サターニャ「試しに紙コップに入れてみたけど……独特の匂いがするわね」

サターニャ「ペロ……うーん、生暖かくて薄い塩味？」

サターニャ「それにしても泡立ってるのが……うーん」

サターニャ「ええい！」　ゴクゴク

サターニャ（うっ……口の中に含んだは良いけど飲み込めない……）

サターニャ（ちょこっとずつ……少しずつ飲んで……）　ゴックン

サターニャ「はぁ……はぁ……これは慣れるまで辛いわね」

サターニャ「非常に薄い塩味なのに、生温くて鼻をつく匂いがして、それていて喉に残る感じがして……」

サターニャ「良薬口に苦しと聞くし……これで健康になれるなら安いもんよね！」

ガヴリール「……それで」

ヴィーネ「飲んだのね」

サターニャ「ちょっとちょっと！　なんで少し離れてるのよ！」

ラフィエル「まぁ、大学で知り合った女性が飲んでいたって話を聞きましたし、おかしいことではないんですけどね」

サターニャ「それ作者の体験談じゃない！」

ガヴリール「いや、このSSも作者の体験談で書いてるからな」

ヴィーネ「それは初耳ね」

ガヴリール「風の噂では健康な人の便をだな」

サターニャ「今度はなによ」

ラフィエル「健康者の便に含まれる常駐菌を移植することで、腸内環境を整えるあれですね」

サターニャ「な、なんだか医学的な効能がありそうね」

ヴィーネ「実際に効果が検証されていて、カプセルに詰めた便を食べて健康になった実績があるそうよ」

ガヴリール「肥った人と便を食べるとデブになって、痩せてる人の便を食べると肥りにくくもなるんだよな」

サターニャ「で、誰の便を食べれば良いの？」

ガヴリール「やはり心も身体も綺麗な天使だろう。タプリス辺りが良さそうだな」

？？？「呼んだですか？」

ラフィエル「あ、貴女は！？」

サターニャ「オナラをしたら漏れタプリス！？」

タプリス「タプリスですよ」

サターニャ「タプリス！　さぁ今から便を出しなさい！」

ガヴリール「いやいや、大口開けて待機してどうする気だよ」

サターニャ「直接食べれば効果は倍増じゃない！」

ヴィーネ「それカプセルに詰める意味ないじゃない……」

サターニャ「どう言うことよ？」

ラフィエル「カプセルの錠剤はですね、そのカプセルが溶け出す時間を調整することで狙った箇所で中身を出せるんですよ」

ガヴリール「胃の中とか胃液でみんな殺されるからな」

ヴィーネ「死んでも毒素は抜けないってのが注意点よね」

タプリス「そしてこれが私の朝一番の便を詰めたカプセルなのです」

サターニャ「天使もう○こってするのね」

ガヴリール「お前、天使に夢持ちすぎだろ」

サターニャ「これをたべれば健康になれるのね」　モグモグ

サターニャ（う？　うーん、少しだけ苦い気がするけど味は薄すぎて感じられないわね）

サターニャ（味がないのに変に生温いし、繊維が混じってるし……）

サターニャ（それに匂い。これが問題ね）

サターニャ（少量なのに口いっぱいに匂いが広がるこの感じ……）

サターニャ（そして食べた後にも匂いが残り続ける感覚）

サターニャ（お茶を飲んでも、うがいをしても取れない匂い）

サターニャ「不味い！」

ガヴリール「いや、食べたら意味ないだろ」

タプリス「ゴックンするですよ？」

サターニャ「そ、そうだったわ！」

ラフィエル「そう言えばサターニャさん、怒り狂うスペルマから溢れ出る白濁液を飲むとお肌ツルツルになれると聞いたことがありますよ」

サターニャ「なにそれ！？　飲みたい！」

ヴィーネ「ラフィ、それって……」

ガヴリール「先手を打つけど私は生えてないしアタッチメント式でもないぞ」

ラフィエル「安心してください、ほら」　ボロン

サターニャ「それチ○コじゃない！」

ラフィエル「サターニャさん、女の子におち○ちんは生えませんよ」

サターニャ「それもそうね」

ラフィエル「さ、サターニャさん！」

サターニャ「これを……咥えろって言うの？」

ラフィエル「さあ！」

サターニャ「う……うーん、まずは見本が見たいわね」

ラフィエル「見本……ですか？」

サターニャ「初めてだからなんか不安なのよ」

ラフィエル「それではヴィーネさん！」

ヴィーネ「えっ？　そこで私！？」

サターニャ「頑張って！　ヴィネット！」

ガヴリール「頑張れ♡頑張れ♡」

ヴィーネ「じゃ……じゃあ一回だけね」

ラフィエル「はい！」

ラフィエル「それでは、失礼しますね」

ヴィーネ「優しく……してね？」

ラフィエル「ヴィーネさん！　歯を立てないで口をすぼめてください！」

ヴィーネ「むぐっ！　むごむごむご！」

ラフィエル「ああ！　角がハンドル代わりになって喉ちんこがアクセントになって気持ちいいですね！」

ヴィーネ（んんー！　んー！　んーー！！）

ガヴリール「おお、喉が膨れて固くなってるぞ」　さわさわ

サターニャ「鼻からなんか出てきたわよ！」

ラフィエル「喉に当ててるから反射で嘔吐してるんですよ。これは逆流した胃液ですね」

ヴィーネ（んんーー！！　んー！　んんーーー！！）

ラフィエル「いきます！」

ヴィーネ（んー！！　んんんーーーーー！！！）

ラフィエル「ふう……中々でした」

サターニャ「ちょっとちょっと！　ラフィエルがスッキリしてどうすんよの！」

ヴィーネ「はぁ……ゲホッゲホッ！　はぁ……はぁ……」

サターニャ「口の中で出されたヴィネットは苦しそうじゃない！　吐き出しちゃってるし！」

ラフィエル「あらあら……咽るから息を吸ってからしないと苦しくなりますよ」

ヴィーネ「そ、それ……ゲホッゲホッ……先に……はぁ……はぁ……言いな……さいよ」

ラフィエル「お掃除なんとかです！　サターニャさん！」

サターニャ「むぐっ！！」

ラフィエル「いきます！！」

サターニャ「んんーー！　んー！　んんーー！！」

ラフィエル「すっきり～」

サターニャ「口の中と言うか、喉が熱い感じがするわね」

ラフィエル「ああ、それヴィーネさんのですよ」

ガヴリール「それ胃液の味ですよ」

ラフィエル「胃液って胃の内容物が含まれてドロドロしていて、胃酸によって喉が溶けて熱くなるんですよね」

サターニャ「それ逆流性食道炎じゃない！」

サターニャ「それにこれ、液体みたいでサラサラな上に苦いだけじゃない！」

ガヴリール「そりゃ二回目だしな」

ラフィエル「一回目だとタマゴの白身みたいにドロっとしていて、味はない感じですね」

ヴィーネ「それでいて喉に絡みついてイガイガするよね」

ガヴリール「風呂場でするとお湯で固まる現象だな」

ラフィエル「それが喉で少し固まって残っているんですよ」

ヴィーネ「だからいつまででも生臭い感じが残るんだよね」

ラフィエル「歯を磨いてもうがいをしても、喉だから残る感じがするんですよね」

サターニャ「それで私の分はどうなったのよ！」

タプリス「仕方がない……ここは私が出すですよ！」

サターニャ「あ゛ぁー！！　それ私のお昼のパンじゃない！」

ガヴリール「どうせ食べるんだから一緒だろ」

サターニャ「全然違うわよ！　うぅ……」

ラフィエル「メロンパンじゃないし、ここはセーフということで一つ」

サターニャ「アウト！　どう見てもアウトじゃない！」

ヴィーネ「ま、まぁ……もしかしたら美味しいかも知れないわよ？」

サターニャ「仕方ない……悪魔よ！」　パクッ

サターニャ（う……生温かい）

サターニャ（味がないのにドロッとした生暖かさ）

サターニャ（それでいてパンが常温だから余計にドロッとした食感が強調されて……）

サターニャ（だいたい、どうしてパンの味まで打ち消すのよ！）

サターニャ（ドロッとした液体なのにパンの歯ごたえが残っている感じ……）

サターニャ（美味しいとか不味いとかそんな次元じゃないわね……）

サターニャ（ふぅ……食べられないことはないけど、二度と食べたくはないわね）

サターニャ「そういえばみんなはおしっこ飲まないの？」

ラフィエル「え……」

ガヴリール「いやー、さすがにおしっこは……ねぇ」

ヴィーネ「そう言うのはサターニャに任せるわよ」

サターニャ「まあまあ、みんなの分も持ってきたから飲みなさいよ！」

ガヴリール「ちょ、おま！　やめ――――」　ゴクゴクゴク

サターニャ「よし！　これでガヴリールも健康になったわね！」

ガヴリール「自分のおしっこじゃなきゃ意味ないだろ！」　バシャーン！

サターニャ「おしっこかけんじゃないわよ！」

ガヴリール「ションベン臭いガキとはまさにこのことだな」

サターニャ「アンタがかけたんじゃない！」

タプリス「あ、出してから放置したおしっこは雑菌だらけで危険ですよ？」


チーン


サターニャ「ガブリールーーー！！！」

ヴィーネ「おしっこ健康……そうよ！」

ラフィエル「ヴィーネさん！　これを！」

サターニャ「そ、それは！？」

ヴィーネ「カテーテルよ！」

ラフィエル「これをガヴちゃんの口に咥えさせて……」

ヴィーネ「こっちをおしっこの穴に入れると……」　ニョロニョロ

ラフィエル「ガブちゃん！」

ジョロジョロジョロ

ヴィーネ「出たわ！」

サターニャ「ガヴリールのおしっこが口へ！？」

ガヴリール「ガボ……ゴボボボボ！！！」

ヴィーネ「やった！　ガヴリールが生き返ったわ！」

ラフィエル「これが飲尿健康法……凄すぎますね！」

サターニャ「さしもの私も飲尿健康法の前には出る幕もないわね」

ガヴリール「いやいや！　これ即効性ないからね！」

タプリス「なんにせよ、天真先輩が生き返って良かったです！」　ゴクゴク

ガヴリール「お前はまだおしっこ飲んでたのか」

タプリス「慣れると病みつきになるですよ？」

サターニャ「な、なんだってー！！」

ガヴリール「カテーテルを付けると我慢をしても出続ける！　最高だなこれ！」

ラフィエル「男の人は前立腺に当たって感度が上がると聞きますしね」

ヴィーネ「ゴクゴク……不味い！　もう一杯！！」


おわり

朝一番のおしっこは匂いがきついですが、コップに入れて少し経ってから飲むと匂いが和らぎます
参考にどうぞ

抗生物質飲んどけ