1以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:52:15.97nUGtMNgA0 (1/5)

艦これSS、二次・三次創作、エログロ、駄文、安価注意です

このスレは『ヲ級「くっ……コロセ……!!」  提督「……」』
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1486651164/)の続きとなっております

良ければ読んでいってください

どうぞよろしくお願いします


2以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:56:23.50nUGtMNgA0 (2/5)

テスト「……」ニコッ

提督「テスト……」

提督(テストは、ただただ悲し気な微笑みを浮かべているだけだった。そこに見て取れるのは、あえて言えば諦観か)

提督(ウォースパイトと違い、『無』なわけではない。複雑な思いを秘めている。そう思う。だが、その上での諦観だ)

提督(怒りや悲しみ、恐れ、そして喜び、幸せ、その全てを踏まえた上での悟りの境地のようだ)

提督(しかし共通しているのは、あの時のウォースパイトも今のテストも消えてしまいそうな儚さを備えているという事だ)

提督「……調子はどうだ?」

テスト「……」

提督「……まさか潜水艦から海に出て奇襲攻撃するとは驚かされたよ」

テスト「……」

提督「……では、単刀直入に聞かせてもらう。自由フランス軍についての情報を渡してもらいたい」

提督「君たちはヨーロッパでの活動をメインにしているが、日本はヨーロッパに到達した。これからは直接会いまみえるかもしれない」

提督「自由フランス軍の対日戦略はどうなっている?公的には、我が国はフランスとも自由フランスとも戦争状態にはない」

提督「今回の戦闘が初めての交戦となったが、我々はあくまでイギリスと戦っただけだ。自由フランスとはまだ戦争状態にはないはずだ」

テスト「……」

提督「……何か、言ってくれないか?」

テスト「……」

提督「っ……!!」

提督(どんなに話しかけても、何を聞いても、ただ儚い微笑みを返してくるだけだ。だが、その目は仲間を売る気は無いと語っている)

提督(そしてそれ以上に込められているメッセージにも気がついた。このままではいけない。そう直感した)

提督(テストは死を覚悟している。この微笑みはさよならと言っているのだ。最期に会えてよかったと。俺は……)

↓×1~3


3以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:59:00.849w1Artg+O (1/1)

解体


4以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:59:13.9462dw9x6lO (1/1)

轟沈させる


5以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:59:36.74lx/PX8QMO (1/1)

銃殺


6以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 01:01:24.01rijLOs66o (1/1)

今いる落とした子らを侍らせて見る


7以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 01:04:03.86s5BaLTEf0 (1/1)

飛行機三連投わかりやす過ぎで大草原
お疲れ様です!


8以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 01:20:07.90NkWB3Vlb0 (1/2)

新スレ乙です

テストさん、沈んだら引き上げられる子だから、轟沈ならワンチャン?



9以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 01:48:15.85lMJTgNsqo (1/2)

お疲れ様です。前スレ読んでる時はまさか次スレに行くなんて想像してませんでした。春イベと平行で大変でしょうが頑張って下さい


10以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 02:02:23.13nUGtMNgA0 (3/5)

提督「……何も、話すつもりは無いか」

テスト「……」

提督「イタリア人たちは血眼で君を引き渡せと言っている。彼らからしてみれば憎い仇だからな」

テスト「……」

提督「俺は、君を……いや、何でもない……」

テスト「……」

提督(テストは、覚悟を決めていた。……俺も覚悟を決めた。テストのことは好きだった。だが、俺は自分からそれをいう事はできない)

提督(普通でないそこに引き込むことはしてはいけない……それに、そうしてしまうとこの子の覚悟を踏みにじることになる)

提督(この子の誇りを傷つけるわけにはいかなかった。無言で会話を拒否するこの子の覚悟で、俺も悟った)

提督(テストは、ウォースパイトのように自分を支えるモノがなくなってしまったから理由をつけて死を選ぼうとしているのではない)

提督(この子の中には思い出が輝いている。そして誇りがある。それらの為にこの子は死を選んでいるのだ)

提督(自分を貫くために、その決断をしているのだ。俺には、それに横やりを入れて穢すことはできない)

提督(ウォースパイトは生きる意味をもう一度見つけて、そして生き返ることができた。だが、この子は違う)

提督(いくら俺が望んでこの子を生きながらえさせようとしても、この子の心がそうである限りそれはもはや死人だ)

提督(俺にできるのはただ、尊敬するべきこの子の覚悟に応えることだけだった。……胸が苦しい)

提督(そんな事したくないと心が悲鳴をあげている。この子を死なせたくない。だが、これは戦争なんだ……)

提督「……俺が君にできるのは、君が穢されずに、そして辱められずにいられるようにしてあげることだけだ」

提督「外交の都合上、残念ながらイタリア側の誰かが君を……撃沈することになるのだろう。轟沈とはすなわち死だ。だが、約束する」

提督「俺もその場にいる。そして君が最期まで、そしてその後も辱められないように守る……っ!!」ジワァ ポロポロ

提督(だが、最期に自分の感情が出てしまうことを止められなかった。涙があふれ、嗚咽を堪えることができない)

提督(暫くして、少し落ち着くことができた。俺は最後の……本当に最後の確認をした。どうか心変わりしていて欲しいと願いながら)

提督「っ……いいんだな、テスト?」ジッ

↓×1~3 テストの心情と反応


11以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 02:24:07.16lMJTgNsqo (2/2)

提督に再会できたことで再び提督への恋慕の感情が湧き上がってきたコマンダン・テスト。彼女は提督に50年前からずっと貴方を探していたと告げる


12以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 02:36:16.59shmYRUmDO (1/1)

いいです


13以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 02:37:55.44NkWB3Vlb0 (2/2)

提督の自分への態度から先日の攻撃で昔の仲間に被害が出ていないことを悟って安堵する
それにより緊張の糸が切れ、自分のために提督が泣いていることも相まって、ぽろぽろと泣き出してしまっている
でも今の仲間を売るわけにもいかず、どうしていいかわからずに無言のまま泣き続ける
ひとしきり泣いた後、艦隊に居た頃にそうしたように、"自分から言うわけにはいかないけれど困っている"という表情で提督に解決策を求める


14以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 04:00:40.24nUGtMNgA0 (4/5)

テスト「いいです」

提督(俺の願いは、届かなかった。テストの心は変わらなかった。もはや……どうすることもできない)

提督「……分かった。追って連絡する」

提督(もはやこれ以上この子を見ていたくなかった。この子は、死ぬ。現実を認めたくなかった)

提督(今は生きているのに、死んでしまう。そしてそれを止めることができない。おかしくなりそうだった)

テスト「提督」

提督(取り乱す前に部屋を出ようとしたところで、声がかけられる。俺の体は止まった)

テスト「……生まれ変わったら、こんなことにならない世界に生まれたいです。そして、きっとその時には……」

提督「……どちらにせよ、それは君ではない。君はここにしかいないんだ」

テスト「……そうですね。提督、Merci beaucoup. そしてAdieu. どんな形であれ、会えてよかったです」

提督「どうしてそんなふうに微笑んでいられるんだ……!?」

テスト「それが人生ですから。平和になって、戦争が始まって、戦果を挙げて、捕らえられて。いろいろありましたが、そういうものです」

テスト「本当に……最期に会えてよかった。気に病まないでくださいね。私は、感謝しているのですから」

提督「テスト……!!頼むから死にたくないと言ってくれ!!死なないでくれ!!」ポロポロポロ

テスト「貴方のこと、忘れません。Fais ta vie. さあ、行ってください」

提督「っ……!!俺も、君と会えて良かったと……っ!!」ダッ

提督(最後まで言えない。迷ってしまった。テストに背を向けて走る。立ち止まったらまた迷ってしまいそうで……俺はそのままの勢いでするべきことをしに行った)



提督「……」

提督(俺は、地中海の南フランス沖にいた。テストの希望でフランスの海岸が見える場所で処刑が実行されることになった)

提督(処刑執行人となったのは、イタリアの戦艦娘だった。一人ぽつんと立っているテストの前に立つ)

提督(最悪な気分だ。自分の死刑執行を待つよりも辛いだろう。永遠のような時間が経ち、その時がやってきた)

提督(戦艦娘が砲を構えた。まだ止められる。まだ止められるんだぞ、俺……!!声を出そうとする)

提督(遠くに見えるテストは明らかに俺を見ていた。そしてあの儚げな笑みを浮かべる。口が動く)

テスト「Je t’aime pour toujours(永遠に愛してる)」

提督「まっ!!」

ドゴォン

提督(確かにそう言っていた。その後の俺の言葉は砲声と爆音にかき消される。気がついたらその場に頽れてしまっていた)

提督「どうして……どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ!!」

イタリア軍士官「ど、どうしたんですか!?」

提督「俺は……俺は君に死んでほしくなかったのに!!俺も君のことが好きだったのに!!」

イタリア軍士官「しっかりしてください!!っ……軍医を呼べ!!あと、誰か日本語が分かるやつもだ!!」

提督(嫌な汗が止まらない。酷い吐き気がする。信じられない。テストは、ついさっきまで生きていたのに……)

提督(なのにもう死んでしまっている。決して会うことも、話をすることも、触れることもできないのだ)

提督(俺はそのまま医務室に運ばれた。イタリア側はテストが俺の元部下だと気がついたらしい)

提督(一人にしてくれた。俺は、恥も外聞もなく号泣していた。ずっとずっと、テストのことを思って泣いた)


15以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 04:04:05.38nUGtMNgA0 (5/5)



提督「……」

雲龍「……ヨーロッパは同盟国に任せて私達は太平洋に戻ることになったはいいけど」

葛城「提督の様子がおかしいよ……あんな悲しそうで抜け殻みたいな提督、初めて見た……」

天城「……きっと、コマンダン・テストさんの処刑のせいです。本当は処刑したくなかったのでしょう」

雲龍「あの後、提督はあの人の名誉を守るために必死に動いたものね……」

葛城「……一緒の艦隊になったことあるよ。良い人だった」

天城「……」

雲龍「……起きてしまった悲劇は仕方がないわ。ここで嘆き悲しんであの人が生き返るのなら、いくらでも嘆き悲しみましょう」

雲龍「けど、違う。それに、あの後うやむやになってしまったけど、ちゃんと提督に返事を貰わなきゃ」

葛城「そうだね……提督には気持ちを切り替えてもらわないと……それに、私も提督に慰めて欲しい」

天城「さすがに……応えますね……今まで知り合いを手に掛けたことはありませんでしたが……」

雲龍「最悪の気分ね……こんな事なら……いえ、止めましょう。とりあえず今は……」

↓×1~3 雲龍型姉妹の行動


16以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 05:09:55.61hcsrNGr+o (1/1)

提督の寝室に忍び込む


17以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 07:05:09.57rOMzl59n0 (1/1)

人肌で癒したい


18以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 07:20:04.75OZTALRcrO (1/1)

せめて側にいて提督を慰めようと部屋へ赴くと、そこには何故か寝ているテストがいる
そこで提督の一世一代の賭けをしていたことに気付く


19以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 08:28:11.422ZSx4CF20 (1/1)

コマンダン!?殺されたんじゃ...?!


20以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 08:43:19.99NBRIQOSSO (1/1)

こいつ何紙に話しかけてんだと思ったらコマンダン・テストだった


21以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 10:41:54.12Hb1qIHs/O (1/1)

残念でしたねぇ、トリックですよ パシュ


22以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 13:20:10.89nZHngm7ao (1/1)

>>19
残念だったなぁ、トリックだよ


23以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 22:51:54.82yGGZfj36o (1/1)

テストはともかくべネットはぶっ殺してやるー!


24以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/05(金) 08:11:29.88+yo4Ll4U0 (1/1)

身代わりを用意したとか、応急修理女神とかそういうやつか?


25以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/05(金) 09:07:37.30A8Lcrd65o (1/1)

大破した瞬間に艤装解除して、着弾の爆炎に紛れて潜水艦娘が海に引きずり込んだんじゃね?


26以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/05(金) 09:13:48.261KrwGG5tO (1/1)

死んだことにしておけば恐らく自由フランスさんサイドは「殉国の聖女」的な感じで大々的に喧伝するだろうから(そこはちょっと枢軸的にはマイナスかもしれんが)
逆に言えば生きていると都合が悪い=国に帰れなくなるしな。>>1がどう捌くか楽しみ


27以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/05(金) 09:53:38.20H+jeX0DD0 (1/1)

女神を穴に突っ込んでたか


28以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/05(金) 10:47:18.19WqJA6H17o (1/1)

姉妹の行動じゃねえしズレるんじゃね?


29以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/06(土) 02:01:49.35b+GUS4K+0 (1/1)

赴いた結果いたんだから大丈夫っしょ


30以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/07(日) 04:15:43.46PlSbKPRzO (1/1)

まぁ史実的にはアリか?
個人的には助かってほしい
イッチに期待


31以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:21:10.127miVJMts0 (1/11)

雲龍「今は、せめてあの人のそばにいて、あの人を慰めてあげましょう」

葛城「こういう時は、人と一緒にいた方が良いもんね」

天城「そうですね。少しでも提督のことを癒すことができれば良いのですが……」



雲龍「提督、雲龍です。……?」コンコン

葛城「葛城が来たよ。……提督?」

天城「あ、天城もいます。……留守でしょうか?」

雲龍「……鍵が開いているわ」ガチャッ ギィッ

葛城「ホントだ。……っ!?」

テスト「すぅ……すぅ……」

天城「あ、あれって……!!」

雲龍「て、テスト……?」

伊19「見てしまったのね……」

「「「!?」」」ゾクッ

伊19「留守の人の部屋に入り込もうとするなんて、悪い子なの」ギロリ

葛城「い、イク……」ビクッ クルッ

天城「わ、私達は決してそんなつもりじゃ……」ビクッ クルッ

雲龍「……ガーゼなんてつけて、その頬どうかしたのかしら?」クルッ

伊19「貴女たちには関係ないのね。それよりも、もっと重要なことがあるのね。……どうして見てしまったの?」

伊19「見られたからには、ただじゃおかないのね。……どう、始末をつけるべきなのか、悩むところなの」ジロリ

雲龍「ど、どういうつもりなの!?」ゾワッ

天城「ひっ!?」ビクッ

葛城「っ!?」ゾクッ

伊19「提督に言われているのね……このことは機密だって。それを知ってしまったからには、イクは……」

雲龍「分かったわ……貴方と提督がどうにかしてテストを匿ったのね……?」

天城「なっ!?そんなことを……!?信じられません……いったいどうやって……!?」

葛城「そうだよ……!!それに、もし助けられていたなら、どうして提督はあんなに様子がおかしいの……!?」

伊19「……いいのね。どちらにせよ、知ってしまったならもう無関係じゃないの。何があったのか……教えてあげるのね」



32以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:23:34.497miVJMts0 (2/11)



伊19「提督、失礼するの。……提督!?飲みすぎなのね!!」

伊19(何本も酒瓶が転がっているのね……!!その全部が空というわけではないけど……)

伊19(提督は明らかに酔いすぎなの!!顔が真っ赤で目が虚ろだし、座っているのにふらふらしているのね!!)

提督「イクか……イク……?イク……!!ははっイク!!いいぞ……!!いいぞ!!完璧だ!!必要なコマは揃った!!」バッ

伊19「て、提督……?」ビクッ

提督「イク、俺に協力しろ。OK?」ジッ

伊19「協力なの……?」

提督「そうだ……俺は、テストを助け出す!!」

伊19「っ!?な、何を言っているのね!?そんなの無理なの!!明日には処刑されるのね!!」ハッ

提督「その処刑の時に助け出す!!テストは死んだことになるだろうが、それは好都合だ!!俺があの子を守るうえでな……!!」

伊19「どうやって助けるの!?イクにあの人を連れて逃げろって言われても無理なのね!!」

提督「いや、出来る!!いいか、イク?俺は、今からあの子にダメコンを装備させる。本人にも分からないようにだ」

提督「轟沈すれば誰もが死んだと思うだろう?だが、あの子は大破になりながらも生き残る!!」

提督「必要な装備は用意する。君は、あの子と共に海中で待機しろ。そして皆が解散したら撤退してくるんだ」

提督「そうすればテストは助かる!!俺の、一世一代の賭けになるだろう!!失敗したらすべてを失うかもしれない」

提督「だが安心しろ!!俺はこういう勝負ごとに強い!!必ずうまくいく!!俺と君とであの子を救うぞ!!」

伊19「け、けどもし失敗したら大変なことになるのね!!処刑の時はイタリア海軍の警備が厳重なの!!イクは反対なのね!!」

提督「反対!?お前は俺の女だろう!!」ギロッ

伊19「けど、人形になり下がったつもりは無いの!!イクはイクなのね!!ダメだと思ったらいくら提督の言う事でも……!!」

提督「いいから俺に協力しろ!!」キッ

伊19「っ……できないの!!危険すぎなのね!!そもそも、どうして今更……助けたいのならもっと前に助けようとするべきだったの!!」ジッ

提督「っ!?」

伊19「もう手遅れなのね!!提督、今日はちょっと飲みすぎてるの……気持ちは分かるけど……」

提督「手遅れ……だと……!?うるさい!!」バッ バチン

伊19「っ!?」ズキン

伊19(提督はいきなり手を振り被ると、そのまま思いっきりイクの頬をひっぱたいたのね。バチンと音がして、激しい痛みに襲われたの)

提督「まだだ!!まだ終わってない!!」グイッ バッ

伊19「っ!!や、止め……!!」バチン バッ


33以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:25:53.377miVJMts0 (3/11)

伊19(衝撃に呆然としていたところを追撃されたの。もう一回ひっぱたかれたことで我に返って、手で頭をガード)

伊19(それでもじんじんと頬が痛んで、心がざわざわするの。イクは、提督と対等だと思っていたのね)

伊19(けど、提督にとってイクは都合のいい奴隷のような……人形のような存在だったの?)

提督「いいから俺の言うことを聞け!!」グイッ

伊19「痛い!!っ……!!」ドン キッ

伊19(提督に壁に叩きつけられたところでイクのスイッチが入ったの……悲しみが怒りに、愛が憎しみに反転したのね)

伊19(カッと頭に血が上って、激情に身を任せて提督に反撃しようとしたの。容赦なくぶん殴ってやろうと思ったのね)

提督「……!!」ギロリ ポロポロ

伊19「っ!?」

伊19(でも、できなかったのね……提督は鬼のような形相で泣いていたの。後悔と怒り、そして悲しみ顔を歪めて、泣いていたのね)

提督「分かっているさ……あの時無理にでも助けようとしていれば良かったと!!だが、しなかった!!」

提督「俺は愚かだった!!あの時分かっていなければいけなかったのに!!今更だ!!だが、俺はあの子を失いたくない!!」

提督「あの子の誇りを傷つけるわけにはいかないだとか、覚悟を踏みにじるだとか!!どうでもいい!!俺はあの子を死なせない!!」

伊19「……!!」

伊19(泥酔しているからこそ出てきた本音だって分かったのね。これが、むき出しの提督の心……)

伊19(余計な事を一切考えていない、ありのままの提督なのね。これほどまでに独善的で、激しくて、でも、とても優しくて、甲斐性がある……)

伊19(イクはそんな提督だから好きになったし、ハーレムだなんて訳の分からないこともとりあえず受け入れたの)

伊19(ここでテストが処刑されてしまえば、提督の心に大きな傷を残してしまうのね……イクは、提督の言いなりにはならない。けど……)

提督「どうしても俺の言う事を聞かないというなら……力ずくで聞かせてやる!!」ガバッ

伊19「っ!?んぅ……!!」


34以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:27:04.487miVJMts0 (4/11)



提督(イクの燃え盛るような敵意を燈した瞳に睨みつけられたことで、俺は危機感を抱いた。イクの協力は絶対に必要だ)

提督(だが、どうやら協力してくれる気がないらしい。となれば、協力してもらえるようにするしかない)

提督(俺はイクに強引に口づけした。舌を挿入し、絡める。イクの匂いを肺いっぱいに吸い込む)

提督(これから俺がしようとしていることを自覚し、興奮する。嗜虐心がそそられ、背徳感に背筋がぞくぞくした)

提督「っ……」

伊19「んぁ……っ……」ジロリ

提督(唇を離すと、さっきほどではないがまだ怒りを孕んだ視線で睨みつけてくる。かなり不機嫌そうな表情だ)

提督「イク!!こっちに来い!!」グイッ

伊19「っ!?やめてなの!!引っ張らないで!!うぁっ!?」ボスッ

提督(イクを強引に引っ張り、押し倒す。ベッドに上体を押し付けた。嫌がるイクは何とか逃げ出そうとする)

提督(だが、逃がしはしない。俺はイクのスク水の股布の部分をずらすと、秘所を露出させる)

伊19「なっ!?ま、待ってなのね!!まだ準備できてないの!!」

提督「俺は準備が出来ている!!お前に教え込んでやるぞ!!俺がお前より上だという事を!!っ……くぅ……!!」ピトッ グッ

伊19「……!!違うの!!イクは提督と対等なのね!!っぁああああ!!いたい……!!」グププププ ズキン

提督(まだ十分に濡れていないイクのそこに無理矢理挿入した。突っかかる感覚、イクが痛みに悲鳴をあげた)

提督「っ……相変わらずキツイな……!!」ベチン

伊19「ぅ……ぅぅ……!!」ギュッ フルフルフル

提督(奥まで到達した。イクはシーツを掴み、体を震わせていた。その様子に罪悪感を覚える。が、それよりも黒い快楽が勝つ)

提督「動くぞ……!!つぅ……!!」パンパンパン

伊19「いぃ!!痛い痛い痛い!!痛いの、提督!!」ズキンズキン

提督(立ちバックのような体勢で腰を振る。イクが再び悲鳴をあげた。きつく締まる。背中を仰け反らした)


35以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:28:23.007miVJMts0 (5/11)

伊19「つぁ……ふぅ……はぁ……はぁ……あぁ……!!」ジュン

提督(そのままこっちが上だと教え込むように腰を振る。ひたすら快楽を求めた。イクの中も十分に濡れ始めている)

提督(いつのまにか痛そうな呻き声の中に、喘ぎ声が混じっていた。そしてそれはどんどん割合を増していく)

伊19「っ……あぁ……くぅ……っ!!」クル ギロッ

提督(イクが肩越しに振り返り、睨みつけてきた。が、その表情は快楽に蕩けそうになっている)

提督(頬を染め、瞳に怒りと快感が混じり合った熱っぽいモノを湛えている。歯をむき出しにして、食いしばりながら耐えていた)

伊19「ふぁっ……て、提督は……!!私のことを下に思っていたの……!?言う事を聞く都合のいい女だと思っていたのね!?」

提督「っ!!仕方がないだろう……お前が協力しないのが悪いんだ!!俺は……君を下に見てなどいなかった!!」

提督「だが、テストを助けるのを手伝ってくれないのなら!!俺は君より上にならなくてはならないんだ!!」

提督「君に……お前に!!俺のいう事を聞かせられるようにならなくてはならない!!……今だけだ!!今だけなんだ、イク……!!」ジッ

伊19「ふぅっ……くはぁ……あぁ……!!」ジッ プイッ ピクンピクン

提督(イクは、喘ぎ声を洩らしながらも少しの間俺を見つめ、やがて視線を戻すと暫く何かを考えた)

提督(そして顔を前に戻す。シーツをさらに強く握り、背を丸める。そうか……限界が近いのか)

提督(そう言う俺も、もう限界だった。ただ相手を屈服させ、目先の快楽を得ることだけを求めている)

提督(相手を悦ばせるためのテクも、自分がさらに気持ちよくなるための焦らしもしていない)

提督(そんなことができるほど今の俺は器用でない。自らの獣性に身を任せていた。これは儀式なのだ)

提督(相手を組み敷いて乱暴に犯すことで、相手に……イクに、俺がイクよりも上だと分からせる)

提督(そして、その儀式はこれで完了する。男が女を屈服させる方法の中でも最上のモノだ)

提督「っ……イクぅ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

イク「っぁあ……ああああああ!!」ビクンビクンビクン

提督(イクの中に出す。精液を吐き出し、イクの女として一番大切なトコロを塗りつぶす。征服欲が満たされる)

提督(ひときわ強く腰を打ち込み、子宮を砕いたことでイクも同時に絶頂を迎えたようだった)

提督(イクの中が締まったことで射精が阻害され、逆に射精感と快感が増大する。そして襲い掛かる脱力感)

提督(だが、イクにのしかかることはしなかった。そのまま両手をついてイクを押し倒したようにする)

提督「イク……協力してくれるな……?」ジッ

提督(ぐったりとうつ伏せに横たわりながら、先ほどのように肩越しに振り返って見つめてくるイク。ゆっくりと口を開いた)

伊19「……なんで、そんな悲しそうな顔で泣いているの?」ジッ


36以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:29:41.927miVJMts0 (6/11)

提督「っ!?」ツゥー

提督(本当に気がつかなかった。指摘されて気がつく。俺は、何故……)

伊19「……イクは、絶対に提督の言いなりになったりはしないの。今は受け入れているけど……」

伊19「もしイクがダメだと思ったら、イクは提督のもとを去るのね。今回のことは……正直ぎりぎりだったの」

伊19「叩かれて、壁に叩きつけられた時はもうダメだと思ったのね……けど、泣いている提督を見て……」

伊19「イクも考えたの。提督の気持ちは分かるから。それに、提督はとても酔っているのね……」

伊19「だから、今回だけ赦してあげるし、提督の一世一代の賭けにも乗ってあげるの。駒になってあげるの」

提督「っ!!イク……!!」

伊19「その代わり、約束してなのね。もう二度と酷いことをしないし、イクのことを下に見ないで。対等に扱ってなの」

提督「ああ、分かった。……すまなかった」

伊19「ん。……ぎゅっとしてなのね」

提督(イクの希望通り優しく抱く。イクは俺の手に自らの手を重ねた。イクは暫くジッとしていたが、再び口を開く)

伊19「ほっぺ……腫れちゃうのね……提督が思いっ切り叩いたから……」

提督「っ!!本当にすまない……」

伊19「全部うまくいったら、提督がイクの治療をしてくれるの?」

提督「もちろんだ」

伊19「よろしい、なのね。……ありがとなの。もっと抱いていて欲しいけど、これで満足しておくのね。提督にはやることがあるの」

提督「!!」

伊19「時間が無いのね。イクはこれからこっそり出港するの。そして処刑が行われるところで待機するのね」

伊19「必要な酸素マスクとかはこっちで用意しておくの。だから提督は、はやくあの子にダメコンを装備させるのね」

提督「ああ……任せろ……!!」



テスト「すぅ……すぅ……」

提督「……」

提督(監視カメラには工作しておいたし、見張りは俺が与えた仕事をこなしている。それでも、時間はそんなにない)

提督(だが、その間は証拠も残らず行動することができる。そしてダメコンを装備させるのにそんなに時間はかからない)

提督(これは他の装備と違い、装備しているかどうかは意識しないと分かりづらい。一見するとただのお守りだからだ)

提督(欧米のモノは十字架だったりすると聞いているが……ともかく、これでダメコンを装備させた。準備完了だ)

提督「テスト……俺は君を死なせない……!!」

提督(自分の決意を寝ているテストに伝える。聞こえていないが、それでいい。俺は、ふらつきながらもなんとか部屋に戻った)

提督(そして残っている酒を飲む。飲まなければ、今更ながら失敗したらどうしようとか考え始めてしまうからだ)

提督(不安を吹き飛ばすのにはこれが一番だ。俺は、ひたすらに酒を飲みながら自分に大丈夫と言い聞かせていた)


37以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:38:06.307miVJMts0 (7/11)



ピピピッ ピピピッ

提督「……っ……朝か」ムクリ

提督(なぜか床に寝ていた。着替えていないし、どうやら風呂に入っていないようだ。それに、頭が痛い。なるほど……飲み過ぎて寝落ちしたか)

提督「っ……!!」ズキン

提督(頭が痛い……悪く酔ってしまったか……昨日の夜のことを全く思い出せない……だが……)

提督「テスト……」ジワァ

提督(だが嫌な事ばかりはっきりと覚えている。最悪な朝だ。今日は……テストが処刑される日だ)



ドボォン コポコポ

テスト「……」グッタリ

伊19「っ!!来たの!!」

伊19(爆発が起きて、テストさんが沈んできたの。気絶しているみたい。艤装も破壊されているのね。まごうことなき轟沈なの)

伊19(けどそこでダメコンが発動したのね。幻想的な青白い光に包まれて、艤装が轟沈一歩手前ぐらいまで修復されたの)

伊19「……」ガシッ グイッ

伊19(テストさんの体がまた浮かんでいくのね。水面に到達する前に、足を掴んで引きずり込むの)

伊19(酸素マスクをつけてマスク内を排水。これで呼吸ができるのね。そのまま艤装を破壊して轟沈状態にするの)

伊19(艦娘としての加護が失われるけど、酸素マスクのおかげで溺死はしないのね。そこで、用意していた睡眠薬をだしたの)

伊19(それをテストさんに打ったのね。途中で目が覚めて暴れられたりされると厄介だから、仕方ないの)

伊19(これでやるべきとは全部やったのね。そのままジッと息をひそめるの。潜水艦の本領発揮なのね)

伊19(水中聴音機に耳を澄ませると、海上のようすが手に取るようにわかるの。テストさんが沈んだ当たりをうろうろしてるのね)

伊19(何かを拾う水音は、テストさんの艤装の破片を拾ったのね。漏れ出る重油は一目瞭然なはずなの)

伊19(艦娘や艦艇が離れていくの。イタリア軍はテストさんに撃沈判定を下したみたいなのね。イタリア軍は撤退を始めたの)

伊19(そしてイタリア軍が完全に撤退して、イクはようやくゆっくりと動き出すのね。テストさんを連れているからいつもと勝手が違うの)

伊19(けど、イクさんにかかればこの程度、簡単なのね。さて、慎重に、けど急いで帰るの。提督が待っているのね)


38以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 16:43:49.217miVJMts0 (8/11)



提督「テスト……!!テスト!!」ギュッ

テスト「んん……すぅ……すぅ……」

伊19「うまくいって良かったのね」

提督(イクに呼び出されてある場所へ行ったら、そこにはなぜか頬を腫らしたイクと……眠っているテストが居た)

提督(衝撃だった。失ってはいけないものを失ったと思っていたところで、実は失っていなかったと知ったのだ)

提督(夢の様だった。俺はテストに飛びつき、強く抱きしめる。柔らかい女の子の感触、テストの匂いに満たされた)

提督(暫くそうしていた。そしてこれが現実であると理解し、十分にテストの存在を実感したところで、イクに話しかける余裕ができた)

提督「イク、ありがとう……!!ありがとう……!!だが、どうしてこんなことを……?もし誰かにばれたら……」

伊19「……はっ?ど、どうして……!?何を言っているのね!!」キッ

提督「っ!?」ビクッ

提督(イクは一瞬惚けさせてから初めて関係を持った日のような無表情を浮かべ、殺気を放つ瞳で睨んできた。そして知らされる衝撃の事実)

提督(昨日、俺がイクと共にテストを助けるために動いていたこと。その件についての話し合い中に、俺がイクに酷いことをしたということ)

提督(けど、イクがそれを許してくれたこと。イクと大切な約束をしたこと。……そして、泥酔していた俺は全てを忘れていたこと……)

伊19「……つまり、何も覚えていなかったのね?」

提督「あ、ああ……すまない……」

伊19「……はぁ。……提督、もうお酒は止めるのね。……とは言わないけど、抑えるの」

提督「分かった……本当に申し訳ない……そして本当にありがとう」

伊19「とりあえず、ほっぺの治療をして貰うの。あと、覚えていなくてもイクはちゃんと提督の頼みを聞いてあげたのね」

伊19「だから提督にも約束を守ってもらうの。もう二度とイクに酷いことをしないで、イクのことを対等に扱ってなの」

提督「もちろんだ。君のおかげで俺は知ることができた。どんなことがあろうと、助けられる人を見殺しにすること」

提督「その愚かさと、それによってもたらされる悲しみと苦しみ、絶望と後悔。俺は、もう二度とこんなことはしない」

伊19「ん。……頑張った甲斐があったみたいで良かったの」

提督(その後、俺はイクの頬に処置をして、ガーゼを張る。イクは鏡でそれを確認すると、満足げに微笑んでいた)



テスト「ん……Où est(ここは)……?」

提督「テスト……!!目が覚めたか?」

テスト「Amiral(提督)……?あれ……私は……」

提督(状況がよくわかっていないテストは、目をあけるときょとんとした顔できょろきょろとあたりを見回し、俺を見つめた)

提督「テスト……落ち着いて話を聞いてくれ。いいな?」

テスト「……?」

提督(俺は、テストに全てを話した。テストの覚悟も信念も何もかもを全て踏みにじってテストのことを助けたことを)

↓×1~3 全てを悟って、誇り高い死を選んでいたことを踏まえてテストの心情と反応



39以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 17:17:36.80nHmHNfHfo (1/1)

私の誇りを踏み躙り、勝手な真似をした提督は許さない。
私はコマンダン・テストの名とともに、自らの誇りをすべて失った。

だからあなたに、全ての責任を取ってもらう。
永遠に。


40以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 17:22:17.83k7ylh8wHo (1/1)




41以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 17:26:45.23YrSD/R2Xo (1/1)




42以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 17:28:06.95WahI41xQO (1/1)

39に加えて
あの時の淡い微笑みで

過去の輝かしい思い出もそのままに、これから新しい思い出を育んでくれるのでしょう?
(あなたが全ての責任を永遠にとってくれるのなら)私も永遠に愛し続ける


43以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 19:31:28.53X0s14ex/0 (1/3)

ここの安価さん達は皆詩人だな 素敵


44以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 19:47:44.827miVJMts0 (9/11)

テスト「……Ô mon Dieu」マッサオ

提督(俺の話を聞いたテストは、その美しい顔をみるみる蒼白にし、俺が話し終わると天を仰いでそう呟いた)

提督(涙がこぼれ、そしてそのまま祈りの言葉を口にするように言葉を紡ぐ。その間も、ずっと天を仰いでいる)

テスト「Un Français doit vivre pour elle(フランス人は共和国の為に生き)……Pour elle un Français doit mourir(共和国の為に命を捧げる)……」

テスト「提督……貴方はそんなことをしないと信じていたのに……私の覚悟を……分かってくれると信じていたのに……」ツゥー

提督「っ……」

テスト「どうしてこんなにも酷いことを……私は残される者たちに残したかった……私の勇気の跡を……」

テスト「勝利を知るか……滅びるか……なのに……なのに私は……!どうしてですか!?提督!!」キッ

提督「っ!!」ビクッ

提督(こちらを向いたテストは、涙を流しながら俺を睨みつける。激情が、そのシリウスのような青白い輝きを放つ瞳に渦巻いていた)

テスト「私はこんなことを望んでいなかった!!フランス人として誇りを持ってフランスに殉じる覚悟だった!!」

テスト「なのに貴方は私の覚悟を……誇りを踏み躙って!!貴方の勝手な想いで私がどんなに……!!」

提督「それでも、俺は君に死んでほしくなかった……!!」

テスト「っ!!……私は、貴方のせいで栄光あるコマンダン・テストの名と私の誇りを失いました」

提督「……それでも、死なないでくれ。どうか生きてくれ」

テスト「……私の生きる意味は失われたのです。ここにいるのは、ただのフランス人ですらありません」

テスト「もはや私は、惨めなUne salopeです……こうしたのは、貴方です……全部、貴方のせいですよ……!!」

提督「……」

テスト「だから……あなたに全ての責任を取ってもらいます……!!永遠に……!!絶対に逃がしません!!」

テスト「断ろうものなら、私のすべてを賭して貴方を破滅させます……!!必ず……必ずです……!!」

テスト「地を這い、泥を啜り、跪いて、誰かの靴を舐め、媚び諂い、体を赦し、魂を穢しつくし、この手を血に染めてでも!!」

テスト「必ず貴方の全ても連れていきます……!!思い知りなさい……これが私の……女の執念です……!!」ジロリ

提督(眉間に皴を寄せ、すさまじいまでの激情を込めた瞳で睨みつけ、怒りからか恐れからか、震えているテストに、俺は……)

↓×1~3



45以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 19:58:39.98caIz4x+2O (1/1)

悪いがそれはできない
俺にも大日本帝国海軍の一員としての誇り、俺を慕う艦娘達を護るという男の矜持がある
そして君もその内の一人だ、コマンダン・テスト


46以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 20:10:26.10rcTwYpw8o (1/2)

上のを述べ抱き締める


47以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 20:16:17.22kNN1fPDBO (1/1)

45に
君はあの処刑場で「永遠に愛している」と言ってくれた
を追加で


48以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:14:10.237miVJMts0 (10/11)

提督「悪いが、それはできない」

テスト「……!!っ!!」ガーン キッ

提督(俺の言葉に、テストは絶望に目を見開いて硬直した。そして次に憎しみと怒りに顔を歪ませ、俺を殺さんとするばかりに視線で射抜く)

提督(その目からは涙があふれてきていた。瞳の中に渦巻くのは殺意を孕んだ敵意と、絶望だ)

テスト「責任を……取らないというのですか!?」ポロポロ

提督「違う!!」

テスト「!?」ビクッ

提督「俺は、破滅する訳にはいかないというわけだ。俺にも大日本帝国海軍の一員としての誇りと」

提督「そして俺を慕う艦娘達を護るという男の矜持がある。……無論、君もそのうちの一人だ。コマンダン・テスト」

テスト「……!!」

提督「地を這いわせることも、泥を啜らせることも、跪かせることも、誰かの靴を舐めさせることも、」

提督「媚び諂わせることも、不本意に体を赦させることも、魂を穢させることも、その手を血に染めさせることも、」

提督「俺にはできない。させたくない。絶対にさせない。テスト、俺は君を護るよ。責任を取とろう。君が望む限り、永遠に」

↓×1~3 テストの心情と反応


49以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:22:51.93rcTwYpw8o (2/2)

揺れるけど心許した訳でも落ちた訳でもない
「そうですか、なら行動で示して下さい」


50以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:41:52.13ZqS94F7Y0 (1/1)

不本意ながら国を捨ててしまった自分への自己嫌悪から、罰を欲している。提督に対しては、心にある提督への想いを再確認しながらも、提督の行動からまだ割り切れない。


51以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:54:23.31X0s14ex/0 (2/3)

Il ne suffit pas de dire à quelqu’un qu’on l’aime, il faut aussi le lui prouver.


52以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:55:02.36lM0ylpnHO (1/1)

〉〉49 たす 〉〉50


53以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 21:56:41.16X0s14ex/0 (3/3)

>>51訳
口で『愛してる』というだけでは物足りない、行動でも表すべきだ。


54以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 22:47:50.797miVJMts0 (11/11)

テスト(ああ、恨めしい……その言葉に幸せを感じてしまう自分が憎い……この人は、私の覚悟を台無しにしたのに……)

テスト(こうして生き残ってしまった事さえも嬉しくなってしまう……駄目よ、テスト……いくら全てを失ったとしても……!!)

テスト(この人を赦してしまっては駄目……!!赦してしまったら、私は……!!)

テスト「っ……そうですか、なら行動で示して下さい」

提督「……行動?」

テスト「そうです、行動です。口でならなんとでも言えます」

提督「……何をすればいい?」

テスト「何をってそれは……っ!?それは……」

テスト(私の……自分のことなのに……なんてことなの……!!分からない……私はどうしたいの……!?)

テスト(フランスへ帰りたいの?この人を赦したいの?それとも、何か他のことなの?私は……私はこの人にどうして欲しいの?)

↓×1~3


55以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 23:23:46.20ov5VxdqCO (1/1)

それくらい自分で考えてくださいと
とりあえずその場を濁す


56以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 23:26:51.28CZEhtT180 (1/1)

何かを言い掛けるが、提督がすかさず「永遠に君を愛し続ける」と言い放つ


57以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/08(月) 23:35:45.09lDM3UA/+o (1/1)

>>55をしかけたところで>>56



58以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 02:22:23.22RFNS2uRq0 (1/3)

提督(テストは戸惑ったように黙り込むと、暫く何かを考えていた。が、それを窺い知ることはできない)

提督(だが、分かることがある。今、この子は混乱している。まあ、考えてみれば当然のことか)

提督(しかし……これは逆にチャンスだ。今の無防備な心ならば、俺の言葉は心にまで届くはず)

提督(そうすればこの子に分かってもらえるだろう。口先だけでないという事を。俺は、本気だという事を)

テスト「……私を」

提督「永遠に君を愛し続ける」

テスト「っ!!」ドキン

提督(何かを言おうとしたテストに、このチャンスを逃がしてはならないと直感した俺はすかさず言い放っていた)

提督(テストは俺の言葉を聞いた瞬間、驚きに息をのんだ。そして目を見開き硬直する。みるみる赤面した)

テスト「……!!」ジッ ウルッ

テスト(ああ……何を言おうとしていたのかも忘れてしまった……こうして直接愛を告げられて……思い知ってしまった……)

テスト(私は艦娘である前に、ただの女なんだって……好きな人が敵であっても、こうして告白されただけで……)

テスト(嬉しくて、この人に身を委ねたくなってしまった……この人の胸に飛び込んで愛を唱えたくなってしまった……)

テスト(他のことがすべてどうでもよくなってしまう……けど……けど、それでも私は……!!)

テスト「……っ!!」ポロポロポロ

提督「!!」

提督(潤んでいたテストの目からとうとう涙がこぼれだした。もういろいろと限界だという表情になる)

提督(そこで俺は自分の失策に気がついた。今のこの子にそう色々と考えさせるのは酷なことだ)

提督「……」ギュッ

テスト「!!」ビクッ

提督(俺は無言でテストを抱きしめた。そして優しく頭を撫でる。テストは体を震わせ、そして硬直する)

提督「……大切なのは、俺が君を愛していて、俺が君を守るという事だ。今は、それ以外のことを考えるのを止めてくれ」

テスト「ぁ……っ!!」ガシッ

提督(テストは俺の言葉を聞いて息を呑んで、そして思いっきり強く俺を抱きしめると声を上げて泣き出した)

提督(それはテストの過酷な運命に対する悲鳴のようなものだと感じた。俺はひたすらテストの頭を撫でる)

提督(そしてテストが泣き疲れて眠ってしまうまでずっとそうしていた。俺は、眠ってしまったテストを部屋に運び、ベッドに寝かせた)


59以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 02:26:55.64RFNS2uRq0 (2/3)



雲龍「……そう。つまり、提督の命令でこの子を死んだと見せかけて実は助けたという事でいいのね?」

伊19「そうなのね。イクが気を使って眠っているテストさんと提督を二人っきりにした後、提督は起きたテストさんと何かを話し合ったみたいだったの」

伊19「内容は分からないけど、でもとりあえず何とか丸く収まったみたいだったのね。その後様子を見に行った時、提督は元気になってたの」

葛城「そうだったんだ……なんというか、やっぱり提督は提督だね」

天城「そうですね。……あれ?けど待ってください。なら、どうして先ほどは様子がおかしかったのですか?」

葛城「えっ?あ、確かに!さっき見かけたときはもうテストさんと話した後だったんだよね?なんでだろう……?」

雲龍「私もそれを聞きたかったの。少なくとも、アレは演技ではないと思う。そしてテストがらみでないとすると……」

天城「……何か、他に悪いことがあったのですか?」

伊19「……。っ!!提督……」ハッ

「「「!!」」」クルッ

提督「……とりあえず、イクが説明したことが、テストがここにいる理由で間違いない」

天城「大丈夫ですか、提督!?」

葛城「顔色悪いよ……!!どうしたの?」

雲龍「……まさか、ハワイの方で何かあったの?」

提督「……さすが雲龍、察しが良いな。そうだ。後で通知する予定だったが、君たちには今伝えておく」

提督「我々は予定を早めて太平洋に戻るぞ。明日の夜にはここを発つ。準備しておいてくれ」

天城「ず、随分急ですね……」

葛城「提督、何があったのか話してよ」

雲龍「話すだけでもだいぶ楽になるわ。だから、ため込まないで話してみたらどう?」

提督「……ハワイで大規模な戦闘が発生した。そして、翔鶴が……意識不明の重体になった……」



提督(テストを寝かして部屋を出ようと思ったところで、俺は連絡が入っていることに気がついた。大本営から?一体どうしたのだろう)

提督「……!!」サァッ

提督(……まさか。何かの間違いだ。そんな事……そんな事信じない……だって……ありえないだろう……!!)



瑞鶴「撃墜!!最後の一機!?」

翔鶴「ええ、最後の一機みたい」

瑞鶴「了解!!ふぅ……危なかった……」

翔鶴「よく頑張ったわね、瑞鶴。……っ!?」

翔鶴(油断した!!急降下!!瑞鶴が狙われてる!!まさか第二派がこうもタイミングよく……!!)

翔鶴「瑞鶴!!」バッ ドンッ

瑞鶴「えっ?っ!?」

ドゴォーン

瑞鶴「っぁ!!……ぅ。……翔鶴姉?」

翔鶴「……」プカプカ



アメリカ軍艦娘「Good job, Stripe-Stack!!You`ve got fuckin` JAP carrier!!(よくやったわ、縦縞煙突!!クソッたれの日本空母をやったわね!!)」

アメリカ軍艦娘「Is it Shōkaku?or Zuikaku?Anyway, it`s remarkable military gains!!(アレは翔鶴かしら?それとも瑞鶴?いずれにせよ、素晴らしい戦果ね!!)」

アメリカ軍艦娘「Hey, Sara!! ジャップどもに一発喰らわせてやったご感想はどうかしら?」

↓×1~3 日本のだまし討ちで戦争が始まったというアメリカ側の見解を踏まえて、翔鶴を殺した(と思っている)ことに対するサラトガの心情と感想


60以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 02:42:20.57B8GJKUCm0 (1/1)

最悪の気分だと返答する

運命とは残酷だ
例えかつて共に戦った同志を殺めることになろうとは


61以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 03:55:59.94/zDmh4Ago (1/1)

一人潰せた、これで提督との距離がまた近づいたとニコニコ


62以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 04:01:33.15ppcUBVv/O (1/1)

60


63以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 05:00:16.98fPQyYA/eO (1/1)

サラ丸ヤンデレかよぉ!?
翔鶴といい潜水艦勢といい、頑張れ提督


64以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 09:43:30.55RFNS2uRq0 (3/3)

サラトガ「最高の気分ね。これで一人潰せたわ……!!」ニタァ

アメリカ軍艦娘「ふふっ、帰ったら一杯やりましょう!!サラの大活躍を祝ってね!!」

アメリカ軍艦娘「私、いい店知ってるよ!!そこにしようよ!!きっと皆も気にいるさ!!」

サラトガ(ふふっ、戦争!!なんてすばらしいのかしら♪サラと貴方の間を邪魔する者は皆殺しです♪)ニコニコ

サラトガ(ああ提督、貴方との距離がまた一歩近づきました……!!すぐにサラが参りますからね)

サラトガ(きっと深く傷ついている提督をサラが全身全霊で支えてあげます。片時も離れずに、お傍にいます)

サラトガ(そんな献身的なサラに当然のごとく提督は惹かれていって、二人は情熱的に愛を確かめ合う……なんて!!)

サラトガ(その時が待ちきれないわ……!!早くお会いしたい……!!お会いして、たっぷり愛してもらいたい!!)



葛城「翔鶴さんが……そんな……」

雲龍「……」

天城「信じられません……あれほどのお方が……」

提督「俺も信じられないが、だが現実なんだ。逃避している時間はない。すぐに行動を開始しなくてはならないんだ」

伊19「提督……」

提督「……よし、これで鍵も閉めた。三人とも、テストのことはどうか秘密にしておいてくれ。頼む」ガチャン カチリ

雲龍「……ええ」

葛城「え?ああ、うん。もちろん」

天城「わ、分かりました……」

提督「では、移動の準備をしておいてくれ。頼んだぞ」クルッ スタスタスタ

伊19「……じゃあね、なの。提督。何かあったら呼んでなのね」クルッ スタスタスタ

↓×1~3 背を向け歩いていく提督に対する雲龍型姉妹の心情と行動をそれぞれ


65以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 10:03:14.66zn6GaHQeO (1/1)

雲龍 翔鶴の件に心を痛めながらも提督が健在だったことに対する安堵とテストが提督の手で護られたという事実に対する嫉妬が半々
葛城 概ね雲龍と同じだが翔鶴の件も踏まえて、逆に自分がテストと同じ立場だったら護ってもらえたのかという不安感を募らせる
天城 テストを護ったものの翔鶴を護れなかった提督の心情を察し、艦娘としても一人の女としても側にいる決意を新たにする


66以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 10:07:52.65iychEmFUo (1/1)

雲龍だけ嫉妬MAXで提督にあすなろ抱きつき、あとは>>65


67以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/09(火) 10:25:51.89kUVjnfXb0 (1/1)

>>66


68以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 00:52:19.58gVuQCLZk0 (1/2)

葛城(翔鶴さんが……こういう日がくるのかもと思ってたけど……本当にやってくると……キツイな……)

葛城(でも、提督さんは悲しんでいるけど、もう立ち直っているみたい。さっき見かけた抜け殻みたいな感じじゃなかった)

葛城(あの目は私の好きな信念のこもった目だった。いつもの頼りがいがあってカッコイイ提督に戻り始めてる)

葛城(テストさんのことも助けてたし、やっぱり提督は提督だ。……もし、私が同じ目あっても提督は私を守ってくれるのかな?)

葛城(私なんてテストさんや翔鶴さんに比べたら……もしかしたら、提督は私のことそこまで大切に思ってくれていないかも……)ギュッ

天城(道理を曲げて無理を通してまでテストさんを守った提督ですもの。きっと翔鶴さんのことでひどく苦しんでいるわ)

天城(なんとなく察しているけど、提督はたぶん一度に多くの人と関係を持っている。雲龍姉さんと葛城もそのうちの一人だと思う)

天城(それでもみんながそれを問題にしないのは、提督がそうしてもまあ良いと思えるぐらいに優しくて責任感があるから)

天城(今回の件で天城もそう思った。だから天城も、あえてそれには触れないでおく。あまり楽しいことじゃないけど、そこには目をつぶる)

天城(そのうえで天城は、これからも提督のお傍にいて今まで以上に提督に尽くそう。艦娘としても、女としても)

天城(艦娘としては、翔鶴さんに比べたらまだまだだけど……でも、それでもきっとすぐに成長して見せる)

天城(そして翔鶴さんの代わりを務められるようになって見せる。いつまでも先輩に追いついて追い越せないのは情けないわ)

天城(女としては……正直、自分にそこまで自信があるわけじゃない。見るに堪えない容姿ではないと信じたいけど……)

天城(でも周りに美人が多い上に、天城は雲龍姉さんのようにスタイルが良いわけでも葛城のように積極的なわけでもない)

天城(でも、天城だって……甲斐甲斐しさでは負けていないはず。きっと提督のお役に立てるわ。だから……)

雲龍「……っ!!」ギリッ

葛城「!!」ハッ

天城「っ!?」ビクッ

雲龍「……提督」タッ ギュッ

天城&葛城「「!?」」

提督「っ!?う、雲龍……?」

提督(雲龍に後ろから抱き付かれた。首に腕を回され、優しく抱き寄せられる。耳元に雲龍の吐息を感じた。顔を寄せられている)

提督(背中に押し付けられる豊満な双峰がこれ以上ないほどに自己主張していた。これは……)

雲龍「そうやって弱いところを見せないのも素敵だけど、けどそれじゃ辛いでしょう?」

提督「……!!」

提督(ぞくぞくするようなウィスパーボイス。耳が幸せとは、このことだろうか。いつまでも聞いていたくなる)

雲龍「私が……雲龍が貴方を支えます。支えさせてください、提督。それが私の幸せよ」

提督「……何故、そこまで」

雲龍「この前はいろいろあってうやむやになってしまったけど……改めて言います。愛しているわ、提督」

提督「っ!!」

雲龍「だから、どうか私にも貴女の愛を頂戴。そのためなら、私は何でもできる。提督、お願い」

↓×1~3 提督の心情と反応


69以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 01:25:36.056hIkVuYvo (1/1)

柔らかな暖かさ(胸のことではない)に包まれた提督は雲龍を正面からに抱き変えて声を押し殺して泣く
(遅れて葛城天城も抱き付きに加わる)


70以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 01:28:31.12Eio7nBt1o (1/2)

雲龍の気持ちは嬉しいが今は翔鶴を一撃で倒すほどの敵艦娘がいることに脅威を感じ身を引き締める。そしてそれは恐らくサラトガだろうと目星を付けてもいる


71以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 01:29:21.116G47Wbnko (1/1)

そこまで言ってくれるとは、雲龍の思いは確かに受け取ったと喜ぶ



提督嬉しさのあまりそっちが反応してしまう


72以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 01:31:44.08g1gOaxYfo (1/1)

高くても低くても大体デットヒートするコンマ君


73以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 02:01:07.66gVuQCLZk0 (2/2)

提督(このまま、本能のままに雲龍を抱きしめ、キスを交わし、男に抱かれるためにあるような肉体を存分に堪能してしまいたかった)

提督(だが、それはできない。やることがたくさんある。それほどまでに戦況は深刻だし、何より俺は……翔鶴の仇をとらなくてはならない)

提督「……君の気持ちは嬉しい。俺も君のことを愛している。だが、今は駄目だ」スッ

雲龍「あっ」

提督「完璧なタイミングでの第二派攻撃隊、鶴姉妹自身も自覚していなかったわずかな隙、そこを的確についてきた」

提督「そんなことができる者は、翔鶴をそこまで追い詰めることができる者は、そうそう居ない。俺は、サラトガだと思っている」

雲龍「……」

提督「雲龍。今は、残念ながらやらなくてはならないことがある。だがそれを終わらせた時、俺は君を迎えに行くよ」

↓×1~3 雲龍の心情と反応、そしてそのやりとりを見ていた天城、葛城の心情と行動


74以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 02:19:55.92A9Gp+rd8O (1/1)

雲龍 残念だが他ならぬ提督の言葉だから仕方ない、約束ですよ、と受け入れる。心中では自分の邪魔をしたサラトガへの敵愾心を静かに燃やす

葛城 姉を羨み私も!と言ってしまう

天城 姉妹の行動に驚くが、気付くと妹に便乗する形で似たことを言ってしまっていた


75以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 06:17:29.90Eio7nBt1o (2/2)

雲龍は提督に大変な事が続いていたので少しでも癒やしてあげたかったのだが、力強い返答が返って来たことで提督は大丈夫なのだと安堵する。天城・葛城は先日から続く雲龍の抜け駆け行為に不平を述べつつ、凛々しい提督にさらに好意を募らせる


76以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/10(水) 07:47:45.74FyBXgzje0 (1/1)

雲龍
度々のお預けでもう限界、でも仕方ない
終わったら思い切り交わって欲しい
今はあとこれだけで許す、と提督の手をとり
下着越しに自分の濡れそぼった局部を触らせる

天城
雲龍を諌めつつ、自分も提督を愛しているとはっきり伝える
葛城もフラストレーションが溜まっているだろうと思い彼女に行動を促す

葛城
雲龍の行動は不問にしつつも軽く毒づく
かつて恋敵になりかけた翔鶴だが今は一大事
そして瑞鶴にも危険が迫っているに違いない
提督の意向を飲む、でもこれだけはとすかさずハグしてキス


77以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 00:34:25.78u6DlqJqm0 (1/2)

雲龍「……」ギュッ

提督(俺の返答に雲龍は強く手を握りしめた。顔を俯け、暫く無言の時が続く。そして嘆息した)

雲龍「……分かった。けど、必ずよ?これ以上待たされるとおかしくなっちゃう」

提督「もちろんだ。必ず君を迎えに行く」

雲龍「……待っているわ」ジッ

提督(顔をあげ、俺を見つめてそう答える。雲龍の声には、決意がにじんでいた。待つと言ったからちゃんと待つ。けど、もし約束を破ろうものなら……)

提督(言外にそう告げられているような気がした。だが、それは心配することではない。もとより、約束を破るつもりなどない)

葛城「……っ!!私も!!」

提督(俺と雲龍が見つめ合う中、声をあげたのは葛城だった。もう耐えられないと言ったように必死の形相で俺を見つめている)

提督「っ……葛城」

葛城「雲龍姉ばっかりずるいよ!!ずっと待ってたのは私だって同じなんだから!!」

雲龍「……そうね」

提督「葛城……いいのか?」

葛城「いいよ!!……まだ納得できない所もあるけど、でもそれでもいいの。提督、私は貴方が好きです」ジッ

提督(頬を赤く染めつつも真剣な眼差しの葛城にそう告げられる。その瞳に迷いはなかった。なら、俺が躊躇う理由はない)

提督「そうか。嬉しいよ、葛城。君のそのどんな時でも決してへこたれない元気さにどれだけ助けられたか分からない」

提督「そんな君が俺を受け入れてくれるのであれば、それほど嬉しいことはない。約束する。君を幸せにするための努力を惜しみはしない」

葛城「……!!うん……!!」パァッ

天城「……!!わ、私だって提督のことをお慕いしています!!」

提督(喜びに顔を綻ばせる葛城。そこで雲龍姉妹最後の一人、次女の天城までもがそんな嬉しいことを言ってくれた。だが、まだ天城には話していない)

提督「天城……この話は二人にはしてある。もしかしたら聞いているかもしれないが、俺から直接話しておこう」

提督(俺の話を聞いた天城は、ある程度は予想していたがそれでも予想の遥か上をいかれたというような顔をした)

提督(だが、すぐに覚悟を決めたように表情を引き締める。そして静かに口を開くと、気持ちを言葉にする)

天城「……それでも、天城は提督をお慕いします。以前、天城は先輩方に勝てないと思い込んでいました」

天城「経験を積んで実績のある先輩たちが花形で、天城は日陰の身から抜け出すことができないと思っていたんです」

提督「そんなことない」

天城「はい、そうです。けど天城がそれに気がついたのは、提督の指揮の下、マレーの戦いで大勝利を収めた時でした」


78以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 00:39:05.22u6DlqJqm0 (2/2)

天城「私達姉妹だけで戦果をあげることができて、天城だってやればできるんだと気がつくことができたんです」

天城「提督は天城を日の当たるところに連れ出してくれました。天城の希望の光です。だから、そんな貴方に惹かれたんです」

提督「天城……」ジッ

天城「あ……愛しています、提督……ですから、もしよろしければ天城のことも……天城にも、お情けを……」カァッ

提督(育ちが良くて、初心で清楚な大和撫子といった感じの天城らしい、恥じらいながらの消え入るような儚い告白)

提督(顔を真っ赤に染め、今すぐにでもどこかへ逃げてしまいそうな様子だが、逃げない。それほどまでの想いと覚悟を持っているのだろう)

提督「天城、ありがとう。君のような気立ての良い頼りになる子にそう言ってもらえて、男として鼻が高い」

提督「俺も、君を愛している。決して後悔させはしない。君の想いに応えられるように全力を尽くそう」

天城「提督……!!大好き……!!」

提督「俺もだよ。……では、今日はこれで失礼する。ハワイの戦いでは君たちの活躍が必要不可欠だ。頼りにしているぞ」

「「「はい(!!)」」」

提督(部屋へ向かって歩き出す。あの子たちのおかげで滅入っていた気分が回復した。さて、ではやるべきことをこなすとするか)



葛城「ハワイでの戦い、頑張ろうね」

天城「ええ。翔鶴さんの敵討ちをしましょう」

雲龍「そうね……」ゴゴゴゴゴ

雲龍(サラトガ……本当に貴女なのか分からないけど、それでもあなたの仕業だというのなら……赦さない)

雲龍(貴女のせいで私はまたおあずけに……やっと提督と結ばれる日が来たと思ったのに……万死に値するわ)

天城(雲龍姉さんが凄い威圧感を放っているわ……!!眉間に皴を寄せて、唇を噛んでいる……!!)

葛城(すごい怒ってる……翔鶴さんがあんな目に遭わされたら当然だよね。それにしても、良かった)

葛城(あの日以来、雲龍姉は翔鶴さんのこと嫌ってたけど……でもそう思うってことはやっぱり本心から嫌いってわけじゃないんだよね)



提督(ハワイまでの移動中にいろいろと考えた。現在の戦況、彼我の戦力、工業力の差、資源の備蓄状況、考えるだけで気分が悪くなる)

提督(状況は絶望的だった。が、なんとかする方法が閃いた。しかし、これは取りたくない手段だ。他に手はないと結論しても、未だに悩んでいる)

提督(準備は進めていたが、それでも実行に移すことを躊躇ってしまっていた。そうこうしているうちにハワイに到着する)

提督(俺はすぐに瑞鶴の下へ向かった。翔鶴は本土へと運ばれている。未だに意識が戻らないらしい……)

提督(心が張り裂けそうなほど辛かった。そして、それは瑞鶴も同じだろう。瑞鶴が心配だった)

提督「ここだな。瑞鶴、居るか?」

↓×1~3 翔鶴の容態を踏まえて提督が来たことに対する瑞鶴の心情と行動


79以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 00:43:02.77OtTSoPiVo (1/1)

提督の前なので普段通りにふるまうが、姉を守れなかった自分のふがいなさと無力感に打ちひしがれており、自分でも気づかない内に涙が出てくる


80以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 00:45:31.55PgQ0myoBo (1/1)

>>79


81以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 01:00:24.73941a0AYY0 (1/1)

79


82以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/11(木) 01:00:48.14KVC1/qLxO (1/1)

去っていく航空機のマークから、共に戦ったサラトガがなぜ?と混乱を隠しきれない、自分ならサラを説得できるのではと思っている
またなぜいつも自分では無く翔鶴なのか、できるなら自分が代わってやりたかったと思っている


83以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/16(火) 04:36:09.35u5XQckp30 (1/1)

待ってる


84以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/18(木) 23:52:51.05Of5IM6E/0 (1/1)

忙しいのかな、体大事にね


85以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 11:27:09.27Mn6dT5Ak0 (1/2)

瑞鶴「あ、提督さん。居るよ。なんか久しぶりだね」

提督「瑞鶴……」

瑞鶴「もう……そんな顔しないでよ、提督さん。私は大丈夫だし、翔鶴姉もきっと大丈夫」

提督「そうか……そうだな。きっと大丈夫だ」

瑞鶴「インド洋では大活躍だったみたいだね。おめでとう、提督さん」

提督「ああ、ありがとう。ハワイは……大変だったみたいだな……」

瑞鶴「大変ってレベルじゃないよ……けど提督さんが来てくれたからもう大丈夫だよね?あはっ」

提督「……そうだな、任せてくれ」

提督(ここで嘘でも安心させてあげられるようなことを言えなければ大人ではない。

提督(瑞鶴と他愛のない話をする。瑞鶴は思っていたよりも大丈夫みたいだ。いつもの瑞鶴を保っている)

提督(さすがに軍人か。……と思っていた俺がバカだったな。そんなわけない。瑞鶴は軍人である前にまだ子供の部類だ)

提督「っ!?」

瑞鶴「え?どうしたの?……あれ?あれ、あれ?おかしいな……なんで……」ツゥー

提督「瑞鶴……」

瑞鶴「私……大丈夫なのに……どうして涙が出てくるんだろう……」ポロポロ

提督(本当にいつも通りの瑞鶴だった。表情も仕草も何もかもが。そのままの状態で涙を溢れさせている)

提督(そしてそれを心底不思議そうにしている。それはつまり、それほどまでに心が限界を迎えているという事……俺は……)

↓×1~3


86以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 12:39:48.61rZzTC9GoO (1/1)

抱き締めて安心させるように無言で頭を撫でる


87以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 12:41:38.96FnWBDHWb0 (1/1)

翔鶴は何とかしてみせると宣言し、>>86


88以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 12:51:47.79URKClb8fO (1/1)

87


89以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 13:59:42.27Mn6dT5Ak0 (2/2)

提督「……」ギュッ

瑞鶴「あっ……」

提督(瑞鶴を抱きしめていた。この子を決して一人にはさせない。俺がこの子をずっと守っていく)

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「ん……提督……?」

提督「……翔鶴は何とかして見せる」

提督(俺にできることは、そこまでないのかもしれない。だが、出来ることは全てやる。金が必要ならいくらでも出す)

提督(臓器の移植が必要なら喜んで提供しよう。ともかく、俺はその覚悟だし、そうして見せる)

瑞鶴「……!!うん、ありがとう」ギュッ

提督(瑞鶴は俺の言葉に息を呑み、そして感謝の言葉をつぶやくと腕を俺の体にまわした。そして俺の胸に顔を埋める)

瑞鶴「……あたたかい。ずっとこうしていたいな」

提督(俺はずっと瑞鶴を抱きしめていた。すると瑞鶴がうつらうつらとし始める。疲れているんだな)

提督「瑞鶴、眠いならベッドへ行くか」

瑞鶴「……やだ。ずっとこうしてたい」

提督「布団の中でもできる。添い寝するよ」

瑞鶴「なら、いいよ」

提督(とりあえずジャケット脱いで横たわった瑞鶴の隣に寝そべる。瑞鶴はすぐに抱き付いてきた)

提督(俺は瑞鶴に腕枕をしつつ体を抱く。暫くして、瑞鶴は寝息をたて始めた。その寝顔は安らかだ)

提督(まだ少し子供らしさを残したあどけない顔をしているこの子が背負った悲しみを思うと、心が痛む)

提督(このまま起きるまで添い寝していてあげたいが、俺にはやることがあった。軽く頭を撫でてからゆっくりと体を起こす)

加賀「……」ジッ

提督「っ……加賀……」

提督(すると音もなくこちらを見つめる加賀に気がつく。扉を開けたままだったか。その無表情からは何を考えているのか分からない)

加賀「……瑞鶴は、あの日以来眠れていませんでした」

提督「……!!」

加賀「けど、ようやく眠ることができたようです。……感謝するわ、提督」

提督「当然のことをしたまでだ。……君はずっと瑞鶴を気にかけていてくれたのか」

加賀「それこそ、当然のことをしたまでです。それに、私だけではありません。みんなそうです」

提督「そうか」

加賀「……提督、前任の司令官が待っていたわ。行ってあげて」

提督「分かった」

提督(脱いでいたジャケットを身に着け、身だしなみを整えてから執務室へ向かう。俺の覚悟は、決まっていた)

加賀「……」

↓×1~3 加賀の提督への気持ち(例:好き、尊敬、上官など)と絶望的なハワイの戦況とスエズの時以外はそこで戦っていたことを踏まえて瑞鶴に添い寝していた提督を見た加賀の心情


90以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 14:19:22.70ODgrXV7Eo (1/1)

瑞鶴の状態も考え今だけは譲ってあげてもいいと思っているが、ねぎらいの言葉だけでも欲しかった


91以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 14:24:45.31yElvpjHdO (1/1)

雲龍型や五航戦が提督と何らかの関係をもっていることを内心察しており
自分も提督を想っているが故にその温もりが欲しくなった
今すぐ提督に抱き寄せられたい

それと90を上手く混ぜて下さい


92以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 14:47:51.82vkN/jEiyo (1/1)

加賀は実は提督に対して凄まじい独占欲を抱いており、連日の激戦の中抑圧されていた提督に対する激情が次第にむき出しになっていく


93以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 17:56:57.913BxvMc3zO (1/1)

度しがたい女Zui


94以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/19(金) 19:11:24.566qswDKQgO (1/1)

この世界の空母は嫉妬深いやつばっかだな


95以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/20(土) 00:34:53.35+bb7FWdSO (1/1)

度し難いな


96以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/20(土) 01:55:49.61oDmvX9zk0 (1/1)

きてたのか、おかえりなさい!


97以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 11:12:50.268e2pOxuR0 (1/9)



加賀(私が提督を意識し始めたのは、まだ深海棲艦との戦争が続いていたころ……あの大晦日の日だったわ)

『空母娘の中で一番エロいのは加賀だろう?』

『ああ、そうだな。空母で一番は加賀だ』

『あの大きな胸と安産型の尻、むっちりした肉感的な体は空母娘の中だけでなく艦娘の中でも1、2を争うぞ!』

『全くだ!一度でいいから抱いてみたいものだな。あの胸で挟まれたら一瞬で果てることになるだろうよ』

『揉みし抱いて快楽を教え込みたいものだ。あの表情に乏しい加賀が快楽に蕩けた顔を晒すところを見る為なら何だってしてやる!』

加賀『……』

加賀(あの時、私は休暇を取って拠点を離れる直前の酒に酔った将官のそんな話し合いを偶然聞いてしまい、うんざりしていた)

加賀《私は好き好んでこういう体つきをしているわけじゃないわ。そういういやらしい目で見られたくない》

加賀《将官だというのにあいつらときたら……これじゃあそこらの繁華街にたむろしているような下衆と変わりないわね》

加賀《まったく……こんなのが上官たちだとは認めたくないわ。本当に大丈夫なのかしら?とても信用できないわね》

加賀(そんなことを考えながら拠点内を歩いていた時、兵棋演習で使う部屋から提督の声が聞こえて、こっそり覗いてみた)

加賀『……』コソッ チラッ

提督『いけるか……?いや、無理だな……どう考えてもこれでは東部戦線から増援が来るだろう……』ブツブツ

加賀『!』ピタッ

提督『何とかして牽制しなくては……陽動作戦……しかし編成はどうするか……資源の残りを考えると……』ブツブツ スッ カサッ

加賀(真剣な表情で手元の駒を動かし、資料を確認している提督に感心した。これこそが将官のあるべき姿だと思ったわ)

加賀(だから、そういうことは得意ではないけど、勇気を出して話しかけた。提督をもっと知りたかったから)

加賀『正月に休暇を取らずにここに残る将官は貴方だけです。貴方だけが前線を離れませんでした。なぜですか?』

提督『前線で皆が戦っているんだ。それなのに私だけ休暇を取るわけにはいかないだろう。そんな暇、今はない。これは戦争なんだ』

加賀『……そうですか』マジマジ

加賀(その時、この人になら期待できると、この人の下でなら安心して全力で戦えると、そう思ったわ)

加賀(そんな尊敬と信頼の想いが提督への好意へと変わっていくのは自然だった。あの人のことを知れば知る程にどんどん惚れてしまっていた)

加賀(そしてあの日、提督とその友人との会話を聞いてしまったとき、あの人が好きということを完璧に自覚した)


98以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 11:15:47.138e2pOxuR0 (2/9)

『何を考えているのか分からないというか……加賀は表情に変化が無くて、少し不気味じゃないか?感情があるのかわからん』

加賀『っ……』ズキン

加賀《不気味……私は感情表現が上手くない。それは自覚している。……けど、ちゃんと感情はあるわ》

提督『馬鹿め。加賀は加賀でちゃんと表情があるぞ』

加賀『!!』

『そうなのか?』

提督『ああ。嬉しい時、悲しい時、一目瞭然じゃないか。むしろあの子は人一倍感受性が強い』

『まさか!』

提督『繊細な子だよ、加賀は。確かにそれを表現するのが苦手なようだが……だからって不気味だなんて言わないように』

加賀『……!!』キュン

加賀(ああ、これが人を好きになる事なんだって分かった。恋に落ちる音なんて分からなかったけど、確かに聞こえた)

加賀(この人が好き。この人と一緒に居たい。この人を笑顔にしたい。ああ……心臓がどきどきする!!)

加賀(今すぐにでもこの人の胸に飛び込みたい!!提督は私のことをどう思っているのかしら?)

加賀(気になって気になって仕方がない。もどかしくてどうにかなってしまいそう。海に向かって叫んでしまいそうになる)

加賀(初めての感情をどうすればいいのか分からなかった。それでも私は、不器用なりにも努力して恋路の歩き方を学んだ)

加賀『提督、どうぞ』コトッ

提督『加賀か、ありがとう。……今日もおいしいな』ズズッ

加賀『そう……なら、よかったわ』

加賀(おかげで悪くない関係にはなれたと思う。一緒に居て心地よい関係。提督もそう思っていてくれているはず)

加賀(でも、臆病な自尊心と尊大な羞恥心がそれ以上に踏み込むことを躊躇わせ、居心地の良い関係に甘んじてしまっていた)

加賀(……そして、自分の中に眠っていた黒い感情にも気がつく。……私は、卑しい女?かもしれない……けど、耐えられない)

金剛『提督と二人でTea Timeデース!huuuum, 紅茶が美味しいネー♪』

大和『提督、ラムネでも飲まれますか?』

天城『提督、甘いモノでもいかがですか?間宮さんにお願いして、葛餅をいただいてきました!ご一緒に♪』

那智『今夜ばかりは飲ませてもらおう。貴様と共にな?』

鹿島『お茶をお入れしますね。珈琲の方がいいですか?』

サラトガ『サラがcoffeeをご用意しましょう。少しお待ち下さいね』

ウォースパイト『紅茶、淹れ直しましょうか。飲みますよね?』

テスト『提督、ワインでもお飲みになりますか?お仕事の邪魔になりますか?』

イタリア『ホットワインでも、お作りしましょうか?身体が温まりますよ』

ザラ『提督、エスプレッソのおかわりはいかがですか?』

ポーラ『提督ぅ飲んでるぅ~?これも飲んでぇ?うぇへははふふ♪ 楽しい、楽しいですねぇ♪』

グラーフ『どうだ。これが本格ドイツコーヒーだ。あ、まず先に香りを十分に味わってだな。その後……ああ、まあいい。飲んでくれ』

加賀『……』ギリッ


99以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 11:17:38.768e2pOxuR0 (3/9)

加賀(心がざわつく。嫉妬が心の中でむくむくと湧き上がってくる。提督の隣で飲み物を出す。譲れない。そこは私の場所、それは私の役目)

加賀(誰にも渡さない。もし私から提督を奪い取ろうとするのなら……どんな手を使ってでも私は……)

加賀(でも、誰もそれ以上に踏み込まなかった。現状維持を望む心とその事実が私を抑えていた)

加賀(それは戦争が終わった後も変わらなかった。……けれど、過ぎていく時間と新たな戦争が私を逸らせる)

加賀(いつまでもこの時間は続かない。私は明日には死ぬかもしれない。しかし、今は戦争中。深海棲艦と戦っていた時と同じ)

赤城『敵編隊確認!!戦闘準備!!』

蒼龍『うわぁ……なんて数……』

飛龍『想定以上だったね……さすがアメリカ……』

加賀『鎧袖一触よ。心配いらないわ』

加賀(色事にうつつを抜かしている場合じゃない。皆、歯を食いしばって戦っている。私も全身全霊をもって戦わなくては)

赤城『……今回も何とか凌ぎましたね』

翔鶴『はい、そうですね……』

瑞鶴『……もう何機撃墜したか覚えてないや』

加賀『ともかく、作戦は終了。帰投しましょう』

加賀(戦況は予断を許さなかった。私は多くの航空隊を失った。敵は近くにいる。今まで以上に技をみがき重々してかからなければ)

加賀(だから他のことを考えている暇はない。人の温もり、提督の温もりを求める心を押さえつける)

ドガァン

隼鷹『飛鷹!!』

飛鷹『っ……消火ポンプが故障って……どういうことよ……』ギリッ

加賀『飛鷹、撤退しなさい。誰か護衛を』

赤城『これ以上はやらせません……!!一航戦の誇りに懸けて!!』

飛鷹『っ……情けない……』

加賀《……飛鷹は私の隣に居た。もし飛鷹と私の位置が逆だったら、やられていたのは……私だった……》

加賀(うつつを抜かしている場合じゃないの……粉骨砕身の決意で事に当たらなくては……もしここで負けようものなら……)


100以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 11:21:19.498e2pOxuR0 (4/9)

ドガァン

加賀『くぅ……!!はぁ……はぁ……っ……』ズキン タラッ

赤城『加賀さん!!』

加賀『飛行甲板に直撃……そんな……馬鹿な……』

祥鳳『撤退してください!!私達で支えます!!』

瑞鳳『加賀さんを失う訳にはいかない!!私だって数は少なくても精鋭だから!!』

赤城『誰か護衛について!!……加賀さん、行けますね?』

加賀『っ……』コクリ

赤城『また後で会いましょう』

加賀(けど、死にかけて私は後悔した。まだ死にたくない。死ぬわけにはいかないと強く思った)

加賀『……!!』ギュッ

加賀《私はまだ提督と……それなのに死んでやるわけにはいかない……いかないのよ……!!》

加賀(戦争中だとか関係がない。躊躇っている場合でもない。死んでしまったらすべて終わり。今すぐにでもあの人と……)

提督【そんな暇、今はない。これは戦争なんだ】

加賀『っ!!』

加賀(……という考えを理性で強引にねじ伏せていた。そもそも、戦争中に盛ってしまうような女をあの人は好きにはならないはず)

加賀(ただ一人、正月に休暇を取らずに前線に残るほどの人なのだから。そう考えることで何とかこの激情を抑えていた。……のに、見てしまった)

瑞鶴『すぅ……すぅ……』

提督『……』ジッ ナデナデ

加賀『……!!』

加賀(あんな風に愛情を込めた眼差しで見つめながら頭を撫でられることを何度想像したか分からない)

加賀(それが目の前で行われていた。ただし、相手は私でなく……瑞鶴。ああ、そうか。今気がついたわ)

加賀(何を禁欲的になっていたのかしら。そんなこと、何の意味もなかった。そもそも、戦争中だからってそういうことをしていけない理由はない)

加賀(そして、理解した。私は他の女に提督が取られることに堪えられそうもない。心が黒く燃え盛っている)

加賀(翔鶴があんなことになって、瑞鶴の精神が限界に達しつつあったのは分かっていた。だから……)

加賀(だから仕方がないという事は理解できる。提督は瑞鶴の心のケアをしていただけ。そうに違いないわ)

加賀(けど、それでも私は……許せなかった。瑞鶴に激しい嫉妬を覚える。怒りがすべてを支配しそう)

加賀(私は卑しい女だと自覚する。けど、それが何だというの?人間なんてそんなものでしょう)

加賀(でも、好きな人の前では綺麗でありたい。それは容姿だけでなく性格も。嫉妬と怒りを何とかねじ伏せ、平静を保つ)

加賀(仮面を被った。提督が私に気がつき、驚く。私は何でもない風を装って瑞鶴を心配しているように見せかける)

加賀(そうするのは簡単だった。実際に心配していたからだ。今は怒りにかわってしまっているけど)

加賀(提督はそんな私の胸中に気がつくこともなく前司令官の下へ向かう。後に残されたのは瑞鶴と私)

加賀「……」スタスタスタ スッ ナデナデ

瑞鶴「すぅ……すぅ……」

加賀(私は瑞鶴に歩み寄り、顔を撫でる。女の私から見てもやはり瑞鶴は可愛い子だと思う。それにいい子だ)

加賀(元気があって、ひたむきで、努力を惜しまない。私にとって自慢の後輩。私は瑞鶴のことが大切だ。だけど、それでも)

加賀「提督の……あの人の隣は譲れない。もし私の前に立ちふさがるのなら……覚悟しておきなさい、瑞鶴」グニッ

瑞鶴「ん……んんぅ……」ゴロン


101以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 11:56:12.688e2pOxuR0 (5/9)



プリンツ「アトミラール!!」フリフリ

提督「プリンツ!!」

提督(ドイツからかつての対深海棲艦戦争の時のように援軍が派遣されてくる。その報告があったのは数日前だが、もう到着するとはな)

提督(おそらく政治的な理由からだろうが、それでも嬉しかった。またこうしてプリンツの指揮を執ることができるとは)

提督「よく来てくれた!!あの時君が言っていた『とっておきのサプライズ』とはこれだな?」

プリンツ「Ja!!どうですか?」

提督「素晴らしいサプライズだ!!君がいてくれれば心強い。……それに、あの頃の様で少し懐かしいな」

プリンツ「えへへ♪そうですね、あの頃みたいで懐かしいです」

提督「ともかく、今回もよろしくお願いするよ、プリンツ」

プリンツ「はい、アトミラール!!よろしくお願いしますね!!」ニコッ

提督(そうだ、この笑顔だ。プリンツの笑顔は元気が出る。あの頃、何度プリンツに助けられたか分からない)

提督(マックスとの会話が思い出されるが、あれは恐らくマックスの主観が多分に入っていたのだろうと思う)

提督(あんな恐ろしい事を知ってしまったんだ。それに影響されていたに違いない。すべてが黒く見えたのだろう)

提督(プリンツがそれを知っていてなお、『総統』の熱烈な信望者であるわけがない。こんな優しい子がそんな風になるわけがない)

提督(そう確信した。その後歓迎会が開かれ、皆がかつてともに戦った仲間との再会に喜んだ)

提督(俺もプリンツと思い出話や最近の情勢、とりとめのない雑談をした。その夜、一人で煙草をふかしながら昔を懐かしんで少しだけ泣いた)


102以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 12:12:14.708e2pOxuR0 (6/9)



提督(隔月刊正規空母、月刊軽空母、週刊護衛空母、日刊駆逐艦。アメリカの工業力は化物と言わざるを得ない)

提督(もちろん、それは軍艦に限った話ではない。航空機や車両、そして軍需品や民生品までもが規格外だ)

提督(このまま戦っても我々は物資や資源が枯渇するか、単純に物量に押し流されることになるだろう)

提督(負けないためには大きな賭けに出る必要があった。もはやそれしか方法はない……継戦意志を喪失せしむるに勉むのだ)

提督(そのために必要なのは厭戦気分を蔓延させること。一番効果的なのは大きな敗北だ。それも、多くの人命を失っての)

提督(俺が立案した作戦はこうだ。まず、わざと敗北することによってアメリカのハワイ奪還を実行させる)

提督(そして動員可能な全兵力を以てしてアメリカの進行部隊を撃滅する。捨て奸の応用だ。その際の最重要目標は、輸送船となる)

提督(多くの兵士を乗せた輸送船団を仕留めればアメリカ側に膨大な人的被害が出る。それはアメリカに対する大きな打撃となるだろう)

提督(うまくいけば戦意を喪失するはずだ。最悪のパターンでも暫くはアメリカを黙らせることができる)

提督(多くの命が失われるだろうが、躊躇ってはならない。これは戦争なのだから。悩んだが、もう決断した)

提督(だが、そのためには兵力が必要だ。現状の帝国海軍では兵力が圧倒的に足りない。……そう、遂に来てしまったのだ)

戦艦棲姫「遂にこの時が来ましたね」

提督「ああ、そうだな」

防空棲姫「きっと来ると思ってた。ちゃんと決まってすっきりしたよ」

提督「……俺は、できれば来てほしくなかった」

戦艦棲姫「私達が戦うという事は他の国との関係上あまり良い事ではないですからね」

提督「それもあるが、君たちは艦娘と違って戦死するリスクが高い。できれば危険にさらしたくなかった」

防空棲姫「優しいね、提督は。でも大丈夫。そんな簡単にやられたりはしないよ」

戦艦棲姫「さあ、おいでください、我が提督。全将兵が貴方をお待ちしております」

提督(俺は戦艦棲姫に連れられ、防空棲姫に侍られながら駐屯地のバルコニーへと歩みを進める。そこには空母棲姫が待っていた)

空母棲姫「敬礼!!」

「「「「……」」」」ザッ ビシッ

提督(壮観だった。深海棲艦達が整列して、一斉に俺へと敬礼している。緊張した面持ちだ。同じく敬礼している空母棲姫が声をかけてきた)

空母棲姫「提督、よくぞいらっしゃいました」

提督「そう畏まらないでくれ」

空母棲姫「そういうわけにはいきません。今の私達は提督に使える身です。我々のことを何にでもご自由にお使いください」

戦艦棲姫「今日という日を待ち望んでいました。再び海の戦場へ戻る日を。かつて失った名誉を取り返し、私達が海において最強であるともう一度証明して見せます」

防空棲姫「戦争は嫌だけど、でも提督の為なら私は頑張れるよ。だから私を導いてね。きっと期待に応えて見せるから」


103以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 12:15:39.298e2pOxuR0 (7/9)

提督(空母棲姫は畏まり、戦艦棲姫は目を輝かせ、防空棲姫は覚悟を決めたように真剣な表情だ。……俺はとうとう深海棲艦を率いて戦う)

提督(今までは深海棲艦を動員することは各国への影響を考慮して許可が下りなかった。だが今回は違う。つまりは、そう言う事だ)

提督(俺は無言で頷くとさらにもう一歩踏みだし、下で整列している深海棲艦達を見下ろした。敬礼する。全員の視線が集中していた)

提督(様々なことを考える。かつての敵を率いてかつての仲間と戦うことになるとは……なんという運命なのか)

提督「君たちの命は、確かに預かった」

提督(様々な想いが胸中を駆け巡っていたが、言葉にできたのはそれだけだった。だが、それには俺の想いと覚悟が込められている)

「……万歳!!」「万歳!!」「万歳!!」「「「「万歳!!」」」」

提督(そして、それは確かに伝わったようだった。深海棲艦たちが万歳と鬨の声を上げる。心が一つになったと思った)

提督(俺は彼女たちを見渡す。彼女たちの表情は安心と歓喜に染まっていた。邪険に扱われる事を恐れていたのかもしれない)

提督(だがそんなことするわけがない。少なくとも、俺は絶対にしない。この新しい部下たちを大切にしよう)

提督「……っ!!??」

提督(そんな風に考えていた時だった。俺が数多くいる深海棲艦たちの中に彼女がいることに気がついたのは)

提督(見間違えるはずがない。彼女は俺にとって一番大切な人だ。嫌いだった自分自身のすべてを知っても受け入れ、肯定してくれた初めての人)

ヲ級「……」ジッ

提督(あの子が、そこにいた。つまりはあの子もまた戦いに参加するという事だった。馬鹿な……何故だ……)

提督(君はもともと学徒出陣で動員されたんだろう?つまりは戦闘向きじゃないということだ。そんな君が、なぜ?)

提督(機密保持のためにメールや電話はできなかった。だが忙しい中でも週に一回は必ず手紙を書いていた)

提督(そしてあの子からの手紙もたくさん届いていた。しかし、軍に戻ったという事は書かれていなかった)

提督(それを察することができるようなことも書いていなかった。混乱している。頭が真っ白になった)

提督(この作戦は非常に激しい戦いになる。犠牲者も数多く出るだろう。もしもあの子の身に何かあったりしたら……)

提督(もちろん、他の子がどうでもいいというわけではない。だが、俺にとってあの子は一際重要な存在だ)

提督(彼女を失うようなことになれば俺は……ふと気がつくと近くにいる三人が心配そうな表情でこちらを見ていた)

提督(俺は何でもない風を装って閲兵を終了する。何も考えられない。考えられないが、するべきことは分かる)

↓×1~3


104以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 12:19:40.68BVCueuaVo (1/1)

ヲっちゃんと話さなきゃ


105以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 12:20:19.59+r+8DaOG0 (1/2)

2人きりになったうえで抱き締め、本気で戦争に参加するつもりなのか問う


106以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 12:23:20.93+r+8DaOG0 (2/2)

104 105 両方


107以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 13:59:00.27uAyncID6O (1/1)

ヲと話す


108以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 21:11:20.648e2pOxuR0 (8/9)

提督「あの子に会って話をしなくては……」



駆逐古姫「それで、どう思うかの?」

南方棲戦姫「……あなた、そんな喋り方だったかしら?」

駆逐古姫「この方がしっくりくるのじゃ。気にするでないぞ」

南方棲戦姫「そう……」

中間棲姫「話を本題に戻しましょう。提督が信用できるかどうか。重要なことよ」

戦艦水鬼「随分とあの男に心酔している子もいるみたいだけど」

飛行場姫「あれは異常よね。一体どうしたのかしら?捕虜時代に惚れちゃったのかしらね」

空母水鬼「伝えられた作戦はまあ理にかなっている気はするけど……少なくとも露骨に私達を捨て駒にしようとしているわけじゃないみたい」

軽巡棲姫「けれど油断は大敵です……いざという時のために最悪の事態を考えておいた方がいいでしょう」

駆逐古姫「むぅ……確かにのう……」

空母棲姫「……!皆で集まって何しているの?」スタスタ

中間棲姫「ああ、来たのね。提督について話し合っていたのよ」

南方棲戦姫「信用していいのかどうかってね。捨て駒にされるつもりは毛頭ないから」

空母棲姫「そう……私は信用しても良いと思うけど。あの人は私達を差別したりしないし、作戦だって理にかなっているわ」

駆逐古姫「まあそうじゃが……お主は若干あの男に入れ込んでいる節があるからのう」

空母棲姫「っ!?」カァッ

戦艦水鬼「分かりやすいわね」

空母棲姫「……!!で、でも!!もしそうだとしても提督の作戦が悪くないってのは本当でしょ!?」

空母水鬼「わたしもそう思うよ。……で、好きなの?」

空母棲姫「それは今関係ない!!」

軽巡棲姫「とりあえず話を戻しましょう。今のところは何があるわけでもないですし、様子見でいいのでは?」

駆逐古姫「……そうじゃな。個人的にあやつは気に食わぬが、確かに今のところは問題なさそうじゃ」

中間棲姫「では暫く様子見で、でも何かあれば容赦はしないという事で。……ところで、あの二人はどこにいるのかしら?」

飛行場姫「さあ?しーらない」


109以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 21:15:43.668e2pOxuR0 (9/9)



戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」グググググ

防空棲姫「はぁ……はぁ……」グググググ

戦艦棲姫「っ……どうしても私の邪魔をするわけね?」

防空棲姫「それは私のセリフ……!!」

戦艦棲姫(やっとまた提督の近くに戻って来られたと思ったら……忘れてたわ……この子もそうだったわね……)

防空棲姫(譲らない……絶対に譲れない!!前に愛してもらってからもうどれだけ立ったのか忘れちゃった!!)

戦艦棲姫(このままじゃおかしくなるわ!!今日のことをどれだけ待ったか分からないもの!!)

防空棲姫(想像するだけで体が熱くなって……!!けど、それは向こうも同じだよね……引くわけないか……)

戦艦棲姫&防空棲姫((だったら……))チラッ

戦艦棲姫「……仕方ないから、今日の所は二人で行きましょうか」

防空棲姫「……そうだね、仕方ないね」

スタスタスタ

戦艦棲姫「……ここね」

防空棲姫「うん」

戦艦棲姫「……ご主人様、貴方のセンカンセイキが参りましたよ」コンコン

防空棲姫「私もいるよ、提督。……テイトク?」

戦艦棲姫「……」チラッ

防空棲姫「……」コクリ

戦艦棲姫「失礼します。お休みですか?……っ!?な、なんで……!!どこへ行ったのですか……!?」ガチャッ

防空棲姫「いない……提督がいない……いないよぉ……!!どうして部屋にいないの!?」



ガチャリ

ヲ級「……来ると思った」

提督(肩越しにちらりと振り返り微笑む。深海棲艦特有の発光する瞳が幻想的な美しさを醸し出していた。そしてそのまま前を向いて空を見上げる)

提督「ここに……屋上にいる予感がしていたんだ。……星が綺麗だな」

ヲ級「そうだね」

提督(彼女の隣まで歩いていき、そして並んで星を見上げた。話をしなくてはならない。そう思ってここに来た。だが、気がついたら)

提督「っ!!」ダキッ

ヲ級「ぁ……」

提督(強く……本当に強く抱きしめていた。激情が抑えられなかった。どうしてこんな愚かなことを!?怒鳴ってしまいそうだった)

提督(だが、暖かい体温、柔らかい体、この子の良い匂い。この子を感じることによって少し落ち着くことができた)

提督「本気で……本気で戦争に参加するつもりなのか……!?」ギュッ

ヲ級「……うん」

提督「何故だ……!?死ぬかもしれないんだぞ……!?」

↓×1~3


110以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 21:22:41.20MHDR9hPPo (1/1)

私だって提督のために働きたい……他の空母の娘の様に(全部知ってる)


111以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 21:32:38.35PawLRzt+0 (1/1)

ヲ級の回答でいいのかな?

提督こそ死ぬかもしれないのに戦っている
指揮官だからって安全じゃない
前の戦争でも身を挺して終戦に導いた
自分もここで戦わなければ、戦争が終わった後、何の呵責も無く提督の傍にいることなんてできないと思っている
という感じ

加えて本人も気付いていないが、戦いに身を投じている(提督と関係にある)艦娘達へのうしろめたさと、彼女らが提督と肩を並べて戦っていることへの羨ましさが胸中にある


112以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/25(木) 21:34:23.55YCwCnju20 (1/1)

愛してるから、愛している人の役に立ちたい。


113以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/30(火) 02:06:46.861gqzoC7+0 (1/1)

始まりは歪だったが、なんという純愛なんだ…


114以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/01(木) 22:00:44.25XjC9HuUn0 (1/1)

待つ


115以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/12(月) 02:13:40.07qGVOK6SM0 (1/1)

待っ


116以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:29:44.35RyZKaBYs0 (1/7)

ヲ級「……愛しているから。愛している人の役に立ちたい」

提督「……!!」

提督(何を馬鹿なことを!!自分の命を危険に冒してまでそうすることを俺が喜ぶと思ったのか!?)

提督(……と俺が思うことをわからないわけがない。この子は頭がいいのだから。死ぬかもしれないし、殺さなくてはならない)

提督(それが戦争というものだ。すべて分かっているだろう。そのうえで、この子はそう決断した)

提督(なら、俺がこれ以上それについて何かを言う必要はない……この子にはこの子の気持ちがある)

提督(俺の後方にいて欲しいという思いを押し付けるわけにはいかない……どれだけ俺が不安に思っていてもだ)

提督「……」チュッ

ヲ級「ん……」ギュッ

提督(唇を重ねる。手が俺の体に回された。舌を絡め、できうるすべての手段で愛を伝える)

提督「……今夜、君が欲しい」

ヲ級「……久しぶり」

提督「帰れなかったからな」

ヲ級「うん……寂しかった」

提督(彼女を連れて部屋に戻る。今すぐこの子を抱いてこの子の存在と愛を確かめたかった。我慢できないほどに高ぶっている)

ヲ級「あ……待って」

提督「どうした?」

ヲ級「私の部屋にしよう」ジッ

ヲ級(提督の部屋じゃたぶん誰かくるだろうし……邪魔されたくない)

提督(うるんだ瞳と上目遣い。愛する女のこれに勝てる男はいないだろう。少し遠いが、仕方がない)

提督「わかった」

提督(ほんの少しの移動がとても遠く感じる。ようやく部屋につくなり、俺は彼女を押し倒し、唇を奪った)

ヲ級「ん……」ギュッ

提督「……」ナデナデ スゥ グニッ

ヲ級「んふぅ……」ピクン

提督(手で頭を撫で、背中に指を這わせ、ヒップを揉む。キスに満足し、口を離すと服を脱がせにかかった)

ヲ級「ぁ……」カァッ

提督(恥じるように声があがる。外から入ってくる外灯の光だけが頼りの暗い部屋の中、美しい黒レースの下着があらわになった)

提督(男を昂らせるデザイン。はやる気持ちを抑えつつ優しくいたわるように胸を揉み、秘所を愛撫する。最初は下着の上から。そして中に手を入れて)

提督(胸の先端は固く自己主張しており、秘所は濡れている。ショーツを食い込ませると、いやらしく割れ目が浮き上がった)



117以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:31:07.69RyZKaBYs0 (2/7)

ヲ級「はぁ……!!提督……恥ずかしい……!!」

提督「恥ずかしがることはないよ。すごくきれいだ。んっ……」ジュルッ

ヲ級「ふぁ……!!あぁ……!!」ビクン

提督(ショーツをずらし、あらわになったそこに口づけする。舌と唇で奉公していった。優しく、しかし激しく)

提督(彼女の息が荒くなり、体が快楽に反応して震えて跳ねる。蜜壺からはどんどん蜜があふれてきていた)

提督(喘ぎ声と水音が響く。手を伸ばして胸を揉み、背中のホックを外してブラをずらす。戒めから解き放たれた胸がプルンと揺れた)

提督(先端を摘まんでこねくり回し、その柔らかさを堪能する。俺の奉公が与える快楽は彼女を高め、絶頂に達させた)

ヲ級「あぁ……だめぇ……だめぇええええ!!」ビクンビクン

提督(体を張って絶頂に耐えている。俺の腕をつかんだ手が強く握られた。この濡れ具合……準備万端だな)

提督「……」スッ カチャカチャ ボロン

ヲ級「はぁ……はぁ……っ!!」

提督「もう耐えられそうもない。……いいかい?」

ヲ級「きて……」

提督(ものを秘所にあてがうと、先端が熱いものに包まれる。そのままピッチリと閉じたそこをこじ開けるように挿入する)

ヲ級「うぁああ……!!ふぁ……!!」ズププププ

提督(ぴっちりと閉じたそこの抵抗はしかし一瞬で、すぐに俺のものを受け入れ、包み込んだ。きつく締まるそこの形を俺はよく覚えている)

提督(彼女を求め、快楽を求め、ただひたすらに腰を振る。緩急をつけて、ピストンとグラインドを使い分けた)

提督(テクを思う存分に発揮する。彼女は苦しそうに荒い息をつき、ぎゅっと目を瞑っていた)

提督(が、ふと目を開ける。至近距離で見つめあった。快楽にとろけた瞳が俺を捉えて離さない)

ヲ級「だ……だいすきぃ……」

提督「お……俺もだ……っ!!」

提督(その言葉に心が躍る。この子の中に出したい。この子は俺のものだ。この子に愛されるのは俺だ)

提督(名前を呼び、名前を呼ばれた。そのまま中に出す。強く抱き合い、心地よい余韻に浸った)

提督(ただただこの子が愛おしい。そこで、この子を失うかもしれないという絶望がふと襲ってきた)

提督(それは心臓が底の無い闇に落ちていくような感覚を俺に与え、恐怖と不安でいっぱいになる)

提督「……頼む。死なないでくれ」ジワァ ポロポロ

ヲ級「うん。死なないよ。……泣いているの?」

提督「っ……」

ヲ級「……よしよし。ずっと一緒に居るから」ギュッ ナデナデ

提督(頭を抱きかかえられる。柔らかい胸が顔に押し付けられ、この子の良い匂いに包まれた。頭を優しく撫でられた)

提督「……約束だぞ」

ヲ級「ん、約束」


118以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:33:45.25RyZKaBYs0 (3/7)



提督「……」

提督(結局、あの後すぐに眠った。心が満たされた。不安はぬぐえないが、あの子はきっと死なないと信じることにする)

提督(目が覚めて、あの子の部屋でシャワーを浴びて、コーヒーを飲み、二人で早い朝食をとってから俺は執務室へ向かった)

提督(さて、気分を切り替える。作戦はもうすぐだ。準備を進めるとしよう。いろいろと満たされたおかげで捗りそうだ)

戦艦棲姫「……」ガシッ

防空棲姫「……」ガシッ

提督「っ!?」ビクッ

戦艦棲姫「……結局、一晩部屋に戻りませんでしたね?」

防空棲姫「……どこに行って、ナニをしてたの?」

提督(いきなり両肩を掴まれ心臓が止まるかと思った。振り返るとクマを浮かべ、言葉にできない迫力を伴った戦艦棲姫と防空棲姫がいた)

提督「き、君たちか……ビックリさせないでくれ」

戦艦棲姫「ようやく会えたと思ったら、放置プレイとは……私を滾らせてくれますね♪」

防空棲姫「私がどれだけ切ない気持ちを我慢して頑張っていたのか想像できないの?おかしくなりそうなくらい辛かったのに……」

提督「す、すまない……」

戦艦棲姫「さあ提督、執務室へ行きましょう?確かあそこには仮眠室がありましたよね?」サワッ

提督「!?さ、作戦の準備を勧めなくてはならないから今はダメだ……!!今夜にしてくれ……」ビクッ

防空棲姫「もう限界で、限界で限界で本当に切なくて辛いのに、提督はまだ私を辛い目に遭わせるの?」キロリ

提督「!!」

戦艦棲姫「いいですよ。これ以上の放置プレイも喜んで受けて立ちましょう。……ただし、限界を超えた私が何をしてしまうかは分かりませんが♪」ニタァ

防空棲姫「もしそうなら……私にだって考えがあるよ……?」ジッ

提督(二人からはスゴ味を感じた。おそらく俺が他の子と一緒に居たことは察している。その事実が二人の理性のタガを外しているのだろう)

提督(そうだ。昨日はあの子のことしか考えられなかったが、この子たちもまた俺の大切な人だ)

提督(ずっと会えていなかった。この二人を見ればどれほど俺に会いたがっていたのかよくわかる。ならば、すべきことは一つだ)

提督「……分かった。俺だって君たちに会えなくて寂しかったんだ。準備は余裕をもってしているし、後で俺が頑張れば何も問題はない」

戦艦棲姫「……!!」

防空棲姫「提督……!!」

提督「行こうか、二人とも?」

提督(俺の言葉に、戦艦棲姫と防空棲姫は満面の笑みで頷いた)


119以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:40:18.36RyZKaBYs0 (4/7)

「君たちは戦い抜き、今、正に決戦の地に向かわんとしている。世界中が君たちに注目している」

「自由を愛する者の希望と祈りは君たちと共にある。勇敢な連合軍の兄弟たちもついている」

「日本軍の兵器を破壊することが侵略に苦しむ人々の不安を一掃し、我らが民主主義陣営の安全保障につながる」

「これはもちろん容易なことではない。敵は訓練され、武装し、冷淡でかつ獰猛だ。大きな犠牲が伴うだろう」

「しかし君たちが献身的で勇敢な兵士であることに疑いはない。誰もが成功を信じている」

「我々には勝利しか許されない。幸運を。この崇高な行為に神からの祝福が受けられますように」



アメリカ艦娘「Fuck!!奴ら深海棲艦を使ってきやがったぞ!!ふざけやがって!!OSSは何をしていた!?」

アメリカ艦娘「活動していないんじゃなかったの!?なんてこと……揚陸艦が……!!」

アメリカ艦娘「HQ!!HQ!!こちら遠征打撃群!!揚陸艦が……揚陸艦の被害甚大!!これでは……」

アメリカ艦娘「空母は無事だ!!反撃するぞ!!艦載機を上げろ!!偵察機は先行して敵艦隊発見に努めるんだ!!」

アメリカ艦娘「復讐よ!!皆殺しにしてやるんだから!!あいつら全員海の藻屑にしてやる!!」



『第二任務艦隊は揚陸艦を護衛しつつ深海棲艦を撃退。第一任務艦隊は揚陸艦撤退の時間を稼ぐために反転してきた日本艦隊へ攻撃を加えよ』

アメリカ艦娘「きゃぁぁぁぁ!!」ドガァン

アメリカ艦娘「This……This cannot be happening ……!!(こんな……こんな筈じゃないのに……!!)」

サラトガ「っ……こんなところで……こんなところでぇ……!!」ギリッ

ドッガァァァァン

アメリカ戦艦「我、航行不能!!我、航行不能!!」

アメリカ艦娘「また一隻沈んだ……!!ちくしょおおおおおお!!」

ブーン

サラトガ「雷撃機!!あの塗装……瑞鶴!!」

提督『良くやってくれたぞ、瑞鶴』ニコッ ナデナデ

瑞鶴『えへへ……///これが五航戦の本当の力よ。瑞鶴には幸運の女神がついていてくれるんだから♪』フニャ テレテレ

サラトガ『……』ギリッ ブツッ タラリ

アイオワ『Hey, サラ。今いい?……ってどうしたの!?唇切れてんじゃない!!血が出てるわよ!!』

サラトガ『……何でもないわ、大丈夫。ちょっと切っちゃっただけだから。それで、どうしたの?』

サラトガ「貴女なんかに……貴女なんかにやられるわけにはいかないのよ!!」

ブーン ガガガガガ ボッボッボッ

サラトガ「はっ!!見たかしら!?これが私の航空隊の実力よ!!」

ヒューン

サラトガ「っ!?」

サラトガ(急降下!?油断した……まさかこんなタイミングで……提督……!!)

ドガァン

バシャン

アメリカ艦娘「サラがやられた!!なんてことなの!!」


120以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:48:20.13RyZKaBYs0 (5/7)



提督(作戦は成功した。アメリカ軍は多くの犠牲を出して撤退した。作戦通り揚陸艦を集中して狙ったこともあり、陸軍兵士の犠牲が大きかった)

提督(また、海軍戦力に関しても多くの損害を与えることが出来た。特に魁と殿を務めることになった第一任務艦隊の被害は甚大だろう)

提督(現在は生存者の救助と状況の整理が行われている。そして俺は帰還してくる深海棲艦で編成された特務艦隊を迎えていた。が……)

空母棲姫「特務艦隊、ただいま帰還しました」ボロッ

提督「これは……これで全員なのか……?」

空母棲姫「生存者はこれで全員です。あとは、戦死しました」

提督「……!!」

提督(彼女たちは、出撃前の閲兵のときの半分ほどの数に減っていた。そして残った半分のうち、無事なものはさらにその半分ほどだ)

提督(深海棲艦は艦娘と違い簡単に沈む。それを分かっていたはずだった。だが、これほどどとは……)

提督(心臓がドクドクして、背筋がゾワゾワする。必死で生き残りを見渡し、あの子を見つけてだいぶ楽になった。しかし……)

防空棲姫「……提督、そんな顔をしないで。これが戦争でしょ?」ボロッ

提督「っ」

提督(言われて気がつく。涙が流れそうだ。根性で威厳を保つよう努めるが、できているかは分からない)

防空棲姫「……」ギュッ

提督(握られた手を、強く握り返す。暖かい。生きている。この子は生きている。そう感じた)

戦艦棲姫「私達は十分勤めを果たせましたか?」ボロッ

提督「……ああ。君たちがいなくては作戦は成功しなかった。君たちこそが一番の功労者だ」

戦艦棲姫「そうですか……!!よかった」

空母棲姫「どうか労いの言葉をかけてやってください。皆それを待っています」

提督「ああ……」

提督(全員を見渡す。誰もが戦闘前のあの時のように俺を凝視していた。輝く瞳に射抜かれるよう。俺は、涙を抑えきれなかった)

提督「……君たちの戦い様は必ず私が全軍へ、いや、日本全国へ伝える。よくやってくれた。そして……よく帰ってきてくれた」ツゥー


121以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 14:57:54.15RyZKaBYs0 (6/7)



提督(あの子にすぐにでも会いに行きたいが、やるべきとはたくさんある。できたのは短い手紙を送る事だけだった)

提督(戦闘から数日経って、全体の状況が把握できてきつつあった。我々の完全勝利だ)

提督(アメリカ軍は我々の狙い通り多くの陸軍兵を失ったことで大きな混乱に巻き込まれている。情報では陸軍と海軍の対立まで起きているようだ)

提督(一方我が軍の損害は調査中だが、かなりの損害を受けていると思われる。それだけ厳しい戦いだったのだ)

提督(だが、主力の艦娘はハワイで入渠すれば問題ない。そう主張して戦果拡大の為にアメリカ合衆国西海岸へのカウンター攻撃を主張する高官まで出てきた)

元帥「深海棲艦とはいえ、まあ使えないほどではないな」

提督「……」

提督(その筆頭がこの元帥殿だ。この人は苦手だ。俺の尊敬する元帥と比べて、威張り散らすだけの無能としか思えない)

提督(皆ずっと続いている戦闘で疲弊しきっている。元帥殿の考えも分からないわけではないが、それでも現場を無視した理想論と言わざるを得ないな)

提督(そんな元帥殿は今、俺の『深海棲艦艦隊』の活躍の報告を受けて、彼女たちの激励と叙勲の式典をすることになっている)

提督(更なる攻撃の指揮の為にハワイに来ていたためだ。現在のハワイで一番階級の高い人間がこの人だからな。だが、この人は典型的な深海棲艦への差別主義者だった)

元帥「なんだこれは……!!」

提督「?」

提督(式場に到着し、特務艦隊の全員が整列した様を見た元帥殿が不機嫌そうに声を上げる。顔を不快感に歪めながら呟いた)

元帥「やることをやったから後はどうでもいいとでも思っているのか?これだから深海棲艦は……」

提督「!?」ゾワッ

元帥「ちゃんと全員整列させろと言ったはずだ、提督。全体の半分もいないではないか」

↓×1~3 提督の反応


122以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 15:36:40.79hZBt+sr0O (1/2)

わーい、久々の更新だー!うれしいうれしい、ありがとう!(時津風

安価は
「ここにいない彼女達は勇敢に戦い、そして死にました。我々の勝利の為に死んでくれた英霊を冒涜されるというのですか?」で


123以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 17:17:57.70fm527wO3o (1/1)

>>122


124以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 17:32:32.841GF67bUBo (1/1)

>>122



125以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 18:26:26.57RyZKaBYs0 (7/7)

提督「……」ギリッ フルフルフル

提督(俺は怒りに身を震わせるのを抑えきれなかった。ここでぶん殴ってやりたいほどだ。だが、何とか抑えて告げる)

提督「……元帥、コレで全員です。作戦に参加し、こうして五体満足で生き残ったのはこれで全員なのです」

元帥「なんだって……!?」

提督「ここにいない彼女達は勇敢に戦い、そして死にました。我々の勝利の為に死んでくれた英霊を冒涜されるというのですか?」

元帥「……!!」

提督(元帥殿は絶句していた。信じられないと言ったように目を見開き、彼女たちを見渡す。本来なら、この後元帥殿の演説と勲章授与があるはずだった)

提督(だが元帥殿はなにも話せなかった。それほどの衝撃なのだろう。結局、俺が後を引き継ぎ無事に式典は終わった)

提督(払った犠牲は大きかった。だが、コレで敗北はなくなったはずだ。窮地は脱したといえる)

提督(日本における元深海棲艦への差別へもいい影響を与えるはずだ。きっとそうなる。俺は、そう信じた)



提督(今回の戦いで多くのアメリカ軍捕虜を捉えた。そのほとんどが陸軍歩兵だ。そしていくらかの沈んだ軍艦の生き残り)

提督(そしてそれなりの数の艦娘もとらえることに成功した。そのことを踏まえて元帥殿から連絡があった)

元帥『捕虜からアメリカ合衆国西海岸の情報を聞き出すように。これは時間との戦いだ。可能な限り早く聞き出せ』

提督(あの人は本当に更なる追撃を実行するつもりなのだろうか?皆の状態を考えた方が良い)

提督(だが、どちらにせよ敵の情報を得ることは大切だ。ならばやるべきことをするまでだな)

提督(俺は命令に従い、捕虜となった中で一番階級が高く情報を持っていると思われる人物を尋問することにした)

提督「合衆国海軍所属、空母娘サラトガ。……久しぶりだな。改めて自己紹介させてもらうぞ。私は提督。今回、君の尋問を担当する。よろしく頼む」

↓×1~3 サラトガの反応



126以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 19:55:38.90DtQSajjb0 (1/2)

獲物が来たぞ!レ〇プだ!


127以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 20:06:24.00odD1k9oxo (1/1)

おちついてる


128以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 20:16:32.52RRFWHd/2O (1/1)

今すぐ押し倒したい


129以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 20:16:55.55hZBt+sr0O (2/2)

>>127


130以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/22(木) 20:31:19.60DtQSajjb0 (2/2)

偶数秒だから>>127か


131以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 02:22:09.12X+/Lkfyr0 (1/4)

サラトガ「提督……お久しぶりですね」

提督(サラトガの様子は、落ち着いているようだった。アイオワのように心が壊れていたりはしない)

提督(それにウォースパイトやテストのように死を望んだりはしていないようだ。悲し気な表情で俺を見つめ、目を逸らす)

サラトガ「尋問……ですか」

提督「そうだ。君に現在のアメリカ軍の西海岸における展開情報についての情報を教えてもらいたい」

サラトガ「久しぶりの再会なのにあんまりではありませんか?」

提督「……そうだな、申し訳ない。だが、これは戦争だ。君だって……翔鶴をやっただろう?」

サラトガ「っ!!」ハッ

提督「……その反応で分かる。やはり君が翔鶴を……やったんだな……」ギリッ

サラトガ「……」サッ

提督(翔鶴をやったのはやはりサラトガだった。俺の中の激情が、自分の女を傷つけた敵へ対する怒りが込み上げてくる)

サラトガ『提督!!サラも改修で、艤装と艦載機、強化しました!!これからもご一緒に、頑張りましょう!!』

提督『ああ!!よろしく頼むよ、サラトガ!!』

提督「っ!!」

提督(しかし、サラトガと過ごした日々が、俺の中にある素晴らしい思い出が、輝ける日々の残滓が、俺の怒りを抑えた)

提督「……戦争だ。仕方なかった。私達は、もう敵同士で、戦わなくてはならなかった。戦いたくなくとも」

サラトガ「……」

提督「……サラトガ、情報を渡してくれ。私はは君を拷問なんてしたくない。君は捕虜だ。仕方が無かった」

提督「自分の身を守るために言わざるを得ないんだ。誰も君を責めたりはしない。それでももし誰かが君を責めるなら……」

提督「私が責任を持って君を守る。だから、頼む。情報を渡してくれ。さもないと私は……君を拷問しなくてはならない」

↓×1~3 翔鶴撃破時にライバルが減ったことを喜んだことが本性かどうかとサラトガの反応
     例)本性からヤンデレ 情報が欲しいなら妻にするように迫る
       実は戦争ですり減った精神のせいだった 情報は話さないが、考える時間が出来たことで正気に戻り、罪の意識に苛ま       れている


132以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 04:25:45.63NQE/20sbo (1/1)

もちろん本性 脳内は提督のことでいっぱい
情報提供?提督のためなら祖国も売る


133以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 04:54:52.15pTTblMO30 (1/1)

戦争による心の磨り減りと、提督への激しい恋慕が原因
正気になり情報提供に献身的に取り組む他、翔鶴瑞鶴とも話がしたいと申し出る


134以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 04:56:06.94e8UiEe3zO (1/1)

難しいが133


135以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 06:41:11.10HpHSHvtSO (1/1)

どうなってんだ?


136以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 09:11:04.66JTVTATnpO (1/1)

サラまるはしょうきにもどった!


137以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 10:40:34.69X+/Lkfyr0 (2/4)

サラトガ「……っ。分かりました……」

提督「!!そうか、ありがたい」

提督(サラトガは少しの間悩んだが、そう言った。その表情は言葉にできないほど複雑で悲し気で)

提督(その一瞬の間にどれだけの葛藤があったのか分からない。しかし、サラトガは俺に協力してくれることを選んだ。それが嬉しかった)

提督(サラトガはつらつらと西海岸の状況について話し始めた。艦隊の配備、防衛体制などなど。非常に協力的だった)

提督「ありがとう、サラトガ。君の葛藤を思うと……いや、言うまい。君の協力には全力で報いる」

提督「私が君を責任を持って守ろう。安心してくれ。このことは秘密にする。すべてが終われば解放される」

サラトガ「そうですか……提督」

提督「どうした?」

サラトガ「……し、翔鶴はどうなりましたか?」

提督「!!」

サラトガ「っ」

提督(サラトガは恐怖か、あるいは不安か。ともかく、そういった感情に顔を歪めていた。しかし真っすぐと俺を見る)

提督(その瞳には自分のしたことの結果を知らなくてはならないという信念が見えた。強い信念だ)

提督「……意識不明の重体だ」

サラトガ「意識不明の……重体……」

提督「……さっきも言ったが、これは戦争だ。仕方が無かった。そう思うしかない)

サラトガ「……」

提督「私は、君を恨みはしない。君はアメリカ軍人としてやるべきことをしたまでだ。もしかしたら。立場は逆だったかもしれない」

サラトガ「……ぐす」

提督「ゆっくりと休むといい」

サラトガ「待ってください!!」

提督「どうした?」

サラトガ「……あの二人に。翔鶴と瑞鶴に話がしたいです」

提督「……分かった。取り計らう。ではな」

サラトガ「……!!」

サラトガ(行ってしまう。あの人が行ってしまう。私は今やただの捕虜……次に会えるのはいつになるのか……)

サラトガ(いや、もしかしたら二度と会えないかもしれない……狂いそうなほどのこの気持ちをどうすれば……)

↓×1~3 サラトガは提督に気持ちを伝えるかどうか。伝えるのなら方法も


138以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 10:58:59.35Xoc9H2sx0 (1/1)

伝える
後生ですから一度だけでいい、私を抱いてください!と泣きながらすがり付く


139以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 11:49:16.54WG0vu16A0 (1/1)

伝える
戦争中なのにアメリカに居た間も提督のことを考えない日はありませんでした。+>>138


140以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 11:55:31.82pOGFj7oKO (1/2)

139


141以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 12:25:16.68X+/Lkfyr0 (3/4)

サラトガ「好きです……愛しています……!!」

提督「!!」

提督(脚を止める。……確かに聞こえた。サラトガの押し殺したような声。俺は振り返る。サラトガは涙を流していた)

サラトガ「戦争中なのに、アメリカに居た間も提督のことを考えない日はありませんでした」

提督「……サラトガ」

サラトガ「この気持ちは、自分でも制御できないんです……この気持ちに、私は狂わされる」

サラトガ「私は、どうなるのですか?捕虜として収容されたままですか?貴方にまた会うことはできますか?」

提督「……きっと会える」

サラトガ「それはいつですか?」

提督「……」

サラトガ「提督……!!」スクッ ジャラジャラ

提督(サラトガは、立ち上がると足枷の鎖を鳴らしながら歩み寄ってくる。恐れと覚悟がないまぜになっていた)

サラトガ「また会えるなんて、誰にも保証できないでしょう?提督……す、好きなんです……愛しています……!!」ポロポロポロ

サラトガ「ご、後生ですからぁ……一度だけでいいんです……私を抱いてください……!!」ジャラジャラ

提督(サラトガは俺の目の前に立った。まるで抱き締めようとしているかのように手を伸ばす。だが、手かせの為にそれはできない)

提督(悲しそうに顔を歪ませ、目を閉じ唇を噛む。押し殺した泣き声が響く。そのまま頭を垂れ、俺の肩に額を乗せた。俺は……)

↓1~3 提督の行動


142以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 13:38:21.84pOGFj7oKO (2/2)

他の娘との関係を打ち明けた上でサラトガが容認すれば抱く


143以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 14:28:02.80zqPN4c2/O (1/1)

>>142+あくまで主導権はこちらが握る感じで


144以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 16:58:21.850yEKXfJYo (1/1)

>>143


145以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 18:09:28.11X+/Lkfyr0 (4/4)

提督「……」ギュッ

サラトガ「ぁ……!!」キュン

提督「……良い匂い、君の匂いだ。整った顔立ち、その中でも一際特徴的な優し気な目つき」

提督「灰色がかった青い瞳は、まるで星雲のようだな。さらさらとした茶髪はポニーテールで、実はおてんばな君らしい」

サラトガ「ぐすっ……お、おてんばですか……」

提督「悪くないさ。元気ってことだからな。明るく気立てが良い君になら程よいアクセントになるよ」

サラトガ「提督……!!」

提督「そんな君にそう思われているのは嬉しいよ。俺も……君のことを好ましく思っている。好きだ、君を俺のモノにしたい」

サラトガ「あぁ……なんて邪魔な手枷なのでしょう……これさえなければ今すぐにでも貴方を抱きしめられるのに」

提督(先ほどと打って変わって喜びに肩と声を震わせるサラトガ。そこまで俺を思っていてくれる君は、この話を聞いてどうなるかな?)

提督(何度経験しても慣れないこの感覚。受け入れて欲しいが、分からない。俺はサラトガにその話をするべく決意を固めた)

提督「サラトガ……いや、サラ。君に、話さなくてはならないことがある」

サラトガ「……?なんですか?」

提督(俺は全てを話した。今までのこと、すべての子を愛するという決意と覚悟。歪だが、譲れないもの)

↓×1~3 サラトガの反応


146以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 18:19:06.79UwTalJlQO (1/1)

少し寂しそうな顔をしたが、やがて覚悟を決め
私もその末席に加えてください、と丁寧に懇願


147以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 18:28:21.09ejFVoD1r0 (1/2)

構わない、今すぐ一つになりたい


148以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 18:32:45.59ejFVoD1r0 (2/2)

146と147に
受け入れるからには中に思いっ切り出して下さいと付け加え


149以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/06/23(金) 20:03:01.15Q+YrXV1pO (1/1)

なら自分が一番になればいいと決心する


150以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/07(金) 23:54:14.91tHaYqGLQO (1/1)

エタ


151以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/11(火) 17:24:29.924vzpd+QI0 (1/1)

待っているよ


152以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 14:07:59.21nzRZYDdH0 (1/3)

提督「それでもいいなら、君と一緒になりたい。いいか?」

サラトガ「……」シュン

提督「……ダメか」

サラトガ「……まさか」

提督(サラトガは少し寂しそうな顔をした。ダメかと思ったが、しかしそう呟くと俺をジッと見つめる)

サラトガ「提督、どうか私もその末席に加えてください。貴方を愛しているんです。好きなんです」

提督「サラ……もちろんだ……!!むしろ俺から頼む。どうか俺を赦してくれ。俺を支えてくれ。俺と共にあってくれ」

サラトガ「はい」ニコッ

提督(交わし合った言葉、絡み合う視線、自然と互いに引き寄せられていく。サラが目を閉じた。顎をあげる)

提督(唇を重ねた。押し付け、擦り、舌を伸ばす。抵抗なく開かれたサラの咥内で舌が絡み合った)

提督(手を伸ばし、サラトガの頭を抱える。そしてそのまま体を愛撫、そしてさらに際どい所まで手を伸ばした)


サラトガ「んふぅ……んん……」ピクン

提督(サラトガが声を上げる。スカートをたくし上げ、露わになったであろうヒップを揉む。下着は飾り気のないもののようだ)

提督(ヒップの割れ目に食い込ませ、柔らかな媚肉を揉みし抱く。そのまま秘所へ指を這わせ、割れ目を布地の上から楽しんだ)

サラトガ「っぁ……提督……切ないです……抱きしめたいのに抱き締められないなんて……!!」ジャラジャラ

提督「後で存分に抱き合えるさ」

提督(足枷と手枷をはめられているサラとそういうことをしていると……そういう特殊なプレイをしているようだった。興奮する)

提督(サラトガのワンピースのボタンをお腹のあたりまで外した。そして脱がせる。飾り気のない薄青色のブラが露わになった)

サラトガ「Oh……恥ずかしいです……」

提督「恥ずかしがる必要はない。綺麗な体だよ」

提督(サラの胸は今まで見てきた中でトップレベルの大きさを誇っている。その巨乳を覆う薄青のフルカップブラは今にもはち切れそうだ)

提督(手錠をしているために服を脱がせることはできない。だが半脱ぎの上半身もまたこれはこれで素晴らしい)

提督(肘と腹までは服に覆われているが、それより上は惜しげもなく肌が晒されている。全裸よりも欲情を誘うかもしれない)

提督「……柔らかいな」モミモミ

サラトガ「んふぅ……お気に召しましたか?」

提督「最高だ……」スッ クイッ

サラトガ「あぁ……うぅ……」ハラリ カァッ


153以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 14:10:20.15nzRZYDdH0 (2/3)

提督(ブラをはずしてたくし上げる。露わになった胸を改めて揉みし抱いた。埋もれる指、淫らに形を変える柔らかい巨乳、固く主張するその先端)

サラトガ「Ah!!」

提督(顔を埋めると濃厚なサラの匂いに満たされる。それに加えて汗の匂いがまた俺の男の部分に強烈な一撃を加えた)

提督(サラの心臓の鼓動を感じつつ、少ししょっぱい谷間を舐める。そして柔らかい巨峰に舌を這わせ、頂上で固いそれを口に含む)

サラトガ「Ahem!!提督……まだ出ませんよ……?ぁん!!」

提督(飴を舐めるように堪能し、満足したところでいよいよ秘所への責めを始める)

提督「サラ、たくし上げてくれ」

サラトガ「What!?た、たくし上げてくれって……そんなの……」

提督「……ここで止めてもいいのか?」

サラトガ「っ!!……ズルいです、提督。そんな事言われたら、しなくちゃいけないじゃないですか」

提督(恥じらいつつも手枷のついた手でスカートをたくし上げる。薄青のショーツが露わになった)

提督(その様がまるで嫌がる奴隷を陵辱しようとしているようで……興奮した。俺はサラの足もとに屈みこむと、じっくりと下着を観察する」

サラトガ「~~~!!」カァッ

提督(ブラと同じ薄青のショーツ、かなり清楚な感じだ。それを命令して露出させている。すさまじくイヤらしい姿だった)

提督(スジの部分が湿っている。ふとサラトガを窺うと羞恥に顔を赤く染め目に涙を浮かべていた。唇を噛んでいる所が可愛らしい)

サラトガ「もういいですか?」

提督「いや、まだだ」

サラトガ「うぅ……いつまでこうしていれば……ひゃぁん!!」

提督「……」サワサワ

提督(サラの脚の付け根や下腹部を愛撫する。そしてその手をだんだんと秘所へと近づける)

提督(サラは色っぽい吐息を吐いていた。とうとう指がそこへ到達する。下着越しに割れ目に指を這わせた)

サラトガ「あぁ……だめぇ……!!」

提督「これは……どんどんと溢れてきてショーツが染まっていくぞ。サラ、君はなんてはしたないんだ」

サラトガ「そんな……サラはそんなんじゃ……」ウルッ

提督「……」ムラッ

提督(涙目で俺を見つめるサラ。その様は甚く保護欲と……嗜虐心を誘った。俺は、この子を虐めたくなってしまった)

提督「そんなんじゃ?ほら、これを見ろ」ネトォ

サラトガ「!!」

提督(サラトガに、彼女の愛液に濡れた指を見せる。いやらしい糸を引いたそれを見て、サラトガは目を見開き、そして叱られた子供のように縮こまる)


154以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 14:19:00.20nzRZYDdH0 (3/3)

提督「……君は、嘘つきだな」

サラトガ「違います……サラは……」

提督「いや、嘘つきだ。こんなにはしたなくここを濡らしているのに自分は『はしたなくない』だなんて良く言えたものだな」

サラトガ「そ、それは……」

提督「俺は嘘つきは嫌いでな。サラ、素直になるのなら今のうちだぞ?さもないと……止めにしようかな」

サラトガ「っ……!!……です」

提督(サラトガはハッとこちらを一瞥すると、顔を伏せてもじもじとしながら、消え入りそうな声でそう呟く。恥らう様がさらに嗜虐心をそそった)

提督「何?聞こえないぞ。大きな声で話してくれ」

サラトガ「……!!……です。私は、……です」

提督(上目遣いでこちらを見つめ、今にも泣きそうな表情で、先ほどよりは少し大きな声でそう言った)

提督「……」グイッ

サラトガ「!!」ビクッ ジッ

提督(サラトガの顎に手を添え、強引にこちらを向かせる。サラトガは屈辱と『何故提督はこんなことを』という疑問)

提督(それにほんの少しの怒りを加えたような、複雑な表情でこちらを見つめる。いや、睨みつけるというべきか)

提督「もう一度言うんだ。ちゃんと聞こえるようにな」

サラトガ「……そうです。私は、はしたない人間です」

提督「……いいだろう。そんな正直ではしたないサラにはご褒美をあげないとな」グイッ

サラトガ「っ!!……ご、ご褒美ですか?」

提督「ああ。……」グイッ ガチャッ

サラトガ「っ!?」

提督(俺はサラトガを壁際まで強引に引っ張っていき、拘束用のフックとサラトガの手錠を繋げる)

提督(サラトガは壁を向く体勢で拘束される。訳が分からずされるがままだったサラトガもさすがに驚愕した)

サラトガ「提督、何をするんですか!?はずして下さい!!」ジャラジャラ

提督「……」ペラッ スルッ

サラトガ「っぁ!!」カァッ

提督(俺は無言でサラのワンピースを捲ると下着をずり下ろした。サラトガの秘所が露わになる)

提督(いやらしく濡れたそこは男を誘う蜜壺だ。サラトガの顔は真っ赤に染まり、脚を内股にすることで何とか隠そうと努力する)

提督(ジャラジャラとなる鎖が背徳的だ。俺はすぐにでもこの子を犯したかった。モノははち切れんばかりに怒張している)

サラトガ「提督……どうしてこんな……酷いです……私、もっと優しくしてもらいたいです……」ジッ ウルウル

提督「!!」

提督(肩越しに振り向き、涙を湛えた目で俺を見つめるサラトガ……いや、サラ。その心底悲しそうな表情はなんとも憐れで、潤んだ瞳に見つめられた俺は……)

↓×1~3 乱暴に犯すor優しく抱くorその他


155以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 14:23:58.43ZqdNAJGPo (1/1)

言葉責めしつつも優しくする


156以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 14:59:58.15j6/ZhYrE0 (1/1)

戦争とはいえ翔鶴の件もあるので、アメ7割ムチ3割程度でペッティングも交える


157以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/13(木) 15:01:36.97mMoOOE1s0 (1/1)

久々の更新だ!

156


158以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 16:59:52.43njdPSUU10 (1/5)

提督「……っ。すまない、サラ」ギュッ

サラトガ「提督……!!」パァッ

提督(優しくサラトガを抱きしめる。体温を交換するようにただ優しく抱きしめるだけだ。だが、サラは安心してくれたようだ)

サラトガ「んっ……提督……優しく……撫でてください……」

提督「……ああ」ナデナデ

提督(サラトガの要望に応えて優しく頭を撫で、体を撫でる。体を密着させた。髪の毛に鼻を押し付け、匂いを嗅ぐ。良い匂いだ)

サラトガ「あぁ……そうです……すごく暖かくて……安心します……」

提督(サラは脱力して、リラックスしていた。俺はサラの耳元へ口を寄せ、囁く。頭を撫でていた手でサラの顎を掴む)

提督「サラ……俺は、君が好きだ。君を大切に思っている。……それと同じくらい、翔鶴のことが大切だ」ガシッ

サラトガ「っ!!」ハッ

提督(一転、硬直して緊張するサラ。俺はサラの頬っぺたを掴み、ぐにぐにと弄る。体を撫でていた手でサラの手を掴んだ)

提督「そんな翔鶴を、君は……理性では分かっていても、どうもそう簡単に割り切れるものではなさそうだ」ガシッ グニグニ

サラトガ「っ……」フルフルフル

提督「だから……今回だけは多少は乱暴になってしまうのも許してほしい。大丈夫、酷い事はしないよ」

サラトガ「ど、どうすれば赦してくれますか……?」

提督「赦す赦さないという問題ではないよ。君は何も悪い事をしていないんだ。戦争なのだから」スッ グニッ ニュルニュル

サラトガ「な、なら……んぁ……んむぅ……」ビクン

提督(指をサラの口に挿入し、咥内を弄んだ。唇を押し開き、舌べろを撫で上げ、指で挟む。怯えからか震えていたサラがびくりと一際大きく肩を震わせる)

提督「サラ……愛しているよ。必ず幸せだと思ってもらえるようにする。幸せにして見せる」サワッ

サラトガ「んはぁ……へいほふ……はぁん……!!」ピクン

提督(手を掴んでいた方の手をショーツに潜り込ませ、サラトガの秘所に触れる。剃っているのか無毛だな。愛液に指先を濡らしながら割れ目に沿って撫でた)

提督(くにくにと開いてみたり、固くなっているクリの周りを撫でまわし、十分に焦らしてから敏感なそこを弄ぶ)

サラトガ「あぁ!!はぁっ!!て、ていとくぅ!!こんな……こんな……すごいぃ……!!」ビクンビクン ガクガクガク

提督(ジャラジャラと鎖が鳴るサラトガの足が震え、腰が引けてきた。その大きく肉感的なヒップが俺の下腹部に押し付けられる)

提督(モノがサラのヒップの割れ目にあてがわれるようになった。腰を振ってサラのそこにモノを擦り付ける)

提督(にちにちと音がする。サラのそこが俺のガマン汁で汚れていった。快感と興奮を覚える)


159以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:03:15.66njdPSUU10 (2/5)

提督「サラ……舐めろ。口に含まず舌を出して舐めるんだ」

サラ「っぁ……れろれろ……ぺろぺろ……」

提督(サラの咥内を蹂躙していた指を引き抜いた。サラの唾液が滴る。俺がサラの口の前に指を出してそう言うと、サラは迷うことなく舌を伸ばした)

提督(媚びるように艶めかしく俺の指を舐める。もはやサラの方からも腰を動かしていた。押し付けられている俺の怒張したモノを感じているようだ)

提督(クリを責めていた方の指を伸ばし、中へ挿入する。処女のキツさだ。押し開くようにして奥まで入れ、性感帯を探り、刺激する)

サラトガ「れろれろ……んはぁ!!あぁ!!やぁ!!」ビクン

提督(指を舐めるのを止め、唾液を垂らしながら喘ぎ声をあげるサラトガそのまま手マンでイかせにかかる)

提督(中とクリを交互に責める。力が抜けてその場に脱力して崩れ落ちそうになるサラを、体を使って思いっきり壁に押し付けることで支えた)

提督(胸がイヤらしく潰れ、肉感的な身体を今まで以上に全身で感じる。サラの唾液で濡れた指でその巨乳を揉みし抱いた)

提督(サラが腰を思いっきり引いて押し付けてくる。限界が近いのだ。むにゅむにゅと押し付けられるヒップが快感を与えてくる)

サラトガ「Oh no!!Oh my God!! Oh my God!!I, I, I`m coming……ぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎え、体を仰け反らせながら嬌声をあげるサラ。一際大きく鎖が鳴った。そして脱力)

提督(壁に寄りかかり、額を壁に押し付け、俯きながら荒い息を吐いている。目を閉じ、頬を紅潮させていた)

提督(玉のような汗を浮かべているサラは何とも官能的で、首筋に流れる汗の筋を舐めとり、胸を絞るように揉んだ)

サラトガ「っぁ……ぁぅ……」ピクン

提督「まだ出ないようだな。まあ、当たり前だが。いつか君の乳しぼりをしてみたいものだ」ニギュニギュ

サラトガ「な……何を言っているのですか……ぁん……っ」ピクン ジッ

提督(柔らかい乳房から先端の固く勃った乳首へとマッサージするように愛撫する。サラが物欲しげにこちらを窺った)

提督「……」チュッ

サラトガ「んっ……ふぅ……」

提督(肩越しに唇をかわす。濃厚なディープキスを交わし、口を離して舌だけを絡ませる。淫らな吐息と水音に興奮した)

サラトガ「っは……提督……私はもう準備万端ですよ……?」

提督「どれどれ……大洪水だな」

サラトガ「っ!!もう……恥ずかしいからまじまじと見ないでください……!!」

提督(しゃがんでサラの秘所を確認する俺に、サラは恥じらうように脚を閉じて抗議の声をあげる)

提督「……」スッ グイッ

サラトガ「な、何を……ぁああ!!」ビクン

提督「……」レロレロ ジュルジュル

サラトガ「そんなぁ……!!汚いですからぁ!!あぁ!!」ビクンビクン


160以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:05:46.93njdPSUU10 (3/5)

提督(サラと壁の間に入り込み、その秘所に口付けする。割れ目に舌を這わせ、クリを吸い、舌を挿入した)

提督(このまま開発してイキ癖を付けてしまう。何も知らない初心な女をこうして俺の女に開発していく)

提督(ぞくぞくした。雄としての本能が満たされる。悦がり狂い、腰を引いて逃げようとするサラ。逃がしはしない)

提督(両手でサラの腰に抱き付き、がっちりと抑え込む。サラの秘所を自らの顔に押し当てる)

サラトガ「んはぁ!!いやぁ!!I`m gonna be crazy!!おかしくなっちゃう!!提督!!」

提督(嬌声と淫らな水音、鎖の音が響き、サラは快楽に蕩けながらも何とか抵抗しようとする)

提督(だがそんな状態で俺にかなうはずもなく、されるがままに秘所を貪られていた。だんだんとサラが上り詰めていくのが分かる)

サラトガ「っ……もぅ……だめぇ……っぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(サラが腰を押し付けてきて、体が痙攣した。絶頂を迎えたのだ。ぐったりとして手錠につられているサラはまるで繋がれた家畜だ)

サラトガ「あぁ……提督、貴方をハグしたいのに……もどかしくておかしくなりそうです……」

提督「申し訳ないが、お預けだ」

サラトガ「提督……いれてください。もう私のここは提督を受け入れる準備ができています」

サラトガ「どれだけこの日を夢見たことかわかりません。提督、どうかサラを女にしてください」

提督「……駄目だ」

サラトガ「っ!?ぇ……そ、そんな……!!何でですか……!?」

提督「まだ前戯は終わっていない」

サラトガ「で、でも私……もう二回もその……あの……た、達しています……!!ここが疼いて、切なくて……!!」

提督「我慢しろ」

提督(懇願するサラをにべもなく切り捨て、再びサラを後ろから抱きかかえる。胸を揉み、モノを押し付けた)

サラトガ「んふぅ……提督も準備ができているじゃないですか……お願いです……いれてくださいよ……!!」

提督(無視して愛撫を続ける。サラの思考を蕩けさせる。まだまだご褒美は与えない。虐めてやろう)

サラトガ「ていとくぅ……!!」

提督「我慢しろ」

提督(憐れっぽく切なげな声をあげるサラに前戯を続ける。愛撫やキス、手マン、クンニを駆使した)

提督(サラをもう何度かイかせる。切なく満たされない嬌声をあげるサラを見ていると満足した)

提督(どんな形であれ、サラを苦しめているという事が復讐心を少し慰めた。が、何度目かの絶頂の後、サラは泣き始めてしまった)


161以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:08:16.11njdPSUU10 (4/5)

サラトガ「ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ

提督「サラ……」

サラトガ「イジワルです……提督……イジワルです……私はこんなにも貴方が欲しいのに……抱いてほしいのに……入れてほしいのに……」

提督「……」

サラトガ「私を弄んで楽しいですか?提督は楽しいかもしれませんが、私は辛いです……満たされません……」

提督(サラは自らの不満を口にする。涙ながらに抗議の視線を向けてくるサラに俺は少し申し訳なくなり……とても興奮した)

提督「分かった。入れてあげよう」

サラトガ「!!」

提督「ただし、ちゃんとおねだりできたらだ」

サラトガ「さっきからずっとしているじゃないですか!!」

提督「口でだけだろう。ほら、尻を突き出して振ってみろ。はしたなく懇願してみたらどうだ?」

サラトガ「っ!?提督……サディストなんですね……」

提督「……かもな。嫌なら止めるか?醒めたというのならここで終わりにしてもいい。その方が君にとっていいことかもしれないな」

サラトガ「……」

提督(俺の言葉に、しかしサラは無言で尻を突き出すことで答えた。そしてぎこちなく振って見せる)

サラトガ「提督……お願いです……私を愛してください……私に、入れてください」フリフリ

提督(足首までずり落ちた薄青のショーツ、黒いワンピースを捲るとイヤらしくひくつく雌穴が丸見えになった)

提督(サラは少しびくりと反応したが、腰を振って媚びることを続ける。そうか……S的なものもいいものだな。新しい扉が開けてしまったようだ)

提督「サラの淫乱な雌穴に提督の立派な逸物をいれて提督の女にしてください。処女を散らして下さいと言え」

サラトガ「……サ、サラの……淫乱な……め、雌穴に、提督の立派な……逸物をいれて、提督の女にしてください……処女を散らして下さい」

提督「本当にして欲しいならもっと媚びるように言ったらどうだ?」

サラトガ「……!!」

提督(サラの、顔を歪ませ本当に嫌がっている様子に興奮と満足、快感を覚えた。脳髄が蕩けそうだ)

提督「……止めるか」

サラトガ「っ!!……サラの淫乱な雌穴に提督の立派な逸物をいれて提督の女にしてください!!処女を散らして下さい!!」

提督(覚悟を決め、大きな声で懇願するようにその言葉を口にするサラ。肩が震えている。前を向いているために表情は見えない)

提督(だが、きっとサラは目をぎゅっと閉じ、頬を赤く染めながら歯を喰いしばって屈辱に耐えているのだろう)

提督「……いいだろう、くれてやる!!」ピトッ グッ

サラトガ「っ……はぁ……!!」ブツッ ズププププ


162以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:25:54.64njdPSUU10 (5/5)

提督(サラにバックで挿入する。抵抗を突き破るときつく締まる熱いそこへぬるりとモノが吸い込まれていった)

提督(サラの中を押し広げながら進んでいく。そして先端が一番奥のコリっとしたそこへ到達した)

サラトガ「くっ……ふぅ……ふぅ……」フルフル

提督(肩を震わせ、荒い息を吐きながら破瓜に堪えるサラトガ。腰を振ると苦し気な喘ぎ声をあげる)

サラトガ「あぁ!!て、ていとく……!!」クルッ ジッ

提督「っ!!」

提督(肩越しに振り返ったサラの、悲し気な表情に我に返った。俺は……なんて酷い事をしてしまったんだ)

提督「サラ……」ギュッ ナデナデ ボソッ

サラトガ「……」

提督(俺はサラトガを抱きしめると頭を撫でながら耳元で囁く。サラは無言で俺を見つめている)

提督「……すまない。酷い事をした。俺を嫌いになったかい?」

サラトガ「……なってません。けど、もっと抱き締めて。ちゃんと優しく愛して。お願いです」

提督「もちろんだ。ん……」チュッ

サラトガ「ん……」

提督(優しく唇を合わせ、互いの気持ちを確認するように舌を絡ませ合う。頭を撫で、髪を梳く)

提督「……っ。動いてもいいかい?」

サラトガ「はい。優しくしてくださいね」

提督(ゆっくりと労わるように腰を振り始める。サラの中はそれでも素晴らしい快感を伝えてきた)

提督(サラの中もだんだん慣れてきたようだ。喘ぎ声が漏れ、それが次第に大きくなってくる)

提督(それに合わせて俺も本気で腰を振り始める。耐え難い快楽だ。無心で腰を振る。手でサラの豊満な胸を揉んだ)

提督(柔らかい媚肉に指が飲み込まれる。熱い体温、肉と肉とがぶつかり合う音、限界が近づいてきた。そして……)

提督「サラ……!!サラ!!っぁ!!」ビュルルルルルルルル

サラトガ「提督!!提督!!ああああああああ!!」ビクンビクン

提督(サラの中にぶちまける。サラに後ろから抱き付いたまま余韻に浸る。どちらからともなくキスを交わした)

サラトガ「ん……はっ……」

提督「っ……」ズルリ

サラトガ「んっふぅ……」ピクン ブプッ ドロリ

提督(そしてモノを引き抜く。サラの秘所からは白濁液が垂れ、内ももを伝って滴り落ちた)

提督「……」ガチャガチャ

サラトガ「提督……I love you……」ダキッ ギュッ

提督「俺も君を愛している。ん……」チュッ

サラトガ「んっ……ちゅぅ……」スリスリ

提督「……」ナデナデ

提督(俺はサラの手錠をフックから外した。正面から抱き合って再び唇を交わす。甘えるようにすり寄ってくるサラを撫でた)

提督(その後、もう一度、今度は足枷が邪魔だったが何とか頑張って正常位で交わった。すべてが終わり、寄り添ってくるサラを部屋に送る)

提督(サラの部屋でシャワーを浴び、少し話し、また会う約束をしてから部屋を出る。聞き出した情報を元帥殿に報告する任務があるからだ)

提督(報告は予想より早く終わり、時間ができた。あの様子ではどうやら追撃を諦めつつあるようだった。よかった。強行されたらどうしようかと思っていたところだ)

提督(あの人も元帥なだけあるという事か。この時間を利用してあの子の所へ行こうと思ったが、どこにいるか分からないしそれよりやるべきことを思いついた)

提督(ちょうどいい機会だ。アイオワの所へ行ってみよう。あの子のことはずっと心配していたんだ。半年ほど顔を見せられていなかったからな)

↓×1~3 心が壊れていたアイオワの現状 
例)依然、歪な夢の中 
  正気に戻っており、怪しまれないように振舞いながら提督の命を狙っている


163以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:39:19.05mW2GMUx0o (1/1)

ふぅ……

アイオワはまだ壊れっぱなしで


164以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:50:10.80x/oU01Ll0 (1/1)

生徒の艦娘たちと仲睦まじく平穏な日々を送っている
既に正気に戻っているどころか
監視役がいるとはいえ生徒たちとの会話を通じて提督の嘘や
深海棲艦を率いて米国と死闘を繰り広げたことも知っている

それでも提督と愛し合い本音を聞いてきたこともあり
彼なりの事情があったのだろうと自分を言い聞かせてきた
しかし再会した際にはちゃんと問い質すつもりでいる


165以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:55:01.70eHF1dEi9O (1/1)

164で


166以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/14(金) 17:55:56.60q7vZIPIPO (1/1)

提督を恨む正気の人格と今まで通りの狂気の人格が入り混じっている


167以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:12:39.57q2qeIqiI0 (1/7)

提督「アイオワ」

アイオワ「Admiral, Long time no see. How`s it going?(提督、久し振りね。元気だった?)」ニコッ

提督(アイオワは元気そうだった。思っていたよりも落ち着いているようだな。頬笑みながら俺を見つめている)

提督「ああ、久し振りだ。いろいろと大変だったが、なんとか元気でやっているよ。君はどうだった?」

アイオワ「私?私はね……その前に、お帰りのキスよ!んー」

提督(いたずらっぽくはにかむと目を閉じ顎を上げ待ち状態になる。その可愛らしい振舞いに気がついたら軽くキスしていた)

アイオワ「……ん、満足よ!ああ、久しぶりのAdmiralね♪堪能しなきゃ」ギュッ

提督「すまないな、長く会えなくて……」

アイオワ「んーん、いいのよ。気にしないで」

提督「ありがとう。元気そうでよかったよ」

アイオワ「うん、元気だったわ。……ねえ、Admiral」

提督「なんだい?」

アイオワ「私、ね……思い出したわ、全部。今が何時で此処が何処で……何が起こったのか」

提督「っ!!」



龍驤「ん~!!やっぱり部屋にこもって勉強よりこうして外でのんびりしている方がうちの性に合ってるわ~」

アイオワ「言語は力よ、リュージョー。話せるだけ話せた方がいいわ」

龍驤「言ってくれるわ。キミは何か国語話せるんや?」

アイオワ「Me?English, 日本語, Français and Español は自信を持って話せるわ!あとは少しのDeutsch, Русский, Italiano and中文なら話せる」

龍驤「何やそれ頭おかしいやろ!?ってか当てつけみたいにいろんな言葉喋るなや!!なんでそんなに話せるんやねん!?」

アイオワ「アメリカは移民の国だからね!!いろんなところから人が集まっているのよ。あとは話せた方がいいから勉強したってところね」

龍驤「はぁ~……うち、日本人で良かったわ」

アイオワ「日本人だからって日本語だけしか話せなかったら、グローバルに考えてあまりよくないわよ?」

龍驤「分かってはおるんやけどなぁ……どうも気ぃのらへんのや。言語に限らずベンキョーはな」

アイオワ「まあ、気持ちは分かるわ。私も勉強はあまり好きじゃないもの。日本語にも苦労したわ」

龍驤「ほんまに?その割にはよう喋れとるやないか。やっぱ才能なんやなって。キミ頭よさそうやもん」

アイオワ「いえ、違うわ。経験の差よ。それに、日本に居たころは日本語を喋れなくちゃ命にかかわったからね」

アイオワ「戦闘中に友軍が何言っているのか分からないというのは致命的だもの。死ぬ気で勉強して何とか普通に使えるぐらいにはなったってわけ」

龍驤「なるほど、確かになぁ。うちらはずっと日本におるから、外国での経験があまり無いねん。それが弱点やな」


168以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:14:12.46q2qeIqiI0 (2/7)

アイオワ「確かにね。皆、多少読めて聞けるけど、話すのと書くのは正直小学生より酷いわ」

龍驤「あいたぁ……」

アイオワ「あそこでアイス買ってる駆逐艦娘達ならともかく、リュージョー、youはHigh schoolの年齢でしょ?見た目はともかくね」

龍驤「どついたろか!!……まあ、平均的な高校生よりはできとると思うで?分からんけど」

アイオワ「Maybe(かもね)」

ブーン

アイオワ「あら、飛行機だわ」

龍驤「ん?あぁ、この音、九七やな。たぶん演習中やろ。確か大鳳が演習の予定やったし。……いた、あそこや」

アイオワ「どれ……ああ、見え……た……」



ブーン

ドガァーン ドガァーン

【This is not a drill!! I repeat!! This is not a drill!!】

アメリカ下士官『ぐずぐずするなノロマども!!すぐに港へ向かえ!!』

アメリカ艦娘『走って!!港へ!!出港して!!』

アメリカ艦娘『空は敵に埋め尽くされてる!!港に出て反撃しなくちゃ!!』

アメリカ艦娘『航空隊は何をしているの!?』

アメリカ兵『乗れ!!乗れるだけ乗れ!!港へ向かうぞ!!』



アイオワ「……!!」

龍驤「通常兵器と違うてうちらの装備は特殊やからな。全部最新型に置き換えるのは難しいし」



ドガァァァァァァン

アメリカ兵『信じられん……』

アメリカ艦娘『なんてことなの!!太平洋艦隊が沈むなんて!!」』

アメリカ艦娘『神よ……』

アメリカ下士官『おい!!呆然としてる暇はないぞ!!撃ちまくれ!!』



龍驤「それに練度が上がれば旧型でも最新鋭機並みの活躍もできるしな。うちや一・二航戦の連中はむしろ好んで使っているんや。……アイオワ?」

アイオワ「はぁ……はぁ……」ドクン ドクン


169以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:16:08.53q2qeIqiI0 (3/7)



【……全将兵に告げる。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように】

【現在の戦況は我々に著しく不利であり、これ以上の抵抗は被害を増やすことにしかならない】

【繰り返す。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように。……戦争は始まったが、我々の戦いは終わった】



アイオワ「っ……おえええええ!!」ゲボッ

龍驤「アイオワ!?ちょっ、大丈夫か!?」バッ

アイオワ(これは何?嘘、嘘だわ!!いえ、違う……これが嘘……どれが嘘?私は……私は一体何を……)

アイオワ「げほっ!!げほっ!!っ……!!」

アイオワ(……思い、だした。あの日、あの時、この場所で、何が起きたのか。こんなの……こんなの……!!)

アイオワ「………!!」ギリッ

龍驤「どないしたんや!?落ち着け!!な、何か口濯ぐもの……これ使いや!!」ナデナデ スッ

アイオワ「りゅ……リュージョー……!!」ギロッ

アイオワ(日本軍……日本人!!卑怯者!!お前たちは敵よ!!よくも私にそんな顔を向けられるわね……!!)

龍驤「Yes, アイオワ、うちや。大丈夫、うちがついとるで」ナデナデ ジッ

アイオワ「……」

アイオワ(そんな……そんな心から心配したような……労わるような顔を……どうして……殺し合う敵なのに……)

龍驤「落ち着いた?これお茶やけど、何もせえへんよりましやろ。これで口を漱ぎぃや」

アイオワ「……リュージョー。Admiralから私のこと……なんて聞いてる?」

龍驤「えっ?司令官からキミのこと?……どういう意味で?」

アイオワ「私……私、全部思い出したわ」

龍驤「……!!」

アイオワ「お願い、教えて……私がおかしくなっている間に世界では何が起こったのか……教えて……!!」

龍驤「……」

アイオワ「リュージョー……教えて……お願いよ……!!」

龍驤「……分かった。教える」

アイオワ「!!」

龍驤「思い出したんならしょうがないやろ。それに、何があろうともキミがうちの戦友であることに変わりはあらへん」

龍驤(知ったところで何ができるわけでもあらへんしな。艦娘としての装備は没収されとるし)


170以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:17:31.37q2qeIqiI0 (4/7)



アイオワ「そう、だったのね……リュージョー、話してくれてありがとう」

龍驤「気にせんといて。……それで、全部思い出したキミはどうするつもりなんや?」

アイオワ「……正直、まだ混乱していてよくわからない所もある。けど、英語を教えるのは続けたいわ」

龍驤「……それは、なんでなん?」

アイオワ「だって、言葉が話せなくちゃ対話することもできないでしょ?」

龍驤「……!!」

アイオワ「それに、これはAdmiralに任されたことだもの」

アイオワ(あの時のAdmiralの言葉……嘘じゃなかったと思う。こんな戦争、きっと誰の本意でもないわ)

アイオワ(Admiralがあの時私に嘘を言ったのもきっとあの人なりの事情があったのよ。ともかく、あった時ちゃんと話さなくちゃ)

龍驤「……そうか。でもな、キミが正気を取り戻したってことはつまり、キミはおそらくどこかに監禁されることになる」

アイオワ「……!!そう……まあ、当然の処置かしらね……」

龍驤「……」

アイオワ「……」ウルッ

龍驤「……うちは今の君の言葉を聞いて、この事上には黙っといてもええと思った」

アイオワ「!!」ハッ

龍驤「言葉が話せなくちゃ対話することもできない。確かにそうや。けど、言われるまで考えんかった」

龍驤「アイオワ。うちはキミのその心を信じて、とりあえずの所は様子見という事にしたいと思ったんや」

アイオワ「リュージョー……」

龍驤「まあその代わりうちらの方で一応の監視はさせてもらうけどな。皆、そこらへんは融通できる人やし」

龍驤「それに、さっきも言ったけどキミはうちらの戦友や。その戦友を、たとえ今は敵同士になったとしても……」

龍驤「ないがしろにしたりする奴はこの帝国海軍にはおらへん。だから……英語の授業よろしゅうな」

アイオワ「……ありがとう」


171以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:21:21.30q2qeIqiI0 (5/7)



提督「なるほど、龍驤らしいな」

アイオワ「いい子だわ、あの子。それに、他の皆も」

提督「ああ。数いる艦娘の中でも特に龍驤は特別人情味がある。それに度胸と度量もな」

提督(だがまあ、後で話をしに行かなくてはならないな。あいつも俺が知る事を予想しているだろうし、俺も怒るつもりは無いが一応は話さなくてはならない事だ)

アイオワ「そうね。……ねえ、Admiral. あの時私を愛しているって言ったのは……本当に本当なの?」

提督「もちろんだ。君を愛している。その言葉に嘘偽りはない。君に俺と共にあって欲しいし、幸せにして見せる」

アイオワ「Admiral……!!うん、幸せにして……!!」ダキッ ギュッ

提督「ああ」ギュッ ナデナデ

アイオワ「……もう一つ聞いていい?」

提督「もちろん」

アイオワ「なんであの時あんな嘘を吐いて、私を騙したの?」

提督「……もし本当の事を言ったら君が耐えられないと思った」

提督(俺はあの時のことを話した。思い出そうとすると頭痛を訴えて気を失ってしまった事)

提督(そして、それに加えて俺がどういう意図であんな嘘を吐いたのか。包み隠さず全てを話した)

アイオワ「……わかった」

提督「……納得できないか?」

アイオワ「……難しい話だから。けど理解はできたわ。この件は、もう終わり」

提督「そうか」

アイオワ「今夜とか、時間ある?」

提督「作るよ」

アイオワ「本当?嬉しい♪」

提督「……」

提督(アイオワは表情を綻ばせる。俺は……アイオワにあのことを言わなくてはいけないと思った)

提督(鶴姉妹以来の後出しだ。このことを聞いてアイオワがどう反応するのか分からない。怖い)

提督(だが、言わなくてはならない。それが俺がアイオワに見せるべき誠意だ。そして俺のけじめだ)

提督「アイオワ」

アイオワ「どうしたの?」

提督「君に、話さなくてはいけないことがある」

アイオワ「?」

↓×1~3 ハーレムについて聞いたアイオワの反応


172以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:28:23.46E9Q2e3GEo (1/1)

やっぱりねという反応


173以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:30:12.29Mv7lEEHRo (1/2)

呆れ半分


174以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 16:30:45.04wDf58coO0 (1/1)

軽い嫉妬と半ば察していたような素振り


175以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 17:58:35.19q2qeIqiI0 (6/7)

アイオワ「……やっぱり」ジトォ

提督(アイオワは俺の話を不機嫌そうに腕を組んで聞いていた。そしてすべてを話し終わると、ジト目で俺を見つめながらそう言った)

提督「や、やっぱり?」

アイオワ「一番分かりやすかったのはショーカクとズイカクね。あの二人、Admiralの写真を見ては満たされた女の顔をしてたから」

提督「っ」

アイオワ「だから、信じられないけどもしかしたらって思っていたわけ。そしたら……ね。このウラギリモノ」

提督「すまない……」

アイオワ「けど、自分からちゃんと言ったのは偉いわ。そこだけは褒めてあげる」

提督「……当然のことをしたまでだ。……君はこの事を受け入れてくれるか?」

アイオワ「……貴方の話を聞いて、どうしてそうなったのか理解して、貴方の心を知った。生半可な覚悟じゃないこともね」

アイオワ「それらを踏まえて貴方から離れられないし、離れたくない。ならもうしょうがないと思わされちゃったわ。だから、認めてあげる」

提督「アイオワ……!!」

アイオワ「その代わり、ちゃんと私を愛してよ?貴方が私を幸せにしてくれるって言ったから認めてあげるんだからね」

提督「ああ、当然だ」ギュッ

アイオワ「んっ……はむ。今夜、待ってるからね」ササヤキ

提督(抱き居ついた俺の耳を唇ではみ、そして耳元でそう囁く。アイオワの手が俺のモノをズボンの上から撫で上げた)

提督「ああ、待っていてくれ……!!」

提督(今すぐに抱きたい気分だったがやるべき執務がある。名残惜しいがアイオワと別れて執務に戻った)

提督(忙しさが恨めしいが、仕方がない。俺は今夜のことに想いを馳せながら執務をこなすのだった)


176以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 18:03:53.33q2qeIqiI0 (7/7)



金剛「Hey, テイトク!!お疲れ様デシタ!!」

提督「金剛、お疲れ様」

提督(今日の執務が終わり、急いでアイオワのところへ向かおうとしていたら金剛に呼び止められた)

提督(どうやら俺の執務が終わるのを玄関口でずっと待っていたらしいな。満面の笑みを浮かべながら俺を見つめている)

金剛「先日の作戦はお見事デシタ!!さすがテイトクデース!!」

提督「そう言ってもらえると嬉しい。だが、それでも犠牲が出てしまった」

金剛「そうデスネ……でも、それが戦争デース」

提督「ああ……こんな戦争、一刻も早く終わらせなくては」

金剛「Yes. ……ところでテイトク?」

提督「どうした?」

金剛「この前までは作戦の準備で忙しいとのことでしたケド、その作戦も無事に終わりマシタ」

金剛「だから、その……今度こそディナーをご一緒しまセンカ?いいレストランがあるんデース」モジモジ

提督(金剛からのディナーの誘いはハワイに来て金剛が再び俺の指揮下に入ってからから何度かあった。だが、執務が忙しくて時間が無かった)

提督「金剛、申し訳ないが今夜は先約があるんだ。また今度にしてくれ」

金剛「っ……そうデスカ……わかりマシタ。では、また今度誘いマース!!」シュン ニコッ

提督(だが、休む時間もない忙しさもようやく終わったから是非ご一緒したい。のだが、今日はアイオワとの先約がある。また今度にしてもらおう)

提督「頼む。では、またな」

金剛「See you!!……」フリフリフリ

金剛「……。また、『また今度』デスカ、テイトク……一体いつになったらワタシとディナーに行ってくれるんデスカ?」

金剛「それに先約って……ならワタシとのディナーもまた今度じゃなくてちゃんと予定にしてくだサーイ」

金剛「それとも……提督はやっぱりワタシのことが……お、お嫌いデスカ……?だから予定を入れてくれないんデスカ……?」

金剛「『ワタシのことをもう一度好きになりたい。そう思うほど、君と一緒にいる時間は幸せだったんだ』」

金剛「そう言ってくれたのは、リップサービスだったのデスカ?テイトク……テイトク……!!」ポロポロポロ

金剛「どうすればワタシを赦してくれマスカ……教えてくだサーイ……ワタシ、何でもしマース……!!」

金剛「ぐすっ……だから……だからもう一度ワタシを……好きになってくだサイ……やさしくしてくださいよぅ……うぅ……!!」ギュッ

榛名「……お姉さま」コソッ ジッ

↓×1~3 榛名の行動


177以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 18:46:54.08Mv7lEEHRo (2/2)

提督に直訴しに行く決意を固め、金剛を慰める(意味深ではない)


178以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 18:50:56.27587PYriv0 (1/1)

翌日朝イチに四姉妹で提督のもとに押し掛ける


179以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/15(土) 18:52:53.27PhVcn6CgO (1/1)

金剛を除く姉妹で作戦会議


180以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 03:07:37.36VUX8niGf0 (1/5)



榛名「というわけなんです」

比叡「せっかくお姉さまが誘ってくれているのに……司令め……ってか羨ましすぎるんですよぉ!!」

霧島「ふむ……司令とお姉さまはそれなりに良い関係だったはず……それがこうもいきなり素っ気なくなるとすれば……」

榛名「何かがあったのでしょうか?けど、榛名の知る限り、普段は提督も金剛お姉さまも特に変わりないようでした」

比叡「そうなんだ。私と霧島は戦隊が違って普段一緒に居られないから知らないんだよね……変わってくれない、榛名?」

榛名「あははは……」

霧島「比叡姉さま、編成に関する意見は司令にどうぞ。……にしても、そうならやっぱり単純に忙しいのかしら?」

比叡「確かに司令はいろいろ忙しかったみたいだしね。噂じゃ寝る間も惜しんで見かねた大和が司令を寝かせたとか」

榛名「えっ?大和さんが?榛名、初耳です。それって……」

比叡「いや、私も知らないけど少なくともなんかそういう大人な関係ってわけじゃなくてね?」

霧島「寝不足が執務に影響しかねないほどだったから、大和がその日の執務を代行するから司令に寝るよう進言しただけだそうよ」

榛名「そうでしたか……榛名、提督がお姉さまに素っ気ない理由を見つけてしまったかと思いました」

比叡「ともかく話を戻すと、司令が素っ気ないのはただ単に忙しくてそれどころじゃないからってことだろうね」

霧島「なら取るべき手は一つです。そんな忙しい司令の為に私達が司令を補佐しましょう。秘書艦です」



金剛「秘書艦デスカ?でも、勝手に押し掛けるのは……」

比叡「お姉さま、そんな弱気になってちゃダメですよ!!大丈夫、不肖ながら私達もともに参ります!!」

榛名「そうです、お姉さま!!このままだと誰かに指令を取られちゃいますよ!!いえ、そうなるぐらいなら私が司令を……!!」ボソッ

霧島「女は度胸です。そして男は押し掛け女房に弱いモノですよ。大丈夫、下地は十分にあるはずです」

金剛「うぅ……ほ、本当に迷惑じゃないカナ?」

比叡「大丈夫です!!もし私が司令ならその場で結婚を申し込むまであります!!」

榛名「……大丈夫です。きっと上手くいきます。だって、金剛お姉さまですから」ニコッ

霧島「わざわざ執務を手伝いに来てくれるのです。誰が迷惑だなんて思うでしょうか?お姉さま、あと必要なのはほんの少しの勇気です」

金剛「……分かった。明日の朝、テイトクの部屋に行ってみマース」


181以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 03:13:04.39VUX8niGf0 (2/5)



アイオワ「……何やっているの?」

提督「連絡の確認だよ」

アイオワ「余韻が台無しじゃない?」

提督「新しい連絡が来ていたんだ。すまない」

アイオワ「まあ、仕方ないけど……でも、その代わりお休みのキスをさらに要求するわ」

提督「了解したよ。……!!」

アイオワ「……どうしたの?悪い連絡?」

提督「……」

[親愛なる我が騎士へ

詳細は不明だけれど、ドイツは日本との戦争の準備をかなり進めているようだわ。もう何時日本へ宣戦布告してもおかしくない

情報によるとSilbervogelと呼ばれる計画が進んでいるとのことよ。これまた詳細は不明だけれど一種の奇襲攻撃の計画みたい

貴方は信じられないでしょうけど、でも我が英国の諜報部は世界一よ。ともかく、このことは頭に入れておいて

そして十分に気をつけること。貴方がドイツ軍の攻撃で死んだりしたら私はベルリンを廃墟に変えてしまうわ

私を魔王に変えたくないなら、死なないようにしてね

P.S. これは重要機密だけど、私達の目標は順調に達成されているわ。安心して、私を信じて待っていてね

ロンドンよりキスと愛を ウォースパイト]

提督「……銀の鳥」

アイオワ「銀の鳥?なにそれ、童話?」

提督「悪いが、話せない。だが大丈夫だ。心配しなくていい。……」ノソリ ダキッ

アイオワ「ふーん、そう。……っん。ふぅ……♪ちゅっ」ギュッ ナデナデ

提督(まさかドイツが?ありえない。そもそも、今回の戦いだって戦力がぎりぎりだったのだ)

提督(ドイツがプリンツたちを送ってくれなかったら、どうなっていたか正直わからない。そんなドイツが裏切るつもりなんて……)

提督(もしそのつもりならハワイの戦いを放っておけばよかったのだ。助けるなんて真逆の行為じゃないか)

提督(混乱していた。それに得体のしれない不安を感じる。信じられない。けど、ウォースパイトは出鱈目を言うような子じゃない)

提督(それらの悪い感情を抑え込むようにアイオワの温もりを求める。アイオワは優しく俺を抱きしめ、キスしてくれた)


182以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 03:15:24.77VUX8niGf0 (3/5)



金剛「……ごくっ」

比叡「お姉さま、いつも通りにやれば大丈夫ですって……!!」

榛名「ノックです、お姉さま……!!」

霧島「怖気吐くなどお姉さまらしくもありません。いつもの元気がどうされたのですか?」

金剛「分かってるネ……でも、迷惑そうな顔をされたらどうしようかと思うと……怖いデース……」

比叡「そんなことありませんよ……!!きっと泣いて喜ぶはずです……!!」

榛名「……榛名、参ります」コンコン

「「「!?」」」

霧島「……は、榛名?」

榛名「背中は、押しました。後はお姉さま次第です。あまり不甲斐ない姿を見せられると……幻滅しますよ?」

金剛「……!!分かったネ。ありがとう、榛名。やってやりマース……!!」

スタ スタ スタ

比叡「来た……!!来ましたよ、お姉さま……!!」

金剛「……!!」グッ

榛名「……」ギュッ

霧島「……」

アイオワ「Yes……?What`s up……?」ガチャリ

↓×1~3 提督の部屋の扉を開けたのは寝ぼけてふらふらしていて、一応シーツで体を隠してはいるが、ただ体の前で持っているだけなので胸や下腹部は隠せていても肩や脇腹、腰が丸見えで明らかに全裸なことが分かるアイオワだったことに対する金剛4姉妹の反応


183以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 03:25:43.61uk1jivC+o (1/2)

金剛:フリーズ
比叡:ナンデ!?アイオワナンデ!?
榛名:状況を察し姉妹と共に離脱を図る
霧島:状況を察し部屋に突入


184以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 07:29:38.06ajuCNv1N0 (1/1)

金剛→絶句、少しして火がついたように泣き出す
比叡→激怒、殴りかかろうとする
榛名→呆然、直後に比叡を取り押さえる
霧島→予測済み、淡々と事態の収拾を行う


185以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 07:40:10.82wBI+lUavo (1/1)

金剛・榛名・霧島は裸のアイオワがいた事で提督とアイオワが男女の関係であることすぐに察するが比叡はアイオワがどうして裸なのかわからない様子。金剛・榛名・霧島の三人が説明を求めて提督に詰め寄り修羅場の様相を呈してくる


186以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 07:51:10.224RSXqfT20 (1/2)

よし、突入して提督を問い詰めよう


187以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 10:42:52.03VUX8niGf0 (4/5)

「「「……!!」」」

比叡「……えっ、なんでアイオワがいるの?ってか服着なよ!どうして全裸なの?」

アイオワ「んー……?っ!?」ハッ

金剛「っ!!失礼しマース!!」キッ ズイッ

榛名「勝手は……勝手は榛名が許しません!!」ギリッ ズイッ

霧島「うちの金剛お姉さまという人がいながら……この落とし前、どうつけて下さるのでしょうかねぇ?」ニタァ ズイッ

アイオワ「あっ」

比叡「ひえっ!?ちょっ、皆!?」

提督「……」グッスリ

金剛「テイトク!!」バッ ドスン

提督「うげっ!?」

榛名「司令!!」スッ ギュッ

霧島「これは……」

提督「な、何だ!?アイオワ!?」

金剛「違いマース!!金剛デース!!テイトク!!いつからテイトクはアイオワとこんな関係になっていたのですか!?」ポロポロポロ

榛名「司令……榛名は……金剛お姉さまだからこそ司令を諦めても良かった……でも、これじゃ……榛名、諦められないです!!」ジッ

霧島「お姉さまだけでなく榛名まで……司令、覚悟なさってくださいね……?」ドドドドド

提督「えっ!?……!!」

提督(金剛に跳びかかられ、胸元を掴まれる。その金剛の隣に榛名が寄り添うようにして同じく俺の胸元を掴んでくる)

提督(金剛は恨めしそうな泣き顔、榛名は何かすさまじいモノを強引に抑え込んでいるかのような壮絶な表情でそれぞれ見つめてくる)

提督(その後ろには何かマズイ雰囲気を発しながら怖い微笑みを浮かべる霧島がこちらを見下していた)

比叡「ひ、ひえー!!」

アイオワ「……てへぺろ♪」バチコーン

提督(それをどうすればわからないという顔で見ながら叫び声を上げる比叡と、困ったように微笑みながらウインクし、頭をこつんとして舌を出すアイオワ)

提督「くっ……可愛いな……じゃなくて!!ど、どういう状況か説明してくれ……」



金剛「というわけデース!!」ダン

提督「そうか……」

榛名「司令は、アイオワさんとお付き合いしているのですか?」ジッ

提督「……ああ、そうなるな」

金剛&榛名「「っ!!」」ズキン

霧島「……まあ、個人の自由です。ここで司令を責めるのは筋違い。筋違いではありますが……個人的感情は抑えられそうにもありませんね」ゴゴゴゴゴ

提督「……」

比叡「ひえー……」シュン

アイオワ「……」

提督(今、俺は正座して床に座っている。その前には金剛、榛名、霧島が仁王立ちし、その後ろには悲し気な様子の比叡)

提督(少し離れた所のベッドにはアイオワがどうすればいいのか分からないと言った感じの困り顔で腰かけている)


188以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 10:46:22.62VUX8niGf0 (5/5)

金剛「……ぐすっ。ひっく……うぅ……うぁ……っ……」ボロボロボロ

榛名「榛名は……榛名は、大丈夫じゃありません……」フルフルフル

霧島「歯ぁ食いしばってもらえますか?」ゴキッ ゴキッ

アイオワ「Hey, ちょっと待ってよ!!暴力は駄目でしょ!!」

霧島「……」チラリッ

アイオワ「……」ジッ

提督(泣き出してしまう金剛に俯いて震えている榛名。霧島の迫力に一歩も引かないのはさすがアイオワと言ったところか)

提督(ともかく、どうするべきか……どうやら、金剛と榛名は俺に好意を持っているのは確定の様だ。まあ、分かっていたが)

提督(俺からは何もしていないがこの状況、俺が金剛と榛名を振ったということになっている)

提督(いつかの鹿島が思い出された。……話してしまおうか、彼女達に。だが、しかし……)

金剛「っ……テイトク、I`m sorry. 朝から押し掛けたり、混乱して騒いだりしてしまいマシタ」

榛名「っ!!」

比叡「お姉さま……」

霧島「お姉さま……っ!!」

金剛「テイトク、ずっとお慕いしていマシタ……あ、アイオワとどうかお幸せにネー……ふぐっ……」サッ

提督(……金剛は、そう俺に告げると、しかし耐えきれないといったように嗚咽を溢した。そして口元を抑える)

提督(顔を背け、涙を流しながらそうしているとまるで絵画のように美しく見えた。見惚れる)

金剛「……帰りますヨ、皆。お邪魔しマシタ、テイトク」

比叡「……お邪魔しました」

榛名「……っ」ポロポロポロ

霧島「……すいません、不遜な態度でした。失礼します、司令」

提督(立ち上がり、去ってゆく金剛。比叡は金剛を労わるように見守りつつ後に続いて立ち上がり、歩いていく)

提督(じっと俺を見つめていた榛名も金剛のように顔を背けて口元を抑えながら涙を流し、無言で立ち上がり去っていく)

提督(金剛と同じ仕草にやはり姉妹だなと思った。霧島は冷静さを取り戻したようで、謝罪の言葉を述べて姉たちの後に続く)

提督「待ってくれ」

「「「「……」」」」

提督(俺のその言葉に、全員がピタリと立ち止まる。金剛と榛名は振り返らない。比叡はこちらをちらりと伺うと、金剛に視線を向けた)

提督(霧島はこちらに向き直り、無感情な瞳で何ですかと問いているようだった。金剛と榛名の様子に俺は、覚悟を決めた。彼女たちに話す)

提督「君たちに、話さなくてはならないことがある」

↓×1~3 例の話を聞いた金剛型の反応 金剛榛名は提督Love 比叡霧島は姉妹Loveである事を踏まえて


189以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 11:20:54.97mW9SRPrqo (1/1)

「榛名は一番じゃなくても大丈夫です!」
「ハーレムの中でも、てーとくのハートを掴んで見せるねー!!」
「ここで反対してしまうと、私が悪者になってしまうじゃないですか……」
「はーれむってなんですか? 食べ物ですか?」


190以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 11:27:04.8810hyW5Ujo (1/1)

>>189+ハーレムの上位を独占(というか姉妹で囲ってしまう)しようと誓う(主に霧島が)


191以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 11:42:19.81uk1jivC+o (2/2)

>>190


192以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 12:45:01.80oBNRsT4NO (1/1)

比叡の扱いwww
正直すこ


193以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 13:38:31.394RSXqfT20 (2/2)

ええ娘たちや…


194以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/16(日) 18:46:14.58vQxXlFOf0 (1/1)

提督の精力なら囲えるだろう


195以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 16:57:29.02X2eePEjM0 (1/7)

提督「このことを踏まえて、もし君たちがそれでも俺を慕ってくれて、好きでいてくれて、このことを受け入れてくれるなら……」

提督「それなら、俺も君たちを諦めない。君たちを俺の女にする。全力で愛し、幸せにしてみせる」

「「「「……」」」」

提督(金剛と榛名は背を向けているために様子が分からない。比叡はジッと金剛を見つめている)

提督(そして霧島は軽蔑の混じった視線で俺を冷ややかに見つめている。そして視線をアイオワに移すと口を開いた)

霧島「貴方は、この話を知った上で提督と関係を持っているのですか?」

アイオワ「Yes, そうよ」

提督(霧島の問いに、シーツで体を隠しながらだが、胸を張って堂々と霧島を見つめながら答えるアイオワ)

霧島「そうですか……理解しかねますね。おかしいとは思わないのですか?」

アイオワ「思わないでもないけどね。でも、それでも私はこの人を愛しているし、この人のことなら信じられるの」チラリ パチッ

提督(そして俺の方を流し目で見て微笑みながらウインクする。その視線には信頼と愛が込められていた)

霧島「意味不明ですね。……提督、失望しました。貴方ともあろうお方がそんなことはおかしいと気がつかないのですか?」

提督「おかしいという事には気がついているさ。だが、その上での決断だ。そういう謗りを受ける覚悟もできている」

霧島「もはやこれ以上の会話は無意味ですね。では、私達はこれで失礼します。行きましょう、お姉さま方」

金剛「っ!!」クルッ スタスタスタ バッ ギュゥッ

榛名「……!!」クルッ スタスタスタ バッ ギュゥッ

比叡「こ、金剛お姉さま!?榛名!?」

霧島「なっ!?正気ですか!?」

提督(一瞬でこちらを振り向き、左右からそれぞれ抱き付いてくる金剛と榛名。それを見て驚愕の表情を浮かべる比叡と霧島)

提督「っ!!……いいのか?」

榛名「榛名は!!司令が愛してくれるのなら!!一番じゃなくても大丈夫です!!」カァッ ジッ

金剛「……ハーレムの中でも、テイトクのハートを掴んで見せるネー!!」ジッ ニコッ

提督(榛名は、頬を赤らめ、俺を食い入るように見つめている。その瞳は極度の興奮からか瞳孔ガン開きだった。狂喜しているようだ)

提督(正直ちょっと怖かったが、あのお淑やかで人を立てる大和撫子の鏡といえる榛名にそこまで思われていたのは嬉しく、誇らしかった)

提督(一方の金剛は、今にも壊れそうな透明な笑顔を浮かべていた。壮絶な葛藤を経て、大切なもの以外のすべてを諦めた結果と言った感じだ)

提督(一目瞭然な空元気。だがその代わり、その残した大切なものだけは何があっても譲らないという覚悟と信念に満ちた光をその目に宿している)

提督「ありがとう……君たちの想いと覚悟には必ず報いてみせるよ」ギュッ

霧島「お姉さま!!榛名!!」

金剛「いいのデース、霧島!!私は、提督を愛していマース!!……確かにちょっとおかしいかもしれないけど、でもテイトクは嘘を吐きまセン」


196以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:06:44.49X2eePEjM0 (2/7)

霧島「っ!!」

金剛「ずっと提督と一緒に戦ってきマシタ。提督が悪い人じゃないと知ってマース。ワタシの気持ちに必ず応えてくれるネ」

霧島「……。でも、こんなのってありませんよ……」

榛名「霧島、榛名の気持ちは榛名だけの物です。心配してくれるのはありがたいですが、榛名が誰を愛してどうするかは榛名が決めます」

榛名「普通じゃなくてもいいんです。幸せの形は人それぞれですから。だからこそ、人の幸せを自分の価値観で邪魔してはいけないでしょう?」

霧島「……それによっていろんなことが起きるはずです。いい事ばかりとは思えません。その覚悟はあるのですか?」

金剛&榛名「「もちろんデース(です)」」

霧島「……はぁ。ここで反対してしまうと、私が悪者になってしまうじゃないですか……けど、司令」

提督(霧島は頭痛がするといったように頭に手を添え、目を閉じて少し考えてから嘆息し、そう呟き、俺を呼ぶ)

提督「なんだい?」

霧島「私の大切な金剛お姉さまと榛名、悲しませたりしたら……冗談ではなくそのお命頂戴いたしますからね?」ギロリ

提督(眼鏡越しに霧島の迫力に満ちた瞳に睨みつけられる。蛇に睨まれた蛙になりそうだったが、なんとか耐えて答えた)

提督「分かった。そんなことはしないと誓う」

霧島「……貴方を信じましょう、司令」

提督(暫く俺を値踏みするように見つめてから、威圧感を引っ込めてそう言った。何とか認めてもらえたようだな)

比叡「ちょっと待ってくださいよ!!何ですかソレ?え?はーれむってなんですか?食べ物ですか?」

提督「比叡……」

比叡「ちゃんちゃらおかしいですよね?そんな事。そんな事……絶対におかしい!!誰が何と言おうと認められるものじゃない!!」ドンッ ギロリ

提督「っ!!」

提督(比叡は脚を踏み鳴らし俺を射抜くような視線で睨みつける。いつもの比叡から恐ろしい戦艦娘、『比叡』へと変わっていた)

提督(比叡は普段アホの子っぽい。だが、実はあの長門や陸奥に並んで人気が高く、帝国海軍の象徴と言っても過言が無いほどの存在だ)

提督(やんごとなきお方にもたいそう期待されており、本気を出した比叡の恐ろしさは古参なら誰もが知っている)

提督(そんな比叡が発する威圧感は凄まじい。あの大和や長門でさえもこれほどの貫禄は無いし、キレた鳳翔さんとタメが張れそうだった)

榛名「ひ、比叡お姉さま、榛名は」オズオズ

比叡「榛名!!確かに貴女のいう事も分かるけどね、けど大切な妹が悪い男に引っかかりそうになっているのをみすみす見逃すことはできない!!」ギロリ

榛名「っ……」ビクッ

比叡「道を正すのも姉の役目!!こんな事、道徳的に考えて間違っているよ!!司令、貴方がそんな人だとは思わなかった!!」キッ

提督「……かえす言葉もない」

比叡「もう二度と私の大切な金剛お姉さまと榛名を誑かさないで!!それと、その呆れたハーレムも即刻解散しなさい!!」


197以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:18:00.93X2eePEjM0 (3/7)

提督「それは、できない」ジッ

比叡「……司令、私と貴方は知らない仲じゃない。だからこそその程度で済ませてあげようとしているの」

比叡「それなのに、私が差し伸べた手を無下に払うというのなら……覚悟できてるんでしょうね?」

提督「ああ、もちろんだ」

比叡「……」ブワッ

提督「っ……」タラリ

提督(比叡の髪が逆立つ。比叡の中で俺が本格的に敵と認識されていくのが分かった。今まで比叡と対峙してきた全ての敵を尊敬する)

提督(これよりさらにひどい戦いの……殺し合いの時の比叡と対峙して恐れに動けなくなったり逃げ出したりしないのだからな)

提督(もしアイオワや金剛、榛名がいなかったら俺は威厳を保っていられなかっただろう。そう分かる程の迫力)

金剛「……比叡」スッ

提督(その状況を打破したのは金剛だった。するりと俺から離れ、臆することなく比叡へと向かっていく)

金剛「……」ダキッ ギュッ

比叡「っ!!金剛……お姉さま……」タジッ

金剛「比叡、ワタシの大切な妹。どうかワタシの話を聞いてくだサイ」ボソボソ

比叡「ぁ……話……」ドキン

提督(そこから始まったのは、金剛による比叡の説得……いや、洗脳だった。比叡の正論に対して、金剛は持てるすべてを発揮して比叡の意志を溶かしていく)

提督(比叡を胸に抱き、頭を撫で、髪を梳き、耳元で甘い声音で囁き、語りかける。懇願する。命令する)

提督(比叡の弱点であるちょっと怪しいぐらい敬愛する姉、金剛からの精神攻撃に、それでも暫く耐えていた。だが、比叡に勝ち目はない)

金剛「いいデスネ、比叡?テイトクなら何も心配する事はありまセン。だからもう二度とそんなことを言ってはいけませんヨ?」ササヤキ

比叡「わ、わかりましたぁ……私も、司令を信じることにします……」ピクンピクン

金剛「フフッいい妹ですネ、比叡は。ワタシの、大切な妹デース」ナデナデ

比叡「お姉さまぁ……」

提督「……比叡」

比叡「っ……ちゃんと、信じますよ。信じていますからね、司令。だから……お姉さまと榛名をよろしくお願いします」ジッ

提督「……ああ、任せてくれ」

提督(色っぽい蕩けた表情で渋々といった様子だが俺への信頼を口にする。その瞳には霧島と同じものが込められていた)

提督(だが、その頬は紅潮していて先ほどの迫力は形なしだった。というか、比叡の疑惑がさらに深まるな……)

提督(そして金剛の手腕にも舌を巻いた。もはや恐怖すら覚える……さすがは帝国海軍最古参の戦艦娘。その実力はやはりトップクラスだ)

提督(もし金剛が俺に惚れていなかったら、あの時の尋問はああもすんなりいったりしなかっただろうな)

提督「とりあえず、もう朝だ。この話はまた後でだ。各自部屋に戻って今日の準備をすること」


198以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:22:09.15X2eePEjM0 (4/7)

榛名「提督。実は今日、榛名達は提督の執務を助けるために来たんです。もしよろしければお手伝いさせていただけませんか?」

金剛「Yes, いろいろありましたケド、もともとそのつもりデシタ。どうですか、テイトク?何かお手伝いできることはありマスカ?」

比叡「……任務に私情は挟みませんよ。司令のことは上官としては心から信頼していますから」

霧島「どうぞ司令、ご命令を」

提督「そうか、分かった。ありがとう、金剛、比叡、榛名、霧島」

提督(彼女たちに仕事を割り当てていく。話をしていたせいで少し遅くなってしまったが、これでむしろ余裕ができたな)

アイオワ「何というか……アナタって本当にジゴロって奴なのね。こんなにたくさんの女の子から好かれて」

提督「ありがたい事だよ。さて、君もシャワーを浴びて部屋に戻らなくてはいけないだろう?」

アイオワ「ええ、そうね」

提督(予期せぬ修羅場だし、かなり危ないところだったが何とかなった。さて、気持ちを切り替えてすべきことをするとしよう)



提督「よし、ではそのように頼む」

瑞鶴「ん、了解。任せて」

プリンツ「……あ、アトミラールさん!!ズイカク!!」ニコッ フリフリ

提督(廊下の向こうから呼びかけてきたのはプリンツだった。笑顔で元気いっぱいに手を振っている)

提督「おお、プリンツ!!君と話をしなくてはならないと思っていたんだ」ニコッ

瑞鶴「プリンツ!!ドイツに帰るんだってね」ニコッ

プリンツ「Ja, こっちの戦況も落ち着きましたし、ヨーロッパの海は依然厳しい戦況なんですよ」

提督「さみしくなる。明日の朝東京に戻るんだったな」

瑞鶴「連絡行ってるよね?今夜、送別会があるから楽しみにしてて」ニコッ

プリンツ「はい、楽しみです♪」

提督「忙しくて会えてなかったからな……今ここでも言わせてくれ。今回の戦い、君たちドイツの援軍がいてくれなかったら勝てていたかわからない」

プリンツ「そんな!!私達は少しお手伝いしただけですよ。私たちがいなくてもきっと皆さんならやり遂げていました」

提督「いや、ぎりぎりの戦力しか残っていなかったんだ。君たちの存在ほど心強いモノは無かったよ」

瑞鶴「そうだよ!!プリンツたちがいてくれて本当に助かった。私からも改めて言わせてもらうね?本当にありがとうございました」ペコリ

プリンツ「あぅ……そういわれると照れちゃいます……Bitte schön……///」モジモジ

提督(頬を赤くして、はにかみながらもじもじと体を揺らし、指先をツンツンする。照れているプリンツの姿は可愛らしかった)

提督「何か私から個人的に感謝の品を送ろうと思っているんだが……ん?連絡が入ったな。失礼」ピロリン


199以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:25:09.44X2eePEjM0 (5/7)

提督(携帯端末が新たな情報の受信を伝えてくる。一体何だろうか?断りを入れて確認してみる。緊急の案件かも知れないからな)

プリンツ「本当ですか!?うわぁ~楽しみだなぁ♪アトミラールさんから贈り物!!一体何だろう?」

提督「……!!瑞鶴!!」パァッ

提督(プリンツとの会話の途中だったが、その情報の内容に驚き、喜び、笑顔で瑞鶴に呼びかけることを我慢できない)

瑞鶴「えっ!?な、何?どうしたの?」

提督「翔鶴の目が覚めた!!」

プリンツ「えぇ!?本当ですか!?」

瑞鶴「……嘘、本当?」

提督(そう伝える。プリンツは驚き、瑞鶴は信じられないといったように俺を見つめながら恐る恐る確認してくる)

提督「嘘でそんなことを言うものか!!」

プリンツ「よかった……!!心配していたんです。戦争とは言え、戦友が先に逝くのは耐えがたいですから」

提督「ああ、本当に良かった……!!本当に……!!」ギュッ

提督(プリンツの喜びの言葉に、俺は同意する。無意識に手を握りしめていた。本当に、こんなに嬉しい事は無い)

瑞鶴「……っ、翔鶴姉……良かった……本当に良かった……!!」ペタン ポロポロポロ

提督(瑞鶴は、今まで張りつめていた弦がようやく緩められたようだった。その場に力なく崩れ落ち、涙を流す)

提督「こうしてはいられない!!幸い、今日で一区切りつく!!翔鶴の所へ行こう!!」

プリンツ「えっ!?」

瑞鶴「ぐすっ……うん……!!あ、で、でも……行ってもいいの?」

提督(俺の言葉になぜかプリンツがフリーズし、驚愕した。涙を流しながら微笑み、同意した瑞鶴はしかし、行ってもいいのかと確認してくる)

提督「俺が手続きする。君の姉だ、誰も文句は言うまいよ。俺も休暇が溜まっているし、向こうですることもある。多少前倒しにしても問題ない」

瑞鶴「提督さん……ありがとう……!!」スクッ ヒシッ

プリンツ「ちょっと待ってください!!」

提督「っ!?ど、どうした?」ビクッ

瑞鶴「……?」キョトン

提督(感極まったように顔を綻ばせ、俺に抱き付いてきた瑞鶴。そこで、プリンツが大声を上げた)

プリンツ「あっ……!?その、すいません……大きな声を出して……翔鶴さんの所へ行くという事は、東京に行くんですよね?」

提督(プリンツはそう謝り、確認を取ってきた。なぜだろうか?とても焦っているようだった)

提督「そ、そうだが……?」

プリンツ「……!!そうですよね、わかりました。なら一度向こうでお会いできませんか?」

提督「それは構わないが……どうしたんだ?」


200以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:30:49.84X2eePEjM0 (6/7)

プリンツ「いえ、その……せっかくなんで東京を案内してもらおうかと。対深海棲艦戦争の時約束したけれど、結局少ししか行けなかったじゃないですか」

プリンツ「こんな時にって気もしますけど、もう一度東京に来られるかは分からないので……ダメですか?」

提督(申し訳なさそうにそう言ってくるプリンツ。そうか……そうだな。窮地を救ってくれたプリンツの願いだ。無下にはできない)

提督「分かった。なら、そうだな……君は明日東京に戻って一週間後にはドイツへ帰国だったな」

プリンツ「!!はい♪」ニコッ

提督(プリンツと予定を決める。プリンツはとても嬉しそうにしていた。そう喜んでもらえるのは光栄だな)

提督「では、そういうことで頼む」

プリンツ「Jawohl, Herr Admiral!!それじゃあ私はもう行きますね。また後でです、アトミラールさん、ズイカク!!」フリフリ

提督「ああ、またな」フリフリ

瑞鶴「うん、またね」フリフリ

提督(プリンツを見送る。そして瑞鶴と二人きりになった瞬間、離れていた瑞鶴が再び俺の胸に飛び込んできた)

瑞鶴「翔鶴姉の目が覚めて、本当に良かった……!!」ギュゥゥ

提督「ああ、本当に良かった……!!」ギュッ ナデナデ

提督(その後、しばらくの間瑞鶴を抱きしめ、頭を撫で、翔鶴の目が覚めた喜びを二人で分かち合っていたのだった)



如月「……ひっく」

睦月「如月ちゃん、悪く酔ってるにゃしぃ……」

皐月「インド洋から転戦するぐらいからなんか様子がおかしいよね。プリンツの送別会の時も戦勝会の時も飲みまくってたし」

睦月「あの時は周りの目があったから最低限のセーブはしてたけど、今日は駆逐艦娘と香取さんと鹿島さんしかいないからにゃー」

叢雲「何?何の話かしら?」

漣「あーきさらぎんの話?やっぱちょっとおかしいよね」

神風「何か悩みがあるのなら相談に乗れないかしら?」

秋月「微力ながらこの秋月、如月先輩の助けになれれば幸いです!!」

夕雲「そうね、大事な先輩ですもの」

陽炎「それにしても一体どうしたのかしら?」

時雨「どうして如月があんなに悩んでいるのか心当たりのある人はいるかい?」

朝潮「ありません……」

若葉「ないな」

暁「直接聞いてみるしかないわね……」

睦月「……よし!!じゃあ睦月が聞いてみるにゃー!!すごく酔ってる今ならガードも緩いはず!!……如月ちゃーん!!」

如月「ひっく……むつきちゃん……あによぅ……わたしを……ほうっておいて……」


201以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:34:55.05X2eePEjM0 (7/7)

睦月「そんなこと言わないでよー。一体どうしたにゃしぃ?全然如月ちゃんらしくないよ?」

如月「どうしたの……?ふふっ、どうしたの、ね……わたしはね、むつきちゃん……まけいぬになりさがったのよ……」

睦月「負け犬?どういうことなの?」

如月「ごくごくごくっ!!ぷはっ!!」

睦月「如月ちゃん!?ちょっ!?一気飲みは駄目だよ!!」

如月「まけいぬはまけいぬよ!!」クワッ

「「「「!?」」」」ザワッ

睦月「如月ちゃん!?」

如月「しれいかん……しれいかぁん……うわぁああああん!!あぁあああああん」ボロボロボロ

鹿島「如月ちゃん!?どうしたの!?」

如月「わたしのしれいかんがぁ……どこかのどろぼうねこにぃ……うぅ……ふぐぅ……!!」

「「「「!!」」」」

鹿島「あっ……」

第六駆逐隊「「「「あっ……」」」」

睦月「……。えっ……司令官が……」

皐月「あー……なるほどね……」

文月「……えっ?皐月ちゃん?」

皐月「っ……文月……」

如月「……!!」グリン ギロリ

皐月「ひっ!?」

如月「まさか……まさかあなたなの……さつき……?」

「「「「……!!」」」」ザワッ

暁「……聞いてる?」ボソッ

響「いや、聞いてない」ボソッ

皐月「あ、いや……その……」メソラシ

如月「そう……さつき……あなただったんだぁ……うふっ……しれいかんとおとななかんけいのこいびとはぁ……」

「「「「!!??」」」」ピキッ

鹿島「えっ……」

鹿島(皐月ちゃん……?提督さんは響ちゃんと……えっ?えっ?どういうこと……?)

皐月「い、いや……その……」カァッ オロオロ

↓×1~3 提督と皐月がそういう関係らしいぞという事を知った駆逐艦娘達の反応


202以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:40:05.88Rlc7i6klo (1/1)

最後までしたのと詰め寄る


203以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 17:40:54.49YpB1GZq8o (1/1)

六駆が怪しすぎで速バレする


204以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/17(月) 18:34:19.57SbnCi07po (1/1)

一部の駆逐艦娘にとっては聞き捨てならない。特に時雨が提督に対する依存度が高く居ても立ってもいられなくなり提督を探して問いただそうとその場を離脱する


205以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 02:05:12.28D4iZrzQ40 (1/2)

てっきり皆に「かわいいね!」責めされるものかと


206以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 15:23:57.10X5pNXTpz0 (1/5)

霞「っ!!本当に……!?本当に最後まで(エッチ的な意味で)したの……!?」ギリッ

曙「そうよ!!教えなさいよ!!」ダンッ

夕立「うん、さっさと言うっぽい」ジッ

皐月「ちょっ!?ま、待ってよ!!皆なんか怖いよ……!?」

満潮「いいから質問に答えればいいのよ。早く答えなさい」

磯風「そうだな。そうしてくれれば面倒なことにならず、こちらとしても助かる」

夕雲「大丈夫、皐月先輩。大丈夫だから言ってください。ね?」

皐月「うぅ……し……したよ……(キスを)」

島風「お゛ぅっ!?」

朝雲「し、したんだ……(エッチを)!!」

春雨「ど、どうでしたか……?」

皐月「どうって……もうわけわかんなかった……頭の中蕩けちゃって……体が凄く熱くなって……ジンジンした……」

「「「「……」」」」

荒潮「あらぁ~……」

天津風「……う、嘘よ!!そんなの嘘!!絶対に認めないんだからぁ!!」

卯月「さ、皐月……まじぴょん?」

初月「……僕はまだ信じないぞ」

皐月「な、何だよ!!話せっていうから話したのに!!嘘じゃないからな!!」

村雨「ふーん……そうなんだ……」

萩風「皐月が……司令とね……」

黒潮「……はっ!!あかん、鼻血でてもうた……!!」タラリ

秋雲「あ、アイデアが……次の新刊はNTRモノでいこう……!!」

潮「……っ」ジワァ ポロポロ

親潮「……」ジワァ ギュッ

浜風「まさか……いや、そんな……」

霞「あのクズ……!!なに皐月に手だしてるのよ……!!」

曙「クソ提督……!!なんで皐月なのよ……!!」

時雨「……皐月」ポンッ

皐月「な、何……?」

時雨「おめでとう」ハイライトオフ ニコッ ギリギリ

浦風「お祝いするけんのう。じゃけん楽しみにしとれよ?」ガシッ ギュゥ ニタァ

皐月「痛い痛い!!絶対祝ってない!!ボクをどうするつもり!?」


207以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 15:25:39.47X5pNXTpz0 (2/5)

早霜「完全に想定外だったわ……」

清霜「そんな……ずるいじゃん……」

夕立「ちょっと提督さんの所行ってくるっぽい」ドクン ドクン

嵐「いや、今東京戻ってるから……」

ワーギャー

ガチャリ スタ スタ

鹿島「……」フラフラ

香取「あら、鹿島?どこ行くの?飲み物の追加は持って来たわよ?」ガラガラ

鹿島「……ちょっと外の空気吸ってくる」

香取「え、ええ……大丈夫?」

鹿島「大丈夫」

香取「そう……」

鹿島「……」

スタ スタ スタ

ガチャリ

トコ トコ トコ バスッ ギシッ

鹿島「……」

提督『くっ!!っ!?な、何だ!?』パンパンパン

響『んあぁっ!!っ!?だ、誰!?』ズッチュズッチュズッチュ

提督『君の気持ちは嬉しい。本当だ。だが、俺は響のことを愛しているんだ。すまない……申し訳ないが、考え直すつもりは無い』

提督『鹿島、どうか俺と響の関係をを認めてくれ。遊びじゃないんだ。本気だ。だから、もし認められないと言うのであっても……』

提督『せめて、俺たちのことは放っておいてくれないか?頼む、鹿島』ペコリ

霞『っ!!本当に……!?本当に最後までしたの……!?』ギリッ

皐月『うぅ……し……したよ……』

皐月『どうって……もうわけわかんなかった……頭の中蕩けちゃって……体が凄く熱くなって……ジンジンした……』

鹿島「……」

↓×1~3 鹿島の心境と行動


208以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 15:30:27.565BfPaHsvO (1/1)

皐月の話の真偽は定かではなくとも、提督が複数の艦娘と関係を持っているだろうことは想像がつく
自分も提督を諦めたくないので直談判する
如月と皐月のフォローもする為2人も同伴させる


209以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 15:44:47.84H+8If3/Bo (1/1)




210以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 16:08:01.75CcaFNlMiO (1/1)

いっそ艦隊大ハーレムに加わるため提督の手伝いをする


211以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 18:31:12.15X5pNXTpz0 (3/5)

鹿島(提督さんは、響ちゃんと別れたの?いや、絶対違う。だって響ちゃんにそんな様子は無かった。じゃあ……)

鹿島(じゃあ提督さんは、恋人以外の女の子とも関係を持っているの……?思い返せば……心当たりはある)



鹿島《さて、この報告書を提出すれば今日は終わり。あれ?ドアが少し開いてる。……!!》ピタッ チラッ

愛宕『うふっ♪』ダキッ

提督『愛宕、後頭部に当たってるんだが?』

愛宕『当ててるんですよ』

提督『まったく……しょうがない奴め』

愛宕『あら、酷い言いぐさ』

鹿島『……失礼します。報告書の提出に参りました』

提督『ああ、鹿島。ありがとう。ほら愛宕、じゃれつくのもいい加減にして秘書艦としての仕事をするんだ』

愛宕『はぁい』



鹿島《厨房点検のためとはいえ、食堂が空いてないと不便だな……どうしよう……あ、提督さんと長門さん》

長門『よし、では今日は私が手料理を振舞おう』

提督『おお、それはありがたいな。君の料理は美味しいからな。今度はなんだ?』

長門『ふふっ、それはお楽しみだ。だがまあ、期待してくれ。きっと貴方を満足させて見せる』

提督『なるほど、では楽しみにしているよ』

鹿島『……!!』



鹿島(ちょっと仲良さすぎるぐらいの提督さんと愛宕さんのやり取り。何度も手料理を振舞っている風な長門さんの物言い)

鹿島(普通の友達って感じじゃなかった。もしかしたら……いや、きっとそう。提督は……長門さんたちとも……!!)

鹿島(酷い人だ。浮気男だ。最低。そんな人だとは思わなかった。失望した。軽蔑する。嫌いだ。……っ)ザワザワ

鹿島(そのはずなのに……そう思うと心がざわざわする。気分が悪い。胸が締め付けられる)


212以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 18:38:40.05X5pNXTpz0 (4/5)

鹿島「……」

鹿島(提督さんを思い浮かべる。すらりと高い背、長い足。鍛えられた体は引き締まっていて、いい感じにスリム)

鹿島(整った顔立ちはとても真面目で誠実そうで、イケメンだ。特に凛とした目元がいい。制帽を被っていると本当に似合っている。すごくかっこいい)

鹿島(凛々しくて、とても頼りがいがあって、優しい。けど厳しいところは厳しい人。でもそれは、相手のことを思ってくれているから)

鹿島(性格も外見も完璧な人。そんな理想の人と思っていた。でも、実際は女の子にだらしない軽蔑するべき人。酷い男。女の敵)

鹿島(私は今、提督さんと向かい合って立っている。見つめ合っている。私達は二人きりだ)

鹿島「……すき」キュン

鹿島(心が、踊った。胸の中が暖かいもので満たされる。どきどきする。私達は抱き合って、唇を重ねる)

鹿島「すき。すき。すき。……すき」ポロポロポロ

鹿島(ああ、おかしい。涙が出る。どうしてこんなに嬉しいの?満たされるの?幸せなの?提督さんは酷い人なのに)

鹿島(想像しただけで幸せになって、そして一気に悲しくなる。切なくなる。この幸せな妄想が現実だったらいいのに)

鹿島(片手を胸にあてる。心臓の鼓動はそうしなくても分かるぐらいに早く強かった。ああ、そうか。私はもう片方の手で口を覆う)

鹿島「私、もう手遅れなぐらいにあの人がすきなんだ……」ツゥー

鹿島(……提督さんと話をしよう。どうしてそんなことをしたのか。分かった。きっとこの戦争のせいだ)

鹿島(厳しい戦況のストレスが提督を狂わせたんだ。だって、あの時はああも一途な人だったもの)

鹿島(おかしくなってしまった提督を、私が正気に戻らせてあげる。そのためにも、直接会って話をしないと)

鹿島(そしてきっと今度は、私が提督を心身ともに支えるんだ。絶対諦めない。もう諦められない)

鹿島(ああ、そうだ。あと如月ちゃんと皐月ちゃんのこともちゃんと話をつけてあげなくちゃ。一緒に連れて行って話をしよう)

鹿島「提督さん……待っててね」


213以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 20:54:44.91H6SI1E0mO (1/1)

鹿島いい女過ぎる…
すまんな、本当にすまん


214以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 21:10:06.77X5pNXTpz0 (5/5)



陽炎「何よ、キスしかしてないんじゃない」

天津風「ああ、よかった……!!本当によかった……!!」

不知火「まあ、そんな事だろうと思ってました」

時雨「もう……紛らわしいよ、皐月は」

皐月「なんでボクのせいみたいになってるんだよ!!皆がエロいのが悪いんだろ!?」

村雨「でもあの言い方は誤解を招いても仕方ないと思う」

浦風「そうじゃ。うちらは悪くないけんね」

皐月「絶対にボクのせいじゃない!!謝らないからね!!」

暁「……みんな最初の誤解が衝撃的過ぎて、キスしたってことがそうでもないように感じているみたい」

響「そうだね。でも、時間が経って冷静になったら皆気がつくんじゃないかな?」

雷「そうなったら提督のことが好きな子たちは皆、きっと焦って強硬手段に出るようになるわ。あの時の私みたいに」

電「でも電たちにはどうしようもないのです。できるのは司令官にこのことを伝えることぐらいなのです」

暁「そうね。とりあえず報告しましょう。後は司令官と……皆次第だわ」



提督(はやる気持ちを抑えて翔鶴の病室へ向かう。病院では走るの禁止とはいえ、早歩きになる事を抑えられなかった)

提督「翔鶴!!」

瑞鶴「翔鶴姉!!」

翔鶴「あっ提督、瑞鶴……」ニコッ

テスト「ようやく来たみたいね」

提督(俺と瑞鶴が翔鶴の病室に着くと、柔らかい微笑みを浮かべる翔鶴と付き添っていたテストが俺たちを迎える)

瑞鶴「っ!!」バッ ダキッ ギュゥゥゥゥ

翔鶴「きゃっ。……瑞鶴」ナデナデ

瑞鶴「うぅ……ぐすっ……うぁああ……!!」ボロボロ

翔鶴「よしよし。ごめんね、一人にして」

提督(ベッドの上で上体を起こしていた翔鶴に抱き付き、顔を翔鶴のお腹に埋め押し殺したような泣き声を上げる瑞鶴)

提督(そんな瑞鶴を慈愛顔で見つめ、優しく頭を撫でる翔鶴。暫く二人にしてあげるべきだろうな)

提督「……」コクリ

テスト「……」コクリ

提督(テストとアイコンタクトを取り、二人で病室を静かに出る。そしてラウンジでテストにカフェオレを買い、俺はお茶を買う)

提督「翔鶴のことを看ていてくれてありがとう、テスト」

テスト「頼まれたからね」

提督(テストは髪を茶に染め、伊達眼鏡をかけて変装している。あの後、俺はテストを自宅に匿った)

提督(安全の為でもあるし、彼女にも落ち着ける時間が必要だったのだ。そんな彼女に、俺は翔鶴のことを頼んだ)

提督(変装は完璧。時間は十分あるし、テストは日本語を話せる。問題は無かった。俺がハワイで戦っていた一月半、テストはずっと翔鶴の様子を見ていてくれたのだ)

↓×1~3 テストの現在の心境


215以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 21:49:52.70fuc+nxNF0 (1/1)

提督の愛するものは自分の愛するもの。この身は全て提督のものであり、彼と彼の愛するものに尽くす事こそ最上の悦びである。


216以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 22:13:08.21MzRDStmZo (1/1)

テストには艦娘として誇りや国家のために戦っていたことがとても昔のように感じられる。今はただ提督のそばで安らぎを感じていたい


217以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 22:17:36.97D4iZrzQ40 (2/2)

216


218以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/18(火) 22:18:03.408qpkZzpdo (1/1)

>>216


219以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 02:09:52.95lwthThme0 (1/11)

提督「調子はどうだ?」

テスト「調子?Très bien. こうして話すのはあの時ぶり。……どうもこの口調はなれません」

テスト「周りに誰もいませんし、口調を戻してもいいですよね?ともかく、貴方が私を一人で日本行きの飛行機に乗せた時ぶりです」

提督「ああ、問題ない。あの時はすまなかった……だが君なら大丈夫だと信じていた」

テスト「まあ、そうですね。でもあの時の心細さったらなかったです」

提督「すまない……」

テスト「もういいです。済んだことですから。それで?貴方はいつまで私を待たせるのですか?」スッ

提督(そう言うとテストは両手を伸ばして抱き締めてのポーズをとった。俺は迷うことなくテストを抱きしめる)

テスト「んっ……」ギュッ

提督「……愛している」ギュッ ナデナデ

テスト「私もです……貴方の家で暮らしながら、いろいろ考えました」

提督「!!」

テスト「艦娘として誇りや国家の為に戦っていたことがとても昔のようです。どうやら私の幸せはあの頃とは変わったみたいですね」

提督「何が今の君の幸せなんだ?」

テスト「何だと思いますか?当ててみてください」

提督「そうだな……のんびりと過ごすことかな」

テスト「違います。今の私は、ただ提督のそばでこうしていることが幸せなのです。こうしていると、心がとても安らぐ」

提督「テスト……」

テスト「ずっとこうしていたいです。貴方のそばでこの安らぎを感じていたい。今はただ、それだけです」ギュゥ スリスリ

提督(テストは甘えるように俺に頬を擦り寄せる。強い信頼と愛情を感じた。そして顔を上げると俺を見つめる)

テスト「……」ジッ

提督(テストが少しだけ口を開く。艶めかしい唇に吸い寄せられそうだ。テストは明らかにキスをねだっている)

提督(俺は、テストと一線を越えてはいない。だが、ある意味それよりももっと深刻な事をしている)

提督(俺は愛を囁いてテストにフランスを捨てさせた。それはやはり、そうする前にあのことを話すべきだった事柄だろう)

提督(後出しでこの話をしたらテストがどう反応するか分からない。だが、それでも隠し通すわけにはいかない)

提督「テスト、君に話さなくてはならないことがある」

テスト「……何でしょうか?」

提督(俺の様子にテストもあまり良くないものを感じ取ったようだった。少し硬い声でそう聞いてくる。俺は、テストにそれを話し始めた)

↓×1~3 例の話を聞いたテストの反応


220以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 06:21:15.76pIfixV4c0 (1/2)

かつて提督の指揮下だった際も彼はモテていたため、若干の予想はしていたが後出しの事実も含めショックを受ける
同時に提督への想いも一層強まる

しかし「永遠に愛し続ける」の言葉に嘘偽りはないと思ってはいるが
艤装を失い変装をしている今、他の艦娘と対等に愛してくれるのか不安

・現在のアイオワのような待遇
・艤装の再開発および元の姿に戻ること
・鎮守府で愛し合うこと
以上を条件に不問にすると告げる


221以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 06:33:17.87c6DM4n410 (1/1)




222以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 06:33:53.14CQNLsLtEO (1/2)

222


223以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 06:35:12.85CQNLsLtEO (2/2)

ありゃ違った220だ


224以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 07:59:08.62lwthThme0 (2/11)

テスト「……!!」ヨロッ

提督(テストはショックを受けたようだった。顔を青くして少しよろめきながら後ずさり、壁に寄りかかる)

提督(虚空を見つめ、手で口と胸元を抑えながら信じられないといったように顔を歪めていた)

テスト「……貴方は、モテましたから。多少はそういうこともあるかもとは思っていました。でも……でも、これは予想以上です……」

テスト「フランスでは不倫は不道徳ではありません……それでもこれほどのことは……信じられません……っ!!」ギリッ バッ ダキッ

提督「っ!!」

テスト「貴方を他の女にとられたくありません……!!それほど愛しているんです……!!」ギュゥゥ

提督「テスト……受け入れてくれるかい……?」ギュッ ナデナデ

テスト「そうしないと、貴方は私を愛してはくれないのでしょう……!?」ジロリ

提督「いや、そんなことは無い。ただ、一緒にはなれないだけだ」

テスト「そんなのは愛されていないのと一緒です!!っ、失礼……提督、フランスでは愛する二人はずっと一緒に居なくてはなりません」

テスト「遠距離恋愛などありえないのです。そんなことになれば、破局するか浮気するかのどちらかになります」

提督「そ、そうなのか……」

テスト「提督、受け入れてあげますから、私を貴方の近くに置きなさい。フランス語は世界の共通語、学んで損はありません」

テスト「あのAméricaineのように私を扱いなさい。そして……私の艤装を返して。貴方の為にまた戦場に戻りましょう」

テスト「コマンダン・テストへ戻る時が来たのです。裏切り者と謗られる覚悟はできています」

提督「っ!?テスト、いくら何でもそれは……そんなことをしたら君は暗殺されるかもしれない」

テスト「暗殺などされるものですか……!!いいから黙って私の言う通りにしなさい……!!」

提督「それに、外交的な問題もある。もしそうしたらイタリアやドイツに対してどう説明すればいい?」

テスト「っ……」

提督「テスト……君を一緒に連れていくし、アイオワのような待遇を約束する。だが、君をコマンダン・テストにもどすことだけは無理だ」

テスト「……」ウルッ ホロリ

提督「すまない……」

テスト「……貴方は、私を永遠に愛すると言いました。その言葉を疑いはしません。疑いはしませんが……」ギュッ

テスト「他の子たちと対等に扱ってくれるのか不安です。なんだかんだ言って彼女達を優先するのではないですか?」

テスト「彼女たちは命を懸けて戦っているのです。後方でこそこそしている私よりも、重んじられて当然ですもの」

提督(もしかして、あの子もこんな心境だったのだろうか?だから戦場へ戻ったのだろうか?)

提督(そんなことはない。と言いたいが、確かにそうなった場合、俺は命を賭して戦っている子を優先するだろう)

提督(そしてそれを受けてテストは愛されていないと感じてしまう。もちろんそんなことは無いが、理屈では納得できないのが女心なのだろう)

提督(テストは安心したいのだ。愛されているという自覚が欲しいに違いない。だが、テストの希望には応えられない。俺は……)

↓×1~3 提督の提案


225以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 08:29:20.69JO/Gd/jn0 (1/1)

かつて(深海棲艦との戦いのころ)結ばれたテストの受け渡しに関するフランスとの条約がまだ切れていない(他の海外の艦娘も同様)ため、それを利用して堂々と戦列に加える


226以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 08:36:12.39eKTVIzP4o (1/1)

Hで愛をわかってもらうしかない


227以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 09:45:30.21O+6k7D0sO (1/1)

>>225


228以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 09:48:12.18pIfixV4c0 (2/2)

体に教え込むしかない
体をかき抱いてディープキス


229以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 14:57:11.01PnbxQgQpO (1/1)

ゼンガー(シルバーフォーゲル):言わば「大陸間弾道爆撃機」とも言うべき爆撃機。 一旦宇宙空間に飛び出した後、大気の層の上を飛び跳ねるように飛行してアメリカ上空に到達、爆撃を行うという計画であった。 XB-70をある意味数十年早く先取りした。 後の弾道ミサイルにつながる発想といえば決して間違ってはいないのだが。

らしい。これは…


230以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 17:45:41.36lwthThme0 (3/11)

提督「テスト……」ダキッ ギュッ

テスト「……!!」

提督(俺はテストを抱きしめる。悲しそうなテストの瞳に、気がついたらそうしていた。本当はこの子の希望を叶えてやりたい)

提督(だが、それはどう頑張っても本当に不可能なのだ。仮にテストを戦列に加えようとしようとする。すると……)

上層部『同盟国が処刑しようとした敵国の人間を匿っただけでも問題なのに、それを公にするようなことは許可できない』

提督(こうなる事はするまでもなく分かる。その問題を無視して仮に戦列に加えられたことにする。すると……)

イタリア『提督、どういうことですか?その子はテストじゃないですか。どうして生きているのですか?』ジッ

ローマ『そいつはあの時処刑したはず。それがどうしてそこに居るのか納得のいく説明をしていただけますよね?』ギロリ

アクィラ『場合によっては抗議ではすまないかもしれません。深刻な裏切り行為なのですから』ジッ

ザラ『その子はしてはいけないことをしました。ローマで何人の民間人がその子のせいで死んだと思っているんですか?』ジッ

ポーラ『引き渡して下さいねぇ?その子は生かしてはおけないのですからぁ。……まさか、拒否したりしませんよねぇ?』ジッ

リベッチオ『提督さん!!お願いだから私達のお願いを聞いてよ!!じゃないとリベたち敵同士になっちゃうかもしれないんだよ!?』ウルウル

ビスマルク『アトミラール、抗議するわ。何を血迷ったのか知らないけれど、そいつは敵なのよ?』ジロリ

グラーフ『見損なったぞ、アトミラール。貴様は信頼のおける戦友だと思っていたのに……』ジロリ

プリンツ『アトミラールさん……どうしてそんなことを……私達、同盟国じゃないんですか……?』ジッ

Z1『……残念だよ、アトミラール。僕は、こんな風になって欲しくなかった。こうなってしまったのも全部……』チラリ

Z3『全部貴方のせいよ、アトミラール。貴方がすべてを台無しにしてしまった。それほどまでのその子が欲しかったのかしら?』ギリッ

U-511『裏切り者には容赦しません。ジゴウジトクって言うんですよね、こういう事。覚悟なさってください、アトミラール』

提督(日本は裏切り者扱いされ、俺はその首魁として処刑されるだろう。こんなところで死ぬわけにはいかない。俺には、守るべき者たちがいる)

提督「んっ……」

テスト「んふっ……!!んぅ……」ギュッ

提督(テストの唇を奪う。舌を入れ、絡ませる。テストは暫く硬直していた。そして、火がついたように舌を絡ませてくる)

提督(痛いほどに抱き締められ、官能的に体を擦り寄せられた。愛の国フランスの女らしい振舞いだ)

提督(一瞬唇を離し、そして再び啄み合うようにするバードキス。そして再びディープに舌を絡ませ合う)

提督(自然と手がテストのヒップへと伸びてしまう。柔らかいそれを撫で、形を肌で感じる)

提督(再び唇を離す。テストは色っぽい吐息を吐いて、熱に潤んだ瞳で俺を見つめていた。雌の顔になっている)

提督(テストの手が俺の下腹部に伸ばされた。硬く張りつめたそれを形を確かめるように撫でまわす。俺は……)


231以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 17:52:02.25lwthThme0 (4/11)

看護師「そのような事をなされるのであれば、少なくとも病院はオススメできる場所ではありませんね」

提督&テスト「「っ!!」」バッ

提督(弾かれたように離れる。看護師に謝罪の言葉を述べ、恥ずかしさの余り病院から出て、近くの喫茶店に入った)

テスト「……」

提督(完全に雰囲気が消し飛んでしまった。お互いに飲み物を注文し、気まずい無言の空間が続く)

提督(何か言うべきなのか、それともこのまま無言でいるべきなのか。その判断が付きかねているときに、テストが口を開く)

テスト「……今夜、もちろん家へ帰ってくるのですよね?」

提督「あ、ああ」

テスト「まさか瑞鶴さんも連れてきたりしませんよね?」

提督「どうだろうな……」

テスト「連れてこないでください」

提督「……分かった」

テスト「……約束ですからね」

提督「もちろん。……楽しみだ。待ちきれないよ」

テスト「……」チラリ

提督(流し目でこちらを伺い、目を閉じてコーヒーに口を付けるテスト。平静を装っているが、耳が赤かった)

提督(瑞鶴のことは、泊めてと言われたら泊めるつもりだった。が、断るしかないな。すまない、瑞鶴……)

提督(二人で無言で時間を潰す。だが、先ほどまでと違って心地良い空気だ。ちらりと互いに視線を向け合い、はにかみ合いながら目を逸らす)

提督(そんなことを続けていたら、一時間ほど経過していた。さて、そろそろ翔鶴の所へ戻るとしよう)


232以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 17:52:40.93lwthThme0 (5/11)



提督「翔鶴」

翔鶴「提督、お久しぶりです」

瑞鶴「ありがとう、気を使ってくれて」

提督(翔鶴のベッドの脇に置かれた椅子に瑞鶴が座っていた。俺とテストが戻ってきたところで瑞鶴が立ち上がる)

瑞鶴「じゃあ、私は少し外に出てるね。いこ、テスト……えっテスト!?」ビクッ

テスト「やはり気がついていませんでしたね」

瑞鶴「なんで茶髪になってるの!?」

テスト「まあ、いろいろあったんです。どこか外で話しましょう。では、行ってきますね」

提督「ああ、ありがとう」

翔鶴「瑞鶴をお願いしますね」

提督(今更ながらにテストの存在に気がつき驚く瑞鶴。そんな瑞鶴を連れてテストが病室を出ていく。後には俺と翔鶴が残された)

翔鶴「提督、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」

提督「っ!!」ダキッ

提督(思わず翔鶴に抱き付く。痩せてしまっていたが、生きていてくれたのだ。こうして再び会う事ができたのだ。これ以上のことは無い)

翔鶴「あっ……。♪」ナデナデ

提督「……っ。き、君を失ったらどうしようかと……」ジワァ

翔鶴「申し訳ありませんでした」

提督「誓ってくれ……!!もう二度と俺の前からいなくならないと……!!ずっと一緒に居ると……!!」

翔鶴「はい、誓います。私、翔鶴は愛する提督と一生共にある事を誓います」ギュッ

提督「……!!」ギュゥゥ

翔鶴「……っ」ジワァ

提督(抱き合い、生きて再会できたことを喜ぶ。どちらからともなく少しだけ離れて見つめ合った)

提督(翔鶴は今にも泣きそうになっている。たまった涙が今にも零れ落ちそうだ。俺もそんな感じになっているのだろう)

提督(翔鶴が目を閉じ顎を上げる。涙がこぼれた。俺は唇を重ねる。翔鶴の匂い、翔鶴の味。翔鶴が生きていることを全身で感じていた)

提督(幸せだった。この時間がずっと続けばいいのに。俺と翔鶴は瑞鶴とテストが戻ってくるまでずっと抱き合いながら過ごした)


233以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 17:56:28.83lwthThme0 (6/11)



提督(瑞鶴は翔鶴の病室に泊まることになり、俺はテストと二人で少し早いディナーとしゃれこみ、自宅へ帰ってきていた)

提督(家に着き軽く酒を嗜む。そして俺はシャワーを浴び、ついで今、テストがシャワーを浴びている)

提督(ベッドに腰かけて待つ。暫くしてテストがバスローブ姿でやってきた。俺を見て微笑んでいるが、緊張は隠せていない)

テスト「……///」

提督「おいで、テスト」

テスト「っ……Oui」

提督(テストはゆっくりと近づいてきて、微妙な距離を取って俺の隣に腰かける。初心だな)

提督(暫く、無言で佇む。テストはそわそわとこちらを窺ったり視線を床に落としたりとせわしない)

提督(そして俺はそんなテストを見て楽しんでいた。雰囲気を支配できている。悪くない感覚だ)

提督「……」ズリ ギシッ

テスト「!!」ビクッ

提督(微妙な差を埋める。ベッドがぎしりと鳴り、テストの肩がビクンと跳ねる。顔を真っ赤にして、床を凝視している)

提督(いや、何も見ていないな。虚空を凝視している。マンガやアニメなら目がぐるぐるになっているだろうな)

提督「……」スッ

テスト「ひゃっ……!!」カチコチ

提督(テストの肩に手を回す。こわばるテストの身体。顔をテストに向けるとつられたようにテストもこちらを向く)

テスト「……!!」

提督(目を見開いている。そのシリウスのような青白い瞳をのぞき込むと、瞳孔が開いている。緊張しているな)

提督「テスト……目を閉じろ」

テスト「……」パチッ

提督(テストは目を閉じ顎を上げる。俺は唇を近付け、そのまま柔らかくテストの唇に重ねた)

提督(そのぷりっとした唇の形を確かめるように唇で唇を撫で、はみ、刺激する。テストの前髪が顔を擽った)

提督(暫くしてテストも火がついてきたようだった。口を開き、舌を伸ばしてくる。俺も舌を伸ばした)

提督(いやらしく舌をなめ合う。そして舌先を唇へと移し、口づけする。舌を咥内へ侵入させた)

提督(あらためて舌を絡ませ合う。テストの手が俺の身体にまわされた。俺もテストを抱きしめる)

提督(手で髪を梳き、後頭部に手を添えこちらへ押し付けるように抱く。テストの良い匂いがさらに俺の熱をあげた)


234以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 17:58:24.54lwthThme0 (7/11)

提督「……っ」グイッ ドサリ

テスト「Oh!!」ドサリ

提督(唇を離し、テストと共にベッドに倒れ込む。驚きに声をあげるテスト。暫し見つめ合う)

提督「……」スッ

テスト「んっ……♪」

提督(手を伸ばし、テストの頬を撫でる。テストは微笑み、自分の手を俺の手に添えた。かわいらしい仕草だ)

提督「……」ススス

テスト「!!」

提督(その手を体の方へと動かし、その豊かな膨らみをバスローブの上からなでる。恥ずかしがり、頬を染めるテスト)

提督(チラチラと自らの胸と俺の顔との間で視線を迷わせるテストが可愛い。その様子を堪能した後、バスローブに手をかける)

テスト「っ!!」

提督「……」スルリ

テスト「あぁ……!!」プルン バッ

提督(ためらうことなくバスローブの胸元を剥ぎ、その上を向いた綺麗な胸を露わにさせる)

提督(テストはすぐに手で胸を隠した。もちろんその豊かな胸は隠しきれない。だが、先端の桜色の突起は隠されてしまう)

提督「見せてくれ」

テスト「Non……!!Vraiment pas(本当にダメです)……!!」

提督「どうして?」

テスト「恥ずかしいです……!!」

提督「大丈夫だ、綺麗だよ」

テスト「いやぁ……!!」

提督「……」グイッ

テスト「Hola(ちょっと)!!Ça alors(なんてことを)!!」

提督(強引にテストの手を掴み、胸を露出させる。下着はつけていない。抗議の声を上げるテストだが、俺の有無を言わさぬ様子に諦めたようだ)

テスト「……!!」ワナワナワナ

提督(恨めしそうに俺を睨みつけている。俺はテストの胸をたっぷりと視姦すると、テストと目を合わせ、微笑み、告げた)

提督「綺麗な胸だ。誇るべきだよ。裸婦画のモデルになれる。もちろん誰にも見せないが」

テスト「……」ジトォ

提督「悪かったよ。どうすれば機嫌を直してくれる?」

テスト「……貴方も脱いでください」

提督「分かった」

提督(俺は来ていたバスローブを脱ぐ。着ているのはパンツだけだ。大きく張ったそれを隠しようがない)


235以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 18:01:57.47lwthThme0 (8/11)

テスト「……ごくっ」ジッ

提督(テストはそれをガン見していた。興味津々と言ったところだ。俺は気にせずテストの胸を愛撫する)

提督(胸を撫で、揉む。テストの口に指を入れる。唾液で濡れた指先で胸を撫でるとテストは声をあげた)

提督(そしてその先端の突起を虐める。軽くつまみ、コリコリと弄繰り回す。だんだんとテストの息が荒くなってきたな)

提督(十分に胸を愛撫し終え、更なるステップへ進む。そのままバスローブを脱がせつつお腹に手を伸ばし、そして……)

テスト「んっ!!」

提督(軽く、秘所に触れる。やはり下着はつけていなかった。濡れているし、クリが固くなっている)

提督(剃っているのか、生えていない。バスローブを完全に剥いだ。全裸になるテスト。その体は芸術品のようだった)

提督(引き締まったお腹と、女性らしい丸みを帯びているがだらしないところが全くない腰回り。スレンダーな体つきだ。無駄な肉が一切ない)

提督「濡れているな」

テスト「しにたいです」

提督「よがり殺してあげるよ」

テスト「馬鹿……」

提督「見てくれ。柔らかいな。そして蜜が溢れている」クニクニ

テスト「Aie!!ヘンタイ!!」

提督「こんなに濡らして何を言うかと思えば……」クチュクチュ ネトォ

テスト「んっ!!んふぅ……!!見せないで……!!」

提督(軽く手マンし、テストの愛液に濡れた指を見せつける。指をこねくり回し、糸を引くところを見せつけた)

提督(赤面して目を覆うテスト。荒い息に合わせて胸が上下し、揺れる。俺はその先端にしゃぶりついた)

テスト「んぁあ!!Oh……!!Non!!不意打ちなんて……!!」

提督(容赦なく胸を責め、開発していく。吸ったり舐めたりするたびにテストの身体が反応した)

提督(手が俺の後頭部にまわされ、テストに頭を抱きしめられている。俺が口を離すころには、テストは体を弛緩させ息を吐いていた)

提督(そのまま手で秘所を責める。くちゅくちゅという水音、テストは声をあげて善がった)

提督「俺のも気持ち良くしてくれ」

テスト「んはぁ……はぁ……はぁ……OK……」

提督(テストがゆっくりと手を伸ばして俺のパンツに手をかけた。ずり下ろそうとするが、勃起したモノが引っかかって脱げない)

提督(暫く格闘して、諦めてテストは寝返りを打つようにこちらを向いた。両手で俺のパンツを脱がせる)

テスト「Oh……Grand……!!」

提督(俺のモノに視線が釘つけのテスト。その手を取って俺のモノを握らせた。びくりとするが手を離したりはしない)


236以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 18:06:11.09lwthThme0 (9/11)

テスト「……!!」

提督「さて、では手コキを教えるか」

テスト「てこき……?」

提督「そうだ。こうやって優しく握って、扱くんだ」

提督(何も知らない処女のテストに性技を仕込んでいく。調教していくこの感覚、何度経験してもたまらない)

提督「いいぞ……もっとカリを責めろ……!!」ビクッ ビクッ

テスト「こうですか……?」シコシコ

提督「上手いぞ、素晴らしい……!!」スッ クチュクチュ

テスト「んふぅ!!」ピクン

提督「……どうした?手が止まっているぞ」

テスト「……!!」シコシコ

提督(テストの手マンを再開する。互いに互いの性器を責め合う。が、テストが俺に勝てるわけなかった)

提督(上り詰めるに従ってテストの手はぎこちなくなっていき、遂には手を止めた。ただ握っているだけだ)

提督「どうした?もう限界か?」

テスト「んはぁ!!ぁあ!!Je……はぁ……はぁ……Je……!!」

提督「そうか。では、止めを刺してやろう」ズチュズチュズチュ

テスト「んぁ!!Oh!!こ、こんなの知らない……!!あぁ……Je viens!!Viens!!っぁああああん!!」ビクンビクン

提督(テストの嬌声が響き、体がビクンビクンと痙攣する。絶頂を迎えたのだろう。だがそのまま責め続ける)

テスト「Non!!提督!!待って!!待ってくださいぃ!!」

提督(イキ癖を付ける。初めての女の子を開発するうえでまず一番大切な事だ。セックスは気持ちの良い事だと体に教える。刻み込む)

提督(淫らな水音とベッドの軋みは誰としても一緒でも、喘ぎ声や嬌声は全く違う。それを楽しむのも醍醐味だな)

提督(テストの喘ぎは無理に我慢しているかのような唸り声の様だった。が、たまに普通の喘ぎ声が漏れる。そしてフランス語や日本語で悲鳴のような嬌声をあげる)

提督(それが何度か達した後、もはやぐったりとして荒い息を吐くだけになった。限界だな。俺は起き上がり、テストの隣で膝立ちになる)

提督「次は君の番だ。今度こそちゃんと俺を気持ち良くしてくれよ?」ギュッ スッ

テスト「はぁ……はぁ……はぁ……っ……Oui……」ニギッ シコシコシコ

提督(そう言ってテストの手を掴み、モノを握らせ。手コキさせる。ぎこちなさがしかし逆に良い)

提督(暫くして俺が手を添えてなくても十分にできるようになったと判断した。テストは俺のモノを凝視しつつ手コキを続ける)

提督(絶頂の余韻からかはたまた興奮からか顔を赤らめ、とろんとした瞳で口を物欲しげに少し開いている)

提督(俺は寝そべったテストに、横から覆いかぶさるように四つん這いになった。テストの頭を撫で、顔を愛撫し胸を揉みつつ上り詰める射精感に堪える)


237以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 18:08:22.52lwthThme0 (10/11)

提督「くっ……テスト!!」

テスト「えっ?」

提督(そして限界まで耐えたところでモノをテストの胸に向ける。再びテストの手に手を添えてスパート、そして己を解き放つ)

提督「ぐぁ……!!」ビュルルルルルルルル

テスト「……!!これが、射精……これが精液……!!」ゾクゾク

提督(テストの豊満な胸を白濁液で穢す。ドロリとしたそれはテストの胸をねっとりと絡みついた)

提督(射精の瞬間を見たテストは興味津々と言った様子で俺のモノを凝視している。しばらく余韻に浸り、そして二回戦の準備だ)

提督「知っているかもしれないが、男は一度出すともう一度準備が必要なんだ。さて、これを舐めて大きくしてくれ」

テスト「舐めて……!?」

提督(射精後の半勃ちのモノをこちらを向いたテストの顔の前に突き出し、そう告げる。テストは本気かと問うように俺を見上げた)

提督「フェラだよ。さあ、頼む」ヌリヌリ

テスト「……あむ」

提督(モノでテストの唇をなぞるようにする。嫌そうに眉を顰めたテストはしかし、意を決したのかモノを口に含んだ)

提督(テストの口に咥え込まれたモノを見て興奮する。すぐにいきり立ったモノをテストは俺の調教に従って口淫した)

提督「よし、いったん止めてくれ」

テスト「んぁ……」

提督(テストの口と引き抜いたモノの間で糸がひかれ、千切れる。俺はテストのマウントポジションを取るように上に乗る)

提督(いきり立ったモノの先端でテストの胸を穢す精液を絡めとり、そして胸に挟むようにした)

提督「パイズリフェラだ。胸で挟みながら舌で先端を舐めて奉公しろ」

テスト「ん……こう?」フニッ

提督(テストは恐る恐る自らの手を胸に添え、モノを挟むようにした。そして俺のモノを見つめる)

テスト「せいえき……舐めるのですか?」

提督「ああ、飲んでくれ」

テスト「飲んで……!!わかりました……ぺろぺろぺろ……ごくん」

提督(ぞくぞくする。テストがイヤらしい雌の顔で俺のモノを胸で挟みながらその先端についた精液を舐めとり、飲み込んだ)

提督(そのままパイズリと亀頭責めを調教していく。いい感じになったところで今度は俺がベッドから降り、テストの秘所へ顔を埋めた)

テスト「あぁ……見ないで……!!」

提督「いいスジだ。恥丘の具合も素晴らしい」

テスト「もういやぁ……!!」

提督(両手で顔を覆いそう呟くテスト。俺はテストの秘所を手で少し開いたりつまんだりして弄んだ後、口を付ける)


238以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/19(水) 18:11:25.99lwthThme0 (11/11)

提督(舌が良いところを責める度に体を震わせうなり声を上げるテスト。強くそこを吸うと、悲鳴のような嬌声をあげる。一度イかせた)

提督(濡れ具合も万全ですっかり出来上がっていることを確認した俺はそのままベッドの上に戻り、場所を調整、正常位での挿入の体勢になる)

テスト「ぁ……来るんですか?」

提督「ああ」

テスト「提督……怖いです……抱き締めて……?」

提督「分かった」

提督(俺は先端をそこにあてがう。熱くぬめったそこに包まれた。そしてテストを抱きしめる)

提督「Je t’aime pour toujours. 君もあの時、俺にそう言ってくれた」

テスト「ぁ……よくわかりましたね……Oui, moi-aussi……!!Je t’aime pour toujours……!!」スッ

提督(俺を迎え入れるように両手を差し出し、俺の身体にまわすテスト。俺は、テストに倒れ込み、抱き締める)

テスト「んんんん……!!つぅ……はぁ……!!」ギュゥゥ

提督(そしてゆっくりと入っていくのを自覚させるようにテストに挿入する。痛そうな呻き声、強く体を抱きしめられる)

提督(モノに絡みつく名器。ようやく根元まで挿入。体が一つになったようだ。肌が密着している。テストの心臓の鼓動まで分かりそうだ)

提督「これで、君は俺のモノだ」

テスト「んふぅ……!!Oui, mon amoureux……!!」

提督(慣らすようにゆっくりと腰を振る。テストの呻き声が嬌声に変わっていくにつれて、本気を出していく)

提督(悦がり狂うテストのなんと官能的で美しいことか!!保護欲がそそられ、征服欲が満たされる)

提督(愛と快感を叫びながら上り詰めてくるテスト。そして恐ろしいまでの快楽を伝えてくるテストの中に、俺も限界を迎えていく)

テスト「C'est bon !!あふっ!!Je me sens bien!!Tu es super!!おぅ!!Très bien!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「テスト……テストぉ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

テスト「あぁああああああ!!はぁん……んふぅ……Je t’aime……」ビクンビクン グッタリ

提督(テストの中にぶちまける。そのままモノを引き抜くと、倒れ込むようにテストの隣に横たわった)

提督(テストの手が伸びてきて、俺の手を握る。俺もその手を握り返した。余韻に浸る。そのまま、俺たちは眠気にいざなわれるがままに眠りについたのだった)


239以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 15:26:02.61h/UnmXuq0 (1/2)



プリンツ「んー!!すっごく楽しかったです!!ありがとうございました、アトミラール!!」

提督「どういたしまして。喜んでもらえたようで何よりだ」

プリンツ「テンプーラも美味しかったし、大満足です!!本当にいい思い出ができました♪……デートみたいでしたし」ボソリ

提督(前を歩くプリンツはご機嫌に脚を高く上げ、手を大きく振りながら行進するように歩いている。その声は満足げだった)

提督(プリンツがドイツへ帰国する前日、俺はプリンツと一緒に東京巡りをしていた。約束していたからな)

提督(一日という短さだったが、繁華街や寺社を巡りショッピングや観光を楽しんだ。俺にとっても久しぶりの東京だ)

提督(とても楽しい一日になった。そして今、夕食にてんぷらを食べ終え、少しお酒を飲んでそろそろお開きにするところだ)

提督「……明日、ドイツへ帰るのだったな」

提督(俺の言葉に、プリンツは立ち止まるとくるりと振り向く。そうして少し悲しそうに微笑んだ)

プリンツ「はい、そうです」ニコッ

提督「寂しくなる。今度は私が君に会いに行こう」

提督(そう告げた俺に、プリンツは挑発的な笑みを浮かべると脚をクロスさせ、両手を背中にまわして繋ぐ)

提督(そして休めのポーズをとりながら礼をするように上体を倒し、俺を見上げてきた。なんというか……少し色っぽいポーズだった)

プリンツ「……ふふっ本当ですか?来てくれますか?」ジッ

提督「ああ、もちろん。ドイツを案内してくれよ?」

プリンツ「もちろんです♪もちろんですよ」ニコッ フッ

提督(先ほどの妖艶な笑みから一転、花のような純粋な満面の笑顔を浮かべると、顔を俯けた)

提督「ありがたい。……さて、もう時間も遅い。明日は早いんだろう?」

プリンツ「Ja, 朝一番で東京を……日本を発ちます。そこからは飛行機を乗り継いで、予定通りいけば一週間後にはドイツです」

提督「そうか……タクシーを呼ぼうか?」

プリンツ「いえ、このあたりで遊んでいた友人たちが迎えに来てくれるんです。ああ、あれですよ」

提督(プリンツは体を起こすと、きょろきょろとあたりを見渡し、一台の軍用トラックを指さした。なるほど、ドイツ軍仕様の奴だ)

提督「そうか。ではプリンツ……さらばだ。また会おう」クルッ スタスタスタ

提督(見送ろうかとも思ったが、急に襲い掛かってきた寂寥感に思わず涙が出そうだったのでクールに去ろうとする)

プリンツ「あっ……はい、さようなら、アトミラール。……。……アトミラール!!ちょっと待ってください!!」

提督(だがプリンツに呼び止められる。涙がこぼれないように気をつけつつ不自然に思われないように振り向いた)



240以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 15:32:40.52h/UnmXuq0 (2/2)

提督「どうしたんだ、プリンツ?」

プリンツ「コレを受け取ってください」スッ

提督(プリンツが差し出してきたのは封筒だった。市販の、よくあるやつだ。受け取り、中を確認するとそれは……)

提督「これは……会津若松までの鉄道の切符。明後日のか。それと旅館の冊子?どうして……?」

提督(意図が分からずプリンツを見つめる。プリンツは……微笑んでいた。だが、作り笑いであることは俺には一目瞭然だ)

プリンツ「……翔鶴さんと瑞鶴さんを連れて行ってあげてください」ニコッ

提督「君が買ったのか?」

プリンツ「はい。大事な戦友とアトミラールへのねぎらいです。どうせ日本円は向こうじゃ使えませんから」

提督「ライヒスマルクに換金すればよかったじゃないか」

プリンツ「面倒だったんです。それに、コレでアトミラールに貸しが出来ました♪借りは返さなくてはいけませんよね?」

提督「なるほど。ああ、そうだな」

プリンツ「つまり、もうアトミラールは絶対にドイツに来なくてはいけなくなりましたからね?お返し、楽しみにしていますよ♪」

提督「そうか、そうだな。ああ、期待していてくれ」ニコッ

提督(プリンツの言葉に俺はそう返す。よくわからないが、厚意は素直に受け取っておくべきだろう)

プリンツ「はい♪……いいですか?ちゃんと三人分あります。日程は決めてあるので変更できませんが、三人とも大丈夫なはずです」ジッ

提督(プリンツは笑顔から一転、真面目な表情になると俺の目をジッと見て話し始める。何とも言えない迫力を感じた)

プリンツ「ですから、必ず行ってくださいね?アトミラール。二人で行かせて自分はトーキョーで執務とかはなしですよ?」

提督「努力するよ」

提督(三人分。俺でなくテストを行かせて俺は東京ですべきことをしようと思っていた俺の心を見透かすかのような発言)

提督(図星だったから不自然さが出てしまったか?俺のそんな返事にプリンツは有無を言わさない感じでさらに言葉を紡ぐ)

プリンツ「だめです。努力するはやっぱり無理だったという人の言葉です。……アトミラール。自覚は無いかもしれないが、疲れていますよ」

提督「……そうかもな」

プリンツ「そうです!!ですから、休養が必要です!!しっかり休むこともまた大事なことですよ」

提督(真剣な眼差しのプリンツ。そこまで気遣ってくれているのかと嬉しくなった。そうだな、もっともだ)

提督「わかったよ、必ず行くと約束する」

プリンツ「感想を聞きますからね!!行かないで行ったことにしようだなんて駄目ですよ?」

提督「そんなことしないさ。向こうで温泉を堪能しながらゆっくりすることにするよ」

プリンツ「約束ですからね!!アトミラールは無理をして倒れてしまいそうで心配ですから……」

提督「ありがとう、プリンツ」

プリンツ「はい!!……では、また今度」

提督「ああ、また今度」

提督(そう言ってトラックへ向けて小走りで駆けていくプリンツの後ろ姿を見送る。そうだな、執務は向こうでもできる)

提督(切符と旅館の予約をもう一人分増やして、鶴姉妹とテストを連れて行くとするか。前線の皆には悪いがな)


241以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 16:03:30.740NvNZXDOo (1/1)

あっ(察し)


242以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 16:41:18.43SS9uPwDJ0 (1/1)

罠っぽい?


243以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/21(金) 22:21:57.78Ci3zCmAc0 (1/1)

これは罠だな、果たして提督は切り抜けられるのか


244以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 09:59:30.45lNlmT3om0 (1/11)



ダン ダン ダン

軍曹「上だ!!二階の窓!!」ダン

「Aaahh!!」ドサッ

「Scheiße!!Stirb du gelbe Affe!!」パパパパパ

日本兵「っ」ドサッ

日本兵「っぁ」バタリ

日本兵「そんな……!!嘘だ!!」

日本兵「機関短銃だ!!伏せろ!!」バッ

大尉「手榴弾を使え!!お前が行くんだ、いいな!?」

日本兵「りょ、了解であります!!」

大尉「突撃準備!!あの建物をとるぞ!!軍曹!!」

「Töten sie alle!!Massaker!!」ダン

軍曹「援護射撃!!撃て!!撃て!!撃て!!」ダン

ダンダンダンダン

大尉「援護射撃!!行け二等兵!!」

日本兵「大日本帝国万歳!!」ダッ

「Runter!!Geh in Deckung!!」

「Nein!!Gegenangriff!!」ダン

「Achtung!!Feind ko... 」ドサッ

「Nein!!Sanitäter!!Sani!!」

日本兵「おらぁ!!」ブンッ

ドガァン

大尉「突撃!!突げっ」ドサッ

日本兵「大尉殿!!」

軍曹「とつげぇええええき!!ばんざぁい!!」

日本兵「「「「万歳!!」」」」

「Mein Fuß……!!Mein Fuß!!Aaauu!!」

「Feuer!!Sie kommen bald!!」

「Nichts sehen!!Hilfe!!Hilfe bitte!!」

提督「……!!」

提督(煙や粉塵が舞う中、陸軍の兵士たちが敵の陣取っていた建物の中に突撃していく。銃声、怒声、悲鳴)

日本兵「提督!!危険です頭を出さないで!!」

提督「っ!!すまない……!!」

提督(護衛の二等兵に注意され、瓦礫の後ろに隠れる。暫くして、銃声が止んだ。どうなったのだろうか……?)


245以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 10:01:55.76lNlmT3om0 (2/11)

提督(制圧したぞという誰かの声が聞こえた。二等兵が向こうを窺う。少しして、煤や粉塵に汚れた軍曹が戻ってきた)

軍曹「提督、ご無事ですか?」

提督「ああ……勝ったのか?」

軍曹「はい。しかし我々も半数を失いました。中隊長殿や少尉殿も名誉の戦死を……」

提督「残念だ……案内のソ連人は?」

軍曹「死にました。周囲からは銃声がしています。どうやら敵の攻撃が始まったようです。我々は孤立したのかと……」

提督「……分かった。無線は?」

軍曹「どうだ?」

日本兵「駄目です。通じません」

提督「そうか……とりあえず、皆と合流しよう」

提督(俺は今、ソ連のアルハンゲリスクに居た。ドイツとソ連の戦い、大祖国戦争の最前線だ)

提督(そしてその死体と炎、瓦礫の街で最悪の事態に直面した。おそらく敵に包囲され連絡手段も無し。孤立無援だった)

提督「……」

提督(どうしてこうなったのか。こんなはずではなかったのに。俺はあの運命の時を思い出していた……)


246以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 10:07:48.99lNlmT3om0 (3/11)



総統「日本人は深海棲艦を戦争に投入した!!奴らはユダヤや共産主義者と同様におぞましい悪魔だったのだ!!」

総統「日本はパンドラだ!!奴らはパンドラの箱をあけようとしている!!我々はそれを止めなくてはならない!!奴らを絶滅させなくてはならない!!」

提督(俺が車椅子の翔鶴、瑞鶴、そしてテストを連れて会津に行っている間、世界は再び急展開を迎えていた)

提督(ドイツとイタリアを中心としたヨーロッパの枢軸諸国による大日本帝国への軍事同盟の解消と不可侵条約の破棄宣言、そして宣戦布告)

提督(ドイツの総統閣下は我々が深海棲艦を動員したことを理由に戦争を始めた。が、それだけが理由とは思えない)

提督(ともかく、今重要なのは理由ではない。重要なのは新たな戦争が始まってしまったという事だ)

提督(ソ連を裏切った時のような奇襲だった。ドイツ領エジプトと陸続きだったスエズは瞬く間に陥落し、小規模な駐屯部隊は壊滅。だが、それだけだ)

提督(ヨーロッパと極東は離れすぎている。なぜ宣戦布告したのかわからない。そう考えていた。が、違った)

提督「馬鹿な……帝都が壊滅……!?」

翔鶴「そんな……信じられません……」

瑞鶴「嘘でしょ……!?どうやって……!!」

テスト「……ドイツがやりそうな卑劣な裏切りと驚異的な攻撃です。我がフランスもそうして敗れ去りました」

提督(ウォースパイトから警告されていたSilbervogelと呼ばれる計画。その正体は新兵器による日本本土への攻撃作戦だったのだ)

提督(情報収集の結果明らかになったのは、Silbervogelと呼ばれる特殊な爆撃機。これはドイツから日本を爆撃可能な新型爆撃機だ)

提督(そしてその爆撃に搭載された新型爆弾。明らかになった情報では、ドイツの軍需大臣が開発を進めたものらしい)

提督(その爆弾は核分裂反応を利用したもので、従来の爆弾に比べて比較にならないほどの威力があった)

提督(それこそ、たった一発の艦爆に搭載できるほどの大きさの爆弾で東京の政府施設がある地域一帯を焼き払うことができるほど凄まじいものだった)

提督(そんなものが宣戦布告後すぐに、ドイツにとって殲滅するべき日本各地にある政府・軍の重要施設、そのほとんどすべてに投下されたのだ)

提督(しかも、それもドイツの狙い通りなのか、ドイツによる宣戦布告への対応や作戦会議などで政府や軍の人間、それこそ首相から司令官まで)

提督(重要な立場の人間がそれらの施設に集合していた。もちろん、全員が死亡した。俺の恩師たる元帥まで……この国始まって以来の未曾有の危機だ)

提督(……俺も、もしプリンツの勧めで休暇を取って会津にいなかったら巻き込まれていただろう)

プリンツ『白虎隊ってすごいですよね。彼らの話を聞くと、私も日本のブシドーやもののあはれ、滅びの美学が分かる気がします』

提督(プリンツが会津を選んだのは、プリンツが白虎隊が好きだったからだと思っていた。だが、もしかしたら……)

提督(会津は田舎だ。間違っても戦略目標になったりはしない。近くに目標となる重要な拠点もない)

提督(もしかしたら、プリンツはこの攻撃を知っていて……それで俺たちを会津に送ったのではないだろうか)


247以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 10:19:51.77lNlmT3om0 (4/11)

プリンツ『……ふふっ本当ですか?来てくれますか?』ジッ

プリンツ『もちろんです♪もちろんですよ』ニコッ フッ

プリンツ『あっ……はい、さようなら、アトミラール。……。……アトミラール!!ちょっと待ってください!!』

プリンツ『……翔鶴さんと瑞鶴さんを連れて行ってあげてください』ニコッ

プリンツ『ですから、必ず行ってくださいね?アトミラール。二人で行かせて自分はトーキョーで執務とかはなしですよ?』

プリンツ『感想を聞きますからね!!行かないで行ったことにしようだなんて駄目ですよ?』

プリンツ『約束ですからね!!アトミラールは無理をして倒れてしまいそうで心配ですから……』

提督(……いや、そうだとしか思えない。最後のあの様子。プリンツは俺に会津に行くよう何度も念押ししていた)

提督(プリンツは俺を助けようとしていたに違いない。俺は……いつかまたプリンツと会って、話をする必要がある)

提督(っ……思考を戻す。ともかく、事は起こった。そして、それに伴い世界情勢もまた大変革を迎えていた。始まった大日本帝国とヨーロッパの枢軸諸国との戦い)

提督(この新たな国際情勢は、それまで敵同士だった国々を共通の敵の為に同盟を組み、共闘させるに至った)

首相「あの事を覚えているでしょう、皆さん。日本は人道に則って捕虜の解放を行いました。彼らは誇り高いのです。心配には及びません」

首相「それに比べてドイツがしたことはどうでしょうか?前首相の平和への願いを込めた譲歩を裏切った!!憎むべき敵はドイツです」

書記長「深海棲艦が戦った事は重要ではない。彼女たちは日本の為に戦っただけだろう。それよりも邪悪で重要な敵はドイツの侵略者であることに疑いは無い」

書記長「奴らは深海棲艦よりも恐ろしい闇の軍隊だ!!同志諸君、それと戦うためにかつての敵と手を取り協力するときが来た」

提督(日本の臨時政府は、極めて短い外交的な交渉を経てすぐに大英帝国を始めとしたアメリカ以外の連合国と講和し、同盟を締結)

提督(アメリカとは一時的な停戦という事になった。また、こちらに至っては大きな批判もあったものの、あのソビエト連邦とも対ドイツ戦の為の同盟を結ぶこととなった)

提督(一方で、アメリカはドイツとの単独停戦をするに至った。さらに対連合国及び対ソ連の支援の規模も縮小された)

提督(ドイツの狙いの一つは明らかにこれだったのだろう。圧倒的な国力を持つアメリカを戦線から離脱させる。目論見通りになったというわけだ)

提督(結果として、ドイツはアメリカとの戦争を終わらせることができ、敵の大幅な弱体化を成し遂げた)

提督(一方で連合国はアメリカの離脱により戦力は大幅に低下したものの、代わりに日本が同盟に加わった)

提督(これによりアジア戦線は消滅し、全戦力をヨーロッパに向けることができるようになった)

提督(また、ソ連も極東に駐留していた部隊をドイツとの戦いに投入することができるようになった)

提督(実はソ連は、アジアへ疎開した工業地帯の防衛のために多くの戦力をアジア方面に拘束されていたようだった)

提督(もしドイツの同盟国だった日本に宣戦布告され、それらの工業地帯を占領されれば敗北必死だからだろう)

提督(どうやらソ連は日本の戦力を評価していたようで、その総数はおそらくドイツにとっては想定外であろう大戦力となっていた)

提督(この戦力をうまく使えばソ連は十分に挽回することができるはずだ。それこそ、戦局をひっくり返すかもしれない)


248以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 10:26:13.12lNlmT3om0 (5/11)

提督(ともかく、そんな大混乱の中、俺はプリンツと会っていたことで目をつけられ、スパイの疑いをかけられてしまった)

憲兵「貴様がドイツ人と密会していたことは分かっている。スパイか?スパイなんだな?」

提督「……!!違う!!」

提督(しかし、俺はスパイではない。憲兵や情報部がいくら俺を調べてもスパイである証拠は無かった。むしろ、否定する材料ばかりが見つかった)

提督(そんな、スパイ容疑を何とか晴らした俺に、臨時の帝国海軍総司令官となったあの元帥殿から俺に命令が下された。その内容は……)

元帥「新たな同盟国ソ連を助けるため彼の国のアルハンゲリスクへと赴き、街を死守しているソ連軍を援護しろ」

元帥「すぐに艦隊を編成して後を追わせる。君は先に現地へ赴いてソ連軍との情報交換をするように」

提督(……アルハンゲリスクはソ連に対する連合国の支援物資が北極海を通じて送り込まれてくる重要拠点だ)

提督(そこが陥落したらソ連の最前線への補給状態が壊滅的になる。もう一方のウラジオストクから前線は遠すぎた)

提督(そんなアルハンゲリスクは現在、最前線の街だ。街を巡ってソ連とドイツは激戦を続けている)

提督(それほどの重要拠点、陥落しないように援護するのは当然だ。が、戦死するリスクが非常に高い)

提督(そして我が帝国海軍は陸軍と協力してスエズを奪還するという最優先目標があった。実績的には俺が紅海攻略の指揮を執るのが自然だ)

提督(だがその指揮は俺の同期が指揮を執る事になった。異例の任命と言えるだろう。海軍内でも疑問の声があった)

提督(それでも元帥殿が俺をアルハンゲリスクへ送るのは、俺があの人とうまくやれていないからか、それとも何とかするだろうと評価されているのか……)

提督(どちらにせよ、命令は下された。軍人として従わなくてはならない。混乱が続く中、俺はソ連へと向かう事になったのだった)


249以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 12:44:16.80ho1kr6Vvo (1/1)

半分以上深海棲艦・艦娘をこましてしてるだけで確実に歴史に名を残すの確定の提督
後世に彼はどのように伝えていかれるのだろうか


250以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 15:14:08.61Kn8+66QOO (1/1)

提督単身か、かなりハード


251以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 16:12:58.10drw50xpiO (1/1)

プリンツ疑ってた奴らは土下座して謝って、どうぞ


252以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:03:40.49lNlmT3om0 (6/11)



提督「……」

軍曹「……提督?大丈夫ですか?」

提督「ああ、すまない。大丈夫だ」

軍曹「そうですか。とりあえず、今後の方針を決めましょう。我々は貴方に従います」

提督「分かった、ありがたい。……残っているのは五十名ほどか」

軍曹「はい」

日本兵「……!!後方より接近してくる集団!!」

軍曹「っ!!戦闘準備!!隠れろ!!合図するまで撃つな!!提督、こちらへ!!」

提督「っ!!分かった!!」

提督(見張りの警告に全員が瓦礫の影や廃墟の中に隠れる。相手がドイツ軍なら待ち伏せすることができるだろう)

提督「……来たぞ、あれか。」

日本兵「ドイツ兵じゃない。あの外套はソ連のだ」

日本兵「やたらデカい荷物を背負ってやがるな。何だあれは?」

日本兵「背が小さいぞ。子供か?」

軍曹「ここじゃ子供から老人まで皆戦っているらしい。ありえるな」

提督(近づいてくるのはソ連の外套を身に纏い、大きな荷物を背負った二十人ほどの小集団だ。そのほとんどが十代くらいではないかと思うほどの背の低さだった)

提督(警戒しつつ進んでくる。ろくな武器も持たずにいったいこんなところで何をしているんだ?)

軍曹「提督、ロシア語に堪能と聞いております。私も話せますが、そこまでうまくありません」

提督「ああ。呼びかけてみるか」

提督(軍曹の言葉に、俺は彼らに話しかけてみることにした。今や友軍なのだ。ソ連人たちはあまり友好的ではなかったが)

提督「Не стреляй!!Пожалуйста!!Мы японцы!!(撃つな!!頼む!!我々は日本人だ!!)」

大鳳「提督……!?その声、提督ですか!?」

鈴谷「マジ!?提督!?」

熊野「提督ですの!?よかった……合流できましたわね……ふぅ」

提督「お前たち……!?どうしてここにいるんだ!?」



253以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:06:35.01lNlmT3om0 (7/11)



提督「なるほど、予想よりだいぶ早く到着したな」

大鳳「はい、今はほとんどのことを元帥がお一人で決めていますから。今回はそのことが吉と出て、こうして早く到着することができました」

提督「そうか。君が旗艦だな?」

大鳳「はい。どうぞよろしくおねがいします」

提督「こちらこそよろしく頼む。この戦争では初めて君の指揮を執るな」

大鳳「そうですね。毎回違う戦場で戦っていたから」

提督「ああ、そうだな。……ともかく、こうして無事に合流できてよかった。そして、これからの方針も決まった」

大鳳「どうするのですか?」

提督「港を目指す。それで君たちが海に出られさえすれば、この不利な戦局を打破することができるはずだ」

大鳳「わかりました。では、私は艦隊を集合させます」

提督「頼む。軍曹、居るか?」

軍曹「はい、ここに。どういたしましたか、提督?」

提督「これからの方針が決まった。我々は港を目指して艦娘を出撃させる。部隊を集めてくれ」

軍曹「了解です」

提督(全員を集合させる。そして港を目指すことを改めて知らせた。皆が準備に取り掛かる)

提督(俺は陸戦の指揮は取り慣れていない。軍曹の助言を貰いつつ、まず先行する偵察部隊と本体に分けた)

提督(そして港の方へと向かっていく。案内がいなくとも地図があれば問題ない。ドイツ兵に警戒しつつ進んでいった)

大鳳「……」

鈴谷「……」

熊野「……」

提督(艦娘達の様子を見ると、みんなとても緊張していた。あの鈴谷でさえもが顔を強張らせて無言で歩みを進めている)

鈴谷「……!」チラッ ニコ

提督「……」コクリ

提督(鈴谷が俺の視線に気がつき、私は大丈夫というような笑みを浮かべた。俺は頷き、周囲の警戒に戻る)

日本兵「軍曹、伝令に来ました。我々はソ連軍部隊と合流。この先で待機しています」

軍曹「わかった、ご苦労。どういたしますか、提督?」

提督「合流しよう。情報交換ができるし、ソ連軍の方が今の戦況にもこの街のことにも詳しいだろう」

軍曹「了解です」

提督(伝令に来た先行部隊の兵士の案内で進んでいく。暫くして、先行部隊とソ連軍に合流した)

提督「艦娘……!?」



254以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:10:48.26lNlmT3om0 (8/11)

提督(そこで待っていたのは小銃を手にした三人の少女だった。光のない冷たい瞳でこちらを品定めするように見ている)

提督(その中で一番偉そうな子が口を開いた。他の二人は周囲を警戒するようにあたりを見渡す)

ガングート「Японский……Маршал не доверяет японцам (日本軍か……連邦元帥閣下は日本人を信用していない)」

ガングート「Но, мы приветствуем(だが、我々は歓迎する). ドイツ人を殺したい者なら誰でも大歓迎だからな」

ガングート「私はГангут級一番艦、Гангутだ。ようこそ、アルハンゲリスクへ。ここは最前線。勝利か、さもなくば死が待っている」

提督「あ、ああ……歓迎に感謝する……」

ガングート「それで、貴様は何者だ?見た所、一般兵卒というわけではないようだが……?」ジロリ

提督「っ、すまない」

提督(くれて自己紹介する。なぜ提督が前線にと聞かれたが、ありのまま起こったことを伝えるしかない)

ガングート「そうか。我々も現在何とかして港へ出ようとしている所なのだが、道中にドイツ軍が居座っている」

提督「そうなのか……」

ガングート「ともかく、我々が占拠している所へ行こう。皆が待っている」

提督「わかった。全員、彼女についていくぞ」

提督(ガングートの案内に従う。すると、硝煙の匂いや血の匂いが濃くなってきた。つまりは、そういう事だ)

提督(戦闘のあった場所に来たのか、死体を見かけるようになってきた。これが戦争、これが戦場だ)

大鳳「……」

鈴谷「……っ」マッサオ

熊野「……」ギュッ

提督(大鳳たちの様子を見る。平静に見える者、見るからに気分が悪くなってそうなもの、唇をかみしめ、手を握りしめている者)

提督(今までは海に居た。こうして、生々しい戦場を見るのは初めてだろう。各員がそれぞれの反応をしていた)

提督「……」

ガングート「着いたぞ。さて、ではあの部屋で今後どうするか検討するとしようか?地図なども置いてある」

提督(中庭のある大きな建物の廃墟に入ったところで、前を歩くガングートがそう言う。だが、俺の注意は別の所に向けられていた)

ソ連軍艦娘「Пошёл на хуй!!Умри!!Умри!!(クソ野郎め!!死ね!!死ね!!)」

ドイツ兵「Nein!!Aaauu!!」

提督「……!!」

提督(一人のドイツ兵がソ連の艦娘達に暴行を受けていた。銃床で殴ったり蹴ったり、やりたい放題だ)

提督(ドイツ兵は蹲り、悲鳴をあげている。銃傷も負っているようだ。動けなくなったところを捕まったのだろうか?)

ソ連軍艦娘「いいぞ!!殺せ!!ファシストにお似合いの末路だ!!」

ソ連軍艦娘「もっと苦しませてから殺した方が良いよ!!私に任せて!!」



255以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:14:30.21lNlmT3om0 (9/11)

提督「止めろ!!」

提督(このままでは死んでしまうほどの暴行だし、明らかにその意図がある。捕虜への虐待と処刑、国際法違反だ)

「「「「……」」」」ギロリ

提督(ソ連の艦娘達が一斉にこちらを向く。不快感がありありと分かるような表情。睨みつけられる)

ソ連軍艦娘「黙っていろ日本人……!!」

ソ連軍艦娘「引っ込んでいろ!!お前たちは関係ない!!」

ソ連軍艦娘「こいつはドイツの侵略者よ!!こうされて当然でしょ!?」

大鳳「でも捕虜への暴行や殺害は国際法で禁止されているわ!!貴方たちがしているのは不法な事よ!!」

提督(ソ連人の迫力に、しかしこちらの艦娘達が俺の周りに並び立ち、ソ連人たちと対峙した)

ソ連軍艦娘「知るか!!関係ない!!」

ソ連軍艦娘「随分と平和ボケしているわね?おうちに帰ってママとパパに甘えていた方が良いんじゃないかしら?」

ソ連軍艦娘「勝手にやってきてグダグダ文句が言いたいだけなら他所でやっていただけますか?」

熊野「私たちがしているのは戦争ですわ。ただでさえ酷いことなのだから、最低限の決まり事くらい守ったらどうですの?」

ソ連艦娘「私達じゃない!!こいつらが最初に始めたんだ!!因果応報だろう!!」

ソ連艦娘「邪魔するならお前たちもぶっ殺すぞ!!」

ガングート「黙れ!!」

「「「「!!」」」」

提督(言い合いになり、ソ連側に火がついて燃え盛りそうになったところでガングートが一喝を入れた)

提督(一瞬、俺はガングートが俺に同調したのかと思った。だが違う。こちらを振り向いたガングートの瞳を見て理解した)

提督(その瞳には燃え盛る炎が見えた。激情を、しかし強靭な精神力で押さえつけているのだ)

ガングート「……日本人、ここは戦場だ。……国際法なんか気にするな。殺して、殺されるだけの場所だ。それが正しい」

提督「違う。戦場だからこそ国際法を気にするんだ。さもないとただの殺し合いになる。戦争はただの殺し合いじゃない」

ガングート「はっ綺麗事だな。見ろ、日本人」

提督(そうしてガングートは少し離れた所にあるソ連国旗に包まれた……おそらく遺体の所まで強引に連れていく)

提督(その周りには数人のソ連の艦娘が涙を流し、悲嘆に暮れていた。まるで敵を見るように俺たちを睨みつける)

提督(血に濡れたそのソ連国旗を丁寧に労わるように取り払う。すると露わになったのは、少女の遺体だった)



256以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:20:49.48lNlmT3om0 (10/11)

提督「……」

大鳳「!!」ハッ

鈴谷「ぅ……ぷ……」ブルブルブル

熊野「っ」ゾクッ

提督(来ているのは制服、ソ連の艦娘だったのだろう。何歳ぐらいだったのか伺う事はできない。下顎から上が無かったのだ)

ガングート「そのファシストがやったんだ。そいつはСнайперы(狙撃兵)だ。偶然この建物に入った時に鉢合わせた」

ガングート「何人の同志を殺したのか分からない。だから痛めつけられるだけ痛めつけた後に殺す。かたき討ちだ」

提督「……それでも」

ガングート「国際法が赦さないか?はっ、これだから後方でふんぞり返っている連中は。いいか、よく聞けよ?」グイッ ズイッ

提督「!?」

大鳳「っ!!止めなさい!!」

熊野「提督を放しなさい!!」

鈴谷「そ、そうだよ……!!」

提督「いい!!……大丈夫だ」

提督(ガングートは俺の胸倉を掴み、目をのぞき込むように顔を近付ける。その琥珀色……いや、金紅珀の瞳に至近距離から睨みつけられる)

提督(そんなガングートの行動に大鳳たちは色めき立つが、俺はそれを制止した。ガングートは言葉を続ける)

ガングート「最前線には体面も規約もない。あるのは生きるか死ぬか、それだけだ。提督、それだけだよ」

ガングート「兵士には、死に逝く者たちには、国も上官も命令も国際法も、そんなものは一切無縁だ」

ガングート「ただ、こんな廃墟で、野外で、海で、空で、殺されて死に逝く苦痛と恐怖があるだけだからな」

ガングート「提督、前線に立つ者が死ぬ運命にあるのは当然だ。そんな死地に駆り立てられた者たちに国際法を守れ、人道的に敵を扱えと言うのは、私には理解できない」

提督「……それでも。それでも、理性を保つのが人間だ」

ガングート「……もういい。同志、そいつを放してやれ」

ソ連艦娘「……」パッ

ガングート「貴様の望みは?」

提督「彼の身柄はこちらで引き受ける」

ガングート「そうか」パッ クルッ スタスタ

提督(ガングートはそう言うと俺から手を離し、ドイツ兵に歩み寄る。そして手を差し出し、立つのを手伝った)

提督「……!!」

提督(初めて、顔が明らかになる。そのドイツ兵に見覚えがあった。輝く金髪に引き込まれるような青い瞳)

提督(凛々しさを感じるどことなく彼女に似た雰囲気の顔。俺は彼を知っていた。一度、見たことがある)



257以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:29:29.99lNlmT3om0 (11/11)

提督『家族の写真か?』

ビスマルク『Ja, 父と母と、一つ下の弟よ』

提督『弟がいたのか』

ビスマルク『ええ。私の大事な大事な弟。運動も勉強もできるけど、一番いいところは優しいところね。私の一番の自慢なんだから』

提督『そうなのか、凄いな』

ビスマルク『そうでしょう?いつか会わせてあげるわ。きっと仲良くなれるわよ』

提督『それはありがたい。いつか紹介してくれ』

提督(間違いない……ビスマルクの弟だ……!!軍隊に入っていたのか……これはますます彼を保護しなくてはならなくなったな)

ガングート「Табак?」

提督(立ち上がった彼に、ガングートはポケットからタバコを取り出し、差し出す。彼はタバコを恐る恐る受け取り、咥えた)

提督(ガングートは自らも一本咥えると、ライターを取り出す。彼の煙草に火をつけると、自分のにも火をつけて一度、燻らした。そして……)

ガングート「……」スッ グイッ バン

提督「止めろ!!っ!!」バッ

大鳳「っ!?そんな……」ビクッ

鈴谷「っ!?ぅ……おぇええええ!!」ゲボッ

熊野「っ!?……!!」ギリッ

提督(煙を全て吐き出したガングートは流れるような早業で腰のホルスターから拳銃を抜き、彼の顎の下に突き付けた)

提督(引き金を引く。一彼の頭には穴が開き、血液や脳漿、骨片が飛び散る。その場に崩れ落ちる体)

提督(確認するまでもなかった。死んでいる。ガングートは煩わしそうに浴びた返り血を手でふき取ると、口を開いた)

ガングート「早く来い。この後の方針を決めるぞ。それとも、出ていきたいというのなら止めはしないが」ジロリ

↓×1~3

一連の出来事を目撃して
提督の心境と行動
大鳳の心境と行動
鈴谷の初めての最前線と目の前で人が殺されたことを目撃して吐くほど精神的にショックを受け、弱っていることを踏まえての心境と行動
熊野の芯が強くソ連人の野蛮な振舞いに軽蔑と怒りを覚えたことを踏まえての心境と行動
をそれぞれ



258以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 17:58:22.72y6RmMK7+O (1/1)


鈴谷:おうちかえりたい状態。怯えて提督に泣きつく
熊野:湧き上がる怒りに任せてガングートに詰め寄ろうとする
提督:ガングートがただ愉悦のためにではなくあくまで『仇討ち』として処刑したのだと湧き上がる怒りと熊野を抑え、鈴谷の介抱を任せる
大鳳:目の前で起こったことが信じられず呆然とするだけ


259以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/07/24(月) 18:08:20.06Jq3BazVhO (1/1)

提督:一瞬憤激に駆られガングートに飛びかかろうとするも視界に無惨な遺体が入り萎えてしまい、丁重に葬ることを決意する
大鳳:あまりの出来事に茫然自失になるが亡骸を抱き上げる悲痛な面持ちの提督を見て我に返り、埋葬の手伝いをしたいと申し出る
鈴谷:ドイツ兵の弔いに付き合いながら戦争の無情さを感じ取り、今までの自分の所業を振り返って果たして自分達のしてきたことは正しかったのかと自問自答し始める
熊野:場所が場所なので一旦怒りを収めるが猜疑心は留まらず、いつかはドイツのように裏切るのではないかと提督に警戒を呼びかける


260以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 18:11:58.77bUrZifVRO (1/1)




261以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/24(月) 23:06:12.23QyxNdHSj0 (1/1)

>>1
>>251
ごめんね


262以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 01:40:44.77kJKBv1+E0 (1/1)

日本にいる提督に同伴しなかった他の艦娘たちは無事なのかな?


263以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/25(火) 22:46:56.20SjyftYJJO (1/1)

前スレで響の外出に監視が必要になったのをここでうまくいかせないかなー


264以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:03:41.87YI3BuGfB0 (1/16)

提督「……」

提督(本気で殴り飛ばすつもりだった。その後のことは関係ない。よくもビスマルクの弟をと激情のままにぶん殴るつもりだった)

提督(だが、視界に彼の遺体が入り、怒りよりも悲しみや無念、後悔の念の方が大きくなった)

提督(……彼が死んだことは、ここに居る人間しか知らない。そして彼が誰なのかを知っているのは俺だけだ)

提督(このこと、どうビスマルクへ伝えればいいのか……いや、そもそも伝えるべきなのか)

提督(仮に伝えるとしても、今や敵同士のビスマルクとどう会って話をすればいいのか……)

提督(だが、どちらにせよ、今できるのは彼を丁重に弔う事だけだ。きっと俺にしかできない)

提督「……一時間、休憩が欲しい。部下たちは歩き通しているし、先ほど戦闘を経験したばかりだ」

提督「だから一時間だけ休ませてくれ。一時間後にその部屋に行く。どうだ?それでいいか?」

ガングート「……分かった。一時間だぞ」

提督(ガングートは値踏みするように俺を見ると、そう言って先に部屋へと入っていった。俺は、部下たちを確認する)

大鳳「……」

鈴谷「うぇ……げほっ、げほっ」ポロポロ

熊野「……大丈夫ですの、鈴谷?肩を貸しますわ。あちらで少し休みましょう」

鈴谷「っ……」コクコク

提督(大鳳は目を見開いて硬直している。鈴谷は嘔吐し、咽こんでしまっているが、熊野が介抱するようだ)

提督(他の艦娘たちも反応はそれぞれだが……全員大きな問題はなさそうだ。陸戦隊の兵士たちは動じた様子はない)

提督(さすがに戦争慣れしているか。彼らは艦娘や俺と違ってこういった戦闘をよく経験しているからな)

提督(俺はゆっくりと彼の遺体に歩み寄ると、酷いことになっている顔の、その目を閉じさせた)

提督(そして彼を抱え上げる。吹き出るように流れる血に手や服が汚れるが気にはならなかった。振り返り、部下たちに告げる)

提督「一時間休憩だ。よく休むように。周辺の見張りなどの当番は、軍曹に任せる」

提督(了解という部下たちの返事を聞き流しながら、どこか埋葬するのにいい場所を探す。が、ここは中庭だ)

提督(ここに埋めても掘り起こされてしまうだろう。かといってのこのこ外に出て行っていい場所を探すわけにもいかない)

大鳳「……っ!!提督……手伝う」

提督「そうか、ありがとう」

提督(大鳳の申し出に応えつつ、少し考えてから俺は彼を建物の端の部屋に運ぶと、そこに一度下ろした)

提督(そして背負った荷物の中から日の丸の旗を取り出した。全身を覆える大きさではないが、十分に隠すことができる)

提督(それに、これなら行方不明になったりはしないだろう。戦闘が終わったら戻ってきて彼をちゃんと埋葬してやらなくてはならないからな)



265以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:05:22.12YI3BuGfB0 (2/16)

提督「大鳳、俺が彼を抱え上げるから下にそれを巻いてくれないか?」

大鳳「分かりました」

鈴谷「ま、待って……」

熊野「……」

提督(鈴谷に声をかけられる。そちらを見ると、真っ青な顔を限界だというようにひきつらせた鈴谷と心配そうに鈴谷を見守る熊野が歩いてくるところだった)

提督「鈴谷……大丈夫か?」

鈴谷「うん……それより……認識票を取ってあげないと」

提督「っ!!た、確かに。そうだったな……」

提督(あまりの出来事に忘れていたが、そうだった。首から掛けていた楕円形の認識票を取り出す)

提督(それを真ん中で真っ二つにすると、その半分を懐のポケットに大事にしまった。そして日の丸を彼に被せ、彼を抱え上げる)

提督(大鳳と熊野が彼の体の下にその端を巻くようにして押さえ、俺は彼の身体をその場に下ろした)

提督(日の丸の白い部分がみるみる血に染まって赤くなっていく。俺はキリスト教式の葬り方を知らない)

提督(だからただ、手を合わせて祈る事しかできなかった。せめて、どうか安らかに眠ってくれと)

提督(ふと気がつくと、周りに俺の部下たちが集まってきていた。皆が手を合わせて祈っている。そしてソ連人たちはそれを冷ややかに見ていた)

提督「……」

提督(俺は合わせていた手を離し、横たわるソ連の艦娘の遺体の方へゆっくり歩いていく。部下と、そしてソ連人たちが俺を見つめていた)

提督(無言で歩いていく。彼女の前まで来ると、すぐ近くに寄り添っている子に声をかけた)

提督「……祈っても、いいかな?」

ソ連軍艦娘「……Да」ジッ

提督(返事を聞いて、手を合わせる。この子だって無残に殺された戦争の被害者だし、ここに居るソ連人だってそうなのだ)

提督(目の前で行われた蛮行に熱くなっていた頭も、祈っている間に冷静になり、それが理解できるようになっていた)

提督(後ろから足音が聞こえる。どうやら部下たちも俺に倣って祈っているらしい。暫くして、寄り添っていた子が口を開いた)

ソ連軍艦娘「……Спасибо」

提督「……あと五十分ほどだ。皆、ゆっくり休んでくれ。おそらく、これから戦闘だからな」

提督(暫くして、俺は手を離すとそう告げる。部下たちはそれぞれそこらに座ったり寝そべったりして、仮眠を取ったり雑談に興じたりし始めた)

熊野「……提督」

提督(俺は様子がおかしかった鈴谷と話すか、あるいはもうガングートのもとへ向かうべきか悩んでいたところで声をかけられた)



266以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:07:07.03YI3BuGfB0 (3/16)

提督「熊野。君も、大丈夫か?」

熊野「大丈夫ですけれど、気分が悪いですわ。……提督、ソ連人は人ではありません。獣よ」

提督「俺もそう思った。だが彼女達も被害者だ。祈っている間に、それに気がついた」

熊野「でも、彼女は戦闘で亡くなったのでしょう。私刑で捕虜を殺したソ連人に同情の余地はあろうとも、それでも赦されませんわ」

提督「……そうだな」

熊野「……」

提督(熊野はその上品に整った顔を不満げに歪め、俺を見つめる。少し細められたその青緑の瞳は、俺の反応が思っていたのと違うと訴えていた)

提督「とりあえず、このことは正式に抗議する。だがここで彼女達を俺達だけで裁くことはできない」

熊野「ええ……それは分かっていますわ。ともかく……お気をつけあそばせ、提督。ソ連人は信用なりませんわ」

熊野「彼らに礼節や人情を期待しても無駄ですもの。どこぞの恥知らずのようにいつ裏切るのか分かったものではありませんわ」

提督「……ああ、分かった。俺も、君たちを卑劣な裏切りで失うわ気にはいかない。十分警戒するよ」

熊野「ええ、お願いします。私も十分気をつけますわ。……それと、提督」

提督「なんだ?」

熊野「少し鈴谷と話してやってくださるかしら?あの子、今いろいろと限界みたいで……」

提督「ああ、分かった」

熊野「感謝しますわ。では、行ってください。また後ほどですわ。ごきげんよう」

提督「ありがとう。ゆっくり休めよ」

熊野「ええ、それはもちろん。……貸し一つ、ですわよ?鈴谷」ボソリ

提督(熊野に頼まれた通り鈴谷を探す。そうだな、一時間とちゃんと言ってある。問題ないだろう)

提督(部下のメンタルのケアは重要だ。特に、鈴谷は艦娘で、まだ高校生ほどの年齢だ。その精神的ダメージは察するに余りある)

鈴谷「……」

提督「鈴谷」

提督(鈴谷は個室の窓際に座って空を見上げていた。と言っても外から見られないようにちゃんと配慮しているようだったが)

鈴谷「……提督」

提督(鈴谷は萌黄色の瞳を赤く染めていた。かなり思いつめた表情をしている。よく見ると、手が震えていた)

提督「っ……辛いか?」

鈴谷「……これが戦争なんだね」

提督「ああ、そうだな……」

鈴谷「……敵艦隊見っけた。さてさてやっちゃうよ」

提督「……?」

鈴谷「やりぃ。一隻撃沈、鈴谷の戦果じゃん。楽勝楽勝。……鈴谷、あんなに軽く、こんな事してたんだね」



267以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:08:58.27YI3BuGfB0 (4/16)

提督「鈴谷……」

鈴谷「知らなかったよ。人を殺すってこういう事なんだ。こんな近くでたった一人殺すのを見て、初めて分かった」

鈴谷「提督……鈴谷は何人殺したんだろうね?中国で、太平洋で、インド洋で。笑いながら、何人殺したんだろうね?きっと二桁じゃ収まらない」

提督「……君は悪くない。これが戦争だ」

鈴谷「……ごめん、提督。ちょっと向こう行ってて……じゃないと鈴谷、提督にあたって酷い事言っちゃいそう」

提督「……」スッ ダキッ

鈴谷「っ!!」ビクッ

提督(ここでこの子を一人にしてはいけないと直感した。俺は、鈴谷を抱きしめた。言葉ではもうどうしようもなかった)

鈴谷「……っ!!~~~!!」ギュゥゥゥゥ

提督(鈴谷は硬直していたが、いきなり俺の胸に顔を押し付け、痛いほどに俺を抱きしめてきた)

提督(鈴谷の、人間としての全力であろうその締め付けは正直本当に痛かった。だが、それが鈴谷の想いなのだ)

提督(それを受け止められずして何が提督か。女の子の激情を、悲しみや苦しみを受け止められずして何が男か)

提督(暫くして、鈴谷が力を緩めた。そして本当に小さな声で、注意して聞かなくては聞き取れないほどの声で呟いた)

鈴谷「お願い……時間ぎりぎりまでこうしてて……」

提督(俺はそんな鈴谷の願いに、頭を撫でることで答えた。そうして時間いっぱいまで鈴谷と抱き合っていたのだった)



熊野「……!!」コソッ

大鳳「熊野、何しているの?」

熊野「鈴谷ぁ……!!これは貸し一つじゃすみませんわよ……!!貸し十くらいはいきますわ……!!」ブツブツ

大鳳「熊野?」

熊野「っ!!何かしら、大鳳さん?」ビクッ サッ

大鳳「い、いや、何しているのかと思って……何を見ていたの?」

熊野「見ていた?いえ、まさか。この私がのぞき見を?していませんわ。おほほほ」

大鳳「そ、そう……ところで、提督がどこに居るか知らないかしら?ちょっと目を放したら見失っちゃって」

熊野「提督?何か御用ですの?」

大鳳「少し話をしたくて」

熊野「……提督は今、鈴谷のケアをしていますわ」

大鳳「あぁ……結構キてるみたいだったわね、鈴谷」

熊野「そうですわね。あの子は良くも悪くも普通の女の子なのですわ」

大鳳「そうかぁ……じゃあ出直そうかな」


268以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:09:31.39YI3BuGfB0 (5/16)

熊野「そう言って頂けると幸いですわ」

大鳳「……それで、何を見てたの?」

熊野「何も見てい・ま・せ・ん・わ」

大鳳「この部屋の中よね?……!!」ピクッ

熊野「ちょっ!!もう……!!」

大鳳(提督と鈴谷ってそういう関係……?いや、けど……聞いたことないな。なんだろう……胸がざわざわする。ふしぎ)ザワザワ

熊野「私は別に覗き見ていたわけじゃありませんわ。あくまで鈴谷を心配して見守っていただけですの。よくて?」

大鳳「うん」

熊野「ならいいですわ」

大鳳「ところでさ、鈴谷って提督とできてるの?」

熊野「はぁ……!?まさか……!!ありえませんわ……!!」

大鳳「……でも、抱き合ってるし」

熊野「あれは、鈴谷を慰めるために提督が抱きしめたのですわ。決して鈴谷が提督とお付き合いしているからではありません」

大鳳「そっか、よかった」

熊野「!」

大鳳(……私だって辛くて苦しくて怖かったのに。ずるいな。ひどいな。……私だって。私だって)

熊野「……とりあえず、今はそっとしておきましょう」

大鳳「……」


269以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:14:54.85YI3BuGfB0 (6/16)



ガングート「時間十分前、日本人は時間を守らないというのは本当だな」

提督「すまない」

提督(部屋に入ると、燻らしていたタバコを消して感情の読めない無表情でこちらを見るガングートに迎えられた)

提督(俺と軍曹と大鳳が机の周りに集まる。その上には地図がおかれ、いろいろと情報がロシア語で書き込まれていた)

ガングート「さて、状況を説明しよう。ドイツ軍の攻撃で、街では再び戦闘が行われている」

提督(全員が地図に注目する。ガングートは指で地図を指し示しながら状況を説明していった)

ガングート「川の向こう、西側の地区はすでにドイツに支配されているが、とうとうこっち岸まできたわけだ」

ガングート「街は今や半包囲されている。郊外ではドイツ軍の強力な機甲化部隊を前に同志たちは後退を余儀なくされているのだ」

ガングート「このままでは負ける。唯一の活路は海に出て艦娘で反撃することだが、港までの道にはドイツ軍が居座っている」

ガングート「地図を見ろ。我々の位置がここだ。そして港がここ。だが偵察部隊の報告では未だに敵はここの倉庫に居座っている」

ガングート「銃声からして現在の大まかな前線はここだ。そんなに深くはないが、我々は敵の後方に取り残されているというわけだな」

大鳳「港とここの中間地点……迂回は出来ないの?」

提督(大鳳の問い。それは俺も思った。場所が分かっているのなら迂回すればいい。だが、ガングートは首を横に振った)

ガングート「危険すぎる。街では家一つを取り合う白兵戦がそこらで繰り広げられているのだ。そして我々はその位置を把握できていない」

軍曹「どこに敵がいるか分からない上に、こちらの戦力は多くはありません。敵の大部隊と会敵したら、最悪、全滅もあり得ます」

提督(ガングートの言葉に、軍曹が同意する。経験者と専門家が言うのであれば、そうなのだろう)

提督「迂回は無理か……分かった。なら、ここに居る人員でドイツ軍を突破して港へ出るしかないな」

提督(俺の言葉に、ガングートは落胆がはっきりとわかるほど残念そうな表情で俺を見る。そして口を開いた)

ガングート「そうしたい所だが、そちらは見たところ七十人程しかいない。中隊と聞いていたが、随分と少ないな」

提督「敵の攻撃に遭って何とか撃退したが多くの戦死者を出してしまった……」

ガングート「そうか。どちらにせよ、この人数では無理だ。敵は総統の電動ノコギリで武装している。……ここに籠城して戦況が変わるのを待とう」

提督(ガングートの提案に、しかし俺は賛成できない。戦闘が続いている今こそ、動くべき時だ)

提督「今なら敵の注意は戦闘に向けられている。待っていたら今よりもっと不利になるかもしれないぞ?」

ガングート「東からの援軍が来るはずだ。きっと戦局は変わる。提督、勇気と蛮勇は別物だ」

ガングート「相手はドイツの悪魔だ。中国人や弱体化していた連合国の植民地守備隊、現地で徴兵された兵士とは訳が違うぞ」

提督(ガングートの言葉は、本当に心からそう思っているのが分かった。確かに、俺もドイツ軍の活躍は新聞で良く知っている)



270以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:16:44.06YI3BuGfB0 (7/16)

提督(だが、動かなくてはならないのなら今しかない。しかしガングートの言う事ももっともだ。なら……)

提督「……とりあえず、そこまで行こう。そして現地を確認して攻撃ができるのであれば攻撃する」

ガングート「はぁ……愚かな……なら、お前らだけでやれ。我々は協力しない」

大鳳「……!!」ギロリ

提督(ため息を吐き、興味を無くしたようにそれこそ匹夫の勇の匹夫を見るような冷たい軽蔑の混じった視線で俺を見るガングート)

提督(大鳳はそんなガングートを敵意のこもった視線で射抜くように睨みつける。だがガングートは気にも留めない)

提督「もちろんだ。君たちは艦娘だし、何より女の子だ。こういうのは男の仕事だよ」

ガングート「そうか。……ふー」スッ シュボッ

提督(新しいタバコに火をつけたガングートに噛みつこうとする大鳳を制止して軍曹に声をかける)

提督「軍曹、そういうわけだ。すぐに出発しよう」

軍曹「了解しました。すぐに準備させます」

提督(仮の会議室を出て、皆を集合させてこれからのことを伝える。皆、緊張した面持ちだった)

提督「よし、では陸戦隊は荷物を纏めろ。行くぞ」

提督(俺の言葉に、艦娘達が驚愕したように目を見開いた。一瞬の間、そして火がついたように捲し立てられる)

大鳳「っ!?提督も戦闘に参加するのですか!?」

提督「もちろんだ」

熊野「止めてください!!何かあったらどうするつもりなんですか!?」

鈴谷「そうだよ!!提督が死んじゃったら誰が指揮を執るの!?」

提督「その場合は大鳳に指揮権を譲る。ソ連軍と行動を共にしろ」

大鳳「そんな……!!」

軍曹「提督、私も反対です。指揮官はみだりに危険を冒すものではありません」

提督(艦娘だけでなく、軍曹からも反対された。確かに、それほどのことなのだろうな。将官が最前線で戦うのは。だが……)

提督「軍曹、ただでさえ人手が少ない。そんなことを言っている場合ではないだろう?」

軍曹「っ……しかし!!」

提督「命令だ、私も戦闘に参加させろ」

提督(真剣な俺の様子に、暫く迷っていた軍曹は観念したように肩を竦めて笑顔を浮かべながら口を開く)

軍曹「……分かりました。ですが、戦死しないことを念頭においてください。いいですね?」

提督「分かった」

提督(そのやり取りを見た艦娘達も同じく観念したのか、各々呆れたり心配したりとといった反応を見せた)

大鳳「……なら、仕方ありません。我々が提督を護衛します」



271以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:19:15.07YI3BuGfB0 (8/16)

提督「いや、君たちはここで待機だ」

提督(が、そういう俺の言葉に再び緊張に包まれる。大鳳は驚愕し、熊野は頭が痛いといったように目を閉じこめかみに手をあてる)

提督(そして鈴谷は今にも泣きそうなほどに悲しそうな顔をした。だが、連れて行くわけにはいかない)

大鳳「っ!?なぜですか!?」

熊野「どういうおつもりですの……!?」

鈴谷「提督……!!」

提督「さっきも言っただろう?君たちは少女と呼んで差し支えない。それに、艦娘だ。しなくてもいい危険な仕事は男に任せろ」

大鳳「っ!!でも!!それなら提督だって前線に行くべきではありません!!」

熊野「そうですわ!!貴方は将官ですのよ!?みだりに前線へ出て戦死の危険を冒すべきではありません!!」

鈴谷「お願いだから一緒に後方に居てよ!!死んじゃったらどうするの!?鈴谷、後追うよ!?」

提督(何とかして俺を思いとどまらせようとする大鳳、怒りをあらわにする熊野、必死に懇願する鈴谷)

提督(だが俺の意志は固かった。何があっても譲る気は無い。俺はその意志を視線に込めて皆を見渡す)

提督「静かに!!……いいか?命令だ。俺は指揮官として、帝国軍人として戦わなければならない」

提督「いつも私は後方で君たちを指揮するだけ……こんな時ぐらい、かっこいいところを見せさせてくれ」

大鳳「……いつでもかっこいいですよ、提督は」ギリッ

熊野「……死んだら、大バカ者の、間抜けの、カッコ悪い気障男になりますわよ……忘れないでくださいな」ギュッ

鈴谷「やだよぉ……!!行かないでよぉ……!!ていとくぅ……!!」ポロポロポロ

提督「大丈夫、俺もまだ死ぬつもりは無い。生きて帰ってくるよ。それまで、待っていてくれ」



272以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:22:06.12YI3BuGfB0 (9/16)



提督(艦娘達を待機させ、装備を整えて出発する。地図を確認、本来ならよくわかるはずだが、戦闘で街並みはだいぶ変わっている)

提督(迷子になったり、うっかり敵や自分達の位置を間違えたりしないようにしなくては。さもなくば待っているのは死だ)

軍曹「角に気をつけて。短く走るんです。前だけでなく、左右後ろはもちろん、上にも気をつけて下さい」

提督「分かった。行こう」

提督(動きたくない気分になるが、無理矢理脚を動かして進む。窓に敵が居る気がする。生きた心地がしない)

提督(余計なことを考えるのを止めた。大事なのはここで失敗しては皆が危ないという事だ)

提督(がれきの中を進んでいく。街の中心に近づくにつれて、戦闘の跡は濃くなっていった)

提督(時折見かける死体は、あるものはドイツ兵であるものはソ連兵、そしてあるものは市民の様だ)

提督(それらの死体は整列させられているものもあれば、放置されているものもある。五体満足の者もあれば、欠損があるものもある)

提督(腐敗が進んでいるもの、そうでないもの。ただ眠っているだけの様なもの、一目で死んでいるとわかるもの)

提督(時間が止まっているようだ。ここがこの世とは思えない。改めて思う。そうか、これが最前線か。これが戦争か)

軍曹「あれだ。あれが例の建物だ。太陽は見えない。双眼鏡で見てみろ」

日本兵「……確かに。正面の建物、赤いレンガの奴の二階に機関銃が見えます。見張りは一人だけです」

軍曹「距離があったら勝ち目がありません。静かに近づきましょう。大丈夫、砲撃のおかげでそこら中穴だらけです。隠れ場所は十分にある」

提督「っ!!という事は……」

軍曹「あそこを攻略して港までの道を確保しましょう。大丈夫、敵はこちら側でなく前線の方を警戒しています」

提督「分かった」

提督(重い手足を何とか動かして進んでいく。足場は悪く、滑らないようにするのが大変だ。奴らに気がつかれたら終わりだろう。気をつけなくては)

ダン

「「「「!!」」」」

提督(そう思っていた時だった。すぐ後ろで銃声が響く。心臓が止まるかと思った。とっさに振り向いて確認する)

日本兵「何をしてやがる!!」

日本兵「ぼ、暴発したんだ……!!」

軍曹「伏せろ!!」

ガガガガガガガガガガガガ

提督(軍曹の怒声が響く。とっさにその場に伏せた。銃声、がれきが弾ける音、風切り音。頭を手で覆う)

提督(隣に伏せた二等兵が視界に入った。彼が伏せたのではない事が分かった。うつぶせに倒れている彼の制服に空いた穴と染み出る血液)

提督(暫く、目が離せなかった。近くの瓦礫が銃弾に当たってはじけ飛ぶ。我に返り、転がって穴の深い所へ移動する)



273以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:24:49.75YI3BuGfB0 (10/16)

軍曹「煙幕を使え!!煙幕だ!!」

提督(軍曹の声が聞こえる。だが煙幕なんて持っていない。ずっとここで丸まっていたかった。目をつぶると、大鳳と熊野、鈴谷が見えた)

提督「ここで俺が失敗したら……誰があの子たちを守るんだ……!!」ギリッ

提督(すんでのところで俺はやるべきことを思い出せた。勇気を持って前方を確認する。誰かが投げたのであろう複数の煙幕が広がりつつあった)

軍曹「前進!!前進しろ!!」

提督(その声に弾かれるように駆け出す。不安定な足場で転び、尖った瓦礫に倒れる痛みがあろうとも、直ぐに起き上がって走り続ける。そして……)

提督「……っ!!」サァッ

提督(煙幕から出てしまった。機関銃……MG42までの距離は50mくらいだ。ドイツ兵と目が合った気がした)

日本兵「提督!!」バッ

提督「っぁ!!」

提督「おぞましい音が響く。が、銃弾が俺の体を八つ裂きにする前に、誰かが俺を突き飛ばした。砲撃跡の中に倒れ込む)

提督「っ……!!」

日本兵「ぐぅ……!!」

提督(一瞬の混乱、そして状況把握。俺は彼に突き飛ばされたらしい。だが、その彼は……脚を撃たれていた)

提督「だ、大丈夫か!?すまない……!!」

日本兵「何のこれしき……!!」

提督「手榴弾……!!」

提督(ふと彼の持っていたそれに気がついた。もしこれをあの銃座に投げ入れることができれば……)

提督「俺が……俺が代わりに投げる!!」

日本兵「……使い方は分かりますか?」

提督「ああ、任せてくれ!!」

提督(彼からそれを受けとる。環を指にはめて、信管が小指の方に来るように持つ。後は投げるだけ。だが……)

ガガガガガガガガガガガガ

提督(機銃掃射が続いている。俺は握りつぶさんばかりにそれを握りしめた。まだ出られない。援護射撃があれば……)

ダン ダン ダッダッダッ ダンダン パパパパパ

提督「っ!!」

提督「後方から発砲音が聞こえる。それも断続的にたくさん。今しかない。体が動いた。立ち上がる。緊張の一瞬」

ガガガガガガガガガガガガ

提督「!!」ニタァ

提督(MG42は撃ち返すのに忙しいようだった。俺を狙っていない。走れ走れ!!奴らに気がつかれたら終わりだ!!)

提督(50メートルが遠い。俺なら7秒とかからず走り切れるはずなのに!!もどかしさ、焦り、もう届くはずだ。投げてしまおうか?)

提督(だが、外したらそれで終わりだ。その思考を殺して走る。近づく。限界まで。……今だ!!)



274以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:26:39.19YI3BuGfB0 (11/16)

提督「死ねぇ!!」ブンッ

ドイツ兵「Granate!!」

ドォン

提督(手榴弾は俺の手から離れ、そして機関銃の突き出ている窓に吸い込まれた。爆発。ドイツ兵が一人窓から吹き飛ばされて落ちてきた)

提督「……!!」

ドイツ兵「Augh……」ドサッ

ドッガァン

提督「うっ!?」ドサッ

提督(彼は俺を飛び越え後方に落ちる。見とれる。そして俺は吹き飛ばされた。大爆発の音。熱風。暫く朦朧としていた。よかった、死んではいないみたいだ)

提督「……っ」

提督(何かに誘爆したのだろうか。俺はそのまま脱力して倒れている。そのまま意識を手放してしまいたかった)

提督「くっ……」

ドイツ兵「 Nein……!!」モゾモゾ

提督(だが、それはダメだ。顔をあげると、目の前ではドイツ兵がもがいていた。まだ生きているようだ)

ガングート「……!!」スタスタ ニタァ

提督(その奥から歩いてくるのは、ガングートだった。手には見たことのないライフルを持っている。一直線にこちらへ歩いて来ていた)

ガングート「……」ダンッ

ドイツ兵「」

提督(何か良いモノを見たというように怪しげな笑みを浮かべて俺を見ている。通り過ぎ様にもがくドイツ兵を一瞥もせず射殺し。俺の目の前で立ち止まった)



275以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:32:23.93YI3BuGfB0 (12/16)



ソ連艦娘「電車はいいですね、寝ていれば目的地に着く」

ガングート「そうだな。どちらにせよ、レニングラード、ムルマンスクときて、とうとう我々の墓に着いた訳だ。これより後方は存在しない」

ソ連艦娘「縁起でもないことを言わないでくださいよ」

ガングート「悪かった。……ん?あれは」

ワーワーワー

ソ連政治将校「ようこそアルハンゲリスクへ!!諸君らはこの地で人生で最も偉大な日を迎えることとなる!!」

ソ連政治将校「邪悪なドイツの悪魔は大きな損害に構わずこの町へさらに家畜を送ってきている!!」

ソ連政治将校「奴らは死体とスクラップの山を築きながら前進している!!我らが党、我らが祖国、偉大なるソビエトは我々に命令を下した!!」

ソ連政治将校「Ни шагу назад(一歩も引くな)!!諸君らの後方には家族や国を支える工業地帯、農業地帯があるのだ!!この街を死守しろ!!」

ソ連政治将校「前進しろ!!敵を殺しつくせ!!決して諦めるな!!偉大なる祖国の為に命を賭して戦え!!」

ソ連政治将校「後退は赦されない!!臆病者や反逆者は撃ち殺す!!日や距離を数えるのはもう止めろ!!」

ソ連政治将校「殺したドイツ兵の数だけを数えろ!!ドイツ兵を殺せ!!それは諸君らの母の祈りだ!!祖国の大地の叫びだ!!」

ソ連政治将校「躊躇うな!!赦すな!!ドイツの侵略者に死を!!」

ソ連軍艦娘「ああ、政治将校ですよ。動員兵に訓示しているんです」

ガングート「……あの列車に詰め込まれてきたのか」

ソ連軍艦娘「各地から兵士をかき集めて前線へ送っているんですよ。そのうち人がいなくなる」

ガングート「そうだな……」

ソ連軍艦娘「司令部へ向かいましょう」

ガングート「ああ……」

スタスタスタ

ソ連軍政治将校「銃は二人に一丁だ!!銃を持った奴は死ね!!弾を持った奴はそいつの銃を拾って戦え!!」

ガングート「正気か?」

ソ連軍艦娘「今まで知らなかったんですか?」

ガングート「ずっと海で戦っていたからな。陸ではいつもこうだったのか?」

ソ連軍艦娘「Да. 高級将校の大粛清の結果がこれですよ。戦術も戦略もありはしません」

ガングート「海も酷いモノだったが陸ではこれほどか……」

ソ連軍艦娘「全部書記長のせっ、おっと……何でもありません。さあ行きましょう」

ガングート「……」コクリ



276以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:35:42.82YI3BuGfB0 (13/16)



ソ連兵「無理だ!!撤退しろ!!撤退するんだ!!」

ソ連軍政治将校「何を後退している!?ふざけるな!!前進しろ!!一歩も引くな!!」

ソ連兵「突破できない!!全滅するぞ!!後退だ!!」

ソ連軍政治将校「前進だ!!後退は赦されないぞ!!死ぬまで戦え!!」

ソ連兵「撤退撤退撤退!!」

ソ連軍政治将校「一歩でも下がれば反逆者だ!!臆病者や裏切り者に慈悲は無い!!撃て!!」

ソ連軍督戦隊兵士「撃て!!」

ダダダダダダダダダダ

ソ連兵「撃つな!!味方だ!!」

ソ連兵「畜生!!本気で撃ちやがった!!」

ソ連兵「っぁ!!」ドサリ

ソ連兵「あぁ!!」ドサッ

ガングート「……狂っている」

ソ連軍政治将校「役立たず共め。五百人集まってこの様か……駄目だ、港は取り戻せない。東側の港を使うしかないな。そっちへ移動しろ」

ガングート「……了解」



ガングート(上級将校は皆、無能だ。奴らこそ銃を取り前線で戦うべきなのだ。そうすればもう少しマシな戦況になるだろう)

ガングート(どこかに居ないものか。後方でふんぞり返っているだけの無能ではなく、前線の戦いを知っている有能な将校は)

ガングート(そんな人の下でなら私は誇りを持って存分に戦えるのだが……そういう人は皆、殺されたか)

ガングート「この戦争……勝てるのだろうか……?」



277以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:39:46.26YI3BuGfB0 (14/16)



ガングート「ははっ痛快だな!!日本人、いや、貴様はもう同志だ。お前のような勇敢な奴が日本軍に居るとは思わなかった」

提督「くっ……」グググッ

ガングート「立てるか?ほら」スッ

提督(ガングートが俺のそばにかがみこんで腕を俺の脇腹にまわした。そして俺が立ち上がるのを助けてくれる)

提督「……き、君たちが援護してくれたのか?」

ガングート「まあな。だがそれはもうどうでもいい。見ろ、同志」スッ

提督(そう言われ振り返ると、先ほどまでドイツ軍が陣取っていた建物が炎上していた。手榴弾だけの爆発なわけではないな)

ガングート「奴ら工兵部隊だったようだな。この町にこれ以上破壊する所などないだろうに」

提督「そうだな……」

ガングート「ともかく、貴様のおかげで港への道が開いた。礼を言うぞ。コレで勝利は我々の物だ」

提督「だといいが……ともかく、港まででられればいい。海辺に出られれば君たちは出撃できる」

ガングート「ドイツ人共も海沿い全部を見張れるほどの兵力は無い。大丈夫だ。さて、日本の艦娘達が来るまでタバコでも吸うか?」スッ

提督「呼びに人を……行かせたんだな。ありがとう。だがタバコはいらない。殺されたくないんでね。止めておくよ」

ガングート「同志を撃ちはしない。遠慮するな。んっ……ほら」スッ シュボッ グイッ

提督(タバコを断る俺に、ガングートは自らタバコを咥えて火をつけた。そしてそれを俺の口に強引に押し込む)

提督「っ……いただくよ。ありがとう」

ガングート「それでいい。さて、!……貴方の部下が話したそうにしている。話してくるといい」スッ

提督「!」

提督(なぜか少し不機嫌そうになったガングートが指さす方を見ると、軍曹がこちらの様子を窺っていた)

提督(丁度良かった。俺も話をしなくてはと思っていたのだ。俺はすぐに軍曹の所へと向かった)



278以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:43:03.58YI3BuGfB0 (15/16)



提督(軍曹たちに港までの道を確保させ、ソ連の艦娘達と大鳳たちを待っているとすぐに伝令のソ連艦娘と一緒に大鳳たちが現れた)

鈴谷「提督!!提督提督!!よかった……本当に良かった……!!」バッ ダキッ ギュゥ

提督「鈴谷、俺は大丈夫だ。ありがとう」ナデナデ

大鳳「提督……流石です、信じていたわと言うべきかしら?……どんなに命令に背いて後を追おうかと思ったか」ギュッ

提督「すまない、大鳳。心配をかけた。信じて待っていてくれてありがとう」ギュッ

熊野「待つ辛さがどんなに辛いか教えて差し上げたいものですわ。ともかく、無事でよかった……」スッ フキフキ

提督「俺がいつも味わっている辛さだよ。んっ……ありがとう、熊野」

提督(鈴谷に抱きつかれ、大鳳に手を繋がれ、熊野に頬の汚れをハンカチで拭かれる。どんなに心配をかけてしまったのか)

提督(とても申し訳なくなり、そしてそこまで心配されて嬉しい。そんな様子をひきつった笑顔で見ていたガングートが押し殺した声で言う)

ガングート「さて諸君、後は時間との勝負だ。一刻も早く港へ行くぞ。同志たちが今も血を流して戦っているのだ」

提督「っ、すまない。行くぞ皆。二列になれ。道路の両端を整列して進むんだ。ただし、前後の距離を詰めすぎるなよ」

「「「「了解」」」」

提督(ソ連軍と混じって隊列を組み、瓦礫と死体に飾られた道を警戒しつつ進んでいく。先行した軍曹たちが一度通った道とはいえ、あの爆発だ)

提督(敵が確認のために来たとしてもおかしくない。瓦礫の影や廃墟の窓、ドアに注意して進む)

ソ連軍艦娘「Блядь!!」ガラッ ガシッ

提督「っ」

提督(カーテンの閉まった窓に小銃を向け、警戒しつつ中を確認しようとしていたところで、通りの反対を進んでいたソ連の艦娘がこける)

提督(瓦礫が崩れたようだ。彼女はすぐ近くの標識を掴んで転ばないようにしようとしたが、なんと標識が倒れた)

ドンッ ガラガラガラ

ドイツ兵「Was!?」

ドイツ兵「Scheiße!!Achtung!!」

ドイツ兵「Feind!!」

提督「っ!!」

提督(標識が家屋の壁に当たり、壁が崩れる。中には数名のドイツ兵が居た。どうやら休憩中だったようだ)

提督(タバコを吸っていたり座って休んでいたりする。だが、一人だけライフルを手にこちらを向いて立っていた)

提督(そのドイツ兵と目が合う。互いに、とっさに銃を向け合う。だが、俺はそちらに背を向けていたのだ)

提督(相手の方が早い。撃たれる。そう分かった。そうとしか理解できず、他に何も考えたり感じたりする時間が無かった)



279以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:50:50.15YI3BuGfB0 (16/16)

ダン

ドイツ兵「っ」ドサッ

提督「撃て!!」ダンッ

ガングート「Убей(殺せ)!!」ダッダッダッ

ダンダンダン パパパパパ

「Aaauu!! 」「Ugh……」「 Nein!!」

提督(……銃声が止み、静寂が訪れる。俺は、生きていた。俺を撃とうとしたドイツ兵は発砲する寸前に撃たれた)

提督(残ったドイツ兵たちは銃を構える間もなく制圧された。ソ連の艦娘が機関短銃を手に部屋に入っていく)

ソ連軍艦娘「……Они умерли(皆死んでいる)!!」

ガングート「Очень хорошо(素晴らしい)!!」

提督(緊張が解ける。敵は全滅したようだ。俺は間一髪のところで助かったようだ。いったい誰が助けてくれたのか)

鈴谷「……!!」フルフルフル

提督(銃声がした方を見る。そこに立っていたのは、目を見開いて、壮絶な表情で震えている鈴谷だった……)

↓×1~3 

たゆたう硝煙、震える銃口、彼女の脳裏に鮮明に焼き付いている光景

鈴谷(提督が危ない!!)

それ以外を考える間もなく銃を向け、引き金を引いた。殴られたような反動、吹き出る鮮血、崩れ落ちる兵士

鈴谷(ああ、そうか……)

もはや二度と動くことのない体、何もうつさない瞳、場違いなほどに美しい流れ出る紅い血液

鈴谷(鈴谷、人をころしちゃったんだ)

鈴谷はどうなる?

例)1d100 でSAN値直葬 ひとしきり狂ったように笑って周りをドン引きさせてから普段の鈴谷に戻る。が、以降鈴谷は普段の鈴谷のまま人の命を羽よりも軽く考えるようになる



280以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 16:56:08.07Unx16Xxvo (1/1)

提督を守るために仕方なかったと自己正当化を図るも、ショックが余りにも大きく武器を持つ手が震えるようになる


281以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 17:35:59.97LgmkHdnIo (1/1)

鈴谷は戦いの中での人間の命の脆さを実感する。しかし敵の命との引き換えに提督を守れた事で自分の手をいくら汚してでも提督だけは守り抜くことを密かに決意する


282以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 18:23:16.900rTpNEDt0 (1/1)

↑+覚悟を決めて鋼鉄の心に目覚める


283以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 21:13:53.43s1R7ZMJC0 (1/1)

プライベートライアンか


284以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/28(金) 21:21:57.8176i+cmG+O (1/1)




285以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/29(土) 20:42:56.21XlUPtMBl0 (1/2)

鈴谷(ああ、そうか。人ってこんなに簡単に死んじゃうんだ。知らなかったな。……なんて弱い生き物なんだろう)パチッ

鈴谷(こんなもの使わなくたって簡単に殺せちゃう。死んじゃう。……けど、そういうものなんだ)

鈴谷(……私は、けど、提督を守れた。敵を殺して、提督を守った。人を殺すことで、人を守れることもあるんだ)ギュッ

鈴谷(だから提督……安心して。鈴谷がきっと守ってあげる。ずっと守ってあげる。たとえ……人を殺しても)パチッ

提督「……鈴谷、ありがとう。大丈夫か?」

鈴谷「……うん、大丈夫。もう大丈夫だよ」ジッ

提督(恐怖からか、鈴谷は目を閉じ、眉間に皴を寄せていた。暫くの間そうしていたが、やがて目を開くとしっかりとした眼差しで俺を見つめる)

提督(もう震えてはいなかった。何かの決意を宿したような気迫を感じる。これなら大丈夫そうだ)

提督「分かった。では先を急ごう」



提督(港に着き、対地攻撃を加えているドイツの軍艦や艦娘を確認。やはりな。ソ連海軍を想定したドイツ艦隊は我が帝国海軍の敵ではない)

提督「よし、出撃だ!!艦隊は全力で制海権を奪取!!ドイツ艦隊に帝国海軍の実力を見せつけてやれ!!」

大鳳「了解!!さぁ、やるわ!第六〇一航空隊、発艦始め!!目標、敵ドイツ海軍!!力の差を見せつけてやる!!」

鈴谷「了解、改鈴谷型の力……見せてあげる……!!もう鈴谷は迷わないし、躊躇わないから!!」

熊野「承りましてよ。重巡熊野、推参いたします!!さて、こそこそするのももう終わりですわね。帝国海軍の本領、見せてあげましょう」

提督(すぐさま出撃させ、攻撃を加える。まさか帝国海軍がこうも早く来るとは思っていなかったドイツ軍は大混乱に陥った)

ドイツ軍艦娘「Donnerwetter!!Unmöglich!!(なんてこった!!信じられない!!)」

ドイツ軍艦娘「日本軍だ!!早すぎる!!」

ドイツ軍艦娘「反撃しろ!!」

大鳳「航空隊、突撃!!」

鈴谷「うりゃぁ!!」ドガァン

熊野「一捻りで黙らせてやりますわ!!」ドガァン

ドイツ軍艦娘「無理よ、支え切れない!!戦力が違いすぎるもの!!航空支援は無いの!?」

ドイツ軍艦娘「後退だ!!北上して離脱しろ!!司令部へ連絡!!」

提督(混乱しつつも反撃してくる。だが、それは蟷螂の斧だった。すぐに蹴散らされ、撤退していく。容赦なく追撃を加えても良かったが、それよりも優先するべきことがあった)

提督「よし、いいぞ!!追撃はいい!!目標を変更、攻勢中のドイツ陸軍だ!!大鳳と鈴谷の航空隊は郊外の機甲部隊を攻撃!!」

提督「熊野の航空隊は市街のドイツ軍の偵察と攻撃!!さらに全艦は艦砲による火力支援を行え!!」

「「「「了解!!」」」」



286以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/07/29(土) 20:55:41.08XlUPtMBl0 (2/2)

ガングート「……!!これが帝国海軍か……」

提督(あっという間に制海権を取り返し、ソ連陸軍の支援を始めた我が帝国海軍の手際を見て、驚愕するソ連の艦娘達)

提督「ガングート、こちらの偵察機からの情報を送る。火力支援に役立ててくれ」

ガングート「っ!!了解した。さて同志諸君、……我々も攻撃開始だ」

提督(俺の言葉にソ連海軍の面々は砲を構える。そして砲撃。なるほど、筋は悪くなさそうだ)

提督(個々の技量はある。技量はあるがそれを活かす艦隊行動や戦法を知らないのだろうな。いい教育と指揮官が必要だ)

提督(……その後、赤軍の必死の抵抗もあり、今日の所は何とかドイツ軍の攻勢を頓挫させることに成功した)

提督(しかし未だにドイツ軍は健在だ。この街での戦いはまだまだ続くだろう。ガングートの言っていた東からの援軍が早く来ればいいのだが……)



ガングート「同志提督、少しいいか?」

提督「ガングート。どうした?」

提督(ソ連軍に割り当てられた宿営地で夕食を食べ終わり、寝る前の少しの時間で手紙を書いていた所にガングートが来た)

提督(少し決まりが悪そうにそわそわしている。何か深刻な事があるようでもないようだが……一体どうしたのだろうか?)

ガングート「……今日の帝国海軍の戦闘、見事だった」

提督「ああ、ありがとう」

ガングート「知っての通り、我がソ連は陸軍国だ。海軍の規模は小さく、実力は低い。潜水艦隊は数こそ立派だが……水上艦隊は無いに等しい。残念だが……」

ガングート「貴方達がいともたやすく撃退したあの程度のドイツ艦隊にも苦戦していたのだ。……我ながら、情けないな」

提督「……」

ガングート「そこでだ。どうか我々の指揮を執ってくれないだろうか?無論、党は許可しないだろう」

ガングート「だが我々の指揮官は命令は出すが、戦闘の指揮などは全て私に委任している。海の戦いなど知らないただの政治将校だからだ」

ガングート「だから私が指揮を執っていることにすれば問題ない。もちろん、もっと親密な協力体制を取るように上層部に働きかける」

ガングート「いずれは正式に貴方の指揮下に入る事もできるかもしれない。だが、戦闘は今起こっている」

提督「……そうだな」

ガングート「貴方について調べさせてもらった。もっと大きな艦隊を指揮していたと聞いている。太平洋、インド洋、地中海で戦った歴戦の勇士だと」

ガングート「私では想像もできない大規模な海戦の指揮を執って勝ってきたのだろう?使える駒は多いほうが良いはずだ」

ガングート「だからどうか我々と共に戦ってくれ。約束する。私にできることは何でもする」

↓1~3 提督の反応