1 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 22:54:28.09iSiGsTCXo (1/6)

このスレは安価で

久遠天乃は勇者である
結城友奈は勇者である
鷲尾須美は勇者である
乃木若葉は勇者である
久遠陽乃は……である?

を遊ぶゲーム形式なスレです


目的


・バーテックスの殲滅
・各ご両親への御挨拶

安価

・コンマと選択肢を組み合わせた選択肢制
・選択肢に関しては、単発・連取(選択肢安価を2連続)は禁止
・投下開始から30分ほどは単発云々は気にせず進行
・判定に関しては、常に単発云々は気にしない
・イベント判定の場合は、当たったキャラからの交流
・交流キャラを選択した場合は、自分からの交流となります


日数
一ヶ月=2週間で進めていきます
【平日5日、休日2日の週7日】×2


能力
HP MP SP 防御 素早 射撃 格闘 回避 命中 
この9個の能力でステータスを設定

HP:体力。0になると死亡(鷲尾、乃木) 友奈世代のHP最低値は基本10
MP:満開するために必要なポイント。HP以外のステータスが倍になる
防御:防御力。攻撃を受けた際の被ダメージ計算に用いる
素早:素早さ。行動優先順位に用いる
射撃:射撃技量。射撃技のダメージ底上げ
格闘:格闘技量。格闘技のダメージ底上げ
回避:回避力。回避力計算に用いる
命中:命中率。技の命中精度に用いる

※HPに関しては鷲尾ストーリーでは0=死になります


戦闘の計算
格闘ダメージ:格闘技量+技威力+コンマ-相手の防御力
射撃ダメージ:射撃技量+技威力+コンマ-相手の防御力
回避率:自分の回避-相手の命中。相手の命中率を回避が超えていれば回避率75%
命中率:自分の命中-相手の回避。相手の回避率を命中が超えていれば命中率100%


wiki→【http://www46.atwiki.jp/anka_yuyuyu/】  不定期更新 ※前周はこちらに

前スレ
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【一輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1464699221/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1468417496/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【三輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1472477551/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【四輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1477053722/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【五輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1481292024/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【六輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1484833454/
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【七輪目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1488104860/


2以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 22:56:29.82pNG7lcwQO (1/3)

立て乙


3以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:00:33.63p94RhXmzO (1/2)

ご両親への挨拶www


4 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 23:02:52.87iSiGsTCXo (2/6)


天乃「繋がる方法に関してなんだけど実は、リボンを使うって事くらいしか分かってないの」

夏凜「手紙に使い方も書いておけば良いのに」

説明書のつもりは無かったからか

それとも、ついうっかり書き忘れたか

後者ならば迷惑甚だしいことこの上ないが、久遠家の人間なら、その可能性も捨てきれない

天乃「……なにか馬鹿にしてるでしょ」

夏凜「まさか」

怪訝そうな視線を向けてくる天乃にそう返して

ちらりと目を逸らす

図星だ。

今の天乃に、器用貧乏な鈍感お嬢様だった面影は無い

そもそも、天乃は自分が好かれるはずが無い

自分はそう言う対象になりえないと徹底的に

そう、焼畑農業のように火炎放射器でその感情を焼き殺してきただけで

その感情に気づかないわけではなかったし

それを除けば、いやみなほどに察しが良い

無表情を装っていたって見透かされる

夏凜「天乃と同じでうっかりな先祖だって思っただけ」

天乃「私、うっかりしてるかしら?」


5 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 23:06:53.20iSiGsTCXo (3/6)


とぼけたように―本人はまじめなのだろうが―首をかしげる仕草にふと、息を吐く

うっかりは言うほど多くない。多いのはドジってるほうだ

とはいえ、それも多いかといわれれば微妙な方で。

夏凜「あー……どうだっけ」

忘れたわけでもないのに、呟く

思い返せば色濃い時間の自分達の過去。のはずだったが

しかし、言うほど濃くは無かった

小さな台を使ったか、大きな台を使ったかの違いで

言ってしまえば井の中の蛙。いや、それは少し違うか

とにもかくにも、入れすぎた砂糖は全体的に見れば少なすぎたのだ

そう考えると、自分は久遠天乃という人物をそれほど理解できては居ないのではないかという不安がよぎる

天乃は自分のことを見捨てたりしない

ずっと傍にいてくれる。その信頼が、揺らぐ

相手は塵ほどにも悪くは無いのに揺らぐ信頼とは、とんだ欠陥住宅だと言わざるを得ない

天乃「そういうときはしてないとでも言っておけば良いのよ。それなら適当なことを言った罰だけで済むから」


6 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 23:14:12.40iSiGsTCXo (4/6)


適当なことを言っているのは天乃の方

分かってる。きっと自分は不安な顔をしているんだって

茶化すような言葉、目を引く笑みは全てを引き込もうとしているからこそのもの

そのために持ち合わせているといっても過言ではない子供っぽさ

でもきっと。フィクションの中で幼子の皮を被った魔法使いが居るように

子供の皮を被った大人だって居るのだろう

大人の皮を被った子供が居るのだから、何も不思議ではない

道徳のいき届いたこの世界ではそのように歪むのがめったに無いだけで。

けれども、そう。

だからといって歪なものが居ないかといえば、そうでもなくて

夏凜「いや、してるのは間違いないし」

天乃「へぇ、例えば……っ」

現実逃避に近い思考をたたき起こして、

鈍足な亀は余裕綽々と待ち構えてみせる兎にタックルを決める

現実には、自由を与えていた天乃の体を押さえ込んだにすぎないのだが。

夏凜「たとえば、リボンの使い方が分からないことを今の私に教えちゃう。とか」


7 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 23:25:24.80iSiGsTCXo (5/6)


沙織から聞かされる以前、東郷と共に手を出す以前から

天乃がある一点においては誰よりも弱いことは分かっていた

弱いというよりは、少女的、乙女的

男というものはそのようなギャップというものに強く惹かれる傾向にある。と

誰かか何かで見たような気がするが

それは確かにそうなのかもしれない

怖い人が犬を愛でてたら愛おしさも沸いてくるものだから

もちろん、何事にも例外というものは存在するけれども。

天乃に関してはそう、保健体育という枠に嵌められた性的知識は十二分に理解できているくせに

そこから一つ踏み出した応用編がからっきしダメだった

知識はもちろん、体自身が不慣れで耐性が無い

天乃「ちょ、ちょっと……夏凜?」

拒絶ではないが、拒否

体に押し付けられる標準に近い腕の抵抗力は鋼鉄のように強く

それを押しのけて。というのは、恥ずかしい話。無理なことだった

夏凜「なんで抵抗すんのよ。リボンの遣い方、調べなくて良いわけ?」

天乃「そう言うのって、すごく狡いと思うのだけど」

一理ある。というよりも、狡くないわけがない

自分の言葉、その裏で考えていたことを誤魔化すのが主目的なのだから


1、なら体の接触は必要ないでしょ
2、無理しなくたっていいのに
3、本当に。それ目的なのね?
4、例えば、どう使うの?
5、今日は止めておきましょ。明日も学校があるし


↓2


8以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:25:54.98fNr4O04KO (1/1)

1


9以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:26:04.04p94RhXmzO (2/2)

4


10以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:27:18.67pNG7lcwQO (2/3)

5


11 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/11(火) 23:42:49.08iSiGsTCXo (6/6)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



天乃「例えばどう使うの?」

九尾「説明しよう」

九尾「それに施された術式は一つ、子孫との対話の為己の存在を具現化することじゃったが、その力はもうない」

九尾「しかし、それにはまだ具現化する力が残っている」

九尾「陽乃の髪を触媒すれば、所有者に生殖器を備え付けることだってできるぞ」

夏凜「なら――」

九尾「ま、嘘じゃが」


12以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:45:27.56ruPdP2VgO (1/1)


リボンどこいったww


13以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/11(火) 23:47:13.48pNG7lcwQO (3/3)


夏凜ちゃんもすっかり溜まってるなあ


14以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/12(水) 19:27:53.61n6liBI69O (1/1)

結婚式やるなら今のうちに慣らしていかないと久遠さん敏感過ぎて初夜で死にそう


15 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 22:36:18.15R42XsaMfo (1/8)


では少しだけ


16以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/12(水) 22:40:36.62S+1+ldZiO (1/2)

よしきた


17 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 22:42:51.53R42XsaMfo (2/8)


天乃「それで? 例えばどう使うの?」

夏凜「ちょっと待って」

ティッシュを何枚か敷きその上に陽乃の髪を残して、包み込む

ただの髪の毛でしかなくなったとは思うが

それを何もせず失うというのはいささか気が引けたからだ

それに残しておけば、何か役に立つ可能性もある

夏凜「この端を咥えて」

天乃「咥えてどうするのよ……」

夏凜「良いから」

何事も物は試し。そのためしが失敗なら最悪な事態が起こることも在るがゆえに

臆病さというのはある意味で重宝されるものだが

ここにいたっては、その臆病さも奥手さも不要である

とはいえ何をするのか、何がしたいのか。

図りかねる天乃は夏凜への全幅の信頼こそあるが

一抹の不安を抱かずには居られなくて

目の前に垂らされた白いリボンを見つめる

プレゼント用に作られた先端の切り取られたものではなく、

一本の……そう、どこかの被服店で購入した帯のようなそれは

よく見れば、切りっぱなしになっていない

先端から最尾までスラリと穢れなく白く伸びており

300年間リボンだったヨレや皺すら見られなかった



18 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 22:48:55.91R42XsaMfo (3/8)


天乃「……ん」

釣り糸をたらされた魚のようにリボンを咥えると、

目の前の夏凜も同じように反対側のリボンを咥える

夏凜「…………」

天乃「…………」

見つめあうだけの時間だった

そこから何か続きを行うわけでもなく

ただ、互いの間にリボンをピンっと張らせただけで

静まり返った部屋で、時計だけが呼吸する

夏凜はもちろん、過去に鍛えぬいた天乃もまた、共に肺活量は常人の比ではなく

秒針が分針を二週遅れに見送ったところで、停滞に飽きた天乃が口を開く

天乃「それで?」

夏凜「何か無かった?」

天乃「なーんにも」

ちょっぴり残念そうに言葉を伸ばす天乃に

夏凜は「あ、そう」と、呟く


19 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 22:49:56.10R42XsaMfo (4/8)


唇をきゅっと締めてリボンを咥えている姿は

なんとも形容しがたいものだった

なんども唇を交わした。何度も体を重ねた

それは数えることの出来る程度の回数で、数えることが出来なかったもので

決して、見ることの出来なかった姿で。

感触など感じない、咥えていたリボンがただ引っ張られていくだけのそれに

夏凜は、唇を重ねたときににた高揚感を覚えた

それがたとえ擬似的なものであったとしても

追憶の中にあるその感覚が、舞い戻ってくる

所謂フラッシュバックだったり、デジャヴュだったりというアレ

それは確かに繋がりだった

天乃が口を開かなければ、そのまま流れるように唇を重ねていたことだろう

だから、ちょっとだけ寂しさを覚えた

身勝手なことだ

出入り口からチラチラと目配せをしただけ

バレンタインにチョコレートを突き出しただけ

明確な意思表示も無いままに、ホワイトデーに期待しているかのような。

作戦の一つも立てずに突貫しておきながらサポートに身を委ねる

そんなものが上手く繋がる訳がない


20 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 22:53:54.37R42XsaMfo (5/8)

夏凜はそのまま唇を重ねられることに期待した

自分の裏にあった釣り合い云々の不安の誤魔化しのつもりだったのに

その瞬間は無だった。

荒れ狂う海のような

終盤に近づいた祭り太鼓のような

導火線に火のついた爆弾ではなく

子供の砂絵を洗い流す波のように

葉を散らすことも出来ない呼吸染みた風のように

限りなく穏やかに、高鳴る鼓動だけを感じ

目の前に見える天乃の締め切った唇を覆いたいという感情が漏れ出していた一方

天乃は停滞に失望してリボンを放した

等しく繋がりを求めながら、異なって繋がらなかった

それが、少しだけ

だから、夏凜はほんの少しそっけない返しをして、ならどうすればと考える

結果はどうであれ、目的は別だ

そもそも、目的が違うから、天乃とすれ違ったのだから


21 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 23:07:58.09R42XsaMfo (6/8)


夏凜「手を開いて」

天乃「こう?」

抵抗も何もなく開かれた天乃の右手に、夏凜は左手を重ねる

鏡写しのような状態から、少しだけずらして指と指の間に互いを挟み込んでいく

恋人繋ぎと呼ばれるそれは意識さえしなければなんてことはなく

ただ、自分達の密接な距離感を表すものでしかない

現に、友奈は勇者部相手ならば余り気にすることなく行う

とはいえ、領域の狭い友奈は参考にならないかもしれないが。

これは言ってしまえば、赤い糸の模倣だ

夏凜「ちょっと上げるわよ」

天乃の手を軽く持ち上げて陽乃のリボンを通し、

密着感が増すように結び、右手で右端をつまみ、余った左端を唇で咥えて軽く引く

その咥えた部分はついさっき天乃が咥えていた部分で

今更、特に意識したわけでもないがつい、声が漏れてしまう

天乃「……あ」

夏凜「ん?」

どうかしたのかと、疑問を感じる夏凜の目が天乃へと向く



1、なんでもないわ
2、間接キスね
3、それで何かあるのかしら
4、夏凜の手、ちょっと熱い


↓2


22以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/12(水) 23:09:00.81S+1+ldZiO (2/2)

2


23以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/12(水) 23:09:33.65M7pwBWPv0 (1/1)

2


24 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 23:31:00.09R42XsaMfo (7/8)


天乃「別に大したことではないんだけど……」

夏凜「ならいいけど、痛かったら言いなさいよ」

特に気を使ったわけでも無い、常套句のような前置きに対して

夏凜は不安そうに眉を顰めて、言う

自分のしていることの意味、その有無ではなく

天乃を傷つけないかどうかを最優先に考えている表情

それは、晴れた日の日差しのように程よく心地いい

だから、天乃は思わず笑みを浮かべてしまったし

つづけた言葉は思いのほか、軽かった

天乃「間接キスだなぁって思ってね」

夏凜「ん」

だから。夏凜も最初の反応は薄かった

左から右へと風が抜けただけのような

そんな、気の向けられていない返事だった

しかし、すぐに違和感に気づく

夏凜「ん?」

その咥えたままの小さな呻きが聞き返されたのかと思ったのだろう

目を向けた先、天乃は悪戯にではなく、ただ楽し気に笑みを浮かべていて

天乃「ほら、今夏凜が咥えてる側。それ、私が咥えてたところよ――っ痛!?」

夏凜「あっ」

無邪気な天乃の返答に、夏凜は思わず咥えたまま顔を動かしてしまった


25 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/12(水) 23:50:23.29R42XsaMfo (8/8)


慌てて口を離しても遅い

自由な右手でカリカリと弄っても

固く結ばれた方結びはなかなか解けない

自分の無意識な全力で結び付けられたそれは

ある意味では、夏凜の望みを具現化したのかもしれない

夏凜「天乃、左手を指示通りに動かせる?」

天乃「それは出来るけど……」

夏凜「なら、この部分を摘まんでて。私がこっち引くから」

天乃「ん」

結ばれた右手と左手を握り合いながら

互いの息を合わせて、解放を試みたものの……

天乃「ねぇ、夏凜。これ二重で方結びしてない?」

夏凜「…………」

天乃「ねぇってば」

夏凜「……あ、あんたが変なこと言うからッ!」

ただ一重に方結びされているならそれで済んだのだが

二重に、それも二度目を複雑に縛り上げた結び目は両手とはいえ二人で両手では容易ではなく。

夏凜「……まぁ、その。無理だわ。ごめん」

天乃「だからうっかりんなのよ……もぅ」

こんな状況でありながら、天乃の見せる表情はどことなく、嬉しそうだった

――嫌味な感じで。だけれども


26 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 00:10:21.04mpKdpKdjo (1/10)


天乃「……絶対に九尾が余計な根回ししてるわね」

精霊を呼び出そうとした天乃は、

その誰一人として出てこなかった結果に対して、呆れ交じりに呟く

九尾が邪魔をしてくるのだから

この状態でも樹海等には特に支障はないだろうし

その点に関しては安心していいのかもしれないけれど

寝るのは少しばかり、辛い

天乃「夏凜、平気?」

夏凜「私の子とは気にしなくていいわよ。天乃が平気ならそれでいいわ」

元はと言えば自分のせいだ

天乃がおかしなことを言ったせいだと取って付けたような言い訳をとっさに述べてしまったが

その撤回をした今、夏凜は素直に眼を伏せる

天乃「…………」

罪悪感を感じています。と

犬だったら尻尾と耳が垂れているだろうか

そんなことを思いながら笑みを浮かべる

天乃「正直いつもしない体勢だから、左半身が痛いけど。たまにはこういうのも。悪くない」

寝るまで密着しているのはよくあるが、

寝ている間も、こうして繋がっていられるのはこれが初めてだろうから

天乃は気にせず、笑っていた


27 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 00:15:04.23mpKdpKdjo (2/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から




九尾「あとはもう片方の腕と、両足を括りつけて……」

九尾「おっと、その前に服を脱がせ……ええい、結んでおっては脱がせぬ」

九尾「煩わしい、引き裂いてくれる!」ビリッ

天乃「んっ」

夏凜「っ」

九尾「寝起きの反応が楽しみじゃな。くははっ」


28以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 00:16:39.49mujDLxruO (1/1)


いちゃいちゃいいぞ~


29以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 00:16:42.46qYSVhPvN0 (1/1)


九尾なんてことを(ありがとうございます)


30以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 00:21:26.135Lkc5j3YO (1/1)


朝目覚めたら目の前に服が破れてはだけた姿の久遠さんか…
夏凜ちゃんの理性もたなさそう


31以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 13:49:29.1521tImHfro (1/1)

しかも利き手を拘束済み
この据え膳は食わなきゃ駄目だ
三大欲求あるならな!


32以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 19:20:53.83qcj0HU78O (1/1)

っていうか既にモノローグで欲求滲み出てるんですが


33 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:13:01.24mpKdpKdjo (3/10)


では、少しだけ


34以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 23:14:13.53+oaITU7AO (1/2)

おk


35 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:18:58.86mpKdpKdjo (4/10)

1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流有(キス、気にしてない、)
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流無()
・   東郷美森:交流無()
・   三好夏凜:交流有(陽乃からの手紙、繋がる方法、使い方、間接キス)
・   乃木若葉:交流有(墓参り、承諾)
・   土居球子:交流有(墓参り、貴方だけの責任ではない)
・   白鳥歌野:交流無()
・   藤森水都:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・      九尾:交流無()
・       死神:交流無()
・      神樹:交流無()



7月8日目 終了時点

  乃木園子との絆 54(高い)
  犬吠埼風との絆 60(高い)
  犬吠埼樹との絆 50(高い)
  結城友奈との絆 64(とても高い)
  東郷美森との絆 51(高い)
  三好夏凜との絆 81(とても高い)
  乃木若葉との絆 45(中々良い)
  土居球子との絆 30(中々良い)
  白鳥歌野との絆 22(中々良い)
  藤森水都との絆 13(普通)
     沙織との絆 63(とても高い)
     九尾との絆 47(少し高い)
      死神との絆 38(中々良い)
      神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


36 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:24:16.78mpKdpKdjo (5/10)


――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――
―――――――――
―――――――

私は自分でも人に好かれている人間だと思っているけれど

それと同じくらいに、あるいは、それ以上に嫌われている人間だという自覚もある

陽乃ちゃんのこと好きだなぁ。と笑みを浮かべていたクラスメイトが

私がお手洗いで席を外した途端に、

なんていうか、可愛くて優しくて気遣い出来る良い女の子を頑張ってます~って感じだよね。などと

他のクラスメイトと笑うのを聞くのが日常茶飯事な生活だったから

好かれるということは嫌われるということだと早くも学んでいたし

それを気にするのは、

陸も星も太陽も見えない海上で方位磁石もなしに左はこっち右こっちと右往左往するのと同じくらいに

滑稽なことだと思っている

そのせいで二者面談では「もう少し自分を客観的に」というありがたいお言葉をいただけたくらいで。

媚売りの少女。というかの有名な童話を嘲る渾名の命名者に言ったように、

私は別に、誰かに好かれようとして生きてきたわけじゃない

横断歩道で子供達を先導するのも、

歩道橋でお爺ちゃんお婆ちゃんの荷物を手伝うのも

ふと見かけた観光客に道を案内するのも

私は私がそうだったときにどうして欲しいかという考えの上で行っているだけであって

自分がそうなったときの恩返しを求めているわけではない


37 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:30:23.31mpKdpKdjo (6/10)


とはいえ、その当事者の外側。子供の両親や老婆老爺の片割れといった内外を股にかけている人ではなく

本当の本当に無関係な立場の人間、その一部にはそんなこと関係ないのだと思う。

誰かに手を貸すその姿が、

降り注ぐ暑い陽射しの下で商談成立のために必死に駆け回る営業マンのように見え

見下す視線を向けてきていることも、私は知ってる

それでも、私は笑顔で居続けた

無理していたわけじゃない。自分がそうしたいと思っていたこと

そうするべきだと思っていたこと

ただそれだけをひたむきに行っていたから、笑えていただけのこと

波風を立てることの無い平々凡々な行い

誰かの顔色を伺うような味気ない行い

そんなものではない生き方をしていたから、誰かから嫌われるのは当たり前だと思っていた

けれど

金鍍金が剥がれて地金が露出し始めた装飾品のように

化粧を落とした女が別人のようであるように

私の世界は私の生き方なんて関係ないというかのように

星降りの夜、運命という強靭な軸を残して、崩れ去って行った


38 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:34:36.60mpKdpKdjo (7/10)


「居たぞ! 逃がすな!」

祖父や父ですらめったに入らない自室に、夜、見知らぬ男性が押し入り

切羽詰った声で怒鳴るや否や、その影からさらに数人の男性が入り込んで

抵抗する暇も無く、体を組み伏せて縛り上げられた

聞かされた話、

私の家、久遠家は供物にされるための存在だという。

祭壇と言うよりも処刑場と呼ぶのが相応しい瀬戸大橋の外に向かうまでの車の中

手足をきつく縛る縄の感触から逃れるように、

何事も無ければ平穏無事に生きていける。

胸に焼き付いていた亡き曾祖母の遺言を思い返してもなお

私は納得できなかった。理解さえも出来なかった

膝程の高さも無い浅瀬で溺れかけているような

歌の前半後半の歌詞を歌い間違えてしまうような

はたから見れば嘲笑さえされてしまいそうなほど簡単なこと

そのときの私にはそれさえも出来なくなっていた


39 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:35:52.69mpKdpKdjo (8/10)

「生きて。陽乃ちゃん」

母は私を笑顔で見送ってくれた

脂汗が浮かび土汚れた顔

普段見る母親からは想像もつかないようなそれが、私が最後に見た母の姿だった

でも、それはまだましな方

親戚の叔父様や叔母様、従姉妹の妹、姉、兄、弟

その殆どが断末魔の叫びを上げている酷く醜いものばかりで

スプーンで無理矢理半分抉り取ったトマトのように

右肩から左脇までがどこかへと消え失せ赤黒く塗りつぶされていく【モノ】さえ居たのだから。

しかし、そんな惨劇から惨めに逃げ出した私を待っていたのは

狂った人々にお炊き上げされ、燃えカスとなった帰るべき場所

これで助かる。これで無事だ

そう口々に叫び喜びを見せる彼らに、捨てた私達への感謝の言葉は無かった

それどころか、お前達のせいだという罵倒だけが呪詛のように紡がれた

みんなは冷酷で、無慈悲で、非道だった

飲み終えられ放り投げられた空き缶のような

SNSに挙げるためだけに注文された料理のような

客に平伏して当然だと押しつぶされるサービス業の店員のように

私達を生贄として、道具のように使い捨てたことへの罪悪感も何もみんなには無かった

悔しいという涙さえこぼれなかった

出口の無い迷路へと迷い込んだかのように、私は自分の何もかもが分からなくなっていった


40 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:41:15.76mpKdpKdjo (9/10)


「大丈夫だよ。陽乃ちゃん」

ボロボロの寝巻き、薄汚れた体

今までなら不快感を覚えたであろう不衛生さにも気を止めず

空腹感さえも感じなくなった頃、一人の女の子が私の隠れていた廃屋にやってきた

その子は私の親友ともいえる子で

巫女の力は無いものの、巫女の修行を一緒に行った幼馴染といっても良い子

心配そうな彼女は、困ったように笑みを見せて

それからすぐに泣き出してしまった

「助けて上げられなくてごめんね。守って上げられなくてごめんね」

汚いからと言っても気にせずに彼女は私の体を抱きしめて

私よりも辛い経験をしたかのように泣く彼女の涙は、

乾いた土を潤す雨のよう

雨は汚れを洗い流し、植物を潤し、山へと降りて川となる

そう、雨が降ると、世界が泣く

壊れかけた私とて、泣いてしまうのだ

救われたい、助けて、もう嫌

生きたい、死にたい、生きていたい

羅列する願いを彼女はただ黙って聞いてくれた

その時の私には、その時はまだ。この子だけが私の救いだった


―――――――
―――――――――
――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――――――――――


41 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/13(木) 23:43:00.38mpKdpKdjo (10/10)



√ 7月9日目 朝(自宅) ※火曜日

01~10 夏凜
11~20 沙織
21~30 
31~40 
41~50 風
51~60 夏凜
61~70 九尾
71~80 
81~90 友奈
91~00 

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


42以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 23:43:10.26ClpqzHhzO (1/1)




43以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/13(木) 23:43:20.69+oaITU7AO (2/2)




44 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 00:00:33.95f1D58yoWo (1/10)


√ 7月9日目 朝(自宅) ※火曜日


天乃「…………」

見えたのは陽乃の夢

陽乃が語ろうとした陽乃の過去

その流れは九尾から聞いているし

ある程度ならばもう、見たが

しかし、以前とは比べ物にならないほどに重苦しい雰囲気を感じる夢だった

まるで、自分自身が陽乃となっていたかのような感覚

何の違和感もなくすっと目が覚めたものの

体のみならず、精神的な不安感を拭えない天乃は無意識に右手に力を籠める

夏凜「……ん」

すると、夏凜も同じように握り返し、ゆっくりと瞼を開く

見えた瞳は活力が薄かった

寝起きということもあるが、きっと、それだけではなく。

天乃「夏凜も見たの……? 陽乃さんの夢」

夏凜「多分……見たわ」

未だにリボンで縛られた右手と左手

互いに示し合わせたわけでも無く、握り合う

感じる温もり、感じる締め付け感

その存在感が、堪らなく不安になった心を、抱きしめてくれるようだった


45 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 00:07:54.61f1D58yoWo (2/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から




夏凜「辛かったし、苦しかった。何より悲しい夢だったわ」

天乃「そう……ね」

夏凜(胸が大きくなる夢)

夏凜(それが夢だと分かる夢とか……)

夏凜(陽乃さん……。子孫は、天乃はこんなに立派よ。よかったわね)


46以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 00:08:42.82hXVeDo/7O (1/1)


胸の話じゃないからww


47以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 00:13:24.14jAxu3A/SO (1/1)


シリアスが台無しだよw

一応記憶はもらってるけど若葉がこの夢をみてたらどう反応しただろうか


48以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 00:26:06.60xwvfUVKr0 (1/1)


安定のおまけ夏凜ちゃんであるwww


49以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 08:25:28.434tRGJuvGO (1/1)




50以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 08:44:05.03TDIjm7cpO (1/1)

せめてシリアスパートでは我慢しろよオマケェ!

真面目な話陽乃さんは苛められてた可能性もあるんだな
確かに現代では陽乃さんや久遠さんみたいな性格って男受けしやすいから嫌われやすい気がする(同性に)


51 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:21:39.21f1D58yoWo (3/10)


では、少しだけ


52以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 22:27:50.54WG7k3+mrO (1/3)

かもん


53 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:30:59.05f1D58yoWo (4/10)


夏凜「あれがこの世界の過去なのだとしたら、昔は余程行きにくい世界だったのね」

天乃「今でこそ……といっても私はアレだけど、陽乃さんの時のようなことは起こらないものね」

もちろん、相手のことをちょっとからかうとか

そういったことが行われるのはよくあるが

それはやっぱり、互いに笑えるようなことでしかない

自他共にふざけているのだと分かっているから、害は無い

ほんの少し言葉が誤って傷つけるようなことになったとしても

それに気づくことが出来て

ちゃんと正し、謝ることが出来るのが今の世界だ

天乃「……なに?」

ほんの少しだけ手が強く握られたのを感じた天乃が

問いかけと共に目を向けると夏凜は不満そうに眉を潜める

夏凜「寝返り打てないって不便だと思ってね。っていうか、こうしてずっと手を繋いでいないといけないのも不便」

天乃「嫌?」

夏凜「嫌かどうかと不便かそうじゃないかは違うでしょ」

天乃「なら、良いじゃない」

天乃は嬉しそうに笑うが

夏凜はそうじゃないと言いたげな不満そうな表情で

天乃は「まったくもう」と、呟く

天乃「私は夏凜が不便に思ってることが逆に嬉しいわ」


54 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:37:16.29f1D58yoWo (5/10)


何かを感じたことが繋いだ手から伝わってくる

逸らすことが出来ないから、表情がはっきりと見えてしまう

何も隠せない、なにも偽れない

でもだからこそ、天乃は嬉しいという

天乃「今だけは、夏凜の全部が伝わってくるから」

夏凜「…………」

あんたは……と

呆れた言葉が出かけた口を閉じて、夏凜は天乃をまっすぐ見つめる

不動の笑みを浮かべたままの天乃には何も言っても無駄だ

もちろん、夏凜が言った言葉を否定したりはしないだろうし

そういう考えもあると受け止めてくれるだろうけれど

夏凜「……馬鹿じゃないの」

天乃「ふふっ、ちょっと熱くなった」

夏凜「うっさい」


55 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:47:35.16f1D58yoWo (6/10)


嬉しそうな顔、笑っている顔

目の前に見えるそれは、夏凜が望んでいるもので

これからも、見せて欲しい感情で

だから、悪くないと思った

ずっと繋がっている不自由さはあるけれど

それでも、今こうして感じられるぬくもりが、自分だけが見ることの出来る笑みが

不自由さを包み込んでくれる

それは雨音のように特別で、デザートのように甘い時間

無意識に触れ合う手に力が篭り、天乃の体を引き寄せる

夏凜「……ほら、あんたもちょっと熱くなった」

天乃「…………」

夏凜「嫌?」

天乃「まさか」

それは本心だったが

本心であることと恥ずかしいと思うこととは当然ながら別で

ちょっぴり熱くなりながら、天乃は上目遣いに夏凜に微笑む


56 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:53:49.91f1D58yoWo (7/10)


夏の暑さではない心の熱さ

手を合わせて体を合わせて

足の動かせないもどかしさに歯噛みしながら

その感情を飲み込んで、身を寄せる

その時間は一瞬で、永遠で

その距離は近くて、遠い

待てない吐息が混ざり合う場所で、天乃がそっと目を瞑る

こういうとき、足が動かせない天乃は待つ側になる

待っている側はいつ来るのか分からない不安と期待に胸を躍らせ

進む側は緊張と焦りに慌しく高鳴らせて――

若葉「こほんっ」

夏凜「!」

若葉「……その手は解かなくて良いのか?」

前触れ無く姿を現した若葉のじとっとした瞳に

天乃と夏凜は複雑な感情と分け合った気恥ずかしさに頬を染めた

夏凜「頼むわ」

リボンが解かれて解放されても

ほんの少しだけ、名残を惜しむように手は繋がったままだった


※学校へと向かいます


57 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 22:57:23.31f1D58yoWo (8/10)


√ 7月9日目 朝(学校) ※火曜日

01~10 
11~20 大赦
21~30 
31~40 
41~50 クラスメイト
51~60 ご依頼
61~70 友奈
71~80 
81~90 樹海化
91~00 

↓1のコンマ  


58以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 22:58:30.75zOVsEBlwO (1/3)




59 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 23:04:13.66f1D58yoWo (9/10)

√ 7月9日目 朝(学校) ※火曜日

1、風
2、東郷
3、友奈
4、夏凜
5、沙織
6、樹
7、クラスメイト
8、イベント判定

↓2


60以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:04:55.34zOVsEBlwO (2/3)

8


61以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:05:12.72WG7k3+mrO (2/3)

5


62以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:05:21.38ojVYENN50 (1/1)

8


63以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:08:21.55WG7k3+mrO (3/3)

すまぬ、可能なら8に変更したいのだが…


64 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/14(金) 23:13:22.75f1D58yoWo (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日は出来れば少し早めから
出来ない可能性もあります



天乃「ヤキモチやいた?」

若葉「なっ、そ、そんなわけない!」

夏凜「そういうの、やっても良い事ないわよ。良いから一緒に遊びましょ。天乃で」

天乃「え?」

若葉「わかった」

天乃「えっ!?」


65以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:15:46.41zOVsEBlwO (3/3)


夏凜いちゃいちゃ寸止めの刑


66以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/14(金) 23:17:36.46QumO5TNoO (1/1)




67以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 10:17:13.57qIafUok9O (1/1)

>>1は今頃映画見てそう
弟一人追加されてたしその影響はいつ来るか


68以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 10:40:15.18Ff5f8VphO (1/1)




69 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 19:58:38.19KYIaop0Qo (1/12)


では、少しだけ


70以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 20:00:38.01O5KIePg7O (1/4)

あいあいさ


71 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 20:18:34.89KYIaop0Qo (2/12)


√ 7月9日目 朝(学校) ※火曜日

01~10 風
11~20 大赦
21~30  夏凜
31~40  先生
41~50 クラスメイト
51~60 ご依頼
61~70 友奈
71~80  不法侵入
81~90 樹海化
91~00 クラスメイト

↓1のコンマ  



72以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 20:21:48.41O5KIePg7O (2/4)




73 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 20:44:54.93KYIaop0Qo (3/12)


天乃が教室に向かうと、「おはよー」と声をかけてきたクラスメイトは

怪し気に笑って口を開く

「久遠さん、やんちゃしたねぇ」

天乃「昨日、何かあった?」

「んー特には」

「でも、話は聞かれたよ。久遠がどこ行ったか知らないかーって」

天乃「一応、体調不良にしてたはずだけど」

してたはずって……と、

ほんの少し困り顔の女子生徒に対し

眼鏡をかけたクラスメイトはくーちゃんらしい。と、嬉しそうで

「先生にね。全員じゃなくて、私達とか、一部仲の良い子がね。……仲の! 良い子がね!」

「あーはいはい」

天乃「……なにがあったの?」

「先生が呼び出した後、特に仲が良いからなって前置きしたみたいで」

でも実際は仲がいいと言うより、近くに居るからだよね。と

セミロングの女の子はトリップするもう一人を押しのけ

真剣に考え込んで、言う

「私達が知らないって言ったとき、そうか……って結構不安そうだった」


74 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 21:06:06.26KYIaop0Qo (4/12)


天乃「それ以外には何もなかった?」

「うん、知らないならって」

天乃「そう……悪かったわね。迷惑かけたみたいで」

「ううん、それは全然良いけど……というより、向こうが気にしすぎな気がするよ」

何かお役目があって

それをお願いしようと探そうとした可能性もなくはないけどな。と

女子生徒の隣、

クラスメイトの一人が横やりを入れて、ふと、息をつく

活発で勉強は苦手だが、体育だけは出来る男子生徒だ

「俺は何も聞かれなかったけどなーま、男女の違いか」

「大して仲良くないしね」

「そんなことないぞ。教科書の見せあいはしたりする……して貰ってるだけだけどな!」

「だめじゃん」

他愛もない話に移っていくクラスメイトを横目に

天乃は場を乱さないよう、声を押し殺して笑みを浮かべる

とりあえず、みんなになにかをした。というほどのことはなかったらしい


75以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 21:23:06.69AnWeZL45O (1/1)

ちょっとサボるだけで騒ぎが起きちゃうかも知れない久遠さん


76 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 21:25:55.59KYIaop0Qo (5/12)


「ところでさ、久遠さん」

天乃「ん?」

「こういうのは勇者部通して言うべきかもしれないんだけど、大会の応援とか、来てくれないかな」

天乃「勇者部じゃなくて、私への個人的な依頼ってことでいいかしら」

運動部に所属している女子生徒は大会にも出場する

それなりの実力はあり、一年生でベスト8、二年生でベスト4と

着実に実力をつけて来てはいるのだが……まだ、最高記録は4位止まり

もちろん、それでも充分すごい成績だと言えるだろうし

勇者の力を使っていない状態なら、鍛錬に明け暮れている夏凜とも

距離にもよるが、互角に走るだけの力はあるはずだ

だが、今年3年生ゆえ、次はもう高校になる

前回を越えられなければ、中学生での最高記録は4位

それは周りが認めても、自分では認められない結果

やるのならば、トップを目指す。最後の最後まで

自分の最高記録を定めて良いのは、最後の挑戦を終えた後なのだ

「私にとって、今の記録は最低記録。私の足場……上に行きたいんだ。もっと、もっと上に」

天乃「私の応援は、その手助けになるの?」

「なるよ。ならないわけがないよ。だって、勝利の女神さまだからね。久遠さんは」

天乃がいるクラスは体育祭などの競うものにおいて―特に男子が―無敗を誇る

ゆえにいつしか、天乃は勝利の女神と呼ばれるようになったのだ

天乃「……私はそんな大それたものではないわ」

本当にそうなら、彼女が死ぬなど。なかったのだから



1、分かったわ。特別、応援に行かせてもらうわ
2、んー勇者部みんなでいいかしら?
3、ごめんなさい、それは出来ないわ


↓2


77以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 21:26:56.19KZUg3n6pO (1/1)

2


78以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 21:27:37.43O5KIePg7O (3/4)

2


79 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 22:16:09.04KYIaop0Qo (6/12)


天乃「それは構わないんだけど……」

「何か予定あった?」

天乃「そういうわけじゃないの。ただ、勇者部全員でもいいかしら?」

クラスメイトとしては

天乃一人で来て欲しかった可能性もあるが

まだ話していないお役目の関係上、一人行動は推奨出来ない

それなら夏凜か誰かだけでもいいのかもしれないが……

天乃は戦えるが戦わないメンバーゆえに

戦闘メンバーから私情で誰かを引っ張るのは、よろしくない

その欠員が、その遅れが

何か重大なことに繋がる可能性があるのだから

クラスメイトには申し訳ないが

優先されるべきはその子ではなく、世界であり、勇者部なのだ

「私は良いけど、勇者部は平気なの?」

天乃「それに関しては多分……平気よね? 風」

風「ん? まるで聞いてなかったんだけど、なんだって?」

少し席の離れた風は、唐突な呼びかけに困り顔で答える

沙織「あの子の大会の応援、勇者部で行くって話だよ」

風「あぁ……んー。どうだろ、ま、調整は出来るだろうし。平気じゃない?」


80 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 22:29:18.55KYIaop0Qo (7/12)


「ほんと? 来てくれる?」

風「行く行く、久しぶりにあたしの華麗なチアリーディングを見せてやるわ!」

沙織「チアリーディングは野球部の方だと思うけど……」

「ふうちん一人でチアするのもいいんじゃないかな」

いや、それはなしで。と

照れくさそうに拒否する風を一瞥して

そういうことだから。と、天乃はほほ笑む

天乃「問題なさそうだわ」

「ありがとね、夏休み期間中だから、何か他に用事出来たら来なくても大丈夫だから」

天乃「予定があるのだから、それ以上に予定は必要ないわ」

「……ありがと」

嬉しそうに笑う女子生徒

その傍らにいる男子生徒は「ちぇっ」とつまらなそうに言って

「俺は誘われてないぞー」

「なんで誘う必要があるのか分からないし」

「なんだとー!」

「それに、体育の時いやらしい目で女の子見てるってみんな知ってるんだから」

「女子見るんだから、そりゃそうなるだろ。ボールがあったら蹴るくらいに自然じゃん」


81 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 22:42:45.67KYIaop0Qo (8/12)


「なに開き直ってるんだか……おかしいよね。久遠さん」

「おかしくないだろ。分かるよな、久遠!」

天乃「えーと」

二人の仲の良さが分かる喧嘩

微笑ましく見ていた天乃は不意を突いて飛んできた言葉を受け止めて。

男子生徒の鬼気迫るような前のめりな姿勢に若干身を引き、苦笑する

天乃「私に男の子の感覚の同意はちょっと、難しいと言うか。困ると言うか」

「はいはーい。私分るよー」

天乃「えっ?」

「美味しそうなものとか、可愛いものとか、あまのんが居たら絶対見る。そんな感じだよねっ」

男の子に完全同意と言わんばかりに答える眼鏡の女子生徒に対して

セミロングの子は「はぁ……あんたはもう」とあきれ顔で

男子生徒は「少し違うけどそんな感じ」と、頷く

天乃「気になる発言があったけど……」

とりあえず。と、咳払い一つ

天乃「美味しいものに対しては食べたいって欲求があるし、可愛いものは場合にもよるけど欲しいって思うものでしょ?」

「そうだね」

天乃「貴方のその……いやらしい、目? も、つまりは」

「言い方がすっげぇあざといけど、何か欲があるんだろってことならある。彼女欲しい。欲を言えば大きい子が望ましい」


82 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 23:01:15.59KYIaop0Qo (9/12)


「それを女子に言うかな普通……いや、言わない」

天乃「あはは……」

彼女。というカテゴリには女の子である天乃も当然その中に入っている

しかし、大きい人が望ましい。という男子生徒の言葉

あえて言わなかったのかわざと言わなかったのか

しかしながら、目は口ほどにものを言うもので。

その切り取られた主語が分かってしまう―視線を感じた―天乃は

困ったように笑って、誤魔化す

「というわけで、久遠は彼氏いるのか?」

沙織「!」

風「んぐっ」

二つほど、机がガタッと騒音を立てたが

朝のクラスの喧騒に飲み込まれてそれは消え

視線だけが、天乃に話しかける男子生徒へと向く

天乃「と、唐突ね、さっきから」

「……動揺するってことは、いるのか?」



1、いたらおかしいの?
2、付き合ってる男の子なんていないわ
3、女の子なんだから、プライベートに踏み込まれたら驚くのは当たり前でしょ
4、少なくとも、貴方とは付き合わないかな

↓2


83以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 23:01:48.41nQGFut0jO (1/2)

1


84以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 23:07:41.8239dphqZ+0 (1/1)

3


85 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 23:26:54.32KYIaop0Qo (10/12)


天乃「あのね……」

男子生徒がそう言う性格なのは良く分かっているが

流石に踏み込み過ぎだと、小さく息をつく

もちろん、怒っているわけではないけれども。

天乃「女の子なんだから、プライベートに踏み込まれたら驚くのは当たり前でしょ 」

「それもそうか……じゃぁ、いないなら付き合ってくれ」

天乃「色んなものを考え直して出直してきなさい」

満面の笑みを浮かべ、即答

お茶らけた告白なのだ

真面目に付き合うようなことではないし

男子生徒自身が、真剣に受け止めて貰えるとは思っていないようで。

ふられたーと、冗談っぽく声を上げた

「失礼だね……ほんと。だから大会にも呼ばないんだってわからないかな」

「呼ばれないならプライベートで行くだけだからな。大声で名前叫んで大弾幕振ってやろ」

「ちょっ、止めてよ!? 絶対、ぜーったいに止めて!」

HRが始まるまで

クラスメイト同市の小さな言い争いは続いた


86 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 23:31:17.00KYIaop0Qo (11/12)

>>85 一番下訂正


天乃「あのね……」

男子生徒がそう言う性格なのは良く分かっているが

流石に踏み込み過ぎだと、小さく息をつく

もちろん、怒っているわけではないけれども。

天乃「女の子なんだから、プライベートに踏み込まれたら驚くのは当たり前でしょ 」

「それもそうか……じゃぁ、いないなら付き合ってくれ」

天乃「色んなものを考え直して出直してきなさい」

満面の笑みを浮かべ、即答

お茶らけた告白なのだ

真面目に付き合うようなことではないし

男子生徒自身が、真剣に受け止めて貰えるとは思っていないようで。

ふられたーと、冗談っぽく声を上げた

「失礼だね……ほんと。だから大会にも呼ばないんだってわからないかな」

「呼ばれないならプライベートで行くだけだからな。大声で名前叫んで大弾幕振ってやろ」

「ちょっ、止めてよ!? 絶対、ぜーったいに止めて!」

HRが始まるまで

クラスメイト同士の小さな言い争いは続いた


87 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/15(土) 23:47:17.16KYIaop0Qo (12/12)


では、ここまでとさせていただきます
明日は出来ればお昼頃から

銀の弟は夏休みにでも




天乃(彼氏はいないけど、彼女はいるのよね……やっぱり、男の子と女の子が一般的?)

悪五郎「それは俺が見初めた女だ。人間風情が手を出すな」

「ほうほう、やはりいたのか……いたのかよぅ」

悪五郎「夜は昼よりも愛らしいぞ」

「もっと詳しく!」

天乃「え? あ、ちょ、ちょっと五郎君!」


88以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 23:48:31.64nQGFut0jO (2/2)


五郎くんあれから見てないな


89以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/15(土) 23:56:00.72O5KIePg7O (4/4)


五郎くんは前作の春信さんのような別枠扱いなのね

そして銀の弟くんか…銀のトラウマ解決の鍵となるか


90 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 12:24:21.90XU+xrwqyo (1/31)


では、少しずつ


91 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 12:45:48.11XU+xrwqyo (2/31)


√ 7月9日目 昼(学校) ※火曜日

01~10 
11~20 クラスメイト
21~30 
31~40 
41~50 大赦
51~60 
61~70 
71~80 樹海化
81~90 
91~00 五郎君

↓1のコンマ  



92以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 12:47:42.971x9mYGHUO (1/2)




93以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 12:51:33.904X0phFFtO (1/3)

噂してたら来たな


94 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 13:04:44.55XU+xrwqyo (3/31)


「くお、久遠さん。および……出し」

お手洗いに向かっていた女子生徒の慌てた声に

落ち着きなさい。と、優しく声をかけながら「誰?」と、問う

女子生徒は「あの人」と、教室の入り口に振り向いて――

天乃「…………」

日常というものは、案外容易く壊れるものだ

例えば、毎日朝食にはパンを食べると決めていた夫が

急にご飯を食べ始めたとしたら、それでも日常だと言えるだろうか

例えば、普段は話しかけてこないようなクラスメイトが

おはよう。と声をかけてきたとしたら、それはいつも通りの教室だと言えるだろうか

はっきり言ってしまえば、ほんの些細な

他人からしてみればどうでもいいようなこと一つで、当事者の日常というものは

程度の差こそあれ、容易く崩壊してしまうものなのだ

ゆえに、人は常に薄氷の上を歩いているのである

悪五郎「昼食をとるのだろう? 迎えに来た」

天乃「……五郎君」

そしてこの時ばかりはたった一人の土足が

一つのクラスの日常を盛大にぶち壊しにしたのだった


95 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 13:17:18.52XU+xrwqyo (4/31)


「だ、誰だ?」

悪五郎「ふむ……現代風で言い換えれば。神野五郎。とでも名乗ろうか」

「じ、じんの……?」

まるで聞いたことが無いと言いたげに驚く男子生徒は

ちらりと天乃を見て、また悪五郎へと向き直る

常に不敵な笑みを浮かべている悪五郎は

前時代的な言い方をすれば不良というもので、悪党と言えるもので

そんな人が天乃と一緒。というのはこの時代であろうとも、聊か不安が募る

悪五郎「どうした。俺の名前がおかしいかね? これでも潜思したのだがな」

「い、、いや。名前がというか。久遠には不釣り合いだと言うか」

悪五郎「想像は結構。だが、口にするには早計だ」

余裕綽々と笑って見せる悪五郎は

男子生徒を煽るようにため息をついて、手をひらひらと払う

完全に、挑発目的だ

悪五郎「しかし、仮に俺が不適切だとして、お前はその女に適した人間かね?」

「!」

悪五郎「お前にその女が守れるか? この俺から、向かい来る敵から。お前は守れるのかね? 力なくば、選定の場にすら立てぬが?」


96 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 13:38:44.14XU+xrwqyo (5/31)


「ぐ……」

悪五郎「道徳というものを学んだお前に、その拳が震えるかね? 教育という鎖に繋がれたお前は、戦えるのかね?」

ここまで来てしまったら

例え男の子でなくとも、人間であれば怒りに打ち震える事だろう

煽りに煽り、手招いて笑みを浮かべる目の前の男の子

容姿から推測すれば、それは中学三年生から見れば自分よりも子供だ

そんな子供が、戦えるのかと、自分よりも強いのかと、挑発してきているのだから

天乃「五郎君、言い過――」

悪五郎「女は口を挟むな、男が前に出た以上。女は黙ってみるのが戦であろう」

天乃「貴方ね……」

悪五郎「意志を示したのはそこの小僧だ。俺ではない。余程……俺はお前にとって不適切らしいな」

不適切だと言われたことを悦ばしそうに笑いながら

悪五郎は「さて」と、男子生徒に一歩近づく

昼休みの教室は不気味な静けさに包まれて、緊張が波打つ

どこかの教室の騒がしさは、まるで異界のごとく

ドアの開け放たれた教室は、鳥籠だった

悪五郎「お前の得意な武術を聞こう。手心だ、それで相手してやる」

「……け、喧嘩は校則違反だ。俺にはできない」

悪五郎「目の前でこの女が連れていかれるとしてもか? それでもお前は、目に見えぬ拘束具を振り払えぬのか?」

「……っ」

目を合わせる事すらできていなかった男子生徒は悪五郎の言葉に、顔を背ける

当たり前だ、男の子は学生なのだ。それに、一度校則違反を行った以上

次問題を起こせば退学もあり得るのだ、無意味な退学は、望ましいことではない

悪五郎「小僧とはいえ、男であろうに……股に生えた刀はただの飾りか府抜けめが」


1、五郎君、いい加減にして
2、学生なのだから、仕方がないこともあるわ。貴方は勉強が足りていないわ
3、少なくとも、野蛮なだけなら、私とは釣り合わないかもね
4、私の為に争うのは止めてー、いやー、悲しいわー
5、なら五郎君、私の可愛いボディガードの夏凜ちゃんと戦ってみれば?


↓2


97以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 13:41:19.451x9mYGHUO (2/2)

2


98以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 13:42:50.68QVElJxD9O (1/1)

1


99 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 14:05:25.23XU+xrwqyo (6/31)


天乃「……五郎君、いい加減にして」

悪五郎「お――」

天乃「いい加減にしてと、私はそう言ったはずよ」

天乃の声は緊張感を途絶えさせるほどに冷たさを感じる声だった

クラスメイトも女子生徒や、悪五郎と対峙している男子生徒にはそれほど感じさせない

悪五郎にだけ向けた冷酷さのある瞳

それは、殺意が含まれた不可視の刃

天乃は優しいだけの女ではない

その片鱗は一度、友奈を傷つけた夏凜に対して見せた事もある

悪五郎は言葉を飲み込んで、一歩引く

無意識に、生存本能が足を引かせた

天乃「ね?」

悪五郎「……分かった。俺が悪かった」

悪五郎は手を上げると

男子生徒に対して渋々と頭を下げる

悪五郎「だがな。お前は天乃の男にはしてやれん。朝の話、真面目にしたら、その時は本気で相手する」

「聞いてたのか」

悪五郎「覚えておけ、人間。久遠天乃を抱きたいのならば背負える人間になれ。それは当然、力だけでは許さんぞ」

天乃「その前に、私は貴方を許さないからね? 五郎君?」


100 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 15:00:36.16XU+xrwqyo (7/31)


√ 7月9日目 昼(学校) ※火曜日


天乃「若葉といい、貴方といい。どうして学校で姿を見せちゃうのよ」

悪五郎「制服さえ着ていれば、他の存在だと誤解するのだろう?」

天乃「そう言う問題じゃないのよ……解るでしょう? さっきの教室見ていたなら」

勇者部の部室へときた天乃は、連れてきた悪五郎に対して

困ったように、言葉を投げかける

若葉と同じように、

悪五郎としてはそこまで悪気がなかったのかもしれないが

正直に言ってしまえば、クラスからすれば迷惑この上なかったのだ

悪五郎「お前が好かれている。ということは良く分かった。だからこそ、茶化してみたくもなる」

天乃「貴方ね……」

若葉とは違って、悪意にまみれていたらしく

怪しく笑みを浮かべた悪五郎は「俺はそういう妖怪だ」と

悪びれた様子もなく言い放って、苦笑する

悪五郎「奴らの目の前で接吻しなかっただけましだと思え。男がいるかどうかなど、無粋な問いには良い演出だったであろう?」

天乃「悪趣味にもほどがあるわよ……私は貴方を何だと言えばいいわけ?」

悪五郎「男。とでも言えばよい、露払いでも構わんが」

天乃「付き合ってる人だなんて言ったら、心配させるから無理」


101 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 15:14:19.02XU+xrwqyo (8/31)


百歩譲っても露払いとしか言えないわ。と

天乃は呆れた様子で言って、息をつく

非常に面倒な事になったのだ

適当な言葉でごまかすことはできるだろうが

教室に戻れは、あの子は何? という質問が殺到するのは目に見えている

見た目はいくらか大目に見たとしても中学一年生の容姿

天乃という色んな意味で予想のつかない人がいる以上、そこはなんて言っても通るはずだ

性格に関しても、ちょっと好戦的という言葉でも通るだろうし、

悪五郎がどういう人間か―人間ではないが―というのも意外に通しやすい話だろう

問題は天乃との関係だ

いずれにしても、ああいうのとの付き合いは控える方が良いい。という

クラスメイトからの優しい言葉がかけられるだろうし

脅されているなら。と、力技になる可能性もある

もちろん、悪五郎が負けるはずもなく。

天乃「沙織が力を使って誤魔化してるかもね」

悪五郎「余計なことをする」

天乃「したのは貴方だからね!」


102 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 15:30:28.03XU+xrwqyo (9/31)


悪五郎「そう怒るな、その顔も嫌いではないがな」

天乃「……悪いけど、私は現を抜かすタイプの人間じゃないわよ」

むっとする天乃の下顎をクイッと持ち上げた悪五郎は

天乃との目線を合わせて顔を近づけたが、

一方の天乃と言えば、無感情にも見える瞳を維持して、照れる事すらしない

きっと、これは相手が夏凜達であろうと、変わらないだろう

天乃「それで誤魔化せると思う?」

悪五郎「思わないな。失礼……これは俺の身勝手だ」

名残惜しむように数舜、間を置いてから

悪五郎は天乃から離れた

悪五郎「正直に言おう、俺はお前に余計な人間をくっつけたいとは思っていない」

もちろん、天乃が自分から近付いて行った人間なら話は別だが

そうではないのなら、本当に近づくに足る人間であるのかどうか

そういったことをしっかりと見なければいけない

悪五郎「お前は俺たちにとって重要な存在だ。中途半端な人間には、委ねることなどできぬと知れ」

天乃「解ってるわよ……そう言うことも含めて、私は貴方を選んだんだから」

天乃は一般人とは呼べない

一瞬後には、死んでいるかもしれない

もしかしたら、死なずに怪我だけで済んでいるかもしれない

だが、普通の人間には受け入れられないようなことが一瞬後には訪れるかもしれないのだ

不可視の境界線が、そこにはあるのだ

だからこそ、天乃は普通とは近づきすぎてはいけない

それは、喪失を経て学んだ痛みがあるからこその壁

天乃「私は一般の子とは付き合えない。付き合うわけにはいかない。理解してる」

悪五郎「ならば、先延ばしにしている一般の娘と小僧。そいつらにもはっきりと言葉を返してやるべきではないか?」


103 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 16:01:05.16XU+xrwqyo (10/31)


天乃「……それを言うために、わざわざ来たの?」

悪五郎「いや、悪戯目的だったが少々不穏でな。警戒の意味もある」

悪五郎の瞳は冗談めいた色を失い、

何かを見据えるような、鋭さへと変わっていく

その瞳が見る先には壁しかない

だがきっと、悪五郎に見えているのは校舎の壁ではない

悪五郎「大会とやらの件。あれは正しい、極力はぐれるな」

天乃「また……来るの?」

悪五郎「近いうちに。と、女狐は言っていたな」

悪五郎はふと、息をついて

逡巡する時間を稼ぐかのようにゆっくりと、天乃へと目を向ける

そこにあるのは、悲哀の影

悪五郎「奴らは確実に殺しに来るだろう。目的は神樹などではなく、お前達だ。接敵した対象を確実に潰す気で来るだろう」

天乃「………」

悪五郎「復活できるとはいえ、精霊にも死はある……誰かが死ぬことくらいは、見逃せ。その覚悟をしろ」


1、……嫌よ
2、その時にならないと分からないわ
3、沙織は。沙織は、どうなるの?
4、近いうちって……いつなの?


↓2


104以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 16:01:55.31A8mtxFktO (1/3)

1


105以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 16:04:02.48BZoC/5G3O (1/1)

1


106 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 16:33:46.84XU+xrwqyo (11/31)


天乃「……嫌よ」

悪五郎「死ぬぞ」

天乃「デジャヴュの凄い会話だわ……でもね。改めて言うけど、嫌よ」

我儘だと言うことは自覚している

天乃が死ぬことを許されるとしたら、

皆が戦い抜いて、それでも無理だった時か、ベッドの上で老衰する時

そのくらいしかない

天乃は最高峰の戦力故に、勝利を確実につかむことのできる力だ

それにもかかわらず、平和ではない世の内に

余力を残したままその力を使うなど、あってはないならない

それは愚策だ

しかし、天乃はそれを分かっていてもなお

何度でも口にする

天乃「誰かが死ぬくらいなら、私が死ぬ」

悪五郎「その次で誰かが死ぬとしてもか?」

天乃「なら、私の死をもって終戦させる」

悪五郎「不可能だ」

天乃「やってみなければわからないし、なせば成るのが世界でしょう?」

悪五郎「それは人間の理想だ。世界はそれを歪めて嗤う」


107以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 16:47:35.26FOuTyc5EO (1/1)

成長しているとはいえやっぱり見捨てることができない
久遠さんらしいと言えばらしいけど…


108 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 17:03:58.07XU+xrwqyo (12/31)


悪五郎「戦わんと決めたかと思えば、やはり……変わってないな」

天乃「本当に危ない時には戦う。元々、そういう条件だったはず」

悪五郎「だが……」

そうだ。天乃の言っていることは間違っていない

その条件を夏凜達は呑んだし

いざというときが来ないように。と

死に物狂いで努力をするようになったのだから

その条件が必ずしも悪かった。とは言えない

しかし、しかしだ

悪五郎「お前が力を使う境界線、それはあまりにもあいまいではないか?」

天乃「明確よ。誰かが死にそうなときだもの」

悪五郎「ではこう言おう。齟齬があるのではないか?」

天乃「…………」

悪五郎「お前は精霊が死ぬ時も使うつもりだ。だが、娘共は人間が死ぬ時にしか使わない。そう考えているはずだ」

天乃「いいえ。夏凜達にとっては、精霊である若葉達も友人と同じ、その死を見逃せるはずがない」

例え、復活することが出来るのだとしても

目の前で消えていくことを認められるような子達であるはずがないのだ

天乃「みんなは若葉達も含めて救うつもりよ。だから、私もみんなを含める。誰一人として、死なせたりはしないわ」


109 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 17:50:26.19XU+xrwqyo (13/31)


悪五郎「だが、お前が死ねばみなの願いは露と消えるぞ」

天乃「ええ、分かってるわ」

悪五郎「それでも、やるのか?」

天乃「……誰かが死ぬのは、誰かを失うのは、もう。嫌なの」

だからと言って、みんなにその気持ちを味わわせていいのか。という疑問は残る

それはきっと、一生答えが出せないこと

だからこそ、これは我儘なのだ

誰かに願われたことでも、強いられたことでもなく、

自らの意思で行う、強欲なのだ

悪五郎「お前という女は……っ」

天乃「どうしても許せないの。きっと、私はその状況になったら無意識にでも力を使ってしまう」

悪五郎「…………」

寂しそうに言いながら、天乃は自分の胸元に手を宛がう

そこに根付いた絶望は、痛みは、悲しみは、苦しみは深く太い

それはいわば、トラウマというもので。

天乃「五郎君……私はね。みんなが思っているほど、強くはないの」

そう言って見せた笑みは、悲しみに満ちていて

悪五郎は開きかけた口を、閉ざした


110 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 17:54:37.50XU+xrwqyo (14/31)


01~10 
11~20 控える
21~30 
31~40 
41~50 控えない
51~60 
61~70 
71~80 控える
81~90 
91~00 控えない

↓1のコンマ  


111以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 17:54:49.68A8mtxFktO (2/3)

1


112 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 17:57:44.97XU+xrwqyo (15/31)


イベ無し、夕方へ移行します


113 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 18:03:23.98XU+xrwqyo (16/31)


√ 7月9日目 夕(学校) ※火曜日

01~10 
11~20 樹
21~30 
31~40 
41~50 友奈
51~60 
61~70 東郷
71~80 
81~90 夏凜
91~00 樹海化

↓1のコンマ  


114以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 18:03:42.91A8mtxFktO (3/3)




115以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 18:11:13.05liRnWMDFO (1/8)

そろそろ来そうだなーってタイミングで来たな…


116以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 18:12:25.014X0phFFtO (2/3)

来ちゃったな樹海化
まあヤバくなったら久遠さん出るより勇者部が満開する方が早そうだな
満開くらいはしょうがないよね?ここまで頑張って来たし


117 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 18:13:40.86XU+xrwqyo (17/31)


↓1コンマ+2

1最低0最高

0の場合、オーバー2となります


118以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 18:15:42.44liRnWMDFO (2/8)




119 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 18:20:41.42XU+xrwqyo (18/31)


ぞろ目ボーナスはなし、+2で6

戦闘難易度は6です

戦闘メンバーは、夏凜、友奈、東郷、風、樹、球子、若葉、歌野、水都、沙織です


120 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 19:24:40.24XU+xrwqyo (19/31)


√ 7月9日目 夕(学校) ※火曜日


風「幸か不幸か、学校にいる時に出て来てくれたのは、助かったわね」

樹「皆が纏まってるなら、心強いです」

歌野「とはいえ……油断は出来ないよ」

久方ぶりの、戦い。手に感じる懐かしき力

思い浮かぶ過去の敗北

歌野「油断は……」

精一杯力を尽くしたのだ

尽くして、尽くして、それでもなお、守れなかった

その恐怖に震える手に、誰かの手が触れた

若葉「心配するな。今はもう、私達がいる。白鳥さん一人には、背負わせない」

歌野「乃木さん……」

球子「そうだぞ。タマだっているんだからな!」

歌野「……そう、だね。そう」

緊張に震える手は、皆に包まれて収まっていく

その優しさ、その頼もしさに歌野は笑みを浮かべて、息をつく

歌野「皆がいる。だから……私はまた戦える。今度こそ、守り抜く!」


http://i.imgur.com/NrLMSDT.png


121 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 19:57:16.61XU+xrwqyo (20/31)


天乃「あまり無茶はしないでね?」

東郷「友奈ちゃん、樹ちゃん。あまり前に出ないでね?」

沙織「と、お母さんが言ってるから気を付けよう」

東郷「お母さんって、私は!」

風「一人はみんなの嫁だしねぇ」

j緊張感の薄れたにやにやとした笑みを浮かべる風

釣られて控えめに笑う友奈達の一方で

若葉や歌野、天乃達経験者は笑みを浮かべることもなく、一息つく

若葉「風、私達の隣には常に死がいることを忘れるな」

歌野「皆には神のご加護があるのは理解してる。でもね――戦いは舐めたら死ぬよ」

樹「……はい」

夏凜「舐めてなんかいないわよ。私達には天乃の命がかかってるんだから」

自分の命ではない

とても、とても大切な命がかかっているのだ

ゆえに、勇者は刀を握る

ある者は大剣を、ある者は銃を、ある者は鞭を

それぞれがそれぞれの想いを手に、向かい来る敵を見る

夏凜「行くわよ、勇者部!!」


122 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 20:14:18.27XU+xrwqyo (21/31)


三好夏凜を操作します
戦闘に勝利してください

全員満開を使用可能です
戦況にもよりますが、
HPの10%に来た段階でそれぞれのキャラは満開を使います

戦況にもよりますが、久遠さんも戦闘に参加します。注意してください




1、バーテックスの行動を待つ
2、移動(位置選択)
3、オートバトル(ガンガン行こうぜ)
4、オートバトル(命を大事に)

↓2

※オートバトルは判定だ気を行って貰い、キャラはすべてこちらで動かします

http://i.imgur.com/HwSBDbV.png


123以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 20:17:07.47liRnWMDFO (3/8)

1 I6


124以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 20:17:38.18mZOpi5huO (1/1)

3


125 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 20:27:43.30XU+xrwqyo (22/31)


オートバトルで戦います

満開の使用の有無など、特別な場合は安価を取ります


126 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 20:53:05.53XU+xrwqyo (23/31)


夏凜「若葉! 反対側は任せるわ!」

若葉「承った」

夏凜はそう叫ぶと、左翼に展開

それに合わせて若葉が右翼に走り出して、

夏凜を追って歌野、若葉を追って樹が動く

勇者が使う武器にはそれぞれ偏りがある

だが、夏凜と若葉、歌野と樹はそこまで差はない

だからこそ、二人一組に分かれ、分担する

風「友奈! 近距離だけど先行しないで合わせて!」

友奈「解りました! 東郷さん、タマ先輩!」

球子「ああ! サポートはタマと東郷に任せタマえ!」

東郷「背中は守るわ。友奈ちゃん」

近・中距離である球子、遠距離である東郷

二人も合わせて動き、勇者のうち、誰か一人だけが集中して狙われないように陣形を整える

水都「凄い……」

沙織「でも甘い。バーテックスもそのくらいは学習してるはずだよ」

天乃「そうみたいね……中々、簡単にはいかなそうだわ」


127 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 21:11:56.73XU+xrwqyo (24/31)


夏凜達の駆けゆく後姿は頼もしい

けれど不安はやはり拭えず、戦うことのできないもどかしさが募る

自分の力に絶対という自信を、天乃は持っていない

例え誰かが100%の勝利をもたらすと賞賛していようと

自分では70%さらに言えば50%だと、真面目な話ならば言うだろうが

それでも、みんなの負担を軽くすることはできると言う自信はある

天乃「……みんな」

勝利に奇跡というものが存在するように

敗北にも奇跡というものが存在する

それは、自分にとって奇跡があるのならば、相手にとっての軌跡があって然るべきだからだ

だからこそ、天乃は不安を抱く

力を付けた、気合も十分にある

そんな夏凜達にではなく、バーテックス達にとって奇跡が起こってしまうのではないか。と

もちろん、夏凜達を信じている。信じてはいるが……

天乃「……………」

強く握りしめた端末、そこには、今はもう使われていない勇者の紋章が浮かび上がる

天乃「……頑張って」

万が一の場合に、天乃は備えて祈った


http://i.imgur.com/Ei9O6Kv.png


128 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 21:12:50.37XU+xrwqyo (25/31)


では、少し中断します
再開は22時過ぎになるかと思いますが
30分までに来れなければ終了になるかと思います


129以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 21:19:16.99liRnWMDFO (4/8)

一旦乙
何気に一足先にゆゆゆいみたいな夢の共演してるな



130以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 21:23:26.82j4fdITJlO (1/8)

一旦乙


131以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 21:56:55.654X0phFFtO (3/3)

たんおつ


132 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 22:24:30.07XU+xrwqyo (26/31)


では、また少しだけ


133 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 22:25:56.82XU+xrwqyo (27/31)


夏凜「向かってこない……?」

いや

バーテックスは確かに進行してきているが

その進行速度は今までに比べてかなり遅いのだ

理由は明白、

足の遅い奴も含めて、バーテックスは足並みをそろえている

正しく言えば、陣形を組もうとしている……人間と、勇者と、同じように

歌野「やってくれる……どうする三好さん!」

夏凜「私は先行する! 歌野は援護して!」

歌野「構わないけど、無理はしたら駄目。無茶するだけはナンセンス。オッケー?」

夏凜「解ってるわ」

歌野からバーテックスと振り返った夏凜は

そびえたつ壁のようなバーテックスを見上げる

単身では危険だが歌野がいる。しかし、それでも危険なことには変わりない

だが、誰かが一撃を加えなければこの場は膠着し、一気に乱戦へと動くだろう

夏凜「そうはさせないわよ、バーテックス!!」


134 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 22:46:02.89XU+xrwqyo (28/31)


夏凜→蟹座  命中判定↓1 01~94  21~30CRI

歌野→蟹座  命中判定↓2 01~74  ぞろ目CRI

若葉→魚座  命中判定↓3 01~65  ぞろ目CRI  80~89 水瓶反撃

樹→魚座    命中判定↓4 01~89  ぞろ目CRI

友奈→天秤  命中判定↓5 01~47  ぞろ目CRI  65~74 射手座反撃

風→天秤座  命中判定↓6 01~40  ぞろ目CRI


判定多いので連取可




135以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:47:12.86j4fdITJlO (2/8)




136以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:48:05.36j4fdITJlO (3/8)




137以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:50:07.21liRnWMDFO (5/8)




138以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:50:32.70j4fdITJlO (4/8)




139以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:50:35.84BSmkOobG0 (1/1)




140以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:50:52.58liRnWMDFO (6/8)




141以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 22:51:06.82MULIQZvPo (1/1)

そぉい


142 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 23:04:48.05XU+xrwqyo (29/31)


蟹座→夏凜  命中判定↓ 01~55  ぞろ目切り払い  01~10カウンター

射手→夏凜  命中判定↓ 01~82  ぞろ目切り払い  73~82 カウンター

天秤→友奈  命中判定↓ 01~86

水瓶→若葉  命中判定↓ 01~75  60~69 カウンター  ゾロ目 切り払い

魚座→若葉  命中判定↓ 01~75  51~60 カウンター  ゾロ目 切り払い




143以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:06:01.777Wdvfict0 (1/1)




144以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:06:08.47j4fdITJlO (5/8)




145以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:06:40.31j4fdITJlO (6/8)




146以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:07:50.84j4fdITJlO (7/8)




147以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:08:09.41liRnWMDFO (7/8)




148 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 23:27:39.70XU+xrwqyo (30/31)


夏凜→蟹座  命中  453ダメージ

歌野→蟹座  命中  545ダメージ

若葉→魚座  命中  723ダメージ

樹→魚座    命中  347ダメージ

友奈→天秤  回避

風→天秤座  回避


蟹座→夏凜  切り払い

射手→夏凜  命中  146ダメージ

天秤→友奈  命中  131ダメージ

水瓶→若葉  回避

魚座→若葉  命中  157ダメージ


判定結果



149 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/16(日) 23:36:36.38XU+xrwqyo (31/31)


戦闘はやはり時間がかかりそうですね
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


新旧勇者連合vsバーテックス連合


夏凜「……またね」


150以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:37:16.59j4fdITJlO (8/8)


なんとか乗り切るぞ!


151以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/16(日) 23:47:10.00liRnWMDFO (8/8)


相手の目的が神樹様そっちのけで勇者を狙ってくる辺り
何がなんでも久遠さんを潰す気なんだな…主に精神的に


152以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 08:43:32.06o0O2iw/NO (1/1)




153以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 14:18:35.76HBMssNENO (1/1)

非公式ゆゆゆいそれがくあゆ
戦闘前の歌野と若葉のやり取りずっと見たかったやつだ


154 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 22:42:03.11ObipIRDno (1/11)


では、少しだけ


155 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 22:47:53.98ObipIRDno (2/11)


夏凜「……ッ!」

地を蹴る足から伝わる衝撃は、普段の特訓とは比べ物にならないほど重い

それは訓練の足場が砂場であるがゆえの違い

足場の違いというものは、やはり、戦闘において重要な欠点であり利点でもある

しかし、夏凜の足は動きを止めない、集中力は途切れない

手にした刀と同様の鋭さを持った眼光をバーテックスへと向け、噛み締めて、叫ぶ

夏凜「歌野! しっかり付いてきなさいよ!」

夏凜の経験してきた砂場は不安定ゆえ、踏み込むことを許さない

安易に踏み込めば足を滑らせ、敵の目のまで無様に転げるからだ

それを何度繰り返し、何度痛い思いをしたのか

フラッシュバックするその惨めさを胸に、夏凜はつま先が地に触れる一瞬をけり抜く

砂場というものは、踏めば踏むほどめり込み、足を掬う

たとえそれがほんの僅かなズレであったとしても、対等な力を持つ相手

あるいは、自分よりも圧倒的な力を持つ相手には隙を与えることになり、それが致命傷となる

だからこそ、着地の一瞬、触れた砂粒が互いを押し合い圧縮されるその刹那を蹴るのだ

それはかつて忍と呼ばれた者たちが得意としていた基本の足技

夏凜はまだ極めることは出来ていないが、

それでも、着地と跳躍の感覚は非常に狭く早い

照準を合わせた瞬間には二歩先に居る程度には、速い



156 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 22:51:46.78ObipIRDno (3/11)


歌野「……これについて来いって、無茶言うなぁ」

全速力で足を動かしながら、それでもなお離れていく夏凜の後姿に

歌野は薄く笑みを浮かべる

余裕はまるで無い、仲間同士であわせているのに、これっぽっちも。

手加減足加減は皆無、それでもなお目に見える差は、ブランク。などではなく――

歌野「単純に力不足って所かな……あぁ、でも不思議と、嬉しい」

力の差を見せ付けられてなお、歌野は笑う

舐めるな。そう向けたみんなの力は自分よりも遥かに格上だったのだ

あの余裕を見せられるだけの力があるのだ

そんな勇者達が、今は周りに居る。もう一人ではない

言葉で感じたものが、目に見えない何かとして伝わってくる

夏凜「歌野!」

歌野「あわせるから、行って三好さん!」

自分のことなど気にしなくて良い、ただ。前だけを向いて欲しい

夏凜の後ろには自分が居る。

自分の後ろにもまた、力強い仲間が居るのだから

歌野「私も、前だけを見て行く!」

上半身の力を抜き、一歩の力をさらに高め踏み出す

夏凜と違って音は鈍く重い、だが、力技のそれは疲労に比例し、速度を増す

そしてそれは歌野の振るう鞭の威力へと還元されていく


157 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 22:55:34.93ObipIRDno (4/11)


夏凜「……!」

一瞬、不安を感じて右足の踏み込みを横跳びに変えると、

風を切る一筋の光が足場となった箇所を打ち抜いて霧散する

夏凜「来たわね……」

真上を一瞥し、蟹座の盾にも見える自立行動する反射板と射手座の動きを視界に納め、つま先にさらに力を込めて――駆ける

夏凜「っは!」

着地する寸前につま先を伸ばし、より素早く移動する

それは通常よりも体に負荷をかけ、圧迫された肺から空気が吹き出ていく

だが、足は止めない、降り注ぐ矢が一歩後ろに落ちていく音が耳に響く、衝撃が背中にぶつかる

全力で走ってなお、それはぴったりと追いかけてくるのだ

夏凜「いい加減に……ッ」

精霊の加護があるとはいえ100%の軽減は不可能な攻撃

ゆえに、当たるわけには行かない

降り注ぐ流星群が止むのが先か、撃ち貫かれるのが先か

覚悟を噛み締め、蟹座へとさらに距離をつめていく

射手座の矢は、本来ならここまでの精密射撃は不可能だ

それを可能にしているのが、蟹座の反射板。それならば――

夏凜「来た!」

射手座の矢が降り止んだ瞬間、地面を力強く蹴り飛ばして跳躍

夏凜「邪魔だっての!!」

刀一本、柄を力強く握りながら、腕の力を抜く


158 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 22:58:18.99ObipIRDno (5/11)


夏凜「ふっ……」

……力むな

過剰な力は必要ない

刀を握ってさえ居れば、振ることは出来るんだから

押し切るのではなく、斬り込む。それを行うのは力じゃない

夏凜「……っ」

体を回転させると、右手が軌道に遅れて撓る

だが、それでいい。そうでなければいけない

腕は棒ではないのだから

夏凜「んッ!」

振りぬかれた刀は、ガキンッ! と硬い装甲に当たったが、

一瞬の拮抗を経て、容易く蟹座の反射板を真っ二つに断ち切る

その瞬間、右半身に風を感じて刀を構えると、

自由落下の軌道に入った夏凜へと容赦なく反射板が振り抜かれて、地面へ叩き落され――

夏凜「邪魔すんな!」

刀が金属音を響かせてそれを弾く、が

歌野「三好さん! まだ終わってない!」

夏凜「!」

巨大な反射板が覆っていた視界が開けていく中、一本の点が見えた

それは次第に大きくなっていく

少しずつ、しかし確実に

夏凜「まずっ」

気づいた時には遅い

赤い閃光が瞬き、遅れて迫った衝撃波が精霊の加護その守りを抜けて夏凜の体を穿ち吹き飛ばす


159 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:00:32.85ObipIRDno (6/11)


歌野「不味い……っ!」

吹き飛ばされた夏凜は、樹海の根に衝突してそのまま転がり、立ち上がろうとして倒れ込む

勇者とはいえ、加護があるとはいえ、相手の力は絶大な質量を誇る

強化ガラスは硬球程度なら弾くが、ショットガンの弾は防げない

防弾チョッキは防げるが、その衝撃までは防ぎきれない

それと同じように、夏凜の体にも確かに、ダメージが蓄積されているのだ

歌野は視界の右端に見える蟹座の反射板がゆっくりと傾き、

射手座の照準を合わせようとしているのに気づいて、藤蔓を持つ手に力を籠める

今ここで助けられるのは恐らく自分だけだ

自分を助けられる味方はいるが、夏凜を助けられる味方は自分だけだ

歌野「三好さんはやらせないわ。私がここにいる限り!」

警告のように振るった蔓が空気を割いて炸裂音を響かせると

射手座の無数の矢が、歌野へと降り注ぐ――が

歌野「私はもっと無数だった。一人だったそれでもやってこれたのよ? 今の私をその程度で止められると思わないで!」

叫んだ瞬間、青白い光が歌野の背後から走り、敵意の粒子を抉り飛ばす

東郷の援護射撃だ

歌野「ナイスアシスト、東郷さん!」

それはバーテックスにまで届くことなく消滅してしまったが、それだけで十分

歌野はにやりと笑みを浮かべると、対象外となったエリアで一時停止、

第二陣の矢がまた打ちあがった瞬間、全力で駆けだす


160 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:01:16.34ObipIRDno (7/11)


距離はまだあるが、歌野の武器は藤蔓

夏凜や友奈達と比べて、射程は長く、どちらかと言えば樹に近いそれは中距離戦に長けており、

多勢に無勢の戦場において、その真価を発揮する

歌野「はぁぁぁぁっ!」

歌野はまだ近づききれないと判断し、回転

すると、守るように藤蔓は乱れて舞い、降り注ぐ矢を一つ残らず打ち払う

歌野「今更私を見ても遅い……あなたのそれ、厄介だから叩かせてもらうわ!」

蟹座の反射板を射程に収め、神の力が宿りし鞭を振るいて――破壊する

蟹座は反射板をいくつか失い、射手座の攻撃範囲が狭まると

射手座も蟹座も攻撃を控えて、制止する

その間も刻一刻と樹海はダメージを負っていく

歌野「三好さん、平気?」

夏凜「この程度なら問題ないけど……助かったわ。歌野」

歌野「三好さんの援護は私の役目だから。好きに戦って、私はその背中を守る」

長引かせるのも得策ではない。と

夏凜は自分の満開ゲージを一瞥して、息をつくだが、それはまだ早い


161 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:15:01.29ObipIRDno (8/11)


ターン経過処理

蟹座、魚座回復

水都の力で全員の気力、満開ゲージ+3

http://i.imgur.com/cLEOlky.png


162 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:20:15.09ObipIRDno (9/11)


夏凜→蟹座封印行動  成功判定↓1  01~47

風・友奈→天秤封印行動  成功判定↓2  01~48




163以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:24:37.78B9drdQBAO (1/2)




164以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:25:17.80qhT/eiI70 (1/2)




165以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:29:46.61ID+rs6sqO (1/2)




166 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:42:24.81ObipIRDno (10/11)


夏凜→蟹座  命中判定↓1 01~94  21~30CRI  90~98 水瓶阻止

歌野→蟹座  命中判定↓2 01~74  ぞろ目または01~10CRI

風→  蟹座  命中判定↓3 01~76  ぞろ目CRI  80~89 水瓶阻止

若葉→天秤  命中判定↓4 01~66  ぞろ目CRI  71~80 魚援護防御

樹→天秤座  命中判定↓5 01~81  ぞろ目CRI  71~80 魚援護防御

友奈→天秤  命中判定↓6 01~47  ぞろ目CRI  65~74 天秤座反撃

東郷→蟹座  CRI判定↓7 ぞろ目CRI


判定多いので連取可



167以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:43:33.16epVyTyk6O (1/5)




168以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:44:06.35ID+rs6sqO (2/2)




169以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:45:56.50epVyTyk6O (2/5)




170以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:46:04.72B9drdQBAO (2/2)




171以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:46:31.12qhT/eiI70 (2/2)




172以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:46:33.68epVyTyk6O (3/5)




173以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:47:43.38epVyTyk6O (4/5)




174 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/17(月) 23:56:02.12ObipIRDno (11/11)


蟹座→歌野  命中判定↓1 01~81  ぞろ目・01~10切り払い  50~59カウンター

射手→歌野  命中判定↓2 01~98  ぞろ目・20~29切り払い  43~52 カウンター

天秤→友奈  命中判定↓3 01~76    ぞろ目援護防御 風  樹援護-10

水瓶→友奈  命中判定↓4 01~86   ぞろ目援護防御 風  樹援護-10

魚座→若葉  命中判定↓5 01~65  51~60 カウンター  ゾロ目 切り払い   樹援護-10



175以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/17(月) 23:58:55.14epVyTyk6O (5/5)




176以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:01:04.66n8KL72PXO (1/3)




177以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:01:31.85hADdeZ1uO (1/1)




178以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:02:03.92n8KL72PXO (2/3)




179以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:03:19.16n5CQUJH6O (1/2)




180以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:03:19.62tkwTmw6Ro (1/1)

ほい


181 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 00:06:44.012s+iW6HSo (1/19)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から

1日1ターンは進めたいところです
友奈は樹の援護がないと二つとも直撃コースでした


182以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:07:46.58n8KL72PXO (3/3)


これは長期戦になりそうだな


183以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 00:11:43.53n5CQUJH6O (2/2)


樹ちゃんナイスアシスト!

だが前回のような上手い展開にはなかなかいかないか…


184以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 11:16:53.79etMAxzucO (1/1)




185以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 21:34:01.62BxXTj/R9O (1/2)

誰か満開になるかもなあ
必要なら仕方ないけど


186 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:05:20.842s+iW6HSo (2/19)


では、少しだけ、一気に


187以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 22:05:53.55D+Yoc9LnO (1/5)

ほいさ


188 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:15:11.442s+iW6HSo (3/19)


戦闘ダメージ纏め

※2ターン目


蟹座に1909ダメージ
天秤座に372ダメージ
うお座に577ダメージ(援護防御)

歌野に120ダメージ
友奈に157ダメージ(天秤カウンター)
若葉に157ダメージ


189 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:18:37.432s+iW6HSo (4/19)


友奈「っ……」

攻撃を加えた傍から、バーテックスは回復していく

そこに追撃しようにも、他のバーテックスが間に割って入ってそれ以上の攻撃を阻害して、

次の瞬間には、元通り

封印に関しても同じだ

バーテックスが一塊に鳴っているため、囲いこんだ本来の封印方法が行えない

出来たとしても、囲うために勇者は一定の距離離れなければいけないため、

バーテックスによる集中砲火を受ける可能性が出てくる

それに警戒して、中途半端な封印を行った結果が、失敗

封印し御霊を引き出すことができ無ければ倒せない。というわけではないが

バーテックスの無尽蔵の回復能力

バーテックスの硬い装甲

力押しするには、不安要素が大きすぎる

若葉「友奈! 樹! 私達はまずあの回ってる奴を狙うぞ!」

友奈「了解!」


190 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:19:53.142s+iW6HSo (5/19)


回ってる奴――天秤座だ

天秤座が回っているせいで、

東郷の攻撃は天秤座は当然のこと、その後ろに居る射手座も水瓶座も狙うことが出来ないし

球子も同様に、攻撃は容易く弾かれてしまう

だからこそ若葉が狙うといった天秤座を一瞥し、友奈はちらりと若葉に眼を向ける

装備は夏凜と似た刀持ちだが、その戦い方はまるで違う

速さを重視し、常に動き続けている夏凜に対して

若葉は相手を待ってからの居合い斬り

その一撃は、夏凜のそれよりも遥かに重く、早い

友奈「…………」

その一方で、自分はどうだろうか

握るのは刀ではなく、拳

極限まで近づいての、格闘術

それは早いだろうか、重いだろうか

……まだまだ、軽い

友奈「焦っちゃ、だめだよね」


191 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:21:40.692s+iW6HSo (6/19)


周りが自分よりも格上である安心感の一方で

友奈は自分の力不足が浮き彫りになっていくの感じて、深く息をつく

一つ一つ、確実に

そう、決めたんだから。と

一瞬、かげりを感じた瞳に輝きを取り戻して、踏み込む足に力を込める

その瞬間、後ろから樹の声が飛ぶ

樹「若葉さん、代わってください! 友奈さんは若葉さんのあとにお願いします!」

若葉「いつ――了解!」

樹「いきます!」

逡巡し、一歩飛び下がった若葉と入れ替わるように駆け込む

樹「……友奈さんと若葉さんは近づかないといけない」

だが、東郷と球子の攻撃を弾く天秤座の回転は凶悪で

二人を容易には近づけさせない。なら、諦めるか――否

そのための樹、そのための武器

そうして前に出るための、今までの鍛錬なのだから!


192 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:23:58.722s+iW6HSo (7/19)


樹「止まって!」

樹は己の武器、鞭のようにしなり、淡く緑に光るワイヤーを一振り

天秤座の回転する分銅に衝突させ、絡め取る

樹「!」

それの反動、その引く力に樹は左足を浮かせたが、踏みとどまって引き絞る

樹「っぁ……ぅぅううううっ!」

ワイヤーの根元、右腕がびきびきと危なげな音を立て軋む

踏み込む地面が少しずつ抉れていく

それでなお、全身に力を込めて耐え忍ぶ

私が頑張れば、その分だけ時間が稼げる……っ

樹「若葉さん!」

そう声をかけたそばから、真横を風が通り抜けていく

ほんのりと漂う甘い銀木犀のような匂い

靡く髪は自分達に似た金色

いつも頼りにしている姉ではなく――若葉だ

若葉「承った! 樹、10秒だ!」

離れていく頼もしい背中からの声に、樹は10秒という言葉を握りつぶして

よりいっそう地面を踏み込む

樹「20秒は持たせます!」


193 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:25:48.992s+iW6HSo (8/19)


若葉「――任せた!」

大丈夫か? という疑問は無かった

不安も無かった

犬吠埼樹という少女は、確かに勇者としての能力は他の勇者に比べて劣っているかもしれない

だが、過去、自分がそう判断した少女はどうだったのか

……あれは過去の過ちだ

信じ込むというのも確かに悪いことかもしれない

少しは疑いを持ち、委ねきらないことも重要かもしれない

若葉「だが、私の10秒に20秒と返したのだ」

その意思を信じず、何を信じればよいのか

自分自身の力か? 慢心してどうする

若葉「それは違うと、みんなに言われたはずだ、乃木若葉」

左腰の刀、その柄を右手で握り締める

振り向く必要は無い、振りぬけば良い。

再び回転しようと樹から伸びるワイヤーを引っ張る天秤座めがけて地を駆け――肉薄

瞬間、若葉は鞘を押さえる左手、その親指で鍔を弾く


194 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:27:41.302s+iW6HSo (9/19)


若葉「っ!」

腕に無駄な力は込めない、居合いは力技ではない

そもそも、刀は叩き斬るものではないのだから

叩きたければ木の棒でも握っていれば良い、竹刀でも握っていれば良い

これは現代に伝わる剣道とは違う剣道

ゆえに、鞘に引っかかる刀の反発が手ではなく、肘へと向かう

鯉口に掠る刃がキィンッっと音を立てたが、その瞬間にはすでに刀は振りぬかれ――

若葉「なっ」

――しかし、若葉の刃は天秤座を切り裂くことなく、硬い表皮に弾かれた

樹「わぁぁっ」

次の瞬間、

樹の悲鳴と共にバツンッ! と何かが破裂したかのような音が響き、緑色の光が消滅

自由になった天秤座の体が再び回転を始める

若葉「何が……っ」

目を向けた先では、一体のバーテックスが地中へともぐろうとしていた

若葉「お前かッ!」

若葉の攻撃を遮り樹のワイヤーを力任せに断ち切った、魚座だ

地中から突如として姿を現し、若葉の攻撃を受けつつ樹の拘束を断ち切る

それは認めるほか無い、連携


195 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:29:51.412s+iW6HSo (10/19)


若葉「不味い……ッ! 下がれ友奈!」

慌てて叫んだが、後続として駆け出していた友奈は気づけばもう攻撃態勢に入っており、

その死角から迫る天秤座の分銅は回避を許さない距離で

友奈「きゃぁぁっ!!」

友奈の矮躯は精霊の力に守られたが、

そのまま弾き飛ばされ、地面を転がる体へのダメージは軽減されても重く、

それでも懸命に立ち上がろうとする友奈へと水瓶座の水砲、天秤座の分銅が振り下ろされて――

直撃の一瞬、緑色の光が友奈の体を包んで、直撃範囲から引っ張り出す

樹「ま、間に合った……友奈さんっ、平気ですか!?」

友奈「っ……い、樹ちゃん」

樹 「ごめんなさい、まさか地中から出てくるとは思わなくて」

攻撃するその瞬間まで、確かに魚座は目に見えていたのだ

しかし、気づけばワイヤーを断ち切られており、

自分が一つのことに集中しすぎたのだと、樹は謝罪を口にする

遠距離ではなく、中距離支援が専門ではあるが、それでも二人よりは自分が後衛

なればこそ、常に視野は広くなければいけないはずなのだ


196 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:35:27.912s+iW6HSo (11/19)


若葉「いや、私こそすまない、意地でもあの魚座を斬り伏せておくべきだった」

友奈「大丈夫です……まだ、やれます」

二度目の天秤座の攻撃

それも、カウンターで喰らった衝撃は大きく、友奈は樹の支えから離れた瞬間体がふらつく

それでもなんとか踏みとどまって首を振る

友奈「若葉さん、樹ちゃん、お願い」

樹「……でも」

若葉「あと一度だ。一度攻撃を受けたら問答無用で撤退してくれ」

樹「若葉さん!」

若葉「言いたい事は分かる。だが、ここで友奈に下がられたら戦線が維持できない」

友奈のことは心配だし出来るなら今すぐにでも下がって欲しいが、その余裕は無い

なら、球子が合流するまで、戦ってもらうしかないのだ

それは若葉にとって苦渋の決断。ゆえに、条件をつけた

それに対して、友奈は少し悩んで、頷く

友奈「樹ちゃん、ごめん。でも、ここで退くわけには行かないよ」

これは無茶なことかもしれない

無理していることかもしれない

けれども、死ぬ覚悟で戦うわけではない

そんなことすれば後ろに控えている天乃が出てくる

無理だと思ったら、否定するまもなく力を使ってしまうような人が

その抑制があるからこそ、友奈は樹に笑みを見せる

友奈「大丈夫だよ。無理したら久遠先輩に怒られちゃうもん。もしかしたら泣かれちゃうもん」

そんなの、絶対に嫌だから。と、友奈は拳を握り締め――立つ


197 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:41:57.522s+iW6HSo (12/19)



戦闘ダメージ処理、バーテックス回復処理
勇者、バーテックス移動処理

3ターン目【http://i.imgur.com/GynFo37.png


198 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 22:57:33.272s+iW6HSo (13/19)


夏凜「まずは射手座の補助役の蟹座を潰すほうが良さそうね」

歌野「それは賛成。でも、どうやって? 私達の攻撃だけじゃ、回復される」

もちろん、火力で何とか押し込むことは出来るが

御霊が隠れている部分の装甲は、他の部分に比べて分厚く

生半可な攻撃では通らない

それこそ、園子のような超火力か、天乃のような特殊能力―唯一無二―がなければ難しい

夏凜「そこが問題だけど……とりあえずもう一回封印を試す」

さっきと違って、若干ではあるが蟹座を弱らせることが出来ているし

これならば、もしかしたら成功する可能性もある

もちろん、夏凜は単独での封印が可能というだけであって

他の勇者、友奈たち数人で封印をするのと比べれば効果時間は短い

しかし、成否は今後の戦局を大きく左右する

風や友奈も今一度封印を試みるはずだ

どちらか一方が成功しただけでも大きいし、両方成功したなら一気に優勢へと傾く

逆に、成功することのないまま進むのだとしたら、ジリ貧

災厄、満開を使う必要さえ出てきてしまう

それは叶うならば、避けたい

夏凜「風、友奈……あんたたちも頼むわよ!」



199 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:02:03.112s+iW6HSo (14/19)

失敗、3ターン目状況【http://i.imgur.com/VGrAWc2.png


夏凜→蟹座封印行動  成功判定↓1  01~10 35~44 52~61(水瓶妨害) 80~89 92~00

風・友奈→天秤封印行動  成功判定↓2  11~20 35~44 48~57 80~89 90~94





200以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:02:18.46GCWPgbwIO (1/5)




201以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:02:54.87D+Yoc9LnO (2/5)




202 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:17:58.902s+iW6HSo (15/19)


天秤座封印成功

風→  天秤  命中判定↓1  ぞろ目・01~10 CRI  80~89 水瓶阻止

若葉→天秤  命中判定↓2  ぞろ目CRI  71~80 水瓶阻止

樹→天秤座  命中判定↓3  ぞろ目CRI  41~50  魚座防御

友奈→天秤  命中判定↓4  ぞろ目・01~10 CRI  52~61魚座防御



203以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:20:52.10D+Yoc9LnO (3/5)




204以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:21:29.71D+Yoc9LnO (4/5)




205以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:21:57.98H1pdA8FX0 (1/2)




206以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:22:11.10GCWPgbwIO (2/5)




207 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:28:30.682s+iW6HSo (16/19)


風→1630

樹→499

友奈→1890

若葉→水瓶座妨害

天秤座に4019ダメージ


208 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:36:18.712s+iW6HSo (17/19)


夏凜→蟹座  命中判定↓1 01~94  ゾロ目・01~10CRI

歌野→蟹座  命中判定↓2 01~74  ぞろ目.01~10CRI

球子→蟹座  命中判定↓3 01~70  ぞろ目CRI

美森→魚座  命中判定↓4 狙撃  ぞろ目CRI



209以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:37:03.69GCWPgbwIO (3/5)




210以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:39:43.56D+Yoc9LnO (5/5)




211以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:40:00.31BxXTj/R9O (2/2)

ほい


212以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:40:21.24H1pdA8FX0 (2/2)




213以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:40:38.37GCWPgbwIO (4/5)




214 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:49:53.292s+iW6HSo (18/19)


歌野→845ダメージ

球子→260ダメージ (特殊防御)

夏凜→203ダメージ (特殊防御)


蟹座に1308ダメージ




215 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/18(火) 23:55:07.672s+iW6HSo (19/19)


射手→友奈  命中判定↓1 01~90 ぞろ目 援護防御 風  樹援護-10

水瓶→友奈  命中判定↓2 01~86   ぞろ目援護防御 風

魚座→樹  命中判定↓3 01~66


216以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/18(火) 23:56:18.87GCWPgbwIO (5/5)




217以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 00:00:40.24En8cy5VxO (1/2)




218以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 00:01:01.38wHT5PQ9uO (1/2)




219 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 00:02:42.97weOkbxQ+o (1/14)


友奈→136ダメージ 108ダメージ =244ダメージ

樹→115ダメージ



220 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 00:07:13.15weOkbxQ+o (2/14)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
樹海の被害率が大きいです、満開を推奨します


天秤座撃破、蟹座ゴリ押し撃破
残り、射手座、水瓶座、魚座

友奈HP203/775
魚座の攻撃対象だった場合、残り40/775


221以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 00:10:45.16En8cy5VxO (2/2)


友奈に満開してもらうか…?


222以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 00:11:17.58YnRZESUIO (1/1)


とうとう満開を使う時が…
久遠さん、精神崩壊しそうだ


223以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 00:15:30.396U3f6vsOO (1/1)


この時点で被害20%だもんなぁやむ無しか…
戦闘はみんなで戦ってる感があるのと樹ちゃんが杏っぽい感じで凄い好き


224以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 06:17:50.63H4a+XPs1o (1/1)


しゃーないとはいえ満開か…久遠さんのメンタルが心配だ


225以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 11:47:36.33wHT5PQ9uO (2/2)




226 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 22:49:16.22weOkbxQ+o (3/14)


では、少しだけ


227以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 22:52:20.3073JIy2acO (1/3)

あいよ


228 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 22:52:51.62weOkbxQ+o (4/14)


夏凜「っ! ちょろくない!」

封印用に投げた刀が容易く弾かれて消滅するのを見送り、

夏凜は左足で踏み込み、制止

進行上の樹海の根へと射手座の矢が突き抜け、瞬時に地を蹴り飛んで入り組んだ樹海の中へと降り立つ

歌野「後ろから土居さんが来てるわ。三好さん、行く?」

夏凜「行くしかない……頼りにしてるわよ。先輩!」

木々を蹴り、一気に跳躍していく夏凜の背中を目で追いながら、

歌野は「こういうときだけ先輩とはずるいなぁ」と、小さくぼやき、笑う

ずるいとしても、頼りにしているという言葉は飾りではない

ならば、やることは一つ

歌野「土居さん、私も頼っちゃうよ!」

球子「頑張るじゃないのか!? ま、まぁ……任せタマえ!」

背中に届く快活な声

一緒に戦ってくれる仲間のありがたみ、

身にしみるその喜ばしさに思わず力が入りかけたが、

ふと、息をついて力を抜く


229 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 22:54:29.20weOkbxQ+o (5/14)


歌野「仲間が居るからこそ、柔らかくならなくちゃ。ステイクール、ってやつ?」

少し離れた場所、

恐らくは友奈たちが戦っている場所で神聖な力を感じる光が瞬く

歌野「流石、現代の勇者は優秀ね」

見たことは無いが、それが封印成功の合図だと感じて、顔を上げる

夏凜はすでに森から抜け出し蟹座の反射板を利用した射手座の矢雨をひきつけながら駆け巡っており

あとは歌野が動くだけ

歌野「なら、あとは先輩の意地、見せてやらなくちゃ」

穏やかな瞳を鋭く変えて、射手座の支援を行う蟹座のバーテックスを見据える

樹海は色や大きさこそ違うが、足場の固さはほぼ一定

だからこそ、1秒、2秒。時間をかけて足場を確かめる

どの程度の力加減が適しているのか

農業で蓄えた土の感触、その性質

それを頭に叩き込んで――

歌野「ゴーッ!」

一気に加速する

じゃりじゃりと蹴り潰された欠片が音を立てる中、

歌野は跳躍せず樹海の根を駆け、最下部からバーテックスへと肉薄

その勢いのままに、反転――追いかける藤蔓は風を切り蟹座のバーテックスの体に裂傷を走らせる


230 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 22:56:06.76weOkbxQ+o (6/14)


ダメージを負った蟹座のバーテックスは、顔―あるのかは知らないが―を向けるように体を傾け、

反射板が歌野を射程に入れていく

――しかし

歌野「遅い!」

それよりも早くバックステップを踏んで樹海の中に消えると、

目の前に降り注いだ雨を横目にぐるりと蟹座の周囲を一周し、死角から蔓を叩きつける

1回、2回、3回……

叩きつけるたびに裂傷は深く広く広がっていき、

ボロボロと欠片が零れ落ちていく

それでも、手は休めない

振り続ける手の疲労感はない、うちつけた反動も無い

過去、己を疲弊させていったマイナス効果を一妻感じない精霊化という特別な力への感謝を胸に

歌野はにやりと笑って、最後の一打を振りぬく

攻撃を受け、崩壊していく蟹座のバーテックスの体は

一部分だけ殆ど無傷の状態で

歌野「三好さん、土居さん!」

自分めがけて矢が降り注いでくるのが見え、樹海の中にもぐることなく姿を見せる

ここから先は自分が囮

球子「後は任せろ!」

通り過ぎていく戦友の声に、歌野は信頼だけをむけて駆け出す

ここに居るぞと示すように、導くように

藤蔓を振り回して注意を引く


231 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 22:58:27.70weOkbxQ+o (7/14)


球子「夏凜は……あそこか!」

歌野へと集中する射手座の攻撃、回復していく蟹座

そのすぐ傍に見える夏凜

視点素早く移動させた球子は、夏凜を追うように移動する

蟹座は現状では回復に専念しており、攻撃も攻撃の補助も行えていない

ゆえに、今攻撃できるのは射手座のみだが、

その攻撃範囲には歌野が縦横無尽に駆け回っているため、

狙うはその一点のみだろう

ならば――

球子「!」

思案の渦から逃れるように顔を上げると、夏凜が一点を指差しているのが見えた

歌野の攻撃で崩れた体、しかし唯一崩れることの無かった場所

つまり御霊の隠し場所だ

その強固な装甲を撃ちぬくための火力は、今の二人には無い

だからこそ、強力して撃ちぬこう。という算段だと球子は見抜き、頷く

蟹座のバーテックス、その横に広がる樹海の根を駆けながら、楯を構える

丸い楯の周囲には切り裂くための刃がついており

切り倒したバーテックス―現在の星屑―は名のごとく星の数

無数のための一投を、たった一体、たった一箇所

そのためだけに束ねて――投擲


232 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:01:14.38weOkbxQ+o (8/14)


投げはなった楯はガリガリと快音を立てたが、

削りきれずに楯は弾かれて飛ぶ

球子「……やっぱり火力不足かー」

足を止め、恐らくは自分を見たであろう蟹座と向かい合った球子は

しかし、笑みを浮かべる

自分の一撃ではダメだった

けれども、自分は一人ではないのだ

次の一撃を悟らせないための制止、そこへと向いた敵意

夏凜「ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

その隙に赤い光が迸った


233 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:03:21.32weOkbxQ+o (9/14)


夏凜「っ……友奈が不味いわね」

駆け抜けながら端末を確認した夏凜は、

風達からの中間連絡を流し読みして、呟く

バーテックスは全体的に攻撃する一方、つき崩れた勇者を集中的に狙おうとする傾向にあるらしい

樹の援護で事なきを得たらしいが……

夏凜「っ!」

意識の逸れたほんの一瞬、バチバチと精霊の加護が光る

気を抜けば死ぬ

死なない程度の守りがあるとはいえ、絶対ではない

絶対ならば、痛みさえないはずなのだから

夏凜「球子は……」

歌野の攻撃によって抉れた蟹座を一瞥し、もう一人の支援を探すと

丁度、樹海の裂け目からその姿が飛び出す

オレンジ色を基調とした衣装に身を包む、土居球子

声を上げれば球子に気づいてもらえるだろうが

バーテックスにも気づかれる可能性が極めて高い

……気づけ、球子!

球子「!」

どこを狙いたいのか、どうしたいのか

その意図を込めた視線、場所をさす指

偶然か必然かそれに球子が気づいて駆け、勢いを利用して楯を投げ放ったのを見送って、足を止める


234 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:07:32.17weOkbxQ+o (10/14)


夏凜「居合道……若葉に習った方が良いわね」

人間止めちゃった人に習うのも良いが

常に一緒にいる相手、時間がある相手

その点で言えば若葉が最適と言えるから……と、夏凜は考えながら、自分自身の力をため込んでいく

ガリガリと音がする

神秘性を損なう土臭さを感じる

不安を感じる、恐怖を感じる、悲しみを感じる

不思議と、目を閉じれば感覚は広がって色々なものが流れ込んでくる

夏凜「……天乃」

一日中天乃を感じた左手

確かめるように2,3度拳を握る

心配しているだろう、不安だろう、怖いだろう、悲しませているだろう

任せろと言って、この有様

その不甲斐なさを嘆きそうになる唇を噛み締め、腰を低く比例するように踏み込む足幅を広くしていく


235 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:08:56.05weOkbxQ+o (11/14)


夏凜は焔を纏っていた

自らには温かく、敵意ある者には灼熱の赤き焔の光

猛々しくも美しいそれを身に纏う夏凜は、ふと、息をつく

夏凜「ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

そして、地を蹴り飛ばして、雄たけびを上げる

樹海の根の上で爆発するように燃えたそれは

球子が傷をつけた場所へと一直線に向かって、衝突

瞬間的に爆発が起こり、球子の付けた傷を抉り、ひび割れさせて――

夏凜「砕けろ!!!」

気合を込めて装甲に妨げられる刀を押し込む

ビキリと音を立てたバーテックスの装甲は押し負けて砕け散っていった


236 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:13:12.30weOkbxQ+o (12/14)


ターン経過処理

4ターン目

http://i.imgur.com/4tzGBqi.png


237 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:26:11.78weOkbxQ+o (13/14)


夏凜「バーテックスは残り三体……でも」

報告によれば、友奈はもはや限界

周りを見れば樹海の被害も軽くはない

それでなお、三体もバーテックスが残っている

バーテックスはきっと、友奈を狙ってくるはず

どんなに妨害しようとしても、弱った友奈だけでも殺そうとするからだ

歌野「……使うの?」

ちらりと左肩を見ると、心配そうに歌野が声をかけた

歌野「満開……だっけ? 体にすごい負担がかかるって話だけど」

夏凜「これ以上は時間をかけられない」

時間がかかればかかるほど、樹海は侵食されていき、

そしてその被害は現実へと返っていく

それは、決して見逃していいことではない

夏凜「……………」

端末の震えを感じて、目を向ければ同じ意見の勇者部メンバーから

どうするか。という連絡が届く

天乃をグループに含んでいない連絡だが、

別グループ―部の連絡用―には、天乃から止めて。という一言が添えられていて……


1、このまま粘る
2、夏凜満開
3、樹満開
4、風満開
5、東郷満開
6、友奈満開
7、精霊組、切り札(天乃に多少の負担があります)
8、久遠さん参戦


↓2


238以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 23:26:41.19wsiZkqBzO (1/2)

1


239以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 23:26:55.15F6ueNF3dO (1/1)

6


240以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 23:29:08.4773JIy2acO (2/3)

4


241 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/19(水) 23:32:33.24weOkbxQ+o (14/14)


友奈が満開を使うことが決定したところでここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


久遠さんが本気で怒るかもしれない可能性と
久遠さんが精神的に大ダメージを負う可能性のどちらかが選択できます


242以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 23:33:16.88wsiZkqBzO (2/2)


ま、まあ一回くらいはね?


243以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/19(水) 23:38:59.2673JIy2acO (3/3)


下手したら久遠さん闇堕ちまであるなコレ…
久遠さんにとっては最大の試練の時かもしれん


244以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 09:55:24.87hKFFP+6eO (1/1)




245以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 18:55:33.364e33/tR4o (1/1)

久遠さん泣きそう
自分の痛みに泣かず人の痛みに泣く人だし
辛いだろうなぁ


246 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 22:24:18.264gpKygSko (1/7)


では、少しだけ


247以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 22:25:12.25szKceAHOO (1/4)

かもーん


248 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 22:31:50.644gpKygSko (2/7)


友奈「私に使わせてください」

若葉「自分がなに言ってるか――」

友奈「分かってます」

ここからどうすべきかと連絡が行きかう端末から顔を上げた友奈は、

近くにいた若葉へと、その気持ちを向ける

友奈「満開をするのがどういうことか、どうなるのかも分かってます」

でも、それでも、このまま足手まといで終わりたくないと思った

このまま長引かせて、樹海の穢れを背負わせるなんていう負担を大きくしたくないと思った

満開は出来るだけ使いたくは無い

体の機能を失うなんていうのは当たり前だが、経験したことが無くて

怖くないといえば嘘になる

でも、絶対に使わないことなんて不可能だ

使うしかないのだ、誰かが

それならば自分が使うと、友奈は意思を向けて端末にそれを打ち込む

東郷「ダメよ友奈ちゃん!」

樹「それなら私が!」

風「友奈、本気?」

近くに居る東郷達からは直接声が届き、

離れた夏凜からもまた、端末上で本気なのか。と意思が問われて

友奈は僅かだが汚れた勇者服、その胸元をギュッと握り、頷く

友奈「本気だよ」


249 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 22:38:34.904gpKygSko (3/7)


友奈「本気で満開を使おうと思ってる」

東郷「友奈ちゃん!」

友奈「東郷さん」

大親友とも呼べる相手、東郷の悲痛な叫びに友奈は微笑む

ごめんね、東郷さん

ありがとう、東郷さん

声には出さずに東郷の手を握って

友奈「大丈夫だよ。ちゃんと、戻ってくるから」

忘れたりしない、死んだりしない

すぐ傍からいなくないからと、友奈は誓って、笑みを浮かべる

だれかがやらなければこのままなのだ

もちろん、友奈がやらなくても誰かがやってくれるかもしれない

でも、そんな待ちの姿勢は

誰かの犠牲を見送るようなことが、友奈に出来るはずが無かった


250 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 22:45:05.674gpKygSko (4/7)


友奈「……近づくんだ」

満開をすることで、体のどこかが機能を失う

もしかしたら、東郷さんみたいに記憶を失うかもしれない

でも、忘れちゃっても、心は覚えてる

東郷さんと、久遠先輩と、みんなと、過ごしてきた大切な時間

それは確かに、胸の中にあるんだから

だから……と

友奈はゆっくりと目を閉じて、深呼吸

緊張の震えを感じて、もう一度

友奈「――満開ッ!!」

神々しい桜色の光が辺り一面に広がっていく

それは勇者にとっての希望だったはずの光

それは勇者を苦しめる絶望の光

友奈「……っ」

どこかで悲しんでいる声がする

どこかから悲痛な感情が流れ込んでくる

友奈「うぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

それでもなお

友奈は咲き誇る桜、強き勇者として天駆ける光となって

バーテックスからしてみればまだまだ小さくい大きな拳を振るう

その鉄拳は、巨躯を容易く屠った


251 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 23:14:16.884gpKygSko (5/7)


元々、力を考えない単純な数に関しては優勢だった勇者チームは

友奈が満開したことによる飛躍的な戦力強化によって

力を踏まえてなお、優勢になった

さらに、遠距離支援を担当していた射手座を友奈が屠ったことで

バーテックスは残り二体となり、固まっていても封印対策としての機能はなく……

沙織「……終わりそうだね」

水都「終わるかも……しれないけど」

沙織の呟きに目を向けた水都は

自分と沙織の間にいる車椅子の少女、自らの主である天乃へと目を移して、逸らす

祈るように握り締めた端末には、友奈からの「後悔はしません」という文字が表示されていて

不意に、画面がブラックアウトする

水都「…………」

水都たちにも、友奈の満開の光が見えた

それは神々しく、力強く

どちらかと言えば温もりを感じられるようなものだったのに

天乃は「嫌……」と、嘆くように呟いて、首を振って

その姿は、悲哀に満ち満ちていた

これは勝利だ。だが、しかし果たして、天乃が望んでいた勝利なのだろうか

本当の意味での【完勝】と言えるのだろうか

水都「……被害、私と伊集院さんで請け負うんだよね?」

沙織「そうだね。アタシだけでは力不足だし、藤森さんだけに背負わせるのも良くないから」



1、私も……私も請け負うわ
2、何も言わない
3、良い……何もしないで
4、貴女達は良いわ。私がやる


↓2


252以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:15:40.19CAT/SnRMO (1/2)

2


253以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:16:10.36szKceAHOO (2/4)

2


254以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:16:20.38xLzrl8vwO (1/3)

2


255 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 23:21:45.724gpKygSko (6/7)


01:記憶 02:視覚 03:聴覚 04:声帯 05:視覚 06:嗅覚 07:聴覚 08:触覚 09:味覚 10:腕
11:視覚 12:記憶 13:触覚 14:視覚 15:触覚 16:聴覚 17:嗅覚 18:嗅覚 19:腕 20:味覚
21:聴覚 22:視覚 23:記憶 24:触覚 25:視覚 26:嗅覚 27:嗅覚 28:腕 29:味覚 30:腕
31:触覚 32:聴覚 33:足 34:視覚 35:記憶 36:嗅覚 37:腕 38:味覚 39:味覚 40:声帯 
41:味覚 42:記憶 43:嗅覚 44:声帯 45:視覚 46:味覚 47:記憶 48:腕 49:聴覚 50:足 
51:触覚 52:聴覚 53:腕 54:嗅覚 55:腕 56:視覚 57:足 58:味覚 59:記憶 60:足 
61:味覚 62:触覚 63:記憶 64:嗅覚 65:聴覚 66:腕 67:視覚 68:腕 69:足 70:記憶 
71:触覚 72:味覚 73:嗅覚 74:足 75:腕 76:聴覚 77:足 78:視覚 79:声帯 80:聴覚 
81:味覚 82:触覚 83:足 84:嗅覚 85:聴覚 86:腕 87:足 88:記憶 89:視覚 90:足 
91:嗅覚 92:声帯 93:腕 94:聴覚 95:触覚 96:足 97:記憶 98:視覚 99:視覚 00:記憶 


↓1コンマで友奈の供物

腕、足、聴覚、視覚に関しては、偶数の場合は両方となります


256以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:22:06.72CAT/SnRMO (2/2)




257以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:28:22.47szKceAHOO (3/4)

まさかの原作通り


258以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:34:53.88xLzrl8vwO (2/3)

一番マシな部類の来たな


259 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/20(木) 23:36:19.354gpKygSko (7/7)


では、ここまでとさせていただきます
戦闘はこのまま終了の流れになります

穢れは沙織と水都で二分割、そして友奈ちゃんは原作通り


友奈「味覚が無くなっちゃった」

東郷「友奈ちゃん……」

友奈「大丈夫だよ。久遠先輩も東郷さんももっとつらい目に遭ってるんだもん」

友奈(でも残念だなー、キスしても久遠先輩の味解らなくなっちゃったんだよね……)

東郷「友奈……ちゃん?」


260以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:38:22.59xLzrl8vwO (3/3)


この後ちゅーでもなんでも好きに久遠さんに甘えたらいいぞ


261以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:39:02.0317uJs8tnO (1/1)


発想がエロい


262以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/20(木) 23:44:20.63szKceAHOO (4/4)


とりあえず鬱展開は回避できそうで良かった…
逆に言うと次でピンチになったら友奈ちゃん以外が満開することになるけど


263以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 00:42:03.23ehVKBD6TO (1/1)




264以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 05:57:59.53Ptfw4iFfo (1/1)

乙ー
相変わらずおまけ組の方は余裕あるな…


265以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 08:03:20.09zrWK+PGjO (1/1)


これは間違いなく一周目の友奈ちゃん


266以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 22:07:18.90rA+rXFLPO (1/1)

味覚だからセーフってわけじゃないけど失明とかじゃなくて良かった


267 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/21(金) 22:25:39.60i+alW1+Mo (1/5)

では、少しだけ


268 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/21(金) 22:40:04.10i+alW1+Mo (2/5)


7月9日目 (病院)夜 ※火曜日


「簡単な検査結果しか出ていませんが、どうやら、結城様は味覚の機能が失われたようです」

戦闘を終えた友奈たちは、夏凜がすぐに呼んだ霊的医療班によって病院へと運ばれ

取り急ぎ検査と治療が行われたのだ

友奈に関しては、満開したこともあり、

もちろん、治療を終えてからではあるが、天乃の指示で五感を優先して検査を行った

その結果、友奈は味覚がなくなっていた。ということらしい

満開の後遺症について、霊的医療班なら誰でも知っているというわけではないが

天乃に報告に来た担当者はその中でも唯一、真実を知る人間だ

要するに、その部署の一番偉い人

天乃「……そう」

「脳に異常は見られませんでしたし、記憶も……恐らくですが問題はないかと」

天乃「みんなには?」

「まだお伝えしておりません。結城様は自覚なされていたようですが、驚きも慌てた様子も見られませんでした」

職員はそう零して、目を伏せる

本来ならば伝えない満開による影響

しかし、知らないはずの勇者全員が、それについて知っており

今回満開を行った友奈は自分で自分の障害を認め、報告し

それに対して驚きも嘆きもなく普段どおりの姿勢だった

それが、職員には信じられなかったのだ


269 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/21(金) 22:49:34.90i+alW1+Mo (3/5)


「……久遠様がお話になられたんですよね?」

天乃「ええ」

「それでなお、行ったわけですか……」

黙っていたくせに。という言葉を覚悟しながら、職員は驚きを口にする

満開による影響を知りながらも、満開を使ってまで戦ってくれる保証は無かった

言い訳は色々あるのかもしれないが

勇者になることの出来る少女達が、

真実を知ったことで戦いを恐れてしまい、戦えなくなってしまうこと

結局のところ、自分達大人はそれを恐れて黙っていたのだ

彼女達のためだと言い訳をしながら、世界のためだと呟きながら……

「私達は、貴女達を見誤っていたのかもしれません」

天乃「私達は便利な道具じゃないわよ」

「……そんなことは思っていませんが」

天乃の厳しい言葉に職員は言葉を詰まらせ、首を横に振る

言っていても戦ってくれる。その考えと、天乃の言葉

否定できるほどの違いは無かった


270 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/21(金) 23:12:04.66i+alW1+Mo (4/5)


天乃「でも、そう……友奈は味覚が駄目になっちゃったのね」

天乃は食べるもの、飲むもの

口にする全てが味気なくなってしまった喪失感を知っている

しかし、

天乃の時は家族の記憶、親友3人、両足、聴覚半分と一気に損なったため

比較するには少し物足りないかもしれないが……

天乃「馬鹿ね」

「……………」

天乃「本当に……馬鹿なんだから」

愁いを帯びた表情で、少女は呟く

その姿は、ずっと年上である職員にですら

年下であることを想起させない

天乃「……ねぇ、貴方は私の状況を知っているの?」

「……は、はい。一応伺っております。久遠様が戦えない事も」

職員の視線、その端に見える天乃の手が微かに握り締められて

掛け布団には皺が伸びていく

「戦う。とは、申しませんよね?」


1、勇者部の未来を守るためよ
2、違うわ。満開の機能を外して欲しいの
3、言わないわ……私も約束したことだから。破ったりはしない
4、言ったら何か問題でも?
5、……別に。それよりもみんなにも伝えて頂戴。どうせ分かっちゃうことだから。下手に隠さない方が良いわよ
6、友奈と二人になりたいの


↓2


271以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 23:12:47.59ueQA64fSO (1/2)

2


272以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 23:13:13.60k4mX05XzO (1/2)

6


273 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/21(金) 23:26:07.19i+alW1+Mo (5/5)


では、短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から

もしくは、お休みをいただく場合もあります



天乃「友奈と二人きりになりたいわ」

「それは構いませんが……なにを?」

天乃「ふふっ……お馬鹿さんに、お・し・お・きっ」

「は、はぁ……?」


274以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 23:28:23.70ueQA64fSO (2/2)


頑張ったご褒美かな?


275以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 23:32:41.16k4mX05XzO (2/2)


やっぱり本当は戦いたいのかな久遠さん…


276以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/21(金) 23:33:42.79lNMWld1e0 (1/1)


やっぱりっていうかどう見てもじゃない?


277以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/22(土) 09:47:02.36snJbh2PBO (1/1)




278以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/22(土) 22:02:23.230LwOhO+wo (1/1)

無いのかなぁ…
先週は二回くらい休む詐欺(実際は無休)だったのに


279以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/22(土) 22:49:02.55ae8iPn6do (1/2)

ほぼ毎日やってくれてんだから一日くらい休んでくれてもええやん


280 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/22(土) 23:20:52.47aJDT+UWXo (1/1)


この時間ですので、本日はお休みとさせていただきます
明日は出来ればお昼頃から


281以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/22(土) 23:22:45.54ItA6hLHxO (1/1)

乙です


282以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/22(土) 23:32:25.39ae8iPn6do (2/2)

乙乙
いつもお疲れ様っす


283以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 09:31:36.11Le9FKpQ8O (1/3)




284 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 14:04:07.85PFeuazJgo (1/28)


では、少しずつ


285 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 14:24:47.65PFeuazJgo (2/28)


天乃「……戦うといったら、戦わせてくれるの?」

「お戯れを」

天乃「戯れてるのはあなた達でしょうに」

戦えと言って戦わせたかと思えば、

今度は戦わせられないといってきたり……

後者に関しては、

天乃が自分の状態について話してしまったせい。というのが強い

もっとも、それは言わなければ戦わされるという状況だったのだが。

「久遠家の力が途絶えるのは望ましくないのです。ご理解ください」

天乃「血筋ってだけなら、私が死のうが生きようが関係なかったのに」

「そうではないのが現実です」

嫌味や皮肉のつもりは無かったのだろうが、

そんな言葉を挟まれた天乃は薄く笑みを浮かべる

月明かりを受けるその笑みはあるものには妖艶で、あるものには不穏

職員がその歳不相応な怪しげな笑みに言葉を失うと、

天乃はいつもの調子で「呆けちゃって」と、呟く


286 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 14:32:25.69PFeuazJgo (3/28)


天乃「冗談よ。そんなことよりも、友奈と二人になりたいの。今会える?」

「結城様でしたら、バイタルも安定していますしお話程度なら問題はないかと」

ただ、戦闘や鍛錬と言った激しい運動は絶対に控えていただきますが。と

職員は医療班らしく、その点に関しては厳しく告げて、天乃を見る

「お会いになられますか?」

天乃「二人きり。でね?」

「……かしこまりました。監視は行わないよう、こちらでお話を通しておきます」

天乃「盗撮盗聴もやめてね? 私もだけど、九尾は特に敏感だから。勘付かれたら殺されるわよ」

九尾は普段こそ牙を隠しているが、基本的には気性が荒い

それは若葉の記憶の時代で終わってくれたかもしれないが、

どうにも、それはまだ現代にも残っているように思えてならない

その真に迫った天乃の表情に職員は真偽を問うことも出来ず息を呑む

了承以外の道は見つけられなかった


287 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 14:50:30.23PFeuazJgo (4/28)


友奈「……………」

職員の助力を得て、二人きりになった天乃と友奈だったが

時間が刻まれていく音だけが無感情に響くだけで

病室には呼吸さえもささやかに、沈黙が流れていく

労いの言葉、感謝の言葉、怒りの言葉

燻るものは数知れず、しかしながらそれは消えてしまうばかりで

友奈「……後悔は、してません」

天乃「……………」

先に口を開いたのは、友奈だった

友奈「教えて貰ったから。わかってたから。覚悟してたから……それでも使ったから」

友奈の表情は後悔こそ感じさせないが

複雑な心境を隠しきれていないのだろう、陰りが見える

友奈「だけど……ごめんなさい」

天乃「なぜ、謝るの?」

友奈「満開を使っちゃったからです」

友奈は天乃に目を向けることなく、

自分の手と手、その指を絡めて握る


288 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 15:19:20.29PFeuazJgo (5/28)


友奈「久遠先輩が心配するって、嫌がるって、分かってて使ったから」

天乃「理解は、しているみたいね」

ぼそりと呟いた言葉に、

友奈が僅かに体を揺らしたのが見えて

天乃は音になく、ため息をつく

そうするほかなかった。と、言えば良い

それで許すかどうかはともかくとして【力がありながら戦わなかった傍観者】には

それを罰する権利は塵ほどにもないのだから。

むしろ、沙織と水都の献身によって免れた世界の被害

それが僅かにでもあれば、責めを請け負うのは間違いなく天乃だった

勇者部は頑張った。尽力した

しかしながら力不足だった

それを、

戦わずして報酬を享受する。あるいは分け前を求めてくる物乞い達が批判をすると言うのならば

生卵を投げつけられるべきは、自分だと天乃は言う

明確にしてしまえば、久遠天乃という人間は人を責めるのが好きではないのだ

もちろん、その得手不得手というものは別にして。

そこに自分という存在がかかわっているのであれば、責めを受け賞賛を譲る

それが、友奈の目の前にいる少女の在り方






289 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 16:07:14.97PFeuazJgo (6/28)


友奈「……でも、それでも。嫌だったんです」

友奈の瞳が、天乃へと向く

そのはかなげに美しく光る宝石は、天乃をじっと見つめたまま揺らぐ

見えているようで見えていない、そんな揺らめき

友奈「嫌われるとしても、心配されるとしても、怒られるとしても。それでも……」

友奈が何を嫌がったのか

それを天乃は言われずとも理解していた

この話の相手がだれであろうと共通して嫌がること、

それを、天乃は理解しているからこそ、友奈の瞳を見返す

天乃「私が死ぬのが嫌だった」

友奈「……………」

天乃「私を怒らせるとしても、私を悲しませるとしても。それでも」

友奈「……………」

みんなそう、目の前にいる友奈はもちろん

他の病室に振り分けられたであろう勇者部のみんな

その誰もが、天乃が死ぬことを拒絶する

今回は友奈だっただけで、その場にいた誰しもが、満開を使う可能性があったのだ


1、二度と使わないで
2、私が変身したとしても死ぬとは限らないわ
3、なら、もう少し強くなりなさい。今のままの貴女達では、任せられない
4、馬鹿じゃないの? それで貴女達が傷ついていたら元も子もないのよ?
5、それで味覚をなくして……どんな気持ち?


↓2


290以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 16:08:11.10asg1rBnsO (1/1)

4


291以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 16:10:33.67q1aeDPK3o (1/3)

5


292以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 16:23:20.90qFbkGggSO (1/6)

2


293 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 16:38:44.97PFeuazJgo (7/28)


天乃「それで味覚を無くして、どんな気持ち?」

友奈は食べる事が一番好きだった。というほどではない

けれども、東郷の作ってくる牡丹餅や

放課後に食べに行くうどん

それをとてもおいしそうに食べていたし、嬉しそうにしていた

それでなくとも、生きる上で必要不可欠な食事という行為は

極端に言えば歯車のように一定の行いをするだけで

外郭がなければただの地味な機械部品である時計のように

味覚がなければ食事は楽しめるものではなくなってしまう

そしてそれはいずれ、嬉しい事でも何でもなく

ただの苦行にさえなり替わっていく

天乃でさえ、

皆と居る時間、いる空間、その幸福を守るためという名目がなければ耐えられなかった

友奈「気持ち……気持ちは……」

友奈は天乃の問いを受けて、

いつもの明るさを損ないながらも、穏やかなまま自分の唇に触れる

そして

友奈「久遠先輩のことを少しだけでも知ることが出来て……嬉しいです」

笑みを浮かべてそう言った


294 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 17:54:22.64PFeuazJgo (8/28)


友奈「これで、久遠先輩と同じものを感じられるから」

天乃「何言ってるのよ……楽しい事じゃない、喜べることじゃない。分かるでしょう? 貴女の好きな――」

友奈「私は久遠先輩が好きですっ!」

ものの味さえ分からなくなるのに。

その怒りさえ紛れた言葉の羅列を遮った友奈の瞳は真剣で

どこか、羞恥が混ざりこんでいて

けれども一本の芯が通った棒のように、揺ぎ無く

友奈「……好きです」

天乃「私は真剣に話をしてるのよ」

友奈「だって、久遠先輩はずっと一人で抱え込んできたじゃないですか。みんなに話した後も、結局。私達にはそれを想像するしか出来なかった」

悲しげに語る友奈からわずかに眼を逸らし、天乃は二ヶ月前を思い出す

それまで隠し通してきたことを

九尾によって友奈に知られ、みんなに話すことになってしまったあの日の出来事

それからあった色々なことを

友奈「でもこれでやっと……久遠先輩の気持ちを理解できる。久遠先輩が一人で感じてきたことを、感じられる」

天乃「貴女……もしかして」

友奈「それが、嬉しいんです……本当の意味で、一緒に考えられるから」


295以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 17:58:26.16goE2NUFLO (1/1)

そういえば、最初に気付いたのは友奈だったな
これも運命か…


296 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 18:19:14.38PFeuazJgo (9/28)


天乃「何も感じないのよ? 東郷の牡丹餅なんて、本当、嫌がらせにしか思えなくなるのよ?」

友奈「それはもったいない気もしますけど……でも。久遠先輩がいなくなってたら。私達は結局、何もなくなっていたと思います」

語る言葉とは裏腹に、友奈は明るさを取り戻した声、表情で語る

友奈の気持ち、友奈が言いたい事

天乃はそれを二年前に経験した、理解した

だからこそ、反論の言葉を飲み込んで目を向ける

その喪失は一つではない

作り上げたパズルのピースが一つかけてすべてが崩れていくように

一つの不協和音が演奏を打ち砕くように

その一つはすべて。ゆえに、欠けることはあってはならないのだ

誰かを失っての勝利。その何が勝利なのか

飲んだ液体、食べた固体。それの何が美味いのか

テレビの中の笑い声、街中の耳障りな喧騒

何に喜べると言うのか、何に笑みを浮かべられると言うのか、何が楽しいのか

友奈「だから、私はこれで良いんです。これが良いんです。嫌なことはないです。なんて、久遠先輩に嘘は付きません」

でも。と、友奈は続ける

友奈「嫌な事よりも嬉しい事の方が多いんです。自己満足……です、よねっ?」


1、ええ、本当。最低なくらいに自己中心的でわがままで自己満足でしかないわ
2、抱きしめる
3、目をつぶりなさい。一発くらいは、覚悟できてるでしょう?
4、自己中心的な行為の先駆者に、それを聞く?


↓2


297以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:20:26.25XLC1FyAXO (1/1)

1


298以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:20:42.84Le9FKpQ8O (2/3)

3


299以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:22:00.22qFbkGggSO (2/6)

1


300以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:41:16.05SuTWcEREo (1/7)

おこですなぁ…


301以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:42:35.69Y10Sp+wz0 (1/3)

一発...何を一発するのだろうか


302以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 18:47:51.15plNxK6KDO (1/7)

これは恐ろしい一発くらいそうですね(棒)


303 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 18:49:29.85PFeuazJgo (10/28)


笑みを浮かべて見せる友奈の意思

向かい合う天乃は小さくため息をつくと、膝に下ろしていた右手の平を見つめ、友奈へと向き直る

天乃「目を瞑りなさい、友奈」

友奈「ぅ……」

天乃「一発くらいは、覚悟しているんでしょう?」

力を確かめるように握られては開かれる右手

そこに目を向けた友奈はドキドキと胸に響く鼓動

その原因たる恐怖を感じて、唇を一文字に結ぶ

友奈「し、してます……」

怒られる覚悟はしていた

目の前で泣かれる覚悟も

そしてもちろん、頬を叩かれる覚悟も

友奈「だから、手加減しないでください」

天乃「当たり前でしょう。してというのなら拳一発に変更してたわ」

友奈「で、ですよ……ね。えへへ……」


304 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 19:14:08.90PFeuazJgo (11/28)


天乃の力は強い

同じく車椅子を動かすことのある東郷でも

他の同年代に比べて力は強く

勇者としての鍛錬を東郷以上に積んできたうえで

東郷と同様のことをしている天乃の力は、

勇者の力を借りなくても、―友奈視点では―成人男性に近い

それゆえに、平手でも下手をすれば死ぬ

その痛みは想像しただけでも、叩かれる予定の左頬が痛みに疼くほど

しかし

友奈「お、お願い……しますっ」

目を瞑る

恐怖もある

だが、それを受けるべきという覚悟のうえで

友奈はしっかりと瞳を閉じる

天乃「…………」

それを前に、天乃は左手と右手をゆっくりと上げて――力いっぱいに叩き合わせる

友奈「ひぁあっ」

圧縮された空気の破裂した音はすさまじく、友奈の体がビクンっと強く跳ねて、瞳から雫が伝う

それは、恐怖ゆえに。

天乃「肩慣らし、くらいはしておかないとね」

友奈「ぁ、ぅ……」

笑うことはない。だが、いつも駆けてくる脅しと似た行為に

友奈は余裕なく、声を漏らして目をつぶる。強く、固く、己を石とするかのように。


305以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 19:25:26.75SuTWcEREo (2/7)

ひと思いにやったげてよぉ!?


306 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 19:43:55.42PFeuazJgo (12/28)


だが、しかし

だけれども、友奈を襲ったのは痛みなどではなく

友奈「――っ!」

始まりはとても安らぐ匂い

甘くはない、清潔感を重視した病院の香り

特有の消毒液のようなものはないが、本来あるべき雰囲気というものにはそぐわない

けれども、流れるものを揺らがせることはなかった

星の瞬く月夜に鉄の鳥が羽ばたいていたとしても、その美しさが損なわれることが無いように

美しき絵画が衆目にさらされてなお、その場の人々を魅了するように

友奈「ぁ」

その一瞬に含まれたものは、そのすべてを拒絶する

五感の全てを喪失させ、一束に纏めてしまう

友奈を襲う柔らかく、しかし芯のある感触

それは等しく流れるはずの時間さえも隔離して

気づけば幾数分の時が失われて

友奈「ぁ……」

徐々に戻ってきた聴覚が時の流れを感知し、頬の熱を自覚させる

天乃「……次はその赤色では許さないわ」

その熱は天乃の打たれた手

結局、天乃は友奈を責めず自分を責めたのだ

両の手を赤く染めて、痛みを染み込ませて……

友奈「ぁ、う……だ、え、あ」

予想だにしていなかったことを自覚するにつれ

朱色に染まっていく友奈の顔色に、天乃は厳しくそう言いつけて頬を撫でる

天乃「私の本気は内出血程度なら容易いわ。気を付ける事ね」

友奈「どう、して……」

その言葉には、素直に頷けなかった


307 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 19:58:24.10PFeuazJgo (13/28)


友奈「どうしてですか……なんでっ」

天乃「私には貴女を叱責する理由はあっても権利はない。だから、手を出さない」

満開をして欲しくないと分かっていながら満開を使った

それは天乃に対しては間違いなく最低な行為だったし

怒る理由、悲しむ理由、手を出す理由でもあるのだろう

だが、そうしていい権利にはなり得ない

天乃「私だって、同じことをしてきた。今だって……私は皆が危ないのなら戦う気でいる」

天乃は語りながら自分自身を嘲るように笑って

友奈から少しだけ離れる。その笑みには、喜楽はない

天乃「そんな私がなぜ、友奈を殴れるの? 殴るの? それに、貴女達は頑張ったわ。頑張ったうえでそうするしかなかったんでしょう?」

ここまで無茶し続けなければ自分も戦うことが出来たはずだ

後ろでただ祈っているだけなどという

愚かすぎる勇者にはなっていなかったはずだ

ゆえに、この犠牲は友奈の責任ではないのだと、天乃は思う

天乃「だから私は貴女を褒めない。でも、労うべきだと思うから、キスをした」

友奈「………」

天乃「物足りないなら、身体を貸すのも吝かではないわ」


308 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 20:05:36.09PFeuazJgo (14/28)


友奈「背負うのは止めてください……」

天乃「…………」

友奈「嫌です……それが一番、辛いです」

自分のしたことが天乃の責任に加わる

それほど嫌なことはなくて

そんな友奈の悲し気な訴えに、天乃は目を伏せ息をつく

天乃「それが友奈を苦しませるのなら。そうするわ。でもね……」

とても悔しいのよ

とてもつらいのよ

とても怖いのよ

とても……とても……

数多の嘆きを思い浮かべながら、天乃は口を閉ざして首を振る

そのしぐさは布をする髪の音に留まって

視線を下に傾けていた友奈の目には、映らなかった

天乃「貴女も背負わないで頂戴。貴女は払わなくて良いものを払った。奪われたのだから、背負う罪はないわ」

その交換条件とも言えない条件を友奈は小さく頷いて、承諾する

背負わせたくない者同士

それ以外の妥協を今は見出せなかったからだ


309 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 20:12:42.32PFeuazJgo (15/28)


では、少し中断します
21時半ごろには再開予定となります



天乃「体を貸すのも吝かでは――」グイッ

友奈「じゃぁ貸してください、どうせ入院ですから学校いけないですし」

友奈「検査に影響が出て入院期間伸びるかもしれないですけど、そしたらまた天乃先輩のせいということで体を貸してください」

天乃「え……ゆ、友奈? 天乃先輩って貴女いつの友――」

友奈「天乃先輩がお風呂で眠りについた後から私、もう全然できなくて溜まってるんです。全部解消させてくださいっ」




310以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 20:17:16.70plNxK6KDO (2/7)

一旦乙


311以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 20:32:00.74SuTWcEREo (3/7)

一旦乙
まーた1週目友奈ちゃんが平行世界からきてしまったか…


312以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 20:38:41.81qFbkGggSO (3/6)

一旦乙
なんてえっちな友奈ちゃんなんだ…


313以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 20:43:13.40Y10Sp+wz0 (2/3)

旦乙
1週目友奈ちゃん、おかえりください
2週目樹ちゃんもアップをはじめないでください


314以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 20:46:15.29Le9FKpQ8O (3/3)

たんおつ
夏凜も風も沙織も東郷さんももうつまみ食いしてるから折角の二人きりのチャンスで攻めなきゃま遅れを取るぞ友奈


315 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 21:56:44.82PFeuazJgo (16/28)


では、再開します


316 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 21:57:52.44PFeuazJgo (17/28)


√ 7月9日目 夜(病院) ※火曜日

01~10 
11~20 続き
21~30 
31~40 
41~50 
51~60 続き
61~70 
71~80 
81~90 続き
91~00 

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


317以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 21:58:50.95plNxK6KDO (3/7)

1


318以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 21:59:17.22q1aeDPK3o (2/3)




319以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 22:01:16.15SuTWcEREo (4/7)

いつもの


320以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 22:04:25.00q1aeDPK3o (3/3)

全然当たらないじゃないか!?


321 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 22:08:51.85PFeuazJgo (18/28)

1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流有(戦闘)
・   犬吠埼樹:交流有(戦闘)
・   結城友奈:交流有(戦闘、満開、二人きり)
・   東郷美森:交流有(戦闘)
・   三好夏凜:交流有(戦闘)
・   乃木若葉:交流有(戦闘)
・   土居球子:交流有(戦闘)
・   白鳥歌野:交流有(戦闘)
・   藤森水都:交流有(戦闘)
・ 伊集院沙織:交流有(戦闘)
・      九尾:交流無()
・       死神:交流無()
・      神樹:交流無()



7月9日目 終了時点

  乃木園子との絆 54(高い)
  犬吠埼風との絆 60(高い)
  犬吠埼樹との絆 50(高い)
  結城友奈との絆 64(とても高い)
  東郷美森との絆 51(高い)
  三好夏凜との絆 81(とても高い)
  乃木若葉との絆 45(中々良い)
  土居球子との絆 30(中々良い)
  白鳥歌野との絆 22(中々良い)
  藤森水都との絆 13(普通)
     沙織との絆 63(とても高い)
     九尾との絆 47(少し高い)
      死神との絆 38(中々良い)
      神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


322 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 22:10:15.49PFeuazJgo (19/28)

√ 7月10日目 朝(病院) ※水曜日

01~10 
11~20 九尾
21~30 
31~40 
41~50 大赦
51~60 
61~70 
71~80 死神
81~90 
91~00 悪五郎

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


323以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 22:10:34.24SuTWcEREo (5/7)

そぉい


324 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 22:28:49.84PFeuazJgo (20/28)


√ 7月10日目 朝(病院) ※水曜日


天乃「私は学校いって平気なの?」

「はい。結城様以外は問題ありませんので」

朝、早めの朝食の後

天乃に登校するように。と、職員が言いに来たのだ

友奈はやはり治療等しなければならないのだが

夏凜達には問題がないし

天乃に関しては欠席された後の問題が怖い

だから、登校して欲しいのだろう

天乃「臆病ね」

「そう言われましても」

天乃の皮肉ぶった言い方に苦笑いを浮かべた職員は

困ったようにそう返して、座りなおして、天乃を見る

「学校の人間と小規模ではあれ、学んだ道徳観念をはねのけた行動を見せた。それを恐れず何を恐れますか」

天乃「過去からの学びかしら?」

「過去……ですか?」

天乃「ううん、何でもないわ。確かに、想定外は恐ろしい。一つの狂いが死を招くこともあるのだから」


325 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 22:55:20.03PFeuazJgo (21/28)


「ええ。ですから緊急なことが無い限り、久遠様には登校していただきたいのです」

怪我をしていたり

何か特殊なことがあるのならば欠席させるのもやむを得ない

むしろ、その状態で登校させた結果が恐ろしくて、出来ない

怖い事ばかりですよ。と

天乃の目を気にすることなく、口にする

「情けない話です。ええ……久遠様。貴女はいったい何者なのですか」

天乃「大赦に記録が残ってると思うけど? 少なくとも久遠家の――」

「ええ。残っている可能性もありますが、それは最高機密なので私の知るところではありません」

天乃「私でも見れない?」

「さて? それも私の知るところではありません。私はあくまで、久遠様に登校を促すために来ただけですから」

余裕を見せる大人。それは天乃が不得手とするタイプの人間だ

切り崩す隙しかないのに、切り込みを入れた傍から合わさってとけていく

はっきり言って面倒なタイプなのだ

天乃「つまらない人ね」

「では、楽しい学校に向かいましょう」


1、お断りよ。友奈を一人にはできないわ
2、分かったわ


↓2


326以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 22:55:41.94plNxK6KDO (4/7)

1


327以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 22:57:55.09qFbkGggSO (4/6)

2


328 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:08:34.05PFeuazJgo (22/28)


天乃「分かったわ」

「ありがうございます。夢路に連絡して皆さまを送らせます。準備は……」

九尾「気にするな。お前はさっさと為すべきことを為せ」

「! ……解りました。では、よろしくお願いいたします」

音もなく現れた九尾には驚きを見せたものの

それもまた一瞬で、すぐに調子を取り戻して病室を去っていく

天乃「貴女が来るなんて、珍しい」

九尾「妾の主様の体を好きに弄ばれるのは好かぬからのぅ」

天乃「別に貴女のではないけど……とりあえず少しだけ手伝って」

九尾「うむ。仰せのままに」

悪戯っぽくにやりと笑う九尾は何か言いたげにも思えたが、

天乃は聞くことなく着替えを行う

聞けば答えてはくれるかもしれないが、

今の空気感では茶化されて終わる可能性もあるからだ


329 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:13:56.50PFeuazJgo (23/28)


√ 7月10日目 朝(病院) ※水曜日

01~10 
11~20 夏凜
21~30 
31~40 
41~50 東郷
51~60 沙織
61~70 
71~80 風
81~90 
91~00 樹

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


330以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:14:25.67qFbkGggSO (5/6)




331 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:15:56.78PFeuazJgo (24/28)


失礼しました、場所は学校です


332 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:23:12.93PFeuazJgo (25/28)


√ 7月10日目 朝(学校) ※水曜日


天乃「おはよう」

「おはよー」

「はよー」

天乃が教室に入ると

騒がしかった声は一瞬止んで、

天乃のあいさつの一言によって

ねじが巻かれた時計のように、教室には明るさが戻っていく

天乃が来るか来ないか

それだけで、このクラスの空気は一変するのだ

沙織「おはよう」

風「おっはよー!」

天乃に続いて二人も教室へと入り、

体調不良での欠席こそあれ、クラスのHRは問題なく行われた


333 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:24:39.08PFeuazJgo (26/28)


√ 7月10日目 朝(学校) ※水曜日

1、九尾
2、死神
3、風
4、沙織
5、樹
6、夏凜
7、東郷
8、クラスメイト
9、イベント判定 ※再安価

↓2


334以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:25:05.25plNxK6KDO (5/7)

9


335以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:25:36.20QWR/c+4h0 (1/1)

9


336 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:39:17.93PFeuazJgo (27/28)


√ 7月10日目 朝(学校) ※水曜日

01~10 死神
11~20 風
21~30 夏凜
31~40 東郷
41~50 樹
51~60 九尾
61~70 クラスメイト
71~80 女子生徒
81~90 教師
91~00 机

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


337以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:39:33.85Y10Sp+wz0 (3/3)

てやっ


338以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:41:42.62SuTWcEREo (6/7)

机ってなんだよ(困惑)


339以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:44:01.71plNxK6KDO (6/7)

机…?


340 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/23(日) 23:49:01.80PFeuazJgo (28/28)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



教師「先生、実はな……前から久遠に言おうと思ってんだ」

天乃「え?」

教師「教師が生徒にこんなこと言ったら不味いと言うのは分かってる。だが、どうしても抑えきれなくてな……」

天乃「え、あの……先――ひっ」ガシッ

教師「どうすれば結婚できるか教えてくれぇ! 恋愛相談得意なんだろ? 頼む! 無理そうなら結婚してくれ!」

悪五郎「有象無象めが……ッ」

天乃「最後の一言が一番不味いです! というより放してください、先生が殺されちゃいますから!」




341以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:50:52.64plNxK6KDO (7/7)


机が気になってねれない


342以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:58:08.28SuTWcEREo (7/7)


机はラブレターとかかにゃー?
後先生、最後のだけはマジやばいです


343以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:58:47.73lzWspm6Z0 (1/1)

天乃さんと友奈ちゃんの初エッチ見たいんだけどスマホからじゃ見れないのかな?


344以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/23(日) 23:59:25.37qFbkGggSO (6/6)


薄い本展開になりそうなオマケである
この教師はだいぶ前に相談しに来た人と同一人物かな?



345以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 00:05:17.7497OyLHrhO (1/1)


最後のはまじで殺されるな

>>343
PC版で表示に切り替えてダウンロード実行すればダウンロード出来たと思う


346以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 00:05:45.65sYTXla/+o (1/4)

>>343
スマホからなら一番下でPC版ページに切り替えしてからdocxかPDFで行けない?


347以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 00:19:38.80v7or7YZy0 (1/2)

ありがとう、試してみるわ


348以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 07:53:07.800tHObP9+O (1/1)

最近コンマが振るわないな


349以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 10:22:37.660nPl0t3Ko (1/1)

一周目の初えっち懐かしいな
オマケのくせしてそこらの官能小説に劣らないレベル

もう遅いかもだが
名前なし改行なし段落有のpdfがおすすめだよ


350以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 11:55:57.52qrETwcLhO (1/1)

1周目久々に読み返してるけどホント最初期の久遠さんは面倒くさいな!それがいいんだけど


351以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [SAS] 2017/04/24(月) 17:05:35.17v7or7YZy0 (2/2)

一周目の天乃さんが何気に一番好きかも


352以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 19:28:16.14v1wuJFDO0 (1/1)

>>350-351 ナカーマ


353 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 21:46:32.77JMduLGuWo (1/10)


では、少しだけ


354 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 21:52:25.21JMduLGuWo (2/10)


「久遠、久遠はいるか?」

天乃「居ませんが、何か用件でも?」

「居るじゃないか。ちょっと付いてきてくれ」

天乃「構わないですが……」

ちらりと時計を見た天乃は

以外にも早めに終わって余裕のある空白を残念そうに眺め、教師へと向き直る

天乃「授業までに解放してくださいね」

「ああ、それはもちろんだ」

この教師自体は大赦とは繋がりの無い一般教師

しかし、喰らう命とはそれをカモフラージュに用いているのではないか。と

怪訝そうに教師を一瞥し、天乃へと手を振る

そこに在るのは笑顔だったが

内心では、行かないで。と言いたいのだろうと天乃は察して手を振り返す

天乃「大丈夫よ。ちゃんと戻るから……でも、ね?」

ひと目向けられた先生は

天乃の瞳が悪戯ッぽく笑っているのが見えて、思わず車椅子の餅手を掴んだが、遅く

天乃「時間までに戻ってこなかったら助――」

天乃の言葉は半ばまで語られて

ピシャリとドアが閉められ体ごと教室の外に消えていく

風の「ったくもう……」という呆れた声が、静まった教室に木霊した


355以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 21:59:37.55sYTXla/+o (2/4)

来てたか


356 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 22:03:33.88JMduLGuWo (3/10)


天乃「冗談だって言えなかったじゃないですか」

「そもそもその冗談を言わないで欲しかったんだけどな」

キュルキュルと車椅子を押しながら、

教師はため息をついて天乃へと目を向ける

天乃と言えば「ごめんなさい」と、楽しげな笑みを浮かべていて

その少女らしさに、教師は和みを得て声なく笑う

「元気そうで何よりだよ。最近、久遠の周りではいろいろあったからこれでも心配はしていたんだぞ」

天乃「……大丈夫ですよ」

何も大丈夫ではない

友奈に言ったとおり天乃は戦うことを完全に捨て切れていないため、

また満開するような状況に陥った時、堪える自信はない

けれど、言わなければいけないと思っていった言葉に

教師はしばらくの沈黙で返して

「久遠ならそう言うだろうとは思った。だがな、久遠はまだ子供なんだから、大人を頼ったって良いんだぞ」

天乃「……ありがとうございます」

手馴れた偽りの笑み

それゆえに先生は見抜くことが出来ず、「大人だからな」と笑う

それはある意味で滑稽だが、しかし

天乃は嘲笑することなく受け流して笑みを浮かべ続けた


357 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 22:13:50.35JMduLGuWo (4/10)


天乃「それで先生、なにか?」

以前にも先生との密会に用いた部室へと入った天乃は

振り返りながら問う

大まかな予想は付いてはいる

けれど、天乃に色々なことがあったとはいえ

自分に対して何も言ってこなかったのが、今になって声をかけてきたのだ

具体的なことは問わずに、先生の目を見上げる

「あ、ああ。それなんだがな……」

陰る瞳には悲しみが滲んでいて、

天乃はいくつかの可能性に絞り込んで視線を織り込む

先生の目線は下がっていく一方で

天乃のそれと絡むことはなかったが……

「実は、あれ自体は上手くいったんだ。上手くいったと言っていいのかは複雑なんだがな……」


358 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 22:22:52.27JMduLGuWo (5/10)


先生が言うには、あのファミレスへのデート―先生自称―自体は大成功だったらしく

相手の女性もとても喜んでいたらしい

しかしながら複雑だと言ったのは、相手がそれをデートだとは全く思っていなかった

つまり、これっぽっちも意識されていない友人という間柄でしかなかったからだ

もちろん、意中の相手と赤の他人ではなく親しい間柄である。というのは

心強いアドバンテージと言えるだろうし、男性であれ女性であれ嬉しいことだとは思う

現に、友人であるがゆえに

個人的にはデートという行為を重ねることが出来たし

それによって親しくなることが出来たのだから

問題は、それを積み重ねてきたつい最近のことだ

「実は、彼女はお見合いをしなければいけないらしいんだ」

天乃「……お見合い、ですか? それを、自分から?」

「ああ、言っておかないといけないことがあるんですって……この前の食事の後に言われてな」


359 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 22:34:40.34JMduLGuWo (6/10)


天乃「それで諦めたんですか?」

「……………」

先生は何も答えない

目を伏せて、現実から逃れようとしている

そんな大人の弱弱しい姿でさえも、天乃はみじめだと口にはせずに

その視界に留め置く

天乃「では……私に声をかけたのはただの報告なんですか?」

お見合いをしなければならない。と、言われた

その時の状況は想像することしかできないが

相手の女性の様子次第で、先生へのアドバイスは変わってくる

もちろん、諦めることを薦めなければいけない可能性もあるが

そうではない可能性もあるのだ

だからこそ、天乃は少しばかり強い口調で問いかける

天乃「そんな報告の為だけに、わざわざ呼び出したんですか?」

「でもな。向こうは良いとこのお嬢様でな。先生はしがない学校教師。教頭でも校長でもなく、大した肩書もないんだぞ?」


1、なら、こんなくだらないことで呼び出さないでください
2、お嬢様だからなんだって言うんですか。私だってお嬢様ですが、別に、家柄で人を見るほど地に従順ではないですよ
3、相手が肩書を求めているんですか? 家柄を求めているんですか? 言われてもいないことに立ちすくむ程度だったんですか?
4、私は大した肩書ありますけど、相手に関しては分け隔てなく一妻多妻目指してますよ?
5、何も言わない


↓2


360以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 22:35:06.77jqNwaCWcO (1/3)

1


361以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 22:37:20.4159exhj/ZO (1/3)

2


362 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 22:50:26.53JMduLGuWo (7/10)


天乃「あのですね、先生」

ふっと息をついた天乃は

呆れたようにつまらなそうな目を先生へと向ける

その目はすぐに、どこかへと逸れて

天乃「お嬢様だからなんだって言うんですか」

「それは」

天乃「私だってお嬢様ですが、別に、家柄で人を見るほど血に従順ではないですよ」

もちろん、それは天乃の意見であって

周りの人間は違うかもしれない

それは当然ながら、先生のお相手である女性も。

しかし、天乃は思う

天乃「勝手にお嬢様を高嶺の花にしないでください」

「……………」

天乃「高嶺の花というのは、それゆえに孤独なんです。それゆえに寂しく、温もりを求めてしまうものなんです」

自ら高嶺であると誇っているのならば、やはり当てはまらない

しかしながら、他人からいつしかそう扱われるようになった人は

求めてなお、与えられることなく

自らに近しい一握りの選択肢しか与えては貰えなくなってしまう

天乃「だから、常に夢を見ています。いつかその険しい道を上り詰め、触れてくれる誰かを」

「そんなこと、言われたって、な……」

天乃「なら、同じ言葉を女性に返してあげてください。その人はきっと、笑顔で答えますよ。そうですよね、ごめんなさい。と」


363 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 23:10:43.76JMduLGuWo (8/10)


「!」

天乃「私は先生の女性ではありませんから、憶測でしかものを語れません」

その不可避の未熟さを嘲笑するように笑みを浮かべた天乃は

流し目を先生へと向けて、小さく首を振る

天乃「でも、私は先生を突き放すために言ったとは思えないんです」

「……なぜ、そう言える」

天乃「そもそも先生が気持ちを伝えてもいないのになぜ、そんなことを言う必要があるんですか」

「それは、僕が友人という立場だから……」

天乃「相談したかった。ですか?」

その問いに馬鹿正直に頷く男性教師を前に

天乃は馬鹿じゃないの? と、素の口調に戻りかけて慌てて口を閉ざす

馬鹿だとしても先生は先生なのだ

大赦ならばともかく、一般の教師相手には相応の姿勢であるべきだと

天乃は入れ替えて息をつく

天乃「異性にそれを話したんですよ? ありふれた相談事と同じなわけがないと思いますが」

「……………まさか」

天乃「愛されているだけの人生か。愛し愛されている人生か」

「……………」

天乃「この世界なら、お見合いを設けた両親も誠意を見せれば後者を認めて下さるのでは?」

勝手な想像ですけどね。と

天乃は時計をちらりと見て車椅子を動かし、出入り口へと向かう

すれ違った男性教師は、「だと良いな」と、

天乃へと目を向けることもなく、呟いた


364 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 23:12:44.77JMduLGuWo (9/10)


√ 7月10日目 昼(学校) ※水曜日

01~10 樹海化
11~20 九尾
21~30 
31~40 
41~50 クラスメイト
51~60 夏凜
61~70 
71~80 沙織
81~90 
91~00 樹

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


365以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:13:21.80jqNwaCWcO (2/3)




366以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:15:37.66sYTXla/+o (3/4)

さっおりーん


367以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:16:12.6359exhj/ZO (2/3)

もう樹海化があるだと…!


368 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/24(月) 23:23:14.80JMduLGuWo (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
久遠さんの少し真面目な相談回



沙織「久遠さんもお嬢様だよね。箱入り娘的な意味で」スッ…

天乃「っ、どこ触っ……ゃ、駄目……ここ学校だから……っ」

沙織「大丈夫だよ。屋上だもん」

天乃「なにも大丈夫じゃな――んっ」

沙織(学校でエッチなことするこの背徳感……素敵だっ)


369以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:25:46.63sYTXla/+o (4/4)

乙ー
そして真面目の欠片もねえおまけである


370以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:27:58.6459exhj/ZO (3/3)


すっかりエロ担当と化したさおりんかわいい
でもそろそろ受けに回ってもいいのよ?



371以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/24(月) 23:28:31.19jqNwaCWcO (3/3)


さおりん攻めまくり


372以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 12:53:38.564nNGp3WcO (1/2)

誘い受けしまくる久遠さんにも原因はある


373以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 13:41:05.78bfJBNDIUo (1/1)

久遠さんを攻めないで誰を攻めるのか
普段上手の久遠さんだからこそベッドの上で受けなのさ


374 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 21:54:54.75wbYwI9sio (1/10)


では、少しだけ


375以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 21:55:25.43E+xWFJWDO (1/4)

よしきた


376以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 21:57:54.66bmydcpW6o (1/7)

ヒャッホウ


377 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 22:00:29.53wbYwI9sio (2/10)


7月10日目 (学校)昼 ※水曜日


沙織「久遠さん、お昼食べよー」

そう言いながら、沙織は天乃を教室から連れ出して

部室へと押し込む

朝に来て、昼に来て

きっと夕方にも来ることになるだろう部室の変わらない姿に

天乃は笑みを浮かべて沙織へと目を向ける

天乃「なにかあったの?」

天乃には味覚がなく、食事に関しては対して関心が無いことを沙織は熟知している

それでなお強引に連れ出してきたからこそ

何かがあったのだろうと、天乃は判断したのだ

そして、その問いに沙織は先程の明るい声が嘘のように残念そうな笑みを浮かべていた

沙織「久遠さんは嫌かもしれないけど、でも一応言っておかないといけないことがあるんだ」

天乃「……なに?」

沙織「現状、バーテックスの攻撃は険しくなりつつある。勇者のみんなは頑張ってるけど、それでも樹海の被害は抑え切れてない」

今回の戦いだってそうだ

沙織と水都の二人が引き受けただけで、

本来なら死者さえもありえるほどの被害が出ていた

もちろん、沙織が言うように勇者部は頑張っている

しかし、それでもなお、絶対に被害が出ないのは不可能に近い

それは、勇者であろうとも彼女達が人間であり

バーテックスと呼ばれる敵は名に相応しく強大な敵だからだ


378 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 22:10:34.27wbYwI9sio (3/10)


天乃「遠まわしな言い方はやめて。何が言いたいの? 猿猴」

沙織「……ふぅ」

天乃の言葉を否定せず息を付いた沙織は

その開いた瞳を天乃へと向けて

沙織「はっきり言うね? このままだとあたしや藤森さんは確実に死ぬ。だから、現実世界への多少の被害は覚悟して欲しいんだ」

天乃「…………」

沙織「久遠さんなら、体にそれを溜め込むこと、その影響がわかってるはずだよ。全部は庇わない。じゃないと、ね」

沙織の声は場の空気に釣り合って大人しく、必要のない罪悪感が紛れ込んでいる

沙織にしろ猿猴にしろ、

出来ればそんなことは言いたくないのだ

しかし、庇い続ければ人間である沙織は死ぬし、精霊である水都は消滅する

それは天乃もすでに知っていることで……

天乃はそれに対する答えを上手く見つけられなくて、もどかしそうに唇を噛み締めながら

沙織からゆっくりと、目線を逸らしていく

天乃「一般の被害……ね」


379以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:15:01.45bmydcpW6o (2/7)

まあ、どう足掻いでも0になんて無理よなぁ


380以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:19:30.11yVwlyBbgo (1/2)

こっちが請け負ってきた部分考えれば多少の被害は仕方ないけどなもうこうなったら


381 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 22:29:46.82wbYwI9sio (4/10)


沙織「久遠さんがそういうのを許せないって解ってる。でも、やっぱり。全部を助けるなんて難しい話なんだよ」

天乃「解ってるわ……よく、分かってる」

その難しい話を自分の力で強引に叶え続けた結果が、今の天乃の姿だ

満開での代償はもちろん、変身することさえ体に負荷がかかるから禁止されてしまう状態

そのもどかしさ、その悔しさ、その虚しさ

今も抱く天乃の表情は暗く、沙織へと向けられた瞳には悲しみが浮かぶ

天乃「ここまで戦い続けてきて、それでもまだ戦いは終わってくれなくて。ついに、私はこんなボロボロになって」

日常を守ってあげたい

そう思っていた勇者部のみんなが戦っているのを傍で見ているしかない

そんな状況に陥って

天乃「私はもう無茶できない。無理なんて言語道断……でも、誰かが死んじゃうのなんて、嫌よ」

沙織「一般の人、それを守れないのは諦めるしかないよ」

天乃「そう言われて、私が納得できると思う?」

沙織「思ってない」

天乃の嘲笑さえ入り混じった笑みに、

沙織はまっすぐ向かい合って、首を横に振る

沙織「だから、あえて言うよ。久遠さん」

沙織は自分を指すように胸元に手を宛がうと、

存在を大きく見せるように、演説で自分の意見を強く広めようとするかのように、空いた手を広げて

沙織「あたしに死ねと言ってよ。久遠さんがどうしてもその夢を、理想を叶えたいのなら」

はっきりと、言い放った


1、ふざけないで
2、嫌よ
3、私が請け負えばいいだけの話よ
4、……解った。被害は我慢する
5、私がそう言ったら、貴女は死ぬの?


↓2


382以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:30:24.69IxtPWgWLO (1/1)

4


383以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:31:23.98yVwlyBbgo (2/2)




384以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:32:05.56bmydcpW6o (3/7)




385以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 22:32:14.67E+xWFJWDO (2/4)

1


386 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 22:42:25.84wbYwI9sio (5/10)


真っ直ぐ見据えてくる沙織の瞳

そこには茶化しも何もなく

どれだけ見つめても揺らぐことさえなく、真剣さのみが伝わる

本気なのだ

本気で、沙織は死ねと言えと言っているのだ

自分の理想を貫きたいのなら、

長年とはまだ言えないかもしれないが

しかし、大切な友人に、恋人の一人に

そんな冷酷非道な命令をしてくれと、本気で。

天乃「……沙織」

沙織「さあ、久遠さん」

天乃「……………」

たとえそれが本当に死ねという命令であっても受け入れる

そう言うような笑みを浮かべる沙織に、天乃は目を向けられずに……

天乃「分かったわ……諦める」

自分の手を握りしめる

知らない誰かが傷つき受けた痛みを自分もまた味わうように

力のない自分を戒めるように強く、強く

天乃「多少の被害はこの際……仕方がないから諦めるわ」

言い切った口を閉ざして、唇を――噛み締めた


387 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 23:02:59.61wbYwI9sio (6/10)


沙織「……………」

俯き、勇者でなければ血を流してしまいそうなほどに自らの手を握りしめる

そんな悲しみと怒りに満ちた姿を前に

沙織は口の中の過剰なうるおいを感じて、飲み下す

解ってるよ。解ってるよ……久遠さん

天乃が本気で嫌な事

絶対に許せない事

それを今、沙織は自分が築き上げた関係を用いて行わせた

もちろん、死んでくれと頼まれる可能性はあった

しかし

可能性はあっても、それを考慮はしていなかった

絶対にあきらめてくれるという確信があって、あえて聞いたのだ

最低だと思う、卑怯だと思う

しかしながら、どうしても。それを認めさせたかった

沙織「……ごめんね」

天乃「……いいのよ。私が我儘過ぎたの」

いつかきっと、自分たちの力を使ってなお、被害が防ぎきれなくなる可能性は出てくる

いや、もうすでに出てしまってもおかしくない状況

それゆえに、覚悟を決めて貰わなければいけなかった

天乃「初めから、少しくらい覚悟できていたなら。ここまでなることもなかったのにね……」

ごめんなさい。

小さく、小さく。くちっびるさえも動かさずに呟いたその声は

沙織の耳には、届かなかった


388 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 23:19:49.01wbYwI9sio (7/10)


沙織「あたしはあと少しだけ……藤森さんはあたしに比べればまだ余裕ある」

だから、本当に危険域な時だけは

少しだけ請け負うようにするよ。と

沙織は無意味な笑みを浮かべて、努めて明るい声を出す

しかし、一度活気の損なわれた空気にはやはり、無駄で

天乃は言葉もなく、頷くだけで

沙織「……………」

けれども、必要なことだった

いつかは言わなければいけない事だった

だから、沙織もまた

自分自身を戒めながら、天乃を見る

沙織「いつか、壁の外に出ていく必要があるかもしれない」

天乃「外で生きていけるとは思えないわ。それに向こうは敵の数が桁違いよ」

例え精霊に守られているとしても

あの数を相手にしたならば、相当な力あるいは数で対応できなければ死ぬだろう

沙織「うん。だからいずれの話……でも、きっと。いつかは必要な話」

沙織はそう言って息をつく

いつかは必要なこと

その時に、天乃がいるのかどうか

それは何よりも重要なことだと……沙織は胸の内に留め置く


389 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 23:27:48.75wbYwI9sio (8/10)


√ 7月10日目 夕(学校) ※水曜日

01~10 死神
11~20 クラスメイト
21~30 
31~40 
41~50 ラブなレター
51~60 
61~70 
71~80 掲示板
81~90 
91~00 九尾

↓1のコンマ  



390以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:28:56.82bmydcpW6o (4/7)

こいやー!


391以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:29:23.704nNGp3WcO (2/2)

びっくりするくらい避けるな


392以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:30:19.66bmydcpW6o (5/7)

20%の空白とか引くのが久遠さんやから…


393 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 23:34:15.86wbYwI9sio (9/10)


√ 7月10日目 夕(学校) ※水曜日


1、友奈のお見舞いに行く
2、部活参加
3、九尾
4、死神
5、悪五郎

↓2


394以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:34:32.19Nuddwq7VO (1/1)

1


395以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:34:40.49bmydcpW6o (6/7)

1


396以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:37:51.30E+xWFJWDO (3/4)

2


397 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/25(火) 23:41:07.92wbYwI9sio (10/10)


では、ここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みをいただくかと思います


後で勇者部はステータス強化しますが
戦闘難易度によっては、被害は避けられません


398以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:42:30.20V+soTS0QO (1/1)


自分を犠牲にするのやめたら友奈も喜ぶよ


399以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:47:49.15bmydcpW6o (7/7)

乙ー
久遠さん最初の頃から犠牲になるなら自分って思考はブレてないからなぁ…(1週目BADを見ながら)


400以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/25(火) 23:51:45.92E+xWFJWDO (4/4)


戦えない上に吸収もできない、でも被害がでれば大赦からの酷い仕打ちが待ってそうだし…どうすればいいんだ…

あとはお見舞いか…できれば折角だしみんなで行ってみたいな


401以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/26(水) 08:51:00.29Xk0NEX6+O (1/1)

壁の外ってつまり勇者の章のこと?繋がるの?繋げちゃうの?


402以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/26(水) 09:33:47.3774+Nwwc5O (1/1)




403以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 19:03:27.32doLxJhqu0 (1/1)

久遠さんの名前で占ってみたらほんと草生えるんだけど


404以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 20:09:58.69iCjLBytkO (1/3)

どんな結果出るの?


405以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 20:47:59.40q3DyL5yMO (1/1)

>>404
一周目の時に誰かが上げたのがこれ
個人的に合いすぎてると思う
http://i.imgur.com/4KSU3ZC.jpg


406 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:07:29.14VNI6RTIro (1/10)


では、少しだけ


407以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 22:10:13.23YQIz6sFjo (1/2)

わっほい


408 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:14:00.38VNI6RTIro (2/10)


7月10日目 (学校)夕 ※水曜日



天乃「あら、少ないわね」

東郷「風先輩は調理部です、夏凜ちゃんは剣道部。樹ちゃんは占い関係でちょっと」

天乃が部室に到着すると、

先に向かったはずの風でさえも部室には居らず、

待っていましたと言いたげにパソコンのモニターから顔を上げた東郷は

それぞれが居ない理由を説明する

東郷「そして、私はこれから友奈ちゃんのお見舞いに行こうかと」

天乃「私を待ってたの? 端末に連絡入れれば良いのに」

東郷「久遠先輩のことですから、依頼よりも友奈ちゃんに会いに行きたいのでは?」

にっこりと笑みを浮かべる東郷の自慢げな姿勢に

天乃は反論の言葉を一瞬、紡いで、息をつく

否定は簡単だが、事実を否定したところで意味のあることでもない

天乃も東郷も車椅子のため、遠くへの移動には車が必要であり、

東郷が先に行くと送迎が二台、あるいは二回になってしまうため、

東郷は待っていたのだ

天乃は「ご理解いただけているようで」と、茶化すように微笑む


409以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 22:17:50.32JeRFbr/YO (1/2)

久々に東郷さんと一緒


410 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:21:59.02VNI6RTIro (3/10)


東郷「一応、久遠先輩に囲われた一人ですから」

天乃「なら、私もみんなをもっと理解していなきゃダメね」

東郷「そうですよ。久遠先輩がやろうとしていることは、そうでなければなしえませんから」

本心からのその言葉は

疑いや怒りなどのマイナスな感情は無くて

東郷の浮かべる笑みは穏やかで、天乃は安心したように目を逸らす

いつもはみんなが座っている場所、居る空間

今この学校に居る勇者部を集めても、一人足りない空間

天乃「……みんなは通常通り、ね。まぁ、友奈は大勢で押しかけるのはダメよね」

東郷「友奈ちゃんは心配かけちゃったかな。って、感じちゃいますから」

心配かけているのは事実だが

それでも、大人数で押しかけられるのは表向きには出さないだろうが

友奈としては好ましいことではないのだ


411 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:30:34.81VNI6RTIro (4/10)


東郷「憧れている人が、憧れている人ですから。自分よりも……という姿勢は先輩譲りで」

天乃「どこの先輩よ。まったく……」

東郷「丁度そこのガラスを見れば会えると思いますが」

天乃「え……東郷って先輩だったの!?」

東郷「そう来ますか……」

東郷の指差した棚のガラスを見た天乃の驚いた様子に

東郷は冗談だとわかりつつも、困ったように溢す

もちろん、本気で指摘しないのは

天乃が自分のことだとわかっているからこそだ

それと同時に東郷の端末が震えて、東郷が動く

東郷「車が来たみたいです」

天乃「瞳?」

東郷「判りませんが、いきましょうか」

パソコンを落として帰り支度を始める東郷を横目に、天乃は部室の鍵を手にとって

廊下へと先に出て行くと

まだまだ部活を行っている明るい喧騒が校舎の内外から聞こえてくる

東郷「お待たせしました」

天乃「ん」

東郷と天乃。車椅子に乗った二人が並んで廊下を進む

その意外にも貴重な場面を見ることが出来た幸運な生徒は、一人もいなかった


412 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:44:23.39VNI6RTIro (5/10)


天乃「結局、貴女なのね」

運転手は結局、瞳だった

天乃としても東郷としてもそこに不満は微塵もなく

むしろ、瞳ではなかった場合にこそ不安になってしまうものだが

冗談めかしてため息をついて見せた天乃に、

瞳はミラーを横目に微笑む

瞳「残念ながら、よほどのことが無ければ私ですよ」

天乃「ほんと、残念」

その余程の事が起きているならば

大赦に対して何かが出来る

そう思った天乃の言葉、その表情は楽し気で

すぐ横の東郷は困ったように笑う

東郷「あまり危険なことはしないでください」

天乃「解ってるわよ」

変身するだけでも負担が大きいのだ

大赦に手を出す為だけに体をより酷使するなど

今の天乃はそんなことを考えすらしていない


413 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 22:55:18.29VNI6RTIro (6/10)


東郷「……だと、良いですが」

自分の為にそんなことをしない

その点においては絶対的な信頼を置いている東郷だが

しかし、他人の為―という考えなら―という点においては

全く信用ならないのだ

もちろん、口では無理しないと言うし

実際に戦闘には手を出さず見守ってくれる程度にとどまってくれていたが

友奈が満開を使ってしまった以上

以降も見逃してくれる可能性は極めて低い

元々勇者だったからという点を、きっと抜きにしても

天乃は人を見捨てることが出来ない性格だから。

東郷「……不自由でも人の為にあれる久遠先輩の姿勢は、友奈ちゃんにとっては凄い衝撃だったんです」

天乃「?」

東郷「久遠先輩と初めて会った日、友奈ちゃんが凄く嬉しそうに話していたんですよ。車椅子なのに、自分が手を借りる側なのに。って」

ふと思い出した約二年前

友奈と出会って、天乃と出会って―再会して―少ししか経っていない日の事

天乃「まさかあの時風邪気味だと思ったのは――」

東郷「それは関係ないです」


414 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 23:10:27.26VNI6RTIro (7/10)


褒められると察してか

茶化すように言葉を挟み込んできた天乃に目を向けて

東郷は首を横に振ると、続ける

東郷「友奈ちゃん、その頃からもう。久遠先輩みたいになりたいって」

ずっと目で追っているのを見てきた

その背中を必死に追いかけているのを見てきた

それでもなお追いつくことのできないはるか遠き理想に

前向きになる一方で、自信を失っている姿も見てきた

東郷「今だって、きっと」

天乃「……友奈に後を追わせないで。そう、言いたいんでしょう?」

みんなの前から消えて

その消えてしまった後を友奈が追い、

無理をして、無茶をして、

犠牲を支払った偉業を成し遂げてしまうこと

東郷が嫌がっているであろうことを問うと、素直に頷く

東郷「私は友奈ちゃんも、久遠先輩も同じくらいに大切です。大好きです。もちろん、勇者部のみんなも」

だから。と、東郷は言葉繋ぎ、手を繋ぐ

東郷「これからも、誰かが満開を使うとしても。傷つくとしても……力を使わずにいてください」

そして、東郷は答えを求めずに笑ってはぐらかす

それはまるで下駄箱に入れられたラブレターのように、一方的なものだった


415 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 23:32:17.33VNI6RTIro (8/10)


√ 7月10日目 夕(病院) ※水曜日


友奈「東郷さんに……久遠先輩も。来てくれたんですね」

天乃「ええ、来てあげたわよ」

上体を起こした姿勢でベッドに横になっていた友奈は

天乃と東郷が病室に入るや否や嬉しそうに笑みを見せる

その表情はいたって健康的で

戦闘の影響など、微塵も感じさせないもので

東郷「私達には丁度依頼もなかったの。あっても友奈ちゃんに会いに来たかな」

友奈「急ぎの依頼だったら優先しないとだめだよ。……でも、ありがとね。東郷さん。久遠先輩っ」

天乃「それで? 健康そうだけど、身体の調子はどう?」

友奈「もう平気ですよ!」

それを示すように力こぶを作って見せた友奈に

東郷は少し安心したように笑みを浮かべて

東郷「まだ安静よ? 友奈ちゃん」

友奈「うんっ、分かってるよ」

天乃「……………」

昨日の今日、友奈はそれを掘り返すつもりはないようだけど……


1、何かして欲しいことはある?
2、一般の被害について
3、私ね、五郎君と子供を作る予定なの
4、夏休み、どうする?


↓2


416以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:32:58.37Ldk331k3O (1/1)

3


417以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:33:06.86iCjLBytkO (2/3)

1


418以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:33:13.53JeRFbr/YO (2/2)

2


419 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 23:49:25.39VNI6RTIro (9/10)


√ 7月10日目 夕(病院) ※水曜日

01~10 一緒にいてください
11~20 キス
21~30 困ります
31~40 もう言いました
41~50 えっちなこと
51~60 鍛錬
61~70 何かください
71~80 キス
81~90 えっちなこと
91~00 もういいました

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


420以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:49:46.11bGAFgk+qo (1/1)

はい


421以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:52:11.87YQIz6sFjo (2/2)

ファッ!?


422以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:54:03.00iCjLBytkO (3/3)

二人きりの時にしないのに東郷さんに見られながらするという友奈の趣味にワロタ


423以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:56:12.23vhMmD3NLO (1/1)

二人きりの時もキスしてただろ!変態みたいに言うなよ!


424 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/27(木) 23:56:25.97VNI6RTIro (10/10)


では、ここまでとさせて頂きます
明日もできれば通常時間から



友奈「えっちがしたいです」

友奈「久遠先輩……えっちがしたいです……」

天乃「う、うん……まぁ、その。良い、けど」

友奈「東郷さん込みで!」

東郷「流石友奈ちゃんね!」

天乃「やっぱり安静にしてなさい!」


425以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/27(木) 23:59:32.22s4wUnszoO (1/1)


東郷さん大歓喜


426以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 00:00:07.97hUDKxIPTo (1/1)


やっぱり友奈ちゃんはえっちやなって


427以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 00:01:12.99suFqgJPjO (1/1)


ぞろ目…久々の特殊イベントか
それにしても友奈ちゃんがどんどん性に目覚めていくなあ


428以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 09:05:03.36fa+l/g5mO (1/1)


オマケの友奈ちゃんきらっきらや…
友奈ちゃん東郷さん久遠さんのちょっとした過去が垣間見えたな
確かに友奈ちゃんは久遠さんに一目惚れするよなぁ


429以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 09:14:45.412AHTGnocO (1/2)




430以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 11:32:53.396nrGo6STo (1/1)




431 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 22:24:23.54niBcjcFqo (1/6)


では、少しだけ


432以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 22:29:15.45m+ArlCg5O (1/3)

あいよ


433 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 22:34:33.26niBcjcFqo (2/6)


7月10日目 (病院)夕 ※水曜日


天乃「友奈、何かして欲しいことある?」

友奈「して欲しいこと……ですか?」

天乃「ええ。入院していて暇だっただろうし」

東郷「久遠先輩は入院の大先輩ですから、良くお分かりのようで」

にっこりと毒づく東郷に、

天乃と友奈は困って顔を見合わせて苦笑する

天乃「気をつけるわ」

今月の初めに入院していたのもそうだが

退室の問題があったとしても、天乃の入院回数は一般のそれを遥かに上回っている

入院が長引くならばともかく、入退院を繰り返すのは

言ってしまえば、歯医者や接骨院に通うような気軽さ―実際は気軽ではないが―に近しい

東郷「本当に気をつけて欲しいです……友奈ちゃんもよ?」

友奈「こっちにきちゃったぁっ」

東郷「きちゃったじゃないわ友奈ちゃん!」

友奈「ごめんなさーい!」

いつもの調子で驚きを見せた友奈に対して

東郷もまた、安堵を携えながらいつもの調子で声をかける


434 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 22:47:58.35niBcjcFqo (3/6)


天乃「…………」

どこかでは綻びが生じているし、何かが変わってしまっている

しかしながら、旗から見れば代わりの無い日常

それを眺めながら天乃は笑みを浮かべる

楽しそうに、嬉しそうに、幸せそうに

笑みを浮かべるその一方で、膝上の手を硬く握り合う

たとえそれがいつもの日常であったとしても

みんなからしてみれば心休まるような時間だとしても

天乃からしてみれば【まだ】日常でいられるだけ。なのだ

テレビを見ていれば合間にコマーシャルが入るような

ライヴに行けば曲の合間にトークが入るような

昼食と夕食の合間、午後のお菓子を食べるかのような

そんな一時の【空間】それが、天乃にとっての日常と言い換えた【非日常】だから

友奈「うぅぅ……」

東郷のお叱り言葉に申し訳なさそうな友奈に

天乃はくすりと、微笑んで

天乃「じゃぁ、私も友奈ちゃんを叱ってあげようかしら」


435 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 22:49:18.33niBcjcFqo (4/6)


友奈「えっ……」

まじめに驚きの表情を見せた友奈

さすがに冗談にはならなかったのかな。と

少し躊躇った天乃は取り繕うように手を振る

天乃「冗談よ。もちろん、冗談――」

友奈「久遠さんに叱られるのは、それでそれで貴重な気がする……」

東郷「……一理あるわ」

天乃「真面目な顔で何言ってるのよ」

東郷「先輩やお姉さんというよりも、お母さんのような叱り方……」

友奈「一時期あったねー、そんな依頼が」

あはは。と懐かしんで苦笑した友奈だったが

一瞬、悩ましげに目を細めてすぐにまた表情を切り替える

それでも握り合わせた手は、天乃の目に映っていた

友奈「……あの、それでして欲しいこと。なんですけど」

天乃「あら。何でも言って頂戴」

昨日の今日だ。つい先程東郷が願ってきたことと似たようなことを

また繰り返される可能性もある

そんな想定を脇に控えながら、仮面のように抜け目の無い笑みを見せる天乃の前

東郷の隣で、友奈はちらりと東郷に目を向けて、頬を染める

友奈「その……恋人らしいこと。して、みたいです」


436 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 23:03:10.18niBcjcFqo (5/6)


天乃「恋人らしいこと……?」

友奈「はい」

天乃「…………」

本当に言いたかったことを押し隠して

次にして欲しいことを考えてくれた結果の言葉

それでもやはり、友奈の心に元々存在していた物で

東郷「私がいても平気なの? 友奈ちゃん」

友奈「ダメ、なの、かな?」

東郷が思っている恋人らしいこと

友奈が思っている恋人らしいこと

それはきっと、それぞれ違うものなのだろう

二人そろって困ったように顔を見合わせて

友奈の瞳が、天乃へと向く

友奈「……恋愛相談です」

天乃「これまた変わった恋愛相談だこと」

東郷「特殊なのは久遠先輩の【おかげ】ですが」

せい。ではなくおかげ

そう言った東郷の笑みに、天乃は笑みを返して


1、抱きしめる
2、手を握る
3、寄り添う
4、具体的には何がしたい?
5、比較的軽いことをする
6、教えて、とーごーせんせー


↓2


437以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:03:34.39Ynmbw0fpO (1/1)

4


438以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:03:50.942AHTGnocO (2/2)

6


439以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:04:14.70i/w+hM7bo (1/2)

4


440以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:05:44.72m+ArlCg5O (2/3)

2


441以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:11:31.07i/w+hM7bo (2/2)

ここで東郷せんせーに振るあたりやっぱりクオンサンって誘い受けのプロさね


442 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/28(金) 23:15:37.48niBcjcFqo (6/6)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



東郷「解りました。では」グイッ

天乃「ッ!」ドサッ

東郷「まず両手を抑え込んで無理矢理感を出すわ。それだけで、久遠先輩の可愛らしさが増すの」

東郷「そしたら下腹部ではなく、おへそのあたりからゆっくりと服を捲るように……もちろん。本当に捲るのは駄目よ。撫でて」

東郷「顔が赤みがかってきたら服の中、お腹のあたりを撫でながら首筋に接吻。耳元で愛を囁き、ブラがフロントホックなら外し」

天乃「んっ」

東郷「違うならそのまま手を滑り込ませて撫でる。久遠先輩の愛らしい反応に鼓膜と心振るわせながら、接吻。まずはここまでやってみて。友奈ちゃん」

友奈「う、うん……凄いね、東郷さん」


443以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:16:06.7474Lo0zayO (1/1)


東郷さんが東郷プロに


444以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/28(金) 23:23:04.20m+ArlCg5O (3/3)


東郷せんせーガチ過ぎるw
今は亡き須美も久遠さんにそういうことしたかったのだろうか


445以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 00:49:29.76ku48TsdKo (1/2)


東郷さんって友奈にも気がある設定だっけ?
夢のようなシチュだな


446以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 03:02:00.22mGGogyLao (1/3)

乙乙
そういやイッチは勇者行進曲買ったのだろうか


447以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 08:31:03.76Pn7vvL2DO (1/1)




448以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 13:34:57.22OCQmSWK7o (1/1)



取り敢えずこの発想できる>>1がガチ過ぎるんじゃ…
毎度思うけどエロ得意じゃないとか言いつつレベル高いよな


449以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 20:08:18.57jLo+iQ+DO (1/1)

東郷せんせーへのみんなの期待が高まってくww


450 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/29(土) 23:17:14.78VbglzDQvo (1/5)


では、少しだけ


451以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 23:18:34.32Lm8F/bj7O (1/1)

待ってたぜ


452 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/29(土) 23:19:11.45VbglzDQvo (2/5)


天乃「恋人らしいこと……ねぇ」

悩ましげに呟いた天乃は考え付いた子供のように瞳を輝かせて、

向けられた東郷は眉を潜める

こういうときの天乃の発現は高確率で悪戯だ

むしろ、真面目だったためしが無い

もちろん、そこに何かを隠している可能性も無いとはいえないが……

天乃「教えて、とーごーせんせー」

しかし少なくとも。

両手を拡声器の代わりとして言い放つ

そんな天乃の楽しげな姿には、微塵も真面目さなどない

東郷「私で良いんですか?」

天乃「私よりも詳しそうだから」

東郷「恋愛相談受けているのに、何言ってるんですか」

いつものことだからと

本心から呆れているわけではないが

それっぽく息をついた東郷は友奈へと目を向けたが

友奈も友奈で、天乃と同じく東郷に教えてもらう気のようで、笑顔で頷く


453 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/29(土) 23:22:56.12VbglzDQvo (3/5)


東郷「意外と緊張しますね」

普段、誰かになにかを教えるときは

まったく緊張しないというわけではないが

そこまで緊張したりもしない

しかし、

自分の中の何かが、口を開きたがっていないのだろう

今は唾液がすぐに溜まる

それでも飲み込み息をついた東郷は

もう一度、友奈と目を合わせる

東郷「恋人らしいこと……」

恋人らしいこととは、そもそもなんなのだろうか

どんなことなのだろうか

果たして、自分が思う恋人らしいことと

友奈ちゃんが思う恋人らしいことは等しいのだろうか

否、きっと等しくない


454以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 23:31:39.98mGGogyLao (2/3)

改めて言われるとなかなか難しいよね


455 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/29(土) 23:34:28.90VbglzDQvo (4/5)


友奈「難しい、よね」

友奈は自分が考え付かなかったこと

判らなかったことだからこそ聞いて

天乃が東郷を頼り、東郷が悩んでいるのを見た友奈は

申し訳なさそうで、東郷は「違うわ友奈ちゃん!」と否定する

東郷「違うの、これかな。というのは判ってるんだけど、それで良いのかと思って」

友奈「どんなことなの?」

東郷「えっ」

知らないからこその純粋な瞳、無垢な言葉

対し東郷は思わず間の抜けた声を上げて、顔を赤らめる

東郷「どんなって、それは……ね。友奈ちゃん」

いくつか言葉を用意し、

友奈の質問に答えてあげたい心と

羞恥ゆえに口を閉ざしたい衝動

その二つに板挟みになっていた東郷は覚悟を決めて、膝上の手に力を籠める

これがたとえ友奈の望んでいるようなことではないとしても

天乃が想定していなかったとしても

自分が思う恋人らしいこと。なのだ

東郷「み、淫らな事よ……」

友奈「みだ……え?」

東郷「淫らな事! えっちなこと!」

少し難しく困惑する友奈にむけて、東郷はもはや吹っ切れて声を張り上げた


456以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 23:38:30.35ku48TsdKo (2/2)

これなんてプレイ?


457以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/29(土) 23:40:15.43mGGogyLao (3/3)

ある意味羞恥プレイですな


458 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/29(土) 23:50:20.07VbglzDQvo (5/5)


友奈「え、えっち……」

天乃「やだ、破廉恥」

東郷「し、仕方ないじゃないですか!」

真っ赤になって目を伏せる友奈と

照れ隠しにはにかんで茶化そうとする天乃を流れるように見た東郷は

興奮収まるわけもなく、

普段の落ち着きを失ったまま口を開く

東郷「こんな状態で恋人らしいことなんてほとんどできません!」

そもそもですね、友奈ちゃんは入院中で外出できません

久遠先輩も私も両足が動かないわけですが、好き勝手に外出できないわけではありません

ですがやはり、自由なのかと言われればそうでもありません

よって一番確実なお出かけは出来ません

しかし、手を繋ぐのなんてありきたりでいつもやっていますし

友奈ちゃんが考えても思いつかない事なので

ここで友奈ちゃんが望むような恋人らしいこととはやはり違うかと思います

では、今の私達に出来る範囲で、恋人らしいこと

そして友奈ちゃんが思いつかない事……とはなにか

ここまできたならもう、これしかありません。えっちなことです。淫らなことです!

東郷「つ、つまり何が言いたいかと言わせて頂けば、熟考の末に辿り着いただけであり、私が、その……そういうことを考えていたわけでは――」

天乃「武器に相応しくまるで自動小銃みたいな羅列ね……略して思春期」

東郷「どこをどう略したんですか……ッ」

天乃「東郷の言い訳?」

東郷「理由の説明であって言い訳では……ない、です」


459 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 00:08:06.37lrST2w75o (1/23)


否定しつつも

全くもって間違っていないことは、東郷自身が良く解っていた

前々からそんなことをしたいと思っていたわけではない

しかし、夏凜と一緒に手を出してからというもの

そう言ったことに関してはどうしても興味の矛先が向いてしまう

いや、そうじゃない

性知識という薬莢が数えられるほどにもない弾倉が

心許なくて仕方がなかったのだ

たとえ武器庫が空っぽだったとしても、

自分という存在が見限られてしまうことはないと分かっていても……

東郷「それも結局言い訳ですね……」

友奈「東郷さん?」

恥ずかしがりながらも名前を呼んでくる友奈に

東郷は微笑みを向けて、天乃へと視線を動かす

東郷「私は久遠先輩の優位に立ちたかったんです。普段、何もかもで高見にいる久遠先輩が、自分の手が届く場所の人だと思いたくて」

天乃「…………」

東郷「だから、あれからもっと知識を付けました。インターネットによる情報収集は完璧です」

天乃「待って、それでえっちなことに移行するというのは、何か違――っ」

言葉半ばに腕を掴まれ、ベッドへと引かれた天乃は、

車椅子ゆえにバランスを崩し、布団の上に半身が乗っかる

友奈「し、してみたいです……私も」

天乃「ちょ、えっ、待って。ここ病院だから、人が来るから、そういうのは、ね?」

東郷「大丈夫です。鍵は閉めました」

天乃「私が言ってることと微妙にずれてる!」



1、駄目よ。お願い
2、二人は駄目。せめて一人
3、や、優しく……優しく、よ?



↓2


460以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:08:27.09Cl5/l7b6O (1/3)

3


461以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:08:40.45NkL9u6vLO (1/2)

3


462以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:08:57.32H9ZaA/lSo (1/2)

3


463以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:08:57.51YlT1ROgYO (1/2)

2


464以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:12:06.81snnpAZARo (1/6)

やはり久遠さんは受け…!


465以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:13:26.40Cl5/l7b6O (2/3)

選択肢3で3Pという高度なジョーク


466 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 00:24:31.25lrST2w75o (2/23)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


東郷「解りました。友奈ちゃんは胸と唇どっちがいい?」

友奈「チュ、チュウ……かな」

東郷「なら友奈ちゃんは好きにキスして。ただし少し熱っぽく、舌は無しで焦らすように」ボソッ

東郷「追加で左手でも右手でもいいから久遠先輩の手を握って……そう」ボソッ

東郷「何度かしたら離れて、必ず握り返してくるからそしたらキスするふりして。見つめるの」ボソッ

東郷「そこまできたら私が胸をわっしーしながら、お腹を砂城を扱うがごとく繊細に撫でまわしつつ、吸い付いて、責めるわ」ボソッ

東郷「そして久遠先輩の吐息に艶かしさが入り混じり始めたら、友奈ちゃんは舌を使って深いキス。いい?」ボソッ

友奈「よ、良く分からないけど頑張ってみる!」


467以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:25:49.00Cl5/l7b6O (3/3)



もう自分でやんなよww


468以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:28:10.78snnpAZARo (2/6)


東郷せんせがガチすぎる…ガチすぎない?


469以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:28:37.02J0/kjgTi0 (1/1)


胸をわっしーで地味に吹いた


470以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 00:30:11.78YlT1ROgYO (2/2)


一瞬優位に立てたのにあっさり逆転される辺り久遠さんらしいな
友奈ちゃんと一緒に凄い勢いで淫乱化していく東郷さんからえっちぃことを教えてもらおう


471以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 01:16:26.16H9ZaA/lSo (2/2)


クオンサンがかわいいからそういうことに興味が出ちゃうのも仕方ない


472以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 11:38:19.90NkL9u6vLO (2/2)

もうあとは樹しかウブなのはいなくなっちゃうな


473以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 13:03:19.66fH0SZlWyO (1/2)

久遠さんって小動物系の樹や友奈相手でも受けに回るからな…


474以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 13:33:21.29TRSEfJb/O (1/1)

言うても久遠さんが一番ウブだから


475 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 14:46:46.36lrST2w75o (3/23)


では、少しだけ


476以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 14:48:52.10tq35UDdZO (1/5)

きたでー


477 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 15:13:01.89lrST2w75o (4/23)


天乃「…………」

自分が言い出した手前、それは嫌だ。というのは東郷にも友奈にも可哀想だ

しかしながら、前回のように二人で攻め込まれるというのは

経験を経たとはいえ、やや辛いものがあって

天乃「や、優しく……優しく、よ?」

せめて。と、言うことが出来たのがそれくらいだった

自分の家ならば、もういっそどうにでもなってしまえと投げ出せたかもしれないし

友奈が問題なく健康というのならば―ご褒美ではないが―他の人に許して

友奈には許さないと言うのも不公平ゆえに、諦めもついたかもしれないが

天乃「ね? 私……あんまり得意じゃないから」

東郷「解ってます。以前の私は無知で未熟で……久遠先輩を傷つけてしまったと思います」

ですが。と

東郷は罪悪感を握りしめながら、天乃へと目を向ける

その瞳は力強い

淫らなことにまっすぐでなければ、それはとても心強かった。と、思わせるほどに

東郷「過ちは繰り返さない。心の底から久遠先輩に甘美な味わいを沁み込ませてみせます」

天乃「うん、だからやりすぎないでって話なんだけど……」

友奈「東郷さんはもう経験者なんだね……最初は見てていいかな?」

東郷「任せて、友奈ちゃん」

天乃「意気込まないで、意気込まないでお願い」


478 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 15:30:41.82lrST2w75o (5/23)


東郷「友奈ちゃん、タオルはどこかにある?」

友奈「そこの引き出しの中にあるけど……あ、じゃぁ東郷さん。私が久遠先輩と場所を変わるね」

東郷「ありがと、友奈ちゃん。久遠先輩はベッドの上に上がってください。必要なら手を貸しますので」

どういたしまして。と

嬉しそうに笑う友奈がベッドから降りると、

入れ替わるように、天乃はベッドへと手をつき

腕の力のみで車椅子から離れて、ベッドに体重を預け、そのままにうつぶせになる

天乃「……処刑台に上るようだわ」

東郷「心配しないでください、痛くないですから」

天乃「そのあたりは信頼はするけど……」

痛いとかどうとかの問題じゃないのよ。と

不安げな天乃に対して、

東郷は真剣そのものの表情で息を飲んで

友奈「見てると、緊張する?」

すぐ横の友奈の察した声に笑みを浮かべて首を振る

東郷「しないと言えば嘘になる……でもね。友奈ちゃん。私の鼓動が早いのは決してそれだけじゃない。だから大丈夫」

友奈「……うん」

頑張れ。とは言わない

ただその言葉に頷いて、友奈もまた、緊張と合わさった別の何かによって激しく脈打つ胸元を抑える

友奈「まだわからない。でも、分かる気がする……」

東郷「では行きま――」

天乃「固い。色々と固いわ……任せるから。委ねるから。そんなに気を張らないで」


479 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 15:52:19.77lrST2w75o (6/23)


天乃「貴女がしたいと思うことをして頂戴」

東郷「でも……」

天乃「貴女の手が優しいこと、貴女の心が籠っていること、貴女が一生懸命なことは分かってるから」

だから。と

天乃はこっそりと顔を覗かせていた不安を押し隠して、笑みを見せる

天乃「貴女も楽しんで頂戴。何をどうするかは知らない。でもね、これは片方だけが満足すればいいことじゃない。それだけは言えるわ」

東郷「……………」

目線を下げれば震える手。それは目に見えた緊張感

口を閉じれば震える体、激しい鼓動。それは身に感じる緊張感

ただただ純粋な行為への興奮も確かにあるかもしれない

しかし、真面目ゆえに恐怖さえ入り混じってしまっていたその緊張感を

天乃の言葉が、笑みが、優しく抱いてくれる。そんな気がして

東郷「……久遠先輩」

静かに名前を呼び、投げ出された左手に右手を合わせる

握らない、指と指がふれあう。そんな手合わせ

そのままに、身を乗り出して唇と唇を触れ合わせる

感触さえ伝わりきらない、偶然の接触のようなバードキス

合わさった手が微かにズレて、もう一度唇を合わせる

5秒にも満たない軽いキス。

けれど、柔らかく確かな芯の通った甘い感触は唇に後を引く

また手がズレて、天乃の指が動く。

それでもまだ握ることなく、もう一度軽い……キスをする


480 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 16:16:13.16lrST2w75o (7/23)


東郷「……ん」

何回目かのキス

重なるだけだった手は東郷ではなく天乃の手が、

少しだけ握ろうとし始めていて

東郷は自分の重力に負けた乳房が天乃の体に触れるのを感じながら

もう一度唇を重ねようとして、天乃の目が閉じた瞬間、動きを止める

そして

天乃「っ!」

首筋の、真ん中よりも後ろ側

比較的感覚を受けやすいところに唇を合わせる

つやつやと潤った唇の柔らかな感触

その想定していなかった場所からの刺激は

阻まれることなく天乃の感覚に触れて、素の反応を引き出す

僅かに開いた唇

どくんっと高鳴る興奮

けれども東郷は唇を重ね合わせるだけで、押し込まない

ただ、さっきまでよりも少しだけ押し付ける力を強くする

触れ合う体の面積は、少しだけ広がった


481 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 16:46:11.71lrST2w75o (8/23)


天乃「……ゆっくり、なのね」

唇を離すと天乃はすこし戸惑ったように呟いて、東郷の手を握る

そこで初めて東郷は天乃の手を握り返し、耳元に口を近づけると

少しだけ体が熱いですね。と、囁く

そこまで大きく変わったわけじゃない

けれども、確かな変化を感じた東郷は、言葉に頬を染めた天乃の耳朶を咥える

天乃「ゃっ……なっ」

咥え込んだまま、好奇心旺盛な子猫の出す手のように舌を動かし、

挟む唇でくにくにと、揉む

天乃「っ、ん……」

耳を咥え込まれたこそばゆさ、

揉まれ舐められる不確かだが、決して悪くない感触

すぐ真横からは、時折唇が開くぬちゅりとした水分過多な音が響き、

咥えられる。と、身構えてはワンテンポ遅れてくる包まれた感覚に、声が零れ出す

そしてそのたびに、

さっきまで何度も合わさっていたはずの唇を、空気が拭う


482 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 16:57:52.55lrST2w75o (9/23)


天乃「ゃ、っ……ん……っ」

体は熱っぽくなっていく

耳から伝わってくるものも嫌じゃないし心地よささえある

だから、行為自体に不満はない――けれど

天乃「ぁっ、ぃ……」

唇の寂しさが、触れて貰えない物足りなさが、切なさが……嫌で

手を強く握ると、耳元には吐息が触れた

けれど、何も言わない

耳に感じる水気が少しずつ乾きを覚えていく

潤っていた唇が渇いたように、少しずつ、乾いていく

目を動かせば黒髪が見える。でも、目が見えない

天乃「……っ」

言わなければだめなのだ

きっと、先に進んではもらえないのだ

確かめるように体中をくまなく弄ばれるだけで

山場で試し読みが終わる漫画のように、サビのない曲のように

きっと、これは不完全燃焼のままで……

天乃「……東郷」

東郷「はい」

天乃「唇の方が……好き」

羞恥心に、身体がより熱くなる

けれども、ゆっくりと与えられる心地よさは、変わらなくて

天乃「んっ」

言えたご褒美のようなキスは長く、熱く、重い、唇だけのキスだった


483 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 17:07:46.80lrST2w75o (10/23)


友奈「わ、ゎゎ……」

友奈は、東郷が経験してなおしたいと改めて思う気持ちが、分かった気がした

見ているだけでも、身体が熱っぽさを帯びていく

天乃の紅潮した白い肌、小さく零れる甘い声

ぬちゅりと、ぴちゃりと、合わさっては離れるキスの音

ただの布が擦れる音さえ、どこか淫靡な雰囲気を演出する

それがたまらなく、心を震わせる、体を刺激する、欲を引き出す

何をどうしたら良いのか分からない

なのに、何がしたいのかだけは頭に浮かぶ

目の前の自分のではない自分のベッドの上で

重なり合う親しい友人二人

その場に、その空間に、交わりたい

心がそう、切望するから

友奈「ぅ」

けれど、自分は邪魔になるのではないか

そんな不安、そんな恐れに唾を飲み、胸元の手が躊躇する

東郷「んっ……友奈ちゃん。来て」

それを見抜いたかのように、横目を向けた東郷が怪しく誘う


484 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 17:30:35.25lrST2w75o (11/23)


友奈「で、でもっ」

東郷「友奈ちゃんの優しいキス、してあげて」

ベッドに目線を下げれば、

横になった天乃と、視線が交錯する

自分に甘えているわけじゃないかもしれない

自分のそれが求められているわけではないかもしれない

それでも、艶がかった唇はあの日したキスを想起させて

覚えているのに感じられない感触

それを取り戻すかのように、友奈はゆっくりと――

友奈「ん……」

唇を触れ合わせていく

切れ端を正確にそろえる折り紙のように

ゆっくりとした接触は長く、優しく

押し合う感覚も決して強くはないのに

体の奥、心の奥まで突き抜けていくような、気がした

友奈「っは……」

天乃「は……はっ……ん」

潤んだ瞳、紅潮した肌、熱っぽい吐息に、艶かしく震える唇

それは艶かしく、淫らで、

友奈は思わず、呼吸も纏まらないうちにもう一度唇を重ねた


485 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 18:32:08.82lrST2w75o (12/23)


天乃「んっ……っは……っ!」

目の前で、愛おしい友人二人が唇を重ねる

それを前に、東郷はシワの走った制服の上から

天乃の腹部を撫でて、流れ落ちるかのように、わき腹へと触れる

その瞬間、ビクっと天乃の体が動き、顔を上げた友奈の瞳と東郷の瞳が互いを見合う

東郷「友奈ちゃん、左手を握って。私が右手を握るから」

友奈「分かった」

ベッドに横になった天乃の左隣に東郷、右隣に友奈が陣取って

一番近い天乃の手を二人で握り、余った手を天乃の体に這わせる

胸には触れない、下腹部にも触れない

天乃の警戒が集中している二つには触れることなく

天乃「んっ……っひんっ!」

東郷は耳朶を咥えて、友奈は首筋にキスをする


486 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 18:45:25.83lrST2w75o (13/23)


二人は手を握る。という行動こそ同じだが

責める場所はそれぞれ決めなかった

ただ、言葉ないまま触れない場所だけは定めて

各々が好きに、天乃の体を味わう

手首を優しく撫でて吸い付き、少しだけ歯を立てて甘噛みしたり

臍のくぼみのあたりを押し解すように、指を当てる

天乃「っ」

触れる場所が忙しなく移動していく

前からかと思えば気づいた時には後ろから

そんな、自分の反応が追いつけず遅れていく感覚に

体が刺激への抵抗力、警戒心が散漫していくのと同時に温められていくのを感じる

……違う。もう温まってる

充分なほどに体は熱っぽく、唇が離れれば吐息は熱い

服を着たままの体は蒸れを感じて

脱ぎたいという要求、脱ぐのは駄目だという羞恥心に挟まれて

なお、長く焦らされていく

意図してやっているのなら、酷い。と、言いたいくらいに


487 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 19:03:52.99lrST2w75o (14/23)


天乃「ん……っ」

東郷の唇が唇を覆い、友奈の舌が首筋をなぞる

心地よさに打ち震える体はそれを逃そうと口を開き、

自然と降りてきた東郷の舌が天乃の舌と触れて、離れる

舌を動かせば東郷の舌に触れて、ほんのりとざらついた刺激が緩んだ感覚に流れ込んで

また、逃げられて

そして追えば――東郷はゆっくりと離れて、天乃の舌が唇の割れ目から顔を覗かせる

天乃「ゃ……と、東郷……っ」

口腔にまで至った二人の間で、細く心許ない糸が垂れ下がって、途切れて消える

切なげな天乃の呟きに対して、東郷は頷き、答えるように唇を合わせて

天乃「んっ、く……っ」

東郷「っは、んっ」

舌と舌を触れ合わせ、重ね合い、絡め合う

更に距離の縮まったキスは唇同士をさらに密着させ、

空気を取り込むためだけの僅かな隙間が二人の距離で

ピチュリとした淫らな生々しい音が零れ出す


488 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 19:18:09.67lrST2w75o (15/23)


天乃「んっ……っ」

東郷「……まだ、終わらないですよ」

少し離れて、心が抜け出してしまったような表情を浮かべる天乃に

東郷は静かに囁いて、友奈へと目を向ける

東郷「友奈ちゃん、止めなくて良いんだよ。好きにしてて、良いんだよ?」

友奈「う、うん……でも、なんというか、時々なら見てるだけでも、良いなって。思って」

もちろん、ずっと見ているだけというのは嫌だ

けれど

自分も参加しながら、時々、二人の交わっていく姿を見るのは

全く、悪い気はしなかった

けれど。

友奈「ねぇ、東郷さん」

東郷「ん?」

友奈「私にもしてくれないかな……今の、キス」

東郷「……良いの?」

戸惑いの色を浮かべる東郷の言葉に

友奈は、迷いのない目を向けて

友奈「みんなで一緒になるって、きっと。久遠先輩だけじゃなく、私達も一緒になるってことだと思うから」

東郷「分かった」

東郷は優しく答えて、友奈とキスをする

天乃と東郷、天乃と友奈

それだけでなく、東郷と友奈自身の交わりも含めたその交わりは

面会時間という制限時間に遮られるまで――続いた


489 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 19:24:37.32lrST2w75o (16/23)


では、少し中断します
22時までには再開予定です


本来はこの後、
友奈と東郷のキス→友奈と天乃のキス→
東郷と友奈の天乃への愛撫(胸元編)→(下腹部追加編)→
友奈と東郷と天乃の交わり最終局面

でしたが途中から始めたえっち書き溜めが消えたので
3人の交わりは終わりで、再開時イベント判定→夜行動になります


490以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 19:27:06.52pbFEV49yO (1/1)

一旦乙
あらら残念


491以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 19:41:48.21TxuxJ/PEO (1/1)

一旦乙ー
完全版ください!なんでもしますから!


492以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 19:47:33.70tq35UDdZO (2/5)

一旦乙
wikiでのオマケに期待


493以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 20:24:09.97fH0SZlWyO (2/2)

たんおつ
なんてことだ……


494 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 21:43:33.45lrST2w75o (17/23)


では、また少し


495以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 21:44:41.32snnpAZARo (3/6)

わぁい!


496 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 21:45:57.53lrST2w75o (18/23)


√ 7月10日目 夜() ※水曜日

01~10 
11~20 死神
21~30 
31~40 
41~50 九尾
51~60 
61~70 夏凜
71~80 
81~90 沙織
91~00 

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


497以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 21:46:28.96tq35UDdZO (3/5)




498以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 21:55:48.60snnpAZARo (4/6)

いつもの


499以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 22:01:58.86+VbWVWzSO (1/1)

カスリもしねえ


500 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 22:15:28.68lrST2w75o (19/23)


√ 7月10日目 夜(自宅) ※水曜日


天乃「はぁ……」

ベッドに横になった天乃は

額に手の甲を宛がい、窓から見える月を眺めながら

珍しく、疲れ切ったため息をつく

天乃「体の疲れが抜けない」

今までは、勇者としての戦いだろうと、そうでなかろうと

疲労感はあるものの、一般の人に比べて疲れが抜けやすかった

しかし、夕方のエッチな行為がいくら激しかったと言っても

今は体が重く、鈍い

冬場の厚い布団を何重にも重ねられたかのような感覚が

あれからずっと、天乃にのしかかっていた

天乃「エッチは普通の疲労とは違うの? それとも、私自身の力が……」

右手を軽く握りしめる

けれども、思った以上に力が入ることはなかった




1、九尾
2、死神
3、若葉
4、球子
5、歌野、水都
6、悪五郎
7、沙織
8、九尾
9、イベント判定 ※再安価

↓2


501以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 22:17:01.01OqjqihyKO (1/1)

9


502以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 22:17:12.49tq35UDdZO (4/5)

5


503以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 22:17:19.74snnpAZARo (5/6)

何か要お話案件あったっけ?9


504以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 22:18:47.14DxaqOdyw0 (1/2)

7


505 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 22:42:38.49lrST2w75o (20/23)


歌野「明日にした方が良いと思うけど……?」

天乃「大丈夫よ」

歌野「そうは見えないわ」

天乃の体を覆う掛け布団を胸元まで引き上げながら、

歌野は心配そうに天乃を見下ろす

一緒に呼ばれた水都はまだ許しきれていないのか

少し、離れている

天乃「良いから、戦ってみてどうだった?」

歌野「……ふぅ」

どうあっても引き下がらないのか。と

歌野は呆れ交じりのため息をついて、困ったように笑う

そうはいっても、自分も似たようなものだと思ったから

歌野「正直、私が戦ってた敵は何なのか。ってレベルだった」

現代で言われているバーテックスと

過去、歌野達の時代のバーテックスは名は同じでも中身は違う

それゆえに、歌野は拳を握りしめて、頷く

歌野「ぶっちゃけて言うと、現代のバーテックスがあの時代そのまま来てたらまるで持たなかった」

水都「うたのん!」

歌野「……事実よ。みーちゃん。あれは無理。あれがあの数――」

天乃「その心配はない……とは言えないけれど、同数はこないわ。貴女達の時代のバーテックスの集合体があれだもの」


506 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 23:00:20.90lrST2w75o (21/23)


歌野「なるほど、濃縮缶ジュースってわけね」

天乃「ちょっと違うけど、まぁ、似たようなものね」

とても簡単に言ってしまえば、その通りだ

今は星屑と呼称されるようになった過去のバーテックス

それが互いに食いつぶし合い集まったのが今の12体のバーテックス

そしてそれらの一部が集まった、集合体バーテックス

歌野「……一部。ね」

天乃「不安そうね」

歌野「まぁ、一部のバーテックスの集合体止まりでいてくれる連中だとは思えないし」

水都「でも、勝てるよ」

歌野への信頼

勇者の力への希望

それを抱く水都の声と瞳

それを横目に、天乃は歌野へと目を向けて

天乃「それで? 若葉とはあれから話した?」

歌野「話した話した! やっと会えたーって、間に合わなくて済まない。なんて謝るもんだからどーすべきかと」

天乃「若葉らしいと言えば、らし……けど」


507 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 23:24:25.23lrST2w75o (22/23)


言葉が一部欠落し、取り繕うようにつなげた言葉が異物のように違和感を放つ

癒えない疲労感は増して

天乃は睡魔とは何かが違う

しかし同種の意識を引きずり込むような感覚を覚えて左目を抑える

左は穢れが溜まり赤く染まった瞳だ

歌野「大丈夫?」

天乃「……ん」

軽く頷いては見たものの

耳さえ遠く感じる現状は大丈夫とは、とてもだが言えず

天乃は小さく笑みを浮かべて、歌野へと目を向ける

天乃「ねぇ……歌野。水都」

水都「な、なに?」



1、久遠陽乃という人間を知っているかしら
2、えっちなことって凄い疲れるのね
3、可能な限り、私を見守っていてくれないかしら
4、私を信じなくてッも良い、認めなくても良い。でも、私の家族は……信じてあげてね


↓2


508以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 23:26:25.86snnpAZARo (6/6)




509以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 23:26:34.05DxaqOdyw0 (2/2)

4


510 ◆QhFDI08WfRWv2017/04/30(日) 23:32:58.08lrST2w75o (23/23)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「私のことを信じなくても良い、でも家族のことは信じてあげて!」

水都「まさかそれは」

歌野「エーケーb」

水都「うたのんそれ以上駄目!」


511以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 23:36:21.34+EjPiQ9hO (1/1)


ネタが細かいwww


512以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/30(日) 23:36:22.37tq35UDdZO (5/5)


家族…ということはいよいよ兄姉コンビの再登場フラグか?


513以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 22:27:50.39k8fOlOvM0 (1/1)


うたのん達もきっと家族になるからへーきへーき


514 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 22:37:16.763oYZUsPdo (1/6)


では、少しだけ


515以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 22:40:13.10r3OyVpMWO (1/1)

よしきた


516 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 22:43:29.693oYZUsPdo (2/6)


天乃「私を信じなくても良い。認めなくたって良い」

歌野「そんなこと」

天乃「……でも、私の家族は信じてあげてね」

水都「……………」

天乃の瞳は二人を見る

けれど、まっすぐその瞳の中にとどめているのは、水都

稲荷の使いだった稲狐、それと入れ替わりに来た水都は

まだ天乃に対して警戒心があり、仲が良いとは言えない

しかし、戦っているときにそんなことは言えないのだ

あの人とは合わないとか、苦手だとか

そんな文句は言っていられない。そんな好き嫌いは死を招く

だからこそ、天乃は言う

天乃「私の可愛い妻達は優しいから。きっと、力になってくれるはずだから」

歌野「ですってよ。みっちゃん」

水都「…………」

天乃の言葉をそのままに、歌野が水都へと振り向く


517 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 22:52:01.523oYZUsPdo (3/6)


水都「……うん」

別に、嫌いなわけではない

ただ、周りの誰かのように

すんなりとその場になじむことが出来ないだけで。

目が覚めたときは記憶が無くて

そのままではと与えられた記憶は300年も前の話で

自分達は死んでいると、あの戦いを生き抜くことは出来なかったのだと

そう、知らされて

歌野「大丈夫」

熱いものがこみ上げてきた目元を、歌野の指が拭う

優しい声だった。温かい声だった

あの日、最期の瞬間にも聞いた、声だった

歌野「久遠さんの頼もしい夫達が、勇者が。今の私達には付いててくれるから」

天乃「…………」

夫じゃなくて。と、

口を挟みたい衝動を押さえ込んで、呼吸さえ、静かに浅く気配をかき消していく


518以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 22:56:23.06ZDAXRiN0o (1/1)

でもどちらかというと夫ですよね


519 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 23:08:18.253oYZUsPdo (4/6)


切り出したのは自分だ

けれど、今ここで必要なのは自分ではなく歌野であり、水都で

だから、天乃は二人を静かに、見守る

水都「不安だった。怖かった。まだ戦いの中にいると知って……」

壮絶で、凄惨な別れの記憶

噛み千切られる肉、噛み砕かれる骨

軋む音、裂ける音、潰れる音

費えるまで刻み込まれたそれらは

消えない痛みは、目を瞑れば思い浮かんでくる

水都「わかってる。久遠さんもみんなも良い人たちだって優しいって。でも、だから、だからこそ……」

歌野「別れが怖かったのよね? 特に――」

抱くように水都の体に触れた歌野は、

言葉半ばで天乃へと振り返る

歌野「すぐにでも死んじゃいそうな相手は。ね」

天乃「…………」

水都「……死なないで。お願い、誰かが死ぬのはもう、見たくないから」


520以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 23:41:28.55e7OFUJcpo (1/2)

この人ホントギリギリになると真っ先に自分差し出すからなー…気をつけねば


521 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 23:41:35.013oYZUsPdo (5/6)


弱弱しく、天乃を見る水都の瞳

寂しさ、悲しさ、切なさ

貰った記憶、忘れてなお湧き出してくる恐怖

いくつもの感情を含んだそれに対して

天乃もまた、力なく目を向ける

それは、疲労ゆえに

天乃「死なないで、ね」

水都「…………」

天乃「それは私もお願いしたい事なのだけど……」

重くなりすぎた瞼を閉じ、動きの鈍った唇を動かす

天乃「はぁ……まだ、色々と話したいこともあるんだけど」

歌野「やっぱり、無理するべきじゃないわ」

辛そうに絞り出す天乃に、

歌野は優しく声をかけて、天乃の額に手を宛がう

歌野「熱、ある?」

天乃「ん……平気」

歌野「明日に響くから、もう寝た方が良いと思うわ」


1、それよりも、必ず穢れを背負う必要はなくなったわ。水都
2、一緒に寝る?
3、それよりも、夫ってどういうことよ。あの子達は妻よ
4、……解った。仕方がないわね

↓2


522以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 23:43:00.57/WFWl/bBO (1/1)

3


523以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/01(月) 23:45:59.78e7OFUJcpo (2/2)




524 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/01(月) 23:54:49.243oYZUsPdo (6/6)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


天乃「それよりも、夫ってどういうことよ。あの子達は妻よ」

園子「ふざけないでよ!」

天乃「えっ!?」

東郷「久遠先輩がタチなわけないじゃないですか、いい加減にしてください、この誘いネコ!」

天乃「東郷まで急になんなのよ……ッ!」グイッ

夏凜「解らないなら、教えてあげるわよ。今、ここで!」


525以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 00:03:00.778iihTD9RO (1/2)


どんどん身体が蝕まれていく久遠さん…大丈夫かな


526以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 00:05:49.821Gb+KIM1O (1/1)


次は汚れ放置するし平気平気


527以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 00:18:14.16GKuMS5wLO (1/1)

乙乙
おまけの三人娘は一体どこから出てきたんですかねぇ…


528以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 00:31:04.90EQeXYXee0 (1/2)

天井裏からじゃね(小並感
乙です


529以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 08:31:28.16XE4ysYDco (1/1)




530以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 14:04:56.17sd0WEPTDO (1/1)

このやりとりで園子一夫多妻で完全に忘れられてるの思い出したわ
かわいそう


531 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 22:06:14.78zWDc0s1Io (1/7)


では、少しだけ


532 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 22:18:05.05zWDc0s1Io (2/7)


天乃「……それよりも、夫ってどういうことよ」

歌野「ん?」

天乃「あの子達は妻よ」

歌野「あぁ、そのこと」

一瞬何のことかと困惑気味な表情を浮かべた歌野だったが、

目を逸らす水都へと目を向けて、小さく笑う

その笑い声はどこか、呆れ気味で

しかしながら、楽しげに空気を震わせる

歌野「久遠さんってさ、体つきが完全に女の子でしょ?」

天乃「それは貴女だって……みんなだって、そうだと、思うけど」

歌野「確かにそうだけどね」

違いはない

誰か一人が実は男の子でした。なんという流れも

悪五郎をその場に含めさえしなければ、誰一人としてありえない話だ

水都「でも、久遠さん……す、するとき、凄い破廉恥だし」

天乃「うっ……」

歌野「ぶっちゃけあのエロさで夫は無いわ」


533以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 22:20:35.868iihTD9RO (2/2)

そーいや精霊には筒抜けなんだっけか


534以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 22:23:34.46Yj2z4CQLo (1/1)

バレテーラ


535 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 22:30:46.08zWDc0s1Io (3/7)


言ってしまえばそれはたとえなので

道見ても行為を行っているのはどちらも、あるいはあの人もこの人もその人も。

みんながみんな女の子なのだけれども

しかしながら、天乃が妻か夫かと言われれば

そりゃ夫だろう。というのが、歌野と水都の共通の見解だった

歌野「それにまぁ、その……アレが、無関係だったとしても」

言葉にするのも気恥ずかしそうに顔を赤く染めながら

歌野は自分の頬を指で掻く

見ているだけでも、淫らなものを感じた

精霊とはいえ、思想などの人間的な部分はしっかりと残っており

それがまだ思春期真っ只中であるために、歌野も水都もそう簡単には口に出来ないのだ

想いがあれば、多少の羞恥も堪えうるのかもしれないが。

歌野「久遠さんって主人公というよりヒロインだし、お姫様だし」

天乃「ヒロイン……かしら?」

水都「三好さん達の努力の源泉、力の源だから」

歌野「私にとってのみっちゃん、的な。ねっ?」

ぎゅーっと水都を抱きしめた歌野は、

もう二度と感じることが出来ないと思っていたそれを強く体に覚えさせて

水都「ちょっ、うたのん、きついきつい……っ」

ちょっぴり苦しそうな水都の声に慌ててはなれて、笑みを浮かべる

歌野「ソーリー! っと、久遠さ……ふふっ」


536 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 22:47:51.04zWDc0s1Io (4/7)


気づけば、寝息を立てている自分たちの主へと目を向け

歌野は優しくほほ笑む

歌野「可愛い寝顔だわ」

水都「だから妻だしヒロインなんだよね。みんながこれを見たいって思うから」

天乃の前髪をさっと払うと、

歌野は安心したように小さく息をついて、水都へと目を向ける

歌野「でも、結構深刻ね……」

水都「あんなことしたとは言っても、ここまで疲れ切ってるなんて。相当だよ」

見る気は無かった。でも、少しだけ見てしまった二人は

天乃と友奈、そして東郷の3人での交わりがそこまで重いものだったとは感じなかった

天乃はもちろんのこと、友奈だって病み上がりなのだから、当然だ

しかし、それでも辛そうにしていたのは、単なる疲労。というだけではない証拠

歌野「もっと頑張らないとだね、今の私達は弱い」

水都「うたのん……」

歌野「乃木さん達も含めれば手数は久遠さんが居るよりも多い。でも、戦力としては大きく劣る」

きっと、抜けた穴は埋め切れていないだろうね。と

歌野は辛そうに呟いて、天乃の頬に指を押し当てる

それでも天乃は身じろぎ一つしない

生きていることは確かなのに、まるで感覚がシャットダウンされてしまっているかのように、微動だにしない

歌野「だから、もっと……もっと私達は強くならないといけない」

静かに眠る天乃の傍、二人の精霊はしばらく残り続けた


537 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 23:04:48.85zWDc0s1Io (5/7)

1日のまとめ

・   乃木園子:交流無()
・   犬吠埼風:交流無()
・   犬吠埼樹:交流無()
・   結城友奈:交流有(お見舞い、して欲しいこと、恋人らしいこと、えっち)
・   東郷美森:交流有(お見舞い、教えてとーごーせんせー、えっち)
・   三好夏凜:交流無()
・   乃木若葉:交流無()
・   土居球子:交流無()
・   白鳥歌野:交流有(皆を信じて、妻か夫か)
・   藤森水都:交流有(皆を信じて、妻か夫か)
・ 伊集院沙織:交流有(被害は我慢)
・      九尾:交流無()
・       死神:交流無()
・      神樹:交流無()



7月10日目 終了時点

  乃木園子との絆 54(高い)
  犬吠埼風との絆 60(高い)
  犬吠埼樹との絆 50(高い)
  結城友奈との絆 68(とても高い)
  東郷美森との絆 54(高い)
  三好夏凜との絆 81(とても高い)
  乃木若葉との絆 45(中々良い)
  土居球子との絆 30(中々良い)
  白鳥歌野との絆 25(中々良い)
  藤森水都との絆 16(中々良い)
     沙織との絆 63(とても高い)
     九尾との絆 47(少し高い)
      死神との絆 38(中々良い)
      神樹との絆 9(低い)

汚染度???%


538 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 23:15:04.21zWDc0s1Io (6/7)


√ 7月11日目 朝(自宅) ※水曜日

01~10 大赦
11~20 九尾
21~30 
31~40 
41~50 若葉
51~60 歌野
61~70 
71~80 夏凜
81~90 
91~00 沙織

↓1のコンマ  


539以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 23:15:14.71EQeXYXee0 (2/2)

よっ


540以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 23:15:37.47i7sDOtB1O (1/1)

珍しい


541以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 23:16:51.52slG7T4lBO (1/2)

カリーン


542 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/02(火) 23:18:50.87zWDc0s1Io (7/7)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から




夏凜「東郷たちとやったんだって?」

天乃「え、ええ……まぁ、その」

グイッ

天乃「ッ!」

夏凜「私ともやりなさいよ……この、サキュバスめッ!」


543以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 23:20:21.79bm7cljpxO (1/1)


襲われたみたいなもんなんだよなあ


544以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/02(火) 23:28:28.17slG7T4lBO (2/2)


夏凜ちゃんの嫉妬かわいい


545以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 09:36:37.67/ej2YvIwO (1/1)




546以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 21:23:25.83qiUsIK80O (1/2)

夏凜もいちゃいちゃしに来たのかな?
日替わりでも毎日になっちゃう久遠さんハード


547 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 22:24:41.04pcbiwCi0o (1/11)


では、少しだけ


548以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:30:05.80EXBQr47cO (1/5)

あいよ


549 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 22:34:39.85pcbiwCi0o (2/11)



7月11日目 (自宅)朝 ※木曜日


天乃「ん……ぅ……っ!」

何の前触れも無い

いつものように滑らかに押し流されるようにして目を覚ますと

次の瞬間には、額に置いた金槌を金槌で叩いているかのような鈍痛に襲われ、

思わず額に手を宛がえば、また。ズキリとした痛みが走る

天乃「痛っ」

そんな天乃の手を、誰かの少し冷たい手が掴み除けて

額にも、同じ誰かの手が優しく被さる

茹で立てのうどんを冷水でしめたばかりのような

冷たく温い人肌の持ち主へと目を向けると、夏凜の姿が見えた

夏凜「おはよ」

天乃「おはよう……なんて。ごめんなさい、起こしに来てくれたの?」

夏凜「…………」

天乃「すぐに準備するわ」

そう言って体を起こそうとした天乃の上半身を押さえ込んで、

夏凜は心配そうに、首を横に振る

夏凜「今日は欠席よ」

天乃「でも――」

夏凜「行くにしても、どう足掻いても遅刻だから。急ぐ必要ないわよ」

そう言われ、差し向けられた端末が示す時間は

もうすでに、1限の終わりに差し掛かっていた


550 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 22:40:25.83pcbiwCi0o (3/11)


天乃「遅刻……なんて」

病欠や欠席、早退は沢山したことがある。

というよりも、させられてきた

猿猴のことがあったりして遅れていくこともあった

けれど、起きた時間が初めから遅刻確定なんていう経験は

生まれてから今までの中で、一度も経験したことが無かった

夏凜の抑えるような腕への抵抗をやめて

布団へと体を沈みこませて、息をつく

夏凜の半端な冷たさに対する自分の体の熱さが

浮き彫りになっていくような気がして。

夏凜「歌野達から聞いたわよ。昨日の夜から調子悪かったんでしょ?」

天乃「調子悪いというか、凄く眠かった」

夏凜「そこですぐ寝ないからこーなんのよ。馬鹿」

呆れたように言い捨てて、ため息ついて

それでも傍に寄り添い、夏凜は目線を別の場所へと移す

引っ張られるように夏凜の手が天乃の額から動くと

滴る水音、跳ねる水音が聞こえて

額にはしっかりと冷えた柔らかい感触が常駐しだした


551 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 22:46:47.89pcbiwCi0o (4/11)


天乃「勇者は熱なんて出さないわ」

夏凜「出してる奴が何言ってんのよ。黙ってろ」

本当は寝てろ。と言いたいが

それを強制したところで簡単に寝れるようなものでもない

だからせめて、口数は減らして欲しいと思った

話すのは嫌いじゃない。が、話させすぎるのは体に悪いからだ

天乃「……ごめんね」

夏凜「私がここに居るのはあんたのためじゃない。私達のためよ」

天乃「…………つんでれ?」

夏凜「余計なことで口動かすなって言ってんでしょうが」

言葉だけは力強く、声量は控えめで

思いやりゆえのそれは本人が思う以上に優しい

だからこそ天乃ももう一度開こうとした口を閉じて、薄く笑みを浮かべる

夏凜「学校はもちろんだけど、風たちにも連絡は回しておいたわ」

天乃「……誰か、来る?」

夏凜「さぁ? どっちにしても、あんたは少しでも休め」

ずれそうな掛け布団を上げなおして

夏凜は近くにあった文庫本を手にとる


552 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 22:55:26.66pcbiwCi0o (5/11)


夏凜「私にはこれがあるし、別に退屈しやしないから」

天乃「……ずっと傍にいたの?」

夏凜「起きたら学校行こうとするでしょ。あんた」

聞いたことに対する答えのようで、答えではない答え

居たか居ないかの方が簡単なのに

どうしても、言葉は回りくどくなってしまう

自分がどうのこうのではなく

誰かがどうのこうの。というような

自分の意思ではないかのような理由が。

誤魔化す理由はないし、騙したいわけでもない

ただ、気づけば言葉がそう動く

ゆえに、夏凜はつんでれだと言われるのだ

天乃「ねぇ、夏凜」

夏凜「……ん?」


1、一般の被害、諦めるわ
2、手、握っててくれない?
3、昨日、友奈と東郷とえっちしたの
4、一緒に寝ない?


↓2



553以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:55:46.491LesAAmCO (1/1)

4


554以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:55:57.69qiUsIK80O (2/2)

3


555以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:57:04.25TI/IEJ60o (1/1)

2


556以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:59:06.28EXBQr47cO (2/5)

2


557以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 22:59:31.24xIQeS2nlo (1/4)

ぶっこんだァー!


558以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:03:24.23EXBQr47cO (3/5)

まだ中学生なのにすすみ過ぎな勇者の皆さん


559 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:13:13.95pcbiwCi0o (6/11)


天乃「昨日ね? 友奈と東郷と……3人でえっちをしたの」

夏凜「はぁ? 友奈は病人なはずなんだけど?」

怒りも悲しみも笑いも

当然のように嫉妬さえもなく

平然と呆れたように言う夏凜の視線は

天乃ではなく、手元の文庫本へと向かったままだ

夏凜「東郷は何考えてんだか。せめて友奈は巻き込まずにやれっての」

天乃「……私には何かないの?」

夏凜「あって欲しいの? 別にあんたからしたいって言い出しわけじゃないんでしょ?」

相も変わらず文庫本へと目を向けたまま

夏凜は聞いてもいないことを、見ていたかのように語って苦笑する

文庫本のページが一枚めくれて、視線が動く

夏凜「大体、それを私が聞いて何か思ったとしても。今のあんたに手を出すことだけはないわよ」

天乃「思ったんだ」

夏凜「そりゃ思うわよ。告白しあった人をほったらかしにして勝手に周り誑かして一妻多妻成し遂げようとするような相手だとしてもね」

天乃「……ごめんね」

夏凜「それについては責める気はないわよ。順番はどうであれ、誰かから知らされる前にあんたは自分から話したわけだし」


560 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:33:27.28pcbiwCi0o (7/11)


一言一言を長く、畳みかけるように

けれどもそれは天乃を喜ばせているようで、楽しませているようで

天乃は一向に、寝ようとはしない

ただただ、時間だけが経過していく

それはゆっくり流れる詰まった砂時計のように

ゆらゆらと消えかけの灯を見ているかのような気分にさせる

夏凜「……私は、自分で選んだのよ」

天乃「…………」

夏凜「あんたが私だけじゃなくみんなも一緒が良い。そう言ったとき、断ることだってできた。でも、しなかった」

そこに後悔はない

たとえ、明日も明後日も自分以外の誰かの相手をするとしても

夏凜は自分以外の誰かを輪に組み込ませたことを拒絶しない

夏凜「言ったでしょ。私は幸せそうに笑ってるあんたが好きなのよ」

夏凜は笑みを浮かべる

その言葉が嘘ではないと、本心なのだと

はっきりと示すように

夏凜「特別な触れ合いはなくたっていい。ただ、普通の女子が普通に見れて聞けて出来て感じられること。それさえあれば、あとはオマケよ」

もちろん、あるに越したことはないけどさ。と

付属品のように付け加えた夏凜は、「悪化しないうちに目でも瞑っとけ」と、言い捨てた


561以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:35:03.46xIQeS2nlo (2/4)

こんなん言われたらキュンキュン来るわ


562 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:35:13.18pcbiwCi0o (8/11)


√ 7月11日目 昼(自宅) ※水曜日

01~10 
11~20 大赦
21~30 
31~40 
41~50 九尾
51~60 
61~70 
71~80 死神
81~90 
91~00 夏凜

↓1のコンマ  


563以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:35:35.22EXBQr47cO (4/5)




564以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:36:07.88d+hNiWrzO (1/1)

いつもの


565以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:38:33.34xIQeS2nlo (3/4)

ゾロだけど何もなしか


566 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:38:38.15pcbiwCi0o (9/11)


√ 7月11日目 昼(自宅) ※木曜日

1、九尾
2、死神
3、若葉
4、球子
5、歌野、水都
6、悪五郎
7、夏凜
8、イベント判定 ※再安価

↓2


567以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:38:48.88FNLOX/8qO (1/1)

8


568以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:41:43.94EXBQr47cO (5/5)

8


569以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:41:48.79xIQeS2nlo (4/4)

8


570 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:45:05.38pcbiwCi0o (10/11)


√ 7月11日目 昼(自宅) ※木曜日

01~10 夏凜
11~20 九尾
21~30 死神
31~40 若葉
41~50 球子
51~60 大赦
61~70 九尾
71~80 五郎君
81~90 大赦
91~00 夏凜

↓1のコンマ  

ぞろ目、特殊


571以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/03(水) 23:47:55.14Jb3YhQblO (1/1)




572 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/03(水) 23:54:05.83pcbiwCi0o (11/11)


では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



歌野「ほら、三好さん絶対夫だわ!」

水都「否定は出来ないよね?」

天乃「う……」

歌野「赤くなった! 久遠さん可愛い!」




573以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:00:01.49JGOogSOBO (1/1)


夏凜ちゃんが久遠さんよりも精神的に大人びてきたな
恋人の中でも別格な感じがする

それにしても久遠さんの体調が心配だ…


574以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:08:51.59/eBvlBDcO (1/1)


夏凜男らしいからなあ


575以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 00:13:30.98f8eqKNbLO (1/1)


今は頼れる味方がいるから子供っぽいだけで久遠さんの精神年齢はヤバイよ
夏凜は逆に久遠さんが弱ってるから抑制して大人っぽくなってるんだろうな


576以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 09:47:56.08vsUUpr34O (1/2)




577 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/04(木) 22:16:51.22Wrf53eZ+o (1/5)


では、少しだけ


578以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/05/04(木) 22:18:05.67+eroyE1EO (1/3)

あいあいさ


579 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/04(木) 22:19:41.83Wrf53eZ+o (2/5)


7月11日目 (自宅)昼 ※木曜日


九尾「辛いかや?」

天乃「……九尾」

気づけば、すぐ横に居たはずの夏凜は九尾へと入れ替わっており

端末へと手を伸ばすの億劫に感じて外を見れば

朝よりも日は高く、昼時なのだと光りを差し込ませてくる

自分が寝ていたのかどうか

そんなことさえ判らずに、切り取られた時間を探していると

九尾は赤い瞳を向け、天乃の頬を撫でる

人ではないがゆえの白い肌、細く長い指

体温は人間のそれよりも、低い

九尾「穢れと勇者としての力が押し合っておる。少しでも傾けば、また崩れるじゃろうな」

天乃「……治る?」

九尾「これに関しては治るとも治らぬとも言い難い」

その二つの力を持ち合わせ、乱すことなく扱っていただけで

天乃の体の中では、元々二つの力が拮抗した状態だったのだ

そしてそれが穢れ側に傾いたがために、体調を崩してしまっている

今までも穢れを請け負うたびに同じようなことはあったが

そのたびに穢れによる変化に適応してこれた

しかし、ここまで立て続けに体調を崩し、今もなお不安定な状態ともなれば

もはや、適応する。というような【その場凌ぎ】は有効ではない可能性がある


580 ◆QhFDI08WfRWv2017/05/04(木) 22:30:25.05Wrf53eZ+o (3/5)


九尾「こればかりは、子を孕み穢れを託したとしても無事で済む可能性は高くない」

天乃「…………」

そうすれば済むと言われていたことを否定されながら、

天乃は落胆の色を見せる事すらなく、

顔色一つ変えずに視線を自分の手へと移して、息をつく

天乃「陽乃さんが同じ力を持ちながら早死にしたって時点で、私にもその可能性があるって思ってたわ」

子供を作る以外に何か手を考え、実行したとしても

結局、穢れをためすぎてしまっていたのなら死は避けられない

それは覚悟していたことだし

体がここまで駄目になる以前から、ずっと考えていたこと

そしてそれでも、天乃は力を使い続けたのだ

天乃「たとえもう一度戦うことが出来たとしても。それで、生き残ることが出来たとしても。私は長くないんでしょう?」

九尾「……現状維持をするのであればまだ先はあるじゃろう。が、次に力を使えば免れぬ」

天乃「戦うなって、言いたいの? 貴女まで」

九尾「不必要に戦う必要はなかろう。小娘共が満開を使う程度、見逃すべきじゃ」