1 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 22:02:42.00kapGlBzZo (1/10)

このスレは安価で

久遠天乃は勇者である
結城友奈は勇者である
鷲尾須美は勇者である
乃木若葉は勇者である
久遠陽乃は……である?

を遊ぶゲーム形式なスレです


目的


・バーテックスの殲滅
・伊集院家の説得
・救われる

安価

・コンマと選択肢を組み合わせた選択肢制
・選択肢に関しては、単発・連取(選択肢安価を2連続)は禁止
・投下開始から30分ほどは単発云々は気にせず進行
・判定に関しては、常に単発云々は気にしない
・イベント判定の場合は、当たったキャラからの交流
・交流キャラを選択した場合は、自分からの交流となります


日数
一ヶ月=2週間で進めていきます
【平日5日、休日2日の週7日】×2


能力
HP MP SP 防御 素早 射撃 格闘 回避 命中 
この9個の能力でステータスを設定

HP:体力。0になると死亡(鷲尾、乃木) 友奈世代のHP最低値は基本10
MP:満開するために必要なポイント。HP以外のステータスが倍になる
防御:防御力。攻撃を受けた際の被ダメージ計算に用いる
素早:素早さ。行動優先順位に用いる
射撃:射撃技量。射撃技のダメージ底上げ
格闘:格闘技量。格闘技のダメージ底上げ
回避:回避力。回避力計算に用いる
命中:命中率。技の命中精度に用いる

※HPに関しては鷲尾ストーリーでは0=死になります


戦闘の計算
格闘ダメージ:格闘技量+技威力+コンマ-相手の防御力
射撃ダメージ:射撃技量+技威力+コンマ-相手の防御力
回避率:自分の回避-相手の命中。相手の命中率を回避が超えていれば回避率75%
命中率:自分の命中-相手の回避。相手の回避率を命中が超えていれば命中率100%


wiki→【http://www46.atwiki.jp/anka_yuyuyu/】  不定期更新 ※前周はこちらに

前スレ
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【一輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1464699221/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1468417496/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【三輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1472477551/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【四輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1477053722/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【五輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1481292024/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【六輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1484833454/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【七輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1488104860/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【八輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1491918867/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【九輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1495544664/



2以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 22:04:35.51Z+oIFINWO (1/3)

立て乙


3以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 22:17:38.07kapGlBzZo (2/10)


√8月4日目 (病室)朝 ※木曜日


「申し訳有りません」

大赦から連絡を任されているであろう女性は、天乃に対して深く頭を下げる

普段は連絡を任されている瞳ではなく、会った事もないような女性職員による連絡

それが、不許可であることに苛立ちそうな感覚を覚える天乃は、

落ち着こうと一息ついて、目を向ける

天乃「どうして?」

「治療に専念するためと、伺っています」

天乃「意識がないの? それほど深刻なの?」

「いえ、意識はありますが……その、すみません。私も詳細の方は聞かされていませんので」

天乃「…………」

どこかで何かが削れる音がする。ぎりぎりと。

女性職員の緊張と恐怖に満ちた表情、泣き出しそうな瞳が天乃へと向く

まだ若い、研修生、新人そんな若々しさのある女性職員がなぜ、勇者への報告を任されたのか

天乃「……そういうこと」


4 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 22:31:39.29kapGlBzZo (3/10)


思った以上に低い声だった

思った以上に嫌な感情が含まれてしまった声だった

誰が悪いのか、何が悪いのか

何ゆえこのような扱いをされなければいけないのか

天乃「ふふっ……そう。そうね。私は貴女のような人に対して厳しく当たれないだろうと。そう、そう思われていると」

「ひっ」

天乃「大赦は、どれだけ……あぁ……もう……」

布を引き裂きそうな力で握り締めていた手が、顔を覆う

嫌な感情、悪い感情

湧き上がるそれらが押さえ込める限界に達しそうで。

天乃「貴女は、別に悪くはないのだけど。きっと、私は大赦に信頼されて。貴女は大丈夫と任されたのだろうけど」

表情のわからない天乃が、

くぐもって、震えている声しか出さない天乃が

女性には得体の何かにしか思えなくて、尻餅をつく

震えた体は動くことを拒絶する

何かをすること。それさえも火薬庫でライターを使うようなことのような気がして

天乃「出て行って……くれる?」

「ぅ……ぁ」

低く冷めた声が心臓を握り締めた


5 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 22:39:50.77kapGlBzZo (4/10)


天乃「……ねぇ、お願い」

女性からかろうじて見える横顔を覆う左手がゆらりと落ちて、真っ赤な瞳が女性を見る

その目は酷く淀んでいて、見えているなんて事はなさそうで

けれども、女性は恐怖を感じた。いや、恐怖以上の何かを感じた

ポロポロと、瞳から零れ落ちていくものを拭うこと、気に留めることすら女性には出来なくて

千景「何をしてるの……?」

どこからともなく現れた少女の問いに顔を上げると

その少女、千景は呆れたようにため息をついて、女性を軽々と引き上げて病室の外へと引っ張り

病室の外、常設された椅子の上に座らせた

千景「ここで少し休んだら、さっさと報告をして帰ることね」

「で、でもまだ、私……」

千景「……大赦の【信頼】と、言っていたでしょう?」

「え?」

千景「アレは【私のことを甘く見ているのね】という意味よ。残念だけれど。貴女でも普通に殺されるわ」

千景は困り果てたように零すと、女性を一瞥して首を横に振る

仕事を頑張ろうという姿勢はいいことだろうが、生き急ぐべきではない


6 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 22:57:31.18kapGlBzZo (5/10)


千景「…………」

「!」

病室の中から、押し殺されたような、覆い隠されたような

さっきまで冷酷な雰囲気を放っていた少女の嗚咽があふれ出してくる

どうして、なんで。と、疑問が零れ、空気が嘆きに波打つ

それと同時に、

意を決したような面持ちをした少女が部屋を出てきて千景がその前に立ちはだかる

若葉「退いてくれ」

千景「……一時の感情に流されるなら、私はそれを容認できないわ」

若葉「千景」

千景「私は精霊であって人間ではないわ。だから――久遠さんを守るのよ」

その言葉に反応した若葉は、

ゆらりと体を揺らしながら、千景へと目を向ける

その瞳は活気などない。

悲しさと、怒りに狂わされた危うい瞳

若葉「大赦は私達の罪だ……私達が生み出してしまった汚点だ! ならば、私が手を下さなければならないだろう!」

若葉の怒りが弾けて、悲しみが迸る

強く噛み締めただろう唇は赤く充血して、握り締めていただろう手には爪あとが深く残る

千景「だから私はここにいるのよ。それが久遠さんの罪にならないように」


7 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 23:12:42.47kapGlBzZo (6/10)


若葉「退いてくれ……千景!」

千景「私はもう道を開けたはずよ。それなのになぜ、ここに貴女がいるの、乃木さん」

若葉「…………」

千景「自分がいるべき場所もわからないのに、私の忠告を無視したというの?」

千景は半ば怒りのような感情を見せながら

しかし、あくまでも冷静さを保った表情で問いかける

若葉は大赦に抗議するつもりなのだ

理由も話さずに夏凜から天乃を遠ざけようとする

そんな、冷酷な組織に。

だがそれは、何も良いことにはならないと千景は思う

むしろ、天乃の精霊という立場にある若葉の行動は、天乃の責任にされ

より、立場が悪くなる可能性さえある。

いや、そうならないわけがない

だから、千景は止める。止めなければならない

自分が過去に己の思いゆえに過ちを犯しているのだと知っているから

それが正しいことに繋がらなかった悲劇を聞いているから

千景「引き裂かれた孤独を、今寄り添える貴女が埋めないで誰が埋めれば良いの……?」

若葉「っ……」

千景「どうにかすべき。貴女のそれは正しいかもしれないわ。けれど。【今】正しいのはなに?」

それを良く考えて。

そう告げた千景は、敵意の薄れた若葉が病室へと消えるのを見送って

驚きに戸惑い、恐怖に満ちた表情を浮かべる女性に立ち去ることを求めた


8 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 23:28:13.17kapGlBzZo (7/10)


若葉「……天乃」

晴れた空とは裏腹にどんよりと重苦しい空気

明るいはずなのに暗く感じる室内

その中、ベッドの上にいる天乃へと若葉は声をかける

天乃「若葉……私は……っ」

見えるのは、泣きはらした少女の顔

幸せな顔が見たいのだと思っていたのに、

そうしたいと思っていたのに、目の前にあるのは、見たくないもの。させたくない表情

若葉「天乃っ」

駆け寄った。

力加減も忘れて、ただ想いのままに抱きしめた

湧き上がる怒りを押さえ込んで、悲しみを押さえ込んで、

零れ落ちる涙を天乃の髪に伝わせる

若葉「悪くない、天乃は何も悪くないんだ……」

天乃「でも……私が穢れているから。夏凜には会えないんでしょう……?」

若葉「それでも悪くない。天乃は何も悪くないんだ」


9 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 23:34:42.50kapGlBzZo (8/10)


大赦は、天乃が穢れているから夏凜と会わせる事を許さなかった

治療に専念しているというのも嘘ではないが

その弱った状態に穢れが悪影響を及ぼすのではないかと、警戒しているのだ

世界のために頑張った

愛する人々のために頑張った

その代償に体を蝕まれ、その報酬が孤独

そんなことはあって良いはずがない

天乃「うっ……うぅ……」

若葉「……すまない。私がいる。今は、私がいるからな」

心の弱りきった天乃には、人が離れていく不安と、恐怖、

そして今目の前にある孤独を堪えるほどの力は無かったのだ

嗚咽を零す天乃を若葉は強く抱きしめて、感じる罪悪感を噛み締める

千景がとめてくれなければ、きっと過ちを犯していた

千景のような凶行に走ったかもしれない

もしかしたら、それ以上のことも

そんなことが、天乃に堪えられたのだろうか

考えて、振り払う

若葉「そんな思いはさせるものか……させて、良いわけがないんだ」


10 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 23:35:20.67kapGlBzZo (9/10)


√8月4日目 (病室)昼 ※木曜日


01~10 
11~20 千景
21~30 友奈
31~40 
41~50 沙織
51~60
61~70 九尾
71~80
81~90 悪五郎
91~00 

↓1のコンマ 

※ぞろ目夏凜
※空白 若葉




11以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 23:35:46.77eJ7ZIg3DO (1/2)




12以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 23:37:50.42Z+oIFINWO (2/3)

イエス!


13 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/03(月) 23:43:31.67kapGlBzZo (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



夏凜「なーに泣いてんのよ。馬鹿じゃないの?」

天乃「っ!」

夏凜「大赦ごときが、私とあんたを引き離せるかっての」ギュッ

天乃「夏凜……っ」

夏凜「ったく……しょーがないわねぇ」ナデナデ


14以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 23:45:17.50eJ7ZIg3DO (2/2)


さすかり


15以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/03(月) 23:55:04.85Z+oIFINWO (3/3)


夏凜ちゃんマジ久遠さんの旦那様

あとこのシリーズでここまでカッコいい千景が見られるとはな


16以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 08:03:15.047aB5Q2rSO (1/1)

さりげなくボーナスステージ追加されてるな
風先輩もすっかりイケナイ子に…w


17以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 09:43:39.84z5tW3eKco (1/1)


ここでゾロ目っていうのがすごいよなぁ夏凜ちゃん
そして千景は悲劇の経験がしっかり活きてて感動する

…でなんなんですかねおまけページのアレは告知しろとアレほど


18以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 14:27:46.41XcVbPuz3O (1/1)




19以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 20:14:19.69hg5V0uu+O (1/3)

おまけ見てきた!
風溜まりまくってるじゃないか
早く約束果たさなきゃ


20 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 22:15:56.62QA6qM2pxo (1/9)


では、少しずつ


21以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 22:17:51.92wEL3wa4DO (1/3)

かもん


22 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 22:30:34.38QA6qM2pxo (2/9)


√8月4日目 (病室)昼 ※木曜日


天乃「すぅ……すぅ……」

若葉「……こうして見ていると、歳不相応に幼く見えるな」

身長が1年生の樹と同じで、

それは平均的に言えば小学生の枠にさえ収まってしまうほどのもの

ベッドの中に入って寝息を立てていれば、それはもう中学3年生の女の子ではなく

もっと幼いとさえ思う……そして

世界はそんな小さな少女に過酷な運命を背負わせているのだと

より強く、不快感を覚えてしまう

若葉「…………」

そっと頭を撫でて、顔にかかる前髪を指で払ってあげると、

泣きはらし、赤色に染まってしまった目元が見えた

普段なら堪えられたかもしれない

平然としつつも、まったく大赦は。なんて、不平不満に内心の怒りをちらりと見せるくらいだったかもしれない

だが、今の天乃にはそんな精神的な余裕がなくて、泣いてしまって、縋ってしまって

若葉「穢れ……か」

深刻さを増していくその進行具合を不安に思う若葉は、

自分の手を握り締める小さな手を握り返して――

若葉「誰だ」

気配を感じて出入り口に向かって声をかける

若葉「生憎、今は休んでいるんだ。控えてくれ」



23 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 22:42:43.07QA6qM2pxo (3/9)


検査の医師であろうと、看護婦であろうと、通す気はないし、

大赦なんていうのは言語道断。そのつもりだったが。

「会いたいって泣き喚いてたんでしょ。しょーがないから来てやったのよ」

若葉「その声……」

聞き覚えのある声の主は扉を叩かずに病室の中に入ってきたけれど

その姿を見るや否や、若葉は警戒を解いて、笑みを浮かべる

若葉「やはり、夏凜か」

天乃が会いたがった、一番初めの恋人。三好夏凜

右目を邪魔する頬に張られたガーゼ

痛々しさを感じる両手足の包帯

まだ一日しか経過していないからか、隠されていない生傷はまだ赤い

その姿は痛々しく、過去、守れなかった勇者達の姿と重なりそうだったが

当事者は暢気に寝てるわけか。と、呆れたように言った夏凜のため息にはっとする

見えた夏凜の表情には、罪悪感と安堵があった

若葉「……怪我は、平気なのか?」

夏凜「まだ痛いわよ。動くと結構……でもま、それは私が自分で選んだことだし」

何か理不尽なことでついた傷なら、動かなかったかもしれない

いや、それでも動いたかもしれない

結局のところ、自分はそう言う人間なのだと夏凜は嘲笑するように笑みを浮かべて、首を横に振る


24以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 22:46:48.81XK0ngAHoo (1/1)

夏凜ちゃんホンマイケメンやで…


25 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 22:51:35.64QA6qM2pxo (4/9)


夏凜「べったりね」

若葉「……譲るべきだろうか」

ベッドに腰掛けて天乃に手を握られ、握り返している若葉は夏凜を見ずに呟く。

夏凜は天乃の恋人だが、きっと、自分が気持ちを打ち明けたことは知らない

だから、寄り添うべきは本来、夏凜であって若葉ではない。そう思う

しかし、夏凜は答えなく、小さく笑って

驚きに若葉が顔を上げると、困り顔の夏凜と目が合った

夏凜「別に気にしなくたって良いわよ。遅れたのは私。ここにいたのは若葉。ただそれだけなんだから」

若葉「…………」

夏凜「子供の泣きじゃくった騒がしさに付き合う程度には、お気に入りなんでしょ」

大人のように、感じた

少なくとも恋愛観は夏凜のほうが上なのだと若葉は思った

ゆっくりと天乃に近付いた夏凜は、天乃の見せる無防備な寝顔に微笑んで

若葉と同じように髪をなでて、泣きはらした目元に唇を噛む

夏凜「こうしてみるとほんと。子供のように見えるのよ」

若葉「同意だ。心を穏やかにしてくれる」

夏凜「赤ちゃん見てる感じ」

若葉「聞かれたら怒られるぞ」

夏凜「そのために来たんだし」


26 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 22:59:26.28QA6qM2pxo (5/9)


悪戯に笑って見せた夏凜の手元でピクリと天乃の体が反応し、

二色の瞳が少しずつ露わになっていく

夏凜「おはよ」

天乃「ぇ……?」

夏凜「休めた?」

天乃「夏凜……?」

寝起きの弱弱しい声がどこからか零れる

浮ついた現実感の中、頬に触れる手の感触だけが真実だった

優しさと、ぬくもりと、手入れの足りないちょっとかさついた肌

若葉に抱かれながら大泣きした、少し前とは違う目頭の熱

じわじわと、染め上げるような感覚で瞳から涙が零れ――夏凜の指が拭う

夏凜「また、そうやって」

天乃「だって」

夏凜「悪かったわよ。無茶して」

天乃が泣くのは夏凜が無茶したからではなく、

夏凜に会えなくなって、そして、こうして会えたから

どれだけ心が弱っているのかを察した夏凜は、笑みを浮かべて、天乃の頬を拭う


27 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 23:05:00.97QA6qM2pxo (6/9)


夏凜「本当は怒って欲しかったんだけど」

冗談めかして言ってみる

天乃はなにも返さない、それどころか今すぐにでも泣き出しそうで

夏凜「ごめん」

少し砕けた謝罪ではなく、しっかりと句を紡ぐ

柔肌を包む羊毛のように穏やかさを心がけて、

涙に濡れる瞳と濡れない瞳を見据えて、夏凜はそっと唇を重ねる

呼吸が続く最大時間の約半分程度

ただ、重ねるだけのキスをして、ゆっくり離れる

夏凜「っは」

天乃「ぅ」

またしたいと思った

また出来れば嬉しいと思った

もやもやとする何かを吹き飛ばす唇の感触

最後の一滴が天乃の瞳から流れ落ちるのを、夏凜は見送って

夏凜「生きた実感が、湧いてきた」

天乃「生きててくれた信憑性が増してきた」

夏凜「なら、もう泣くんじゃないわよ」

天乃「……ならもう、泣かせないで」

夏凜「努力はするわ」


28 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 23:11:53.10QA6qM2pxo (7/9)


天乃の願い、それは叶えて上げたいものだけれど

夏凜自身もそうできるのならばしたいものだけれど。

ここまで負傷しながらも、今回は辛勝だった

なのに負傷を避け、過度な力の使用まで避けるとなっては

もはや勝ち目がなくなると夏凜は考え拒絶する

天乃「……またあえなくなるのは嫌よ」

夏凜「私も嫌だから、何が何でも会いに来る」

いや、違う。そうじゃない

会えるとか、会えないとかそう言う問題ではない

そんな問題になる時点で、ダメなのだ

天乃からはなれた夏凜は、まだ感触の残る唇を引き締めて

呆然としているような天乃を見下ろす

以前、自分のことをボコボコにした鬼のような力強さは、そこにはない

夏凜「もうそんなこと考えなくて済むように……もっと、強くなるわ」

今すぐに強くなるなんてきっと無理だ

けれど、必ず強くなると夏凜は誓う

かつて見たあの鬼にすら勝てるくらいに。

そうでなければきっと、自分はまた泣かせてしまうから。


29 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 23:17:19.63QA6qM2pxo (8/9)


若葉「病室には戻らなくて平気なら、ここにいてくれ」

天乃からはなれる夏凜に、若葉は立ちはだかるように回りこんで願うと

どうでも良い事を思案するかのような気軽さで、夏凜は苦笑する

夏凜「戻らないわけには行かないのよねぇ……まぁ、来ちゃったけど」

夏凜自身、会いたかったのだ

心配させたから、不安にさせたから

きっと会いたいと思ってくれていて、会いたいと思っているから

互いの心のために、会わなければいけないと、思ったから

夏凜「天乃は? もう少し寝てたいんじゃないの?」

天乃「私……」

朝からもうすでに気のだるさはあって

泣きはらしたせいか、その疲れは抜けるどころか増していて

正直に言えば、体は寝たいと思うけれど……



1、一緒に寝てくれないの?
2、なら、寝るまで
3、ううん、寝ないわ
4、戻らなくたって良いじゃない
5、手を掴む


↓2


30以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 23:17:44.55ky3gTOJI0 (1/1)

1


31以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 23:17:49.55hg5V0uu+O (2/3)

2


32以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 23:18:24.43wEL3wa4DO (2/3)

5


33 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/04(火) 23:32:32.74QA6qM2pxo (9/9)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



東郷「えっちをすると、よく眠れるそうですよ」

沙織「よし来た」

天乃「え? えっ、ちょ、やっ――」

千景「……はぁ。若くて羨ましいわね」

若葉「千景も若いだろう?」

千景「郡千景、300歳よ」

夏凜「良いから手を貸しなさいよ」


34以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 23:35:49.87hg5V0uu+O (3/3)


また風がヤキモチ妬いちゃう


35以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/04(火) 23:43:04.03wEL3wa4DO (3/3)


夏凜ちゃんはもはや久遠さんの生命線と言っても過言ではないな

あとはさおりん辺りもそろそろ溜まってそう


36以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 02:23:25.58yaZ146pSo (1/2)

>>27
ここすごいすき


37以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 02:26:19.80yaZ146pSo (2/2)

あ、乙


38以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 11:05:57.4246ljXFmSO (1/1)




39以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 22:08:11.089OmJC+TwO (1/1)

今更ながら風のおまけ読んだ、すごくよかったから否応なしに本番の方にも期待値があがってしまう
風って結構ドSなんだな


40 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 22:27:48.56WVuuo1d4o (1/12)


では、少しずつ


41 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 22:30:46.17WVuuo1d4o (2/12)


天乃「それなら、夏凜……寝るまで一緒に居て」

夏凜「子供か」

子守唄や絵本が必要なんじゃないかとまで茶化そうかと考え、控える

幼児退行したというよりは、精神的に脆くなりすぎているだけで

そしてなにより、その原因の一部は自分だと、思っているからだ

天乃「だめ?」

夏凜「いつまでも寝ないとか、ズルすんじゃないわよ」

天乃「それは考えてなかった」

夏凜「なら良いけど」

天乃「だから今から考えるのも吝かじゃないわ」

夏凜「はいはい」

クスクスと笑う天乃に呆れたため息をついた夏凜は、

ベッド脇に腰を下ろして、天乃の額に触れる

ほんの少し巻き込んだ髪がざらざらとした手のひらを擽って

そのこそばゆさを堪えながら、夏凜は笑みを浮かべる


42以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 22:35:37.65cZho+B3QO (1/2)

きてた


43 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 22:44:01.07WVuuo1d4o (3/12)


夏凜「小説を読んでると、たまに母親がこんな感じのことをする描写があるのよ」

天乃「…………」

夏凜「母は愛おしそうに子の髪を撫でる。私には余り見せない、自愛に満ちた母親の顔だった。ってね」

記憶の中にある小説の一文を抜き出した夏凜は、

ふと、天乃の方に目を向けて、橙色の瞳に映る自分を覗き込む

果たして、自分はどんな表情なのだろうか

そんな母親のような表情なのだろうか

天乃「なに?」

夏凜「あんたの目に見える私はどんな顔してんのかと思って」

天乃「母親っぽく見える。って、言うと嬉しい?」

夏凜「ちょっと複雑」

母親のように見えるということが、そのまま歳をとって見えるといわれているように感じるわけではないけれど。

そんな感じにも取れなくはないし、

そもそも関係はそんなものじゃない

もしもそうなら、自分達は所謂近親相姦なるものに手を出していることになる

夏凜「……ま、それを悪く言う気は無いけど」

天乃「?」

夏凜「いや、なんでもない」

身近なところにそこに手を出しかねない。もしくはもう出している人たちがいる

だからとは言わないが、夏凜はそんな愛情の形を否定する気は、なかった


44 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 22:52:11.53WVuuo1d4o (4/12)


夏凜「なんだか、今の天乃は子供みたいに思えるのよ」

天乃「……嫌?」

夏凜「からかわれてるなら嫌だけど。そうじゃないなら全然」

天乃「どっちだと思う?」

夏凜「傍にいるのが答え」

率直に答えるのはなぜだか気恥ずかしく思って、

夏凜は逃げの答えを返して天乃の頭から手を離したけれど――

天乃「ダメ」

天乃の手に捕まえられて、離れかけた手の動きが止まる

夏凜「…………」

ただ手を離しただけだった

傍からいなくなるつもりもなかった

なのに、不安に満ちた表情で、恐怖に追われた瞳で、天乃は手を掴む

その弱弱しさに底知れない不安を覚えながら

夏凜はそれを振り払い、

しかしながら逃さないようにと手を握り返す

夏凜「じゃぁ、握ってるから」

天乃「……うん」



45 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 22:59:57.37WVuuo1d4o (5/12)


ああ、子供だと。夏凜は思った

今は、今だけは、きっと

久遠天乃という勇者ではなく、久遠天乃という女の子なのだと

夏凜はそう考えて、何もしていない右手で天乃の額の髪を拭うように払って、キスをする

ほんのりと熱い

微熱のような、生ぬるくも思う感触

それは無意識だった

巡る空気のように、極当たり前のような行動だった

天乃「っ」

夏凜「ごめん、つい」

唇じゃないから良いでしょ。などと思う夏凜は、

天乃が不意を突いた行動にはめっぽう弱いことを思い出して、謝る

天乃「寝られなく、なるから……」

夏凜「悪かったってば」

天乃「ばか」

夏凜「どうせ馬鹿よ。私は」

顔を赤らめた天乃の可愛らしい不満の声に、

夏凜は笑みを浮かべながら答えて、手を握る

握れば握り返す。握られれば、握り返す

いつの間にか、若葉はいなかった

そんな気遣い要らなかったのにと、夏凜は思う


46 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:09:41.69WVuuo1d4o (6/12)


夏凜「良いから寝ろ」

天乃「寝たら、帰っちゃうでしょ?」

夏凜「少しは居てやるから、休みなさいよ。ほんと、頼むから」

戦いに参加したわけではないが、

天乃は常に穢れに蝕まれて、心身共にすり減らしてしまっているのだ

だから、休んで欲しいという夏凜に天乃は目を向けて、手を握る

天乃「夏凜も一緒に寝れば良いのに」

夏凜「……………」

心配なのだ。不安なのだ

嫌な夢を見てしまわないか、

眠ることができずに起きてしまわないか

休むことができずにただ疲弊していってしまわないか

そんな想いを飲み込んで、たった一言に詰め込む

夏凜「あんたが寝るまで寝られるかっての」

天乃「でも、起きたら居ないんでしょ?」

夏凜「そこまで面倒見れるかは解らないけど」


47 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:19:51.19WVuuo1d4o (7/12)


そこに関しては不可抗力というか、どうしようもないことなのだ

原因は夏凜にあるかもしれないが、

怪我の経過観察や治療は避けられないし

そのために用意された部屋がある。設備がある

だから、ずっとここに居るのは殆ど不可能な話で。

夏凜「私の退院が遅くなっても良いなら、居てあげるけど」

天乃「……私も入院長引きそうなのよ」

夏凜「おい」

天乃「冗談よ」

本気にしないで。と

茶化すように静かな笑みを浮かべながら、天乃はゆっくりと瞳を閉じる

握り締めた夏凜の手を自分の胸元へと、近づけて。

天乃「お休み……ごめんね」

夏凜「………気にしなくて良いわよ」


48 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:28:17.17WVuuo1d4o (8/12)


それからしばらくして天乃の手から力が抜けて、

病室には心地良く思う小さな寝息が溶け込み始めた

天乃「すー……すー……」

夏凜「…………」

そうっと抜き取った熱の篭ったその手を見つめて、夏凜は声なく笑う

天乃の温もり、天乃の優しさ

熱い夏の日でも、これはまったく苦にはならない

そう思い、そう感じることが、なんだかおかしくて。

夏凜「おやすみ、天乃」

蝋燭の灯火のような声で囁き、そっと離れると

暗くなりつつあった病室のもっとも暗い角から影が伸びて

千景「悪いわね……送るわ」

夏凜「このくらい平気よ。それに私自身、千景に感謝してるから」


49 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:35:50.26WVuuo1d4o (9/12)


感謝を述べる千景に対して薄く笑みを浮かべた夏凜は、

一瞬、天乃へと振り向いて、千景へと目を向け直す

夏凜「言われなきゃきっと、私はここまで知らなかった」

千景が呼びに来てくれなければ、きっと

夏凜は動きたくても動けないまま

治療のためだからと言いくるめられて、我慢していたかもしれない

だから、ここに来たことを感謝されても、困るのだ

夏凜「……千景」

千景「何かしら」

夏凜「天乃は千景のことも人間として見る。千景がどれだけ言っても。ね」

千景「…………」

夏凜「だから、無理強いはしないで上げて欲しいのよ。命令に忠実であるべき精霊だと思うなら」


50 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:44:46.11WVuuo1d4o (10/12)


千景が主のためにと行動するような正しい精霊としてあろうとしているからこそ

天乃のために、そうあるべきなのだと夏凜は願う

千景「……それは結局、苦しめることになるわ。私達を貴女と同等に見るのは危険よ」

夏凜「天乃にはそんなことできやしないのよ。長所であり短所。天乃の弱点」

夏凜は困り果てたように言うと、

そろそろ戻らないと。と、呟いて千景の肩を軽く叩き、病室から出て行く

その後姿を目で追った千景は天乃へと視線を移して、息をつく

千景「私達は無茶してこそ。無理してこそ。そういう存在よ……いざという時、盾になれないような精霊なんて……」

自分の手を見つめ、握り、そして天乃へと目を向ける

そうして盾になった時、自分が守れるのは天乃の何なのか。

千景「…………」

天乃の見せた弱さ、

傷つき、心の磨り減ってしまった姿を思い出す

そこに導くのは、自分の押し通した無理であり、無茶だとしたら

千景「何も、守れていない……?」

迷い、躊躇い、模索する

自分は何が正しいのか

精霊として、彼女の思う人間として、郡千景本人として

一体、どうすることが正しいのか

足元さえも見えない暗闇の中

進むべき道を見失って、少女は佇む


51 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:48:08.57WVuuo1d4o (11/12)

√ 8月4日目  夕(病室) ※木曜日


01~10 千景
11~20 
21~30 樹
31~40 
41~50 九尾
51~60  友奈
61~70 
71~80 若葉
81~90 
91~00  悪五郎

↓1のコンマ 

※ゾロ目  千景(特殊)


52以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 23:48:45.52X9ZcUWVWO (1/2)




53以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 23:48:50.71cZho+B3QO (2/2)




54 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/05(水) 23:55:41.66WVuuo1d4o (12/12)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


友奈「……お邪魔しまーす」

天乃「zzz……」

友奈「寝てる……」

友奈「…………」ゴクリ

東郷「友奈ちゃん。ご飯は食べたら太るけれど、女の子は食べても痩せるのよ。だから安心して食べて良いわ」

友奈「え? どういうこと……?」


55以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/05(水) 23:56:40.23X9ZcUWVWO (2/2)


友奈も久遠さんの味しめちゃったからな…


56以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 00:00:21.23KLLbq3SAO (1/1)


友奈ちゃんも戦闘で結構大ケガしてたし励ましてあげたいところだな

一方で千景の心に迷いが…どうなる?


57以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 00:02:56.50TNZwGE160 (1/1)


そっか久遠さんの場合そうなっちゃうのかー
今まで郡ちゃんの言ってることはもっともだと思っていたりしたけど、確かにそう考えると逆効果過ぎる


58以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 12:27:13.61jqR6mgaTO (1/1)




59以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 19:32:05.96ITskvpC1o (1/1)


千景辺りのやり方はほんと上手いと思う
それとハーレムでも夏凜ちゃんがしっかり正妻なのが嬉しいわ


60 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:01:29.35mrdg/syUo (1/9)


では、少しずつ


61以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 22:02:15.63lQFVNR6dO (1/3)

あいよ


62 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:14:54.28mrdg/syUo (2/9)


√8月4日目 (病室)夕 ※木曜日


本当は来るべきかどうか迷った

夏凜よりは軽度で済んだとは言っても、生々しい擦り傷はあちこちに見えるし、

腕や足には包帯が巻かれてしまっている

勇者としては軽傷だとしても、傍から見れば重傷患者のそれである友奈は

天乃の病室の前で立ち止まって、一息つく

友奈「…………」

胸に手を宛がうと、自分がどれほど緊張しているのかが、伝わってくる

ランニングをした後のような激しい動悸、頭に浮かぶ天乃の悲しげな表情

自分の戦いの結果がそれであるという現実は、この扉を開かなければ見ずに済む

どこかで逃げたいと思う自分が居る。目を背けたいと思う自分が居る

友奈だって実際には勇気と責任感が人一倍強いだけの、女の子だから

誰かのために強くあれるのだとしても

それは甲冑を着けた武士というだけで。

友奈「っ」

……そんなの、ダメだっ

心をしかって、胸元で固まっていた拳で扉を叩くと

返事こそなかったが、扉が開いて

千景「今度は結城さん、なのね」

友奈「千景さ――」

千景「とりあえず入って」

千景が、病室へと招き入れた


63 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:20:56.88mrdg/syUo (3/9)


夏の日と言っても、8月だからなのか

それとも立地の問題なのか、病室は光に勝って影が伸びていて

窓側にあるベッドでは、目的の天乃が寝息を立てていて

起こしたり邪魔するのも悪いからときびすを返すと、

千景が立ちはだかった

千景「平気よ」

友奈「え、でも」

千景「久遠さんは今、一人になるのは嫌がるのよ」

そう言った千景は天乃を悲しげに見つめて、小さくため息をつくと首を横に振る

もっと何か、別のことを言おうとしているような

もっと何か、悩んでいることがあるような

そんな、雰囲気で

友奈「どうか、したんですか?」

千景「……何もないわ」

友奈「何かあるなら、聞きますよ。久遠先輩には、上手く相談乗ったり出来るかはわからないですけど」

友奈は天乃の傍の椅子に腰掛けると「難しいかなぁ」と、

思い出したように笑って、千景に背中を向ける

見えるのは、穏やかに眠る天乃の表情

そしてふと、思う

友奈「……夏凜ちゃん、来たんですか?」


64 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:33:47.35mrdg/syUo (4/9)


千景「なぜ?」

不意に切り出してきた問いに、千景は驚きをかみ殺して聞き返す

確かに会いに来たのは事実だし、少し前まで居たのも事実で

けれど、一緒に居たと解るような何かは残っていないはずだったから

だから少し、気になったのだが

友奈「久遠先輩。安心してるから。きっと、夏凜ちゃんに会えたんだろうなって。そう思ったんです」

適当な勘ですよ。と、友奈は笑う

けれどそれは間違っていなくて

正解を知る千景は今度こそ驚いて目を見開いたが

友奈の視界にそれは収まることなく、千景は小さな笑みを零した

千景「結城さんの言う通りよ。三好さんは少し前に来たわ」

友奈「えへへっ、大正解ですね」

嬉しそうに笑う。楽しげに笑う

それは、天乃とはまったく違うものだけれど、

そこに抱いている感情はきっと、同じで

千景「……結城さん」

名前を呼ぶ。問うために。

しかし、それは握りつぶされて消えていく

まず郡千景がどうしたいのかを、見つけられていないから

千景「私は席を外すわ。悪いけれど、久遠さんを頼むわ」

だから、そう言い残して千景は姿を消した

悩むために、考えるために

天乃の為とは、どうあるべきなのかを求めて。


65 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:41:37.74mrdg/syUo (5/9)


友奈「久遠先輩」

二人きりになった部屋で、友奈は小さく名前を呼ぶ

ピクリとも反応しない天乃は、まだ、静かに眠ったまま

起きて欲しかったような、起きなくて良かったような

そんな二股する思考を絡めて、人差し指で天乃の頬をつつく

ふにふにと柔らかい

真っ白で、スベスベしてて、ちょっと抓んでみたくなる

友奈「……ダメダメ」

むにゅりと抓もうとした手を引っ込めて、眠る天乃を眺める

落ち着いたリズムの寝息、

このまま眠っていて欲しくなるような穏やかな寝顔

程よく暗くなっていく病室に

友奈は思わずあくびをして、首を振る

寝るために、来たわけじゃない

寝てるから寝ちゃうのも有りとは思うけれど

それはやっぱり、違うのだ

……寝たいとは、思うけど。


66 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:49:43.19mrdg/syUo (6/9)


友奈「…………」

天乃「……ん」

ゆっくりと、目が開く

赤い瞳と、橙色の瞳

ルビーと琥珀

夏凜が言っていた言葉を思い出しながら、友奈はその右目にだけ映る自分を覗き返して

友奈「おはようございます」

天乃「友奈……?」

友奈「はいっ」

朝ではないが、そう言うべきだと思った言葉

対する言葉は寝ぼけたような、ふわふわとしたもので

まだ半分程度の瞳は考えるようにゆらいで、薄い掛け布団を手が引っ張って顔を覆う

天乃「どうしたの?」

友奈「久遠先輩の顔が見たかったんです。えへへっ、寝顔まで見れちゃいましたけど」

天乃「言うと思った……」

友奈「可愛かったですよ」

天乃「言わなくて良いから」

布団で顔を覆ったまま言った天乃は、深くため息をつくと、目元だけひょっこりと覗かせて、友奈へと目を向ける

それだけでも、照れくささに赤面しているのは、わかってしまう


67 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 22:57:22.03mrdg/syUo (7/9)


天乃「怪我は、平気なの?」

友奈「まだ少し痛みますけど、大丈夫です」

ぐっと見せた握り拳よりも、手首の包帯へと天乃の視線は動く

元気で活発な友奈は運動部の助っ人や、外でのボランティア活動でよく擦り傷を作ったりしていたけれど、

その包帯に隠された部分は、その比ではないはずで。

不安になる、怖くなる。それは穢れのせいだろうか

覗き込んだほの暗い穴のそこから延びてくる何かが、絡み付いていく

そんな感覚に襲われて――

友奈「久遠先輩?」

天乃「え?」

友奈「大丈夫ですか?」

友奈の優しい声に、ハッとして

友奈の小さな手が伸び、額の汗を拭ってくれていることに気づいた

友奈「急に汗が出てきて、それで……」

天乃「何かあった?」

友奈「左目が、変に揺らいだというか……」

石の投げ込まれた水面の波紋のようなものが見えたのだ

ほんの一瞬だから、気のせいかもしれないが

友奈は見えた気がすると、報告する


68 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 23:10:24.82mrdg/syUo (8/9)


天乃「連動っていうと変な感じがするけど、多分。穢れに反応してこの目もなにか起きるのよ」

友奈「……大丈夫なんですか?」

天乃「ええ、平気よ」

友奈の不安そうな問いに天乃はすぐに答える

心を乱すような何かは、今は感じない

何かを悩むとき、考えるとき、干渉してくるだけ

まるで、虫の羽音だ

あるいはテスト前の部屋の片づけ

口だけで言っても友奈は少し不安そうで、

笑って見せはするけれど、そこには緊張が紛れ込んでいて

何も取り繕えていないのだと、天乃は察する

それもこれも、天乃の性格ゆえ。だ

不安に思っている人を前にすると、隠そうとする。

もちろん、友奈自身が天乃と似たような性格だということもあるのだろうけど。

天乃「そんな不安そうな顔しないの」

友奈「解ってます。けど」

戦いには参加しなかった

なのに、穢れが進行しているのだとすれば

自分達がしていることは延命措置にさえなっていないのではないかと、不安になる

天乃「…………」



1、ねぇ友奈は一人でエッチなことする?
2、ねぇ、今度友奈のご両親にご挨拶したいわ
3、ねぇ、ご両親とはもう。話したの?
4、手を引く


↓2


69以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 23:10:40.08BvmnvZMXO (1/2)

2


70以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 23:11:34.42lQFVNR6dO (2/3)

1


71 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/06(木) 23:19:44.36mrdg/syUo (9/9)


ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「ねぇ友奈は一人でエッチなことする?」

東郷「それは気になるところですよね。そんなときは、私にお任せください」

東郷「それではこちらの映像をご覧ください」ピッ

友奈「えっ、東郷さ――」


友奈『んっ……っ、はぁっんぅっ……久遠先ぱっぁっ』

友奈『っ……ぁっ、んっ、もっと来て下さ――』


友奈「わーっ! わぁぁぁぁぁぁーっ! 見ちゃダメですっ!」


72以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 23:21:31.04BvmnvZMXO (2/2)


池上彰みたいな東郷さんすげえや


73以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/06(木) 23:26:05.85lQFVNR6dO (3/3)


東郷さん公開処刑はやめたげてw
しかも地味に友奈ちゃんが受けになってるシチュという


74 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/07(金) 22:59:47.48o76eqTL2o (1/5)


では、少し遅いですが、少しだけ


75以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/07(金) 23:00:22.08jPzwMayoO (1/1)

よしきた


76 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/07(金) 23:03:53.52o76eqTL2o (2/5)


天乃「…………」

不安そうな顔、悩んでいる顔

それはきっと自分のことについてなのだろうと

天乃は感じ取って、沈みそうな心を横に振って唇を噛む

天乃「ねぇ、ところで友奈に聞きたいことがあるんだけど」

友奈「聞きたいこと、ですか?」

迷いのある表情から一転

なんだろう。と考える優しげな悩みへと切り替わった友奈に天乃は微笑んで

たいしたことではないけれど。と、前置きする

とはいえ、それが友奈にとっても大した事がないとは、限らないが。

友奈「答えられるか解らないですけど、答えられることなら何でも答えますよ!」

力になれるかもしれない

それが嬉しいのだろう。友奈は満面の笑みで張り切って

天乃との距離を少しだけ詰める。

そして――

天乃「友奈は一人でエッチなことってするの?」

友奈「えっ?」

呆然と、唖然と、必然に。

友奈は見る見るうちに顔を真っ赤に染め上げた


77 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/07(金) 23:12:34.34o76eqTL2o (3/5)


友奈「ひ、一人でエッチなこ、ことって、その……っ、あ、アレですか」

周りには誰も居ないし、

初めから病室の外まで声が響くような大きさでもなかったのに

友奈は無意識により声を小さく潜めて、呟く

天乃「アレ?」

友奈「あ、あれです……えっと、ジー……です」

天乃「黒光りして平たい、人類の宿敵のゴ――」

友奈「それは違うジーです!」

最後まで言わせまいと声を張り上げた友奈は

天乃からそっと目を逸らして、頬をかく

羞恥の熱に茹で上がっていてもまだ理性は抜けていない

それがかえって、友奈の枷になっていた

勢いで言おうと思っても、口が半開きで止まってしまう

言った後、どんな空気になってしまうのかが怖くて

言った後、自分がどう思われるのかが怖くて

人と話すことが苦手なのは、言葉足らずになってしまうのは

きっと、先のことを考えすぎるからなんだろうな。と、

友奈はまったく別のことに逃避して、息を呑む

友奈「……えっと、調べたら。その……別の呼び方もあったみたいですけど。東郷さんが言う、自慰っていうやつのこと、ですよね?」

天乃「聞いたような聞いてないような……でも、多分それよ」


78 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/07(金) 23:35:06.69o76eqTL2o (4/5)


何の変哲もない疑問の答えを得たかのような、

穢れのない笑みを見せる天乃に、友奈は答える

ほんのりと、恥ずかしさに頬を染めて。

友奈「……時々、してます」

一人でのえっちなこと、自慰行為

好きでしているのかどうかは、友奈にはまだわからないけれど

自分の意志でそれを行っているのは間違いなかった

一週間に一回、二回。その程度

えっちな気分というのは曖昧で、ドキドキとして下腹部がじんわりと疼くような、熱っぽさ

それを感じたときは大体、自慰行為をする

友奈「ダメ、ですか?」

天乃「?」

友奈「お、おしっこする……ば、場所。でもあって。だから、その、汚いとか、そういう、えっと……」

途切れ途切れに言葉を紡いで、羞恥心に顔を真っ赤に染めて泣きそうになりながら

友奈は自分の手を見つめて、握る

えっちなことをしたとき、時々、透明の何かがつぅーっと伸びているのを見ることがある

やっちゃったんだな。えっちだな。そう思わせるそれが手にあるような気がして

天乃「友奈、私は――」

友奈「や、やめた方が良いかなって思うこともあるんです……っ、でも、むずむずして、変な気分で、どうしても……」


79 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/07(金) 23:43:16.92o76eqTL2o (5/5)


否定されるのが怖い

何か別種のものだと奇異の目で見られるのが怖い

そう思われるのが怖い

そんなことを思っているような、怯えているような、辛そうな表情

友奈の浮かべるそれがひとりでに暴走してしまいそうだと感じて「友奈」と

語気を強めて呼び、膝上の手を握る

天乃「友奈、良いのよ。私だってそれには興味があるし。きっと出来るのなら。私も一人でやってたと思うから」

友奈「っ」

そっと、頬の涙を拭う

悲しげな表情に、笑みをかぶせていく

天乃「それに、友奈の体は綺麗よ。毎日お風呂にだって入ってるでしょう?」

友奈「それは、そう、ですけど……」

天乃「だったら良いじゃない。一人えっちしていたって。寧ろ、私は友奈が実はそう言うこと嫌いなのかもって、迷ってもいたのよ」

本当は迷っていない

友奈が悩んでしまうから、不安になってしまうから

それをそらそうと言い出しただけ

その結果がまた、思い悩ませてしまうことなんていうのは、受け付けない

天乃「だから、少しだけ安心したわ」

友奈「久遠先輩……私、えっちな子でも、いいんですか?」

天乃「友奈でダメなら。沙織や東郷とも付き合ってはいけないわね」


80 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 00:01:12.21wTNDn7yNo (1/13)


天乃「だから、ね」

ちょっぴり困ったように、笑って見せて

引き合いに出してしまった二人への謝罪を内心にとどめて友奈をまっすぐ見つめる

頬に重ねた指の上に、また一筋が流れ落ちて

天乃は仕方がないわね。と、言葉にはせずに笑みをこぼすと、唇を重ねた

友奈「っ――」

天乃「ん……っ、は」

すぐにはなれると、驚きに戸惑う友奈の瞳が見えて

天乃は艶のある唇を微かに開き、熱っぽく湿った吐息を溢してまた、重ねる

優しく強く押し付けるようにして、そうっと離れて、見つめる

天乃「大丈夫よ。私も少し。えっちだから」

友奈「……久遠先輩も、するんですか?」

天乃「私は無理よ。後片付けとかがあるから。でも、出来るならするわね」

友奈「なら、その……わ、私。と、とか……」


81 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 00:11:07.33wTNDn7yNo (2/13)


天乃「友奈と? 二人で?」

友奈「は、はい」

告白する直前のような緊張感

そんなものを身に纏いながら、真っ直ぐ見つめてくる友奈

勢いだけじゃない

考えて、そう言ったのだろう

訂正するそぶりは全くなくて

天乃もまた、されたらされたでどうしようかと、無駄なことを思う

天乃「それはもう、自慰じゃなくて、普通のえっちね」

友奈「ぅ……」

天乃「ふふっ、すぐ赤くなるのも可愛いいわ」



1、でも。ごめんね。今の私は疲れやすいから出来ないの
2、友奈に全部任せて良い?
3、それじゃ、私が主導権握っていいなら


↓2



82以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 00:11:31.19VgIgzcyCO (1/1)

2


83以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 00:11:58.49sDYBH/6GO (1/2)

3


84 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 00:19:20.60wTNDn7yNo (3/13)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「私が主導権を握っていいなら」

友奈「……良いですよ」

グイッ――ドサッ

天乃「ゆ、友奈っ?」

友奈「もちろん、握れるのなら……ですけど」ニコッ


85以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 00:24:55.04sDYBH/6GO (2/2)


ついに初の攻めチャンス到来、攻めきれるか返り討ちか…

それにしてもえっちなことで恥じらう友奈ちゃんの破壊力の高さよ


86以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 06:01:43.79ZImzKiP5O (1/1)


一作目以来の友奈ちゃんとのえっちに期待


87以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 16:26:35.33J2BgHWSxO (1/1)




88 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 21:56:02.94wTNDn7yNo (4/13)


では、少しだけ


89以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 22:07:19.18vj5RgJ6ao (1/1)

わぁい!


90 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 22:09:12.14wTNDn7yNo (5/13)


天乃「そうね……」

東郷や沙織も優しくしてくれるだろうが、

二人のそれは天乃には少し、過激で

二人だったら断っていたかもしれないが、友奈ならいいかな。と、思う

しかし、友奈は好奇心があっても未熟

それゆえに二人のそれとは違う過激さになる可能性もありえると、考えて。

天乃「それじゃ、条件一つ」

友奈「条件ですか?」

天乃「そう、主導権は私に譲ってほしいのよ」

今まで自分からしたことなんて数えるほど……いや

指折りさえ必要ないほどしかしていない―出来ていない―が、

今回はと、思ったのだ

それなら自分に対してもある程度抑制は出来るだろうし、

攻め手をメインに行えば、体の負担も少なくて済むはずだから

友奈「久遠先輩が……」

呟くように言った友奈は、使い手のいない望遠鏡のように虚空を眺めて動きを止めて

うっすらと赤みがかっていた顔をまたしても真っ赤に染め上げる


91以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 22:09:34.66mYgnT36wO (1/3)

きてたー


92 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 22:27:12.71wTNDn7yNo (6/13)


天乃「…………」

何を想像したのか

聞いた方が良いような聞かない方が良いような

考えを彷徨わせた天乃は後者を選ぶ

話の流れからくみ取れば、主導権を握られてエッチな事される自分を想像してしまったのだろう

好奇心旺盛で、想像力があると言うのは、良いことばかりではないのかなと、天乃は思って小さく笑う

友奈「ぁっ」

その小さな笑みで現実に帰ってきた友奈は、赤い顔を隠すように俯く

天乃「どうする?」

友奈「お、お願いします……」

天乃「うん、友奈で少し。勉強させてもらうわね」

友奈の体とみんなの体では、色々と違う部分もある

けれど、似通った部分もあって

それ以前に、どれくらいに優しく扱えば性的な感覚を与えることが出来るのか

自分が受けるだけでは学べないようなことを学ぶために、天乃は自分の手を見つめる

東郷や沙織だったらきっと、「それではまず、お手本を見せますね」だの「じゃぁ、勝負しよっか。あたしが先攻ね」とか

結局快楽の波に押し流されて敗北させられていただろう



93 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 22:34:07.27wTNDn7yNo (7/13)


天乃「頑張らなきゃ」

今、自分がみんなにしてあげられること

他にもあるけれど、今の友奈の心が求めている癒しはきっと、これだから

天乃「それじゃ、夕方だと邪魔が入る可能性もあるから、夜に。ね」

友奈「平気なんですか?」

天乃「大丈夫よ。そうでしょ? 九尾」

姿を見せてはいないが、気配を感じる九尾に声をかける

相変わらず姿を見せることはなく答えも返ってくることはなかったが、

九尾なら、友奈がここに来ることや夜の見回り程度ならばなんとかしてくれるはずだと

天乃は信じて、「よろしくね」と、呟く

友奈「あの……久遠先輩」

天乃「なに?」

友奈「こ、こんなこと言うのは、何というか。あの、へ、変……なんですけど……」

恥ずかしさに迫られた表情で

恐怖ではない緊張感に体を震わせながら――天乃へと目を向ける

友奈「た、楽しみです!」


94 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 22:42:12.49wTNDn7yNo (8/13)


勢いだけで言い残し、友奈は逃げるように走り去っていく

そんな慌ただしい背中は、瞬く間に病室から失われて。

ゆらゆらと影の伸びていく病室

個室という自由な孤独に浸ろうとした瞬間

パチリと音がして、明かりがつく

九尾「安請け合いしおって」

天乃「九尾、やっぱり聞いてたのね」

悪態のごとく言い捨てた九尾は呆れたままに病室のカーテンを閉め、

友奈の使っていた椅子を片付けて、天乃へと目を向ける

馬鹿者め。と、言う目だ

九尾「主様に小娘を悦楽の底で溺死させる力などあるまいに」

天乃「あってもそこまでしないわよ」

九尾「悦楽に浸ればいずれ穢れゆく。なれば勇者からの解放も出来るやもしれぬが?」

天乃「神樹様はそんなお優しい方ではないわ。それに、大赦だって」

九尾「主様との交際自体、家族が容認していようと異論がないわけではないからのう……」

考え込むように伸ばした九尾は息をつき、首を振る

それ以上は考えないのか、考えたことを、振り払ったのか。


95 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 22:58:53.71wTNDn7yNo (9/13)


九尾「細かい事はこの際抜きじゃ。主様も結城友奈の体を使って息抜きをすることじゃし」

天乃「息抜きってわけじゃないけど」

九尾「よいよい。所詮主様じゃ。後半に下剋上で急転直下の大敗を喫するのが目に見えておるからな」

天乃「べ、別に戦うとかないから」

煽るような言葉に天乃は思わず怒鳴って、顔を赤くする

今までしたエッチ

そのどれもこれもが責められ、そしてなすがまま、されるがままで醜態というべきか

淫らな姿をさらしてしまったことを思い出す

天乃「それに、友奈はきっと。みんなほど上手くない……と、思うし」

九尾「ふむ……」

弱点が知られている以上、

上手ではないとしてもある程度のことが出来てしまうのだが

九尾はそのことを言わずに、頷く

九尾「せいぜい頑張る事じゃな。夜の件、承った。完璧な営みの場を提供してやろう。盛大に盛るとよい」

天乃「もう、馬鹿っ!」

久しく見られていなかった悪だくみをしている笑みを遺して姿を消す九尾に

天乃は遅く声を上げて、小さく「ばか」と、呟く

体の熱は恥ずかしさか、行為への期待か

ぼんやりとしたうやむやな感覚に

天乃は下腹部に触れたくなる何かを感じて、耐えしのいだ


96 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 23:11:16.99wTNDn7yNo (10/13)

√8月4日目 (病室)夜 ※木曜日


一歩一歩病室へと向かうたびに、脈打つ鼓動が激しさを増していく

多少は離れているはずの距離は想定外に早く終わりを迎えて、あっという間もなく、

友奈は天乃の病室にたどり着いた

友奈「うぅ……」

今更冷静になって、あんなこと言わなければよかったなぁと思う反面、

夢見ていた―妄想していた―天乃からの積極的な誘いが受けられたことを悦ばしく思う友奈は

緊張感を握った拳を持ち上げて、扉を静かに叩く

九尾「遠慮せず入れば良かろうに……まぁよい。入れ」

友奈「お、お邪魔しますっ」

病室の中は夕方来た時とほとんど変わってはいなかった。目に見えて変わったのは、

夕日の明るさがないことくらいで、月光頼りの室内は少し暗い

そんな部屋の、もっとも明るい窓際にあるベッドに、天乃はいた

友奈「……っ」

月明りに照らされた明るい桃色の髪、雪のように白い肌、愁いを帯びたように見える横顔

一瞬にして流れ込んできた視覚情報に友奈は熱暴走を起こしかけて、俯く


97 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 23:19:42.74wTNDn7yNo (11/13)


天乃「あら、意外と早いのね」

友奈「っ、そ、そう……ですか?」

天乃「看護師さんの巡回は終わったの?」

九尾「案ずるな。それに関しては妾がしっかりと施しておる。無論、この部屋に関してもじゃ」

誇らしげに語る九尾に、天乃が「ありがとう」とほほ笑むと

九尾は満足げに「主様の望みじゃからのう」と笑みを返して姿を消す。消える寸前、赤い瞳が向けられた気がしたが

今の友奈にはそんなことを考える余裕などなかった。

二人きりという状況に、心臓はより強く脈打って痛みさえ感じてしまうほどで。

乾きを忘れた口の中、なんども唾を飲み込んで飲み込んで進んだ体は、

気づけば天乃のすぐそばにまで来ていて。

天乃「ふふっ、お膳立てされちゃったわね」

向けられた瞳は、優しかった。囁かれた声は温かかった。

天乃「そんなに緊張しなくても良いのに。とはいえ、私もしちゃってはいるんだけどね」

友奈「…………」

天乃「友奈?」

和ませるための、言葉

けれども、友奈からの返事はなくて、それどころか身の危険を感じて名前を呼ぶ


98 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 23:31:22.87wTNDn7yNo (12/13)


友奈「あ、あのっ」

天乃「な、なに?」

友奈「う、受ける側って。その、あの……絶対に手を出しちゃいけないんですか?」

天乃「えっ……それは」

どうだろうか。攻め手が上手いのならば受け手が攻めに転じる余裕などありはしないのだろうが、

拮抗していたり、受け手に上回られているのならば、反転する可能性はなくはないかもしれない

とはいえ、天乃が経験してきたときは、天乃は常に受け手だった。手も足も出ず

出せたのは嬌声などの淫らな産物のみ。

天乃「で、でも。ほら。私が、ね? 主導権貰うって約束だし」

思い返してしまった自分の醜態に赤面しながら宥めるように言うと、

友奈は乗り出しかけていた体を引き戻して、「そうでした」と、ちょっぴり残念そうに溢す

天乃「…………」

友奈「…………」

本当は攻め手に回りたいのだろうか?

九尾の言っていたことを気にして身震いした天乃に、友奈は自分の患者衣の紐を解きかけて、そう言えば。と思う

友奈「久遠先輩、脱ぎますか? それとも、そのまましますか?」

天乃「えーっと……」




1、みんなと同じく着衣から
2、とりあえず、脱ぐべき?

↓2



99以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 23:35:22.50vxwRiRgaO (1/2)

1


100以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 23:35:33.87mYgnT36wO (2/3)

1


101 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/08(土) 23:42:05.45wTNDn7yNo (13/13)


では、ここまでとさせていただきます
可能であれば通常通りお昼頃から



東郷「友奈ちゃん、私から言えることは一つ」

東郷「久遠先輩を裸にすると、お風呂の介護の時とかを思い出しちゃうから」

東郷「服を着たままえっちをすると気乗りしやすくなるってことよ!」

東郷「布の擦れ合う音、抵抗のない抵抗。あの窮屈な感覚。あれは着衣セ――」

夏凜「はーいそこまでー、続きはWEBで」


102以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 23:46:46.26mYgnT36wO (3/3)


ここで攻めもできるようになったら是非ともさおりんや東郷さんにも試してみたいな


103以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 23:47:26.29vxwRiRgaO (2/2)


あの2人は一枚上手だから…


104以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/08(土) 23:53:29.044IV/17lRO (1/1)


たまに彼女達が中学生ってこと忘れる…


105以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 01:14:55.83Dfu2jhOCo (1/1)


勇者シリーズの子達は良くも悪くもアレだからなぁ…


106以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 06:30:04.85vDMsqeLaO (1/1)

さおりんは精霊のせいだから…
東郷さんはほら原作もそうだけど猪突猛進というか極めようとする子だから多少はね

友奈ちゃん?友奈ちゃんはただの淫乱ピンクですよ


107以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 12:38:13.89EnfkoEe+O (1/1)




108 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 13:21:13.481KAatf8ro (1/26)


では、少しだけ
一日のまとめまで進めて中断する予定です


109 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 13:43:22.111KAatf8ro (2/26)


通常の状態なら、エッチなことをする際は服を脱ぐべきだと思うものだが、

友奈も天乃も、見たことあるのも経験したことがあるのも、全て着衣状態で

それで良いのかと少し迷いながらも、天乃はみんなと同じ条件で行おうと、決めて。

天乃「着たまましましょうか。もしあれなら……脱げばいいし」

友奈「私服じゃないのが、なんだかちょっと、あれですね」

下着を身に付けてはいるけれど、あとは患者衣くらいで脱がすも何もないような、

なんて思う友奈は天乃をちらりと見てそっと、ベッドの端に手を置く

ゆっくりと沈み込んでいく感触、近づいていく距離。このまま自分から唇を重ねてしまいたい衝動が友奈を襲う

けれど、ベッドの上の手に天乃の手が重ねられて、自分からだけでなく天乃からも距離が詰められ――唇が重なる

まずは一つ、一瞬、始まりを知らせる、微かな触れ合い

アイスを一口食べたときのような、うっすらと広がる甘さを感じながら離れて、見つめ合う

友奈「っ」

天乃「ん……っ」

東郷たちがなぜ、あんなにも積極的に天乃に迫るのか、

自分が受けに回るのではなく、常に攻め手としていようとするのか、

友奈はなんとなく、分かった気がした


110 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 13:57:11.421KAatf8ro (3/26)


愛らしいのだ。とても

教えてあげたくなるのだ。心地よさを

染め上げたいのだ。穢れない純白さを

もう一度唇が重なって、天乃も緊張していると言うのが言葉だけでなく友奈に伝わっていく

ほんの一瞬のキスではわからない、震え。

傷つけてしまうのではないか、心地よくさせてあげられないのではないか、

そんな悩みゆえの、おぼつかなさ

一人で行う淫らな事、その妄想の中の天乃とは全く違う無垢さを感じ、

友奈は天乃の体を押し倒そうと動いた手を、止める

空中で止まった手はぐっと拳を作り、そしてベッドへと落ちていく

主導権は握ると言う約束だから

この初々しさを感じられること、それは無知ではない東郷や沙織では得られること無いものだから

その貴重な体験を、純粋で無垢に淫らな思い出として記憶する

友奈「んっ」

天乃「っ、ごめんね……変だった?」

友奈「だ、大丈夫ですよ。全然。急だったので、つい」

天乃「そ、そう……駄目だったら、言ってね」

友奈「大丈夫ですよ。久遠先輩は、優しいです」



111 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:06:20.091KAatf8ro (4/26)


自分よりもはるかに性体験は上の立場なのに一つ一つが初心で

不意に触れられて驚いただけなのに、自分まで驚いて不安そうにする

そんな天乃の姿に、友奈は自分の情欲がより強く刺激されていくのを、感じた

体が内側からじわじわと熱を帯び、吸い込む空気は生ぬるく、吐き出す吐息は艶かしい

脈打つ心臓は強く激しく、騒音で。けれども、痛みは伴わない

まるで、触れ合うことで分担しているかのような、不可思議な感覚

天乃「触るわね」

友奈「自由にしてください、信じてますから」

天乃「う、うん」

初めて自分から攻めていくという慣れない状況。性行為の勉強なんて出来てはいないし、してもいない。

思い浮かぶのは実体験。東郷や沙織、夏凜との本番、みんなとのキス。

自分に出来るだろうかという不安を覚えながら、友奈の患者衣のズボンの上から太腿のあたりを優しく撫でる

風呂上がりの水滴を拭うように、デリケートな柔肌を扱うように押し解すことももみほぐすことも出来ないような弱弱しい力で撫でていく

友奈「っ……」

それでも、自分以外からの誰かに、その意志を持って触れられると言う感覚は刺激を孕み体中の神経を鋭敏にさせる

抱きしめたい、キスしたい、もっと、もっと深く……

そんな淫らな欲望が次から次へと姿を現しては、準備中の立札の前に行列を作っていく

絶対に開いてはいけない。友奈はそう思いながらも、天乃のたどたどしさに、自分が我慢できる自信は微塵も得られなかった


112 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:16:36.041KAatf8ro (5/26)


太腿を撫でていた天乃の右手はゆっくりと上り詰めて天乃の脇腹にたどり着く。

布の上からでは肌の実感はわかないけれど、しっかりと絞られた体つきで、

滑らかな曲線を描いている女の子らしい体形なのだとはっきりする

目を閉じれば、思い浮かぶ友奈の体。どこに触れればどんな反応をするのか、覚えていく

友奈の為だけの、エッチな勉強、エッチな教科書。参考資料は実体験

ごくりと、息を飲む、額に浮かぶ汗が顔の表面を伝い落ちていく

そんなことは関係ないと友奈のくびれに手を這わせ、

ずり上がった患者衣の隙間から覗いた白いトップスの上に、手を忍ばせる。柔らかいような、固いような

筋肉と脂肪が入り乱れて感じるお腹とその中央、ぽこりと可愛らしく指を誘う小さなくぼみ

太腿の時とは変わって少しだけ力を込めて、撫で解す。手の平で押し伸ばすように、指先でさするように、

そして、人差し指でお臍のくぼみに潜り込む

友奈「ひぅっ」

びくりと、友奈の体が震えた。驚いたのか、くすぐったかったのか……けれど、天乃は手を休めない。

右手の人差し指から親指へと臍の探検家を入れ替えて、残り四本の指で友奈の脇腹を掴む

当然ながら背中では届かない。届く必要はない、むしろ、中腹までしか届かないからこそ、行うのだ


113 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:24:43.061KAatf8ro (6/26)


友奈「んっ、っ……」

天乃「くすぐったいかも、しれないけど……」

爪が立つか立たないかの微妙な角度で指先を立てさせ、

わき腹をくすぐるようにひっかくと、友奈の愛らしい悲鳴が小さく聞こえてくる

目は閉じられていて、唇は固く閉ざされながら震えて、頬は紅潮の一途を辿る

友奈「んっ、くっ」

天乃「……友奈」

腹部を弄りながら堪える唇に唇を重ね合わせる

零れ出す吐息を奪い取って、扉をこじ開けて離れると、友奈の赤色の視線を感じ、ほほ笑んで。

開いた友奈の唇からあふれ出す温い色気に蓋をする。ぬるぬるとした、友奈の口腔

狭い中で機能を失った二人の舌が絡み合う味のないキス

ただただぬるりとしたざらつきと、粘ついた唾液に塗れていく深みのあるキス

友奈「んっ、っ……ぁ」

息苦しさは体を追い詰める。まとわりつく情欲への抵抗を削いでいく。

下腹部の疼きが強く、自由な手が、伸びていく。淫らなことをしたいと、より強く感じたいと、身体が求める


114 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:36:42.701KAatf8ro (7/26)


天乃「っは……だめ」

友奈「っ」

その手を天乃の手が掴む、伸びた手はまだ下腹部を望むけれど

握られて捕らわれて自由を失った手は、動かない。刺激を求める下腹部の疼きだけが、酷くなっていく

一人エッチの時は、したいようにできた、やりたいように気持ちよくなれた

自分の体だから、激しくも優しくも自由で、触るのも自由で。

だけれど、これは違った。東郷と天乃と友奈、三人での休む間もないような濃密さのない交わりとも違う。

二人きりの受ける側、まったくの自由も与えられないというもどかしさに、泣きそうになる

友奈「っ!」

ぐいっと手を惹かれ、身体がベッドへと引き倒された友奈は、

その強引さに驚き目を見開くと、月明りを受けた天乃の怪しげな笑みが見えた

天乃「……なんとなく、どうすればいいのか分かってきたわ」

友奈「く、久遠先輩……」

妄想していた姿、自分を慰める時、思い浮かんだ久遠天乃という淫らな力。

自分の体を弄ぶようにして、優しくも焦らす意地悪な触れ合い、それが現実のものとなっていく


115 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:47:29.651KAatf8ro (8/26)


友奈「あぁ……」

やっぱり自分はエッチな子だと、友奈は思う

天乃の普段は見られない姿、強引さ、淫靡な行いに興じる姿に、

自分の体が火照っているのを感じるから

自分の心が悦んでいるのを感じるから

天乃「んっ」

友奈「んぅ……んっ」

唇を重ね、舌を絡めながら、天乃は友奈の手を握るのとは逆の手で腹部を弄る

患者衣はもちろんのこと、薄いトップスも中ほどまではだけて

快活な子らしく健康的な色合いの肌、埋めたくなるお臍の窪み、

呼吸に合わせて動くお腹がはっきりと見えた

天乃「…………」

優しく、静かに手を置く。撫でず、這わせず、揉まず。ただ、手と手を合わせるように置く

感じる素肌の感触が、柔らかくフニフニとした頬とはまた違う手触りで、天乃は思わず、ほほ笑む


116 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 14:58:37.701KAatf8ro (9/26)


友奈「っは……ぁ……」

キスが途絶え、唇に空気が触れる。質感のある獣の蹂躙はなく、

変幻自在で愛想のない空気が喉を通っていく。

友奈「ぁ……ぅ」

切ない。寂しい、物足りない。キスがしたい。

唇が物欲しそうに動く、言葉を紡ぐよりも、息苦しい痺れと甘さが欲しい

目頭が熱く、目元に涙が溜まっていく

天乃「……貴女の体も、学んでいるのね」

友奈「っ」

天乃はそんな友奈の頬に触れ、目元の涙を拭って笑みを浮かべる。

囁く声が、鼓膜を震わせ、心に触れる。

想像以上の、心地よさだった

淫らなことをしていると心と体が強く自覚して、

羞恥心なんていう余計なものを、蹴とばしてしまう

手を握る天乃の手を握り返すと、天乃もまた握り返して、軽いキス

友奈「んっ、っ」

頬から腹部へと手が戻り、ゆっくりと昇っていくのを感じる

心臓がどきどきと脈打つ。私はここにいるのだと主張する。ここに来てほしいと、胸が躍る

天乃「体、熱いわね」

友奈「っ……」


117 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 15:07:55.711KAatf8ro (10/26)


這うように動く手が、胸に触れかけてそのまま脇へと滑り落ちていく

感じていた汗がぬぐい取られていく感覚と、くすぐったさ、そして心地よさ

友奈「久遠先輩……っ」

天乃「どうしたの?」

友奈「あの……その……」

一言言えば良いだけだ。焦らさないでほしいと、もっと、もっと強く感じたいのだと

けれど、天乃の浮かべる笑みが、動きの止まった手が、友奈から言葉を奪う

天乃「言葉にしてくれないと……解らないわ」

友奈「ひゃぅ……ぅ」

耳元のささやき、感じた熱のある吐息。思わず甘味のある声を漏らした友奈に、天乃は唇を重ねて

天乃「ドキドキしてるの、分かるわ。どんどん強くなっていってるのも」

友奈「ぅ……」

声が近い、触れ合う熱が重なり合っていく。

その抑えきれない鼓動に友奈は目を瞑り、固く唇を閉ざしてしまう

心は、解放を望んでいるのに、そうした方がより攻めて貰えると、身体が勝手に動く


118 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 15:21:34.261KAatf8ro (11/26)


天乃「……まったく」

キスを求めているかのように震える唇、閉じられた瞼、激しく高鳴る心臓の音

一つ一つを天乃は視覚、触覚、聴覚。全てで感じ取って

まだ望みのある愛らしい膨らみに触れる

友奈「っん……」

ピクリと、友奈の体が動く。自分と同じように胸に触れられるのが気持ちいいのだろうかと、

考えながらゆっくりと手を動かす

最初は指先だけで、形を確かめるように優しく力を抜いて

布に隠された実りの形を頭の中に描いていく

友奈「んっ、っ……ふ……」

天乃「一人でする時に……触ってる?」

友奈「そ、それは……っ」

天乃「……触ってるのね」

友奈「ひぅっ!」

答えなかったのに、指先だけだった感触は手の平も含めた全体へと切り替わり、

揉むと言うよりも握られるような刺激を受けて、友奈は声を漏らす


119 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 15:31:00.941KAatf8ro (12/26)


何をされるか分からない、その先の見えないところから飛び出してくる刺激は

友奈の体に深く刺さるのだ

そして、天乃の指と指間に導かれた先端がゆっくりと絞められていくのを、感じた

友奈「ぁっ、っん」

小指と親指で弄ぶように乳房を押し揉みながら人差し指と中指で隆起していく赤子の為の突起を絞る

ここからいつか、母乳が出ることはあるのだろうか

自分が囲っている限り、母親としての役割を持つことはないのではないだろうか

そんなことを思い、頭を振る。そこから出ていくものがないのだとしても、

知識を蓄えていく中で、いずれ自分が求めるだろうと天乃は思う

友奈「っ、んっ……ぁっ……ふ……」

友奈の体が火照り、艶かしさの入り混じった声が漏れ出して

握り合っていた手が自由に出来る事に気づく

天乃「……もう少し、ね」

その手で友奈の下腹部に触れた瞬間――

友奈「ひゃぁぅっ!?」

一際大きく友奈の嬌声が響く

九尾の対策がなければ誰かが駆けこんできそうなほどに、大きな媚声だった


120 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 15:48:55.681KAatf8ro (13/26)


天乃「もう……声が大きいんだから」

友奈「だ、だって――んっ」

何かを言いかけた友奈の口を口でふさぎ、舌で舌に触れる

舌をつつき、表面を舐めて、動けば翻弄するように逃げて、唇で唇を包む

そして、自由な手で友奈の患者衣のズボンの中に手を忍び込ませていく

友奈「!」

友奈の驚きが、口の中から伝わってくる

何をするのかと、恐怖にも似た何かを感じる

けれど、天乃は蹂躙する。抵抗を許さずに、口の中から解していく

子供らしくと言うべきか、大人の色香を感じるような作りのない友奈の下着

その上から淫靡の扉のあたりに指を這わせると、湿った布が指先に張り付いて

水をため込んだスポンジを押したときのように布から溢れる淫らな水を感じる

喘ぐ声が喉を通っていく、口での呼吸を肩代わりする鼻息が荒々しくなっていく

中指をゆっくりと沈み込ませて、淫欲の出入り口を掠めて、

その上の小さな穴と、友奈の高ぶりを示す陰核を弾く

友奈「んにゅぅぅ!」

天乃「んっ、っは……」

一際大きく震えた友奈の体

陰部からしみ出していく淫らさに溶けた理性の涙

離れた天乃の口先から伸びる舌から伸びる交わりの糸は

友奈の吐息に包まれながら口の闇へと消えていく


121 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 16:03:29.961KAatf8ro (14/26)


友奈「はぁ……はっ……ぁ……」

目元の雫、紅潮した頬、閉じない唇、あふれ出る熱気

自由なのに動かない両手、上下する胸

天乃はそのすべてを視界に収めて、ほほ笑む

天乃「……貴女の体は、覚えたわ」

一方的に手を出されることも、自分が一方的に手を出すことも、

どちらも心が躍る。体が疼く。だから思う、だから気づく

天乃は自分が淫らな子であるのだと錯覚する

穢れは求む。穢れなき少女の柔肌を

穢れは求む。穢れゆく少女の嬌声を

ゆえに浸る。愛欲の狂宴こそが穢れに満ちた闇を停滞させる術だと願い

ゆえに呑まれていく。それが己の意思であるのだと【彼女】に誘われていると知らずに。

天乃「ふふっ……夜はまだまだ。長いのよ」

天乃の口は誰かの言葉を囁いて、淫らな艶舞へと沈みゆく

長くも短い月明りだけの闇夜に、少女たちの秘かな交わりは溶けていった


122 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 16:16:09.261KAatf8ro (15/26)


1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流無()
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流有(一人エッチについて、主導権を譲って、淫欲の子守歌)
・   東郷美森:交流無()
・   三好夏凜:交流有(会えない、会いに来る、寝るまで一緒に)
・   乃木若葉:交流有(弱さ)
・   土居球子:交流無()
・   白鳥歌野:交流無()
・   藤森水都:交流無()
・     郡千景:交流有(すべきこと)
・ 伊集院沙織:交流無()
・      九尾:交流有(えっちのお膳立て)
・      神樹:交流無()



8月4日目 終了時点

乃木園子との絆 54(高い)
犬吠埼風との絆 66(とても高い)
犬吠埼樹との絆 56(とても高い)
結城友奈との絆 75(かなり高い)
東郷美森との絆 56(とても高い)
三好夏凜との絆 96(かなり高い)
乃木若葉との絆 62(とても高い)
土居球子との絆 31(中々良い)
白鳥歌野との絆 26(中々良い)
藤森水都との絆 17(中々良い)
  郡千景との絆 20(中々良い)
   沙織との絆 78(かなり高い)
   九尾との絆 50(高い)
    神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


123 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 16:17:50.521KAatf8ro (16/26)


√ 8月5日目 朝(病室) ※金曜日

01~10 
11~20 やりすぎた
21~30 
31~40 若葉
41~50 
51~60 九尾
61~70 
71~80 悪五郎
81~90 
91~00 東郷

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


124以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 16:18:37.08JMdWPuYRO (1/4)




125 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 16:22:58.041KAatf8ro (17/26)


では、いったんここまでとさせていただきます
再開は出来れば19時までには
コンマは外れなので通常朝チュンお休み友奈ちゃん


えっちは速報クオリティの不完全燃焼なので、余裕があればwikiリテイクします
失礼しました



126以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 16:24:06.83JMdWPuYRO (2/4)

一旦乙
Wikiでの続きに期待


127以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 16:24:26.20y4vZ/HcBO (1/1)

一旦乙
やりすぎたでちょっと笑った


128以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 16:27:55.09IKVW3ZE8O (1/1)

一旦乙
…っていや待てよお前
このクオリティで不服だと?満足いかないと?
お前はプロか!?


129 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 20:20:00.481KAatf8ro (18/26)


では、少しずつ



130 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 20:55:07.571KAatf8ro (19/26)


√ 8月5日目 朝(病室) ※金曜日


朝になって、車の音、鳥の声

すぐ横で眠っている愛らしい女の子の小さな寝息を感じ

汗特有の不快感を伴う生暖かさを全身に感じてゆっくりと覚醒していく

友奈「んっ……ぇへへっ……」

触れ合う素肌の感触と体温

ほころんだ笑みの寝顔を見せる友奈に、天乃は仕方がないわね。と、笑みをこぼす

ほんの数時間前まで、ずっとエッチなことをしていた

体中が淫らな産物に塗れ、部屋が淫欲の中に沈んでも

なお、甘く蕩けた【女】の声を入り乱れさせていた

そんな姿などみじんも思わせない、あどけなさが

今の友奈にはあって

天乃は小さく握られた拳を、優しく握る

友奈「久遠……先輩……」

甘えるような、切なさのある声

夢の中ではまだ、続いているのだろうか

天乃「ほんと……あなたはエッチな子ね」

自分も人のことは、言えないが。


1、友奈に対して  ※再安価
2、精霊を呼ぶ
3、イベント判定
4、ベッドを調べる

↓2


131以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 20:57:04.49AJVOaAW2O (1/1)

1


132以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 20:57:19.78JMdWPuYRO (3/4)

4


133以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 20:58:16.06R80RuVCLO (1/1)

3


134以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 20:58:23.86mra4Rmp60 (1/1)

1


135 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 21:21:04.931KAatf8ro (20/26)


天乃「…………」

ふと気になって、薄い掛布団を捲ってみると

貯め込まれた淫臭があふれ出て、鼻をつく

ねっとりとして、生温く、甘酸っぱさを感じるような、不可解なにおい

けれども魅惑的で癖になってしまう、危険性のあるにおい

天乃「……あぁ」

それが匂ってくると言うことはつまり、後片付けが実行されていないと言うことだ

友奈が全裸で、自分も全裸で

まぁつまりそう言うことなのだろうと言う思いはあったものの

一縷の望みというべきか、一糸の望みはあっても良いような気がしたけれど

やはり、現実はかくも非情なものらしい

布団の中で脱ぎ放たれた下着が淫らなものに浸ったまましわくちゃになっていて

昨夜の激しさを物語る

天乃「どう……しよう」

どうもこうもない

友奈を起こすか精霊に頼んで片付けて貰うか

性行為の後片付けを行為とは無関係な誰かにやらせると言うのは

羞恥心をもはや通り越して悲しささえ溢れてくる


136 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 21:57:24.951KAatf8ro (21/26)


天乃「………」

汗か、欲情の産物か

まだ僅かに湿ったベッドを撫でると、昨夜のことが今もなお行われているかのように、思い出せる

友奈の頬の柔さ、腹部の程よい固さと柔さ、潤んだ唇の肉質、

流し込み、奪い去った熱のこもる唾液、まだ望みはある年相応な乳房

愛液に塗れて艶かかり、解す手間の薄れた陰唇

淫らな嬌声と、魅惑の水音

鮮明に浮かぶ記憶に、天乃の胸はまた高鳴ってごくりと喉が鳴る

下腹部の熱、囁くような疼き

臍のあたりに触れると、その内側からは鼓動にもにた何かが伝わって来る

めくれた布団は、友奈の上半身をさらけ出していて、

まだ未熟な果実の実り、出てきた小さな芽が誘うように上下する

天乃「……っ」

穏やかに、日常を演出する友奈の眠りに欲情する自分

それを戒めるように、天乃は唇を噛み締めた


137 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 22:03:21.011KAatf8ro (22/26)


01~10 
11~20 まぁ、やるよね
21~30 
31~40 夏凜
41~50 九尾
51~60 
61~70 風
71~80 
81~90 東郷
91~00 

↓1のコンマ  


138以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 22:04:12.93ptYMr9eF0 (1/1)

ほい


139 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 22:16:13.971KAatf8ro (23/26)


天乃「ばか……」

淫らな考えに染まってしまいそうな頭を横に振り、

考えをどこかへと放り投げて、息をつく

天乃「友奈は、今はそんな気分じゃないんだから」

穏やかに眠っているだけなのだ

何か幸せそうな夢を見て

緩んだ笑顔を見せてくれている

それは心を落ちつけてくれるもののはずなのに

――ぐちゃぐちゃに、したい

天乃「っ!」

眠っている間に、身体を弄ばれて

目を覚ましたとき、絶望色に染まる友奈の顔が見たい……そうでしょう?

天乃「違う」

――嘘

天乃「……嘘じゃない」

――嘘よ

天乃「嘘じゃないっ」

嘘。だって貴女は胸を躍らせている。生唾を飲み込んで、未成熟な体に欲情して

ケダモノのように蹂躙することを思い、夢見て、今にでも食らいつきたいと涎を滴らせているんだもの……

貴女の中にある性的欲求は、みんなの理性と性欲を食い殺すことを望んでいるの

天乃「っ」

彼女は言う。彼女は嗤う

昨夜の愛ある交わりの全ては、自分自身の欲求の開放のみが目的なのだと、指摘する

それは……嘘。なのだろうか


140 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 22:34:39.631KAatf8ro (24/26)


友奈「んぅ……ぅ……ぁ」

天乃「!」

小さくあえぐような声を漏らして覚醒へと至った友奈の寝ぼけた瞳に見つめられて

天乃は困ったように、笑みを浮かべる

天乃「お、おはよう」

友奈「おはよう……ございま、す……う?」

段々と今の状況が頭の中に入り込んでいくにつれて

友奈の顔は赤色に染まって、瞳が見開かれていく

それはそうだ

大好きな人が裸で、昨夜顔を埋めて、味わった覚えのある魅力的な膨らみが曝け出されているのだから

恥じないと言うのは、無理な話だった

友奈「わ、私……もしかして」

天乃「友奈というより、私達ね。完全に寝落ちというか……気を失っちゃったみたい」

友奈「か、片付けは」

天乃「当然ノータッチ」

友奈「朝ごはんが来るまで――」

天乃「あと20分くらい?」

友奈「間に合わないですよっ!」

シーツを新調して、身体を洗って、換気して……

すべきことを考え優先すべきことを考え、思う

友奈「こ、この際私は良いので、久遠先輩だけでも綺麗になってください!」

強引に、けれど優しく丁寧に、友奈は後片付けへと着手する


141 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 22:40:49.271KAatf8ro (25/26)


√ 8月5日目 昼(病室) ※金曜日

01~10 
11~20 風 樹
21~30 
31~40 
41~50 夏凜
51~60 
61~70 東郷
71~80 
81~90 沙織
91~00 大赦

↓1のコンマ

各当たりコンマ一桁奇数 特殊  



142以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 22:42:12.67zOX6lBdYO (1/2)




143 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/09(日) 23:02:37.701KAatf8ro (26/26)


では、少し早いですがここまでとさせていただきます
明日は少しはやめ、可能であれば19時頃から


友奈「お風呂は無理なので、身体を拭きますね」

天乃「え、ええ――っ、んっ!」ビクッ

天乃「ちょ、ちょっと友奈っ、ぁっ、そ、そこは……」

友奈「い、一番汚れた場所だと思うので、念入りにやらないと」

天乃「ま、待って。ほんと、だめっ、また汚しちゃうから――」

東郷(そろそろ入っていいかしら。動画も盗れたからチラつかせれば久遠先輩を好きにできるわ)

東郷(なんて、駄目ね。久遠先輩は私のこの手で屈服させてこそ、気持ちが良いの!)グッ


芽吹(……乱れ過ぎていて気色悪くさえ思う。三好さんはこんな人達でさえ守るんでしょうね。私にはきっと、無理だわ)


144以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 23:05:11.17zOX6lBdYO (2/2)


東郷さんここにばったり会っちゃうのか


145以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 23:05:36.07aUfGlc+3O (1/1)


って芽吹さん!?


146以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/09(日) 23:10:33.23JMdWPuYRO (4/4)


Hシーンは期待してる反面、乱れ過ぎると裏久遠さんの思うつぼになるかも知れないから注意が必要だな…

そしてオマケではあるが芽吹さん早速出番が来るとは


147以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 00:57:59.06C7DVkqJQO (1/1)

というか久遠さんに責めさせると攻撃的な一面が出て来ちゃう気がするから
風先輩のように縛り上げて強姦するべきなんじゃないかな

あと芽吹さんよ…その中の一人は化物クラスの勇者だぞ


148以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 15:42:48.46Crzkwq+UO (1/1)




149 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 20:20:15.45qdc7Sn8io (1/12)


では、少しずつ


150 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 20:34:48.28qdc7Sn8io (2/12)


√ 8月5日目 昼(病室) ※金曜日


朝食の看護師襲来を何とか凌いだ天乃と友奈は、

戻るべきだと促されて解散し、病室には一人きりになっていた

別に二人でいてもいいじゃないかと思ったけれど、

性行為に関してのことが一切ばれなかっただけでも救いなのだと考え、不満を飲み込む

余りの望みすぎると、嫌なことが起こる気がしたからだ

天乃「……ふぅ」

深くため息をついて、疲れの残る体を横に寝かせると

窓から差し込む光が真っ直ぐぶつかって。

思わず呻いて身体の向きを入れ替えると、丁度、ノックする音が聞こえた

東郷「久遠先輩、入っても良いですか?」

天乃「知らない人は、ちょっと」

東郷「何を言ってるんですか……東郷です。東郷美森です」

ちょっぴり呆れたような声で名前を告げた東郷は、

そのままドアを開けて、病室の中へと入ってきた


151 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 20:50:13.34qdc7Sn8io (3/12)


天乃「あら、一人?」

東郷「院内なので、それなりに自由に行動できますよ。車椅子での移動も慣れていますので」

自信たっぷりに笑って見せる東郷に、

天乃はそれなら私もよ。と少しばかり競って、苦笑し――

東郷「……久遠先輩、えっちなことでもしました?」

それはすぐに、固まった

きょろきょろと病室を見渡す東郷は、

すんすんと空気を感じ取って、小さく唸る。

そんな東郷を前にして、天乃はひやりとした汗が流れていくのを感じて、困ったように笑って見せる

天乃「なんの話?」

東郷「そんな匂いがします。相手は分からないですけど……病院のは共通だから……」

天乃「東郷?」

東郷「それとも一人でしたんですか?」

天乃がえっちなことをしたと言うことには確信めいたものがあるのだろう

していないと言う否定は受け付けないとでもいうような表情で聞いてきた東郷は、

天乃が応えられないでいると、笑みを浮かべて、ごみ箱の中を覗いて

まだ湿ったティッシュの塊を摘まみだし、天乃に見せる

東郷「……さすがに、ごみ箱は変えた方が良いかと思います」

天乃「えっ、あっ……あ……」

東郷「……樹ちゃん? いや、友奈ちゃん……かしら」

後片付けの仕方をちゃんと教えた方がよさそうね。と

母親のようなことを、呟く


152以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 21:00:07.32/3VtVYBxO (1/4)

まあ、東郷さんが気付かない訳がないよね…


153 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 21:06:05.66qdc7Sn8io (4/12)



天乃「っ……よ、良く、分かったわね。一応、蓋つきのゴミ箱なのに」

東郷「久遠先輩の匂いがしたので、なんて。冗談です。結構いっぱいいっぱいで見えてたんです」

東郷は少し嬉しそうに語りながら、ごみ箱の袋を入れ替える

その最中、隠れていた淫らな匂いが一気に広まって

天乃は思わず、呻く

天乃「ぅ……」

もはや隠せるわけはないし、そもそもばれてるし

顔を真っ赤に染めた天乃は何も言えずに俯く

東郷とも体の関係はすでに経験あることだが

他の人としたことが目の前で暴かれると言う恥ずかしさは……拭えない

東郷「上手く出来たんですか?」

天乃「言わないと、駄目なの?」

東郷「いえ、無理には聞きませんが……」


1、私が主導権を握って上手く出来たわ
2、よく、分からないわ
3、……私、組み伏せられるよりも組み伏せる側の方が好みみたいなの
4、私ね。自分から手を出すと穢れが影響してきちゃうみたいなの……
5、なら、ごめんなさい。秘密で

↓2


154以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 21:07:50.16Z3twZKwU0 (1/1)

4


155以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 21:08:03.50/3VtVYBxO (2/4)

4


156以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 21:08:06.31CruiSnd8O (1/1)

4


157以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 21:10:02.33A/sWpB9iO (1/2)

東郷さん「なら襲うのはセーフですね」


158 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 21:28:35.66qdc7Sn8io (5/12)


天乃「…………」

言うべきかどうか、迷う

友奈とエッチしたことではなく、それによって気づいたこと

東郷は言えないと言っても無理に聞くことはないだろうし

きっと、友奈から話は聞くだろうが、昨日の夜のあの有様でこの問題に気づいたとは思えない

だから、これは言わなければ秘密に、出来る

誰にも知られることなく、抱えて

不安にさせず、心配かけず

そう思い、かんがえ、天乃は唇を噛んで首を振る

そんな考え、きっと見破られる【彼女】ではなく、あの子なら、きっと見破ってしまう

天乃「私ね? 自分から手を出すと穢れが影響してきちゃうみたいなの……」

東郷「え……?」

天乃「皆からされる側じゃなくて、私がみんなにする側になると、何というか、こう。攻撃的になるのよ」

淫らなことに関する会話とは思えないほど

少しばかり重みのある空気に切り替わっていく中で、天乃の瞳に映る東郷は驚いた表情のままで

天乃は困ったように笑って見せる。

気丈に振舞っていると分かってしまいそうな、笑みだ

天乃「そんな心配はしなくても良いのよ。私は――」

東郷「あ、いえ。その、久遠先輩が攻めに回ったのが信じられなくて」

天乃「えっ?」

東郷「先輩がそっち側……それはそれで魅力的ですね」

天乃「待って、ねぇ、ちょっと、東郷さん? 話聞いてくれる?」


159 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 21:43:32.49qdc7Sn8io (6/12)


東郷「あ、はい。話は聞いています」

天乃「聞いてないわよね?」

東郷「久遠先輩が存外に攻める側もお気に召したと言う話、ですよね?」

天乃「悪いけれど減点ね? 丸は上げられないわ」

東郷の態度は変わらなかった

普段通りの、日常の中にいる声色と表情で

好きな事、楽しいこと、そんなありふれたことの会話のように、東郷は態度を変えなかった

しかし、天乃の浮かない表情に対して、

ようやく、小さなため息を聞かせた

東郷「淫らな行為は久遠先輩の穢れがより深刻化してしまう。ということですか?」

天乃「ううん、そうじゃなくて。私がみんなにむけて手を出すと。駄目なの」

東郷「……相手を拘束したり、痛いことをしたり。大まかに言えば、嗜虐的なことへの興味があると言うことだったりしますか?」

東郷の真剣なまなざしに、天乃は首を横に振る

そこまで残虐なことではなかったはずだ

ただ、そう。少し嫌がるようなことをしたり

求めていることが分かっていながら、焦らそうとしたり

そういうたぐいのものだと、天乃が説明すると

東郷は困り果てた表情で首を傾げた

東郷「要するに、ちょっぴり加虐性欲的なものが入り混じると……それは私も同じなのですが……」

天乃「何か言った?」

東郷「いえ、久遠先輩のそれは話だけ聞くとそこまで大きな問題があるようには感じませんね」


160 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 22:01:52.43qdc7Sn8io (7/12)


しかし、穢れがより体を侵食してしまうと言うのなら、話は別だ

単ににサディストであるのと、天乃の侵食する加虐性は似て非なるもの

そんな危険を許せるわけがない。

それはつまり……

東郷「……久遠先輩、そこで一つ。大事な話があるんですが」

天乃「なに?」

東郷「今まで通り久遠先輩が受け側であれば問題はないんですよね?」

天乃「う、うん……?」

真剣な表情で切り出された疑問の持つ空気の場違いさに、

天乃は思わず間の抜けた返事を返して、

けれど、東郷の表情は真剣そのものだった

東郷「問題がある場合、久遠先輩とのえっちは二度と出来ません」

それはつまり、子供を産む産まないの問題にも深く影響してくることになるし、

跡継ぎ云々の問題も、解決することは出来なくなる可能性がある。

……などと、東郷は自分の持つ本当の疑問の理由を隠して問い、天乃を見る

東郷「無いんですよね?」

天乃「それは……」



1、ない
2、分からない
3、あるかもしれない
4、……確かめて、見れば?

↓2


161以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 22:03:30.95EcFBZySyO (1/1)

1


162以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 22:03:41.86A/sWpB9iO (2/2)

4


163 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 22:19:19.25qdc7Sn8io (8/12)


どうだろうか、今まで問題はなかったのだから

問題ないはずだが、絶対という保証はない

天乃「それは……そう、ねぇ……」

かんがえて、思う。

そして、天乃は今目の前にいる東郷を見つめた

天乃「……確かめて、見れば?」

浮かべるは悪戯心に満ちた少女の笑み

それはゆえに――

東郷「確かめるのは構いませんが……別に、本気で攻めても構いませんよね?」

天乃「え……えー……」

冗談のような言葉と、なるはずだった

東郷の浮かべる満面の笑みには、否定も拒絶も出来ないような威圧感があって

天乃は焦る気持ちを落ち着けようと息を飲んで、苦笑い

天乃「私、激しい一夜を過ごしたばかりで……」

東郷「それでも、誘ったのは久遠先輩ですからっ」

天乃「あ、うん……」

東郷「精霊の方は人払い、よろしくお願いします」

天乃「え、待って……東郷。もしかして今からや――」

迫りくる車椅子

そこの鎮座する淫行の覇者

捕らわれの姫君に――逃げ場はなく。



164 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 22:25:58.16qdc7Sn8io (9/12)


01~10 風
11~20 
21~30 
31~40 樹
41~50 友奈
51~60 
61~70 クラスメイト
71~80 
81~90 大赦
91~00 

↓1のコンマ 


ゾロ目特殊 


165以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 22:26:48.61/3VtVYBxO (3/4)




166以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 22:32:17.366SqCvX1pO (1/1)

布団の中に隠れるイベこい


167 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 22:48:12.11qdc7Sn8io (10/12)


天乃「っ……ふぁ……あっ」

東郷「んっ……ふ……っは」

はだけさせた胸元に這わせていた舌を生き戻して、ごくりと飲み込む

お風呂にはしっかりと入れなかった影響か、ほんのりと汗ばんだ刺激が舌をうつ

けれど……嫌いではない。と、東郷は笑みを浮かべて、天乃の顔へと顔を近づけていく

抑えこんだ手がもがこうと動くが、余っていた患者衣のズボンで縛られている以上

どうしようもなくて、天乃は東郷をまっすぐ見つめて、首を振る

天乃「と、東郷……やりすぎよ……っ、んっ!」

東郷「少し激しくと言ったのは久遠先輩ですよ」

天乃「それはそ……っひゃんっ!」

東郷は右手を筋肉質な腹部に這わせながら、天乃の胸の下を左手でなぞる

こそばゆさを感じるくらいの、擦るような手つきで

汗ばんで感覚の鋭敏になってしまう場所を……意地悪に

そして、天乃が声を上げるたびに、腹部で唯一弱そうな臍の窪みに指を押し付けてぐりぐりと悪戯する

天乃「うぅ……と、東郷っ」

東郷「ふふっ、まだまだ序の口ですよ。実は、胸を揉み解す方法を研究してきたんです」

天乃「……ね、ねぇ、私が。その、胸が――」

東郷「だから、勉強したんです」

もっと気持ちよくなってもらうために、もっと満足してもらえるように

東郷が浮かべる笑みに、天乃は恐怖しか感じられなかった


168 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 23:07:15.97qdc7Sn8io (11/12)


上側からゆっくりと、クレーンゲームのように胸を掴むような動作で、触れて、

けれど握ることなく掠めるように手を滑らせて、意地悪な刺激を与える

無視したくても無視し出来ない、

どうしても気になってしまう、神経を集中させてしまう、そんな触り方

焦らされる天乃は触られたくないと思う反面、

そこが心地よさを得られる部分であり、東郷が行うまだ知らない刺激ゆえに、

胸は期待に踊り、先端に見える乳首は愛らしく存在感を示す

東郷「そしたら――」

若葉「ま、待てそこまでだ!」

東郷「!」

天乃「わ、若葉!?」

突然姿を見せた若葉に驚く天乃と、不満げな目を向ける東郷

その二つの視線を受けながら、照れくさそうに頬をそめた若葉は「取り込み中に済まない」と、言って

若葉「天乃のクラスメイトが来てる。入院してることを知ってしまったみたいなんだ」

天乃「え」

なんで。と

問う間もなく扉がたたかれて、クラスメイトの声が入り込んでくる

次の瞬間には東郷が慌てて天乃の手首の拘束を解き、はだけさせていた服を戻そうとして―胸のせいで―つっかえて

「入るよー」

天乃「ちょっ、まっ」

天乃はぎりぎりで患者衣を着なおして布団を胸元まで引き上げ

主に乱れたままの服装のせいで車椅子に戻る余裕がない東郷はベッドに寝そべって息を顰める

東郷「………っ」

天乃「ひぅっ」

東郷の目の前には、天乃の曝け出された下着があって。

少し呼吸をすれば……吐息がかかる状態だった


169 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/10(月) 23:19:15.87qdc7Sn8io (12/12)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「よ、よくここにいるって解ったわね」

「うん、凄く驚い――」

東郷(ふーっ)

天乃「にゃぁっ!」ゴンッ

東郷(ふぐっ!?)

「!? く、久遠さん?」

天乃「あ、あはは……今変な風が吹いた気がして……それで、なんだっけ?」グググッ

東郷(い、息が……できな……あ、でも、久遠先輩の割れ目で窒息するのは……悪く……)ガクッ


170以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 23:25:39.89jyz6wcTnO (1/1)


なにこのエロコメ展開…


171以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 23:26:35.62/3VtVYBxO (4/4)


まさかの再登場、思わぬところで話が進みそうだな

ところで若葉たちはえっちシーンをどこまで覗いてたんだろうか…


172以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 23:26:46.69j0NXxK1JO (1/1)


東郷さんが満足死してしまわれた


173以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/10(月) 23:42:57.76C1Lw1wMbO (1/1)


シリアス避けて遊んでるだろ絶対

そういや鍛練記録辺りからアナウンス無いから毎日wikiチェックしてるんだけどさ
新スレ更新は良いがオマケ更新くらいアナウンスしてくれないか?
今日も平然と追加してるけど普通に見逃すぞアレ


174以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 00:56:42.872jzktjpYo (1/1)


まあスレ見てればわかりますしおすし告知なくてもwiki覗いてくれよってことだよ言わせんな恥ずかしい
それにしても相変わらずのクオリティですごくよかった


175以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 08:00:23.45v/kjfD77O (1/1)

更新見たけど良かった
最終的に結局返り討ちにあうのがいかにも久遠さんらしいな

あとどんな勇者でも逆らえない久遠さんのおっぱい恐るべし…


176以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 08:49:11.68ucjEUm4LO (1/1)

単行本の裏表紙的なオマケなんじゃない
の?
気づいた人だけが見れるってやつ

ダウンロードしてどこでも見れるのは嬉しいけど…どこでもは見れないな
まんま官能小説やもん


177以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 12:48:28.38P1VlLtDbo (1/1)

お腹と胸に拘るよね>>1あとキスでも結構
速報クオリティ=描写省き
不完全燃焼は久遠さんの胸が弄れなかったからだね


178以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 13:53:15.37ackGS1ZWO (1/1)

描写省かれてただけであのあと結局受けに回ってたのは笑った


179 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 22:10:06.19oEi0o89so (1/8)

では、少しだけ


180以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 22:11:17.43WIurMXv1O (1/3)

あいあいさ


181 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 22:14:12.08oEi0o89so (2/8)


「ごめんね、急に来ちゃって」

若葉の言うクラスメイトは、明日に大会を控えている運動部の子だった

お見舞い用に持参した飲み物を冷蔵庫へとしまう

こういうときは花とかが一般的らしいが、クラスメイトとしては

そう言うのは邪魔だと思ったらしい

天乃「う、ううん……平気」

とは言うけれど、まったく持って平気ではない

つい数秒前までエッチなことをしていた体は火照っているし、

驚きと緊張と高揚感に、心臓は激しく高鳴っている上に

布団の中に隠れた東郷の吐息が、下腹部に触れてむずむずする

「驚いたよ。明日のことで話そうと思って家に行ったら居ないよー入院してるよーって。言われて」

天乃「……大赦の人が素直に答えてくれたの?」

「多分、前科があるからだと思う。普通に教えてくれたんだ」

クラスメイトの女の子にとってはもう笑って話せるようなことなのか、

困ったように笑って見せると「凄いよねー」と、呟く

「体のほうは平気? 大赦の人は久遠さん自体は大した問題はないって話だったけど」

天乃「ええ。体に関しては全然」


182 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 22:25:16.51oEi0o89so (3/8)


クラスメイトの気遣いに、天乃は笑みを浮かべる

精神的な穢れの問題はあるけれど、身体的な問題は何もない

だから、退院しようと思えば今すぐにでもすることは出来るだろう

もっとも、大赦がそれを許可するかどうかはまた別の話だが。

そっかぁ。と、安堵の息をつきながら零したクラスメイトは無意識なのか

優しい笑みを浮かべて、自分の手元を見る

左右の手には何もなくて、互いに握り合う

「明日のこと、なんだけどね」

天乃「大会の応援よね? それなら――」

「やっぱり、大丈夫」

天乃「……………」

「勇者部のみんなも大変だろうし。久遠さんだってほら。入院するような状態で」

笑っていた。

残念そうな顔も、悲しそうな顔も、そんな感情さえ微塵も感じさせない

気丈に振る舞い、嘘を通り越して真実とした表情で。


183 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 22:37:59.97oEi0o89so (4/8)


だが、天乃には解る

それは天乃の得意とするものだから。

彼女が明日の大会にどれだけのものを抱き、どのような思いで誘ってくれたのかを、知っているから

「だからさ、ゆっくり休んだ方が良いよ」

天乃「でも」

「良いよ、良いよ。高校もあるし」

今日、天乃に会いに来たのはこんなことを言うためではなかったはずだ

家出会うことが出来ていれば、セミロングのクラスメイトが走るレーンとか、時間とかの話をして

もしかしたら、お昼はどうこう、帰りはどうこう。

そんな楽しげな話をする予定だったのかもしれない

「私のことは気にしなくて良いからさ、あの子も来るし」

天乃は退院をしようと思えば出来る

大赦がとめるかもしれないが、それでも出来る


184 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 22:50:25.71oEi0o89so (5/8)


布団の中の東郷は問題ないだろうし、友奈の回復も順調で

風と樹に関しても退院は可能だろう……しかし、夏凜だけは無理だ

けれど、彼女が一番初めに求めてきたこと、【天乃一人】であれば、容易だ

「お役目で大変なんだろうから、せっかくの休みに炎天下に出て来させるのは、なんかね」

苦笑しながら言うクラスメイトは、「あの子からしてみれば、その肌を焼くなんてとんでもない! だろうし」と、

幼馴染らしく良く似た真似をしてみせて、席を立つ

天乃「色白すぎるのもあれなんだけどね」

「良いと思うよ。久遠さん、凄く綺麗だから」

天乃「綺麗って……」

「本気だよ? 私が男の子だったらきっと、好きだって告白してただろうね」

そう言いつつも、もしかしたら高嶺の花過ぎてこんなに話すこともなかったかもしれないけど。と、呟く

その瞬間、布団の中でモゾモゾと動いた気がしたが、天乃はそのふくらみに手を押し付けて、クラスメイトへと目を向ける


1、……ごめんね
2、私達はね。勇者として壁の外の化け物と戦っているのよ
3、私だけでもいくわ。私のこれはただの検査入院だから平気だし
4、……頑張ってね。応援してるから
5、じゃぁ……優勝できたら。貴女の望みを一つ。何でも叶えてあげるわ

↓2


185以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 22:51:07.165eDJJR9eO (1/1)

4


186以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 22:51:19.48xl2vFQ1Qo (1/1)




187以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 22:53:14.21WIurMXv1O (2/3)

2


188 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 23:32:48.39oEi0o89so (6/8)


天乃「……頑張ってね。応援してるから」

「うん、ありがとね」

セミロングのクラスメイトは怒ったり、悲しんだりもせず

ただ、嬉しそうに笑みを浮かべる

一ヶ月も前に約束したことなのに

あんなに、嬉しそうにしてくれていたのに

それを……破棄にして。

「頑張るよ。だからさ……ちゃんと、帰って来てね」

クラスメイトはそう言うと、天乃の手を優しく握って

「これだけは、破らないでね。久遠さんも……勇者部のみんなも」

そっと、離れていく

天乃「貴女……」

まるで、勇者部が何をしているのか

なぜ、こんなことになるのかを、分かっているかのように

踵を返したクラスメイトの後ろ髪が靡く

「……私達、応援することしかできないね」

天乃「大赦から聞いたの?」

「ううん、きっと私の知ってるは久遠さんの知ってると等しくない」

一瞬振り返ったクラスメイトは「またね」と、言い残す

それは、いつかの別れを彷彿とさせる

それは、嫌なことを思い出させる

クラスメイトに握られ、手放された手が布団の上に落ちて――扉が閉まる

天乃「……止めてよ。貴女が居なくなるなんて」

東郷「久遠先輩……」

その呟きを受けた東郷が、布団の中から顔を出した


189 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 23:54:04.38oEi0o89so (7/8)


東郷「あの先輩は大赦に関係しているわけでは無いんですよね?」

天乃「ええ」

あのクラスメイトの家は、大赦とは全くの家柄

本人からも、周りからもそう聞いているのだから

示し合わせていたりしない限りは、間違いない

天乃「だから、前に暴動を起こした時以上のことは知らないと思う」

けれど、また改めて

それも、意味深な雰囲気を携えて言ってきたのだ

勇者として戦っていることを知った可能性はある

東郷「……大丈夫、でしょうか?」

天乃「流石に大赦もあの子を消すなんてことはしないはずよ」

転校だとかなんだとか

天乃達から引きはがすようなことは

何の得にもならないことはきっと、大赦も分かっているはずだ

ならば……あとはバーテックスの介入がないことを祈るしかない

それでなくても、今の勇者は傷を癒している最中。なのだから

東郷「……久遠先輩」

天乃「東――んっ」

ぐっと天乃の体を押し倒して、頭から布団を被って覆う

東郷「嫌な考えは……忘れさせてあげます」

個室の中の個室、二人きりの空間は熱気に満ち満ちていて、息苦しかった


190 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/11(火) 23:57:28.49oEi0o89so (8/8)

√ 8月5日目  夕(病室) ※金曜日


01~10 夏凜
11~20 
21~30 若葉
31~40 
41~50 千景
51~60
61~70 
71~80 大赦 
81~90 
91~00 九尾

↓1のコンマ 


範囲内ぞろ目 特殊


191以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 23:58:13.61WIurMXv1O (3/3)




192 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 00:02:32.575RJDo8tIo (1/11)


1、精霊交流 ※再安価
2、勇者交流 ※再安価
3、イベント判定

↓2



193以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:02:53.07+OJmbWZfO (1/3)

2


194以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:03:41.72YeWttPhBO (1/5)

1


195 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 00:09:43.985RJDo8tIo (2/11)


1、九尾
2、千景
3、若葉
4、悪五郎
5、歌野
6、水都
7、沙織

↓2


196以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:10:02.03+OJmbWZfO (2/3)

1


197以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:10:04.53Pz3TL40G0 (1/2)

6


198以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:11:23.49lfW4svK80 (1/2)

7


199 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 00:16:49.125RJDo8tIo (3/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から

久しぶりの水都さん



天乃「藤森さん、いる?」

水都「!」ビクッ

歌野(どうしたのみーちゃん)

水都(う、うたのん……ついに白羽の矢が立っちゃった……)

歌野(え?)

水都(あの人に純潔を散らされちゃうんだ……私。淫らに貪られちゃうんだ……ごめんね、うたのん)

水都(私もう……お嫁にいけない)

歌野(大丈夫だと思うよ……?)


200以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:17:57.14+OJmbWZfO (3/3)


www
久遠さん基本受けだから大丈夫


201以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:27:10.25YeWttPhBO (2/5)


クラスメイトには本当のこと話すべきだろうか…
後、みーちゃん単独って初かな?こっちは何話そうかな


202以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 00:28:27.94zaPHO7u1o (1/1)


穢れに対する相談とか?
まあこれはぶっちゃけ悪五郎くんと子供に関する話つめていったほうがいい気もするけど


203以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 02:54:05.75F0/YHKAkO (1/1)

みーちゃんの穢れについてとか?乙


204以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 14:38:06.785QSTSx+6O (1/1)




205 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:12:33.575RJDo8tIo (4/11)


では、少しだけ


206以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 22:15:40.70YeWttPhBO (3/5)

ういっす


207以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 22:18:26.18ALVhmV0ko (1/1)

わぁい


208 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:19:12.485RJDo8tIo (5/11)


√8月5日目 (病室)夕 ※金曜日

まだ陽の高い夕方、深夜まで続いた友奈との情事

中断することもあったけれど

少し前まで続いた東郷との一方的な交わり

消耗しきった天乃は気だるげにため息をついて、自分の胸元に手を宛がう

まだ、体が熱い

行為をしているときとか、その前とか程ではないが、

平熱のそれとは違う熱っぽさだ

天乃「……東郷先生、ねぇ」

一人エッチの仕方から、それの後片付けの仕方。いろんなことを教えてもらった

知りたかったかどうかは別にして

天乃は一応、それなりの知識を体含めて学ばせられたのだ

だからだろう、少し試したいという気持ちも沸いてくる

もっとも、憔悴しきった今の天乃には、流石に好奇心だけでやるほどの力は無くて

天乃「……藤森さん、居る?」

過去の時代から呼び寄せた精霊ではあるが、

勇者ではなく、巫女としての力を持っている少女、藤森水都

彼女の名前を呼ぶが、反応はなくて

歌野「ほら、大丈夫だから、みーちゃん」

歌野が、導くように姿を現して水都を引っ張り出す


209以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 22:21:51.78r5UyTKZCO (1/1)

とうとう東郷先生が公式名称にww


210 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:33:14.665RJDo8tIo (6/11)


水都「…………」

天乃「…………」

出始めの空気は、少しばかり重苦しさがあった

天乃は話したいことがあって呼んだのだが、

歌野が連れ出すだけでそのまま姿を消してしまった為か、

水都の纏う雰囲気が少しばかり触れがたかったからだ

チクタクと時計が進む。

どこかから走る車の音、大きな車体を揺らすトラックの音

元気な子供の叫び声が聞こえてくる

しかし、この病室はその全てから隔離されていた

確かに聞こえるのに、口にしたそれがまるで無味無臭の食物だったかのように

無関心に通り過ぎてしまう

天乃「藤森さ――」

水都「!」

動かなければと天乃が声をかけた瞬間

名前を呼びかけただけで、水都の体は怯えたように震えた


211以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 22:40:43.67Pz3TL40G0 (2/2)

来てた
藤森さんかわいい


212 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:40:50.975RJDo8tIo (7/11)


天乃「藤森さん?」

水都「あ、えっと……」

じりじりと後退りした水都は、自分でもその行動には罪悪感があったのだろう

申し訳なさそうに眉を潜めて、首を振る

水都「ごめん、なさい」

天乃「別に良いんだけど……なにかあった?」

天乃は極めて優しく声をかける

水都はまだそこまで打ち解けられていないと思うし

それでなくても、怯えられただけできつく当たるような性格ではないからだ

むしろ、それがなぜなのかと聞くし

適うことならば、天乃はそれを解決しようとするからだ

水都「そう言うわけじゃ、ただ。その」

それでも、水都は迷い躊躇う

それを口にすることで、天乃がどう出てくるのかを想像してしまうから

悪戯好きな天乃はこの言葉を聞いて、便乗してくることはないだろうかと。

天乃「……うん」

水都「っ」

だが、相槌を打った天乃の表情はそんな心配を、不安を

全て拭い去ってくれるような優しいものだった


213 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:49:28.145RJDo8tIo (8/11)


それはある意味マッポンプ染みたものなのだが。

水都は拳を強く握って、床を踏みしめる。逃げないように

そして

水都「き、キス! さ、されるのかと思ったら、つい」

天乃「う、うん?」

自分が距離を置いてしまった理由を叫ぶ

が、天乃と言えば水都の恥ずかしそうな表情に対し、

何を言えばいいのかと困ったように笑みを浮かべて、目を逸らす

天乃「ねぇ、藤森さん。答えにくいならいいんだけど、どうしてそう思ったの?」

水都「自分で、わかってない……の?」

天乃「あ、うん……ごめんね」

水都の照れくささには呆れた表情が隠れていて

天乃は平謝りよりも少し雑な謝罪を述べて、ほほをかく


214 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 22:58:12.825RJDo8tIo (9/11)


とはいえ、水都がそんなことを思う心当たりもあるといえばある

誰彼構わずにキスをするような破廉恥極まりないことをした覚えはないが

この子。と決めた―と言っても勇者部―に対しては、

付き合うことを話すときなどにキスをしたしそれを想いを伝える手段。とも言った

つい先日だって、淫らな理由なしに樹や若葉と唇を重ねたりしたわけで。

その全てを水都が見ていたのであれば、そう思うのも半分くらいは理解できる。かもしれない

……それで避けられるのはちょっと複雑だけれど

天乃「大丈夫よ。別にそういうことをするために呼んだわけじゃないから」

水都「でも、今少しそう言う気分な感じが――」

天乃「大丈夫だから」

穢れが最大限にまで汚染してきている状況ならわからない

いや、寧ろ危険かもしれないが、今の天乃にそんな意欲は毛頭なくて

そもそも、今はまだ攻めるより攻められてしまうタイプだから、問題はない

身を引く水都に対して、自分は平気だからと笑って見せた天乃は、

それでも距離を置いたままの水都から目を逸らして、寂しげに息をつく


215 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 23:08:49.755RJDo8tIo (10/11)


天乃「まぁ、良いわ。そのままで」

水都「久遠さ――」

天乃「それで、穢れの方はどう? 沙織と一緒に請け負って……体は平気?」

水都「…………」

ほんのひと時の和むことさえできそうな空気は、一変する

恥ずかしそうにしていた水都の表情も、悲しげに沈んで

ただ、天乃の声色だけが優しさを保つ

天乃「多少の被害を世界に堪えてもらうんだとしても、それなりの影響はあったはずよ」

水都「それは……」

水都は何かを言おうとして一旦口を閉じると、考えに耽って沈黙する

自分の体についてのことなのに、だ

何かあるけど、何がどうあるのかわからないのだろうか?

それとも、今まで通り過ごせていて、ただ寝付けないとか軽微な影響しかまだ感じていないのか

水都「……今のところは、無事」

水都はそう言うと。きゅっと唇を締めて右腕で自分の体を抱き、目線を下げる

天乃「…………」

見たところの影響はないし、本当に問題はないのだろうか

それとも……


1、……そう。なら良かった
2、本当に?
3、今は良いけれど、本当に駄目なときはちゃんと教えてね?


↓2


216以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 23:09:46.40719TNbvZO (1/1)

3


217以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 23:09:53.78lfW4svK80 (2/2)

2


218以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 23:09:58.87YeWttPhBO (4/5)

2


219 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/12(水) 23:24:01.945RJDo8tIo (11/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「……本当に?」

水都「ほ、本当に」

東郷「……ほんとう、ですか?」ギュッ

水都「!」ビクッ

東郷「本当は、目の前の人に触れたいのよ。抱きしめたい抱きしめられたい。キスだって……したいのよ」

水都「そ、そんな……っ」チラッ

天乃「東郷、止めなさい」




220以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 23:31:05.36YeWttPhBO (5/5)


最近はえっちなイベントが続いてたからかそろそろシリアスパートに戻りそうだな

それはそうと東郷さんとのえっちは追加されるのだろうか


221以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/12(水) 23:41:26.09Xbdfz58MO (1/1)


あいさつも行かなきゃ…


222以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 07:42:26.87tzbnc2ARO (1/1)

天乃は嗜虐心そそられるよな
理不尽に暴力振るったり暴言吐いてみたくなる
純愛より強姦が似合う

そっち系は書いてくれないんですか?


223以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 09:57:14.72zYw+HOBko (1/1)

>>222
この>>1が久遠さんが強姦されるような話は書けるわけないだろ
前週の樹からNTRされるやつでも読んでればいい


224以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 10:03:32.98x6A6OJSiO (1/1)




225 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 21:46:05.98sGiQC1P9o (1/8)


では、少しだけ


226 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 21:54:40.88sGiQC1P9o (2/8)


天乃「…………」

水都「だから、そんな心配しなくても……」

天乃は聞いても、何も言わなかった

視線すら向けずに、考え込むようにしていて

水都は自分の言葉が嘘なのだと、違うのだと

そう、看破されてしまいそうな気がして、言葉を紡ぐ

けれど、ゆっくりと天乃は目を向けた

天乃「……本当に?」

水都「っ」

天乃「本当なら、良いけれど」

明らかにわかっている言い方だった

何を隠しているのかまでは知らなくても

何かを隠しているのは解っている言い方

嬉しそうに笑みを浮かべているけれど、

きっとその裏には沢山の不安が渦巻いていて

だから、水都は唇を噛み締めた

言うべきだと。隠すべきではないと

けれど、その結果抱かせるものを、水都は快く思えなかった

それでも、水都は意を決する


227 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:05:25.91sGiQC1P9o (3/8)


水都「……本当は、少し。感じることはあるよ」

これと言って大きな影響は今のところ出ていないけれど

体の気だるさというべきか、重みは増しているし、

実った果実が徐々に腐っていっているような感覚が手足には付きまとっている

歩いている間に根元から腐り落ちてしまうのではないかと不安になるような感覚

だが、痛みはないのだ。痛くもなんともない

極ありふれた自然現象、蛇の脱皮のようにさえ、思えてくるような、なにかが。

水都「でもそれは自然の摂理。なんだと思う」

天乃「そんなことないわ」

水都「そんなことある。精霊はいつか必ず消えるから。それが早くなるか遅くなるかの違いでしかない。だから、きっとその程度なんだ」

天乃「……貴女も、千景の意見が正しいって言うのね」

天乃の嫌悪感の含まれた声、悲壮感感じる声

それに、水都は声なく頷く

千景が言う、精霊のあるべき姿

そして、千景が言う久遠天乃という精霊の主のあるべき姿

それは間違っていなくて、天乃が望んでいることが間違いなのだと、水都も思っているのだ


228以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 22:12:40.17O6/GOWVMO (1/3)

若葉たちの間でも意見割れてそうだな…


229 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:18:40.08sGiQC1P9o (4/8)


水都「私はね、きっと。あと2回、3回。被害次第ではあと一度の戦闘の被害軽減で消えると思う」

天乃「そこまで……きてるのね」

水都「うたのんは頑張るから、大丈夫だからって、言うけど……でも、私も巫女だったから。解るんだ」

歌野たちが力不足だとは言わない

みんながとても一生懸命で、鍛錬を積んで、戦い方を考えて

被害を少しでも軽減しようと、満開などの悪影響を及ぼす力を使わなくて済むように、頑張っていること

そのすべてを、水都は見てきたから

けれど。それだけではどうしようもないことがある

だから、言う。それは自然の摂理なのだと。

水都「まだ、戦いは終わってない。もっと厳しい戦いがある。だから……私はきっと。消える運命なんだって」

天乃「そんなことはさせないわ」

水都「そうしたら、世界が壊れる。東郷さんのお母さんが少し怪我する程度じゃ済まなくなる」

天乃「…………」

天乃には申しわけないと思うし

夏凜が言っていたことも解らないわけじゃない

けれど、問題の解決は理想では行えないのだ

水都「現実を見るべきだって、私も思う……穢れのことだって問題ないよ」


230 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:25:30.83sGiQC1P9o (5/8)


問題ない。水都の言うそれは水都自身の体に関して影響があるかないかではなく

天乃に関しての問題があるかどうかでしかない

天乃「止めて……」

水都「久遠さん、私達は精霊だよ。こうやって人間みたいに何でも出来るけど……でも」

天乃「止めて、藤森さん」

声は静かで、けれども空気は険悪に引き締まる

それは確実に怒りがこもっていて、悲しみがこめられていて

強く握り締められた天乃の手が、それを強く物語る

天乃「やめて」

水都「…………っ」

天乃は喪失に対して酷く拒絶反応を示す

千景の時だって、そうだった

それを知っていながらもこうして繰り返したのは

自分が居なくなってしまう可能性が高く

そして、そんな自分のことにでさえ、天乃が心を痛めてしまうような人だからだ


231 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:35:37.30sGiQC1P9o (6/8)


水都「……逃げてたって、何も変わらない」

天乃「逃げてるわけじゃないわ。ただ、嫌なのよ……私が生きているうちは、誰にも消えて欲しくないの」

水都「誰かを助けるために誰かが犠牲になる。それは当たり前のことだよ。どうしようもないことだよ」

天乃「……解ってるわ。でもね、藤森さん。だからって……」

水都「……?」

話の途中で天乃は気づいたように目を見開き、ゆっくりと閉じて息をつく

総毛立たせるような憤怒の雰囲気は薄れて、悲しげな笑みが天乃の表情に描かれていく

天乃「だからって、誰かが犠牲になっていいわけじゃない。それはね。みんなが私に求めたことなのよ。だから、私もみんなに求めるのよ」

水都「…………」

天乃「だから、誰かが犠牲になるというのなら。どうしようもないなら。私は私の力でみんなを守るつもりでいるの」

戦わないと約束した

出来うる限りの信頼を持って、戦いを委ねると決めた

だが、それはみんなが犠牲になってしまうことを許可したわけではない

天乃「貴女の事だって、私は見捨てたくない。出来ることがあるのなら、なんだってしたい」

水都「……久遠さんにとって、私は」

天乃「友人よ」

天乃は笑顔で即答する。曇りも迷いもない

そうだと信じ、そうであると決め付けた、現物を切り抜いたような答え

天乃「だから、私は貴女と千景の言葉も、思いも。受け入れるつもりはないわ」

精霊だと見限ること

それは絶対にありえないのだと、天乃は改めて明確にした



232 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:42:23.85sGiQC1P9o (7/8)


√ 8月5日目  夜(病室) ※金曜日


01~10 風  樹
11~20 
21~30 沙織
31~40 
41~50 
51~60  千景
61~70 
71~80 
81~90 若葉
91~00 

↓1のコンマ 



233以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 22:42:34.87O6/GOWVMO (2/3)




234以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 22:44:01.90GNbLfINeO (1/1)




235以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 22:46:24.91Yb4v4/dDo (1/2)

若葉様が来たか


236 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/13(木) 22:59:54.31sGiQC1P9o (8/8)


では、ここまでとさせていただきます
明日も出来れば通常時間から



若葉「私は天乃の在り方を支持する」

水都「ごめんうたのん、乃木さん。私は現実を見るべきだと思う」

歌野「ノードリーム、ノーライフ。みーちゃん、人は夢で生きていけないけど、夢に生きてるんだよ」

千景「私は……」

沙織「夢に生きて、理想を求めているからこそ……人間は現実という底なし沼で足掻くことが出来るんじゃないの?」

沙織「夢も理想も語らないで、現実を見て、現実を語って。そんな生き方に何の意味があるのさ。馬鹿らしい」


237以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 23:00:36.00922gXc72O (1/1)


水都ちゃん…


238以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 23:14:08.40O6/GOWVMO (3/3)


やはり久遠さんは戦うしかないのかな…辛い



239以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 23:25:13.56u4rX+QEbO (1/1)


東郷さんとのオマケは無しか…

あと地味にさおりんの言葉が胸に痛いんで止めてくれませんかねぇ


240以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 23:31:59.66Yb4v4/dDo (2/2)


色々とキッツい…


241以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 08:15:30.86oqix8mdRO (1/1)


心の清涼剤投下後オマケさんが真面目だと?

シリアスは辛いなぁ
どちらも悪い間違いではないというのが難しい
両陣営言い分は解るよ解るんだよ


242以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 16:43:34.83lJQPNgarO (1/1)




243 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 22:06:36.74d7WYRVGMo (1/8)


では、少しずつ


244以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 22:08:11.96zNZTUnNaO (1/3)

かもん


245 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 22:17:16.03d7WYRVGMo (2/8)


※√8月5日目 (病室)夜 ※金曜日


月明かりが雲に遮られてしまうような、薄暗い夜

消灯時間が近く、殆どの患者が休んでいるということもあって、

各病室の明かりが心もとないものに切り替わったり、消えていたりする中

はっきりと目を覚ましている天乃は、上半身を起こした姿勢のまま呆然としていて

不意に、コンコンッっと室内の机が音を鳴らす

若葉「……そろそろ横になったらどうだ?」

天乃「眠くないの」

若葉「そのままでいたら、なるものもならないだろう」

感情の起伏が乏しい反応に、若葉は小さく笑みを浮かべて、距離を詰める

少し動かすぞ。と声をかけてから操作用のリモコンを手にとって

ベッドを平らにして、天乃の体を横にさせる

天乃「満腹の人が、目の前に食事を出されて食べるとは限らないわよ」

若葉「ふふっ、好物だったら食べるかもしれない。可能性というのは少なくとも二つあるものではないのか?」

天乃「自慢げな顔、叩いて良い? そうしたら眠れるかも」

天乃は体を横にした傍から若葉に背中を向けていて、その顔は見えていないはずなのに

そう決めつけて―実際にしていた―息をつく

天乃「それで? 用件次第で帰ってもらうけど」

若葉「……見ていられなかった。というのが正直な原因だな」


246 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 22:30:35.54d7WYRVGMo (3/8)


天乃の問いに、若葉は偽りも装飾もなく率直に述べる

水都との会話を若葉は黙って見ていたのだ。聞いていたのだ

それは精霊同士の約束

互いが認め合った場合にしか、そういったお遊びの枠に収まらないやり取りの場への介入はしないと。

もちろん、例外もないわけではないが。

若葉「もう天乃は気づいているだろうが、私達の中でも意見は大きく割れているんだ」

天乃「私が精霊を見捨てられないような弱い子だからでしょ? 迷惑かけるわね」

若葉「あまり卑下するな」

そうっと、天乃の横髪に触れて、若葉は優しく言う

元気のない、横顔、悲しそうで、切なそうで、辛い思いをしている嘆きに満ちた表情

だが、若葉はそこに導いた水都を責めないし憎もうとも思わなかった

互いに信念あってこその言動。であれば、害意あるものでなければ責める必要は無いからだ

天乃「……どうして?」

若葉「その優しさは、私が天乃を好む理由の一つだからだ」

ただただ真っ直ぐな気持ち、恋だとかなんだとか

そういった意識のない、無意識な本心だから。

若葉の表情には照れ臭さがなく優しげで。

そしてすぐに、はっとしたように頬を染めた



247 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 22:40:48.06d7WYRVGMo (4/8)


若葉「…………」

取り乱してしまいそうになる心を抑えるように、

若葉は一息ついて、瞬き一度。

まだ目を向けてくれない天乃の頬に触れる

柔らかくて、包み込んでくれる

けれども反発するような張りもある頬

指の腹で撫でて、小さく笑う

若葉「みんな、理解はしているんだ」

天乃「…………」

若葉「天乃がたとえ精霊であれど使い捨てには出来ないと。人間ではないとしてもそのようには扱えないと」

道具のように使い捨てても、精霊からしてみれば異論はない

自分達はそう言う存在なのだから

扱われるために存在しているのだから。

だけれども、天乃はそういう扱い方が絶対に出来ない

若葉「だが、ゆえに私達の免れ得ない消滅が天乃の心を傷つけるのではないかと、恐れてしまう」


248 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 22:58:50.24d7WYRVGMo (5/8)


若葉「天乃は優しいから。きっと心を痛めるうえに、私達の為なんかに涙を流してしまうだろう?」

今は流れていない涙を拭うように目元に指を滑らせて、天乃の肩に手を置く

ほんの少し、熱く震えも何もない体。見える横顔、解る瞳は開かれていて

若葉がそっと手に力を入れると、天乃は簡単に仰向けになって、目が合う

天乃「……………」

若葉「それが、みんな嫌なんだ。天乃には笑顔が似合う。そうあるべきだと思うんだ……私達は夏凜の望み通りであるべきだと、思う」

笑顔で居て欲しい、幸せで居て欲しい

夏凜の望み、夏凜の願い

夏凜が勝ち取ろうとしている未来の形

若葉はそれを追いかけるように語って

天乃「……みんな。ね。そこには千景たちも含まれてるの?」

若葉「無論だ」

天乃もそれは解ってるはずだ

そう信じて、若葉は笑みを浮かべながら即答する

若葉「みんな、抱く思いに差はあれど。好意があるからな」

天乃「だからって、自分達を犠牲にするなんて」

若葉「ふふっ」


249 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 23:09:21.04d7WYRVGMo (6/8)


天乃のぼやきに、若葉は思わず笑い声を零して、

何よ。と不満げに唸る愛しい人に「すまない」と、笑いながら謝罪する

若葉「いや、すまない。本当に。ふふっ」

天乃「若葉」

若葉「その、あれだ。これはアレだろう? お前が言うな。というやつだろう?」

使えたことが嬉しいのか

それともまだ愉快なのか、言葉には笑みが付属する

とはいえ、若葉が言っているまさにその通りだ

今までそうしてきたのは天乃自身で、その結果が今の有様

戦うことはできるけれど、戦えない

両足は動かないし、左目は見えなくて、片方の耳も使えず、味覚もなければ、家族の顔も思い出せない

天乃「そうかも知れないけど……」

若葉「だろう? 人のことをいえたものじゃない」

天乃「なんで笑――」

ぐっと握った拳、軽く叩こうとした手

けれど、若葉はそれを容易く押さえ込んで、天乃の上に跨る

若葉は笑みを浮かべたままで

ちょっと……と、少し怯えて見える天乃の頬に伝う冷や汗に髪が張り付く


250 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 23:25:25.14d7WYRVGMo (7/8)


若葉「なんだか……不思議な気分になるな」

天乃「貴女、東郷とのやつ見てたわね……っ」

若葉「すまない。つい……見てしまった」

思い出して恥ずかしそうにする若葉は、

さっきまでの凛々しさとは一転した可愛らしい恥じらいのある笑みを浮かべる

それは、恋した女の子の表情

勇者という重責を担っているとは思えない、雰囲気

天乃「私、今日は友奈と東郷に付き合ったからそんな余力無いんだからね?」

若葉「一妻多妻を望みながら、体力が無いなんて言い逃れが出来ると?」

天乃「……思わないけど」

若葉の浮かべる珍しい表情に、天乃はそっぽを向いて息をつく

半ば悪戯心が混じっているのだ、若葉に

落ち込んでいたから、嫌な気分になっていたから

深い悩みを抱え込んでしまっていたから

それを、少しでもうやむやにかき乱して落ち着かせようとしてくれているのだろう

若葉「なら、良いだろう?」

……だろう。か?

1、明日に、して
2、良いわよ
3、あっ、ダメ……もう眠い。すやすや
4、……私は千景たちの意見を認めない。その意思は変わらないから
5、ち、力づくなんてっ……たとえ体が穢されても。心は貴女のものになんてならないんだからっ!


↓2


※5は、【という抵抗】


251以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:25:59.75NbQvc0L+O (1/3)

5


252以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:26:21.7902qtAoqAO (1/2)

5


253以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:26:44.32zNZTUnNaO (2/3)

4


254以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:28:09.53NbQvc0L+O (2/3)

【という抵抗】で変な笑い出た


255以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:29:36.0402qtAoqAO (2/2)

久遠さんの抵抗力……!
一体何抵抗力なんだ……!?


256 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/14(金) 23:33:05.27d7WYRVGMo (8/8)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「たとえ体が穢されても。心は貴女のものになんてならないんだからっ!」

若葉「そうか」パチンッ

沙織「はーい」

東郷「東郷美森……参ります!」

友奈「押し花がえっちな意味だったなんて……」

風「あたしの女子力、受けきれる?」

樹「縄で縛るのは痕がつくので好きじゃないです」

若葉「その強気がいつまで持つか……楽しませて貰うとしよう」


257以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:34:53.93NbQvc0L+O (3/3)


オールスターはさすがに笑う


258以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:39:00.04zNZTUnNaO (3/3)


あの若葉が性欲に目覚めるとは…
東郷さんの時にどんな行為したのかますます気になるな


259以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 23:48:10.26dyPy9uwUo (1/1)


久遠さんの抵抗とかいう金魚すくいのヘラ紙より脆弱な存在


260以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 00:37:38.82vuBckROr0 (1/1)


天乃さんかわいい


261以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 05:39:25.32bXBauuWto (1/1)

むしろわたあめ


262以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 15:05:42.145rcetGuWo (1/1)

赤嶺来るねぇ…また糧になるな
映画二週目行くならだが


263以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:26:13.52ld9oLVBoO (1/1)

そういえば1周目にバーテックス側についた家系の設定があったんだよねこれ…


264以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 18:33:48.47o5bmcdOmo (1/1)

ついでに銀の誕生日も出たなー


265以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 21:48:50.09k00AdPvPO (1/1)

キャラの誕生日とかどこにあるの?


266以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 21:53:30.92khhOubsgO (1/1)

>>265
3章映画二週目特典だよ
今週は小説でその辺りの情報が出てくる


バーテックス教は誰でも想像ついたろうけど
春信の年齢もこりゃ>>1の設定通りかな


267 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:01:39.51Gjjk5rXco (1/7)


遅くなりましたが、少しだけ


268以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 23:03:12.29USXEdJ/YO (1/2)

やったぜ


269 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:08:23.51Gjjk5rXco (2/7)


天乃「……っ」

ほんの僅かに若葉の力を押し返した天乃の力

けれど、それはすぐに押さえ込まれベッドへと沈んでいく

抵抗するように込めた力を抜いて、一息

全力で力を使ったところで、この力は押し返せない

今の若葉はお遊び程度の力なのに……

若葉「どうした、抵抗しないのか?」

天乃「ふふっ……なによ。経験なんてこれっぽっちもないくせに」

煽るような笑みを浮かべる若葉に対抗して

天乃もまた、挑発的な笑みを浮かべながら嘲笑すると

頬に浮かんだ汗が伝い落ち、若葉の指が拭う

若葉「言うじゃないか。いつもいつも、されてばかりの――」

天乃「んぐっ」

唇を重ねる。これは強引に、押し付けるように

互いの心を通わせるようなものではなく一方的な、略奪

若葉の手の中で天乃の手が跳ね除けようと動くけれど

それはまるで赤子のように、力なくて

若葉「っは……ふふっ」

天乃「っ……」

若葉「されてばかりの姫様が、よく言えたものだ」

余裕を見せる若葉に天乃は睨みを効かせた視線を若葉へと突き刺す


270以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 23:11:37.45USXEdJ/YO (2/2)

子孫はノーカン?


271以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 23:13:19.85eQJESpSNo (1/1)

>>270
そもそも若葉って記憶喪失で召喚されてたからそこらへんの記憶なさそう
記憶戻すって言っても九尾が勇者辞めた後の若葉の記憶まで把握してないだろうし


272 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:16:50.63Gjjk5rXco (3/7)


天乃「ち、力づくなんてっ……」

若葉「か弱いな」

どれだけ力を込めても、若葉の力は押し返せない

最初は僅かに押し返せたものも

もはや、手馴れたように封じ込められて

天乃「たとえ体を穢されても、どれだけされても……心は絶対に貴女のものになんてならないっ!」

抵抗は無意味だと判断した天乃は力を抜きつつも

抵抗の意志をはっきりと示す瞳、言葉を向ける

若葉「……ほう」

天乃「それでも良いなら、好きにしたら良いじゃない……」

若葉「言ってくれるじゃないか」

そっと天乃の頬を手で撫でる。良くあるような手全体ではなく

指だけで、なぞるのだ。口元、耳付近、目元

一つ一つを、学ぶように

若葉「こんなに顔を紅くして、体を熱くして……心は私ではなく快楽の虜になっているのか? それはそれは、嫉妬するな」


273 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:31:42.50Gjjk5rXco (4/7)


目元まで指が来て、きゅっと瞼を閉じた天乃の耳元に口を近づけて囁く

天乃「んっ」

そして、怯えて揺れる唇に唇を重ねる

真っ暗な視界の中で、されたキス

驚きに震えた天乃の体がビクリと跳ねたが、気にせず唇を重ねる

擦り合わせるように、かつ、強引に

しかしながら自分は君を愛しているのだと

想いを込めて丁寧に

こじ開けられた唇は折り重なるように交わって、若葉はぬるりと舌を忍び込ませる

天乃「んくっ……っ、んっ」

ぬちゅりとした淫靡さを醸し出す水音

かすかに感じるざらりとした質感

天乃の震える体が、なぜだか気分を高揚させる

それはきっと、悪い部分の感情だ

精霊ゆえに善悪が混在しているのか、人間ゆえの混濁か

いずれにしても、若葉は思う

若葉「っは……はぁ……なる、ほど……これは、魅惑的だ」

性的な触れ合いと言うものは

想いが強ければ強いほど、依存的な何かを引き出させるものだ。と


274 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:38:33.34Gjjk5rXco (5/7)


天乃「はぁ、はぁ……んっ」

こくりと、天乃の喉が鳴る

紅潮した頬、上気し、熱っぽい吐息

乱れ、ベッドに舞う髪と張り付いた髪

悲しみか、怒りか、悦びか……感情を孕んだ瞳

呼吸に合わせて揺れる胸元は、少しばかりはだけて、白いインナーが見える

天乃「どう、したのよ……こんなもので? 終わり?」

若葉「そんなわけない。本当に好みなものは五感全てで味わわなければ……勿体ない」

天乃の頬に手を這わせた若葉は、親指に唇を割らせて艶かしいぬめりを拭いとって天乃に見せる

指を擦り合わせて離せば、糸が伝う

若葉「天乃はキスが好きなんだったか」

天乃「だったら、なに?」

若葉「なんでもない」

反抗心感じる天乃の厳しい瞳から胸元へと目線を下げた若葉は、

そのまま体を起こして、天乃の足に触れる

もちろん、手は押さえたままで。


275 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:50:09.33Gjjk5rXco (6/7)


若葉「あまり使うことはないというのに、綺麗な肉の付き方をしているな」

細すぎず、太すぎないすらりと伸びた足

脹脛は強張っているのもあってか、柔らかいけれど固めで

筋肉が衰えていないのも、感じる

その一方太腿は無駄に削ぎ落とさなかった筋肉と死亡の程よい調整が行われていて

押せば弾くような弾力があるのに、押せばその形に馴染んでくれる

感触は不鮮明だけれど、記憶には鮮明なひなたの膝枕、友奈の膝枕

耳かきまではさせなかったが、悪戯で引き倒され、させられた陽乃の膝枕

それぞれを思い出し、天乃はどうなのだろうと考えながら、天乃の足の側面を優しく撫でる

天乃「……褒め、たって」

若葉「言葉でどうにかなるとは思っていないさ。私の行動は天乃を辱めているからな」

天乃「っ」

ズボンタイプの患者衣、そのウエストはゴム紐状で若葉はその結び目に指を引っ掛けて引く

じわじわと、焦らすように時間をかけて

呼吸に合わせて体が動くたびに、ウエストの紐が段々と緩みほどけていく

それが嫌に伝わる天乃は、唇を噛み締めて若葉を見る


276 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/15(土) 23:55:47.46Gjjk5rXco (7/7)


天乃「友奈のほうが上手よ。あの子は優しいから」

若葉「ほかの 女の名前を出すのか……まだまだ余裕だな」

天乃「っ!」

内股を撫でるようにしながら、股座へと一直線

下着とズボンの隔たりを踏まえての指圧は少しだけ強く

心地よさは天乃の意志に反して火照り、下腹部の性感帯を隆起させていて

拭い取るように擦れる下着の刺激が、天乃を責める

天乃「やっ……んっ」

若葉「いい声だ」

天乃「やっ!」

耳元で囁いた若葉は人差し指に力を込めて、擦る

本来なら閉じようとする足は動かず、捻ろうとする体は若葉が押さえ込んで

されるがままに、天乃の体は心地よさを募らせていく

天乃「っ、んっ……ぅ……ゃ、ぁ……」

吐息の色気が増し、顔の赤みがより濃くなって

抵抗する力は比例するように弱くなる


277 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 00:07:24.50MBywfgBho (1/26)


天乃「や、やめ……やっ……ぁっ……」

ぐっと指先に力を込めて強く刺激した若葉は、

天乃の体がビクッと震えたのを見て、手を離す

天乃「ぁ……っ」

ちいさくこぼれた天乃の驚きの声

それはそぷだ、こんな場面で手を止める相手なんて

今までの経験の相手の誰にも居ないのだから

若葉「まだ早いぞ。天乃……もっとも、天乃が早くして欲しいというなら――」

天乃「言わないわよっ」

若葉「本当に良いのか? もっと、しなくて」

若葉は挑発するように笑う

そんな言い方をされて、いえるわけがない

そこで言うのは屈服の証だ。敗北証明だ

けれど

気持ちが良かった。くすぐったさもあったけれど、布に巻き込まれて擦られていく感覚は快感には快感を覚えた

それが半ばで中断されては……不快感しか、残らない



278 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 00:14:56.00MBywfgBho (2/26)


天乃「っ……」

ドキドキとする。中途半端に刺激された下腹部が疼く

溶け出した理性に下着の中は蒸れて、それが羞恥心を打つ

閉じた唇が震える。開いてしまえと、言葉を発してしまえと

口の中が嫌に潤う。飲み下したつばが粘つく

そして――

天乃「んっ」

若葉「んっ……ふふっ」

唇が重なる。若葉からの強引なキス

閉ざした唇を強引に開いて、舌を捻じ込んでいく

それはまるで、心をこじ開けられていくような感覚だった

逃げ惑う舌は絡めとられて、味わわれて

口腔は好きに蹂躙され、汚され、若葉に染められていく

若葉「は……ぁ……ふ、ふふっ」

天乃「ぅ」

二人の間を、愛が伝う

穢れを感じさせない、無色透明の想いが伝う

全ての病室が闇に包まれる中、たった一部屋だけが淡い光を灯す

渦巻く嬌声、漂う熱気、弾ける水音は淫靡に融けて

二人の少女の淫らな触れ合いは外の世界のように濃密だった


279 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 00:24:55.24MBywfgBho (3/26)


1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流無()
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流有(後片付け)
・   東郷美森:交流有(気づく、穢れの影響、やってみれば?)
・   三好夏凜:交流無()
・   乃木若葉:交流有(無謀な抵抗)
・   土居球子:交流無()
・   白鳥歌野:交流無()
・   藤森水都:交流有(本当に?)
・     郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・      九尾:交流無()
・      神樹:交流無()



8月5日目 終了時点

乃木園子との絆 54(高い)
犬吠埼風との絆 66(とても高い)
犬吠埼樹との絆 56(とても高い)
結城友奈との絆 76(かなり高い)
東郷美森との絆 59(とても高い)
三好夏凜との絆 96(かなり高い)
乃木若葉との絆 65(とても高い)
土居球子との絆 31(中々良い)
白鳥歌野との絆 26(中々良い)
藤森水都との絆 19(中々良い)
  郡千景との絆 20(中々良い)
   沙織との絆 78(かなり高い)
   九尾との絆 50(高い)
    神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


280 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 00:33:21.18MBywfgBho (4/26)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から




『私達の主様は絶対負けない。R18』

監督:乃木園子

脚本:東郷美森

演出:伊予島杏

撮影:上里ひなた


夏凜「んなもん出ないわよ」

園子「えー……」

夏凜「当たり前でしょうが」


281以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 00:36:47.31CRUis7aIO (1/1)


なんだかんだ久遠さんノリノリで笑った


282以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 00:43:23.57r3Zzlq+hO (1/1)


ここまで来ると誰かが久遠さんと貝合わせまでするのも時間の問題だな


283以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 01:05:33.01Zu3ZRItno (1/2)


描写省かれてるだけでもう何人かしてそう


284 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 12:01:03.42MBywfgBho (5/26)


√ 8月6日目 (病室) ※土曜日


開始前判定↓1 

20~29   71~80





285以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 12:14:02.07S93SHTmvO (1/7)

きてた!?


286以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 12:29:52.89FGQQWB3YO (1/1)




287 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 12:30:19.85MBywfgBho (6/26)


√ 8月6日目 朝(病室) ※土曜日

通常再開

01~10 大赦
11~20 風
21~30 
31~40 若葉
41~50 
51~60 
61~70 九尾
71~80 
81~90 沙織
91~00 

↓1のコンマ  



288以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 12:38:00.04pPwPC9N90 (1/4)




289 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 12:55:45.33MBywfgBho (7/26)


√ 8月6日目 朝(病室) ※土曜日


天乃「結構、いい気分で寝ていたんだけど……」

友奈とは違って、部屋は綺麗に片付けられ、空気は新鮮に入れ替わって

体も丁寧に拭われていた天乃は、下腹部の不快感も何もなく目を覚ました

けれど、それはすぐ不快感に塗り替えられていく

「申し訳ありません」

朝から大赦の職員が接触を図ってくる場合、

伝えてくる大抵の事柄が天乃にとって嫌な事だ

前回に引き続き姿を見せた女性職員は天乃に苦手意識があるのだろう

少し怯えた様子を見せながら、頭を下げる

「久遠様には、大赦の本部に来ていただきたいと」

天乃「本部に?」

「はい、内容は伺っておりませんが、お連れしろとの命を受けています」

天乃「……拒否権は?」

「私はお連れしろと言われたのみで……」


290 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 13:30:35.05MBywfgBho (8/26)


天乃「本部に行くということは、私は退院? 皆は?」

「それに関しても、詳しくは……」

天乃「…………」

本当に何も聞いていないらしい

普通なら、退院して面倒話を聞かされて、家に帰る……ということになると思うが

天乃以外の勇者が検査入院中ともなると、

天乃一人を孤立させる退院はあまり良い選択とは言えない

しかし、天乃なら平気だろうと

大赦が退院させることはないとは言えない

もっとも、本部に行かなければいけないと言う時点で

退院どうこう。という話にまで言ってくれるとも限らないのだが

「よろしいですか?」

天乃「…………」

断って平気だろうか……?


1、承諾
2、拒否


↓2


291以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 13:30:49.437CNWrnF7O (1/1)

1


292以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 13:31:16.76S93SHTmvO (2/7)

1


293 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 14:28:47.94MBywfgBho (9/26)


天乃「……解ったわ」

「ありがとうございます」

天乃「お礼なんて」

礼儀正しく言う女性に、天乃は小さく息をつく

これ以上があるのかは別として

断ればさらに立場が悪くなってしまう可能性がある

そうなれば、みんなとの交際も……

もちろん、周りの言葉なんて無視して押し通してしまうと言う手もあるけれど

天乃「それじゃ、準備は……手伝ってくれるのよね?」

「あ、は、はい」

天乃「変なことしないでね?」

「変な事……ですか?」

天乃「なんでもない」

皆なら可愛らしい反応が見られる冗談も

やはり、他人ではそううまくいかないようだ

そして、つまらない女性との退屈な時間を過ごしながら

天乃は呼び出された大赦へと向かう


294 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 15:17:36.39MBywfgBho (10/26)


√ 8月6日目 朝() ※土曜日


大赦のところへと向かった天乃は、

形式的な禊を行い、身体を清めさせられ巫女が纏う衣服に着替えさせられ、さらに移動する

辿り着いた先は儀式を行うような、明かりの乏しい部屋

神官の衣装、大赦の仮面

何も知らない人が見れば踵を返して逃げ出すような絵面の室内に

天乃はため息をつくこともなく、進む

春信や瞳は天乃の根強い要望―世界を滅ぼすような―で付き合い方は砕けているが

彼らは本来、そう言う人間なのだ

もっとも、天乃に対しては園子のような扱いはしない辺り

崇拝というよりは、恐れが勝ってしまっているのだろうが。

天乃「……」

辺りを見渡す

見慣れた瞳はおろか、少しくらいの高い春信も見えない

恐らく、知り合いはここにはいない

「久――」

天乃「面倒くさい前書き言うのなら、帰るわよ」

「…………」

天乃「初めに言ったはずよ。私は園子のように優しくない。気に入らないのは気に入らないと、実力行使で示すって」


295 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 15:25:10.79MBywfgBho (11/26)


「…………」

天乃の厳しい一言、射殺すような視線を受け、

仮面をつけた人たちは口を閉ざして、互いの仮面を見合わせ天乃へと向き直る

全員が知っているわけではないだろうが、

天乃は以前、その実力行使を本当にやってのけたし

そうでなくとも、天乃の力は容易く神樹を屠り、世界を滅ぼす力を持つ

それは園子ですら確実に抑えられるとは言えない力

ゆえに、頷く

「……解りました。そのようにいたしましょう」

天乃「助かるわ。そもそも、貴方達の心にもない祝詞とかお礼とか、虫唾が走る」

「…………」

天乃「私なんて要らなかった。私が居なくても園子ならなんとかできた。それなら被害はもう少し軽かった」

天乃は努めて平坦な声で述べると

誰にも目を向けずに薄く笑みを浮かべる

天乃「皆がそう思っていることくらい、知ってるもの」

「そのようなことは……ありません」


296 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 16:21:53.64MBywfgBho (12/26)


仮面をつけているせいで表情も感情もうかがい知ることはできないが

困り果てた表情を浮かべているのが透けて見えて

天乃は満足げな笑みを浮かべて首を振る

切り替えるべきだ

天乃「それで? 何か大切な話があるから呼んだのでしょう?」

「はい。先日の事ですが、以前とは変わり、街への被害がありました」

天乃「何をしてたんだって言いたいの?」

「いえ、久遠様が被害を請け負うことによってより追い込まれてしまうことは伺っておりますので」

そう答えた神官は一拍置いて、天乃を見た。気がした

「ですが、その場合樹海化の際に久遠様がお傍にいる事は勇者様にとって防衛対象が増えてしまうのではないか。と……」

天乃「それ、要するに私が足手纏いって言いたいの?」

「…………」

神官は答えない

ひきつった緊張感のある空気のまま、

代表らしき神官は黙り込む天乃に仮面を向け、続ける

「これから、戦いはより厳しいものになっていきます。ゆえに、懸念は少しでも排除すべきかと、私達は思うのです」

天乃「……それ、私が嫌だと言っても、無駄だったりしないわよね?」


297 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 16:35:48.93MBywfgBho (13/26)


みんなの傍に居たい

みんなと離れ離れになりたくない

そんな願いゆえに、大赦の提案を断ったところで

ここに来た時点でもう、強制されたのと同じことなのではないかと、天乃は思う

それに対する大赦の答えは、沈黙だった

天乃「……冗談、止めてよ」

「久遠様は現状戦うことのできる力を有しておりません」

天乃「それは……別に、戦えるけど、だけど」

「久遠様がご友人と共に居られることを望まれていることは理解しております」

ですが。と

神官は天乃の介入を許すことなく言葉を紡ぐ

感情が死んだような、神官の声

それは、なんの思いも感じられない、淡泊なもので

「激化する戦いにおいて、自らをお守りできない久遠様は勇者様を危険に晒す原因になりかねないのです」

天乃「……………」


1、みんなはなんて言ってるの?
2、お断りするわ
3、……わかった。わかったわよ
4、ねぇ、そんなことを言うってことはまた。それも、前回よりも厳しい襲撃があるとお告げが出たってこと?
5、考える時間を頂戴。せめて、1日

↓2


298以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 16:38:30.22S93SHTmvO (3/7)

4


299以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 16:38:43.01pPwPC9N90 (2/4)

1


300以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 16:38:46.64Zu3ZRItno (2/2)

1


301 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 16:55:33.97MBywfgBho (14/26)


天乃「皆は、なんて言ってるの?」

もはや聞くまでもないことだと天乃は思いながら、

あえて、問いかける

依然のただ接触を控えて欲しいという指示でさえ、

みんなは拒んだのだ

こんな、その程度では済まないような願いを受け入れるはずはなかった

「皆さまには、後々ご連絡差し上げる予定になります」

天乃「皆の承諾もなしに決めて良いの?」

「戦いをより安全に行う為です。皆さまも承諾いただけることかと」

天乃「みんなのことなんて、貴方達は本当に何もわかっていないのね」

「……その点に関しては善処します」

何の意味もない【善処する】という言葉

空気でさえ入っていないように軽いそれはあっという間にどこかへ消えていく

天乃「ならせめて、みんなに聞いて答えを聞いてからにして頂戴」

「しかし――」

天乃「現場の声を聞かない提案が、なんの役に立つのよ」

「…………」

天乃「勇者は、私のクラスメイトと違って力があるのよ。貴方達なんて殴り飛ばせる力が」


302 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 17:31:38.61MBywfgBho (15/26)


天乃「だから、下手なことはしない方が良いわ」

皆の事だ、そこまで過激なことをするとは思えないが

精霊に関してはその限りではないし

みんなだって、いざというときは手を出す可能性はある

「……それは、承知しているところです」

天乃「だったら」

「しかし、勇者様はおそらく、私達の言葉を受け入れることはないのは明白です」

天乃「だから、こうやって極秘で呼び出して監禁しようって言うの?」

「いえ、そのようなことは有りません」

神官は天乃の言葉を否定すると

天乃のすぐそばに控えていた女性神官へと指示を出す

「これを」

天乃「?」

手渡されたのは、封筒だ

無地の茶封筒、中身は……

天乃「……転校?」

「この地域から一度、離れるべきかと。そうなれば樹海化に巻き込まれることも避けられます」

天乃「……この近辺そのものから追い出そうって魂胆なのね」

「追い出すわけでは――」

天乃「転校なら、クラスメイトも大きな抗議は出来ないし、沈静化も図れる……そう言う考えがないわけではないでしょう?」


303 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 18:16:32.24MBywfgBho (16/26)


神官は天乃の質問には答えない

彼らが考えたことなのだから

その答えを知らない、答えられないなんてことはないはずなのに

もちろん、答えたことで天乃がどう出てくるのか警戒しているのだろうが

それなら、初めからしないで欲しいと天乃は思う

提示された学校は讃州中学とかなり離れているし、

皆の家とも―計画通りなのだろうが―離れている

とてもではないが、学校が始まってから会おうと思えるような距離ではない

少なくとも、自転車では。

天乃「これ、みんなに話しても平気?」

「勇者様を確実に生還させるためです。どうか、お考え頂きたく」

天乃「……………」

本当に危険な時のバックアップとして戦場に出ているが

それは、ただの足手纏いでしかないのだろうか……

そう考える頭の中には、彼女の笑い声が響く

気に障る、嫌な声

考えるべきだ

戦闘に集中できないなんて

護衛対象が増えるなんて

そんなの……危険な戦いでは命取りにしかならないのだから


304 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 18:43:23.28MBywfgBho (17/26)


√ 8月6日目 昼() ※土曜日


1、病室
2、自宅


↓2


帰る場所を選択できます


305以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 18:46:53.43S93SHTmvO (4/7)

2


306以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 18:46:55.64BvzRggpFO (1/6)

2


307 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 19:15:55.05MBywfgBho (18/26)


√ 8月6日目 昼(自宅) ※土曜日


天乃は病院ではなく、自宅に帰ることにした

病院に帰ればみんなに会うことはできるが

きっと、考えていること、抱えてしまった悩みはみんなに筒抜けになってしまう

そんなの、無視したらいいと言うだろうか

そんな確証は、持てそうもない

天乃「…………」

夏凜達は、天乃と一緒にいるのが好きだ

だが、天乃が生き延びることが出来る可能性

危険な目に合わなくなる可能性と、自分たちとの時間を天秤にかけたとき

前者を得ようとする可能性は、大いにあるのだ

みんなは、そう言う子達だから

今までのように、学校に行く前や学校帰りに会いに来るのはむずかしくなるとしても

休みの日には会いに来ることが出来る

その前日に準備をしていれば、泊まりに来ることだって

だから、絶対に会えないわけではないのだ


308 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 20:10:29.06MBywfgBho (19/26)


そう。それならみんなは貴女を手放す

そうね。きっとあなたにごめんねと言って離れていく

全部終わったら、ちゃんとみんなでまたずっと。って

貴女を一人ぼっちにするのよ

天乃「っ……」

彼女は嗤う。幸せそうに

天乃とは全く逆の感情を、彼女は抱くのだ

別の中学校への、転校

この時期だからクラスメイトには不審に思われるだろう

だから、断る?

大事なのはクラスメイトじゃないわ

大事なのは勇者が死ぬか生きるかでしょう?

貴女のような足手纏いが、戦場にいるべきかどうか

天乃「私は、バックアップだから」

そう言う理由で、みんなを危険に晒すのね?

ああ、なんて素晴らしきマッチポンプ、自作自演

貴女は演技の天才ね



1、うるさい……うるさいっ!
2、封筒を破り捨てる
3、みんなはそんなに弱くない。みんなは……解ってる。気にしなくても良いんだって
4、精霊を呼ぶ


↓2


309以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 20:13:27.42pPwPC9N90 (3/4)

4


310以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 20:13:40.37S93SHTmvO (5/7)

4


311以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 20:13:53.35BvzRggpFO (2/6)

3


312 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 20:15:59.80MBywfgBho (20/26)



1、九尾
2、千景
3、若葉
4、球子
5、歌野
6、悪五郎
7、水都

↓2


313以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 20:20:41.83BvzRggpFO (3/6)

6


314以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 20:24:57.11pPwPC9N90 (4/4)

6


315 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 21:17:02.18MBywfgBho (21/26)


天乃「五郎君……っ」

声をかける

若葉や千景、歌野、球子、水都、九尾の選択肢もあったけれど

今は、なんとなく悪五郎が良い気がした

悪五郎「……良いように使うな、お前は」

皮肉っぽくいう悪五郎がどこからともなく姿を見せると、

彼女は悪態をつきながら、天乃の内側に消えていく

その消えた先の暗闇は、以前よりも広く、深く、どんよりとしているように感じた

悪五郎「お前はいつもいつも、悩んでばかりだな」

天乃「…………」

悪五郎「人間は悩める生き物だと記憶しているが、お前ほど濃密に悩む人間もそう多くはないだろうな」

嘲笑する悪五郎に、

天乃は悲し気な笑みを向けて、首を横に振る

天乃「そうね……まるで、みんなが生きる人生を半分以上に凝縮してるみたい」

悪五郎「確かに、否定は出来んな」


316 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 21:34:44.48MBywfgBho (22/26)


悪五郎「……なぁ、天乃」

天乃「なに?」

悪五郎「死にたいと……お前は思ったりしていないか?」

悪五郎にしては珍しく、神妙な雰囲気での言葉だった

天乃と同じ境遇を経験してきて、悟ったかのような

そんな、優し気な表情だった

ベッドに座る天乃の頬に、小さな手が触れる

大きく見ても中学生、そんな少年の手は綺麗で、温かい

夏凜とは、正反対だ

悪五郎「お前は日々体が蝕まれているように見える」

天乃「…………」

悪五郎「少しずつ。どれだけ些細な事であろうと、攻め入る隙があるのなら、穢れが侵食しているのだろう?」

天乃「五郎君……」

悪五郎「肯定も否定も、それ以外でも。もしもお前に隙が生まれるなら、そのまま黙っていればいい」

悪五郎はそう言いながら、

天乃の頭を誘うように動かして、抱く

小さな体では遠く、不器用に前のめりで

触れる場所は胸とお腹の中途半端な所だが

悪五郎は想う一人として、天乃を包む

悪五郎「だから悩みすぎるな。俺の傍では一々、言葉を選ぶなんて馬鹿な真似はする必要はない」


317 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 22:05:13.01MBywfgBho (23/26)


 天乃「……珍しく、優しい」

悪五郎「俺はお前を孕ませるんだろう? ならばそうすべきだ」

確かに、悪五郎とはそう言う約束だ

どこのだれかとも分からないような男の子

あるいは、男性と無理矢理な恋愛をさせられるよりも

夏凜達との交際をしたままでも許される、悪五郎と。と

悪五郎「なんなら、今すぐやっても構わんぞ?」

天乃「今やって、どうにかなるの?」

悪五郎「正直に言えば、難しいかもしれんな。お前の体というより、お前が戦えなくなる間、娘たちが無事が。だが」

天乃というバックアップが無くなるのは

これから戦いが厳しくなるというのならば、得策ではない

もちろん、園子に戦って貰うと言うのもあるが、

それは本当の本当に、最終手段だ

正規の勇者であり天乃のように死ぬことはないが、身体機能は確実に奪われていく

それはもう……見ることも聞くことも話すことさえも出来なくなる可能性があると言うことだ

そこまでは、行かせたくない



1、なら、それ以外のエッチな事くらい、する?
2、ねぇ、貴方は穢れが分かるの?
3、どうしたら、良いの?
4、なら……傍にいるだけで良いから。お願い


↓2


318以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 22:06:03.61BvzRggpFO (4/6)

3


319以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 22:08:14.69qOSXG3t40 (1/1)

3


320以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 22:08:21.35wcW7f0AtO (1/3)

1


321以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 22:08:29.77S93SHTmvO (6/7)

3


322 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 22:44:16.49MBywfgBho (24/26)


天乃「ねぇ……五郎君」

体を預けたまま、悪五郎に問いかける

彼は何も言わず、ただ、抱く力を少しだけ強めて言葉を受け止める

天乃「どうしたら、良いの?」

悪五郎「それはお前がどうしたいか。ということが分からなければ何とも言えないな」

天乃「私……?」

悪五郎「そうだろう? お前が聞きたいのは過程。目指すべきは結果だ」

悪五郎は真面目な様子を崩すことなく言って天乃の体を離すと、

すぐ横の椅子に腰かけて、まっすぐ天乃を見る

子供ゆえか座高が低く、目線はだいぶ下がった

悪五郎「お前が娘たちと居たいのなら、何のことはない。今まで通りでいればいい」

天乃「…………」

悪五郎「お前が自分の無力さを嘆き、娘たちの足手纏いだと思うのならば、大赦に従い転校すればいい」

悪五郎は一つ一つ、指を立てて確認するように言う

悪五郎「簡単に言えば、娘たちと居るか居ないか。だ。お前の心はどこで救われる?」


323 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 23:18:15.40MBywfgBho (25/26)


天乃「私の心……」

夏凜達と居られれば、楽しくて、嬉しく幸せだろう

しかしその反面、夏凜達が傷ついていく姿を見なければいけない

そのたびに、自分のやるべきことを思い、否定され

何もできないもどかしさに苦しむ

夏凜達と居なければ、楽しくないかもしれない、幸せじゃないかもしれない

けれど、夏凜達が苦しむ姿を見ずに済むだろう

自分がすべきことを悩まず、苦しまず

何もできないもどかしさから解放されるかもしれない

悪五郎「ああ、それ次第だ」

天乃「私がどちらでも。貴方は否定したりしないの?」

悪五郎「それが御前の本心に違えることならば、否定しよう。そうでなければ、俺はお前のその選択を助けるだけだ」


1、転校手続き書類を書く
2、転校手続き書類を破く
3、夏凜達にも聞いておく

↓2


324以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 23:19:18.56BvzRggpFO (5/6)

2


325以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 23:19:38.19wcW7f0AtO (2/3)

2


326 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/16(日) 23:31:57.87MBywfgBho (26/26)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「こんなもの……っ!」ビリッ

神官「な、なにを!」

天乃「私はこんなことしない……転校なんて!」

神官(兄)「くっ……」

神官(どさくさに紛れて婚姻届けにサインさせようと……)

神官「くっそぉぉぉぉぉッ!!!」

天乃「ひっ」ビクッ



327以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 23:33:36.42wcW7f0AtO (3/3)


たとえ何も出来なくても逃げ出すわけにはいかないよな


328以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 23:34:36.34BvzRggpFO (6/6)


そもそも風との約束もまだだしね……
勝手にどっか行ったら泣いちゃうでしょ


329以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 23:40:36.77S93SHTmvO (7/7)


久遠さんついに覚悟を決めたか…
まあそれでもみんなに転校させられそうだったことは伝えたいな


330以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 16:37:43.633WrMK3vxO (1/1)




331以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 19:08:06.19LKzS/yK2O (1/1)

相変わらず大赦は地雷踏みぬいてくるなあ
久遠さんが病院にいないのバレたらみんなに余計怪しまれそう


332 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 22:22:34.53YSwDgdF3o (1/10)


では、少しだけ


333以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 22:23:03.82yDMKRvL2O (1/2)

いえっさ


334 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 22:33:10.52YSwDgdF3o (2/10)


ビリッっと、壊音が響く

二度、三度それは続いて天乃の布団の上には細切れになった紙が散らばっていた

天乃「これが、答え」

天乃は静かに呟いて、破り捨てた【何か】をかき集めてゴミ箱へと投げ込む

悪五郎は何も言わない

天乃も何も続けない

そして、数瞬

穏やかな流れで顔を見合わせて、天乃が微笑んだ

天乃「ダメかしら?」

悪五郎「その判断はいつかのお前が決めることだ。今のお前も、今の俺も。定めるのは早計だ」

そういいつつも、悪五郎の表情には不満も何もなく

ただ、その選択をした天乃の表情に適したものを見せる

天乃「私はみんなを見届ける。ここで逃げたら、みんなを信じていないのと同じこと」

悪五郎「それは、お前が戦うことにも言えるが?」

天乃「言ったでしょ? 夏凜達が本当の危機に陥ったときは、問答無用で力を使うって」

悪五郎「…………」

天乃「だから、そうでないのなら。私はたとえこの心がどれだけ痛むのだとしても。みんなを信じて待つわ」


335 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 22:49:09.21YSwDgdF3o (3/10)


そう決めたのだ。曖昧だった、うやむやだった

自己保身的に言えば、臨機応変

さまよっていたその考えは、彼女が付け入るにはとても容易な場所

だから、定める。こうあるべきなど決め付けて、支柱を立ててしまう

悪五郎「それで、大丈夫か?」

天乃「支えてくれるのでしょう?」

悪五郎「…………」

笑みを浮かべ、そっと手に触れてくる天乃に

悪五郎は一瞬、言葉を無くして……小さく笑う

困ったように、おかしくてたまらないというように

悪五郎「お前という女は、本当にずるい女だ」

天乃「そう……かしら?」

悪五郎「解っていないところが、俺はより煩わしく愛おしい」


336 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 22:59:21.18YSwDgdF3o (4/10)


天乃の頬に触れ、顔を近づけさせて悪五郎は微笑を浮かべる

天乃「ちょ、ちょっと、五郎君……?」

真面目な話をしていたのだ

そう言う雰囲気では微塵もなかったのだ

そんな唐突な状況に、天乃は驚きつつも悪五郎の肩に手を置く

けれど、少し距離を置くために込めた力は無力に抑え込まれて

さらに近付く距離に、天乃は思わず目を瞑る

天乃「ぅ……ご、ろうくん……」

悪五郎「嫌か?」

天乃「そ、そういうわけじゃ……で、でも」

顔が熱を帯びる、心が強く脈打つ、唇が固く閉じられていく

キスをする距離感ゆえの緊張感

女の子相手なら手馴れたものだが、男の子相手は、不慣れだ

もちろん、男の子だろうと女の子だろうと

不意を突けば簡単に天乃を照れさせることが出来るのだが。


337 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:10:31.24YSwDgdF3o (5/10)


悪五郎「お前は本当、こういうことに弱いな」

天乃「だ、だってそんな雰囲気じゃ……」

悪五郎「……嫌ならもう少し強く抵抗すると良い。娘と違って俺は精霊だ。怪我も何もせんぞ」

得意げに言い、抵抗感を楽しむように天乃との距離を詰めるだけで何もしない悪五郎に、

天乃はもう少しだけ力を込めて、押す

それでも、悪五郎の力には適わない

それは相手が精霊だからではなく――

悪五郎「お前……力がなくなっているだろう?」

天乃「…………」

悪五郎「穢れの影響か」

悪五郎の指摘を、天乃は否定できなかった

東郷の時も、若葉の時もそうだ

自分が思っていた以上に力が入らなくて

抵抗らしい抵抗―本気じゃない―がまったく出来なかったのだ

天乃「……少し前から、なんかダメだなって感覚はあったのよ」


338 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:19:56.62YSwDgdF3o (6/10)


天乃「日常生活では大した問題ではないし、戦闘の時はみんなの力を借りるから、平気だけど……」

悪五郎「流石に自重が支えられないという話ではないのか?」

天乃「腕は平気、足は……どうかしらね」

天乃は些細なことだと笑ってみせる

確かに、天乃が抱えていること、みんなが抱えるかもしれないこと

それと比べれば、ほんの少し力が入れられなくなったなんていうのは

些細なことだし、気にするようなことでもないかもしれない……けれど

悪五郎「まったく……」

天乃「ゃっ」

力づくで押し込まれて、体がベッドに落ちる

押し返す力はもちろん、足りない

目の前に居るのは、男の子だ

悪五郎という精霊ではなく、天乃と似たような年代に見える、男の子

嫌な緊張感で、胸が痛み冷や汗が頬を伝う

天乃「ちょ、ご、五郎君、痛い……痛いって」

悪五郎「お前は今、普通の小娘と何も変わらん」

天乃「っ……」

天乃の自由な左手が頬にぶつかるが、悪五郎は平然とした表情でその手を掴み、

右手と重ね合わせて、片手で押さえ込む

圧倒的だった

勝ち目なんてなかった

天乃はとても、無力だった


339 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:28:54.37YSwDgdF3o (7/10)


天乃「っ……ぅ……」

悪五郎「……………」

それを自覚してしまうと、耐え切れなくなった涙が溢れ出す

怖くて、恐ろしくて、嫌で、悲しくて

痛みなんてどうでも良い。ただただ、この状況、これから起こること、それが――

悪五郎「少し悪ふざけが過ぎたな」

天乃「ぅ……ぐすっ」

悪五郎「東郷の小娘や乃木の小娘では問題なかったが、流石の男児となれば話が違うか」

天乃「ば……かっ」

涙目で怒る天乃には迫力も気迫もない

ただただ、罪悪感を引き出す何かしかなくて

悪五郎はばつが悪そうに笑みを浮かべると、天乃の手を離し、涙を拭う

悪五郎「これが男と女の性の差よ。通常ならば問題もなかろう。だが、今のお前は容易く組み伏せられる」

天乃「だ、か、だからって」

悪五郎「だから、問題がないなどというな。些細なことだと割り切るな」

天乃「……………」

悪五郎「体が弱っているのなら、心の弱さも晒してしまえ。心体乖離はすべきではない」


340 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:37:12.10YSwDgdF3o (8/10)


悪五郎「怖がらせてすまなかったな」

天乃「ぁ……」

悪五郎は一言詫びると、天乃の頬を撫でて、手を握る

さっきまでの緊張も、恐ろしさもなかった

気づかずに震えていた手が、静かになって

悪五郎の手に収まる

天乃「……私、ただの女の子?」

悪五郎「そうだな、今は……そうだ。俺にはそう思える」

天乃「……そう」

そんなにか弱く見えるのか

そんなに華奢に見えるのか

天乃は自分の体を見下ろして、息をつく

天乃「なら、ちゃんと守ってね?」

悪五郎「愚問だな。俺以外に対しても。無論、お前を守る。心配するな」

見た目的には年下の少年のような悪五郎の手が、頭に触れる

撫でるように、優しく、ぽんぽんっっと、触れる

それはどこか懐かしくて、嬉しい感触だった


341 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:42:27.30YSwDgdF3o (9/10)


√ 8月6日目  夕(自宅) ※土曜日


01~10 
11~20 バテクス
21~30 
31~40 
41~50 クラスメイト
51~60 
61~70 若葉
71~80 
81~90  千景
91~00 

↓1のコンマ 


342以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 23:42:52.50yDMKRvL2O (2/2)




343 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/17(月) 23:50:14.35YSwDgdF3o (10/10)


追加判定


01~10  1
11~20 2
21~30  3
31~40  圏外
41~50 2
51~60  1
61~70 3
71~80 圏外
81~90  1
91~00  2

↓1のコンマ 


344以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 23:50:31.31MfSTjMo80 (1/1)

クラスメイト最近よく来るね


345 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 00:02:58.955wUttcdMo (1/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば、通常時間から



クラスメイトは大会結果圏外……


346以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 00:09:00.490dY5RZXkO (1/1)


まあしゃーない


347以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 00:09:10.20PPZTE7UdO (1/1)


五郎くんが凄い男前な回だったな
子作りするのは大分後になりそうだけど


348以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 07:17:30.390sN3a9EcO (1/1)

久遠さんの反応が可愛すぎる…そりゃ若葉様も襲いたくなりますわ


349以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 14:50:54.858JlC25vRO (1/1)




350 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:04:43.075wUttcdMo (2/10)


では少しだけ


351以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 22:09:28.30Fo9uVuKRO (1/3)

よしきた


352 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:10:00.175wUttcdMo (3/10)


※√8月6日目 (自宅)夕 ※土曜日


何かをしていても、何もしていなくても時間は経過していく

動きのないものを見ていても、どこかで何かが動いてそれを刻む

大赦職員の常駐する天乃の家は、自由ではあるが自由がない

天乃が自力では歩けないというのもあるが、

少し出歩いたりするのにも、許可を得なければいけないし、同伴者が必ず一人は居なければいけない

ひっくるめて言えば、暇だった

天乃「はぁ……」

天乃の端末は手元にあるけれど、

勇者部のみんなの手元に端末があるわけもなく、連絡はできなくて。

自宅ではなく病室に戻ればよかったかなと思い始める頃、来客を知らせる音が鳴った

天乃「誰……かしら?」

天乃への来客か、大赦の人か

それとも……嫌がらせをするような人か。考えつつ耳を澄ます。

完全には聞こえないけれど、少しなら聞こえる

来客応対した男の人が「なぜ」と、疑問を問い

聞き覚えのある声が「病院行ったら~」という返事を返す

少しの沈黙、あるいは小声での会話

それに続いて、足音が近付く

これは来客ではなく……常駐する職員だ


353 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:18:54.705wUttcdMo (4/10)


「久遠様、ご学友がお会いになりたいと」

ノックをしてから入ってきた女性は、大赦の仮面をつけていない一般紛れの職員

対応への悩みを見せるその表情に、天乃は笑みを浮かべて「通して」と、返す

それが面倒な何かならば避けるが、学友というのなら話は別

それに、聞いた声。

その主は天乃が今日、声をかけるべき相手だったからだ

「よろしいのですか?」

天乃「通さない理由もないし。門前払いなんて大赦にくらいしかしないわよ」

「かしこまりました」

瞳と違って冗談の中々伝わらない職員は一礼して下がり、

それからすぐに、天乃の学友

今日、大会に出ていた運動部のクラスメイトを連れてきた

「こんにちは」

天乃「やっぱり、貴女だったのね」

なぜここに居ることがわかったのかという疑問はあったけれど

つい先日も同じことを話したからと言葉を飲み込んで、笑みを向ける

普段真っ直ぐ伸ばした状態のセ髪は後ろで結ばれたままで

服装も大会帰りを表すように大会に向かったジャージ姿のまま。

クラスメイトは、笑った

「大会、全然ダメだったよ」

笑って、そう言った


354 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:31:40.695wUttcdMo (5/10)


大会の走者になったのは、1年生

最初の大会は力及ばず5位に終わり、先輩の励ましを受けながらも

悔しくて悔しくて、だから本気で取り組んで

学校の大会や、地方のマラソン大会、いろんなところに足を運んで、頑張って

2年生では年間を通して、表彰されないことはなかった

それゆえに期待され、羨望され、挑んだ中学生最後の大会

それは……

「最後の最後でね躓いて、ほんと、見事な終わりだった」

天乃「…………」

「一番最悪……かな。いや、最低かも」

笑みを浮かべたまま、クラスメイトは零す

彼女にとってそれは酷く滑稽で、惨めだったのだろう

熱い日差しが照りつける中、スタートの合図を待って、姿勢を低く

ドキドキと高鳴る緊張感に息を呑んで、空砲にあわせて駆け出して――

最初は好調だった。優勝できるという早さだった。けれど

最後、ただゴールのみを見ていた視線が揺らいだ。誰も居なかった視界に、誰かが入っていくのが見えた

自分は終わったのだと、自分はとんでもない失敗をしてしまったのだと。

崩れた体勢を立て直したとき、すでに落ちたゴールテープが見えて、思った

「みんなは、一番強く思っているときこそそう言うことがあるって励ましてくれたんだけどね」


355 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:43:35.645wUttcdMo (6/10)


天乃「…………」

天乃は何も問わずにクラスメイトの瞳を見つめて

そっと彼女の手をとって引く。

弱弱しい力。悪五郎が言う少女というのはどの年代なのか

適した年代かそれとも下か。定かではないけれど。

しかしそんな弱い力でも、彼女の体は容易く天乃へと倒れこんで

天乃よりも大きい体

スポーツ選手といえる、しっかりとした体を天乃は抱きしめる

天乃「後輩が居て、知り合いが居て、みんなが優しい言葉をかけてくれる。励ましてくれるそれはきっと、貴女を強くしてくれた」

「久遠さん……?」

天乃「でもね、私は貴女を強くする言葉を持っていない。貴女が頑張る理由を私は受け取らなかったからよ」

「っ……」

応援に行くという約束。それを天乃は無くしてしまった

前日に頑張ってね。という言葉をかけるだけに終わってしまった

だから、天乃には彼女に平常心で振舞わせる力はないのだ

もしも約束通りその場に居たのなら、天乃はクラスメイトを頑張らせる理由になっていたけれど

みんなと同じく差し出す言葉、見せる表情、その全てが彼女の努力を強いていたけれど

天乃は【約束を破った】のだから

彼女は期待を裏切ったのだと、怒鳴って良いのだ

約束を破ったせいだと八つ当たりしていいのだ

心乱され、集中しきれなくなってしまったのだと、喚いて良いのだ

天乃「私に出来るのは、貴女の言葉を受け止めること。貴女の感情を受け止めること。だから、貴女は貴女がしたいことをして良いの」


356 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:53:31.035wUttcdMo (7/10)


少女らしい力で抱きしめながら、肩を叩くように撫でて頭を撫でる

弱くていいのだと、今は気丈に振舞う必要はないのだと

「っ……あぁもう……なんで、ここ着ちゃったんだろ……」

天乃「……そうね」

「電話とか、そういうの、それで、べつに……良かったのに」

天乃「そうね」

抱かれるだけだった少女の手が背中に回って

ただ引かれるだけだった体が預けられて、胸元に埋まっていく

「久遠さん……」

天乃「うん」

「私、私……っ」

天乃「うん」

体につかまる彼女の手に力が篭る

それは彼女が吐き出せなかった悲しさ、自分自身への怒り

そして、悔しさ

天乃「うん……全部私が包んであげる。貴女が見せたくないものを私が全部看取ってあげる。だから、良いのよ」


357 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 22:58:40.925wUttcdMo (8/10)


感情が服に染み込み、声が体に溶け込む

それを天乃は黙って受け入れる

声が漏れないようにと体を包み込んで、口を固く閉ざす

悔しいと零れ出る感情を、天乃は隠してしまう

天乃「…………」

応援に行っていれば、結果は変わった?

変わったかもしれないし、変わらなかったかもしれない

いずれにしてもその可能性はもう過去になって潰えたのだから

悩むだけ無駄だ

今は出来ることに集中したらいい

クラスメイトの悲しさを、クラスメイトの悔しさを

包み込んで、受け止める

彼女が満足するまで、天乃は身動ぎ一つせずに抱きしめ続けた


358 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 23:07:31.865wUttcdMo (9/10)


夕方になってから大分陽が傾き始めた頃、

もう大丈夫。と天乃から離れた女生徒は、照れくさそうに笑みを浮かべる

瞳は少しばかり赤く、頬は紅潮しているけれど

表情は来たばかりの彼女とはまったく、違うもので

「ごめんね、なんか……ほんと。こういうことするつもりじゃなかったんだけど」

天乃「気にしなくて良いわよ。ここに来た貴女がそうしたいって思ったことなんだから」

「……ほんと、久遠さんが男の子だったり、私が男の子だったらなぁって思っちゃうなぁ」

天乃「そう?」

「だって、久遠さんが男の子なら。私はきっと凄く勘違いして告白してるよ。もうね、ずっと一緒に居て欲しいって」

天乃が誰にだってそういう人で

分け隔てなく、優しく、明るく、幸せにしてくれるような人だとわかってはいても

勘違いしかねないと、クラスメイトは苦笑する

「久遠さんはさ」

天乃「うん?」

「誰かと付き合うとか、ないの?」


1、ないわ
2、私はもう付き合ってる人が居るから
3、私はもう付き合ってる人たちが居るから
4、もう付き合ってるのよ。女の子と
5、ごめんね、秘密


↓2



359以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:08:28.28ruHDYiFxO (1/2)

4


360以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:12:04.90Fo9uVuKRO (2/3)

3


361以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:12:10.64DjGljNNBO (1/1)

4


362 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/18(火) 23:19:39.775wUttcdMo (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日も出来れば通常時間から



「知らなかった、久遠さんが複数の女の子と付き合ってるなんて……」ポンポンッ

沙織「今更一人二人増えるくらい、久遠さんは平気だよ」

「伊集院さ――」

――ドンッ!

「ひっ」ビクッ

東郷「秘密を知った以上、堕ちて頂くほかありませんね」カチャッ

東郷「……性的な意味で」


園子「という演劇が見たいな~」

大赦「そ、それは……出来かねます」


363以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:21:56.67ruHDYiFxO (2/2)


東郷さんと沙織とかいう久遠さんハーレムのWアタッカー


364以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:25:04.23Fo9uVuKRO (3/3)


どんなに弱体化しても久遠さんはみんなの心の支えとしても必要とされてるんだな


365以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 23:40:02.20oDh/pzd7O (1/1)


五郎くんで救われたしな
久遠さんはエッチが関わらなければ基本イケメンなんだなって…それはそうまるで女騎士のくっころ…


366以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 19:07:10.83m78PtHxKo (1/1)

正直久遠さんが死んだら色んなところが崩壊すると思う
勇者部の精神的ダメージは計り知れないし精霊組消滅で戦力激減


367以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 19:14:15.11p5d45skrO (1/1)




368 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:01:16.19PG7xe069o (1/11)


では、少しだけ


369以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 22:04:38.86UO9icqNdO (1/4)

おk


370 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:06:46.20PG7xe069o (2/11)


天乃「付き合う、ね……」

クラスメイトの言葉に薄く笑みを浮かべた天乃は静かに目を向けて

もしかしてとクラスメイトが驚くと、頷く

天乃「ええ。私はもう付き合ってる人たちが居るのよ」

「そっか、久遠さん優しいし可愛いし、それはそうだよ……じゃ、ないよね? えっ?」

天乃「?」

「いや、うん? じゃないよ久遠さん、可愛く首を傾げても耳に残ってるよっ」

流れるように言葉を紡ぎ、

ちょっと待ってと顔を手で覆ったクラスメイトは、

一人で何かを呟き「いやいや」と否定して、「えー」と、唸る

「えっと、聞いても、いい?」

天乃「答えられることなら」

あまりにも平然としすぎている態度には、強制されているような何かは微塵もなくて

昨今ありえないとは思いつつも警戒していたようなことはないのだろう。と

少しばかり安堵しながら、クラスメイトは一息ついて

「人達って言うのは、冗談とか。言い間違いじゃない?」

天乃「ええ」


371 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:18:18.82PG7xe069o (3/11)


「……そ、か」

天乃「どうかしたの?」

「いや、久遠さんならそれも難しくはないだろうし、付き合えるならってみんなも納得する可能性はあるけど」

可愛くて、優しくて、時々格好いい

そしてスタイルも、まぁ、身長だけいえば子供だけれど、それ以外に関してはとても魅力的で

侍らせるのも難しくはないだろうと、クラスメイトは思う

「でも、その。なんというか。男の子って凄くエッチじゃない?」

天乃「?」

「クラスの男子だって体育のあとの久遠さんを良く見てるし、髪を纏めようとしてるときとか、こうじーっとね」

困ったようにクラスメイトは言うと、天乃の事を心配そうに見つめる

入院したりなんだりと忙しい身で、そういう相手を出来る日は限られる

そうなると、纏まって相手をしなければいけないわけで

それはつまり……

「だから体が持たないとか、あるんじゃないの?」

天乃「男の子がどうだか解らないけど、みんなはそうでも……? ある、かもしれないけど」

歯切れ悪く言い換えた天乃は、思い出して呆れた笑みを浮かべる

本人が苦に思っていないのなら良いのかとクラスメイトは考えて

けれど、いやいやと、首を振る


372 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:31:09.63PG7xe069o (4/11)


「こ、子供とか、どうなる? 一人ひとりに作るの?」

天乃「?」

「ほら、男の子ってやっぱりそういうの求めるだろうし、久遠さんがその複数人分の子供――」

天乃「あぁ、そういうことね」

気づいたように笑って見せた天乃は、

何か違う気がしたのよね。と、楽しげに呟いて首を振る

見える瞳は、幸せそうで。

天乃「私、付き合ってるといっても相手は女の子よ?」

「おん……なのこ?」

天乃「そう。勇者部」

「あ、あー……そーいうー、あー」

自分の勘違いに気づいたクラスメイトは発言のきわどさに思わず赤面して「忘れて」と願って

天乃は別に良いけど、と苦笑する

天乃「確かに色々大変なこともあるけど、みんな優しいから。幸せよ」

「そんな笑顔が出来るなら、きっとそれは本心なんだね」

クラスメイトは気恥ずかしさを残しながらも、

天乃が浮かべた明るく愛らしさを覚える笑みに笑みを向ける

それは共感を表すような笑みで

幸せなのだと、嬉しいのだと、解る笑みで

「良かったよ。久遠さんが幸せそうで」


373 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:45:05.80PG7xe069o (5/11)


女の子同士、複数の相手

そこに言及することなくクラスメイトは天乃を見る

内容は知らないけれど

身体機能を損なう大変なお役目を担っているのだ

生き方くらい、恋愛くらい

何にも縛られることのない自由なものでいいはずだと、クラスメイトは思う

「もしも、私が久遠さんに恋愛的な意味での好意を抱いたら、受け入れてくれる?」

天乃「難しい質問ね」

「残念……でも、考えちゃうなぁ」

想いを込めて呟くクラスメイトから、天乃はすっと目を背けて笑みを浮かべる

本気なのか、冗談なのか。いまはまだ後者の色が強いけれど

いつか、それは本気になるのだろうかと考えて、首を振る

彼女の心は別に向いていて、彼女に向いている誰かの心もあって

だからきっと、それはないだろうと思う

「さて……と、帰ろうかな」

天乃「もう少しゆっくりしていってもいいのよ?」

「彼女がいるのに、女の子を連れ込むのはダメだよ」


374 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 22:53:47.57PG7xe069o (6/11)


茶化して言ったクラスメイトは、

さっきのあれとかも危ないだろうなぁ。と苦笑する

「久遠さんさ」

天乃「なに?」

「正直襲われても文句言えないから、気をつけたほうが良いよ」

天乃「それは……」

実際に襲われた―キスされた―事を思い出してしまったからか

天乃の表情には薄っすらと影が差して

クラスメイトはあったのかと察して唇を噛む

「久遠さんはパーソナルスペースが狭いんだよね。精神的にも物理的にも」

天乃「…………」

「特に男の子相手には一線あってしかるべきだと思う。高校生で今の距離感だと、大変だよ?」

天乃「肝に銘じておくわ」


375 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 23:02:51.26PG7xe069o (7/11)


クラスメイトは知らないが、天乃のガードは物凄く固い

もちろん、本人はただの自動ドアみたいなものだが

そのセキュリティシステムが強固ゆえ、近付くことはもう、恐らく容易ではない

天乃から縮めた距離なら何もないが、相手から縮めた距離なら問答無用で割ってはいるだろう

「そうしておいてね。正直今の久遠さんは目を離したくないよ」

天乃「心配しすぎよ。大丈夫」

「だと良いけどね……あ、そうだ」

椅子から立ち上がったクラスメイトは、思い出したように天乃へと目を向けて

天乃「!」

その頬に、軽くキスをする

それは恋愛的な好意とは違う思いが込められていて

しかしながら、驚く天乃の目の前。セミロングの乙女は頬を染めてはにかむ

気恥ずかしさに彩られた、少女の笑み

まさしくそれは、少女が送る日常の中の景色

「ありがとね、心すくわれたよ」

それは救われたのか、掬われたのか

天乃には明確にしないまま、少女は立ち去る

天乃「……もう、みんなが見てたら私。大変なんだからね」

彼女の唇が触れた場所に手を宛がって、天乃は困ったように呟いた


376 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 23:12:01.55PG7xe069o (8/11)


√8月6日目 (自宅)夕 ※土曜日


01~10 
11~20 
21~30 
31~40 
41~50 バテクス
51~60 
61~70 
71~80 
81~90 
91~00  バテクス

↓1のコンマ 
※夕方追加判定


377以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:12:35.72UO9icqNdO (2/4)




378以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:12:37.536Z4/BXPqO (1/4)




379 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 23:18:44.99PG7xe069o (9/11)


√8月6日目 (自宅)夜 ※土曜日


01~10 
11~20 九尾
21~30 
31~40 
41~50 沙織
51~60 
61~70 
71~80 若葉
81~90 
91~00 千景

↓1のコンマ 


380以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:19:09.626Z4/BXPqO (2/4)




381 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 23:20:50.61PG7xe069o (10/11)


√8月6日目 (自宅)夜 ※土曜日

1、九尾
2、悪五郎
3、若葉
4、千景
5、球子
6、歌野
7、水都
8、イベント判定

↓2



382以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:21:30.596Z4/BXPqO (3/4)

3


383以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:23:50.55UO9icqNdO (3/4)

2


384 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/19(水) 23:27:31.05PG7xe069o (11/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


バテクス戦だった場合は被害次第でクラスメイトは銀と女子会


385以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:29:40.746Z4/BXPqO (4/4)


さっきの?ちゅーは精霊は見てそうだな


386以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 23:34:45.90UO9icqNdO (4/4)


ばてくす来たら久遠さんは何をしようが致命傷になりそう…


387 ◆BT63SEH4KsDo2017/07/20(木) 00:26:50.61ePsD9dvz0 (1/2)


女子会という言葉がこれほど不穏に聞こえたのは初めて


388以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 00:27:22.70ePsD9dvz0 (2/2)

すまん名前のとこ変なん書いたわ


389以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 08:50:03.47r2KmcyWdO (1/1)


銀=死人だからな…銀と女子会ってことはクラスメイトも死んでることになる
久遠さんが対人的な意味?で自動ドアって例えたり
所々例え方が変わってるよな


390以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 15:19:19.78nHAqve76O (1/1)




391以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 21:53:07.63dIFx+9efO (1/2)

銀が復活する可能性もあるから…


392 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 22:33:27.83kZzHZnK8o (1/7)


では、少しだけ


393以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 22:34:29.45XU+hzILHO (1/2)

あいよ


394 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 22:52:52.91kZzHZnK8o (2/7)

※√8月6日目 (自宅)夜 ※土曜日


明るくなって、暗くなって一日が終わる

その終わりが見えて来る時間、天乃は眠れずに寝返りを打って窓へと傾けていく

右足を傾けて、その上に左足を同じく傾けながら乗せて

動かせない人形のような足を、整える

天乃「…………」

この生活になってから、二年だ

自由に歩きまわれた足、走り回れた足

それが自分の手で関節を曲げ、持ち上げなければ動かせなくなってからそれだけの時間が流れて、もう、慣れた筈なのに。

少しだけ気が滅入ってしまう

一人だからか、月の見えないどんよりとした曇り空だからか。

ふとため息をついた天乃は微かに埃が舞うカーテンの裾から頭を差し入れて、窓を開ける

網戸を抜けてくる生温い風は、潮臭さと土臭さの混じった自然の匂いがして

縁に肘を突いて、ぼぅっと外を眺める。闇の中でぽつぽつと光る人工灯は、懸命に存在感を主張していた

天乃「五郎くん、いるんでしょ?」

何気なく数名の精霊の中、悪五郎の名前を呼ぶと

音もなくただ唐突に存在感が空気に入り混じって、ベッド脇を支配する

悪五郎「いつになく憂鬱に見えるが、あの娘とのことに悩むことでもあったのか?」


395 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 23:03:01.48kZzHZnK8o (3/7)


悪五郎の言うあの娘とはクラスメイトのことだ

夕方に来て抱いて、泣かせて、頬にキスをされたあのクラスメイトの女の子

カーテンの中に頭を入れたままの天乃は、そこから戻ることなく「別に」と

否定して、小さく息をつく

悪五郎「ならどうした。悪いが、俺は子守唄など嗜んではおらんぞ」

天乃「ねぇ、五郎くん」

悪五郎「なんだ?」

天乃「とても大事なこと、聞いても良い?」

冗談めかして呟いた悪五郎の作った空気

それを跳ね除けるような沈んだ声で言った天乃は、

カーテンの中から顔を見せて、問う

その表情はやはり、浮かないもので

その瞳は赤色が少し……強くなっている

悪五郎「答えられることなら、答えるが」

天乃「私、五郎くんの子供を産むでしょう?」

悪五郎「そうだな」

天乃「それで、私が死なずに済む可能性はどのくらい? そこから私が生きられるのは、どのくらい?」

悪五郎「また唐突な疑問だな……それは」


396 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 23:05:34.83kZzHZnK8o (4/7)


声のトーンこそ変わらず平坦だったが

悪五郎は少し驚いたように笑って見せて、天乃を見る

天乃の体の穢れの問題は非常に深刻だ。身体的な汚染はもちろん、精神にも深く影響している状況

本来ならば、今すぐにでも処置を施すべき案件だが……

天乃「日に日に体が悪くなっていってるのをね、私。なんとなく感じるのよ」

悪五郎「…………」

天乃「今までみたいに起きられなくなった。今までのように力が入らなくなった。食事だって、噛んで飲み込むのが少しだるい」

悪五郎「穢れは人間が時折患う進行する病患と似たようなもので、大人しくしていれば治癒するような甘いものではない」

そして、それは大人しくしていれば進行速度が【通常】というだけであって

遅延するわけでもなんでもない

気分的に晴れやかになるようなことをしていても【時間稼ぎ】にはならない

悪五郎「お前がいうように、その体はこうしている間にも少しずつ。穢れに蝕まれている」

天乃「…………」

悪五郎「お前は子供を産んだら死ななくて済むのか。それで生きられるのはどれほどか。と、いったな?」

口を挟まず、沈痛な雰囲気を纏いながら聞き入る天乃を見つめたまま、

悪五郎は少し間を置いて、口を開く

悪五郎「悪いが、それはどちらにせよ確実なことは言えん」


397 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 23:12:28.58kZzHZnK8o (5/7)


悪五郎「人間の言葉で言えば、50%や100%。ことこれにおいて、それは語るだけ無駄なことだからな」

天乃「どうして?」

悪五郎「結果は、未来から現在にならない限り永続的に変動するもの。そして……」

悪五郎は何かを言おうとしたが、

一旦口を噛んで首を振ると、悲しげに目を細めて背ける

あまり言いたくは無いことだ

だが、これは言わずとも言おうとも、もはやどうにもならないことなのだと

悪五郎は考えて

悪五郎「そして、穢れは犠牲無しに好転することは決してありえないからだ」

天乃「……ここで50%助かると言っても、最終的には30%20%10%……下がるか維持か。あがる希望はないのね」

悪五郎「むしろ、下がる以外にないだろうな」

はっきりと告げて、天乃の様子を見る

取り乱すことも、泣き出すこともなく

以外に落ち着いた様子で、天乃は「そっか」と零して笑う

笑うべきではない会話、雰囲気、その中で笑う

それは一体、どのようなものなのか。


398 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 23:23:16.09kZzHZnK8o (6/7)


天乃「穢れはこの世界が受けて、爪痕を残し、それを誰かが補修する。回復ではなく復興」

悪五郎「そう。産み増える人間、作り上げる町並み。それらと違い、お前の修復は出来ん」

天乃「…………」

悪五郎「死神……今は郡千景か。その力を用いて世界を穢せば、可能性はあるが」

それはしない、出来ないだろうという悪五郎の言葉に

天乃はごめんね。と、笑う

悪五郎「……馬鹿な女だ」

天乃「自覚は、ある。かな……」

大赦からは嫌われて、神樹様には親友や沢山のものを奪われて、

頑張って頑張っても、恐れられ怖がられ、奇異の目で見られて、

そんな世界を無理にでも守るなど、馬鹿といわずしてなんなのか

嘲笑するように笑った天乃はため息をついて首を振る

悪五郎「それで、どうした。まさか今から子供を作れとでもいうのか?」



1、ダメなの?
2、……眠れないの
3、一緒に居てくれない?
4、出来れば、子供を遺して死にたくないな……


↓2


399以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 23:24:10.43r4kJ6+KpO (1/2)

2


400以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 23:24:24.92dIFx+9efO (2/2)

1


401 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/20(木) 23:35:01.58kZzHZnK8o (7/7)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「駄目なの?」

悪五郎「お前……大丈夫か?」

天乃「……死にたくない。死にたくないの。みんなのこと、私……だからっ」ギュッ

若葉「待て!」バンッ

悪五郎「!」

若葉「そのアヴァロン。納めるのは我が伝家の宝刀、天叢雲剣だ!」



杏「とか」

園子「グッジョブ」

若葉「やめろ! 私はそんなじゃない!」


402以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 23:44:18.16XU+hzILHO (2/2)


とうとう五郎くんとのえっち回か…?
でも子作りは失敗するリスクがあるわ五郎くんが消えちゃうわでこれはこれで辛いな


403以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/20(木) 23:47:06.45r4kJ6+KpO (2/2)


でもまあここから確率下がってく一方っていうならすぐにでもやったほうがいいのは確かか


404以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 00:27:21.7178iPCcBMO (1/1)


久遠さんついに非処女かって思ったけどやらないだろこれ
やったらいざというとき助っ人できなくなるでしょ


405以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 09:51:16.52NF2Wi86EO (1/1)




406以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 22:00:08.2845KULhduO (1/2)

どのみち勇者になったら死ぬとか言われてる現状だと助っ人できないんだ…


407 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/21(金) 22:42:35.4797BVfBI1o (1/5)


では少しだけ


408以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 22:43:13.18GXDpHtzYO (1/4)

よしきた


409 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/21(金) 22:44:40.4797BVfBI1o (2/5)


悪五郎のまさかそんなことは言わないよな。と

問いかけるような言い方に目を向けた天乃は、

物憂げな、静かな雰囲気のままに口を開く

天乃「ダメ……なの?」

悪五郎「お前……」

もう疲れてしまったと。

そう捉えてしまいかねない表情

滑らかに動く視線は、大切な供人を失ってしまったように。

悪五郎「疲れているなら、休んだ方が良いが」

悪五郎は努めて落ち着いた声色でそう述べると、

天乃の体を押さえ込むようにベッドへと寝かせる

天乃「五郎くん」

悪五郎「………」

ぐっと、力ない手で手を掴まれ、目を向ける

お前は未亡人かと。

茶化すのならば扱う言葉を飲み込んで

悪五郎「俺は構わん。だが、お前が孕めば娘共が窮地に立たされた時に手は出せんぞ」


410 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/21(金) 22:57:33.9597BVfBI1o (3/5)


天乃「…………」

悪五郎「俺はあくまでお前の精霊だ。娘達がいくら磨り減ろうとお前を優先する。何があってもお前を一番に思う」

だがな。と

悪五郎は少しだけ語気を強めながら、握られた手を握り返し

ベッドに座ると、天乃の額を優しく撫でて

張り付いたように垂れていた前髪が払われて、視界が少しだけ広がった

悪五郎「お前は良いのか? それで。俺は構わんが」

天乃「……後回しにしたらそれだけ私は死んでしまう可能性が高くなるんでしょう?」

悪五郎「そうだな。だから俺は構わんと言っている。あとは、お前が本当に平気かどうか。だ」

みんなを信頼しているから平気。そんな簡単な話ではないのだ

信じていようと、戦うたびに強化されていくバーテックス相手に、

満開を使用せず、だれも死なずに勝利できるのかどうか

たとえそれが出来なくて、精霊の誰かがひと時離脱することになっても

みんなが満開を何度もしなければいけないことになっても

天乃が自分を責めず、苦に思わず、嘆くこともなく居られるのかどうか

悪五郎はそれが不安で、心配だから手を出さないのだ

悪五郎「大丈夫か?」

天乃「…………」

悪五郎「満開を使っていけば世界の崩壊を免れることは問題なく出来るだろうが……無制限にみなが傷つく」

それが堪えられるのかと、悪五郎は問う


411 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/21(金) 23:09:19.8297BVfBI1o (4/5)


みんなは天乃が戦闘に参加しなくなったからと言って簡単に満開を使おうとはしないだろう

それは天乃を不安にさせるし、悲しませるし、何より苦しませてしまうことだと解っているからだ

けれど、天乃が子供を作るということは、そこに生きたいという思いがあるからで、

みんなはそれを全力で叶えようとする

何をしてでも、何を失ってでも

より確実に、それが実現できるのであれば

腕の一本や二本、足の一本や二本、記憶、視覚、聴覚、声、味覚

みんなは容易く切り捨てて、奮闘するだろう

天乃「そうよね……きっと、みんな頑張っちゃう」

悪五郎「最善策としては、世界に穢れを譲渡して時間を稼ぐことだが……」

天乃「それはっ」

悪五郎「だろう? ならばどうする?」



1、みんなを信じて、する
2、もう少しだけ、このまま


↓2


412以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:10:24.42dW1344LfO (1/2)

1


413以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:11:44.1845KULhduO (2/2)

1


414以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:12:03.99GXDpHtzYO (2/4)

2


415以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:17:01.78GXDpHtzYO (3/4)

はたしてどっちの選択が正解なんだろうか…


416以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:19:42.33dW1344LfO (2/2)

こればっかりはどうなることか
久遠さんも久遠さんの嫁達も幸せになってほしい


417 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/21(金) 23:37:19.7797BVfBI1o (5/5)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



沙織「ついに久遠さんが満開をするんだね……」

東郷「私には神樹様が……かくなる上はこのシロガネで!」

沙織「何言ってるのさ、東郷さん。その触手は飾りなの?」

東郷「ハッ……!? その手が――」

風「あるかッ!」パンッ




418以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:40:13.17TPTgpMpEO (1/1)


どんどん東郷さんの嗜好が拡張されてくwww


419以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:43:16.49GXDpHtzYO (4/4)


妊娠発覚したらクラスメイトたちは大騒ぎしそう

あとは子作りするならするで濃厚なおねショタえっちに期待


420以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:51:19.04FoKh9S30o (1/1)


参戦して久遠さんになんかあるとそれだけで士気が死ぬほど下がりそうなのもあるしマジで何が正解とかわからんね
なんとかみんなでハッピーエンドを迎えてくれ…!!


421以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 23:52:56.98eSfk4+EIO (1/1)


でも残念ながらこの>>1男女のえっちは書かんのよなぁ
カット安定と思われ


422以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 00:44:16.74u8j8anf6O (1/1)


だからこそ期待してしまうのもあるが孕ましたら五郎くん消滅という結構重要な事もあるし出来ればぜひ見届けたいな


423以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 08:59:39.99LRh26f0bO (1/1)

生粋の百合厨なら男は出さないキスとか触れ合いとか論外だろうから
それとは違うんだろうが…

処女だから男のアレの位置や形分からないだったら笑う


424以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 14:38:21.06VCWWzz+WO (1/1)




425 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 22:04:05.24TwZhZfRyo (1/8)


では、少しだけ


426以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 22:15:10.71fq6zalaXO (1/3)

ばっちこい


427 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 22:15:52.03TwZhZfRyo (2/8)


天乃「……それは、私も怖いと思う」

みんながより頑張ってしまうこと

自分の事を考えずに天乃の事を優先してしまうこと

それを実際に行動に移してしまった天乃自身が、

みんなにもその気質があることをわかっているから

だから、怖くないとは言えない

不安に思わないとは言えない

だけれど、思うのだ

天乃「私が死んでもね。みんなは同じように自分を蔑ろにしちゃうと思うの」

全員が全員そうするとは思わない

天乃が居た世界、生きた世界

それを守るためならと常に満開を含めた全力で挑むことがあるかもしれない

大赦の反応、世界の対応、それ次第ではこんな世界など。と

守ることすらせず滅ぼす手助けさえしてしまうかもしれない

天乃「だったら、だったら……ね? 私はそんなお馬鹿な子達を叱れる立場に居てあげたいの」


428 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 22:26:55.68TwZhZfRyo (3/8)


天乃は微笑む

勇者部の楽しげな姿を見ているかのように

はしゃぐ友奈と、付き合う沙織と球子に歌野

困り果てた夏凜と風と若葉

助長させる東郷

傍観する千景と水都

そんな、今はまだ存在できる世界を想って。

悪五郎「お前は先刻言ったな。私は見届けると。それは境界の外側という意味で良いのだな?」

天乃「……このままぼーっとしてても、私は死ぬ可能性が高くなっていく」

痛みはない、けれど違和感を感じる左目を覆うように手を宛がって

天乃は顔を伏せる

左半分が暗闇の視界。それは手をどけても変わらなくて

ゴミが入ったと擦ったような感覚に触れたがる手を握る

天乃「明日には起きたらお昼で、体を起こすこと、食事をすること、こうして話すこと。それさえも億劫になってしまっているんじゃないかなって」

悪五郎「怖いのか」

天乃「ええ。そして不安なの。それがみんなにまた嫌な思いをさせるのが。怖い思いをさせるのが。不安にさせてしまうのが」


429 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 22:36:41.49TwZhZfRyo (4/8)


だからね。と、天乃は紡ぐ

自愛に満ちた表情で

子供らしさのない、すでに母となった女のような表情で

天乃「私はみんなのために生きるのよ。みんなが生きるべきだと、思えるように」

悪五郎「…………」

天乃「私の言葉は、不満かしら?」

悪五郎「……いや、不満はない。お前が覚悟を持ってそうすると。そう決めたと俺は信じる」

悪五郎は気持ちを切り替えるために深々と息を吐くと、天乃に背中を向けて、天井を仰ぐ

暗い部屋、大した装飾もない年頃の女の子にしては殺風景な部屋

精霊として出てきたとき、見た世界と似た景色。

悪五郎「天乃」

天乃「……うん」

悪五郎「俺は俺の妖力、霊力を持ってお前を孕ませる。持ち得る力の全てを使って、だ」

天乃「聞いたわ」


430 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 22:49:18.97TwZhZfRyo (5/8)


以前九尾に聞いたときに言っていたことだ

悪五郎と子供を作った場合、悪五郎は力を放出する側のため

その存在は消滅してしまう可能性が高い。と

悪五郎「そうか」

天乃の小さな声に、悪五郎もまた静かに返して頷く

悪五郎「その上ならば、俺はもう何も言わん」

天乃「ご――」

悪五郎「謝るな」

いつの間にかふりかえった悪五郎の手に口をふさがれ

思わず目を見開いた天乃の前で、悪五郎は困ったように笑みを見せる

悪五郎「謝るな。それは必要の無いことだ。女狐が言ったとおりだからな」

天乃「じゃぁ……ありがとう」

悪五郎「そうだ、それでいい」

優しい声だった

子供ではあるけれど、自分よりも小さくて弱い存在の前を歩いているような

そんな、兄のような穏やかさだった


431 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 23:05:41.70TwZhZfRyo (6/8)


悪五郎「お前が望むように、俺はお前を抱いてやる」

ギシリと、ベッドが軋む

寝かされた天乃に跨る悪五郎は、自嘲気味に笑みを浮かべて

ふと、息をつく

悪五郎「それは、贅沢な言い方か?」

天乃「……嫌なら変わるぞって、言われそうね」

悪五郎「そうだな」

笑う。笑い合う

きっと、これが最後になってしまうから

茶化すように言って見せて、悪五郎は天乃の頬に触れる

小さな顔だ

けれども、悪五郎の手も小さくて、収まらない

悪五郎「極力優しくしてやる。無理そうなら、そう言え」

天乃「……ええ。お手柔らかにね」

精霊と、人間

少女と、少年

二人は子を宿すために交わり、願い、祈り、求める

それが少女にとっての幸であれと

それが未来にとっての宝であれと

それが世界にとっての毒であれと

【二人】の子供は想い、【一人】の親は誓う


432 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 23:21:36.13TwZhZfRyo (7/8)


1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流無()
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流無()
・   東郷美森:交流無()
・   三好夏凜:交流無()
・   乃木若葉:交流無()
・   土居球子:交流無()
・   白鳥歌野:交流無()
・   藤森水都:交流無()
・     郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・      九尾:交流無()
・      神樹:交流無()



8月6日目 終了時点

乃木園子との絆 54(高い)
犬吠埼風との絆 66(とても高い)
犬吠埼樹との絆 56(とても高い)
結城友奈との絆 76(かなり高い)
東郷美森との絆 59(とても高い)
三好夏凜との絆 96(かなり高い)
乃木若葉との絆 65(とても高い)
土居球子との絆 31(中々良い)
白鳥歌野との絆 26(中々良い)
藤森水都との絆 19(中々良い)
  郡千景との絆 20(中々良い)
   沙織との絆 78(かなり高い)
   九尾との絆 50(高い)
    神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


433以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:23:51.73fq6zalaXO (2/3)

五郎くん全カットか…


434 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/22(土) 23:25:28.30TwZhZfRyo (8/8)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
以降天乃は樹海化してもその場に登場しません



そして、14年の時が流れ……世界は再びバーテックスの危機にさらされることとなった


435以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:27:23.17yvE1zo+UO (1/1)


悪五郎くんの名前が……(泣)


436以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:30:16.05ihHxcqUyO (1/1)


いやもともとこの欄に悪五郎くんの名前ないから


437以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:31:32.03wOHSPr2zO (1/1)


wikiに来る可能性もあるけど全カットかぁ…この前そうだったけど本気でエロ書くとき速報嫌がってる感あるよな
縦書きが好きっていうかガチの官能作家感ある


438以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:36:10.35fq6zalaXO (3/3)


ついに久遠さん戦闘引退か…その後の精神どこまで持つだろうか

後、おねショタ…短くてもいいから出来ればwikiのオマケでみてみたいなあ


439以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/22(土) 23:54:24.81Cjdxnkna0 (1/1)


五郎くん最大の見せ場が...後々追加来るかな


440以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 01:27:50.44ApIdK9raO (1/1)


久遠さん本当に失ってばかりだな…
それでも本当に大切な物は何かを考えて、必死に守ろうとしてる姿は辛い…


441以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 08:06:49.78YJJhrMqBO (1/1)


意外と悪五郎との行為そこそこ需要あるのな

それにしても悪五郎も凄く変わったよな…最初は己のために孕ますつもりが久遠さんを生かすため捧げるとか本当に優しい魔王様になったよ



442以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 08:28:36.949NgNcW5IO (1/1)

そらおねショタやし…そもそも>>1の書くそういうシーンはプロ顔負けにエロいし需要あるでしょ


443以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 10:45:49.13qYOociWNO (1/2)




444 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 18:46:40.138PK6iNLYo (1/13)


では、少しだけ


五郎くんとの交わりは思った通りに書けないので、
現状では見送りしています
万が一出来た場合は、wikiに出します


445以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 18:53:58.066JXjxBGFO (1/1)

>>1にも難しいものがあるとは…
気長にまってるで


446以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 19:08:13.27t2fo9yKPO (1/1)

これオマケじゃなくてガチで書こうとしてるやつだ…プロじゃないんだから適当で良いのになそれが納得いかないのかよ


447 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 19:11:54.928PK6iNLYo (2/13)


√ 8月7日目 朝(自宅) ※日曜日

01~10 九尾
11~20 
21~30 
31~40 千景
41~50 
51~60 
61~70 若葉
71~80 
81~90 
91~00 沙織

↓1のコンマ  


448以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 19:12:48.07DI59+vRqO (1/6)




449以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 19:12:55.53qYOociWNO (2/2)

1


450以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 19:16:47.191kCFdrL7O (1/4)

久々の九尾


451 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 19:45:44.688PK6iNLYo (3/13)


√ 8月7日目 朝(自宅) ※日曜日


天乃「…………」

ゆっくりと目が覚めた天乃は、

微かに違和感の残る下腹部に手を触れて、そのまま腹部を優しく撫でる

昨夜、してしまったのだ

悪五郎という少年、自分の精霊を犠牲にして

天乃「……犠牲にしてなんて言ったら、怒られる。わよね」

小さく、笑う

笑って、笑って……けれど

天乃「っ」

ぐっと唇を噛んで、首を振る

そう悲しい気分になるのはお腹の子に悪いと、聞いた覚えがあるから。

妊娠できたと決まったわけではないけれど、でも

出来ていると信じて、天乃は悲しみそうな気持を振り払う

そんな天乃のすぐ横に、九尾が姿を見せた

九尾「主様」

天乃「……九尾」

九尾「主様はそうすべきと考えて、思って、そうしたのだろう?」

天乃「…………」

九尾「ならば、そんな顔をするな。きゃつも言っておったであろう?」


452 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 20:25:08.358PK6iNLYo (4/13)


天乃「九尾、言ってたわよね。この中に五郎くんが入ってくるんだって」

九尾「うむ」

天乃「なら、私は五郎くんのお母さんになるって、ことなのよね?」

九尾「そうじゃな……もっとも、きゃつと似た赤子が産まれるとは限らぬが」

天乃の悲し気な表情でありながら笑っている姿に、

九尾は困ったように答えて、息をつく

嘘は言っていない

流れ込んだのは悪五郎の力で、子を作るのはその力

ゆえに、悪五郎と似た子供が生まれてくる可能性がないとは言えない

九尾「まぁよい……主様に話しておくことがある」

天乃「私に……?」

天乃の気力の足りない、声

しかし、言っておかなければいけないのだと

九尾は思う

九尾「東郷美森に、妾の持つ記憶を譲渡した」

天乃「え?」

九尾「きゃつが求めてきたのでな、それが必要なのだと」

天乃「…………」


453 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 20:37:34.728PK6iNLYo (5/13)


東郷からそんなことを聞かれた覚えはないし

そうしていいのかと聞かれた覚えもない

けれど、かんがえたのだろう

悩んだのだろう

そのうえで、東郷は九尾に頼んで記憶を戻して貰ったのだ

天乃「……そう」

九尾「何も言わぬのか?」

天乃「貴女が無理に押し付けたわけではないんでしょう?」

天乃の問いに、九尾は小さく笑みを浮かべて、頷く

それなら文句はない。

少しばかり問題はあるかもしれないけれど

覚悟の上ならば、言えることはないのだ

これからの厳しい戦い

そのすべてから身を引いてしまう、自分には。

九尾「自分が自分であるために必要だと言っておった」

天乃「銀や園子、戦いの二年間。あるかないかできっと、とても変わるでしょうね」

九尾「主様に対しても、変わると思うかや?」

天乃「さぁ……? そこはあの子次第よ」


454 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 21:29:48.938PK6iNLYo (6/13)


東郷美森が鷲尾須美だったころ

良い事も悪いこともした

銀や園子と結託して悪戯をしたりもした

嫌な先輩どころか

嫌な人だと言われたこともあった

そんな他愛もないことを思い出して笑みを浮かべた天乃は

九尾へと目を向けて

天乃「東郷は平気? 目を覚ましてないとか、あるの?」

九尾「問題はない。今朝、目を覚ましたのは確認しておる」

むしろ、それを確認するためにこの場にいなかった可能性もある

……そんなことをした東郷よりも

ただえっちをしただけで目を覚ますことが出来なかった事

それを心配するべきかもしれない



1、みんなに、私が五郎くんとしたこと。話しておいてくれないかしら
2、別に、したからと言って体調が良くなるわけではないのね
3、バーテックスの動きはどうなの? 大丈夫そう?
4、夏凜の様子は? 怪我はもう完全に大丈夫?


↓2


455以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 21:32:19.94DI59+vRqO (2/6)

1


456以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 21:33:19.911kCFdrL7O (2/4)

1


457 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 21:57:38.118PK6iNLYo (7/13)


天乃「…………」

自分の端末を確認した天乃は、

スリープ状態に切り替えて、一息つく

本来なら自分で伝えるべきだろう

けれど、みんながいつ戦いに行くのかが分からない

自分から会いに行くことは出来そうもない

病院ゆえに、みんなは端末を常時使用できるようにしているわけでも無い

そんな条件が整ってしまっては。と

不幸続きの人生に悪態もついてしまうと天乃は苦笑する

天乃「皆に、五郎くんとのことを伝えてくれない?」

九尾「阿鼻叫喚の地獄絵図になるが、良いか?」

天乃「皆なら平気よ……理由を話していれば、嫌がるような子達じゃないわ」

九尾「人妻は要らぬ」

くすくすと茶化すように溢した九尾は

承知した。と、答える

九尾「安静にしておれ。主様はもう、ただの女じゃからな」

天乃「……うん」


458 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 22:16:29.048PK6iNLYo (8/13)


まだ左目は見えないし、足は動かない

味覚は……まだわからないが、きっと戻っていない

けれど、精霊の存在を感知する力が弱弱しくなってしまったのは、分かる

今までははっきりと存在を感じたのだ

火に手をかざせば熱を感じるように

けれど、今はそれが靄のように希薄に思えて。

普通になりつつあるのだと、分かってしまう

天乃「……でも、きっと」

終わらない

バーテックスとの戦いが終わらない限り

全てが終わることはないのだと

そう、天乃は感じていた


459 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 22:26:38.978PK6iNLYo (9/13)


√ 8月7日目 昼(自宅) ※日曜日

01~10 夏凜
11~20 
21~30 東郷
31~40 
41~50 友奈
51~60 
61~70 風
71~80 
81~90 千景
91~00 

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


460以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 22:26:57.14DI59+vRqO (3/6)




461 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 22:43:23.408PK6iNLYo (10/13)


√ 8月7日目 昼(自宅) ※日曜日


何もない、平穏な日常

夏休み真っ只中だからか、

外を自転車で駆けていく子供たちの楽しげな声が、聞こえてくる

どこに行くか、何をするのか

男の子の声、女の子の声

天乃「……私の子供にも、そんな世界を残してあげたいものだわ」

それは夏凜達に託してしまった

他力本願……だろうか

けれど、それを口にしたら皆に怒られるだろう

天乃「九尾、まさか適当な伝え方はしてないわよね?」

大雑把、大げさ

嘘ではないけど本当でもない

そんな、悪ふざけな言い方をしていないかと

心配になって、端末を見る

連絡は……来ていない


1、千景
2、若葉
3、球子
4、歌野
6、水都
7、沙織
8、イベント判定 ※再安価

↓2



462以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 22:43:48.19DI59+vRqO (4/6)

8


463以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 22:45:00.85R6M2XVi50 (1/1)

7


464 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 23:13:09.638PK6iNLYo (11/13)


天乃「沙織、沙織……いる?」

ぼんやりと、傍に気配を感じた天乃は

悪五郎と同じように自分の精霊と化している沙織の名前を呼ぶ

沙織も恋人の一人

昨夜の件はもうすでに見ていた……だろうか

沙織「久遠さん、いるよ。ここに」

天乃「……やっぱり、いたのね」

どこか悲し気な雰囲気を感じさせる沙織は、

どこからともなく姿を現して、天乃の手を握る

まるで、目の見えない人に対してするかのような手に、

天乃は苦笑して、沙織の頬に手を伸ばす

天乃「目は見えてるわ。ただ、精霊の存在を感知できないだけ」

沙織「そか……体の中で穢れが動いてるのが分かる」

天乃「……どんなふうに動いてるのかは、聞かない方が良いんでしょうね」

穢れがどのように動いているのか

どこに向かっているのか

なんとなく察した天乃の言葉に、沙織は苦笑して頷く

沙織「あんまり良いものじゃないかも」

天乃「なら、聞かないでおく」


465 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 23:27:54.368PK6iNLYo (12/13)


沙織「久遠さんの初めては、あたしが貰おうと思ってたんだよ?」

天乃「っ」

そっと天乃の腹部に手を伸ばした沙織は、

胎児がいる母に触れるような繊細な手つきで撫でると

怪しく笑みを浮かべ、残念そうに息をつく

沙織「でも、これでよかったのかな。とも思う」

天乃「そう?」

沙織「だって、久遠さんの処女は誰が貰うんだって話になってたかもしれないし」

天乃「そうかしら」

沙織「みんな女の子だから、ちょっと解らない部分があるかもしれないけど」

天乃は平等に愛してくれてはいるが

その中でも突出して頼り、思い、信じている人がいることを知っている沙織は

平気かなー。と、おどけたように笑う

天乃がえっちをしたこと

それに関して、怒っていたり悲しんでいるような様子はなかった


1、妖怪との子供がいつ生まれるとか分かる?
2、名前、どうしようか
3、バーテックスは、大丈夫?
4、大赦にも伝えないといけないのよね……
5、沙織、私がこうした理由。ちゃんとわかってるわよね?



↓2


466以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 23:28:37.41DI59+vRqO (5/6)

5


467以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 23:28:48.511kCFdrL7O (3/4)

5


468 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/23(日) 23:42:07.398PK6iNLYo (13/13)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



沙織「…………あ」

天乃「どうかしたの?」

沙織「そういえば、久遠さんって、これしってる?」

天乃「これって?」

沙織「”中に、誰も居ませんよ”って」シャキンッ

天乃「!?」



歌野「あれはミッ――」

水都「それ違う! せめてチャッキーにしようようたのん!」


469以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 23:43:52.97DI59+vRqO (6/6)


ヤンデレさおりん…いい!


470以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/23(日) 23:54:18.771kCFdrL7O (4/4)


さおりん達精霊組は生々しいところを見ちゃってたのか…中学生には刺激が強すぎるだろうな
九尾に知らされた東郷さんたちのリアクションも気になる


471以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 09:07:43.826xZPZLWJO (1/1)

騎乗位なのか正常位なのかバックなのか…気になります
騎乗位だと久遠さん動けないから下から突き上げ…えっっっろ


472以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 09:13:00.44b51+aVYSO (1/1)

自分の精霊を感知できないくらい普通の女の子になったってことは
もしかして最終決戦にも参加できないパターン?


473以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 13:38:53.85NqytzWefo (1/1)

>>472
>>434で樹海化してもその場に出ないって言ってるからそうなんじゃないの?

ところで気になったんだがこのスレは『百合』?それとも『レズ』?


474以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 16:17:41.62mmP8wiOhO (1/2)




475 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 22:24:14.431fcR+1ymo (1/10)


では、少しだけ


476 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 22:26:06.001fcR+1ymo (2/10)


自分の血が繋がった子供ではないのに、

愛おしそうにする沙織へと天乃は目を向ける

この場合は連れ子になるのだろうか

少し複雑になってしまいそうな関係

育った子供への説明にはいまから頭悩ますべきかもしれない

他愛のない、思考

今までに比べて、平穏な考え

切り替えるように、「ねぇ」と、小さく声をかける

天乃「私がこうした理由。ちゃんと解ってるわよね?」

沙織「もちろん」

天乃「じゃ――」

沙織「ついに久遠さんのお胸が本格的に味わえるんだよねっ!」

天乃「違う」


477 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 22:34:16.941fcR+1ymo (3/10)


沙織「えー……」

天乃「えーじゃなくて」

沙織「だって、子供が出来たらついに母乳が出るんだよ? 母乳が出――」

冗談っぽく、軽くぱしんっと叩かれて、沙織は楽し気に笑みを浮かべて

天乃が困ったように悪態を付くと、沙織は「冗談」と、呟いた

沙織「……解っては、いるよ」

はっきりとせずに曖昧に濁し、天乃の腹部からそっと手を離した沙織は、

切な気に笑みを浮かべて、天乃へと目を向ける

沙織「解っては、居るんだよ。みんなね」

沙織だけでなく、若葉たち精霊みんな

天乃がどんな思いで居るのか、どんな思いでその行動をするのか

全部とは言いきれないけれど、わかっているつもりなのだ


478以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 22:34:51.67BZ2xNxuyO (1/3)

流石さおりん…w


479 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 22:47:14.301fcR+1ymo (4/10)


復活することのできる精霊が一時的にでも死んでしまうこと

それさえも嫌がる天乃が、スサノオを犠牲に若葉を呼び

稲荷と稲狐を犠牲に歌野と水都を呼び

死神を犠牲に千景を呼び

犠牲になってしまうこと、犠牲にすることを天秤にかけ

守りたいもの、守り抜くものの苦渋の取捨選択をして……ここまで来た

それを見てきたから。

沙織「でもね、久遠さんがどうしようもないことがあるように、あたし達にもどうしようもないことは少なからずあるんだよ」

天乃「…………」

沙織「儚い希望とか。あたしは久遠さんにそういうの見せる気は無いから、はっきり言うけど……」

心が痛む。ねじ切れてしまいそうなほどに

だが、そうなってしまえば良いのにと思わざるを得ない

いっそ、自分で胸をかきむしってひねり潰したいほどの罪悪感が蠢く

だが、それは逃げだ

戦い、立ち向かい、今もなお倒れずに居る恋人への侮辱

だから、沙織は言う

沙織「あたしは生き残るなんて約束は出来ない。精霊のみんなもそう。全力は尽くすよ。この世界に対しても」

天乃「っ」

沙織「でも、だからこそ。あたし達は絶対なんて誓いをすることはない。解っているよと答えるけれど、約束はかわさない」


480 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 22:57:12.361fcR+1ymo (5/10)


沙織や水都がその力を抑制したり、使わなくなってしまえば、

滅び去るのはこの世界。根本的なものが潰えて消える

友奈たち勇者が力を抜けば、傷つくのはみんなであり、その被害を請け負うのは沙織たちだ

満開という代償のある強大な力。それを行使しないという誓いは立てられない

若葉たち精霊もまた同様に、自身の存在が消滅するのだとしても

全力で力を行使する覚悟で挑まなければ

守りたいものさえも、守ることなどできはしない

沙織「ごめんね。久遠さんがとても頑張ってくれているのに」

天乃「沙織……」

沙織「泣かないで」

一筋の流れを阻むように頬に触れた沙織は、キスすることなく額と額をくっつけて優しく囁いて

沙織「頑張るから、みんなで、頑張るから」

悲しませると解ってはいた

けれど、泣いて欲しいわけではない

だから優しく抱く。心を伝えようと、ぬくもりを分け与えていく


481 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 23:15:25.821fcR+1ymo (6/10)


沙織「生き残ろう。ちゃんと、みんなで」

天乃「……うん」

天乃はもう、戦いには参加できない

どれだけ厳しい戦いであっても奇跡が起きなければ

あるいは相当な不運でない限り、天乃はもう勇者としての力を振るうことは出来ない

沙織「そのために、その望みのために。久遠さんはここに居てくれるんだから」

周りを不安にさせ、怖がらせ、悲しませる力を使うよりも

一人の少女としてそこに居ることを選んでくれた天乃に、沙織は言葉を紡ぐ

天乃「約束……は、してくれないのよね?」

沙織「ごめんね」

天乃「……なら、居なくなったら許さないって、お呪いくらいはしておくわ」

沙織「あはは」

お呪い。呪いと書いておまじない

それは後者なんだろうなと沙織は考えて、内に抱えたものを密かに……置いた


482 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 23:16:46.301fcR+1ymo (7/10)



※√8月7日目 (自宅)夕 ※日曜日

01~10 風 
11~20 
21~30 千景
31~40 
41~50 若葉
51~60 
61~70 
71~80 夏凜
81~90 
91~00  大赦

↓1のコンマ 


483以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:17:07.58BjqiXZO/O (1/4)




484 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 23:23:33.861fcR+1ymo (8/10)


√ 8月7日目  夕(自宅) ※日曜日

1、九尾
2、千景
3、若葉
4、歌野
5、水都
6、球子
7、イベント判定

↓2


485以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:24:36.03BjqiXZO/O (2/4)

7


486以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:26:20.28BZ2xNxuyO (2/3)

7


487 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 23:33:19.591fcR+1ymo (9/10)


01~10 東郷  
11~20 大赦
21~30  友奈
31~40  風
41~50  樹
51~60  歌野
61~70  千景
71~80  若葉
81~90  夏凜
91~00  …………

↓1のコンマ 



488以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:33:31.78BjqiXZO/O (3/4)




489以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:33:50.51mmP8wiOhO (2/2)




490 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/24(月) 23:43:43.211fcR+1ymo (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



若葉「天乃、体調はどうだ?」

天乃「平気よ、大丈夫」

若葉「そうか」

天乃「……ねぇ、一つ聞いても良い?」

若葉「ん? どうした、改まって」

天乃「どうして空のコップ……持ってるの?」

若葉「実はな、こう見えて搾――」

天乃「まだ出ないってばっ!」


491以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:45:45.95BjqiXZO/O (4/4)


若葉が上級者に……


492以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:51:32.43BZ2xNxuyO (3/3)


しかし、久遠さんの乳が勇者たちの力の源となる…かも?


493以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 08:39:43.389eh8JXHpO (1/1)

>>1の事だからそれが膨大な力を秘めてるって設定が有り得るんだよなぁ…


494以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 12:37:13.22ieWxnQVqO (1/1)

妊娠前なのに何故か出てきて搾乳プレイとかあったら俺得だが…流石にないかw

それにしても最近のさおりんはすっかり精霊扱いだけど彼女の場合は死んでしまったら洒落にならないんじゃ…


495以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 17:09:38.17oj5o/qa+O (1/1)




496 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 21:58:26.18oTeE40K5o (1/10)

では、少しだけ


497以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 22:01:37.65uGmVPucHO (1/3)

かもん


498 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 22:12:29.78oTeE40K5o (2/10)

√8月7日目 (自宅)夕 ※日曜日


夕方になって、夏凜以外の勇者部のみんなは

身体的問題がないとして退院したことが大赦の職員から伝わってきた

夏凜に関しては問題がなければ明日、なにかあれば明後日以降と、

まだちょっとだけ時間がかかるとの事だった

天乃「…………」

樹海化が起こっても、天乃はその場に向かうことは出来ない

それは、樹海化を感知できないのと同じだ

何も起きていない平穏な時間だったと感じるその裏で

みんなが頑張って戦っているかも知れないと思うと、不安になる

そして、思うのだ

精霊化するまえの沙織はずっと、こんな思いをしていたのではないか。と

天乃「…………」

みんなが大丈夫だと、平気だと

なにもなかったと言ってくれても、それが優しさなだけではないかと――

天乃「っ」

こつんっと、額を打たれて我に返ると

いつの間にか傍にいた若葉は心配そうな表情を浮かべていて

若葉「考えすぎだぞ、天乃」

天乃「うん……解ってるんだけどね」


499 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 22:19:42.03oTeE40K5o (3/10)


若葉「不安か?」

天乃「不安になっちゃうの」

考えないようにと思ってもふと気がつけば不安を感じ、恐怖を感じる

バーテックスが現れている時間は感知できない人にとっては一瞬で、

だからこそそれを知っている以上、一時も安心できるような時間なんてない

そう思い、不安そうな表情で自分を嘲笑して笑みを浮かべる天乃に、

若葉はそっと手を伸ばして、触れる

以前は躊躇ったことも、今はもう躊躇わない

千景と対等に話して、決めたことだから

そうするのだと、決意したから

若葉「心配するな。戦いが起きたらちゃんと話す。大赦は何も言わないかも知れないが、私達はちゃんとな」

天乃「誰が怪我したとか、誰が満開したとかも?」

若葉「それは自己申告だな。罰として」

怒られに来るんだ。と、楽しげに語る

こんなミスをした、こんなことがあった、こうすべきだった

自分で報告に来て、怒られて、心配かけたことを詫びて

次はそんなことにはならないと心を新たに精進する


500 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 22:26:18.71oTeE40K5o (4/10)


若葉「ひなたも似たことで悩んでいたんだ。天乃ならわかるだろう?」

天乃「…………」

若葉「だから、私はそんな心配をかけたくないと思う。かなうなら、もう二度と」

けれど、戦いは終わっていない

今こうしている間にも呼ばれて戦わなければいけないかもしれない

だからせめて何かがあった時は迅速に伝える事にしたのだ

不安だろうから、心配だろうから

一瞬一瞬が、心休むことのできないもになってしまうだろうから

若葉「だから、何も言われないときは安心していてくれ」

天乃「嘘、つかない?」

若葉「ああ、つかないさ」

いつもの強さのある声ではなく、歳相応

あるいは実年齢よりも低く感じてしまいそうな声で問いかけてくる天乃に体を寄せて、若葉は微笑む

不安にならないように、心配にならないように、怖がらなくて済むように

若葉「不安や恐怖などのストレスは体に障るからな。少しずつ成長していく胎児に悪いだろう?」

天乃「……そうね」


501 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 22:35:24.38oTeE40K5o (5/10)


若葉「子供の名前は考えたか? 男の子と女の子どちらか解らないからな、両方考えておいた方が良い」

天乃「まだ先の話よ?」

若葉「何を言う! 大事なことだぞ、考えすぎなどということはない、後先の話でもない!」

まるで自分が親であるかのように、若葉は語る

必要なことだと、悩むことだと、

初めて子を持つ父親のような落ち着きのない忙しなさを前に

天乃は思わず笑みを零す

天乃「ふふっ、ふふふっ」

若葉「な、なにかおかしいか?」

天乃「ううん、おかしいとかじゃ……でも、なんというか。うん、安心する」

たとえ血の繋がりがないのだとしても

我が子のように愛情を持って接してくれるというのが、はっきりとわかる

そしてそれはきっと、若葉だけでなくみんながそうで

だから天乃は嬉しそうに笑って、胸を撫で下ろす



1、まるで貴女がお父さんみたい
2、子供の名前、みんなで決めないとね
3、それにしても、昨日の見てたの?
4、沙織との話を聞いていただろうけど、ちゃんと解ってくれてるって、信じてるからね?


↓2



502以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 22:36:11.94L2JdtgUFO (1/1)

2


503以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 22:36:19.56uGmVPucHO (2/3)

3


504 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 22:53:11.76oTeE40K5o (6/10)


天乃「それにしても……昨日の見てたの?」

若葉「!」

びくっと体をはねさせた若葉は、

天乃の頬に触れていた手をゆっくりと引いて、姿勢を正す

逸らした目はどこかを見つめ、頬は内面を現して紅潮する

若葉「なんの……こと、だろうか?」

天乃「見てたのね」

若葉「……その、はい」

申し訳なさそうに息をついて答えた若葉は

気恥ずかしそうに頬を掻いて、ちらりと天乃を見る

怒っている様子はない天乃の視線に安堵しつつも

覗き見るものではなかったという罪悪感に追い詰められて、

しゅんっと沈んだ雰囲気がにじみ出ていく

若葉「見ようとしていたわけじゃないんだ。本当に、偶然なんだ」

天乃「悪いことした人って大体そうい――」

若葉「そ、それはそうだがっ……だが、その。何と言えば良いか。離れるべきだと頭では分かっていたのに、動けなくて、な」


505 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 23:10:16.60oTeE40K5o (7/10)


不思議な感覚だった

してはいけない事だと分かっているのに

その場ですべきこと、やるべきことが明確に分かっていたのに

それをすることが出来なかった

天乃と悪五郎の交わり、それを見ていることしか出来なかった

それはとても、痛みなく胸を打つ何かがあって

若葉「あれは――」

天乃「背徳感に魅了されたのね、堅物だから」

若葉「そう言うわけではっ」

天乃「知ってるのよ? みんなとしてる時もチラチラ見てるの」

若葉「うぐ……す、すまない……言い訳はしない」

天乃「えっち、はれんち、わかばっち」

若葉「何も言えん」


506 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 23:34:33.68oTeE40K5o (8/10)


しょんぼりと肩を落とす若葉から眼を逸らして、

天乃はちょっぴり呆れたようなため息をつく

別に怒っておるわけではないし、責めているわけでも無い

ただ、見ていたことは知っているのだと言っておきたかっただけで

天乃「結構、見られてるのも恥ずかしいのよ?」

若葉「すまない、その……色々と学ぶ必要があったんだ」

天乃「東郷とか、沙織なら教えてくれるわよ? 体に」

若葉「っ」

冗談めかして言った瞬間、

若葉はぶるりと身震いして、「それは分かっているが」と

意味ありげな表情で呟いて、笑みを浮かべる

少しひきつっているようにも、見えた

天乃「何かあった?」

若葉「い、いや、気にしないでくれ。本当に、大丈夫だ……問題ない」

天乃「問題しかなさそうに見えるけど……」

若葉「そ、そんなことよりだ。もう普通の少女のようなものなんだ。体の気だるさを無視してまで起きていたりするんじゃないぞ」

天乃「ちょ、若」

有無を言わせずに若葉は姿を消して

部屋には静寂が戻ってくる

何かがあったのだろう。きっと

それは別にシリアスになるようなものではないのだろうけれど

気になるなら少し、つついてみても良いのかもしれない




507 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 23:49:41.09oTeE40K5o (9/10)

√ 8月7日目  夜(病室) ※日曜日


01~10 
11~20 夜這ーテックス 
21~30 
31~40 
41~50 沙織
51~60
61~70 
71~80 千景
81~90 
91~00 水都

↓1のコンマ 


508以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 23:50:26.40PDYoh8eA0 (1/1)

1


509 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/25(火) 23:51:51.07oTeE40K5o (10/10)

√ 8月7日目  夜(自宅) ※日曜日

1、九尾
2、千景
3、若葉
4、歌野
5、水都
6、球子
7、イベント判定

↓2



510以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 23:52:15.37UCt7osc4O (1/1)

7


511以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 23:52:17.51uGmVPucHO (3/3)

7


512以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 23:52:47.30u3RiAhre0 (1/1)

7


513 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 00:03:51.03k3aKizkgo (1/11)


01~10 沙織
11~20 千景
21~30  歌野
31~40  球子
41~50 水都
51~60  若葉
61~70  九尾
71~80 大赦
81~90  夜這ーテックス
91~00 千景

↓1のコンマ 



514以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 00:04:25.84rfbqzHKaO (1/1)




515以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 00:08:17.03XAGtdGYAO (1/2)

うそやん…


516 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 00:10:10.89k3aKizkgo (2/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



バーテックス「一番強い勇者が引退したと聞いて、退職祝いに来ました」

バーテックス「とりあえずお腹がすいたので、コレ(勇者)食べて良いですか?」


517以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 00:10:57.48KixK6/2MO (1/1)


なんてことだ…


518以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 00:12:48.47XAGtdGYAO (2/2)


夏凜ちゃんがまだ治りきってないのに…
せめて偵察レベルであってほしいが


519 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 22:02:54.58k3aKizkgo (3/11)


では、少しだけ


520以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 22:04:45.03/jieMF6KO (1/4)

あいよ


521 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 22:08:57.63k3aKizkgo (4/11)

√8月7日目 (自宅)夜 ※日曜日


今までのような、急激な眠気はないし

押し込まれるような体の重さもなくて

ただただ、まだ何かをしていたい。そんな感覚に目を開いて

天乃は薄いかけ布団の中で端末を握り締める

夏凜は……まだ病院だ

起きているかもしれないし、寝ているかもしれない

もしかしたら寝ていられるかと、病室で出来る自主トレにでも励んでいるかもしれない

そう思って、考えて、首を振る

夏凜はそう言う無茶はしない

あくまで健康的に、自分を鍛えようとするのが夏凜だから

夜に無理な鍛錬はしないはずだ

天乃「夏――」

ふと、ピリッっとした静電気のようなものを感じて上半身を跳ね起こし、見渡す

何も居ない、誰も居ない、精霊の存在感は微弱で掴めない

窓の外は変わらずに日常に包まれていて、一つの明かりが消えては一つの明かりが点き

一つずつ、それは確かに減少していくだけで

天乃「……なに? 今の」


522 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 22:15:51.95k3aKizkgo (5/11)


ただの気のせいかもしれない

冬と比べれば発生しないだけで、静電気が起こることはある

それが偶々起きただけで、気にするようなことでもないのかもしれない

けれど、全身がゾワゾワと総毛立って、不快なほどに心音が大きく響く

天乃「っ……」

不安に駆られ、恐怖に追われ、体を抱きしめ首を振る

心配ない、大丈夫、何もない

若葉は報告するといった。報告させると言った

だから、それがないのなら大丈夫だと、落ち着いてと自分で自分を慰める

世界は何も変わらない

時計の針が刻む時間、小さな虫達の鳴き声、時折走る車の音

消える明かりと灯る光、窓を撫でては逃げるように走り去る風

その何の変哲もないものが、今はなぜか、恐ろしくて堪らなかった

独りが、孤独が、沈黙が、【日常】が、怖い

天乃「独りは……嫌……」

強く体を抱き、背中を丸めて俯く

けれども今は誰も、触れてくれるものはいなかった


523 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 22:38:47.32k3aKizkgo (6/11)


戦闘難易度は判定忘れたので>>514一桁4で行きます
本来の観測者である天乃が欠員なので
戦闘結果をコンマのみで終了することが出来ます
判定は難易度ごとに下記を基準に更に細かく設定します

■難易度

1 判定不要
2 判定有り 満開無し ダメージ有(小)
3 判定有り 満開無し ダメージ有(小)
4 判定有り 満開無し ダメージ有(小~中)
5 判定有り 満開有り(少) ダメージ有(小~大)
6 判定有り 満開有り(少) ダメージ有(中~大)
7 判定有り 満開有り(少~中) ダメージ有(中~大)
8 判定有り 満開有り(中) ダメージ有(中~特大)
9 判定有り 満開有り(中~多) ダメージ有(中~特大)
0 判定有り 満開有り(多) ダメージ有(大~特大)

■例:難易度4

01~10 
11~20 負傷 
21~30 
31~40 
41~50 負傷2
51~60
61~70 
71~80 負傷
81~90 
91~00 負傷



524 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 22:53:22.72k3aKizkgo (7/11)


戦闘をスキップしますか?


1、はい
2、いいえ
3、傷つく女の子たちが見たいです


↓2


525以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 22:54:04.13/jieMF6KO (2/4)

1


526以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 22:58:23.89Ma86DsEV0 (1/1)

1


527以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 23:00:20.6349KQfTjEO (1/3)

見たくないです


528 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 23:10:41.15k3aKizkgo (8/11)

難易度4  戦闘リザルトのみ

01~10 怪我
11~20 
21~30 
31~40 
41~50 怪我
51~60
61~70 
71~80 怪我2
81~90 
91~00 怪我


↓1



529以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 23:10:51.9049KQfTjEO (2/3)




530以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 23:12:28.33/jieMF6KO (3/4)

セーフ…!


531 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 23:14:40.89k3aKizkgo (9/11)


世界への被害は難易度、戦闘結果から判定免除
軽微なものとして処理します


532 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 23:22:10.87k3aKizkgo (10/11)


1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流無()
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流無()
・   東郷美森:交流無()
・   三好夏凜:交流無()
・   乃木若葉:交流有(昨日の件)
・   土居球子:交流無()
・   白鳥歌野:交流無()
・   藤森水都:交流無()
・     郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流有(昨日の件、理由)
・      九尾:交流無()
・      神樹:交流無()



8月7日目 終了時点

乃木園子との絆 54(高い)
犬吠埼風との絆 66(とても高い)
犬吠埼樹との絆 56(とても高い)
結城友奈との絆 76(かなり高い)
東郷美森との絆 59(とても高い)
三好夏凜との絆 96(かなり高い)
乃木若葉との絆 67(とても高い)
土居球子との絆 31(中々良い)
白鳥歌野との絆 26(中々良い)
藤森水都との絆 19(中々良い)
  郡千景との絆 20(中々良い)
   沙織との絆 79(かなり高い)
   九尾との絆 50(高い)
    神樹との絆 9(低い)

汚染度???%-α



533 ◆QhFDI08WfRWv2017/07/26(水) 23:29:04.58k3aKizkgo (11/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


8日目朝は初回若葉交流の戦闘報告


534以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 23:34:07.5949KQfTjEO (3/3)


よかった…


535以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/26(水) 23:37:21.68/jieMF6KO (4/4)


今回は何事もなくて良かった…
勇者部のみんなに早く会っておきたいな(特に東郷さん辺り)


536以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/27(木) 09:11:07.41h1IBpHtIO (1/3)




537以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/27(木) 12:43:45.33Eeffwyh5O (1/1)

お腹の子のおかげである意味無茶を抑止してるみたいになってるけど
これからの被害次第ではその抑止すら振り切りそうなのが久遠さんの恐ろしいところ