1:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/02(金) 22:16:14:l0ng4fAU (1/3)
男「えっ?そうかな」
後輩「鈍感…というか、自分に無頓着というか」
男「んー、自分じゃ良く分からないよ」
後輩「どうして、告白断ったんですか?」
男「あぁ、知ってたんだ」
後輩「そりゃ、校内一の美人さんが振られたんですから」
後輩「噂だって耳にします」
男「そっか」
男「えっ?そうかな」
後輩「鈍感…というか、自分に無頓着というか」
男「んー、自分じゃ良く分からないよ」
後輩「どうして、告白断ったんですか?」
男「あぁ、知ってたんだ」
後輩「そりゃ、校内一の美人さんが振られたんですから」
後輩「噂だって耳にします」
男「そっか」
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/02(金) 22:23:40:l0ng4fAU (2/3)
後輩「それで、振った理由は?」
男「振った理由かぁ」
男「………僕が好きじゃなかったからかな」
後輩「好きじゃなくても付き合ってから好きになることもありますよね」
男「それは、嫌だな」
後輩「嫌って、何がです?」
男「僕は、好きになったこと付き合いたい…のかな?」
後輩「何故、疑問系…」
後輩「それで、振った理由は?」
男「振った理由かぁ」
男「………僕が好きじゃなかったからかな」
後輩「好きじゃなくても付き合ってから好きになることもありますよね」
男「それは、嫌だな」
後輩「嫌って、何がです?」
男「僕は、好きになったこと付き合いたい…のかな?」
後輩「何故、疑問系…」
3:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/02(金) 22:33:35:l0ng4fAU (3/3)
後輩「先輩は好きな人いるんですか?」
男「んー、どうだろうね」
後輩「何ですか、それ」
男「いない…と思うんだけど」
後輩「けど?」
男「…………」
後輩「先輩?」
男「ごめん、もう帰るね」スタスタ
後輩「あっ…………」
後輩「先輩は好きな人いるんですか?」
男「んー、どうだろうね」
後輩「何ですか、それ」
男「いない…と思うんだけど」
後輩「けど?」
男「…………」
後輩「先輩?」
男「ごめん、もう帰るね」スタスタ
後輩「あっ…………」
4:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/03(土) 21:55:50:uvasE2jo (1/1)
どうなるんだ?
どうなるんだ?
5:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/03(土) 22:07:38:yt3vZkUw (1/1)
───
──
─
喫茶店
男父「よぉ、久しぶりだな」
男「…………話は?」
男父「いや、久しぶりの再会なんだからもうちょっとだなぁ」
男「用件は?」
男父「はぁ、相変わらず可愛げがないよ、お前は」
男「貴方の息子だからですよ」
───
──
─
喫茶店
男父「よぉ、久しぶりだな」
男「…………話は?」
男父「いや、久しぶりの再会なんだからもうちょっとだなぁ」
男「用件は?」
男父「はぁ、相変わらず可愛げがないよ、お前は」
男「貴方の息子だからですよ」
6:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/04(日) 23:10:01:KfCXY2mc (1/1)
期待支援
期待支援
7:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/04(日) 23:51:49:g0EL9Tyg (1/1)
支援
支援
8:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/08(木) 21:57:47:I1D4mfI. (1/5)
男父「これ、渡しに来たんだよ」スッ
男「これは?」
男父「お前にも前に話しただろ、うちの家系が代々引き継いできたもんだ」
男「指輪、ですか」
男父「あぁ、もう渡した相手がいないからな」
男「…………」
男父「これ、渡しに来たんだよ」スッ
男「これは?」
男父「お前にも前に話しただろ、うちの家系が代々引き継いできたもんだ」
男「指輪、ですか」
男父「あぁ、もう渡した相手がいないからな」
男「…………」
9:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/08(木) 22:03:26:I1D4mfI. (2/5)
男父「それと銀行の金もお前が好きに使っていい」
男「あんな大金、学生に使わせるんですか」
男父「あぁ、お前が好きに使え」
男「……母さんは、最期まで貴方を待ってましたよ」
男父「そうらしいな…」
男父「それと銀行の金もお前が好きに使っていい」
男「あんな大金、学生に使わせるんですか」
男父「あぁ、お前が好きに使え」
男「……母さんは、最期まで貴方を待ってましたよ」
男父「そうらしいな…」
10:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/08(木) 22:08:34:I1D4mfI. (3/5)
男父「最愛の息子に看取られたんだ、幸せだったろうよ」
男「幸せ…?」
男「ずっと待ってたんですよ…貴方を」
男「でも、貴方は来なかった!」
男「最期の瞬間まで貴方を待ってたのに!」
男父「……………………」
男「っ………!」スタスタ
男父「最愛の息子に看取られたんだ、幸せだったろうよ」
男「幸せ…?」
男「ずっと待ってたんですよ…貴方を」
男「でも、貴方は来なかった!」
男「最期の瞬間まで貴方を待ってたのに!」
男父「……………………」
男「っ………!」スタスタ
11:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/08(木) 22:14:08:I1D4mfI. (4/5)
───
──
─
翌日 図書室
後輩(あっ、先輩……)
男「……………………」ペラ
後輩(………………)スタ
後輩「相席、よろしいですか?」
男「どうぞ」ペラ
後輩「ありがとうございます」スタッ
男「………………」ペラ
後輩「………………」ジッ
───
──
─
翌日 図書室
後輩(あっ、先輩……)
男「……………………」ペラ
後輩(………………)スタ
後輩「相席、よろしいですか?」
男「どうぞ」ペラ
後輩「ありがとうございます」スタッ
男「………………」ペラ
後輩「………………」ジッ
12:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/08(木) 22:19:35:I1D4mfI. (5/5)
後輩「先輩って所作が綺麗ですよね」
男「急に、どうしたの?」ペラ
後輩「一つ一つの動作がキラキラしてます」
男「ちょっと意味分からないよ」
後輩「私には、そう見えるんです」
男「…………へぇ」ペラ
後輩「見てて飽きません」
男「………………」
後輩「先輩って所作が綺麗ですよね」
男「急に、どうしたの?」ペラ
後輩「一つ一つの動作がキラキラしてます」
男「ちょっと意味分からないよ」
後輩「私には、そう見えるんです」
男「…………へぇ」ペラ
後輩「見てて飽きません」
男「………………」
13:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:15:40:QNc7bo5A (1/15)
後輩「何かありました?」
男「どうしてそう思うの」
後輩「何だか不機嫌そうなので」
男「…そう見えるんだ」
後輩「ずっと先輩を見てきたんですよ、これくらい分かります」
男「そんなに見てるの?」
後輩「はい」
男「どうして?」
後輩「先輩が好きだからですよ」
後輩「何かありました?」
男「どうしてそう思うの」
後輩「何だか不機嫌そうなので」
男「…そう見えるんだ」
後輩「ずっと先輩を見てきたんですよ、これくらい分かります」
男「そんなに見てるの?」
後輩「はい」
男「どうして?」
後輩「先輩が好きだからですよ」
14:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:19:29:QNc7bo5A (2/15)
後輩「何度も告白してるじゃないですか」
男「そうだっけ…?」ペラ
後輩「まぁ、先輩が私に興味が無いことは前から知ってましたけど…」
男「じゃあ、何度も告白する必要ないじゃない」
後輩「今までの告白、全否定ですか」
男「君、凄くモテるんだし彼氏なんて直ぐに出来るでしょ」
後輩「私は先輩の彼女になりたいんですよ」
男「………………そう」ペラ
後輩「何度も告白してるじゃないですか」
男「そうだっけ…?」ペラ
後輩「まぁ、先輩が私に興味が無いことは前から知ってましたけど…」
男「じゃあ、何度も告白する必要ないじゃない」
後輩「今までの告白、全否定ですか」
男「君、凄くモテるんだし彼氏なんて直ぐに出来るでしょ」
後輩「私は先輩の彼女になりたいんですよ」
男「………………そう」ペラ
15:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:22:46:QNc7bo5A (3/15)
後輩「先輩は私と初めて会った日のこと覚えてますか?」
男「覚えてるよ」
男(忘れるはずがない)
男(だって、あの日は──)
後輩「雪の降った日に、公園で私に雪の兎を作ってくれましたよね」
男「そういえば、あんな日に結局誰を待ってたの?」
後輩「えっ?」
後輩「先輩は私と初めて会った日のこと覚えてますか?」
男「覚えてるよ」
男(忘れるはずがない)
男(だって、あの日は──)
後輩「雪の降った日に、公園で私に雪の兎を作ってくれましたよね」
男「そういえば、あんな日に結局誰を待ってたの?」
後輩「えっ?」
16:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:26:02:QNc7bo5A (4/15)
男「雪が降ってる中、公園で一人誰か待ってたでしょ?」
後輩「えっと、そうでしたっけ…?」
男「君が人を待ってるって行ったんでしょ」ジト
後輩「あれは、まぁ…確かに待ってましたけど」
後輩「その人はちゃんと来てくれたからいいんです」
男「ふーん…」ペラ
後輩「聞いておいて反応薄くないですか?」
男「雪が降ってる中、公園で一人誰か待ってたでしょ?」
後輩「えっと、そうでしたっけ…?」
男「君が人を待ってるって行ったんでしょ」ジト
後輩「あれは、まぁ…確かに待ってましたけど」
後輩「その人はちゃんと来てくれたからいいんです」
男「ふーん…」ペラ
後輩「聞いておいて反応薄くないですか?」
17:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:31:55:QNc7bo5A (5/15)
後輩「先輩って本当に私のこと何とも思ってないですよね」
男「どうだろうね」ペラ
後輩「確かに私は良いところもないし」
後輩「誇れるところなんて、この胸くらいですし」ポヨン
男「そんなことないよ」
後輩「私の唯一の誇りも否定しますか…」
男「そうじゃなくてさ…はぁ」パタン
男「君に良いところがにないなんてことはない」
男「君は優しいし気遣いだって誰よりもできる」
男「人を思いやれるのは、そう簡単にできることじゃない」
男「君が誇れることなんて僕からしたら、たくさんあると思うよ」
後輩「せ…先輩……」
後輩「先輩って本当に私のこと何とも思ってないですよね」
男「どうだろうね」ペラ
後輩「確かに私は良いところもないし」
後輩「誇れるところなんて、この胸くらいですし」ポヨン
男「そんなことないよ」
後輩「私の唯一の誇りも否定しますか…」
男「そうじゃなくてさ…はぁ」パタン
男「君に良いところがにないなんてことはない」
男「君は優しいし気遣いだって誰よりもできる」
男「人を思いやれるのは、そう簡単にできることじゃない」
男「君が誇れることなんて僕からしたら、たくさんあると思うよ」
後輩「せ…先輩……」
18:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:35:42:QNc7bo5A (6/15)
男「ふぅ…………」ペラ
後輩「ありがとうございます、先輩」
後輩「凄く嬉しいです、今の言葉家宝にします」
男「家宝になるような言葉じゃないから」
後輩「ふふ、そのくらい私は嬉しかったんですよ」
男「そう……………」ペラ
?「やっほー!!!」
後輩「っ?!」
男「………………はぁ」
?「なーに、溜め息なんてついてんのさ!」
男「ふぅ…………」ペラ
後輩「ありがとうございます、先輩」
後輩「凄く嬉しいです、今の言葉家宝にします」
男「家宝になるような言葉じゃないから」
後輩「ふふ、そのくらい私は嬉しかったんですよ」
男「そう……………」ペラ
?「やっほー!!!」
後輩「っ?!」
男「………………はぁ」
?「なーに、溜め息なんてついてんのさ!」
19:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:40:42:QNc7bo5A (7/15)
男「ここは図書室なんですから、静かにして下さい生徒会長」
会長「ふふん、だが断る!」
副会長「はぁはぁ…会長ちゃん、急に走らないでよ…!」
会長「遅いよ、処女ビッチ!」
副会長「ビ、ビッチじゃないよ!」
男「処女なんだ」
副会長「ちょ、男くん!そこは反応しなくても…」
会長「とりあえず、この腐れビッチは置いといて」
副会長「………………ふふふ、会長ちゃん?」ニコ
会長「男っちゃんは何してんのー?」
男「それより副会長さんどうにかしないと、命無いですよ」
男「ここは図書室なんですから、静かにして下さい生徒会長」
会長「ふふん、だが断る!」
副会長「はぁはぁ…会長ちゃん、急に走らないでよ…!」
会長「遅いよ、処女ビッチ!」
副会長「ビ、ビッチじゃないよ!」
男「処女なんだ」
副会長「ちょ、男くん!そこは反応しなくても…」
会長「とりあえず、この腐れビッチは置いといて」
副会長「………………ふふふ、会長ちゃん?」ニコ
会長「男っちゃんは何してんのー?」
男「それより副会長さんどうにかしないと、命無いですよ」
20:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:43:57:QNc7bo5A (8/15)
会長「親友だから許してくれるさ、ねっ、副会長!」
副会長「親友でも許せないこ──」
会長「んでんで、男っちゃんは家に帰らず読書かい?」
副会長「ぐぬぬぬっ!」
男「そうですけど、もう帰ります」
会長「おっ、帰ってオナニーするんですな」
後輩「お、おな…?!」
会長「おやおや、この可愛らしい子は男っちゃんの彼女かな?」
会長「親友だから許してくれるさ、ねっ、副会長!」
副会長「親友でも許せないこ──」
会長「んでんで、男っちゃんは家に帰らず読書かい?」
副会長「ぐぬぬぬっ!」
男「そうですけど、もう帰ります」
会長「おっ、帰ってオナニーするんですな」
後輩「お、おな…?!」
会長「おやおや、この可愛らしい子は男っちゃんの彼女かな?」
21:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:47:57:QNc7bo5A (9/15)
後輩「あっ、いえ…私は男先輩の後輩です」
会長「ふむふむ、なるほどね」
会長「しっかし、ご立派ご立派」
後輩「えっ、何がです?」
会長「おっぱいがっ!」
後輩「………………え」
副会長「会長ちゃん、普通にセクハラ止めてね」
会長「同性同士なら問題ないっ!」
副会長「いや、近くに異性もいるんだし…」
男「帰りますから、お好きにどうぞ」スタスタ
副会長「あっ、ちょ、ちょっと待ってよー」スタスタ
後輩「あっ、いえ…私は男先輩の後輩です」
会長「ふむふむ、なるほどね」
会長「しっかし、ご立派ご立派」
後輩「えっ、何がです?」
会長「おっぱいがっ!」
後輩「………………え」
副会長「会長ちゃん、普通にセクハラ止めてね」
会長「同性同士なら問題ないっ!」
副会長「いや、近くに異性もいるんだし…」
男「帰りますから、お好きにどうぞ」スタスタ
副会長「あっ、ちょ、ちょっと待ってよー」スタスタ
22:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 02:53:48:QNc7bo5A (10/15)
会長「さて、と」スタッ
後輩(あれ、会長さんの雰囲気が…)
会長「二人っきりになったことだし、ちょっとお話しよっか」
後輩「は、はい」
会長「後輩ちゃんはいつから男と知り合ったの?」
後輩「呼び捨て何ですね」
会長「まぁ、同級生だからね…それで?」
後輩「えっと、小学校の時です」
会長「へー、なるほどね…じゃあ、君が…ふむ」
後輩「会長さん…?」
会長「私はね…昔、男に凄く助けられてね」
会長「だから、あの人には幸せになってもらいたいの」
会長「さて、と」スタッ
後輩(あれ、会長さんの雰囲気が…)
会長「二人っきりになったことだし、ちょっとお話しよっか」
後輩「は、はい」
会長「後輩ちゃんはいつから男と知り合ったの?」
後輩「呼び捨て何ですね」
会長「まぁ、同級生だからね…それで?」
後輩「えっと、小学校の時です」
会長「へー、なるほどね…じゃあ、君が…ふむ」
後輩「会長さん…?」
会長「私はね…昔、男に凄く助けられてね」
会長「だから、あの人には幸せになってもらいたいの」
23:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 12:10:25:QNc7bo5A (11/15)
後輩「会長さんが幸せにしてあげないんですか?」
会長「おやおや?敵に塩をおくるのかい?」ニコ
後輩「敵って…」
会長「だって、男のこと好きなんでしょ?」
後輩「片思いですよ」
会長「そうかねぇ」
後輩「?」
後輩「会長さんが幸せにしてあげないんですか?」
会長「おやおや?敵に塩をおくるのかい?」ニコ
後輩「敵って…」
会長「だって、男のこと好きなんでしょ?」
後輩「片思いですよ」
会長「そうかねぇ」
後輩「?」
24:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 12:18:22:QNc7bo5A (12/15)
会長「残念ながら私じゃ、あの人を幸せには出来ないよ」スタ
会長「それは、後輩ちゃんのお仕事」
後輩「相手にもしてもらえないのに…幸せになんて」
会長「後輩ちゃんになら出来るよ」
後輩「どうして…」
会長「だって、あの人は後輩ちゃんを見る目だけは違うから」
後輩「………………」
会長「残念ながら私じゃ、あの人を幸せには出来ないよ」スタ
会長「それは、後輩ちゃんのお仕事」
後輩「相手にもしてもらえないのに…幸せになんて」
会長「後輩ちゃんになら出来るよ」
後輩「どうして…」
会長「だって、あの人は後輩ちゃんを見る目だけは違うから」
後輩「………………」
25:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 23:25:14:QNc7bo5A (13/15)
───
──
─
副会長「もう帰っちゃうの、男くん?」スタスタ
男「何か用事でもあるの?」スタスタ
副会長「良かったら生徒会室に寄っていかない?」
副会長「久しぶりに男くんと、お話したいから」ニコ
男「少しだけなら、いいよ」
副会長「ではでは、行きましょう!」
───
──
─
副会長「もう帰っちゃうの、男くん?」スタスタ
男「何か用事でもあるの?」スタスタ
副会長「良かったら生徒会室に寄っていかない?」
副会長「久しぶりに男くんと、お話したいから」ニコ
男「少しだけなら、いいよ」
副会長「ではでは、行きましょう!」
26:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 23:29:03:QNc7bo5A (14/15)
生徒会室
副会長「こうして話すの、本当に久しぶりだね」
男「まぁ、あまり会わないから」
副会長「そうだよね…」
副会長「ねぇ、さっき一緒にいた子」
副会長「不思議な子だね」
男「不思議?」
副会長「うん、凄く不思議な雰囲気だった」
男「………………」
副会長「男くんだって、感じてるんでしょ?」
男「どうかな」
生徒会室
副会長「こうして話すの、本当に久しぶりだね」
男「まぁ、あまり会わないから」
副会長「そうだよね…」
副会長「ねぇ、さっき一緒にいた子」
副会長「不思議な子だね」
男「不思議?」
副会長「うん、凄く不思議な雰囲気だった」
男「………………」
副会長「男くんだって、感じてるんでしょ?」
男「どうかな」
27:以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/11(日) 23:31:46:QNc7bo5A (15/15)
副会長「あの子、後輩ちゃんだっけ…?」
副会長「好き、なんですか?」
男「そう見える?」
副会長「少なくとも好意的には見えます」
男「まぁ、昔から一緒だったから」
副会長「それなら私や会長ちゃんもですよね」
男「それよりも前からだから」
副会長「…そうですか」
副会長「あの子、後輩ちゃんだっけ…?」
副会長「好き、なんですか?」
男「そう見える?」
副会長「少なくとも好意的には見えます」
男「まぁ、昔から一緒だったから」
副会長「それなら私や会長ちゃんもですよね」
男「それよりも前からだから」
副会長「…そうですか」
28:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 18:53:04:bx.2mFUY (1/1)
おい、続きは
おい、続きは
29:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 20:07:43:MOWppcF2 (1/1)
よそで書いてんだろ。
よそで書いてんだろ。
30:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 22:35:30:RGL8mZuA (1/8)
副会長「男くんってあんまり人に興味なさそうなのに」
副会長「後輩ちゃんには興味あるように見えたよ?」
男「興味…ね」
副会長「私達にも昔は興味持ってくれてたのに」
男「今でも持ってるよ」
副会長「そうは見えないよー」
副会長「最近、よく昔のこと思い出すの」
副会長「男くんが私達二人を助けてくれた時のこと」
副会長「男くんってあんまり人に興味なさそうなのに」
副会長「後輩ちゃんには興味あるように見えたよ?」
男「興味…ね」
副会長「私達にも昔は興味持ってくれてたのに」
男「今でも持ってるよ」
副会長「そうは見えないよー」
副会長「最近、よく昔のこと思い出すの」
副会長「男くんが私達二人を助けてくれた時のこと」
31:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 22:41:17:RGL8mZuA (2/8)
男「助けたなんて、大袈裟だよ」
副会長「助けられたよ、だって救われたもん私も会長ちゃんも」
男「そう、なら良かったよ」
副会長「男くんは覚えてくれてるの?」
男(今日はやけに昔のことを思い出す日だな)
男「忘れられないよ、あんな事」
副会長「ふふ、私も忘れられないよ」ニコ
男「助けたなんて、大袈裟だよ」
副会長「助けられたよ、だって救われたもん私も会長ちゃんも」
男「そう、なら良かったよ」
副会長「男くんは覚えてくれてるの?」
男(今日はやけに昔のことを思い出す日だな)
男「忘れられないよ、あんな事」
副会長「ふふ、私も忘れられないよ」ニコ
32:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:02:54:RGL8mZuA (3/8)
男「もう帰るよ、暗くなってきたし」スタ
副会長「ありがとう、お話に付き合ってくれて」
男「別に、久しぶりに話せて良かったよ」
副会長「…そういうこと言われると喜んじゃうよ?」
男「別にいいんじゃない」
副会長「じゃあ、喜んでおくね」ニコ
男「ん、またね」
副会長「バイバイ、男くん」
ガラララ
男「もう帰るよ、暗くなってきたし」スタ
副会長「ありがとう、お話に付き合ってくれて」
男「別に、久しぶりに話せて良かったよ」
副会長「…そういうこと言われると喜んじゃうよ?」
男「別にいいんじゃない」
副会長「じゃあ、喜んでおくね」ニコ
男「ん、またね」
副会長「バイバイ、男くん」
ガラララ
33:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:19:20:RGL8mZuA (4/8)
───
──
─
ザザッ
?『あの桜の木は死んでしまったの』
男『もう咲かないの…?』
?『えぇ、今は咲かないわ』
男『じゃあ、いつかは咲くの?』
?『そうね、また栄養をあげれば咲くと思うわ』
男『栄養って…?』
?『男は何だと思う?』
男『お水!』
───
──
─
ザザッ
?『あの桜の木は死んでしまったの』
男『もう咲かないの…?』
?『えぇ、今は咲かないわ』
男『じゃあ、いつかは咲くの?』
?『そうね、また栄養をあげれば咲くと思うわ』
男『栄養って…?』
?『男は何だと思う?』
男『お水!』
34:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:23:09:RGL8mZuA (5/8)
?『ふふふ、そうねお水も大切な栄養ね』クス
?『でも、あの桜の木は特別でね』
?『お水だけでは咲かないわ』ナデ
男『んんっ…』
?『あの桜が咲くところを見れれば良かったのだけど…』
?『ねぇ、男?』
男『なーに?』
?『私の代わりに桜を見て…そして忘れないで』ニコ
ザザッ
───
──
─
?『ふふふ、そうねお水も大切な栄養ね』クス
?『でも、あの桜の木は特別でね』
?『お水だけでは咲かないわ』ナデ
男『んんっ…』
?『あの桜が咲くところを見れれば良かったのだけど…』
?『ねぇ、男?』
男『なーに?』
?『私の代わりに桜を見て…そして忘れないで』ニコ
ザザッ
───
──
─
35:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:52:01:RGL8mZuA (6/8)
パサッ
男「変な夢…」
男「何であんな夢を」ハァ
男「あの桜の木って…あの公園だったよね」
男「………いってみようかな」
パサッ
男「変な夢…」
男「何であんな夢を」ハァ
男「あの桜の木って…あの公園だったよね」
男「………いってみようかな」
36:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:54:18:RGL8mZuA (7/8)
公園
後輩「先輩、どうしてここに?」
男「それは僕が聞きたいんだけど」
後輩「私はこの桜の木を見に来たんです、先輩もですか?」
男「まぁ…うん」
後輩「そうですか、一緒ですね」ニコ
男「………………」
公園
後輩「先輩、どうしてここに?」
男「それは僕が聞きたいんだけど」
後輩「私はこの桜の木を見に来たんです、先輩もですか?」
男「まぁ…うん」
後輩「そうですか、一緒ですね」ニコ
男「………………」
37:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/04(水) 23:57:44:RGL8mZuA (8/8)
後輩「この桜の木は死んでいる」
男「え?」ゾク
後輩「昔、私に教えてくれた人がいたんです」
男「そう…どうして死んでいるのかな」
後輩「桜が咲かないからじゃないですか?」
男「でも、あの時は咲いてた」
後輩「私達が初めて会った時ですね」
男「うん、どうしてあの時は咲いたんだろ」
後輩「咲いた…のかな」
男「?」
後輩「この桜の木は死んでいる」
男「え?」ゾク
後輩「昔、私に教えてくれた人がいたんです」
男「そう…どうして死んでいるのかな」
後輩「桜が咲かないからじゃないですか?」
男「でも、あの時は咲いてた」
後輩「私達が初めて会った時ですね」
男「うん、どうしてあの時は咲いたんだろ」
後輩「咲いた…のかな」
男「?」
38:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/05(木) 01:10:47:bn.qtUGI (1/1)
いきなり続ききたー!
支援
いきなり続ききたー!
支援
39:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/01/06(金) 23:02:36:V0xYZ/G2 (1/1)
後輩「先輩は桜、好きですか?」
男「嫌いじゃないよ」
後輩「私も嫌いじゃないです」
後輩「でも、この桜の木は嫌いです」
男「どうして?」
後輩「この桜の木は特別な時にしか咲かないんです」
後輩「だから嫌いです」
後輩「先輩は桜、好きですか?」
男「嫌いじゃないよ」
後輩「私も嫌いじゃないです」
後輩「でも、この桜の木は嫌いです」
男「どうして?」
後輩「この桜の木は特別な時にしか咲かないんです」
後輩「だから嫌いです」
40:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/02/25(土) 01:24:43:mJ6DH5fA (1/1)
まだかよ
まだかよ
41:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/16(金) 16:22:33:6uRW4WLs (1/1)
待ってる…。
待ってる…。
42:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/23(金) 14:24:22:gfMc63FQ (1/1)
男「特別な時ってどんな時なの?」
後輩「………………」
男「君はこの桜のこと知ってるんでしょ」
男「なら教えてよ」
男「どうしてあの日、母さんが死んだ日にこの桜は咲いたのか」
後輩「先輩は桜の木の下には何が埋まってると思います?」
男「……………」
後輩「死体ですよ、人間」
男「特別な時ってどんな時なの?」
後輩「………………」
男「君はこの桜のこと知ってるんでしょ」
男「なら教えてよ」
男「どうしてあの日、母さんが死んだ日にこの桜は咲いたのか」
後輩「先輩は桜の木の下には何が埋まってると思います?」
男「……………」
後輩「死体ですよ、人間」
43:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/24(土) 05:45:59:EVQ2MKMk (1/1)
おかえり乙。
おかえり乙。
44:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/24(土) 16:35:49:HtJNuBGY (1/4)
後輩「桜は人間の血を吸って成長しピンクの花を咲かせるんです」
男「それは作り話でしょ」
後輩「そうですね、これは作り話です」ニコ
後輩「この桜の木は血なんて吸いません」
後輩「人の悲しみを吸うんですよ」
後輩「桜は人間の血を吸って成長しピンクの花を咲かせるんです」
男「それは作り話でしょ」
後輩「そうですね、これは作り話です」ニコ
後輩「この桜の木は血なんて吸いません」
後輩「人の悲しみを吸うんですよ」
45:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/24(土) 16:38:23:HtJNuBGY (2/4)
男「何それ……」ハァ
後輩「ふふ、信じられないですよね」
後輩「信じなくていいですよ、こんな話」
後輩「先輩この後、時間ありますか?」
男「特に用事はないけど」
後輩「それなら、デートしましょ!」
男「何それ……」ハァ
後輩「ふふ、信じられないですよね」
後輩「信じなくていいですよ、こんな話」
後輩「先輩この後、時間ありますか?」
男「特に用事はないけど」
後輩「それなら、デートしましょ!」
46:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/24(土) 16:46:15:HtJNuBGY (3/4)
───
──
─
店員「お待たせしましたー、カップルパンケーキです」コト
後輩「わぁ、美味しそうですね先輩」
男「何ここ…」
後輩「パンケーキ専門店ですよ」
男「……………」
後輩「はい先輩、あーん」スッ
男「いや、僕はいらないよ」
後輩「聞いてなかったんですか、先輩?」
後輩「カップルパンケーキ何ですから、あーんしなきゃダメなんです」
男「そもそもカップルじゃないよね」
後輩「細かい事は気にしなくていいんですー」
男(一番、重要なことだと思うけど)
───
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店員「お待たせしましたー、カップルパンケーキです」コト
後輩「わぁ、美味しそうですね先輩」
男「何ここ…」
後輩「パンケーキ専門店ですよ」
男「……………」
後輩「はい先輩、あーん」スッ
男「いや、僕はいらないよ」
後輩「聞いてなかったんですか、先輩?」
後輩「カップルパンケーキ何ですから、あーんしなきゃダメなんです」
男「そもそもカップルじゃないよね」
後輩「細かい事は気にしなくていいんですー」
男(一番、重要なことだと思うけど)
47:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/24(土) 16:50:20:HtJNuBGY (4/4)
後輩「あーん!」ススッ
男「あむっ…」モグ
後輩「どうですか、お味は?」
男「甘いね」
後輩「恋の味ですね」
男「何それ」クス
後輩「やっと笑ってくれましたね、先輩」
男「君が変なこと言うからだよ」
後輩「やっぱり先輩の笑顔好きだなー」
男「はいはい」
後輩「流さないで下さいよ」
後輩「今度は先輩の番ですよ」
男「何が?」
後輩「あーん!」ススッ
男「あむっ…」モグ
後輩「どうですか、お味は?」
男「甘いね」
後輩「恋の味ですね」
男「何それ」クス
後輩「やっと笑ってくれましたね、先輩」
男「君が変なこと言うからだよ」
後輩「やっぱり先輩の笑顔好きだなー」
男「はいはい」
後輩「流さないで下さいよ」
後輩「今度は先輩の番ですよ」
男「何が?」
48:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/25(日) 20:30:57:40BjHc3w (1/1)
続きセンキュゥゥウ-――-――!!ベリマッチ…!<謎のテンガロンハット
続きセンキュゥゥウ-――-――!!ベリマッチ…!<謎のテンガロンハット
49:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/08/20(月) 22:56:32:uuZjhSsc (1/1)
まってる
まってる
50:以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/08(土) 16:20:46:zc6sAK3A (1/1)
あげ
あげ
51:以下、名無しが深夜にお送りします:2022/05/31(火) 00:46:23:BhYprvm6 (1/1)
保
保
52:以下、名無しが深夜にお送りします:2023/04/04(火) 02:09:29:HtYd.S5M (1/1)
ほ
ほ
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