539以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:02:53.94pyTZ2yE6o (3/9)


勇者に手を引かれ連れて来られたのは彼の寝泊まりする部屋だ

『そこに寝ろ』と命令された身体は私の意志とは関係が無く、ベッドで無防備に寝転んだ

彼に服を脱がされ露にされた乳首に湿った感覚が走る
柔らかくぬめぬめと動く舌が乳首の先端を舐めとり、そして時折弾く

くすぐったさを強烈にした感覚がピンポイントで乳頭を襲い、その激しい快感に女騎士は腰を浮かせる
足先までがピンと伸び、身をよじらせながら耐えているとさらに刺激が襲ってくる




540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:13:32.19pyTZ2yE6o (4/9)


女騎士「きゃあっ!」


足の付け根に伸ばされた手の感触に思わず声が出る


勇者「お前漏らしたのか?」

女騎士「ば、馬鹿を言え! そんなことするわけがないだろ!」

勇者「ふーん? じゃあ興奮してこんなに濡らしたのか」


秘所を手のひらで人撫でされる
それだけで勇者の手をヌルヌルと濡らし、自分がいかに愛液を垂れ流していたか分かる
未だにその愛液は吐き出され続け、ベッドを徐々に濡らし始めた


女騎士「くっ…! こんな辱めを受けるのは初めてだ!」


怒気を含んだ女騎士の精一杯の強がりにも彼は動揺しない
それどころか含みを持ったいやらしい笑顔で女騎士を見下す


勇者「そうは言っても身体は喜んでるみたいだけどな?」


手に付着した愛液を口へ運び舐め取る


勇者「女騎士、すっげぇエロい味するぜ?」

女騎士「……っ!!」


顔を真っ赤にしながら抗議の視線をあげる彼女は最早彼の言いなりにしかなることが出来ない
それを信じようとせず、彼にされるがままになるであろう数分後の未来を避けるべく必死な抵抗をする

太腿を擦り合わせて彼の手を除けようとするが虚しくも抵抗にさえならない
それどころか足にまで愛液がつき、彼を喜ばせるだけだった




541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:25:33.25pyTZ2yE6o (5/9)


『淫』の文字により極限まで高められた性欲は性感すらも増幅させる

陰核を一撫でされるだけで並みでは考えられないほどの気持ちよさを全身に走らせ、あっという間に昇天しかける
おそらく数度撫でられるだけで達するであろう圧倒的な刺激に身体の自由は奪われてしまう


勇者「そんなエロい顔しやがって。 気持ちいいか?」

女騎士「だ、誰が…!」

勇者「身体は正直みたいだな?」

女騎士「うっあ、ぁんっ! ち、ちがう!」

勇者「ふーん?」

勇者「じゃあこのままイケない程度にいじめられ続けることになるがな」

女騎士「へ……?」


舌は乳首から離れ、指先が乳輪の縁をなぞる
舌の湿った柔らかな刺激が無くなり、胸に穴があいたような感覚に陥る

股に伸ばされた手は陰核に触れることはなくなり、割れ目を這わせる指は赤子を撫でるかのような優しい刺激のみになる

先ほどまでの強烈な刺激とは違う、物足りない愛撫に彼女は餌を目の前に置かれた犬の気分にまで落とされる





542以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:28:53.95pyTZ2yE6o (6/9)


勇者「性欲が高まるばかりになった身体がイクことも出来ないなんて可哀そうにな」

女騎士「……っ!!」

勇者「お前はそれでいいのか?」

女騎士「わ、私は……」

勇者「どうしてほしい?」

女騎士「い、イキたい…!」

女騎士「やめないで、ほしい……」

女騎士「おっぱい舐めるのも、おまんこをいじめるのも、やめないで……」

勇者「よく言えたぞ」





543以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:37:09.53pyTZ2yE6o (7/9)


指先を陰核へと滑らし一気に、重点的に一気に動かす


女騎士「ああああぁぁぁ!! ひっああぁぁ!!」


電流が走るとはまさにこのことだ
お預けをくらって待たされた神経は頭が真っ白になるほどの快楽を届ける

一瞬にしての絶頂
それだけでは止まらず息をつく間もなく2回目、3回目と達した

圧倒的な快感の波に飲まれ気を抜けば意識ごと呑み込まれてしまう
本能的に身体に力を入れシーツを掴む

こりこりとクリトリスを指でなぶられ、そのたびに意識が飛んでいきそうになる
性器から蜜が溢れ、ダラダラと愛液が垂れ流しになることにすら彼女は気がつくことが出来ない


勇者「こっち向け」

頭の中に響く彼の声に、不思議と素直に聞きしたがいたくなる
先ほどまでの怒りはどこかへ消え去りただ彼のされるがままに欲望の底へと自我を手放した

仰向けに重なった状態で唇を塞がれ、息が苦しくなる
何度も達し、ただでさえ酸素が足りなくなった頭はぼーっと思考を働かせることすら出来ない

今自分がなにをされているのか、何回絶頂に達したのか
状況を把握することすら出来ないほどに彼女は狂っていた



544以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:41:23.01pyTZ2yE6o (8/9)


絶頂の度に跳ねる身体
その彼女の痙攣は少しずつ大きくなり、やがて背筋を弓なりに反らせる

括約筋が弛緩し、透明の液を噴水のように飛び散らせながら彼女は十数度の絶頂を迎える

秘所が収縮と弛緩を繰り返しながらその度に勢いよく飛び出る潮に彼女は震えた
人生で初めての潮吹きは清々しいまでの開放感を与え、同時に何度もイカされ続けた中からの解放でもあった


女騎士「はぁッ……はぁッ……!! 死ん…じゃう……」



545以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 11:42:35.50pyTZ2yE6o (9/9)


休憩します

触手はまた今度じっくりと機会を設けて書きます

今は女騎士を堕とすのです


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 12:02:54.32vj5WP5fN0 (1/1)

出来れば悪堕ち希望です、正義の女騎士が悪の黒騎士に変わってしまう話とか好きです


547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 14:27:45.42gLUnPedoO (1/1)

旅になりそうもない件、エタるかグダるまでは見てる


548以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/28(月) 22:05:03.08RwNjqoz2o (1/1)

なっげえ休憩だな


549以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/04(月) 22:35:19.43GQvrgh8f0 (1/1)

早く魔法使いイチャイチャと
旅パートを見せてくれ


550以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/04(月) 22:38:24.11tpsmjcuGo (1/1)

オークの自由安価はあんなどうでもいいくらい長く尺使うのに本命のエロ関係の自由安価は1,2レスでスルーしてたあたりもうエロ各体力残ってないんじゃないか?


551 2016/04/07(木) 22:47:29.42ONlMYoRbO (1/1)

エロ書く元気がねえんです
めんどくさry


552以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/10(日) 16:07:01.04PHkN+BW50 (1/1)

a


553以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:41:13.49VcoXEUhpO (1/9)

a


554以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:41:39.15VcoXEUhpO (2/9)

a


555以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:42:05.33VcoXEUhpO (3/9)

a


556以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:43:10.77VcoXEUhpO (4/9)

aa


557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:43:56.39VcoXEUhpO (5/9)

a


558以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:44:23.11VcoXEUhpO (6/9)

b


559以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:44:49.85VcoXEUhpO (7/9)

a


560以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:46:33.19VcoXEUhpO (8/9)

.


561以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/14(木) 15:46:59.65VcoXEUhpO (9/9)

c


562以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:31:21.99ivrluYh9o (1/11)


勇者「ふぁぁぁ……」

魔法使い「……眠そう」

勇者「あー。 ねみぃ」

エルフ「そんなに夜眠れなかったの?」

勇者「いや寝たんだけどよ」

魔法使い「……?」

勇者「度重なる夜の戦いで疲れただけだ」

女騎士「ごほっ! ごほっごほ……」

エルフ「あー……そういう」

魔法使い「……??」



563以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:32:14.35h5Shze3N0 (1/1)

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


564以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:35:39.61ivrluYh9o (2/11)


エルフ「で、そんな眠そうな勇者が馬車引けるの?」

勇者「じゃあエルフが変われよ」

エルフ「嫌よ御者台は固いんだもん、痔になっちゃう」

勇者「あまったれたこと言ってんじゃねえよ俺のケツみろ。 鍛え抜かれたこの大殿筋」

女騎士「おい、見せようとするな!」

勇者「はぁ!? 俺のプリップリのケツ見たくねえのか!?」

女騎士「見たいわけないだろう!」

勇者「じゃあ俺の太腿は!? いい大腿四頭筋してるぞ!?」

エルフ「いらない」

勇者「じゃあ腹筋! 6パックどころか12パックだぜ!!」

魔法使い「……ちょっとみたい」



565以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:40:33.66ivrluYh9o (3/11)


エルフ「なんか旅が久しぶりな気がするね~!」

魔法使い「……うん」

女騎士「なんだかんだ長居してしまったからな」

勇者「あぁ……さらばフカフカのベッド。 俺はまた硬い御者の上の生活だよ」

女騎士「あとは頼んだぞ勇者。 私たちは寝る」

エルフ「こんないいお天気なんだもん、絶好のお昼寝日和だよね~」

勇者「糞女どもが……! 俺の超絶馬車ドリフトで叩き下ろしてやろうか!!」

魔法使い「……ドリフト?」

勇者「はぁーマジで痔になるってこれ。 やってらんね」

勇者「あ、そうだ文字能力使えばいいんじゃん」

勇者「ほい」


『柔』


ボフッ!!




566以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:45:24.14ivrluYh9o (4/11)


勇者「こいつぁ! いけるぞ!!」

勇者「硬くて揺れる糞馬車生活とはさよならバイバイだ!」

女騎士「おーい勇者、調子はどうだー?」

エルフ「痔になる前に休みなよ~?」

勇者「おーう大丈夫だ。 全然平気無問題」

エルフ「なーんだつまんない」

女騎士「いってもこっちも結構揺れるからな。 乗ってるだけで疲れるんだよな」

エルフ「そこはまぁ我慢するしかないわね」

魔法使い「……クッション買っておけばよかった」


勇者「~~♪ ~~♪」

女騎士「なんか勇者ご機嫌じゃないか?」

エルフ「そうね…… 馬車引いてる時はいつも文句ばっかりなのに」

魔法使い「…………」

女騎士「なぁ、なんかいつもガッタンガッタン縦揺れしてるあいつの身体が今全く揺れてなくないか?」

エルフ「……言われてみれば確かに」

魔法使い「……なんか変」

女騎士「>>567」


>>567

①確認してみよう

②気にすることないだろう

③自由安価



567以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:45:48.02Lo4e5lM6o (1/1)

1


568以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:53:03.89ivrluYh9o (5/11)


女騎士「確認してみよう」


後ろの荷台から御者台にピョンと飛び乗る女騎士
ガタガタと揺れるはずのその小さな台は、まるで高級な革のソファーのように沈みながらも身体をしっかりと受け止めた


女騎士「おい、なんだこれは」

勇者「あ? 何しにきた」

女騎士「これはなんだと聞いている」


女騎士が指差すのは腰掛ける台座
この心地よさはなんだと聞いているのだろう
だがここで馬鹿正直に答えるほど俺は優しい人間ではない


勇者「木」

女騎士「材質なんか聞いていない」

勇者「はぁ? お前バカなのか?」

女騎士「お前の方が馬鹿だろう質問の意図くらい読み取れ」


ぐぅ正論


勇者「文字能力を使いました」

女騎士「それは分かった。 なぜそれを自分にしか使わない?」

勇者「気持ちよさそうにお昼寝しようとしてた女子たちに腹が立った。 カッとなってやった」

女騎士「有罪だ」

勇者「後悔はしていません」

女騎士「実刑を言い渡す。 >>569」


>>569

①今から「ぱぴぷぺぽ」しか喋れない

②語尾に「ワン」をつける

③みんなの一日奴隷

④自由安価




569以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 21:56:30.39A+L/T0k2O (1/1)

3


570以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:08:43.55ivrluYh9o (6/11)


女騎士「実刑を言い渡す。今日1日みんなの奴隷の刑」

勇者「待ってそれ重い」

女騎士「そうか? どうせ今日は移動で終わるだろう」

エルフ「そんなにやることなんかないって。 大丈夫だよ~」

魔法使い「……無理難題は言わない」

女騎士「ということだ」

勇者「本当にくそったれな女共め!」



571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:15:19.10ivrluYh9o (7/11)


女騎士「とりあえずはそうだな、荷台を御者台と同じようにしてもらおうか」

勇者「へいっ! お安いご用でさぁ!」


『柔』

ボンッ!!


エルフ「勇者~私喉かわいちゃった~」

勇者「へい! お待ちくだせぇ!」


『水』


勇者「こちらお注ぎいたしました!」

エルフ「わぁー! 冷たくておいしい! ありがとう」

女騎士「おい奴隷、肩が凝ってるぞ」

勇者「へいっ! 揉ませていただきやす!!」

女騎士「弱い。 もっと力を込めろ」

勇者「へ、へい…」

女騎士「闇雲に握れなんて言ってない! もっと優しくするんだ」

奴隷「へ、へい!」

女騎士「はぁ……センスないな」

奴隷「…………」

女騎士「い、痛い! バカ! 痛いだろ!」

奴隷「肩もぎ取ってやらぁ!!」

女騎士「上等だ奴隷! そこに直れ!!」

奴隷「下剋上だゴルァ!!」

エルフ「まぁまぁ落ちついて二人とも! 勇者だって悪気があったわけじゃないんだし」

奴隷「悪気しかねぇけどなぁ?」

女騎士「奴隷が主に立て付くとはいい度胸だ。 教育してやる」

エルフ「だめだこりゃ」

魔法使い「…………」

魔法使い「……奴隷さん、寂しい」

勇者「はい!」ギュー

魔法使い「……ふふ」



572以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:18:09.29ivrluYh9o (8/11)


女騎士「……毒気が抜ける」

エルフ「なんかイチャイチャ見せつけられただけなんだけど」

魔法使い「……奴隷さん、女騎士と仲直り」

勇者「ちっ。 許してやるよ糞主」

女騎士「許しを請うのはどちらか教えてやる必要があるようだな?」

魔法使い「……もうおしまい」

勇者「けっ、くたばれ糞女騎士」

女騎士「馬に蹴られて潰れろ」

魔法使い「……むぅ」

エルフ「なんでこんなギスギスしてるの……」

勇者「イキすぎビッチ」

女騎士「性悪ニート」



573以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:24:24.06ivrluYh9o (9/11)


エルフ「それにしてもこう草原ばっかり続くと暇ね~」

女騎士「おい奴隷なんか暇つぶしにおもしろい話をしろ」

勇者「その振り辛すぎるんだけど」

魔法使い「……確かに」

女騎士「頭を使え。 こういう時は笑える話をしようとするとコケる」

女騎士「自分の失敗話をすれば大概うまくいく」

勇者「どうあがいても絶望なんですけど」

エルフ「あ、勇者の失敗話聞きたい!」

魔法使い「……聞きたい」

勇者「えー……」

勇者「じゃあ」

勇者「昔友達が家に来てさ、一緒に飯食ったの」

勇者「んで母さんが何を思ったか茹で卵をくれてさ」

勇者「産卵ーとかふざけて口から卵を産む真似してたら」

勇者「顎外れた」


エルフ「うわ~……」

女騎士「…………」

魔法使い「……産卵はお尻から」

エルフ「そこじゃないよ魔法使い」



574以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:30:23.41ivrluYh9o (10/11)


女騎士「もっと笑えるのはないのか?」

勇者「はぁ? 注文が多いな」

勇者「女友達2人が俺繋がりで仲良くなってさ」

勇者「男同士が恋愛するジャンルの本を貸すことになったらしくて」

勇者「俺がその仲介的な感じで受け渡しをすることになったのよ」

エルフ「あ、それ知ってるボーイズラブってやつでしょ!」

女騎士「……あぁ、そういえば前に流行ったな」

勇者「そう、それ」

勇者「そんでそれを部屋の机の上に置いといたのよ」

勇者「んで教会学校から帰ってきたら」

勇者「わざわざ男同士が裸で抱き合ってる表紙を上にして机の真ん中に置かれてた」

エルフ「……うわ~」

勇者「母さんはなにを思ったんだろうか」

女騎士「恐ろしいな」

魔法使い「……勇者は男が好きなの?」

勇者「え」



575以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:33:28.44ivrluYh9o (11/11)


今日は終わります
最近忙しすぎて本当にごめんなさい
この失敗談、全て実話です


576以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:48:00.06Hw1+zLn90 (1/1)

待ってた


577以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:49:19.50WCy4Ca0z0 (1/1)

>>1はホモだったのか……


578以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/22(金) 22:54:16.03amk84yrco (1/1)

1は勇者だった…?


579 2016/04/23(土) 20:13:50.711c5VYWBwo (1/1)

エロはなしか


580以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/30(土) 16:37:10.08k9mj3qHR0 (1/1)

待ってるぞ


581スレッドムーバー ★2016/05/16(月) 22:12:35.39??? (1/1)


このスレッ
ドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/

■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/

移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。



582以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/17(火) 22:06:31.79zb5LFJUmo (1/1)

>>583 イベント発生

①自由安価(ざっくりでもなんでも)

②>>1のお任せ


583以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/17(火) 22:13:36.90zrSli7mPO (1/1)

本物か? 安価下


584以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/17(火) 23:01:06.01KCEAa3hD0 (1/1)

2


585以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 18:04:00.24aYrrAHeDO (1/8)


エルフ「ねぇ、なにか聞こえる」

女騎士「どうした?」

勇者「なんも聞こえねえぞ」

魔法使い「……エルフは耳がいい。 きっと私たちでは聞こえない音も聞こえてるんだと思う」

エルフ「……大変! 戦ってるような音がする!」

女騎士「この街道で戦闘が起きてるということか?」

エルフ「多分そうね。 戦闘状況までは分からないけど」

女騎士「ならば加勢に行くべきだ! 急いだ方がいいだろう!」

勇者「えぇーマジで言ってるの? 俺ら関係なくね?」

女騎士「バカをいうな! 腕利きの冒険者であればいいが、一般人だったらどうする!?」

魔法使い「……自分の身すら守れない人かもしれない」

勇者「そんな奴が街の外に出るなっての」

エルフ「そうかもしれないけど、私たちが駆けつけた頃に死体の横を通り過ぎることになったら夢見が悪いじゃない?」

魔法使い「……同感。 ご飯を美味しく食べるためにも助けるべき」

勇者「ひえぇーみなさん正義感が厚いことで」

女騎士「勇者が一番正義感がなくてどうするんだ」

勇者「あーめんどくせぇ」

勇者「女達がそう言うから仕方なく働くけどよぉ?」

勇者「あーあー……本当にめんどくせぇなぁ」


勇者『高速』




586以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 18:04:32.69aYrrAHeDO (2/8)


勇者たちが駆けつけた先にいたのは商人たちだった

商人らしい大きな荷車を引いており、素早く移動出来ないところを魔物の群れに襲われてしまったようだった


商人「ええいくるな! くそったれな魔物め!!」

剣士「くっ、私だけではこの数に対応出来ないぞ…!」


商人に護衛として雇われているのであろう剣士風の男も善戦している
しかし魔物の数が多く、捌ききれなかった魔物に商人が襲われている状況だった


正直、運がなかったとしか言えない

積荷を多く積んでそれを少しでも高く売る。そして移動に必要な食料や水などの備品をはじめ、護衛の数を減らして少しでも支出を減らす

いかにも商人らしい考えだ
だがそこで自分の身を守ってくれる人が少ない状況で、運悪く魔物の群れに遭遇すればどうなるか

たかが金をケチった故に自分の命も積荷も失うことになるのだ





587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 18:05:03.71aYrrAHeDO (3/8)



「グルオオオオォォォ!!!」

商人「ひぃぃぃっ!!?」


魔物の牙がまさに商人の喉仏を噛みちぎろうとした瞬間、魔物の眼球に矢が突き刺さる

悶絶するように叫び声をあげてのたうち回る魔物に、追撃と言わんばかりに矢が2本、3本と突き刺さりその魔物はピタリと動かなくなった


エルフ「大丈夫ですか!?」

商人「た、助かったぁー!!」

女騎士「加勢するぞ!」

剣士「すまない! 恩に着る!」


商人の大きな馬車を魔物が取り囲む
牙を剥き出しにし、仲間を殺されたことに怒り、今にも飛び掛ろうと体を低くしている


「グルルルル…!!」


魔法使い「……囲まれてる。逃げられない」

女騎士「はなから逃げるつもりなどない。 蹴散らすぞ」

勇者「ひゅー女騎士様かっくぃー!!」


女騎士が茶化されて、憤りの目を勇者に向けた瞬間、魔物が一斉に飛びかかってくる

その早さも去る事ながら、膨らみ切った殺意の数に思わず皆の動きが鈍ってしまう


「ウォォォォォン!!!」

女騎士「くっ……! この数は……!」

勇者「うるせぇんだよ畜生共」



『衝撃』





588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 18:05:22.97NgcILYmA0 (1/2)

光速ならどうなってたのか


589以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 18:05:33.47aYrrAHeDO (4/8)

途中ですがまたあとで投下


590以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:46:34.03aYrrAHeDO (5/8)



「キャンッ!!!」


宙に飛び上がり、鋭い牙で喰らおうとしていた魔物たちがまるで見えない強い力で後ろに引っ張られるかのように吹き飛んでいく

突然の出来事に思わず魔物どころか、勇者以外の者達もポカンと口を開け、惚けている


勇者「ほら、お前らも働けよ。 俺にばっか仕事させんじゃねえ」

女騎士「お、お前…! せめて何か言ってから!」

勇者「どうせ俺が何しても文句言うんだろ? 魔物共の波状攻撃にだけ注意してさっさと終わらせようぜ?」

魔法使い「……同意。 範囲魔法で牽制する」

エルフ「えぇ、やりましょう」

女騎士「仕方がない。 なるべく早く撃破するぞ!」





591以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:48:08.72EMZvYcpdo (1/1)



商人「いやぁー助かりました!!」

商人「本当になんとお礼を言ったらいいのか!!」

勇者「礼なんていいからよぉ。 兄ちゃん、出すもん出せや?」

魔法使い「……悪徳業者」

エルフ「勇者とは思えないわね」

女騎士「気にしないでほしい。 当然のことをしたまでだ」

商人「いやぁ全く、お強い上にお優しい人たちと来たもんだ! しかも面白い! がははは!!」

勇者「おう、だから金寄越せや」

魔法使い「……沈黙魔法」

勇者「………!?」

女騎士「ナイスだ魔法使い。 勇者は少し黙っておいた方がいい」

エルフ「そうね」

魔法使い「……ごめんね勇者」

勇者「…………」


『解』


勇者「だからよ、助けてやったんだから金を出せやおら」

女騎士「……しつこいぞ」チャキッ

魔法使い「指を動けなくさせる魔法を開発しなければ勇者を止められない」

エルフ「無駄遣いもいいところよねぇこの能力」





592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:50:19.26aYrrAHeDO (6/8)



勇者「ってなんだよおっさん、明るい町までいくのか」

女騎士「なんだ? 明るい町とは」

商人「よくぞ聞いてくれた! 明るい町ってのはな、その名の通り町人がみんな馬鹿みたいに明るい奴らなんだよ!」

勇者「で、いつからかその小さな町を訪れる旅人や冒険者が明るい町って呼ぶようになったわけ」

商人「元々は本当に何も無い小さな町だったんだけどな! 今は旅人さんたちもそこに住むようになったりして大きくなってきたんだぜ!! がはははは」

剣士「…………」

エルフ「へぇ、そんな陽気な人が沢山いるのね~」

魔法使い「……楽しみ」

商人「おう、姉ちゃん達もきっと気に入ると思うぜ!!」

女騎士「そうか、それは楽しみだ。 商人さん、行き先も同じみたいだしよかったらその町まで私たちに護衛をさせてくれないか?」

エルフ「もちろん、お金なんかいらないわよ!」

勇者「はぁ!? いやいや金はだせや」

魔法使い「……勇者、もうそれいい」

商人「いいのかい!? こっちとしては願ったり叶ったりだがよぉ?」

女騎士「勿論だ。 また魔物の群れと遭遇しないとも限らないしな」

商人「そうか! じゃあよろしく頼むぜ!!」

剣士「…………」


593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:53:41.83aYrrAHeDO (7/8)



商人「って! いけねえ!!」

商人「さっきの戦闘で袋の一つが破れてらぁ!!」


見ると荷車に積まれている箱や麻袋の中に、一つ破れて口を開いている袋があった
そこからは白い粉末が溢れこぼれていた


エルフ「あ、本当」

商人「いけねえ、いけねえ! 袋に戻さねえと」

魔法使い「……手伝う」

商人「っ!? いやぁいい! いいんだ触らないでくれ!! これは俺ひとりがやるからな、大丈夫だ」

女騎士「そ、そうか?」

商人「あぁ、だから気にしないでくれよ」

エルフ「ねぇ商人さん、その粉はなんなの?」

商人「こ、これか? これはな明るい町に届ける特製の調味料よぉ。 これで作った料理は最高にうまいんだぜ」

エルフ「へぇー! ねぇ、ちょっと舐めてみてもいい?」

商人「!? 馬鹿言ってんじゃねえ!! これは大切な商品なんだよ!! 触んじゃねぇ!!」

エルフ「ご、ごめんなさい……」

勇者「なんだよいきなり声荒らげて」

女騎士「すまないな商人。 うちのものが失礼をした」

商人「い、いやぁ、こっちも悪かったな大声出してよ。 大切な荷物だからなつい……」

魔法使い「……どっちも悪かった。だからお互い気にしない」

商人「へへ、そう言ってくれると助かるぜ」

エルフ「……ごめんなさい」


勇者「なんだあいつ……」

剣士「…………」




594以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:57:41.17aYrrAHeDO (8/8)



勇者「なぁあんた」

剣士「……なんだ」

勇者「さっきの魔物との戦闘、手を抜いていただろう」

剣士「……何の事だ」

勇者「とぼけんじゃねえよ。あんたの身のこなしはどう考えてもあの程度の魔物に苦戦するようなレベルじゃない」

剣士「……買い被りだ」

勇者「なにを考えてる? あの商人を死なせたかったのか?」

剣士「…………」

勇者「だんまりかよおい」

剣士「知らない方がいいこともある」

勇者「はぁ? なんだよそれ」

剣士「あの男は人間のクズだ。 そしてこれから行く明るい町のやつらもな」

勇者「…………」

勇者「なぁ、さっきの白い粉ってよ」

剣士「恐らくお前の考えている通りだ」

剣士「忠告しておいてやる。あの町は根っこから狂っているぞ」



595以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 21:57:53.22rg0EtMQ6o (1/1)

続きはまた今度


596以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 22:10:04.76BzydSg2Po (1/1)

さすがに期間あきすぎて見てる人いないね


597以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 22:22:40.06l8huGLIaO (1/1)

まだいるぞー


598以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 22:47:47.44NgcILYmA0 (2/2)

どう見ても麻薬だよなぁ


599以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/18(水) 23:37:06.92z/hpTIf8o (1/1)

見てるぜ
SS速報Rに移っても見るぜ


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 15:52:35.85XGLrG3B90 (1/1)

はよ


601真真真・スレッドムーバー移転 ()

この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)


602 ◆uXt/gTje0u4r2016/05/24(火) 19:50:01.31CWOrtMCqO (1/1)

移転しましたね。今日は更新出来ないですがまた近いうちに


603以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 08:40:41.97NrZXdFzPo (1/1)

待つわ。


604以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/28(土) 17:04:29.78xnikxt1JO (1/1)

わたしまーつーわー


605 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:34:11.68PrnLcxm8O (1/11)



「おー久しぶりだな商人!!」

商人「へっ、今帰ったぜ兄弟!!」

「そちらの美人さんたちは? まさかお前……!? そんなに女引っ掛けるなんてやるじゃねえかちくしょーめ!!」

商人「やめろやー馬鹿言ってんじゃねえよ。 こちらの方たちは途中で魔物に襲われてやばかったところから助けてくれた冒険者さんたちだ!」

「本当か! なんだよお前死に損ないめー! 1回くたばらねえとその太った身体は治らねえのになぁ!!」

商人「うるせぇー!!」

「「がはははは」」


女騎士「こ、濃いな……」

エルフ「死にかけた人に死に損ないってすごいね…」

魔法使い「……うん」





606 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:40:08.90PrnLcxm8O (2/11)



町長「よく来てくれましたぁー!!」


明るい町にたどり着いた俺達は商人と別れ、町長の家に招かれた
話に聞いていたように大きな街ではない
畑が広がるような村に少し建物がポツポツと増えたような程度の規模の小さい町だ

しかしそんな小さな町にありがちな閉鎖的な雰囲気はまるでなく、すれ違う人々から絶えず話しかけられる
人当たりの良いまさに"明るい町"

笑顔と活気の溢れるとてもいい町だと思った


町長「なにも無い町ですが、ゆっくりしていってください」


町長は穏やかな顔立ちの優しそうな老人
笑いジワが顔中に刻まれ、目を細めて微笑むその表情は町長の人柄を表しているようだ


町長「あぁ、お客さまにお茶も出しませんで! 今お持ちしますからね」

勇者「いい。 俺はお茶アレルギーなんだ。 水をもらえないか?」

町長「お茶アレルギー、ですか? 珍しいものがあるのですね」

勇者「流行り病みたいなもんだ。 こいつらもみんなそうだから水を頼む」

エルフ「え、私お茶アレルギーなんかないよ?」

勇者「黙ってろ」




607 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:42:32.28PrnLcxm8O (3/11)


町長「今日は商人も帰ってきて、お客人まで来られて、なんと素晴らしい日でしょうか」

町長「夜には宴を開きますゆえ、楽しんでいってください!」

女騎士「宴か!」

町長「はい。 もっとも、毎日宴のようなものなのですがね」

女騎士「毎日遊んでるのか!?」

勇者「明るい町恐るべしだな」

エルフ「えーいいじゃない? みんなで楽しむの素敵よ!」

町長「えぇ、それはもう毎日が楽しいですよ? その日の仕事の疲れを皆で労い、明日の活力を皆で沸き上がらせる」

町長「そしてお客さまが来られれば皆で歓迎の声を上げる。 そして旅人さんの話に皆が胸を踊らせ楽しみを共有するのです」

女騎士「すごいな、そんな毎日宴会してて飽きないのか」

町長「飽きるなんてとんでもない! 明日が楽しみで仕方がないですよ」

町長「せっかくですから、宴が始まるまで町を見ていってください」

町長「皆、旅の方に会えるのを楽しみにしているでしょうから」




608 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:43:02.36PrnLcxm8O (4/11)


「お、旅の方かい?」

勇者「うーっす」

「かーっ! お兄ちゃんそんな美人さんたち連れていいねぇー!!」

勇者「あ? こいつらが俺みたいなイケメンに付いてこれて幸運なんだぞ?」

女騎士「は?」

エルフ「自分でそういうこと言うのはちょっと」

魔法使い「…………」

「はっはっは! 仲が良くてなによりじゃないか!!」

「ま、楽しんでいってくれよ! この町のもんはうめぇぞー?」




609 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:44:26.48PrnLcxm8O (5/11)


「いらっしゃい旅人さん! どううちの店の名物焼き肉串! 秘伝のスパイスが最高だよぉ?」

魔法使い「……いい匂い」

エルフ「おいしそー!」

勇者「いや、金ないからいい」

女騎士「な、嘘をつくな勇者!」

エルフ「そうよ! これ食べようよ~」

勇者「ダメだ。 節約だ」

魔法使い「……いつから倹約家に?」

「ははは、貧乏な旅人さんたちにしょうがないなぁ、サービスだよ持っていきな!」

勇者「いらねえって、いくぞ」

魔法使い「……勇者?」

エルフ「なんなのよもう!!」

勇者「…………」




610 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:47:29.81PrnLcxm8O (6/11)


女騎士「本当に話に聞いていたとおりいい町だ」

エルフ「みんな暖かいね~」

勇者「そうだな」

魔法使い「……ここに人が住み着くのも分かる」

エルフ「そうね。 みんな本心から楽しんでるのが伝わってくるもん」

女騎士「旅人が腰を落ち着けたくなる町か。 確かに悪くは無いだろうな」

勇者「…………」

魔法使い「……勇者、どうしたの?」

エルフ「元気ないわね」

勇者「……なんでもねえよ」

女騎士「なぁ、さっきの町長の家のことといい、屋台の焼肉串といいどうした」

勇者「あ?」

エルフ「そうだよ勇者、様子が変だよ」

魔法使い「……勇者が飲み食いしたがらないなんて変」

勇者「気のせいだろ」

女騎士「気のせいなわけあるか。 あんなに血相を変えてどうしたっていうんだ」

勇者「はぁ、分かった。 少し話がある」

魔法使い「……聞く」

エルフ「なによ改まっちゃって」

勇者「お前らに頼みが……

「うわああああああああ」




611 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:50:06.96PrnLcxm8O (7/11)


エルフ「な、なに!?」

「虫、虫がぁぁー! 来るなぁー!!」

女騎士「お、おいお前大丈夫か?」

「く、来るなぁー!!」

魔法使い「……?」

「む、虫ィ!! 体に這い寄ってきやがる!! 畜生来るんじゃねぇ!」

エルフ「ちょ、ちょっと? 虫なんてどこにも!」

「お前らも俺を[ピーーー]気なんだろう!! 近づくんじゃねぇー!!!」

女騎士「お、おい」

勇者「やめとけ、錯乱してる」

「近づくんじゃねぇよ!! ぶっ殺されてえのか!!」

エルフ「ど、どうしたら?」

勇者「ほっとけよ。 そのうち収まるだろ」

女騎士「なぜそう言いきれる!?」

勇者「お前らもああなりたくなかったら!!」

勇者「この町では俺に従え。 いいな?」

勇者「反論は許さない。従わなければ文字能力を使うだけだ。分かったな?」

女騎士「な、なんだいきなり」

魔法使い「…………」

勇者「頼むから言うことを聞いてくれ。 この町は危険なんだ……」

エルフ「訳わかんない!」



612 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:53:29.99PrnLcxm8O (8/11)


エルフ「訳わかんないよ勇者!」

女騎士「エルフ?」

エルフ「勇者おかしいよ! 苦しんでる人がいるのになんで助けようとしないの!?」

勇者「…………」

エルフ「いつもの勇者なら文句言いながらも助けるはずだよ! なのにどうして!」

勇者「…………」

エルフ「どうしてなにも言わないのよ……」

エルフ「こんなの……勇者じゃないよ!!」

勇者「……っ!」

エルフ「いいよ! 私があの人を助けるから!!」

エルフ「私、勇者がそんな酷い人だなんて思わなかった!!」



613 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 17:58:36.54PrnLcxm8O (9/11)


女騎士「お、おいエルフ!」

エルフ「大丈夫ですか!?」

「ひゃあああああ!! 来るなぁあああああ!!」

「近づくな! ぶっ[ピーーー]ぞ!!」

エルフ「私なら大丈夫! あなたに危害は加えないから」

「うるせぇ! それ以上近づいてみろ? 本気で[ピーーー]からなぁぁぁ!!」

エルフ「…………」

エルフ「大丈夫だから……落ち着いて?」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ

エルフ「え……?」

エルフ「ま、待って!? どこにいくの!?」

「ああああああああああああ!!」

「食い物、食い物ぉぉぉぉぉ!!」



614 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 18:03:50.77PrnLcxm8O (10/11)


エルフ「う、うそでしょ~? なんで逃げるのよ~」

エルフ「もう待ってってば!」

女騎士「エルフ!!」

エルフ「私、あの人を追いかけてくる~!」

女騎士「待てエルフ! 一人じゃ危険だ! 私もついていく!」ダッ

エルフ「うん、お願い!」


魔法使い「…………」チラッ

勇者「…………」

魔法使い「……行かなくていいの?」

勇者「どの面下げて付いてけって言うんだよ」

魔法使い「……ごめんなさいって謝ればいいだけ」

勇者「そんな素直に言えたら苦労しねえよ」

魔法使い「……不器用」

勇者「魔法使いに言われたくねえ」

魔法使い「……そうやって誤魔化すところが不器用」

勇者「うるせぇ」

魔法使い「……よしよし」

勇者「……バカにすんな」

魔法使い「……ふふ」



615 ◆uXt/gTje0u4r2016/06/02(木) 18:07:23.78PrnLcxm8O (11/11)


>>616
①エルフと女騎士の後を追う

②魔法使いと共に町を散策

③怪しいところを探しに行く

④自由安価


616以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/02(木) 18:16:02.51XbTLZm66O (1/1)

2


617以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/01(金) 21:57:51.90qy2Z2CHb0 (1/1)

まだか


618以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/03(日) 05:47:49.58pcvPQgelO (1/1)

1


619以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/21(日) 21:33:37.66CcuMySIMO (1/1)




620以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/09/06(火) 23:17:36.78XIwXBn7AO (1/1)




621以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/10/02(日) 21:36:30.611CXXSGx/0 (1/1)

もう来ないかな……


622以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/12/17(土) 00:57:36.19RPgQaV7c0 (1/2)

半年記念あげ


623以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/12/17(土) 01:00:36.43RPgQaV7c0 (2/2)

半年記念あげ


624以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/12/17(土) 13:01:24.80uukgc0YDO (1/1)

諦めろ


625以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/04/26(水) 01:38:59.05vxJMnDmBO (1/1)

おおい


626以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/10/22(日) 19:45:53.40HXBHI93QO (1/1)

まだまだ


627以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/11/27(月) 21:31:35.20IMwORwwBO (1/1)

マダー?


628以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2017/12/15(金) 07:15:04.43DGODBeaCO (1/1)

1年半


629以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2018/06/08(金) 00:04:33.44XYy1vBadO (1/2)

まだなのか…


630以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2018/06/08(金) 00:05:21.83XYy1vBadO (2/2)

念のためageとくよ


631以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/02/27(水) 14:59:01.753+JCQBuwo (1/1)

あげ


632以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/05/23(木) 20:31:44.98AM9Tm9JC0 (1/1)

まだか


633以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2019/08/28(水) 21:17:06.19qj8VVb8S0 (1/1)

a


634以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2020/03/14(土) 00:10:57.05RvP92Mkmo (1/1)

保守