1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:25:28.47sziPUYuG0 (1/15)


※ss初投稿です。不慣れですがご了承下さい。
※序盤男ばかりでホモが湧きます。
※時系列とか考えてません。
※≫1の戦車の知識はガルパンとWoTからのものしかありません。
※このスレでは聖グロリアーナ女学院戦をする予定です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464009928



2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:28:53.55sziPUYuG0 (2/15)

 私立御舞等高校。東京都秋葉原に所在する優秀なおまいらを輩出する男子校。もしくはその学園艦である。この学校は頭が良いわけでもなく、悪くもなく、歴史もそれほどなく、特に特徴のない学校だ。そして本日、この学校の校長室に呼び出された生徒がいた。

コンコン

俺「失礼しまーす」

校長「来たか…」

この鋭い眼光を放つ老人が本校の校長である。

校長「君はなぜ呼び出されたかわかっているかね?」

俺「ん?そうですね…思い当たることが百数個あります。」

校長「…例えば?」

俺「学校の放送でくるみ☆ぽ○ちおを流した事、図書室でエロ同人博覧会をやったこと、先生のスマホを全て硯にすり替えたこと、授業中にエロ本読んだこと、写真部と協力して『ドキッ!男だらけの大水泳大会写真集!ポロリもあるよ!』を作って有明で販売したこと、教頭のAVコレクションを体育館にて公開大放送…まだ言いますか?」

この主人公、こういう人間である。

校長「いや、それくらいでいい。………あと教頭先生の私物に関しては私が直々に確認しておこう。」

俺「三本目の企画モノがお薦めです。」

校長「集中力二倍にして確認しておこう。あくまでも確認を、だ。…そうじゃない。いや、それもあるのだが今回の件は別だ。」

俺「えぇ?説教受ける以外で呼び出し食らうようなことはしてないはずですが…」

校長「君は自分の進路を考えているか?」

俺「いきなりですね…。普通に適当な大学に進学したいと思ってます。」

校長「…この成績で大学いけるとでも?」

そういうと校長は彼のテストの回答を並べた。のび太君並みの点数が立ち並ぶ。

俺「うっ…」

校長「成績がコレの上に素行は悪い。」

俺「素行が悪いとは失礼な!ただ少し変態が出ちゃっただけじゃないですか!」

校長「君の変態は出ちゃった程度じゃない!巨大な噴水レベルだ!」

俺「噴水だなんて…校長、男同士とはいえセクハラですよ?」

校長「どう想像したらそうなる!君の思考回路がアクロバティックなだけだ!」

俺「それに俺を噴水レベルだなんて過小評価が過ぎます。弾道ミサイル並みです」

校長「威張るな!」

俺「勿論、アッチもね?」

校長「男子校だからか!男子校だからこんなに下ネタが酷いのか!」

俺「まぁまぁ、血圧上がりますよ?」

校長「誰のせいだ!……まぁいい、話が進まん。とにかくこのままでは大学進学は無理だ。」

俺「そんな!校長…俺は…どうしても大学に生きたいんです!!」

校長(こ、こいつ、なんて純粋でやる気の溢れる目をしているんだ…全身からやる気が満ち溢れている!私はてっきりこいつのこと勉強にやる気のないエロガキだと思っていたが、そんなことはないのかもしれない…もしかしたら心を入れ替えて勉強を)

俺「まだ働きたくないでござるぅぅぅぅ!!」

校長「あ、やっぱ駄目だわ」

俺「そして大学にいってちょっとエロいサークル入ってエロい学生生活を送るんだぁ!!」

校長「…それ私の前で言う?」

俺「…そんなわけで大学行きたいです。」

校長「一応、その望みを叶えられるかもしれないが…」

俺「本当ですか!?」

校長「正直、お前を大学進学させたら駄目な気がする。」






3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:30:09.83sziPUYuG0 (3/15)

俺「そんな殺生な!オナシャス!何でもしますから!」

校長「淫夢に媚びるな…」

俺「それで!どうすれば大学いけるんですか!」

校長「うーん、本当にコイツでいいんだろうか…まぁいいか。」



校長「男子戦車道を始めないか?」





4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:31:19.16sziPUYuG0 (4/15)

俺「せんしゃどう?それって女のスポーツじゃないですか?」

校長「確かに女性の方が主流だな。しかし男子チアリーディングや男子薙刀があるように男子戦車道も存在はする。競技人口は少ないがな。」

俺「ふーん…それで?」

校長「二年後に大規模な戦車道の世界大会があることは知っているか?」

俺「ええ、知ってますよ。ちょくちょくテレビで取り上げられてますね。」

校長「それに向けて全日本戦車道連盟はある発表をした。簡単にいうと、戦車道の国際大会に乗じて男子の戦車道の普及させたい。しかし男子戦車道を行っている高校は少ない。そこで新たに戦車道を始める学校には助成金を出すから協力してくれる学校を募集する。」

俺「ほうほう。」

校長「はっきり言って我が校の経営はカツカツだ。そこでこの助成金はかなり嬉しい。超格安で我が校を宣伝できるチャンスだからな。」

俺「それと俺の進学になんの関係が?」

校長「簡単だ、今大学は戦車道選手を求めている。そして戦車道連盟はこれから男子戦車道をどんどん推していくそうだ。そこでお前が戦車道で名前を残せばどうなる?」

俺「…あっちから声がかかってくる?」

校長「そうだ。例えあっちから声がかからなくても重要なステータスになるぞ。」

俺「うーん、でもなぁ…めんどくさいなぁ…」

校長「もっと頭を使え。」


5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:32:42.83sziPUYuG0 (5/15)


俺「と言うと?」

校長「現在、戦車道の競技人口は大幅に女子に傾いている」

俺「そうですね。」

校長「そうなると助成金で競技人口が増えるまでは男子同士の練習試合は難しい」

俺「まあ今現在男子が戦車道やってる高校なんてほぼ無いですからね。」

校長「となると必然的に対戦相手は女子校となる」

俺「…っ!?まさか!!」

校長「やっとわかったか」

俺「他校の女子との触れ合いが多くなる!!」

校長「その通りだ。」

俺「もしかしたら他校の美少女とお近づきになれる!」

校長「なれるなれる」

俺「他校の美少女と付き合える!」

校長「付き合える付き合える」

俺「高校在学中に童貞卒業できる!」

校長「できるできる」

俺「その上進学も!」

校長「できるできる」

俺「わっかりましたぁ!!俺戦車道やります!!」

校長「おお、よく言ってくれた!それでは今日の放課後、校庭に来てくれ!」

校長(ちょろい)

俺「了解で……ん?他のメンバーはどうするんですか?俺一人じゃ出来ませんよね?」

校長「そこは安心しろ。ちゃんと声をかけてある。問題児ばかりだが…」

俺「問題児ばかり…」

校長「生徒会長も快く引き受けてくれたしな。」

俺「うへっ…生徒会長…俺苦手なんだよな…」

校長「他校の美少女」ボソッ

俺「やったるでい!!何が何でもやったるでい!!」


こうして俺君の戦車道生活は始まった!


6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:34:04.82sziPUYuG0 (6/15)

そして放課後…

俺「お、集まってる!」

ワイワイガヤガヤ

??「おお!俺氏ではないですか!」

俺「おお!キモオタじゃないか!」

キモオタ君は俺君のクラスメートだ。名前通り少々アレな外見をしているが至って標準的なおまいらである。

キモオタ「俺氏も校長に呼び出されたかのですか?」

俺「ああ、推薦枠と女の子がいっぺんに手に入るらしいからな!」

??「…別にそういう訳ではな
いだろう」

俺「おお、ネクラ。お前も呼ばれたのか!」

このネクラ君もクラスメート。前髪で目が隠れてるし言葉も少ないので根暗と呼ばれているが、れっきとした変態である。

俺「お前らも推薦と女子狙いか?」

キモオタ「そうでありますよ!受験勉強している暇があるならその時間をアイドルの追っかけに使いたいでありますしなぁ!」ブホホ

ネクラ「…戦車道の隊長はレベルが高い…。ケイ様の生足が見られるなら、なんだってする…。」ニヤ…

俺「うん、相変わらずの変態っぷりだな!」

キモオタ「それはもちろん。我々は御舞等の生徒ですからな!」

御舞等高校の校風、変態が多い。


7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:58:37.18sziPUYuG0 (7/15)

キモオタ「そういえば、あっちにも俺氏の知り合いがいますぞ」

俺「ん?お、漫研の奴らか」

チビ「先輩!こんにちはです!」

チビ、漫画研究会の一年生でエロ同人作家である。外見的には小動物のようで年上のお姉様からモテそうだが、変態過ぎるためモテない。

チビ「前日の展示会ではお世話になりました!」

俺「おう、こっちもいいもん見せてもらった。」

もちろん以前のエロ同人博覧会in図書室の話である。

俺「いい眺めだったなぁ…いちめんに広がるエロ本…。」

トリップしてらっしゃる。

??「俺サン!」

俺「はっ!…チョウか…」

チョウ「コンニチハ、です!」

中国から来た留学生、チョウくん。このss唯一の美少年。街を歩けば逆ナンされるレベルだが本人はそういうものに興味が無い。…女装させるととても可愛いのでムサい男子高の癒やしとなっている。

俺「おお!チョウ!お前はどうしてここに?」

チョウ「ハイ!校長センセーから日本の文化を学べるいい機会だと聞きましタ!」
 
俺「おお、そうか」
俺(…コイツに“日本の伝統的な文化の体験”を称してメイド服を着させよう…上手くいきそうだ…男の娘…ジュルリ)

チョウくん、逃げろ…

チョウ「トコロデ、アッチになにやら不穏ナ会話をしている人たちがいるのですが」

俺「あ?…あ、うん。あいつらね…」

チョウ「様子を見てきてくれませンカ?」

俺「あ~うん、わかった…多分心配ないけど…」



8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:59:16.50sziPUYuG0 (8/15)

俺「おーい、黒部ぇ!」

クロウ「黒部と呼ぶな!我が名はダークサイドクロウ!この世に混沌を齎す者だ!」

黒いマントにシルバーアクセ、腕に巻かれた包帯、なんとなくかっこ良さげな単語を並べてダサくなったソウルネーム。言わずと知れたある病気の感染者集団のリーダーである。

クロウ「…なんの用だ、ホワイトリキッド」

俺「いい加減俺のこと白い粘液(ホワイトリキッド)って呼ぶのやめてくれない?」

クロウ「自分で名乗ったのだろう」

俺「…あの時は何か気が違ってたんだ…」

モブ厨二「なら色欲の白とかどうだろうか?」

俺「白い液体から離れて!?」

なんでもかんでも下ネタに繋げる。それが男子高校生。

ネクラ「…これで登場人物パートは終わったか…」

俺「メタ発言は止めろ。最近は嫌われる風潮だ。」


9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 22:59:58.37sziPUYuG0 (9/15)


??「おいおい、俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ?」

俺「!?」

ふと見るとベンチに若い男が座っていた。

うほっ!いい男!

そう思って見ていると突然その男は俺の見ている前でツナギのホックをはずしはじめたのだ…!

阿部「やらないか」

俺「やりませんよ?」

…………………………

阿部「やらないか」

俺「やりません。」

………………………………

阿部「やらn」

俺「俺ノンケなんで」

阿部「俺はノンケだって構わないで食っちまう人間なんだぜ?」

俺「知りません。」

彼こそが我が校の生徒会長、阿部会長だ。とても高校生とは思えない大きな体をしていていい男子生徒を次々に食っちまういい男である。いつも青いツナギを着ている。某くそみそなテクニックを披露するホモ漫画のキャラクターとは別人である。別人ったら別人なのである。

俺「だから苦手なんだ……」

外面的にも内面的にもいい男なので生徒から慕われている。ただガチホモである。

俺「ひょっとして、今回参加するのって全員生徒会の人ですか?」

阿部「ん?そうだ。」

生徒会の面々
『ンアアアア!イキスギィ!アァン?アンカケチャーハン?』

俺「……はぁ」

チョウ「??」

俺「あぁ…チョウは留学して来たばかりだから知らないんだな。」

チョウ「どういうことデスカ?」

俺「うちの生徒会、全員ガチホモなんだ」

チョウ「ガチ……ホ?」

俺「あ、うん。気にしないで。純粋な男の娘でいて。」

チョウ「うぅ…ニホンゴ、難シイ…」

御舞等高校生徒会、通称『精徒会』。今日も元気に活動中♂です。



10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:34:04.00IIh12N+o0 (1/2)

誰かがやると思ってた期待


11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:44:27.45sziPUYuG0 (10/15)

校長「集まってるか!!」

俺「お、校長!やっと来た!」

~点呼中~

校長「よし、全員集まってるな!」

キモオタ「それでは遂に我々の戦車の登場でありますな!」ハァハァ

校長「うむ、それでは御披露目といこう。こっちへこい。」

校長に連れられ、いつの間にかできていたガレージに案内される。

校長「まずは一両目!」

ガラガラガラガラ

ガレージから大きな戦車が現れる。ちなみに操縦しているのは情報科の田口先生(42)趣味はゴルフ。

一同「おお!」

校長「ソ連の駆逐戦車、SU-85だ!」

俺「おお!強そう」

阿部「…いいモノ持ってるじゃないか。」

キモオタ「強力な砲を持った戦車ですな!」

ネクラ「その代わり砲塔ないけどね」

俺「すげぇ!これならどんなチームにも勝てる!」

チョウ「早く次の戦車ヲ!」

校長「…わかった」

俺「ん?なんで自信なさげなんだ?」

校長「…次いくぞ!」

ガラガラガラガラ

俺「あれ?ちょっとちっちゃい」

校長「一式中戦車チヘだ!」

俺「チヘ…?さっきのより弱そう」

校長「失礼な!日本の戦車だぞ!」

キモオタ「まぁシャーマンを倒せるレベルではありますな」

ネクラ「まぁチハよりはマシか…?」


チハたん「」


クロウ「強いのか?弱いのか?よくわからんぞ」

校長「次いくぞ次!」



12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:45:36.03sziPUYuG0 (11/15)

ガラガラガラガラ

校長「M3軽戦車中国軍仕様!」

チョウ「おお!中国!」

ネクラ「…M3ってアメリカの戦車だよね?」

キモオタ「チハと戦った戦車ですな。なお結果は…」


チハたん「」


校長「本家より安かったんだ!」

俺「…コピー品が安いのと同じかな…?」

校長「コピーじゃないし!次!」

ガラガラガラガラ

校長「ルノー乙型戦車!」

クロウ「…乙?」

校長「かつて日本軍がフランスから買った戦車だ。」

俺「これも安かったからか?」

校長「……次!」

ガラガラガラガラ 

校長「Ⅱ号戦車!」

チョウ「…小さいデスネ」

俺「…校長?なんか最初の戦車から確実にグレードが下がってるんですが?」

校長「…そんなにお金貰えなかった…」

俺「で、次は?」

校長「ない!五両!」

俺「…五両で戦えと!?」

校長「あ、安心しろ!なんか活躍すると追加でお金もらえるらしいから!」

俺「とは言ってもこの五両で活躍しろって…」

校長「あ、今度戦う練習試合相手が数合わせてくれるらしいぞ」

俺「お、そりゃ良心的。どこの学校ですか?」

校長「聖グロリアーナ女学院」

俺「…」

キモオタ「…」

ネクラ「…オワタ」

クロウ「…?」 

俺「めっちゃ強豪じゃないですか!!」

校長「ちなみに試合の日は一週間後な。」

俺「短っ!なおさら勝てねぇ!」

校長「それじゃあチームとリーダー決めといてくれ!それじゃ仕事あるんで!」スタコラサッサ

俺「あ、まちやがれ!」



13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:47:17.91sziPUYuG0 (12/15)

……………………

俺「…隊長どうする?」

キモオタ「これは俺氏で決まりですな。」

俺「え、なんで?」

ネクラ「だって…全員のこと知ってた。多分コミュ力高い」

俺「まあ全員知り合いだけどさ…会長もいるぞ?」  

阿部「俺は気にしない。」

チョウ「じゃあ決まりデ!」

俺「お、おう…」

隊長はぱっぱと決まり、

俺「じゃあ、とりあえず…どの戦車乗るか決めようか…」

ネクラ「ティーガーとかのでかい戦車期待してた…」

キモオタ「小さい戦車をバカにしちゃいけないですよ!?」

チョウ「あ、ボクはM3がイイデス」

俺「あ、うん、わかった。」

キモオタ「しょうがないですね。くじ引きで決めましょうか…」

俺「まぁ、そうなるな…」



14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:48:36.49sziPUYuG0 (13/15)

試合当日!

各々の戦車の前で待機中

俺「遂に試合の日だ!この一週間我々は様々なものを犠牲にしてきて練習したぁ!!」

キモオタ「犠牲は主にアニメ、マンガ、ニコ動、2chですな」

チョウ「大したもの犠牲にシテマセンネ」

俺「まあそこら辺は気にしない!ほら、そろそろ聖グロがくるぞ!」



BGM ブリティッシュ・グレナディアーズ行進曲

ダージリン「…」スラァ

ネクラ「おお…本物のダージリン様だ…」ハァハァ

キモオタ「お綺麗でありますな!」ハァハァ

俺「お前ら自重しろよ!」鼻血ダバダバ

阿部「…女に興味は無い。」

    ~止血中~

俺「急な申し込みに応じていただきありがとうございます!」

ダージリン「構いませんことよ。我々聖グロリアーナ女学院は例え相手が誰であろうと正々堂々と騎士道精神で応じさせていただきますわ。それが男子でも。」

キモオタ「Foooooooooo!」ハァハァ

チョウ「カッコイいいデスネ!」

ダージリン「……」

俺「あ、あんまり気にしないで下さい…」

俺(あぁ…踏まれたい…) 


15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:49:25.92sziPUYuG0 (14/15)

クロウ「そういえば相手チームみんな紅茶飲んでるな…なんでだ?」

チョウ「イギリスをモチーフにしてますからネ。」

阿部「そういえば、うちのチームにも紅茶に詳しい奴がいるぞ?」 

俺「え?そんな人いたっけ?」

阿部「ああ、いるぞ?おーい!こっちにこーい!」

奥のSU-85の中からガタイのいい人影がこっちに近づいてくる。



810「おまたせ!アイスティーしかなかったけd」

俺「誰かコイツを黙らせろ!!」

ワーワー!ギャーギャー!オォン!アォン!ンアッー!

コイツに喋らせたら何かが危ない…

聖グロ「………」



16以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:50:06.05sziPUYuG0 (15/15)

※『』の部分は通信ごしの会話です。


試合開始前

俺「それじゃあ始めるぞ!練習の成果を見せてやる!」

阿部『その前に一応、作戦の確認をしたほうがいいんじゃないか?』

俺「ん、それもそうですね。………あんたら、本当にこのチーム名でいいのか?」

チョウ『完璧デス!』

クロウ『我らに相応しい名前だ』

チビ『最高です!』

阿部『むしろこれ以外に有り得ない』

俺「…まぁいいけど…ええと…今回は5対5の殲滅戦だ。作戦としてはこう。まず軽戦車、中戦車が相手を誘い出して、潜伏したSU-85で倒す。うちのチームの強みは囮がいっぱいいることだからな!」

ネクラ「それは果たして強みなのだろうか…」

クロウ『それで、個別にはどう動くんだ?』

俺「…これ、チーム名本当に言わなきゃだめ?」

総員『ダメ』

俺「…最初は俺率いるニーソチームのチヘが敵車両を発見、砲撃してエリアDまで移動。エリアDは高台な。エリアDではくそみそチーム、阿部会長のSU-85で待ち伏せしていて。チョウのM3、ヤムチャチーム、チビのⅡ号、触手チームとクロウ率いるルノー乙、えぇと…チームナイトメアドラグニクスはくそみそチームの補佐をして。」

……

俺「やっぱりチーム名おかしいだろ!」

クロウ『カッコいいだろう?』

俺「だせぇよ!なんだよおまえらのネーミングセンス!かつてこんなに志気が上がらないチーム名なかったよ!」

チビ『ニーソチームの先輩に言われたくないですよ!』

俺「お前らの触手よりはまだマニアックじゃない!」

阿部『俺達はいいよな?』

俺「くそみそも嫌ですよ!」

チョウ「一応みんなも知ってるような中国語にシタンダケド…」

俺「縁起が悪い!!絶対“ヤムチャしやがって…”とか言われるよ!」

キモオタ「…まあ決めてしまいましたし、別に支障はないでしょう…ナイトメアドラグニクスに関しては長いのでナイトと略させてもらいますが…」

俺「…ま、まあな…。本当にいいのか…?」



17以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 23:51:12.82IIh12N+o0 (2/2)

ガルパンに出てきた2号戦車はF型な


18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 00:23:51.38mIgMOvew0 (1/6)

御舞等高校戦車道チーム

ニーソチーム
一式中戦車チヘ
車長兼通信士 俺 砲手 キモオタ 操縦士 ネクラ 装填手 モブ

くそみそチーム
SU-85
車長兼通信士 阿部 砲手 810 操縦士 モブホモ 装填手 ホモモブ

ヤムチャチーム
M3軽戦車中国軍仕様
車長 チョウ 他モブ

ナイトチーム
ルノー乙型戦車
車長ダーククリムゾン(黒部)
他厨二モブ

触手チーム
Ⅱ号戦車
車長 チビその他モブ漫画家

…え?モブが多いって?こんな大人数、全員名前つけたら作者の俺が覚えられるわけないじゃないか!



19以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 00:34:03.62mIgMOvew0 (2/6)

明日、試合のシーンを上げます!


20以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 07:56:54.23mIgMOvew0 (3/6)

※今回のフィールドはアニメ第四話の聖グロ戦のフィールドから大洗の市街地を抜いたものだとご想像下さい。


21以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 07:57:49.05mIgMOvew0 (4/6)

チビ『先輩…』

俺「どうした?」

チビ『今回の囮作戦、なんといいますか…』

俺「安易っていいたいんだろ?」

チビ『え、あ、…はい。』

俺「流石にあんな強豪校にこれだけで勝てるとは思ってない。」

チビ『え゙…』

俺「そこで俺はこんな奇策を考えた」

阿部『奇策?』



22以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 07:58:50.76mIgMOvew0 (5/6)

俺「いいか?俺達の勝機は“俺達が初心者”であることだ。」

ネクラ「…初心者であることが勝機?」

俺「戦車道を長くやっている奴らは発想も戦車道の定石を守る。なら俺達は定石を持っているか?」

810『…(持って)ないです。』

俺「そして俺達は男子高校生だ。俺達男子高校生以上に発想、つまり妄想が得意な人間はいるか?」

キモオタ「ブフォ!いませんなww」

俺「妄想においては俺たちは無敵!いいか!これから作戦を説明する!」



23以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 08:00:22.73mIgMOvew0 (6/6)

俺「各車の隊長、全員パンツを脱げ!」



全員『………………………………ハァ?』


24以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 09:25:08.80vXl9rbRhO (1/1)

ちょっと期待


25以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:37:05.79jz2ZXYvC0 (1/11)

俺「“純白のおぱんつ作戦”だ!」


26以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:37:42.28jz2ZXYvC0 (2/11)

審判「試合開始!!」

俺「いくぞ!パンツ」

阿部『アッー!』

ゲイ『フォーー!』

クロウ『くっだらねぇ!!』

ネクラ「これがやりたかっただけだろ……」



ダージリン「…前車前進」

ゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴト

この一瞬でわかる両校の品の違い。



27以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:38:52.60jz2ZXYvC0 (3/11)

~というわけで偵察~

俺「すげえな…あんな速さで隊列が乱れてない…」

キモオタ「こっちの砲では向こうの正面装甲は抜けません。どうしますか?」



俺「そこは性欲でカバーかな?」

キモオタ「……はい!」



ネクラ「待て、そこは原作的に“戦術と腕かな”じゃないのか…」

俺「だって俺達男子高校生だし。あとメタ発言乙です。」

ネクラ「……」

俺「大和魂のほうが良かった?」

ネクラ「よくないよ…」

俺「そんじゃ、ジョーク挟んで緊張解いたところでいきますか!」

カラコロカラコロカラコロカラコロ


俺「敵、前方より接近中、砲撃準備!」

モブ「装填完了です!」

俺「キモオタ、当てられるか?」

キモオタ「…距離、810」


810『ンアッー!』


キモオタ「…余裕で当てられます!」 

俺「目標、チャーチル歩兵戦車!」

………

俺「撃てぇ!!」

ドォォン!

弾は一直線に飛んでいき…

カァァァン!!

キモオタ「ふっ…命中であります…」

俺「案の定弾かれたけどな、引き付けながら逃げるよ、ネクラ!」

ネクラ「了解…」



28以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:40:20.96jz2ZXYvC0 (4/11)

ダージリン「当てて来ましたわね…」

オレンジペコ「少し甘く見ていたかも知れません。どうしますか?」

ダージリン「こちらもお相手しますわ。全車、前方のチヘを攻撃」

ギギギギ



俺「おぉ!狙ってきたぞぉ!発進!」

ドォン!ドォン!ドォン!

俺「ええ…と、できる限りジグザグ走行をして攻撃を受けないようにして!向こうの主砲だと紙装甲のチヘじゃ一撃でやられる!」

ネクラ「…了解」

キモオタ「うっひゃぁ!揺れますなぁ!!」



ダージリン「我が校はどんな走りをしようと、紅茶を一滴たりとも零しはしない…」



俺「うわっ!スポドリこぼした!!」

キモオタ「馬鹿!なんでフタあけといたんですか!」

俺「うわ、ズボンびっちゃびちゃ…」



29以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:43:28.52jz2ZXYvC0 (5/11)

一方そのころ御舞等の様子は


阿部「お前、かわいい顔してるな…やらないか?」

チョウ「エ?…ナ、何ヲ?」

チビ「…うーん、チャーチルを擬人化した場合受け?攻め?」

漫画家モブ「うーん…誘い受け?」

チビ「それだ!」

クロウ「やはりこのルノー乙も我々に相応しい名前が必要だと思う。」

厨二モブ「やはりナイトメアは必要だろうな…」

俺『もしもし!敵さんを連れてきたぞ!予想到着時間あと三分!』

阿部「アッー…っと、ニーソチームから連絡だ!全員持ち場につけぇ!」

クロウ「え、もうなのか?早すぎる…」

810「おい早く動けよ、あくしろよ」

クロウ「…了解」


30以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:45:23.96jz2ZXYvC0 (6/11)

俺「あと600mで射程内!間違って俺撃つんじゃないぞ!」

阿部『了解だ…最初に出てくるのは撃たない。』

前方からチヘが飛び出してくる

俺「オーケー!全員準備いいn」

クロウ『突撃ぃぃぃぃ!!』

高台から飛び出すルノー乙!

俺「って馬鹿ぁ!」

クロウ『いくぞナイトメアデュラハン!!敵を全部焼き払え!』

俺「馬鹿!厨二病特有の“あれ?俺めっちゃ強いんじゃね?根拠ないけど”を発揮するんじゃない!!」

クロウ『撃ちまくれぇ!!』



オレンジペコ「…何故か飛び出して来ましたよ?」

ダージリン「撃ち抜いてやりなさい。」


クロウ『お命頂戴!』


ダージリン「撃ちなさい」

ズドーン!

クロウ『突げk』

ドーン!………シュコッ!

白旗が飛び出る。

俺「ほんっとあの馬鹿…」

阿部『どうする?』 

俺「…一回、一斉に砲撃!くそみそ以外は装甲抜けないから全車履帯を狙って!」

全員『了解!』

俺「全車、撃てぇ!」

ドドドン!!

阿部『外した!』

チョウ『弾かれたマシタ!』

チビ『外しました!』

俺「まあしょうがないか…一端撤退!若干予定が狂ったけど、あの作戦やるぞ!」



31以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 12:46:10.16jz2ZXYvC0 (7/11)

俺「これより“純白のおぱんつ作戦”を開始する!」


32以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 18:58:24.67jz2ZXYvC0 (8/11)

審判「試合開始!!」

俺「いくぞ!パンツ」

阿部『アッー!』

ゲイ『フォーー!』

クロウ『くっだらねぇ!!』

ネクラ「これがやりたかっただけだろ……」



ダージリン「…前車前進」

ゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴト

この一瞬でわかる両校の品の違い。



~というわけで偵察~

俺「すげえな…あんな速さで隊列が乱れてない…」

キモオタ「こっちの砲では向こうの正面装甲は抜けません。どうしますか?」



俺「そこは性欲でカバーかな?」

キモオタ「……はい!」



ネクラ「待て、そこは原作的に“戦術と腕かな”じゃないのか…」

俺「だって俺達男子高校生だし。あとメタ発言乙です。」

ネクラ「……」

俺「大和魂のほうが良かった?」

ネクラ「よくないよ…」

俺「そんじゃ、ジョーク挟んで緊張解いたところでいきますか!」

カラコロカラコロカラコロカラコロ


俺「敵、前方より接近中、砲撃準備!」

モブ「装填完了です!」

俺「キモオタ、当てられるか?」

キモオタ「…距離、810」


810『ンアッー!』


キモオタ「…余裕で当てられます!」 

俺「目標、チャーチル歩兵戦車!」

………

俺「撃てぇ!!」

ドォォン!

弾は一直線に飛んでいき…

カァァァン!!

キモオタ「ふっ…命中であります…」

俺「案の定弾かれたけどな、引き付けながら逃げるよ、ネクラ!」

ネクラ「了解…」



33以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:00:08.18jz2ZXYvC0 (9/11)

すいません。上のやつは間違いです…


34以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:01:49.31jz2ZXYvC0 (10/11)

ダージリン「逃げたわね…追撃するわよ。マチルダ二両は私と一緒に行動、他二両は敵車両を探し出して」



俺「俺達の奇策!見せてやる!全員全速力で持ち場に移動!」 

全員『了解!』



35以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:02:39.51jz2ZXYvC0 (11/11)

聖グロ1『……あの、隊長』

ダージリン「どうかしたの?」

聖グロ1『500mほど先に敵車両を発見しました』

ダージリン「…!…そう、ならば撃ちなさい」

聖グロ1『いや、あのなんといいますか…』

ダージリン「どうしたの?はっきりいいなさい」

聖グロ1『あの…どうやらぬかるみにはまったようで…無理やり抜けようとしたのか、エンジンから煙出して止まってます。…あ、白旗上がりました』

チヘ「プシュー」チーン

ダージリン「…はぁ?」

聖グロ2『隊長!こっちも白旗が上がった車両を発見!』

Ⅱ号「…」チーン

ダージリン「」

オレンジペコ「自爆…ですか…?」


36以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:13:24.42TMGrvX5r0 (1/12)

ダージリン「ええと…特に何の工夫もせずに三両撃破してしまいましたわ…」

オレンジペコ「…え…えと」

聖グロ『…どうします?』

ダージリン「…一端集合して他を探しましょう。まだSU-85も見つかってないことですし…」



聖グロ1「集合だそうよ!車両旋回!」
ゴトゴトゴトゴト



俺「よし!今だ!500m先、ケツにぶち込んでやれ!」

キモオタ「了解!」

俺「てぇ!!」

ドォォォン!



聖グロ1「…へ?」
ズガァァン!…パシュ!
白旗が上がった



37以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:46:24.84TMGrvX5r0 (2/12)

チビ「全速力!敵戦車の側面にくっつけ!」

漫画家モブ「了解!」

ゴトゴトゴトゴト!!

聖グロ2「は!?」

ぴとっ!

Ⅱ号がマチルダの側面にくっつく

聖グロ2「バカな!?白旗があがっていたはずじゃ!?」

チビ「いつからこれが白旗だと錯覚していた!」

聖グロ「は!?」

チビ「そんなことはどうでもいい!くらえ軽戦車流必殺技!」

チビ「だいしゅきホールド!!」


だいしゅきホールドとは!
WoTプレイヤーなら誰もが知っている軽戦車の必殺技である!軽戦車が敵の側面にピタリとくっついて砲撃を繰り返す!大きな敵は俯角が取れないので反撃が出来ないのだ!

聖グロ2「離れろぉ!!」

チビ「だが断る!撃て撃て撃て撃てぇ!触手の如く絡みつけ!」

ドンドンドンドン!

聖グロ「嫌ぁぁ!!こんなちみっこい戦車にやられる!」

チビ「いけぇぇぇぇぇ!!」

ドォン!

パシュ!

白旗が上がった

聖グロ「なんで…!?」



38以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:47:27.68TMGrvX5r0 (3/12)

聖グロ1「なんでアンタたち生きてるのよ!確かに白旗が上がってたはず…」

俺「ああ、すまない!これ白旗じゃないんだ!」

聖グロ「は?」



俺「これ俺のパンツなんだ!」



純白の白ブリーフを上に掲げる

聖グロ「………はぁ!?」


39以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 19:48:37.74TMGrvX5r0 (4/12)

時は遡って作戦説明のとき


俺「各車隊長、全員パンツを脱げ!」

ネクラ「…なんで?遂に露出症が発症した?」

俺「ちゃうちゃう、これを棒に引っ掛けて走行不能を演出する」

チビ「白旗の代わりにするってこと!?」

チョウ「そ、それは流石に無理なんじゃないカナ?」

俺「なんで?」

チョウ「ヘッ?それは…形的にも無理があるし…ネェ?」

俺「…お前ら、人間って生き物は第一に何を見て物を認識すると思う?」

阿部「認識?」

チビ「うーん…どういうことですか?」

810「(わから)ないです。」

俺「答えは色。昔、こんな実験があった。その実験はあるデパートのトイレを使って行われた。」

阿部「…トイレ…?」

俺「実験の内容は、トイレの男女マーク、あれをデザインは変えずに色だけを反対に変えたら人はどういった行動をとるのか、というアホらしいものだった」

ネクラ「結果は?」

俺「男性は全員青色をした女子トイレへ、女子は全員赤色をした男子トイレに向かった。一切の迷いなく。」

阿部「…ほぅ?」

俺「つまり形よりも色を優先したんだな。あと青は男、赤は女っていう固定観念もその結果の一因だ。」


俺「つまり戦車から出ている白旗は負けの印という固定観念を持っている、そして敵を発見してその他のことに注意力が無くなっている奴らなら俺達が走行不能だと錯覚するはず!…まあ多少はパンツに細工して旗っぽくみせるけどな」  

クロウ「…それならパンツなんて使わずに普通の旗持ってきたほうが良かったんじゃないか?」

俺「俺達は白旗を上げるんじゃない。塗れてしまったパンツを乾かすだけなんだ。濡れたパンツを乾かしていたら偶然相手がそれを白旗と錯覚してしまっただけなんだ」

チョウ「…」

キモオタ「おお!実に御舞等らしい変態的な作戦ですな!」

ネクラ「…なあ俺」

俺「なんだ?」

ネクラ「聖グロの騎士道ってなんだっけ」

俺「そんなもん犬に喰わせとけ」


40以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 20:31:29.41gB8KdsK+0 (1/1)

男子戦車道っていうと黒騎士みほの硬式戦車道が浮かぶ


41以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:30:36.08TMGrvX5r0 (5/12)

既に男子戦車道の先人がいらっしゃったのですか!早速その作品見て来ます!


42以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:32:24.85TMGrvX5r0 (6/12)

聖グロ「そ、そんなの反則でしょ!」

俺「うーん?少なくとも『試合中、濡れてしまったパンツを乾かしてはならない』みたいな文はなかったはずだぜ?」

聖グロ「もっと正々堂々戦いなさいよ!」

俺「馬鹿モン!たった一週間の急造チームで正々堂々なんてやったら試合にならないくらい一瞬でやられるに決まってるだろ!!」

聖グロ「情けない!」



43以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:33:08.40TMGrvX5r0 (7/12)

聖グロ1『攻撃を受け走行不能!チヘが動きました!』

聖グロ2『こちらも走行不能!やられました!』

ダージリン「な…!」

ティーカップが落ちる

パリーン

ダージリン「お、おやりになる…でもここまでy」

ズドーン!!

ダージリン「!?」

オレンジペコ「…!?前方敵車両!SU-85です!」

聖グロ3「くっ、マチルダⅡ被弾!」

ダージリン「まだ動ける!?」

聖グロ「なんとか大丈夫です!」


44以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:34:07.85TMGrvX5r0 (8/12)

阿部「ところで俺の主砲を見てくれ。こいつをどう思う?」

810「 暴れんなよ、暴れんな…」

810が慎重に二発目照準を合わせる


ダージリン「前方の車両を攻撃!」




阿部「発射アッーーーー!!」

810「ンアッーーーー!」

どっかアッーん!

ダージリン「撃ちなさい!!」

ズドーン!

二つの砲弾が交差する。

聖グロ3「くっ…!」
ガコォン!…パシュ!

阿部「アッーーーー!」
810「 ンアッー!(迫真)」
ガコォン!…パシュ!

くそみそチームが放った砲弾は敵のマチルダⅡに命中し撃破、しかしダージリンのチャーチルが放った一撃がSU-85に命中。


阿部「…ぶち込まれちまった…」

810「 まぁ、多少はね?」


45以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:34:49.11TMGrvX5r0 (9/12)

現在、御舞等高校三両
      対
 聖グロリアーナ女学院二両

御舞等、優勢


46以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:36:12.05TMGrvX5r0 (10/12)

ダージリン「予想外だわ…まさかこんなことになるなんて…」

オレンジペコ「隊長、撃破したSU-85から人が出てきました。」 

ダージリン「?」

オレンジペコ「何かを手に持っていますね…」

ダージリン「…グラス」

オレンジペコ「何を意味しているのでしょう?」

ダージリン「あれは…アイスティー…?…まさか!」

オレンジペコ「どういうことですか?」

ダージリン「あの男のアイスティーをよく見なさい」
っ双眼鏡  

オレンジペコ「…?」

ダージリン「並々に注がれている…そしてあの中に入っている氷を見なさい」

オレンジペコ「…だいぶ溶けていますね」

ダージリン「あれを見るにおそらく試合開始前、もしくは直後に注がれたものでしょう…」

オレンジペコ「それが何か…まさか…!?」



ダージリン「あの男、紅茶を一滴も零していない!」



ダージリン「あの行動は、どんな運転をしようと、そして弾が命中しようと紅茶をこぼさなかったということを示している!」

オレンジペコ「わ、我々だってどんな運転をしようと…」

床に落ちて割れたティーカップを見る

ダージリン「くっ…!」

オレンジペコ(あんなに悔しそうなダージリン様、初めて見た…)

ダージリン「絶対に勝ちますわよ…」ゴゴゴ



47以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 22:53:07.084wHwa83u0 (1/1)

流石先輩だ…


48以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 23:54:26.63TMGrvX5r0 (11/12)

俺「はぁ…どうするかなぁ…」

チョウ『へ?』

俺「正直これからどうするか、あんまり考えてなかった」

チビ『えぇ~』

俺「うーん………あ!」

チョウ『どうしまシタカ?』

俺「ネクラ、このフィールドに大きい崖ってあるか?」

ネクラ「え?さっきの高台以外…?」

俺「出来ればあれより大きいのがいいな。The 崖って感じのやつ」

ネクラ「あるよ…ここから7kmくらい先にある」

俺「おーけー!そこで最終決戦といこう」

チョウ『そこに移動しまスカ?』

俺「ああ。今回の作戦の要はヤムチャチームにある。頼むぞ」

チョウ『 我知道了!』

俺「これより“ラピュタ作戦”を開始するぞ!」



49以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 23:55:35.08TMGrvX5r0 (12/12)

俺「というわけで俺達は囮だ。」

ゴトゴトゴトゴト

キモオタ「囮なら快速な軽戦車のはずなんですがなぁ…」ブヒブヒ

俺「しょうがないだろ?ラピュタ作戦の要は軽戦車なんだから」

ネクラ「…でもこれ、撃たれたら終了だよね…」

俺「だから敵を先に発見するために装填手のモブ君(マサイ族)に周囲警戒をしてもらってるんだろ?」

モブ改めて、マサイ「いませんね……」



50以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 00:13:03.33ou6Zp3c80 (1/1)

明日、決着!!…の予定。あくまで予定


51以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:10:58.26rkBbY1uX0 (1/11)

俺「いないなぁ…」

ドォン!

俺「!?急停車!!」

ズドン!

ほんの数メートル先に着弾する

俺「あっぶねぇ!」

マサイ「右方、800m先、敵車両二!」

俺「全速前進!!」

ネクラ「了解……!」

俺「おいマサイ!発見遅れてるじゃないか!」

マサイ「だって僕、マサイ族だけど視力1.2ですし!」

俺「ちょっと目がいい日本人と同じじゃねーか!!」

マサイ「だって日本のゲームが面白すぎるんですもん!」

俺「…なんのゲームだ?」

マサイ「東方とマイクラを少々」

俺「東方なんか目悪くなるに決まって」

ズドーン!

俺「あっぶねぇ!」

キモオタ「追って来てます!」 

俺「走行間射撃なんてそうそう当たらない!ジグザグに動いて逃げ続けろ!」

ネクラ「了解…!」



52以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:12:07.31rkBbY1uX0 (2/11)

俺「目的地の崖の下に到着するぞ!全員準備いいな!」

チビ『いつでもいけます!』

チョウ『覚悟決めまシタ!』



聖グロ4「追い込みましたわ!」

ダージリン「…後ろにあるのは大きな崖。壁になって逃げ場はない!」  


俺「煙幕弾!発射ぁ!!」

ズドン!

濃い煙幕が立ち込める!

聖グロ4「無駄よ!場所はわかってる!撃てぇ!」

ドン!スカァン!

金属に当たる音がする



53以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:13:06.67rkBbY1uX0 (3/11)

聖グロ「よし!」

ダージリン「まだ油断しないで!」

警戒をする中、少しずつ煙が晴れる

チヘ「…」プシュー

そこには白旗の上がったチヘがいた。

聖グロ「やりましたわ!」

ダージリン「待って、またダミーという可能性が」

聖グロ4「ちゃんと四角い白旗です!」

ダージリン「良かった…」



54以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:56:38.99rkBbY1uX0 (4/11)

チビ「油断大敵!」

岩陰からⅡ号の突撃!

聖グロ「なっ!」  

ダージリン「来ると…思っていましまわ!撃ちなさい!!」

ドォン!

チビ「神回避っ!」ズササササ!!

Ⅱ号が見事なドリフトをキメる!

チビ「うちの操縦士は…自動車部と兼部してるんだぁ!!」

操縦士「キメるぜヘアピンカーブゥ!」

チビ「本日二回目のだいしゅきホールドぉ!!」

ガチャン!

チビ「あ…」

戦車で猛スピードを出し、ドリフトをすると起こること。それは、

チビ「履帯外れたぁ!!」

こうなる。

聖グロ「貰ったぁぁ!!」

ズドーン!…パシュ!

Ⅱ号戦闘不能!


55以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:58:17.88rkBbY1uX0 (5/11)

チビ「ここで決めたらかっこよかったのにぃ!!」

聖グロ「やりましたわ!これであと一ry」



ズドン!…パシュ!


聖グロ「…へ?」

聖グロリアーナ女学院、最後のマチルダ、戦闘不能。

ダージリン「な…なんでまだ動けるの……!白旗は本物だったはず…」

チヘ「…」シュー

チヘが砲口から煙を出している。



俺「白旗は本物?いいかよく聞け!俺の今日の下着は…」



56以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 07:59:39.37rkBbY1uX0 (6/11)

俺「ふんどしだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ダージリン「何ですって!?」

俺「この作戦のためにわざわざふんどしを穿いて来たんだよ!」

ダージリン「なんてお下劣な!」

俺「それが御舞等のやり方だぁぁ!!」

ネクラ「…ふんどし…長かったからだいぶ切ったけどな…」

キモオタ「…俺氏、帰りはノーパンですなww」

俺「……ちょっと興奮した」

ネクラ「この変態…!」



57以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 08:05:53.34rkBbY1uX0 (7/11)

俺「ふんどしなら元々旗っぽいから騙しやすかったな」  

キモオタ「…なんでふんどし持ってるんですかね…」

俺「いつかふんどしプレイを…」

ネクラ「ほんと、この変態…!」


58以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 08:07:36.08rkBbY1uX0 (8/11)

ダージリン「それにさっき、確かに着弾した音が!」

俺「あ、ああ、あれは完全に運だった。へたしたらあそこでやられてたな。一応弾を弾きやすいように車体の角度は調節したけどな…」

ダージリン「…っ!」




59以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 08:08:47.75rkBbY1uX0 (9/11)

俺「…さてと、それじゃあ最終決戦といきましょうか…ダージリン様?」

ダージリン「…行きますわよ。」



60以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 08:10:57.23rkBbY1uX0 (10/11)

俺「一騎打ちだ!突撃するぞ!」

ダージリン「向かいうちなさい!」

俺「発進!」ブゥゥゥン!

ダージリン「前進!」

俺「突撃ぃぃぃぃぃ!」



俺「と見せかけて全力で回避ぃぃ!!」

ズササササササササ!!

ダージリン「…!素直じゃない相手ですわね!撃ちなさい!」
ズドーン!

放たれた弾はまっすぐにチヘに飛んで行き…

ズガァァァァン!



61以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 08:12:07.65rkBbY1uX0 (11/11)

キモオタ「…俺氏!」



キモオタ「砲身に命中しました!使い物になりません!」

俺「動ければどうってことない!どうやら俺たちは軍神様に愛されてるようだぞ!」

俺「“ラピュタ作戦”開始!チャーチルに突進しろ!」

ネクラ「了解……!!」

ブゥゥゥン!

ズガァン!

チャーチルが崖の下まで押される!

ダージリン「そんな突進ではやられませんわ!早く次弾装填!」

オレンジペコ「りょ、了か…」

俺「親方ぁ!!」

ダージリン「!?」

突如俺が叫んだ!



62以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 10:38:13.46rkBbY1uXo (1/9)

俺「空から男の娘がぁぁ!!」




ダージリン「な、何を言って……まさか!」

ここは崖の下。後ろは断崖絶壁。敵はいないはず。だが、

俺「崖の上ならどうだろうね!」

ダージリン「しまった!」




63以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 10:39:11.28rkBbY1uXo (2/9)

チョウ「突撃!」

崖から飛び降りるM3!

チョウ「これが、中華民族の!心意気ダァァァァァァ!!」

M3がチャーチルに迫る!というか落下する!

ダージリン「え…ええええええ!?」

ドッガシャーーン!!

土ぼこりが辺りに舞い上がった


M3行動不能!

チャーチル歩兵戦車行動不能!

聖グロリアーナ女学院、全車行動不能!

審判「よって、御舞等高校の勝利です!」



64以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 10:40:23.99rkBbY1uXo (3/9)

M3「……」カパッ!

俺「チョウ!大丈夫か!」

チョウ「はい!怪我人はいません!ニホンの技術は凄いですネ!」

俺「まあ高さ考えてギリギリ怪我しない範囲だったこの作戦やったんだけどさ…」

チョウ「全部計算の内ってヤツデスネ!カッコイいデス!」

俺「おう!誉めろ!」




65以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 10:42:21.53rkBbY1uXo (4/9)

キモオタ「…俺氏…喜んでるところ悪いですが…これからやることがありますな?」

俺「デスヨネー、こんだけルール的にグレーで汚い戦い方したからな…キモオタ、無線の用意して」

キモオタ「了解であります」


俺「あー、あー、御舞等高校チーム全員に告ぐ!聞こえてるな!」

阿部『ああ、聞こえてるぞ!』

チビ『バッチリです!』

クロウ『ああ!』
 


俺「今回我々はクッソ汚い、下劣な、そしてルール的にグレーな戦法で戦い、そして勝利した!後はわかるな!」




66以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 10:43:01.13rkBbY1uXo (5/9)

俺『全員、聖グロリアーナ女学院の皆様に謝罪用意!!』


全員『誠に申し訳御座いませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!』

戦車の上、待機場所、レッカー車の上、場所は関係なく全員見事な、美しい土下座であった。



67以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 12:42:37.65rkBbY1uXo (6/9)

待機場所にて

俺「全員、見事な土下座だった!」 

キモオタ「このまま土下座道極めますか?」

俺「絶対に嫌だ…!」

クロウ「なんだろう、俺の脳内に何かが語りかけてくる…“勝てばよかろうなのだぁぁ!!”」

チビ「あなたそもそも、あの作戦やる前に真っ先にやられたでしょう…」

チョウ「俺サン!ダージリンサンがこっちに向かってきます!」

俺「え…土下座もう一発…か?」

ネクラ「ぶん殴られるに一票」

阿部「俺は掘られると思うぞ」

チビ「そんなことしたら先輩が喜んじゃうと思います」

俺「ちょっと黙ってて!?」



ダージリン「あなたが隊長さんね?」

俺「は、ハイソウデス!!」ガチガチ

ダージリン「あら、戦っているときはあんなに饒舌だったのに、随分緊張してるわね?」ゴゴゴゴ

俺「ヒィ!」

俺(やばい絶対怒ってらっしゃるオーラがすごいもん絶対スタンドとか出てるよオラオラ言いながら殴ってくるよ怖い怖い怖い怖い!!)

俺「…」シロメ~

キモオタ「俺氏気絶してる!?」

ダージリン「…」ペチペチ

ダージリンは俺の頬を叩いて気付けをする

俺「はっ!」

ダージリン「起きましたか?」

俺「うっ…は、はい…」

ダージリン「…」フフッ

俺(笑った…怒って…ない?)

ダージリン「…楽しかったですよ」ボソッ

俺「…え?」




68以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 14:20:45.061g/Fr03NO (1/1)

ちょっと爽やかすぎるな
もっと気持ち悪く突っ走っていいで


69以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 15:23:53.39rkBbY1uXo (7/9)

俺「なんか紅茶が届いた…」

キモオタ「すごいですよ!聖グロリアーナ女学院は好敵手と認めた相手にしかティーセットを贈らないのですよ!」

チョウ「というコトは好敵手と認めラレタ…?」

ネクラ「あの戦法で…?」

俺「まあ何しろそんなに怒ってなくてよかった!みんなでこのお茶飲もうぜ!」

阿部「ならあいつの出番だな…」

810「アイスティーでいいかな?」

俺「そうだな…もう暑いからな、アイスティーにしてくれ…」

810「サッー!(迫真)」

俺「やっぱり駄目だ!俺が淹れる!!」


70以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 15:25:26.41rkBbY1uXo (8/9)

ダージリン「面白い戦い方をする人たちだったわね」

オレンジペコ「色々と突っ込みたいところはありましたが…」

ダージリン「こんな格言を知ってる?…イギリス人は恋と戦争には手段を選ばない」

オレンジペコ「…」

ダージリン「上には上がいたのね…」

オレンジペコ「真似はしないで下さいね」
 
ダージリン「えっ?」 

オレンジペコ「えっ?」


71以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 15:38:29.37rkBbY1uXo (9/9)

聖グロ編はこれで終了です。次はサンダース編のつもりですがあくまでも予定。全く考えてないから。


72以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 23:41:33.88ou6Zp3c8o (1/1)

サンダース相手に使えるゲス作戦を思いついたので書いてきます。明日には上げられるといいなと思っております。


73以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 23:51:05.32obzyfYnOo (1/1)




74以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 06:31:11.07Y93+sOPQo (1/5)

すみません、あげられませんでした…試合直前まで書き上げたら一度上げます


75以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:03:09.45g2pj8/HTo (1/15)

ちょっと書いたので上げます


76以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:03:47.43g2pj8/HTo (2/15)

聖グロ戦から一週間後、陸地の戦車カフェにて!

俺「えー、とりあえず一週間前の試合、お疲れ様!色々とあったがなんとかあの強豪聖グロリアーナ女学院に勝利することができた!」

キモオタ「もう何回祝ったかわかりませんな!」

ネクラ「5次会までやったしね…」

キモオタ「今日は6次会ですか?」

俺「いや、違う。ちょいと大変なことが起きてだな…」

キモオタ「大変なこと?」

俺「まあケーキ食いながら話すよ。」


77以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:04:19.31g2pj8/HTo (3/15)

キモオタ「モグモグモグモグ」

キモオタはスイーツ系男子。よって[ピザ]である。

ネクラ「…」ズズズ

マサイ「…」パクバク

俺「あ、マサイいたんだ」

マサイ「いましたよ!ニーソチームの装填手にして聖グロ戦後半でモブから昇格して名前を貰ったマサイはここにいますよ!」

俺「ツッコミついでの自己紹介ありがとう」

彼はマサイ君。俺率いるニーソチームの装填手である。その名の通りマサイ族だが日本に来てからというものゲーム三昧で視力は1.2まで落ちている。


78以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:04:51.93g2pj8/HTo (4/15)

キモオタ「それで、大変なこととはなんですか?」

俺「ああ、それがだな…これを見てくれ」

俺はバックから何かを出した

ドサササササササ!!

ネクラ「うわ…何これ、手紙?」

俺「これ全部試合の申し込みだ」

キモオタ「えぇ…手紙で山できるほど来たんですか…」

ネクラ「コアラの森学園…マジノ女学院にBC自由学園…」



79以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:05:28.61g2pj8/HTo (5/15)

俺「俺たち、ぽっと出なのに聖グロ倒しちゃっただろ?それで名前が売れて…」

マサイ「こんなに試合の申し込みが来た…と」

俺「戦車道連盟も乗り気でな…男子戦車道普及のために、試合の支援と中継とかも考えてるらしい」

ネクラ「それってもはや…練習試合じゃない…」

俺「そう。練習試合じゃないだろ?どうやらめんどくさいから俺達を公式戦に出すつもりらしいんだ」

キモオタ「どういうことですか?」

俺「今度大々的な戦車道大会があるらしい。元々女子だけが出場する予定だったんだが、そこに俺達をぶっこむつもりらしい…」

ネクラ「…それって、あのテレビとかで中継してるあれ?」

俺「今までのそれとは違うらしい。あれだ、野球だって甲子園だけが大会じゃないだろ?」

一同納得



80以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:06:01.14g2pj8/HTo (6/15)

俺「という訳でこの大会に出場することが決まり、一回戦対戦相手が送られて来ました!」

俺はスマホを見せる

ネクラ「!」

マサイ「どこの学校ですか…」


俺「ええと…サンダース大学付属高校?」

キモオタ「おお!サンダースですか!」

俺「有名?」

キモオタ「戦車の保有数全国一位のリッチな高校ですな!」

ネクラ「…ケイ様!!」

俺「そういえば前に言ってたな」

ネクラ「ケイ様の太ももは超一級品…遂に生ケイ様!」

俺「お、おう…ネクラがいつになくやる気だ…」

ネクラ「サンダース…ケイ様…太もも…フフッ」

俺「お、おう…こいつヤバいな…」



81以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:06:34.37g2pj8/HTo (7/15)

次の日の放課後

俺「と、言うわけで」

俺「サンダース潜入作戦のお時間です!」パフパフ

やる気のないパフパフラッパが戦車用ガレージに響く

チビ「潜入?」

俺「そう、潜入。試合前の偵察は認められてるからな」

ネクラ「…でもここもサンダースも陸上じゃなくて学園艦、簡単に潜入は出来ない…」

俺「コンビニ船に紛れ込んだ猛者がいてだな…」

阿部「俺達もそうするのか?」

俺「いや、違う。俺達の学校が秋葉原の学園艦であることを利用するんだ」

キモオタ「…?」



82以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:07:08.75g2pj8/HTo (8/15)

俺「この御舞等高校は別名浮かぶ秋葉原なんて呼ばれてる。秋葉原にあるものはここにもあるからな。」

クロウ「まあそうだな」

俺「そんでこの学園艦は時々近くの学園艦に機械の部品とか書籍とかを輸出したりする」

チョウ「つまりそれに紛れ込むというわけデスネ!」

俺「そういうこと。既に船舶課の奴らには話をつけてある」

キモオタ「おお、準備万端ですね!」

俺「俺の言うとおりにしなければお前のツイッターのアカウントをばらす、と脅したら協力してくれたよ?」

ネクラ「うわ…最悪だ…」



83以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:08:05.43g2pj8/HTo (9/15)

俺「というわけで潜入するメンバーを決めまーす」

キモオタ「一人はチョウ氏で決定ですな」

チョウ「へ!?僕!?」

チョウはなかなかの美少年である。女装させたら女の子そのものだろう。

俺「あと一人くらいは欲しいんだよなぁ…」



84以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:08:36.51g2pj8/HTo (10/15)

阿部「うちのチームに女の子説が出るような奴がいるぞ?」

俺「え、くそみそチームにそんな人いたっけ…?」

阿部「おーい、こっちにこーい!」

するとSU-85の中から人が近づいてきた。

810「おまたせ!アイスティーしかなk」

俺「そんなことだろうと思ってたよ!やっぱり810先輩女の子説かよ!!」



85以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:09:11.16g2pj8/HTo (11/15)

キモオタ「ここは俺氏でいいんじゃないですかね…?」

俺「なんで俺!?」

キモオタ「線も細いですし…何より潜入には慣れてるでしょう?」

俺「何で知ってる!?」

キモオタ「有名ですぞ?俺氏は去年、黒森峰の文化祭にチケットも持ってないのに忍び込んで大量の美人生徒の撮影をしていたことは」

俺「うっ!…ちゃ、ちゃんと同意を取ってから撮影したからな!」

ネクラ「ちなみに過去に潜入したことがある学校は…?」

俺「…黒森峰、プラウダ、アンツィオ、聖グロ、マジノ、継続、知波単」

チビ「もはやプロですね!」

俺「いや、でも俺が潜入してるのはいつも文化祭とかの時だから!女装とかしたことないかr」

ガラガラガラガラ!



86以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:10:08.32g2pj8/HTo (12/15)

ガレージのシャッターが勢いよく開く!

??「女装と言ったわね!」

そこにはク○ス松村を若くしたような男がいた。

俺「あなたは…美術部部長のオネェさん!?」

オネェ「女装しちゃうの!?しちゃうの!?」

俺「いや、俺は別に…」

チビ「そうです!先輩とチョウ君は他校に潜入するのに女装が必要なんです!」

俺「あ!?こらチビお前!」

チビ「先輩…先輩がやらないとしたら次に名前が上がるのは僕なんですよ…」

俺「お前裏切りやがっ」

オネェ「それじゃあ行くわよ!」

俺「はっ!?」ガシッ

チョウ「え、チョット!?」ガシッ

オネェ「大丈夫よ!ちゃんと可愛くしてあげるから!」

俺「全然大丈夫じゃな…アイエエエエェェェェェェ!!」

キモオタ「……」



87以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:11:08.72g2pj8/HTo (13/15)

一時間後……

チョウ「……」モジモジ

俺「…」///

花も恥じらう美少女が二人いた

オネェ「ふぅ…いい仕事させて貰ったわ!二人ともお肌が綺麗だから化粧の乗りがいいのよね!足も細いから良かったわ!濃いめのストッキングはいていけばあとは大丈夫!」


キモオタ「…」ゴクリ

ネクラ「…」ゴクリ

クロウ「…」ゴクリ

チビ「…」ゴクリ

阿部「…」チッ



俺「お前ら生唾飲み込んでるんじゃねぇよ!!」

チョウ「やめてクダサイ!」



88以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:11:41.70g2pj8/HTo (14/15)

ネクラ「俺、黙って。今、お前は黙ればそれだけで二、三回ヌける。」

俺「お願いだから俺をオカズにしないで下さい!!」
 
チビ「これが…リアル男の娘…」

俺「視姦するな!」

チビ「げぶらっ!」

美しいハイキックが炸裂

ネクラ「ちっ…下着はトランクスかよ…」

俺「俺に何を期待してるんだよ!」

阿部「女に興味は無い…」

チョウ「なんだろう…複雑デス」



89以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:12:45.11g2pj8/HTo (15/15)

そんなわけで、

俺「とりあえずサンダース付属高校の校門まで来ました」

チョウ「ここまでくるのも大変でデシタネ…」

俺「まさかダンボール被ってリアルスネークさんやるとは思わなかった」

女装男子(サンダース制服ver)が2人潜入していた。

俺「それじゃあ行きましょうか!」

チョウ「俺サン…なんでこの格好で堂々と出来るんデスカ?」

俺「この格好がなんか快感になってきたから」
 
チョウ「ヘンタイッ!」



俺「俺は作戦のミーティングに潜入してくるから、チョウはそのうちに戦車見てきて」

チョウ「了解デス…」

俺「堂々としてな。恥ずかしがってると怪しいぞ?」

チョウ「うぅ…」




90以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 21:34:16.98CUe7JG/to (1/2)




91以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 22:03:39.83Y93+sOPQo (2/5)

本当にこの④が生きがい…


92以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 22:04:06.39Y93+sOPQo (3/5)

サンダースのガレージにて

チョウ「今は全体ミーティングをしているハズだから…誰も…いないデスネ…」

どこからどうみても立派なサンダースの生徒である。

チョウ「ええと、ボクは戦車の種類トカあんまりわからないノデ、写真を撮っておきます!」

ぱしゃ!ぱしゃ!

チョウ「…オ?この戦車、他のより鼻が長いデスネ…」

チョウ「これがファイアフライってやつデスカネ?」

ぱしゃ!ぱしゃ!



93以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 22:05:06.71Y93+sOPQo (4/5)

チョウ「大分撮りましたネ…さて、次は…」

ガレージの外から声が聞こえてきた

サンダース女子「ごめん!ちょっとガレージに忘れ物!」

チョウ「!?」

チョウ(マズい!どこかに隠れなきゃ…!……この戦車の中でイイヤ!)

パカッ……ガチャン!

チョウ(この戦車に彼女の忘れ物がありませんようニ…!)

ガラガラガラガラ

ガレージのシャッターが開く

チョウ(コッチにこないデぇ!!)

サンダース女子『…ああ、あったあった!ごめーん、おまたせ!』

チョウ「……………ふぅ…」

チョウ「事なき得ましタ……ん?この戦車…」

チョウ「見慣れない機械デスネ…普通の無線の機械とも違いマス……」

ぱしゃ!


94以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 22:37:20.05CUe7JG/to (2/2)




95以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 23:19:10.22hu5TcOGO0 (1/1)

見てるよ


96以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 23:26:45.19Y93+sOPQo (5/5)

チョウ「ウーン……?」

チョウ「あ…車長の席に何か挟まってマス」

そこには隠し撮りされたであろう青年の写真があった

チョウ「…誰ですカネ?ん?裏に何か書いてアル」

愛しのタカシ、そう書いてあった

他の写真も全て隠し撮りされたものであった。

チョウ「……これは…このまえチビサンが言っていた、やんでれ、というヤツなのデハ…」

チョウ「一応これも写真に残しときましょう…」

ぱしゃ!ぱしゃ!



97以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 08:24:21.32bUE9Z2d8o (1/5)

俺「さて、そろそろミーティングが始まる…お、前に3人出てきた…」

アリサ「これより一回戦出場車両を発表する」

俺「お、早速」

アリサ「ファイアフライ1両、シャーマンA176㎜砲搭載1両、75㎜砲搭載8両」

俺(やっぱりファイアフライは入ってくるのね…)

ケイ「次はフラッグ車を決めるよ!OK?」

生徒「イエーーーーイ!!」

俺「イエーーーーイ!!」(裏声)

俺(歓声で声が聞こえねぇ…えぇと…あの写真は…A1 76㎜か。つまりフラッグ車はA1 76㎜か)

ケイ「何か質問はある?」

俺「ハーイ!」(裏声)

ケイ「そこのあなた!どうしたの?」 

俺「小隊編成はどうするんですか?」(裏声)

ケイ「いい質問ね!三両で一小隊の一個中隊にするわ!」

俺「フラッグ車の護衛は?」(裏声)

ケイ「ナッシング!」

俺「敵にはSU-85がいますが…」(裏声)

ケイ「大丈夫!あんな敵、一両でも全滅させられるわ!」

俺(あんな敵…ねぇ…)


98以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 08:24:47.99bUE9Z2d8o (2/5)

俺「さて、そろそろミーティングが始まる…お、前に3人出てきた…」

アリサ「これより一回戦出場車両を発表する」

俺「お、早速」

アリサ「ファイアフライ1両、シャーマンA176㎜砲搭載1両、75㎜砲搭載8両」

俺(やっぱりファイアフライは入ってくるのね…)

ケイ「次はフラッグ車を決めるよ!OK?」

生徒「イエーーーーイ!!」

俺「イエーーーーイ!!」(裏声)

俺(歓声で声が聞こえねぇ…えぇと…あの写真は…A1 76㎜か。つまりフラッグ車はA1 76㎜か)

ケイ「何か質問はある?」

俺「ハーイ!」(裏声)

ケイ「そこのあなた!どうしたの?」 

俺「小隊編成はどうするんですか?」(裏声)

ケイ「いい質問ね!三両で一小隊の一個中隊にするわ!」

俺「フラッグ車の護衛は?」(裏声)

ケイ「ナッシング!」

俺「敵にはSU-85がいますが…」(裏声)

ケイ「大丈夫!あんな敵、一両でも全滅させられるわ!」

俺(あんな敵…ねぇ…)


99以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 11:50:38.20A2y5dfld0 (1/2)

期待


100以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 11:51:51.83A2y5dfld0 (2/2)

期待


101以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 12:43:32.48bUE9Z2d8o (3/5)

俺「それでは最後に一つだけ」(裏声)



俺「今日のパンツの色は何色ですか?」(地声)



ケイ「水い…はぁ?」

俺「なるほどなるほど」

ナオミ「お、男!?」

アリサ「何者!?」



102以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 12:44:17.33bUE9Z2d8o (4/5)

俺「それじゃあ名乗らせてもらいましょー!」

そう言うと俺は壇上に駆け上がる!



俺「どうも!今度お相手させてもらう御舞等高校の隊長、俺と申します!よろしくぅ!」



アリサ「は、はぁ!?」

ナオミ「何故こんなところに…!?」

俺「何故って…そりゃ女装してきたからな。案外バレなかった」

長めのウィッグを外す

サンダース女子1「へ、変態だ…」

サンダース女子2「変態っ!」

俺「おいお前ら!全国の女装趣味の方に謝れ!」


103以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 12:44:49.33bUE9Z2d8o (5/5)

ケイ「……ププ…アハ!HAHAHAHAHAHA!!」

アリサ「隊長!何笑ってるんですか!情報が漏れてしまったんですよ!」

ケイ「まあいいじゃない!それにしてもあなた、なかなか面白いわね!」  

俺「お褒めに預かり光栄ですよ、ケイ隊長」

ケイ「どう?サンダース訪問ついでにうちの学食でも寄っていく?ステーキもハンバーガーもあるわよ?」

俺「是非ともご馳走になりたいけど…お隣のお二人さんに捕まっちゃいそうだから遠慮しときます」

アリサ「ぐぬぬ…」

ナオミ「……」



104以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 12:34:57.25HRcRi9xKo (1/23)

俺「それじゃ、捕まえられないうちにお暇します!」ダッ!

全力ダッシュ!

ナオミ「捕まえろ!」

俺「うお!追ってきた!」

俺は携帯を取り出す

俺「チョウ!そっちの調査終わった?」

チョウ『終わりマシタ!……なんか走ってます?』

俺「あ、うん。堂々と名乗り出たら追われた」

チョウ『バカじゃないですカ!?』

俺「そんな訳で撤退急いで」

チョウ『そんな訳って!あ、ちょ』ブチッ!



105以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 12:35:28.70HRcRi9xKo (2/23)

俺「次は航海課に連絡か…」

プルルルル

俺「おっす!」

航海「おい、俺!いつになったら出発するんだ!早くしろ!」

俺「あ、もう出航しちゃって!」

航海「は?お前まだ来てないだろ!」

俺「いいからいいから」

航海「…お前の考えることは本当によくわからん…」



チョウ「俺サン!」

俺「お、チョウ!来たか!」

チョウ「来たか、じゃないデスヨ!」

サンダース『待てぇぇぇ!!』

俺「なあチョウ…美女に追いかけられるって楽しくないか?」

チョウ「僕は楽しくナイ!」

俺「さて、そろそろ外に出るぞ」

チョウ「やっと…って船、出航してるじゃないデスカ!」

俺「チョウ、飛び乗るぞ!」

チョウ「はぁ!?」

俺「早くしろ!まだギリギリジャンプで飛び乗れる!うおおおおおお!」

チョウ「もうヤケクソダァァァァァ!」

ぴょーーーん!



106以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 12:35:59.69HRcRi9xKo (3/23)

スタッ!

俺「ギリギリセーフ!」

チョウ「危なかったデスヨ!!間に合わなかったらどうしたンデスカ!」

俺「おっ、そうだな(適当)」

チョウ「誤魔化スナ!」

サンダース『コラー!戻ってこーい!』

俺「それでは皆さん!試合の日にまた会いましょー!」



107以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 12:52:53.90MpqmZP1Ho (1/2)




108以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:39:47.84HRcRi9xKo (4/23)

御舞等高校ガレージにて

キモオタ「そんな正体ばらしちゃったら作戦変えられちゃうかもしれないじゃないですか!」

チビ「なんでそんな事を!」

俺「え~、だってケイ隊長の下着の色知りたかったんだもん」

ネクラ「俺、グッジョブ」

俺「それに今回の作戦には相手を攪乱する目的もあったしね」

クロウ「攪乱?」

俺「だって作戦会議に敵の隊長が紛れてたって知ったら動揺するだろ?」

チビ「作戦練り直されたらどうするんですか!」

俺「作戦と下着、どっちが大事だ!!」

チビ「作戦であって欲しかった!」


109以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:40:42.38HRcRi9xKo (5/23)

試合当日!

俺「全員準備いいか!」 

チビ「オッケーです!」

チョウ「是!」

阿部「いつでもイケるぜ…」 

クロウ「…愚問」

俺「それじゃ各車待機!」



チビ「さて、〆切が近いからここでも描かなきゃ…」

クロウ「貴様、よくこんなところでその絵を描けるな…」

阿部「やらないか」

810「ンアアアア!!」

チョウ「…!?俺サン!サンダースの人が2人、コッチに!」

俺「お、お客様か?」



110以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:41:09.93HRcRi9xKo (6/23)

俺「どーも、先日はお世話になりました」

アリサ「お世話って…」

ナオミ「勝手に来ただけでしょう?」

俺「そうともいう。で?何の用?」

ナオミ「前回いらしたときはゆっくり出来なかったようなので、交流も兼ねて食事でもどうですか?」

俺「お、デートのお誘いかな?」

ナオミ「違います」キッパリ

俺「ちょっとくらいノってくれてもいいのに…」



111以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:41:36.52HRcRi9xKo (7/23)

俺「…すげぇ」

キモオタ「屋台どころが散髪車にシャワー車までありますね…」

俺「この経済力があればうちももっと戦車買えるんだけどなぁ…」

ケイ「Hey隊長さん!」

俺「おー、ケイ隊長!お招きどーも!」

ケイ「この前はご馳走出来なかったからね、何でも好きなもの食べていって!」

俺「じゃ、お言葉に甘えて…って言う前にあいつら食べてるんだよねぇ…」

キモオタ「モグモグモグモグ」

ネクラ「モグモグモグモグ」

阿部「モグモグモグモグ」

810「イグイグイグイグ!」

チビ「モグモグモグモグ」

ケイ「oh…見事な食べっぷりね…」

俺「お前ら食い過ぎると試合中吐くぞ!?」



112以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:50:42.17HRcRi9xKo (8/23)

審判「これより、サンダース大学付属高校と御舞等高校の試合を開始します!」

ケイ「よろしくね!」

俺「よろしく!」



113以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:53:16.48HRcRi9xKo (9/23)

審判「試合開始!」



ケイ「前進前進!ガンガンいくよ!」



俺「我々の戦車は相手に対して火力も走行も数も劣る。今回はフラッグ戦だからなんとかフラッグ車をSU-85の前に引きずりだして叩くぞ」

チビ『つまり今回も軽戦車が囮ですか?』

俺「ま、そうなるな。うちのフラッグはM3だから護衛に二両つける。まずはチヘとSU-85が護衛でルノー乙とⅡ号が偵察。」

チビ『SU-85の方が強いんですが…フラッグ車はM3で良かったんですか?』

俺「SU-85は自由に動かしたいからな…チヘがフラッグ車をやるってのも考えたけど…やっぱり俺が一番無茶するべきだからさ」

チョウ『ナルホド…』

俺「お前は責任重大だぞ?」

チョウ『了解です!』

俺「さて、そんじゃ動きますか!ナイトは東、触手は西に偵察!くそみそとニーソはヤムチャと共に待機!」



114以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:53:51.71HRcRi9xKo (10/23)

森の中にて


クロウ「今回は真っ先にやられはしないぞ!」

厨二モブ「ふっ…私の魔眼があれば敵など一瞬で」

クロウ「敵車両発見!シャーマン三両!」

厨二モブ「」

クロウ「よーし!一端てった」

ドーン!

クロウ「!?」

厨二モブ「後方からも敵が!…こっちも三両!?」

クロウ「隊長ぅ!助けてぇぇ!」

俺『んな!六両に囲まれた!?ナイト!全力で西に撤退!援軍としてうちとくそみそを送る!』

阿部「了解!」



115以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:54:23.72HRcRi9xKo (11/23)

クロウ「ククク…のこのこと誘き出されて…」

厨二モブ「気を確かに!絶体絶命なのは我々だ!」

クロウ「やめろ!俺は現実が嫌いだ!」

俺『大変だ!この森にあと三両発見!このまま進むと九両に囲まれるぞ!!』

クロウ「…我が生涯に…一片の悔い無し!」

俺『ここであきらめるなよ!西に方向を転換!そこから700m先で合流できる!』

クロウ「承知!」



116以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:54:50.37HRcRi9xKo (12/23)

アリサ「西に700m…ね…隊長、西に二両回して下さい。そっちに逃げます」

ケイ「了解!」


117以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:55:19.85HRcRi9xKo (13/23)

俺「ナイトチーム!」

クロウ『なんとか無事だ!』

俺「よし!逃げるぞ!」

ドォン!

俺「んなっ!?敵車両二両!?」

クロウ『馬鹿な!ドンピシャで待ち伏せだと!?』

阿部『どうする?』

俺「うーん…まだ使いたくなかったんだけどな…煙幕弾用意!」

がちゃこん!

マサイ「オーケーです!」

俺「うてぇ!」

ぼかん!

俺「突っ切れ!」

クロウ『進め!!』

ぶぅぅぅぅぅん!!



118以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:55:56.57HRcRi9xKo (14/23)

俺「セーフ!」

クロウ『当然だ…』

阿部『危うくイッちまうところだったぜ…』

俺「…何がだよ」



119以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:56:31.50HRcRi9xKo (15/23)

アリサ「チッ!」

ケイ「ドンマイ、アリサ。深追いNGよ!」



俺「それにしても敵の読みはすげぇな…完全に読まれてた」

キモオタ「まるで我々の通信を聞いていたみたいですね!」

俺「そうだな…」

ネクラ「…本当に聞いてるかも知れない」

俺「どういうことだ?」

ネクラ「さっき森を出たときに、そらにちらっと見えたものがある。」

俺「なんだ?」

かぱっ!

ハッチを開け、空を見上げる

俺「……ありゃなんだ…アドバルーン…?」

キモオタ「…まさかあのバルーンに通信傍受機を仕掛けているのでは!?」

俺「…ずる!」

ネクラ「お前が言うな、外道策士」


120以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:56:57.60HRcRi9xKo (16/23)

キモオタ「それでどうするんですか?このままでは通信は使えませんよ?」

俺「とりあえずあれを壊そうか……」

ネクラ「どうした?」

俺「…いいこと思いついた」ニコォ



121以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 18:59:20.82HRcRi9xKo (17/23)

御舞等って普通に戦車道やらせるよりリボンの武士のタンカスロンやらせたほうが強い気がする…


122以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:04:47.12UsK101pN0 (1/2)

タンカスロンだったらBC自由学園をめっちゃバカにしそうな気がする。


123以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:17:00.08HRcRi9xKo (18/23)

≫122

アスパラ「この栄光あるBC自由学園を━━戦車道をなめるな!」

俺「栄光がなんだ伝統がなんだ!そんなもんで勝ちは得られないんだよ!!」

ドォン!

フラッグ車撃破!御舞等高校の勝利!

俺「男は…性欲で団結できるんだよ…」


124以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:19:11.02HRcRi9xKo (19/23)

>>123
返信できてなかった…恥ずかし…


125以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:20:43.60HRcRi9xKo (20/23)

アリサ「…もう一度…敵の通信を…」

ジジジ…ジジ…

俺『さぁて今回も始まりました!セクハラジオの時間でぇす!』

クロウ『いえええい!!』

アリサ「!?」



126以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:21:45.54HRcRi9xKo (21/23)

チョウ『…いきなりなんデスカ?』

俺『この放送はサンダース大学付属高校のアリサたんの提供でお送りしておりまーす』

アリサ「な、通信傍受がバレた!?」

俺『さて、それではこのセクハラジオの人気コーナーに行きましょう!』

クロウ『題して、アリサたんに○○したい!のコーナーだ!』

俺『このコーナーはサンダース大学付属高校のアリサたんにしたいこと、させたいことをバンバン出していくコーナーです!』

クロウ『流石は血気盛んなヤリたい盛りの男子高校生!本人が聞いたら発狂物の際どいネタがバンバン出てくるでしょう!』

俺『とても楽しみです!はてさてトップバッターは誰かな!』

チビ『はいはーい!同人誌作家のボクの出番ですね!』

俺『おおっと!これは楽しみだ!』

チビ『まずは腕をくさ』

ブチッ!!

アリサ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

サンダース「どうしたんですか!!?」




127以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:22:04.31UsK101pN0 (2/2)

>>122
俺「ざますとかスネ夫のママかよ」とか俺「身体が伸びた!キメェ!」みたいな感じで


128以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:23:16.55HRcRi9xKo (22/23)

…上に書いたネタをBC自由学園戦でやれば良かった!


129以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:27:04.33HRcRi9xKo (23/23)

>>127
俺「…ヒロインがザマス口調って萌えるか?」

チビ「ザマスで萌やすのはレベル高すぎますよ!」

ネクラ「萌えないザマス…」

俺「萌えない女に慈悲はない!容赦なく行くぞ!」

全員『おお!』


130以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:31:47.44tBUkZCWA0 (1/1)

ガルパンあんま知らなかったけどこのss読んでて興味出てきた


131以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:32:51.443qyPzCVho (1/13)

>>130
その言葉、最高に嬉しいです!!


132以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:35:24.853qyPzCVho (2/13)

【悲報】俺くん率いるニーソチーム、戦車の重量的にタンカスロン参加出来ない


133以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 19:36:53.303qyPzCVho (3/13)

>>131
あ、ID変わったのでわかりにくいですが>>1です


134以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 20:03:47.69t3MmaGyYO (1/1)

さあ、始まるざますよ!



135以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 20:20:23.16wuEFjOWPo (1/1)

トリップつけたら?



136 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 20:40:25.903qyPzCVho (4/13)

トリップってこれでいいんですかね?これが初投稿なんでよくわからん…


137 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:08:53.913qyPzCVho (5/13)

俺「っと…そろそろいいかな?」

チビ『でその瞬間にXXXをXXXしてXXXXXすることで…』

俺「もういいぞ。作戦は終了した」

チビ『え、これただのエロ話じゃ無かったんですか?』

俺「ああ。通信傍受されてたから傍受出来ない状況を作った」


138 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:09:35.793qyPzCVho (6/13)

ケイ「…うまく逃げられたわね…」

地図を広げながらサンダースの生徒が言う

サンダース「隊長、恐らく敵は一度集合すると思います。そして集合するとしたらこの地点が最良と考えます」

ケイ「オウ、ナイスな推理ね!」

サンダース「我々はここに二両囮を出し、左右から挟み撃ちにする、というのはどうでしょうか?」

ケイ「なるほど…じゃあそれで行きましょうか!」




139 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:10:10.403qyPzCVho (7/13)

チビ『通信傍受なんてされてたんですか!?』

チョウ『確かにあんな通信を傍受出来ませんヨネ…』

俺「それじゃあ次の作戦にいくぞ!この作戦は触手チームが要だ!」

チビ『り、了解です!!』


140 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:10:49.813qyPzCVho (8/13)

上のレス、順番間違えました。反対です


141 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:11:17.403qyPzCVho (9/13)

チビ『九両が別れました。二両がニーソチームとくそみそがいるジャンクションに向かってます。残りは4、3に別れて挟み撃ちをする模様』

俺「了解!」



サンダース「もうすぐジャンクションよ!気をつけて!」

サンダース2「了解!」



チビ『射程内に入ります。3、2……』


俺「撃てぇ!!」

阿部『アッーーー♂』

ドォン!ドォン!!


サンダース「は?」

サンダース2「ジーザス!」

ズドンズドン!……パシュ!パシュ!

俺「よし!二両撃破!本隊が来る前に逃げるぞ!」

阿部『了解』



142 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:11:44.663qyPzCVho (10/13)

ケイ「Why!?二両撃破!?どういうこと!?」

ナオミ「隊長、一度集合した方がよさそうです」

ケイ「そうね…全車一度集合!」


143 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:12:11.543qyPzCVho (11/13)

チビ『敵全車が隊長車に集まってる…ナイトチーム、隠れて下さい。そっちに三両行きます。』

クロウ「了解!!」

チビ『無理はしないで下さいよ。三両相手はキツいと思います。』

クロウ「了解だ!」

クロウ「名誉挽回だ!行くぞ!」

厨二モブ『おぉ!!』

チビ『話聴いてました!?』


144 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:12:50.663qyPzCVho (12/13)

サンダース4「急げ!集合だ!」

サンダース5「周辺の警戒の手を抜くなよ!」

サンダース6「了か」

ドォン!…パシュ!

サンダース4「な、やられた!
ルノーだ!ルノーがいるぞ!」

サンダース5「何!?」



クロウ「一つ喰った!」


サンダース4「なめるな!」ドォン!



クロウ「発進!」ヒュン!

紙一重で回避する!

クロウ「くっつけ!」

ガツン!



サンダース5「ちょこまかと!」

サンダース4「やめなさい!不用意に撃ったら…」

ドォン!…パシュ!

サンダース5「あ…」

サンダース4「あ…」

サンダースの五番車が四番車を撃ち抜いた!

クロウ「計画通り!」


145 ◆4RaTprJWGY2016/05/29(日) 23:13:19.543qyPzCVho (13/13)

厨二モブ「ぴったりくっついていれば片方だけ撃つのは簡単ではない!」

サンダース5「すいません!ごめんなさい!」

サンダース4「馬鹿っ!謝ってる暇があるなら応戦しなさ」

ドォン!…パシュ!

サンダース5「あ…」



御舞等高校対サンダース大学付属高校

現在5対5。



146以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/29(日) 23:29:23.10MpqmZP1Ho (2/2)




147 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 00:04:27.81UFxZV/zgo (1/13)

ナオミ「くっ…」

ケイ「…やってくれるじゃない!」

アリサ「まるであっちも通信傍受をしているかのよう…」

ナオミ「まるでこちらの動きを見ているようだ…………はっ!?」

ケイ「ナオミ、どうしたの!?」

ナオミ「隊長、あれを見て下さい!」

ケイ「…アドバルーン?」

アリサ「!?」

アリサ(あれって通信傍受機を打ち上げるのに使ったバルーンじゃない!)

ナオミ「あれに人がぶら下がってます!」

ケイ「WAO!あれで空から私達を見ているの!?」



148 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 00:05:08.55UFxZV/zgo (2/13)

作戦実行時、ニーソ(俺)と触手(チビ)が合流

俺「よし!今からくもじぃ作戦を始めるぞ!あのアドバルーンを利用する!」

チビ「どうするんですか?」

俺「これを使う」

チビ「…ガムテープ?」

俺「ダクトテープ。アメリカ人が愛用する超強力万能ガムテープと考えてくれ」

チビ「そんなものをどこで…」

俺「アマゾンで買った。昔読んだ小説に感化されて買ったけど使う日がくるとは…」

チビ「それで?」

俺「チヘに備え付けられてるワイヤーを石ころに付ける。それをダクトテープで鳥もちみたいにする。これをぶんなげてアドバルーンのワイヤーに引っ掛ける。そんで通信傍受機を地上まで下ろしまして」

チビ「ほうほう」

俺「それをワイヤーとロープを使ってチビをくくりつける」

チビ「なるほ…へ?」

俺「チビが飛ばされないようにしっかりとワイヤーをⅡ号に固定すれば完成!名付けてチビレーダー!」

チビ「え、ちょっと!?」

俺「テイクオフ!」

チビ「そんなぁぁぁぁ!!」



149 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 00:06:15.91UFxZV/zgo (3/13)

今日は寝ます。明日サンダース戦決着!


150以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/30(月) 00:46:25.61X1UwTD1co (1/1)

おつ


151 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:08:54.78lRO+UAYlo (1/11)

チビ『やっとフラッグ車を発見した!東の方の森の中にいる!』

俺「よし!一番近いナイトチームが誘き出して!」

クロウ『了解!』

俺「ニーソとくそみそはヤムチャを守りながら攻撃に入る。触手は空から警戒しながら合流して!ファイアフライがこないうちに一斉に攻撃して片を付けるよ!」

全員『了解!』

チビ『先輩!すんごい怖いんですけど!そろそろ降りたいです!』

俺「試合が終わったら降ろしてやる!」

チビ「殺生な!」



152 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:09:34.73lRO+UAYlo (2/11)

クロウ「うてぇ!」

ドォン!カァン!

アリサ「チッ!場所がバレた!」

生徒「どうしますか!」

アリサ「あんな戦車余裕で倒せる!」

ドォン!

生徒「後ろからSU-85が!?」

アリサ「なっ!仕方ない!一旦逃げるのよ!」



153 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:12:12.71lRO+UAYlo (3/11)

チビ『フラッグ車が森を抜ける!』

俺「すまん!!四両で追って!」

チョウ『なぜデスカ!?』

俺「本隊の足止めが必要だ!」

チビ『無茶です!半数とはいえ五両いるんですよ!一瞬でやられます!』

俺「策はある。それに今回はフラッグ戦だ。ファイアフライの間合いに入られたらお終いだぞ!俺にかま」

チビ「それ以上は死亡フラグ!」

俺「……とにかく四両でフラッグを叩け!」

全員『…了解!』



154 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:12:40.02lRO+UAYlo (4/11)

生徒「森を抜けます!」

アリサ「よし!本隊の方へ…」

ドォン!ドンドンドォン!

アリサ「ストップ!ストップ!よけてっ!」

森を抜けて左側にM3とⅡ号、後ろにSU-85とルノー乙。

4対1


155 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:13:09.81lRO+UAYlo (5/11)

アリサ「嫌ぁぁ!!お、御舞等四車、こちらにむかってきます!!」

ケイ『あのアドバルーンのせいね!』

アリサ「無線傍受機を使われたのかと…」

ケイ『なっ、あれあなたのだったの!?』

アリサ「すいません!」

ケイ『バッカモーーン!!ズルするからこうなるのよ!いいから逃げなさい!』

アリサ「い、イエス、マム!」




156 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:13:35.81lRO+UAYlo (6/11)

クロウ「撃て!撃て!ドンドン撃て!」

810「暴れんな…暴れんなよ…」

チビ「撃てぇ!」

漫画家モブ「当たらないです!」

チビ「もっと狙え!」

漫画家モブ「無茶言わないで下さいよ!走行間射撃なんてそうそう当たらない上に僕たちだいしゅきホールドしか出来ないんですよ!」

チビ「というか怖い!この速度で風船に吊されてるとか超怖い!」



157 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:14:04.09lRO+UAYlo (7/11)

アリサ「このタフなシャーマンがあんな雑魚連中にやられる訳がない!所詮失敗作と火力不足の集団よ」

ズガァン!

アリサ「きゃあ!なにしてるの!早く撃ち返しなさい!」

生徒「でも当たりません!」
 
アリサ「何よあの雑魚戦車!小さすぎて当たらないじゃない!」



158 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:14:38.10lRO+UAYlo (8/11)

チビ「まずい!本隊が来る!ファイアフライが来る!」

阿部「くそっ!」

チョウ「俺サン!!」


ケイ『アリサ!もう少しで到着するわよ!』

アリサ「よっし!!ほら見なさい!あんた達みたいなクソ戦車なんてもう終わりよ!」


159 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 07:15:21.22lRO+UAYlo (9/11)

俺「いくぞ!一秒でも長く生き延び、一両でも多く足止めする!」

俺「“筆箱作戦”を開始する!」

ネクラ「なんで筆箱…?」

俺「昔、象に踏まれても壊れない筆箱があったんだよ!ほら、ファイアフライって象っぽいだろ?鼻とか」

キモオタ「ドイツにエレファントという戦車が」

俺「うるさい!いくぞ!」



160 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 08:31:29.29lRO+UAYlo (10/11)

ケイ「これで挟み撃ちよ!」

生徒『隊長!後ろからチヘがっ!きゃぁ!!』

ケイ「な…!」

生徒『履帯が切断されました!』



161 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 08:32:06.37lRO+UAYlo (11/11)

俺「むしろ近距離の方が相手は撃ってこない!」

ギャリギャリギャリ!

チヘのトリッキーな運転に地面が履帯が削れる!



ケイ「全員落ち着いて対処して!」

ナオミ「了解!」


俺「次も榴弾!とにかく履帯を切る!」


ドォン!

生徒「こっちも履帯をやられました!」

ケイ「くっ…!」

ギャリギャリギャリ!



162 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:04:34.1469+I1KLso (1/7)

ネクラ「これ以上は無理…!履帯が外れる!」

俺「わかった!最後に一回だけ全速力でターン!キモオタ!あそこを狙え!絶対に当てろ!」

キモオタ「了解であります!」

ギャリギャリギャリ!ジャララララ!

履帯が外れる!

俺「撃てぇぇぇ!!」



ケイ「これで…終わりよ!」

ドドォン!

砲声が重なる!



163 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:05:12.0469+I1KLso (2/7)

パシュ!

チヘ、行動不能!



ケイ「各車被害状況の報告!」

生徒「シャーマン、履帯が外れました!」

生徒「こっちもです!」

ケイ「くっ…ナオミは!?」

ナオミ「…主砲大破。……砲撃不能…」

ケイ「そんな……!」



164 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:05:58.2269+I1KLso (3/7)

俺「知ってるか?チヘってシャーマンに対抗するために作られた戦車なのに、初期型のシャーマンしか抜けないんだって…」

キモオタ「…悲しすぎますな」

ネクラ「…つまり大戦後期に作られたファイアフライは抜けない…と」

俺「でも履帯は切ることができるし、榴弾で主砲壊しちゃえば戦闘不能には出来なくてもほとんど倒せちゃうんだよなぁ…」

ネクラ「…あの走りをして主砲に当てるキモオタは化物だよ」

キモオタ「光栄です」

俺「さて、後は頼んだぞ!」



165 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:07:22.0669+I1KLso (4/7)

アリサ「ファイアフライが…やられた…」

生徒「そんな!」

アリサ「ま、負けるはずないあんな雑魚戦車相手に負けるはずないシャーマンは世界一のベストセラー戦車あんなのに負けるはずないのよいざとなれば私にはタケシがついてるタケシが助けてくれるタケ」

生徒「錯乱しないで下さい!…ってきゃぁ!」

不幸にも大きな岩に乗り上げてしまった!

阿部「貰った!イケぇ!!」

810「ンアッーー!(迫真)」

どぉぉぉん!!

ズガァン!…パシュ!

アリサ「う…そ」



166 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:07:56.6869+I1KLso (5/7)

サンダース大学付属高校フラッグ車走行不能!御舞等高校の勝利!




全員『よっしゃぁぁぁぁぁ!!』




167 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 14:57:10.38UFxZV/zgo (4/13)

御舞等高校が秋葉原で市街戦やったら強いだろうなぁ…


168以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/30(月) 15:03:13.53ChtP42ByO (1/1)

じゃあ書いてくれ


169 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 15:23:51.74UFxZV/zgo (5/13)

この大会終わったら書きます。


170 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 15:25:06.15UFxZV/zgo (6/13)

ケイ「エキサイティング!いい試合だったわ!」

俺「こちらこそ!下手したら開始すぐに囲まれてやられてたかもしれませんでした」

ケイ「ごめんね、盗み聞きなんてして」

俺「いえいえ、むしろ利用したのでよかったです。あ、全然嫌みなんかじゃなく!」

ケイ「それにしても、うちももっと鍛え直さないとね。軽戦車一両に三両やられたり、四両もいたのに攪乱されてファイアフライを失うなんてね」

俺「あれもほとんど運でした。」

ケイ「運も実力のうちってやつよ!私たちに勝ったんだから、必ず優勝しなさいよね!」

俺「はい!」


171 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 15:25:33.11UFxZV/zgo (7/13)

ケイ「ところで…そっちのメンバーが私をずっと見つめてるのは気のせい?」

ネクラ「」じぃ~~~

キモオタ「」ハナジブー

チビ「」カリカリカリカリ

俺「き、気のせいです気のせい!」

ケイ「ならいいけど…」

俺(俺達、あなたの胸と太ももに釘付けです、なんて言えるか!!)

ケイ「それじゃあね!」


172 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 15:25:59.90UFxZV/zgo (8/13)

アリサ「…」

ナオミ「…」

ケイ「みんな頑張ったわよ…それに全部終わった訳じゃないでしょ!戦車道の大会は他にもあるんだから!」

アリサ「隊長…」

ケイ「アリサは後で反省会ね」

アリサ「」シロメ~


173 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 15:26:26.84UFxZV/zgo (9/13)

俺「さて、帰りますか!」

キモオタ「二回戦進出ですな!」

ネクラ「…俺、ちょっといいか」

俺「なんだ?」

ネクラ「二回戦で戦う前にやらなきゃいけないことがある」

俺「…あぁ、今回の試合で気づいた」

チビ「なんですか?」



俺「圧倒的に戦車が足りない!!」



To be continue…


174 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 20:09:49.5269+I1KLso (6/7)

アンツィオ戦考えるの難易度高い…


175以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/30(月) 20:38:00.42DGUN4bSKo (1/1)

原作準拠で飛ばせばいいじゃない


176 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 21:42:31.7269+I1KLso (7/7)

我が愛しのドゥーチェを書くために今全力でアイデアをひねり出しました。書いてきます


177 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 23:40:27.77UFxZV/zgo (10/13)

ボーイズ&パンツァーOVA第一話「マノバシ・ウォー!」

俺「この話は>>1がいいアイデアが浮かばないときのための間延ばしのために書き溜められた話だ。しょーもない話やメタ発言をバンバンやっていくぞ!」

キモオタ「…」

ネクラ「こんなことやってるなら続きを書けよ…」

俺「>>1曰わく“アンツィオと大洗はそもそも相手が奇策使ってくるから考えるのが難しすぎる”とのこと。多分この話はアンツィオの前に来るだろうな」

(※現実になりました)



178 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 23:40:54.33UFxZV/zgo (11/13)

俺「そんなわけでドンドン間延ばししていくぞ!今更だけどキャラクター紹介!モチーフは>>1が勝手に想像して書いてるだけだから皆さんは気にせずキャラ像を妄想してください!」

キモオタ「…」パフパフ



179 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 23:42:03.01UFxZV/zgo (12/13)

俺…御舞等高校の隊長。ニーソチームの車長。奇策士。奇策は立てられるけど普通の作戦は立てられない。モチーフは皆さんの想像するよくいるラノベの主人公からヒロインを抜いて性欲を強めたもの。

キモオタ…ニーソチームの砲手。このssが始まってから一度も砲撃を外していない必中の砲手。外見モチーフは秋葉原によくいるテンプレのキモオタ。中身は「[田島「チ○コ破裂するっ!」]マスター黒沢」に出てくるアフロの人。

ネクラ…ニーソチームの操縦士。操縦がうまい。実はマリオカート全国一位という裏設定がある。モチーフはあんこうチームの操縦士冷泉麻子。性欲が強い。

マサイ…ニーソチームの装填手。マサイ族という強烈なキャラを持ってるが周りが濃いため存在感がない。一応名前をつけたけど出番は少ないしモチーフもない。

チビ…触手チーム車長。常識人の皮を被った変態。下も皮が被っている。漫研部員。息をするように二次元エロ画像を生み出すため重宝されている。モチーフはエンジェルビーツの大山。性欲が強い。

チョウ…ヤムチャチーム車長。中国製爽やか美少年。おそらく唯一の常識人。一件ひ弱だが必要なら崖から戦車で飛び降りるクソ度胸の持ち主。モチーフは小池徹平。

阿部…くそみそチーム車長。重戦車だって構わず喰っちまういい男。ガチホモ。よく俺やチョウを誘惑する。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

810…くっそ汚い24歳学生。聖グロ戦でアイスティーネタをするためだけに登場させた。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

ゲイ…聖グロ戦で一回だけセリフがあった。フォー!と叫ぶ。モチーフは某ハードゲイ(妻子持ち)性欲が強い。

クロウ…ナイトチーム車長。ビックマウスでかませ犬…になる予定だったがサンダース戦で三両撃破という大活躍を見せる。キャラが定まらない。モチーフはダークフレイムマスター(冨樫優太)性欲が強い。


180 ◆4RaTprJWGY2016/05/30(月) 23:42:32.76UFxZV/zgo (13/13)

俺「…性欲強すぎるだろ!?」

ネクラ「俺のモチーフが麻子さんとかファンに殺される…」ブルブル

キモオタ「私が常識人認定されていないことに抗議する!」



181 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 00:05:06.10CxgmZqGuo (1/8)

失敗したから再投下。すごいどうでもいい部分だけど一応

俺…御舞等高校の隊長。ニーソチームの車長。奇策士。奇策は立てられるけど普通の作戦は立てられない。モチーフは皆さんの想像するよくいるラノベの主人公からヒロインを抜いて性欲を強めたもの。

キモオタ…ニーソチームの砲手。このssが始まってから一度も砲撃を外していない必中の砲手。外見モチーフは秋葉原によくいるテンプレのキモオタ。中身は「オナニーマスター黒沢」に出てくるアフロの人。

ネクラ…ニーソチームの操縦士。操縦がうまい。実はマリオカート全国一位という裏設定がある。モチーフはあんこうチームの操縦士冷泉麻子。性欲が強い。

マサイ…ニーソチームの装填手。マサイ族という強烈なキャラを持ってるが周りが濃いため存在感がない。一応名前をつけたけど出番は少ないしモチーフもない。

チビ…触手チーム車長。常識人の皮を被った変態。下も皮が被っている。漫研部員。息をするように二次元エロ画像を生み出すため重宝されている。モチーフはエンジェルビーツの大山。性欲が強い。

チョウ…ヤムチャチーム車長。中国製爽やか美少年。おそらく唯一の常識人。一件ひ弱だが必要なら崖から戦車で飛び降りるクソ度胸の持ち主。モチーフは小池徹平。

阿部…くそみそチーム車長。重戦車だって構わず喰っちまういい男。ガチホモ。よく俺やチョウを誘惑する。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

810…くっそ汚い24歳学生。聖グロ戦でアイスティーネタをするためだけに登場させた。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

ゲイ…聖グロ戦で一回だけセリフがあった。フォー!と叫ぶ。モチーフは某ハードゲイ(妻子持ち)性欲が強い。

クロウ…ナイトチーム車長。ビックマウスでかませ犬…になる予定だったがサンダース戦で三両撃破という大活躍を見せる。キャラが定まらない。モチーフはダークフレイムマスター(冨樫優太)性欲が強い。


182以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/31(火) 01:53:06.24NuJ+LtYdo (1/2)

おつ


183 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 07:25:42.45q8Duu2NIo (1/4)

サンダース戦の二日後

俺「そろそろ新しい戦車を手に入れ、戦力増強したい!」

チビ「先輩…まだ金が貯まってないです」

俺「知ってる!だから考えてるんだ!」

キモオタ「…いつもみたいにぱぱぱ~っと奇策で戦車手に入れて下さいよ…」

俺「そんなことできる訳な……出来ないこともない…出来ないこともない!!」

ネクラ「…どうするの?」

俺「それはだな…」


俺「DO☆GE☆ZA だぁぁぁ!!」


184 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 07:26:09.26q8Duu2NIo (2/4)

俺「戦車を!下さい!」

ダージリン「いきなりですわね!」

チビ「戦車を…下さい…」

オレンジペコ「なんか感情込めてきましたね」

クロウ「ダージリン先生…先生が…したいです…」

ダージリン「勝手にやればいいんじゃないかしら?」

俺「というわけで戦車を下さい」

ダージリン「どういうわけか説明してからにしていただけませんか?」



185 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 07:27:35.46q8Duu2NIo (3/4)

誤字った。

クロウ「ダージリン先生…戦車が…したいです…」

に、心の中で訂正して下さい…




186以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/31(火) 07:51:28.035y492Fvl0 (1/1)

なに!?ダージリン先生としたいだと!!?


187 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 09:37:54.27q8Duu2NIo (4/4)

>>186
阿部「それは俺が許せないな」

クロウ「あ、ちょ、やめろ!いや、やめてくださ」

クロウ「アッーーー!」


188 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 14:07:20.58CxgmZqGuo (2/8)

俺「ご存知の通り、うちの戦車は五輌のみ。少しでも戦力の増強がしたいのです。そこで!」

俺「我が校に友好校供与をして欲しいのです!」

ダージリン「…友好校供与、レンドリースですか…」

レンドリースとは仲のいい学校同士が戦車を融通したりすることである。

俺「是非ともよろしくお願いします!」

ダージリン「うーん…」

俺「お願いします!戦車を下さい!なんでもしますから!!」



ダージリン「ん?今なんでもするって言ったわよね?」





189 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 14:08:01.00CxgmZqGuo (3/8)

俺「え……あの…?ダー様?そのネタは乙女がやるものでは…」

ダージリン「ネタではありません。オレンジペコ、アッサム。連れて行きなさい」

オレンジペコ「了解です」ガシッ

アッサム「さあ、こっちへ」ガシッ

俺「え、あ、ちょっと待って止めて?え………アッー!」



190 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 20:41:49.17CxgmZqGuo (4/8)

チビ「あ、えぇと…」

ダージリン「戦車をレンドリースするのはいいとしますが、私たちはサンダースやプラウダのように戦車が有り余っているわけではありません。なので、もう使っていない軽戦車となりますがよろしいでしょうか?」

チビ「あ、はい…あの~先輩は?」

ダージリン「3日ほど借ります」

俺『いや、ちょっとそれは止めて!それは駄目だから!あ、ちょぉ!ンアッーー!』

クロウ「…大丈夫なのか?」

ダージリン「…大丈夫なはずです…多分…」



191 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 20:42:23.73CxgmZqGuo (5/8)

クロウ「…大丈夫なのか?」

ダージリン「…大丈夫なはずです…多分…」

俺『助けてくれぇぇぇぇ!!』

ダージリン「それではこちらがガレージです」

チビ「先輩…今までありがとうございました」

俺『おいこらチビぃ!!見捨てるなぁぁ!!』

クロウ「戦車、見に行こうか…」

俺『クロウてめぇ!!』

オレンジペコ『往生際が悪いです。覚悟をきめてください』

俺『ペコさん!?それは駄目だって!』



192 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 20:42:49.14CxgmZqGuo (6/8)

チビ「なんでしょう、捉え方によっては先輩は今幸せなんじゃ無いでしょうか?」

クロウ「その通りだ…」


193 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 20:43:18.03CxgmZqGuo (7/8)

ダージリン「これが今回あなた達にレンドリースするバレンタイン歩兵戦車です。2ポンド砲は強力とは言えませんが足まわりが壊れにくく、改造の幅が広いです。」

チビ「おお!」

クロウ「実に御舞等らしい戦車だ。うまく改造すれば作戦の幅が広がるな…」

チビ「後はこれに乗る人を探さないと…」

クロウ「それは学校に戻ってからだな」

チビ「それじゃ、ありがとうございました!このお礼は隊長からということで!」

ダージリン「ええ」ニコォ

隊長が何をされるかは考えないことにした。



194 ◆4RaTprJWGY2016/05/31(火) 23:14:58.22CxgmZqGuo (8/8)

今日はこれにて。明日新キャラ&アンツィオ偵察!(予定)


195以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/31(火) 23:44:43.80NuJ+LtYdo (2/2)

おつ。楽しみにしてる


196 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 08:00:07.90fGma18FTo (1/1)

聖グロリアーナ女学院、午後3時

ダージリン「ティータイムよ。メイドさん、よろしく」

アッサム「今日はジンジャーナッツが食べたいわ…」



俺「か、かしこまりました…」プルプル



そこにはメイド服を着た俺がっ!

俺「あの~ダージリン様…」

ダージリン「なんですか、メイドさん?」

俺「俺、なんでメイドなんでしょう。せめて執事とかにはならなかったんですかね…?」

ダージリン「あら?女装が得意だとケイから聞いたのだけど」

俺「得意ではないですからね!?」

ローズヒップ「ほら、さっさとして下さいませ!」

俺「はぁい…只今…」

俺の女装スキルとメイドスキルが向上した!

俺「はぁ…」コポコポ


197 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 13:59:36.51ViNQ4pgDo (1/17)

同日、御舞等高校生徒会室

チビ「只今戻りました!…イカ臭っ!」

クロウ「おえっ…」

阿部「悪いな、今日はいっぱい取り締まり(意味深)をしたからな」

チビ「何を取り締まってたんですか!?」

阿部「そりゃぁ風紀…」

チビ「ですよね…」

阿部「と、ケツの穴」

チビ「アウトぉぉぉ!!」

阿部「今日の取り締まり(意味深)は締まりがよかったな」

クロウ「聞きたくない!そんな呪いの呪文聞きたくない!」



198 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 14:00:08.63ViNQ4pgDo (2/17)

阿部「ところで、まだ奥に取り締まらないといけない奴らがいるんだが…」

チビ「やめてくださ…」

キュピーン!

チビ「阿部会長!ちょっとその人達に会わせて下さい!」

阿部「なにぃ?お前もやりたいのか?いいよいいよ、存分にヤるといい」

チビ「違いますよ!?」



199 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 14:00:36.72ViNQ4pgDo (3/17)

不良「あ、あんだよお前らぁ!」

子分「うぅ…」プルプル

舎弟「ぶ、ぶっ飛ばすぞっ!」

チビ「あなたは不良さん!?…なんかいつもの覇気がないですが…」

不良さんはこの御舞等には珍しい不良である。

阿部「こいつらの前で3人ほど掘ったからな」

不良「…」プルプル

チビ「いつもオラオラな不良さんが震えてる…」

不良さんは金髪にピアスである。ちなみに子分は青髪、舎弟は坊主である。



200 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 14:01:10.64ViNQ4pgDo (4/17)

チビ「あなた達に提案があります」

不良「あ、あんだよ…」

チビ「僕達と一緒に戦車道をやってくれませんか?」

子分「はぁ?」

舎弟「戦車道ぅ?」

不良「そんな女の遊びなんかやるか!」



201 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 14:01:40.19ViNQ4pgDo (5/17)

チビ「そうですか…それは残念です。阿部会長」

阿部「ところで俺のキンタマを見てくれ、コイツをどう思う?」

阿部さんがおもむろに逞しく反りだったナニを取り出す。ちなみにソッチの用語でキンタマは男性器全体を指すらしい。

不良「ひぃ!!」

チビ「僕達と戦車道をやるかここで貞操を失うか、選んで下さい」

阿部「やらないか」

不良「わ、わ、わかった!やる!」

阿部「わかった、それじゃケツを出せ」

不良「そうじゃない!そっちじゃない!戦車道をやる!やってやる!!」

阿部「…チッ」

チビ「それではようこそ!御舞等高校戦車道チームへ!」

クロウ「…お前、容赦ないな…」

チビ「外道、奇策は先輩譲りです」



202 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 17:17:40.26ViNQ4pgDo (6/17)

チビ「これがあなた達に乗ってもらう戦車、バレンタイン歩兵戦車です」

不良「お、おう…」

チビ「操作の説明をするのでひとまず乗り込んで下さい」

舎弟「なんでこんなことを……」

チビ「貞操」

阿部「やらな」

舎弟「さあやるぞ戦車道!!」



203 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 17:18:13.44ViNQ4pgDo (7/17)

チビ「いいですね!初めてにしては操縦が上手いです!」

子分「そ、そうか…」

チビ「次は撃ってみましょうか。あっちにいるSU-85を狙って下さい」

阿部「おう!どんとこい!」

不良「え、えと、標準を合わせて…おい舎弟、これってどうやって標準合わせるんだ?」

舎弟「えぇ~、わかんないっすよ。適当に真ん中に合わせりゃいいんじゃないっすか?」

不良「こうか?」

ドォン!

チビ「残念、ハズレです。ちょっと練習しましょうか。まず標準にある三角形を見て下さい」

不良「お、おう…」

不良さんチームの厳しい練習が始まる!



204 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 17:18:40.54ViNQ4pgDo (8/17)

チビ「安易に稜線を越えないで!」

ズドーン

不良’s『ギャー!』ガキィン!

チビ「ちゃんと遮蔽物を活用するっ!」ズドーン

不良’s『うぎゃぁぁ!!』ガキィン!

チビ「避けて見て下さい!」
ズドーン

不良’s『んぎゃぁぁぁ!』ガキィン!



205 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 17:19:08.45ViNQ4pgDo (9/17)

一方そのころ…

ジャブジャブ

俺「…」

メイド姿で皿洗いする俺の姿が。

俺「…この格好なら…女子更衣室に忍び込めるかな…」

オレンジペコ「ていっ」ガッ!

俺「あうっ!」

オレンジペコ「馬鹿なこと言ってないで仕事して下さい」

俺「…」ジャブジャブ

俺(ペコたんええ匂いやなぁ!!)

スンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァ

オレンジペコ「…ていっ!」

俺「あうっ!」



206 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 20:18:06.78ViNQ4pgDo (10/17)

場所は戻って御舞等高校

不良「あンの野郎…偉そうに命令しやがって…」

子分「本当っすよ!一発かましてきてやりましょうか!」

舎弟「ぶっ飛ばしてやりましょう!」

不良「黙ればお前ら…」

子分「兄貴も…って、え?」

不良「ぶん殴るんじゃねぇ…コイツであのチビを一泡噴かせてやるんだよ!」ガンッ!

戦車を叩く

不良「もうわかった。次は外さねぇ…子分!」

子分「へ、へい!」

不良「俺が合図したら急ブレーキを踏め」

子分「お、おっす!」

不良「舎弟!」

舎弟「うっす!」

不良「チビ達が撃ってから次を撃つまでの時間を計れ」

舎弟「うっす!」


不良「あの生意気なチビにブチ込んでやるぞ!」

子分・舎弟「押忍!」



207 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:08:44.28ViNQ4pgDo (11/17)

チビ「もう一回いきますよ!」

不良「きやがれ!」


フィールドは遮蔽物のないだだっ広い荒地。チビ率いるⅡ号、触手チームvs不良率いるバレンタイン、不良チーム(仮)

不良「いくぞ!次は勝つ!」

チビ「お、雰囲気が変わった?」

不良「お前ら魂込めろ!」

子分「押忍!」

舎弟「押忍!」



208 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:09:16.05ViNQ4pgDo (12/17)

チビ『それじゃあ1対1の模擬戦を始めます』

不良「かかってこい!」

ぶぅぅぅぅぅぅん!

不良「とにかく全速力!」

………

不良「右折!」

子分「うっす!」ズザサザ!

ドンドンドン!

スカァン!カンッ!

Ⅱ号の砲撃を一発回避、二発は弾いた!

不良「いまだ!回り込め!」

子分「あいさー!」

ガタガタガタガタ!

不良「…………」


チビ「撃て!」ドン!

不良「停車ぁ!!」

ギギィ!!

紙一重で回避する

不良「いけぇ!!」

ドォン!

停車と同時に放たれた弾は一直線にⅡ号に飛んでいき…

ズガァン!

命中!


不良’s『よっしゃぁぁぁぁ!!』



209 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:09:43.68ViNQ4pgDo (13/17)

子分「勝ちましたよ!」

舎弟「兄貴かっけぇっす!」

不良「当たり前だ!けど、子分が俺の指示通りに運転してくれて、舎弟が撃ってくるタイミング計ってくれた。俺達3人で勝ったんだ!」

子分「兄貴…」

舎弟「感動ッス!」

チビ「すごいですよ3人とも!始めたばかりなのにこんなにすぐ戦えるなんて!」

不良「ふんっ!当然だな」

チビ「それじゃあ今度の試合もバッチリですね!」

子分「おうよ!この3人ならどんな奴でも倒しちまうぜ!」

チビ「それでは次の試合用にバレンタインにこの装備を付けたいと思います」

不良「なんだこりゃ?」

チビ「少ないお金絞って買ったんですから使いこなして下さいよ?これはですね───」



210 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:10:13.18ViNQ4pgDo (14/17)

不良「お前ら…」

子分「どうしたんすか?」

舎弟「真剣な顔して。兄貴らしくもない」

不良「俺たちは今までなんの努力もせずに生きてきたな…」

子分「…」

舎弟「そうすね…」

不良「でも俺ぁ今日思ったんだ。人に認められるっつーことは思ったより悪くねぇなって」

子分「…うっす!」

舎弟「わかるっす!」

不良「…ガチで努力して、ガチでやってやろうぜ、戦車道!」

子分・舎弟『うっす!!』




211 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:10:42.29ViNQ4pgDo (15/17)

一方そのころ…

ダージリン「あら、そろそろティータイムの時間ですわ」

俺「こちらでございます」

アッサム「今日のおやつは…」

俺「こちらでございます」

ダージリン「…随分手際が良くなったわね…」

オレンジペコ「それではいただきましょうか…」

ダージリン「…」コクッ



212 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:11:12.47ViNQ4pgDo (16/17)

ダージリン「…!!」

俺「本日は俺特製ロイアルミルクティーでございます…茶葉の一つ一つまでこだわり抜き、ミルクも厳選いたしました。時間の誤差もコンマ以下の完璧なタイミングで淹れさせていただきました。お味は如何でしよう?」

ダージリン「せ、聖グロリアーナ女学院の…紅茶文化が…完敗した…」

オレンジペコ「な、なんて完成度…」

アッサム「淹れるときにどうしても残ってしまう雑味が…一切無い…」


俺は紅茶道を極めていた。


213 ◆4RaTprJWGY2016/06/01(水) 23:11:59.26ViNQ4pgDo (17/17)

ヤンキーはホモ、はっきりわかんだね。明日こそアンツィオやる。明日こそドゥーチェを書く


214 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 07:24:12.96VJtgcPBgo (1/5)

俺「ただいま!」

チビ「お帰りなさ……なんでメイド姿…」

俺「……何も聞かないでくれ」

チョウ「聖グロぐらしはどうでしたか?」

俺「…なんか最後引き止められた…専属紅茶係に任命されそうになった」

チビ「…女子に囲まれる職場ですよ。良かったですね」

俺「そのかわりずっとメイドだぞ?」

チビ「…遠慮しときます」

俺「それで…そこにいる不良さんは?」

不良「あぁん?なんだこの変態は?」

子分「ナメてんのか?」

チビ「新しいメンバーです」

俺「怖いんだけど」

チビ「貞操、って言うと大人しくなります」

不良「ゴチャゴチャうっせえよ!このメイド男はモンなんだよ!」

俺「俺はここの隊長だ。よろしくな!」

不良「あぁ?こんな変態が隊長ぅ?」

舎弟「こんな奴が隊長なら兄貴が隊長やったほうがいいっすよ!」

子分「そっすよそっすよ!」

俺「…まぁ少しくらい調子乗ってるほうが大胆な戦いにはいいかもな…」

チビ「不良さん…あんまり喧嘩売らないほうがいいですよ?多分この人のチーム、うちで一番強いですから」

不良「うるせぇ!こんな変態にまけねぇよ」

俺「…やっぱり鼻へし折っといたほうがいいかもな…」

チビ「…戦車、用意しときますね」



215 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 07:24:40.87VJtgcPBgo (2/5)

さっきと同じフィールド

不良「うらぁ!いくぜ!」

舎弟「おっす!」

子分「やってやりましょう!」



俺「距離1500m。当てれる?」

キモオタ「…相手は停車してる…余裕でありますな」

ネクラ「…容赦ないね」

俺「一応隊長と隊長車の威厳は見せないとな。尊敬しろとは言えないけど、メンバーに信頼されないとやってられないだろ?」

キモオタ「その通りですな」

俺「そんじゃ、撃て!」
どぉん!!



216 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 07:25:06.45VJtgcPBgo (3/5)

不良「え?」

ドカギィィィン!…パシュ!

チビ「不良さんチーム(仮)、戦闘不能!」

不良「ちくしょう!もういっかいだ!!」

不良’s『うわー!』ガキィン!…パシュ!

不良’s『いやぁ!!』ガコォン!…パシュ!

不良’s『上から!?』ガコォン!

………見事全敗


217 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 07:25:33.86VJtgcPBgo (4/5)

不良「え?」

ドカギィィィン!…パシュ!

チビ「不良さんチーム(仮)、戦闘不能!」

不良「ちくしょう!もういっかいだ!!」

不良’s『うわー!』ガキィン!…パシュ!

不良’s『いやぁ!!』ガコォン!…パシュ!

不良’s『上から!?』ガコォン!

………見事全敗


218 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 07:25:59.90VJtgcPBgo (5/5)

俺「それじゃあ次の対戦相手を発表するぞ!」

チョウ「オオ!」

ババン!

俺「アンツィオ高校だ!」

キモオタ「アンツィオですか!」

ネクラ「イタリア人が創設したイタリア風の学園艦だな…」

俺「というわけで今回も潜入でーす!」

チョウ「…また女装デスカ?」

俺「いや、今回はしなくていいぞ。そして今回は正面から乗り込む!」

クロウ「…それ潜入か?」

俺「細かいことは気にしない」




219以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 07:32:54.05MOgGMVyFo (1/1)




220 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 11:53:19.97Ra3P2NPno (1/6)

俺「さあやってきたぞ!アンツィオ高校!」

本日の偵察メンバー
俺、チョウ、クロウの3人

クロウ「なんで入校証があるんだ…」

俺「ここの校長とは一年前潜入したときに意気投合してなぁ」

チョウ「…」

俺「女性の素晴らしさについて語り合ったら、何時でも来ていいって言われた」

クロウ「…エロは人を繋ぐな」


221 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 11:54:01.94Ra3P2NPno (2/6)

チョウ「…うわぁ!」

クロウ「これが“ローマよりローマ”って言われる所以か…」

コロッセオとか普通にあるし

チョウ「屋台がいっぱいデスネ!」

俺「ここのメシは旨いし安いぞ?」

クロウ「ところで、俺よ…」

俺「うん…」



俺「めっちゃ注目されてるな…」



アンツィオ生徒「…」じ~

俺「…お…なんだ…」ジリジリ

生徒「お兄さん達…お昼ご飯食べた?」

チョウ「え…食べてないデスケド…」

生徒「!!」キュピーン!

アンツィオ女子の目が輝く!


222 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 13:22:33.72Ra3P2NPno (3/6)

女子1「そこのイケメンのお兄さんうちのピザは美味しいよ!」

女子2「ハンバーグ!うちはハンバーグ!食べ応えあるよ!男子なんだからいっぱい食べるだろ!!」

女子3「食後はミラノ風ジェラートに決まりだよ!ほらっ!こっちこっち!!」

俺「うわわわ!?」

クロウ「人の波がぁ!」

チョウ「なんとイウ商売意欲!!」

俺「クロウ!ここは俺達に任せていけぇ!!ここで食べてこいつらを食い止める!」

チョウ「俺サン!僕今月お小遣いキツいんですケド!!」

俺「女子に囲まれて食えるんだ!ありがたく金を払え!」

チョウ「仕送りがぁ!!」

俺「とりあえずピザ一枚!チーズ二倍で!パスタ!?食う!ペスカトーレ!」

チョウ「もうヤケクソだぁ!ドンとコイっ!」

クロウ「すまない!今度なんか奢るから今は耐えてくれ…!(金銭的に)」

戦いには犠牲が必要なのだ…(金銭的に)



223 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 13:23:14.31Ra3P2NPno (4/6)

クロウ「はぁ…はぁ…どこだ!戦車道の店!もしくは戦車!」

ペパロニ「おにーさん!アンツィオ名物鉄板ナポリタンだよ!これは食べていかなきゃ損だよ!」

クロウ「すまん、先を急いで…あ、この屋台戦車の形している…ここが戦車道チームの店か…」

ペパロニ「どうしたのおにーさん?」

クロウ「いや、何でもない。おすすめのやつをくれ」

ペパロニ「はいよっ!」


224以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 15:25:36.17U8JaayZtO (1/1)

こんなクッソ面白いSS、誇らしくないの?(賞賛)


225 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 15:52:09.920yw7cTG3o (1/8)

おおう…一瞬怒りそうになって混乱した後めっちゃ嬉しくなりました。ありがとうございます!


226以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 16:25:08.97NOVNdijX0 (1/2)

マイナー戦車出そうぜマイナー戦車


227 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 16:45:48.37Ra3P2NPno (5/6)

今のところ決勝戦までにあと二輌増やしたいと思ってます。一輌はあるイカレてる重戦車に決めてるんですがあと一輌決まってません。もしリクエストがあればその中から気に入ったやつを出します。


228 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 16:48:52.23Ra3P2NPno (6/6)

あ、ドイツの玉戦車みたいに資料が無い戦車とかマウス、カール自走臼砲みたいなチート過ぎる戦車は多分採用しないです…


229以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 17:13:42.747ckvnxeu0 (1/1)

M4A1シャーマンで


230以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 18:04:35.38Y2Kcjw/t0 (1/1)

AMX ELC bis はどうかな?


231 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 18:20:00.278rI66hl8O (1/8)

>>229
チハたん「」プルプル

チヘたん「」プルプル


232 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 18:20:31.428rI66hl8O (2/8)

>>230
なにこの子!軽戦車なのに逞しいモノをもってらっしゃる!?


233 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:05:51.428rI66hl8O (3/8)

今読み直して気づいた。サンダース戦、アリサの好きな人の名前が間違ってる…タケシ誰だよ…ニビシティのジムリーダーかよ…


234 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:27:29.628rI66hl8O (4/8)

ペパロニ「はいよっ!鉄板ナポリタン!300万リラだ!」

クロウ「300…万リラ!?」

ちなみにこれを書いてる現在のレートで言うと300万リラは1億1000万円ほど。

クロウ「えぇと…300円でいいのだろうか…?」

ペパロニ「あ、うん…ドゥーチェにはウケたんだけどなぁ…」



235 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:28:28.228rI66hl8O (5/8)

モグモグモグモグモグモグモグモグ

クロウ「う、うまいっ!」

ペパロニ「だろ?」

クロウ「ところで、この屋台戦車の形してるけど…戦車道のチームの人?」

ペパロニ「おっ!その通り!」

クロウ(この子から情報抜けるか…?)

クロウ「と、言うことは今度の試合にも出るのか?」

ペパロニ「もちろん!今やってる大会は全国大会の前哨戦なんて呼ばれてるからな!アンチョビ姉さんも張り切ってるよ!あ、アンチョビ姉さんってのはうちの隊長な」

クロウ(初めて聞いた…この大会そんな意味があったんだ…)



236 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:30:47.878rI66hl8O (6/8)

この大会は全国大会の前哨戦と言われていて、ここで活躍したチームは全国大会でも活躍すると言われている。戦車道内のゴールデングローブ賞。以上、後付け設定でした。


237 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:31:45.618rI66hl8O (7/8)

ペパロニ「まあ次の相手には負けないけどな!なんてったってうちには秘密兵器があるからな!」

クロウ「秘密兵器?」

ペパロニ「おう!聴いて驚け!うちは遂に重戦車を買ったんだ!名前は……えぇと…P…なんだっけ?」

クロウ「えぇ…覚えてないのかよ…」

ペパロニ「まあ名前なんてどうでもいい!Pなんとかがあれば次の対戦相手なんて簡単に勝てる!…ええと、お、お…」

クロウ「御舞等高校」

ペパロニ「そうそれ!…ん?なんでそんなにスラスラ出てきたんだ?」

クロウ「うっ…」

クロウ(バレたか…)

ペパロニ「お兄さん通だねぇ!」バンバン

クロウ(アホの子で良かった)

クロウ「ところでその秘密兵器ってやつはどこにあるんだ?」

ペパロニ「今アンチョビ姉さんが動かしてるから…多分コロッセオにあるんじゃないか?」

クロウ「なるほど…ありがとう!次の試合頑張れ!」 

ペパロニ「おうっ!」

クロウ(コロッセオね……)



238 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 19:32:40.478rI66hl8O (8/8)

え?全国大会前なのになんでP40があるのかって?察しのいいガキは嫌いだよ……


239以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 20:08:35.14NOVNdijX0 (2/2)

KV-7バリアント2とかMTLS-1G14とかAT2とかブッパしたい


240以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 20:36:01.16lEfQAlGxo (1/1)

大戦略にも出た事のある試製(超重戦車)オイとかネタにもならなさそうな微妙な強さの期待しとく


241 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 21:01:10.060yw7cTG3o (2/8)

マウスvsオイ車とか面白そうwwただ奴らに運用出来る財力があるのか…


242 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 21:05:59.980yw7cTG3o (3/8)

>>1のアイデアと暇な時間が尽きない限り続けたいと思っているので、今回の大会で出せなくてもいつかはやりたいとは思ってます。超重量対決とかタンカスロンとか


243 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 23:34:12.930yw7cTG3o (4/8)

俺「クローウ!」モグモグ

クロウ「おお、切り抜けてきたのか!」

俺「ここは東海道の宿場町かっ!」

クロウ「すまない、日本史はさっぱりなんだ」

俺「そんで?なんか情報は?」

クロウ「秘密兵器があるんだとよ。コロッセオの中にある」

俺「了解!チョウ、いくぞ」

チョウ「疲れマシタ…」

俺「お、CV33!普通に走ってるんだな」



244 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 23:34:38.530yw7cTG3o (5/8)

俺「無駄に作り込まれてるな…」

チョウ「このコロッセオで体育の授業とかもするらしいデスヨ」

俺「ここで体操服…時代がよくわからなくなってくる…」

クロウ「そろそろ出るぞ!」



245 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 23:35:04.360yw7cTG3o (6/8)

アンチョビ「見ろ!これが我がアンツィオの秘密兵器だ!!」

生徒「おおお!!」

俺「おお!…すまん、この戦車知らない…」

チョウ「ええと…イタリアの重戦車、P40デスネ!レアな戦車デス!」

クロウ(あの子、Pまでは合ってたんだな)



246 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 23:35:35.590yw7cTG3o (7/8)

アンチョビ「はっ!」

アンチョビがポーズを決める!

生徒「おおー!」パシャパシャ

俺「おおー!」パシャパシャパシャパシャ

クロウ「…お前って奴は…」パシャ

チョウ「と、言いつつ撮るんデスネ…」

アンチョビ「まあ、これさえあれば御舞等など一捻り、全国大会も楽勝だ!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

俺「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

クロウ「お前…」

俺「はっ!俺としたことがつい!」

チョウ「いや、キャラ通りデショウ…」



247 ◆4RaTprJWGY2016/06/02(木) 23:36:01.350yw7cTG3o (8/8)

とりあえず今日はこんなもんで。また書いてきます


248以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/03(金) 08:27:40.13cYJsBour0 (1/1)




249 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 13:27:49.69S/jDowzwo (1/12)

アンチョビ「ん?今聞き慣れない声が……って!あぁぁぁ!!」

俺「あ、バレた」

アンチョビ「お前ら!御舞等の奴らだろ!?」

チョウ「オマエラ、オマイラ…」

クロウ「混ざるな…」

俺「そうだ!俺達が御舞等だ!」

チョウ「僕達がお前ら…」

クロウ「おーい、チョウが混乱してるぞー」



250 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 18:39:18.38DIqaLbNKo (1/3)

アンチョビ「どうしてこんな所に!」

俺「えぇと…メシ食いに」

チョウ「偵察デショ」

俺「まあそんな感じ」

アンチョビ「ひ、秘密兵器の情報がぁ…」

クロウ「オムナポリタンの女の子が普通に教えてくれたけど?」

アンチョビ「え……ペパロニか!!他校の生徒にはあれほど秘密にしろと言ったのに!!」

クロウ「あ、ペパロニって言うんだ、あの子」



251 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 18:39:47.68DIqaLbNKo (2/3)

アンチョビ「ええい!知られてしまったのなら無事には帰さん!」

俺「…正直ここに住んでもいい」

チョウ「…ご飯美味しいデスシネ」

アンチョビ「え、えぇ~」

クロウ「じゃあどうするの?帰さないだけじゃ効かないぞ?」

アンチョビ「ご、拷問とか?」

俺「例えば?」ハァハァ

クロウ「お前は何を期待しているんだ」


252 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 18:40:42.63DIqaLbNKo (3/3)

アンチョビ「ええと…手足を縛って…」

俺「縛って?」



アンチョビ「目の前でパスタを美味しそうに食べるとか?」



俺「発想がかわええ!!!」

クロウ「飯テロか!確かにキツいが…」

アンチョビ「え、えぇと…」

俺「…その手に持ってる鞭は使わないのか?」

アンチョビ「…人のこと叩いた事ないし…」///

俺「どうしようこの子天使だ」

チョウ「鞭で叩いたことのある人の方が少数派デス…」

俺「さて、そろそろ帰るか」

アンチョビ「この流れで帰るか普通!?」

俺「いや、この後普通に練習あるし」

アンチョビ「こっちは何も解決してないんだが!?」

俺「え、まだ俺の拷問について考えるの?」

アンチョビ「当然だ!」

俺「当然なのか!?」



253以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/03(金) 18:50:24.83wqVUsXmSO (1/1)

かわいい


254以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/03(金) 20:23:36.50olIDF41x0 (1/1)

『人のこと』は叩いた事ない…


255 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 20:27:40.92S/jDowzwo (2/12)

きっと家で格好つけてペチペチやってるんだよ。…可愛くね?


256以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/03(金) 20:35:49.02MRSiPEH8O (1/1)

まあ、本家ファシスト・イタリアではヒマシ油(下剤or工業用)を大量に飲ませたりしてたらしいけどね(激しい下痢によって死ぬ人もいたらしい)


257 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 20:42:27.21S/jDowzwo (3/12)

そこは名古屋育ちのドゥーチェだからね?…そしてえげつねぇなイタリア…


258以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/03(金) 20:42:47.00FEIGLMceO (1/1)

ちょびかわ


259 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 22:31:16.72S/jDowzwo (4/12)

クロウ(ああ、論点がズレてる…)

チョウ「どうしましょう、このままじゃ泥試合デスヨ!」

クロウ「落ち着け、この学校はノリと勢いが凄い学校だ!それを利用するんだ!」

チョウ「ドウヤッテ!?」

クロウ「こうするんだよ!」



260 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 22:31:57.19S/jDowzwo (5/12)

クロウ「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

チョウ「エ!?ナンデ!?」

クロウ「いいから!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

チョウ「え、エェ…ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

二人『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

生徒「お、そうだ!なんだか知らないがドゥーチェを応援しないと!」

生徒「そうだそうだ!」

生徒「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

アンチョビ「な、なんだお前らぁ!?」



261 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 22:32:29.67S/jDowzwo (6/12)

俺「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

クロウ「俺、帰るぞ」

俺「ドゥーチ…はっ!いつの間に!」

チョウ「そういうのイインデ!」

クロウ「それじゃあなぁ!」

俺「さよーならー!」

アンチョビ「コラ!かえってこーい!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

アンチョビ「お前ら静かにしろぉぉぉ!!」


262 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:34:41.82S/jDowzwo (7/12)

試合当日!

俺「全員準備OKか?」

チビ「OKです!」

阿部「いつでもイケるぜ」

チョウ「了!」

クロウ「問題ない」

不良「おっす!」

俺「今回の戦いの要はお前たちだからな!頑張れよ、キヨハラチーム!」

不良「押忍!!」

不良→番長→清原という図式である。

ちなみに今日のフラッグ車はチヘ。今回の作戦の要は軽戦車なので俺が引き受けたのである。



263横須賀鎮守府2016/06/03(金) 23:34:52.36UHE+Az+20 (1/2)

「ダンジョンズ&プリンセス」は、2015年12月28日(月) 15:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。

ご利用いただいていた皆様には、これまでのご愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後ともDMM GAMESをよろしくお願いいたします。

「ひつじ×クロニクル」は、2016年3月31日(木) 14:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。

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「ハーレムカンパニー」は、2015年10月30日(金) 12:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。

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264 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:35:00.42S/jDowzwo (8/12)

アンチョビ「たのもーー!」



俺「お、千代美さん!」

アンチョビ「千代美と呼ぶな!アンチョビと呼べ!もしくはドゥーチェ!」

俺「それで、何か用か?」

アンチョビ「試合前の挨拶だよ。この前会ったときは挨拶どころじゃなかったからな」

俺「ああ、うん…そだね…」

アンチョビ「私はアンツィオ高校のドゥーチェ・アンチョビ」

チョウ「戦車道の人はみんなソウルネーム持ってるんデスカネ…」

クロウ「聖グロも紅茶の名前だったしな…」

チビ「先輩はないんですか?ソウルネーム」

俺「えぇ…考えたことない……テナルディ軍曹?」

クロウ「何故あえて不名誉な名前を選ぶ…」

テナルディ軍曹は戦場を徘徊して金目の物を漁る盗賊である。ちなみに軍人ではない。それどころか実在しない。



265 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:35:27.05S/jDowzwo (9/12)

俺「歴史は苦手だ!有名な軍人とか全然知らない!」

クロウ「思いつかないなら俺が考えてやろう」

俺「お前の考える名前ダサいからやだ」

クロウ「がーん」

俺「もう普通でいいよ!御舞等高校隊長の俺だ!よろしくな!」

アンチョビ「私達は相手が男だろうが女だろうが負けない!じゃなかった、勝つ!今日は正々堂々勝負だ!」

俺「おう!よろしく!」



266 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:36:03.54S/jDowzwo (10/12)

ファンファーレが鳴る…


ヒュー…ポン!

花火が鳴った


俺「出撃ぃ!!」

全員『応っ!』


267 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:36:30.01S/jDowzwo (11/12)

アンチョビ「Avante!」



アンチョビ「いけいけ!どこまでも進め!勝利を持ち得る者がパスタを持ち帰る!」

ペパロニ「最高っすよアンチョビ姐さん!お前らもたもたすんじゃねぇぞ!」

生徒『おぉーーー!!』

ペパロニ「このペパロニに続けぇ!地獄の果てまで進めぇ!!」

アンチョビ「よし!このままマカロニ作戦開始!」

ペパロニ「オーケー!マカロニ特盛りでいくぜ!」



268 ◆4RaTprJWGY2016/06/03(金) 23:36:55.98S/jDowzwo (12/12)

俺「よし!軽戦車軍団!“同人誌作戦”を開始する!」

チビ『了解!』

チョウ『了解!』

クロウ『了解だ!』

不良『押忍!』



269横須賀鎮守府読んどけ舞鶴横鎮守府善い小説漫画だ2016/06/03(金) 23:37:12.25UHE+Az+20 (2/2)

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セッションエラーシネ


270 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 00:03:23.168fFSl4rQo (1/37)

ペパロニ「てめぇら急げ!この作戦はスピードが命だ!」

彼女達が取り出したのは木製のデコイだ。このデコイを相手チームが通るであろう十字路に設置、これで敵に『大量の敵が十字路に配置されている』と思わせ、足止めさせる。足止めされた敵を機動力を駆使して囲んで殲滅する、という作戦であった。

ペパロニ「戦いってのは火力じゃねぇ。おつむの使い方さ!」



271 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 00:03:50.018fFSl4rQo (2/37)

一方、御舞等高校の“同人誌作戦”は…

俺『お前ら!この作戦はスピードが命だ!』

彼らが取り出したのは木製のデコイだ。このデコイを相手チームが通るであろう十字路に設置、これで敵に『大量の敵が十字路に配置されている』と思わせ、足止めさせる。足止めされた敵を機動力を駆使して囲んで殲滅する、という作戦であった。

俺「これが御舞等のやり方だぁ!」



272 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 00:04:26.648fFSl4rQo (3/37)

つまり何が言いたいかというと…



作戦がガッツリ被ったのである





273 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 00:04:57.708fFSl4rQo (4/37)

ペパロニ「ハッハッハッ!今頃あいつらビビって十字路で立ち往生してるぜ!」

チビ「ハッハッハッ!今頃相手はビビって十字路で立ち往生してますね!」



生徒「大変ですペパロニ姐さん!前にルノーが!」

ペパロニ「は?なんでバレてんだ!?」


厨二モブ「大変だ!前にCV33が5輌!」

クロウ「へ!?なんでバレてんだ!?」



ペパロニ「まあいいや!アンツィオの機動力についてこられるかってーの!」

クロウ「まあいい!この前のシャーマン3輌に比べれば楽勝だ!」




274 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 00:05:49.838fFSl4rQo (5/37)

とりあえず今日はこんなもんで。アンチョビも俺も奇策師だからね。こんなこともあるんだねぇ…


275横須賀鎮守府2016/06/04(土) 00:33:04.94BpuvNjMS0 (1/2)

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276横須賀鎮守府2016/06/04(土) 00:33:36.58BpuvNjMS0 (2/2)

皮を剥がせばコロッケのアンチョビ殿


277以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 00:44:32.207zxRvwaG0 (1/2)

>テナルディ軍曹

この親父www抜け目なくwww誰でも引きずり込wwwむwwwぜwww
お偉方www貧乏人www相手に合わせてヘーイコーラwww


278 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 12:39:08.028fFSl4rQo (6/37)

不良「敵二輌発見!…えぇと…あいつ何だっけ?」

子分「セモベンテっていう駆逐戦車っすよ!砲塔が無い分砲の威力が強いんす!」

舎弟「あいつがここにいると言うことは…作戦がバレたんじゃないか!?」

不良「なにぃ!?」

チビ『あ、不良さん!見られた!』

不良「な、どうする!?」



279 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 12:39:35.998fFSl4rQo (7/37)

アンチョビ「おいペパロニ!マカロニ作戦はどうした!?」


俺「おいクロウ!同人誌作戦はどうなってる!?」


ペパロニ『今敵と交戦中っす!ばれちまいました!』

クロウ『今敵と交戦中!作戦バレた!』



アンチョビ・俺『何ぃぃぃぃ!?』





280 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:26:58.138fFSl4rQo (8/37)

アンチョビ「おい!出動だ!敵はこっちに来てるぞ!」

カルパッチョ「はい!」


俺「しょうがない!真ん中を突っ切ってフラッグを叩く!ヤムチャとくそみそは俺を守りながら突撃!俺を囮にするぞ!」

不良『俺とチビはどうすんすか!?』

俺「撃ちながら撒いて!」

不良『了解!』




281 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:27:25.208fFSl4rQo (9/37)

チョウ「俺サン!前を見テ!」

俺「はぁ!?なんだあれ!?」


阿部「デコイが向かい合ってる…な」

俺「嘘だろ!?作戦被ってる!?」

チョウ「相手も完璧に同じ作戦とか有り得ないデショウ!?」

阿部「奇策師、奇策に溺れたな」

俺「奇策師は奇策に溺れないって聞いたんだけどなぁ!!……ん?」



アンチョビ「マカロニ作戦が破られるなんて!なんて鋭い連中なんだ!…む?」



282 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:27:51.028fFSl4rQo (10/37)

森の道で

この瞬間、二人の隊長がすれ違う…!


アンチョビ「なっ!?全車停止!敵フラッグ車発見!」

カルパッチョ「SU-85は任せて下さい!隊長はフラッグ車を!」

俺「敵フラッグ発見!」



阿部「あのいいモノ持ってる駆逐戦車はまかせろ!隊長はフラッグを追え!」

俺「よろしく頼む!」



阿部「旋回急げ!押しのけろ!」


カルパッチョ「駆逐戦車同士の勝負…装填のスピードが鍵になる!」



283 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:28:19.438fFSl4rQo (11/37)

クロウ「くそっ!当てでも当てても復活してきやがる!」

厨二モブ「あいつらゾンビかよ!」

どぉん!

クロウ「命中!」

またCV33が飛び出してくる!

厨二モブ「また復活した!」

ペパロニ「お前ら行くぞ!」

生徒「はい!」

ルノー乙がCV33に囲まれる!

ペパロニ「Spara!」

ダダダダダ!

厨二モブ「いたたたたた!!」

クロウ「痛い!地味に痛い!」

厨二モブ「気を確かに!別にルノーとシンクロしてるわけじゃないからな!?俺達は痛くない!」

クロウ「う、おう…それにしても何故こんなにCV33が出てくる…」



284 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:28:50.218fFSl4rQo (12/37)

クロウ「…そうかわかったぞ!あいつら白旗出てない車両を立て直してるんだ!」

厨二「軽さで威力を殺してるのか!!」

クロウ「ならウィークポイントを狙い撃つしか……この速度で走行間射撃とか無理だろ!?」

厨二「やるしかないでしょ!?」



285 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:29:16.338fFSl4rQo (13/37)

俺「不良!撒けたか!?」

不良『全部チビに押しつけてきた!』

チビ『助けて!本当助けて!』

俺「わかった!合流するぞ!」

不良『了解!』

チビ『無視ですか!?』

俺「チビはできる限り遠くにセモベンテを誘導して!」

チビ『り、了解!』



286 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:29:46.178fFSl4rQo (14/37)

クロウ「くっそ!的が小さい!」

厨二「クロウ!隊長ならどんな風に敵を倒すか考えろ!発想の転換だ!」

クロウ「俺ならどうやって敵を倒すか……外道…奇策………あ、」



クロウ「体当たりで段差から突き落とそうぜ」



287 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 13:30:13.778fFSl4rQo (15/37)

クロウ「気合い入れろ!」

厨二「おう!」

クロウ「いち、にの、さん!」

ずがん!!

生徒「うわ!?体当たり!?」

生徒「うわわわ!!?」

ひゅーーズドーン!…パシュ!

クロウ「よっしゃ!次はあいつた!」

ずがん!!

生徒「いやぁぁ!!」

ひゅーーズドーン!…パシュ!

クロウ「これいけるぞ!」



288 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 15:52:59.648fFSl4rQo (16/37)

アンチョビ「今だ!フラッグ車もらった!」

どぉん!

俺「ヤバい!」

チョウ『ヤラセルカ!!』

俺「チョウ!?」

ぶぅぅぅん!!

M3がチヘに被さる!

ずがん!!…パシュ!

M3走行不能!

チョウは自分が身代わりとなりフラッグ車を守ったのだ!

チョウ『うぅ…やられマシタ…』

俺「チョウ!怪我はないか!?」

チョウ『大丈夫デス!後は頼みます!』

俺「すまない!後は任せろ!」




289以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 16:59:38.91AmRvtf20o (1/1)




290 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 21:14:27.27IHw+VK40o (1/4)

アンチョビ「よし!1輌撃破!フラッグ車は裸!勝てるぞ!この大会で勝って、全国大会でも勝つ!アンツィオは弱くない!じゃなかった!強い!」


ペパロニ『すいませんアンチョビ姐さん!CV33が3輌やられた!』

アンチョビ「って…なんだって!?い、一端フラッグ車の所に集合!体勢を立て直す!」




291 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 21:15:03.77IHw+VK40o (2/4)

俺「撃て!」

キモオタ「了解!」どぉん!


生徒「ぐえっ!」パシュ!

アンチョビ「ああ!こっちのCVもやられた!」



不良『すまねぇ!遅れた!』

俺「よし!よく来た!この森を抜けたら何にもない土地があるからそこで決着つけるぞ!」

不良『了解!』




292 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 21:15:51.20IHw+VK40o (3/4)

アンチョビ「開けた土地に出た……ってフラッグ車がいない!?って逃げてる!?」

そこにいたのはバレンタイン歩兵戦車だけだった。チヘは森の中に逃げ帰っている。


アンチョビ「バレンタインの砲ならP40の正面装甲は抜けない!あいつを倒して集合!今度こそフラッグ車を叩くぞ!」




293 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 21:16:19.18IHw+VK40o (4/4)

不良「いくぞお前ら!ビビったら終わりだかんな!」

子分「腹くくりました!」

舎弟「しゃぁ!行きましょう!」

不良「砲塔旋回!」

ギギギギギ

不良「突撃!」

子分「押忍!」




294 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 21:35:48.298fFSl4rQo (17/37)

アンチョビ「は!?あいつら何を考えてるんだ!?」

バレンタインはP40に向かって突撃を始めた。だが、砲塔を180°回してP40と正反対に砲口を向けながら

アンチョビ「初心者で操縦に不慣れなのか…?」

アンチョビ「まあいい!どっちにしてもバレンタインじゃこっちの装甲は抜けない!そしてこっちの砲ならどこでも抜ける!正面から撃ち抜いてやる!」

アンチョビ「Spara!」



295 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:34:09.628fFSl4rQo (18/37)

不良「いくぞ!ビビるなよ!フルスロットル!」

子分「うおおおおおお!!」

不良「舎弟!」

舎弟「スイッチオン!」



どがぁぁぁん!!

バレンタインの後方に爆発が起こる!


アンチョビ「…は?」


戦車が、空を飛んだ!



296 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:34:36.558fFSl4rQo (19/37)

不良「これが俺たちの、天空飛翔だ!!」

アンチョビ「嘘だろぉぉぉぉ!!?」

~回想~

時は戻ってチビとの練習の時

チビ「これが新しい装備です」

不良「…なんだこれ?」

チビ「これはですね…ロケットブースターです」

不良「は?」

チビ「昔、塹壕によって戦車が進めない、なんてことが多々あったんです」

不良「まあそうだな」

チビ「そのときイギリス軍が考えたのが、軽戦車の後ろにロケットブースターしこたまつけて塹壕飛び越えようぜ、っていう作戦です。」

不良「それが…これだと」

チビ「そう、バレンタイン歩兵ジャンピング戦車です。ただこれ、下手したら着地のときにひっくり返っちゃうんですよね」

不良「どうするんだよ」

チビ「びびって下手に速度下げると逆に失敗するんで速度下げないで下さい」

不良「わかった!」

~回想終わり~



297 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:35:03.558fFSl4rQo (20/37)

不良「着地!」どぉん!

アンチョビ「P40を飛び越えた!?……はっ!?」

不良「砲は既にお前に向いてる!」

そう!不良が突撃前に砲塔を回したのは、敵を飛び越えたときに、すぐ背後を撃てるようにするためだった!

アンチョビ「何ぃぃぃ!?」

不良「例え相手が重戦車だろうとエンジンを撃ち抜けば倒せる!」

どぉん!

アンチョビ「うわぁぁ!」

ズガァァァン!!…パシュ!


アンツィオ高校、フラッグ車走行不能!勝者!御舞等高校!!

不良「よっしゃぁ!!」

俺「二回戦突破ぁぁぁ!!」



298 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:52:44.128fFSl4rQo (21/37)

P40は性能的に中戦車、という突っ込みは無しの方向で。ドゥーチェが重戦車と言うのならそれは重戦車なのである。


299以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 22:54:25.59tvhdYAowo (1/2)

豆タンメインのチームから見たら重戦車よね


300 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:56:13.458fFSl4rQo (22/37)

今までセモベンテが最大火力だったチームから見ればP40は革命ですからねぇ…


301 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:57:34.208fFSl4rQo (23/37)

アンチョビ「あぁー!勝てると思ったんだけどなぁ!おめでとう!」

俺「ありがと、うちもチョウがいなかったら負けてた…」

アンチョビ「優勝しろよ?応援してるからな!だよな!」

生徒『うおおおお!!』

俺「どうしようアンツィオ高校が天使すぎるんだが」

クロウ「メンバー全員が勝者を応援出来るとか…本当凄いなこの学校…」

アンチョビ「うちの自慢の生徒だからな!」フフン!



302以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 22:58:12.59c1EqkYtSO (1/1)

マイナー戦車だからデータ少なくて突っ込める人もほとんどいないという


303 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:58:37.418fFSl4rQo (24/37)

アンチョビ「さてと…お前ら準備に取りかかれ!」

生徒『おおおおお!!』

俺「え?何が始まるの…?」

アンチョビ「ふっ…諸君!試合だけが戦車道じゃない!試合に関わった選手、スタッフを労う…これがアンツィオの流儀だ!」

全員『おおおお!!』

貧乏学生歓喜!!



304 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 22:59:37.358fFSl4rQo (25/37)

チョウ「食費が!浮ク!」

不良「野郎共!食い尽くせ!」

阿部「俺は他人のメシだって構わないで喰っちまう人間なんだぜ?」

クロウ「と、いいつつ俺のピザ取らないで下さい」

俺「…ごめん、うちの奴ら一切遠慮ないからな…」

アンチョビ「いいんだ、むしろドンドン食べろ!」

俺「それじゃあ…遠慮無く!」



305 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:00:04.898fFSl4rQo (26/37)

アンチョビ「それにしても驚いたなぁ」

俺「ん?何が?」モグモグ

アンチョビ「まさか戦車が飛ぶなんてなぁ…」

俺「ああ、あれな!たまたま戦車道ショップで見つけたんだ。レアなんだって」

アンチョビ「あんなもの売ってるのか…まあ戦車で飛ぶなんてバレンタインくらいのものだと思うけどな!」

俺「まあそうだな!いくら軽戦車でも飛ぶなんてな!ハハハ!」

この時アンチョビは知らなかった。今後自分も戦車で飛ぶことになろうとは…



アンチョビ「………ん?」モグモグ


306 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:01:17.558fFSl4rQo (27/37)

アンツィオ編はこれで終了です!次は小ネタ挟んでからのプラウダ戦!


307以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 23:28:22.937zxRvwaG0 (2/2)

乙です
アンツィオ本当にいい子ばっかりで泣けてくる


308以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/04(土) 23:29:48.87tvhdYAowo (2/2)

乙です
アンチョビ達の相手はカール自走臼砲とかいうバケモンだからこんなレベルの恐怖じゃ済まないんだよな


309 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:40:08.218fFSl4rQo (28/37)

今一瞬にして番外編書いてきた


310 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:40:33.838fFSl4rQo (29/37)

ボーイズ&パンツァーOVA二話、『ギジンカ・ウォー!』

ある日の練習後…

チビ「先輩先輩、これ知ってますか?」

俺「ん?あぁ…モンストか。俺やってないからよく知らないぞ?」

チビ「このゲームですね、なんと兵器が擬人化されてるんです!」

俺「戦車を擬人化…ミリタリー×擬人化…それって艦こ…」

クロウ「それ以上はいけない」

俺「どれどれ…ほぅ…チャーチルにマチルダ…ティーガーもいるな…あ、これはⅣ号か…」

キモオタ「まあうちの戦車はなさそうですな!」

俺「みんなメジャーな戦車ってわけじゃないからね~」

チヘ「」チョンチョン

俺「ん?」

チヘ「…」モジモジ

俺「ええと…こちらにいるドジッ子風メガネ美少女はどちら様かな…?」

チヘ「あの…チヘです…ご主人様…」

俺「ああ、なんだ、チヘか!そうかそうか……って、えええええ!?」


311 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:40:59.248fFSl4rQo (30/37)

俺「はぁ!?どういうことだ!?」

クロウ「そ、そういえば!!」

俺「どうしたんだクロウ!何か思い当たるのか!?」

クロウ「今日の朝、黒スーツでサングラスをかけたじいさんに会った気がする…」

俺「馬鹿野郎!それはタモリさんだよ!なんで逃げないんだよ!お陰で世にも奇妙な世界に巻き込まれちゃったじゃないか!」

クロウ「だってまさかタモさんがいるとは思わないじゃないか!」

俺「くそっ!まさか本当に世にも奇妙なことになってしまうとは…」



312 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:41:27.188fFSl4rQo (31/37)

チヘ「あ、あのぅ…なんか…すいません…」

俺「大丈夫だ、チヘたんは何も悪くない。強いて言うならタモさんとタモさんから逃げなかったクロウが悪い」

チビ「待って下さい!チヘが擬人化されたと言うことは他の戦車も…」




313 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:41:53.218fFSl4rQo (32/37)

バレンタイン「Hey!わたしのでばんネ!」

不良「うわぁ!?バレンタインが女になった!?」

チビ「バレンタインは金髪幼女ですか…」

バレンタイン「オニーサン!」

不良「おわわっ!何だよ!」

俺「…ロリコン!」

不良「違う!そしてこの状況を説明してくれ!」



314 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:42:20.288fFSl4rQo (33/37)

Ⅱ号「もう!わたしをむしするなんて!ちゃんとふくじゅーしなさい!」

クロウ「Ⅱ号は高飛車な幼女…軽戦車は幼女なのか…」

チョウ「M3はどうなるんデスカネ?うちのは中国仕様なんデスケド…?」


M3「きんぐまちゃんだよ!よろしくねぇ!」

俺「金熊ちゃん?」

チョウ「中国でこのM3は金門之熊って呼ばれてたんです!だからきんぐまちゃんナンデスネ!」

俺「なるほど。確かに金髪なのにチャイナドレスだな。そしてチャイナドレス幼女ってなんか危ないな」



315 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:42:46.688fFSl4rQo (34/37)

阿部「うちのSU-85はどうだろうか?」

SU-85「何ガンつけてんだよ?あぁん?粛清すんぞコラぁ!?」

俺「SU-85は男勝りのお姉さんか」

阿部「男じゃないのか…」

SU-85「あぁ?うっせえよこの粗チン!」

阿部「そうか…ところで俺のキンタマを見てくれ、こいつをどう思う?」

SU-85「な、なに見せてやがる!?つーかおめぇらのせいであたしの車内がイカ臭えんだよ!」

俺「なにしてるんだよ阿部さん…」




316 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:43:15.428fFSl4rQo (35/37)

クロウ「じゃあルノー乙はフランスと日本のハーフなのか!?」

俺「まあ、きっと可愛い幼女なのかだろうな」

クロウ「俺は別にロリコンじゃないが、可愛い子だといいな」

チビ「見てみましょうか!」

クロウ「ドキドキ…」



317 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:44:10.698fFSl4rQo (36/37)

ルノー乙「ミーはルノー乙ザンス」

クロウ「……」

三枚の出っ歯でつり目の男であった。

ルノー乙「シェー!」

クロウ「…」

ルノー乙…フランスから買った日本戦車

イヤミ…フランス帰りの日本人

クロウ「……………」




クロウ「なんでだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」










クロウ「はっ!…夢か……」


おしまい


318 ◆4RaTprJWGY2016/06/04(土) 23:46:44.158fFSl4rQo (37/37)

今思いついて勢いで書いた。反省はしているが後悔はしていない。


319以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/05(日) 01:03:48.08mpT2/2KF0 (1/1)

ワロタ



320 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 16:56:13.31bpmnLPypo (1/8)

自走砲なんて大嫌いだ。そんな1日でした


321 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 16:56:40.75bpmnLPypo (2/8)

アンツィオ戦の次の日!

俺「全員お疲れ様!今日は1日戦車の整備と修理だ!」

御舞等高校の戦車は自動車工を目指す阿部さんと自動車部(弱小)によって管理されています。

俺「チヘたん~今回もありがとな~」ゴシゴシ

阿部「俺、ちょっといいか?」

俺「なんですか?やりませんよ?」

阿部「いや、そういうことじゃない。こいつを見てくれ」

俺「なにこれ…ヘッツァー改造キッド?」



322 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 16:57:06.15bpmnLPypo (3/8)

阿部「これは38tをヘッツァーに改造出来る、というものだ。」

俺「凄いな。足まわりが似てるってだけでこんなに改造出来るんだ」

阿部「俺はこれに近しいことがやりたい。このSU-85をSU-100に改造したいと思っているんだがどうだろうか?」

俺「まあSU-85と100には外見的には大して差がないから改造出来るかもしれないな。金は?」

阿部「各部活から義援金を頂いた」

俺「正当な手段だろうな…?」

阿部「安心しろ。各部活の部長はもう俺のテクニックが無ければ生きていけない体だ」ボロン

俺「聞きたくなかった!!」



323 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 16:57:32.13bpmnLPypo (4/8)

阿部「まあそれは冗談として、戦力強化は必要だ。」

俺「んで、それはどこに売ってるんだ?」

阿部「ここにある」

俺「何々?戦車道ショップ、えんたーみっしょん?」

阿部「秋葉原にある戦車道ショップだ。ディープな店だから多分あると思う。俺は修理で手を離せないから買ってきて欲しい」

俺「了解。ここ一週間は停泊の予定ないからなぁ…今から大発、動かせるかなぁ…」

チビ「…どうせまた脅すんでしょ?」

俺「…あくまでご協力願うだけな」



324 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 16:57:58.13bpmnLPypo (5/8)

※大発=大発動挺
輸送船からの揚陸作業や上陸船に用いた、現代でいうところの「上陸用舟艇」。戦車を運ぶためにも使われた。普通の大発ではSU-85は運べないのできっと特大大発か超大大発あたりを使っていると思われる。ちなみにダイハツドウテイというが車のダイハツとも童貞とも関係無い。



325 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 18:34:09.15Z7hQ33nno (1/1)

KV-2好きなんだけどなぁ…敵のときは怖いなぁ…


326 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 18:42:23.64ozJseINBo (1/2)

俺「と、言うわけで。輸送船かして!」

船舶「またかよ!サンダースのときだって無理したのにこれ以上」

俺「ツイッ」

船舶「オーケー!何とかしよう!」

最強の切り札、ツイッターのアカウント。




327 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 18:42:49.71ozJseINBo (2/2)

俺「帰ってきたぜ!あっきはっばらーーー!!!」

キモオタ「はいはい、戦車道ショップを探しますよ」

俺「ちょっとアニメイト行きたい」

チビ「アニメイトもとらのあなもあっとまーくカフェもセガも学園艦にあるでしょ!」

俺「違うんだよ!本場の雰囲気をだなぁ!」

キモオタ「俺氏、アニメイトに関しては本店は」

チビ「いいですから!ほら!戦車道ショップにいくんでしょ!」

大中小と妙にバランスのとれた三人組、秋葉原に上陸



328 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 22:04:36.24S/hOr+viO (1/2)

秋葉原某ジャンク通り

俺「ここか…」

キモオタ「思ったより小さいですね」

チビ「いざ!」



おっさん「…いらっしゃ…!?」

チビ「先輩…なんか店主さんが目を見開いてこっち見てるんですけど…」

俺「そりゃ、男の客なんてそうそういないからな…」

キモオタ「すいません、戦車の改造をお願いしたいのですが…」

おっさん「あ、ああ…どの戦車を改造するんだね」

俺「ソ連のSU-85です。それをSU-100にして下さい」

おっさん「SU-85に男で戦車道…君達まさか御舞等高校の戦車道チームか!?」

俺「あ、はい、そうですけど…」

おっさん「やっぱりか!」



329 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 22:05:57.48S/hOr+viO (2/2)

俺「どうして知ってるんですか?」

おっさん「ファンなんだよ!遂に男のロマンがわかる戦車道チームが現れてくれたんだ!応援しない訳がない!」

俺「は、はぁ…」

おっさん「ちょっと待ってな!準備してくる!」

俺「あ、どうも…」

チビ「ファンなんていたんですねぇ。何でだろう…」

キモオタ「昔から戦車道は女子のものでしたからなぁ…しかしかつて戦車に乗っていたのは男!男のいるところにはロマンがあるのですよ!」

俺「まぁ応援してくれるってのは嬉しいものだな」

キモオタ「で、ありますな」



330 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 23:25:31.26bpmnLPypo (6/8)

戦車道ショップ、えんたーみっしょん地下ガレージにて

おっさん「それで、こいつを改造するんだね」

俺「はい」

おっさん「ふむふむ…なるほど、少しくたびれているが……実に丁寧な整備。いいメカニックだ」

俺「阿部会長……本当に凄い人だったんだな…」

おっさん「少し中がイカ臭いが…」

俺「阿部会長……本当中でナニやってるんだ…」

おっさん「まあいい。久々に腕がなるいい戦車だ。」

俺「どこくらいかかりますか?」

おっさん「超高速でやって2日で終わらせる」

俺「思ったより早いですね!」

おっさん「またすぐに試合だろう?早く仕上げねばな」

俺「ありがとうございます!」



331 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 23:26:36.01bpmnLPypo (7/8)

キモオタ「後は消耗品の購入ですな」

チビ「練習用の砲弾がもう少しで切れます。あとⅡ号の弾も少ないです」

俺「了解、じゃあそれを買って一旦帰るか」



おっさん「ちょっと待ってくれ!」

俺「はい?」

おっさん「あんた達に見てもらいたいものがある。ついてきてくれ来てくれ」

俺「見せたいもの?」

チビ「…阿部会長ならここで『コイツをどう思う?』とか聞いてくるところですが…」

キモオタ「それは阿部氏だけであります…」

俺「お前ら阿部会長恐怖症過ぎるだろ…」



332 ◆4RaTprJWGY2016/06/05(日) 23:32:25.01bpmnLPypo (8/8)

とりあえず今日はこんなもので。まずい全然書いてない…


333以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 10:07:46.60cvb+OE5yo (1/1)

楽しんで見てるぜ。乙


義務で書かなくてもええんやで?
筆がノッてる時にちゃんと書いてくれたらええんや


334 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 10:10:56.88e2xD2qXoo (1/1)

ありがとうございます!とりあえずドゥーチェの静画を見て妄想力を高めてきます!


335以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 11:11:24.4744ksX3xm0 (1/5)

クッキーあげるから頑張って


336 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:05:43.43Ybuga4e1o (1/6)

もぐもぐ


337 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:06:28.06Ybuga4e1o (2/6)

おっさん「これを見てほしい」

そこにあったのは一輌の戦車だった。

俺「これは…?」

おっさん「MX製ELC戦車改良型。かつての俺の相棒だ」

俺「かつての…相棒?」

おっさん「俺も昔は戦車道をやっていてね」

キモオタ「昔は今以上に競技人口が少なかったと聞きましたが…」

おっさん「それでもいたんだよ。女の武芸に命を懸ける、バカな男がな…」

俺「…」



338 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:06:59.67Ybuga4e1o (3/6)

おっさん「懐かしいなぁ…仲間と一緒にコイツで戦った日を昨日のように思い出せる」

チビ「…」

おっさん「それでな、野試合を重ねて名前を売っていって、ある時大会に出ようって話になったんだ。そりゃ死に物狂いで練習して、整備もこれ以上ないほどに頑張ったさ」

キモオタ「そんなことがあったんですか…」

おっさん「でもな、俺達はその大会に出られなかった」

チビ「なんでですか!?」


俺「男だから…ですか?」

おっさん「その通りさ…奴らは戦車道を乙女の嗜みとしか見ていなかった。あくまで女子戦車道としてしか大会を開いていなかったんだ。男なんて門前払いだったよ。」

俺「…」



339 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:07:32.19Ybuga4e1o (4/6)

おっさん「懐かしいなぁ…仲間と一緒にコイツで戦った日を昨日のように思い出せる」

チビ「…」

おっさん「それでな、野試合を重ねて名前を売っていって、ある時大会に出ようって話になったんだ。そりゃ死に物狂いで練習して、整備もこれ以上ないほどに頑張ったさ」

キモオタ「そんなことがあったんですか…」

おっさん「でもな、俺達はその大会に出られなかった」

チビ「なんでですか!?」


俺「男だから…ですか?」

おっさん「その通りさ…奴らは戦車道を乙女の嗜みとしか見ていなかった。あくまで女子戦車道としてしか大会を開いていなかったんだ。男なんて門前払いだったよ。」

俺「…」



340 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:07:58.71Ybuga4e1o (5/6)

すいません、間違えました


341 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 13:09:23.50Ybuga4e1o (6/6)

おっさん「でも今は違う…あんた達みたいに、男だって戦車道をやれるんだ!」

キモオタ「…」

おっさん「お願いがある。俺はもう戦車に乗れるような年でもない。こいつに…ELCにもう一度夢を見させてやってくれないか…?」

三人『!?』

おっさん「こいつを、君達と一緒に戦わせてやってほしい」

俺「本当にいいんですか?」

おっさん「ああ!もちろんだ!むしろ君達に使って欲しい!」

チビ「…凄い話ですね…」

おっさん「こいつは装甲は薄いが機動力があって、なにより軽戦車の範囲を超えた90㎜砲は中戦車、場合によっては重戦車をも喰う化物だ」

俺「す、すげぇ…」

おっさん「ただし砲塔が限定旋回だ。癖のある奴だがよろしく頼む」

俺「わかりました!こいつに勝利を見せてやります!」

おっさん「ああ!期待してるぞ!」




342以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 15:25:23.46JWkqwEW90 (1/2)

なんとなくELCの名前出したら採用されてワロタ


343以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 15:52:39.8244ksX3xm0 (2/5)

エルクは戦後製なんだ


344 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 16:07:11.26yz+efnPio (1/1)

せ、戦後製なの…!?大会出れない!?


345 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 16:08:38.71z1cQ4Iamo (1/2)

1956年じゃないですかやだぁぁ!!全然読んでなかった!


346 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 16:11:36.59z1cQ4Iamo (2/2)

…これより自分の妄想力を総動員して全力で辻褄を合わせる!しばし待たれい!


347以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 16:28:11.91rFjgEqs3O (1/1)

もうルール改定で第三次中東戦争(1967年)までOKになったって事にしちゃいましょうぜ


348以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 18:20:00.6944ksX3xm0 (3/5)

速さだけなら2号ルクスが割と近い
今持ってる2号を改造してルクスにすれば…



349 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 20:05:07.77zlxwOun9o (1/5)

キモオタ「あのー、盛り上がってる所大変失礼なのですが」

俺「なんだよ、今男のロマンを確かめあってるんだよ」

キモオタ「ELCって戦後車両ですよ?」

俺「…へ?」

おっさん「…あ」

キモオタ「1956年の計画で生まれた戦後車両ですな」

チビ「…もしかしておっさんが大会に出られなかったのって…男だからじゃなくて、単にレギュレーション違反だったからじゃ…」

おっさん「」ダラダラ

おっさんが脂汗をかき始める

俺「え、ええと…」

おっさん「……コイツ、どうしようか…」

俺「…」



全員、『お前戦車道ショップの店主がその間違えしちゃいけないだろ』というツッコミをしない優しさは持っていた


350以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 20:48:04.3344ksX3xm0 (4/5)

おっさんかわいい



351以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 20:49:59.02JWkqwEW90 (2/2)

wotの知識だけじゃ駄目だそイッチ


352 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 21:51:07.38zlxwOun9o (2/5)

毎日必死で戦車を調べてます…今度映画でも見ようかな…


353 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 21:51:36.74zlxwOun9o (3/5)

俺「…改造だ」

チビ「?」

俺「ELCを戦前戦中の車両に改造しちゃえばいいんだよ!ほら!38tをヘッツァーに改造出来るんだ!これが出来ないわけがない!最初のヘッツァーのくだりはフラグだったんだよ!」

最後のほう、震え声である。

俺「全員改造出来そうな戦車を調べろ!軽戦車から探せばなんとかなるだろ!」

おっさん「…改造の準備してくる…」

チビ「おっさん…心折れてる…」



354 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 21:52:06.54zlxwOun9o (4/5)

おっさん、ごめんなさい…俺の知識不足のためにこんなキャラになってしまって…


355 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 21:52:33.41zlxwOun9o (5/5)

俺「……おっさん…この戦車にELCのパーツ使えるか…?」

おっさん「え、そりゃ出来ないことはないけど…本当にそれでいいのかい?言っておくけど攻撃力皆無で紙装甲だよ?そりゃあずば抜けてるとは言えるけど…」

俺「いや、いい。コイツなら御舞等高校にぴったりだ…」

おっさん「任せなさい!ほぼ総とっかえになるが…コイツが生きるならそれでいい!」

俺「頼んだぞおっさん!」

おっさん「ああ!」

キモオタ「」

チビ「」

不安でしかない二人であった。


356 ◆4RaTprJWGY2016/06/06(月) 22:29:30.825fFSrSA5o (1/1)

本日の投下は野暮用のせいでここまでとなります。消え去れ野暮用。というわけで明日に続く!新たな戦車はどんな戦車なのか!?二人の不安は的中するのか!?そもそもこの作者が普通の戦車を選ぶのか!?ご期待下さい。


357以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/06(月) 22:50:51.8644ksX3xm0 (5/5)

頑張れ超頑張れ


358 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 08:19:18.22uwMhdleMo (1/8)

二日後…

俺「おっさん!戦車取りにきたぞ!」

おっさん「おうっ!完璧に仕上げてある!これだ!」

そこにはしっかりと改造されたSU-85改め、SU-100があった!

おっさん「主砲の威力も向上したし装甲も厚くなったぞ!」

俺「よしっ!…それでおっさん、例のブツは?」

おっさん「…こっちだ」

ガレージの更に奥に連れて行かれる

キモオタ「…本当にまともな戦車なんでしょうね?」

俺「大丈夫」

チビ「…」

おっさん「こいつだ!!」


Ⅰ号戦車があらわれた!




359 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 08:19:50.75uwMhdleMo (2/8)

キモオタ「…俺氏?」

俺「ハイ、ナンデショウカ…?」

キモオタ「ぺらっぺらな装甲に豆鉄砲じゃないですかぁぁ!!」

俺「あぁん?お前軽戦車バカにしてんのかおい?」

キモオタ「バカにはしてませんよ!?ただ何故そのチョイス!?」

俺「Ⅰ号は軽い装甲だろ?そいつに強力なエンジンを載せれば速度がずば抜けるだろ?偵察に持って来いだ!」

チビ「うーん…一理あるような…ないような…」

俺「いいの!これでいいの!」

キモオタ「…まぁないよりはましですか…ね」



360 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 08:21:29.26uwMhdleMo (3/8)

ペラペラ紙装甲に有能なエンジンを積んで超速いⅠ号戦車の完成です!これでよかったのだろうか…


361 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 09:38:21.12uwMhdleMo (4/8)

御舞等高校ガレージ

俺「と、言うわけで新しい戦車が手に入った」

チョウ「いいですね!」

クロウ「ありがたや、ありがたや」

阿部「で、誰に乗ってもらうんだ?」

俺「ああ、目星はつけてる」

チビ「え?誰ですか?」

俺「アイツだよ…」



362 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 09:38:48.04uwMhdleMo (5/8)

俺「というわけで、戦車に乗ってくれ」

航海「なんでだよっ!」

俺「人手が足りない、でも使える駒がいる、答えは自ずと決まっているだろ?」

航海「お前にとって俺は駒かよ!」

俺「ツイッタ」

航海「何なりとお申し付け下さい、ご主人様」

チビ(駒だ…)

航海「糞ぅ!!」



363 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 09:39:15.54uwMhdleMo (6/8)

俺「俺は悪くない、全ては現役女子高生を装って恥ずかしいツイートをしているコイツが悪い」

航海「ああああああああ!!」

俺「外見は硬派なのになぁ?こんな硬派な男がJKになりすましてるなんて知れたら大変だなぁ?」

航海「私はあなた様の奴隷で御座います」

チョウ「外道…」

チビ「鬼畜…」


364 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 09:39:43.35uwMhdleMo (7/8)

俺「というわけでⅠ号には航海科チーム(仮)に乗ってもらいます」

航海「よろしく!」

チビ「あれ?元気になってる」

航海「やるからにはやる気出さないとな!」

俺「単位の話したらやる気がめっちゃあがった」

航海「やめろぉ!」

好青年と見せかけて小物、航海くんが仲間になりました。






365以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/07(火) 11:18:05.91M2JAImAAO (1/1)

乙、
戦車研究室というサイトも参考になりますよ


366以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/07(火) 12:20:01.25zohHTwYZ0 (1/2)

1号C型かな?



367 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 12:36:26.73uwMhdleMo (8/8)

>>366
強いて言うならⅠ号C型風ですかね?中身がアレなので


368以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/07(火) 13:09:15.74zohHTwYZ0 (2/2)

確か純正C型は時速約80とか出るからな

折角船舶科があるならカチ車とか入れたいのう


369 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 18:04:41.91SZsKwnwgo (1/2)

俺「そんで、次の対戦相手が決まりました!!」

キモオタ「おおー」

俺「次はプラウダ高校だ!」

ネクラ「プラウダか…あそこは物量が凄いからな…」

俺「サンダースにも負けないくらい多いからな、あの学校」

チビ「今回は15対15。こっちはⅠ号を含めて7輌…相手の編成を知りたいですね」

クロウ「また偵察行くのか?」

航海「それは無理だ」

クロウ「なんで?」

航海「御舞等とプラウダの今の距離が遠すぎる。輸送船行って帰ってくるまでに試合が始まってるよ」

俺「うーん…どうしようかなぁ……あ」

チョウ「どうしました?」

俺「あいつに聞こうぜ!」



370 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 18:05:09.04SZsKwnwgo (2/2)

アンチョビ「で、なんでうちに来た?」

俺「お前試合ある度に出店出してるだろ?プラウダの情報も色々持ってるんじゃないかな、と思って」

アンチョビ「…ご注文は?」

俺「この店で一番いい物を」

アンチョビ「Si!お代は?」

俺「そうだな、お前の好きそうな恋愛小説3冊ほど貸してやろう」

アンチョビ「な…!?な、な、なんで知ってる!?誰にもその趣味は言ってないはず…!」

俺「某Pパロニさんから情報は常に漏れてる」

アンチョビ「ペパロニぃぃぃぃぃ!!」

俺「…」ニヤニヤ

アンチョビ「言うなよ!誰にも言うなよ!!」

俺「Si」ニヤリ

アンチョビ「うぅ…」



371 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 23:25:34.89GDntunvno (1/4)

俺「…それじゃ教えて」モグモグ

アンチョビ「緊張感は無いのか…まあいい。プラウダ高校は青森の女子校、去年の優勝校だ。」

俺「知ってる。あの黒森峰を破ったって話だからな。あと戦車の数もサンダースに次いで多いって聞いた」

アンチョビ「流石にそこまでは知ってるか…それじゃあ戦力的な話をするぞ」

俺「おう」

アンチョビ「プラウダ高校の強さは指揮官にある。隊長カチューシャと副隊長ノンナの指揮は強力だ。カチューシャは重厚で堅実な作戦を立て、ノンナがその補佐をする。そして同時に優秀な砲手でもある」

俺「なるほど」



372 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 23:26:05.68GDntunvno (2/4)

アンチョビ「そして隊員たちも隊長の指揮によく従う。信頼関係が上手くいっている証拠だな」

俺「なるほどね…戦術的には?」

アンチョビ「基本的には集団で密集して数で押し潰すスチームローラー作戦だな」

俺「集団で行動か…なんの戦車が出るかわかるか?」

アンチョビ「前の試合では
T34/76中戦車が7輌、T34/85中戦車が6輌、JS-2スターリン重戦車が一輌、KV-2ギガント重砲兵戦車一輌、って感じだな」

俺「うーん、やっぱ強いな…かーべーたんとか本当怖い…」

アンチョビ「次のフィールドは?」

俺「雪上…」

アンチョビ「プラウダの得意分野だな…」

俺「速攻でフラッグ車を叩くしかないか…持久戦してもジリ貧だしな…」

アンチョビ「まぁそうなるな…」

俺「…とりあえずわかった。ありがとな」

アンチョビ「どういたしまして。それで…報酬の方は…」

俺「次ここに来たときな」

アンチョビ「試合終わったらすぐ来い!」

俺「りょーかい、りょーかい」



373 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 23:26:34.55GDntunvno (3/4)

俺「それじゃあ当日まで練習するぞ!」

全員『はいっ!』

俺「特に航海!初心者だからと言って敵は容赦してくれないからな!バシバシ指導するぞ!」

航海「おうっ!」

俺「それじゃ、練習開始!」



374 ◆4RaTprJWGY2016/06/07(火) 23:27:42.32GDntunvno (4/4)

明日こそプラウダ戦に入る…はず。そしてドゥーチェは天使です


375 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 00:05:02.37ybhJgqUao (1/9)

プラウダ戦当日!

俺「寒っ!!」

キモオタ「や~、ものすごい雪ですねぇ」

ネクラ「運転しにくいな」

俺「完全にプラウダのホームって感じだな…」

チョウ「俺サン…なんかくそみそチームの皆さんが雪で棒と玉を作り始めました…」

俺「ああ、 どうせネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲 だろ。完成度高い…」



阿部「いいモノが出来たな」

810「(この完成度)やべぇよ、やべぇよ」



天に反りたつガチの逸物である。


俺「止めろ馬鹿やろう!!」

ずばーん!

俺の見事な跳び蹴りが炸裂!たくましい逸物が粉々に!

阿部「アッー!お前!何をする!」

俺「黙れ歩くセクハラ!」

阿部「おま、仮にも先輩に向かって!ケツを向けろ!」

俺「絶対やだ!そして今に関しては俺が隊長だ!俺が一番偉い!」

810「エロいっ!」

俺「纏わりつくなぁ!!」

ギャーギャー!ワーワー!



376 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 00:05:31.78ybhJgqUao (2/9)

ちょっとだけ書いたので投下。それではおやすみなさい…


377 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 15:40:45.52vU2vY7oho (1/4)

チョウ「俺サン!プラウダの生徒サンが来まシタ!」

俺「お、ありゃカチューシャ隊長とノンナ副隊長じゃないか」


カチューシャが自信ありげな顔でこちらに近づく

カチューシャ「…クク…ププ!アハハハハ!このカチューシャを笑わすためにこんな戦車用意したの?」



俺(ロリっ子だ…)

キモオタ(ロリでありますな)

ネクラ(ロリだな)

クロウ(ロリータ…)

チビ(ロリですね…)


カチューシャの煽りなんて聞いちゃいない変態共



378 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 15:41:12.46vU2vY7oho (2/4)

俺「はっ!危ない!ロリータの魔力に意識を持って行かれるところだった!」

カチューシャ「はぁ?何を言ってるの?」

俺「気にしないで…まあ、今日はよろしく!」

握手するため手を出す

カチューシャ「…ノンナ!」

するとノンナはいきなりカチューシャを肩車した

カチューシャ「いい?あなた達はカチューシャよりすべてが下なの!戦車も技術も身長もね!」

俺「性欲も?」

カチューシャ「せーよ…?よくわからないけどあなた達より下なものはないわ!」

俺「なるほ……ひぅ!?」

俺(なんだこの寒気は…射抜くような殺気…まさか…下にいるノンナ副隊長!?)

ノンナ「」ゴゴゴゴゴ

俺「」プルプルプル

俺(ヤバいあの目はヤバい!過去に人を5、6人はヤっちゃってる目だ…!)


379 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 15:41:39.66vU2vY7oho (3/4)

カチューシャ「まあいいわ!今日はあなた達を完全に叩き潰してやるわ!覚悟することね!」

俺「既に殺されそうだけどね☆」

カチューシャ「行くわよノンナ!じゃあね~ピロシキ~」

ノンナ「」ゴゴゴゴゴ

俺「…」ブルブルブル

カチューシャのエセロシア語にも突っ込む余裕がない俺

チビ「先輩、ご冥福をお祈りします…」

俺「俺、この試合中に殺されるよね…あれは怒らせちゃいけない人だったよね…」

ネクラ「ここに紙とペンがある。遺書を書いておけ」

俺「…前略、父さん、母さん、妹よ…あなた達がこれを見ているころには僕はそれはそれは惨い方法で殺されているでしょう…」

クロウ「さて!プラウダの敵意は全てアイツに向いたと言っても過言じゃない!全員安心して戦えるぞ!」

全員『いええええい!!』

俺「やめろお前ら!」



380 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 16:45:27.90vU2vY7oho (4/4)

いつかやる秋葉原市街戦のためにアキバ練り歩いてるんですけど、どのくらいの広さがあれば戦車道できるんですかねぇ…情報求ム


381 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 17:57:29.03YnTwpHGko (1/4)

試合開始!

プラウダ高校側

カチューシャ「あいつらにやられた車両は全員シベリア送り25ルーブルよ!」

ノンナ「日の当たらない教室で25日間の補習、ですね」

カチューシャ「いくわよ!あえてフラッグ車だけ残して後は全部殲滅してやる!力の違いを見せつけてやるんだから!」

生徒『 Ураааааааа!!』

ノンナ「Расцветали яблони и груши Поплыли туманы над рекой♪」

カチューシャ「 Выходила на берег Катюша На высокий берег на крутой♪」

ロシア民謡、カチューシャを熱唱中であった





382 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 17:58:17.45YnTwpHGko (2/4)

御舞等側

俺「そういえばプラウダ高校って試合中に一体感を高めるために歌を歌うんだって」

チビ『ああ、なんか聞いたことあります!カチューシャでしたっけ?』

クロウ『隊長と同じ名前だな…』

不良『俺らも何か歌うか?』

俺「歌うっていっても何を?」

阿部『おいおい、俺達にぴったりの歌があるだろ?』

俺「え、あったっけ?そんなの」

阿部『多分御舞等の生徒なら殆どが歌えるはずだ』

俺「じゃあそれを歌ってみるか!」



383 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 17:58:49.99YnTwpHGko (3/4)

全員『やらないか、やららないか、やら、やらかいかい恋って思いは止められない♪』

俺「もっと漢(オトコ)チック、パワー♂きらりんりん、ちょっと危険な、か♂ん♂じ☆」

阿部「やらないか(合いの手)」



クロウ「絶対選曲間違えた!」

阿部「何を言っている、志気が上がるだろ?」

クロウ「どこが!?」



384 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 17:59:17.81YnTwpHGko (4/4)

生徒「敵は全車北東方面に、変な歌を歌いながら移動。時速、約20キロ」



カチューシャ「ふーん、一気に攻めようってわけ?生意気な…ノンナ!」

ノンナ「わかってます」



※これから御舞等高校は罠にはめられます。華麗なはまり様をお楽しみ下さい



385以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/08(水) 23:01:31.718Dx9ychQ0 (1/1)

やらないかは元ネタがバラライカで露西亜風な音楽だったからね

士気がビンビンだぜ



386 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:05:17.60ybhJgqUao (3/9)

大学選抜戦が楽しみだぜ!


387以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/08(水) 23:07:34.01CJDES144o (1/1)

フライフェイスがなんだって?


388以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/08(水) 23:12:00.15gbGDGUO7O (1/1)

選抜戦まで書くのか
最初はネタスレだと思ってたのに割と壮大で笑った


389 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:14:19.92ybhJgqUao (4/9)

いや~最初に考えたのがプラウダ戦だったから黒森峰くらいで終わりにしようかな、と考えてたら妄想が暴走しましたww最近はスピンオフに手を出してあれこれ考えてます


390 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:32:18.30ybhJgqUao (5/9)

俺「凄く、凄く…大きいです…男心チャーンス♪」

チョウ「前方、敵三輌発見!」

俺「わかった!全車警戒!」

俺「砲撃用意!くそみそ、射撃!」

阿部『応っ!』

ドォン!…ズガン!…パシュ!

俺「キモオタ!撃て!」

キモオタ「了解!」

ドォン!…ズガン!…パシュ!

俺「よしっ!二輌撃破!」

チビ『先輩!一輌、向こうに逃げました!』

俺「全車追撃!!」

クロウ『逃がすなぁ!!』ドォン!

チョウ『なんで逃げてるんデスカネ?』

クロウ「俺達が全車で追ってるからじゃないか?」

チョウ『そうですヨネ!』

※罠だからです




391 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:32:44.31ybhJgqUao (6/9)

クロウ『前方に敵5輌!フラッグ車発見!』

チビ『フラッグ車発見!?』

阿部『これは勝ったな!』(慢心)

不良『フラッグ車さえ倒せば!』

ドォン!ドンドン!ドドン!

チビ『敵が撤退していきます!』

クロウ『俺達に恐れをなしたか!』

※罠だからです



392 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:33:10.70ybhJgqUao (7/9)

チョウ『敵は前方の廃村に撤退していきマス!』

航海『全速前進ヨーソロー!!』

阿部『突撃ぃ!!』

不良『カチ込みだぁぁ!!』

※廃村に突撃しましたが、罠です

俺「撃てぇ!!」

ドォン!

敵フラッグ車、T-76は回避!

チビ『当たれぇぇ!!』




393 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:33:36.81ybhJgqUao (8/9)

俺「あのさ…上手く行き過ぎじゃないか?」

キモオタ「…やっぱり思いました?」

ネクラ「…これってさ」



俺「罠じゃね?」

※正解です




394 ◆4RaTprJWGY2016/06/08(水) 23:34:19.80ybhJgqUao (9/9)

今日はここまでで。全く書きだめてないので進行スピードがゆっくりですが、許して下さい何でもしますから!


395以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/09(木) 01:06:01.53SPFw7K2p0 (1/1)

ん?今なんでも(ry
最初スレ見たときはTSUEEEEものだと思ったけど別にそんなことはなかったぜ!

めっちゃ面白いです、続き楽しみです


396 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 06:30:39.428Zynth0do (1/5)

>>395
嬉しいです!ありがとうございます!


397 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 07:44:54.343+gbvZKKo (1/10)

俺「な!?」

クロウ『どうした!?』ドォン!

俺「後方に敵が!」

チビ『9時の方向に敵が!?』


クロウ『ええと…これは…』

阿部『囲まれたな…』

ドォン!ドォン!ドォン!

不良『撃ってきたぞぉ!?』

航海『ぎゃぁぁぁ!!』

ドォン!ドォン!

敵の砲撃が御舞等を狙う!



398 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 07:45:24.133+gbvZKKo (2/10)

阿部『俺!どうする!?』

俺「う…うーん…どうするか……あ」

チョウ『なんですか!?』

俺「全車右に方向転換!あの頑丈そうな建物に立てこもる!」

不良『あれか!了解!』

航海『離脱ぅぅぅ!!』

俺「走れぇぇぇ!!」

全車が大きな建物に一直線に走る!

航海『入るぞぉ!』

クロウ『俺も入った!』

続いてくそみそ、ヤムチャ、キヨハラが建物に入る

チビ『うわぁぁ!!履帯が切られた!!』

俺「そのまま押し込む!!」

チヘがⅡ号の車体を建物に押し込む!

ガコォン!ガガガガガガ!



399 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 07:50:36.563+gbvZKKo (3/10)

DAT落ちって何…?


400 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 08:01:57.313+gbvZKKo (4/10)

あ、解除できた


401 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:02:34.633+gbvZKKo (5/10)

ドォン!ドドォン!ドォン!ドドドォン!………

俺「砲撃が止んだ……?」

チョウ「俺サン…プラウダの生徒がこっちにやってきマス」

俺「…ん?」



生徒「カチューシャ隊長からの伝令を預かってまいりました。『降伏しなさい。土下座すれば許してあげる』だそうです」

俺「…」

チビ「先輩?まさか『幼女に土下座させられて見下されるのも悪くないかもしれない』なんて考えてませんよね?」

俺「お前はエスパーか?」

チビ「変態!!」



402 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:03:04.673+gbvZKKo (6/10)

生徒「隊長は心が広いので三時間は待ってあげる、と仰っています。それでは」

俺「ナメプ乙でーす。気をつけてお帰りくださーい」

チョウ「…先輩、余裕デスネ」

俺「余裕じゃないから余裕を装ってるんだよ…どうしようかなぁ…どうする?土下座する?」

クロウ「いくら我々が土下座ニストといえど、勝負を投げ出すのはやだな…」

阿部「やるならトコトンヤる。それが男ってもんだろ?」

不良「不本意だけど、阿部会長に賛成だな」

俺「皆も抗戦するってことでいい?」

全員『はいっ!』

俺「それじゃ作戦会議に入るぞ!各車隊長は集まって!他の奴らは出来る範囲で戦車の修理!」


403 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:03:31.953+gbvZKKo (7/10)

プラウダ側では…

カチューシャ「降伏する 条件に、うちの学校の草むしりと麦踏みとジャガイモ掘りを追加したらどうかしら?」

ボルシチを食べながらまったりしていた

ノンナ「…三時間の猶予を与えたのはお腹が空いていたからですね?」

カチューシャ「違うわよ!カチューシャの心が広いから!シベリア平原のようにね!」

ノンナ「広くても寒そうです…」

まさに母と子のようである



404 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:04:06.243+gbvZKKo (8/10)

俺「と、いうわけで、作戦会議!」

チビ「どうやってこの包囲網を突破しますか…」

俺「見えてる範囲だけで六輌か…」

阿部「偵察にいこう。俺が行ってくる」

810「お、そうだな(便乗)」

キモオタ「なら私もいってまいります。デブは寒さに強いのです」

ネクラ「3人はキリが悪いな…俺も行こう…」

俺「よし、頼んだ!二班に別れて偵察!」




405 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:04:35.083+gbvZKKo (9/10)

阿部「さっきみたいになんか歌いながら歩くか」

810「あぁ~いいっすね~」



阿部「胸元に淡白のあなたの子種ぞ残りに♪」

阿部「唇に芳(かぐわ)しき糸を引く香りは栗の花♪いたずらに尻を抱え 頼り無き穴を満たしゆく ♪」

810「(その歌、知ら)ないです」



406 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 17:05:07.793+gbvZKKo (10/10)

キモオタ「あれが…フラッグの76……」 

ネクラ「そのそばにKV-2か…フラッグを狙いにきたところを狙い撃つ…と」

キモオタ「なるほど…」カリカリ

ネクラ「それにしても完全に包囲されてるな…どうする?」

キモオタ「建物から見て左が少し薄いですから、そこを突く…って感じですかね…」

ネクラ「うーん…絶望的…」


キモオタ「それにしても…」

ネクラ「なんかボルシチ食べてるな、敵…」

キモオタ「…コサックダンスって本当にやるんですね…」

ネクラ「さすがロシア風の学校…」

キモオタ「…寒いですね」

ネクラ「…そうだな」



阿部「寒いだろう?温めてやるぜ」

810「アォン!オォン!ンアッーー!!」

プラウダ生徒「……」



407 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 23:06:07.508Zynth0do (2/5)

阿部「帰還した!」

キモオタ「同じく!」

俺「お疲れさん!敵の様子は?」

キモオタ「こんな感じです」

キモオタが敵の位置を示した地図を差し出す



408 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 23:07:08.188Zynth0do (3/5)
409 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 23:07:58.548Zynth0do (4/5)

俺「ふーん……」



俺「ガバガバじゃん」



キモオタ「は?」

阿部「…完全に囲まれてるぞ?」

俺「普通に穴あるじゃん、包囲網」

ネクラ「地図の右のこと?…穴って言うより…わざと開けてるようにしか見えない」

俺「阿部会長!」

阿部「なんだ?」

俺「…穴を掘るのは得意か?」

阿部会長は一瞬きょとんとしたあと不敵に笑う

阿部「…もちろんだ」ニヤリ



俺「よーし!これより“肛門爆裂作戦”を開始する!全員俺の話を聞け!」


410 ◆4RaTprJWGY2016/06/09(木) 23:08:36.918Zynth0do (5/5)

明日反撃スタート!…の、つもりです…


411以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/09(木) 23:33:57.20d3NIpHc+o (1/1)

おつ


412以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/09(木) 23:58:32.55fVp6JZLBO (1/1)

マルバツゲームとかがいい感じに手書き感出てるわ
無駄に字が綺麗で笑うけど


413以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/10(金) 01:44:52.35JSUBQlVhO (1/1)

なんか結構面白い(笑)


414 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 06:05:24.45PeFXtuhko (1/9)

この画像、アニメから持ってきたやつです…


415 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 17:44:41.75PeFXtuhko (2/9)

不良「…寒い」

子分「兄貴の…テンションが…」

舎弟「低い…」

チビ「寒い…」

キモオタ「プラウダの生徒はボルシチ食べてました…」

チョウ「あったかそうデスネ…」

阿部「俺もあったかい牛乳なら…」

クロウ「全力でノーサンキューだ」

航海「…ぐぅ」

俺「航海!寝るな!寝たら死ぬぞ!」

ネクラ「これから反撃っていうのに…志気が上がらない…」

不良「隊長…なんとかしてくれ…」

俺「えぇ~。何すればいいんだ…」



416 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 17:45:13.32PeFXtuhko (3/9)

俺「あー、あー。全員よく聞け!」

チビ「ん?」



俺「我々は美少女が好きだ!」



全員『!?』

俺「幼なじみ系が好きだ!ロリっ子が好きだ!お姉さんが好きだ!無表情系が好きだ!お嬢様が好きだ!男の娘が好きだ!とにかく女の子が大好きだ!!」

阿部「ちなみに俺はいい男が大好きだ!」

俺「二次元、三次元!もしくは2.5次元!各々自分の想う嫁はいると思う!俺だってそうだ!」

俺「しかし!お前ら!その心の嫁に今のその姿を見せることが出来るのか!端っこに追いやられて敵からナメプされているこの情けない状況を見せることが出来るのか!」

全員『!?』

俺「立ち上がれ御舞等高校!おまいらの魂を見せて見ろ!誇り高き嫁に自らの魂を捧げよ!!復唱!!」


417 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 17:45:41.02PeFXtuhko (4/9)

俺「いつも心に嫁の笑顔を!」



全員『いつも心に嫁の笑顔を!』


俺「御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!」

全員『御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!』



418 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 17:46:06.34PeFXtuhko (5/9)

プラウダ生徒「…あ、あの~タイムリミットです…」

俺「御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!」

プラウダ生徒「あの!!タイムリミットですっ!!」

俺「御舞等!御舞等!」

プラウダ生徒「話を…聞けっ!!」

俺「げふぅ!!」



419 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 23:36:05.45PeFXtuhko (6/9)

カチューシャ「…で?土下座?」

ノンナ「いえ、降伏はしないようです」

カチューシャ「そう…待った甲斐がないわね…さっさと片付けてお家に帰るわよ」



俺「全員準備いいか!!」

全員『応っ!』

俺「いくぞぉぉぉ!!」

一斉にエンジンがかかる!


420 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 23:36:32.82PeFXtuhko (7/9)

俺「壁をブチ抜けぇぇぇ!!」

ドォンドドドォン!!

ガラガラガラカラ!!



カチューシャ「な!?」

ノンナ「建物の壁を破壊した……!?」

建物の後ろの壁を破壊して全車で逃走!

俺「フハハハハ!正面から出てくると誰が言った!SU-100とチヘで榴弾撃てば壁は抜けるんだよぉ!!」

航海「全力で離脱ぅ!」

Ⅰ号が物凄い速さで走り去る!

俺「フラッグ車のルノー乙を守りつつ前進!尻は俺が務める!」

クロウ『了解!』



421 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 23:37:13.00PeFXtuhko (8/9)

カチューシャ「な……追いなさい!」

ノンナ「ただ建物からうまく抜け出しただけで逃げ切れるとでも思っているのでしょうか…?」

カチューシャ「雪上での運転でカチューシャ達にはかなわないわ!」


プラウダ生徒「隊長!建物にチヘが残っています!」

カチューシャ「あら?どこか故障でもして逃げられなかったのかしら?」

プラウダ生徒「追撃します!」

T-76二輌がチヘに近づく!



俺「よしっ!見つかったな!50m撤退!ギリギリまで引きつけろ…」

ネクラ「了解…」


422 ◆4RaTprJWGY2016/06/10(金) 23:38:49.38PeFXtuhko (9/9)

本日はこれにて。…今の今までフラッグ車を決めていなかった…


423以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/11(土) 12:16:01.92vUhBJNE/0 (1/1)

1号に追いつける戦車はそうそう居ないよなぁ


424以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/11(土) 12:27:27.87a9zxh0J3o (1/1)

BT-42とかクルセイダーはカタログだとかなり早かったような?


425 ◆4RaTprJWGY2016/06/11(土) 23:50:56.45U8ORHfbho (1/5)

プラウダ1「進めぇ!!」

プラウダ2「建物に入る?」

プラウダ1「構わない!建物を突っ切りなさい!」

プラウダ「了解!」



T-76が建物に入る

プラウダ1「…あれ?」

プラウダ2「隊長、建物に砲弾が積んであります……整備中に忘れたのかな?」

カチューシャ『おっちょこちょいな連中ね』

ノンナ『……違うっ!あなた達!今すぐそこを離れて!』

プラウダ1「へ?」



426 ◆4RaTprJWGY2016/06/11(土) 23:51:31.30U8ORHfbho (2/5)

俺「撃てぇ!!」

ズドォン!!

チヘの砲弾は建物に詰まれた砲弾━━━大量の榴弾へとまっすぐに飛んでいく!


ドガァァァァン!!

ガラガラガラカラ!!


俺「爆破解体大成功!!」

キモオタ「敵を建物の下敷きにしてついでに煙幕も貼れる!」

ネクラ「お陰で榴弾全然ないけどな…」

俺「それは後で考える!とりあえず逃げるぞ!」




427 ◆4RaTprJWGY2016/06/11(土) 23:51:57.86U8ORHfbho (3/5)

俺「逃走成功!」

クロウ『よっしゃぁ!』

阿部『当たり前だ』

俺「とりあえず北方の森に身を隠す!航海!」

航海「はいよ!」

俺「航海は敵の偵察!戦闘はしないで見つかったら逃げてこい。Ⅰ号改の足なら捕まらない」

航海「了解!」




428 ◆4RaTprJWGY2016/06/11(土) 23:52:43.80U8ORHfbho (4/5)

カチューシャ「くぅ~~!!ちょこまかと逃げ回って!全車で追いなさい!!」

生徒『フラッグ車もですか?』

カチューシャ「アホか!アンタは冬眠した羆並みに大人しくしてなさい!!」

生徒「了解です!」


航海「こちら後悔チーム、なんか凄い量で行動してます!」

クロウ『なんかいつも後悔してそうなチーム名だな』

航海「うるせー!」

俺『物量で押しつぶす、プラウダお得意のスチームローラー作戦だな…フラッグ車は?』

航海「いない。あとKV-2もいないな」

俺『かーべーたんがフラッグ車守ってるのかな…後悔チームはさっきの廃村に偵察にいって』

後悔「了解!」



429 ◆4RaTprJWGY2016/06/11(土) 23:53:14.25U8ORHfbho (5/5)

俺「つまり今フラッグ車の護衛はKV-2しかいないわけだ…チャンスだな」

チビ『とはいっても、あの砲で撃たれたら全員一発アウトなんですよねぇ…怖いなぁ…』

不良『隊長、俺に任せてもらってもいいですか?』

俺「不良?何かアイデアがあるのか?」

不良「ええ、俺達とバレンタインにしか出来ない攻撃があります」

俺「…よし、聞かせてくれ」


430 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:33:16.430PxKjHCQo (1/12)

航海「こちら後悔チーム、フラッグ車発見!家の影でまったりお茶飲んでる!あとその近辺にKV-2!」

俺『了解!フラッグ車を使った囮作戦をやるぞ!多少危険だけどなんとか耐えてくれ!くそみそとキヨハラは廃村に向かって!ニーソ、触手、ヤムチャでナイトチームを守りつつ逃げる!後悔は速力を生かして敵をおちょくれ!』

全員『了解!』



俺「勝つぞ!」

全員『応っ!』


431 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:33:44.810PxKjHCQo (2/12)

プラウダ「前方敵車両発見!1式、Ⅱ号、M3、ルノー…フラッグ車です!」

カチューシャ「ノコノコと出てきたわね…結局プラウダの追跡には適わなかったってことね!全車攻撃!」

ノンナ「三輌足りませんが…」

カチューシャ「たった三輌のザコ戦車じゃ何もできやしないわ!」



俺「チビ!ついてきてるのは何輌?」

チビ「六輌!」

俺「残ってるのは十輌でフラッグとKV-2はここにはいないから行方不明は二輌か…その中にJS-2はいる?鼻の長いいかにも強そうな奴!」

チビ「いません!」

俺「見えてない分怖いな…周辺警戒を怠らないように!」

航海『了解!そろそろ出るか?』

俺「頼む!」



432 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:34:18.180PxKjHCQo (3/12)

航海「守るも攻めるも黒鉄の~浮かべる城ぞ頼みなる~♪」

ぶぉぉぉぉぉぉぉん!


 
プラウダ「隊長!後方からⅠ号がっ!」

カチューシャ「なんで!?」

プラウダ「戦車なのに軍艦マーチ歌ってるのがなんかムカつく!!」



航海「うるせぇ!こちとら元々船舶課なんだよ!」どぉん!

カァン!

当然のごとく弾は弾かれる

カチューシャ「何してるの!早く倒しなさい!」

プラウダ「無駄に速くて当たりません!!」

カチューシャ「ここは雪上!なれてない相手がそんなに速く動けるはずが無…」



船舶「全速前進!」

ぶぉぉぉぉぉぉぉん!



プラウダ「時速約50km!」

カチューシャ「そんな馬鹿な!整地ならまだしもここは雪上よ!?」



433 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:34:53.300PxKjHCQo (4/12)

航海「ウェーイwwww」

カチューシャ「ムカつく!!」

航海「食らえ!」ドォン!

カァン!

俺「うん、効果的に敵を引きつけてるな」

キモオタ「若干煽りすぎな感じもしますけどね…」



航海『我に追いつく敵機無しwwww』

俺「お前はどこの彩雲だ!!」

ネクラ「ちょっと調子乗りすぎじゃないか…?」

俺「確かに危ういな…」



434 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:35:39.330PxKjHCQo (5/12)

航海「速きこと、Ⅰ号のごとし、ですwww」

俺「そろそろ落ち着け!」

航海「どうせⅠ号に当てられる奴なんかいな」

ドォン!……パシュ!

Ⅰ号、走行不能!

俺「言ったそばから!!」



ノンナ「……」

JS-2が砲口から煙を噴く



435 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 00:36:16.930PxKjHCQo (6/12)

今日はここまで!明日プラウダ戦決着!…したい(願望)


436 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:40:53.910PxKjHCQo (7/12)

俺「うわぁぁ!!JS-2が来た!?狙撃されてる!?」

クロウ『……ヤバいよね?』

俺「やばいよ!?しかもあの距離から時速50㎞のⅠ号撃ち抜いてるからな!」

チビ『阿部会長!不良さん!早くフラッグ倒して!!』



阿部「フラッグ車発見!今から攻撃開始する!」

俺『こっちはそんなに長く保たない!KV-2に気をつけながら出来るだけ早く倒してくれ!』

不良『了解!』


437 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:41:27.850PxKjHCQo (8/12)

プラウダ「こちらフラッグ車!発見されちゃいました!そちらに合流してもいいですか!というか合流させて下さい!」

カチューシャ『単独で雪原に出たらいい的になるだけでしょ!』

ノンナ『時間を稼いで下さい…ほんの少しの時間を頂ければ必ず仕留めます』

カチューシャ『そういうことよ!チャカチャカ逃げ回って時間を稼ぎなさい!頼れる同志の前に引きずりだしてもいいのよ!』

KV-2「」ゴゴゴゴゴゴ



438 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:41:56.830PxKjHCQo (9/12)

俺「ルノーを守れ!」

チビ「僕達が後ろに回ります!」

俺「…すまない」

チビ「任せて下さ…」

ドォン!!

チビ「ぎゃぁぁぁぁ!!」

パシュ!



Ⅱ号、走行不能!!

俺「任せたそばから!!」


439 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:42:27.060PxKjHCQo (10/12)

阿部「出たっ!KV-2!」

不良「避けるぞ!せーの!」

ズドォォォン!!

上手く回避する!

不良「阿部会長は敵の左に!俺は右に回ります!」

阿部「わかった!」



440 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:42:56.500PxKjHCQo (11/12)

ニーナ「再装填いそげぇ!はやぐしろぉ!」

プラウダ「どっちを狙う!?」

ニーナ「SUを狙え!どうせバレンタインじゃ抜げん!」

砲塔がSU-100に向かって回る!



不良「かかった!!子分!」

子分「押忍!」

ザザザザザ!!!

バレンタインがドリフトで側面を取る!

子分「雪上はよく滑るぜ!」

不良「舎弟!」

舎弟「準備オーケーっす!!」



441 ◆4RaTprJWGY2016/06/12(日) 19:43:24.110PxKjHCQo (12/12)

不良「いくぞぉ!!ロケットブゥゥゥゥスト!!」

ズドォォォォン!!

バレンタインが宙に浮かび…

不良’s『うわぁぁぁぁ!』

ズガァァァァァン!

KV-2の砲塔に後ろから直撃!



ニーナ「…へ?」


バタァァァン!!…パシュ!


不良「ただでさえバランスの悪いKV-2が砲塔回したときにバレンタインで上部を押したら、そりゃ倒れるわな!」

阿部「おい!危うく下敷きだったぞ!」

不良「後でなんか奢るから許してくれや、会長!」

阿部「…ケツを引き締めて待ってやがれ」

不良「それは勘弁!」



442 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 12:56:54.22e7GjRsBGo (1/13)

俺「怖ええええええ!!」

ドォン!ドォン!

チョウ『阿部会長早く倒シテ!!』

ドォォォォン!

俺「チョウ!俺がやられたらすぐルノー乙の後ろにつけ!」

チョウ『は?』

俺「アーディオース!」

ズドーーン!!…パシュ!

チヘ、走行不能!!



443 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 12:57:24.97e7GjRsBGo (2/13)

チョウ『俺サン!!』

俺「いいからフラッグ車守れ!そして当たらないことを祈れ!」

チョウ『…了!!』

ドォン!

チョウ『うぅ!!』バスン!

クロウ『くそっ!!ジリ貧!』




阿部「くそっ!追いつかねぇ!!」

不良「阿部会長!建物ブチ抜いて当てられるか!?」

阿部「………やってみよう!!」




444 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 12:57:56.09e7GjRsBGo (3/13)

ノンナ「…」

ドォン!ドォン!ドォン!

ノンナ「…これで、終わりです…」

ドォォォン!!




チョウ「うわぁぁぁぁ!」

ドォン!…パシュ!

チョウ「クロウサン!!後は頼みます!!何とか逃げて下サイ!!」

クロウ『了解!!』



445 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 12:58:22.75e7GjRsBGo (4/13)

カチューシャ「ノンナ!敵のフラッグ車は丸裸よ!」

ノンナ「次で決めます…次発装填…」



不良「阿部会長!前方の木造の家!!あれ抜けるか!?」

阿部「810!絶対当てろ!!」

810「そうだな!」



ノンナ「…撃て……!」

ドォォォォォン!!

JS-2が放った砲弾は真っ直ぐルノー乙に飛んでいき━━━━━




阿部「撃てぇぇぇぇぇ!!」

810「ンアッーーーー!!」

ドォォン!!

SU-100が放った砲弾は建物を抜いてフラッグ車に飛んでいき━━━━━━



ズドォォォォン!!!


……パシュ!

同時に命中し、同時に白旗が上がる!



446以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/13(月) 13:58:40.631p6bXZGDo (1/1)




447以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/13(月) 16:22:53.18Y32muhVF0 (1/1)

やりますねぇ!


448以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/13(月) 16:28:35.83LIOaQ534o (1/2)

わずかでもずらして生存したバレー部のすごさを改めて感じる


449 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 20:06:26.82e7GjRsBGo (5/13)

俺「どっちが先だ!!」

カチューシャ「どっちが先に当てたの!?」

クロウ「この勝負、0.1秒でも先に当てた方が勝ちだ!!」

ザワザワザワザワザワザワザワザワ

審判「現在確認中です!少々お待ち下さい!!」


俺「頼む…!」

カチューシャ「か、カチューシャ達が負けるはずない!」

ノンナ「……」



審判「結果が出ました!!」

阿部「きた!!」

チビ「どっちですか!」



450 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 20:07:08.18e7GjRsBGo (6/13)

審判「只今の試合……」

俺「……」

カチューシャ「…………」



審判「プラウダ、T34が先に行動不能!」



審判「よって勝者、御舞等高校!!」



俺「あぶねぇぇぇぇぇ!!!」

阿部「よしっ!!」





451 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 21:39:05.90e7GjRsBGo (7/13)

あの試合で僕はアヒルさんに惚れた


452以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/13(月) 21:41:40.62LIOaQ534o (2/2)

その後のアヒルさんチームヤバいからね
89式という拘束具さえなければどうなることか...


453 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:17:00.09e7GjRsBGo (8/13)

カチューシャ「な……!?……うっ…うぅ…」

ポロポロと涙を零す

ノンナ「…どうぞ」

ハンカチを差し出すノンナ

カチューシャ「な、泣いてないわよっ!!」ブビーー!




454 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:17:33.42e7GjRsBGo (9/13)

俺「……勝ったな」

ネクラ「…ああ、勝ったな」

クロウ「やられたかとおもった……」

チョウ「阿部会長ナイスですネ!」

阿部「本当に当たって良かった!」



ザッザッザッザッ

チョウ「俺サン…カチューシャ隊長 on the ノンナさんが来ました…」

俺「おう…」




455 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:18:07.75e7GjRsBGo (10/13)

カチューシャ「わざと包囲網に穴開けて待ち構えてたのに…まさか建物を壊すなんて思わなかったわ…」

全員、目元が腫れていることには突っ込まないくらいの優しさは持っている

俺「いや~、とは言っても俺達負けそうでしたよ?あの時一気に攻勢かけられてたら負けてましたしね…」

カチューシャ「それは…」

俺「え?」

カチューシャ「何でもない!……い、言っとくけど、悔しくなんかないから!!」

チビ(悔しそうだなぁ…)

カチューシャ「ノンナ!」

ノンナ「…はい」

カチューシャはノンナから降りる

カチューシャ「…はい」

そして手を差し出した

俺「…」ギュ

そして両者の握手!!



456 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:18:38.88e7GjRsBGo (11/13)

カチューシャ「行くわよ、ノンナ」

ノンナ「少々お待ちを…」

俺「ん?ノンナさん?」

ツカツカと俺に歩み寄るノンナ。そしてこう言った



ノンナ「試合前のこと、許してませんからね?」ゴゴゴゴゴゴ

完全に忘れていたが、俺のイタズラの件であった。

俺「」シロメ~

チョウ「俺サンの意識ガァァァ!!」

クロウ「こいつっ!?呼吸してない!!」

キモオタ「ええ!?」



457 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:19:17.79e7GjRsBGo (12/13)

ノンナ「行きましょうか…」

カチューシャ「え?あ、でも向こうの隊ちょ」

ノンナ「行きましょうか…」

カチューシャ「…うん」



不良「隊長ぅ!!目を開けろ!!」

航海「俺ぇ!!」

阿部「こうなったら俺が人工呼吸を…」

俺「いらないっ!!」

チョウ「あ、起きた…」

阿部「…チッ」

俺「舌打ちするなぁぁぁ!!」


458 ◆4RaTprJWGY2016/06/13(月) 22:20:07.45e7GjRsBGo (13/13)

プラウダ戦、これにて終了!爽やかに終われないのがこの主人公です。


459以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/13(月) 23:24:15.86qq+Iel3So (1/1)

この主人公はイッセーのイメージ


460 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 17:20:11.77pr0OEZeIo (1/8)

プラウダ戦の次の日…

御舞等高校ガレージにて…

俺「遂に決勝だ…」

キモオタ「初出場でここまでこれるとは思いませんでしたな…」

ネクラ「次の対戦相手は?」

俺「黒森峰女学園…流石に全員知ってるな?」

クロウ「強豪、王者、最強、九年連続優勝、去年アクシデントがあって負けたが、それさえなければ勝ってたなんて言われてるな」

俺「その通り。しかも相手の隊長は西住まほ。西住流の家元の娘だ。」

チビ「強そうですね…粉蜜柑」

俺「実際強い…。参加する戦車も強力なものばかりだ…」

チョウ「…で、何をやってるんデスカ?」



俺「重戦車を呼び寄せる儀式」

クロウが書いた謎の魔法陣を囲んでメンバーが踊っているこの状況。気が違っているとしか思えない

チビ「あの子会いたやあの海越えて、頭の灯りは愛の証♪」

クロウ「やーれんソーランソーランソーランソーランソーラン!」

阿部「やらないか~やららないか、やら、やらかいかい♪」

あんこう音頭、ソーラン節、やらないか(阿部ダンサーズ)などそれぞれ謎の踊りを踊っている

チョウ「…いや、こんなので重戦車なんて手に入らないデスカラネ!!」



461 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 17:21:41.49pr0OEZeIo (2/8)

俺「しょうがないじゃないか!!万策尽きたんだよ!」

チョウ「万策?」

俺「相手は超強い…そろそろ本気で重戦車が必要だ。だけど流石に重戦車をレンドリースしてくれる学校はなかった…資金もないから買えない…だから奇跡にすがった!」

クロウ「俺!祈りが足りないぞ!」

チョウ「ああ…思い出されたかのようにクロウサンの厨二病設定がっ!」



??「お困りのようだな!!」

俺「そ、その声は!!」



462以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 17:53:25.16bVlOpRETO (1/1)

>>459 尾形?


463以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 18:18:23.35fspuQFCD0 (1/3)

重戦車召喚したりしなかったりしろ
重駆逐でもいいぞ


464 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:21:20.50pr0OEZeIo (3/8)

キモオタ「聖グロ戦前にちょっとだけ出てきてそれから出番が0の校長先生!!」

校長「そうだ!最初の戦車の紹介から一切の出番がなくて最近若干寂しい校長だ!」

俺「で、その校長がなんの用だ?」

校長「火力不足に悩んでいると聞いてな…ついに私の出番が来た…と」

俺「何か手があるのか…」

校長「重戦車が欲しいのだろう?…それなら、ある!!」

俺「何ぃ!?」

校長「この学園艦のどこかに眠っているという伝説の重戦車がな…」

俺「…それは…どこにあるんだ」ゴクリ

校長「それはな…」



校長「学校の地下にあった」



俺「…はぁ?」



465 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:21:47.18pr0OEZeIo (4/8)

校長「この学校で戦車道始めてからいろいろ学校の資料調べたら…発見した」

俺「…あのさ」

校長「ん?」

俺「最初から調べておけよっ!!!!」ズガッ!

校長「な、殴ったな!?親父にも殴られたことがないのに!」

俺「うるせぇよ校長!!そんなものあるなら軽戦車軍団で頑張る必要もなかったじゃないか!!」

校長「いや……重戦車はお前らにはまだ早すぎるかなと…そう判断したんだ」キリッ

俺「人の目を見て言え!」

校長「というか私校長…生徒に殴られるって…」

俺「そんなことより!その戦車の元に案内しろ!!」

校長「……はい」




466 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:22:14.56pr0OEZeIo (5/8)

御舞等高校グラウンド

校長「見ろ!これが御舞等高校の最終兵器だ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

俺「こ、これは!!」

チョウ「見たことない戦車デス…」



校長「SMK重戦車だ!!」





467以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 18:22:31.984KW6fZIiO (1/1)

重戦車とか言ってT-35とかTOG2とか来たらどうするんだ


468 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:23:17.35pr0OEZeIo (6/8)
469 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:24:00.43pr0OEZeIo (7/8)

>>467
当たらずも遠からず…


470以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 18:26:25.76fspuQFCD0 (2/3)

T-35とか来たら終わりだった
こっちの方がまだ良いよ

……良いのかこれは?


471 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 18:27:19.30pr0OEZeIo (8/8)

予定ではイギリスのインディペンデントだった…


472以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 18:30:55.40fspuQFCD0 (3/3)

(陸上戦艦は浪漫しか)ないです

多砲塔も良いが多砲身も良いぞ
KV-7ヴァリアント2とか


473 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 23:14:01.570l5cho0Xo (1/5)

キモオタ「多砲塔戦車…!」

クロウ「格好いいな!多砲塔戦車!」

ネクラ「というか…でかいな…」

俺「…むしろいいのか…強力な戦車を導入しようとすると大抵アクシデントが起こるぞ…ELC事件のときみたいに…」

キモオタ「ええと…この戦車は主砲が強い、装甲も厚い…」

俺「強いじゃん!絶対良からぬことが起こる!」

キモオタ「そのかわり足まわりが悪いです」

俺「よしっ!欠陥がある!!」

ネクラ「欠陥で喜ぶなよ…」


474 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 23:14:32.230l5cho0Xo (2/5)

クロウ「…さてと、これに誰が乗るんだ…」

俺「足まわりが弱いんだろ?出来れば試合中でも上手く応急処置ができるやつがいいな…」

チビ「と、なると阿部会長ですか?」

阿部「こんな何本も生えてて回るチンコがあってたまるか!俺は乗らんぞ!」

ネクラ「すごいな…阿部さんって戦車のことをチンコだと思ってるのか…」

俺「だから駆逐戦車に乗ってるのか…」

チョウ「それで…誰が乗るんですか…」



??「アタシ達の出番ね!」

俺「そ、その声は!」



475 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 23:15:06.280l5cho0Xo (3/5)

キモオタ「サンダース戦のときにちょっとだけ出てきた美術部部長のオネェさん!!」

オネェ「ふっ…乙女のたしなみに御舞等高校の乙女が参戦よ!」

俺「でも初心者に重戦車、しかもクセの強い多砲塔戦車を扱えるのか…?」

オカマ「ふふふ…これでもアタシは中学までは戦車道をやっていたのよ!」

クロウ「何ぃ!?」

オカマ「まぁ性別がアレだから締め出されちゃったけどね…」

俺「オネェさん…」

オカマ「でもね!今回は違う!御舞等高校の生徒として!乙女のたしなみを出来るの!確かに本当にアタシがもう一度戦車道を始めていいのか迷っていたところはあった…だからこんなに時間がかかって、決勝前になっちゃったけど…それでも、アタシを迎えてくれるかしら…」

俺「もちろん!」

クロウ「それより、メンバーがそろうか?SMKはデフォルトで7人の搭乗員が必要だぞ?」

オネェ「それに関しては問題無いわよ!」

オネェさんが手を叩くと後ろからゾロゾロとメンバーが集まる!

オカマ’s『オネェのコミュ力、舐めちゃいけないわよ!!』

色々と濃いメンバーが集まる!

俺「こ、濃い…」



476以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 23:16:45.23+wqf+M2hO (1/1)

悲報、ヒロイン無し


477 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 23:18:01.620l5cho0Xo (4/5)

今日はこんなもので。欠陥戦車、変態戦車ばかり乗るのが御舞等高校


478 ◆4RaTprJWGY2016/06/14(火) 23:18:27.130l5cho0Xo (5/5)

ヒロイン?知らないなぁ


479以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 23:28:40.53dFg3cVva0 (1/1)

ヒロインは対戦相手だから…


480以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/14(火) 23:45:27.82ABh7gdV2o (1/1)

キモい(褒め言葉)


481 ◆4RaTprJWGY2016/06/15(水) 20:24:04.29WKUrUo2vo (1/3)

俺「さて、と…重戦車が手に入ったとはいえこっちが不利であることに変わりは無い…」

キモオタ「相手の情報は?」

俺「おそらくティーガーやらパンターやらを使ってくるだろうな。アンチョビの情報だとフラッグ車はティーガーⅠだって。」

ネクラ「…」

俺「他に前の試合で確認出来たのはヤークトティーガー、ヤークトパンター、Ⅳ号駆逐ってところかな」

キモオタ「うーん……強い…」

俺「それにもう一つ、あっちは秘密兵器を持ってるらしい」

クロウ「秘密兵器…絶対ヤバいやつだよな…」

チョウ「潜入はするんデスカ?」

俺「今からは無理だな…でもそのかわりに行く場所はある」

ネクラ「?」

俺「西住流本家に乗り込むぞ!」

キモオタ「…はぁ?」

俺「西住流について知るためには西住流そのものを見に行く必要があるからな!」

航海「…まさか、また…」

俺「航海!大発持って来い!!」

航海「…ですよねー…はぁ…」




482 ◆4RaTprJWGY2016/06/15(水) 20:24:53.79WKUrUo2vo (2/3)

俺「というわけで、ニーソチームin西住流本家!」

キモオタ「本当に来たんですね…」

俺「敵の戦い方を知るには本物を見るのが一番だからな!」

ネクラ「…見るだけのつもりならチヘはいらないだろう?…戦るつもりだな?」

俺「…ノーコメ」



俺「たのもー」

ガタガタガタガタガタガタ

西住流「!?」

正門から戦車で乗り込む!

俺「見学に来ました~」

キモオタ「見学って態度じゃない…」


483 ◆4RaTprJWGY2016/06/15(水) 23:01:13.40WKUrUo2vo (3/3)

本日はこんなもんで。明日、vs西住流!


484以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/15(水) 23:32:28.29KhDoBjhpo (1/1)




485 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 15:45:13.42OwlA8pw6o (1/3)

眼鏡「ええと…入門希望かしら?」

俺「ええと…じゃあそんな感じで」

眼鏡「…困るのよねぇ。あなた達みたいな勘違いしてるにわかは西住流にはいらないの…しかも男…」

俺「…」イラァ☆

ネクラ(一応大会で決勝に出るんだけどなぁ…)

キモオタ(あんまり確認してないのかも知れないですね)

眼鏡「戦車道はね、乙女のたしなみなの。あなた達みたいな…」

俺「ほぅ…そんな男子に戦車で負けたら恥ですもんねぇ…そりゃ戦いたくないですわぁ……だからそんなに口論に持ち込むんですね?」

眼鏡「なっ!?」

俺「いや?男子なんかに負けたら恥ずかしいですからねぇ?しかも天下の西住流が…逃げてもしょうがないですよぉ?」

眼鏡「…私が…逃げる……?いいわよ!ボコボコにしてあげる!ついてきなさい!」

俺(計画通り)ニタァ



486 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 15:45:44.11OwlA8pw6o (2/3)

西住流戦車演習場

キモオタ「…相手の戦車、Ⅳ号D型ですね」

眼鏡「この演習場を使っての一対一のタイマンよ。文句ある?」

俺「ティーガーとかパンターとか使わなくていいんですかぁ?」

眼鏡「あんた達を倒すのにそんな戦車いらないわよっ!!それにそんな失敗作で西住流に勝てるとでも思ってるの?」

俺「思ってますよぉ?それより、こんだけ啖呵切って負けたら恥ずかしいですねぇ?」ニヤニヤ

眼鏡「ムキィィィ!!」




487 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 15:48:01.07OwlA8pw6o (3/3)

キモオタ「煽りますねぇ…」

俺「あのお高く止まった感じが嫌いだ。それと個人的に西住流が好きじゃない」

ネクラ「その心は?」

俺「去年の黒森峰対プラウダ戦を見たことあるか?」

キモオタ「ああ…あの事件のことですか…川に落ちた仲間を助けにいったらその隙を突かれて十年連続優勝を逃したって…」

俺「そう、そのこと。あと後色々調べたんだけどよ、その助けに行った子、副隊長だったんだけど、戦車道辞めたんだって」

ネクラ「…色々嫌な想像が働くな。……西住流は必ず勝つための戦車道、だったよな」

キモオタ「…当たりもきつかったでしょうね…」

俺「そういう話聞くとなーんかいけ好かないんだよなぁ……」

キモオタ「それにしても意外ですね。そういうことに影響されない人だと思ってました」

俺「…その子が可愛かった。それだけ」

ネクラ「やっぱりそういうことかよ…!」




488 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 17:50:21.60lcmu2Z2mo (1/2)

眼鏡「ムキィィィ!!あいつら!雑魚のくせに人を馬鹿にしやがって!」

ぶりっ子「まぁ~私達なら~余裕で勝っちゃうんですけどね♡」

クール系「…あの人達…この前の試あ」

眼鏡「あんな雑魚!西住流にかなう筈無いわよ!ほら、さっさと出撃!」

クール系「……了解」



489 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 17:51:22.41lcmu2Z2mo (2/2)

相手チームはリトルアーミーに登場する、三突に乗っていた西住流門下生をイメージしています。


490以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 18:40:24.18jczljOhq0 (1/1)

SMKvsマウスとか言う怪獣大戦争的状況になったら胸熱



491以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 19:25:01.48nRrDqy+mO (1/1)

せっかく男が戦車道してるんだからもっと女子がしないようなロマンを見たい


492 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 20:11:50.703v9BuahVo (1/14)

確かに最近女子でも出来る作戦ばかりかも知れないですね……初心に帰らねば……


493以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 20:29:43.72Nbs4YpYvO (1/1)

脱いだパンツを利用した驚くべき戦術ですね分かります


494以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 20:59:26.44N02k16wSO (1/1)

全裸で身を乗り出すとか


495以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 21:52:30.89rTC5kH/eP (1/1)

戦車から飛び降りてタックルで戦車を倒すとか


496 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:36:11.023v9BuahVo (2/14)

俺「さて、相手は西住流、黒森峰戦の練習だぞ!」

キモオタ「どんな作戦で行きますか?」

俺「そうだな……今日アレ持ってきた?」

キモオタ「アレ?…ああ!バルーンデコイ!」

ネクラ「俺…それ知らない…」

俺「美術部に協力して貰って作ってる新しいデコイ。アンツィオ戦のときに使った木製のハリボテじゃ後ろから見られたらすぐバレるだろ?」

キモオタ「だからリアルな戦車の形をしたバルーンに美術部がペイントしてよりリアルなデコイを作るんです」

俺「結構リアルなんだぜ?遠目から見たら絶対わからない」

キモオタ「…まあ作るのが難しすぎてルノー乙型しか出来てないんですけどね…」

ネクラ「ふーん…」


497 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:36:37.963v9BuahVo (3/14)

俺「しっ!」

ゴガガガガガガガ

キモオタ「…エンジン音ですね」

ネクラ「どうする?」

ガガガガ……ガガ…

キモオタ「止まった…?」

俺「ヤバい!うってくる!」

ネクラ「なっ!?」

ズガァァン!!

俺「二撃目くるぞ!発進!」

ガガガガ!

ズガァァン!!

俺「うわっ!ジャストミート!?」

チヘが隠れていた茂みが形を無くす!




498 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:37:03.803v9BuahVo (4/14)

ぶりっ子「うーん、よけられちゃったぁ♡」

眼鏡「ちゃったぁ♡じゃないわよ!何外してるのこのへたっぴ!」

ぶりっ子「あぁん?メガネザルに言われたくないわ?」

眼鏡「あ?」



499 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:37:33.963v9BuahVo (5/14)

俺「流石西住流!なんて射撃技術!お見それしましたぁ!!」

キモオタ「さっきいけ好かないとか言ってませんでしたっけ!?」

俺「舐めてたね!こんなに速攻で見つけてきて撃ってくるとは思わなかったね!」

ネクラ「馬鹿言ってる場合じゃないよ…どうするの?」

俺「そうだな…相手のいる方向に撃ちかえして」

キモオタ「了解!」

俺「撃てぇ!!」

ドォン!

俺「ネクラ、木の間をジグザグに動きながら相手に近づいて」

ネクラ「ん」

俺「キモオタ、狙いは履帯、壊して」

キモオタ「了解!」



500 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:38:03.253v9BuahVo (6/14)

ぶりっ子「当たんない~♡」

眼鏡「真面目にやれ下手くそ!」

ぶりっ子「ああん?もっとマシな指示してから文句言えやクソメガネぇ!」

クール系「…」グイッ!

ガガガガ!!

眼鏡「ちょ!今狙撃中!」

クール系「ここで戦車から放り出されたくなければ喧嘩はやめて、まともに戦って下さい」ゴゴゴゴゴゴ

眼鏡「…はい」

ぶりっ子「…はい」


501 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:39:37.643v9BuahVo (7/14)

キモオタ「捕捉…」

俺「撃てっ!!」

ドォン!



眼鏡「フルブレーキッ!!」

クール系「…んっ!」

ギャギャギャギャギャギャ!

ドゴォン!

弾が外れる!



ネクラ「あのチームの車長と操縦士…やる…とっさの判断でよけた…」

キモオタ「久々に外しました…」

俺「キモオタは試合じゃ命中率100%だったからな…」

キモオタ「次は外しません…!」

俺「うーん、でも普通に戦っても勝てそうにないな…」

ネクラ「どうする?」

俺「そうだな…ちょっと外出ていいか?」

ネクラ「なんで?」

俺「機銃使う。キモオタは牽制でどこでもいいから当てて。ネクラにはちょっとやってもらいたいことがある」

ネクラ「やってほしいこと?」

俺「俺の言うとおりに走ってくれ。やりたいことがある」

キモオタ「やりたいこと?」



俺「知ってるか?丸太って最強の武器らしいぜ?」





502 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 22:51:28.523v9BuahVo (8/14)

とりあえず今日はここまで。この戦いはまだちょっと男子感は無いかもしれないです…


503以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/16(木) 23:13:27.72DDW3YwWp0 (1/1)

みほは、いなくて大洗は廃校ということか。


504 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:20:43.123v9BuahVo (9/14)

>>503
後付け設定ですが、時系列はみほが戦車道をやめてから大洗に転校するまでの間となっています。この大会の終了後にアニメが始まるので大洗は廃校になりません!安心して下さい!順調にいけば大学選抜戦もやりたいですしね…


505 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:37:35.913v9BuahVo (10/14)

眼鏡「そんなへなちょこな砲撃じゃ抜けないわよっ!」

ドォン!カァン!ドォン!カァン!

眼鏡「ん?一式から誰か出てきた?機銃?」

タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

二十連射!

しかし弾は明後日の方向に飛んでいく…

ぶりっ子「機銃、全然当たりませんね~♡」

眼鏡「ふんっ…口ほどにもないわね」

クール系「何か…おかしい…」




クール系「……違うっ!!」 

眼鏡「え?」


ぎ……ぎぎぎ…

バダーン!!

Ⅳ号の前に生えていた木が倒れる!



506 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:38:01.363v9BuahVo (11/14)

俺「次っ!!」

タタタタタタタタタタタタ!

ぎぎぎ…ぎぎぎ…バダーン!!

俺「木倒した!乗り越えられる前にできる限り接近!」

ネクラ「了解…!」

ブロロロロロロロ!!

全速力でⅣ号に突撃する!

眼鏡「一式が来るぞ!速く砲塔回せっ!!」

ぶりっ子「んぬぬぬぬぅ!!」




507 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:38:38.373v9BuahVo (12/14)

俺「十分近づいた!撃て!」

キモオタ「この距離なら流石に外しもしないし弾かれもしないっ!!」

ドォン!

ズガァァン!!……パシュ!

白旗が上がる!


俺「…ふぅ」

キモオタ「流石…ですね。射撃も操縦も練度が高かった…」

ネクラ「確かに、強いな」



眼鏡「うそ…」

ぶりっ子「なんであんな雑魚戦車に…」

眼鏡「あんたが外したからっ!」

ぶりっ子「ああん?アンタがちゃんと指令出さないからでしょ!?」

クール系「…黙れ」ゴゴゴ

二人『…はい』




508 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:39:14.393v9BuahVo (13/14)

俺「ありがとうございました!」

クール系「ええ、こちらこそ…」

俺「ところで、後ろでお互いの足を踏み合ってる二人は」

眼鏡「…」ゲシゲシ

ぶりっ子「…」ゲシゲシ

クール系「気にしないでほしい。それより、あなた達は御舞等高校の生徒?」

俺「お、正解。よく知ってましたね」

クール系「決勝で黒森峰と戦うらしいからね。まあ、あいつらは知らなかったようだけど…」

二人『うっ…』

俺「まあ西住流の強さがわかってよかった……あと簡単に挑発に乗ってくれてよかった」ボソッ

眼鏡「うっ…」

ぶりっ子「プー!クスクス」

眼鏡「あぁん?」

ぶりっ子「あ?」

ボコスカボコスカ

俺「多分君達の敗因、チームワークだよ……」

クール系「………はぁ」


509 ◆4RaTprJWGY2016/06/16(木) 23:40:32.113v9BuahVo (14/14)

切りが悪かったのでちょっとだけ上げました。今度こそ今日はおしまいです。明日、あの人が登場!!


510以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/17(金) 04:18:25.30WiMjrogqO (1/1)

今回は男が強かったと言うより相手が他より弱かったのか、大分呆気なく終わった気がするゾ

あと大洗と男チームの試合も見てみたい……みたくない?


511 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 07:12:56.12eQZ+xzHLo (1/5)

>>510
大洗戦、書きたいです!


512以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/17(金) 07:39:45.27/XB0m3040 (1/2)

でも流石に重戦車がいるとしても戦力不足感が否めないな
でも彼らならとんでもない奇策で何とかしそうだ


513 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 09:39:34.26eQZ+xzHLo (2/5)

??「……何事ですか?」

眼鏡「い、家元!!」

ぶりっ子「師範代…!?」

しほ「こちらの方々は何者でしょうか?」

俺「どうも、御舞等高校から来ました、俺と申します」

キモオタ「同じくキモオタ」

ネクラ「…ネクラ」

しほ「…ああ、あの…。それで?何をしにいらしたのですか?」

俺「少し西住流というものを学びに。そこにいる門下生の人が相手をしてくれましたよ?」

しほ「ほう…それにしても戦車持参とは穏やかじゃないですね……」

しほは演習場の方に目を向ける

俺(…一戦やったのバレてるか)

しほ「それで?どうだったんですか?」

眼鏡「う…」

俺「いや~なかなか勉強になりました!流石は西住流って感じですね!」

しほ「………」

Ⅳ号とチヘの方を見やる

キモオタ(確かに戦車の状況を見れば勝ち負けはわかりますな…)



514 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 09:40:33.22eQZ+xzHLo (3/5)

しほ「…まあいいでしょう…………邪道に負けたあの子達には少し“話し合い”が必要ですが」

三人『!?』

何を話し合うのかはある程度察しがつく



俺「その場合、大多数の門下生と“話し合い”が必要になりそうですねぇ?」



キモオタ「俺氏!?」

しほ「…何が言いたいのでしょうか?」

俺「そのままの意味ですよ」

しほ「今までの試合、一応は見ましたが……西住流にその邪道で勝てるとでも?」

俺「今までの試合、一応は見ましたが……停滞した強さでいつまでも勝ち続けられるとでも?犠牲を省みずに戦い続けるのですか?」

しほ「西住流は何があっても前へ進む流派。強きこと、勝つことを尊ぶのが伝統。犠牲なくして、大きな勝利を得ることは出来ないのです」



515 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 09:41:00.18eQZ+xzHLo (4/5)

俺「そして、あの優秀な副隊長を犠牲にした、と」

しほ「…当然です。勝利を求めるのに甘さは不要」

俺「…やっぱり話はあいませんね」

しほ「あなたのような経験のない初心者にはわからないでしょうね」

俺「…次の黒森峰戦、覚悟して下さい」

しほ「…邪道は叩き潰すのみです」



俺「人の道を外れて、何が戦車道だ……」


…………………………………………

俺「帰るぞ」

キモオタ「…はい、皆さん、失礼しました」

ネクラ「……」



516 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 09:41:38.89eQZ+xzHLo (5/5)

しほ「…まほが帰ってきたら伝えなさい」

眼鏡「は、はいっ!」



しほ「王者の戦いを見せてやりなさい。そして、道を正してやりなさい」



俺「キモオタ、ネクラ」

キモオタ「…何ですか?」

ネクラ「…なんだ?」




俺「勢いであんなこと言っちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




キモオタ「はぁ!?」

ネクラ「へ!?」

俺「どうしよう!家元に喧嘩売っちまったよ!!どうすんだよ!!」

キモオタ「知りませんよ!というか何も考えずにあんなこといったんですか!?」

俺「あああああ!そうだよ!やべぇよ!やべぇよ!」

ネクラ「さっきまでの余裕っぷりはなんだったんだ…?」

俺「余裕なわけないだろ!?あの人めっちゃ怖い!目が怖い!視線で殺される!!」

ネクラ「本当…お前って奴は…」

俺「危うく漏らすところだったよ!!」

キモオタ「安心して下さい。パンツは常備してありますから!」

俺「漏らしてはいないからな!あーーー!!やっちまったぁぁぁぁ!!」

格好良くなれない。それがこの主人公。



517 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:20:18.13Nz9aV/HHo (1/9)

ネクラ「と、言うわけでこの馬鹿が不用意に喧嘩ふっかけたせいで相手チームの殺る気スイッチがONだ…」

チビ「うわ~」

俺「うるせぇ!やっちゃったものはしょうがないだろ!!そんなことより練習!」

不良「隊長、例の作戦のことですが…」

俺「お、完成したか?」

不良「ばっちりです!」

ネクラ「俺…その作戦、正気?」

俺「俺が今まで正気だったことがあるか?」

ネクラ「はぁ…」


518 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:22:29.84Nz9aV/HHo (2/9)

続いて黒森峰戦!…の前に番外編、何故、特になんの成績も残していない御舞等高校は廃校にならなかったのかに迫る過去編をお送りします


519 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:22:57.90Nz9aV/HHo (3/9)

ボーイズ&パンツァーOVA第三話『ハイコウ・ウォー!』


文部省にて…


阿部「…廃校?」

役人「ええ、政府は維持費のかかる学園艦の統廃合を進める計画を立てていまして、御舞等高校は特に実績も無く生徒数も減少傾向にある。」

阿部「それで…廃校…と」

810「(認められ)ないです!!」

役人「ええ、今認められなくても今年度中に認めてもらえれば結構ですので」

沈黙が流れる…

阿部「役人さんよ…」

役人「なんでしょうか?」

阿部「御舞等高校がどこの学園艦か忘れてないか?」

役人「…?」

阿部「失礼する」

ガチャン

阿部は落ち着いた様子で部屋を出る

役人「なんなんだ…?まあいい、どうせ何も出来やしない…」



520 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:24:30.04Nz9aV/HHo (4/9)

部下「た、大変です!」

役人「どうした?」

部下「こ、これを見て下さい!!」

役人「どれどれ…」

それは新聞であった

役人「……御舞等高校アイドル部が廃校を阻止すべくラブ○イブの出場!?ふ、ふざけている!!というかあそこ男子校だろう!!」

部下「それが人気なんですよ!」

役人「なんで!?」

部下「それだけないんです!」

役人「仮面被ったアイドルがチェーンソー振り回して暴動!?世紀のマッドサイエンティストの襲来!?」

部下「秋葉原だ…御舞等高校を廃校にするということは秋葉原を敵にするということだったんだ!!」

役人「じょ、状況の確認を…!」

自室に取り付けられたパソコンを開くが…

役人「な、なんだこれは!!」


521 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:25:00.67Nz9aV/HHo (5/9)

ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ


522 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:25:31.42Nz9aV/HHo (6/9)

役人「な、なんなんだ!!」

部下「…これは…」

部下はスマホで検索を始める…!

部下「…なんだこれは…!!…ま、祭…?…あ………ああ……………」

役人「ど、どうしたんだ!」

部下「2ちゃんねらー……です………び、VIPPER………VIPPERが動き始めました!!!」

役人「な、なんなんだ一体!!」

部下「VIPPER達によって政府のサーバーが落ちました!!」

役人「オタクとニートの集団が何故……!!」



523 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:26:01.28Nz9aV/HHo (7/9)

部下「で、電話なら通じるはずです!」

役人「そ、そうだな…はやく上司に連絡を…」

プルルルルルルル

役人「上司さん!今大変なことが…」

上司『に、逃げろ…!奴が来るぞ…!』

役人「上司さん!?」

上司『奴は…お前を狙っている…!早くっ!!逃げるんだ!』

役人「や、奴とは!?」

上司『いいから早くっ!…』

??『暴れんなよ…暴れんなよ…』

上司『やめろ…くるな…くるな……』



上司『アッーーーーー!!』



役人「上司さん!?」

ツーツーツーツー


524 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:26:30.88Nz9aV/HHo (8/9)

役人「何が起こっているんだ…奴…とは…」

ドンドン!

扉から力強いノックが聞こえる

役人「な、何者だ!」

返事はない

ドンドンドンドンドンドン!!

役人「ひ、ひぃ!!し、しかし!か、鍵はついている…!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドン!!

……………カチャリ

役人「か、鍵が開いた…」

扉はゆっくりと開き…



その隙間から……



奴は現れる……







525 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 19:27:20.01Nz9aV/HHo (9/9)






阿部「やらないか」







役人「アッーーーーーー!!!!!!!」



こうして御舞等高校の廃校は免れたのである



526以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/17(金) 21:34:00.27/XB0m3040 (2/2)

流石秋葉原だ何ともないぜ


527以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/17(金) 22:23:26.015jzFHj2iO (1/1)

いや廃校にしろよ(迫真


528 ◆4RaTprJWGY2016/06/17(金) 23:38:03.30HxjRNTrjo (1/1)

のちに会長は総理大臣となり、通称“ホモセッ○ス外交”により世界に平和をもたらすだろう。とりあえず今日はここまでで!>>1はネタを挟まないと死んじゃうのです


529 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 13:08:12.19qEouxiPWo (1/5)

試合当日!!

俺「今日は決勝!相手は王者、黒森峰!気合い入れていくぞ!」

全員『おお!!』

俺「よーし!各員戦車の整備を続けてくれ!」



キモオタ「なんとか秘密兵器の完成も間に合いましたね!」

俺「ああ!これで作戦の幅が広がる」



俺「で!」




530 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 13:08:37.44qEouxiPWo (2/5)

俺「あなた達は何をしてるんですかねぇぇぇぇ!!!」

ダージリン「何って」

ケイ「言われても」

アンチョビ「見ての通り」

カチューシャ「出店を出してるだけよ!」



俺「何故!!」

ダージリン「ケイとアンチョビが屋台をやっているのを見て、面白そうだなと思いましたの」

カチューシャ「屋台は頼れる同志がすぐに用意してくれたわ!」

俺「折角試合見にきてくれたなら挨拶くらいしてほしいなと思うのはおこがましいでしょうかねぇ!!!?」



531 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 13:09:03.60qEouxiPWo (3/5)

アンチョビ「それなら…」チョイチョイ

アンチョビが手招きをする

俺「お、なんだ?」

アンチョビ「まあ座れ」ギギギ

進められたら椅子に座る

俺「おう…」



アンチョビ「お客さん、ご注文は?」



俺「金を払えと!?」

ダージリン「30分フリードリンクで500円ですわ」

俺「ここはメイドカフェか何かですか!?」

カチューシャ「今ならプラス10000円でカチューシャがあなたを下僕にしてあげる!」

俺「財産と人権を同時に奪ってきた!?」

ケイ「サンダースの反省会への出席も可能よっ!」

俺「ひゃっほう!胃潰瘍は免れないぜっ!」

その扱いの酷さに、いずれ出会うであろうどこかの隊長さんに嫉妬する俺であった。




ちなみに金は払った。後悔はしていない



532以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/18(土) 13:17:24.40pvuAnyLko (1/2)

500円でダー様達と絡めるなんて延長たくさんしちゃうぜ


533以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/18(土) 13:40:44.33oSx0O+bQ0 (1/1)

一万円ぐらいポンと出すぜ


534以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/18(土) 13:41:28.498G+xHVKN0 (1/1)

有り金全てだしてもいいな


535 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 13:49:21.48qEouxiPWo (4/5)

30分で500円なら1日24000円。一週間で168000円か…出そう。


536 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 15:13:06.29qEouxiPWo (5/5)

選手の整列が始まる

審判「隊長、副隊長、前へ!」

俺「…」ザッザッ

阿部「…」ザッザッ



まほ「…」ザッザッ

エリカ「」ザッザッ



エリカ「ふーん、あんた達が相手?見るからに弱そうなチームね」

俺「…」

エリカ「まぐれで勝ってきただけで調子に乗らないでよね」

俺「…戦車道にまぐれ無し。あるのは実力のみ。確か西住流の言葉だったよな?」

エリカ「な…」

俺「戦車道は礼に始まり礼に終わる競技。最初の挨拶でいきなり煽ってくるというのは相手への敬意が欠如しているように見えるが、どうだ?」

エリカ「……」



ネクラ(お前が言うな)

キモオタ(同感であります)

チビ(プラウダ戦でいきなりセクハラかました先輩は言えませんよね…)

阿部(言えないな)

クロウ(相手がお前のことよく知らなくてよかったな)

エリカ「あ…あんたねぇ!!」

まほ「エリカ…」

エリカ「隊長!」

まほ「すまない、うちのメンバーが失礼した」

俺「…いえいえ」ニヤ…

エリカ「…っ!」



537 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 17:17:35.144MaYsAiio (1/5)

ここで御舞等高校と黒森峰女学園の戦力を見ていきましょう

御舞等高校

SU-100(フラッグ車)くそみそチーム

一式中戦車チヘ(隊長車)ニーソチーム

Ⅱ号戦車 触手チーム

M3軽戦車中国仕様 ヤムチャチーム

ルノー乙型戦車 ナイトチーム

バレンタイン歩兵戦車 キヨハラチーム

Ⅰ号戦車C型風 後悔チーム

SMK重戦車 KABAさんチーム



黒森峰女学園


Ⅵ号重戦車ティーガーⅠ(フラッグ車) 

Ⅵ号重戦車ティーガーⅡ(ケーニヒスティーガー)×2

Ⅴ号G型中戦車パンター×6

Ⅳ号駆逐中戦車ラング×6 

Ⅴ号駆逐中戦車ヤークトパンター

Ⅵ号駆逐重戦車ヤークトティーガー

駆逐重戦車エレファント(フェルディナンド)

Ⅲ号中戦車J型

秘密兵器???(超強い)



戦力差絶望的だね。勝てる気がしないね。

あと秘密兵器って何だろうね(白目)


538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/18(土) 17:23:27.06pvuAnyLko (2/2)

超重戦車怖いけどカール出て来た今となってはなんとかなりそうな気がする
問題はみぽりんみたいな戦法はできなさそうなことか


539 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 21:09:51.204MaYsAiio (2/5)

友人にこのssのネタが書いてあるメモ見られたけど気にしないぜひゃっはぁ!「…パンツで戦車倒すって何……?」とか聞かれたけどガン無視だぜひゃっはぁ!


540 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 21:10:25.164MaYsAiio (3/5)

審判「両校、挨拶!」

俺「よろしくお願いします!」

全員『よろしくお願いします!』



エリカ「……見てなさいよ」

俺(うひょー!目が怖い…!)



541 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 21:10:51.944MaYsAiio (4/5)

俺「…チヘたん、今日も頼むぞ」

キモオタ「よろしくお願いします!」

ネクラ「……よろしく」

マサイ「頑張って行きましょう!!」



俺「お前誰だ?」

マサイ「あなたのチームの装填手であるマサイですよ!?」

俺「すまん、出番がないから忘れてた」

マサイ「ひどいっ!!」




542 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 21:11:57.034MaYsAiio (5/5)

俺「恐らく相手は火力に物を言わせて速攻で片を付けにくる。俺達試合開始すぐに移動を開始、自分達が有利な場所に逃げる」

クロウ「有利な場所?」

俺「今回はチビ戦車が得意なフィールドがあるからな!なおかつSMKなら対応出来る場所が」

オネェ「火力なら任せなさい!」

俺「期待してるぞ!それじゃ、お前らいくぞ!!」



まほ「これより決勝戦だ。相手は始めて対するチームだが、油断はするな。迅速に行動しろ。グデーリアンは言った。厚い皮膚より速い足、と。ゆくぞ!」



ヒューーーー……


パポン!!

花火が上がった!



俺「パンツ!」

阿部『アッーー!』

ゲイ『フォーーー!!』

チビ『よりにもよって決勝戦でなんでその掛け声なんですかぁぁぁ!!!』




543 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 22:11:11.10sfUyQzB1o (1/2)

俺「全車隊列を崩さずに前進、敵は強いが落ち着いていくぞー」

航海『まあ相手との距離は遠いし当分接触はしないだろうな』

チビ『航海さん、それってフラグなんじゃ……』



ドォォォォン!!

チビ『やっぱりぃ!!?』

ドォン!ドンドン!ドォン!

俺「あいつら森をショートカットしてきやがった!!全車ジグザグに動いて回避っ!!」

ドォン!ドンドンドンドン!ドォン!

俺「んぎゃぁぁ!!流石黒森峰ぇ!!?」



544 ◆4RaTprJWGY2016/06/18(土) 22:11:44.45sfUyQzB1o (2/2)

生徒「前方二時方向、フラッグ車SU-100を発見」

エリカ「よし、標準を合わせろ。一発で終わらせてあげる…」



俺「みんな!!少々早いがあの作戦やるぞ!」

全員『了解!』

俺「全員煙幕用意っ!!“縁日作戦”!バルーンドッグ展開!」

ボフンボフン!!ボフボフボフン!!

煙幕弾と戦車後部から出る煙幕によってあたりが煙に包まれる!



生徒「敵フラッグ見失いました!!」

エリカ「チッ!煙幕なんて忍者か何か!?」

まほ『落ち着け、今日は風が強い。煙幕はすぐに晴れるだろう。落ち着いて待て』

エリカ「了解!!」




545 ◆4RaTprJWGY2016/06/19(日) 00:15:42.46seutZRh2o (1/21)

本日はこんなもので。作戦名で作戦内容の察しがつきそう…


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/19(日) 03:28:36.24PTBXzCsro (1/1)

視力がちょっと目がいい日本人レベルのマサイさん好きだよ
このSSの脇役で一番気に入ってる


547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/19(日) 10:36:50.48Bue6zYeHO (1/1)

パンツ! アッー! フォー!で大草原草不可避

ホンマええセンスしてますわ


548 ◆4RaTprJWGY2016/06/19(日) 14:10:50.36seutZRh2o (2/21)

俺「クロウ…頼むぞ!」

クロウ『了解!!』

俺「ナイトチーム以外は東の森に進んでくれ!ナイトは作戦終了後、目的地にて合流!各員健闘を祈る!」

全員『了解!』



生徒「煙幕、晴れます!」

エリカ「くっ……逃げられたか…?………ん?」

煙幕が晴れたその一瞬、エリカは敵のⅠ号と一式を見た

エリカ「逃げるのが少し遅かったみたいね!敵は“西の森”に進んだ!追いなさい!」

生徒「了解!」

エリカのティーガーⅡ、そしてパンター二輌が先陣を切って追い、その後から全車輌が後を追う。



549 ◆4RaTprJWGY2016/06/19(日) 14:12:27.25seutZRh2o (3/21)

俺「黒森峰は量と火力で敵を撃破していくはずだから、多分下手に分隊せずに攻撃に回ってる全車で“俺達”を追うだろうな」

チビ『その間に僕達は移動を続ける、と』

俺「そういうこと。後はクロウ達の無事を祈るって感じだな。あいつならなんとか出来るとは思うけど…」




クロウ「厨二!追ってきてるか!?」

厨二「ああ!恐ろしいほどにな!」

クロウ「了解!そろそろ頃合いだな…バルーンドッグを放て!!」

厨二「了解!!」

厨二はルノー乙の後ろについていたロープを切断する!


550 ◆4RaTprJWGY2016/06/19(日) 14:13:20.47seutZRh2o (4/21)

生徒「敵車両発見しました!!」

まほ『わかった…攻撃開始』

エリカ「……待ってください!様子がおかしいです!」

まほ『どういうことだ?』

エリカ「エンジン音もしなければ動きもしない…」

生徒「…まさか」

エリカ「偽物!精巧に作られたデコイです!!」

まほ『騙されたか……私達はまだ奴らを侮っていたのかもしれないな……』

エリカ「…っ」