537 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/29(木) 23:27:12.68GBm42VtTO (8/9)


神名「…えっ!?」

坂東「待てよ!それってつまりよ…!」

モノクマ「うん!明日に誰も死なないならテキトーに選ばれた人の秘密を、全国区でバラします!」

モノクマ「そして!それはコロシアイが起きるまで続くので………」

モノクマ「運が良ければ14日までは秘密が守られるね!ぶひゃひゃひゃ!」

射和「ケッ、ふざけやがって………」

射和「そうして俺らの緊張感を煽って、コロシアイを助長させようって魂胆なんだろうがよ」

糸長「あ、あば、あばばばばば………」

黒崎「妾は…もう戻るぞ………」

クロエ「………………………」

ぽつり、ぽつりと、皆さんが体育館から去っていきます。私も戻りましょうか…



――『神名の部屋』――



部屋に戻って、モノクマさんに渡された秘密の封筒を手にとります
………この中に、誰かの秘密が………でも、勝手に見てしまうのも………


中身を見ますか?
1:見る
2:見ない
↓1


538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/29(木) 23:29:19.468ePolApDO (4/5)




539 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/29(木) 23:31:52.84GBm42VtTO (9/9)

確認しました。本日はこれで終了します
chapter2はイベントを少し増やしてみたのですが…少しはキャラが立てられたでしょうか?


540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/29(木) 23:33:33.268ePolApDO (5/5)

乙です
いい感じだと思います


541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/29(木) 23:57:14.49brdkIsDbO (3/3)

乙、よかったです。


542以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/30(金) 14:36:55.81M/uuxS5iO (1/1)




543 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 22:02:22.55wFpMZAekO (1/3)

更新します
裁判の書き溜めもしたいので、サクサクと進めていきたいです


544 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 22:03:17.17wFpMZAekO (2/3)


…っ!やっぱり駄目です!他人の秘密を、勝手に覗き見るだなんて……!

ですが、こうして手元にあるだけで気になってしまいます…捨ててしまった方が良いでしょうか?

…ここにあるゴミを捨てる場所は一ヶ所だけ、そこに何も無いといいのですけど…




――『トラッシュルーム』――

坂東「クソがっ!開けやがれ!」

福島「うーん…そう簡単に捨てられない様に対策されていましたかー」

神名「……やっぱり、使用禁止になっていましたね……」

鈴木「なにがなんでも、僕らにこの封筒を捨てさせたくないという訳か……!」


やはり、先手を打たれてましたね…見ない事を防止する為に、トラッシュルームは閉鎖されていました
これで、中身を見ずに捨てる事は、実質的に封じられたも同然ですね……

神名「……そういえば、皆さんはこの封筒の中身を………」

鈴木「み、見ていないぞ!ほら!」

福島「かなたもー、ほらー」

坂東「俺だってみてねーよ!!」


そういって三人が見せてきたのは、未開封の動機の封筒。どうやら、彼らは本当に捨てにきたようですね

……でも、だからと言って安心出来る訳ではありません。誰かの秘密が、誰かを殺す引き金になるかはわかりませんから……




545 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 22:04:26.59wFpMZAekO (3/3)



――『食堂』――



守矢「あああ……!まさか、あんな事が公開されるなんて……小生はもはや終わりである……!!」

糸長「ま、まぁまぁ……キミの秘密がどんなものかは知らないけどさ?そんな世界の終わりみたいに言わなくても……」

守矢「糸長殿の秘密は大した事が無いからそんな事が言えるのである!!小生にとっては死活問題なのですぞ!?」

糸長「ヒエーッ!ごめんなさーい!」

菊名「確かに…自分と他の人の秘密は全く違う。それが無理やり、世界や僕らにバラされるなんて……」

黒城「ふっ、アタシはそんな動機どうって事ないわ!何故ならアタシにとって、秘密は明かれるべきものだからよ!」

夜桜「まー大丈夫なんじゃない?」

千里山「おんしらは、頭も中身も大した事は無さそうだしのォ……公開された所で失うものは何もないかァ!」

菊名「それは、少し言い過ぎじゃないかな…」

神名「……あの、ここで皆の秘密を話してしまうのはどうでしょうか?」

クロエ「いいんじゃない?自分の弱味をぺらぺらと話す大バカがここにいない事を除けばね」

神名「……なら、誰が誰の秘密を持っているのか確認だけでも……」

射和「おいおい!知られる事が嫌な奴も居るんだ。そいつはどう考えたって悪手だぜ?」

神名「……そうですか」



ヒリヒリとした感覚が私を包み込んで、食堂全体を殺意が駆け巡る気配がします
……こんな状態ですが、誰かとお話出来るでしょうか……?
……いいえ、出来るかどうかはやってみないとわかりません。ここで諦める様な事では、希望になるなど夢のまた夢……

…………やってみますとも!

※話しかける相手を一人選んでください
↓1



546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/30(金) 22:05:16.54aaf0yUPZo (1/1)

守矢


547 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:03:03.34uEt9j/bbO (1/8)


――『食堂』――

守矢「ああ……!終わりである……終わりである……」

守矢「……ここで小生が終わるくらいならば、いっそ、誰かを殺して口封じを…!」

神名「守矢さん…!落ち着いて下さい!」

守矢「落ち着ける訳が無いでしょう!神名殿には小生の秘密を理解出来ぬ!だからこそ、そんな心無き言葉を言えるのでしょうな!」

神名「わかりません……わかりませんよ」

神名「守矢くんが私を信じて……あなたの秘密を教えてくれれば……私はあなたを、信じます」

守矢「い、嫌でございます!この事が知られたら、小生は、最早表の世界では生きては行けぬ!」

神名「表の世界で生きられないなら、私が世界を創りましょう。あなたの秘密があなたを縛るなら、私はその呪縛ごと認めましょう」

守矢「神名、殿……?」

神名「守矢くん……私は、あなたが過去に何があったのかわかりません。ですが、せめて寄り添う事くらいは出来ます」

神名「だから……私に秘密を、教えてくれませんか?……私は、絶対に黙っていますし、裏切りません」

神名「無理に、とは言いません……でも、私に話す事で、守矢くんの心が少しでも軽くなるのなら……」

神名「私は、守矢くんの秘密を大切にしますよ」

守矢「…………小生は、自分の秘密を見た。そして、それを誰からも糾弾されぬということは、誰も見ていないという事……」

守矢「…………わかりました。神名殿。そして皆様を信じて……」



守矢「小生の秘密を、明かしましょう」



548 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:03:31.08uEt9j/bbO (2/8)



そういって、甲冑の懐から出した封筒を開いて、私に中身を見せてくれました

その中には……『守矢藤右衛門は、金に目が眩んで敵の侵攻を許した事がある』と書かれていました


神名「……これは」

守矢「……小生はかつて、報酬を遥かに越えた額の金銭を受け取り…………敵を見逃した事があるのである」

守矢「その時は、過ちに気づいて直ぐ様食い止めたのですが…………」

守矢「小生は、今も黙っているのです。まさか、守衛が賄賂を受け取っていたから侵攻された、等…………」

淡々と語る守矢くんは、普段の厳格な様子とは違い、とても悲しそうで……
まるで、自分自身から逃げたいような、そんな無情感とやるせなさがない交ぜになったような声色でした

神名「……守矢くんは、悩んでいるのですね」

守矢「悩む……そうであるな。今も昔も小生は変わらぬ。グッズに頼る様になったのもいつからか……」

神名「そうして、悩んで、悩んで……前に進めばいいんですよ。私も、そのお手伝いをしているのですから」

守矢「……ありがとうございます。今日は特別に、代金は必要ありませんぞ」

神名「……あはは、お金はとるんですね」

守矢「それが小生の生き方ですからな!そう簡単には変えませぬよ!」

神名「ふふふっ……あははははっ!」


守矢くんは笑いながら、食堂を去っていきました
甲冑越しで表情はよくわかりませんでしたが……きっと、守矢くんは間違わない。私はそう強く確信出来ました……



549 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:04:05.80uEt9j/bbO (3/8)


神名「……?そういえば、守矢くんは他の人の秘密を見たのですか?」

守矢「見ておりませぬ!個人情報の保護は防犯の基礎の基礎ですので!」

……つまり、見ていない人は私を含めて、鈴木くん。福島さん。坂東くん。そして守矢くんの最低五人ですか

守矢「……出来ることならば、神名殿の秘密も教えて頂けませぬか?いえ、小生が話した手前もあるので……」

神名「あ、そうですね…では見せますね」


糸長「あーあ、どうしよっかな……」

藤山「別にお前の秘密は大した事ねーんだろ?ならいいじゃねえか」

糸長「いやさー?この封筒の中に誰かのヤバい秘密が入ってると思うと、もうビクビクしちゃってさ!」


黒崎「妾の隠していた秘密が明かされるのか……ならば、秘密を秘密にしなければ良いのじゃな!」

福島「おー!月子ねーちゃんとっても楽しそう!かなたもお手伝いするー!」

夜桜「楽しそうねー、お気楽とも言うわね」


守矢「……これはまた、随分と重い……」

神名「……そんな事はないですよ?私は皆の為に生きているのですから」


そうして、奇妙なやりとりをしながら時は過ぎ……
いつのまにやら夜時間を迎えました

【INFO】
守矢の好感度が上がりました!



550 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:05:25.06uEt9j/bbO (4/8)


――『神名の部屋』――

神名「…………」

…眠れません

……大丈夫、ですよね?

…………なにも、ありませんよね?

………………誰も、居なくなりませんよね?

…………………………………………………………。




『はーい!オマエラ!朝の8時です!早く起きろよ!』

『そしてー…オマエラお待ちかね、ワックワックドッキドッキの、秘密発表のお時間でーす!』



『と、言いたい所ですが…………な、なんと!秘密発表の機会は完全に無くなりました!オマエラおめでとーう!』



神名「…えっ…………!?」

『あ、オマエラまだ部屋にいる?それとも外でくつろいでる?』

『今から、――――――に、集まってください!そこで全てを説明しまーす!』

神名「あ、あ、あああああああ…………」



秘密の発表が中止されるのは…………それはつまり…………!


神名「私は…………!わたし、は…………!」


551 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:06:21.24uEt9j/bbO (5/8)


――『廊下』――

鈴木「か、神名くん!?あれは、つまりまさか…!」

福島「ぬー、かなたのエンタメは、希望なはずなのに…」

坂東「…………クソッタレがあっ!」


――『ホール』――

黒崎「のう…まさか、まさか、な…?」

千里山「ぐうゥ…また、始まって、しまったのか…!」

クロエ「フン…恐怖と焦りにかられた愚か者共が…」


――『屋内農園』――


射和「……ハッ、どうやらここが次の現場らしいな……」

黒城「はやく!はやく来なさいよ!アタシもう待ちくたびれたわ!」

守矢「皆様がくるまで待機していたのですが…何名か、来ていませんな……」



モノクマ「はい!全員とは言わないけど十分集まった事ですし……」

モノクマ「それでは!開けードアー!」



552 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:07:47.91uEt9j/bbO (6/8)





モノクマさんが、閉ざされた扉を開きます

そこに居た人……今回の被害者を見て……私は本当に驚きました

だって……まさか、彼が、誰かに殺されて死ぬだなんて……全く思ってもいませんでしたからね




【いつもふわふわとした態度で、回りを振り回したり、振り回されたり……】

【そんな彼が、今、ぐちゃぐちゃに潰れた頭から、夥しい量の家を流して地面に倒れ伏しています】

【その人は…………私にお人形の素晴らしさを語ってくれて……この中で一番明るかった……】

【超高校級の人形師 糸長刑人くんでした】






553 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:08:34.38uEt9j/bbO (7/8)










【CHAPTER2】
  分断ライフ  非日常編










554 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/30(金) 23:12:37.00uEt9j/bbO (8/8)

非日常編まで進めたところで、今日はここで終了します。ありがとうございました
今回の被害者は糸長くんでした。…予想出来ていた人っていますか?


555以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/31(土) 04:50:49.53tbKJUGqDO (1/2)

乙です
糸長は予想できなかった


556 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:06:02.38wszDKLV4O (1/17)

来年の目標はもっとキャラを立てる事です
再開します


557 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:06:43.14wszDKLV4O (2/17)



――『屋内農園』――

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!オマエラおめでとう!こっ恥ずかしい秘密をバラされずに済んでさぁ!」

モノクマ「これも糸長クンとクロの貴き犠牲によるのです!……あ、シロの方々が犠牲になるのかもね?うぷぷぷ」

守矢「糸長殿………!まさか、まさか貴方が被害者になろうとは…!」

坂東「…………糸長かよ…………!」

射和「……コイツは予想外だな、おおかた菊名辺りじゃねえかと踏んでいたんだがな……」

千里山「クソがァ!」


藤山「…………あ?糸、長…………?」

菊名「ひっ…!ま、また事件が……!?」

夜桜「え?何?糸長死んじゃったの?」

モノクマ「さて、遅れてきた人達もぞろぞろと集まってきた事ですし……」

…………また、始まるんですね

モノクマ「さっそく!捜査を開始して、ガンガンクロを暴いてくださいね!」




命がけの騙し合い……命がけの裏切り……命がけの協力……
命がけの罵り合い……命がけの嘘……命がけの信頼…………



命がけの……学級裁判が!


558 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:07:20.44wszDKLV4O (3/17)


【捜査 開始!】

モノクマ「はい!それじゃあこれをプレゼントしまーす!」

神名「モノクマファイル、ですね……」

藤山「チクショウ……なんで糸長が……」

菊名「藤山くんは……よく糸長くんと料理してたもんね……」

クロエ「なら、貴方なら糸長をここに簡単に呼び出す事が出来るのね。参考にしておくわ」

神名「クロエさん…!そんな言い方…!」

守矢「……ですが、呼び出された可能性もあります……小田切殿と、江野森殿の事もあります故に……」

夜桜「呼んだ相手に返り討ちってのはあり得るわね。……でも、糸長って頭の割には服は綺麗よね?」

千里山「つまり!糸長は不意の一撃で葬られたという事かァッ!」

神名「不意討ち……ですか……」

坂東「不意討ちなんて卑怯だぜ!糸長が報われねぇよ…!」




コトダマを入手しました
【モノクマファイル2】
 被害者は超高校級の人形師、糸長形人
 直接的な死因は頭部を強打された事による脳挫傷
 争った形跡は無く、即死と思われる


559 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:08:06.58wszDKLV4O (4/17)



――『屋内農園』――


夜桜「……でもさー、ここで不意討ちで糸長を殺すのって、結構難しいんだよね」

神名「え?どうしてですか?」

夜桜「まーあたしも野菜洗いに来たときにモノクマから聞いたんだけどさ…」

夜桜「この屋内農園ってさ…夜時間になると照明が完全に消えちゃうの。真っ暗闇になるんだよ」

夜桜「その中で糸長を呼び出して…いや、呼び出されたのかもしんないけど…狙って頭を叩くなんて、あたし以外には出来ないね」

藤山「おい!それってつまりよ…!」

射和「自白と見て構わねえな?」

夜桜「馬鹿じゃないの?そんな簡単に私は犯人です。なんて、言うわけないじゃん?」

千里山「どうだかのォ……おんしは頭が軽いからのォ……」

黒崎「食堂で火事をお越しかけた大馬鹿じゃからの!少しは反省せんか!」

菊名「そ、その辺にしてあげようよ…」

つまり、屋内農園の扉を閉めるとここに光は無くなるのですね……

なら、不意討ちの線は無いのでしょうか…


コトダマを入手しました
【夜桜の証言】
 屋内農園は、夜時間になると照明が完全に消えてしまう
 扉を閉めると完全な暗闇になるので、ここでの不意討ちは難しいようだ



560 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:08:40.38wszDKLV4O (5/17)



――『トラッシュルーム』――

坂東「あー…やっぱ、まだここは開いてねえな……」

鈴木「どうやら、事件が終わるまではここは閉じておくみたいだな……」

守矢「むむむ…やはり、動機の封筒をそう簡単に捨てさせないようにする為、先手を打ったという所ですかな?」

神名「トラッシュルームは、まだ閉まっているみたいですね……」

鈴木「そうだな……僕と坂東くんも昨日の夜来てみたが、やはり、閉ざされたままだったぞ!」

坂東「……そういえば、糸長はいったい何で殺されたんだ?」

神名「ファイルによると、死因は頭を殴られた事によるらしいですよ」

守矢「つまり、撲殺ですな……ですが、ここにあるものが使えない以上、そんな事が出来る人が居るのですかな?」

坂東「フルパワーでぶん殴ればいけるかもしんねぇけどよ……そうすると手とかに傷がつくぜ?」

坂東「俺の体験談だけどよ……頭蓋骨って結構固ーんだ。それを陥没させる程強く殴れば、手も無事じゃすまねーぜ?」

鈴木「な、生々しいな……あまり聞きたくは無かったぞ……」


トラッシュルームが閉鎖されているなら凶器は別の所にあったのでしょうか?

それとも……坂東くんの言う通り、素手で殺したのでしょうか…さすがに無理でしょうけど……

コトダマを入手しました
【坂東の証言】
 トラッシュルームは、昨日の夜から閉ざされたままだったらしい
 事件の時期から考えると、凶器はここから取られた物とは考えにくいようだ



561 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:09:11.78wszDKLV4O (6/17)



――『ブティック』――


黒城「あったわ!証拠が!!」

福島「やったね!奏ねーちゃん!」

黒城「………そうね」

福島「あれれー?何かダメだったー?」

神名「二人とも、何かありましたか?」

黒城「そうよ証拠よ!ほら見てコレ!絶対に犯行に使われたのよ!」

黒城さんが私に見せてきたのは、血に濡れたレインコート……

犯人はこれを着て、屋内農園にやってきた糸長くんを襲ったのですね……

福島「これー、すっごくおっきい……かなたがすっぽり入っちゃう……」

黒城「そうね……こんなおっきなモノ初めて見たわ。きっとこれの持ち主は相当デカイ奴ね!」

福島「そっかなー?そっかなー?果たして果たしてそうなのかなー?」

福島「無理をすればー、誰でも着れるような気もするけど………」

黒城「バカね!こんなにブカブカなのを着てみなさい?動き辛いったらありゃしないわ!」

福島「それもそっかー、ごめんねー」

コトダマを入手しました
【血濡れのレインコート】
 ブティックに放置されてあったコート
 かなり大きく、特定の人物以外では動くのもままならないようだ


562 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:10:18.28wszDKLV4O (7/17)


――『食堂』――


藤山「おう!そっちにはあったか!?」

千里山「無ああああああいッ!!」

藤山「そうかよ……じゃあ、アレはどこに行きやがった………?」

神名「……何をお探しですか?」

藤山「フライパンだ!あのデカイ中華料理に使うやつ!」

藤山「俺と糸長が、朝飯のチャーハン作るのに使ってたヤツだよ!」

神名「あの時の……!」

千里山「どうやら、それが無くなっているそうなんじゃア……しかし、あれは相当目立つ。凶器には不向きでないか?」

神名「持っていくのはともかく……証拠の隠滅が難しいですね」

藤山「そうなんだがよー…じゃあ何処に行っちまったんだ?」



コトダマを入手しました
【消えたフライパン】
 食堂から、フライパンが消えていた
 かなり大きく凶器としては十分に扱えるが、かなり目立つので隠滅しにくい



563 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:10:44.06wszDKLV4O (8/17)


――『食堂』――


神名「………もしかして、糸長くんが持っていったのかも………」

藤山「あー、そりゃねえわ。あり得ねえもん」

神名「………断言しましたね」

藤山「そりゃそうだぜ!何てったって、糸長は朝の時以外には、絶対に食堂に来てねえからな!」

藤山「俺もずっとここに居たから覚えてんだけどよ、ここに来なかったのは糸長にクロエ…射和に菊名だな!」

神名「その人達以外は来たんですね…」

藤山「千鶴ちゃんも守矢のヤローといたろ?まあ厨房に入っていった奴は知らねえけどな!」

藤山「そういや、福島に千里山や鈴木、黒城や坂東がゴミを持っていったな……」

神名「そのゴミは、どこに……?」

藤山「屋内農園だとよ。なんでも生ゴミはコンポストにするってさ」



コトダマを入手しました
【食堂に来てない人】
 食堂に来ていない人物は、糸長、クロエ、射和、菊名の四名
 この四名は食堂にいなかった為、アリバイの立証が難しい

【ゴミ捨て当番】
 トラッシュルームが閉鎖されていたので、調理で出た生ゴミは屋内農園へ持っていったらしい
 持っていったのは、福島、千里山、鈴木、黒城、坂東の五名



564 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:11:16.16wszDKLV4O (9/17)


――『屋内農園』――


クロエ「……これは……」

射和「おう、何時にも増して真面目モードかい?普段の嬢ちゃんなら無視してそうなもんだけどなぁ」

クロエ「私だって死にたくないの。バカ共に足を引っ張られて死ぬなんて嫌だからね…」

射和「そりゃあそうだ…で、糸長の死因はどうなんだい?」

クロエ「撲殺ね、後ろから一撃よ」

射和「なるほどねぇ…んで?凶器は?」

クロエ「そうね、奇妙な傷だけど…恐らくは鉄製のモノ。それもかなり大きな鉄の塊じゃないかしら」

射和「ほう…死亡推定時刻はわかるか?」

クロエ「恐らくだけど…夜中の一時頃。その時にコイツは頭をカチ割られたと推測するわ」

射和「なるほど…ありがとうな。だ、そうだぜ。神名の嬢ちゃん」

クロエ「……なっ!貴女、卑怯よ!後ろでこそこそとゴキブリみたいに黙ってみているなんて…!」

神名「は、はは…すいません」

クロエさんの証言で、モノクマファイルの穴が埋められましたね…
あくまで個人の主観なので、あまり過信は出来ませんが…それでも十分ありがたいです


コトダマを入手しました
【クロエの証言】
 糸長を殺した凶器は鉄製のモノらしい
 死亡推定時刻は夜の一時頃らしい


565 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:11:51.93wszDKLV4O (10/17)


――『屋内農園』――


守矢「あのー…先程から気になっていたのですが、あちらの畑は何かあったのですかな?」

守矢くんが指差したのは、農園の中の畑のひとつ。そこは、まるで誰かが踏み荒らしたように散らかっています

黒城「え?知らないわよ?ここにUMAは居ないし、誰かが野菜を採ってそのままにしたんじゃない?」

坂東「ゴミを捨てた時にはなってたようなー…なって無かったような…ダメだ!覚えてねぇ!」

黒崎「しっかりせんか…汝らの記憶が頼りなのじゃからのお…」

神名「…つまり、あそこは元々ああなってはいなかったんですね………」

福島「ううん。かなたと千鶴ねーちゃんがお野菜採ってた時はああなって無かったから………」

福島「事件が発生してからだとかなたは思うな」



コトダマを入手しました
【福島の証言】
 屋内農園の一角が荒らされていた
 福島によると、事件が発生してから荒らされたようだ



566 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:12:45.16wszDKLV4O (11/17)


――『屋内農園』――


夜桜「そう言えばちょっと気になったんだけどさ…クロエ、あんた糸長から何か盗ったりした?」

クロエ「盗るわけ無いでしょ?私を貧民街出身のアンタと一緒にしないでくれるかしら」

夜桜「ふーん、そうなんだ……」

神名「……?どうかされましたか?」

夜桜「さっき気づいたんだけどさ、糸長の死体から、部屋の鍵が無くなってるんだよね」

夜桜「あたしは最初、倒されたときにポケットから出たのかなって思って探してたんだけど…」

神名「………無かったんですか」

夜桜「そういう事。あ、モノクマに頼めば鍵は外してくれるらしいからさ。調べるなら一声かけたら?」

……糸長くんの部屋の鍵が無くなってた?
証拠の隠滅の為?……いいえ、モノクマさんにお願いすれば、部屋は開錠してくれますし……
……いったい、何のために?



コトダマを入手しました
【消えた部屋の鍵】
 死亡現場から、糸長の部屋の鍵が消えていた
 なお、モノクマに頼めば部屋の鍵は開けてもらえる



567 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:15:26.02wszDKLV4O (12/17)


――『糸長の部屋』――


神名「な……なんですかこれ!?」

モノクマさんにお願いして、糸長くんの部屋に入れました、が……
部屋の中は、型番や工具、お人形の残骸でぐちゃぐちゃに荒らされていて…
まるで、空き巣にあったかのような……そんな部屋でした

神名「どうして……こんな……」

目につくのは、服が引き裂かれたり腕が変な方向に曲げられたり、胴体が真っ二つに割れたお人形さん達……
中には粉々に砕け散って、なんのお人形だったのかさえわからないものもちらほらと見えます

これを……全て糸長くんが……?

神名「これって……!」

足元を探してみると、いつか私に見せてくれた可愛らしいお人形が……
今はもう、踏み潰されたのかかつて見せてもらった原型を保ててはいませんが……

神名「……本当に、糸長くんが?」




コトダマを入手しました
【荒らされた部屋】
 糸長の部屋はぐちゃぐちゃに荒らされており、粉々になった人形が幾つもある
 生前の糸長の様子から、こんな事をするのは考えられないが……



568 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:16:05.27wszDKLV4O (13/17)


――『糸長の部屋』――


神名「これは……糸長くんの、秘密……」

あれから捜査をしてみて、瓦礫の山の中から開封済の封筒を二つ見つけました
この封筒は、間違いなくあの時……動機の際に渡された封筒で間違いありません

神名「………………………………」

…………どうしましょう。いくら捜査の為とはいえ、人の秘密を見てしまうのは…………

神名「……………………………………………………」

神名「…………ごめんなさいっ!」

すいません。これも捜査の為なんです。心の中でそう言い訳して、中身を見てみると…………


『守矢藤右衛門は、金に目が眩んで敵の侵攻を許した事がある』

『千里山即史は、墓荒しの常習犯』


…………え?糸長くんの秘密じゃない?…って!

神名「…………私、関係の無い人達の秘密をみちゃいました……」



コトダマを入手しました
【糸長の秘密?】
 糸長の部屋にあった、各生徒の秘密が書かれた封筒
 しかし、糸長の部屋にあったのは守矢と千里山のものであり、糸長自身の秘密は無かった



569 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:17:18.41wszDKLV4O (14/17)




きーんこーんかーんこーん

モノクマ「はい!オマエラ、もう十分捜査したよね?」

モノクマ「こちらも学級裁判の準備が出来たので、捜査を切り上げてホールまで来てくださーい!」

モノクマ「これから、二回目の学級裁判を行いまーす!大至急ホールに集まっていてくださーい!」


アナウンスが、私達を呼んでいます。まるで、絶望が此方に手招きするように
……前回の学級裁判は、文字通りの生き地獄でした。罵りあって、否定しあって、嘲りあって……
…………こんなに辛いなら、いっそ、絶望に呑まれた方が楽なのかもしれません

神名「……行かないと」

それでも、私は戦わないといけません。希望になるために……皆の指針として相応しい人間になるために
だって、私は折れてはいけないんです。それが超高校級の名前の重さ。希望の象徴になるための代償……

神名「……ごめんなさい」

…………でも、少しだけなら、感傷に浸ってもバチは当たりませんよね?



570 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:18:14.69wszDKLV4O (15/17)


――『ホール』――

鈴木「また、始まるのか…………」

藤山「くそっ……もうやりたかねぇが……」

黒崎「絶対にやらねばならぬのが……嫌なんじゃがのう……」

菊名「もう……嫌だよぉ…」

黒城「ハァ……オシオキさえ無ければ最高に楽しいのに……」

福島「かなたのエンタメを、もっと見せたかったな……」

坂東「お前ら……いや、もういいや……」

千里山「放っとけ…そいつらに緊張感なぞ無縁だろうからなァ…」

クロエ「ハッ、愚かな連中の争いなんて関係無いわ。纏めて蹴散らして這い上がるだけよ」

射和「…嬢ちゃんもいつも通りだねぇ、足元掬われんなよ?」

夜桜「まーあたしは大丈夫だけどね…うん、多分」

守矢「なんにせよ、弔い合戦に敗れる事は出来ませぬな……」


……この中の誰かが糸長くんを殺して、いなくなるなんて、考えたくもありません
でも、糸長くんは死んじゃって、それはこの中の誰かが殺したからで……

なら、その真実を見つけないといけないんです。諦めるのは論外なのです



571 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:18:57.65wszDKLV4O (16/17)



――『裁判場』――


裁判場では、新たに遺影が増えていました


一つは、前回、小田切くん殺しで処刑された超高校級の語り部である江野森さん


もう一つは、今回、秘密を巡った動機で殺害されてしまった、超高校級の人形師である糸長形人くん……


まるで、もういない二人からも責められる様な錯覚に陥るのは、きっとモノクマさんの思い通りなのでしょうね


ですが、私は諦めません……


皆の絶望を、完全に駆逐するまでは





572 ◆Wd9XQcLkjx0n2016/12/31(土) 19:21:27.72wszDKLV4O (17/17)

これで、今日および本年度の更新は終わりです。ありがとうございました
更新は三が日が終わってからになると思います。その間、質問やご要望は受け付けておりますので
来年もよろしくお願いします。よいお年を


573以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/31(土) 19:39:09.67rWc0r9LJo (1/1)


よいお年を


574以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/31(土) 23:18:44.93tbKJUGqDO (2/2)

乙でした


575 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 22:57:34.65nBGKTeKiO (1/17)

学級裁判、全て書き終わりました
なので、今から進めたいと思います。終了ら進行具合を見て決めます


576 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 22:59:20.29nBGKTeKiO (2/17)


【コトダマ一覧】

【モノクマファイル2】>>558
 被害者は超高校級の人形師、糸長形人
 直接的な死因は頭部を強打された事による脳挫傷
 争った形跡は無く、即死と思われる

【夜桜の証言】>>559
 屋内農園は、夜時間になると照明が完全に消えてしまう
 扉を閉めると完全な暗闇になるので、ここでの不意討ちは難しいようだ

【坂東の証言】>>560
 トラッシュルームは、昨日の夜から閉ざされたままだったらしい
 事件の時期から考えると、凶器はここから取られた物とは考えにくいようだ

【血濡れのレインコート】>>561
 ブティックに放置されてあったコート
 かなり大きく、特定の人物以外では動くのもままならないようだ

【消えたフライパン】>>562
 食堂から、フライパンが消えていた
 かなり大きく凶器としては十分に扱えるが、かなり目立つので隠滅しにくい

【食堂に来てない人】 >>563
 食堂に来ていない人物は、糸長、クロエ、射和、菊名の四名
 この四名は食堂にいなかった為、アリバイの立証が難しい

【ゴミ捨て当番】>>563
 トラッシュルームが閉鎖されていたので、調理で出た生ゴミは屋内農園へ持っていったらしい
 持っていったのは、福島、千里山、鈴木、黒城、坂東の五名

【クロエの証言】>>564
 糸長を殺した凶器は鉄製のモノらしい
 死亡推定時刻は夜の一時頃らしい

【福島の証言】>>565
 屋内農園の一角が荒らされていた
 福島によると、事件が発生してから荒らされたようだ

【消えた部屋の鍵】>>567
 死亡現場から、糸長の部屋の鍵が消えていた
 なお、モノクマに頼めば部屋の鍵は開けてもらえる

【荒らされた部屋】>>568
 糸長の部屋はぐちゃぐちゃに荒らされており、粉々になった人形が幾つもある
 生前の糸長の様子から、こんな事をするのは考えられないが……

【糸長の秘密?】>>569
 糸長の部屋にあった、各生徒の秘密が書かれた封筒
 しかし、糸長の部屋にあったのは守矢と千里山のものであり、糸長自身の秘密は無かった



577 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 22:59:57.10nBGKTeKiO (3/17)


【学級裁判 開廷!】


モノクマ「えー、まずは学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノクマ「学級裁判では、誰が犯人か議論し、その結果はオマエラの投票によって決定されます!」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがオシオキされますが…」

モノクマ「間違ったクロを指摘した場合はクロ以外の全員がオシオキされ、クロには外に出る権利が与えられます!」

モノクマ「さーて、オマエラ今回の学級裁判も頑張ってくださーい!」



藤山「さて、何から話し合おうかな…」

黒崎「二回目とはいえ、未だ学級裁判の定石はわからぬ。やはり各々の気になった所から議論するのが良いだろうよ」

神名「そうですね。まずは、糸長くんを殺した凶器から特定していくのはどうでしょうか?」

鈴木「糸長くんは…脳挫傷。つまりは脳への一撃で死んでしまったんだよな…?」

射和「…よし。なら糸長を殺したモンから明かしていくとしようかね……」



578 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:00:35.79nBGKTeKiO (4/17)


【議論 開始!】

コトダマ
【モノクマファイル2】>>558
【夜桜の証言】>>559
【坂東の証言】>>560


菊名「糸長くんを殺した凶器……」

菊名「それって……多分、だけど…【大きくて固い】凶器だよね……」

守矢「ですが、その糸長殿を殺害した凶器とやらは、何処から表れたものなのでしょうな?」

黒崎「【トラッシュルーム】からではないのかの?彼処には、鉄パイプ等がわんさとある……」

藤山「江野森の時の椅子みてーに、【空き教室】からじゃねーか!?」

黒城「《サイコパワー》ね!物理的なエスパーもいるし間違いないわ!」

射和「是非とも、そのパワーとやらで俺達を助けて貰いたいねぇ」

↓1論破or同意してください



579以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:02:46.97WOEui66Uo (1/4)

【トラッシュルーム】に【坂東の証言】で論破


580 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:03:48.82nBGKTeKiO (5/17)


【トラッシュルーム】←【坂東の証言】 正解!


神名「それは違うと進言しましょう!」

神名「トラッシュルームは…事件が始まるまでは、封鎖されていたんです」

坂東「そうだぜ!俺達も動機の封筒を捨てようとしたけどよー!」

坂東「普段はどうぞお好きにって感じなのに、動機がバラ撒かれた時からずっと開いてねーんだぜ!?」

千里山「…つまり、動機が配られる以前に計画を企てていなければ……」

黒崎「凶器を手に入れる事は出来ない。という訳じゃな……」

クロエ「くすっ。動機に関係無く殺しを計画するなんて……」

クロエ「随分と仲間想いな方々が多いのね。見直したわ、本当よ?」

藤山「嫌味が言いてぇんならよ、後にしてくんねえか?」

射和「……んじゃ、この計画が動機以前に練られたものなのか、そうでないのか…」

射和「そっから議論を再開しようじゃねえか」


581 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:05:05.17nBGKTeKiO (6/17)


【議論 開始!】
コトダマ
【血濡れのレインコート】>>561
【食堂に来た人】>>563
【福島の証言】>>565

射和「この事件は、動機が関係してるのか?していないのか?まずはそれを決め打つぜ」

福島「事件は現場で起きてるんじゃないんだよー!動機で起きてるんだよー!」

千里山「そうは言うてものォ…」

クロエ「私はこの事件前もって計画されたものだと思うわ。くすくすっ」

鈴木「何故そう言い切れる!【根拠も無い】じゃないか!」

クロエ「だって……事件の前と起こった後で、【何かが変わった訳じゃない】わ」

クロエ「それは、当然犯人が【対策】していたから……どう?低脳は何か反論があるかしら?」

↓1論破or同意してください


582以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:06:52.85WOEui66Uo (2/4)

【何かが変わった訳じゃない】に【福島の証言】で論破


583 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:07:27.48nBGKTeKiO (7/17)



【何かが変わった訳じゃない】←【福島の証言】正解!


神名「クロエさん…あるんですよ、変わった所が…!」

福島「農園のー、隅っこがー、事件の後に荒らされてたのー!」

守矢「ああ…福島殿が野菜を引き抜いて欲しいと言った時ですかな?確かに何も無かったはずですなぁ」

夜桜「動機の前に計画を建ててたなら、わざわざ証拠は残さないしねー」

藤山「…?それってこの前のアレじゃねーのか?」

夜桜「アレって何よー?」



藤山くんが言っているのは、屋内農園に関するあの事ですね…
↓コトダマを提出してください


584以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:08:50.89WOEui66Uo (3/4)

【夜桜の証言】


585以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:12:32.05u9EGrMADO (1/4)

ゴミ捨て当番


586 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:12:53.60nBGKTeKiO (8/17)

神名「それは夜桜さんが説明出来ます!」

藤山「……?夜桜がなんかあんのか?」

夜桜「えーと、あるにはあるけどさ、畑についてはわかんないや」

神名「失礼。間違えました」

藤山「ほら、屋内農園に行った奴らがいるだろ?そいつらが関係してんじゃねーかな」

↓1再提出してください


587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:13:11.05u9EGrMADO (2/4)

ゴミ捨て当番


588 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:14:01.16nBGKTeKiO (9/17)


【ゴミ捨て当番】 正解!


神名「正しき真実をここに見せます!」

神名「藤山くんが言っているのは、ゴミ捨て当番の事ですよね?」

藤山「おう。確か、何人かはゴミを屋内農園に捨てに行ったよな?」

菊名「その時に、畑を荒らした人がいるんじゃないか…って事?」

福島「それも無いよー、かなたもゴミを捨てに行ったんだもーん」

守矢「ゴミを捨てに行った時には荒らされていなかったとなると…」

守矢「ゴミを捨てに行った後、という事になりますかな?」

射和「それが一番可能性が高いだろう」

神名「では、次は何時から荒らされたのか、それを軸に議論を進めましょう」





クロエ『自決の用意は万端かしら?』反論!



589 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:14:37.68nBGKTeKiO (10/17)



クロエ「ふふっ、全くおかしいわね。貴方達の頭は本当に……」

クロエ「いったい、何時になったら他人を疑う事を覚えてくれるのかしら」

クロエ「死ぬのなら貴方達だけで死になさい。こんな下らない議論を続けてね」

神名「クロエさん……何か気になる点でもあるのですか?」

クロエ「はあ……説明するのも馬鹿らしいけど……」

クロエ「いいわ、商人として、猿にも解る様に説明してあげましょう」


【反論ショーダウン 開始】
コトノハ
【坂東の証言】
【食堂に来てない人】
【消えたフライパン】

クロエ「まず、農園の一角が荒らされていたのは、本当に犯人が関与していたのかしら?」

クロエ「次に、糸長に争った形跡が無い事から、糸長が荒らした訳ではない…と、思うでしょう?」

クロエ「だけど、本当に犯行の後に荒らされた…そうなのかしら?」

クロエ「もしかしたら、糸長はあそこで何か犯行の準備をしていた…誰もそう考えないのかが不思議なの」


神名「何故そう断言出来るのですか?」

神名「糸長くんが来るまで…事件が起こるまでは、何も無かったんですよ?」


クロエ「あははっ!糸長があそこを荒らしてから殺されたとは思わないのね?」

クロエ「【糸長は前から準備をして】いたからこそ!屋内農園にいたのよ!」

クロエ「それに…糸長を殺した凶器はまだ見つかっていない!」

クロエ「【その心当たりが無い】以上、糸長が犯行を行おうとしてかもしれないというのは否定出来ない!」

↓反論してください


590以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:16:05.86WOEui66Uo (4/4)

【その心当たりが無い】に【消えたフライパン】


591 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:17:13.40nBGKTeKiO (11/17)


【その心当たりがない】←【消えたフライパン】 正解!

神名「あなたの言葉は届きません!」

神名「クロエさん、実は…事件の前後で消えたものがあるんです」

クロエ「……へぇ、それは何?」

神名「フライパンですよ…大きな中華フライパンです」

黒城「あ!前に糸長と藤山がチャーハン炒めてた時のアレね!」

菊名「た、確かに…あれなら、十分凶器になるよね…」

クロエ「……………………………」

射和「おーい、クロエの嬢ちゃんよ。自分の意見が外れたからって固まんな」

クロエ「うるさい…!私は調理器具じゃなくて、凶器が専門なのよ…!」

射和「ま、嬢ちゃんは才能が才能だからフライパンなんて予想もしてなかったんだ、許してやってくれ」

クロエ「黙れ!衛星ミサイルの的にしてやる!」

鈴木「喧嘩はそこまでにしたまえ!クロエくんが間違えたからってそう責めるんじゃない!」

坂東「それ逆効果!逆効果だぜ!?」



592 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:17:51.85nBGKTeKiO (12/17)



千里山「だがしかし!それは畑が荒らされた事と何の関係とありはせんわァ!」

守矢「そうであるな…ですが今現在の情報では、それを判別するのは難しいのでは無いのですかな?」

菊名「え、え、えっとさ…一回、違う視点から推理してみようよぉ……」

夜桜「違う視点、ねぇ…」

黒崎「ならば、犯人を示すものはあったかの?」

坂東「んな都合よくあるわけ………」

福島「犯人の手がかりはありまーす!」

藤山「あるんかい!」

福島「はいっ!千鶴ねーちゃんは証拠をぷりーず!」



えーと、犯人が使用したと思われるものなら見つけましたよね……?

問:犯人が犯行に使用したと思われるものを提出してください
↓1


593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:20:17.30u9EGrMADO (3/4)

【血濡れのレインコート】


594 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:23:13.21nBGKTeKiO (13/17)



【血濡れのレインコート】 正解!

神名「これで導けます!」

神名「ブティックに放置されていた血濡れのコート……これは、犯行に使われたものではないですか?」

黒城「鮮血を浴びし罪人は、その黙する骸と共に罪科を脱ぎ捨てた……って所ね」

千里山「誠に申し訳が無いが、誰か黒城の言葉を日本語に訳してくれェ!」

射和「糸長を襲った犯人が、襲った時につくだろう返り血を防ぐ為に使ったってコトだろ?」

守矢「でしょうなぁ……」

坂東「つまりよー、犯人は屋内農園で糸長の頭をカチ割ったのか?」

神名「……いえ、それは難しいみたいなんです」



問:屋内農園で不意討ちが難しい理由を提出してください
↓1


595以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:27:43.06u9EGrMADO (4/4)

【夜桜の証言】


596 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:29:43.51nBGKTeKiO (14/17)


【夜桜の証言】 正解!


神名「屋内農園は、夜時間になると照明が消えてしまうんです……」

夜桜「そうなんだ、屋内農園は真っ暗になるから……」

夜桜「そんなんで不意討ちするのは、素人には無理だと思うよ?」

射和「……逆に言っちまえば、素人で無ければ出来るんだな?」

夜桜「まぁあたしは出来るけど?」

黒崎「汝はその自分が犯人だ、と言う様な紛らわしい発言を止めんか!」

夜桜「事実だもん………」

坂東「例え事実でも言うなよ!メンドクセーから!」

藤山「けどよ?夜桜に出来んなら夜桜も犯人の候補なんじゃね?」

鈴木「それは無理だな!」

藤山「即答かよ!」

クロエ「……そこの無能の言う通り、あの包食には無理ね」

鈴木「無能は僕で、包食は夜桜くんか。なるほどな!」

菊名「納得……しちゃうんだ……」

この犯行は夜桜さんには出来ない……?
少し、考えてみましょうか……

【閃きアナグラム 開始!】
問:夜桜に犯行が不可能な理由とは?

解:あ○らし○○う○く



597 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:45:11.02nBGKTeKiO (15/17)

やっぱり理不尽過ぎたので、少し緩和します。申し訳ありません

↓1解:あ○らしい○うそく



598以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:45:52.859mplfGKC0 (1/1)

た いこ そ


599 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:47:42.42nBGKTeKiO (16/17)


あたらしいこうそく→新しい校則 正解!


神名「これですね!」

神名「夜桜さんは、校則で単独で厨房に入れない…だから凶器を取りに行けない。そういう事ですね?」

鈴木「そうだな…単独で、だから複数なら問題ないのだろうが……」

千里山「フライパンなぞ持っていけば、露骨過ぎてすぐに問い質されるなァ!」

黒崎「しかし…そうなるともう犯人の目処が立たんのでは…」

福島「ふふふ!そろそろいいかな?」

福島「かなたのエンタメ推理ショーその1!犯人炙り出しの始まり始まりー!」

坂東「まーた始まったよ……」

福島「炎呪ねーちゃんが無理なら、他の人はどうなのかな?」

福島「もう凶器を持ち出せない人はいないのかなー?」


……確か、まだ居たはずです。
凶器の持ち出しが不可能な人達が………



600 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/03(火) 23:48:30.96nBGKTeKiO (17/17)


【議論 開始!】
コトダマ
【夜桜の証言】>>559
【ゴミ捨て当番】>>563
【モノクマファイル2】>>558


福島「かなたのエンタメ推理ショー!ここに開幕致しまーす!」

守矢「あのー…凶器の持ち出しが出来ない人は、まだいらっしゃるのですか?」

鈴木「うーむ…特定出来るのだろうか…」

菊名「【来てない人がいるとか…?】」

黒城「【そんなの数えてる暇人が、いるワケないでしょ?】」

藤山「あー…えっと、な……」



↓論破or同意してください



601 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 00:08:41.138wTETP3YO (1/1)

すみません。問題の出し方が悪かったです
そして今日はここまでにします。ありがとうございました
明日はこの答えを出して進めます。再開は昼頃を予定しています


602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 06:42:48.24AlIqhp+Ro (1/10)

コトダマは【食堂に来てない人】が抜けている?
そして【来てない人がいるとか…?】に【食堂に来てない人】に同意とか?


603 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:33:43.87YHl/wtnkO (1/37)


>>602はい。【食堂に来てない人】で菊名を論破するのが正しいです
ですが、自分がコトダマを入れ忘れたせいで混乱させてしまいました。申し訳ありません
一応、菊名のコトダマで黒城を論破でも出来なくはないので、そちらで進めたいと思います

今後からは気をつけて考えます。重ね重ね申し訳ありませんでした



そして、今回のミスの反省と詰み防止として【打診システム】を採用します

これは、議論中にウィークポイントの無い人物から意見を聞き、なんの議論をしているか。どこを論破すべきかをわかりやすくするシステムです

ただし、当然ながらクロも議論に参加している上、内容がわかってない人もいるので有益な情報が入るとは限りませんが…

使用する際には、キャラ名+意見を聞くで使用出来ます。使用制限は現在定めておりません

至らぬ部分しかないスレですが、今後ともどうかよろしくお願いします

再開します。今日中にはケリをつけたいです


604 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:34:35.67YHl/wtnkO (2/37)


【そんなの数えている暇人が、いるワケないでしょ?】←【来てない人がいるとか…?】 正解!



神名「えーっと…藤山くん……」

藤山「……おう」

神名「藤山くんは……確か……食堂に出入りする人を記録していましたよね……」

藤山「………おう」

鈴木「ず、ずっとか?」

黒城「うっわー、コイツ本当にやる事無いのね。同情するわ」

黒崎「退屈ならば妾の頼みくらい聞いて欲しいのじゃがな……」

藤山「うるせえ!こちとらバラすもんが無くて、暇で暇でしょうがねえんだ!」

射和「……で?どいつが凶器を持ち出す事が出来ないんだって?」



605 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:35:37.96YHl/wtnkO (3/37)


藤山「えーっとな…ちょい待ってろ…」

藤山「糸長、クロエ、射和、菊名!コイツらは事件の前日に厨房に入って無かったはずだぜ!」

クロエ「つまり、私も容疑者から外していいのよね?」

射和「肝心の凶器が取れねえんだ、いいと思うぜ」

射和「にしても、タバコが吸えねえから行かなかったんだが…ツイてるねぇ」

千里山「しかし…糸長も行ってないとなると、凶器を持ち出したのは糸長ではないのだなァ?」

福島「はーい!イリュージョン!これで怪しい人が絞れましたー!」

神名「何ですって…?」

福島「まず!形人にーちゃんを攻撃するには、素人では出来ないそうです!」

福島「次に!凶器を持ち出せない人達を除外します!」

福島「そうすれば…あれー?一人だけ条件にぴったり合う人が見つかるよー!」

神名「条件に、合う人……」


今までの証拠を総合すると……
犯人は、戦闘系統の才能を持つ人物で……
大きなレインコートを羽織って動ける程度の体格はある……
そして、凶器の持ち出しが可能だった人は…

まさか…………!

怪しい人物を指名してください
↓1




606以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 11:43:09.06AlIqhp+Ro (2/10)

守矢


607 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:45:52.02YHl/wtnkO (4/37)



守矢藤右衛門(もりやとうえもん) 正解!


神名「それって……守矢くんですよね?」

守矢「なっ…!神名殿!?何を…!」

福島「だってーこの中で戦う才能って…」

鈴木「夜桜くん。坂東くん。射和くん。守矢くんだな!」

藤山「夜桜と射和は凶器を取りに行けないし、坂東はレインコートがデカ過ぎて着れないしな……」

坂東「オイ!誰がチビだオラ!」

クロエ「消去法で、そこの木偶の坊が怪しくなる……単純だけど効果的ね」

守矢「待ってくだされ!それだけで小生が怪しくなるのですかな!?」

千里山「それだけェ?十分過ぎる証拠では無いかアァッ!!」

菊名「で…で、でも、まだ、怪しいってただけだしぃ…」

黒城「そうね。こんなあっさりと解決されてもアタシがつまらないわ」

神名「…なら、もっと議論を煮詰めるべきです」



私に秘密を打ち明けてくれは守矢くんが犯人…?
信じたくありませんが、守矢くんの無罪の証拠も無い…
だったら……!この議論の中で探り当てるだけです!



608 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:47:04.65YHl/wtnkO (5/37)


【議論 開始!】
コトダマ
【ゴミ捨て当番】>>563
【消えた部屋の鍵】>>567
【福島の証言】>>565


菊名「守矢クンがクロ…?本当に、そうなのかな…?」

守矢「そうです!小生は犯人ではありませぬ!」

クロエ「だったら、その具体的な証拠を見せて貰いたいわね」

射和「守矢は《凶器を取りに行ける》、そして【アリバイも無い】以上……」

射和「怪しむのは当然だろ?」

黒城「ねぇ、《持ち出した可能性のあるヤツ》っていないの?」

藤山「どうだろうなー…目を盗めば誰でもイケるとは思うけどな…」

坂東「でもよ、【守矢だって持ち出してない】かもしれねーぞ?」

千里山「そうは言っても怪しいモノは怪しいんじゃあッ!」

クロエ「弱いものは徹底的に潰す…人間の性よ。ふふっ」



↓1論破or同意してください


609以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 11:53:58.99v0qdZZVDO (1/5)

《持ち出した可能性のあるヤツ》に【ゴミ捨て当番】で同意


610 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:56:28.92YHl/wtnkO (6/37)


《持ち出した可能性のあるヤツ》←【ゴミ捨て当番】 正解!


神名「その天啓、ここに見せます!」

神名「見つけました…!凶器も、持ち出したかもしれない人を…!」

黒崎「それは……誰なのじゃ?答えよ」

神名「はい!それは、屋内農園へゴミを捨てに行った人達です…!」

神名「ゴミを捨てに行くという名目で、凶器を屋内農園に持ち込む事が出来るのでは無いですか?」

夜桜「あー、なるほどね……」

射和「んで?ゴミを捨てに行ったのはどいつなんだ?」

鈴木「僕、黒城くん、坂東くん、千里山くん、福島くんだ!」

守矢「その中では…坂東殿と福島殿は犯人候補から除外ですな」

守矢「先程も言われていましたが…コートが大きすぎて、動くのも一苦労しそうでありますからな」

坂東「チビって言うんじゃねえ!」

福島「わーい!永太にーちゃんとお揃いだねー!おーい!」

坂東「嬉しくねーよ!手を振るな!」

藤山「…そうなると、三択になるのか?」


611 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 11:57:03.82YHl/wtnkO (7/37)


鈴木「僕は犯人とは違う!」

千里山「ワシも犯人では無いわァッ!」

黒城「アタシも違うわ!それに、コートを見つけたのはアタシなのよ?」

クロエ「自分を犯人候補から外す為に、敢えて見せつけたのかもね?」

黒城「なん……ですって……!?」

射和「ま、あくまで暫定犯人候補ってだけさ。まだ他のヤツでは犯行が不可能と決まった訳でもねぇ」

守矢「…そう言えば、畑が荒らされていたのはゴミ捨てとはなんの関係も無いのですかな?」

鈴木「うむ!関係ないな!」


凶器の持ち出しと、それに連動して荒らされていた畑……
もしかして、あそこの畑が荒らされていたのは多分……




1:凶器を埋めた
2:凶器を吊るした
3:凶器を調理した
↓1


612以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 11:59:15.82v0qdZZVDO (2/5)




613 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:00:20.21YHl/wtnkO (8/37)


1:凶器を埋めた 正解!



神名「荒らされていた畑に……凶器を埋めてあったのでは無いでしょうか」

夜桜「地中に凶器を隠してたって事?」

藤山「そんで、糸長が来た所を一撃。って事か……」

坂東「凶器を隠しときゃー、持ち出した時のリスクも無くなるしな!」

福島「ねー、ねー、結局形人にーちゃんは自分から行ったのー?」

福島「それともー、誰かに呼び出されて行ったのかなー?」

鈴木「そう言えばそれもなあなあになっていたな……ならば、それを先に決めてしまおうか」



614 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:00:56.55YHl/wtnkO (9/37)


【議論 開始!】
コトダマ
【糸長の秘密?】>>569
【荒らされた部屋】>>598
【消えた部屋の鍵】>>567


福島「形人にーちゃんは…自分であそこに行ったのかな?」

黒崎「糸長の部屋は【閉まっていた】。自分で閉めたのではないかの?」

千里山「呼び出されたにしろそうでないにしろ、自分の部屋は施錠するのでは無いかァ?」

守矢「そうですな。防犯対策の基礎も基礎であります!」

射和「【部屋に手掛かりが無い】なら、糸長は自分から行ったんだろうな」

クロエ「まあ、あったところで何があるかってところだけど……」





↓1論破or同意してください


615以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:02:19.25mhz2X6nx0 (1/1)

論破、それは違うよ


616以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:07:43.44AlIqhp+Ro (3/10)

【部屋に手掛かりが無い】に【荒らされた部屋】で論破


617 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:10:15.64YHl/wtnkO (10/37)


【部屋に手掛かりがない】←【荒らされた部屋】 正解!

神名「手掛かりなら……あります!」

神名「事件の後、糸長くんの部屋を調べてみたのですが……」

神名「糸長くんの部屋は……無惨に、荒らされていたのです……」

黒城「粉々に割れた人形はゾンビみたいでいいと思うわ!」

黒崎「そんな感想はいらん!」

射和「だが、それが事件後にあったかはわかんねぇ。糸長は汚部屋に住んでいたのかもな?」

藤山「糸長に限ってそれはねーよ……」

福島「人形師の形人にーちゃんがー、自分で作ったお人形をぐっちゃぐっちゃにしちゃうかなー?」

千里山「まあ……ワシが見たところ、あの人形自体は店売りのモノ程度の価値しかないがのォ!」

射和「……だ、そうだ。汚部屋仲間が出来なくて残念かい?」

クロエ「なぜ私を見ているのかしら?」



618 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:10:54.42YHl/wtnkO (11/37)


鈴木「えーと、糸長くんの部屋を荒らしたのは、犯人なんだよな?」

坂東「そうなるな!糸長は絶対にあんな事しねーしよ!」

鈴木「なら……結局、糸長くんはどうして屋内農園へ行ったのだろうか?」

守矢「恐らく、秘密をネタに脅されていたのでは無いですかな?」

黒崎「糸長の秘密か…誰か知っとるか?」

黒城「知らないわ!アタシは別の人の秘密だったみたい!」

菊名「み……見たの!?他人の他人を!」

黒城「当たり前じゃない!他人の不幸と秘密は最高のデザートなんだから!」

夜桜「神名ー、あんた糸長の部屋調べたんでしょ?糸長の秘密って何よ」

神名「そ、それが……」

確かに、秘密を見つけたのですが……
……言ってしまって良いのでしょうか?



問:糸長の部屋で見つけた秘密を示すコトダマを提出してください
↓1



619以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:12:37.53AlIqhp+Ro (4/10)

【糸長の秘密?】


620 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:13:27.43YHl/wtnkO (12/37)


【糸長の秘密?】 正解!


神名「これ、なんですけど……」

坂東「はぁ!?これ守矢と千里山の秘密じゃねーか!」

鈴木「守矢くん!千里山くん!これはどういう事か説明したまえ!」

守矢「…………小生の秘密は、文字通りであります。金の為に、雇用主様を危険に晒したのであります……」

福島「酷ーい!藤右衛門にーちゃんを信じて採用したのにー!」

鈴木「守矢くん!君は人として最低な事をしたんだぞ!」

守矢「……返す言葉もありませぬ」

千里山「ワシのは大方ピラミッド捜索の事であろうな。あれも立派な墓じゃからなァ!」

黒城「……そ、そうよね!まさか墓地を荒らすなんてしないわよね!?」

藤山「何でお前が焦ってんだよ……」

夜桜「えーと、結局どういう事なの?」

射和「ふーっ……んじゃ、一回状況を整理してみっかな」



621 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:14:41.21YHl/wtnkO (13/37)


射和「まず……糸長は、犯人によって呼び出され、そこで殺されたんだ」

射和「その後、犯人の理由は知らんが、糸長の部屋を荒らしたんだ」

射和「んで、それが出来るのは守矢だけになる。そういう流れだな」

菊名「で、でも!ゴミ捨て当番の人達も出来るんじゃないかって……」

クロエ「逆に出来ないのは、厨房に入れない者。及び食堂へ行かなかった者…」

夜桜「あーもう、面倒だなー」

守矢「しかし、様々なものが絡まってややこしいですな……」

神名「……………………」



事件の大まかな事情は見えてきました。後は、それを繋ぐだけ…………
そして、それか繋がった先に真実がある様な…………そんな気がします

この事件の詳細も、そろそろ見えてくるでしょう。だから…………

この暗闇に光を刺すが如く、この事件の闇を払いましょう!



【ロジカルダイブ 開始】

問:糸長はどこで殺された?
A.食堂   B.屋内農園  C.空き教室

問:糸長を殺した凶器は?
A.鉄パイプ  B.フライパン  C.鍋

問:糸長の秘密はどうなった?
A.捨てられた  B.奪われた C.そんなものは無い



622以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:19:04.70v0qdZZVDO (3/5)

B
B
B


623 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:19:35.15YHl/wtnkO (14/37)


解:B、B、B 正解!


神名「これが真実となるのです!」

神名「糸長くんの秘密は…恐らく、犯人によって奪われたのでは無いですか!?」

鈴木「う、奪われたぁ!?」

黒城「犯人じゃなくて、糸長のを?糸長のはどんな秘密なのかしら!」

坂東「それなら糸長の部屋に糸長の秘密が無いのはわかるけどよー…」

藤山「だ、だったら糸長の部屋の秘密は何なんだよ!?」

糸長くんの部屋にあった秘密の封筒…

私の考えが正しければ、あれはきっと…


【閃きアナグラム 開始!】
問:糸長の秘密が無かったのはなぜ?

解:○り○○ら○た



624以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:26:51.18O+nrgNYDO (1/3)

すりかえられた


625以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:28:29.23AlIqhp+Ro (5/10)

すりかえらえた


626 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:28:58.91YHl/wtnkO (15/37)


すりかえられた→すり替えられた 正解!


神名「犯人は……自分の秘密と糸長くんの秘密を、入れ換えたんです!」

黒崎「すりかえたのか…?何の為に…」

坂東「自分の秘密より、糸長の秘密のが重要だったってのか!?」

藤山「はぁ?普通逆だろ……他人の秘密と自分の秘密ならよ」

黒城「バカね、ホントバカ。自分のより他人の秘密が重要な時もあるのよ?」

菊名「ひ、他人によると思うよ……」

射和「……なるほどなぁ、そうなるともう犯人に辿り着けるんじゃねえか?」

黒崎「なんと…射和よ、汝にはもう犯人が解ったのかの!?」

クロエ「くすっ、神名さん?ぜひとも貴女にその犯人を指名して貰いたいわ」

クロエ「江野森の時と同じように…ね」

神名「…………わかり、ました」

本当はやりたくありませんが…この際仕方がありません

犯人は凶器を屋内農園へ運び、それを地面へ埋める事で隠した…

そして、秘密を用いて糸長くんを呼び出すと彼を殺害。凶器はもう一度埋め直して隠し…

その後犯人は糸長くんの鍵を奪い、部屋を漁ると、
自分の秘密と糸長くんの秘密を入れ替えたんです…

この一連の犯行が可能だったのは……あの人しかいません!


怪しい人物を指名してください
↓1


627以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:36:58.22AlIqhp+Ro (6/10)

千里山


628 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:38:22.62YHl/wtnkO (16/37)


千里山 即史(せんりやま ただふみ) 正解!



神名「千里山くん…あなたが、今回のクロですね?」

千里山「ワシがかァ?それは違う、何かの間違いじゃろうゥ…」

神名「だけど!ゴミ捨てで凶器を持ち出せる上、千里山くんはコートを着ても難なく動けます!」

鈴木「秘密は守矢くんと千里山くんのものだ!これはどう説明する!?」

千里山「守矢のヤツが入れ替えたのではないかァ?ワシでなくとも出来る……」

黒城「ならアンタの秘密の書かれた紙を見せてよ!そうすれば一発だわ!」

モノクマ「ダメです!秘密を開示するのは推理が終わってからにして下さい!」

千里山「と、言う事じゃ。無理じゃな」

福島「そういえばー、戒にーちゃんは食堂の出入りする人って何時まで見てたのかなー?」

藤山「あーっと、確か…深夜の2時ぐれーまでだな」

守矢「その時刻…小生のアリバイはありませぬ…」

神名「千里山くん…!もう諦めてください!」

神名「罪を認め、懺悔してください!」





千里山『鐚にも劣る価値じゃなア!』反論!


629 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:39:04.02YHl/wtnkO (17/37)


千里山「甘い…!甘い!甘過ぎる!!」

千里山「神名よ、その様な軽い言葉でワシを動かそうとは、なんとも随分な思い上がりよなァ!」

千里山「その大きな甘さ!愚かさ!浅ましさを!反省するが良いわァッ!」

神名「…ならば私に反論してください」

神名「その中で、千里山くんを説き伏せてみせましょう…!」

千里山「フンッ!神名の反論なぞ効かんなァ!」


――反論ショーダウン 開始――
コトノハ
【消えた部屋の鍵】>>567
【クロエの証言】>>564
【荒らされた部屋】>>568

千里山「貴様らの出した証拠は、未だ暫定的なものに過ぎん!」

千里山「その程度の証拠でワシをクロにしようとするなぞ、片腹痛くて泣けてくらァ!」

千里山「もっとワシを具体的に示すか…守矢を完全にシロにするくらいはするんだなァア!!」


神名「…ならば!示してみせましょう!」

神名「あなたをクロにする、もっと確実な証拠を……!」


千里山「ハ、ハ、ハァ!ワシをクロにしてみせるとは見栄を張ったな!」

千里山「ワシが糸長の秘密を【知っていた】のか?」

千里山「コートとて【体型を確定】させるものではない!」

千里山「藤山がいなくなった【午前2時以降】に凶器を隠せばよい!」

千里山「ワシがクロだと断言出来る要素は何一つとしてありはせんわァ!」


↓反論してください



630以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:49:40.54AlIqhp+Ro (7/10)

【午前2時以降】に【クロエの証言】で反論


631以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:50:15.50O+nrgNYDO (2/3)

【午前2時以降】に【クロエの証言】


632 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:51:53.92YHl/wtnkO (18/37)


【午前2時以降】←【クロエの証言】 正解!


神名「行いを嘆いて懺悔なさい!」

神名「午前2時では凶器を取りに行っても、無意味なんです!」

神名「何故ならその時刻には…既に!糸長くんは殺害されていたのですから!」

千里山「なァッ!?おんしは…あのクロエのヤツの言い分を信じるのかァ!?」

クロエ「アラ、随分と信用されているのね、嬉しいわ」

クロエ「生憎だけど…私は自分の家に誇りを持っているわ。当然凶器にもね」

クロエ「その延長で、私は検死が出来るの。当然医療の専門家には劣るけど…」

クロエ「それでも、私は私の才能に賭けて誓うわ。才能に関わる事で、私は嘘を吐かないってね」

菊名「そ…それは、もっと早く言って欲しかったかな…」

射和「だがまあ、クロエの嬢ちゃんがお務めに真面目なのは俺が保証するぜ?」

射和「俺のこの銃も、クロエの嬢ちゃんにメンテして貰って嬉しそうだ……」

神名「……どうですか?これでもまだ認められませんか?」

千里山「あァ……まだじゃア……!まだ終わらん……!」

千里山「ワシにもプライドがある!そう簡単には諦めんわ!」

神名「……!」



どうやら、千里山くんは諦めてくれないみたいですね…
でも、私にも、ちっぽけですがプライドはあるんですよ?
【超高校級の教祖】として……この言葉、千里山くんに届かせてみせます…!



633 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:52:58.26YHl/wtnkO (19/37)


【パニックトークアクション 開始!】

千里山「ガァッハハハハハアッ!!」

千里山「そこのクロエの証言を信用するか!そいつは我々との協力を拒否した女だぞ!」

千里山「才能に誇りがある?嘘は吐かないだァ?それこそ虚言!クロエのヤツは今もワシらを欺こうとしている!」

千里山「そして!神名よ、おんしは最も重要な事を失念しておる様だなァ!」

千里山「【暗闇の中で不意討ちを行う。それは、戦闘のプロフェッショナルでも無いと不可能じゃア!】」



神名「果たして、本当にそうなのでしょうか?」

神名「糸長くんは戦ってません!ただ、頭を強打して殺されたんです!」

神名「それに!千里山くんは…千里山くんだけは!あるモノを目印にして狙う事が出来たのでは無いですか!?」



問:千里山は、何を目印にして糸長を狙う事が出来たのか?

解:1:のた 2:い 3:いと 4:からもの 5:がけ 6:とな



634以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 12:56:11.68O+nrgNYDO (3/3)

2.6.5.3.1.4


635 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:57:34.56YHl/wtnkO (20/37)


いとながけいとのたからもの→糸長形人の宝物 正解!



神名「…そもそも、何故犯人は自分の秘密を入れ換えてまで糸長くんの秘密を隠したのでしょう?」

菊名「じ、自分のより……み、見られて欲しくなかったから…?」

神名「……では、何故見られる事が不都合になるのでしょうか?」

黒城「糸長の秘密が犯人を特定させかね無いとか…そんなんじゃないかしら?」

鈴木「僕らは学園に来るまでは、ほぼ無関係だったんだぞ?そんな事ある訳…」

神名「…前に、糸長くんは私にこう言っていたんです」



イトナガ『まだ見せていないだけで、大切なコはいっぱいいるんだよねぇ!』



神名「その、大切な子…お人形が秘密に関するとしたら…?」

神名「…千里山くん。どうなんですか?」

千里山「…フン」

神名「……最後に事件を振り返って、何の反論も無ければ…」

神名「もう、終わりにしましょう…?」



636 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 12:59:15.14YHl/wtnkO (21/37)


【クライマックス推理 開始!】

Act.1
まず、今回の事件はモノクマさんの用意した秘密が引き金でした
その秘密は、自分用のモノ。そして他人の秘密がありましたが…
事件の決め手になったのは、【A】の秘密でした

Act.2
犯人は、まず凶器を調達する所から始めました
しかし、【B】が閉鎖されていたので別の所…【C】から凶器を持ってきたのです
その凶器はとても目立ちますが…【B】が閉鎖されていた為、【D】を担当する事で凶器を【E】へ隠したのです
その凶器とは…【F】ですね?

Act.3
準備を整えた所で犯人は動き出します
犯人は【A】の秘密を使って、被害者を事件現場…【G】へと呼び出しました
被害者である【H】は、約束を守って来てしまったんです…【I】も持ってきて
勿論、これは犯人からの指示でしょう。呼び出されて持ってくるのは、とても不自然ですからね

Act.4
そして、犯人は犯行へ移りました
まず、事前に用意していた【J】を着る事で返り血を防いだんです
犯人は事件現場が暗闇になる事を知っていました。しかし、それではお互い見えなくなってしまいます
ですが…犯人は正確に被害者を撲殺出来ました。犯人は【I】を目印に、被害者を攻撃したから…
そうして、犯行を終えた犯人は、被害者の【K】を奪い、自分の秘密と被害者の秘密を【L】たんです

Act.5
一連の犯行が可能だったのは凶器を現場に隠せて、【L】た以上、秘密が代わりに残された人…
そして、【I】を目印に、正確に狙い撃ちが出来るなんて真似の出来ない事が可能である人…
そう!【M】である【N】くん!あなただけなのです!


問:全て埋めてください
A:自分の秘密?他人の秘密?
B:どこが閉鎖されていた?
C:代わりの凶器があった場所は?
D:どうやって疑われずに凶器を運べた?
E:凶器を隠してあった場所は?
F:凶器は何?
G:事件現場はどこ?
H:今回の被害者は?※フルネームでお答えください
I:被害者が持ってきたものとは?
J:犯人が事前に用意していたものとは?
K:被害者から奪い取ったものは?
L:互いの秘密をどうした?
M:犯人の才能は?※超高校級までつけてください
N:犯人の名前は?※フルネームでお答えください



637以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 13:19:33.91AlIqhp+Ro (8/10)

A他人の秘密
Bトラッシュルーム
C食堂
Dゴミ捨て当番
E屋内庭園
Fフライパン
G屋内庭園
H糸長 形人
I人形
Jレインコート
K部屋の鍵
Lすり替えた
M超高校級のトレジャーハンター
N千里山 即史


638 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:26:12.93YHl/wtnkO (22/37)





A:他人の秘密
B:トラッシュルーム
C:厨房
D:ゴミ捨て当番
E:土の中(畑等)
F:フライパン
G:屋内農園
H:糸長 形人(いとなが けいと)
I:宝物(人形等)
J:レインコート
K:部屋の鍵
L:入れ替え
M:超高校級のトレジャーハンター
N:千里山 即史(せんりやま ただふみ)


ALL CLEAR!!


639 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:26:52.98YHl/wtnkO (23/37)


千里山「糸長、クロエ、そして神名よ…」

千里山「おんしらは自分の才能を信じ、そして誇りに思っているのだな…」

千里山「……ワシも、自分の才能を誇りとしていたさ」

千里山「……まさか、人殺しに使うとは、ワシも思っていなかったのだがなァ…」

鈴木「……それは、認めるという事でいいんだな?」

千里山「応…この千里山即史。全ての犯行を認めよう……」





モノクマ「うぷぷ!どうやら議論の結果が出たみたいですね!」

モノクマ「それではオマエラはお手元のスイッチを押して、絶対に投票してくださいね!」

モノクマ「さて…それでは早速、結果発表に入ります!」

モノクマ「果たして、投票の結果クロになったのは誰なのか!?そして、その答えは正解なのか!?」

モノクマ「それでは……発表しまーす!」



640 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:27:33.91YHl/wtnkO (24/37)











    V  O  T  E

【千里山】 【千里山】 【千里山】












641 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:28:23.17YHl/wtnkO (25/37)










【学級裁判 閉廷!】












642 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:28:55.07YHl/wtnkO (26/37)


モノクマ「ひゃっほーい!またまたオマエラ大正解!」

モノクマ「今回、超高校級の人形師である糸長形人(イトナガケイト)くんを殺害したのは……」

モノクマ「な、なんと!超高校級のトレジャーハンターである、千里山即史クンなのでしたー!」

千里山「……………………」

神名「千里山くん……どうして……」

黒崎「……のう、先程から気になっておるのじゃが…………」

黒崎「犯行に走らせる程の秘密……糸長の秘密とは、一体全体なんなのじゃ?」

菊名「ひ、他人の秘密を見せろって言うのは良くない……よ……」

黒城「はあ!?何言ってんのアンタ!寧ろここで聴かなきゃどこで聴くのよ!」

坂東「お前……本当にブレねーな……」

神名「……千里山くん、私からもお願いします。教えてくれませんか?」

神名「糸長くんの死の真相……それをうやむやにしては、いけないと思うんです…」

千里山「…………そうさなァ、そらよ」



643 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:29:22.26YHl/wtnkO (27/37)



ぶっきらぼうに差し出した一通の封筒。
その中には、糸長くんの秘密が…………



『糸長形人は、国宝級の人形を見せず、隠し持っている』と、書かれていました



藤山「なっ…!?糸長のヤツ、そんな凄えモンを隠してたのかよ!?」

福島「形人にーちゃん…本当はそんな凄い人なんだ…」

守矢「こ、国宝ですと!?いったい幾らになるのでありましょうか……」

クロエ「…ふーん、なるほどね」

射和「…あー、察したぜ。なんで千里山が犯行に及んだのか……」

鈴木「な…まさか、糸長くんを殺した理由は……!」

千里山「……もう、既に解ってくれているだろうが…一応言っておこうかのォ」




千里山「ワシが糸長を殺したのは……その人形を手に入れる為じゃア」



644 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:30:32.64YHl/wtnkO (28/37)


菊名「そんな!モノの為に殺したって言うの!?酷いよ……!」

夜桜「そうかしら?欲しいなら殺してでも奪い取る。合理的じゃない」

千里山「宝を前に、黙って待っている等トレジャーハンターの名折れ。故にワシは糸長を殺害したんじゃア」

千里山「だがしかし…………持ってきたものは価値があったとはいえ国宝とは呼べぬ代物…………」

千里山「部屋にあったのはなんの価値も無いガラクタのみ。ワシも早まってしまったのォ…」

福島「…幾ら価値が無くたって、形人にーちゃんにとっては、全てのお人形が家族だったんだよ?」

福島「それを…価値が無いって捨てて、価値ある物だけをみんなが求めたから形人にーちゃんは…」

クロエ「まさか物欲で殺すとは…ふふっ、在り来たりだけど面白いわ」

黒崎「…?福島よ、まるで糸長を知った様な口振りじゃが…」

福島「だって、かなたは…」





モノクマ「はい!ストップストップ!」

モノクマ「あんまりそういうのは止めてよね!更にチープになっちゃうから!」



645 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:31:07.86YHl/wtnkO (29/37)



モノクマ「さて、もう皆やる事無いんだし、いつものアレをやっちゃうよ!」

藤山「オシオキの事かよ…!」

千里山「フン、ワシは逃げも隠れもせんわ!例え無様に散ろうとなァ!」

神名「…千里山くん。あなたは、結局何が欲しかったのですか?」

千里山「何が欲しいか?決まっておる…」

千里山「このワシの名を世界に刻み込む事!このワシこそが至宝となる事!」

千里山「この千里山即史の冒険譚を、世界の隅々に轟かせる事!それだけが望みじゃア!」

神名「…そうですか……」


モノクマ「今回は超高校級のトレジャーハンターである千里山即史クンの為に、スペシャルな、オシオキを、用意しました!」



千里山「これにて我が冒険譚は完結と相成った!」

千里山「それでは諸君!達者でなァ!」



モノクマ「それでは皆さん張り切って参りましょう!オシオーキターイム!」



646 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:31:41.75YHl/wtnkO (30/37)










    ――GAME OVER!――

 センリヤマ クンが クロに 決定しました
    オシオキを  開始します












647 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:32:16.47YHl/wtnkO (31/37)


『Senriyama Egypt Tour』

『超高校級のトレジャーハンター 千里山即史処刑執行』


見渡す限りの砂、砂、砂。広大な砂漠に立たされている千里山くん
千里山くんの周りには、探検服を着たモノクマさんが、たくさん集まっています
千里山くんが見ている先にはピラミッドが…どうやら、千里山くんはピラミッドの捜索をするみたいですね

いざ向かおうと足を動かしたその時!砂の下から大きな大きな砂モノクマが……
砂モノクマは、ピラミッドのお宝を守る番人みたいです。砂嵐を起こして、道を塞いでしまいました
ですが、千里山くんの捜索隊は、千里山くんを盾にして嵐をしのぎ、砂漠を突き進んでゆきました


砂まみれになった千里山くんは、遂にピラミッドに到着します
しかし、ここでも空から舞い降りてきたスフィンクスモノクマが襲いかかってきました…
ここでも、千里山くんを盾にして、捜索隊を進ませます。千里山くんはそれでもめげずに内部へ侵入してゆきます


ボロボロになった千里山くん。ようやく宝箱のある部屋へと辿り着けました
千里山くんは罠を警戒して、宝箱を用心深く開けて…後ろの捜索隊のモノクマにその宝箱の中に押し込まれてしまいました…



場面は変わって博物館。そこには千里山くんが入った宝箱が展示してあります
モノクマが慎重に、慎重に宝箱を開けると、その中身は……眩しい光を放つ、黄金色のハチミツでした。

そのハチミツを舐めながら、モノクマさんは捜索隊員達を労っていました……



648 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:33:12.59YHl/wtnkO (32/37)


モノクマ「いやっほーい!エクストリーム!」

菊名「……ぁ、ああ…………」

福島「…………………………………………」

藤山「クソッ…………」

守矢「千里山殿……」

モノクマ「ん?なんか暗いね!それでは良いニュースをしようか!明日の朝御飯はホットケーキだよ!」

黒城「やったわ!アタシホットケーキが大好きなの!」

坂東「黒城……お前頭どうかしてるぜ……」

鈴木「黒城くんの心の切り替えの早さが羨ましいよ……」



二回目の学級裁判……二回目の投票……そして、二回目のオシオキ……

また、私は二人もの仲間を失ってしまいました。私が到らないばかりに……

私の胸の中で、色々な感情が渦を巻いています。後悔や憎しみ、自責にやるせなさ……

多分、この感覚は絶対に慣れる事はないでしょうね……慣れても嫌ですけど……




649 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:34:06.11YHl/wtnkO (33/37)


クロエ「……自らの才能を間違った方向へ使えば、容易く私達を騙す事も可能……」

クロエ「だけど、それは自分の誇りを捨てる行為でもある…わかる?」

射和「…………肝に命じておきますぜ」

黒崎「…妾の、才能が…………?」

夜桜「いや、あんたのは難しいと思うんだけど?」

藤山「確かに、悪用自体は出来はするけどよ……」

坂東「わっかんねーよ…!解んねえよ!」

坂東「千里山は……何でそんなモンの為に殺したんだよ!」

坂東「糸長も……殺されなくても良かったじゃねえかよ……!」

守矢「…………坂東殿」

神名「……………………」

……私は、何も言えません。
二人の犯行を止められなかった私には、坂東くんへ、解答の言葉を送る事は出来ないのです



650 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:34:52.70YHl/wtnkO (34/37)


黒城「……ま!人間なんてそんなモンよ」

黒城「理解出来ないから楽しいんだし、理解出来ないからこそ妥協点を探し合うのよ!」

黒城「だからこそ!アタシは、いつでも何処でも素直でいるのよ!」

福島「……わー!奏ねーちゃんかっこいいねー!」

福島「かなたもー!皆を笑顔にするのを頑張りまーす!」

黒城「……ねぇ、アタシの事は黒城呼びでいいわ」

福島「えー?なんでー?」

黒城「いいから!アタシの事は黒城様とお呼びなさい!」

鈴木「……くっ、はははっ!」

坂東「お前ら…バカじゃねーの!」

守矢「はっはっは!お二方は本当に面白いですなぁ!」

神名「…………ふふっ」



…糸長くんと千里山くんは、確かに死んでしまいました。
でも、皆はそれを受け入れて、進んでいくのですね。
…………でも、無理をさせるのもよくありません。いつかはパンクしちゃいますから…


だからこそ…………私が、私だけはしっかりとしないといけないんです
それが…………皆を引っ張る人の役目なのですから…………




…………………To be Continue…………………



651 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:35:55.66YHl/wtnkO (35/37)










【CHAPTER2】
  分断ライフ【了】

 残り人数
   14-2=12










652 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:36:55.77YHl/wtnkO (36/37)




アイテム:バラバラビスクドール GET!
解説:超高校級の人形師が作成した、愛らしいビスクドールの残骸
   彼の造った人形の中では凡作の部類であるが、かけた愛情は億千万もの人形にも劣らない

アイテム:とある探検家の手記 GET!
解説:密林や海底。火口等の過酷な場所にある秘宝と、その苦労を綴った手記
   克明に記されており、第二編まで書かれているが未完結で終わっている……






653 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 13:45:49.41YHl/wtnkO (37/37)

Chapter2を終わらせて、少し休憩に入ります。多分今日中に入れるかと思います
自分の詰めの甘さで、皆様を混乱させてしまった事は、本当にすみませんでした
今回も、意見や感想をお待ちしております。よかったらどうぞ…


654以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 14:02:28.98AlIqhp+Ro (9/10)

一旦乙です
テンポが早くて良いと思います(その分事件発生までが早く感じて、もっとキャラと交流したかったという気持ちもありますが)
今後も期待してます


655以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 14:08:41.91z+9bHDWeO (1/2)

乙です。
自分は千里山君の名前を採用された者なんですけど、彼の名前を音読みすると「即史(そくし)」→即死、と読めるようにしました。案の定死んでしまったのですが、散り際までかっこ良く?描いてもらえて良かったです。完結までいけるように祈っています。


656以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 14:11:40.30v0qdZZVDO (4/5)

乙でした
これからも無理しないで頑張ってください


657 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:11:27.08AfYPvBjhO (1/12)

様々な意見、ありがとうございます
Chapter3の導入までを本日投下します


658 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:11:53.06AfYPvBjhO (2/12)







「…………夢、希望、どれも人にとっては良いものですね」

「夢があるからこそ人は発展して来たのですし、希望があるからこそ人はどんな状況でも諦めないのです」

「だからこそ無条件に肯定すべきでしょうか…?いいえ、そんな事は絶対にありませんよ?」

「夢の為ならば何でもするのは狂人と呼ばれても仕方ないですし…希望を求めたからと言って、何でも容認される訳が無いですからね」

「…………え?お前は、結局何が言いたいのか。ですか?」

「ふふふっ…………そうですね…………」

「あまり思い上がるな。とかですか?」

「全ての行いが許される、そんな所に私はいるんですから…………」



659 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:12:34.53AfYPvBjhO (3/12)


――『裁判場』――


モノクマ「はい!他の人の秘密はここで回収するからオマエラ早く出してね!」

モノクマ「あんま長く持たせても良い事無いし……誰が誰のを見たか解らないのも絶望的だよね!」

神名「……………どうぞ」

藤山「そらよ……」

黒崎「…………………」

皆の秘密が回収されていきますね……
これで良かったのかもしれません。誰かの秘密を持ったまま生活するのはリスクが大きいですから
……さぁ、もう帰りましょう。また二人のモノを届けて貰いませんと……………



――『食堂』――

藤山「……っと、飯食うのは俺達だけか、シケてんな」

黒崎「……のう、藤山よ」

藤山「あ?どうした?もしかして……俺の秘密でも見たかよ?」

黒崎「否、そうではない。ただ、妾の才能について意見をもらいたいのじゃ」

黒崎「妾の才能は遊戯に関するもの…この中の人員では、最も役に経たぬ」

藤山「……まぁ、そうだな」

黒崎「だから……妾は悩んでおるのだ。妾は本当は必要ないのではないか……と」

藤山「あー、そんな深く考えなくてもいんじゃね?俺だってバラすモン無きゃ意味ねぇしよ!」

黒崎「藤山……!」

黒崎「汝、こすぷれに興味無いかの?」

藤山「え!?この話の流れで俺にコスプレやらせんの!?」




660 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:13:36.39AfYPvBjhO (4/12)



――『黒城の部屋』――

黒城「…………………………せやーっ!」

黒城「うーん…ダメね。どうなってんのかしら?」

黒城「魔方陣も書いて……呪文も間違いないし……やっぱり生け贄ね!」

黒城「でも、ここじゃ生け贄なんて調達出来ないし……どうしましょう?」

黒城「……ま、まあ殺してでも作るは最終手段よ!やる訳無いわ!アハハッ!」

黒城「……ハァ、ビビって笑い飛ばすなんて……アタシらしくないなぁ……………」



――『坂東の部屋』――

坂東「…………千里山…………」

どんだけ考えても、千里山が糸長を殺した理由がわかんねぇ…………

俺も、アイツらが犠牲になるならどんな事でもするつもりだったけどよ……人を、殺せるかは……

坂東「…………覚悟が、足りねぇのか?」

坂東「…………まだ夜中の一時かよ、普段はアイツらと居っから気づかねぇけど……」

坂東「………一人って、怖えんだな…………」




661 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:14:06.69AfYPvBjhO (5/12)



――『鈴木の部屋』――

鈴木「また、減ってしまったんだな……」

鈴木「こうも人が減っていくのを見続けると……気がおかしくなりそうだ……」

鈴木「い、いや!ダメだ!弱気になるな僕!皆をまとめる立場の僕が、こんな所で諦めてはいけないんだ!」

鈴木「神名くんの壁は厚いが……それでも僕は頑張るぞ!」

鈴木「…………疲れてしまった、寝よう…」


――『福島の部屋』――

福島「…………………………」

翔にーちゃんは、柚希ねーちゃんに殺されちゃった。柚希ねーちゃんの嫌な部分に触れちゃったから

形人にーちゃんは、即史にーちゃんに殺されちゃった。即史にーちゃんが欲しいものを隠してたから……

……なら、かなたは?かなたは誰かに殺されちゃう?それとも誰かを殺しちゃう?
……………かなたは皆を笑顔にしたい。それだけなのに

福島「……かなたも、まだまだエンターテイナーとしては未熟ですなー」

福島「……2時、かあ。目が冴えちゃったなあ……」




662 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:14:57.32AfYPvBjhO (6/12)



――『クロエの部屋』――

クロエ「……ハイ、これでいいかしら」

射和「おっ、すまないねぇ……試し撃ちしても?」

クロエ「……どうぞ」

射和「んじゃ、遠慮なく……」

射和「……………!」BAN!

射和「……ヒューッ、こいつぁいいや。前にも増して握りやすさや威力が良くなってんな」

クロエ「解説とお世辞はいいわ。アンタは早く私の部屋から出ていきなさい」

射和「はいはいっと……にしても、良く俺を入れてくれたなぁ?」

射和「俺がそのつもりなら……クロエの嬢ちゃんじゃひとたまりも無ぇぜ?」

クロエ「私はそんな簡単に殺せないわ。殺したいならあの雑魚共の力でも借りたらどうかしら」

射和「あいっかわらずキッツイねぇ……んじゃ、時間も時間だしそろそろお暇しようかね」

クロエ「……深夜3時、まともな警察機関があれば通報出来たのに」

射和「物騒だねぇ……怖い怖い」




663 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:15:36.60AfYPvBjhO (7/12)



――『廊下』――

守矢「……ぬ、クロエ殿の部屋から射和殿が出てきましたな……」

守矢「まさかクロエ殿に限って逢い引きは無さそうですが……一応、取り締まっておきますかな」

夜桜「止めとけばー?」

守矢「なっ!?……夜桜殿!?」

夜桜「はーい、おっはよー……って言える時間でもない?」

守矢「夜桜…?どうしてこんな時間に…」

夜桜「それはこっちの台詞だよ。どしたの守矢?独り言なんか呟いちゃってさ」

守矢「……小生は、果たして皆様に受け入れられるのでしょうか。それが不安で…」

夜桜「それで夜勤ってワケね」

守矢「職務柄、徹夜には馴れております故……」

夜桜「へー、ならあたしもやるわ。どうせ暇だし?」

守矢「忝ない……。ですが、話している間にもう午前の4時ですな……」




664 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:16:11.42AfYPvBjhO (8/12)


――『菊名の部屋』――

菊名「……………」

昨日、糸長と千里山が死んだ。俺は、それを悲しまずに喜んでいる……

別に、二人に恨みがある訳でもなければ嫌いな訳でもない。ただ……………

菊名「……………」

鏡に自分の顔を写す。着飾っているからだけど……自分で言うのも変だけど、可愛らしい少女の顔が写っている

だけど、本当の自分は……女の格好をして皆を騙して、人の……仲間の死に安心する最低のクズだ……

糸長が死んだ時、頭の中はショックよりも安堵の方が大きかった。俺の秘密がバラされなかったから………

菊名「……………最低だ……………俺……………」

皆を騙して……この姿を、本心を隠しきらないと……………
俺は、ここでは生きていけない




665 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:16:40.46AfYPvBjhO (9/12)


――『神名の部屋』――

神名「……………もう、こんな時間ですか」

黙祷を捧げていたら、もう朝の五時………
……シャワーを浴びて、朝の準備をした方がいいですね
……今日は事件の後です。皆の気持ちが暗くなってなければ良いのですが……



――『食堂』――

守矢「おはようございますぞ!」

夜桜「……おはよー」

鈴木「二人ともおはよう!今日は普段より早いんだな!」

夜桜「……眠い…………」

神名「おはようございます」

黒崎「おっはよー!ございまーす!」

射和「……チッ、今日はどいつもやたらと早えな、タバコが吸えねえじゃねえか」

菊名「……お、おはよう」

坂東「うーっす」

黒崎「うむ!おはようなのじゃ!」

鈴木「む、そろそろ八時か!意外と皆はアナウンスより早起きなんだな!」

神名「……あ、もうすぐ8時です……!」



666 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:17:26.48AfYPvBjhO (10/12)








『えー、オマエラ朝の八時です!早く起きろよー!』










667 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:18:05.42AfYPvBjhO (11/12)










【CHAPTER3】
  キボウ・オチロ・BLACK!












668 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/04(水) 20:22:43.97AfYPvBjhO (12/12)

本日の投下はこれで終わりです。ありがとうございました
引き続き感想や意見は受け付けております。個人的には、キャラの立っている人が知りたいです…
>>654ありがとうございます。テンポの早さとキャラの交流を両立出来る様、頑張っていきます
>>655そうだったのですか…名前の由来も教えて頂けるとは、とても嬉しいです
>>656ありがとうございます。これからもどうかご愛顧お願いします


669以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 20:28:25.54AlIqhp+Ro (10/10)

乙です
個人的には闇を抱えてそうな福島や菊名
黒崎・黒城のブラックコンビがキャラが立っていると思います


670以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 20:34:15.60z+9bHDWeO (2/2)

坂東があまりにも純粋だから、舎弟=保護者と思えてくる。



671以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 20:39:17.55v0qdZZVDO (5/5)

なんだかんだで一番の常識人枠になってきている坂東君
守矢君も死亡フラグが立っているけどなんとか生き残ってほしい


672以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/04(水) 20:40:22.50egzcGvQs0 (1/1)

福島ちゃん自由っぷり可愛い


673以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 01:10:16.29XcN4y5LH0 (1/2)

なんやかんや射和がクロエの抑え役兼他との緩衝材になってて、個人的にその二人のやりとりが好き。
藤山君は職人気質ってか、老成 (?) したキャラだからどうしても前にでしゃばれない感はある (キャラが立ってない訳じゃないが)。
藤山君、才能を活かせればもっと活躍の場が広がりそうなんだけれどね…
黒城さんの空気読まないキャラが好き。
乙。


674 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:26:48.14IEO4rruyO (1/9)

先日は此方のアンケートにお付き合いいただき、ありがとうございました
再開します


675 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:27:30.50IEO4rruyO (2/9)


モノクマ「おっ!オマエラ、今日は早いね!感心感心!」

モノクマ「はい!朝食のホットケーキだよ!バターとハチミツもたっぷり用意しといたからおかわりもいいよ!」

福島「わーい!いただきまーす!」

黒城「ちょっと!取りすぎよ!アタシの分も残しなさいよ!?」

藤山「…お前ら、よくそれ食えるな…」

鈴木「昨日の千里山くんの惨状を思い出すと…うう…」

モノクマ「失礼な!このハチミツは、超高校級の養蜂家から直々に渡された最高品質のハチミツなんだよ!」

モノクマ「本当ならボクが全部食べたいけど、オマエラがバテると困るから、こうして分けてやってるんだよ!」

射和「渡されただぁ?まるでこの監禁生活に、ソイツが関わってるみてぇな言い方だな?」

黒崎「バテると困る。とな?汝が妾らを監禁しとるのに……?」

モノクマ「ド、ドキィ!言っちまいました!ネタバレがぁ!」

モノクマ「ネタバレはここまでにして、ボクはクールに去るよ!じゃあね!」

モノクマ「あ、そうそう……今回もちゃんと三階を開放しておいたからー!」

坂東「……何だったんだ?さっきのは」

菊名「さ、さぁ……なんだろう……」

黒城「気にするだけ負けよ!アンタ達も早くしないと、そこのチビっコが全部食べちゃうわよ!」




676 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:28:00.91IEO4rruyO (3/9)


守矢「…………………………」

神名「……?守矢くんは、ケーキ食べないんですか?」

鈴木「甘いのが苦手なのか?」

守矢「……いえ、小生は、皆様の言う通りに酷い人間でございます」

守矢「故に……もう、小生は仲間と思わずとも構いませぬ」

坂東「はぁ!?何だよそれ!意味わかんねーぞ!」

藤山「おい……なんかあったのか?」

神名「そんな……!秘密の事ならば、もう悔やまなくても良いと言ったじゃ無いですか!」

守矢「神名殿。お気遣いありがとうございます…しかし、やはり小生は自分が許せないのです……」

鈴木「……もしかして、僕が言った事を気にしているのか?」

鈴木「……だとしたら、すまない。あの時はつい強い言葉を放ってしまった……」

福島「僕はどうしようもなく愚かで劣悪で…」

鈴木「僕はどうしようもなく愚かで劣悪で…って!福島くん!僕に何を言わせるんだ!」

福島「えへへー!どっちもごめんなさいで、仲直りしよーね!」

夜桜「ね?守矢。あたしの言った通りでしょ?…気にしなくてもいいんだって」

守矢「……!」

鈴木「…そうだな、ごめんなさい!」

神名「え、えーっと……」

一件落着。でいいんでしょうか……?
でも、心なしか場の雰囲気も和んでいるような気もします…やっぱり甘いものは良いですね
私も一口……うん、ハチミツの優しい甘さとバターのコク、そしてケーキがふわふわで美味しいです……




677 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:28:46.30IEO4rruyO (4/9)



クロエ「……ふぅ、それで?三階を探索しに行くんでしょう?」

藤山「そのつもりだけどよ……いきなりどうした?普段から俺らとつるむのを嫌うお前がよ」

鈴木「僕が言うのもどうかと思うが……どういう心境の変化なんだ?」

クロエ「変化も何も無いわ、ただ私は早く新しい場所を調べておきたいだけよ」

神名「……早くありませんか?まだ皆食べ終わってなさそうですし……」

黒城「…ちょっと!?誰よアタシの所にこんなに皿置いてったヤツ!」

福島「えー?知らなーい」

クロエ「………………」

射和「…そういや嬢ちゃん、甘いのが好きだったよな?」

坂東「え?あれだけのケーキ食ったのかよ、凄ぇな!」

夜桜「えークロエが?意外ー」

クロエ「…………………………」

射和「あーはいはい、不貞腐れんなっての。おい、食い終わったのから探索しに行くぞ」


↓誰と探索しますか?(一人)




678以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 22:29:05.14XcySQMqy0 (1/2)

福島


679以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 22:29:06.54ILIl2rfDO (1/2)

クロエ


680 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:46:27.71IEO4rruyO (5/9)


福島「ふー!ごちそーさまでしたー!」

神名「ごちそうさまでした」

福島「ねーねー!今日はかなたと一緒に探索しよーよー」

神名「ええ、いいですよ……それと、先程はありがとうございますね」

福島「えー?何の事?」

神名「守矢くんの事……私では、上手く皆を落ち着かせる事が出来ませんでしょうから……」

神名「だから……嬉しかったんです。福島さんが二人を仲直りさせてくれて」

福島「えへへっ!笑顔は凄いもんね!皆が仲良くなれるんだよ!」

福島「かなたは……いつか皆を笑顔にしたいんだ!きっと喜んでくれる人がいるはずだから!」

神名「笑顔、ですか……私も、誰かを救って笑顔にしたいですね」

案外、福島さんは私と似ているのかもしれませんね……
……でも、福島さんは、どうして笑顔にこだわるのでしょうか……?


どこを調べましょうか…?
1:資料室
2:トレーニングルーム
3:フルーツパーラー
↓1


681以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 22:46:53.64XcySQMqy0 (2/2)

3


682以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 22:47:01.89XcN4y5LH0 (2/2)




683 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:50:11.29IEO4rruyO (6/9)


福島「うわー!果物いっぱいー!」

神名「フルーツ屋さん…ですね」


よく熟れた果物が、ところ狭しと並んでいます。どれも甘くて美味しそう……
やっぱり厨房よりも品揃えが良いですね

福島「……でも、こんなにあると腐っちゃうよね?」

神名「……それは、確かに……」

モノクマ「はい!オマエラならそう言うと思ってましたよ!」

モノクマ「ここのフルーツは腐る前に料理しちゃうの!ジュースやアイスは保存が効くからね!」

モノクマ「ここには文字通り、食べ頃のしか置いてないんだよ!早く食べちゃってね!」

福島「ほえー……そうなんだ……」

……な、なるほど、しっかりと考えていたんですね

神名「では、そろそろ行きましょうか」

福島「なら次のお部屋へれっつごー!」

どこを調べましょうか…?
1:資料室
2:トレーニングルーム
↓1


684以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 22:50:38.46ILIl2rfDO (2/2)




685 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 22:59:10.52IEO4rruyO (7/9)


神名「…?ここは…?」

福島「難しいのは嫌ですなー……」

資料室……ところかしこに希望ヶ峰学園の情報が点在しています
ここは、どうやら希望ヶ峰学園に関わる資料が保管されているみたいです

福島「千鶴ねーちゃん!これって…!」

神名「……?希望ヶ峰学園選抜試験?」

この本に書かれている内容は……どうやら学園側は入学するに当たり、本当に超高校級かどうかを査定するらしいです
そして、査定された人だけが、希望ヶ峰に通えるのだと……

福島「…ねー?もしかして、もしかしたらだよ?」

福島「このコロシアイが、その選抜試験なんじゃないかなー?」

神名「……まさか」


この生活がその試験じゃないか……いや、そんな事はあり得ません
確かに私はそんな試験を受けた覚えはありません。
ですが、コロシアイが試験だなんて……まともな考えではありません
それに……確かに私は入学通知を受けとりました。それはつまり、学園に通えるということです……

福島「…だよね、うん!そうだよね!」

神名「……そろそろ、別の所に行きましょうか」



686 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 23:00:24.25IEO4rruyO (8/9)


神名「ここは……スポーツジムですか?」

福島「凄い…!こんなにいっぱい機械がある…!」

テレビで見るようなジムですね……私は体の方には自信がありませんが、面白そうですね
奥には試射室がありますね……射和さんや夜桜さんの為でしょうか?

……本当に、外の鬱蒼とした景色からは考えられない程ハイテクですね……

福島「一緒に走ろー!楽しいよー!」

神名「あはは……遠慮します」

福島「ねー?お願い!一回だけでいいから、ね?」

神名「…うぅ」

結局、私たちは時間いっぱいまでランニングマシンを使っていました
十分でバテた私と違って、福島さんは今も走り続けてます……小さいのに、凄い体力ですね……

神名「……あの、そろそろ戻りませんか?」

福島「そう言えば誰も来ないねー……待たせちゃってるかな?」

福島「なら急いで戻らないとね!行くよ千鶴ねーちゃん!」

……え?あ、ちょっと待って…!

神名「足が、疲れて…!動けな……!」

私は壁伝いに移動して、なんとか皆の待つ食堂へと辿り着けました……




687 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/05(木) 23:01:30.49IEO4rruyO (9/9)

新しく開放された施設を紹介して、本日は終わりにします
短いですが、お付き合いありがとうございました



688以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/05(木) 23:02:11.76uDqAVfGCo (1/1)

乙です


689 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 20:28:53.1440gSDdOYO (1/4)

本日も、ゆったりと更新します


690 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 20:29:30.5840gSDdOYO (2/4)


鈴木「……さて、神名くん達が戻ってきたので第三回報告会を開始したいのだが…」

鈴木「……どうして神名くんは震えているんだ?」

福島「もしかして、もうバテちゃったかなー?」

神名「い、いえ…なんでもありません…」

もう、私は足が痛くて動けません……早く終わらせて部屋に戻りたいです……

藤山「おい、顔色悪いぜ?俺が部屋まで送ろうか?」

神名「いえ、本当に大丈夫ですから……」

鈴木「なんでも無いならいいんだが……それでは!改めて、第三回報告会の開始を宣言する!」

福島「おー!ぱちぱちぱちー!」



691 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 20:30:00.2440gSDdOYO (3/4)


鈴木「まず、三階にあった施設を確認しておこう!」

守矢「確か…トレーニングルーム、資料室、フルーツパーラーでしたな」

坂東「トレーニングルームには色んな機具があったぜ!これでもっと本格的に鍛えられるな!」

射和「奥には俺らの為か知らねえが……射撃場があったな。まあそこの銃は射撃場から持ち出せないみてぇだけどよ」

夜桜「なんかバカデカいサイレン鳴らすんだってさ。ついでに校則違反扱いで処刑するんだって」

藤山「マジか…バラさなくて良かった…」

射和「命拾いしたな。モノクマのヤツり使うだろう俺らにしか言う予定が無かったらしいしよ」

福島「ねーねー永太にーちゃん!かなたと競争しようよー!」

坂東「お!モチロンいいぜ!どっちが長く走れるか勝負してやるよ!」

藤山「テメー!何しれっと福島とデートの約束してんだよ、ふざけんなよ!」

鈴木「僕の目の黒い内は、不純異性交遊は許さないからな!」

坂東「バッ、ち、違ーよ!何でそうなんだよ!?」

福島「え……?永太にーちゃんはかなたと一緒は嫌……?」

坂東「いやそうじゃねーけどさ!?もう少し言葉を選ぼうぜ!?」

神名「……もう、トレーニングの話を聞くのも嫌です」

射和「……ふーっ、ま、トレーニングルームについてはこんな所だな」




692 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 20:30:42.3440gSDdOYO (4/4)


菊名「え、えっと……次は、フルーツパーラーかな…?」

黒城「フルーツパーラーって言うくらいだから、きっと美味しい果物がいっぱいあるわ!」

黒崎「うむ!ここにそこから取ってきたあいすくりぃむがある。妾以外にも誰か食べんか?」

黒城「あ!アタシ食べたーい!」

福島「かなたもかなたもー!」

藤山「おっ!俺にもくれよ!」

夜桜「貰うわ。ありがと」

神名「私も貰いますね……」

クロエ「……へぇ」

鈴木「おお!これは美味いな!」

福島「頭痛ーい。きーんってするー」

神名「それはアイスクリーム頭痛と言うらしいですね。何かの番組で見ました」

夜桜「そう?このアイスあんまり美味しくないけど……」

藤山「は?どんな感じにマズイんだよ」

夜桜「なんか……しょっぱい」

黒崎「果物が材料のあいすじゃぞ!?何故に塩気を感じるのじゃ!?」

夜桜「えーと…なにか甘くするものは…」

夜桜「あ、これでいいかな?」ヒョイッ

藤山「それソースじゃねえか!余計にマズくなるから止めとけ!」

射和「……うるせぇなあ、クロエの嬢ちゃん。俺のアイス要るか?」

クロエ「別に要らないけど、断るとしつこいだろうから受け取っておくわ」

神名「さ、騒がしくなってきましたね…」

菊名「あ、後!大きな冷凍庫やミキサーとかの調理器具もあったから!」

菊名「フルーツパーラーに関する事はこれくらいだと思うよー!」




693以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 21:52:55.01F3ZsF8zQo (1/3)

寝落ちかな


694 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 22:22:38.20OujTnVarO (1/7)


鈴木「はぁ、はぁ…最後は資料室だな、誰か調べた人はいるか…?」

黒城「してないわ!アタシって興味の無い事はしない主義なの!」

守矢「小生は本が苦手でして……」

黒崎「妾はそもそも漢字が読めぬ……」

鈴木「おい!?皆調べてないのか!?」

坂東「そういうお前はどうなんだよ!」

鈴木「僕は皆の意見を聞いてから調べようかと思っていたから……」

藤山「人の事言えねぇじゃねえか……」

クロエ「結局他人任せってコトね。よーく理解したわ」

神名「あ、あの……私たち、一応調べてみたんですけど」

福島「みたんですけどー!」

鈴木「お、おぉ…!流石は神名くんだ!早速結果を教えてくれ!」

神名「あの……それが……」




695 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 22:25:26.69OujTnVarO (2/7)

私達は、資料室で得た情報を発表しました
あそこの資料室には希望ヶ峰に関する資料が纏められている事…
そして、希望ヶ峰学園選抜試験の事を……



射和「あ?なんじゃこりゃ……俺はこんなの知らねぇぞ?」

クロエ「選抜試験…?耐久力テストの様なものかしら」

坂東「お、おい!じゃあ、もしかしてこの監禁生活ってよ…!」

夜桜「希望ヶ峰学園が主導してるって言いたいの?あり得なくない?」

鈴木「しかし…その試験の事を僕らに知らせていない上に、ここが希望ヶ峰学園の元敷地と言われたら……」

モノクマ「はい!最近助言ポジションに落ち着いているボクが来たよ!」

モノクマ「その資料は、あくまで希望ヶ峰の歴史について纏めたモノだからね。今現在の学園とは違うんだよ」

神名「……どうしてそこまで、詳しく教えていただけるんですか?」

まるで、私達にここでの生活を受け入れさせたいかの様な……そんな印象です

モノクマ「なんでもいいじゃん!ボクの気まぐれだよ」

モノクマ「それじゃあまた何かあったら気軽に頼ってね~!」

菊名「……なんだったんだろ……」

鈴木「うーむ……取り合えず、今は関係無い、という事でいいのだろうか?」

鈴木「よし!これにて、第三回報告会の終了を宣言する!各自解散!」

や、やっと終わりました……
もう部屋に戻って休んでましょう……足が棒みたいになっちゃってます……

神名「……あっ!?」



いきなり立ち上がった反動か、思いっきり転んでしまいました……恥ずかしい……


↓誰が助けてくれた?(一人)



696以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 22:27:49.12F3ZsF8zQo (2/3)

菊名


697 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 22:43:35.62OujTnVarO (3/7)


菊名「……あっ!だ、大丈夫!?」

神名「え?…菊名さん。大丈夫ですよ」

菊名「で、でも!足、捻っちゃって…」

神名「大丈夫です……痛っ」

よく見たら、足が赤くなっちゃってますね……そんなに酷く足を捻っちゃったんでしょうか……

菊名「……ね、ねぇ……?もし、良かったらなんだけど……」

菊名「ぼ、僕がさ……部屋まで、送っていこうか?」

神名「え?…菊名さんが、ですか?」

菊名さんは……こう言っては酷いかもしれませんが、介抱に向いているとは思いません
男子は元より、小柄な方の多い女子の中でも……

華奢なスタイルの黒城さんや、小さい福島さんよりもか弱い印象です
いつもびくびくと怯えているのが、更に非力な印象に輪をかけてしまっています

神名「だ…大丈夫ですよ?一人で……」

菊名「……でも!もし、そのケガが酷くならないとは限らないし……」

菊名「……助けたいんだ。神名さんを」

菊名さんから、強い意思を感じます……
いつものオドオドとした雰囲気が、強い雰囲気で消えていきます
……頼ってみても、いいかもですね?

神名「……わかりました。お願いします」



698 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 22:51:55.13OujTnVarO (4/7)



――『神名の部屋』――


菊名「これで……よし……っと」

神名「本当にありがとうございます。何から何まで……」

結論から言うと、菊名さんは凄く頼りになりました
足を廊下にあった木で固定して、部屋に来る前に食堂から取ってきた氷で冷やしてくれて……
テキパキと行動してくれて……その手際には感心するばかりです

神名「……でも、どうして助けてくれたんですか?」

神名「わざわざ助けなくても、時間が経てば直るかもしれなかったのに……」

菊名「……もう、嫌なんだ」

菊名「俺の目の前で、傷ついている人を放っておくのは……」

神名「菊名、さん……?」

菊名「……神名さん。僕からも質問していいかな?」

菊名「もし……大切な人。本当にかけがえの無い人が、無茶なお願いを、理不尽なお願いをしてきたら……」

菊名「神名さんは受け入れる?それとも拒否する?」



1:受け入れる
2:拒否する
↓1


699以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 22:53:14.05zuci8unDO (1/2)




700 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 23:02:43.25OujTnVarO (5/7)



……難しい質問ですね。ですが……

神名「私は……受け入れます」

菊名「…………どうして?」

神名「その人が、私にとってかけがえの無い人なら……私は、その人の助けになりたいです」

神名「私にとってかけがえの無い人は、私を信じてくれる人……ですから……」

神名「例え、私が破滅しようと……この身を差し出しましょう」

菊名「……そっか」

菊名さんは、どこか悲しそうな……今にも泣きそうな顔をしています
まるで、なにか失敗してしまった様な、そんな表情で俯いています……

菊名「……ありがとう。安静にしてね」

神名「あ、はい……菊名さんは、どうしますか?」

菊名「……いつか、本当の事を話すから」

それだけ言うと、菊名さんは部屋から出ていってしまいました
菊名さん……『本当の事を話す』?質問の答えを話すにしては、些か不適切です

……それとも、何かあるのでしょうか?今の質問に……

【INFO】
菊名の好感度が上がりました!



701 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 23:10:11.66OujTnVarO (6/7)



――『神名の部屋』――


神名「…………ふぁ」

あの後、部屋で眠っていたらもう夜時間になっていました
足の痛みももうありません……これならもう動いても大丈夫ですね

問題は…………

神名「……お腹、減っちゃいました……」

私の部屋に食べる物はありません。かといって、朝ごはんまで待つのはちょっとキツいです
朝ごはんの事もあるのであまり重たいものは食べられませんね。なら……

神名「……どこで食べましょう……?」



どこに行きましょうか……?
1:食堂
2:屋内農園
3:フルーツパーラー
↓1



702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 23:10:48.21IBg0KpGC0 (1/1)




703以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 23:11:09.99lzNfQz7tO (1/2)

3


704 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/07(土) 23:13:14.00OujTnVarO (7/7)

フルーツパーラー確認しました。本日はここまでにします。
ありがとうございました


705以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 23:16:14.09F3ZsF8zQo (3/3)

乙でした


706以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 23:18:42.55lzNfQz7tO (2/2)

乙乙


707以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 23:26:59.39zuci8unDO (2/2)

乙です


708 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 21:03:59.33ODHDGS4CO (1/11)

本日も再開します


709 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 21:04:34.95ODHDGS4CO (2/11)


……よし。フルーツパーラーにしましょう

甘い果物を使ったアイスやパフェ……どれも美味しそうですし……それに、昼に頂いたアイス。とても美味しかったです

夜に甘いものを食べるのはちょっと健康に悪いですけど……空腹には敵いません……



神名「時間は……まだ、大丈夫ですね」

時計は深夜を差していますが、起きていても変では無い時刻です

何かを食べてから寝ても、朝ごはんの前にはなんとかなりそうですかね?



――『フルーツパーラー』――


神名「ふぅ……!美味しい……!」

私が食べているのはフルーツパフェ。アイスとフルーツがふんだんに使われた贅沢な一品……

ふわりとした甘い香りに、バニラアイスの白。華やかなフルーツの華が調和した美しい色合いが目を奪います

口の中に入れると……口の中でクリームとアイスがとろけて、果物とアイスが融合した様な味わいです

……結構高カロリーみたいですけど。別腹でなんとかなりませんかね?

神名「……あれ?」

今のは……人影?それも、一人じゃない……

↓1誰と誰が来た?(二人選択)




710以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 21:08:11.527WOneyZz0 (1/3)

黒崎 黒城


711 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 21:20:07.33ODHDGS4CO (3/11)



黒城「ねえ!フルーツパーラーに電気ついてるわ!」

黒崎「ぬ……本当じゃ、こんな夜更けに誰かおるのかの?」

黒城「きっと、この希望ヶ峰に集いし怨霊よ!アタシの霊感がビンビンに告げているわ!」

黒崎「ひぇ……!ゆゆゆ幽霊かの!?」

黒崎「嫌じゃ!妾は幽霊なぞ見とうないわ!黒城よ、汝が開けとくれ!」

黒城「しょーがないわねー、コツとしては幽霊は実体が無いから物理より特殊が効くのよ!」

黒城「だからこうして!大声を挙げていれば!幽霊は勝手に向こうへ行ってくれるのよー!」

黒崎「ええいうるさい!今何時だと思うている!回りの迷惑を考えんか!というかその声が一番怖いわ!」

黒城「何よ、アンタが行きたいって言うから付いてきたのに!」

黒崎「それは汝が深夜に食堂で妙な事をやっておるからじゃ!あのままだったら大変な事になっとったぞ!?」



……様子を見に外に出てみれば、何やら騒がしいお二人が見えました
……どうしましょう。今出ていったらまず間違いなく鉢合わせです
かといって、ずっとここに居たら二人と出会うのは確実みたいですし……



1:此方から会いに行く
2:ここで待っている
3:自由
↓1


712以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 21:23:28.16DjEVBVNDO (1/3)




713 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 21:44:11.92ODHDGS4CO (4/11)


黒城「もう!じれったいわね、アンタから先に行きなさいよ!」

黒崎「嫌じゃ!妾は死にとうない!汝が行け!おかるとまにあなんじゃろ!?」


……もう、面倒になってきました……何故かまたお腹が減ってきましたし……

ここに明かりが付いているのが原因なのでしょうか……?だとしたら、私から会いに行きましょう

…………会いに行ってもロクな目に合いそうにありませんが


神名「……あの、こんばんは」

黒崎「うわあああああああああああああああああ!?!?!!?出たああああああああああああああ!!!?」

黒城「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア?!?!??!キタアアアアアアアアアアアアアア?!?!」

神名「……………………………………」

大声で…耳が……キーンとして…………頭がふらふらに…………

黒崎「…………って!神名ではないか!驚かすでない!」

黒城「あ、ホントだ。つまんないのー」

神名「あ、ああ…頭が…………」

黒城「あれ?大丈夫?ちょっとおーい、聞こえてるー!?」

黒崎「むう……放心しとるの……何があったのか…………」

黒城「きっと何か恐ろしいものでも見たのね…恐ろしいわ…」

黒崎「だから汝はどうしてそうホラーに方向を寄せるのじゃ!」

黒城「おーい!幽霊さん見てるー!?」

黒崎「ああもう!とにかくここは神名をふるうつぱあらあに連れて行くぞ!」



714 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 21:45:38.26ODHDGS4CO (5/11)


――『フルーツパーラー』――


黒城「見て見て!黄色のジュースと桃色のジュースを混ぜたら紫になったわ!」

黒崎「何故にそんな色になった!?普通はあり得んじゃろ!?」

黒城「ここに黒城特製のパウダーがあるわ。これをジュースに振りかけると……」

黒崎「うわぁ…色が…変わってゆく…」

黒城「ふふふ……見とれてるのね……」

黒崎「呆れとるんじゃ!」

神名「……う、うーん…………」

…………あれ?どうしてまたフルーツパーラーに…………?

黒崎「お、神名よ大丈夫かの?足の怪我はもう治ったか?」

黒城「いきなり固まるんだもん。驚いたわ……その後、いきなり奇声あげてどっか行っちゃうし…」

黒崎「しとらんからな!?神名は棒立ちしとっただけじゃからな!?」

…………えーと、話が呑み込めません。どういう事なんでしょう?
でも、ここで会えたのも何かの縁かもしれません。二人とお話してみましょうか


1:黒崎の才能について
2:黒城の才能について
3:自由
↓1


715以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 21:48:13.507WOneyZz0 (2/3)




716 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:04:02.25ODHDGS4CO (6/11)


…………そういえば

神名「黒城さんは……オカルトマニアなんですよね?」

黒城「そうよ!アタシは超高校級のオカルトマニア……」

黒城「ありとあらゆる非科学現象を解き明かす、正真正銘の天才よ!」

黒崎「何故に天才がつくのじゃ……」

黒城「ふふふ!アタシは色んな場所へ足を運んだわ。それこそ海外にもね!」

神名「海外…………!?」

黒城「そ!アタシは英語とか、ソッチの言葉も話せるの。マルチリンガルってヤツね!」

黒崎「わ、妾とて、そのくらいは出来るわ!」


マルチリンガル…………多言語を扱える人で滅多にいなかったはず…………
…………もしかして、黒城さんって、本来は凄い人なんでしょうか?

黒城「ちょっと黒崎!それとって!」

黒崎「…………何に使うつもりじゃ?」

黒城「混ぜるの!」

黒崎「ダメじゃ!」

…………とても、そうは見えませんけどね


【INFO】
黒崎、黒城の好感度が上がりました!




717 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:06:23.16ODHDGS4CO (7/11)


『えー、オマエラ朝の8時です!早く起きろよー!』

神名「…………」

頭が痛い…………昨晩、結局黒崎さんと黒城さんの二人と騒いでましたし…………

でも、朝食会にはでないといけませんね…心配をかけさせてしまいましたし……


【自由行動 開始】残り5

↓1会話する人を選択してください(一人か二人)




718以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 22:06:56.18DjEVBVNDO (2/3)

夜桜 坂東


719以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 22:08:12.08e1pBoCHMO (1/2)

鈴木


720 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:16:10.13ODHDGS4CO (8/11)


――『食堂』――


神名「……皆さん、おはようございます」

夜桜「あ、おはよー。足平気なの?」

神名「えぇ、なんとか…………」

夜桜「大丈夫ー?顔色悪いよー?」

夜桜「あたしが何か作ってこよっか。お粥くらいならあたしでも……」

坂東「やらせねーよ!お前が厨房に立つとロクな事になんねーだろ!」

神名「あ…………坂東くん。おはようございます」

坂東「うっす……足の事は悪ぃな。菊名が面倒見てたから、邪魔すんのも悪いと思ってよ……」

神名「いえ、そんなお気になさらず……」

坂東「悪いな……って!おい夜桜!お前は厨房に入んなよ!?」

夜桜「えー……?いいじゃん別に……」

坂東「良くねぇよ!?校則にあんだろーがよ!」

夜桜「ならさー、坂東も付いてきなよ。これならいいでしょ?」

坂東「ま、まあそれならいいけどよ……」

夜桜「それじゃ、なんか作ってくるからさ。期待して待ってなよ?」

坂東「危なくなったら俺がなんとかすっからよ……まあ信じといてくれ!」

神名「あ、あはは……期待してますね?」


1:無難な出来のお粥が来た
2:何故か黒焦げの物体が来た
3:自由
↓1



721以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 22:20:46.527WOneyZz0 (3/3)




722 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:28:25.07ODHDGS4CO (9/11)


――『厨房』――


夜桜「さて……お粥作るんだっけ?」

坂東「作るんだっけって……お前が言ったんだろうが!」

夜桜「はいはい……さて、まずは何からやろっかな……」

坂東「まずは米よそってくれよ。そこの炊飯ジャーにまだあんだろ?」

夜桜「はいはい。こんくらいでいい?」

坂東「おう。そっから鍋に米と水を入れて、煮込めばいいんじゃねえか?」

夜桜「へー、簡単ね。これなら誰でも出来るわ」

坂東「そんじゃ、俺は適当にリンゴでも剥いてっからさ、お前は火加減ちゃんと見とけよ?」

夜桜「了解しましたー」

夜桜「…………もっと火力強めた方がいいかな?」


――『食堂』――

神名「…………」

夜桜「…………」

坂東「…………悪い。本当に」

目の前にあるのは、ウサギさんの形に切られたリンゴと黒い物体……
これは……炭?でも、どうして鍋の中に…

この後、炭だけは二人で処理してくれるしいので、リンゴだけ食べさせてもらいました

【INFO】
坂東、夜桜の好感度が上がりました!




723 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:29:11.62ODHDGS4CO (10/11)




【自由行動 開始】残り4

↓1会話する人を選択してください(一人か二人)



724以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 22:29:22.13e1pBoCHMO (2/2)

鈴木


725 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/08(日) 22:32:34.91ODHDGS4CO (11/11)

鈴木確認しました。今日は少し早いですがここまでです。ありがとうございました
丁度黒崎と黒城が選ばれたので言えますが、実はこの二人、当初は全く違うキャラの予定でした
変えた理由は、二人が並んでも混乱しない様に考えた結果です。解りやすいなら幸いです


726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/08(日) 22:41:27.56DjEVBVNDO (3/3)

乙でした


727以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/09(月) 08:50:09.38J0QUJ7xfo (1/1)

乙です
わかりやすいと思います


728以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/10(火) 09:03:01.44x4smgIk/0 (1/1)
729 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 18:36:40.66H7L27PAdO (1/8)

更新が遅れてしまい、申し訳ありません
本日も少しだけ進めたいと思います


730 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 18:38:09.64H7L27PAdO (2/8)


――『食堂』――


鈴木「おはよう。神名くん…」

神名「…………あ、鈴木くん」

鈴木「…………昨日は、すまなかった!」

鈴木「神名くんが足を怪我したと言うのに、僕は見てみぬフリをしてしまった…」

鈴木「あの時、菊名くんがやるなら自分はやらなくていいか。と考えてしまったばっかりに…………!」

神名「そ、そんな風に思わなくてもいいんですよ?」

鈴木「いいや!これでは、僕は学級委員失格だ!」

鈴木「皆を纏める人間が、怪我をした人を放置しているなんてダメなんだ!」

神名「そうですか…………」

鈴木「…………ところで、その炭は?」

鈴木くんが怪訝そうに指差したのは、夜桜さん達特製のお粥の炭
二人は漂白剤を取りに行ったので、今は食堂にいません
…………せっかくですし、鈴木くんに味見させて見ましょうか?



1:鈴木に食べさせてあげる
2:やっぱり止めておく
3:自由
↓1



731以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 18:38:43.80zQcWwVOyo (1/2)




732以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 18:38:56.98LSYKBSDhO (1/1)

3 殺す


733 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:02:17.31H7L27PAdO (3/8)


……やっぱり止めておきましょう。万が一何かあったら大変ですし……



神名「いえ……どうやら失敗したものらしいですから」

鈴木「そうなのか?いや、見ればわかるが……」

鈴木「……誰が作ったんだ?」

神名「夜桜さんと坂東くんです」

鈴木「坂東くんはともかく、夜桜くんは料理も出来ないのに、何故わざわざやろうとするんだ…?」

神名「さあ……?」

鈴木「しかし、誰かがついてこれとは…一度強く言った方がいいかもしれないな」

坂東「ん?鈴木、何してんだよ」

夜桜「あれ?来てたんだ」

鈴木「オイ!夜桜くん!少し僕の話を聞いてもらおうか!」

夜桜「え?何、なんなのいきなり?」

そうして夜桜さんはみっちり怒られ、私達は巻き添えになる形でお説教されました


【INFO】
鈴木の好感度が上がった!



734 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:03:04.70H7L27PAdO (4/8)



↓1会話する人を選択してください(一人か二人)



735以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 19:03:13.78ZC/xFn6DO (1/3)

クロエ 射和


736 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:19:00.09H7L27PAdO (5/8)


――『トレーニングルーム』――


射和「…………」BAN!

クロエ「…………どう?」

射和「ああ、悪かねぇが…もうちっと俺に合う様にしてくれや」

クロエ「わかった。なら…………」

射和「おう。それでよ…………」


……たまにはトレーニングルームに来てみよう。なんて、何故思ってしまったんでしょうか……
射撃場には、射和さんとクロエさんの二人が、何やら拳銃について話し合っているみたいです
二人は才能が近いからか、よく一緒にいるのを見ますね…………


射和「…ところで、嬢ちゃんよぉ」

クロエ「何?私の改造に何か不満でもあるのかしら」

射和「いいやそうじゃねえ。嬢ちゃんは正直……コロシアイをするつもりはあるのかい?」

神名「…………ッ!?」

クロエ「あら、藪から棒にどうしたのかしら?アイツラみたいな事を聞くのね」

射和「ま、それはそれだ。で、どうなんだい?」

そうだ……クロエさんはこのコロシアイに対してどう思っているのか。私はそれを知りません
クロエさんは……どう思っているんでしょう?



1:黙って聞いている
2:思いきり飛び出る
3:自由
↓1




737以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 19:22:03.15ZC/xFn6DO (2/3)




738 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:56:20.62H7L27PAdO (6/8)


えぇっと、クロエさんは私達を警戒してますし、射和さんに任せてしまえば…

……ですが!ここで逃げては、教祖の名が廃ります!いつまでも逃げてては、クロエさんとも近づけません…!

ここは…!当たって砕けろの精神で…!



神名「話は聞かせてもらいました!」バン!

射和「うおっ、いつの間にそこに居たのかい?神名の嬢ちゃん」

クロエ「…!?いつから、そこに、いたのかしら?」

神名「ええと、銃の話をしていた所からですね」

クロエ「射和。銃を貸して」

神名「え?」

射和「オイオイ、俺の目の前で殺すのは止めてくれよ?」

クロエ「別にいいじゃない。あんたには関係ないでしょ?」

射和「そうでもねぇよ。俺の銃で勝手に殺すのは気分が悪ぃ」

神名「あの、それはともかく……クロエさんは、コロシアイについてはどう考えてるんですか?」




739 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:56:51.11H7L27PAdO (7/8)


クロエ「コロシアイ、ね……下らないとだけ言っておくわ」

神名「……それは、コロシアイをするつもりは無いって事でいいですか?」

クロエ「何故、それを貴女に言わなければならないのかしら」

クロエ「私の考えは私のもの……貴方達は勝手に殺し合えばいい」

神名「そんな…!私達は仲間じゃないですか…!」

クロエ「その仲間達を殺した江野森と千里山は、いったいどういう扱いなのかしら?まさかその二人も…」

射和「あー止めろ止めろ!こんな場所で喧嘩すんな!声が響くんだよ!」

射和「このままじゃどっちもらちがあかねえから俺がクロエの嬢ちゃんの意見を言ってやるが……」

射和「安心しな。コロシアイなんてしねぇよ」

神名「……え?」

クロエ「……!射和!あんたちょっと!」

射和「おっといけねぇ、タバコ切らしちまったよ。そんじゃあな」

射和「……クロエの嬢ちゃんは不器用なんだ。ヨロシクな?」

クロエ「待ちなさい!どういう事!?」


射和くんが逃げ、クロエさんが追って……
その勢いのまま、二人は去っていきました………
…………射和くんの話、信じていいんですよね?


【INFO】
クロエ、射和の好感度が上がった!




740 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/12(木) 19:57:56.30H7L27PAdO (8/8)

凄く少ないですが、本日はここまでです
おつきあいありがとうございました


741以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 20:00:54.05zQcWwVOyo (2/2)

乙でした


742以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/12(木) 20:09:04.89ZC/xFn6DO (3/3)




743 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:03:58.53cpcNAZIpO (1/27)

最近更新頻度が下がり気味なので、ここら辺でピッチ上げていきます
更新します。出来れば今日中に非日常編まで行きたいです


744以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 19:04:31.80PbJqL7Cd0 (1/1)

はいよ


745 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:04:54.95cpcNAZIpO (2/27)




【自由行動 開始】残り2

↓1会話する人を選択してください(一人か二人)




746以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 19:05:53.26qPq1YfLvo (1/2)

福島 菊名


747 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:19:06.35cpcNAZIpO (3/27)



――『空き教室』――


神名「………………」

菊名「……ねえ、福島さん」

福島「えー?なーにー?」

菊名「こんな所に僕や神名さんを呼び出してさ……何がしたいの……?」

福島さんに呼ばれたので来たのですが…何やら、ただならぬ雰囲気です。

福島さんは普段通りのふわふわした態度で、菊名くんはいつもより怯えて……

私は、そんな二人の間に挟まれて二人の出方を伺っています。下手に話しかけると何が出てくるか…………

福島「ねえ、菊名くん」

菊名「……えっ?な、何…………?」

福島「いったい……いつまで私たちに嘘をついているつもりなのかな?」

福島「かなたはもう知ってるよ、後は、君が話してくれるだけ…………」

菊名「……え?え?何が!?え!?」

福島「千鶴ねーちゃんを呼んだのも、君の真実をかなたと共有してくれる人を増やしたかったんだ」

福島「後は君が言うだけ……無理しても、言わないといけないんだよ?」

菊名「う、うぅ、うぁ……!」

福島「さあ!菊名くんが勇気を出さないといけないんだ!ずっと隠していられないんだよ!?」


1:話すように勧める
2:無理して言わなくでいいと言う
3:自由
↓1




748以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 19:20:27.98tbLV4BODO (1/3)




749 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:36:20.80cpcNAZIpO (4/27)



福島さんが唐突に菊名くんに出してきた話題は、菊名さんが何かを隠しているというものでした

菊名さんが普段から怯えた様な態度なのは、それを隠していたかったからなのでしょうか?

……福島さんは、菊名さんにその秘密を打ち明けるべきだ。と言いました、でも…

菊名「……………………」

菊名さんの顔は……どこか悲しそうです。それは、後ろめたさからなのかそれ以外なのかはわかりませんけど……

神名「菊名さん……無理、しなくてもいいんですよ?」

菊名「…………え?」




私は、菊名さんを許すことにしました




福島「千鶴ねーちゃん!これは大切な話なの!甘やかさないで!」

神名「甘やかすんじゃありませんよ」

そう言って、菊名さんに近づいて……




750 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:36:48.08cpcNAZIpO (5/27)



菊名「……ひっ!?あ、あああ!!ごめんなさいごめんなさい!…………へ?」

神名「よしよし……落ち着きましたか?」

頭を撫でてあげました。

頭を撫でるというのは、相手に落ち着きを与えるといいますからね。よく信者の皆さんの頭も撫でてましたっけ……

神名「菊名さんの秘密が何かは知りませんけど……私は菊名さんを捨てませんよ」

菊名「……………………あ」

神名「言いたくないならいいですから…あなたの決心がついたらでいいんです」

菊名「…………う、うん………………」

福島「…………あのー、ここにかなたも居ることを忘れないでもらえますかー?」

菊名「…………ひっ!」

神名「……あ、そうでした。福島さんも頭撫でましょうか?」

福島「大丈夫でーす!でも人前でイチャイチャするのは止めた方がいいとかなたは思いまーす!」

神名「イチャイチャって……そんな関係じゃありませんよ。女子同士ですし…」

菊名「………………………」

福島「…………ま、いいけどさ。後で言い辛くなっても知らないからね!」

そう言うと、福島さんはぴゅーっとどこかへ去っていきました

菊名「…………あ、ありがとう」

菊名「何時か…言うから、その時は……」

菊名「俺を捨てないでね…………」

菊名さんもそれだけを言い残して、教室から出ていきました

最後の方は聞き取れませんでしたけど…信じても、大丈夫ですよね


【INFO】
菊名、福島の好感度が上がった!




751 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 19:37:34.23cpcNAZIpO (6/27)




【自由行動 開始】残り1

↓1会話する人を選択してください(一人か二人)




752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 19:50:13.60YYa9Tr/DO (1/1)

藤山


753 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:04:36.15cpcNAZIpO (7/27)


――『トレーニングルーム』――


藤山「おっ千鶴ちゃん!見てくれよコイツをよ!」

藤山くんに無理矢理連れてこられたのはトレーニングルーム。そこで彼が自慢げに指差していたのは……

藤山「コイツが俺の自信作……ランニングマシーンだぜ!」

トレーニングルームに幾つもある機械の内の1つでした
回りの機械と違うのは……そのランニングマシンが、全て細かくバラバラにされていた事くらいですね

藤山「どうよ!モノクマのヤローにも許可取ってんだぜ、まあ後で戻すこと前提だけどよ……」

神名「え、ああ、凄いですね……」

藤山「だろ!?いやーなんかバラしてえと思ってたんだよな!」

そう言えば、藤山くんの才能は解体屋でしたね……すっかり忘れてました……

藤山「千鶴ちゃんも、なんか壊して欲しいモンがありゃ何時でも俺に言ってくれよな!」

藤山「……あ、学校の備品は止めてくれよ?モノクマに釘を刺されちまったからよ……」

神名「そうなんですか……」

藤山「……さて!見せびらかすのも終わったし、片づけっとすっかな!」

神名「あ、折角ですから私もお手伝いしますね?」


そうして、藤山くんと一緒にマシンを戻していきました。機械を弄っている藤山くんは、どこかイキイキとしてて……

時間も、あっという間に過ぎていきました


【INFO】
藤山の好感度が上がりました!




754 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:05:08.91cpcNAZIpO (8/27)


《藤山 戒イベントNo1》


――『ホール』――


藤山「……あークソッ、やっぱダメか……」

神名「……?あの、藤山くん、何をやってるんですか?」

藤山「おっ!千鶴ちゃん!」

藤山「今、ここのホールの扉をブッ壊せないか試してたんだけどよー……」

藤山「工具が隙間に入んなくてよ…やっぱ手動じゃムリだわ!爆弾かなんかでフッ飛ばさねーと……」


藤山戒くんは、超高校級の解体屋でしたよね。普段はぐったりとしてますけど……
そう言えば、私は解体屋さんのお仕事はよく判りませんね
せっかくですし、聞いてみましょうか……

神名「……あの、解体屋って何をするお仕事なんですか?」

藤山「ん?あー、まあ読んで字の如くってトコだな!具体的には車とか建物をバラすんだよ」

神名「車や建物……ですか?」

藤山「おう!俺ん家ってそういうモンを壊すのを仕事にしてっからな!」

神名「へぇ…土建屋さんなんですか?」

藤山「んー…まあそんなモンかな!」

藤山「……おっ!そろそろ飯の時間だし、一旦食堂に戻るわ!千鶴ちゃんも一緒に行こうぜ!」

藤山「食い終わったら、また作業に戻るからよ!」

その後、藤山くんは『面倒くさい』と、部屋に帰ってしまいましたとさ




755 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:05:38.45cpcNAZIpO (9/27)


《鈴木 茂イベントNo.1》

――『空き教室』――


鈴木「やあ!神名くん。おはよう!」

鈴木「僕は今、プリントを解いている途中なんだ。君も一緒にやるかい?」

神名「おはようございます。プリントは遠慮させていただきますね」

鈴木「そうか!それは残念だ…」


鈴木茂くんは、超高校級の学級委員。皆をまとめる能力は、私たちの中でも一番な人です
なんでも、超有名私立校で、低学年の頃から学級委員をしていたとか……私には出来ないですね


神名「それにしても……授業も無いのに、勉強をするんですか?」

鈴木「ははは!このクラスにはアクの強い人が多い。そんな彼らを統べるには、勉強が不可欠だろう!」

鈴木「勉強で彼らを理解しよう等と言うつもりは無いが……やらないよりはマシではないかね?」

神名「そうですね…やはり、無駄になる事はありませんし…」

鈴木「そうだろう!だから神名くん。君の分のプリントも用意しているから、君もやろう!」

神名「…………え?私は遠慮して…………」

鈴木「…………実は、他の人も誘ったんだが断られたんだ。だから…………」

神名「…………余ってしまった。と」

鈴木「…………頼む!」

こうして、なし崩し的に二人でプリントを解いていきました…………
どれも難しかったです…やはり、勉強では鈴木くんには敵いませんね。




756 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:06:18.55cpcNAZIpO (10/27)


《守矢 藤右衛門イベントNo.1》


――『食堂』――

守矢「神名殿ではありませぬか!ご機嫌宜しいですかな?」

神名「はい。こんにちは」

守矢「!それは小生が渡した防犯ブザーではありませぬか!持っていて下さったのですな!」

守矢「小生、てっきりもう捨てられているのでは無いかと不安でしたぞ!」

神名「そんな事ありませんよ。せっかく守矢くんから貰ったものなのですし…」


守矢藤右衛門くん…各国から依頼を受ける超高校級の守衛でしたね
聞いた話によると、彼は世界遺産や国会議事堂等の特に警備が重要な場所を担当していて……
テロや暴動から建物を守った事は、一度や二度ではないそうです


守矢「ところで、神名殿の団体は何処の防犯会社をお雇いですかな?」

守矢「もしも良ければですが……小生が便宜して差し上げましょうか!」

神名「本当ですか?ありがとうございます」

守矢「ははは!それでは、ギャラはここから出たら応相談と言うことにしておきます故!」

守矢「それでは失敬!小生、見回りをせねばならないので!」


……この、お金にうるさい所を除けば頼りになる人なんですけどね………




757 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:07:14.75cpcNAZIpO (11/27)


《射和 義守 イベントNo.1》

――『トラッシュルーム』――


神名「…?射和さん?こんな所で何を…」

射和「…………ゲッ、神名の嬢ちゃんか…」

射和「煙草吸ってんだよ……。食堂は鈴木の坊主がうるせぇし、かといって個室で吸うと煙が籠る……」

射和「だから、ある程度広くて人目の付かねえ所で吸ってたんだがねぇ……どうもツイてねぇな……」


射和義守さんは……確か、超高校級のガンマンでしたよね?
ガンマン。というからには、銃の扱いに長けた人なんでしょうね…


神名「あの、射和さんはガンマンなんですよね?」

射和「ん?あぁ、そういう事になってんな」

射和「んで?それがどうかしたか?俺が誰かを殺すって思ったか?」

神名「いえ、そういう訳じゃ……」

射和「ハッ、別にいいぜ。こんな状況なんだ。俺がどうしても疑われちまうのは仕方ねえよ」

神名「そんな風に言わなくても……」

射和「……ふぅ、だから俺は嬢ちゃんが苦手なんだ」


それだけを言い残すと、射和さんはすたすたと部屋から出ていきました

……なにか、気に障る事でも言ってしまったのでしょうか………





758 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:07:59.35cpcNAZIpO (12/27)


――『食堂』――


モノクマ「さあ~皆集まって~!新しい動機発表の時間だよ~!」

射和「……………」BAN!BAN!

坂東「お、オイ射和!?いきなり銃を撃つなよ!」

モノクマ「うわっ、ちょ、危ないなぁもう!もし、ボクに当たりでもしたらどうするのさ!」

モノクマ「その時は、射和クンをボクにつけたキズの百倍返しで蜂の巣にするつもりだけどね!」

黒城「ナニそれ!面白そう!!」

黒崎「面白く無いわ!一歩間違えずとも汝は死んどるぞ!?」

射和「……知ってたさ。だからこうして、テメェにしっかり当たらねぇ様に調節してんだろ?」

夜桜「あたしにも出来るけどね」

藤山「お前はどうしてそうどうでもいい事に張り合いたがるんだよ…」

神名「…………あの、新しい動機とは…?」

鈴木「そ、そうだ!モノクマ!お前の卑劣極まりない手はもう効かないぞ!」

モノクマ「全く……このクラスは、本当に問題児が多いんだから……」

モノクマ「その中でも、優等生グループはボクの話を、ちゃーんと素直に聞いてくれるから嬉しいよ!」

福島「ねー、かなたお腹減っちゃったから、ご飯食べてていーい?」

モノクマ「そんな忙しいオマエラでも大丈夫!今回の動機は簡単楽チン!誰でも殺れるスペシャルセット!」



モノクマ「これが…今回の動機でーす!」




759 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:09:13.66cpcNAZIpO (13/27)



菊名「……これって、アンケート用紙?」

鈴木「……の、様だが……?」

守矢「質問は……一つだけですな……」

神名「『あなたの今欲しいものは?』…」

モノクマ「そう!今回の動機はコレ!」

モノクマ「今回、コロシアイを行い、学級裁判を勝ち抜いたクロには!」

モノクマ「この施設からの脱出権と同時に……コレに書いた欲しいものを、進呈しちゃいまーす!」

坂東「どういう事だよ……?いつもの動機は、俺たちを脅すようなモンばっかりなのによ……」

モノクマ「オマエラ、普段から欲求不満でしょ?それを少しでも解消してあげようっていう優しさだよ!」

福島「…誰でも、って、こういう事か」

黒崎「……?どういう事なのじゃ?」

福島「今までのは……裏切り者や秘密をバラす。ある意味では、関係ない人も居たでしょ?」

黒城「まあアタシはそんなヤツどうでもいいし、秘密も大した事無かったわ!」

藤山「お前は少し空気を読め!」



福島「だけど今回は違う……願い事が無い人なんていない。これは全員を対象にした動機なんだ!」




760 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:10:14.46cpcNAZIpO (14/27)


神名「……っ!」

確かに…願望の無い人間なんていません。もしいたとしたら、それは心も無い人間でしょう。

私にだって願いはあります……『この世全ての希望になりたい』という願いが……

モノクマ「うぷぷ!福島サンは案外頭がいいんだね。足りないキャラだったから意外だよ!」

福島「うるさい……!何が優しさよ……!」

射和「……まぁ、願いが無いと言えば嘘じゃねぇな」

藤山「何でもか……何でもって言われてもな……」

黒城「あれも欲しいし……コレも欲しいわね…うーん!決められないわ!」

モノクマ「ちょっと!オマエラもう手に入れた気になってるけどさ、ちゃんとコロシアイしないとダメだからね!」

モノクマ「まあ……別に候補は一つじゃなくても構わないよ!どんどん書いちゃってバンバン殺っちゃえYO!」

クロエ「……制限は?」

モノクマ「はえ?」




761 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:11:20.67cpcNAZIpO (15/27)


クロエ「今、そっちが言った通り好きなだけ書いてその分殺せば、殺した人数分手に入るのね?」

モノクマ「そうだね!願い事はなんでも構わないし、ボクとしてもガンガン殺して欲しいし!」

クロエ「なら……ここでこの場全員を皆殺しにすれば、その時点で学級裁判を飛ばして総取り出来るのね?」

モノクマ「…えっ?い、いや、学級裁判はしっかりやらないとダメだからね!」

モノクマ「だから!その安全圏と危険の見極めが肝心で……」

射和「ほーう?つまりお前さんのルールに従うなら、ここで全員殺せば脱出権だけはくれんだろ?」

モノクマ「いや!だから!学級裁判は行わないといけないの!」

モノクマ「あーもう!わかったよ!制限は二人まで!それ以上殺したら校則違反でオシオキするから!」

モノクマ「それじゃオマエラ!欲しいものは何でも書くんだよ~!」

黒崎「……いくら何でもとはいえ、願いと人の命を秤にかける事なぞ出来ぬよ……」

菊名「そ、そうだよ……!いくら何でも自分の為に何人も殺すなんて……!」

クロエ「ふふっ、菊名は千里山がどうして糸長を殺したのか……まだわかっていないようね」

クロエ「これは、人の欲を直接刺激する動機……この中の誰が誰を殺しても、おかしくはないわ」




762 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:12:07.39cpcNAZIpO (16/27)



藤山「欲しいモンは幾らでもあっけど…誰か殺してまで本当に欲しいか?って言われるとな……」

黒崎「…………うむ、妾も同じ意見じゃ」

坂東「そ、そうだぜ!誰かを殺してまで欲しいモンなんてねーよ!」

菊名「…………だ、だけど、さ…………クロエさんの言うことも…………」

坂東「だーっ!止めろ!あんなのの言う事なんて気にすんじゃねえよ!な!」

菊名「…………あ、ありがと」

鈴木「オイ!僕の目の前で、女子の肩に抱きつくとはいい度胸じゃないか…!」

黒城「アタシこの前も痴漢されたの!あの人痴漢なの!」

坂東「あ…!悪ぃ菊名!って、おいコラ黒城!お前何出任せ言ってんだよ!?」

菊名「…………別に、いいのに」

守矢「あそこら辺の皆様は、相変わらず元気であるなぁ……」


動機発表の後、どこか皆が浮き足立っていますね……
やはり、何でも手に入れられる。というのは夢があるのかもしれませんね

でも……ソワソワしているからか、一人で行動している人が多いです
…………これは、お話しするのが少し難しくなってしまいましたかね…………


↓1誰かと話しますか?(一人のみ)



763以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 20:14:36.02tbLV4BODO (2/3)

坂東


764 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:52:49.79cpcNAZIpO (17/27)



坂東「……おい神名。どうするよ」

声をかけられて振り向くと…そこには、どこか思い詰めた様な雰囲気の坂東くんが居ました

神名「……どうする。とは?」

坂東「コレさ……本当に、何でも手に入んのかな?」

神名「……どうでしょう。嘘の可能性もありますし、そうでないかもしれません」

坂東「…………そうか」

神名「……もしかして、これを信じるつもりですか?」

神名「人の命と引き換えにしてまで欲しいモノなんて無いって、あなたが言ったじゃないですか……!」

坂東「…………そうなん、だけどよ」

坂東「なんだかさ……アイツらと話しててよ、ふっと思ったんだ」

坂東「俺は……外にいるアイツらを放っておいて何してるんだろ、ってさ」

坂東「俺はアイツらの為に色々やってみたけどさ……本当に、何か出来たのか?」

坂東「もしかしてさ……俺の自己満足なんじゃないか。そう、思えてきて……!」

神名「……だから誰かを殺して、それをその人達にあげようと?」

坂東「だって、俺はアイツらの番長だから、だから俺は頑張ってきて、守ってきたんだ……」

坂東「だけど!それが俺だけがそう思ってんだとしたらどうすんだよ!全部意味なかったらどうすんだよ!」

坂東「俺を信じてくれてた……アイツらはどうなんだよぉ!?」

神名「……坂東くん…………」




765 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:53:16.94cpcNAZIpO (18/27)



神名「……大丈夫、だと思いますよ」

坂東「……なんでそんな事言えんだよ」

神名「だって!坂東くんは、ここにいる皆と仲が良いじゃないですか」

神名「皆坂東くんを信じてますし…だから、外にいる坂東くんのお友達も、あなたを信じてくれていますよ」

坂東「そ、そうか……?神名は俺を買い被り過ぎだぜ……」

神名「そんな事ありません!坂東くんが頑張ってるのは、ここにいる私達がよく知っています!」

神名「黒城さん、藤山くん、黒崎さん、守矢くん、鈴木くん、福島さん…ほら、皆さんが坂東くんを信頼してくれてます」

坂東「なんか不安になる面子だな!?」

坂東「けど…ま!元気出たぜ!あんがとな!」

坂東「うーし!そうと決まりゃ、早速行動すっかな!」

神名「行動、ですか…………」

坂東「おう!やっぱ俺には考えるなんて難しいことは合わねーからよ!」

坂東「こうして動く事にするぜ!じゃあな神名!」


そう言うが速いか、坂東くんは走って出ていってしまいました

あの向こう見ずな一途さが、きっと皆を惹き付けるんでしょうね。私とは大違いです

私は、坂東くんのそのひたむきさを尊敬します。いつか、私が皆さんを導く為にも必要ですから…………



【INFO】
坂東との好感度が上がった!




766 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:54:47.16cpcNAZIpO (19/27)


あの後は、特に何もなく時間が過ぎて、夜時間も何もなくて…………

あっという間に、朝になりました


――『食堂』――


朝、いつも通りに食堂に着くと…食堂にいたのは、鈴木くん。藤山くん。福島さん
…………?皆は、どうしたのでしょう………?


鈴木「お、おい……皆はどうしたんだ?」

藤山「あいつら朝早いよな……?普段なら来てる奴等が……来てねえぞ……?」

福島「…………なにか、あったのかも」

神名「……そんな!」

鈴木「無くは無い……が、どうしよう…」

藤山「ああクソッ!手分けしてあいつら叩き起こすぞ!」

福島「おー!」

…………皆が起きている保証はありません。もしかしたら…………

でも、皆はまだ寝てるんだって、そう思わないと…心が折れてしまいそうで…………




767 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:55:26.49cpcNAZIpO (20/27)



ジリリリリ!!ジリリリリ!!



鈴木「!?なんだ!?この音は!」

福島「……!これって……!」

藤山「これは……守矢の防犯ブザーだ!」

神名「守矢くんの……!?」

そういえば、守矢くんは多数のブザーを持っていました…………

それが、何故今になって…………?

福島「……これ、三階から鳴ってるよ!」

神名「え……!?三階ですか!?」

鈴木「でかした!皆行くぞ!」

藤山「おう!」

神名「はい!」

……まさか。いや、そんなハズは……!

そう信じきれないのは、私が、どこかで皆を疑っていたからかもしれません




768 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:55:59.88cpcNAZIpO (21/27)


――『フルーツパーラー』――


坂東「……あっ!オイ、来たぜ……!」

守矢「……!皆様方…………!」

騒音の音源……ブザーの持ち主である守矢くんは、坂東くんと共に、ドアの前で私達を待っていました

待ち受けていた二人のその顔は真っ青で……中に何があるのか、否応なしに伝わってきます

鈴木「…なぁ、これはいったい……」

守矢「…………察して、いただきたい………」

福島「……やっぱり、なの?」

坂東「…………チクショオ!!」

藤山「坂東……クソがぁ!」

神名「…………私が、開けましょうか?」

藤山「……いや、俺がやるぜ千鶴ちゃん。誰がどうなってんのか…それを、しっかりと見なきゃな」

藤山くんはいつになく真剣な顔つきで、フルーツパーラーの扉に手を掛けて……

勢いよく、こじあけました




769 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:56:46.21cpcNAZIpO (22/27)





【フルーツパーラーの中は、果物が飛び散ったり、潰れていたり、踏み潰されていたり……散乱していました】



【ですが、それでも、ソレだけは、その人だけは、とても目立つように、床に倒れ伏してていました】



【自らの艶やかな黒い髪を下敷きに、美しい着物を赤い血で染め上げた…………】



【超高校級のチェスプレイヤー、黒崎月子さんの、変わり果てた姿でした】






770 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:57:22.66cpcNAZIpO (23/27)



藤山「…………っ!」

神名「黒崎、さん…………!?」

守矢「……小生達が来たときには、黒崎殿は既に亡き者に…………」

神名「黒崎さん……!どうして……!」

鈴木「うぅ……僕は、僕はまたコロシアイを止められなかったのか!?」

藤山「ウソだろ……?なぁ…………」

福島「…………!?ねぇ!おかしいよ!」

坂東「何がだよ!!黒崎は……黒崎は!」

福島「違うよ!かなたは月子ねーちゃんがおかしいって言うんじゃなくて……!」




福島「どうして、まだアナウンスが鳴らないの!?」





771 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:58:04.31cpcNAZIpO (24/27)



…………!?そう言えば…………!

アナウンスの発生条件は、『死体を初めて見た三人が目撃した場合』…この場に居るのは……


鈴木「……!?確かに……これはどういう事なんだ!?」

藤山「ま…まさか!テメェらのどっちかが黒崎を……!」

守矢「それは違いますぞ!小生らはその様な事はしておりませぬ!」

坂東「そ…そうだぜ!そもそも、俺達は先に中を確認してんだぞ!?」

モノクマ「…うぷぷ!オマエラ、いい感じに混乱してるね!」

福島「……モノクマ!どういう事!?」

モノクマ「こういう事だよ!それ~!」




そう言うが早いか、モノクマさんは、裏にあるアイスが保存されている場所……冷凍庫へと足を運びます

そこにあったものは……とても信じたくないもので……

私達を絶望の底へ落とすのには、充分過ぎるものでした





772 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:58:37.82cpcNAZIpO (25/27)






【そこにあったのは、死体でした】



【身体全体から血を流し、死体の周りには所々に霜が降りていますが…その人が何者かを判断するのに、時間はかかりませんでした】



【それは、どこか草臥れた様な、コロシアイにも全く動じなかった、そして、誰よりも周りをよく見ていた……】



【超高校級のガンマン、射和義守くんの死体でした…………!】







773 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 20:59:18.97cpcNAZIpO (26/27)










【CHAPTER3】
  キボウ・オチロ・BLACK! 非日常編












774 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/15(日) 21:01:39.59cpcNAZIpO (27/27)

本日はここまでです。おつきあいありがとうございました
今回の被害者は黒崎さんと射和さんでした。二人ともキャラが薄くなってないか不安ですが…
しばらく捜査の書き溜めに入ります。偽証や議論スクラムは、少なくとも神名さん主人公の時はやらないと思います


775以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 21:02:20.04qPq1YfLvo (2/2)

乙でした


776以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/15(日) 21:07:06.66tbLV4BODO (3/3)





777 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:06:29.33EQNGCwjCO (1/21)



福島「…………ウソだ!ウソに決まってるよ!」

坂東「は………ハァ!?こいつは………どういう事だよ!オイ!」

守矢「しょ、小生にも解りませぬが……何故!?何故ここに、射和殿の死体があるのですか!?」

藤山「二人も…死んだのかよ…………?」

黒崎さんの死体と…射和さんの死体

目の前から、二人も、人がいなくなってしまうなんて

信じたくありません。信じたくありませんけど…………



ピーンポーンパーンポーン!

『死体が発見されました!生徒の皆さんは、至急死体発見現場のフルーツパーラーにて集合してくださーい!』


このアナウンスがあるということは…そういう事なんですよね……

モノクマ「うぷぷ!ボクッてモノで釣るのは簡単にコロシアイが起こるから好きなんだよね!」

モノクマ「いやーそれにしてもさ、上限いっぱいの二人も殺すとは…今回のクロは見所があるよね!」

坂東「見所だと…!テメェ!ぶちのめしてやろうか!?あ!?」

藤山「止めろ!こんな事しても…!」

坂東「…………っ!」


坂東くん…………悔しい、でしょうね

仲のよかった黒崎さん。頼れる人だった射和さんの、二人と仲がよかったから…




778 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:07:21.58EQNGCwjCO (2/21)



菊名「ね…ねえ…?死体、って……!?」

夜桜「……黒崎と、射和…………!?」

黒城「……ハァ!?ナニよこれ!どういう事なのよ!?」


死体発見アナウンスを聞いたのか、今までこの場にいなかった人達もぞくぞくと来ています

皆は一同に驚き、悲しみ、怒り等の感情を見せて…一斉に肩を落としました


モノクマ「うぷぷぷ…さーて、今回の事件は、二人も犠牲者が出てるので……」

モノクマ「オマエラも普段以上のスリル溢れる学級裁判を乗り越える為に!皆で張り切って行きましょーう!」

藤山「……チクショウ」

菊名「もう、やりたくないよぉ…!」

坂東「でも……やんねーと、殺されんのは俺達だぜ……」

福島「……覚悟しときなよ?いざって時の為に、ね」


……そうです。この後にあるのは、全員参加の学級裁判

本当は私だってやりたくありません。皆を疑い生きるより、信じて死んだ方が、何倍もマシですからね……

でも、それは私の自分勝手な考えで、他の皆は生きたいと足掻いていますから

だから私も足掻きます。足掻いて、もがいて、苦しんで…………

真実を、皆の未来を明かしてみせます!





779 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:07:51.35EQNGCwjCO (3/21)



【捜査 開始!】

モノクマ「はい!あると嬉しいモノクマファイルだよ!」

モノクマ「今回は、な、なんと!いつもの二倍あるのでーす!」

藤山「んじゃ、確認すっかな…」

坂東「おう………………」

守矢「そうでありますな…」

モノクマ「あれ?反応うっすい…ま、いいや!さーて、忙しくなるぞう!」

神名「……………」

モノクマファイルの確認から始めようとして、ふと二人の顔がよぎります

黒崎さんに射和さん。昨日まで、あんなに元気に動いていたのに……

いや、後悔するのは後回しです。まずは二人の死亡状況を見てみないと……


INFO:コトダマを入手しました
【モノクマファイル3】
 被害者は超高校級のチェスプレイヤー黒崎月子
 死体発見現場は三階のフルーツパーラー内。死体を移動させた痕跡は無い
 死因は首を切られた事による失血死

【モノクマファイル4】
 被害者は超高校級のガンマン射和義守
 死体発見現場は三階のフルーツパーラー内。死体には引きずった痕跡がある




780 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:08:22.69EQNGCwjCO (4/21)


夜桜「二人の死体は移動されたワケじゃ無いのね?それなら死んだ場所も同じって事だから、まだやりやすいわ」

坂東「まあ詳しい事は慣れてるクロエにでも聞いて……って、そのクロエはどこにいんだよ?」

守矢「……?そういえば、何処にも見当たりませんな……」

黒城「フン!どうせアイツが犯人よ!こそこそ隠れてやり過ごそうって魂胆が見え見えだわ!」

神名「そんな言い方……!」

黒城「なによ!アンタはあの根暗の方の肩を持つっていうの!?」

モノクマ「あのー…お取り込み中申し訳ないんだけどさ……」

黒城「本っ当にジャマね!今のアタシは真剣モードなのがわからないの!?」

モノクマ「しょぼーん…」

神名「……あの、何かあったんですか?」

モノクマ「そうなんだよ……今オマエラの間で話題のクロエさんなんだけどさ……」

モノクマ「実は今、クロエさんは自分の個室にいるんだけどさ……」

モノクマ「部屋の鍵が無くてさ、閉じ込められてるんだよねー……」

黒城「そんなの合鍵やマスターキーでも使えばいいじゃない!」

モノクマ「そんなもの……ここにはないよ……」

モノクマ「後で藤山クンにお願いして扉を壊して貰うからさ、それまでクロエさんとのお話はおあずけだね」

神名「閉じ込められた……?」

クロエさんは、鍵を無くして部屋に閉じ込められている?でも、そんな事があり得るのでしょうか?

だって、鍵を無くしただけで部屋から出られないなんて、部屋としての構造に問題があると思うのです

……もしかして、なにか理由があるから、だからごまかしているのでしょうか?



INFO:コトダマを入手しました
【各個室の扉の鍵】
 個室の鍵は、無くすと外と内からの出入りが不可能になる
 モノクマ曰く、開けられるのは超高校級の解体屋である藤山戒のみ
 なお、スペアキー、マスターキー等は存在しない




781 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:09:05.29EQNGCwjCO (5/21)



守矢「……ああ、モノクマ殿。ついでに確認しておきたいのですが」

モノクマ「ん?なに?」

守矢「あのアナウンスは、いったい全体どの様にして鳴らしたのですかな?」

守矢「今回は前例の無い出来事故に、小生らでは訳も解らぬのであります」

モノクマ「あー、まあ流石に説明しといた方がいいよね!」

モノクマ「と、言っても…ただ単にいちいち鳴らすの面倒だから、纏めて鳴らしただけなんだけどね!」

坂東「要はテメーの横着かよ!」

菊名「ねえ…アナウンスって、誰が見たら鳴ったの?」

菊名「僕はアナウンスが鳴ってからここに来たから……わからないんだ」

藤山「あーっと……確か、先に守矢と坂東が見て、その後に俺が見たんだよな」

坂東「おう。黒崎はそうだな」

鈴木「そして、射和くんは扉を開けた藤山くんとその後に続いた神名くん。最後に福島くんだな!」

鈴木「……だが、今回はかなり特殊な事例だからな。アナウンスに意味はほとんど無いと言っていいだろう」

……本当にそうなんでしょうか?

一応、記憶に留めておきましょう。何が決め手になるかわかりませんからね


INFO:コトダマを入手しました
【特殊アナウンス】
 今回の事件は特殊な為、アナウンスも普段とは違う条件で鳴らされた
 条件は全ての死体が発見された時。それ以外は変更されていない

【死体を発見したメンバー】
 死体を発見した人。順番は以下の通り
 黒崎:守矢、坂東、藤山
 射和:藤山、神名、福島




782 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:10:19.84EQNGCwjCO (6/21)


神名「……そういえば、どうして坂東くんと守矢くんは朝早くに二人で行動していたんですか?」

夜桜「怪しいわねー。もしかして、二人で何がやるつもりだったり?」

守矢「ううむ、やはり怪しまれてしまいますな……坂東殿。小生が答えても宜しいでしょうか?」

坂東「ああ、構わねーよ。特にやましい事はねーしな」

守矢「忝ない……では話しましょうか」



守矢「小生らは……今朝からパトロールを始めていたのです」

坂東「俺が出来んのは体を使う事だからよ、朝からこうして見回ってたんだ」

坂東「そうしたら……」

夜桜「黒崎の死体が、って事ね……」

守矢「小生らが集合時間に向かわなかったのはこれが理由であります。説明が遅れたのは申し訳がない……」


INFO:コトダマを入手しました
【朝のパトロール】
 守矢と坂東は、早朝からパトロールを行っていた
 そのパトロールの最中に、黒崎の死体を発見していた




783 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:10:50.03EQNGCwjCO (7/21)


……そういえば、モノクマファイルには死亡時刻が書かれていませんでしたね

神名「そうだ。皆さんの中で、黒崎さんか射和さんと会った人はいますか?」

もし、誰かが生前のお二人と会っていたならその時はまだ生きていたという事…

そこから逆算していけば、お二人の死亡時刻が絞れるはずです

鈴木「うーむ…僕は見ていないな……」

福島「かなたもー……」

藤山「射和はわからねーが黒崎なら……坂東が見てんじゃねーか?」

坂東「おう、黒崎とは夜の11時に、食堂で会ってるぜ!」

神名「食堂、ですか……?」

坂東「夜になんか暇になってよー、藤山と暇潰しで何かしようぜって話になったんだよ」

坂東「そんで、そういや黒崎ってゲーム結構持ってたよなーって思ったからさ、借りにいったんだよ」

神名「そのゲームは、今ありますか?」

坂東「あるぜ?ほらよ」

そういって差し出されたのは何の変哲もない普通のトランプ……

マジシャンではないので詳しくはわかりませんが、おそらくはなんの仕掛けもしていなさそうです

坂東「本当は、今日返すつもりだったんだけどな……」

坂東「もう、二度と黒崎にコイツを返せなくなっちまったよ……」



INFO:コトダマを入手しました
【黒崎の目撃情報】
 黒崎は夜の11時に、坂東と会っている
 その時は、トランプを渡すだけだったという




784 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:12:29.81EQNGCwjCO (8/21)


――『トレーニングルーム』――

事件現場とほど近いここにも、何かしら手がかりがあると思って足を運んでみたのですが…

運動嫌いで滅多に来なかった事がここで祟って、トレーニングルームの勝手が全くわかりません……

藤山「おっ?どうした?もしかしてわかんねーのか?」

神名「…………………………はい」

藤山「ならしゃーねーな!俺が一緒に付いてってやるよ!千鶴ちゃん!」

神名「ありがとうございます……」

藤山「つっても、何か手がかりがあるかはわかんねぇけどな」

藤山「そうそう。ここも防音加工がされてるらしいぜ?運動する時に邪魔になんねえようにな」



INFO:コトダマを入手しました
【トレーニングルーム】
 運動の邪魔にならないよう、トレーニングルームにも防音加工が施されていた




785 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:13:03.78EQNGCwjCO (9/21)


藤山「後は機材だが…なんだこりゃ?」

神名「鉄の……破片?」

トレーニングルームの奥へ進むと、床に小さな鉄の破片が落ちているのを確認しました

ただのゴミにしては、少し違和感が……

藤山「……!千鶴ちゃん!ちょっとこっちへ来てくれ!あったぜ手がかりが!」

藤山くんに呼ばれて行ってみると、そこにはパーツの散らばった機械が……

藤山「こいつは、前に俺がバラしたヤツだな、千鶴ちゃんも見てたろ?」

神名「あ……!あの時の……!」

そういえば、藤山くんが解体していたあの機械……これがそうなんですね

藤山「小さいパーツが相当な数抜き取られてんな……だけど、何に使うんだ…?」

神名「わかるんですか?」

藤山「これでも精密機器の扱いには慣れてるんでね…抜かれてんのはネジやナットみてーな部品だな」

ネジにナット…そんな小さな部品だけが抜かれていた?何の為に…?



INFO:コトダマを入手しました
【鉄の破片】
 トレーニングルームにて見つけた鉄の破片
 とても細かく砕かれているので、元が何だったのかはわからない

【抜き取られたパーツ】
 機械の中から幾つかパーツが抜き取られていた
 どれも単品では使い道がないらしい




786 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:13:41.02EQNGCwjCO (10/21)



菊名「あ……えっと……その……」

夜桜「何で口ごもってんの……取り敢えず一通り調べたけど、特にこれと言って重要そうなものは無かったわ」

藤山「そうか……」

神名「そういえば、お二人は、何故朝の時間に集まらなかったのですか?」

神名「普段、お二人とも来てくれているのに……どうして、今日に限って?」

菊名「……ひっ!?え、え、ええっと…」

菊名「ね……寝てたんだ、よ……」

夜桜「今日に限って?怪しいわねー」

藤山「そういう夜桜はどうなんだよ?」

夜桜「あたしはいつもトレーニングしてから行ってるわ。もちろん今日もそうしてきたのよ」

藤山「トレーニングだあ?つー事はよ、トレーニングルームにも行ったのか?」

夜桜「いや、今日は行ってないわ」

藤山「そうかよ……」

夜桜さんと菊名さん……二人に、明確なアリバイはありませんね

と、なると……ちゃんとしたアリバイがあるのは、遊んでいた藤山くんと坂東くんだけですかね?



INFO:コトダマを入手しました
【夜桜、菊名のアリバイ】
 朝、菊名は寝ており、夜桜はトレーニングの最中だった為、朝の時間にに合流出来なかった
 どちらも、アリバイの立証が難しい




787 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:14:07.37EQNGCwjCO (11/21)


藤山「後は黒城か……って、あいつは何処にいきやがったんだ?」

神名「そういえば……最初に会ったきり、どこかに行ってしまいましたね……」

藤山「証拠の隠滅……じゃねえとは思うがな、あいつの事だ、そこまで頭が回らなそうだしよ」

神名「そうでしょうか?もしかして……」

あれだけ黒崎さんと仲の良かった黒城さんが、本当に黒崎さんを殺すとは思いたく無いですが…

神名「とにかく探してみましょう。誰か黒城さんを見た人はいますか?」

菊名「黒城さんは、その……」

夜桜「知ってるけどさ……今はあいつに近づかない方がいいと思うけど?」

藤山「は?何でだよ。黒城にもちゃんと話を聞かねーといけねーだろ?」

菊名「そ、それは、そうだけど……」

夜桜「……もういい加減に面倒だし、早く言っちゃおうよ」

夜桜「黒城は資料室にいるよ。なんか、昨日の夜からずっとあそこにいたって言ってたけど?」

神名「資料室……?」

資料室……あの希望ヶ峰学園に関する資料が展示されていた部屋ですよね?

そんなところにずっと夜通しいたなんて…

藤山「露骨に怪しいな…」

神名「ええ……」

藤山「調べにいくか……気が進まねえけどよ……」

黒城さんが何をするつもりなのかはわかりませんけど、嫌な予感がします……

藤山「……はやく、行こうぜ…………」




788 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:14:34.48EQNGCwjCO (12/21)


――『資料室』――

居ない黒城さんを探しに、資料室へと足を運んだ私達

私達を待ち受けていたのは……常識を越えた現象でした

藤山「う……うおぉぉぉっ!?」

神名「!……なんですか、これは……!?」

黒城「あっ!アンタ達!それ以上こっちに近づくんじゃないわよ!」

黒城「近づいたら……この魔方陣が崩れちゃうじゃない!」

資料や展示物が除かれた資料室の床一面に描かれた真っ赤な魔方陣……とても細かく書かれていますね。相当時間がかかると思います

…………それに、何やらうっすらと光ってますし……いったいこれはなんなのですか?

藤山「おい、この赤いのってまさか……」

黒城「血じゃないわよ。本当は血が欲しかったけど、これだけの大きさだとかなり必要でしょ?」

黒城「だからこれは血の代用品……トマトジュースよ」

神名「トマトジュース……?それが、なぜ発光しているのですか…?」

黒城「企業秘密よ!今、黒崎の霊を呼ぶのに忙しいんだから!」



INFO:コトダマを入手しました
【黒城の魔方陣】
 資料室一面に描かれた魔方陣
 極めて綿密に描かれているので、即興で描けるものとは思えない



789 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:15:58.80EQNGCwjCO (13/21)


黒城「さあ!早く黒崎を連れてきて!」

藤山「いや、無理だからな?死体現場の保存とかあるしよ…」

神名「それに、そんなモノで死んだ人が蘇るとは思えません……」

黒城「そんなモノ……!?アンタ、アタシの降霊術を、そんなモノ扱いするつもりなの!?いい度胸してんじゃない!」

神名「なんと言おうと、黒崎さんをここに連れてくるのには反対します!」

黒城「ぐぬぬ……!」

黒城「…………わかったわよ!諦めればいいんでしょ!?はいはい止めますよ!」

黒城「……その代わり!アタシにも、黒崎の遺体よ捜査をやらせなさい!」

藤山「なんで上から目線なんだよ……」

黒城「……さ!いくわよ!」



790 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:16:57.50EQNGCwjCO (14/21)


――『フルーツパーラー』――

黒城「………………………………」

神名「黒城さん…………」

黒城さんは、黒崎さんの遺体の目の前で佇んでいます……その姿は、今までの黒城さんからは考えられないくらい静かで…

黒城「…っしゃー!負けるもんかあぁ!」

神名「きゃっ!?」

藤山「うおっ!?」

黒城「おっしゃー!黒崎を殺したクロをブチのめしてやるわー!」

藤山「………開き直ってんのか?無理すんなよ?」

黒城「無理なんてしてないわ!アタシはいつでも全力なのよ!」

黒城「…ほら!黒崎もはやく起きなさいよ!ほら!」

神名「そ、そんなに揺すると…!」

黒城「ほら!ほら!ほら!ほら!」

…コトン

藤山「…ん?なんか落ちてきたぞ?」

神名「これは…チェスの駒?」

黒城さんが思いっきり揺すぶった事で、服の中にあったチェスの駒が落ちてきたのでしょうか?

藤山「これ…血がついてるじゃねーか!」

神名「それってつまり…黒崎さんが殺される直前に服の中に仕込んだ、という事でしょうか?」

藤山「…でも、これなんて駒だ?」

神名「私はチェスをかじった程度しか知りませんけど…これは、ナイトの駒では無いですか?」

黒城「それも、黒のナイトね…これは黒崎が残したダイイングメッセージよ!」

黒城「わざわざ黒の色を選ぶなんて…何か意味があるに違いないんだから!」


INFO:コトダマを入手しました
【血のついたチェスの駒】
 黒崎の服の中にあったチェスの駒。血が付着している
 駒はナイト。騎士の駒である



791 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:17:30.89EQNGCwjCO (15/21)


――『冷凍庫』――

藤山「…次は、射和の死体か……」

神名「射和さんが……本当に……」

黒城「あの射和がねー、コイツふらふらしてたから死なないって思ってたケド」

神名「そうですね……それに、射和さんは武器を携帯していましたし……」

藤山「じゃあよ……射和は、自分の銃を使わなかったのか?」

神名「……あれ、銃が無い…?」

射和さんは超高校級のガンマン…そんな人が、銃を手放すなんてどんな理由があるのでしょうか?

藤山「……おっ?コイツは……ネジか?」

神名「……え?ここにネジが?」

藤山「射和の死体の近くに落ちてたんだけどよ……なんでこんなトコにあんだ?」

黒城「なんでもいいわよ!速くここから出たいわ!寒いし!」

藤山「わーったよ!ったく……」

射和の消えた銃……死体の近くに落ちていたネジ……

これはいったい……何を示してくれているのでしょうか?



INFO:コトダマを入手しました
【消えた銃】
 射和の死体から、普段から持ち歩いていた拳銃が消えていた
 ガンマンである射和が、拳銃を安易に手放すとは考えにくいが……

【落ちていたネジ】
 射和の近くに落ちていたネジ
 恐らくトレーニングルームにあったものだと推測出来る




792 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:18:42.63EQNGCwjCO (16/21)


モノクマ「あ、藤山クン。道具の用意が出来たから、クロエさんの個室まで至急来てね~!」

藤山「おっしゃあ!ようやく、俺の活躍の時が来たわけだな!」

藤山「つー訳だ!千鶴ちゃんとはここで別れて……」

神名「……いいえ。私もついて行きます」

神名「クロエさんは、今までずっと閉じ込められたまま…捜査の状況も理解できていないと思います」

神名「だから、私がクロエさんに今までの状況を教えてみます」

藤山「そうか…そういやそうだな……」

黒城「フン!どうせアイツが二人を殺した犯人よ!見てなさい、学級裁判でブチ転がしてやるわ!」

藤山「おい黒城!幾らなんでもそんな言い方はねぇだろ!?」

黒城「べーっ!だ!」

神名「あ……黒城さん!」

藤山「行っちまったな…放っとこうぜ」

黒城さん…もしかして……黒崎さんの事であんなに攻撃的に……?



793 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:19:14.27EQNGCwjCO (17/21)


――『クロエの部屋 前』――

モノクマ「はい!特殊工具セット!」

藤山「うし!危ねえから、千鶴ちゃんは下がってな!」

神名「は、はい!」

藤山「ふぅ……おりゃああああああ!!」

言うが速いか。藤山くんは扉の前で工具を使い、固く閉ざされた扉を徐々にこじ開けていきます

藤山「これで……っ!終わりだぁあ!!」

最後にトドメを刺すかの様に一際大声をあげると、半開きになった扉に思いっきり蹴りを入れました

その中を、恐る恐る覗いてみると……

神名「……!クロエさん!」

クロエ「……………………………………………………」

藤山「お、おい!どうなってんだ!?」

クロエさんは、ロープで両手両足を縛りつけられ、口にはタオルを噛ませて簡単な猿轡をされた状態でした

どうしてこんな事に……?自分でこの様な縛り方は出来なさそうですし……



INFO:コトダマを入手しました
【縛られたクロエ】
 閉じ込められていたクロエは、がんじがらめに縛られていた
 極めて複雑に絡まっており、自力ではとても外せそうにない




794 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:20:05.49EQNGCwjCO (18/21)


藤山「と……とにかく解かねえと!」

神名「は、はい!」

藤山くんと二人かかりでロープをほどいていき、なんとかクロエさんを自由にする事が出来ました

クロエ「………………………………」

神名「クロエさん……あの……」

クロエ「…………なによ」

神名「えっと……捜査状況の方を……」

クロエ「…………誰が死んだのか、なんて、知ってるわ」

クロエ「…………モノクマのヤツが、嬉しそうに話してたから…………」

モノクマ「ボクの美声で、きっちりとお届けしました!」

クロエ「…………射和も、死んだのね」

神名「あっ……」

そうです。クロエさんは、射和さんと仲が良かったから、射和さんの死は…………

クロエ「……何?まさか、私があんな奴の死に悲しむとでも思ってた?」

クロエ「私は無数の殺人を見てきたわ。聖人でも愚者でも、人殺しは等しく命を奪うのよ」

クロエ「そんな人殺し御用達の凶器達を造ったり売ったりするのが私……たかだか知り合いの死なんて、どうでもいいわ」

神名「クロエさん…………」

クロエ「……なによ。射和の敵討ちでもして欲しかったのかしら?」

藤山「なんつーかよ……射和も報われねーな……」

クロエ「……敵討ちは、この裁判でクロを暴けば自ずと達成出来る。私も全力を出してあげるわよ」

神名「クロエさん!」

クロエ「人の名前をしつこく呼ばないでちょうだい」

藤山「うっし、それじゃ早速現場に……」




795 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:20:32.88EQNGCwjCO (19/21)


キーンコーンカーンコーン!

『えー、そろそろ捜査を打ち切って、学級裁判に入りたいと思いまーす!』

神名「…………え?」

クロエ「……………え?」

モノクマ「え?じゃないよ。捜査はもう終わりにして、学級裁判に入るんだよ」

藤山「……ハァ!?ふざけんなよ!幾らなんでも速すぎんだろ!?」

モノクマ「速くないよ!普段からこんなもんじゃんか!」

藤山「二人死んでんだぞ!?普段の倍くらい時間をくれても……!」

モノクマ「ダメでーす!これ以上時間をあげたら、今回のクロが普段より不利になっちゃうでしょーが!」

モノクマ「それに!これは……」

神名「これは…………?」

モノクマ「……おっと!神名さんが突っ込まなかったら言ってたかもね!危ない危ない」

モノクマ「クロエさんはお隣さんにでも捜査を教えてもらえば?クロエさんが出来れば、だけどね~!」

それだけ言い残すと、モノクマさんは素早くどこかへ消えてしまいました

藤山「クソッ、ヤベェぞ……ほとんど捜査出来てねぇ……」

神名「どうしましょうか……?今から捜査に向かう事は出来ませんし……」

クロエ「残りなんて学級裁判で明かせばいいわ。行くわよ」

クロエ「…………負けるものか、私は勝つだけなんだから…………」




796 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:21:45.84EQNGCwjCO (20/21)


――『裁判場』――

黒城「来たわね!アバズレ女!」

黒城「アタシがアンタをこの手で地獄へ叩き落としてやるわ!覚悟しなさい!」

クロエ「…………フン、弱い犬程良く吠える。この国の言葉だったかしら?」

クロエ「随分と似合う人がいるのね」

鈴木「ふ、二人とも!静粛に!」

福島「千鶴ねーちゃん。捜査はどう?」

神名「それが……ほとんど出来ていないんです……」

菊名「そ、そうなんだ…………」

夜桜「まああたし達も捜査してるし、何かあったら補則していけばいいでしょ」

藤山「悪いな…………足引っ張らねえようにしねえと…………」

坂東「ま!俺達がなんとかすっからよ、任せとけ!」

守矢「小生、力及ぶかわかりませぬが全力を尽くす所存であります!」

少し深呼吸をして、心を落ち着かせます

落ち着いてくると、被害者のお二人の顔が、頭の中をよぎります

……黒崎月子さん。日本の文化に傾倒していて、妙な文法や知識を持っていましたけど、その情熱は眩しかったですね

……射和義守さん。最年長の人物として、陰では皆を纏めてくれて、クロエさんが完全に孤立しないよう努力していました




そんな二人を殺した人が…………この中に?

信じる為に疑う。というのも、私が言うのはおかしいかもしれませんが…………

皆の為に、疑い抜いて……道を照らすのです!




797 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/01/25(水) 20:25:58.40EQNGCwjCO (21/21)

これで本日の更新を終わりにします
私事が忙しく、まともに更新出来ませんでした。すみません
次は裁判を書き溜めますが、裁判は幾つかに分割したほうがいいでしょうか?それとも一気にした方がいいでしょうか


798以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/25(水) 20:34:48.83kPkQBSfyo (1/1)

更新待ってました
裁判については個人的には一気にしてほしいですが安価がなかなか来なかったりなどで長時間かかるときは
キリのいいところで分割も必要だと思います


799以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/25(水) 21:07:54.8314WfFNJDO (1/1)

更新乙です
裁判が長時間になるときは分割してもいいと思います


800 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/05(日) 22:37:06.100P3Jc7ksO (1/1)

ようやく裁判とchapter3の終了まで書ききりました
途中トリックに矛盾があって総取っ替えしたり、参考にとV3をプレイしてたらのめり込んでしまい誠に申し訳ありませんでした
再開は出来たら明日の夜。それと議論スクラム擬きの新システムがあります。よければご参加お願いします


801以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 06:24:38.27T02z/Gygo (1/10)

待ってます


802 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 18:41:20.71F7bnpCx2O (1/1)

昨日はsageていたのに気づかなかったのでもう一度告知。本日20時半より、chapter3の学級裁判を開始します
時間をかけた割にはお察しのクオリティですが、よければ是非ともご参加宜しくお願いします


803 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:37:11.249+fZuzk7O (1/26)

それでは開始します。サクサクと終わらせてしまいましょう


804 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:38:04.379+fZuzk7O (2/26)


【学級裁判  開廷!】

モノクマ「えー、まずは…………」

黒城「犯人はそこの外人よ!」

モノクマ「ちょっと!事前の説明くらいしっかり聞いてよ!」

黒城「そこにいるクロエの奴が、二人を殺したのよ!」

黒城「捜査中もコソコソと隠れるし、何よりクロエは散々アタシを敵視してきたわ!怨恨殺人よ!」

夜桜「なんであんたへの恨みで黒崎と射和が殺されるのさ……」

クロエ「バカには何を言っても無駄よ。根拠もないじゃない」

藤山「おーい黒城ー。お前はいい加減に話を聞く事を覚えてくれよなー」

鈴木「クロエくんが犯人って…なんで黒城さんは言い切れるんだ?」

坂東「どうせいつものテキトーだろ……」

黒城「はーんーにーんーはー!クーローエーなーのー!」

福島「うるさいよー!!」

福島「千鶴ねーちゃん!後はお願い!」

神名「えっ?あ、はい」

えーっと、今の状況は、黒城さんがクロエさんを犯人だと決めつけていて、それを皆が呆れている…といった所ですね

だったらクロエさんが犯人ではないという証拠を突き付ければ、黒城さんも納得してくれるでしょうか……?




805 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:39:00.809+fZuzk7O (3/26)



【ノンストップ議論  開始!】

 コトダマ
【モノクマファイル3】>>779
【モノクマファイル4】>>779
【縛られたクロエ】>>793



黒城「今回の犯人は絶対にクロエよ!」

坂東「だから、そう言い切る根拠はなんなんだよ?」

黒城「クロエは【自由に動けた】んだから犯行を行う事が出来るのよ……」

黒城「それに、クロエには【アリバイが無い】でしょ?」

黒城「だからクロエがクロなのよ!」

鈴木「…………なんか強引過ぎないか?」

クロエ「時間の無駄ね。聞いた事にしないでおくわ」

黒城「後は、そのムカつく澄まし顔が気に入らないってのが一番の理由ね」

藤山「それはお前の私怨じゃねーか!」


↓1論破or同意してください



806以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:40:13.45T02z/Gygo (2/10)

【自由に動けた】に【縛られたクロエ】で論破


807以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:40:39.707ECBeHWR0 (1/6)

【自由に動けた】←【縛られたクロエ】


808 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:41:02.209+fZuzk7O (4/26)



【自由に動けた】←【縛られたクロエ】正解!


神名「それは違います!」

神名「クロエさんは、事件の直後から縛られていたんです。あれではとても動けないかと」

藤山「そうだなぁ……あれじゃあクロエはなんも出来ねぇぜ」

鈴木「そういえば…ついさっきまで、クロエくんの居場所がわからなかったが…」

夜桜「部屋に監禁されてた。って事?」

クロエ「…………はあ」

神名「ええ。だから、今回クロエさんの犯行の線は厳しいかと……」




黒城「チョコレートよりも甘いんだから!」反論!



809 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:41:39.599+fZuzk7O (5/26)



黒城「ふふふ…甘い、甘いわ!そんなんだから、アンタ達はそこのクロエにバカにされるのよ!」

黒城「そんなんじゃダメダメね!アタシがビシッと真相を解明するわ!」

神名「……あの、まだクロエさんが犯人だと言いたいんですか?」

黒城「当然よ!よーく聞きなさい?アタシの考えた完全なる推理を!」


――反論ショーダウン 開始!――
 コトノハ
【夜桜、菊名のアリバイ】>>786
【消えた銃】>>791
【各個室の部屋の鍵】>>780


黒城「クロエの犯行が出来ないって言うのは、事件の前後に身動きが出来ないってだけでしょ?」

黒城「だったら、クロエが黒崎と射和をブッ殺した後に部屋で縛られた可能性もあるじゃない!」

黒城「え?誰がやったのかですって?そんなものはどうでもいいわ!」

黒城「犯人はクロエに決まりよ!」



神名「……すみません。黒城さんの言っている事は滅茶苦茶です」

神名「そもそも、どうしてそこまでクロエさんに固執しているんですか?」



黒城「ハァ…アンタ達は重大な事を忘れているみたいね」

黒城「今回、殺されているのは黒崎と射和なのよ?引きこもりの貧弱豆もやしの黒崎はともかく……」

黒城「射和は超高校級のガンマン!当然誰かが来たら【警戒するはず】よ!」

黒城「きっと【銃で返り討ち】にしちゃうわ!それこそよっぽど仲よくしてる奴以外にはね!」

黒城「ふふふ…流石のアンタもここまで言えばわかるわね?」

黒城「【そんな相手はクロエしかいないのよ!】」


↓1反論してください



810以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:43:45.507ECBeHWR0 (2/6)

【消えた銃】←【銃で返り討ち】


811以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:44:22.28T02z/Gygo (3/10)

【銃で返り討ち】に【消えた銃】で反論


812 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:45:07.439+fZuzk7O (6/26)


【銃で返り討ち】←【消えた銃】正解!


神名「その言葉、正してみせます!」

神名「事件の直後から、射和さんの銃は消えていました。恐らく犯行当時から無くなっていたのではないでしょうか?」

黒城「……は?銃無かったの?」

藤山「ってかよ、お前も俺や千鶴ちゃんと一緒に調べてたろ?」

黒城「見てなかったわ!寒いもん!」

坂東「オイコラァ!しっかり捜査しとけよ黒城!」

夜桜「何の為の捜査なのよ……」

福島「ねえ、これで納得してくれた?奏ねーちゃん?」

守矢「もうそろそろ諦めた方がよろしいと小生は思いますぞ……」

黒城「むぐぐ……どうやら認めざるを得ないみたいね……」

クロエ「本当に時間の無駄だったわね。これでわかってもらえたかしら?」

菊名「で、でもさ……クロエさんは、いつ頃から縛られていたの?」

鈴木「確かにそれは気になるな。クロエさんを縛ったのは十中八九犯人だろう」

鈴木「そこから洗い出していけば、自ずと犯人もわかるんじゃないか!?」

クロエ「……そうね、覚えている限りの事を話すわ。ちゃんと話すから聞いてなさい?」




813 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 20:45:55.849+fZuzk7O (7/26)


【ノンストップ議論  開始!】

 コトダマ
【黒崎の目撃情報】>>783
【朝のパトロール】>>781
【特殊アナウンス】>>782



クロエ「私が気を失ったのは、動機を与えられて少しした頃だったかしら…」

クロエ「いきなり視界が暗くなったから恐らく【背後から】襲われたのね」

黒城「何で見てもいないクセに後ろから襲われたって言えるのよ!」

守矢「黒城殿。少し落ち着いた方がよろしいのでは?」

夜桜「どんだけ根に持ってんのよ…」

クロエ「何故私が襲われたのかは知らないけど…犯行は襲われた直後に行われたのではないかしら?」

鈴木「動機を与えられた少し後…それならかなり早い時間になるな……」

福島「そんなに早いの?《どっちも誰とも会ってない》のかな?」

クロエ「恐らくね。会っていたら《誰か見ている》人がいるでしょうし……」

クロエ「……とにかく、これが私の覚えている全てよ」


↓1論破or同意してください


814以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:52:42.717ECBeHWR0 (3/6)

《どっちも誰とも会ってない》←【黒崎の目撃情報】論破出来るの?


815以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 20:52:46.76T02z/Gygo (4/10)

《どっちも誰とも会ってない》に【朝のパトロール】で同意?


816 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:00:24.459+fZuzk7O (8/26)

すみません……もしかして自分の文章ってわかり辛いですか?
ここは割りと簡単に考えていました……本当に申し訳ありません……


神名「えーと、黒崎さんには目撃情報が……」

福島「ふえ?目撃情報があるの?それって誰が言ってたの?」

福島「それを教えてもらいたいですなー!」

……どうやら、目撃情報自体は正しいみたいですね。後はそれを誰かに同意すれば……

↓1再度指定してください


817以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:01:43.84T02z/Gygo (5/10)

《誰か見ている》に【黒崎の目撃情報】で同意


818以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:02:27.837ECBeHWR0 (4/6)

《誰か見ている》←【黒崎の目撃情報】で同意?


819 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:02:33.689+fZuzk7O (9/26)



《誰か見ている》←【黒崎の目撃情報】正解!


神名「その意見に賛同します!」

神名「射和さんはわかりませんが…黒崎さんなら、坂東くんが見ているはずです」

坂東「おう!黒崎とは食堂で、夜の11時頃に会ってるぜ!」

黒城「証拠あるの!?証拠は!!」

藤山「それなら俺も見てたぜ。これで文句ねえだろ?」

クロエ「そう……つまり、犯行はそれ以降に起きたということね」

菊名「……だとしたら、夜時間?」

夜桜「動機を出されたのに夜時間に出歩くなんて…無用心ねー」

鈴木「ま、まさか!犯人に呼び出されていたのではないか!?」

黒城「は?アンタ何言ってんの?」

黒城「黒崎はフルーツパーラーが解放されてから、ずっとあそこに入り浸っていたわよ?それこそ夜時間にもね!」

神名「…は?今、なんて?」

黒城「だーかーらー!黒崎が夜時間にフルーツパーラーに居ることは、ほとんどのヤツが知っていたのー!」




820 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:03:11.779+fZuzk7O (10/26)


神名「……は、初耳ですよ!?」

黒城「何言ってんのよ……アンタとはあそこで会ってるじゃない」

神名「……あー、そういえば………」

あれは、たまたま会ったものだと思っていましたけど……黒崎さんからしたら習慣だったんですね………

鈴木「ぼ、僕も知らなかったぞ!?学級委員のこの僕も!」

黒城「だってアンタうるさいじゃない。そんなヤツに迂闊に言ったら、夜に出歩けなくなるし」

福島「…ねえ、それってさ、知らなかった千鶴ねーちゃんと茂にーちゃん以外は…」

福島「月子ねーちゃんがどこにいるのか解ってたから、狙って殺す事が出来るんじゃないかな?」

クロエ「……そうなるのかしら?」

守矢「ううむ……習慣を利用して居場所を突き止めるとは、中々に強かなクロですなあ……」

黒城「……はっ!?まさか射和が黒崎を殺したとか!?」

黒城「銃が無くなっていたのはその証拠を隠滅するため……なんて卑劣な!」

夜桜「射和が黒崎を殺して……その後に射和は誰かに殺された。ってこと?」

神名「いや、それはありえませんよ…」

射和さんが黒崎さんを銃殺していないという証拠……それは……


問:黒崎の死因が銃殺ではないと証明できるコトダマを提出してください
↓1



821以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:07:06.41T02z/Gygo (6/10)

【モノクマファイル3】


822 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:07:48.849+fZuzk7O (11/26)



【モノクマファイル3】 正解!


神名「これで証明してみせます!」

神名「モノクマファイルに書かれている黒崎さんの死因は失血死……銃で撃たれた死因としては、不自然ですよね?」

クロエ「それに、幾ら射和が超高校級のガンマンとはいえそれを馬鹿正直に犯行に使うとは思えないわ」

クロエ「何故ならば、それは逆算すれば必ず自分に辿り着くから…あいつは、そんな間抜けな事をする人じゃない」

クロエ「黒崎は……実際には見てないからなんとも言えないけど……鋭利な刃物で殺害されたと私は推測するわ」

藤山「な、なるほどな……」

守矢「にしても……クロエ殿は随分と射和殿を信頼していらっしゃるようで……」

クロエ「……たとえ死んでも、射和は私の顧客なのよ。それを信じないなんて、死の商人失格なんだから」

守矢「ふっふっふ……そういう事にしておきましょうか」

坂東「?何で震えてるんだよ?」

藤山「風邪でも引いたんじゃねーの?」

クロエ「…さっさと議論を再開させるわ。いいわね?」

菊名「…でも、黒崎さんの方はまだよく状況がわからないよ……」

福島「だったら、先に義守にーちゃんの方から話してみようよ!」

藤山「そうだな……わかんねえ事を延々と言い続けんのもメンドーだしよ」





823 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:08:29.019+fZuzk7O (12/26)


【ノンストップ議論  開始!】

 コトダマ
【朝のパトロール】>>782
【落ちていたネジ】>>791
【モノクマファイル4】>>779


藤山「黒崎を調べても埒が明かねえ。射和の方から調べようぜ?」

福島「えーっと、義守にーちゃんの死体は、フルーツパーラーの【冷凍庫】で見つかったんだよね……」

クロエ「誰でもいいわ、なにか《不自然なモノ》や、《おかしい場所》を見た人はいる?」

坂東「あー……俺はわかんねえや」

守矢「小生も同じく……」

菊名「僕も……」

黒城「何よ!使えないわね!」

クロエ「そういう黒城は、何か【見つけてくれた】のかしら?」

黒城「そ……それは……って!ちょっと!」

黒城「なんでアンタがいきなり仕切り始めてんのよーーーっ!!」



↓1論破or同意してください



824以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:10:10.93T02z/Gygo (7/10)

《不自然なモノ》に【落ちていたネジ】で同意


825 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:12:21.049+fZuzk7O (13/26)


《不自然なモノ》←【落ちていたネジ】 正解!


神名「これで真実を照らすのです!」

藤山「おっ!そういや、射和の死体の近くにネジが落ちてたんだけどよ……」

クロエ「ネジ?あそこの冷凍庫は、果物やアイス等の加工品の保存に使われているのよね?」

クロエ「そんなところに、どうしてネジが………」

黒城「アタシが見つけたのよ!アタシがね!」

藤山「嘘つくんじゃねーよ!お前なんもしてねぇじゃねぇか!」

守矢「では、いったい全体このネジは何処より現れたのでしょうか?」

福島「ネジがあるような場所…トラッシュルームとかなー?」

神名「いや、このネジの出所はもう判明しています」

ネジの出所………たしか、彼が分解していた機械のパーツでしたよね



問:ネジの出所を示すコトダマを提出してください
↓1



826以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:13:59.66AKz5EtDDO (1/2)

トレーニングルーム


827 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:16:41.729+fZuzk7O (14/26)





……確かに、あのネジはトレーニングルームのモノです

でも、それを説明しても、解ってくれるのは藤山くんだけですよね……

だったら、藤山くんが示してくれた証拠を提示すれば……

↓再指定してください


828以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:20:31.12T02z/Gygo (8/10)

【抜き取られたパーツ】


829 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:22:04.379+fZuzk7O (15/26)


【抜き取られたパーツ】 正解!


神名「これで証明出来ますね」

神名「そのネジは、本来はトレーニングルームにあった機材のものだそうです」

藤山「ああ!俺がバラした機械だから間違いねぇぜ!」

夜桜「へー、そうなんだ…」

坂東「そういや、夜桜はトレーニングしてたんだろ?気づかなかったのかよ?」

夜桜「今日は体育館で走り込んでたから知らなかったよ」

クロエ「………ともかく、なぜそんな場所のネジが冷凍庫の中にあったのか………」

守矢「普通に考えるならば事件に関わっているのでしょうが、ネジだけで果たして殺せるのですかな?」

夜桜「無理に決まってるじゃん。弾丸の代わりにでもしたっていうの?」

黒城「はっ!?それよ!射和の拳銃が無くなっていたのはそのネジを…」

クロエ「バカが何か言っているけど、射和の銃はあくまでも………」

鈴木「その話はまた今度にしてくれ…僕らがついていけそうにない…」

………でも、確かに気になりますね。何故トレーニングルームからわざわざネジを持ってきたのか……

………少し、考えてみましょうか………



【閃きアナグラム  開始!】

問:冷凍庫に落ちていたネジは、何が原因で落ちてあった?

解:○いぞ○
↓1




830以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:30:52.707ECBeHWR0 (5/6)

かいぞう


831 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:32:30.859+fZuzk7O (16/26)


かいぞう→改造  正解!


神名「見えました!」

神名「あのネジは……何かを改造した痕跡では無いでしょうか?」

福島「ふえ?改造?」

夜桜「改造?そんな事が出来るのって、この中だと一人しかいなくない?」

藤山「バッ……違えよ!違うからな!?」

菊名「ま……まだ、何も言ってないよ……」

鈴木「だが、幾らなんでも突飛過ぎやしないか?」

守矢「そうでありますな……ネジ等の細かい部品で、何を改造したというのか……」

神名「それはまだわかりませんが……でも冷凍庫に落ちてあった事は証明出来そうなんです」

神名「おそらく、それは……」



1:暖めるため
2:小腹が空いた時のため
3:冷やすため
↓1




832以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:34:41.08T02z/Gygo (9/10)




833 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:36:16.679+fZuzk7O (17/26)


3:冷やすため  正解!

神名「これですね!」

神名「おそらく、改造していたものを冷やす為だったのでは無いでしょうか?」

坂東「ん?熱した方が効率がいいんじゃねーの?」

クロエ「加工する時はね。でも、そのままだと熱くて危険でしょう?」

クロエ「だからこそ、普通なら冷やしたりするのだけど……」

夜桜「あんた武器商人なんでしょー?何を改造したか、わからないの?」

クロエ「私は正規の武器には詳しいけどそうでない武器は管轄外なの。何度も言わせないで」

夜桜「なーんだ。使えないの」

黒城「普段からエラそうな口叩いてる割には、肝心な所で役立たずね!」

福島「はいはーい。関係の無い話はそこまでにしよーねー」

守矢「ううむ………ですが、それはほとんど推測では?」

藤山「確かにな……もっと具体的なモンがありゃいいんだけどよ……」




834 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:36:54.779+fZuzk7O (18/26)


【別の場所に手がかりは無い】←【鉄の破片】 正解!


神名「それは違います!」

神名「菊名さん……実は、同じ様に不審なモノが見つかっているんです」

藤山「ん?それってトレーニングルームにあった破片の事か?」

クロエ「破片……?」

福島「それってさー、さっき言ってた部品の破片じゃないのー?」

藤山「だーかーらー!俺がそれを間違う筈が無えってんだよ!」

藤山「俺は超高校級の解体屋だぜ!?バラされた機械の部品くれー簡単に見分けがつくっつーの!」

坂東「おう!なら間違いねーな!」




夜桜「でも、それってあんたが嘘をついていない事前提だよね?」

夜桜「あんたなら幾らでも嘘がつき放題なんだし……あんたが犯人なら、その位なんとでもなるんじゃない?」



835 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:38:20.399+fZuzk7O (19/26)

あっ、間違えて先のやつだしちゃいました……
合間にこれが入りますね。とりあえず正解扱いで……


【ノンストップ議論 開始!】
 コトダマ
【鉄の破片】>>785
【各個室の扉の鍵】>>780
【トレーニングルーム】>>784



守矢「そもそも、何か(改造したというのは、ほとんど神名殿の【推測の域】ではないですかな?」

坂東「まあ、突拍子無い感じはあるな」

福島「でもでもー、ならなんであんな所にネジが落ちてたのかなー?」

クロエ「ならばあのネジは【冷凍庫のどこかから外れた】モノだと言うの?」

藤山「そんな所は無かったぜ、俺が言うんだ間違いねえ!」

菊名「【別の場所に手がかりは無い】よね……」

夜桜「そんなのが都合よく《あると思うの》?」

菊名「だ、だよね………」

鈴木「ならば、ネジの改造の件は神名くんの《思い違い》なのか?」



836 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:39:19.959+fZuzk7O (20/26)

Take2

【別の場所に手がかりは無い】←【鉄の破片】 正解!


神名「それは違います!」

神名「菊名さん……実は、同じ様に不審なモノが見つかっているんです」

藤山「ん?それってトレーニングルームにあった破片の事か?」

クロエ「破片……?」

福島「それってさー、さっき言ってた部品の破片じゃないのー?」

藤山「だーかーらー!俺がそれを間違う筈が無えってんだよ!」

藤山「俺は超高校級の解体屋だぜ!?バラされた機械の部品くれー簡単に見分けがつくっつーの!」

坂東「おう!なら間違いねーな!」




夜桜「でも、それってあんたが嘘をついていない事前提だよね?」

夜桜「あんたなら幾らでも嘘がつき放題なんだし……あんたが犯人なら、その位なんとでもなるんじゃない?」



837 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:40:21.159+fZuzk7O (21/26)


守矢「確かに、迂闊に信用するのも危険ではありますな………」

クロエ「そうね。こと機械において藤山並の知識を持つ人はいない………」

福島「それって、誰も戒にーちゃんの嘘を証明出来ないから、幾らでも嘘がつけるって事?」

藤山「な、なんだよ……?お前ら、俺が信じらんねえってのか?」

藤山「ふざけんな!俺が嘘なんざつく訳が無えだろうがっ!!」

黒城「それは犯人の常套句よ!わざとアタシ達に間違えた答えを出させようとする犯人特有のね!」

鈴木「まだ二回しかやってないのに何故断言出来るんだ!?」

鈴木「だが……藤山くんを疑わない理由も無いのも確かだ……」

神名「藤山、くん………」

藤山くんは私と一緒に捜査をしてくれていました。その時には不審な行動は何も無かったはずです………

………でも、それはあくまでも私の主観。藤山くんの発言の正当性を示す根拠にはなりません………

藤山くんは嘘をついている…?それとも、本当の事を話している…?

私は、どうすれば………







菊名「……俺は、藤山くんを信じたい」

菊名「だって、藤山くんが嘘をつく必要なんて無いんだし……俺は、藤山くんの才能を信じたい」




838 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:41:24.629+fZuzk7O (22/26)


神名「………えっ?」

藤山「き、菊名、お前………!」

………そうでした、私は何を勘違いしていたんでしょうか

信じる人を信じないで、何が超高校級の教祖なのか………だったら、私は…!

神名「…私も、藤山くんを信じます!」

神名「藤山くんは嘘なんてついていません!私が保証します!」

藤山「ち、千鶴ちゃん…!」

藤山「そうだぜ!俺は嘘なんてついて無えんだよ!」

黒城「往生際が悪いわね!いい加減認めなさいよ!」

坂東「うるせえ!お前らこそ藤山が嘘をついてるって証拠はあんのかよ!」

守矢「うーむ…そう言われると無いでありますな…」

鈴木「しかし弱ったな…このままだと議論が堂々巡りしてしまうぞ…」

黒城「あーもう!この際誰かビシッと決めてよ!」




モノクマ『だったらこれでシロクロはっきり決めてやるー!』




839 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:42:41.789+fZuzk7O (23/26)


クロエ「…!?モノクマ…!?」

藤山「て、テメエ!いきなりしゃしゃり出てくんじゃねえよ!」

神名「なにを、するつもりですか…!?」

モノクマ「いやさ、ボクとしてもずっと語らせ続けるのはマンネリになるわけ」

モノクマ「だからボクはとある有名高校の技術をパク…オマージュし、この退屈な駄弁りを打破したいんだよ!」

守矢「今、何か不穏な言葉が聞こえたような……」

坂東「多分気にしたら負けだぞ……」

モノクマ「はーい!それじゃしっかりと捕まっててねー!」








モノクマさんが手を挙げると、今私達の立っている席から、なにかが外れる様な音がして……

菊名「え……っ?うわっ!?」

福島「席が……動いてるのー!?」

黒城「アハハハハハッ!グルグル回ってて楽しいわ!」

鈴木「き、気分が……!」

そのまま、高速で裁判場を移動していました……は、速くて、目が……




840 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:44:14.439+fZuzk7O (24/26)


そうして、グルグルと回り続けている内に、私達の席はようやく止まりました

守矢「や、やっと止まりましたな……」

夜桜「でも、この並び方って……」

坂東「まるで、俺達で争えって感じの並び方だな…クソッ!」

今までの円形の並び方ではなく、向き合うような並び方。それは、互いが互いを疑うというよりは寧ろ……




モノクマ「どう?これで意見を対立させやすくなったでしょ?」

モノクマ「さあオマエラ、ガンガン意見をぶつけ合ってくださーい!!」

鈴木「意見をぶつけ合う、か……」

クロエ「ならば、これで心置きなく話し合えるわね」

クロエ「そこにいる藤山が嘘をついているか否かの、ね……」

藤山「…上等だ!受けてたってやるよ!」

菊名「俺は力になれるか解らないけど…頑張るよ……!」

夜桜「ま、あたしは話し合うまでも無いと思うけどねー」

守矢「先入観はいけませんぞ……小生達はあくまでも冷静に事を考えるべきです」




今までの議論が個人戦だとしたら、今からの議論は団体戦。といった所ですか…

だとしたら、この議論は統率が尤も重要になってきますね。バラバラな意見では向こうに押し切られてしまいます

だからこそ…教祖である私が中心となって議論を進めていくべきです

そして、それだけじゃダメです…射和さんの的確な命中精度のように

そして黒崎さんの鮮やかな駒運びの様に皆を動かしていかないと……

リーダーである私の責任は重大です……射和さん、黒崎さん……私に力を!




841 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:45:47.919+fZuzk7O (25/26)


新システム 【推論リーグバトル】

説明
基本的には議論スクラムの改変です。意見が対立した時、こちらの推論をゴリ押す時に発生します

最初に議題を提出し、相手の主張に此方側の主張をぶつける様に提出して議論が繋がる様に操作していき、

最終的には、相手の全ての意見を倒せばクリアとなります

議論スクラムとの相違点は、先に相手側の意見がすべて提出される事。そして、コトダマの代わりに意見を提示する【ヒトダマ】に変わる事です

何か疑問点があれば、お伝えください




問『朝食はご飯?それともパン?』

〈パンだ!〉(小田切、射和、千里山)

  VS

〈ご飯だ!〉(黒崎、糸長、江野森)

『相手の主張』
【小田切「僕は君達と違って海外暮らしが長くてね、ご飯よりもパンの方が僕に馴染むんだよ」】

【射和「朝飯なんざ適当でいいのさ。パンの方が手軽に食えるし、食後に一服もしやすいしな」】

【千里山「白米は保存には向かん!ワシは捜索の際には乾パンの持っていく事にしておるわァッ!」】

『此方の主張』
 ヒトダマ一覧
【黒崎「白米は日本人のそうるふうどなのじゃ!妾は毎日白米じゃぞ!」】

【糸長「朝ごはんなんだししっかり食べた方がいいんじゃない?それに!食後に煙草は体に悪いよ!」】

【江野森「……米も、調理法次第で保存食になる。……今度、教えてやるよ」】



この場合は
【小田切】←【黒崎】
【射和】←【糸長】
【千里山】←【江野森】
が正答になり、見事全論破が達成出来た事となります




842 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/06(月) 21:49:21.769+fZuzk7O (26/26)

新システムを発表した所ですが、本日はここまでで終わりにします。お疲れさまでした
何度やっても成長しない>>1は釜茹でにされるべき。先程のはクロエは否定の意見で言っているのに肯定するのが混乱させてしまったかな、と思います
もし、前の議論ここが解りづらい等があったら、是非とも教えてくれませんか?お待ちしています


843以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:52:30.067ECBeHWR0 (6/6)

 1の指摘通りに会話全体から見てとってしまったから同意に対して論破にしてしまった。
指摘されれば納得は出来るから特に問題もないと思う。
乙。


844以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 21:55:31.38T02z/Gygo (10/10)

乙です
(>>783の黒崎を黒城と勘違いしていたとは言えない)


845以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/06(月) 22:01:56.41AKz5EtDDO (2/2)

乙でした
新システム期待


846 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 20:33:10.95k6Ou+U5JO (1/36)

キャラにAAをあてる手法は、描写の未熟な自分こそやった方がいいのかもしれませんね
推論リーグバトルにAAを使えたら格好いいんですけどね……携帯だとどうもズレてしまう
そんなこんなで再開します


847 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 20:37:15.09k6Ou+U5JO (2/36)


【推論リーグバトル FIGHT!】

問:『藤山 戒は嘘をついている?』

〈嘘つきだ!〉(夜桜、守矢、クロエ、黒城、鈴木)

   VS

〈嘘つきじゃない!〉(神名、藤山、菊名、福島、坂東)

『相手の主張』
【鈴木「改造の件は全て藤山くんの証言から建てられている。簡単に信用していいのだろうか?」】

【黒城「そう言い張っててるのはアンタだけよ!証拠だって無いじゃない!」】

【クロエ「この場にいる誰も藤山の嘘を証明出来ない。なら、藤山が幾ら嘘をついても誰も解らないはずよ」】

【守矢「……ならば、藤山殿の意見はあまり参考にはならないのでは?」】

【夜桜「そもそも、何でそう簡単に藤山の意見を信じられるわけ?」】

『此方の主張』
 ヒトダマ一覧
【坂東「なんでだよ!疑ってばっかじゃ議論が進まねーだろーが!」】

【福島「だったら、何で冷蔵庫の中にパーツがあるの?戒にーちゃんの言う通りかもしれないよ!」】

【菊名「藤山くんは超高校級の解体屋なんだ……彼を信じてみたいんだ!」】

【藤山「俺が機械で間違う訳が無え!間違いなくあれは、冷蔵庫で何かを改造した痕跡だぜ!」】

【神名「ですが、それは逆に言えば藤山くんが本当の事を話していても誰も証明が出来ないという事です!」】



神名「藤山くんは……嘘なんてついていません!」


↓1上から順に議論を繋げてください。わからない場合は質問をお願いします



848以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 20:46:34.15SrqTN2KZo (1/6)

とりあえず
鈴木に藤山
黒城に福島
クロエに神名
守矢に坂東
夜桜に菊名
かな?


849 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 20:49:46.45k6Ou+U5JO (3/36)


>>848そうですね。やっぱりまだまだ改良の余地ありでした
下手にここで詰んじゃうとシステム的に破綻している事になるので……

      結果発表
   ×【鈴木】VS【藤山】○
   ×【黒城】VS【福島】○
   ×【クロエ】VS【神名】○
   ×【守矢】VS【坂東】○
   ×【夜桜】VS【菊名】○

  WINNER  〈嘘つきじゃない!〉

正解!

神名「これが、私達の真実です!」

神名「藤山くんは嘘なんてついていないんです!今までの証言は、全て正しかったんですよ!」

藤山「そうだ!俺は絶対に嘘なんてついてねぇからな!」

鈴木「む、むむ……ここまで言い負かされたなら、意見を変えるしか無いか……」

夜桜「だけど、本当にいいの?ここまで来てクロは藤山でしたーだったら、承知しないからね?」

坂東「大丈夫だって!俺達の出した答えだぜ?信じろよ!」

藤山「おう!そうだそうだ!」

福島「……じゃあ、あの破片ってなんなんだろう?」

守矢「パーツの破片で無いのなら、もう候補は思いつきませんな……」

菊名「うーん……僕達の知らないものなのかな……」

確かに、ここまで議論しても破片の正体が掴めないのは不自然ですね……

……もしかして、私達が想像していない様なものなのでしょうか?




850 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 20:50:59.04k6Ou+U5JO (4/36)


神名「……すみません。その破片の特長を詳しく教えてもらえませんか?」

藤山「ん?特長か?」

藤山「つってもよー……そんなの解んねえんだよな。そんぐらい細かい破片だったしよ」

黒城「だったら、何でその破片が証拠になるのよ!ただ単に深読みの可能性もあるじゃない!」

藤山「いや……なんだか見たことある気がすんだよな……」

クロエ「見たことがある……?でも、それはトレーニングルームにあるものでは無いのよね?」

夜桜「そもそも勘違いの可能性もあるけどねー」

鈴木「思い違いの可能性は無いのか!どうなんだ藤山くん!!」

藤山「うるせえ!あれは絶対に重要な証拠だっつーの!」

藤山「俺の解体屋の勘が……そんな気がするっつってんだよ!」

あの破片の正体……それさえ解れば一気に真相に近づける気がします

少し、考えてみましょうか……


【ロジカルダイブ  開始!】

問:あの破片は元々あったもの?
   A.はい  B.いいえ

問:あの破片はどこから出てきた?
 A.トレーニングルーム  B.フルーツパーラー  C.どちらも違う

問:あの破片の真の出所は?
 A.誰かが持ち込んだ  B.藤山の勘違い  C.瞬間移動

↓1




851以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:00:17.94SrqTN2KZo (2/6)

B
C
A


852 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:01:23.32k6Ou+U5JO (5/36)


B、C、A  正解!


神名「これが真実と為るのです!」

神名「……まず、今までに出た情報を頼りに、その破片の元手をおさらいしてみませんか?」

藤山「あーっと、あの破片は、元々はあのトレーニングルームには無かったモノなんだよな」

黒城「それから…えーと…なんだっけ?」

クロエ「事件現場のフルーツパーラーや機械のあるトレーニングルームにも覚えがないなら……」

鈴木「誰かが持ち込んだのか……?だがそれを裏付ける証拠が……」

神名「……あるかも、しれません」

福島「……え?あるかもしれないのー?」

夜桜「そんなのあるわけ……」

神名「要するに……事件の際にトレーニングルームへ行った可能性を指摘出来ればいいんですよね?」



事件は、夜の11時以降……つまり深夜から明け方の時間帯に行われていたはずです

だとしたら、あれを描いていたあの人ならば目撃しているかもしれません!


↓1コトダマを提出してください


853以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:05:06.85X0Y6qSQDO (1/4)

【黒城の魔方陣】


854 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:08:19.02k6Ou+U5JO (6/36)


【黒城の魔方陣】  正解!

神名「これで証明してみせます!」

神名「黒城さん……!あなたは、昨晩から資料室にいましたよね!?」

黒城「……えっ?ええっ!?」

坂東「な、なんでだよ!?そうなのかよ黒城!?」

神名「はい。資料室に描かれていた魔方陣……あれはとても一晩で描ききれる様なものではありませんでした」

藤山「確かにな……あんなのを夜だけに描ききれんのは、幾ら黒城が頭おかしくてもキツいんじゃねーか?」

福島「えー…まさか、ずっとどこにも奏ねーちゃんがいなかったのって…」

黒城「そうよ!アタシはあの動機を聞いた後いてもたってもいられなくて……」

黒城「つい本能のままに描いちゃったのよ!!」

クロエ「……で、結局三階に誰か人影はあったのかしら?」

黒城「え?アタシは知らないわよ?気にしてなかったし」

守矢「駄目みたいであるな……」

夜桜「もう打つ手無いじゃん……」

黒城「あ!でも確かに何か影が見えた気がするわ!確かに!」

藤山「影……?それ本当だろうな?」

黒城「当たり前田の……本当よ!」

菊名「そこまで言うなら、言い切って欲しかったかな……」

神名「と、とにかく……これで、昨夜には誰かが三階を通ったという事が証明出来ました……出来ましたよね?」

鈴木「疑問系!?」

……破片は犯人が行った何らかの形跡だという事が判明しました

後は、あの破片が何だったのか……わざわざトレーニングルームまで持ち運んでまでやったのは……

それはおそらく、事件を機に無くなっているもの……それを、少し考えてみましょうか…………



【閃きアナグラム  開始!】

問:あの破片の正体は?

解:く○え○こ○つ○か○
↓1



855以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:10:14.40SrqTN2KZo (3/6)

くろえのこしつのかぎ


856 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:12:49.80k6Ou+U5JO (7/36)


くろえのこしつのかぎ→クロエの個室の鍵  正解!


神名「見えました!」

神名「わかりました…!あの鉄の破片は、元々はクロエさんの個室の鍵だったのでは無いでしょうか!?」

坂東「はぁ!?鍵だぁ!?」

守矢「個室の、鍵ですと……!?」

神名「そもそもおかしかったんです。どうして、クロエさんの部屋を、わざわざ藤山くんに頼んだのかを……」

夜桜「それ……ただ面倒だっただけじゃないの?」

福島「でもでもー、確かにモノクマならスペアくらいありそうだし、クロエさんだけを省くのは公平じゃないよー」

モノクマ「あー、その件に関してはボクとしても申し訳無いと思ってるんだよ」

モノクマ「あの個室の鍵は正真正銘の一品モノで、無くしただけならボクが全力を尽くして探すけど……」

鈴木「壊れた場合は、どうしようもないという事か……」

夜桜「……それ、そんな簡単にあたし達に言っていいの?」

モノクマ「いいよいいよ。元はと言えばもっと早く言うはずだったしね」

モノクマ「誰にも聞かれなかったし、言うタイミングも無かったから言わなかっただけだからね!ホントだからね!」

クロエ「…でも、これで確定みたいね。あの破片は、元々は私の鍵だった……」

福島「わーい!やっと謎だった破片の正体がわかったんだねー!」





857 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:13:41.69k6Ou+U5JO (8/36)


夜桜「……でもさ、それって本当に正しいの?たまたまそうだったって可能性は絶対に無いの?」

黒城「なによ!せっかくアタシ達で喜んでたのに、空気読みなさいよ!」

夜桜「そもそも、そんな簡単に鍵が壊れるものなの?そんなの危ないし、1つしか無いならなおさら頑丈に作らない?」

坂東「……まあ、そりゃそうだよな……」

黒城「そんなの馬鹿力で踏み壊したとか機械で分解したとか、よく考えてみたら色々あるじゃない!」

守矢「それは……厳しいのでは……?」

藤山「んな事出来る訳ねーだろ!ここは設備が不十分なんだからよ!」

クロエ「だとしたら……どうやって壊したのかしら?」

人力や機械を使っても壊せない……確かにそうですよね

鍵はオーダーメイドで、そんなに簡単に砕ける様なものではありませんし……

だとしたら、それ以上の力を与えれば壊せるのでしょうが……もしかして……

…………現場から消えていた、アレを使ったんでしょうか?



問:頑丈な鍵を砕けるものを示すコトダマを提示して下さい
↓1


858以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:17:39.60Gq8L+Xiv0 (1/6)

【消えた銃】


859 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:20:59.47k6Ou+U5JO (9/36)


【消えた銃】  正解!


神名「確かに、まともな手段では壊す事なんて無理でしょうね……」

神名「…………だったら、まともでない手段を使えば壊せるはずです」

クロエ「まともでない手段……?それは何かしら?教えて貰えないかしら」

坂東「クロエ……どうした?今回はやたらとしおらしいっつーか……」

神名「……射和さんの拳銃です。あれを使えば鍵を壊す事くらい容易いのでは?」

黒城「い、射和の拳銃ですって!?」

守矢「……小生は、何故拳銃を奪い取ったのかが疑問でした。初めは射和殿を無力化する為と思いましたが……」

福島「もしかして、こっちの方が犯人の目的だったのかな?」

菊名「だ、だったら……冷凍庫での改造って、まさか……!」

クロエ「……確かに、射和の拳銃は小型だけど威力が高いタイプ。改造で無理矢理リミッターを外せば……」

神名「……どうやら、これで決まりみたいですね。犯人は鍵を銃で―――」




夜桜『それ戦場でも同じ事言えんの?』反論!





860 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:21:55.25k6Ou+U5JO (10/36)


夜桜「あのさ、さっきから鍵を壊したとかなんとか言ってるけどさ……」

夜桜「あんた、自分で自分の言っている事がわかってないの?」

神名「……どういう、事ですか?私の意見が、何か間違っていましたか?」

夜桜「はあ、ホントバカ。鍵を銃で壊したとかそんなのありえないって……」

夜桜「そんな生ぬるい事言ってるといつか死ぬよ。だからここであたしが殺しておくね」


――反論ショーダウン 開始――
 コトノハ
【朝のパトロール】>>782
【黒城の魔方陣】>>788
【トレーニングルーム】>>784


夜桜「鍵を銃で壊したって事はさ、犯人は銃を射和から奪い取ったんだよね?」

夜桜「でもそれこそおかしいじゃん?射和は無抵抗で銃を渡すとも思えないし、ましてや勝つなんてさ」

夜桜「それに、たとえ銃を奪い取ったとしても鍵を壊すなんて不可能だよ」

夜桜「それは、あたしたちの今までの議論で決まった真実なんだからさ」



神名「確かに、今までの議論は間違いなく進んでいるとは思います……」

神名「でも、だからといって何故鍵が壊されていないと断言出来るんですか?」

神名「鍵は間違いなく壊されています…あの破片が証拠です!」



夜桜「はあ……ホンットーにあんたって考えが硬いよねー」

夜桜「あのね?あんな小さな的に【まともに当たる】と思う?」

夜桜「それに……一番重要な事を忘れてない?銃は無音で撃てないんだよ?」

夜桜「銃を撃ったら、発砲音で【黒城に気づかれる】と思うんだけど?」


↓1反論してください


861以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:25:17.60X0Y6qSQDO (2/4)

【黒城に気づかれる】に【トレーニングルーム】で反論


862以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:26:11.89Gq8L+Xiv0 (2/6)

【黒城に気づかれる】←【トレーニングルーム】


863 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:27:26.12k6Ou+U5JO (11/36)


【黒城に気づかれる】←【トレーニングルーム】 正解!


神名「その言葉、正してみせます!」

神名「……クロエさん。射和さんの銃には音を消す装置はついていますか?」

クロエ「……いいえ、ついていないわ。動機が発表された時にも発砲したでしょうけど、その時は音がしていたし……」

夜桜「ほらね?ならバレるって、神名が間違えてるんだよ」

神名「……いいえ、これではっきりしました。あの鍵はトレーニングルームで壊されたんです!」

夜桜「……いやいや、話聞いてた?あの銃にはサイレンサーはついて……」

神名「銃に消音がなくとも、トレーニングルームには元々防音加工が施されているんです。発砲音なら誤魔化せます!」

福島「防音加工……翔にーちゃんの時と同じなら、銃声くらいは消せると思うな」

藤山「……決まりだな、射和の銃がブン盗られたのは……!」

坂東「クロエの鍵をブッ壊す為だって訳だな!」

菊名「…………後は、それをやった犯人だね、クロエさんを閉じ込めたのは絶対に犯人だろうし…………」

菊名「…神名さん、誰が怪しいと思う?」

菊名「聞かせて欲しいんだ……キミの意見を、さ」

…………怪しい人。クロエさんを閉じ込め、射和さんの銃を奪い、射和さんと黒崎さんを襲撃した犯人

この一連の流れはかなり素早く行われていて、犯人がいかに手際よく進めていたのかが解ります

ですが、それが仇になって証拠を残し続け……特に、犯行中の『ある事』が出来る人は限られています

あの人しか出来ないという事はそれ以外の人は除外されます…つまり、今回の事件の犯人は……!



↓1怪しい人を指名してください


864以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:30:44.58Gq8L+Xiv0 (3/6)

夜桜
銃の扱い的な意味で?


865 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:31:46.53k6Ou+U5JO (12/36)


夜桜 炎呪(よざくら えんじゅ) 正解!


神名「……夜桜さん、ですね?」

夜桜「?なにが?」

神名「あなたが……黒崎さんと射和さんを殺した犯人なんですよね?」

菊名「……夜桜さん、か」

クロエ「…………ッ!!」

鈴木「ど……どうしてなんだ?僕に教えてくれないだろうか……」

神名「……根拠は、『個室の鍵を銃で破壊した』事です」

神名「この中で、銃を巧みに扱える人は三人いましたよね?」

福島「ガンマンの義守にーちゃんは当然として…後は傭兵の炎呪ねーちゃんと武器商人のクロエねーちゃんだね!」

神名「その中で、射和さんは被害者として、クロエさんは縛られた上に監禁までされていましたから……」

夜桜「……それで、あたしが犯人って事になるんだ?」

守矢「消去法とはいえ……確かに説得力はありますな」

坂東「オイ!どうなんだよ夜桜!お前が二人を殺したのか!?」

夜桜「いや違うよ?」

藤山「やけにあっさりだな!?」

夜桜「だってー、銃で壊したって前提から違うかもしんないしー?だからあたしは認めないしー」

黒城「あーもう!ガキみたいな言い分は止めなさい!イライラするわ!」

……いいえ、犯人は間違いなく夜桜さんのはずです

夜桜さんを論破して……自分の罪を、認めさせてみせます!




866 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:33:00.99k6Ou+U5JO (13/36)



【ノンストップ議論  開始!】
 コトダマ
【モノクマファイル4】>>779
【血のついたチェスの駒】>>790
【落ちていたネジ】>>791
【特殊アナウンス】>>781



夜桜「あたしは犯人じゃありませーん」

黒城「そのムカつく態度は止めてよ!」

夜桜「あたしが犯人だって《決め手》は無いでしょ?」

藤山「いや、鍵を銃で撃ち抜くなんてお前にしか出来ねえんだよ!」

夜桜「そんなの【言いがかり】だもん。認めないよ」

鈴木「あくまでも無実を貫き通すつもりか……!」

福島「むーまるで子供のワガママだよ。自覚してない分かなたより質が悪いよ」

黒城「あーもう!《ダイイングメッセージ》でも【自白】でもいいから速くきめちゃってよー!」

夜桜「はいはいうるさいよー。そんなにあたしを犯人にしたいの?」

夜桜「そんなに必死だと、逆に《黒城の方が怪しくない?》」

黒城「アタシが怪しい!?ふざけんじゃないわよ!犯人のクセに!!」



↓1論破or同意してください


867以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:35:07.78SrqTN2KZo (4/6)

《ダイイングメッセージ》に【血のついたチェスの駒】で同意


868 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:35:44.92k6Ou+U5JO (14/36)


《ダイイングメッセージ》←【血のついたチェスの駒】  正解!


神名「ダイイングメッセージ……もし、それがあるとしたら?」

夜桜「………………は?」

神名「黒崎さんのチェスの駒です……1つだけ、血のついた状態で服の中に入ってたんです」

黒城「あ!それってアタシが見つけたヤツね!お手柄よね!?」

坂東「マジかよ!?血がついてるっつー事は襲われた後に取ったって事じゃねーか!」

守矢「黒崎殿は犯人に襲われ、死ぬ直前にその駒を手にとったという事ですな…」

福島「ねぇ、その駒はなんなのー?」

黒城「黒のナイトよ!騎士の駒ね!」

夜桜「……それがどうしてあたしになるのさ、騎士っぽい見た目のヤツは守矢じゃないの?」

守矢「唐突に小生が犯人候補にっ!?」

神名「いいえ、騎士ではなくて……」

黒崎さんは、確か日本語は堪能でしたが読み書きは出来なかったはず……

だとしたら、これはこう読むべきです!



【閃きアナグラム  開始!】
問:ダイイングメッセージの読み方は?

解:○IG○○
↓1



869以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:37:22.10Gq8L+Xiv0 (4/6)

NIGHT



870以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:38:37.11X0Y6qSQDO (3/4)

NIGHT


871 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:39:57.06k6Ou+U5JO (15/36)


NIGHT→夜  正解!


神名「ナイトを、騎士と読むのではなく同音異義語……夜と読むんです」

神名「この中で、夜に関する名字、及び名前なのは……」

菊名「……夜桜さんだけだね……」

夜桜「そ…そんなのこじつけじゃん!本当にそう読むかはわかんないじゃん!」

夜桜「そ、それに、本当にそれが黒崎が仕込んだのかも怪しいじゃん?もしかしたら犯人が仕込んだのかも……」

守矢「では、夜桜殿は銃の件はどう説明するのですか?」

坂東「鍵を壊したのが銃じゃないなら、どうやって壊したんだよ!」

藤山「先に言っておくが……俺の嘘、なんて言い訳はすんなよ?」

神名「夜桜さん……もう、反論はありませんか?」

夜桜「は…はんろん…?あ、あるよ!あるに決まってるじゃん!」



872 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:40:53.07k6Ou+U5JO (16/36)


鈴木「夜桜くん。君の反論は何かね?」

夜桜「黒崎を殺した凶器!それがまだ決まってないじゃん!」

守矢「言われてみれば、確かになあなあになっていましたな……」

黒城「そんなの、フルーツパーラーなんだしフォークでぶっ刺したのよ!」

坂東「トラッシュルームから、ガラス片でも持ってきたんだろ!?」

クロエ「……いや、黒崎の傷を見ていないけど、そんななまくらでは殺すまでに何度も刺さないといけないわ」

クロエ「だとしたら、もっと刃の鋭利な刃物。例えばナイフとか……」

福島「ナイフ……なら、炎呪ねーちゃんは持ってるんじゃないの?」

鈴木「射和くんに拳銃が与えられていた様に……夜桜くんにも与えられていたのではないか!?」

夜桜「残念でしたー!あたしはそんなのもってませーん!」

坂東「いや嘘だろ!?」

夜桜「あたしもってないもーん!ホントだもん!」

黒城「あーー!イライラするーー!!」

菊名「ど、どっちなの…!?」



神名「……安心してください。夜桜さんはナイフを持っていますよ」

夜桜「嘘だよ!あたしもってない!」

神名「いいえ、嘘をついているのはあなたです……それを証明して見せます!」



873 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:41:33.87k6Ou+U5JO (17/36)


【パニックトークアクション 開始!】


夜桜「嘘だよ!あたし知らないもん!」

夜桜「ナイフなんて持ってない!そんなのあんたたちの嘘なんだよ!」

夜桜「あんたちはそんなにあたしを犯人にしたいの!?そうやって都合の悪い事は目を塞ぎたいの!?」

夜桜「仮に!あたしが!ナイフを持っていたって言うんならさ!」

夜桜「いつ!?どこで!?何時!?何分!?何秒!?地球が何周回った頃!?使ったっていうの!?」

夜桜「【あたしはナイフなんて持っていない!使った事だってないんだ!!】」



神名「……見苦しいですよ、夜桜さん」

神名「あなたは確かに、ナイフを持っていました。それも、私の目の前で…………」

神名「あなたは油断していたんです!だからあの時、ああも簡単に見せていたんですよ!」


問:夜桜がナイフを使っていた時とは?

解:1.じとち 2.ゅう 3.ょ 4.くなゆき 5.りじっし 6.ょう 7.き
↓1


874以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 21:49:02.07SrqTN2KZo (5/6)

7→4→1→6→5→3→2
きくなゆきじとちょうりじっしちゅう
3はょでなくちかな?


875 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:54:17.46k6Ou+U5JO (18/36)


>>874またやらかした……そうですね。どうして推敲してもミスがあるのか……
本当にすみません。文をぶつ切りにしてから入れ換えてるのでダミーは無いので……


きくなゆきじとちょうりじっしちゅう→菊名幸路と調理実施中 正解!


神名「夜桜さんがナイフを使っていたのは……二階が解放された直後、菊名さんと調理時間です!」

菊名「…………あっ!?そうだ、思い、出した…………!」



夜桜「えーと、これでいいかな?」


菊名「あの時……確かに、夜桜さんは、ナイフを……!」

鈴木「あ、あの時、僕も途中見に行ったが……そんな事があったのか!?」

坂東「……オイ、どうなんだよ!」

夜桜「………………………………………………」

藤山「反論は、もう無ぇよな?」

黒城「もう何も言えないみたいね!」




神名「……最後に、もう一度今回の事件を振り返ってみて、なにもないならば……」

神名「もう認めてください!逃げるなんて許しませんから……!」



876 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 21:59:17.45k6Ou+U5JO (19/36)


【クライマックス推理 開始!】

Act.1
まず、犯人が行ったのは、【A】さんへの襲撃です
何故、彼女が選ばれたのかは定かではありませんが……犯人は【A】さんを襲い、気をうしなわせました
ですが、犯人は【A】さんを殺さず……更に多くの人を手にかけていたんです!

Act.2
次に会ったのはおそらく【B】さんです。もう一人の被害者は、その時【C】にいたでしょうから……
これは私の予想ですが……犯人は、先に捕らえていた【A】さんを人質に使ったのでは無いでしょうか?
だからこそ、【D】を持っていた【B】さんを無抵抗で連れ出せたのでしょう……

Act.3
そうして、【B】さんを従わせた犯人は、もう一人の被害者……【E】さんを狙っていました
【E】さんは毎日のように【C】に通っていましたから、特定することは難しいことでは無いですからね
そこで出会った二人を……犯人は殺害したんです

Act.4
まず、犯人は力が強く、抵抗される可能性が高い【B】さんから殺害したんです。そして、その次に【E】さんを一撃で切り裂いたんです
その後に殺した【B】さんから【D】を奪い取り、最終的に【B】さんの死体発見現場である【F】へと運んだんです
【F】へ運んだのは、隠す目的ではなく、その後の【G】をやりやすくするためですよね?
でも、その【G】こそが犯人の残した最大の痕跡でもあるんです……

Act.5
犯人は【B】から奪い取った銃を【G】して、【H】へと向かいました……捕らえた時に奪った【I】を持って……
犯人は【G】した【D】を使って【A】さんから奪い取った【I】を、粉々に砕いてしまったんです!
粉々に砕けば【J】くんしか開けられない様に出来ますし、捜査にも関わらせない事で捜査を難しくさせる事が出来ます
これのせいで【A】さんが捜査に加われず、捜査は極めて難航してしまいましたね……

Act.6
ですが、それは犯人にとっても悪手立ったんです。夜中に【K】さんが資料室にいたため目撃されてしまったり……
【E】さんは即死しておらず、【L】を残してくれたり、犯人の油断がこんなに私たちを導いてくれたんです!

導きだした結果は【M】である【N】!あなたが二人を殺害した犯人だと教えてくれているんですよ!




877 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:00:37.56k6Ou+U5JO (20/36)


A:事件前に襲われた人は?
B:今回の被害者の男性は?(フルネームでお答えください)
C:被害者が通っていた場所は?
D:被害者が持っていたものは?
E:今回の被害者の女性は?(フルネームでお答えください)
F:発見現場兼【G】を行った場所は?
G:犯人は【F】で何を行った?
H:犯人が向かっていった場所は?
I:犯人が奪い取っていたものは?
J:誰しか開けられない?
K:資料室に籠っていた人は?
L:被害者は何を残してくれていた?
M:犯人の才能は?(超高校級までつけてください)
N:犯人の名前は?(フルネームでお答えください)

↓全て埋まるまで


878以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 22:08:36.99Gq8L+Xiv0 (5/6)

クロエ・ファウラー
射和義守
フルーツパーラー

黒崎月子
冷蔵庫
改造
トレーニングルーム
部屋の鍵
藤山戒
黒城奏
ダイイングメッセージ
超高校級の傭兵
夜桜炎呪


879 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:09:46.17k6Ou+U5JO (21/36)


A:クロエ・ファウラー
B:射和 義守(いざわ よしもり)
C:フルーツパーラー
D:拳銃
E:黒崎 月子(くろさき つきこ)
F:冷凍庫
G:改造
H:トレーニングルーム
I:個室の鍵
J:藤山 戒
K:黒城 奏
L:ダイイングメッセージ
M:超高校級の傭兵
N:夜桜 炎呪(よざくら えんじゅ)


ALL  CLEAR!!


神名「……どうですか?夜桜さん。なにかあるならば反論してください……」

夜桜「………………………………………………」

鈴木「あくまでもだんまりを決め込むつもりなのか……」

クロエ「これで、決まりのようね……」



モノクマ「えー、議論も終わったみたいですし、そろそろいつものアレやっちゃいますね!」

モノクマ「それでは、オマエラはお手元にあるボタンを押して、怪しいと思う人に投票してくださーい!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは果たして誰なのか……そして、オマエラの選択は正しいのか……」



モノクマ「さあ!どっちなんだーっ!?」






880 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:10:29.65k6Ou+U5JO (22/36)








    V  O  T  E

 【夜桜】  【夜桜】  【夜桜】











881 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:11:13.09k6Ou+U5JO (23/36)











【学 級 裁 判   閉  廷!】












882 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:13:14.10k6Ou+U5JO (24/36)



モノクマ「ひゃっほーい!またまたまたまたまた大正解だー!」

モノクマ「今回、超高校級のガンマンである射和義守クンと、超高校級のチェスプレイヤーである黒崎月子さんを殺したのは……」




モノクマ「超高校級の傭兵である、夜桜炎呪サンなのでしたーっ!二人も殺すなんて怖いね!」

夜桜「……………………」

神名「夜桜さん……?どうして、どうして二人を殺害したんですか!?」

夜桜「…………………………………………」

クロエ「……………………ッ!」

鈴木「お、おい!?クロエくん!?」

クロエ「答えなさい…!答えろッ!」

クロエ「貴様はそんなに金が欲しかったのか!?この浅ましい土人形がッ!」

神名「く、クロエさん!?」

藤山「おい!クロエ、オメーいきなりどうしちまったんだよ!?」

クロエ「どうして!?どうして射和を殺したの!?アイツが、アイツを何で…!」

夜桜「えいっ」

神名「…………えっ?」



883 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:13:47.96k6Ou+U5JO (25/36)


クロエ「…………くっ!」

夜桜「はい動かないでねー、……動いたら死んじゃうよ?」ぎりぎり

菊名「クロエさんっ!?」

坂東「クロエ!?テメェ、クロエに何しやがるんだ!」

夜桜さんが動いたかなと思うと、目にも止まらぬ動きでクロエさんの身体を押さえてしまいました……!

守矢「夜桜殿!?なにをするつもりなのですかな!」

夜桜「うーんっとね……まあ簡単に言うと逃避行ってヤツ?」

黒城「ラブロマンス!?ゆりゆららりら大事件!?」

福島「いや、誰がどう考えてたって違うでしょー?」

夜桜「えーとね、モノクマにはあたしをこっから出してもらいたいんだ」

夜桜「出さないと……ここで皆殺しちゃうよ?」

神名「…………えっ?」

それって、つまり、クロエさんと私たちは…………

藤山「ふざけんな!それじゃ俺らは人質じゃねえか!」

坂東「卑怯だぜ!正々堂々オシオキされやがれ!」

モノクマ「……えっ?もしかしてボクって今脅されてるの!?」

モノクマ「確かに全滅は困るよ!?ボクの意義が無くなっちゃうからね!」

夜桜「…それじゃ、出してくれるの?」



884 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:14:26.50k6Ou+U5JO (26/36)


鈴木「そ、そもそも!これは明らかに夜桜くんの暴走行為だ!モノクマは早急に鎮圧すべきでは!?」

モノクマ「それがさ、ボクってオマエラに直接手出しが出来ないんだよ。そういう設定だからね」

モノクマ「手出し出来るのは、オマエラがボクに先に手を出した時や校則違反を犯した時だけで……」

福島「だったら、今のは『二人以上殺してはならない』『学園長に逆らってはならない』に引っ掛かるんじゃ……」

モノクマ「うーん……現時点じゃまだクロエさんを殺してはいないし、逆らっているとも言えないし……」

モノクマ「だから、ボクは手出ししないよ。生徒の自主性の為にね!」

神名「……それって、ただ面倒だから私たちに押し付けようって魂胆じゃ……」

モノクマ「…………すー、すー」

坂東「狸寝入りすんじゃねえよ!!」

藤山「いや熊だろ…って!そんな事言ってる場合じゃねえ!クロエがヤベェ事になってんぞ!?」

クロエ「かっ…………は…………」

菊名「く……クロエ、さん…………」

夜桜「ほらほら早くー、クロエの首が絞まっていくよー。早くしないと……」




885 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:14:52.94k6Ou+U5JO (27/36)







黒城「でりゃあああああああああああああああああああ!!!!」




ばりんっ

夜桜「えっ…!?何これまぶしっ…!」

鈴木「め、目がっ!目が痛い!」

神名「眩しい…!痛い…!」

いきなり閃光に包まれた裁判場。私に見えたのは、黒城さんが懐から何かのビンを出して叩き割るところで……

と、とにかく目が痛いです!眩しくて頭もクラクラします…!

福島「な、何これ…!閃光弾!?」

黒城「どーよ!アタシ特製閃光ボムの味は!これ作るのにいくら薬品を使ったと思ってるの!?」

夜桜「…!この程度で離す訳無いじゃん。ほんの一瞬程度視界を奪った程度で…!」




886 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:15:34.63k6Ou+U5JO (28/36)





守矢「―――いいえ。ほんの一瞬だけでも充分です」

守矢「…………いってくだされ!坂東殿!」

坂東「オラアァァアァアァァァッ!!」

ドスッ

夜桜「かふっ……!?」

坂東「おっしゃあ!モロに入ったぜ!」

守矢「クロエ殿!大丈夫でありますか!?」

クロエ「はぁ……はぁっ……なんとか、ね」

…………何が起きたのかわかりませんでした

目を開けた時には、守矢くんに取り押さえられている夜桜さんと、坂東くんに手をひかれて此方に来たクロエさん……

クロエさんは助かったんですよね……?よく見えていませんでしたけど……

夜桜「…………あーあ、失敗かあ」

夜桜「残念だなー欲しかったなー」



夜桜「…………―――くらい、さ」

神名「…………………………え」

夜桜さんがぽつりと言った言葉……それを私は聞きました

それは……………………




887 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:16:19.10k6Ou+U5JO (29/36)


モノクマ「さて、暴走娘も取り押されられた事ですし、オマエラお楽しみのアレやっちゃうよ!」

夜桜「……わかったよ。もう抵抗しない、でも一つだけ聞かせて?」

モノクマ「ん?なに?」

夜桜「もしも……もしもオシオキを耐えてさ、ここに戻ってこれたらどうする?」

モノクマ「んー……そうだね。その時はオシオキ終了って事で無罪放免!好きにするといいよ!」

夜桜「……うん、わかった。ありがと」

神名「ま……!待ってください!夜桜さん!」

夜桜「つまり、オシオキさえ突破すればいいんだよね?そうすればいきられるんだよね?」

夜桜「だったらがんばらなくちゃ……あたしは生きたい。ずっとずっと不幸だったんだから……」

夜桜「あたしは……!幸福になってみせるんだっ!」



神名「どういう……事なんですか……!?」

神名「あなたの――――『本当の名前』って――――!」





モノクマ「今回は、超高校級の傭兵である夜桜炎呪さんの為に、スペシャルなオシオキを用意させて頂きました!」

モノクマ「それではオマエラ張り切って参りましょう!オシオーキターイム!」




888 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:18:02.50k6Ou+U5JO (30/36)










    GAME    OVER!
 ヨザクラ さんが クロに 決定しました

   オシオキを  開始します












889 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:18:38.62k6Ou+U5JO (31/36)


『バイバイララバイ』
『超高校級の傭兵 夜桜炎呪処刑執行』


真っ暗な夜空の様なドームに置き去りにされた夜桜さん。点々とした星のみが、夜桜さんを包んでいます
そんな静寂に包まれたドーム。まるで永遠に続くかと思うような静けさを破ったのは…………
いったいどこに隠れていたのか、モノクマでした。その手には銃やナイフの様な凶器を持っています

夜桜さんが振り向いて、目と目が会った瞬間、一斉に夜桜さんに襲いかかるモノクマ。
このままだと切り裂かれてしまいます……

と、思っていたら、夜桜さんはどこから取り出したのか銃を持ち出し、モノクマ軍団を蹴散らしています
右に、左に、上に、下に。時には銃を奪い取り、間髪入れずの乱射に、モノクマは数を減らしていきます
遂に最後の一匹となったモノクマ。夜桜さんはそれを放り投げて、頭上にいるモノクマを狙撃して……



その時、星にヒビが入りました



そのヒビはどんどん広がって、星と星の間にも繋がっていって…………
夜空が、崩壊しました。それはまるで空が夜桜さんを襲うように…………

黒のガラスが夜桜さんを突き刺して、そのまま崩れてしまいました…………



890 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:19:30.81k6Ou+U5JO (32/36)


モノクマ「いやっはー!エっクストリーム!」

神名「…………夜桜、さん…………」

夜桜さんは、ただ生きたかっただけなのかもしれません。でも、それを確認する術はもうありません

もし、私がもっと夜桜さんを理解出来ていれば……なんて、私には過ぎた願いですよね。全て、私が…………

坂東「…………ちくしょう」

クロエ「………………………………」

黒城「…………はぁ」

モノクマ「あれ?オマエラ梅雨時の煎餅みたいにシケてるね?どしたの?」

鈴木「こんな事ばかりで……気が晴れる訳が無いだろう…………」

福島「皆、皆死んじゃっていく……かなたは誰も笑顔に出来ないまま……」

モノクマ「あーもうカビ生えるからあんまり愚痴んない!ボクから大プレゼントあげるから元気出しな!」

藤山「お前のプレゼントなんざいらねえんだよ……」

モノクマ「まあまあそう言わずに……オマエラ、ボクが初めて見せたビデオの内容覚えてる?」

守矢「某かが、モノクマに虐殺された映像の事ですかな?」

モノクマ「そそそ!この中に不正入学者がいるって話だったよね!」

モノクマ「それを教えてあげるよ!……オマエラの中に潜む”裏切り者”をね」



891 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:20:10.80k6Ou+U5JO (33/36)










モノクマ「……そうだよね?【超高校級の幸運】である……菊名幸路クン?」








…………………To be Continue…………………




892 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:20:47.10k6Ou+U5JO (34/36)










【CHAPTER3】
  キボウ・オチロ・BLACK!【了】

 残り人数
   12-3=9人











893 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:21:21.35k6Ou+U5JO (35/36)




アイテム:超合金チェスセット GET!
解説:全ての駒と、チェス版すら超合金で出来たチェスセット
   全ての駒とボードを合わせると、巨大ロボット形態になるのがウリだとか

アイテム:キマイラピストル GET!
解説:かつて超高校級のガンマンの愛用していた拳銃
   幾度の無茶な改造の結果、もう彼の使っていた面影は感じられない……

アイテム:錆び付いたドッグタグ GET!
解説:軍隊において、個人の認識用に使用されるタグ。名前を彫り込む事で戦死しても身許が判別できる
   しかし、既に錆びきっており、持ち主の本当の名前すらもう読めなくなってしまっている




894 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/07(火) 22:23:38.33k6Ou+U5JO (36/36)

これにて本日の更新、ひいてはchapter3を終了したいと思います。皆さまご参加ありがとうございました
待たせに待たせたすえ、学級裁判ではなく校閲をやらせてしまった事、心よりお詫び申し上げます

今回もいつも通り、批判や感想をお待ちしております。お気軽にどうぞ



895以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 22:27:54.19SrqTN2KZo (6/6)

乙でした


896以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 22:31:37.74X0Y6qSQDO (4/4)


菊名が裏切り者は予想していたけど、夜桜が何と言ったのか気になる


897以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/07(火) 22:49:26.79Gq8L+Xiv0 (6/6)


菊名っちは異装で裏切者か…


898 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/09(木) 20:33:33.08qE3oOhFEO (1/2)

少しご意見の募集がてら告知を。chapter4は、新スレを建ててそこでやろうかと考えています
そして、そろそろ終わりに入るか入らないかの間ではありますが、次回作のお話を
次回は【才囚学園】を舞台としたオリロンパをやりたいな、と考えています。キャラについては未定


本題ですが、発掘イマジネーションの代理システムや、ウソダマについてご意見があればお願いします
ウソダマは自由安価を使おうかと考えています。発掘イマジネーションの代理は今から発表します
やりたいというだけで、やるかはまだ未定ですがご意見あればよろしくお願いします


899 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/09(木) 20:34:38.01qE3oOhFEO (2/2)


新システム 【錯綜シークワード】


基本的には発掘イマジネーションの改変です

配列された文字列の中から正解を選んで解答すれば大丈夫です

しかし、文字はいくつか伏せられておりタテ・ヨコ・ナナメ・逆読みもある場合があるのでそこは考えていただければ

具体的には、

例題:金箔がついているのは?

    も■とう
    ■れき■
    あ■■い
    は■く■

解:もぎとう→模擬刀


という流れになります。なにか不明瞭な点があればお伝えください



900以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/09(木) 20:43:41.509xHOcwcro (1/1)

特に問題ないと思います


901以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/10(金) 02:55:07.89/oVBDjaB0 (1/1)

ok


902 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/11(土) 18:14:04.715UDEEJrEO (1/2)

テンポの早さが更新頻度と相殺されて結果的に遅くなってしまってる……
本日18時半より再開します。展開が早すぎてキャラが薄くなってないといいんですけどね


903以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/11(土) 18:17:39.32f45RyYwRo (1/1)

はい


904 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/11(土) 21:13:28.865UDEEJrEO (2/2)


【二次創作】安価で進めるオリロンパ その2
http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1486805708/

建てました。このスレは埋めネタや何かあった時用に残しておきます

なにかご要望があればどうぞ。全て拾えるとは限りませんが……



905 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/02/18(土) 23:49:43.91z8ImbQdaO (1/1)


絶望した!何もリクエストの来ない自分のスレに絶望した!

という訳で、通信簿に追加しようか悩んでいた各生徒の好き嫌いのまとめを書いておきます

追加しなかった理由は、単にまとめを圧迫するかなと思っただけです

今後、ここは特に何も無い時は、唐突に裏設定や没設定を語る所にします。勿論リクエストも受け付けていますからね!

【生徒好みまとめ】
【50音順、才能略】
糸長 形人(いとなが けいと)
好き:川のせせらぎ/嫌い:テレビ

射和 義守(いざわ よしもり)
好き:モデルガン/嫌い:禁煙ルーム

江野森 柚希(えのもり ゆずき)
好き:温故知新/嫌い:付和雷同

小田切 翔(おだぎり しょう)
好き:努力/嫌い:友情

神名 千鶴(かみな ちづる)
好き:ホットココア/嫌い:アイスティー

菊名 幸路(きくな ゆきじ)
好き:サッカー/嫌い:自分自身

クロエ・ファウラー
好き:パフェ/嫌い:ぜんざい

黒崎 月子(くろさき つきこ)
好き:ライトノベル/嫌い:古いしきたり

黒城 奏(こくじょう かなで)
好き:丑三つ時/嫌い:ダブり

鈴木 茂(すずき しげる)
好き:ドリル/嫌い:工事現場

千里山 即史(せんりやま ただふみ)
好き:光り物/嫌い:ゴキブリ

坂東 永太(ばんどう えいた)
好き:こたつ/嫌い:ピーマン

藤山 戒(ふじやま かい)
好き:ヘヴィメタル/嫌い:錆

福島 かなた(ふくしま かなた)
好き:エンターテイメント/嫌い:注射

守矢 藤右衛門(もりや とうえもん)
好き:城門/嫌い:タダ働き

夜桜 炎呪(よざくら えんじゅ)
好き:昼寝/嫌い:自己紹介




906以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/19(日) 00:00:38.00/msk85k+o (1/1)

まとめ乙です
どんなのをリクエストすればいいのかわからなかったですが書き込みしなかったのですが
もし可能ならですが、本編で出なかったモノモノマシーンのアイテムについて、誰がどんなアイテムに反応していたか知りたいです


907以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/19(日) 00:43:24.56PqTJe0PDO (1/1)

短編が可能でしたら
平和な時間軸で2月にちなんだ、節分、バレンタインデー・ホワイトデーなどその他もろもろのイベントを行うのを見たいです


908以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/02/20(月) 07:14:19.74xGEWtPXDO (1/1)

小ネタとしては夜桜あたりに煽られて全員で料理の腕を見せあうことになる感じで


909 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/04(土) 23:17:54.19GXDbc/TbO (1/2)


あんまり長くやるのもアレなので、基本的には一レスに収まる範囲内でやる方針で、そっちの方がサクサクやれますし

【chapter>>908】

神名「あの……すみません。夜桜さんは厨房に入らないで貰えませんか?」

鈴木「夜桜くん!君はレシピをちゃんと読むところから始めたまえ!」

坂東「つーかよ、何でした事も無ぇのにそんな自信あるんだ?料理ってそんなに楽じゃねえぞ?」

江野森「頼むから、食べられる物と食べられない物の区別をしてくれ。段ボールは食べられないんだ」




夜桜「むー……なにさ。あたしばっかり馬鹿にしてさ。」

夜桜「そんなにあたしの事を馬鹿に出来るんなら、当然あんた達は料理が上手いんでしょうねー?」

坂東「いや、それとこれとは関係無えと思うんだけどよ……」

夜桜「うわー、こいつ自分が出来ない癖にあたしの事馬鹿にしてたんだー。恥ずかしーい、ださーい」

坂東「上等だオラァ!やってやんよ!」

鈴木「坂東くん。そんな解りやすい挑発に乗るんじゃない!」



910 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/04(土) 23:20:23.62GXDbc/TbO (2/2)

鈴木「ここは僕がお手本を見せてあげよう。学級委員として、家庭科の授業で習う程度ならこなせるからな!」

坂東「おお!頼りになるぜ!」

鈴木「お題は卵焼き!これなら夜桜くんも作り方がわかるだろう?」

夜桜「その位作れるよ。一昨日も作ったんだし」

江野森「あれはスクランブルエッグじゃ無かったのか……」


鈴木「と、言うわけで……普段から高級な料理を食べ馴れていそうな小田切くんに審査を頼むぞ!」

小田切「嫌だなぁ、普段から食べているからこそ、君たちのなんか食べたくないに決まっているじゃないか」

鈴木「快く了承してくれた所で、まずは夜桜くんのからだな」

小田切「話聞いていたかい?僕は炭の塊を食べる趣味は無いって言ってるんだよ?」

夜桜「ごめんごめん。火加減が強すぎたみたいだねー」

鈴木「炭化作用を起こすほどの火力は料理に必要ないんだぞ!?」

鈴木「まあ、ほとんど勝負は決しているが、せっかくだし残った僕の卵焼きも食べてくれ!」

小田切「……はあ。食べないと帰らせてくれないんだろ?仕方ないな……」

小田切「……うわっ!これマズッ!物凄くマズいなあこれ!」

鈴木「……しまった。塩と砂糖と重曹を間違えたみたいだ……」

【了】




911 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:03:06.03iRvXy5k0O (1/1)

現在多忙な時期も相まって、ろくに更新出来ずに申し訳ありません……
本番の裁判はもう少し待っていただければ……
生存報告がてら、本日はホワイトデーなのでそれにちなんだ短編でも書いていきます
書き溜めも無いのでゆっくり更新ですが、よければどうぞ


912以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/03/14(火) 21:07:06.39yODtMNzJo (1/2)

期待


913 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:11:55.81ObvQtqcZO (1/12)


【chapter3.14】

藤山「うーん……」

千里山「ぐぬぬぬぬゥ……」

小田切「……?どうしたんだい?いつも以上に不景気な顔して」

藤山「あ?小田切か?テメェには俺達の悩みなんざわかんねぇよ」

千里山「然り!然り!然りぃッ!」

小田切「あっそう?じゃあね」

藤山「あああ待て待て!やっぱテメェが適任だわ!」ガシッ

小田切「面倒だな……で?何?」

藤山「ほら……今日はアレだろ?」

藤山「3月14日っつったらよ、あの日じゃねえか!」

小田切「アレ?なんだっけ?円周率?」

藤山「ああ3.141592……じゃねえよ!」

千里山「ホワイトデーだァッ!バレンタインと称して押し付けられたチョコのお礼をする日じゃあッ!」





914 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:19:38.31ObvQtqcZO (2/12)


小田切「あー、ホワイトデーね…で?」

藤山「で?じゃねえよ…ほら、女子達になんか返さねぇと悪いだろ?」

千里山「それで、ワシらは悩んどったんじゃア、何が適しているのか、とんと解らぬからのォ」

小田切「ふーん。君らモテないだろ?」

藤山・千里山「「うぐっ…!」」1hit!

小田切「普通女子に返すものなんて相場が決まってるだろ?それすら解んないなんて恥ずかしくないかい?」

藤山・千里山「「げほっ…!」」2hit!

小田切「まあ、君達みたいな薄暗い所に隠っている陰キャラには解れって方が酷な話しかな?」

藤山・千里山「「ぐはっ…!」」critical!

小田切「あ、ちなみに僕はファンレターの返信を書くつもりだよ。君達には無理だよね?」

藤山・千里山「「チクショオオオオオオオオオオオ!!」」BLEAK!




915 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:24:57.59ObvQtqcZO (3/12)


小田切「それじゃ僕はファンレター書くのに忙しいから、じゃあね」

小田切「君達と違って忙しいから。じゃあね」

藤山「なんで二回言ったんだよチクショオ!」ばんっ

千里山「ふ、ふん……ワシはチョコなどという甘いものなど興味も無いわァッ!」

藤山「……本当は?」

千里山「一度でいいから手渡しでチョコが欲しかったなァッ!」

藤山「だよなぁ……てか、元々お前貰って無かったんだな……」

千里山「うむゥ……そういう藤山は……」

藤山「貰えなかったぜ……あーあ、誰かチョコくれねぇかなぁ……」

夜桜「話は聞かせてもらったわ」がらっ

藤山・千里山「「!?」」

夜桜「なーんだ、あんたたちチョコが欲しかったの?」

夜桜「なら、あたしがバレンタインの時作って皆から出すなって言われたチョコがあるから……」

夜桜「それ食べる?」ひょいっ

千里山「ま……待て…!バレンタインの時に作ったなら、そのチョコは既に…」

藤山「そ、それよりもよ……夜桜の持ってるそれってどうみてもゴキブ」

夜桜「まあまあ食べられればそれでいいじゃん?色もなんかチョコっぽいし」

夜桜「はい……あーん」だっ

藤山「うわあああああああ逃げろおおおお!!」

千里山「ワシは黒光りするGだけは苦手なんじゃあああああアッ!!」

……………………

…………

……



916 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:30:47.53ObvQtqcZO (4/12)


――『外 アクセサリーショップ』――

鈴木「う、うむ…これなんかどうかな?」

菊名「うーん、それよりもこっちの方がいいと思うな」

鈴木「そうか!ならこれにしようか。ありがとう」

鈴木「それにしても……菊名くんは女の子の好みそうな物をよくわかるな」

鈴木「もしかして、結構手慣れたりしているのかい?」

菊名「そ、そんなんじゃないよ。ただ、姉さんの好きそうな物を選んでいるだけだから……」

鈴木「ほう……菊名くんのお姉さんか!仲が良くてなによりだよ!」

菊名「あ、ありがとう……」

守矢「おお!そこに居るのは菊名殿に鈴木殿ではありませぬか!」

鈴木「守矢くん?どうしてここに?」

守矢「うむ!実は小生アルバイトをしていましてな、是非ともお二方に協力して頂きたい!」



917 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:42:42.24ObvQtqcZO (5/12)


菊名「協力……?何をすればいいの?」

守矢「ええ、まずはこれをご覧に頂きたい」

鈴木「……なんだこれは?ガラクタじゃないのか?」

守矢「ガラクタとは失礼な!これは歴としたお宝ですぞ!」

守矢「とりあえずお二方にはこれを買っていただきたいなー、と……」

菊名「…………どうする?」

鈴木「…………見なかった事にしよう」

守矢「?どうかなされましたかな?」

鈴木「さて!夜のパーティーの準備をしなくてはな!」

菊名「わーいパーティー楽しみだなー」

守矢「あっ!?ちょっと!逃げないでくだされ!買ってくだされ!」

守矢「せめて少しでいいので小生の懐を温めさせてくだされええええ!」

菊名「…………鈴木くん」

鈴木「無視だ、無視。……これはイジメではないからな」

…………

……







918 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 21:55:03.23ObvQtqcZO (6/12)


――『学園 正門前』――

坂東「わざわざ悪いな!ここまでバイクを持ってきてくれてよ!」

舎弟その1「ウスッ!」

坂東「んじゃ、気をつけて帰れよー」

黒崎「ううむ、こうして見るとやはり坂東は暴走族の長なのじゃな……」

坂東「まあ向こうから慕ってくれるってんなら、それでもいいかな」

江野森「それじゃあ、行こうか……伝統芸能である俺の弾き語りを見せてやろう」

黒城「待たせたわね!」

江野森「…………?呼んだのか?」

坂東「いや呼んでねーけど?」

黒崎「なら無視して構わんじゃろう」




919 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 22:07:54.14ObvQtqcZO (7/12)


黒崎「にしても、坂東がばいくの免許を持っているのは意外じゃのう!」

坂東「……俺、一応年齢的には三年生だからな?」

黒城「無視してんじゃないわよ!」

江野森「……悪いな、俺の故郷まで送ってくれるなんて……」

坂東「あー、気にすんなよ!前にチョコくれたろ?その礼だよ!」

黒城「さあ!速くいくわよ!」

坂東「は?お前の席はねえぞ?」

黒城「なん……ですって……!?」がーん

坂東「いや、見りゃわかんだろ?後ろに江野森、サイドカーに黒崎を乗せんだからよ」

黒城「黒崎!アンタが降りなさい!」

黒崎「イヤじゃー!妾も伝統芸能を見てみたいのじゃー!」

黒崎「それに、黒城は何故江野森の故郷に行きたいのじゃ!」

黒城「なんか面白そうだから、よ!」

坂東「おーし、んじゃ行くぞー」

黒崎「今は昼頃じゃから……夜には着くかのう?」

坂東「暗くならねえうちにさっさと行かねえとな!じゃあな黒城!」

黒城「あっ!待ちなさい!待ってってば!おーい!おーーーーーい!」


…………

……







920 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 22:26:47.27ObvQtqcZO (8/12)


――『学園 屋上』――

射和「…………ふぅ」

クロエ「アラ、随分浮かない顔ね?」

射和「いやあこんな穏やかな夕暮れだ、俺にとっちゃあいつぶりになるかね……」

クロエ「それで感傷に浸ってた、と」

射和「らしくねえよなぁ……俺でもそう思うぜ」

射和「……で、本命はなんだい?」

クロエ「ふふっ、なんの事かしら?」

射和「わざわざこんな所まで来て、何もありませんでした。なんて方が信じられねえからな」

射和「…ほらよ。お求めはコイツかい?」

クロエ「……これは?」

射和「メモ帳だ。クロエの嬢ちゃんはこういう実用的なモンが好きだろ?」

射和「今日はホワイトデーだからな…俺らしくねえが、お返しするぜ」

クロエ「有り難く使わせてもらうわ」

射和「光栄でございます。ってな」





921 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 22:36:47.13ObvQtqcZO (9/12)


クロエ「…ところで、そろそろディナーの時間よね?」

射和「おいおい、あいつらとの約束はどうすんだよ?」

クロエ「そんなものはどうでもいいわ。後二年もあるんだし…」

射和「もう二年。かもしれねぇぜ?」

クロエ「…それでも今は、どこかへ外食をしたい気分なの」

射和「……まさか、そっちが本命かい?」

クロエ「さあ?どうかしら」

クロエ「……射和は、どう思う?」

射和「さてね……ッチ、ライターを教室に置き忘れたか……」

クロエ「諦めて禁煙席に座りなさい。私が監視してあげるから……」

射和「……はぁ、本当に俺らしくねぇな」


…………

……





922 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 22:56:41.25ObvQtqcZO (10/12)


――『学園内 食堂』――

糸長「ほら!ここをこうしてこうするとね……」

糸長「じゃーん!あっと言う間にうさぎさん人形の完成さ!」

福島「すごーい!」

糸長「さて、このうさちゃんはどこに飾ろっかなー?」

鈴木「そうだな、ここはどうだ?」

糸長「Oh!ベストポジショーン!ナイスだよ!サンキュウ鈴木くん!」

菊名「……なんだか、少ないね」

福島「柚希ねーちゃんと月子ねーちゃんは、永太にーちゃんの運転で里帰りしてるんだってー」

黒城「そうよ…!アタシを見捨てて…!」

糸長「いやーアポ無し突撃は流石にキツかったんじゃない?」

鈴木「そうそう、射和くんとクロエくんもパスするそうだ。なんでもレストランへ行くとか」

福島「えー!デートかなー!?」

鈴木「その割りには射和くんの声が悲壮感に満ちていたが……」

菊名「あれ…藤山くんと千里山くんは?」

小田切「藤山と千里山なら昼頃に救急車で運ばれているのを見たけど?」

守矢「何があったのでしょうか……?」

夜桜「さあ…………」






923 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 23:20:38.06ObvQtqcZO (11/12)



神名「……あれ?皆さんどうかしたのですか?」

小田切除く全員「「「!?」」」

鈴木「かかか神名くん!?どうしてここに!?」

神名「どうして、と言われても……喉が乾いたのでお水を飲みに……」

守矢「そ、そうでありましたか……ささ、早く此方に……」

小田切「?皆は何をそんなにびくついているんだい?」

夜桜「あーそっか、小田切って季節のイベントには居なかったもんね」

小田切「まあ俳優だからね。それで?」

神名「あの、今日は食堂はどうかしたのですか?まるでパーティーの様ですけれど」

小田切「……?パーティーの様、も何もパーティーをするんじゃないのかい?」

菊名「小田切くん!?」

守矢「小田切殿!それ以上は言ってはいけませぬ!」





924 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/14(火) 23:25:03.58ObvQtqcZO (12/12)

今日はここまで。明日にさくっと終わらせちゃいます


925以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/03/14(火) 23:27:34.80yODtMNzJo (2/2)




926以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/03/15(水) 07:12:43.89OrKlkbSDO (1/1)

更新来てたか乙


927 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/15(水) 22:04:22.92GpyPwdwbO (1/5)


神名「パー……ティー……?」

小田切「今日はホワイトデーだろ?だからこうして皆で集まろうって話だったんだけど」

小田切「……全く、集まるならクリスマスとか元日にしろって思うけどね。まあ僕が行けないけど」

鈴木「あ、あはは……」

菊名「…………」どきどき

小田切「にしても神名だけ省くなんて…もしかして彼女、皆からイジメられてるのかい?」

糸長「うーん…何と言うか…」

福島「省かざるを得ない理由があるといいますかー……」

神名「わ、私、皆さんからこんなに嫌われていたんですか……?」

神名「だとしたら……私、どうすれば…」

鈴木「うーん……どうするもなにも……」

神名「あの、そういえば……」

神名「さっきから言っている、ホワイトデー。って、なんですか?」




928 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/15(水) 22:04:59.44GpyPwdwbO (2/5)


小田切「…ホワイトデーすら知らないのかい?」

小田切「ホワイトデーはバレンタインのお返しとして、男子から何かプレゼントを送る日だよ」

神名「へぇ…」

神名「ところで、それはもしかして他の宗派に関わるものなのでしょうか?」

小田切「さあ?関わるんじゃない?」

菊名「あっ……」

夜桜「あたし知ーらない」

鈴木「止めろ!君もいないと困る!」

小田切「……?」

神名「なるほど……よーく解りました」

神名「私はどうしても、他の教義を見過ごすことは出来ないんです。だから……」






神名「―――ここを燃やし尽くします」

小田切「!?」









929 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/15(水) 22:05:52.38GpyPwdwbO (3/5)


小田切「は…!?神名、お前自分が今何を言っているのか解っているのか!?」

鈴木「説明しよう!神名くんは超高校級の教祖だから他の宗教とは相容れない」

鈴木「なので、それっぽい要素のあるイベントを見ると、ついつい火を放ってしまうのだ!」

夜桜「クリスマスに元旦…嫌な事件だったね」

小田切「ちょっ、あれガスバーナーじゃないか!早く取り上げないと本当に火事になるぞ!」

黒城「わかったわ!この秘密兵器で!」

黒城「じゃーん!黒城様特性、モロトフカクテルー!」

小田切「それって、確か正式名は……」

夜桜「火炎瓶だねー」

黒城「えーっと、これに射和からパクったライターで火をつけてっと……よし!」ガッツポ

黒城「喰らえ神名ぁっ!あっ、手が滑ってガスコンロの方に……」

糸長「あーらら……こういう時、なんて言うんだっけ?」

福島「爆破オチなんてサイテー!」びしっ

守矢「皆様!伏せてくださーーいっ!」


……………………

…………

……







930 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/15(水) 22:07:51.28GpyPwdwbO (4/5)




こうして、希望ヶ峰学園第??期生のホワイトデーは終了した……



食堂で火災が起きて大騒ぎになったり、最年長の射和が各方面へ頭を下げに奔走したり……



神名の才能は教祖ではなく放火犯ではないか。と噂されるのは、また別のお話である……



【了】



931 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/15(水) 22:11:26.88GpyPwdwbO (5/5)


これにて番外編終了です。山ナシ谷ナシオチもナシの完全な自己満足ですけど……

裁判はもう少しお待ちください。育成計画と試練にがっつり使っててすみません

リクエストは随時受け付けております。何かあればささっとやりますのでお願いします




932以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/03/15(水) 23:13:39.36wiPDmLYho (1/2)

番外編乙
そういえばそれぞれのキャラクターの外見の詳細はもう出てたでしょうか?
まだ出ていなかったらどんなイメージなのか知りたいです
できれば


933以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/03/15(水) 23:15:33.46wiPDmLYho (2/2)

すみません
上のはまだ出ていなかったらできればどんなイメージなのか知りたいです
のミスでした


934 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/03/18(土) 23:48:05.55kMpBpBFrO (1/1)

とりあえず埋めネタだけはきっちり終わらせます
裁判本編は来週あたりにはやりたいなーと現在考えています

【プレゼント好みまとめ】
【50音順・才能略・かぶり抜き】

糸長 形人
◎:過剰に踊るはにわ ○:誰かの顔の餃子 △:砂糖 ×:手編みのセーター

射和 義守
◎:エレキテンペスト ○:不死の酒フリー △:ハッカシガレット ×:感嘆の枕

江野森 柚希
◎:死亡フラッグ ○:マリーゴールドの種 △:一途コンパス ×:代理ンガル

小田切 翔
◎:秋色ストール ○:ハンドミラー △:泉のオブジェ ×:ミルクパズル

神名 千鶴
◎:ジェリービーズ ○:カフスボタン △:占い用フラワー ×:シルバーピアス

菊名 幸路
◎:超高校級の人狼 ○:アストロケーキ △:前向きな加湿器 ×:コロシアイ四十六手

クロエ ファウラー
◎:完璧なレーザーガン ○:ハイエンドヘッドホン △:触手マスィーン ×:しょうが湯

黒崎 月子
◎:てんとう虫のブローチ ○:うさぎりんご △:バルセロスの風見鶏 ×:ゴールデン折紙

黒城 奏
◎:猿の手 ○:恋が叶う☆おまじない全集 △:床之物語 ×:ハトのエサ

鈴木 茂
◎:ハガネメガネケース ○:ストライプのネクタイ △:誰かの学生証 ×:スコラティーン

千里山 即史
◎:アルミの水筒 ○:クレオパトラの真珠 △:すき焼きキャラメル ×:机上トラベル紀行

坂東 永太
◎:トレーニングウェア ○:三度サンドバッグ △:ウーロン茶 ×:テディベア

福島 かなた
◎:お助けヤッチー君 ○:絵本作家ですのよ △:ケチャップ ×:はむのきもち

藤山 戒
◎:ムーンバギープラモデル ○:時計型ゲーム機 △:ベレー帽 ×:ロボット用オイル

守矢 藤右衛門
◎:クリスタルバングル ○:コズミックブランケット △:メープルファッジ ×:クールグラス

夜桜 炎呪
◎:スポーツタオル ○:テニスボールセット △:オリーブオイル ×:ドッグタグ




935 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/12(水) 22:59:00.28fPsz0WOaO (1/1)

新章を開始する前に少しやっておく事があるので、せっかくなので埋めネタとしてやります
もし良ければ、当スレ内の生徒の内、お好きな生徒を二人まで指名してください
ただし、神名さんは主人公なので確定参加なので選択外ですので15人の中からです
あくまでも埋めネタなので、この選択が本編に影響を与える事は無いのでお気楽にどうぞ
↓1~2好きな生徒を選択してください(二人まで)


936以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/12(水) 23:00:45.267FMNE/Suo (1/2)

菊名


937以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/12(水) 23:03:34.53QtPg0IYDO (1/2)

江野森 糸長


938以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/12(水) 23:05:43.707FMNE/Suo (2/2)

あ、2人までいいのか
すみませんが菊名と黒崎でお願いします


939 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/12(水) 23:12:02.58dEEnofFBO (1/1)

菊名、江野森、糸長、黒崎確認しました
それでは明日から進めていきます。お付き合いありがとうございました


940以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/12(水) 23:59:34.73QtPg0IYDO (2/2)

はい


941 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:40:43.31+EiLiXl4O (1/8)

それでは埋めネタもどきを始めていきます
安価は無いのでごゆっくりどうぞ


942 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:45:09.99+EiLiXl4O (2/8)


神名「こんにちは。本日はようこそお越しくださいました」

神名「…え?堅苦しい挨拶はいい?すみません、つい癖で……」

神名「……すみません。最初からやり直してもいいですか?」

神名「……ありがとうございます」

神名「えへへ……では気を取り直して……」

神名「こんにちは!今日は私についてきてくださり、ありがとうございます!」

神名「早速ですが、皆さんには来て欲しい所があるのです」

神名「―――来てくれますよね?」




神名「私のお家―――『神導会(しんどうかい)』へ!」









943 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:45:37.39+EiLiXl4O (3/8)








【Chapter EXTRA】
  教祖の家へ遊びにいこう










944 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:46:16.98+EiLiXl4O (4/8)


数日前……



糸長「…ふーっ!やーっと終わったよ!」

菊名「お疲れさま。糸長くん」

江野森「お疲れ。水でも飲むか?」

糸長「ありがとう!……くはーっ!生き返るねぇ!」

神名「えっと、これで残りは……」

黒崎「神名だけじゃな!今しがた糸長が終わらせたからの!」

黒崎「にしても、新たな科目というから期待しておったが中々に辛いのー」

糸長「そうだよねぇ!『実習研究』だかなんだか知らないけどさ、これかなーりキツいよ!」

……実習研究。俺達の代から新たに取り入れられたカリキュラムだ

具体的には希望ヶ峰の生徒と交流し、その才能を研究するというものらしい

一見、生徒の交流と才能の研究が同時に出来る一石二鳥のシステムだと思うが……




945 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:46:42.34+EiLiXl4O (5/8)


糸長「こんなの絶対おかしいよ!僕だけドールハウス一件並の人形を作らされるなんて!」

黒崎「妾の実習研究は妾のチェスの試合観戦だけじゃったからのう」

江野森「私のは近隣の幼稚園や施設での講演会だったな……」

……そう、千差万別の才能が存在するように、難易度にもかなりの差があるのだ

江野森さんや黒崎さんはまだいい。試合はとても面白かったし…金髪で碧眼だったから黒崎さんがわからなかったけど……

講演会は福島さんじゃないけど、辛くても子供たちの笑顔がとても嬉しかった

だけど糸長くんのは流石に酷い。おそらく俺のクラス屈指のレベルの高さだ

だからこうして、糸長くんの作業場まで来て全員で手伝っていたんだ…流石に糸長くんよりは上手くないけどね

……俺の研究の難易度?王様ゲームで負けてコスプレをさせられた程度だよ

そんなこんなで、どうにか俺達の班は神名さんを除き全員がクリアしたんだ

神名「それで、最後は私ですけど……」



946 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:48:01.26+EiLiXl4O (6/8)


江野森「教祖の研究、なんてどうすればいいんだ……」

黒崎「提示されている課題も『神導会についての研究』と大雑把じゃし、妾にはどうすればいいのかわからぬ!」

糸長「うーん、神名さんから直接話を聞いてそれをそのまま提出するっていうこも味気ないしねぇ」

菊名「ならさ、神名さんの家に行ってみるってのはどうかな?」

神名「私の家……ですか?」

菊名「うん。神名さんから話を聞くよりさ……」

菊名「本職の教祖としての神名さんを見る方がいいんじゃないかなって……」

神名「えっ?それって……」

黒崎「気になっている女子の家に合法的にお邪魔しようという事じゃな!」

菊名「そ、そんなんじゃないよ!」

江野森「だが、それが手っ取り早いのも確かだな」

糸長「それにぃ!なんだか楽しそうだしねぇ!」

神名「……そうですね。恥ずかしいですけれど、それがいいなら……」

神名「……わかりました。話をつけておきますね」







947 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:49:50.70+EiLiXl4O (7/8)


……当日



糸長「ほぇー……すっごい大きいね……」

黒崎「●RECの用意は万全じゃ!」

神名「すみません黒崎さん、写真撮影はちょっと……」

黒崎「何故じゃーーーー!!」

江野森「色々と世間に出たらマズイものでもあるんだろう」

神名「いえ、その、あまりお家の中を写真に撮られるのは恥ずかしいので……」

糸長「案外庶民的な理由だった!?」

菊名「じゃ、じゃあ行こうか?」

黒崎「せっかく持ってきたのに無駄にはしとうない!神名!汝がぴーぶいを撮るのじゃ!」

神名「ぴ、PV…?」

江野森「…ナレーションは私がやろう」

神名「江野森さんまで……?」

菊名「江野森さんって、結構こういうの好きなの?」

江野森「……目立つのは大好きだ」

菊名「そ、そうなんだ……」

神名「それじゃあ案内します……皆さん、ついてきてくださいね」






948 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/13(木) 20:52:11.71+EiLiXl4O (8/8)

本日はここまで。埋めネタとは神名さんの過去編の事でした
あまり長々とはやれないので、明日か明後日には終わらせて新章に入りたいなと思います
ついでに、リクエストは随時受け付けています…何かあればどうぞ


949以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/13(木) 20:53:30.16KAW/USeSo (1/1)

乙でした


950以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/04/14(金) 00:12:32.55X1ItRAfOo (1/1)


小ネタのリクエストにつてはもしも才能がシャッフルされたら


951 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/15(土) 22:02:25.67yhVwSUFeO (1/8)

それでは後編投下します
引き続き安価は無いのでゆっくりどうぞ


952 ◆Wd9XQcLkjx0n2017/04/15(土) 22:02:52.79yhVwSUFeO (2/8)


側近「はじめまして。本日はようこそお越しくださいました」

神名「あっ………………」

側近「本日の皆様のご案内は、私が引き受けますので……」

側近「神名様はごゆっくりなさったらどうでしょうか?」

神名「……むぅ、わかりました………」

黒崎「む?どちら様なのじゃ?」

神名「この方は私の側近で…秘書の様な立場の方です」

江野森「流石は巨大宗教の長だな。その年で既に秘書をつけるなんて…」

神名「あはは…秘書と言っても、幼馴染みみたいなものですよ」

黒崎「幼馴染み………?」

側近「それでは皆様、此方に」

神名「それでは皆さん、また後で合流しましょうか」

菊名「うん。じゃあまた後で!」

側近「本日はご案内を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします」

糸長「はーい!今日はよろしくお願いしまーす!」

黒崎「なのじゃー!」