スイッチの入った提督の瞳が爛々と光り、さっきまでの柔らかい微笑みがいやらしい笑みに変わった…そのまま先輩候補生の上にまたがり、床にゆっくりと押し倒す…

先輩「いえ、今日はこれでいいから…ね、また今度……」

提督「ふふっ…だめですよ、先輩。あなたが百合に免疫のない候補生を誘惑しては、自分の取り巻きにしていたのは知っているんですから……せめてお互いに気持ち良くなれるやり方は覚えましょうよ…ね♪」

先輩「いえっ、その…っ///」

提督「ふふっ、大丈夫ですよ…優しく手ほどきしますから♪」するりとスウェットの裾から手を入れて、海軍制式のスポーツブラ越しにゆっくりと乳房をこね回した…

先輩「はひっ、あぁ…っ♪ んぁ…っ♪」

提督「ん…ちゅっ♪」左手で固くなった乳首をつまみながら唇を重ねて舌を絡め、右手の長い人差し指をねっとりと濡れた花芯にそろそろと入れていく…

先輩「ふぁぁっ…はひゅ……あ、あっ……んぁぁ///」

提督「先輩、せっかくのキスをあんな雑にしてはダメですよ。あれではエトナ山みたいに熱い恋だって冷めちゃいますよ…分かりましたか?」くちゅっ、にちゅっ…♪

先輩「は、はひっ…///」

提督「ふふっ、さすがは先輩……それでは…と♪」くちゅり…っ♪

先輩「あっ、あぁぁぁ…っ♪」ぷしゃぁ…っ♪

提督「ふふ…また「海軍史」を教えて下さいね、先輩♪」

先輩「…ひ、ひゃい///」


491 ◆b0M46H9tf98h2019/03/12(火) 01:56:04.16KEVfMip00 (1/1)

…数日後…

シモネッタ提督「あら、フランカ…ちょうどよかった」

提督「んー?」

シモネッタ提督「いえ、例の「先輩」のことでお礼を言いたくて…おかげで助かったわ♪」

提督「どういたしまして……それに、案外あの先輩も悪い人じゃなかったわよ?」

シモネッタ提督「それは良かったわ。 まぁでも、年上はフランカにお任せしておくわね…♪」

提督「はいはい…そう言えばルクレツィア、あなたはどうだった?」

カサルディ提督「うん、おかげさまで可愛い娘たちとお付き合いできて大満足ってとこ。いやぁ、女の子ってもちもちふわふわで甘い匂いがして……いいもんだね」

シモネッタ提督「まぁ、おかしい…ふふっ♪」

カサルディ提督「……っ、笑うことはないでしょ…///」

提督「そうよね…エレオノーラったら、そのくすくす笑いを止めてちゃんと聞いてあげたらどうなの?」

シモネッタ提督「ふふ、ごめんなさい…でもあんまりにも正直な感想だったものだから♪」

カサルディ提督「いや、まぁいいけどさ…何しろ私は小さい島の漁師町で育ったから、よく近所のおっちゃんとか肝っ玉母ちゃんみたいな人から「いつ結婚するんだい?」みたいに言われててね…」

シモネッタ提督「まぁまぁ…それは大変だったでしょうね?」

カサルディ提督「いや、ちょっとした冗談みたいなもんだからそれ自体はいいんだけど……でも、漁師のあんちゃんたちとは男女って言うより兄弟みたいな感じだったから「付き合う」だとか、ましてや「結婚」って言うのはどうも違うように感じてたんだけど……ようやくモヤモヤしてたのが晴れた気分。ありがとね、二人とも」

シモネッタ提督「どういたしまして♪」

提督「ルクレツィアが納得できる恋が出来るようになって嬉しいわ♪」

カサルディ提督「うん。もうなんか世界が違って見えるね…♪」

シモネッタ提督「ふふ、そのようね……聞いたわよ、先週だけでミーナとジュリアをすっかり夢中にさせちゃったそうね?」

カサルディ提督「いや…別にそんなつもりはなかったんだけど……///」

提督「ふふ、でもあんな風に格好いいことを言われたら…たいていの娘は参っちゃうわ♪」

シモネッタ提督「あら、フランカは聞いていたの?」

提督「…ちょっとだけね♪」

…その前日・更衣室…

候補生(栗色・結い上げ髪)「はぁぁ、疲れた…メッセ教官ってば厳しすぎ。 …ルクレツィアもそう思うでしょ?」

カサルディ提督「うーん、別に私はそこまでじゃないと思うけどね?」

候補生(栗色)「ルクレツィアは鍛えられてるもんね……私なんて最初の体力テストからぎりぎりだったし……」

カサルディ提督「……でもさ、それで言ったらミーナは私よりもずっと立派だと思うんだよね…だって体力のある人が普通にやるより、体力がない人が全力出してる方が偉いでしょ?」肩に手を置いて顔を近づけると、真面目な表情を浮かべてそう言った…

候補生(栗色)「も、もう……ルクレツィアって真顔でそういうこと言うんだから///」きゅん…っ♪

カサルディ提督「だって本当のことだし…違う?」

候補生(栗色)「……あ、あの…ルクレツィア///」

カサルディ提督「どうかした?」

候補生(栗色)「か、顔が近いんだけど…///」

カサルディ提督「あっ…ごめんね。 …いや、ミーナってまつ毛が長いし、唇も私と違って綺麗で柔らかそうだし……いいなぁ、って///」

候補生(栗色)「ね…ねぇ、ルクレツィア……///」背中をロッカーの扉に預けて、目をつぶった…

カサルディ提督「ミーナ、それってさ…」

候補生(栗色)「…そうよ。分かるでしょ///」カサルディ提督の腰に手を回してぐっと身体を引き寄せる候補生…

カサルディ提督「そっか……嬉しいよ♪」…ちゅぅっ♪

候補生(栗色)「あむっ、あふっ……ふぁぁぁ…っ♪」

………

カサルディ提督「うわっ、あれ聞いてたの…!?」

提督「盗み聞きは無粋だから、最初の方だけね……もうルクレツィアの口説き文句ったら、聞いている私の方まで胸がキュンとしそうだったわ♪」

カサルディ提督「べ、別に「口説く」とかそういうつもりで言ったわけじゃなかったんだけど……///」


492 ◆b0M46H9tf98h2019/03/15(金) 01:34:44.32uTi1xhWB0 (1/1)

………

カヴール「まぁまぁ…提督ったら候補生の頃から年上をたぶらかすなんて……ふふ、いけませんね♪」

ライモン「本当にもう…っ///」

メッセ兵曹長「まったく、聞けば聞くほどこの三人は……」あきれたように首をふって、コーヒーをがぶっと飲んだ…

ガリレオ「やれやれ、提督たちはとんでもない候補生だったようで…ところで提督?」

提督「なぁに?」

ガリレオ「いえ、今の話を聞いていると……提督は「年上のお姉さまが好き」で合ってるわよね?」

提督「ええ、基本的に好意を寄せてくれる女性(ひと)なら誰でも愛せるけれど…ね♪」

ガリレオ「ふむふむ……で、シモネッタ提督は幼女がお好き…と」

シモネッタ提督「ええ、小さくて純粋無垢な女の子……天使っていうのはそういう娘のためにある言葉だもの♪」

ガリレオ「なるほど……で、カサルディ提督は…」

カサルディ提督「うーん、別に私は年にはこだわらないけど…しいて言えば話題の多い同年代……まぁ、できればおっぱいが大きい娘がいいかなって言う程度で…」

ガリレオ「ふむ…つまりこういう図式が出来上がるわ……」

提督「図式?」

ガリレオ「ええ…紙に描くとこんな感じよ、提督」ガリレオはさっと円を二つ書き上げた…二つの円は一部が重なっていて、片方の円に「年増」、もう片方には「幼女」と書いてあって、二つが重なるところに「同い年」と書いてある…

提督「あー…こういうの、数学で見たことあるわね」

シモネッタ提督「集合論でしょう、フランカ…もう貴女ってば、本当に数学が苦手なんだから♪」

提督「別に砲術科じゃないんだからいいわ。それに基本の航海術くらい出来るし……」

カサルディ提督「ま、怪しいところだけどね」

提督「もう、失礼ね……」

リベッチオ(ヴェネツィア)「ねぇねぇ……カンピオーニ提督、カサルディ提督」

提督「んー?」

カサルディ提督「どうかした?」

リベッチオ(ヴェネツィア)「うん♪ ……あのね、リベッチオは私たちの司令がどんなだったのか知りたいなぁ…って♪」

提督「あー…エレオノーラねぇ……」

カサルディ提督「うーん……まぁ、その…アレだ……」

シモネッタ提督「…ねぇ、どうして二人とも口ごもるの?」

提督「それは……だって、ねぇ…」

カサルディ提督「…まぁ、問題が多いというか……うちの娘たちに変な事は聞かせたくないしね…」

シモネッタ提督「どのみち貴女たち二人だって同じようなものでしょう?」

提督・カサルディ提督「「それはないわ」」

メッセ兵曹長「わっはははっ、これこそまさに「意見の一致」というやつだな♪」

MS16「ねぇ司令…司令の言う「変な事」ってなに?」

MS22「そうそう、気になる…それに見た目こそ小さいけど、私たちだってオトナなんだから……あんまり子供扱いしないでよね?」

カサルディ提督「あぁもう、これだから話したくないんだ……全くもう!」

ライモン「あの、提督……シモネッタ提督の話ですが、わたしが聞いても大丈夫でしょうか…?」

提督「あー…その、まぁ……別にライモンも子供じゃないわけだし、犯罪とかそういう話ではないから……」

カサルディ提督「怪しいところだけどね…この話をちょっとでも聞かれたら、間違いなく「査問会案件」で憲兵か法務官が駆け込んでくるとは思うわ……」


493以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/03/15(金) 17:27:56.18PwvuK7Vco (1/1)




494 ◆b0M46H9tf98h2019/03/18(月) 01:52:53.11LWgXHgoU0 (1/2)

>>493 ここまででもずいぶん長くなってしまいましたし、投下も遅いのでお待たせしております…

…まだしばらくは提督たちのおしゃべりが続きますが、時間的にはまだお昼にもなっていませんので、久しぶりに何か料理の描写も入れていきたいです…ご期待ください(笑)


495 ◆b0M46H9tf98h2019/03/18(月) 02:53:52.94LWgXHgoU0 (2/2)

提督「とはいっても…どのみちここまで話したなら同じじゃないかしら?」

カサルディ提督「あれか「毒食わば皿まで」…ってやつ?」

提督「ええ、まぁ」

カサルディ提督「あー、それもそうか…それにエレオノーラの事を話せば、私たちの罪状が軽く見えるようになるもんね♪」

シモネッタ提督「もう…失礼なことを言うわね?」

カサルディ提督「まぎれもない事実でしょうが……この変態のロリコン…」

提督「まぁまぁ……それじゃあ話すとしましょう。エレオノーラも付け加えがあったら言ってね?」

シモネッタ提督「ええ、そうさせてもらうわ♪」

カサルディ提督「私たちが知っている分だけで充分なのに、それに付け加えるのがあったら……うへぇ…」

提督「まぁ、そう言わずに……えーと、あれは私が例の先輩候補生と「仲良く」なった後のことで…」

………

…シャワー室…

提督「ふー…いい気持ち♪ ……本当はたっぷりのお湯につかってゆっくりしたいところだけれど、士官学校でそれは無理よね…」

カサルディ提督「そうだね…まぁ身体をきれいにするのに湯船はいらないし、フリゲートとかで暮らすなら節水にも慣れないといけないからね。…ま、これも訓練だと思って諦めなよ」

提督「ええ……あー、時間を気にしないですむ家のお風呂とご飯が懐かしいわ」

カサルディ提督「フランチェスカのお母さんって料理上手だしね。この間、実家から送ってもらったお母さんの手づくりお菓子を分けてくれたでしょ…あれすっごく美味しかったもん……よかったらまた分けてよ?」

提督「ふふ、今度の手紙にそう書いておくわ…そうしたらきっとお母さまのことだから、喜んでルクレツィアの分も送ってくれるわ♪」

カサルディ提督「それじゃあフランチェスカには早く手紙を書いてもらわないとね…♪」

提督「もう、せかさないで…身体中ベタベタするから、出来るだけ長く浴びていたいの」

カサルディ提督「はははっ、わかるわかる。私も運動は得意な方だけど、汗ばむのだけはいただけないもんね…背中、流そうか?」

提督「…仕切りで区切られているのに?」

カサルディ提督「フランチェスカの長話につき合ってたら全身洗い終わっちゃったから……それにフランチェスカは髪の毛が長いしさ、時間かかるでしょ?」

提督「ええ、まぁ…」

カサルディ提督「それじゃお邪魔しまーす、と。……相変わらず最高のおっぱいだね♪」もにゅ…♪

提督「あんっ…もう、最初からそれがしたかっただけでしょう///」

カサルディ提督「まぁね……って、ねぇ…あれ」

提督「?」

カサルディ提督「あっち…エレオノーラとマリアじゃない?」

…カサルディ提督があごをしゃくった先には、やはり一つのシャワーブースに入って洗いっこをしているシモネッタ提督と、もう一人同期の候補生がいる…

提督「あー…そうね」

カサルディ提督「相変わらず仲がいいんだね…まぁ当然ちゃあ当然か」

提督「ええ…幼女好きで優雅なエレオノーラと、甘えたがりで童顔のマリア……」

カサルディ提督「…肉とワイン、パスタにオリーヴオイルって所だよね」

提督「エレオノーラに紹介したのは私だけれど、あんなに上手く行くとは思ってなかったわ……喜ぶべきなのか、それとも後悔すればいいのやら…」

カサルディ提督「ま、そこまで気に病むことはないんじゃない? …フランチェスカが紹介しなくたって、エレオノーラが目をつけたと思うし」

提督「…確かに」

カサルディ提督「でしょ? …あ、あの二人はシャワー終わったみたいだね……私たちもそろそろあがらないと」

提督「ええ、そうしましょう」

カサルディ提督「それじゃ、おっぱいは私が流してあげるからね」鏡越しに提督へ向かって気持ちのいい笑みを浮かべながら、張りのある乳房を「ぽよん…っ♪」と下から弾ませた…

提督「もうっ…ルクレツィアってば♪」

カサルディ提督「あはは、ごめんごめん…あんまりにも大きくてたゆんたゆん揺れてるからさ♪」



496 ◆b0M46H9tf98h2019/03/21(木) 02:33:23.86MEisRB7n0 (1/1)

…廊下…

カサルディ提督「ねぇ、フランチェスカ」

提督「んー?」

カサルディ提督「…今夜の自由時間に…したいな」

提督「ふふっ、了解……って…」

カサルディ提督「うん? どうしたの?」

提督「いえ…そこの倉庫……」


…提督の視線の先には、ドアの鍵が外れた小ぶりの倉庫がある……廊下の一隅にある倉庫は旧式の教材が収めてあるだけで大して使われていない上、宿舎へ向かう廊下を左折した先にあるので、普段はわざわざ角を曲がって立ち寄る人もいない……もっとも提督たちはスキモノの「お姉さま」方から、その倉庫の「使い方」と、一番安全な時間帯、それに壊れかけた鍵を開けるドアノブの回し方を伝授されていた…


カサルディ提督「……倉庫がどうかした?」

提督「ええ……何か声がしたような気がしたの」

カサルディ提督「あー、言われてみれば…それに、そこの倉庫ってさ……」

提督「ええ…そうよ」

カサルディ提督「…それじゃあさ、ちょっとのぞいてみる?」

提督「えぇ? ……まぁ、ルクレツィアがそういうなら…」

カサルディ提督「じゃあ「隠密接近」ってやつで行かないと…♪」

…倉庫…

提督「…相変わらず埃っぽいわね……」

カサルディ提督「…しーっ、やっぱり誰かいる」

提督「…そうみたいね……あれってエレオノーラとマリアじゃないかしら…?」


…幼女好きのシモネッタ提督を満足させるような「無垢で愛らしい娘」を士官学校で見つけるのは草食のライオンや羽音を立てるフクロウを見つけるよりも難しいが、提督は(…どういうわけかクラスに一人くらいはいる)同期とは思えない童顔の小柄な候補生をシモネッタ提督に紹介し、甘えん坊の候補生も(変態ながら)優しい「お姉ちゃん」のシモネッタ提督について回って、暇さえあればいちゃいちゃしていた……提督たち二人がふちの錆びたロッカーの陰からのぞくと、シモネッタ提督が候補生の前にひざまづいて、脚を舐めまわしている…


候補生(童顔ショートヘア・ネコ)「…んはぁ、はぁ…んっ♪」

シモネッタ提督「あぁぁぁんっ、もう…マリアったらそんな風に顔を赤らめちゃって可愛いっ♪」

候補生「らってぇ……エレオノーラおねえひゃんが…ふわぁぁぁっ///」

シモネッタ提督「あらあら…マリアったらまた靴擦れを起こしちゃって、可哀そうに……お姉ちゃんがその小さな足を舐めてあげるわね…ぇ♪」れろっ、んちゅ…♪

候補生「はひゅっ、ひくぅ…っ♪」あどけない顔をトロけさせ、がくがくと膝を震わせている……

シモネッタ提督「いいのよぉ、お姉ちゃんがいっぱい気持ち良くしてあげるからねぇ♪」ちゅっ、ぢゅぅっ…♪

候補生「ふぁぁぁ…っ、おねえひゃ……っぁ、きもひいぃよぉぉ♪」くちゅり、ぬちゅ…っ♪

シモネッタ提督「んふふふっ…つつましいお胸に小さな身体、それにつるんとしたあそこ……はぁぁぁぁ、たまらないわ…ぁ♪」両手で小さな足を包み込むと、指の間まで丁寧に舐めあげていく…

候補生「あっあっあっ……それっ、きもひいぃれひゅ…っ///」

シモネッタ提督「ふふ、それじゃあもーっと気持ちいいことしましょうねぇ♪」

候補生「ふぇ…っ?」

シモネッタ提督「ふふ、そーれ…っ♪」濃緑色の指定ショーツをずり下ろすと片脚立ちをさせて、下から顔を寄せるとつるんとした割れ目に舌を這わせた…

候補生「ひぅっ、エレオノーラおねえひゃん……は、恥ずかしいよぉ…♪」

シモネッタ提督「まぁまぁまぁ…恥ずかしがちゃって、可愛いっ♪」むちゅ、じゅるっ…れろぉ…♪

候補生「はひぃ、はあぁぁ…んっ……きもひよくってぇぇ…腰が抜けちゃいそうれす……///」

シモネッタ提督「んふふふっ、そうなったらお姉ちゃんがお部屋まで連れて行ってあげますからねぇ……むちゅっ、じゅるぅぅ…ぬちゅっ♪」

候補生「ふわぁぁぁ…おねえひゃん、しゅきぃぃ♪」

シモネッタ提督「んふっ…嬉しいっ。そんな良い子にはもーっと気持ちいいことしてあげましょうねぇ♪」

候補生「おねえひゃぁん…マリアに、いいこと……してぇぇ♪」

提督「…」

カサルディ提督「……見なきゃよかった…」


497 ◆b0M46H9tf98h2019/03/23(土) 03:04:25.01cgVRenAH0 (1/1)

………



提督「…と言うようなことがあったの」

カサルディ提督「あー、そう言えばそんなこともあったね……」

シモネッタ提督「ふふっ…それにしても、あれを見られていたとは思わなかったわ♪」胸元に垂れている髪の房をいじりながら、柔らかい笑みを浮かべている…

メッセ兵曹長「…何だ、お前たちもあの「コマシ倉庫」を使ってたのか? まったく、悪い事だけはちゃんと受け継ぐ奴らだ」

カサルディ提督「先輩諸公の教育のたまものですよ♪」

メッセ兵曹長「やれやれ、まったく度し難い女たらしどもだな……頼むから海軍参謀総長だとか大臣の娘にだけは手を出すなよ?」

提督「あー…」

カサルディ提督「…」

メッセ兵曹長「…おい、まさかとは思うが……シモネッタ、まさか「あの噂」だけは冗談だろうな?」

シモネッタ提督「…すみません、メッセ教官♪」

メッセ兵曹長「はぁ…あきれたな。風の噂で「北ティレニア海管区司令官の孫娘をたらしこんだ大バカが海軍にいる」とは耳にしていたが……あれは貴様か」

シモネッタ提督「はい♪」

メッセ兵曹長「まったく…もしも地獄の入り口を知ってたら尻を蹴飛ばして放り込んでやるところだ……」

シモネッタ提督「ふふ…お手数をおかけします♪」

リベッチオ(ヴェネツィア)「…それにしても、ほんとに司令ってば可愛い娘を見るとすぐ手を出して……そうやって色目ばっかり使ってると「めっ!」なんだからね♪」身体を寄せてシモネッタ提督の肩に頭を預けると、見上げるようにしながら手の甲をつねった…

シモネッタ提督「ごめんね、リベッチオ…でも士官学校の時は他に小さくて可愛い娘がいなかったし……ね、おわびにリベちゃんの言うこと聞いてあげるから♪」

リベッチオ(ヴェネツィア)「…それじゃあ「ちゅー」したら許してあげる♪」

シモネッタ提督「はい、喜んで♪」ちゅぅ…っ♪

リベッチオ(ヴェネツィア)「えへへっ…♪」

提督「…」

ライモン「…」

カサルディ提督「二人とも、あんなのを見ると悪影響があるからね…目をつぶってなさい」

MS16・22「「これでいい?」」

カサルディ提督「ええ、それでよし……それにしてもまったく、真っ昼間から雌犬そこのけに盛ってくれちゃって……」

提督「ルクレツィア、全国の雌犬に失礼よ…うちのルチアにもね」

ルチア「ワンッ!」

カサルディ提督「あー、ごめんごめん…お前のことじゃないからね」足下にいるルチアを撫で、それから呆れたように両手を上に向けて広げた…

カヴール「……それはそうと」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…むぅ……リベッチオだけじゃなくて、私たちも怒ってるんですよっ?」

グレカーレ(ヴェネツィア)「そうだよぉ、司令ってばいっつも小さい女の子にばっかり優しくして…っ」

シロッコ(ヴェネツィア)「エレオノーラおねえちゃんは私たちよりも、MAS(魚雷艇)やVAS(駆潜艇)のみんなみたいな娘の方がいいんでしょ」

シモネッタ提督「もう、そんなことはないわ……私はマエストラーレ級のみんなも大好きよ♪」左右に座っているマエストラーレとリベッチオを抱き寄せてそれぞれのふとももに手を置き、膝にシロッコを乗せてぎゅっと身体をくっつけながらグレカーレの頬にくちづけした…

カヴール「…こと女性にかけては提督もなかなかでいらっしゃいますが、これほどではありませんね♪」

提督「さすがにエレオノーラと一緒にされるのは心外よ、カヴール……それにしてもお昼前だっていうのに痴話喧嘩に惚気だなんて、これだけでお腹がいっぱいになりそう……」

カヴール「ふふ、いい食事制限になりますね♪」

提督「…むしろお昼でも食べないとやってられないわ」

ディアナ「昼食の時間まではあと二時間ほどですから…どうか辛抱なさってくださいまし」

提督「……耐えられるか不安になってきたわ」





498 ◆b0M46H9tf98h2019/03/28(木) 12:32:26.00J5sgj4K90 (1/1)

シモネッタ提督「あら、フランカったら自分だけは関係ないみたいな顔をして……あなただってなかなかだったでしょう♪」

カサルディ提督「確かに…年上が一番の好みってだけで、あとは選り好みしなかったよね」

ライモン「へぇぇ…そうなんですか、提督?」

提督「…だって///」

カサルディ提督「そうそう…フランチェスカときたら先輩はたらしこむわ同級生を誘惑するわ、果ては後輩は手ほどきするわで、どれだけの候補生を食べ散らかしたか分かった物じゃないんだから♪」

提督「そ、それは言い過ぎよ……ただ、先輩のお姉さま方は大人っぽくていい匂いがするし、同期の何人かとは話しているうちに自然と仲良くなっちゃって…それに後輩たちに「先輩、先輩♪」って慕われるのも嬉しくて…それで、つい///」

カサルディ提督「…聞いてあきれるわ」

シモネッタ提督「ふふ、そうね…確か、あれは半年くらいたってからだったわね?」

提督「あっ…///」

カサルディ提督「あー、そうだった。あの辺からタガが外れたようになったもんね……ま、どうせだから話しちゃおうか」

カヴール「ふふ、何やら楽しみですね♪」

提督「///」

フィリッポ・コリドーニ「おや、何やら特ダネの匂いが…ぜひお聞かせ願います!」

カサルディ提督「もちろん。これはね、誰とは言わないけど…そこで乙女みたいなふりをして頬を赤らめているどこかの誰かさんのお話でね♪」

………



…士官学校・入学からおよそ半年…

ビアンケッリ候補生「それじゃあ私は図書室で勉強してくるから…後でね」

カサルディ提督「ああ、また後で」

提督「行ってらっしゃい♪」

先輩候補生(結い上げ髪・ネコ)「……カンピオーニ候補生、いる?」

提督「はい、ここにおります」

先輩(ネコ)「ああ、ちょうどよかった……その、今夜の2200時ごろに…いいかしら///」

提督「ふふっ、もちろんいいですよ……先輩♪」

先輩(ネコ)「…ええ、待ってるわね///」

提督「はい♪」

後輩候補生(金髪お団子)「…失礼します! カンピオーニ候補生はいらっしゃいますか?」

提督「あら、いらっしゃい…どうしたの、講義で分からないところでもあった?」

後輩(お団子)「あ、いえ……その、お姉さまがよろしければ…今夜……///」

提督「あぁ、ごめんなさい…今夜はちょっと忙しくて……もしよかったら、明日の晩はどうかしら♪」

後輩(お団子)「はいっ…///」

カサルディ提督「フランチェスカってば相変わらずモテるねぇ…それに運動がダメなのにレズセックスは大丈夫って……」

提督「だってえっちするときは走ったり跳んだりしないもの…♪」

ベルガミーニ候補生「……そ、そう言えばフランカ///」

提督「どうしたの、カルラ…また何か無くなったの?」

ベルガミーニ候補生「ううん、そうじゃなくて……その///」

提督「ふふっ、分かったわ…♪」ちゅっ、ちゅむ…っ♪

カサルディ提督「まったく、同室のルームメイトまで骨抜きにするなんてどうかしてるんじゃない?」

提督「お褒めにあずかり恐縮です…あむっ、ちゅ…♪」

カサルディ提督「はぁー…仕方ない、ちょっとトレーニングルームにでも行って汗を流してくるから……」

提督「ごめんなさいね、ルクレツィア……はぁ、んむ…っ♪」


499 ◆b0M46H9tf98h2019/04/01(月) 03:28:41.75IZ6zbuaA0 (1/1)

…また別の日・屋外射撃場…

メッセ教官「さて、候補生諸君もライフルや短機関銃の射撃に慣れてきたことだろうが…いま一度おさらいといこう!」


…濃緑色の野戦服に身を包んで地面に座っている候補生たちを前に、迷彩服姿で解説するメッセ教官と小火器担当のアシスタント教官数人……脇にはイタリア軍に制式採用されている数種類の自動小銃と短機関銃が並べておいてある……提督は「シルヴィアおばさま」のおかげで小さい頃からたしなんでいたので(…大きい音は苦手ながら)射撃はなかなか得意で、長距離走や障害物走などと違って射撃訓練はわりと好きな時間だった…


メッセ教官「まず、これが「ベレッタ・BM59」自動小銃。口径は7.62×51ミリで装弾数は二十発…陸軍や第一線級の部隊ではすでに「ベレッタ・AR70/90」に置き換わっているが、海軍ではまだまだ更新されていないから見る機会もあるだろう……とにかく重くてかさばるが威力は抜群だ。コンクリートブロックを撃ちぬくことも出来るし、当たれば身体のその部分とは一生お別れすることになる」


メッセ教官「……しかし、海軍士官候補生の諸君はこっちの方が手にする機会が多いはずだ。この短機関銃はルイージ・フランキの「LF57」で、口径は9×19ミリ。シンプルな形で構造も簡単。取り回しのいい短機関銃だ…今は同じ9ミリでより扱いやすい「ベレッタ・M12S」と交代しているが、一部の施設にはまだ残っているからよく練習しておく必要がある」

メッセ教官「さて…とにかくまずは事故を起こさないことだ。私も口が酸っぱくなるほど言って来たし、諸君も耳にタコができるほどだろうが、どじな小娘のせいで軍法会議にかけられたりするのはゴメンだ!」

候補生たち「「くすくすっ…♪」」

メッセ教官「笑いごとじゃなく、本当に火器の扱いには気を付けろよ…弾は薬室に送り込まず、引き金には指をかけるな! それだけで事故率はうんと減る」

メッセ教官「……さて、班ごとに分かれているから順繰りに回していこう。それぞれ一挺づつ渡すから、全員が一弾倉分を撃ち終えたら報告しろ!」

候補生たち「「了解!」」

カサルディ提督「…それじゃあ早くしよう? 最初は私がやるよ」全員耳当てをし、奥に的と土盛りがある射撃レンジに集まった…

提督「ええ」

補助教官「よし、それじゃあ始めろ…使い方は覚えているな?」

カサルディ提督「はい。カサルディ、射撃を始めます!」伏せ撃ちのセミオート射撃でBM59を撃つと引き金を引くたびに轟音が響き、奥で土煙が上がる…

補助教官「…よろしい、次!」

提督「カンピオーニ、射撃を始めます!」撃つたびにドスッ!…と肩に蹴りを浴びたような重い衝撃が走るが、何とかこらえて二十発を撃ちきった

メッセ教官「…カンピオーニ候補生、お前は射撃が上手いな。この射撃の腕に走りや反応の機敏さが加われば、射撃記章や海軍射撃チーム入りも夢じゃないぞ?」

提督「ありがとうございます、教官」

メッセ教官「いや、それもお前の才能だよ…もっと運動させてやるから、射撃と一緒に伸ばしていけ!」

提督「か、感謝します……うぇぇ……」

メッセ教官「なんだ。せっかく教えてやろうと言うんだからもっと喜べ、全く……ビアンケッリ、もっと落ち着いて撃て!」

提督「…努力します」

メッセ教官「それでいい。お前はせっかく脚が長いんだから、走り方を覚えればもっと速く長く走れるようになるはずだが……どうもその胸のせいか、呼吸と走り方がずれるんだな。また今度フォームを確認してやろう」

カサルディ提督「……だって♪」

提督「…」たゆんっ…♪




500 ◆b0M46H9tf98h2019/04/05(金) 03:12:30.645irHmmL60 (1/1)

…また別の日・海岸の演習場…

メッセ教官「よーし、訓練生諸君! 今日はここで訓練をしてもらう!」迷彩服をまとい、もとより大きい声をさらに張り上げるメッセ教官…


…遠浅の干潟が広がる演習場は、明るい陽光に照らされて潮の匂いがする蒸れた空気がたちこめ、滑らかな灰色の泥地が沖合まで広がっている……二班ごとに並んだ提督たち士官候補生は濃緑色の迷彩服の上に漁師が着るような「胴長」を着こみ、それぞれ弾の入っていないフランキ短機関銃を持ち、置いてあるゴムボートのまわりに座っている…


カサルディ提督「うわ…これはきついかも……」

提督「…ええ……もう、サン・マルコ海兵連隊でもないのにどうして私たちが上陸訓練なの……」(※サン・マルコ海兵連隊…イタリア海軍最強の海兵連隊。コマンド作戦や破壊工作で第二次大戦中から有名)

メッセ教官「さて、この訓練の目的だが……諸君はもしかしたら乗艦を捨てることになり、どうにか陸地にたどり着かないといけなくなるかもしれない。そんな時のためにゴムボートの漕艇と、上陸した場所が軟弱地だったことを想定し、歩き方を体験しておくことにある!」

メッセ教官「……それに諸君ら候補生の中にはダイエットに熱心な者もいるようだからな。たっぷり運動して脂肪を落せるようにという、私からのささやかなプレゼントだ♪」

提督「…誰よ、もう…ダイエットなんて余計な事をしているのは……」

カサルディ提督「ま、少なくともフランチェスカじゃないよね…♪」

メッセ教官「さて…各班はまず突堤からゴムボートに乗り、沖合のブイまで向かう! ブイまでたどり着いたらUターンして戻り、旗の立ててある辺りに上陸し、ボートを引いて陸まで戻ってくること…一応「お助け」として岸からロープを数本伸ばしてあるから、どうしても進めなくなった班はそれにすがって戻ってこい!」

提督「…すごく頑張らないといけなくなりそうね……」

ビアンケッリ候補生「……確かに」

ベルガミーニ候補生「ねえ……もし足を引っぱっちゃったらごめん…」

カサルディ提督「大丈夫だって…さ、行こうよ」

………

…数十分後…

提督「ぜぇ…はぁ……ふぅ…」ぐぽっ…ずぶっ……

ベルガミーニ候補生「はぁ…ひぃ……」ずぼっ…ぐじゅっ……

カサルディ提督「ほら、頑張ろう……あと少しだから…ふぅ、はぁ……」ぐじゅっ…ぬとっ……


…全身すっかりどろんこになって汗を滝のように流し、じりじりと日光に背中をあぶられながらゴムボートを引っ張る提督たち……ゴムボートを漕いで凪ぎの海に出て、ブイの所にたどり着くまでは涼しい風もあってまだ良かったが、干潟に上陸してゴムボートを引っ張り出してからは地獄そこのけだった……最初こそ文句を言う元気もあったが、数十メートルも行かないうちに声を出す元気もなくなり、一歩進むたびにまとわりついてひざまで埋まる泥にどんどん体力を消耗した…


提督「…はぁ、はぁ……ひぃ…ふぅ……」ずぶっ…ぐぱ…っ……

カサルディ提督「ほら、もう一歩…おいちに、さんし……」

ベルガミーニ提督「ん、んんっ…きゃあっ!」脚を抜こうとして「べしゃっ…」と泥の中に倒れ込む…

提督「カルラ…ほら、つかまって……」

ベルガミーニ提督「ありがと……はぁ、うぷっ…」顔についた泥を拭ってゴムボートのロープをつかみ直す…

候補生(黒髪ショート)「今日ほど教官が憎らしい日はないわ……」

メッセ教官「…ほら、頑張れ! あと数十メートルだぞ!」

候補生(ショート)「!」

メッセ教官「…教官だからと言ってふんぞり返って、お前たちだけにやらせるのは不公平だからな……歩く時は一度脚を垂直に上げてから前に出すようにしろ、一気に前に進めようとしても泥をかきわける分だけ疲れるぞ!」いつの間にか胴長に着替え、隣の班に加わっているメッセ教官…

カサルディ提督「はい、教官…!」

メッセ教官「ああ、それじゃあ頑張れよ!」

シモネッタ提督「……フランカ、もう少しだから頑張ってね…♪」横を追い越しながら小声ではげましていった…汗だくではあるが、顔に泥はね一つ付けず綺麗なままでいる…

提督「…ええ、ありがとう……はぁ、ふぅ……」息も絶え絶えで脚を上げる提督…身体がふらつき、一歩ごとに提督たちを引き戻そうとするゴムボートが心底にくらしい……

カサルディ提督「ほら、もうちょっとだから…!」小柄な身体で二人分は頑張っているカサルディ提督…足をとられている別な候補生を助け起こしながらロープを引っ張っている……

提督「…ええ……ひぃ、ふぅ…!」




501 ◆b0M46H9tf98h2019/04/06(土) 02:47:41.30ZesxxEy30 (1/2)

…しばらくして…

提督「……ルクレツィア、スポンジを取ってくれる?」

カサルディ提督「はい…フランチェスカってば、もう「動くのも嫌だ」って顔だね」

提督「ええ、ごめんなさい…でも、もうふらふらで……」

ベルガミーニ候補生「ごめんね、私のせいで…」よくよくツイてないベルガミーニ候補生は途中で数回転び、一回はゴムボートに載せておいた短機関銃を泥の中に落として、数分かけて干潟を這いずりまわりながら探すはめになっていた…

提督「別にカルラのせいじゃないわ……そもそもはこのゴムボートのせいだもの…」ホースから水を浴びせかけ、ゴムボートの底面から内側まで丁寧に洗う…

メッセ教官「……きれいに洗えよ、候補生諸君…泥汚れが残っていたらやり直しだからな!」

提督「…それにしても、教官のあの体力はどこから来るのかしらね?」

ビアンケッリ候補生「鍛え方が違うんでしょうね……私には無理…」

カサルディ提督「だね……よし。ボートは綺麗になったし、戻ったら顔とか野戦服を洗って…それから甘いものでも食べて休憩しよう♪」

ベルガミーニ提督「同感…この後の講義がなくて良かったわ……」


…数分後…


カサルディ提督「ふぅ、さすがに今日は身体にこたえたね……」

提督「…ええ……もう歩くことすらしたくないわ…」


…ワイン樽を運ばされるロバか石材運びの奴隷のような気分でゴムボートを岸まで引っ張りあげると、そのままゴムボートや胴長の洗浄と「ルイージ・フランキ・LF57」短機関銃のメンテナンスをやらされ、すっかりヘトヘトの提督…髪にまで付いていた泥はねをゴムボート洗いのついでにある程度流し、房になっている濡れた髪を手で軽く整えた…


メッセ教官「…カンピオーニ候補生!」

提督「はい、教官…!」

メッセ教官「ちょっと用がある…教官室まで来てくれ」

提督「はっ!」

カサルディ提督「……フランチェスカってば、何かやらかしたんじゃない?」

提督「…どうかしら…これと言った覚えはないけれど……」

カサルディ提督「ふふ、あれだけ「つまみ食い」しておきながらよく言うね……じゃあ荷物は私が持って行ってあげるから」

提督「ええ、ありがとう…」

カサルディ提督「それじゃ…カミナリを落されないように祈っておくよ♪」白い歯を見せて爽やかな笑みを浮かべると、提督の背中を「ぽんっ」と叩いた…

………

…体育教官室…

提督「…カンピオーニ候補生、入ります!」

メッセ教官「よく来たな……さ、入れ」ビニール製シートの回転椅子を一脚引っぱってきてデスクのそばに寄せると迷彩服の上着を自分の椅子の背にひっかけ、それからポットのコーヒーをマグカップに注いだ…

提督「失礼します!」…まだ着替えを済ませていない提督は汗と潮水で濡れた野戦服で椅子が汚れるのをはばかって、座らずにいる…

メッセ教官「椅子は構わないから座れ…長身のお前に立っていられたんじゃ首がこって仕方がない」

提督「は、ありがとうございます…」

メッセ教官「コーヒーはどうだ?」自分にはブラックコーヒーを淹れ、振り向くとたずねた…

提督「はい、いただきます…」どうやら叱られるために呼び出されたわけではないらしいと、少しリラックスして肩の力を抜いた提督…

メッセ教官「クリームと砂糖は?」

提督「えーと…少しづつお願いします」

メッセ教官「ふははっ、そう硬くなるな…別に叱り飛ばすために呼んだわけじゃない。叱り飛ばす時は「教訓」が行き渡るように、訓練生全員の前でやるからな」

提督「…は、はい」

メッセ教官「ああ…さてと……」どっかりと椅子に腰を下ろし、腕組みをした…汗で色が濃くなっている濃緑色のタンクトップを、きゅっと引き締まった乳房が押し上げている…




502 ◆b0M46H9tf98h2019/04/06(土) 11:43:49.58ZesxxEy30 (2/2)

提督「…」

メッセ教官「カンピオーニ、さっきのお前には感心したぞ……あの干潟ゴムボート引きでは例の「お助けロープ」にすがったり、音を上げる候補生も多いんだが…よく最後まで頑張ったな」

提督「…あ、ありがとうございます///」

メッセ教官「なに、礼などいらないさ。お前自身の努力だ…自分でも最初に比べて体力が付いたのが分かるだろう?」

提督「そうかもしれません…あまり実感はありませんが……」

メッセ教官「はははっ。周りも同じように伸びているから気付かないかも知れんが、着実に良くなっているぞ……しかもさっきはベルガミーニ候補生を手助けしていたな。大したもんだ」

提督「///」

メッセ教官「そう恥ずかしがるな…海軍士官は「同じ艦(ふね)の仲間」として生きるも死ぬも一緒。そうしたときにお互いを助けあうのは大事なことだ……またそうなるように我々教官は憎まれ役を買って出ているんだからな」

提督「はい」

メッセ教官「お前は座学がよく出来るそうだし、もっと体力をつければいい士官になれるだろう…希望は決めてあるのか?」

提督「えぇと…「指揮官・参謀コース」を……」

メッセ教官「なるほど、お前は歴史や図上演習が得意だからな…だがあれの選抜にも体力テストはあるぞ。よっぽどいい成績を付けるか、運動を頑張るかしないとな」

提督「はい、努力します」

メッセ教官「ああ、頑張れよ……と、ここまではいい話だ…」

提督「…」

メッセ教官「…カンピオーニ、お前らの女遊びの話はここまで聞こえてきているぞ」

提督「っ///」

メッセ教官「別に「するな」とは言わん…だがお前やカサルディのはやりすぎだ」

提督「…」

メッセ教官「……どこの誰が士官学校の候補生をたらしこんでハーレムを作れと言った…しかもご丁寧に卒業間近の連中から入りたての娘っ子まで構わず食い散らかしやがって、このどあほうが…!」

提督「……申し訳ありません、教官…!」

メッセ教官「いまさら謝って済むことか…まったく。お前とその仲間どもときたら、どいつもこいつも大人しいフリをしてとんでもないアバズレだ」

提督「…」

メッセ教官「…だがな」

提督「?」

メッセ教官「そのくらい元気があるっていうのはいいことだ……若いうちは身体を持て余すこともあるだろうしな♪」ニヤッと笑ってあきれたように首を振った…

提督「えぇと…その……」

メッセ教官「それにだ、確かにお前は女受けのいい顔をしてる…さぞモテるだろうな?」ぐっと顔を近寄せて、じっくりと提督を観察するメッセ教官…

提督「あー…それは、まぁ…///」

メッセ教官「今さら恥ずかしがるな、このスケベ女が……んっ♪」

提督「んっ!?」メッセ教官の荒い唇が触れると、コーヒーと煙草の煙るような味と潮の匂いがまとわりつく…

メッセ教官「んむっ、ん…ちゅっ、ちゅぅぅ…っ!」

提督「んむ、あふっ…はむっ……んちゅぅ、ちゅぅぅ///」

メッセ教官「ぷはっ……なるほど、これじゃあ骨抜きにされる娘っ子が出るのも無理はない」手の甲で唇を拭うと、感心したようにうなずいた…

提督「き、教官…///」

メッセ教官「なんだ、おかしいか? 私だってな、もっと向こう見ずな頃には色々と悪さをしたもんだ……本当は教官になるつもりはなかったんだが…」

提督「その……では、どうして教官になったのですか///」

メッセ教官「そのことか…まぁ時間もあるしな、話してやろう」




503 ◆b0M46H9tf98h2019/04/09(火) 02:34:08.30M9rLO2DT0 (1/2)

メッセ教官「ふー……私の家族は頭が固くてね、物心ついた頃から何かといえば「お前は女の子なんだから、将来いいお嫁さんになれるよう女の子らしくしなさい」ばっかり言われてたもんだ」

メッセ教官「…特に母親はそうでな。何かといえば「そんな女の子らしくない事は止めなさい!」とくる」

提督「……それは…息がつまりそうですね…」

メッセ教官「ああ…着ているものと言えばいつも丸襟のブラウスとスカートで、エナメルの丸っこい靴を履かされてお行儀よく……いいところのお嬢さんみたいにな」

提督「…正直、想像もできません」

メッセ教官「無理もない……それに私はガキの頃から駆けずり回るのが好きだったものだから、そんなのはまったく好みに合わなかった」

提督「…ええ」

メッセ教官「隙を見つけちゃ家を抜け出して日が暮れるまで暴れ回り、自分よりひと回りは大きい近所の坊主どもを蹴散らしてたもんだ」

メッセ教官「…だがな、それをやって家に帰ると「お前は女の子なのに、どうしておしとやかにしないの!」なんて言われては、夕飯を抜きにされたり頬を引っぱたかれたり……二日に一回はそんな具合だったな」

提督「…」

メッセ教官「…で、家にいる時は毎日お裁縫だのお菓子作りだの…つまり母親が言うところの「女の子らしい」事ばっかりやらされた……とにかく嫌でたまらなかったから、学校に入ってからはうんと勉強するようにしてやった……どうしてか分かるか?」

提督「…勉強にぶつけたのですか?」

メッセ教官「まぁそれもあるが……少なくともノートを開いて勉強の真似事をしている間は、そういう「がらくた」につき合わされないで済むからだ」

提督「なるほど…」

メッセ教官「…で、中学生になったらなったで今度は「将来、素敵な男性に見初めてもらえるよう」に化粧だとか服だとか…もちろん、母親からは子供の時よりもっと金切り声でやられる始末だ…まったく「繊細で情緒的」だった私にしてみれば悪夢だったよ」

提督「ええ…想像するだけで胃がきりきりします……」

メッセ教官「そうだろうな……とにかく、母親の考えでは「女に花嫁修業以外の教育はいらない」って事だったらしくてな。高校を卒業するかしないかのうちにいい人を見つけて、後はそいつにコバンザメよろしくひっ付いて食べ物のおこぼれをあずかり、パーティの時は見てくれのいいお飾りになっていればいい…ってつもりだったらしい」

提督「…」

メッセ教官「もちろん、高校生の私にだってそのくらいの考えは読めた……で、どうやって家出をするか考えていて、ふと街に貼ってあるポスターに気づいたわけだ……」

提督「あの……それって、もしかして…」

メッセ教官「ああ、そうだ…海軍の「新兵募集」のポスターさ。で、私は高校卒業と同時に自分の貯金をかき集めて家を飛び出し、海軍に転がり込んだ…ってわけだ」

提督「…教官は大変だったのですね……」

メッセ教官「そうかもな……まぁ海軍の初等訓練が楽だったとは言わないが、何かと金切り声でわめく母親はいないから気苦労がないし、好きなだけ身体を動かして怒られるどころか褒められるんだからな…私にしてみればいい所だった」

メッセ教官「…それでだ、私は訓練課程の修了までにうんと鍛えて、並みの男の三人分くらい戦えるようになったから「サン・マルコ」海兵連隊に志願したんだが……」

提督「…が?」

メッセ教官「担当士官に「君は優秀だとは思うが女性のための設備がないし、海兵連隊の伝統もあって女は入れられない」……と門前払いを食った」

提督「…」

メッセ教官「もうくやしかったどころじゃない……あれだけ「女らしく」って言われるのが嫌だったのに、制度にまでそう言われるとは思ってもなかったからな……海兵の荒くれを一人か二人ぶちのめして見せて、そいつの代わりに入れてもらおうかと思ったくらいさ」

メッセ教官「…まぁ腹わたが煮えくり返ったのは一週間くらいで、そのうちにこう思った……「私自身は入れなくても、私が強い女性兵士や士官をたくさん育てれば、いつか海軍だって認めざるを得なくなるだろう」ってな…それに体力と脳みそはあって困ることはない。違うか?」

提督「いいえ、その通りだと思います」

メッセ教官「そうだろう……それにここでなら私の性癖も満たせるからな♪」

提督「えっ…?」

メッセ教官「私が子供時代に抑えつけられたせいもあるだろうが……私は女が泥んこになってるのが好きなんだ。軍では好きなだけ泥だらけになれるし、教官ならある程度訓練項目を選ぶことも出来るからなおのことだ…ま、干潟訓練はいい体力トレーニングにもなるし「一石二鳥」ってわけだな」

提督「…教官、それでは……その///」

メッセ教官「……さっきはベルガミーニが身体中泥まみれになってべちゃべちゃやってるのを見て興奮した…カンピオーニ、お前もなかなかだったぞ♪」

提督「あ、あー…えーと、ありがとうございま…す……///」

メッセ教官「…適当なロングブーツを買ってきてぬかるみに突っこむのも好きだが……お前はいらないブーツとかあるか?」

提督「……さ、探しておきます」

メッセ教官「おう…さ、もう私の昔話はいいだろう。行ってよし!」

提督「はっ、失礼します……コーヒーをごちそうさまでした、教官♪」

メッセ教官「ああ…しっかりやれよ」


504 ◆b0M46H9tf98h2019/04/09(火) 10:20:41.04M9rLO2DT0 (2/2)

………



シモネッタ提督「…それは初耳ね」

カサルディ提督「あれ、言ってなかったかな……とにかくそれ以降は教官も黙認みたいなものだったから、フランチェスカときたらもうやりたい放題で…」

メッセ兵曹長「全くだ…カンピオーニときたら、私が少し甘い顔をしてやったら勘違いしてな」

提督「むぅ…それを言ったらルクレツィアだって更衣室のロッカーに同期の娘を押し付けて、耳元でずーっと甘酸っぱいような台詞をささやいていたじゃない」

カサルディ提督「あー…それは、まぁ…そうかもしれないけどさ……」

提督「…忘れたなんて言わせないわよ?」

コリドーニ「おぉぉ…次から次へと記事になりそうな話が……!」

デュイリオ「うふふっ、そういうのもあるのですね……今度機会を見つけて、私も提督に試すといたしましょう…♪」

ガリバルディ「さっきから聞いていたけれど…へぇ、なるほどね♪」

エウジェニオ「色々と役に立ちそうな話ね……ふふ♪」

提督「あら、三人ともお帰りなさい…外の様子は?」

デュイリオ「風もなく心地よいお日柄です……催し物は上天気が一番ですもの♪」

ガリバルディ「そうね。おかげで盛況よ、提督…混乱も特になし」

エウジェニオ「憲兵隊が上手くさばいてくれているから、提督はゆっくりしていて……ね♪」ちゅっ♪

提督「ふふ、了解♪」

ライモン「もう、提督ってばエウジェニオには甘いんですから……」

ガリバルディ「提督、ライモンドが妬いているわよ…ほら、怒られる前にご機嫌を取ってあげないと♪」

提督「ふふっ……怒らないでね、ライモン?」…ちゅっ♪

ライモン「…っ///」

シモネッタ提督「本当にフランカときたらお熱いこと…♪」わざとらしく手で扇いでみせるシモネッタ提督…気づけばいつの間にか提督の所の小さな駆逐艦「クィンティノ・セラ」をテディベアのように抱きかかえ、カサルディ提督の「MS16」と「MS22」をはべらせている…

提督「ちょっと…エレオノーラ!?」

シモネッタ提督「なに?」

提督「…い、いつの間に……?」

シモネッタ提督「ふふ、貴女が昔話に花を咲かせている間によ……それにしてもセラは可愛いわね♪」セラのさらさらの髪を手ですくい上げると顔に近づけ「すぅ…」と深呼吸する…

セラ「えぇと……あの…///」シモネッタ提督のひざの上で、恥ずかしげに顔を紅くしているセラ…

提督「あー……そろそろお昼だし、姫たちにも戻って来てもらいましょうか…ね、ライモン?」意味ありげにウィンクをしてみせる…

ライモン「…あ……あ、あぁ…そうですね! わたしもお腹が空きました♪」

提督「そうよね♪ それじゃあお昼の用意をしないと…セラ、お皿を運ぶから手伝ってくれる?」

セラ「は、はい///」

シモネッタ提督「もう…せっかく至福の時間を過ごしていたのに……」

提督「はいはい…兵曹長もご一緒にいかがですか?」

メッセ兵曹長「すまんな…それじゃあせっかくだしごちそうになろうか」

提督「ええ、ぜひ…ライモン、悪いけれど姫たちに「お昼にしますので」って伝えてきてもらえる?」

ライモン「はい」

提督「ディアナ、厨房に行きましょうか」

ディアナ「ええ、よしなに…♪」




505 ◆b0M46H9tf98h2019/04/11(木) 02:07:30.25DXgjiEIo0 (1/1)

…厨房…

提督「…さてと、お昼の献立は何にする?」金モールの付いた上着と軍帽を厨房の隅っこに置いてある椅子にたたんで乗せるとエプロンをかけ、手を洗った…

ディアナ「そうですね…とりあえずカリフラワーがたくさんありますから、それを使って一品作りましょう。後は砂を吐かせたアサリが冷蔵庫に入っております」

提督「んー…だったら「カリフラワーのアンチョビ風味」と「ボンゴレ・ビアンコ」でどうかしら? 後は屋台料理のお余りや冷蔵庫の残り物とかをかき集めたら、そこそこどうにかなるんじゃないかしら?」

ディアナ「ああ、それはよろしいですね…♪」

提督「それじゃあ私はカリフラワーに取りかかるから、ディアナはボンゴレをお願い」

ディアナ「はい、よしなに」

提督「それじゃあまずはカリフラワーを洗って……」


…提督はクリーム色をしたカリフラワーをとなりの食料庫からいくつか取り出してきてざっと洗い、それから包丁で房を一口大に切り出していく……残った太い茎は食べられないこともないが、わざわざ使うこともないのでルチアの餌に混ぜることにして分けておく…


提督「…お湯も沸いたみたいね」ごぼごぼと泡を立てている鍋にカリフラワーを放り込み、タイマーを四分にセットする…

提督「ではその間に…と♪」唐辛子とニンニク、アンチョビの缶詰をまな板の脇に並べた……ニンニクは薄切りにし、乾燥唐辛子は辛みが出るようハサミで適当な大きさの輪切りにする…綺麗な赤色の唐辛子はパリパリに乾いているのでハサミを入れるそばから割れてしまうが、風味付けなので気にせずに切った…


提督「♪~ふーん、ふふーん……」アルミの大ぶりなフライパンにオリーヴオイルを流し込んで火にかけると唐辛子を入れ、(焦げやすいので)少し間を開けてからニンニクを入れる…

提督「そろそろ茹ったかしら…うん、いいわね♪」

…カリフラワーがちゃんと茹ったかどうか串を刺し、それから網しゃくしでカリフラワーをしゃくい上げた…手際を考えるならカリフラワーをすくうよりは、むしろ流し台のザルに空けてお湯を流してしまう方が早いが、そこは節水を叩きこまれた海軍士官だけに、つい「何かに使える」とお湯を残す…

提督「……それでは、と」アンチョビの缶を開けるとフライパンに空け、アンチョビがすっかり溶けてしまうまで弱火にかけた…

提督「後はカリフラワーを……そーれ♪」火を止めたフライパンに水気を切った茹でカリフラワーを投入して、さっと和える……少し馴染ませると陶器の大きなサラダボウルに移し、それから油汚れが取れるように、カリフラワーの茹で汁をフライパンにそそぎこんだ…

提督「私の方はできたわ…ディアナ、何か手伝いましょうか?」

ディアナ「いえ、こちらも出来上がりますので…」


…大戦時は32ノットを誇った「高速スループ」だけあって、とにかく手際のいい「ディアナ」…提督がカリフラワーを料理している間にアサリの「ボンゴレ・ビアンコ」を仕上げている……まずはみじん切りのニンニクとオリーヴオイルを弱火にかけて、刻んだ玉ねぎを少々加える…玉ねぎがすっかり透明になったところで、殻を擦りあわせて良く洗った殻つきアサリをガラガラと放り込み、火勢を強めて白ワインをそそぐと蓋をして、一気に蒸らす…ほんの二分ばかりでアサリがぱっくりと口を開け、そこに薄めのコンソメスープを注いで軽くひと煮立ちさせる……アサリの塩気が出るので塩はほとんど入れず、少し固めにゆで上げたパスタに出来上がった「ボンゴレ・ビアンコ」をたっぷりと注ぐ…


提督「すぅー……いい匂い。美味しそうね♪」

ディアナ「ふふ、さようでございますね…さ、提督も上着をお召しになって食卓に参りましょう?」

提督「ええ♪」パスタが冷めないうちにと、急いで上着を羽織る…

…食堂…

提督「お待たせしました…さぁ、召し上がれ♪」提督が制服を整えて食堂の席に着くころには百合姫提督たちも戻って来ていて、長テーブルに揃った白と紺、そして金モールの制服がまぶしい…

カサルディ提督「うわぁ、いい匂い…♪ 料理の腕は相変わらずみたいだね、フランチェスカ?」

提督「ええ…だけどここに着任してからはディアナに頭が上がらないわ♪」そう言ってディアナにウィンクを投げる

ディアナ「お褒めいただきありがたく存じます…///」

シモネッタ提督「あら、美味しい…毎日こんなにいいものを食べているなんて、やっぱりフランカはずるいわ♪」

提督「ふふっ、少将にもなると色んな特権があるのよ…♪」冗談めかしてそう言うと、白ワインのグラスを軽くかかげた…

百合姫提督「ほんと…美味しいわ……♪」

グレイ提督「確かに…上品な味付けでよろしいですわね」

ヴァイス提督「アサリだけでこんなに美味しい料理が作れるのですね」

エクレール提督「まぁ、フランスでしたらこのくらいは……」

提督「…んー?」意味ありげに眉を上げ、微笑んでみせる提督…

エクレール提督「い、いえ…なかなかの味だと思いますわ///」

提督「そう、よかったわ♪」

ルチア「ワフッ…ハフハフッ……フガ…♪」長テーブルの脇で冷ましておいた鶏レバーとカリフラワーの茎を混ぜたものをもらってご満悦のルチア…



506 ◆b0M46H9tf98h2019/04/13(土) 15:34:15.43iJO4E7Fn0 (1/2)

提督「ふー…美味しかったわ♪」

カサルディ提督「本当に美味しかったよ…おかげで食べ過ぎちゃった……」

提督「ふふ、いいじゃない…日差しが気持ちいいし、お昼寝でもして来たら?」

カサルディ提督「いやいや…そんなことしたら夜まで寝ちゃいそうだし、起きてることにするわ」

提督「そう、ならコーヒーでも淹れましょうか…みんなは?」

シモネッタ提督「ええ、ありがとう」

メッセ兵曹長「もらおう」

提督「はいはい…ライモン、手伝って?」

ライモン「はい、提督」

カサルディ提督「……うーん、美味しい」甘いカフェ・ラテをすすって満足そうにため息をついた…

提督「ふふっ…カフェ・ラテ一杯でそんなに感心しなくたって♪」

カサルディ提督「いや、それがさ…うちは規模が小さいから予算もあんまりつかないし、艦娘も少ないから当然出し合う食費の方も集まらなくて……たいていはインスタントコーヒーなんだよね」

提督「あらまぁ…エーゲ海管区と言えば激戦区なのに、それはずいぶんね?」

カサルディ提督「うん…まぁもっとも、うちはレロス島鎮守府って言っても「第十二」なんていうほとんど末席の小さい所だからね……ところでエレオノーラ、ここは貴族の別荘みたいだけどさ「ヴェネツィア第三」はどんな感じ?」

シモネッタ提督「そうね……まぁ、ここほど贅沢ではないけれど一応みんなに個室があるし、艦娘の子も結構いるから「まぁまぁ」って所ね」

カサルディ提督「そっか…そう言えばさ、エレオノーラがロリコ……いや、幼女が好きになったのってどうして?」

シモネッタ提督「…あら、それなら士官学校の時に話したことがなかったかしら?」

カサルディ提督「そうだっけ?」

提督「…確かあの時は私だけで、ルクレツィアはいなかったんじゃなかったかしら?」

シモネッタ提督「あぁ、そう言えばそうだったわ……そう、あれはまだ私が小さい頃だったけれど、近所に従姉妹がいて……」

カサルディ提督「へぇ、エレオノーラに従姉妹ねぇ……よそ様の話とはいえ、その従姉妹の貞操が心配になるわ…」

シモネッタ提督「失礼ね、その頃はまだ「愛の手ほどき」なんてしていなかったわ♪」

カサルディ提督「…」

シモネッタ提督「まぁとにかくその娘が可愛くて可愛くて…くりっとした瞳にぷるぷるの唇…小さくて柔らかな手足に、笑みを浮かべると出来るえくぼ……もう天使がいるようにしか思えなかったわ…♪」

カサルディ提督「あー…幼い頃からそんなだったわけね……」

提督「そのようね……前に聞いた時も同じ話をしてくれたもの」

シモネッタ提督「ええ…で、幼心にこう思ったの「将来は可愛い幼女に色々手ほどきできるような立派な女性になりたい」って…♪」

カサルディ提督「それって立派な犯……いや、まぁ…夢を持つのはいいことだと思うけどさ……」

提督「……しかもちゃんと実現できているものね…」

シモネッタ提督「ふふ…たまたま行ったイベントで艦娘の子に出会わなかったら、今ごろは保育士か幼稚園の先生になっていたでしょうね♪」

カサルディ提督「…さもなきゃ刑務所か……」

提督「ええ、それが一番ありそうね…」

シモネッタ提督「そう言えば…私は艦娘たちといちゃいちゃしたかったからで、フランカは歴史とか軍艦のことが得意だったから、って言うのは知っているけれど……ルクレツィアはどういう経緯で海軍に入ったの?」

カサルディ提督「あー、私はねぇ…実家はリーパリ諸島からシチリア沖に船を出して魚を取る漁師で……私は船を継ぐ気だったんだけど、シチリア辺りじゃ女が漁師になるっていうのはなかなか受け入れてもらえなくてさ…しかも「深海棲艦」騒ぎが起こって危険だからって、もう漁どころじゃなくなっちゃって……」

シモネッタ提督「…それで?」

カサルディ提督「まぁそういう訳で小舟の扱いは上手かったから、モーターボートの選手になろうと思ってヴェネツィアに行ったんだけど……海軍の制服ってスマートで格好いいし、お給料もきちんとくれるし…それに意外と小型艇も多いから、けっこう向いてるんじゃないか……って思ってね」

シモネッタ提督「なるほど…」

提督「…少なくともエレオノーラの理由よりは健全よね」

カサルディ提督「…確かに」

シモネッタ提督「もう、失礼ね…これでもちゃんと指揮は取れるのよ?」苦笑いするカサルディ提督とむくれてみせるシモネッタ提督…


507 ◆b0M46H9tf98h2019/04/13(土) 17:38:20.18iJO4E7Fn0 (2/2)

…まずはこれで「提督たちの士官学校時代」はおしまいにして、あとは基地祭の最終日の模様を続けていこうかと思います……あと、せっかくなので「カリフラワーのアンチョビソース」のレシピを書いておきます…


………

カリフラワーのアンチョビソース(だいたい三人前くらい)

カリフラワー…一株
アンチョビ缶…四切れ程度
乾燥唐辛子…半分~一本分(輪切り)
ニンニク…ひとかけ(薄切り)
オリーヴオイル…適量(アンチョビ缶の油を使う場合はその分減らしておく)


カリフラワーは「幹」の部分から各「枝」ごとに切り出し、三分から四分くらい茹でておく(ゆでてすぐ和えると水っぽくなるので少し冷ました方がいいかも…)

フライパンにオリーヴオイルを(使う場合はアンチョビ缶のオイルも一緒に)たらして、唐辛子を(辛み成分が油溶性だそうなので、時間をかけた方が辛みが出ます)弱火でゆっくり温め、しばらくしたら薄く切ったニンニクを投入して、軽くカリカリになるまで火を加える

ニンニク・唐辛子オイルにアンチョビを投入して、木べらでほぐすようにしていく…完全に形がほぐれたら火を止めて、ゆでておいたカリフラワーを投入して和える……もし味が薄かったら塩を軽く振る


……こんな感じでわりと簡単です。温かい内はもちろん、冷めても前菜やワインのお供にぴったりで、しかも数日は置いておけるので常備菜にでも…




508 ◆b0M46H9tf98h2019/04/16(火) 01:33:08.82Hi11guKo0 (1/2)

…昼下がり…

シロッコ「うーん……屋台の当番も終わったし、お昼も美味しかったわ…ふわぁ…あ…///」大きく伸びをしながらあくびをするシロッコ…

シロッコ「……この後は少し昼寝をして、それから今度はお客さんになって屋台でも巡ろうかな……って、お姉…」廊下の先を歩いている、見覚えのある淡い褐色のシルエット……シロッコは声をかけようとして口を開けたが、直前でやめた…

マエストラーレ?「…」

シロッコ「……くすくすっ♪」(ふふ、いいこと思いついちゃった……後ろからいきなり抱きついておっぱい触ったりしたら、堅物なお姉ちゃんのことだから「きゃあ!」とか可愛い反応をしちゃうよね……♪)

マエストラーレ?「…」

シロッコ「…そーっと、そーっと……」(お姉ちゃんにしては何だか少し背が低いような気がするけど…気づかないうちに私も背が伸びたのかしら……?)

マエストラーレ?「…」

シロッコ「……えい♪」ふにっ…♪

マエストラーレ?「ひゃあっ!?」

シロッコ「ん? …お姉ちゃんにしては胸がずいぶん慎ましいような…声も甲高いし……」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「も、もうっ…いきなり何するのっ///」

シロッコ「えっ…あれっ!?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…後ろからいきなり胸をわしづかみにするなんて……どういうつもり…っ///」

シロッコ「うわわ…っ、ごめんなさい! お姉ちゃんのつもりでびっくりさせようとしたんだけど……まさかヴェネツィアのマエストラーレだったなんて…」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「……シロッコは自分のお姉ちゃんと私を間違えたの?」

シロッコ「そ、そういうこと……ごめんなさい…」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「そういうこと…ならいいわ。間違えたのなら許してあげる♪」鎮守府のマエストラーレたちより少し小柄なヴェネツィアの「マエストラーレ」が少しつま先立ちをして、シロッコの頭をぽんぽんと撫でる…

シロッコ「あぁ、驚いた。 だってこっちに来た時はお団子二つだったのに、いつのまにか髪型がお姉ちゃんと同じになってるんだもの…」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「ああ、これ? これはね、さっき食堂でここのマエストラーレと一緒になって……」

…数分前・食堂…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「美味しいわねぇ、リベッチオ?」

リベッチオ(ヴェネツィア)「うんっ、おいひい…♪」

シロッコ(ヴェネツィア)「もう、口もとにべたべたつけちゃって…ほぉら、拭いてあげるから顔を寄せて?」

リベッチオ(ヴェネツィア)「んー…♪」

グレカーレ(ヴェネツィア)「あはは、本当にリベッチオってば子供なんだから……♪」

リベッチオ(ヴェネツィア)「えへへ…っ♪」

マエストラーレ「……ねぇ、マエストラーレ?」ヴェネツィアのシロッコたちが食堂から出ていくと、残っていたマエストラーレに声をかけた…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「なぁに、マエストラーレ…って、これだと自分で自分を呼んでいるみたいでおかしな感じ♪」

マエストラーレ「そうね……って、そうじゃなくて」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…?」

マエストラーレ「いえ…他の鎮守府所属の「自分」と出会うのって初めてだけど、変な気分で……マエストラーレはどう?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「うーん…確かにちょっとおかしな気分ではあるけれど、瓜二つってほどじゃないから……従姉妹みたいな感じかな♪」

マエストラーレ「…なるほど、従姉妹ね……言われてみればそうかもしれないわ♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「でしょ♪ ……あ、そうだ。せっかくだから髪をとかしてくれない?」

マエストラーレ「髪を?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん…せっかく自分の「分身」に会えたわけだし、同じ髪型にしてほしいの」

マエストラーレ「なるほどね……分かった、それじゃあ櫛を持ってくるわね」





509 ◆b0M46H9tf98h2019/04/16(火) 02:36:46.66Hi11guKo0 (2/2)

………



マエストラーレ「……どう?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん…気持ちいい……」マエストラーレが二つのお団子を解いて櫛を走らせると、椅子に大人しく座っている「マエストラーレ」(ヴェネツィア)は心地よさそうに目をつぶり、頭皮をくすぐる櫛の感触を楽しんでいる……

マエストラーレ「きれいな髪…シモネッタ司令はいい女性(ひと)みたいね」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「そうね、とってもいい女性よ…ちょっと幼女好みなのが欠点だけど……」

マエストラーレ「まぁ、それで言ったらうちの提督も女たらしの年上好きだから……」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…何でも完璧な人はいないって事ね」

マエストラーレ「そうかもね……あ…」梳いている髪からふわりと甘いいい香りが漂った…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「どうしたの?」

マエストラーレ「あー、えーと……いま、マエストラーレの髪からいい匂いがして…///」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「シャンプーかな……うちはみんなで集める分に提督がお金を足してくれるから、いいのを使えるの」

マエストラーレ「あ、ヴェネツィアもそういう風になっているのね。 …それにしてもいい香りで、まるで花園みたい♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「そうかもね…これはうちの提督がアロマのお店に頼んで作ってもらってるオーダーメイドだから」

マエストラーレ「…それでこんなにいい匂いがするのね……すうぅ…はぁ……」髪をひと房持ち上げて深呼吸する…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「んっ…///」

マエストラーレ「あ…ごめんなさい」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「大丈夫、ちょっとくすぐったかっただけ……///」

マエストラーレ「そう……続けるわね?」

…マエストラーレは優しく櫛を走らせ、髪をとかしていく……そのたびにヴェネツィアの「マエストラーレ」からふわりと立ち上る甘い香りと、ちらちらのぞく淡褐色の艶やかなうなじ…小さな肩と華奢な身体は、とても北アドリア海を守る「艦娘」の一人とは思えない……

マエストラーレ「…ねぇ、マエストラーレ……///」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…なに?」

マエストラーレ「その、続きは……部屋で…しない…?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「……うん///」

…しばらくして・マエストラーレ級の部屋…

マエストラーレ「……それじゃあ、するわね…///」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…うん……来て///」

マエストラーレ「ん…ちゅ……ちゅっ///」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「あむっ……んちゅっ、ちゅ…///」

マエストラーレ「あっ、あっ…んぁっ♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「あふっ、んっ…あ♪」

マエストラーレ「んくっ、ちゅるっ……れろっ///」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「ふぁっ、あぁ……んふ、ちゅる……ぅ///」

マエストラーレ「はぁ、はぁ……んはぁ…脱がすわ……ね///」しゅるり…とお互いの服をたくし上げると、そのまま滑らかに脱がしていった……ヴェネツィアの「マエストラーレ」はあどけない感じのする褐色の身体に、レースをあしらった揃いの白いブラとショーツがよく似合っていて、大人びたランジェリーも清楚な下着のどちらも中途半端で決まらない感じがするマエストラーレとしては少しうらやましい…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「ん……」くちゅ…♪

マエストラーレ「んんぅ、マエストラーレ…ぇ♪」じゅるっ、ぢゅぷ…っ、んちゅるっ…♪

マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん……あっあっ、そこ…ゆび…気持ちいいのっ……ふぁぁ…ぁっ///」くちゅくちゅっ…にちゅっ、じゅぷっ…♪

マエストラーレ「はぁぁ……あぁ…んぅ///」くちゅっ、じゅぶ…っ♪

マエストラーレ(ヴェネツィア)「あぁぁ、はぁ…も、もう…イキそう……///」

マエストラーレ「…んんぅ、はぁ…っ…私も……///」

マエストラーレ「あっ、あっ、あっ……んあぁぁぁっ///」くちゅっ、くちゅ…ぷしゃぁぁ……っ♪

マエストラーレ(ヴェネツィア)「はぁぁ、あぁ…んっ、くぅぅっ…///」とぷっ、ぷしゃぁ…♪

………


510 ◆b0M46H9tf98h2019/04/17(水) 11:45:30.14R4D884Do0 (1/1)

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…って言うようなことがあったから……それに終わってから時計を見たら、実際は数分どころじゃなくて……///」

シロッコ「へぇ…普段はあんなにガミガミいう割には、お姉ちゃんも意外とスケベなのね……それにしてもほんの数分でそんなになるなんて、マエストラーレも意外とスキモノなのね♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「い、言わないで……だって…髪をくしけずってもらうと身体がじんじんして……///」

シロッコ「へぇ…髪だけで?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「え、ええ…///」

シロッコ「ふぅん……ねぇマエストラーレ、何か隠してない?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…っ!」

シロッコ「隠しても無駄よ…なんとなーく分かるもの」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…そ、それじゃあ教えるけど……他のみんなには…言わないでくれる?」

シロッコ「もちろん」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「それじゃあ……その…私が提督とするときは…たいてい……髪をすいてもらうところから始めるから……///」

シロッコ「……なるほど。条件反射って言うやつ?」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「そ、そう……だから、もう…髪の毛を撫でられると濡れてきちゃって……///」

シロッコ「ふふっ、そうなのね…♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「ええ……と、とにかく他のみんなには秘密にしてちょうだい///」

シロッコ「もちろん…この「歴史の立会人」を信用して?」

マエストラーレ(ヴァネツィア)「…歴史の立会人って言うのは分からないけれど……ええ」

シロッコ「うん…それじゃあまた♪」

マエストラーレ(ヴェネツィア)「またね…ちょっと休憩してくるわ……」

シロッコ「チャオ……ふふーん、いいこと聞いちゃった♪」

…またしばらくして・食堂…

提督「……ふふっ、エレオノーラったら相変わらずね♪」

シモネッタ提督「ええ、それはもう…♪」

グレイ提督「ふふふっ、イタリアの提督は愉快な方々ばかりですわね……イギリスでしたらテレビ番組に出られますわ♪」

ヴァイス提督「いや、それはその……くすっ///」

提督「あ、やっと笑ってくれたわね……いつものきりりとしたシャルロッテも凛々しくて素敵だけれど、笑った顔も可愛らしくていいわ」

ヴァイス提督「あ、いえ…笑うつもりなどなかったのですが……///」

提督「いいんですよ…面白おかしい話をしているのですから、笑ってくれないとかえって心配になってしまいます♪」

グレイ提督「ええ、ドイツ人の事ですから笑うことは禁止されているとか…さもなければ脳のユーモア神経でも切除されてしまったのかと心配になりますわ」

ヴァイス提督「いえ、決してそんなことは……」

エクレール提督「まぁ、ドイツ人に笑いを理解させるのはイギリス人に美食を作らせるくらいの難事業ですから…致し方ありませんわ」

提督「そうね。でもフランス人にまともなデザインをさせるよりは簡単でしょうけれど♪」

グレイ提督「まぁまぁ、カンピオーニ提督……わたくしはフランス艦の特異なデザインは「見ている分には」面白いと思いますわ」

提督「考えオチですけれど…ね♪」

エクレール提督「ぐっ…また貴女はそうやって……!」

提督「そう言えば、マリーはバターが好きよね……食後のおやつにでも持ってきてもらいましょうか?」(…いつかの時は四つん這いになって、夢中で舐めまわしていたものね♪)

エクレール提督「…っ///」

提督「…ねぇディアナ、マリーにバターを……って、あら?」

ライモン「提督、ディアナさんでしたら出し物に出演しに行きましたよ」

提督「あ、そういえばそんなことを言っていたわね……でも練習しているところは見せてくれたことがないし、何をするのか気になっていたのよね」

デュイリオ「でしたら見に行きましょう…ね、提督♪」ぎゅっと身体を寄せて甘えるようにしながら、提督の腕を胸の谷間に挟み込みつつ抱き寄せた…

ライモン「わ、わたしもご一緒したいです……!」反対側の手を「恋人つなぎ」にして肩を寄せた…

提督「ええ…♪」


511 ◆b0M46H9tf98h2019/04/20(土) 02:15:25.28RfCf9GX70 (1/1)

…数分後・特設ステージ前…

提督「それで、ディアナはどんな出し物をやるのかしら?」

ライモン「どうなんでしょう、ほとんどのみんなは知らないようですし…なんでもオリアーニから服を借りていたみたいですが……」

提督「ふーん、オリアーニからねぇ……別にディアナは服を持っていないわけでもないし、ますます分からないわ」

デュイリオ「まぁまぁ、何はともあれ見れば分かりますから…ね♪」

提督「それもそうね……さぁ、姫は特等席にどうぞ♪」並べてある折りたたみ椅子に百合姫提督を座らせる…

百合姫提督「あ、ありがとう……///」

提督「他の提督方は席を確保できましたか?」

グレイ提督「ええ、ご心配なく」

ヴァイス提督「ヤー、大丈夫です」

エクレール提督「……わたくしは「学芸会」などに興味はありませんが…立っているのもおかしいですから、とりあえず座らせていただきますわ」

コリドーニ「……さて書き出しは、と…「いよいよ世紀の大スペクタクルが始まろうと言うところ…我が艦隊の高速スループ、月の化身にして狩人の女神「ディアナ」の見せるものは一体何か…会場を埋め尽くす観客は今や遅しと彼女の登場を待ち望み、高まる期待に舞台の周囲はジュリオ・チェザーレの凱旋を待ちわびるローマ市内のような熱気に包まれております!」…と」鉛筆を舐めながら取材ノートに文字を書き殴っているコリドーニ…

提督「よいしょ、と…コリドーニの書き方は少し大げさだけれど……まぁ、あながち嘘でもないわね」

アオスタ「それでは、お次は高速スループ「ディアナ」です…盛大にお迎えください!」

提督「さぁ、やっとディアナの……って…」

ライモン「…えっ///」

デュイリオ「まぁ…♪」

百合姫提督「……わぁぁ…っ///」

グレイ提督「あら、なかなか大胆ですわね…?」

ディアナ(セーラー服)「……それでは、参ります…メイク・アップ…!」


…いつもはとある「月の女王」らしく、プラチナブロンドの髪を銀色のリングで特徴的にまとめ、水色のルージュを唇に引いているディアナ……が、ステージの上にいるディアナはオリアーニから借りたらしい、スカートの丈がふとももの半分もないようなミニスカートのセーラー服をまとい、紅い口紅と金の額当てを付け、髪を二つのお団子にまとめて魔法のステッキのような物を手に持っている…ステッキを天に掲げて合図をすると、両側に置いてあるスピーカーから、鎮守府でも見ている艦娘のいる日本の人気アニメ作品の主題歌が流れてきた…


提督「…ねぇライモン、あれって…確か」

ライモン「ええ、そうだと思います…おそらくセーラー(水兵)で海軍つながり、それにディアナはまぎれもなくムーン(月)の女神ですから……」

提督「…まさにぴったりね」

ライモン「ええ」

百合姫提督「ねぇフランカ……あの有名な「美少女戦士」のアニメってこっちでも放送しているの?」

提督「ええ。こっちではちょうど放送されているところで、テレビにかぶりつきで見ている娘もいるくらいよ……でもディアナがあれをやるとは思わなかったわ…」

ディアナ「♪~……つーきーの光にみーちびかーれー、なーんーどーも、めぐーりあうー…♪」ひらひらとプリーツスカートが揺れるたびに、真っ白なふとももがちらりとのぞく…

デュイリオ「あらまぁ…これはずいぶんと結構な目の保養だと思いませんか、提督?」

提督「えぇ、まぁ…その……かなりそそるわね♪」下には白い競泳水着を着ているらしいが、それでもしなやかなディアナの太ももがのぞくとなかなか際どい…拍手しながらも、思わず顔がにやける提督……

ライモン「ち…直視するのはちょっと恥ずかしいですね……///」ちらちらと視線を向けてはまた恥ずかしげに顔を伏せるライモン…

百合姫提督「えーと、その…イタリア艦の娘がやるとちょっと刺激的な感じになっちゃうのは分かったわ……///」

ディアナ「♪~…星座のまたーたき数え、占う恋のゆくーえ…同じくーにに生まれたーの、ミラクル・ロマンス…♪」

三つ編みの女の子「わぁぁ…あのおねえちゃん、とってもきれい///」

小学生くらいの女の子「すごぉ…い///」観客の小さな女の子たちは美しい顔とスマートな身体つきのディアナに見とれている……

コリドーニ「おぉ、なるほどこれは色っぽい…とはいえ艦齢(とし)を考えると少し無理しすぎといえなくもな……」

ディアナ「…」ビシュッ…!

コリドーニ「うわっ…と!」足もと数センチの所に矢が突き立って震えている……

提督「ほら、そうやって人の揚足を取るから……ディアナ、とっても素敵よ♪」軽く手を振ってウィンクを投げた…

ディアナ「///」恥ずかしげに小さく手を振りかえすディアナ…




512 ◆b0M46H9tf98h2019/04/24(水) 01:41:46.87umgGV5X10 (1/1)

………



提督「お疲れさま、ディアナ」

ディアナ「ありがとうございます……あの格好で舞台に上るのはかなり恥ずかしかったですが…///」

提督「よく頑張ったわね…とってもセクシーで、そのままいただきたいくらいだったわ♪」わざと色っぽいウィンクを投げる…

ディアナ「…提督ったら……そのようなおたわむれを……///」

デュイリオ「ふふっ……ところでディアナ、この後は忙しいですか?」

ディアナ「そうですね…今夜の夕食はエリトレアが当番ですので、特にこれと言った用事は……わたくしにご用でしょうか?」

デュイリオ「ええ、せっかくですからディアナとも回りたいと思いまして…ライモンド、貴女も一緒にどう?」

ライモン「わたしもご一緒していいですか?」

デュイリオ「ええ、もちろんですとも…♪ ディアナ、いかが?」

ディアナ「そうですね……お二人がそうおっしゃって下さるのなら、わたくしもご一緒させていただきます」

デュイリオ「なら決まりですね…と、言うことで失礼いたします♪」

提督「あら、だったら……姫、私と一緒に回る?」

百合姫提督「え、ええ……気持ちは嬉しいけれど…その……お邪魔じゃないかしら…?」

提督「ふふっ、別に逢引をするわけじゃないのよ♪」

百合姫提督「そう、なら……///」

足柄「…じゃあ私たちはここの娘たちと一緒に見て回るとして……提督、上手くいくように祈ってるわ…♪」耳元にささやいた…

百合姫提督「べ…別にそういうことじゃないのよ、足柄……///」

足柄「いいのいいの、分かってるから……そのかわり、戻ったら私が満足するまでとことん付き合ってもらうわよ…?」

百合姫提督「///」

足柄「ふふ……ほら龍田、ボーっとしてないで行きましょうよ!」

龍田「そうね…それでは提督、また後でね…♪」

百合姫提督「え、ええ///」

提督「……ふふっ、姫の所もなかなか積極的な娘がお揃いのようで…♪」

百合姫提督「えぇ、まぁ……///」

グレイ提督「……お二人とも、よろしければわたくしと回りましょうか?」

ヴァイス提督「はっ、ご一緒させていただきます…!」

エクレール提督「ええ、そうですわね……」

グレイ提督「ではそういう事で…失礼いたしますわ♪」そう言いつつ提督にだけ見えるよう、さりげなく眉を動かしてみせた…

提督「♪」こっそりウィンクを投げ返す提督…

シモネッタ提督「そう、なら……私たちも別行動しましょうか?」長い髪をふわりと揺らし、ちょっと意味ありげに微笑を浮かべてみせた…

カサルディ提督「賛成。私も肩章に星が付いてる相手と一緒にいると疲れて仕方ないし……と言うわけで、また後でね♪」小さく親指を立てると軽くうなずいた…

提督「ええ、また後で……今日は基地祭の最終日だから、夕食は2000時以降にずれ込むと思うの…その時に食堂でね」

カサルディ提督「了解…って、こら! ちょっと目を離すとうちの娘に手を出して……そっちにも駆逐艦の娘がいるでしょうが?」

シモネッタ提督「ふふ、だってとっても可愛らしくって……ね♪」

MS16「ふふっ……おねえちゃぁ…ん♪」

MS22「……エレオノーラおねえちゃん♪」

シモネッタ提督「んふ…むふふ…っ♪」

カサルディ提督「あー、もう…あんたらもいい加減にしなさいっ……」わざとガミガミ言いながら歩いて行った…

提督「それじゃあ行きましょうか」

百合姫提督「え、ええ…///」


513 ◆b0M46H9tf98h2019/04/27(土) 02:40:22.34QzidebK60 (1/3)

………



百合姫提督「……でね、そういうことがあったの…♪」

提督「まぁ、ふふっ♪」

百合姫提督「あ…ごめんなさい、私ばっかり……フランカと一緒だと、ついいっぱいしゃべっちゃう……///」

提督「いいのいいの、私だっておしゃべりは好きだもの…せっかくだからどこかで座りましょうか?」

百合姫提督「えーと……そうね、それがいいと思うわ」

提督「…だったら裏手の丘にしましょうか。基地祭のお客さんはあそこには入れないことになっているから静かだし、眺めも素晴らしいわ……どうかしら?」

百合姫提督「…ええ、そうしましょう……///」

提督「決まりね♪」

…裏手の丘…

提督「ふぅ…やっぱり思った通りだったわ、風が気持ちいい……」軍帽を脱ぐとあずまやのテーブルの上に置き、長い髪を手でくしけずるようにして後ろになびかせながら軽く目を閉じた…

百合姫提督「ええ……さわやかで心地いいわ…///」丘を上る時に提督の差しだした左手を受け取るとさりげなく指を絡められ、少し気恥ずかしげに顔を伏せていた百合姫提督……そーっと手を離すと白い石のベンチに腰掛け、膝の上で上品に軽く組んだ…

提督「それじゃあ、おしゃべりの続きでもしましょうか♪」百合姫提督に微笑みかけると隣に座り、艦娘たちから買った軽食やお菓子を開けた…

百合姫提督「そうね……えーと、どこまで話したかしら…」

提督「ちょうど姫の鎮守府にいる艦娘たちの話をしていたところ……姫の所にはなかなか「癖のある」艦娘が多いみたいね?」

百合姫提督「ええ…うちの娘たちはよその鎮守府でちょっと色々あって転属して来たり、持て余した提督たちから受け入れた娘が多いから……」

提督「そういう娘たちの指揮を取れるなんて、さすが姫ね…♪」

百合姫提督「ううん、そうじゃないの……必要最低限の規則以外を守ってもらう以外は、あの娘たちに任せているだけだから…艦娘を「指揮している」なんておこがましいくらい……///」

提督「ふふ、姫ったら謙遜しちゃって…ちなみによその司令官が「持て余した」っていう艦娘って、どんな娘たちなの?」

百合姫提督「えぇと、そうね…例えば……」

………

…十年ほど前・佐世保…

仁淀「提督、またご一緒できましたね……改めてよろしくお願いします」

百合姫提督(少佐)「ええ。私も仁淀が一緒で嬉しい…///」

仁淀「もう、提督…///」

百合姫提督「……ご、ごめんなさい…つい……///」

仁淀「いえ…その、嬉しいです……とはいうものの、ほとんどの娘が提督と一緒に転属したようなものですが……」

百合姫提督「そうね…それと、またここに入ってくる娘がいるのよね?」

仁淀「そうですね……今回は呉第三から給糧艦「間宮」と工作艦「明石」、新発田第一から給油艦「速吸」です…これで後方支援が整いましたから、やっと近海護衛以外の作戦が立てられます」

百合姫提督「そうね…特に「間宮」は艦隊のお腹を満たす大事な艦(フネ)だし……みんなにより美味しいものを食べさせてあげられるわね」

仁淀「そうですね」

百合姫提督「ところで呉鎮の提督は、どうしてそんな大事な艦を手放す気になったのかしら…?」

仁淀「えーと、ですね…あー……」送られてきた資料を見て口ごもった…

百合姫提督「なんて書いてあるの?」

仁淀「これは提督がご自分でお読みになった方がよろしいかと……」



514 ◆b0M46H9tf98h2019/04/27(土) 03:58:19.62QzidebK60 (2/3)

百合姫提督「…そんなに問題のある娘なのかしら……?」

仁淀「…問題というか……その…司令官に傷はつくかもしれません」

百合姫提督「そう…ちょっと読んでみるわ。 …給糧艦「間宮」、呉第三鎮守府より転入……特記事項…経費の横領および物資流用にて、けん責処分あり……詳細は「添付資料」に記載…」

仁淀「…食費の水増しや物資のちょろまかし……給糧艦や補給係の得意技ですね」

百合姫提督「……それから…工作艦「明石」、呉第三鎮守府より転入……特記事項「おおむね職務には忠実ながら、いささか鎮守府の風紀に馴染まぬ点あり。善導を要す」とあるわ…」

仁淀「……これだけだとはっきりしませんが、おそらく「問題になるほどだらしがない」とか…そういう事だと思います」

百合姫提督「それくらいだったらちゃんと言えば分かってもらえるし、どうにかなるわ……後は…と」

仁淀「給油艦の「速吸」です」

百合姫提督「そうだったわね…まぁ理由は何であれ、うちに「速吸」が来てくれて助かるわ……とにかく駆逐艦の娘たちは燃料の搭載量も少ないし…戦闘をしたらすぐ戻りが厳しくなるもの……」

仁淀「ええ、そうですね」

百合姫提督「それで…給油艦「速吸」、新発田第一鎮守府より転入…もしかしたら、日本海側だと長距離の護衛任務がないから大して必要なかったのかもしれないわね……えーと、特記事項は……「総じて優秀かつ、職務に対し熱心であるが…」優秀だけど何かあるのかしら……?」

仁淀「はい、続きに書いてありました…」

百合姫提督「ええ「…素行に多少の問題あり……特に風紀に関しては意識が緩く、ことさらに指導を要す」……ですって」資料のページをめくりつつ、少し眉をひそめた…

仁淀「風紀に関してですから…どうなんでしょうね?」

百合姫提督「うーん…どのみち会ってみればどんな娘なのか分かると思うから……着任の挨拶に来たら、横にいて?」

仁淀「はい」

………

提督「あらまぁ…姫ったら、あちこちから厄介払いされた艦娘を押し付けられているみたいね?」

百合姫提督「うーん…でも実際に会ってみるとたいていはいい娘ばかりだし……細かい規則にとらわれて鎮守府が息苦しくなるよりは、みんなにのびのびと生活してもらった方がいいと思うから…」

提督「そこは私も同じね…もっとも、ここはのびのびしすぎかもしれないけれど♪」

百合姫提督「私はいいと思うわ……せめて鎮守府では気楽にさせてあげないと…」

提督「その兼ね合いが難しい所よね? あんまり自由にさせると、今度は司令官としての命令に重さがなくなっちゃうし……」

百合姫提督「そうね、私もいまだに悩んでいるの……」

提督「同期に相談できる悩みでもないものね…それで、その娘たちはどうだったの?」

百合姫提督「ええ…それでね……」

………



百合姫提督「……ところで、間宮」

間宮「はい、何でしょうか?」

百合姫提督「えーと…その、少し言いにくい事かもしれないけれど……」

間宮「…はい」

百合姫提督「その…あなたの「けん責」処分について読んだけれど…」

間宮「あ、はい…えーと……添付資料があると思いますが、それに書いてある通りです……」

百合姫提督「そう…それで「資材を流用した」って言うのは……」

間宮「はい…実は未使用のきれいなドラム缶が鎮守府にあったので……それを縦割りにして焼き鳥用の焼き台に…」

百合姫提督「…じゃあ「経費の横領」っていうのは……」

間宮「お恥ずかしい話ですが…任務で疲れる艦隊のみんなに少しでも多く甘いものを食べて欲しくて、申請の時に食材を水増し請求してしまって…」

百合姫提督「……浮かせた代金でお菓子の材料を?」

間宮「はい、つい出来心で……反省しています…」

百合姫提督「……間宮」

間宮「はい」

百合姫提督「…お菓子で艦隊のみんなが頑張れるようなら、私が予算申請でねばってあげるから……みんなにたくさん作ってあげて?」

間宮「……はいっ♪」


515 ◆b0M46H9tf98h2019/04/27(土) 13:52:35.47QzidebK60 (3/3)

提督「あら…てっきり「経費の横領」って言うから賭け事にでもつぎ込んだのかと思ったら…「みんなに甘いものを食べさせてあげたい」なんて、心の優しい娘じゃない♪」

百合姫提督「ええ、まぁ……そうね…」

提督「…それで、他の娘はどうだったの?」

百合姫提督「…えーと、ね……///」

………



百合姫提督「あなたが工作艦の「明石」ね…よく来てくれました」

明石「いえ、こちらこそ呉鎮から「間宮」ともども拾ってくれてありがとうございます…今後は提督のために力を尽くしたいと思います」

百合姫提督「ありがとう。とはいっても、ここはまだ小さい鎮守府だから……あんまり出番はないかもしれないわ…」

明石「そうですか」

百合姫提督「とりあえず工作室があるから、そこの運営をお願いするわ」

明石「はい♪」

…数週間後…

仁淀「……もう、困ったものですね」鎮守府の中で使っている自転車のタイヤがパンクして、直してもらおうとママチャリを押して工作室に運ぶ仁淀と百合姫提督…

百合姫提督「私も…急にパンクしてびっくりしたわ。明石、入るわね…?」普段はあまり使っていない、工作室に外から入る「勝手口」を開けた…

松「…っあ、はぁ…っ……あぁぁんっ!」くちゅくちゅっ…♪

竹「……はっ、はっ、はっ……あふ……っ、はひぃ…♪」ちゅくっ、にちゅっ…♪

梅「あひっ、んひぃぃっ、おっ、おぉ…っ……んあぁぁ…っ!」ぐちゅっ、じゅぶ…っ♪

明石「……んー、やっぱりいっぺんに三人くらい相手にしないと満足できませんね♪ …ここは居心地もいいし、欲を言えば呉みたいに女の子がいっぱいいればいいんですけ……ど…」工作室の隅にある三畳ほどの休憩室…そこに布団を敷き、それぞれの手で「松」と「竹」の割れ目をいじりつつ、同時に「梅」にまたがっている…

百合姫提督「…」

仁淀「…」

明石「あー……その、何かご用ですか…」

百合姫提督「……えーと、その…自転車がパンクしちゃって…///」

明石「あぁ、分かりました……それじゃあすぐやっておきますから…」

百合姫提督「…明石」

明石「はい」

百合姫提督「後で執務室まで来て?」

明石「…了解」

…しばらくして・執務室…

百合姫提督「……それで呉から転属させられたの?」

明石「ええ、そうなんですよ♪」

仁淀「…」(情事の最中を見つかってから、まるで隠す気がなくなったわね……)

明石「いや、勝手口を閉めるのを忘れるなんて…とんだ失敗でした♪」

百合姫提督「…」


516 ◆b0M46H9tf98h2019/04/28(日) 00:55:35.30n6kkJxuc0 (1/2)

明石「まぁ実を言うと呉鎮から放り出されたのも、倉庫で艦隊の娘とよろしくやってたのを見つかったせいでして…」

百合姫提督「…えーと、つまり「鎮守府の風紀がうんぬん…」っていうのはそのことだったのね……」

明石「ええ、そうなんですよ」

仁淀「また悪びれもせずに……まったくもう…」

明石「いやぁ、面目ない…♪」

………



提督「…それで姫の所に転出させられたわけね?」

百合姫提督「ええ…明石ときたら「同時に三人は横抱きにできます」って暇さえあれば艦隊の娘たちを布団に引っ張り込むし、何かにつけてタコみたいに腕や脚を絡めてくるし……///」

提督「それはまたずいぶんと…」

百合姫提督「……でも明石の能力は艦隊に不可欠で、佐世保の時は建造枠も足りなかったから…そのまま……」

提督「なるほど。イオニア海中心のここと違って、姫の場合は行動範囲が太平洋だもの…出先で修理できるのは大きいわよね」

百合姫提督「ええ…」

提督「なるほど……それと、もう一人いるって言ってなかった?」

百合姫提督「ええ、それが給油艦の「速吸」で……」

………

速吸「給油艦「速吸」、着任いたしました…!」

百合姫提督「ようこそ……えーと、ここの前は「新発田第一」ね?」

速吸「そうです」

百合姫提督「そう……ここの規則はお互いが過ごしやすくできるよう作られているから、それさえきちんと守れば何も問題はないわ…どうぞよろしくね、速吸」

速吸「はい、よろしくお願いします……ところで…」

百合姫提督「ええ」

速吸「……提督「ネコ」はお好きですか?」

百合姫提督「猫?」

速吸「はい。提督はそういう感じがしたのですが……」

百合姫提督「そうね…猫には好かれる方よ♪」

速吸「そうですか……ネコに好かれる…タチですか」

百合姫提督「うーん…「猫に好かれる性質(たち)」……まぁどちらかと言えばそうかもしれないわ」

速吸「……ちなみにどんなふうにお好きですか?」

百合姫提督「そうね…撫でたり膝の上であやしたり……あとはあごを持ち上げて軽くかいてあげたり……」

速吸「ほほう……♪」

百合姫提督「…速吸は猫が好きなの?」

速吸「ええ、ネコは好きです」

百合姫提督「そう、ならここにもいるから仲良くなれるといいわね…♪」

速吸「そうですね……唐突に変な質問をしてすみませんでした」

百合姫提督「いいえ…それじゃあまた後でね」

速吸「はい」





517 ◆b0M46H9tf98h2019/04/28(日) 01:45:05.03n6kkJxuc0 (2/2)

…半月ほど後・燃料倉庫…

百合姫提督「それで、ここで私に用事って何かしら…燃料の品質にでも問題があったの?」紺色の作業着姿でやって来た百合姫提督…

速吸「いえ、そういうわけでは……」そう言いながら「カチン…」と倉庫の鍵をかけた…

百合姫提督「そうなの……それじゃあ何か相談事?」

速吸「……そうですね、それに近いです…」

百合姫提督「…もしかして、誰かと仲が悪かったりするの……?」

速吸「いえ、みんな良くしてくれます」

百合姫提督「そう……じゃあ聞いてあげるから…なんでも好きなように話してみて?」横になっているからっぽのドラム缶の上に腰を乗せると、立っている速吸を下から見上げた…

速吸「そうですか……では遠慮なく…♪」ちゅっ、ちゅくっ…♪

百合姫提督「んふ、んぅっ…!?」

速吸「んちゅっ、じゅるるっ…んぐっ、じゅぷ……んちゅっ♪」

百合姫提督「ぷは…は、速吸……っぷ!?」

速吸「んちゅるっ、ちゅくぅ……んぐっ、ちゅるぅぅっ…♪」

百合姫提督「ふぅ、んぅぅ……っぁ///」息が苦しくなってきた百合姫提督は涙目で、速吸の姿もぼーっと霞んでくる…

速吸「……ぷはぁっ♪」

百合姫提督「ふぁ……あ///」

速吸「ふぅぅ…提督と会ってからと言うもの、ずっとこうしたかったです……さぁ、口を開けて…」

百合姫提督「あ、あ…ぁん…///」

速吸「ほら、飲んでください…」百合姫提督に覆いかぶさるようにして、とろっ…と舌先から唾液を垂らしていく……

百合姫提督「んくっ……んっ……こくんっ…///」

速吸「ふふ、提督に補給完了です……いかがでしたか、私からの洋上給油は…♪」

百合姫提督「ふわ…ぁ……とっても…気持ち良かったわ……///」身体中の力が抜け、とろんとしている…

速吸「…ふふ、まだこれからですよ……♪」百合姫提督の着ている作業着のズボンに手を差し入れると、下着の中に指を滑り込ませた……

百合姫提督「ふぁぁ…っ、あっ……んっ…♪」



百合姫提督「……それじゃあ速吸が新発田から転属になったのは…」

速吸「ええ……司令が親切なものですから、すっかり気があるものとやり過ぎてしまって…」

百合姫提督「あー…それでお互いに気まずく……」

速吸「はい…具体的にはですね、司令にしゃがんでもらって下の給油口から……」

百合姫提督「あぁ、いえ…聞かないでおくわ……///」

速吸「そうですか…」

百合姫提督「ええ……と、とにかくあまり任務に差し支えない範囲で…ね///」

速吸「はい、お任せください」


………




518 ◆b0M46H9tf98h2019/04/30(火) 03:38:05.27s2x1A2Qf0 (1/1)

…続きを投下する前に、まずは改元おめでとうございます……これを読んでいる皆さまが毎日を平穏無事に過ごせますよう…

……それと故ポール・アレン氏の財団が撃沈された軽巡「神通」の残骸をコロバンガラ沖で発見したそうですね…老朽5500トン型軽巡ながら「華の二水戦」旗艦として奮戦したことは有名ですし、見つかって良かったと思います……史実ではともかく、せめてこのssの中では楽しく過ごさせてあげたいですし、どこかで機会を設けて登場させたいですね……


………

…とりあえず百合姫提督のところの問題児たちを紹介していきます…

給糧艦…間宮。1924(大正13年)年生まれ。単艦

艦隊に生鮮食料を補給するべく、大正12年に計画された給糧艦。約10000トン。

見たところは三島式の船体を持つ一本煙突の船…と、当時の貨物船そのままのデザインではあるが、石炭炊きの煙突から煤が飛んで食品に混入しないよう煙突を高くしたり、冷凍、冷蔵設備を持つなど当時としては充分に気を配って建造された本格的な給糧艦であった。

大戦時は既に老朽艦だったが、当時の貧しい日本の予算と乏しい資源、それに「艦隊決戦」のための主力艦優先の状況で特務艦艇に回せるような力がなかったので、限定的ながら病院・工作・長距離通信機能に、水偵や射撃用の標的まで搭載するなどあれもこれもと詰め込まれた「万能支援艦」のようなフネに…

…有名なところとしては和菓子店や豆腐屋など、あちこちの名店から職人を引き抜き、軍属扱いで乗船させていたことから艦上で作られる「ようかん」や「もなか」など菓子が絶品で、「間宮見ユ」で艦隊が大騒ぎになったとか、もとより鈍足の「間宮」が荒天時に難航していたところ、護衛駆逐艦に「貴艦前進中なりや、それとも後進中なりや?」と皮肉な文句を信号された…など、エピソードに事欠かない…

最後は米潜に雷撃されて沈んだが、それでも数発を耐えて乗員の退艦する余裕を与えた名艦…



百合姫提督の艦娘「間宮」はおっとりとした性格の艦娘想いで、母性愛にあふれている…もとは「呉第三鎮守府」にいたが「艦娘たちの喜ぶ顔が見たい」と、つい出来心で予算をごまかし、それが「呉第三」の提督にばれて訓告の上、厄介払いで百合姫提督のところに転属となった……鎮守府では食事の準備に加えて、ちょっとした病気や怪我の面倒も見たりちょっとした修繕もこなすなど、多彩な才能の持ち主で面倒見もよく優しい…が、無線探知機能が高いことから噂話に詳しい「金棒引きで」お菓子の大きさをちょっとづつ削っては他の艦娘や訪問者に「ワイロ」として振る舞ったり、勝手に資材を流用してしまうなど、優しい顔をしてなかなか悪いところのある艦娘……実は一緒に転属してきた「明石」と横流し仲間だったりなかったり…

………


工作艦…明石。1939(昭和14)年生まれ。単艦

連合艦隊唯一かつ最も優れた工作艦。旧式戦艦「朝日」の改造でお茶を濁していた海軍が、本格的な工作艦として計画した。約9000トン

設計は戦前のアメリカ海軍工作艦「メデューサ」をよく研究しただけあって船体は(甲板上でも作業がしやすいよう)平甲板の二本煙突で、艦内の工作スペースを大きくするべく乾舷も高い…と、かなり独特の日本艦らしくないデザインをしている。

その性能は極めて優秀で、主機として採用された「マン式」ディーゼルも性能が良く、工作艦にして約19ノットの軽快さを誇る。
修理能力もけた違いで、連合艦隊が必要とする年間修理数の4割をこなせる、まさに「動く海軍工廠」と言うべき艦で、戦時中はほとんどトラック諸島で修理に明け暮れ、米海軍からは「最優先目標」とされるなど、その重要さは敵味方を問わず知れ渡っていた。

自衛火器には前後の12.7センチ八九式連装高角砲2基と、艦橋脇に25ミリ連装機銃が2基。同型艦二隻の追加計画もあったが、予算が艦隊決戦用の主力艦に振り向けられてしまい見送られてしまった…



百合姫提督の艦娘「明石」は、トラック諸島で同時に三隻を修理して(抱いて)いたということから、とにかく女好きで暇さえあれば艦娘とレズセすることしか考えていない…呉第三鎮守府で他の艦娘たちと「よろしくやっていた」ところを見つかり、それ以上の問題を起こされる前に…と、工作艦のいなかった百合姫提督の所に転出させられた……海流が強く肉質の引き締まったタコが取れる「明石」だけに、腕や脚を絡めてくるとなかなか引きはがせない…

………


給油艦…速吸(はやすい)。1944(昭和19)年生まれ。単艦

本来は「風早(かざはや)型」給油艦の三番艦だったが、各艦が様々な目的のために改造されたことから共通点が薄く、単艦扱いになっている。約18000トン。

そもそもの風早型は「剣埼(つるぎざき)」型高速給油艦「剣埼」「高崎(たかさき)」が潜水艦母艦(後にさらに改造して空母「祥鳳」と「瑞鳳」)に流用されてしまったことから昭和16年(1942年)に代艦として計画されたもの。16.5ノットと給油艦としては高速で、連合艦隊への補給任務に役立てられる…予定だった。

しかしながらミッドウェー海戦以降の空母の不足から「補助的に艦載機の発進能力を持たせよう」という計画変更が行われ、船体中央にカタパルトが設置された…当初は対潜用の水偵ということだったが、そのうちに艦攻を搭載するなど話がふくれあがって意味不明な状態になったが、実際に補助空母的な用法で用いられたことはなく、まったく意味のない改造だった…高速給油艦として重油の輸送に用いられたが、おおよそ四カ月で撃沈されてしまうなど、優秀な性能を活かせなかった

…自衛火器は12.7センチ八九式連装高角砲2基、25ミリ九六式三連装機銃2基と連装1基、カタパルト1基に水偵(あるいは水攻)7機(うち予備1機)



百合姫提督の艦娘「速吸」は新発田第一鎮守府から転属にしてきた…表向きはごくごく真面目な艦娘でやることもてきぱきしているが、実はかなりのタチ……「新発田第一」の提督が親切なことからやり過ぎてしまい、気まずくなってしまった新発田の提督が転属させた…得意なのは「洋上給油」と称するねっとりとしたキスと唾液を飲ませること……場合によっては違う方の「給油口」から「洋上補給」をすることもある、かなりの変態…



………





519 ◆b0M46H9tf98h2019/05/03(金) 02:58:05.638x3RGZl00 (1/1)

提督「……なかなかおてんばな娘たちみたいね♪」

百合姫提督「え、ええ…///」

提督「それにしても「大和撫子」を絵にかいたような姫が提督を志すなんて…いまだに信じられないわ」

百合姫提督「…もう、そのことは言いっこなしよ……///」

提督「そういわれてもね……姫は小さい頃「カブキ」の俳優さんになりたかったんでしょう?」

百合姫提督「そうなの…だから子供の時におねだりして三味線とか日舞を習わせてもらったんだけど……」

提督「…確か「カブキ」は女人禁制なのよね?」

百合姫提督「ええ、だから中学や高校の時は何になろうか決められなくて迷っていたのだけど……たまたまパンフレットがあって…」

提督「それで士官学校に入ったのよね?」

百合姫提督「そう。とにかく艦娘を担当できる女性自衛官が足りないみたいだったから、防大に…」

提督「なるほど。確かに鎮守府司令官は女性士官を充てることが多いけれど……まぁ「女の子」だらけのところに男性士官が一人だと、何かと居心地が悪いでしょうし…ね?」

百合姫提督「そうね、それに逆のこともあるみたい」

提督「あー…こっちでも時々聞くわ。艦娘たちに愛され過ぎて色恋沙汰になったり、憲兵の査察が入ることになったりで「消耗」しちゃった話……」

百合姫提督「ええ……私の一つ下にもいたわ。まるで旧海軍の「理想の青年士官」みたいな好青年で、期待もされていたそうだけど…」

提督「…鎮守府の娘と抜き差しならない仲にでもなったの?」

百合姫提督「ううん…半年で「耐え切れない」って退官願いを出したらしいわ……」

提督「あらあら……ところで、姫のところの猫ちゃんは二匹とも元気?」

百合姫提督「ええ、昨日は「大淀」からメールがあったわ」

提督「あら、いつもは「仁淀」じゃなかった?」

百合姫提督「そうだけど、時々交代するの…そもそも仁淀は「あの時」未成に終わったから、本来なら「大淀」型は一隻なのだけど……どうしたことか、他の鎮守府で「建造」できちゃって、こっちではそういうのを「幽霊」って呼んで事故扱いするから…」

提督「……姫のところならちょうどいい…って、押し付けられたわけね?」

百合姫提督「ええ、まぁ…でもとってもいい娘よ?」

提督「ならよかったわ」

百合姫提督「昨日も「ミケ」と「モカ」がじゃれついてくるところを送ってくれたわ…見る?」

提督「ええ♪」…百合姫提督がスマートフォンの動画を出してくれ、それをのぞき込む提督……

………



ミケ(三毛猫)「ミャア…♪」

モカ(薄茶色の猫)「ナァ…ン♪」

大淀「あぁ、はいはい……いまあげますからね」尻尾を立ててすり寄ってくる二匹の猫をあやしつつ、おやつの煮干しと鰹節をがさごそやっている…

ミケ「ミァァ…ン♪」

モカ「……ニャア…ァン♪」

大淀「…はい、待たせましたね…召し上がれ?」

ミケ「フニャア…♪」

モカ「……ンニャア♪」



提督「…相変わらず可愛いわね。こういう時だけは「猫にすればよかったかしら…」って思うわ♪」

百合姫提督「ふふ、ルチアだって可愛いじゃない…♪」

提督「まぁね…それにどうせ飼うなら、猫よりも「ネコ」を飼いたいもの♪」冗談交じりに軽く舌なめずりをしながら、いやらしいウィンクをしてみせた…

百合姫提督「…もう、フランカったら♪」

提督「ふふ……って、もうこんな時間」

百合姫提督「あら、本当ね…そろそろ戻りましょうか」

提督「二人きりでもっと話していたいけれど…ね♪」


520 ◆b0M46H9tf98h2019/05/05(日) 01:15:29.22GOvrkT9g0 (1/2)

百合姫提督「……それで、執務室の扉を開けたら途端にごつん…って」

提督「そういうのってあるわよね」

百合姫提督「ええ、特に私と「電」は注意していないときに限ってよくぶつかるの…って、もう着いちゃった…」少し残念そうな表情の百合姫提督

提督「まぁまぁ、この後だっておしゃべりする時間くらいあるわ……紅茶でも淹れるから、ゆっくりして?」

百合姫提督「ええ、ありがとう…」

提督「どういたしまして♪」

…食堂…

提督「みんな、お疲れさま……売れ行きはどう?」交代で休憩に入っている艦娘たちに声をかける…

アッテンドーロ「おかげ様で上々よ…♪」

ムレーナ(中型潜フルット級「ウツボ」)「ああ……いいシノギになった…」マフィアのドゥーチェ(首領)のようにどっしりと構え、ルチアの首を撫でてやっている……

スクアロ(中型潜スクアロ級「サメ」)「……くくっ、儲かって笑いが止まらないってわけでね…♪」ちんぴらギャングのように硬貨を手の上ではじき上げている…

提督「もう…お行儀が悪いから硬貨をはじくのは止めなさい?」

スクアロ「…了解だよ、提督……」ピンッ…とひときわ高く硬貨を投げ上げると、落ちてきたのを「パシッ!」と手で受け止めた…

提督「まったく……コーヒーでも飲むことにするわ」

カサルディ提督「あ、お帰り…そう言えばフランチェスカ」

提督「んー?」

カサルディ提督「なんか客室に変な落書きがあるんだけど」

提督「えぇ?」

カサルディ提督「別に目立つようなところじゃないんだけど……もしかして知らなかった?」

提督「ええ…どこにあるのか教えて? 見に行くから」

カサルディ提督「分かった。それじゃあ案内するわ」

…カサルディ提督の客室…

提督「…それで、どこにその落書きがあるの?」室内をざっと見わたしてから、両の手のひらを上に向けた…

カサルディ提督「それがね、えーと…あー、ここここ。さっきハンドクリームの入れ物を落としちゃって、それで見つけたのよ」ベッドの前で四つん這いになり、底板を見上げている…

提督「どれどれ…?」ホコリがつかないように制服の上着を脱いでベッドの上に置くと、カサルディ提督の隣で同じように這いつくばった…

カサルディ提督「ほら、そこ…見えるでしょ?」

提督「…本当ね、確かに何か描いて……あーっ!」

カサルディ提督「何、どうしたの?」

提督「やられたわ…きっとフレッチャーね……」

…ベッドの下に潜り込んで底板を見上げると、丸い頭を壁からのぞかせて大きな鼻をだらんとさせ、両手を壁にかけている変な漫画と一緒に「キルロイ参上」(Kilroy was here)と書いてある…

カサルディ提督「誰が描いたか知ってるの?」

提督「ええ…交流プロジェクトでこっちに来た米海軍の……まったくもう、こんなところに描いてあっでも気付く訳ないわ」あきれたように肩をすくめた…

カサルディ提督「なんなの、あれ?」

提督「戦時中にアメリカで流行ったイタズラ書きよ…もう、あとでノーフォークのジェーンに電話しないと……」

カサルディ提督「……いいけど、この調子だと他にも描いてありそうじゃない?」

提督「ええ…明日は基地祭の片づけがあるから、ついでに探すわ」

カサルディ提督「この調子じゃとんでもない所にも描いてありそうだね?」

提督「そうね……まぁ、みんなを総動員して探すことにするわ…」

カサルディ提督「ま、頑張って……いやぁ、うちは小さい鎮守府でよかった♪」

提督「ふぅん…そういうことを言うと、今夜の夕食は携行糧食になるわよ?」

カサルディ提督「うわ、それだけは勘弁してよ…なんてね、あははっ♪」

提督「ふふふっ…♪」


521 ◆b0M46H9tf98h2019/05/05(日) 02:41:01.65GOvrkT9g0 (2/2)

グレイ提督「……まぁまぁ、キルロイとはまた懐かしいものを」

提督「ええ…もしかしたらメアリの客室のどこかにも描いてあるかもしれません」

グレイ提督「わかりました。見つけたらお教えいたしますわね」

シモネッタ提督「じゃあ私も探してみるわ。可愛い娘と一緒に過ごさせてもらったから、そのお礼に…ね♪」

ヴァイス提督「私も発見に協力します…ビスマルクとティルピッツにも、客室内を調べさせます」

提督「グラツィエ」

グレイ提督「…わたくしもエリザベスとエメラルドにそう言っておきましょう……ところで」

提督「はい、何でしょうか?」

グレイ提督「……わたくしはどこにいたずら書きをしたらよろしいですか?」

提督「あー、できれば落書きを増やすのはなしで済ませていただけると助かるのですが…」

グレイ提督「あら…アメリカ海軍は良くて英国海軍はいけないのですか?」

提督「いえ、どこの海軍でもいたずら書きはちょっと…いえ、だいぶ困りますから」

グレイ提督「あら、残念ですわ……アメリカに「キルロイ」があるなら、我が英国にも「チャド」(Chad)がありますのに…」

提督「チャド…ですか?」

グレイ提督「ええ……そうでしょう、エリザベス?」

エリザベス「さようでございます…チャドは「なんでまた~がないの?」で有名な、戦時下における英国の落書きでございます」

提督「なるほど……と、とにかく落書きを増やすのはやめていただけると助かります…」

グレイ提督「ふふ、分かっております…冗談ですわ♪」

提督「…」

………



…日没時…

提督「それでは教官、また機会があったらいらして下さい」メッセ兵曹長の見送りに、門まで来た提督たち…

メッセ兵曹長「そうだな。もっとも、お前たちがちゃんと「提督してる」のを見て安心したからな……しばらくは来ないさ」

カサルディ提督「そうですか、うちにも来てくれるかと思ったんですが…少しさみしいですね」

メッセ兵曹長「なぁに、万年下士官の私が鎮守府の司令官に向かってガミガミやることもないだろう……しかしな、お前たちは制服の金モールと略綬を増やすのもいいが、ちゃんと運動しろよ…あまりたるんでるようだと本当にちょくちょく押しかけて、特別メニューを組んでやるからな!」

提督「…気を付けます」

シモネッタ提督「ええ、ちゃんとします…」

メッセ兵曹長「ははっ、冗談だよ……それじゃあな」敬礼を交わすと順番に提督たち三人を抱きしめて背中を叩き、海軍の「フィアット・パンダ」に乗って走り去った…

提督「ふぅ……相変わらずだったわね?」

カサルディ提督「まぁね。それにその方がいいよ」

シモネッタ提督「そうね…何だか士官学校に戻った気がしたわ……♪」

提督「あら、エレオノーラったらもう思い出にひたる年頃になったの?」

カサルディ提督「そりゃそうでしょ……エレオノーラの基準って、小学生以上はみんなおばあちゃん扱いなんでしょ?」

シモネッタ提督「まぁ、失礼ね」

カサルディ提督「違うの?」

シモネッタ提督「……いいえ♪」

カサルディ提督「これだもん…全くもう!」

提督「ふふふっ♪」

………


522 ◆b0M46H9tf98h2019/05/10(金) 01:12:24.431dJHc4Ok0 (1/2)

提督「…そろそろ基地祭も終了の時間ね」

ライモン「そうですね……こうしてみると、ずいぶん早かった気がします」

提督「そうね。色々とお疲れさま」

ライモン「はい…でも、頑張ったのはわたしだけではありませんから……みんなに言ってあげてください」

提督「もちろんみんなにも伝えるわ……でも、まずはライモンに♪」

ライモン「…っ、そういうえこひいきはダメですよ……///」

提督「いいの、ライモンは特別…ちょっとした司令官特権ね♪」そう言ってぱちりとウィンクを決めた…

ライモン「///」

提督「……それにしても、お客さんが帰らないうちに憲兵隊や広報の人にあいさつするわけにもいかないし…夕食が待ち遠しいわ」

ライモン「もう…提督ってば」

提督「だってお昼にパスタを食べて、その後はコーヒーとお菓子を少し…それで午後はあちこち歩き回っていたんだもの……いっそ歩数計でもつけておけばよかったわ。きっとメッセ教官だって納得するくらい歩いたもの」

ライモン「でも、いつものように夕食を召しあがったらおつりがきちゃいますね」

提督「さて…何の事かしら?」

ライモン「ふふ、提督は相変わらずですね…♪」

提督「ええ……それじゃあ行きましょうか」

ライモン「はい」



アナウンス「えー、間もなく基地祭終了の時間となりますが…本日は最終日ですので、特別な催しがございます。ご来場の皆さま、どうか海側をご覧ください」

提督「よかった、ちょうど真正面ね……さぁ、姫もここに来て?」

百合姫提督「なぁに?」

提督「いいからいいから…グレイ提督、ヴァイス提督もどうぞ?」

グレイ提督「…あら、まだ何かございますの?」

ヴァイス提督「ヤー……?」

エクレール提督「…ちょっと、どうしてわたくしには声をかけないんですのっ?」

提督「あら…てっきりマリーはそういうのに興味がないかと思って♪」

エクレール提督「何が始まるかも知らないのに、興味がないかどうかなど分からないでしょうが…!?」

提督「まぁまぁ、冗談よ……ほら、ちゃーんと席も用意してあるわ♪」

エクレール提督「……なら構いませんわ」

提督「ふふっ…マリーってばあまのじゃくだから、こんな具合に最初は声をかけない方がいいの♪」

カヴール「ええ、たいていのフランス人はそうですものね…♪」

エクレール提督「ちょっと、何かおっしゃいまして?」

提督「いいえ…それより「リットリオ」級の辺りに注目よ……リットリオ、お願い♪」携帯無線機でひとこと伝えた…

…鎮守府所属艦艇の中央に停泊しているリットリオ級戦艦…その中央両舷にならぶ、スマートなデザインの砲塔に収まっている90ミリ高角砲……の三番、四番砲のさらに外側にそれぞれ二基づつ装備されている星弾(照明弾)用の旧式砲「120ミリ40口径・アームストロング・モデル1892」がきりきりと仰角を取り、鈍い音と一緒に砲弾を撃ち上げた……数秒ほどシュルシュルと尾を引く音がすると、空中でパッと花火が広がった…リットリオ、ヴェネト、ローマの三隻でそれぞれ「緑・白・赤」とイタリア国旗(トリコローリ)の色をした花火を打ち上げると、観客から歓声と拍手が上がる…

グレイ提督「…まぁ♪」

提督「ふふっ…どう、姫?」

百合姫提督「……ええ、とってもきれい♪」

エクレール提督「むぅ…イタリア海軍にしてはなかなか洒落ておりますわね……」

提督「ふふ、上手くいったわね…リットリオ?」

リットリオの声「はい、大成功ですね♪」

ヴェネトの声「良かったです…ちょっぴり心配でしたから」

ローマの声「陸からはどうですか……綺麗に見えていますか?」

提督「ええ、それはもう…打ち上げが終わったら戻っていらっしゃい。とっておきのワインを開けるわ♪」



523 ◆b0M46H9tf98h2019/05/10(金) 02:02:23.111dJHc4Ok0 (2/2)

…食堂…

提督「えー……まずは三日間の基地祭お疲れさまでした…おかげで大変な盛況ぶりだったし、事故や騒ぎもなく過ごせたわ……みんな、協力ありがとう♪」

カヴール「いえいえ…♪」

アオスタ「提督こそ大変だったと思います」

フルット「ええ、私たちこそお礼を言うべきかと…♪」

提督「いえ、私はもうあたふたしているばっかりだったもの…みんなの協力があってこそよ」

チェザーレ「なに、提督は充分立派にこなしていたとも……もっと自信を持つがいい」

提督「ありがとう、チェザーレ///」

トレント「…チェザーレの言う通りです…私たちが楽しく出来たのも提督のおかげですから……///」

ザラ「ええ、とっても立派な指揮だったと思うわ」

ガリバルディ「いい基地祭だったわね…もっと続けたいくらい♪」

提督「そ、そんなに褒められると照れるわ……とにかく、みんなのおかげよ///」

ガッビアーノ「……ところで…お互いに褒め合うのもいいけど、私としては早く食べたいんだけどな」

チコーニャ「…もう、ガッビアーノお姉ちゃんってば……///」

提督「ふふっ……ガッビアーノもああ言っているし、私もお腹が空いたから…とにかく挨拶だけ済ませましょう♪」

提督「それでは、基地祭が無事終了したことを祝って……乾杯♪」

一同「「乾杯♪」」

提督「んくっ…んっ……♪」さーっと泡立ち、すがすがしい味わいで喉を流れ落ちるスプマンテ(イタリア・シャンパン)のグラスを空け、それから席についた…

ライモン「お疲れさまでした、提督」

カヴール「…いい基地祭でした。とても楽しかったですよ♪」

デュイリオ「そうね…おかげで私のようなおばあちゃんもつい張り切ってしまって、しばらくは興奮が収まりそうにないわ……うふふっ♪」熱っぽい視線で提督をじっと眺め、それから小さく舌なめずりをした…

提督「…っ///」

…軽巡のテーブル…

ガリバルディ「あーあ、基地祭も終わっちゃったわね……ところでエウジェニオ、戦績は?」

エウジェニオ「ふふふ…十五戦全勝よ♪」

ガリバルディ「へぇ、さすが…」

エウジェニオ「おかげ様で連絡先を書いたメモがいっぱい……で、そちらは?」

ガリバルディ「……二十戦十五勝、五引き分け」

エウジェニオ「ふふ、さすがは「熱き革命の闘士」ガリバルディ…恋もお熱いのね♪」

ガリバルディ「まぁね……それじゃあお互いに「大漁」を祝して♪」グラスを掲げてエウジェニオのグラスに「こつん…♪」と触れ合わせた…

ジュッサーノ「……あぁ、もう。この二人ときたらずっとこんな話ばっかり///」

カドルナ「やれやれですね…」

アッテンドーロ「本当にこの二人ときたら女癖の悪い……それでいてこの見かけだもの、そりゃあ手もなく参っちゃうわよね…」

アブルッツィ「姉としてはまったく困りものよ…アオスタ、どうにかならないの?」

アオスタ「ええ…それはもう三日にあげず、口を酸っぱくするほど言い聞かせているのだけど……」

エウジェニオ「まるでソ連のプロパガンダ放送なみにね♪」

アオスタ「……見ての通りこの調子で…」

アブルッツィ「…じゃあ乾杯しましょう?」

アオスタ「ええ、お互い苦労人の姉同士…ね」




524 ◆b0M46H9tf98h2019/05/16(木) 02:39:15.02oM6lc5Ub0 (1/1)

…しばらくして・駆逐艦とコルヴェットのテーブル…

ナザリオ・サウロ「…ふぅ。美味しいけど…もうお腹がはちきれそう……」フォークを動かすのもおっくうな様子で、一口づつごちそうを口に運んでいる…

ダニエレ・マニン(サウロ級)「ほんとにね……この鶏のトマト煮込みだって最高だと思うの…」

クィンティノ・セラ「わかります。私ももっと食べたいですけれど、お腹の方が「もういい」って言ってます…こういう時はいっぱい食べるレオーネたちがうらやましいですね」

フランチェスコ・クリスピ(セラ級)「…まぁ、身体に見合った量があるっていうことだから……欲を言えばもう一回おかわりしたいけれど…」名残惜しそうに大皿のスパゲッティ・ボロネーゼを眺めている…

レオーネ(レオーネ級「雄ライオン」)「はぐっ、んぐ……セラたちはもう食べないのか?」…相変わらずちっともまとまらない金茶色の髪が「獅子」の名前にふさわしいたてがみのようになっている…

セラ「はい、私は身体が小さいので…もうお腹一杯です」

レオーネ「それは残念だな…じゃあ、せめてワインでも?」そう言ってガラスのデカンターを差し出した…

セラ「ええ、そうします」

ティグレ(レオーネ級「虎」)「あー、だめだめ…もっと食べて強く大きくならないと!」なかば無理やりに豚のあばら肉のローストを盛りつけようとする…

パンテーラ(レオーネ級「ヒョウ」)「まぁまぁ、無理に食べさせちゃだめよ…?」

ティグレ「そうはいっても、セラとかサウロとかは小さくて色が白いから病弱に見えるんだ……もっと肉を食べて元気を出さないと!」

セラ「気持ちは嬉しいです、ティグレ…でも私たちは充分元気ですから、大丈夫」

ティグレ「ならいいけど……ところでパンテーラ、もう一切れ取って?」

パンテーラ「ええ」

アルフレド・オリアーニ「…向こうは相変わらず元気いっぱいね……って、カルドゥッチ?」

ジョスエ・カルドゥッチ(オリアーニ級)「…その瞳は情熱を宿し……その髪はオルフェウスの竪琴の弦よりも美しく鳴り……はぁぁ♪」…ガリバルディに傾倒して「イタリア統一運動」に加わり、イタリア初のノーベル文学賞も授かった詩人「ジョスエ・カルドゥッチ」の名前を持つカルドゥッチ…普段から熱烈に崇拝しているガリバルディがなごやかに談笑している様子を、夢見るような表情で眺めている……

ヴィンチェンツォ・ジオベルティ(オリアーニ級)「…相変わらずガリバルディのことになるとこの調子ね」

ヴィットリオ・アルフィエリ(オリアーニ級)「ガリバルディもまんざらでもないみたいだし……いい関係なんじゃない?」

カラビニエーレ(ソルダティ級「カラビニエーリ隊員」)「…それはいいけど、カルドゥッチったらフォークとナイフをあべこべにして…ちょっと、危ないわよ!?」

ガリバルディ「♪」熱っぽい視線に答えるように、カルドゥッチに向けて軽くウィンクを送った…

カルドゥッチ「…ぁ、ガリバルディが私にウィンクを……ふへぇ♪」

カラビニエーレ「…早くよそわないと肉汁がこぼれるから……あぁ、もうっ…何でこの席順になっちゃったのかしら……!」

オリアーニ「おかげで楽できていいわ♪」

アスカーリ(ソルダティ級「植民地兵」)「…んだ。それにカラビニエーレは面倒見がええだでな……ちょうどいいべ♪」

コルサーロ(ソルダティ級「アラビア海賊」)「ああ、しかもこっちに「ガミガミ」の火の粉が降りかからないで済む…まったく結構だ」…ターバンに三日月刀と「アラビアン・ナイト」のような格好で、肉を指でつまみあげたりとお行儀が悪い……

ヴェリーテ(ソルダティ級「軽歩兵」)「うんうん……ちょっと杓子定規なところが傷だものね」

コルサーロ「そういう事さ……なぁヴェリーテ、その肉をもう一枚切ってくんな」

ヴェリーテ「…分かったわ、姉さん」戦時中に損傷し、未成艦の「カリスタ」(戦車兵)を接合して修復したヴェリーテは顔の左右で瞳の色や雰囲気が違い、話し方も時々変わる…

コルサーロ「おう、頼むぜ……っと、向こうは向こうで忙しい連中だぜ…♪」

エウロ(トゥルビーネ級「南東風」)「…ふー……あつっ!」

トゥルビーネ(トゥルビーネ級「旋風」)「もう、気を付けなさいよ…平気?」

エウロ「ん…ちょっと熱くて」

トゥルビーネ「もう……ちゃんと冷まさないから」

エウロ「ううん、ちゃんと冷ましたんだけど…私は暖かい風だから、ね?」

トゥルビーネ「こら、そういう言い訳をしない。ボレア、代わりに冷ましてあげて?」

ボレア(トゥルビーネ級「北風」)「えぇ? いい加減「ふーふー」してあげる年でもないでしょうよ…」

トゥルビーネ「そう言わずに頼むわ」

ボレア「やれやれ……ふー…ふーっ……」

オストロ(トゥルビーネ級「南風」)「くすくすっ…仲うるわしいことで♪」

ボレア「うるさいわね…だったら代わりにやってよ?」

オストロ「私は「南風」だから冷ますのには向いてないわ…と♪」くすくす笑いをしながらオリーヴをつまんだ…




525 ◆b0M46H9tf98h2019/05/20(月) 01:23:07.42DeTLpYG70 (1/1)

…食後…

フルット(フルット級「波」)「ふぅ…ドルチェがシャーベットだと、口の中がさっぱりしてよろしいですね♪」

ゴルゴ(フルット級「渦」)「はい、姉上」

ロモロ(R級「ロムルス」)「…そう?」

レモ(R級「レムス」)「うーん、レモはお肉の味が残ってる方がいいけどなぁ…牛肉は脂がのってて、とっても美味しかったし♪」

フィザリア(アルゴナウタ級「カツオノエボシ」)「お肉もよかったですが、とにかくカサゴが美味しかったですねぇ……お魚さんは大好きですから…ぁ♪」相変わらずクラゲらしいふわふわ、ゆらゆらした様子だがどこか意味深な口ぶりでつぶやいた…

スパリーデ(フルット級「鯛」)「///」

ムレーナ(フルット級「ウツボ」)「…っ!」

…バーカウンター…

ポーラ「提督、基地祭お疲れさまでしたぁ~…これで安心してお酒が飲めますねぇ♪」

提督「ええ、おかげさまで……何か美味しいのがいいわね」

ポーラ「でしたらぁ…綺麗な「アプリコット・サンライズ」なんてどうですかぁ?」

提督「アプリコット・サンライズっていうと…アンズのリキュールとオレンジジュースと……」

ポーラ「グレナデン・シロップですねぇ…最後にそっと注ぐと、紅いシロップとステアしたオレンジ色のお酒の部分がくっきり分かれて綺麗ですよぉ♪」

提督「飲み口も甘くて美味しいものね……じゃあそれでお願い」

ポーラ「はぁい♪」

ザラ「…それじゃあ私にも何か作ってくれる?」

ポーラ「分かりましたぁ…姉様のは「ブザム・カレッサー」(ひそかな抱擁)にしましょう♪」

(※ブザム・カレッサー…ブランデーが3/2、オレンジキュラソー(オレンジのリキュール)が1/3、グレナデン・シロップ1tsp(ティースプーン)と卵黄が一個)

提督「ブザム・カレッサーねぇ……ふふっ♪」

ザラ「///」

ゴリツィア「あ、ザラ姉たちはここでしたか……ポーラ姉、お任せしますから私にも一杯下さい♪」

ポーラ「はぁ~い、それじゃあ……ゴリツィアには「ビトウィーン・ザ・シーツ」(シーツの間)がいいですねぇ♪」

(※ビトウィーン・ザ・シーツ…意味深な名前でちょっと大人な言葉遊びをしているカクテル。ブランデーかラムが1/3、オレンジキュラソーの「コアントロー」が1/3、ホワイト・ラムが1/3、レモンジュースが1tsp……飲み口はさわやかだが、意外と度数は高い)

ゴリツィア「もう…ポーラ姉///」

提督「…まぁまぁ♪」

ドリア「うふふっ、ザラたちは本当に仲がいいですね…そう思いませんか、提督?」

提督「ええ」

ザラ「まぁ…ね♪」

ポーラ「えへへぇ…♪」

ゴリツィア「///」

カヴール「そして相変わらずフィウメは一番後ですか…変わりませんね♪」

フィウメ「ふー、美味しかったですが食べるのに時間がかかりました……ポーラ姉様、何かおすすめを作ってくれませんか?」

提督「……さて、今度は何かしらね♪」

ポーラ「んー…それじゃあ「セックス・オン・ザ・ビーチ」(浜辺での交わり)にしましょう♪」

(※セックス・オン・ザ・ビーチ…これも「大人の言葉遊び」な名前が付いたカクテル。ウォッカ、メロン(あるいはピーチ)リキュール、クレームド・フランボワーズ(あるいはグレナデン・シロップ)とパイナップル・ジュースがそれぞれ15、20、10、80ミリリットルで作る、甘酸っぱいフルーティなカクテル)

ライモン「けほっ…!」

フィウメ「もう、お姉さまってば///」

提督「ふふふっ♪」





526 ◆b0M46H9tf98h2019/05/25(土) 01:14:07.08/l0NND9G0 (1/2)

…数時間後…

提督「…それじゃあ黎明哨戒のみんなは早起きしないといけないから、そろそろバーも「かんばん」にしてもらわないと……いい、ポーラ?」

ポーラ「りょ~かいです…えへへぇ、姉様ぁ♪」

ザラ「もう……ポーラってば、どこを触ってるのよ…♪」

ポーラ「だって…ぇ♪」

ザラ「あぁ、はいはい……フィウメ、ゴリツィア、そろそろ引き上げましょう?」

ゴリツィア「了解…ほら、早くしないと置いて行かれるわよ?」

フィウメ「あ、待ってください…まだ中身が残っていて……」

ザラ「大丈夫、待っててあげるから…ねぇ、ボルツァーノも一緒に私たちの部屋で……どう?」

ボルツァーノ「あ…はい///」

ザラ「それじゃあ決まりね…それじゃあ提督、お休みなさい♪」

提督「ええ、お休み」

ヴァイス提督「では私もそろそろ……」

提督「ええ、お休みなさい…シャルロッテ♪」

ヴァイス提督「…ヤー///」

提督「それじゃあ私もお風呂で汗を流して、さっぱりしたらベッドでぐっすりと……姫、もうお風呂は済ませた?」

百合姫提督「あ、いえ…まだだけど、その……一緒に?」

提督「もちろん♪」

百合姫提督「そ、それじゃあ…///」

提督「ええ……ところで、二人はもう入った?」

カサルディ提督「まだだけど……でもさ、私が一緒に行ったら邪魔じゃない?」

提督「もう、そういうつもりじゃないってば♪」

カサルディ提督「そう? なら一緒に行くわ」

シモネッタ提督「…それじゃあ私もご一緒させていただくわ」

提督「決まりね…ライモンとカヴールは?」

ライモン「わたしはもうお風呂は済ませたので、提督の寝室を整えておきます」

提督「ありがとう…でもベッドの準備は済ませてあるから、そんなに気を使わなくても大丈夫よ?」

ライモン「そうだとは思いますが……提督のお休みの準備をしてあげたいので///」

提督「ふふ…ライモンが手ずから寝支度を整えてくれるなんて嬉しいわ♪」ちゅっ…♪

ライモン「…と、とにかく準備を済ませて来ます///」

提督「グラツィエ……うふふっ、本当にライモンったら可愛いわ♪」

カヴール「ええ、まったくですね…で、私はライモンドと比べていかがでしょう?」

提督「ライモンはライモン、カヴールはカヴールよ……比較なんてできないわ」

カヴール「まぁ、提督ったらお上手ですこと…♪」

提督「かもね…それじゃあまた明日♪」…柔らかい唇にくちづけをすると、軽く微笑んで出て行った……

カヴール「……もう///」




527 ◆b0M46H9tf98h2019/05/25(土) 02:32:48.48/l0NND9G0 (2/2)

…湯上り・提督寝室…

提督「はー、さっぱりした……おかげで一日の疲れが取れたわ♪」


…提督の寝室にある椅子やベッドに腰掛けて、寝る前のおしゃべりを楽しむ提督たち…提督とカサルディ提督はバスローブ姿で、シモネッタ提督はおしゃれで透けるような薄手のキャミソール、百合姫提督はすっきりした浴衣を折り目正しく着ている…


カサルディ提督「ほんとにね…それにしてもここの大浴場がうらやましいよ。うちの鎮守府にあるシャワーときたら水の出も悪いしさ……」

シモネッタ提督「そうねぇ……ヴェネツィアも他はいいけれど、お風呂と食事に関してはここの方が上ね」

カサルディ提督「それに水着を着ないで入るっていうのも…ローマ風とか何とかいう話だったけど、慣れると気持ちがいいよね?」

シモネッタ提督「ええ……最初は少し気恥ずかしかったけれど、開放的でいいわ」

カサルディ提督「ね? …それにしても温泉かぁ……行ったことはないけれど、ジァポーネにはたくさんあるらしいですね?」

百合姫提督「ええ…草津、別府、登別……鬼怒川、湯沢、湯布院…全国にたくさんあります」

カサルディ提督「それはうらやましい…うちも鎮守府に温泉があればよかったな」

百合姫提督「いえ、その…私のところも別に温泉は出なくて、ただのお湯ですから……」

カサルディ提督「あー、そうなんですか……じゃあフランチェスカってばものすごく恵まれてるじゃない」

提督「ええ、そうね♪」

カサルディ提督「はぁ、あっきれた。すました顔で「ええ、そうね」だって…ワイン飲んでごちそう食べて、温泉に入って……それで鎮守府の司令官なわけ?」

提督「おかげさまで…きっと日頃の行いが良かったのね♪」冗談めかしてウィンクを投げた…

カサルディ提督「は、言うに事欠いて…今の聞いた?」

シモネッタ提督「ええ」

カサルディ提督「まったくもう…」

提督「ふふ…♪」

百合姫提督「……くすっ♪」

提督「あら、姫にまで笑われちゃったわ♪」

百合姫提督「あ、いえ……///」

提督「ふふ、別にいいのよ…そうでしょう?」

カサルディ提督「…だね」

シモネッタ提督「ええ」

百合姫提督「あ、その……ありがとうござ…ふわ…ぁ…///」慌てて口元を押さえてあくびをかみ殺した…

提督「まぁ、ふふっ♪」

百合姫提督「ご、ごめんなさい…っ///」

提督「ううん、いいのよ…」

シモネッタ提督「今日はだいぶ遅くなってしまったものね……それじゃあ私はこれで」

カサルディ提督「…私もそうする。また明日ね?」

提督「ええ、お休みなさい……」二人を見送って寝室に戻った提督……と、百合姫提督はすでにこっくりこっくりと舟をこぎ始めている…

提督「……ふふ、姫ったら小さな女の子みたい♪」

百合姫提督「…すぅ……すぅ……」

提督「でもこのままって言うわけにもいかないから……よいしょ…」大和撫子の百合姫提督はほっそりとして軽いとはいえ、人を抱き上げるのはなかなか重労働で、どうにか百合姫提督を「お姫様抱っこ」にして抱え上げた…

提督「……いい夢をね、姫♪」すやすやと小さな寝息を立てている百合姫提督の額にそっとキスをした……




528 ◆b0M46H9tf98h2019/05/28(火) 02:29:42.60U+WJNlOr0 (1/1)

百合姫提督「……んぅぅ……ん…?」

提督「あら、起こしちゃったかしら」

百合姫提督「あっ/// …ご、ごめんなさい…私ったらすっかり……///」

提督「いいのよ、まるで羽根みたいに軽かったわ♪」

百合姫提督「///」

提督「ふふっ…って、夜空が綺麗ね。少し見ていきましょうか?」建物の二階中央部、階段ホールの大きな窓から秋の夜空が見える…

百合姫提督「…ええ///」

…二階・中央テラス…

提督「……ふぅ、空気が涼やかで気持ちがいいわ…それに見て、さそり座があんなに綺麗…♪」雲一つない夜空には、さそり座の主星「アンタレス」が紅い光を放っている…

百合姫提督「…そうね、とっても……くしゅっ!」

提督「あ、ごめんなさい…確かにこの時期に浴衣一枚だと、ちょっと寒いかもしれないわ……」

百合姫提督「へ、平気だから心配しな……あっ///」

提督「…これで少しは暖かい?」百合姫提督を後ろから包むように抱きしめる…

百合姫提督「……ええ…とっても暖かいわ……///」

提督「良かった…姫に風邪を引かれたら困るもの……」ちゅっ♪

百合姫提督「…ん、んっ……///」

提督「それにしても…これだけの星空でさえ、姫の前では霞んでしまうわね……ちゅぅ♪」はらりと黒髪のかかったしっとりした首筋から柔らかな口もとへと、キスをしながら移動していく…

百合姫提督「もう、そういうのは恥ずかしいからやめてってば……んむっ…ちゅ///」

提督「いいじゃない……イタリアに来た思い出に…んちゅっ、ちゅ♪」

百合姫提督「……だ、だめ…///」

提督「…どうして?」

百合姫提督「だって……明日にはヴェネツィアに戻るし、そもそも交流プログラムもあと少しで終わっちゃうから……そうしたら次はいつ会えるか分からないもの…」

提督「ふふ、だったらなおのこと思い出に残るようにしないと……それにね」

百合姫提督「?」

提督「…離れていても、海は繋がっているもの……いつも一緒よ♪」体勢を変えて百合姫提督と向かい合い、ほっそりした腰に手を回した……

百合姫提督「あ、あっ…んむっ、ちゅぅ///」

提督「んちゅっ、ちゅ……ちゅぅぅっ♪」

百合姫提督「んあぁ、ふぁ…あっ、あぁ……///」

提督「姫…♪」

百合姫提督「……フランチェスカ///」

提督「ええ…♪」浴衣の胸元に顔を寄せて、小ぶりな乳房に何度もキスをくり返す……と同時に、内またになって力が抜けている百合姫提督を支えながら浴衣の前あわせから手を差し入れ、しっとりとした秘所に優しく指を沈める…

百合姫提督「ふぁぁ…あぁ……あっ、あぁ…んっ…///」

提督「んっ、んぅぅ……んむっ、ちゅるっ…ちゅぅぅっ♪」

百合姫提督「はぁぁ…っ、あっ、あぁ……ん///」提督の手にとろりと粘っこい蜜が滴り、百合姫提督の瞳が焦点を失った…

提督「……さぁ、あんまりここにいると凍えちゃうわ……ね?」

百合姫提督「…え、ええ……///」じんわりと身体の芯に残る余韻のおかげで力が抜け、提督にすがりつく百合姫提督……

提督「ふふっ、それじゃあ…もう一度お姫様抱っこをしてあげるわね♪」

百合姫提督「///」

………




529 ◆b0M46H9tf98h2019/05/31(金) 02:05:01.38KjXPAmph0 (1/1)

提督「……それにしても相変わらず姫はおしとやかで…マリーにも少しは見習ってほしいものね…」

提督「…今夜はちょっと冷えるわね。さすがにこの時期にバスローブ一枚って言うのは考えものかしら……そろそろ暖かいナイトガウンでも出しておくとしましょう…」ひとり言をつぶやきながらバスローブを脱いで椅子に掛け、布団をめくってベッドにもぐりこもうとすると、控えめなノックの音が聞こえてきた…

提督「……どうぞ?」

ライモン「夜分遅くにすみません、提督…もうお休みになられたところですか?」

提督「あら、ライモン。 …いえ、ちょうどベッドに入ろうとしたところだけれど……どうかした?」いそいそとバスローブを羽織り直し、寝室のドアを開けた…

ライモン「はい、今夜は少し冷えるので…就寝前に温かいミルクでも……と思いまして」…そういうライモンはゆったりしたナイトガウン姿でお盆を持ち、その上にはミルクのマグカップがほのかに湯気を立てている…

提督「まぁ、ありがとう……そんなに気を使ってくれなくてもいいのに♪」

ライモン「いえ、わたしもベッドに入ったら夜風を冷たく感じたのでムツィオと一緒に飲んだのですが、せっかくなら提督の分も……と思いまして」

提督「ふふっ…嬉しいわ♪」

ライモン「…どうぞ冷めないうちに召し上がってください///」

提督「ええ、それじゃあいただくわ」…温めたミルクには数滴のブランデーが垂らしてあり、いい香りがする…ベッドに腰掛けマグを両手で包むようにして持つと、軽く一口すすった……温度はちょうどいい頃合いでぬるくはなく、かといって熱くて舌先がやけどするほどでもない…

ライモン「いかがですか?」

提督「うーん…少し温かいものが欲しかったところだったし、量もちょうどいいわ」

ライモン「ああ、よかったです…では、飲み終わったら片づけておきますので……///」妙に歯切れの悪い調子でそう言いながら、少し上目づかいで視線を向けてくる…

提督「…ねぇ、ライモン」

ライモン「…はい、何でしょう……」

提督「ベッドのシーツが冷たいの…よかったら一緒に入ってくれる?」

ライモン「……はい///」

提督「ふふっ、それじゃあすぐ残りも飲むから…どうぞ?」

ライモン「…それでは、お邪魔します///」

提督「ふぅ、美味しかったわ……さてと…」底に残ったミルクが固まらないように水差しの水をカップに注ぎこんで小さいテーブルの上に置くと、改めてバスローブを脱いでベッドに入った……布団をかぶるとライモンがぎゅっと腕を回し、くっ付いてくる…

ライモン「……提督、基地祭お疲れさまでした」

提督「ありがとう……ライモンもね♪」

ライモン「いえ、わたしはそんなに……」

提督「んちゅっ♪」

ライモン「んっ…///」

提督「…ライモンはあれこれ手伝ってくれたし、とっても助かったわ……だからそう謙遜しないの♪」ライモンの頭を撫でながら顔を寄せてにっこりした…

ライモン「……はい///」

提督「ふふっ…よろしい♪」ちゅ…ちゅっ♪

ライモン「ん、んむっ……ちゅぅ…♪」

提督「んぅ、んちゅっ…ライモンったら、なんだかいい匂いがするわ…♪」

ライモン「そ、そうでしょうか……確かに少しだけ香水はつけましたが…///」

提督「ええ…でも香水だけじゃなくて…ベビーパウダーみたいな甘い匂いが……ん、れろっ…♪」首筋を舐めあげ、それから吸いつくようなキスをした…

ライモン「あんっ…も、もう提督ってば……///」

提督「ん…♪」

ライモン「ん、ちゅっ……ちゅむっ…♪」

提督「ちゅ…ちゅっ、れろっ、ん……ちゅるっ…♪」

ライモン「あ、んぅぅ……あっ…ん…///」横向きで互いに抱き合い、どちらからでもなく舌を絡める深い口づけを始めた……ライモンの頬が紅く染まり、恥ずかしげなため息のような喘ぎ声が漏れる…



530 ◆b0M46H9tf98h2019/06/01(土) 11:50:12.63SirOcMp40 (1/1)

提督「…ん、ちゅ……んむ…っ♪」

ライモン「あ、あっ……はー、はぁぁ……っ///」


…提督のもっちりした肌とライモンのきめ細やかな白い肌が重なり合い、次第に汗ばんでてらてらと艶めいてくる……いったいどのくらい続けたかも分からないが、少なくとも十数分はキスを続けた提督……そのうちに目が暗闇に慣れてくると、すっかりとろけきったライモンの表情が見えてきた…


提督「ちゅむ……ふふ、ライモンったらすっかりトロけちゃって♪」

ライモン「…ふわぁ……らって…提督のキスが気持ち良くて…ぇ…///」

提督「…そう、よかったわ…ライモンが気持ち良くなってくれて私も嬉しい…わ♪」ちゅぷ…っ♪

ライモン「あ、あっ…///」

提督「ふふ、それじゃあここはどうかしら?」にちゅっ、くちゅ…っ♪

ライモン「あ、あぁぁっ……ふあぁぁ…んっ♪」

提督「あら…こっちはすっかり濡れそぼって……すんなり入るわね♪」

ライモン「い、言わないで下さい…恥ずかしいですから……ぁ///」

提督「んふふっ……ライモンのそういうところ、好きよ…♪」ライモンの(本人はそう思っていない)誘い受けにすっかり乗せられ、みだらな甘ったるい表情を浮かべる提督…金色の瞳が妖しい光を帯び、身体の芯がじんわりと熱っぽくなる…

ライモン「あっ、ひゃあっ……んあぁっ、あっ…ん、くぅ……♪」くちゅくちゅっ、にちゅっ…♪

提督「ん…♪」

ライモン「んぅぅ…ちゅっ、ちゅぅぅ…///」提督のしなやかな指で濡れた秘所をゆっくりとかき回されながら反対の手で頬を支えられ、長い口づけを交わす……

提督「……ん…ちゅっ♪」唇を離すと一筋の細い銀糸がとろりと垂れ、肌の上にこぼれた……

ライモン「んぅぅ、提督…ぅ///」

提督「…もっとする?」

ライモン「……はい///」

提督「ふふ、了解…んじゅっ、ぢゅるぅ……っ♪」布団の中に潜りこむとしなやかなライモンの脚を押し開いて顔をうずめ、花芯に舌を差し入れた…

ライモン「あっ、ひゃあぁぁっ…!?」

提督「んちゅっ、じゅぅっ……ちゅる…んちゅぅっ♪」

ライモン「あっあっあっ…だめです、そんなところを舐めちゃ……ぁっ///」いくら全身をくまなく洗って来たとはいえ「綺麗じゃないですから…」と抵抗するライモン……が、提督の舌先が秘部をまさぐるたびにじんわりとした感覚が上って来て、身体の力が入らない…

提督「…ぷはぁ……大丈夫、ライモンの身体ならどこだって舐められるわ…んじゅっ、ちゅぅぅ…っ♪」かけ布団の奥からこもったような声が聞こえてくる…

ライモン「そ、そういう事ではなくてわたしが恥ずかしいからだめなんで……あぁぁんっ♪」布団のふちをつかんで身体をのけ反らせるライモン…

提督「ん、ちゅるぅっ…じゅぷ、じゅるぅぅっ……♪」

ライモン「あっ、ひぁぁっ……はひっ、んあぁぁ…っ♪」

提督「ぷはぁ…! ふぅ、さすがに空気がこもって息が苦しいわ……///」ライモンの胸元から妙に嬉しそうな火照った顔をのぞかせると、そのまま布団をはねのけた…

ライモン「あっ…///」

提督「ふぅ、涼しい……これで続きが出来るわね♪」そう言って身体をずり下ろすようにして、またライモンの秘所に顔をうずめた……

ライモン「あぁ、んくぅ…ひうぅぅっ♪」身体が引くつくのと恥ずかしさでふとももが内またになり、提督の顔を挟み込む形になるライモン

提督「んふぅ……ちゅるぅぅっ、ちゅう……んちゅっ、ちゅぷぅ…♪」

ライモン「あぁぁっ、あっ、あ……ふわあぁぁぁっ♪」とぽっ、ぷしゃぁぁ…っ♪

提督「ぷは……ふふふ、ライモンの蜜…甘酸っぱくて温かい♪」顔中をべたべたにしたライモンの愛液を舐め、みだらな笑みを浮かべた……

ライモン「…もう、提督ってば……ぁ///」

………




531 ◆b0M46H9tf98h2019/06/04(火) 10:28:21.05N0nwFw2V0 (1/1)

…翌朝…

ライモン「うぅ…ん……」明け方のひんやりした風で目が覚めたライモン……情事の最中に提督が布団をはねのけ、二人とも疲れて寝入ってしまうまでいちゃつき続けたので身体はすっかり冷え込んでいた……ライモンはぶるぶるっ…と軽く震えて、それから冷えた身体を伸ばしながら起き上った…

ライモン「…もう夜明け……うっ、寒い……!」あわててナイトガウンを羽織り、それから解いていた髪の毛をまとめて、いつもの高いポニーテールにまとめた…

提督「…すぅ……すぅ……」

ライモン「…ふふ、提督ったら可愛いです……ちゅっ///」穏やかな寝顔を浮かべている提督の頬に軽くキスをすると、提督が蹴飛ばしたクッションを拾い上げて「ぽんぽん…っ」と形を整え、それからふわっとしたタオルケットと夏がけの羽毛布団を提督の身体に優しくかけた…

ライモン「…えーと、あとは……」辺りを軽く見回すとコーヒーメーカーのスイッチを入れ、小さい丸テーブルに提督のマグや砂糖つぼ、クリームの水差しを置く…

ライモン「うん…もう大丈夫ですね」…最後にさっと室内を見回すと小さくうなずいて、昨夜持って行ったホットミルクのマグを持って部屋を出た……

提督「……ふふ、グラツィエ…♪」…頬にあたる柔らかい唇の感触で目が覚めたが、起きあがるとライモンが恥ずかしがるだろう…と、かけてもらった布団にくるまり、寝たふりをしながら見送った……

…廊下…

ライモン「…う……なんだか身体中がべたべたする…」そっとドアを閉めてからつぶやく…

アッテンドーロ「……おはよう、姉さん」…左手側の壁に背中をあずけて立っていたアッテンドーロがいきなり声をかけた

ライモン「ひゃあっ!?」

アッテンドーロ「しーっ…そんなすっとんきょうな声を上げたら愛しの提督さんが起きちゃうわよ?」

ライモン「だって、いきなり……どうしたの、ムツィオ?」

アッテンドーロ「そりゃあもう、初心で可愛い姉さんを迎えに来たに決まってるでしょうが…何しろ昨晩は行ったきり戻ってこないから、これはてっきり提督に捕まったな……って思ってね」

ライモン「え、じゃあずーっとここで待ってたの?」

アッテンドーロ「まさか…ついさっきここに来て、そろそろ起きる頃だろうと思って待ってたのよ」

ライモン「そうなの……ありがと…う///」

アッテンドーロ「よしてよ、姉妹の間でお礼なんていらないわ……ま、それは私が片づけてあげるから、シャワーでも浴びて来たら?」そう言ってマグを取り上げ、代わりにバスタオルを押し付けた…

ライモン「え、でも……」

アッテンドーロ「……いいからとっとと行ってきなさいよ。提督の朝食も準備してあげたいんでしょ?」

ライモン「ええ…あ、ありがとう///」

アッテンドーロ「いいのよ…あとでお代は請求するわ♪」

ライモン「ふふっ、なにそれ…♪」

アッテンドーロ「…ちなみに領収書は書いてあげるけど、支払いは現金一括払いじゃないとダメだからね?」そう言ってパチンとウィンクを決めた

ライモン「ん…それじゃあお言葉に甘えて♪」軽く頬にくちづけをすると、大浴場に向かって歩いて行った…

アッテンドーロ「はいはい……で、提督はいつまでそこで盗み聞きしてるわけ?」

提督「あら、ばれちゃったわ…♪」

アッテンドーロ「当たり前でしょうが、風が揺らぐ気配がしたもの……それにしても昨夜はせっかく姉さんと一戦交えようと思って準備しておいたのに、提督ときたら泥棒猫みたいな真似をして…」

提督「ふふ、ごめんなさい♪」

アッテンドーロ「ふっ、別にいいわよ……それに姉さんも提督と寝たくてうずうずしてたもの♪」

提督「ええ…ずーっとそわそわしていたものね♪」

アッテンドーロ「……まったく、いい加減「新婚初夜」ってわけでもないのに…姉さんときたら」

提督「ふふっ…ライモンはそこが可愛いのよ♪」

アッテンドーロ「知ってるわ。私もそう思うもの」

提督「あら…ふふっ♪」

アッテンドーロ「ふっ……まぁ提督も身支度をして、姉さんの手料理を食べる準備でもしておきなさいな」

提督「は、つつしんでそうさせていただきます…♪」冗談めかして敬礼すると、パチッとウィンクをした…

アッテンドーロ「ええ、頼んだわよ♪」




532 ◆b0M46H9tf98h2019/06/06(木) 00:35:58.492fjQzvp40 (1/1)

…えー、相変わらず書きためも展開もなくだらだらと続けておりますが、そろそろ提督×潜水艦の娘で一つ書こうかな…と思っています

……そういえば今日(六日)はノルマンディ上陸作戦の日…いわゆる「ザ・ロンゲスト・デイ」ですね……特にパウル・カレルの「彼らは来た」は幾度も読んでいるのですが、ボリュームがあり、戦史あるいは将兵たちのエピソード集としても大変よくまとめられていて面白いですね…




533 ◆b0M46H9tf98h2019/06/07(金) 01:35:36.73MvZtsBuq0 (1/1)

…朝食後…

シモネッタ提督「ふぅ、朝から美味しいご飯だったわ…グラツィエ、フランカ♪」上品に口もとを拭い、食後のコーヒーを優雅に楽しんでいる…

カサルディ提督「同感。それにこっちは鎮守府に戻ったらまた「パンとチーズだけ」の食生活に戻るだろうから、なおのことね……」

提督「ノン・ファ・ニエンテ(いいのよ)…それにお礼ならエリトレアに言ってあげて?」提督自身はライモンの心づくしの手料理を堪能し、満足げに頬をゆるめている…

カサルディ提督「そうだね…美味しかったよ、エリトレア♪」

シモネッタ提督「ええ、特に「蟹のクリームパスタ」はヴェネツィアでもなかなか味わえないくらい絶品だったわ……あんまり美味しいものだから、ヴェネツィアに帰りたくないほどよ♪」

エリトレア「わぁ、ありがとうございますっ。それならずっといてくださいっ♪」

シモネッタ提督「…あら、ほんと?」

提督「却下…駆逐艦の娘のそばにエレオノーラを置いておくなんて、鶏小屋にキツネを放すとか、肉屋に犬を連れて行くようなものよ……いつ手籠めにされるか分かったものじゃないわ…」

シモネッタ提督「あら、フランカも言ってくれるわね……大丈夫よ、ちゃんと合意は得るから♪」

提督「これだもの…見た目がいいだけに余計タチが悪いわ」

カサルディ提督「あはははっ、二人のやり取りも相変わらずだね…♪」

提督「もう、おかしくなんてないわよ……それにルクレツィアだって、エレオノーラがそばにいたらMS艇の娘たちが危ないわよ?」

カサルディ提督「ああ、そのことなら大丈夫…うちの娘たちは見た目は小さいけどすごいんだから……♪」

シモネッタ提督「あら、それってベッドの上で…ってこと?」

カサルディ提督「まさか、エレオノーラじゃあるまいし……何しろ、あの娘たちときたらエーゲの深海棲艦を相手に暴れ回って、戻ってきたときには煙の煤で顔を真っ黒にしていたくらいだもの…エレオノーラの一人や二人、かかって行ったところで部屋から放り出されるのがオチだと思うわ」

提督「それはそうかもしれないわね……ルクレツィアの報告書は海軍公報で読んだわ」

カサルディ提督「ま、うちの娘たちはやることが派手だから……さてと、そろそろ出発の時間かな」ステンレスの腕時計に視線を走らせると、一気にコーヒーを流し込んだ…

提督「あら、もうそんな時間? …もっとゆっくりできたらいいのにね?」

カサルディ提督「ほんと、私だって出来たらそうしたいわ。でもレロス島に戻る時間を考えるとね」

提督「まぁ、それもそうね……それじゃあせめて鎮守府総出でお見送りしてあげる♪」

カサルディ提督「やめてよ、べつに参謀総長だとか海軍大臣じゃないんだから…///」

提督「ふふっ、いいじゃない…上官の好意はもらっておくものよ?」

カサルディ提督「あーあ…あの大人しかったフランカも、金モールをつけるようになったらすっかり押し付けがましくなっちゃって……♪」ため息をつくふりをしながら冗談めかした…

提督「ふふっ…とにかく、波止場までは見送るわ♪」

カサルディ提督「グラツィエ…ちゅっ♪」少し荒れてカサついた唇が押し付けられた…

提督「ん…♪」

…少しして・波止場…

カサルディ提督「やーれやれ…まさか本当にやるとはねぇ」駆逐隊が複縦陣で「道」を作っているのを見て、あきれ返ったように両手を上に向けた…

提督「まぁまぁ…♪」

カサルディ提督「それにしてもあの娘たちは何をやってるのやら…もう出発の時間だっていうのに……」

MS16・22「「遅くなりました、司令…!」」

カサルディ提督「まったく、どこで油を売っていたのよ……って、その大荷物は一体なに?」小さい二人の背丈と大差ないくらいの、重そうな袋を背負っている…

提督「…うちの艦娘たちからの餞別よ……チーズとかワインとか、他にも色々入ってるわ…宅配便で送ると記録が残っちゃうものね♪」

カサルディ提督「……今回は格段のご配慮をありがとうございます、司令官閣下…ありがとう、フランチェスカ。…エーゲに来るときはぜひうちの鎮守府に寄ってよ♪」

提督「ええ…カサルディ中佐におかれても、ますますの戦果と航海の無事を……ルクレツィアも、タラントに来たくなったらいつでもいらっしゃいね♪」

カサルディ提督「ありがとね…それじゃあ、チャオ!」揺れているMS艇にひらりと乗り込むと手を振り、もやいを解いて艇の「イソッタ・フラスキーニ」ガソリンエンジンを噴かすと、綺麗な航跡を残して出港していった…

シモネッタ提督「行っちゃったわね……あーあ、あのMS艇の娘たちともっとお知り合いになりたかったわ♪」

提督「そうならないように慌てて出て行ったんじゃないかしら?」

シモネッタ提督「ふふっ…とにかくルクレツィアが元気そうで良かったわ♪」

提督「ええ、そうね…♪」次第に小さくなっていく淡灰色のMS艇に向けて、しばらく手を振った提督たち…




534 ◆b0M46H9tf98h2019/06/09(日) 01:20:16.49ldrR4qTp0 (1/1)

…食堂…

提督「さてと、ルクレツィアのお見送りも済んだし……マリーの出発は1000時頃だったわね」

エクレール提督「ええ、そうですわ」

提督「それじゃあ出発までゆっくりするといいわ…ちゃんと荷物は詰めた?忘れ物はない?」

エクレール提督「…わたくしを子供扱いしないでいただきたいですわ!」

提督「あら、違ったの?」

エクレール提督「この…っ!」

グレイ提督「ふふ……そうしてすぐムキになるところを見ていると、まるで姉にからかわれている妹のようですわね♪」

エクレール提督「な、何をおっしゃって……///」

提督「ふふ、マリーも「ホンモノ」のお嬢さま相手だとかたなしね…♪」

エクレール提督「…っ///」

カヴール「まぁまぁ提督、そうエクレール提督をからかわないであげてくださいな」

提督「あら、カヴールはマリーの味方?」

カヴール「ふふっ…私はフランスの事が結構好きですから♪」

提督「あー……カヴール伯だものね」

カヴール「はい♪」

ガリバルディ「……フランスかぶれと合理主義が、カヴールの数少ない欠点よ」

提督「あら、ガリバルディ」

ガリバルディ「チャオ、提督…隣に座ってもいいわよね?」

提督「ええ、どうぞ♪」

ガリバルディ「ありがと…カヴールも他はいいんだから、あとはそこだけどうにかなればね」

カヴール「あらあら、なかなか手厳しいですね……でも、ガリバルディは行動する前にもう少し考えた方がいいと思いますよ?」

ガリバルディ「例えば?」

カヴール「数週間前でしたか…新しい紅の下着を買っていましたが、その直前にも同じような下着を買っていたでしょう?」

ガリバルディ「別に私のお給料なんだからいいでしょ?」

カヴール「ええ、まぁ……でも似たような色の服も多いですし、着回せばいいじゃありませんか。お金がもったいないですよ?」

ガリバルディ「はぁ…貴女のそういうところが好きじゃないのよ、カヴール……似たような色だからってまるっきり同じって言うわけじゃないし、ちょっとのデザインや色味で雰囲気はぐっと変わるものなのよ」

カヴール「そうでしょうか…ガリバルディはたいてい赤や紅の服で、あまり変わらない気がしますが……」

ガリバルディ「これだもの……そんなんじゃあ女にモテないわよ?」

カヴール「私には提督がおりますから、ご心配なく♪」

提督「…カヴールとガリバルディって、意外と仲が悪いわよね……やっぱり「本人」の性格を継いでいるのかしら?」

カヴール「あら、私はそう思ってはいませんよ? むしろガリバルディとはお互いに欠点を指摘できるほどの仲だと思っております…♪」

ガリバルディ「さすが政治家、物の言い方が上手いわね……ま、とりあえずは「どうにかやってる」ってところよ♪」

提督「なるほどね」

ガリバルディ「ええ…とにかく必要な時はちゃんと返事してるわ」

カヴール「ふふっ、そうですね♪」

ライモン「ガリバルディお得意の「オッベディスコ」ですね♪」(※Obbedisco…「従う」の意。イタリア統一戦争のさなか、望まない撤兵を命じられたガリバルディが送った返答)

提督「あー…時々言っているわよね」

カヴール「たいてい何かやりたくない事を頼まれたときに使っていますね♪」

ガリバルディ「…でもちゃんとやるんだからいいでしょ?」

カヴール「ええ、そこは否定していませんよ♪」

提督「うーん……カヴールとガリバルディを一緒に行動させるのは考えものね…」



535 ◆b0M46H9tf98h2019/06/10(月) 01:55:57.619kghND0z0 (1/1)

…しばらくして…

チコーニャ(ガッビアーノ級コルヴェット「コウノトリ」)「提督、お菓子をどうぞ♪」柳のバスケットを腕にかけ、提督へビスコッティを差し出した…

提督「あら、ありがとう。ちょうど欲しかった所よ」小柄なチコーニャの頭を軽く撫でる…

チコーニャ「えへへ…っ、喜んでもらえて良かったです♪」

提督「ふふ、チコーニャが気配りの出来るいい娘だからよ……みんなも好きなのを取って?」

シモネッタ提督「あら、いいの?」

提督「ええ…チコーニャは優しいから、そのために来てくれたのよね?」

チコーニャ「はいっ///」

提督「ね? …さ、遠慮せずに召し上がれ♪」

グレイ提督「ふふ、ではこちらのお菓子をいただきますわ…♪」

エクレール提督「…せっかく持って来たのに、受け取らないのも失礼ですわね」

ヴァイス提督「ダンケ」

百合姫提督「…え、えぇと……ごめんなさい、たくさんあるので目移りしちゃって…これにしますね///」

チコーニャ「シモネッタ提督もどうぞ♪」

シモネッタ提督「あら、ありがとう……んふふっ、つかまえたぁ♪」お菓子を受け取るかと思うと、いきなり腰を抱きかかえて膝の上に乗せた…

チコーニャ「わわっ、いきなり抱き上げちゃだめですってば…///」

シモネッタ提督「まぁまぁ、そう言わないで……あんっ、もちもちのぷにぷにで柔らかぁ…い♪」恥ずかしげにもがいているチコーニャに頬ずりをしたり、むちっとしたふとももに手を這わせたりと本領を発揮しているシモネッタ提督…

提督「…ところでエレオノーラ、そろそろ時間じゃないかしら?」

シモネッタ提督「ほーら、お姉ちゃんがぎゅってして……えぇ?」あわてて腕の時計に視線を走らせた…

チコーニャ「えい…っ!」

シモネッタ提督「あっ…!」

チコーニャ「ふぅ…提督、ありがとうございます♪」

提督「いいのよ…まったくもう、エレオノーラにはほとほと参るわ……」

シモネッタ提督「もう、だからって人をだますのは良くないんじゃないかしら?」

提督「チコーニャをエレオノーラの魔の手から救い出すなら合法よ♪」そう言ってウィンクするとコーヒーをすすった…

シモネッタ提督「…むぅ」

提督「それに時間が近いのも本当だし」

シモネッタ提督「みたいね……百合野提督、準備はお済みですか?」

百合姫提督「はい」

提督「…エレオノーラはともかく、姫が帰っちゃうのは残念ね」

百合姫提督「も、もう…またそんな……///」

シモネッタ提督「あら、私が帰るのは残念じゃないっていうのね?」

提督「いいえ、残念よ…だけどエレオノーラが起こす問題のあれこれを考えると、帰ってくれた方がほっとするわ♪」

シモネッタ提督「フランカもなかなか言ってくれるわね……ところで」

提督「なぁに?」

シモネッタ提督「もてなしてくれたお礼よ…受け取って?」ヴェネツィアらしい、おしゃれな包装紙の包みを手渡した…

提督「えっ…わざわざありがとう///」

シモネッタ提督「いいのよ……ちなみに一人の時に開けてね♪」

提督「ええ、わかったわ」

シモネッタ提督「ふふ…それじゃあ名残惜しいけれど、そろそろおいとまさせていただくわ。鎮守府では可愛い娘たちが私の帰りを待っているもの♪」

提督「……憲兵隊が来ないよう心から祈るわ」

シモネッタ提督「グラツィエ♪」


536 ◆b0M46H9tf98h2019/06/15(土) 02:09:09.81b+JJMuNB0 (1/1)

…波止場…

百合姫提督「それでは改めて……色々お世話になりました」敬礼を交わすと深々と一礼した…

提督「いえいえ、こちらこそ…♪」百合姫提督を真似て頭を下げる…

マエストラーレ(ヴェネツィア)「…それじゃあまたね……んちゅ♪」

マエストラーレ「う、うんっ…///」

シモネッタ提督「んふふっ……貴女たちもよかったらヴェネツィアに遊びにいらっしゃい、うんとイイコトしてあげるわ…ねっ♪」

ミラベロ「ふぅん…でも「イイコト」って何のことなのかしら…♪」

リボティ「ね、私には何の事だかよく分からないな…♪」

シモネッタ提督「まぁ…ふふふっ♪」

提督「…」

シモネッタ提督「こほんっ……とにかく、もてなしてくれてありがとう…冗談は抜きにしても、ヴェネツィアに来るような事があったら歓迎するわ♪」

提督「グラツィエ……それじゃあね」

シモネッタ提督「ええ…またね♪」優美な身のこなしでモーターランチに乗り込むと、沖合に錨泊しているマエストラーレに向かっていった……

カヴール「…行ってしまいましたね」

提督「そうね……でも今の世の中ならいつだって会えるもの、ね?」

カヴール「ふふっ…そうですね♪」

提督「ええ……さてと、今日は昼食が済んだらエレオノーラがくれたプレゼントでも開けてみるとするわ」

カヴール「分かりました…では私はチェザーレと過ごすことにします」

提督「ええ♪」

…提督寝室…

提督「さてと…一体何をくれたのかしら?」外袋を開けると、中からはヴェネツィアらしいしゃれた紙袋が出てきた…入っているロゴは有名な女性下着ブランドのもので、提督もいく度か買おうかと思ったが値段を聞いて手を出さずにいたものだった…

提督「この包みからすると、中身は下着かしら……まぁエレオノーラが選んでくれたのなら大丈夫ね。 …何しろあの幼女趣味をのぞけばセンスは抜群にいいし……///」そうつぶやきながら包装を解いて、途端に顔を紅くする提督…

提督「うわ…///」…包みに入っていた下着は確かにおしゃれな黒レースのランジェリーで、ふちにトーンの違う黒で花模様があしらわれている……が、その薄さはけた違いで、生地を透かしてベッドシーツの模様がはっきり見える…

提督「すごい……生地を透かして外が見えるわ…///」持ち上げてみて午後の陽光に透かして見ると、ますます薄さが際立って見える…

提督「…それにしても、こんなのどこで着ればいいのかしら……」


…そう言いながら服を脱ぐとさっそく試してみる提督…ブラはカップもぴったり合っていて、ショーツの方もだいたいちょうどいい……それに着心地や使い勝手の部分にも細かく配慮が行き届いていて、直接肌に触れないようタグは裏地に挟まれるようにつけられていたり、股やふともものよく擦れる部分は少し厚手で長く使えるようになっていたりする……それに布地そのものも柔らかで、滑らかでひんやりした感じが心地よい…


提督「……まぁなんにせよ、これは「ここ一番」っていう時に身につけたいわね♪」納得して下着をクローゼットにしまった…

………

…夕食後…

提督「…ふぅ、美味しかった……あ、そういえば」太い筒型のパスタ「リガトーニ」に絡めた、玉ねぎと荒みじんのひき肉を赤ワインとトマトで仕上げたポモドーロ…それを心ゆくまで味わってすっかり満腹すると、入浴も済ませてバスローブ姿でいる……提督は満足げなため息をついてベッドに腰掛けると、ふと思い出して携帯電話を取り上げた…

シモネッタ提督「もしもし、シモネッタです…」

提督「エレオノーラ、私よ♪」

シモネッタ提督「あら、フランカ……贈り物はいかがだったかしら?」

提督「ええ、ありがとう…ちょっと際どいけれど、とっても素敵♪」

シモネッタ提督「気に入ってくれたようで良かったわ……ここぞって言う場面で使ってね?」

提督「ええ」

シモネッタ提督「ついでに良かったらおしゃべりでもしましょうか」

提督「そうね♪」

………




537以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/06/16(日) 01:51:38.36zJnCKMSOO (1/1)

ついに艦これにもガリバルディが出ましたな。みなさんはゲットされましたかな?あ、ちなみに私はラスダン12回目で資材が尽きかけております。(丁提督)


538 ◆b0M46H9tf98h2019/06/17(月) 00:46:01.159Q4PCWky0 (1/2)

>>537 まずは「G・ガリバルディ」の実装…そして入手おめでとうございます! 

ガリバルディと言えばイタリア軽巡の粋であり最精鋭…そして戦後も改装の上、ポラリスSLBM搭載艦(!)として長く在籍した名艦ですから……それだけで「艦これ」を始めたくなりました(笑)


…そして艦名がやたら長い姉の「ルイージ・ディ・サヴォイア・デュカ・デリ・アブルッツィ(サヴォイア王家アブルッツィ侯のルイージ)」もいますね……ちなみに本によっては「L・d・S・D・d・アブルッツィ」と略されていて、当時のイタリア王国海軍では単に「アブルッツィ」と呼ばれていたようです


……えー、ちなみになかなか進まない本編ですが、そろそろ提督と中型潜たちのやらしいのを書いていく予定ですので…どうぞお待ちください


539 ◆b0M46H9tf98h2019/06/17(月) 01:50:03.719Q4PCWky0 (2/2)

…しばらくして…

提督「それじゃあね。チャオ♪」

シモネッタ提督「ええ、またね…♪」

提督「さてと…電話ついでに今度はノーフォークへ、と……」ミッチャー提督の番号を回し、呼び出し音が鳴るのを聞いている…

ミッチャー提督「ハロー……もしもし、どちら様?」

提督「ハーイ、ジェーン。私よ……もしもし?」どうやら映画かテレビ番組の最中だったらしく、騒がしい音が響いている…それに交じってノーフォークの艦娘たちがあげる爆笑が聞こえるところを見ると、流しているのはコメディか何からしい……

ミッチャー提督「もしもし、誰だって? ……ソーリィ、ちょっと後ろの音がうるさくって…!」

提督「私よ、ジェーン。タラントのフランチェスカよ……お話しても大丈夫?」

ミッチャー提督「…あぁ、フランカね……オーケー、どうしたの?」廊下にでも出たのか、急にはっきり聞き取れるようになった…

提督「ええ、ちょっとジェーンに言っておかないといけないことがあって…それよりさっきのは何の音だったの? 映画?」

ミッチャー提督「イェス…幸い今日はヒマでね。うちのガールズたちに映画を流してたとこ」

提督「ジェーンは映画好きだものね……ちなみにずいぶん愉快そうだったけれど、何を流していたの?」

ミッチャー提督「ああ、今日はガールズのリクエストに応えて「トムとジェリー」をね」

提督「なるほど、それで…♪」

ミッチャー提督「そうなの…ほら、ちょうど「トムとジェリー」も戦時中にできた作品だから、あの娘たちからするとセンスやジョークもドンピシャだし、まだ見たことのない回もうんとあるわけよ。 …だからまぁウケることウケること……あんまり笑い過ぎてポップコーンをこぼしちゃうんだから♪」

提督「なるほどね」

ミッチャー提督「…で、その「話したいこと」っていうのは?」

提督「あー、そうそう……実はね…」ベッドの裏にフレッチャーが描いていった「キルロイ参上」の落書きについて、かいつまんで説明した…

ミッチャー提督「……シッ! まったくあの小娘ときたら……まったくもう♪」電話越しに苦笑しているミッチャー提督…

提督「まぁ私はそこまで気にしていないのだけれど、他でそういうのがあったら文句を言われるかと思って…」

ミッチャー提督「そうね……わざわざありがと、うちのガールズにはきつく言っておくわ」

提督「その辺はジェーンに任せるわ……でも、ほどほどにね?」

ミッチャー提督「ま、その辺は大丈夫よ…サンクス♪」

提督「ええ。それじゃあまたね♪」

ミッチャー提督「そっちはもう夜だもんね…グッドナイト(お休み)、いい夢を」

提督「ありがとう♪」

提督「……ふー、これで用件は済んだし…あとは寝るだけね♪」ベッドに身体を横たえると布団をかぶろうとした……と、そこにノックの音がした

提督「…このノックのしかた……アッチアイーオかしら? …どうぞ?」

アッチアイーオ(中型潜アッチアイーオ級「鋼鉄」)「……提督、もう寝るところだったかしら?」お風呂上がりなのかほこほこと湯気を残し、パイル地のバスローブを羽織っている…

提督「ええ、そろそろ寝ようかなとは思ってはいたけれど……どうしたの?」

アッチアイーオ(温)「いえ…その……今夜は提督と一緒のベッドで寝たいと思って…///」身体が温まっているからか、少し照れたようにうつむいている…

提督「…まぁ……ふふっ♪」

アッチアイーオ「あっ…嫌だったら別にいいのよ? それにもしライモンドやカヴールが来るって言うなら邪魔はしないから……///」

提督「うふふっ、そんなに気を回さなくてもいいのよ…それに今夜は「予定」がなくて、一人で寝るところだったの♪」とろりと甘い誘うような表情で小首をかしげ、小さくウィンクをした…

アッチアイーオ「そ、そう…なら…お邪魔しても……いいかしら///」

提督「…ええ、どうぞ♪」かけ布団とタオルケットをまくってぽんぽんっ…とベッドを叩いた…

アッチアイーオ「じ、じゃあ……入るわね///」

提督「ええ…いらっしゃい♪」布団をかけてあげて、アッチアイーオの艶やかな黒髪を優しく撫でる…

アッチアイーオ「…ん///」提督と向かいあうように横向きになると、目を閉じて唇を近づけた…

提督「……ちゅっ♪」

アッチアイーオ「……んっ、ふ…///」


540 ◆b0M46H9tf98h2019/06/19(水) 01:57:15.00ynqAWnBW0 (1/1)

…続きを投下しようと思っていたのですが、越後の方は大変なことになっているみたいですね…ここに書き込むのもなんですが、とにかく地元の方は身の安全を第一に行動して下さいね……

……続きは明日にでも投下するつもりですが、ちょっと不謹慎なのではないかと思ってしまって落ち着かないですね…


541 ◆b0M46H9tf98h2019/06/20(木) 00:29:52.39z+BAor+Z0 (1/2)

…越後の地震ですが、怪我人だけだったのが不幸中の幸いでしたね……続きを投下しようかなと思います


……ちなみに今後はアッチアイーオ(温)などのように気分を表す予定です…だいたいの目安としてベタベタ状態からすっかりしょげている状態までを「熱・温・常・冷・寒」みたいに表現しようかな…と


542 ◆b0M46H9tf98h2019/06/20(木) 01:26:08.10z+BAor+Z0 (2/2)

…十数分後…

提督「あむっ……ん…ちゅっ、ちゅぅ…っ♪」

アッチアイーオ(温)「んんぅ…はぁ……んふっ、んちゅぅ……///」

提督「んっ…ぷは♪」

アッチアイーオ「ふぁ……もうおしまい…?」

提督「いいえ……これからよ♪」ちゅっ、ちゅぅ…っ♪

アッチアイーオ「あんっ…あ、あっ…んぅぅっ♪」

提督「んっ、ふ……舌が…暖かくて……ぬるっとしていて…んぅ、ちゅぅ…♪」

アッチアイーオ「そ、そういうことは言わなくてもいいから…ぁ///」

提督「ふふ、だって……れろっ、んっ…♪」

アッチアイーオ「はぁ、はぁ、はぁっ……んむっ///」

提督「ん…ちゅぅっ、ちゅるっ……はむっ、んちゅ……っ♪」アッチアイーオをぎゅっと抱きしめて舌を絡ませ、ゆっくりと口内をむさぼるような口づけを続ける…

アッチアイーオ「んんっ、あっ…ふわぁ……あぁ…///」鋼鉄のような青味を帯びた黒い瞳が焦点を失い、一瞬うつろになった…

提督「……ほら、来て?」

アッチアイーオ「…ん、んっ///」抱きしめられたまま提督の白くて柔らかい胸元に顔をうずめ、熱っぽくしっとりと汗ばんだ乳房を舐めあげる…

提督「ん、ふふっ…くすぐったいわ♪」

アッチアイーオ「……ね、お願い…///」

提督「ええ…♪」提督のほっそりした…しかし骨ばってはいない柔らかな指がアッチアイーオの身体をなぞり、柔らかい花芯にゆっくり差し込まれた…

アッチアイーオ「あぁ、んぅ……気持ち…いぃ……///」提督にしがみついてしなやかな脚を絡みつかせた……

提督「ふふ、よかった……それにとっても温かくて、とろっとしている…わ♪」ちゅぷっ、くちゅ…♪

アッチアイーオ「そ、そんなの言わなくってもいいから…///」

提督「ふふ、ちゃんと伝えたかったの……とっても「気持ちいい」って…」柔らかい笑みを浮かべて愛おしむように指を滑らせる提督…

アッチアイーオ「もう…///」

提督「…ふふ♪」

アッチアイーオ「……それじゃあ、提督にも…してあげるわね…///」提督のむっちりとしたふとももに手を這わせると、膣内に指を滑り込ませた…

提督「…ぁっ♪」

アッチアイーオ「………あんまり上手じゃないかもしれないけど…どうかしら…?」くちゅ、くちゅっ…♪

提督「いいえ……その気持ちだけで…充分……んんぅ…感じるから♪」

アッチアイーオ「…提督ってばずるい…そういう事を平気で言うんだもの……///」

提督「本当の事だから……んあぁっ♪」トロけた表情で甘ったるい嬌声を上げる提督…

アッチアイーオ「…んはぁ、はぁ、はぁ…っ……だめ、もう我慢できない…っ///」次第に熱を帯び、頬を紅潮させ始めたアッチアイーオ……向かい合って抱き合っていた提督をあお向けになるように転がすと、提督の上にまたがった…

提督「…あんっ♪」

アッチアイーオ(熱)「…はぁっ、はぁっ、はぁ……提督っ、好き、好きぃ…っ!」ちゅぅぅっ…ちゅむっ、ちゅぷ、じゅるぅ…っ♪

提督「んんっ、あっ、あっ…あぁんっ♪」花芯をまさぐっていた指を力一杯動かされ、とろりと蜜を垂らしながら腰をひくつかせる提督…

アッチアイーオ「もう……今夜は放さないんだから…っ♪」ぐちゅぐちゅっ、じゅぶっ…!

提督「ええ……私も…んぁぁっ、あふっ、んぅぅ…っ♪」くちゅっ、にちゅ……♪

アッチアイーオ「はぁ、はぁ、はぁ…提督の膣内……柔らかくて…指が吸い付かれるみたいで……すっごく気持ちいいっ♪」ぐちゅっ、じゅぶ…ぬちゅっ…♪

提督「…アッチアイーオこそ……熱くて柔らかくて…出来たてのカスタードクリームみたい……♪」くちゅ、くちゅぅ…っ、ぬちゅ…♪

アッチアイーオ「提督…んふっ、れろぉ……好き…んむぅ、ちゅぅぅっ♪」

提督「あ…んっ、んむっ……私も……ん、ちゅぅ…っ♪」きゅっと引き締まった乳房やお腹に吸いつくようなキスをする……




543 ◆b0M46H9tf98h2019/06/23(日) 03:35:18.80uBOwlgYt0 (1/1)

アッチアイーオ「はぁ…はぁ……っ、あぁ、あぁぁっ!」

提督「あっ、あっ……あふっ、んぅぅ…んんぅっ♪」アッチアイーオを抱き寄せるとじっとりと汗ばんでいる身体を押し付け、パルメジャーノ・レッジァーノをチーズをおろし器にかけるようにずり動かした…

アッチアイーオ「…あぁ、それ……いい、いいっ! あっ、あ……あふ…っ、はひっ…♪」

提督「んぅ、んくっ…ちゅるっ、むちゅ……♪」とろとろに濡れたアッチアイーオの秘部を往復させたので提督のふとももはすっかりべとべとになり、左右の脚が触れ合ったりするたびに「にちゅ…♪」と水っぽい音をたてる……

アッチアイーオ「はぁぁ、んあぁ…ぁ……ん、ちゅっ♪」

提督「…ふふ……ねぇ、アッチアイーオ?」

アッチアイーオ「…んむっ、ちゅぅっ……なに?」

提督「もっと……気持ちいいこと…しましょうか♪」いつもの穏やかな笑みと違って、どことなく情欲をたたえた色っぽい表情を浮かべつつ、瞳を爛々と輝かせている…

アッチアイーオ「……うん…提督に、もっと……いっぱい愛して欲しいっ!」ぎゅっと抱き着き、ところ構わずキスの雨をあびせてくる…

提督「…了解、それじゃあ……そーれっ♪」

アッチアイーオ「あんっ…♪」提督に「お姫様抱っこ」で抱きかかえられ、室内に置いてある円形の小テーブルに載せられた…

提督「んふふっ……アッチアイーオのとろとろのあそこが良く見えるわ…ん、じゅるぅ……っ♪」

アッチアイーオ「あぁ…んっ、んぅぅ……っ♪」とぽ…っ、とろとろっ…♪

提督「ん…じゅる、じゅるぅ……舐めても……じゅぷ、れろっ…いっぱいあふれてくるわ……ね♪」

アッチアイーオ「らってぇ…気持ちいいんだもの……ぉ♪」

提督「……んじゅっ、ぴちゃ…ぢゅるぅっ…気持ひいぃ……?」ふとももに挟まれながら上目づかいでアッチアイーオを見上げている提督…秘所に顔をうずめているからか、声がくぐもって聞こえる…

アッチアイーオ「ん、気持ちいいから……もっといっぱいして…っ♪」テーブルの上で上体を起こすと、提督の頭を両手で押さえて花芯に押し付けた…

提督「んふっ…んんぅ、んむぅ……♪」

アッチアイーオ「ふふっ、提督はどれだけ息継ぎしないで潜れるのか試してあげ……んはぁ、はぁぁんっ♪」

提督「…んふふっ♪」ちゅるっ、くちゅり……れろっ♪

アッチアイーオ「いい、そりぇ……ひゅごくいぃ…っ!」

提督「…れろぉ、ぢゅぽ……んちゅるっ……♪」

アッチアイーオ「はひぃ、はぁぁんっ…あひっ、はひぃ…っ♪」天井を向いた顔はすっかりとろけきっていて、半開きの口からだらしなくよだれを垂らしている…

提督「んちゅる……ぢゅぷ…れろっ♪」

アッチアイーオ「いい゛っ、いいのっ……もっと、もっとして♪」テーブルがぐらつきそうなほどがくがくと身体をひくつかせている…が、それでも提督の頭を秘部に押し付けて離さない…

提督「ぷは……んじゅるっ♪」頭を揺すってアッチアイーオの手を振り払うと息継ぎをして、また顔をうずめた…

アッチアイーオ「あんっ、もう一回ね♪」

提督「ぴちゃ…れろっ、にちゅっ……ちゅぷ、じゅるっ……くちゅっ♪」しばらくジェラートでも舐めるようにアッチアイーオの花芯をなめていたが、不意にしなやかな舌を奥に差し入れた…

アッチアイーオ「あっ、あぁぁぁんっ…♪」とぽっ、ぷしゃぁぁ…っ♪

提督「んふ、んぅぅ…♪」床にひざまづいたまま熱いアッチアイーオの蜜を顔に浴びると、いたずらっぽくぱちりとウィンクをしてみせた…

アッチアイーオ「はぁ…はぁぁ……すっごい、気持ちいぃ…♪」

提督「ふふっ……でも朝まではまだ時間があるわ♪」床に脚を投げ出して息を切らし、全身はあびせられた愛液や汗ですっかりべとべとになっている…が、アッチアイーオの足先に顔を寄せるとくるぶしからふとももまでねっとりと舐めあげた…

アッチアイーオ「うんっ、じゃあもっとしたい…っ♪」

提督「はい、了解しました♪」

アッチアイーオ「ん…いっぱい愛してね♪」

提督「ええ……だって私はアッチアイーオの事…好きだもの♪」耳元まで顔を寄せると、耳たぶを甘噛みしながらささやいた…

アッチアイーオ「…嬉しいっ!」テーブルからすべり降りるようにして提督に飛びついた

提督「きゃあっ……あんっ♪」そのまま甘い言葉を交わしながら、床で絡みあい始めた……

………




544 ◆b0M46H9tf98h2019/06/27(木) 00:58:56.51ZTtOiJCr0 (1/1)

…翌朝…

提督「うぅ…ん……」いくら絨毯が敷いてあるとはいえ、冷たく堅い床のせいで目が覚めた提督……まだ夜が明けたばかりで、すっきりと爽やかな空気が窓から流れ込んできている…

アッチアイーオ「…むにゃ……」

提督「…ふふ、可愛い寝顔……♪」頬にそっとキスをすると、枕にされていた腕をそろりそろりと引き抜こうとした…

アッチアイーオ(常温)「…んぅ……」

提督「あら、起きちゃった♪」

アッチアイーオ「…ん、おはよ……う…?」ぱちくりと数回まばたきをすると、二人ともすっかり裸でいるのを確認した…

アッチアイーオ「え…うぇっ!?」

提督「ふふ、アッチアイーオにおはようのキスをしないと…ね♪」すっと唇を近づけつつ、左手をアッチアイーオの腰に回して抱き寄せる…

アッチアイーオ「ちょ、ちょっと! …わ、私がいくら提督のことが好きだからってそんなこと……だいたいどうして床の上で絡みあったまま寝てるのよ!?」

提督「んー…でも昨夜はあんなに激しくしてくれたじゃない♪ …もう忘れちゃった?」

アッチアイーオ「…昨夜、昨夜は……っ///」

提督「ふふっ、その様子だと思い出してくれたみたいね……もうアッチアイーオったら熱すぎて、滑油を垂らさないと焼け付きを起こしそうだったわよね♪」

アッチアイーオ「もうっ、思い出させないでよ…っ///」

提督「…でもせっかく一晩を共にしてくれたのだもの、忘れられちゃうのは悲しいわ」

アッチアイーオ「べ、別に「忘れろ」なんて言ってないわよ。口に出してくれるなって言っているだけで…こんなところを誰かに見聞きされたら恥ずかしいし……///」

カヴール「…あらあら、それでしたらわたくしも口をつぐんでいないといけませんね♪」

アッチアイーオ「ひゃう!?」

カヴール「おはようございます、提督。それとアッチアイーオも…絨毯の上でお休みになられたようですが、よく眠れました?」にこにこしながら、しばらくはからかう気満々のカヴール…

提督「おはよう、カヴール。そうね…おかげさまで身体がこわばっていて、背中も痛いけれど……でも昨夜のアッチアイーオはとっても可愛かったから、文句はないわ♪」

カヴール「ふふ、抱き枕は上等だったわけですね…それではどうぞシャワーを浴びて、お着替えになって下さいな♪」そう言ってバスタオルとガウンを差しだしてくれる…

提督「グラツィエ…アッチアイーオにも出してあげて?」

カヴール「はい♪」

アッチアイーオ「わ、私はいいわよ…大浴場に行ってくるから///」

提督「…そんな気がねしなくてもいいのに」

アッチアイーオ「べ、別にそういう意味じゃなくて……提督の部屋からシャワーの湯気を立てている私が出ていったら、どういう意味か誰だって気づくでしょうが…!」

提督「あら、そう……私は別に知られても構わないのに…♪」

アッチアイーオ「提督が気にしなくたって私が気にするのっ…と、とにかく部屋に戻るわ」

提督「分かったわ、アッチアイーオがそういうなら……それじゃあ、またいつでもいらっしゃいね♪」ちゅ…っ♪

アッチアイーオ「…え、ええ///」

カヴール「……まぁまぁ、提督ったらいけませんね。あんな思わせぶりな言い方をしたら誘っているようにしか聞こえませんよ?」

提督「…いけないかしら?」

カヴール「いいえ。でもまずはさっぱりなさってください…その間にコーヒーを用意しておきますから♪」

提督「ええ♪」

………




545 ◆b0M46H9tf98h2019/06/28(金) 02:06:04.29fiQqtKl60 (1/1)

…とある日…

ディアナ「…提督、少しお願いがあるのですが」

提督「あら、ディアナが頼みごとなんて珍しいわね…なぁに?」

ディアナ「ええ……実は「近くの町」まで買い物に行きたいので、提督に車を出していただきたいと思いまして…」

提督「もちろんいいけれど…厨房で何か足りないものでもあったかしら?」

ディアナ「いえ、食料品や調味料は揃っております……ですが十五日のことがありますので」

提督「…十五日?」


…グレイ提督たちとコーヒーをすすっていた提督だが、ディアナにそう言われて手帳を取り出した……が、基地祭が済んで数日後の「十月十五日」は普段通りの哨戒や日常的な業務はあっても、特段これと言った予定は入っていない…しかし手帳の日付のところにはろうそくの印と「G・チェザーレ」と書きいれてある…


ディアナ「お分かりになりましたでしょうか?」

提督「…もしかして、チェザーレの誕生日(進水日)ね?」

ディアナ「いかにも」

提督「言われてみれば「カイオ・ジュリオ・チェザーレ」が進水したのは十五日だったわね……」

ディアナ「さようでございます…ですから、誕生日パーティを開きたいと思いまして」

提督「いいじゃない。規模の大小はさておき、みんな機会があったらお祝いしているんだものね…分かったわ」

ディアナ「…それではよろしいですか?」

提督「もちろん。断る理由が見つからないわ……チェザーレのためにも、うんとごちそうを用意してあげましょう♪」

ディアナ「はい」

…しばらくして…

提督「それじゃあ行ってくるから、留守はお願いね♪」

カヴール「はい。お任せください」

提督「…カヴールも妹の誕生日だから楽しみでしょう♪」

カヴール「ふふっ、そうですね……せっかくですから、うんと美味しいものを買ってきてくださいね♪」

提督「ええ、任せておいて…♪」ぱちりとウィンクを投げると、ランチアを出した…

…海沿いの道路…

提督「うーん、やっぱり渋滞のない道路は気分よく走れるわ♪」…海沿いの地方道路だけあって行きかう車も少なく、提督の「ランチア・フラミニア」は快調に飛ばしていた……メーターはだいたい90キロを指していて、海を望むゆるいカーブの続く道路をしなやかにクリアしていく…

ディアナ「さようでございますね」…白いゆったりしたチュニックのような格好でつばの大きな帽子を膝に乗せ、楽しげに目を輝かせている……

提督「…ディアナとエリトレアには厨房を任せきりで、普段はお出かけもままならないものね……今後は買い物でも何でも、出かける機会があったら誘うようにするわ」

ディアナ「ふふ、お気を使っていただいて…♪」

提督「いいのよ。そもそも鎮守府にあるのがヴェスパ(ベスパ)一台きりって言うのがね……あれじゃあまともに買い物にさえ行けないわよね」

ディアナ「そうかもしれません」

提督「この前リットリオが「チンクエチェント」を買ったけれど、あれだって私物だし…」(※フィアット500…いわゆる二代目のフィアット「NUOVA500」)

ディアナ「はい。もちろんリットリオに頼めば快く乗せてくれますが、そう毎回お願いするのも心苦しいですから」

提督「そうよね…」

ディアナ「ええ……それにしても速度のある乗り物と言うのは愉快ですね」…戦中は32ノットの快速を誇った高速スループだけあって、落ち着いた様子ながらどこかスピードを楽しんでいる……

提督「あら、だったらディアナも車を考えてみたら? 私に限って言えば車を出すのは構わないけれど、ディアナからしたら頼みにくいかもしれないものね…その点、自分の車なら好きな時に買い物に行けるわよ」

ディアナ「なるほど…そうですね……」

提督「免許はタラントに行けば取れるし、それまでの練習は鎮守府の敷地ですればいいわ…お給料だって私よりあるでしょうし♪」最後は半分冗談めかして微笑んだ…

ディアナ「ふむ……少し考えてみましょう」

提督「ええ♪」




546 ◆b0M46H9tf98h2019/07/03(水) 02:13:05.45GrXUFHlw0 (1/1)

ここ数日投下できずにいましたが、明日にでも続きを投下する予定です。お待ちください…九州の皆さんは大雨に気を付けて、家の敷地の近くに裏山などがある方は二階で寝る…などの対策をして下さいね


…それと重巡「摩耶」が発見されたそうですね。個人的に「高雄」型は設計者が用兵側の言う通りにしすぎてしまい、その結果あの詰め込みすぎな艦橋になってしまった感じがありますので微妙ですが……帝国海軍の重巡ではバランスのいい「妙高」型が好きです


547 ◆b0M46H9tf98h2019/07/04(木) 02:03:32.04wneiBd9V0 (1/1)

…近くの町…

提督「…それで、今日はどこへ寄ればいいのかしら?」

ディアナ「まずは鮮魚店ですね…チェザーレは肉も魚も同じように好きですから」

提督「了解♪」

…鮮魚店…

魚屋のおっちゃん「いらっしゃい…おっ、海軍さんとこのお嬢さんじゃねえか。今日は提督さんも一緒かい?」威勢のいい店主のおっちゃんはウロコだらけのエプロンで軽く手を拭くと店先に出てきた…店先には使いこまれた「天秤ばかり」や氷の入った箱がならべてあり、赤や銀の魚が置かれている…

ディアナ「ええ。ところで今日のおすすめはなんでしょう?」

おっちゃん「そうさな……とりあえずカサゴとスズキ、あとは鯛のいいやつが数尾揚がってるぜ?」えらに指をかけるとひょいと持ち上げてみせた…

ディアナ「なるほど…でしたらそれを三尾づつ頂戴しましょう」

おっちゃん「毎度あり! 海軍さんは魚にうるさいから、いつもヒヤヒヤしてるがね……合わせて千リラ、端数はおまけしとくよ!」おっちゃんは「わはは!」と笑いながら魚をはかりに載せ、値段をはじいた…

ディアナ「よしなに……それと、うろこだけ処理して頂けますか?」

おっちゃん「お、任しとけ…カサゴのトゲも落としとくぜ?」

ディアナ「お気遣い感謝いたします」

おっちゃん「なぁに、いいってことよ。海軍さんにはいつもうんと買ってもらってるからな!」たちまちガリガリとうろこを落とすと、油紙の袋に魚を詰めた…

ディアナ「グラツィエ…♪」トートバッグ型の保冷袋に氷と一緒に詰めてもらい、優雅に会釈した

おっちゃん「あいよ、また来てくれよな!」

提督「……ディアナったら、魚屋さんとも顔見知りなのね?」

ディアナ「はい。そもそも海軍の補給トラックはあらかじめリストを送っておかないといけませんし、お魚は急に必要になったりしますので…」

提督「なるほどね……次は?」

ディアナ「菓子屋でケーキを受け取りに…それが終わったらもう用事はおしまいです」

提督「あら、そうなの?」

ディアナ「ええ。生ものやケーキを持ってあちこち歩き回りたくはないですから」

提督「確かに…それじゃあ今度は何もない時にお出かけしましょう。そうすればあちこちお店をひやかしたり、二人でお昼を食べたりできるものね♪」

ディアナ「…よしなに♪」

提督「ええ」

…菓子屋…

菓子屋の主人「おや、いらっしゃい…予約のケーキだね?」

ディアナ「はい」

主人「ちゃんと出来ているよ……奥の冷蔵庫から出してくるから、座って待っていてくれるかな」

ディアナ「ええ」

おばさん「さ、その間にこれでもどうぞ…ちょっと欠けちゃってるけど、味はおんなじよ♪」

…落ち着いた細身の主人と丸っこくて愛想のいいおばさんが切り盛りしている菓子屋…提督とディアナが椅子に腰かけると、さっそくおばさんが割れたクッキーだの、飾りの砂糖漬けチェリーが外れてしまった焼き菓子だのを出してくれる…

提督「いつもごちそうさまです♪」

おばさん「ノン・ファ・ニエンテ(いいのよ)、海軍さんはいつもうんと買ってくれるもの。 特にあなたが来てからは…ね♪」

提督「いえ、それは…彼女たちを見ていると、つい甘くなってしましまして……///」

おばさん「まぁまぁ。お嬢さんたちは頑張っているんだもの…お菓子の一つや二つくらいはいいじゃないの♪」

提督「ふふ、そうですね…♪」

主人「……はい、おまちどうさま…気を付けて運んでくださいね…」両手で抱え込むくらいの大きな箱をそっと手渡した…

提督「それじゃあ代金は私が……」両手がいっぱいのディアナに代わって財布を取り出し、払いを済ませると魚の入っている保冷袋を手に提げた…

ディアナ「…それでは、また近いうちにお邪魔いたします」

主人「ええ。待ってますよ…」

………




548 ◆b0M46H9tf98h2019/07/06(土) 02:21:22.77/nxHqxZx0 (1/1)

…十月十五日…

ディアナ「ふぅ……さすがに疲れました…」

エリトレア「私もですよぅ…もう食べる元気もないくらいです……」

提督「ええ、これだけのご馳走をつくるとさすがに重労働だったわね……でもチェザーレの誕生日だもの、目一杯お祝いしてあげないと♪」

ドリア「ふふ、そうですね…♪」

提督「……ところでカヴール、チェザーレはまだ?」

カヴール「ええ。チェザーレったら「髪が整わんうちに出るわけにもいくまい」と、一時間も前から鏡に向かってあれこれしておりましたよ…♪」上品に口もとを手で押さえ、ころころと柔らかい声で笑うカヴール…

提督「…チェザーレの事だから、そうなると長いわね」

カヴール「そうですね」

ロモロ「提督、さすがにお腹が減ったわ……少しくらい良いかしら?」

提督「だーめ♪」

レモ「えぇー? ねぇ提督、まだダメなのー?」

提督「主賓のチェザーレが来るまでは我慢してね♪」

ポーラ「まったくもう…スプマンテがぬるくなっちゃいます……」そう言ってスプマンテ(イタリア・シャンパン)の瓶が突っこんであるアイスバケットの氷水を取り替える…

提督「まぁまぁ」

リットリオ「…提督、チェザーレが来ましたよっ♪」チェザーレの先触れを請け負ってくれたリットリオ…

レモ「ふぃー、待ちくたびれたよぉ…」

提督「ふふっ…それじゃあレコードを……♪」古代ローマ帝国の堂々としたファンファーレをかけると、入り口に近い艦娘が扉を開けた……

エリザベス「なかなか時間がかかりましたわ……ね…」

ビスマルク「……どうやら「時間厳守」と言うのはイタリア語の辞書に…おぉ」

提督「…まぁ♪」

チェザーレ「……待たせたな、諸君!」

…堂々と食堂に入ってきたチェザーレは白いトーガに紅のマントをまとって、腰には古代ローマ風の幅広で短めな長剣を吊るし、頭に月桂樹の冠をかぶっている……丁寧に時間をかけただけあって、ローマの屋根瓦のような明るい赤茶色の髪はつやつやと輝き、威風堂々とした迫力と美しさを際立たせている…

レモ「うわぁぁ…♪」

ロモロ「とっても綺麗…♪」

ローマ「…素敵///」

チェザーレ「お待たせしたな、提督……さっそく乾杯の音頭を頼む♪」きりりとした表情に深みのある声のおかげで、堂々とした身体がさらに立派に見える…

提督「え、ええ…こほん……」ポーラにスプマンテを注いでもらうと、グラスを持ち上げた…

提督「……それでは、これより「カイオ・ジュリオ・チェザーレ」の進水記念を祝って乾杯したいと思います…チェザーレ「お誕生日」おめでとう♪」

一同「「おめでとう!」」

提督「……んくっ、こくっ…」

チェザーレ「うむ…このチェザーレ、諸君に祝ってもらって光栄に思うぞ!」

カヴール「……おめでとう、チェザーレ♪」

チェザーレ「ありがとう、姉上…さ、座ってご馳走をいただこう♪」カヴールの肩に手を回し、そっと椅子に座らせた…




549 ◆b0M46H9tf98h2019/07/13(土) 12:08:40.54fxanT8bT0 (1/1)

チェザーレ「…さてと、アンティパスト(前菜)は……ほう、カプレーゼか」

提督「ええ。もうトマトの時期も終わりだから」

チェザーレ「いよいよ秋が深まってきたということか…だが、まだ味は濃いな」

提督「おいしい?」

チェザーレ「無論だ。提督が作ってくれたのだろう?」

提督「あら、どうして分かったの?」

チェザーレ「なに、提督の愛情が味に伝わってくるのでな…」

提督「…まぁ///」

チェザーレ「…と言いたいところではあるが、本当はオリーヴオイルの量や盛り付けかたが違うから分かったのだ」

提督「もうっ……そう言われて少し胸が「きゅん」としたじゃない…///」

チェザーレ「……少しだけか、提督?」顔を近づけてささやいた…

提督「…っ、回答は控えさせていただくわ///」

チェザーレ「はははっ…どうやらチェザーレもまだまだ捨てたものではないらしい♪」

ガリバルディ「そりゃあもう、女たらしで有名なチェザーレだものね」

カヴール「ええ、まったく。姉としては頭の痛い限りです…♪」苦笑いしながらナスやズッキーニの煮込みを取り分けるカヴール…

エウジェニオ「しかも人妻ばっかり狙って…ね♪」いたずらっぽく指先で投げキッスを投げた…

チェザーレ「こらこら。人聞きの悪いことを言うものでないぞ、エウジェニオ」

エウジェニオ「あら、違ったかしら?」

チェザーレ「うむ、大違いだ……たまたま好みの女性に人妻が多いというだけのことだ♪」

エウジェニオ「あら、それは失礼♪」

レモ「くすくすっ…「ハゲの女たらしが来たぞ、女を隠せ!」だねっ♪」(※「ハゲの女たらし…」 古代ローマでは将軍が市内を凱旋する時に軍団兵がはやし立てるしきたりがあり、その時チェザーレが言われたとされる)

チェザーレ「こら、髪の事は言うな…まったく口の悪いやつだ」

レモ「じゃあレモに何かよそってくれる? そうしたらしゃべらないで済むもの♪」

チェザーレ「やれやれ……ではパスタも来たことだから、うんと頬張るがいい」リガトーニ(太い筒状のパスタ)によく絡むボロネーゼをたっぷりとよそった…

ローマ「それは私の自信作ですよ、ジュリオ…どうぞ味わってみてください」

チェザーレ「ほう、ローマの手づくりとは嬉しいものだな。どれどれ…」


…普通の「サルサ・ポモドーロ」(トマトのソース)と違って、炒めた肉と玉ねぎをたっぷりの赤ワインで伸ばす「ボロネーゼ」…見た目は赤みの強いポモドーロより濃く、まさにワイン色をしていて、味も深い渋みがあって「大人の味」と言った風格がある…


チェザーレ「…ふむ。うむ……」

ローマ「…どうですか?」

チェザーレ「うむ、うまいぞ…チェザーレはあまり食い物の評価が出来ぬのだが、これは本当に美味い」

ローマ「それはよかったです……量もたっぷりありますからね?」

チェザーレ「それは何よりだ」

ディアナ「ですがあまり食べ過ぎないようになさって下さいませ、これから主菜が来ますから」

チェザーレ「なに、まだ腹の方は大丈夫だと言っているよ…♪」


550 ◆b0M46H9tf98h2019/07/18(木) 01:38:53.86dg9AnL430 (1/1)

ディアナ「では、そろそろ肉と魚の料理をお出ししましょう」

チェザーレ「頼んだ」

ディアナ「はい……さぁ、どうぞ」

…深い鉢に盛られてきたのはシンプルな魚の煮付けのような料理で、どうやら塩とオリーヴオイルだけで調理されているように見える…

リットリオ「……あの、これは?」

ヴェネト「ずいぶんそっけない料理に見えるわね…」

ローマ「いえ、これは…!」

ロモロ「うん、間違いないわ……!」

レモ「うわぁ…すごーい!」

チェザーレ「うむむ……ディアナよ、チェザーレのためにそこまでしてくれたか!」

ディアナ「はい。それと提督にもお礼を…車を出してくれたのは提督ですから」

チェザーレ「そうか……提督よ、感謝するぞ!」ん、ちゅぅ…っ♪

提督「も、もう…大げさなんだから///」そう言いつつまんざらでもなさそうな提督…

オリアーニ「えーと…それで、この料理は一体なんなの……?」

チェザーレ「あぁ、そうであったな…ディアナ、作った本人が説明するのが一番よかろう」

ディアナ「よしなに…これは古代ローマ流に調理した鯛とカサゴです。当時はトマトがありませんので、たっぷりのオリーヴオイルと塩だけで温めたと聞き及んでおります……味が物足りなく感じたり、お肉が食べたかったりする方には、ちゃんとヒレ肉のあぶりも用意してありますから…ご安心下さいませ」

提督「話には聞いたことがあるけれど、見るのは初めてね…なんて言えばいいのかしら。ただの煮つけではないし、かといって「揚げ煮」とも違うし……」

ディアナ「一番近いのは「バーニャ・カウダ」でしょうか」

(※バーニャ・カウダ…ニンニクなどで風味づけしたオリーヴオイルを温め、野菜などの食材を浸けて食べる料理。日本ではあちこちで食べられるが、本来はピエモンテ周辺の郷土料理だそうで、来日したイタリア人は「なんでこんなマイナーな料理があちこちにあるんだ…?」と驚くらしい)

提督「あー…それが一番近いかもしれないわね」

チェザーレ「それにしてもよく調べたものだ……」

ディアナ「ふふ。実はこの前ドキュメンタリー番組で「古代ローマの料理」を放送していたものですから、せっかくならローマに縁のあるチェザーレの誕生日に……と、思いまして」

チェザーレ「なるほど。しかし何とも嬉しい心意気ではないか…ま、とにかくいただこう♪」フォークとナイフで鯛をほぐし、取り分けた……別の深皿には同じ料理が入っているが、こちらにはぷっくりと肉厚で美味しそうな、小ぶりなむき身のカキが並んでいる…

提督「それじゃあ私も……はむっ」…たっぷりとオリーヴオイルをまとった鯛の身にはほんのり塩味が付いていて、口に入れると素朴な風味と一緒にほろほろと身が崩れた…

提督「……うーん、昔の人はこういう物を食べていたのね…」じっくり味わってから感慨深げに白ワインを含む……

ローマ「これはなかなか……シンプルなだけに素材の良さが引き立ちますね」

チェザーレ「うむ。料理一つにも深いローマの伝統を感じるな」

ビスマルク「……やれやれ。イタリア人というやつは、ただの料理一つにまで古代ローマを持ちださないと済まないらしい…」ワインをぐいぐいあおりつつ、あきれたようにつぶやいた…

ティルピッツ「…姉上!」小声でたしなめるティルピッツ…

チェザーレ「おや、どこかにゲルマンの原始人がいるようだ……征伐の必要があるやもしれぬな♪」

ビスマルク「……むっ!」

チェザーレ「ふむ…」

ヴァイス提督「…こら、やめんか……!」

提督「……チェザーレ、相手にしちゃだめよ?」

チェザーレ「うむ、提督の言う通りだ……ローマの将たるチェザーレが小娘相手に大人げないというものだな」

ローマ「その通りです…かのロモロとレモがテヴェレ川の岸辺にローマの礎をおいた時、あそこはまだ原始の森だったのですからね」

レモ「うん、レモたちがローマを築いたんだもん……ね、お姉ちゃん♪」

ロモロ「ええ」

チェザーレ「ははは、そうであったな♪」

ビスマルク「……むむむ」

ヴァイス提督「だから言わんことじゃない…イタリア人相手に言い合いなど仕掛けるからこうなるのだ、まったく。静かに料理を食べていろ…!」

エリザベス「ふふ…何とも愉快な食卓でございますね♪」

グレイ提督「エリザベス…たとえ「昔の因縁」があるとしても、他人のいさかいを笑ってはいけませんよ……ふふふ」


551 ◆b0M46H9tf98h2019/07/19(金) 11:53:00.61rrBUh6Eg0 (1/1)

…食事が終わり…

提督「…さてと、それじゃあケーキを出してきましょうか」

ディアナ「よしなに」

チェザーレ「おお、ケーキか」

レモ「レモ、ケーキ大好きっ♪」

カヴール「ふふ、ケーキが嫌いな人はそういないでしょう…私も手伝いますよ、提督?」

提督「ううん、カヴールはチェザーレのお姉さんなんだから座っていていいのよ♪」

カヴール「あら、そうですか…でしたら、おとなしくケーキを待つことにしましょう」

チェザーレ「まったく至れりつくせりであるな、姉上」

カヴール「そうね……あ、来たわ」

提督「…さぁ、お待ちどうさま♪」

チェザーレ「おお…!」


…提督とディアナが車輪付きの手押し台に載せてきたケーキはたっぷり大きな画用紙くらいの面積とちょっとした辞書くらいの厚みがあり、ホイップクリームと旬の葡萄、それにくし形に切った洋梨で華麗にデコレーションされている……中央には「お誕生日おめでとう、カイオ・ジュリオ・チェザーレ」と筆記体のチョコレート文字が麗々しく躍っている…


提督「さ、それじゃあろうそくを…」

チェザーレ「……まさか年齢通りの本数ではあるまいな」

レモ「くすくすっ…そんなことしたらケーキがハリネズミになっちゃうよね♪」

チェザーレ「…」

ディアナ「ふふ、杞憂には及びません。ろうそくは十本程度にしておいてもらいましたから」

チェザーレ「やれやれ、まずは一安心と言ったところか…では、参るぞ!」

提督「ええ♪」

チェザーレ「ふう…っ!」

一同「「チェザーレ、お誕生日おめでとう♪」」

チェザーレ「うむ、かたじけない。 さ、それでは切り分けていただこうではないか♪」

提督「そうね…あ、せっかくだからチェザーレが切ったらどうかしら?」一旦切り分けようとしたが、思い直してナイフを下げた…

チェザーレ「ふむ、それも悪くないな……そうだ、提督も一緒に握ってくれるか?」

提督「あら、いいの?」

チェザーレ「無論だ…さぁ♪」

提督「そう、なら一緒に…♪」身体を寄せると、一緒に柄を握って刃を入れた…

チェザーレ「うむ……えい!」

一同「「わー♪」」喝采と同時にせっかちな艦娘たちからの「早く切り分けてよ♪」といった軽口も聞こえる

ローマ「おめでとうございます、チェザーレ」

チェザーレ「うむ…♪」

カヴール「……ふふ、チェザーレったら…二人でケーキを切るなんて、まるで結婚式みたいですね♪」

提督「えっ、あ…///」

チェザーレ「あー、チェザーレもそこまで考えていたわけでは……いや、別に提督となら構わぬが…」

ロモロ「提督は白の礼装だし、チェザーレもローマ風の白いトーガでお似合いです♪」

提督「まぁまぁ、そんな「お似合い」だなんて……照れるわ♪」

ライモン「…」

提督「……あー、いえ…その……そうそう、ライモンには「あーん」してあげる♪」

ライモン「はい♪」

提督「…ふぅ」


552 ◆b0M46H9tf98h2019/07/25(木) 01:49:00.95WKftfRly0 (1/1)

…しばらくして…

提督「…それじゃあそろそろ「進水式」をやりましょうか?」

チェザーレ「うむ、頃合いであろうな」

カヴール「それでは皆さん、表に行きましょう♪」

…波止場…

提督「…さて、と」スプマンテの瓶を手に波止場に立った提督……ポーラが用意してくれたボトルだが、相変わらずラベルを見て相場を考えると、艦首に叩きつけるのがためらわれるような気がする…

チェザーレ「準備は整っているぞ、提督!」沖に錨泊させた「ジュリオ・チェザーレ」の艦首に立って紅いマントをはためかせ、腕を組んで堂々としている…

提督「ええ、いま行くわ♪」


…本当なら波止場に立ってへさきに瓶を叩きつけ、みんなでリボンや紙テープを投げてにぎにぎしく…としたいところではあるが、鎮守府のつつましい港に入れるのは実寸で言うと小型の駆逐艦一隻か二隻が精一杯…リットリオ級や他国の超ド級艦に比べれば控えめな中型サイズとはいえ、戦艦である「ジュリオ・チェザーレ」が収まるような大きさなどまったくないので、チェザーレは自分の艦を「具現化」させて沖合で待っている……結局近づくのは提督とチェザーレや古代ローマに関係のある数人……それからお客様であるグレイ提督とヴァイス提督と決まり、モーターランチで近寄って、そこから瓶をぶつけることにした…


グレイ提督「…では、参りましょうか?」

提督「ええ」

ヴァイス提督「むむ……こうして見るとなかなか巧みな設計だ…」真面目な性格のヴァイス提督らしく、次第に近くなってくるチェザーレの船体を熱心に観察している…

提督「塗色の淡い灰色と相まって、艦首の線が綺麗に見えますよね♪」

ヴァイス提督「は、確かに……改装時に大きく作り変えたと言うが、なるほど…」あごに手を当ててじっくりと考え込んでいる…

提督「ふふっ…さ、着きましたよ♪」

ヴァイス提督「あ…これは失礼しました」

提督「研究熱心ですね♪」

ヴァイス提督「は、申し訳ありません……どうも性格のようで…///」

提督「構いませんよ、じっくり観察してもらって……でもまずは式をすませてしまいましょう♪」

ヴァイス提督「ヤヴォール」

提督「……それじゃあローマ、カヴール。 準備はいいかしら?」

ローマ「はい」

カヴール「ええ♪」

提督「それでは…汝(なんじ)、戦艦「カイオ・ジュリオ・チェザーレ」の進水を祝して!」二人と一緒に瓶の首を持って、艦首にぶつけた…

一同「「わーっ!」」岸辺や波止場から動きを見ていた艦娘たちから、一瞬遅れて歓声が上がった…

チェザーレ「祝ってくれて感謝するぞ、諸君…♪」

提督「いいのよ…さ、戻って残りのケーキでも食べましょうか♪」

チェザーレ「ああ、そうしよう」

…食堂…

カヴール「…いいお祝いになったわね、チェザーレ?」

チェザーレ「うむ…提督や皆の気持ちも嬉しいが、やはりチェザーレとしては姉上に祝してもらえたのを一番に思っているぞ」

カヴール「あら、嬉しいわ♪」

提督「良かったわね、カヴール…」そう言いながら、横目でちらりとビスマルクの方を見た…

ビスマルク「うむ、これも美味い……はぐっ、むしゃ…」街の菓子屋さんに頼んだケーキも決して小さくはなかったが、鎮守府の人数で切り分けてしまえば大した量にはならないので、追加としてエリトレアたちがいくつも焼き上げた様々なケーキやデザート……それを皿に盛りあわせにしてがつがつとむさぼっている…

ティルピッツ「……姉上、姉上…!」

ヴァイス提督「…シャイス……あの意地汚い大食らいめ、少しは控えめにするということを知らないのか…!」小声でたしなめているティルピッツと、席が離れているので叱り飛ばすことも出来ず、小声で悪態をついているヴァイス提督…

ビスマルク「あぁ、これも美味いな……むぐ、んむ…」

チェザーレ「……あのままだと、しまいには両手にフォークを持って食べ始めるであろうな」

ビスマルク「…うむ、このビスケットもいい」

エリトレア「それは酵母を入れたビスコッティ(ビスケット)ですから、栄養もありますよっ♪」

ビスマルク「ふむ……味も良ければ栄養もある…まさに「おいしくて強くなる」というやつだな!」

提督「……なんだか聞いたことのあるフレーズね…♪」苦笑いしながらもう一切れチョコレートケーキを取った…


553 ◆b0M46H9tf98h2019/07/28(日) 03:33:07.51ID6tZvoJ0 (1/1)

…午後・提督寝室…

提督「…ふわぁ、飲み過ぎたわね…眠くなってきちゃったわ……」

…乾杯で飲み干した上等なスプマンテと、食事の間に紅白のワインをそれぞれ一杯か二杯…食後には二杯ばかりの甘いカクテル……普段はそこまで量を過ごさないでいるが、明るいお祝いムードに乗せられてつい色々と飲んでしまった提督…

提督「…メアリもシャルロッテもレポートを書くのに忙しそうだし、カヴールはチェザーレと一緒に仲良くお部屋に行っちゃったものね……」白い詰襟の制服を脱いで椅子の上にたたんで乗せ、ベッドに「ぼふっ…」と倒れ込んだ…

提督「ふわぁぁ……少しだけお昼寝するとしましょう…」

………



…しばらくして…

提督「うぅ…ん……」目を覚ますと窓の外はすっかり夕暮れ空で、もう日没が迫っている……口の中はお酒のせいかにちゃにちゃしていて、頭も多少ぼんやりしている…

提督「…少しお昼寝を取るつもりだったのに…寝過ごしたわね……」そうつぶやいて髪をかきあげると身体を起こし、それから眉をひそめた…

提督「……で、いつの間にこうなったのかしら?」

ロモロ「…すぅ…すぅ……」

レモ「うーん…むにゃ…」提督のベッドに上がりこみ、一糸まとわぬ裸体をさらして寝ているロモロとレモ…

提督「私は別にいいけれど、貴女たちにだって自分の部屋があるでしょうに…」そうつぶやいて肩をすくめたが、視線はロモロたちの身体から離れない…

提督「…それはそうとずいぶん大きいわね…ちょっとだけ触ってみようかしら……いえ、でも寝ているのに勝手に触ったりするのはよくないわよね…」建造当時は世界最大級だった2000トン超の「R級」大型輸送潜らしく、もはや「爆乳」と言ってもいいような豊満な乳房やむっちりとしたヒップを見て、おかしな気分になって来た提督…

提督「あー…でもよく考えたら、そもそも私のベッドで勝手に寝ているのがいけないのよね……どれどれ…?」もにゅ…♪

提督「……うわ、すごい弾力…出来立てのリコッタ(チーズ)みたい…」もみっ…むにゅっ♪

提督「これは……何とも言えないわね♪」

提督「さて…ロモロの次はレモの方も……分けへだてはよくないもの♪」むにっ…♪

提督「……うーん、この手触り…弾力もすごいし、この大きさで垂れたりしていないっていうのもすごいわね……」妙に感心しながら、両腕を投げ出してすやすや寝ているレモの胸を下から支えるように揉みしだいた……

提督「それにしても…」

レモ「ん…むにゃ……すぅ…」

提督「何て言うのかしら…この身体でこんなに無防備だと、ちょっとえっちな事もしたくなっちゃうわよね♪」

ロモロ「…」

レモ「……すぅ、すぅ…」妙にせわしない寝息を立てている二人…

提督「…おかしいわね……ねぇ二人とも、もしかして起きているんじゃない?」

ロモロ「……すぅ、すぅ…」

レモ「すー…すー…」

提督「…まぁいいわ、それじゃあそろそろ着替え……」

レモ「そうはいかないよ、提督っ♪」いきなりはね起きると提督に飛びついて押し倒した…

提督「あんっ♪」

ロモロ「もう、提督ったら寝たふりしていたのにおっぱい触ったりするんだもの…変な声が出そうになったじゃない♪」

提督「全くもう…で、どうして裸で私のベッドに入りこんだりしたの?」

レモ「うーん、面白そうだったから…かな♪」

提督「ふふっ、なにそれ…♪」

ロモロ「ふふふ…本当はね、私たちがもぐりこんだら提督も目が覚めるかと思って入ってみたんだけど、案外起きなくて…」

レモ「それでいつの間にかに寝ちゃったの♪」




554 ◆b0M46H9tf98h2019/07/29(月) 01:28:41.01+K7SJccH0 (1/1)

提督「……まったくもう、二人とも「狼に育てられた子」だっていうのに、そんな風に誘惑して…私の方がルッピ(雌狼)になっちゃうわ♪」

レモ「えへへぇ…♪」提督の腰にしがみついてふとももに頬ずりをしている…

ロモロ「ふふふ…それにしても、提督ってば良い匂い……♪」

提督「そう? ちょっと汗くさいんじゃないかと思うのだけれど……」寝起きで何となく肌がベタベタしている気がしている…

ロモロ「……むしろそこがいいんだってば…れろっ♪」汗ばんだ胸元に舌を這わせた

提督「んっ…もうっ、やめなさいってば///」

ロモロ「どうして? 甘酸っぱいような良い匂いだと思うけど?」

提督「んー、そういわれてもね…」

ロモロ「…もしも嫌だったら、遠慮なくどかしてくれていいからね?」

提督「ふふっ……せっかく来てくれたのに、嫌なわけがないじゃない♪」ちゅっ…♪

ロモロ「やっぱり提督は優しいね…ん、ちゅ♪」

レモ「あー、お姉ちゃんばっかりずるーい!」んちゅぅ…っ♪

提督「んむっ、ちゅぅっ……ぷはぁ♪」

レモ「んふふっ、提督…甘くて美味しい♪」

提督「もう……まだうがいもしていないのに///」

レモ「大丈夫、変な味なんてしなかったから♪」

提督「ならいいけれど…」

レモ「それにしても、提督のおっぱいも大きいねぇ…♪」へその辺りにあごをのせ、腕を伸ばしてゆさゆさと揺さぶっている…

ロモロ「ね、私たちのを揉まなくたって良さそうなくらい」

提督「うーん、それとこれとは別問題だから……自分のだったら別に毎日でも揉めるし、私は相手の可愛い顔を見ながら揉みたいの♪」

ロモロ「なるほどねぇ…で、どうだった?」

レモ「そうそう。レモとお姉ちゃんのおっぱい、触ってみてどうだった?」

提督「そうねぇ……同じ「大きい」でもむっちりしたカヴールとかデュイリオとはまた違った感じで…もっと張っている感じだったわ」

ロモロ「そっか… さてと、それじゃあ今度は私たちの番ね……あむっ♪」

提督「あんっ♪」

ロモロ「ちゅぱ、ちゅぅっ……♪」

提督「ち、ちょっと…そんなに吸ったって母乳なんて出ないわよ///」

レモ「気にしない気にしない、時々したくなるだけなの……はむっ♪」

ロモロ「ちゅぅっ…あむっ♪」こりっ…と先端を甘噛みしたり、手でこね回したりしながら提督の乳房に吸い付く二人…

提督「んっ、あ…はぁ……ん♪」ただただ胸に吸い付かれているうちに、甘い声が漏れてきてしまう提督…二人を見ていると母性愛のような気持ちと色欲が混ざって、下腹部がじーんとうずいてくる……

レモ「ぷは……ふふ、提督からお乳が出ないのが残念かな♪」

ロモロ「そうね…ちゅぅっ♪」

提督「はぁぁ、んあぁ……もう、二人がそんなことをするなら…私だって♪」くちゅっ、ちゅぷ…♪

レモ「ひゃぁぁんっ♪」

ロモロ「はひっ♪ あっ、あひぃ…っ♪」

…一時間後…

レモ「あへぇ…気持ひよかったよぉ…♪」

ロモロ「うん……はぁぁ…♪」

提督「はぁ、はぁ…ふー、お昼寝する前よりも疲れた……もう、夕方の執務なんてできそうにないわ…♪」汗だくで仰向けに寝転がり、額に片手をのせている…

レモ「平気平気…ライモンドやカヴールがやってくれるもん♪」

提督「全くもう…」苦笑いしながら、ほっぺたにキスをしてあげた…

レモ「えへへぇ…♪」


555 ◆b0M46H9tf98h2019/08/02(金) 13:35:33.178apX09vq0 (1/2)

…夕方…

提督「それにしても…確かにそれも考えないといけない時期ね……」

カヴール「…と、言いますと?」

提督「いえ、そろそろ秘書艦の交代をしないと…って」

カヴール「あら、提督は私だと不満でいらっしゃいますか?」

提督「いいえ…でも、そのうち大作戦が回って来るようなことがあったら全部の戦艦を投入する必要が出てくるかもしれないでしょうし、今回は夏の作戦が難しかった分、秋の作戦は簡単なものになるはずだから、今なら新しい娘に交代しても任務に差しさわりはないはず……そう思ったの。別にカヴールが不満だからとか、そういうことではないわ」

カヴール「そういう事でしたか…てっきり私のようなおばあちゃんはお嫌なのかと」

提督「まさか……何を任せても優秀だし、それでいてちっとも威張ることもなくて優しいし…こんなにいい秘書がいる司令官なんて、スーペルマリーナ(海軍最高司令部)にだってそうそういないわ♪」

カヴール「まぁまぁ、そんなに言われると照れてしまいますね…♪」

…数日後…

提督「……えー、というわけで秘書艦の交代を行いたいと思います…いつも通りくじ引きをするから、食堂の入口にある箱から一枚づつ引いてね?」

ライモン「…次の秘書艦の方は誰になるんでしょうね?」

エウジェニオ「さぁ。いずれにせよ、私たちは与えられた任務を尽くすだけ…でしょ?」

ライモン「そうですね」

フレッチア(フレッチア級)「秘書艦ね…ぜひ当たって欲しいわ」

ニコ(ナヴィガトリ級)「へぇ? ここはのんびりした鎮守府だし、提督もあれこれ押し付けたりはしないけど…それでも何だかんだで結構忙しくて面倒だと思うよ……それなのにやりたいの?」…相変わらず三角帽子に燕尾の付いた上着姿の「ニコロソ・ダ・レッコ」…鎮守府では通称「ニコ」が肩をすくめた

フレッチア「ええ、だって私は「新世代」駆逐艦で一番の年上だもの。艦隊型駆逐艦の代表として、妹や従姉妹たちにいい所を見せないと」

ニコ「ふぅん…そんな風に頑張ってたら気が休まらないだろうにね?」

フレッチア「そのくらいの矜持がなければ戦艦の護衛なんてできないわ」

ニコ「やれやれ……私は長女じゃなくて良かったよ」

リベッチオ(マエストラーレ級)「…ところで、誰が当たると思う?」…そう言って話に交じって来た

ニコ「うーん……提督は年上好きだし引きもいいから、今度はデュイリオとかリットリオ…あるいは重巡の誰かにでもなるんじゃない?」

リベッチオ「なるほどね…」

フレッチア「……でも、確率から言えば駆逐艦か潜水艦が一番高いはずよ……人数が多いんだから」

リベッチオ「確かに…ねぇ、それじゃあ賭けてみない? 負けたらきょう一日は勝った人の世話をするって事で…どう?」

ニコ「よし、乗った……秘書艦は戦艦か重巡になる方に賭ける」

フレッチア「じゃあ私は駆逐艦から出る方に賭けるわ!」

シロッコ(マエストラーレ級)「む…じゃあ私は潜水艦がなることに賭ける♪」

提督「……まったくもう、みんな何でもかんでもすぐああやってトトカルチョにするんだから…」(※トトカルチョ…サッカーくじのこと。転じて賭け事や賭博の意味も)

カヴール「まぁまぁ、あれも娯楽の一種ですから…お金を賭けているわけでもないですし」

提督「んー、まぁね……それじゃあ始めましょうか」

………




556 ◆b0M46H9tf98h2019/08/02(金) 13:45:00.508apX09vq0 (2/2)

…このところちっとも投下できずにいましたが、もしまだ見てくれているような律儀な方がいたら本当にごめんなさい…このところなかなか書けなかったので……この数日で急に暑くなりましたし、熱中症には気を付けて下さいね…


……そして心機一転、そろそろ秘書艦を交代させようと思います……候補としては隻数も多い中型潜の誰かにする予定です…


557 ◆b0M46H9tf98h2019/08/03(土) 01:39:29.18fVfaoK+X0 (1/1)

カヴール「全員引き終わりましたよ、提督」

提督「了解。それじゃあ私も…」数字の書かれた紙が一杯に入っている箱に手を突っ込むと、ごそごそとかき回した……

ヴィットリオ・ヴェネト「…いよいよですね」

チェザーレ「うむ…いよいよ「ルビコン川を渡る」わけだ」

リットリオ「そうですね……妹だからひいき目で見ているかもしれませんが、私はヴェネトかローマだったらいいと思います♪」

ザラ「…ライモンドは軽巡、カヴールは戦艦だから……今度は重巡の誰かになって欲しいわね」

ポーラ「それはいいですねぇ~♪」

アブルッツィ「……やっぱり提督を支えるには実力がないと…そうでしょ、ガリバルディ?」

ガリバルディ「ええ…それに提督は可愛いから、秘書艦になったらお楽しみが増えるわ♪」そう言って小さく舌舐めずりをした…

マエストラーレ「…みんな勝手なことを言っているわね。ふたを開けてみるまで分からないっていうのに」

フレッチア「……ごくっ…」

エットーレ・フィエラモスカ「私としては、潜水艦隊の誰かがなってくれたら嬉しいのですが…」

ルイージ・トレーリ「はい……もし私が提督の秘書艦になったら、精一杯がんばりますね」

フィエラモスカ「ふふ、トレーリはいい子ですし優秀ですから大丈夫…♪」

グレイ提督「なるほど…くじ引きとは面白い考えですわね……」

ヴァイス提督「…司令官の副官役をくじ引きで選ぶとは…それでうまく行くものなのか?」

提督「えー……それでは「当たり」の番号を発表します。 …それと前にも言ったけれど、秘書艦に当たったのが駆逐艦や中型潜、補助艦艇の娘だった場合、体格が小さくて大変だと思うから、追加でもう一人選ぶわ…だから自分の番号札は持っておいてね?」

提督「……では、発表します…72番!」

デルフィーノ「わ、当たりです♪」

スクアーロ「おや、良かったね……今夜はお祝いに映画でも見ようか♪」

デルフィーノ「うう、お姉ちゃんは怖い映画ばっかり見せるから嫌ですよぅ…」

スクアーロ「ふふ、ばれてたか…♪」

提督「はいはい、みんな静かに…それじゃあデルフィーノは中型潜だから、もう一人ね……よいしょ」

デルフィーノ「……せっかくならお姉ちゃんたちがいいですけれど…」

提督「はい、引けたわ……26番!」

アッチアイーオ(温)「26番は私よ……提督のそばにいられるなんて…嬉しい……///」

提督「二人目はアッチアイーオね……それじゃあ、前に来て挨拶してくれる?」

デルフィーノ「はい♪」

アッチアイーオ「分かったわ」

提督「それじゃあ「コンテ・ディ・カヴール」と交代で秘書艦になった、スクアーロ級中型潜の「デルフィーノ」と、アッチアイーオ級中型潜の「アッチアイーオ」から挨拶をしてもらいます…さ、どうぞ♪」

アッチアイーオ「今日から秘書艦になった、中型潜のアッチアイーオよ……鎮守府の役に立つ事や必要な事ならなんでもするし、どんな小さい事でも言ってちょうだい…それと、よろしくね……提督///」

提督「ええ…さ、デルフィーノもごあいさつをしてくれる?」

デルフィーノ「は、はい……えーと、スクアーロ級の「デルフィーノ」です…これから秘書艦としてがんばります…ぅ///」鎮守府の艦娘たち全員の視線を浴びると恥ずかしげに頬を赤らめて下を向き、内股になってもじもじしている…

提督「はい、結構…それじゃあ改めてカヴールには感謝の拍手を♪」

一同「「わー♪」」

提督「と、言うわけで秘書艦は交代したけれど……しばらくはお手伝いをお願いするから、これからもよろしく頼むわね♪」

カヴール「…はい♪」

………




558 ◆b0M46H9tf98h2019/08/10(土) 02:34:48.223JtSWBxd0 (1/1)

…執務室…

カヴール「では、これで説明は終わりです…といっても、しばらくは私も手伝いますから、分からない事があったら何でも聞いて下さいね?」

アッチアイーオ「ありがとう、カヴール」

デルフィーノ「本当に助かりました…♪」

カヴール「いいえ、お気になさらず……私のようなおばあちゃんになると、何かと心配になるものですから」

デルフィーノ「おばあちゃんだなんて、そんなことないです…カヴールはお肌もきれいで張りもあるし、十分若いですよぅ」

カヴール「あらあら、褒めても何もありませんよ?」

デルフィーノ「お世辞じゃなくってホントの事ですもん…」

カヴール「ふふっ、デルフィーノったら優しいですね……ちゅっ♪」

デルフィーノ「あっ、ふぁぁ…///」

提督「ふふふ、仲睦まじいようでなによりね……それとカヴールの言う通り、しばらくは引き継ぎを兼ねてこまごましたものから手伝ってもらう事にするから、安心して?」

アッチアイーオ「ええ、了解……でも、私は早く提督に頼られるようになりたいわ…///」

デルフィーノ「私もです」

提督「ありがとう、二人とも……でも、まずは「アンダンテ」(歩くように)で行きましょう…ね♪」

デルフィーノ「はい♪」

提督「んー、新しくなにか入り用な物があるかと思ったけれど…とりあえず「秘書艦用」の執務机は交代で使えばいいし、筆記用具も揃っているし……となると、特に倉庫から探し出してくる必要もないかしら…?」

カヴール「そうですね。それにもし足りないものが出て来たら、改めて持って来ればいいですから」

提督「それもそうね……それじゃあ今はこれくらいにして、お茶でも淹れましょうか♪」

デルフィーノ「あ、それじゃあ私がやります♪」

アッチアイーオ「ううん、私がやるわ」

提督「ふふっ…このお茶はあなたたちをもてなすために淹れるのだから、ゆっくり座っていていいのよ♪」

アッチアイーオ「そ、そう…ならお言葉に甘えて///」

提督「よろしい♪」

………



…別の日…

アッチアイーオ「提督、文書便が届いたわ」

提督「ええ、ありがとう……それじゃあまずは公務のものと私用の手紙を分けて、それから宛名を確認してね」

アッチアイーオ「ええ…それから?」

提督「宛名を確認してそれぞれまとめたら、その娘の部屋に届けてあげて?」

アッチアイーオ「了解……あ、ちょうどリットリオ宛てに来ているわね…後は軽巡のエウジェニオとガリバルディ、アレッサンドロ(マルコーニ級大型潜)とバニョリーニ(リウッツィ級大型潜)にそれぞれ、ひい、ふう、みい……ずいぶんあるわね…」

提督「あー…エウジェニオたちのは、だいたい恋文(ラブレター)みたいね♪」

アッチアイーオ「確かにやたらモテるものね…休暇だの長距離哨戒だのであちこち行くたびに、手紙だの贈り物だのをもらって来るんだから」

提督「ね…さてと、それじゃあこれでより分けるのは終わったから……」

デルフィーノ「あ、それじゃあ私が届けてきます」

提督「あら、やってくれる?」

デルフィーノ「はい、もちろんですよぅ♪」

アッチアイーオ「…勝手に中身を読んで、一人で盛ったりしないでよね?」

デルフィーノ「も、もうっ…そんな事しないってばぁ///」

提督「こらこら、アッチアイーオ…デルフィーノはいい娘だもの、そんな事しないわよ♪」

アッチアイーオ「どうだか…」




559 ◆b0M46H9tf98h2019/08/14(水) 02:14:49.55uSV+FqvE0 (1/1)

…廊下…

デルフィーノ「もう…アッチアイーオってば、いくらなんでも言い過ぎですよぉ…」手紙をそれぞれの部屋に届けて回りながらつぶやいた…

デルフィーノ「……まぁ、一人でするのは好きですし……ちょっと回数は多いかもしれませんけど…だからって……///」

エウジェニオ「…ふふ、可愛いイルカさんは何が好きなのかしら?」そっと後ろに忍び寄っていたエウジェニオが胸元に腕を回し、色っぽい声でささやいた…

デルフィーノ「ひゃんっ…!?」

エウジェニオ「ふふふっ、チャオ♪」

デルフィーノ「もう、エウジェニオさんってばぁ……お、驚かさないでくださいよぅ…」

エウジェニオ「ふふ、ごめんなさい…つい、ね♪」

デルフィーノ「エウジェニオさんのいじわる…ぅ///」

エウジェニオ「だって可愛かったんだもの…♪」

デルフィーノ「うぅ…もう、本当にびっくりしたんですからぁ……」

エウジェニオ「まぁまぁ……ところで、デルフィーノは何の回数が多いの?」

デルフィーノ「ひゃうっ!?」

エウジェニオ「……いえ、だって「ちょっと回数は多いかもしれませんが…」ってひとりごとを言っていたから、つい気になって♪」

デルフィーノ「えぇ…と、それは……あの…///」

エウジェニオ「なぁに?」

デルフィーノ「その、ですから……ぁ///」

エウジェニオ「……くすくすっ♪」

デルフィーノ「…わ、笑わないで下さいよぅ……///」

エウジェニオ「ふふふっ、ごめんなさい……あなたの「趣味」はもうすっかり公開されているようなものなのに、それを言葉で言うのさえ恥ずかしがっているのがおかしくて…♪」

デルフィーノ「だって…ぇ///」

エウジェニオ「まぁ、いいんじゃないかしら……人それぞれだもの♪」

デルフィーノ「エウジェニオさん…」

エウジェニオ「ふふふっ……ところで、手紙を届けに来てくれたのよね?」

デルフィーノ「あ、そうでした…これです」

エウジェニオ「ふふ、ありがと」

デルフィーノ「どういたしまして。それでは失礼しま…」

エウジェニオ「……あら、お礼がまだよ?」

デルフィーノ「いえ…これも秘書艦の務めですし、お礼なんていいですよぅ」

エウジェニオ「そう言うわけにもいかないでしょう……せっかく届けに来てくれたんだもの、なにもお礼をしないなんて悪いわ♪」

デルフィーノ「でも…ぉ」

エウジェニオ「どのみち私の所が最後だったんでしょう? …だったらもう用は済んでいるわけだし、少しくらい良いじゃない」

デルフィーノ「それは、まぁ……確かに…」

エウジェニオ「でしょ…それじゃあ目をつぶって?」

デルフィーノ「…えぇと、こうですか?」

エウジェニオ「ええ、それでいいわ……んちゅっ、ちゅぅぅっ♪」腰を抱き寄せてあごを上向かせると、舌を滑り込ませて巧みなキスを浴びせた…

デルフィーノ「んんっ!? くぅぅっ、んむぅ…///」

エウジェニオ「ちゅるっ……ちゅぷ…ぷは♪」

デルフィーノ「ぷはぁ……ふわぁぁ…っ///」

エウジェニオ「ふふふ、またいつでもいらっしゃい…ね♪」

デルフィーノ「はひ…っ///」




560以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/08/14(水) 14:36:59.31QPfZHQnv0 (1/1)

呉の豪雨災害から1年が過ぎてiseadや遠航での寄港地で読むこのssはかなり心の支えになってます。これからも応援してます。


561 ◆b0M46H9tf98h2019/08/15(木) 01:36:26.67TiyjaU500 (1/1)

>>560 遅筆でなかなか投下できずにいる中、気長に見て下さっていて嬉しく思います……気候の違いなどで体調を崩しやすいかと思いますので、どうぞご自愛くださいませ…なかなか話が進みませんが、頑張って投下していきます…


…そしてやっぱりこの時期になると(キザな言い草かもしれませんが…)ぬるま湯につかっているようなものをだらだらと書いていられる「平和のありがたみ」を感じますね……


……また明日以降にでも投下する予定でいますので、思い出したころにまた見に来ていただければと思います…


562 ◆b0M46H9tf98h2019/08/17(土) 02:03:25.92tbG0NctI0 (1/1)

…その晩・スクアーロ級の部屋…

スクアーロ「ぐー……すぅ…」

ナルヴァーロ(イッカク)「すー…すー……」

トリケーコ(セイウチ)「すぅぅ……むにゃ…」

デルフィーノ「うぅ……ん///」小さいながらもちゃんと仕切られているそれぞれの寝室から姉妹たちの寝息がかすかに聞こえてくるなか、デルフィーノはふとももをこすり合わせ、まんじりともせずにいた…

デルフィーノ「…もう、エウジェニオさんがあんなことをするから……ぁ///」

…そう小声でつぶやきながら濡れた秘部に人差し指を滑り込ませると、瞳がうつろになり「くちゅ…っ♪」と粘っこい水音がブランケット越しにくぐもって聞こえた…

デルフィーノ「はひっ、んぅぅ……んっ、んく…ぅっ///」くちゅくちゅ…っ、ぬちゅ♪

デルフィーノ「はぁ、はぁ…んっ、くぅぅ…っ♪」

デルフィーノ「…はひぃ、ふぅ…はぁ……はふぅ……」しばらくじんわりと広がった余韻に身体をひくつかせていたが、やがてごそごそと起き上がった…

デルフィーノ「……うぅぅ…恥ずかしいですけれど……でも、もっと…したいです…///」ベッド脇にあるナイトテーブルの引き出しを開け、やがてちょっとしたポーチを取り出した……白い顔を赤く染め、恥ずかしげな困り顔で袋の中をかき回す…

デルフィーノ「…うぅ…ん、どれにするか迷ってしまいます……ね///」…中に入っている「玩具」を取り上げてみては袋に戻し、また別な物を選んでは思案した……そしてやっと二つ三つばかり選び終えた…

デルフィーノ「……今日はこれと…これにしま……んくぅ…っ♪」すっかりとろとろの花芯に玩具を滑り込ませるとスイッチを入れ、甘い声をもらした…

デルフィーノ「…ふわぁ……あふっ、んぁぁ……あぅ…んっ♪」

デルフィーノ「ふぁ…ぁ、はひっ…ひぅぅ……っ♪」ベッドの上で横向きに寝て、膝を抱え込むような胎児の体勢で身体をひくつかせている…

デルフィーノ「ふぁぁぁ…っ、きもひ……いぃ…っ///」

…しばらくして…

デルフィーノ「…はー、はぁぁ……っ」

デルフィーノ「……んっ、まだ…身体がじんじんします…///」瞳の焦点も合わないままよろよろと立ち上がると、壁に手をついて歩き出した…

デルフィーノ「も、もう…こんな……んくぅっ///」力の入らない足腰で廊下を歩きながら、それでも玩具のスイッチを切らずにいる……ちょうど携帯電話の振動に似た震えが秘所に響いて、そのままとろけてへたり込みそうになる…

デルフィーノ「はひぃ…ふぅ……こんなの、どうかしています……でも…んんっ♪」階段ホールの手すりに秘部を擦り付け、玩具を押しこむ…

デルフィーノ「ふぁぁ…んっ♪」

………

…執務室…

提督「……うーん」ナイトガウン一枚の提督は左腕で頬杖をつき、ノートパソコンの画面に向かっている…左手の側には空っぽのマグカップ、右手の側には未決書類が広げてある…

提督「…年間経費が……万リラで、今月の経費が…見積もり書や納品書は納入業者の人が作って持ってきてくれるから、それはいいとして…」

提督「……ふぅ、そろそろやめにしましょう…明日でも出来るんだもの、今日やることでもないわ…」のんびりした空気の鎮守府にいるせいか、せわしないローマのスーペルマリーナ(海軍最高司令部)にいた時に比べて、ついなまけてしまう提督……細かい数字を目で追うのもおっくうになったので書類を「未決」の箱に戻し、ノートパソコンの電源を切った…

提督「ふわぁ…そろそろ寝るとしましょうか……」歯磨きも済ませてあり「あとは寝るだけ」と、寝室のドアノブに手をかけた…

提督「…だあれ?」控えめなノックの音に首をかしげた…

デルフィーノ「あのぅ…夜分遅くにごめんなさい……入ってもいいですか……?」

提督「あら、デルフィーノ……どうぞ?」

デルフィーノ「…すみません……こんな時間に…///」

提督「いいえ、構わないわ……何かご用?」

デルフィーノ「えぇ…と、はい……その…///」

提督「ふふっ、どうかしたの…?」焦点の合わない瞳に火照った頬、半開きの口もと…それに内股で力の入っていないような脚と、携帯電話のような振動音……それに気づいていながら、提督はわざととぼけた様子でたずねた…デルフィーノのそばに歩み寄ると後ろに立って、軽く肩に手を回した…

デルフィーノ「あのぅ、つまり……はぁんっ♪」…提督の左手が軽くふとももを撫で上げ、びくんっ…とデルフィーノが跳ねた…

提督「……一緒に寝ましょうか♪」

デルフィーノ「…はい///」

………



563 ◆b0M46H9tf98h2019/08/19(月) 02:38:43.34gBneL6ou0 (1/1)

…寝室…

提督「さぁ、どうぞ…♪」

デルフィーノ「はい……んんっ///」ベッドに上がろうとした瞬間、提督が軽く背中を撫で上げた…

提督「…あら、どうしたの?」

デルフィーノ「て、提督ってば…ぁ……///」

提督「ふふっ、それじゃあ改めて…♪」

デルフィーノ「ふわぁ…っ///」マットレスの上に乗った瞬間、玩具が奥に押し付けられて甘い声が漏れた…

提督「……まったくもう、私が手伝わなくても大丈夫に見えるけれど?」

デルフィーノ「いえ……なんだか今日は一人だと物足りなくて…提督に手伝って欲しいんです……ぅ///」

提督「ふふ、了解♪」

デルフィーノ「きゃっ、ひゃぁ……んっ///」

提督「…ちゅぅ…ちゅるっ、ちゅむ……ちゅぱ…ちゅぷっ、んちゅ……っ♪」

デルフィーノ「んむっ、ちゅるぅ…っ、んちゅっ……ちゅぷ…ん、ちゅるっ……///」

提督「うふふっ、デルフィーノったらそんなに勢い込んで…して欲しいならいくらでもしてあげるのに♪」

デルフィーノ「だって……提督のキス…とっても気持ちよくて……ぇ///」

提督「まぁまぁ、それじゃあもっとしてあげるわ…ね♪」

デルフィーノ「はい……デルフィーノに色々教えて下さぁ…い♪」普段のくりっとして可愛らしく、それでいて賢そうな瞳はとろんととろけていて、すっかり発情したような具合になっている…

提督「ええ……って、私が何もしなくたってもうすっかりとろとろじゃない♪」

デルフィーノ「あっ、あ……ひゃぁん…っ///」くちゅっ、ちゅくっ…♪

提督「しかも相変わらず前と後ろに入れて……それはそうと、この状態でここまで来たの?」

デルフィーノ「はい…///」

提督「もう、あきれた♪」そう言いながらも金色の瞳はらんらんと輝き、甘ったるい笑みを浮かべて小さく舌舐めずりをした……それからモーターのうなっている玩具に手をかけ、一気に引きぬいた…

デルフィーノ「ひゃあぁ…っ♪」とろとろっ…とぽっ♪

提督「んふふっ、まったくこのイルカさんときたら…本当にいやらしいことが好きなんだから♪」くちゅくちゅっ…じゅぷっ♪

デルフィーノ「はひぃぃ…んっ、あ……ふわぁぁ…ぁ、気持ひいぃれす…ぅ♪」提督に後ろから抱きかかえられたまま白いふとももを押し広げられると、とろとろに濡れた秘所に提督の指が入って来た……

提督「ふふ、まだまだ…♪」ぐちゅぐちゅっ、にちゅっ…じゅぶっ、ぐちゅ…っ♪

デルフィーノ「ふぁぁっ、提督…もっとしてくらひゃ……いぃっ♪」ぐちゅり…ぷしゃぁぁ…っ♪

提督「んー、なぁに?」ぐちゅぐちゅ、じゅぷ…ぬちゅっ♪

デルフィーノ「ふわぁぁ…それぇ……もっと、もっと…ぉ///」ちょうど提督をリクライニングの椅子にするようなかたちで身体をあずけ、提督の指だけでは物足りないかのように自分の人差し指も滑り込ませてかき回している…

提督「…ところで、デルフィーノ」

デルフィーノ「ふぁ…い?」頭をのけぞらせて提督の顔を見た…

提督「……好きよ♪」ちゅうぅ…っ♪

デルフィーノ「んんっ/// んむっ、んくぅぅ……っ♪」とろっ、とぽっ…ぷしゃあぁ……っ♪

提督「ふふ……デルフィーノ(イルカ)はクジラの仲間だけに「潮を吹く」のが得意なのね♪」ベタな冗談を言いながら、くたっと提督にもたれかかっているデルフィーノにウィンクした……二人のふとももはデルフィーノの蜜でねとねとで、身動きするたびに「にちゅ…っ♪」と粘っこい水音が響く…

デルフィーノ「はい、とっても得意ですよ…ぅ///」くちゅくちゅっ…ぐちゅっ、にちゅっ♪

提督「…もう、まだしたいの?」

デルフィーノ「だって…くちゅくちゅするの、気持ちよくって…ぇ♪」

提督「ふー…仕方ないわね、満足するまで付き合ってあげるわ♪」

デルフィーノ「はい…っ♪」

提督「……どうやら明日は寝不足になりそうね…♪」

………