1◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:13:08oIyvaXCE (1/23)

女性シンガー「メタ担当の女性シンガー(劇場版参照)です。まずは注意事項から」


※注意事項※
【ジャンル】ラブライブ��IS 安価進行のクロスSS

・安価とコンマで時折進行しつつ「インフィニット・ストラトス」の世界で奮闘するμ'sたちを見守るSSです。
・μ'sのキャラ像はアニメや漫画、スクフェスが混ざったりします(一人称とか性格とか)。原作とまったく同じではありませんのでご了承ください。あくまでIS世界のμ'sなのです。多分。
・IS原作キャラと絡むかは安価次第です。がっつり絡むこともあれば影も形もなくなることがあります。


女性シンガー「以上を踏まえてそれでも大丈夫だとおっしゃってくれる方でしたら、どうぞ長らくお楽しみくださいませ」

女性シンガー「当SSは諸事情によりSS速報VIPから板移転をいたしました。初見の方には大変お手数ですが、前回スレから進行状況を確認していただければ幸いです」

女性シンガー「新スレとなりますが、進行途中による移動のため便箋上はまだ1スレ目として扱わせていただきます。どうぞよろしくお願いします」

【前回スレ】
穂乃果「音ノ木坂IS学院!」 ※諸事情による途中から移動
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467965441/
【安価・コンマ】穂乃果「音ノ木坂IS学院! 第1.5回目!」【ラブライブ��IS】 ※同上
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468152414/


2◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:14:57oIyvaXCE (2/23)

��今までの作成ステータスまとめ��


3◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:15:37oIyvaXCE (3/23)

《高坂穂乃果》
【IS適性】A+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】優等生
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・直感で機械の不調や弱点を見抜ける
・おはぎの大食いで優勝できる程度のスタミナ
・瞬時加速及び二重加速ができる


4◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:16:09oIyvaXCE (4/23)

《園田海未》
【IS適性】Sランク
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】整備科
【専用機】あり
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・運動神経が優れている
・集中力はそれなり
・近接戦はヴァルキリーに匹敵する


《園田海未専用機:蒼穹》
【世代】第四世代
【機体タイプ】近接特化
【使用武器】
●大型実体武装『暁』
薙刀型の大型近接武器。リーチが長い。
●格納変形武装『三日月』
エネルギーを弓矢とする弓形武装。牽制用。
【特殊機能】
第四世代展開装甲による高速移動形態。
【暫定設定】
おそらく篠ノ之束博士に送られた代物。
紅椿の親戚であり、紅椿の展開装甲に似た部分が確認できる。
機動力と継戦能力に長けた機体デザイン。


5◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:16:44oIyvaXCE (5/23)

《南ことり》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】苦手
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】多数
(主にラウラ・ボーデヴィッヒ、シャルロット・デュノア)
【アピールポイント】
・家事ならおまかせ!
・ミナリンスキー情報網
・知られざる秘密


6◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:18:04oIyvaXCE (6/23)

《西木野真姫》
【IS適性】Aランク
【IS知識レベル】代表候補生
【IS操縦レベル】天才
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】更識簪
【アピールポイント】
・父から教えてもらった医術
・絶対音感、音に敏感
・代表候補生(更識簪)秒殺


7◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:19:03oIyvaXCE (7/23)



《西木野真姫専用機:打鉄朱式》
【世代】第三世代
【機体タイプ】射撃特化
【使用武器】
●固定大型エネルギーキャノン砲『轟雷』
腰だめで撃つ大型キャノン砲。
●小型近接兵装『朧夢』
超振動小刀。牽制用。
●マルチロックオンミサイル『旋風』
3��4門のマルチロックオンシステム搭載ミサイルポッド。
【特殊機能】
大型スラスターによる直線機動限定の超高速移動
【唯一仕様能力】
《神雷召喚》
キャノン砲『轟雷』を大幅に強化した形態『神雷』へと変形させる。
連射性に特化し、砲弾も拡散爆発型になるため面制圧が可能。
【暫定設定】
更識簪が持つ『打鉄弐式』のテストモデル。
機動性と制圧力に特化した機体。武装は『打鉄弐式』とほぼ同じ武装でありかつ旧モデルである。
セカンドシフトと莫大な蓄積データのバックアップによって『打鉄弐式』と全体スペックを比べて一部の面では凌駕する性能となっている。


8◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:19:51oIyvaXCE (8/23)

《小泉花陽》
【IS適性】Aランク+
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】開発科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・世界レベルのお米LOVE
・OSとかシステム周りの開発が得意
・ISオタク


9◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:20:29oIyvaXCE (9/23)

《星空凛》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】オールマイティ
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
(親の紹介もあり便箋上は開発科志望、他の授業も受けている)
【アピールポイント】
・運動神経抜群
・家がISコアを持っていた開発者
・能力が封印されている


10◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:21:45oIyvaXCE (10/23)

《矢澤にこ》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】優等生
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
【アピールポイント】
・ISアイドルの先駆者
・世話好き
・まとめブログ管理者


《矢澤にこ専用機:にこにースペシャル》
【世代】第四世代
【機体タイプ】近接特化
【使用武器】
●大型実体破壊兵装『明星』
大型のジャイアントナックル。形態変化による副機能も搭載。
●超伸縮多節棍『千空』
量子変換技術の応用によって無限に伸縮できる多節棍。
【特殊機能】
正式名称『黒蓮』。アイドル衣装を参考に派手なカラーリングが施されている。開発者と搭乗者の趣味である。


11◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:24:31oIyvaXCE (11/23)

以上がステータス決定キャラとなります。
それでは前スレ>>21の安価処理から再開していきます。
よろしくお願いします。


12以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/10(日) 23:30:03ehQXGIZ. (1/1)

乙です


13以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/10(日) 23:30:151.JQ4dM6 (1/3)

色々お疲れ様
ガンバロ!


14◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:30:38oIyvaXCE (12/23)

安価まとめ

【東條希の特技等】
> 各世界のオカルトに精通し、占いの成功率は種類問わず9割以上(タロットはとくに成功率が高い)
> ここぞというときの直感に優れる
> ラピッド・スイッチを習得している

安価を整理してくださった皆様大変ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。


15◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:39:12oIyvaXCE (13/23)

《東條希》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】シャルロット・デュノア
【アピールポイント】
・オカルトに精通、占い成功率9割超(特にタロットが得意)
・ここぞというときの直感に優れる
・ラピッド・スイッチを取得している


希「海外を転々としてたせいか、世界の七不思議とか不思議なことに興味を持つようになって、それなりに知識があるんよ? 特に占いならおまかせ!」

女性シンガー「ある意味イメージ通り、と言えばいいのかなぁ?」

希「後、シャルとよく模擬戦とか練習をやるおかげで、シャルに教えてもらってラピッド・スイッチもできるようになったりして。これでISの操縦がもっとうまかったら実践成績もよくなるんだけどなぁ」

シャル「できるだけですごいと思うけどなぁ。まだ第三世代機に慣れてないだけだろうし、もっと練習すればきっと成果が出るよ!」

女性シンガー「お互いいい友達を持てたようで何よりね! それじゃあついにトリを飾ることになるのは――」

絵里「それぞれに個性がよく出てるわよね。……私、ISだとどうなのかしら。一応、学院の生徒会長なのはもう決まっていることだけど」


※ ここからは絢瀬絵里のステータスを決定します ※


16◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:40:14oIyvaXCE (14/23)

《絢瀬絵里》
【IS適性】
●コンマ下一桁安価
1~2:Cランク
3~4:Bランク
5~6:Bランク+
7~8:Aランク
9:Aランク+
0:Sランク
ゾロ目:測定不能

このレスのコンマ下一桁で決定


17◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:41:18oIyvaXCE (15/23)

《絢瀬絵里》
【IS知識レベル】
●コンマ下一桁安価
1~3:すごく苦手です…
4~6:一般学生レベルだよ
7~9:優等生だ、素晴らしい!
0:代表候補生レベル
ゾロ目:天才レベル、企業が放っておかないね!

このレスのコンマ下一桁で決定


18◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:41:50oIyvaXCE (16/23)

《絢瀬絵里》
【IS操縦レベル】
●コンマ下一桁安価
1~3:すごく苦手です…
4~6:一般学生レベルだよ
7~9:優等生だ、素晴らしい!
0:代表候補生レベル
ゾロ目:天才レベル、企業が放っておかないね!

このレスのコンマ下一桁で決定


19◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:42:35oIyvaXCE (17/23)

《絢瀬絵里》
【何を専門に入学したの?】
●コンマ下一桁安価
1~3:整備科だよ!
4~6:操縦者だよ!
7~9:開発科だよ!
0:オールマイティ
ゾロ目:(下一桁安価)のプロ!

このレスのコンマ下一桁で決定


20◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:43:27oIyvaXCE (18/23)

《絢瀬絵里》
【専用機持ち?】
●コンマ下一桁安価
1~6:持ってない
7~0:持ってる!

このレスのコンマ下一桁で決定


21◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:44:19oIyvaXCE (19/23)

《絢瀬絵里》
【原作キャラコネクション】
●コンマ下一桁安価
奇数:いないよ?
偶数:いるよ!

このレスのコンマ下一桁で決定


22◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:48:40oIyvaXCE (20/23)

《絢瀬絵里》
【IS適性】Bランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】代表候補生
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】なし


絵里「よかった……! ポンコツだなんて呼ばれないステータスで本当によかったわ……!」

女性シンガー「おー! まさに生徒会長! って感じの優良ステータスにまとめあがったね! ……これと比較すると、やっぱり真姫ちゃんが色々と規格外だと気付かされるけど」

真姫「い、イミワカンナイ! ちゃんと努力した結果がああなっただけよ!」

絵里「さて、こうなると専用機のスペックも気になるところだけど……」


【えりち専用機】
●コンマ下一桁安価
1~6:第二世代
6~9:第三世代
0:第四世代
ゾロ目:第一世代

このレスのコンマ下一桁で決定


23◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:49:19oIyvaXCE (21/23)

●機体タイプ
1~3:近接特化
4~6:射撃特化
7~9:オールマイティ
0:特殊型
ゾロ目:軍用機

このレスのコンマ下一桁で決定


24◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:49:52oIyvaXCE (22/23)

●ちなみにワンオフ・アビリティーは?
奇数:使える
偶数:使えない

このレスのコンマ下一桁で決定


25以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/10(日) 23:52:111.JQ4dM6 (2/3)

これはKKE(かしこいかっこいいエリーチカ)


26◆pfaqmHOLdQ2016/07/10(日) 23:54:34oIyvaXCE (23/23)

絵里「……匿名の科学者から企業を介して(ry」

女性シンガー「なんでこの学院に第四世代機が三機もあるの!? イミワカンナイ!」

絵里「もはやこの学校自体が束博士に目をつけられてるんじゃないかとも思い始めたわ……そしてISのタイプはオールマイティ。他の機体がずっと特化型だったし、なんだか新鮮ね」

女性シンガー「生徒を統べる生徒会長のIS、としてはいい感じだと思うよ!」


【専用機の特徴】
●専用機の特徴(自由安価)

↓1��3の範囲、15分間で適当に
 足りない分は適当なあんこで補います


27以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/10(日) 23:59:051.JQ4dM6 (3/3)

ビット兵器によるオールレンジ攻撃が可能
(その分高度な空間認識能力が求められる)


28以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:05:42KZkQVGmw (1/5)

エネルギーで作った白と黒の双剣、相手に投げつけて爆発させることもできる、何度も生成可(ただしエネルギーは消耗する)


29◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 00:17:11EWx8s42s (1/8)

追加あんこ

1��3:相手のISの動きを鈍らせる妨害機能
4��6:短時間攻撃をシャットダウンするバリアー
7��9:状況に合わせた形態変化
0:量子変換機能を停止させる

このレスのコンマ下一桁で決定


30以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:25:12KZkQVGmw (2/5)

ここってコンマ出てる?スマホからだけどPC板表示にしてもコンマないけど...


31以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:27:2740GemuAY (1/4)

名前の横の方にない?
ちなスマホ


32以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:30:22KZkQVGmw (3/5)

秒までしか出てなくね?


33◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 00:33:50EWx8s42s (2/8)

……失礼しました。
失念していました、この板だとコンマが見れないみたいですね。
ちょっと考えます。


34以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:34:5440GemuAY (2/4)

あ、ホントだ
これは恥ずかしい…


35◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 00:36:27EWx8s42s (3/8)

再三失礼いたしました。
この板ではトリップ安価形式に変更したいと思います。
誤って秒数で処理してしまった安価に関しては、
申し訳ありませんがこのまま決定と処理させていただきます。
大変申し訳ありません。ご協力よろしくお願いします。


36◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 00:47:20EWx8s42s (4/8)

《絢瀬絵里専用機:白金》
【世代】第四世代
【機体タイプ】オールマイティ
【使用武器】
●格納BT兵器『遊星』
計四機の小型ビット。オールレンジ攻撃が可能だが、高度な空間認識によって集中力を大きく使うため長時間連続稼働は難しい。
●二対双剣型エネルギー兵装『陰陽』
白黒対のエネルギー双剣。腕部から展開する。また高速で射出も可能だが展開にはエネルギーを消費する。
●空間型妨害兵器『両儀』
BT兵器四機をフィールド展開モードに変更し、短時間だが相手ISの動きを大きく抑制する空間を展開する。
【暫定設定】
おそらく篠ノ之束博士から送られた第四世代機。
決定的な大火力はないものの、あらゆる相手に有利を取れる機体コンセプトとなっている。


絵里「私のISは、それこそ目立った機能はないけど、第四世代機の展開装甲による武装展開と噛み合った、万能タイプの機体になってるわ。しかしイギリスが躍起になって開発しているBT兵器がこうも高性能化されているなんて……さすが第四世代ね」

希「ウチはもちろん、今まで出てきた専用機のどんな相手でも有利に戦えそうなのは確かだし、ある意味一番手強いかもしれんね」

女性シンガー「まだ覚醒していない唯一仕様能力も追加されたら、手が付けられなくなるかも。さすがIS教育機関の生徒会長」

絵里「そ、そこまで大きく言われちゃうとこっちだって照れちゃうわ、もう。それじゃあ自己紹介がてらに、私のアピールポイントだけど……」


【アピールポイント】
●自由安価

↓1から3の範囲で10分以内で適当に、ISに関わる特技や自慢をどうぞ
 足りない場合が適当に補足あんこ


37以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:50:5440GemuAY (3/4)

生徒会長はかしこくかわいい
(訳・成績優秀)


38以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 00:52:12KZkQVGmw (4/5)

更識家、絢爛家、小原家の仲が良好
三家で協力して亡国企業を追っている


39以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 01:00:16QUaK2TqU (1/1)

楯無と互角に戦える


40◆4UwICcf4dY2016/07/11(月) 01:05:22EWx8s42s (5/8)

追加あんこ

1から3:肉弾戦も強い
4から6:大会で優勝したことがある
7から9:代表候補から教導を受けている
0:実はロシアの……

↓1の指定二桁数字の結果で決定


41◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 01:05:58EWx8s42s (6/8)

>>40
安価三つ埋まったので追加あんこはなしで処理します


42◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 01:12:50EWx8s42s (7/8)

《絢瀬絵里》
【IS適性】Bランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】代表候補生
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】更識盾無
【アピールポイント】
・かしこいかわいいエリーチカ!
・小原家、更識家、綾瀬家の御三家同盟
・更識盾無と互角に戦える


絵里「アピール、と言えばいいのかわからないけど、お祖母様からはよく『可憐で賢く、強くありなさい』と綾瀬家の家訓をよく聞かされたわ。綾瀬家は更識家の分家だもの。名家の名に傷は付けられない」

女性シンガー「しかも本家の主である盾無さんと互角に戦えるとは……設定上では一番の強キャラだね」

絵里「自分で言うのもなんだけど、やっぱりIS学院の生徒会長っていうのは『最強であること』が必然なのかしら? ちょっとプレッシャーを感じるわね」

女性シンガー「アニメ初期の厳格な絵里ちゃんを思い出すね! ――さて、長らくお待たせいたしました。これらの決定されたステータスを一旦整理して、まとめてみたいと思います」


43◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 01:15:42EWx8s42s (8/8)

ステータス全員分がやっと決定したので、時間と照らし合わせて本日はここで一旦区切りにしたいと思います。
重なる移動に長らくお付き合いいただき大変申し訳ありませんでした。お疲れ様です。
次回予定は7/11 18:00過ぎからとなります。
その時間の前には最終決定された全員分のステータス情報を投下しようと思います。
改めましてお付き合いいただきありがとうございました。


44以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 01:18:14KZkQVGmw (5/5)

乙です


45以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 01:19:1840GemuAY (4/4)


なんか凄いことになってる、流石はエリーチカ
マリーもチョイ役で出てきそう


46以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 17:41:01NHyGuaZ6 (1/2)

帰りが遅くなるので次回投下を7/12に変更します。昼頃からちょくちょくと安価少なめのプロローグを投下していきます。
今日中に全員分の最終決定ステータスはあげようと思います。失礼しました。


47◆pfaqmHOLdQ2016/07/11(月) 17:44:05NHyGuaZ6 (2/2)

酉忘れ失礼。
ダイス代わりに数字トリップ安価を使用すると発言しましたが、普段の人数を考えて自己処理で解決できる代案を考えています。
数字の処理だけを行う別スレを建てるかもしれません。再度失礼しました。


48以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/11(月) 18:41:15lmB0sV1o (1/1)


色々大変だろうけど応援してるよ


49◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:03:451T35VhJg (1/59)

予定より遅れてすいませんでした。
最終決定ステータス全員分を投下していきます。


50◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:04:291T35VhJg (2/59)

《高坂穂乃果》
【IS適性】A+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】優等生
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・直感で機械の不調や弱点を見抜ける
・おはぎの大食いで優勝できる程度のスタミナ
・瞬時加速及び二重加速ができる
【詳細】
ごく普通の和菓子屋の長女。
小さい頃から機械を弄るのが好きで、それが転じてISに興味を持った。志望は整備科。理由は「操縦するより弄る方が好きだから」。
整備も操縦も直感型で、整備の際にはすぐに不調を見つけてすぐに修理できることが特技。
また入学時の実技試験では初めてISに乗ったにも関わらず、「もっと早く!」と念じただけで瞬時加速、挙句に二重加速が出来てしまい周りを驚かせた。
あらゆる物事をセンスで解決できる天才型。


51◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:05:071T35VhJg (3/59)

《園田海未》
【IS適性】Sランク
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】整備科
【専用機】あり
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・運動神経が優れている
・集中力はそれなり
・近接戦はヴァルキリーに匹敵する
【詳細設定】
日本舞踊の家元の家で生まれた一人娘。
小さい頃から武道やスポーツに多く触れ、いくつかの大会で入賞できる程度には運動神経に優れている。
類まれなるIS適性から、園田家初のIS操縦者として期待され教育を受ける。しかし候補生候補止まりで結果が出ていなかった矢先、音ノ木坂IS学院入学の直前に謎の第四世代機が送られ、それをきっかけに園田家と企業のサポートを受けて代表候補生となる。
専用機は第四世代機『蒼穹』。なぜ園田海未の元へと送られたのか、詳細や経緯はまだ不明。


52◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:05:421T35VhJg (4/59)



《園田海未専用機:蒼穹》
【世代】第四世代
【機体タイプ】近接特化
【使用武器】
●大型実体武装『暁』
薙刀型の大型近接武器。リーチが長い。
●格納変形武装『三日月』
エネルギーを弓矢とする弓形武装。牽制用。
【特殊機能】
第四世代展開装甲による高速移動形態。
【詳細設定】
企業を介してIS学院入学直前に突然送られてきた代物。
開発者は自称謎のウサ耳ISの博士(篠ノ之束)。
紅椿のテストモデルであり、紅椿の展開装甲に似た部分が確認できる。
機動力と継戦能力に長けた機体デザイン。


53◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:06:241T35VhJg (5/59)

《南ことり》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】苦手
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】多数
(主にラウラ・ボーデヴィッヒ、シャルロット・デュノア)
【アピールポイント】
・家事ならおまかせ!
・ミナリンスキー情報網
・知られざる秘密
【詳細設定】
高坂穂乃果と園田海未の幼馴染。
母親が音ノ木坂IS学院の理事長をしているものの、本人はISに強い興味がなく、入学の理由は「幼馴染二人と同じ学校だから」。
全校生徒寮生であるIS学院寮では幼馴染二人と一緒の部屋で暮らしている。いつも練習や整備で遅い二人をサポートする家事担当。
アキバのメイド喫茶でアルバイトをしていて、あらゆる方面に顔が広い。IS学園にも多数顔見知りがいるようだ。
幼馴染二人にはまだ明かしていない秘密が存在する。


54◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:07:061T35VhJg (6/59)

《西木野真姫》
【IS適性】Aランク
【IS知識レベル】代表候補生
【IS操縦レベル】天才
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】更識簪
【アピールポイント】
・父から教えてもらった医術
・絶対音感、音に敏感
・代表候補生(更識簪)秒殺
【詳細設定】
西木野総合病院で医者をしている父を持つ。
ISの操縦に関しては天才とも言えるレベルの腕を持つ。その腕を見込まれ倉持企業バックアップの元で日本の代表候補生に認定される。
数居る候補生の中でもトップ10に入る程度の実力者であり、同じ倉持企業所属の更識簪相手に1分以内の連勝記録を更新し続けている。
絶対音感の持ち主で、ピアノが特技。


55◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:07:401T35VhJg (7/59)



《西木野真姫専用機:打鉄朱式》
【世代】第三世代
【機体タイプ】射撃特化
【使用武器】
●固定大型エネルギーキャノン砲『轟雷』
腰だめで撃つ大型キャノン砲。
●小型近接兵装『朧夢』
超振動小刀。牽制用。
●マルチロックオンミサイル『旋風』
3×4門のマルチロックオンシステム搭載ミサイルポッド。
【特殊機能】
大型スラスターによる直線機動限定の超高速移動。
サブスロットに医療機能を搭載。
【唯一仕様能力】
《神雷召喚》
キャノン砲『轟雷』を大幅に強化した形態『神雷』へと変形させる。
連射性に特化し、砲弾も拡散爆発型になるため面制圧が可能。
【詳細設定】
更識簪が持つ『打鉄弐式』のテストモデル。
機動性と制圧力に特化した機体。武装は『打鉄弐式』とほぼ同じ武装でありかつ旧モデルである。
セカンドシフトと莫大な蓄積データのバックアップによって『打鉄弐式』と全体スペックを比べて一部の面では凌駕する性能となっている。


56◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:08:151T35VhJg (8/59)

《小泉花陽》
【IS適性】Aランク+
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】開発科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・世界レベルのお米LOVE
・OSとかシステム周りの開発が得意
・ISオタク
【詳細設定】
お米ソムリエやお米アドバイザー等の資格を持っている程度にはお米が好きな普通の女子高生。
筋金入りのISオタクで、休日には趣味でISのOS周りを独自開発している。憧れは開発者である星空凛の両親。その凛両親からは今でも直接教えてもらっていたりする。
またアイドルオタクでもあり、特に推しはISアイドルとして活動している矢澤にこ。


57◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:09:091T35VhJg (9/59)

《星空凛》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】オールマイティ
(親の紹介もあり所属は開発科)
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
【アピールポイント】
・運動神経抜群
・家がISコアを持っていた開発者
・能力が封印されている
【詳細設定】
小泉花陽の幼馴染で、IS開発者である親を持つ。
家庭環境の関係で、小さいな頃からISに多く触れており、将来は両親と同じIS関係の仕事に就くことを夢見ている。
親の計らいで自分専用のISコアを所持しているものの、専用機の完成までには至らず、そのコアは学院側所持の量産機『打鉄』の訓練機に搭載し、それを専用レンタルしている。
ISについての知識は豊富だが、適性と操縦が最低レベルなため結果がいまいち出せていない。
彼女本人も気がついていない封印された能力がある。


58◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:09:491T35VhJg (10/59)

《矢澤にこ》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】優等生
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
【アピールポイント】
・ISアイドルの先駆者
・世話好き
・まとめブログ管理者
【詳細設定】
ISサブカル中心のまとめサイト『にこ速』の管理人。
企業と篠ノ之束本人のバックアップを受けて、初のISアイドルとしてデビューした本人。
音ノ木坂IS学院に「アイドル研究部」を設立したものの、色々な意味でハードルが高いので新入部員が入らないのが悩み。


59◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:10:401T35VhJg (11/59)



《矢澤にこ専用機:にこにースペシャル》
【世代】第四世代
【機体タイプ】近接特化
【使用武器】
●大型実体破壊兵装『明星』
大型のジャイアントナックル。形態変化による副機能も搭載。
●超伸縮多節棍『千空』
量子変換技術の応用によって無限に伸縮できる多節棍。
【詳細設定】
正式名称『黒蓮』。アイドル衣装を参考に派手なカラーリングが施されている。開発者と搭乗者の趣味である。
大型のジャイアントナックルを装備しており、それから生み出される単純な破壊力は並あるIS兵器の中でも随一。


60◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:11:151T35VhJg (12/59)

《東條希》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】シャルロット・デュノア
【アピールポイント】
・オカルトに精通、占い成功率9割超(特にタロットが得意)
・ここぞというときの直感に優れる
・ラピッド・スイッチを取得している
【詳細設定】
両親が優れたIS開発者で、小さな頃から海外を転々とする生活をしていた。
最終的に両親がフランスのデュノア社に引き抜かれ、国籍をフランスに移す。現在ではデュノア社のテストパイロットとしてフランスの代表候補生に選出。
デュノア社初の第三世代機パイロットとしてデータを得るために音ノ木坂IS学院へと入学した。


61◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:11:531T35VhJg (13/59)



《東條希専用機:エトワール》
【世代】第三世代
【機体タイプ】射撃特化
【使用武器】
●特殊実弾型スナイパーライフル『メテオール』
状況によって別機能の弾丸を自動補充する長距離射撃兵装。
試験機能としてエネルギー弾丸にも変更可能。
●隠密支援ユニット『ソワレ』
使用者の隠密を補助する自動サポートユニット。長距離射撃の補助や音のジャミングもできる。
●各種サブ兵装
ラファール・リヴァイヴシリーズのものと同じ。
【特殊機能】
装甲の防御能力が高い。
【唯一仕様能力】
《運命の輪(ラ・ルーデ・フォルチューヌ)》
ISのエネルギー防御に対して効果の高いエネルギー弾丸のエネルギーを極限まで先鋭化させて、貫通能力の高い弾丸を射出する。
セーフティを解除すれば絶対防御を貫通させることも可能。
【詳細設定】
デュノア社で初めて開発された第三世代機。
隠密機能、情報機能、狙撃機能に特化したデザイン。
機動性はラファール・リヴァイヴに劣るものの、射撃能力と装甲の防御力は大きく強化されている。


62◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:12:271T35VhJg (14/59)

《絢瀬絵里》
【IS適性】Bランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】代表候補生
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】更識盾無、篠ノ之束
【アピールポイント】
・かしこいかわいいエリーチカ!
・小原家、更識家、綾瀬家の御三家同盟
・更識盾無と互角に戦える
【アピールポイント】
更識家の分家である絢瀬家長女であり後継者。
音ノ木坂IS学院の生徒会長であり最強の一角。ロシアの代表候補生であるが、代表操縦者である更織盾無と互角に戦えるレベルの実力者。
同じ分家である小原家、本家である更識家、そして絢瀬家の御三家同盟で世界に暗躍する亡国企業を追跡している。


63◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:13:121T35VhJg (15/59)



《絢瀬絵里専用機:白金》
【世代】第四世代
【機体タイプ】オールマイティ
【使用武器】
●格納BT兵器『四象』
計四機の小型ビット。オールレンジ攻撃が可能だが、高度な空間認識によって集中力を大きく使うため長時間連続稼働は難しい。
●二対双剣型エネルギー兵装『陰陽』
白黒対のエネルギー双剣。腕部から展開する。また高速で射出も可能だが展開にはエネルギーを消費する。
●空間型妨害兵器『八卦』
BT兵器四機をフィールド展開モードに変更し、短時間だが相手ISの動きを大きく抑制する空間を展開する。
【詳細設定】
篠ノ之束博士との政治的交渉によって得た第四世代機。
決定的な大火力はないものの、あらゆる相手に有利を取れる機体コンセプトとなっている。


64◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:24:461T35VhJg (16/59)

ちなみに判定し忘れていたのがひとつあるのでついでに判定

【更識簪はどっち所属?】
奇数:IS学園
偶数:音ノ木坂

↓1の指定した二桁数字とのトリップ安価


65◆0lcgcQtP4I2016/07/12(火) 17:25:591T35VhJg (17/59)

※トリップ指定し忘れ 改めて↓1二桁数字と数字トリップ安価※


66以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 17:26:32QqX42FGk (1/6)

二桁数字を言えばいいのかな?
では58で


67◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:35:051T35VhJg (18/59)

【72+58=130】


簪「西木野さんに負けっぱなしなわけにはいきません……! 同じ学校で学んで絶対に勝ってみせますっ!」

真姫「さーて、それはどうかしらね?」

女性シンガー「姉コンプレックスではなく同年代の良きライバルを目標とする簪ちゃんのようです。きっとIS学園に居るお姉さんはかなーり残念そうな顔をしていることでしょう」

盾無「妹を取られた……!」


68◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:37:391T35VhJg (19/59)

《適性一覧》
S:園田海未
A+:高坂穂乃果 小泉花陽
A:西木野真姫
B+:矢澤にこ 東條希
B:絢瀬絵里
C:南ことり 星空凛


《専用機所持者一覧》
第二世代:星空凛
第三世代:西木野真姫 東條希
第四世代:園田海未 矢澤にこ 絢瀬絵里


《所属一覧》
操縦科:東條希 絢瀬絵里
整備科:高坂穂乃果 園田海未 南ことり
開発科:西木野真姫 小泉花陽 矢澤にこ
オールマイティ:星空凛(所属:開発科)


《その他》
・更識簪とシャルロット・デュノアは音ノ木坂IS学院に入学。
・【朗報】デュノア社経営好調、第三世代機生産へ
・【悲報?】篠ノ之束博士、かなりアグレッシブ


69◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:46:001T35VhJg (20/59)

女性シンガー「こうして見ると、適性もほどよくバラけてるし、案外バランスは取れてるのかもね! ……専用機の偏り以外は、うん」

女性シンガー「第四世代機が三機……がっつり裏には束博士が絡んでいることを示唆していますが、果たしてどう絡んでくるのやら」

女性シンガー「それでは、大変長らくお待たせしました! 準備も整ったので、早速本編を開始したいと思います!」


70以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 17:47:07QqX42FGk (2/6)

CV三森すずこが二人…来るぞ遊馬!
期待


71◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 17:47:541T35VhJg (21/59)

お待たせしました、本編を開始したいと思います。
安価は自由安価と数字トリップ安価を主として進行していきます。
物語の主軸は二年生組を予定としていますが、決して他のキャラの出番が少ないということではないのであしからず。
それでは18:30過ぎ頃から本編投下を開始します。
よろしくお願いします。


72◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 18:13:241T35VhJg (22/59)

(安価進行なので一応人数確認の点呼をお願いします)


73以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 18:31:06QqX42FGk (3/6)

ここにいるぞ!


74以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 18:34:18gTa3RCUw (1/1)

ウィッス


75◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 18:37:481T35VhJg (23/59)

ありがとうございます
それでは開始します、どうぞよろしくお願いします


76◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 18:46:071T35VhJg (24/59)

『音ノ木坂IS学院』

かつて、生徒数の減少によって廃校寸前であった音ノ木坂学院が、

IS専門教育機関のテストケースとして存続したことがある。

設立当初はお母さんがかつて通っていた音ノ木坂学院とは違って、

すごい活気があったって聞いたことがあるけど――。

そんな話も今は昔。ここよりもっと大きいIS学園が出来てからは、

また生徒の数もIS学園の方に流れて行っちゃって。

そしてついに今日、新学期が始まる矢先、恐れていたことが現実になるだなんて――


77◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 18:54:361T35VhJg (25/59)

穂乃果「音ノ木坂IS学院が廃校になる!?」

海未「はい。職員室前の廊下に、今朝こんな張り紙が――」

ことり「えーと……『音ノ木坂IS学院は、昨今の生徒数減少の煽りを受け、今年度の入学生受け入れを持って新入生受け入れの停止を――』かぁ」

海未「まだ本決定ではない、とのことですが、おそらくこのままでは確実でしょうね」

穂乃果「そ、そんなぁ――」フラァ

ことり「ほ、ほのかちゃん!? 気をしっかり! 別に今すぐなくなるわけじゃないし、私達が卒業した後の話だから、ね!」

穂乃果「けど音ノ木坂がなくなっちゃうんだよ!? うちはずーっと! おばあちゃんもお母さんも音ノ木坂だったもん!」

海未「ですが、かつて一度は廃校が予定されていたのも事実ですからね……。IS教育機関の話が持ち上がって、一度は立ち直れたのももはや奇跡といえるレベルですし……」

穂乃果「それを言われると弱いなぁ……」

ことり「大分思い入れがあるみたいだね」

穂乃果「小学生の頃からずーっと入りたいって思ってたもん! いわばここは穂乃果のあこがれの場所ななんだから!」


78◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 18:59:241T35VhJg (26/59)

海未「まぁ、その、たしかに思い入れがない、と言われれば嘘になりますが……」

ことり「あっ! 次は第三技術ルームで実習の時間じゃない!? もう時間ないよ!」

穂乃果「え? ――あーっ! 次の授業、外のアリーナで実技授業じゃん! 遅れちゃう遅れちゃう!」

海未「穂乃果、ことり! 実技用の情報コンソールを忘れていますよっ! もう!」


79◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:04:591T35VhJg (27/59)

 □ ■ □

海未「なんとか間に合ったはいいものの……さすがに二年最初の授業となると履修の難易度も上がっていきますね」

ことり「もう私は単位をなんとか取るのに精一杯だよぉ。それに比べてすごいなぁ穂乃果ちゃん。さっきだって一番早く実技課題終わらせちゃったし」

穂乃果「いやぁ、私ってこれぐらいしか取り柄ないから。ISのことならともかく、普通の数学とかの授業はてんで駄目だし」

海未「多少羨ましくも思いますが、やっぱりバランスが取れていないといけませんよ? ほんとは、普通科目は私がみっちり教えてあげたいぐらいなんですから」

穂乃果「たはは……え、遠慮したいかなぁできれば」


???「ですから、そちらの要求は呑めないと何回言えばわかるんですかっ!!」


ことり「っ! ……今の声って、生徒会長の声じゃなかった?」

穂乃果「ふぇっ? 生徒会長って……絢瀬先輩の?」

海未「……確かにそうですね。先程の声、生徒会長室から聞こえました」


80◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:09:061T35VhJg (28/59)

ことり「しかも廊下に聞こえちゃうぐらいすごい剣幕だったよね……? 何かあったのかなぁ」

穂乃果「……よく聞くと、中の会話聞こえてこない?」

海未「ちょ、ちょっと穂乃果! 盗み聞きだなんて失礼極まりないですよっ!」

穂乃果「ちょ、ちょっとだけっ! だって気になるんだもんっ」

海未「よりにもよって生徒会長のお話を盗み聴きだなんて失礼にもほどが――」


??「そんなに怒られてもねぇ。元々、かなり前から上層部で話題にはあがってたわけだし……」


ことり「ちょっと静かに海未ちゃんっ。……このもう一人の声、どこかで聞き覚えがあるような……?」


81◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:14:571T35VhJg (29/59)

――――――――――

絵里「――ですが時期が早急過ぎます。今年度だって、まだ入学生を受け入れてから一週間しか経ってないというのに。わざわざ貼り紙まで用意して情報を流すだなんて、これでは既成事実化を促しているようなものです」

楯無「既成事実だなんて人聞きの悪い。ちゃんと事実の情報をみんなに流しただけ。それに、かなり前から『音ノ木坂の廃校』及び『IS学園との統合』は議論されてきたわけだし、本来なら覚悟しておくべき立場だと思うんだけど」

――――――――――


海未「っ! これは……件の廃校の話、でしょうか?」

穂乃果「そんなこと言ってる海未ちゃんだって聞き入ってるじゃんっ」

海未「あっ、しまっ……こ、これは、確かに聞き覚えのある声が聞こえてつい反射で……っ」

ことり「なんだっけかなぁこの声、確かすごい偉い人だった気がするんだけどなぁ……」


82◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:22:081T35VhJg (30/59)

――――――――――

絵里「しらばっくれないで! 私が音ノ木坂存続のために手を回している裏で、色々と画策していたのはもちろん知っているのよ!」

楯無「それもまた誤解だね。私が音ノ木坂とIS学園の統合計画を進めようとしていたら、たまたまぶつかりあった結果になっただけだよ? そう、あくまで『意図はしていない』」

絵里「あくまで更識家のやり方でやろうというわけね……。裏社会でならともかく、表舞台にまで『対暗部組織』のやり方で事を起こすだなんて、はっきり言って気に入らないわ」

楯無「ああ、絢瀬家はあくまで表舞台での華を持つ役回りが役割だから、やり方が気に食わないっていうのは、仕方ないと言えば仕方ないことだろうが――物事は、何事もストイックにすすめるのが一番じゃない?」

――――――――――


ことり「更識――ああっ! そうだよこの声って確かIS学園の生徒会長さんじゃ……!」

穂乃果「ちょちょっ! ことりちゃん声が大きいって!」

海未「更識といいますと……あの名家、更識家の長女、更識楯無さんではないですかっ! なおさら盗み聴きはまずいですよ……!」

穂乃果「でも待って! このさっき『IS学園と音ノ木坂の統合』って……!」


83◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:32:061T35VhJg (31/59)

――――――――――

楯無「――まっ、でもエリーチカの言い分もわかる。君はこの学院を預かる身だからね。こういった話に対して反対することしか選択肢はないはずだ。それを予見していたからこそ私は私のやり方で事を進めていたわけだしね」

絵里「……何が言いたいのかしら」

楯無「私のやり方はあくまで裏社会のやり方……なら、あなたは別のやり方でこれに対抗するしかないんじゃないかしら?」

絵里「別の、ですって?」

楯無「では、時間が押してきたのでこれにて失礼。元々、可愛い妹の様子を見てきただけだしね。アデュー♪」

――――――――


ことり「やばっ! こっちに来る!」

穂乃果「た、たいさーんっ!」

海未「ちょ、ちょっと二人共待ってください!」


84◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:40:021T35VhJg (32/59)

ガララッ ピシャンッ

楯無「ふぅ……やれやれ、堅物なのは小さい頃から知っていたものの、これはちょーっと苦戦しそうな相手だなってね」

楯無「しかし、存続させるメリットが少なく、統合した方のメリットが強いのもまた事実。上のお偉い方も急かしてくる一方、はてどう対処したものか」


ことり「や、やっぱり学園の方の生徒会長さんだ……! 確か学園最強で、ロシアの代表だって……!」コソコソ

穂乃果「はえぇ……絢瀬先輩に負けないぐらいキレイだなぁ」

海未「どうやら生徒会長同士、何やらただならぬ縁のようみたいでしたが……」


楯無「――あっ、そうだそうだ。ふふっ、そこの秘密の会話を盗み聴きしちゃってた行儀の悪い子猫三匹ちゃん」

穂乃果 ことり 海未「ッ!?」ビクッ

楯無「今の話を聞いてどう思うのかは勝手だけど――もし、あなたたちがどうにかこうにかしたい、そういう意志がもしあって、本気でそう思うなら――私は真正面からそれを潰してあげるわ。それじゃあチャオ♪」

タッタッタ…

海未「……どうやら只者ではないみたいですね」

ことり「それに、今のは一体どういうことなんだろう……?」

穂乃果「んー……」ジー…


85◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 19:53:121T35VhJg (33/59)

 □ ■ □

海未「放課後の練習からやっと帰ってこれました……ただいま帰りました」

ことり「あっ! おかえり海未ちゃん。もう夕食の準備も出来てるんだけどぉ……」

海未「……? なにやら困っているようですが」

ことり「それがねぇ、穂乃果ちゃん。寮に帰って来てから真剣に、ずーっと調べものをしてて」

穂乃果「うーん……うーん」

海未「夕食が出来たことにも気が付かずにだなんて、よほど難しいことを考えているのかどうか。――穂乃果、もう夕食の時間で――」

穂乃果「これだぁっ!!」ガバッ

海未「きゃっ!?」

穂乃果「ふぇ? あっ、海未ちゃんごめん! 私ずっと考え込んでて……!」

海未「い、いえ、それはよろしいのですが……いきなりどうしたんですか? ことりも心配していましたし」

穂乃果「えーっとね……これ! このニュース見て!」

ことり「ニュースって……確かこれISサブカルのまとめニュースサイトだよね? 確か『にこ速』っていう」


86◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:00:431T35VhJg (34/59)

穂乃果「この四年前の記事!」

海未「えーと……『恒例行事 学園対抗チームマッチ、ISライブリーグ』ですか? これって確か――」

穂乃果「そっ! 三年前からやらなくなった年一度の学園対抗試合! その名も『ISライブ』! これをもう一度やるんだよ!」

ことり「……も、もしかして、廃校を防ぐために、ってこと?」

穂乃果「そう! この対抗試合で音ノ木坂が勝って、廃校を阻止するんだよ!」

海未「ま、待ってください! 確かにその大会での優勝は栄誉あることですが、それが廃校阻止につながるとは――」

穂乃果「つながるよ! だって、この学園対抗試合って、ずっとIS学園が優勝してきたから途中で中止になっちゃったんだよ? もしここで、初めてIS学園から優勝を奪還できた学校になればまた注目が集まる!」

ことり「なるほど! それで生徒数も増加するし、存続させるメリットもできる。さらにそこまで強いんだって証明すれば、むやみに廃校の話が表出ることも少なくなるはずだし――」

海未「現実的ではありません! 第一、今まで優勝できなかった。それほどにIS学園が強いという事実があるのに、そんな都合のいい話なんて……」


87◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:08:411T35VhJg (35/59)

穂乃果「嫌だっ! 私、『絶対無理』って諦めたくない!」

海未「穂乃果……」

穂乃果「私、廃校の話を聞いてから、どこか心がもやもやしてた……うん、そうだ。私、やっぱりここが廃校になるのは嫌なんだよ! それは生徒会長も、絢瀬先輩も一緒だったんだって!」

ことり「あんなにすごい剣幕で説得してたもんね、絢瀬先輩も……」

穂乃果「学園の生徒会長さんも言ってた。『どうにかするなら真正面から立ち向かう』って。それってきっと、廃校を阻止するために立ち向かえって言いたかったんじゃないかなって思うようになって……だから!」

海未「少ない可能性だとわかっていても、IS学園に立ち向かうためにこの大会をもう一度開くと……」

穂乃果「私は、うん。やっぱり、お母さんが知ってる、そして私の憧れだった音ノ木坂がなくなるのは嫌だもん! ……二人は、どう思ってるの?」

海未「私は……確かに。私の知るこの場所が、数年後になくなってしまうのは、どこか寂しくもありますし。何より、二人との思い出の場所ですからね。可能であれば存続して欲しいとは思いますが」

ことり「……私、穂乃果ちゃんのお手伝いするよ!」

海未「こ、ことりまで……」


88◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:16:211T35VhJg (36/59)

ことり「そうだよ! 私、二人との思い出の場所がなくなるなんて嫌っ! 私、ISの勉強も、操縦も苦手なダメダメな子だけど――それでも、穂乃果ちゃんのその気持ちを応援してあげたい!」

穂乃果「ことりちゃぁん……!」

海未「……参りました。これでは私が悪者みたいですね。……私は、この『蒼穹』を持った時から、二人を守る盾となることを誓ったのに、これでは盾の名折れです」

穂乃果「……海未ちゃんが嫌だったら、私たちだけでも――」

海未「現実的ではない、とは言っていますが、その気持ちを真っ向から否定するわけないじゃないですか。私はいつでもあなたの味方なんですからね」

穂乃果「海未ちゃん……!」

海未「やれやれ……あなたはいつも、一度意志を決めると最後まで突き進もうとするんですから。それを支えるのも私の使命でしょう」

穂乃果「ありがとう二人共……! ――それじゃあ、早速明日から活動を開始するよ! 名付けて『音ノ木坂最強復活計画』!」

ことり「な、なんだか急に子供っぽくなっちゃった感じだけど……けど、事前準備は色々と必要だよね?」


89◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:22:381T35VhJg (37/59)

海未「ええ、まず必要なのは生徒会長の許可でしょう。ISライブはかつて音ノ木坂と学園、互いの生徒会が提携して開催していた共同学校行事ですからね」

ことり「となると、まずは生徒会長、絢瀬先輩の説得……」

穂乃果「大丈夫だよ! 絢瀬先輩だって、学校を廃校にしたくないってあれほど言ってたんだから、きっと協力してくれるよ!」

海未「だといいのですが……。次に、メンバー集めでしょうね。ISライブは9人対9人、学校側の選抜メンバー9人同士が対抗試合を行うマッチ形式。しかも全員の試合が1on1ではなく、タッグバトルや変則ルールも混ざる特殊な形式となっています」

穂乃果「つまり、あらゆる分野に精通した最高のメンバーを集めないとってことだよね……!」

ことり「仮に生徒会を説得できたら、生徒会側の協力も得られるだろうけど……やるよ! って言ってくれる人たちを集めないとだし、ちょっと骨が折れるかも」

海未「加えて、メンバーが集まったとしても、学園側の生徒会、つまり先程の更識楯無さんから許可をもらえなければ――」

穂乃果「……なんとなくだけど、それは大丈夫な気がするんだ。だから私たちは、生徒会の説得とメンバー集めに専念しない、かな?」


90◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:24:481T35VhJg (38/59)

海未「やれやれ、普通ならば適当なこと、と流してしまいたいのですが、穂乃果の直感は割りと馬鹿にできないですからね」

ことり「でも、こっちの条件をクリアできないとそもそも許可ももらえないわけだし、メンバーと説得に専念しようっていうのは確かにそうだよね!」

穂乃果「そういうこと! よーしそれじゃあ、私達で音ノ木坂を復活させるぞーっ!」


「「「おーっ!!」」」


91◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:35:201T35VhJg (39/59)

 □ ■ □

絵里「認められないわ」

穂乃果「な、なんでですか!? もし対抗試合で勝てたら、もしかしたら廃校も――」

絵里「はぁ……まず、なんで私と更識生徒会長の会話を知っているのか。まぁこれに関しては不問とします。感情的になって大声を張り上げた私にも責任はありますしね」

海未「すいません、つい私も諭すつもりが聞き入ってしまい……」

絵里「けど、まず動機が問題ね。元々、対抗試合『ISライブ』は、互いの生徒の実力向上、及びメディアへのISという競技の強いアピールとして始まったもの。廃校の阻止――という理由でこの神聖な競技を利用するわけにはいかない」

ことり「け、けど! それは名目上の問題で、廃校の阻止は、おまけの結果としてそうなればいいかなーと思ってただけで……!」

絵里「……まぁ、確かに表向きな話がそれなだけで、あくまで副次的なものとしてそれを求めるなら、まだ競技の公平性は保てるでしょう」

穂乃果「じゃ、じゃあ……!」

絵里「ですが! ……元々、ISライブの停止を決めたのはこちら、音ノ木坂の方よ。理由はおわかりよね?」


92◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:41:481T35VhJg (40/59)

海未「戦績、ですか……。かつて最初のIS教育機関として設立された音ノ木坂と、本格的な実績を求めたIS学園。かつて5回に渡りISライブは開催してきましたが――」

絵里「結果、5回ともすべてIS学園の勝利。それらの結果がきっかけで、音ノ木坂の生徒数減少に拍車がかかったとも推測されているわ。つまり――勝てる可能性が限りなく少ない舞台をわざわざこちらが用意して、結果がともわなければ、それはただ自滅を促しているだけよ」

ことり「もし今度また負けちゃえば……もしかしたら、まだ本決定じゃない廃校の話も、本当の話になるかもってことだよね」

穂乃果「うっ……」

絵里「そういうこと。無闇に少ない可能性に賭けることはないわ。――つまり、あなたたち一般生徒が変に首を突っ込む話じゃないってこと。廃校の件については、私なりに上層部を説得してみせる」

穂乃果「け、けど、もしそれでも駄目だったら! 音ノ木坂は……」

絵里「……もし勝てる算段がある話ならともかく、今では学園と音ノ木坂の人材的な差があまりにも付きすぎたわ。算段がない以上あきらめなさい。私からは以上」

穂乃果「け、けどっ! 私は――」


93◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 20:54:471T35VhJg (41/59)

??「――つまり、『勝てる算段がある』ことを証明できれば、その話も現実的、ってことやろ?」

ことり「あっ! 東條先輩……!」

海未「生徒会副会長、いつの間に……!」

絵里「希……?」

希「三年ぶりのISライブともなれば、メディアの注目もより集まる。そこでもし音ノ木坂の強さを証明できれば、今みたいに上層部が強く廃校を促せないっていうのも一理ある。面白い話やん? ウチは応援したいんだけどなぁ」

穂乃果「先輩……! ありがとうございますっ!」

希「そんな堅苦しくせんでも、希でええで?」

絵里「けど、今年度、IS学園には例の――」

希「ああ、件の『男性初のIS適合者』やろ? 確かに注目は大きいけど、男性である分、どうしても稼働時間の差が生じる。おそらくその子が大きな脅威になる可能性は低い。――むしろ、学園側は男性操縦者を大きくアピールする場を欲している。仮にこちらからISライブの再開提案をすれば、話に乗ってくる可能性が大きい」

ことり「そっか! そういえば例の男の子も今年から……!」

希「そう、成功するかはともかく、ISライブ実現の可能性はある。――そしてえりちの話を聞くに、つまりは『勝てる可能性』を証明すればええってことやん? なら、えりちに直接それを証明すればそれも解決ってことやね」


94◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:03:251T35VhJg (42/59)

海未「それってつまり……」

希「勘がええみたいやね♪ そっ、この音ノ木坂最強の一角であるえりちと、ISライブの暫定メンバーが戦って、それでえりちが納得できたら解決やん?」

穂乃果「あ、絢瀬先輩と戦う……!?」

ことり「絢瀬先輩は確かロシアの代表候補生、しかもいくつかの大会でも成績を残してるぐらいすごい人……! それを納得させるなんて……!」

絵里「……確かに、私のお眼鏡から見て納得できる実力者がそろえば、学園に勝つ可能性はあるでしょうね。それが実現可能かどうかはおいといて、だけど」

穂乃果「……納得できれば、ISライブ、やってくれますか?」

海未「ほ、穂乃果……!?」 ことり「ほのかちゃん!?」

絵里「……ええ。納得できれば、私も実行に移す価値があるでしょう。それは認めるわ」

穂乃果「わかりました! それじゃあ私、今から残りのメンバーを集めて、絢瀬先輩に挑戦します!」


95◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:09:301T35VhJg (43/59)

絵里「本気? 自惚れではないけど、私は強いわよ。伊達にロシアの名を、そして生徒会長の名を背負ってるわけじゃないの」

穂乃果「それでも、やります! 私がやりたいから、そのために私頑張ります!」

ことり「……わ、私も、私も手伝います! 私、まるで駄目な子だけど、それでもこの学校を無くしたくない、その気持ちは本物だから!」

海未「……それに、私は、この学校が弱い、だなんて思いたくありません。この学校が強いことを証明できる場が用意できるなら、その機会を逃したくない。そう思います」

希「――で、えりちの返事はどうかな?」

絵里「――あなた達の気概はわかったわ。ではこうしましょう。ここから一週間後、あなたたちの集めたメンバーと、私の試合を行います。もしその結果を見て納得できるものだったらISライブ再開を実行するわ。ただ、私も容赦はしない。覚悟しておくことね」

穂乃果「待っていてください……絶対最高のメンバーを揃えてみせます!」


96◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:21:011T35VhJg (44/59)

 □ ■ □

海未「さて、大見得を切った以上、これで退くことはできなくなりましたが――あの絢瀬先輩を納得させるというのは、中々難易度が高いですよ」

穂乃果「そーだよねぇ。相手はロシアの代表候補生。しかも学校の模擬戦で一度も負けたことがないような人だよ?」モグモグ

ことり「もー、穂乃果ちゃんほっぺにジャム付いてるよ」フキフキ

穂乃果「あっ、ごめん。――けど、強さだったら海未ちゃんだって負けてないもん! 日本の代表候補生なんだし、しかも絢瀬先輩と同じ第四世代機持ち!」

海未「ですが、私は穂乃果と比べて操縦技術が未完成……仮に戦うとして、近接戦で長期戦を持ち込めば、幾分か勝機があるとはいえますが、私ひとりだけが強いことを証明しても納得は得られないでしょう」

ことり「今回は9人のチーム戦。しかも各方面に特化した人材を集めないとってことだよね。ひとりだけじゃない、ちゃんと全員に可能性があるってことを証明できないと」

穂乃果「けど、生徒数は学園より少ない方とは言っても、音ノ木坂中からどうやって優秀そうな人を集めたらいいんだろー!」


97◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:32:131T35VhJg (45/59)

ことり「ふふっ♪ 任せて穂乃果ちゃん! 私、実技や勉強はてんで駄目だけど、情報ならいっぱい持ってるんだからね!」

海未「ことりは本当に顔が広いですからね……一体どこで得たコネかと不思議でたまりませんが」

ことり「気にしない気にしない♪ それより、強そうなメンバーなら私に心当たりがあるよ!」

海未「心当たり、となると?」

ことり「今年入学してきた一年生たち! 説得できるかはわからないけど……今年の新入生はビッグネーム揃いなんだよ?」


98◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:40:091T35VhJg (46/59)

【選択安価】
●メンバーを探そう! どこに行ってみる?
1:音楽室
2:IS訓練アリーナ
3:食堂
4:寂れた部室

↓1の安価で決定


99以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 21:43:39QqX42FGk (4/6)

うーん、推しの真姫ちゃん行きたい気持ちはあるけど
まず堅実に3番いってみよう


100◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 21:54:371T35VhJg (47/59)

 □ ■ □

海未「食堂、ですか? 確かに昼食の時間ですし、人が多いはずですけど、この中から探すのは……」

ことり「大丈夫、情報通りならすぐに――あっ、いたいた! あそこあそこ!」

穂乃果「あそこって――わわっ!? あの子すごい! 普通の定食に大盛りご飯が5杯!?」


花陽「ふむふむ……このお米は、山形県を故郷とする特A銘柄の『はえぬき』ですね! しかもちゃんと軟水で炊き上げられたこだわりの一品! さすが国立学校の食堂、食にもぬかりはありません!」


穂乃果「す、すごい幸せそうにご飯食べてる。見てるとこっちもお腹空いてきちゃうね、あはは」

海未「穂乃果はランチパックを食べたばかりではありませんか。……それで、あの子が例の?」

ことり「うんっ! 試験時点で今年度最高の適性ランクを持つA+を記録して、しかもISの知識がとても豊富なんだって。はじめの自己紹介でも『自分でOSを開発してます』っていうぐらいだから、よっぽど好きなんだよ」

穂乃果「OSの開発ってすっごい複雑なんだよ!? にゅ、入学前にそれができちゃうなんてかなり有望かも! さっそく声をかけてみよう!」


101◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:01:261T35VhJg (48/59)

海未「ああっ、そんな入学したての一年生に無闇に声をかけちゃ……仕方ありません。できるだけフォローはしましょう」

ことり「まぁまぁ、まずは当たってみないとね?」

花陽「けどお茶碗のサイズがこれしかないのが唯一不便です。自前でどんぶりを持ってきた方が――」

穂乃果「あのっ!」ズイッ

花陽「ぴゃあっ!?」

穂乃果「あっ! ご、ごめん急に驚かせちゃって! ちょっとお話聞いてもらおうと思っただけで――」

花陽「あっ」ツルッ

ボトッ

穂乃果「あ゛っ……」

ことり「ああ……驚かせた拍子にご飯が床に真っ逆さまに……」


102◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:09:061T35VhJg (49/59)

 □ ■ □

海未「だからあれほど言ったではありませんか! 人の作業中や食事中に急に声をかけるのはご法度だと!」ガミガミ

穂乃果「うわぁ! ごめんなさぁい!」

ことり「ごめんね? 穂乃果ちゃん、ちょっと勢い余って、みたいなところがあって。その購買のおにぎりが代わりになるかわからないけどぉ」

花陽「い、いいんですよそんな。私気にしてませんし……」モグモグ

穂乃果「ほ、ほんとにごめんねー! 私いっつも後先考えずにやっちゃう性格だから……!」

花陽「そ、そんな! 私がどんくさいだけですから……! と、ところであの! もしかしなくても、代表候補生の園田海未先輩ですよね!?」

海未「へ? は、はい、一応そうですけど……」

花陽「ほ、本物だぁ……! さすがIS学園と肩を並べるたった2つのIS教育機関そのひとつ! あの憧れの代表候補生にこんな簡単に会えるなんて!」

海未「そ、そんな! 私ごときが憧れだなんて……!」

花陽「そんなわけあるんです! 国内でも本当に数少ない第四世代機の使い手! しかも非公式試合ではあるもののかの織斑千冬様に近接戦では一時圧倒していたほどの迫力ある薙刀の一撃! その立ち振舞いは『IS界の大和撫子』と評されるほどの――」


103◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:13:391T35VhJg (50/59)

海未「す、ストップ! ストップです! そこまで言われたらさすがに恥ずかしすぎますっ!」

花陽「わわっ! ご、ごめんなさい! あの音ノ木坂に入れたんだー、って今になって実感してつい嬉しくてっ」

穂乃果「確かにすごい知識だなぁ。それに、本当にIS、好きなんだね?」

花陽「は、はい! その……小さな頃から憧れてましたから。まぁ、今では開発として、裏方の仕事にあこがれてたりするんですけどね」

ことり「練習次第だけど、やる気ならすっごいありそうだし……どうかな? 穂乃果ちゃん」

穂乃果「うんっ! ――えーと、確かお名前は……」

花陽「花陽……小泉花陽、です。開発科に所属した一年生です」

穂乃果「それじゃあ花陽ちゃん! 実は――」


104◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:20:071T35VhJg (51/59)

 □ ■ □

花陽「えぇっ!? あの伝説的イベント『ISライブ』が復活するんですかぁ!?」

穂乃果「あっ! やっぱりそのイベントも知ってるんだね」

花陽「当然ですよ! 音ノ木坂とIS学園、両方の特色が選抜チームによく現れていて、毎年高度な試合、変則ルールによる新鮮さを楽しめる一大イベント! しかも毎年、参加選手のブロマイドが公式に発売される等、普段は滅多にないサービスも見どころのひとつですから!」

ことり「毎年生放送されてたらしいからねー。かなりメディア人気もあるみたいだよ?」

穂乃果「ほぇー。なんとなくテレビでは見てたけどそんなに人気だったんだぁ。――で、例の話に戻るわけなんだけど」

花陽「廃校を阻止するための人気集め。そのためにISライブの復活、ですかぁ……。すっごい魅力的なお話ですけど、そのぉ……」

海未「さすがにいきなりの話ですからね。嫌なのも無理はないかと……」

花陽「ち、違うんですっ! 嫌、というわけではないんです! けど、ISライブは毎年実力者揃い、しかも開催のためにはその前にあの、あの絢瀬会長と戦わくちゃいけない――正直、やりたい気持ちでいっぱいですけど、私にできる気がしないんです」


105◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:29:481T35VhJg (52/59)

穂乃果「やっぱり、いきなりそういうのって怖い、よねぇ……」

花陽「私、機械弄りとかは好きで得意だし、ISのことは誰よりも好きだって胸を張って言えるけど――専用機も持ってないし、特別勉強や実技ができるわけでもないし……自分に自信が持てないんです」

ことり「うん、うん、その気持ちはすごいわかるかも……。私、この中じゃ一番出来ない子だから」

穂乃果「そ、そんなことないよ! ことりちゃんだって、成績あげるためにすっごい頑張ってるじゃん!」

ことり「けど、そのたびに穂乃果ちゃんや海未ちゃん、身近な人が一足飛びに追い越していっちゃうんだもん。多分、花陽ちゃんも同じなんじゃないかなぁ。周りと比べちゃうから、どうしても勇気が持てないっていうのは……」

海未「ことり……」

穂乃果「ことりちゃん……」

花陽「だ、だからその、私なんかより、もっとすごい人たちがいっぱいいますし。その人たちに――」


106◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:37:301T35VhJg (53/59)

ことり「――けどね、こんな私でも、自分の『こうしたい』っていう気持ちは大事にしてきたんだ」

花陽「ふぇ……?」

ことり「ほんとは私、すっごい迷ったの。ここに入学しようか、普通科の高校に行こうか。昔からずっとISのお勉強してきたのに、全然成績がよくならないから、ママからもあまりここの入学は勧められなくて」

穂乃果「そっか。中学校の時、一時期、お母さんと喧嘩してた時があったって言ってたもんね……」

ことり「けど、それでもここに入るって決めたの。大事な幼馴染で友達な穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒にいたかったから。そして、できないって決めつけてる弱い自分に負けたくなかったから」

花陽「……」

ことり「だから自分のわがままをなんとか貫いたの。――あはは、なんだか自分の話ってなるとすっごい照れちゃうね。とにかく! 私が花陽ちゃんに先輩として言わせてもらうのは、とにかく『後悔しない選択をしてね』ってこと! 花陽ちゃんはISライブ、参加してみたいんでしょ?」

花陽「……け、けど、この学校の存続がかかってるのに、実力もない私なんかが受け入れてもらえるだなんて――」


107◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 22:51:001T35VhJg (54/59)

穂乃果「ファイトだよっ!」

花陽「ぴゃっ!」

穂乃果「あっ! ごめん急に大きな声で。――私はISが大好きな花陽ちゃんを拒否するなんてこと絶対しないよ! 私だって、機械弄りが好きなだけのただの生徒だもん! けど、こんな私でも、この学校のために絶対頑張るんだって決意したんだもん!」

海未「人は誰だって、最初は未熟な者。特にあなたはまだ入学したてですからね。なら、なおさら、これからのために今から始めてみてはいかがですか。元々適性しか能がなかった私でも、候補生にまでなることができたのですから」

穂乃果「私達で一緒にステップアップしていこう! だから、『ファイト』だよっ!」

花陽「……こ、こんなどんくさくて、お米にしか目がなくて、機械弄りしかできない子でも大丈夫ですか?」

穂乃果「もちろんっ! それに『しかない』だなんて言っちゃ駄目! A+って結構すごい才能なんだからね!」

花陽「わ、私でもできるかな……?」

穂乃果「できるか、って言う前に、まずは『やってみる』だよ! 大丈夫、ひとりじゃないから!」

花陽「――うん。私、やってみようかな……! ううんっ。やる! やります! 私、あこがれのISライブに参加してみたいです!」


108◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 23:03:571T35VhJg (55/59)

穂乃果「やった! こちらこそよろしくね! 私は開発科所属の高坂穂乃果! こっちがことりちゃんで、後は候補生の海未ちゃんだよ!」

ことり「いっしょにがんばろうね♪ 私も恥ずかしくないようにいっぱい努力してみるからっ」

花陽「よ、よろしくおねがいしますぅっ」

海未「これで一人目確保、ですか。残りは……最低でもあと3人はメンバーに欲しいところですね」

花陽「あっ! そ、それじゃあその、私から推薦したい子がひとりいるんです……!」


109◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 23:05:021T35VhJg (56/59)

時間が遅くなったので今日はここまで。
こんな感じでゆったり進行していくので長い目でみてやってください。
おつかれさまでした。お付き合いありがとうございました。


110以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 23:06:22GGiLAdAQ (1/1)

>>1乙です

ちなみに簪やシャルをメンバーに入れることは可能ですか?


111以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 23:12:45QqX42FGk (5/6)


しかし音ノ木坂サイドはμ's(+シャル、簪)として
IS学園サイドは一夏、箒、鈴、セシリア、ラウラ、盾無さん…
後二人誰が来るんだろう?のほほんさん辺り?


112◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 23:18:271T35VhJg (57/59)

>>110
ありがとうございます。
>>89で9対9と言っていますが、今回は簪ちゃんシャル含めて全員が参加できるとします。理由は本編にて


113◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 23:20:261T35VhJg (58/59)

>>111
ありがとうございます。
そこに関してちょっと安価が絡むかもしれません。
メンバー自体は決まっていますが……メインキャラです、ええ。


114以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/12(火) 23:24:44QqX42FGk (6/6)

解答㌧、楽しみにしてるよ
大穴で千冬姉助っ人参戦に100ジンバブエドル賭けるぞー


115◆pfaqmHOLdQ2016/07/12(火) 23:44:091T35VhJg (59/59)

報告忘れ失礼。
次回予定は7/13 18:00過ぎ予定です。
予定が変更になったとしても一日程度で抑える予定なので
ちょくちょく確認していただければ幸いです。
失礼しました。


116以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 00:16:41lY4DFIUU (1/2)

解答ありがとうございます

やっぱり二人ほど整備専門になるよな...
向こうは誰が来るんだろう?マ○○が来るかニネンブ-リデスカの人か...楽しみに待ってます


117◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 18:23:07qI5Kzxec (1/31)

お待たせしました。
少し時間を取って19:30頃から投下を開始します。
申し訳程度の人数確認点呼を時間までお願いします。


118以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 18:28:19dzGQscL6 (1/3)

ほいさ


119以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 18:47:17tDSeKdxU (1/1)

はーい


120◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 19:34:49qI5Kzxec (2/31)

点呼ありがとうございます。
それでは再開します。よろしくお願いします。


121◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 19:46:22qI5Kzxec (3/31)

 □ ■ □

花陽『私の幼馴染で星空凛ちゃんって子がいるんですけど……他の生徒には知られていないけど、その子も専用機持ちなんです』

花陽『けど最近、色々と行き詰っちゃってるみたいで……とてもISに詳しいですし、もしよかったら凛ちゃんも誘ってくれませんか……?』


海未「――と提案され、早速放課後にアリーナの整備ハッチに向かってみたわけですが」

ことり「放課後の時間はいつもISの調整に時間を費やしてるみたい。なんだか穂乃果ちゃんみたいだね?」

穂乃果「め、面目ない、たはは……。いつの間にか夜遅くになっちゃったりね。けどこの時間の整備ハッチって人がいなくてがらんとしてるなぁ。えーと……あっ、あの子じゃない?」


凛「うーん……関節ジョイントの整備は完璧なはずなのに、なんでかエラー吐いちゃうなぁ。細部スキャンかける設備あれば一発でわかるのにー」


海未「独り言をつぶやきながら高度な作業をこなすあたり、ますます穂乃果に似てますね」

穂乃果「えぇ!? 独り言なんて言ってたっけ!?」

ことり「言ってるよぉ。しかも寝言までISの整備の話なんだよ?」


122◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 19:55:04qI5Kzxec (4/31)

穂乃果「そ、その話は今はやめやめ! あのー! すいませーんっ!」

凛「にゃ? あれれ? 二年生の人、ですか?」

ことり「花陽ちゃんから聞いてないかな? 放課後に二年生の人たちが会いに行くって」

凛「ああっ! あの万年負け越しのISライブを復活させようとしてる物好きな人たち!」

海未「意外とざっくばらんに毒を吐かれた気がしますが、事実なのも否めないのが困ったところですね……」

穂乃果「こんにちは! 高坂穂乃果です! こっちはことりちゃんと海未ちゃん、この三人でISライブをまた復活させようって頑張ってるんだ! 今では花陽ちゃんもいてくれるけどね」

凛「えーと、確かISライブの参加メンバーを集めてるんですよね? ……もしかして、凛へのお話ってそういうこと?」

ことり「うんっ♪ 花陽ちゃんから聞いたよ、ISがとっても大好きでいつも専用機の調整をしてるんだーって」

凛「あ、改めてそう言われるとなんだか照れるにゃー。まぁ専用機って言っても、所持しているコアを無理やり訓練機にセットしただけの形式的なものなんだけどね」


123◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:06:11qI5Kzxec (5/31)

海未「コアだけ、ですか? 珍しいですね、個人のISコアの所有権が認められるのは一部の政府から認められた人間のみとなっているはずですが……つまり企業からのバックアップを受けずフレームが完成されてないと?」

凛「えへへ……凛ってISの勉強はできるんだけど、IS適性も実技試験成績も最悪レベルなんだよねぇ。唯一の自慢は、お父さんとお母さんからもらったISコアだけなの」

穂乃果「ということは、このメンテナンスしてた打鉄の中に凛ちゃんのコアが?」

凛「今、3日かけてコアとのフィッティング作業を終えたところなんだけど……駆動部に異常があるのかうまく起動できないんだー。打鉄も新品だし不良はないはずなんだけどぉ」

穂乃果「ちょっと見せて。――あっ、これ多分駆動部じゃなくて、簡易メンテナンスで使うセンサー類の誤作動だよ。一度再起動かけてから、初期モードからサブブーストモードに切り替えてみて」

凛「ふぇ? ――わぁっ! すごいにゃ! あれだけ悩んでた不調が一瞬で直っちゃった! 細部スキャンもかけてないのにどうやって分かったの!?

穂乃果「え? えーと……勘?」

凛「えぇっ!?」

海未「ああ、それ以上の答えは期待しない方がいいですよ……。私達はもちろん先生でさえ不思議がる程の直感力ですから」

穂乃果「直感と言うか、ぱっと見て『あれ、ここに違和感あるかも?』って思ったら大体当たってるってだけだよ?」


124◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:18:24qI5Kzxec (6/31)

凛「むぐぐ、かよちんから話を聞いた時はちょっと怪しくて警戒してたけど、意外とすごい人たちかも……。えーと、とりあえず高坂先輩、ありがとうございます! 凛だけじゃもっと時間かかってたはずだし」

穂乃果「いいのいいの。それにこの子、こんなに大事にされてるんだもん。こっちだって手伝いたくなるって」

凛「この子のことわかるの?」

穂乃果「実技戦闘に出ていないはずなのにここまで膨大な蓄積データ……多分これ、ISが出て初期のコアじゃないかな? このコアが生まれてからずっと調整をされ続けてきたんだね」

凛「うん! この子はいわば凛の妹! 子供の頃からずっと接してきた大事な宝物なんだ!」

海未「初期のISコアとなると大変貴重ではないですか! それが専用フレームにすげ替えられることなくまっさらな状態でここまで……まさに手塩にかけて育てた、という表現が似合うでしょうか」

ことり「穂乃果ちゃん! そろそろ本題に移らない? もうすぐ外も暗くなっちゃうし」

穂乃果「わわっ! 今日は門限外時間活動許可書届けてないから早く帰らないとだねっ。えーと、それでね――」


125◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:25:26qI5Kzxec (7/31)

 □ ■ □

凛「――思った以上に大分無茶なことやろうとしてたにゃ!」

穂乃果「うぐっ! け、けど無茶でもなんとかやり遂げようとしたいから凛ちゃんに声をかけたわけだよ!」

凛「うーん、ISライブ、かぁ……かよちんは参加すること、もう決めたんだよね?」

海未「ええ。明後日から早速実践訓練を始めようと計画しているところです。丁度日曜日ですしね」

凛「……よしっ、決めた! かよちんが参加するって決意したなら、凛はそのお手伝いをするよ!」

ことり「ほんとっ!?」

凛「だって、まずメンバーをそろえないと話が始まらないってことでしょ? さっきも言ったとおり、凛って実技とかに関わるとほんとにダメダメだけど……それでもお手伝いできることがあるならかよちんのためにがんばるよ!」

穂乃果「やったぁ! これで早くも二人目ゲット! ありがとう凛ちゃん!」

凛「えへへ……実はお礼を言うのはこっちの方かも」

穂乃果「?? なんで?」


126◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:37:19qI5Kzxec (8/31)

凛「かよちんと話したならわかるかもしれないけど、かよちん、自分に自信が持てなくて、それで自分から動けないっていうことが昔から多かったから。だから、かよちんが勇気を出すきっかけを作ってくれて凛もうれしいにゃ!」

海未「確かにきっかけをもたらしたのはこちらの方ですが、一歩を踏み出したのは紛れもない花陽本人ですから。讃えるなら花陽本人にしてくださいね」

凛「うんっ! ――それに、ISライブの訓練とかで実践経験が多くなるなら、凛の入学した理由にも関わってくるからね」

ことり「入学した理由?」

凛「うんっ! 凛の夢は、この子――凛のISコアを使って専用機を完成させること! だからもっといろんなデータを記録するために色々無茶言ってここに入学してきたんだ」

穂乃果「自分の手で専用機を作る!? すごい! ISに関わる人なら一度は夢見ることだよね!」

凛「だから、ISライブに参加して、強いパイロットや専用機のデータをもっともっと記録すれば、凛の専用機が完成するはず! だからその、参加する代わりと言ってはなんだけど――」

穂乃果「ねぇねぇ! 穂乃果にもそれ、手伝わせてくれない!?」

凛「えぇっ!? セリフが真っ先に取られたにゃ!?」


127◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:45:27qI5Kzxec (9/31)

ことり「まぁ、穂乃果ちゃんなら真っ先にそれを言うよねー」

海未「私の専用機をはじめてみた時も、勢い余って分解させてくれ、と言うほどでしたものね。ふふっ、そういったところも穂乃果らしさ、でしょうか」

凛「え、えーっとっ。じゃ、じゃあ高坂先輩! 一緒にISライブに参加して、凛の専用機作りの手伝い、してほしいです!」

穂乃果「もちろんだよ! これからは私のこと穂乃果って呼んで!」

凛「そ、それはいいんだけどぉ……なんだか年下の私より子供っぽいにゃあ」

海未「そ、それも穂乃果らしさでしょうね……良くも悪くも」

穂乃果「あはは……ついテンション上がっちゃって。――凛ちゃん!」

凛「にゃっ?」

穂乃果「絶対にこの子に相応しい専用機、完成させてあげようね!」

凛「――うんっ!」


128◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 20:53:05qI5Kzxec (10/31)

 □ ■ □

海未「さて、今日は土曜日ですし授業は午前中で終わりですが……ことり、今からどこへ向かおうとしているんですか?」

ことり「今のところ、一年生二人をメンバーに勧誘出来て順調でしょ? だからここで大本命に声をかけてみようと思って♪」

穂乃果「大本命?」

ことり「そっ、大本命! 二人共、噂で聞いたことあるでしょ? 今年の一年生ですっごい実力者が入学してきたって!」

穂乃果「あっ! それってもしかして、一年生で代表候補生だっていう――」

海未「倉持技研所属、日本の代表候補生の実績ランキングでもずば抜けて好成績を樹立している真紅のエース、西木野真姫さんですね……!」

ことり「やっぱり同じ候補生の海未ちゃんなら嫌でも噂は聞いてるよね。そっ、次はその西木野さんに声をかけてみようと思って」

海未「確かに、西木野さんをメンバーに勧誘できれば百人力でしょう。なにせあの絢瀬会長に勝利できる可能性を持つこの学園唯一の生徒です。それほどに彼女は強い」


129◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:07:51qI5Kzxec (11/31)

穂乃果「そ、そんなに強いの……?」

ことり「情報によると、とあるIS関連雑誌調べ、『次期代表操縦者候補ランキング』では堂々のトップ10入り! 並の代表候補相手に瞬殺してしまうほどの驚異的な実力! 加えて家が総合病院の超お嬢様でピアノコンクールで優勝実績あり! 勉学の成績もトップ10入りは当たり前、入学試験時の実技成績及び総合成績は圧倒の首席! まさに絵に描いたような超人だとの噂です!」

海未「顔を知っているぐらいで話したことはありませんが、同じ候補生の中でもかなり有名な部類でしょうね。噂では非公式ながらもファンクラブが存在するほどとか……」

穂乃果「はえぇ。遠い世界のお話だなぁ。――けど、なんで音楽室に向かってるの?」

ことり「情報によると、空いた時間は毎回、音楽室でピアノを演奏してるんだってー。ほら、耳を澄ますと聞こえてこない? ピアノの音」


130◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:16:31qI5Kzxec (12/31)

???「だからピアノ演奏の邪魔だって何回言えばわかるのよっ!」

???「ぬぁんでよ! 自分の部室で何しようが勝手でしょ!」


海未「――ピアノの音ではなく言い争いの声が聞こえてきますが」

ことり「あ、あれれ? なんだかデジャビュ……?」


???「大体、学校の中であんだけ派手に耳に悪い電波系ソング垂れ流すのはマナー違反じゃないのよ! ああいう系の音楽は耳がきーんってなって苦手なの!」

???「電波系じゃなくて由緒正しきアイドルミュージックよ! 大体噂に聞く超お嬢様だって言うなら家のピアノで練習してなさいよ!」


穂乃果「中に二人いるようだけど……どうしよう、この様子じゃいつまでたっても終わりそうにない、よね?」

海未「誰かが介入しなければ埒があきませんね。非常に遠慮したいところではありますが、ちょっとお話を聞いてみるしかないでしょう」

ことり「怖い人じゃないといいけどぉ……」


131◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:22:26qI5Kzxec (13/31)

ガラッ

穂乃果「あ、あのぉ、すいませぇーん――」


にこ 真姫「なにっ! 何か用っ!?」


ことり「ピィッ!?」

海未「いえその、こちらに西木野真姫さんがいるとお聞きしてやってきたのですけど……」

真姫「えっ? 二年生の人たちが私に何のよう――って、もしかしてあなたって、園田海未さんよね? 代表候補生の」

海未「ええ、はじめまして。お噂はかねがね――って、あれ? そちらにいるもう一方の三年生は確か――」

穂乃果「あっ! あの人テレビで見たことあるよ!」

にこ「あら♪ にこにーのアイドルオーラが隠しきれなかったようね! そうっ! 最近メディアの露出も増えて好調な――」

ことり「あっ! 電波系ぶりっ子として評判な自称ISアイドルのにこにーだ!」

にこ「ちょっと! 電波系ぶりっ子はともかく自称って何よ自称って! ちゃんと公認ISアイドルの第一人者だってーの!!」

真姫「自称……」

にこ「あんたまで訝しげな目で見ないでよ! ちゃんと名刺にだって書いてあるんだからね!?」


132◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:28:18qI5Kzxec (14/31)

穂乃果「え、えーと……ところで、さっきまで言い争ってたみたいなんですけど、一体何があったんですか? すごい言い争いでしたけど……?」

真姫「別に傍が不思議がるほどの話でもないわよ。そこの自称アイドルがね――」

にこ「だから自称って何よ自称って! 聞いてよ二年生! そこのくっそ生意気なトマトお嬢様がね――」

真姫「ちょっと! 生意気はともかく取ってつけたようなトマトって何よトマトって! 絶対私の髪色を見て付け加えたでしょ!」

海未「あぁもう! 互いに言い争っているだけではキリがありません! 各自段階を踏んで冷静に話してくださいっ!!」

ことり「ああっ! 海未ちゃんがついにしびれを切らしちゃった!」

穂乃果「だ、ダレカタスケテー!」


133◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:35:07qI5Kzxec (15/31)

 □ ■ □

ことり「――なるほどなるほど。この音楽室で毎日、西木野さんがピアノの練習をしていて。同時にこの音楽室の隣にある音楽準備室は、矢澤先輩が部長を努めているアイドル研究部の部室だと」

真姫「部長一人だけの部を部と認めていいのかは甚だ疑問だけどね」

にこ「うぐっ! い、いいのよ! 年度越しに存続させる条件は一人でも部員がいることなんだからっ」

海未「はいはい、話をそらさないで。――で、いつものように西木野さんがピアノの練習をしようとしていたら、アイドル研究部の部室から大音量で矢澤先輩の持ち歌が流れてきたと」

真姫「音楽室の性質上、廊下への防音はされているんだけど、唯一の隣室である準備室への防音はそこまでじゃないのよね……あんだけ大音量で音楽を再生してたら誰だって迷惑よ」

にこ「し、仕方ないじゃないの! まさか音楽室に人がいるって思わなかったし、ダンスの練習ができるのなんて部室ぐらいしかないもの!」

穂乃果「たはは……確かに。みんな寮部屋住みだから、寮でダンスの練習なんかしたら周りの人に迷惑かかっちゃうもんねぇ」

真姫「かといってこっちに迷惑かかるのも大問題よ! せめて外の公園で練習してほしいんだけどっ」

にこ「この前外で練習してたら変に人集まってそれどころじゃなくなったのよっ! 最近になってメディアの露出増えたせいだから嬉しい悲鳴ではあるんだけどねー」


134◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 21:50:09qI5Kzxec (16/31)

海未「ふぅむ……今回の件は軽い人災事故とはいえ、このままでは再びぶつかり合いになるのは明白。困ったものですね」

ことり「お互いに『この日は私が使う! 次の日はあなたが使ってね!』ってシフトを組めたりできないかなぁ?」

にこ「あー無理無理! 私、一応職業アイドルよ? ちゃんと事務所からギャラもらってるしテレビにも出てる身だもの。正直いつ休みかなんててんでわからないから決まったシフトなんて組めないわ」

真姫「以下同文。私は私で代表候補生のやることが多くてね……。ピアノの練習も家じゃ出来ない理由があるし」

穂乃果「……いっそ、お互い専用機持ちだし、模擬戦の結果で利用権を奪い合ったり――」

にこ 真姫「売られた喧嘩は全力で買う主義だけど?」

穂乃果「――するのは、言い争いを悪化させてるようなものだから遠慮しておきたいかなぁって、あはは」

海未「……ピアノの方はどうにもできませんが、ダンスの練習場だったら確保できますよ?」

にこ「ほんとっ!?」


135◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:02:17qI5Kzxec (17/31)

海未「私の実家が日本舞踊の家元でして。自家の練習場があるんですけど、使わない日も多いですから無料で地元の劇団などに解放をしてるんですよ。そういった事情でしたら、矢澤先輩にも貸し出せるように融通しますけど……」

にこ「か、神様よ! 神様が現れたわ!!」

海未「へ!? か、神様!?」

にこ「うちの事務所、規模が小さくて新生だからまだ碌に練習場も確保できなくて……有名になる前はずっとアイドルもどきって馬鹿にされ続けてきてまともに相手にされてこなかったのよ! だから学校で練習するしかなくて――そんな私に優しくしてくれるなんてあんた神様以外の何者でもないわ!!」

海未「え、えぇぇ……。と、とりあえず喜んでくれたなら何よりですけど……」

ことり「と、とりあえず問題解決、かな?」

真姫「やれやれ、これで平穏な学校生活が戻るわ。こっちも礼を言うわ、ありがとう」

海未「えーと……こほん。では問題解決、いざこざの種も排除できたとのことなので、お二人はお互いに謝罪をしてください。学校で喧嘩はいけませんよ、喧嘩は」

にこ「むぐっ……分かってるわよ。なんか熱くなってごめんなさいね。変に突っかかったみたいで」

真姫「まぁその……私も先輩相手に少し無礼過ぎたわ。ごめんなさいね」

穂乃果「最初はどうしようかと思ったけど、丸くおさまったみたいでよかったぁーっ」


136◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:04:35qI5Kzxec (18/31)

真姫「あっ、そうだ。つい忘れかけてたけど――先輩たち、私に用があるって言ってなかったっけ?」

ことり「あっ! そうだよ、まだその話してなかったよね!」

海未「ふむ……丁度ここに矢澤先輩もいらっしゃいますし、矢澤先輩にも話してみたほうがいいかもしれませんね」

にこ「えっ、あたしも?」

穂乃果「そっか! テレビでやってたけど、確か先輩も海未ちゃんと同じ第四世代機持ちだもんね! 即戦力間違いなしだ!」

海未「そういうことです。それで、お二人には聞いてもらいたい話があって――」


137◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:13:23qI5Kzxec (19/31)

 □ ■ □

にこ「あの幻の名イベント『ISライブ』の復活ですって!?」

ことり「す、すごい反応ですねっ」

にこ「あったりまえよ! ISライブはかつて学園アイドルたちお披露目の場と呼ばれた華の舞台! それが突如四年前の開催を最後に打ち切られてしまったんだもの! それが復活するってなれば大盛況間違いなしよ!」

真姫「ISライブ、か……聞いたことはあるけど。廃校を阻止するためにそこまでビックなイベントを起こすだなんて、随分と酔狂な部類なのね先輩方って」

海未「物好きに酔狂と来ましたか……まぁただの一般生徒が言っているんですからね、そう評されても無理はないですか」

穂乃果「けど、廃校を阻止する方法はこれしかないって思ってるの! そのために会長を納得させるメンバーも必要だし――だから、矢澤先輩と西木野さんの力を貸してください! お願いしますっ!」

にこ「――よしっ! その話乗ったわ!」

ことり「即決!?」

にこ「ISライブ大復活! その舞台に立つのはISアイドルの先駆者、矢澤にこ!! ここまで盛大なアピールができればにこにーの人気爆進間違いなしよ! こんな大舞台をつかむチャンス、逃してたまるもんですか!」

海未「ど、動機はともかく、メンバーとして参加してくれるなら歓迎します。――それで、西木野さんの方なんですけど」


138◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:13:53qI5Kzxec (20/31)

真姫「……仮にISライブに優勝すれば、それって大きな実績になることは間違いないわよね」


139◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:15:28qI5Kzxec (21/31)

真姫「……仮にISライブに優勝すれば、それって大きな実績になることは間違いないわよね」

穂乃果「うんっ! 今まで音ノ木坂の優勝はなかったわけだし――もし復活した大会で音ノ木坂が優勝できれば、きっとすごい反響があると思う!」

真姫「……この実績を作れば、少しでもあの人を納得させて――」ボソッ

穂乃果「……」


140◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:22:16qI5Kzxec (22/31)

真姫「……ん? どうかしましたか?」

穂乃果「え? あ、ううん! なんだかすごい真剣に考えてててくれてるらしいから」

真姫「ええ、まぁ、そうですね。ちょっと興味が――よし。決めた。ISライブの優勝……それが大きな実績になるなら、参加してあげてもいいわ」

ことり「ほんと? やった! 西木野さんも勧誘できれば百人力だよっ!」

真姫「まっ、軽く任せておきなさい。絢瀬会長を納得させなきゃいけないみたいだけど、一度戦ってみたいとは思ってたしちょうどいいわ。軽く捻り潰して何が何でもISライブで優勝してやるんだから」

にこ「また随分な自信ねぇ。やっぱ生意気じゃないの」

真姫「生意気なのは自覚してるわよ……。まぁ見てなさい。自惚れでないことは目の前で証明してあげるから」

穂乃果「よーし! これでメンバーの数はそろったし、やっと――」

にこ「ちょーっと待ったっ!」

穂乃果「えぇっ!?」

にこ「確かに私は参加するって言ったわ。だけど――こちら側も、参加するための『条件』を提示させてもらうわ!」

海未「条件、ですか? できれば難しくない範囲でお願いしたいところですが……」

にこ「まぁある意味簡単よ簡単! そのISライブに参加するっていうメンバー全員をね――


141◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:28:57qI5Kzxec (23/31)

 □ ■ □

にこ「――ということで! 『ISライブ暫定メンバー』改め、『音ノ木坂アイドル研究部ISライブ復活委員会』始動よっ!!」

花陽「急にアイドル研究部にナッチャッタノォ!?」

海未「すいません……参加する条件として提示された以上呑むしかなかったので」

穂乃果「あ、あくまで部員として登録するだけってのが条件だから! アイドル活動を強制するわけじゃないから安心して!」

にこ「まぁそれも『今のうち』ではあるけどねぇ。はーっはっはっはっは! ついに、ついにアイドル研究部の天下がやってきたわ!」

凛「ちょっと寒くないかにゃー?」

にこ「ちょっとぉ! 盛り上がってるところに水を差さないでよ! こんなに部員いたことなんて初めてなんだから少しは調子に乗らせなさいよ!」

真姫「まさかこんなことに巻き込まれるなんて……いえ、これもISライブ優勝のためと思って少しは我慢するしかないか。はぁ」

にこ「わざと聞こえるようなため息吐かないの!」


142◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:34:57qI5Kzxec (24/31)

穂乃果「け、けど! 2日でこんなにメンバーが集まるなんてすごい幸運だよ! しかも専用機持ちで代表候補生が三人も!」

花陽「そ、それに一年生最強と名高い西木野さんも参加してくれるなんて……! これなら、もしかしたら生徒会長も説得できるかも……!」

にこ「気に入らないけど、真姫もこの学校じゃ最強の一角なのは間違いないしね。――けど、ISライブに参加するのは9人。しかも変則ルールによってはそれ以上の人数を要求する場合があるから、最低でも予備人員にもう二人は欲しいところね」

凛「つまり、後もうちょっとだけメンバーが欲しいってこと?」

ことり「そうだね。もうひと押しだけできれば十分な人数になると思うんだけど――」

コンコンッ

にこ「えっ!? この部室に来客!?」

真姫「部長が来客に驚いてどうするのよ……」

穂乃果「はーい! 今開けまーす!」ガチャッ


143◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:41:05qI5Kzxec (25/31)

簪「――あの、こちらに高坂穂乃果さんという方が、いらっしゃるとお聞きしたんですけど……」

真姫「ちょっ、簪!? なんでこんなとこにいるのよっ」

簪「へっ? に、西木野さん!?」

シャル「わわっ。なんだか思った以上に大所帯になってるね。私達が入ってギリギリかも」

花陽「あぁーっ! あなた方二人は確か、一年の代表候補生、フランスのシャルロット・デュノアさんに日本の更識簪さんじゃないですか!」

簪「そ、そんな、有名になるほどの器じゃないのによくご存知ですね……」

花陽「そんなことないですよ! だってお姉さんはあのIS学園の生徒会長、ロシアのミステリアスレディ更識楯無さんなんですから!」

穂乃果「更識って……あの生徒会長の妹さん!?」

シャル「あはは。なんだか話も混戦してきたし、一旦落ち着こうか。実は私達二人、あなた方に用があって――」


144◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 22:54:06qI5Kzxec (26/31)

 □ ■ □

穂乃果「ISライブのメンバーに参加してくれるってほんとにほんと!?」

簪「はい……! その、ISライブが復活するかも、っていう噂が昨日から学校中に流れてて」

シャル「そしたらその矢先、『ある知り合い』から私と簪が声をかけられたんだ。ISライブに参加してくれる助っ人を探してるって」

簪「昔にテレビで見た時から、参加するのが憧れのひとつだったから……できることならやってみたいかも、って」

真姫「あなたが自分から強くやりたいって言うなんて珍しいわね」

簪「私も西木野さんがいるなんて……いやけど、ううん。そうだよね、西木野さん、そういう情報に敏感だったよねそういえば」

シャル「私も憧れを持ってるんだけど、まぁ大きな理由はその『知り合い』に頼まれたのが一番の理由、かな。あっ、けど不要なようなら遠慮するし――」

穂乃果「そんなことないよっ! 参加してくれるならこれ以上嬉しいことはないって!」

シャル「ほんと? ならぜひ参加させてほしいかな。これでも候補生だった時間は長い方だし、みんなをサポートするね」

簪「……け、けどどうしよう。西木野さんがいるなら、その、わたし、もしかしたらいらないんじゃ」

真姫「はぁ……あなた本気でそう思ってるの? ならそれこそ自惚れね。あなたの専用機の頼もしさはもちろん、実力だって認めてるんだから。ぜひ参加してくれないとこっちが困るわ」


145◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 23:04:50qI5Kzxec (27/31)

簪「う、うん……! わかった、西木野さんがそう言ってくれるなら、わたしもわたしなりにがんばってみるね……!」

にこ「やれやれ、紆余曲折あったりはしたけどこれで9人そろったじゃないの! これで人数の問題はクリアできたわけね!」

穂乃果「最初は不安だったけど、ちゃんと頑張ればこうやって人を集めることもできるんだねっ」

海未「ですがこれで気を抜いてはいけません。むしろここからがスタートラインなわけですからね」

ことり「みんながみんなの役割で、みんなのやり方で頑張ればきっと結果はついてくるよ、ね!」

花陽「これから本当に始まるんだと思うとすごい緊張しちゃいますけどっ……わ、わたしがやりたいことのためなんですから。私自身が一番頑張らないと駄目、ですよねっ」

凛「凛はいつでもかよちんを応援してるよ! ……それに、ISライブまでにはきっとあの子だって完成させてみせるからっ!」

真姫「みんな抱いている思いはばらばらでも向いている方向は同じ……変な図よねほんと。まぁ、わたしが欲しいのは結果よ。結果を出すためなら私は全力でなんでも打ち砕いてやるわ」

シャル「……なるほどね。確かに、彼女の言うとおり、見てると面白いかもね。この人たちは」

にこ「よーしっ! それじゃあ面子も揃ったことだし、ISライブに向けてふぁい――」

穂乃果「ファイト、オーだよっ!!」

にこ「ちょっと部長のセリフ取るの禁止っ!」


146◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 23:05:54qI5Kzxec (28/31)

【プロローグ が終了しました】

【ここから 本編 が開始します】


147◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 23:10:31qI5Kzxec (29/31)

ここから先の本編では作内時間を一週間ごとに区切り、
一週間に三回の自由安価による行動を起こしつつ、
判定や安価を繰り返して物語を進行していきます。
一週間と一週間の間では固定イベントが発生したりします。
現在の最終目標は【夏に開催されるISライブの優勝】です。
メインキャラたちの専用機を作るもよし強化するもよし。
新しい特技に目覚めさせるもよし、です。
安価によって彼女たちに充実したISライフを送っていただきましょう。


148以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 23:11:34dzGQscL6 (2/3)

いいゾ~これ
ボクっ娘シャルに慣れ親しみすぎてて、私という一人称が中々新鮮だなぁ


149◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 23:13:22qI5Kzxec (30/31)

それでは時間が遅くなったので本日はここまで。
本編が開始したので、最終決定したキャラ達のステータスを厳密な
データ化・数字化を施して次回投下前までに投下します。
次回予定は7/13 昼頃か夕方頃を予定としています。
お付き合いありがとうございました。おつかれさまです。


150以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 23:20:58dzGQscL6 (3/3)

乙、これからが楽しみだ
日付が今日になってるけど、明日ということでいいのかな?


151◆pfaqmHOLdQ2016/07/13(水) 23:24:07qI5Kzxec (31/31)

>>150
失礼しました、正確には7/14ですね。
乙ありがとうございます。
これから安価成分も多くなるのでどうぞよしなに。


152以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/13(水) 23:53:07lY4DFIUU (2/2)

>>1乙です 専用機は最低でもあと二機は作らないとな...

あとワンサマーの胃が心配wどちらかと言うとストッパーなシャルも、比較的良心な簪もいないしw


153◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:23:34KPw7Ly7g (1/43)

予想以上に時間が遅くなりました、すいません。
ステータスやスキルを含むキャラのデータ、そして安価進行のルールを張り出していきます。
今回張り出すのは日常フェイズについてのみ、情報が多くなるので試合フェイズのルールは試合フェイズの直前で説明したいと思います。


154◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:25:06KPw7Ly7g (2/43)

《高坂穂乃果》
【IS適性】A+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】優等生
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・直感で機械の不調や弱点を見抜ける
・おはぎの大食いで優勝できる程度のスタミナ
・瞬時加速及び二重加速ができる
【詳細】
ごく普通の和菓子屋の長女。
小さい頃から機械を弄るのが好きで、それが転じてISに興味を持った。志望は整備科。理由は「操縦するより弄る方が好きだから」。
整備も操縦も直感型で、整備の際にはすぐに不調を見つけてすぐに修理できることが特技。
また入学時の実技試験では初めてISに乗ったにも関わらず、「もっと早く!」と念じただけで瞬時加速、挙句に二重加速が出来てしまい周りを驚かせた。


155◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:25:41KPw7Ly7g (3/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:9       知識:+1
操縦:7       操縦:+1
才能:9       才能:+1

【スキル】
《直感の天才:B》
大体のことを直感で解決できるセンス。
あらゆる判定時にスキル使用を宣言することで補正値+2。
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。
《スタミナ:C》
通常より少し上程度の持久力。
[操縦]の判定時にスキル使用を宣言することで補正値+1。
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。
《特殊適性:瞬時加速+》
瞬時加速への特殊な適性。
試合フェイズ時、[操縦]の判定時にスキル使用を宣言することで補正値+2。
1試合につき2回まで使用可。


156◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:28:05KPw7Ly7g (4/43)

《園田海未》
【IS適性】Sランク
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】整備科
【専用機】あり
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・運動神経が優れている
・集中力はそれなり
・近接戦はヴァルキリーに匹敵する
【詳細設定】
日本舞踊の家元の家で生まれた一人娘。
小さい頃から武道やスポーツに多く触れ、いくつかの大会で入賞できる程度には運動神経に優れている。
類まれなるIS適性から、園田家初のIS操縦者として期待され教育を受ける。しかし候補生候補止まりで結果が出ていなかった矢先、音ノ木坂IS学院入学の直前に謎の第四世代機が送られ、それをきっかけに園田家と企業のサポートを受けて代表候補生となる。


157◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:28:40KPw7Ly7g (5/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:6       知識:+1
操縦:6       操縦:+2
才能:10        才能:+1

【スキル】
《運動神経:B》
大体のスポーツでそれなりの成績を出せる。
[操縦]に補正値+1。
また[操縦]判定時にスキル使用を宣言することで補正値+1。 日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。
《集中力:B》
人一倍集中力に優れている。
あらゆる判定時にスキル使用を宣言することで補正値+1。
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。
《特殊適性:近接+》
近接戦闘への特殊な適性。
試合フェイズ時、[操縦]と[才能]の判定時スキル使用を宣言することで補正値+2。
1試合につき[操縦][才能]それぞれ1回ずつ使用可。


158◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:29:13KPw7Ly7g (6/43)

《南ことり》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】苦手
【専門】整備科
【専用機】なし
【コネクション】多数
(主にラウラ・ボーデヴィッヒ、シャルロット・デュノア)
【アピールポイント】
・家事ならおまかせ!
・ミナリンスキー情報網
・知られざる秘密
【詳細設定】
高坂穂乃果と園田海未の幼馴染。
母親が音ノ木坂IS学院の理事長をしているものの、本人はISに強い興味がなく、入学の理由は「幼馴染二人と同じ学校だから」。
全校生徒寮生であるIS学院寮では幼馴染二人と一緒の部屋で暮らしている。いつも練習や整備で遅い二人をサポートする家事担当。
アキバのメイド喫茶でアルバイトをしていて、あらゆる方面に顔が広い。IS学園にも多数顔見知りがいるようだ。
幼馴染二人にはまだ明かしていない秘密が存在する。


159◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:29:55KPw7Ly7g (7/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:1       知識:+1
操縦:2       操縦:+1
才能:2       才能:+1


【スキル】
《サポート:A》
他者へのサポート、気配りがよくできる。
試合フェイズ時以外の判定時、自身以外のキャラの補正値+1。
《ミナリンスキー情報網》
伝説のメイド、ミナリンスキー謎の情報網。
試合フェイズ時以外の自身以外キャラ判定時にスキル使用を宣言することで補正値+2。
1週間につき1回のみ使用可。
《ーマスクスキルー》
日常フェイズで解除可。


160◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:32:22KPw7Ly7g (8/43)

《西木野真姫》
【IS適性】Aランク
【IS知識レベル】代表候補生
【IS操縦レベル】天才
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】更識簪
【アピールポイント】
・父から教えてもらった医術
・絶対音感、音に敏感
・代表候補生(更識簪)秒殺
【詳細設定】
西木野総合病院で医者をしている父を持つ。
ISの操縦に関しては天才とも言えるレベルの腕を持つ。その腕を見込まれ倉持企業バックアップの元で日本の代表候補生に認定される。
数居る候補生の中でもトップ10に入る程度の実力者であり、同じ倉持企業所属の更識簪相手に1分以内の連勝記録を更新し続けている。
絶対音感の持ち主で、ピアノが特技。


161◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:33:09KPw7Ly7g (9/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:10        知識:+2
操縦:12        操縦:+0
才能:7       才能:+1


【スキル】
《医術》
基礎レベルの医療の知識に精通している。
体に関わる判定時に補正値+3。
《絶対音感》
類まれなる絶対音感の持ち主。
音楽、または音に関わる判定時に補正値+3。
《絶対強者》
勝利者であることを約束されたスキル。
試合フェイズ時の判定直後にスキル使用を宣言することで補正値+10。また相手の《絶対強者》使用時に使用を宣言することで無効化。
1試合につき1回使用可。


162◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:33:52KPw7Ly7g (10/43)

《小泉花陽》
【IS適性】Aランク+
【IS知識レベル】一般生
【IS操縦レベル】一般生
【専門】開発科
【専用機】なし
【コネクション】なし
【アピールポイント】
・世界レベルのお米LOVE
・OSとかシステム周りの開発が得意
・ISオタク
【詳細設定】
お米ソムリエやお米アドバイザー等の資格を持っている程度にはお米が好きな普通の女子高生。
筋金入りのISオタクで、休日には趣味でISのOS周りを独自開発している。憧れは開発者である星空凛の両親。その凛両親からは今でも直接教えてもらっていたりする。
またアイドルオタクでもあり、特に推しはISアイドルとして活動している矢澤にこ。


163◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:34:25KPw7Ly7g (11/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:6       知識:+2
操縦:4       操縦:+0
才能:9       才能:+1


【スキル】
《お米マスター》
お米へと愛と知識は世界レベルに深い。
お米に関わる判定時に補正値+10。
《システム開発:B》
ISのシステム開発が得意。
ISの内部開発に関わる[知識]判定時に補正値+2。
《ISオタク》
ISへの愛と知識がかなり深いことを表わすスキル。
ISに関わる[知識]判定時にスキル使用を宣言することで補正値を加える。(日常フェイズでは+3、試合フェイズでは+1)
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。


164◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:35:10KPw7Ly7g (12/43)

《星空凛》
【IS適性】Cランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】オールマイティ
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
(親の紹介もあり便箋上は開発科志望、他の授業も受けている)
【アピールポイント】
・運動神経抜群
・家がISコアを持っていた開発者
・能力が封印されている
【詳細設定】
小泉花陽の幼馴染で、IS開発者である親を持つ。
家庭環境の関係で、小さいな頃からISに多く触れており、将来は両親と同じIS関係の仕事に就くことを夢見ている。
親の計らいで自分専用のISコアを所持しているものの、専用機の完成までには至らず、そのコアは学院側所持の量産機『打鉄』の訓練機に搭載し、それを専用レンタルしている。
ISについての知識は豊富だが、適性と操縦が最低レベルなため結果がいまいち出せていない。
彼女本人も気がついていない封印された能力がある。


165◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:35:45KPw7Ly7g (13/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:9       知識:+2
操縦:2       操縦:+2
才能:1       才能:+2


【スキル】
《運動神経:A》
スポーツ大会で入賞できるレベルの運動神経を持つ。
[操縦]の補正値+1。
また[操縦]判定時にスキル使用を宣言することで補正値+2。
ただしただし使用後は1回別の判定を行うまで再使用不可。
《専用ISコア》
自分専用のISコアを持っている。
試合フェイズ時、あらゆる判定時にスキル使用を宣言することで補正値+3。
1試合につき1回使用可。
《ーマスクスキルー》
日常フェイズで解除可。


166◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:36:25KPw7Ly7g (14/43)

《矢澤にこ》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】苦手
【IS操縦レベル】優等生
【専門】開発科
【専用機】あり
【コネクション】篠ノ之束
【アピールポイント】
・ISアイドルの先駆者
・世話好き
・まとめブログ管理者
【詳細設定】
ISサブカル中心のまとめサイト『にこ速』の管理人。
企業と篠ノ之束本人のバックアップを受けて、初のISアイドルとしてデビューした本人。
音ノ木坂IS学院に「アイドル研究部」を設立したものの、色々な意味でハードルが高いので新入部員が入らないのが悩み。


167◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:37:05KPw7Ly7g (15/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:2       知識:+2
操縦:8       操縦:+0
才能:5       才能:+1

【スキル】
《ISアイドル》
ISアイドルとして活動している。
試合フェイズ開始時にステータス補正値のどれかに2の数字を好きに割り振ることが可能。(1・1、2・0どちらも可)
《世話好き》
人に世話を焼くことが趣味で特技。
日常フェイズの自身以外キャラ判定直後にスキル使用を宣言することで判定を振り直すことが可能。
1週間につき1回のみ。
《情報発信者》
情報を発信する立場であることを表すスキル。
[知識]の補正値+1。
また日常フェイズの[知識]判定直後にスキル使用を宣言することで判定を振り直すことが可能。
1週間につき1回のみ。


168◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:37:47KPw7Ly7g (16/43)

《東條希》
【IS適性】Bランク+
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】苦手
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】シャルロット・デュノア
【アピールポイント】
・オカルトに精通、占い成功率9割超(特にタロットが得意)
・ここぞというときの直感に優れる
・ラピッド・スイッチを取得している
【詳細設定】
両親が優れたIS開発者で、小さな頃から海外を転々とする生活をしていた。
最終的に両親がフランスのデュノア社に引き抜かれ、国籍をフランスに移す。現在ではデュノア社のテストパイロットとしてフランスの代表候補生に選出。
デュノア社初の第三世代機パイロットとしてデータを得るために音ノ木坂IS学院へと入学した。


169◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:38:19KPw7Ly7g (17/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:8       知識:+0
操縦:3       操縦:+2
才能:5       才能:+1


【スキル】
《占い師》
占いに精通しており、吉兆を読むのが得意。
自身含めて全員の判定直後にスキル使用を宣言することで判定振り直しが可能。
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。
《好機への直感》
大事な局面になればなるほど直感が鋭くなる。
試合フェイズにて[戦闘結果:拮抗]が選択された直後にスキル使用を宣言することで[戦闘結果:優勢]に書き換え可能。
1試合につき1回使用可。
《特殊適性:高速切替》
武装高速切替への特殊な適性。
試合フェイズの判定時にスキル使用を宣言することで、判定に使用するステータスの数字だけを他のステータスの数字と入れ替えることが可能。
1試合につき1回使用可。


170◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:38:52KPw7Ly7g (18/43)

《絢瀬絵里》
【IS適性】Bランク
【IS知識レベル】優等生
【IS操縦レベル】代表候補生
【専門】操縦者
【専用機】あり
【コネクション】更識盾無、篠ノ之束
【アピールポイント】
・かしこいかわいいエリーチカ!
・小原家、更識家、綾瀬家の御三家同盟
・更識盾無と互角に戦える
【アピールポイント】
更識家の分家である絢瀬家長女であり後継者。
音ノ木坂IS学院の生徒会長であり最強の一角。ロシアの代表候補生であるが、代表操縦者である更織盾無と互角に戦えるレベルの実力者。
同じ分家である小原家、本家である更識家、そして絢瀬家の御三家同盟で世界に暗躍する亡国企業を追跡している。


171◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:39:32KPw7Ly7g (19/43)


【ステータス】   【補正値】
知識:8       知識:+1
操縦:10        操縦:+2
才能:4       才能:+1

【スキル】
《かしこいかわいいエリーチカ》
可憐で賢くあれ、という家訓の元で育ってきた。
[知識]の補正値+1。また試合フェイズ時限定で[才能]の補正値+1。
《絢瀬家後継者》
表舞台で活躍をする絢瀬家後継者であることを表すスキル。
試合フェイズ時限定で[知識][操縦]の補正値+1。
《絶対強者》
勝利者であることを約束されたスキル。
試合フェイズ時の判定直後にスキル使用を宣言することで補正値+10。また相手の《絶対強者》使用時に使用を宣言することで無効化。
1試合につき1回使用可。


172◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:40:15KPw7Ly7g (20/43)

【日常フェイズ】
全3ターンに分かれた自由安価による行動フェイズ。
日常フェイズ1回につき作内時間が1週間経過する。
それぞれのターンの最初で自由安価を募集。
安価ではメインキャラたちにやって欲しいことを適当に。
(行動に参加するキャラの人数に制限はなし)
参加キャラたちにはそれぞれのステータスを参照に、行動に沿った指定ステータスで判定を行い成否を判定する。
また行動の難易度によって、補正値にマイナスがかかる場合がある。
なお、ゾロ目だった場合は問答無用で大成功とします。

失敗の場合→変化なし
成功の場合→スキル追加やステータス増強など安価内容によって様々

《例》
「安価内容:穂乃果を専用機持ちみんなで鍛える」
が指定された場合…

判定能力値→穂乃果の[操縦]
難易度補正:補正値��1

成功→穂乃果の[操縦]の補正値+1


【ストーリーイベント】
日常フェイズの3ターンが終了すると、固定イベントを開始するストーリーフェイズが発生する。
ストーリーイベントでは様々な判定はもちろん、メインイベントとして試合フェイズが開始されることもある。


173◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:40:52KPw7Ly7g (21/43)

【サポートキャラ】
データを持つメインキャラ以外にも、ステータスを持たないがメインキャラの助けになるスキルを所持しているキャラ。
それぞれ日常フェイズにのみ効力を発揮するスキル、試合フェイズにのみ効力を発揮するスキルを所持する。
初期はシャルロット・デュノアと更識簪の二人。
安価や物語の進行によって増える可能性もあります。


【サポートキャラ一覧】
[シャルロット・デュノア]
《日常フェイズ:気配り上手》
常に穏やかで、周囲に気配りができる優しい人物。
日常フェイズ1周につき1回、その日常フェイズで判定を行っていないメインキャラを対象とした行動を追加で発生させることができる。
《試合フェイズ:みんなのマネージャー》
テキパキとサポートしてくれるみんなのマネージャー。
メインキャラの試合フェイズ開始時、ステータスひとつを選択、そのステータスの判定直後に1回だけ振り直しが可能。

[更識簪]
《日常フェイズ:情報の申し子》
裏方の仕事において大いに力を発揮する。
メインキャラの[知識]判定直後にスキル使用を宣言することで、自動成功に書き換えることが可能。
1週間につき1回使用可。
《試合フェイズ:作戦サポート》
情報能力等を駆使してメインキャラたちをサポートする。
メインキャラの試合フェイズ開始時、ステータス補正値のどれかに2の数字を好きに割り振ることが可能。
(1・1、2・0どちらも可)


174◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 20:42:47KPw7Ly7g (22/43)

以上となります。
ちなみに凛ちゃん、ことりちゃんの持つマスクスキルは、日常フェイズの行動指定安価の時に
「○○のマスクスキルを解除」と書いてそれが選ばれれば
イベントを経て自動で解除される仕組みです。
その他質問があればどうぞ。
本編再開は遅いながらも21:30から軽くだけ開始します。


175以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 20:54:16KVe9Xvqw (1/5)

IS学園側やシャルや簪にはステータスは存在しますか?
またシャルや簪を強化することも可能ですか?
あとマスクスキルはすでに中身は決定していますか?


176◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:12:06KPw7Ly7g (23/43)

>>175
IS学園側のキャラは敵としてステータスが設定されています。
シャル、簪はあくまでお助けキャラなのでデータはなしです。
ですがスキル強化は可能となっています。
マスクスキルの内容も決定しています。キャラ性能のこともあって解放されればそれなりに強いスキルになっています。


177以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 21:19:13KVe9Xvqw (2/5)

簪やシャルは直接運用は出来ないか...
専用機持ちだから間違いなく即戦力だっただけに残念だ...

原作キャラだと盾無や千冬あたりが絶対強者を持ってそうだな
一夏に主人公補正とか言うスキルがありそうで怖い...


178◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:24:16KPw7Ly7g (24/43)

>>177
シャルと簪は演出としてはメインとして参加してるけど、実際の判定にはスキル以外で絡まないって感じですね。
少し迷いましたがメインはあくまでμ'sメンバーという前提は覆したくなかったので。
しかし敵データも含めてデータが多すぎです……WIKIみたいに自前でまとめて見やすくできれば一番なのですが、データミスがあったりしたらすいません。


179以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 21:27:56WbwyaPSs (1/2)

データ量が膨大だなぁ
>>1は色々と大変だろうけど応援してるよ


180以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 21:30:40KVe9Xvqw (3/5)

つまり戦力ではあるけど、NPC扱いってことですね
仮に二人が試合に参加したら結果がオートで決まるみたいな感じで


181◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:32:48KPw7Ly7g (25/43)

>>180
そんな感じですね、作中での扱いも助っ人なので。
>>179
ありがとうございます。
円滑に処理ができるようこちらも尽力しますね。

それでは本編再開します。どうぞよろしくお願いします。


182◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:41:30KPw7Ly7g (26/43)

【4月第三週目】 【ターン1】


穂乃果「メンバーもそろったわけだし、ここからは対生徒会長のためにいっぱい練習しないとってことだよね!」

海未「ええ、なにせ今週の土曜日には戦うことになるわけですから。時間に余裕はありません。出来る限りの範囲で煮詰めていかなければ」

ことり「専用機持ちで候補生の人たちはともかく……やっぱり力を入れないといけないのは、私とか花陽ちゃんみたいな普通の生徒の練習かなぁ?」

穂乃果「訓練機を使うことにはなるけど、花陽ちゃんや凛ちゃんは一年生でまだISに数時間ぐらいしか乗ったことないはずだしー」

海未「それももちろん大事ですけど、候補生は候補生でどれほどの実力かも見定めなけければいけません。やることは多けれど時間は少ない……ある意味困った状況ではありますが」

穂乃果「とりあえず! どーたらって考える前にできることから始めようよ! だってせっかくチャンスが目の前にあるんだから!」

ことり「そうそう! 何事もポジティブにねっ」

海未「ふふっ。そうですね。選択肢があることは喜ばしいことですから」


183◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:42:35KPw7Ly7g (27/43)

【ターン1の行動を決定します】
・メインキャラにやらせたいこと、参加するメインキャラたちを指定してください

↓1の自由安価で決定


184以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 21:44:01KVe9Xvqw (4/5)

専用機持ち全員を指定で模擬戦


185◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:49:51KPw7Ly7g (28/43)

 □ ■ □

シャル「えーと、それで放課後、早速アリーナに集められつけだけどー」

真姫「まぁ、この面子を見れば大体何をするかは察しがつくわね。そういうことなんでしょ」


186◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 21:58:21KPw7Ly7g (29/43)

海未「ええ、ここに集まってもらったのは専用機所持者――つまり、ISライブメンバーの中でも即戦力が期待される面子です」

簪「こうして並ぶと、すごい面子ばかりで少し恐々としてしまいますね……」

にこ「つまり、私達の実力を推し量りたいってことでしょ? まっかせなさい! 普通ならチケット代ぶんどるところだけど、関係者サービスでただで見せてやるわ!」

花陽「か、感激ですっ! 公式のエキシビジョンでも見れないような面子揃い! しかもあのISアイドルの矢澤先輩の生ステージが見れちゃうなんて!」

真姫「同じ模擬戦なのにISアイドルの名前がつくだけでステージになるのは甚だ疑問だけどね……」

にこ「時代は戦えるアイドルを欲しているのよ!」

海未「こほん。静粛に。――矢澤先輩のおっしゃるとおり、今回は専用機持ちによる模擬戦を行いたいと思います。理由は単純明快、即戦力である候補生方々の実力把握。そして同時に――特に一年生たちへの見本実戦、といったところでしょうか」


187◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 22:10:02KPw7Ly7g (30/43)

穂乃果「海未ちゃん、そんな堅く言わなくても大丈夫! えーと、ほら、今回集まったメンバーってほとんどみんな初めて知り合ったりした人たちだから、実戦を交えて、改めてお互いをしれたらなーなんて!」

にこ「ふーん、まぁちょっとしたレクリエーションってやつ? いいわ! この中で最上級生の矢澤にこにー先輩がISの戦いってやつを教えてあげようかしら!」

真姫「こちらも興味はあったしね。いつも模擬戦してる簪ならともかく、フランスの代表候補生とかはこういう機会でもないと手合わせできないし」

シャル「あ、あはは……お手柔らかにお願いね? こっちも第四世代機相手にどこまで通じるか大分手探りなところもあるし」

凛「そういえばここにいる人たちの半分が第四世代機なんだよねー。せっかくだし映像記録取ってデータ取りしよーっと!」

ことり「アリーナの貸出時間も限られているので、今回はややこしいルールはなしの総当り戦です♪」

穂乃果「それでは各自、ファイトだよっ!」


188◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 22:14:33KPw7Ly7g (31/43)

【今回の処理】

試合組と観戦組でピックアップキャラをひとりずつ決定し、
試合組は[操縦]、観戦組は[知識]の判定に成功すれば
それぞれ判定したステータス補正値が+1されます。


189◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 22:16:02KPw7Ly7g (32/43)

【試合組キャラピックアップ】

矢澤にこ
園田海未
西木野真姫

↓1の選択安価でピックアップキャラ決定


190以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 22:25:05WbwyaPSs (2/2)

海未ちゃんで


191◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 22:27:24KPw7Ly7g (33/43)

試合組ピックアップは園田海未に決定しました。
次に観戦組ピックアップを選びます。


【観戦組キャラピックアップ】

高坂穂乃果
南ことり
小泉花陽
星空凛

↓1の選択安価で決定


192以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 22:28:27KVe9Xvqw (5/5)




193◆lk7eU.5KwI2016/07/14(木) 22:35:48KPw7Ly7g (34/43)

試合組:園田海未
観戦組:星空凛

にそれぞれ決定しました。さっそく判定していきましょう。


【判定】
園田海未
[操縦]6+2

《運動神経:B》《集中力:B》が使用できます。
スキルの同時使用は可能です。

↓1の二桁数字で判定、どのスキルを使うか、スキルを使わないかも含めて安価をどうぞ


194以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 22:58:06bEQusRaQ (1/2)

両方使用で81


195◆./lC9VnWyM2016/07/14(木) 23:03:51KPw7Ly7g (35/43)

【66+81=147】 結果:7

スキルによる補正値追加も含め判定成功です。
園田海未の[操縦]補正値に+1されます。


【判定】
星空凛
[知識]9+2

ゾロ目の場合はよりいい結果がもたらされる大成功となります。
現在の数値で自動成功ですがゾロ目か否かだけ判定しますね

↓1の二桁数字で判定


196以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 23:05:06YJ.gJ/yk (1/1)

ほい


197以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/14(木) 23:07:14bEQusRaQ (2/2)

48


198◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:09:53KPw7Ly7g (36/43)

【34+48=82】 結果:2

判定成功です。
星空凛の[知識]補正値に+1されます。
それでは結果を元に描写していきます。


199◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:15:26KPw7Ly7g (37/43)

 □ ■ □

にこ「くやしーっ!! まさか一年生相手にあんなに圧勝されるなんてーっ!」

簪「西木野さんは候補生の中でも別格の存在ですし、仕方ないですよ……私だって1分持つかもたないかですから」

花陽「ですけど矢澤先輩もすごかったです! 特にナックルの一撃だけでエネルギーを半分もっていった時は驚きました!」

真姫「一撃で半減までもってかれるとかどんな尖り方してるのかとこっちも冷や汗かいたわよ……けど、あの園田先輩っていうのもいい腕してるわ」

穂乃果「海未ちゃん、家で弓道とか剣道とかしてるんだけど、ISでも近接武器を持つと一気に踏み込んでくるんだよねー」

ことり「シャルロットちゃんもなんとか距離を取れてるから中々勝負着かないねー」

真姫「それが正解よ。多分近接戦の土俵に一度踏み込んだらすぐに打ち負かされるわ。私も凌ぐのは大分きついかも……」


200◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:23:32KPw7Ly7g (38/43)

 □ ■ □

海未「くっ……! まるで手玉に取られているかのように距離が詰められないっ。一歩でも踏み込めればなんとかできそうなのにチャンスすらつかめないとは。中々の実力者のようですね」

シャル「こっちはこっちで集中力使いっぱなしだけどね……! ショートレンジの勝負になったらあっという間に負けちゃうもの」

海未「生憎、私の取り柄は『寄って斬る』――これだけですので。穿て『三日月』ッ!」バシュンッバシュンッ

シャル「っとっ!」ズドドドドドドッ

シャル(さすが第四世代。燃費の悪い第三世代と違ってかなり粘り強く戦えてる……。お互い決めてには欠けるけど、距離を取れている限りはこちらが一方的に相手を消耗させてる現状では私の少しの有利、だけど)

海未(淀みない武器選択、隙さえ作らないタイムロスなしの武装換装。近接戦に持ち込めば一気にこちらに天秤が動きますけが、あの『逃げ水』をとらえない限り勝機はない……!)


201◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:35:52KPw7Ly7g (39/43)

シャル「勝負は勝負だからね。今回ばかりは試合展開より結果を求めさせてもらうよっ!」ズドンズドンッ!

海未「くぅ……! ミドルレンジではまだ……!」

海未(相手は最も苦手なタイプのひとつ。――この戦いはいわば試練、乗り越えるべき壁のひとつなのでしょう。ならばこの園田海未、全力を尽くしますっ!)

海未「疾走れ『蒼穹』! 散り乱れよ『三日月』!」

シャル「あれは――第四世代機の形態変化!?」

海未「この空に光を満たせっ! 『満月の極光』!」

ドドドドドドッ!!

シャル「やばっ……!?」バシュンッ!

シャル(あの弓矢は広範囲殲滅型の弾幕も展開できたなんて! このまま軌道が単調に――)

海未「――そこっ!!」

シャル「速い――ッ!? ならばガルムでミドルレンジを――!」

海未「輝け『暁』ッ!」ガシュンッ!!

シャル(薙刀も変形した――!? あれはショートだけじゃなくてセミミドルレンジにも対応できる武器だったのか――!)

海未「遅いっ! 一、二――三ッ!!」ズガンッ ズガンッ ズバァッ!!


202◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:41:16KPw7Ly7g (40/43)

ことり「ら、ラファール・リヴァイヴのエネルギー0! 海未ちゃんの勝ちです!」

穂乃果「やったね海未ちゃん!」

海未「――ふぅ。なんとか三回、入れることができましたね」

シャル「いやぁ、さすがです先輩。ほんとに踏み込まれたらあっという間に終わっちゃいました」

海未「いえ、そちらこそ。正直今までの中で一番集中力を使いました……お疲れ様です。ありがとうございました。今の戦い、私の中っで大きな何かを発見できた気がします」

シャル「こちらこそありがとうございます。噂の第四世代機、そして噂の『絶対両断(マスターキリング)』見させてもらいました」

海未「ちょ、ちょっと待ってください! なんですかその物騒な二つ名みたいなものは!」

シャル「あ、あれ? 有名じゃないの? あのブリュンヒルデ相手に三回も斬を入れて一時は圧倒したっていう非公式試合の――」

海未「そんなっ、あの時は偶然の結果で――と、とにかくその名前は忘れてくださいっ!」

シャル「あながち、言い過ぎでもないと思うんだけどなぁ。たはは」


203◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:48:20KPw7Ly7g (41/43)

 □ ■ □

凛「あ、あれが第四世代機の戦いかぁ……! こんな間近ですごいの見ちゃったにゃっ!」

花陽「凛ちゃんすごいテンション上がってるね。けどその気持ちすっごいわかる、わかるよ!」

凛「それに、この映像記録があれば調整ももっと捗るし。きっとあの子も喜んでくれるよっ!」

花陽「あっ、ディスプレイ型のカメラ――そっか、映像記録をISコアに読み込ませるんだね」

凛「第四世代機の実働映像は初めてだからね。けど色々驚かされてばかりだなぁ……私ももっと勉強しないと」

花陽「凛ちゃんこれ以上座学の成績上げるの!? 今でもトップ10入りはしてるのに!」

凛「駄目だよ! 凛は操縦で他のみんなより遅れてるんだし、だったら頑張れるところをもっと頑張ってみんなに追いつかないとっ!」

花陽「そっかぁ……ふふっ」

凛「にゃ? どうしたの急に」

花陽「ううん。凛ちゃん、最近行き詰ってたけど、やっと楽になったのかなーって」

凛「うんっ! だって凛のやりたいこと、できるかもしれないんだもん!」


204◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:56:43KPw7Ly7g (42/43)

穂乃果「えーと採集結果は――西木野さんが無敗、それ以外はほぼ均等の成績かぁ。実際に見てわかったけど、ほんとに西木野さん強いね!」

真姫「今回はなんとか、ね。……正直、私の予想以上に曲者揃いねこの面子。まさか二世代開きがある相手に辛勝するとは思わなかったわ」

シャル「あの時はほんとに惜しかったんだけど、今回は負けて悔しい試合ばかりだったなぁ。次はもっとがんばろっと」

簪「園田先輩、ほんとにショートレンジの戦いでは負けなしでしたよね……最後の『山嵐』が決まってなかったら私が負けてました」

海未「あの名機打鉄の名に恥じず、器用に立ち回られましたからね……私も今回の結果を踏まえて精進します」

ことり「目指すべきところではあると思うんだけど……こんな高レベルなのを目指すなんてちょっとプレッシャー感じるよぉ」

凛「けどやるったらやるしかないにゃ!」


【第1ターンが終了しました】


205◆pfaqmHOLdQ2016/07/14(木) 23:59:12KPw7Ly7g (43/43)

キリがいいところで今回はここまでとします。
お付き合いいただきありがとうございました、お疲れ様です。
次回予定は7/15 18:30過ぎあたりから。
もしかしたら1日ずらすかもしれません。


206以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 00:06:49Ro0j1.4U (1/4)

>>1乙です


207以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 09:50:47E6m3Zn06 (1/1)

質問です、日常判定の一週間に一回はストーリーイベント内も含めてのものですか?(日常3ターン+ストーリーイベントで一週間と見ますか?)


208◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 20:09:40CPscgWSg (1/18)

>>207
ストーリーイベントも含めて1週間に1回、とします。説明が口足らずですいませんでした。
遅くなりましたが21:00から本編を再開しようと思います。
ついでに急いで書き上げたところのあるのでまとめて誤字修正をば……。
時間まで念のため人数確認の点呼をお願いします。質問等もあればどうぞ。


209以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 20:10:26zHjRQcWE (1/1)

へーい


210◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 20:10:39CPscgWSg (2/18)

【>>204までの誤字修正一覧】

>>92
かつて5回に渡り → 今まで5回に渡り

>>165
ただし使用後は1回別の判定を行うまで再使用不可。
→ 日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。

>>185
集められつけ → 集められたわけ

>>200
現状だけど → 現状。
少しの有利、だけど → 少しの有利。だけど

>>202
中っで → 中で

>>204
採集 → 最終


211◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:15:00CPscgWSg (3/18)

お待たせしました、再開します。
今回も短めになると思われますがどうぞよろしくお願いします。


212以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 21:16:01lt3WFfTQ (1/3)

了解です


213◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:22:52CPscgWSg (4/18)

【4月第三週目】 【ターン2】


真姫「交流試合はまだ先だし、『朱式』の定期調整は少し早めて――」ブツブツ

モブ生徒「え、えーと、西木野さん」

真姫「……? 何、急ぎの用事?」

モブ生徒「ううん! その、隣のクラスの子が西木野さんを呼んでて……」

花陽「に、西木野さぁん」

真姫「あれ、あなた……また例の集まりの話か何か?」

花陽「ううん! そうじゃないんだけど……ほら、せっかく知り合えたし、一緒にお昼食べようかなぁ、って思って。もしかして、何か別の用事あったりしたかな……?」

真姫「別に。時間空いたらいつも音楽室に行ってるだけだし」

花陽「そ、それじゃあ一緒にお弁当食べようよっ。ついでに、ISについてもちょっとだけ教えてもらったりしたら嬉しいかなーって。あはは……」

真姫「別に教えるほどのあれでもないと思うけど……そういえばいつもにゃーにゃー言ってるあの子は? いつも一緒なの見るけど」


214◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:28:39CPscgWSg (5/18)

花陽「凛ちゃん、昨日夜遅くまで作業してたから教室で寝ちゃってて……」

真姫「ますます猫っぽいわね……それで、どこで食べるの?」

花陽「ふぇ? いやその、せっかくだしこっちの教室で食べようかなーって思ってたけど――」


モブ生徒1「……西木野さん、誰かと一緒にお昼食べたりするんだね」ヒソヒソ

モブ生徒2「いつもどこかに行っちゃうからあまりどういう人なのかもわからないんだよねぇ……」ヒソヒソ

モブ生徒「やっぱり期待の代表候補生なんだし、コミュニケーションとかも人とどこか違うのかなぁ」ヒソヒソ


真姫「……過ごしやすい場所がいいわ。中庭にでもいきましょ」

花陽「え? う、うん……」

真姫(変に目立ってると居づらいったらありゃしないわ……やれやれ)

花陽(なんだろう、西木野さんって、他の人とどこか距離感があるような……)


215◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:29:12CPscgWSg (6/18)

【ターン2の行動を決定します】
・メインキャラにやらせたいこと、参加するメインキャラたちを指定してください

↓1の自由安価で決定


216以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 21:34:45lt3WFfTQ (2/3)

凛と花陽でIS操縦練習(訓練機で)、また凛の専用機の方向性探し


217◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:40:31CPscgWSg (7/18)

 □ ■ □

花陽「なんだかごめんね? 勉強教えてもらうだけじゃなくて、実機訓練にまで付き合ってもらうなんて……」

真姫「気にしないで。なにせあの面子の中で一番集中的に実力向上を望むのは一年生組だもの。上級生は稼働時間が長いわけだし……まぁ、後は簪の個人的なあれね」

凛「ほんとにいいの? ライブデータの収集を手伝ってくれるなんて……」

簪「はい。そういうのは得意な方ですし……それに、星空さんって、専用機を作るのが夢――なんですよね?」

凛「そうだよっ。まぁ、まだまだってところだけどね」


218◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:47:39CPscgWSg (8/18)

簪「……自分の手で、自分だけの我が子を作り上げたい。その気持ち、すごいわかりますから。私も同じだったし……」

花陽「同じ、ですか?」

真姫「簪の『弐式』は私の『朱式』の後期モデルなわけだけど、基礎はともかく装備のアップデートとか細かいところは簪一人で作り上げたのよ。星空さんとダブるところがあるってわけ」

凛「ほんとに自分の手で作ったの!? すごいにゃっ、いわば凛の先輩だにゃ!」

簪「だから、私の独学ではあるけど、ノウハウとかも活かしてできるだけお手伝いはしたくて……それでまずは星空さんの稼働データを細かくチェックしてみようかなって」

真姫「そういうことだから、訓練機の打鉄。それに念のため、違うタイプであるラファール・リヴァイヴ。それぞれに乗ってデータ比較をしてみるわよ。ついでに、ここで少しでも稼働時間を稼いで、生徒会長との試合に備えないと」

花陽「ここまで長時間乗るのなんて初めて……! き、緊張するけど、お互い頑張ろうね凛ちゃん!」

凛「かよちんが一緒にいれば百人力だよっ! 行っくよーっ!」


219◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 21:54:02CPscgWSg (9/18)

【今回の処理】

花陽ちゃんと凛ちゃんとで単純な数字の比べ合いを行います。
比べ合いに勝ったほうの[操縦]補正値を+1します。
この数字の比べ合いは判定とは違うのでスキルは考えなくていいです。

また、結果に関係なく、凛ちゃん専用機の機体タイプを決定します。
加えて、凛ちゃんの《特殊適性:○○》を自由安価で決定します。
(ISを動かす上で何が一番得意か、海未ちゃんの近接や穂乃果ちゃんの瞬時加速といったもの)


220◆AIo1qlmVDI2016/07/15(金) 21:55:32CPscgWSg (10/18)

まずは数字の比べ合いから。


【数字大小判定】

↓1が星空凛の数字
↓2が小泉花陽の数字

それぞれ二桁数字を指定してください。


221以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 22:11:25Ro0j1.4U (2/4)

75


222以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 22:15:27aM6o7FkM (1/1)

47


223◆fmJRnC5rvE2016/07/15(金) 22:22:05CPscgWSg (11/18)

凛 【55+75=130】 結果:10
花陽【55+47=102】 結果:2

0は10として扱うので最大値です、よって星空凛の
[操縦]の補正値が+1されます。順当に強化されてますね。
次に凛ちゃんが得意とする機体タイプを決定します。


【機体タイプ】
1から3:近接特化
4から6:射撃特化
7から9:オールマイティ
0:特殊型
ゾロ目:超万能型

↓1の二桁数字で決定


224以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 22:28:01lt3WFfTQ (3/3)

16


225◆fmJRnC5rvE2016/07/15(金) 22:32:24CPscgWSg (12/18)

【22+16=38】 結果:8

機体タイプはオールマイティが選択されました。
最後に凛ちゃんの特殊適性を決定します。
近接戦や瞬時加速等、ISの操縦に関係する特殊な適性を提案してください。

↓1の自由安価で決定


226以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 22:38:09Ro0j1.4U (3/4)

最高速度でも持続性、機動性、平衡性の確保可


227◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 22:42:11CPscgWSg (13/18)

《特殊適性:安定機動》が選択されました。

それでは描写していきます。


228◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 22:48:55CPscgWSg (14/18)

 □ ■ □

凛「まだまだいっくよーっ!」

花陽「わわっ、わわわっ! 思ったより射撃補正の調整が難しぃーっ!」


簪「これでとりあえずは完了、かな……」

真姫「お疲れ様。で、二人……特に星空さんはどんな感じ? 少し訓練付けて戦力になるようだったらなんとか練り上げたいところだけど」

簪「確かに動きはまだぎこちないけど、近接も射撃も器用にこなせてるね……仮に専用機を作るとしたら、変に特化させるより、フラットタイプを目指したほうがいいかも」

真姫「となると、『弐式』のデータは参考になるかもね。使えるものはとにかく使っていかないと」

簪「うん。……それでも、やっぱり低いIS適性がどうしてもネックになっちゃう可能性がある。それを補う何かがないと、変に機体に振り回されちゃって終わるから……」

真姫「この1週間でやるべきは、最低限の形を作り上げることよ。完成形を目指すのはその後でもいいし――」


229◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 22:56:19CPscgWSg (15/18)

凛「次はおいかけっこだよ、かよちん! ここまでおいでーっ!」バシュンッ!!

花陽「ちょっ、凛ちゃん速すぎだよぉ! わわ、わわわっ!」ズテンッ


真姫「あーあーもう、碌に乗り慣れてないのに無茶するから――星空さん! あまりスピード出すと事故るわよ! 控えめにして!」


凛「大丈夫大丈夫! ちょっと楽しくなってきたにゃーっ!」シュバッ バシュンッ


簪「あ、あれ……? ラファールの最高速度で飛んでるのにすごい綺麗な機動……確かまだ数時間しか乗ってないんだよね?」

真姫「……そういえば、あんだけスピード出してるのに随分と持久力あるわね。機動力に特化した機体ならともかく、ただの訓練機でよくあそこまで……」


凛「まっだまっだいっくよーっ!」グルンッ


簪「と、というより、なんで初めての人が空飛んで三次元機動してるの……?」

真姫「……随分と遠くまで飛んでるわね。ちょっと通信貸して」


230◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 23:03:12CPscgWSg (16/18)

真姫《星空さん、結構長い時間空飛んでるけど調子はどう?》

凛《調子って言われてもなー。いつも通り――ううん、結構楽しいからいつもより調子いいかも! ISってすごいね! こんなに自由に空を飛べるなんてまさにひみつ道具だにゃ!》

真姫《ひみつ道具ってどこの未来の世界よ……とりあえず満足するまで飛んでて構わないわ。こっちは片付けの準備するから》

凛《はーいっ!》


花陽「はえぇ……凛ちゃんすごいなぁ。私なんか歩くだけで苦労するのに」

真姫「むしろそれが当たり前なのよ。あの子のように、この段階で、しかもIS適性が最低ランクのはずなのにあそこまで安定して飛べるなんて……異常、というよりは、才能ね」

簪「しかも飛んでる間はずっとトップスピードなのに、姿勢も崩れず器用に曲がれてる。自分の感覚だけで慣性制御もほぼ完璧……」

真姫「『綺麗に飛ぶ才能』、か……磨けば化けるかもしれないわね」


凛(空を飛ぶのってこんなに楽しかったんだ……! いつか、この空を本当の、自分だけの機体で飛んでみたい……!)


231◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 23:09:12CPscgWSg (17/18)

星空凛が新スキルを取得しました


《特殊適性:安定機動》
最高速度でも安定性、機動性、持続性を活かせる才能を持つ。
[操縦]の補正値+2。
また試合フェイズ時に[操縦]判定直後にスキル使用を宣言することで補正値+2、またはあらゆる判定を振り直すことが可能。
どちらかの効果を1試合につき1回使用可。


232◆pfaqmHOLdQ2016/07/15(金) 23:13:00CPscgWSg (18/18)

かなり短くなってしまいましたが時間が遅くなりそうなので今回はここまで。
次回予定は7/16の今日と同じぐらいの時間を想定しています。
次回もターン一回分の更新だけで、長丁場になるストーリーイベント等は忙しい期間が過ぎた月曜日すぎあたりに行う予定です。ご了承くださいませ。
短いながらもおつかれさまでした。ありがとうございました。


233以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/15(金) 23:46:10Ro0j1.4U (4/4)

>>1乙です


234以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/16(土) 06:50:14ARtslMpk (1/1)




235◆pfaqmHOLdQ2016/07/16(土) 19:14:01MFc7ggZU (1/1)

失礼、本日の更新予定をずらして次回を7/18の17:30に変更したいと思います。すみませんがよろしくお願いします。


236以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/17(日) 10:39:54rihjU9eY (1/1)
237◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 17:11:37keAIF5nk (1/31)

大変お待たせしました、本日の19:30過ぎから再開します。


238◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 19:31:57keAIF5nk (2/31)

お待たせしました、日や時間が相まって進行速度が不安ですが
本編を再開しようと思います。よろしくお願いします。


239以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/18(月) 19:33:42gnXxHAOA (1/3)

期待


240◆RZEwn1AX622016/07/18(月) 19:40:46keAIF5nk (3/31)

【4月第三週目】 【ターン3】


穂乃果「えーと、ここの展開装甲がこの武装と連動してるから、処理速度をちょーっと気をつけて――」

にこ「へぇ、なんとなく整備任せてみたけど、結構手際いいじゃない。第四世代機なんか整備自体できる人も少ないのに」

ことり「海未ちゃんの機体で慣れてるからねー」

海未「穂乃果は一度手を付けた機体だと、二回目からはすぐに不調を見つけてくれますし、つい専門スタッフではなく穂乃果に任せてしまうんですよ」

穂乃果「えへへ、これぐらいしかできないからねー。――はい先輩! とりあえず最近ちょっと違和感があったっていう駆動部関係は戻ったはずだよっ!」


●ちなみにどれくらいのレベルで修理できたの?
1から5:普通に整備できたよ
6から8:プロ並の仕事
9:プロ以上(ボーナス小)
0:職人の業(ボーナス大)

↓1の二桁数字で決定


241以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/18(月) 19:41:29gnXxHAOA (2/3)

23


242◆RZEwn1AX622016/07/18(月) 19:47:14keAIF5nk (4/31)

【14+23=37】 結果:7


にこ「おっ、なんか前より調子よくなったかも! やるじゃん二年生も!」

穂乃果「カラーリングもそうだけど、特殊兵装も独特だったから弄っててすごい楽しかったよ!」

にこ「学生の内でこれだったら、卒業後はそういう系の仕事がすぐ見つかるんじゃないの?」

穂乃果「そういう系……うーん、整備の仕事かー」

海未「おや? 穂乃果はてっきりその方向で志望するのかと思ったのですが……」

穂乃果「好きだからこの学校にいるのは確かなんだけど、まだそれがはっきり決まったわけでもないんだよねぇ」

ことり「けど穂乃果ちゃんなら絶対いいよ、IS整備のお仕事!」

穂乃果「うーん……志望、かぁ。二年生になったし、そろそろ考えないとだなー」


243◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 19:48:07keAIF5nk (5/31)

【ターン3の行動を決定します】
・メインキャラにやらせたいこと、参加するメインキャラたちを指定してください

↓1の自由安価で決定


244以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/18(月) 20:07:18gnXxHAOA (3/3)

可能なら、凛のマスクスキルを解放


245◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:18:39keAIF5nk (6/31)

 □ ■ □

花陽「そ、それで、今日も一年生で集まったけど……どんな練習をするのかな?」

シャル「せっかく昨日、みっちりISの実機訓練をしたんだし、今日は早速訓練実戦をやってみようかなと思ってね」

凛「えっ、もしかしてもう専用機組と戦っちゃうの!?」

真姫「さすがに手加減するから安心して。専用機で相手をする私とデュノアさんは使える武装を大幅制限。唯一仕様能力禁止の形式で模擬戦を行うわよ。……まぁ、もちろんそれでも負けるきはさらさらないけど」

簪「あはは、西木野さんがそう言うと本気っぽくなっちゃうから……」

シャル「いざ実戦! ってなると、対人戦で慣れてない人は最初どうしても動きが堅くなっちゃうし、恐怖感をどこか持っちゃうからね。今のうちにそれを払拭しておこうってわけ」

花陽「うぅ、大丈夫かなぁ」

凛「けどやっと本気の実戦だし、すごいデータ取れるかも! 頑張ろうよかよちん!」

簪「それでは小泉さんはラファール、星空さんは専用ISコア搭載の打鉄でお願いします。データ取りはこちらで進行していきますので」


246◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:26:29keAIF5nk (7/31)

 □ ■ □

花陽「うぅ……まさか本当に何も出来ずに負けるとは思いませんでした」

シャル「そ、その、なんだかごめんね? やっぱり同型とはいえ、訓練機と専用チューンがされたカスタムⅡだと大分基礎性能で差が出ちゃうみたい」

簪「そういう意味ではあっちも量産機と専用チューン機の勝負になりますけど……意外と星空さんが頑張ってますね。まだ半分しか削られてません」

花陽「すごいなぁ凛ちゃん。けどダメージを避けるのに精一杯で一切攻撃できてないみたい」

シャル「メイン武装のひとつであるミサイルを使ってないだけ大分手加減はしてるんだろうけど……やっぱり専用機組でも頭一つ抜けて操縦レベルが高いや。機動性能は大分ピーキーな方だと思うんだけど」

簪「ピーキーだからこそ技量と経験量が顕著に現れますからね。……あっ、星空さんがまた『轟雷』に被弾。打鉄は基礎の防御性能が高いからまだもちこたえてるけど……」

花陽「が、がんばれ凛ちゃんっ!」


247◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:37:15keAIF5nk (8/31)

凛「にゃあっ!?」ドゴンッ

真姫「やれやれ……星空さんみたいなよく飛ぶ相手だとミサイル縛りは大分面倒ね。けどそろそろ終わりかしら?」

凛「うぅっ、素のスピード自体は同格のはずなのに、加速性能が違いすぎるせいですぐ追いつかれちゃう。さすがに逃げ回るにも限界があるよーっ!」

真姫「知識があるだけ戦況分析は完璧ね。なら――もう数分は耐えてご覧なさいっ!」ッバシュゥンッ!!!

凛「やばっ――!?」

真姫「近接サブ兵装の『朧夢』だけど、サブだと思って舐めてると痛い目――見るわよっ!」ズバッ!!

凛「わぁあぁっ!」バシュッ! バシュッ バシュッ!

真姫「ギリギリで旋回移動して回避とか――ほんと、飛び方だけは嫉妬しちゃうぐらい綺麗ね!」バシュッ!!

凛(やばいやばいっ……! まだ近接兵装だけだったら回避に専念できるけど、また追いつかれて懐に入られたら確実に墜ちちゃう! まだ回避できるだけ手加減されてるんだと思うけど、これ以上は――ッ)

凛「けど――まだ負けたくないにゃっ!」

凛(やっと初めてISに乗れたんだ! ずっと憧れ続けて、それでも下手くそって言われ続けたけど、諦めないでこの学校に入れた! なら凛は――もっとここで高いところを目指していきたいっ!!)

──キィィィンッ

凛(え……──)


248◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:45:13keAIF5nk (9/31)

真姫(動きが鈍ったっ! さすがに体力の限界かしら──なら容赦はなしよ!)

真姫「朧夢──」

凛「……」ガシュンッ! ドゴンッ!

真姫「なっ──!?」


花陽「わわっ! 凛ちゃんすごい! 西木野さん相手にカウンターを取ったよ!!」

シャル「とっさの判断で大剣を顕現させて武装変換、そしてカウンター……偶然だろうけど大分いい動きだね」

簪「……?」

花陽「……? どうしたんですか? 更識さん」

簪「いえ、その──故障、かな。機材の。ちょっと計測数値がおかしくて……」


249◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:51:22keAIF5nk (10/31)

真姫「今の動き、大分遠慮なくやってくれたわね……けど初心者にしては上出来だわ。誰かに習ったのかしら?」

凛「……」ガシュンッ

真姫「……? ちょっと、星空さん? あなたが急に黙るとちょっと気味悪いんだけど……星空さん?」

凛「……」ゴッ! ズガンッ!!

真姫「ちょ──ッ!」ガキィンッ!!

凛「……」ググググググッ……!!

真姫「急に攻めてくるわね……いや、待って。ちょっとあんた、本当に大丈夫? 様子がおかしいけど」

凛「……」キィンッ! ガシュンッ

真姫「ッ──!?(剣を捨てて量子化させた後にノータイムでガトリング展開……ってこの距離はシャレにならないわよっ!?)」バシュッ!!!


簪「……おかしい、やっぱり数字が変わらない。これ故障なんかじゃなくて……」

シャル「……外から見てもなんとなくわかるよ。ちょっと星空さんの様子がおかしいかも」

花陽「り、凛ちゃん……!? けど確かに、急に動きがよくなった気もするし……」

真姫《ちょっと簪! 星空さんのバイタルデータに以上ない!? さっきから話しかけても全然反応が返ってこないのよっ!》

簪「そ、それが、体の方に異常はないんだけど、さっきから星空さんのメンタルリズムが微動だにしないままで──」


250◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 20:59:10keAIF5nk (11/31)

シャル「ちょ、それって──じゃあ今、星空さんは気絶したまま戦ってるってこと!?」

花陽「えぇぇっ!? ま、待ってくださいそれはおかしいです! だって現に今、西木野さんと戦ってて──」

簪「……その代わり、星空さんの異常が出始めた直後から、ISに搭載されているコアのシンクロニティ数値が異常な数字を吐き出したままなの。ランクとかそういう範囲じゃなくて、まるでコアがそのまま搭乗者の精神になったような……いや、そんなこと起こるはず……っ」

真姫《……ちょっと学校の医療スタッフ連れてきてちょうだい! 5分後までに!》

シャル「5分……このまま試合を続けて動かなくなるまでダメージを与えるってことかい?」

花陽「だ、駄目です! そんなことしたら凛ちゃんが──」

真姫《武装は出力抑えてるし絶対防御も働いてる! 元々残りエネルギーも半分切ってるとこまで追い詰めてたし、少しだけショック与えれば星空さんはほぼ確実に無事よ!》

簪「……デュノアさんは医療室へ連絡を。私はこのままオペレートを続けます」

デュノア「多分ないとは思うけど、いざって時は更識さんが出れるようにだね」

簪「ええ……」

花陽「凛ちゃん、一体なんで……っ」


251◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:01:30keAIF5nk (12/31)

凛「……」ゴウッ ゴウッ ガキィンッ!!

真姫「くっ! ──ここからは制限ルールなし。ちょっと不本意だけど本気で相手してあげる」

凛「……」ゴウンッ

真姫「意地でも無反応か……まぁいいわ。どんな手を使ったのかさっぱりだけど、それぐらいで私に勝てると思ったら大間違いだってこと証明してあげるっ!」


252◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:06:20keAIF5nk (13/31)

 □ ■ □

凛「──あ、あれ?」

花陽「っ! 凛ちゃん、凛ちゃん大丈夫!?」

凛「か、かよちん? あれ、なんで私寝てて……あれれ? なんでアリーナじゃなくてベッドの上なのぉ?」

花陽「よ、よがっだぁーっ! 寝たままだったらどうじようがどおもったよぉぉ……!!」ビエーン

凛「うぇぇっ!? かよちんもしかしてマジ泣き!? ちょちょちょくるしい、くるしいにゃあっ……!!」

真姫「──それぐらい許してあげなさい。一番心配してたのは間違いなく小泉さんなんだから」

凛「にゃあ……? え、えーと、なんで……だってさっきまで模擬戦してたはずで……あれれ?」

真姫「記憶ははっきりしてるのね……小泉さん、とりあえずハンカチ」

花陽「ご、ごべん……」グシグシ


253◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:13:21keAIF5nk (14/31)

 □ ■ □

凛「──えぇっ!? 凛、途中から気を失ってたのぉ!?」

真姫「有り体に言えばそうよ。……ええ、まぁ、有り体に言えばね」

花陽「心配したんだよ……? 話しかけてもずっと反応しないし、けどISは動いたままで、本当にわけがわからなくて……」

凛「ううーん、その気絶した直後から記憶がさっぱりないからにゃー……」

真姫「今回はお互い怪我もないし後遺症とかもなかったからよかったものの……1時間音もないまま眠ったままの時はさすがに最悪をちょっとだけ覚悟したわよ。この人騒がせ」

凛「そんなーっ! 凛なにも悪いことしてないのにーっ!」

簪「──西木野さん、ちょっといいですか?」

真姫「……ええ。ごめん二人共、ちょっと離れるわ。星空さんは先生が戻ってくるまで安静に。小泉さんは……まぁ、退屈だろうし話し相手にでもなってあげて」

花陽「え、う、うん、それはもちろんいいけど……?」

凛「試合結果があやふやになった分ちょっと悔しいよーっ!」


254◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:22:54keAIF5nk (15/31)

 □ ■ □

シャル「──ごめんごめん、ちょっとこっちの伝手も利用して色々調べてた」

真姫「それはいいけど……代表候補生三人で内緒の話、それもわざわざこのタイミングってなると、嫌な予感がするわね」

簪「うん、その……さっきの星空さんの現象、おそらく『適合暴走』なんじゃないかなって……」

シャル「もちろん確定ではないけど、こっちで見つけた症例データを見るに、大分、というかほぼ合致してるんだよね、状況が」

真姫「ちょ、『適合暴走』って──あの、ISコアと利用者の適合度があまりに高すぎると発生するっていうあれ? ちょっと待って! あれって実例が数名しかいない上にそもそもその現象自体あるのかが完全に確立されてないっていう半都市伝説じゃないの!?」

シャル「けど、見たでしょ……? 『適合暴走』の実例っぽい現象。搭乗者の精神がISコアに呑み込まれて、結果ISがひとりでに動いているように見える現象を」

簪「『適合暴走』は、ISコアと搭乗者の精神が一分の狂いもなく完全に同調した時に発生する現象。その時、ISはまるで乗り物ではなく、IS自体が搭乗者の体であるように動く。あのノータイムの量子化や武装展開、今までとはまるで違う機動力。そして一切の狂いがないISの動き」

真姫「……いや、それでもあまり信じたくはないわ。そもそも、あれは特異なほどのIS適性が原因だっていう説が有力。星空さんの適性ランクはCでしょ? 前提から違うわ」


255◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:28:58keAIF5nk (16/31)

簪「……けど、それはあくまで説のひとつ。それに確認されている実例のひとつに、星空さんに合致しそうなものがありました」

シャル「星空さん、言ってたよね? 親がIS開発者で、本当に小さい頃から今持ってるISコアと触れ合ってきたんだって。……IS開発者の実例があったんだよ。コアと長く接してきた環境で、適合暴走の症状が発生したんだって」

真姫「それ本当……?」

簪「信憑性は高いです。……とにかく、星空さんがISに乗る、という形でISコアと繋がった結果、適合暴走が起こったのだと私は推測しています。……先生たちも大騒ぎです。もうすぐ政府直属の研究機関のスタッフたちが来るらしいですし」

真姫「さすがにIS教育機関、話と足は早いわね。……とりあえず、一度星空さんは詳しく見てもらうべきなのは確かだわ。一刻も早く原因を解明しないと、こっちだって安心できない」

簪「ただの模擬戦が、とんでもない話になってしまいましたね……」

真姫「まったくよ。……まぁでも、事に巻き込まれついでに、星空さんの様子も見ておかないとね」


256◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:35:46keAIF5nk (17/31)

凛「──なんだかごめんね? みんなに迷惑かけちゃって」

シャル「ッ!? ほ、星空さんっ!?」

真姫「ちょ、いつの間にそこにいたの!?」

凛「ご、ごめん。ちょっと盗み聴きしちゃってたにゃ」

簪「……もしかして、もしかして、ですけど……」

凛「えーと……ちょっと屋上に行かない? かよちんも含めてみんなにお話したいことがあるの」


257◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:44:04keAIF5nk (18/31)

 □ ■ □

花陽「『適合暴走』……? 凛ちゃん、それってどういう……?」

真姫「いや待って! それよりも自覚症状が朧げにあったってどういうことよ!? 説明しなさい!」

凛「えーと、ほら、凛の親ってIS開発者で、昔から色々ISについて教えてもらったりもしたんだけど、何回かコアと繋がった上でのシュミレートもしたりしてたんだ。凛がなんとか頼み込んでってかんじだけどね」

簪「……それで、適合暴走らしき症状が起こったわけですね?」

凛「今思うと、そうなのかなぁって。ISシュミレートをしてると、何回かこう、ちょっと記憶が曖昧になることが多くて。最初は適性が低いからかなーなんて思ってたんだけど、さっきの三人の話を聞いて合点がついたよ」

シャル「もしかして、星空さんの両親も薄々気づいてたのかな……?」

凛「かも……ううん、多分そうじゃないかって考えてたと思う。ある時を堺に、あまりISに触れなくなっちゃったし。その後はいつも机の上でお勉強ばっかり。今思えば、IS自体に触れることはあまりさせたくなかったのかもね」

真姫「それで、今回の件でそれが明るみに出た、と……」

凛「ごめんね? 凛がこんな体質なせいでみんなに迷惑かけちゃって。……もうすぐ研究機関の人たちが来るんでしょ? もし本当に適合暴走だって結果が出たら、もうISに触れなくなるのかなー、なーんて」

簪「……実験名目でISに乗ることはあるだろうけど、今回のケースは文字通り暴走……つまり制御が限りなく難しいわけだから、うん、純粋な意味でISに乗れることはなくなる、かも」


258◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 21:50:46keAIF5nk (19/31)

花陽「そんなっ! だって、せっかく凛ちゃん、ずっと行きたかった音ノ木にはいれて、これからだって時に……そんなことになっちゃったら、凛ちゃん……!」

シャル「けど、ISに乗るだけで制御できない暴走状態になる……としたら、やっぱり危険なことに間違いはないよ。今回は無事で済んだからよかったものの、もし次で変に誰かを傷つけたりしたら……」

凛「うん、ISが暴走したら、自分よりも周りが危険になっちゃう。だから……仕方ないんだよね。凛がほんとーに、IS乗るの下手っぴなせいだにゃ! これは仕方ないんだよっ」

花陽「凛ちゃん……」

真姫「……簪、先生たちが研究員たちを連れてきて戻ってくるまでまだ時間あるわよね」

簪「えっ? う、うん、今先生たちも、放課後だったせいで少なくて色々と忙しいはずだけど……」

真姫「アリーナが閉まる時間までは……後1時間ってところか。凛、アリーナに行くわよ。来なさい」

シャル「えっ、ちょっ、西木野さんっ!? 一体なにを──」

真姫「いいからっ! みんなアリーナに来なさい! ──ちょっと事が大きくなる前に、荒療治するわよ!」


259◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:04:48keAIF5nk (20/31)

 □ ■ □

花陽「もう一度IS試合って──だ、駄目ですよっ! だってさっき言ってたじゃないですか! 暴走したら何が起こるかわからないって……っ!!」

凛「に、西木野さん……!!」

真姫「研究機関から正式な認定を受けたら、もう星空さんはまともにISに乗れなくなるわ! なら無理やり適応させて制御できるように完成させるの!」

シャル「そんな無茶苦茶な!? 確かに、適合暴走は結局、ISコアにある自我意識と搭乗者との相性の問題。体質的なものではなく精神的なものに影響される以上、制御できる可能性も秘めていると論文にはあるけど……!」

凛「凛の……精神?」

真姫「ええ。結局のところ、ISとは搭乗者の強い意識によって動かされるもの。私は賭けたいの。星空さんが自分の手で、本当の意味でISを動かせるのをね」

簪「け、けど、暴走から戻れなくなったりしたら……っ」

真姫「さっきみたいに撃墜すれば大丈夫よ。さっきだって目論見通り、絶対防御が働いて中身は無事だった。今暴走しても、私が居る限り確実に止めてみせるわ」

シャル「な、なんて力技……ッ! けど短時間でどうにかするには、この方法しかないってことなの……?」

花陽「そ、それでも、凛ちゃんを危険な目に合わせたくないですっ! たとえ西木野さんのお願いでも、それだけは、それだけは駄目だよぉっ……!」


260◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:10:13keAIF5nk (21/31)

凛「──私、やるっ!!」

簪「星空さん……!」

花陽「凛ちゃん!?」

凛「だって、このままじゃ嫌だもん! このままじゃ、あの子の専用機を完成させることだって、あの子と空を飛ぶことができなくなっちゃう……! 私の夢、絶対に諦めたくない!」

シャル「それが誰かを、自分を傷つける可能性につながっちゃ……!」

凛「絶対、ぜーったいそうならないように私頑張るよっ! ……だから、お願い! みんなで応援して! 今度こそ自分に負けないように!」

簪「……情報オペレート準備します。各自準備位置についてください」

シャル「更識さんまで……!」

簪「……私も、誰かに夢を諦めてほしくないから。そのために手伝えることがあるなら、私は手伝います」

真姫「……よし。それじゃあ形式は同じ。下手に暴走したらさっきみたいにミサイルカーニバルで即刻墜ちてもらうわ。それが嫌だったら意地でも持ちこたえなさい」

凛「うっ! 記憶がないけどすごい惨状だったのが予想できるにゃー……!」

シャル「……駄目だね、二人共意地だ。こうなったら、私が最悪を想定して少しでもストッパーにならないとってことだよね、これは」


261◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:13:47keAIF5nk (22/31)

花陽「凛、ちゃん……っ」

凛「……凛なら大丈夫! ねぇ、だからかよちん──いつもみたいに、凛を応援してほしいにゃー、なんて」

花陽「……絶対、絶対無事に戻ってくる?」

凛「まっかせて! ミラクル見せてあげるよ!」

真姫「──それじゃあ試合再開よっ。勝ってみせなさい! 私とあなた自身にね!」


262◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:17:49keAIF5nk (23/31)

 □ ■ □

シャル「さっきまでとほぼ同じ試合の流れ……エネルギーも半分を切ったね」

簪「暴走が起こるにもトリガーがあるはずです。おそらく星空さんのトリガーは、試合中の精神の高ぶり……おそらく、来るなら今」


真姫「『朧夢』ッ! さぁヒートアップしていくわよ!」

凛「なら、凛だってもっと──もっとっ!!」


簪「──ッ! さっきと同じ数値以上! 来ます……!」

花陽「凛ちゃん……!!」


凛「くっ──ッ」

真姫「凛っ!!」

凛「……」ガシュンッ シュバッ!!


花陽「あっ、あの顔──だめっ、さっきと同じ!!」

シャル「動きも大きく変わった! やばい!」


263◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:24:15keAIF5nk (24/31)

真姫「チィッ……!!」ガキィンッ!!

凛「……」ジリジリジリ

真姫「あんだけ大見得切ったのにあっという間に堕ちるなんて……ほんっとにだらしないわね!」

凛「……」

真姫「星空さん、あなた言ったでしょ! 夢を諦めたくないんだって……そんなの私も一緒よ! 私だって、ずっと、パパにISに乗るのを反対されてきたっ!!」キィンッ!!

凛「……」ズサァッ

真姫「だからずっと最高の結果を出し続けてきた! 勉強だって頑張ったし、ISの操縦だって、死にものぐるいで頑張って候補生にもなった! パパを無理やりにでも納得させる、それだけの結果を出すために!!」シュバッ!! キィンッ!!

凛「……っ」カァンッ!!

真姫「何より、たかが親に反対されるぐらいで諦めたら、私自身が、私の夢への道を閉ざすことになるの! それだけは嫌だった! ──ねぇ。あなたはどう? あなたが諦めて、あなたがあなた自身に負けたら、あなたの夢も消えちゃうことになるのよ!!」

凛「……」

真姫「私はずっと耐えて耐えて、耐え続けてきた。たった一人になっても、候補生の中で最強レベルになっても。──あなたには、あなたのことをずっと支えてくれる最高の親友がいるんでしょ! その親友の気持ちを裏切るな! それが違うっていうなら──行動でそれを証明なさい!!」


264◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:29:41keAIF5nk (25/31)

花陽「──凛ちゃん!! 負けないでーっ!!」


真姫「『朧夢』! 一刀両断──ッ!!」

──ッキィィィンッ!!!

凛「──負けて──負けて、たまるかあああっ!!」


簪「……メンタルリズム回復っ。精神状態異常なし、です!」

シャル「や、やった! ほんとに制御できた!」

花陽「凛ちゃん……!!」


真姫「……どうやら、勝ったみたいね。弱い自分に」

凛「──うん。そして、今ならわかる。私やっと……やっと、本当の意味で、この子と、このISコアとつながることができたんだって!!」バシュゥゥンッ!!!

真姫「ッ!! 動きが段違い、さっきの機械的な動きとは違う、これは凛と……このISの最高のコンビネーション!」

凛「今なら……この子と一緒なら、凛はもう、誰にも負けない……にゃあーっ!!!」


265◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:33:55keAIF5nk (26/31)

ズドンッ!!

ガキンッ ガキィンッ ズガンッ!!!

真姫「……武装制限で手加減してたとはいえ、どうやらこの勝負はそっちの勝ちみたいね」

凛「や、やったっ! 西木野さんに勝っちゃったにゃーっ!!」


簪「打鉄朱式のエネルギーゼロ……! ハンデ戦とはいえ、あのまま一気に勝ちに持っていっちゃうなんて……!」

シャル「制御した上で、ISと星空さんの最高の状態がそれほど爆発力があるってことか……」

花陽「や、やったね凛ちゃん! やったよーっ!」ギューッ

凛「わわっ!? だから、かよちんくすぐったいにゃーっ」

真姫(ISの操縦、経験、知識だけじゃない。あれがあの子の強み……ISコアとの同調、か)


266◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:39:58keAIF5nk (27/31)

 □ ■ □

真姫(あれから2日が経って、星空さんもやっと精密検査から返ってきた。もちろん検査結果は異常なし。IS適性もいつも通りのCランクだった。……けど、本人曰く、気持ちが高ぶった時とかはシンクロできる、とのことだったので、本当に制御できるようになったのだろう)


真姫「……そして、まぁ、色々と勝手に行動したせいで先生から怒られるのは明白の結果よね」

シャル「い、一応原因は西木野さんなんだけどね……?」

真姫「さすがに悪いとは思ってるわよ。あの時の判断だってかなり身勝手なものだったし……」

シャル「……ふふっ。ごめん、冗談。私もあの判断を止めなかったことに後悔はないし、結果良ければすべてよし、だよ?」

簪「それに、あの時の西木野さん、本当に必死だったといいますか……」

真姫「……ほんと、なんででしょうね。あの子達と知り合ってから全然時間が経ってないのに。……どこか放っておけないのよ、なぜか、ね」

花陽「あっ! に、西木野さん……!」

凛「やっと見つけたにゃーっ!」

真姫「あら、あなたたちも……担任の教師から直々にお説教かしら」


267◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:44:42keAIF5nk (28/31)

花陽「あはは……色々言われちゃいました。結局、みんなが知る結果としては異常なしだったわけですし」

凛「時間内とはいえ、勝手にアリーナも借りちゃったしね。……みんなごめんね! 凛のせいで怒られることになっちゃって!」

シャル「いいのいいの。結果すべて丸くおさまったんだし」

簪「そ、そうですっ。私だって自分から首を突っ込んだわけですし……」

真姫「まぁ、星空さんがお騒がせだったのも事実だけどね」

凛「凛、だよっ!」

真姫「え?」

凛「星空さん、だなんて堅っ苦しくしなくてもいいの! せっかく同じ一年生なんだし、凛って呼んでよ!」

花陽「わ、わたしもっ。できれば、花陽、とか、凛ちゃんみたいにあだ名で呼んでくれたら嬉しいかなって……えへへ」

シャル「あっ! なら私だって、デュノアなんて会社の名前と同じになっちゃうし、シャルって呼んでよ!」

簪「……ふふっ。そうですね。私もこの名字で呼ばれるとあまりその……なので、簪、って呼んでください。改めて」


268◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:47:25keAIF5nk (29/31)

真姫「はぁ……みんな、知り合ったばっかりなのに随分と打ち解けるのが早いわね」

凛「えーっ。西木野さんは名前で呼んでくれないのかにゃー?」

真姫「──真姫」

凛「にゃ?」

真姫「こっちが凛って呼ぶのに、そっちが西木野呼びじゃ示しつかないでしょ。……真姫ってよびなさい。以上」

凛「えぇ! ちょ、ちょっとにし……真姫ちゃん! 逃げるみたいにおいていかないでよーっ!」

真姫(ほんと、なんででしょうね。妙に放っておけない子達……けど、こういうのもたまにはいいかもね。なんて)


269◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:57:55keAIF5nk (30/31)

星空凛のマスクスキルが開示されました。


《くるりんMIRACLE》
短時間限定でISコアと完全同調を行い、ISを文字通り自在に操る。
ISを真の意味で操る星空凛の、状況を覆す奇跡を起こす業。
試合フェイズ時、あらゆる判定直後にスキル使用を宣言することで以下の効果を発揮する
●[才能]の判定直後であれば補正値+15
●相手側判定の補正値を打ち消す
いずれかの効果を1試合1回使用可。


270◆pfaqmHOLdQ2016/07/18(月) 22:59:49keAIF5nk (31/31)

凛ちゃんのデータが完成型となったところで本日はここまで。
次回はシャルロットのサポートスキルによる追加行動分を行います。今回も安価少なくてすいません。
長らくおつかれさまでした。ありがとうございました。
次回予定は7/20の19:30過ぎあたりからです。


271以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/18(月) 23:03:01l4TVZdK. (1/1)

>>1乙です


272◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 19:12:275Qu8trSk (1/23)

>>270
失礼しました、7/20ではなく7/21の間違いでした。遅くなってしまいすいません。
20:00目安で点呼して人がいたらこっそり本編再開します。


273以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 19:23:105Ob2FlWA (1/8)

期待

もうここまできたら凛の専用機に入りたいな...
それとも他キャラの特訓すべきかな?


274◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 20:08:305Qu8trSk (2/23)

>>273
凛ちゃんはもう判定を行ったため、スキルによる追加行動ではメインとして選択はできませんね。
開発科キャラをメインにして専用機を……は可能ですので、指定の際の参考にどうぞ。もちろん他キャラ特訓も推奨です。
あくまで推奨なので縛られず自由に指定いただければ。

それではゆったり本編再開します。よろしくお願いします。


275◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 20:13:335Qu8trSk (3/23)

シャル「会長との試合までもうすぐか……私も助力を頼まれた身だからね。できることならできるだけ手伝うよ!」


●シャルロット・デュノアのサポートスキル《気配り上手》を使用します。追加行動にて判定が可能なキャラは……

・園田海未
・星空凛

以外のキャラとなります。判定できないだけであって登場は可能です。


↓1で追加行動可能なキャラをメインとした自由安価で行動を決定


276以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 20:31:035Ob2FlWA (2/8)

printempsでISの猛特訓


277◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 20:43:125Qu8trSk (4/23)

 □ ■ □

シャル「──ということで……番号!」

穂乃果「1だよっ!」

ことり「2です♪」

花陽「さ、3ですっ!」

シャル「ノリで言ってみたのにすぐに乗ってくれる点についてはさすがというか……こほん。では気を取り直して、生徒会長との試合も直前ですし、今日は総仕上げということで猛特訓を行います」

ことり「それはいいんだけどぉ……なんでこの三人なの? 今日は海未ちゃんも西木野さんもいないみたいだし」

花陽「凛ちゃんも今日は呼ばれてないみたいだけど……」

簪「西木野さんは朱式の定期調整(>>213参照)、園田先輩は実家の用事で欠席。ほしぞ……失礼、凛さんは先日の件での疲労も考えておやすみです」

シャル「けど、凛ちゃんに関しては特に心配してないんだ。先日の件からぐんぐん実力がついてきててね。今回集まった三人は専用機を持っていない組で、特に訓練が必要な三人をピックアップさせてもらったよ」

にこ「ちょっと! 後、会話の流れからじみーに私を省くのやめてもらえる! 一応訓練相手に付き合ってやるっていうんだから!」


278◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 20:52:005Qu8trSk (5/23)

花陽「訓練組三人、そして専用機持ち三人ということは……またあの地獄のマンツーマン模擬戦なのぉ!?」

シャル「じ、地獄のって……いや、前回は遠慮なくやってしまった私にも責任があるけど。まぁけど今回は特にハードだよ。明日は土曜日で午後から休みが取れるし、今日は実戦だけではなく座学の勉強やシュミレートトレーニングも行うフルコースです」

にこ「まぁこの量のハードトレーニング、ISの教育機関に足を踏み入れた新入生への軽い挨拶ってところよ。さーて、先輩は先輩らしく下級生にいびってやろうかしら♪」

ことり「ふぇぇぇ……! そ、そのぉ、出来る限りお手柔らかにお願いします、ね?」

穂乃果「けどなんか、部活動とか、軽い合宿っぽくてたまにはこういうのもいいね! やっぱりいつもと違う人に教えてもらうのって新鮮だよねっ」

花陽「高坂先輩は操縦も勉強もできるからそういうことが言えるんですよぉー」

簪「それでは各自三人には、専用機持ちが担当教官になってトレーニングを行います。……ちょっと厳しくいきますけど、あまり身構えないでくださいね?」

にこ「部長たるこのあたしがISアイドル直伝の秘訣を教えてあげるわ!」

シャル(この中で一番はりきってるのってやっぱり矢澤先輩だよねぇ……)


279◆./lC9VnWyM2016/07/21(木) 21:04:145Qu8trSk (6/23)

【今回の処理】

数字トリップで各キャラの担当教官を決定します。
担当教官によって受けられる恩恵が違います。

矢澤にこ:[才能]判定成功で新スキル取得
シャルロット・デュノア:[操縦]判定成功で[操縦][知識][才能]補正値+1
更識簪:[知識]判定成功で既存スキルのどれかひとつ強化

猛特訓なので判定の難易度補正��2を受けての判定です。
……なのですが、簪ちゃんのサポートスキルがまだ未使用なので簪ちゃんサイドの判定は自動成功となります。
ゾロ目の場合ボーナスがあるのでそれの判定だけ確認します。


偶数の場合:シャルロット
奇数の場合:簪

↓1の二桁数字で穂乃果 ↓2の二桁数字でことり
残ったキャラは花陽の担当教官に決定


280以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:10:505Ob2FlWA (3/8)

あれにこは?

48


281以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:17:035Ob2FlWA (4/8)

54


282◆./lC9VnWyM2016/07/21(木) 21:20:555Qu8trSk (7/23)

すいません、処理がちぐはぐになってました。
処理の訂正をします。

↓1 穂乃果の数字
↓2 ことりの数字
↓3 花陽の数字

をトリップで設定して、↓4の二桁数字で結果を反映させて……

大:にこ
中:シャル
小:簪

と数字の比べ合いで決定します。只今数字を設定するので
改めて二桁数字をお願いします。お手数をおかけしました。


283◆ZrOYMYxDXI2016/07/21(木) 21:21:285Qu8trSk (8/23)

●穂乃果の数字


284◆fmJRnC5rvE2016/07/21(木) 21:22:015Qu8trSk (9/23)

●ことりの数字


285◆bUZyHAcIpI2016/07/21(木) 21:22:345Qu8trSk (10/23)

●花陽の数字

↓1の二桁数字をそれぞれ反映させます


286以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:25:06x0P7k5lo (1/1)

72


287◆OSYhGye6hY2016/07/21(木) 21:33:555Qu8trSk (11/23)

穂乃果:67 【67+72=139】 結果:39
ことり:22 【22+72=94】 結果:94
花陽:97  【97+72=169】 結果:69

穂乃果担当:更識簪
ことり担当:矢澤にこ
花陽担当:シャルロット・デュノア

に決定しました。
一気に判定をして一気に描写します。


【判定】
高坂穂乃果の[知識]判定値:9+1-2=8
8以下であれば成功です。

使用可能スキル:《直感の天才:B》

↓1の二桁数字で穂乃果の[知識]判定
 スキル使用不使用も同時にどうぞ


288以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:36:515Ob2FlWA (5/8)

71

簪のスキルで確定成功じゃないの?


289以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:39:305Ob2FlWA (6/8)

↑可能なら簪のスキル使用で


290◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 21:42:115Qu8trSk (12/23)

>>288
ゾロ目の場合ボーナスがあるのでそれの確認のための判定ですね。
今回はストーリーイベントに判定を挟まないのでスキル自動使用で自動成功、と処理を円滑にしています。
……ストーリーイベントに判定を含む場合は週のはじめに言っておいた方がいいと今気付きました。以後気をつけます。

【71+19=90】 結果:0

●判定成功、高坂穂乃果の既存スキルのどれかが強化されます。

↓1で選択された高坂穂乃果のスキルが強化されます


291以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 21:48:515Ob2FlWA (7/8)

直感の天才

質問です、試合フェイズと日常フェイズのスキル使用制限はそれぞれ別にカウントされますか?


292◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 21:52:515Qu8trSk (13/23)

>>291
使用回数制限はそれぞれフェイズごとに別れている場合はテキストにてそれが書かれています。よほどの強スキルでなければ基本フェイズごとに一回ずつにする予定です。

●高坂穂乃果の《直感の天才:B》が《直感の天才:A》に強化

《直感の天才:A》
あらゆる物事を直感で解決できる天性の才能。
あらゆる判定時にスキル使用を宣言することで補正値+3。
日常フェイズでは1週間につき1回、試合フェイズでは1試合につき1回使用可。


293◆Nsutagdmm.2016/07/21(木) 22:00:045Qu8trSk (14/23)

次に花陽の判定を行います。
それと再三ながら訂正を。今までの処理にて南ことりのスキルによる補正値追加を忘れていました。お詫びいたします。
《サポート:A》は常時適用されるスキルです。
また判定時に《ミナリンスキー情報網》も使用可能でした。
改めてすいませんでした。


【判定】
小泉花陽の[操縦]判定値:4+0-2=2
2以下であれば成功です。

使用可能スキル:《ミナリンスキー情報網》

↓1の二桁数字で判定


294以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 22:10:475Ob2FlWA (8/8)

スキル使用で68


295◆GxqZhYcGx.2016/07/21(木) 22:19:065Qu8trSk (15/23)

【68+87=155】 結果:5

4+0-2+1+2=5

《ミナリンスキー情報網》《サポート:A》を適用して判定値5なので成功です。
ゾロ目ボーナス! 55のゾロ目で成功したので補正値の増加量が増えました。

●小泉花陽の各三種ステータスの補正値に+2されます。

最後はことりちゃんの判定です。


【判定】
南ことりの[才能]判定値:2+1-2=1
使用可能スキル:なし

判定に失敗した際に矢澤にこの《世話好き》があるので二回は振れますね。

↓1の二桁数字で判定


296以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 22:23:41K1CKoAqw (1/1)

32


297◆iPazWYBMaM2016/07/21(木) 22:26:545Qu8trSk (16/23)

【77+32=109】 結果:9

判定失敗。これ以外にこの週の日常フェイズで使う機会がないので自動的に矢澤にこの《世話好き》を適用します。
判定振り直しです。

↓1の二桁数字で判定


298以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 22:29:13wuC5rfuk (1/2)

15


299◆iIqeepKh9g2016/07/21(木) 22:33:105Qu8trSk (17/23)

【15+28=43】 結果:3

●判定失敗、1の数字の壁は大きい……

ちょっと悩みましたが悩んだので判定します

↓1の二桁数字の判定で3以上であればあのキャラのスキルを使用可として判定する


300以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/21(木) 22:38:47wuC5rfuk (2/2)

73


301◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 22:42:265Qu8trSk (18/23)

【79+73=152】 結果:2


希「っくしゅんっ! うぅ、えりちも例の試合で忙しそうやから仕事も溜まってるなぁ」←振り直しスキル持ち

●副会長による滑り込みフォローはなかったようです、参入前ですし仕方ない

穂乃果:成功
ことり:失敗
花陽:成功

以上の結果で描写をします。


302◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 22:50:315Qu8trSk (19/23)

 □ ■ □

簪「まずは座学の訓練……とはいえ、さすが二年の中でも優等生と噂の高坂先輩ですね。教えるところはほとんどありません」

穂乃果「素直に褒められるとちょっと照れるなっ」

簪「教えたところもすんなり、それも一回教えただけでほとんどを覚えられるのは才能の域、だと思います。やる気を出してもっと詰め込めば私以上になるかも……?」

矢澤「うぐぐぐぐ……! 二年生のくせにもう三年のカリキュラム終了間際まで……! どんだけ頭いいのよあんた!」←知識:2+2

シャル「あ、あはは、矢澤先輩は逆に教えられる側になってるねいつの間にか……」

ことり「三次元空間移動の計算式なんかできるわけないよぉーっ!」

花陽「が、がんばりましょう! 私もまだ勉強はできる方なのでっ」


303◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 22:56:005Qu8trSk (20/23)

 □ ■ □

シャル「次は覚えた知識を実戦する模擬戦練習! 忘れないうちに体に叩き込まないといけないし、ちょーっとだけ厳しくいくよ」

花陽「わ、私だって、凛ちゃんに負けないもんっ……!!」

簪「あっ、小泉さん、前より明らかに動きがよくなってる……あっちも短期間では信じられないぐらいすごい成長量。凛さんのステップアップがいい感じに火を付けた、のかも……?」

にこ「なるほど。あの子は自分に自信が強く持てないタイプなわけだけど、何かのきっかけで火がついたらスイッチが入るタイプってことか。成果をあげるだけの器はあるみたいね」

穂乃果「むむっ! これは油断するといつの間にか追いつかれちゃうかも……! 私達もファイトだよっ、ことりちゃん!」

ことり「ついていくのだけでも精一杯だよぉ!」

にこ「……元々センスのある穂乃果はともかく、こっちは難物ね。ええいっ! この世界のにこにーに任せなさい! 結果が出るまでとことん付き合うわよっ!!」


304◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 23:00:405Qu8trSk (21/23)

簪「最後は、シュミレートモードを使ったトレーニング。学校の設備を使って、あらゆるIS戦闘を擬似的に体験するトレーニング……」

シャル「花陽ちゃんと高坂先輩はそれなりに結果が出てるみたいだけどー……」


にこ「多人数相手でも焦っちゃだめっ! ハイパーセンサーを注意深く見て冷静に行動するのよ!」

ことり「わ、わわっ、わわわっ!? 見るものが多すぎて目が回っちゃいますー!?」

にこ「ああっちょっと! センサー見てるだけじゃ前方不注意で──」

ことり「きゃっ!? うぅ……壁に激突しちゃいました」

にこ「実戦でなくてよかったわねほんと……」


簪「大分苦戦、してますね……」

シャル「ある程度のセンスが必要とはいえ、これは時間がかかりそうかなぁ……南先輩自体はすごい努力家なのに」


305◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 23:09:555Qu8trSk (22/23)

ことり「はぁ……やっぱりみんなはすごいなぁ。私、本当に何にも取り柄がないから……」

花陽「そ、それは違いますっ! 南先輩がオススメしてくれたIS教導本と細かいサポートのおかげで、私あんなに操縦うまくなったんですから!」

穂乃果「昔からずーっと、私達、ことりちゃんに助けられてばっかりだもん! 結果が出てないなんて思っちゃだめっ! 道が遠いだけでないわけじゃないから、ファイトだよっ!」

ことり「ふたりともぉ……」ウルウル

にこ「あんだけかゆいところに手が届くサポートができるのに自分のことになるとさっぱりなんて、まぁ不器用というかある意味器用というか……けどこのままじゃあたしだって悔しいわ! こうなったら結果が出るまでとことん付き合ってあげるんだから!」

シャル「うんうん。こうやって他の人は着実に結果を出せてるわけだしね」

簪「それでは、これにて特別訓練は終了します……皆様ほんとうにお疲れ様でした。後は結果を出すだけ、ですね」

穂乃果「うんっ! まずは生徒会長──絢瀬先輩に今できる限りの最善を見せてあげよう!!」


●ことり&にこのフラグが成立しました。
 日常フェイズの自由行動にてこの二人をメインとした行動を選択するとことりのステータス等を大幅に強化できる可能性があります。

【スキルによる追加行動を終了します】


306◆pfaqmHOLdQ2016/07/21(木) 23:12:185Qu8trSk (23/23)

長くなりましたが以上にて日常フェイズを終了。
ここで一旦切り上げて、次回はストーリーイベントを開始します。
処理等で不手際多数ですいませんでした。
お付き合いいただきありがとうございました。おつかれさまです。


307以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/22(金) 00:26:103IVPByEY (1/1)

>>1乙です

マスクスキル次第だけど小鳥ちゃんはサポート特化の方が向いてるかも...


308◆pfaqmHOLdQ2016/07/24(日) 22:47:14sZSVk3yI (1/1)

https://writening.net/page?5cARya

利便性向上のため、手抜き編集ながらも↑のURLにてキャラデータや新しく追加された試合フェイズのルール、また専用機持ちの追加スキル等を更新したものを共有して見れるようにしました。
安価の際やスキル使用の際のデータを見る参考資料としてお使いいただければ幸いです。
また、次回の更新予定日は7/28 19:30を予定にしています。
後日また連絡させていただきます。それでは失礼。


309以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/30(土) 00:43:00lBSShZwM (1/2)

更新来ないな...


310◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 19:04:28OZAbAyrY (1/14)

先日は失礼いたしました。月末のデスマーチには勝てなかった……。
長く日を空けたくないので今日の20時から軽く開始しようと思います。長らくおまたせしてすいませんでした。
点呼して人いなかったら適当に後日に投げます。


311◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 19:11:25OZAbAyrY (2/14)

>>308に掲載したURLのデータインデックスを微更新しました。

●目につく限りの誤字修正
●西木野真姫の専用機スキルを微強化修正
●エネミーキャラが唯一仕様能力スキルを所持できるように修正

その他ルールやデータに関して質問がありましたら遠慮なくどうぞ。


312以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/30(土) 20:21:24tfhyemks (1/1)

期待してます


313◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 20:30:28OZAbAyrY (3/14)

少々遅くなりましたがぬるりと再開します。
ストーリーイベントからです。


314◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 20:46:40OZAbAyrY (4/14)

【4月第三週目】 【ストーリーイベント】


絵里「──どうやら、試合直前に恐れをなして逃げる、なんて素っ頓狂な真似はしなかったようね」

穂乃果「約束通り、メンバーを集めてきました! 生徒会長──ううん、絢瀬先輩!」

花陽「ほ、ほんとにこれから生徒会長と戦っちゃうんだぁ……うぅっ、緊張してきたぁっ」

ことり「がんばって! 大丈夫、花陽ちゃんいっぱい練習してきたんだから!」

希「噂としては耳に入ってるよ? 噂の候補生や色々な子たちが集まって何か頑張ってるってね」

絵里「下級生の中でも粒ぞろいのメンバー……それに一般生徒の中でも面白い子たちばかりってところかしら。とりあえず、その志だけは一丁前だと認めてあげるわ」

海未「ですが、最終的なクリア条件は、生徒会長を納得させること……」

にこ「あんたがすっごい腕前の持ち主だってのは聞いてるけど、一体何をさせたいわけ? まさか、あんたひとりでここにいる全員と戦うっていうの?」

絵里「あら、私はそれでも構わないのだけど……あなたたちはどうかしら?」

真姫「一見すると嫌味か挑発にしか聞こえない言葉ね。けど、試合データとかを見るに絢瀬生徒会長の機体スペックを見る限り、多人数相手でも十分に勝てる可能性があるのも事実よ」


315◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 20:57:21OZAbAyrY (5/14)

希「同じ候補生だけあってそういうのに詳しいね。……いや、この場合は後ろに居る子たちのバックアップあってかな?」

絵里「簪さんはともかく、シャルロット・デュノアさんもいるなんて……希、あなたの差し金ね」

シャル「あはは……希に頼まれたら断れないよ。それに今回はみんなと付き合って中々面白かったし」

凛「えぇっ!? それじゃあ、シャルちゃんが助っ人を頼まれた人って──」

希「よく忘れられるけど、ウチはフランスからの帰国子女やで? ちょっとそっちに手をかけたほうが面白そうやったからそれとなーくアプローチしてみただけや。つまりそれは、ウチは高坂さんたちの可能性に賭けてもいいかもしれん、とも思ってるわけやね」

絵里「やれやれ。相変わらずいつの間にか勝手に動き回るんだからあなたは……話がそれたわね、戻しましょう。これから私とあなたたちで試合を行うわけだけども、形式は──」


???《その試合、ちょっとまったーっ!!》


穂乃果「ふぇ? これって校内放送の通信だけど、放課後なのになんで──」

簪「──ッ!? 弐式のハイパーセンサーに反応あり……未確認機のIS!? 反応は……上、アリーナの直上ですっ!!」


316◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:06:50OZAbAyrY (6/14)

海未「なっ!? 待ってくださいっ! そもそも指定領空外でISを飛行させたらすぐに警報が鳴るはずでは!?」

簪「そ、それがセキュリティシステム一時的に麻痺──違う、これって掌握!? しかもこのアリーナの安全確保用のドームバリアが一時的に解除されて……!?」


???《やっはろー♪ 初めましての人ははじめまして、未来の希望たる諸君! ここからはこの私が君たちをテストしてあげよーではないかー!》


絵里「……頭が痛くなってきた。そんな芸当をこなせて、しかも未確認IS機自体を『作成』できる人物なんて一人だけよ」

にこ「うわっ!? あれって最近開発中だって言ってたゴーレム最新型──ってどう考えてもこれ篠ノ之博士の仕業じゃないの!!」

凛「束おねーちゃん!?」

束《やぁやぁやぁ元気みたいだねチミたちー♪ 通信越しで顔を合わせられないのが実に残念だけど、代わりにプレゼントを送ってあげたから適当に遊んじゃってねー♪》

花陽「ななななな、なんで篠ノ之博士の名前が!? いやそれよりも、あの突然空からやってきたISっぽいのが9機ってどういうことなのぉ!?」

絵里「小泉さんの反応が普通の人間の反応で助かったわ……それで篠ノ之博士、わざわざこんな日本の治安組織に喧嘩を売るような真似をした理由を話してくださるかしら?」ピクッピクッ

希「うわっ、えりちがマジギレ1分前状態になっとる……これはあかん」


317◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:18:03OZAbAyrY (7/14)

束《いやーん怖いエリーチカ! まぁまぁ理由なんて単純だよー。通信衛星越しに君たちのここに至るまでの経緯を観察しててだねー。とっても面白そうだったからちょっとちょっかいかけて応援してあげようと思ってね!》

海未「いやっ、ちょっかいかけるのか応援したいのかどっちなんですか!?」

凛「あー、えっと、あまりまともに話を真正面から受け取らないほうがいいと思うよ……8割方ノリだろうから」

シャル「こ、これがISを生み出した元凶である篠ノ之博士……突然アイドル事務所を立ち上げるぐらいにはぶっ飛んだ人物だって噂には聞いてたけど、やることがいちいち危険すぎる……」

束《エリーチカがテストをするんだったらー、IS開発者である私がテストしてもいいじゃない? ということで今回用意した課題はこちらのマイナーチューンされたゴーレムⅢ! 無人機で行動プロトコルは素人同然の単純なものだけどしっかりISの性能は持ってるからテストにはもってこいだね! 人数分を用意してあげたからこれらを撃破できれば私も本気で応援してあげようってわけだ!》

真姫「待って待って待って!? 戦うのはまだともかく無人機!? あれは軍用に試用運転段階の技術のはずよ!?」

束《駄目駄目、そんな狭い視界じゃあ。世間一般の縮尺に囚われないのがこの天才たる篠ノ之束ちゃんだからね!》

絵里「とりあえず余計すぎるおせっかいをどうも……! 今度会う時はそれ相応の礼をさせてもらうわね」

希「え、えりちー……? あまり女の子がしちゃいけない顔になっとるよー……?」

束《ということで各自準備が出来て誰かが『テストスタート!』って叫んでくれれば音声認識で勝手にゴーレムたちが動くのでお好きにどうぞ! 私は高見の見物とさせてもらうよー、アデュー♪》


318◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:28:49OZAbAyrY (8/14)

花陽「いやいやいや!? ほ、本気で戦うんですかぁ!? これ絶対、警察、ううん自衛隊呼んだほうがいい案件ですよね!?」

簪「こ、ここから外部に連絡が通じません……完全に状況を掌握されてしまいましたぁ」

シャル「ここまでだいそれた準備をしてやることが私達のテストだなんて……考え方のスケールが違いすぎる」

にこ「まぁ、やってることは大犯罪だけど……あのゴーレムの装備はいわゆる模擬戦用の軽いものよ。確かにテスト以上のものではないみたい」

ことり「つまりぃ……多分、このテストが終わるまでずっとこのまま? えぇ!? 私、いきなり戦えって言われても負けるきしかしないよぉ!!」

穂乃果「うーんと……人数分用意した、って言ってたけど、必ず1vs1で、とは言ってないよね? つまり、今までISライブで変則ルールのタッグバトルがあったように、タッグ形式で戦ってもいいってことじゃないかな?」

凛「束おねーちゃん、嫌なことははっきり嫌っていう超素直な人だし、この時点で駄目って聞こえないってことは、そういうことでいいんじゃないかにゃー?」

絵里「まっ、急にふっかけてきた以上、駄目だとは言わせないけどね……結局、面白ければそれでよしなのがあの人間のスタンスだし」

海未「え、えーと……それでは一応確認しますが、変則的ながらも一応、これがテストということでよろしいので?」

絵里「まぁ、私が全員と戦うよりはよっぽど効率的なのは認めるし──いいわ。この邪魔なガラクタたちを片付けるついで、この無人機との試合であなたたちの可能性を見せつけてみなさい」

穂乃果「よーしっ! 出鼻はくじかれちゃったけど、結局やることは変わらないよ! みんなっ、ISを展開して! 絶対、生徒会長を納得させるよ!」


319◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:41:11OZAbAyrY (9/14)

これから試合フェイズに移行し、ゴーレムとの試合を行います。
今回は初めての試合フェイズということで、弱い敵での慣らし運転です。
描写的には全員がゴーレムと試合を行っていますが、処理簡略化のため試合をピックアップするキャラを一人選んで、そのキャラの試合を試合フェイズとして処理します。
選ばれたキャラが勝利した場合、能力補正値にボーナスが発生します。敗北してもペナルティはありません。
またピックアップキャラを安価で選択する際、タッグを指定可能です。タッグを指定してもピックアップキャラ、つまり勝利時のボーナスが発生するキャラはひとりですので気をつけてください。


●試合ピックアップキャラを決定

メイン:○○
タッグ:○○(タッグを指定しない場合は『なし』と記入)

この形式でピックアップキャラを選択してください。
指定できるのは絵里、希を除いたμ'sメンバーとなります。

↓1の安価で決定


320以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/30(土) 21:49:174EokB35k (1/1)

穂乃果


321◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:52:42OZAbAyrY (10/14)

メイン:穂乃果

穂乃果ソロの試合フェイズを行います。
参考用の穂乃果キャラデータはこちら。
https://writening.net/page?xXMQQM

試合前には相手のエネミーデータが公開されます。
次レスにエネミーデータ貼り付けします。


322◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:53:14OZAbAyrY (11/14)

《ゴーレムⅢ テストタイプ》

【ステータス】   【補正値】
知識:3       知識:+2
操縦:3       操縦:+2
才能:3       才能:+2


【スキル】
《得意:操縦》
○○で指定された能力の判定直後にスキル使用を宣言することで、補正値+2。1試合につき1回使用可。

《達人:知識》
○○で指定された能力の判定直後にスキル使用を宣言することで、判定の振り直しが可能。1試合につき1回使用可。


【詳細】
弱体化チューンされているため、エネミー共有スキル2つしか所持していない模擬戦用無人機エネミー。
インプットされた機械的行動パターンと、膨大な情報ベースを活用する。


323◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 21:57:27OZAbAyrY (12/14)

慣らし運転のため弱めのデータです。
試合フェイズのルール上、幾分かこちら有利となっていますので
気軽にかまえていただければ幸いです。

それでは試合フェイズを開始します。


324◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 22:01:33OZAbAyrY (13/14)

【4月第三週目】 【試合フェイズ】


穂乃果「よしっ……! 他のみんなも準備できたみたいだし、私もいくね」

海未「穂乃果、大丈夫ですか? 不安であればタッグ形式でフォローも……いえ、そうでしたね。穂乃果はこの三人の中で一番うまくISを扱える人でした」

ことり「私は海未ちゃんとタッグで頑張るよっ! あ、足引っ張らないように気をつけなくちゃあぁ」

穂乃果「だいじょうぶっ、ファイトだよっ! それに、元々私がすべてのきっかけになってるわけだし……やっぱり、私が一番がんばらないとね!!」


●穂乃果の搭乗する量産機を決定します

↓1で打鉄かラファールかを決定


325◆pfaqmHOLdQ2016/07/30(土) 22:16:12OZAbAyrY (14/14)

安価を↓1にずらしつつ

遅くなりそうなので早いですがここで一旦切り上げます。
次回投下は7/31の20:00を予定にしています。
短めですがお付き合いいただきありがとうございました。


326以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/30(土) 22:28:40lBSShZwM (2/2)

打鉄


327以下、名無しが深夜にお送りします2016/07/30(土) 22:54:05f/1YuhY2 (1/1)




328以下、名無しが深夜にお送りします2016/08/07(日) 00:59:33tpnAOmuE (1/1)

更新来ない...