カレン「ありす…！くっ…ありす…ぐすっ……！」

カレン「…はぁ…はぁ…」

カレン「…………………………夢…デスカ…」

カレン「涙……泣いてたんですね、ワタシ」

イギリスにいた時から、アリスはシノのことをよく話していました

そして、急に日本へいっちゃった、さみしかった、つらかった

だから、アリスを追って日本に来ました

だけどアリスはもう、完全にシノのことでいっぱいで

日本に行っちゃったついでにワタシへの興味は、無くしちゃったようです


…………憎い…あのおおみやしの…

カレン「ダメェッ！！！！」

カレン「こんなのいけまセン…ごめんねアリス…」

カレン「ワタシはいつもどうり笑顔デス…シノ達とも仲良しデス…」

カレン「アリスのため…ワタシはアリスが幸せなら…」

いつもの、きんいろな日々が始まります

カレン「おはようデース！」

忍「おはようございます、カレン」

陽子「おはよー！」

綾「おはよ」

アリス「オハヨウ！」


今日も、アリスは可愛いです

アリス「じゃあまた後でネ、カレン」

アリスと私は別のクラスです

忍「あはは」

アリス「うふふ」

カレン「……」

カレン（シノと…楽しそうですね、アリス）

カレン（どんどん…アリスが私から離れていく感じです…）

カレン「い、いや変なことは考えない考えないデス！」

カレン「仲良しが一番デース！」

お昼ごはんです

学校でアリスと一緒に過ごせる数少ない時間です

アリス「もうーシノってばー！」

忍「アリスこそー！」

ｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬ


カレン「……」ｼﾞｰ…

綾「どうしたのカレン？」

カレン「えっ！？」

陽子「なんか変だぞカレン」

陽子「なんでそんなにアリスをじっと見てるんだ？」

アリス「え、なにかワタシの顔についてるのカレン？」

カレン「イ、イヤー！」

カレン「なんでもない！なんでもないデス！」

カレン「ちょっとトイレデース！」

アリス「？うん」

カレン「………………はあ」

カレン「最近、きつくなってきてますね…」

カレン「時々…醜い部分が顔にでてる気がします」

カレン「嫉妬……？」

カレン「シノに対して……？」

カレン「……我慢しなきゃ」

カレン「アリスは…この日常が幸せなんです」

カレン「壊しちゃダメ……」

カレン「……もう一度、顔を洗おう……」


ｶﾞﾗｯ　カレン「タダイマデース！」

忍「おかえりなさい、カレン」

カレン「ちょっと睡魔がきつかったので、顔洗いまくってきまシタ！」

綾「大丈夫？カレン、ちゃんと寝てるの？」

陽子「おいおい夜更かしかー？カレンも悪い子だな」

カレン「違いますよヨウコー！ちゃんと寝てマース！」

カレン「…だけど最近は、寝付きが悪い時がありますね」ﾎﾞｿｯ

放課後です

あっ、アリスがめずらしく一人きり！

いつもだったら周りにシノたちがいるんです

カレン「……」

カレン「ア、アリス……」

アリス「？」

アリス「なにカレン？」

カレン（おかしくない…おかしくない……）

カレン（平常心…ただ誘うだけ……）

カレン（イギリスの頃は毎日のように、二人で遊びに行ってた……）

カレン（日本に来てからは殆どない、ですけど……）

カレン「一緒にどこか寄り道して行こうデース！」

アリス「うんいいよ！」


アリス「じゃあシノたち呼んでくるね」

シノが死のになるのか

バッドエンドになるなこれは

カレン「あ……ハイ、そうですよね」

アリス「？？」

カレン「じ、じゃあ今度の休みで二人でどこかに……」

アリス「えーと…その日はシノとオデカケする予定なんだけど……」

カレン「……そうですか、シノと……」

アリス「よかったらカレンも行く？」

カレン「いや……遠慮しておくです」

アリス「…………なんだかヘンだよカレン？」

アリス「この頃、あまり顔色よくないし……ときどき今みたいな暗い顔してる」

カレン「！！」

カレン「き、気の所為です！！」

カレン「私はこの通り元気デース！！よ…？」

カレン（ああ……また）

アリス「なら、いいんだケド…」

アリス「もしかして、シノとケンカしたの？」

カレン「えっ」

アリス「なんとなく、シノを避けてるカンジだよ？」


カレン（違うんですよ…ワタシは…ただアリスと二人っきりになりたいだけなのに……）

カレン（でも…あながち間違ってはいないかもしれません、ね…）

まだかよ