223 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/23(火) 01:06:37.82TRE9jSwK0 (13/17)

~龍季の気遣い~

龍季「みんなー、おまたせー!今からアザラシショーのお手伝いをしてくれるお友達を紹介するねー!」

龍季「グリモワール魔法学園の、楠木ありすちゃんと、・・・・・・お前名前なんだっけ?」

転校生「―――だよ」

龍季「―――くん!ありすちゃんと―――くんはいくつなのかな?」

転校生「えっと、ぼくは6・・・じゃなかった、5さい!」

ありす「ぁ・・・じゅうさ・・・ぇす・・・」

龍季「5歳と13歳だね!それじゃあ、次はカワイイアザラシちゃんの紹介!島風ちゃん&タマザラシズ、おねがいっ!」

島風「おうっ!」

タマザラシズ「「「「応ッ!!!」」」」

龍季「それじゃあ島風ちゃんがお手本を見せてくれるから、ありすちゃんたちはその後にやってみてね!」

島風「それじゃあいくよー・・・6ゴロリン!」

タマザラシ「「「「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイヴ!シックス!」」」」ゴロリンゴロリンゴロリンゴロリンゴロリンゴロリン

転校生「こんな感じでやるのかー」

・・・

※【】内は英語で会話している設定

たまたま来ていたエミリア「【あの、もしもし、レティ?今ね、日本の水族館で玉みたいなアザラシがショーをやってて・・・】」

レティシア「【ハッハッハ、そんなものがいるはずないだろう。卿もジョークが上手くなったな】」

エミリア「【え、いや、あの、冗談でも何でもなくて、本当なのよ!動画取ってるから!後でデータ送るから!】」

メアリー「おっ、転校生がやってらぁ。・・・あっ、進化した」

エミリア「えっ、うそっ!?見逃した!あああ!トドグラーになってる!なんで!?いつのまに!?」


224 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/23(火) 01:07:48.49TRE9jSwK0 (14/17)

~ゆさとの遭遇~

転校生「あ、オジサンだー!ほんとにひげが生えてるみたい・・・」

ありす「かわぃ・・・♪」

転校生「おさしみとかポワレとかおいしいらしいよー。油使って中華風もありかも」

ありす「!」ジュルリ

鳴子「水族館の楽しみ方は人それぞれだけど、せめて食べ物の話題からは離れないかい?」

転校生「あ、ゆさも来てたんだ」

鳴子「こんにちは、転校生くん、楠木君」

ありす「ぁ・・・んに・・・は・・・」

転校生「ねえ、ゆさ。ゆさはなんかおいしいちょーりほう思いつかない?」

鳴子「僕はなんだって知ってるわけじゃない。自分が興味のあること以外はさっぱりさ」

鳴子「だから、おいしい料理の作り方なんかは他の人に聞いた方がいい」

転校生「それはそれ、これはこれ。思いつかない?」

鳴子「君は相変わらずたまに強引な所があるね。・・・ふむ、白身魚だろ?鯛茶漬けみたいな感じで食べれるんじゃないかな?」

ありす「!」

クレプリ「その発想はなかったって顔をしてるさね」

転校生「さすがゆさ!」

鳴子「褒めてもらって光栄だけど、できればもっと別のことを聞いてほしかったかな」


225 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/23(火) 01:08:20.99TRE9jSwK0 (15/17)

~せめて少しぐらい~

ありす(はぁ・・・どうしよ、さっきのアザラシのときも失敗しちゃったし、このままだと私のお姉ちゃん株がストップ安だよ・・・)

ありす(でも、挽回する方法も思いつかないし・・・もうすぐ帰る時間だし・・・)

ありす「・・・ひぐっ・・・ぐすっ・・・」

転校生「あ、ありすちゃん?」

ありす「ごめ・・・ね・・・ダメな、おねえちゃ・・・で・・・」グスッ

転校生「あー、えっとぉ・・・・・・」

転校生「お姉ちゃんってそんなもんなんじゃないの?」

ありす「・・・・・・え?」

転校生「え?だっておねえちゃんっておとーとがおせわするもんでしょ?」

ありす「・・・・・・???」

・・・

姉「へっくしゅん!―――、ティッシュ・・・あー、おらへん・・・」

姉「・・・いつ帰って来るんよー!!!」

・・・

ありす(これは・・・いろいろとダメなパターンだ!私、もしかしたら最初からお世話される対象として見られてたのかもしれない!)

ありす(ここで転校生くんの中の【おねえちゃん】のイメージをもっと頼れる存在に格上げしないと・・・いろいろとマズい!)

ありす「・・・・・・ぁ、ぉみやげや、さん・・・」

ありす(あそこで挽回する―――!!!)

・・・

ありす「な・・・でも・・・すきなの・・・買って、いぃよ・・・」

転校生「え、ほんと?大丈夫?お金足りる?」

ありす「ここのぶ・・・ぐらぃ、なら・・・」

転校生「んー、じゃあこれ!ふーちゃんにおみやげ!」

ありす「ぁぃ。ぇと・・・すー・・・はー・・・すぅー・・・はぁー・・・」

ありす「こ、これ・・・くださ・・・!」

店員「はいよ、1500円ね」

もも「これとこれも一緒にお会計お願いします!」

ありす「・・・え?」

もも「あ、大丈夫だよ、あたしが払うからね。たまたま見かけたんだけど、折角だから・・・ね?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「まあ・・・どんまいさね、ありす」


226 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/23(火) 01:08:57.53TRE9jSwK0 (16/17)

~頼ってもらえる喜び~

―後日―

転校生「ありすちゃーん、ちょっと・・・」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・」

転校生「この前かったオジサンぬいぐるみの糸がほつれちゃって・・・なおせる?」

ありす「これくらい、なら・・・すぐ・・・」

・・・

ありす「・・・こうせ、く・・・なぉった、よ・・・」

転校生「おー、さすがありすちゃん、仕事がはやいし、ていねい!」

ありす「ぁと、これ・・・ズボン、ちょっと・・・ぁな、ぁいてた・・・ら・・・」

転校生「んー、ありがとー!」

転校生「またなにかあったらよろしくね!じゃあぼく、遊びに行ってくる!」

ありす「ぃって、らっしゃ・・・」

ありす「・・・・・・ぇへへ」

クレプリ「ありす、よかったな、ちゃんと頼られてて。まあ適材適所ってヤツさね」

クレプリ(しかし、あれだな・・・こうして見ると・・・ありすって、電話口で話してた裏世界のありすと変わらないさね)

・・・

ありす(大人)「きゅっぷい!」

さら(大人)「なにそのくしゃみ。風邪?」

ありす(大人)「いや、これは・・・私のファンだよ!この溢れ出るセンスに魅せられたファンが噂してるんだよ!」

さら(大人)(そりゃ大根の皮と魚の骨とカボチャの皮から服なんか作ったら噂にもなるわよ・・・)

ありす(大人)「あ、新作思いついた。次はバナナを使おう。あと林檎と牛乳パック。ももの葉とか使ってもいいかも」

さら(大人)「・・・ミックスオレの材料よね?そうなのよね?」

ありす(大人)「もちろん新作の戦闘服だよー」

さら(大人)(何をどうやったらその材料で服が作れるのかしら)


227 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/23(火) 01:16:28.83TRE9jSwK0 (17/17)

今日はここまで!次回は里菜の誕生日→転校生の誕生日→怜の誕生日の流れです。
ここら辺流れがつかみにくくて・・・グリモアの『本編ストーリー』によると
里菜の誕生日7/16→星に願いし七夜月→危険な迷い人→怜の誕生日7/18ってなってるからイベントの方が後なんだろうけど、進め方の関係上ちょっと順番を入れ替えます。
今年の誕生日こそは智花をちゃんと参加させてあげたい所存。
イルカショーでさかなクンさんが出てるけど、イルカは魚じゃないとかいうツッコミはなしで。
最後の裏ありすの元ネタがわかる人はアーサー(ダンボール)と握手。新作でないかなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)


228以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/23(火) 12:34:52.24VTw13jqJO (1/1)

ありすありあり
その材料で服を作るってもしやDSソフトのあれかな?


229 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/24(水) 00:39:29.82C8hoAEP00 (1/4)

~プチモア!-Petit Grimoire- 出会い編~

ゆかり「・・・・・・」コソコソ

ありす「ゆかりちゃん、なにしてるの?」

ゆかり「あうっ!?さ、ありすちゃん!?え、ええっと、な、なんでもないよ!」

ありす「ほんと?」

ゆかり「ホントだって!」

カーカー

ありす「・・・後ろに隠している子、見せてもらっていい?」

ゆかり「あうう・・・」

カラス「かーかー」

ゆかり「この子、ケガしてて・・・それで・・・ごめんなさい!」

ありす「うん?私、別に怒ってないよ?」

ゆかり「で、でも、学園はペット禁止だし・・・」

ありす「ケガした子を保護するのは、ペットとして飼うのとはまた別だし・・・そもそも学園長から許可もらえばオッケーだよ」

ゆかり「ホント?だいじょうぶ?」

ありす「うんうん、大丈夫大丈夫。じゃあ、先にその子の手当てをしてから、学園長のところに一緒に行こうか」

ゆかり「うん!」

・・・

寧々「え、いいよ?保護目的なら問題なし」

ゆかり「やったぁ!」

ありす「よかったね、ゆかりちゃん」

ゆかり「うん!」

寧々「あ、でも3つ約束してくれる?」

ゆかり「うん?」

寧々「1つ、ちゃんとケガが治るまではゆかりちゃんが責任を持ってお世話すること」

寧々「2つ、お世話をするからって、学校や普段の生活をおろそかにしないこと」

寧々「3つ、ちゃんと治ったら自然に返してあげること」

寧々「このことがちゃんと守れるなら、その子の保護を認めます」

ゆかり「大丈夫!ゆかり、ちゃんと約束守るよ!」

寧々「はい、わかりました。それじゃあこの子の保護を正式に認めます。ありすちゃん、後で書類作るからチトセちゃん呼んできて」

ありす「はい、わかりました。ゆかりちゃん、がんばろうね」

ゆかり「うん!」


230 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/24(水) 00:48:55.59C8hoAEP00 (2/4)

今日のプチモア。次回は治療編です。
カラスはすごく賢くて、人の顔を覚えて伝播する方法を持ってるみたいですね。
人にも懐くし、適切な対応をすれば害を与えてこないそうです。逆に外敵になる者には執念深く襲って来るそうで。
カラスを従えて歩くとかミナが喜びそうな絵面。そして側にはカラスに土下座している心。
裏ありすのネタがわかってくれる人がいて嬉しい・・・全員カワイイのに一人としか結婚できない悲しさ。
あとモニカちゃんと結婚できないバグはいつ直るんだろうか。嫁はソフィアです。カリンがダルデレカワイイ。
他シリーズではキャンディちゃんとかいい反応してくれるのに・・・。可愛い子と結婚できないバグが多すぎる。
RF3か4でそのうちSS書きたい。マイスくんとかレストくんが修羅場る話書きたい。これ終わったら筆休めで書いてもいいかも。
ありすありあり(合言葉)


231以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/24(水) 05:22:14.60RLEg0idxo (1/1)

ありすありあり
そうだよな
1のセシリーとか2のラムリアとかFのキャンディとか3のモニカとかOのキルトとかいいよな
ほとんどバグ枠だけど


232以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/24(水) 17:03:26.56068SRB10o (1/1)

ありすの新SSRか……


233 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/24(水) 17:38:32.83CdLsuSgtO (1/1)

あ、ありす!?ありす!?ありすだああああ!!!!
ありすがきたあああああああ!!!!新SSRだあああああ!!!!
オオカミありすううううううう!!!!!かわいいいいいいい!!!!!!!!!
オオカミありすに食べられたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
むしろ俺が食べたいぃぃぃぃぃ!!!!!
落ち着け、落ち着くんだ、こういう時は4コマでも見て落ち着kうわああああああああ!!!!!!
ありすがきたあああああああああ!!!!
ありすの人形になりたいぃぃぃぃぃ!!!!優しく扱われたいぃぃぃぃぃ!!!!!
ありす!ありす、ありすありすありす!!!!
あああああああああああああありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
ありすありあり(金欠)


234以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/24(水) 18:41:38.05Sc8vagCU0 (1/1)

お薬出しておきますねー


235 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/24(水) 23:32:25.23C8hoAEP00 (3/4)

~プチモア!-Petit Grimoire- 治療編~

ゆかり「ビーゼー、ごはんだよー」

ビーゼ「カー」

ありす「ビーゼちゃん、かなり元気になったね」

ゆかり「うん!ももちゃんとか、かりんちゃんも手伝ってくれてるの!」

もも「はいっ!お手伝いしてます!」

花梨「おらも動物は大好きだすけ、早く元気になってほしいすけな」

ありす「ふふっ、ありがとう、2人とも。それじゃあ、そろそろリハビリもしなきゃだね」

ゆかり「リハビリ?」

ありす「そう。ケガをしたら体力が落ちちゃったり、上手く動けなかったりするの。だからそれを前と同じように動けるようになるまでの訓練かな」

ゆかり「わかった!一緒に頑張ろうね、ビーゼ」

ビーゼ「カー!」

・・・

転校生「おっ、来たね」

ありす「これまた随分立派なものを・・・お疲れ様です」

転校生「折角だから本格的なものをって思ってね。ちょっと張り切っちゃったよ」

                               癶.:
i;:.f   ・。・。・ ゚・。・。・。・ ゚・。              (}}≡{{).: .
i;:.l  ノ ・゚・。・ソ゚・゚・。・ ゚・。・゚           .:.//\\:: .           ・。・。・。・。・ ゚・。・。・゚・
i;:.i ・゚・。・,,/⌒´                     : ://|:::;;:::|\\:: .          ・。・。・。・。・ ・. ・゚・。・。゚゚・。・。・゚・
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i;:.ノ             : :;_,,-'": 。゚。。・=====================ソ .`゙''-、_:: :. :    ・。・。・。・ ゚・。・。゚i;: i;: i;: ・゚・。・。
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i;: ::レ;´;;/´´     | |: : ::: ||⌒"ヽ、゚| | ̄ ̄||圖.. ..圖|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l| | ...      ||i        \i;:
i;: ;rソ''           | |:l;;l:..:...|| .. .  | | ̄ ̄||f´ ; ; ;; `l|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l|゚・。゚・゚・。・。  ||!)         ``
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・。・゚・ 。・゚・ ・゚・。・。・*゚・。・゚・ 。・゚/||゚・。・・..。・゚・. ・゚・。・。゚・。・。・゚・。・*・゚・. ・゚・。・。・゚・.|| ・゚・。・。・*・゚・。・。・゚・。・・.・゚・。・。゚・。・。・。・


ありす「本格的・・・なんでしょうか、これは?」

転校生「まあこれぐらいはちょっと力を入れ過ぎた感はあるけど・・・」

ゆかり「わあ、すっごーい!ビーゼ、ここでがんばって訓練するんだよ!」

ビーゼ「カー!カー!」バサバサ

ゆかり「ビーゼったら、嬉しそう!」

ビーゼ「カー!」バサッ

転校生「おっと、いきなり飛んでこないでくれよ。とりあえず腕にでも止まりな」

ビーゼ「カー!カー!カーカー!」スリスリ

ありす「・・・・・・ん?なんだか違和感が・・・・・・」

ビーゼ(♀)「カー!」

ありす「・・・・・・気のせい、だよね?」


236 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/24(水) 23:38:48.87C8hoAEP00 (4/4)

今日のプチモア。転校生が尊敬している人物はTOKIOのメンバー全員。
転校生は性別が♀なら大人でも子供でもカピバラでも虜にしてしまう少年です。カラスも多分いける。
ありのまま今日起こったことを話すぜ!
「おれはミナのカラスの話をだしたと思ったら公式でミナがカラスに襲われてた」
な・・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何が起こったのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった・・・偶然だとかたまたまだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいネタ被りの片鱗を味わったぜ・・・
ありすありあり(合言葉)


237 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/26(金) 00:39:05.99xsExzT9k0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- お別れ編~

寧々「やっほー、ビーゼの様子はどう?」

ゆかり「あ、学園長!見て見て、もうお部屋の中を飛び回れるようになったの!お外も飛べるの!」

ビーゼ「カー!」

寧々「うんうん、よきかなよきかな。それで、ゆかりちゃん。最初にした約束、覚えてる?」

ゆかり「え?えっとぉ・・・・・・『ちゃんとケガが治るまではゆかりちゃんが責任を持ってお世話すること』『お世話をするからって、学校や普段の生活をおろそかにしないこと』」

ゆかり「・・・・・・『ちゃんと治ったら自然に返してあげること』」

寧々「うんうん、そうだね。・・・だから、寂しいけど、お別れしなくちゃならないんだ。約束、ちゃんと守れるよね?」

ゆかり「・・・・・・うん」

寧々「うん、いい子。それじゃあ、いつにするか決めようか。いつにする?いつでもいいよ」

ゆかり「・・・・・・あさって。今日、みんなに言って、明日お別れ会して、それで・・・あさってに・・・」

寧々「・・・うん、わかった。じゃあ、最後までちゃんとお世話してあげるんだよ」

ゆかり「・・・・・・うん!」

・・・

ビーゼ「・・・・・・???」

ゆかり「ビーゼ。ビーゼはね、ケガが治ったから、お家に帰らなくちゃいけないの。だからね・・・ここで、おわかれなの」

ビーゼ「カー?」

ゆかり「ほら、行って。もう、飛べるんだから」

ビーゼ「・・・・・・カー!」バサッバサッ

ゆかり「あっ・・・・・・ばいばい、ビーゼ!元気でねー!もうお怪我しちゃだめだよーー!!!!」

ありす「・・・・・・行っちゃったね」

ゆかり「・・・・・・うん」

ありす「・・・・・・がんばったね、ゆかりちゃん。ビーゼは元気になったよ」

ゆかり「うん・・・・・・」ポロポロ

ありす「・・・・・・お疲れ様」ギュッ

ゆかり「うう・・・うわあああああああん!!!!ビーゼが、ビーゼが行っちゃったああああ!!!!寂しいよ、お別れしたくなかったよぉ!」

ありす「よしよし・・・そうだね・・・お別れは、寂しいよね・・・よく頑張ったね、ゆかりちゃん」ナデナデ

ゆかり「うわあああああああああん!!!!!!!!」

・・・

寧々「・・・うん。これであの子たちも一つまた、大人になったかな」

転校生「お疲れ様。珍しく教師っぽかったよ」

寧々「あ、ひどーい。それいつもは教師っぽくないって言ってるのー?」

転校生「うん」

寧々「うわ、即答・・・・・・。ま、いいや。あ、そうそう。知ってる?カラスって、すっごく賢いの。だから、ちゃんと恩返しとかもするんだってさ」

・・・

―さらに翌日―

ビーゼ「カー!カー!」

カラス×20「カー!カー!」

ゆかり「うわわ、カラスがいっぱいだぁ!ビーゼが連れて来たのかな?」

ビーゼ「カー!」

転校生「早いし多い!」

ミナ「かっこいい・・・!」

※このあとビーゼだけ飼育小屋に仲間入りしました


238 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/26(金) 00:47:24.44xsExzT9k0 (2/2)

今日のプチモア。本編の転校生くんの方がいろいろと子供離れしすぎてできなくなったネタです。
今日、先輩に二郎系のラーメン屋に連れて行ってもらったんです。アブラマシニンニクマシマシで注文しました。
僕は結構食べる方なんですが、並ラーメンで満腹になりました。てかむしろ気持ち悪くなった。
食事の時に水をたくさん飲むタイプなんで、ラーメン系は食べると胃の中で嵩が増すんですよね。
帰り路がいろいろとヤバかった。端的に言うと吐きそうになった。多分アブラの方が原因。
自分の食事法とこのラーメンは相性が悪い、まさに水と油なわけです。
ラーメンで絢香を思い出したけどさすがにこれ系統の店には行ってない・・・よね?多分行ってないはず。
あそこのラーメンを大とかアブラマシマシで食べれる人物は素直に尊敬します。
ありすありあり(合言葉)


239 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/27(土) 01:18:02.13CygdL8gs0 (1/1)

ごめんなさい、今日は体調不良でお休みします。
あたまが働かなくて話が思いつかない・・・


240 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 02:58:09.79PTTpnVj60 (1/19)

~りなちゃんのたんじょーび、つめつめ~

転校生「んっふっふ~♪」

ありす「~♪」

萌木「転校生くんとありすちゃんは、プレゼント決まってるの?」

転校生「決まってるよー。去年はサーターアンダギーだったから、今年はアガラサー!」

ちひろ「アガラサーってなんですか?」

萌木「黒砂糖を入れた蒸しカステラだね。沖縄風蒸しケーキ見たいな感じかな」

ちひろ「ほぇー、そうなんですねぇ」

ありす「ぁたし、は・・・ぇと・・・ぉふくを、いくつか・・・」

萌木「作ったの?」

ありす「は、はぃ・・・」

ちひろ「お洋服、作れるんですかぁ~?すごいですねぇ~」

萌木「ふふ、それじゃあ後は夕方まで待って・・・」

里菜「おーす!はーやー、リナうっかりしてたさぁ!」

萌木「ふぇっ?リナちゃん?今日はプールに行くんじゃ・・・」

里菜「うん!でもリナ、忘れ物したから取りに来たのだ!」

里菜「・・・みんなはなにしてるのだ?」

ちひろ「お誕生日プレゼントの準備ですぅ!」

里菜「お誕生日・・・プレゼント?」

萌木「ちょっ・・・ちひろちゃん!」

ちひろ「あ!でもでも!内緒なんでした!」

萌木「・・・実はね、リナちゃんのお誕生日のお祝いをしようと思って」

萌木「本当は、夕方に寮のお部屋に持っていこうと思ってたんだけど・・・」

里菜「じゃあ、今詰めてるのって・・・」

ちひろ「はい!本当はびっくりして欲しかったんですけど・・・ごめんなさいぃ」

里菜「ううん!とってもビックリしたのだ!うれしい!」

ちひろ「本当ですか?よかったぁ・・・」

ありす「こぇ・・ぁたしから、ぇす・・・」

里菜「楠木もか?・・・おお、カワイイ服なのだ!しかも動きやすそう・・・ありがとう!」

ちひろ「わたしからはのプレゼントはですねぇ~・・・ここを最後きゅ~っとして・・・完成です!」

萌木「あ、わたしからもこれ・・・気に入ってくれると嬉しいんだけど・・・」

里菜「これって・・・」

萌木「皆から集めてもらった、貝ガラを瓶の中に入れて飾りにしてみたの・・・。手作りだから、上手く出来てるか、その・・・あんまり自信なくって・・・」

里菜「とっても綺麗なのだ・・・この瓶の絵は萌木が描いたのか?」

萌木「そ、そう・・・どうかな?」

里菜「リナが萌木たちと海で遊んでる絵・・・ありがとう!リナ、とっても嬉しいのだ!」

萌木「よかった・・・喜んでもらえて」

転校生「あうう・・・ぼくまだだよ・・・これから作る予定だったから・・・」

里菜「転校生もくれるのか?去年のサーターアンダギーはウマかったからなぁ、今年も楽しみなのだ!」

転校生「うん、がんばるよ!じゃあぼく調理室に行ってくる!」

里菜「ウマいのを頼むぞー!」

萌木(・・・そういえば、去年のリナちゃんの誕生日って・・・)

萌木(・・・あれ?なんでだろう、思い出せない・・・うーん・・・?)


241 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 02:58:44.42PTTpnVj60 (2/19)

~転校生の誕生日、おはよー~

―04:55―

転校生「zzz」

秋穂「zzz」

春乃「・・・・・・」

真理佳「おh」ガチャ

春乃「静かにしなさい」

真理佳「んむむむむっ!?んむむんむむむー!」

春乃「あんたのバカでかい声で天使が起きたらどうするつもりなのよ。静かにしてなさい。わかった?」

真理佳「!!」コクコク

春乃「・・・よし」

真理佳「ぷはぁ、瑠璃川センパイ、おはようございます」

春乃「転校生はまで寝てる。回れ右して帰りなさい」

真理佳「ええ!?」

春乃「転校生の起床時間は5時よ。ただ今日はあらかじめ睡眠導入剤を飲ませておいたからもうしばらくは寝てるはz」

転校生「はるのん、まりちゃん、おはよー」

春乃「・・・・・・え?」

真理佳「あ、おはようございます、センパイ」

春乃(どういうこと?一応今日の日中は起きていられるようにまだ寝かせておくつもりだったけど・・・遊佐からメール?)

鳴子『転校生くんに飲み薬効かないよ』

春乃「はぁ・・・まあいいわ。やることあるならちゃったと済ませなさい」

真理佳「は、はい!センパイ、お誕生日おめでとうございます!これ、プレゼントです!」

転校生「わーい!ありがとー!」

春乃「よし、受け取ったわね。当身」

転校生「ぐえっ」

春乃「これで8時まで起きないっと」

真理佳(なんて速い手刀・・・・・・一瞬手が動いたことしかわからなかった・・・!)


242 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 02:59:13.67PTTpnVj60 (3/19)

~転校生の誕生日、おはよー?~

―7:45―

転校生「」

秋穂「んんーっ・・・・・・おねえちゃん、おひゃよぉ・・・・・・お?」

秋穂「あ、あれ?転校生くんが・・・寝てる?ってことは・・・」

秋穂「わ、私、転校生くんよりも早起きできたの!?い、今何時!?」

秋穂「い、いつもより早い!・・・気がする!ってことは・・・・・・」

秋穂「いっつ、ペロペロたーいむ!」

秋穂「まずは耳の裏から・・・・・・」ペロッ

転校生「んっ」ピクッ

秋穂「ん♪ほどよい塩味♪じゃあ次はおへそ・・・はダメだね。やっぱりマブタかな?それとも足の指の間?」

ノエル「どっちもアウトだよっ!」オハヨー

秋穂「じゃあどこを舐めればいいの!」オハヨー、ノエルチャン

ノエル「そもそも舐めないっていう選択肢はないのかな?」キョウハヤイネー

秋穂「舐めない・・・はっ!つまりそれはハムハムとかクンカクンカってことだよね!?」テンコウセイクンノタンジョウビダカラー

ノエル「瑠璃川、口を開くな」キアイバッチリダネ!

秋穂「・・・・・・クンカクンカ」アタリマエダヨ!

ノエル「嗅ぐな!」キョウハガンバッテテンコウセイクンヲオイワイシヨウネ!

秋穂「もう、ノエルちゃんのわがまま!」ウン!

ノエル「ブーメランだよ!」プレゼント、ヨロコンデクレルカナァ?


243 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 02:59:43.32PTTpnVj60 (4/19)

~転校生の誕生日、もぐもぐ~

転校生「zzzzzz・・・・・・みゅっぷ!」ガバッ

ノエル「おはよう、転校生くん」

秋穂「転校生くん、おはよう!」ペロペロ

転校生「おはよー、あきちゃん、のえるん」

春乃「転校生、起きたわね。朝食が出来てるから顔洗って早く行ってあげなさい」

転校生「はーい」

・・・

ありす「てんこ・・・く・・・おはょ・・・」

さら「おはようございますぅ!」

寧々「おっはよー、転校生くん!見て見て、これね、ネネが作ったんだよ!」

転校生「おはよー。おー、なんかごーかだ・・・食べていーい?」

さら「どうぞぉ!」

寧々「あ、ダメダメ!」

ありす「ぇ?」

寧々「むふふ~。はい、あーん」

転校生「あーん・・・もぐもぐ・・・おいしー!」

寧々「ほ、ほんと?よかった~」

さら「はいはい!次はわたしがやります!」

ありす「ぁたし・・・の・・・ぎ・・・」

シロー「わんっ!」

さら「シローもやりたいんですかぁ?」

シロー「ぷすー」

さら「はい!じゃあいっしょにやりましょお!」

転校生「あーん・・・もぐもぐ」

クレプリ「まるで親鳥と雛鳥さね」

ありす「ぉみず・・・どぞ・・・」

転校生「がぼがぼ」

クレプリ「って飲み物は自分で飲ませてやれ!」

秋穂「転校生くんに口移しできると聞いて!」シュバッ

ノエル「言ってないから!」スパーン!


244 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:00:10.09PTTpnVj60 (5/19)

~転校生の誕生日、とーこー~

転校生「前よし!右よし!左よし!後ろよし!ダンボールよし!すすめ、エレジー!」ギャルルルルルル

望「お、おはよう、転校生!今日はボクがお前のために新しいゲームを・・・」

望「用意して・・・もういない・・・」

純「ふわぁ~・・・あれ、楯野、珍しいじゃん、今日は授業出るの?」

望「・・・いや、いい・・・部屋戻って寝る・・・」

純「・・・?」

・・・

転校生「うのさん、おっはよー!」

兎ノ助「おう、転校生。おはよう、今日も元気か?」

転校生「元気かもしれないしそうじゃないかもしれない」

兎ノ助「元気そうで何よりだ」

智花「転校生くん、おはよう!」

怜「おはよう、転校生」

夏海「おっはよー」

転校生「おはよー、ともちゃん、れーちゃん、なっちゃん。ともちゃん、今年はいるんだね?」

智花「そうだよー!去年はなんでかわからないけど怜ちゃん達に縛られてて・・・でもでも!今年はちゃんとお祝いするよ!」

怜「後でお前の誕生会をする。この時間になったらこの教室に来てくれ」

夏海「お腹は空かせといてよ。料理部が!料理を作ってくれるから」

転校生「はーい、楽しみにしといてあげるー」

兎ノ助「なんでそんな上から目線なんだよ」


245 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:00:44.92PTTpnVj60 (6/19)

~転校生の誕生日、びりびり~

結希「転校生くん、ここにいたのね」

転校生「ん?ゆきちゃん。なにー?」

結希「これを。あなたに」

転校生「なにこれー?」

結希「スタンガンよ」

転校生「すたん・・・がん?」

天「あんた、この前間ヶ岾と相対したとき何も攻撃手段持ってなかったでしょ?」

天「今後も、もしかしたらああやって人間と戦う時が来るかもしれない。その時のための護身手段よ」

結希「転校生くんなら、むやみやたらに使うことはないと思って渡すわ。使い時には気をつけて」

転校生「りょーかい!」ビシッ

※強化スタンガンを手に入れた!


246 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:01:13.77PTTpnVj60 (7/19)

~転校生の誕生日、遊具(大)~

龍季「・・・うしっ、こんなもんだろ」

転校生「なにがー?」

龍季「おわっ!?て、転校生、いつの間に!?」

転校生「今来たとこだけど・・・ぼくのおへやでなにしてたの?」

龍季「い、いや、なんでも・・・ああ、まあいいか」

紗妃「朝比奈さん、差し入れを持ってき・・・あれ、転校生さん?ということは、もうできたんですか?」

ちひろ「朝比奈せんぱーい!・・・あ、転校生くん、こんにちはぁ~」

転校生「こんちゃーす」

龍季「ちょうど完成したタイミングでこいつが来たんだよ。ほら、転校生」

転校生「うん?・・・わぁー!すべりだいー!ブランコー!」

龍季「お前普段遊具で遊んだりしてねーだろ?簡単なモンだけど使っていいぜ」

転校生「これ、たっちゃんが作ったの?」

龍季「こんなデカいの運べるかよ」

聖奈「・・・以前から、この部屋は使用用途の割に広すぎるという話が出ていてな。何とか有効利用できないかと悩んでいたんだ」

ちひろ「それでですね、わたしが汐ファンみたいに遊べる場所にしたい~って言ったら、朝比奈先輩が・・・」

龍季「てきとーに余ってるモンで遊具でもつくりゃ暇つぶしにはなるだろってな」

紗妃「朝比奈さんはこう言ってますが、これのために何度も商店街や他の場所にも足を運んでいるんですよ」

龍季「ばっ・・・だ、黙ってろ!」

転校生「たっちゃん、ありがとっ!ほかのみんなも!」

龍季「・・・ああ。どういたしまして」


247 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:03:30.88PTTpnVj60 (8/19)

~転校生の誕生日、儀式~

転校生「はぁぁ・・・・・・・・・はぁーはぁぁぁ~~~~!」

七撫「えっと、転校生くん?なにやってんの?」

転校生「バスロマンのイメージトレーニング」

七撫「・・・・・・うん?」

ソフィア「まだまだです!角度が浅い!」

七撫「!?」

香ノ葉「ダーリンダーリン、こうやで。はぁぁっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

七撫「な、なんなのこれ・・・?」

葵「大丈夫です、浦白さん。わたくしも最初は戸惑いましたが、やってみれば楽しいですよ!」

七撫「えっと・・・私が世間知らずなだけ・・・だよね?そうだよね?」

ヤヨイ「そうそう。アタシも最初は不思議に思ってたけど、日本だと皆がやる儀式なんだって」

七撫「あの、私一応日本人・・・」

エミリア「日本は不思議大国ですから!」

エレン「早く慣れないと苦労するぞ」

メアリー「そーゆーこった」

七撫「・・・日本人、に含まれるんだよね?アイヌは日本の内でいいんだよね?」

ソフィア「2人とも、甘いですよ!バスロマンのうぇいはいーじーじゃないです!ワタシが今から実践しますので、しっかりと見ててください!」

ソフィア「転校生さんの誕生日なので豪華にいきますよ!これがワタシのゼンリョクです!」

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              ''

メノコ「(#^^#)」

七撫「・・・・・・うん、そうだね、プレゼントはこれ終わってからでいっか」


248 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:04:13.13PTTpnVj60 (9/19)

~転校生の誕生日、慣れない~

焔「よう、転校生」

転校生「あ、ほむほむ」

焔「ほらよっ、受け取れ」ポイッ

転校生「うん?」パシッ

焔「今まで散々もらっといて、何も返せてねーからな。こんくらいは・・・」

月詠「っもー!素直じゃないわね!こういうのは『そういう日だから』でいいのよ。前にも言ったでしょ?」

浅梨「転校生くん、これプレゼントです。お誕生日、おめでとうございます」

転校生「ありがとー!」

月詠「はい、これはツクから。誕生日おめでとう。ほら、焔も」

焔「あ、ああ。えっと、その・・・だな。た・・・・・・誕生日、おめでとう・・・」

転校生「うん、ありがとっ!」

焔「う、うん・・・なんか・・・むずがゆいな・・・」

月詠「慣れてないだけよ」

浅梨「これからも、何回もやっていくんですから。ちゃんと慣れますよ。ね、転校生くん?」

転校生「うん、そうだね。よろしくね、ほむほむ」

焔「・・・ああ、よろしく。転校生」


249 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:04:40.95PTTpnVj60 (10/19)

~転校生の誕生日、準備~

鳴子「・・・おや、転校生くん。どうしたんだい?見ての通り会場はまだ飾り付けの最中さ」

転校生「いや、ゆさととらとふーちゃんがいっしょに入ってったから、なんかあったのかなーって」

虎千代「大丈夫だ、何も問題はない。アタシは様子を見に来ただけだ」

風子「ウチは見回りのとちゅーで立ち寄っただけです」

鳴子「僕は写真を撮りに来たんだ。新聞に載せるようのヤツをね」

転校生「ふーん、ならいいや。僕は部屋にいるから、準備できたら呼んでねー」

風子「わかりました。あ、今日はウチの部屋でしたよね?プレゼントはそっちに置いてあるんでご安心くだせー」

鳴子「風紀委員長、6歳児と夜の密会っと」

虎千代「今更それで動じる人間はいないだろ」

転校生「・・・?夜にあうのがなにかだめなの?」

鳴子「まずい、変なことを覚えさせてしまった」

虎千代「早く忘れさせるんだ!」

風子「はいはい、早く戻ってくだせー。こっちはこっちでやっときますんで」

転校生「はーい」

虎千代「・・・行ったか」

鳴子「まあ、本当に何もないんだけどね。しかし、今日はどうしてこんな大々的にやることになったんだい?」

風子「別に、何も企んじゃいねーですよ。ただ、あの子にはゆっくり休んでほしーですから」

風子「いろんなところを動き回るより、おんなじとこで大勢で祝えばそっちのほーが楽じゃねーですか」

鳴子「それもそうだね。それじゃあ、僕は引き続きここの様子を撮っておこうか」

虎千代「アタシはいなくても大丈夫そうだな。一度生徒会室に戻る」

風子「ウチはこのまま見回りを続けますんで。すいませんが、準備の方このままよろしくおねげーします」

モブ美「はーい」

モブ佳「わかりましたー」

モブ子「あ、真理佳ー。そっちずれてんよー。もうちょい上」

真理佳「えっ、ここですか?あー、ほんとだ。これくらい・・・かな」


250 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:05:06.79PTTpnVj60 (11/19)

~転校生の誕生日、待ち時間~

望「転校生、来たぞ!」

転校生「あ、のぞみん。ごめんねー、呼び出して」

望「普段なら来ないとこだけど、お前の誕生日に免じて今日のボクはちゃんと呼び出しに応えてしかも怒らない!」

純「って言ってるけどずっと連絡が無いかそわそわしてたのよ」

自由「素直じゃないっすねぇ」

望「う、うるさい!それよりも、ゲームだろ!スマブラだろ!やるぞ!」

純「よっし、負けないわよー。誕生日だからって接待プレイは無し!」

自由「てか普通にやって自分らと互角じゃないっすか。手加減したらそっこーやられちゃいますって」

転校生「しょうぶだー!」

・・・

転校生「ぷへー、やっぱみんなつよいなぁ」

自由「あと一瞬ガードが遅かったら・・・ぞっとするっす」

純「・・・ねぇ、さっきから気になってたんだけどさ。あれ、なに?」

転校生「うん?すべりだいとブランコ」

純「いや、そんなの見ればわかるって。なんであんなのがここに?」

転校生「お部屋が広すぎてよさんがうんぬんかんぬん」

望「まあ無駄にデカいからな、この部屋。軽い遊戯室みたいにしても問題なさそうだし」ウズウズ

純「・・・滑りたいの?」

望「い、いや、そんな子供みたいなことあるわけないだろ!」

転校生「えー、楽しいよー?」スイー

自由「あ、じゃあブランコの方っすか?」

望「そっちは漕げないから別にいい」

純「ふーん。そっち『は』ねぇ」

望「こ、言葉の綾だ!転校生!お前もニヤニヤしてないでなんとか言え!おいったら!」


251 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:05:33.58PTTpnVj60 (12/19)

~転校生の誕生日、開演~

コンコンコン

イヴ「転校生さん、起きてますか?」

転校生「起きてるよー」

イヴ「会場の準備ができました。委員長からあなたを連れて来るようにと言われたので、迎えに来ました」

転校生「はいはーい。今行くー」

イヴ「では、行きましょうか」

転校生「あ、そうだ。ぼく、ここそつぎょーしたら軍作るんだけど、いぶも来てくれない?」

イヴ「唐突ですね。考えておきます」

イヴ(なぜこのタイミングで・・・?)

・・・

パァンパァンパァン!!!

皆「転校生、誕生日おめでとう!」

転校生「わー!ありがとー!」

梓「主賓はこちらへどぞどぞ」

転校生「はーい」

絢香『それじゃあ、転校生くんのバースデーパーティ、始めるよーーー!!!』

皆「わーわー!」

転校生「わー!」


252 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:05:59.66PTTpnVj60 (13/19)

~転校生の誕生日、料理~

転校生「んー・・・おいしっ!」

花梨「そったらよかったべ。今日はめんどくせぇこと言わねぇすけな、好きなモン好きなだけ食ってけろじゃ」

ましろ「わたくしははすき焼きを推すきや・・・ふふ」

小蓮「すき屋?」

明鈴「牛丼?」

転校生「日本語ってむずかしいね」

智花「わたしも料理作りたかったなぁ・・・」

怜「まあそう言うな。餅は餅屋だ。私たちは私たちがするべきことを、転校生のためにやった。そういうことだろ?」

智花「・・・うん、そうだね。今日の主役は転校生くんだもん、わたしがわがまま言う日じゃないもんね」

夏海「あっ、ちょうどよかった。智花、怜、転校生。はい、チーズ」

カシャッ

・・・

千佳「ふふーん、どうよ!うちのマドレーヌ!」

転校生「まみちかってこーゆーのもできたんだねー」

律「千佳は女子っぽいことならだいたいできるぞ」

ゆえ子「これが女子力ですか・・・ゆえも身に着けた方が?」

千佳「まあ、乙女の嗜みってやつよ。先生も覚えてみる?」

ゆえ子「そうですね、機会があればぜひお願いします」

転校生「んー・・・おいしくてしあわせー!」


253 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:06:35.95PTTpnVj60 (14/19)

~転校生の誕生日、プレゼント~

ミナ「サーヴァント、これを」

転校生「これは・・・そうがんきょう?」

恋「3月に望遠鏡を作りに行った山があるじゃろ?もう一度あそこに行ってこれを作ったんじゃ」

卯衣「材料を集めたうえで街の技術者にアドバイスをもらいながら作ったわ。上手く出来ているといいのだけど」

心「何もお伝えせずこんなことしちゃってごめんなさい!」

梓「ま、というわけなんで自分ら天文部からのプレゼントはこれッス」

・・・

里菜「転校生ー!」

萌木「転校生くん、これ、もらってくれるかな?」

転校生「これはー?」

里菜「ほら、前水族館に行ったときに沖縄料理の話しただろ?折角だからレシピとかいろいろ載ってる本を萌木と一緒に探したのだ!」

萌木「他にも、歴史だとか伝承だとかいろいろあったんだけど・・・」

転校生「そのへん見てもわかんないからいいや。ありがと!」

・・・

???「だーれじゃ?」

転校生「BBA!」

アイラ「誰がババアじゃ!」

あやせ「あらあら、ダメよ転校生くん。女の子にそんなこといっちゃ・・・ね?」

転校生「はーい」

シャルロット「では、わたくしたちからはこれを」

転校生「おおー・・・お?これは?」

エミリア「お菓子の詰め合わせです!日持ちするものを選びましたから、あわてず食べてくださいね」

転校生「ヤッテキマッシャー!」

・・・

ありす「て・・・せぃ、く・・・これ・・・」

転校生「あ、ありすちゃんから?なになに?」

クレプリ「前にラッシュガードの話してただろ?あの後、ありすが今日に合わせて作ったんさね」

転校生「おおー、これでプールに入れる!ありすちゃんあいしてる!」

ありす「!?」

クレプリ「・・・少年は将来、女関係で苦労しそうさね」


254 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:07:07.51PTTpnVj60 (15/19)

~転校生の誕生日、ゲスト~

絢香「転校生くん、いたいた」

転校生「ん、あやちゃん。どーしたの?」

絢香「今日は転校生くんのために特別ゲストが来てるのよ。ほら、こっち来て」

転校生「えっ?えっ?だれ?だれ?」

・・・

絢香「おまたせー」

鳴子「ほら、転校生くんが来たよ」

こずえ「ふわぁ・・・・・・こんばんはー・・・」

転校生「!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

転校生「こ、こここずえちゃん!?なんで!?なんでここに!?」

こずえ「たんじょうびー・・・おいわいー・・・おめでとー・・・」

転校生「あわわわ、あわわわわわ、こずえちゃんからおいわいしてもらっちゃった、どうしよう?」

こずえ「こずえもー・・・おいわい・・・してもらったからー・・・おかえしー・・・だよー・・・」

転校生「プレゼントはたしかにちゃんと送ったけど・・・・・・うぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」

橘ありす「私もいますよ」

鳴子「ここまで驚いてくれるとは、呼んだ甲斐があったよ」

絢香(転校生が珍しくメチャクチャ動揺してる・・・カワイイ・・・)

初音「沙那ー、あたしんとこからもなんかコネで誰か呼べなかったのか?」

沙那「恐れながら、転校生さんの推しアイドルは遊佐こずえさんだけですので、呼べたとしてもあまり・・・」

初音「ま、そうだよな。てか、いろいろ来てるなー」

薫子「サンテレビ・・・これは転校生さんの地元ですね。里帰りしたときのテレビ出演の縁でしょうか。こっちは希望ヶ峰学園から、こっちは765プロ」

茉理「これは・・・ヤツメウナギ?珍しいの送って来るわねぇ」

こずえ「いっしょに・・・あそぼー・・・?」

転校生「うん!」

薫子「まあ何にせよ、彼が喜んでいるならいいでしょう」


255 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:07:43.51PTTpnVj60 (16/19)

~転校生の誕生日、閉演~

転校生「んー・・・」

ゆかり「あら、さすがにもう眠くなってきちゃった?」

転校生「まだだいじょうぶ・・・まだ・・・あそぶ・・・・・・すぅ・・・zzz」

ゆかり「あー、寝ちゃったかぁ。どうしよ、このまま放置するわけにもいかないし・・・」

つかさ「なら私が部屋に運んでおく。それ以外は知らん」

ゆかり「あ、じゃあよろしくね。さて、と。パーティもそろそろ閉演の時間かしら」

・・・

姫「転校生さんへのプレゼント・・・やはりこちらの方がいいかしら、いえそれだと・・・」

自由「あー、お嬢。悩んでるとこ申し訳ないっすけど、転校生くん寝ちゃいましたよ」

刀子「なんと!姫殿も拙者もまだ渡せていないというのに!」

自由「お嬢が迷いすぎなんですって。てか、どっちも渡せばいいじゃないっすか」

姫「どっちも?・・・・・・その手がありましたか!では・・・っと、すでにお休みしているのでしたね」

刀子「拙者たちは、また後日ということでござるな」

自由「あ、自分はもう渡したんで」

刀子「なんだと!?」

・・・

みちる「ふー、パーティも終わりかぁ」

レナ「てんこー、てんこー?」

みちる「あ、相馬さん。転校生くんならもう寝ちゃったよ」

レナ「てんこー、いる、ない?」

みちる「うんうん、もう部屋に戻ってるはず」

レナ「うう・・・レナ、てんこー、ぷれぜん、おくる、する、ない・・・レナ、まだ、ない・・・」

みちる「えっと、まだプレゼントが贈れてないってことだよね?まあ明日でもいいじゃん。また明日、ね」

レナ「レナ、わかる!レナ、あす、わたすする!ぶぶづけ!てんこー!」

みちる「あっと、行っちゃった。今まで全然会話してなかったけど、思ったよりちゃんと話せるんだ」

みちる「っと、私も片付けの手伝いしにいこーっと」


256 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:08:10.17PTTpnVj60 (17/19)

~転校生の誕生日、すやすや~

転校生「zzz」

風子「んー、ぐっすりですね。まあなんだかんだ一日動き回ってたらそーなりますか」

風子「ちゃんと楽しんでくれてたみてーですし、今日は成功ってことですかね」

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「これから、アンタさんはまだまだ辛くて苦しい日々がまってると思います」

風子「その体質と、アンタさんの性格から、それはさけらんねーでしょ」

風子「・・・せめて、こうやって何もない日ぐらいは、ゆっくり羽を休めてほしーもんですね」

風子「今日みたいな楽しい思い出が、この子を支えてくれるといいんですが・・・」

風子「ま、ウチ一人で愚痴っててもしかたねーですね。さっさと寝ますか」

風子「・・・おやすみなさい、転校生さん」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・おやすみ・・・ふーちゃ・・・・・・zzz」


257 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:08:37.36PTTpnVj60 (18/19)

~れーちゃんのたんじょーび、もりもり~

転校生「れーちゃーん!たんじょうびおめでとー!!!」

怜「おはよう、転校生。祝ってくれて嬉しいよ」

転校生「去年おいわいできなかったぶん、今年はいっぱいやるんだー!」

怜「いや、去年はその・・・・・・まあ、いいか」

ありす「・・・ぉはょ・・・ぃます・・・」

怜「ああ、楠木。今日も早いな」

転校生「ありすちゃん、おはおはー」

クレプリ「おはおはさね、少年、神凪」

ありす「ぁの・・・・・・きょぅ、とぅば・・・きぃて・・・」

ありす「こ、これ・・・どぞ・・・」

怜「ん・・・・・・?」

ありす「ぉたんじょ・・・・・・ぉめでと・・・ぃます・・・・・・」

怜「そうか、楠木も祝ってくれるのか。ありがとう、とても嬉しいよ」

ありす「・・・ぇへへ・・・ども・・・ぇす・・・」

転校生「あっ、ありすちゃん。あとでプールしゅうごうね!」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・」

怜「プールにか?でもお前は肌を・・・」

転校生「ありすちゃんがラッシュガード作ってくれたから!・・・・・・」ピコーン

転校生「れーちゃんもあとでプールね!時間おくっとくから!」

怜「わ、私もか!?いや、いい。お、泳げないからな」

転校生「水遊びするだけでいいのー!ふーちゃんには行っとくから、ちゃんと来てねー!」

怜「あ、おい、転校生!・・・行ってしまった・・・。仕方ない、たまにはプールもいいか」

怜「じゃあ息を止める練習を・・・」

兎ノ助「しなくていからな!」


258 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/28(日) 03:09:52.81PTTpnVj60 (19/19)

今日はここまで!いろいろと書きたいことはあったけど、左手人差し指が痛いのでこれだけです。
また湿布張らないとなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)


259以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/28(日) 16:48:56.790kDU9xHGO (1/1)

ありすありあり
ゆっくり休めてなー


260 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/29(月) 00:04:36.50o5MFo0HR0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 誤解編~

ありす「今日の夕飯は何にしようかな・・・・・・んー、豚肉と卵がいっぱい残ってる・・・」

ありす「・・・よし、とん平焼きにしようかな。今日はどこのスーパーが安かったかな~っと」ガサガサ

みちる「おおー・・・できる女だ」

ありす「あれ、みちるちゃん。どうしたの?」

みちる「ん、ジュースのみたくて・・・それよりも、ありすちゃんってすごいね」

ありす「すごいって言うか、生活の知恵というか、なぜか生活費の管理まで生徒えしている現状がおかしいというか・・・」

みちる「さすがふぁっきんびっちだね!」

ありす「!?」

ありす「み、みちるちゃん、その・・・それは・・・」

みちる「あ、今の?私知ってるんだよ!ありすちゃんみたいなかっこいい大人の女の人はふぁっきんびっちって言うんだよね!」

みちる「昨日メアリーちゃんとエレンちゃんと一緒に見た映画でみたもん!カッコいい女の人はふぁっきんびっちってよばれてたの!」

ありす「あ、あの、それはまちg」

転校生「ただいまー」

さら「あー、のどかわいたー。コーラコーラっと」

みちる「私もありすちゃんみたいなふぁっきんびっちになりたい!」

転校生「えっ」

さら「ふぁっ!?」

ありす「」

みちる「あ、転校生くん!あのねあのね、ありすちゃんってふぁっきんびっちだよね!?」

転校生「えっと・・・・・・ありす?」

ありす「違います!ビッチじゃないです!私はまだ処女です!さらちゃんと一緒です!年齢=彼氏無しです!」

さら「なんでさらっとわたしのことをディスったの?さらだけに」

転校生「自分で言わなかったら評価したんだけどなぁ・・・ってありす、落ち着いて!なんとなく状況は想定できるから!」

ありす「確認しますか!?脱ぎますか!?脱げばわかってくれますか!?」

みちる「あれが大人の駆け引き・・・さすがふぁっきんびっち!」

ありす「転校生さんが!直接!確認すればいいんです!わかるはずです!」

転校生「落ち着けありす!段々と言われてることとやってることが一致してきてるから!」

さら「今の姿だけ見てたらファッキンビッチって言われても仕方ないわよねっと。みちるちゃーん、その言葉は褒め言葉じゃないから使っちゃだめよー」


261 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/29(月) 00:18:57.42o5MFo0HR0 (2/2)

今日のプチモア。さらさんは経験は無いけど多分破れてる。激しい運動とかすると破れる時があるらしいですし。
グリモアの生徒って大体破れてそう。魔物と戦う中で激しい動きとかいろいろあるだろうし・・・
まったく関係のない私事ですが、去年盗まれて未だ戻ってきていないポケモンのオメガルビーを新しく買い直しました。
大誤算相手に舐めプかましてたらメガメタグロス相手に6タテされそうになった・・・
キノガッサがきのこのほうし→ローキックでSを下げてくれてなかったら負けていた。
ラティオスを完全に秘伝要員として使ったり、隠れ特性のカクレオンとキノガッサを入れてたりだとか、2週目ならではのプレイで楽しめました。
これから準伝の捕獲と、『サン』を草統一でストーリーを進めようと思ってます。
鬼門は炎と草と鋼と虫と毒と飛行。
ありすありあり(合言葉)


262以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/29(月) 08:46:58.09Aq9HuUjAO (1/1)

ありすありあり
おれも今まで頑張って育ててきたやつをオメガサファイアに移行したらオメガサファイアごと失くした
ついでに今までのやつも全部どっか行っちまったぜ


263 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/30(火) 01:01:29.93eT7hnC/x0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- ギルティ編~

アイラ「楠木!妾は腹が減ったぞ!」

ありす「そうですか。そこの生ごみでもどうですか?」

アイラ「ぐぬぬ・・・そこまで怒らんでもええじゃろうに!」

ありす「しりません」

シャルロット「どうしましょう・・・お二人がけんかをしてしまってます・・・」

エミリア「これは、ゆゆしきじたいです!」

あやせ「聞いたことがあるの。喧嘩した二人は同じ部屋に閉じ込めていちにちほーちすればいいんだって」

転校生「こらこら、物騒なこと言わない。そもそも事の原因はアイラがありすのプリンを勝手に食べたことなんだから」

あやせ「有罪」

エミリア「Guilty」

シャルロット「汝悔い改めよ」

アイラ「なんつー掌返しじゃ!」

ありす「それが普通のプリンなら許していました。でも、今回食べられたのは転校生さんの特製プリンだったんですよ!」

あやせ「焼き土下座」

エミリア「針串刺しの刑」

シャルロット「磔刑」

アイラ「どこでそんなもん覚えたんじゃ!」

転校生「まあまあ、プリンならまた作るからさ。子供たちが不安がってるし、ここは穏便に、ね?」

ありす「むぅ・・・まぁ転校生さんがそうおっしゃるのでしたら・・・」

アイラ「うむ、そうじゃな。今回は妾が全面的に悪かった。すまんかったの、楠木」

転校生「よし、よくできました。というわけで完成品が冷蔵庫に入ってるよ」

ありす「準備が良いですね」

転校生「アイラも悪かったって思ってたみたいで、こっそり相談されたんだ。だから一緒に作ったんだ」

アイラ「て、転校生!それは秘密じゃゆーたじゃろうに!」

エミリア「最初から素直に謝ってればいいのにね」

あやせ「大人は簡単にそれができないんだよ」

シャルロット「大人は世知辛いですね」

ありす「それじゃ、ぷっりん♪ぷっりん♪ぷっり・・・・・・」

チトセ「んー、おいしいわね、これ。どこで買ってきたのかしら?」モグモグ

ありす「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「あー・・・・・・」

チトセ「あれ?楠木さん、どうしたの?」

ありす「時間停止の魔法がかかってる人に食事は必要ないですよね、わかりました」

※1行目に戻ってアイラをチトセに変えてもう1週!


264 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/30(火) 01:04:22.95eT7hnC/x0 (2/2)

今日のプチモア。アイラは多分冷蔵庫にあるものは勝手に食べるタイプ。
歓談部とか生徒会に冷蔵庫があったらいつのまにか食べ物がなくなってそう。
次回は『星に願いし七月夜』なんですが、転校生を魔法使い側で出すか子供側で出すか迷っています。
ふーちゃんいるし運営の方は任せても大丈夫かなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)


265 ◆GiMcqKsVbQ2017/05/31(水) 01:37:13.14z45rgSI60 (1/1)

PCの更新がなかなか終わらなくて、パソコンが触らないので今日はお休みです。
もう2,3時間待機してるんだけどなぁ・・・
ありすぺろぺろ
りんごあめぺろぺろ
すいかばーぺろぺろ
あずきばーぺろぺろ
りぞっとぺろぺろアツイ
あんこ玉ぺろぺろ
りんくるぺろぺろ
⌒ABぺろぺろ
合羽ぺろぺろ
言葉ぺろぺろ
葉ーちゃんぺろぺろ
U-511ぺろぺろ


266以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/05/31(水) 13:53:03.12DdNCK6EN0 (1/1)

ありすありあり
あずきバーがありすバーに見えた起訴
ここの転校生君に貴方を[ピーーー]って言った時はどうなるんですかねぇ(白目)


267 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/01(木) 00:56:11.793CxtWapv0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 本音編~

寧々「本日の議題です。転校生くんの本音が知りたい」

アイラ「賛成。おもしろそうじゃ」

ありす「賛成です。転校生さんにもたまには本音を言って溜め込まないようにしてほしいです」

さら「んー、じゃあ兎ノ助に聞いてもらいましょうか。私たち相手だと言えないこともあるでしょうし。本音を引き出すのはやっぱ同性相手がいいよね」

・・・

兎ノ助「っつーわけでだ。転校生、たまには男同士の付き合いといこうか」

転校生「どういうわけなのか説明して欲しいけど・・・まあいいか。んで、何食べたい?何でも作るけど」

兎ノ助「お前男のくせに嫁感半端ないな」

転校生「ロニョナードに巻いた仔ウサギの腿肉のロティ・シェティ風味人参のピュレ添えでいい?」

兎ノ助「なんだよそのおしゃれなやつ!くれ!」

転校生「あいよー。あ、待ってる間さっき作った煮卵たべといて」

兎ノ助「一気に庶民的になったな!」

・・・

兎ノ助「うぃ~・・・ひっく・・・転校生なあ・・・俺は心配なんだよ・・・」

転校生「興味本位で兎ノ助に酒を飲ませてみたら酔った・・・モンスターも酔うんだね」

兎ノ助「お前なぁ・・・いっつも無茶しすぎなんだよ・・・俺が旧科研に逃げ込んだ時も体張ったりよぉ・・・ひっく」

転校生「グリモアの進路指導官殿・兎ノ助を信じてたからね。兎ノ助なら放っておけないだろうって」

転校生「利用したみたいでっていうか、実際に兎ノ助の生徒に対する想いを利用したのは悪いと思ってるんだけどね」

兎ノ助「悪かねぇよ!それによぉ、科研襲撃の時も一人で間ヶ岾に立ち向かったじゃねぇかよ・・・相手銃持ってたんだぞ、銃」

転校生「まあ無事だったんだからいいじゃんか。それに銃口の向きがわかっていれば銃弾を交わすのなんて空手家にとってはわけないさ」

兎ノ助「お前はどこぞの名探偵の恋人かよぉ・・・ひっく・・・うぃ~・・・」

兎ノ助「しかも銃弾躱して床に落としたデバイスを相手の手に蹴り当てたんだろ?超人かよ!」

転校生「他の生徒たちとサッカーをよくやってるからね」

兎ノ助「まったくよぉ・・・俺はお前に感謝してるんだ・・・お前がいなきゃこの学園はやってけねぇよ・・・」

兎ノ助「初音が素直に言うこと聞いたりな、龍季とか焔が反抗しなくなったのもお前が来てからなんだぞ?」

兎ノ助「第七次侵攻も無事に乗り切れたし・・・裏世界調査も進んでるし・・・転校生様様だよ・・・ひっく」

転校生「はいはい」

・・・

兎ノ助「つーわけでいろいろと愚痴を聞いてもらったな」

さら「兎ノ助はやっぱり兎ノ助だったか・・・」

ありす「まあ、兎ノ助さんですし」

兎ノ助「それどういう意味だよ!あ、でも転校生の好きな奴のことはちゃんと聞いてきたぜ!」

寧々「やるじゃん兎ノ助!来月のお給料2倍にしてあげる!」

兎ノ助「それでいいのか学園長・・・それでだな、転校生に聞いたんだ。『お前の好きな奴は誰だ』って」

さら「そ、それで?」

兎ノ助「・・・・・・全員だとよ」

寧々「さっきの話は無しで」

アイラ「そんなわかり切っとる答えをもらってものう」

チトセ「ふぇぇ・・・おもしろくもなんともないよぉ・・・」

兎ノ助「なんだよお前らの掌返し!いいもんねー!俺は転校生に泣きつくから!転校生ー!」

さら「・・・まぁ、兎ノ助もなんだかんだ思うところがあったってことだよね。今度転校生くんに内容聞いておこっか」

ありす「そうですね。・・・あれ?結局転校生さんの本音が聞けてないような・・・まあ、いっか」


268 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/01(木) 01:03:52.053CxtWapv0 (2/2)

今日のプチモア。なんかパソコン更新してからやたらと重い・・・
何気にイベント関係図で転校生くんがちゃんと顔見せしてるというレアな光景。
6歳児転校生くんをデーヴィーさんが狙ったらふーちゃんが単身で殴り合いしに行くレベルでブチ切れると思う。
何気に正義超人とかサーヴァントとか魔法少女とかポケモンとかいろいろと知り合いは多いからデーヴィーさんやばい。
そしれ仮に暗殺成功したら裏世界の心ちゃんが怒り狂うと思う。ちょうどまがやんが迎えに行ってる時期だし。
さすがに始祖十家の魔法はダンボールで防げない・・・よね?
ありすありあり(合言葉)


269 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:26:43.88wNJ9zk820 (1/12)

~夏祭り・・・だけど~

転校生「うー・・・」

風子「どーしたんですか?そんなに唸って」

転校生「あのね、今日なつまつりでしょ?それでさ、ふうびキッズのなんかこどもやたいがあるでしょ?」

風子「あー、ありますね。いいじゃねーですか、やってきたら」

転校生「ちがうの!やりたくないの!」

風子「はあ、珍しい。そりゃまたどーしたんですか?」

転校生「だって、ほかにいっぱいこどもいるし・・・」

風子「・・・・・・あー」

風子(去年の12月の事、まだ引きずってますか。当たり前と言っちゃ当たり前ですけど・・・)

風子(ここで好きにさせるっていう選択肢は簡単ですけど、そーなるとこの子これからも同年代の子供相手に苦手意識持っちゃいますよね・・・)

風子(かといって無理にやらせるわけにもいかねーですし・・・)

・・・

風子「つーわけでどーしましょ?」

ノエル「えー、せっかくだしやればいいのに。てかそんなのあるんだね」

智花「転校生くん、同年代のお友だちがいませんからね。仲良くなってくれればいいんですけど・・・」

純「うーん、でもさ。本人が嫌だって言ってることを無理にやらせるのもよくないんじゃない?」

龍季「あいつに子供用の屋台やらせたらレベルが違いすぎて上手く溶け込めねぇだろ」

ゆかり「転校生くんならうまく教えてくれそうだけど・・・あ、でも年下の子に教わるのが嫌な子もいるかな」

風子「ままならねーですね。今の所は様子見って感じでしょーか。飛び入り参加とかもできるんですよね」

ゆかり「うん、たしかそうだったはず」

ノエル「じゃあとりあえずは様子見で、転校生くんがやっぱりしたい!って言ったらやらせてあげる感じだね!」

風子「そーゆーことで。わざわざ集まってくれてありがとうごぜーました」


270以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/02(金) 01:27:49.87wNJ9zk820 (2/12)

~とりあえず~

結希「ダンボールは禁止よ」

転校生「えー」

・・・

転校生「ってことで今日は段ボールがつかえません」

風子「幅とりますからね、あれ。特にこんな人が多いところじゃめーわくになりますから」

転校生「しょぼーん」

風子「ま、たまにはあんたさんも地に足付けて歩いてもいーんじゃねーですか?」

転校生「うー、あるくのめんどくさいー」

風子「はい、グダグダ言わないでちゃっちゃ歩く」

転校生「はーい」

・・・

転校生「おおー!」

ノエル「あ、転校生くん見て見て!お店がいっぱいだよ!」

智花「今年は、県外からもたくさんの人が来てくれてるんだって」

転校生「へぇ、あ、はしまき!やっと食べれる!」

ノエル「へぇー、こんなのもあるんだ。珍しい屋台がいっぱいあるなぁって思ってたけど、そういうことだったんだね」

ノエル「・・・あれ、ふうびきっずだよね?」

智花「あー、あれかぁ。子供たちがお店を作るってやつって」

ノエル「水無月さんが言ってたやつだよね」

転校生「ふーちゃんが?やりたかったのかな?」

ノエル「まっさかー」

転校生「でもふーちゃんちっちゃいし・・・」

智花「そんなこと言ってたらまた頭グリグリされちゃうよー」

・・・

クレプリ「おー、どんぐり飴って書いてるさね!あれが少年が言ってたやつか!」

ありす「てんこぅせ、く・・・・・・たのし・・・る・・・な・・・・・・?」

さら「ふぁい?」モゴモゴ

クレプリ「口の中に飴詰めすぎてハムスターみたいになってるさね」


271↑のレスの酉がついてませんが、私です。通信状態がちょっと悪くて・・・ ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:28:54.10wNJ9zk820 (3/12)

~ノエルの提案~

ノエル「・・・ねえねえ、折角だしちょっと覗いてみない?どんなことやってるのとか気になるし」

智花「わたしはいいけど・・・転校生くんは?」

転校生「ん、まあ見るだけなら・・・」

ノエル「よーし、行こ行こ!早く行こっ!あっちに子供たちが集まってる!あっちあっち!」

転校生「あ、まってー!」

ノエル「ともちゃんも早く早くーっ!」

智花「待ってよー!ノエルちゃん!転校生くんもー!」

・・・

秋穂「くんくん・・・こっちから転校生くんのにおいがする!」

春乃「秋穂~、秋穂の好きな焼きそば、買ってきたわよ~!おねえちゃんといっしょにあーんして食べようね~」

秋穂「あーん」

春乃「はい、あーん」

秋穂「んっ・・・おいしい!おねえちゃん、おいしい!どこで買ったの!?」

春乃「えっ、それは、その・・・あとで一緒に行きましょ?ね?」

秋穂「え?いいけど・・・変なおねえちゃん」

・・・

龍季「あー、ビビった・・・なんであいつがいきなり来るんだよ・・・今日は転校生の手伝いはないっての」

自由「ファミチキください」

龍季「あいよ」

自由「あるんすか!?」

龍季「ねぇから焼きそばでいいよな」

自由「あ、はいそれで」


272 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:30:33.70wNJ9zk820 (4/12)

~足りない屋台~

子供A「ねーねー、なんでできないのー?」

子供H「あうあう、ボクもやりたいのです!」タタルノデス!

子供M「ちゃっかり私を子ども扱いするのはやめてもらおうか!」ワガナハメグミン!

子供N「チーズフォンデュの屋台はできないのですか・・・」ショボン

案内係L「アワワワワワ」

ノエル「んー、なんか騒がしいね」

智花「どうしたんだろ?」

転校生「すいませーん、どうしたんですかー?」

案内係「あ、えっと、実はですね・・・」

・・・

智花「思ったより参加したいって子どもたちが多くて、屋台が足りないんですね」

転校生「そっかー。まあ、足りないものはしかたないよね」

ノエル「ええ、どんなのだめだよ!せっかくみんなやりたい!ってきてくれてるんだから、やらせてあげないと!」

転校生「でもどうするの?」

ノエル「ふっふっふ・・・ノエルちゃんには考えがあるのです。まあまあ、ここはアタシに任せてよ!」

転校生「心配だなぁ・・・」

・・・

風子「んー、今年は予想より人が多いですね。人波に流されたりしてなきゃいーんですけど・・・」

ゆかり「まあまあ、ノエルちゃんと南さんが一緒だって聞いてるし、大丈夫じゃないかな」

風子「てか、どーせならウチと回ればいいのに」

ゆかり「あ、そっちが本音か」

純「見回りのスタッフに救急セット渡してきたよー」

ゆかり「ありがとう。ごめんね、裏方の手伝いお願いしちゃって」

純「ううん。他にすることなかったからさ」

純「あ、そうそう。それより、あっちの通り、大変なことになってたよ」

ゆかり「あっちって・・・確かふうびきっずの子供たちが出店してるところよね?」

純「そう、それがさ。参加したいって子どもたちが予定より多かったみたい」

純「で、当然屋台も出すものも足りないでしょ?でもせっかくのイベントだし・・・」

純「ってみんな頭抱えてんのね。断るのもガッカリさせちゃうから」

ゆかり「それ私も見たわ。準備の時、飛び入り参加のとこ行列になってたもんね」

風子「人が多すぎるのも考え物ですね。この分だと転校生さんは行かなくてせーかいだったかもしれません」

風子「ま、なんにせよちょっと様子を見にってみましょーか」


273 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:32:32.42wNJ9zk820 (5/12)

~気まずい~

転校生「うう・・・・・・」ソーッ

風子「なーにやってんですか、あんたさん・・・は・・・」

[美少女]転校生「あ、ふーちゃん・・・」

風子「・・・誰ですか」

転校生「え?」

風子「今度は誰があんたさんにこんな服着せたんですか?いえ、庇うひつよーはねーです。ちょっとお話しに行くだけなんで」

転校生「これ自分でやったやつだから!せーふくだから!」

風子「はぁ、そりゃまたどーしてですか?」

転校生「えっと・・・あそこにね?ほら、あそこ」

風子「はい、子供がいっぱいいますね。あんたさんより年上でしょうか」

転校生「あの子たち・・・ぼくが12月にぼこぼこにした子たちで・・・」

風子「あー・・・だからばれないように、ですか」

転校生「うん・・・」

風子「ま、それもいーでしょ。それを回避する手段が女装ってのがあんまり気に入りませんが・・・」

風子「それはそれとして、今何が起こってるとか説明してもらっていーですか?」

転校生「あ、うん。えっとね、なんかふうびきっずの屋台とか出すものが足りないって今言ってて・・・」

風子「はい、それは聞いてます」

転校生「それで、のえるんが自分に任せてってみんなに呼びかけてて」

風子「・・・・・・はい?」


274 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:35:27.29wNJ9zk820 (6/12)

~余りものは・・・~

子供B「ほんとー?ぼくたちのお店も作ってくれるのー?」

ノエル「もちろん!このノエルお姉ちゃんに、お任せだよ!」

子供B「わぁーい!やったー!」

子供C「アタイったら店主ね!」

子供D「チルノちゃん、まだ店主さんをやるって決まったわけじゃ・・・」

智花「もう、ノエルちゃんったら・・・」

風子「あー。これが件の・・・詳しく教えてもらっていーですか?」

智花「あ、はい。ノエルちゃん、お店ができない子供たちのために、学園で屋台を提供するって約束しちゃって・・・」

風子「約束って・・・?」

ノエル「いやー、子供たちすっごく喜んでるよ!やっぱりお祭りは笑顔が一番だね!」

風子「それは何よりですが・・・」

風子「いったいどーやって、資材も無しで屋台を作るつもりですか?」

ノエル「そんなの学園で使ってる資材の余りを使えば、バッチリだよ!」

風子「学園の資材に余りはありません」

ゆかり「学園からの参加者も多かったもんね」

転校生「グリモアぎじゅつはん※に電話してみたけど、そっちも使えそうなの残ってないってさ」※現在は結希と天と茉理の3人

ノエル「え・・・それじゃもう屋台作れないってこと?」

風子「例年なら、学園生はもっと控えめなんですがね」

風子「運が悪かったです。残念ですが、無理でしょーね」

風子「心苦しいでしょーが、ここは子供たちに事情を説明して・・・」

ノエル「で、でも・・・」

純「資材って予備があるんじゃない?」

智花「予備・・・?」

純「うん。さっき朝比奈さんが話してるの聞いたんだけど・・・」

純「出店の各屋台には、もしもの時のために予備の資材を用意してあるって」

純「それを集めれば、屋台ができるかも・・・」

ゆかり「でも各屋台ってことは、このお祭り会場十から集めてこないとってことでしょ?」

智花「そ、そんなこと出来るんですか?」

風子「それに、予備の意味を理解してくだせー。【もしもの時】のためです」

ノエル「・・・そっか、そうだよね。ごめんなさい、また先走っちゃった・・・」

ノエル「子供たちに謝ってくる・・・」


275 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:36:09.63wNJ9zk820 (7/12)

~うそつきなんかじゃない~

子供A「あれってまほうつかいの人たち?」

子供B「なんのお話してるんだろ?」

子供C「アタイ日焼けした!」

子供D「氷の妖精って日焼けするんだ・・・北海道の氷が溶けて気温が上がったからかな?」

子供E「もしかして、できないのか?」

子供F「え、うそ・・・あのおねえちゃんできるって言ってたのに・・・」

子供G「嘘だったんだ!嘘つきだ!」

シスター「フィッシュ」

子供G「ま、マスター、いつのまに!?」

案内係L「アワワワワワ」

転校生「・・・・・・ちがうもん!」

子供たち「?」

転校生「のえるんはうそつきじゃないもん!ちゃんと約束は守ってくれるもん!」

ノエル「あ・・・転校生くん・・・」

智花「どうしましょう・・・このことをあの状態の転校生くんに伝えるのも・・・」

風子「はぁ・・・仕方ねーですね」

風子「祭の運営委員にウチから伺いを立てときます」

風子「そこで断られたら、この話は諦めてくだせー」

風子「もし許可が出たなら、各屋台を回りましょう」

風子「警備をしながら、使えそうな予備の資材を集めてくだせーな」

ゆかり「私、いちおう保健委員だからここにいなきゃだけど・・・必要なときは呼んでね」

純「んー・・・こうなったらほっとくわけには行かないわよね。あたしも手伝うよ」

転校生「とりあえず、こっちはぼくがなんとかしとくから、のえるんよろしく!」

ノエル「みんな・・・う、うん・・・・ありがとう!」


276 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:38:20.85wNJ9zk820 (8/12)

~子供の相手~

転校生「さて、と。のえるんたちが集めてくれるまでは、ぼくがなんとかしないと」

子供A「きみ、女の子なのにぼくって言うんだね。変なのー」

転校生「え?えっと・・・その・・・」

子供H「あうあう、ボクも否定されたのです」

鳴子「なに言ってるんだ、別にへんなことじゃないさ。僕だって女だけど自分のことは僕と呼んでいる。ね、転校生ちゃん」

転校生「そ、そーだよ!ほかにものぞみんとか、めーりんとかいるし!」

駆逐艦Y「時雨も自分の事僕って呼ぶっぽい!」

子供A「そっかー・・・」

年上の子供「おい、お前」

転校生「ひゃいっ!?(あ、こいつ・・・前にボコったやつ・・・)」

鳴子「・・・・・・」

年上の子供「・・・・・・こ、これやるよ」

転校生「え?あ、ありがとう・・・きゃっ!」パァン!

年上の子供「やーいやーい!ひっかかったー!」

転校生「び、びっくりばこ・・・最近これ系のなかったから油断してた・・・」

年上の子供「あっはっは!おもしれー!」

転校生「むぅ・・・まあこれくらいゆるすけどさ。他の子にこんなことしちゃだめだよ?」

年上の子供「えっ?お、おう・・・」ドキッ

鳴子(知らないというのは不幸なことだね・・・年端も行かない少年が恋した人物は年端も行かない男の子なのだから)

転校生「ていうか、ゆさはなんでいるのさ」


277 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:38:57.28wNJ9zk820 (9/12)

~指揮は得意~

ノエル「とりあえず集めてきた分、これ!アタシまだ他のとこも回って来るから!」

転校生「はいよーっと。じゃあ組み立てないと・・・・・・ん~~!!!!お、おもい・・・」

龍季「ほら、貸せ」ヒョイッ

転校生「わわっ」

龍季「こんな組み立てとかは大人に任せときゃいいんだよ。ガキはガキの相手しとけ」

転校生「たっちゃん・・・うん、よろしく!」

龍季「・・・よし、いっちょやるか!」

さら「たつきさーん!これ追加ですぅ!」

ありす「んしょ・・・んしょ・・・・・・ふぅ」

クレプリ「ありす、よく頑張ったな。お疲れさね」

龍季「あいよ、お疲れさん。そこの焼きそばでも食っとけ」

・・・

転校生「わたあめを作る時はこう!ゆっくり回しながらすくいとる感じで!」

子供A「おおー!わたあめだー!」

転校生「たこ焼きはくるくるっと回しながらひっくり返す!真上に引っ張っちゃだめだよ!」

子供B「できたー!」

転校生「かきごおいも器をまわしながらしたら綺麗な形になるよ」

子供C「できた!水味!」

子供D「シロップここにあるから!」

子供E「あつっ!火傷した!」

転校生「そこ熱いから気をつけて!火傷はこっちの水で冷やして!」

・・・

秋穂「お手伝いしようと思ってきたけど、転校生くんが怒涛の勢いで指示してるから割り込めない・・・」

春乃「アタシたちはアタシたちがやれることをやりましょ。ね、秋穂」

秋穂「・・・うん!」


278 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:39:30.51wNJ9zk820 (10/12)

~任務完了~

転校生「ふぅ・・・こんなもんかな」

風子「お疲れ様です、転校生さん」

転校生「ふーちゃん。そっちはもういいの?」

風子「ええ、おかげさまで。あんたさんが子供たちをまとめてくれている間にちゃちゃっと済ませましたよ」

転校生「そっかー」

風子「で、どーですか?お友達はできましたか?」

転校生「ししょうってあだ名がついた」

風子「ああ・・・」

転校生「でも、ぼくもう疲れたよ。お店するのおわり!あとはいろいろ食べる!」

風子「そーですね。んじゃ、行きますか。もーすぐ花火大会もありますし、それに合わせて動くつもりですが」

転校生「あ!じゃあぼく焼きそば食べたい!それと、からあげと、とりかわぎょうざと、えっと、えっと」

風子「焦らなくてもお店は逃げませんよ。さ、行きましょ」

転校生「うん!」

・・・

転校生「わったあっめふっわふっわ♪ふっわふっわわったあっめ♪」

転校生「あ、そうだ。ふーちゃん、これもちかえりの買っていい?」

風子「いーですよ。でも、食べたらちゃんと歯を磨くこと」

転校生「わかってるよー。すいませーん!」

ありす・転校生「「これをひとつ・・・」」

さら「あ、転校生さん!水無月さんも!」

風子「こんばんは。お手伝いありがとうごぜーます。すいませんね、遊びに来てただけなのに」

さら「いえ!学園のみんなが頑張ってるなら、わたしたちもお手伝いするんですぅ!ね、シロー」

シロー「ぷすー」

クレプリ「あー、被っちまったさね」

転校生「あー、えーと」

ありす「ぁ、ぁたし・・・ぃ・・・から・・・」

転校生「え、でもでも、ありすちゃんもほしいんでしょ?」

ありす「そ、じゃ・・・くて・・・これ、てんこぅせいくんに、ぁげよ、と・・・ぉも・・・」

風子「あー、タイミングが悪かったですね。しゃーねーです、転校生さん、楠木からもらってやってくだせー」

転校生「う、うん。・・・ありがと!」

ありす「ぁ、はぃ・・・ぇと、水無月さん、ぁりがと・・・ござ・・・ます・・・」

風子「ウチはなんもしてねーですよ。さ、早く買っていきましょ。花火が見れなくなりますよ?」


279 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:40:05.69wNJ9zk820 (11/12)

~星に願いし七月夜~

ノエル「ふぅ、なんとかなってよかった・・・」

秋穂「お疲れ様、ノエルちゃん」

ノエル「秋穂ちゃん、ごめんね、お手伝いしてもらって。助かっちゃった、ありがとう」

秋穂「ううん、ノエルちゃんや転校生くん、それに他の学園生の人たちもがんばってたんだもん。わたしだけ何もしないなんてできないよ」

ノエル「秋穂ちゃん・・・・・・大丈夫?拾い食いでもした?」

秋穂「転校生くんがごみ箱に捨てようとしたたこ焼きを食べたつまようじならしゃぶったけど、さすがに拾い食いはしてないかな」

ノエル「アウトだよ!」

・・・

龍季「っと、こんなもんか」

春乃「焼きそばを2つ」

龍季「・・・お前よく来るなぁ」

春乃「うるさい、いいから用意しろ」

龍季「へいへい、持ってけ」

春乃「・・・1つ多いんだけど」

龍季「知らねーな。ほら、どいたどいた。次の客が待ってんだからよ」

春乃「ったく・・・」

・・・

智花「転校生くーん!ここだよー!」

純「ほらほら、こっちこっち!急いで急いで!もう始まるよ!」

転校生「あー!まってぇー!」

さら「ありすちゃん、急ぎましょお!」

ありす「ぁっ、ま、ぁたし、はしれな・・・」

クレプリ「ありす、急げ急げ!間に合わなくなっても知らないさね!」

風子(・・・・・・来年も、こんな風景が見られたらいいですね)

風子(あの子が、無邪気に笑っていられるような、そんな風景が・・・)

転校生「ふーちゃん!いそいでー!」

風子「はいはい、今行きますよ」

風子(・・・願わくば、これから何もありませんように。あの子が、笑って大きくなれますように)

風子(なんて、柄じゃねーですかね)


280 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/02(金) 01:43:47.77wNJ9zk820 (12/12)

今日はここまで!次回は【キケンな迷い人】です。
レイドイベントのシステム上仕方ないことだとはわかっているけども、襲っては捕縛され襲っては捕縛されるデーヴィーさんがネタにしかならない。
学園の雑談でもいつもの汎用セリフがないし、転校生がいかに学園生やスタッフに愛されてるか示されてますね。
明日からのうのあのが楽しみだ・・・
ありすありあり(合言葉)


281以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/02(金) 08:48:36.47VWVea6PEO (1/1)

ありすありあり
そんな意識してなかったのに>>1のおかげでデーヴィーさんのにドジっ娘属性あるように見えて萌えてきた


282以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/02(金) 11:58:55.77byK0W1DjO (1/1)

ありすありあり
デーヴィーさんは平行世界の自分をいくつも連れてくる、いともたやすく行われるえげつない行為で襲いかかってきてるかもしれないやろ(震え声)


283以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/02(金) 20:30:47.07b88/F8dP0 (1/1)

主人公愛されすぎててとてもうれしい
でも智花は絶対に学園の外に出すなって言われてメインヒロインさんがメインヒロインしてなくて笑う


284 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/03(土) 01:36:04.43HYGaOV+40 (1/5)

~プチモア!-Petit Grimoire- はじめまして編~

転校生(今日が僕の魔法使いライフ1日目・・・・・・)

転校生(なんか開幕から謎のウサギにいろいろ言われたけど、しっかり気を引き締めていかないと)

転校生(彼が言っていた通り、魔法使いになったからには魔物と戦うんだ。危険が常に付きまとう)

転校生(さて、ここが校門だよね。確か迎えの人が来ているはずだけど・・・)

???「あの・・・すいません。新しい転校生さんですか?」

転校生「あ、はい、そうです。えっと・・・」

ありす「やっぱり、そうでしたか。はじめまして、私は生徒会副会長の楠木ありすです」

転校生「はじめまして、副会長さん・・・でいいのかな」

ありす「あ、そんなに畏まらなくてもいいですよ。副会長と言ってもただの消去法ですから」

転校生「え、消去法?」

ありす「はい。と、立ち話もなんですから、場所を移しましょう。生徒会室に客間がありますからそちらに・・・」

???「み、見たことない人が!」

???「どーん!」

転校生「あいたっ!な、なんだっ!?」

???「つかまえたよ!」

???「あやしいやつめ!おなわにつけ!」

ありす「あ、だめだよ、智花ちゃん、夏海ちゃん、怜ちゃん!」

夏海「あ、見て見て、ありす!あやしいやつつかまえた!」

怜「どこから来た!もくてきをいえ!おやごさんがないているぞ!」

智花「かつ丼食べますか?」

ありす「3人とも!その人は新しい転校生の人だよ!」

転校生「え、えっと、この子たちは・・・」

ありす「す、すいません!この子たちもグリモアの生徒で・・・」

転校生「こんな小さい子が?」

智花「魔法!」

夏海「使い!」

怜「だ!」

ありす「ええっと、悪い子たちじゃないんです。ただ、ちょっと元気が有り余ってて・・・」

転校生「あー、大丈夫ですよ。これくらい可愛いもんです。よっと」

夏海「わあ!高い!」

怜「持ち上げられた!高い!」

智花「わ、わたしも高い高いしてください!」

転校生「子供の相手は慣れてるんで、大丈夫ですよ」

ありす「あ・・・ああ・・・・・・」

転校生「どうしました?」

ありす「即戦力が・・・やっと人手が増えた・・・」

転校生「え?」

ありす「これから!よろしく!おねがいします!」ギューッ!!!!

転校生「え、は、はい。よ、よろしくお願いします」

転校生(ここまで女子に強く手を握られたのは生まれてから17年間で初めて・・・いや、そういうわけでもないかな)

ありす(話している感じだと優しそうですし、子供たちとも仲良くしてくれそうです。「アルバイト求人の即戦力求む」の気持ちが理解できました)

To be continued・・・


285 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/03(土) 01:43:26.45HYGaOV+40 (2/5)

今日のプチモア。正直あの転校生くんが転校前に女子と接触してなかったとか考えられない。
次回は転校生くんの転校前の同級生の女子とありすの邂逅の予定。
グリモアの学園生って転校前の学校のこととか何も語ってくれないけど、みんなどんな感じなんだろうか。
高校生になって転校した組とか中学途中で転校した組とかの話を知りたい。
4コマありすかわいい。体操服ありすとかいう超レアもの。ありすかわいい。
ありすかわいい。ありすかわいい。ありすかわいい。ありすかわいい。
ありすかわいい。ありすと超連携したい。ありすかわいい。
ありすかわいい。
ありすありあり(合言葉)


286以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/03(土) 07:31:07.76/I10tC1VO (1/1)

ありすありあり
そんなことやっちまったら戦争が起きるぞ(いいぞもっとやれ!)


287 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/03(土) 23:28:52.47HYGaOV+40 (3/5)

~プチモア!-Petit Grimoire- 来訪者編~

ありす(今日は転校生さんと街にお買い物に来ています)

ありす(いわゆるデートというやつです。折角のチャンスですから、ここでぐっと距離を近づけないと!)

転校生「わるいね、ありす。僕の趣味に付き合ってもらっちゃって」

ありす「いえ、転校生さんにはいつもお世話になっていますから」

転校生「そうは言うけども・・・おっ、クレープの移動販売だ。ちょうどいい、あそこで休憩しよう」

ありす「はい、賛成です!」キラキラ

・・・

転校生「僕はこのバナナのやつで。ありすは?」

ありす「ちょっと待ってください。ん・・・こっちのプリン入りにするべきか、それともこっちのアイス入り・・・」

転校生「えっと・・・」

ありす「いちごチョコも捨てがたいし・・・ブラウニーも・・・」

転校生「あー、こりゃ時間かかるな。仕方ない、ゆっくり待って」

??「だーれだ」ピトッ

ありす「えっ!?」

転校生「・・・・・・?誰?」

ありす「だ、誰ですかあなた!転校生さんに、な、なにを!」

??「えー、ほんとにわからないのー?」

転校生「いや、聞いたことある声なんだけど・・・・・・あ、もしかして・・・モブ?」

モブ「はいはーい、あなたの心の恋人、モブちゃんでーす」

ありす「こ、こここっ、恋人!?」

転校生「いやいやいや、違う違う」

モブ「えー、あんな熱い夜を一緒に過ごしたのに・・・」

ありす「熱い夜を!?」

転校生「そうだね、キャンプファイヤーは楽しかったね」

モブ「ひとつ屋根の下で寝泊まりしたのに・・・」

ありす「ひとつ屋根の下で!?」

転校生「学年全員同じ宿だったからね」

モブ「2人でキスも・・・」

ありす「き、ききききキスぅ!?」

転校生「食べたね。キスの天ぷら」

モブ「あんなに激しく揉みしだいて・・・」

ありす「転校生さん、何をしたんですか!?」

転校生「作ったね、浅漬け」

ありす「っ!」カアアア

モブ「この子面白いね」ケラケラ


288 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/03(土) 23:31:27.73HYGaOV+40 (4/5)

~プチモア!-Petit Grimoire- 昔の女編~

ありす「て、転校生さん!この方は誰なんですか!?」

転校生「転校生が転校生になる前のクラスメートの茂武さんだよ」

ありす「しげたけさん?」

モブ「あだ名はモブでーっす。で、なになに?その子、彼女?」

ありす「え、ええと、わ、わたしは」

転校生「まっさか、ただのクラスメイトだよ。あと上司・・・になるのかな?副会長だし」

ありす「」ピシッ

モブ「あんた相変わらずだねぇ。あっ、そうだ。あたしこのキャラメルブラウニー食べたーい」

転校生「久々に会って早々飯をたかるクラスメイトってどうなんだろう」

モブ「いいでしょー、魔法使いってお金持ってるって聞くし。ウィンドフェスタ見に来たはいいものの、あんまり余裕はないのよねーん」

転校生「はいはい、わかったよ。ありすはどうする?」

ありす「あ、はい。プリンアラモードで」

転校生「了解。んじゃ買って来る」

ありす「あっ、私自分の分は自分で・・・」

モブ「いいのいいの。どうせ言っても聞かないし、あの優男は。んでさぁ、ありすちゃん」ピトッ

ありす「ひゃ、ひゃいっ!?」

モブ「ちょーっとお話聞かせてくれない?あいつとの関係・・・とかさ」

ありす「・・・・・・こちらからもお聞きしてよろしいでしょうか」バチバチ

モブ「・・・・・・もちろん、あんなこととかこんなこととか・・・なんでも聞いてくれていいわよ?」バチバチ

ありす「ふふ、それではぜひお願いしますね」

モブ「こっちこそ・・・ね」

転校生「買ってきたよー・・・な、なんか喧嘩してる?」

ありす「いえいえ、そんなことありませんよ」ニコッ

モブ「そそ。んじゃあっち座って食べよっか。ね、ありすちゃん」

ありす「はい、モブさん」

モブ・ありす「「うふふふふふ」」バチバチ

ありす(この方が転校生さんとどこまで進んでいるのかはわかりませんが・・・転校生さんは渡しません!)

モブ(やべー、この子からかうの面白いわー。あとこいつ、ちょっと筋肉ついた?後で触らせてもらおっと)

転校生(・・・あ、これモブの方は遊んでるだけだな。ありすかわいいしこのまま見ておこう)

つづ・・・く?


289 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/03(土) 23:37:56.82HYGaOV+40 (5/5)

今日のプチモア。思ったより長くなったので2分割。
気が向いたら続きます。モブさんはモブ子とかモブ佳とかモブ美とはなんの関係もありません。
プチモアなのにプチが出ていないのはメインヒロインなのに主人公の命が危ないときに外に出してもらえないのと同じようなものです。
ゲーム通りにやったら浅梨がショタコンで光男と同類になってしまうということが判明した。
それはそれでネタ的にはおいしいけれどいろいろとまずい気がする。キャラ崩壊じゃすまないような。
ストーリー見直してたら、浅梨が魔物に引き寄せられるってのは描写されてたんだよね。全然気が付かなかった。
他にもストーリーの中で伏線はあるかも・・・
ありすありあり(合言葉)


290 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 00:58:17.510hHSNcd+0 (1/14)

~事件は突然に~

何の変哲もない日。いつもと変わらない時間。そんななんでもない時に事件は起きるのである―by ウーノ・スー・K―

風子(いつもと変わらない日、いつもと変わらない時間。・・・こんなご時世に言うのもなんですが、平和ですね)

風子(転校生さん、今日は椎名の部屋でしたっけ。迷惑かけてねーといいですが・・・)

紗妃「委員長、大変です!」

風子「はぁ・・・人が物思いにふけってる時に・・・。で、何があったんですか?」

紗妃「転校生さんが立て籠りました!」

風子「・・・・・・はい?」

・・・

風子「仲月さら、犬川寧々、相馬レナ、転校生さんの4名が転校生さんの学内自室に現在立て籠り中だと」

紗妃「はい。原因もわからなくて、対処しようにも・・・」

風子「わかりました。ウチも現場に向かいます。ちょーど暇してたとこだったんで」

紗妃「はい!こっちです!」

風子「いや、わかってますよ」


291 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 00:58:43.660hHSNcd+0 (2/14)

~謎解きはディナーのまえで~

風子「おー、あそこですか。やってますね」

小蓮「レナー!出てくるネー!」

薫子「学園長、処理していただかないといけない案件があります!出てきてください!」

龍季「さらー、どうしたんだよー!」

シロー「わんわん!」

クレプリ「しょうねーん!出てくるさねー!」

ゆかり「ああもう、どうしたら・・・」オロオロ

ありす「ぁ・・・水無月さ・・・」

風子「楠木。なにか事情は知ってますか?」

ありす「ぇと・・・ぁたしも知らなくて・・・」

風子「さいですか。・・・んー、原因がわからないことには対処しようがありませんね」

紗妃「ということは、聞き込みでしょうか?」

風子「ですね。夕飯の時間までに解決したいんで、早速行きましょう。楠木は都度ここの様子を伝えてもらえますか?」

ありす「はぃ・・・!」

風子「さて、と。謎解きは報道部だけの得意分野じゃねーってとこ見せてあげましょーかね」


292 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 00:59:29.280hHSNcd+0 (3/14)

~調査~

風子「さて、集まりましたね」

怜「転校生が立て籠り事件を起こした、とのことでしたか」

イヴ「なにかの遊びじゃないんですか?」

紗妃「それでしたらここまで大きな騒ぎにはなってませんよ」

梓「あの部屋、自分でも忍び込めないようになってる特別製ッスからね。本人たちに直接聞くのは無理ッス」

七撫「あの・・・私はどうして呼ばれたんでしょう?」

風子「人数合わせです」

七撫「人数合わせ?」

風子「これから各風紀委員にはこの事件の調査を行ってもらうんですが、1人だと難航しそうなんで2人1組でやってもらいます」

イヴ「1人でやりたいです」

風子「事件ってのは多角的にみるひつよーがあります。1人での調査だとどーしても自分だけの思考の沼に陥っちまうかもしれねーんで」

風子「既にペアは割り振ってます。ウチと氷川、冬樹と服部、神凪と浦白です」

風子「浦白に関してはいきなり連れてきてもーしわけありませんが、ごきょーりょくをおねがいします」

七撫「わかりました。力になれるかわかりませんが・・・」

怜「よろしく頼む、浦白」

イヴ「服部さんは1人で調べた方が早いのでは?」

梓「えー、そんなこと言わないでくださいよー。自分だってたまには相方と聞き込みとかしたいんですよー、相棒に憧れてるんスよー」

イヴ「はぁ・・・わかりました。ではよろしくお願いします」

梓「おなしゃっす!」

イヴ(帰りたい)


293 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:00:33.560hHSNcd+0 (4/14)

~風子・紗妃ペア~

風子「んじゃ、まずは転校生さんのことをいつも見てるストーカー陣に変わった様子が無かったか聞きに行きましょうか」

紗妃「はい、そうです・・・ストーカー!?そっちはいいんですか!?」

風子「必要悪ってやつです。もちろん行きすぎたら罰則ですが、現状本人に迷惑をかけない限りは黙認してます」

紗妃「はあ・・・そういえば、転校生さんが呼びかければいつでも現れる人たちがいたような・・・」

・・・

―ストーカーその1 白藤香ノ葉―

香ノ葉「いやいやいや、うちはストーカーしてるんじゃないんよ?ちょっとダーリンのことが気になるから常日頃から眺めてるだけで・・・」

風子「御託はいーんで質問にだけ答えてくだせー。ここ数日、転校生さんに変わったことはありましたか?」

香ノ葉「いや、別になかったんよ。今日もさらちゃんとレナと学園長となんやら話してたらいきなり泣き出して・・・」

紗妃「泣き出した?転校生さんがですか?・・・そういえば、久しくあの泣き声を聞いてませんね」

風子「ということは、なにかしら転校生さんが泣き出すようなことがあったと。きょーりょくありがとうごぜーます」

香ノ葉「いやいや、こんくらいはいいんよ。うちもできることはするから、何でも言いつけて!」

紗妃「わかりました。また何かあれば連絡します」

・・・

―ストーカーその2 瑠璃川姉妹―

春乃「あたしが見てるのは秋穂だけだ。だから転校生のことは知らない」

秋穂「今日はノエルちゃんと霧塚先輩と一緒にロシア語の勉強をしてたので、転校生くんのことは知らないんです。ごめんなさい・・・」

風子「いえ、謝ることはありませんよ」

紗妃「ロシア語の勉強・・・?」

秋穂「はい!この前買った『アーニャが添い寝してくれるCD』っていうのを使ってやってます!」※ナターリアバージョンとヘレンバージョンもあります

風子「それはいいんですが・・・じゃあ、最近転校生さんの様子が変だと感じたことは?」

秋穂「それはないですね。昨日も汗の味はいつも通りだったし、ほっぺの質感も変わらなかったし・・・」

風子「あとで風紀委員室に」

春乃「そういえば、最近『銀の匙』っていうマンガを読んでるみたいよ。小鳥遊の部屋で読んでるらしいわ」

風子「さいですか。これは重要な証言ですよ、ワトソン君」

紗妃「そうでしょうか?って誰がワトソンですか」


294 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:01:17.390hHSNcd+0 (5/14)

~怜・七撫ペア~

怜「浦白は・・・もう学園には慣れたか?」

七撫「あ、はい。学園の皆さんほんとよくしてくれて、私って常識がないとこが結構あるんですけど、笑って流してくれたりとかしてくれて本当に助かってます」

怜「そうか。馴染めているならいいんだ。これからもテロリストのことでいろいろ聞くと思うが、その時以外は普通の学生でいてくれたらいい」

七撫「なんだか、友達と笑っておしゃべりしたりしてると、『青春!』って感じがするんですよね」

七撫「ですから、そういってもらえると嬉しいです。・・・あ、ここですか?転校生くんの部屋」

怜「ああ。学生寮にある方の部屋だ。今はほとんど使われていないが、定期的に本人または誰かが掃除したりしに来ているそうだ」

怜「もしかしたら何か手がかりがあるかもしれない。これが終わったら順に委員長・楠木・椎名・瑠璃川・桃世の部屋を調べに行く」

七撫「家宅捜索ってやつですね。姉さん、何か見つけたら教えてね」

メノコ「( `ー´)」

・・・

七撫「うーん、別段変わったところはない・・・はず。マンガとかで出てくる普通の部屋・・・」

七撫「うん?普通の部屋?・・・6歳なのに?」

怜「転校生の遊び道具一式は学内部屋の方に置いてあるんだ。それと立華の部屋にもだったかな」

七撫「へぇ、そうなんですか。・・・あっ、ベッドの下になにやら本が。こ、これってもしかして、あの伝説のえっちな・・・」

怜「な、なんだと!?転校生が!?バカな、まだ子供だぞ!いや、でも異様に胸に執着する姿も見たことあるような・・・」ブツブツ

七撫「えっと・・・これって見ていいんでしょうか?」

怜「そういえばスカートめくり事件を起こしたこともあったな・・・ということはやはりそういうことに興味が・・・うん、なんだ?」

七撫「えっと、ここの中身は覗いちゃっていいものなんでしょうか?」

怜「そ、そうだな。ここは転校生の名誉のためにやめておこう」

メノコ「(#^^#)」

七撫「ん?なになに?ベッドの下にはアルバムがあったって?」

怜「・・・・・・・・・・・・」

七撫「・・・・・・・・・・・・そ、そういうこともありますよ!」

怜「言わないでくれ・・・少しでも転校生を疑った自分を恥じなければ・・・」


295 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:02:24.070hHSNcd+0 (6/14)

~梓・イヴペア~

梓「つっても、ここ最近転校生くんを見てる限りでは特に変わったことはないんですよねぇ」

イヴ「服部さんは別件で学園を離れてることが多いとも聞きますが・・・」

梓「あー、そッスね。この前の裏世界で言った七枷の探索とか、あと生天目先輩の見張りとか・・・まあいろいろやってます」

イヴ「では、その間に何かが起こった可能性もあるでしょう」

梓「うーん、ここは『転校生くんを見守る会』のメンバーにちょいちょいっと聞いてみますか」

イヴ「・・・やっぱり私は必要ないのでは?」

梓「えー、そんなこと言わないでくださいよー。自分だって寂しいんですー、たまにはこうやって遊びたいんですー」

イヴ「はぁ・・・わかりました」

梓「あー、でも手っ取り早く終わらせたいなら遊佐先輩に聞きゃ終わると思いますよ」

イヴ「遊佐さんに?・・・・・・そうですね、聞き込みぐらいならしてもいいでしょうか」

梓「んじゃ、報道部にれっつらごー!」

・・・

鳴子「それで僕を訪ねて来たと。わざわざ来てもらって悪いけど、今回のことに関しては僕は何も知らないんだ」

梓「そ、そッスか・・・」

イヴ「そ、そうですか。失礼しました」

鳴子「どうしたんだい?2人とも」

梓「い、いや、なんでもないッス・・・」

イヴ(児童心理学の本を片手にしている遊佐さんなんて初めて見ました・・・)

鳴子「まあ自分でも似合わないのはわかってるさ。そうだね、折角訪ねてきてくれたのになにも無しってのはかわいそうだ」

梓「お、なにかあるんスか?」

鳴子「1つ助言をね。今僕は必至で児童心理学の本を読んでいるわけだけども、こんなものを読まずとも熟知している生徒はいるはずだ」

梓「あー、それもそうッスね」

イヴ「では、行きましょうか」

梓「月宮先輩のとこに!」

イヴ「霧塚さんのところへ」

梓・イヴ「「・・・・・・あれ?」」

鳴子「・・・前途多難だね」


296 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:03:13.760hHSNcd+0 (7/14)

~籠城中~

転校生「」ガタガタ

さら「」ガタガタ

レナ「」ガタガタ

寧々「」ガタガタ

・・・

ゆかり「依然反応はなし、か」

龍季「こうなったらぶち破るか?」

薫子「いえ、無理です。この部屋は対テロリスト等用に用意された部屋。生天目つかさの一撃でも破れるかどうか・・・」

小蓮「しかも、中からなにか重くて大きいもので押さえつけてるみたいネ」

クレプリ「下手に破るとそれが倒れてけがをさせる可能性もあるってことさね。こっから中の様子がわからないから、どの位置にいるのかもわからねぇしな」

ありす「てんこせ・・・く・・・さらちゃ・・・ごは・・・の、じか・・・だよ・・・」

転校生『食べないでー!』

さら『食べないでくださーい!』

寧々『食べちゃだめー!』

レナ『くう、ない!レナ、にく、ない!』

ゆかり「えっと・・・先にご飯を食べちゃダメって言ってるのかな?」

龍季「んなわけねぇ・・・よな?」

クレプリ「文脈的にはそうなるさね」

小蓮「んん・・・日本語難しいヨ・・・」

薫子「みなさん!いい加減遊ぶのはやめて、出てきてください!」

ありす「ん・・・なにかぃわかんが・・・一応、連絡を・・・」


297謎解きタイム ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:04:22.270hHSNcd+0 (8/14)

~情報整理~

風子「・・・ふむ、中にいる生徒たちは夕飯の時間という言葉に対して『食べないで』と返したと」

紗妃「食べる・・・いや、まさかそんなことは・・・」

風子「いちおー言っときますけど性的な意味はありませんからね。特にあの4人に関しては」

紗妃「ど、どうしてそれを・・・って、私は何も言ってません!」

風子「念のためです、念のため。んで、集まった情報は」

・転校生たちはいきなり泣き出したこと

・最近『銀の匙』という農業学校のマンガを読んでいること

・食べないでください

風子「ですね」

紗妃「それと、あのあと立華さんと岸田さん、双美さんから」

・最近生き物を育てる本を読んでいた

・牧場シミュレーションゲームアプリを始めた

・最新の検索履歴は『生き物 育てる 食べる』だった

紗妃「という情報が得られましたね」

風子「こっからなにかがわかりそうな気もするんですが・・・」


298謎解きタイム ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:07:14.660hHSNcd+0 (9/14)

~調査結果~

怜「委員長、戻りました」

七撫「特にめぼしいものはありませんでしたね」

怜「どの部屋も変わった様子はありませんでした」

風子「さいですか。ってことは」

・他の学園生が直接的に何かしたわけではない

風子「って感じですね」

梓「ただいま戻りましたッス!」

紗妃「おかえりなさい。どうでしたか?」

イヴ「児童心理と集団心理について調べてきました。その結果」

・子供にもロジックというものが存在する

・そのロジックは突拍子のないものでも筋が通っていれば本人は納得してしまう

・子供は思い込みが激しい場合が多い。いわゆる認知バイアスにかかっていることが多い。

・集団でネガティブな話題が出るとネガティブな思考に陥りやすい

・その結果ネガティブな思考がネガティブな話題を生み、負のスパイラルにはまって疑心暗鬼に陥ることがある

イヴ「ということがわかりました」※実際に調べたわけじゃないので間違ってたらごめんなさい

紗妃「では、ここから導き出される結論は・・・・・・?」

風子「・・・はあはあ、そーゆーことですか」

怜「わかったんですか?」

風子「ええ、まあ。ウチの推理が間違ってなかったら、ただ単にあの子たちはかわいいだけですね」

紗妃「・・・・・・?」

梓「あー、自分もなんとなく見えてきました」

風子「ま、行きましょーか。謎解きは終わりです。ディナーまえに間に合いましたね」


299 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:08:33.530hHSNcd+0 (10/14)

~謎解きタイム~

鳴子「この世の中、どんな行動をするにも理由というものが存在する」

鳴子「かつての人形消失事件も、冬樹ノエル君が浦白君が悲しまないようにするという理由で起こったものだ」

鳴子「さて、一旦得られた情報を整理してみよう」

・転校生たちはいきなり泣き出した

・最近『銀の匙』という農業学校のマンガを読んでいる

・食べないでください

・最近生き物を育てる本を読んでいた

・牧場シミュレーションゲームアプリを始めた

・最新の検索履歴は『生き物 育てる 食べる』だった

・他の学園生が直接的に何かしたわけではない

・子供にもロジックというものが存在する

・そのロジックは突拍子のないものでも筋が通っていれば本人は納得してしまう

・子供は思い込みが激しい場合が多い。いわゆる認知バイアスにかかっていることが多い

・集団でネガティブな話題が出るとネガティブな思考に陥りやすい

・その結果ネガティブな思考がネガティブな話題を生み、負のスパイラルにはまって疑心暗鬼に陥ることがある

鳴子「子供というモノは感情移入をしやすい生き物だ。例えば、道端でけがをした子猫がいたとする」

鳴子「そうすると、大半の子供が『かわいそう』だとか『助けたい』だとか考えることだろう」

鳴子「アニメでヒーローが悪者と戦っているときは応援したり、時には創作物にも感情移入する」

鳴子「・・・そう。子供はなんでも自分目線で・・・主観的に物事を見る」

鳴子「そして、子供というものは大人が思っている以上に賢くて、よく考えているものさ」

鳴子「まったく、かわいいね、あの子たちは」

鳴子「・・・・・・さて。そろそろ答え合わせの時間だ」

鳴子「君たちは、正解にたどり着くことができたかな?」


300「食べないでくださいー!」「食べないよ!」 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:09:42.170hHSNcd+0 (11/14)

~事の発端~

転校生「ああ・・・豚丼が・・・」

さら「ぶたどん?おいしそうですぅ!」

寧々「なにそれなにそれー?」

レナ「ぶ、ぶたど、にく?」

転校生「えっとね、今銀の匙って言うのを読んでるんだけど・・・豚丼っていう名前のぶたが、お肉になっちゃったんだ」

さら「ぶたさんが・・・ですか?」

レナ「にく?レナ、にく、くう?」

寧々「これかぁ・・・一生懸命育ててるのに、お肉になっちゃったんだ・・・」

さら「かわいそうですぅ・・・」

レナ「う?」

転校生「でも、ぼくたちもふだんお肉食べてるし・・・今やってるアプリでも、ほら。ぶたを育てておにくにしてお金にするんだ」

寧々「・・・・・・ね、ねぇ。この豚丼ってさ、お肉にして食べるために育てたんだよね?」

転校生「そうだね」

寧々「ぶたさんを育てるのって、豚肉にして食べるためだよね?」

さら「そうですねぇ」

寧々「うしさんを育てるのも、牛肉を食べるためだよね?」

レナ「にく、くう、する」

寧々「とりさんをそだてるのも・・・鶏肉を食べるため、だよね?」

転校生「そうだけど・・・・・・あ、え、そんな・・・まさか・・・」

寧々「とらちよちゃんとか、理事長が寧々を育てるのって・・・もしかして・・・」

さら「ち、違いますよお!そ、そんなこと・・・あるわけ・・・」

レナ「れ、レナもくう、する・・・?」

転校生「そんなことない!そんなこと・・・」チラッ

豚丼「ソーセージになったで」

転校生「そ、そういえば、さいきん見た本でも、うしとかぶたはあいじょうをもって育てるって・・・」

さら「そ、それって・・・」

転校生「・・・・・・ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

さら「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」

寧々「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!」

レナ「れ、レナも・・・レナもくう、する・・・?かりん、レナ、くうする?」


301 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:10:45.710hHSNcd+0 (12/14)

~現在~

転校生「」ガタガタガタガタ

さら「」ガタガタガタガタ

寧々「」ガタガタガタガタ

レナ「」ガタガタガタガタ

・・・

紗妃「転校生さん、出てきてください!食べませんから!」

転校生『た、たてまえはそれくらいにして本音は?』

秋穂「(性的に)おいしくいただきたいです!」

さら『やっぱりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!』

転校生『ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』

ノエル「黙っとけ瑠璃川」

龍季「なんだよ・・・俺がさらを食うってか?んなわけねーだろ」

シロー「わんっ!」

虎千代「参ったな・・・どうすれば説得できるのか」

萌木「ここは・・・北風と太陽作戦でどうでしょうか?」

ゆかり「そっか。押してダメなら引いてみる、こちらから出すんじゃなくて向こうから出てきてもらうようにすれば・・・!」

小蓮「火、持ってきたネ!」

焔「お、おい、なんだ、なんだよいったい・・・」

小蓮「さあ!」

焔「はぁ?」

風子「学園内で放火は禁止です。あと魔法も禁止です。ここはウチに任せて下せー」

虎千代「頼んだぞ、水無月」

風子「・・・転校生さん」

転校生『ふ、ふーちゃん?た、食べるの?食べに来たの!?』ガタガタ

風子「ウチが好きな食べ物はりんごです。あんたさんじゃありません」

転校生『しゅ、出荷しない?』

風子「しません。この学園は牧畜施設じゃありませんので。ていうか・・・」

風子「ウチら全員、まだ子供です」

転校生『!』

寧々『そ、そっか!』

さら『ということは!』

レナ『くう、しない?』

風子「そーゆーことです。さ、お腹空いたでしょう。早く夕飯を食べに行きましょう」

転校生『う、うん!ちょっとまってね、今ドアの前のをどかすから』

さら『んしょ、んしょ・・・あ、あれ?重くて動かないです・・・』

寧々『さっきはもっと軽かったのになんでー!?』

ゆかり「・・・火事場の馬鹿力かな?」

風子「強化魔法を使っていーですから、どかしてくだせー」

ありす「ぁはは・・・ばんごは・・・まにぁ・・・かな・・・?」

クレプリ「そんときゃオレっちたちも遅れて食べればいいだけさね」

ありす(中にお人形あったよね・・・ちょっとお手伝いしようかな)


302 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:11:47.530hHSNcd+0 (13/14)

~おまけ プチモア世界では~

転校生「子供たちが籠城したって!?」

ありす「はい。なんでも自分たちを育ててるのは食べるためだって思い込んじゃったみたいで・・・」

転校生「それで、今は?」

ありす「さらちゃんが扉を引きちぎってから近づけてません」

転校生「ゆえ子が卒倒しそうな案件だな・・・とりあえず行くよ」

・・・

ミナ「た、食べないでー!」

風子「食べるのはんたーい!」

鳴子「やだやだ!食べられたくないよ!」

さら「ああ、どうしよ・・・」

ゆえ子「修繕費が・・・えっと、扉っていくらぐらいしましたっけ・・・」

アイラ「相変わらず無茶するのう・・・」

転校生「来たよー」

ありす「連れてきました」

さら「あ、転校生くん助けて!もうどうしたらいいか・・・」

転校生「オーケーオーケー。アイラとさら、中についてきてくれ」

アイラ「ん?妾か?」

さら「どうするの?」

転校生「考えがある」

・・・

智花「て、てんこうせいしゃん!?」

夏海「食べにきたの!?」

怜「い、いやだ!食べちゃいやだ!」

転校生「お前ら!この2人を見ろ!」

さら「わたしと・・・」

アイラ「妾じゃな」

転校生「どっちの方が美味しそうだ!」

小蓮「さらの方が肉がついてるネ!」

エミリア「やわらかそうです!」

転校生「そういうことだ!食べるならさらの方を食べる!おまえらは食べない!」

チトセ「今夜はお楽しみね」

さら「ええっ!?」

ゆかり「なーんだ、そっかー」

千佳「そりゃそーだよね」

みちる「しんぱいしてそんしたー」

転校生「よし、これで解決!」

さら「あ、あの!」

転校生「うん?」

さら「わ、わたし初めて・・・だから・・・その、優しくお願いします!」

アイラ「少年も見かけによらず大胆じゃのう・・・くっくっく」

転校生「そういう意味じゃないから!」


303 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/05(月) 01:17:13.740hHSNcd+0 (14/14)

今日はここまで!突発的に思いついた小ネタです。
思いついたというかとある画像を見たというか・・・知ってる人はメノコ姉さんと握手。
調査報告書の方でもレナと花梨で似たようなネタがあったことを書いてる途中に思い出しました。
大人さらちゃんとアイラがいます。どちらかを食べていいと言われます。どっちも食べますよね。
ありすがいます。さらがいます。寝台の上で食べたいですね。
デーヴィーさんってえっちぃ格好ですよね。食べたいですよね。
風子の得意料理はハンバーグです。
ありすありあり(合言葉)


304以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/05(月) 20:30:06.241YEYCTj0O (1/1)

ありすありあり
ぼくは耳年増なさらちゃんが食べたいです(半ギレ)


305 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/06(火) 01:02:35.28+IZkBtDr0 (1/4)

~プチモア!-Petit Grimoire- 初めての魔物退治編~

ありす「あ、執行部から連絡が・・・少し待ってくださいね」

転校生「はい、わかりました」

智花「すごい!腕にぶら下がれる!」

夏海「かっこいー!」

怜「カチカチだ!」

転校生「まあ男子だし多少はね。魔法使いになるってなってから筋トレ始めたけど・・・効果出てるのかな」

ありす「お待たせしました、転校生さん。えっとですね、執行部・・・えっと、生徒たちに魔物退治を依頼する部門があるんです」

ありす「そこからクエスト・・・魔物退治等の依頼が来てるんです。私と転校生さんを名指しで」

転校生「おっ、つまりいきなり初魔物退治ってことになるんでしょうか?」

ありす「はい。本当はもっと訓練を積んで、魔法学を学んでからのはずなんですが・・・」

転校生「まあまあ、僕は習うより慣れる方が得意ですし。ちょうどよかったです」

ありす「そう言っていただけると助かります。それじゃあ・・・智花ちゃん、夏海ちゃん、怜ちゃん。お留守番しててくれる?」

夏海「えー」

智花「転校生さん、行っちゃうの?」

怜「まものたいじなら私もいく!」

転校生「こら、3人とも。副会長さんを困らせちゃだめだろ。ほら、いい子にするなら飴ちゃんあげるから」

夏海「おかしー!?」

怜「私はいい子だ!」

智花「いい子!」

転校生「よし。それじゃあ行きましょうか」

ありす「流れるような手際の良さ・・・これが期待の新人・・・!」

・・・

ありす「転校生さんは魔力の受け渡しができるんでしたっけ?」

転校生「はい。それ以外はまだ何も」

ありす「でしたら、試しに私に送ってもらえますか?」

転校生「わかりました。・・・こんな感じかな?」

ありす「ひゃうっ!?ありす「あ、す、すいません、ちょっとびっくりしちゃって・・・なるほど、確かに魔力が回復してます」

ミノタウロス「ブモオオオオオオオオオ!!!!!」

ありす「あれが討伐対象ですね。魔物の方は私が担当するので、転校生さんは後方支援をお願いしますね」

転校生「了解しました」

ありす「・・・・・・全軍・突撃。陣形・偃月」

クレプリ「野郎ども!突撃さね!水平線に勝利を刻め!」

人形s「「「「「「「「「「オォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」」」」」」」」」

ミノタウロス「やらせはせん、やらせはせんぞーーー!!!!!」

ありす「第二陣・準備。陣形・テルシオ。第三陣・準備。陣形・包囲殲滅陣」

ミノタウロス「あっ、これ無理だわ」

・・・

ありす「と、まあこんな感じで魔物を討伐して、クエスト終了の報告をすれば完了です」

ありす「今回はクエストの報告も済ませましたので、このまま授業免除、残りは自由時間となります」

ありす「初めてのクエスト、どうでしたか?転校生さん」

転校生「うん、これ僕いらないんじゃないかな」

To be continued・・・


306 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/06(火) 01:06:18.12+IZkBtDr0 (2/4)

今日のプチモア。今まで転校生無しで2人だけでクエスト全部こなしてたんだからそりゃこうなるよ。
初クエストはありすと行ったからメインヒロインはありす。
ゲーム内で最初にあったキャラがメインヒロインだって聞いたことがあります。
つまりグリモアのメインヒロインは兎ノ助ってことになるのかな?(錯乱)
次はさらさんと魔物退治。さらさんTUEEEEEEEE!!!!!状態です。
第2話でいきなり生徒会長出陣とかヤバいな、この学園。
ありすありあり(合言葉)


307 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/06(火) 23:40:23.42+IZkBtDr0 (3/4)

~プチモア!-Petit Grimoire- 生徒会長編~

ありす「先日はお疲れ様でした、転校生さん。今日こそさらちゃん・・・もとい、生徒会長のもとに転校生さんを案内しますね」

転校生「はい、わかりました。よろしくお願いします」

・・・

ありす「さらちゃーん、転校生さん連れて来たよー」

さら「ありがと。さて、入学説明の時以来ね、転校生くん」

転校生「お久しぶりです、仲月生徒会長」

さら「もう、そんな真面目な喋り方じゃなくていいのに。ね、ありす」

ありす「はい。これから一緒に過ごしていく仲間なんですから、もっと打ち解けた話し方でいいと思います」

転校生「そう・・・かな?えっと、じゃあ・・・仲月さん?」

さら「さら」

転校生「・・・さらさん」

さら「さら」

転校生「・・・・・・楠木さん、生徒会長って年上ですよね?」

ありす「ありすです」

転校生「・・・・・・もういいや。それで、何の用があるの?手短に済ませてほしいな」

さら「えー、なんでそんなそっけないのよー」

転校生「荷物整理の途中だったもので」

さら「それはわたしたちが後で手伝うから、ちょっとお話に付き合ってよ」

さら「あ、そうそう。転校生くんも生徒会の役員だからね」

転校生「・・・・・・え?いやいやいや、そんないきなり、務まらないよ!」

さら「10歳以上が今わたし含めて4人しかいないの!カツカツなの!だから強制よ、仕事してもらうから!」

転校生「はぁ・・・どうしてこんなことに・・・」

さら「・・・あ、ごめん。クエスト入った。続きは向かいながらにしましょ」

ありす「え、さらちゃんが行くの?」

さら「アイラは寝てるし、ありすはこれから虎千代ちゃん達と魔法の訓練でしょ?だからね」

転校生「ああ、僕が行くことは確定なんだ・・・まあいいや」

・・・

さら「喝!!!!」

スライム「」ボシュウウウウウ

転校生「気合だけで消し飛ばした!?」

・・・

さら「・・・ってことで、本校の在学生は9割以上が子供なのよ。だから本当にもう首が回らなくて・・・聞いてる?」

転校生「うん、わかったよ。僕は学園での仕事に集中しておくから、魔物のことは任せたよ」

さら「え、ちゃんとクエストにも出てもらうよ?魔法学園の生徒だから、ちゃんとやっとかないと落第するわよ」

転校生「・・・・・・空はこんなに青いのに」

さら「じゃあよろしくね、生徒会会計及び庶務及び風紀委員長及び飼育委員長及び図書委員長及び体育委員長及びリリィクラス委員長の転校生くん!」

転校生「役職多いね!?」

さら「ちなみにわたしは生徒会長及び精鋭部隊長及び放送委員長及び予算委員長及びサンフラワークラス委員長」

さら「ありすが生徒会副会長及び文化委員長及び選挙管理委員長及び整備委員長ローズクラス委員長」

さら「そしてもう一人東雲アイラって子が生徒会書記及び魔法祭実行委員長及び体育祭実行委員及び厚生委員長及び保険委員長及び協議会長だから」

転校生「・・・入る学校間違えたかな」

To be continued・・・


308 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/06(火) 23:47:31.19+IZkBtDr0 (4/4)

今日のプチモア。今まで生徒会会計及び庶務及び風紀委員長及び飼育委員長及び図書委員長及び体育委員長はさらとありすとアイラで分担してました。
リリィクラス委員長は年齢の関係上ましろがやっていました。会議の時間になると毎回シャレが飛んできてまともに進まなかったそうです。
次回は浅梨とチトセの登場だと思う。このころ寧々はどこかの教育大学に入って学園長を継げるように勉強してるはず。
現在ポケモン サンを草タイプ縛りで進めてます。今日はカキの試練をなんとか突破しました。
いたずらごころのおとうふ(モンメン)でやどりぎのたねまいて、スペシャルガードを2回使ったデンヂムシ(フクスロー)で耐えるだけのお仕事です。
一回ベノムショックが急所に当たって死にました。次の鬼門は鋼タイプかな。エアームドとかマジ勘弁。
ありすありあり(合言葉)


309以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/07(水) 05:08:27.41Q4qpvFvtO (1/1)

ありすありあり
ブラックスギィ!!
でも可愛い娘に囲まれるならそれはそれでありか


310 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/07(水) 23:24:13.01Eiya1x8J0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 新しい転校生編~

転校生(僕がグリモアに転校してきて1ヶ月経った)

転校生(当初は無茶だと思っていた学園生活も、慣れてくると意外と楽しいものだ)

転校生(もちろん苦労はたくさんあるが、それを吹き飛ばしてくれるくらい元気でかわいい子供たちがいる)

転校生(あの子たちの笑顔を見ると、明日も頑張ろうと思えてくるんだ)

絢香「そう?えへへ・・・まあ、あやかアイドルだからね!」

転校生「うんうん、絢香はいい子だなぁ・・・」ナデナデ

純「あー!絢香だけずるい!あたしもひざでなでなでしてー!」

絢香「だめー、今はあやかがどくせんしてるんだもーん」

転校生「こらこら、絢香。意地悪言っちゃだめだろ。ほら、純。おいで」

純「やったー!」

アイラ「こうしてみると、完全に事案じゃの」

転校生「アイラも座る?」

アイラ「ふむ・・・時間があればそれでもよかったんじゃがの。転校生、お主に新しい仕事じゃ」

転校生「え、なになに?」

アイラ「今日新しい転校生が来るって話になっとっての。楠木と仲月はクエストに行っとるから、お主が迎えに行ってやれっちゅう話じゃ」

転校生「なんでこんな時に・・・・・・ああ、そういうことか。これ逃げたな」

絢香「それってアイラちゃんじゃだめなの?」

アイラ「妾はガキンチョの相手は苦手なんじゃ」

転校生「あ、ってことは新しい転校生は子供かぁ・・・まあいいや。ごめん、行ってくるね」

純「はーい、いってらっしゃーい」

絢香「きをつけてねー!」

・・・

浅梨「わ、我妻浅梨です!よろしくおねがいします!」

転校生「よろしく、浅梨君」

浅梨「ひゃ、ひゃいっ!」

浅梨(おててにぎられちゃった・・・かっこいいなぁ・・・)

梅「そして私が我妻梅よ。この子の姉」

転校生「知ってます。なんで来たんですか。先週来たばっかじゃないですか」

梅「ほら、かわいい弟の晴れ姿だし・・・多少はね?流石に3歳で覚醒するとは思ってもなかったし・・・魔法使いの低年齢化が著しいわね」

転校生「この学園だけです」

梅「まあまあ、そういうわけだから。この子のこと、よろしくね。あ、そういえばさらは?」

転校生「逃げました」

・・・

―後日―

アイラ「転校生、新しい転校生じゃ!」

転校生「そろそろ僕も転校生扱いはやめて欲しいんだけどなぁ」

・・・

チトセ「ふぇぇ・・・朱鷺坂チトセだよぉ・・・4ちゃいだよぉ・・・」

転校生「うん、よろしくね、チトセちゃん」

チトセ(ふっ、ちょろいわね。私の演技力にかかれば4歳児を演じることぐらい造作もないわね)

転校生(なんか、こう・・・なぜだかわからないけどババ臭いなぁ・・・なんでだろ?)

To be continued・・・


311 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/07(水) 23:35:55.91Eiya1x8J0 (2/2)

今日のプチモア。住めば都。たとえブラックな環境でも慣れれば天国です。
チトセはどこかの前線で超☆魔法幼女として暴れまわっていたとか。
浅梨はまだ特級危険区域とかに放り出される前。梅はしょっちゅうグリモアに来ます。
転校生くんムサシだったかぁ・・・これだとますます裏世界で卯衣が会った転校生が何者なのかわからなくなった。
魔物から人間へと戻ったのか、表から来た転校生なのか・・・。
表から来た転校生だとすると裏世界の結末が変えられないということになるんじゃ・・・
うちの転校生くん(6)は自分相手にぶっ殺す宣言したことになりました。
6歳児が裏メアリーとかを裏の自分が殺したとか知ってまともなメンタル保てる気がしねぇ。夢も希望もねぇ。
転校生くん病み確定2ヶ月ぶり4回目です。
ありすありあり(合言葉)


312以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/08(木) 00:29:47.77VnMtcM1iO (1/1)

ありすありあり
まぁ地下にいてメインストーリーで梅さんとつかささんの会話聞いてなんとなく想像ついてたけどここの転校生くんは耐えられそうにないな
巻き戻りが不完全→裏の第7次進行→「私達を置いて帰ってしまうんですか!?」→子供達の相手→裏世界探査→「貴方を[ピーーー]」→「貴方はムサシよ」

4月から怒涛の転校生メンタル責め(白目)
まだ、2ヶ月しかたってないんだぜ….…


313 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:47:38.08GaQEhv+n0 (1/10)

~クエストのお誘い~

浅梨「てーんこうせいくーん!魔物退治しーましょ!」

転校生「いーいーよ!」

・・・

メアリー「我妻と転校生がふたりでクエストに出掛けたってよ」

エレン「総員厳戒態勢を取れ!クエスト地を中心に展開しろ!」

月詠「ああもう!なにいきなりあの子はとち狂ったことしてんのよ!」

焔「・・・なんかもう見慣れた光景だな」

・・・

風子「服部」

梓「うッス。行ってきます」

風子「毎度毎度もーしわけありませんね」

梓「いえいえ、こんくらいなら楽なもんッスよ。基本見守るだけですし」

・・・

夏海「部長!あたし転校生を追いかけてきます!」

鳴子「ああ、行ってくるといい」

夏海「デジカメ・・・はなぜか浅梨を撮ろうとしたら壊れるから、フィルム式のやつで・・・」カチャカチャ

鳴子「・・・遊びに行くノリでクエストに行くあの2人はどうなんだろう」

・・・

浅梨「そういえば、今日は転校生くんダンボールに乗ってないんですね」

転校生「いっせいメンテ中ー。こんどとっきゅーきけんくいき行くからねー」

浅梨「そうなんですかぁ。ダンボールも楽じゃないですね」

転校生「ホントだよー」


314 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:49:00.38GaQEhv+n0 (2/10)

~体力落ちた~

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?」

転校生「うん、へーきへーき・・・あ、だめ。やっぱつかれた」

浅梨「それじゃあおんぶするねー・・・よいしょっと」

転校生「おおー・・・やっぱあさりんって女の子みたいだね。せなかの感じとか」

浅梨「そうかな?転校生くんはどっちの方が好きなの?男の子と女の子」

転校生「んー、女の子かな」

浅梨「じゃあこのままでいいかな」

転校生「このままでいいかなー」

浅梨「・・・ふふ、なんだか弟が出来たみたい」

転校生「おとーとかぁ・・・ぼくもそんなの考えるようになったりするのかなぁ」

浅梨「転校生くんは弟とお姉ちゃんがいるんだっけ?」

転校生「うん。おねえちゃんはいっつもわがまま言ってばっかで、でもときどきこっそりお菓子くれたりしてくれるんだ」

浅梨「うんうん。(そういえば、転校生くんが撃たれたとき、転校生くんのお姉ちゃんが騒ぎを起こしてたんだっけ?転校生くんを連れて帰るんだって)」

浅梨「・・・うん、弟想いの優しいお姉ちゃんだね」

転校生「うん、そうでしょ?でもでもわばままばっかりだからね」

浅梨「ふふふ」

・・・

エレン「・・・よし、任務完了だ」

焔「我妻が目印にしそうなものを全部配置とか・・・正気の沙汰じゃねー・・・」

月詠「これでなんとかなるわよね?」

メアリー「わからん。ただできることは全部やったはずだ」


315 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:49:40.52GaQEhv+n0 (3/10)

~大きい小さい~

転校生「とうちゃーく」

浅梨「とうちゃーく」

転校生「めずらしくまっすぐ行けたね」

浅梨「え?いつもまっすぐ行ってるよ?」

転校生「・・・うん、そうだね!」

浅梨「それで、今回の討伐対象は・・・あれ?おかしいな、またデバイスが壊れちゃった」

転校生「これだよー」

浅梨「ああ、そうそう。これだね。・・・なんか気持ち悪いなぁ」

転校生「おっぱいあるね。ふーちゃんよりおっきい」

浅梨「ほんとだ、守谷先輩と来栖先輩よりおっきい」

転校生「・・・笑えるね」

浅梨「だねー」

転校生「あとさっちゃんが見たらおこりそう」

浅梨「あー、そんな感じするね」

・・・

月詠「こらっ!行かせなさいよっ!あいつら!一発ぶんなぐってやるんだから!」ジタバタ

焔「落ち着け守谷!ぶん殴るのは戻ってきてからでいいだろ!」

メアリー「ヒヒヒヒヒッ・・・わ、笑いすぎて・・・腹痛ぇ・・・なんでクエスト中に乳談義してんだよ!」

エレン「・・・やはり男子同士、なにか通ずるものがあるのだろうか」

・・・

風子「・・・どこかでウチのことをバカにした発言があった気がしました」

紗妃「気のせいでしょうか、私もです」


316 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:50:36.59GaQEhv+n0 (4/10)

~立華卯衣の構成要素~

心「・・・・・・出ました。立華さんは・・・」

心「フェアリー・ひこうタイプです」

結希「つまり、トゲキッスと同じね。いわ・こおり・どく・はがね・でんきタイプの攻撃に気をつける必要があるかしら」

心「特性はさいせいりょく/しぜんかいふくでした」

結希「耐性はあく・かくとう・じめん・ドラゴン・くさ・むしね。・・・行けるわね」

卯衣「すいません、マスター。何の話をしているのでしょうか?」

結希「あなたの運用方法よ」

心「耐久性能を生かしてどくで削るか、もしくは高いCを生かして攻撃しつつ生き残ることを目指すかですね」

卯衣「すいません、私には理解できない言語のようでした。地球に存在する言語でお願いします」

結希「おかしいわね・・・バグかしら?」

心「そんなことはないはずですが・・・」

卯衣(・・・帰りたい)


317 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:52:23.42GaQEhv+n0 (5/10)

~迷路は得意~

浅梨「うわぁ、なんかジメジメしてきたねぇ・・・」

転校生「かみのけクルクルしそう」クルクル

浅梨「ちょっと視界も悪くなってきたし、もしかしたら道にまようかも・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?もし迷っても安心してね!」

転校生「どうして?」

浅梨「私、こう見えても道を覚えるの得意なんだから!」ドヤァ

転校生「へえ、どうして?」

浅梨「趣味で迷路を攻略したりしてるんだ。どんな迷路でも、えっと・・・」

浅梨「だいたい3日ぐらいで突破できるんだよ!えっへん!」

転校生「ふっ・・・まだまだだね」

浅梨「え、ど、どうして?」

転校生「ぼくは今までどんなめいろも10分以内にクリアしてきたよ」

浅梨「す、すごい!どうしてそんなにはやく!?」

転校生「てきとーに進んだらゴールについてるんだ」

浅梨「し・・・師匠と呼ばせてください!先輩!」

転校生「えー、どうしようかなー」

・・・

月詠「実際すごいわよ。この前行った鏡の迷路でも何の迷いもなくすいすい進んでたもの」

焔「迷路だけにか?」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

エレン「・・・・・・・・・・・・」

月詠「お、面白かったわよ?ね?落ち込まないでね?」

焔「フォローやめろよ・・・クソッ・・・」


318 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:53:54.90GaQEhv+n0 (6/10)

~魔物との攻防~

転校生「きた!あれだ!」

浅梨「よし、それじゃあ転校生くんは下がってて。あとは私が・・・!」

アンドロギュノス♀「浅梨×転校生いいよね・・・」

浅梨「エルファイヤー!」

アンドロギュノス♂「マキ×風子こそ至高!我が心は燃え上がっている!」

転校生「いや、燃えてるのは体だよ」

アンドロギュノス「ぐあああああ!!!!!せめて一太刀だけでもおおおお!!!!」ブオン

転校生「あぶなっ!」シュッ

浅梨「転校生くん!」

バキッ

転校生「ああ、デバイスが・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?ああ、デバイスが・・・液晶に大きな穴が開いちゃってるね」

転校生「あー、これ高いって言ってたような・・・どうしよ」

浅梨「私が魔物を転校生くんの方に向かわせたのが悪いから、私が弁償するよ」

転校生「ぼくもちゃんとよけれなかったのが悪いし・・・」

浅梨「でも、どうしよう。これじゃあ今どこにいるのかわからないよ・・・」

転校生「地図ならあるけど?」

浅梨「おお!準備がいいね、転校生くん」

転校生「まあねー」


319 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:55:11.38GaQEhv+n0 (7/10)

~下ネタ~

転校生「そういえばさあ」

浅梨「どうしたの?」

転校生「あのまもの、女っぽい方はおっぱいついてたじゃん」

浅梨「ついてたね」

転校生「でも、男っぽい方にはタマゲタゲがついてなかったよね」

浅梨「あー、たしかに。おっぱいがついてるならキャタピーがついててもおかしくないよね」

転校生「ちょっとぐらいチラーミィしててもよかったのになぁ」

浅梨「でもそんなにタマゲタケがモロバレルだと放送倫理に引っかかるし・・・」

転校生「あー、じゃあキノココがチラチーノってわけにはいかないのか」

浅梨「グリモアもゲームだからね」

転校生「しかたないっちゃしかたないか」

・・・

月詠「・・・なんて会話してんのよ!」

焔「男子ってあんな会話ばっかなのか?」

メアリー「知らねー」

エレン「・・・しかし、あんな言葉どこで覚えてきたんだ・・・?」

・・・

春乃「秋穂、ティッシュよ」

秋穂「へくちゅ!」

ノエル「もうこのくしゃみより早く反応するのにも慣れたなぁ・・・」


320 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:55:44.30GaQEhv+n0 (8/10)

~今度こそ~

浅梨「・・・と、歩いている内についたみたいだね」

転校生「さーて、今度こそ仕留めるよ」

浅梨「転校生くんは私のすぐ後ろに。なにがあっても私が守るから」

転校生「んじゃ、よろしく!」ビビビ

浅梨「全力・・・全壊・・・っ!」

アンドロギュノス「来るなら来い!私は実はあと一発魔法を食らうだけで死ぬぞ!」

浅梨「ボルガノン!!!」

アンドロギュノス「ぎゃああああああ!!!!!!!!!」

・・・

浅梨「お疲れさまでした!完全に霧へと戻ったのを確認しました!」

転校生「おつかれさまー!・・・今の何?」

浅梨「あ、これ?IMFで魔物を倒した時に言う言葉・・・らしいよ」

浅梨「かっこよかったから言ってみたんだけど、どうかな?」

転校生「うん、いいと思うよ」

浅梨「フフフ。今日は一緒に来てくれてありがとう」

浅梨「転校生くんと一緒だと、ちょっとしたアクシデントも楽しいね」

転校生「ぼくも楽しかったー・・・あ、デバイス」

浅梨「あ、そうだった・・・まあ大丈夫だよ!私のもよく壊れてるし!理由はわからないけど・・・」

転校生「んじゃ、戻ろっかー。こっちこっちー」

浅梨「あ、待ってー!」

・・・

エレン「・・・おかしい、転校生が当初予定していたルートを外れているのにまっすぐ出口へと向かっている」

月詠「さすがねー。直感が鋭いのっていいわよねぇ」

焔「そういや、攻撃も間一髪とはいえ、避けてたな」

メアリー「あれにはさすがのアタイもヒヤッとしたが・・・ま、無事なら問題ねーか。さっさと帰ろうぜ」


321 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 01:56:13.99GaQEhv+n0 (9/10)

~特級危険区域へ~

ありす「てんこ、く・・・」

転校生「ありすちゃん。どうしたの?」

ありす「こ・・・ど・・・とっきゅ・・・ぃく、よね・・・?」

転校生「ああ、うん。行くよ」

クレプリ「オレっちたちが入口まで行ったとこだよな。あそこだけでもおぞましかったのに、よくやるさね」

転校生「ま、行かなきゃいけないからね」

ありす「これ・・・ぉまもり、さらちゃ・・・たちと・・・」

転校生「うん、ありがとう」

ありす「むちゃ、しな・・・で・・・かぇって・・・」

転校生「うん、ちゃんと帰ってくるよ。もう無茶はしないから」

ありす「・・・れで・・・きょ・・・は・・・」

転校生「もももものお部屋だね。それじゃあ、行ってくるねー」

ありす「ぁっ・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「・・・ま、オレっちたちができるのは無事に帰ってくることを祈るだけさね」

ありす「ちが、ぅ・・・」

クレプリ「え?」

ありす「次、いける、よに・・・訓練、しなきゃ・・・」

クレプリ「っと、そうだったな。オレっちもちゃんと付き合うぜ!ファイトだ、ありす!」


322 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/09(金) 02:00:35.02GaQEhv+n0 (10/10)

今日はここまで!最近chromeの通信状態が安定しない・・・
おかげで書き込むのも一苦労です。書き込みボタンを押したらなぜかインターネットにつながってない画面が出るのやめてほしい。
切れてないのは確認してるし、ネットワーク診断でも異常がなかったからなにかしら別の原因があると思うんだけど・・・
cookieも消したし、ブックマークのなんちゃらも無効にしたし・・・原因がわからない。
片手にスマホで書き込みが正常に行われたか確認しつつしないといけない毎日です。
ありすありあり(合言葉)


323 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/10(土) 00:08:37.97S0fei04+0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- ちっちゃいものクラブ編~

シロー「わんわんっ!」

メノコ「きゅきゅ?」

クレプリ「さね」

インティ「ピヨピヨ」

卯衣「ういうい」

シロー「わんわん!わふっ!」

メノコ「きゅきゅーっ!きゅ?」

クレプリ「さねさね。さね」

インティ「ピーッ!!ピピーッ!」

マサムネ「もちもち」

イエヤス「ふわふわ」

ノブナガ「ぷわーお」

卯衣「うーいういうい」

シロー「わふっ!ぷすー」

ハロ「Ready」

キューブ「O.K.」

メノコ「きゅきゅ・・・きゅ・・・」

インティ「なんでやねん」

クレプリ「え、喋れるのか!?」

卯衣「ういっ?」

ソウタ「うさぎ」

ハナコ「うさぎ」

クレプリ「んじゃ、ここらでグリモアちっちゃいものクラブの会議を終わるさね」

シロー「わんっ!」

・・・

ありす「あれ、お人形さん、どこにいってたの?」

クレプリ「ちょっと会議に」

ありす「へぇ、そうなんだ。どうだった?」

クレプリ「何言ってるのか全然わからなかったさね」

ありす「そんなにひどい会議だったんだ・・・ちゃんと喋ることとか校正してくればいいのにね」

クレプリ「日本語喋ってくれって感じなんだよなー」

卯衣「おそらく会話がかみ合ってないわね(ういういっ、ういういうい)」


324 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/10(土) 00:11:18.15S0fei04+0 (2/2)

ありあり、ありすありあり。
ありす、ありありありす。ありありありあり、ありすありす。
ありす。ありありっす。ありありありっす。ありす。
ありありありす。ありありありすありすありありありありありす?
ありあり。ありあり、ありすありあり。
ありありありすありすありすありすありすありす。ありす。ありす。
ありすありありありあすしきかいがんす


325以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/10(土) 02:21:42.80MNccU/hgO (1/1)

ありすありあり

ここではリントの言葉で(ry
浅草=人形焼き=人形といえばありす

つまり浅草の御神体はありすだったんだよ!!


326 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/11(日) 01:18:36.97yMFUKNAh0 (1/4)

~プチモア!-Petit Grimoire- 伝説編~

さら「ふんふふんふふ~ん♪今日はこの前のクエストの報酬がでたからいろいろとウハウハよ!なんでも好きなもの買ってあげる!」

秋穂「ほんとー!?やったー!」

ノエル「いっえーい!」

メアリー「あ、じゃあアタイチーズバーガー100個!」

エレン「えっ!?じゃ、じゃあ200個!」

メアリー「じゃあ300!」

エレン「400!」

さら「転校生君が晩御飯に作ってくれるって」

メアリー「ひゃっほー!」

エレン「あ、それでいいんですね・・・」

不良A「おうおうおう、そこの姉ちゃん。ちょっとツラ貸してくれや」

さら「ん?・・・あー、この手のやからはもういないと思ってたけど・・・」

不良A「なーに、ちょーっとお金貸してくれるだけでいいんだよ。ま、返さねーけどな!」

さら「はぁ・・・どうしてこういうっていなくならないんだろう」

不良A「ああ?何無視してんだ?そこのガキ共もまとめてぶっ殺されてぇか?」

さら「はっ?」ギロッ

不良A「ひっ!」

不良B「ん?・・・お、おまえ、さらさんになにやってんだ!」

不良A「え?」

不良B「すいません、さらさん!こいつ最近このへんに越してきたばかりで何も知らなくて!ほら、頭地面にこすりつけろ!」

不良A「な、なにびびってんだよ。こんなババアなんかに・・・」

さら「あ”?」

不良B「いいから土下座しろ!今すぐだ!相手はさらさんだぞ!さらさんに因縁つけてこの国で生きていられると思うな!」

不良A「え?え?」

不良B「すんません!すぐに教育し直しますんで!」

不良A「お、おい・・・お前、さっきから変だぞ・・・なんなんだよ、この女は!?」

不良B「バッキャロー!いいか、このさらさんはな!風飛の生きる伝説なんだよ!」

ノエル「さらちゃん、でんせつなの!?」

秋穂「マスターボール!?」

エレン「エレンはわかります。さらさんはすごい人なんですね」

メアリー「ま、アタイのしゃてーだからな」

不良A「い、生きる伝説って・・・」

さら「おっと、ごめんね。ちょっと失礼」

不良A「え?」

特盛スライム「日本国民よ!私はかえってk」

さら「喝!!!!」

霧「」

さら「よし、これでいいかな」

不良A「う、うそだろ・・・あのでけぇ魔物をき、気合だけで・・・消し飛ばして・・・」

不良B「だから言っただろ!さらさんはなあ!」


327 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/11(日) 01:20:48.60yMFUKNAh0 (2/4)

~全盛期のさらさん伝説~

・デコピン一発で魔物10体は当たり前、一発で全滅も
・山や海が吹き飛ぶ魔法を頻発
・さらさんにとっての魔物退治はペットの躾感覚
・クエストを1日に5個以上受けるのは日常茶飯事
・第七次侵攻、学園生戦闘要員4人国軍前線崩壊の状況から魔物を全滅させる
・昼寝していても寝返りで倒す
・一回の魔法で、3発のホワイトプラズマを発射した
・気合だけで霧を払うのが得意
・クエストに出るだけで魔物が全て土下座して謝った、自ら霧散する魔物も
・霧散させても納得いかなければ霧を無理やり集めて再退治
・あまりに強すぎるから散歩でもクエスト扱い
・その散歩でも魔物を倒す
・魔物を一睨みしただけで霧が宇宙に飛んでいく
・クエストのない休暇日でも魔物が霧散
・魔法を使わずタイコンデロガと素手で戦ったことも
・そして勝つ
・自分の放った魔法を反射して特級危険区域を更地にした
・散歩で日本一周なんてざら、世界一周することも
・飛行機で帰るよりも歩いた方が速かった
・北極で散歩をした
・魔法を受け止めようとしたライ魔法師団を、遠く離れた霧の護り手、ノーマルマンズ、キネティッカともども壊滅させた
・ネテスハイムの代表相手に流暢な英語で喋りながら折り鶴を折る
・グッとガッツポーズしただけでコズミックシューターにライバル視された
・回し蹴りで台風が消えたことは有名
・北海道奪還が始まったきっかけはさらさんの散歩
・日本の魔物退治の150%を担当
・150%なのは国外でも退治しているから
・第七次侵攻の待機所から前線を処理していた
・ボーリングの球でキャッチボールしてた
・その相手はやさしそうな男子
・でも恋人じゃない
・そもそも恋人ができたことすらない
・20年間学生をしている
・その内高校生は8年
・シローに乗ってふうびきっずに行くというファンサービス
・さらさんは、いつも店先のピアノを物欲しそうに眺める少女にウォーキングシューズを買ってあげたことがある
・国連会議で自らの発言により2chの鯖を落とした


328 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/11(日) 01:22:36.55yMFUKNAh0 (3/4)

不良B「っつう伝説を持ってるお方なんだぞ!」

不良A「・・・はっ!す、すいませんでしたー!!!!」

さら「今ので納得されるのもなぁ・・・」

ありす「あ、さらちゃん。またやってるの?」

さら「いやいや、またって・・・そもそもわたしがやらせてるわけじゃ」

転校生「え、これ見慣れた景色なの?」

さら「て、転校生くん!?ち、違うの!これは向こうが勝手にやってるだけだから!」

不良A(こ、この男・・・服の上からでもわかる。こいつは戦うための筋肉をつけてる男だ!)

不良A(そうか、風飛は・・・やんちゃする街じゃねぇんだな・・・)

不良A(これからはまっとうに生きよう・・・)

こうして全盛期のさらさん伝説に
・道で会話しただけの不良が改心
が加わった


329 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/11(日) 01:29:30.95yMFUKNAh0 (4/4)

今日のプチモア。さらさんすごい。
グリモア本編の転校生くん伝説も作ってみました。

・グリモアに突如転校してきた聖人
・転校して来た理由は荒れ果てたグリモアを正すため
・軽く手をかざしただけで生徒の疲労がすべて回復した
・心を閉ざした少女も気が付いたらすべてを打ち明けるように
・復讐に駆られた少女の復讐を果たさせて且つ生きる理由を与えた
・コミュニケーションが苦手な少女と少し話すと友達をたくさん増やしていた
・心を読めるアイドルにすら信用される
・人造少女に感情を教える
・軽く世間話をしていたら対立関係にあった複数の組織が和解していた
・次期グリモア生徒会長候補
・毒物が入った料理を食べるのが日課
・クリスマスパーティと魔物退治を一晩で同時にこなす
・複数の女子(一部男子)と結婚式を挙げる
・たまに自分が女の子になる
・女子に全身をまさぐられる
・そして耐える
・もう一つの世界に自分がいないことを知った翌週に悲惨な運命の少女たちと交流し命の危機に会いながらも生還
・その翌週には牧場でアルパカを追いかける
・落ちている部品から望遠鏡を作り上げる。設計図無しでロボットも
・霧の護り手に銃で撃たれる
・その翌週にはキャンプで力仕事
・自分の学園の進路指導官を文字通り体を張って救う
・ネテスハイムの代表からも評価を得る
・アイザック・ニュートンと会って直接会話したことがある
・年末年始には国連本部に行って魔物退治
・数年間行方不明だった人間を発見・連れ戻す
・私服はおしゃれ
・服の上からでもわかる筋肉
・足がキレイ
・下手な女子よりも女子力が高い
・ラテアートもできる
・ガチればギターも弾ける
・複数の女子からバレンタインチョコづくりのサポートを頼まれる
・風紀委員に風紀を乱させる
・軍人家系が住む街を防衛
・忍者の里も防衛
・第七次侵攻を2回経験
・始祖十家に命を狙われる
・その状態でも街を堂々と闊歩
・始祖十家の本気の一撃を片手で受け止める
・その翌日には討伐強化週間でクエストに精を出す
・さらにその翌週には人力車を引いていた
・学生魔法使いとして例を見ない功績を上げる
・でも魔法は苦手

こんな感じかな?
ありすありあり(合言葉)


330以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/11(日) 10:27:42.81UoG2VdHhO (1/1)

ありすありあり
コピペ改変かと思ったら実際にあったことが順番どおりで草

さらさんとボーリングの球でキャチボールしてるのがやばいw


331以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/11(日) 12:07:27.23oKSf0zyDo (1/1)

ありすありあり

転校生はなんかおかしい(褒め言葉)


332 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/12(月) 00:38:10.83zyHf76mp0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 数々の苦難編~

―第七次侵攻―

さら「そんじゃあうのすけ、子供たちの事よろしくね」

兎ノ助「おう、任せろ!」

転校生「チトセとゆかりは回復魔法をしっかり使えるから、一緒に来てもらうけど・・・」

ゆかり「だいじょうぶだよ!ゆかり、おねーさんだもん!」

チトセ「ふぇぇ・・・任せてよぉ・・・」

ありす「じゃあ作戦の確認ね。まずさらちゃんが魔物をボコボコにして、逃げた分をアイラがボコって、それでも逃げ延びた分を私が各地に配置させた人形で倒す」

アイラ「作戦・・・?」

さら「疲れたり怪我したら補給基地に戻って転校生くんたちに回復してもらう、と」

転校生「要はさらのワンマンショー」

龍季「血も涙もないな」

春乃「世知辛いね」

鳴子「人生ってそういうものだよ」

アイラ「お主ら意味わかっとらんじゃろ・・・」

・・・

―テスタメント発見―

ゆえ子「ありのままに今起こったことを話します。ゆえは【洞窟に入った】と思ったらいつのまにか出ていました」

転校生「さらの高速移動に体がついていかずに気絶したんだね」

イヴ「いちばんイヴ!さらちゃんのまねをします!ぶんしん!」

ノエル「ぶんしん!」

転校生「質量を持った残像だからあってるかな」

ありす「再現度高いよね」

ゆえ子「!?」

・・・

―裏世界―

さら「んー・・・ここが風飛だってことはわかったけど、他の生徒たちはどうしてるんだろ?」

ありす「さらちゃん、瓦礫をどかしたらさらちゃんの日記が出てきたよ。これって資料になるかな?」

さら「貸して。燃やすから」

・・・

―卒業式―

さら「わたしは今年も卒業できない・・・」

智花「みんなしないんですか?」

さら「智花ちゃんが12歳になるころには転校生くんも卒業かなぁ。ありすは逃がさない」

智花「て、転校生さんとはなればなれ・・・?そんなの、いやです!」

・・・

―4月1日―

転校生「今日も一日がんばるぞい!」

兎ノ助「おっす、転校生。今日から新学期だな!」

転校生「おはよー。まあ今年も何事もなければいいんだけどねー」

兎ノ助「まったくだ」

ミナ「うーん、なんかへんなんだけど・・・まあきのせいか!」

恋「そうじゃろ。なにもかわっておらんよ」


333 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/12(月) 00:47:21.83zyHf76mp0 (2/2)

今日のプチモア。転校生の転校初年度をダイジェストでお送りしました。誰も卒業しないからループしたことに気付くのが遅れた件。
裏世界の第八次侵攻では学園生は誰も死んでません。第七次でも死んでません。両方戦闘要員がさらとありすとアイラだけという超ハードモードだったけど。
このほかにもクリスマスにパーティをしつつありすの人形だけで魔物退治とかありすが初詣でひったくりに一本背負いを決めたとかがあります。
卯衣が相変わらず転校生と一生一緒にいたい発言しててヤバイ。結婚したくなる。
たい焼きを食べる卯衣で某金色の闇さんを思い出したのは俺だけじゃないはず。中の人一緒だし。
ありすに人形焼きを買ってあげたい。てか浅草行ったことない。行ってみたい。
ありすありあり(合言葉)


334以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/12(月) 01:11:56.60CX2aABxGO (1/1)

ありすありあり
表裏で死人なしとかなにそれつおい

どうでもいいけど>>1のおかげで改めてさらちゃんの良さがわかった
てか中学生組で一番しっかりしてるイメージがついた


335 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/13(火) 01:18:02.03NJjigp2U0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 料理編~

―入学一ヶ月―

転校生「うわ、また焦がしちゃった・・・」

ありす「誰でも最初はそんなものですよ」

花梨「んだ。転校生はあんまし料理はうまくねぇけど、愛情がいっぱいこもってるすけ。おらは好きだべ」

小蓮「料理は愛情ヨ!愛情があればいつかうまくなるネ!」

明鈴「もぐもぐもぐもぐ・・・おかわりアルー!」

ましろ「ちょうどいい感じに冷たい・・・おいしい・・・♪」

・・・

―入学半年―

転校生「ほいほいっと、おまたせー」

さら「おお、転校生くんも手慣れたもんだねー。ここ来たばかりのころが懐かしいよ」

アイラ「鍋を振るたび焦がしておったからのう」

転校生「ま、人は成長するってことで。はい、お好み焼き」

さら「転校生くんのお好み焼きおいしいのよねー。いただきまーす」

・・・

―入学―年―

転校生「できたよー、ナポリタンとピザトーストでなんちゃってイタリアン」

里菜「イタリアン・・・」

ちひろ「ふゆふゆ~ですね」

萌木「すてきな響きです・・・」

エミリア「おかわりください!」

・・・

―入学二年―

転校生「できたよー。エスカベージュとヴィシソワーズで冷製フレンチ」

ありす「いつの間にか、私よりもよっぽどうまくなっちゃいましたね」

転校生「んー、そうかな?ま、でもそれはやっぱり・・・」

明鈴「おかわりアル!」

小蓮「おかわりネ!」

エミリア「おかわりください!」

転校生「食べて欲しい子と、食べてくれる子がいたからかな」ナデナデ

明鈴「?」

ありす(ていうか、本当にどうしてここまで極めてるの・・・?)


336 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/13(火) 01:22:47.62NJjigp2U0 (2/2)

今日のプチモア。転校生くんはハマると極めるまでやっちゃうイメージ。
料理が年々おしゃれになっていくけど、味付けは子供向けのままなので子供たちも喜んでいます。
最近あんまり時間がとれない・・・夜まで忙しいことが多いです。
特級危険区域が終わったら兎ノ助失踪が控えてるのに・・・早く進めたいです。
ありすありあり(合言葉)


337 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/14(水) 00:23:31.47BIueKaAY0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 裏世界編~

※裏の鳴子の連絡先をなんやかんやして手に入れて会うことになりました

―パンドラ―

転校生「・・・・・・」

鳴子(裏)「どうしたんだい?僕の顔に何かついてるかな?」

転校生「・・・ありす、どうしよう。鳴子が大きい」

ありす「そうですね、いろいろと・・・くっ」

鳴子(裏)「楠木さんは一体何を見たのか詳しく問いただしたいとこだけど・・・まあいいか。これがパンドラ」

転校生「中身は?」

鳴子(裏)「今月の献立と特製レジスタンスカレーのレシピが」

転校生「それでいいのか裏世界」

・・・

―風飛の丘に花は散らない―

さら(裏)「男子!?えっ、新しい転校生!?聞いてないよ!?」

転校生「落ち着いてください。ただ道にまよっただけです」

さら(裏)「なんだ、そっかー。・・・・・・ちっ」

転校生(今舌打ちした!?)

・・・

―希望と絶望の幻想―

チトセ「実は私、4歳児じゃなかったの」

アイラ「知っとるわ」

転校生「気付いてたよ」

寧々「今更そんなこと言われてもねー。あ、じゃあ明日からチトセちゃん学園長補佐ね」

チトセ「・・・言わない方がよかったわ」

・・・

―未来遺志―

さら「転校生くん!結希ちゃんが!あのおもらし回数ナンバーワンの結希ちゃんがこんなの大きく!」

結希(裏)「いきなり失礼ね」

転校生「落ち着くんだ、さら。あと、なんで宍戸さんはここに1人で?」

結希(裏)「コミュニケーションが苦手で・・・だから今、会話をするための人間を作ろうとしてるの」

ゆえ子「努力の方向音痴ってこういうことを言うんですね」

・・・

―パルチザン―

ミナ(裏)「これが小さい私・・・」

ミナ「な、なんだお前は!このミナ・ふらんしす、しるびーあんど、えーと・・・かぜやりになんのようだ!」

ミナ(裏)「・・・持って帰っていいかしら?」

転校生「ダメです。返してください。じゃないと×××を遊佐さんに連絡しますよ」

ミナ(裏)「やめてくださいお願いします私が悪かったです」

ありす(緩いなあ・・・裏世界・・・)


338 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/14(水) 00:29:06.70BIueKaAY0 (2/2)

今日のプチモア。プチモア世界にシリアスなんて一つもない。転校生がハートブレイクすることもない。
裏世界が12年後か13年後だから、裏世界の生徒はゲーム本編の年齢に+2,3したかたちになります。
皆ちょうどいい具合の年齢になってて・・・二十歳の鳴子とか18の結希とかを見て感動する表組。
ただ面倒を見ていたのは変わらないので、だいたいの弱点はわかってる。
この裏世界なら表世界に連れてくる必要もなさそうだなぁと。チトセは多分散歩してたら表に来てたとかそんなノリ。
正直裏も表もそんなに戦力は変わらないという。さらさんは年齢による劣化はあるかもしれないけど。
仲月さら(35)
ありすありあり(合言葉)


339以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/14(水) 09:15:59.18GiiSvjZTO (1/1)

ありすありあり
アラフォーさらちゃんか…いけるな!


340 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/15(木) 00:45:23.99EpJ4cvLY0 (1/3)

~プチモア!-Petit Grimoire- 黒い悪魔編~

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

転校生「!?」

つかさ「ぴうっ!?」

梓「ッス!?」

沙那「ひうっ!」

レナ「?」

転校生「あっちは、たしか物置の方・・・一体どうしたんだ?よし、行ってくる」

つかさ「つかさも行きます!」

梓「面白そうなのでついていきます!」

沙那「初音様が物置に行ったはずなので行きます!」

レナ「レナ、いく、する!てんこー、いっしょ!」

転校生「みんな・・・わかった。でも、もし危ないことがあったらすぐに離れてもらうからね」

みんな「はーい!」

・・・

転校生「さーてさてさて、一体何が・・・」ガチャ

姫「ひいいいっ!こ、来ないで!」

刀子「ひ、姫どのはせっしゃがまもる!まもるでござる!」

自由「ありすちゃん!ありすちゃん!目を覚ましてっす!」

初音「あわわわわわわわ・・・・・・こ、こんなつもりじゃ・・・」

ありす「う~ん・・・黒いのが・・・飛んで・・・食べないで・・・」

転校生「3人とも、一体何があったんだ?」

自由「あ、えっと、えっと、その、く、黒いあいつが・・・」

転校生「黒いあいつ?・・・もしかして」

G「」カサカサカサカサカサカサカサカサ

転校生「あー、ゴキブリかー。新聞紙あったかn」

つかさ「いやああああああああああああ!!!!!!」ブオン

転校生「おわっ!?」サッ

ドグシャッ!!

G「遅い、遅すぎる!」カサカサカサカサカサカサ

初音「ひいいいっ!こっち来た!」

沙那「は、はちゅねしゃま!わ、私が守ります!」

梓「ふみつぶす!」ドンッ!

G「甘い!」サッ

梓「避けられたッス!」

つかさ「いやーーー!!!来ないでーーー!!!!」ブオンブオンブオン

転校生「つ、つかさ、や、やめ、やめろー!!!!物置が壊れる!くそっ!こうなったら・・・」


341 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/15(木) 00:50:12.78EpJ4cvLY0 (2/3)

~プチモア!-Petit Grimoire- 激闘!黒い悪魔編~

転校生「自由!僕に強化魔法を!」

自由「え?は、はいっす!」

転校生「これで・・・仕留める!」

G「俺のスピードについていけるかな?」カサカサカサカサ

転校生「・・・・・・見切った!」スパン!

G「俺が遅い?俺がスロウリィ!?」グチャッ

姫「さ、さすがは転校生さん・・・やはり、わたくしのおむこさんにふさわしいですわ!」

刀子「ひ、姫どの!・・・だが、うむ、か、かっこよくなくもなかったぞ、転校生!」

転校生「あー、はいはい。とりあえず一件落着かな。あとは処理しとくから、みんなは戻っといて」

みんな「はーい」

転校生「ほら、ありす、起きて」

ありす「悪魔が・・・悪魔がくる・・・いあいあ・・・」

転校生「・・・仕方ない、つかさ、引きずっていっていいよ」

つかさ「あいあいさー!」

転校生「・・・あれ?そういえば、レナは?」

・・・

さら「精鋭部隊の書類まとめろっつったって、隊員私1人なのに書類もくそもないと思うんだけどなぁ・・・」

さら「ほんと、執行部って面倒だわー。もういっそ転校生くんに話付けてきてもらって・・・」

レナ「さらー!さらー!」

さら「うん?レナちゃん、どうしたの?」

レナ「レナ、つかまえる、した!」

さら「何を捕まえたのかな?」

レナ「むし!」

さら「虫かぁー。懐かしいなぁ、わたしもよく裏の山とかでカブトムシ捕って来たりして・・・それで、どんなのかな?」

レナ「これ!」

G「」カサカサカサカサカサカサ

さら「」

レナ「えらい?えらい?」

さら「あ、い、」

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」


342 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/15(木) 00:59:44.01EpJ4cvLY0 (3/3)

今日のプチモア。本編更新はまだかかりそうです。
弟が久しぶりに京都から帰ってきました。スマブラをしてボコりました。兄に勝る弟などいない。
グリモアとは関係ないですが、ゴキブリの擬人化漫画がありましたよね。「ごきチャ!!」だったかな?
じょうじの方も擬人化・・・と呼んでいいんでしょうか、あれは。
さらさん、子供のころはゴキブリ大丈夫だったけど大人になったら大丈夫じゃなくなったタイプのはず。
梅さんがいたころは昔はゴキブリが出たら学生寮を2人で半壊させてたとか。
マーヤーさんをゴキブリだらけの部屋に入れて鍵を閉めて出られなくなるようにしたい。
ありすありあり(合言葉)


343以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/15(木) 01:13:39.18JTTVgDDSO (1/1)

じょじじょじょうじ(ありすありあり)
ぎ、ぎぎぎぃーー!(小さい頃大丈夫な物が大きくなるとダメになるって結構あるよね)


344 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/16(金) 00:42:09.0316bxN2NL0 (1/1)

今日はリアルの方が忙しくておやすみ。
メルヘンデビューを女声で歌って最終鬼畜一部声を全力で歌って希望の宇宙のを肺の中の空気全て使って歌って来ました。
歌声が可愛いと言われるのはいいけど、付いてない扱いされるのは納得いかない。
終わらないマリオネッテがカラオケ配信される日を待っています。
ありすありあり(合言葉)


345 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:24:16.83MIqIFmq80 (1/12)

~ふたみんのたんじょーび、かいほー~

転校生「あうー」ペタン

心「転校生くん?どうしたんですか。天文部の部室はあと少しですよ」

転校生「・・・おなかすいた。つかれた。もう歩きたくないー!歩くのいやー!」

結希「転校生くん・・・気持ちはわかるわ。歩くのって面倒よね」

心「フォローの仕方が間違ってるような気がしますが・・・こほん。では、転校生くんは私が運びますね」ギューッ

転校生「こころんがー、ぎゅー・・・重くない?」

心「お人形みたいです」

ありす「ぃま・・・ぉ・・・んぎょ・・・の・・・なし・・・した・・・?」ニュッ

心「してないです」

ありす「そ・・・ぇすか・・・ぁ・・・ぉめでと・・・ござぃ、ます」

心「ありがとうございます」

・・・

心「ふふふ・・・本当にお人形みたい・・・ふふふ、うふふふふ」

転校生「こころん、ちょっとキモイ」

結希「風紀委員長が見たら逮捕案件よ」

心「ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ。それはネットと同じです・・・」スリスリ

転校生「まさつねちゅがー、あつあつー」ブンブン

結希「・・・今日はずいぶんと自分に素直なのね」

心「年に一度の誕生日なんです!自分を解放するんです!これくらいは赦してもらっても構わないはずなんです!ですよね、転校生くん!」

転校生「あ、ついたー」

心「ああ、至福の時間が・・・それでは、私は【心ちゃん】に交代します・・・クスン」

結希「ええ、わかったわ」

転校生「あ、そうだ。こころん、たんじょうびおめでとー」

心「はい、ありがとうございます。・・・・・・」

心「ひゃっ!?わ、私どうして転校生くんを抱っこして・・・そ、それにここは!?」ギュウーッ

転校生「ぐえっ」

結希「天文部の部室前よ。そろそろ離してあげないと転校生くんが・・・」

心「ひゃあっ!?ごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!!!」パッ

転校生「あぐっ」ゴチン

結希「あ、落ち際に傘立てに頭をぶつけて・・・」

転校生「」

心「転校生くん!?死なないでください!転校生くん、転校生くーーーーん!!!!」

・・・

恋「入ってこないどころか・・・部室前で何やら騒いでおるの」

ミナ「マインドシーカーは何をやっているんだ!楽しそうに・・・」グヌヌ

ましろ「これが本当の落ちが着く・・・ふふふ」

卯衣「今のは転校生君が落下したことをオチとかけて・・・」

梓「立華先輩、ドSキャラ狙ってたりします?」


346 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:25:00.28MIqIFmq80 (2/12)

~いざ、特級危険区域へ~

風子「さて、今回もあんたさんは行くわけですが・・・」

転校生「無茶しない、先走らない、一人にならない!」

風子「そーです。特級危険区域についてはあんたさんがこの学園の中で一番よく知っているわけですが・・・」

風子「だからこそ生まれる余裕ってのがあります。そしてそれは同時に油断にもなります」

風子「特にあんたさんは調子に乗りやすい面がありますので・・・」

風子「十分ちゅーいしてください」

転校生「わかってるよー。もうこれ7回目ー!んでさっきもこの後続いたー!」

転校生「こんなんだと、耳に・・・えっと・・・タコスができちゃうよ!」

風子「それを言うならタコです」

転校生「タコス食べる?」モグモグ

風子「なんで持ってるんですか」イタダキマス

転校生「えー、どうせフーちゃんのことだからおんなじことなんかいもいうだろなーって思って」

風子「と、いうことは『耳に胼胝ができる』は知ってたんですか?」

転校生「このまえしののめじゅくでやった!」

風子「ああ、ありましたね、そんな設定」

転校生「そういや、なんでタコが耳にできるの?耳でたこ焼きでも作るの?」

風子「胼胝ってのはそっちの蛸じゃねーです」

転校生「あ、そうだ。晩御飯はたこ焼きにしよう」

ありす「いただきます」ニュッ

風子「!?」

クレプリ「こうでもしないと出番がないんだって嘆いてるんさね」

風子「ああ、そういう・・・」


347 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:25:56.73MIqIFmq80 (3/12)

~特級危険区域~

転校生「さーてさてさて、やってきましたとっきゅーきけんくいき。よろしくね、れーちゃん」

怜「ああ、よろしく頼む。今日は私がお前の護衛をしつつ、他部隊の補給に回るという形だ」

転校生「だいななじしんこーのときといっしょだね」

怜「ああ。委員長からお前のことを任されているからな。あまり勝手をしてくれるなよ」

転校生「わかってるよー。ここがどんなにこわいばしょだとかも知ってるし」

怜「そうか、いらぬ気遣いだったかな」

転校生「ううん、ありがと。よし、気合入れていくぞー!おー!」

怜「おいおい、一人でやらないで私にもやらせてくれ。今日は一緒なんだからな」

転校生「え、れーちゃんこーゆーノリ好きじゃないかなーって」

怜「私とて声を出して気合を入れたい時はある。剣道部の練習の時はいつも声を出しているぞ」

転校生「ん、そっか。じゃ、もっかいいくよー。気合れていくぞー!」

怜「応!!!」

転校生「おー!!!」

転校生「・・・・・・」

怜「どうした?」

転校生「なんか、れーちゃんの言い方の方がかっこいい!もっかい!」

怜「ええ・・・」


348 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:27:00.76MIqIFmq80 (4/12)

~りっちゃんと、ちかちゃんとゆえちゃん~

転校生「りーーっちゃーーーん!」

律「おう、転校生!」

怜「・・・む。音無、ここはお前だけか」

律「ああ。あ、サボりじゃねーよ?なんだっけ、モノミだよモノミ」

モノミ「誰かあちしのこと呼びました?」

転校生「呼んでないよ」

怜「誰だ今の」

律「・・・ま、そういうことで。あっちの方にいるのがパーティ。あたし、ちょっと1人で先を見てくるんだ」

怜「1人でか?危険じゃないか?」

転校生「だいじょうぶ?さびしくない?」

律「だいじょーぶだって。あたしにはこれがあるからな!」

怜「・・・デバイス、か?」

律「デバイスの向こうに千佳とゆえ子センセイがいる!」

怜「センセイ?よくわからないな・・・」

転校生「ゆえちゃんのことだよ。そんけーとけーいをこめてせんせいって呼んでるんだよね?」

律「そうそう。歩いてる方に危険があれば、西原が教えてくれるってワケ」

怜「なるほど、西原の魔法か。そんなに正確なのか・・・凄いな」

律「いや、正確さはそこまで・・・」

転校生「まあねー」


349 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:28:19.72MIqIFmq80 (5/12)

~ゆえ子センセイ~

律「だけど、一番危ない所はしっかり押さえてくれるからな」

律「だからあたしとしちゃ、そこを避けさえすれば、後はどうにかするって感じ」

律「おかげですいすい移動できんだぜ。神凪もお世話になってみる?」

怜「私も興味があるな。転校生、私たちも協力しよう」

転校生「はいはーい」

律「んじゃ、よろしく」

怜「デバイスを貸してくれ。挨拶したい」

怜「もしもし。神凪だ」

転校生「そしてぼくはみんなのアイドルの―――だ!」

千佳『あれっ?律どーしたの?まさか怪我とかしたっ!?あと―――ってだれ!?』

律「声でけーな・・・」

転校生「・・・くすん」

怜「無事だよ。しばらく私とパーティを組むことになったから・・・」

怜「それを伝えておこうと思ってな。あと―――は転校生の本名だ」

千佳『なんだ・・・あ、じゃあかわるわ・・・はい、これ。神凪』

ゆえ子『もしもし、西原です。あなたが来ることは視えていました』

怜「なにっ?本当か!」

ゆえ子『フフフ・・・すみません、冗談です』

ゆえ子『ゆえの魔法は万能ではありません。遠い未来がぼんやり見える程度』

ゆえ子『この先に行くとよくないことが起きる、という程度の予知です』

ゆえ子『おかげで最近は転校生さんの直観の方は優れてるとかなんとかでゆえのアイデンティティが大変なことになりそうです』

怜「そうか。とはいえ、転校生の勘は外れる時は外れる。魔法のように根拠があるわけでもない」

転校生「目の前でディスられてる・・・」

怜「い、いや、転校生。そんなつもりじゃなかったんだ」

怜「ああ、えっと、西原!では、よろしく頼んだ」

ゆえ子『お任せください。ゆえのアイデンティティ確立のためにもがんばるのです』

怜「頼もしいな。デバイス、ありがとう」

律「いやー、あんたもなかなか。あたしは後ろからついてくよ」

怜「そうだな。これまで少し退屈していた」

怜「ちょうどいい。魔物は任せてもらおう」

転校生「まりょくはまかせろー」ビビビ


350 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:29:12.63MIqIFmq80 (6/12)

~えみりゃー~

エミリア「ふぅ・・・っ。なかなか、辛いね」

怜「確か、お前はここのところ忙しかったはずだ」

怜「調子がいい、といわけじゃないだろう。無理は・・・」

エミリア「ううん、大丈夫。来月はイギリスだもんね」

怜「・・・どういうことだ?」

エミリア「特級危険区域を調査してるのってグリモアだけだから」

エミリア「ネテスハイムの友達に、自慢できるもの」

転校生「へぇ、そうだったんだ。ほかんとこでもやってるのかと思ってた」

エミリア「やってないよー。それにこんなところに毎回6歳の子供が来てるだなんて知ったらひっくり返るかも」

怜「改めて聞くとおかしな話だ。私も事情を知らなければ信じないだろうな」

エミリア「あー・・・うん。冗談にしか聞こえないよね」

転校生「えー、ぼくがんばってるのにー」

怜「お前の頑張りは、少なくともグリモアのみんなが認めている。心配するな」

転校生「そうなの?えみりゃ」

エミリア「もちろん。転校生くんとは何度かクエストに行ってるけど、本当に頼りになるし」

エミリア「でもでも、やっぱり私のことももっと頼ってほしいなーって思ってたり・・・」

転校生「zzz」

エミリア「寝てる!?」

怜「なるほど、今は昼寝の時間か」

エミリア「ここでまで規則正しくなくていいと思うんだけど!」

エミリア「てか、私と初めて一緒にクエスト行った時も寝てた!」

怜「それだけエミリアの側が落ち着くということなのだろう」

エミリア「私が言うのもなんだけど緊張感持って!ここ特級危険区域だから!」


351 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:31:06.59MIqIFmq80 (7/12)

~メアリーとエミリア~

怜「そういえば、エミリアも選抜生徒だったな?確か・・・」

エミリア「メアリーと・・・あはは・・・」

怜「メアリーか。大変だっただろう。プロの軍人だからな」

エミリア「あの時、私、まだお気楽だったから」

エミリア「怒られちゃったんだ。魔物との戦いを安易に考えるなって」

転校生「zzz」

怜「そうか・・・今日は別行動だから、安心だな」

エミリア「ううん。あれからいくつかクエストを体験して・・・」

エミリア「メアリーの言ってたことが正しいって、実感できた」

エミリア「私って甘かったんだ、思い上がってたなぁって思う」

エミリア「転校生くんも、今はなぜか寝てるけど、本当に魔物と戦う時は指示も魔力補給も頼りになるし・・・」

エミリア「私なんかよりよっぽど真面目に、深く考えてるんだなって思うんだ」

怜「・・・ふふ」

エミリア「あ、笑った!?」

怜「あ、いや・・・すまん。メアリーと転校生のほうだ」

怜「普段は露悪的だが、そこはしっかりしているんだと思ってな」

エミリア「悪い人じゃないよね。怖いけど」

怜「否定はしない。わざとそう振る舞っているみたいだからな」

怜「転校生も、私が思っている以上に大きく、強く成長しているんだな」

怜「・・・転校してきた当初が懐かしい。この歳で親心のようなものを知ることになるとは思わなかったよ」

エミリア「あー、そうだね。なんだか、嬉しくもあるけど寂しくもあるって感じだよね」

転校生「zzz」

怜「さて、と。客が来たようだ。眠った子供を起こさないように戦わなければいけないな」

エミリア「だね。あの時は必死に起こしたけど、今回はぐっすり寝ててもらおうかな」

転校生「がんばれー」

怜「応援ありがとう、転校生」

エミリア「よし、がんばらない・・・と・・・」

転校生「ふれーふれー!」

エミリア「起きてるじゃないですか」


352 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:31:42.88MIqIFmq80 (8/12)

~野薔薇に~

刀子「姫殿と自由が探索したところも・・・このような?」

自由「もっと手前っすよ。あの時はぜーんぜん、調査が進んでなかったっす」

刀子「確か、姫殿の活躍で魔物を倒したとか。お話は覚えております」

自由「・・・でしたっけ?」

姫「その通りです!」

姫「無我夢中だったのでしょう、あまり覚えておりませんが・・・」

姫「自由、あなたがそう言ったではありませんか!私も手応えを覚えております!」

自由「・・・でした・・・っけ?全然覚えてない・・・」

転校生「やっほっほー、ござる、みゅー、のいばあ」

怜「支倉。調子はどうだ」

刀子「おお、神凪殿。こちらはまあ、見ての通りでござる」

姫「順調に前線を引き上げていますよ。ご心配は一切無用です」

姫「私がパーフェクトに! 皆様をゲートまで連れて行って差し上げますわ」

怜「それは頼もしい。私たちは各部隊をまわっているから・・・」

怜「なにかあれば呼んでくれ。すぐに駆けつける」

転校生「もじどーりとんでくよー」フヨフヨ

姫「ご配慮痛み入りますが、私たちに全て任せてくださいまし」

姫「刀子も自由をもおりますゆえ。万が一にも失敗はございません」

自由「その自信はいったどこから・・・てか転校生くんのことはいいんですか?」

姫「転校生さんには、大事な仕事が与えられました」

姫「将来、野薔薇になる者として、見事にこなしていただけることでしょう」

姫「ですから、私はなにも気にしておりませんよ!」

自由「これはちょっと気にしているときの反応・・・」

怜「・・・将来、野薔薇に?・・・・・・犯罪はダメだぞ」

転校生「のいばあ、つかまっちゃうの?おまわりさん?」

刀子「あいや、戯れにござれば!本気ではありませぬゆえ、お忘れくだされ」

姫「戯れではございません!転校生さんにはぜひとも・・・」

自由「転校生くんの結婚可能年齢が18歳だから、12年後・・・そのころにはお嬢は・・・」

姫「お黙りなさい!たかが10年の歳の差がなんだというのです!」

自由「それが問題なんすよねぇ・・・」


353 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:32:43.18MIqIFmq80 (9/12)

~名前で呼ぼう~

怜「まあ、ここは特級危険区域だ」

怜「はしゃぎすぎないようにな」

刀子「無論、心得ております。姫殿もはりきっておられる」

転校生「zzz」

怜「転校生、お前は落ち着きすぎだ」

転校生「じょうだんだよー」

刀子「この場に来てなおその落ち着きよう・・・うむ、さすがの胆力だ」

刀子「拙者の心も奮い立っている。あれから鍛えた長刀の腕・・・」

刀子「しかとご覧じあれ。そしてまた、部活対抗のような事ができれば重畳にござる」

怜「ああ。これが終わったら一戦やるか・・・それより・・・」

怜「やっぱり堅苦しいな」

刀子「はい?」

怜「刀剣よもやま話で話が合う数少ない友人だ。もっと気楽でいい」

刀子「あ、いえ、しかし、拙者は姫殿の・・・」

怜「そうだな・・・多少荒療治だが・・・」

怜「私のことを名前で呼んでみるか」

刀子「・・・な、なんと?」

怜「怜、と呼んでみてくれ」

刀子「なっ!?し、しかし・・・あ、いや・・・されば・・・れ、怜・・・殿・・・」

怜「殿がついてるぞ。怜、だ」

刀子「れ、怜・・・殿・・・れい・・・わ、わあああっ!」

怜「っ!?」

刀子「す、すまない・・・どうも、その、気恥ずかしくて」

転校生「んー、そんなになの?」

刀子「そんなになのだ!」

転校生「れーちゃんはそんなことないよね?」

怜「え、あ・・・その・・・と、刀・・・ああああっ!」

転校生「・・・もしもし、もえちゃん。こういうときってなんて言うの?」

萌木『「ブーメラン」かな』

イヴ『へくちゅっ!』


354 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:33:50.56MIqIFmq80 (10/12)

~転校生は~

刀子「・・・いや、転校生!お主こそ、普段人のことを名で呼ぶことはないではないか!」

怜「そ、そうか・・・そういうことだ、転校生!」

転校生「もう、怜も刀子も・・・他人に言ってばっかだね」

刀子「!?」

怜「!?」

転校生「ん?どしたの?」

刀子「なんというか、その・・・」

怜「・・・違和感が・・・それに、なぜだか、こう・・・何と言ったらいいのか・・・」

転校生「ちゃんと言いたいことは言った方がいいと思いますよ、神凪さん、支倉さん」

怜「その呼び方はやめろ!」

刀子「ううむ、いつぞやのことを思い出してしまった・・・」

転校生「そもそも、ぼくはいつもこのはといぶとめありーは名前で呼んでるんだよ?」

怜「・・・そういえばそうだな。なぜその3人だけなんだ?」

転校生「このはは自分で『このは』って呼んでほしいって」

刀子「ううむ、白藤殿もよくそんな簡単に・・・」

転校生「いぶは何も思いつかなかった」

怜「冬樹としてはそちらの方がよかったのかもな」

転校生「めありーはさいしょめーちゃんって呼ぼうとしたけど、えっちゃんが大笑いしてからきんしになった」

刀子「ううむ、あのアメディック殿が大笑いしている姿・・・想像できん」

転校生「と、いうわけで。れーちゃんもござるももっかい!」

怜「え、そ、それは、だな・・・ま、またの機会に!」

刀子「そ、そう!戦闘前にぎくしゃくするというのもおかしなことにござる!」

転校生「んー、なんかつごーのいいこと言われて逃げられてる気がするなぁ・・・ねえ、ブタザル」

自由「ミュウ違いっす」


355 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:34:49.07MIqIFmq80 (11/12)

~ゲートの発見~

転校生「!」ピクッ

刀子「・・・むっ・・・あれは・・・まさか・・・!」

律「おー、集まってなにやってんだ?」

刀子「し、静かに!こちらに隠れろ!お主、どこからここに!」

律「いやー、西原の予知に従ってたらいつの間にか・・・なんかあんの?」

怜「見つけたぞ・・・あれが、ゲートだ」

律「・・・ゲート?マジで?アレが?」

転校生「マジマジ。・・・今まで、いっしゅんしか見たことはなかったけど・・・やっぱりすごいなぁ」

律「てかヤバくね? まわり、魔物だらけじゃんかよ。しかもでっか!」

怜「ああ、おそらく弱いものでもタイコンデロガ・・・」

怜「ゲートは霧が噴出するところ・・・とはいえ、これは多すぎる」

律「ゲート見えたって言っても、すんげー遠いじゃん?」

律「これ、マジで行くの?」

怜「はせ・・・と、刀子」

刀子「なんでござ・・・な、なな、なんだ、れれ怜殿」

律「・・・・・・・・・・・・?」

転校生「はぁ・・・」

怜「後方の野薔薇に連絡してくれ。本部がどういう考えか、確認しよう」

怜「当初の想定通り、ゲート発見、できれば戦力削減、でいいなら・・・」

怜「今回のクエストはここまでだ」

・・・

怜「本番は次で、今回はタイコンデロガをいくつか潰して帰るということだ。とりあえず、ここにいるメンバーでパーティを組み直す」

怜「準備はいいな、会長が来たら、すぐに戦闘開始だ」

刀子「任せろ、魔物が来たとしても、拙者が食いとめて見せよう」

律「・・・あたし、後ろと合流しようかな・・・ま、いいや」

律「西原、頼むぜ・・・あたし、まだ死にたくねーし」

怜「転校生。聞いての通りだ。今日、ここでは無理をしない」

転校生「うん、わかった」

怜「ただ、近いうちに本番が来る。その時のために・・・怪我だけはしないようにな」

怜「私が守る。側を離れるなよ」

転校生「うん。よろしくね」


356 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/17(土) 01:40:23.37MIqIFmq80 (12/12)

今日はここまで!次回は兎ノ助失踪です。
またダンボールで魔物の群れに突撃する転校生くんを書くことになるのか・・・
転校生くんも強くなったから、今更兎ノ助の正体なんかで動じることはないはず。
あの時はマイページとかいろんなところから兎ノ助の声が消えてて衝撃だった記憶が。
グリモアって凝ってるなあって思う一面でもありました。
ありすありあり(合言葉)


357以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/17(土) 01:46:22.49Mrfiao/no (1/1)

ありすありあり
正体には動じなさそうだけど失踪したことにはめっちゃ動揺しそう


358以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/17(土) 09:10:54.17j9c3qty0O (1/1)

ありすありあり
うのさんを身を呈して助かるとこホントに好き

…6歳児が害は無いとはいえ魔物の中に飛び込むのか…
保護者組が怖いな…


359 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/18(日) 00:43:23.60UgdynAAO0 (1/3)

~プチモア!-Petit Grimoire- 兎ノ助失踪編~

兎ノ助「よっす、転校生、おはよう!今日も頑張れよ!」

転校生「おはよう、兎ノ助。今日は庶務と風紀委員長ととと体育委員長とリリィクラス委員長の仕事の期日だからねー」

兎ノ助「お、おう・・・相変わらずぶっ飛んでるな」

転校生「これでもゆえ子が生徒会会計及び飼育委員長及び図書委員長及び厚生委員長を引き受けてくれたから楽になったんだよ?」

兎ノ助「お前ら新人にも容赦ねぇのな」

転校生「さらに言ってよ」

兎ノ助「・・・俺、あいつが生徒会長以外の全役員を引き受けさせられてた時代を知ってるから、強く言えねぇんだよなぁ」

転校生「おい我妻」

兎ノ助「俺もときどき手伝って・・・・・・ん?」モコモコ

転校生「あれ?兎ノ助、なんだかだんだん大きく・・・」

パーン!

兎ノ助「ええっ!?」

転校生「ええっ!?」

兎ノ助「な、なんだ!?て、転校生、鏡!」

転校生「ああ、えっと、えっと」

兎ノ助「あ、デバイスの自撮りで見れるじゃん・・・・・・うおわっ!?」

転校生「兎ノ助、とりあえず隠れるんだ。事情を知らないさらに見つかったら・・・」

兎ノ助「さ、さらに、梅に、退治される・・・・・・いやだああああああああ!!!!!!死にたくないいいいい!!!!」

転校生「兎ノ助ーーーーー!!!!!!あっちは・・・旧科研か!行って、説得するしかない!」

ありす「おはようございます、転校生さん」

転校生「ありす、僕急用!仕事無理!頼んだ!」

ありす「ええっ!?」

・・・

―旧科研―

転校生「兎ノ助ェ!どこだーーー!!!!」

魔物s「ピギィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

転校生「やっべ、僕魔法使えないのに一人で来ちゃった」

魔物s「ギィィィィィィ!ギィィィィィィ!」

転校生「だけど、そんなこと知ったことか!兎ノ助、出てきてくれ!」

魔物s「ギィァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

兎ノ助「やめろーーー!!!!俺の生徒に手を出すなーーー!!!!」

転校生「兎ノ助!」


360 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/18(日) 00:45:56.81UgdynAAO0 (2/3)

~プチモア!-Petit Grimoire- おかえり、兎ノ助編

兎ノ助「転校生、なんで、なんで魔法が使えないお前が1人で来たんだよ!せめて誰か連れてくるなりしろよ!」

転校生「全員仕事の期日なんだよ!!!僕も早く帰ってありすに押し付けた分土下座しながらやらないといけないんだよ!!!」

転校生「こんな日に逃げるな!!!お前がいなくなったら誰が仕事中子供たちの面倒を見ると思ってるんだ!!!」

兎ノ助「俺の正体はどうでもいいの!?」

転校生「さあ、帰るよ。皮は移動中に直しといたから、早く付けて」

兎ノ助「てか俺が飛んでくる距離を走って来たんだよな!?この短時間に!?その移動中にか!?」

転校生「そうだよ」

兎ノ助「さらといいありすといいアイラといい寧々といいチトセといい・・・やっぱウチの生徒人間やめてるわ・・・ゆえ子だけがまともな生徒・・・」

転校生「さらたちには僕からちゃんと言い聞かせておくから。それに、兎ノ助がいなくなったら僕も寂しい」

兎ノ助「転校生・・・今更建て前を言っても遅いぞ?」

転校生「兎ノ助は仕事が溜まっててパンパンになって死にそうな生徒を見捨てるような進路指導官じゃないよね?」

兎ノ助「・・・ああ、わかったよ!ちゃんと帰るよ!そうだ、俺はグリモアの進路指導官だ!生徒を放ってたらただでさえ少ない給料がまた下がる!」

転校生「その意気だよ。さあ、帰ろう」

兎ノ助「おう!・・・・・・ありがとな」

転校生「どういたしまして」

・・・

さら「へ?兎ノ助の事?知ってたよ?」

転校生「ええ!?」

兎ノ助「」

さら「梅さんも知ってるよ?」

兎ノ助「」

ありす「ごめんなさい、実は私も知ってました・・・」

兎ノ助「」

さら「グリモアの生徒会長が卒業するときに代々受け伝えていくんだよねー。わたしは卒業させてもらえなかったけど」

さら「隠しててごめんね?でも言ったらやっぱ気にするかなーって・・・」

兎ノ助「俺っていったい・・・」

転校生「まあ、なんていうか・・・・・・お疲れ様、かな」


361 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/18(日) 00:53:05.39UgdynAAO0 (3/3)

今日のプチモア。プチモア世界の兎ノ助失踪は転校生が1人で行って1人で解決した。
そして兎ノ助が悩む必要とか一切なかった模様。てか兎ノ助は自分の正体どうたらよりさらが恐くて逃げただけ。
プチモア世界のクエストは警備クエストを除いてだいたい30分、長くて2時間で終わる。
科研襲撃もさらさんが叫んだらハンターウルフが全滅したから転校生が1人ですいすい進んで間ヶ岾とタイマンして勝利しただけ。
学生街襲撃はぶちぎれた生徒たちと遊びに来ていた梅によって10分で鎮圧されたとか。学園生のスペックが高すぎてテロリスト涙目。
マーヤーさんもまあ、ありすが転校生人形(細部まで完全再現)で惑わしつつさらが護衛してアイラとチトセで妨害しに行く感じ。
人数が少ない分能力値でカバーします。
ありすありあり(合言葉)


362以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/18(日) 10:07:50.59Vw+XmvdtO (1/1)

ありすありあり
やっぱり個体値の違いがでかすぎるw



363 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/19(月) 01:01:16.28q75aQlPV0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- The language of UI編~

絢香(どうもみなさん、こんにちは。ウルトラスーパーアイドルの絢香です)

絢香(私は今、とってもとってもなやんでいます。頭がぐるぐるです)

絢香(なんでかというと・・・)

卯衣「おはよう、皇さん(うーい、ういういうい)」

絢香(この子、立華卯衣ちゃんのせいです)

転校生「おはよう、絢香、卯衣(おはよう、絢香、卯衣。絢香は昨日の撮影の疲れが出てるのかな?ちょっと眠そうだ)」

絢香「おはよう、転校生。大丈夫、疲れてないよ」

卯衣「おはよう、転校生くん(ういういっ、ういうーい)」

絢香(はぁ・・・)

転校生「そう?まあ、なんかあったらいつでも言ってくれ。力になるからね(こうは言ってるものの、やっぱり疲れてるんだろうな。また何か考えとかないと)」

絢香(・・・やっぱり、転校生ってイイなぁ・・・)

卯衣(うい、ういういうい、ういっい)

ありす「おはようございます、絢香ちゃん、卯衣ちゃん。朝ごはんの準備が出来てるよ」

卯衣「私は食べる必要が無いわ(ういうい)」

絢香「あ、はーい(心が読めない・・・ってことはこっちは人形。本体はもう学校でお仕事してるのかな)」

・・・

絢香「ねえ、転校生。相談なんだけど」

転校生「うん、何かな?(相談かぁ、仕事関連かな?)」

寧々「何々?生徒の相談なら可能な限りなんでも聞くよ!(あ、もうすぐロマノフ学園との会談だ。面倒だなぁ)」

絢香「えっとね、立華卯衣ちゃんっているでしょ?」

転校生「うん(卯衣と?喧嘩・・・はしないだろうし)」

絢香「あの子が何考えてるのかわかんないの」

転校生「えっと、心が読めないってこと?(そういうことだよね?頓珍漢な行動ばかりしてるってことじゃないよね?)」

絢香「なんか、ずっと頭の中でういうい言ってて、日本語でもなんでもなくて・・・」

転校生「えっと?(まったくわからん)」

寧々「ああ、それね。卯衣ちゃんは独自のUI言語ってのを使用してるの。それを口に出す時にその時々に合った言語にして発しているみたいで・・・(んー、理事長ももうちょい予算増やしてくれたらいいのに)」

寧々「ほら、絢香ちゃんって英語とか中国語とかで考えてることは日本語で聞こえないからわからないでしょ?それと一緒(なんかプログラムの問題上仕方なかったって裏の宍戸ちゃんは言ってたけど・・・)」

転校生「まあそういうことらしい。まあ、僕は何もできてないけど(UI言語って・・・ウイ言語?)」

転校生「卯衣は質の悪い嘘をついたりする子じゃないし、むしろ優しい子で興味もたくさん持つ子だから、できれば避けないであげてほしい・・・かな(なんかそれっぽく言ってるけど要は卯衣語ってことだよね?)」

絢香「・・・うん、ありがと!学園長もたまには役に立つんだね」

寧々「ガーン、ネネショックなんだけど!転校生くん、慰めてー!(あー、ネテスハイムもさっさと予定決めてくれないかなぁ。こっちが決めらんないんだっての)」

絢香(なんか、ほんとにいろいろやってくれてるんだね。今度からもうちょっと優しくしてあげようかな)


364 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/19(月) 01:10:41.67q75aQlPV0 (2/2)

今日のプチモア。魔法学園同士の交流は全部寧々がやってます。
UI言語とは・・・Unlimited International言語のことであり、どの言語にも変換可能な特別な言語として作成された。
卯衣の脳内でのみ使用可能で、卯衣はここから様々な言語に変換して言葉を発している・・・らしい。
命名者は裏のましろ。裏の結希はこの呼称に大変満足していたらしい。
と、即興で考えてみました。なんかそれっぽい名前にできたと思います。
今日本当はお休みしようかと思ってましたが、さすがに週に2日も休むのはダメだろうと思い今日は更新。
明日から月曜日、がんばろう。
ありすありあり(合言葉)


365以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/19(月) 19:40:16.71wTmS8xRtO (1/1)

ありすありあり
すげーけどやすんでええんやで?
ホントに今は忙しい時期だろうし


366 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:16:58.78Pn8IgHDv0 (1/17)

~朝の図書室~

転校生「うのさーん、おっはよー」

ありす「おはょ・・・ござ、ます・・・」

兎ノ助「おはよう、転校生、ありす。今日は2人で登校か」

転校生「昨日ははるのんのおへやでねたんだけどねー」

ありす「瑠璃川さ・・・が・・・おべ・・・うで・・・」

兎ノ助「ああ、テストが近いからって最近ノエルと秋穂は毎朝勉強してるみたいだな。感心感心」

転校生「今はもえちゃんといっしょにひえろぐりふ?のかいどくをおしえてもらってるって」

兎ノ助「あの2人はどこに向かってるんだ」

転校生「と、ゆーわけでぼくはふたりにさしいれするために図書室に行ってきます」

ありす「ぁたしは・・・じゅぎょ、の・・・よしゅ・・・を・・・」

兎ノ助「おう、がんばれよー!」

・・・

―図書室―

転校生「のえるーん、あきちゃーん・・・あれ?」

萌木「あ、転校生くん。おはよう、あの2人はノエルちゃんが日直だからってもう行っちゃったよ」

転校生「あ、そうなんだ。じゃあこれ、もえちゃんたちにあげる」

ちひろ「わあ、なんですかこれ?」

転校生「ふたりのさしいれにつくったきなこおはぎ」

ちひろ「きなこおはぎ」

萌木「そのチョイスはいったい・・・」

転校生「『べんきょーには甘いのがいーんですよ、あまーいの』ってふーちゃんが言ってたの」

萌木「それでおはぎ・・・」

ちひろ「おいしいですねぇ~」モグモグ

萌木「ちひろちゃん、図書室は飲食禁止だよ」

ちひろ「あっ、そうでした!」



367 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:23:38.90Pn8IgHDv0 (2/17)

~いぶ~

萌木「それじゃあ、わたしたちもそろそろ授業だから・・・」

ちひろ「行ってきますねー」

転校生「いってらー」ヨミヨミ

萌木(転校生くんが絵本を一生懸命読んでる・・・集中してるの可愛い・・・)

転校生「・・・・・・」

・・・

転校生「zzz」

イヴ「あら、転校生さん・・・寝落ち?」

イヴ「・・・そうよね。特級危険区域の調査も終わったばかりだし、疲れもするわよね」

転校生「zzz」

・・・

転校生「zzz・・・はっ!」ガバッ

イヴ「あうっ!」ゴチン

転校生「?・・・あっ、いぶごめん!」

イヴ「い、いえ、これくらい・・・」←上着を掛けようとしたら急に起きて鼻に頭突きされた人

転校生「ほんとにごめんね」

イヴ「でしたら、できれば何か冷やすものを持ってきていただけると嬉しいです」ボタボタ

転校生「わわっ、鼻血が!えっと、とりあえずティッシュ!あとこおりもらってくる!ましろーん!」

イヴ「いえ、魔法を使わずに・・・」

・・・

転校生「ましろんからひょーのーもらってきたよ」

イヴ「正解にたどり着けたんですね」

萌木「雪白さん、良識はありますから・・・」

イヴ「・・・きまぐれなんか起こすものではないわね」


368 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:27:14.22Pn8IgHDv0 (3/17)

~追いかけて旧科研~

転校生「えっと・・・・・・あった!あれだ!」

転校生「・・・・・・あっ、どうしよう。1人で来ちゃった・・・」

転校生「しかも、誰にも何も言ってないし・・・・・・ふーちゃん、おこるかな・・・」

転校生「・・・・・・うのさんみつけて早く帰ろう」

結希「待ちなさい」

転校生「あ、ゆきちゃん」

結希「あなたを巻き込むつもりはなかったのだけれど・・・こうなったら仕方ないわ。転校生くん、あなたにもクエストを発令する」

転校生「え?え?」

イヴ「まずは中に入りましょう。詳しくは進みながらでもいいでしょう」

ちひろ「うさちゃん・・・」

転校生「ええっと・・・・・・?」

・・・

転校生「これが、うのさん・・・?・・・ううん。つまり、きゅーかけんのなかに逃げたうのさんをつれてかえるんだよね」

結希「そういうことよ。理解が早くて助かるわ」

結希「・・・それにしても、方角だけでよくここがわかったわね」

転校生「前に、うのさんはきゅーかけんで生まれたって言ってたから。多分ここかなーって」

結希「本当に、よくそれだけで・・・」


369 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:28:18.73Pn8IgHDv0 (4/17)

~変わり果てた旧科研~

七撫「転校生君、よろしくね」

転校生「よろしく」

七撫「まだそんなにクエストに出てるわけじゃないけど・・・」

七撫「特殊魔法隊の経験があるから、役に立てると思うよ」

転校生「ななちゃんは、ゆきちゃんによばれたの?」

七撫「うん。宍戸さんに呼ばれて来たの。なんでかはわからないけど・・・」

七撫「このサボテン・・・メノコ姉さんに、関心があったみたい」

転校生「そっか。そういや、ななちゃんのまほーって自然がどーたらだったよね?だいじょうぶなの?」

七撫「・・・大丈夫。初めての場所でも、私は戦える」

七撫「人工的な場所でも、自然は確かに答えてくれるから」

七撫「私の魔法、見せてあげるね」

転校生「ん、よろしく」

・・・

転校生「・・・・・・へん、だね」

七撫「うん。なんだか、へん」

転校生「・・・なんていったらいいのかな。いつもより、こわくない?」

七撫「怖くない、か。・・・わかる気はする」

転校生「んー、なんでなんだろ・・・」


370 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:28:48.61Pn8IgHDv0 (5/17)

~兎ノ助の正体~

イヴ「・・・ここの魔物・・・いったい、どういうこと?」

ちひろ「・・・えっと・・・とにかく、うさちゃんを探しましょうよぉ~」

ちひろ「わたし、難しいことわからないし、ここも怖くてぇ・・・」

イヴ「どうして来たんです。足手まといになるなら、来ない方がマシでしょう」

ちひろ「・・・そうですよねぇ・・・」

ちひろ「うさちゃんのためなら、がんばれるって思ったんですけどぉ・・・」

イヴ「・・・来てしまったものは仕方ないわ」

イヴ「あなたは転校生さんを守って。戦うのは私が」

イヴ「2人とも、準備はいいですね。行きますよ」

転校生「うのさん・・・どこにいるの・・・?」

・・・

イヴ「兎ノ助さんは着ぐるみを持って逃げたと聞きます。きっと今も、着ているはず」

イヴ「だから見つけたらすぐ・・・」

イヴ「・・・・・・・・・・・・っ!?」

イヴ「兎ノ助っ!!」

兎ノ助「っ!?お、お前、イヴ・・・」

兎ノ助「く、来るなっ!」

転校生「うのさん!」

兎ノ助「来るなっ!俺はもう、学園には戻れねぇ!」

イヴ「なにを馬鹿なことを・・・勝手に逃げ出して、それで済むとでも?」

兎ノ助「お前、俺のこと聞いてるのか?い、いや、答えなくていい!」

兎ノ助「とにかく放っておいてくれ!」

兎ノ助「俺はもうダメだっ!もう、もう・・・!」

イヴ「待ちなさいっ!」ガシッ


371 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:29:21.10Pn8IgHDv0 (6/17)

~霧の魔物~

兎ノ助「あっ!待て!返せ!それは俺の・・・」

兎ノ助「俺の・・・俺のっ・・・・・・」

転校生「!!」

イヴ「・・・・・・・・・・・・っ!」

ちひろ「ひっ・・・・・・」

兎ノ助「うわあああああぁぁっ!」

イヴ「兎ノ助・・・本当に・・・」

イヴ「【霧の魔物】・・・っ!」

ちひろ「・・・う、うさちゃん・・・」

ちひろ「うさちゃん!待ってくださいぃ!」

転校生「うのさん!!!待って!!!!」

イヴ「な、七喜さん!転校生さん!」

イヴ「はやく追いかけないと・・・!」

・・・

転校生「うのさん、まって!止まって!」

魔物「ギィィィィィィ!!!ギギィィ!!!!」

転校生「わわっ、だ、ダンボール!」

イヴ「高度を下げて!はっ!」

魔物「ギィィィッ!!」

イヴ「・・・くっ!潰しても潰しても湧いて出てくる!」

イヴ「この魔物はなんなんです!弱いくせに、私たちの前に立ちはだかる!」

ちひろ「・・・汐ファンの時とおんなじですぅ・・・」

転校生「うん、そう。たおしても、どんどん出てくる・・・あのときは、たっちゃんがまほうでぜんぶ倒したけど・・・」

イヴ「それに・・・それに、この魔物はなぜ同じ姿をしているんです!」

イヴ「わけがわからない!どうして兎ノ助と同じなんですか!」

ちひろ「冬樹先輩~、いらいらしないでくださいぃ~っ」

イヴ「苛ついてなど・・・!」

イヴ「・・・苛ついてなど・・・いません!」

ちひろ「て、転校生くん~。冬樹先輩が怖いですぅ~・・・」

prrrrrr

イヴ「宍戸さん、なんですか」

イヴ「・・・なぜ、戻らなければならないんです」


372 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:30:02.58Pn8IgHDv0 (7/17)

~襲ってこない魔物~

結希『あなたも理由はわかるでしょう。ここにいる魔物は兎ノ助と同型』

結希『外見での判別は困難よ。間違って兎ノ助を倒す可能性がある』

結希『闇雲に戦わず、一度作戦を練る』

イヴ「ですが、このままでは魔物が私たちを・・・」

結希『【襲わない】。まさか、気づいていないとは言わせないわ』

・・・

ちひろ「ふ、冬樹せんぱぁい・・・うさちゃんの服、拾ってきましたぁ~・・・」

イヴ「・・・兎ノ助さんの、服を?」

イヴ「・・・お礼を言っておくわ。私の不始末だから。でも、よく行けたわね。魔物は?」

ちひろ「それがですねぇ・・・こっちを見てるだけでぇ、それだけでしたぁ・・・」

イヴ「・・・あの魔物たち・・・【襲わない】・・・」

イヴ「私たちを、【防いでいる】・・・まさか・・・」

イヴ「兎ノ助を、守っている・・・?」

転校生「それって・・・・・・どこかで、そんなのが・・・・・」

・・・

転校生「・・・・・・ぼくは、にたようなのを2つ知ってる」

七撫「そうなの?」

転校生「うん。こうやって、まものがおそってこないの。ぼくはこーゆーまものと2回たたかった」

転校生「1回目は2年前のクリスマス。あのときは、グリモアに進んでくるまものはこっちがこうげきしなかったらなにもしてこなかった」

転校生「んで、2回目は教会。・・・なんでかしらないけど、なんかの本に反応してこうげきしてこなかった」

転校生「・・・・・・そういうことか」

七撫「えっと・・・?」

メノコ「キュキュ。キュキュ」

七撫「・・・っ。もしかして、いつもみたいに、わかるの!?」

七撫「さすが私の姉さん!みんなに知らせなきゃ!」

転校生「ななちゃん、いま、めのさんがなんか言ったの?」

七撫「うん。転校生くん。兎ノ助さんの場所、わかるよ!」

七撫「姉さんを信じてくれたら、だけど・・・!」


373 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:31:37.75Pn8IgHDv0 (8/17)

~兎ノ助の居場所~

転校生「・・・・・・」

結希「転校生くん」

転校生「ゆきちゃん。どうしたの?」

結希「水無月さんから電話が来てるわよ。あなたに何度もかけたみたいだけど、出なかったからってこっちに」

転校生「あ、気付かなかった・・・えっと・・・・・・もしもし、ふーちゃん?」

風子『どーも、転校生さん。そっちはじゅんちょーですか?』

転校生「う、うん。今、うのさんがどっちにいるのかってのがわかったとこ」

風子『それは僥倖です。学園を飛び出した件は、後できっちりお話させてもらいますから・・・』

転校生「うっ」

風子『・・・できるだけ、早く連れ帰ってきてくだせー』

風子『あの場所に兎ノ助がいないのは、どーも他の生徒からも不満の声がでてます』

風子『ウチ自身もちょっと寂しいですし・・・ですから、こっちはウチらがごまかしときますから』

風子『そちらは、よろしくおねがいします』

転校生「・・・うん!」

・・・

ちひろ「なんだか・・・あのサボテンさん、ほんとのお姉さんみたいですねぇ~」

ちひろ「えっと、この先にうさちゃんがいるんですよねぇ?」

卯衣「魔物はずっと、私たちを取り囲んでいる」

卯衣「私の知覚では、兎ノ助だけを見分けることはできない」

ちひろ「じゃあ、浦白さんだけがたよりなんですねぇ~・・・」

卯衣「転校生くん。間違って兎ノ助を攻撃しないよう、注意する必要がある」

卯衣「魔力の過剰供給で威力が上がり過ぎないように、調整した方がいいわ」

転校生「おっけ。ほどほどにしとくね」

ちひろ「そうですねぇ。わたし、まだ魔法はヘタヘタさんですし・・・」

卯衣「私と冬樹さんが戦うから、後方からの支援を要請するわ」

卯衣「あなたたちは、兎ノ助を探すことに専念して」

ちひろ「・・・は、はいぃ!わたし、がんばりますぅっ!」

転校生「うん、がんばる!ちゃんと、つれてかえるんだ!」


374 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:32:26.22Pn8IgHDv0 (9/17)

~呼びかけ~

魔物「ギィッ!ギィィ!」

イヴ(・・・・・・仮面をかぶっていれば、はっきり言えるのに。あれを持って来ていれば、私は・・・)

イヴ(・・・いえ、だめね。あんなものに頼っていては、本当の自分を・・・兎ノ助に伝えられない)

イヴ(そんな言葉は、届かない・・・!)

イヴ「あなたたちが・・・兎ノ助を守っていようといまいと、どうでもいい!」

イヴ「返してもらうわ!兎ノ助っ!どこにいるのっ!」

七撫「ふ、冬樹さん!大声を出しては魔物を刺激してしまいます!」

結希「待って。あなたの【姉さん】は、この集団の中から兎ノ助を見分けられる?」

七撫「・・・・・・それは・・・・・・」

結希「呼びかけるしかない。冬樹さんのやり方はただしい」

結希「兎ノ助!学園に戻るわよ!」

転校生「うのさん!ぼく、まだうのさんにテストつくってもらってない!」

転校生「もっとあそんでほしい!もっとおはなししたい!だから、うのさん!帰ってきてぇ!」

ちひろ「うさちゃぁん!わたしが、お洋服持ってますよぉ~っ!」

心「う、兎ノ助さぁん!わたし、もう謝りませんからぁ!」

心「兎ノ助しゃんに言われたこと、ちゃんと守りますからぁ!」

卯衣「・・・兎ノ助・・・あなたが必要とするなら、私の組成情報を伝えるわ」

卯衣「あなたは、私と同じ」

イヴ「兎ノ助っ!隠れているなら、力尽くでも引きずり出しますっ!」

イヴ「兎ノ助!」

結希「兎ノ助!」

心「兎ノ助さん!」

ちひろ「うさちゃん!」

卯衣「兎ノ助」

七撫「・・・・・・皆さん・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」スッ

七撫「あっ!て、転校生君!」


375 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:33:04.75Pn8IgHDv0 (10/17)

~釣り針~

転校生「速度マックス!突撃!!!」

転校生「うのさああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!」

結希「ダメ、転校生くん!制御装置を作動させる!」

転校生「あっ!」ピタッ

イヴ「転校生さん、そのままその中に籠りなさい!!!」

イヴ「弱いとはいえ、魔物が大量にいます!もうすぐ攻撃を仕掛けてくる!」

転校生「えっと、ばくはつしさん・・・・・・こうだ」

パーン!!!!

転校生「おおー、こんなかんじに・・・」

魔物「ギィッ!ギィッ!」

イヴ「なっ・・・・・・」

転校生「あー・・・これ、ふーちゃんにおこられるかな・・・」

イヴ「転校生さんっ!」

兎ノ助「や、やめろっ!」

兎ノ助「もう、もういい・・・悪かった・・・」


376 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:33:58.66Pn8IgHDv0 (11/17)


~発見~

兎ノ助「転校生・・・自分をエサにするなんて、卑怯じゃねぇか・・・」

兎ノ助「君は戦えないんだ!魔物の前に出るなって、教えられてるだろうが!」

転校生「えへへ・・・うのさんのこと、信じてたもん。さ、帰ろ」

兎ノ助「お、お前なぁ・・・」

イヴ「う、兎ノ助・・・さん・・・転校生さん、まさかわざと・・・」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

イヴ「いえ、なんでもいい。兎ノ助さん、帰りますよ」

兎ノ助「お、お前らなぁ!俺は苦しんでるんだぞ!」

兎ノ助「ずっと、機械だって思ってたんだ」

兎ノ助「正義の魔法使いの意識を移植された機械だって、思ってたんだ・・・」

兎ノ助「それなのに、本当はこんな姿で・・・」

兎ノ助「魔物だったんだぞ!」

兎ノ助「・・・痛みだって感じるはずさ。なにが幻肢痛だ。体、あるじゃねぇか・・・」

イヴ「そんなこと、私には関係ありません」

イヴ「・・・私の請けたクエストは、あなたを連れ戻すこと」

イヴ「いえ、クエストだからではない。どんな手を使ってでも、連れ戻します」

転校生「うのさんがいないと、学園がさびしくなっちゃうよ。それに、ふーちゃんにもちゃんとつれてかえるっていったもん」

転校生「だから、帰ろ。ね?」

兎ノ助「ちったぁ俺の気持ちも考えろよ!魔物だぞ!?」

兎ノ助「よりによって、魔物なんだぞ・・・他のなんでもねぇ、魔物なんだ・・・!」

結希「兎ノ助!」

兎ノ助「結希!てめぇ、知ってたんだろ!?ずっと黙ってたんだろ!?」

兎ノ助「なんでだよ!それが一番嫌だったんだ!なんで言ってくれねぇんだ!」

兎ノ助「俺をなにかの実験台にして、ずっと観察してたんだろ!」

結希「兎ノ助、話を聞いて!」

魔物「ギィッ!ギィィッ!」

転校生「ああっ、じゃ、じゃくしゃのたてっ!」

イヴ「っ!?来るっ!?」

兎ノ助「やめろっ!俺の生徒に手を出すんじゃねぇっ!」

魔物「ギィ・・・ギィギィ・・・」

兎ノ助「悪ぃ・・・匿ってくれたのは嬉しいけどさ」

兎ノ助「お前たちが、なんて言ってるかわかんねぇんだ」

兎ノ助「俺は・・・・・・」

兎ノ助「魔物にも・・・なれねぇんだな・・・」


377 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:44:44.46Pn8IgHDv0 (12/17)

~兎ノ助~

結希「・・・兎ノ助。黙ってたことは謝る。けれど・・・いえ、言い訳はやめるわ」

結希「私たちはあなたを観察していた。それはあなたが【UNO】だったから」

結希「たった一例の、極めて希有な例だったから」

兎ノ助「ふうん・・・あっそ」

転校生「もう、うのさん。ちゃんと聞かなきゃだめだよ」

兎ノ助「お前もマイペースだよなぁ・・・」

結希「続けるわ。あなたは、間違いなく人間だった。【人間から生まれた魔物】」

結希「あなたの本当の名前は、倉橋清太郎。第3次侵攻で死んだ、魔法使い」

兎ノ助「・・・倉橋、せいたろう・・・ど、どういうことだよ!」

イヴ「私も聞きたい。無念の内に死んだ人間が魔物になるという人類根拠説・・・」

イヴ「それが、正しかったと言うことですか?」

結希「いいえ。それは正確じゃない。詳しくは学園に帰ってから話す」

結希「とにかく・・・あなたは人間。少なくとも、人間の心を持っている」

結希「モンスターの中でも特別な、UNO」

結希「そして、学園の進路指導官よ」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「・・・結希・・・お前・・・」

ちひろ「うさちゃぁ~んっ!」

心「兎ノ助しゃ~んっ!」

ちひろ「よかったですぅ・・・無事でよかったですぅ・・・」

心「ごめんなさいぃ~!わたしが、わたしがダメだから・・・」

兎ノ助「お、おいお前ら・・・俺、こんなだぞ・・・」

兎ノ助「それに心、お前さっき、もう謝らないって言ってただろ」

心「はっ!す、すみませんすみません!もう2度と謝りませんから!」

心「だから、いなくならないでくださいぃっ!」

兎ノ助「・・・だから、俺、こんなんなんだぞ・・・」

イヴ「私たちはずっと、あなたの指導を受けてきた」

イヴ「あなたがどんな兎・・・人か、よく知っているつもりです」

イヴ「その私たちが問題ないと考えるなら、それでいいのではありませんか」

兎ノ助「・・・イ、イヴ、お前・・・」

イヴ「つまらないことを言いました。私は戻ります」

イヴ「あなたが来なければ、クエスト失敗です。そうなったら許しませんから」


378 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:45:57.74Pn8IgHDv0 (13/17)

~私立グリモワール魔法学園進路指導官~

転校生「うのさんはさ、ぼくのはなし、ちゃんと聞いてくれた。ちゃんと、受け入れてくれた」

転校生「だから、さ。言いたいこと、全部聞くよ。ぼく、あの部屋で待ってるからね」

兎ノ助「転校生、お前・・・」

卯衣「兎ノ助。七喜さんがあなたの外装を所持している」

卯衣「気になるなら、着て。このまま私が学園まで連れて帰るから」

卯衣「その途上で私のことを話す。きっとあなたにとっていいこと・・・だと思う」

兎ノ助「・・・卯衣、お前まで・・・・・・・・・」

結希「約束する。こうなった以上。もうあなたに隠し事なんてできないから」

結希「学園で、私の帰りを待ってて。いいわね?」

兎ノ助「・・・わ、わかったよ・・・学園に、帰る」

兎ノ助「とりあえず・・・聞くよ。話は、それからだ」

兎ノ助「あと・・・できたら、ここの魔物、これ以上はそっとしといてくれねーかな」

兎ノ助「話はわからねーけど・・・助けてくれたんだ」

結希「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「あ、いや、やっぱダメだな。うん・・・グリモアの指導官なのにな」

結希「いいえ。今はそっとしておくわ。この魔物たちが成長して・・・」

結希「人々に危害を加えると判断したら、その時は討伐する」

兎ノ助「・・・ああ、サンキュ。恩に着るよ」

兎ノ助「転校生。話には聞いてたが・・・もう、あんなことやめろよ?」

兎ノ助「な。俺、ああいうの見ちゃいられねぇんだ」

転校生「・・・わかってたから。うのさんが、ちゃんと止めてくれるって」

転校生「だって、さ。うのさんは、グリモアせいとのお父さんなんでしょ?」

転校生「お父さんなら、こどもがあぶないことしてたら、ちゃんと止めて叱ってくれるって。信じてたから」

兎ノ助「転校生・・・サンキュな」


379 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:48:02.05Pn8IgHDv0 (14/17)

~忘れてた~

転校生「さてと、帰らないと・・・・・あっ」

結希「どうしたの?」

転校生「・・・・・・ダンボール、ばくはつさせたんだった」

七撫「あー、してたね。ものの見事に吹っ飛んだね」

メノコ「キュキュ」

結希「正直、あの機能を使うことはないと思っていたのだけれど・・・そうね。遊びとはいえ、もう付けないわ」

転校生「えー」

結希「あの段ボール1つ作るのにものすごくお金がかかるの。そんなにポンポンポンポン破裂させられたら予算がいくらあっても足りないわ」

転校生「うー、そっかぁ・・・お金のもんだいかぁ・・・」

・・・

風子「お帰りなさい、転校生さん」

転校生「ただいまー!・・・・・・あ」

風子「さて、と。1人で勝手に学園を出て行った件。クエストに許可を得ず向かった件」

風子「クエスト中に魔物前で不用意に体を晒した件。ぜーんぶお話聞かせてもらいますよ」

転校生「そ、空に・・・あっ、ないんだった!」

風子「・・・約束、破りましたね?」

転校生「ひっ!・・・ご、ごめんなさいっ!」

風子「・・・・・・もう」ギュッ

転校生「・・・・・・?」

風子「危ないことはしないでって・・・いつも言ってるじゃねーですか」

転校生「あ・・・・・・うん・・・」

風子「無事で帰ってきてくれてよかった・・・」

転校生「ふーちゃん・・・・・・うん、ごめんなさい・・・」

風子「・・・さて、と」ダキッ

転校生「えっ」

風子「んじゃ、ウチはこのままこの子を連れてちょっとお話してきますんで」

結希「え、ええ。わかったわ」

七撫「あー、えっと、転校生くん。がんばれ」

転校生「そ、そんな・・・うのさん、助けてー!うのさーーん!!!!」


380 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 03:52:59.60Pn8IgHDv0 (15/17)

今日はここまで!昨日は熱中症でぶっ倒れてました。風呂から上がったらすっごい吐き気がして・・・
そういうわけで更新及び報告ができなかったことをここにお詫び申し上げます。
今日からいつも通りに・・・もどれたらいいなあ。
今日はもう眠いので寝ます!
ありすありあり(合言葉)


381 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 23:10:46.63Pn8IgHDv0 (16/17)

~プチモア!-Petit Grimoire- 流行り廃り編~

つかさ「転校生さん、見て見て!」

転校生「ん?これは・・・ぬいぐるみか。ありすからもらったの?」

つかさ「うん!」

転校生「そっか。ちゃんとありがとうは言った?」

つかさ「言ったよ!」

転校生「よーしよし、つかさはえらいなぁ」ナデナデ

つかさ「えへへ・・・お兄ちゃんのおててみたい・・・」

薫子「かおるこももらったんだよー!」

虎千代「虎千代もだ!これから訓練の相手になってもらうんだ!」

転校生「そうかそうか。ありす、久々に張り切ってるなぁ・・・・・・うん?」

転校生「これ、よく見たら・・・ぼく?」

ありす「はい、そうですよ」

転校生「ありす・・・できれば事前に言っててほしかったかな。ほら、こんな僕にも一応肖像権が存在するんだからね?」

ありす「ごめんなさい・・・驚かせたくて、つい・・・」

転校生「ん、まあ確かに驚いたけど・・・。これ以上言うのも野暮だね。僕も1つもらっていいかな?」

ありす「あ、いいですよ。いいですけど・・・自分で自分のお人形を持つのって・・・」

クレプリ「なんかすっげぇナルシストみたいさね」

転校生「そう言われれば・・・別にそんな容姿に自信があるわけでもないし・・・」

ありす「そんなことありません!転校生さんはかっこいいですよ!自信持ってください!」

転校生「ははっ、ありがとう。気持ちだけ受け取っておくよ」

ありす(振られた?振られたの、私?)

クレプリ(まともにとってもらってないだけさね)

・・・

―1か月後―

転校生「わーお」

転校生ぬいぐるみs「」

さら「あの子たちったらまたほったらかして・・・・・・」

転校生「・・・なんていうかさ、自分を模したぬいぐるみが無残に放置されているのを見ると、ちょっと虚しさみたいなものを・・・」

さら「大丈夫よ。転校生くんが捨てられてたらわたしが拾うから」

転校生「今まさに拾い集めてるとこだしね」ヒョイヒョイ

さら「むぅ・・・そういうことじゃないんだけどなぁ・・・」


382 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/21(水) 23:14:16.81Pn8IgHDv0 (17/17)

今日のプチモア。次回は溜まってた誕生日を消化して、グリモア夏の大運動会です。
転校生くんは逆上がりができません。結希といっしょに頑張ってみたりソフィア一緒にと裸足になったりします。
疲れて方言で会話するソフィアと転校生を見て萌木ちゃん興奮不可避。
転校生のクラスはサンフラワーなのでふーちゃんと同じチームで、ありすとは敵。
一応グリモアでの運動会は2回目らしい。短パンありす。
ありすありあり(合言葉)


383 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/23(金) 01:02:49.59lQBXRZVn0 (1/5)

~じゅんちゃんのたんじょーび、つうほう~

転校生「じゅんちゃん、たんじょーびおめでとー」

望「おめでとう」

自由「おめでとうっす」

純「ありがとー。で、この料理とお菓子はやっぱり・・・」

転校生「いぇい!」

純「だよね。あんたらさあ、6歳の男子に負けて悔しくないの?」

望「ニートに自炊能力はいらない。ピザがあればそれでいい」キリッ

自由「料理は料理人の仕事っす!」キリッ

純「おいメイド」

転校生「じゅんちゃんはモデルさんだから、カロリーひかえめの和風ケーキだよー」

純「あー、なにこのこすっごいかわいい。そこまで気をつかわなくても大丈夫なのにー」コシコシ

転校生「ぷわぁー」

自由「奥さん奥さん、あの女ヤバい目をしていますよ」

望「通報か?通報するか?」ピポパ

純「えっ、冗談よね?」

絢香「どうも警察です」

純「うわぁっ!?こ、これは違うんです!その・・・・・・って絢香!?」

絢香「純ちゃん、誕生日おめでとー。なんか楽しそうだからノッてみたよ」

純「なんだぁー、もう、びっくりさせないでよー。再開再開」コシコシ

転校生「ぷわぁー」

絢香「じゃああたしは逆側からコシコシするね」

自由「んじゃ自分は足さすっときます・・・うわっ、すべっすべ!」

望「これすごいな!なんだこれ!お前女子かよ!」

転校生「ぷわわぁー」

・・・

転校生「はぁっ・・・はぁっ・・・」ビクッビクッ

純「ヤバい、やりすぎた」

絢香「これは、ねぇ・・・」

自由「調子に乗ってくすぐったがるところばっかやるから・・・」

望「一番率先してやってたあのお前だろ」

純「とりあえず回復するまで・・・」トントン

純「うん?誰?」

風子「どうも、風紀委員です。匿名の通報があったので来ました。お話聞かせてもらえますか?」

純「あ・・・」

・・・

クレプリ「しっかしありす、流れるような通報だったさね。なんだなんだ、慣れてんのか?」

ありす「ちょ、と・・・べつの、せかぃの・・・ぁたしが・・・」

クレプリ「ほーん。病院行くか?」

ありす「えっ」


384 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/23(金) 01:03:18.73lQBXRZVn0 (2/5)

~まみちかのたんじょーび、ことしも~

転校生「zzz」

千佳「相変わらず寝てるわねー」

あやせ「かわいいですよね~」

千佳「この肌のモチモチ具合とかもう病みつき・・・うちも転校生みたいな愛され体質になりたい~っ!彼氏欲しい~っ!」

あやせ「あらあら、でも転校生くんみたいになるとすると・・・」

律「もれなくストーカーがついてくるぜ。それも複数人」

千佳「うぇっ、それはちょっとヤダ・・・」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・間宮さんにストーカーができることはないでしょう・・・」

律「そもそもモテないからな」

千佳「一言余計っ!」

転校生「んっ・・・・・・ふわぁぁぁ・・・んみゅぅ・・・・・・?」

あやせ「あら、起きちゃったの?」

転校生「うん・・・・・・あ、まみちか・・・たんじょうびおめでと・・・」

千佳「ありがと。ほら、起きるなら起きるでシャンとする。もー目やにとかついてるしー」フキフキ

転校生「んむむむ・・・・・・あ、そうだ。ケーキ作ってたんだった。とりにいってこよ」ズリズリ

千佳「あーもー、眠いからってそんなことしてたら服汚れるでしょ」

転校生「どせミストファイバーだしー」

律「だよなー。千佳ってばいちいちうるさいんだよなぁ」

千佳「律がだらしなすぎるだけでしょ。ああもう、うちが取りに行くから!あんたはここで座って待ってなさい!いい!?」

転校生「ふぁーい・・・・・・zzz」

千佳「んじゃ、行ってくる」

あやせ「は~い、いってらっしゃ~い・・・」

ゆえ子「今更ですが、自分のケーキを自分で取りに行くのはどうなんでしょう?」

律「千佳、転校生来てからなんかおかんみたいになってるからなー。ここ何ヶ月かは特に」

あやせ「ふふ、そうね~。やっぱり、間宮さんも心配なのよ」

律「心配って?」

あやせ「転校生くんが。やっぱり、この子にはいろいろと頼ってほしいもの~」

転校生「んゅ?」

律「そうか?ま、彼氏もいないのに子持ちみたいってのも面白い話だよな」

千佳「ただいまー。いやー、相変わらず女子力高いわこれー」

律「なんだこれ?」

千佳「ガトーショコラとかよく作るわー。んで、うちが彼氏もいないのになんだって?」

律「ひっ、き、聞いてたのか?」

千佳「聞こえたのよ。ま、問題ないし!来年こそは彼氏と2人で誕生日を過ごすんだから!」

転校生「zzz・・・むりー・・・」

千佳「寝てるのに!?」

あやせ「ふふ。転校生くんは来年もお祝いしたいのよね~」

転校生「zzz」

千佳「そ、そういうこと・・・?なんか腑に落ちない・・・」


385 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/23(金) 01:03:58.06lQBXRZVn0 (3/5)

~もももものたんじょーび、てんし~

転校生「ももももー、あさだよー」

もも「うーん・・・あと5分・・・」

転校生「むむぅ・・・・・・えいっ!」ピョン

てんこうせいの おこさまダイブ!

もも「うぐっ!?」

きゅうしょにあたった!

もも「げほっげほっげほっ!」

転校生「おきたー」

もも「お、おはよう・・・なんで乗ってるの・・・?」

転校生「おこしたよ?」

もも「ああ、えっと・・・うん、そうだね!」

・・・

もも「いらっしゃいませー!」

転校生「いらっしゃいませー!」

もも「ありがとうございましたー!」

転校生「ありがとうございましたー!」

もも「・・・よし、朝の声出し終わり!」

転校生「よし、朝の声出し終わり!」

もも「それじゃあ、今日も一日がんばるよ、転校生くん!」

転校生「えいえいおー!」

・・・

転校生「ももももー」

もも「どうしたの、転校生くん」

転校生「これー」

もも「?」

転校生「おたんじょうびー」

もも「うん、ありがとう!」

転校生「ゆえちゃんからー、れんあいうんじょーしょーのやつ、おしえてもらったー。がんばってねー」

もも「その話まだ引きずってたの!?」


386 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/23(金) 01:11:49.21lQBXRZVn0 (4/5)

~なっちゃんのたんじょーび、なつみかん~

転校生「なつみかん食べたい」

夏海「どしたの?」モグモグ

怜「急だな」モグモグ

智花「あー、でもわかるかも」モグモグ

転校生「なんかこの前、おばあちゃんが見てた本に書いてて、えっと・・・・・・あれだ」

転校生「ナウなユングにバカ受け」

夏海「哲学的」

みちる「買ってこようか?」モグモグ

夏海「ユングを!?」

みちる「夏みかんを」

転校生「いや、多分呼べば来る」

夏海「来るって?」

転校生「えっと・・・・・・このはー!」

香ノ葉<(ごめん、ウチ今日は茶道部+レナで温泉饅頭巡りしとるんよ。やから学園におらへんのよ)

転校生「あ、このはいない。じゃあ、うーちゃーん!」

卯衣<(メンテナンス中よ)

転校生「あずにゃーん!はるのーん!」

梓<(裏世界なうッス)

春乃<(秋穂とお買い物中よ)

転校生「・・・・・・」

怜「おかしいな、いつもなら呼べばすぐ来るメンバーなんだが」

智花「それがおかしいよね!?」

転校生「・・・・・・ゆさー!こころーん!もえちゃーん!さーちゃーん!ありすちゃーん!ふーちゃーん!!!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

夏海「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・」グスッ

夏海「ほ、ほら、もう1人!もう1人呼べば来るのがいるでしょ!呼んで、ね?ね?」

転校生「ひぐっ・・・ぐすっ・・・でも・・・・・・」

夏海「いいから」

転校生「ぐすっ・・・・・な、なっちゃーん!!!」

夏海「というわけで買ってきてるわよ(部長のおやつだけど)」

智花「すごいね!?」

怜「夏海、まさか予知の魔法が・・・!?」

みちる「ていうか、他の人たちもしかしてこれを見越して出てこなかったんじゃ・・・うん?遊佐先輩からもあっと」

鳴子<(君みたいな勘のいい娘は嫌いだよ)

みちる「!?!?!?」

夏海「はい、あーん」

転校生「あーん」

智花「じゃあわたしは夏海ちゃんに。あーん」

怜「では私も」

夏海「もー、2つも一気に食べれないわよー」

みちる「・・・・・・あたしもやるっ!」


387 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/23(金) 01:27:02.98lQBXRZVn0 (5/5)

今日はここまで!誕生日だけ消化しときましたッス。
明日明後日は忙しくてちょっと更新できないかも。できたらやります。
ありすといえば通報。通報と言えばありす。
1年前から続く伝統ですね。
通報させるにはちょっと病みが足りなかったかもしれない。もっと全員病ませないと(使命感)
ありすありあり(合言葉)


388以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/23(金) 03:42:10.23AZIKjjtNO (1/1)

ありすありあり
病み上がりホントお疲れ様です



389 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/25(日) 00:19:20.97Vcx++OP60 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 100編~

恋「転校生、100じゃぞ、100!」

転校生「えっ?あ、はい」

ミナ「100だぞ、さーばんと!」

転校生「えっと、いやなにが?」

梓「100ッスよ!」

転校生「だから何が?」

心「100、ですぅ!」

転校生「だから・・・もういいか」

卯衣「100、よ。この数字が何を表しているかは知らないわ」

転校生「知らないんかい!」

ありす「あ、転校生さん!100ですよ、100!」

転校生「ありすまで・・・しかもどこぞのアイドルを思い起こさせる言い方で、いったいどうしたの?」

ありす「今日は、転校生さんがグリモアに転校してきてちょうど100週目なんです!」

転校生「ああ、そういう・・・・・・ってよくカウントしてたね」

さら「まあねー。ほら、100日ってのもありきたりでしょ?だからもうちょっと長い節目でお祝いとかしたいなって思って・・・」

転校生「それで100週・・・まあ、大体2年か。思えばあっという間だったな・・・」

転校生「クエストいったり警備したりみんなの相手したり裏世界行ったりハワイにいったりテロリストボコったり・・・」

さら「まだまだ転校生くんには頑張ってもらわないといけないからねー。これからも期待してるよ」

転校生「ま、やれることはやるよ」

ありす「私たちも一緒ですから。これからも、よろしくおねがいします」

転校生「こちらこそ、よろしくね。ありす、さら。そしてみんな」

ミナ「むー、もう一回!みんなでまとめるのきんし!」

恋「そうじゃぞ!わっちはわっちじゃ!」

梓「転校生くんにとって、自分らはその他大勢なんスか?」

卯衣「ちくわ大明神」

心「も、もっと私のことも見てくださいっ!」

ミナ「誰だ今の」

転校生「っと、ごめんよ。ミナ、恋、梓、卯衣、心。そして改めて、これからもよろしくね」


390 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/25(日) 00:34:55.35Vcx++OP60 (2/2)

今日のプチモア。このスレで書いたプチモアが100キロバイトになった記念です。
ちなみにSS全体では3.39メガバイト。
危険な迷い人の時に書いたのが10キロバイトで、文字数が4327だったので、総バイト数÷文字数で計算してみると、大体1文字2バイト。
なので、今まででPCだけで6,780,000文字書いたことに。
氷川さんの安価スレ時代はほとんどスマホから打っていたので、小ネタとかと合わせるともっとすごいことになると思う。
まずは目指せ5メガバイト。そして10メガ、最終的には1ギガまで行きたいですね。
ありすありあり(合言葉)
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira140811.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira140812.jpg




391 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/26(月) 00:25:41.20i8sYapQ/0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- プール開き編~

さら「あっつぅ・・・もー、冷房壊れてるってどういうことなのよー」

転校生「ざっと見た感じだけど、業者入れないと直らないね、これ。僕じゃ手に負えないや」

ありす「むしろある程度なら直せることの方が驚きなんですけど・・・」

ゆえ子「しかもざっと見ただけで大体の原因がわかる」

アイラ「少年は有能じゃのー」

寧々「・・・よし!プール開きしよう!学園長命令!」

さら「おっ、いいね~。・・・ん?でもプールって掃除したっけ?」

寧々「・・・・・・」ニコッ

転校生「なんでこっちに微笑みかけるんだ。やめろ、僕にやらせようとするな。それこそ学園長のポケットマネーで清掃業者呼んでくれよ」

寧々「学生たるもの学内の掃除は自分でするものです」

ありす「あ、あの、転校生さんに任せきりもよくないですし、今回は私が・・・」

さら「よし、みんなでやろう。ってことで全員水着に着替えてプールに集合!ゆえ子とアイラはパラソルも!」

ゆえ子「倒れることをすでに予見されているのに駆り出されるとは」

アイラ「うう~、妾は別に入らんからいいじゃろ?な?」

さら「だめー」

アイラ「くそぅ!」

・・・

転校生「ってことで2時間かけてプールを綺麗にしたから」

里菜「やったあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

萌木「りなちゃん、よかったね」

里菜「プールだぞーーー!!!プールーーーー!!!!!」

七撫「姉さん、プールだって!行こ行こ!」※霧の魔物は水が苦手

メノコ「キュキュ!?キュキュキュ!」イヤイヤ

七撫「わかってるわかってる、ちゃんと姉さんの水着もありすちゃんが作ってくれたから!」

メノコ「キュキューッ!」ソウジャナイ!

龍季「シロー、一緒に入ろうなー」

シロー「バウッ!バウバウッ!グルルルルルルル・・・」

転校生「あー、龍季と七撫。メノコとシローはちっちゃいから、専用プールの方だから」

七撫「えー」

龍季「えー」

転校生(専用プールってのは嘘だから、メノコとシローは安心してていいよ)

メノコ(キュキュ!)カミ!

シロー(ワンッ!)サッスガ!

七撫「あっ、そうだ!わたしたちがそっちのプールに行けばいいんだ!」

龍季「そうだな!」

転校生「!?」

メノコ「あっ、詰んだわこれ」

シロー「神は死んだ」


392 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/26(月) 00:30:16.85i8sYapQ/0 (2/2)

今日のプチモア。ゲームでもメノコ姉さんはともかく、シローはさらにお風呂に入れられてるようなのでいと哀れ。
でもお風呂に入れないとぞうきんみたいな臭いがしてくるらしい。兎ノ助も。
クレプリとかありすの人形組はちゃんとケアされてそう。
ただ、そもそも消えたり現れたりするクレプリに臭いが着くのかは疑問ではある。
さらとありすと洗いっこしたい。
ありすありあり(合言葉)


393以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/26(月) 06:18:11.266Y+JLKR5O (1/1)

ありすありあり
100おめでとう
これからも頑張って


394 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/27(火) 00:57:05.50LJVI5oFU0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 疑惑編~

転校生「お風呂入れて来たよー」

ソフィア「ほっかほかです!」

葵「しっかり洗ってもらいました!今日はしゃんぷーはっとをつかわなくてもだいじょうぶでした!」

香ノ葉「目をぎゅーってな、しっかりつぶったんよ。ぎゅーって」

さら「そうなんだね。転校生くん、いつもありがとー」

転校生「ま、こんくらいはね。クエストでは役に立たないし」

レナ「れな、てんこー、ごし、しご・・・?・・・しごく!」

さら「!?!?!?」

・・・

さら「ありす、たいへん!」バァン!

ありす「なに~?私今度の魔法祭用の衣装全員分作り終えたばかりで眠いんだけど・・・」

さら「転校生くんがロリコン・・・・いや、ペドフィリアかもしれない!」

ありす「何をいまさら。転校生さんはノーマル。それはいろんな機関が証明済み。Q.E.D.」

さら「だって、だって!お風呂で、転校生くんを、しごくって!」

ありす「もー、だいたいさらちゃん自身転校生さんとお風呂入ってるでしょ。その時どうだったの?転校生くんはさらちゃんの裸体に反応しなかったの?」

さら「・・・・・・ゆりかごから墓場まで?」

ありす「発想が最低だよ。そもそも転校生くんは忍者と特殊魔法隊と国連と始祖十家とIMFと岸田さんと神宮寺と野薔薇と冷泉とその他いろいろに監視されてるの」

ありす「それ自体は転校生くんも知ってるから、仮に転校生くんの性癖がそうだったとしても表には出さないし」

ありす「てか、今日お風呂に入れてたのレナちゃんたちでしょ?多分それ言葉を覚えてなかっただけだって」

さら「・・・言われてみれば、そうかも。そういやあれ言ったのレナちゃんだったし、なんか『ごし』って言ってたし・・・」

さら「てか、やけに冷静だね」

ありす「眠いの!早く終わらせたいの!だからこの話はここでおしまい、私は寝ます。おやすみ」

さら「ああっ、ありすー!」

・・・

さら「冷静に考えると、やっぱり転校生くんがそんなわけないよね・・・うん!」

転校生「―――ホントに――可愛い―」

熟年女性「――ありがとうございます――転校生さんも――」

さら「!?!?!?」

・・・

さら「転校生君が熟女好きに!」

ありす「帰って」

・・・

アイラ「あれ?どっちでも妾大勝利じゃね?」

寧々「今ちなみに来てるのはヴィアンネのおえらいさんだからね。シャルロットの様子を見に来たっていう」

ゆえ子「転校生さんのこの後のスケジュールは伊賀の人たちとネテスハイムの人たちと特殊魔法隊の人たちと合同慰労会です」

チトセ「気が休まらなさそう・・・」


395 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/27(火) 01:04:37.08LJVI5oFU0 (2/2)

今日のプチモア。翌日には我妻と岸田と神宮寺と野薔薇と冷泉と神凪とその他いろいろといっしょに合同慰労会をします。
超電磁砲コラボ・・・ミサキチが・・・食蜂操祈出ないことが悲しい・・・。
中学生おっぱい・・・ヤヨイとコラボ・・・一枚絵で肉厚ジューシー・・・。
スレ内でインなんとかさんは出たことあるような記憶があります。インキューベータ―だったっけ?
そっちがメインで超電磁砲は外伝のはずなのに・・・上条さんと転校生くんで最弱タッグ組んで欲しかった。
コラボ系には声優の関係でやっぱり絢香は出せないのかな。これから先、アイドル絡みとかでも難しいのかな。
佐天さんとさらちゃん秋穂がですね、同い年なんです。すごいですよね。いろいろと。
さらちゃんが小さいのか、佐天さんが大きいのか、両方なのか・・・。
ありすありあり(合言葉)


396以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/27(火) 06:49:53.49g72e984wO (1/1)

ありすありあり
上条さんでてきたら霧殲滅しそう
てか番外編の方が人気ある気が…


397 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/28(水) 00:53:18.53+96crm5A0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- ゆえ子の本気編~

あらすじ

ありす【3日ぐらい大きい人がいなくなるけど、ちゃんとするんだよ?】

初音「さなー!これで好きなモン買おうぜー!おもちゃとかー!」

ゆえ子「ふぇぇ・・・」

・・・

ゆえ子「皆さんがお金を自由に使ってしまったので、残り1日、全員分合わせても1500円しかありません・・・」

沙那「ごめんなさいごめんなさい!初音様がごめんなさい!」

初音「沙那ー!はらへったー!」

薫子「晩御飯、食べれないの?」

明鈴「お腹空いたアルー!ごーはーんー!」

ゆえ子(どうして、こんなことになっているのでしょう・・・そもそも、お金を勝手に使ったのは子供たちだけです)

ゆえ子(ゆえはクエストの報酬を貯金していますから、自分の分くらいはなんとかなります)

ゆえ子(・・・もう、いいですよね。ゆえはせいいっぱいがんばりました。もうゴールしても・・・)

ゆえ子(・・・・・・・・・・・・)

ゆえ子(ダメです。こんな姿、転校生さんや会長さん、楠木さんたちに見せられません)

ゆえ子「ゆえはグリモワール学園生徒会の会計です!これくらいで、挫けてなるものですか!」

ノエル「おー!」

ゆえ子「残り1500円で、皆さんを満足させる食事を用意します!ゆえにお任せください!」

イヴ「がんばれー!」

・・・

ゆえ子「ダメでした・・・」

焦げた料理の山「」

望「うわ、なんだこれ!?」

ゆえ子「ごめんなさい、ゆえの力が及ばないせいで・・・」

花梨「・・・・・・」パクッ

ゆえ子「!?」

花梨「・・・うん。まずいけど、ちゃんと食べれるすけな。一生懸命作ってくれたもん食わねぇわけにはいかねぇすけ」

風子「ゆえ子おねえちゃんが頑張って作ってくれたから!だから、食べる!」

紗妃「にが~い・・・もぐもぐ」

怜「智花のものよりはおいしいな」

夏海「そうよねー」

智花「もう、みんなひどいよ!」

ゆえ子「みなさん・・・」ジーン

・・・

ありす「ただいまー。心配になったから私だけ早めに帰ってきちゃった・・・あれ?どうしたの?」

ゆえ子「あ、楠木さん。おかえりなさい。実はですね」カクカクシカジカ

ありす「あー、なるほどー。でも、ま・・・」

焔「・・・けぷっ」

ありす「心配はいらなかったみたいかな。ごめんなさい、そしてありがとう、ゆえ子ちゃん」

ゆえ子「いえ、これでも年上ですから。頼りないかもしれませんが、たまには頼っていただいてもいいのですよ」

ありす「えっ、年上だったの?」

ゆえ子「えっ」


398 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/28(水) 00:59:30.92+96crm5A0 (2/2)

今日のプチモア。ゆえ子が年上であることを認識している生徒は少なそう。
上条さんって卯衣の天敵なんだよね。常に召喚魔法で体を召喚しているようなものらしいから、触られただけで恐らく存在が消える。
上条さんとガチでやりあえそうなのは魔法に頼らなくてもある程度強い龍季つかさメアリーエレン虎千代と転校生くんぐらいかな。
誰か転校生君が裏心ちゃんに男女平等パンチして説教かますコピペください。
ありすありあり(合言葉)


399以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/28(水) 01:42:03.4692HFcFL7o (1/1)

ありすありあり
あとシローとメノコと卯之助も右手で触られたらアウトだろうな
上条さんヤバイな


400以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/28(水) 08:20:29.25L9sH2t1JO (1/1)

ありすありあり


てめぇらずっと待ってたんだろ!?俺をムサシにしなくてもすむ、グリモアの皆の敵にまわらなくてもすむ・・・そんな誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピー
エンドってやつを。今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展開を・・・何のためにここ
まで歯を食いしばってきたんだ!?てめぇのその手でたった一人の女の子を助けて
見せるって誓ったんじゃねえのかよ?お前らだって主人公の方がいいだろ!?脇役
なんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてたった一人の女の子を守りてぇんじゃない
のかよ!?だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ・・・
ちょっとくらい長いプロローグで絶望してんじゃねぇよ!
手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ、魔法使い!! 



401 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:09:15.05nUeqt3400 (1/13)

~みんながんばれ!グリモア夏の大運動会!~

転校生「さーて・・・」

ノエル「今年も!」

秋穂「やってきました!」

さら「運動会ですぅ!」

シロー「わんっ!」

ノエル「秋穂ちゃん、今日は正々堂々と勝負だよ!」

さら「ですぅ!」

秋穂「うん!わたしはリリィクラスだからみんなとはライバル同士!頑張って転校生くんたちと競ってついでに首元とかを」

ノエル「はいすとーっぷ!神聖な運動会に不純な動機をもちこまない!」

転校生「そういや、はるのんは?大丈夫なの?」

秋穂「ちゃんと3時間かけて説得したからローズクラスの方でちゃんとやってくれる・・・と思う」

・・・

ありす「・・・・・・はぁ」

ゆえ子「はぁ・・・」

心「はぁ・・・」

あやせ「あらあら、どうしたの~?」

クレプリ「ここにいるのは運動会滅びろ組さね」

ありす「ぅんそうか・・・ぁめで・・・ちゅぅし・・・」

心「中指立ててやりたいです」

ゆえ子「あまごいをしているのですが・・・中々上手くいきませんね」

あやせ「あらあら~、どうしましょ~」


402 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:09:53.63nUeqt3400 (2/13)

~体力差、体格差~

風子「さて、今年も来ましたか」

転校生「がんばろーね、ふーちゃん!」

風子「はい、適度にがんばりましょー」

転校生「ゆーしょーするよ!」

風子「できたらいーですね」

転校生「・・・ふーちゃん、あんましやる気ない?」

風子「んー、ウチはやる気がないというよりは、本番まで力を貯めとくタイプなんで」

転校生「あー、そっかー。んじゃ、ぼくかけっこの練習してくる!」

風子「はい、いってらっしゃい」

・・・

風子「にしても、この体格差、体力差があるなかで頑張りますねー」

虎千代「こんな初っ端から飛ばして大丈夫なのか?あいつは一度体力が一気に落ちていたが・・・」

風子「どーでしょーか。去年よりは弱ってるのは確かですが、ウチにはどれくらい体力が戻ってるのか見当もつきません」

虎千代「この暑い日差しの中、懸命に練習しているんだ。頑張ってほしいとは思うが・・・」

・・・

パシャッ

夏海「これが今あんたが走ってる時のフォームね」

転校生「ふむふむ」

真理佳「これだと無駄が多いですから、もっとこんな感じで走った方がいいですよ」

梓「走る時は足を前に出すことを意識した方がいいッス。そっちの方が軽やかになるんで」

メアリー「腕の振り方はこうだ。肘を90度に曲げて、肩甲骨を動かすように肘を後ろに引くんだ」

転校生「こう?」ブンブン

ノエル「そうそう!できてるできてる!」

・・・

月詠「なにあそこのガチ勢・・・」

アイラ「たかが走るだけなのによくあそこまで熱中できるもんじゃ」

チトセ「まったくね」

結希「あんなことをする人たちの気が知れないわ」

恋「そうじゃのう」

薫子「あなたたちも転校生さんを見習って練習をしてはいかがでしょうか?」


403 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:12:39.48nUeqt3400 (3/13)

~各陣営~

ノエル「せんせー!われわれ生徒一同は!日頃の訓練や努力の元、全力を尽くして正々堂々協議することを誓います!」

・・・

風子「転校生さんが出る競技ってなんでしたっけ?」

転校生「えっと、かりものきょーそーと、パン食い競争と、玉入れと、二人三脚とあといっこ!」

虎千代「あとひとつは?」

転校生「ひみつー!ねー」

夏海「ねー」

梓「ま、本番を楽しみにしててくださいッス」

真理佳「よーっし、がんばるぞー!」

さら「ノエルちゃん、かっこよかったですぅ!」

ノエル「えへへ、そう?やる気出てきた!よーし、がんばるぞー!」

ソフィア「運動してからみんなでスプリンギングです!」

レナ「レナ、にく、パン、くう!」

メアリー「くっくっく・・・ローズクラスにゃ負けねぇぜ」

・・・

望「なんだよあの運動ガチ勢」

自由「不正があったのか疑うレベルの偏りっすね」

智花「だ、大丈夫!わたしも陸上部としてがんばるから!」

秋穂「おさんぽで鍛えた足でがんばります!」

葵「わたくしもせいいっぱいがんばりますので!」

香ノ葉「せやで!葵ちゃん、一緒にがんばろな♪」

龍季「はじまる前から弱気になってちゃ勝てるもんも勝てねぇだろ」

ゆかり「そうよ!もしケガしても私が処置するから、安心して!」

焔「それ応援としては逆効果じゃねぇの?」

心「ひぃぃ、ごめんなさいごめんなさい!愚図でのろまなわたしがいるせいで椎名さんに気をつかわせてしまってごめんなさい!」

姫「運動会もこなしてみせますわ!野薔薇として、完璧に!」

刀子「うむ!拙者も姫殿のため、死力を尽くしますぞ!」

・・・

春乃「あきほぉ・・・あきほぉ・・・」

薫子「やれやれ、こうなってしまっては瑠璃川さんは頼りになりませんね」

鳴子「いや、彼女はあとで僕が説得しておくよ。任せてくれ」

エレン「サンフラワーには負けん。絶対にだ」

律「いや、無理だろあのメンツ」

天「あっづぅ・・・科学者を日光の元にさらさないでよね・・・あれ、結希なにやってんの」

結希「ポケモンGOよ」

紗妃「学内でゲームをするのは・・・いや、でもそれで出不精な生徒が外に出てくれるなら・・・うーん・・・」

イヴ(暑い。帰りたい。あと走る時は仮面をつけておきたい)

月詠「ツクの今日までの努力、見せてやるんだから!」

クレプリ「こうなりゃ自棄さね!ありす、ぶっ倒れるまでがんばれ!」

ありす「えぇ、む、むりだよ・・・そ、なの・・・」

怜「倒れるまでとは言わないが、出来る限りのことはやろう。な、楠木。転校生も見ているんだ」

ありす「ぅ・・・そ、か・・・はぃ、が、ばり・・・す・・・」


404 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:13:46.61nUeqt3400 (4/13)

~第1競技~

寧々「えっと、第1種目はツッコミ競走だよ!せんしゅのひとたちは集まってねー!」

アイラ「なんじゃそれは!」

結希「名前からしてツッコミどころが満載ね」

卯衣「皇さん、がんばって」

絢香「なんで私なんだろ・・・」

月詠「ツクは第二走者なのよねー」

七撫「この勝負、見ものだよ、姉さん・・・」

メノコ「キュキュ・・・」ゴクリ

・・・

秋穂「がんばります!」

望「人選ミスだろ」

焔「お前は突っ込まれる側だろ」

あやせ「あらあら、そうかしら~?」

龍季「ま、なんかあったときは俺がフォローすっから。心配すんな」

心(楯野さんとか来栖さんを瑠璃川さんの代わりに出せばよかったんじゃ・・・)

ましろ「走者はツッコミをするそうじゃ・・・」

秋穂「ハトムギか!」ビシッ

ちひろ「合わせ技1本!」

聖奈「ぜんぜんわからん!」

姫「先行きが不安ですわ・・・」

・・・

夏海「頼りにしてるわよ」

虎千代「任せたぞ」

風子「よろしくおねげーします」

初音「いよっ!流石ツッコミ番長!」

ノエル「競技決める時みんなして推薦したよね!?わかってるけどさ!」

花梨「準備運動もばっちりだすけな」

転校生「がんばれー!」

真理佳「僕が第1だから、第2はよろしくね、ノエルちゃん!」

ノエル「サポート得意なノエルちゃんでもこれは任されたくないヤツだよ・・・」

ミナ「双生の片割れよ、そなたにこれを授けよう」つハリセン

ノエル「えっ、あ、ありがとう。でもあたし、自前のハリセンあるから」

ミナ「今はまだその宝具・『全て浄化せよ衝撃の紙扇(ノウェルティアンノ・ハ・リシェーン)』を使う時ではなかろう」

ノエル「なんか仰々しいけどただのアタシのハリセンだよね?」


405 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:14:30.00nUeqt3400 (5/13)

~開始~

転校生「ルールせつめー。このきょーぎではピストルがなりません。かわりに、ゴールにいる人がボケてくれます」

転校生「それをあいずに一斉に走って、ゴールと同時にツッコんでください。それじゃあ、よーいどん!」

ノエル「合図はないんだよね!?」

転校生「こんなかんじでー」

絢香「ルール説明に使われる冬樹さん・・・」

真理佳「さっすが!」

龍季「本番前に走らせるとか転校生もなかなかの鬼畜だよな」

転校生「せんしゅのみなさんはいちにちゅいて!」

絢香「・・・・・・」

龍季「・・・・・・」

真理佳「・・・・・・」

転校生「・・・い、いちにちゅっ、いっ、いちゅいに・・・・・・ふーちゃーーーん!!!!」

絢香(かわいい)

龍季(はずかしいのは苦手なんだな)

真理佳(センパイ、緊張してる僕らを和ませてくれようと・・・!)

風子「えー、選手の皆さんは各自レーンに入ってくだせー」ナデナデ

鳴子(そこ代われ)

チトセ(転校生くんを慰めたい・・・)

もも(今のウチにみんなの飲み物用意しておこっと)

絢香(この勝負、私が有利!負けられない!)

龍季(さて、どこまでやれるか・・・)

真理佳(スピードには自信がある!日頃の訓練のせいか、見せてやる!)

ましろ「・・・・・・ふとんがふっとんだ」

絢香「!」ダッ


406 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:15:17.74nUeqt3400 (6/13)

~ヒートアップ~

夏海「ローズクラス皇選手、軽快なスタートダッシュを切りました!遅れて残りの2人が走り出します!」

絢香「はああああああっ!」

龍季「おらあああああああああああああっ!」

真理佳「負けるかあああああああああああああああ!!!!!!!」

夏海「おおーっと、サンフラワークラス円野選手、追い上げが速い!リリィの朝比奈選手も負けてないぞー!」

転校生「がんばれー!ふれーふれー、まりちゃーん!」

アイラ「皇ー、そこじゃー!逃げ切れー!」

智花「朝比奈さん、ファイトー!」

夏海「ああっと、円野選手が皇選手を追い越したーっ!」

みちる「カーブで差がついちゃった感じかな」

夏海「そして今、雪白ましろの目の前にせまった!ここでツッコミをいれればゴールです!」

真理佳「よしっ!一番だ!・・・・・・」

真理佳「・・・なんてツッコもう?」

絢香「ベタかっ!!!」スパーン!!

龍季「雑かっ!」スパーン!

夏海「ああーっと、タッチの差で皇選手が先にゴール!続いて朝比奈選手がゴールしました!」

真理佳「ああっ、しまった!」

転校生「まりちゃん、どんまい!」

・・・

ノエル「はあ、なんでこんな競技が・・・」

月詠「学園長の案らしいわよ」

秋穂「ノエルちゃん、守谷さん、お互いがんばろうね!」

ノエル「んっ、そだね。やるときまったらやる!」

月詠「負けないんだから!」

ましろ「・・・・・・太陽をみたいよう」

ノエル「上見ろ!」スパーン!

月詠「えっ」

夏海「ふ、冬樹ノエル選手、ゴール!ボケはじめてから、その時間わずか0.5秒!驚異のスピードです!」

秋穂「今のウチに!」

月詠「ああ、しまった!待ちなさーい!」

夏海「守谷選手があっけにとられている間に瑠璃川秋穂選手がスタートをきったー!」

・・・

真理佳「ノエルちゃん、ありがとう!さすがだね!」3着

ノエル「まっ、これくらいはね!」1着

絢香「なんとか勝ててよかったー」1着

龍季「アイドルって意外と速ぇのな」2着

月詠「ひぃっ・・・ひぃっ・・・悔しい~~~!!!!」3着

秋穂「ノエルちゃんに勝てないのはわかってたから、わたしたちは最初から2着狙いだったからね。作戦が功を奏したかな」2着


407 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:15:52.63nUeqt3400 (7/13)

~その横で~

結希「・・・・んっ・・・ふぅ・・・」

転校生「あれ、ゆきちゃんなにしてるのー?」

結希「逆上がりの練習よ」

転校生「あー、さかあがりかー。ぼくもできないなー・・・・・・よし!ぼくもやる!」

結希「でも、あなたは出る競技があるのでしょう?それだと・・・」

転校生「へーきへーき!今日のために昨日はいっぱいねたから!」

結希「それは普段通りじゃ・・・」

転校生「えっと、さかあがり・・・・・・えいやっ!」

転校生「あー、あがらないー」

結希「その方向では力が分散してしまうは。もっとこう・・・はっ・・・ふっ・・・ああ・・・」

結希「・・・・・・これではダメということね」

転校生「んー、なんでだろねー?」

結希「理論は理解できているわ。ということは、私の体が理論に追いついていないだけ。そう、だから本気を出せばできるの」

転校生「んー、そっかー。ってことはぼくも!」

結希「ええ、本気を出せばいけるわ」

転校生「よっしゃ!やーるぞー!」

ソフィア「おー!」

転校生「・・・・・・」

結希「・・・・・・」

ソフィア「?」

転校生「るーちゃんはさかあがりできる?」

ソフィア「ほわっつ?できますよ?」

結希「!」

転校生「やって!やって!」

ソフィア「えっ、えっと・・・えいっ!」クルン

転校生「おおー!」

結希「・・・おかしい。今の逆上がりは物理的に不可能なはず」

結希「重心がまるで安定していない。蹴上がりのベクトルもあさっての方向・・・」

結希「筋肉の力だけで回っているというの?」

ソフィア「ほわっつ?」

転校生「もういっかい!もういっかい!」

結希「私からもお願いするわ。もう一度見せてくれないかしら」

ソフィア「そ、そうですか?ワタシの逆上がりがそんなに・・・」

ソフィア「って違います!ワタシが何回やっても意味ないじゃないですか!」


408 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:16:20.61nUeqt3400 (8/13)

~借り物競走~

転校生「あれ?おばあちゃん、かりものきょーそーにでるっけ?」

アイラ「代わってもらったんじゃ。こっちのが体力を使わなさそうじゃからのう」

シャルロット「今までと違って6人同時に走るようですね。今回だけ形式が違うんでしょうか?」

ありす「ぁ、ぇと・・・」

クレプリ「6人で一気にやって、各順位ごとにポイントが振られてるみたいさね」

ちひろ「シャルロットさん、がんばりましょうねぇ~」

初音「転校生、目指すはワンツーフィニッシュだ!」

望『各選手はスタートラインに立ってください』

転校生「おっ、はじまるね」

クレプリ「正々堂々勝負さね!」

絢香「位置について!よーい、どん!」

・・・

初音「まずはいっちばーん!さてさて、借りるものは・・・」

[ネズミ]

初音「ネズミ?・・・そういや、飼育小屋にあいつがいたなーっと」

転校生「にっばーん!ぼくはー・・・」

[世界]

転校生「?」

シャルロット「さて、到着ですか。私のお題は・・・」

[暗黒物質]

シャルロット「???」

ちひろ「わーい、つきましたぁ~!えっとぉ、わたしがかりるものはぁ・・・」ゴソゴソ

[グルタミン酸ナトリウム]

ちひろ「????」

アイラ「ひぃっ、ひぃっ・・・なんとか着いたわ・・・さて、こっから追い上げるぞう!」

[黒板]

アイラ「」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・つ、つぃ・・・」

クレプリ「よしよし、あとはお題を見るだけさね」

ありす「ぇっと・・・」

[巫女服]

ありす「・・・!」


409 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:16:58.05nUeqt3400 (9/13)

~それぞれの行先~

初音「よしよし、ここだな~」

すべさん「ピカ?」

初音「よしよし、今からちょーっと連れてくからなー。暴れるなよ~」

すべさん「ピカ!ピーカーーー・・・ヂュウウウウ!!!!」

初音「あばばばばばばばば」ビリビリ

・・・

転校生「世界・・・世界・・・・・・あっ、そうだ!あれが確か・・・・・・あった!あとは、えっちゃーん!」

エレン「どうした、転校生」

転校生「きてー!」

エレン「借り物か?わかった、行こう」

・・・

シャルロット「霧塚さん」

萌木「ひゃい!な、なんでしょう!?」

シャルロット「暗黒物質とは何のことでございましょうか」

萌木「南さんの料理のことです」

シャルロット「ありがとうございます」

・・・

ちひろ「グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム・・・」

ちひろ「あ、如月さ~ん!」

天「ん?何?」

ちひろ「グルタミン酸ナトリウムって持ってませんかぁ~?」

天「・・・それだったら私じゃなくて里中が持ってるんじゃない?」

ちひろ「そうなんですかぁ~?ありがとうございますぅ~」

・・・

アイラ「黒板・・・これを外してもっていけと言うんか!無茶じゃろ!」

アイラ「し、しかしやらねば勝てぬのも事実・・・ううむ、やるしかない!」

アイラ「工具セット工具セット・・・」

・・・

ありす「かん・・・ぎ、さ・・・」

怜「どうした、楠木。なにか借りたいものでもあるのか?」

クレプリ「そうさね。まず変身してもらっていいか?」

怜「わかった・・・よし、したぞ」

クレプリ「んじゃ、脱いでくれ」

ありす「ぉねがぃ・・・す・・・」

怜「・・・ん?」


410 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:17:43.93nUeqt3400 (10/13)

~結果~

初音「な、なんとか持ってきたぞ!」

すべさん「ピカアアアア!」ジタバタ

初音「こらっ、暴れるな!」

もも「はい、お題の確認をしますねー。お題は[ネズミ]、借りてきたものはすべさんですね。はい、大丈夫です!ゴールしてください!」

初音「っしゃ!」

転校生「はっちゃーん、まってー!」

初音「おっ、転校生もきたか!」

もも「ではお題の確認をしますね」

エレン「いったいどういう題なのか・・・眼帯?軍人?」

もも「お題は[世界]ですね。それで、アメディックさん?」

エレン「どういうことだ、転校生?」

転校生「これ、頭の上にもってー」

エレン「?」

もも「・・・・・・えええっ!?こ、こんなものどこで!?」

転校生「こうしゃうらー」

エレン「なんだ?なんなんだ?」

エロ本「やあ」

エレン「」

転校生「えっちゃんのあたまにHがついて、ヘレン!」

ヘレン「つまり世界レベル・・・」

エレン「って何をやらせるんだ!」

もも「だめです、もう一回!あとこれは没収です!」

転校生「ええー」

初音「転校生、なにやってんだよー!」


411 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:18:21.35nUeqt3400 (11/13)

~続々と~

シャルロット「持ってきました」

もも「これは?」

シャルロット「南さんに作ってもらったおにぎりです」

もも「セーフ!」

ありす「・・・って・・・き・・・した・・・」

もも「おおー、巫女服ですね。まごうことなくセーフです。ちなみにどこで?」

クレプリ「神凪のを剥いできた」

もも「えっ」

ちひろ「持ってきましたぁ~」

もも「あ、はい。確認しますね。[グルタミン酸ナトリウム]で、持ってきたものは・・・」

ちひろ「味の素です!」

もも「はい、大丈夫です」

もも「・・・・・・そういえば、アイラちゃんはどうしたんだろ?」

・・・

アイラ「や、やっと外せた・・・ようやっと持っていける!待ってろ、せめて最下位は回避じゃ!」

・・・

アイラ「ひぃっ、ひぃっ・・・も、もうちょっとじゃ・・・しょ、少年には、負けん・・・!」

転校生「おっさきー!」

アイラ「あっ、待つんじゃ!ひぃっ、ひぃっ」

転校生「もってきたよー」

もも「はい、お題は[世界]だったね。それで、持ってきたものは・・・」

転校生「ゆえちゃんから借りて来たよー、タロットカード」

もも「なるほど、[世界]のカードですね。おっけーです!」

転校生「やったー!」

アイラ「も、持ってきた・・・ぞ・・・」

もも「お題は、黒板・・・よく持ってきましたね」

アイラ「しゃーないじゃろ、これしかないんじゃから・・・」

転校生「黒い板か何か持ってくればよかったのに」

アイラ「あっ・・・」

転校生「じゃ、ぼくゴールいくからー」

アイラ「・・・・・・とんちを、きかせるべきじゃったか・・・がくっ」


412 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:18:54.39nUeqt3400 (12/13)

~逆上がり特訓再開~

転校生「ただいまー」

結希「おかえりなさい。とんちを聞かせすぎたわね」

転校生「あのあとふーちゃんとさっちゃんとれーちゃんにおこられちゃったしねー」

結希「それでは、はじめましょうか」

転校生「うん!先生をつれてきたよ!」

ノエル「おつかれさまー。アタシ、次の次の競技にでなきゃだからちょっとしかいられないけど、任せてね!」

秋穂「転校生くんの身体を合法的に触れるチャンス!それじゃあわたしがお尻を持って押し上げるから、そのタイミングでジャンプしてね」

転校生「はーい」

ノエル「秋穂ちゃん、本音が漏れてるよ。宍戸さんはアタシが!」

結希「ええ、おねがい」

・・・

結希「コツはつかめた。回る時の感覚も分かった。・・・なのに、なぜできないの」

ノエル「んー、どうしてだろ?あとはもう思い切りだけだと思うんだけどなぁ」

転校生「せいやっ!」グルン

秋穂「わぁっ、上手上手!」パチパチ

結希「・・・転校生くんはもうできているのに」

転校生「わーいわーい!」グルングルングルングルン

秋穂「ああ、転校生くん、そんなに回ってると・・・」

転校生「わあっ!?」スポーン

ノエル「転校生くんが遠心力で飛んでった!」

ソフィア「おまたせしました!・・・あれ?転校生さんは?」

転校生「あぐっ!」ゴッ

ソフィア「あうっ!」ゴッ

ノエル「大丈夫!?」

秋穂「すっごい鈍い音した・・・わたし、保健委員の人呼んで来る!」

転校生「だ、大丈夫・・・こんくらいだいじょうぶや!」

ソフィア「大丈夫やけん、心配しなんな・・・」

結希「喋り方が変ね」

萌木「!!!」シュババババ

萌木「2人とも、頭を打った衝撃で一時的にいつものしゃべり方ができなくなってるんだよね!?」

萌木「これはいけないよ!あっちで私とお話しつつ症状の具合を診ようよ!」

転校生「んー、でももうすぐパン食いきょうそうやし・・・ぼく、パン食い競争に出るねん」

萌木「わたしもです!大丈夫です!問題ないです!さあさあ!」

結希「あっ、連れて行かれた・・・」

ノエル「一応風紀委員に通報しとくね」


413 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/29(木) 01:25:35.93nUeqt3400 (13/13)

今日はここまで!長くなりそうなので分割です。
ただでさえペース落ちてるのに分割して大丈夫なのかとか言わない。
ノエルちゃんはちゃんとコース上を走ったうえでましろさんにツッコミをいれました。
認識に0.01秒、移動に0.46秒、ハリセンの構えに0.03秒、ハリセンを当てるのに0.01秒です。
秋穂と龍季はノエルのスピードに驚かずに自分のペースで走れる子。どっちにノエルが来ても大丈夫なようにしてました。
一説ではノエルは目かくし耳栓状態からツッコミをすることもできるとか。
当初は50mを8秒よりちょっと速い程度で走れたノエルちゃんも今では100mを0.5秒で完走するまでに。
ちょっとやりすぎた感はある。
ありすありあり(合言葉)


414以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/29(木) 01:48:27.87gzsj25FpO (1/1)

ありすありあり
のえるんは運動好きだからそれくらいじゃ驚かない(洗脳済)
それよりも剥いだ後の神凪さんのすが…描写を!!


415 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/30(金) 01:06:18.14zqLtlYTR0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 冬の夜の恐怖編~

風子「ん・・・おしっこ・・・」

風子「・・・・・・?転校生・・・いない・・・?」

風子「・・・おしっこ・・・さき・・・」

・・・

ジャー

風子「んー・・・おみずのもー・・・」

風子「・・・あれ?なんかでんきついてる・・・」

「・・・はっ・・・りー・・・さい・・・」

風子「だれだろ・・・?悪い人だったらしらせなくちゃ・・・」

風子「んー・・・」ソー

転校生「きゃはっ☆ラブリー17歳、ブイッ☆」

風子「!?!?!?」

転校生「あー、だめだ。声が裏返った。これじゃまだまだ・・・」

転校生「んーんー、こほん。きゃはっ☆」

風子「あ・・・あ・・・」ガタガタガタガタ

転校生「うん?そこに誰かいるの?」

風子「ひっ!」タタタタ

転校生「あれは・・・風子かソフィアか姫か・・・わからん。にしても、見られてたのか、ちょっとまずいな・・・」

転校生「忘年会の一発芸ようのネタ、バレちゃったかも・・・」

・・・

―翌日―

風子「・・・・・・」

ありす「風子ちゃん、すごいクマだけど・・・大丈夫?怖い夢でも見たの?」

風子「う、うん・・・そう、だよね・・・あれは夢だよね・・・」ガタガタ

ありす「?」

転校生「おはよー。あれ、どうしたの?」

ありす「おはようございます。風子ちゃん、怖い夢を見ちゃったみたいで・・・」

転校生「そうなの?どうしよう、さすがに夢まで干渉するのは難しいぞ・・・」

さら「できなくはないのね」

転校生「まあね。仕方ない、かわいい風子のためだ。いろいろとやりたいことがあるから、こんばんは二人で寝ようか。ね?」

風子「ひっ!い、いらない!ふーこ、みんなといっしょがいい!転校生いや!」

転校生「!?」ガーン

ありす「て、転校生さん!?」

さら「・・・・・・死んでる・・・」

ありす「そんな、起きてください、転校生さん!転校生さーーん!!!!」

この後寧々が心臓マッサージと人工呼吸をして蘇生させました


416 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/30(金) 01:10:25.44zqLtlYTR0 (2/2)

今日のプチモア。転校生くんは忘年会のネタ一つにも努力を惜しまない。
マキちゃんの女の子らしいふるまいは、きっとこんな感じの日々の努力の末身に着けたんだと思います。
しばらくマキちゃんを見てないなぁ・・・そろそろ出てこないかなぁ・・・
あわよくば3周年でカード化を・・・
ありすありあり(合言葉)


417以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/30(金) 04:35:02.88oa9tPO5HO (1/1)

ありすありあり
さりげなく寧々ちゃんが人工呼吸(ここ大事)してる件


418 ◆GiMcqKsVbQ2017/06/30(金) 13:18:52.175xyZUUitO (1/1)

あああああ!!!ありすちゃんだああああああ!!!!!
水着ありすちゃん来たああああああああああ!!!!!
背中きれいだあああああ!!!顔埋めたいいいいいい!!!!!
おむねがぺったんこだああああああああああ!!!
おむねを突き出しても目立たない胸!ちっぱい!
だけどほんのりある!手のひらに収まる!ありす!
ありすありあり!ありすありあり!ありすありあり!
ありす!ありすありす!ありありありす!
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
水も滴るいいありす!水属性ありす!濡れありす!濡れ濡れありす!
あああああああああありいいいいいすうううううううう!!!!!!
ふぅ・・・・・・ありす・・・
ありすありあり(合言葉)


419以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/06/30(金) 18:54:33.20Cxy/oZjGo (1/1)

先生、患者さんの容態が!


420 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/01(土) 02:33:57.38KDcxVtNS0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- ありすの勝負編~

ありす(先週は寧々ちゃんが転校生さんに人工呼吸をしたりで大変でした)

ありす(教育大学の必修科目だって寧々ちゃんは言ってたけど・・・)

クレプリ「オレっちの百戦錬磨の両目からみて、ありゃ惚れてるさね」

ありす(と、お人形さんが主張しているので寧々ちゃんも転校生さんのことが好きなんだと思います)

ありす(転校生さんだから当然です。当然なんですけど・・・これはすこしまずい状態です)

ありす(なので、不肖楠木ありす、勝負を掛けます!)

ありす(今日は子供たちの出番はありません!プチモアのタイトルから逸脱してでも私は・・・!)

・・・

転校生「・・・・・・落ち着かないな」

転校生(日頃から鈍感だのドン・ファンだの言われてる僕でも、さすがに女の子と2人きりでプールに来ることの意味ぐらいわかっている)

転校生「ありすからは商店街の福引でチケットが当たったと言われたけど、こんな時期に商店街がそんなもの出すわけがない!」

転校生「てか、確認取ったし。そんなものなかった。ハワイ旅行だったし」

転校生「と、いうことはだ。つまりそういうことだ」

転校生「・・・・・・もっとマシな水着買っときゃよかったか」

ありす「転校生さん、お待たせしました」

転校生「ん、いや、全然待ってないよ」

転校生(うおわっ!ヤバい!ありすかわいい!背中のとことか色っぽい!ヤベェ!いろいろとヤベェ!)

ありす(私に胸が無いのはわかっています・・・だから、それ以外を強調するようにした水着で勝負です!)

転校生(胸が無い分、いや胸が無いからこそわかるスレンダーな身体!綺麗な背中!背中!背中!)

ありす(転校生さん、じっとこっちを見てきて・・・ちょっと恥ずかしいです・・・)

ありす(それにしても、転校生さんはやっぱりいい身体ですよね。筋肉も膨らむというより引き締まってるって感じで・・・)

ありす(お腹もしっかり割れてるし、頼れる男の人って感じがします)

転校生「っと、ごめん。見とれてた。綺麗だよ、ありす」

ありす「あ、え!?は、はい!ありがとうございます!」

転校生(ヤバい、つい思ったこと口に出してしまった。だってしょうがないじゃん。綺麗なんだもん。無理だろ、こんなの)

ありす(やったーーー!!転校生さんが、転校生さんが「綺麗だよ」って!1ヶ月かけて作った甲斐があったーーー!!!)

転校生「それじゃあ、行こうか。時間はたっぷりあるとはいえ、限度もあるからね。今日はめいっぱい遊んで行こう」

ありす「はい。たくさん遊びましょうね」

転校生(・・・さて、どうしたものかな)

ありす(勝負を仕掛けるのはウォータースライダーって雑誌に書いてありました。どこかのタイミングで誘うか、誘ってもらうのを待つか・・・)

転校生(・・・とりあえず、他の男に今のありすを見せたくない。ちょっと隠すように歩こう)

ありす(離れたらまた転校生さんに話しかけてくる女の子がいるはずです・・・今日はいつもより大胆にって決めました。腕ぐらい組んで・・・いや、それはまだ・・・)

回りの男女((なんだあのカップル。爆発しろ))

To be continued・・・


421 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/01(土) 02:42:23.83KDcxVtNS0 (2/2)

今日のプチモア。ありす水着記念にありすと転校生オンリーのデート。
5月に[童話]ありすが出たばっかりなのに、運営はあれか。俺を殺そうとしているのか。
しかも毎回月末の給料前とはなんだ。俺の生活費を狙い撃ちしてるのか。
今年もありすのカードが3枚でました。全てSSRです。さすがにこれ以上は出ない・・・よね?
ありすのカードは合計で18枚かな。たくさんのありすちゃんがいて僕は幸せです。
これからもありすをよろしくお願いします。
ありすあいしてる。
ありすありあり(合言葉)


422 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:32:07.43+itGbaYh0 (1/12)

~パン食い競争~

転校生「パンやー!」

萌木「て、てて転校生くん!よ、よろしくね!」

明鈴「萌木、なんか変アル。転校生も」

転校生「さっきちょっと頭打ってもーてな、なんかかんとうべんがしゃべれんねん」

萌木「はわあああっ!」

刀子「霧塚殿、落ち着きなされ」

卯衣「頭部への衝撃により一時的な言語障害と判断。そのうち治るわ」

律「関西弁なー、あれもロックだよなー。あたしがやろうとしても変なイントネーションになるんだけど」

転校生「っと、そろそろやな。もえちゃん、うーちゃん、せーせーどーどーやろな!」

萌木「はぁい!こちらこそ!」

卯衣「ええ。よろしくね、転校生くん、霧塚さん」

・・・

転校生「えいっ!ていやっ!うりゃっ!」ピョンッピョンッ

萌木「えいっ、あうっ」ドテッ

卯衣「・・・」パクッ

転校生「むぅ、とどかん・・・そいやっ!」

萌木「やあっ!」

天「転校生、新しい段ボールよ!乗りなさい!」

ピッピー!

紗妃「外部からの補助は禁止です!」

天「じゃあどうしろって言うのよ!届いてないじゃない!」

転校生「あ、せや!これ横の棒からのぼればいいやん」

薫子「これはいいんですか?」

紗妃「自力で何とかする場合はセーフです」


423 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:34:59.64+itGbaYh0 (2/12)

~障害物競走、そしてお昼ご飯~

梓「ま、忍者なんでこんくらいはお茶の子さいさいッス」

ソフィア「転校生サン!見てください、1等賞です!」←戻った

転校生「おおー、やよいちゃんもあずにゃんもるーちゃんもすごい!」←こっちも

・・・

エレン「さすが忍者、といったところか。完敗だ」

怜「負けた、か。しかしサンフラワーが今のところかなり優勢だな」

・・・

智花「服部さんさすがだなー、負けちゃったよ・・・むぅ」

焔「・・・・・・くそっ!」

・・・

転校生「ってことでおひるごはんたーいむ!」

花梨「たくさん作ったすけ、しっかり食べて午後にそなえてけろ」

初音「ひゃっほい!飯だーーー!!!」

明鈴「ごはんアルーー!!!」

メアリー「バーガーはあるか!?バーガーは!」

虎千代「転校生と里中の合作か!これは楽しみだ!」

風子「もぐもぐ・・・そういや、他のとこに持ってったりはしねーんですか?」

転校生「・・・ともちゃんからのさしいれをうけないためには、こーするしかなかったんだ・・・」

花梨「尊い犠牲だすけな・・・」

梓「ああ、そういう・・・」

小蓮「ましろ・・・南無南無・・・」

・・・

ましろ「すみません、わたくしの力で止めることはできませんでした・・・」

シャルロット「力及ばず・・・」

刀子「無念で・・・ござる・・・」

智花「みんなの分のお弁当、作ってきましたよー!」

萌木「」

ゆかり「」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・みなさん無事に午後を迎えられるでしょう・・・」

・・・

沙那「僭越ながら、昼食を用意させていただきました。皆様、どうぞお召し上がりください」

怜「悪いな、月宮。お前1人に任せてしまって」

沙那「いえ、皆様が午後からも元気でいてくださるのなら、これくらいは苦にもなりませんよ」

ありす「ぉぃし・・・ぇす・・・♪」

イヴ(あ、おいしい。これも、これも・・・・・・これはグリンピースが・・・)

月詠「あー!それツクが狙ってたのー!」

エレン「何を言うか。早い者勝ちだ」

薫子「・・・ところで、瑠璃川さんは?」

鳴子「秋穂君たちと食べているよ。南君から逃がすのが目的だったのかな」


424 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:35:47.24+itGbaYh0 (3/12)

~二人三脚~

転校生「よろしくね、めありー!」

メアリー「Year!ぶっちぎるぜ!」

転校生「ぜー!」

・・・

あやせ「・・・転校生くんとメアリーさん?」

龍季「体格がかなり違うけど・・・大丈夫なのか?あれ」

あやせ「どうでしょ~?なにか秘策があるのかもしれませんね~」

龍季「それか、ただ転校生が出たがっただけか・・・」

あやせ「どちらにせよ、私たちは私たちでがんばりましょうね~」

・・・

沙那「さて、転校生さんには悪いですが、勝たせていただきますよ」

エレン「無論だ。特にもう片方はメアリーだ、手加減する道理はない」

沙那「では、軽くウォーミングアップで合わせましょうか」

・・・

自由「さあはじまりました二人三脚!リリィクラスからは朝比奈&海老名ペア、ローズクラスからはアメディック&月宮ペア、そしてサンフラワーからはなんと転校生くん&ウィリアムズペア!」

転校生「ここでも名前よばれないんだ・・・」

自由「実況は自分、小鳥遊自由と!」

姫「解説の野薔薇姫ですわ!」

刀子「拙者はアシスタントの支倉刀子でござる!」

自由「さて、じゃあ今回のレースはどう見ますか?お嬢」

姫「そうですね。普通に考えれば月宮さんとアメディックさんのペアが運動能力、体格共に優れていますから優勢だとは思いますが・・・」

姫「海老名さんはともかく、ああ見えて朝比奈さんも意外と相手に合わせるのが上手いタイプです。どれくらいかみ合うかが肝になるでしょうね」

刀子「気になるのはサンフラワーだな。あのペアだけが異色を放っている」

姫「そうですね。なにか奇策があるとでも言うのでしょうか・・・?」


425 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:37:30.38+itGbaYh0 (4/12)

~奇策で秘策~

恋「心の土下座をすたーとの合図にするとは・・・何考えとるんじゃ」

卯衣「双美さんの土下座は動作開始から終了までの時間が極めて短く、精度も高い。合理的ね」

ミナ「さすがはマインドシーカー!それでこそ円卓の騎士の一員よ!」

梓「それでは、位置について!よーい!」

心「ごめんなさい!」ドゲザッ

自由「さぁ、スタートの合図が切って落とされた!先頭を走るのは月宮・アメディックペア!朝比奈・海老名ペアがそれを追う!転校生・ウィリアムズペアは・・・」

自由「ああっと、これは!どういうことだ!」

姫「なんですって!?」

刀子「転校生がウィリアムズ殿の足に捕まって、全力疾走だと!?」

姫「そ、そういうことでしたか!あえて体格差が大きい者同士がペアを組んだのは、ウィリアムズさんの力を存分に引き出すため!」

エレン「何だと!?」

沙那「そんなばかな!」

メアリー「HAHAHA!いくらお前らが完璧に合わせれるつっても限度があるよなぁ!こっちは合わせる必要はねぇ!ぶっ飛ばすぞ、転校生!しっかり捕まってろ!」

転校生「いえす、まーむ!」

エレン「くっ、スピードを・・・っ」

沙那「アメディックさん、落ち着いてください。ここで冷静さを欠いては向こうの思うつぼ。片足にあれだけ大きな重りがあるということは彼女も走りにくいはずです」

あやせ「あらあら。そんな作戦だったのね~」

龍季「喋ってる余裕はねぇぜ!すぐ追いつかれる!」

あやせ「そうね~。でも、ペースを乱さないように落ち着いていきましょう~」

・・・

自由「えー、結果、サンフラワークラスは挑発行為が行きすぎため失格っす」

メアリー「<censored>!!!」

転校生「<せんさーど>!!!」

風子「転校生さんに汚い言葉を覚えさせるな!」

自由「というわけで1着がリリィ、2着がローズ、3着がサンフラワーという結果になりましたっす」

エレン「すまん、私が挑発に乗らなければ・・・!」

月詠「いや、あれはた目からみててもひどかったし」

沙那「私も乗ってしまいましたから同罪です」

龍季「正直蚊帳の外だったが、おかげで勝てたっつーか・・・海老名のマイペースさに助けられたっつーか・・・」

あやせ「うふふ、いつでもあせらないっていうのは大事ですね~」


426 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:38:30.08+itGbaYh0 (5/12)

~ランダムリレーの選抜~

望「あー、えーと・・・てすてす。今からランダムリレーの参加者を発表します」

あやせ「ランダムリレー・・・ああ、募集、立候補じゃなくて、勝手に選ばれるリレーね」

結希「はぁ・・・逆上がりのコツはつかめた。今日はもういいわね、帰って♀色違い夢イーブイの源泉を再開しないと・・・」

望「ローズから宍戸結希、東雲アイラ、守谷月詠、氷川紗妃」

結希「・・・・・・え?」

望「リリィから海老名あやせ、霧塚萌木、雪白ましろ、冷泉葵」

あやせ「・・・・・・・・・・・・え?」

望「サンフラワーから、風槍ミナ、仲月さら、神宮寺初音、転校生。以上」

望「ランダムリレーは、最終協議のリレーの1つ前に行います」

望「時間が来たら、各自集合すること・・・っと。よーし、仕事終わりっ」

望「ボス倒す直前で中断されたからなー。気合入れなきゃ」

聖奈「楯野・・・マイクのスイッチが入ったままだぞ」

望「え?わぁっ!」

葵「・・・わたくしが、リレーに?」

アイラ「・・・今呼ばれたの、朱鷺坂じゃよな?」

ソフィア「東雲さんでしたよーっ!」

風子「転校生さん、大丈夫ですか?ただでさえあと2競技も出るのに・・・」

転校生「んー、だいじょぶ!がんばる!」

風子「でしたらウチは応援するだけですけど・・・ああ・・・」オロオロ

転校生「もー、心配しすぎだよー」

虎千代「いつかの過保護水無月の再来だな」


427 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:39:01.76+itGbaYh0 (6/12)

~玉入れ~

転校生「さー、るーちゃん!さらちゃん!のえるん!がんばるよ!」

ソフィア「はいっ!」

さら「がんばりましょお!」

ノエル「おっけー!それじゃあ作戦道理にいくよ!サンフラワー、ファイッ!」

サンフラワー「「「「おー!!!!」」」」

・・・

シャルロット「またもや体格の小さい方たちばかりで・・・ローズクラスの方もですね」

刀子「またなにか奇策を用意してるやもしれん。肩車とかか・・・?」

聖奈「肩車で届く高さではないと思うが・・・用心に越したことはないか」

秋穂「玉入れ、がんばります!さらちゃんやノエルちゃん、転校生くんには負けないんだから!」

・・・

クレプリ「オレっちが手伝うのはダメだとよ」

ありす「そ・・・な・・・」

卯衣「風の向き、玉の重さ、網の口の面積から最適な角度と力を計算するわ」

前日仮面「みなさん、相手がどうなどは今は関係ありません。力の限り頑張りましょう」

寧々「おー!!!」

・・・

絢香「さてはじまりましたグリモア夏の玉入れ大会!実況はみんなのアイドル、皇絢香でーす☆」

卯衣「解説の立華卯衣よ」

絢香「競技出るんじゃないの!?」

チトセ「冗談、私は朱鷺坂チトセよ」

絢香「あ、はい。そうですか」

チトセ「なんで冷めるのよ!」

絢香(ネタ潰しをしちゃう可能性があるっていうのがこの魔法の辛いとこよねぇ・・・)

チトセ「さて、玉入れっていうのは単純なようで意外と難しい競技よ。力を入れ過ぎても、抜きすぎてもダメ。絶妙な力加減で球を投げる必要がある競技」

チトセ「目をつぶってストラックアウトをしたら百発百中の転校生くんを選出したのは正しい判断ね」

絢香「もはや超能力!」


428 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:39:39.36+itGbaYh0 (7/12)

~帰って来たアレ~

レナ「う?・・・すた、たと、すたと・・・すたと!」

パァン!

ノエル「いくよ、さらちゃん、転校生くん!」

さら「はい!」

転校生「おー!」

ありす「ぁ、れは・・・!」

ソフィア「奥義・トーテムポールです!」

クレプリ「もとは少年とありすとさらっちだったのに!裏切り者!」

さら「しょーぶのせかいはひじょーなんですよ!」プルプル

転校生「これであみまでとどく!」

ノエル「勝利確実ぅ!」

秋穂「・・・どうやって玉を拾うの?」

さら「あ」

ノエル「あ」

転校生「あ」

ソフィア「あ」

全員「・・・・・・」

聖奈「今のウチだ!自滅している内に急げ!」

シャルロット「強欲は時に身を滅ぼします。これにて反省してくれるといいのですが・・・」

刀子「うおおおおおお!!!!一球入魂んんん!!!!!!!」

卯衣「・・・・・・」ポイッポイッ

クレプリ「寸分たがわず全部入ってるさね!ありす、オレっちたちも!」

ありす「ぅ、ぅん・・・!」

寧々「・・・えいやっ!」

前日仮面「はっ!」

ノエル「わわわ、やばいよやばいよ!転校生くん、おりてー!」

転校生「む、むりぃ~!高いよ、怖いよ!」

さら「ひいっ!ゆらさないでくださいっ!」

ソフィア「こ、こうなったらそふぃがやるしかないけん!」

ソフィア「ええーいっ!・・・わ、わっ!?ひゃあっ!」ドテッ

ソフィア「あいたたた・・・おーまいがー・・・こんなところに玉が・・・」

・・・

絢香「えー結果。サンフラワーは4個!ローズクラスが250個!リリィクラスが187個で、ローズクラスの勝利!」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ごめんなさぁぁぁぁぁぃ!!!!」

さら「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

ノエル「ひぐっ・・・ぐすっ・・・ごめんね・・・バカでごめんね・・・」

春乃「どうして誰も気づかなかったのよ・・・」

ヤヨイ「なんか自信満々だから誰も言い出せなくて・・・」

初音「面白さ重視!」


429 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:40:13.44+itGbaYh0 (8/12)

~とっておき~

鳴子「続いての協議は自転車リレーです。参加者の皆さんは集合場所に集まってください」

・・・

チトセ「さてと、ちょっと気合入れようかしらね」

春乃「秋穂のためにも、かっこいいとこ見せないとね」

律「盗んだバイクで走りだせ!ロックだぜ!」

薫子「バイシクルの方ですけどね」

・・・

聖奈「自転車はいい。余分な金を使わずに移動できるからな」

自由「自転車はオタクの相棒っす!電車代ケチってどこへでも行きますよ!」

心「わかります!隣町に何度もいってたら電車代とかバカになりませんよね!パーツショップはそこまで行かないとないのに!」

千佳「うちも自由に付き合って行ってるしねー。結構ダイエットにも効果あるのよ」

・・・

風子「転校生さんがですか!?」

転校生「えへへー、がんばってれんしゅーしてたんだよー」

夏海「こっそり練習してたのよね」

梓「自分と岸田先輩、円野先輩の3人で暇がある時に見てたんスよ」

真理佳「それじゃあ、チーム・ウィンドブレイカー!風になろう!」

サンフラワー「おー!」

風子「こ、転ばないように気をつけるんですよ!」

虎千代「どうした水無月。今日はなんだか昔に戻ってるぞ」


430 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:40:58.10+itGbaYh0 (9/12)

~結果~

転校生「あいたたた・・・ころんじゃった」

風子「いや、よくがんばりました。来た当初はダンボールばっかりで自転車なんかには全く乗ってなかったのに・・・」

風子「ほんと、いつのまにか成長してるもんですね」ナデナデ

転校生「えへへ・・・がんばったもん!」

風子「ウチの見てないうちに、ほんといつのまに・・・嬉しいやら寂しいやら・・・」

ましろ「ウチのみてないうちに、ですか・・・ふふ」

ゆかり「はいはい、今わりと真面目なシーンだから帰るわよー」グイッ

ましろ「あーれー」ズルズル

風子「・・・はぁ。とにかくです。内緒にするのもいいですけど、たまにはウチも誘って下せー」

風子「じゃねーと、寂しいじゃねーですか」

転校生「んー、今日はふーちゃんをびっくりさせたかったからだけど・・・うん、次はちゃんとふーちゃんにおねがいするよ!」

風子「おねげーします。ちなみに、すでにやろうとしてることとかあります?」

転校生「麻雀」

花梨「麻雀って楽しいよね!」

純「そんなオカルトありえません」

薫子「狭い所が落ち着くのってあれなんでしょうね」ロッカー

風子「!?」

転校生「狂気の沙汰ほど面白いんだよね!」

風子「そっちに行ったら戻ってこれません!もっと健全な奴を教えますから!」


431 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:41:34.17+itGbaYh0 (10/12)

~ランダムリレー~

転校生「zzz」

初音「なんだなんだ、転校生は電池切れか?」

ミナ「戦士には休息も必要だ。とはいっても今は違うだろ!」

さら「ぐっすりですねぇ」

シロー「わんっ!」

結希「ほら、見て。転校生くんが寝ているわ。あのままでは起きないから一人辞退する必要があるわね。というわけで私が辞退するわ」

アイラ「何を言うか。体格的に考えて妾が辞退する方が自然じゃろ」

月詠「ちょっと2人とも、何言ってるのよ!」

紗妃「そうですよ!選手として選ばれたからには、力の限りを尽くすべきです!」

ましろ「聖堂で正々堂々競技しましょう・・・ふふ」

萌木「うう、大丈夫かな・・・わ、わたしが転んでめいわくかけちゃったりとか・・・」

あやせ「ふふ、大丈夫よ。一生懸命頑張る人を咎めるなんてこと、誰もしないわ」

葵「そうですよ!わたくしもがんばりますので!」

転校生「zzz」

初音「なあ、これ本当に大丈夫なのか?代わりのやつ呼ばなくていいのか?」

結希「その必要はないわ。各クラスから1人抜ければいいだけなのだから。そういうことで私が・・・」

転校生「んっ・・・ふわぁぁ~・・・・・・よしっ!きゅうけいおわりっ!がんばるぞっ!」

アイラ「・・・・・・チッ」

転校生「さて、と。ゆきちゃん、あおいちゃん、みっちゃん!みんながんばってね!」

ミナ「もちろんだ!我が覇道を妨げるものは無い!」

葵「はい!わたくし、力限り走りますので!見ていてくださいね!」

結希「・・・・・・もう。そんなこと言われたら、拒否なんてできないじゃない」

・・・

虎千代「ふむ、なんとかなったみたいだな・・・それでは!位置について!よーい!」

パァン!


432 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:42:39.63+itGbaYh0 (11/12)

~最後まで全力~

夏海「さぁ最終ランナーです! 差はほとんどありません!」

夏海「逃げきれるか? それとも後続が捉えるか!?あと半周です!」

夏海「抜くかっ!? 耐えるかっ!? いま、いま・・・」

夏海「ゴォーーールッ!」

夏海「これは予想外!目の離せないデッドヒートでした!一着は―・・・・・・」

・・・

転校生「ふふぇ~・・・つかれたぁ・・・」

風子「お疲れさまでした、転校生さん。ほら、席までもどりましょ」

転校生「うん・・・・・・くやしい~~~!!!!!!」

風子「ふふ、そうですか。なら、よかったです」

転校生「なんでー!?まけちゃったんだよ!?」

風子「勝つためにいろいろと策を講じるのはいいですけど、たまには純粋に全力で戦うのもいいもんですよ」

転校生「むぅ・・・」

風子「来年は勝ちましょ。ね?」

転校生「・・・・・・うん!」

風子「さ、戻っておーえんです。まだ最後のリレーが残ってますからね」

転校生「わかった!きがえてくるー!」

風子「・・・え?」

・・・

[チアガール]転校生「前使ったの!」

風子「転校生さん、あんたさんは・・・」

葵「うう、わたくしは先ほどのリレーで元気を使い果たしてしまいましたので・・・ですが、このままでも応援は出来ます!」

もも「転校生くん、その・・・大丈夫、なの?その服だとお腹が・・・」

転校生「うん!ぼく、もうにげない!このきずはくんしょーだ!だからはずかしくなんかない!」

萌木「・・・わ、私も着替えてきます!私も応援します!」

千佳「はぁ、うちも着替えてこよっかな。2人だけにやらせるのもあれだしね」

もも「わ、わたしも!」

風子「・・・ウチもそーしますか。さて、間に合いますかね・・・」

香ノ葉「その心配はいらへんで!」シュババババ

萌木「ひゃいっ!?」

転校生「このは、さっすがー!よっし、おうえんするぞー!フレー!フレー!ぐーりーもーあー!!!」


433 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/02(日) 01:45:52.76+itGbaYh0 (12/12)

今日はここまで!運動会はこれで終わり!次回は里菜とのクエストです。
なんとか1週間以内に終わらせることができた・・・英語が得意なあの子の出番が大幅カットされてるのは気のせい。
裏心が出てきた!なんか、うん、あれだ!痴女い!
こっちの世界線だとあんな格好しながら転校生ラブなせいでいろいろとヤバい人に。
痴女でショタコンとかどういうことだよ。
ありすありあり(合言葉)


434以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/07/02(日) 02:47:18.92eMzywzvWO (1/1)

ありすありあり
うん 運動会で全力出して疲れきって何時ものオチとかは無かったんだね


435 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/03(月) 00:07:21.02ATV2zZCR0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の故郷編~

転校生「あー、そろそろお盆か」

さら「あ、今年も里帰りする感じ?」

転校生「いえっす。近況報告も兼ねて、寧々がついてくるけど」

ありす(寧々ちゃん、毎年転校生さんの家についていってるんだよね・・・)

転校生「ただ、毎年・・・」

アイラ「毎年?」

転校生「香ノ葉が勝手についてくる」オヤモモウカオオボエタ

ゆえ子「あー・・・」

転校生「ということで、今年はもう最初から連れて行くことにしました」ヒョコッ

香ノ葉「わー」

ありす(うらやましいなぁ・・・」

さら「ありす、途中から漏れてる」

転校生「ついてくる?」

ありす「え?」

さら「え?」

転校生「どうせ寧々はホテルに泊まるだろうし、『だだっ広いホテルに1人って寂しいのよ!』って呼び出してくるし」

転校生「じゃあ最初から何人かで行ったらいいんじゃないかって思って」

香ノ葉「さすがだーりんなんよ!」

転校生「てか、香ノ葉を連れて行くって話してたら夏海に聞かれてて全員に話が広まって全員で行くことになったのでお願いです着いてきてください」ドゲザ

さら「夏海ちゃんGJ!(そっかー、それじゃあ仕方ないかな)」

ありす「さらちゃん、逆、逆」

転校生「ホテルはJGJ神戸グランドホテルを使わせてくれるって樹さんが言ってたから、宿泊費とかの心配はいらないよ」

ゆえ子「転校生さんってなんだかんだ使えるものは使いますよね」

転校生「じゃないと無駄遣いする学園長がウチの学園を火の車にするからねー」

・・・

―当日―

転校生「じゃあ、卯衣と香ノ葉は僕の家に泊まりだから。ここから別行動かな」

香ノ葉「おとまりやえ!」

卯衣「私は体質上仕方のないことよ」スリスリ

智花「香ノ葉ちゃんずるい!」

もも「あたしもおとまりしたいです!」

寧々「そうだそうだー!」

さら「我々にも権利をー!」

アイラ「おい、大人ども」

・・・

ゆえ子「みなさん楽しんでるでしょうか・・・」←お盆なので両親の墓参りで別行動なゆえ子

・・・

―南京街―

ありす「あ、つぎはこれ食べよ。明鈴ちゃーん、こっちにおいしそうなのあるよー」

明鈴「なになに!?うはー!おいしそうアルー!」

ありす「中華街いいなぁ・・・美味しいなぁ・・・みんなも来ればよかったのに」

小蓮「ほんとネ!もったいないことするナ!」


436 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/03(月) 00:16:01.01ATV2zZCR0 (2/2)

今日のプチモア。夏なので。両親お亡くなり系はゆえ子とアイラとチトセのみです。アイラはまた別口だけど。
本編の次回クエストはビーチですね。うざ転校生くん、略してウザ天の再来。
天ぷら食いてぇ。3月に食べた鰆の天ぷらはウマかったなぁ・・・また食いたいなぁ・・・
あとタコ天もおいしい。明石のタコ天は凶器だ。あれはヤバい。うまい。
あとタケノコの天ぷらもうまかった。上手く言い表せれないけど、塩に付けて食うと肉厚とかと相まってもう最高だった。
夏は鱧とか鮎だな。今度食おう。絶対うまい。
ありすありあり(合言葉)


437以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/07/03(月) 08:13:54.38xGWvJLTvO (1/1)

イベントの裏の心さんが完全に別人で笑った
ここの転校生と絡んだらどうなるんですかね?(すっとぼけ)


438 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/04(火) 01:00:32.203oVDxY8h0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- ネーミングセンス編~

さら「望ちゃん、結希ちゃん、何やってるの?」

望「ポケモン」

結希「あっ、こら!どくどくはだめみがわりもだめ。まもるもだめよ」

望「こいつ弱いんだよなー。さらはどう?できる?」

さら「ポケモンかー、ゲームボーイでピカチュウをちょっとやったぐらいで・・・」

望「ゲームボーイ?」

結希「なにそれ?」

さら「えっと、いわゆる携帯ゲーム機で、つまりそのぉ・・・こういうのはインドア派のありすに!」

[エプロン作成中]ありす「えっ、いきなり振らないでよ」

ありす「それで、ゲームボーイだよね。今2人が使っているのが3DS、その前がDS、その前がゲームボーイアドバンスで、その前がゲームボーイカラー。そしてその前がゲームボーイ」

ありす「つまり、昔の携帯ゲーム機だね」

望「へー。そんなのやってたなんて、おばさんみたい」

さら「おっ、おばっ!?」

結希「いきなさい、※ちゃーはん。にっくき楯野さんの※ちゅーぺっとをうちくだくのよ」※パラセクトとカプ・テテフ

望「はいサイコキネシスー」

結希「あっ、ちゃーはんが・・・それじゃあ、※おとうふ。でんじはでまひさせて・・・」※エルフーン

望「サイコフィールドじゃせんせいわざつかえないっての」

結希「あっ、そうだった」

望「サイコキネシスれんぱつー」

結希「・・・・・・さいごの切り札よ。いって、※むーにーまん」※アマージョ

ありす「さっきから名前がすごいけど・・・」

さら「おばさん・・・おばさん・・・」ブツブツ

ありす「さらちゃん、そろそろ戻ってきて。2人をお風呂に入れるんでしょ」

さら「・・・・・・そういえば、ありすもネーミングセンスあれだったよね」

ありす「アレってどういうこと!?」

さら「アレクサンドルとエマニュエルと―――は元気?」

ありす「え、別に普通じゃない?」

さら「あ、はい」

クレプリ「ありすの感性はたまにずれてるからな・・・」

さら「自覚が無いのが一番厄介だよね・・・」


439 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/04(火) 01:04:22.233oVDxY8h0 (2/2)

今日のプチモア。ありすは本人といい、自分で名乗る人形と言い、ネーミングセンスはアレだと思う。
パラセクトがちゃーはんなのはパラスがパラパラっとした感じっぽいから。
カプ・テテフはかぷっとしてちゅーってする感じ。
おとうふはモンメン→木綿→木綿豆腐から。
むーにーまんはアマカジがおむつをはいてるように見えるから。
望の手持ちは残りミミッキュのみーちゃんとメガボーマンダのすいぞくかんでした。
ちゃーはんとおとうふは実際に私が使用してたニックネームです。
ありすありあり(合言葉)


440 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/05(水) 01:38:24.57p57iXnQq0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の戦い方編~

焔「なーなー、ありすー」

ありす「焔ちゃん、それに月詠ちゃんと浅梨ちゃんも。どうしたの?」

月詠「転校生ってたまに1人でクエスト行ってるよね?」

ありす「人手が足りてないからね。うん、行ってるよ」

浅梨「どうやって魔物を倒してるの?」

ありす「えっと、転校生さん曰く『筋肉は偉大』だって」

焔「???」

ありす「つまり魔法を使わずに」

浅梨「わーお!」

月詠「そ、そんなに筋肉を・・・ツクもつけたい!」

ありす「あれは無理だよー。だってあれは日々の努力と智花ちゃんの料理とみんなと遊ぶことで出来た肉体だからー」

焔「えっと、それってなにやったんだ?」

ありす「智花ちゃんの料理を作ってもらう度に食べる、つかさちゃんの出会いがしらの(タイコンデロガを倒したことがある)タックルを受け止める」

ありす「卯衣ちゃんの(コンクリートに穴が開く)豆投擲を身体で受ける、アイラちゃんと魔法の特訓をする、私やさらちゃんや梅さんと組み手をしてできた体だから」

月詠「でも魔法は苦手なのよね?」

ありす「弱者の盾をメイン攻撃に使うぐらいだからね」ワタシガデンジュシタケド

浅梨「!?」

ありす「今は北海道の制圧中だから、また1人で戦ってるんじゃないかなぁ・・・」

・・・

転校生「うわー、タイコンデロガが混じってるとか聞いてないんだけど」

さら『ごめんね、わたし今すっごい大きいの相手にしてるから余裕無いの』

転校生「へいへい。えっと、直接触ったら凍傷になるんだっけ?」

魔物「ヒエエエエエエエエッ!!!!」

転校生「さて、知ってるか?盾は武器になるんだぜ」

転校生「アイラの障壁6枚を全部割ったことがある技だ。寸勁・重」

魔物「ヒエッ!?」ズザザッ

転校生「・・・ふう。さすがに一発じゃ無理か。ま、一番強いのはさらが相手してくれてるし・・・」

転校生「罠もしかけつつ、じっくりと倒しますか」


441 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/05(水) 01:45:40.27p57iXnQq0 (2/2)

今日のプチモア。ありす曰く、弱者の盾は打撃武器。
転校生はアレ、智花の料理で死にかけるのと蘇生するのを繰り返すうちに身体が丈夫になった。
『毒薬変じて薬となる』の通り、ドーピングに近い感じになってるんじゃないかな。
なおタイコンデロガを魔法も銃器も使わずに倒すこの男、グリモア大人勢では二番目に弱いとかなんとか。
レベルを上げて物理で殴っても届かない領域があるらしい。
なのでちゃんとヤヨイパパとか梓パパとかから教えてもらった罠諸々で弱らせてる。
でもトドメは自分の手で。素手で。
ありすありあり(合言葉)


442 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/06(木) 00:42:32.80T4jQ09m50 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 保護者面談(大人勢)編~

寧々「あ、転校生くん。これ、生徒会の皆に渡しておいてくれない?」

転校生「ん?何のプリント?」

寧々「保護者面談」

転校生「はぁ・・・ってことは僕とありすとさらの分だけでいいんじゃ?」

寧々「転校生くんは毎年してるじゃん。ただ私、さらちゃんとありすちゃんの両親に会ったことないんだよね」

転校生「いたって普通のめんどくさい親だよ」

寧々「わあ、もう会ってるんだ。さっすがー!そんじゃ、よろしく~」

転校生「はいはい、わかりましたよっと」

・・・

転校生「さて、生徒会室に誰もいなかったわけだが。さらもアイラも仕事が残ってたはずだけど・・・」

転校生「あ、いたいた。おーい、さらー!」

さら「転校生くん。どうしたの?」

龍季「なにしにきた!遊べ!」

転校生「ほうらたかいたかーい!」

龍季「きゃー!」

転校生「ってことでさらには寧々からこれを。あと仕事しろ」

龍季「もう一回!もう一回!」

さら「仕事は転校生くんにお任せするよー。んで、何々?保護者面談?やってもいいけど延々と婚期と娘自慢を聞かされるだけだよ?」

転校生「僕はそれを渡してくれって言われただけだから。そいやっ、高い高いトリプルアクセル!」

龍季「めがわわるー!」

さら「無茶させないでよー」

・・・

転校生「ありすー、僕のありすー」

ありす「ふぇっ!?は、はい!なんでしょう!?」

ちひろ「ありすちゃん、ありすちゃん。ぽみぽみんです」

ありす「あっ、ちょっと待ってね。多分お仕事のお話だと思うから・・・」

転校生「んにゃ、これを寧々から渡してって頼まれただけで。あとちひろにはこの練っておいしい(自作)ねるねるねるねをあげよう」

ちひろ「わーい!ねるねるねるね~♪」

ありす「またそんなのを作って・・・大量に作るのはいいんですけど消費するのはこっちなんですからね」

転校生「まあまあ、ありすにもあげるから。はい、練り終わったあとのやつ。あーん」

ありす「練る過程が醍醐味のお菓子から結果だけを残すなんて・・・あーん、ぱくっ」

ちひろ「えにえにですねぇ~」

ありす「もう、ちひろちゃん。そういうこと言わないの」

転校生「頼むからここではリントの言葉で喋ってくれ」

・・・

転校生「ってことで渡してきたよ」

寧々「おっけー。んじゃ、3人分、よろしくね~」

転校生「・・・え?どういうこと?」

寧々「さらちゃん、ありすちゃん、そして私の分。自分の分以外は私も出るから」

転校生「ちょっとまて、僕何も聞いてない」

寧々「いやー、最近お母さんがうるさくてさー。ってことだから、この書類とか含めてよっろしくぅ!」ダッ

転校生「あ、こら、待て!犬川!逃げるな!こら!仕事しろ!・・・・・・はぁ、やるかぁ」


443 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/06(木) 00:50:37.62T4jQ09m50 (2/2)

今日のプチモア。割と多趣味な転校生くんですが、特にお気に入りの趣味は遊べるお菓子を作ること。
遊べるお菓子作りは卯衣に看破されないように作る必要があるため難易度もかなり高い。
なので、科研の人の協力も得つつ、おいしくて楽しいお菓子を作っているんだとか。
ただ調子に乗りすぎて大量に作って、子供が食べきれずに大人勢で食べきることが多々ある。
最終手段はアイラとチトセに処分させる。時間停止の魔法がかかってる彼女たちならいくら食べても問題ない。
ありすありあり(合言葉)


444 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:14:54.68V3Sc17In0 (1/9)

~海に行こう!~

里菜「転校生!大変だ、大変なんだ!」

転校生「たいへんだ!行こう!」

里菜「まだ何も言ってないさ」

転校生「それもそうだね」

2人「HAHAHAHAHA!」

里菜「ってちがーう!そうじゃない!クエストに行くぞ!」

転校生「おっけー」

里菜「毎年警備に行ってる砂浜が・・・え、いいのか?」

転校生「いいよー」

里菜「よっし!それじゃあなんとかは急げだ!水着の用意をしてしゅっぱーつ!」

転校生「しんこー!」

・・・

薫子「・・・」ブルッ

虎千代「どうした、薫子。寒いのか?なら冷房の温度を上げようか」

薫子「いえ、なんだかとてつもなく嫌な予感がして・・・」

聖奈「そういえば、転校生が与那嶺とクエストに行ってますね」

薫子「・・・多分それですね。クエストを放棄して遊びださないようだれか見張りを・・・」

虎千代「出来るような奴は全員出払っているな」

薫子「・・・ああもう!」

虎千代「いやいや、さすがにあいつらもちゃんと弁えているだろう」

薫子「だといいのですが・・・」


445 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:17:16.51V3Sc17In0 (2/9)

~やるときはやる~

転校生「りなちゃん、いそぎすぎ!ちょっとさがって!」

里菜「わかったさ!」

転校生「あんまとばしすぎたらばてちゃうよ?」

里菜「いやー、さっさとあいつら倒して遊びたいからな!」

転校生「だねー。いっぱい泳ぎたいしー」

里菜「ふっふっふ、今日の里菜は一味違うさ。これを見ろ!」

転校生「そ、それは!」

里菜「銛だ!」

転校生「はまぐちのあれ!」

里菜「そうだ!」

転校生「んじゃそれはちゃんとおわってからねー」

里菜「わかってるさ!リナだってやるときはやるんだぞ」

転校生「あっ、あそこに見つけた。こっから届く?」

里菜「あー、ちょっと遠いな・・・」

転校生「んじゃ、ダンボールに乗って。空から近づくね」

里菜「ああ、頼んだ!」

・・・

山下「やる時はやるんですよねぇ」

佐藤「でもどーすんだ、あれ?クエスト終わってもここじゃ遊べないぜ?」

田中「それはそれ、これはこれ。今は気持ちよく退治してもらおう」

・・・

転校生「へーい!砂を巻き上げて目つぶしだぜー!」

キントト「目が痛ぇ!」

里菜「リナに水をわけてくれーっ!はぁぁぁーッ!元気玉っぽいの!」


446 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:17:46.78V3Sc17In0 (3/9)

~被害甚大~

風子「冬樹。ライ魔法師団についての情報はありますか」

フーチャン、デンワダヨー

風子「っと、すいません。転校生さんからです。もしもし?今会議中なんで手短におねげーします」

転校生『つまりはそういうことだよ』

風子「はい?」

転校生『そう、それはつまりそういうことなんだ。ふーちゃんわかるよね?』

風子「あー、はいはい。そーですね」

転校生『ところでふーちゃん。おっぱいは大きくな』

ピッ

風子「もーしわけありませんでした。んじゃ、続けましょーか」

怜(転校生が今いる場所・・・ああ、そういうことか)

・・・

ありす「~♪」

さら「ありすちゃん、ごきげんさんですえねぇ」

クレプリ「なんてったってもうすぐイギリスだからな!いろいろ行きたいところもあるし、楽しみなんさね。な、ありす」

ありす「ぅん。。ぃっぱぃ、ぃきた・・・」

アリスチャン、デンワダニャン

クレプリ「ん、少年からか?もしもーし」

転校生『ありすちゃんありすちゃん!でっかい金魚捕まえた!』

ありす「ぇっ・・・?」

転校生『見て見て!生け捕り!』

キントト『やめーや』

里菜『転校生、こいつ結構力つよ・・・ぐああっ!』

転校生『ああっ、リナちゃんが飛ばされた!この人でなし!』

ピッ

クレプリ「楽しそうさね」

さら「ですねぇ」

ありす「・・・ぇす」

シロー「なんでさ」


447 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:18:20.16V3Sc17In0 (4/9)

~テンションMAX~

転校生「気分が乗って来た」

里菜「わかる」

転校生「ショートコント。ひらめ」

里菜「ぱちぱちぱちぱち」

転校生「・・・・・・・・・・・・」ズザザッ

転校生「ってこれカレイやないかーい!」

里菜「おおー!50点だ!」

転校生「何点中!?」

里菜「もちろん10点満点だ!」

転校生「バカ野郎!なら10点だろうが!」

里菜「じゃあ特別に10000点満点にしてやるぞ!」

転校生「わーい!」

里菜「これで安心だな!」

転校生「このおたんこキャベツが!」

里菜「ちょっと待て!リナはキャベツよりゴーヤの方がいいぞ!」

転校生「じゃあおたんこゴーヤ!」

里菜「はい!」

58「誰か呼んだでち?」

転校生「帰れ」

里菜「呼んでないさ、おたんこゴーヤ」

・・・

ノエル「誰か!誰かツッコミを!」ガタッ

秋穂「ノエルちゃん、突然どうしたの!?」

春乃「そっとしてあげなさい・・・疲れてるのよ」


448 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:18:55.71V3Sc17In0 (5/9)

~クレイジー&クレイジー~

転校生「暑い!」

里菜「当たり前さ。ここは砂浜だからな」

転校生「なんでさ!」

里菜「上からの日光と砂に反射した日光で両面焼きのハムエッグになるんだぞ?そりゃ暑いのは当り前さ!」

転校生「そっかぁ・・・ハムエッグ食べたい」

里菜「そう思って持ってきておいたぞ!」

転校生「ほんとに!?」

里菜「ああ、ゴーヤチャンプルーだ!」

転校生「わーい!チャンプルー!」

里菜「寺は英語で?」

転校生「てんぷるー!」

里菜「鉛筆は?」

転校生「ぺんしるー!」

里菜「リナのおっぱいは?」

転校生「ぷるぷるー!」

里菜「じゃあ水無月のは?」

転校生「つるつるー!」

2人「HAHAHAHAHA!」キィィィィィィン

グサッ

里菜「な、なんだ!?なんか降って来たぞ!?」

転校生「こ、これふーちゃんの杖・・・電話して確かめよう。もしもし、ふーちゃん?つまりはそういうことだよ」


449 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:20:48.10V3Sc17In0 (6/9)

~ぴっぽい~

転校生「ぴっぽい!」

里菜「どうしたんだ?」

転校生「れっつえんじょい~・・・バスクリン!」

里菜「はっ、わかったぞ!」

転校生「さすがだな、わが右腕よ」

里菜「里菜は両腕だぞ?」

転校生「そこまで達していたとは!一生の不覚!」

里菜「つまりさっさと魔物退治しろよこの沖縄女って言ってるんだな!」

転校生「ちがうよ。砂浜クリーン作戦開始だよーって言ってるんだよ」

里菜「そうだったかー。んじゃ、はじめるか!」

転校生「おー!」

里菜「ザバ!ザバラ!ザバラーン!」

里菜「そしてトドメの~」

里菜「かめはめ波!!!」

転校生「かめかめは!!!」ヒュウウウウ

スパーン!!!

転校生「あいたー!」

里菜「こ、これは・・・ハリセン!」

転校生「のえるんに電話して確認しよう!あ、やっぱいいや。ありすちゃんに電話しよう」

里菜「もしもし、萌木?うん、リナリナ。ちょっと水難事故起こしちゃってさー、相手のウツボが巣を弁償しないと帰さないぞって」

萌木『水難事故ってそういう事故じゃないからね!?あとテンションが転校生くんに引きずられ過ぎだよ!』

転校生「あ、まものだ」

里菜「コブラツイストだ!とりゃーっ!」

転校生「おおー。ありすちゃんありすちゃん!でっかい金魚捕まえた!」


450 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:21:18.03V3Sc17In0 (7/9)

~勝利~

転校生「これが最後の戦いだっ!」

里菜「行くぞっ!第三部 完!」

キントト「トトキーントトトキントトトキントトトキーントト」

転校生「よし、終わった」

里菜「じゃあ・・・」

転校生「あそぶぞー!」スポーン!!!

里菜「わあ、転校生、服!服!水着着忘れてるさ!」

転校生「そんなのかんけいねぇー!だっておらは水平線の彼方だからー!」

里菜「わけわかんねぇ!」

男「あの、すいません」

里菜「うん?さっきのおっちゃんじゃないな」

転校生「あ、その人はこの前おくさんと娘さんが自分を置いて2人で高級レストランのランチを食べに行っているのを見ちゃった福山さんだ!」

福山「この後ここで遊ぶことはできませんよ」

里菜「うわ、見事なスルー・・・ってえええええええ!?!?!?!?!?」

転校生「そんなー!」

里菜「なんでなんだ!?教えてくれ!」

福山「これから国軍の方で魔物の残党がいないか、霧が払われたかを調査する必要がありますから」

里菜「・・・軍が調べ終わるまで、泳げないのか?魔物を倒したのに?」

里菜「そ、そんなぁ!じゃあ今日はもう帰らなきゃいけないのか!?」

転校生「ええ、やだーーー!!」ゴロゴロゴロゴロ

転校生「やだやだやだやだやだーーー!!!」ゴロゴロゴロゴロ

転校生「やだーーー!!!」ザパーン!!!

転校生「・・・よし、もういいよ!帰ろう!」

里菜「ってわけだから帰るぞ」

福山「お疲れさまでした」


451 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:21:45.98V3Sc17In0 (8/9)

~今年も~

転校生「やだああああああ!!!!!おふろいやああああああ!!!!」ダダダダダダダダダ

風子「こら、逃げるな!海で全裸になって全身日焼けしたのは自業自得でしょーが!」タッタッタッタッタ

転校生「やああああああ!!!!!」

風子「しかも全裸で砂浜転がって全身砂だらけでしょ!」

紗妃「委員長!服、服!お、おいつかない!」

怜「転校生はまたか・・・」

クレプリ「だな。これも毎年の風物詩さね」

怜「これもいつまで見られるのか・・・」

夏海「いや、できればもう見れない方がいいからね?」

智花「そうだねー。転校生くん、日焼け痛そうだもん。なんとかならないかなぁ」

夏海「そういうことじゃなくて」

怜「じゃあどういうことだ?」

夏海「あたしとしては風紀委員長がタオル一枚で全裸の男児を追いかけてることに問題を感じてるのよねぇ」

ありす「ぁ、そ・・・だ・・・。か、なぎ・・・さ・・・こぇ・・・」

怜「うん?ああ、私の巫女服か。ありがとう、しかし随分と遅くなったな?」

クレプリ「桃世に渡した後、神凪ファンがオークション始めたんさね。んで、さっき疲れて寝ぼけた少年を放り込んだ隙に取り返してきた」

夏海「したたかねー」

智花「それもそれで問題だと思うんだけど・・・」

怜「まあいいじゃないか。終わり良ければ総て良しだ」

夏海「本人がこれだからねぇへぶっ!」

転校生「あっ!ごめん、ジャンプしたらなっちゃんに当たっちゃった!」

夏海「が、顔面に股間押しつけは・・・」

風子「岸田!そのまま捕まえててくだせー!」

転校生「あっ、なっちゃん!離して!」

夏海「ダメよー。おとなしくお風呂入って来なさーい」

転校生「い、いやああああああああああああ!!!!!!!」


452 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/07(金) 02:26:07.86V3Sc17In0 (9/9)

今日はここまで!里菜のクエストは転校生をぐっすり眠らせるという大前提がなくなったため改変必須に。
なので久しぶりにあふれるリビドーをぶつけてみました。
国軍の人たちのモデルは特にないです。ただありそうな名前を書いただけ。
転校生くんは国軍の人たちとたまに街で会ったりして一緒にカフェに行ったりファミレス行ったりしてる。
怜の巫女服の落札価格は20万でした。
戦闘服=制服なので、今まで怜は何を着ていたんだ・・・
ありすありあり(合言葉)


453 ◆GiMcqKsVbQ2017/07/08(土) 00:22:26.07xGMH5WMe0 (1/2)

~プチモア!-Petit Grimoire- 訓練(ガチ)編~

兎ノ助「おはよう、ありす、ヤヨイ、真理佳」

ヤヨイ「Good mornin'兎ノ助」

ありす「おはようございます」

真理佳「おっはようございまーーーーーーす!!!!!!!」

兎ノ助「うおおおっ!あ、相変わらず朝から元気だな・・・っと、転校生見てないか?転校生以外はこれで全員来たはずなんだが・・・」

ありす「転校生さんなら山籠もりしにいってますよ」

兎ノ助「・・・・・・はぁ?」

ヤヨイ「なんか、えこーろけーしょん?っていうの使えるようになるんだって言ってた」

兎ノ助「エコーロケーションってあれだろ?コウモリとかイルカとかが使うやつだろ?マジで?」

真理佳「バットマンとかかっこいいよね!」

ありす「はい。それです。マジです」

兎ノ助「てか人間ってそんなこともできんの?」

ありす「できるみたいですよ?転校生さんは今のところ一般の人間ができる限界のとこまでしか達していないので」

兎ノ助「さらとか梅とか超えてるもんな・・・ってそうじゃなくて!あいつ、授業!」

兎ノ助「ただでさえ普段クエストやら子供のめんどうやらで出る機会少ないのに!」

ありす「先生たちも困ってますね。勉強できて真面目なのに授業に出る回数が少ない生徒だって」

ありす「だから私も今1人で授業受けてるんですよね。あの教室に1人って寂しいんですよ」

兎ノ助「ってことは普段は2人きりか」

ありす「転校生さんがいたらさらちゃんとか寧々ちゃんとかアイラちゃんが遊びに来るのでそういうことはないですね」

ヤヨイ「この前連れて行ってもらったよ!」

真理佳「一緒にかていかしたよ!センパイのごはんはすっっっっっっごくおいしかった!」

兎ノ助「だろうなぁ・・・家庭科の先生お前ら(ありすと転校生)の授業する意味あるのかって嘆いてるからなぁ・・・」

ヤヨイ「この前はおりょうり食べたかていかの先生がはだかになってたよね」

真理佳「おふくがやぶれてたね。びりびりーって」

兎ノ助「マジで!?なんで俺はその場に・・・あ、いや、そんな目で見ないでくださいごめんなさい」

ありす「子供たちの前なんですから、ちゃんとそういうとこ気をつけてくださいね」

兎ノ助「はい、善処します・・・」