1以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:24:06.64GnVniWa/0 (1/14)

花子「本当だし。この香ばしさたまらないし」

撫子「私も初めて食べてみたけどなかなかいけるねこれ」

櫻子「ねーちゃんおかわり!」

撫子「はいはい、たんと食べな」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461493446



2以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:25:26.46GnVniWa/0 (2/14)

櫻子「いやぁ、最初に向日葵が入ってるって聞いたときは少しぎょっとしたけど」

花子「スパイスとしては素晴らしいし。また作ってよ撫子お姉ちゃん」

撫子「今度花子にも作り方教えてあげるよ。これ自体は隠し味に使ってるだけだから」

花子「おおっ!」

櫻子「ちょっ、私にも教えろよ!」

撫子「……アンタ教えたところで作れんの?」

櫻子「馬鹿にすんなっ!」



3以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:26:00.24tw3G98aJO (1/1)

マジキチな上にカプ厨とか救いようねえ豚野郎だな


4以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:26:35.71GnVniWa/0 (3/14)

撫子「これいろいろ応用できそうだね」

櫻子「今度カレーにも入れてみようかな」

花子「櫻子が使うと隠し味にすらならないくらいの量を投入しそうだし」

櫻子「え?ダメなの?」

撫子「……櫻子は使うの禁止ね」

櫻子「ええっ!?なんで!」

花子「数にも限りがあるんだから当然だし」



5以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:27:14.93GnVniWa/0 (4/14)

櫻子「ぶー……」

撫子「普通のカレーもちゃんと焦がさず作れるようになったら使わせてあげるから」

花子「それにそんな毎日食べるようなものでもないし」

櫻子「へっへーんだ。どうせ私は不器用ですよ」

花子「花子たちだって最初から料理なんてできたわけじゃないんだし、櫻子もいつかできるようになるし」

櫻子「妹から慰められてる……」


6以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:29:38.82GnVniWa/0 (5/14)

櫻子「ごちそうさまー!」

花子「美味しかったし」

撫子「喜んでもらえて何よりだよ」

花子「ちょっとだけ残っちゃったし」

撫子「じゃあ、明日のお弁当にでも入れようかな」

櫻子「おお!いいね!」

櫻子「向日葵あとどれくらい残ってるの?」

撫子「今日初めて使ったからまだまだ全然残ってるよ」

花子「また食べたいし!」

撫子「わかった、また作ってあげるよ」

櫻子「やったぁ!」



7以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:30:53.41GnVniWa/0 (6/14)

撫子「あ、そうだ。今日はデザートがあるんだ」

花子「わっ、おいしそう!」

櫻子「これねーちゃんが作ったの?」

撫子「暇だったし、私が食べたかったからついでに」

花子「ありがとうだし!いただきます!」


8以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:31:34.80GnVniWa/0 (7/14)

櫻子「おお、なんか不思議な甘さ……」

花子「食べたことあるような気がするし……キャラメル?……違うなぁ」

撫子「ふふ、当ててみる?」

花子「あ、やっぱり何か使ってるんだし?」

櫻子「うーん……あ、わかった!楓だ!」

撫子「櫻子正解」

花子「……あ、あー!なるほど!確かにこの甘さは……」

櫻子「わっははー!櫻子ちゃんの勝ち!」

花子「ぐ、ぐぬぬ……」


9以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:32:13.38GnVniWa/0 (8/14)

撫子「櫻子の方がわかるのは意外だったね」

櫻子「何回も食べたことあるしね〜」

花子「悔しいし……」

櫻子「これが年の功というやつだよ」

花子「たった5歳差だし!」


10以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:34:50.75GnVniWa/0 (9/14)

櫻子「ねーちゃんおかわり!」

撫子「デザートにおかわりがあるわけないでしょ」

櫻子「ええ、そんなぁ…」

花子「でもこれ病みつきになるし」

撫子「これもまた作ってあげるよ」

花子「やった!」

櫻子「楓はまだあるの?」

撫子「滅多に使わないし、保存もきくしね。まだまだ使えるよ」

櫻子「そっかー!じゃあカレーに……」

花子・撫子「「それはやめろ(し)」」

櫻子「はい」


11以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:35:32.60GnVniWa/0 (10/14)

ピンポーン

花子「誰か来たし」

撫子「櫻子ー、出てー」

櫻子「ほいほーいっと」



ガチャリ

向日葵「こんばんわ。夜分遅くにごめんなさい」

楓「こんばんわ、なのー」

櫻子「あー、向日葵、楓!どうしたの」



12以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:36:52.42GnVniWa/0 (11/14)

向日葵「ちょっと夕飯が余ってしまったので、おすそわけに来たんですの」

櫻子「おっ、気がきくなー。上がって上がって」

楓「お邪魔しますなのー」


花子「あ、楓だし」

撫子「あ、ひま子。またおすそわけに来てくれたの?ありがとう」

向日葵「あら、お食事中でしたか……お邪魔しましたね、申し訳ありませんでした」

櫻子「気にしなくていいよー、それよりもさ、向日葵も食ってけよー!今日のねーちゃんの料理すげー美味しいから!」

向日葵「え、いいんですの?」

櫻子「いつもいろいろくれるお礼!ほらほら、口開けろー」

向日葵「ちょっ……自分で食べますわ!」



13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:37:33.90GnVniWa/0 (12/14)

向日葵「……あら、美味しい。今まで食べたことのない味ですわ」

撫子「それね、隠し味にひまわりの種を使ってるんだよ」

向日葵「ひまわりの種……?それって食べれますの!?」

撫子「栄養価も高いし、クセのない味だし、なかなかおすすめだよ」


楓「おいしい!でもどこかで食べたような……」

花子「メイプルシロップを使ってるんだし。ホットケーキ以外ではあまり使わないから、なんだか不思議な感じがするし」

楓「メイプルシロップかぁ!楓もこんなの作りたい!」

花子「今度一緒に撫子お姉ちゃんから教えてもらうし」

楓「うん!」


14以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:39:09.79GnVniWa/0 (13/14)

向日葵「なるほど、向日葵の種なんてハムスターの餌にしか使い道がないと思ってましたわ」

撫子「使い方次第では、食べられないものなんてないからね」

向日葵「本当にそうですわね、ありがとうございます。このレシピ、今度試してみますわ」

撫子「お役に立てたなら嬉しいよ」

櫻子「で、結局向日葵は何持ってきてくれたわけ?」

向日葵「ああ、そうでしたわね」

櫻子「私の晩御飯あげたんだから、それ相応の貢物じゃないと許さないぞ!」

撫子「作ったの私なんだけどな……」

向日葵「はいはい……ええとですね、貰い物なので、大変恐縮なのですが……」




向日葵「馬刺しを持ってきましたの。みなさんで召し上がってくださいな」


15以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 19:40:09.43GnVniWa/0 (14/14)

おわり


16以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお迭りします2016/04/24(日) 19:54:25.40TS8qI8PtO (1/1)

馬刺とか腹壊すし


17以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 20:17:36.76UTCeoiV8o (1/1)

向日葵に種あげたい


18以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 20:50:06.87xXFRAFCQ0 (1/1)

馬刺し=桜肉か なるほどな


19以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/27(水) 00:23:47.07bQ1nMOvV0 (1/1)

へー