537以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/05(土) 22:09:54.97KJdKTa160 (6/7)

昼まで訓練、キュウベェを呼んでGSの処理
ついでにマミの訓練についてキュウベェに意見を求める


538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/05(土) 22:11:33.60pCtkEOA00 (5/6)




539 ◆xjSC8AOvWI2016/11/05(土) 22:33:02.31ykz0aAmo0 (11/12)


杏子「またマミに指導するんだし、師匠として自己鍛錬も欠かしちゃいけないよな」


 土手のほうに向かう。

 昼まで訓練でもするとしよう。


 何の訓練?
1幻惑魔法(魔力-30)
・・・幻惑魔法の消費魔力削減、格闘Lvの上昇
2投擲の精度を上げる(魔力-10)
・・・[射撃Lv1]取得
3素振り
・・・こつこつと、長期的に(物語中にわかるほどの上達はしません)

 下2レス


540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/05(土) 22:35:16.08pCtkEOA00 (6/6)

GSの余裕はあるし1


541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/05(土) 22:35:32.02KJdKTa160 (7/7)

1かな


542 ◆xjSC8AOvWI2016/11/05(土) 23:00:18.57ykz0aAmo0 (12/12)


杏子「また付き合ってもらうか」

エイミー「にゃん?」


 奥のほうの茂みから良さそうな草を取り、それをエイミーの目の前で揺らす。

 幻惑魔法をかけて草を花に変えてみたり、紐に変えてみたりしながら

 エイミーに捕まらないように、見えている動きを変えていく。


杏子「小物にかける程度ならもう大丈夫だな」


 最後にキャッチさせて、今度は自身の姿を二重、三重に増やしてみる。

 今なら元の二十体にまで増やすことも出来そうだ。

 だが、問題は一つ一つの制御だ。ただ増やすだけじゃ無駄に魔力を消費するだけで終わってしまう。

 消費からしてもまだ使い物にはならないだろう。

 一つにかける魔力をもう少し減らせれば…………




543 ◆xjSC8AOvWI2016/11/06(日) 00:03:26.50Mh0e/0Lf0 (1/2)


――――――

――――――


★浄化しました

★格闘Lv23→Lv24

★技仕様変更
 ロッソファンタズマ(魔力-3*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は3*20の60消費。


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[72/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv24]



杏子「ほら」

QB「――きゅっぷぃ」

QB「訓練か、精が出るね。順調に魔法も取り戻せてきてるようでなによりだよ」

杏子「……大分勘は取り戻せてきてるんだが、もう少しってところだな」

杏子「元は使えてた分なんだ、使えないままじゃ腹立つだろ?」

杏子「あとついでにマミの訓練について意見をくれ」

杏子「あたしが教えられるのは今までどおり格闘だけだが」

QB「そうだね、格闘のベテランの君が指導するのは効果的だろう」

QB「魔力のコントロールについてはマミも十分な技巧がある。あとは格闘技術と戦い方だろうね」

QB「あとは……射撃を織り交ぜた動きを鍛えるなら模擬戦闘の中でやるしかないんじゃないかな」

QB「まあ、マミも君ほどではないがベテランだ。じっくり伸ばしていくしかないだろう」

杏子「まあ、そうだな……」


 このまえの病院の魔女のような相手に出会った時、今のマミだったらどう戦えるか。

 新しく考案した銃も、単発式の鉄砲では相性の悪さは変わらない。

 やっぱり持っているもので工夫して戦うしかない。

 更に技術を高めるか、また新しい技を考えてやるか……


エイミー「にゃ」

杏子「……おう、そろそろ飯にするか」



544 ◆xjSC8AOvWI2016/11/06(日) 00:04:26.36Mh0e/0Lf0 (2/2)

--------------------
ここまで
次回は9日(水)20時くらいからの予定です


545以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/06(日) 00:07:54.137pLUYnLp0 (1/1)

乙です


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/06(日) 01:20:21.231SsGS9Z+0 (1/1)

鏡の魔女(ミラストレス)
鏡で映した魔法少女や人の姿コピー、魔法攻撃を鏡で反射、鏡で物理攻撃
鎧で顔や体にミラーが埋められていて、浮きながら移動する
結界内に大量のでかい長方形の鏡が浮いて魔女の自由に操れる
本質
2人で片方はおとりでもう一人が接近戦で物理的に攻撃すれば簡単に攻略できる。



547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/06(日) 13:30:41.70FgbWNOSd0 (1/1)


たわわの魔女「グラマニュウ」
直接攻撃としては、両腕による殴打(近)と、魔法的な謎の塊による質量攻撃(中~近)だが、彼女の真価は
精神攻撃のうえでのデバフにある。それは胸の小さい(本人が小さいと思っていても効果あり)魔法少女に対して
無自覚なイライラと精神異常「強がり」と「ムキになる」を与え、攻撃自体も自覚無しに胸に集中させるようにする
そして極めつけは、上記二つの効果を受けて胸に攻撃した魔法少女の攻撃を、その豊かな胸の柔らかさと弾力によって
弾き返し、その際の胸の感触を、攻撃した(たとえ武器や遠距離攻撃を使ったとしても)魔法少女に味わわせつつ
攻撃力を下げるというもの。この術中にハマった魔法少女は、攻撃が効かないというイライラにより、更に魔女の
胸を攻撃し、また攻撃力を下げられては魔女の胸を攻撃するという悪循環にとらわれる/全身真っ黒で胸が大きい
上半身のみの人型。ピンクと赤が基調のローブとネグリジェが混ざった様な服を着て、頭にはとんがり帽子/見せつける
様に主張している胸/脱力/胸以外の場所から攻められる事、驚異的な攻撃力でもって胸をえぐられる事、既に胸が
大きい相手、自分の胸は大きいと完璧に思い込める相手、そもそも胸の大きさに全くコンプレックスを感じない相手


……そうだよ、時事ネタだよ


548 ◆xjSC8AOvWI2016/11/09(水) 21:12:01.128Byx6lGz0 (1/3)

―教会



 その辺で自分の飯を買って教会に戻り、

 エイミーにご飯を用意してやると、並んで一緒に食い始めることにした。



次の予定:【放課後】駅に募金の手伝いに行く

次までの予定
1自由安価
2少し昼寝でもするか
3少しエイミーと散歩でもしてるか

 下2レス


549以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/09(水) 21:13:01.90d/yEBaL80 (1/1)

募金の時間まで訓練を続行、ただしエイミーは夕方まで休ませる


550以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/09(水) 21:14:02.451J95LvsLO (1/1)

3


551 ◆xjSC8AOvWI2016/11/09(水) 22:59:42.638Byx6lGz0 (2/3)



 昼飯を食い終えて、立ち上がる。


杏子「エイミー、少し出かけるか」

エイミー「にゃ」


 教会を出ると、この前建てた墓のある裏のほうから最初に回り、

 見滝原の郊外を抜け川沿いの道を歩く。


 中心部に向けて歩いていくと少しずつ自然が減っていく。

 そう急ぐこともない。色々と寄り道をしながらゆっくりと散歩することにした。


杏子(最近マミの家と教会以外じゃ、土手のほうくらいしか一緒に歩くことがなかったからな)

杏子(このあたりも回ってみるとなかなか良い場所があるもんだ)


 子供のころはよく妹とこういうとこで遊んだりしてたっけな、なんて考えながら散歩を続ける。

 ……妹、か。あいつもまだ生意気に文句を言ってたが、この前の様子ならちゃんとうまくいっているらしい。


杏子(……魔法少女のことがバレても、あたしみたいにならずにああやって話ができりゃ心配することもないか)

杏子(こっちはもし話し合ったところで、もう契約した時から手遅れだったのかもしれないがな)




552 ◆xjSC8AOvWI2016/11/09(水) 23:30:43.858Byx6lGz0 (3/3)

―駅


 丁度よさそうな時間になってから駅のほうへ向かう。

 ……学校帰りの学生も多くなり人通りも増えてきている。

 途中からエイミーを抱き上げていつもさやかたちのいる駅前へ向かうと、早速その姿が見えた。マミも一緒だ。

 準備をしているところらしい。


杏子「よう、これからか」

まどか「うん、今来たとこだよ」

さやか「マミさんも杏子もありがとね!それにエイミーまで!」

エイミー「にゃ」

杏子「頭にでも載せたらいいかと思ってな」

まどか「すごい! 可愛いよ、それ」

さやか「そりゃきっと注目されるね! よし、今日もはりきっていくぞー!」

杏子「元気いいな」

さやか「仁美が恭介の腕を治せそうなお医者さんを探してて、そろそろ目処が立つかもしれないの」

さやか「だから、仁美の家に頼り切りにするわけにもいかないし、更に頑張らなくちゃって思って」

マミ「でもそうすると、やっぱり暫くは離れることになっちゃうのかしら?」

さやか「……アメリカのほうに行くことになるって言ってたね」

杏子「遠いな」


 今までいつも一緒に居るからってそのままにしてきたところもあるのかもしれない。

 離れちまう前にそろそろちゃんと向き合うことを考えてほしいもんだが……。


さやか「じゃ、はじめよっか!」

杏子「おう」

マミ「おー!」

まどか「おー!」


 ……普通に返事を返したつもりだが、二人が続いて掛け声のように叫んだ。

 それに苦笑しつつ今日も募金活動がはじまることになった。



553以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/09(水) 23:33:48.02f5D1WuPf0 (1/1)

本編とまるっきり違っていいな
……そのうちにキリカが出たりしないだろうか


554 ◆xjSC8AOvWI2016/11/10(木) 00:21:10.62Qip5W8sR0 (1/1)

-------------------------
あまり進んでないけどここまで
次回は11日(金)20時くらいからの予定です



555 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 20:05:34.40zjGWhK500 (1/8)


さやか「募金おねがいしますー!」

マミ「腕が動かなくなったバイオリニストを救ってください!」


 4人と猫で呼びかけていると大分人目を引く。

 エイミー目当てで近づいてくる人も多い。そのついでに募金もしていってくれる人も居たくらいだ。


杏子「お前も役に立ってるみたいだな」

エイミー「にゃ」


 今日も日が暮れはじめたくらいの時間に休憩をはさむ。

 エイミーを頭の上から降ろして撫でると返事をするように鳴いた。


まどか「エイミーも疲れたよね」

杏子「またなんか飲み物買ってくるか。エイミーにはミネラルウォーターでも分けてやろう」


*「いらっしゃいませー」

杏子(……ん、あれは)


 コンビニに入ってみると、大きなベースケースを背負う姿があった。

 部活で帰りが遅くなったついでに飯を買いに来たんだろうか。



556 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 20:17:46.84zjGWhK500 (2/8)


ほむら「!」


 ……振り向いた拍子にケースがぶつかって棚から商品が落ちる。

 狭いコンビニは歩きにくそうだが、この前からそそっかしいやつだ。


杏子「ほら、気を付けて歩きな。楽器に傷がついても困るしな」


 落ちたものを取って棚に戻してやる。


ほむら「…………すみません」


 混んだコンビニの中で掻き消えそうな声だったが、なんとか聞き取れた。



杏子(何か話すか?)

杏子(待たせるのも悪いから、あんまり話し込むわけにもいかないが)


1自由安価(一言程度)
2様子を見る

 下2レス



557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 20:23:24.36NX+IQs/30 (1/1)

疲れてるんだろ?無茶はするなよ?

やっぱり負担になってるのか?
あとでまどかとさやかに学校でのほむらの様子を聞いてみるか
・・・2人からみても軽音の活動が重荷になってるみたいなら、仁美も含めてフォローしてやってくれと頼むか


558以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 20:26:45.34o2T6vFbW0 (1/3)




559 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 20:43:15.75zjGWhK500 (3/8)


杏子「疲れてるんだろ?無茶はするなよ?」

ほむら「鈍臭いのは元からですから……」


 ……なんともいえない卑屈な言葉が返ってきた。

 なんだ? だからいつも通りで、気にするなとでもいうつもりか?


杏子(相変わらずだな……)

杏子(ホントだったらこういう態度、一発ガツンと言ってやりたくもなるんだが)

杏子(更に怖がらせるだけになりそーだしな)


 飲み物を買ってコンビニを出る。

 二人のもとに早く戻るとしよう。ほむらのことは一応あいつらとも話してみるか。




560以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 20:56:32.27o2T6vFbW0 (2/3)

手芸や園芸を勧めた方が良かったのかな?
でもベースを自在に扱えるようになったほむほむとかCOOLだろうな


561 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 21:37:30.18zjGWhK500 (4/8)



 駅前に戻ると、まどかがエイミーを撫でていた。

 頼まれていた飲み物を三人に渡す。


杏子「それから、エイミーも水分補給しような」

エイミー「にゃっ」


 エイミーにも水を飲ませてやりながら、二人に話しはじめる。


杏子「……なあ、二人はほむらが部活始めたのって知ってるか?」

さやか「ああ、軽音でしょ?」

まどか「ケース背負ってたよね」

杏子「さっきもそこのコンビニで会ったんだけどさ」

杏子「やっぱり負担になってるのか? あんたたちにはどう見えるよ}

まどか「うーん、軽音部のほうの活動は詳しくはわからないけど……」

さやか「現状あたしたちにもどうしてやることもできないのがなんともね」

さやか「軽音部のほうの人たちとなんとかやっていければそれはそれでいいんだけど」

杏子「まあ、それはな。けど、重荷になってるならまずいだろ」



562以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 21:40:39.00ucwun7HW0 (1/5)

>>560
死に設定だけどまどかは手芸部だった設定


563 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 21:51:29.18zjGWhK500 (5/8)


 ……まどかたちも深くは関われない、か。

マミ「鹿目さんたちもまだ距離があるのね……」

杏子「仁美を頼るのは勧めておいたけどな。あいつなら魔法少女と何のかかわりもないし」

杏子「……まあ、とりあえずあんたたちもフォローしてやれよ」

杏子「ほむら本人と話すのは難しいかもしれないが、部活の奴らと話してみたりとかさ」

まどか「うん、あの子たちも悪い人じゃないと思うから」

まどか「駄目そうだったら諦めてもらうってことも……」

マミ「私も軽音部の知り合いと少し話をしてみるわ。同学年とはまた違う接し方があるでしょうし」

さやか「でもあいつって保守的というか、ちょっと世界が狭そうな気がするから」

さやか「身構えずに色々と楽しめるようになったらいいんだけどねぇ」

さやか「部活やめたって、学校でも家に帰っても独りで居るのに戻ったらさ、それはそれで平和かもしれないけどさみしいじゃん?」

杏子「……たしかにあいつ、趣味らしい趣味もなさそうだったしな」


 ……本当は、もっと親しかったらあたしたちのほうから別の何かを勧めてやることもできたかもしれないが。


杏子(あたしだったら、ゲーセンに誘ってみたりとかな)

杏子(……あいつ、下手そうだけど)

杏子(そういやこいつらは部活とかってしてないのかね。全然行ってそうには見えないが)


 休憩を終えると、これからますます人通りが増える時間になる。

 みんなが気合を入れ、募金活動を再開する。



564以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 21:53:39.29ucwun7HW0 (2/5)

もしやり直しできたら部活勧めるところからやり直したい。
100の質問でまどかは手芸部と園芸部の掛け持ちらしいし


565 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 22:14:46.13zjGWhK500 (6/8)


――――――
――――――


 日が完全に落ちた夜の駅。

 今日の活動を終了して解散の雰囲気になる。


さやか「今日もお疲れ! 杏子とマミさんも来てくれてありがとうございました!」

マミ「ええ、二人の普段の様子が見られてよかったわ」

杏子「また行ける時は行くよ」

まどか「それからエイミーもね」

エイミー「にゃ」

杏子「気を付けて帰れよ。と、それからさやか」

さやか「ん?」

杏子「上条のとこにも行ってやれ」

杏子「出発したらいつ帰国になるかわからない。もう一緒に居られる時間も少ないんだから」

杏子「ちゃんと話し合っておいたほうがいいんじゃねーの?」

杏子「募金活動を頑張るのもいいが、その分はあたしたちもいるから任せてくれたっていんだぜ」

さやか「んー、まぁそうだねぇ…… そう言ってくれるのはありがたいんだけど」


1自由安価
2じゃ、帰るか

 下2レス


566以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 22:19:03.61ucwun7HW0 (3/5)

そう言ってチャンスを逃すとズルズルと引きずっちまうぞ?
そんなに奥手だと、次に上条にあった時にあたしが上条にアンタのことどう思っているか聞くぞ


567以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 22:55:20.58ucwun7HW0 (4/5)

レスがないのでアゲ
安価下


568以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 22:56:48.32o2T6vFbW0 (3/3)

>>566


569 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 23:20:54.00zjGWhK500 (7/8)


杏子「そう言ってチャンスを逃すとズルズルと引きずっちまうぞ?」

さやか「むぅー……」

杏子「そんなに奥手だと、次に上条にあった時に、あたしが上条にアンタのことどう思っているか聞くぞ」

さやか「えぇえっ! いやでも、割と普通に大切な友達とか答えそうな気がする……」

マミ「上条君……鈍いのねぇ」

杏子「…………あー、それはそれで困るな。けど、そのままじゃよくないだろ?」

さやか「それはよくないけどー……」

まどか「勇気を出して、さやかちゃん!」

杏子「じゃ、そろそろ帰るか。マミ」

マミ「ええ。みんな、また明日ね」


 ……さやかは一度きっちりと機会を作ってやったほうがいいかもしれないな。



570 ◆xjSC8AOvWI2016/11/11(金) 23:21:46.38zjGWhK500 (8/8)

---------------------
ここまで
次回は12日(土)18時くらいからの予定です


571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/11(金) 23:22:27.64ucwun7HW0 (5/5)


ほむらは今後どうなるのか気になる
和解ポイント今後しそうだけど


572 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 18:13:26.79WVOsrshT0 (1/7)

―マミの家


 マミと一緒に帰り、夕飯を食いはじめる。


マミ「募金の方は順調にいってるみたいね」

マミ「あとは二人がうまくいってくれればって感じかしら……」

杏子「そうだなぁ」



食事中の話題/明日の予定についてなど
1自由安価
2翌日へ

 下2レス


573以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 18:28:12.86668NbLip0 (1/2)

明日訓練をするかどうか聞く
それと幻惑魔法で『自分は見滝原の生徒』ということを周囲に信じ込ませる事ができるかどうか考える

明日は訓練をするか?
するなら格闘技術を伸ばすか、射撃を織り交ぜることを軸にした模擬戦かどっちにするか決めてくれ


574以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 19:08:00.25GbbroBRDO (1/1)



追加でマミに制服のお古があるかどうか、それとなく聞いてみる


575 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 20:09:20.58WVOsrshT0 (2/7)


杏子「明日はそろそろ訓練するか?」

マミ「そうね、また放課後にいつもの土手で集合しましょうか」

杏子「……あとさ、制服の替えかお古とかって持ってるか?」

マミ「ブラウスの替えならあるわ。あと、夏服用のスカートなら」

杏子「夏服用のスカート? 何が違うんだ?」

 ……そう言われて思い返してみるが、特にデザインが変わった気はしなかった。

マミ「生地が少し薄いのよ」

杏子「ふーん……」

マミ「どうかしたの?」

杏子「私服で学校寄るのもさ、毎回視線が痛いっつーの?」


 マミから借りるならブラウスとスカートだけか。

 衣替えはまだ先だ。学校内ならまだしも、登下校中は上着の着用は決められているだろう。

 ……守らない奴もいないことはないだろうけどな。

 目は引くかもしれないが、疑われることはない……か?


杏子「もしかしたらそれ、借りるかもしれないけどいいか?」

マミ「構わないけど……」

マミ「……もしサイズが合わなかったら、下の方の棚に小さいサイズがあるから」

杏子「そ、そうか」

 ……着るとしたら、多分そっちになるだろうな。




576 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 20:35:19.69WVOsrshT0 (3/7)


 夕食を終えて食器を片づけ、寝る準備をする。

 布団に入る前にマミから聞いた棚を開けてみると、たしかにそこにはブラウスと夏服のスカートがあった。


マミ「着てみる?」

杏子「ん、そうだな……」

 ……マミが昔着ていた小さいほうのブラウスと、夏服のスカートをはいてみる。

 ウエストが少しゆるいから数回折らないと合わない。

マミ「なんだか新鮮ね、似合ってるんじゃないかしら」

杏子「そうかぁ?」

 着れないことはないってのはわかったが、スカートが少し短いうえに生地も薄いからこれで外に行くのは心配になる。

杏子(下にいつものホットパンツでも穿いたほうがいいかね……)


 もしくは魔法でなんとかするか……だが。


杏子(実物を用意しなくても幻惑で見せることはできるな)

杏子(あとは…… 見た人、話した人に信じ込ませる……ってのもまあできないことはないだろうな)

杏子(だが、そういう使い方ってのは願いと直結してるだけに……なぁ)

 できないことはないだろうが、あまり気が進まない。

 洗脳となると専門からは外れるから、魔力の消費も大きいだろう。

 ……そうも言ってられない状況がきたら、そういう使い方も奥の手として考えてみる必要はあるだろうけどな。


マミ「いっそのこと、佐倉さんも本当にうちに転入しちゃえばいいのよ」

杏子「……無理言うなよなー」


1自由安価
2翌日へ

 下2レス


577以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 20:39:06.87D6M9H0rf0 (1/4)

冗談なんだろうけど、アタシは一家で自殺したことになっているだろうし、戸籍もないだろう
あったとしても第一金がない。マミ、アンタが払っていくれるっていうのかい?
親が残してくれた金があるなら自分に使いなよ。アンタが私のことをどう思っているか知らないけど、他人にのために使ったら親に申し訳ないと思うよ


578以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 21:00:58.70TszyxsRL0 (1/1)

いやいやいや、さすがに転校は無理だろ
もう1年以上学校に行ってないし、そもそもあたしは死んだことになってるはずだしな
そんなあたしが今さら学校に通うとか、騒ぎになるだけだし、あたしも下手に勘ぐられたくはない
まぁ、マミと一緒に学校に行くってのは悪くはなさそうだがな…遠慮しとくわ


579以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 21:03:56.30D6M9H0rf0 (2/4)

>>578
話の流れ的にちょっとおかしいから
最初に「いやいやいや」じゃなくて「そもそも」の方がいいと思う


580 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 21:36:05.20WVOsrshT0 (4/7)


杏子「いやいやいや、だってさすがに転校は無理だろ」

杏子「もう長いこと学校に行ってないし、そもそもあたしは死んだことになってるはずだしな」

杏子「そんなあたしが今さら学校に通うとか、騒ぎになるだけだし、あたしも下手に勘ぐられたくはない」

杏子「まぁ、マミと一緒に学校に行くってのは悪くはなさそうだがな……遠慮しとくわ」

マミ「……そうよね」

マミ「ごめんなさい、言ってみただけ。 願望みたいなものね」

マミ「でも……いつかちゃんと胸張って一緒に働いたりできたらいいわね」

マミ「おやすみなさい、佐倉さん」

杏子「……ああ、おやすみ」


 マミの制服をしまって布団に入る。

 ……一緒に働いたり、か。 前にもそんな話をしたが、想像してみると悪くなさそうだ。




―21日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと13日



杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[72/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv24]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv15] [射撃Lv2]



581 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 22:12:15.18WVOsrshT0 (5/7)

―翌朝


 朝食が出来るまでの間にエイミーに飯をやり、

 それからマミと二人でテーブルを囲む。


杏子「訓練のことだが、今日は格闘の訓練か模擬戦どっちがいい?」

杏子「まあ、あたしが教えられるのは今までどおり格闘だけだ」

杏子「射撃は模擬戦の中で鍛えることになるが、精度について不安が残るなら一人のときにやっておいてくれ」

マミ「そうねぇ……折角佐倉さんが教えてくれるんだから、久しぶりに格闘を習おうかしら」

杏子「おう、久しぶりにみっちりやるから覚悟しとけよ?」


1自由安価
2これからの予定についてまとめる

 下2レス


582以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 22:18:11.96qBydSxrI0 (1/1)

今日の予定を考えてから2

幻惑魔法、もうちょいで取り戻せそうなんだ
昨日みたいに訓練をするか


583以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 22:33:24.37rhb+bOZkO (1/1)




584 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 23:24:38.56WVOsrshT0 (6/7)


 今日の予定について考えよう。

 放課後はさっき話した格闘の訓練。

 それまでは…… 幻惑魔法、もうちょいで取り戻せそうなんだ。

 あたしのほうも昨日みたいに訓練をするか。


 朝食を終えてマミの家を出ると、マンション前でマミと別れた。

 エイミーを連れて土手に向かう。


―土手


杏子「はじめるか」


 ソウルジェムを翳して変身する。

 大分取り戻せてきたら、あとは必殺技だ。

 まともに使える数を増やすためにも、分身の制御を高める必要がある。


――――――

――――――


★魔力-30

★浄化しました


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[42/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv24]



杏子「……ひとまずこんなもんで切り上げて飯にするか」

エイミー「にゃ~?」

 草原の上に居たエイミーが起きて返事をする。

 飯って言葉に反応したのか?

杏子「ああ、飯だ。そこの通りの牛丼屋にでも寄るとして……お前のもなんか買ってくるよ」



585 ◆xjSC8AOvWI2016/11/12(土) 23:30:02.04WVOsrshT0 (7/7)


 こう天気がいいと、土手の草原の上で食うのも一段とうまい。

 エイミーも横で満足そうに猫缶を食っている。



次の予定:【放課後】土手でマミの訓練

次までの予定
1自由安価
2少し昼寝でもするか
3少しエイミーと散歩でもしてくるか
4訓練再開
5教会に戻る
6パトロール(見滝原)
7パトロール(風見野)

 下2レス


586以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 23:33:31.64668NbLip0 (2/2)

コンビニで買い物とマンガの立ち読み


587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 23:33:43.43D6M9H0rf0 (3/4)

3


588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/12(土) 23:34:33.88D6M9H0rf0 (4/4)

できれば>>586でお願いしたい。踏み台だったので


589 ◆xjSC8AOvWI2016/11/13(日) 00:12:23.71V3VAW6Pu0 (1/2)


 予定までは時間がある。

 腹ごなしにエイミーと周りを散歩でもするとしよう。


 人気のある見滝原の中心部とは川で隔てられ、
 このあたりはそこまで人通りもない落ち着いた場所になっている。

 それでいて寂れている様子でもなく、便利な店も近くに揃っている。


杏子(ここらでなんか買ってくるか)


 散歩の途中でコンビニに入って菓子と飲み物を買う。

 雑誌コーナーの漫画本が目に入る。

 マミの家には少女漫画しかないんだよな。今度少年漫画を勧めてみたらなんて言うだろう。

 ……ジ○ンプとかだったら、意外とマミのハマりそうな要素もある気もするが。


 今はエイミーを待たせているから、とりあえずさっさと会計を済ませて出ることにした。


エイミー「にゃ」

杏子「……エイミーもおやつが欲しいか?」

杏子「これはやれないが、さっき買った水を分けてやるよ」


 ……暫く散歩してから土手のほうに戻ることにした。




590 ◆xjSC8AOvWI2016/11/13(日) 00:15:07.84V3VAW6Pu0 (2/2)

----------------
ここまで
次回は14日(月)20時くらいからの予定です


591以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/13(日) 00:16:40.16DO6ptliW0 (1/1)

乙です


592 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 21:22:32.32Us1Th2o10 (1/6)

-------------------
大分遅れましたが、そろそろ始めます


593 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 21:49:17.41Us1Th2o10 (2/6)

―土手



 土手に戻る道を歩いていると、丁度マミの姿が見えた。

 ……その隣には仁美も一緒に居る。


マミ「あら、ちょうど会っちゃったわね」

仁美「ごきげんうるわしゅう、佐倉さん」

杏子「おう、仁美も一緒か。こっちに用があるってことは、また習い事か?」

仁美「はい。けど、もう大丈夫です。あの時みたいな暗い気持ちではありませんから」

杏子「それならよかったよ」

マミ「志筑さんとは、あのお茶会のときから色々話すようになったのよ」

マミ「それで今日も途中まで方向だからって、いっしょに帰ることになったの」

杏子「話の合うやつが見つかってよかったじゃないか」

杏子「あたしは飲んだり食ったりっていうの専門だから、紅茶についてとかよくわかんねえしな」



594 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 22:14:47.56Us1Th2o10 (3/6)


杏子「ところで、上条を治せそうな医師が見つかったんだってな」

杏子「出発はいつ頃になりそうなんだ?」

仁美「準備が整い次第すぐにでも、ということで…… 大体、今月の半ばくらいになるでしょうか?」

仁美「遠い場所に入院し直すことになりますが、彼の夢のためですものね。盛大にお見送りしないと」

仁美「……ですが、さやかさんはまだこのままでいるつもりなのでしょうか」

 “このまま”――――やっぱり仁美もさやかの気持ちには気づいてたか。

 もしくは、相談でも受けてたのか。

杏子「やっぱ仁美も心配か」

 そう返すと、仁美は少しの間考え込むような仕草をする。

仁美「今度の休みあたりにでも、私の方から二人の話す機会を作ってみましょうか」

仁美「丁度、私も伝えておかなければいけないことがあるのです」

仁美「……彼が遠くに旅立つ前に、はっきりさせたいと思っていることが」


 ……その表情は真剣だ。


杏子(……まさか、これは…………)

杏子(……いや、あたしはそういう事情は敏感なほうじゃないと思ってたんだが)

杏子(この流れで、こう真剣な表情で言われるとな)


1訓練に移る
2自由安価

 下2レス


595以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/14(月) 22:22:00.52T/PlyAZF0 (1/1)

他人のアタシがそういうことに首を突っ込むのは間違っているかもしれないけど一つだけ言っておく。
「さやかにはそのことをきちんと言ってくれ」


596以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/14(月) 22:44:13.80F0N0nsSF0 (1/2)



さやかのやつは怖がってるんだよな
相手に自分の気持ちを打ち明ける、それが相手に受け入れられるか拒否されるかって『答え』を知ることがな
アタシもさやかには話したが、その点だけはさやかにちゃんと向き合って欲しいとこだなな
ほんの少しの勇気をもって、な




597以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/14(月) 22:47:54.47F0N0nsSF0 (2/2)

↑途中送信してしまった…orz

>>ほんの少しの勇気をもって、なんでもない事のようだけど始めに踏み出す一歩が大切な事なんだけどな

可能なら上の一文でお願いします



598 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 23:20:12.61Us1Th2o10 (4/6)


杏子「……さやかのやつは怖がってるんだよな」

杏子「相手に自分の気持ちを打ち明ける、それが相手に受け入れられるか拒否されるかって『答え』を知ることを」

杏子「あたしもさやかには話したが、その点だけはさやかにちゃんと向き合って欲しいとこだな」

杏子「ほんの少しの勇気をもって、なんでもない事のようだけど始めに踏み出す一歩が大切な事なんだけどな」

仁美「私もこの前のことでその大切さを知りました。……あなたたちのおかげで教えてもらいました」

仁美「私も自分の本当の気持ちと向き合うことが怖かったんです」

仁美「だから、この気持ちもごまかしたくないし、さやかさんにもごまかしてもらいたくない」

仁美「たとえどう転ぶとしても、はっきりさせておきたいのです」

杏子「……そうだな。まあ、あたしにはそのことについて口を出す権利はない」

杏子「けど、さやかにとって納得のいく形にさせてやりたいとは思ってる」

杏子「頼むわ。あんたの気持ちも言った上で説得してやってくれ」

杏子「それでもまだ尻込みしたり、自分の気持ちも伝えずにあんたに譲るとか言うようならあたしからもまたガツンと言ってやるよ」

仁美「はい」


 一言、しっかりとした返事が返ってきた。

 あの時はうじうじ悩んでたが、少しの間に随分とたくましいお嬢様になったようだ。



599 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 23:35:47.03Us1Th2o10 (5/6)


仁美「……では、私はそろそろお稽古にいかないと。そちらも頑張ってくださいね」


 ……仁美が去ってからマミに話す。


杏子「……おい、仁美にはここになんの用事があるって言ったんだ?」

マミ「訓練、って言ったわ。格闘の」

杏子「真実そのままじゃねえか」

マミ「少しそういう話題が出たからね。志筑さんも習っているそうよ、格闘術」

杏子「……へえ、意外と強かったりするのか? あいつ」

マミ「負けてられないわね。格闘術ってだけでいえば、志筑さんのほうがベテランかもしれないわよ」


 ……そういうやつが魔法少女になったらきっと強いんだろうな。

 あいつにはこれまでキュゥべえが言い寄ってきてる様子もないから、魔法少女の素質はなさそうだが。


杏子「じゃ、早速訓練はじめるぞ」

マミ「ええ、よろしくお願いしますっ」


 以前と同じように、マミの礼儀の正しい挨拶で訓練がはじまる……


――――――

――――――



600 ◆xjSC8AOvWI2016/11/14(月) 23:57:42.52Us1Th2o10 (6/6)

----------------------
ここまで
次回は16日(水)20時くらいからの予定です


601 ◆xjSC8AOvWI2016/11/16(水) 20:26:36.27Dm6ibdBe0 (1/5)


 実戦でマミの格闘を見る機会はあったが、じっくりと教えるのは久しぶりだった。

 以前と比べて、動きは確実に良くなっている。


杏子「久しぶりだが、前より動きが良くなってるな」

マミ「よかったわ」

杏子「昔からマミはあたしのアドバイスは忠実に聞いてくれてたが、
   一人の期間が長くなったからかあの頃より独自の型が固まってきてるみたいだな」

マミ「それって、良いことなのかしら?」

杏子「悪い癖ならなおしたほうがいいが、そこは伸ばす方針で行こうと思うよ」

マミ「やっぱり頼もしいわね、佐倉さんは」

マミ「師匠って感じがするわ」

杏子「そうか? こうやって誰かにきちんと教えるのも久しぶりだなぁー」

杏子「さっ、腹減っただろ。帰って飯にしようぜ」

マミ「ええ」

マミ「エイミーもすっかりお腹すかせてるみたいだしね」

エイミー「にゃっ」


―マミの家


 マミの家に戻り、エイミーにご飯をやる。

 マミは夕食の準備中だ。


1自由安価
2メール(まどか・さやか・仁美)
3このまま待つ

 下2レス


602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/16(水) 20:31:49.66NxzQfzDm0 (1/2)

まどかとさやかにメールで今日の募金の事を聞く

題名:きようのぼきん
内容:きようはどうだつた?何かかわつたこととかなかつたか?




603 ◆xjSC8AOvWI2016/11/16(水) 21:40:31.85Dm6ibdBe0 (2/5)



杏子(確か一斉送信のやり方はこうだったな)


 まどかとさやかに宛ててメールを書く。


題名:きようのぼきん
内容:きようはどうだつた?何かかわつたこととかなかつたか?


杏子(送信っと)


マミ「夕飯が出来たわ、食べましょう」

杏子「おう、食いながら返信を待つとするか」

マミ「携帯使ってみてどう? 操作わからないこととかない?」

杏子「大丈夫だ、楽勝だって。一斉送信のやり方も覚えたしな」


 ……わけわからないと思っていたが、使えば慣れていくものだ。

 戸惑いはしたものの、さっきはクエスチョンマークの出し方だってなんとか自力で見つけることが出来た。

 我ながら上達していると思ってよさそうだ。


食事中の話題/明日の予定についてなど
1自由安価
2翌日へ

 下2レス



604以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/16(水) 21:57:31.99NxzQfzDm0 (2/2)

マミに明日の予定を聞く
最後にさっき送ったメールをマミに見せる

明日は午前中はまた訓練するか
マミはどうする?放課後に魔女狩りなら2人で行くか?

さっきさやかとまどかに送ったメールはこんな感じだ
どうだ、ちゃんと送れてるだろ?


605以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/16(水) 22:00:34.63YPpCtuSDO (1/2)

安価↑
この文でちゃんと書けてると思ってるのか、杏子は…


606 ◆xjSC8AOvWI2016/11/16(水) 22:49:14.76Dm6ibdBe0 (3/5)


杏子「マミ、明日の予定はどうする?」

杏子「今日は行ってないし、2人でパトロールでもするか?」

マミ「そうね、丁度そろそろ行こうと思っていたところよ」

杏子「じゃあ、決まりだな」


 午前中は明日も幻惑魔法の訓練にあてるとしよう。

 テーブル横に置いていた携帯が鳴る。まずまどかからの返信だった。


本文:順調にいってるよ!
   とくに変わったことはないけど、今日も夕方にほむらちゃんの姿を見たよ
   今度のライブの日程が決まったって学校で貼り出されてたから、その練習がいそがしそう…


杏子(……ほむらか)

 ライブって、やっぱり本入部するつもりなのか。

 部員たちとしてはしてほしいだろうが、それを理由に急かされるのはよくないだろうな。

杏子(なんか返信送っておくかね……しかし、あんまり長い内容を書くのはしんどいな)



607 ◆xjSC8AOvWI2016/11/16(水) 23:04:38.97Dm6ibdBe0 (4/5)


 それから少ししてさやかからの返信も来る。
 内容には『仁美から話がしたいとメールをもらった』ということが書いてあった。

 ……ついに仁美がさやかの説得に動き出すようだ。

 今度の休みに上条と話す機会を設けると言っていたが、その時に告白をさせる予定か。


 休みといえば、あたしはあまり曜日を気にしたことがなかったが、マミやほかの奴の都合がある。

 そろそろ今度の休みにやりたいことなんかも決めておいてもいいかもしれないな。


 二人から返信をもらい、さっきのメールについてマミに話す。


杏子「まどかからメールの返信があったが、軽音部のライブの日程が決まったんだってさ」

マミ「本入部するならその時がデビューってことになるのかしら」

杏子「もし可能なら、あたしもちょっと見てみたいけどな。ほむらの初舞台」

マミ「外でやるなら聞いていても不自然ではないんじゃないかしら?」

杏子「その前に本入部するかどうかってのを一度ちゃんと本人が考えたほうがいいとは思うけどな」

杏子「流されるままやってても重荷になるだけだろ」

杏子「で、さやかからは、仁美から話がしたいってメールをもらったと書いてあったな」


 二人からのメールについて話すと、送信ボックスのほうに移る。

 さっき送った内容を表示して画面をマミに見せた。


杏子「ちなみに、あたしがさっきさやかとまどかに送ったメールはこんな感じだ」

マミ「・・・。」



608以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/16(水) 23:11:16.69YPpCtuSDO (2/2)

マミさんもが呆れてるな


609 ◆xjSC8AOvWI2016/11/16(水) 23:33:04.35Dm6ibdBe0 (5/5)


杏子「どうだ、ちゃんと送れてるだろ?」

マミ「ちゃんと……うーん、あれ? ちゃんと教えたはずなんだけど……」

杏子「なんだよその反応は」

マミ「変換とかしないのかなー……って」

杏子「してるところはしてるだろ? でも長い文章になるとへんなんなることがあって戻すのがめんどくてな」

マミ「……小文字を使わないからなんじゃないかしら?」

杏子「小文字! そうそう、それも面倒なところだな」

杏子「伝えたいところはちゃんと伝わってるし、記号だって二つも入れたんだから上達してるだろ」

マミ「うーん………… まあ、それで伝わるならね……あとは慣れなのかしら……」


 ……反応が微妙すぎて納得はできないが、まあいい。

 夕食後の片づけを手伝い、寝る準備に入った。


1自由安価
2翌日へ

 下2レス


610以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/16(水) 23:39:26.23G4q1AD1H0 (1/1)

あしたの予定につい少し話し合う


そういえばマミさんの言えってパソコンあったっけ?
あったら情報収集とかしたいな



611以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/17(木) 00:00:25.67/TWGhXUf0 (1/1)

今日はエイミーと一緒に寝るか


612 ◆xjSC8AOvWI2016/11/17(木) 00:38:34.368UTRgXdb0 (1/2)


杏子「エイミー、一緒に寝るか」

エイミー「にゃ」


 エイミーを抱き上げて部屋に向かい、一緒に布団に入ることにした。



―22日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと12日


★マミ 格闘Lv15→Lv16


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[42/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv24]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv2]



613 ◆xjSC8AOvWI2016/11/17(木) 00:39:16.078UTRgXdb0 (2/2)

-----------------
ここまで
次回は18日(金)20時くらいからの予定です


614 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 21:04:42.99rI2MrDmP0 (1/10)

―翌朝


 朝食が出来るまでの間にエイミーに飯をやり、

 それからマミと二人でテーブルを囲む。



1自由安価
2これからの予定についてまとめる

 下2レス


615以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 21:11:04.25ys2jPXf80 (1/6)

マミに今後の方針を話したあと2

マミ、今日は魔女狩りだが明日はまた訓練をするぞ
しばらくお前を鍛える事に集中してやってみるつもりだし、魔女狩りのときも連携を重視していく
どうだ、いけそうか?


616以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 21:22:36.58lg4XK4TfO (1/3)

安価↑
…別に昨日の会話で師匠と言われてちょっと気分がよかった訳じゃないからな?
アタシはそこそこ強い、だから相方にもふさわしい強さを身に付けてもらわないと割りに合わないからな



617 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 21:38:20.24rI2MrDmP0 (2/10)


杏子「マミ、今日は魔女狩りだが明日はまた訓練をするぞ」

杏子「しばらくアンタを鍛える事に集中してやってみるつもりだし、魔女狩りのときも連携を重視していく」

杏子「どうだ、いけそうか?」

マミ「ええ。それに、佐倉さんが隣りにいてくれれば頼もしいわ」

マミ「大分期間が空いて互いにスタイルも変わったところがあるから、連携のほうもまた埋めないとよね」

杏子「……別に昨日の会話で師匠と言われてちょっと気分がよかった訳じゃないからな?」

杏子「あたしはそこそこ強い、だから相方にもふさわしい強さを身に付けてもらわないと割りに合わないからな」

マミ「本当に再会してから驚いたわ。別れる前はああ言ってたけど、佐倉さん、前よりずっと強くなってるんだもの」

杏子「ああ、これからももっと強くなってやるよ。だから、あんたももっと強くなれ」


 これからの予定について頭の中でまとめてみる。

 午前中は今日も土手に行って幻惑魔法の訓練だ。

 それから、放課後にはマミとパトロール……


杏子「そうだ、今日の待ち合わせ場所はどうする?」

杏子「いつも通り校門でもいいが、人通りが多いからな。私服で居ると結構人目を引いちまうんだよ」

マミ「その時居る場所を連絡してくれればこちらから向かうわよ」

杏子「ああ、そうか。電話って手があったな」

杏子「じゃあ、あたしは少し早くから回ってるよ」

マミ「ええ」


 朝食を終えてマミの家を出ると、マンション前でマミと別れた。

 エイミーを連れて土手に向かう。




618 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 21:52:48.40rI2MrDmP0 (3/10)

―土手



杏子「さて…………と、訓練はじめるか」


 エイミーは茂みの上でいつも通り虫を追いかけたりして遊んでいる。

 また放っておくと疲れて昼寝に入るんだろうな。

 まあ、これだけ良い天気なら外に居るのも気持ち良いだろう。


 ソウルジェムを掲げて変身する――――


――――――

――――――


★魔力-30

★浄化しました

★格闘Lv24→Lv25

★技仕様変更
 ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



619以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 21:57:30.99ys2jPXf80 (2/6)

大分強くなってきましたね、杏子
格闘の上限と幻惑の消費減はこれくらいで打ち止め?


620 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 22:31:58.29rI2MrDmP0 (4/10)


 訓練を終え、その辺のコンビニで昼飯とお菓子を買って教会に歩く。

 ペットボトルのコーラを飲みながらお菓子をつまむ。

 ……相変わらずエイミーが羨ましそうに見ているが、さすがにこれはあげられない。


杏子(……動きに関してはもうほとんど完成と思ってもよさそうだ)

杏子(必殺技も大分まともに使えるようになってきた)

杏子(……が、これでもまだ完全に元通りとはいかないか)


 昔……魔法が使えなくなる前のことを思い出す。


 ……新人から段々と経験を積み、一度に出せる分身の数が増えては喜んでいた。

 今も分身の数は使えなくなる前と同じように出せるのに、何かが同じようにはいかない。


―教会



 教会に着いたら本格的に飯を食いはじめる。

 エイミーもやっと飯にありつけて嬉しそうだ。


 さて、放課後はパトロールの予定だが、まだ時間がある。

 元々少し早く出る予定だったが、すぐに出ようか?


【昼】


 出発
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場
11風見野へ

12自由安価
13メール(マミ・まどか・さやか・仁美)

 下1レス


621以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 22:39:19.69ys2jPXf80 (3/6)

11


622 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 22:42:42.27rI2MrDmP0 (5/10)



 飯を食い終えると風見野へ向かって歩き出す。

 そういや、こっちに行くのも日曜以来か。



・道中

下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


623以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 22:45:53.88lg4XK4TfO (2/3)

来い


624 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 22:54:43.27rI2MrDmP0 (6/10)


――境を越え、見滝原から遠ざかっていく。

 どこに探しに行こうか。



・行く場所(風見野)
1風見野駅周辺
2図書館
3山
4病院
5学校

 下1レス


625以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 22:57:10.10ys2jPXf80 (4/6)

1


626以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 22:57:18.90lg4XK4TfO (3/3)

4


627 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 23:04:01.77rI2MrDmP0 (7/10)

―風見野駅周辺


 まずは風見野の一番の要。風見野駅にやってきた。

 ……この時間は人通りも落ち着いている。

 地元の老人たちのおだやかな話し声が聞こえる。


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


628以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 23:04:35.47ys2jPXf80 (5/6)

ほい


629 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 23:12:45.22rI2MrDmP0 (8/10)


 ……こっちの散策はこのくらいにしようか。

 見滝原へと戻る道を歩きはじめた。


―繁華街


 繁華街についてからマミに電話をかけ、携帯をしまった。

 ここなら待ってる間にも退屈はしなさそうだ。


杏子(……学校も終わって、こっちもそろそろ人通りが増えてくる頃だな)

杏子(なんか食いものでも買ってくるかね)


 ……それに、関わる気はないとはいえ、この前見た姿も気になる。

 なんとなく目で探すが、周りにはその姿は見当たらなかった。


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


630以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 23:17:28.88m6sSQVap0 (1/1)

ちょび


631 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 23:22:08.98rI2MrDmP0 (9/10)


 アイスを買ってベンチを探そうとすると、どこか見覚えのある姿があった。

 あいつと同じ黒い髪。でも探していた姿とは大分違う。

 ……大体、もし魔女結界で鉢合わせたとしてどうすれば良いのか。今会ったところで困るだけか。

杏子(えーっと、確かあいつは……)

 周りがカップルやら友達同士やらばかりの中、二人がけのベンチに一人で座っている。

 ちょうど空いている席も少ないのでその隣に邪魔することにする。


杏子「よう、あの時はどーもな」

「えっと……」

杏子「コンビニであんたが金落とした時に一緒に居たんだが、まあ覚えてないか」

「あぁ…………」

「……どうも」

 曖昧な返事が返ってきた。

 ……さやかのほうならともかく、あたしのことはほとんど覚えてないか。

杏子「誰かと一緒に来てんの?」

「ううん、一人だけど……」

杏子「そうか、まあ今はあたしも一人だけどな」

杏子「一人で買い食いすんのも気ままでいいよな」

杏子「世間じゃつるんでないと恥ずかしいみてーな奴って多いけど、そういうの気にせず楽しめる奴ってイイと思うぜ」

「……そーだね」


 寡黙な奴だ。うるさくないのはそれはそれでいい。

 特にそれ以上話すこともなく別れた。



632 ◆xjSC8AOvWI2016/11/18(金) 23:22:49.40rI2MrDmP0 (10/10)

--------------
ここまで
次回は21日(月)20時くらいからの予定です


633以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/18(金) 23:27:05.37ys2jPXf80 (6/6)

乙です

まさかのキリカ再登場
このまま話しに絡んできてほしいなぁ…織莉子はノーサンキューですけど


634 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 20:49:55.02eyVXH03O0 (1/9)


マミ「おまたせ。どう?これまでで成果は?」

杏子「風見野をちょっと回ってからここに来たが、まだ何も出てないな」

マミ「そう……まあ、これからね」

杏子「だな。出発するか」



 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
・繁華街[現在地]
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス


635以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 20:50:58.69h8qU3rx40 (1/1)

8


636 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 20:57:18.97eyVXH03O0 (2/9)

―廃工場


 人通りが少なくなるほうへと歩いていく。

 工業地帯の一角、人が住んでいるかもわからない工場の前に着く……



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女



637以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 20:59:11.06WZBDeHXzO (1/2)




638 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 21:12:03.77eyVXH03O0 (3/9)


杏子「使い魔か……この中に居るな」

マミ「ええ、さくっと倒しちゃいましょうか」


―影の魔女結界


杏子「……またこいつか」

 錆びついた扉を開けると、不安定に揺れる白黒の魔女結界が広がっていた。

マミ「戦ったことがあるの?」

杏子「一応な。ま、使い魔だし大したことはねーよ」


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


仲間:
マミ 状態:正常


敵:Sebastian's(小)×10
  Sebastian's(大)×2

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-20) :多節棍で縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


639以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 21:14:09.194c21ODYz0 (1/5)

連携を重視しつつ1


640 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 21:30:27.74eyVXH03O0 (4/9)


杏子「マミ、朝にも言ったが今日の目標は“連携を重視”だ!」

杏子「ちょうどいいサンドバッグがある、互いに動きをよく見て動くことを意識するぞ!」

マミ「ええ!」


 使い魔も訓練道具としてくらいなら利用できる。

 単なる素振りよりはずっと効果があるだろう。


 ……使い魔を刈り――いや、狩り終えると、殺風景な工場の内部だけが残る。

 なんともさみしい場所だ。さっさと次の場所に向かうとしよう。



 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5歩道橋
6土手
7鉄塔
・廃工場[現在地]
8立体駐車場

 下1レス


641以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 21:32:40.37WZBDeHXzO (2/2)

3


642以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 21:32:51.784c21ODYz0 (2/5)

8


643 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 21:51:45.48eyVXH03O0 (5/9)

―駅



 再び駅の方に向かう。

 ……今日は良い天気だったが、そろそろ少しずつ日が傾き始めてきている。



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


644以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 21:55:53.254c21ODYz0 (3/5)

ほい


645 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 22:32:36.25eyVXH03O0 (6/9)


杏子「今度は魔女か」

マミ「人通りが増える前に見つけられてよかったわね」


―鏡の魔女結界


 キラキラとした結界を進む。

 小さい使い魔が出てきてはちょこまかと駆け回り、鋭い鏡の破片のような剣を振り回す。

杏子「なんだこのうざいのは」

マミ「大したことないけど、小さいから攻撃はしにくいわね」


 寄ってくる使い魔を蹴り上げ、薙ぎ払う。

 攻撃を当てにくいといっても、すべてを倒す必要はない。

 先を急ぎ、大きな扉を開けて最深部のホールにたどり着くと魔女がこちらを捉えた。

 魔女は鏡の鎧をまとい、ふわふわと浮いて結界内を移動している。

 鎧だけでなく両手にも鏡を持ち、結界内にまで四角い鏡が浮遊している……

杏子(……鏡の魔女って感じだな)

杏子(周りに浮かんでる鏡も気になるな……使い魔は周りにはいないが、鏡の中にだけ映ってる?)


杏子「マミ……一応その鏡には気を付けとけ。何か攻撃が来るかもしれん」

マミ「了解……!」


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


仲間:
マミ 状態:正常


敵:Mirrastrece   <-攻撃対象デフォルト
  Twinker(鏡)×7
  鏡×12

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-20) :多節棍で縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


646以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 22:40:42.364c21ODYz0 (4/5)

魔女に注意を払いつつ鏡を攻撃してみる
マミには1回銃で鏡を撃つよう指示


647 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 23:09:17.10eyVXH03O0 (7/9)


杏子(使い魔の姿だけが映った鏡に囲まれてるのもなんとなく落ち着かないな……)

杏子(もろに罠がありそうで)

杏子(……割ってみるか?)


杏子「ッ!」

 近くにある鏡を槍で突こうと構えると、頬の横を光のようなものがシュッとすり抜けていった。

 目の前にある鏡からは使い魔が消えている。

杏子(速い――!)

 鏡を突き壊し、光の横切ったほうへ振り返ってみるとその鏡の中に使い魔の姿が増えていた。

 その鏡からまた別の鏡へと光が移る。

杏子「マミ、今の見たか!?」

マミ「見たわ。……どうやらあの使い魔、光の反射を使って鏡の中に移動ができるようね」

杏子「近づくのは危険か? マミ、銃で攻撃してみろ」

マミ「ええ、遠距離攻撃なら……!」

 マミの黄金の弾丸が鏡の表面に当たると、反射するように跳ね返っていった。

 鏡は無傷だ。使い魔の移動のことを知らずに向かい合って撃っていたなら、自分の方に返っていたかもしれない。

マミ「……これで壊すのは無理そうね」



648 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 23:10:26.20eyVXH03O0 (8/9)


 そうこうしているうちに魔女が近づいてきている。

 両手に持った鏡での大振りな攻撃を避け、鏡に注意を払いながら体勢を整える。


杏子「……ふん、使い魔のくせにあたしに傷を負わせるなんてやるじゃねーか」

杏子「つってもかすり傷程度だが、跳び回られるのはうざいな……!」



杏子 魔力[100/100] 状態:負傷(小)
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


仲間:
マミ 状態:正常


敵:Mirrastrece   <-攻撃対象デフォルト
  Twinker(鏡)×7
  鏡×11

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-20) :多節棍で縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示
15自分の負傷を回復
  a頬かすり傷→全快へ(魔力-8)

 下1レス



649以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 23:13:38.80OM2ArKBQO (1/1)

12×20体


650以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/21(月) 23:18:42.874c21ODYz0 (5/5)

お、とうとう最大数の分身殺法がきたか


651 ◆xjSC8AOvWI2016/11/21(月) 23:54:42.84eyVXH03O0 (9/9)


杏子「しょうがねえなあ、久々に最大を見せてやるよ!」

 分身をフルの20体分作り出し、魔女を取り囲む。

 魔女は目を回している。鏡に囲まれた結界に居る割に、自分が惑わされることには慣れていないらしい。

マミ「すごい……! 私も負けてられないわね」

杏子「マミ、一気に行くぞ!」

マミ「ええ、銃は反射されたけど遠距離だけじゃないわ。この攻撃は避けられないはず……!」


 幻惑と一緒に突きを繰り出し、同時にマミもリボンから作った大剣を振りかざして攻撃する。

 ――――鏡の鎧の砕ける音がする。


マミ「こういう時は色んな武器を使えることに感謝するわね」

杏子「さて鎧の中身はどんなもんかねー……っと、確かめる前に消えちまったな」



652 ◆xjSC8AOvWI2016/11/22(火) 00:09:43.21tgU3BlAk0 (1/3)


 景色が元に戻る。

 次の場所に行く前に、近くのベンチに腰掛けて一休みすることにした。


マミ「これでよしっと」

杏子「どんだけ経験積んでも、回復だけはマミに敵わないからなー」


 小さいながらもひりひりとしていた痛みが消える。

 こんなかすり傷一つをとってもあたしとマミの回復能力には差があった。
 あたしがやるとマミより魔力を消費してしまう。


 ……まず自分のソウルジェムを浄化し、それから傷の治療が終わると

 目の前に近づけられている金色のソウルジェムにもグリーフシードを押し付けてやる。

 そのままマミの手に握りこませる。


杏子「これからは訓練に専念するからな、残りはとっとけ」

杏子「最近はあたしがもらってたし、こっちは余裕がある」

マミ「ええ、じゃあもらっておくわ」


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 さっさと次の場所に向かうか
1公園
2通学路
・駅[現在地]
3病院
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7立体駐車場

 駅前にはさやかたちも居るし、何かしてからにしようか?
8自由安価

 下1レス


653以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/22(火) 00:12:09.07X8U5qQ620 (1/1)

さやかたちのところに顔を出してから1


654 ◆xjSC8AOvWI2016/11/22(火) 00:28:28.07tgU3BlAk0 (2/3)

-----------------
ここまで
次回は23日(水)20時くらいからの予定です


655以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/22(火) 02:31:08.77yjeBNJSe0 (1/2)

マジシャンの魔女(パラディンライト)
ステッキで攻撃、トランプ攻撃、マジックを人や魔法少女に巻き込む(炎やロープマジックなど)
マント、シルクハット、ステッキを持った赤色がイメージカラー。でかく顔はワルプル似(関係はなく、ワルプルギスのように反対になってはいない)
魔女結界はでかいトランプが宙に浮かんでいるマジックの舞台のような空間。
愉快
マジック攻撃中は隙ができるためそこをつくのが一番

刀の魔女(トイル)
切りかかる攻撃、突き攻撃、斬撃
自身がでかい日本刀
使い魔は出てこない。魔女だけ存在する。だが、攻撃と固さは中々のもの。
断罪
普通の刀のように錆びさせれば、攻撃や守備も弱くなる。

人形玩具の魔女(ビーダマイン)
腹あたりにある弾を発射。ジェット噴射で近づく。パンチ
今は亡きビーダマンそのもの。二階建ての家レベルの大きさはある
使い魔は家一階レベルの大きさのビーダマン達。こちらは球を打つだけの攻撃をしてくる。
ちなみに魔女結界は大きくなった普通の家の中みたいなもの(入ったら杏子たちが小さくなったと感じるレベルの)
懐古
ジェット噴射で移動できるとしてもそこまで機動力は高くない。胸の弾の補充に時間がかかる。また、弾の発射と合わせて攻撃すれば、弾が暴発して魔女自体を倒せるかも?


前の刀の魔女は鎧の魔女に変えてほしい。
あと最後はネタに近いけど、採用できるレベルはあると思う。
女の子でもビーダマン好きだった子はいるだろうし……


656 ◆xjSC8AOvWI2016/11/22(火) 20:16:28.47tgU3BlAk0 (3/3)

---------------------
>>655 応募ありがとうございます
鎧の魔女はすでに居るのでどちらかを別の名前でお願いします


657以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/22(火) 21:05:47.36yjeBNJSe0 (2/2)

>>656
じゃあ、前の奴は武者の魔女で。また考えておきますのでストックを貯めておいてください


658 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 20:28:28.31XEOH4rQJ0 (1/10)


杏子「せっかく近くに来たんだし、次行く前にちょっくらさやかたちんとこに顔出してくるか」

マミ「そうね、どうせだから挨拶してきましょうか」


 駅前の方へと回ると、その姿を探す前に声が聞こえてきた。


杏子「よう、今日も順調か?」

マミ「こんにちは、パトロール中に近くに来たから寄ってみたの」

まどか「二人ともこんにちは!おつかれさまです!」

さやか「本当、おかげであたしたちも安心してこうして活動できるってわけですねー」

杏子「ところでさやか。仁美とは何か話したのか?」

さやか「うん……まぁ、いろいろとね」

杏子「上条の事だろう? どうだったんだよ」

杏子「つうか、どうするんだよ?」

 そう言うと、さやかは図星といったように反応した。

さやか「……あぁ、なんだ。杏子も知ってたんだ……」

杏子「昨日仁美と話してな」



659 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 20:45:33.12XEOH4rQJ0 (2/10)


 暫く間が空いてから、さやかが何かを決意したような表情をする。


さやか「告白は……しようとは思う」

さやか「その、いつかは…………」

マミ「いつかって? もう時間はあまりないんでしょう?」

杏子「まあ、そうだな。もう曖昧に考えてられる状況でもないのは覚悟しとかないとな」

杏子「帰国後でいいなんて言ってると、いつのまにかあっちで金髪ボインのねーちゃんに取られてても知らないぜ?」

さやか「金髪ボイン……」


 ……その一言に、何故だかマミに視線が集まった。

 マミが慌てた様子で否定する。


マミ「えっ? 私じゃなくてね? あちらの海外の方のことでしょう?」

マミ「大体ボインって……」

さやか「……まぁ、わかってるって。そこまでは仁美だって待ってくれないだろうしさ」

さやか「まだ覚悟なんて決まらないけど、今度の土曜までにめちゃくちゃ気持ち整理するから」

杏子「あぁ、頑張れ」


 さやかの肩にポンと手を置き、駅前を後にする。


まどか「この後もパトロール頑張ってくださいね!」

マミ「ええ、そちらも頑張ってね。色々と」



660 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 21:03:25.78XEOH4rQJ0 (3/10)

―公園


 駅を通り過ぎると、公園のほうに向かった。

 もう子供も帰った時間だ。噴水がライトアップされ、この場所も落ち着いた雰囲気を放ち始める。

 隅の茂みのあるほうに行くと暗く、何が潜んでいるかわからない。


杏子「今度の土曜か。一応、約束は取り付けられたみたいだな」

マミ「ああ言ってたけど、これはもう覚悟を決めるしかないでしょうね~……」

マミ「今から逃げ出すのはあまりに格好が悪いもの」

杏子「あとはあいつがどう答えるか……だが」

マミ「それは私たちにはどうにもできないわね……」



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


661以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 21:04:42.28sM/HdkFn0 (1/5)

ほい


662 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 21:30:59.43XEOH4rQJ0 (4/10)

―笛吹の魔女結界


杏子「結界はこっちか…… ん?」

マミ「――――っ! 何……?」


 結界に足を踏み入れると、どこからか大きな笛の音が響いた。

 思わず耳を塞ぐ。 ……まるで侵入者を報せる警報のようだ。

 その音に奥から小さい子供のような姿の使い魔がぞろぞろと出てきた。


杏子「おいおい、とんだ歓迎の仕方だな」

マミ「でもまあ…… わざわざこうして集まってきてくれるなら手間も省けるってものじゃない?」


 集まってきた使い魔を蹴散らしていく。

 すると、結界の奥の方から使い魔を大勢ひきつれた笛吹き男が現れる。



663 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 21:32:41.43XEOH4rQJ0 (5/10)


杏子「魔女のお出ましか。……いや、魔女っていうより……こいつ、男じゃねーか?」

マミ「というより、男装のようにも見えるわね……」


 魔女(?)の背をついて回る使い魔の中に、生身の人間の姿を見つける。


マミ「! 佐倉さん、あれって……」

 マミも気づいたようだが、その姿はあたしには見覚えがあった。

杏子「……どうやら誰か取り込まれてるようだな」

マミ「完全に操られてるわ……人質は傷つけないようにしないと」



杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


仲間:
マミ 状態:正常


敵:Halmeil   <-攻撃対象デフォルト
  Kid×10(+人間)

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-20) :多節棍で縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


664以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 21:42:08.28sM/HdkFn0 (2/5)

マミには取り込まれた人の拘束、保護を頼む
自分は12で数は10、魔女を叩く

さっきの笛の音、どう考えてもあの笛が怪しい
魔女を攻撃する時は笛を狙うか


665 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 22:31:00.40XEOH4rQJ0 (6/10)


杏子「マミ、とりあえず取り込まれた奴の拘束と保護だ!」

杏子「魔女の相手はあたしがやる……!」

マミ「ええ……――」

マミ「――!!」

 マミが手からリボンを伸ばすと、渡さないとばかりに使い魔が手や身体を掴む。

 取り込まれた人間は俯き、身体が縛られ引っ張られる苦しさに頭を振って身を捩っている……

マミ「…………っ、まずは周りの使い魔をなんとかしないと……!」

 無理に引っ張り上げれば無事じゃすまない。

 マミがリボンを解いて使い魔の群れに接近する。


杏子「一日に二度もこれを使うことになるとはな」

 10体の分身を作り、魔女に接近する。

杏子(どうやって倒すか……)

杏子(怪しいのはどう考えてもあの笛だ)

杏子「それ、なんの仕掛けがあんの?」

杏子「まさかそれが武器か? それでどう戦うのか――見たい気もしたが」

杏子「やられる前にさっさと潰しとくのが得策だな」


 魔女(?)の持っている笛が壊れる。

 すると、庇うように使い魔が取り囲んだ。その中には取り込まれた人間の姿もある……

 分身も10体となるとあまり長くは出しておけない。


杏子「……チッ、戦いづれえ」


 使い魔だけならまだしも、人質がいるとなると上手く動けない。

 それさえなければ、普通に戦うだけなら大した戦闘力もなさそうなものなんだが……



666 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 22:31:53.12XEOH4rQJ0 (7/10)


マミ「下がって。 ここは一旦全部まとめて縛り上げるしかなさそうね」

マミ「少し苦しいだろうけど我慢して……――レガーレ・ヴァスタアリア!」


 地面から何本ものリボンを出し、広範囲を包み込むように縛り上げた。

 全体の動きを止める。あとは、魔女だけ狙って攻撃を叩き込めれば――――!



杏子 魔力[80/100] 状態:正常
GS:16個
・[12/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


仲間:
マミ 状態:正常 【使用中魔法:レガーレ・ヴァスタアリア】


敵:Halmeil(拘束中)   <-攻撃対象デフォルト
  Kid×10(+人間)(拘束中)

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-20) :多節棍で縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


667以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 22:34:45.34sM/HdkFn0 (3/5)

1


668以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 22:36:34.58AMe8CnQz0 (1/2)

14 マミの視角から敵の攻撃が見えた、「マミ左に避けろ


669 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 23:05:39.54XEOH4rQJ0 (8/10)


 ……どう攻撃しようとしたものかわずかに躊躇する。

 魔女は使い魔どもに囲まれたままリボンに固められている。

 リボンに攻撃を当てずに正面から攻撃を続けて倒しきるのは難しい。

 とはいえ、まとめて吹き飛ばすような大規模な攻撃をすれば人質を巻き込んでしまう。


 ――まずはマミの遠距離攻撃に期待しよう。

 高台に上ると弓に魔力を張り、まっすぐに糸を伸ばして照準を定め、矢数本を束ねて打ち出す。


マミ「ティロ・アルカーレ・ファッシナーレ!」


下1レスコンマ判定
0~10 撃破


670以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 23:07:57.09AMe8CnQz0 (2/2)

えい


671以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 23:09:36.95sM/HdkFn0 (4/5)


お見事!


672 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 23:22:39.24XEOH4rQJ0 (9/10)


マミ「――――ふう、無事に済んでよかったわ。ちゃんと狙える時間があれば、意外と遠距離攻撃もいけるものね」


 人質を助けられたことに安堵し、マミはやっと緊張が解けた様子だ。


杏子「鉄砲と弓、どっちも使えたのが役に立ったな」

杏子「鉄砲じゃ威力を大きくすれば吹き飛ばしちまう。だから束ねて強化した弓矢にしたんだろ?」

マミ「ええ。それより、さっきの子は大丈夫かしら?」

杏子「そうだな…………」

「…………」


 人質はまだ気絶したままだ。

 ベンチまで運び、先にソウルジェムの浄化を済ませる。


★浄化しました


杏子 魔力[92/100] 状態:正常
GS:16個
・[0/100]・銀[100/100]
・薔薇園[100/100]・鳥かご[100/100]
・針[100/100] ・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100] ・忘却[125/125]
・銀[100/100] ・玩具[100/100]
・落書き[100/100] ・星[100/100]
・暗闇[100/100] ・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



673 ◆xjSC8AOvWI2016/11/23(水) 23:30:53.35XEOH4rQJ0 (10/10)


 ……暫くすると、目を覚ました。

「キョーコ……?」

マミ「あら? 知り合い?」

杏子「ああ、まあ少し話したことがあるが……」

杏子「さあ、目を覚ましたなら早く家に帰らないと親が心配するぞ」

杏子「送っていく。家はどこだ?」

「だめ……っ!」

マミ「……もしかして、家出かなにか?」

マミ「きっと探しているわ、帰りましょうよ。ほら、私たちもついてるから」

 マミの言葉に首を横に振った。

「かえってこなくていいっていわれちゃった」

杏子「……何かしたのか?」

「ママのことおこらせちゃって…………」

「ゆま、わるいことしたのかなぁ…………」


 話はひどく曖昧で、なにがあったのかはわからない。

 でも、自分でも何が悪かったとはっきり言えないのに、ただ怯えている様子だった。

 もし悪いことをしたとしても、そんな叱り方じゃ意味がない。

 第一、こんな時間に外に締め出す親ってのは問題がありそうだ。


・自由安価

 下2レス


674以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 23:33:10.03mkuuazuI0 (1/1)

この怯え方は普通じゃない。何かされているのは確実だろう。
とりあえず、今日一日はマミの方で泊められないか聞く。落ち着いていないだろうし、きちんとした話は明日にするべきだ


675以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/23(水) 23:41:41.02sM/HdkFn0 (5/5)


ゆまに家の場所だけは聞いておいて、あとでその家の様子を覗いに行ってみる

こんな時間に放り出す親も親だ、何か嫌な予感がする
ゆまを探してたり警察とかが来てりゃ子供の事を考えてるって言えるが、何もしてる様子がなけりゃ…



676 ◆xjSC8AOvWI2016/11/24(木) 00:07:12.504nAUajZc0 (1/2)


杏子(こんな時間に放り出す親も親だ、何か嫌な予感がする)

杏子(ゆまを探してたり警察とかが来てりゃ子供の事を考えてるって言えるが、何もしてる様子がなけりゃ……)


 マミにテレパシーで相談する。


杏子『今日一日はマミの家に泊められないか?』

杏子『この怯え方は普通じゃない。何かされているのは確実だろう』

杏子『落ち着いていないだろうし、きちんとした話は明日にするべきだ』

マミ『そうね……』


マミ「……じゃあ、うちに来る?」

ゆま「えっ? でも…………」

マミ「こんな時間に一人で居たら危ないわ」

杏子「知らない人についてくのは駄目なんだったか?」

杏子「巴マミだ、今日はこのおねーちゃん家に泊まってけ。どの道今は帰れないんだろ?」

マミ「よろしく、ゆまちゃん」

ゆま「マミ…………」

杏子「それと、一応家の場所だけ教えてくれないか?」

ゆま「うん……」


 手をつないで歩きはじめる。……小さい手だ。

 すっかり夜になった公園から出て、3人でマミの家に行くことにした。




677 ◆xjSC8AOvWI2016/11/24(木) 00:08:00.314nAUajZc0 (2/2)

--------------------
ここまで
次回は25日(金)20時くらいからの予定です


678 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 21:04:06.924qjH2/uk0 (1/6)

―マミの家


 家にあがると、ゆまは少し落ち着かなさそうにきょろきょろと見回している。


ゆま「お、おじゃまします! ……マミ、ひとりでくらしてるの?」

マミ「そうね……少し前まではそうだったけど、今は佐倉さんもいるから一人ってわけじゃないわね」

マミ「まぁ、大人の人がいないっていうのは同じだし珍しいかもしれないけど、おかげで寂しくはないわ」


ゆま「――…………いいなぁ」


 ……ゆまはぼそりとそんな言葉を漏らした。

 やっぱり、こいつにとって“大人”というのは……


杏子『……マミ、どう思う?』

マミ『そうね、これは……このまま返しちゃいけない気がする』

マミ『詳しいことは明日にするとして、私たちはどうすればいいのかしら……』

杏子『とりあえず、後でこいつの家に様子を見に行ってくるよ』

マミ『ええ』


マミ「……じゃ、ご飯を用意してくるわね」

杏子「あたしらはこっちで待ってるか。あぁ、エイミーにもご飯あげないとな」

エイミー「にゃっ」

ゆま「わぁ、ねこさん!」


 ……ゆまはエイミーに興味津々のようだ。

 待っている間どうしようか。


1自由安価
2エイミーと遊ばせよう

 下2レス


679以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 21:19:23.97LUAmApV80 (1/3)

エイミーにはゆまの相手をさせていよう
あとでゆまの家を見に行く時には、マミにはゆまと一緒に風呂にでも入っていてもらうか


680以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 21:21:46.58J+TaWJxqO (1/3)

安価↑

マミにテレパシーで子供が好きそうな料理を頼む


681 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 21:50:19.394qjH2/uk0 (2/6)


ゆま「かわい~」

エイミー「にゃ」


 エイミーにはゆまの相手をさせていよう。


杏子『マミ、今日はなんだ? とりあえず子供が好きそうな料理を頼むぜ』

マミ『ええ、今日はオムライスにしようかと思ってるわ』

杏子『ほう、いいかもな』

杏子『それと、後で家を見に行く時はマミはこいつと一緒に風呂にでも入っててくれないか?』

マミ『わかったわ』


 ……エイミーとゆまの様子を眺めながら暫く待っていると、

 マミがテーブルに皿を運んでくる。

 ふわとろの半熟のオムライスを見て、ゆまは目を輝かせた。
 

ゆま「おいしそう~!」

マミ「食べましょうか。ケチャップ、何の絵がいい?」

ゆま「ねこさん!」

マミ「ゆまちゃんは猫が好きなのね」


 ……こうしていると、普通の子なんだけどな。


1自由安価
2これからのことを考える

 下2レス


682以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 22:08:34.92LUAmApV80 (2/3)

ゆまの世話を焼きながら2

落ち着いて食べろよ?飯は逃げないから感謝の気持ちを忘れないで大事に味わって食うんだぞ?
ほら、口元にケチャップが付いてるぞ?マミ、ティッシュをくれ(フキフキ

今晩はここに泊めると決めたが、子供とはいえ親には無断での外泊だ…下手すりゃ誘拐だ
とりあえずゆまのヤツが親を怖がる理由を知るのが先決だな、あとで家に行ったとき何か判ればいいんだが

あとでゆまの家に行く時キュウベェのやつも連れて行くか
素質のないやつには見えないし、壁も素通りできて家の中の様子を見させるにはちょうどいいしな
GSの処分も兼ねて外に出たとき呼びつけよう


683以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 22:11:43.43J+TaWJxqO (2/3)

安価↑

親が生きてる分、原作と違い厄介だな


684 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 22:29:55.504qjH2/uk0 (3/6)


ゆま「いただきます!」

杏子「落ち着いて食べろよ? 飯は逃げないから感謝の気持ちを忘れないで大事に味わって食うんだぞ?」

杏子「ほら、口元にケチャップが付いてるぞ? マミ、ティッシュをくれ」

マミ「はい、どうぞ」


 マミから渡されたティッシュでゆまの口元を拭ってやりつつ考える。

 ゆまは食事の挨拶をすると、ものすごい勢いでがつがつと食いはじめた。

 よほど腹が減ってたんだろうか。親からちゃんと食わせてもらってるならいいんだが…


杏子(今晩はここに泊めると決めたが、子供とはいえ親には無断での外泊だ……下手すりゃ誘拐だ)

杏子(とりあえずゆまのヤツが親を怖がる理由を知るのが先決だな、あとで家に行ったとき何か判ればいいんだが)



685 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 22:42:18.324qjH2/uk0 (4/6)


 夕食を終えて皿を片づけると、風呂が沸いた音がした。

 マミが風呂用のタオルを用意し入浴の準備をはじめる。

マミ「お風呂わいたから先に入ってくるわね」

マミ「ゆまちゃんも一緒に入りましょうか」

ゆま「うん!」


杏子『……じゃ、行ってくるわ』

マミ『ええ、よろしくね』


 ――――マミの家から出て、教えてもらったゆまの家に向かって歩き始めた。


杏子「キュゥべえ、グリーフシードの回収」

QB「……きゅっぷぃ」

 出てきた姿に使用済みのグリーフシードを投げる。

杏子「それからちょっと着いてきてくれない? お前のその壁抜けの能力で見てきてほしいもんがある」

QB「やれやれ……人使いが荒いなぁ」

杏子「人じゃねーだろ」



686 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 22:55:21.734qjH2/uk0 (5/6)


 人通りも少ない静かな夜道。暗い景色の中で『千歳』と書かれた表札のある家を見つける。


杏子「まだ明かりはついてるみてーだな」

杏子「中で心配しながら待っててくれてるってんならまだいいんだけどねぇ……」

 どうにも今までのことを考えるとそんな気もしない。

QB「それで、この中の様子を見てくればいいのかい?」

杏子「ああ。中の住人がどうしてるか、どんな奴が居るかも報告してくれ」

QB「しょうがないなぁ」


 キュゥべえの姿が壁の中にすうっと消えていく。

 ……とりあえず報告を待つことにした。


QB『家の中には女性が一人いるようだよ』

杏子『どんな様子だ?』

QB『どんな様子、か……それは表現が難しいけど』

QB『機嫌が良くはなさそうだね』

QB『あぁ、それから……早く玄関から去ったほうがいい』

杏子『あ?』



687 ◆xjSC8AOvWI2016/11/25(金) 23:18:31.554qjH2/uk0 (6/6)


*「ゆま!今までどこ行ってやがった! 警察にでも見つかって変なこと言われたらどうするのよ……!」


 扉が勢い良く開かれる。

 それと同時にヒステリックに怒鳴り散らす女が中から出てきた。


杏子「…………」


 ……さっきの話し声で気づいたのか。
 いつ帰ってくるかが気にかかって神経が研ぎ澄まされていたのかもしれない。

 だが、純粋に無事を祈っていたわけでもなさそうだ。


杏子「……『帰ってこなくていい』っつったのはアンタだろ?」

杏子「心配なのは警察に見つかることか。一体どんな悪いことをしたんだろうな」

*「あ、あんたなんなのよ! ゆまに関係でもあんの!?」

杏子「ゆまの居場所なら知ってるよ。返してほしいか?」

*「まさか、誘拐でもしたの……!?」

杏子「アンタのほうも警察呼ばれたら困るんだろ? お互い様じゃねえか」

*「はっ? 私を脅そうっての?」

*「ゆまは私の子だ。ゆまが“ちゃんと”証言してくれれば私が困ることはないんだよ」


 ……ちゃんと、か。 普段から恐怖で縛って、ゆまに都合の良いことを言わせようとしてるんだろう。

 だから今まで疑われても、そうやってごまかされてきてしまった。


杏子「……どうかね。いつまでも自分の思い通りになると思うなよ?」

杏子「安心しろよ。ゆまは無事だし、当然危害を加える気なんてさらさらない。むしろ……」

杏子「ここに居たほうが危険なんじゃないのか?」


 こうなると、ゆまにも自分の意見を言えるようになってもらう必要がある。

 ……ゆまが落ち着いたら、せめて明日には話し合わないとな。


1自由安価
2去る

 下2レス


688以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 23:36:11.07LUAmApV80 (3/3)

帰る前にあてずっぽうで含みを持たせたブラフを言ってみる

ゆまはあんたに怯えていたよ、親であるあんたにな
あの怯え様は尋常じゃなかった…今アンタのところに返す訳にはいかないね
返したらまた『あんなこと』になりそうだしな

親のくせによくも『あんなこと』ができるもんだな
あんたはゆまがちゃんと証言って言ったが、怯えてるゆまが証言するかね?

子供はな、ただ怯えるだけの存在じゃないんだ
ゆまが今まで通り怯えてるだけの存在だとは思わない事だな



689以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 23:42:07.15J+TaWJxqO (3/3)

安価↑

帰る際に母親が何か言ったりしてきたら、少しばかり殺気を叩きつけてやる
ついイラッとしてやった、後悔はしてない


690以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/25(金) 23:48:14.54UrNm1XUu0 (1/1)

>687
眞子(ゆまの母親の事ね)のうざさが留まる事を知らない件!
そんなんだから旦那の両親に親権を取られるんだ。 


691 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 00:14:53.792/neYvXv0 (1/13)


杏子「ゆまはあんたに怯えていたよ、親であるあんたにな」

杏子「あの怯え様は尋常じゃなかった……今アンタのところに返す訳にはいかないね」

杏子「返したらまた『あんなこと』になりそうだしな」

*「なっ…… 誘拐なんてどうなるかわかってるんでしょうねぇ!」

*「これ以上他人の家庭事情に首を突っ込まないでくれる?」

*「大体、子供も持ったことのないガキのくせにえらそうな口をきいて」

杏子「アンタこそ、親のくせによくも『あんなこと』ができるもんだな」

杏子「確かにあたしには親の辛さってのはわかんねえよ」

杏子「でも、アンタみたいな親に怯えて、ゆまがどれだけ辛かったかってのは少しはわかるつもりだ」

杏子「あんたはゆまがちゃんと証言って言ったが、怯えてるゆまが証言するかね?」

杏子「子供はな、ただ怯えるだけの存在じゃないんだ」

杏子「ゆまが今まで通り怯えてるだけの存在だとは思わない事だな」


*「…………!」


 振り上げられた腕を掴む。


*「ッ!……ぐあっ……!」

 ちょっとばかし力を込めてやると、ゆまの母親は苦しげな呻きを上げた。

杏子「自分の子供だけじゃなくて、今度は他人の子にまで暴力を振るうのか?」

 折れる寸前で手を放してやる。

杏子「痛かったか? ついイラッとしてやった、後悔はしてない」

杏子「相手がガキだからってあんまりナメないほうがいいぞ」


 最後にゆまの母親を睨み、踵を返す。

 ここまでやってやればいいだろう。あとはゆま自身の説得だな……



692 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 00:15:28.132/neYvXv0 (2/13)

---------------
ここまで
次回は26日(土)18時くらいからの予定です


693以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/26(土) 00:17:51.01bYWQ4Fed0 (1/2)

乙です

この話のゆまは魔法少女になる理由はないし、祖父母のところに引き取られるのが幸せかな?


694 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 18:35:35.912/neYvXv0 (3/13)

―マミの家


マミ「ちゃんと髪を乾かしてから寝ましょうね」

ゆま「キョーコは?」

マミ「少し夜風に当たってくるって言ってたわ。そろそろ戻ってくるんじゃないかしら?」

 マミの家に戻ると、二人は髪を乾かしているところだった。

杏子「風呂から出たところか」

マミ「あら、おかえり」

杏子「おう。あたしも風呂入ってくるよ」

杏子「二人で先に寝てな」

ゆま「はーい!」


 二人の様子を見ると、洗面所に向かう。


マミ『……どうだった?』

杏子『ゆまの母親と話してきた』

杏子『予想通り、少しカッとなっただけですぐ暴力振るうような奴だったよ』

マミ『佐倉さん、大丈夫だったの? 変なことされてない?』

杏子『何が? 逆にちっとばかしやり返してやったよ、怪我はさせない程度にな』

 きっとゆまも普段から八つ当たりされていたんだろう。

 見えない場所には傷があるのかもしれない。

杏子『……あいつはゆまが自分の思い通りに都合よく証言してくれるって思ってるみたいだ』

杏子『だから、明日ゆまが落ち着いたら詳しいことを話し合おうと思う』



695 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 19:15:35.822/neYvXv0 (4/13)


杏子『いつまでもあいつの思い通りにはならないって思い知らせてやらないとな』

マミ『そうね…… 明日は私も学校を休んで一緒に居た方がいいかしら?』

杏子『そうだな…… マミが居ない間、いつもみたいに連れまわすわけにもいかないからな』

杏子『居てくれると助かるが、いいのか?』

マミ『一日くらいは大丈夫よ。大事な話し合いもあるのだし』

マミ『……じゃあ、先に寝るわね。おやすみなさい』

杏子『おう、おやすみ』


 ――シャワールームの中、湯船に浸かりながら考える。

 あたし自身の過去……一番のよりどころだったはずの親に見捨てられることの辛さ。

 それはあたしにも痛いほどわかった。

 ゆまには幸せな家庭の記憶がない。ずっとそんな状態だったら、どれほど怖くて心細いものか。


杏子(……ゆまにはもっと安心できる場所で幸せになってもらわないと)

杏子(このままあいつに返したら身も心も殺されかねない)



―23日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと11日


★マミ 射撃Lv2→Lv3


杏子 魔力[92/100] 状態:正常
GS:16個
・銀[100/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]



696 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 19:40:35.102/neYvXv0 (5/13)

―翌朝


ゆま「あれ……? マミ……」

 翌朝、ゆまの声で目が覚めた。

 ゆまはベッドの上でマミと一緒に寝ていた。
 目が覚めてマミがいないのに気づいたようだ。

杏子「朝食を作りに行ってるんだろう。マミはいつも早起きだからな」

杏子「こっち来てみろ、髪を結ってやるよ」

杏子「エイミーもいつのまにか布団にもぐりこんでたみたいだしな」

 エイミーが布団の中から顔を出す。

 ゆまがベッドから立ち上がると、エイミーは寄り添うように近づいた。

ゆま「うん!」


 マミの櫛を借りて髪を梳かし、

 ベッドサイドに置いてあった髪飾りを手にとって髪を結んでいく。


杏子「――……よしっ、こんな感じでどうだ?」

ゆま「わぁ、ありがとー! キョーコって、かみの毛むすぶの上手なんだね」

杏子「まあ、よくやってあげてたからな」

ゆま「いもうとさんがいるの?」

杏子「……まあな」

マミ「おはよう、朝ごはん出来たわよ。食べに来て」

杏子「おう、行くか」

ゆま「うんっ!」



697 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 20:05:22.622/neYvXv0 (6/13)


 みんなでリビングに向かう。

 テーブルには白いご飯に味噌汁、卵焼き…… 珍しく王道の和食メニューだ。


杏子「今日は和食か」

マミ「いつもは時間がなくてなかなかご飯を炊かないけど、たまにはね」

杏子「そうか、朝からありがとな」

マミ「素直に感謝されると嬉しいわね」

ゆま「朝ごはんもおいしそう!」

ゆま「マミ、キョーコ…… ここにいさせてくれてありがとう」

マミ「気にしないでいいのよ」

ゆま「でも…… いつまでいていいの?」

マミ「そうね……いつまでもってわけにはいかないから、ちゃんと話し合わないとね」

マミ「今はみんなで朝食を食べましょう」

ゆま「うん」


 テーブルについて食べ始める。

 卵焼きの味付けがいつもより甘めなのは子供向けを考えてのことだろう。



食事中の話題/これからのことなど
・自由安価

 下2レス


698以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/26(土) 20:10:32.38bYWQ4Fed0 (2/2)

ゆまにおじいちゃんやおばあちゃんはいないのか?と聞いてみる
マミにはテレパシーで昨日風呂に入った時ゆまの身体に暴行の痕とかなかったか尋ねる


699 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 21:16:21.242/neYvXv0 (7/13)


杏子「おじいちゃんやおばあちゃんはいないのか?」

ゆま「いるけど、遠くに住んでるから……」

杏子「……そうか」


 そいつらはゆまが家で何をされてるかも知らないんだろうな。

 ……どうにかしてそっちを頼れないものかねぇ。


杏子『……マミ、昨日風呂に入った時ゆまの身体に暴行の痕とかなかったか?』

マミ『……見てはいない。けど、わからないわね』

マミ『ずっと身体を隠していたから』

杏子『ふーん……恥ずかしいからってわけじゃないだろうな』



700 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 21:37:22.272/neYvXv0 (8/13)


ゆま「ごちそうさまでしたっ」

マミ「ええ、お粗末様」

杏子「ごちそうさん、うまかったよ」

杏子「エイミーにもご飯あげないとな」

エイミー「にゃ」

 “ご飯”という言葉に反応してか、エイミーが寄ってくる。

ゆま「もしかして、ことばがわかるの? エイミー、おりこうさんだね」

杏子「頭がいいのか食い意地張ってるのかわからないけどな」

エイミー「にゃっ」

杏子「ほら、お前も落ち着いて食え」

 ご飯を皿に盛って出すと、エイミーはいつもどおりがつがつと食べはじめた。

 ゆまはそんなエイミーを穏やかな表情で見つめている。

杏子「…………ゆま、家には戻りたくないと思うか?」

ゆま「でも、ずっとここにいるわけにはいかないってマミもゆってた」

ゆま「かえらないと。そろそろママもゆるしてくれるかな」

ゆま「たまにあそびに来てもいい?」

杏子「……お前はそれでいいのか?」



701 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 22:10:08.852/neYvXv0 (9/13)


 強がりだ。本当は、ずっとここに居たいってわがままを言ってもいいくらいなのに。

 このまま返したらあの母親はきっとまたゆまを怒鳴りつけて殴るだろう。

 ゆまはそれをわかっているのに戻ろうとしている。


杏子「本当に嫌なら、何もあそこに戻ることはないんだ」

杏子「あんな母親はこっちから見捨ててやればいい」

ゆま「……キョーコ、ママと会ったの?」

杏子「まあ、少しな」

杏子「お前はどうしたい?」

杏子「お前があいつを拒むことができるなら、あたしたちや周りの人たちが助けてあげられる」

杏子「ずっと怯えて従ってるままでいいのか?」

マミ「助けてって言ってくれないと、私たちも助けられないから」

マミ「下手したら私たち、誘拐犯ってことで捕まっちゃうかもだしねぇ……」

ゆま「そ、それはダメっ、ふたりはわるくないよっ!」

ゆま「だって、ゆまにこんなによくしてくれたんだもん!」

杏子「……じゃあ、少し付き合ってくれるか?」

杏子「さっきマミも言ったが、ずっとこのままってわけにはいかない」

杏子「お母さんや警察の人も一緒に、話し合ってケリをつけなきゃいけないんだ」

マミ「大丈夫、私たちもいるから。勇気出して」

ゆま「うん……」


 ゆまがこくりと頷く。

 まだ午前だが、どうしようか? その前に何かやることはあるか。

【午前】


1自由安価
2ケリをつけに行く

 下2レス


702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/26(土) 22:21:09.56m38/7zJq0 (1/2)

今日、募金とか話とかあたっけ?あったらまどかたちに連絡しておくとか?
安価下


703以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/26(土) 22:22:47.76LLVK7TvMO (1/1)

ゆまに祖父母と仲は良いか聞く
大丈夫そうなら名前と居場所を聞いて、警察に行ったら呼んでもらうように頼む


704 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 22:55:36.522/neYvXv0 (10/13)


 ――――――それからゆまと一緒に警察に行った。

 警察には公園で家にも帰れず一人で居るところを保護したと話した。

 そこに至るまでのいきさつもゆまが全て話してくれた。

 やっぱり、母親がゆまを締め出した一端もただの八つ当たりだ。
 それから、今まで日常的に虐待を受けていたことも…… その証拠もやはりゆまの身体に残っていた。


杏子「ゆま、よく全部話せたな」

マミ「頑張ったわ」

ゆま「うん……」

 警察と話した後署内で待っていると、母親の姿が見えた。

 ……ゆまがその姿を見た瞬間身体を強張らせる。

マミ「大丈夫よ」

ゆま「……」

*「千歳眞子さん、話は伺いました。
  ……ゆまちゃんはあなたから虐待を受けていて、締め出されたところをこの二人が保護してくれたようですが」

*「それが本当ならあなたの元には返しておけませんね」

眞子「それは違うわ。いやぁね、この子は話を大げさに言う癖があるのよ」

杏子「……じゃあゆまの身体にある傷はなんだ?」

眞子「ゆまはこう見えて腕白なんです。転んだり、よく危ないものを触ったりして怪我を作ってくるの」

眞子「ねえ、そうでしょ? お母さんゆまにひどいことなんてしてないわよね?」

ゆま「…………」

眞子「ねえ?」

 母親が強い口調で迫る。

 緊張しているのか、ゆまが手を握ってくる……その手を握り返した。



705 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 23:21:43.702/neYvXv0 (11/13)


ゆま「…………ちがうよ、さっきゆったことウソじゃないし、大げさになんていってない」

ゆま「ママはおこるとすぐゆまをなぐってくるんだよ! 冬のさむい日に公園で朝まですごしたこともあった!」

ゆま「ゆまはもうママのもとではくらしたくない……! たすけて、みんな……」

ゆま「だれかたすけて!」

眞子「あなたたち、うちのゆまに何を吹き込んだの……!?」

眞子「そうだわ、この子たちゆまを誘拐したんです! きっとそれで脅されて変なこと言わされてるの!」

眞子「見てみればあなたたち、学校はどうしたの? きっとゆまは悪趣味な遊びにつきあわされてるんだわ」

眞子「こんな赤の他人の子供のほうを信じて私から子供を奪うなんておかしいわ」

眞子「だって私たち、実の親子なのよ? 赤の他人より私のほうを信じるのが当然じゃない!」

杏子「……『こんなこと』しておいて、都合の良い時だけ実の親子語るなよ」

ゆま「キョーコとマミをわるくいわないで! ふたりはママとちがってなぐらないし、やさしくしてくれたよ」

ゆま「おいしいごはんもつくってくれたし、いっしょにねてくれた」

 ……警察官がため息をついた。

 どちらが悪いかはもうはっきりしている。こうなると往生際が悪いだけだ。

*「私たちはゆまちゃんの言うことを信じますよ」

*「あなたが虐待をしているのではないかという報告は何度か上がっていますが、今まで証拠が得られませんでした」

*「……が、今回の事ではっきりとしました」

*「これからゆまちゃんには一度児童相談所のほうに行ってもらいますが、
  幸い祖父母が来てくれるようですので到着次第そちらに引き渡すことになります」

*「千歳眞子さん、あなたにはまだこちらに残ってもらいます。もっと詳しく話を聞かないといけないようですのでね」

眞子「……ッ! なんなんだよあんたら! ふざけんな!」

杏子「言ったろ、あんまりガキをなめないほうがいいってことだ」

マミ「じゃあね、ゆまちゃん。また遊びに来るのは大歓迎よ」

ゆま「うん…… 短い間だけど、ほんとうにありがとう。バイバイ、ふたりとも」



706 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 23:28:05.312/neYvXv0 (12/13)


 警察署から出てからゆまとは別れた。

 『あとはなんとかするからもう学校に行ったほうがいい』とのことだ。


杏子「……つっても、あたしは学校なんて行ってないんだけどな」

マミ「ゆまちゃん、もう大丈夫かしら」

杏子「ゆまの話じゃ悪い人ではないようだったし、大丈夫だろう」

マミ「じゃ、私たちはとりあえず帰りましょうか。学校に行くのはお昼を食べてからね」



707 ◆xjSC8AOvWI2016/11/26(土) 23:53:15.032/neYvXv0 (13/13)

―マミの家


 ゆまの件が無事に片付くと、マミの家に戻った。

 マミは昼食を食ったら午後から学校に行くらしい。


杏子(その間はどうするかな)

杏子(どうせ帰ってくるまで数時間程度だから、ここに居てもいいかもしれないが)



1自由安価
2これからの予定について考える

 下2レス


708以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/26(土) 23:58:31.40m38/7zJq0 (2/2)

たまにはこの近くに自分たち以外の魔法少女がいないかQBに確認してみる
いくらなんでもここまで中々遭遇しないのも珍しいし


709以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/27(日) 00:05:25.14sBJQ38NI0 (1/2)


昨日協力してくれた事に礼を言う
あとゆまに素質があるかどうかも聞く
あるならあんな子供は絶対に契約はさせるなと約束させる


710 ◆xjSC8AOvWI2016/11/27(日) 00:30:23.701JGkLoMW0 (1/3)


マミ「さて、そろそろお昼ご飯を作りはじめなくちゃ」

杏子「もう学校に行く支度も済ませたのか」

マミ「ええ、食べ終わったらすぐ出られるようにね」


 マミは機嫌良さそうにキッチンに立っている。

 ……ソファに深く腰掛ける。


杏子「おい、キュゥべえ。どうせ居るんだろ?」

杏子「昨日は協力してくれてありがとうな」


 呼ぶが、キュゥべえは姿を現さない。

 返事はなかった。


杏子(……珍しいな。この街の魔法少女が集合してるってのにこの場にいないってのは)

杏子(…………どこかに新しい候補でもいたのか? ……まさかな)


 思い浮かんだ可能性を否定する。

 ……しかし、まったくありえない話ではない。



711 ◆xjSC8AOvWI2016/11/27(日) 00:44:13.621JGkLoMW0 (2/3)


 今見滝原に居る魔法少女は2人。まあ丁度いいくらいだろう。

 ……知らないうちに増えていなければの話だが。


杏子(あたしが知ってる候補はまどかとさやかとほむらの三人……だが本当はもっといるだろう)

杏子(最近は使い魔も狩ってるから、これ以上増えるのはグリーフシードも手に入りにくくなってくる)

杏子(もし今いる候補が全員契約したら、新人や素質の低い奴には完全に渡らなくなるだろう)

杏子(そうなることを知ってりゃあいつだって無理に増やそうとはしないはずだが)

杏子(一応、今度会ったら釘を刺しておくか)

杏子(……にしても、今どこで何してるんだろうな。とりあえず、ゆまに素質がないといいが)


マミ「お昼が出来たわ、食べましょ」

杏子「おう」



712 ◆xjSC8AOvWI2016/11/27(日) 00:44:39.541JGkLoMW0 (3/3)

----------------
ここまで
次回は30日(水)20時くらいからの予定です


713以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/27(日) 00:46:30.96EX205ARF0 (1/2)


この杏子強いから2人でもいいが、あと一人ぐらいワルプル攻略に欲しいわ
特別編のワルプルを倒すと決めていた織莉子とかでないかなー。それでも仲間には無理か



714以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/27(日) 00:52:25.65sBJQ38NI0 (2/2)

乙です

うーん、ゆまちゃん狙いに行ったのかな




715以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/27(日) 23:57:58.80EX205ARF0 (2/2)

シャボン玉の魔女
シャボン玉型の爆弾を作り爆発させる、相手をシャボン玉に閉じ込める、固いシャボン玉で押しつぶす
子供のような姿。吹き棒を持っている
結界内は青空の草原のような空間
自恣
吹き棒を破壊すれば何もできない。

アイドルの魔女
音波攻撃、音符を実体化させて重さ攻撃、音楽を聴いた者の脳を麻痺させる、観客(使い魔)を使って攻撃
フリフリのスカートをはいた今どきのアイドルと言う感じ。イメージからはピンク
アイドルステージとうか会場が結界内
異彩
本体はめちゃくちゃ弱いので本体を狙えばいい(ただ、使い魔がガードしたりするので証書狙いにくい所もある)。また音波や物理攻撃以外の音攻撃は聞こえなければ意味がない。

穴掘りの魔女
ショベルやツルハシで攻撃、土をかける、ドリルで攻撃、穴を掘って罠をかける
工事作業員のような恰好。ヘルメットありで普通の魔女のように大きい
穴掘りは使い魔も手伝って作っている。
勤勉
穴を掘っている間は無防備なのでそこを狙う(基本的に穴は事前に作ってあるので、穴が全て現れている状態であるときに)。ちなみに弱点付かなくても普通に倒せたりする

魔女名は任せます


716 ◆xjSC8AOvWI2016/11/30(水) 20:57:48.80q9WkM0Zh0 (1/6)



 ――――エイミーが大きくあくびをしてソファに丸まる。


 昼食を済ませると、マミはすぐに学校に行った。

 マミが帰ってくるまではどうせ数時間程度か。

 放課後は今日も土手に訓練をしにいく予定だが……それまで、あたしはどうしようか。



1自由安価
2エイミーと一緒に昼寝
3メール(マミ・まどか・さやか・仁美)

 下2レス


717以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 21:01:26.796L6OATC40 (1/1)

たまにはマミの私物を物色(ばれないように後できちんと戻しておく)
そういえば、アタシって師匠なのにマミの趣味とか知らないな……本人には悪いが少し探ってみるか(もしかしたら好きな男のタイプの画像とかあったりしてな)


718以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 21:11:33.12QTscNFX/0 (1/4)

ゆまに会いに児童相談所に行ってみる


719 ◆xjSC8AOvWI2016/11/30(水) 21:30:33.37q9WkM0Zh0 (2/6)


 ……数時間とはいえ、鍵を開けっぱなしにして外出するのは気が引ける。

 コンビニに行くくらいならいいが、大きな外出は控えておいたほうがいいか。



1自由安価
2エイミーと一緒に昼寝
3メール(マミ・まどか・さやか・仁美)

 下2レス


720以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 21:38:53.28vT6UKCuEO (1/1)

2


721以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 21:39:28.95QTscNFX/0 (2/4)

コンビニに行ってマンガ雑誌とかお菓子を買ってくる


722 ◆xjSC8AOvWI2016/11/30(水) 22:12:25.11q9WkM0Zh0 (3/6)


杏子(……なんか食うか)


 ひとまず最寄りのコンビニへと繰り出した。


*「らっしゃーせー」

 気の抜けた店員の声が店内に響く。

 この時間は客も少ないのかレジも一つしかなく、店員も一人しか見当たらない。

杏子(こういう昼からちょっとズレた時間のホットスナックって、大体作ってから時間が経ってることが多いんだよな)

杏子(普通にお菓子でも買ってくとするかね)

杏子(エイミーもあいつよく物欲しそうに見てくるんだよな。なんか猫が食えるものも買っといてやるか)

 店内を一周し、スナック菓子と猫用のおやつを手に取る。

 ……雑誌コーナーの前で足を止めた。

杏子(なんか面白そうなのはあるかなっと)

 漫画雑誌を手に取ってみる。

 いつもは物が増えても困るので立ち読みばっかりだが、家の鍵も開けっ放しとくわけにもいかない。

 たまにはちゃんと買ってみようか。これを機会にマミにもちょっと勧めてみよう。

 会計を済ませてマミの家に戻った。



723 ◆xjSC8AOvWI2016/11/30(水) 22:35:24.25q9WkM0Zh0 (4/6)


 お菓子の袋を開けておやつタイムに移る。

 マミとのティータイムとは全く違うこういう時間もイイものだ。

エイミー「……にゃ?」

杏子「やっぱり気づいたか」

 匂いに反応してか、エイミーがソファから立ち上がってこっちに寄ってくる。

杏子「お前のもちゃんとあるぞ」

エイミー「にゃっ♪」

 猫用のクッキーをあげると、エイミーは喜んで食い始めた。

 エイミーと一緒におやつを食べつつ、買ってきた漫画を広げながら午後を過ごす。


 マミが帰ってきたのは4時少し前くらいだった。


マミ「ただいま」

杏子「おう、おかえりー」

マミ「あら、漫画?」

杏子「マミも読んでみろよ、途中からでも結構面白いぞ。気になったら1巻から借りてくるといい」

マミ「そうなの。じゃあ、明日あたりに少し見てみようかしら」

杏子「とりあえず今は訓練だな。支度が出来たら呼んでくれ」

マミ「ええ、着替えてくるわね」



724 ◆xjSC8AOvWI2016/11/30(水) 22:57:36.51q9WkM0Zh0 (5/6)

―土手



 マミの支度が終わると土手に向かった。

 引き続き体術の訓練だ。マミも制服から動きやすい服装に着替えてきている。


杏子「こうやって訓練するのも久しぶりだから、まずは基礎を十分にやってかないとな」

杏子「今回もみっちりやるぞ!」

マミ「ええ、よろしく……!」


――――――

――――――



下1レスコンマ判定
マミの獲得経験値
0~99
※結果を半分にしたものを加算(0=100、少数切り上げ)

現在Lv16 EXP:0/100



725以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 23:03:42.03QTscNFX/0 (3/4)

ほい


726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/11/30(水) 23:04:28.54QTscNFX/0 (4/4)

たった1…?


727 ◆hCMgNWOS4Zz12016/11/30(水) 23:53:51.23q9WkM0Zh0 (6/6)


EXP:2/100


杏子「今日はこれで終了だ…… が、マミ。何か気になることでもあったか?」

マミ「……え?」

杏子「上の空だったろ」

マミ「実は少し体調が悪くてね……」

杏子「今度からそういうのはちゃんと言えよ? あたしも、魂を込めて指導してるんだから」

マミ「本当にごめんなさいね」

杏子「なんか簡単に買って帰るか。週末も近いしゆっくり休んでおけよ」


 歩道橋を渡り、繁華街のほうに何か買いに出ることにする。

 スーパーで惣菜を買って帰ろうとすると、人ごみの中に大きなベースケースを背負う姿があった。

 手には買い物袋を持っている。いつも通り、コンビニのだ。


ほむら「……!」

マミ「こんばんは。軽音部の知り合いから聞いたわ、今度のライブ頑張ってね」

ほむら「……」

 ほむらが軽く会釈をする。

杏子「頑張れとは言ったけどさ、本入部するのか?」

ほむら「練習はしてますし、一応そのつもりですけど……」

杏子「やるにしてもやらないにしてもちゃんと自分で考えておけ、納得しないまま続けるのは何にしたってきついもんだぞ」

杏子「入部したら簡単にはやめられなさそうだしな」


1自由安価
2帰るか

 下2レス


728 ◆xjSC8AOvWI2016/12/01(木) 00:56:06.843Qbi9sUT0 (1/2)

-----------------------
ここまで
次回は2日(金)20時くらいからの予定です


729 ◆xjSC8AOvWI2016/12/01(木) 06:29:08.513Qbi9sUT0 (2/2)

--------------------
すみません、次回の予定を3日(土)18時くらいからと変更させていただきます


730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 22:21:43.15YkJ3UW1v0 (1/3)

どうした?こないけど


731 ◆xjSC8AOvWI2016/12/03(土) 23:00:58.381fNjqOnF0 (1/2)

---------------------------------------
一応安価もう一度出しておきます。開始は来次第
---------------------------------------

1自由安価
2帰るか

 下2レス


732以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 23:02:36.61Jy5xMs7S0 (1/3)

マミにテレパシーでほむらのライブを自負も行っていいか聞いてみる


733以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 23:05:13.73YkJ3UW1v0 (2/3)



自負って「自分」の誤字ってOK?


734以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 23:12:54.19Jy5xMs7S0 (2/3)

自負×
自分○
です、すみません…


735 ◆xjSC8AOvWI2016/12/03(土) 23:27:28.661fNjqOnF0 (2/2)



杏子『……マミ、結局そのライブってどこでやるんだ?』

マミ『昼休みに校舎の前の広場でやるそうよ』

杏子『行ってもいいかね、その時』

マミ『いいんじゃないかしら? 周りには人もいるでしょうし、離れたところからでも見られると思うわよ』


 ……なら大丈夫そうか。

 マミとテレパシーで話していると、ほむらが帰ろうと足を踏み出す。


1自由安価
2帰るか

 下2レス


736以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 23:36:58.61YkJ3UW1v0 (3/3)

プレッシャーをかけない程度にライブ楽しみにしてっぞと言っておく


737以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/03(土) 23:49:55.41Jy5xMs7S0 (3/3)

安価↑
ほむらに自分もライブに行っていいか、とも聞く


738 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 00:07:06.04eqysNmBz0 (1/15)


杏子「……まあ、やるなら頑張れ。あたしもライブ行っていいか?」

ほむら「…………」

 ほむらがこちらを振り向いたまま固まること数秒。

ほむら「えっと…………私が拒むことはできないかと思います、けど」

 ……控え目にそう言った。

 まあ、ほむら一人のライブじゃない。軽音部のライブと考えるとそりゃそうか。

 この聞き方は少し卑怯だったか?

杏子「……そうか」

杏子「なら、ライブ楽しみにしてっぞ」


 ほむらは返事も返さずに去って行った。


杏子「あたしらも帰るか」

マミ「ええ……そうね」



739以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 00:11:47.10ZJJ6bn5m0 (1/12)

杏子の性格なら「来ないでください」と言われたら来ないと思うけど……


740 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 00:17:16.25eqysNmBz0 (2/15)

―マミの家


 マミの家に戻ると、エイミーのご飯を用意して

 惣菜を温めて夕食にする。

杏子「マミはおかずをこういうありあわせの物で済ませるのって珍しいか?」

マミ「最近はそうだったわね。一人だと、忙しいときとかたまにやってたけどね」


 マミは割と見栄を張るところがあるから、誰かがいるとつい張り切ってしまうんだろう。


杏子「とりあえず、今日は片づけとかあたしがやっておくから早めに寝ろよ」

マミ「ええ、ありがとうね」


・食事中の話題/明日や休日の予定についてなど
1自由安価
2翌日へ

 下2レス


741以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 00:21:27.09ZJJ6bn5m0 (2/12)

マミの修行が芳しくなかったことを考える


まあ、コンマのせいなんですけどね
積極的にやっていきたいんだが……


742以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 00:28:49.54qkm/11JIO (1/1)

安価↑
追加でゆまのことを考える
まさかとは思うがゆまに素質があったらキュウベェが見逃さない筈だ
手遅れかもしれないけどこの後キュウベェを呼んで聞いてみる


743 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 00:59:36.08eqysNmBz0 (3/15)


 夕食を終え、皿を洗いながら考える。

 マミは入浴中だ。


杏子(マミ、大丈夫かねぇ)

杏子(今日の修行もあんまり身が入ってなかったようだったし)


 洗剤を流して水を切ってからラックに並べる。


杏子「よし……っと」

杏子「先に歯でも磨くか」


杏子(……そういや、あいつもそろそろこっちに戻ってきてるか?)

 歯ブラシを咥えてテレパシーで呼んでみる。

 何事もなかったかのように出てきた。

杏子『きゅーうべー、居る?』

QB「何か用かい?」

杏子『お前、昼どこ行ってたんだよ?』

QB「用事があったなら悪かったよ。でも僕も色々とやることはあるからね」

QB「片時も離れずに傍に居てあげられるってわけにもいかないんだ」

杏子『しっかりしてくれよ、あたしらこの街に“二人だけ”の魔法少女だろ?』

杏子『違うか? 違うなら早く教えろよ』

杏子『わかってるとは思うが、二人もベテランが居る中で新人が孤立してたら、そいつには魔女【グリーフシード】は回らないぜ』

杏子『ま、知り合いでもなけりゃあんたが勝手に契約させた奴に回す気もないけどな』

杏子『知り合いの候補者にはあれだけ言ってあるんだ。勝手に契約するってことはないと思うが……』



744 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 01:33:27.64eqysNmBz0 (4/15)


QB「そうだね。確かに一つの街に二人もベテランが居れば魔法少女はもう足りているとは思うよ」

杏子『で? 新しい候補者でも居たか?』

QB「居たといえば居たよ。少し成り行きを見守っていたけど、今のところもう付け入る隙はなさそうだね」

QB「でも、知り合いなら面倒を見る気があるんだろう?」

杏子『……あたしの知り合いを勝手に契約させたらぶっ殺すぞ』

QB「物騒なことはよしてくれ。付け入る隙もなくなったと言っただろう?」

QB「それに、特別な事情でもない限りまだ素質が高まる年じゃないんだ。今積極的にとりにいくこともないよ」


マミ「そろそろ上がるわ」

 口をゆすぎに洗面所に行くとマミの声がした。

杏子「おう。じゃー準備してくるか」

杏子(やっぱりゆまにも素質があった……)

杏子(……が、ああ言ってたってことは素質が下がったってことなのか?)

杏子(特別な事情か。そんなガキばっかり狙ってるってことがわかったら更に胸糞悪くなったけどな)


 あたしもさっさと風呂に入って寝るとしよう。



―24日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと10日



杏子 魔力[92/100] 状態:正常
GS:16個
・銀[100/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]



745 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 01:34:40.81eqysNmBz0 (5/15)

--------------------------
ここまで
次回は4日(日)18時くらいからの予定です


746以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 01:36:15.02ZJJ6bn5m0 (3/12)


杏子はゆまだと思っているみたいだけど実はキリカの方だったりして……


747 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 18:34:00.06eqysNmBz0 (6/15)

>>746 これ以上解説する機会もなさそうなので言っておきますと、ゆまのことです
-----------------------------------------------------------------------------
―翌朝


 朝食が出来るまでの間にエイミーに飯をやり、

 それからマミと二人でテーブルを囲む。


杏子「マミ、今日は体調はどうだ?」

マミ「おかげさまで良くなったわ」

杏子「そっか、それはよかった」



1自由安価
2これからの予定について考える

 下2レス


748以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 18:37:47.63ZJJ6bn5m0 (4/12)

修行することを勧めてみる
前回と違って体調がいいらしいので


749以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 18:41:01.42aV8qwDQ10 (1/4)

今日は魔女狩りはアタシがやっとくよ
放課後また訓練だな、昨日は消化不良だったしな・・・アタシは午前中ゆまに会ってくるけど、児童相談書の場所聞いてるか?
マミは学校でさやかたちの様子を見てきてくれ


750 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 18:58:26.92eqysNmBz0 (7/15)


杏子「今日はパトロールはあたしがやっとくよ」

杏子「放課後はまた訓練だな、昨日は消化不良だったしな……」

マミ「ええ。昨日上手くいかなかった分、今日は頑張らないとよね」

杏子「ところで、ゆまに会いに行きたいんだが児童相談書の場所って聞いてるか?」

マミ「わからないわね……というか、まだそっちにいるのかしら?」

杏子「到着次第渡すって言ってたか。どうだろうな」

杏子「……まあいいや、また後で考えとくよ」


 朝食を終えてマミの家を出ると、マンション前でマミと別れる。

 ……さて、これからどうしようか?


1自由安価
2教会に戻る
3魔女狩り
4上条のお見舞い
5メール(まどか・さやか・仁美)

 下2レス


751以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 19:00:18.00ZJJ6bn5m0 (5/12)

4
多分久々だと思うし


752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 19:06:17.73aV8qwDQ10 (2/4)

昨日行った警察署に行き児童相談所の場所を聞く、あとキュウベェを呼んで来たら連れて行く
学校云々を聞かれたら、連絡先を聞いてなかったしこっちも教えてないからそれを聞くためだと話す
終わったら学校に行くと言っておく(嘘だけど


753以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 19:09:51.00aV8qwDQ10 (3/4)

あ、警察署行くならゆまの母親がどうなったかも聞きたかったな


754 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 19:20:36.65eqysNmBz0 (8/15)


 結局ゆまのことはどうしようか。

 ……警察に聞きに行くにもこの時間はやめておきたい。

 学校終わってから来いって言われそうだしな。


杏子(今まで補導されそうになるたびに警官ボコッてたしな)

杏子(万が一そのことがバレたりしたらまた面倒だ)


1自由安価
2教会に戻る
3魔女狩り
4上条のお見舞い
5メール(まどか・さやか・仁美)

 下2レス


755以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 19:21:48.76ZJJ6bn5m0 (6/12)

久々に教会に戻る
別に取られるものはないが、荒れてても困る


756以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 19:32:26.33aV8qwDQ10 (4/4)

キュウベェを呼んで昨日の事を詳しく聞く
候補者がゆまと断定できたらキュウベェに他に候補者がいないか聞く

昨日お前が言ってた候補者ってゆまの事だろ?
ゆまはもうアタシ達の大切なダチだ、昨日も言ったがあんな子供に契約を持ちかけるなよ?

ゆまだけじゃない、まどかにさやかにほむら、まさか仁美も素質持ちなんてことはないよな?
まさかとは思うが風見野のアイツみたいに名前をしらなくても会ったり話したヤツで素質持ちとかいたりするのか?


757 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 20:58:28.69eqysNmBz0 (9/15)


エイミー「にゃ?」

 ……エイミーも連れたままだし、とりあえず久しぶりに教会に戻ろう。

 別に盗られるものはないが、荒らされてても困る。


―教会


 教会に着くと、中からなにか声が聞こえてきた。


*「なにここホームレスでも住んでんの?」

*「ボコって動画アップしようぜ!ホームレス狩りだ!」

杏子「おい!お前ら何やってんだ!」




758 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 20:59:11.51eqysNmBz0 (10/15)


杏子「――――ここはあたしの場所だ! 今度ここに来たらマジで“狩ってやる”からな」

*「すみませんでしたー!」


 ……いつのまにか教会に溜まってた不良たちを蹴散らしてため息をつく。


杏子「……ったく。いつの間にこんなのが湧きやがる」

杏子「ゴミまで散らかしていって…………」

 お菓子やら花火やらのゴミを片づけて床に座り込む。

 盗られて困るものはない。

 が、エイミーは変な奴らに見つかるのは危ないな……

QB「やぁ、災難だったね」

杏子「あ? 今腹の虫の居場所が悪いんだ、妙なこと言ったら狩るぞ」

QB「僕を狩っても仕方ないよ。そんなことより魔女でも狩りに行ったらどうだい?」

杏子「…………昨日お前が言ってた候補者ってゆまの事だろ?」

杏子「あたしの知り合いで条件に当てはまる奴なんて、ゆまくらいしかいないからな」

QB「どの道もう過ぎたことだよ、彼女はもう祖父母と一緒に離れた街に行くんだろう?」

杏子「離れた街に引っ越そうがゆまはもうあたし達の大事なダチだ」

杏子「ゆまだけじゃない。まどかにさやかにほむら、まさか仁美も素質持ちなんてことはないよな?」

QB「どうだろうね」

杏子「はぁ?」



759以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 20:59:56.68ZJJ6bn5m0 (7/12)

下2じゃないの?
いくら遅かったから↓1としてもそこまで遅くなかった気がするんだが……


760 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 21:14:06.41eqysNmBz0 (11/15)

どの道エイミーを置くために教会には行くので実質どっちも採用にしてます
-------------------------------------------------------------------

QB「多かれ少なかれみんな素質はあるよ。一定以上の素質がないと契約はできないけど……」

QB「ゆまみたいに状況によって多少変動することもあるから断言はできないね」

QB「だから候補を探すには見回りはかかせないってわけだけど……」

QB「前にも言ったけど、被契約者側である君に教える情報ではないんだ」

 ……また上手く躱わされた気がする。

 なんでこうこいつの言葉はいつもぼんやりしてるんだ。

 契約とかいって、やっぱり食い物にされてる気がする。 だからって思い通りになんかさせてやるか。

杏子「とりあえずお前が信用ならない奴だってことははっきりしたよ、まあわかってたけどな」

杏子「……とりあえず、昼でも買ってくるか」



761 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 21:29:31.28eqysNmBz0 (12/15)


 ……その辺で弁当とエイミーのご飯を買って、少し早めの昼食をとった。

 マミにああ言ったしパトロールには行かないといけない。もう出発しようか?


杏子(エイミーも本当はここより良い場所に置ければいいんだけどな……)

杏子(マミの家に置きっぱじゃ昼飯をあげられない。時間になると自動で餌の出てくるやつでも見てくるか?)

杏子(駅にでも寄ったついででいいだろう)



 【昼前】

1出発
2メール(マミ・まどか・さやか・仁美)

 下2レス


762以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 21:35:12.86ZJJ6bn5m0 (8/12)

メールでまどかかさやかにQBが前に現れて契約を迫っていないか聞く


きちんと読み返していないから、2人がどこまで知っているか知らんけど


763以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 21:58:18.18ZJJ6bn5m0 (9/12)

アゲ
安価下


764以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 22:20:18.87ZJJ6bn5m0 (10/12)

これで最後安価下


765 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 22:35:49.90eqysNmBz0 (13/15)



杏子(まだ少し早いな)


 ……そろそろ昼休みだ。まどかとさやかの二人にメールでも送ろう。

 とりあえず近況を聞いておくついでに、あっちにキュゥべえが来てないかも聞いてみることにした。


杏子(……送信っと)

杏子(さて、出発するか)


 行く場所
1公園
2通学路
・駅[最後に回る]
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス


766以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 22:49:05.80ZJJ6bn5m0 (11/12)

9


767 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 22:54:33.19eqysNmBz0 (14/15)

―立体駐車場


 大きな駐車場が見えてくる。

 さて、魔女の気配は……っと。



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


768以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/04(日) 23:01:24.39ZJJ6bn5m0 (12/12)

魔女


769 ◆xjSC8AOvWI2016/12/04(日) 23:30:58.19eqysNmBz0 (15/15)

―影の魔女結界


 白黒の結界、周りには植物のような使い魔が蠢いている。

 その奥に背を向けて鎮座しているのは――――

 ……使い魔とは何度か会ったが、その親玉だ。


杏子(わざわざ背を向けたまま動かないところを見ると、不用意に近づいたら危ないタイプか?)

杏子(魔女がどんな攻撃を隠し持ってるかわからねえ。まずは使い魔の相手をしたほうがいいだろうな)


杏子 魔力[92/100] 状態:正常
GS:16個
・銀[100/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



敵:影の魔女
  Sebastian's(小)×20 <-攻撃対象
  Sebastian's(大)×6  <-攻撃対象

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


770 ◆xjSC8AOvWI2016/12/05(月) 01:01:12.655pAaVDxq0 (1/1)

-------------------
ここまで
次回は7日(水)20時くらいからの予定です
レスが来なかった場合21時に再安価だします


771以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/05(月) 07:11:48.664aFPOFEl0 (1/1)

6


772以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 09:52:34.96cC49WWtR0 (1/4)

暴走族の魔女
バイクで追いかける(押しつぶす)、木刀で攻撃、威嚇
ひと昔の暴走族みたいな姿。死語でレディースと言うやつ
使い魔もレディースぽい奴ら。魔女との関係は舎弟みたいなもの。バイクで結果内を移動しながら戦う。
我欲
バイクを破損させれば機動力が下がり、勝率が上がる。

料理人の魔女
相手を料理する(揚げるなど)、包丁攻撃(切る、投げるなど)、作った料理を食わせる(食ったものに状態異常)
よくある白色のコックの服
結果内は料理場。しかし魔女用なのか全体的にでかい。魔女だけではなく使い魔も料理を作っており、魔女の同じようなことをしている。
追及
料理を破壊されると怒りで我を忘れるのでそれが隙に。

ギャンブルの魔女
ギャンブルを相手に仕掛ける
ギャンブラーというディーラーのような恰好
結果内はカジノのルーレットの台の上にいるような空間。ギャンブル関係の者が浮かんでいたりする(サイコロやトランプなど)。魔女に直接攻撃は(ほぼ)不可能でギャンブルで勝負で勝つしかないという特殊な魔女結界。その代わりに相手も直接攻撃してこなく使い魔も公平にやる。
戦慄
バレないようにイカサマをすること(もちろん、使い魔や魔女も調べるが)


またまた思いついたので
ギャンブルの魔女は特殊と言うことで。物理攻撃じゃなければダメなら後で書き直します



773 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 20:37:10.5041kkuRDT0 (1/6)


 鎖を伸ばした多節棍で地面から生える使い魔の群れの中をぶち破り刈り取っていく。

 行く手を阻む使い魔を掃討しながら縦長の結界内を進む。

 相変わらず魔女は座り込んだままだ。


杏子「背を向けて待ち構えてるなんて随分余裕じゃねーか」


 ――座り込んだまま、魔女はその背からバキバキと鋭い触手のような束を伸ばしてきた。

 それを多節棍で破壊し、続けて魔女の首元に向けて振りかぶる。


 ……攻撃が当たると簡単に引きちぎれた。使い魔と変わらない感触だ。

 一応人に似た形をとっているものの所詮は魔女だ。弱点まで人と同じとは限らない。

 魔女はまだまだ元気そうだ。



杏子 魔力[87/100] 状態:正常
GS:16個
・銀[100/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



敵:Elsamaria <-攻撃対象

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-0) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


774以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 20:47:25.55bJhqXBk00 (1/1)

8


775 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 21:25:19.2241kkuRDT0 (2/6)


 頭も触手の一部みたいなものなら、足元から攻撃するしかないか。

 根を張ってるその下から攻撃に魔力を溜めて突く。


杏子「手ごたえありって感じだな」


 再び攻撃を繰り出そうとした魔女の背後を避け、伸びてきたうねる触手をぶった切る。

 正面から見てみると、魔女は手を合わせ祈るようなポーズをしていた。


 ……目を背けて祈ってるだけじゃ、何にもならないのにな。



杏子 魔力[77/100] 状態:正常
GS:16個
・銀[100/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



敵:Elsamaria <-攻撃対象

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-0) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


776以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 21:33:37.76cC49WWtR0 (2/4)

アゲ
安価下


777以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 21:45:20.211KTw4Uiu0 (1/4)

8b


778 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 21:54:35.8941kkuRDT0 (3/6)


杏子「――トドメに行くとしようか!」


 もう一度、今度は更に魔力を強めた槍で魔女を突く。

 魔女の居る地面一帯が巨大な柱に変わり、結界が崩れる。


 昼の駐車場に景色が戻る。

 こんな場所にいつまでも居たってしょうがない。

 次の場所に向かうことにした。



 ★浄化しました


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 行く場所
1公園
2通学路
・駅[最後に回る]
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
・立体駐車場[現在地]

 下1レス


779以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 22:02:55.491KTw4Uiu0 (2/4)

4


780 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 22:15:14.4841kkuRDT0 (4/6)

―繁華街


杏子(まだこの時間だとどの店も空いてるな)

杏子(並ばずに買えるのは良いことだ)


 あと少しすれば下校途中の学生が増える。

 人気の落ち着いた繁華街は賑わっている時とは違い穏やかな雰囲気だ。



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


781以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 22:24:58.471KTw4Uiu0 (3/4)

ほい


782 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 22:38:04.3441kkuRDT0 (5/6)

―駅


 繁華街を抜けて駅のほうに歩いていくと、ショッピングモールが見えてきた。

 買い物の前にまずは魔女か使い魔がいないかだな。


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


783以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 22:52:54.18cC49WWtR0 (3/4)

魔女


784以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 22:58:49.011KTw4Uiu0 (4/4)

あれ?行き先指定なしで駅?


785 ◆xjSC8AOvWI2016/12/07(水) 23:57:01.0241kkuRDT0 (6/6)



 ……使い魔か。


杏子(ま、すぐ終わらせてペットショップを見に行くとするか)


―芸術家の魔女結界


 朱色と白のサイケデリックな空。

 ……この結界には見覚えがある。


 使い魔がわらわらと集まってくる。

 近づいてきた人型の使い魔を薙ぎ払う。あたしは芸術はよく知らないが、これも何かの美術品なんだろうか。

 ムンクはともかく、人型のは大したことはなさそうだ。



杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


敵:代表作 ×5
  意欲作 ×3

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


786以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/07(水) 23:58:56.51cC49WWtR0 (4/4)

6で一掃


787 ◆xjSC8AOvWI2016/12/08(木) 00:37:41.1686mdbV9i0 (1/2)


 たとえ使い魔でも囲まれるのはまずい。

 周囲の使い魔を多節棍で手早く一掃する。

ムンク「キェェエエエエエエ!!!」

ムンク「キェェエエエエエエ!!!」

杏子「うるせえ!」

 一斉に叫び出す使い魔に顔をしかめる。

 ……やっぱりこいつは近づけさせずにさっさと倒すのが正解みたいだ。

 同系統だからわかるのか、何かあたしの幻惑魔法に似た魔力を感じた。



杏子 魔力[95/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 使い魔を全滅させてデパートを歩きはじめる。

 ……その途中で、いつのまにか携帯が光っているのが見えた。

杏子「……メールか。昼送ったメールの返信だな」

 二人はあれからキュゥべえは見てないそうだ。

 それと、上条の出国日についての連絡があった。

杏子(来週の水曜……か。今月の半ばとは聞いていたが、本当に時間がないな)

杏子(あたしもそれまでに一度くらいまた見舞いに行ったほうがいいかね)

杏子(……さやかも明日までに気持ち整理するっつってた。後の事はもうなるようにしかならないな)



788 ◆xjSC8AOvWI2016/12/08(木) 00:38:50.0286mdbV9i0 (2/2)

-------------------------
ここまで
次回は9日(金)20時くらいからの予定です


789 ◆xjSC8AOvWI2016/12/09(金) 20:41:26.83iFk8qUf/0 (1/3)


 ……ペットショップへは先週も寄ったから迷うことなくたどり着けた。

 相変わらず入り口付近で鳴いている鳥たちの歓迎の声を聞きながら、店の奥へと進む。

杏子「猫用……これか」

 給水器や給餌器の並ぶ棚を見る。

 ……思えば、これまでほとんど猫を飼うためのものを買い揃えていなかった。

 これがあればわざわざ荒れた教会の中に置いてく必要もなくなるし、これを機にちゃんと揃えてやってもいいだろう。


杏子(元々は通りをうろちょろしてるのが危ないからって、ついでで教会で面倒見てたんだっけか)

杏子(もう首輪も着けたし、本格的に飼い猫だな)


 デパートを出て教会に戻る。

 エイミーを連れてマンションの前で待っていると、マミが帰ってくるのが見えた。



790 ◆xjSC8AOvWI2016/12/09(金) 20:57:01.26iFk8qUf/0 (2/3)


杏子「おう、おかえりさん」

エイミー「にゃ」

マミ「ただいま。どうしたの?その荷物」

杏子「ちょっとエイミー用のものを買ってきてな」

杏子「ずっと教会に置いといて変な輩にイタズラされないとも限らん」

杏子「これから訓練だし、家に置かせてやってくれないか」

マミ「ええ、そういうことなら」

マミ「いつまでもこんなところにいるのもなんだし、上がって待ってて。動きやすい服装に着替えてくるわ」


―土手


 いつもの訓練場所に向かい、早速特訓に入る。


杏子「今日もみっちりいくからな、昨日の分まで気を引き締めろよ?」

杏子「……まあ、でも無理はするなよ」

マミ「はい!」



下1,2レスコンマ判定
マミの獲得経験値
0~99
※1レス目と2レス目の結果の平均値を半分にしたものを加算
※0=100、少数切り上げ

現在Lv16 EXP:2/100


791以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/09(金) 21:18:57.469tQNpP8VO (1/1)

ほい
ほい



792以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/09(金) 21:19:38.15H6PAlxBU0 (1/2)

どうかな?


793 ◆xjSC8AOvWI2016/12/09(金) 22:39:32.23iFk8qUf/0 (3/3)


現在Lv16 EXP:18/100


杏子「よしっ、今日はこれで終わり!」

マミ「ありがとう。佐倉さんもお疲れ様」

杏子「おう、お疲れな。腹減ったー、帰って飯にしようぜ」


―マミの家


 訓練を終えてマミの家に戻る。


マミ「どう? エイミー、ちゃんと使ってくれてるかしら?」


 訓練の前ここに来た時、給水器のほうだけセットしておいた。

 給餌器は今度昼空ける時に使ってみるとしようか。


杏子「お。わずかに減ってるみたいだ」

マミ「よかったわね、これなら安心そうね」

杏子「そうだな」

エイミー「にゃっ」

杏子「ああ、とりあえず今はみんなでご飯だな」

マミ「私も夕食作ってくるわね」


 近くに寄ってきたエイミーの頭を撫で、皿にエイミーのご飯を用意する。

 マミもキッチンのほうへと向かった。

 いつもどおり、エイミーを眺めながら夕食ができるのを待つことにする。



1自由安価
2このまま待つ
3メール(まどか・さやか・仁美)

 下2レス


794以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/09(金) 23:16:55.35H6PAlxBU0 (2/2)

警察署に電話してゆまが預けられた児童相談所の場所と電話番号を聞く
わかったら電話してみる


795 ◆xjSC8AOvWI2016/12/10(土) 00:13:12.09fZlQe0JJ0 (1/1)

-------------------------
ここまで
次回は18日(日)18時くらいからの予定です


796 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 19:23:15.39vxqSSYJE0 (1/10)


 ……そういや、もうとっくに学校も終わった時間だ。

 ゆまがどうなったか聞いてみるか。


杏子「マミ、電話借りるぞ」

マミ「ええ」


 ……警察署に電話をかけると、まず定番の質問が聞こえてきた。


杏子「いや、昨日ゆまを届けた者だが、あれからどうなったか聞きたくてな」

杏子「…………そうか。ああ、じゃあ連絡頼めるか」


マミ「ゆまちゃんのこと? どうだって?」

杏子「無事祖父母のほうに引き渡されたってさ」

杏子「で、連絡先は児相が知ってるから折り返し連絡させるって」

マミ「そう、じゃあ夕飯が出来たから食べながら待ちましょうか」

杏子「おう、今日もうまそうだな!」


食事中の話題/明日(休日)の予定についてなど
1自由安価
2翌日へ

 下2レス


797以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 19:27:41.28hZ2QqWnQ0 (1/2)

ksk


798以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 19:29:46.64AUdUAoA/0 (1/4)

マミのソウルジェムの状況を聞く
GSの数は多いことをマミに言って何かあったら貸すと言っておく


799以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 19:35:28.10vNAMzN0f0 (1/4)

ゆまのことを考える

ゆまはじーちゃんとばーちゃんに無事引き取られたか
これで一安心だがじーさんたちのとこに行く前にもう一度会っておきたかったかな?
まぁ、連絡先がわかったら電話してみるか・・・あとでマミの家や携帯の番号を教えていいかどうか聞いておくか

そういやキュウベェのやつ、ゆまの素質も低くなったとか言ってたな
勧誘ももうないだろうが、将来的にどうなるかはわからないから電話した時それとなく注意しとくか
ゆまのやつにはアタシやマミみたいに命のやりとりなんかさせたくはないからな


800 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 19:39:42.75vxqSSYJE0 (2/10)


杏子「マミ、ソウルジェムの状況はどうだ?」

杏子「こっちはグリーフシードは結構持ってるんだ。何かあったら貸すよ」

マミ「ありがとう、でも今のところは大丈夫よ」

マミ「最近パトロールは佐倉さんがやってくれているし、体術の訓練なら魔力は使わないから」

杏子「でも何かあったらすぐ言えよー? あんた、なんだかいつもぎりぎりで過ごしてそうだからな」


 あたしは特にマミと仲直りする前には戦い以外でもよく魔法を使っていたが、

 マミはあまり自分のために使いたがらない。


マミ「魔女を倒せるくらいのグリーフシードがあれば十分よ」

杏子「相変わらずだな」



801以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 19:44:42.23AUdUAoA/0 (2/4)

>>799はいつかしたいな


802 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 20:08:41.29vxqSSYJE0 (3/10)


 ……夕飯を食べ終え、食器を流しに置く。

 マミは風呂に行った。そういや、休日前だからちょっと豪華にするとか言っていたか。


杏子(……風呂に豪華も何もあるのかね?)


 それから、児相からの電話でゆまの祖父母の家の連絡先を聞いた。

 明日あたり電話してみようか。

 最後に元気な声くらい聞きたいものだ。


杏子(まあ、別にもう会えないってこともないか)

杏子(……それに、素質が低くなったといはいえ、数年後に契約を迫られないとも限らん)

杏子(……そもそも、素質が高まる年齢っていくつなんだよ?)

杏子(特別な事情でもない限りゆまの年じゃ素質は高まらないっつってたが、だったら何が素質と関係してるっつーんだ)


 ……そんなことを考えていると、マミが風呂から上がってリビングのほうへと歩いてくる。


マミ「佐倉さん、次どうぞ」

杏子「ああ。で、豪華って、バラでも浮かべたのか?」

杏子「かんきつ類とかは浮かべるより食いたいけどなぁ」

マミ「薔薇ないけど……今日はアロマオイルを入れてみたの。リラックスできるわよ」

杏子「へー、確かにいい匂いがするな」



803 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 20:22:46.60vxqSSYJE0 (4/10)


 ――風呂から上がると、マミは何かパソコンの前で作業していた。


杏子「まだ寝ないのか?」

マミ「そろそろ寝るわ。今ちょっとポエムを考えてたの」

マミ「日記を書くついでに添えてみようと思ってね」

杏子「そ、そうか」

マミ「でもそうね……夜遅くまでパソコンと向かってるのは良くないわ。そろそろ寝ましょうか」


 ……そこは深く触れないようにしよう。

 髪を乾かしてから、マミと一緒に寝ることにした。

 部屋の電気を消して、布団に入る。


1自由安価
2翌日へ

 下2レス



804以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sagA] 2016/12/18(日) 20:24:12.43AUdUAoA/0 (3/4)

タイミング的にいいのか知らないけど、>>799


805以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 20:26:48.95vNAMzN0f0 (2/4)



ついでにマミに明日はどうするか聞いてから寝る
夜中に何か聞こえたのでふと目を覚ますとマミの顔の上にエイミーが寝そべっていてマミがうなされていた


806 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 21:03:14.01vxqSSYJE0 (5/10)


 明日はどうするか。

杏子(……とりあえずゆまんとこに電話だな)

 あったとしても数年後のことになるだろうが、契約についてはそれとなく注意しておこう。

 ゆまのやつにはあたしやマミみたいに命のやりとりなんかさせたくはない。

杏子(それから…… 例のさやかと仁美の決着も明日付く)

杏子(夜になったらその結果も聞きたいな)


杏子「マミ、あんたは明日はどうする?」

マミ「そうねえ……午前中は溜まってた洗濯とかお掃除をやらなくちゃ」

杏子「休みも家事か、大変だな」

マミ「それだけってわけじゃないわよ? 息抜きだってしてるわよ」

マミ「佐倉さんが買ってきた漫画も読んでみようかしらね」

杏子「おう、あれはおすすめだぞ」

マミ「それから、おやつにスコーンでも焼こうかと思ってるわ」

杏子「マジか!それは楽しみだな」


 明日に考えをめぐらせながら眠りについた。


「…………うーん」

 ……のだが、夜中に何か変な音が聞こえて目を覚ました。

杏子(……?)

 ……マミの声だ。

 身体を起こしてベッドのほうを見ると、マミの顔の上にエイミーが寝そべっていた。

杏子(ありゃー、うなされてるな)

杏子「こらこら……こっちで一緒に寝ような」

エイミー「にゃ」

 エイミーを起こして抱き上げる。

マミ「うーん…………毛玉地獄」


杏子(……まだ起きないところを見ると、なんだかんだぐっすり寝てそうだな)



―25日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと9日



杏子 魔力[95/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]


807 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 21:22:40.40vxqSSYJE0 (6/10)

―翌朝


 いつもより少し遅い時間に起きた。

 朝食を用意するマミを眺めながら話しかける。


杏子「マミ、よく眠れたか?」

マミ「? ええ、普通に眠れたと思うけど……」

マミ「そういえば変な夢を見たような気がするわねえ」


杏子(そうだろうな)

 ……マミはまだよくわかってなさそうな顔だ。


杏子「お、今日はデザートつきか!」

マミ「ええ、ヨーグルトと一緒にどうかと思って。美容にもいいのよ?」

 マミはそう言ってりんごを細かくカットしている。

 そういや、最近はカットすらせずにそのまま齧って食う以外じゃ食ってなかったっけな。



食事中の話題/これからのことなど
・自由安価

 下2レス


808以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 21:25:52.09hZ2QqWnQ0 (2/2)

ksk


809以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 21:31:24.89vNAMzN0f0 (3/4)

上条に会いにいってくる

今日は上条のとこに顔を出すとすっかね
えーと、アメリカ行くまであと何日だっけか・・・?
久々に行くから例のパン屋でクロワッサンとか色々買っていくか

あとさやかと仁美にメール
仁美にはさやかと話が終わったら連絡をくれと、さやかには話が終わって何か誰かと話したい気分なら付き合うぞとメール


810 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 22:13:11.94vxqSSYJE0 (7/10)


 朝食を終えるとマミは洗濯を始めた。

 午前中に溜まった家事をやると言っていたっけか。

 あたしもごろごろしてるのももったいない。出かける準備をする。


マミ「あら?どこか行くの?」

杏子「ああ、早いうちに上条に会ってこようと思ってな」

杏子「えーと、アメリカ行くまであと何日だっけか……?」

マミ「来週の水曜って聞いたから……あと4日ね」

杏子「4日か。まあとにかく、残り少ないし最近会ってなかったからな」

マミ「そういえば前はよく行ってたんだったわね」

杏子「ああ、最近は変な噂が出ても困ると思って自重してた」

杏子「今日は久々に行くから例のパン屋でクロワッサンとか色々買ってこうと思うよ」

マミ「ええ、いってらっしゃい」


 マミの家を出て病院に向かう。


杏子(それから、あいつらにもメールしておくか)

 仁美には『話が終わったら連絡をくれ』ということ、

 さやかには『話が終わって何か誰かと話したい気分なら付き合うぞ』ということをそれぞれメールしておいた。



811 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 22:47:20.43vxqSSYJE0 (8/10)

―上条の病室


杏子「よう、久しぶり」

恭介「佐倉さん、本当に久しぶりだね」

杏子「あと4日で日本を離れるんだってな。だからその前には会っておこうと思ってな」

杏子「それとほら、これ。色々買ってきてやったぞ」

 パン屋の袋を渡す。

恭介「わあ、こんなにありがとう!」

杏子「おう。手術前で不安とかあるかもしれないが、これ食べて元気出せよ」

恭介「不安といえば不安なのは、これでも治らなかったらってことかな……」

恭介「なにしろ、世界中を調べて見つかった凄腕の名医だ」

恭介「これでもし無理って言われちゃったら、本当に治る見込みがないってことになっちゃうから……」

恭介「でも、やっぱり期待の気持ちの方が大きいよ。やっと腕が動くようになるかもしれないんだから」

杏子「そうか。治るといいな」

杏子「治ったらあたしにもバイオリンを聴かせてくれよ」

杏子「つうか、治ったからってあっちでの活動にのめり込んでさやかのこと放ったりなんてするなよ?」

杏子「ちゃんと連絡くらいはしてやってくれ」

恭介「そうだね、さやかには感謝しなきゃ。それから色々と協力してくれた志筑さんや、ほかの人にも」


 ……仁美の名が出たことに心の中で反応する。


杏子(こいつは二人の事どう思ってるんだろうな)

杏子(……まあ、答えはこれから出るか)


1自由安価
2さようなら

 下2レス


812以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 23:00:39.15AUdUAoA/0 (4/4)

きっとこれから何かあるかもしれねぇが、真剣に取り組めよ
真面目に答えたり、後回しにしたらきっと後悔するだろうからなぁ……と忠告なようなことを言い残す




813以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/18(日) 23:10:49.23vNAMzN0f0 (4/4)

上条にそれとなくさやかと仁美が好意をもってることを伝えるか?
いや、今日の話し合いの結果がまだわからないうちにうかつな事は話さない方がいいな

まぁ、2人には今後脚を向けて寝られないな
まどかもずっとさやかと一緒に募金してたし、早乙女先生も学校で呼びかけとかしてくれてたみたいだしな

あんたにはこれだけの人が力になろうとしてくれてる
それだけの『想い』と『絆』があんた達にはあるんだ、前にも言ったが何でもないことのようでとても大切なものなんだ
どんな事があっても絶対に手放すんじゃねーぞ?



814 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 23:43:27.26vxqSSYJE0 (9/10)


 上条にそれとなくさやかと仁美が好意をもってることを伝えるか?

 ……いや、今日の話し合いの結果がまだわからないうちにうかつな事は話さない方がいいな。


杏子「まぁ、2人には今後脚を向けて寝られないな」

杏子「まどかもずっとさやかと一緒に募金してたし、早乙女先生も学校で呼びかけとかしてくれてたみたいだしな」

恭介「そうだよね……こんなに僕のために動いてくれる人がいるなんて思ってなかった」

杏子「あんたにはこれだけの人が力になろうとしてくれてる」

杏子「それだけの『想い』と『絆』があんた達にはあるんだ。前にも言ったが何でもないことのようでとても大切なものなんだ」

杏子「どんな事があっても絶対に手放すんじゃねーぞ?」

恭介「うん」

恭介「……それから、佐倉さんも。本当にありがとう」

杏子「水曜は見送りに行ってやるよ。何時の便だ?」

恭介「朝の9時だ。じゃあ、またその時に会おう!」



 ……さやかや仁美だって、そんなときくらい学校をサボったって構わないだろう。

 もう上条とはここで会うことはない。

 最後にあいさつをして病室を出た。



815 ◆xjSC8AOvWI2016/12/18(日) 23:46:17.72vxqSSYJE0 (10/10)

----------------------
ここまで
次回は23日(金)20時くらいからの予定です


816 ◆xjSC8AOvWI2016/12/23(金) 20:42:49.47SceZ6uAQ0 (1/5)

―マミの家


杏子「ふぃー、ただいま。今日の昼飯はなんだ?」

マミ「今日はパスタよ。カルボナーラにしようと思って」


 帰ってくる頃にはマミはキッチンに立っていた。

 洗濯に掃除に昼飯の用意と、考えてみれば今日はずっと家事に忙しそうだ。

 今は一応あたしという居候が居るものの、
 一人暮らしでしかも学生となれば、ここまできっちりやってる人なんてそうそういないだろう。


杏子「エイミーも、ただいまな」

エイミー「にゃ」

 ……帰ってきて携帯を確認してみると、メールの返信が来ていた。


本文:
 おけー!
 めっちゃ勇気出すから応援してよ!(≧人≦○)


 さやかからだ。

 またなんか顔みたいな可愛い感じのマークが入っている。
 これが顔文字ってやつか。これはどうやるんだろう。



817 ◆xjSC8AOvWI2016/12/23(金) 20:56:33.38SceZ6uAQ0 (2/5)


杏子(仁美のほうもきてるな)


本文:
 了解ですわ。

 私も今からいても立ってもいられません。
 でも、たとえどういう結果になっても、私も自分の気持ちは伝えようと思っています。

 私も友達として、さやかさんのことは応援しています。
 さやかさんのほうが彼を見てきた時間は長いのですから。

 佐倉さんもどうか応援してくださいね。


杏子(応援、か)

 二人ともメールにその言葉が書かれているものの、雰囲気は大分違う。

杏子(恋敵の応援をするって言う仁美も大した奴だ)

杏子(そうだな……結果もそうだが、まずはさやかが気持ちを伝えられるようにってのを応援しないとな)


マミ「出来たわよ! いい具合に半熟に出来たの。卵が固まっちゃわないうちに食べましょ」

杏子「おう!」


 食事中の話題
1自由安価
2上条について
3二人とのメールについて

 下2レス


818以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 21:04:34.43VGAF1o+o0 (1/3)

上条に見送りに行くと約束したんだがマミはどうする?
平日だから行けないならまどか達に連絡して日曜とかにみんなで見舞いに行く日でも決めるか?

さやかと仁美から連絡が来た、こんな感じだ
まぁ、ここまできたら仁美はともかくさやかのやつには勇気を出してもらいたいんだが・・・マミはどう思う?

食事の後午後どうするか決める


819以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 21:19:32.31fF3rwwYgO (1/1)


追加でゆまに連絡を取る


820 ◆xjSC8AOvWI2016/12/23(金) 21:41:38.13SceZ6uAQ0 (3/5)


 ずーっと音を立ててパスタをすする。

 マミはフォークで絡めて器用に掬っているようだ。

マミ「その食べ方だとまるでそばかラーメンみたいね……」

杏子「食えりゃいいんだ。なかなか上手く掬えないし、ちまちま食うのも性に合わねえ」

杏子「それより、上条に出国の見送りに行くと約束したんだがマミはどうする?」

マミ「平日よね……何時くらいだって?」

杏子「朝の9時っつってたな」

杏子「行けないなら、まどか達に連絡して日曜とかにみんなで見舞いに行く日でも決めるか?」

マミ「美樹さんたちはどうするのかしら?」

マミ「私は一日くらいお休みにしても構わないけど……」

杏子「さやかかぁ……どうだろ、後で聞いてみるかな」

杏子「まず今日の話し合いの結果次第ってところもあるだろうからな」

杏子「そういや話し合いが終わったら連絡しろってメールをしたんだが、その返信がさっき来たんだ」

 メールを開いて携帯の画面をマミに見せる。

杏子「……まぁ、ここまできたら仁美はともかくさやかのやつには勇気を出してもらいたいんだが」

杏子「マミはどう思う?」

マミ「そうね…… 美樹さん、募金だって今までずっと頑張ってきたんだもの」

マミ「想いを伝えないまま離れ離れになんてなったら、絶対に後悔するわ」


 ……やっぱそうだよな。

 二人で頷き、食い終わってからすぐに二人で応援のメッセージをさやかにメールで送っておいた。



821 ◆xjSC8AOvWI2016/12/23(金) 22:19:10.36SceZ6uAQ0 (4/5)


杏子(……後は連絡を待つだけ、だな)

杏子(そろそろゆまのほうにも電話するか)


 メモを見ながら、昨日聞いた番号に電話をかける。

 ……まず祖母が電話に出た。


杏子「ゆまを警察まで送り届けた者だが、今頃どうしてるかと思ってな」

『ああ、あなたが! 本当にありがとうね』

『あの馬鹿夫婦のところに居たら、ゆまがどんなひどい目に遭っていたか……』

杏子「今ゆまは居るか?」

『ええ、じゃあ代わるわね。 ゆま、お電話よ』

 ……受話器の向こう側で元気の良い返事が聞こえた。

 それから数秒たって、ゆまが電話に出た。

ゆま『もしもし、ゆまです!』

杏子「あたしだ、杏子だ。あれからどうだ?」

ゆま『おばあちゃんとおじいちゃん、いっぱい優しくしてくれるの』

ゆま『おいしいごはんをたべれるし、怒鳴ったり叩いたりもされない……なんだかゆめみたい』

ゆま『ありがとうキョーコ! ゆま、しあわせだよ!』

杏子「それはよかった」


 ゆまが言ったことは、普通の人からしたらなんでもないことなんだろう。

 けど、その“普通”ってのが本当はものすごく幸せで尊いものだということに、人はなかなか気づけない。


1自由安価
2魔法少女について

 下2レス


822以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 22:22:19.12JsL64a5J0 (1/2)

キュウべえが接触していないか確認するため都市伝説というか噂で「魔法少女」を冗談交じりに話してみる
(目が赤い白い生物がある日現れて、願いをかなえる代わりに化け物と戦わせられる……みたいな話で)


823以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 22:45:35.59JsL64a5J0 (2/2)

安価がこないのでアゲ
安価下


824以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 22:51:43.02VGAF1o+o0 (2/3)

>>822

マミにも変わりゆまと話をさせる
最後に祖父か祖母に代わってもらい此方の連絡先を教えてまた見滝原に来たら顔を出してくれと頼む


825以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/23(金) 23:09:07.43VGAF1o+o0 (3/3)

>>824

顔を出してくれ、は目上の方には失礼かな?
ぜひ会いに来てほしい、の方がよかったかも


826 ◆xjSC8AOvWI2016/12/23(金) 23:36:43.79SceZ6uAQ0 (5/5)


杏子「ゆまはもう手放すなよ」

ゆま『え?』

杏子「……なあ、こんな都市伝説を知ってるか」

杏子「ある日、目の赤い白い生物が現れて、願いをかなえる代わりに化け物と戦わせられる……」

ゆま『えっと、あんまりそういうおはなししてもらったことないから……』

杏子「……そうか」

 ……キュゥべえがゆまのもとに現れるとしたらあと何年後か。

 こんな話、覚えていてくれはしないだろうが…………

杏子「まあいい、マミとも話してみるか?」

ゆま『うん!』



827 ◆xjSC8AOvWI2016/12/24(土) 00:02:47.96zPa9Jjfm0 (1/2)


マミ「もしもし、ゆまちゃん」

ゆま『マミ!』

ゆま『マミもありがとうね! マミのつくるごはん、すっごくおいしかったよ』

マミ「ええ、そちらも今は幸せに暮らせているそうね?」

ゆま『うんっ。またあそびにいってもいい?』

マミ「ええ、是非! 今度来てくれたときは、何かお菓子でも作るわよ」

ゆま『やったー!』


 ……今度来てくれた時、か。

 来たことがあるとはいっても、ゆま一人に案内させるのは無理がある。

 最後に祖母に代わってもらい、こちらの住所を伝えておいた。


杏子「また見滝原に来ることがあったらぜひ会いに来てほしい」

『ええ、お盆かお正月あたりには顔を出すと思うわ』

『私もぜひあなたたちに一度会ってみたいと思ってるのよ』

杏子「ああ、それじゃ、あたしも楽しみにしているよ」



828 ◆xjSC8AOvWI2016/12/24(土) 00:03:26.24zPa9Jjfm0 (2/2)

------------------
ここまで
次回は25日(日)18時くらいからの予定です


829 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 18:56:24.93GbODHsTQ0 (1/6)


 ……電話を終えると、マミは再びキッチンに立っていた。

 リビングの方から覗いてみる。そういえばそろそろおやつの欲しい時間だ。

杏子「おやつの準備か!」

マミ「ええ、出来るまでもう少し待っててね」

マミ「…………これでよしっと、あとは焼くだけね」

マミ「待ち時間に少し漫画でも読もうかしら」

杏子「この間あたしが買ってきたやつか。読み終わったら感想聞かせてくれよ」

杏子「ふあー じゃ、あたしは出来るまでちょっとだけ寝てるかな」


 マミの隣でソファに寝転がる。

 少しだけ仮眠をとることにした。


マミ「紅茶が入ったわ。ティータイムにしましょ」


 ――――マミがスコーンと紅茶をテーブルに運んでくる。

 まさにティータイムといった雰囲気だ。


マミ「このジャム、スコーンにも紅茶にも合うのよ」

杏子「へー、試してみるか!」


 ……コンビを組んでいた頃にも思っていたが、

 マミと一緒だとこういううまいもんが食えるから最高だ。


杏子(今度またあいつらも誘ってやるか)

杏子(マミも賑やかなの好きだろうしな)


【15時】

1自由安価
2ゆまについて

 下2レス


830以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 18:58:51.65tHSLwWpt0 (1/1)

2
もうゆまについて心配ないよな。QBも契約はしないみたいだし
でもこれからもう会わないとあいつも寂しいだろうし、たまには会いに行ってもいいよな?


831以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 19:15:01.6940K5FmUX0 (1/1)

この後の予定について

アタシは散歩がてらにパトロールでもしてくるか
マミはどうする?それとも訓練でもするか?


832 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 20:46:23.30GbODHsTQ0 (2/6)


杏子「紅茶のおかわりあるか?」

マミ「ええ、どうぞ」

杏子「おう、さんきゅ」


 ……お菓子を食い終えて、紅茶を飲みながらくつろぐ。

 そろそろ日差しが落ち着き、傾いてくる頃だ。


杏子「この後は何かやりたいことはあるか? あたしは散歩がてらにパトロールでもしてくるが」

杏子「……それとも、少し遅いが訓練でもしに行くか?」

マミ「パトロールなら私も付き合うわよ」

杏子「じゃ、一緒に行くか」


1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス


833以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 21:04:27.579DzFDbAp0 (1/1)

1


834 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 21:27:15.06GbODHsTQ0 (3/6)

―公園


 人気の少なくなり始めた公園。

 公園で遊んでいた子供たちもそろそろ友達と別れて帰り始める頃だ。



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


835以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 21:34:37.02VLY8ftUm0 (1/2)




836 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 22:01:32.32GbODHsTQ0 (4/6)


マミ「使い魔の魔力……! どこかしら……?」

杏子「居た、こっちだ!」


―鏡の魔女結界


杏子「……見たことのある景色だ」

マミ「あの時の魔女の使い魔ね……!」


 魔力の強い方向に向かうと、不安定な結界の中に鏡が浮かび上がる。

 使い魔は鏡の反射を使ってちょこまかと逃げ回っている。


杏子 魔力[95/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]


敵:Twinker(鏡) ×5

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


837以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 22:13:21.63VLY8ftUm0 (2/2)

12×3


838 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 22:46:50.20GbODHsTQ0 (5/6)


マミ「きゃっ ……もう、相変わらずすばしっこいわね」

杏子「いきなり飛び出してくるのは勘弁してほしいよなー」

杏子「ただまあ、今回は魔女もいないし、あんまり鏡も自在に操れるわけじゃないみたいだぜ?」

 分身を三体だけ出して使い魔を追わせる。

杏子「数で攪乱して対抗する! あとは鏡さえ壊せばいい!」

マミ「オーケー!」

 マミがリボンをしならせてワイヤーのように扱い結界内の鏡を割っていく。

 そして、隠れ場所がなくなって外に押し出された使い魔をすかさず槍で斬り潰す。

杏子「これで……終わりだ!」


 最後の一匹を潰して結界を消滅させる。

 景色が戻り、子供たちの声がちらほらと聞こえてくる。


マミ「これでもう安心ね」

杏子「ああ、あんまり暗くならないうちに次に行くぞ」


杏子 魔力[89/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス


839以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 22:49:47.74np7ZVV/F0 (1/2)

4


840 ◆xjSC8AOvWI2016/12/25(日) 23:22:55.31GbODHsTQ0 (6/6)

―繁華街


 あたりが暗くなり、そろそろ賑わい始める時間だ。

 見滝原の夜は明るい。特に繁華街なんか眠らない街だ。

 土曜の夜の繁華街の賑わいというのを考えると、なんとなくいかがわしー感じもする。


マミ「あんまり暗い時間に狭い路地に長居はしたくないけど、
   魔法少女になってからは平気で足を踏み入れるようになっちゃったわね」

杏子「ま、変なのが寄ってきたらぶっとばしゃいいだけだ」


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


841以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/25(日) 23:25:53.22np7ZVV/F0 (2/2)

魔女こい


842 ◆xjSC8AOvWI2016/12/26(月) 00:06:04.48RU7Ra9Bc0 (1/3)


 いかがわしそーな路地の隅に結界を見つける。


―アイドルの魔女結界


杏子「……なにやら奥が騒がしいな」

マミ「ええ、心して進みましょう」


 結界の迷路の先の大きな扉を開け放つと、ライブステージのような場所に出た。

 スピーカーから大音量で鳴り響く音楽に思わず顔をしかめ、耳をふさぐ。

 多分ステージの奥に魔女が居るんだろうが、大量の個性のない白い人影が塞ぎ、前が見えない。


杏子「っあー、なんだこりゃ!うるせえ!」

マミ「と、とりあえずこの使い魔の大軍をなんとかしましょう! これじゃ近づけないわ!」


 ……素直に全部攻撃してぶっとばすか、もしくは他の方法でなんとかするか。

 とりあえずこいつらをどけないことには魔女を倒せない。


杏子 魔力[89/100] 状態:集中力低下
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]


敵:Monica
  Guardian×5
  Dorota 無数 <-攻撃対象デフォルト

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


843以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/26(月) 00:10:20.28f6+9h9Zp0 (1/2)

てい


844以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/26(月) 00:14:55.83f6+9h9Zp0 (2/2)




845 ◆xjSC8AOvWI2016/12/26(月) 00:29:38.20RU7Ra9Bc0 (2/3)


 ガンガンと鳴る音楽が思考を邪魔する。

杏子「考えるのはめんどくせー!片っ端から倒すぞ!」

マミ「え、ええ!」

 槍を多節棍に変形させ、使い魔を片っ端からぶっ飛ばしていく。

 使い魔はこちらに向かってはこないが、飛び跳ねたり踊っていたり、無駄に動いていてうざい。

 そしてなにより、数が多い……!

杏子「どけ、邪魔だ!」

マミ「ああもうっ、どれだけいるのよこれ!」


杏子 魔力[84/100] 状態:集中力低下
GS:17個
・銀[52/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]


敵:Monica(狙い不可)
  Guardian×5(狙い不可)
  Dorota 無数

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-0) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。
13【連携必殺技】審判の矢(魔力-50) :巨大な弓に槍を張って射る必殺技
14マミに安価内容で指示

 下1レス


846 ◆xjSC8AOvWI2016/12/26(月) 00:40:07.80RU7Ra9Bc0 (3/3)

-----------------------
ここまで
次回はレスが来てたら27日(火)18時くらいからの開始予定です。


847以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/26(月) 00:48:30.18Be6r3VWL0 (1/1)

奥のステージめがけて13


848 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 18:33:20.75vlGRTSHx0 (1/12)


 このままあまり使い魔に手間取っているのもまずい。

 あまり集中力を奪われては、魔力のコントロールや威力にも影響してくる。


杏子「……マミ、前言ってた連携必殺技を覚えてるか?」

マミ「ええ。確か、私が大きな弓を作り、佐倉さんが槍の矢を作って放つ……」

杏子「ここは力を合わせるぞ」

マミ「……! 了解よ、初披露といきましょう」


 リボンが形作るのは巨大な黄金の弓。

 そして、そこに槍を番える……!


杏子「狙いは奥のステージだ!」

マミ「ええ! ――審判の矢よ、私たちに道を拓いて」

マミ「“ジュディッツィオ・フレッチャ【審判の矢】”」


 巨大な矢を魔女の居る奥と放つ――――!


マミ「…………ふう、結局姿も見ないまま終わっちゃったわね」

 結界が消えた路地裏、マミがグリーフシードを拾って言う。

杏子「っ……! う……、 く……っ」

マミ「…………え? えっ? 佐倉さん?」



849 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 18:49:06.19vlGRTSHx0 (2/12)


マミ「どっ、どこか痛いの!? 急にうずくまるなんて」

マミ「回復の魔法を使いましょうか? そ、それとも救急車……」

杏子「ぶはははははっ!」

マミ「えぇっ?」

杏子「なんだよそれ!面白すぎ!もう、こっちまで恥ずかしい!」

杏子「即興なのか?それともこの日のためにずっと考えてたのか?」

杏子「私たちに道を拓いてwwwなんつーんだこういうの、詠唱? 必殺技の名前叫ぶだけじゃないのかよ、進化してんじゃねーか」

杏子「無理! マジで無理だって!」

マミ「…………」

 ……マミはむーっとした表情だ。

 からかいすぎたか。

マミ「も、もうっ!本当に心配したんだから!」

マミ「早く出ましょ、こんなとこ」

 マミはあたしの手を引いて早足で路地裏を去ろうとする。

杏子「はいはい。でも本当に戦闘中にそれは勘弁なー、笑いすぎて戦いどころじゃなくなる」


 自由なほうの手で涙をぬぐいながら歩く。

 いつのまにかもうすっかり夜だ。ネオンに包まれる繁華街を抜け、帰路に着いた。




850 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 19:38:48.49vlGRTSHx0 (3/12)


QB「きゅっぷぃ」


 パトロールを終え、ソウルジェムの浄化と使用済みの処理をする。


 魔女を倒すのに使った魔法はあたしのほうがやや消費の比重が大きい技だ。

 マミにも浄化させた後、残りは譲ってくれた。


杏子 魔力[96/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 ……マミはキッチンに夕食を作りに行った。

 携帯を確認する。

QB「さやかからのメールかい?」

杏子「ああ。……見てたのか?上条と話してるとこ」

QB「うん、一応ね」

―――



851 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 19:39:47.50vlGRTSHx0 (4/12)


 【夕方】

恭介「さやか、久しぶりだね」

さやか「あ、うん……」


―――さやかは、『付き合ってほしい』とは言えなかった。

―――いや、恭介が『付き合おう』と言わなかったと言ったほうが正しいのか。


さやか「もうすぐここともお別れなんだね。調子はどう?」

恭介「足は前より良くなってきてる」

恭介「腕はまだ相変わらずだけど、これから治るかもしれないと思うと期待で胸がいっぱいで眠れないくらいだ」

さやか「そっか。でもちゃんと寝なよ?」

恭介「うん」

恭介「……さやかには本当に感謝してる」

恭介「これまでいろんな人に支えてもらったおかげでここまで来れた。みんなを動かしたのはさやかだよ」

さやか「うん……」

さやか「…………あのさ」

さやか「離れる前に、今聞いてほしいことがあるんだけど……」

恭介「ん?」

さやか「……あたしね」

さやか「恭介のことが、ね」

さやか「ずっと…… 好きだったんだ」


 窓の外で木の葉が風に揺らめいている。

 数秒、静かな時間が流れた。その間、さやかは居ても立っても居られない気持ちだった。


恭介「……え? えっと……」

さやか「も、もう!何その反応は!」

さやか「こっちは一世一代の告白をしてるっていうのに…………」

恭介「あ、うん。やっぱりそういう意味なんだよね」

さやか「そ、そういう意味だよ…… これから日本を離れるっていうのに今言われても戸惑うってのはわかってる」

さやか「でも、よかったら…………」



852 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 19:44:41.14vlGRTSHx0 (5/12)


さやか(よかったら…… あたしはどうしてほしんだろ)

 再び沈黙の時間が流れる。

さやか(一緒に居てほしい。カップルがするようなことを、恭介とも……)

さやか(前だったら確かに憧れてた。でも、離れ離れになるのに……)

さやか(……いや、これでいいんだ。あたしの願いは恭介の腕を治すこと)

さやか(それが叶うなら。……今は、想いを伝えられるだけでい)


恭介「ありがとう……まさかそんなふうに思ってくれてたなんて全然気づかなかった」

さやか「……離れても、また手紙とかくれる?」

恭介「もちろんだよ。だって、君は僕の――――」

恭介「大切な人だ」


 “大切な人”

 ……その言葉がさやかの中で何度も何度も響いた。

 感謝してくれているのはわかっている。大事に思ってくれてるのもわかっている。でもそれは……


さやか(もし恭介が戻ってきたら……ちゃんとはっきりさせよう)

さやか(それまであたしは…………)


―――


853 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 20:01:47.64vlGRTSHx0 (6/12)

―――


 メールの画面をスクロールしながらキュゥべえの声を聞く。


杏子「……上条も曖昧な答え方をするな」

QB「……さやかは上条恭介の腕を治したかった。でも、それは表面的な願いだ」

QB「さやかは上条恭介に恋愛感情を抱いていたんだろう?」

QB「外国で手術をすれば、腕は治るかもしれない。でも、そのせいで離れ離れになってしまう」

QB「契約の奇跡で治せば彼の傍を離れることもなかったのに。本当にこれでよかったのかい?」

杏子「さやかのほうが死んだら終いだ。生きてりゃまた会えるさ」

杏子「ちともどかしいのは確かだがな……」


 ……その後仁美も告白したが、結局そちらもはっきりとした答えは得られなかったらしい。

 上条自身がどう答えたらいいか『わからない』んだそうだ。

 受け入れられないならはっきりと言ってほしい。――そう言った仁美に上条はそう返事をした。

 仁美はそれを“脈なし”と捉えたようだが……


 さやかのメールの文末には、『明日マミさん家行くから伝えて!』と綴られている。

 さやかとはその時にまた話そう。


 QBと話す/明日の予定/その他
1自由安価
2翌日へ

 下2レス


854以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 20:02:49.78v/q3/hKn0 (1/2)

なぎさ編での事を考えれば良い返事なのか?


855以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 20:10:18.93v/q3/hKn0 (2/2)

キュウベェに新たな候補者がいないかどうか聞く

何か最近アタシと会った連中が軒並み素質持ちなのは偶然かね?
おい、キュウベェ。
アタシが会った黒髪のヤツ、名前は知らないがアイツも素質持ちなのか?


856 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 20:38:00.98vlGRTSHx0 (7/12)


杏子「……とにかく、これでさやかは決着がついたんだよな」

杏子「それともキュゥべえ、まだあいつに付きまとうか?」

QB「僕としてはチャンスがあれば候補者には平等に契約の機会を与えるよ」

QB「たとえば君やマミがピンチになったりすれば、大きな契約のチャンスといえるだろうね」

杏子「人をダシにすんじゃねえよ、クズが」

 ……あたしのせいで契約なんてシャレにならねえ。

 だが、それは逆にあたしらが生きてる間は積極的に他を契約させる気はないってことか?

杏子(死ねないな。ま、死んでやる気は当然ないが)

杏子「他に候補者は……」

QB「前にも言ったけど……」

杏子「……いや、『被契約者側である君に教える情報ではない』だろ?」

杏子「わーってるよ、何度も言うな」

マミ「夕食出来たわよー」

杏子「おう! ああそうだった、その前にエイミーにもご飯やらないとな……」

杏子「消えな、お前の飯はないぜ」

QB「別に僕は食事をしにきたわけじゃないよ。グリーフシードも回収できたし目的は果たせた」


 ま、キュゥべえからしたら妨害されるとわかっててわざわざあたしに教える義理もないだろう。

 キュゥべえは言葉通りどこかにすっと消えて行った。




857 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 20:50:55.31vlGRTSHx0 (8/12)


 エイミーにご飯をあげてからテーブルについた。

杏子「さやか、明日うちに来るってさ。いいか?」

マミ「ええ、構わないけど……」

マミ「それって、用意してあげたほうがいいのは祝いのケーキなのか、慰めのケーキなのか……どっち?」

杏子「どっちかってーと慰めだ」

マミ「あ……駄目だったの……」

杏子「駄目っつーかなぁ……上条自身が曖昧なんだよな」

杏子「どう答えたらいいのか『わからない』……だってさ」

マミ「わからない……かぁ」

杏子「ただまあ、悪い関係になったわけじゃないし手紙も送るっつってる」

杏子「上条のほうにも考える期間が出来ればまた変わるかもしれない」

杏子「仁美はすっぱり諦めるみたいだが、さやかは上条の帰国までずっと健気に待ってるつもりみたいだ」

マミ「いつか報われると良いけどね……」


 食事中の話題/明日の予定/その他
1自由安価
2翌日

 下2レス


858以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 21:00:14.50ekEDWNb70 (1/4)

マミ、お前の回復は傷を治すだけでなくて疲労の回復とかもできるのか?
もしできるならほむらのやつにかけてやって欲しいんだが・・・学校で様子を見てほむらのやつが疲れてるみたいだったら頼むわ
上条のときみたいに寝てるときにかければ魔法云々もわからないはずだしな

最後に明日の予定(魔女狩りor訓練)を聞く


859以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 21:00:49.25epWKT82k0 (1/2)

1 テレビでホラー映画の呪怨をやっていたので、杏子ちゃんがマミに質問、「この伽耶子て幽霊怖いな、家を訪れた人をかたっぱしから呪ってるぞ
                                   マミこのお化けが本当に居ると過程して、お前ならどうやって倒す?


860以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 21:03:57.97CsG9/uFxO (1/1)


明日はさやかが来るから訓練とかは無理では?
マミにさやかだけでなくまどかと仁美も呼ぶべきか聞いてみる


861 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 21:34:49.11vlGRTSHx0 (9/12)


マミ「とりあえず、土曜日の終わりは今日は映画でも見てゆっくりしようかしらね」

杏子「夜更かしするのかー?」

杏子「しかもホラーじゃん。寝れなくなるぜ」

マミ「なっ、大丈夫よこのくらい……魔女結界の方がよほど刺激は上よ」

杏子「前に『魔女は攻撃が効くから良いが、幽霊は効かないかもしれないから怖い』っつってたのは誰だったか」


 なんだかんだでマミと一緒に見始める。

 なんとなく続きが気になって、夕飯を食い終えた後も頬杖をつきながらテレビを眺める。

 マミは割と真剣に見てるようだ。時折ビクッと身体を揺らしている。


杏子(やっぱビビッてんじゃねーかよ……)


杏子「……ふーん、なかなか面白いんじゃない」

杏子「この伽椰子て幽霊怖いな。家を訪れた人をかたっぱしから呪ってるぞ」

杏子「……なあ、もしこいつが実在して攻撃も効くとしたら、お前ならどうやって倒す?」

マミ「とりあえず家を破壊するわ」

杏子「ダイナミックだな」

マミ「でもそうねえ……呪いってあまりにも理不尽じゃない?」

マミ「関わっただけで死ぬのなら手の打ちようがないわ」

杏子「漠然としすぎて現実味はないが、だからこそヤバいな」

マミ「そうかしら? 魔法少女なんて時点でもう何が起きたっておかしくないのに」

マミ「たとえば自分の知る人の不幸を契約で願った人がいたら……それは現実に起こる呪いになるわね」

杏子「なるほどな」



862以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 21:41:56.34ekEDWNb70 (2/4)

あすみん…


863 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 21:55:54.60vlGRTSHx0 (10/12)


 ……映画が終わって30分後。

 寝る支度を済ませて部屋に来た。あとは寝るだけ……なのだが。


マミ「佐倉さん!今日はこっちのベッドで一緒に寝ましょう!」

杏子「うわー、言わんこっちゃねえ! あーもうそんなにひっつくな!暑苦しい!」

マミ「佐倉さんだって怖いって言ってたじゃないの。ひとりぼっちはさみしくないの?」

杏子「ひとりぼっちもなにも何メートルも離れてねえよ」


 またいつかのように抱き枕のようにされている。


杏子「……マミ、めちゃくちゃ背中に当たってるんだけど。あたしへの当てつけか」

マミ「またその話…… 別に佐倉さんだって無いわけじゃないじゃないの」

マミ「まだ中学生だしそのくらいでちょうどいいと思うけどなぁ」

杏子「どれはどーも」


1自由安価
2翌日へ

 下2レス


864以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 21:59:26.53epWKT82k0 (2/2)

安価↓


865以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 22:06:27.06ekEDWNb70 (3/4)

エイミーも呼んで一緒に寝る
マミが寝たらエイミーをマミの顔の上に乗せる


866以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 22:10:37.20KdLaHd+S0 (1/1)

1 その夜マミ怖い夢を見た、気がつくと映画家の中におり幽霊の伽倻子が現れた魔法少女に変身して戦うが
伽倻子に注意向いている間に息子の俊雄に後ろから押さえつけられてしまう、絶対絶命ピンチ所で夢から覚めるのであった


867 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 22:19:29.40vlGRTSHx0 (11/12)


杏子「……よしわかった、エイミーも呼んで来ような」

杏子「こんだけいたら寂しくないだろ」

マミ「それは良い考えだわ」


 ……そうして、一人用のベッドに二人と一匹で寝ることになった。

 ――――そして、その夜中。


杏子(…………暑い)

マミ「くー…… くー……」

杏子(あんだけ騒いでたくせにさっさと呑気な顔して寝やがって……)

杏子(こうなったら毛玉地獄の刑だ)


 エイミーをマミの顔の上に載せてやる。

 暫くするとなにやらうめき声を出してもぞもぞと動き出した。



―26日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと8日



杏子 魔力[96/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]



868 ◆xjSC8AOvWI2016/12/27(火) 22:37:41.45vlGRTSHx0 (12/12)

―翌朝



杏子「マミ、マミ」

マミ「佐倉さん、おはよう。朝食はもうすぐ出来るわ。エイミーにご飯あげてきて」

杏子「ああ。で、昨日は何か嫌な夢でも見たか?」

マミ「なんでわかるの!?うなされてたなら起こしてくれればよかったのに!もう大変だったんだから!」

杏子「もふもふで?毛玉地獄で?」

マミ「後ろからあの子供の幽霊に押さえつけられて、顔を覆われて息が出来なくなって……」

マミ「あー、でもそういえばなんだかもふもふしてたような気も……」

マミ「……ってだからなんでわかるのよ」

杏子「じゃ、あたしはエイミーにご飯あげてくるわ。朝食楽しみにしてるからな」


 ……マミはやっぱりどういうことだかわかってない様子だった。

 にやにや笑いが止まらなくなるのをなんとか押さえてエイミーのご飯を取りに行った。



 朝食時の話題/午前中の予定
1自由安価
2携帯のチェック

 下2レス


869以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 22:55:35.64fSw9a39e0 (1/1)

安価↓


870以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/27(火) 22:57:18.11ekEDWNb70 (4/4)

2のあと858と860


871 ◆xjSC8AOvWI2016/12/28(水) 00:02:49.97Uq/88wNM0 (1/2)


 朝食を終えて、ソファにごろんと横になりながら携帯をチェックしてみる。

 ……さやかは昼過ぎに来るそうだ。


杏子「昼過ぎに来るってさ、さやか」

マミ「そう、じゃあ今からケーキを焼いておこうかしら」

杏子「他の奴も呼ぶか? まどかとか仁美とか」

マミ「色々と話したいことがあるんでしょうし、一人でもいいんじゃないかしら?」

マミ「志筑さんの前じゃ言えないこともあるだろうしね……」

杏子「……あー、それもそうだな」

杏子「とりあえず明日からも学校でみんなの様子は見てきてくれ」

杏子「あと、ほむらもなんか疲れてるかもしれんし、うたたねでもしてたらちょちょっと魔法で疲労でも治してやりゃいいんじゃないか?」

マミ「それはちょっと気が引けるけど……」

杏子「寝てたらわかんないだろ」

マミ「それはそうだけど、ただでさえあんまり良く思われてないじゃない? 下手に近づいて怪しまれてもだし……」

杏子「まあ、うん。不自然じゃない程度でいい」


 ……携帯を閉じる。

 ソファの上でなんとなくぼんやりと天井を見つめる。


杏子(なんだかんだで、あたしもいつのまにか随分ここになじんだもんだよな……)


1自由安価
2うたたね

 下1レス


872以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/28(水) 00:17:18.36GsEjcUtP0 (1/1)

1 そもそも昨日ホラー映画がバットエンド終わるから悪いのよ、私が魔法で映画の中に入り込んで幽霊倒してハッピーエンド変えてやるは
「マミさん魔法の力で映画中に入りこもと試みる」


873以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/28(水) 00:31:47.54wl9FR+pw0 (1/2)

なんか変な安価湧いているりなぁ……どうるんだろう?>>1


874 ◆xjSC8AOvWI2016/12/28(水) 00:32:27.81Uq/88wNM0 (2/2)

-------------------
ここまで
さすがにそんな魔法は持ってねーです。↓採用で次回は2日(月)18時くらいからの予定です


875以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/28(水) 00:50:40.00wl9FR+pw0 (2/2)

なじんできているのでいっその事、ルームシェアしないか言ってみる
安価下


876以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/12/28(水) 07:29:27.59x6nw0bR90 (1/1)

エイミーの散歩がてら教会に行ってユウリの墓参り
あとコンビニに寄る


877 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 18:34:25.62Aj6hH/Br0 (1/14)


杏子「ちょっと外に出てくるわ」

マミ「パトロール?」

杏子「いや、エイミーと一緒に散歩とか色々な」

杏子「ついてくるか? 途中でコンビニとか寄りたいし、その間ついててくれると嬉しいんだが」

マミ「ええ、じゃあ一緒にお出かけしましょうか」

エイミー「にゃ」


 二人と一匹で外に出る。

 町外れのほうに行く前にコンビニで買い物を済ませ、お菓子を食いながら歩く。

 少し寄り道しながら住宅街を抜け、教会のほうに向かう。

 ちょうどよく日差しの出ている午前中、自然の多い町外れは散歩するにはぴったりだ。


マミ「……こんなところにお墓があったのね」

マミ「これは?」

 教会に着いて裏のほうに回ると、マミが以前作った二つの墓を見て尋ねた。

 その墓の前で祈りの体勢をとる。

杏子「…………最近こっちに来てなかったからな」

杏子「知り合いのだ。誰も作っちゃくれないだろうから、勝手に建てさせてもらった」

マミ「…………」

杏子「戻るか。昼はパンがいい」

マミ「ええ」



878 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 18:48:59.95Aj6hH/Br0 (2/14)


 マミの家に戻ると、早速マミはケーキ作りにとりかかりはじめた。

 それと同時進行で昼食の準備をし、紅茶を淹れはじめる。

 あたしはその様子をお菓子をつまみながら眺めていた。

杏子「すげえな、忙しくねーの?」

マミ「焼けるのを待つのに結構時間がかかるから、その間にね」

杏子「そろそろあたしもエイミーのごはんを用意するか」

エイミー「にゃっ にゃっ」

杏子「こいつ、さっきからめちゃくちゃ見てきてるしな……」


 食事中の話題/その他
1自由安価
2とくになし

 下2レス


879以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 19:00:12.38YRPaagZa0 (1/6)

マミにさやかを晩飯に誘ってもいいかと聞く

今日はこのあとさやかが来る
どうせなら晩飯も一緒にどうだって誘うか?
3人なら久々に鍋とかがいいなぁ・・・マミ、何か買い物とかあるならあとで行って来るぞ?


880以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 19:01:41.656zKgUuW90 (1/3)

安価↑+杏子「もうすぐお正月だけどマミはおせちは作れるのか?」


881 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 19:39:56.11Aj6hH/Br0 (3/14)


杏子「どうせならさやかに晩飯一緒にどうだって誘うか?」

杏子「3人なら久々に鍋とかがいいなぁ……マミ、何か買い物とかあるならあとで行って来るぞ?」

マミ「そういえば……」

杏子「?」

マミ「佐倉さんが前に材料だけ買ってここに来た時のことを思い出して」

マミ「あの時も鍋だったわね」

杏子「ああ、あの時以来だな」


 ……あれも随分と前の事のように思える。

 仲直りのきっかけはあの時だったか。


マミ「いつも二人だし、賑やかになるのは良いことね」

マミ「何の鍋がいいかしらね。少し暑くなってきたけど、またすき焼きでいいかしら?」

マミ「そんな気分なの」

杏子「おう、構わないぜ。つーかいつ食ってもうまいからいつでもオッケーだ」

マミ「後でリスト渡すから、お買いものお願いね」

杏子「おう」

杏子「マミはなんでも作れるなー」

杏子「そういやゆまがお正月来るかもっつってたっけ? マミはおせちとかも作れるのか?」

マミ「おせちかぁ……作る機会もあまりなかったし自信がないわね。買ってきたもので済ませちゃうのよね」

杏子「それは珍しいな、別に出来合いでも全然構わないけど」

マミ「……これでよしっと! 後は粗熱がとれてからデコレーションね」

マミ「昼食の準備も出来たし、先にお昼食べましょうか」



882 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 19:42:59.92Aj6hH/Br0 (4/14)


 ――――昼食を終えると、マミが何かをサラサラと書きはじめた。

 メモ紙を受け取る。すき焼きに必要な材料か。


マミ「じゃ、これがお買いものリストね」

杏子「おう、じゃあ行ってくる」

マミ「いってらっしゃい」


杏子(えーっとなになに、牛肉にしらたきに豆腐に……)


 再び家を出る。

 さやかももう少しで来る。

 その前に買い物を済ませないと。


―――


883 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 19:49:33.35Aj6hH/Br0 (5/14)

―――


QB「やあ、久しぶりだね。さやか」

さやか「……キュゥべえだっけ? なんか用?」


 小川の近く、いつも学校に行く時に通る道の隅にちょこんと白い姿が佇んでいる。

 さやかはキュゥべえをじとっとした目で見ている。


QB「……やれやれ、杏子の話が大分効いているようだね」

QB「僕は君にチャンスを与えようっていうだけなのに」

さやか「チャンス? 人の人生をめちゃくちゃにしておいてよく言うわね」

QB「それは結果論だよ。僕がしたことは彼女の望みを叶えたというだけだ」

QB「結果的に裏目に出てしまったけど、もし願う内容が違えば今とは違う未来だってありえたかもしれないよ」

QB「それで、今が君にとって最後のチャンスなんだ。よく考えてごらん」

QB「本当に上条恭介と離れ離れになって良いのかい?」

さやか「は……?」

QB「さやかの本当の望みは、彼との恋を成就させることなんじゃないのかい?」

QB「それなのに、このままじゃ会うことすらできなくなってしまう」



884 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 20:11:24.81Aj6hH/Br0 (6/14)


QB「君はそれで満足できるのかい? それで君の望みは叶ったと言えるかい」

QB「今だったらまだ間に合う」

QB「今じゃなきゃ間に合わないんだよ」

QB「もし今彼の腕が治れば遠い場所に行くこともなくなる」

QB「それとも、彼の心のほうを操作するということも……――」

さやか「……ッ!」

 小さい身体が文字通り弧を描いて吹っ飛ぶ。

 ――さやかはキュゥべえを掴みあげると、真っ直ぐに拳を突きだしていた。

QB「…………いたた、乱暴だなぁ。さすがに勧誘中に相手にグーで殴られたのは初めてだ」

さやか「あっちいけ! 二度とあたしたちの前に現れるな!」

さやか「ホントに最低……!」


 走り去っていく。小川を渡り、学校よりも先のマミの家へと。

 さやかの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。


さやか(……あいつの言葉を聞いていちゃいけない)

さやか(あいつは最低だ。でも、そんな最低な提案に少しだけ心を揺らされてしまった)

さやか(そんなことして引き留めたって意味がないってわかってるのに……)

さやか(これでよかったんだって思わなくちゃ。あたしまで最低にならないように)

―――


885以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:16:29.49gzcy8n+H0 (1/4)

綺麗なさやかちゃん



886以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:18:36.50YRPaagZa0 (2/6)

よかった、さやか契約しない意思が強くて
杏子の事情知ってるのに心を操るとか・・・キュウベェ失言すぎだし杏子に知られたらただじゃすまないぞ


887 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 20:36:28.23Aj6hH/Br0 (7/14)

―――

さやか「――――ってことがあったんだけどどう思う!?」

さやか「今回露骨すぎない? あいつマジで悪魔だよ!」

さやか「そりゃあたしだってさみしいよ! でもそこに付け込むなんてさぁ!」


 ……スーパーから帰ってきてから少し。

 さやかは訪ねてくると同時にまくしたてるように話し始めた。


杏子「お、おう……そうだな」

杏子「あんな奴には相手せずグーパンで合ってるよ」

マミ「たしかにキュゥべえのその提案はひどいわよねえ……」

さやか「ですよね! 失恋の傷の残る乙女の心に……ってかあたし、やっぱりあれフラれたのかな!?」

さやか「断られたわけじゃないんだけど、受け入れられてもないような……あぁ~っ、結局どうなんだよー!」

杏子「そんなに気になるなら、帰国を待たずに聞きゃいいじゃないか」

杏子「そもそも帰国する気があるのかもよくわからないんだしさ……」

さやか「でもやっぱ受け入れる気があるならちゃんと返事返すよなぁ……ってことはやっぱりその気がないのかなぁ……」

さやか「でも…………」


 ……ああ、堂々巡りの思考に入ってしまったようだ。


杏子「……まあ、あいつが曖昧な答え方するのが悪いな」

マミ「こっちに来てケーキ一緒に食べましょう?」

さやか「はい……」


 さやかがぐすんと鼻をすする。


杏子(……それにしても、心を操るだなんて提案。あたしのこと知ってるくせに、心底嫌な奴だ)

杏子(そんな願い叶えたってどうせ後で後悔するのは目に見えてる)

 それでもこの状況じゃ甘い誘惑だ。心を動かされそうになるのは仕方がない。

 さやかが契約しなかったからよかったが……

杏子(……後であたしからもシメとくか)


・自由安価

 下2レス


888以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:38:47.366zKgUuW90 (2/3)

魔女を探そう


889以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:43:39.01gzcy8n+H0 (2/4)





890以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:45:33.69YRPaagZa0 (3/6)

とりあえずさやかを宥める

ほら泣くんじゃねーよ、マミの美味いケーキが不味くなるぞ
ケーキのあとはすき焼きもあるんだ、こんな時は美味いものたくさん食って気を晴らしな

まぁ、なんだ・・・よくアイツの誘惑に惑わされなかったな・・・アタシとの約束を守ってくれてありがとな
とりあえずアイツはあとでシメるの確定だな
ついでにさやかを泣かせた上条もぶん殴ってくるか、上条の優柔不断さにイラッとしたわけじゃないからな?


891以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:48:12.62kVUiA7zHO (1/2)

今お茶会でそのあと晩飯だってのに魔女狩り?


892以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 20:50:20.04gzcy8n+H0 (3/4)

>>891
内容把握していなかった。できれば安価下になってほしい


893 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 21:13:00.84Aj6hH/Br0 (8/14)


杏子「ほら泣くんじゃねーよ、マミの美味いケーキが不味くなるぞ」

さやか「うん……」

杏子「ケーキのあとは晩飯のすき焼きもあるんだ、こんな時は美味いものたくさん食って気を晴らしな」

さやか「うん………… ホントだ、ケーキすごいおいしい」

杏子「まぁ、なんだ……よくアイツの誘惑に惑わされなかったな……」

杏子「あたしとの約束を守ってくれてありがとな」

さやか「それはあたしのためでもあるから……だって、自分が許せなくなるだろうし」

杏子「そうだな、後ろめたい気持ちを抱えたまま契約なんてしたらぜってー酷いことになる」

杏子「とりあえずアイツはあとでシメるの確定だな」


 ついでにさやかを泣かせた上条もぶん殴ってくるか。

 ……上条の優柔不断さにイラッとしたわけじゃないからな?


マミ「美樹さん、おかわりいる?」

さやか「いる!いります!」


 ……未だにぐすぐすと鼻をすすっているが、少しは落ち着いてきたみたいだ。



894 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 21:36:21.24Aj6hH/Br0 (9/14)



さやか「…………ありがとう、色々吐き出せて楽になったよ」

マミ「ええ、話を聞くくらいなら私もできるから」

杏子「さやか、ほっぺにクリームついてるぜ」

さやか「ん、どこー?」

杏子「今拭ってやるよ。マミ、ティッシュ」

マミ「はい」


 たった三人だが、大きなケーキはあっという間になくなった。

 伸びをして時計を見やる。

 ちょうどいつもだったら放課後くらいの時間か。


さやか「もしまたキュゥべえが来たらとりあえず殴るとして」

さやか「恭介とはまた普通に友達でいるしかないのかなぁ……」

さやか「告白しても、なんだか全然変わってない様子だったし」

さやか「友情を失わなかったのは良いことなのかもしれないけど、ちょっとさみしいっていうか……」

さやか「友情は失ってないけど、たまに連絡取るくらいの友達……かぁ………… 遠いなぁ……」

杏子「まあ、そうだよなぁ……」


 友達でいようってのは大体が体のいい断り文句なんだろう。

 けど、あいつの場合は意味も考えずに本気でそう思ってそうだ。

 とはいっても、あたしには恋愛経験なんてない。

 こういう恋愛相談みたいなのって疎いのかもしれないが……


 夕方~夜
1自由安価
2マミに話を振ってみる

 下2レス


895以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 21:38:33.656zKgUuW90 (3/3)

1 今日のホラー映画はリングを見よう、井戸から貞子出てくるやつ


896以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 21:40:10.58x2Onl+TP0 (1/1)

安価↑


897以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 21:47:24.14YRPaagZa0 (4/6)

アタシは恋愛経験がないからあてずっぽうだけどさ、上条のヤツ女を知らないんじゃないのか?
あ、今の言い方は変だったな・・・ようするに上条は異性を好きになる『恋する感情』ってのがわからないんじゃないのか?
これまでバイオリン一筋だったんだろ、アイツ
だからガキの頃からそこらへんの感情が全く成長してないんじゃねーのか?

さやかは幼馴染で近くに居た存在だから『そばにいて当然』みたいな、なんつーか家族愛みたいな方が今の上条にとっては自然なんだよ
よーするに思春期ですらまだ来てねーんだよ、だからあいつは『恋の告白』にもピンと来ないで曖昧な返事しか返さないんだよ
あたしは今言った感じだと思うんだが・・・マミ、さやかどう思う?


898以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 21:51:47.73kVUiA7zHO (2/2)

ホラー映画絡みの安価する奴、同じ奴か?
唐突すぎてつまらない


899 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 21:58:41.21Aj6hH/Br0 (10/14)


 ……テレパシーで尋ねてみる。

杏子『……おい、マミはこういう相談事とか乗るの得意じゃないか』

杏子『あたし、恋愛経験とかはさっぱりだからなー』

マミ『えっ……? そ、そうねえ~……』


 あたしのほうが魔法少女歴は長いが、マミの方が年上だし学校じゃさやかの先輩だ。

 普段から色々と年上らしい雰囲気を漂わせてるマミに振ってみるが……


マミ「そうねえ……彼自身まだ自分の気持ちをはっきりと出せないみたいだから」

マミ「今のところ、様子見ってところかしら」

さやか「様子見……まあそうですよね」

さやか「恭介は変わらなくても、あたしが変わらないなんて無理じゃないですかー」

さやか「でもやっぱ今の関係は失いたくないし」

マミ「ほ、ほら、もしかしたら一緒に居るうちにまだチャンスはあるかもしれないし!」

マミ「とりあえず今は…… 気分転換に映画でも見るのはどうかしら?」

マミ「私、何か借りてくるわね!」

杏子「……映画?」


マミ『…………ごめんなさい、残念ながら私も経験はないわ』


 マミが支度をして廊下に向かう。……それからそんな言葉が返ってきた。

 映画の力に頼るらしい。


杏子『……マミ』

マミ『何かしら?』

杏子『別に借りてくるのはなんでもいい。だが、恋愛映画だけはやめとけ』

マミ『わ、わかってるわ』



900以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 22:02:15.00YRPaagZa0 (5/6)

さすがにここで恋愛映画借りてきたらマミさんKYすぎるからね


901 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 22:17:54.69Aj6hH/Br0 (11/14)


杏子(マミ、逃げ出しやがったな)

杏子(……この状況で二人っきりかぁー)


杏子「…………あー、まあなんだ」

杏子「あたしは恋愛経験なんてないし、上手く言えないけどさ……まあ、だからこそわかる気持ちもあるっちゃあるし」

杏子「とりあえずあてずっぽうなりに真剣に考えてみたんだが」

杏子「上条のヤツ女を知らないんじゃないのか?」

さやか「うーん……まあたしかにあいつに過去に彼女とか居たって話は聞かないけど」

さやか「これでもあたし、小さいころから一緒に居るからね」

杏子「あ、今の言い方は変だったな……まあ、そうだな。というよりさ」

杏子「ようするに上条は異性を好きになる『恋する感情』ってのがわからないんじゃないのかな……って思ってさ」

杏子「これまでバイオリン一筋だったんだろ、アイツ」

杏子「だからガキの頃からそこらへんの感情が全く成長してないんじゃねーのか?」

さやか「なるほど……」

杏子「さやかは幼馴染で近くに居た存在だから『そばにいて当然』みたいな……」

杏子「なんつーか、家族愛みたいな方が今の上条にとっては自然なんだよ」

杏子「よーするに思春期ですらまだ来てねーんだよ、だからあいつは『恋の告白』にもピンと来ないで曖昧な返事しか返さないんだよ」

杏子「あたしは今言った感じだと思うんだが……さやかはどう思う?」

さやか「杏子……ありがとうね、あたしのためにそんなに真剣に考えてくれて」

さやか「あたし感動しちゃったよ……」


 さやかがまた涙を浮かべながら抱きついてくる。

 そんなさやかを慰めつつマミの帰りを待つ。


杏子「おう、わかったからもう泣くな……」


杏子(しかし、普段大人ぶってるくせにこういうとこ頼りない年上だよな……)

杏子(……そういやマミはどこまで借りに行ってるんだ?)




902 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 22:36:22.05Aj6hH/Br0 (12/14)


さやか「……まー確かに杏子の言ったとおりかも…… でもそうだったとしたら……」

さやか「結局、マミさんの言ってた通り様子見しかないのかなぁ……」

杏子「まあ、一生そうってわけじゃないかもしれないし、もしかしたらアプローチ次第ではわかんないぜ?」

杏子「あんたの気持ちは伝えてあるんだ。もう適当な気持ちで他の奴と付き合ったりとかもしないだろ」

さやか「そうだね……じゃあ、もしこれから恭介が誰かと付き合うことがあるとすれば」

杏子「……あいつが本気なら仕方ないよな」

さやか「うん、それだったら諦めもつく……けど、やっぱりそれは嫌だな……」


 さやかと話していると、玄関の扉が開く音がした。

マミ「お待たせ」


杏子『もうっ、困ったからって押し付けるなよ!』

マミ『ご、ごめんごめん……でもちゃんと借りてきたから』


杏子「……で、何借りてきたんだ?」

マミ「これ」

 なにやらおどろおどろしいパッケージ。

 これは……

杏子「またホラーか……ハマったのか? 昨日もさんざん怖がってたくせに」

マミ「まあ、少しね……」

さやか「ああ、昨日の映画ならあたしも途中から少し見ましたよ」

杏子「さやかはこういうのいけるクチか?」

さやか「まあ見ないこともないよ。気分転換にはなるかもね」

さやか「早速見ましょう、マミさん!」

マミ「ええ」


 マミが映画をセットする。


杏子(どーなることかと思ったが、とりあえず映画を見てる間はそれに集中できるしな……)

杏子(今はみんなで映画でも見るか……)



903 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 23:00:13.93Aj6hH/Br0 (13/14)


 リビングのでかい液晶に映るホラーはなかなかの迫力だ。

 薄暗い画面、恐怖を煽る音、不気味な怪物の姿……

 三人で割と真剣にテレビに見入っていた。

さやか「ところで魔女ってこういうのも居たりするの?」

杏子「んー、いないこともないかもな……」

杏子「でもマミを見てみ?」

マミ「っ!」

 自分でこんなのを借りてきといてビクビクしてるマミ。

 その感覚がむしろ癖になったってことなんだろうか。

杏子「全然慣れてないから」

マミ「だって! だって、魔女は呪いなんて使わないもん!」

さやか「そ、そうですよねー……」


 ……最後まで見終わり、スタッフロールが流れる。


杏子「結局一番怖がってたのはマミだったな」

マミ「だって……しょうがないじゃない……」

さやか「興味があるなら小説版も読んでみたらどうです?」

マミ「小説版かぁ……そっちのほうが脅かしてくることはないわよね……」


 窓の外はいつのまにかすっかり暗くなっている。

 時計を見てみると、晩飯に丁度良い時間になっていた。


杏子「ん、そろそろ鍋の準備だな。まずは具材を切ってくれ」

杏子「準備が整うまでエイミーにご飯やったりしてるよ」

さやか「エイミーのご飯風景あたしも見たい!」

杏子「用意するからちょっと待っててな。それまで遊んでやっててくれ」

さやか「はーい」

エイミー「にゃ」


 さやかがエイミーの背中を撫でている。

 ……なんだかんだ気分転換には成功したみたいだし、よかったのか?



904 ◆xjSC8AOvWI2017/01/02(月) 23:10:22.61Aj6hH/Br0 (14/14)


 すき焼きの具材を用意して煮込み始める。

 あたしはまた料理の手伝いはしないものの色々と口を出していた。


さやか「いい匂いがしてきましたね!」

杏子「おお、うまそうだな!」

マミ「〆にはうどんも用意してるからね。たくさん食べてね」

さやか「はいっ!」



 食事中の話題
・自由安価

 下2レス


905以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 23:13:26.01gzcy8n+H0 (4/4)

さやかに今後どうするか聞いてみる
マミの許可は必要だけど、アタシはたまに遊びに来いよと言う


906以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/02(月) 23:16:53.50YRPaagZa0 (6/6)


追加でマミにテレパシーで学校で仁美の様子を見てくれとたのむ
仁美も感情が不安定かもしれないからな、今日のさやかみたいに相談事があれば聞くべきかな?


907 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 00:10:38.1216YYF2yy0 (1/22)


さやか「うまいっ! マミさんはいつも鍋とかやるんですか?」

マミ「一人だとあんまりやったことはなかったかなぁ」

杏子「さやかもたまに遊びに来いよ、またこうして鍋でも食えたら最高じゃないか」

杏子「まあ、マミの許可は必要だけどな」

マミ「私も賑やかなのは嬉しいし、大歓迎よ?」

さやか「はい!ありがとうございます!」


 そうして三人でわいわいと鍋を楽しむ。

 さやかは大分持ち直したようだ。

 しかし、考えてみれば失恋(?)したのは仁美のほうも同じか。


杏子『マミ、明日学校で仁美の様子も見てくれ』

杏子『仁美も感情が不安定かもしれないからな』

杏子『今日のさやかみたいに相談事があれば聞くべきかな?』

 ……と、しかし今日の事を思い出す。

 相談はあたしが乗ったほうがいいだろうか。

マミ『そ、そうね。見てくるわ』

マミ『志筑さんだって、落ち着いているようだけどショックはあるでしょうし』



908 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 00:25:03.2216YYF2yy0 (2/22)


 ……晩飯を終えていつかのようにさやかを送る。

 前に聞いた時にもう場所も覚えた。


杏子「また何かあったら相談乗るよ」

さやか「うん! 杏子もマミさんも、今日はありがとうね」

さやか「なんかわんわん泣いちゃったけど、もうなんとか立ち直れたから」

さやか「ケーキもすき焼きもごちそうさま。すっごい美味しかったです!」

マミ「ええ、喜んでもらえてよかったわ」


1自由安価
2さようなら

 下2レス


909 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 01:26:37.4816YYF2yy0 (3/22)

------------------
ここまで
次回は3日(火)18時くらいからレスが来次第


910以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 07:29:25.22VhcEq91V0 (1/9)

帰りながらマミと色々話す
仁美の事とかさっき話した推測とか

マミ、今日は色々とありがとな
料理とかもだが学校でのことはお前にまかせっきりだからな、すまないと思ってる
さやかは大分気が晴れた感じだが、仁美のほうがどうなってるか気になるな
また魔女の結界に引き込まれたりしなきゃいいんだが
とりあえず上条に一発喰らわせるのは仁美の様子を知ってからでいいか




911以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 08:18:09.81dyxp/wt4O (1/1)


あ、そうだ
さやかを泣かせたから上条は一発殴っておくわ
と別れ際にさやかに話す


912 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 18:16:46.0716YYF2yy0 (4/22)


マミ「美樹さん、またね」

さやか「はい!マミさんはまた明日学校で!」

さやか「杏子もまた今度!」

杏子「そういや、さやかは上条の出国の日ってどうするんだ?」

さやか「一応行くって言ってある」

さやか「まあ、あたしも最後に会っておきたいとは思うし……」

杏子「そうか。 ……じゃ、また今度な」


 さやかをマンションまで送り届けた帰り道、マミと色々と話しながら歩く。


杏子「マミ、今日は色々とありがとな」

杏子「料理とかもだが、学校でのことはあんたにまかせっきりだからな。すまないと思ってる」

マミ「そんなの気にしなくていいのよ」

マミ「私こそ、肝心なところは佐倉さんに頼り切りだし」

マミ「佐倉さんがしっかりしてるから、甘えちゃうところがあるのかもしれないわね」

杏子「それはいいんだよ、あたしのほうが師匠なんだから」

杏子「……しかし、さやかは大分気が晴れた感じだが、仁美のほうがどうなってるか気になるな」

杏子「また魔女の結界に引き込まれたりしなきゃいいんだが……」


 仁美はさやかよりは思い切りがよさそうなところはある。

 しかし、習い事の件を考えればあいつもため込みやすいタイプだ。

 ……とりあえず上条に一発喰らわせるのは仁美の様子を知ってからでいいか。



913 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 18:33:36.4516YYF2yy0 (5/22)



 マミの家に戻ると、風呂を沸かして寝る準備をはじめた。


マミ「休日も終わりかぁ……」

杏子「あたしもマミのおかげで最近は曜日を意識するようになった気がするな」


 今日は完全に休みモードだったが、明日からはまた訓練やパトロールをやらないといけない。

 ……とりあえず、明日に備えて今日はもうゆっくりと休もうか。


 寝る前に
1自由安価
2翌日へ

 下2レス


914以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 18:36:10.73j5pvoyBM0 (1/3)

1マミさんホラー映画を見たせいでまた怖い夢を見る、そして朝起きてビックリなんと漏らしてしまった


915以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 18:37:18.86J4s3QwKg0 (1/3)

安価↑


916 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 18:51:18.8116YYF2yy0 (6/22)



 あたしが風呂から上がると、先に入って出ていたマミはすでに寝ていた。


マミ「う~ん……」


杏子(……こりゃまたなんか魘されてるな)

杏子(ホラー映画なんか借りてくるから)


杏子「……ま、いいか。ほっといても覚めるだろ。 エイミー、寝るぞ」

エイミー「にゃ」



―27日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと7日



杏子 魔力[96/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]



917 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 19:03:40.7916YYF2yy0 (7/22)

―翌朝


 朝、マミの声で目が覚める。


マミ「佐倉さん、起きて。そろそろ朝ごはんができるからエイミーにご飯あげてきてちょうだい」

杏子「……ん、ああそうだな」

 朝から良い匂いがしている。

 料理の匂い……と、洗剤の匂い?

杏子「洗剤の匂いがする……朝から洗濯か? 今日はいつにも増して張り切ってるな」

マミ「えっ? ええ、そうね……」


 朝食が出来るまでの間にエイミーに飯をやり、

 それからマミと二人でテーブルを囲んで朝食を食う。


杏子「にしても、よく朝からシーツなんて洗おうと思うな」

マミ「目が覚めて丁度いいのよ? 月曜の朝から張り切ってかなくちゃ」

杏子「しかし、どうせならあたしのも一度に洗ったほうがよかったろ。起こしてくれりゃよかったのに」

マミ「そ、それはまあ気持ちよさそうに寝てたからね……」


 昨日はパトロールをしてないから、今日はしたほうがいいだろうな。

 放課後は訓練にするか、二人でパトロールするか、どうしようか。


 これからの予定/食事中の話題
1自由安価
2マミに決めてもらう

 下2レス


918以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:10:49.93j5pvoyBM0 (2/3)

1 今日は放課後は特訓しよう、マミと久々に模擬戦をしてみよう


919以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:12:12.69xnJ5aZbN0 (1/5)



あと一週間しかないしね


920以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:13:48.23VhcEq91V0 (2/9)

今日は久々に訓練でもするか
魔女狩りはあたしが夕方までやっておくよ

あとまどかにメール
さやかのとこにまたキュウベェが来て勧誘しやがった
お前のとこにも来てないか?あいつは不安を煽って契約を勧める悪魔のようなやつだ
絶対に契約するなよ?


921以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:20:32.98xnJ5aZbN0 (2/5)

>>920にしたいけど……最近焦りすぎたなぁ……
途中で行動安価でまどかにメールしたい


922 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 19:25:09.1216YYF2yy0 (8/22)


杏子「今日の放課後は特訓するぞ。久々に模擬戦だ」

杏子「パトロールはあたしに任せてくれ。どうせ暇な時間はたっぷりあるからな」

マミ「じゃあ、お願いするわね」


 朝食を終えてマミの家を出ると、マンション前でマミと別れる。

 ご飯をやるときに給餌器のセットもしてきた。これから平日は大活躍してくれるだろう。

 ……さて、これからどうしようか?

 パトロールを今からにするか、午後に回すか……


1自由安価
2教会に戻る
3魔女狩り
4メール(まどか・さやか・仁美)

 下2レス


923以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:28:00.21j5pvoyBM0 (3/3)

3


924以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 19:30:49.22VhcEq91V0 (3/9)

920してから3


925 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:13:56.9816YYF2yy0 (9/22)


 さやかのところにキュゥべえが現れたばっかりだ。
 まどかにも注意喚起しておきたい。

 そう思って携帯を操作し、メールの題名を打ちこむところで手を止める。


杏子(……なんか、こうして見てみると気が抜けた字面だな)

 消去。

杏子(長い内容は電話のほうがいいか。メールじゃ時間がかかりすぎる……)

 メールの画面を消して連絡帳を開く。

 電話の方がわずらわしい操作がないのは良い。まだこの時間ならHRもはじまってない頃だ。

 ……数コールに声が聞こえた。

まどか『おはよう。杏子ちゃん、どうしたの?』

杏子「ああ、おはよう。少し伝えたいことがあってな」

杏子「昨日さやかのとこにまたキュゥべえが来て勧誘しやがった」

まどか『え!?』

杏子「お前のとこにも来てないか?」

まどか『わたしのところには来てないけど…… さやかちゃん、契約してないよね?』

杏子「指輪とかなければ契約してないと思うが……一応聞いておくがしてないよな?」

まどか『……うん、してないと思う』

杏子「あいつは不安を煽って契約を勧める悪魔のようなやつだ。 絶対に契約するなよ?」

まどか『うん……ありがとうね』

まどか『あ、それじゃホームルームがはじまるから』

杏子「ああ、頑張れ」



926 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:18:07.6816YYF2yy0 (10/22)


 通話を終了する。

杏子(……今日もパトロール、始めるか)


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス


927以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:23:23.02xnJ5aZbN0 (3/5)

8


928 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:27:55.9316YYF2yy0 (11/22)

―鉄塔


 見滝原の工業地帯で、高い鉄塔が見えてきた。


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


929以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:28:36.63VhcEq91V0 (4/9)

ほい


930 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:34:02.1916YYF2yy0 (12/22)


杏子(まだ工業地帯を探そうか、駅の方に行こうか……)

杏子(どっちに行こうか)


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
・鉄塔[現在地]
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス


931以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:34:24.20VhcEq91V0 (5/9)

6


932 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:37:36.8516YYF2yy0 (13/22)

―歩道橋


 工業地帯を抜けて駅のほうに向かうことにしてみる。

 工業地帯と商業区を繋ぐ歩道橋……騒がしく車の通り続けるこの場所に魔力の気配はあるか。



下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


933以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:40:02.10h0AKNFQq0 (1/2)

うりゃ!


934以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:40:36.05HvNpLpVsO (1/2)




935以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:44:02.82J4s3QwKg0 (2/3)

使い魔か魔女が欲しい所だけど贅沢は言ってられないし


936 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 20:53:16.2216YYF2yy0 (14/22)


杏子(……使い魔の魔力)


―アイドルの魔女結界


 その源は歩道橋の隅にあった。

 近づいて結界を開くと使い魔が姿を現す。

 照明のついていないステージ、あれほどうるさかったスピーカーからも今は音が流れていない。

 ひっそりとした集会のようだ。


杏子「ひっそりとしてんだけなら無害にも見えるんだがなぁ……」

杏子「つーかあんな黒服いたっけか?」

杏子「またあんなのと戦うのは嫌だし、今のうちに狩らせてもらうわ」



杏子 魔力[96/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


敵:Dorota ×8
  Guardian×1

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


937以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 20:56:15.02h0AKNFQq0 (2/2)

5b


938 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 21:09:12.5016YYF2yy0 (15/22)


杏子「っし、やるか!」

 使い魔の群れに魔力を込めて突撃していく。

 まずは黒服を中心に衝撃で吹き飛ばす。

杏子「あとは残党を……っと」

杏子「こんなもんだな」


 ……応援する対象のいない、守る対象もいない集会なんてこんなもんだろう。

 次に向かうことにした。


杏子 魔力[81/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・歩道橋[現在地]
6土手
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス


939以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 21:10:55.29xnJ5aZbN0 (4/5)

3


940 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 21:15:51.5916YYF2yy0 (16/22)

―駅



杏子(さすがに昼も近いし、あちこちで良い匂いしてるなー)

杏子(今日の昼は何がいいかな)


下1レスコンマ判定
 0~20 使い魔
 21~40 魔女


941以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 21:16:46.24xnJ5aZbN0 (5/5)

魔女


942 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 21:41:54.8416YYF2yy0 (17/22)


 ……屋台に目移りしていたが、その前に一仕事やらなくちゃいけないようだ。

杏子(まあ、魔女ならいいか)

杏子(飯の前に一仕事済ませるか)


―料理の魔女結界



杏子「わぁ、うまそう」

 駅の隅にあった結界に入ると、次々に目に飛び込んでくる料理の数々。

 身の丈より大きい巨大なハムなんてもろにうまそうだ。が……

杏子(あ、さすがに食おうとは考えてねーけどな。それで死んだら間抜けにもほどがある)

杏子(しかしなんだこれ、新手の拷問か。こんな腹減ってる時に……)


 ……進んでいくと、キッチンのようなに出る。

 しかし、なにもかもがめちゃくちゃでかい。

 まるで小人にでもなったようだ。


杏子(あのコックみてーのが魔女か)


 使い魔もでかいが、魔女はそれより更にでかい。


杏子(こんだけデカかったらどっかに弱点部位でもないもんかね?)

杏子(……まあいいや。そんなあるかわからないもん探すよか、とりあえずこっちも大威力の攻撃で応戦すれば確実だろうな)



杏子 魔力[81/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[67/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


敵:Tex <- 攻撃対象デフォルト
  見習い×3

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


943以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 21:44:51.60VhcEq91V0 (6/9)

8b


944以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 21:44:54.99J4s3QwKg0 (3/3)

5d


945 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 22:00:22.3416YYF2yy0 (18/22)



 こういうデカイのが動きが鈍いのはお決まりのようなものだ。

 うまいこと立ち回れば使い魔は相手をせずにいけるだろう。


杏子「おらっ、こっちだでくの坊!」


 後ろに回り込むと、魔女が振りむく前に足元から槍を出現させる。

 ――ずしんと大きい音を響かせて魔女がバランスを崩した。

 ソウルジェムを浄化して近づく。


杏子「さて、どうやって料理してやろうかねぇ」



杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[23/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


敵:Tex(転倒) <- 攻撃対象デフォルト
  見習い×3

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)、もしくはbからはトドメかなんかとしても
 b中威力(魔力-10)
 c大威力(魔力-25)
 d必殺(魔力-45)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。突くb~dとも組み合わせられる。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
 b大威力(魔力-15)
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
 b中威力(魔力-15)
 c大威力(魔力-30)
 d必殺(魔力-50)
6鉄砕鞭(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける
7鎖拘束(魔力-5/魔力-20) :多節棍の鎖を伸ばして縛り付けて拘束、可能であればそのまま潰す
8断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
 b断罪の礫柱(魔力-25) :地面から巨体をぶち破る大きな槍を突き出す。動く相手に当てるのはやや難しいが、手が空いてるので隙はできない。
9最後の審判(魔力-50):でっかい槍に乗って突撃
10縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
11幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
12ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


946以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 22:01:55.72VhcEq91V0 (7/9)

4b


947 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 22:18:23.4216YYF2yy0 (19/22)


杏子「おっと、もう起き上がらせないぜ?」

 起き上がろうとする魔女に魔力を込めて槍を投げつける。

 体勢を崩したまま壁にぶち当たった魔女に向け、跳びあがってトドメを刺しに入る。

杏子「トドメは……」



杏子 魔力[85/100] 状態:正常
GS:17個
・銀[0/100]・薔薇園[100/100]
・鳥かご[100/100]・針[100/100]
・芸術家[100/100]・お菓子[100/100]
・忘却[125/125]・銀[100/100]
・玩具[100/100]・落書き[100/100]
・星[100/100]・暗闇[100/100]
・犬[85/100]・人形師[100/100]
・虫[100/100]・笛吹[23/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


 トドメ【突く】
1魔力-0(撃破率:65)
2魔力-10(撃破率:80)
3魔力-20(撃破率:確定)

 下1レス+コンマ判定


948以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 22:31:52.35VhcEq91V0 (8/9)

2


949 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 22:51:19.8316YYF2yy0 (20/22)


 着地してグリーフシードを掴む。

 魔女を倒すと料理の良い匂いも消え、誰もいない駅の隅っこに景色が戻った。


杏子(腹減ったな。飯食いに行くか)

杏子(と、その前に……)


杏子「……キュゥべえ。お前には色々と用があるんだ」

QB「グリーフシードの回収かい?」

杏子「…………」

 変身を解かないうちにキュゥべえを呼ぶ。

 手持ちの使用済みを床に放ると、耳から伸びる触手で掴んで器用に回収する。

 グリーフシードの回収もそうだが……


杏子 魔力[98/100] 状態:正常
GS:17個
・薔薇園[100/100] ・鳥かご[100/100]
・針[100/100]・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100]・忘却[125/125]
・銀[100/100]・玩具[100/100]
・落書き[100/100]・星[100/100]
・暗闇[100/100]・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]
・料理[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


QB「……――キュブッッ!」


 回収が済んだのを確認した瞬間、さやかがやったのと同じように掴みあげてぶん殴った。


QB「最近よく殴られるなぁ。しかし変身状態で身体能力の高い君に殴られるのはシャレにならない……」

杏子「感謝しろよ、これでも半殺しくらいに留めておいてやってんだぜ?」

 槍を突きつける。

杏子「てめえ、よくもさやかに碌でもないこと吹き込もうとしてくれやがったな」

杏子「これ以上さやかに付きまとうようなら本気でこの世から抹殺するぞ」

杏子「さやかがどんな思いでいるか知っててあんなこと言いやがって……!」


 今までなんだかんだで脅し程度で済ませてやってたものの、今回ばかりは本気だ。

 一度は追い払ったものの、こんなのに付きまとわれて甘い誘惑を続けられたらどうなるかわからない。



950 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 23:02:09.6416YYF2yy0 (21/22)


杏子「さやかの命だってかかってるんだ」

杏子「それに、さやかだけじゃねえ。まどかもほむらも、名も知らない候補者だって大勢だ」

杏子「大事な奴を守るためなら、お前を殺すってのもしょうがねえことだよな……!」

QB「……やれやれ、本気のようだね。でも、僕をこの世から抹殺なんてできないよ」

杏子「あ!?」

QB「そんなに言うなら試してみればいい。さっきので大分傷ついてしまった。この僕はもう捨てることにしても構わない」

 キュゥべえがそう言うと、どこからかその隣りに全く同じ姿が現れた。

杏子「……は? てめえ……いや、てめえら、一匹じゃなかったのかよ」

杏子「……チッ」

 槍を引っ込める。

 これじゃ脅したところで意味がない。変身を解いた。

杏子「とにかく、さやかにはもう一切かかわるな……!」

QB「約束はできないね」

杏子「失せろ!」

QB「嫌われたものだね」


 全く動じてもいない様子で同じ姿の二匹が去っていく。


杏子(……それじゃあ結局、勧誘を確実に止める方法はないってことかよ)

杏子(だから懲りずにこんなことを続けてられるってわけか)



951 ◆xjSC8AOvWI2017/01/03(火) 23:28:42.5816YYF2yy0 (22/22)

―駅 デパート


 思えば外食も久しぶりだが、この辺りは選択肢が多すぎて迷う。

 結局デパートのフードコートで昼食を済ませることにした。


杏子(それにここなら暇をつぶすにも困ることはないな)

杏子(夕方までこの辺りで過ごすか、別のとこに他の事でもしにいくか……)


 【昼】

 昼~夕方
1自由安価
2デパートを回る
3ゲーセンで遊ぶ
4教会に戻る

 下2レス


952以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:48:48.75VhcEq91V0 (9/9)

買い食いしながら以前ミチルらしき人物を見かけた辺りに行ってみる


953以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/03(火) 23:58:08.05HvNpLpVsO (2/2)


ついでに以前話したさやかに募金してくれた奴も探してみる
いたら名前を聞いてみるか


954 ◆xjSC8AOvWI2017/01/04(水) 00:30:30.94JiUBDbhi0 (1/2)



杏子「んーっ、食い足りねえ。繁華街のほう行ってみるか……」


 デパートを出て繁華街の方へと足を延ばす。

 ……途中で色々と買い食いしていると両手がふさがってしまった。

 そろそろ落ちついて食える場所がほしい。

杏子(そういやマミと来たときもこのあたりに座って食ってたな……)

 ……そこで見た姿を思い出す。

 結局あれは……

杏子(気にはなるが今のところ関わらないって決めたしな)

杏子(ま、平日のこの時間じゃ見ることもないだろう……多分)

杏子(まあ、相手があたしみたいな奴だったらわからないけどな……)


 昼過ぎの人通りの少ない繁華街。

 結局誰に会うこともなく一人で買い食いを楽しんでいた。




955 ◆xjSC8AOvWI2017/01/04(水) 00:41:26.24JiUBDbhi0 (2/2)

------------------
ここまで
次回は6日(金)20時くらいからの予定です


956 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 19:59:03.097N2/VEH80 (1/12)


杏子(けど、そろそろここに居るのも飽きてきたな)


 ……暫く繁華街をぶらついて、ふと立ち止まった。

 見覚えのある制服の二人組が近づき、通り過ぎて行った。

 ……『見覚えがある』というのは制服だけだ。別に知ってる奴じゃない。

 二人組というから一瞬さやかたちかと期待したというのはあるが。


杏子(……そうか、そろそろ学校が終わった時間か)

杏子(けど帰って支度する時間があるから、マミとの約束までにはまだ少し時間があるな)

杏子(……あれ、おかしいな)

杏子(一人ってこんなにつまんなかったっけ……?)


 人通りのなかった昼過ぎから、少しずつ人通りが増えてきていた。友達同士、恋人同士みたいなやつらが目につく。

 最近誰かと一緒に居ることに慣れすぎた。

 前は食い物と遊びさえあれば一人でも全然困ることはなかったのに。


杏子(何して時間つぶすかな……)


 結局何もしないのが一番つまらないとまた歩き始める。

 すると、繁華街の一角、いつもの風景の中にとんでもないものを見た。



957 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 20:24:18.067N2/VEH80 (2/12)


杏子(期間限定、抹茶チョコレートラーメンだと……!?)

杏子(うまいのかそれは。もし話題欲しさにわざわざマズイもん作ってたらぶん殴ってやる)


 半ば殴り込みに行く気持ちで店に入ると、店内は飯時から外れてまだすいていた。

 渋い店主の姿がよく見えるカウンターの真ん中に座ろうとしてやめる。

 ……隅っこのほうに見覚えのある姿があったからだった。

 今度は本当に見覚えのある人、という意味だ。


杏子(つーかその問題作食ってんのかよ)

杏子(大分危険物だぞアレ。よく手を出したな)


 覗いてみただけでも緑と茶色の混ざったくすんだスープ。

 ……まるで苔むした沼かなにかみたいでカオスだ。


杏子「……あんたも一人か」

杏子「前にも会ったな。よく学校の帰りにこういうところ寄ってんの?」

「……まあ、うん」

杏子「あたしもよく買い食いとかするんだけどさ。……そういやあんた、名前は?」

「……なんでそんなこと聞くの?」

杏子「……いや、そうだな。勝手にぐいぐいこられてもうざいな」

杏子「何たったこんだけの関わりで知り合いって面してんだって」


 ……あたしだって少しは反省してるんだ。

 勝手にぐいぐい関わって、調べまわって、怯えさせて……



杏子(あ、ちょっと気ィ滅入ってきた)



958 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 20:27:42.247N2/VEH80 (3/12)


「……」

杏子「どうよそれ、うまいか?」

「…………思ったより甘くなかった」

杏子「てことは苦いか? 苦いのは嫌だな」

「いや、そこまでは…………私も苦いものは苦手だけど、大丈夫」

「スイーツを求めて来たら裏切られると思う……けど、普通においしいと思うよ」

「とんこつのスープにスパイスやガーリックがきいていて、抹茶もチョコレートもラーメンに調和してる」

「良い意味で裏切られたって感じかな」

 寡黙な奴だと思っていたが、感想を求めると饒舌にしゃべりだしたので少し驚いた。

 口にしないだけで色々と考えているってことか。

杏子「マジかよ、まずかったら店長呼び出してぶん殴ってやろうかと思ってたんだけどな」

「…………私も……――」

杏子「えっ、あんたもか。案外過激だな」

「――…………レビューで酷評しようかとは思ってた」

「殴るのはさすがに無理だけど」

杏子「あー……その手もあったか。 ネットって便利だな」

杏子「んじゃ、あたしもそれと同じの食ってみるかね」


 …………チョコレートを絡ませて麺を啜り、スープを飲む。

 話の通り、スイーツではなかった。意外にも本格的なラーメンだ。

 隣りの奴はあれからまたいつもの無口に戻っていた。


杏子「にしても、おやつにラーメンとはあんたも大食いだな」

杏子「あたしが言えたことじゃないけどさ」

「気になったから来たけど、意外に重いね……太るかな」

「夕飯軽くしてもらわないと……」

 独り言のように小さくつぶやいている。

 ……そういうのは一応気にしてるらしい。



959 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 20:50:05.197N2/VEH80 (4/12)

―土手


 おやつを終えて、ちょうどいいくらいの時間になった。

 土手でマミと合流する。


杏子「準備はいいな?今日も特訓を始めるぞ」

マミ「はい!」

杏子「模擬戦の前に軽く準備運動でもするか。日にちも空いてるしな」


 ……軽く前にやった格闘の動きを確認してから模擬戦の準備に入る。

 そして、マミと向かい合う。


杏子「準備はいいか」

マミ「ええ、いつでも!」

杏子「先攻はそっちだ、どこからでもかかってきな」


 楽に構えているように見えて、気は抜いていない。

 マミが動いたらスタートということだ。――どう動いてくるかを待つ。



960 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 20:53:59.937N2/VEH80 (5/12)


 間合いは中距離……あたしの槍だと踏み込まないと届かない。

 リーチの差では自在に伸ばせるマミのリボンは有利かもしれない。

 しかし――

マミ「っ!」

 伸びてくるリボンを避けて近づく。

 速さはこちらのほうがある。


杏子 魔力[98/100] 状態:正常
GS:17個
・薔薇園[100/100] ・鳥かご[100/100]
・針[100/100]・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100]・忘却[125/125]
・銀[100/100]・玩具[100/100]
・落書き[100/100]・星[100/100]
・暗闇[100/100]・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]
・料理[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



相手:マミ

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。
4飛槍 :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
6鉄砕鞭/鎖拘束(魔力-5) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける/多節棍で縛り付けて拘束
7断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
8縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
9幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
10ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


961以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 20:55:37.43uRcG4Zck0 (1/2)

様子見で2


962以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 20:56:47.12B8VQzjvI0 (1/2)

6


963 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 21:24:31.707N2/VEH80 (6/12)


 空を貫いたリボンの先を咄嗟に木に絡め、マミが距離をとる。

 が、あたしの槍だって、マミのリボンほどとはいわないが結構自在に操れる。

 ――伸びた槍がリボンを破る。

 その隙をついて多節棍で拘束してフィニッシュだ。


杏子「……おいおいどうした、こんなに早く決着がつくとかあっけなさすぎるぜ?」

 ……強く締め付けると、ぐにゅりと奇妙な感触をさせて“マミの形をしたリボン”がほどける。

 そのまま鎖を操り、背後伸びてくるリボンを断ち切る。

マミ「……気づいてたの」

杏子「飛び退いて距離を取ったように見せて目を引きつつ背後に回る……ついでに偽物に近づいてきたところを拘束、か?」

杏子「なかなかいい案だがあたしの目を欺くにはまだまだだな。つーか普通に近くで見るとちょいと厳しかったぞ、アレ」

マミ「さすがに人間となると複雑すぎて難しいわねえ……佐倉さんの魔法から考えてみたのだけど」

杏子「ま、そのくらいしてくれなきゃ困る。まだ様子見のつもりだったんだからな」


 ……仕切り直しだ。

 身代わりの術についてはまた後で一緒に考えてやるか。


杏子 魔力[88/100] 状態:正常
GS:17個
・薔薇園[100/100] ・鳥かご[100/100]
・針[100/100]・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100]・忘却[125/125]
・銀[100/100]・玩具[100/100]
・落書き[100/100]・星[100/100]
・暗闇[100/100]・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]
・料理[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]



相手:マミ

1突く:近接武器戦闘(魔力-0)多節棍から戻す。
2伸縮変形(魔力-5) 柄を更に伸ばし、中~遠距離の敵を突く。
3背中を襲う槍(魔力-15) 幻惑魔法により背後を取って攻撃。
4飛槍(魔力-0) :槍を投げつける。装備は余裕が出来たときに自動で生成し直します。
5打突(魔力-5) :槍を構えて魔力により加速し突撃する
6鉄砕鞭/鎖拘束(魔力-0) :槍を多節棍に変形させて広範囲に打ち付ける/多節棍で縛り付けて拘束
7断罪の礫柱(魔力-10) :地面からでっかい槍を突き出す。手が空いてるので攻撃中にも続けて連撃可能。
8縛鎖結界(魔力-15) :防護壁を作り出す。派生追加攻撃有り
9幻惑魔法(魔力-15/1ターン) :幻惑で攪乱して回避率を大幅に上げる。他のコマンドと組み合わせられる。
10ロッソファンタズマ(魔力-2*分身の数) :20体までの分身を作り出す幻惑魔法の必殺技。現在の上限は2*20の40消費。

 下1レス


964以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 21:26:23.43B8VQzjvI0 (2/2)

10×2


965 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 21:54:08.147N2/VEH80 (7/12)


杏子「だったら、あたしも分身を見せてあげるよ」

杏子「後で一緒に考えてやるから、どうせならもっとしっかり技術を盗みな」

 二つの分身を作る。

 三人でマミを取り囲むようにしてやると、マミは思った通りに範囲攻撃系の技を使ってきた。

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア……!」

杏子(やっぱりそうきたか)

 範囲攻撃系の技……それも訓練中の今、この状況でこの技を使うことは予測していた。

 予測が出来れば攻略の難しい技ではない。

 マミの動きなら熟知している。

マミ「ティロ・アルカーレ・ヴァスタアリア……―― !」

杏子「少し出すのが遅かったな」


 マミが繰り出そうとしたのは弓だ。

 しかし、今度はあたしのほうもリーチは十分ある。その間に鎖で絡めとった。



966 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 22:14:06.587N2/VEH80 (8/12)


杏子「使える武器が増えたのはいいとして、持ち替えの隙はなんとかしないといけないな」

杏子「あと囲まれたからって範囲攻撃にばっかりこだわりすぎないほうがいい」

マミ「やっぱり佐倉さんの分身を破るのは難しいわよ」

杏子「たった二人だけなんだ、なんとか制してみせろ」


 ……模擬戦後、少し休憩をとってからマミの分身の技を見てやることにした。

 まずはリボンでもう一度自分を作らせることにする。

マミ「…………うーん」

杏子「なんだろうな……この安っぽさは」

杏子「どこかで見たことあるんだ…… そうだ」

杏子「繁華街のリサイクルショップに置いてある、ぜってーパチモンだろうなっていうフィギュア……」

マミ「……わかるようなわからないような」

マミ「操り人形のように戦わせたりとかできないかしらね?こう、細いワイヤーとかで」

杏子「やってみろ」


 ……手足が動き、踊りはじめるどこかパチモン臭いマミ。

 見た目は大分怪しい。

マミ「もう少し練習しないと無理かしらね」

杏子「そうだな」


 日が暮れるまで新技の練習をしてから家に帰る。

 まともに使えるまでにはもう少しかかりそうだ。



967 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 22:28:27.707N2/VEH80 (9/12)


杏子 魔力[84/100] 状態:正常
GS:17個
・薔薇園[100/100] ・鳥かご[100/100]
・針[100/100]・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100]・忘却[125/125]
・銀[100/100]・玩具[100/100]
・落書き[100/100]・星[100/100]
・暗闇[100/100]・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]
・料理[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


エイミー「にゃあ」

 マミの家に戻ると、エイミーが玄関まで出迎えてくる。

杏子「ああ、ただいま」

マミ「ただいま、エイミー」

 朝セットした給餌器の様子も見てみる。

 しっかり働いてくれているようだ。

マミ「おなかすいたでしょう、すぐに夕飯作るわね」

杏子「おう」


 マミがキッチンに入る。

 ……夕飯が出来るまでの間、どうしてようか?


1自由安価
2メールか電話(まどか・さやか・仁美)
3エイミーと遊ぶ

 下2レス


968以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 22:31:26.94kV7A3eQW0 (1/2)

マミに今日仁美と会えたかどうか、会ってたのならどんな様子だったのか聞く
そのあとマミの了解を取ってからまたお茶会をしないかとメールで誘う
あとまどかに今度遊びに行っていいかとメール


969以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 22:35:45.40xc8XUkOrO (1/2)





970以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 22:36:27.98xc8XUkOrO (2/2)

重複すまぬ


971 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 22:48:02.537N2/VEH80 (10/12)


 エイミーに構いながらキッチンのほうに向けて話す。


杏子「そうそう、今日は仁美と会えたか?」

マミ「ええ」

杏子「どうだった?」

マミ「表面上は変わらない様子だったわ……」

マミ「……振られるのは覚悟していた、って」

マミ「でもあんな返事だったのはやっぱり納得がいかないって言ってたわ」

杏子「そっか……そうだよな。きっぱり振られた方がよっぽどあきらめがつくってもんだ」

杏子「やっぱ殴っとくか?」

マミ「……上条君の事?」

杏子「悪気はないんだろうが、だからこそだよ」

杏子「あいつだってそのくらいの痛みは知るべきだ」

マミ「……私は止めはしないわ」

杏子「今度またここでお茶会してもいいか?」

マミ「ええ、もちろん」

杏子「じゃ、仁美にメールしておくよ」


 携帯電話を取り出し、仁美にメールを送る。

 それから、まどかにも今度遊びに行きたいとメールしておいた。



972 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 23:13:08.227N2/VEH80 (11/12)


 ――二人でテーブルを囲んで夕食を食い始める。


マミ「そうそう、クラスメイトから軽音部のことを聞いたんだけど、もう大分練習は大詰めみたいね」

杏子「いつだっけ? ライブ」

マミ「今週の金曜」

杏子「あと数日か」

マミ「暁美さんが歌う曲も一曲あるそうよ」

杏子「ベースボーカルって難しいんじゃないのか? ただでさえベースだけでもわたわたしてそうなのに」

マミ「そうそう、やらせてみたら、どうしても音程が飛んでしまうんですって」

マミ「そこで考え付いたのが、ラップ担当……発想の転換ね。音程が取れないのを逆手に取ったの」

マミ「部活内では、ほむラップと呼ばれて評判らしいわ」

杏子「意外性は十分だな。どんなもんか見てみたいわ」


 昼休み……と言ってたっけか。

 ……受け入れられたとはいえないが、拒まれてはいないってところだが。


杏子(まあ、外からでも見えるしな)


 食事中の話題/明日の予定/その他
1自由安価
2翌日

 下2レス


973以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 23:21:37.89uRcG4Zck0 (2/2)

そういえばマミって部活に入ったこととがあるのか?
もし入るとしたら料理部だな。客観的に言ってもそこら辺の店の料理よりもうまいし


974以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/06(金) 23:22:43.56kV7A3eQW0 (2/2)

今日の訓練について更に効率的に行えるように意見交換をする
話し終わった後寝る前にちょっと散歩してくる



975 ◆xjSC8AOvWI2017/01/06(金) 23:49:19.277N2/VEH80 (12/12)


杏子「そうそう、それと新技のことだが、マミの分身はあたしの幻惑魔法とは違う」

杏子「分身と入れ替わるときだって、手品師並に演出に気をつけなきゃいけないよな」

杏子「……まあ、マミは器用だからその辺はうまいこと出来るようになるんだろうけどな」

マミ「そうほめられると嬉しいわね」

杏子「マミは訓練についてなんか意見はあるか?」

マミ「そうねえ……」


 ……前は訓練の跡、お茶会しながらこうして話すことが多かったか。

 あの時はまさかここで一緒に暮らす時がくるとは思っていなかったが。

 それから暫く訓練についての意見交換をしていた。


杏子「……ふう、食った食った。少し夜風に当たってくるわ」

マミ「お風呂沸かしておくわね」


 外に出る。

 ……このあたりは割と静かだ。

 夜の暗闇の中、少し暖かくなってきた風の温度を感じながら少しだけ散歩してみる。

 川の前で立ち止まった。


杏子(この川、上流のほうは工業地帯があるからな……なんか変なもんでも流れてそうな気がするが)

杏子(川の音ってのはいい。落ち着く)

杏子(……戻るか。マミに合わせて明日も早く起きなきゃいけないからな)



976 ◆xjSC8AOvWI2017/01/07(土) 00:02:27.05Vhz2vSjh0 (1/14)


 マミの家に戻って風呂に入り、寝る準備をして部屋に向かう。

 布団に入る前に、机に置かれたメモ紙が目に入った。

 メモ紙には『vicario alter ego』と書かれている。

杏子「ヴィ……カリ、オ……? なんだこりゃ」

マミ「寝ましょうか。電気消すわよ」

マミ「あら、それは……」

杏子「なんだこれは?」

マミ「なにって、新しい必殺技の名前よ。分身の技!」

杏子「そ、そうか」

 あたしには謎の呪文だとしか思えなかったが、本当に謎の呪文だったらしい。

杏子「寝るぞ」

 それがわかると、メモ紙を机の上に戻して布団に入った。

 ……電気を消し、マミもベッドに入る。


 会話/明日の予定/その他
1自由安価
2翌日

 下2レス


977以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 00:06:36.38OuN8dA890 (1/2)

どうせ眠る前だ。あんまり意味がない話でもするか
「なあ、夕食のときに部活の話をしたよな?もしもマミが魔法少女になっていなかったらどんな部活入ってたんだろうな。
アタシは料理部だと思うんだ。結構本格的な料理作って同じ部活の奴を驚かせたりしてよー」などと話す

安価↓


978以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2017/01/07(土) 00:15:32.55XOGsldHo0 (1/3)


追加でエイミーも呼んで一緒に寝る


979 ◆xjSC8AOvWI2017/01/07(土) 00:35:15.30Vhz2vSjh0 (2/14)


 トイレに行くついでにエイミーも呼んでくる。また一緒に寝ることにしよう。

 ……どうせ眠る前だ。あんまり意味がない話でもするか。


杏子「……なあ、夕食のときに部活の話をしたよな?」

マミ「軽音部のこと?」

杏子「ああ。マミって部活に入ったこととがあるのか?」

杏子「あたしはそんな暇もなく契約しちまったが、マミは一年の時はまだ普通の中学生だっただろ」

マミ「そうね……勧誘はいろいろ受けたし見にも行ったけど、結局入らなかったわ」

マミ「今考えたら、なにか入っておいてもよかったかもね」

マミ「今からじゃもう三年だし、魔法少女の活動もあるから無理だけど……」

杏子「マミにはどんな部活が合うかね」

杏子「あたしは料理部だと思うんだ。結構本格的な料理作って同じ部活の奴を驚かせたりしてよー」

マミ「料理部かぁ……楽しいかもしれないわね」

マミ「ちなみに私は、もし佐倉さんが魔法少女になってなかったら運動系の部活に入ってたと思うわ」

マミ「テニスやバスケなんてどうかしら。佐倉さんは機敏だし活躍しそうだわ」

杏子「まあそうだなー……契約する前も体力はそこそこ自信あったからな」

杏子「でも案外あたしも料理目当てで料理部に入るってこともあったかもしれないぜ」

マミ「それはそれで想像ができるわね。佐倉さんと一緒の部活なんて楽しそうだわ」

杏子「学校違うけどな」


 ……ああ、本当に意味のない話だ。

 実現するはずのない“もしも”の話。

 でも、そんなことを考えるのも楽しいとやっと思えるようになってきていた。



―28日目終了―

   ワルプルギスの夜まで・・・・・・あと6日


★浄化しました


杏子 魔力[100/100] 状態:正常
GS:17個
・薔薇園[84/100] ・鳥かご[100/100]
・針[100/100]・芸術家[100/100]
・お菓子[100/100]・忘却[125/125]
・銀[100/100]・玩具[100/100]
・落書き[100/100]・星[100/100]
・暗闇[100/100]・犬[85/100]
・人形師[100/100]・虫[100/100]
・影[100/100]・アイドル[60/100]
・料理[100/100]

◆ステータス

[魔力コントロールLv5] [格闘Lv25]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv16] [射撃Lv3]



980 ◆xjSC8AOvWI2017/01/07(土) 00:36:38.73Vhz2vSjh0 (3/14)

----------------------------
ここまで
次回は7日(土)18時くらいからの予定です