◆Y.lj54HWGU さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16860515.html
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784: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/21(木) 21:22:35.39:8rYmORtuo (10/10)
ここまで京咲なし……?
引き続きシチュエーション募集してます
ここまで京咲なし……?
引き続きシチュエーション募集してます
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
785:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 21:35:35.48:K0Baavc80 (1/1)
続・グラビティくろちゃー希望なのです!
続・グラビティくろちゃー希望なのです!
786:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 21:47:30.54:zIu1qR96o (1/1)
嫉妬する淡が見たい
嫉妬する淡が見たい
787:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 21:49:42.27:nes7ZVfoo (1/1)
乙
そして実際の式の様子を
乙
そして実際の式の様子を
788:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 22:10:44.13:4qT3m5YBO (1/1)
乙
これは結婚式期待
乙
これは結婚式期待
789:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 22:31:22.13:jTxrZABH0 (1/1)
乙です
これは結婚式の様子が楽しみだ
乙です
これは結婚式の様子が楽しみだ
790:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 23:16:42.10:fGImGSBfo (1/1)
乙
乙
791:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 23:39:51.60:I2EsSo1jo (1/1)
京和だいしゅき
京和だいしゅき
792:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/21(木) 23:48:53.50:Z1zvFPVOo (1/1)
乙です
宮永家で温泉卓球
乙です
宮永家で温泉卓球
793:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 01:03:46.17:r1MEw12Yo (1/1)
いざとなれば結婚式の友人サクラサービスもあるから…
いざとなれば結婚式の友人サクラサービスもあるから…
794:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 01:08:41.98:qdUk0AqBo (1/1)
乙!
麻雀部メンツを和名義で呼んで取りあえずの体裁を整えればいいんじゃないかな
というかこの次元だと完全にすこやんが消滅してるんだろうか
乙!
麻雀部メンツを和名義で呼んで取りあえずの体裁を整えればいいんじゃないかな
というかこの次元だと完全にすこやんが消滅してるんだろうか
795:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 02:31:14.33:4NnPwDnco (1/1)
この京和くっそ面白い
じわじわ腹筋に効いてくる
この京和くっそ面白い
じわじわ腹筋に効いてくる
796:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 02:52:22.23:1FR8rcqTo (1/1)
乙です!言ってみるもんですね!
のどっちかわ……かわ……かわいいやったー!!
乙女成分も無くは無いし概ねリクエスト通りですやったー!!
乙です!言ってみるもんですね!
のどっちかわ……かわ……かわいいやったー!!
乙女成分も無くは無いし概ねリクエスト通りですやったー!!
797:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 11:03:14.99:FJIbwa+eo (1/1)
のどっち面白い
のどっち面白い
798:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 16:51:24.34:HyxQyqU4o (1/2)
乙
乙
799: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:17:37.11:xE+Myshvo (1/9)
0
・簡単なだるだる次元のおさらい
なんやかんやあってくっついてます。
好きな人のために少し変われた白望のお話
小瀬川白望
小さい頃、親戚の集まりで数回会った京太郎を引っ張ってあげていた
引っ張ってあげた自分を好きになってもらったと思って姉さん女房やってます
須賀京太郎
だるがりな白望にいろいろしてもらうのが嬉しい
いつもは弟のような扱いを受けているけど、実は主導権を握っているのはこっちかもしれない
完結済
\ー―――‐` }
\ --- 、 __ノ_⌒ヽ
/⌒ / / Y^ ,
ー=≠ / | ',
. / / / / \_
/ / / / / / Y´
. / / / / _/_/イ_/, 、__/ ∧
| /./ / /´/|/´-l/ // /`^ヘ | | l|
八{ / j/ ll ∧ :|芹苧豕 /l/苧豕, ∧| | l|
/ イ / Ν/-、| | 乂_ソ}/ ヒソノ∧八 リノ
. { | \、_jノ 、 , ∨
\八 厂〕ト _ 人 i|\)
)/(\ノ/}> ´ イi:i:ト、)ノ / 「……私がお世話してるって誰も信じてくれない」
(\\\ 爪 i:i:i:i:i:|∧
⊂ニ=---、__〉\:i:i:i:| \
/:i:i⊂ニニヽ \{\ |:i:i:i| } ̄ |
. /:i:i:i:i:i:iノ { \_,|:i:i:i:\ |
/ ̄て二...__......_ `゙<:i:i\ ノ
| ∨:i:i:i:i:i:> .  ̄ ̄ `ヽ
| ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:> . ',
. /| ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i> .. }
/ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/i:|  ̄ ̄
{ }:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i0└┐___
. \ ∨:i:i:-=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:|:i:i:i:i:i:
. `ト――┬く:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:|:i:i:i:i:i:
. | | \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/|:i:i:i:i:i:
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・簡単なだるだる次元のおさらい
なんやかんやあってくっついてます。
好きな人のために少し変われた白望のお話
小瀬川白望
小さい頃、親戚の集まりで数回会った京太郎を引っ張ってあげていた
引っ張ってあげた自分を好きになってもらったと思って姉さん女房やってます
須賀京太郎
だるがりな白望にいろいろしてもらうのが嬉しい
いつもは弟のような扱いを受けているけど、実は主導権を握っているのはこっちかもしれない
完結済
\ー―――‐` }
\ --- 、 __ノ_⌒ヽ
/⌒ / / Y^ ,
ー=≠ / | ',
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八{ / j/ ll ∧ :|芹苧豕 /l/苧豕, ∧| | l|
/ イ / Ν/-、| | 乂_ソ}/ ヒソノ∧八 リノ
. { | \、_jノ 、 , ∨
\八 厂〕ト _ 人 i|\)
)/(\ノ/}> ´ イi:i:ト、)ノ / 「……私がお世話してるって誰も信じてくれない」
(\\\ 爪 i:i:i:i:i:|∧
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. /:i:i:i:i:i:iノ { \_,|:i:i:i:\ |
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800: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:18:06.04:xE+Myshvo (2/9)
1/7
761 766
【みんなからどう見られてる?】
白望はだるがりとはいえ、大学にも友達はいる。
京太郎がいない時には何人かの話に巻き込まれることも少なくない。
女子大生の話といえば、やはり恋愛話がメインとなるだろう。
白望はそれが苦手だった。
「シロの彼氏くんってすごいよねー。
主導権を握って引っ張って行ってくれるなんて憧れだよー」
「わかるわかるー。
男の子に無理やり引っ張られるのっていいよねー!」
「シロの彼氏くん、イケメンだし!」
「うらやましー!」
「……だる」
ーー京太郎を引っ張っているのは私だ
そうは思っても口に出さない。
この前の風邪の一件で、本当に引っ張って行ってくれているのは京太郎だとわかっている。
それでも、簡単には認めない。
ーー恥ずかしいから
京太郎を褒めてもらえるのは嬉しい。
白望から見ても京太郎は格好いいと思う。
だから好きでいてもらえるように、普段慣れない家事もできるようになった。
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761 766
【みんなからどう見られてる?】
白望はだるがりとはいえ、大学にも友達はいる。
京太郎がいない時には何人かの話に巻き込まれることも少なくない。
女子大生の話といえば、やはり恋愛話がメインとなるだろう。
白望はそれが苦手だった。
「シロの彼氏くんってすごいよねー。
主導権を握って引っ張って行ってくれるなんて憧れだよー」
「わかるわかるー。
男の子に無理やり引っ張られるのっていいよねー!」
「シロの彼氏くん、イケメンだし!」
「うらやましー!」
「……だる」
ーー京太郎を引っ張っているのは私だ
そうは思っても口に出さない。
この前の風邪の一件で、本当に引っ張って行ってくれているのは京太郎だとわかっている。
それでも、簡単には認めない。
ーー恥ずかしいから
京太郎を褒めてもらえるのは嬉しい。
白望から見ても京太郎は格好いいと思う。
だから好きでいてもらえるように、普段慣れない家事もできるようになった。
801: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:18:35.84:xE+Myshvo (3/9)
2/7
しかし、お世話してあげているのが白望だということは信じてもらえない。
高校の友達、塞ですら全く信用してくれないのだ。
「シロって面倒くさがりだし、色々としてもらってるのー?」
「……」
「ご飯作ってもらったりとかしてそう!」
「……うん、してもらってる」
「「きゃーっ!」」
嘘だ。京太郎は料理が苦手だ。
というより、手伝おうとしても手伝わせない。
恥ずかしいし誰にも言わない。女の子としての魅力をアピールしている。
それを悟られたくないから、対外的な『小瀬川白望』のキャラを通す。
「シロと彼氏くん、並んで立ってたらカッコイイもんね」
「ビジュアル系二人……美味しいです!」
「……そう?」
「おっ、食いつきますなー」
「二人ともお似合いだよー」
「……お似合い、かな」
「やだー、シロかわいいー!」
〃-‐‐-----‐'/´
,, - '' ー '、
´ ヽ\
/ / | | ヽ \
/ ,/ /| l _<
ィ / 十/┤ 十ト l ハ ヽ
 ̄| { 示芸 \ |示芸! } 〃
j Y\|廴 リ 廴リ,!リ ノ
/ 廴 /// /// | } 「ほんと?」
{/ヽ|\、, > ___ _-__, イN/
/ 〉 | 〉、 "
/`ヽ::ヽ〈 V/l::ハ
,' |:::::ヽ「」/::::::ヽ,
l !:::::〈/ヽ〉:::::::::}
└t-ィ:::::::::::::ヽ:::::::::イ
「ホントだよー!」
「メスの顔をしていますなぁ!」
ーーそう言われると、嬉しい。
2/7
しかし、お世話してあげているのが白望だということは信じてもらえない。
高校の友達、塞ですら全く信用してくれないのだ。
「シロって面倒くさがりだし、色々としてもらってるのー?」
「……」
「ご飯作ってもらったりとかしてそう!」
「……うん、してもらってる」
「「きゃーっ!」」
嘘だ。京太郎は料理が苦手だ。
というより、手伝おうとしても手伝わせない。
恥ずかしいし誰にも言わない。女の子としての魅力をアピールしている。
それを悟られたくないから、対外的な『小瀬川白望』のキャラを通す。
「シロと彼氏くん、並んで立ってたらカッコイイもんね」
「ビジュアル系二人……美味しいです!」
「……そう?」
「おっ、食いつきますなー」
「二人ともお似合いだよー」
「……お似合い、かな」
「やだー、シロかわいいー!」
〃-‐‐-----‐'/´
,, - '' ー '、
´ ヽ\
/ / | | ヽ \
/ ,/ /| l _<
ィ / 十/┤ 十ト l ハ ヽ
 ̄| { 示芸 \ |示芸! } 〃
j Y\|廴 リ 廴リ,!リ ノ
/ 廴 /// /// | } 「ほんと?」
{/ヽ|\、, > ___ _-__, イN/
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/`ヽ::ヽ〈 V/l::ハ
,' |:::::ヽ「」/::::::ヽ,
l !:::::〈/ヽ〉:::::::::}
└t-ィ:::::::::::::ヽ:::::::::イ
「ホントだよー!」
「メスの顔をしていますなぁ!」
ーーそう言われると、嬉しい。
802: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:19:05.12:xE+Myshvo (4/9)
3/7
「シロ姉!
ご飯食べよう!」
「ほら、彼氏くんが呼んでるよ」
「熱々ですなぁ」
「……だる」
赤くなった顔を隠しながら京太郎の方に向かう。
友達がニヤニヤしているが、反応したら負けだ。
「彼氏の手作りお弁当かな?」
「いいなー。羨ましいなー」
「?
弁当はシロ姉の……」
___/ / / \ \
⌒フ / , / l 〈 \\ \
/ / / / /| \ ∨ \ \
/ / / /-~/-| { \~ー 、' \ )
〈 / | |八Ν__八{ | _\ ∨ l|′
/ l| l ァ┼ ┬ \N┬‐┬ | | リ
〃 / l|\_从 乂゚_ノ 乂゚ノノ}∧l/}
八/ / ,八 入 、 ,,, ,′ ト、ノ 「っ!!
. { / }\__ ′ |
. 从 八{ 込、 ∠> . イ^| }八 京、行くよ……」
∨ \从_}> . __ イ 八jノ )
/ \__ Κj/
_/ //〉_∧ ‘,
/:.∨ ,/// ∨ }: : ..
. .:´: : : : :∨//\__//∨: : : : : `ト、
/∨: : : : : : : :∨\:i:i:i/ {:.: : : : : :.:| \
{ ∨: : : : : : : :\/:i∧\{:.: : : : : :.:| ∧
「えっ、どうしたの?」
京太郎の手をとって逃げるようにその場を後にする。
いつもの白望ならば考えられない俊敏さだ。
それを見て、友人たちはニヤニヤしながら見送った。
3/7
「シロ姉!
ご飯食べよう!」
「ほら、彼氏くんが呼んでるよ」
「熱々ですなぁ」
「……だる」
赤くなった顔を隠しながら京太郎の方に向かう。
友達がニヤニヤしているが、反応したら負けだ。
「彼氏の手作りお弁当かな?」
「いいなー。羨ましいなー」
「?
弁当はシロ姉の……」
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「えっ、どうしたの?」
京太郎の手をとって逃げるようにその場を後にする。
いつもの白望ならば考えられない俊敏さだ。
それを見て、友人たちはニヤニヤしながら見送った。
803: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:19:34.40:xE+Myshvo (5/9)
4/7
……
…
「今日のシロ姉の弁当は何かなー?」
「……お弁当作るのだるい」
「そう言いながら毎日作ってくれるシロ姉、最高!」
「……さっさと食べる」
全く、京は人の気持ちがわかっていない。
いや、ここ最近はわかった上でからかっている気がする。生意気だ。
「そういえばさっきはどうしたの?」
「別に……」
「俺が弁当作るみたいな話ししてたけど」
余計なところだけ聞かれていた……。
誤魔化すのもだるいけど、本当のことを話すのはもっとだるい。
「俺、弁当なんて作れないよ?」
「わかってるくせに」
「えー、なにがー?」
京が嬉しそうにこっちを見てくる。
やっぱりわかっていて聞いている。
性格悪い。
卑怯。
生意気。
嫌い……ではない……。
4/7
……
…
「今日のシロ姉の弁当は何かなー?」
「……お弁当作るのだるい」
「そう言いながら毎日作ってくれるシロ姉、最高!」
「……さっさと食べる」
全く、京は人の気持ちがわかっていない。
いや、ここ最近はわかった上でからかっている気がする。生意気だ。
「そういえばさっきはどうしたの?」
「別に……」
「俺が弁当作るみたいな話ししてたけど」
余計なところだけ聞かれていた……。
誤魔化すのもだるいけど、本当のことを話すのはもっとだるい。
「俺、弁当なんて作れないよ?」
「わかってるくせに」
「えー、なにがー?」
京が嬉しそうにこっちを見てくる。
やっぱりわかっていて聞いている。
性格悪い。
卑怯。
生意気。
嫌い……ではない……。
804: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:20:03.53:xE+Myshvo (6/9)
5/7
「そんなにガツガツ食べない。
ちゃんと噛んで食べる」
「ダイジョーブだって!」
「……はい、水筒」
「水筒女子っていいよね。
シロ姉そういうところしっかりしてるし」
「……もう」
「だってさー。嬉しいんだよ」
「いつものことでしょ」
「いつもやってくれるから、嬉しいんだよ」
「……」
「あっ、シロ姉照れてる」
最近、京が調子に乗ってる気がする。
これは姉として制裁を加えないといけないかもしれない。
「……シロねぇ、何してんの?」
「……」
無言で頬をつねってみる。
あんまり効いてないようだ。
あまり強く捻ると痛いだろうから、やめておく。
ダメだ。無理に相手する方がだるい……。
ふと、京の頬に注目する。
あっ……。
5/7
「そんなにガツガツ食べない。
ちゃんと噛んで食べる」
「ダイジョーブだって!」
「……はい、水筒」
「水筒女子っていいよね。
シロ姉そういうところしっかりしてるし」
「……もう」
「だってさー。嬉しいんだよ」
「いつものことでしょ」
「いつもやってくれるから、嬉しいんだよ」
「……」
「あっ、シロ姉照れてる」
最近、京が調子に乗ってる気がする。
これは姉として制裁を加えないといけないかもしれない。
「……シロねぇ、何してんの?」
「……」
無言で頬をつねってみる。
あんまり効いてないようだ。
あまり強く捻ると痛いだろうから、やめておく。
ダメだ。無理に相手する方がだるい……。
ふと、京の頬に注目する。
あっ……。
805: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:20:41.44:xE+Myshvo (7/9)
6/7
//ア / / イ :ト、 \ \ \ \
. // / / / | | \ \ \ \ \
. /′i / /i | │ \ `ヽ `ー- 、 Y⌒ヽ}
{ | ,:イ :ハ`¨´`T´ | 、 \ト、 ヽ `ー- 、 \_ }
| | | ト、ハ≫=zzz、 ! `¨´`¨´`¨´`¨´ | |\ ヽ`ヽノ\
. 人 | | | 代 { __} \| ィ=- ..,,__\ト、 j │ \ } \
\! 〉、 ! :. 乂_フ ´下¨¨“_卞ゝ jイ ノ ヽ ノ i
/ ヽ ハ 弋 `フ ノ j/`ヽ j/ |
. / / / :. , `¨¨´ ノ ト、 ト、 } 「ご飯粒ついてる……」
i | i :从 / ト、 | ヽ. ; } /
l 人 ト、 ト、 _ rー-イ イ ! \ ! } / j/
∨ \! ∨V .> ` イ {ス人jヽノ jノ jノ j/
, ´∠ニニ>、 _ ... イ / \
/ /ニニニニニ7 λ / /入
/ {ニニニニニ7/「八. / //二\
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ / 「うえっ、マジ?」
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
6/7
//ア / / イ :ト、 \ \ \ \
. // / / / | | \ \ \ \ \
. /′i / /i | │ \ `ヽ `ー- 、 Y⌒ヽ}
{ | ,:イ :ハ`¨´`T´ | 、 \ト、 ヽ `ー- 、 \_ }
| | | ト、ハ≫=zzz、 ! `¨´`¨´`¨´`¨´ | |\ ヽ`ヽノ\
. 人 | | | 代 { __} \| ィ=- ..,,__\ト、 j │ \ } \
\! 〉、 ! :. 乂_フ ´下¨¨“_卞ゝ jイ ノ ヽ ノ i
/ ヽ ハ 弋 `フ ノ j/`ヽ j/ |
. / / / :. , `¨¨´ ノ ト、 ト、 } 「ご飯粒ついてる……」
i | i :从 / ト、 | ヽ. ; } /
l 人 ト、 ト、 _ rー-イ イ ! \ ! } / j/
∨ \! ∨V .> ` イ {ス人jヽノ jノ jノ j/
, ´∠ニニ>、 _ ... イ / \
/ /ニニニニニ7 λ / /入
/ {ニニニニニ7/「八. / //二\
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ / 「うえっ、マジ?」
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
806: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:21:11.03:xE+Myshvo (8/9)
7/7
やっぱり京はまだまだ子供。
そっと指を使って取ってあげる。
京も少し恥ずかしいのか、顔を赤くしている。
やっぱり弟は姉にひれ伏していないとダメだと思う。
そのまま、何気なくご飯粒を食べてしまった。
// ´ ! 丶、 \ \
/ / / ! ', ヽ ヽ \ \
/ ,' l ', \ ヽ、 ヽ \
' ,' !',, ', ` 、、 ヽ ヽ ヽ
{l ,' l . l ヽヽ ヽヽ ヽ \
/ ,' l | \ \ヽ"'' - ,, ヽ~\ ヽ
! | !| \ < ~ "' 、 ', ! ヽ , \ ヽ
,' /! .∧ __ ~ー ヽ < ,,x≦ }ヾy、', / }
,' l ,'! l !l 、~ ',丶-- `  ̄彡ヤ"::o:::::} }/ }/i / \ ヽ ,'
{ ,' !| |! ∧ヾ __ ≦ ===ミ 弋:::::::::ノ ./、 ヽ |/
、 . ! | | | ∧ .|l ヤ:::::o::::} ¨ ! } \ ',
、| |.∧ 、 廴::::::ソ | / ヽ ,
| 、∧ , |' ヽ ヽ /
| | ヽ ', /// /// / ',ヽヽ } 「ーーっ!!」
| ', ∧ ,' } ヽ! /
/ \ヽ 、 ,-_‐、 イ ヽ! //
', ! ', 、ー > |
丶 丶、 \ > イ .!__
 ̄ -| ` ‐ | 八
/ ヽ! / ヽ
/ \ イ |::::<..
,, - ''"| ` ヽ / 、 l:::::::::::::::::::...<
数瞬後、自分のしたことを理解して混乱する。
もしかしたらここまで京の計算済みだったのかもしれない。
そうだとすればずるい。
ーーやっぱり京は、生意気だ。
カン!
7/7
やっぱり京はまだまだ子供。
そっと指を使って取ってあげる。
京も少し恥ずかしいのか、顔を赤くしている。
やっぱり弟は姉にひれ伏していないとダメだと思う。
そのまま、何気なくご飯粒を食べてしまった。
// ´ ! 丶、 \ \
/ / / ! ', ヽ ヽ \ \
/ ,' l ', \ ヽ、 ヽ \
' ,' !',, ', ` 、、 ヽ ヽ ヽ
{l ,' l . l ヽヽ ヽヽ ヽ \
/ ,' l | \ \ヽ"'' - ,, ヽ~\ ヽ
! | !| \ < ~ "' 、 ', ! ヽ , \ ヽ
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、| |.∧ 、 廴::::::ソ | / ヽ ,
| 、∧ , |' ヽ ヽ /
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| ', ∧ ,' } ヽ! /
/ \ヽ 、 ,-_‐、 イ ヽ! //
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 ̄ -| ` ‐ | 八
/ ヽ! / ヽ
/ \ イ |::::<..
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数瞬後、自分のしたことを理解して混乱する。
もしかしたらここまで京の計算済みだったのかもしれない。
そうだとすればずるい。
ーーやっぱり京は、生意気だ。
カン!
807: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/22(金) 18:22:55.51:xE+Myshvo (9/9)
また弁当ネタですまない…
今まで出てるのもネタが浮かんだら投下します。クロチャーは苦戦してる
シチュエーションがあればどうぞ
また弁当ネタですまない…
今まで出てるのもネタが浮かんだら投下します。クロチャーは苦戦してる
シチュエーションがあればどうぞ
808:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 18:44:42.33:6ly11rEoo (1/1)
かわいい
かわいい
809:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 18:55:32.19:HyxQyqU4o (2/2)
乙です
シロかわ
乙です
シロかわ
810:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 19:23:06.49:t3V6rs+tO (1/1)
シロカワ
シロとのイチャイチャに見せかけた塞さんの惚気
シロカワ
シロとのイチャイチャに見せかけた塞さんの惚気
811:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 20:25:54.13:48uzVbHwO (1/1)
「パーフェクトだ。クロチャー」
とかって言いたくなるくらい完璧なクロチャーのグラヴィティ全開の立ち振舞いを一つ
前のは朝起きるまでだし目覚める前から床にはいるまでを見つめててほしい
「パーフェクトだ。クロチャー」
とかって言いたくなるくらい完璧なクロチャーのグラヴィティ全開の立ち振舞いを一つ
前のは朝起きるまでだし目覚める前から床にはいるまでを見つめててほしい
812:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 21:40:51.66:PbhByX2Z0 (1/1)
クロチャーをそろそろ幸せにしてあげて…
クロチャーをそろそろ幸せにしてあげて…
813:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 22:17:31.71:FLvghbIMO (1/1)
グラチャーが1番多いのに頑なにスルーされててもう、、、
グラチャーが1番多いのに頑なにスルーされててもう、、、
814:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 22:41:38.56:nALrVvda0 (1/1)
クロチャーは待てる女だから…
クロチャーは待てる女だから…
815:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/22(金) 22:47:22.88:yfx4O6Q6o (1/1)
待つことしか出来ない女?
待つことしか出来ない女?
816:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 00:48:39.10:nSgpYXym0 (1/1)
ずっーーと待ってる重い女、松実玄
ずっーーと待ってる重い女、松実玄
817:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 01:06:15.04:brkB3yccO (1/1)
スレ民はクロチャーだった?
スレ民はクロチャーだった?
818:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 09:05:53.22:munX6SbAO (1/1)
グラチャーは難産だっていってんのに急かすなや。
イッチの声をスルーしてんのはお前だ
グラチャーは難産だっていってんのに急かすなや。
イッチの声をスルーしてんのはお前だ
819: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:37:39.18:snutvrLdo (1/10)
0
・あらすじ 1レスでわかるクロチャー次元
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⌒\ ∨ ヽ___
_, ----` ∨ `ヽ、
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/ イ / // : l | ' / ! 从 | : :.
.'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | .
}' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } .
/ イ | l{ { ∨/ ' } ∧ : :.
´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{
{从 | , ムイ r 、 }} /} \ 「胸が大きくて家庭的な女の子が好きです!」
| ノ ' }/イ/
{ _,ノ
人 _,..::ァ r }/
` ゝ - ' イ |/
` ーr ´ ___|_
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〉: ,′ /: : / l: : /|:__:|:||: :|小、孑代汁仆|l|:. :||: .:j|:. 〈
く:. i /: :.:,':.厶rj´|l : |从.:| ヽ \| ∨从|l|:. :|L _/⌒ヽ /
|:. | :,'j: :.:.j|:.:||: :l 八_」_ \ ィf乏[うメ、|: :从: :/ ヽ.-r'
L l :l | l: :|| 八,ィ圻圷、 {ト _jハ.}}:∧|:.:.:| } ',
. Ⅵ,| |:.从 { {{゙ {ト、_jハ 弋jy沙 / i: :.:レi⌒jレ'´〉
/ 八::{:.:\ Vj沙′ ,,,,、 i: : :.:.:|:.:|:.:.|
厶__/ \:.|ハ ,,,、 ' ,′:.:.:.:|:.:|:.:.l
| :.:.:l:.:ヽ', /7 / : : l .:l:.:.l 「嘘、私のヒロイン力、高すぎ……?」
| ::l:.:.l八 r_ヽ .イ/ /: : : ,′l.:. l
| ::l:.:.l:.:.:{丶. ,.イ|'/ / : : :/ : :.l:.:.:l
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,x‐く ̄∨ .:|:.:l| \,_,>'"´ / :.:.:.:.:.:, ′\: :.:.:.l:.:.:l
,. ‐く \ ヽ ∨:|:.:ll. / / / : : :.:.:;/ ̄\ ヽ:.:.|: :.l
. 厶ヘ、ヽ ∨: l| / / / : :.:.:.;.'′ ヽ. ∨:.:.:l
l l : :ll/ / , ′ :.:.:,.'′ ハ:.:',:.l
| l : :// / / :,.ィ゛/ ̄ ̄ ̄\ .:|:.:.i:.:.l
l ,′j厶ィ´ / / :/ / ヽ .::i:.:.:l:.:.l
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厶r '´ ̄`Y´〉 ,′.:/ / .:/ .::∨:.:.:. l:.:.l
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|::i::.::.:|::.|::`ト| | :|::.::.::.L イ::.::|::.| ::.|
|::i::.::.:|::从≫=ミ|八 .::. 抖=ミ从::| ::.| 「恋のキューピットは、
|::i::.::.:|::.:|{ rJハ \_{.rJハ }|::.:| ::.|
V|::.::.|::.:| 弋ツ 弋ツ ::. | ::.| 松実玄におまかせあれ!」
/Ⅵ:|::.:|'. ::、::、 ' ::、::、 /|: | ::.|
,::/゚|::.l :.仏 __ 厶|: | ::.|
.:/::.:|::.| :.|:个: . . ‘ ’ . :介/::/::八
/::{/{∧::.::.i.::|〈 {≧ ‐≦} |/::.::.: /ヽ::..
/ ::.::/ _V^>、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧.::.、
. / ::.::.」 // \く>、∨| /∨rく_ン⌒∨ |::.::.\
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/::.::.:/ 〈 -={_}=ー 〉` \ .::.::.::.::\
. /.::.::/{ 人_,/| |\_人 ト、.::.::.::.::.: \
大学生になったクロチャーは写真サークルで自分を守ってくれた京太郎に恋をしました
京太郎が誰かに恋をしていることを悟ったクロチャーは消去法で和だと思い込みます
なんとかして京太郎の恋を成就させたいと思っています
0
・あらすじ 1レスでわかるクロチャー次元
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⌒\ ∨ ヽ___
_, ----` ∨ `ヽ、
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/ イ / // : l | ' / ! 从 | : :.
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/ イ | l{ { ∨/ ' } ∧ : :.
´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{
{从 | , ムイ r 、 }} /} \ 「胸が大きくて家庭的な女の子が好きです!」
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く:. i /: :.:,':.厶rj´|l : |从.:| ヽ \| ∨从|l|:. :|L _/⌒ヽ /
|:. | :,'j: :.:.j|:.:||: :l 八_」_ \ ィf乏[うメ、|: :从: :/ ヽ.-r'
L l :l | l: :|| 八,ィ圻圷、 {ト _jハ.}}:∧|:.:.:| } ',
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/ 八::{:.:\ Vj沙′ ,,,,、 i: : :.:.:|:.:|:.:.|
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| :.:.:l:.:ヽ', /7 / : : l .:l:.:.l 「嘘、私のヒロイン力、高すぎ……?」
| ::l:.:.l八 r_ヽ .イ/ /: : : ,′l.:. l
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|::i::.::.:|::从≫=ミ|八 .::. 抖=ミ从::| ::.| 「恋のキューピットは、
|::i::.::.:|::.:|{ rJハ \_{.rJハ }|::.:| ::.|
V|::.::.|::.:| 弋ツ 弋ツ ::. | ::.| 松実玄におまかせあれ!」
/Ⅵ:|::.:|'. ::、::、 ' ::、::、 /|: | ::.|
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.:/::.:|::.| :.|:个: . . ‘ ’ . :介/::/::八
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大学生になったクロチャーは写真サークルで自分を守ってくれた京太郎に恋をしました
京太郎が誰かに恋をしていることを悟ったクロチャーは消去法で和だと思い込みます
なんとかして京太郎の恋を成就させたいと思っています
820: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:38:08.55:snutvrLdo (2/10)
1/8
【和ちゃんに連絡を取ってみよう!】
クロチャー次元4話
松実玄です。
京太郎君の好きな人の予想をつけたので、私なりに頑張りたいな。
和ちゃんの魅力といえば何と言ってもあのおもち!
それに和ちゃんは家庭的で料理もうまいんだ。
お嫁さん志望って聞いていたし、お似合いだよね。
「京太郎君もおもちは好きだよね?」
「おもち?
(お正月くらいにしか食べないですけど)好きですよ」
「(前におもちは胸って言ったから伝わってるよね?)
やっぱり!」
「玄さんも好きなんですか?」
「私も大好きだよ!」
「なんか一緒のものが好きだと嬉しいですね」
「うん!」
えへへっ。京太郎君と好みが一緒って嬉しいな。
今度一緒に語り合いたいなぁ……。
和ちゃんを落とす作戦の時に喋るチャンスがあるかな?
1/8
【和ちゃんに連絡を取ってみよう!】
クロチャー次元4話
松実玄です。
京太郎君の好きな人の予想をつけたので、私なりに頑張りたいな。
和ちゃんの魅力といえば何と言ってもあのおもち!
それに和ちゃんは家庭的で料理もうまいんだ。
お嫁さん志望って聞いていたし、お似合いだよね。
「京太郎君もおもちは好きだよね?」
「おもち?
(お正月くらいにしか食べないですけど)好きですよ」
「(前におもちは胸って言ったから伝わってるよね?)
やっぱり!」
「玄さんも好きなんですか?」
「私も大好きだよ!」
「なんか一緒のものが好きだと嬉しいですね」
「うん!」
えへへっ。京太郎君と好みが一緒って嬉しいな。
今度一緒に語り合いたいなぁ……。
和ちゃんを落とす作戦の時に喋るチャンスがあるかな?
821: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:38:37.70:snutvrLdo (3/10)
2/8
そろそろ本題に入らないといけないよね。
「そういえば京太郎君は高校の時の友達とは連絡とってる?」
「俺ですか?
うーん、取ってないですねぇ。
やっぱり大学主軸の生活をしているとどうしても連絡を取れなくなっちゃいますし」
「やっぱりそうだよね……。
私も知り合いがどんどん変わっちゃって……」
「別に友達じゃなくなったわけじゃないですし、今いる人と遊ぶのも楽しいですよ」
「そう、かな?」
京太郎君はすごいなぁ。
私はずっと待っていることしかできないんだ。
阿知賀子供麻雀クラブがなくなって、未練を残してそこを守っていた。
新しく何かをしようなんて考えたこともなかった。
それを提案してくれたのは、穏乃ちゃんと憧ちゃんだ。
きっと京太郎君もそういう強さを持っている人なんだと思う。
「玄さんのおかげで写真サークルも楽しいですし」
「ふぇっ?」
「いや、俺が大学で一番一緒にいるの玄さんだし」
あっ、あれ?
そうだった、かな?
2/8
そろそろ本題に入らないといけないよね。
「そういえば京太郎君は高校の時の友達とは連絡とってる?」
「俺ですか?
うーん、取ってないですねぇ。
やっぱり大学主軸の生活をしているとどうしても連絡を取れなくなっちゃいますし」
「やっぱりそうだよね……。
私も知り合いがどんどん変わっちゃって……」
「別に友達じゃなくなったわけじゃないですし、今いる人と遊ぶのも楽しいですよ」
「そう、かな?」
京太郎君はすごいなぁ。
私はずっと待っていることしかできないんだ。
阿知賀子供麻雀クラブがなくなって、未練を残してそこを守っていた。
新しく何かをしようなんて考えたこともなかった。
それを提案してくれたのは、穏乃ちゃんと憧ちゃんだ。
きっと京太郎君もそういう強さを持っている人なんだと思う。
「玄さんのおかげで写真サークルも楽しいですし」
「ふぇっ?」
「いや、俺が大学で一番一緒にいるの玄さんだし」
あっ、あれ?
そうだった、かな?
822: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:39:07.51:snutvrLdo (4/10)
3/8
「迷惑、かな?」
「そんなことないですよ!
玄さんと話してると楽しいですし」
「そ、そうかなぁ?」
正直、自信はないんだ。
京太郎君は誰にでも優しいし、誰とでも仲良くなれる。
きっと私相手じゃなくても、楽しくできるよね?
「たまに朝ごはん作りに来てくれますし
お昼ご飯も一緒に食べてますし
晩御飯もご一緒してますから」
あっ、そういえばそうだった。
えへへっ、毎朝京太郎君のためにご飯を作れるのは本当に幸せだよ。
「でも、ずっと思ってたんですけど、いくら何でも大変じゃないですか?」
____ ___
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i: i: : |: : : |ハ!ハl リ い、 :小 乂{\: |: : : :|: : i
|:ハ :|: : : | ,ィ宍ミト } \:..゚。ィ宍ミトぃ..: : :|: : |
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|| |: |: : : l ,込rク 込rク :.: :...|: : |
リ |: |: : : |i 。 。 |: : : |: : |
. {: } : : ト:.:':':': ′ :':':': イ: : :.l: : | 「ふぇ?」
C|: : : |:ハ へ /::|: : :。.: : !
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|: ||ハ: : :。: : : i > ___ ィ: : : :i{: /: :/: : : j{
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3/8
「迷惑、かな?」
「そんなことないですよ!
玄さんと話してると楽しいですし」
「そ、そうかなぁ?」
正直、自信はないんだ。
京太郎君は誰にでも優しいし、誰とでも仲良くなれる。
きっと私相手じゃなくても、楽しくできるよね?
「たまに朝ごはん作りに来てくれますし
お昼ご飯も一緒に食べてますし
晩御飯もご一緒してますから」
あっ、そういえばそうだった。
えへへっ、毎朝京太郎君のためにご飯を作れるのは本当に幸せだよ。
「でも、ずっと思ってたんですけど、いくら何でも大変じゃないですか?」
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{ : : /: : : : : /: : : : : |: : : : : : : : い / --- ´
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. / : : | : : :|丁¨{丁{│:.:..: : i| ¨v:丁¨`:|: : : :|: :.゚
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C|: : : |:ハ へ /::|: : :。.: : !
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|i ゚。>''ゞミ{ ,八八 ノイ、|: : : : |: : :|
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823: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:39:37.22:snutvrLdo (5/10)
4/8
「いえ、俺なんかに玄さんが大変な思いをするのも大変かなーって」
「あっ、そうだよね。
彼女でもない女の子にこんな風にされたら鬱陶しいよね」
「違いますよ!?
玄さんみたいな美少女に尽くされて好きにならない男なんていませんからね!?」
「良かったぁ。
もし至らないところがあったらいつでも言ってね」
「……えぇ、その反応?
いえいえ、こちらこそ……」
「?」
だって女の子の憧れだもん。
好きな人のために早起きして、好きな人のために朝ごはんを作ってあげる。
きっちり栄養を考えてお弁当を作るのだって楽しい。
私は待つことは嫌いじゃないから、京太郎君がいてくれたらずっと待っていられる。
あの時、麻雀部を待っていたように。
例え帰ってこないかもしれなくても、私は待ち続ける。
本当に帰ってこなくなってしまった人を想うより、ずっとずっと簡単だ。
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l..::..::..::..::..::..::..|::..::..l《 ん::刈  ̄ ん沁ヾヤ::..::..::| ,'
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| とつ ー' 匕::_リ //::..::..::..l /
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| ヽヽヽ , ヽヽヽ /::..::..::..::| / 「(……お母さん)」
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´ ∧::八.::| ∧::.! ヽ_ハ | ∨::..::!/::..::| |::..:!
∨::.ト! ',|へ\ | / | ∨::..l \:| |::..:|
ーーなんでだろう、目が熱くなった。
4/8
「いえ、俺なんかに玄さんが大変な思いをするのも大変かなーって」
「あっ、そうだよね。
彼女でもない女の子にこんな風にされたら鬱陶しいよね」
「違いますよ!?
玄さんみたいな美少女に尽くされて好きにならない男なんていませんからね!?」
「良かったぁ。
もし至らないところがあったらいつでも言ってね」
「……えぇ、その反応?
いえいえ、こちらこそ……」
「?」
だって女の子の憧れだもん。
好きな人のために早起きして、好きな人のために朝ごはんを作ってあげる。
きっちり栄養を考えてお弁当を作るのだって楽しい。
私は待つことは嫌いじゃないから、京太郎君がいてくれたらずっと待っていられる。
あの時、麻雀部を待っていたように。
例え帰ってこないかもしれなくても、私は待ち続ける。
本当に帰ってこなくなってしまった人を想うより、ずっとずっと簡単だ。
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l..::..::..::..::..::..::..|::..::..l《 ん::刈  ̄ ん沁ヾヤ::..::..::| ,'
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| とつ ー' 匕::_リ //::..::..::..l /
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| ヽヽヽ , ヽヽヽ /::..::..::..::| / 「(……お母さん)」
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´ ∧::八.::| ∧::.! ヽ_ハ | ∨::..::!/::..::| |::..:!
∨::.ト! ',|へ\ | / | ∨::..l \:| |::..:|
ーーなんでだろう、目が熱くなった。
824: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:40:06.00:snutvrLdo (6/10)
5/8
……
…
家に帰ってから、和ちゃんに連絡を取ってみる。
思えば和ちゃんと話すのは久しぶりだ。
最後に話したのがインターハイだから、三年くらいは話していないことになる。
むむっ、これじゃ京太郎君の助け舟になれないかも……。
で、でも女の子だから出来ることだってあるよね!
「あっ、もしもし和ちゃん?」
『玄さん?
お久しぶりです。どうしたんですか?』
「いきなりごめんね。
えっとね、少し用があって」
『大丈夫ですよ。
なんでも言ってください』
やっぱり和ちゃんは優しいなぁ。
三年ぶりに電話したのに、こんなに優しく対応してくれる。
まずは色々と聞いてみないと。
5/8
……
…
家に帰ってから、和ちゃんに連絡を取ってみる。
思えば和ちゃんと話すのは久しぶりだ。
最後に話したのがインターハイだから、三年くらいは話していないことになる。
むむっ、これじゃ京太郎君の助け舟になれないかも……。
で、でも女の子だから出来ることだってあるよね!
「あっ、もしもし和ちゃん?」
『玄さん?
お久しぶりです。どうしたんですか?』
「いきなりごめんね。
えっとね、少し用があって」
『大丈夫ですよ。
なんでも言ってください』
やっぱり和ちゃんは優しいなぁ。
三年ぶりに電話したのに、こんなに優しく対応してくれる。
まずは色々と聞いてみないと。
825: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:40:35.87:snutvrLdo (7/10)
6/8
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|| l. .::|::::トゝ,ィ'ヌ :::`ト \`ーY´{c::::。i} !:::::::l:|: |
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. リ|:|::::l\! " " ′ jイ!:::::::i!:.:|
0::|:::::l::::|ヽ 「  ̄j ...イ|::|j:::::::l!:. !
/|:|::::l::::::l:::l:::::>....._` ‐ ィ、:::::|:!:/:::::::|!:.:.| 「和ちゃんは彼氏さんいるのかな?」
. {iλ!:::|::、:::l:l:::::,':::::∧| ー ´/ \ヽl:::::/!':|:.:.:!
`ハ::::!\、ヾ/:::ノ 〉-r< 〉:::/:/::':::::.!
/ .:::ヽ|::::::::::::l__| 人 λ //::::::::ト、::::ヽ.
. / .::; r‐'|:l::::::::::!.... ̄.フt≦ ̄ ̄.7´/:::::::::::,' ` 、:、
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. / .::,' ハ ||:::::::::l|─''....八...ヽ_ノ、 |:::::::::::| / l
../ .:::::!. !: Уi!::::::,ィ|-、..../ ヽ_..ィ_/ .!::::::::: | ヽ ./ j !
' ::::::r'|. l:.:./ /:://,'/ `l / |::::::λ! |/ ./ |ヽ
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:::::::/ ::.Y .!:| ヽ \::ヽ、 |:/:. | /:::::\
,∠、 / ヽ
/ |: :/ \へ
/ ̄¨ヽイ |:/ / / /||:! ! | ! .|
!: 〈〈: /:{: ': ,': ':::|::|: l::l: l::l ,ィ: ! l ,!
∨ ノ¨ト==イ: :! l斗十ナナノ.:|: /::l. /十ト、l: i〉
¨フ´/ !: : : :! 、トト、!ィチ^:丁:::}/ :::}'::::::!ノ :: !: l リ
. /: 〃 |: : : :|ミソ :::〈 l{::::::::| :::::::::::::::rf示、 ノ ノ/ /
レイ ト、_|: : : :l ヽ 弋:zソ !::::}l }イノイヽ
|.: : :|: : : : .: | :::::::: , 辷リ !:. :. :.:ト、 \
|.: : :|: : : : .: ト、 :::::: |: : : : | ⌒ 『』
/ : : :|: : .: .: lミ、Y ‐ - ノ: : :. :.|
. /, : : : |: : .: .: l ! ヽ イ|: : !:.|
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6/8
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/|:|::::l::::::l:::l:::::>....._` ‐ ィ、:::::|:!:/:::::::|!:.:.| 「和ちゃんは彼氏さんいるのかな?」
. {iλ!:::|::、:::l:l:::::,':::::∧| ー ´/ \ヽl:::::/!':|:.:.:!
`ハ::::!\、ヾ/:::ノ 〉-r< 〉:::/:/::':::::.!
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826: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:41:04.65:snutvrLdo (8/10)
7/8
「きゅ、急にごめんね?
答えたくなかったら答えなくても大丈夫だよ」
『……い、いますしー!?
ほら、大学生になって彼氏の一人もできないとかそんなオカルトありえないじゃないですか!?』
「そ、そうなんだ……」
『(口が勝手に……。
男性と会話すらしてませんが何か?)』
「やっぱり和ちゃんって大人だね」
『そ、そんなことないですよ。
それにしても、いきなりどうしたんですか?』
「うん、実は和ちゃんのことを好き(かもしれない)人がいたんだけど、もう彼氏さんがいるなら仕方ないよね……」
『えっ!?』
「ごめんね、和ちゃん。
また今度連絡するね」
『ちょっ、待っ……!!!!!!』
通話を終わらせる。
やっぱり、みんな変わっていっちゃうだね。
憧ちゃんほどじゃないけど、男の子と関わりがなかった和ちゃんにも彼氏さんがいるんだ。
ううん。和ちゃんは可愛いから当然だよね。
それにしても……
「(京太郎君になんて言おう……)」
ーーやっぱり、私なんかがでしゃばっていい話じゃなかった
どうしても考え込んでしまう。
変わらない毎日なんてないのに、和ちゃんにも失礼なことをしちゃった。
:::|:::::/〃 斗-- 、 ヾメ、ヽ /::::/.: :/:::::/::::::::::::::::::::/::::::::::/}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
:::|:::/ / {~⌒ヽ_ V》. {:::/ : : :/::/ /:::::::::::::::://:::::::/: :/:::::::/}::::::::::::::::: ど お ::::|
:::|::{ / r'⌒ヽ } ` レ: : : :/ ': : :/:::::::::::::/: /::::/: : :/::::://:::::::::::::::::: う .ね ::::|
:::|::| ん 〃⌒) v‐ ' } : : : : : : : : : : : /::::::::::/:⌒//: : : :./::/: :/::::::/::::::::: し .l ::::|
: Ⅳ __{ {{ し' 〃 / : : : : : : : : : : :/::::::/: : : 斗=≡メ: ://: : /::::/:::::::::::::: よ .ち :::′
:::| ( ゝ⌒) `- ´ ./ : : : : : : : : : : :/:::/ : : : : : : , -‐-ミx : : :/:/}::::::::::/:::::: う ゃ /
:::| 〉- <\\\\ : : : : : : : : : : :.//: : : : : : :./ { )ヾメ/: :/::::::::/::::::::: : ん/
:::| { ノ \\\\\ : : : : : : : : : : : : : : : :′' >-=' 〉ヘ : /::::::::/::::::::::::::::::::/:::/
::|l. } /´ : : : : : : : : : : : : : :{ { { し 〃 }}/:::::::::/:::::::::::::/://
:八 { { 乂` `ー=' _/ /'::::/}/::::::::::/::::/'
:::::::ヽ} } ′ \\\/ `ヽ}/::::/:::::::/:::::::::|
::::::::::::\ 斗-―- \\>- r' \/:::::::::::::::::::::|:::::::::|
:::::\::::::::ヽ { ⌒~`ヽ __ } j \,′::::::::::::::::::ハ::::::::|
::::::::::ヽ:::::::::\ `ヽ // j:::::::::::::::::::::/ }:::::|
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「きゅ、急にごめんね?
答えたくなかったら答えなくても大丈夫だよ」
『……い、いますしー!?
ほら、大学生になって彼氏の一人もできないとかそんなオカルトありえないじゃないですか!?』
「そ、そうなんだ……」
『(口が勝手に……。
男性と会話すらしてませんが何か?)』
「やっぱり和ちゃんって大人だね」
『そ、そんなことないですよ。
それにしても、いきなりどうしたんですか?』
「うん、実は和ちゃんのことを好き(かもしれない)人がいたんだけど、もう彼氏さんがいるなら仕方ないよね……」
『えっ!?』
「ごめんね、和ちゃん。
また今度連絡するね」
『ちょっ、待っ……!!!!!!』
通話を終わらせる。
やっぱり、みんな変わっていっちゃうだね。
憧ちゃんほどじゃないけど、男の子と関わりがなかった和ちゃんにも彼氏さんがいるんだ。
ううん。和ちゃんは可愛いから当然だよね。
それにしても……
「(京太郎君になんて言おう……)」
ーーやっぱり、私なんかがでしゃばっていい話じゃなかった
どうしても考え込んでしまう。
変わらない毎日なんてないのに、和ちゃんにも失礼なことをしちゃった。
:::|:::::/〃 斗-- 、 ヾメ、ヽ /::::/.: :/:::::/::::::::::::::::::::/::::::::::/}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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::::::::::ヽ:::::::::\ `ヽ // j:::::::::::::::::::::/ }:::::|
827: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:41:34.39:snutvrLdo (9/10)
8/8
……
…
・和サイド
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!////
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i//// 「私は喪女をやめますよ憧ォォォーーーっ!!」
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|////
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|////
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|/////
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
: |: : |: : : |: : :____: : : : : :/: :. : :./ :}ア∧:\:. : : :. : : :.|
: |: : |: : : |/:. : : : :.X :/}: :/:. :.://}:./ 〈 : /| : : : i : |、
: |: : |: : : |:, :./)/)/ ̄}:/}: : / ≠ミ ∨:.| : : : | : |: \
: |ミ |: : : |//ア⌒ヾ / :}: / '|: r :| : :.| : : : l: /\: :\ ←同じ大学
: |、 |: : : | : 「 :| }/ | 」:l {: :| : : /|/ 丶: :丶
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: | |: : : l 乂__,ソ /////,: : イ: : | |: : :| [] 〔rァ〕
: |丶|: : : |////// ′ ′: |: : :| |: : :| o o′
: |ゞ |: : : | ~ ー~ヘ⌒ 从: |: : :| |: : :|
: l:.〕i|: : : | .′ \| /:. : :.|: : :| |: : :| 「和は私と同じ喪女枠でしょ!?」
八:.:.|: : : ト l | /:|: : : : :|: : :| |: : :|
: : \: : 八 〕ト ! ノ. . : : : |: : : : :|: : :|\ |: : :|
: :. : :.\: : \ ≧=- r<:. : : : : : :.|: : : : :|: : :|:. :.\ |: : :|
続く
8/8
……
…
・和サイド
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!////
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i//// 「私は喪女をやめますよ憧ォォォーーーっ!!」
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|////
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|////
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: |ミ |: : : |//ア⌒ヾ / :}: / '|: r :| : :.| : : : l: /\: :\ ←同じ大学
: |、 |: : : | : 「 :| }/ | 」:l {: :| : : /|/ 丶: :丶
: | |: : : | | 」 :| 乂シ {: :| : /: | : : ::
: | |: : : l 乂__,ソ /////,: : イ: : | |: : :| [] 〔rァ〕
: |丶|: : : |////// ′ ′: |: : :| |: : :| o o′
: |ゞ |: : : | ~ ー~ヘ⌒ 从: |: : :| |: : :|
: l:.〕i|: : : | .′ \| /:. : :.|: : :| |: : :| 「和は私と同じ喪女枠でしょ!?」
八:.:.|: : : ト l | /:|: : : : :|: : :| |: : :|
: : \: : 八 〕ト ! ノ. . : : : |: : : : :|: : :|\ |: : :|
: :. : :.\: : \ ≧=- r<:. : : : : : :.|: : : : :|: : :|:. :.\ |: : :|
続く
828: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/23(土) 17:42:23.53:snutvrLdo (10/10)
投下終了
投下終了
829:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 17:48:18.73:9YgjMf0I0 (1/1)
乙ん!
乙ん!
830:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 17:50:27.98:Td9Ydmp+o (1/1)
乙!
アコチャーも和と同じ大学だったのか
ということはみやながけで憧に連絡を取らなかったシズの判断は正しかった…?
乙!
アコチャーも和と同じ大学だったのか
ということはみやながけで憧に連絡を取らなかったシズの判断は正しかった…?
831:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 18:08:03.08:btsDBAjuO (1/1)
安定のオチ村さんに+1www
クロチャーリクエストほんとにありがとう!
乙でした
安定のオチ村さんに+1www
クロチャーリクエストほんとにありがとう!
乙でした
832:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 18:39:23.92:8qdmd3pM0 (1/1)
のどっち次元ののどっちがぼっち状態ということは
のどっち次元の憧は喪女ではなかった……?
や憧世一
逆にのどっち次元の京太郎が聖人マインドになった原因の1つって可能性とかもあるけど
のどっち次元ののどっちがぼっち状態ということは
のどっち次元の憧は喪女ではなかった……?
や憧世一
逆にのどっち次元の京太郎が聖人マインドになった原因の1つって可能性とかもあるけど
833:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 20:54:05.70:nS3gIUz6o (1/1)
おそらくのどっちと同じ大学ではないというだけで喪女であろう(白目)
おそらくのどっちと同じ大学ではないというだけで喪女であろう(白目)
834:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/23(土) 22:40:25.73:8hqwXLGXo (1/1)
乙
乙
835:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 02:44:19.62:1evY+y8vo (1/1)
個人的にはこのクロチャーとの大学生活時空が一番面白いな
個人的にはこのクロチャーとの大学生活時空が一番面白いな
836:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 02:49:40.97:gSjODc200 (1/1)
乙です
この二人が付き合うまで一体どれほどのイベントが必要なのだろうか?
乙です
この二人が付き合うまで一体どれほどのイベントが必要なのだろうか?
837:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 07:50:36.40:m9V85w8So (1/1)
かわええええ
かわええええ
838:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 08:19:43.00:8mamJL5lo (1/1)
クロチャーをしあわせに...
クロチャーをしあわせに...
839:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 19:04:47.06:gWuK1JgXo (1/1)
すばら
すばら
840: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:17:58.20:dAwDU9iOo (1/10)
1/9
【犯人は誰だ!?】
和ちゃんに衝撃の事実を聞いて、京太郎君にどう伝えればいいかわからない。
京太郎君、ショックを受けちゃうかな……。
でも、伝えないわけにもいかないもんね。
いつも通りの講義が憂鬱になって、サークルに向かう足も重い。
ううっ、どんな顔を向けたらいいかわからないよ……。
「くーろさん。
どうしたんですか?」
「わわっ!?」
後ろからいきなり声をかけられたと思ったら、京太郎君だった。
ま、まだまだ心の準備が出来てないよぉ。
それにこういうのって、あまり噂するのも良くないよね。
「むぐっ」
「……何してるんですか、玄さん」
「むぐぐっ」
「いやなんで口を抑えて……?」
ついつい話しちゃうといけないから口を抑えるのです!
それに京太郎君に聞かれたらポロっと言っちゃうかもしれないからね。
「んー?」
'' _.―― ....
/ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、..
. ' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:.. :/ } ヽ
/::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}...... ',
/::.:′. .: }: ヽ ,斗‐|- .::| `ト- | |.!
. /::. |:...:.:/|:. ..:l\ ! ヽヽ .::l /! ..l | | l
. {: /.! :|.:.:..::|:.. ...:|.〒弐オ`\.l/〒テ...|./|.:i
...rぅ' ,|::.|::.:.|:;{. ,.::| ト'::ィ;リ トィリ .|:ノl:ノ
./:{ V:|::.|::.:.|´ii ..:::| `ー' .゙-' |/
.|:.|/::.:,::.:.::. l :|.i ',.:::| xxx ` xx',.!.:} 「むー」
.{i:{:: :ハ::.: 込{.::l :'.,l. _ _ _,ノ./|.
.乂:/:.:∧::.:.V.i::ヽ_.::!ヾ=<>‐、‐ T´|..小{
/ .:: :::::::: ル´}::.从`⌒H⌒´}.丿. }:.{
. / .::: .:;へ/` '、l::..<__/八_,>.l. .}:.{
/ .:::::::///;;`ヽ',`..〈 ./ .| } | }:.{
「……玄さーん?」
京太郎君がじっとこっちを見つめてくる。
そ、そんなに見つめられると恥ずかしいよぉ。
1/9
【犯人は誰だ!?】
和ちゃんに衝撃の事実を聞いて、京太郎君にどう伝えればいいかわからない。
京太郎君、ショックを受けちゃうかな……。
でも、伝えないわけにもいかないもんね。
いつも通りの講義が憂鬱になって、サークルに向かう足も重い。
ううっ、どんな顔を向けたらいいかわからないよ……。
「くーろさん。
どうしたんですか?」
「わわっ!?」
後ろからいきなり声をかけられたと思ったら、京太郎君だった。
ま、まだまだ心の準備が出来てないよぉ。
それにこういうのって、あまり噂するのも良くないよね。
「むぐっ」
「……何してるんですか、玄さん」
「むぐぐっ」
「いやなんで口を抑えて……?」
ついつい話しちゃうといけないから口を抑えるのです!
それに京太郎君に聞かれたらポロっと言っちゃうかもしれないからね。
「んー?」
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「……玄さーん?」
京太郎君がじっとこっちを見つめてくる。
そ、そんなに見つめられると恥ずかしいよぉ。
841: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:18:27.80:dAwDU9iOo (2/10)
2/9
/ / | ハ | | i 、 ヽ \ \_
. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _>
| i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄
| | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ
| | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人
. !. r| i.|、!,,ィ'":::._iミi! |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´
. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、|
ノi \ヾi:.、、 i! i ノリ `
| ヽ__i |イ|/
ヽ i、 i ____...., |/ 「バァ!」
ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、!
i !i 、 \  ̄´ /!/ 人
|ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´
ト、! ゙、 `ー---'′ /|V
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:/|__;.ム斗:./ |:.:.:.し:.:.;\_}:.:|__ ゚。.:.:.:.|:.:..゚。:..:..:\:.゚。
/:..:..:..:/ :.i:.:.:.:i:.:/│:./ |:.′ |:.:.:.:.:.:./ Ⅵ :。:.:.:|:.:.:..:。:..:..:..:}ⅵ
/.......:.:.,:.:.:.:|:.:.:.:レ彡|:./三ミ:{、 | :.:.:.:./ 彡=リ三ミト、 :.:.|:.:.:.:.:゚:..:..:..:| リ
/:..:..:.:.: ′:.:.|:.:./〃 リ リヾ:、 :.:.:.:./.〃 ヾ:、リ .:.:.:.:i:..:..:..|
/:..:..:.:. イ:.:.:.:.:.| /il{ }li }:.:./ il{ }li | .:.:.:.:|:..:..:∧
/:..:..:./ :|.:.:.:.:.:リ il{ }li l/ il{ }li | :.:.:.:.|:.:.:..:.∧
/:..:./..:.:.:.|.:.:.:.:.:.| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | :.:.:.:.|:.:.:.:..:.∧
j:./ .:..:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:| ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ :.:.:.|:.:.:.:.:..: ∧
イO/:.:..:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|////////////////{ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:..:..∧ 「わぁ!?」
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/:..:..//:..:..:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|:.\ ι | | イ:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.゚:,:.:.:..:..∧
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〃:..:/|〃 .:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.ハ:.:.:.≧==- __ -==≦:.ハ.:.:j:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|i:..:.:.:.:.∧
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2/9
/ / | ハ | | i 、 ヽ \ \_
. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _>
| i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄
| | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ
| | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人
. !. r| i.|、!,,ィ'":::._iミi! |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´
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! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、|
ノi \ヾi:.、、 i! i ノリ `
| ヽ__i |イ|/
ヽ i、 i ____...., |/ 「バァ!」
ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、!
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842: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:18:57.48:dAwDU9iOo (3/10)
3/9
「やりぃ! 俺の勝ち!」
「も、もう!
いきなり何するの!?」
「えっ、ずっと黙っているからそういう遊びなのかと」
「違うよ!」
「それじゃ何でいきなり黙っちゃったんですか?
もしかして俺のこと嫌いになったとか……」
「それは違うよ!」
私が京太郎君を嫌いになるなんてありえないよ!
だって、好きになった人だからね。
京太郎君が望むなら何だってしてあげたいし、働きたくないなら養ってあげるし、お小遣いだってあげちゃうのです。
毎日ご飯も作ってあげて、お背中流してあげて、お酒注いであげて……えへへ。
「ニヤニヤしてないで教えて下さいよー」
「ニヤニヤしてないよ!?」
「えー?
そんな面白い話なんですか?」
「うーん……」
京太郎君にここまで詰め寄られたら……。
本当は黙っていた方が京太郎君のためなのかもしれないけれど、聞きたいって気持ちにも答えてあげたい。
だから意を決して話してみることにしました。
「その、和ちゃんに彼氏が出来たって」
「へー……えっ!?
マジか……、マジか……」
ボソッとつぶやくように言ったら、やっぱり京太郎君はショックを受けたみたいだった。
項垂れて呆然とする京太郎君。
やっぱり言わなければよかった。
ううっ、京太郎君が落ち込んでいるところなんて見たくないよぉ。
3/9
「やりぃ! 俺の勝ち!」
「も、もう!
いきなり何するの!?」
「えっ、ずっと黙っているからそういう遊びなのかと」
「違うよ!」
「それじゃ何でいきなり黙っちゃったんですか?
もしかして俺のこと嫌いになったとか……」
「それは違うよ!」
私が京太郎君を嫌いになるなんてありえないよ!
だって、好きになった人だからね。
京太郎君が望むなら何だってしてあげたいし、働きたくないなら養ってあげるし、お小遣いだってあげちゃうのです。
毎日ご飯も作ってあげて、お背中流してあげて、お酒注いであげて……えへへ。
「ニヤニヤしてないで教えて下さいよー」
「ニヤニヤしてないよ!?」
「えー?
そんな面白い話なんですか?」
「うーん……」
京太郎君にここまで詰め寄られたら……。
本当は黙っていた方が京太郎君のためなのかもしれないけれど、聞きたいって気持ちにも答えてあげたい。
だから意を決して話してみることにしました。
「その、和ちゃんに彼氏が出来たって」
「へー……えっ!?
マジか……、マジか……」
ボソッとつぶやくように言ったら、やっぱり京太郎君はショックを受けたみたいだった。
項垂れて呆然とする京太郎君。
やっぱり言わなければよかった。
ううっ、京太郎君が落ち込んでいるところなんて見たくないよぉ。
843: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:19:26.55:dAwDU9iOo (4/10)
4/9
「ごめんね。
ショックだよね」
「?
そりゃショックですけど、玄さんが謝ることないじゃないですか」
「だって……、京太郎君は和ちゃんが好きなんだよね?」
,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
/_,..- ヽ ` 、
/ /´ / ∨ \
, ´ / ,' : 、 ヽ
/ , , / /| | :. | | | ∨
_/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | :
 ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ |: , ´/}/_}∧ | | |
/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ 「いや、違いますよ?」
| ∧ U ∧,イ
Ⅵム - - イ //
_ヽl\ //イ__
|////} ` ー ´「////|
|////| :. / |/[__}/|
,...<////∧ , |/////> 、
, <///////////\ ///////////> 、
, </////////////////}____{/////////////////> 、
//////////////////////| |////////////////////∧
{/////////////////////∧ ,'//////////////////////}
|//////////////////////∧ ////////////////////////|
≦:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: ::.::.::ヽ
ク:.:::.:::.::: : :: i: :: :: :: :: :: :: :: : : :ヾ: : :.::.::.ハ
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::i
/ ヾ:::::::::::i i:::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::ヒ.i
/ソ|`::::::::::∥::i |:::::::::::::::;| .i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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|::::::::ヾ|`|/ヽ|ソヾ:::::ハ|ー≦\::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::ハ ィ.爪ハ .ヾ:i イ斤心 }:::::::|ヽ::::::::::::::|
. |::::::::::::i 弋っリ 込:::リ.|:::::::i |:::::::::::::::|
i:ハ:::::::::| xx , xx .,i:::::::ヒ」:::::::::::::::|
o .i:::::::::i u |::::::::|:::::::::::::::::::| 「あれっ?」
i::| ト::::::ヽ. _ i::::::::|:::::::::::::::::::::|
ノ:|:| |.:.ヾ::::::::ゝ 、 .,孑≦|::::::::|;;;;;;::::::::::::::::|
/ノ | |.:.:.:i::::::::::::::::ソ` 夭 /|::::::ソ:::::,:::::::::::::::::::|
|ゞ:::::i::::::::/ ゝ仆' i:::ソi|/|.:.:.:.:.:.i:::::::::::::|
|:.:.:ヾ、:广 レへ /ヽ .i:// ノ.:.:.:.:./::/ヽ、::|
|.:.:.:i:::::| 尸ヽ一イ ̄刀 /.:.:.:.:./:::/ .ヽ|
|.:.:.:i::::::| > ,卅 / ノ.:.:.:.:/:::::/ /`.i
|.:.:.i:::::::/. <ヽ イ ト-匕ヽ/.:.:.:.:/:::::/ / .|
4/9
「ごめんね。
ショックだよね」
「?
そりゃショックですけど、玄さんが謝ることないじゃないですか」
「だって……、京太郎君は和ちゃんが好きなんだよね?」
,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
/_,..- ヽ ` 、
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, ´ / ,' : 、 ヽ
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/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ 「いや、違いますよ?」
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Ⅵム - - イ //
_ヽl\ //イ__
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≦:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: ::.::.::ヽ
ク:.:::.:::.::: : :: i: :: :: :: :: :: :: :: : : :ヾ: : :.::.::.ハ
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::i
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|::::::::ハ ィ.爪ハ .ヾ:i イ斤心 }:::::::|ヽ::::::::::::::|
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i:ハ:::::::::| xx , xx .,i:::::::ヒ」:::::::::::::::|
o .i:::::::::i u |::::::::|:::::::::::::::::::| 「あれっ?」
i::| ト::::::ヽ. _ i::::::::|:::::::::::::::::::::|
ノ:|:| |.:.ヾ::::::::ゝ 、 .,孑≦|::::::::|;;;;;;::::::::::::::::|
/ノ | |.:.:.:i::::::::::::::::ソ` 夭 /|::::::ソ:::::,:::::::::::::::::::|
|ゞ:::::i::::::::/ ゝ仆' i:::ソi|/|.:.:.:.:.:.i:::::::::::::|
|:.:.:ヾ、:广 レへ /ヽ .i:// ノ.:.:.:.:./::/ヽ、::|
|.:.:.:i:::::| 尸ヽ一イ ̄刀 /.:.:.:.:./:::/ .ヽ|
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|.:.:.i:::::::/. <ヽ イ ト-匕ヽ/.:.:.:.:/:::::/ / .|
844: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:19:56.14:dAwDU9iOo (5/10)
5/9
「一体誰からそんなことを聞いたんですか?」
「えっ、だって京太郎君が……」
「?」
「好みの女の子の話をしていたのです」
「あー、そういえば玄さんに話しましたね」
「慎ましやかで家庭的でおもちの大きな女の子が好きだって言ってたのです」
「そんなに直球だったっけ!?
いや、合ってますけど、別に和じゃないですよ」
「あれ?」
「確かに和に恋人がいるってのはショックですけど。
それは女の子の友達に彼氏ができてなんとなくショックっていう男のサガというか」
「?」
「あー、女の子にはちょっとわかりにくいかもしれないです」
「そ、そうなんだ」
ーーあれ? なんで私、安心しているんだろう
「っていうかそこまで言ってわかんないっていうのもアレですよねー」
「?」
「なんでもないです」
「そっかぁ。
私の知ってる中だと、料理ができておもちが大きい和ちゃんだと思ってたよ」
「アッハッハ。
慎ましやかじゃないですねー」
____
,, :´ : : : : : `: ..
≦: : : : : : : : : : :\
. .ク:.:::.: : : : : : : : : : : :.ヽ
/::.::.::.:. : : : : /: : : : : |: : : : : : : : い
./. __.ヾ:. :.ィ: /!: : : : :.ハ : : : : :‘:,: ‘, ゚.
.,/..../::.!.―:{ |: i |: : : : : | ∨:.:|: : : |:.: : :|: ゚
′::::i::.. 从 :乂:.ヾ:::::ハ.i|≧ミ∧..`:|: : : :|: :
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|::|l:::::i:.:.:.圦 vツ vツノ |::...|: : : :|: : i
|::|l::::ハ.:.:.} 、、、 ′ 、、、 ,i::: : : : :|: : |
|::|l::/.::::..小. r― イ. : :.|: : : |: : | 「それもそうだねっ!」
|::|l:{.i:::::.: 込. ..ノ .イ. }: :..:.: :...|: : |
`O′:::.(:. ノ介ト __ <{从 /: :..|: : : |: : |
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.{:::/ |::::.:.:广.../レ 〃ヽ /: : :/:.:|: : :。.: : !
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.Ⅵ /::::ヾ/../ >..={_}=ー 〉...: : :/::/
ーー胸の詰まっているものが取れたみたい
なんでだろう?
5/9
「一体誰からそんなことを聞いたんですか?」
「えっ、だって京太郎君が……」
「?」
「好みの女の子の話をしていたのです」
「あー、そういえば玄さんに話しましたね」
「慎ましやかで家庭的でおもちの大きな女の子が好きだって言ってたのです」
「そんなに直球だったっけ!?
いや、合ってますけど、別に和じゃないですよ」
「あれ?」
「確かに和に恋人がいるってのはショックですけど。
それは女の子の友達に彼氏ができてなんとなくショックっていう男のサガというか」
「?」
「あー、女の子にはちょっとわかりにくいかもしれないです」
「そ、そうなんだ」
ーーあれ? なんで私、安心しているんだろう
「っていうかそこまで言ってわかんないっていうのもアレですよねー」
「?」
「なんでもないです」
「そっかぁ。
私の知ってる中だと、料理ができておもちが大きい和ちゃんだと思ってたよ」
「アッハッハ。
慎ましやかじゃないですねー」
____
,, :´ : : : : : `: ..
≦: : : : : : : : : : :\
. .ク:.:::.: : : : : : : : : : : :.ヽ
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|::|l::/.::::..小. r― イ. : :.|: : : |: : | 「それもそうだねっ!」
|::|l:{.i:::::.: 込. ..ノ .イ. }: :..:.: :...|: : |
`O′:::.(:. ノ介ト __ <{从 /: :..|: : : |: : |
/::j |:::::_≧=ー : 〕 .....{ j:.:/: : :.イ: : :.l: : |
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ーー胸の詰まっているものが取れたみたい
なんでだろう?
845: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:20:25.57:dAwDU9iOo (6/10)
6/9
……
…
・幕間
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
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!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!//// 「憧っ!
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|//// このモテるための本を読めばバッチグーです!
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|////
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|///// 須賀君とナウいアベックになれるそうですよ!」
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
. :´ . : . : . : .`: .
/: . : . : . : . : . : . :\
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/: . : . : . : . : . : . : . :‘。: . ノ:。
.′ : . : / : . : . : . :ト : . :‘./-‐゚。
|__: . : . : .i: .|: . : . : .|: . : . : .| ゚,:}ヽ/:.‘。 : ぃ ←世界一位
/:.┼{ ―--..|:._|__ : //八: . : . :| 匕 }: . }: ゚: . }リ
/: イ: .|∧ ミ . : |: .|: //フ7¬ }: . /| ィi爪㍉}:.:|:ハ /
/: ./ | : |: ∧\ : |: .|厶斗=ミ /イ 丿 |:il刈 :.:l/}/
:./ : ..|: . ∧ . : |: .|斤:i:i:(_, 弋''ツ |: |: .i ( \ -‐ 、 「さすが和! 私たちマブダチよね! チョベリバ!
: / | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈 |: |: .| ヽ у´ ___}_
/ : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″ ` :':':':゚|: |: .| │ r  ̄ } これで喪女生活をアウトオブ眼中に出来るわ!」
|: . 。: . : . :∧ い ゚:':':': -┐ }: |i:∧ | ――‐{
| : ..。 . : . : ∧、vハ ゝ __ ノ / : |i: .‘ | ー―{
/: . : ゚: . : . : . ∧:vハ` ..,, / } |i: . :; ′ -- ′
. /: . : . : 。: . : . : .:∧vハ__  ̄{ ̄: .| }/}: . :.。 /\ }、
′: . : . : .。: . : . : . : .ⅵ\>―‐n: . :.{ / l: . : ∨/ / \ /:.入
/: . : . : . : ./\: . : . : . : \: \ |{x=xハ 乂: .:// / / / `¨¨´:.:}
…
……
6/9
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ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!//// 「憧っ!
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|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|///// 須賀君とナウいアベックになれるそうですよ!」
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
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: / | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈 |: |: .| ヽ у´ ___}_
/ : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″ ` :':':':゚|: |: .| │ r  ̄ } これで喪女生活をアウトオブ眼中に出来るわ!」
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…
……
846: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:20:55.35:dAwDU9iOo (7/10)
7/9
……
…
「和の話って言ったら面白い話しかないですね」
「そうなんだ?」
「和の話が面白いというか、和が面白いというか」
「なんだか意外だよ」
「ええ。
まァ俺も咲や優希から聞いた受け売りですけど」
「和ちゃんって人に流されない子だもんね」
「あはは……。
少しは流された方がいいというかなんというか」
「?」
そのあとはいつも通り、京太郎君とお話しできました。
えへへっ。やっぱり京太郎君とお話しするのは楽しいなぁ。
「ごめんね。
なんだか私一人で焦っちゃったみたいで」
「いえいえ。
あんな和にもちゃんと彼氏ができるんだって危機感を覚えましたから」
「?」
「なんでもないです」
「それじゃ、京太郎君には好きな人はいないんだ?」
「……うーん。
実は、いるんですよね」
ーーえっ?
7/9
……
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「和の話って言ったら面白い話しかないですね」
「そうなんだ?」
「和の話が面白いというか、和が面白いというか」
「なんだか意外だよ」
「ええ。
まァ俺も咲や優希から聞いた受け売りですけど」
「和ちゃんって人に流されない子だもんね」
「あはは……。
少しは流された方がいいというかなんというか」
「?」
そのあとはいつも通り、京太郎君とお話しできました。
えへへっ。やっぱり京太郎君とお話しするのは楽しいなぁ。
「ごめんね。
なんだか私一人で焦っちゃったみたいで」
「いえいえ。
あんな和にもちゃんと彼氏ができるんだって危機感を覚えましたから」
「?」
「なんでもないです」
「それじゃ、京太郎君には好きな人はいないんだ?」
「……うーん。
実は、いるんですよね」
ーーえっ?
847: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:21:24.74:dAwDU9iOo (8/10)
8/9
さっきまでの楽しい気持ちがどこかに行ってしまった。
私の中で、京太郎君の好みに当たる人はもう一人いる。
すぐに脳裏に浮かんだのは、お姉ちゃんの姿。
「ーーっ!」
「玄さん!?」
気づいたら走り出していた。
京太郎君の目の前にいることができなかった。
和ちゃんの時にはすごく辛いけれど応援しようって思ったのに。
お姉ちゃんのことは、大好きなはずなのに。
すごく胸が痛くて、辛かった。
「なんで、なんで?」
自分のことがよくわからない。
じっと京太郎君の幸せを祈ることが出来ればそれでいいのに。
その相手がお姉ちゃんだということだけは、想像したくない。
「京太郎君ならお姉ちゃんも幸せにしてくれるし、お姉ちゃんを安心して預けられるのに」
自分の気持ちに折り合いがつかない。
こんな気持ち、初めてだった。
/::..::..::..::..::..::..::../::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..\ヽ
,'::..::..::..::..::..::..::../::..::..::..::..::..::..::ハ::..::..::..::!、::..::..::..::..::..ハヽ
,..::..::..::..::..::..::..::/..::..::..::..::..::..::..::., ::..::..::..::| ,..::..::..::..::..::..:l ヾ
,..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::./::..::..::〃:,'_|::..::..::..::! ',..::..::..::..::..::..| ヽ
.!..::..::..::..::..::..::..,'::..::.--/-::‐/::/ l::..::..::..:l \::..::!,::..::..:}.:| ',
..::..::..::..::..::..::..'::..::..::..,..::./// '::..::..:// /::..:リト:..::/::.! '
l..::..::..::..::..::..::..l::..::.., x=示芸x、 /::..//_,_ム///:/::.::, }
l..::..::..::..::..::..::..|::..::..l《 ん::刈  ̄ ん沁ヾヤ::..::..::| ,'
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| とつ ー' 匕::_リ //::..::..::..l /
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| ヽヽヽ , ヽヽヽ /::..::..::..::| /
|::..::..::..::..::..::.( !::..::..! ,'.::..::..::..::..!
|.::..::..::..::..::../:::!::..::.:!}\ ,-‐-, .ム..::..::..::..::| 「……っ!」
|::.∧::..::..::./::..l!::..::..|、 >  ̄ ....<!::..:リ::..::/!::..:!
|::..:∧::..::/:!::..|.',::..::.| \ 7 = 爪::..::..::.|::../:::../ .!::..:!
|::..>'',:::.{/!::..{∧::..:! ,ヽ_ / .n |∨::..::.|:/::./:! .|::..:!
´ ∧::八.::| ∧::.! ヽ_ハ | ∨::..::!/::..::| |::..:!
∨::.ト! ',|へ\ | / | ∨::..l \:| |::..:|
8/9
さっきまでの楽しい気持ちがどこかに行ってしまった。
私の中で、京太郎君の好みに当たる人はもう一人いる。
すぐに脳裏に浮かんだのは、お姉ちゃんの姿。
「ーーっ!」
「玄さん!?」
気づいたら走り出していた。
京太郎君の目の前にいることができなかった。
和ちゃんの時にはすごく辛いけれど応援しようって思ったのに。
お姉ちゃんのことは、大好きなはずなのに。
すごく胸が痛くて、辛かった。
「なんで、なんで?」
自分のことがよくわからない。
じっと京太郎君の幸せを祈ることが出来ればそれでいいのに。
その相手がお姉ちゃんだということだけは、想像したくない。
「京太郎君ならお姉ちゃんも幸せにしてくれるし、お姉ちゃんを安心して預けられるのに」
自分の気持ちに折り合いがつかない。
こんな気持ち、初めてだった。
/::..::..::..::..::..::..::../::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..\ヽ
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l..::..::..::..::..::..::..l::..::.., x=示芸x、 /::..//_,_ム///:/::.::, }
l..::..::..::..::..::..::..|::..::..l《 ん::刈  ̄ ん沁ヾヤ::..::..::| ,'
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| とつ ー' 匕::_リ //::..::..::..l /
|..::..::..::..::..::..::..|::..::..| ヽヽヽ , ヽヽヽ /::..::..::..::| /
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´ ∧::八.::| ∧::.! ヽ_ハ | ∨::..::!/::..::| |::..:!
∨::.ト! ',|へ\ | / | ∨::..l \:| |::..:|
848: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:21:54.13:dAwDU9iOo (9/10)
9/9
家について、電気もつけずにベッドに突っ伏す。
今は何も考えたくない。
いつもなら、明日は京太郎君とどんな話をしようだとか、どんなご飯を作ってあげようだとかを考えるんだ。
ああ、そういえば今日の夕ご飯も作ってあげてない。
今からでも作りに行かないと……。
でも、体が動いてくれない。
習慣付けたものは、どんなに辛くても決して薄れることはなかったのに。
家のインターホンが鳴った音がした。
とても誰かに見せられた顔ではないけれど、もしかしたら京太郎君が来たのかもしれない。
そう思って、ドアの先を覗いてみた。
> -─── <
/ : : : : : : : : ` 、
/ : : : : : : : : : : : : \
/ : : : :/ : : : : : : : : : : \
./ : : : : : :/ : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : /: : /: : : :/: : : : : :l : : : : : ヽ
.∨: : : : :j: :∨: : : /: : : ::ル : : , j : : l : : : Y
.j: : : : :Y´:ノ: : : ,; : ノ/j: : :イハ: : : : :! : : : }
.イ: : : : :ト'´Y: : : :ナ卅'‐x- zノ/j: : : : /ハ: : : : }: : : }
l:!: : : : ::!: ::!: : : :レ'≠=≦、ノ ./: : : ::イ/.!:イ: : :!: : :!:!
!:!: : : : Y .Y: : : :{ んzハソ ノ ノ: :ノ/∧!' !: : :!: : ハ:}
〉:l : : : : | .!: : : :| ゝ-ク' ´ r=≦'.`メ: :ノ :/ノ.リ
./: :{: : : : ::! !: : : :l ん.v/.}ノ::ノ': /'
./: : :〉: : : : ト-!: : : :! ゝ.乂./: : :/:ノ
/: :/´∧: : : :!`|: : : :| ` ./: : :/イ
ノ -‐' .ヽ: : : {. {: : : :! r--, ./: :!: : : :j
, r:'´'´ .∧: : :∧.、: : :{.`ヽ、  ̄´ ノ: !リ: : : リ 「玄ちゃん、入れて?」
´: : :/,r ‐ .、 .∧: : :∧ヽ: :ゝ `ヽ -‐<r‐-、': : : /
: : :/r.⌒ヽ、 `ヽ、 ∧: : :∧、\ゝ  ̄ /./Y !: : :/
: : { ヽ 〉、∧: : ::∧` ,v‐ー-、 / }l | {:/
::/.!. ヽ ∥} `}: : |: ::ヽr' ´ >./ /j' j .!
' .! ∨' l .}: :l: : ::Y´ r'´ r./ 〉' { .ト,
| ∥ .j l::j: : : ::}ゝ-{ / \ .' }、
l .∥∨ }/: : : : } ∨ \ .∧
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|:l|:::: |l:::::::::: l|:::|人:::::::八、__\: : |:::::::::: l|::::::::::: |::::.
|:l|:::: |l:::::::::: l|斗匕\:: : \ \|:::::::::: l|::::::::::: |!::::.
|Λ:: |l:::::::::: l| \:Г _____ノ―-=ミ|].::::::::::|l:::::.
八 Ⅵl::::::::::八抖芋ぅ / / ヽ:::::::::|!!:::::. 「お姉ちゃん……?」
|八ハ八Λ////// /_____|. . \___ノ\::: |||::::::.
|: /|::::::::::Λ 。J \))) |: : : \/ ∨||:::::::.
(__) |:::::: /:.込、о _____ \___ノ. Ⅶ:::::::::.
从 |::::::::::::::: 个o。 `⌒′ Jl{: : .: V:::::::::::.
/:/ハ|::::::::::::::::: |l:::::::: ≧ー-<_..ノ八: : . / V:::::::::::.
/:/{ |::::::::::::::::: |l:::::::: : /〉}__厂 /: : \/. --=ミ:.
{Λ{ |::::::::::::::::: |l:::::::: /,仏{⌒ヽ::::::::::: /: V \
. 丿 |::::::::::::::厂 ̄ Λ:| /:Λ___/!: : V . . ハ
/|:::::::::::/ | ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄|: :. V⌒ : : :|
ーー今一番会いたくなくて、一番会いたい人がそこにいた。
続く
9/9
家について、電気もつけずにベッドに突っ伏す。
今は何も考えたくない。
いつもなら、明日は京太郎君とどんな話をしようだとか、どんなご飯を作ってあげようだとかを考えるんだ。
ああ、そういえば今日の夕ご飯も作ってあげてない。
今からでも作りに行かないと……。
でも、体が動いてくれない。
習慣付けたものは、どんなに辛くても決して薄れることはなかったのに。
家のインターホンが鳴った音がした。
とても誰かに見せられた顔ではないけれど、もしかしたら京太郎君が来たのかもしれない。
そう思って、ドアの先を覗いてみた。
> -─── <
/ : : : : : : : : ` 、
/ : : : : : : : : : : : : \
/ : : : :/ : : : : : : : : : : \
./ : : : : : :/ : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : /: : /: : : :/: : : : : :l : : : : : ヽ
.∨: : : : :j: :∨: : : /: : : ::ル : : , j : : l : : : Y
.j: : : : :Y´:ノ: : : ,; : ノ/j: : :イハ: : : : :! : : : }
.イ: : : : :ト'´Y: : : :ナ卅'‐x- zノ/j: : : : /ハ: : : : }: : : }
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ノ -‐' .ヽ: : : {. {: : : :! r--, ./: :!: : : :j
, r:'´'´ .∧: : :∧.、: : :{.`ヽ、  ̄´ ノ: !リ: : : リ 「玄ちゃん、入れて?」
´: : :/,r ‐ .、 .∧: : :∧ヽ: :ゝ `ヽ -‐<r‐-、': : : /
: : :/r.⌒ヽ、 `ヽ、 ∧: : :∧、\ゝ  ̄ /./Y !: : :/
: : { ヽ 〉、∧: : ::∧` ,v‐ー-、 / }l | {:/
::/.!. ヽ ∥} `}: : |: ::ヽr' ´ >./ /j' j .!
' .! ∨' l .}: :l: : ::Y´ r'´ r./ 〉' { .ト,
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l .∥∨ }/: : : : } ∨ \ .∧
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|:l|:::: |l:::::::::: l|斗匕\:: : \ \|:::::::::: l|::::::::::: |!::::.
|Λ:: |l:::::::::: l| \:Г _____ノ―-=ミ|].::::::::::|l:::::.
八 Ⅵl::::::::::八抖芋ぅ / / ヽ:::::::::|!!:::::. 「お姉ちゃん……?」
|八ハ八Λ////// /_____|. . \___ノ\::: |||::::::.
|: /|::::::::::Λ 。J \))) |: : : \/ ∨||:::::::.
(__) |:::::: /:.込、о _____ \___ノ. Ⅶ:::::::::.
从 |::::::::::::::: 个o。 `⌒′ Jl{: : .: V:::::::::::.
/:/ハ|::::::::::::::::: |l:::::::: ≧ー-<_..ノ八: : . / V:::::::::::.
/:/{ |::::::::::::::::: |l:::::::: : /〉}__厂 /: : \/. --=ミ:.
{Λ{ |::::::::::::::::: |l:::::::: /,仏{⌒ヽ::::::::::: /: V \
. 丿 |::::::::::::::厂 ̄ Λ:| /:Λ___/!: : V . . ハ
/|:::::::::::/ | ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄|: :. V⌒ : : :|
ーー今一番会いたくなくて、一番会いたい人がそこにいた。
続く
849: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/24(日) 20:22:23.01:dAwDU9iOo (10/10)
投下終了
投下終了
850:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 20:26:12.63:jE9QhjGHO (1/1)
乙です。
そしてあの二人はいつの時代のひと……?
乙です。
そしてあの二人はいつの時代のひと……?
851:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 20:28:16.33:eC/EZyHv0 (1/1)
乙です
玄ちゃん可愛いヤッターッ!
そして、オチムラさんもオチラシさんも当分、喪女生活だろうなww
乙です
玄ちゃん可愛いヤッターッ!
そして、オチムラさんもオチラシさんも当分、喪女生活だろうなww
852:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 20:48:30.70:2/eDjbBd0 (1/1)
乙です
落ち担当が増えてしまう…
乙です
落ち担当が増えてしまう…
853:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 20:51:25.64:c/kptxbGO (1/1)
>>851
オモラシさん?
>>851
オモラシさん?
854:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 20:58:59.37:b4mrkVDWo (1/1)
乙です
乙です
855:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 22:19:56.45:mYxWs1Vc0 (1/1)
おつー
おつー
856:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/24(日) 22:21:56.86:FUa9RmYOo (1/1)
乙
乙
857:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 00:12:49.06:VQKr8zxnO (1/1)
乙~
この喪女二人面白いぞ
乙~
この喪女二人面白いぞ
858:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 09:12:09.64:K9xGYWRzo (1/1)
重ぉい!!(歓喜)
乙です
話の半ばでオチているとはこれいかに
皆オチ村さんに夢中で草
重ぉい!!(歓喜)
乙です
話の半ばでオチているとはこれいかに
皆オチ村さんに夢中で草
859:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 18:16:15.60:4CG61Ig/o (1/1)
個人的にクロチャーのそれもそうだね!にツボった
みんなオチ村さん大好きだからなあ
個人的にクロチャーのそれもそうだね!にツボった
みんなオチ村さん大好きだからなあ
860: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:04:47.79:tl457xQuo (1/13)
1/12
【家族】
クロチャー次元6話
ドアを開ける。
お姉ちゃんは、泣いている私を見てびっくりしたようだった。
それでも、すぐに顔を引き締めて、私を抱きしめてくれた。
私が落ち着くまで、ずっと背中を撫でてくれた。
あったかい。
久々に感じる家族の温かみ。
こうして大学に出てきて、一人暮らしを始めてからは感じなかったもの。
知らない間に不安になっていたのかな。
感じる体温だけでなく、心まで温かくなるようだった。
それにーー
( )
i ニlニ○ _L/、 / (⌒ ⌒)
{ cト ´ | ノ ⌒ ーノ{__ノ て人_)
. ―― ..
/ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、
' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:.. :/ } ハ
/::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......:.  ̄
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{i:{:: :ハ::.: 込{. __ (__ ノ .ィ}:リ|:
乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./ |′
/:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/| ( ) 「(極上のおもちなのです!)」
イ.:/::.:.:.:. / /\ { {:小{ (⌒ ⌒)
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ |! 人.}:.{ て人_)
./::.:.:.:.:.:. 人 ,八 ノト{
'::.:.:.:.:./:.:.:.:ト、 / 乂 /:.:|
ーーいつも通りの私に、戻れた気がする
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【家族】
クロチャー次元6話
ドアを開ける。
お姉ちゃんは、泣いている私を見てびっくりしたようだった。
それでも、すぐに顔を引き締めて、私を抱きしめてくれた。
私が落ち着くまで、ずっと背中を撫でてくれた。
あったかい。
久々に感じる家族の温かみ。
こうして大学に出てきて、一人暮らしを始めてからは感じなかったもの。
知らない間に不安になっていたのかな。
感じる体温だけでなく、心まで温かくなるようだった。
それにーー
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イ.:/::.:.:.:. / /\ { {:小{ (⌒ ⌒)
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ーーいつも通りの私に、戻れた気がする
861: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:05:17.35:tl457xQuo (2/13)
2/12
「玄ちゃん。もう大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
「……どうしたのか、聞いてもいい?」
「な、なんでもないのです!」
咄嗟に誤魔化そうとするけれど、泣いていたのは見られているんだよね。
訝しげにこちらを見るお姉ちゃん。
「なんでもないのに泣いちゃうならもっと心配だよ」
「ううっ……」
「お姉ちゃんにも相談できない、かな?」
私を責めているのかと思って俯く。
でも、お姉ちゃんの声はとても悲しそう。
「やっぱり、私じゃ力になれないかな?」
「そんなことないよ!
……でも」
「ダメなお姉ちゃんでごめんね?」
「うう、話します」
「うん。それでいいの」
さっきまでの悲しげな表情から一転、私に笑顔を向けるお姉ちゃん。
あ、あれ?
「玄ちゃん、こうでも言わないと自分の中で抱え込んじゃうから」
「むぅ」
「ゆっくりでいいから、ね?」
一緒にベッドに腰掛けて、ゆっくり話を促してくれる。
いつものだらけたお姉ちゃんはそこにはいない。
まるで、お母さんみたいだった。
2/12
「玄ちゃん。もう大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
「……どうしたのか、聞いてもいい?」
「な、なんでもないのです!」
咄嗟に誤魔化そうとするけれど、泣いていたのは見られているんだよね。
訝しげにこちらを見るお姉ちゃん。
「なんでもないのに泣いちゃうならもっと心配だよ」
「ううっ……」
「お姉ちゃんにも相談できない、かな?」
私を責めているのかと思って俯く。
でも、お姉ちゃんの声はとても悲しそう。
「やっぱり、私じゃ力になれないかな?」
「そんなことないよ!
……でも」
「ダメなお姉ちゃんでごめんね?」
「うう、話します」
「うん。それでいいの」
さっきまでの悲しげな表情から一転、私に笑顔を向けるお姉ちゃん。
あ、あれ?
「玄ちゃん、こうでも言わないと自分の中で抱え込んじゃうから」
「むぅ」
「ゆっくりでいいから、ね?」
一緒にベッドに腰掛けて、ゆっくり話を促してくれる。
いつものだらけたお姉ちゃんはそこにはいない。
まるで、お母さんみたいだった。
862: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:05:49.16:tl457xQuo (3/13)
3/12
「その、何から話していいのか」
「順番じゃなくても大丈夫だよ」
「う、うん。
京太郎君って、前に話したよね?」
/: : : : : : :/: :/: : : : ::/: : : : : : : :/!: : ::/!: : : : : : : : :l::l: : : ::}:ヽ: : : : ::ヽ
/: : : : : : :j:: ::/: : : : ::/: : : : : : : /.j: : :/.j: : : : : : : : : l::l: : : : }::ヽ: : : : : ヽ
/: : : : : : ::j: : l: : : : : /: : : : : : ::/ /: ::/ j: : : : : : : :/!:ll:::l: : : : :l: :}: : : l: : :
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/: : : : : : : :l: :/l: : : : ::jr‐ナ:フ─.メ-ノ-フ: : : : : : : :/j:j .}/|: : : : }: ::!: : ::|: : : :|
.l: : : : : : : : :!/::|: : : : : |彡/ //ヽ./:/ノ: : : : ::/.メ/_j:j .!: : : /|: j: : : :!: : : :|
l: : : : : : : : :|: : |: : : : : |r=チテ心ミ、 /' /: : : : /.// /`メ、j: :/j: j: : : :|: : : : |
l: : : : : : : : {:/!: : : : ::| ん∥:::::: リ ノ_: :/ ノ' ./' .j:/j`Xj::/: : : }: : : }!::|
!: : : : : : : ::|r' Y: : : : ::| つ::::::::o'::メ rチテミ、/./' .//: : : : j: : : jl: l
.!: : : : : : : : | |: : : : : | ゝミ :::乂 .ん/:::::::リ ヽ./: : : : : ::j: : ::ノ!:j
.!: : : : : : : : | |: : : : : | :::::::::::::: {っ:::::o::メ 〉/: : : : : :/: :ノ.j/
´ !: : : : : : : : |_ .|: : : : ::|. ' ' ' :::::::::::::::::::: ゝ:::__ソ /!: : : : : :l:/
|: : : : l: : : : | ` |: : : : ::| U ./:l: : : : : :Y!
|: : : : ゝ: : : | .|: : : : :ト、 ' ' ' /::j: : : : : : !:!
|: : : : ::ヽ: : :| .|: : : : :| `ヽ、 r─-‐、_ ./ ::l: : : : : :j::!
|: : : : : :ヽ: : :! .!: : : : !、 ` `─- 、_ ) ./:j: l: : : : : :}::} 「あっ……」
|: : : : : : :ヽ: :! !: : : : ! \ ` ヽ、 .ノ`ゝ}: : : : ::/:j
.{: : : : : : : :ヽ:! {: : : : { \---‐' ´ _.ノ: : : : :/::j
.ゝ: : : : : : : :ヽ{. ゝ: : : ヽ ` ヽ、 j: : : : :/: /
: : : : : : : : : : ゝ ヽゝ: :\ `ゝ/: : : ::/: 〈
、 __ ヽ: : : : : : : : : ゝ 、 ゝ::\ _ ,,,ノ: : :,r.〈ノ. ヽ
お姉ちゃんが少し引いた気がする?
どうしたんだろう。
「ちょっとだけ話したけど、覚えてる?」
「あれで、ちょっと?」
「うん?」
お姉ちゃんの顔が真っ青だ。
いったいどうしたのかな。
____ ___
,, :´ : : : : : `: . / \
. : : : : : : : : : : : :\ {___j⌒ヽ ゚。
/: : : : : : : : : : : : : :.ヽ ___,ノ ノ
{ : : /: : : : : /: : : : : |: : : : : : : : い / --- ´
. / \__/: : :.ィ: /!: : : : :.ハ : : : : :‘:,: ‘, ゚. 乂,ノ
/ー―――:{ |: i |: : : : : | ∨:.:|: : : |: : : :|: ゚◯
. / : : | : : :|丁¨{丁{│:.:..: : i| ¨v:丁¨`:|: : : :|: :.゚
i: i: : |: : : |ハ!ハl リ い、 :小 乂{\: |: : : :|: : i
|:ハ :|: : : | ,ィ宍ミト } \:..゚。ィ宍ミトぃ..: : :|: : |
|| |: |: : : |〈 _)トJi:| `¨ _)トJi:| 〉|: : : |: : |
|| |: |: : : l ,込rク 込rク :.: :...|: : |
リ |: |: : : |i 。 。 |: : : |: : |
. {: } : : ト:.:':':': ′ :':':': イ: : :.l: : | 「お姉ちゃん?」
C|: : : |:ハ へ /::|: : :。.: : !
/:||i: : :{: 个: .  ̄ イ: :,゚: :.,゚: : :.|
|: ||ハ: : :。: : : i > ___ ィ: : : :i{: /: :/: : : j{
|: ||: :゚。: :゚。: : i r‐| |┐: : }/: :/: : : :ハ
|: ||: : :゚。: :゚。/ \ / \:/: :/: : : :.,゚: :゚,
|i ゚。>''ゞミ{ ,八八 ノイ、|: : : : |: : :|
ィリゝヘ r=====ミ___,ィ=====ュ |: : : : ト、:..|
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「その、何から話していいのか」
「順番じゃなくても大丈夫だよ」
「う、うん。
京太郎君って、前に話したよね?」
/: : : : : : :/: :/: : : : ::/: : : : : : : :/!: : ::/!: : : : : : : : :l::l: : : ::}:ヽ: : : : ::ヽ
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/: : : : : : ::j: : l: : : : : /: : : : : : ::/ /: ::/ j: : : : : : : :/!:ll:::l: : : : :l: :}: : : l: : :
/: : : : : : : j: : j: : : : : j: : : /: : ノ ./: ::ノ /: : : : : : : :/!:j.|::|!: : : : !: :!: : ::|: : ::
/: : : : : : : :l: :/l: : : : ::jr‐ナ:フ─.メ-ノ-フ: : : : : : : :/j:j .}/|: : : : }: ::!: : ::|: : : :|
.l: : : : : : : : :!/::|: : : : : |彡/ //ヽ./:/ノ: : : : ::/.メ/_j:j .!: : : /|: j: : : :!: : : :|
l: : : : : : : : :|: : |: : : : : |r=チテ心ミ、 /' /: : : : /.// /`メ、j: :/j: j: : : :|: : : : |
l: : : : : : : : {:/!: : : : ::| ん∥:::::: リ ノ_: :/ ノ' ./' .j:/j`Xj::/: : : }: : : }!::|
!: : : : : : : ::|r' Y: : : : ::| つ::::::::o'::メ rチテミ、/./' .//: : : : j: : : jl: l
.!: : : : : : : : | |: : : : : | ゝミ :::乂 .ん/:::::::リ ヽ./: : : : : ::j: : ::ノ!:j
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|: : : : ::ヽ: : :| .|: : : : :| `ヽ、 r─-‐、_ ./ ::l: : : : : :j::!
|: : : : : :ヽ: : :! .!: : : : !、 ` `─- 、_ ) ./:j: l: : : : : :}::} 「あっ……」
|: : : : : : :ヽ: :! !: : : : ! \ ` ヽ、 .ノ`ゝ}: : : : ::/:j
.{: : : : : : : :ヽ:! {: : : : { \---‐' ´ _.ノ: : : : :/::j
.ゝ: : : : : : : :ヽ{. ゝ: : : ヽ ` ヽ、 j: : : : :/: /
: : : : : : : : : : ゝ ヽゝ: :\ `ゝ/: : : ::/: 〈
、 __ ヽ: : : : : : : : : ゝ 、 ゝ::\ _ ,,,ノ: : :,r.〈ノ. ヽ
お姉ちゃんが少し引いた気がする?
どうしたんだろう。
「ちょっとだけ話したけど、覚えてる?」
「あれで、ちょっと?」
「うん?」
お姉ちゃんの顔が真っ青だ。
いったいどうしたのかな。
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C|: : : |:ハ へ /::|: : :。.: : !
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': : : :| : : ハハ : : : i{: {: : : : ,: : : ,: : : : : : l
| : : : |: :斗r七И: : :',V\{\', : : ',: : : : : :! ガクガクブルブル
И: : :lハ斗==ミ \__}斗==ミxl: : : }',: : : : :|
|: : : : :| (::{}:) (:{}:::) l: : : }ハ : : : :!
|: : : l: | === === l: : : }):} : : : |
|: : : l: l ': : :/:/ : : :/l 「ァ、ァァァ……・・」
|: : : l八 __/: : :,_/{: : : ': :',
vハ: : :个s。 ‘ ’/ ,': : ://: : : /: : : :',
∧: : 「⌒ ≧=‐´ /: : :, ,': : : /{: : : : : ',
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/: : /!: : { 、__ i{/{://: : : /_ -=\: : : : : : .、
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,: : : : :/{/{ ': : /{_ 人_ノ⌒ 〈{: : : :{ / }\ \}
/: : :/{: \_/: : / /⌒/Vl\ ノ{: : : :{ 〈 }: : : .、 \
「須賀京太郎。声は福山潤に似ていて2月2日生まれ。身長182cm。宮永咲とは中学時代から現在に至るまでのクラスメイトであり、仲がよい。元清澄麻雀部唯一の男性部員でもあり、咲を麻雀部に誘った張本人だが、咲の実力や家庭の事情などを知っていたわけではなく、人数合わせのカモのつもりだった。麻雀はまだ覚えたてで、役もまだよく知らない。高校生時代には片岡優希とは漫才コンビのような関係で、所構わずよくいじられたり、ツッコミを入れたりしている。カピバラという珍しいペットを飼っている。とっても優しくて割とお金持ち。好みの女性のタイプは露出が控えめで胸が大きくて家庭的な人。得意料理はタコス。片岡優希さんのために龍門渕のハギヨシさんから習った。中学時代はハンドボール部で、県予選の決勝まで行った。高校生インターハイ県予選個人戦では午前中で敗退……」
____
,, :´ : : : : : `: ..
≦: : : : : : : : : : :\
. .ク:.:::.: : : : : : : : : : : :.ヽ
/::.::.::.:. : : : : /: : : : : |: : : : : : : : い
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.,/..../::.!.―:{ |: i |: : : : : | ∨:.:|: : : |:.: : :|: ゚
′::::i::.. 从 :乂:.ヾ:::::ハ.i|≧ミ∧..`:|: : : :|: :
|:: '::: i:. :..ノ灼茫 ヾ:i ^灼茫ミ...}::.:.|: : : :|: :.゚
|::|l:::::i:.:.:.圦 vツ vツノ |::...|: : : :|: : i
|::|l::::ハ.:.:.} 、、、 ′ 、、、 ,i::: : : : :|: : | 「わぁ、すごい!
|::|l::/.::::..小. r― イ. : :.|: : : |: : |
|::|l:{.i:::::.: 込. ..ノ .イ. }: :..:.: :...|: : | 80点だよお姉ちゃん! 京太郎君はね……」
`O′:::.(:. ノ介ト __ <{从 /: :..|: : : |: : |
/::j |:::::_≧=ー : 〕 .....{ j:.:/: : :.イ: : :.l: : |
.{:::/ |::::.:.:广.../レ 〃ヽ /: : :/:.:|: : :。.: : !
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| : : : |: :斗r七И: : :',V\{\', : : ',: : : : : :! ガクガクブルブル
И: : :lハ斗==ミ \__}斗==ミxl: : : }',: : : : :|
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「須賀京太郎。声は福山潤に似ていて2月2日生まれ。身長182cm。宮永咲とは中学時代から現在に至るまでのクラスメイトであり、仲がよい。元清澄麻雀部唯一の男性部員でもあり、咲を麻雀部に誘った張本人だが、咲の実力や家庭の事情などを知っていたわけではなく、人数合わせのカモのつもりだった。麻雀はまだ覚えたてで、役もまだよく知らない。高校生時代には片岡優希とは漫才コンビのような関係で、所構わずよくいじられたり、ツッコミを入れたりしている。カピバラという珍しいペットを飼っている。とっても優しくて割とお金持ち。好みの女性のタイプは露出が控えめで胸が大きくて家庭的な人。得意料理はタコス。片岡優希さんのために龍門渕のハギヨシさんから習った。中学時代はハンドボール部で、県予選の決勝まで行った。高校生インターハイ県予選個人戦では午前中で敗退……」
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,, :´ : : : : : `: ..
≦: : : : : : : : : : :\
. .ク:.:::.: : : : : : : : : : : :.ヽ
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′::::i::.. 从 :乂:.ヾ:::::ハ.i|≧ミ∧..`:|: : : :|: :
|:: '::: i:. :..ノ灼茫 ヾ:i ^灼茫ミ...}::.:.|: : : :|: :.゚
|::|l:::::i:.:.:.圦 vツ vツノ |::...|: : : :|: : i
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|::|l:{.i:::::.: 込. ..ノ .イ. }: :..:.: :...|: : | 80点だよお姉ちゃん! 京太郎君はね……」
`O′:::.(:. ノ介ト __ <{从 /: :..|: : : |: : |
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864: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:06:47.44:tl457xQuo (5/13)
5/12
「ま、待って!
その人の詳しい話は今はいいから!」
「そう?
お姉ちゃん、よく覚えてたね」
「だって、玄ちゃんが電話してきたら毎回ずっとずっとずっとその人の話をしてるから……」
「そうだっけ?」
うーん、よく覚えていないのです。
電話で話すことって何気ないことで覚えてなかったりするよね!
私、結構お姉ちゃんに喋ってたのかな?
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃないけど、続けて?」
「う、うん」
まだ頭がクラクラしているお姉ちゃんの背中をさすってあげる。
えへへ、さっきと立場が逆転だね。
「それでね、京太郎君がね」
「う、うん」
?
お姉ちゃんが何か悲痛な覚悟を決めたような顔をしてるように見えるかも?
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「ま、待って!
その人の詳しい話は今はいいから!」
「そう?
お姉ちゃん、よく覚えてたね」
「だって、玄ちゃんが電話してきたら毎回ずっとずっとずっとその人の話をしてるから……」
「そうだっけ?」
うーん、よく覚えていないのです。
電話で話すことって何気ないことで覚えてなかったりするよね!
私、結構お姉ちゃんに喋ってたのかな?
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃないけど、続けて?」
「う、うん」
まだ頭がクラクラしているお姉ちゃんの背中をさすってあげる。
えへへ、さっきと立場が逆転だね。
「それでね、京太郎君がね」
「う、うん」
?
お姉ちゃんが何か悲痛な覚悟を決めたような顔をしてるように見えるかも?
865: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:07:17.91:tl457xQuo (6/13)
6/12
「最近思ったんだ。
京太郎君は恋をしているんだな、って」
「えっ、そうなの?」
「うん。
ずっと見ていたからわかるよ」
「う、うん……。そうだね……」
「きっと高校時代の誰かかな、って思って、思い切って聞いてみたんだ」
「うん」
「そうしたら、おもちが大きくてお淑やかでおもちが大きくて料理がうまくておもちが大きくて家庭的な人が好みなんだって」
「それ、玄ちゃんの好みも混ざってないかな……?」
「だから、その恋を成就させてあげたいなって思ったんだ」
「……えっ?」
「ん?」
「玄ちゃんってその人のこと、好きじゃないの?」
「もちろん大好きだよ!
大好きだからなんでもしてあげたいし、幸せになって欲しいんだ!」
「……う、うん。
それで、どうしたの?」
「さっきの条件に当てはまりそうなのが和ちゃんだと思って、京太郎君に聞いてみたんだ。
そしたら違うって……」
「お淑やかじゃないからね」
「そうだね!」
「……よ、良かったね?
それはきっとーー」
「そしたら、あとは誰かなって考えて、お姉ちゃんしか浮かばなくて……」
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, r : : ´: : : : : : : : : : : : : :`:ヽ.、
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j: : : : : :|: : : ::|: : : :, r:ナ'ナ.|`:メ, |: : : : : : ::|i_,rハ-:、i: : : : |: : : ::i: ヽ
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〈: :|: : : : ::|: :|: : : ::| ´ i: : ::j::| 「ふぇっ?」
.ゝ:::|: : : : :|: :ヽ: : : |、 / ̄ ̄ ̄ヽ ノ: : :ノ::|
ヽ:|: : : : :|: : ヽ: : ::|.ゝ、 ゝ-------'__ -- ' /: : /: : ヽ、
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/: : : : :ヽ: : : ::| ./ \ゝヽ _, r ´ r⌒ヽ: : ::ノ レ
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「最近思ったんだ。
京太郎君は恋をしているんだな、って」
「えっ、そうなの?」
「うん。
ずっと見ていたからわかるよ」
「う、うん……。そうだね……」
「きっと高校時代の誰かかな、って思って、思い切って聞いてみたんだ」
「うん」
「そうしたら、おもちが大きくてお淑やかでおもちが大きくて料理がうまくておもちが大きくて家庭的な人が好みなんだって」
「それ、玄ちゃんの好みも混ざってないかな……?」
「だから、その恋を成就させてあげたいなって思ったんだ」
「……えっ?」
「ん?」
「玄ちゃんってその人のこと、好きじゃないの?」
「もちろん大好きだよ!
大好きだからなんでもしてあげたいし、幸せになって欲しいんだ!」
「……う、うん。
それで、どうしたの?」
「さっきの条件に当てはまりそうなのが和ちゃんだと思って、京太郎君に聞いてみたんだ。
そしたら違うって……」
「お淑やかじゃないからね」
「そうだね!」
「……よ、良かったね?
それはきっとーー」
「そしたら、あとは誰かなって考えて、お姉ちゃんしか浮かばなくて……」
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866: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:07:47.05:tl457xQuo (7/13)
7/12
「わ、私?
会ったことないよ?」
「京太郎君は好きな人がいるって言ってたんだ。
それがお姉ちゃんなのかもしれないって考えると、すごく胸が痛くて」
「ちょっと待って、頭が追いつかないよ。玄ちゃん」
「おもちが大きくて露出が少なくて美人なのはお姉ちゃんくらいしかいないよ!」
「そこ!?」
「それで、逃げてきちゃった……」
考えもまとめずに、いろいろな言葉が口から出ちゃった。
こんなに自分の思いを口にしたのは初めてかもしれない。
お姉ちゃんは少し考え込んでいる。
「少し、まとめていいかな?」
「うん」
「玄ちゃんは須賀君が好きなんだよね?」
「そうだよ!
京太郎君はね……」
「ちょっと黙って」
「はい」
「それで、須賀君は『露出が控えめでお淑やかで料理がうまい家庭的な人』が好みなんだよね?」
「そう言ってたのです」
「それを玄ちゃんに言ったんだよね?」
「うん」
「……」
お姉ちゃんが黙り込む。
どうしたんだろう?
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「わ、私?
会ったことないよ?」
「京太郎君は好きな人がいるって言ってたんだ。
それがお姉ちゃんなのかもしれないって考えると、すごく胸が痛くて」
「ちょっと待って、頭が追いつかないよ。玄ちゃん」
「おもちが大きくて露出が少なくて美人なのはお姉ちゃんくらいしかいないよ!」
「そこ!?」
「それで、逃げてきちゃった……」
考えもまとめずに、いろいろな言葉が口から出ちゃった。
こんなに自分の思いを口にしたのは初めてかもしれない。
お姉ちゃんは少し考え込んでいる。
「少し、まとめていいかな?」
「うん」
「玄ちゃんは須賀君が好きなんだよね?」
「そうだよ!
京太郎君はね……」
「ちょっと黙って」
「はい」
「それで、須賀君は『露出が控えめでお淑やかで料理がうまい家庭的な人』が好みなんだよね?」
「そう言ってたのです」
「それを玄ちゃんに言ったんだよね?」
「うん」
「……」
お姉ちゃんが黙り込む。
どうしたんだろう?
867: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:08:15.95:tl457xQuo (8/13)
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.{ : : | : : : 」; 斗七´/.}:/.}: : : :リノ }`ト;、: :}:}:: l ; ;} }
! { : :! : : : :!: : :ノ':/`/' .j: : : :// .リ |: 外|: :l: : ト|
.|::l : ::| : : : |:/,r=≠ミ /: : ノ ' ,r=≠ミ/ |リ:: :| :ハ}
.|::|: : :| : : : | 《{////゚} ´ .{//゚/}.ヾ|: : : :|/' '
.|::| : ::|: : : ::| ヾゝ//ソ リ゚/ソ∥!: : ::Y|
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}::l : : :l: : : ::{ .j : : :リ: | 「それ、玄ちゃんのことだと思うよ」
.}::i : : :l: : : ::ト、. ⊂⊃ .ノ: : : ::j: :|
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ノ : : :ヽ: : :ヽ:\ヽ  ̄ ` ヽ、{ _, r' フ: ::/:: /
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//: : : , r'ー- ∧l: : : :ヽ ー-- j: : : : ::/ ) 、::ヽ::ヽ
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! {:/ヘ ノ:,: : : : :ト-- ___, -{: : : : { ハ V
V ∧ ノ' .|: : : : :} `ー-'´ ヽ、: : l:ゝ /.}
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V ∧ ノ' .|: : : : :} `ー-'´ ヽ、: : l:ゝ /.}
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868: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:08:45.25:tl457xQuo (9/13)
9/12
「どう考えても遠回しな告白じゃないかな?」
「そんなことありえないよ!
だって、私なんか、私なんか……」
お姉ちゃんの言葉に考え込んでしまう。
私なんか完璧とは程遠いのです。
京太郎君にはもっとふさわしい人がいるはずだよ。
「玄ちゃんにそんな風に思わせるなんて、その人は悪い人だね」
「そんなことないよ!」
お姉ちゃんが少し怒ったように言う。
それは違うよ!
「京太郎君は、すごく優しくて思いやりがあって。
サークルで絡まれていた私を助けてくれて、とっても話しやすくて。
そばにいると暖かくて、幸せになれて……」
「ううん。それでも玄ちゃんは泣いてるもん。
お姉ちゃんとしては許せない」
お姉ちゃんが断言した。
すごく珍しい状況に、思わず飲まれてしまう。
「こ、これは私が勝手に……」
「うん。玄ちゃんも良くないよ。
ちゃんと話さないでその人の幸せのことを考えていない」
「う、うう……」
「ねぇ、玄ちゃん」
お姉ちゃんがゆっくりと抱きしめてくれた。
9/12
「どう考えても遠回しな告白じゃないかな?」
「そんなことありえないよ!
だって、私なんか、私なんか……」
お姉ちゃんの言葉に考え込んでしまう。
私なんか完璧とは程遠いのです。
京太郎君にはもっとふさわしい人がいるはずだよ。
「玄ちゃんにそんな風に思わせるなんて、その人は悪い人だね」
「そんなことないよ!」
お姉ちゃんが少し怒ったように言う。
それは違うよ!
「京太郎君は、すごく優しくて思いやりがあって。
サークルで絡まれていた私を助けてくれて、とっても話しやすくて。
そばにいると暖かくて、幸せになれて……」
「ううん。それでも玄ちゃんは泣いてるもん。
お姉ちゃんとしては許せない」
お姉ちゃんが断言した。
すごく珍しい状況に、思わず飲まれてしまう。
「こ、これは私が勝手に……」
「うん。玄ちゃんも良くないよ。
ちゃんと話さないでその人の幸せのことを考えていない」
「う、うう……」
「ねぇ、玄ちゃん」
お姉ちゃんがゆっくりと抱きしめてくれた。
869: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:09:14.33:tl457xQuo (10/13)
10/12
「私たちも幸せになっていいんだよ」
「えっ?」
「玄ちゃんは怖いんだよね。
……幸せな状況が壊れるのが、怖いんだ」
胸がギュッと痛んだ。
お姉ちゃんは暖かいけれど、その言葉は私の心を貫いた。
「壊れる……?」
「お母さんのこと」
「っ!!」
記憶の片隅に追いやっていた出来事を思い出す。
いやだよ。思い出したくないよ。
「玄ちゃんはいつもその場に立ったまま。
私もお父さんもそれでいいと思っていた。
でも、玄ちゃんが前に進むなら、いろいろなことを受け入れなきゃいけないよ」
「やだよ、やだよ」
「子供麻雀クラブがなくなった時もそう。
新しく作るんじゃなくて、ずっとそこを守っていた。
新しく挑戦することは、失敗することがあるから、傷つくかもしれないから進めなかったんだよね」
「お姉ちゃん、痛いよ」
「ごめんね。私もそう。
でも、誰かと一緒に歩くなら、一歩前に進まないといけない」
「一歩前に進んで、それに触ったら壊れちゃうかもしれないよ。
そんな思いをするくらいなら、遠くから眺めているだけでいいんだ」
「それじゃ、ダメだよ。
いつか選ばなきゃいけない時が来るから」
「お姉ちゃん、怖いよ」
「今の距離感が心地よいから、気付きたくないんだよね」
「お姉ちゃん!」
10/12
「私たちも幸せになっていいんだよ」
「えっ?」
「玄ちゃんは怖いんだよね。
……幸せな状況が壊れるのが、怖いんだ」
胸がギュッと痛んだ。
お姉ちゃんは暖かいけれど、その言葉は私の心を貫いた。
「壊れる……?」
「お母さんのこと」
「っ!!」
記憶の片隅に追いやっていた出来事を思い出す。
いやだよ。思い出したくないよ。
「玄ちゃんはいつもその場に立ったまま。
私もお父さんもそれでいいと思っていた。
でも、玄ちゃんが前に進むなら、いろいろなことを受け入れなきゃいけないよ」
「やだよ、やだよ」
「子供麻雀クラブがなくなった時もそう。
新しく作るんじゃなくて、ずっとそこを守っていた。
新しく挑戦することは、失敗することがあるから、傷つくかもしれないから進めなかったんだよね」
「お姉ちゃん、痛いよ」
「ごめんね。私もそう。
でも、誰かと一緒に歩くなら、一歩前に進まないといけない」
「一歩前に進んで、それに触ったら壊れちゃうかもしれないよ。
そんな思いをするくらいなら、遠くから眺めているだけでいいんだ」
「それじゃ、ダメだよ。
いつか選ばなきゃいけない時が来るから」
「お姉ちゃん、怖いよ」
「今の距離感が心地よいから、気付きたくないんだよね」
「お姉ちゃん!」
870: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:09:43.57:tl457xQuo (11/13)
11/12
お姉ちゃんを突き放した。
それでもお姉ちゃんは笑っていた。
「私もお父さんも大丈夫」
「っ!」
「全部ぜーんぶ、玄ちゃんの周りのことを忘れて見て?」
「忘れる?」
「そう。
須賀君のことが好きなんでしょう?」
「……京太郎君には、もっといい人が」
「めっ、でしょ。
周りのことを忘れて?」
「す、好き、だよ」
「うん。そうだよね」
お姉ちゃんは微笑んだ。
「あとはそれに触ってみるだけ」
「でも、怖いよ」
「いつか静かに離れるのを待つだけじゃ、ダメなんだ」
「どうすればいいのかわからないよ」
「それに、恋愛は二人でするものだから」
お姉ちゃんが視線を移す。
私の携帯が震えている。
11/12
お姉ちゃんを突き放した。
それでもお姉ちゃんは笑っていた。
「私もお父さんも大丈夫」
「っ!」
「全部ぜーんぶ、玄ちゃんの周りのことを忘れて見て?」
「忘れる?」
「そう。
須賀君のことが好きなんでしょう?」
「……京太郎君には、もっといい人が」
「めっ、でしょ。
周りのことを忘れて?」
「す、好き、だよ」
「うん。そうだよね」
お姉ちゃんは微笑んだ。
「あとはそれに触ってみるだけ」
「でも、怖いよ」
「いつか静かに離れるのを待つだけじゃ、ダメなんだ」
「どうすればいいのかわからないよ」
「それに、恋愛は二人でするものだから」
お姉ちゃんが視線を移す。
私の携帯が震えている。
871: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:10:13.18:tl457xQuo (12/13)
12/12
ーー着信は、京太郎くんからだった
「須賀君が、玄ちゃんに歩み寄ってくるかもしれないよ」
お姉ちゃんは諭すように言ってくれた。
携帯を手渡してくれて、私に出るように促す。
震える手で、着信をとった。
会話の内容は詳しく覚えてないけれど。
『今から会えないか』
と言うことだけは覚えている。
お姉ちゃんに手を引っ張られ、なんとか立ち上がった。
「あとは玄ちゃんが、一人で立ち向かわなきゃ」
お姉ちゃんの言葉が、重くのしかかった。
12/12
ーー着信は、京太郎くんからだった
「須賀君が、玄ちゃんに歩み寄ってくるかもしれないよ」
お姉ちゃんは諭すように言ってくれた。
携帯を手渡してくれて、私に出るように促す。
震える手で、着信をとった。
会話の内容は詳しく覚えてないけれど。
『今から会えないか』
と言うことだけは覚えている。
お姉ちゃんに手を引っ張られ、なんとか立ち上がった。
「あとは玄ちゃんが、一人で立ち向かわなきゃ」
お姉ちゃんの言葉が、重くのしかかった。
872: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/25(月) 22:10:41.87:tl457xQuo (13/13)
続く
投下終了
続く
投下終了
873:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 22:22:56.55:g0eBAe7qo (1/1)
乙です
乙です
874:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 22:30:05.51:qRBfNL3tO (1/1)
乙
乙
875:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 22:32:39.03:7gQ1sSjjO (1/1)
乙です
ゆうちゃーいいお姉さんやなぁ
乙です
ゆうちゃーいいお姉さんやなぁ
876:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 22:37:09.78:WcXOgbLro (1/1)
乙!いい話のはずなのにユウチャーもグラビティとか考えると…
後とうとう登場すらしなくても笑いをもたらすオチ村さんはなんなんだ
乙!いい話のはずなのにユウチャーもグラビティとか考えると…
後とうとう登場すらしなくても笑いをもたらすオチ村さんはなんなんだ
877:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 22:58:33.44:93teXM3Jo (1/1)
乙ー
乙ー
878:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/25(月) 23:11:04.72:WB6+hdNqO (1/1)
こうでもしないとオネーチャンも病んじゃいそうだもんね
グラヴィティこわい
こうでもしないとオネーチャンも病んじゃいそうだもんね
グラヴィティこわい
879:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 01:09:16.77:y7WfkjLlo (1/1)
咲姉妹シリーズでこれほどまでに姉妹丼したい姉妹はない
松実おもちサンドで昇天したいんじゃ
咲姉妹シリーズでこれほどまでに姉妹丼したい姉妹はない
松実おもちサンドで昇天したいんじゃ
880:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 01:10:02.57:RA+TD3F1O (1/1)
俺は親子丼を堪能したいぜ!
俺は親子丼を堪能したいぜ!
881:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 01:57:51.29:QJQZex4ho (1/2)
豊かな松実姉妹 半々の愛宕姉妹 希望のない宮永姉妹
豊かな松実姉妹 半々の愛宕姉妹 希望のない宮永姉妹
882:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 02:20:14.61:miiA/d6Mo (1/1)
わかってないな
宮永姉妹丼は、麺硬めみたいなもんだろ
通なら迷わず選ぶはず
わかってないな
宮永姉妹丼は、麺硬めみたいなもんだろ
通なら迷わず選ぶはず
883:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 06:55:26.08:zJ40Fs86O (1/1)
慎ましやかじゃないですねー→玄「それもそうだねっ!」
お淑やかじゃないからね→玄「そうだね!」
やめてくれ
そのコンボは俺(の腹筋)に効く
やめてくれ
慎ましやかじゃないですねー→玄「それもそうだねっ!」
お淑やかじゃないからね→玄「そうだね!」
やめてくれ
そのコンボは俺(の腹筋)に効く
やめてくれ
884:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 09:19:16.88:jrE9Ss7cO (1/1)
乙です
お淑やかじゃないからね、に草
にしてもええなぁこの姉妹……
もういっそクロチャー時空じゃなくて松実姉妹時空に!に!!(懇願)
乙です
お淑やかじゃないからね、に草
にしてもええなぁこの姉妹……
もういっそクロチャー時空じゃなくて松実姉妹時空に!に!!(懇願)
885:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 13:12:13.22:eUWxhZRro (1/1)
石戸姉妹はもらった
石戸姉妹はもらった
886:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 13:27:12.62:RHQfzBB1o (1/1)
姉妹じゃなくね
姉妹じゃなくね
887:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 13:33:22.94:Wpu7EowNO (1/1)
従姉妹やね
従姉妹やね
888:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 16:41:14.85:yz1EZyiDO (1/1)
ところでこのスレの二大重力発生装置の片割れの清水谷さんの話はないんですかねぇ。
ところでこのスレの二大重力発生装置の片割れの清水谷さんの話はないんですかねぇ。
889: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:23:41.46:RsIh2JSVo (1/14)
1/13
【グラビティエンド!】
お姉ちゃんに促されて京太郎君に会いに行く。
いつもならウキウキして楽しいことばかり考えて、京太郎君と何を話そうか迷うくらい。
そんな『いつも』が嘘のように、私の気持ちは暗く沈んだまま。
お姉ちゃんが、私一人で行かせた。
いつも優しいお姉ちゃんが、私を自立させようとした。
理解できるけれど、それがとても寂しかった。
「京太郎君」
「玄さん」
夕方の公園で、京太郎君が待っていた。
いけないいけない。私が待たせちゃうなんてよくないよ。
私が待つのは得意だけれど、人に待たせるのは好きじゃないんだ。
同じ思いをして欲しくない、そうなのかな?
「わざわざすみません。
本当は玄さんを迎えに行った方が良いと思ったんですけど、玄さんの家知らなくて」
「あっ、そういえばそうだったね」
「あはは……」
そういえば、京太郎君がうちに来たことはなかったなぁ。
1/13
【グラビティエンド!】
お姉ちゃんに促されて京太郎君に会いに行く。
いつもならウキウキして楽しいことばかり考えて、京太郎君と何を話そうか迷うくらい。
そんな『いつも』が嘘のように、私の気持ちは暗く沈んだまま。
お姉ちゃんが、私一人で行かせた。
いつも優しいお姉ちゃんが、私を自立させようとした。
理解できるけれど、それがとても寂しかった。
「京太郎君」
「玄さん」
夕方の公園で、京太郎君が待っていた。
いけないいけない。私が待たせちゃうなんてよくないよ。
私が待つのは得意だけれど、人に待たせるのは好きじゃないんだ。
同じ思いをして欲しくない、そうなのかな?
「わざわざすみません。
本当は玄さんを迎えに行った方が良いと思ったんですけど、玄さんの家知らなくて」
「あっ、そういえばそうだったね」
「あはは……」
そういえば、京太郎君がうちに来たことはなかったなぁ。
890: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:24:10.51:RsIh2JSVo (2/14)
2/13
「そうなんです。
俺、玄さんのこと何も知らなかった」
「京太郎君?」
「いつも玄さんに何かをしてもらってばかり。
それが心地よくて、悩ませちゃったかもしれない」
「そ、そんなことないよ!
私は私がやりたいことをやっていただけだもん!」
「それにしても、態度をハッキリさせなかった俺が悪いんです。
というか、それっぽくアピールするなんて女々しいよね」
「?」
「もう、直球です!」
2/13
「そうなんです。
俺、玄さんのこと何も知らなかった」
「京太郎君?」
「いつも玄さんに何かをしてもらってばかり。
それが心地よくて、悩ませちゃったかもしれない」
「そ、そんなことないよ!
私は私がやりたいことをやっていただけだもん!」
「それにしても、態度をハッキリさせなかった俺が悪いんです。
というか、それっぽくアピールするなんて女々しいよね」
「?」
「もう、直球です!」
891: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:25:20.74:RsIh2JSVo (3/14)
「玄さん、好きです!
俺と付き合ってください!」
「……ふぇっ!?」
「玄さん、好きです!
俺と付き合ってください!」
「……ふぇっ!?」
892: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:25:50.10:RsIh2JSVo (4/14)
4/13
「な、な、な!?」
「前から言ってたと思うんですけど、好きです!」
「わ、私!?
お姉ちゃんじゃなくて、和ちゃんでもなくて!?」
「和はないですね」
「そうだね」
「そもそも玄さんのお姉さんって、玄さんから話を聞いたくらいしか知りませんよ」
「で、でも私じゃ京太郎君の好みに合ってないよ?」
「何を言ってるんですか……。
露出が少なくて!
料理がうまくて!
お淑やかで!
家庭的で!
お、おもちが大きくて!
こんなお嫁さんにしたい女の子ナンバー1なんて他にいませんよ!」
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:/|__;.ム斗:./ |:.:.:.し:.:.;\_}:.:|__ ゚。.:.:.:.|:.:..゚。:..:..:\:.゚。
/:..:..:..:/ :.i:.:.:.:i:.:/│:./ |:.′ |:.:.:.:.:.:./ Ⅵ :。:.:.:|:.:.:..:。:..:..:..:}ⅵ
/.......:.:.,:.:.:.:|:.:.:.:レ彡|:./三ミ:{、 | :.:.:.:./ 彡=リ三ミト、 :.:.|:.:.:.:.:゚:..:..:..:| リ
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イO/:.:..:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|////////////////{ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:..:..∧ 「ふぇぇぇぇぇ!?」
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「な、な、な!?」
「前から言ってたと思うんですけど、好きです!」
「わ、私!?
お姉ちゃんじゃなくて、和ちゃんでもなくて!?」
「和はないですね」
「そうだね」
「そもそも玄さんのお姉さんって、玄さんから話を聞いたくらいしか知りませんよ」
「で、でも私じゃ京太郎君の好みに合ってないよ?」
「何を言ってるんですか……。
露出が少なくて!
料理がうまくて!
お淑やかで!
家庭的で!
お、おもちが大きくて!
こんなお嫁さんにしたい女の子ナンバー1なんて他にいませんよ!」
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893: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:26:19.27:RsIh2JSVo (5/14)
5/13
京太郎君が熱弁している。
は、恥ずかしいよぉ。
「そもそも玄さんは無防備すぎるんです。
あんな風に接されたら男は惚れますよ!
だいたいわかってるんですか!?
玄さんは美少女なんですから! 距離感を考えないと!」
「!?」
「こんなお嫁さんそのものみたいな存在がいたら男は惚れますよ!」
「わ、私なんてそんな大層なことできないよぉ」
「玄さんがしている一挙一動が男のツボをつきすぎてるんですよ!
もー、女の子の好み聞かれた時には心臓止まるかと思ったし。
玄さんのこと好きって言っても聞いてくれないし。
それなのに距離感変わらないし」
「そ、そんな……」
京太郎君が私のことを好きだなんて、考えたこともなかった。
……ううん。考えないようにしていたのかもしれない。
「も、もっとロマンチックなところで言うべきだったのかもしれないけど。
でも、今日の玄さんを見て、言わなきゃいけないって思ったんだ」
「私は……」
「返事、聞かせてもらえますか?」
予想もしていなかった急展開で、まだ頭が追いつかないよぉ。
京太郎君が私のことを、好き……?
5/13
京太郎君が熱弁している。
は、恥ずかしいよぉ。
「そもそも玄さんは無防備すぎるんです。
あんな風に接されたら男は惚れますよ!
だいたいわかってるんですか!?
玄さんは美少女なんですから! 距離感を考えないと!」
「!?」
「こんなお嫁さんそのものみたいな存在がいたら男は惚れますよ!」
「わ、私なんてそんな大層なことできないよぉ」
「玄さんがしている一挙一動が男のツボをつきすぎてるんですよ!
もー、女の子の好み聞かれた時には心臓止まるかと思ったし。
玄さんのこと好きって言っても聞いてくれないし。
それなのに距離感変わらないし」
「そ、そんな……」
京太郎君が私のことを好きだなんて、考えたこともなかった。
……ううん。考えないようにしていたのかもしれない。
「も、もっとロマンチックなところで言うべきだったのかもしれないけど。
でも、今日の玄さんを見て、言わなきゃいけないって思ったんだ」
「私は……」
「返事、聞かせてもらえますか?」
予想もしていなかった急展開で、まだ頭が追いつかないよぉ。
京太郎君が私のことを、好き……?
894: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:26:49.13:RsIh2JSVo (6/14)
6/13
顔が熱くなる。
こんな気持ち、初めて。
誰かに尽くす喜びじゃなくて、誰かに思われる喜び。
でも、まだわからない。
「怖いんだ」
「え?」
「幸せになることが、今以上を望むことが怖いの。
何もない時を堪えることはできるけど、幸福な時を知ってしまったら、そこから落ちるのが怖いんだ」
「玄さん」
「そんな私じゃ、京太郎君を幸せにできないよ……っ!」
もし、京太郎君と結ばれることになったとしても。
京太郎君が私から離れていってしまうかもしれない。
ーー離別してしまうかもしれない
′.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:....... ヽ
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|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:.:.|イう弐笊、ノ7/ ィう笊、 ムイ : |
|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:.从 l{///}l / l{///l ∨:.:|:.:.:.| /
|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:.:.|とつー" 弋zツ /} : |:.:.:.|,/
|:.:.:.:.:.:.从:.|:.:.:.:.| //// , ///,: :.:.:|:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.:.:.(_|:.:.:.:.| Λ: : :|:.:.:.| 「私だって、京太郎君のことが大好きだもん」
|:.:.:.:.:.:.: /:.|:.:.:.:.|::\ r _, 个:.:.:.:.|:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.,‘ :.|:.:.:.:.K| > .. イ:.:.:.|:.:.:.:.∧: :|
|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.| \ |/\ : :.:.:.:.:.:|:.:.:./| |:.:.|
|:.:.:.:.:.:.|:.::八:.:.:.| \__ ∧、 \:.:.:.:.:|:.:/:.:| |:.:.|
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6/13
顔が熱くなる。
こんな気持ち、初めて。
誰かに尽くす喜びじゃなくて、誰かに思われる喜び。
でも、まだわからない。
「怖いんだ」
「え?」
「幸せになることが、今以上を望むことが怖いの。
何もない時を堪えることはできるけど、幸福な時を知ってしまったら、そこから落ちるのが怖いんだ」
「玄さん」
「そんな私じゃ、京太郎君を幸せにできないよ……っ!」
もし、京太郎君と結ばれることになったとしても。
京太郎君が私から離れていってしまうかもしれない。
ーー離別してしまうかもしれない
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895: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:27:18.52:RsIh2JSVo (7/14)
7/13
「お母さんがいなくなった時から、必要以上を望まないようにしてたんだ。
それでも、そんなこと言われたら期待しちゃうよ」
「玄さん、俺じゃダメですか?」
「私、こんな重い子だよ?
京太郎君にふさわしい子は他にいるもん。
その方が絶対に幸せになれるよ」
「……あのですねー。
俺は玄さんが好きなんです。
他の人じゃ幸せになれないんです」
「……!」
「俺を幸せにするために、一緒になってくれませんか?」
7/13
「お母さんがいなくなった時から、必要以上を望まないようにしてたんだ。
それでも、そんなこと言われたら期待しちゃうよ」
「玄さん、俺じゃダメですか?」
「私、こんな重い子だよ?
京太郎君にふさわしい子は他にいるもん。
その方が絶対に幸せになれるよ」
「……あのですねー。
俺は玄さんが好きなんです。
他の人じゃ幸せになれないんです」
「……!」
「俺を幸せにするために、一緒になってくれませんか?」
896: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:27:48.06:RsIh2JSVo (8/14)
8/13
京太郎君が手を握ってくれた。
お父さんみたいな、男の人の手。
震えていた私をあやすように、ただじっと答えを待ってくれた。
ーーお母さん、私はこの人を幸せにできるかな?
____
,. ´ __ `¨¨ヽ
,  ̄` / ヽ `ヽ
/ _ ,: ∨ 、 :.
/ /,´ / | ヽ .
/ //' ' / ' / l| | : : ∨ :
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_/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧
 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}' 「俺は、玄さんから離れませんよ。
´ \∧ ' ,r ' /
、 v ァ / 从/ 俺も大概重いですよ?」
\ `こ イ _|、
` r ´ //∧
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rぅ' ,|::.|::.:.|:.斗‐…r ⊥...」:..|:/|:.ト{
/:{ V:|::.|::.:.|´iヒぅ:ツ ..ヒ::rツ〉.:: |:.|
|:.|/::.:,::.:.::. l :| U  ̄ / |::.i!:.! 「……うん」
{i:{:: :ハ::.: 込{. __ '^` ..ィ}:リ|:
乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./
/:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/|
イ.:/::.:.:.:. / /\ { {:小{
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ |! 人.}:.{
./::.:.:.:.:.:. 人 ,八 ノト{
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京太郎君が手を握ってくれた。
お父さんみたいな、男の人の手。
震えていた私をあやすように、ただじっと答えを待ってくれた。
ーーお母さん、私はこの人を幸せにできるかな?
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897: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:28:17.42:RsIh2JSVo (9/14)
9/13
「もう一回言います。
玄さん、俺と付き合ってください」
「……うん!」
「へへっ。やったー!
待たせちゃってすみません」
「ううん、待つのは得意だから大丈夫だよ」
「本当はちゃんとした場所で告白するつもりだったんです」
「そ、そうだったの?」
「ええ。
和に彼氏が出来たって玄さんが言ってたのを聞いて、焦りました。
それじゃ玄さんなんて一瞬で持ってかれちゃうじゃんって思って、それで考えてたんです」
「私はずっと、京太郎君一筋だよ。
これからもずっと、ずっと一筋」
京太郎君の手のひらの体温が感じられる。
震えはもう、止まっていた。
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「もう一回言います。
玄さん、俺と付き合ってください」
「……うん!」
「へへっ。やったー!
待たせちゃってすみません」
「ううん、待つのは得意だから大丈夫だよ」
「本当はちゃんとした場所で告白するつもりだったんです」
「そ、そうだったの?」
「ええ。
和に彼氏が出来たって玄さんが言ってたのを聞いて、焦りました。
それじゃ玄さんなんて一瞬で持ってかれちゃうじゃんって思って、それで考えてたんです」
「私はずっと、京太郎君一筋だよ。
これからもずっと、ずっと一筋」
京太郎君の手のひらの体温が感じられる。
震えはもう、止まっていた。
898: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:28:46.07:RsIh2JSVo (10/14)
10/13
「ね、ねぇ京太郎君。
これで私たちは恋人同士なんだよね?」
「そ、そうですね」
「ひとつだけ、わがままを言ってもいいかな」
「なんでもどうぞ!」
「その、抱きしめて欲しいな」
「!?」
「ダメ、かな?」
「いえ! 喜んで!
……ちょっと違うかな」
「?」
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「ね、ねぇ京太郎君。
これで私たちは恋人同士なんだよね?」
「そ、そうですね」
「ひとつだけ、わがままを言ってもいいかな」
「なんでもどうぞ!」
「その、抱きしめて欲しいな」
「!?」
「ダメ、かな?」
「いえ! 喜んで!
……ちょっと違うかな」
「?」
899: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:29:15.54:RsIh2JSVo (11/14)
11/13
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/ イ / // : l | ' / ! 从 | : :.
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/ イ | l{ { ∨/ ' } ∧ : :.
´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{
{从 | , ムイ r 、 }} /} \ 「おまかせあれっ!」
| ノ ' }/イ/
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900: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:29:44.86:RsIh2JSVo (12/14)
12/13
「玄さん柔らかい……。
スッゲー気持ちいいです」
「ど、ドキドキしすぎて爆発しそうだよぉ……」
「やわけー……。
めっちゃ幸せだァ……」
「京太郎君の胸板、すごく硬いんだね」
「鍛えてましたから。
今はそんなでもないんじゃないかな」
「ううん。
すごく硬くて、暖かくて、大好きだよ」
「それは良かった」
「男の人のおもちも悪くないのです!」
「俺のだけにしておいてくださいね」
「えへへっ、もちろんだよ!」
「あー、もーずっとこのままでいたい」
「……ねぇ、京太郎君」
「はい?」
12/13
「玄さん柔らかい……。
スッゲー気持ちいいです」
「ど、ドキドキしすぎて爆発しそうだよぉ……」
「やわけー……。
めっちゃ幸せだァ……」
「京太郎君の胸板、すごく硬いんだね」
「鍛えてましたから。
今はそんなでもないんじゃないかな」
「ううん。
すごく硬くて、暖かくて、大好きだよ」
「それは良かった」
「男の人のおもちも悪くないのです!」
「俺のだけにしておいてくださいね」
「えへへっ、もちろんだよ!」
「あー、もーずっとこのままでいたい」
「……ねぇ、京太郎君」
「はい?」
901: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:30:13.83:RsIh2JSVo (13/14)
13/13
まだまだ素直に幸せを享受することは出来ないかもしれない。
これからもずっと、大変なことはいっぱいあるのかもしれない。
辛いとわかっていても、一歩進むことを選ぶのは勇気がいる。
私は初めて、自分から一歩進むことができたんだ。
/ . . . . . . . : : : : : : : : . . . \
, . . . . : : .:. .:..:.:.:.:.:.:. .:. .:.:.:.:.:..ヽ:. . :. ヽ
/ . . . : .:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:. i{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:..‘. ∧
/ :/ :/:/ ..:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:. | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨. ‘.. .
/ .イ ′:.:.:.:.:.:{:.:.:.:,| ...:.:.:.: {∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:. :. i
././ ′:!.:.|.......:小:.:.ハ__ .:.:.:.:iハ 斗:十:.ト:. .|:.:... i:. :
i:.′} . :|. :! :.:.:斗{:.:「 丁i .:.:.:.ト:.V ヘ:.{\:.:.`!:.:.:. |: :|
|′.′::l .:|.ト:. .::| ヽ 气{\:.:{ \ ヽ. \} :. : |: :{
i . .:.|:八.:.|ヽ{ _ \ ,z≦ミ、| :.: :.!:. |!
| : /|.::.:.:.::! ,ァ= =ミ ´ `'^| :. : |:.小
|.:/ :! .:.:.:.ハ ′ /i/, | :. : |:.|i
|:′:} .:.: :| ∨ /i ' .:. :. :.!:. l: {
○: :′.:.:.ト. . , 八:.:..:}:. l:.‘
/:.{: :| .:.:.:. {:: 込 ` ´ /}::.:.:./::. :!:. ‘ 「これからも、よろしくおねがいしますっ!」
/:;:.|:.::| .:.:.:. |:::::::个:..... .イ::∨:.:.:/:/.:.′:∧
i:/{:.! .:| .:.:.:. |:::::::/:::::::::ノ}≧ - ´ {入:/.:.:./i/:.:.′:. . ‘.
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.′..:.八:!ム:.七¨⌒} >t_ん /:./「/:.:.: 厂 ̄ ≧ 、
/ . rヘ´ ヽ \ | ∧ ∧'ィ斗v′:.:/ ヽ
. / . :′ 八_{ ̄≧ V__/イ´ {'リ:.:.:.:′ / }
/ . . {⌒ヽ 八 z__{ }___, {.':.:.:./ / |
.′. .:| \ 《 ハ下 . /.:.:.:.′ , 小
/ . . .:.{ ヽ } ∧__/ }ハ ≧7.:.:.:./ / {:∧
. / . ./..:.:} . | く / } ;:.:.:.:.:′ .′/ {:. .‘.
/ . ./..:.:.:.i ∨ } `≧-ヘ ∧ノ}:.:.:.:.{ . { .′ }:. . ‘.
/ . :/′:.:.:.} ‘. V| ∨ |:ノ}:.:} j / / {:.:. . ‘.
ドキドキして、こんなにワクワクするのは初めてだ。
これからの楽しい日々を思って微笑んだ。
ーーこんなに純粋に笑えるのは、お母さんの前以来だった
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まだまだ素直に幸せを享受することは出来ないかもしれない。
これからもずっと、大変なことはいっぱいあるのかもしれない。
辛いとわかっていても、一歩進むことを選ぶのは勇気がいる。
私は初めて、自分から一歩進むことができたんだ。
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○: :′.:.:.ト. . , 八:.:..:}:. l:.‘
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ドキドキして、こんなにワクワクするのは初めてだ。
これからの楽しい日々を思って微笑んだ。
ーーこんなに純粋に笑えるのは、お母さんの前以来だった
902: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/26(火) 20:31:27.57:RsIh2JSVo (14/14)
本編はカン!
いつも通り7話+後日談1話でお送りします。次回後日談
本編はカン!
いつも通り7話+後日談1話でお送りします。次回後日談
903:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 20:35:29.79:4FSOswIRo (1/1)
乙!
後日談ということはこれから益々愛がエスカレートしていくのか…
乙!
後日談ということはこれから益々愛がエスカレートしていくのか…
904:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 20:41:57.14:gJD+uGDMo (1/1)
乙ですー
なんでのどっちはすぐ弄られてしまうん……?
乙ですー
なんでのどっちはすぐ弄られてしまうん……?
905:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 21:04:50.35:jVBsrobhO (1/1)
和ェ・・・
和ェ・・・
906:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 21:17:45.46:19mxIKdT0 (1/1)
部内麻雀で、のどっちが用意した”あぶないしふく”を着るか、ワカメの実家でメイド服でバイトをするかの二択を迫られる日常でもあったとか。
部内麻雀で、のどっちが用意した”あぶないしふく”を着るか、ワカメの実家でメイド服でバイトをするかの二択を迫られる日常でもあったとか。
907:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 21:37:29.25:WKkc8drFo (1/1)
後日談期待不可避
まってるよー
後日談期待不可避
まってるよー
908:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 21:41:10.06:TGPLx2Uko (1/1)
聖人京ちゃんと大天使クロチャーにもこんな扱いをされるのどっち
手遅れですね
聖人京ちゃんと大天使クロチャーにもこんな扱いをされるのどっち
手遅れですね
909:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 22:02:26.20:IHe2AQqho (1/1)
乙ー
乙ー
910:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 22:12:42.91:vevnZ23A0 (1/1)
ガチ百合のどっちとガチ非百合くろちゃー それが明暗を分けましたね
ガチ百合のどっちとガチ非百合くろちゃー それが明暗を分けましたね
911:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 23:12:22.35:QJQZex4ho (2/2)
乙
相変わらずの和の扱いに草
乙
相変わらずの和の扱いに草
912:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/26(火) 23:15:31.48:z7pQ52D7o (1/1)
乙
乙
913:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 00:23:07.97:14L23uhQ0 (1/1)
乙です
のどっちェ…
京ちゃんと玄ちゃんは末永くお幸せに
乙です
のどっちェ…
京ちゃんと玄ちゃんは末永くお幸せに
914: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:43:07.16:eLZ+lZLxo (1/13)
1/12
【松実玄-エピローグ-】
-―……―-
...:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ
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`O′ |::::::l从 j:::::::〃:::::::ィ::.:.:.l
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,.' ´ ` 、
_,ィァ′ ヽ \
{少′ / ,i l ト、 i ,ィマ、
Y / /// | l| | ハ 辷='/|:..ヽ\
イ ′ / | { | 从、| } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
. { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、
リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
l_,以 { ヒtリ ヒztリ |f リ| |:.:| |:.:|
「 l 「ト'" ' '""' _,イ | |:.:| |:.:|
} } ハ tっ ィ' ) ,j リ 刀 「
/ /,イ| |l>、 ,ィ |ノイイ / リ |
/ /リ |:! !仏ィ_〕¨ 》,// / /| !
. / / r廾 .|「{: |-、 __ / // ,ヘ〔 .j {
〈 イ ∧V /:.:.: :|__´_./: :./ /:.:.:.:.>)) 「えっ?」
} } /`Y'| {:.:.:.:.:.l /: : 〈 〈:.:,イ´ /{,
j/ }`ー冫j\:.:.:| /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v' 人
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【松実玄-エピローグ-】
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リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
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915: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:43:36.54:eLZ+lZLxo (2/13)
2/12
松実玄です!
無事、京太郎君とお付き合いさせていただいています!
今日は和ちゃんと憧ちゃんからお誘いを受けて、女子会をしているよ。
えへへっ、久しぶりに誘ってもらえて嬉しいなぁ。
「(ちょっと和!
その男の人って和に気があるんじゃなかったの!?)」
「(間違いありません。
公式設定です。wikiにも載ってます!)」
「(マブダチだから分けてくれるって言ったじゃない!)」
「(私だって何がどうなってるかわかりませんよ!
玄さんから『私のことを好きな人がいる』って聞いたので間違いないと!)」
「(もうその時点で思い込みじゃない!)」
「(私は純愛薄い本が出てるんです! 間違いないです!
あっ、新子さんもいっぱい出てますよね。薄い本)」
「(原村ァ! その話題に関しては貴女も火傷するわよ!)」
「(新子ィ! もうすでに大炎上してるのでダメージなんてありませんよ!)」
「それでね?
京太郎君がね?」
「「(止まらない……)」」
やっぱり女子会じゃないと喋れないことってあるよね。
京太郎君の自慢は京太郎君にはし辛いし、今日は誘ってもらえて良かったよ。
2/12
松実玄です!
無事、京太郎君とお付き合いさせていただいています!
今日は和ちゃんと憧ちゃんからお誘いを受けて、女子会をしているよ。
えへへっ、久しぶりに誘ってもらえて嬉しいなぁ。
「(ちょっと和!
その男の人って和に気があるんじゃなかったの!?)」
「(間違いありません。
公式設定です。wikiにも載ってます!)」
「(マブダチだから分けてくれるって言ったじゃない!)」
「(私だって何がどうなってるかわかりませんよ!
玄さんから『私のことを好きな人がいる』って聞いたので間違いないと!)」
「(もうその時点で思い込みじゃない!)」
「(私は純愛薄い本が出てるんです! 間違いないです!
あっ、新子さんもいっぱい出てますよね。薄い本)」
「(原村ァ! その話題に関しては貴女も火傷するわよ!)」
「(新子ィ! もうすでに大炎上してるのでダメージなんてありませんよ!)」
「それでね?
京太郎君がね?」
「「(止まらない……)」」
やっぱり女子会じゃないと喋れないことってあるよね。
京太郎君の自慢は京太郎君にはし辛いし、今日は誘ってもらえて良かったよ。
916: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:44:06.09:eLZ+lZLxo (3/13)
3/12
「そ、それでね。
今日は男性経験豊富な二人にどうしたら京太郎君に喜んでもらえるか聞けたら、って思ったんだ」
「ほら、呼ばれてますよ。新子」
「アンタのことじゃないの? 原村」
「私なんて世界一位を維持し続けている新子さんにはとてもとても……」
「ハァ?
クレイジーサイコレズの筆頭がよく言うわね」
「和ちゃんにも彼氏さんがいるって言ってたから、参考にさせてくださいっ」
「えっ、和?
アンタ本当におじさん相手にしてるの?」
「それは新子さんの間違いじゃないですか?」
「ちょっと玄。
コレに彼氏がいるなんて本当?」
「わ、私は和ちゃんに聞いただけだよ」
「どーせ虚勢でしょ」
「(脳内に)いますから!!!!!!!」
「はいはい」
「そういう憧はどうなんですか!!?!?
彼氏いない歴更新中ですか!?」
「ちょっ、私だって(画面の中に)彼氏くらいいるわよ!」
, ' / / \ \ ヽ
/ / , ' / \ ヽ ゙.
// .' / / ./! ヽ ゙、 l
// ,.' ,イ / i |、 l 丶 | !
,'/l| . l! __L!l._ ! |_L.L._ l l |
li! |! ||、´ ,' {.| -| l、 l|l-ヽ|、 ` .| | l
|| i!.|Yヽ|_,,,L_ lハ. |l!=込_\ ! || | l
. i! | | | /イ示ヾ \ {イ示ヾミ | .!| |. !
. } | l!ヽ辷ソ `ヽ辷ソ" .! ll| !. l 「やっぱり二人ともすごいなぁ」
. | /| |l ,, ,, , ,, ,, ,! |i| ! |
fj. ! l.! ノ| l | | l!
/ !. | | ヽ っ ..ィヽ! l ! !、. ゙、
,.'/{ | _! l'´| >、.. _ .. ィク ,' / トl. |. \\
!'/,l l'. ..ト ハ..l ヽ、 ,< / /!ノ/ .lヽ、ヽ \
, 'K. ヽ!. . ヽ\ヽ! , ヘ ゝl λ ,'ノ. . / |. . . `>、. \
. / /. ヽ. . . . . . .  ̄! /\ヽ '// \ /. . .,'/ |. . ,.'. . .ヽ ヽ
/ l. . . ヽ. . . . . ┌┴┴─┼|┴─┴-、,'/ .!. /. . . . .l ヽ
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「そ、それでね。
今日は男性経験豊富な二人にどうしたら京太郎君に喜んでもらえるか聞けたら、って思ったんだ」
「ほら、呼ばれてますよ。新子」
「アンタのことじゃないの? 原村」
「私なんて世界一位を維持し続けている新子さんにはとてもとても……」
「ハァ?
クレイジーサイコレズの筆頭がよく言うわね」
「和ちゃんにも彼氏さんがいるって言ってたから、参考にさせてくださいっ」
「えっ、和?
アンタ本当におじさん相手にしてるの?」
「それは新子さんの間違いじゃないですか?」
「ちょっと玄。
コレに彼氏がいるなんて本当?」
「わ、私は和ちゃんに聞いただけだよ」
「どーせ虚勢でしょ」
「(脳内に)いますから!!!!!!!」
「はいはい」
「そういう憧はどうなんですか!!?!?
彼氏いない歴更新中ですか!?」
「ちょっ、私だって(画面の中に)彼氏くらいいるわよ!」
, ' / / \ \ ヽ
/ / , ' / \ ヽ ゙.
// .' / / ./! ヽ ゙、 l
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,'/l| . l! __L!l._ ! |_L.L._ l l |
li! |! ||、´ ,' {.| -| l、 l|l-ヽ|、 ` .| | l
|| i!.|Yヽ|_,,,L_ lハ. |l!=込_\ ! || | l
. i! | | | /イ示ヾ \ {イ示ヾミ | .!| |. !
. } | l!ヽ辷ソ `ヽ辷ソ" .! ll| !. l 「やっぱり二人ともすごいなぁ」
. | /| |l ,, ,, , ,, ,, ,! |i| ! |
fj. ! l.! ノ| l | | l!
/ !. | | ヽ っ ..ィヽ! l ! !、. ゙、
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!'/,l l'. ..ト ハ..l ヽ、 ,< / /!ノ/ .lヽ、ヽ \
, 'K. ヽ!. . ヽ\ヽ! , ヘ ゝl λ ,'ノ. . / |. . . `>、. \
. / /. ヽ. . . . . . .  ̄! /\ヽ '// \ /. . .,'/ |. . ,.'. . .ヽ ヽ
/ l. . . ヽ. . . . . ┌┴┴─┼|┴─┴-、,'/ .!. /. . . . .l ヽ
917: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:44:35.11:eLZ+lZLxo (4/13)
4/12
「そ、そういう玄はどうなの?
彼氏さんとはうまく行ってるの?」
「そうですね。
まずは近況を聞かなければ答えようがありません」
「(とりあえず話を逸らさないと)」
「(自分の身に降りかかりますからね)」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいのです」
「なによー。
人に話せないようなことばっかりしてるの?」
「憧はすぐにそういう発想になりますね」
「は?」
「お?」
「わ、わかりました。
ちょっと恥ずかしいけど話すね」
-――-
. . : : : : : : : : : : : : `丶、
/ :/: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
. : : :/:/::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.:: : ヽ::.::.
/::/::.:: /::.::.::./:|::.::.::.::.:|::.::.::.::.:i.::. ::.:
,'::/::.::.: i:.::.:: / │::.::.::.::|\| .:: |::.| ::.i
|::i::.::.:|::.|::`ト| | :|::.::.::.L イ::.::|::.| ::.|
|::i::.::.:|::从≫=ミ|八 .::. 抖=ミ从::| ::.| 「おまかせあれ!」
|::i::.::.:|::.:|{ rJハ \_{.rJハ }|::.:| ::.|
V|::.::.|::.:| 弋ツ 弋ツ ::. | ::.|
/Ⅵ:|::.:|'. ::、::、 ' ::、::、 /|: | ::.|
,::/゚|::.l :.仏 __ 厶|: | ::.|
.:/::.:|::.| :.|:个: . . ‘ ’ . :介/::/::八
/::{/{∧::.::.i.::|〈 {≧ ‐≦} |/::.::.: /ヽ::..
/ ::.::/ _V^>、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧.::.、
. / ::.::.」 // \く>、∨| /∨rく_ン⌒∨ |::.::.\
/::.::. 〔/ //⌒7┴ヘ_,//ー| ̄\\.\ 〕 .::.::.:\
/::.::.:/ 〈 -={_}=ー 〉` \ .::.::.::.::\
. /.::.::/{ 人_,/| |\_人 ト、.::.::.::.::.: \
4/12
「そ、そういう玄はどうなの?
彼氏さんとはうまく行ってるの?」
「そうですね。
まずは近況を聞かなければ答えようがありません」
「(とりあえず話を逸らさないと)」
「(自分の身に降りかかりますからね)」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいのです」
「なによー。
人に話せないようなことばっかりしてるの?」
「憧はすぐにそういう発想になりますね」
「は?」
「お?」
「わ、わかりました。
ちょっと恥ずかしいけど話すね」
-――-
. . : : : : : : : : : : : : `丶、
/ :/: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
. : : :/:/::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.:: : ヽ::.::.
/::/::.:: /::.::.::./:|::.::.::.::.:|::.::.::.::.:i.::. ::.:
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|::i::.::.:|::.|::`ト| | :|::.::.::.L イ::.::|::.| ::.|
|::i::.::.:|::从≫=ミ|八 .::. 抖=ミ从::| ::.| 「おまかせあれ!」
|::i::.::.:|::.:|{ rJハ \_{.rJハ }|::.:| ::.|
V|::.::.|::.:| 弋ツ 弋ツ ::. | ::.|
/Ⅵ:|::.:|'. ::、::、 ' ::、::、 /|: | ::.|
,::/゚|::.l :.仏 __ 厶|: | ::.|
.:/::.:|::.| :.|:个: . . ‘ ’ . :介/::/::八
/::{/{∧::.::.i.::|〈 {≧ ‐≦} |/::.::.: /ヽ::..
/ ::.::/ _V^>、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧.::.、
. / ::.::.」 // \く>、∨| /∨rく_ン⌒∨ |::.::.\
/::.::. 〔/ //⌒7┴ヘ_,//ー| ̄\\.\ 〕 .::.::.:\
/::.::.:/ 〈 -={_}=ー 〉` \ .::.::.::.::\
. /.::.::/{ 人_,/| |\_人 ト、.::.::.::.::.: \
918: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:45:04.15:eLZ+lZLxo (5/13)
5/12
……
…
今までは朝早くに起きて、京太郎君の家に向かって、朝ごはんだけ作って帰っていた。
でも、京太郎君からのお願いで一緒にご飯を食べることになったんだ。
「毎朝玄さんの顔を見ながらご飯を食べられるなんて幸せだァ」
「大袈裟だよぉ……」
京太郎君は結構量を食べるから、三回くらいはおかわりするんだ。
そんな京太郎君のお茶碗を借りておかわりをよそってあげるのがすごく幸せ。
「お味噌汁も飲む?」
「飲みまーす」
一緒にお味噌汁も渡してあげる。
前々から思っていたけど、長野の味付けとは違ったりするのかな。
そこまで気が向かなかったのはお嫁さん失格だよね。
「京太郎君、お味噌汁の味は大丈夫?」
「美味しいですよ」
「もし味が長野と違ってたら言ってね。
すぐに味付けを合わせるよ」
「確かに家のとは違いますけど、玄さんの味付け好きですよ」
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|. : : |:::::::i:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.|. :. :i::.::.::.:.:..:.::.::.::.:::.:.::::.::::::::::::::::::::::::::::::i
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i .......::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::i i:::::ハ::::::::::::::::::::| i::::ハ::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
iγ:/.|:::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::| |::| u .|::::| i::::::::::::::::,::i i::i i::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::i i:::::::::::i:::::::::::::::i:::|ヾ::::::::|__|:::|__ i:::| ハ::::::::::::| i:ト--ー|::|十::::::/ :.|::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::i |:::::::::::|::::::::::::::|ヾi ヾ:::::i i::i. `ミ ̄|:|. ヾ::::::::イ | ,_|_|::::/ i::::i |:::::::::::::::::::::::::::::::::|
.i::|. .|:::::::::::i:::::::::::::::i. ヽ /∨⌒レヽ、. i::i ヾ:::::| r弋r::::.....レヽ、i::ノ. i.:.::::::::::::::::::::::::::::::|
|:| i:::::::::::|:::::::::::::::| / f毛::::ミゝ i i::i ヾ| i ん:::::::::::ヽ レ、. |.:.::::::::::::::::::::::::::::::|
| i::::::::::i:::::::::::::::| く i:::::::::::::::::::ii ` i i..:::::::::::::::::ii ,ゝ i.:.:.:i:::::::::::::::::::::::::::|
i::::::::ii::::::::::::::::| 丶とつ::::::::o:::リ ..... とつ:::::::o::リ ノ .|.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::|:|:::::::::::::::|i ヾ;_.._._彡 ...::.:.::::::::::::::... 弋;.;_;_彡 .i:.:.:.:.::i:::::::::::::::::::::::::|
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ヾ/:i::::::::::::::::|.i :::::::::::::: , ::::::::::::::::::: i i.:.:.:.:.:.:i::::::::::::::::::::::::| 「ふぇっ」
○ |:::::::::::::::i i xxxx xxxxxx .i |.:.:.:.:.:...::ハ:::::::::::::::::::|
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何気ない一言がとても嬉しい。
ついつい自分が食べるのも忘れて京太郎君を見入っちゃう。
もう十分お腹いっぱいだよ。
5/12
……
…
今までは朝早くに起きて、京太郎君の家に向かって、朝ごはんだけ作って帰っていた。
でも、京太郎君からのお願いで一緒にご飯を食べることになったんだ。
「毎朝玄さんの顔を見ながらご飯を食べられるなんて幸せだァ」
「大袈裟だよぉ……」
京太郎君は結構量を食べるから、三回くらいはおかわりするんだ。
そんな京太郎君のお茶碗を借りておかわりをよそってあげるのがすごく幸せ。
「お味噌汁も飲む?」
「飲みまーす」
一緒にお味噌汁も渡してあげる。
前々から思っていたけど、長野の味付けとは違ったりするのかな。
そこまで気が向かなかったのはお嫁さん失格だよね。
「京太郎君、お味噌汁の味は大丈夫?」
「美味しいですよ」
「もし味が長野と違ってたら言ってね。
すぐに味付けを合わせるよ」
「確かに家のとは違いますけど、玄さんの味付け好きですよ」
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何気ない一言がとても嬉しい。
ついつい自分が食べるのも忘れて京太郎君を見入っちゃう。
もう十分お腹いっぱいだよ。
919: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:45:33.46:eLZ+lZLxo (6/13)
6/12
講義の時間が合わない日は京太郎君の家を掃除して待っている。
もちろん何度か自分の家に帰ることもあるけど、京太郎君の家をお掃除しなくちゃ。
お掃除するのも家事をするのも得意だから、これは自慢できる。
逆に一緒の時は手をつないで学校に行くんだ。
最初は恥ずかしかったけれど、京太郎君がそっと握ってくれた時はとっても嬉しかったよ。
同じ講義だったら、私が勉強を教えられたのになぁ、ってちょっとがっかり。
ううん、それでも年上なんだからリードしなきゃ!
「京太郎君、お昼ご飯食べよう!」
「手作り弁当だー!」
お昼を一緒に食べられる時は一緒にご飯。
ダメな時はあらかじめ朝にお弁当を渡しておくんだ。
前から作っていたけど、一緒に食べられると嬉しいよね。
「はい、あーん」
「あーん……。
うーん、うまい」
「えへへっ。
いっぱいあるからいっぱい食べてね」
「なんだか恥ずかしいな」
「い、いやだった?」
「スッゲー嬉しいっす」
「良かったぁ」
私もちょっと恥ずかしいけれど、京太郎君が嬉しいなら良かった!
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講義の時間が合わない日は京太郎君の家を掃除して待っている。
もちろん何度か自分の家に帰ることもあるけど、京太郎君の家をお掃除しなくちゃ。
お掃除するのも家事をするのも得意だから、これは自慢できる。
逆に一緒の時は手をつないで学校に行くんだ。
最初は恥ずかしかったけれど、京太郎君がそっと握ってくれた時はとっても嬉しかったよ。
同じ講義だったら、私が勉強を教えられたのになぁ、ってちょっとがっかり。
ううん、それでも年上なんだからリードしなきゃ!
「京太郎君、お昼ご飯食べよう!」
「手作り弁当だー!」
お昼を一緒に食べられる時は一緒にご飯。
ダメな時はあらかじめ朝にお弁当を渡しておくんだ。
前から作っていたけど、一緒に食べられると嬉しいよね。
「はい、あーん」
「あーん……。
うーん、うまい」
「えへへっ。
いっぱいあるからいっぱい食べてね」
「なんだか恥ずかしいな」
「い、いやだった?」
「スッゲー嬉しいっす」
「良かったぁ」
私もちょっと恥ずかしいけれど、京太郎君が嬉しいなら良かった!
920: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:46:02.93:eLZ+lZLxo (7/13)
7/12
京太郎君は最近アルバイトをしているから、一緒に帰れないことが多い。
何か欲しいものがあるなら私がプレゼントするのになぁ。
もし現金の方がいいならお小遣いだってあげるのに……。
「ううん、私にはやることがあるもんね」
京太郎君の家に帰ったら、残った家事を済ませておく。
夕飯だって食べるだろうし、ちゃんと作っておかないといけない。
「お仕事が終わったら疲れちゃうもんね」
帰ってきたらマッサージしてあげようかな。
そんなこんなでお夕飯の支度はできました。
あとは帰ってくるのを待つだけだけど、京太郎君が遅い。
大丈夫かな……?
そう思っていると、ラインに京太郎君からのメッセージが届いた。
『すみません。
バイトが休んでの代わりにシフトに入るんで、夜遅くなります。
もしかしたら今日帰れないかもしれません』
それなら仕方ないよね。
実家の旅館の手伝いをしていたから、お仕事の大変さはよくわかる。
それでもバイトなのにしっかりしている京太郎君はかっこいいよ!
,.': :/:/: : /!|: : ;' |: :__: : :.|: : : :|: :l: . . .ヽ
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/:,1:,'.: :|:レ|´l|ヽ: ゙、 ヽ_\l\!: : : :!.: :|: : : . |. l
,':/ !:l: : :!:| リニ、 \!イ斥"寸、!: : : :!:ヽ!: : : . !. .!
{:| |:l: : :|:i:斥寸 弋しソノ|: : : :|:ヽ|: : : : |:. .|
ヾ !:|: : :抖乂ソ `"" !: : : :!=、l.: : : :.|. . !
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jt |: : |l _ っ !: : : j´:|: : : : : |: . .! 「他に何か出来ることないかな?」
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京太郎君は最近アルバイトをしているから、一緒に帰れないことが多い。
何か欲しいものがあるなら私がプレゼントするのになぁ。
もし現金の方がいいならお小遣いだってあげるのに……。
「ううん、私にはやることがあるもんね」
京太郎君の家に帰ったら、残った家事を済ませておく。
夕飯だって食べるだろうし、ちゃんと作っておかないといけない。
「お仕事が終わったら疲れちゃうもんね」
帰ってきたらマッサージしてあげようかな。
そんなこんなでお夕飯の支度はできました。
あとは帰ってくるのを待つだけだけど、京太郎君が遅い。
大丈夫かな……?
そう思っていると、ラインに京太郎君からのメッセージが届いた。
『すみません。
バイトが休んでの代わりにシフトに入るんで、夜遅くなります。
もしかしたら今日帰れないかもしれません』
それなら仕方ないよね。
実家の旅館の手伝いをしていたから、お仕事の大変さはよくわかる。
それでもバイトなのにしっかりしている京太郎君はかっこいいよ!
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ヾ !:|: : :抖乂ソ `"" !: : : :!=、l.: : : :.|. . !
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jt |: : |l _ っ !: : : j´:|: : : : : |: . .! 「他に何か出来ることないかな?」
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923: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:47:29.82:eLZ+lZLxo (10/13)
10/12
「なんて時間まで起きているんですか!」
「えへへっ」
「えへへじゃないですよ、もー。
今日中には帰れないって言ったじゃないですか」
「ご、ごめんね?」
「逆に心配するんですからね」
|\_ \ /´ __r― r‐ r‐、.ト ..
< /_ /乂 f i | ! i ∨::.::.::ミ:.、
|/\| 二 ミ 、 ..:..:\ 八} { } } }::.:.:.:.:.:.::.::\
, ..:..:..:.:.:\ ' __,.. -- ':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:\
/ ..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.` ¨¨´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.::.::.::ヽ
/ :..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i ..:..:.. ヽ:.:.:.:..:.. ‘,:.::.::.ハ
/ / .:/ :.:.:.:./ ..:.:.:.:.:.:.:.:| ..:.:.:.:.:.:..i:.:.:. :. . i ’
.′′...... / / ..} ..:.′ :.:.:.:.:.:. |:.....‘. ..:.|....:.::.::.::..|
i..:.i ..:.:.:/ ..:.:.:′.:.:.:./:.′/| .:.:.:.:.:.:.:.:.:}i:.:.:.:.|:.::.}:..:.::.::.:i::.}
..:.::. ..:.:.:′ ..:.:.i.:\,.ィ:./}.:./ }.:.i..:.:.:.:.:.:}:ハ:. イ::;′.::.::.::}::′
| ..| ..:.::i :.:.:i:/ /`/>ー}:/:.:.:.::/斗イ}:/ }:/,!::.::.}::.//
ノノ| ..:/′..:.:.:.::| ノ' /' }:.:.:/ノ}ノ ノ' ノ /}::. /イノ′ 「あうっ」
//´ }.:/ |r‐ 、 .::|z==ミ、 /イ ノ,斗==ミ /:ノイヽ{
. / .:/ ,o'>{ ハ::.: ! xxx ` ^´ xxx {::.:.:./⌒ヽ
/ . .:././:r‐{ |__ノr‐込 ' 厂/ | |\
.. .:.//r‐ミ! 廴ノ 人 \ r . n , イ::厶イ)、_.厂}:ヽ
. .:.:/{ {∧ }ー′ /` ノ { ≧=r`〒 ≦爪 / / {_.ノヽ:’.
..:.:.{ |爪 / }.八__ イ厂ト . __} / } { ∧:ハ
.:.::ノ ィ 7~入 ノ く ./ ./| 》 /{ `{ ノ:.ト}
軽く頭にコツンと当てられちゃった。
ううっ、京太郎君を怒らせちゃった。
「まぁ、すげー嬉しいです。
でもやりすぎは良くないですよ」
「ごめんね?」
「もう怒ってないですよー」
「えへへっ」
怒られちゃっても仕方ないよね。
10/12
「なんて時間まで起きているんですか!」
「えへへっ」
「えへへじゃないですよ、もー。
今日中には帰れないって言ったじゃないですか」
「ご、ごめんね?」
「逆に心配するんですからね」
|\_ \ /´ __r― r‐ r‐、.ト ..
< /_ /乂 f i | ! i ∨::.::.::ミ:.、
|/\| 二 ミ 、 ..:..:\ 八} { } } }::.:.:.:.:.:.::.::\
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/ / .:/ :.:.:.:./ ..:.:.:.:.:.:.:.:| ..:.:.:.:.:.:..i:.:.:. :. . i ’
.′′...... / / ..} ..:.′ :.:.:.:.:.:. |:.....‘. ..:.|....:.::.::.::..|
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ノノ| ..:/′..:.:.:.::| ノ' /' }:.:.:/ノ}ノ ノ' ノ /}::. /イノ′ 「あうっ」
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. / .:/ ,o'>{ ハ::.: ! xxx ` ^´ xxx {::.:.:./⌒ヽ
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.. .:.//r‐ミ! 廴ノ 人 \ r . n , イ::厶イ)、_.厂}:ヽ
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..:.:.{ |爪 / }.八__ イ厂ト . __} / } { ∧:ハ
.:.::ノ ィ 7~入 ノ く ./ ./| 》 /{ `{ ノ:.ト}
軽く頭にコツンと当てられちゃった。
ううっ、京太郎君を怒らせちゃった。
「まぁ、すげー嬉しいです。
でもやりすぎは良くないですよ」
「ごめんね?」
「もう怒ってないですよー」
「えへへっ」
怒られちゃっても仕方ないよね。
924: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:47:59.24:eLZ+lZLxo (11/13)
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| .:| .: : i .: i | .: .: :|.:'⌒:/ :| :|.: .:八.::│.: リ.:.: .:i|
| .:| .: : i .: i | .: ´.:|/|/ |/|/ _∨l/|/.: .:∨|
| .:| .: : i .: N .: .: :| ,..二. ,..‐=ミ│ .: : iリ
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| .:| .: i.:.iヘ:|.| .: .: :| ::/:::/ ____ j.: .: .:|
| .:| .: i.:.!.: o|: .: .: | { ∨ .:'|.: .: .:| 「ご飯にする? お風呂にする?」
| .:| .: i: ∨八|.: .: |> . __ノ イi |.: .: .:|
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,'.: .: : .: .: |/l人人 :∨゙ \ト∧.: .: :i |:/ :|/
/ .: .: .\.: .: .: .: \ヽ{ 「∨トヘ: .: ∨
/.: .: .: .: .:.i\.: .: .: .: ヽ \. |_」儿_∧.: .: :.
/.: .: .: .: .: .:i/\ . : .: . ヽ \人≫、}レ'ヘ:.: .: :.
. / .: .: .: .: .: :/ ___ \ . : .: .ヽ 〈 ,z={}∧.: .: :.
/ .: .: .: .: .: :/{/ `ヽ \ . : .: :. マ´ _八_.ム.: .: :.
. / .: .:. .: .: .: /:V \.:.: .: :. ゙T |\∨.:.|
/ .: .: .: .: .: :/.: .| | ∨ .: | L........|\「|.:丿
だって、京太郎君が帰ってきたら出迎えてあげたいんだもん。
11/12
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| .:| .: i.:.!.: o|: .: .: | { ∨ .:'|.: .: .:| 「ご飯にする? お風呂にする?」
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/ .: .: .\.: .: .: .: \ヽ{ 「∨トヘ: .: ∨
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だって、京太郎君が帰ってきたら出迎えてあげたいんだもん。
925: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:48:28.23:eLZ+lZLxo (12/13)
12/12
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i ニlニ○ _L/、 / (⌒ ⌒)
{ cト ´ | ノ ⌒ ーノ{__ノ て人_)
. ―― ..
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/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:.. :/ } ハ
/::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......:.  ̄
/::. |:...:.:/|::.:/ j/ |::.:.:/}:/リ|\|::.:.}.‘ ―
{: /.! :|.:.:..::|:/ -- _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
rぅ' ,|::.|::.:.|:;{z≦三 三ミメ.|:/|:.ト{ \
/:{ V:|::.|::.:.|´i `|:: |:.|
|:.|/::.:,::.:.::. l :|/// 、__ /// |::.i!:.! 「それでね。それでね。
{i:{:: :ハ::.: 込{. __ (__ ノ .ィ}:リ|:
乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./ |′ あなたって呼んであげたら嬉しいかな?
/:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/| ( )
イ.:/::.:.:.:. / /\ { {:小{ (⌒ ⌒) 子供は何人がいいかな? 子供の名前は何にしようかな?」
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ |! 人.}:.{ て人_)
./::.:.:.:.:.:. 人 ,八 ノト{
'::.:.:.:.:./:.:.:.:ト、 / 乂 /:.:|
. :´ . : . : . : .`: .
/: . : . : . : . : . : . :\
/: . : . : . : . : . : . :ヽ: . \
/: . : . : . : . : . : . : . :‘。: . ノ:。
.′ : . : / : . : . : . :ト : . :‘./-‐゚。
|__: . : . : .i: .|: . : . : .|: . : . : .| ゚,:}ヽ/:.‘。 : ぃ
/:.┼{ ―--..|:._|__ : //八: . : . :| 匕 }: . }: ゚: . }リ
/: イ: .|∧ ミ . : |: .|: //フ7¬ }: . /| ィi爪㍉}:.:|:ハ /
/: ./ | : |: ∧\ : |: .|厶斗=ミ /イ 丿 |:il刈 :.:l/}/
:./ : ..|: . ∧ . : |: .|斤:i:i:(_, 弋''ツ |: |: .i ( \ -‐ 、
: / | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈 |: |: .| ヽ у´ ___}_
/ : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″ ` :':':':゚|: |: .| │ r  ̄ } 「和、こいつを黙らせるわよ」
|: . 。: . : . :∧ い ゚:':':': -┐ }: |i:∧ | ――‐{
| : ..。 . : . : ∧、vハ ゝ __ ノ / : |i: .‘ | ー―{
/: . : ゚: . : . : . ∧:vハ` ..,, / } |i: . :; ′ -- ′
. /: . : . : 。: . : . : .:∧vハ__  ̄{ ̄: .| }/}: . :.。 /\ }、
′: . : . : .。: . : . : . : .ⅵ\>―‐n: . :.{ / l: . : ∨/ / \ /:.入
/: . : . : . : ./\: . : . : . : \: \ |{x=xハ 乂: .:// / / / `¨¨´:.:}
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
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ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!//// 「任せてください!!!!!!」
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
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| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|////
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|/////
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カン!
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{: /.! :|.:.:..::|:/ -- _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
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/:{ V:|::.|::.:.|´i `|:: |:.|
|:.|/::.:,::.:.::. l :|/// 、__ /// |::.i!:.! 「それでね。それでね。
{i:{:: :ハ::.: 込{. __ (__ ノ .ィ}:リ|:
乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./ |′ あなたって呼んであげたら嬉しいかな?
/:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/| ( )
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/: イ: .|∧ ミ . : |: .|: //フ7¬ }: . /| ィi爪㍉}:.:|:ハ /
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: / | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈 |: |: .| ヽ у´ ___}_
/ : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″ ` :':':':゚|: |: .| │ r  ̄ } 「和、こいつを黙らせるわよ」
|: . 。: . : . :∧ い ゚:':':': -┐ }: |i:∧ | ――‐{
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ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!//// 「任せてください!!!!!!」
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
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カン!
926: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/27(水) 18:48:57.20:eLZ+lZLxo (13/13)
クロチャー次元、カン!
クロチャー次元、カン!
927:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 18:51:28.48:J3THbyGcO (1/1)
や京玄N1!
乙っした!
や京玄N1!
乙っした!
928:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 18:57:30.51:5ytv8c320 (1/1)
乙です
出来ればアコチャーにも救いの手を…
乙です
出来ればアコチャーにも救いの手を…
929:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 19:08:29.29:/GWSiYEx0 (1/1)
乙です
クロチャーが幸せそうでなにより
しかしどの次元でも原村さんは碌な人間じゃないな(褒め言葉)
乙です
クロチャーが幸せそうでなにより
しかしどの次元でも原村さんは碌な人間じゃないな(褒め言葉)
930:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 19:22:07.71:0iPbLhZxO (1/1)
乙です
分けるとか思考が世界一すぎる…
乙です
分けるとか思考が世界一すぎる…
931:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 19:34:21.27:yUerpIa/o (1/1)
くろちゃーかわいい
ヤッター!!!
くろちゃーかわいい
ヤッター!!!
932:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 19:37:05.11:LqW/2yIZo (1/1)
大学卒業はある種のリミットだからな…
そこまでにまともな交際経験がないとほぼ絶望的
大学卒業はある種のリミットだからな…
そこまでにまともな交際経験がないとほぼ絶望的
933:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 20:10:28.07:FVWpohsvo (1/1)
乙です
クロチャー可愛い!
しかしお小遣いとかのお金何処から出てくるんや
乙です
クロチャー可愛い!
しかしお小遣いとかのお金何処から出てくるんや
934:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 20:38:51.31:t58Omnv9o (1/1)
おつおつー
てかクロチャーの家老舗旅館でわりとお金持ちだろ
京太郎の家もわりとお金持ちだけど
おつおつー
てかクロチャーの家老舗旅館でわりとお金持ちだろ
京太郎の家もわりとお金持ちだけど
935:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 21:02:52.87:x/7gnMrF0 (1/1)
いちおつなのです!
やっぱり京玄はベストカップルなのです!!
いちおつなのです!
やっぱり京玄はベストカップルなのです!!
936:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/27(水) 21:42:27.42:RZ9GXcb+0 (1/1)
乙ー
クロチャー可愛いしマジ良妻
オチ組はもうダメだな
乙ー
クロチャー可愛いしマジ良妻
オチ組はもうダメだな
937:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 01:11:02.91:MAMBX8Jwo (1/3)
クロチャーのグラビティに負けず平常運転を続けられる二人は何気に凄いのではなかろうか
クロチャーのグラビティに負けず平常運転を続けられる二人は何気に凄いのではなかろうか
938:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 01:32:46.72:ZLe1H34to (1/1)
乙です
クロチャーおも……かわ……可愛い!!
でも付き合う=婚約がナチュラルに成り立つ辺りやっぱちょっと怖いと思うの
まあ可愛いから許す
あと流石にのどっちが可哀想になってきたんでそろそろ慈悲をあげられませんかねぇ……
乙です
クロチャーおも……かわ……可愛い!!
でも付き合う=婚約がナチュラルに成り立つ辺りやっぱちょっと怖いと思うの
まあ可愛いから許す
あと流石にのどっちが可哀想になってきたんでそろそろ慈悲をあげられませんかねぇ……
939:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 01:54:00.17:MAMBX8Jwo (2/3)
なんでや!最高に輝いて全平行世界中最も多くの人に祝福されたのどっち次元があるやろ!
なんでや!最高に輝いて全平行世界中最も多くの人に祝福されたのどっち次元があるやろ!
940:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 03:47:13.43:4AWJP3mJ0 (1/1)
まあ「軽い愛とか欲しいの?」って聞かれたら確かに要らねえなあって思うしそう考えると多少グラビティな方がいいか
京淡次元は後々嫁き遅れ達が須賀淡宣言思い出して膝突くんやろなあ
まあ「軽い愛とか欲しいの?」って聞かれたら確かに要らねえなあって思うしそう考えると多少グラビティな方がいいか
京淡次元は後々嫁き遅れ達が須賀淡宣言思い出して膝突くんやろなあ
941: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:41:17.74:r8onCw7oo (1/10)
1/9
【とても重要な話】
デジタル次元 後日談
大勝利! のどっちのどっちです!
今日は父が重要な話があるから須賀君を呼び出しなさいと言ったので、わざわざ来てもらっています。
もう、須賀君にも須賀君の予定があるでしょうに、自分勝手ですね。
あっ、今の私、常識的な意見を言いましたよね。ドヤァァァァ。
とにかく、父が相変わらずイカつい顔をして須賀君の前に座っています。
対面している須賀君もどこか落ち着かない様子。
ええい、私のか……、か、彼氏に何をする気ですか!
場合によっては容赦しませんよ! 物理で!
「須賀君。
君がうちの娘が欲しいと言い出してから8日経った。
これがどういう意味だからわかるかね」
「……?
一週間以上経ちましたけど、何かありましたっけ」
「どれだけ大切なことかわかっていないとは……。
まだまだ未熟なようだな」
「す、すみません。
何か俺に至らないところでもありましたか?」
原村ァァァァァァ! 何を言い出してるんだァァァァァ!
須賀君も変に反応しなくていいですからね!
もう駆け落ちしましょう! 私、駆け落ちに憧れてますし!
「なら、教えてあげよう」
ごくり、なんて喉がなりました。
1/9
【とても重要な話】
デジタル次元 後日談
大勝利! のどっちのどっちです!
今日は父が重要な話があるから須賀君を呼び出しなさいと言ったので、わざわざ来てもらっています。
もう、須賀君にも須賀君の予定があるでしょうに、自分勝手ですね。
あっ、今の私、常識的な意見を言いましたよね。ドヤァァァァ。
とにかく、父が相変わらずイカつい顔をして須賀君の前に座っています。
対面している須賀君もどこか落ち着かない様子。
ええい、私のか……、か、彼氏に何をする気ですか!
場合によっては容赦しませんよ! 物理で!
「須賀君。
君がうちの娘が欲しいと言い出してから8日経った。
これがどういう意味だからわかるかね」
「……?
一週間以上経ちましたけど、何かありましたっけ」
「どれだけ大切なことかわかっていないとは……。
まだまだ未熟なようだな」
「す、すみません。
何か俺に至らないところでもありましたか?」
原村ァァァァァァ! 何を言い出してるんだァァァァァ!
須賀君も変に反応しなくていいですからね!
もう駆け落ちしましょう! 私、駆け落ちに憧れてますし!
「なら、教えてあげよう」
ごくり、なんて喉がなりました。
942: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:41:47.18:r8onCw7oo (2/10)
2/9
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,.ィ:、フ、: : \:`:ヽ.、
/ :ハ:!-‐i: 、:ヽヽ-、: ゙、
/ /:ハ: 、 }ハ:j!`、i!ト、:、\
i.i : | __,...__ iリ _ル.._|:i:iー-ゝ
|:!_:i! rェ:ェ、,. /ィ:ェ、 };!!
{^}j 、 i !}
!、_, i ,. 〉 'i 「アッハッハ! もうクーリングオフの期間は過ぎた!
i: i ! , _.. .._ /
゙i"\ ` 二 / 今更いらないと言っても遅いからな!」
/i_ \___,.イ
_/ \_ /,ノ\
_,..-'′\ /―< ト、_
_,....-‐''" \ ∧::_::;!\ | `ー--、
/'" `′ヽ::::i `゙′ \
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/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \
| ∧ ∧,イ
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943: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:42:17.62:r8onCw7oo (3/10)
3/9
「和。見ていたのか。
これは男と男の語り合いだ。下がっていなさい」
「どこがですか!!
どこに男の語り合い要素があったんですか!?
人の娘のクーリングオフ期間を気にする親がいますか!」
「後から問題にされたら困る。
後から問題にされたら困る」
「なんで二回言うんですか!!!!!!」
「契約事項は注意深く確認するものだ。
まして問題が起きそうな事態ならなおさらだ」
「和のお父さん、もしかして本当にそれで呼んだんですか?」
「娘を本気でもらう気があるか確認することだ。
軽いことではないだろう」
「今更格好つけても遅いですからね!?
それっぽい言葉で繕ってもさっきの発言は撤回できませんから!」
そもそも須賀君に対してだけ厳格な言葉で話すとは何事ですか!」
「和、これは厳格っぽいではない。
他人用の話し方だ」
「えっ」
「須賀君が身内になったらそのうち変わるだろう」
「それはそれで困るんですが」
「ハハッ、和。楽しいお父さんだね」
. . . . . /. . . : :/: : :/: : : : : : : :ヽ: : : 、: . . 寸三ニ7
: : : : /. . : /:/: : /:!: : : : : : :.|: : :゙、: : :!: : . . 寸三}
: : : /. . ://! !: :,':.:.|: :.:|: : : : :!: : : :ヽ: :l:| . . . ゙ニ7
: : / . .:Ll-┼┼-l、: :|: : : :.!|ヽ,r|''T:ーt、: : : :├'ヾ、
: :,'. : :.´!.! |:∧ | l.| ! ,'|:.l: : :|| |: !:||: |: : :.l: : ! ヽ、
: :l{: : : :|!| i' ヾ |! |/,'/|: :/|! |/|' |:./!|:.,イ: :.i! i!
: :l|ヽ: : | ┳━┳━/' /:/./'┳━┳' イ:/,': : ,'| ノ
: :.i!: :lヽl ┃//┃ /'´ ┃//┃ イ'l/: :,イリ
: : : : | ‘ ━ ’ ‘ ━ ’ '://: |
: : : : | ,':´:!: : . .! 「ねーよ」
: : : : L """ ' """ |: : |: : . .l
: : : : ト.ヽ イ: : l: : . ∧
: : : : |ヽ|ヽ ⊿ .ィ´: !: : i: : . . .゙、
: : : : ト、l} ` _ _ ....:チ: : :.,':λ: :!: : . . . ト、
: : : : ゙、/ 7"/': : :.,': : :./:/ |: : !: : : . .ト、゙、
: : . : : lヽ ,'-.、_: : /: : :./!,' .!: :.|:. : : . .l ヾ.
: : . . : :゙、:\ ∧:::::::::::-.:_//' !: :.|: : : : . ! l:l
ヽ: . . . . ヽ、:`ヽ ヽヽ::::::::::::|!`! |: : !: : : : . | リ
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「和。見ていたのか。
これは男と男の語り合いだ。下がっていなさい」
「どこがですか!!
どこに男の語り合い要素があったんですか!?
人の娘のクーリングオフ期間を気にする親がいますか!」
「後から問題にされたら困る。
後から問題にされたら困る」
「なんで二回言うんですか!!!!!!」
「契約事項は注意深く確認するものだ。
まして問題が起きそうな事態ならなおさらだ」
「和のお父さん、もしかして本当にそれで呼んだんですか?」
「娘を本気でもらう気があるか確認することだ。
軽いことではないだろう」
「今更格好つけても遅いですからね!?
それっぽい言葉で繕ってもさっきの発言は撤回できませんから!」
そもそも須賀君に対してだけ厳格な言葉で話すとは何事ですか!」
「和、これは厳格っぽいではない。
他人用の話し方だ」
「えっ」
「須賀君が身内になったらそのうち変わるだろう」
「それはそれで困るんですが」
「ハハッ、和。楽しいお父さんだね」
. . . . . /. . . : :/: : :/: : : : : : : :ヽ: : : 、: . . 寸三ニ7
: : : : /. . : /:/: : /:!: : : : : : :.|: : :゙、: : :!: : . . 寸三}
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: : / . .:Ll-┼┼-l、: :|: : : :.!|ヽ,r|''T:ーt、: : : :├'ヾ、
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: : . . : :゙、:\ ∧:::::::::::-.:_//' !: :.|: : : : . ! l:l
ヽ: . . . . ヽ、:`ヽ ヽヽ::::::::::::|!`! |: : !: : : : . | リ
944: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:42:47.11:r8onCw7oo (4/10)
4/9
「どの辺が楽しいんですか!?」
「いや、娘との関係が心配で何度も確認してるだけじゃん。
和も楽しそうだし」
「私としては和より須賀君の身を案じているよ」
「せっかくの須賀君のフォローを台無しにしてるじゃないですか!!」
ああ、もう!
前に挨拶した時と同じで、余計なことばかり言うんですから!
「全く、お父さんは素直じゃないねー」
「お母さん!?」
これ以上ややこしくしないでくださいよ!?
父も苦虫を噛み潰したような顔をしています。
「どーせお父さんの嫉妬でしょ。
それなりに和のことを心配しているからそんなこと言ってるんだよ」
「いや、違う」
「照れんなって。
彼氏くん、初めましてー」
そう、なんでしょうか。
父は須賀君とどう接していいかわからないだとか……。
いや、ねーよ。それにしてもどんな対応だよ。
お母さんに挨拶された須賀君は律儀に椅子から立ち上がり、一礼しています。
4/9
「どの辺が楽しいんですか!?」
「いや、娘との関係が心配で何度も確認してるだけじゃん。
和も楽しそうだし」
「私としては和より須賀君の身を案じているよ」
「せっかくの須賀君のフォローを台無しにしてるじゃないですか!!」
ああ、もう!
前に挨拶した時と同じで、余計なことばかり言うんですから!
「全く、お父さんは素直じゃないねー」
「お母さん!?」
これ以上ややこしくしないでくださいよ!?
父も苦虫を噛み潰したような顔をしています。
「どーせお父さんの嫉妬でしょ。
それなりに和のことを心配しているからそんなこと言ってるんだよ」
「いや、違う」
「照れんなって。
彼氏くん、初めましてー」
そう、なんでしょうか。
父は須賀君とどう接していいかわからないだとか……。
いや、ねーよ。それにしてもどんな対応だよ。
お母さんに挨拶された須賀君は律儀に椅子から立ち上がり、一礼しています。
945: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:43:16.39:r8onCw7oo (5/10)
5/9
「あっ、和のお母さんですか?
娘さんとお付き合いさせていただいている須賀京太郎と言います。
お父さんの方にはすでに挨拶していますけど、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。
和さんとは結婚を前提とした付き合いをさせて頂いています。
ハンドボールのプロとしては二流もいいところですが、娘さんを幸せにできるように尽力します!」
「和。
元いた場所に返してらっしゃい。
あんたにはもったいないわ」
「お母さんまで!!」
「俺の言った通りだったろう」
「お父さんの言う通りだわ。
こりゃ宗教勧誘か何かを疑うレベル」
「ええっ、宗教なんかやってないですよ」
「須賀君もそこに反応する必要ないですからね!?」
お母さんまでテノヒラクルーしてどういうつもりですか!
娘の幸せを純粋に支援してあげようって気にはならないんですか!?
5/9
「あっ、和のお母さんですか?
娘さんとお付き合いさせていただいている須賀京太郎と言います。
お父さんの方にはすでに挨拶していますけど、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。
和さんとは結婚を前提とした付き合いをさせて頂いています。
ハンドボールのプロとしては二流もいいところですが、娘さんを幸せにできるように尽力します!」
「和。
元いた場所に返してらっしゃい。
あんたにはもったいないわ」
「お母さんまで!!」
「俺の言った通りだったろう」
「お父さんの言う通りだわ。
こりゃ宗教勧誘か何かを疑うレベル」
「ええっ、宗教なんかやってないですよ」
「須賀君もそこに反応する必要ないですからね!?」
お母さんまでテノヒラクルーしてどういうつもりですか!
娘の幸せを純粋に支援してあげようって気にはならないんですか!?
946: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:43:45.90:r8onCw7oo (6/10)
6/9
「あの、やっぱり何か俺に足りないところでも……」
「ない」
「ないわよ」
「でも、さっきから結婚には反対のようですし」
「親としては賛成。
人としてはよく考えろって言いたいところだよ。
彼氏君がいいんならそれでいいんじゃない」
「私も本当に構わないのならば、こちらから土下座するレベルだ」
「は、はい!
絶対に幸せにします!」
「もうなんだかわからないですけど、認めてもらえるなら良かったです……」
さすがに疲れましたよ……。
確かに須賀君は私からしたら手が届かないようなプロ選手ですけれど、ちゃんと好きになってもらったんです。
そこを両親に否定される謂れはありません!
「和ー。
こんな子、どこで引っかけてきたの?
やっぱ体を使って?」
「ぐはっ」
「なんでお父さんが咳き込んでるんですか」
「苦い思い出って奴だよ。
夫婦しか知らない、ね。
それより教えて欲しいなー、娘の恋愛」
……えっ。
あれを、言えと?
6/9
「あの、やっぱり何か俺に足りないところでも……」
「ない」
「ないわよ」
「でも、さっきから結婚には反対のようですし」
「親としては賛成。
人としてはよく考えろって言いたいところだよ。
彼氏君がいいんならそれでいいんじゃない」
「私も本当に構わないのならば、こちらから土下座するレベルだ」
「は、はい!
絶対に幸せにします!」
「もうなんだかわからないですけど、認めてもらえるなら良かったです……」
さすがに疲れましたよ……。
確かに須賀君は私からしたら手が届かないようなプロ選手ですけれど、ちゃんと好きになってもらったんです。
そこを両親に否定される謂れはありません!
「和ー。
こんな子、どこで引っかけてきたの?
やっぱ体を使って?」
「ぐはっ」
「なんでお父さんが咳き込んでるんですか」
「苦い思い出って奴だよ。
夫婦しか知らない、ね。
それより教えて欲しいなー、娘の恋愛」
……えっ。
あれを、言えと?
947: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:44:14.88:r8onCw7oo (7/10)
7/9
____
,. ´ __ `¨¨ヽ
,  ̄` / ヽ `ヽ
/ _ ,: ∨ 、 :.
/ /,´ / | ヽ .
/ //' ' / ' / l| | : : ∨ :
l// / , / ' l| | | | | | | | |
_/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧
 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}' 「もともと高校時代に同じ部活でした。
´ \∧ ' ,r ' /
、 v ァ / 从/ それから恵さんのお見合いの話で再会したんです。
\ `こ イ _|、
` r ´ //∧ 仕事の愚痴とかを聞いてもらえて、俺から告白しました」
/| /////∧
「 | //////////> 、
, </∧ / {///////////////> 、
, </////// ∨__∨//////////////////>、
./ .\
/./ .. . . . . . . . . . 、. . . . `、
./:/: : :/: :,: : ::/ : :!: : :!: :! |: `,
||::|: : ::|: :ハ::.,ィ: : /|: : :|: :|:.|: ::|:|:|
||::|: : ::|:|:| |/.|:_,ム !゙.:,〈_/:/!: ノ:|:|
||::|: : ::|十ナ丁/ .|:/|儿`゙ナ" :|:|
||::ヽ,: :{ {itツ ̄ {iィツ¨リ: : /ソ
/:!: : :\! ー/////,//ー."ハ/ 「す、須賀君……」
. /: :|: : : ::ト、 , 、__ _ ハ:!|
/ : : !: : : ::\ヽゝ-‐_-,.' ィ!リ:: !
. / : : /|: : : : | \ ' /!|\_|:. : |
/ _,,.-‐ヘ: : : ::|\ \`|:| ! : ト、
./ ヽ:: : ! \ `!.|. |:. リ ヽ
{ ̄ ̄\ ∧ | \|::|. !: ./ /}
7/9
____
,. ´ __ `¨¨ヽ
,  ̄` / ヽ `ヽ
/ _ ,: ∨ 、 :.
/ /,´ / | ヽ .
/ //' ' / ' / l| | : : ∨ :
l// / , / ' l| | | | | | | | |
_/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧
 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}' 「もともと高校時代に同じ部活でした。
´ \∧ ' ,r ' /
、 v ァ / 从/ それから恵さんのお見合いの話で再会したんです。
\ `こ イ _|、
` r ´ //∧ 仕事の愚痴とかを聞いてもらえて、俺から告白しました」
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||::|: : ::|十ナ丁/ .|:/|儿`゙ナ" :|:|
||::ヽ,: :{ {itツ ̄ {iィツ¨リ: : /ソ
/:!: : :\! ー/////,//ー."ハ/ 「す、須賀君……」
. /: :|: : : ::ト、 , 、__ _ ハ:!|
/ : : !: : : ::\ヽゝ-‐_-,.' ィ!リ:: !
. / : : /|: : : : | \ ' /!|\_|:. : |
/ _,,.-‐ヘ: : : ::|\ \`|:| ! : ト、
./ ヽ:: : ! \ `!.|. |:. リ ヽ
{ ̄ ̄\ ∧ | \|::|. !: ./ /}
948: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:44:44.10:r8onCw7oo (8/10)
8/9
やだ、かっこいい……。
口ごもる私にナイスフォロー。
こんなの惚れちゃいますよ。
圧倒的アウェーのこの状況でも私以上に口を回らせて、私のことまで考えてくれる。
もう絶対に離しませんからね!
喪女の心を掴んだことを後悔しても遅いですから!
「熱いなー。
和はどんなところを好きになったの?」
「え、えっと」
やっぱりこっちに回ってくるんですか!?
えっとえっと、須賀君は見た目も格好いいですし、声もいいですし、スポーツも出来ますし。
優しいですし、気が利きますし、あとは……
,.' ´ ` 、
_,ィァ′ ヽ \
{少′ / ,i l ト、 i ,ィマ、
Y / /// | l| | ハ 辷='/|:..ヽ\
イ ′ / | { | 从、| } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
. { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、
リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
l_,以 { ヒtリ ヒztリ |f リ| |:.:| |:.:|
「 l 「ト'" ' '""' _,イ | |:.:| |:.:|
} } ハ tっ ィ' ) ,j リ 刀 「 「自演してるところを見ても幻滅されなかったところ……」
/ /,イ| |l>、 ,ィ |ノイイ / リ |
/ /リ |:! !仏ィ_〕¨ 》,// / /| !
. / / r廾 .|「{: |-、 __ / // ,ヘ〔 .j {
〈 イ ∧V /:.:.: :|__´_./: :./ /:.:.:.:.>))
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j/ }`ー冫j\:.:.:| /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v' 人
. }/:.:. . :.:.[二]-:.―'´. : :.:.:.:.:V / ∧
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{ : : : : : : }:.:|:.i:{:.:.:.: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|r<´ _.!
_八 j:.:.!:..:|.. : : : : ノ{ {
{ i ヽ、._ |:.:.:.:.:|:: ,イ ヾ、_ |
∧ヽ { >=-.¨|:.:.:.:.:|==-__--,イ}:{ 丶、._〉
〉ヘ ':;:...| //´ |:.:.:.:.:|: : `¨ー= イ{l! ';:.. {
8/9
やだ、かっこいい……。
口ごもる私にナイスフォロー。
こんなの惚れちゃいますよ。
圧倒的アウェーのこの状況でも私以上に口を回らせて、私のことまで考えてくれる。
もう絶対に離しませんからね!
喪女の心を掴んだことを後悔しても遅いですから!
「熱いなー。
和はどんなところを好きになったの?」
「え、えっと」
やっぱりこっちに回ってくるんですか!?
えっとえっと、須賀君は見た目も格好いいですし、声もいいですし、スポーツも出来ますし。
優しいですし、気が利きますし、あとは……
,.' ´ ` 、
_,ィァ′ ヽ \
{少′ / ,i l ト、 i ,ィマ、
Y / /// | l| | ハ 辷='/|:..ヽ\
イ ′ / | { | 从、| } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
. { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、
リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
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「 l 「ト'" ' '""' _,イ | |:.:| |:.:|
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j/ }`ー冫j\:.:.:| /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v' 人
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_八 j:.:.!:..:|.. : : : : ノ{ {
{ i ヽ、._ |:.:.:.:.:|:: ,イ ヾ、_ |
∧ヽ { >=-.¨|:.:.:.:.:|==-__--,イ}:{ 丶、._〉
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949: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:45:13.37:r8onCw7oo (9/10)
9/9
「……」
「……」
「ち、違います!
最後の部分だけちょっと口から漏れちゃっただけで、他にもいっぱいありますからね!?
須賀君、信じてください!」
「俺は気にしてないから大丈夫だよ。
そんなところもちゃんと知ってるし、前にいろいろと言ってくれたの覚えてるし」
「聖人か」
「須賀君、何かあったらすぐに言いなさい」
「本当のお父さんお母さんだと思ってくれていいんだからね」
「どんなことがあっても、私たちは君の味方だ」
「ありがとうございます。
今後もよろしくお願いします!」
「あ、あの!」
「和、わかっている」
「しばらくは嫁入り修行だよ」
,∠、 / ヽ
/ |: :/ \へ
/ ̄¨ヽイ |:/ / / /||:! ! | ! .|
!: 〈〈: /:{: ': ,': ':::|::|: l::l: l::l ,ィ: ! l ,!
∨ ノ¨ト==イ: :! l斗十ナナノ.:|: /::l. /十ト、l: i〉
¨フ´/ !: : : :! 、トト、!ィチ^:丁:::}/ :::}'::::::!ノ :: !: l リ
. /: 〃 |: : : :|ミソ :::〈 l{::::::::| :::::::::::::::rf示、 ノ ノ/ /
レイ ト、_|: : : :l ヽ 弋:zソ !::::}l }イノイヽ
|.: : :|: : : : .: | :::::::: , 辷リ !:. :. :.:ト、 \
|.: : :|: : : : .: ト、 :::::: |: : : : | ⌒
/ : : :|: : .: .: lミ、Y ‐ - ノ: : :. :.| 「(何で実家なのに私がアウェーなんでしょう)」
. /, : : : |: : .: .: l ! ヽ イ|: : !:.|
// : :|: : : : :ハ | ` . _ x<: : |: :!: : :|:. :!
. // . :/!: : : : ∧. ! | |: : : :.|: :!: :. :.、|
// . ::/∧: : .: ∧`ヽ. l ヽl、:: : |: :l : : : : ト
. // . ::/厶 ヘ.: ∧ \ `ヽ. ヽl : l : : : : | ヽ
// , < \ \ \ ∨ `|: :. :. :.| \
カン!
9/9
「……」
「……」
「ち、違います!
最後の部分だけちょっと口から漏れちゃっただけで、他にもいっぱいありますからね!?
須賀君、信じてください!」
「俺は気にしてないから大丈夫だよ。
そんなところもちゃんと知ってるし、前にいろいろと言ってくれたの覚えてるし」
「聖人か」
「須賀君、何かあったらすぐに言いなさい」
「本当のお父さんお母さんだと思ってくれていいんだからね」
「どんなことがあっても、私たちは君の味方だ」
「ありがとうございます。
今後もよろしくお願いします!」
「あ、あの!」
「和、わかっている」
「しばらくは嫁入り修行だよ」
,∠、 / ヽ
/ |: :/ \へ
/ ̄¨ヽイ |:/ / / /||:! ! | ! .|
!: 〈〈: /:{: ': ,': ':::|::|: l::l: l::l ,ィ: ! l ,!
∨ ノ¨ト==イ: :! l斗十ナナノ.:|: /::l. /十ト、l: i〉
¨フ´/ !: : : :! 、トト、!ィチ^:丁:::}/ :::}'::::::!ノ :: !: l リ
. /: 〃 |: : : :|ミソ :::〈 l{::::::::| :::::::::::::::rf示、 ノ ノ/ /
レイ ト、_|: : : :l ヽ 弋:zソ !::::}l }イノイヽ
|.: : :|: : : : .: | :::::::: , 辷リ !:. :. :.:ト、 \
|.: : :|: : : : .: ト、 :::::: |: : : : | ⌒
/ : : :|: : .: .: lミ、Y ‐ - ノ: : :. :.| 「(何で実家なのに私がアウェーなんでしょう)」
. /, : : : |: : .: .: l ! ヽ イ|: : !:.|
// : :|: : : : :ハ | ` . _ x<: : |: :!: : :|:. :!
. // . :/!: : : : ∧. ! | |: : : :.|: :!: :. :.、|
// . ::/∧: : .: ∧`ヽ. l ヽl、:: : |: :l : : : : ト
. // . ::/厶 ヘ.: ∧ \ `ヽ. ヽl : l : : : : | ヽ
// , < \ \ \ ∨ `|: :. :. :.| \
カン!
950: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/28(木) 18:45:42.16:r8onCw7oo (10/10)
天丼ネタでも原村さんはずっと出続けます
尺的に穏乃次元が終わりそうにない件
天丼ネタでも原村さんはずっと出続けます
尺的に穏乃次元が終わりそうにない件
951:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 19:12:28.65:6Zb/KxYK0 (1/1)
乙です
両親に祝福してもらってよかったね原村さん
乙です
両親に祝福してもらってよかったね原村さん
952:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 19:13:28.50:JGS6WAFx0 (1/1)
乙です
そりゃあこんな娘が結婚するとしたら親からすれば詐欺か宗教を疑うレベルだからなww
それ以外なら善意のボランティアか正気を疑うのどっちかしかないわww
乙です
そりゃあこんな娘が結婚するとしたら親からすれば詐欺か宗教を疑うレベルだからなww
それ以外なら善意のボランティアか正気を疑うのどっちかしかないわww
953:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 19:51:56.38:4a4kSc7Wo (1/1)
乙ですぅ
次ののどっち次元は結婚式かな?
マジ震えてきやがったぜ
乙ですぅ
次ののどっち次元は結婚式かな?
マジ震えてきやがったぜ
954:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 20:00:08.48:nIkGmPl9o (1/1)
乙です
クーリングオフワラタ
乙です
クーリングオフワラタ
955:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 20:00:49.55:40XXBupHO (1/1)
乙です
そりゃあずっと引き篭もってたら親からだって(というか、むしろ)そういう扱い受けますよね
穏乃次元が尺的に終わらないって、どういう事やろ?
乙です
そりゃあずっと引き篭もってたら親からだって(というか、むしろ)そういう扱い受けますよね
穏乃次元が尺的に終わらないって、どういう事やろ?
956:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 20:18:10.87:nlD3llHuO (1/1)
このスレ内で完結無理そうだけどどうしようって事でしょ
このスレ内で完結無理そうだけどどうしようって事でしょ
957:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 20:33:19.27:MAMBX8Jwo (3/3)
楽しくてもうすぐスレが埋まりきるってのにビックリするもんね
しかしこれでも家事スキルは十分なのどっちは花嫁修業で何をするんだろう?コミュ力?
楽しくてもうすぐスレが埋まりきるってのにビックリするもんね
しかしこれでも家事スキルは十分なのどっちは花嫁修業で何をするんだろう?コミュ力?
958:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 20:43:30.45:3zLOrdvDO (1/1)
乙です。
終わらないんなら次スレを立ててもよくってよ?
乙です。
終わらないんなら次スレを立ててもよくってよ?
959:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 21:29:04.11:pCS0aEW/o (1/1)
乙
乙
960:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/28(木) 22:43:37.91:66sag8tFo (1/1)
最高や
最高や
961:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/29(金) 01:52:51.01:5FxPwT5Eo (1/1)
乙です
いいぞもっとやれ(のどっちが可哀想だろいい加減にしろ!)
乙です
いいぞもっとやれ(のどっちが可哀想だろいい加減にしろ!)
962: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:18:56.47:8vIzrfpUo (1/11)
1/10
786
【嫉妬する淡】
あわネリ次元
淡ちゃん参上!
今日こそナマイキなアイツに一息吹かせてやる!
本気を出した淡ちゃんは無敵なんだからねー!
「大星さん、凄いね」
「鬼気迫る勢いって奴?」
「私は麻雀も頑張るんだもーん。
先輩、よろしくお願いしますっ!」
「いえいえ、こちらこそ。
大星さんは私たちのエースなんだからね」
「無敵の淡ちゃんに敵はいないのだー!」
ふふーん、今日は調子がいい日だ!
まっ、淡ちゃんの手にかかればいつだって勝てるんだけどね!
絶対に、ぜーったいにアイツにだけは負けないもん!
「そういえばキョータローはまだかな?」
「あっ、須賀君なら早く来たからちょっと頼み事をしたんだ」
「?」
「サボり魔の説得」
「えっ?」
ちょっと待ってよ!
それって。まさか!
1/10
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【嫉妬する淡】
あわネリ次元
淡ちゃん参上!
今日こそナマイキなアイツに一息吹かせてやる!
本気を出した淡ちゃんは無敵なんだからねー!
「大星さん、凄いね」
「鬼気迫る勢いって奴?」
「私は麻雀も頑張るんだもーん。
先輩、よろしくお願いしますっ!」
「いえいえ、こちらこそ。
大星さんは私たちのエースなんだからね」
「無敵の淡ちゃんに敵はいないのだー!」
ふふーん、今日は調子がいい日だ!
まっ、淡ちゃんの手にかかればいつだって勝てるんだけどね!
絶対に、ぜーったいにアイツにだけは負けないもん!
「そういえばキョータローはまだかな?」
「あっ、須賀君なら早く来たからちょっと頼み事をしたんだ」
「?」
「サボり魔の説得」
「えっ?」
ちょっと待ってよ!
それって。まさか!
963: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:19:35.71:8vIzrfpUo (2/11)
2/10
,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
/_,..- ヽ ` 、
/ /´ / ∨ \
, ´ / ,' : 、 ヽ
/ , , / /| | :. | | | ∨
_/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | :
 ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ |: , ´/}/_}∧ | | |
/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ 「うっす不良児連れてきましたー」
| ∧ ∧,イ
Ⅵム - - イ //
_ヽl\ //イ__
|////} ` ー ´「////|
|////| :. / |/[__}/|
,...<////∧ , |/////> 、
, <///////////\ ///////////> 、
, </////////////////}____{/////////////////> 、
//////////////////////| |////////////////////∧
{/////////////////////∧ ,'//////////////////////}
|//////////////////////∧ ////////////////////////|
「 ̄`ヽ-―‐---、__
{:.. ,..-f( ))-、  ̄}
广}___クーく.___{ ̄`ヽ ..:::/
/ ,..-‐r:r―┬r::r--、 }!V、_
/7'..:::i::|^!...:::i:| |:ヒjハi::ヽ|! ヾヽ
{ハ:::::::f':n:i、:::::{"{::n:ヾi:::.:|! }!'^゙
|丶弋ツ `゙ 弋;ツ}::::.|! }!
|:::|:i| " '_ " .!::::.{! o|!、
|、::|ハ:.,、 、ノ ,..ィ:ノ::リ;》=《i ゙、
/.:ヽハ!:r‐` T"´ !イ':":.:.:.:.:\i!
r:<>、.:.:.:.:.:.ト--、 ,..-/:.:.:,:イス) >_>、 「だからネリーは今日麻雀打たないって!」
ζ√ーァ\:.:.:.ヽ /:fィ_トrJ しイ.,>イ
∀ ! `Zf┬‐-≧ーイ:.:r'´ |_)i::}
/ .,.:彡ミy' /_,.-< ̄`ヽ::::.. !::、:::i!
<  ̄ ノ''" ...::::..... ::::::::. ,.ィ:::::i!:::|
,.へ / ........:::::::::::: ::::. ::: ,:<_,.ノ::::::|:i::|
`>'" ::::: :::..:/ \:::::|::i:|
∠.._________;:.-'"´ __,.イ:::::|::::i!
/ `ー┬‐;--------―irイヽ、|::::!:::i:|
/ ヽ \
/ ./ :.
/ ′ /| :∧ ::.
. / 7 | ./ ! | ∨ | |
′ ! | / ̄`∨ |´ ̄Ⅵ | |
| | r≠ミ、∨ | r≠ミx | |
| | 从 r':::::}!八 〃r'::::::}!》 | |
| | ハ弋)ソ \{ 弋)ソ | | |
{ | :i ,,, , ,,,, / 八 ! 「あわっ?」
. | :} /7 / |
八 人 v フ / /} 八
\{\( >... 仏イ/ /: \
. / ≧ー < |/ /: \
/ 厂 ̄ | / /:. \
// / /| / ∧::.. ::.
. //' / ∧ // / \::. |
. // / / /\ / / / \::. |
l( / / / / / / \:.. |
2/10
,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
/_,..- ヽ ` 、
/ /´ / ∨ \
, ´ / ,' : 、 ヽ
/ , , / /| | :. | | | ∨
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 ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ |: , ´/}/_}∧ | | |
/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
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´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ 「うっす不良児連れてきましたー」
| ∧ ∧,イ
Ⅵム - - イ //
_ヽl\ //イ__
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,...<////∧ , |/////> 、
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广}___クーく.___{ ̄`ヽ ..:::/
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/7'..:::i::|^!...:::i:| |:ヒjハi::ヽ|! ヾヽ
{ハ:::::::f':n:i、:::::{"{::n:ヾi:::.:|! }!'^゙
|丶弋ツ `゙ 弋;ツ}::::.|! }!
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/.:ヽハ!:r‐` T"´ !イ':":.:.:.:.:\i!
r:<>、.:.:.:.:.:.ト--、 ,..-/:.:.:,:イス) >_>、 「だからネリーは今日麻雀打たないって!」
ζ√ーァ\:.:.:.ヽ /:fィ_トrJ しイ.,>イ
∀ ! `Zf┬‐-≧ーイ:.:r'´ |_)i::}
/ .,.:彡ミy' /_,.-< ̄`ヽ::::.. !::、:::i!
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,.へ / ........:::::::::::: ::::. ::: ,:<_,.ノ::::::|:i::|
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/ ヽ \
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| | 从 r':::::}!八 〃r'::::::}!》 | |
| | ハ弋)ソ \{ 弋)ソ | | |
{ | :i ,,, , ,,,, / 八 ! 「あわっ?」
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八 人 v フ / /} 八
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964: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:20:05.77:8vIzrfpUo (3/11)
3/10
「おー、須賀君やるじゃん。
ネリーを連れてこられるのは須賀君だけだよ」
「いや、別に無理やり引っ張ってきただけですよ」
「そうだよ。
キョウタロウとの体格差を考えてよ。
手を引っ張られたら抵抗できない」
「あれあれー?
その割には素直に手を握っていますなー」
「……キョウタロウ、もう着いたんだから手を離してよ」
「いや、俺は途中から力を抜いていたんだけど」
「……ふん」
なにあれ。
キョータローもアイツもなにやってるの。
手を繋いでここに入ってくるなんて、ありえないよ。
. , ´ ` 、
/ \
//: ..:: ....:.:ヽ
//:.:.:.:/.:. ..:.:.:.:.:.∧
// :.:.:´:.:.:.:.:....:.:.: ... .......:.:.:.:.:.:.:.:、: ',
.1} } .:./ .: ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト;.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:. ', .',
. 7ミニ彡 .:/:.:.:// / ://}.:.:/ ,' .ヽ:.:. .',.:. 、.:.: |..:.∧
__ { ,'.| /}/:.:.://:/:.:.:.:.:..´/. ./ ./ / V...ノ:.:.:.',.:.:|.:.:|:∧
. /7} ヽ{| ./.ノ.:.:.:./:/.:.:.:.:.:./ メ;..':.:/. .V.;.:.:.:.:.}:::|.:.:|:.トヘ
. {人_ .ヽ_ミx´,:.:.:./:/:.:.:.:ーx_ //ァ/ ./イ:.:.:.:.:.|.:.|.:.:|:.:ヽ.ヽ
. ゝ  ̄...:.:.:., |:.:./:.:':.:.:./ _≧≦_.´ ._x≠キ":.:.:.|.:.|.:.:|:.:.:.:》 〉
__`''ーt―r ' ./.:.,:.{:.l.:.:イ ',.〈丁≧ァ` k´r‐=≠、.:.:.:.!.:.:.:.:!;/,_'_
r''´,-=、::`''ー==≧:.:.:.{{::';|:/ ゝ_, r';_; }. ./ 5、_/;}lノ:.:.:.|.:.:.:.:|.// ,Xァ 「……っ!」
.` .≧=-`''-、_.:.:.:.:.:.:.:r<ヘ:.|. ヘ ``'''. ヾソ-'./.:.:./|.:.:.:.:|/ / `、
 ̄´ /´.ヘ V :ヘ , /:.:.:/:/:.:ノノ /::: .∧
ト ./ ヘ ,ヘ ::::> _ __ __ ,/イノ::::レ'/ /:::l::: ∧
|:`,' :ヘ ヘ ::::::::::::>.、 _, =r<:.,'.:.:.:.://// :/::: ` ー、
八_} .:::.ヘ ヘ ::::::::∧‐- ./:/.:.:.:.:/::.//イ .l.::: .::::::::::: }
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3/10
「おー、須賀君やるじゃん。
ネリーを連れてこられるのは須賀君だけだよ」
「いや、別に無理やり引っ張ってきただけですよ」
「そうだよ。
キョウタロウとの体格差を考えてよ。
手を引っ張られたら抵抗できない」
「あれあれー?
その割には素直に手を握っていますなー」
「……キョウタロウ、もう着いたんだから手を離してよ」
「いや、俺は途中から力を抜いていたんだけど」
「……ふん」
なにあれ。
キョータローもアイツもなにやってるの。
手を繋いでここに入ってくるなんて、ありえないよ。
. , ´ ` 、
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//: ..:: ....:.:ヽ
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.1} } .:./ .: ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト;.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:. ', .',
. 7ミニ彡 .:/:.:.:// / ://}.:.:/ ,' .ヽ:.:. .',.:. 、.:.: |..:.∧
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. ゝ  ̄...:.:.:., |:.:./:.:':.:.:./ _≧≦_.´ ._x≠キ":.:.:.|.:.|.:.:|:.:.:.:》 〉
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.` .≧=-`''-、_.:.:.:.:.:.:.:r<ヘ:.|. ヘ ``'''. ヾソ-'./.:.:./|.:.:.:.:|/ / `、
 ̄´ /´.ヘ V :ヘ , /:.:.:/:/:.:ノノ /::: .∧
ト ./ ヘ ,ヘ ::::> _ __ __ ,/イノ::::レ'/ /:::l::: ∧
|:`,' :ヘ ヘ ::::::::::::>.、 _, =r<:.,'.:.:.:.://// :/::: ` ー、
八_} .:::.ヘ ヘ ::::::::∧‐- ./:/.:.:.:.:/::.//イ .l.::: .::::::::::: }
,イ .. ::::::::.ヘ .ヘ ::::::∧`''ー.〈_:ゝ、:.:∧//:/: |::::::::::::;:': .:::::: /
965: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:20:34.86:8vIzrfpUo (4/11)
4/10
「キョータロー、そいつ卓に座らせて」
「残念。ネリーは打たない。
今日の流れは打つ日じゃない」
「そうやって言って逃げるんだ?」
「ここで打ってもネリーに得はない。
それでも負けないよ」
「この……っ!」
「こら、喧嘩すんな」
キョータローに割って入られる。
キョータローまでそいつの味方をするの?
「あー、部長。
本当は本人から言わせた方がいいと思うんですけど……」
「いい、子供じゃないんだから自分で言う。
近くにやる予定の他校との練習試合に合わせて調整してる」
ーーこいつ、こっちを見て言った。
ーー私は子供ってこと?
「ネリーは流れを読むから、今日は打つ日じゃない」
「それならそうとサボらないで説明しろよ」
「……ゴメンなさい」
形だけでもちゃんと謝ったことが意外だった。
アイツもキョウタローの前じゃ手懐けられているみたい。
キョータローに素直なアイツを見て、すごく嫌になった。
なんだろう、このモヤモヤした気持ち。
4/10
「キョータロー、そいつ卓に座らせて」
「残念。ネリーは打たない。
今日の流れは打つ日じゃない」
「そうやって言って逃げるんだ?」
「ここで打ってもネリーに得はない。
それでも負けないよ」
「この……っ!」
「こら、喧嘩すんな」
キョータローに割って入られる。
キョータローまでそいつの味方をするの?
「あー、部長。
本当は本人から言わせた方がいいと思うんですけど……」
「いい、子供じゃないんだから自分で言う。
近くにやる予定の他校との練習試合に合わせて調整してる」
ーーこいつ、こっちを見て言った。
ーー私は子供ってこと?
「ネリーは流れを読むから、今日は打つ日じゃない」
「それならそうとサボらないで説明しろよ」
「……ゴメンなさい」
形だけでもちゃんと謝ったことが意外だった。
アイツもキョウタローの前じゃ手懐けられているみたい。
キョータローに素直なアイツを見て、すごく嫌になった。
なんだろう、このモヤモヤした気持ち。
966: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:21:04.03:8vIzrfpUo (5/11)
5/10
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、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ 「部長、ちょっと淡借りて行きますね」
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
´ \__
/ マ三三三三三三ニ=-
/ / \ ∨ /⌒> 三三三ニ=-
,′ ヽ \三三三ニ=-
/ _/ │ ∧ . | ニ二 -=ニ\三三三ニ=-
. / / /│ '| |\ :. :. i |\  ̄`丶三三三
__/ / / │/│ | :. |\ :. | \三三
_/´/ / /| \| | | | |│ ::. | 八 ー―‐=ニマ三\ マ三
厂| |∨// 人 レl | ト-| | |│ ::. │ \ \ `マ三) }三
__,,... -┤│レ/゙∨ /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│ ー=ニ二 `マ /_三
││|{ {. / ∧ンリ 乂ツ \|斗テ外、.| 卜、 丶、______ く_三三
| ∨\八 { / Y::/::/ , 乂)ツ 》│ | /\ \≫==≪\ マニ三
__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人 ::/::/ / リ│ │ >ー──=ミ〃 `ヽ∨ニ三 「ふーんだ」
 ̄ \__,)) ヽ ∠/_7 イ /⌒)丿 \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三
≧=‐ -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -=
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/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ 「部長、ちょっと淡借りて行きますね」
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//////////〉 込、 __ ,.: /
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厂| |∨// 人 レl | ト-| | |│ ::. │ \ \ `マ三) }三
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││|{ {. / ∧ンリ 乂ツ \|斗テ外、.| 卜、 丶、______ く_三三
| ∨\八 { / Y::/::/ , 乂)ツ 》│ | /\ \≫==≪\ マニ三
__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人 ::/::/ / リ│ │ >ー──=ミ〃 `ヽ∨ニ三 「ふーんだ」
 ̄ \__,)) ヽ ∠/_7 イ /⌒)丿 \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三
≧=‐ -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -=
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`ーヘ ∨| │
`、 ヽ、____丿
\ \
967: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:21:33.22:8vIzrfpUo (6/11)
6/10
……
…
「なにさー、キョータローはお子様体型が好きなんでしょ」
「それネリーの前で言うなよ。
絶対に揉めるし、身体的特徴を貶すのはよくないよ」
「ふーんだ」
なんとなく散歩して、軽く大学内を歩いている。
設置されたベンチに座って、キョータローが飲み物を買いに行ってくれた。
「ほい、淡はココアでいいだろ」
「キョータローは何飲んでるの?」
「ブラックコーヒー」
「えっ!?
あんな苦いの飲めるの!?」
「中学生とか高校生とか。
大人に憧れてた時に無理に飲もうとして、気付いたら本当に飲めるようになってた」
「何それ笑える!」
「別にブラックじゃなきゃ飲めないってわけじゃないんだけどね。
缶コーヒーのブラックはちょっとキツいし」
「じゃあ何で飲んでるの?」
「淡にウケるかなって」
「へっ?」
私の気を引こうとして無理して飲んでるの?
ふーん?
へー?
そうなんだー?
6/10
……
…
「なにさー、キョータローはお子様体型が好きなんでしょ」
「それネリーの前で言うなよ。
絶対に揉めるし、身体的特徴を貶すのはよくないよ」
「ふーんだ」
なんとなく散歩して、軽く大学内を歩いている。
設置されたベンチに座って、キョータローが飲み物を買いに行ってくれた。
「ほい、淡はココアでいいだろ」
「キョータローは何飲んでるの?」
「ブラックコーヒー」
「えっ!?
あんな苦いの飲めるの!?」
「中学生とか高校生とか。
大人に憧れてた時に無理に飲もうとして、気付いたら本当に飲めるようになってた」
「何それ笑える!」
「別にブラックじゃなきゃ飲めないってわけじゃないんだけどね。
缶コーヒーのブラックはちょっとキツいし」
「じゃあ何で飲んでるの?」
「淡にウケるかなって」
「へっ?」
私の気を引こうとして無理して飲んでるの?
ふーん?
へー?
そうなんだー?
968: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:22:02.41:8vIzrfpUo (7/11)
7/10
「ちょっと飲ませて!」
「おい、ちょっ……」
「ーーっ!?
ゲホッゲホッ!
何これにっが!」
「慣れてないとキツいよね。
俺も最初そうだった」
「そうなの」
「いきなりブラック飲める奴なんているのか?」
「キョータローはどれくらいで飲めるようになったの?」
「数ヶ月くらい無理してさー。
何とかって感じ。
今も必要がなきゃ飲まないよ」
「今は必要だったんだ」
「必要だったんです」
/ / // . :〃 . :iト、|:. | ヽ ヽ ヽ
乂 .′ / ,イ .:/ ! . :i| |:. |\: . ハ
.′ i`ーァ′/ ! .:i | . : | |:. | \: . ヽ: . ____ i-‐ ´ .
.′ !/ . : ′| .:| | . : | |:. | \: .  ̄| ̄ ̄ `ヽ:
/i| :|. :| | .:| | . : ! |:. |_,,-‐====‐\ . : :| . :|: . i
j〃 . :i| :|. :|‐===┼- | : j -‐ \: . . : | . :|: . |
/ . :i| :{. :! \八 . : | jノ , -‐ __,,.⊥ . : } . :|: . 人
′ . : 八 Ⅵ ≫=ミ、 . : ! ≫≦Y⌒'マハ:、 . : .′ . :|: . : .\
i . :i . :\{ハ 《 )i:::::::ハ\{ ″{ .)::i::::::::::}::} 》 . : / . :/!: . \: .\
| . :| . :i '. ヾ い;::::::jj 八∨乂 _;ノ:ノ . :/ . : |: . : .`ー-
| . :| . :| . :| . :l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . :/ . :/ . :|: . .
| . :| . :| . :| . :|ハ / . :/ . :/ .:.:|: . : .
| . :| . :| . :| . :| :. , / . . : .′ . / . : :|: . : : . .
| . :| . :| . :| . :| :. / ,. : ,イ . :/ . : 人: . : : : . . . 「あははっ!」
|..:i:| . :| . :| . :| ゝ. 、 ノ .′ // / . : : / . :.:/ \: .\: .
l :从 . : :| . :| . :{ / > . { /' / . : / . : : .:′ \: .\: .
乂{: \. : :!\〉、:\_/ . : .:〕jッ。. . ィV`ヽ /. :/ . . : :/ \: .\: . .
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7/10
「ちょっと飲ませて!」
「おい、ちょっ……」
「ーーっ!?
ゲホッゲホッ!
何これにっが!」
「慣れてないとキツいよね。
俺も最初そうだった」
「そうなの」
「いきなりブラック飲める奴なんているのか?」
「キョータローはどれくらいで飲めるようになったの?」
「数ヶ月くらい無理してさー。
何とかって感じ。
今も必要がなきゃ飲まないよ」
「今は必要だったんだ」
「必要だったんです」
/ / // . :〃 . :iト、|:. | ヽ ヽ ヽ
乂 .′ / ,イ .:/ ! . :i| |:. |\: . ハ
.′ i`ーァ′/ ! .:i | . : | |:. | \: . ヽ: . ____ i-‐ ´ .
.′ !/ . : ′| .:| | . : | |:. | \: .  ̄| ̄ ̄ `ヽ:
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j〃 . :i| :|. :|‐===┼- | : j -‐ \: . . : | . :|: . |
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′ . : 八 Ⅵ ≫=ミ、 . : ! ≫≦Y⌒'マハ:、 . : .′ . :|: . : .\
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| . :| . :| . :| . :| :. , / . . : .′ . / . : :|: . : : . .
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969: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:22:31.38:8vIzrfpUo (8/11)
8/10
「ごめん。さっきは気が立ってた」
「俺に謝っても仕方ないだろー。
まぁネリーに謝れなんて言わないよ。どうせ無理だし」
「ぐぬぬっ」
「部長たちには謝っておきな」
「はーい」
「それじゃ、帰るか」
「……あっ、ちょっと待って」
ふと、アイツがキョータローを連れて部室にやってきたときを思い出した。
……ずるい。
「私も引っ張って行って!」
「?」
「て、手をつないで」
「ああ、そういうことね」
8/10
「ごめん。さっきは気が立ってた」
「俺に謝っても仕方ないだろー。
まぁネリーに謝れなんて言わないよ。どうせ無理だし」
「ぐぬぬっ」
「部長たちには謝っておきな」
「はーい」
「それじゃ、帰るか」
「……あっ、ちょっと待って」
ふと、アイツがキョータローを連れて部室にやってきたときを思い出した。
……ずるい。
「私も引っ張って行って!」
「?」
「て、手をつないで」
「ああ、そういうことね」
970: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:23:00.83:8vIzrfpUo (9/11)
9/10
____
,. ´ __ `¨¨ヽ
,  ̄` / ヽ `ヽ
/ _ ,: ∨ 、 :.
/ /,´ / | ヽ .
/ //' ' / ' / l| | : : ∨ :
l// / , / ' l| | | | | | | | |
_/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧
 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}'
´ \∧ ' ,r ' / 「案内しますよ、お姫様」
、 v ァ / 从/
\ `こ イ _|、
` r ´ //∧
/| /////∧
「 | //////////> 、
, </∧ / {///////////////> 、
, </////// ∨__∨//////////////////>、
/ \
_人_ ' ` 、 \
Υ'/ / / ト、 丶
/ / / | | | Χ }
.′ il / | | \ | / `、 リ |
i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } |
| | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j
| |l l|斗示芋ミ、 ''h!::::::::} ,′ ,
|l 八 И'h!::::::} 乂___ノ / /
|| \| 乂__ノ /i/i/ / /l| 「うむ、苦しゅうない!」
.八 ゝ /i/i/i i / / / / |
‘,\ ハ r ア /l/ / /:: |
ト、 込、 _ノ // ,イ::: l|
|l l\ \> .,_ /∨ /l|: 八_
|ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ
| | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧
| |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \
| | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶
9/10
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,  ̄` / ヽ `ヽ
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 ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
/ , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
/ イ从 l ム Vり ム' ノ/}'
´ \∧ ' ,r ' / 「案内しますよ、お姫様」
、 v ァ / 从/
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Υ'/ / / ト、 丶
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| | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j
| |l l|斗示芋ミ、 ''h!::::::::} ,′ ,
|l 八 И'h!::::::} 乂___ノ / /
|| \| 乂__ノ /i/i/ / /l| 「うむ、苦しゅうない!」
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‘,\ ハ r ア /l/ / /:: |
ト、 込、 _ノ // ,イ::: l|
|l l\ \> .,_ /∨ /l|: 八_
|ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ
| | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧
| |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \
| | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶
971: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:23:30.65:8vIzrfpUo (10/11)
10/10
手をつないで、お姫様のように先導してもらう。
うん、これでいーの!
……そういえば、さっきキョータローの缶コーヒー貰っちゃった。
これ、もしかして間接キス?
-‐==‐-
´ `
/ ヽ
/ , ! : | | i
. / |i , ‐‐i| .:ト、_|‐‐ | :i| |
l :/:|i | |/八 .:| | | :i| |
|/ :〔!| N ○ \| ○ |ノ ,リ
. 〔 八! l圦 ,, ' ,, l // | 「あわっ!?」
N | . v ァ . ∨/ .:|
ヽ|:| l_≧=ァ≦ト /_,′ 八
ノ厂| l 〔, / / `丶、 `
/∧ i| | 「⌒ / / /∧
/ イ′ j ト、∧ / ′´ .イ
:' / | |\ハヒ/| |ニニ/ 〉 :
/ ノ〈 i i >ニ| | ´y' ! |
.' / 〉 / j / ノ<i| | 〔___! ト、〕
. 〔′| `ー‐' /// | | i| Υ─| | .′
そ、そんな、まだ早いよキョータロー!?
右手はキョータローに掴まれていて、ニヤける頬を左手で抑える。
_, -──- .,_
'´ `丶、
/ \
, / \
. / . / ヽ
′ / / `、
. .' / /, // /| | `
i . / 」_ ′/ | | i| . i
. i | j/, /イ`メ、 | 小 || ト.!
j .| ∨/ / |/ ヽ | ァT丁l | |
ノ i| V j 抖竿ミ ノ ノ ,ノイjノ | i
___ ____彡' , i| i| j 八|:x:x: /ィ竿ミ 刈 | }
 ̄¨ え≠ / 八 i|/l | | :x:x:/ ノ | ′
/ -‐ ' ハ 八 ト、 ヘ.__ ` 厶 イ ノ
/ __,.斗‐=≠衣 ヽ八\ 丶.__ソ . イ(⌒ソ イく 「えっへっへー!」
jア¨¨^\ \ \ >-=≦廴_ ア /ノヘ\
斗ァ'′ \ \ ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ
/圦 | 、\ ヽ 、∨tl `ヽ . ∨ V\ i
{ `| Vi:\ ハ i } | } i } ∨,} }
≧=- | 辻_V\`i} i } | /} iハ} 辻ノ
ノ ¨〕V//リ iノ ////V〔 ¨〕
別に嬉しくなんてないしっ!
カン!
10/10
手をつないで、お姫様のように先導してもらう。
うん、これでいーの!
……そういえば、さっきキョータローの缶コーヒー貰っちゃった。
これ、もしかして間接キス?
-‐==‐-
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/ , ! : | | i
. / |i , ‐‐i| .:ト、_|‐‐ | :i| |
l :/:|i | |/八 .:| | | :i| |
|/ :〔!| N ○ \| ○ |ノ ,リ
. 〔 八! l圦 ,, ' ,, l // | 「あわっ!?」
N | . v ァ . ∨/ .:|
ヽ|:| l_≧=ァ≦ト /_,′ 八
ノ厂| l 〔, / / `丶、 `
/∧ i| | 「⌒ / / /∧
/ イ′ j ト、∧ / ′´ .イ
:' / | |\ハヒ/| |ニニ/ 〉 :
/ ノ〈 i i >ニ| | ´y' ! |
.' / 〉 / j / ノ<i| | 〔___! ト、〕
. 〔′| `ー‐' /// | | i| Υ─| | .′
そ、そんな、まだ早いよキョータロー!?
右手はキョータローに掴まれていて、ニヤける頬を左手で抑える。
_, -──- .,_
'´ `丶、
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, / \
. / . / ヽ
′ / / `、
. .' / /, // /| | `
i . / 」_ ′/ | | i| . i
. i | j/, /イ`メ、 | 小 || ト.!
j .| ∨/ / |/ ヽ | ァT丁l | |
ノ i| V j 抖竿ミ ノ ノ ,ノイjノ | i
___ ____彡' , i| i| j 八|:x:x: /ィ竿ミ 刈 | }
 ̄¨ え≠ / 八 i|/l | | :x:x:/ ノ | ′
/ -‐ ' ハ 八 ト、 ヘ.__ ` 厶 イ ノ
/ __,.斗‐=≠衣 ヽ八\ 丶.__ソ . イ(⌒ソ イく 「えっへっへー!」
jア¨¨^\ \ \ >-=≦廴_ ア /ノヘ\
斗ァ'′ \ \ ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ
/圦 | 、\ ヽ 、∨tl `ヽ . ∨ V\ i
{ `| Vi:\ ハ i } | } i } ∨,} }
≧=- | 辻_V\`i} i } | /} iハ} 辻ノ
ノ ¨〕V//リ iノ ////V〔 ¨〕
別に嬉しくなんてないしっ!
カン!
972: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/29(金) 21:25:27.85:8vIzrfpUo (11/11)
次スレタイ募集。特になければ↓になります
京太郎「みやながけ」咲「出涸らし」
京太郎「みやながけ」咲「私が出てないよ!?」
次スレタイ募集。特になければ↓になります
京太郎「みやながけ」咲「出涸らし」
京太郎「みやながけ」咲「私が出てないよ!?」
973:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/29(金) 21:47:52.26:MUay5CTxo (1/1)
乙!
上の方で一票
乙!
上の方で一票
974:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/29(金) 22:23:31.91:mIkOOoE3o (1/1)
おつ
京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「え!?」
おつ
京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「え!?」
975:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/29(金) 22:28:59.36:VA0akHM0O (1/1)
>>974に一票
>>974に一票
976:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/29(金) 23:11:47.71:d9fYOMFio (1/1)
乙です
乙です
977:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 03:29:13.35:F1pN7KiiO (1/1)
乙です
あわあわ可愛い…!
次のスレタイは>>974に一票、入れさせてもらいます
乙です
あわあわ可愛い…!
次のスレタイは>>974に一票、入れさせてもらいます
978:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 06:36:33.83:eixmTFOLO (1/2)
乙~
>>974がいいねぇ~
乙~
>>974がいいねぇ~
979:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 08:10:56.29:f81eQsFDO (1/2)
乙です。
次スレタイは>>974に清き一票を入れます。
乙です。
次スレタイは>>974に清き一票を入れます。
980:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 12:32:06.33:sEdZjDP90 (1/1)
乙
乙
981: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:41:17.00:cjVf4oToo (1/6)
>>974
【咲-Saki-】 京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「えっ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462023444/
/ \
_人_ ' ` 、 \
Υ'/ / / ト、 丶
/ / / | | | Χ }
.′ il / | | \ | / `、 リ |
i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } |
| | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j
| |l l|斗示芋ミ、 ''h!::::::::} ,′ ,
|l 八 И'h!::::::} 乂___ノ / / 「採用!」
|| \| 乂__ノ /i/i/ / /l|
.八 ゝ /i/i/i i / / / / |
‘,\ ハ r ア /l/ / /:: |
ト、 込、 _ノ // ,イ::: l|
|l l\ \> .,_ /∨ /l|: 八_
|ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ
| | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧
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| | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶
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【咲-Saki-】 京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「えっ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462023444/
/ \
_人_ ' ` 、 \
Υ'/ / / ト、 丶
/ / / | | | Χ }
.′ il / | | \ | / `、 リ |
i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } |
| | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j
| |l l|斗示芋ミ、 ''h!::::::::} ,′ ,
|l 八 И'h!::::::} 乂___ノ / / 「採用!」
|| \| 乂__ノ /i/i/ / /l|
.八 ゝ /i/i/i i / / / / |
‘,\ ハ r ア /l/ / /:: |
ト、 込、 _ノ // ,イ::: l|
|l l\ \> .,_ /∨ /l|: 八_
|ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ
| | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧
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| | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶
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/: :イ7: :{: :从{ __ {/\{ _从ハ : : /: : :.|
'´ |: 八: :| ((__)) ((__)) |: :/} : ハ:|
|: 人\〉:.:. :.:/:イ ノ: , }' 「」
|/ `ム , ‐--‐、 ムイ: /
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982: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:41:50.83:cjVf4oToo (2/6)
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【俺は貴女よりお金持ち】京透次元
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{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
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' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ / 「龍門渕は貴女ごとうちが買い取りました!」
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! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ !
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j ff'"⌒ヽ ノ 、_,.ィi レ、 l ヘ!
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お嬢様がメイドに落ちる
※ 続きません
・1レスネタ
【俺は貴女よりお金持ち】京透次元
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お嬢様がメイドに落ちる
※ 続きません
983: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:42:19.93:cjVf4oToo (3/6)
・1レスネタ
【俺の彼女は感性がズレている】京一次元
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/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ 「好きな人を選ぶか、社会性を選ぶか……」
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ボケ続ける一にツッコミ続ける京太郎のハートフルコメディ
※ 続きません
・1レスネタ
【俺の彼女は感性がズレている】京一次元
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ボケ続ける一にツッコミ続ける京太郎のハートフルコメディ
※ 続きません
984: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:42:49.11:cjVf4oToo (4/6)
・1レスネタ
【タコスより乙女な心】京優次元
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, --=7 丶 `ヽ
/, ヽ ヽ
∠/ / 、 、 丶 i
/ i ! l. l i. i |
/ ,/ ! ! l|| ! |、 ll ! | ヽ、
/_ -7 , | l ト、| |ヽ! N , 斗 r ,'_ ト--`
 ̄ //! ! Nヽ!\|,//l/ l/! N ,ハ !|
´ / ,i丶 {=== l/ == =l/ ' ノ リ 「(バレンタインデーも、どーせタコスなんだろーなー)」
// l i `i _/,、/
´ {ハ!ヽ{ ′ /!}/ ′
丶 ー ―‐ ' / |′
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, -‐'' ´:.:./:.:.:./― - 、 ,/__ /:.:.:.:.:.:/`丶、
ハ:.:.:.i:.,:.:,′:.:i `  ̄ /:.:.:.:.:../:.:.:.:.:.:.:.丶、
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__ . '" ``ヽ、
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, / . : : : ; . : : 厶=-‐i:{: : : : :i:N‐-=|: : . l:Y `、
. ;′ : /: : :i{ : : : :i{: :乂: |: |:{ : : |:¦: | :卞: : . ;i | }: . `、
{ : i{: : 八 : : i{ { ,,ィ茨氷 : :l: ィ茨氷、}i: : }i | }: :
乂_ : :{i : : i个ト:乂;《 {i _j゚} \j {i _j゚},》}i: : 八:.|;゙: : /¦ }
\{\ i|¦: : ::| とつ'° とつ'゚ 厶イ: :|:,厶イ jノ
〉|¦: : :i|ハ :':':' ' :':':' 爪: : : | |
|¦: : :ii込、 ;勹i : : | |
八乂_: :乂: :>。. ~~ ¨ イ: :八: :_人ノ 「……(一生懸命チョコ作ったけれど、どうやって渡そう)」
. r 〕=‐ :=夭=ァ
_jI斗 :ト、__
.斗=ニ 八__ _,/ ⌒ミトミ__
. ∧\___________》竺吝竺-《____________,/>、
/ rく_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_/∧
/ V_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-/ ∧
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{ (\-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-{ ;
{ /⌒ ヽ-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_j{______, }
タコス成分少なめ乙女優希次元
※ たぶん続きません
・1レスネタ
【タコスより乙女な心】京優次元
/\-――‐- 、
, --=7 丶 `ヽ
/, ヽ ヽ
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´ / ,i丶 {=== l/ == =l/ ' ノ リ 「(バレンタインデーも、どーせタコスなんだろーなー)」
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´ {ハ!ヽ{ ′ /!}/ ′
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乂_ : :{i : : i个ト:乂;《 {i _j゚} \j {i _j゚},》}i: : 八:.|;゙: : /¦ }
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八乂_: :乂: :>。. ~~ ¨ イ: :八: :_人ノ 「……(一生懸命チョコ作ったけれど、どうやって渡そう)」
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_jI斗 :ト、__
.斗=ニ 八__ _,/ ⌒ミトミ__
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タコス成分少なめ乙女優希次元
※ たぶん続きません
985: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:43:18.76:cjVf4oToo (5/6)
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【収拾がつかない】のどアコ次元
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/: . : . : . : . : . : . :\
/: . : . : . : . : . : . :ヽ: . \
/: . : . : . : . : . : . : . :‘。: . ノ:。
.′ : . : / : . : . : . :ト : . :‘./-‐゚。
|__: . : . : .i: .|: . : . : .|: . : . : .| ゚,:}ヽ/:.‘。 : ぃ
/:.┼{ ―--..|:._|__ : //八: . : . :| 匕 }: . }: ゚: . }リ
/: イ: .|∧ ミ . : |: .|: //フ7¬ }: . /| ィi爪㍉}:.:|:ハ /
/: ./ | : |: ∧\ : |: .|厶斗=ミ /イ 丿 |:il刈 :.:l/}/
:./ : ..|: . ∧ . : |: .|斤:i:i:(_, 弋''ツ |: |: .i ( \ -‐ 、
: / | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈 |: |: .| ヽ у´ ___}_
/ : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″ ` :':':':゚|: |: .| │ r  ̄ } 「自撮り写真の撮り方を覚えてきたわ!!!」
|: . 。: . : . :∧ い ゚:':':': -┐ }: |i:∧ | ――‐{
| : ..。 . : . : ∧、vハ ゝ __ ノ / : |i: .‘ | ー―{
/: . : ゚: . : . : . ∧:vハ` ..,, / } |i: . :; ′ -- ′
. /: . : . : 。: . : . : .:∧vハ__  ̄{ ̄: .| }/}: . :.。 /\ }、
′: . : . : .。: . : . : . : .ⅵ\>―‐n: . :.{ / l: . : ∨/ / \ /:.入
/: . : . : . : ./\: . : . : . : \: \ |{x=xハ 乂: .:// / / / `¨¨´:.:}
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: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
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i: ;ィノ U ,....-ィ / 「何だこのバイタリティは……」
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【収拾がつかない】のどアコ次元
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.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ / 「何だこのバイタリティは……」
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
※ 続きません
986: ◆Y.lj54HWGU:2016/04/30(土) 22:45:05.58:cjVf4oToo (6/6)
今日はこれで終わり
希望シチュで埋めてもらえるとありがたいです。既存次元ならOK
もう一回次スレ
【咲-Saki-】 京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「えっ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462023444/
今日はこれで終わり
希望シチュで埋めてもらえるとありがたいです。既存次元ならOK
もう一回次スレ
【咲-Saki-】 京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「えっ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462023444/
987:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 22:49:31.23:9NVhML9p0 (1/1)
のどアコ次元のダメさ加減ww
希望シチュはデジタル次元における他の人々の在り方
のどアコ次元のダメさ加減ww
希望シチュはデジタル次元における他の人々の在り方
988:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 22:52:14.10:7yaH1wUjo (1/1)
乙!
また一発ネタには惜しい入り方がわんさか…
乙!
また一発ネタには惜しい入り方がわんさか…
989:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 22:57:48.09:ebJyRHmRo (1/1)
のどアコ次元みたい
のどアコ次元みたい
990:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 22:58:55.39:GCfMRgtOO (1/1)
一ちゃんとどろどろになってみたいなぁ……
京照次元でテルチャーがグラヴィティ放ったらどうなるのっと
まあお菓子でいなされそうだが
一ちゃんとどろどろになってみたいなぁ……
京照次元でテルチャーがグラヴィティ放ったらどうなるのっと
まあお菓子でいなされそうだが
991:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 23:06:50.04:51uV7/cWo (1/1)
お金持ち次元が見た過ぎる
お金持ち次元が見た過ぎる
992:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 23:09:24.52:Bt8a2RjBo (1/1)
のどアコはギャグからシリアスまで幅広くいけるはず
のどアコはギャグからシリアスまで幅広くいけるはず
993:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 23:15:04.66:f81eQsFDO (2/2)
京タコ好きだから乙女な優希次元がみたいです!
京タコ好きだから乙女な優希次元がみたいです!
994:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/04/30(土) 23:31:10.64:eixmTFOLO (2/2)
のどアコ次元見てえww
この二人の空振り感を堪能したい
のどアコ次元見てえww
この二人の空振り感を堪能したい
995:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 00:20:14.46:OKEH7PMVO (1/1)
そら、あわあわ次元であまあまなやり取りが見たい
そら、あわあわ次元であまあまなやり取りが見たい
996:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 00:22:57.73:j8ygMKS5O (1/1)
クロチャー次元の子供達と幸せな京玄で!
クロチャー次元の子供達と幸せな京玄で!
997:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 00:43:00.44:nJpvGZqIO (1/1)
デジタル次元の結婚式オフ会をみたい
デジタル次元の結婚式オフ会をみたい
998:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 03:23:48.81:oAAKHgFwo (1/1)
京玄と京和が好きすぎる
京玄と京和が好きすぎる
999:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 03:32:20.75:YjyWliZEO (1/1)
乙ですー
京和次元でオチ村さんなりに精一杯甘々な日常が見てみたいですなぁ
オチ村さんなりに
乙ですー
京和次元でオチ村さんなりに精一杯甘々な日常が見てみたいですなぁ
オチ村さんなりに
1000:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/01(日) 04:02:26.24:riA+l9IX0 (1/1)
乙
京和次元の婚約後で周囲の反応が見たいです
乙
京和次元の婚約後で周囲の反応が見たいです
◆Y.lj54HWGU さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16860515.html
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