303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:13:21.78:kYzfk1XMO (35/67)
【大玉転がし】
真尋「……あのさぁー!もうちょっとさぁー!!普通じゃないのは分かってたけどさぁー!」
ニャル夫「それでもこれは何とかならなかったのかよ!?」
ラグナラ「針山地獄はまだ分かるわ!でも、ここから途中道が無いじゃない!」
ダゴン「うわっ何これボールヌルヌル」
真尋「パーフェクトだ…パーフェクトだよ。人を嫌がる事に関してはパーフェクトだ!!」
ニャル夫「おいこらてめぇー!さっき中指立てただろ!?分かってんだぞオラァ!?」
ダゴン「てめぇも全身ヌルヌルだからって調子乗ってんじゃねぇぞオルルァ!!」
ナイア「ふむふむ。これは磁石で動かした方が楽だね」ウィーンウィーン
【大玉転がし】
真尋「……あのさぁー!もうちょっとさぁー!!普通じゃないのは分かってたけどさぁー!」
ニャル夫「それでもこれは何とかならなかったのかよ!?」
ラグナラ「針山地獄はまだ分かるわ!でも、ここから途中道が無いじゃない!」
ダゴン「うわっ何これボールヌルヌル」
真尋「パーフェクトだ…パーフェクトだよ。人を嫌がる事に関してはパーフェクトだ!!」
ニャル夫「おいこらてめぇー!さっき中指立てただろ!?分かってんだぞオラァ!?」
ダゴン「てめぇも全身ヌルヌルだからって調子乗ってんじゃねぇぞオルルァ!!」
ナイア「ふむふむ。これは磁石で動かした方が楽だね」ウィーンウィーン
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:14:02.81:kYzfk1XMO (36/67)
【二人三脚】
ラグナラ「やったぁー!王子様とペアだぁ!張り切るぞぉー!!」バッサバッサ
ニャル夫「痛ててててててて!飛な飛ぶな!股関節が痛む!」
真尋「ほら、ちゃんと息を合わせて!前に進めないだろ?」ズリズリ
ニャル夫「お前が合わせようとしてないだろ!?俺の両足がお前らの片足に支配されてる状態なんだよ俺は!」
真尋「お前が真ん中が良いって言い出したんじゃないのか?」
ラグナラ「でも、私王子様と二人が良かったなぁー…。」
ニャル夫「…いやちょっと待て?そもそも体格と足の長さが同じのダゴンをペアにしたら良かったんじゃ…」チラ
ナイア「走るのはまかせろー」ブロロロロロロ
ダゴン「あごふっ!べらふっ!ぶらふらふっ!!」ガッ ゴッ ゴキャッ ベキベキ
ニャル夫「………」
ニャル夫「死なないあいつの方が得策だな。頑張ろうぜ相棒!ラグナラ!」
ラグナラ「うんー!」バッサバッサ
ニャル夫「うがぁぁあああ!!股関節が!股関節がぁぁあああ!?」
真尋「痛い痛い痛い痛い!僕もぎれる!もぎれる!」
司会者「ゴォォオオル!!一位は何と!ニャル夫チームのナイア選手と…チームメイトの者だった選手!」
ナイア「くぷくぷくぷ。走るのなら僕は駆動輪が内蔵されてるから敵無しなのだよ。なぁダゴン君。」
ナイア「あれ?居ない…。ああ、僕の脚に巻き込まれたこの左足がそうか。左足以外がミンチにされて赤い道のように――」
【二人三脚】
ラグナラ「やったぁー!王子様とペアだぁ!張り切るぞぉー!!」バッサバッサ
ニャル夫「痛ててててててて!飛な飛ぶな!股関節が痛む!」
真尋「ほら、ちゃんと息を合わせて!前に進めないだろ?」ズリズリ
ニャル夫「お前が合わせようとしてないだろ!?俺の両足がお前らの片足に支配されてる状態なんだよ俺は!」
真尋「お前が真ん中が良いって言い出したんじゃないのか?」
ラグナラ「でも、私王子様と二人が良かったなぁー…。」
ニャル夫「…いやちょっと待て?そもそも体格と足の長さが同じのダゴンをペアにしたら良かったんじゃ…」チラ
ナイア「走るのはまかせろー」ブロロロロロロ
ダゴン「あごふっ!べらふっ!ぶらふらふっ!!」ガッ ゴッ ゴキャッ ベキベキ
ニャル夫「………」
ニャル夫「死なないあいつの方が得策だな。頑張ろうぜ相棒!ラグナラ!」
ラグナラ「うんー!」バッサバッサ
ニャル夫「うがぁぁあああ!!股関節が!股関節がぁぁあああ!?」
真尋「痛い痛い痛い痛い!僕もぎれる!もぎれる!」
司会者「ゴォォオオル!!一位は何と!ニャル夫チームのナイア選手と…チームメイトの者だった選手!」
ナイア「くぷくぷくぷ。走るのなら僕は駆動輪が内蔵されてるから敵無しなのだよ。なぁダゴン君。」
ナイア「あれ?居ない…。ああ、僕の脚に巻き込まれたこの左足がそうか。左足以外がミンチにされて赤い道のように――」
305:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:14:41.09:kYzfk1XMO (37/67)
【お昼休み】
真尋「…………」
ニャル夫「モグモグ…どうした相棒?喰わないのか?」
真尋「…いや、これ…何?食べ物?」
ダゴン「食い物じゃなかったら俺達何食ってるんだよw」ガツガツ
真尋「いや、語彙が悪かった。これ…地球人が食べても大丈夫な奴か?」
ナイア「うーん、大丈夫死にはしないよ。」
真尋「そっそうか…」スッ
タイナ「ただ数週間の吐き気と嘔吐と赤痢とジンマシンが併発されるけど、死ぬまではいかないよ」
真尋「食べられないじゃないか!!」バンッ
ニャル夫「ああっ!お前食べ物になんて事を…」
ラグナラ「いーけないんだいけないんだー!勿体無いお化けに言ってやろぉー!」
ダゴン「ひゅぅ~ドロドロドロ…勿体ぶるお化けが出てくるかもぉ~……いや、まだ出ないかもぉ~…」ドロドロドロ
真尋「地球人に有害な食物を地球人は”毒”と呼ぶ!」
ダゴン「ドロドロ~と、勿体ぶるように”毒死”が真尋少年の体内にチラチラと」
真尋「うん間違ってない!全く間違ってないからジョークでも無いしツッコミが要らない!」
【お昼休み】
真尋「…………」
ニャル夫「モグモグ…どうした相棒?喰わないのか?」
真尋「…いや、これ…何?食べ物?」
ダゴン「食い物じゃなかったら俺達何食ってるんだよw」ガツガツ
真尋「いや、語彙が悪かった。これ…地球人が食べても大丈夫な奴か?」
ナイア「うーん、大丈夫死にはしないよ。」
真尋「そっそうか…」スッ
タイナ「ただ数週間の吐き気と嘔吐と赤痢とジンマシンが併発されるけど、死ぬまではいかないよ」
真尋「食べられないじゃないか!!」バンッ
ニャル夫「ああっ!お前食べ物になんて事を…」
ラグナラ「いーけないんだいけないんだー!勿体無いお化けに言ってやろぉー!」
ダゴン「ひゅぅ~ドロドロドロ…勿体ぶるお化けが出てくるかもぉ~……いや、まだ出ないかもぉ~…」ドロドロドロ
真尋「地球人に有害な食物を地球人は”毒”と呼ぶ!」
ダゴン「ドロドロ~と、勿体ぶるように”毒死”が真尋少年の体内にチラチラと」
真尋「うん間違ってない!全く間違ってないからジョークでも無いしツッコミが要らない!」
306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:15:10.81:kYzfk1XMO (38/67)
ニャル子「………」モグモグモグモグ
ハス太「よっ…良かったぁ。ニャル子ちゃんが大人しくなってくれたよぉ」モグモグ
クー子「ニャル子…少年から目を逸らさず……瞬きもしてない…」モグモグモグ
ニャル子「…………」モグモグモグモグ
ハス太「ははは。そんな瞬きくらいは うわぁ、目が真っ赤ぁ」
ニャル子「………」ピタッ
ニャル子「さて…再開しますか。」ユラリ
ハス太「えっ?」
ニャル子「………」ガチャッ
グルンッ
ガキンッ
バババババババババババ
ニャル子「ダイアモンドカッタァァァァアアア!!パァァァァアル!!!」バババババババババ
ハス太「うっうわぁ!あれは最終兵器第67号の究極鋭利武器ぃ!」
クー子「パールと言いながらも、その実体は地球におけるチェーンソーに近いと言われており、
さらに言うなら抜群の摩擦と鉄をも紙のように切り裂く刃はまさしく日本刀の鋭利さと
気高さを象徴し、モチーフとしている。このダイアモンド・カッターに切られた者は
例えダイアモンド炭素の鎧を纏っていても、殺されるのに一秒にも満たない。
また、空振りしても切られた空気の鋭利真空で骨と内蔵を…」
ハス太「クー子ちゃん!?誰に言ってるの!?いやぁ!ニャル子ちゃん振り回さないで!」
ニャル子「………」モグモグモグモグ
ハス太「よっ…良かったぁ。ニャル子ちゃんが大人しくなってくれたよぉ」モグモグ
クー子「ニャル子…少年から目を逸らさず……瞬きもしてない…」モグモグモグ
ニャル子「…………」モグモグモグモグ
ハス太「ははは。そんな瞬きくらいは うわぁ、目が真っ赤ぁ」
ニャル子「………」ピタッ
ニャル子「さて…再開しますか。」ユラリ
ハス太「えっ?」
ニャル子「………」ガチャッ
グルンッ
ガキンッ
バババババババババババ
ニャル子「ダイアモンドカッタァァァァアアア!!パァァァァアル!!!」バババババババババ
ハス太「うっうわぁ!あれは最終兵器第67号の究極鋭利武器ぃ!」
クー子「パールと言いながらも、その実体は地球におけるチェーンソーに近いと言われており、
さらに言うなら抜群の摩擦と鉄をも紙のように切り裂く刃はまさしく日本刀の鋭利さと
気高さを象徴し、モチーフとしている。このダイアモンド・カッターに切られた者は
例えダイアモンド炭素の鎧を纏っていても、殺されるのに一秒にも満たない。
また、空振りしても切られた空気の鋭利真空で骨と内蔵を…」
ハス太「クー子ちゃん!?誰に言ってるの!?いやぁ!ニャル子ちゃん振り回さないで!」
307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:15:39.49:kYzfk1XMO (39/67)
ニャル子「ヒャッハァーーーー!!これならこの忌々しい壁をあっちゅー間に切り裂いてジェノサイドできますよぉ!!」ババババババババ
ニャル子「おお!削れる!削れますよこれぇ!!」ババババババババババババババ
ニャル子「さすがに7Mは骨が折れますが…やってやりますぁぁあああ!!!私達の愛の為にぃ!!」バババババババババババババババ
クー子「私とニャル子の愛の為だなんて…ニャル子……大胆……/////」
グルン
ヒュンッ
サンサンサンサンサンサンサン
ハス太「一瞬でクー子ちゃんが細切れに!!」
ニャル子「真尋さぁぁあああん!!今度こそ離しませんからねぇええええ!!!」バババババババババババババババ
ニャル子「このダイアモンド・カッターで…私と真尋さん以外全員チリソースにしてやりますよぉ!!!!」バババババババババババババ
ニャル子「ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァー!!!!」バババババババババババババババババババババババババババ
ニャル子「ヒャッハァーーーー!!これならこの忌々しい壁をあっちゅー間に切り裂いてジェノサイドできますよぉ!!」ババババババババ
ニャル子「おお!削れる!削れますよこれぇ!!」ババババババババババババババ
ニャル子「さすがに7Mは骨が折れますが…やってやりますぁぁあああ!!!私達の愛の為にぃ!!」バババババババババババババババ
クー子「私とニャル子の愛の為だなんて…ニャル子……大胆……/////」
グルン
ヒュンッ
サンサンサンサンサンサンサン
ハス太「一瞬でクー子ちゃんが細切れに!!」
ニャル子「真尋さぁぁあああん!!今度こそ離しませんからねぇええええ!!!」バババババババババババババババ
ニャル子「このダイアモンド・カッターで…私と真尋さん以外全員チリソースにしてやりますよぉ!!!!」バババババババババババババ
ニャル子「ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァー!!!!」バババババババババババババババババババババババババババ
308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:16:08.80:kYzfk1XMO (40/67)
真尋「」ゾクッ
ニャル夫「ん?どうした相棒」
真尋「いや…なっ何だか…寒気が……」
真尋「…なぁ、ニャル夫……もう、俺達棄権した方が良いんじゃないのか?凄く、凄く嫌な予感がするんだけど…」
ニャル夫「馬鹿野郎、次が最後の種目だろうが。」
ダゴン「そうだぞ、何人の俺が死んだと思ってるんだ」
ナイア「あんだけ居たチームも、今や4チームしかいない。その中で僕たちは全員生き残ってるからねぇ。くぷくぷくぷ」
ラグナラ「優勝はもう!私達の物よ!」
司会者「さぁー!泣いても笑っても死んでもこれが最後!これで最後の競技となります!!」
ニャル夫「おっ始まったぞ。」
司会者「それでは発表致します!最後の競技…それはぁー!!!」
司会者「アスレチック・レェース!!!」
真尋「」ゾクッ
ニャル夫「ん?どうした相棒」
真尋「いや…なっ何だか…寒気が……」
真尋「…なぁ、ニャル夫……もう、俺達棄権した方が良いんじゃないのか?凄く、凄く嫌な予感がするんだけど…」
ニャル夫「馬鹿野郎、次が最後の種目だろうが。」
ダゴン「そうだぞ、何人の俺が死んだと思ってるんだ」
ナイア「あんだけ居たチームも、今や4チームしかいない。その中で僕たちは全員生き残ってるからねぇ。くぷくぷくぷ」
ラグナラ「優勝はもう!私達の物よ!」
司会者「さぁー!泣いても笑っても死んでもこれが最後!これで最後の競技となります!!」
ニャル夫「おっ始まったぞ。」
司会者「それでは発表致します!最後の競技…それはぁー!!!」
司会者「アスレチック・レェース!!!」
309:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:16:36.07:kYzfk1XMO (41/67)
司会者「今回、この大運動会の商品、デウス・エクス・マキナは、このレースのゴール地点…の、台座の上に置かれています!」
真尋「…………」
司会者「そう、このレースではチーム一人では無く、個人一人でしか手に入らないというデスマッチレース!」
ニャル夫「………」
司会者「さぁ!勝つのは誰か!?一体、誰なのかぁー!!」
ラグナラ「…………」
ナイア「くぷくぷくぷくぷ…これはこれは……」
ナイア「完全な、偽者だね……」クププププ
ニャル夫「……なんだ、あのバレーボール大のでかいスーパーボールは」
ダゴン「あんなゴム鞠の為に俺達殺されたん?」
ナイア「まぁ、大きさと外側の素材が違う事を除けば、巨大なエネルギー体ではあるようだよ。」
ナイア「ビー玉のと比べると雀の涙より極小だし、不味そうだけどね。くぷくぷ」
真尋「…ニャル夫」コクン
ニャル夫「…ああ。」コクン
ニャル夫「ニャル夫チームこれより!全員棄権しますっ!!!!!!!」バァーン
司会者「今回、この大運動会の商品、デウス・エクス・マキナは、このレースのゴール地点…の、台座の上に置かれています!」
真尋「…………」
司会者「そう、このレースではチーム一人では無く、個人一人でしか手に入らないというデスマッチレース!」
ニャル夫「………」
司会者「さぁ!勝つのは誰か!?一体、誰なのかぁー!!」
ラグナラ「…………」
ナイア「くぷくぷくぷくぷ…これはこれは……」
ナイア「完全な、偽者だね……」クププププ
ニャル夫「……なんだ、あのバレーボール大のでかいスーパーボールは」
ダゴン「あんなゴム鞠の為に俺達殺されたん?」
ナイア「まぁ、大きさと外側の素材が違う事を除けば、巨大なエネルギー体ではあるようだよ。」
ナイア「ビー玉のと比べると雀の涙より極小だし、不味そうだけどね。くぷくぷ」
真尋「…ニャル夫」コクン
ニャル夫「…ああ。」コクン
ニャル夫「ニャル夫チームこれより!全員棄権しますっ!!!!!!!」バァーン
310:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:17:56.19:kYzfk1XMO (42/67)
司会者「おおーと!ここで優勝候補であるニャル夫チームが棄権!実況さん?これは一体!?」
実況「一人しか勝てない。その魅力はチームで優勝するという魅力に勝てなかった。」
実況「彼等は優勝して強大な力を手に入れるよりも、チームの絆を選んだ。……そういう事です。」
司会者「…そうですか。分かりました。」
司会者「その棄権!受理いたしましょう!!ニャル夫チーム、退場!!!」
ワーワー ブーブー
フザケルナー カネカエセオラァー コノゼンシンシラガヤロオー
ニャル夫「うるせぇんだよこのチキン共がぁ!文句あるなら下に下りて来いやぁ!!」
ダゴン「適当に生きてるお前等がよく命賭けて生きてる奴らに大声言えたねぇ!?す☆ご☆い☆や!!死ね!!!」
ラグナラ「やーいやーいもう何言われても怖く無いもんねぇー!!」ベー
真尋「…覚悟はしてたけど、相当荒れたな。」
ナイア「しょうがないよ。商品が偽者と分かった以上、これ以上頑張る必要は無い。」
真尋「それもそうだな。」
司会者「おおーと!ここで優勝候補であるニャル夫チームが棄権!実況さん?これは一体!?」
実況「一人しか勝てない。その魅力はチームで優勝するという魅力に勝てなかった。」
実況「彼等は優勝して強大な力を手に入れるよりも、チームの絆を選んだ。……そういう事です。」
司会者「…そうですか。分かりました。」
司会者「その棄権!受理いたしましょう!!ニャル夫チーム、退場!!!」
ワーワー ブーブー
フザケルナー カネカエセオラァー コノゼンシンシラガヤロオー
ニャル夫「うるせぇんだよこのチキン共がぁ!文句あるなら下に下りて来いやぁ!!」
ダゴン「適当に生きてるお前等がよく命賭けて生きてる奴らに大声言えたねぇ!?す☆ご☆い☆や!!死ね!!!」
ラグナラ「やーいやーいもう何言われても怖く無いもんねぇー!!」ベー
真尋「…覚悟はしてたけど、相当荒れたな。」
ナイア「しょうがないよ。商品が偽者と分かった以上、これ以上頑張る必要は無い。」
真尋「それもそうだな。」
311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:18:26.25:kYzfk1XMO (43/67)
「ちょっと待った!!」
「ちょっと待った!!」
312:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:18:56.67:kYzfk1XMO (44/67)
ニャル夫「!?」
ダゴン「!?」
真尋「!?」
ナイア「?誰?」
ラグナラ「…………」
ラグナラ「…え?」
司会者「なんと!チーム内の自分以外全てのチームメイトを生贄にし、早くも優勝者が決定したぁー!?」
実況「先ほどの美談とは違い、これは…いえ、彼女は……まさしく」
ニャル夫「!?」
ダゴン「!?」
真尋「!?」
ナイア「?誰?」
ラグナラ「…………」
ラグナラ「…え?」
司会者「なんと!チーム内の自分以外全てのチームメイトを生贄にし、早くも優勝者が決定したぁー!?」
実況「先ほどの美談とは違い、これは…いえ、彼女は……まさしく」
313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:19:23.13:kYzfk1XMO (45/67)
「会えた…やっと会えましたよ……やっと………」
ニャル夫「………」
「天使様の為に…全てを犠牲にしてまでここまで来た。」
ダゴン「…………」
「愛の障害を……全部…全部全部壊して壊して…天使様を取り返しに…来ました……」
真尋「………嘘…だろ?」
アズ「ラグナラ様を……ここで返して貰おうかぁ!!」パリィーン
司会者「アアアアアアッーー!!デウス・エクス・マキナが握りつぶされたぁぁあああ―――!!!」
「会えた…やっと会えましたよ……やっと………」
ニャル夫「………」
「天使様の為に…全てを犠牲にしてまでここまで来た。」
ダゴン「…………」
「愛の障害を……全部…全部全部壊して壊して…天使様を取り返しに…来ました……」
真尋「………嘘…だろ?」
アズ「ラグナラ様を……ここで返して貰おうかぁ!!」パリィーン
司会者「アアアアアアッーー!!デウス・エクス・マキナが握りつぶされたぁぁあああ―――!!!」
314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:20:21.30:kYzfk1XMO (46/67)
アズ「おお…おおおおお!!」ゴォォオオオオオオオ
アズ「ふは……ふぅははははは!!これが…これがデウス・エクス・マキナと…私の愛の力かっ!!」ゴォォオオオオオオオ
アズ「これが!この力があれば!!畜生共からラグナラ様を救う事ができる!ラグナラ様が私の元に帰ってくる!!」ゴォォオオオオオオオ
ラグナラ「…あっ……アズ?」
アズ「さぁ…帰りましょう?ラグナラ様…。大丈夫です…ラグナラ様を汚したこいつらは殺しますから…」
アズ「私達の愛の障害は全部…全部壊しますから……!」ユラァ
真尋「ひぃ!?」ビクッ
ニャル夫「おいおいおいやべぇぞ、アイツマジだよ」
ダゴン「すいっむぁっすぇえええん!!アズニャンさぁああああん!!」ガシッ
ラグナラ「きゃぁ!?何するのよ!」
ダゴン「今からこのワガママフェアリー返還致しますので、平和的解決は望まれますでしょうかぁー!?」
ヒュン
トスッ
ダゴン「」ガタン
ニャル夫「ダゴンの頭部に手裏剣がっ!?」
真尋「しかも頭に全部入ってる…手裏剣って、こんなに切れ味あったっけ…?」
アズ「おお…おおおおお!!」ゴォォオオオオオオオ
アズ「ふは……ふぅははははは!!これが…これがデウス・エクス・マキナと…私の愛の力かっ!!」ゴォォオオオオオオオ
アズ「これが!この力があれば!!畜生共からラグナラ様を救う事ができる!ラグナラ様が私の元に帰ってくる!!」ゴォォオオオオオオオ
ラグナラ「…あっ……アズ?」
アズ「さぁ…帰りましょう?ラグナラ様…。大丈夫です…ラグナラ様を汚したこいつらは殺しますから…」
アズ「私達の愛の障害は全部…全部壊しますから……!」ユラァ
真尋「ひぃ!?」ビクッ
ニャル夫「おいおいおいやべぇぞ、アイツマジだよ」
ダゴン「すいっむぁっすぇえええん!!アズニャンさぁああああん!!」ガシッ
ラグナラ「きゃぁ!?何するのよ!」
ダゴン「今からこのワガママフェアリー返還致しますので、平和的解決は望まれますでしょうかぁー!?」
ヒュン
トスッ
ダゴン「」ガタン
ニャル夫「ダゴンの頭部に手裏剣がっ!?」
真尋「しかも頭に全部入ってる…手裏剣って、こんなに切れ味あったっけ…?」
315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:21:38.88:kYzfk1XMO (47/67)
アズ「私の天使に…汚い手で触るなぁああ!!」グァア
ニャル夫「えっ」
ドゴォオオオオオオッ!!
真尋「ニャル夫ぉぉおおおおおお!!!」
ラグナラ「いやぁあ!!王子様ぁぁあああ!!!」
ニャル夫「」 シュゥ~…
ラグナラ「アズゥ!!私の王子様に何をするの!!」バサァ
アズ「ああ!ラグナラ様!!こいつは犯罪の王子なのですね!?殺すモチベーションが上がりましたよ!!」ボァアッ
ラグナラ「違う!違う違う!!この人は私の大好きな人なの!!私の大事な人なのぉ!!」ガバッ
アズ「そうか…こいつはラグナラ様の事が大好きなロリコンの犯罪者なのですね!今から死刑に致しますのでラグナラ様を大事に守れば良いのですね!?」ブチブチブチ
ラグナラ「アズ!?何もかもが噛み合っていないよ!?」
ナイア「自分に都合の悪い言葉は自動変換してるねぇ」
アズ「私の天使に…汚い手で触るなぁああ!!」グァア
ニャル夫「えっ」
ドゴォオオオオオオッ!!
真尋「ニャル夫ぉぉおおおおおお!!!」
ラグナラ「いやぁあ!!王子様ぁぁあああ!!!」
ニャル夫「」 シュゥ~…
ラグナラ「アズゥ!!私の王子様に何をするの!!」バサァ
アズ「ああ!ラグナラ様!!こいつは犯罪の王子なのですね!?殺すモチベーションが上がりましたよ!!」ボァアッ
ラグナラ「違う!違う違う!!この人は私の大好きな人なの!!私の大事な人なのぉ!!」ガバッ
アズ「そうか…こいつはラグナラ様の事が大好きなロリコンの犯罪者なのですね!今から死刑に致しますのでラグナラ様を大事に守れば良いのですね!?」ブチブチブチ
ラグナラ「アズ!?何もかもが噛み合っていないよ!?」
ナイア「自分に都合の悪い言葉は自動変換してるねぇ」
316:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:22:42.65:kYzfk1XMO (48/67)
司会者「おおーっと!ここでまさかの乱闘だぁーーー!!これは面白くなってきました!!」
司会者「これより!最終競技を変更し、天下一武闘会を開始致します!!実況は勿論!実況(みのまし)さんが引き続き務めさせていただきます!」
実況「はい。よろしくお願いします。」
司会者「さぁさぁ!実況さん。これはどちらが有利と言えますか?」
実況「ええ。数的にはニャル夫チームが優勢ですが、天使ラブラブ応援団チームの一人はデウス・エクス・マキナを取り込んでますからねぇ。」
司会者「なるほど!つまりはどっこいどっこいというわけですね。」
実況「はい。しかし、私は天使ラブラブ応援団チームが勝つ方に7万ペリカ賭けます。」
司会者「そう来ましたかぁー。そうなると私は当然ニャル夫チームに9万ペリ」
アズ「滅べぇえ!!愛の障害がぁああああああ!!」ゴォォオオオオオオ
司会者・実況「「ギャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」 バオォオオオオオオオオオオオ
シュゥ……
真尋「衝撃波で壁が吹っ飛んだ!?」
ダゴン「それでも観客席の防弾ガラスが吹っ飛ばねぇってすげぇな」
ナイア「お客さん第一は伊達じゃないねぇ。くぷくぷくぷ」
司会者「おおーっと!ここでまさかの乱闘だぁーーー!!これは面白くなってきました!!」
司会者「これより!最終競技を変更し、天下一武闘会を開始致します!!実況は勿論!実況(みのまし)さんが引き続き務めさせていただきます!」
実況「はい。よろしくお願いします。」
司会者「さぁさぁ!実況さん。これはどちらが有利と言えますか?」
実況「ええ。数的にはニャル夫チームが優勢ですが、天使ラブラブ応援団チームの一人はデウス・エクス・マキナを取り込んでますからねぇ。」
司会者「なるほど!つまりはどっこいどっこいというわけですね。」
実況「はい。しかし、私は天使ラブラブ応援団チームが勝つ方に7万ペリカ賭けます。」
司会者「そう来ましたかぁー。そうなると私は当然ニャル夫チームに9万ペリ」
アズ「滅べぇえ!!愛の障害がぁああああああ!!」ゴォォオオオオオオ
司会者・実況「「ギャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」 バオォオオオオオオオオオオオ
シュゥ……
真尋「衝撃波で壁が吹っ飛んだ!?」
ダゴン「それでも観客席の防弾ガラスが吹っ飛ばねぇってすげぇな」
ナイア「お客さん第一は伊達じゃないねぇ。くぷくぷくぷ」
317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:23:25.26:kYzfk1XMO (49/67)
アズ「ふは、ふはははははは!!これは凄いぞ!!」
参加者「ひっひぃいい!何だよあれ!あんなのに勝てるかぁ!!」ダッダッダ
アズ「ちょっと待ちなさい」ガシッ
参加者「おごっ」バギリ
ゴトン
アズ「…ちょっと触っただけで、奴らの骨と内臓器官がバラバラになる…この力なら…この力があれば!!」グルンッ
ラグナラ「ぴぃ!?」ビクッ
アズ「見ててくださいラグナラ様!私は…私は今から!貴方と私以外殺します!私たちの愛の障害を全て壊します!!」
アズ「だから笑ってください!帰れるんですよ!帰れるんです!また一緒に暮らせるんです!!」ガタァ
参加者2「がぁっ…!!かっ……」グチャァア
ラグナラ「ひっ……ひっ…!!」ガタガタガタ
アズ「ああ!嬉しくて震えてるんですね!?ありがとうございます!なんなら私!張り切ってしまいますよ!!」
ダゴン「おい…ちょっとこれは笑えなくなってきたぞ」
アズ「このデウス・エクス・マキナの力で!私はずっと貴方を守ります!ずっと貴方の傍に居ます!!」
アズ「だからラグナラ様もずっと!片時も離れず私の傍に居てください!!」
ラグナラ「いや…いや…!来ないで……!」ガタガタガタ
アズ「この力さえあれば!私はラグナラ様一番を不動な位置に居れる!文字通り永遠に一緒に居られるのですよぉぉ!!」
ニャル夫「……偽物の癖に、よくそんなにペラペラ喋るなぁ…」
アズ「ふは、ふはははははは!!これは凄いぞ!!」
参加者「ひっひぃいい!何だよあれ!あんなのに勝てるかぁ!!」ダッダッダ
アズ「ちょっと待ちなさい」ガシッ
参加者「おごっ」バギリ
ゴトン
アズ「…ちょっと触っただけで、奴らの骨と内臓器官がバラバラになる…この力なら…この力があれば!!」グルンッ
ラグナラ「ぴぃ!?」ビクッ
アズ「見ててくださいラグナラ様!私は…私は今から!貴方と私以外殺します!私たちの愛の障害を全て壊します!!」
アズ「だから笑ってください!帰れるんですよ!帰れるんです!また一緒に暮らせるんです!!」ガタァ
参加者2「がぁっ…!!かっ……」グチャァア
ラグナラ「ひっ……ひっ…!!」ガタガタガタ
アズ「ああ!嬉しくて震えてるんですね!?ありがとうございます!なんなら私!張り切ってしまいますよ!!」
ダゴン「おい…ちょっとこれは笑えなくなってきたぞ」
アズ「このデウス・エクス・マキナの力で!私はずっと貴方を守ります!ずっと貴方の傍に居ます!!」
アズ「だからラグナラ様もずっと!片時も離れず私の傍に居てください!!」
ラグナラ「いや…いや…!来ないで……!」ガタガタガタ
アズ「この力さえあれば!私はラグナラ様一番を不動な位置に居れる!文字通り永遠に一緒に居られるのですよぉぉ!!」
ニャル夫「……偽物の癖に、よくそんなにペラペラ喋るなぁ…」
318:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:24:01.68:kYzfk1XMO (50/67)
アズ「!!」
真尋「ニャッ…ニャル夫!」
ラグナラ「王子ぃー!!」ダキッ
アズ「貴様…私のラグナラ様から離れろ…!」
ニャル夫「それはこっちの台詞だ。ラグナラ、俺から離れろ」
真尋「あっ…そっち!?」
アズ「…丁度いい。貴様は私とラグナラ様の愛の一番の障壁だ。…全力を出して排除しよう」
ニャル夫「随分と態度がでけぇな。お前は今の状況を分かっていない。」
アズ「分かっていないのは貴様だ。私を誰だと思っている?ラグナラ様の一番の愛し人でありデウス・エクス・マキナの力を得た者だぞ」
ニャル夫「…残念だったな。何もかも偽者だ。お前の言う称号はな」
アズ「……」ピクッ
ニャル夫「ラグナラの事も…さっきのゴム鞠も…お前は何一つ本当の事が見えていない。」
ニャル夫「何でも…自分の思う通りの偽りをペラペラ喋る…俺が一番嫌いなタイプの人間だぜ…」
真尋「(一応、肉親に一番近い奴が居るだろ…)」
アズ「…今、死ぬか?」
ニャル夫「いや、お前の負けだ。敗因は”見る目が無かった”って所だ」スッ
アズ「……なんだ?その、小さいビー玉は」
ニャル夫「見せてやるよ」ゴクッ
ニャル夫「本物の力って奴をなぁああああああ!!!」
アズ「!!」
真尋「ニャッ…ニャル夫!」
ラグナラ「王子ぃー!!」ダキッ
アズ「貴様…私のラグナラ様から離れろ…!」
ニャル夫「それはこっちの台詞だ。ラグナラ、俺から離れろ」
真尋「あっ…そっち!?」
アズ「…丁度いい。貴様は私とラグナラ様の愛の一番の障壁だ。…全力を出して排除しよう」
ニャル夫「随分と態度がでけぇな。お前は今の状況を分かっていない。」
アズ「分かっていないのは貴様だ。私を誰だと思っている?ラグナラ様の一番の愛し人でありデウス・エクス・マキナの力を得た者だぞ」
ニャル夫「…残念だったな。何もかも偽者だ。お前の言う称号はな」
アズ「……」ピクッ
ニャル夫「ラグナラの事も…さっきのゴム鞠も…お前は何一つ本当の事が見えていない。」
ニャル夫「何でも…自分の思う通りの偽りをペラペラ喋る…俺が一番嫌いなタイプの人間だぜ…」
真尋「(一応、肉親に一番近い奴が居るだろ…)」
アズ「…今、死ぬか?」
ニャル夫「いや、お前の負けだ。敗因は”見る目が無かった”って所だ」スッ
アズ「……なんだ?その、小さいビー玉は」
ニャル夫「見せてやるよ」ゴクッ
ニャル夫「本物の力って奴をなぁああああああ!!!」
319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:24:28.54:kYzfk1XMO (51/67)
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320:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:25:11.09:kYzfk1XMO (52/67)
ニャル子「はぁ…はぁ……!これで1Mは掘りました…!」
ニャル子「後…6M掘れば……念願の真尋ニウムで妊娠が…!!」
パキパキパキパキ
ニャル子「!?」
パキパキパキパキピシピシッ
ニャル子「ガッ…ガラス全体に…大きなヒビが!!」
ニャル子「やったぁ!やりましたよぉ!!神様は私を見捨てなかった!神様が私にこんな幸運を…」
カッ!!!!!!!!!!
ニャル子「えっ」
ニャル子「はぁ…はぁ……!これで1Mは掘りました…!」
ニャル子「後…6M掘れば……念願の真尋ニウムで妊娠が…!!」
パキパキパキパキ
ニャル子「!?」
パキパキパキパキピシピシッ
ニャル子「ガッ…ガラス全体に…大きなヒビが!!」
ニャル子「やったぁ!やりましたよぉ!!神様は私を見捨てなかった!神様が私にこんな幸運を…」
カッ!!!!!!!!!!
ニャル子「えっ」
321:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:25:41.18:kYzfk1XMO (53/67)
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322:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:26:15.37:kYzfk1XMO (54/67)
~数日後~
ニャル夫「…・・・・」
キャスター≪…であるからして、ベテルギウスドームは原因不明の爆発で消滅し、行方不明と生死不明の被害者は未だ見つかっていません。≫
真尋「……………」
キャスター≪関係者によりますと、「あの防弾ガラスが粉々になるなんて有り得ない。それも7M級の物であれば、宇宙が爆発してもヒビすら入らない筈だ」と発言しており、現象を否定しています。≫
ダゴン「…………」
キャスター≪続いて、占いのコーナーです。最下位は鼻毛座の貴方!!今日はもぉー最悪!最悪命を落とします!ラッキーアイテムは核シェルター…≫
ブツン
ニャル夫「……まぁ、こんなもんか」
真尋「こんなもんか。じゃないだろ!お前パンチ一発で惑星一個滅びるってどんだけ強い力で殴ったんだよ!!」
ニャル夫「馬鹿!ちゃんとセーブして殴ったんだって!あの惑星が小さすぎるのが悪い!!」
真尋「…全く、ナイアが居なかったら俺達全滅ENDで宇宙の藻屑となっていたぞ」
ナイア「くぷくぷくぷ。航空料としてインテルをアップグレードして良かっただろ?ニャル夫」カタカタカタ
ニャル夫「ああ。意外とイザという時は本当に役に立つんだな。」
ナイア「まぁねー。備えあれば憂い無し。地球の言葉が発祥だけど、宇宙社会でも通じる名言だよね」カタカタカタカタ
真尋「名言というかそれはことわざ…」
~数日後~
ニャル夫「…・・・・」
キャスター≪…であるからして、ベテルギウスドームは原因不明の爆発で消滅し、行方不明と生死不明の被害者は未だ見つかっていません。≫
真尋「……………」
キャスター≪関係者によりますと、「あの防弾ガラスが粉々になるなんて有り得ない。それも7M級の物であれば、宇宙が爆発してもヒビすら入らない筈だ」と発言しており、現象を否定しています。≫
ダゴン「…………」
キャスター≪続いて、占いのコーナーです。最下位は鼻毛座の貴方!!今日はもぉー最悪!最悪命を落とします!ラッキーアイテムは核シェルター…≫
ブツン
ニャル夫「……まぁ、こんなもんか」
真尋「こんなもんか。じゃないだろ!お前パンチ一発で惑星一個滅びるってどんだけ強い力で殴ったんだよ!!」
ニャル夫「馬鹿!ちゃんとセーブして殴ったんだって!あの惑星が小さすぎるのが悪い!!」
真尋「…全く、ナイアが居なかったら俺達全滅ENDで宇宙の藻屑となっていたぞ」
ナイア「くぷくぷくぷ。航空料としてインテルをアップグレードして良かっただろ?ニャル夫」カタカタカタ
ニャル夫「ああ。意外とイザという時は本当に役に立つんだな。」
ナイア「まぁねー。備えあれば憂い無し。地球の言葉が発祥だけど、宇宙社会でも通じる名言だよね」カタカタカタカタ
真尋「名言というかそれはことわざ…」
323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:26:43.97:kYzfk1XMO (55/67)
ダゴン「アップグレードって、あれ虫取り網を改良しただけじゃねぇーか!!」
ニャル夫「違うぞダゴン、あれは虫取り網じゃなくてタモだ。」
ダゴン「変わんねぇーよwwww虫から魚に変換されただけじゃねぇかwwwww」
ラグナラ「…………」
真尋「…そういえば、あの日からラグナラ君が元気無いんだけど…やっぱり、ショックだったのかな」
ナイア「そりゃぁね。あんな事言われて迫られたら恐怖以外の何者でも無いでしょう。」
ナイア「……で、あの女の子って誰だったの?」
真尋「またか!これで何回説明したと思ってる!?いい加減覚えろ!ラグナラ君の側近だった子だよ!!」
ナイア「ごめんごめん。人の顔覚えるのはちょっと苦手でねぇ。」
ダゴン「ロボットなのに?」
ダゴン「アップグレードって、あれ虫取り網を改良しただけじゃねぇーか!!」
ニャル夫「違うぞダゴン、あれは虫取り網じゃなくてタモだ。」
ダゴン「変わんねぇーよwwww虫から魚に変換されただけじゃねぇかwwwww」
ラグナラ「…………」
真尋「…そういえば、あの日からラグナラ君が元気無いんだけど…やっぱり、ショックだったのかな」
ナイア「そりゃぁね。あんな事言われて迫られたら恐怖以外の何者でも無いでしょう。」
ナイア「……で、あの女の子って誰だったの?」
真尋「またか!これで何回説明したと思ってる!?いい加減覚えろ!ラグナラ君の側近だった子だよ!!」
ナイア「ごめんごめん。人の顔覚えるのはちょっと苦手でねぇ。」
ダゴン「ロボットなのに?」
324:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:27:22.40:kYzfk1XMO (56/67)
ラグナラ「…………」
ラグナラ「……ねぇ、王子?」
ニャル夫「んあ?」
ラグナラ「…アズは、あの後…生きてるのかな?凄い衝撃だった…よね?死んだりとか…してない…かな?」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……俺に、女を殺す趣味は無い。」
ラグナラ「……」
ニャル夫「それだけ言っておくぞ。少なくとも死なない程度にやったつもりだしな」
ラグナラ「……じゃぁ、アズは…なんで…あんな事をしたのかな……?」
ニャル夫「…………」
真尋「………」
ダゴン「そりゃぁお前、自分のオカズが消えたら悪魔に心を売るだるるぉろろごあ!!」バキィッ
ニャル夫「それほど、大事だったって事だ。お前の事がな」
ラグナラ「……そっか。」エヘヘ
ラグナラ「…………」
ラグナラ「……ねぇ、王子?」
ニャル夫「んあ?」
ラグナラ「…アズは、あの後…生きてるのかな?凄い衝撃だった…よね?死んだりとか…してない…かな?」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……俺に、女を殺す趣味は無い。」
ラグナラ「……」
ニャル夫「それだけ言っておくぞ。少なくとも死なない程度にやったつもりだしな」
ラグナラ「……じゃぁ、アズは…なんで…あんな事をしたのかな……?」
ニャル夫「…………」
真尋「………」
ダゴン「そりゃぁお前、自分のオカズが消えたら悪魔に心を売るだるるぉろろごあ!!」バキィッ
ニャル夫「それほど、大事だったって事だ。お前の事がな」
ラグナラ「……そっか。」エヘヘ
325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:27:56.64:kYzfk1XMO (57/67)
ニャル夫「それでどうするんだ?お前の事を連れ戻しに来た奴が居る。これは後戻りができるという事だ。」
ニャル夫「だが、俺はお前を帰すつもりは無い。立ち止まれない理由があるからな。」
ニャル夫「それでもお前は、俺達について来るのか?彼女の意思を無視するか?」
ラグナラ「……」
ラグナラ「……」プクー
ニャル夫「?」
ラグナラ「王子様のイジワル!」プイ
ニャル夫「…………」
ニャル夫「…なぁ、俺…何か変な事言ったか?」
真尋「えぇ…ちょっおまっ…えぇ……?」
ダゴン「俺から見ても結構ドン引きな鬼畜選択肢ですたい」
ナイア「断言しよう、アンタにスイーツ(笑)は無理だ」
ニャル夫「何だてめぇら!フルボッコじゃねぇか!俺が悪者か!いや悪者だけどさぁ!?しまいにゃ泣くぞコラァ!」
ニャル夫「それでどうするんだ?お前の事を連れ戻しに来た奴が居る。これは後戻りができるという事だ。」
ニャル夫「だが、俺はお前を帰すつもりは無い。立ち止まれない理由があるからな。」
ニャル夫「それでもお前は、俺達について来るのか?彼女の意思を無視するか?」
ラグナラ「……」
ラグナラ「……」プクー
ニャル夫「?」
ラグナラ「王子様のイジワル!」プイ
ニャル夫「…………」
ニャル夫「…なぁ、俺…何か変な事言ったか?」
真尋「えぇ…ちょっおまっ…えぇ……?」
ダゴン「俺から見ても結構ドン引きな鬼畜選択肢ですたい」
ナイア「断言しよう、アンタにスイーツ(笑)は無理だ」
ニャル夫「何だてめぇら!フルボッコじゃねぇか!俺が悪者か!いや悪者だけどさぁ!?しまいにゃ泣くぞコラァ!」
326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:28:37.77:kYzfk1XMO (58/67)
グイッ
ニャル夫「ぅぉぅ?」
チュッ
グイッ
ニャル夫「ぅぉぅ?」
チュッ
327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:29:14.52:kYzfk1XMO (59/67)
ニャル夫「………」
ラグナラ「………えへへ。」
ラグナラ「だって私。王子様と結婚するまで絶対に帰らないんだもん!」ギュー
ニャル夫「……」サスサス
ラグナラ「絶対絶対絶対に!王子を私の虜にするんだから!覚悟しなさいよね!」ニパー
ニャル夫「………」
ダゴン「あぁー!!ここで未来のロリコンが誕生したぁぁあー!!!」
ナイア「マジか……アグネス宇宙機構の出番じゃないか!!」カチッ
ナイア「アグネェェエエエエエエエエス!!出番だ!アグネェェエエス!!」
ニャル夫「ちょっと待てぇ!てめぇらこんな時にだけノリが良いな!?苛めの才能があるんじゃねぇのか!?」
ダゴン「俺を生贄にしまくった貴様に言われたくない」
ニャル夫「今それを言うか!?つーかそれは俺に限る事じゃないだろう!なぁ!?相棒!」
真尋「これからはニャル子をロリコンの妹と呼ぶ必要があるのか…」
ニャル夫「相棒ぉぉお!お前だけは悪ふざけに走らないと思っていたのに!というかそれ呼ぶ必要無いぞ!悪質な苛め以外何物でもない!!」
ニャル夫「つーかダゴン!お前も二次元に嫁が居るんだろ!?そいつらと結婚したってんなら俺にロリコンと言う資格あんのか!!」
ダゴン「だっかっら!!俺はマジで結婚してんだっつーのぉ!!」
ニャル夫「散々性転換した相棒をセクハラしてた癖に何言ってんだこの野郎ぉー!!」
ニャル夫「………」
ラグナラ「………えへへ。」
ラグナラ「だって私。王子様と結婚するまで絶対に帰らないんだもん!」ギュー
ニャル夫「……」サスサス
ラグナラ「絶対絶対絶対に!王子を私の虜にするんだから!覚悟しなさいよね!」ニパー
ニャル夫「………」
ダゴン「あぁー!!ここで未来のロリコンが誕生したぁぁあー!!!」
ナイア「マジか……アグネス宇宙機構の出番じゃないか!!」カチッ
ナイア「アグネェェエエエエエエエエス!!出番だ!アグネェェエエス!!」
ニャル夫「ちょっと待てぇ!てめぇらこんな時にだけノリが良いな!?苛めの才能があるんじゃねぇのか!?」
ダゴン「俺を生贄にしまくった貴様に言われたくない」
ニャル夫「今それを言うか!?つーかそれは俺に限る事じゃないだろう!なぁ!?相棒!」
真尋「これからはニャル子をロリコンの妹と呼ぶ必要があるのか…」
ニャル夫「相棒ぉぉお!お前だけは悪ふざけに走らないと思っていたのに!というかそれ呼ぶ必要無いぞ!悪質な苛め以外何物でもない!!」
ニャル夫「つーかダゴン!お前も二次元に嫁が居るんだろ!?そいつらと結婚したってんなら俺にロリコンと言う資格あんのか!!」
ダゴン「だっかっら!!俺はマジで結婚してんだっつーのぉ!!」
ニャル夫「散々性転換した相棒をセクハラしてた癖に何言ってんだこの野郎ぉー!!」
328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:30:12.20:kYzfk1XMO (60/67)
――ブツンッ
ニャル夫「ん?」
アズ≪貴様等ぁ…!!絶対に…絶対に許さんぞぉぉおお…!!≫
アズ≪地獄の果てまで追いかけて…いつか…いつか絶対に滅ぼしてやるるぁ……!!≫
アズ≪それまで…それまでせいぜい……生きる喜びを噛み締めておくんだなぁ…!!≫
アズ≪クキキ…クキ……ククキャ………≫
アズ≪クキャキャキャキャッ!!クキッ!!クッキャキャキャキャキャキャァア!!!≫
ブツンッ―――
ニャル夫「………」
真尋「……えっ?何これ何これ」
ナイア「…プログラムを暗号化した筈なのに、一瞬とは言えハッキングできるなんてねぇ…」
ラグナラ「………」
ダゴン「……こっ…怖ぇぇぇええええ!!何これ!?怖ぇぇぇええええ!?いっそあのまま殺した方が良かったんじゃねぇのか!!」
ニャル夫「んな事できるかぁ!!というか落ち着け落ち着けぇ…!あれ、一体どこから発信されてたんだ?」
ナイア「ええと……あれ?位置特定できない。」
ダゴン「怖ェぇぇええええええええええええええええ!!!超怖ぇぇぇええええええええええ!!!」
真尋「おいニャル夫!?本当に殺してないんだよな!?」
ニャル夫「殺してない!!俺は床を殴っただけだ!!」
ダゴン「何で床殴ったんだ馬鹿か!母親に飯持ってこさせる以外に床なんて普通殴らねぇだろ!!」
ニャル夫「何で母親に飯を持ってこさせる為に床を殴るんだよ!?意味分かんねぇよ!!」
――ブツンッ
ニャル夫「ん?」
アズ≪貴様等ぁ…!!絶対に…絶対に許さんぞぉぉおお…!!≫
アズ≪地獄の果てまで追いかけて…いつか…いつか絶対に滅ぼしてやるるぁ……!!≫
アズ≪それまで…それまでせいぜい……生きる喜びを噛み締めておくんだなぁ…!!≫
アズ≪クキキ…クキ……ククキャ………≫
アズ≪クキャキャキャキャッ!!クキッ!!クッキャキャキャキャキャキャァア!!!≫
ブツンッ―――
ニャル夫「………」
真尋「……えっ?何これ何これ」
ナイア「…プログラムを暗号化した筈なのに、一瞬とは言えハッキングできるなんてねぇ…」
ラグナラ「………」
ダゴン「……こっ…怖ぇぇぇええええ!!何これ!?怖ぇぇぇええええ!?いっそあのまま殺した方が良かったんじゃねぇのか!!」
ニャル夫「んな事できるかぁ!!というか落ち着け落ち着けぇ…!あれ、一体どこから発信されてたんだ?」
ナイア「ええと……あれ?位置特定できない。」
ダゴン「怖ェぇぇええええええええええええええええ!!!超怖ぇぇぇええええええええええ!!!」
真尋「おいニャル夫!?本当に殺してないんだよな!?」
ニャル夫「殺してない!!俺は床を殴っただけだ!!」
ダゴン「何で床殴ったんだ馬鹿か!母親に飯持ってこさせる以外に床なんて普通殴らねぇだろ!!」
ニャル夫「何で母親に飯を持ってこさせる為に床を殴るんだよ!?意味分かんねぇよ!!」
329:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:30:58.39:kYzfk1XMO (61/67)
ギャーギャーギャー
真尋「……はぁ、今日も騒がしいな」
ナイア「くぷくぷ。でも、いろんな意味で退屈はしないね。僕は気に入ってるよ」カタカタカタカタ
真尋「…ところで、ナイアさんはさっきから何を調べてるんだ?」
ナイア「色んな事さぁ。この船のアップグレード方法や全宇宙の観光名所や銀河系の配置図とか」
ナイア「…この、デウス・エクス・マキナは、一体どのような代物なのか。また、どうしてニャル夫が盗んだと言われる銀河系の中にあったのか…とか」
真尋「………」
真尋「…そういえば、そうだな…。どうして、あんなものが銀河系はともかく、地球の近くにあったんだ?」
ナイア「そうだねぇ。でも、それを調べるともう一つ大きな疑問が出てきたんだ。」
真尋「…?」
ナイア「確かにこれは無限大獄を単価とする程の力があって、全宇宙を覆える程のエネルギーが圧縮されてるけど。」
ナイア「どうして、これが”デウス・エクス・マキナ(神による強引な終束)”って名前で呼ばれてるんだろうね」
ギャーギャーギャー
真尋「……はぁ、今日も騒がしいな」
ナイア「くぷくぷ。でも、いろんな意味で退屈はしないね。僕は気に入ってるよ」カタカタカタカタ
真尋「…ところで、ナイアさんはさっきから何を調べてるんだ?」
ナイア「色んな事さぁ。この船のアップグレード方法や全宇宙の観光名所や銀河系の配置図とか」
ナイア「…この、デウス・エクス・マキナは、一体どのような代物なのか。また、どうしてニャル夫が盗んだと言われる銀河系の中にあったのか…とか」
真尋「………」
真尋「…そういえば、そうだな…。どうして、あんなものが銀河系はともかく、地球の近くにあったんだ?」
ナイア「そうだねぇ。でも、それを調べるともう一つ大きな疑問が出てきたんだ。」
真尋「…?」
ナイア「確かにこれは無限大獄を単価とする程の力があって、全宇宙を覆える程のエネルギーが圧縮されてるけど。」
ナイア「どうして、これが”デウス・エクス・マキナ(神による強引な終束)”って名前で呼ばれてるんだろうね」
330:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:31:25.37:kYzfk1XMO (62/67)
~ニャル子宇宙船~
ニャル子「」
ハス太「あー…ニャル子ちゃんがあしたのジョー最終巻のように真っ白に燃え尽きてから数日かぁ…」
クー子「……」
ハス太「…あれ?今日はニャル子ちゃんのスカートを捲ったり舐めたりしないんだね。どうしたの?」
クー子「…反応が…無いと……楽しく……無い……」
ニャル子「」
ハス太「うん…あれ、生きてるのかすら怪しいもんね。」カチリ
ブオン
「こちら、グロマク少尉隊。ご用件は?」
ハス太「えとね、昨日伝えましたよね?追跡中の宇宙船の中に…」
「はい。画像の方を確認して見た所、確かに惑星保護機構に所属している一員である事が確認されました。」
ハス太「ああ、やっぱり!それじゃぁ、追跡の方も…」
「はい。保護機構職員は全て位置情報が埋め込まれています。これで特定の方も断然早くなるかと」
ニャル子「」ピクリ
~ニャル子宇宙船~
ニャル子「」
ハス太「あー…ニャル子ちゃんがあしたのジョー最終巻のように真っ白に燃え尽きてから数日かぁ…」
クー子「……」
ハス太「…あれ?今日はニャル子ちゃんのスカートを捲ったり舐めたりしないんだね。どうしたの?」
クー子「…反応が…無いと……楽しく……無い……」
ニャル子「」
ハス太「うん…あれ、生きてるのかすら怪しいもんね。」カチリ
ブオン
「こちら、グロマク少尉隊。ご用件は?」
ハス太「えとね、昨日伝えましたよね?追跡中の宇宙船の中に…」
「はい。画像の方を確認して見た所、確かに惑星保護機構に所属している一員である事が確認されました。」
ハス太「ああ、やっぱり!それじゃぁ、追跡の方も…」
「はい。保護機構職員は全て位置情報が埋め込まれています。これで特定の方も断然早くなるかと」
ニャル子「」ピクリ
331:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:32:00.81:kYzfk1XMO (63/67)
ハス太「良かったぁ!これで砂漠の中から宝石を探すような無謀な追跡をしなくても済みそうだよ!ありがとう!」
「いえ、寧ろ一度職員を調べなかったこちらの責任でもあります故……」
ニャル子「真尋さんが見つかりそうなんですかっ!?」ガバッ
ハス太「あっ!ニャル子ちゃんが数日ぶりに動いた!」
クー子「ニャル子…!反応のあるニャルk」ゲシィ
ニャル子「どのくらい!あとどのくらい時間で私の真尋さんの居場所を割り出せますか!?」
「とっくに割り出せております。このまま追跡していけば、三日後には拘束ができます。」
「例えワープされたとしても、位置情報が簡単に割り出せるので拘束も時間の問題かと……」
ニャル子「うっ…ううう~~っ!!!」ポロポロポロ
ニャル子「やっと…やっと来ましたよ…!私が欲しかった唯一の言葉…確定事項が…!!」ポロポロポロ
ハス太「良かったねぇニャル子ちゃん」
クー子「…………」
ニャル子「…さぁ!早く真尋さんを見つけてハネムーンの予約をしましょう!今度こそ迎えに行きますよ!真尋さぁーん!!」
ニャル子「いつでもニコニコ!真尋さんの隣に這い寄る混沌!!その名は!この私ニャルラトホテップ子ですっ!!!」 ドンッ
【必殺!大運動会】…終
ハス太「良かったぁ!これで砂漠の中から宝石を探すような無謀な追跡をしなくても済みそうだよ!ありがとう!」
「いえ、寧ろ一度職員を調べなかったこちらの責任でもあります故……」
ニャル子「真尋さんが見つかりそうなんですかっ!?」ガバッ
ハス太「あっ!ニャル子ちゃんが数日ぶりに動いた!」
クー子「ニャル子…!反応のあるニャルk」ゲシィ
ニャル子「どのくらい!あとどのくらい時間で私の真尋さんの居場所を割り出せますか!?」
「とっくに割り出せております。このまま追跡していけば、三日後には拘束ができます。」
「例えワープされたとしても、位置情報が簡単に割り出せるので拘束も時間の問題かと……」
ニャル子「うっ…ううう~~っ!!!」ポロポロポロ
ニャル子「やっと…やっと来ましたよ…!私が欲しかった唯一の言葉…確定事項が…!!」ポロポロポロ
ハス太「良かったねぇニャル子ちゃん」
クー子「…………」
ニャル子「…さぁ!早く真尋さんを見つけてハネムーンの予約をしましょう!今度こそ迎えに行きますよ!真尋さぁーん!!」
ニャル子「いつでもニコニコ!真尋さんの隣に這い寄る混沌!!その名は!この私ニャルラトホテップ子ですっ!!!」 ドンッ
【必殺!大運動会】…終
332:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:32:28.44:kYzfk1XMO (64/67)
「おーおー、アンタ何度も俺に会いにきてくれるなんて、もしかしてアンタ俺のファンかぁ?」
「いえ、私は惑星保護機構の者です。なんでも貴方、悪の組織として活動されているとか…」
「ほほう。どうやら俺も、悪の支配者としての知名度が高くなっているようだな…」
「俺…?あの、貴方は性別は…」
「んなこたぁどうだって良い!お前が俺を倒しに来たというのなら、さしずめお前は正義のヒーローといった所か」
「いえ、私は正義でもヒーローとかでもなく、惑星保護機構の…」
「そんな事はどうでも良い!勝負だ!この俺は全宇宙を支配して、いずれは宇宙の帝王になる者だ!覚悟しな!!」
「………」
「うぉりゃぁぁあああああああああああ!!!」ダダダダダダダダ
「おーおー、アンタ何度も俺に会いにきてくれるなんて、もしかしてアンタ俺のファンかぁ?」
「いえ、私は惑星保護機構の者です。なんでも貴方、悪の組織として活動されているとか…」
「ほほう。どうやら俺も、悪の支配者としての知名度が高くなっているようだな…」
「俺…?あの、貴方は性別は…」
「んなこたぁどうだって良い!お前が俺を倒しに来たというのなら、さしずめお前は正義のヒーローといった所か」
「いえ、私は正義でもヒーローとかでもなく、惑星保護機構の…」
「そんな事はどうでも良い!勝負だ!この俺は全宇宙を支配して、いずれは宇宙の帝王になる者だ!覚悟しな!!」
「………」
「うぉりゃぁぁあああああああああああ!!!」ダダダダダダダダ
333:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:32:58.12:kYzfk1XMO (65/67)
「」プスプスプス
「…意外と、お弱いのですね。」
「…うっ…うるせぇ……!言うな…もう一度だ!」
「いえ、貴方の事は先ほどの闘いで分かりました。真面目に正々堂々と挑むそんな貴方が悪行なんてする筈が無い。」
「んだとぉ!?それは悪の帝王に対する侮辱だぁ!」ウガァー!
「いえ、とにかく私はこれで失礼させていただきます。まだお仕事がありますので。」
「おい待てぇ!勝ち逃げする気かぁあ!!それともビビってんのかぁ?」
「仕事ですので」
「…あー!もうアンタとっつきにくい奴だな!少しは不適の笑みでも良いから笑えねぇのか!!」
「今、笑顔になれば貴方は怒りませんか?」
「怒るに決まってるだろうが!イコール馬鹿にされてんだからな!!」
「…そもそも、私は笑うのが苦手ですのでそのような事は無いのですがね。」
「………まぁいい。」
「リベンジだ!次こそは絶対に勝ぁーつ!!それまで俺の顔と名前を忘れるなよ!!」
「…先ほどから思ってたのですが、貴方…女性なのに俺とは…」
「そんなことぁどうでも良い!いいか良く聞け!俺の名前はな――――」
「」プスプスプス
「…意外と、お弱いのですね。」
「…うっ…うるせぇ……!言うな…もう一度だ!」
「いえ、貴方の事は先ほどの闘いで分かりました。真面目に正々堂々と挑むそんな貴方が悪行なんてする筈が無い。」
「んだとぉ!?それは悪の帝王に対する侮辱だぁ!」ウガァー!
「いえ、とにかく私はこれで失礼させていただきます。まだお仕事がありますので。」
「おい待てぇ!勝ち逃げする気かぁあ!!それともビビってんのかぁ?」
「仕事ですので」
「…あー!もうアンタとっつきにくい奴だな!少しは不適の笑みでも良いから笑えねぇのか!!」
「今、笑顔になれば貴方は怒りませんか?」
「怒るに決まってるだろうが!イコール馬鹿にされてんだからな!!」
「…そもそも、私は笑うのが苦手ですのでそのような事は無いのですがね。」
「………まぁいい。」
「リベンジだ!次こそは絶対に勝ぁーつ!!それまで俺の顔と名前を忘れるなよ!!」
「…先ほどから思ってたのですが、貴方…女性なのに俺とは…」
「そんなことぁどうでも良い!いいか良く聞け!俺の名前はな――――」
334:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:33:28.30:kYzfk1XMO (66/67)
ダゴン「………」
ダゴン「…あれから……60年か…。」
ダゴン「……」
ダゴン「…」
ニャル夫「おーいダゴン!マーチのコアラ残り一個だけど、食ってもいいかぁー?」
ダゴン「食☆わ☆せ☆る☆かっ!!!!俺の愛しいコアラちゃんをお前のう●こになんかさせたりしねぇえええ!!!」ダッ
真尋「ほらぁ!だから怒るって言ったじゃん」
ニャル夫「ごめんなダゴン。実はさっき俺達気づかず全部喰っちまったんだ。」
ダゴン「」
ニャル夫「いや本当ごめん。ごめんなダゴn」
ダゴン「…うんこになる前に取り出さなきゃ」
ニャル夫「えっ?」
ダゴン's「「「「「「「「「「必殺!影分身の術!!!」」」」」」ブワワッ
ニャル夫「うわぁ!また増えたぁ!!」
ダゴン1「これより!コアラの摘出手術を始めます!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「イエス!マム!!」」」」」
真尋「うわぁあああ!この覆面メス持って来たぁぁああ!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「キィィェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」」」」」ブンブンブンブンブン
ニャル夫「だぁぁぁぁああああ!!!振り回すなぁああ!!!!」
【続く】
ダゴン「………」
ダゴン「…あれから……60年か…。」
ダゴン「……」
ダゴン「…」
ニャル夫「おーいダゴン!マーチのコアラ残り一個だけど、食ってもいいかぁー?」
ダゴン「食☆わ☆せ☆る☆かっ!!!!俺の愛しいコアラちゃんをお前のう●こになんかさせたりしねぇえええ!!!」ダッ
真尋「ほらぁ!だから怒るって言ったじゃん」
ニャル夫「ごめんなダゴン。実はさっき俺達気づかず全部喰っちまったんだ。」
ダゴン「」
ニャル夫「いや本当ごめん。ごめんなダゴn」
ダゴン「…うんこになる前に取り出さなきゃ」
ニャル夫「えっ?」
ダゴン's「「「「「「「「「「必殺!影分身の術!!!」」」」」」ブワワッ
ニャル夫「うわぁ!また増えたぁ!!」
ダゴン1「これより!コアラの摘出手術を始めます!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「イエス!マム!!」」」」」
真尋「うわぁあああ!この覆面メス持って来たぁぁああ!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「キィィェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」」」」」ブンブンブンブンブン
ニャル夫「だぁぁぁぁああああ!!!振り回すなぁああ!!!!」
【続く】
335:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 02:34:01.50:kYzfk1XMO (67/67)
今回はこれでおしまいです。
次回は後日に投下致しますので、もうしばらくお待ちください
今回はこれでおしまいです。
次回は後日に投下致しますので、もうしばらくお待ちください
336:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 04:20:33.99:XfXX6DiLo (1/1)
乙
乙
337:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 09:44:10.73:D6blcdYE0 (1/1)
追いついたー
乙乙
追いついたー
乙乙
338:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/17(水) 18:11:35.58:5b4xEAe9o (1/1)
毎度笑わしてくれるぜ乙
毎度笑わしてくれるぜ乙
339:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 13:56:23.94:JvBvJrKdO (1/77)
今日の午後3時に投下します。
今日の午後3時に投下します。
340:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 14:57:28.60:JvBvJrKdO (2/77)
投下します
投下します
341:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 14:57:56.55:JvBvJrKdO (3/77)
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ みいみぃ
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄ (訳:吉野家で第三形態へと変化した我が肉体は)
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l |
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八 (あまりに図体の変化が大きい為か脊髄の電気反応が若干届かず)
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \ (結果、役立たずの身体として我は絶望し、空腹のまま突っ伏してしまう事となる。)
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \
/ /{ \ `| 二} | | | │ \ (その時、彼等は急に立ち上がり吉野家を後にした。)
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\ (なんと、まさかと思うが…彼等は完食したのだ。)
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \
/ / ∧ | } | | │ | // | | (「お次のお客様どうぞー」という声で、我は絶望から差し伸べる希望の手が差し伸べられたと思っていたが…)
(豚汁が品切れになった事実を知り、再び絶望の淵に落とされたのだった…)
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ みいみぃ
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄ (訳:吉野家で第三形態へと変化した我が肉体は)
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l |
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八 (あまりに図体の変化が大きい為か脊髄の電気反応が若干届かず)
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \ (結果、役立たずの身体として我は絶望し、空腹のまま突っ伏してしまう事となる。)
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \
/ /{ \ `| 二} | | | │ \ (その時、彼等は急に立ち上がり吉野家を後にした。)
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\ (なんと、まさかと思うが…彼等は完食したのだ。)
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \
/ / ∧ | } | | │ | // | | (「お次のお客様どうぞー」という声で、我は絶望から差し伸べる希望の手が差し伸べられたと思っていたが…)
(豚汁が品切れになった事実を知り、再び絶望の淵に落とされたのだった…)
342:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 14:58:25.57:JvBvJrKdO (4/77)
【午後の地球】…始
~Largest Known Galaxy 第7京三百七十区~
ニャル夫「っしゃぁあ!ここで普通の村人の脳に寄生型宇宙人設置!」パァーン
ダゴン「なっ何ぃ!?まだそんなカードがあったとはぁ!?」
真尋「これで普通の村人はニャル夫の戦力を強固させ僕たちのSAN値は吸い取られていくのか…!」
ダゴン「…だが、これなら好都合だ」スッ
ニャル夫「はっ、強がりを…なっ何ぃ!?そ…そのカードは!!」
ダゴン「そう!これは俺の手持ちのクトゥグアを田中角栄にトレード!これでお前の国は田中角栄が所持する軍隊と戦争が避けられない!!」
真尋「…そう来ると思って、僕も隠しておいたのさ」スッ
ダゴン「なっ何ぃ!?それは…大量のイースターエッグだとぉ!?」
ニャル夫「それも…イースターラビットまでいやがる!」
真尋「このイースターラビットでイースターエッグは無限に増殖する。そして、そのイースターエッグの効果…お前は知ってるな?」
ダゴン「くっ!これでは戦争に勝っても負けても…俺達はエスカルゴになっちまう!」
ニャル夫「俺も…このままではイースター一色になっちまう!」
ラグナラ「そうはさせないよ!真尋の敷地にウサギが居るなら好都合だ!」バンッ
真尋「なっ…それは!?」
【午後の地球】…始
~Largest Known Galaxy 第7京三百七十区~
ニャル夫「っしゃぁあ!ここで普通の村人の脳に寄生型宇宙人設置!」パァーン
ダゴン「なっ何ぃ!?まだそんなカードがあったとはぁ!?」
真尋「これで普通の村人はニャル夫の戦力を強固させ僕たちのSAN値は吸い取られていくのか…!」
ダゴン「…だが、これなら好都合だ」スッ
ニャル夫「はっ、強がりを…なっ何ぃ!?そ…そのカードは!!」
ダゴン「そう!これは俺の手持ちのクトゥグアを田中角栄にトレード!これでお前の国は田中角栄が所持する軍隊と戦争が避けられない!!」
真尋「…そう来ると思って、僕も隠しておいたのさ」スッ
ダゴン「なっ何ぃ!?それは…大量のイースターエッグだとぉ!?」
ニャル夫「それも…イースターラビットまでいやがる!」
真尋「このイースターラビットでイースターエッグは無限に増殖する。そして、そのイースターエッグの効果…お前は知ってるな?」
ダゴン「くっ!これでは戦争に勝っても負けても…俺達はエスカルゴになっちまう!」
ニャル夫「俺も…このままではイースター一色になっちまう!」
ラグナラ「そうはさせないよ!真尋の敷地にウサギが居るなら好都合だ!」バンッ
真尋「なっ…それは!?」
343:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 14:58:54.61:JvBvJrKdO (5/77)
ラグナラ「私のウォルト・ディ●ニーカードでウサギを黒鼠に進化!これで貴方はエレクトリカルになって行進する事しかできない!」
ナイア「それと同時に、遊園地も作ってしまうのだよね」クプクプクプ
ラグナラ「!! ナ…ナイア?そのカードは…まさか…!?」
ナイア「そう、エスケープ・フロム・トゥモロー。黒鼠の遊園地にゲリラ撮影して精神が崩壊されるカードさ。」
ナイア「これで貴方のSAN値は極限に落ち、遊園地に来るであろう貴方達も巻き添えにSAN値が下がる」
ラグナラ「うぅ…!」
ダゴン「畜生…!まさかここでギリギリ違法映画のカードが出るなんて…!」
真尋「全編白黒のくせに…SAN値を下げるなんて…」
ニャル夫「くっ……うおおおおおおおおおお!!!!」
バンッ!!!!!
ニャル夫「…つっ……まんねぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
ラグナラ「私のウォルト・ディ●ニーカードでウサギを黒鼠に進化!これで貴方はエレクトリカルになって行進する事しかできない!」
ナイア「それと同時に、遊園地も作ってしまうのだよね」クプクプクプ
ラグナラ「!! ナ…ナイア?そのカードは…まさか…!?」
ナイア「そう、エスケープ・フロム・トゥモロー。黒鼠の遊園地にゲリラ撮影して精神が崩壊されるカードさ。」
ナイア「これで貴方のSAN値は極限に落ち、遊園地に来るであろう貴方達も巻き添えにSAN値が下がる」
ラグナラ「うぅ…!」
ダゴン「畜生…!まさかここでギリギリ違法映画のカードが出るなんて…!」
真尋「全編白黒のくせに…SAN値を下げるなんて…」
ニャル夫「くっ……うおおおおおおおおおお!!!!」
バンッ!!!!!
ニャル夫「…つっ……まんねぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
344:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 14:59:45.10:JvBvJrKdO (6/77)
ニャル夫「何だこれ!?クトゥルフTRPGってこんな意味分からん物だったのか!?」
真尋「…途中からトレーディングカードが出てきた辺りから怪しくなってきたと思ったんだ」
真尋「これ…絶対クトゥルフTRPGじゃないよ」
ニャル夫「やっぱり偽者か!あのクソ野郎ぉぉおおお!よくも俺をカモりやがったな!!」
真尋「そもそも必要な物ってガイドブックとメモ帳くらいだしね」
ダゴン「あっやっぱり?俺も一秒ごとにSAN値が893値減っていく所から俺のSAN値ヤベェって思ってたんだけど」
ラグナラ「ふーん、私は楽しかったんだけどなぁ」
ニャル夫「ったく。やめやめ!そもそも地球人から邪神て言われてる俺らがクトゥルフTRPGやるって意味分からんだろ」ギシッ
真尋「身も蓋も無い事言うなよ」
ナイア「えー…僕は楽しかったのにぃー」ブーブー
ニャル夫「もっと他の事やろうぜ。ええと、他には何があったかな…」ゴソゴソ
真尋「…思ったんだけどさ、何でアンタの宇宙船の中に玩具箱があんの?」
ニャル夫「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」ゴソゴソ
真尋「ニャル子と?」
ニャル夫「ん?まぁー…その時はそうかな。ゲートボールで俺の頭部壊してからは構ってないが…おお、あったぞ」ドンッ
真尋「…何?これ」
ニャル夫「地獄石。誰が一番高く積み上げる事ができるかという玩具だ」
真尋「うわぁ何一つ面白くなさそう!ただの苦行じゃないかこれ!」
ニャル夫「何だこれ!?クトゥルフTRPGってこんな意味分からん物だったのか!?」
真尋「…途中からトレーディングカードが出てきた辺りから怪しくなってきたと思ったんだ」
真尋「これ…絶対クトゥルフTRPGじゃないよ」
ニャル夫「やっぱり偽者か!あのクソ野郎ぉぉおおお!よくも俺をカモりやがったな!!」
真尋「そもそも必要な物ってガイドブックとメモ帳くらいだしね」
ダゴン「あっやっぱり?俺も一秒ごとにSAN値が893値減っていく所から俺のSAN値ヤベェって思ってたんだけど」
ラグナラ「ふーん、私は楽しかったんだけどなぁ」
ニャル夫「ったく。やめやめ!そもそも地球人から邪神て言われてる俺らがクトゥルフTRPGやるって意味分からんだろ」ギシッ
真尋「身も蓋も無い事言うなよ」
ナイア「えー…僕は楽しかったのにぃー」ブーブー
ニャル夫「もっと他の事やろうぜ。ええと、他には何があったかな…」ゴソゴソ
真尋「…思ったんだけどさ、何でアンタの宇宙船の中に玩具箱があんの?」
ニャル夫「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」ゴソゴソ
真尋「ニャル子と?」
ニャル夫「ん?まぁー…その時はそうかな。ゲートボールで俺の頭部壊してからは構ってないが…おお、あったぞ」ドンッ
真尋「…何?これ」
ニャル夫「地獄石。誰が一番高く積み上げる事ができるかという玩具だ」
真尋「うわぁ何一つ面白くなさそう!ただの苦行じゃないかこれ!」
345:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:00:43.18:JvBvJrKdO (7/77)
ニャル夫「あんなもんで遊ぶくらいなら、石を積み上げてた方がマシだ」
ダゴン「蟹食べるみたいに全員終始無言で作業しそうだな」
ナイア「本当に苦行じゃないか。そんな単調作業は嫌だよ」
ラグナラ「あっ!そうだ王子!折角だしあのゲームやろうよ!」
ニャル夫「ん?一体何のゲームだ?」
ラグナラ「王様ゲーム!王様になった人は何でも命令できるの!」
真尋「おい誰だラグナラ君に変な情報与えた奴は」
ダゴン「馬鹿野郎!あれはリア充共がエロイ目的でやる邪悪なゲームと言ったじゃねぇか!」
ラグナラ「でもでも!王子は宇宙を支配する世紀の大悪党なんだよ!?」
ダゴン「それではニャル夫さんに答えて貰いましょう。ニャル夫さん。貴方は王様ゲームを通じて御自身のロリコンを進行させますか!?」
ニャル夫「いや…今はそれどころじゃない…」
ダゴン「やぁーいwwwやぁーいwwwww当の本人から拒否されてやんのぉwwwwプギャァー9(^д^)9」
ラグナラ「うくぅ…!私だってもっと王子とチュッチュとかしたいのにぃー!」
ダゴン「それがwww本音かこのマセガキィwwwwwさぁー真尋さん!?今のご心境は!?」
真尋「何で僕に振ったんだ」
ダゴン「んんwww我ww完全勝利wwwww敗北を知りたいwwwwwドゥクシドゥクシwwww」
ナイア「…勝利に浸っている所悪いけど、本当に今遊んでる暇じゃないよ」
真尋「え?」
ニャル夫「あんなもんで遊ぶくらいなら、石を積み上げてた方がマシだ」
ダゴン「蟹食べるみたいに全員終始無言で作業しそうだな」
ナイア「本当に苦行じゃないか。そんな単調作業は嫌だよ」
ラグナラ「あっ!そうだ王子!折角だしあのゲームやろうよ!」
ニャル夫「ん?一体何のゲームだ?」
ラグナラ「王様ゲーム!王様になった人は何でも命令できるの!」
真尋「おい誰だラグナラ君に変な情報与えた奴は」
ダゴン「馬鹿野郎!あれはリア充共がエロイ目的でやる邪悪なゲームと言ったじゃねぇか!」
ラグナラ「でもでも!王子は宇宙を支配する世紀の大悪党なんだよ!?」
ダゴン「それではニャル夫さんに答えて貰いましょう。ニャル夫さん。貴方は王様ゲームを通じて御自身のロリコンを進行させますか!?」
ニャル夫「いや…今はそれどころじゃない…」
ダゴン「やぁーいwwwやぁーいwwwww当の本人から拒否されてやんのぉwwwwプギャァー9(^д^)9」
ラグナラ「うくぅ…!私だってもっと王子とチュッチュとかしたいのにぃー!」
ダゴン「それがwww本音かこのマセガキィwwwwwさぁー真尋さん!?今のご心境は!?」
真尋「何で僕に振ったんだ」
ダゴン「んんwww我ww完全勝利wwwww敗北を知りたいwwwwwドゥクシドゥクシwwww」
ナイア「…勝利に浸っている所悪いけど、本当に今遊んでる暇じゃないよ」
真尋「え?」
346:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:01:44.39:JvBvJrKdO (8/77)
ニャル夫「皆さんに、言わなければいけない事があります。」
ダゴン「はwwww何すか?wwwww」
ニャル夫「たった今、この宇宙船が惑星保護機構の機体に囲まれました。」
ダゴン「え?」
真尋「え?」
ラグナラ「え?」
ナイア「…詳しくは、画面を確認ください。」ブォン
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
真尋「…………」
真尋「……うきゃぁぁあああああ!!!」
ニャル夫「ヤベェぞ…これはヤバイ。俺と真尋は死体オンリーで指名手配されてっから…」
ニャル夫「…殺される………」
ダゴン「……えっ?マジで?」
ラグナラ「……あれ、私たちを殺しに来てるの?」
ナイア「あー…確かにこれは刺激的な体験だねぇ。くぷくぷくぷ」
真尋「ニャ…ニャル夫!早く!早くデウス・エクス・マキナでこっからワープするぞ!」
ニャル夫「言われなくても分かってんだよ!!行くぜマイホーム!ブラックホールだ!!」カチリ
カッ
ニャル夫「皆さんに、言わなければいけない事があります。」
ダゴン「はwwww何すか?wwwww」
ニャル夫「たった今、この宇宙船が惑星保護機構の機体に囲まれました。」
ダゴン「え?」
真尋「え?」
ラグナラ「え?」
ナイア「…詳しくは、画面を確認ください。」ブォン
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
真尋「…………」
真尋「……うきゃぁぁあああああ!!!」
ニャル夫「ヤベェぞ…これはヤバイ。俺と真尋は死体オンリーで指名手配されてっから…」
ニャル夫「…殺される………」
ダゴン「……えっ?マジで?」
ラグナラ「……あれ、私たちを殺しに来てるの?」
ナイア「あー…確かにこれは刺激的な体験だねぇ。くぷくぷくぷ」
真尋「ニャ…ニャル夫!早く!早くデウス・エクス・マキナでこっからワープするぞ!」
ニャル夫「言われなくても分かってんだよ!!行くぜマイホーム!ブラックホールだ!!」カチリ
カッ
347:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:02:12.97:JvBvJrKdO (9/77)
(⌒ヽ
{⌒ヽ ヽ
ヽ ヽ_}
/ ヽ ヽ ト__
〈 \  ̄ / l
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=ニ;:;:;:;:;:;:; \ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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i 三── //三/ Ξ \ ヽ
| 二二二ミヽ| |三 ≠ r‐' ∧ l
| 三 ̄Ξ=i| |三 ≡= \ { `ー'
乂 三三 ヘヘ乂 ヾ `ー'
_ 三=─- ヘ人≧ ___ ________\\______
三=───≧─三二二ラ'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,:':;:;:;:;:;\\;:;:;:;:;:;≧ ̄ ̄ ̄
=三三三三;:;:;:;:;:;:'、 ,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\\;;:;:;:;:ニ─
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348:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:03:01.15:JvBvJrKdO (10/77)
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!悪夢再びぃいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ナイア「…………」椅子と接合
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「おい!大丈夫なのかぁぁ!?この機体壊れそうな音出てるんだけど!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「馬鹿野郎!今までで何回この体験したと思ってやがる!今回も大丈夫だって安心しろよ!!」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!悪夢再びぃいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
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ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「おい!大丈夫なのかぁぁ!?この機体壊れそうな音出てるんだけど!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「馬鹿野郎!今までで何回この体験したと思ってやがる!今回も大丈夫だって安心しろよ!!」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
349:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:03:29.46:JvBvJrKdO (11/77)
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二二ニニニニニニニニニ===‐‐‐‐‐------. :l{ .:i:i:i:|:i:i:i:. }l. __,,,二ニ―-―¬'二二ニ-ー'''''″
三三三三三二二ニニニニニニニ====----―:l{ .:i:i:i:|:i:i:i:. }l . ´゛ .'." ̄゛
351:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:04:47.25:JvBvJrKdO (13/77)
~ニャル子宇宙船~
ハス太「…予想通り、奴らデウス・エクス・マキナ使ったね。」
ニャル子「ふっふっふ。だけど、それも無力ですよ!奴の船には私達の同胞が乗ってるんですからね!」
ニャル子「その同胞の位置情報を取得すれば、真尋さんを見つけるなんてもう時間の問題なのです!ふっふっはぁー!!」
クー子「もう…犯罪者の掌に…踊らされない」グッ
ニャル子「さぁ!ハス太くん今すぐ座標を確認するのですよ!すればようやく奴らをしょっぴいて真尋さんを助ける事が出来るんですから!」
ハス太「うん!………ん?」
ニャル子「さぁーて…真尋さんを攫った重罪犯罪者はどう処理してやりましょうかねぇ…真尋さんが安心するように、真尋さんの目の前で頭部を破壊して…」
ハス太「…ねぇ、ニャル子ちゃん?」
ニャル子「そしてゆくゆくはニャルニャルハウスで真尋さんとニャンニャンして……どうでしたハス太くん!特定できましたか!?」
ハス太「うん…できたけどね?これね……」
ハス太「宇宙船、ブラックホールに潰されてる…」
~ニャル子宇宙船~
ハス太「…予想通り、奴らデウス・エクス・マキナ使ったね。」
ニャル子「ふっふっふ。だけど、それも無力ですよ!奴の船には私達の同胞が乗ってるんですからね!」
ニャル子「その同胞の位置情報を取得すれば、真尋さんを見つけるなんてもう時間の問題なのです!ふっふっはぁー!!」
クー子「もう…犯罪者の掌に…踊らされない」グッ
ニャル子「さぁ!ハス太くん今すぐ座標を確認するのですよ!すればようやく奴らをしょっぴいて真尋さんを助ける事が出来るんですから!」
ハス太「うん!………ん?」
ニャル子「さぁーて…真尋さんを攫った重罪犯罪者はどう処理してやりましょうかねぇ…真尋さんが安心するように、真尋さんの目の前で頭部を破壊して…」
ハス太「…ねぇ、ニャル子ちゃん?」
ニャル子「そしてゆくゆくはニャルニャルハウスで真尋さんとニャンニャンして……どうでしたハス太くん!特定できましたか!?」
ハス太「うん…できたけどね?これね……」
ハス太「宇宙船、ブラックホールに潰されてる…」
352:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:05:14.44:JvBvJrKdO (14/77)
ニャル子「………」
ニャル子「……え?」
ハス太「…いや、だからね?ブラックホールが予想以上に大きかったからか…」
ハス太「真尋くんの乗っている宇宙船が…潰れちゃったんだ…」
ニャル子「…………」
ニャル子「えっ?あの、真尋さんは……」
ハス太「……」フルフル
ニャル子「………」
ニャル子「うわぁぁああああああああああああああああああああ!!!!」ガバァ
ハス太「わわっ!今は操縦できないよニャル子ちゃん!」
ニャル子「真"っ"真"尋"ざぁ"あ"あ"ん"!!や"だや"だや"だや"だ!!う"わ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ポロポロポロ
ニャル子「わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!」ガリガリガリガリ
ニャル子「………」
ニャル子「……え?」
ハス太「…いや、だからね?ブラックホールが予想以上に大きかったからか…」
ハス太「真尋くんの乗っている宇宙船が…潰れちゃったんだ…」
ニャル子「…………」
ニャル子「えっ?あの、真尋さんは……」
ハス太「……」フルフル
ニャル子「………」
ニャル子「うわぁぁああああああああああああああああああああ!!!!」ガバァ
ハス太「わわっ!今は操縦できないよニャル子ちゃん!」
ニャル子「真"っ"真"尋"ざぁ"あ"あ"ん"!!や"だや"だや"だや"だ!!う"わ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ポロポロポロ
ニャル子「わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!」ガリガリガリガリ
353:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:05:44.25:JvBvJrKdO (15/77)
真尋「(…………)」
真尋「(…何だろう?ここは……暗い……)」
真尋「(いや、暗いのは僕が目を閉じているからか…?)」
真尋「(…いや、目を閉じても開いても、見える物は同じ暗闇だ。)」
真尋「(…ここは、)」
真尋「(ここは……どこだろう。)」
「………、……」
真尋「(…人の声が聞こえる。)」
「――!―――ッ」
真尋「(…人の指、手が僕の腕を持って引っ張る感覚がある。)」
真尋「(その感覚で、僕を引っ張っているのは人間の物だという事に気づいた。)」
真尋「(安心してしまったからか、僕はそのまま意識を失い…眠ってしまったのだった―――)」
真尋「(…………)」
真尋「(…何だろう?ここは……暗い……)」
真尋「(いや、暗いのは僕が目を閉じているからか…?)」
真尋「(…いや、目を閉じても開いても、見える物は同じ暗闇だ。)」
真尋「(…ここは、)」
真尋「(ここは……どこだろう。)」
「………、……」
真尋「(…人の声が聞こえる。)」
「――!―――ッ」
真尋「(…人の指、手が僕の腕を持って引っ張る感覚がある。)」
真尋「(その感覚で、僕を引っ張っているのは人間の物だという事に気づいた。)」
真尋「(安心してしまったからか、僕はそのまま意識を失い…眠ってしまったのだった―――)」
354:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:06:13.63:JvBvJrKdO (16/77)
真尋「………」
「―――く―」
真尋「…………」
「――お――くん」
真尋「………ん…」
「――起きなよ、八坂君」
真尋「……………」
真尋「……ん?」
余市「おはよう。」ニコ
真尋「………」
真尋「……え?余市?」
真尋「…って、え?ここって…学校?」
キーンコーンカーンコーン
余市「ははは。一体どんな夢を見てたんだい?」
真尋「………」
「―――く―」
真尋「…………」
「――お――くん」
真尋「………ん…」
「――起きなよ、八坂君」
真尋「……………」
真尋「……ん?」
余市「おはよう。」ニコ
真尋「………」
真尋「……え?余市?」
真尋「…って、え?ここって…学校?」
キーンコーンカーンコーン
余市「ははは。一体どんな夢を見てたんだい?」
355:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:06:46.27:JvBvJrKdO (17/77)
真尋「いや、でも僕は…地球に指名手配されてて…ニャル夫と…」
余市「中々面白い夢を見ていたようだね。そろそろ授業が始まるよ。」
真尋「おっ…おお…。」
ガララ
担任「はい、それじゃぁ授業始めるぞ。」
真尋「…………」
真尋「(…どうなってるんだ?いつも通りの教室じゃないか。)」
真尋「(それじゃぁ、さっきまでのは夢…だったのか?)」
真尋「(……なら、ニャル子は…)」
真尋「…………」
真尋「……いない?」
余市「ん?誰か早退でもしたのかな?」
真尋「いっいや…、ニャル子が…」
余市「ニャル子?」
プッ
余市「夢の中で、アニメのキャラクターと友達にでもなったのかな?」
真尋「え?いっいや……えぇ…」
担任「そこ、私語は慎め。」
真尋「いや、でも僕は…地球に指名手配されてて…ニャル夫と…」
余市「中々面白い夢を見ていたようだね。そろそろ授業が始まるよ。」
真尋「おっ…おお…。」
ガララ
担任「はい、それじゃぁ授業始めるぞ。」
真尋「…………」
真尋「(…どうなってるんだ?いつも通りの教室じゃないか。)」
真尋「(それじゃぁ、さっきまでのは夢…だったのか?)」
真尋「(……なら、ニャル子は…)」
真尋「…………」
真尋「……いない?」
余市「ん?誰か早退でもしたのかな?」
真尋「いっいや…、ニャル子が…」
余市「ニャル子?」
プッ
余市「夢の中で、アニメのキャラクターと友達にでもなったのかな?」
真尋「え?いっいや……えぇ…」
担任「そこ、私語は慎め。」
356:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:07:17.22:JvBvJrKdO (18/77)
真尋「あっ…はい…すみません。」
余市「ごめんなさい」
担任「よろしい。では今日は宇宙理論と太陽系についての授業を行う。」
真尋「(…………)」
真尋「(…もしかして……ニャル子の事も…全部夢だったのかな…?)」
担任「まず、我々が住んでいる太陽系、この太陽系には地球を含めて8つの主要天体があり…」
真尋「(クー子も…ハス太も……シャンタッ君も教室に居ない。邪神の居ない普通の教室風景だ)」
担任「そして地球はこの太陽系のどの位置にあるか…分かるか?斉藤」
男子「はい。太陽から三番目に近く、内太陽系の中に位置しています。」
担任「正解だ。さてはお前予習してきたなぁ?」
ははははは…
真尋「(……よく考えれば、ニャル夫と過ごした日常のが最も有り得ない日常じゃないか。)」
担任「それじゃぁ次に行くぞ。宇宙の始まりは何から始まった?」
女子「はい。宇宙はまずビックバンという巨大な爆発から始まり、様々なガス分子や宇宙原子が誕生したと言われています。」
真尋「(だって、あんなビー玉の事なんて…知らない事から始まって、知ったからという理由で知らないままに指名手配にされて…)」
真尋「(そもそも…なんでアイツはあのデウス・エクス・マキナを盗んだんだ…?)」
担任「その通りだ。そして、そのビックバンと同時に一番最初に生まれたのが”デウス・エクス・マキナ”と言って…」
真尋「!?」ガタッ
真尋「あっ…はい…すみません。」
余市「ごめんなさい」
担任「よろしい。では今日は宇宙理論と太陽系についての授業を行う。」
真尋「(…………)」
真尋「(…もしかして……ニャル子の事も…全部夢だったのかな…?)」
担任「まず、我々が住んでいる太陽系、この太陽系には地球を含めて8つの主要天体があり…」
真尋「(クー子も…ハス太も……シャンタッ君も教室に居ない。邪神の居ない普通の教室風景だ)」
担任「そして地球はこの太陽系のどの位置にあるか…分かるか?斉藤」
男子「はい。太陽から三番目に近く、内太陽系の中に位置しています。」
担任「正解だ。さてはお前予習してきたなぁ?」
ははははは…
真尋「(……よく考えれば、ニャル夫と過ごした日常のが最も有り得ない日常じゃないか。)」
担任「それじゃぁ次に行くぞ。宇宙の始まりは何から始まった?」
女子「はい。宇宙はまずビックバンという巨大な爆発から始まり、様々なガス分子や宇宙原子が誕生したと言われています。」
真尋「(だって、あんなビー玉の事なんて…知らない事から始まって、知ったからという理由で知らないままに指名手配にされて…)」
真尋「(そもそも…なんでアイツはあのデウス・エクス・マキナを盗んだんだ…?)」
担任「その通りだ。そして、そのビックバンと同時に一番最初に生まれたのが”デウス・エクス・マキナ”と言って…」
真尋「!?」ガタッ
357:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:07:56.89:JvBvJrKdO (19/77)
担任「ん?どうした八坂?」
男子「うん●か?」
はははははははははは
真尋「いっいえ…何でも……」カタリ
担任「そうか。で、最初は宇宙もビー玉くらいの大きさしか無く、消えたり発生したりを繰り返して…」
真尋「(いっ…今……確かに言ったぞ…!?)」
真尋「(今…アイツ”デウス・エクス・マキナ”って……!)」
担任「…それで、ここまで聞いて何か質問とかあるか?」
真尋「……はい…」スッ
担任「おっ八坂。どうした?やっぱりウ●コか?」
真尋「違います!」
担任「そっそうか。それで、何が聞きたい?」
真尋「その……デウス・エクス・マキナって……」
真尋「それって……詳しく言うとどんな物…なんですか?」
担任「ん?どんな物も何も…気の短い俺達人間には関係の無い物だ」
真尋「それでも!それでも先生の知っている事は何ですか?」
担任「おおー、八坂は野心家だなー。そういうの先生、嫌いじゃないぞー」
担任「まぁ、と言っても俺にも良く分からんのだけどな。色々な憶測があるが…」
担任「とりあえず、宇宙最大の構造体であるグレートウォールを120個作れる位のエネルギーがあると言われている。まだ計測中だけどな。」
男子「という事は、新聞紙を102回折った時と同じ大きさのエネルギーですか?」
担任「おっそうだな。」
男子「って事は~?新聞紙以下って事じゃないですかぁ!!」
担任「お前は新聞紙を102回も折れるかな?折れたらお前は晴れて宇宙の支配者になれるぞ~?」
ドッ
担任「ん?どうした八坂?」
男子「うん●か?」
はははははははははは
真尋「いっいえ…何でも……」カタリ
担任「そうか。で、最初は宇宙もビー玉くらいの大きさしか無く、消えたり発生したりを繰り返して…」
真尋「(いっ…今……確かに言ったぞ…!?)」
真尋「(今…アイツ”デウス・エクス・マキナ”って……!)」
担任「…それで、ここまで聞いて何か質問とかあるか?」
真尋「……はい…」スッ
担任「おっ八坂。どうした?やっぱりウ●コか?」
真尋「違います!」
担任「そっそうか。それで、何が聞きたい?」
真尋「その……デウス・エクス・マキナって……」
真尋「それって……詳しく言うとどんな物…なんですか?」
担任「ん?どんな物も何も…気の短い俺達人間には関係の無い物だ」
真尋「それでも!それでも先生の知っている事は何ですか?」
担任「おおー、八坂は野心家だなー。そういうの先生、嫌いじゃないぞー」
担任「まぁ、と言っても俺にも良く分からんのだけどな。色々な憶測があるが…」
担任「とりあえず、宇宙最大の構造体であるグレートウォールを120個作れる位のエネルギーがあると言われている。まだ計測中だけどな。」
男子「という事は、新聞紙を102回折った時と同じ大きさのエネルギーですか?」
担任「おっそうだな。」
男子「って事は~?新聞紙以下って事じゃないですかぁ!!」
担任「お前は新聞紙を102回も折れるかな?折れたらお前は晴れて宇宙の支配者になれるぞ~?」
ドッ
358:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:08:23.93:JvBvJrKdO (20/77)
真尋「……あの、もう一つ……」
真尋「デウス・エクス・マキナって…今、どこにあるんですか…?」
担任「…おい八坂、それはもう社会の授業で習っただろぉ?忘れたのかぁ?」
クスクスクス
真尋「…え?」
担任「全くしょうがないな。余市、俺の代わりに説明してくれ」
女子「あ~!職務怠慢だぁー!」
担任「うるせっ、これは管轄外だ!」
余市「はい。八坂君、意外と君は世間知らずだったんだね」
真尋「うるさいな…」
余市「ごめんごめん。言い方が悪かったかな。今、デウス・エクス・マキナはね…どこにあるか分からないんだ。」
余市「だって、盗賊に盗まれてからまだ取り返せていないんだから。」
真尋「……あの、もう一つ……」
真尋「デウス・エクス・マキナって…今、どこにあるんですか…?」
担任「…おい八坂、それはもう社会の授業で習っただろぉ?忘れたのかぁ?」
クスクスクス
真尋「…え?」
担任「全くしょうがないな。余市、俺の代わりに説明してくれ」
女子「あ~!職務怠慢だぁー!」
担任「うるせっ、これは管轄外だ!」
余市「はい。八坂君、意外と君は世間知らずだったんだね」
真尋「うるさいな…」
余市「ごめんごめん。言い方が悪かったかな。今、デウス・エクス・マキナはね…どこにあるか分からないんだ。」
余市「だって、盗賊に盗まれてからまだ取り返せていないんだから。」
359:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:09:00.72:JvBvJrKdO (21/77)
キーンコーンカーンコーン
担任「はい!今日の授業はこれで終わり!お疲れさん。」
ハーオワッター コレカラドコイクー? カラオケイクヒトー ハァーイ
真尋「……………」
余市「どうしたんだい?何だか浮かない顔してるけど」
真尋「………いや、何でもないよ」
余市「そうか。それなら良いんだけど…」
真尋「(……ここは…僕の知ってる…地球だよな…?)」
真尋「(でも……僕は、地球に捨てられて……その理由が……デウス・エクス・マキナを知って関わったから…)」
真尋「(なのに…今日の授業ではデウス・エクス・マキナの名前が……)」
真尋「(それに…盗まれたって盗賊って…それって……思い切り……)」
珠緒「おおっすぅ!!真尋くん一緒に帰りましょぉー!!」ババッ
真尋「うわっ!?珠緒!?」
余市「ああ暮井君。僕も八坂君と帰ろうとしていた所なんだけど」
珠緒「おっと良いですよ!それじゃぁ三人仲良く歩きましょうか!」
真尋「うっうん……」
キーンコーンカーンコーン
担任「はい!今日の授業はこれで終わり!お疲れさん。」
ハーオワッター コレカラドコイクー? カラオケイクヒトー ハァーイ
真尋「……………」
余市「どうしたんだい?何だか浮かない顔してるけど」
真尋「………いや、何でもないよ」
余市「そうか。それなら良いんだけど…」
真尋「(……ここは…僕の知ってる…地球だよな…?)」
真尋「(でも……僕は、地球に捨てられて……その理由が……デウス・エクス・マキナを知って関わったから…)」
真尋「(なのに…今日の授業ではデウス・エクス・マキナの名前が……)」
真尋「(それに…盗まれたって盗賊って…それって……思い切り……)」
珠緒「おおっすぅ!!真尋くん一緒に帰りましょぉー!!」ババッ
真尋「うわっ!?珠緒!?」
余市「ああ暮井君。僕も八坂君と帰ろうとしていた所なんだけど」
珠緒「おっと良いですよ!それじゃぁ三人仲良く歩きましょうか!」
真尋「うっうん……」
360:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:09:31.02:JvBvJrKdO (22/77)
珠緒「それじゃぁ!私は真ん中で!」ガシッ
真尋「…てっ手は繋がなくて良いんじゃないのか?」
珠緒「へっへー、実は私両手に花というのをやってみたくて」
余市「はは。普通は性別が逆じゃなきゃいけないけどね。」
真尋「ははは……。」
真尋「………」
真尋「(珠緒は…いつもよりテンションが高いような…いや、ニャル子達が居ないから比べる物が無くなって彼女のテンションが浮き彫りになっているだけか)」
珠緒「おっとそうだ!実は明日、私が見たい映画が公開されるんですよ!なので今日から…」
珠緒「私と!映画デートしてくれる人を募集します!」バッ
余市「良かったら八坂君、暮井君と二人でどうだい?」
真尋「…………ファッ!?」
珠緒「ほほう、これは俗に言う”デエト”という奴ですな…?」
真尋「お前は何者だ」
珠緒「ままっ冗談ですよぉ!余市君も一緒に行きましょう!」
余市「いいのかい?僕は邪魔にならないかな?」
珠緒「邪魔なんてそんなぁ!さすがに男女一人ずつだと気まずくなって変な空気が流れちゃうじゃないですか!」
真尋「珠緒に限ってそんな心配は無いと思うけど」
珠緒「それじゃぁ!私は真ん中で!」ガシッ
真尋「…てっ手は繋がなくて良いんじゃないのか?」
珠緒「へっへー、実は私両手に花というのをやってみたくて」
余市「はは。普通は性別が逆じゃなきゃいけないけどね。」
真尋「ははは……。」
真尋「………」
真尋「(珠緒は…いつもよりテンションが高いような…いや、ニャル子達が居ないから比べる物が無くなって彼女のテンションが浮き彫りになっているだけか)」
珠緒「おっとそうだ!実は明日、私が見たい映画が公開されるんですよ!なので今日から…」
珠緒「私と!映画デートしてくれる人を募集します!」バッ
余市「良かったら八坂君、暮井君と二人でどうだい?」
真尋「…………ファッ!?」
珠緒「ほほう、これは俗に言う”デエト”という奴ですな…?」
真尋「お前は何者だ」
珠緒「ままっ冗談ですよぉ!余市君も一緒に行きましょう!」
余市「いいのかい?僕は邪魔にならないかな?」
珠緒「邪魔なんてそんなぁ!さすがに男女一人ずつだと気まずくなって変な空気が流れちゃうじゃないですか!」
真尋「珠緒に限ってそんな心配は無いと思うけど」
361:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:09:59.30:JvBvJrKdO (23/77)
珠緒「こういうのはまとめ役が必要なのよ!だから、ね!余市くんお願い!」バッ
余市「…まぁ、僕も明日は暇だったからね。」ニコ
珠緒「やっりぃ!それじゃぁ八坂君!余市君!明日札幌駅に集合ね!」
真尋「ああ。」
余市「楽しみにするよ。」
珠緒「よっしゃ決まりー!今日は明日に備えて寝るぞぉー!」イエーイ
真尋「………」
真尋「(…ああ、何かこれって…)」
真尋「(普通に……青春してるなぁ……)」ジーン
珠緒「ん?どうしたの八坂君。ちょっと泣いてる?」
真尋「……あくびだよ。」
珠緒「こういうのはまとめ役が必要なのよ!だから、ね!余市くんお願い!」バッ
余市「…まぁ、僕も明日は暇だったからね。」ニコ
珠緒「やっりぃ!それじゃぁ八坂君!余市君!明日札幌駅に集合ね!」
真尋「ああ。」
余市「楽しみにするよ。」
珠緒「よっしゃ決まりー!今日は明日に備えて寝るぞぉー!」イエーイ
真尋「………」
真尋「(…ああ、何かこれって…)」
真尋「(普通に……青春してるなぁ……)」ジーン
珠緒「ん?どうしたの八坂君。ちょっと泣いてる?」
真尋「……あくびだよ。」
362:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:10:33.80:JvBvJrKdO (24/77)
~翌日~
真尋「…………」
余市「…………」
真尋「……遅い…」
余市「もう、待ち合わせ時刻から十分は経ってるね」
真尋「何で発案者が一番遅刻するんだよ…」
余市「そういう八坂君は、20分前に来た僕よりも早く来ていたじゃないか。凄く楽しみにしてるんだね。今日のデート」
真尋「……まぁ、映画なんて久しぶりだからな。後、デートじゃない」
真尋「しかし遅い…遅すぎるぞ…。どんだけ待ってると思ってるんだ…」
タッタッタッタッタ…
余市「おっ、噂をすれば」
珠緒「はぁ…はぁ……ごめぇん。ちょっとそこらで隕石に潰されてたお婆さんを助けててさぁ」
真尋「遅刻して早々の第一声がふざけた言い訳とは良い度胸をしてるな」
余市「隕石に潰されたら、普通は塵となっているよ暮井君」
珠緒「あっそうだった!くぅ~だったらやっぱり全裸の集団に命を狙われてたって言えば良かったぁ~」
真尋「そっちもツッコミ所満載だからな!?隕石より意味が分からんぞ!!」
~翌日~
真尋「…………」
余市「…………」
真尋「……遅い…」
余市「もう、待ち合わせ時刻から十分は経ってるね」
真尋「何で発案者が一番遅刻するんだよ…」
余市「そういう八坂君は、20分前に来た僕よりも早く来ていたじゃないか。凄く楽しみにしてるんだね。今日のデート」
真尋「……まぁ、映画なんて久しぶりだからな。後、デートじゃない」
真尋「しかし遅い…遅すぎるぞ…。どんだけ待ってると思ってるんだ…」
タッタッタッタッタ…
余市「おっ、噂をすれば」
珠緒「はぁ…はぁ……ごめぇん。ちょっとそこらで隕石に潰されてたお婆さんを助けててさぁ」
真尋「遅刻して早々の第一声がふざけた言い訳とは良い度胸をしてるな」
余市「隕石に潰されたら、普通は塵となっているよ暮井君」
珠緒「あっそうだった!くぅ~だったらやっぱり全裸の集団に命を狙われてたって言えば良かったぁ~」
真尋「そっちもツッコミ所満載だからな!?隕石より意味が分からんぞ!!」
363:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:11:04.85:JvBvJrKdO (25/77)
珠緒「まぁまぁ、そんな事より映画館へレッツラゴーたい!今からなら全然間に合うからね!」
真尋「間に合わなかったら怒るぞ」
珠緒「大丈夫だって!こんな時の為に、待ち合わせ時間を予定より一時間早めたんだから!」
余市「なるほど。暮井さんにしては頑張ったね」
珠緒「えへへ」
真尋「褒めてない、全く褒めてないぞ。寧ろ馬鹿にしてるぞ。つーか遅刻しない努力をしろよ!」
珠緒「…しかし、真尋君もツッコミ変わったねぇ。いつもと違う人がツッコンでるみたい」
真尋「……え?」
真尋「(…そりゃぁ…あんな夢を見ちゃったからかな…)」
珠緒「まぁ、ニャル子ちゃんのお兄さんに誘拐されたんじゃ、ツッコミ力も上がるかぁ」
真尋「まぁ、そんな所だよ。ニャル子の血が繋がってるからか滅茶苦茶でさぁ。まぁ、でもニャル子よりはマシな常識力……」
真尋「……ん?」
珠緒「おっと!そんな事よりそろそろ映画館が見えて来ましたよ!さぁ早く!早く!」
真尋「ちょっちょっと待ってくれ!珠緒!お前今ニャル子って…!」
珠緒「ん?何の事ですか?」
珠緒「まぁまぁ、そんな事より映画館へレッツラゴーたい!今からなら全然間に合うからね!」
真尋「間に合わなかったら怒るぞ」
珠緒「大丈夫だって!こんな時の為に、待ち合わせ時間を予定より一時間早めたんだから!」
余市「なるほど。暮井さんにしては頑張ったね」
珠緒「えへへ」
真尋「褒めてない、全く褒めてないぞ。寧ろ馬鹿にしてるぞ。つーか遅刻しない努力をしろよ!」
珠緒「…しかし、真尋君もツッコミ変わったねぇ。いつもと違う人がツッコンでるみたい」
真尋「……え?」
真尋「(…そりゃぁ…あんな夢を見ちゃったからかな…)」
珠緒「まぁ、ニャル子ちゃんのお兄さんに誘拐されたんじゃ、ツッコミ力も上がるかぁ」
真尋「まぁ、そんな所だよ。ニャル子の血が繋がってるからか滅茶苦茶でさぁ。まぁ、でもニャル子よりはマシな常識力……」
真尋「……ん?」
珠緒「おっと!そんな事よりそろそろ映画館が見えて来ましたよ!さぁ早く!早く!」
真尋「ちょっちょっと待ってくれ!珠緒!お前今ニャル子って…!」
珠緒「ん?何の事ですか?」
364:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:11:33.05:JvBvJrKdO (26/77)
真尋「いや!だってさっき……」
珠緒「まぁそんな事はさておき、皆さんはどんなポップコーンをお頼みで?」
余市「うーん…僕は王道を行く、塩かな」
珠緒「うんうん。やっぱり映画館と言えば塩!ですが、私は今日は醤油バターの気分なのですよ!八坂君は!?」
真尋「……本当に、ニャル子の事は…知らないのか?」
珠緒「そんな事は今はどうでも良いんです!八坂君は一体何にするんですか!?」
真尋「………シナモンシュガー」
珠緒「まさかの邪道中の邪道!まぁでも美味しそうですねぇ、私にも食べさせてください!」
真尋「…まぁ、いいけどさ……」
真尋「いや!だってさっき……」
珠緒「まぁそんな事はさておき、皆さんはどんなポップコーンをお頼みで?」
余市「うーん…僕は王道を行く、塩かな」
珠緒「うんうん。やっぱり映画館と言えば塩!ですが、私は今日は醤油バターの気分なのですよ!八坂君は!?」
真尋「……本当に、ニャル子の事は…知らないのか?」
珠緒「そんな事は今はどうでも良いんです!八坂君は一体何にするんですか!?」
真尋「………シナモンシュガー」
珠緒「まさかの邪道中の邪道!まぁでも美味しそうですねぇ、私にも食べさせてください!」
真尋「…まぁ、いいけどさ……」
365:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:12:04.34:JvBvJrKdO (27/77)
余市「ところで、今日はどんな映画を見る予定なんだい?」
珠緒「ふっふっふ。良くぞ聞いてくれました。今日見る映画…それは、ある男の決意の話…」
珠緒「犯罪を犯した男、その男を良く知る監視員、狭い牢獄、何も起こらない筈が無くて…」
真尋「ちょっと待て、そういう系の話?僕、帰りたくなってきたんだけど…」
珠緒「やだなぁ何を想像したのよ八坂君!ちゃんとしたスペースオペラです!」
真尋「それなら良いんだけど…」
余市「それってもしかして…このポスターかい?」
真尋「……っ!?」
珠緒「そうそうそれです!その白い髪の男性が主役のロードムービーです!」
余市「【夢見るままに待ちいたり】か…。このタイトルが、物語の伏線になったりするのかな?」
珠緒「おっと?余市君中々鋭い事言うねぇ。益々映画が楽しみになって来ましたよ!」
真尋「…………ニャル…夫?」
余市「ところで、今日はどんな映画を見る予定なんだい?」
珠緒「ふっふっふ。良くぞ聞いてくれました。今日見る映画…それは、ある男の決意の話…」
珠緒「犯罪を犯した男、その男を良く知る監視員、狭い牢獄、何も起こらない筈が無くて…」
真尋「ちょっと待て、そういう系の話?僕、帰りたくなってきたんだけど…」
珠緒「やだなぁ何を想像したのよ八坂君!ちゃんとしたスペースオペラです!」
真尋「それなら良いんだけど…」
余市「それってもしかして…このポスターかい?」
真尋「……っ!?」
珠緒「そうそうそれです!その白い髪の男性が主役のロードムービーです!」
余市「【夢見るままに待ちいたり】か…。このタイトルが、物語の伏線になったりするのかな?」
珠緒「おっと?余市君中々鋭い事言うねぇ。益々映画が楽しみになって来ましたよ!」
真尋「…………ニャル…夫?」
366:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:12:54.53:JvBvJrKdO (28/77)
珠緒「あれ?八坂君もこの映画知ってる?確かに主人公はニャル夫って名前だけど」
真尋「…いやいやいやちょっと待てちょっと待て」
真尋「何でニャル夫が映画になってるんだよ!?しかも地球の!!」
珠緒「何でって…それを知る為にこの映画を見るんでしょ?」
余市「僕も、この映画で知りたい事は結構あったから、丁度良いかな」
真尋「…………」
珠緒「さぁさぁさぁ!ポップコーンは決まりましたが、飲み物は決まってませんねぇ。余市君は何飲む?」
余市「コーラかな。」
珠緒「やっぱり塩にはコーラだよねぇ。八坂君は?」
真尋「……ここは……どこだ……?」
余市「?」
珠緒「分かったココアだね!…どうしたの八坂君。顔青いけど」
真尋「……なぁ…ここって……地球だよな…?」
珠緒「随分大きな質問してきたねぇ。勿論その通りだよ。じゃぁ私達が立ってるこの星は何なのか?」
余市「そう、ここは地球。太陽系の内太陽系の中にあって衛星が月の4次元空間だよ」
真尋「そっか…そうだよな……。ここは…地球…………!?」
真尋「……おい余市、今…何て…?」
珠緒「あっ!もうすぐ始まるよ皆!早く行こう!」
余市「ええと、僕はDの12だから…」
真尋「………………」
珠緒「あれ?八坂君もこの映画知ってる?確かに主人公はニャル夫って名前だけど」
真尋「…いやいやいやちょっと待てちょっと待て」
真尋「何でニャル夫が映画になってるんだよ!?しかも地球の!!」
珠緒「何でって…それを知る為にこの映画を見るんでしょ?」
余市「僕も、この映画で知りたい事は結構あったから、丁度良いかな」
真尋「…………」
珠緒「さぁさぁさぁ!ポップコーンは決まりましたが、飲み物は決まってませんねぇ。余市君は何飲む?」
余市「コーラかな。」
珠緒「やっぱり塩にはコーラだよねぇ。八坂君は?」
真尋「……ここは……どこだ……?」
余市「?」
珠緒「分かったココアだね!…どうしたの八坂君。顔青いけど」
真尋「……なぁ…ここって……地球だよな…?」
珠緒「随分大きな質問してきたねぇ。勿論その通りだよ。じゃぁ私達が立ってるこの星は何なのか?」
余市「そう、ここは地球。太陽系の内太陽系の中にあって衛星が月の4次元空間だよ」
真尋「そっか…そうだよな……。ここは…地球…………!?」
真尋「……おい余市、今…何て…?」
珠緒「あっ!もうすぐ始まるよ皆!早く行こう!」
余市「ええと、僕はDの12だから…」
真尋「………………」
367:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:13:22.03:JvBvJrKdO (29/77)
≪この日、ついに世界が終わる!≫
≪最後の時間、貴方は何をしますか?――≫
真尋「…………」
余市「この予告編が終わったら、そろそろだね」
珠緒「ふぅ~…もうポップコーン食べ終えちゃったよぉ」ゲプゥ
余市「ははっ早いね」
真尋「…なぁ、余市」
余市「うん?」
真尋「僕達今から…”映画”を見るんだよな?」
余市「そうだよ」
真尋「その映画は……フィクションなのか?」
余市「映画がフィクションかどうかは、僕達が決める事だと思うよ」
珠緒「ドキュメンタリー映画とかはモロノンフィクションだからね」
真尋「……そっそうか……。」
真尋「………」
珠緒「おっと!始まりましたよ!」
≪この日、ついに世界が終わる!≫
≪最後の時間、貴方は何をしますか?――≫
真尋「…………」
余市「この予告編が終わったら、そろそろだね」
珠緒「ふぅ~…もうポップコーン食べ終えちゃったよぉ」ゲプゥ
余市「ははっ早いね」
真尋「…なぁ、余市」
余市「うん?」
真尋「僕達今から…”映画”を見るんだよな?」
余市「そうだよ」
真尋「その映画は……フィクションなのか?」
余市「映画がフィクションかどうかは、僕達が決める事だと思うよ」
珠緒「ドキュメンタリー映画とかはモロノンフィクションだからね」
真尋「……そっそうか……。」
真尋「………」
珠緒「おっと!始まりましたよ!」
368:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:13:51.62:JvBvJrKdO (30/77)
ニャル夫「俺は、子供の頃から悪役になりたかった。」
ニャル夫≪俺は将来、宇宙を支配する大悪党になる!!≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル夫「その時は、その当時は純粋に悪役が格好良いと思い始めていた」
ニャル夫「だけど俺は、次第に疑問を持ち始めた。」
ニャル夫「悪役は本当に悪なのか。そして正義の味方とは何なのか」
ニャル夫「正義は目的を持って行動している人を成敗する人なのか、民衆の安全の為と言いながら殺戮を正当化している奴らなのか」
ニャル夫「ちょっとした事で心に深い傷を負い、そうならない為に強くなり、強くなって、弱い者の味方。それがヒーロー」
ニャル夫「…本当に、それがヒーローなのか?間違っては居ないかもしれないが…」
ニャル夫「悪党の中にだって、ちょっとした事で心を痛めたり、強くなって、強くなりたくて、弱い者を守る為に闘う奴も居る」
ニャル夫「それが目的の奴も居る」
ニャル夫「ヒーローがそれを目の前にした時、どんな事を思うのだろう」
ニャル夫「そして俺は今……どっち側に立っているのだろう」
ニャル夫「それでも俺は……立つとすれば”悪党側”の方が良かった」
ニャル夫「俺は、子供の頃から悪役になりたかった。」
ニャル夫≪俺は将来、宇宙を支配する大悪党になる!!≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル夫「その時は、その当時は純粋に悪役が格好良いと思い始めていた」
ニャル夫「だけど俺は、次第に疑問を持ち始めた。」
ニャル夫「悪役は本当に悪なのか。そして正義の味方とは何なのか」
ニャル夫「正義は目的を持って行動している人を成敗する人なのか、民衆の安全の為と言いながら殺戮を正当化している奴らなのか」
ニャル夫「ちょっとした事で心に深い傷を負い、そうならない為に強くなり、強くなって、弱い者の味方。それがヒーロー」
ニャル夫「…本当に、それがヒーローなのか?間違っては居ないかもしれないが…」
ニャル夫「悪党の中にだって、ちょっとした事で心を痛めたり、強くなって、強くなりたくて、弱い者を守る為に闘う奴も居る」
ニャル夫「それが目的の奴も居る」
ニャル夫「ヒーローがそれを目の前にした時、どんな事を思うのだろう」
ニャル夫「そして俺は今……どっち側に立っているのだろう」
ニャル夫「それでも俺は……立つとすれば”悪党側”の方が良かった」
369:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:14:22.04:JvBvJrKdO (31/77)
~刑務所~
ニャル夫「…………」
刑務官「入れ」
ギィィィイイ
スタンスタンスタン……
バタァーン
刑務官「今日からお前の名前は202号だ。」
刑務官「お前を担当する看守は直ぐに来る。それまで大人しくしていろ」
スタンスタンスタンスタンスタン……
ニャル夫「……………」
………………
………
…
~刑務所~
ニャル夫「…………」
刑務官「入れ」
ギィィィイイ
スタンスタンスタン……
バタァーン
刑務官「今日からお前の名前は202号だ。」
刑務官「お前を担当する看守は直ぐに来る。それまで大人しくしていろ」
スタンスタンスタンスタンスタン……
ニャル夫「……………」
………………
………
…
370:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:14:51.15:JvBvJrKdO (32/77)
スタンスタンスタンスタンスタン
コンコン
???「よぉ」
ニャル夫「………」
???「何だ、久しぶりな顔じゃねぇか。また戻ってきやがったのかぁ?クケケッ」
ニャル夫「…うるせぇなジジイ。今は話しかけてくるなよ」
クー乱「ジジイじゃねぇよ。こちとら崇高なクトゥグア族でも結構偉い人なんだぜぇ?まだまだ若えよ」
ニャル夫「お前を地球の年に換算したら、56歳くらいだな」
クー乱「56歳とは嬉しいねぇ。ピッチピチじゃねぇか。でも、それってクトゥグア族で言うとどんくらいだ?」
ニャル夫「一億5万歳は超えるな」
クー乱「悲しいねぇ。悲しい事に俺の年齢とピンキリだぁ。」
ニャル夫「人類が生まれる前に生きてるなんてもう分かんねぇからな」チッ
クー乱「おっ舌打ちしたなぁ?よぉーしおしおきだ。腕立て伏せ50回!」
ニャル夫「見逃せよ。それに、俺の刑期は明日からだぞ。今、アンタに俺を動かす権利は無い」
クー乱「かっかっか。こりゃ一本取られたな。……ところで話は変わるけどよ」
クー乱「お前、兄妹喧嘩で負けてここに来たんだってなぁ?」プププ
ニャル夫「!!」ガバァッ
スタンスタンスタンスタンスタン
コンコン
???「よぉ」
ニャル夫「………」
???「何だ、久しぶりな顔じゃねぇか。また戻ってきやがったのかぁ?クケケッ」
ニャル夫「…うるせぇなジジイ。今は話しかけてくるなよ」
クー乱「ジジイじゃねぇよ。こちとら崇高なクトゥグア族でも結構偉い人なんだぜぇ?まだまだ若えよ」
ニャル夫「お前を地球の年に換算したら、56歳くらいだな」
クー乱「56歳とは嬉しいねぇ。ピッチピチじゃねぇか。でも、それってクトゥグア族で言うとどんくらいだ?」
ニャル夫「一億5万歳は超えるな」
クー乱「悲しいねぇ。悲しい事に俺の年齢とピンキリだぁ。」
ニャル夫「人類が生まれる前に生きてるなんてもう分かんねぇからな」チッ
クー乱「おっ舌打ちしたなぁ?よぉーしおしおきだ。腕立て伏せ50回!」
ニャル夫「見逃せよ。それに、俺の刑期は明日からだぞ。今、アンタに俺を動かす権利は無い」
クー乱「かっかっか。こりゃ一本取られたな。……ところで話は変わるけどよ」
クー乱「お前、兄妹喧嘩で負けてここに来たんだってなぁ?」プププ
ニャル夫「!!」ガバァッ
371:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:15:23.17:JvBvJrKdO (33/77)
クー乱「クケケケッ!いやぁこりゃぁ傑作だぁ!今まで「俺は宇宙一の悪だぜ」と言って荒れてた奴が妹に負けてwwwひひぃwww」
ニャル夫「…殺すぞジジイ」
クー乱「はぁはぁ…まぁ、そう言うなよ。俺とお前の仲じゃねぇか」
ニャル夫「本来ニャルラトホテップとクトゥグアは相容れない存在の筈だろ!前から思ってたんだけどお前慣れ慣れしぃんだよ!!」
クー乱「まぁまぁそう言うな。俺も親とは勘当されてんだからお互い様だ」
クー乱「それに、看守長の俺と仲良くすれば後々有利になるだろ?はぐれ者同士仲良くやろうぜ?」
ニャル夫「…お前、看守長って偉い立場の癖に、んな事やって良いのかよ」
クー乱「別に構わねぇさぁ。偉いから不正とかやっちゃうんだ。それに」
クー乱「ここに入って来た奴は、二度と出られねぇんだからよ」
クー乱「クケケケッ!いやぁこりゃぁ傑作だぁ!今まで「俺は宇宙一の悪だぜ」と言って荒れてた奴が妹に負けてwwwひひぃwww」
ニャル夫「…殺すぞジジイ」
クー乱「はぁはぁ…まぁ、そう言うなよ。俺とお前の仲じゃねぇか」
ニャル夫「本来ニャルラトホテップとクトゥグアは相容れない存在の筈だろ!前から思ってたんだけどお前慣れ慣れしぃんだよ!!」
クー乱「まぁまぁそう言うな。俺も親とは勘当されてんだからお互い様だ」
クー乱「それに、看守長の俺と仲良くすれば後々有利になるだろ?はぐれ者同士仲良くやろうぜ?」
ニャル夫「…お前、看守長って偉い立場の癖に、んな事やって良いのかよ」
クー乱「別に構わねぇさぁ。偉いから不正とかやっちゃうんだ。それに」
クー乱「ここに入って来た奴は、二度と出られねぇんだからよ」
372:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:15:55.05:JvBvJrKdO (34/77)
~食堂~
ニャル夫「…………」
ガッ
ハス田中「おっと、よぉ新入りぃ?今、俺とぶつかったよなぁ?」
ニャル夫「…そうかい。俺はアンタがぶつかって来たって思ってるけどな」
ハス田中「…おい、俺が誰か分からんらしいな……なら教えてやる」
ハス田中「俺は!宇宙総合格闘技で強すぎた故に相手を殺してしまったハスター族最強の男!ハス田中雄介!!」
ハス田中「てめぇなんて一捻りで殺してしまえるんだ…分かったな?」
ニャル夫「それは怖い。でも今は飯喰う時間だから一人にさせてくれ」スタスタスタ
ハス田中「………」ビキビキビキ
ハス田中「…分かっていないみたいだ……なぁああ!?」ブォン
ニャル夫「っ」ヒュン
ハス田中「えっ」
ドグォオバッ
ハス田中「はぁっ…!?がっ………!!!!」
ガクッ
一同「…………」
ニャル夫「分かってないみたいだな。俺は今、凄く、腹が、減ってるんだ。」
ニャル夫「食事の邪魔をしたらこうなるって事、覚えておけ」スタスタスタ
ガシッ
刑務官「規約違反。一週間懲罰房送りとする」
ニャル夫「えっ」
~食堂~
ニャル夫「…………」
ガッ
ハス田中「おっと、よぉ新入りぃ?今、俺とぶつかったよなぁ?」
ニャル夫「…そうかい。俺はアンタがぶつかって来たって思ってるけどな」
ハス田中「…おい、俺が誰か分からんらしいな……なら教えてやる」
ハス田中「俺は!宇宙総合格闘技で強すぎた故に相手を殺してしまったハスター族最強の男!ハス田中雄介!!」
ハス田中「てめぇなんて一捻りで殺してしまえるんだ…分かったな?」
ニャル夫「それは怖い。でも今は飯喰う時間だから一人にさせてくれ」スタスタスタ
ハス田中「………」ビキビキビキ
ハス田中「…分かっていないみたいだ……なぁああ!?」ブォン
ニャル夫「っ」ヒュン
ハス田中「えっ」
ドグォオバッ
ハス田中「はぁっ…!?がっ………!!!!」
ガクッ
一同「…………」
ニャル夫「分かってないみたいだな。俺は今、凄く、腹が、減ってるんだ。」
ニャル夫「食事の邪魔をしたらこうなるって事、覚えておけ」スタスタスタ
ガシッ
刑務官「規約違反。一週間懲罰房送りとする」
ニャル夫「えっ」
373:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:16:29.79:JvBvJrKdO (35/77)
~懲罰房~
ニャル夫「…………」
クー乱「くかかかっ投獄されて三日で懲罰房とは笑えるなぁ!」ケラケラケラ
ニャル夫「…ふん、そうだよ俺は筋金入りの悪党だからな。」
ニャル夫「あのハスター族の男はどうなった?」
クー乱「医務室送りさ。ここと比べたら再考の待遇させて貰えてるだろうよ」
ニャル夫「……ああそう」
クー乱「しかしお前、強くなったなぁ。俺が刑事現役の時は文字通り一捻りで降参だったのに」
ニャル夫「悪党だって強くなりてぇんだ。当然だろ」
クー乱「クククッ違いねぇ。しかしお前さんがそんだけ強いとなると、妹さんはもっと強いんだろうな」
ニャル夫「…妹の話はするな。それに、兄より勝る妹など…!」
クー乱「今はお前は負けてる状況だからな。まぁ、俺の姪っ子にお前の妹と同じ年の輩が居るんだがな」
クー乱「どうやらそいつも、ニャルラテホテップ族と仲が良いと聞くぜ」
ニャル夫「だからどうした」
クー乱「いや、今の俺達みたいだなーって」
ニャル夫「……気色悪い事を言うなよ」
クー乱「気色悪くは無いだろぉ。あっでもその姪っ子はニャルラトホテップ族の恋人が出来たって言ってたっけなぁ…」
ニャル夫「止めろ!余計に気色が悪い!!」オエッ
~懲罰房~
ニャル夫「…………」
クー乱「くかかかっ投獄されて三日で懲罰房とは笑えるなぁ!」ケラケラケラ
ニャル夫「…ふん、そうだよ俺は筋金入りの悪党だからな。」
ニャル夫「あのハスター族の男はどうなった?」
クー乱「医務室送りさ。ここと比べたら再考の待遇させて貰えてるだろうよ」
ニャル夫「……ああそう」
クー乱「しかしお前、強くなったなぁ。俺が刑事現役の時は文字通り一捻りで降参だったのに」
ニャル夫「悪党だって強くなりてぇんだ。当然だろ」
クー乱「クククッ違いねぇ。しかしお前さんがそんだけ強いとなると、妹さんはもっと強いんだろうな」
ニャル夫「…妹の話はするな。それに、兄より勝る妹など…!」
クー乱「今はお前は負けてる状況だからな。まぁ、俺の姪っ子にお前の妹と同じ年の輩が居るんだがな」
クー乱「どうやらそいつも、ニャルラテホテップ族と仲が良いと聞くぜ」
ニャル夫「だからどうした」
クー乱「いや、今の俺達みたいだなーって」
ニャル夫「……気色悪い事を言うなよ」
クー乱「気色悪くは無いだろぉ。あっでもその姪っ子はニャルラトホテップ族の恋人が出来たって言ってたっけなぁ…」
ニャル夫「止めろ!余計に気色が悪い!!」オエッ
374:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:16:55.82:JvBvJrKdO (36/77)
~運動場~
ハス田中「…………」
ニャル夫「…おっ?お前怪我治ったのか。良かったな」
ハス田中「…お前も、懲罰房から戻ってこれたんだな」
ニャル夫「おかげさまでな。それで、俺をどうするつもりだ?袋叩きにでもするのか?」
ハス田中「正直、そうでもしないとお前には勝てないだろうからな。…後悔するなよ」
ニャル夫「……また、懲罰房には戻りたくないんだけど」
ハス田中「安心しろ、あそこに居る看守には賄賂をやった。これでいくら暴れてもお咎めは無いぜ」
ニャル夫「すげぇなここ賄賂が通用すんのか。ジジイに言ってやろ」
ハス田中「おらぁ!お前らかかれぇえ!!」
ウォォオオオオオオオオオオ
ズォオッ
~運動場~
ハス田中「…………」
ニャル夫「…おっ?お前怪我治ったのか。良かったな」
ハス田中「…お前も、懲罰房から戻ってこれたんだな」
ニャル夫「おかげさまでな。それで、俺をどうするつもりだ?袋叩きにでもするのか?」
ハス田中「正直、そうでもしないとお前には勝てないだろうからな。…後悔するなよ」
ニャル夫「……また、懲罰房には戻りたくないんだけど」
ハス田中「安心しろ、あそこに居る看守には賄賂をやった。これでいくら暴れてもお咎めは無いぜ」
ニャル夫「すげぇなここ賄賂が通用すんのか。ジジイに言ってやろ」
ハス田中「おらぁ!お前らかかれぇえ!!」
ウォォオオオオオオオオオオ
ズォオッ
375:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:17:34.12:JvBvJrKdO (37/77)
~一分後~
ハス田中「」ボロッ…
ニャル夫「後悔するなよ。お前らが弱かったんじゃねぇ。俺が強すぎたんだ…」
残りカス「」ガタガタガタガタ
ニャル夫「さて、確かお咎めは無しだったよな?それじゃぁお前等のその怪我も何とか自分で言い訳してくれ。俺は「知らん」で通すから」
ハス田中「」ムクリ
ニャル夫「おっ?まだやるか?」
ハス田中「…いや、もう十分だ……。」
ハス田中「俺より強い奴って、本当に居るんだな…。川の向こうの大仏様が分かりやすく教えてくれたよ…」
ニャル夫「…スマン、そんなに死にかけてたなんて…ちょっと強く殴りすぎたか?」
ハス田中「へへっ謝らなくても良い。もうお前を無条件で襲い掛かったりしないからよ」
ハス田中「そういえば、自己紹介がまだだったな。」
ニャル夫「いや、もうした筈だぞ?お前の名前はハス田中雄介…」
ハス田中「俺の名前はハス田中雄介。宇宙総合格闘技で優勝直前で失格になり刑務所に直送された男だ。」
ハス田中「きっと、あの時の映像はライブリークスで有名になってる筈だぜ」ニヤッ
ニャル夫「いや、俺もライブリークス使ってるけどその動画知らないなぁ…」
ハス田中「お前の名前は?」
ニャル夫「俺か?俺の名前は…ニャルラトホテップ夫」
ニャル夫「いずれ、宇宙を支配する大悪党になる男だ」
~一分後~
ハス田中「」ボロッ…
ニャル夫「後悔するなよ。お前らが弱かったんじゃねぇ。俺が強すぎたんだ…」
残りカス「」ガタガタガタガタ
ニャル夫「さて、確かお咎めは無しだったよな?それじゃぁお前等のその怪我も何とか自分で言い訳してくれ。俺は「知らん」で通すから」
ハス田中「」ムクリ
ニャル夫「おっ?まだやるか?」
ハス田中「…いや、もう十分だ……。」
ハス田中「俺より強い奴って、本当に居るんだな…。川の向こうの大仏様が分かりやすく教えてくれたよ…」
ニャル夫「…スマン、そんなに死にかけてたなんて…ちょっと強く殴りすぎたか?」
ハス田中「へへっ謝らなくても良い。もうお前を無条件で襲い掛かったりしないからよ」
ハス田中「そういえば、自己紹介がまだだったな。」
ニャル夫「いや、もうした筈だぞ?お前の名前はハス田中雄介…」
ハス田中「俺の名前はハス田中雄介。宇宙総合格闘技で優勝直前で失格になり刑務所に直送された男だ。」
ハス田中「きっと、あの時の映像はライブリークスで有名になってる筈だぜ」ニヤッ
ニャル夫「いや、俺もライブリークス使ってるけどその動画知らないなぁ…」
ハス田中「お前の名前は?」
ニャル夫「俺か?俺の名前は…ニャルラトホテップ夫」
ニャル夫「いずれ、宇宙を支配する大悪党になる男だ」
376:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:18:08.41:JvBvJrKdO (38/77)
クー乱「よぉー、何か最近お前囚人と仲良くやってるみたいじゃねぇか。俺も嬉しいぜぇ」
ニャル夫「知らない内に友達認定されてたんだよ。まぁ、今までにも似たような事は何度かあった」
クー乱「羨ましいねぇ。クトゥグア族は孤高の種族、友達少ない奴らが多いのよ。」
ニャル夫「残念だったな。とても孤高の存在には見えん」
クー乱「娘と姪っ子は、んな事なさそうなんだがな。娘は猫耳メイド喫茶で働いて姪っ子は重度のシスコンとストーカー何だが」
クー乱「…何だろうな。クトゥグア族の女は絶対変態になるように育つのか分からんが、知ってる中ではまともな奴は少ないねぇ」
ニャル夫「ふぅーん…って、思い出した。そういえば俺、小さい頃アンタの娘に付け纏われて性的に襲われそうになった事あるぞ!」
クー乱「何ぃ!?という事はお前、俺の娘の初めてって事かぁ!この野郎!!お義父さんって呼んでみやがれ!!」
ニャル夫「絶対に呼ばねぇし未遂だ!!つーかその時アンタ自分の娘を署に連行しただろ!!」
クー乱「まぁ娘も思春期だったしな。散々言い聞かせといたから同じ過ちを繰り返さないだろうが」
ニャル夫「…ちなみに聞くが、アンタ自分の娘に俺の事話したりしてないよな?」
クー乱「するわけが無いだろう。…というかしたくてもできんよ。」
クー乱「もうとっくに私は娘から勘当喰らってるしな」
ニャル夫「何したんだよ」
クー乱「いやちょっと、娘の部屋に勝手に入ってポスターの処分を」
ニャル夫「そんな事勝手にやっちゃったの!?そりゃぁ勘当もされるだろ!!」
クー乱「だってお前の幼少期の全裸写真がでかでかと貼られてたんだぞ?児童ポルノ法に引っかかるだろうが」
ニャル夫「ジジィイイイイイイ!!何だか俺、アンタの事今なら好きになれそうだよ!ありがとう!!」
クー乱「やめろよ気色悪い」
ニャル夫「お前にそれを言われるとは思わなかった」
クー乱「よぉー、何か最近お前囚人と仲良くやってるみたいじゃねぇか。俺も嬉しいぜぇ」
ニャル夫「知らない内に友達認定されてたんだよ。まぁ、今までにも似たような事は何度かあった」
クー乱「羨ましいねぇ。クトゥグア族は孤高の種族、友達少ない奴らが多いのよ。」
ニャル夫「残念だったな。とても孤高の存在には見えん」
クー乱「娘と姪っ子は、んな事なさそうなんだがな。娘は猫耳メイド喫茶で働いて姪っ子は重度のシスコンとストーカー何だが」
クー乱「…何だろうな。クトゥグア族の女は絶対変態になるように育つのか分からんが、知ってる中ではまともな奴は少ないねぇ」
ニャル夫「ふぅーん…って、思い出した。そういえば俺、小さい頃アンタの娘に付け纏われて性的に襲われそうになった事あるぞ!」
クー乱「何ぃ!?という事はお前、俺の娘の初めてって事かぁ!この野郎!!お義父さんって呼んでみやがれ!!」
ニャル夫「絶対に呼ばねぇし未遂だ!!つーかその時アンタ自分の娘を署に連行しただろ!!」
クー乱「まぁ娘も思春期だったしな。散々言い聞かせといたから同じ過ちを繰り返さないだろうが」
ニャル夫「…ちなみに聞くが、アンタ自分の娘に俺の事話したりしてないよな?」
クー乱「するわけが無いだろう。…というかしたくてもできんよ。」
クー乱「もうとっくに私は娘から勘当喰らってるしな」
ニャル夫「何したんだよ」
クー乱「いやちょっと、娘の部屋に勝手に入ってポスターの処分を」
ニャル夫「そんな事勝手にやっちゃったの!?そりゃぁ勘当もされるだろ!!」
クー乱「だってお前の幼少期の全裸写真がでかでかと貼られてたんだぞ?児童ポルノ法に引っかかるだろうが」
ニャル夫「ジジィイイイイイイ!!何だか俺、アンタの事今なら好きになれそうだよ!ありがとう!!」
クー乱「やめろよ気色悪い」
ニャル夫「お前にそれを言われるとは思わなかった」
377:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:18:37.59:JvBvJrKdO (39/77)
ハス田中「ニャル夫ぉ!今日は半年に一回のお泊り会だぜぇ!」
ニャル夫「知ってる。ただB練からD練の大広間で自由に寝るだけだろ」
クー乱「獄内清掃の日だからな。獄中で見つかった私物やエロ本やエロDVDやエロ漫画やLOとかは即刻処分されるぞぉー」
ニャル夫「エロ関係の物が多いな…。獄中にそんなもん持ち込める奴が居るわけがないだろ」
ズゥ~ン…
ニャル夫「…ええぇ~嘘ぉ。お前等マジなの?一体どこから仕入れて来たのさ」
クー乱「まぁ皆が落ち込む気持ちも分かるぜ。切り売りしてた俺のコレクションが今日全部デストロイされるんだからな。俺の心もハラハラだぜ」
ニャル夫「てめぇかっ!!!てめぇの仕業か!!!!」
クー乱「まぁ。デストロイしたエロ物は全部看守長である俺が没収する形になるんだけどな」
ハス田中「なんと言うマッチポンプ」
ニャル夫「悪党!お前ここの誰よりも悪党だ!!」
クー乱「お前が目指してる…な。」
ニャル夫「一緒にするな!!」
ハス田中「ニャル夫ぉ!今日は半年に一回のお泊り会だぜぇ!」
ニャル夫「知ってる。ただB練からD練の大広間で自由に寝るだけだろ」
クー乱「獄内清掃の日だからな。獄中で見つかった私物やエロ本やエロDVDやエロ漫画やLOとかは即刻処分されるぞぉー」
ニャル夫「エロ関係の物が多いな…。獄中にそんなもん持ち込める奴が居るわけがないだろ」
ズゥ~ン…
ニャル夫「…ええぇ~嘘ぉ。お前等マジなの?一体どこから仕入れて来たのさ」
クー乱「まぁ皆が落ち込む気持ちも分かるぜ。切り売りしてた俺のコレクションが今日全部デストロイされるんだからな。俺の心もハラハラだぜ」
ニャル夫「てめぇかっ!!!てめぇの仕業か!!!!」
クー乱「まぁ。デストロイしたエロ物は全部看守長である俺が没収する形になるんだけどな」
ハス田中「なんと言うマッチポンプ」
ニャル夫「悪党!お前ここの誰よりも悪党だ!!」
クー乱「お前が目指してる…な。」
ニャル夫「一緒にするな!!」
378:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:19:21.15:JvBvJrKdO (40/77)
クー乱「…………」
ニャル夫「………」
クー乱「………………」
ニャル夫「何だ?どうした?いつもウザイくらいに娘や姪の話をしてくるくせに、大人しくなって」
ニャル夫「もしかして、もうネタ切れかぁ?」
クー乱「…まぁ、そんな所だな」
ニャル夫「そりゃぁ良かった。正直お前の娘や姪の話は面倒だったからな」
クー乱「それほど我が娘と姪っ子が可愛いって事だよ。察しろ」
ニャル夫「察する必要も無いし、察した意味も無いだろ」
クー乱「…まぁ、今でも大事だ。本当に大事さ。」
ニャル夫「……おいどうしたんだよ。今から死にに行くような話しやがって。」
クー乱「いやぁ、今からは死なねぇよ。そんな事よりもお前、全宇宙を支配したいんだっけか?」
ニャル夫「…………」
クー乱「そんなお前に、ビックニュースを仕入れてきたんだ。」
クー乱「今、銀河系に全宇宙を支配する事のできる玉が運ばれようとしている」
ニャル夫「…何だ?ドラゴンボールか?」
クー乱「七つ集めても願いを一個しか叶えてくれない玉とはまた違う。それ一個で宇宙を支配できるんだ。」
ニャル夫「…………」
クー乱「どうだ?ロマンがあるだろぉ。夢が叶う玉が、お前の見下してた地球の近くで取引されるんだ」
クー乱「そう、惑星保護機構と宇宙構成機構が密会で…な」
ニャル夫「……俺に、何をさせるつもりだ?」
クー乱「…………」
ニャル夫「………」
クー乱「………………」
ニャル夫「何だ?どうした?いつもウザイくらいに娘や姪の話をしてくるくせに、大人しくなって」
ニャル夫「もしかして、もうネタ切れかぁ?」
クー乱「…まぁ、そんな所だな」
ニャル夫「そりゃぁ良かった。正直お前の娘や姪の話は面倒だったからな」
クー乱「それほど我が娘と姪っ子が可愛いって事だよ。察しろ」
ニャル夫「察する必要も無いし、察した意味も無いだろ」
クー乱「…まぁ、今でも大事だ。本当に大事さ。」
ニャル夫「……おいどうしたんだよ。今から死にに行くような話しやがって。」
クー乱「いやぁ、今からは死なねぇよ。そんな事よりもお前、全宇宙を支配したいんだっけか?」
ニャル夫「…………」
クー乱「そんなお前に、ビックニュースを仕入れてきたんだ。」
クー乱「今、銀河系に全宇宙を支配する事のできる玉が運ばれようとしている」
ニャル夫「…何だ?ドラゴンボールか?」
クー乱「七つ集めても願いを一個しか叶えてくれない玉とはまた違う。それ一個で宇宙を支配できるんだ。」
ニャル夫「…………」
クー乱「どうだ?ロマンがあるだろぉ。夢が叶う玉が、お前の見下してた地球の近くで取引されるんだ」
クー乱「そう、惑星保護機構と宇宙構成機構が密会で…な」
ニャル夫「……俺に、何をさせるつもりだ?」
379:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:20:04.54:JvBvJrKdO (41/77)
クー乱「いや?可愛い親友の夢の手助けしたいって所かな?」
ニャル夫「余計なお世話だ」
クー乱「ケケッ可愛くねぇな。だが、もうそういう訳にもいかねぇ」
ニャル夫「……あ?」
クー乱「で、どうするんだ?ここで一生を終えるか、それとも」
クー乱「宇宙を支配する大悪党になるか」
ニャル夫「…いやいやちょっと待て、ちょっと落ち着け」
ニャル夫「一体何の話をしてるんだ?今、そんなに急がなきゃいけない状況なのか?」
クー乱「悪いな。本当にこんな形になってすまない」
クー乱「お前の言うとおり、説明する時間すら無い急がなきゃいけない状況だ」
ニャル夫「………………」
クー乱「…それで?お前はどうしたいんだ?」
ニャル夫「…良いよ、話せよ」
クー乱「ありがとよ、相棒」
ニャル夫「相棒じゃない」
クー乱「いや?可愛い親友の夢の手助けしたいって所かな?」
ニャル夫「余計なお世話だ」
クー乱「ケケッ可愛くねぇな。だが、もうそういう訳にもいかねぇ」
ニャル夫「……あ?」
クー乱「で、どうするんだ?ここで一生を終えるか、それとも」
クー乱「宇宙を支配する大悪党になるか」
ニャル夫「…いやいやちょっと待て、ちょっと落ち着け」
ニャル夫「一体何の話をしてるんだ?今、そんなに急がなきゃいけない状況なのか?」
クー乱「悪いな。本当にこんな形になってすまない」
クー乱「お前の言うとおり、説明する時間すら無い急がなきゃいけない状況だ」
ニャル夫「………………」
クー乱「…それで?お前はどうしたいんだ?」
ニャル夫「…良いよ、話せよ」
クー乱「ありがとよ、相棒」
ニャル夫「相棒じゃない」
380:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:20:44.54:JvBvJrKdO (42/77)
クー乱「よぉーし!では手短に言うぞぉ!全宇宙を支配する玉の名前!それは”デウス・エクス・マキナ”だっ!!」
ニャル夫「…神の強引な収束って意味だろ?その名前」
クー乱「そうだ。その名前が重要になってくる。それが意味となっている。」
クー乱「…その玉を、ある特定の場所に持っていけば宇宙の支配者になれる」
ニャル夫「特定の場所って何だよ」
クー乱「そんなものを説明したら間に合わなくなるだろ」
ニャル夫「そんな事も説明されなかったらどうしようもできないだろ!?」
クー乱「安心しろ、お前が今から乗ってもらう宇宙船にちゃんと目的地はセット済みだ」
クー乱「お前は、それに乗って宇宙の中心にまで行けば良い」
ニャル夫「…………」
クー乱「安心しろ、お前はこの俺様が認めた男だ。絶対に成功する。」
クー乱「…つっても、お前くらいしかこんな馬鹿な事をする奴居ないってのが本音だけどな!ははは!」
ニャル夫「……なぁ」
クー乱「あーあ、ったく。死ぬ前に家に帰りたかったなぁ。姪っ子に一目会っときゃ良かった。マイハニーにお別れのキスでもすれば良かった。」
クー乱「…娘と、結局仲直りできなかったな。」
ニャル夫「やっぱり…お前死ぬ気だろ?」
ニャル夫「何するつもりか分からないが…止めろよ。行くんじゃねぇよ!!」
クー乱「おっと勘違いしちゃ困るぜ、俺は今から死ぬつもりは無い」
ニャル夫「だったら!!」
クー乱「俺はもう死んでるんだよ。ニャル夫」
クー乱「よぉーし!では手短に言うぞぉ!全宇宙を支配する玉の名前!それは”デウス・エクス・マキナ”だっ!!」
ニャル夫「…神の強引な収束って意味だろ?その名前」
クー乱「そうだ。その名前が重要になってくる。それが意味となっている。」
クー乱「…その玉を、ある特定の場所に持っていけば宇宙の支配者になれる」
ニャル夫「特定の場所って何だよ」
クー乱「そんなものを説明したら間に合わなくなるだろ」
ニャル夫「そんな事も説明されなかったらどうしようもできないだろ!?」
クー乱「安心しろ、お前が今から乗ってもらう宇宙船にちゃんと目的地はセット済みだ」
クー乱「お前は、それに乗って宇宙の中心にまで行けば良い」
ニャル夫「…………」
クー乱「安心しろ、お前はこの俺様が認めた男だ。絶対に成功する。」
クー乱「…つっても、お前くらいしかこんな馬鹿な事をする奴居ないってのが本音だけどな!ははは!」
ニャル夫「……なぁ」
クー乱「あーあ、ったく。死ぬ前に家に帰りたかったなぁ。姪っ子に一目会っときゃ良かった。マイハニーにお別れのキスでもすれば良かった。」
クー乱「…娘と、結局仲直りできなかったな。」
ニャル夫「やっぱり…お前死ぬ気だろ?」
ニャル夫「何するつもりか分からないが…止めろよ。行くんじゃねぇよ!!」
クー乱「おっと勘違いしちゃ困るぜ、俺は今から死ぬつもりは無い」
ニャル夫「だったら!!」
クー乱「俺はもう死んでるんだよ。ニャル夫」
381:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:21:22.85:JvBvJrKdO (43/77)
ニャル夫「………は?」
クー乱「お前が投獄してきた辺りからかな。丁度、運悪くデウス・エクス・マキナの事知っちまってよ」
クー乱「既知罪とか、初めて聞く言葉に殺されちゃったんだ。俺」
クー乱「こう、縛られて目の前で…バーンッとな。」
ニャル夫「……おいジジイ、笑えねぇぞ」
クー乱「そんで、今の俺は幽霊って訳。そもそも担当の看守長が囚人にベラベラとダベるわけ無いだろ?」
クー乱「本当の看守長は、お前の目の前でずっと監視してたよ。俺の存在が眩し過ぎて見えなかったかもしれねぇが」
クー乱「死ぬ前は警視、死んだ後は殉職して警視総監になった。看守長なんかよりもずっと偉かったんだぜ?」
ニャル夫「なぁ!おい!!ジジイ!!」
クー乱「クトゥグアの霊体ってすげぇよな。看守に気づかれないようにお前と話す事なんて朝飯前、もう俺食えない身体だけど」
クー乱「それでも手の内を明かさない為とかお前の脱獄の準備とかで、こんなギリギリじゃないと話せなかったけど」
クー乱「…楽しかった。楽しかったんだ。お前と話ができて。すっげぇ楽しかった。」
クー乱「……あっヤベ。もう時間ねぇな」
ニャル夫「いい加減にしろよ!!俺はもう…何が何だか!!」
クー乱「じゃぁ簡潔に言うか。偉い人が持ってるタマを盗んで宇宙の中心に向かえ」サラサラサラ…
クー乱「あんな奴らに宇宙を終息されるよりはお前の方がずっとマシだからな」サラサラサラ…
ニャル夫「………おい…お前……透けて………」
クー乱「ああ、クー乱……お前…消えるのか…?」サラサラサラ…
ニャル夫「……それ、自分で言う台詞じゃないよな?」
ニャル夫「………は?」
クー乱「お前が投獄してきた辺りからかな。丁度、運悪くデウス・エクス・マキナの事知っちまってよ」
クー乱「既知罪とか、初めて聞く言葉に殺されちゃったんだ。俺」
クー乱「こう、縛られて目の前で…バーンッとな。」
ニャル夫「……おいジジイ、笑えねぇぞ」
クー乱「そんで、今の俺は幽霊って訳。そもそも担当の看守長が囚人にベラベラとダベるわけ無いだろ?」
クー乱「本当の看守長は、お前の目の前でずっと監視してたよ。俺の存在が眩し過ぎて見えなかったかもしれねぇが」
クー乱「死ぬ前は警視、死んだ後は殉職して警視総監になった。看守長なんかよりもずっと偉かったんだぜ?」
ニャル夫「なぁ!おい!!ジジイ!!」
クー乱「クトゥグアの霊体ってすげぇよな。看守に気づかれないようにお前と話す事なんて朝飯前、もう俺食えない身体だけど」
クー乱「それでも手の内を明かさない為とかお前の脱獄の準備とかで、こんなギリギリじゃないと話せなかったけど」
クー乱「…楽しかった。楽しかったんだ。お前と話ができて。すっげぇ楽しかった。」
クー乱「……あっヤベ。もう時間ねぇな」
ニャル夫「いい加減にしろよ!!俺はもう…何が何だか!!」
クー乱「じゃぁ簡潔に言うか。偉い人が持ってるタマを盗んで宇宙の中心に向かえ」サラサラサラ…
クー乱「あんな奴らに宇宙を終息されるよりはお前の方がずっとマシだからな」サラサラサラ…
ニャル夫「………おい…お前……透けて………」
クー乱「ああ、クー乱……お前…消えるのか…?」サラサラサラ…
ニャル夫「……それ、自分で言う台詞じゃないよな?」
382:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:21:49.12:JvBvJrKdO (44/77)
クー乱「チッ、やっぱり最後の台詞じゃこれじゃぁ、締まらねぇな」サラサラサラ…
ニャル夫「何考えてんだ!?っていうかお前、実は結構余裕あるだろ!!」
クー乱「なぁ、俺もうすぐ時間切れなんだけど、最後の言葉何が良いかな?「なっ…なんじゃこりゃぁぁああ!?」か、「我が生涯一片の悔い無し!」か、どっちか迷ってるんだけど」サラサラサラ…
ニャル夫「知らねえよ!!ていうか…止めろよ!本当は消えないんだろお前!?俺を驚かそうとかいうドッキリだろ!?」
クー乱「そうだったらもうちょっと格好良くやってるよぉ。でも、これぶっつけ本番だから」サラサラサラ…
ニャル夫「いい加減にしろ!!宇宙を支配する大悪党になれるとか…いきなりそんな事言われて訳が分かんねぇんだこっちは!!」
クー乱「うーん、やっぱり俺ってば、本番には弱いなぁ。あの時も何すれば良いか分からずただ殺されただけだし」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……なぁ、ジジイ」
クー乱「んー?」サラサラサラ…
ニャル夫「お前…本当に……終わりなのか……?」
クー乱「…………やっぱり、その台詞はお前が言わないとな」サラサラサラ…
クー乱「チッ、やっぱり最後の台詞じゃこれじゃぁ、締まらねぇな」サラサラサラ…
ニャル夫「何考えてんだ!?っていうかお前、実は結構余裕あるだろ!!」
クー乱「なぁ、俺もうすぐ時間切れなんだけど、最後の言葉何が良いかな?「なっ…なんじゃこりゃぁぁああ!?」か、「我が生涯一片の悔い無し!」か、どっちか迷ってるんだけど」サラサラサラ…
ニャル夫「知らねえよ!!ていうか…止めろよ!本当は消えないんだろお前!?俺を驚かそうとかいうドッキリだろ!?」
クー乱「そうだったらもうちょっと格好良くやってるよぉ。でも、これぶっつけ本番だから」サラサラサラ…
ニャル夫「いい加減にしろ!!宇宙を支配する大悪党になれるとか…いきなりそんな事言われて訳が分かんねぇんだこっちは!!」
クー乱「うーん、やっぱり俺ってば、本番には弱いなぁ。あの時も何すれば良いか分からずただ殺されただけだし」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……なぁ、ジジイ」
クー乱「んー?」サラサラサラ…
ニャル夫「お前…本当に……終わりなのか……?」
クー乱「…………やっぱり、その台詞はお前が言わないとな」サラサラサラ…
383:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:22:17.74:JvBvJrKdO (45/77)
クー乱「おおそうだ、思いついたぞ俺に相応しい最後の台詞」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
クー乱「さて、そろそろ本気で時間が無くなって来た。俺の格好良い台詞、ちゃんと聞いててくれよ」サラサラサラ…
ニャル夫「……ああ」
クー乱「後は頼んだぜ、相棒」
サァァァ……
クー乱「おおそうだ、思いついたぞ俺に相応しい最後の台詞」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
クー乱「さて、そろそろ本気で時間が無くなって来た。俺の格好良い台詞、ちゃんと聞いててくれよ」サラサラサラ…
ニャル夫「……ああ」
クー乱「後は頼んだぜ、相棒」
サァァァ……
384:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:22:45.42:JvBvJrKdO (46/77)
ニャル夫「…………」
ニャル夫「…だから…相棒じゃ……無えっての………」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「…だから…相棒じゃ……無えっての………」
385:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:23:14.72:JvBvJrKdO (47/77)
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386:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:23:53.30:JvBvJrKdO (48/77)
ガシャァァアアアン
≪緊急警報緊急警報≫
ドカァァアアアアン
≪事案Nが発生しました。看守員は全員、持ち場についてください。≫
ニャル夫「…………」
ガシャァァン
ハス田中「あっ!ニャル夫ぉ!!まだ監獄の中に居たのか!?」
ハス田中「早く脱獄するぞ!!クー乱さんの思いを無駄にする訳にはいかないから!!」
ニャル夫「…………」
ハス田中「クー乱さんの宇宙船はこっちだ!早く!!」タッタッタッタッタ
ニャル夫「…………」
ガシャァァアアアン
≪緊急警報緊急警報≫
ドカァァアアアアン
≪事案Nが発生しました。看守員は全員、持ち場についてください。≫
ニャル夫「…………」
ガシャァァン
ハス田中「あっ!ニャル夫ぉ!!まだ監獄の中に居たのか!?」
ハス田中「早く脱獄するぞ!!クー乱さんの思いを無駄にする訳にはいかないから!!」
ニャル夫「…………」
ハス田中「クー乱さんの宇宙船はこっちだ!早く!!」タッタッタッタッタ
ニャル夫「…………」
387:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:24:24.03:JvBvJrKdO (49/77)
~宇宙船収容庫~
ハス田中「あれだ!あのださい炎のデザイン間違い無え!」
ニャル夫「……………」
ハス田中「よっしゃ!それじゃぁ早く乗れニャル夫!」
ハス田中「これで、俺の仕事は終わりだからよ!」
ニャル夫「…………おい」
ハス田中「それじゃぁ!早く行こうぜニャル夫!」
ハス田中「夢だったんだろ?全宇宙を支配するのが!!」
ニャル夫「お前…ジジイの事知ってたんだな…?」
ハス田中「……………」
ハス田中「…………いや、」
ハス田中「……正直良く分からん」
~宇宙船収容庫~
ハス田中「あれだ!あのださい炎のデザイン間違い無え!」
ニャル夫「……………」
ハス田中「よっしゃ!それじゃぁ早く乗れニャル夫!」
ハス田中「これで、俺の仕事は終わりだからよ!」
ニャル夫「…………おい」
ハス田中「それじゃぁ!早く行こうぜニャル夫!」
ハス田中「夢だったんだろ?全宇宙を支配するのが!!」
ニャル夫「お前…ジジイの事知ってたんだな…?」
ハス田中「……………」
ハス田中「…………いや、」
ハス田中「……正直良く分からん」
388:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:24:59.67:JvBvJrKdO (50/77)
ハス田中「今まで見えてた人がいきなり何か言っていきなりどっか行ったんだ。でも、今はもうこうするしかないと」
ニャル夫「………よくそれで、あのジジイの言う事を聞こうと思ったな」
ハス田中「仕方無いだろ。今から殺されるよりはずっとマシなんだからよ」
ニャル夫「…なぁ」
ニャル夫「この船に乗って、そのデウス・エクス・マキナとか手に入れれば…何か分かるのか?」
ハス田中「まず間違いなく追われる身にはなるだろう。脱獄した時点でアレだけど」
ニャル夫「…つまり、惑星保護機構と宇宙機構…この全宇宙との大戦争か」
ハス田中「いや、もう戦争は始まってるぞ」
ダダダダダダダダダダダダダ
ニャル夫「おっと来やがったな。おい雄介!早くこの宇宙船に乗り込むぞ!」
ハス田中「おうよ!」バシンッ
ウィィィン……
ガチャン
ニャル夫「え?」
ハス田中「ん?」
ニャル夫「は…?え?」
ハス田中「今まで見えてた人がいきなり何か言っていきなりどっか行ったんだ。でも、今はもうこうするしかないと」
ニャル夫「………よくそれで、あのジジイの言う事を聞こうと思ったな」
ハス田中「仕方無いだろ。今から殺されるよりはずっとマシなんだからよ」
ニャル夫「…なぁ」
ニャル夫「この船に乗って、そのデウス・エクス・マキナとか手に入れれば…何か分かるのか?」
ハス田中「まず間違いなく追われる身にはなるだろう。脱獄した時点でアレだけど」
ニャル夫「…つまり、惑星保護機構と宇宙機構…この全宇宙との大戦争か」
ハス田中「いや、もう戦争は始まってるぞ」
ダダダダダダダダダダダダダ
ニャル夫「おっと来やがったな。おい雄介!早くこの宇宙船に乗り込むぞ!」
ハス田中「おうよ!」バシンッ
ウィィィン……
ガチャン
ニャル夫「え?」
ハス田中「ん?」
ニャル夫「は…?え?」
389:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:25:36.34:JvBvJrKdO (51/77)
ニャル夫「おい何閉まってんだよポンコツ!雄介がまだ外に居るだろうが!!」バンバンバンバン
イタゾ!ココニイタノカ! ウチュウセンヲツカワセルナ!
ハス田中「うぉぉおお!もうこんな所にまで!?」
ニャル夫「早く開けろぉ!あいつも連れてくんだよ言う事聞けぇえ!!」
≪発射まで、後5分です≫
ニャル夫「ほぉらぁ!後5分もあるじゃない!そのくらいの時間だったら扉開けてあいつ居れるのも十分間に合うじゃない!」
ニャル夫「だから開けろよぉ!ほらぁあ!!」ダンダンダンダン
ハス田中「……おいニャル夫」
ニャル夫「待ってろ!今このポンコツの扉開けてやるから…」
ハス田中「俺、分かっちまった。5分もあったらこいつら…」
ゼンイン!カマエ! ガチャガチャガチャ
ハス田中「この宇宙船、全壊するの可能だ」
ニャル夫「おい何閉まってんだよポンコツ!雄介がまだ外に居るだろうが!!」バンバンバンバン
イタゾ!ココニイタノカ! ウチュウセンヲツカワセルナ!
ハス田中「うぉぉおお!もうこんな所にまで!?」
ニャル夫「早く開けろぉ!あいつも連れてくんだよ言う事聞けぇえ!!」
≪発射まで、後5分です≫
ニャル夫「ほぉらぁ!後5分もあるじゃない!そのくらいの時間だったら扉開けてあいつ居れるのも十分間に合うじゃない!」
ニャル夫「だから開けろよぉ!ほらぁあ!!」ダンダンダンダン
ハス田中「……おいニャル夫」
ニャル夫「待ってろ!今このポンコツの扉開けてやるから…」
ハス田中「俺、分かっちまった。5分もあったらこいつら…」
ゼンイン!カマエ! ガチャガチャガチャ
ハス田中「この宇宙船、全壊するの可能だ」
390:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:26:10.01:JvBvJrKdO (52/77)
ニャル夫「…おい……何を考えている?」
ハス田中「はは…俺、こういう役回りかぁ」
ニャル夫「おい」
ハス田中「あばよダチ公、後の事は頼んだぜ」
ニャル夫「おい!!」
ハス田中「…なーんかありきたりだな。やっぱりもうちょっと良い言葉無いものか…」
ニャル夫「何言ってんだよおい!お前も全然分かんねぇんだろ!?」
ニャル夫「そんな訳の分からないままで…お前殺されるつもりかぁ!?」
ハス田中「馬鹿野郎!俺を誰だと思っている!!宇宙総合格闘技で優勝目前にまで来た男だぞ!!!」
ハス田中「ここは俺にまかせて…先に行けぇぇえええええ」ダッ
ニャル夫「ふざけるなぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
刑務官「全員!撃てぇー!!」
ダダダダダダダダダダ
ニャル夫「…おい……何を考えている?」
ハス田中「はは…俺、こういう役回りかぁ」
ニャル夫「おい」
ハス田中「あばよダチ公、後の事は頼んだぜ」
ニャル夫「おい!!」
ハス田中「…なーんかありきたりだな。やっぱりもうちょっと良い言葉無いものか…」
ニャル夫「何言ってんだよおい!お前も全然分かんねぇんだろ!?」
ニャル夫「そんな訳の分からないままで…お前殺されるつもりかぁ!?」
ハス田中「馬鹿野郎!俺を誰だと思っている!!宇宙総合格闘技で優勝目前にまで来た男だぞ!!!」
ハス田中「ここは俺にまかせて…先に行けぇぇえええええ」ダッ
ニャル夫「ふざけるなぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
刑務官「全員!撃てぇー!!」
ダダダダダダダダダダ
391:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:26:49.75:JvBvJrKdO (53/77)
ハス田中「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁああああ!!!」
ドゴァ ドゴォ
刑務官3「がはぁ!」
刑務官5「ぐはぁあ!!」
ハス田中「ふぅははははは!!貴様等ここは通さんぞぉ!」
ハス田中「ここを通りたければ…俺を倒してからだなぁ!!」バッ
ドッ ゴッ メキャッ グシャッ
刑務官「撃て!撃て!撃て!撃てぇええ!!」
ダンッ ダンッ ダンッ ダンッ
ハス田中「ははははは!!痒い痒い!!そんなもんでハスター族最強の俺がやられるかぁ!!」プシュッ
ニャル夫「おい!血が出てるぞ!!」
ハス田中「だからどうしたぁ!!」グォォオッ
刑務官「ぎゃぁぁあああああ!!」ボキリッ
ハス田中「弱い弱い!弱すぎるぞぉ!!貴様等の強さはそんなもんかぁ!!」
ハス田中「貴様らの前には、全宇宙を支配しようとする大悪党が居るんだぞぉ!?そんなもので良いのかぁ!?」
ハス田中「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁああああ!!!」
ドゴァ ドゴォ
刑務官3「がはぁ!」
刑務官5「ぐはぁあ!!」
ハス田中「ふぅははははは!!貴様等ここは通さんぞぉ!」
ハス田中「ここを通りたければ…俺を倒してからだなぁ!!」バッ
ドッ ゴッ メキャッ グシャッ
刑務官「撃て!撃て!撃て!撃てぇええ!!」
ダンッ ダンッ ダンッ ダンッ
ハス田中「ははははは!!痒い痒い!!そんなもんでハスター族最強の俺がやられるかぁ!!」プシュッ
ニャル夫「おい!血が出てるぞ!!」
ハス田中「だからどうしたぁ!!」グォォオッ
刑務官「ぎゃぁぁあああああ!!」ボキリッ
ハス田中「弱い弱い!弱すぎるぞぉ!!貴様等の強さはそんなもんかぁ!!」
ハス田中「貴様らの前には、全宇宙を支配しようとする大悪党が居るんだぞぉ!?そんなもので良いのかぁ!?」
392:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:27:22.81:JvBvJrKdO (54/77)
刑務官「……拘束砲を使え」
刑務官6「はっ!」
刑務官6「構え!!」
ガシャンガシャンガシャンガシャン
ハス田中「!!」
刑務官6「撃て!!」
バババババババババ
ザクザクザクザクザクザク
ハス田中「ぐっ…ぅうううう!!」ビクビクッ
刑務官「…さて、よくも私達の仲間を傷つけてくれたな?」
ハス田中「……へっ、殺す価値も無いからな。戦闘不能で十分だろ」
刑務官「そうか。しかし残念だが、君には殺す価値ができてしまった。」スッ
ハス田中「………」カチャリ
刑務官「処刑を執行する」
パァァァァン……
刑務官「……拘束砲を使え」
刑務官6「はっ!」
刑務官6「構え!!」
ガシャンガシャンガシャンガシャン
ハス田中「!!」
刑務官6「撃て!!」
バババババババババ
ザクザクザクザクザクザク
ハス田中「ぐっ…ぅうううう!!」ビクビクッ
刑務官「…さて、よくも私達の仲間を傷つけてくれたな?」
ハス田中「……へっ、殺す価値も無いからな。戦闘不能で十分だろ」
刑務官「そうか。しかし残念だが、君には殺す価値ができてしまった。」スッ
ハス田中「………」カチャリ
刑務官「処刑を執行する」
パァァァァン……
393:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:28:02.21:JvBvJrKdO (55/77)
ニャル夫「…………っ!!」
ハス田中「」
刑務官「さすがに、邪神と言えども脳を爆散されれば即死の筈だ」
≪発射まで、後一分≫
刑務官「全員構え!この宇宙船を破壊するぞ!!」
ガチャッガチャッガチャッ
ニャル夫「……………」
刑務官「もう大して時間が無い。中に居る囚人もろとも重力で押しつぶす方向で処刑する」
刑務官8「はっ!」
刑務官「では、撃――」
ドゴォオア
刑務官「!?」
ハス田中「」オオオオオオ…
刑務官4「はっ…811番の遺体が…こっちに来ます!!」
ハス田中「」ブゥウン
刑務官6「ぐはぁあああああああ!!!」ドゴォオ
刑務官「ばっ…馬鹿な!!頭部を破壊されたんだぞ!?もう既に死んでいる筈だ!!」
≪発射まで、残り30秒≫
刑務官「くっ…だが間に合う。今は目の前の宇宙船を破壊する事に集中を!!」
≪残念嘘です。本当は既に準備完了しております≫
刑務官「えっ」
≪発射します。近くに居る人は危険ですので離れてください。最悪死に至ります≫
刑務官「ぜっ全員!離れ………」
ニャル夫「…………っ!!」
ハス田中「」
刑務官「さすがに、邪神と言えども脳を爆散されれば即死の筈だ」
≪発射まで、後一分≫
刑務官「全員構え!この宇宙船を破壊するぞ!!」
ガチャッガチャッガチャッ
ニャル夫「……………」
刑務官「もう大して時間が無い。中に居る囚人もろとも重力で押しつぶす方向で処刑する」
刑務官8「はっ!」
刑務官「では、撃――」
ドゴォオア
刑務官「!?」
ハス田中「」オオオオオオ…
刑務官4「はっ…811番の遺体が…こっちに来ます!!」
ハス田中「」ブゥウン
刑務官6「ぐはぁあああああああ!!!」ドゴォオ
刑務官「ばっ…馬鹿な!!頭部を破壊されたんだぞ!?もう既に死んでいる筈だ!!」
≪発射まで、残り30秒≫
刑務官「くっ…だが間に合う。今は目の前の宇宙船を破壊する事に集中を!!」
≪残念嘘です。本当は既に準備完了しております≫
刑務官「えっ」
≪発射します。近くに居る人は危険ですので離れてください。最悪死に至ります≫
刑務官「ぜっ全員!離れ………」
394:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:28:28.05:JvBvJrKdO (56/77)
,イ.| ̄i| |i ̄ ̄|i>。.
/ i|!|i才| |斗-=ミs、i| |>。.
/|i,x ≦´ .i| |i _ i| |i |i 。
/斗´ i||i-‐ |!|i ̄ ̄`ヽ |ij{’ヽ.|i `'守
./´ .| ,. i||i |i|i-ニ三`ヽi!ヽ .i!ヽ |ii|`'守 / ̄ヘ
.|i>i! , ´i!x≦i!|i \{ `ヽ!. ..ヽ|i /ヘ `ヽ/|
.|i i|_ ‐ |i |i|i斗-ミ |iヤ ヘ. .|i|*'” |_ _ ,イ
.|i*'”i} .j{--=.|i|i .>。i! ヤ i|`ヽ' / ̄ ヘ `ヽ / / ̄`ヽヘヽ
.|i .j{_ ‐ |i| .|i|斗-=ミ |i `_ i|>’./ / /´ ̄ ̄ノ'ヘヘ
.|i |i_ ‐ .|i|‐=ニ.!!_≠ミ、’|i ― / j{ ,' ,. ´ ノ'
.|i *'” ̄.|i|-=ァ|i ̄ ̄ミxミ.j{ ヘ { ヾ≧s、>''´ j{ヽ- ./ _
.|i |i,x≦|i|. .|i ヘ{ミ、ヘj{ ヘ j{___/ /i|_ _ /,―ミ、\
.|i*'”{ .{.i! i!-斗-=ミ |i < ’< 斗-===ミ __,,..>,x≦´.{ { } }
.|i |i _,≪ii!-=ニi| -=ニ二 ̄ \ /| |ヘ /,x ´ .{ ハ / /
.|i-‐|i ̄ |i _.|i ̄二ミヽ三ニ― ヘ ヘ,' Tヽ .|i/  ̄ ’<三>´
.|i |i -=|i ̄ .|i_ニミi、 |i>ー。._ 人 | ヘ ' ,. ´
.|i_.‐|i ̄._.|i,x ≦|i ̄ ̄ i!ヽ|i `ヽi| .,イヘ´ _ ヘ |i _ -=ァニ^¨
.|i .._|i |i !|i .!|i` 、゚.i!|/ j{ ヘ ヘ,' ,'; -ニ_
.|iニ..|i |i _ニ..|irぉiひ''*x!|i. ./ ,イ ヘY `ヽ ´ _ニ-
.|i_ |i_.ニ!|i ...|i __ .|i /-=ニ ̄! i´ ヽヘ ̄
.|i |i |i_三ニ|i ̄ ̄`ヽi!.|i `i|*。..| { `ヽ }、` ト 、
.|i |i-三.|i _ニ|i―ニミヽ .|i`ト、..i| `.i| 人__ } Tヽイ ≧=-
.|i |i_.=-.|i ̄ !|i `ヽ|i` 、...i|i、 | |i /i|`ト、 _,. ´ / ヘ ヘ
.|i=-|i |i !|i__ !|i>...!i| `i!| |i' |iヘ Y ̄`ヽ ̄ ヘ^丶
.|i |i_-ニ!|i-ニ .|i ̄ ̄> !|i |`'守| /` |i ー'ト i| ヘ j
.|i..,x|i |i !|i__ !|ト .| !|./`ト.|i>。 | >i。. ヽ _/
.|i. . |i_ - .i! ≦´i| ̄ ̄ミ>。|i .¨ト i|' .>iト` ト.、 i| |`ー', ,i
.|i-. |i |i_ニ |_ニミ .|i>。 !| iト _ |i >。トi、 .i| |
.|i |i-=ニi} ̄ ̄|i `ヽ |i。 ト 、.!| =-|i 、 |>。!|、 !|
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/斗´ i||i-‐ |!|i ̄ ̄`ヽ |ij{’ヽ.|i `'守
./´ .| ,. i||i |i|i-ニ三`ヽi!ヽ .i!ヽ |ii|`'守 / ̄ヘ
.|i>i! , ´i!x≦i!|i \{ `ヽ!. ..ヽ|i /ヘ `ヽ/|
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395:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:29:04.92:JvBvJrKdO (57/77)
- - - - - - - - - - - - - -
-------------- ‐ ‐ ‐
==================---
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ===
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二二二
ニャル夫「…………」
≪第一目的地に向かいます。目的地まで、後7時間掛かります。≫
ニャル夫「…………」
≪その間に、私のセットアップをする事をオススメします。どう致しますか?≫
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………はっ」
ニャル夫「ははっ……はははははは…」
ニャル夫「…全宇宙を支配?宇宙一の大悪党…?」
ニャル夫「いい年して…何してんだよ俺は……」
ニャル夫「そんで…お前等もそんな中二病みたいな夢に煩労されてんじゃねぇよ……!!」
- - - - - - - - - - - - - -
-------------- ‐ ‐ ‐
==================---
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ===
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二二二
ニャル夫「…………」
≪第一目的地に向かいます。目的地まで、後7時間掛かります。≫
ニャル夫「…………」
≪その間に、私のセットアップをする事をオススメします。どう致しますか?≫
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………はっ」
ニャル夫「ははっ……はははははは…」
ニャル夫「…全宇宙を支配?宇宙一の大悪党…?」
ニャル夫「いい年して…何してんだよ俺は……」
ニャル夫「そんで…お前等もそんな中二病みたいな夢に煩労されてんじゃねぇよ……!!」
396:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:29:43.05:JvBvJrKdO (58/77)
ニャル夫「雄介……最後に何格好つけてんだよ…アホかよ……天国で笑われんぞ……」
ニャル夫「ジジイ…てめぇも………そんな大層な理由でこんな大それた脱獄を計画した訳じゃねぇだろ…?」
ニャル夫「帰りたかったんだろ…?お前…クトゥグア族は…家で遊ぶ方が…家族と過ごすのが好きだもんな……」
ニャル夫「雄介……最後に何格好つけてんだよ…アホかよ……天国で笑われんぞ……」
ニャル夫「ジジイ…てめぇも………そんな大層な理由でこんな大それた脱獄を計画した訳じゃねぇだろ…?」
ニャル夫「帰りたかったんだろ…?お前…クトゥグア族は…家で遊ぶ方が…家族と過ごすのが好きだもんな……」
397:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:30:26.86:JvBvJrKdO (59/77)
ニャル夫「やってやるよ…ジジイ…俺…宇宙を支配して……」
ニャル夫「この宇宙全てを統治する…大悪党になってやる!!!!」
ニャル夫「おいポンコツ!!今からてめぇに名前をつけてやる!!」
≪分かりました。マザーネームをどうぞ≫
ニャル夫「お前は!!お前は今日から!!俺の最後の…”マイホーム”だ!!!!」
ニャル夫「この俺が!この全宇宙を支配するその時まで!付き合ってもらうぞ!!」
ニャル夫「ふはは……ふぅーはははは!!ふぅーははははははははは!!!!」
ニャル夫「やってやるよ…ジジイ…俺…宇宙を支配して……」
ニャル夫「この宇宙全てを統治する…大悪党になってやる!!!!」
ニャル夫「おいポンコツ!!今からてめぇに名前をつけてやる!!」
≪分かりました。マザーネームをどうぞ≫
ニャル夫「お前は!!お前は今日から!!俺の最後の…”マイホーム”だ!!!!」
ニャル夫「この俺が!この全宇宙を支配するその時まで!付き合ってもらうぞ!!」
ニャル夫「ふはは……ふぅーはははは!!ふぅーははははははははは!!!!」
398:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:30:55.34:JvBvJrKdO (60/77)
≪そして、彼はこの宇宙の果てまで飛んでいった。≫
≪いつもでも、そして……今、この時も。≫
≪そして、彼はこの宇宙の果てまで飛んでいった。≫
≪いつもでも、そして……今、この時も。≫
399:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:31:27.45:JvBvJrKdO (61/77)
【終】
【終】
400:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:33:07.24:JvBvJrKdO (62/77)
真尋「……………」
余市「……………」
珠緒「…………」
真尋「…………」
珠緒「…いやぁー良かった。本当に良かったねぇ。」
余市「うん。本当に良く分かって…本当に良かった。」
真尋「……なぁ」
余市「ん?」
真尋「これは……本当に…フィクション…なのか?」
余市「どうだろう。少し脚色はされているのかもしれないね」
珠緒「でも、ほとんど嘘偽り無い素晴らしき男の友情ですよ!」
珠緒「いやぁー、私も最後にこんな素晴らしい物が知れて良かったですよ!」
真尋「ああ………え?」
余市「そうだね。やっとこれで今、この宇宙で何が起こってるのか分かった…僕も悔いを残す事は無いよ。」
真尋「なぁ、最後って一体何っ……!?」ゾクッ
珠緒「ん?最後って言ったら最後だよ八坂君」
真尋「ひっ…!?」ザザッ
余市「そう。今日で最後。僕達は最後なんだ。」
真尋「なっ…だっ…誰だ!?お前等!?」
真尋「……………」
余市「……………」
珠緒「…………」
真尋「…………」
珠緒「…いやぁー良かった。本当に良かったねぇ。」
余市「うん。本当に良く分かって…本当に良かった。」
真尋「……なぁ」
余市「ん?」
真尋「これは……本当に…フィクション…なのか?」
余市「どうだろう。少し脚色はされているのかもしれないね」
珠緒「でも、ほとんど嘘偽り無い素晴らしき男の友情ですよ!」
珠緒「いやぁー、私も最後にこんな素晴らしい物が知れて良かったですよ!」
真尋「ああ………え?」
余市「そうだね。やっとこれで今、この宇宙で何が起こってるのか分かった…僕も悔いを残す事は無いよ。」
真尋「なぁ、最後って一体何っ……!?」ゾクッ
珠緒「ん?最後って言ったら最後だよ八坂君」
真尋「ひっ…!?」ザザッ
余市「そう。今日で最後。僕達は最後なんだ。」
真尋「なっ…だっ…誰だ!?お前等!?」
401:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:34:15.27:JvBvJrKdO (63/77)
余市「誰って……ああ、そうか八坂君にはまだ言っていなかったね。」
余市「八坂くん。午後の恐竜って知ってる?星新一の」
真尋「知ってる…知ってるけど!それとお前等の姿が…人間じゃない!形容し難い”何か”になっている理由は何だ!?」
珠緒「うーん、やっぱり知らないかぁ。これが私達の本当の姿なんだよ」
真尋「なっ…!?じゃっ…じゃぁここは……やっぱり地球じゃな…」
余市「いいや、地球だよ。…と言っても、八坂君が地球から出て50億年は経ってるけどね。」
珠緒「私達のこの姿は、進化して進化し続けて来た人類の最後の姿なの」
真尋「そっ…そん…な……!?」
真尋「じゃ…じゃぁ外!外は!?」
真尋「!!?」
余市「…驚くのも無理は無いよ。」
真尋「何だこれ…真っ白だ…!何も…何も無い…」
真尋「さっきまで、映画を見る前まではいつも通りの!!」
余市「さっき、午後の恐竜を知っているって言ってたじゃないか」
真尋「だから!それが一体何の意味っ……」
真尋「……あッ…あぁっ……」
珠緒「そう、全部幻覚なんだよ。」
余市「誰って……ああ、そうか八坂君にはまだ言っていなかったね。」
余市「八坂くん。午後の恐竜って知ってる?星新一の」
真尋「知ってる…知ってるけど!それとお前等の姿が…人間じゃない!形容し難い”何か”になっている理由は何だ!?」
珠緒「うーん、やっぱり知らないかぁ。これが私達の本当の姿なんだよ」
真尋「なっ…!?じゃっ…じゃぁここは……やっぱり地球じゃな…」
余市「いいや、地球だよ。…と言っても、八坂君が地球から出て50億年は経ってるけどね。」
珠緒「私達のこの姿は、進化して進化し続けて来た人類の最後の姿なの」
真尋「そっ…そん…な……!?」
真尋「じゃ…じゃぁ外!外は!?」
真尋「!!?」
余市「…驚くのも無理は無いよ。」
真尋「何だこれ…真っ白だ…!何も…何も無い…」
真尋「さっきまで、映画を見る前まではいつも通りの!!」
余市「さっき、午後の恐竜を知っているって言ってたじゃないか」
真尋「だから!それが一体何の意味っ……」
真尋「……あッ…あぁっ……」
珠緒「そう、全部幻覚なんだよ。」
402:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:34:58.66:JvBvJrKdO (64/77)
珠緒「この地球の、今から死を迎える地球の最後に見た思い出。走馬灯」
真尋「おっ…おかしい…だろ?だって…僕は……地球から出て…まだ………二ヶ月も……!」
余市「銀河外の時間の流れは、地球で過ごす時間の流れとは違うんだよ。それは習っただろ?」
珠緒「暮井珠緒と余市 健彦は、ちゃんと最後まで幸せに暮らしたから安心しても良いよ」
真尋「まっ待ってくれ!でも、君達は…僕を知ってる……僕が知ってる余市と珠緒なんだろ!?」
余市「そうだよ。と言っても、僕達も思い出なんだけどね。」
珠緒「50億年も前の記憶なんて、この未来人の脳の奥に蓄積の一部になっている。」
珠緒「だから、50億年前から時間が止まっている八坂君に思い出の完全再現を見せる事なんて、何てこと無いんだよ」
真尋「……………」
余市「今日は、地球最後の日。その日に元地球人が立ち向かえるなんて、運が良い」
珠緒「私も、地球の走馬灯で始めて色という物を見た。鮮やかで綺麗な物だった」
珠緒「もう、これで心残りは無いよ。」
真尋「……………」
真尋「……なぁ…」
真尋「教えて…くれないか?」
真尋「どうして…僕は……地球に戻れたんだ…?」
珠緒「この地球の、今から死を迎える地球の最後に見た思い出。走馬灯」
真尋「おっ…おかしい…だろ?だって…僕は……地球から出て…まだ………二ヶ月も……!」
余市「銀河外の時間の流れは、地球で過ごす時間の流れとは違うんだよ。それは習っただろ?」
珠緒「暮井珠緒と余市 健彦は、ちゃんと最後まで幸せに暮らしたから安心しても良いよ」
真尋「まっ待ってくれ!でも、君達は…僕を知ってる……僕が知ってる余市と珠緒なんだろ!?」
余市「そうだよ。と言っても、僕達も思い出なんだけどね。」
珠緒「50億年も前の記憶なんて、この未来人の脳の奥に蓄積の一部になっている。」
珠緒「だから、50億年前から時間が止まっている八坂君に思い出の完全再現を見せる事なんて、何てこと無いんだよ」
真尋「……………」
余市「今日は、地球最後の日。その日に元地球人が立ち向かえるなんて、運が良い」
珠緒「私も、地球の走馬灯で始めて色という物を見た。鮮やかで綺麗な物だった」
珠緒「もう、これで心残りは無いよ。」
真尋「……………」
真尋「……なぁ…」
真尋「教えて…くれないか?」
真尋「どうして…僕は……地球に戻れたんだ…?」
403:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:35:46.30:JvBvJrKdO (65/77)
余市「それは、地球は三次元を捨てて4次元に…そして5次元にも移行したからだよ」
珠緒「だから私達は、三次元が二次元を作り出せるように、4次元の視点から3次元を作り出すことも出来るようになった」
余市「でも、もうそれも遅い時間だけどね。もうそろそろ…地球は終わる」
珠緒「人間も、動物も、惑星も…死ぬ時は呆気ない物だよね」
真尋「……多分、それは………僕が聞いても理解できない理由なんだな…」
余市「そうかも、しれないね。でも、分かりやすい理由が一個だけある」
余市「それはここが、何億光年も離れた光がようやく地球に届く場所なんだ。」
余市「僕達はそれを利用して、君に話しかけている。」
真尋「…ごめん、やっぱりよく分からないや」
余市「それは、地球は三次元を捨てて4次元に…そして5次元にも移行したからだよ」
珠緒「だから私達は、三次元が二次元を作り出せるように、4次元の視点から3次元を作り出すことも出来るようになった」
余市「でも、もうそれも遅い時間だけどね。もうそろそろ…地球は終わる」
珠緒「人間も、動物も、惑星も…死ぬ時は呆気ない物だよね」
真尋「……多分、それは………僕が聞いても理解できない理由なんだな…」
余市「そうかも、しれないね。でも、分かりやすい理由が一個だけある」
余市「それはここが、何億光年も離れた光がようやく地球に届く場所なんだ。」
余市「僕達はそれを利用して、君に話しかけている。」
真尋「…ごめん、やっぱりよく分からないや」
404:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:36:16.15:JvBvJrKdO (66/77)
珠緒「…それで、八坂君はどうするの?」
真尋「…………」
珠緒「このまま、私達と一緒に思い出と共に消滅するか、それとも………」
珠緒「地球では辿りつけなかった場所、彼等が目指している場所へ」
珠緒「ずっと、ずぅーっと生きて旅をするか」
真尋「…………」
真尋「……そんなの、決まってるじゃないか…」
珠緒「…それで、八坂君はどうするの?」
真尋「…………」
珠緒「このまま、私達と一緒に思い出と共に消滅するか、それとも………」
珠緒「地球では辿りつけなかった場所、彼等が目指している場所へ」
珠緒「ずっと、ずぅーっと生きて旅をするか」
真尋「…………」
真尋「……そんなの、決まってるじゃないか…」
405:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:36:44.27:JvBvJrKdO (67/77)
ピシィ
真尋「僕は…この地球が大好きだ」
ピシピシッ
真尋「だけど…こんな…こんな中途半端な気持ちで死ぬなんて……嫌だ…!!」
ピシピシピシピシピシ
真尋「どうせ…どうせ死ぬなら…!!」
カッ
真尋「あいつらと一緒に!全部分かってから!理解してから!!終わらせてから!!死にたいっ!!!!!!!!」
ピシィ
真尋「僕は…この地球が大好きだ」
ピシピシッ
真尋「だけど…こんな…こんな中途半端な気持ちで死ぬなんて……嫌だ…!!」
ピシピシピシピシピシ
真尋「どうせ…どうせ死ぬなら…!!」
カッ
真尋「あいつらと一緒に!全部分かってから!理解してから!!終わらせてから!!死にたいっ!!!!!!!!」
406:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:37:13.48:JvBvJrKdO (68/77)
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. l メ_| / .,〟 ,-ア / │ ,. ..!.`..゙| .>´...... ゙,, --ミ;;、 '冫 .¬―./
マイ/ .,フl ゙̄Y .,..-'゙./ ,/,/./ .! /! . lヽ |. | .> ´ , .マ''ー- ..,,゙''λゞz_,ミ Y
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ゞ/ニ-'l / ̄!ヽ l/ !,!│ l ヽ_/ '″.,/,!.ヽ \\
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407:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:37:42.72:JvBvJrKdO (69/77)
真尋「……っ」
ニャル夫「 」
真尋「………ニャッ…」
ニャル夫「迎えに来たぜ、相棒ぉ!!」
真尋「ニャル…夫……!!」
真尋「……っ」
ニャル夫「 」
真尋「………ニャッ…」
ニャル夫「迎えに来たぜ、相棒ぉ!!」
真尋「ニャル…夫……!!」
408:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:38:20.49:JvBvJrKdO (70/77)
真尋「お前…その船……潰れた筈じゃ…」
ニャル夫「俺の船員の技術力を舐めるなよ?ナイアのアップグレードでまるで魔法のように元通りに…」
ダゴン「いや本当、宇宙船が化け物みたいに見えたっすマジで」
ナイア「くぷくぷ。備えあれば嬉しいなってな。くぷぷぷぷぷ」
ラグナラ「とにかくこれで!また皆と旅が出来るの!!」
真尋「…………はは。」
真尋「本当に…滅茶苦茶だな…お前ら……」
ニャル夫「ああそうだ。俺達は滅茶苦茶だ。」
ニャル夫「だから、一番まともなお前が必要なんだ。」
スッ
ニャル夫「一緒に行こうぜ。相棒」
真尋「…………はっ」
真尋「だから……相棒じゃ……」
真尋「ないって…言ってるだろうが…!」ガシッ
真尋「お前…その船……潰れた筈じゃ…」
ニャル夫「俺の船員の技術力を舐めるなよ?ナイアのアップグレードでまるで魔法のように元通りに…」
ダゴン「いや本当、宇宙船が化け物みたいに見えたっすマジで」
ナイア「くぷくぷ。備えあれば嬉しいなってな。くぷぷぷぷぷ」
ラグナラ「とにかくこれで!また皆と旅が出来るの!!」
真尋「…………はは。」
真尋「本当に…滅茶苦茶だな…お前ら……」
ニャル夫「ああそうだ。俺達は滅茶苦茶だ。」
ニャル夫「だから、一番まともなお前が必要なんだ。」
スッ
ニャル夫「一緒に行こうぜ。相棒」
真尋「…………はっ」
真尋「だから……相棒じゃ……」
真尋「ないって…言ってるだろうが…!」ガシッ
409:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:39:01.71:JvBvJrKdO (71/77)
珠緒「それじゃぁ、バイバイ真尋くん。」
余市「さようなら、八坂君」
珠緒「最後に会えて……嬉しかった」
真尋「……珠緒、余市………」
真尋「……さよう…なら……」
余市「うん。八坂君も、頑張って――」
珠緒「大好きだよ。真尋くん――」ニコッ
――――――後は、頼んだからね―
珠緒「それじゃぁ、バイバイ真尋くん。」
余市「さようなら、八坂君」
珠緒「最後に会えて……嬉しかった」
真尋「……珠緒、余市………」
真尋「……さよう…なら……」
余市「うん。八坂君も、頑張って――」
珠緒「大好きだよ。真尋くん――」ニコッ
――――――後は、頼んだからね―
410:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:39:40.98:JvBvJrKdO (72/77)
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
≪~であるからして、宇宙随一のエンタメ製造惑星であった地球が、たった今寿命を向かえ爆発したのを確認しました。≫
≪確認したのは、宇宙構成機構に所属する、クトゥルフ総統で…≫
ナイア「……ねぇ、真尋少年って確か、地球出身だったよね?」
ニャル夫「あっああ……そうだな」
ラグナラ「地球滅びちゃったの…?」
ラグナラ「アズ…地球の本好きだったのになぁ…。百合姫とかいう雑誌毎回買ってたから…」
ニャル夫「……………」
ダゴン「ん?どうしたどうした?」
ニャル夫「お前は見るな!絶対にバラす!!」
ダゴン「うっはwwwwひどぅぉおいwwww」
ナイア「それで、どうするの?これ少年にバレたら大目玉どころじゃないけれど」
ニャル夫「いや大丈夫だ。俺が宇宙の支配者になった暁には全く同じ惑星を製造して…」
真尋「…………」
ニャル夫「地球を再構築して相棒を騙してでも…って、あああああああ相棒ぼぼぼぼぼぼ!?」
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
≪~であるからして、宇宙随一のエンタメ製造惑星であった地球が、たった今寿命を向かえ爆発したのを確認しました。≫
≪確認したのは、宇宙構成機構に所属する、クトゥルフ総統で…≫
ナイア「……ねぇ、真尋少年って確か、地球出身だったよね?」
ニャル夫「あっああ……そうだな」
ラグナラ「地球滅びちゃったの…?」
ラグナラ「アズ…地球の本好きだったのになぁ…。百合姫とかいう雑誌毎回買ってたから…」
ニャル夫「……………」
ダゴン「ん?どうしたどうした?」
ニャル夫「お前は見るな!絶対にバラす!!」
ダゴン「うっはwwwwひどぅぉおいwwww」
ナイア「それで、どうするの?これ少年にバレたら大目玉どころじゃないけれど」
ニャル夫「いや大丈夫だ。俺が宇宙の支配者になった暁には全く同じ惑星を製造して…」
真尋「…………」
ニャル夫「地球を再構築して相棒を騙してでも…って、あああああああ相棒ぼぼぼぼぼぼ!?」
411:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:40:08.92:JvBvJrKdO (73/77)
真尋「……地球……もう…無くなったんだな」
ニャル夫「いやっ違うぞ相棒!お前はこの番組の趣旨を誤解している!」
ダゴン「そうだよ(便乗)この番組は、地球に似た星を見つけたから試しに大虐殺してみまSHOWという番組で…」
ニャル夫「もうちょっと他にあっただろ!?もうちょっとマシな名前が!!他に!!!」
真尋「……いやもういいよ。そんな変な気回さなくてもさ」
ニャル夫「…え?」
ダゴン「あっそうなのwwwそれじゃぁぶっちゃけるとアンタの惑星ボーンしちったからwwwwwww」
真尋「……」ヒュン
ダゴン「」カッ
ニャル夫「ダゴンの頭部に深くフォークがっ!?」
真尋「……地球……もう…無くなったんだな」
ニャル夫「いやっ違うぞ相棒!お前はこの番組の趣旨を誤解している!」
ダゴン「そうだよ(便乗)この番組は、地球に似た星を見つけたから試しに大虐殺してみまSHOWという番組で…」
ニャル夫「もうちょっと他にあっただろ!?もうちょっとマシな名前が!!他に!!!」
真尋「……いやもういいよ。そんな変な気回さなくてもさ」
ニャル夫「…え?」
ダゴン「あっそうなのwwwそれじゃぁぶっちゃけるとアンタの惑星ボーンしちったからwwwwwww」
真尋「……」ヒュン
ダゴン「」カッ
ニャル夫「ダゴンの頭部に深くフォークがっ!?」
412:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:40:44.89:JvBvJrKdO (74/77)
真尋「……なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「あっ…ああ。何だ?」
真尋「お前、全宇宙を支配してどうするつもりだ?」
ニャル夫「………お前、そんなの決まってるじゃねぇか」
ニャル夫「俺は!全宇宙を支配する大悪党になる為に全宇宙を支配するんだぜっ!!」
真尋「つまり、何にも決まって無いんだな」
ニャル夫「うっ……」
真尋「……まぁ、いいさ。それで…良い」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……相棒?」
真尋「お前が全宇宙を支配してどうなるかは、僕には分からないし、お前にも分からないだろ?」
真尋「それで良いよ…。それでもさ……僕は……」
真尋「この旅が終わるまで、答えを見つけるからさ」
ニャル夫「………」
真尋「だから、ニャル夫」
真尋「…頑張ろうな」
真尋「……なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「あっ…ああ。何だ?」
真尋「お前、全宇宙を支配してどうするつもりだ?」
ニャル夫「………お前、そんなの決まってるじゃねぇか」
ニャル夫「俺は!全宇宙を支配する大悪党になる為に全宇宙を支配するんだぜっ!!」
真尋「つまり、何にも決まって無いんだな」
ニャル夫「うっ……」
真尋「……まぁ、いいさ。それで…良い」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……相棒?」
真尋「お前が全宇宙を支配してどうなるかは、僕には分からないし、お前にも分からないだろ?」
真尋「それで良いよ…。それでもさ……僕は……」
真尋「この旅が終わるまで、答えを見つけるからさ」
ニャル夫「………」
真尋「だから、ニャル夫」
真尋「…頑張ろうな」
413:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:41:16.33:JvBvJrKdO (75/77)
ニャル夫「………ふっ」
ニャル夫「ふぅーはははは!誰に言っている貴様!」
ニャル夫「俺にはデウス・エクス・マキナの力を持つ大悪党!ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「頑張るだと!?そんなもの当たり前だ!!!」
ニャル夫「俺の背中には…散っていった仲間の夢まであるんだからなぁ!!!」
ニャル夫「意地でも俺は!!この全宇宙を手に入れてやる!!!!」
ニャル夫「正義の味方の思い通りになんて、させるかぁああ!!!!」
ニャル夫「………ふっ」
ニャル夫「ふぅーはははは!誰に言っている貴様!」
ニャル夫「俺にはデウス・エクス・マキナの力を持つ大悪党!ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「頑張るだと!?そんなもの当たり前だ!!!」
ニャル夫「俺の背中には…散っていった仲間の夢まであるんだからなぁ!!!」
ニャル夫「意地でも俺は!!この全宇宙を手に入れてやる!!!!」
ニャル夫「正義の味方の思い通りになんて、させるかぁああ!!!!」
414:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:41:56.21:JvBvJrKdO (76/77)
真尋「(いつものように高らかにそして楽しそうに悪党のキメ台詞を吐くニャル夫の姿は)」
真尋「(僕にはいつもより悲しそうに見えた――)」
【午後の地球】…終
真尋「(いつものように高らかにそして楽しそうに悪党のキメ台詞を吐くニャル夫の姿は)」
真尋「(僕にはいつもより悲しそうに見えた――)」
【午後の地球】…終
415:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 15:42:28.77:JvBvJrKdO (77/77)
今回はこれでお終いです。次回はまた後日に投下致します。
今回はこれでお終いです。次回はまた後日に投下致します。
416:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 16:27:01.92:DSb7EYg70 (1/1)
ニャル夫ォ!
楽しく読ませて頂いています!
ニャル夫ォ!
楽しく読ませて頂いています!
417:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 18:10:34.26:Oo+HJtKXO (1/1)
乙
乙
418:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/27(土) 20:24:18.68:OXJWdOyco (1/1)
しかし、こんな感じで肉親に対しても外道な上に変態なのに大人気なニャル子さんってすごいよな
それ以上に一途で可愛いからなのか、邪神だからで済まされてるのか、ギャグだからで片付けられてるのか
しかし、こんな感じで肉親に対しても外道な上に変態なのに大人気なニャル子さんってすごいよな
それ以上に一途で可愛いからなのか、邪神だからで済まされてるのか、ギャグだからで片付けられてるのか
419:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/28(日) 06:45:27.57:NC9E6YlU0 (1/1)
まあコズミックホラーをラブコメにしてる時点である程度は
まあコズミックホラーをラブコメにしてる時点である程度は
420:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/28(日) 08:32:32.76:9LLu0LNGo (1/1)
一人だけ外道だと浮くけど、登場する地球外生命体は神殺し(物理)したニャル夫を含めて
基本身勝手だったり外道だったり、そうじゃなくてもエキセントリックだったりするから……
そしてフォークをぶっ刺されるというハードな報いを受けているのも大きい
一人だけ外道だと浮くけど、登場する地球外生命体は神殺し(物理)したニャル夫を含めて
基本身勝手だったり外道だったり、そうじゃなくてもエキセントリックだったりするから……
そしてフォークをぶっ刺されるというハードな報いを受けているのも大きい
421:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/28(日) 15:13:41.17:GzrwYy9Jo (1/1)
ちょwwwwwwww何唐突にシリアスやり出してんのwwwwwwwwwwww
最終回手前のギャグアニメかよwwwwwwwwwwwwこの話終わっちゃうのwwwwwwwwwwwwっうぇwwww
ちょwwwwwwww何唐突にシリアスやり出してんのwwwwwwwwwwww
最終回手前のギャグアニメかよwwwwwwwwwwwwこの話終わっちゃうのwwwwwwwwwwwwっうぇwwww
422:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 17:18:13.95:H1JrA0zQO (1/1)
今日の深夜ごろに投下予定です。しばらくお待ちください
今日の深夜ごろに投下予定です。しばらくお待ちください
423:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:55:29.99:dpx1ey4CO (1/9)
投下します
投下します
424:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:55:58.87:dpx1ey4CO (2/9)
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ みい?
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \ (なんやかんやで吉野家で満足した我、シャンタクは)
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l | (そのまま家に帰宅しようと自らの足で家路に付いた時、ふとした疑問が生まれる。)
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \ (「吉野家で食べたのはもしかするとカルビ丼では無くただの豚丼だったのではないのか…」)
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \ (レシートを見ると、確かにカルビ丼の文字。だが、食べた味は確かにカルビ丼では無かった)
/ /{ \ `| 二} | | | │ \
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \ (そんな、まさかと焦りと恐怖が芽生えた我は、今一度吉野屋に戻ってみるが、)
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \ (そこにはまた、ナイトゴーンドの群れが吉野家を占領していた…。)
/ / ∧ | } | | │ | // | |
(神は居ないのか?と、我はまた絶望の淵に立たされ、闘いを強いられるのである…)
【君の為なら死ねる】…始
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ みい?
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \ (なんやかんやで吉野家で満足した我、シャンタクは)
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l | (そのまま家に帰宅しようと自らの足で家路に付いた時、ふとした疑問が生まれる。)
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \ (「吉野家で食べたのはもしかするとカルビ丼では無くただの豚丼だったのではないのか…」)
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \ (レシートを見ると、確かにカルビ丼の文字。だが、食べた味は確かにカルビ丼では無かった)
/ /{ \ `| 二} | | | │ \
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \ (そんな、まさかと焦りと恐怖が芽生えた我は、今一度吉野屋に戻ってみるが、)
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \ (そこにはまた、ナイトゴーンドの群れが吉野家を占領していた…。)
/ / ∧ | } | | │ | // | |
(神は居ないのか?と、我はまた絶望の淵に立たされ、闘いを強いられるのである…)
【君の為なら死ねる】…始
425:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:56:26.39:dpx1ey4CO (3/9)
「……なぁ、前から思ってたんだけどよ。お前、いっつも仏調面だな。楽しくないの?」
「いえ、仕事に生きがいは感じていますが…」
「硬いなぁー。仕事とかじゃなくてさ、もっと趣味っぽいのとか無いのかよ」
「趣味…仕事が趣味みたいなものです」
「ふぅーん…まぁいいや。俺が世界を征服した暁には嫌でも働かせる人材が必要だし、そんな人間が居ても」
「左様ですか。」
「だけどよ、お前はさすがに笑ってくんねぇかな?俺、アンタの事は結構気に入ってるんだぜ?」
「…申し訳ありません」
「そういうのがいけないんだって。もっと…ほら!あるでしょ楽しい事!」
「仕事が…」
「仕事じゃなくて!ああもう!笑顔になれそうな事を思い出したり!」
「それは思い出し笑いじゃないですか?」
「……はぁ。じゃぁさ、語尾にwでも付けてみたらどうだ?」
「……ダブリュー?」
「またの名を草というwwwほらwwwこんな感じwwww」
「…何とまぁ、にぎやかですねダブリューダブリュー」
「違う!口に出すな!!ああもう!」
「……難しいですね。意外と」
「ちゃんと練習してきてよ!俺の側近がこんな無愛想な奴嫌だよ!!」
「…善処します」
「ならよし。俺……私もさ、アンタの言った通り女性らしい言葉使い練習してんだからさ」
「次に会う時までに、笑顔の練習しておいてよね!」
「……なぁ、前から思ってたんだけどよ。お前、いっつも仏調面だな。楽しくないの?」
「いえ、仕事に生きがいは感じていますが…」
「硬いなぁー。仕事とかじゃなくてさ、もっと趣味っぽいのとか無いのかよ」
「趣味…仕事が趣味みたいなものです」
「ふぅーん…まぁいいや。俺が世界を征服した暁には嫌でも働かせる人材が必要だし、そんな人間が居ても」
「左様ですか。」
「だけどよ、お前はさすがに笑ってくんねぇかな?俺、アンタの事は結構気に入ってるんだぜ?」
「…申し訳ありません」
「そういうのがいけないんだって。もっと…ほら!あるでしょ楽しい事!」
「仕事が…」
「仕事じゃなくて!ああもう!笑顔になれそうな事を思い出したり!」
「それは思い出し笑いじゃないですか?」
「……はぁ。じゃぁさ、語尾にwでも付けてみたらどうだ?」
「……ダブリュー?」
「またの名を草というwwwほらwwwこんな感じwwww」
「…何とまぁ、にぎやかですねダブリューダブリュー」
「違う!口に出すな!!ああもう!」
「……難しいですね。意外と」
「ちゃんと練習してきてよ!俺の側近がこんな無愛想な奴嫌だよ!!」
「…善処します」
「ならよし。俺……私もさ、アンタの言った通り女性らしい言葉使い練習してんだからさ」
「次に会う時までに、笑顔の練習しておいてよね!」
426:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:56:53.65:dpx1ey4CO (4/9)
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「おいおいダゴン!お前マジかよ臀部に370の蒙古班のあるおっさん見た事あんのかよ!」
ダゴン「マジだっつぅにwwwもうwww正直見た瞬間www「うわぁ」ってなったよwwwwぶっはwwww」
真尋「ははははは!最早蓮コラじゃんそれぇ!!」
ダゴン「次はニャル夫ぉwwwてめぇの番だぞwwwwてめぇの何か面白いエピソード無ぇのかwwww」
ラグナラ「あー!私も聞きたぁーい!」
ナイア「波乱万丈な人生送ったアンタなら、面白い話10や20はあるでしょ。くぷくぷくぷ」
ニャル夫「おっと!俺も人気者になったもんだなぁ。そうだな、妹に関するエピソードなんだが…」
真尋「おいおい今その話は止めとけよ。聞かれたら本格的に殺されるぞお前ぇ」
ニャル夫「はっはっは!そうだな!今これ喋ったら聞かれるかもしんねぇもんな!」
ニャル夫「だって俺ら………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズモモモモモモモモモモモモ…
ニャル夫「惑星保護機構の奴らに囲まれてんだもんなっ!!!!!!!」
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「おいおいダゴン!お前マジかよ臀部に370の蒙古班のあるおっさん見た事あんのかよ!」
ダゴン「マジだっつぅにwwwもうwww正直見た瞬間www「うわぁ」ってなったよwwwwぶっはwwww」
真尋「ははははは!最早蓮コラじゃんそれぇ!!」
ダゴン「次はニャル夫ぉwwwてめぇの番だぞwwwwてめぇの何か面白いエピソード無ぇのかwwww」
ラグナラ「あー!私も聞きたぁーい!」
ナイア「波乱万丈な人生送ったアンタなら、面白い話10や20はあるでしょ。くぷくぷくぷ」
ニャル夫「おっと!俺も人気者になったもんだなぁ。そうだな、妹に関するエピソードなんだが…」
真尋「おいおい今その話は止めとけよ。聞かれたら本格的に殺されるぞお前ぇ」
ニャル夫「はっはっは!そうだな!今これ喋ったら聞かれるかもしんねぇもんな!」
ニャル夫「だって俺ら………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズモモモモモモモモモモモモ…
ニャル夫「惑星保護機構の奴らに囲まれてんだもんなっ!!!!!!!」
427:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:57:24.73:dpx1ey4CO (5/9)
ナイア「いやぁーもうこれ宇宙船の臀部がガッチリ向こうの臀部と結合されてるよぉー。絶対逃げられないね」
ニャル夫「まさか向こうの機体がステルスモードで音も無く接近してくるとは…舐めてたわ本当」
ダゴン「おーいマイホームちゃん。目的地まであと、何キロメートルだぁーい?」
≪目的地まで、後、4万光年です。89時間くらい掛かります≫
ダゴン「目的地まで、後もうすぐだったのにな!いやぁ本当残念っ!!!」
ニャル夫「てめぇ確認すんじゃねぇ!!意識しないようにしてたのによぉ!!!」
真尋「…ラグナラ君とナイアさんとダゴンはともかく…僕達二人は確実に殺されるんだよな…」
ナイア「宇宙指名手配だっけ?いやぁー確かにまだ効力あるけど地球滅んだから少年は大丈夫なんじゃない?」
ダゴン「ニャル夫の妹の事が本当なら、上手くいけば奴の妹のヒモになれるしな」
ラグナラ「皆!ちょっとは王子の事を心配してよぉ!!」
ナイア「いやぁーもうこれ宇宙船の臀部がガッチリ向こうの臀部と結合されてるよぉー。絶対逃げられないね」
ニャル夫「まさか向こうの機体がステルスモードで音も無く接近してくるとは…舐めてたわ本当」
ダゴン「おーいマイホームちゃん。目的地まであと、何キロメートルだぁーい?」
≪目的地まで、後、4万光年です。89時間くらい掛かります≫
ダゴン「目的地まで、後もうすぐだったのにな!いやぁ本当残念っ!!!」
ニャル夫「てめぇ確認すんじゃねぇ!!意識しないようにしてたのによぉ!!!」
真尋「…ラグナラ君とナイアさんとダゴンはともかく…僕達二人は確実に殺されるんだよな…」
ナイア「宇宙指名手配だっけ?いやぁー確かにまだ効力あるけど地球滅んだから少年は大丈夫なんじゃない?」
ダゴン「ニャル夫の妹の事が本当なら、上手くいけば奴の妹のヒモになれるしな」
ラグナラ「皆!ちょっとは王子の事を心配してよぉ!!」
428:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:57:59.63:dpx1ey4CO (6/9)
『アンタら良く聞けやぁぁあああ!!!!』
キッィイイイン
ダゴン「うっお!音でかっ!!」
ナイア「……」グワングワングワン
ニャル夫「……ニャル子か」
『その中に宇宙指名手配中の野良ニャルラトホテップと、私のマイプリティーナイスガイダーリンの八坂真尋さんが乗っている筈ですよねぇ!?』
『その二人をこちらに渡せば!!残りのアンタらは特に不問の扱いになります!!もし断れば……』
『例えアンタらが人質だろうが!!共犯者として真尋さん以外の全員を処刑台に送ってやりますよぉ!!!』
キィィイイイイイイイイイイイン
ラグナラ「…………」
ダゴン「…悪魔かお前の妹は」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……おい相棒」
真尋「相棒じゃないったら。……何だ」
ニャル夫「そうだ、お前はそう否定すれば良い。」
『アンタら良く聞けやぁぁあああ!!!!』
キッィイイイン
ダゴン「うっお!音でかっ!!」
ナイア「……」グワングワングワン
ニャル夫「……ニャル子か」
『その中に宇宙指名手配中の野良ニャルラトホテップと、私のマイプリティーナイスガイダーリンの八坂真尋さんが乗っている筈ですよねぇ!?』
『その二人をこちらに渡せば!!残りのアンタらは特に不問の扱いになります!!もし断れば……』
『例えアンタらが人質だろうが!!共犯者として真尋さん以外の全員を処刑台に送ってやりますよぉ!!!』
キィィイイイイイイイイイイイン
ラグナラ「…………」
ダゴン「…悪魔かお前の妹は」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……おい相棒」
真尋「相棒じゃないったら。……何だ」
ニャル夫「そうだ、お前はそう否定すれば良い。」
429:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:58:36.99:dpx1ey4CO (7/9)
真尋「………は?」
ニャル夫「あいつらの上は何を考えてるか分からんが、ニャル子はお前が全てだと思っている。意地でもお前を守ろうと必死になってくれる筈だ」
ニャル夫「そもそもデウス・エクス・マキナの事もお前は良く分かっていない。地球も、もう存在しない。…最悪でもお前は保護対象にされる流れになる筈だ」
真尋「………」
真尋「…いや、悪いけど僕はもう、あのビー玉の正体が分かって…」
ニャル夫「おっとそれ以上言うなよ。忘れたか?お前は俺の人質だ」
ニャル夫「変な発言をしてみろ、ここに居る人質全員お前の失言で殺すぞ」
真尋「……………」
ダゴン「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……っ!!」
真尋「………は?」
ニャル夫「あいつらの上は何を考えてるか分からんが、ニャル子はお前が全てだと思っている。意地でもお前を守ろうと必死になってくれる筈だ」
ニャル夫「そもそもデウス・エクス・マキナの事もお前は良く分かっていない。地球も、もう存在しない。…最悪でもお前は保護対象にされる流れになる筈だ」
真尋「………」
真尋「…いや、悪いけど僕はもう、あのビー玉の正体が分かって…」
ニャル夫「おっとそれ以上言うなよ。忘れたか?お前は俺の人質だ」
ニャル夫「変な発言をしてみろ、ここに居る人質全員お前の失言で殺すぞ」
真尋「……………」
ダゴン「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……っ!!」
430:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:59:07.78:dpx1ey4CO (8/9)
ラグナラ「王子!!お願い一人で罪を背負わないで!!」ガシッ
ニャル夫「……」
ラグナラ「私の…私の王子様が居なくなっちゃうなんて…嫌っ…!嫌だよぉ…!!」グスッ…
ラグナラ「王子が…王子が死ぬなら…私も一緒に死んでやるっ!!」ヒグッヒグッ
ナイア「…僕も、僕の最高の恩人であり友人である君を死なせるのは気分悪いねぇ」
ダゴン「…………」
真尋「……おい、ニャル夫。…僕も嫌だぞ」
真尋「約束してるんだろ?クトゥグア族のジジイから…ハスター族の友達から……それなのに…」
真尋「お前が…こんな所で散ってしまうなんて……そんなの絶対に僕は許さないっ!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……何を勘違いしている」
バッ
ニャル夫「俺が!あんな奴らに殺される訳が無いだろぉが!!」
ニャル夫「俺はこの全宇宙を支配する大悪党…ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「いずれはあの組織も俺の物にしてみせる!その為の潜入捜査だ!!」
ニャル夫「覚悟しているが良い…ニャル子!!この俺を追いかけたこと!後悔してみせようではないか!!」
≪はいはいサクッと殺してあげますから、とっとと潜入捜査でも何でもしてくださいな≫
ニャル夫「…………」
ナイア「…そういえば、全部聞かれてるんだったね」
ダゴン「……………」
ラグナラ「王子!!お願い一人で罪を背負わないで!!」ガシッ
ニャル夫「……」
ラグナラ「私の…私の王子様が居なくなっちゃうなんて…嫌っ…!嫌だよぉ…!!」グスッ…
ラグナラ「王子が…王子が死ぬなら…私も一緒に死んでやるっ!!」ヒグッヒグッ
ナイア「…僕も、僕の最高の恩人であり友人である君を死なせるのは気分悪いねぇ」
ダゴン「…………」
真尋「……おい、ニャル夫。…僕も嫌だぞ」
真尋「約束してるんだろ?クトゥグア族のジジイから…ハスター族の友達から……それなのに…」
真尋「お前が…こんな所で散ってしまうなんて……そんなの絶対に僕は許さないっ!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……何を勘違いしている」
バッ
ニャル夫「俺が!あんな奴らに殺される訳が無いだろぉが!!」
ニャル夫「俺はこの全宇宙を支配する大悪党…ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「いずれはあの組織も俺の物にしてみせる!その為の潜入捜査だ!!」
ニャル夫「覚悟しているが良い…ニャル子!!この俺を追いかけたこと!後悔してみせようではないか!!」
≪はいはいサクッと殺してあげますから、とっとと潜入捜査でも何でもしてくださいな≫
ニャル夫「…………」
ナイア「…そういえば、全部聞かれてるんだったね」
ダゴン「……………」
431:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/03(木) 23:59:45.11:dpx1ey4CO (9/9)
~惑星保護機構 宇宙船 ~
「宇宙国際指名手配犯、ニャルラトホテップ夫。確保完了しました」
「同じく、宇宙国際指名手配犯の八坂真尋。確保完了」
ニャル夫「…………」
真尋「………はぁ」
「貴様!今、溜息をしたな!?慎め!!」
真尋「…溜息くらい吐かせてよ。これから僕たちは殺されるんでしょ?」
「くっ…!この犯罪者め!」
「…今、ここで処刑する権限には我々にはある。変な動きをすれば、殺してしまえ」
ニャル夫「へぇ…アンタらに俺が殺せるかなぁ?」ニヤッ
「減らず口もそこまでだ…。大人しくさせるぞ」スチャッ
ハス太「ストォーップ!ストップです!!」
~惑星保護機構 宇宙船 ~
「宇宙国際指名手配犯、ニャルラトホテップ夫。確保完了しました」
「同じく、宇宙国際指名手配犯の八坂真尋。確保完了」
ニャル夫「…………」
真尋「………はぁ」
「貴様!今、溜息をしたな!?慎め!!」
真尋「…溜息くらい吐かせてよ。これから僕たちは殺されるんでしょ?」
「くっ…!この犯罪者め!」
「…今、ここで処刑する権限には我々にはある。変な動きをすれば、殺してしまえ」
ニャル夫「へぇ…アンタらに俺が殺せるかなぁ?」ニヤッ
「減らず口もそこまでだ…。大人しくさせるぞ」スチャッ
ハス太「ストォーップ!ストップです!!」
432:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:00:30.11:gTiQW9oOO (1/91)
「!!ハ…ハス太…さん…!!」
ハス太「ニャル子ちゃんからの伝言です!「もし真尋くんに傷一つでもつけたらその瞬間からクビ」だそうです!!」
「クッ!?……クソッ、あのお方は本当に勝手な事を言ってくれる…!!」
ハス太「だけど!もう一人の白い方はいくら撃っても死なないから勝手にすれば良いそうです!」
ニャル夫「…………」
ハス太「でっでも!……最も貢献した本部長からの命令で「白い方も攻撃せずに独房に入れておけ」との事…」
「……………」
「…くそっ、ほら、とっとと歩け」
ニャル夫「………」スタスタスタ…
真尋「……ハス太…」
ハス太「…まっ…真尋……くん」
ポロポロポロ
ハス太「……うっ…うっ………やっと……やっと会えたよぉ…!!」ポロポロポロ
ダキッ
ハス太「ひっ…ひぐっ!……ひぃぐっ……ぅぅ……」グスッグスッ
「!!ハ…ハス太…さん…!!」
ハス太「ニャル子ちゃんからの伝言です!「もし真尋くんに傷一つでもつけたらその瞬間からクビ」だそうです!!」
「クッ!?……クソッ、あのお方は本当に勝手な事を言ってくれる…!!」
ハス太「だけど!もう一人の白い方はいくら撃っても死なないから勝手にすれば良いそうです!」
ニャル夫「…………」
ハス太「でっでも!……最も貢献した本部長からの命令で「白い方も攻撃せずに独房に入れておけ」との事…」
「……………」
「…くそっ、ほら、とっとと歩け」
ニャル夫「………」スタスタスタ…
真尋「……ハス太…」
ハス太「…まっ…真尋……くん」
ポロポロポロ
ハス太「……うっ…うっ………やっと……やっと会えたよぉ…!!」ポロポロポロ
ダキッ
ハス太「ひっ…ひぐっ!……ひぃぐっ……ぅぅ……」グスッグスッ
433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:00:59.44:gTiQW9oOO (2/91)
真尋「……………」
真尋「……ニャル子も…この船に…?」
ハス太「グスッ…うん……!皆…皆も待ってるよ!」
真尋「うん…皆待ってる……か…………」
真尋「……………」
真尋「……………」
真尋「……ニャル子も…この船に…?」
ハス太「グスッ…うん……!皆…皆も待ってるよ!」
真尋「うん…皆待ってる……か…………」
真尋「……………」
434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:01:28.27:gTiQW9oOO (3/91)
~ニャル子 宇宙船~
ウィーン
ハス太「ニャル子ちゃん!」
ニャル子「!!」
真尋「…………」
クー子「…………」
ニャル子「…………まっ…」
ニャル子「真尋……さん…?」
真尋「……なんだ」
真尋「結構、元気そうじゃないか」
ニャル子「……うっ……」
ニャル子「うわあぁぁああああああああああああああんっ!!!!」
ギュッ
ニャル子「真尋さん!!生真尋さんだぁぁぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「うわぁぁあああああ!!わぁぁぁあああ!!うわぁぁぁあああああああああああん!!!」
~ニャル子 宇宙船~
ウィーン
ハス太「ニャル子ちゃん!」
ニャル子「!!」
真尋「…………」
クー子「…………」
ニャル子「…………まっ…」
ニャル子「真尋……さん…?」
真尋「……なんだ」
真尋「結構、元気そうじゃないか」
ニャル子「……うっ……」
ニャル子「うわあぁぁああああああああああああああんっ!!!!」
ギュッ
ニャル子「真尋さん!!生真尋さんだぁぁぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「うわぁぁあああああ!!わぁぁぁあああ!!うわぁぁぁあああああああああああん!!!」
435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:02:00.87:gTiQW9oOO (4/91)
真尋「ニャル子、お前少し痩せたか?」
ニャル子「ぅぅぅ…真尋さんが心配かけるからいけないんですよ……!」
真尋「…悪かった。心配かけて悪かったな…って、どさくさに紛れて変な所揉むなっ!!」グサッ
ニャル子「あひゃるっ!ああ…久しぶりのフォークの感触ぅ…」ゾクゾクゾク
ハス太「…ニャル子ちゃん、真尋くんが居なくなってから本当に大変だったんだよ」
真尋「ああ。何か、クー子みたいになってるな」
クー子「ニャル子が…私と同じっ…!?ハァハァ…」
ニャル子「ちょっ!?酷いですよ真尋さん!こんなのと一緒にしないでください!!」
真尋「………はぁ、全く」
ギシッ
ニャル子「んもぅ!真尋さんったらそんな椅子に座ってないで私とワンルームでアナザーヘヴンしましょうよ!」
真尋「…いや、座ってる」
ニャル子「なななんでですかぁ!!折角何万年も掛けて追いかけて来たのに!!そんな淡白な態度は酷いですよぉ~」
真尋「ハス太、僕はいつ頃に独房に移されるんだ?」
ハス太「……悲しい事に、後3分しか時間が無いです…」
ニャル子「んなぁっ!?早速そんな時間リミットを気にするんですかぁ!?」
真尋「ニャル子、お前少し痩せたか?」
ニャル子「ぅぅぅ…真尋さんが心配かけるからいけないんですよ……!」
真尋「…悪かった。心配かけて悪かったな…って、どさくさに紛れて変な所揉むなっ!!」グサッ
ニャル子「あひゃるっ!ああ…久しぶりのフォークの感触ぅ…」ゾクゾクゾク
ハス太「…ニャル子ちゃん、真尋くんが居なくなってから本当に大変だったんだよ」
真尋「ああ。何か、クー子みたいになってるな」
クー子「ニャル子が…私と同じっ…!?ハァハァ…」
ニャル子「ちょっ!?酷いですよ真尋さん!こんなのと一緒にしないでください!!」
真尋「………はぁ、全く」
ギシッ
ニャル子「んもぅ!真尋さんったらそんな椅子に座ってないで私とワンルームでアナザーヘヴンしましょうよ!」
真尋「…いや、座ってる」
ニャル子「なななんでですかぁ!!折角何万年も掛けて追いかけて来たのに!!そんな淡白な態度は酷いですよぉ~」
真尋「ハス太、僕はいつ頃に独房に移されるんだ?」
ハス太「……悲しい事に、後3分しか時間が無いです…」
ニャル子「んなぁっ!?早速そんな時間リミットを気にするんですかぁ!?」
436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:02:44.87:gTiQW9oOO (5/91)
ニャル子「やだやだやだやだ!折角会えたのにこんな短い時間じゃ愛の結晶を育めないじゃないですかぁー!!」ワーンワーン
ハス太「そうだよ真尋くん。確かに時間は短いけど、独房に移される話をするなんて…ちょっと酷いよ」
クー子「……何か…あったの?」
真尋「…別に、ちょっと聞きたい事があるだけだ」
ニャル子「何ですか!?私の成長記録ですか!?ええとですね、私はバストがここ数年で3,4センチ…」
真尋「無駄話をしてる暇は無いんだ。」
ニャル子「わっ私の情報が無駄話状態!?」ガーン
クー子「良い、ニャル子、続けて」
ニャル子「続けるかっ!!アンタにだけ需要がある話なんてする訳無いでしょうが!!」
真尋「……船に乗っていた人質は、本当に何の罰も与えないんだな?」
ハス太「うん。主犯が自ら「この人質を解放したければ、脱出用の宇宙船を用意しろ」って要求した位だから、僕達も彼等を被害者として見てるよ」
ニャル子「全く、あの腐ったれ脱走犯は図々しいったらありゃしませんよ。」
真尋「…ニャル夫が持っていた船や、デウス・エクス・マキナは?」
クー子「…主犯が持っていた船は、現在証拠品として押収中。デウス・エクス・マキナは船長が自ら管理している。」
ハス太「でも凄いよね。僕もデウス・エクス・マキナって初めて見たけど、あんなビー玉くらいの大きさしかないんだ」
真尋「最後に一つ。ニャル夫はこれから、どうなる?」
クー子「………」
ハス太「………」
ニャル子「そんなもん、有無を言わずに処刑に決まってるでしょうが!良くて元の監獄に戻されるくらいです!!」
真尋「……そうか。」
ニャル子「やだやだやだやだ!折角会えたのにこんな短い時間じゃ愛の結晶を育めないじゃないですかぁー!!」ワーンワーン
ハス太「そうだよ真尋くん。確かに時間は短いけど、独房に移される話をするなんて…ちょっと酷いよ」
クー子「……何か…あったの?」
真尋「…別に、ちょっと聞きたい事があるだけだ」
ニャル子「何ですか!?私の成長記録ですか!?ええとですね、私はバストがここ数年で3,4センチ…」
真尋「無駄話をしてる暇は無いんだ。」
ニャル子「わっ私の情報が無駄話状態!?」ガーン
クー子「良い、ニャル子、続けて」
ニャル子「続けるかっ!!アンタにだけ需要がある話なんてする訳無いでしょうが!!」
真尋「……船に乗っていた人質は、本当に何の罰も与えないんだな?」
ハス太「うん。主犯が自ら「この人質を解放したければ、脱出用の宇宙船を用意しろ」って要求した位だから、僕達も彼等を被害者として見てるよ」
ニャル子「全く、あの腐ったれ脱走犯は図々しいったらありゃしませんよ。」
真尋「…ニャル夫が持っていた船や、デウス・エクス・マキナは?」
クー子「…主犯が持っていた船は、現在証拠品として押収中。デウス・エクス・マキナは船長が自ら管理している。」
ハス太「でも凄いよね。僕もデウス・エクス・マキナって初めて見たけど、あんなビー玉くらいの大きさしかないんだ」
真尋「最後に一つ。ニャル夫はこれから、どうなる?」
クー子「………」
ハス太「………」
ニャル子「そんなもん、有無を言わずに処刑に決まってるでしょうが!良くて元の監獄に戻されるくらいです!!」
真尋「……そうか。」
437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:03:12.59:gTiQW9oOO (6/91)
ニャル子「あっ!でも真尋さんは別ですよ?真尋さんの罪は元々不透明な物だったので無罪になる可能性が高いです!」
ニャル子「この私が保証します!全てが終わったら、また私達と一緒に暮らしましょう!」
真尋「………」
ウィーン
「八坂真尋、時間だ。今から貴方は独房に入ってもらう」
真尋「…はい」
ニャル子「はぁ!?ちょっと待ってくださいよ!!独房に入ったら私達も会いにいけないんですよ!?」
「それが目的だ。仮にも指名手配犯と貴方と接触させるわけにはいかん。」
ニャル子「真尋さんは無実でしょう!?それに、地球人だってもう真尋さんしか――」
ハス太「ニャル子ちゃんっ!!!!!!!」
ニャル子「あっ!?」
真尋「………」
ニャル子「あっ!なっ…何でもないですよ~。安心してください!こんなものすぐ終わりますからね!!」
真尋「……………そうか」
ウィィィィン……
バタァーン
ニャル子「…………」
ハス太「………」
ニャル子「…ごっ…ごめんなさいハス太くん。つい…口が滑りそうに…」
ハス太「…ううん、僕も大声出して…ごめん…」
ニャル子「……大丈夫です…大丈夫ですよ…!真尋さん……!!」
ニャル子「貴方は、この私が命に替えても守ってみせますから…ねっ」
ニャル子「あっ!でも真尋さんは別ですよ?真尋さんの罪は元々不透明な物だったので無罪になる可能性が高いです!」
ニャル子「この私が保証します!全てが終わったら、また私達と一緒に暮らしましょう!」
真尋「………」
ウィーン
「八坂真尋、時間だ。今から貴方は独房に入ってもらう」
真尋「…はい」
ニャル子「はぁ!?ちょっと待ってくださいよ!!独房に入ったら私達も会いにいけないんですよ!?」
「それが目的だ。仮にも指名手配犯と貴方と接触させるわけにはいかん。」
ニャル子「真尋さんは無実でしょう!?それに、地球人だってもう真尋さんしか――」
ハス太「ニャル子ちゃんっ!!!!!!!」
ニャル子「あっ!?」
真尋「………」
ニャル子「あっ!なっ…何でもないですよ~。安心してください!こんなものすぐ終わりますからね!!」
真尋「……………そうか」
ウィィィィン……
バタァーン
ニャル子「…………」
ハス太「………」
ニャル子「…ごっ…ごめんなさいハス太くん。つい…口が滑りそうに…」
ハス太「…ううん、僕も大声出して…ごめん…」
ニャル子「……大丈夫です…大丈夫ですよ…!真尋さん……!!」
ニャル子「貴方は、この私が命に替えても守ってみせますから…ねっ」
438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:03:42.85:gTiQW9oOO (7/91)
~真尋 独房~
真尋「…………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「……………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「…」
カツン
真尋「…………」
「…………」
真尋「…やっぱり…お前が一枚噛んでたんだな…」
「………はい」
真尋「なぁ……ダゴン?」
~真尋 独房~
真尋「…………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「……………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「…」
カツン
真尋「…………」
「…………」
真尋「…やっぱり…お前が一枚噛んでたんだな…」
「………はい」
真尋「なぁ……ダゴン?」
439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:04:11.47:gTiQW9oOO (8/91)
ダゴン「…………」
スルスルスル
真尋「お前……覆面を取るとそんな寡黙な顔してるのか」
ダゴン「……はい。いつも…覆面を被っていた時の私は、私ではありませんでした」
ダゴン「演技をしていたのです。笑顔の練習も込めて、演技を」
真尋「…草を生やさなくても、覆面していなくても…お前は少し気に食わないな」
ダゴン「申し訳ございません」
真尋「ニャル夫はどう言うだろうな……アンタが、この惑星保護機構の一員でスパイだったって…」
ダゴン「いえ、もう既にお会いしてお話をしております。最後の挨拶として」
真尋「そうか。……なんて言ってたんだ?」
ダゴン「意外にも怒られませんでした。それどころか、「良く打ち解けてくれたな」と感謝の念まで…」
真尋「……らしくない事するなぁ」
ダゴン「ですよね」
ダゴン「…………」
スルスルスル
真尋「お前……覆面を取るとそんな寡黙な顔してるのか」
ダゴン「……はい。いつも…覆面を被っていた時の私は、私ではありませんでした」
ダゴン「演技をしていたのです。笑顔の練習も込めて、演技を」
真尋「…草を生やさなくても、覆面していなくても…お前は少し気に食わないな」
ダゴン「申し訳ございません」
真尋「ニャル夫はどう言うだろうな……アンタが、この惑星保護機構の一員でスパイだったって…」
ダゴン「いえ、もう既にお会いしてお話をしております。最後の挨拶として」
真尋「そうか。……なんて言ってたんだ?」
ダゴン「意外にも怒られませんでした。それどころか、「良く打ち解けてくれたな」と感謝の念まで…」
真尋「……らしくない事するなぁ」
ダゴン「ですよね」
440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:04:39.67:gTiQW9oOO (9/91)
真尋「………はぁ」
真尋「何だかさあ…前のウザかったダゴンも大概だったけど、今のアンタは本当に絡みにくい」
ダゴン「前に、同じ事を言われた事があります」
真尋「そりゃぁそうだろ。現に僕も今、少し疲れてきた」
ダゴン「ニャル夫さんも同じ事を」
真尋「言うだろうな。あいつは言う。だってそういう奴だ」
ダゴン「そうですね」
真尋「……本当に、覆面取ると無感情だなお前」
真尋「………はぁ」
真尋「何だかさあ…前のウザかったダゴンも大概だったけど、今のアンタは本当に絡みにくい」
ダゴン「前に、同じ事を言われた事があります」
真尋「そりゃぁそうだろ。現に僕も今、少し疲れてきた」
ダゴン「ニャル夫さんも同じ事を」
真尋「言うだろうな。あいつは言う。だってそういう奴だ」
ダゴン「そうですね」
真尋「……本当に、覆面取ると無感情だなお前」
441:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:05:08.70:gTiQW9oOO (10/91)
ダゴン「そういえば、ニャル夫さんから預かり物があるのでしたね」
真尋「預かり物?」
ダゴン「ええ、ちょっと良く分からない代物ですが」スッ
真尋「………なんだ?これ」
ダゴン「私も存じ上げません。コトリバコか何かでしょうか?」
真尋「そんなものを俺に渡してどうするつもりだ…呪おうにももう身内も全滅してるぞ…」
ダゴン「それは…本当に災難でした」
真尋「でもあいつの事だ、最後にニャル子でも呪おうとしてるんだろ」
ダゴン「いえ、それは無いかと思われますよ」
真尋「は?何で?」
ダゴン「ああ見えてニャル夫さん…家族を大事にするお方ですから」
ダゴン「それでは、私は準備がありますので行きます。御武運を…。」カタンカタンカタン…
真尋「…………行ったか」
ダゴン「そういえば、ニャル夫さんから預かり物があるのでしたね」
真尋「預かり物?」
ダゴン「ええ、ちょっと良く分からない代物ですが」スッ
真尋「………なんだ?これ」
ダゴン「私も存じ上げません。コトリバコか何かでしょうか?」
真尋「そんなものを俺に渡してどうするつもりだ…呪おうにももう身内も全滅してるぞ…」
ダゴン「それは…本当に災難でした」
真尋「でもあいつの事だ、最後にニャル子でも呪おうとしてるんだろ」
ダゴン「いえ、それは無いかと思われますよ」
真尋「は?何で?」
ダゴン「ああ見えてニャル夫さん…家族を大事にするお方ですから」
ダゴン「それでは、私は準備がありますので行きます。御武運を…。」カタンカタンカタン…
真尋「…………行ったか」
442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:05:36.12:gTiQW9oOO (11/91)
真尋「はぁー。確かに会った時から怪しいと思ってたけど、本当に僕達の敵だったなんてなぁ。」
真尋「これはニャル子達に一本取られた…って、言わざるを得ないのかな」
ニャル夫『そうだな、このままってのもちょっと悔しいな』
真尋「しょうがないよ。もうどうしようも無いじゃん」
真尋「ラグナラ君とナイアさんは元の惑星に戻されてる最中だろうし、宇宙船も押収、僕達は独房の中だよ?」
ニャル夫『だからって諦めるのか?目的地まで後、もう少しだったってのに?』
真尋「だって、だからってどうするんだよ。僕はともかくお前は…」
真尋「…………」
真尋「…えっ!?ニャッ…ニャル夫!?どこだ!?」
ニャル夫『シー!大声出すな!気づかれるだろ!!』
真尋「ああ…箱!お前この箱…通信機だったのか!」
ニャル夫『まぁな、見事ダゴンの野郎を欺いてやったぜ』
真尋「ははは、…………」
真尋「はぁー。確かに会った時から怪しいと思ってたけど、本当に僕達の敵だったなんてなぁ。」
真尋「これはニャル子達に一本取られた…って、言わざるを得ないのかな」
ニャル夫『そうだな、このままってのもちょっと悔しいな』
真尋「しょうがないよ。もうどうしようも無いじゃん」
真尋「ラグナラ君とナイアさんは元の惑星に戻されてる最中だろうし、宇宙船も押収、僕達は独房の中だよ?」
ニャル夫『だからって諦めるのか?目的地まで後、もう少しだったってのに?』
真尋「だって、だからってどうするんだよ。僕はともかくお前は…」
真尋「…………」
真尋「…えっ!?ニャッ…ニャル夫!?どこだ!?」
ニャル夫『シー!大声出すな!気づかれるだろ!!』
真尋「ああ…箱!お前この箱…通信機だったのか!」
ニャル夫『まぁな、見事ダゴンの野郎を欺いてやったぜ』
真尋「ははは、…………」
443:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:06:15.81:gTiQW9oOO (12/91)
真尋「………それで、これからどうなる?」
ニャル夫『んー?』
真尋「ここは天下の惑星保護機構、お前の宇宙船も押収されて仲間は散り散りに。」
真尋「…デウス・エクス・マキナも今ここには無い。……それにアンタは殺される」
真尋「僕も下手すりゃ殺される。……これはもうどうしようも…」
ニャル夫『……なぁ、相棒』
真尋「だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『俺知ってたんだ。ダゴンが惑星保護機構の奴らだって』
真尋「…え?」
ニャル夫『いや、正しくは薄々だけどな。おかしいだろ?ナイアが散々宇宙船の匿名化のアップグレードをしまくってたのに掴まったの』
ニャル夫『特定されやすくなった時から確信に変わったんだ。消去法で行けばダゴンが奴らの一味だって事にな』
ニャル夫『一番、過去の情報が少ないのがダゴンだからな。もうここまで行けば猿でも分かる』
真尋「だっ…だったら…!どうして……!!」
ニャル夫『はっ、例えダゴンが惑星保護機構の一味だろうと、あいつは俺の仲間でダチ公なんだよ』
ニャル夫『それに、対策を全く取っていなかった訳じゃないぜ。』
真尋「!!」
ニャル夫『もう既に対策は取ってある。そして、それはもう”動き出している”』
真尋「それじゃぁ…お前は……僕達は…!!」
ニャル夫『……その前に、一つ聞きたい事があるんだよ相棒』
真尋「ああっ…!って、だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『そう、お前は俺の相棒じゃないと否定している。それを踏まえた上での質問だ』
真尋「………それで、これからどうなる?」
ニャル夫『んー?』
真尋「ここは天下の惑星保護機構、お前の宇宙船も押収されて仲間は散り散りに。」
真尋「…デウス・エクス・マキナも今ここには無い。……それにアンタは殺される」
真尋「僕も下手すりゃ殺される。……これはもうどうしようも…」
ニャル夫『……なぁ、相棒』
真尋「だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『俺知ってたんだ。ダゴンが惑星保護機構の奴らだって』
真尋「…え?」
ニャル夫『いや、正しくは薄々だけどな。おかしいだろ?ナイアが散々宇宙船の匿名化のアップグレードをしまくってたのに掴まったの』
ニャル夫『特定されやすくなった時から確信に変わったんだ。消去法で行けばダゴンが奴らの一味だって事にな』
ニャル夫『一番、過去の情報が少ないのがダゴンだからな。もうここまで行けば猿でも分かる』
真尋「だっ…だったら…!どうして……!!」
ニャル夫『はっ、例えダゴンが惑星保護機構の一味だろうと、あいつは俺の仲間でダチ公なんだよ』
ニャル夫『それに、対策を全く取っていなかった訳じゃないぜ。』
真尋「!!」
ニャル夫『もう既に対策は取ってある。そして、それはもう”動き出している”』
真尋「それじゃぁ…お前は……僕達は…!!」
ニャル夫『……その前に、一つ聞きたい事があるんだよ相棒』
真尋「ああっ…!って、だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『そう、お前は俺の相棒じゃないと否定している。それを踏まえた上での質問だ』
444:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:06:41.91:gTiQW9oOO (13/91)
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれからも、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれからも、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
445:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:07:10.92:gTiQW9oOO (14/91)
修正
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれから、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
修正
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれから、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
446:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:07:36.79:gTiQW9oOO (15/91)
ニャル夫『いいか、俺は目的地に行ってデウス・エクス・マキナを使って全宇宙を支配しなくてはならねぇ』
ニャル夫『だけどそれは、俺だけじゃない。こいつらも同じだ』
ニャル夫『ジジイが…いや、散っていった仲間がこいつらに渡すくらいなら俺に渡すと言ってたから、言葉を信じると碌な事に使わないだろうが』
ニャル夫『だがしかし、お前は関係無い』
ニャル夫『これから先、妹に守られて生きていくのもアリだろう。寧ろそっちの方が幸せだ』
ニャル夫『地球が滅んだ今、お前は最後の宇宙人だ。保護対象宇宙人になる可能性は非常に高い』
ニャル夫『間違いなくお前は、安全で安心な老後を迎えることが出来る事だろう』
ニャル夫『しかし、俺についてきたらお前は巨大な組織との戦争に巻き込まれる事になる』
ニャル夫『……さぁ、どうする。お前はそれでも…俺と一緒に死にに行くのか、それとも一生幸せに暮らしていくのか』
ニャル夫『…いや、少しいじわるな質問だった。お前は妹の方に付け、俺達は大丈夫だから』
ニャル夫『いいか、俺は目的地に行ってデウス・エクス・マキナを使って全宇宙を支配しなくてはならねぇ』
ニャル夫『だけどそれは、俺だけじゃない。こいつらも同じだ』
ニャル夫『ジジイが…いや、散っていった仲間がこいつらに渡すくらいなら俺に渡すと言ってたから、言葉を信じると碌な事に使わないだろうが』
ニャル夫『だがしかし、お前は関係無い』
ニャル夫『これから先、妹に守られて生きていくのもアリだろう。寧ろそっちの方が幸せだ』
ニャル夫『地球が滅んだ今、お前は最後の宇宙人だ。保護対象宇宙人になる可能性は非常に高い』
ニャル夫『間違いなくお前は、安全で安心な老後を迎えることが出来る事だろう』
ニャル夫『しかし、俺についてきたらお前は巨大な組織との戦争に巻き込まれる事になる』
ニャル夫『……さぁ、どうする。お前はそれでも…俺と一緒に死にに行くのか、それとも一生幸せに暮らしていくのか』
ニャル夫『…いや、少しいじわるな質問だった。お前は妹の方に付け、俺達は大丈夫だから』
447:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:08:04.57:gTiQW9oOO (16/91)
真尋「…………ふざけんなよニャル夫」
真尋「お前は…選択肢の言い方を間違えている。」
真尋「僕が選ばされてるのは、全てを知ってから死ぬか!全てを知らずに死ぬか!この二つだろ!!」
ニャル夫『だが!長く生きるか早死にするかっ…!』
真尋「そんなもの関係無い!僕にはもう守る物なんて無い!!!!」
真尋「地球も!友達も!!帰る場所も!!………家族もっ」
真尋「そんな僕を!お前は見捨てるって言うのかっ!?」
ニャル夫『違う!俺はお前が生きて…』
真尋「ふざけんなっ!!僕はなぁ!楽しかったんだよ!!お前等と一緒に旅をして色々あった事が……」
真尋「もう…指名手配されたのも……地球から見捨てられたのも……地球が寿命で消滅したのも…馬鹿らしくなるくらいに……」
ニャル夫『…………』
真尋「すげー楽しかったんだよ…!!ナイアさんが宇宙船を改造して楽しくなって…ラグナラ君が楽しそうにはしゃぎ回って……ダゴンのやる事言う事がいちいち楽しくて……」
真尋「お前が……ニャル夫が僕を全力で守って……ニャル夫がリーダーシップを取って…ニャル夫が助けてくれて……」
真尋「こんなの……楽しくないわけないだろ………!!」
真尋「…………ふざけんなよニャル夫」
真尋「お前は…選択肢の言い方を間違えている。」
真尋「僕が選ばされてるのは、全てを知ってから死ぬか!全てを知らずに死ぬか!この二つだろ!!」
ニャル夫『だが!長く生きるか早死にするかっ…!』
真尋「そんなもの関係無い!僕にはもう守る物なんて無い!!!!」
真尋「地球も!友達も!!帰る場所も!!………家族もっ」
真尋「そんな僕を!お前は見捨てるって言うのかっ!?」
ニャル夫『違う!俺はお前が生きて…』
真尋「ふざけんなっ!!僕はなぁ!楽しかったんだよ!!お前等と一緒に旅をして色々あった事が……」
真尋「もう…指名手配されたのも……地球から見捨てられたのも……地球が寿命で消滅したのも…馬鹿らしくなるくらいに……」
ニャル夫『…………』
真尋「すげー楽しかったんだよ…!!ナイアさんが宇宙船を改造して楽しくなって…ラグナラ君が楽しそうにはしゃぎ回って……ダゴンのやる事言う事がいちいち楽しくて……」
真尋「お前が……ニャル夫が僕を全力で守って……ニャル夫がリーダーシップを取って…ニャル夫が助けてくれて……」
真尋「こんなの……楽しくないわけないだろ………!!」
448:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:08:41.02:gTiQW9oOO (17/91)
ニャル夫『…………』
真尋「なぁ……頼むよ……最後まで僕も連れてってくれよ……」
真尋「置いて行かないで……くれよ………」ポロポロポロ
ニャル夫『……後悔、しないんだな?』
真尋「寧ろ…ワクワクする」
ニャル夫『死ぬ確立は非常に高いぞ』
真尋「何も知らないで死ぬよりはずっとマシだ」
ニャル夫『………俺の相棒になってくれるのか?』
真尋「それは考える」
ニャル夫『……なら、決まりだな』
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
真尋「…っ!」
ニャル夫『…………』
真尋「なぁ……頼むよ……最後まで僕も連れてってくれよ……」
真尋「置いて行かないで……くれよ………」ポロポロポロ
ニャル夫『……後悔、しないんだな?』
真尋「寧ろ…ワクワクする」
ニャル夫『死ぬ確立は非常に高いぞ』
真尋「何も知らないで死ぬよりはずっとマシだ」
ニャル夫『………俺の相棒になってくれるのか?』
真尋「それは考える」
ニャル夫『……なら、決まりだな』
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
真尋「…っ!」
449:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:09:08.93:gTiQW9oOO (18/91)
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` `< ̄`フ
<j ` ‐´
ドゴォォオオオオオオ……
/〉 __
`´ /! {_
// ̄ 7´ ,. ┐
// / ,、 ,//」
j,/ / ` ´ ̄
く、 /
\/ ,.、 ,.r 、 /
`´ ///| / /
トj | [,-┘ ,/ /
´  ̄ / / /
. __,.、 / ,∠、 ,/
/{ ,> , 7、 / ,.イ´_,.-〉´
ヽにノ '´ [,-1 /|ヽ /,. '´ /‐'´ ,/
ノ / / ,ト、 '-―'´ // r' |
く∠-┘ '‐ ' ,// /`丶、 !
__ //_, ‐'´ _,.>!
l´\/ ,」 -―≦、 _ // ̄| _,.-'´
 ̄ ∠-― ¨ ‐- 、 ヽ / / ! /
 ̄ ‐- 、 _ / _,. ---- 、 _ ヽV Y / , 1 |_,ィ´
 ̄7¨ヽ、 f,'´r‐ァ¨¨」`‐ 、ヽ !! } ./ / └ ァ┘/
,. -―‐ ¨  ̄ヽ r' { r' '- '´ .i } ||_j / / /、マ´
,ヘ/ ,>‐ ´ ̄`丶、 | | >' / / / N ,. 、 ,.ヘ
,/ >'´ |_,. - 、 ヽ | | / / / ,<} `´ / | \
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ヽにノ '´ [,-1 /|ヽ /,. '´ /‐'´ ,/
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く∠-┘ '‐ ' ,// /`丶、 !
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450:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:09:50.79:gTiQW9oOO (19/91)
真尋「………」
パラパラ…
ナイア「ちぃーっす」
ニャル夫「……くふふふふ……」
ニャル夫「ふぅーはははは!見たか!?これが新しい発明品【残像だっ】だっ!!!」
ニャル夫「奴らも情報不足だったなぁ!!こっちには発明の天才が居るって事をなぁ!!」
ニャル夫「しかも改良に改良を重ねて、内蔵の位置がズレる事もない超安全で安心のナイア製使用の発明品んだぁ!!」
真尋「…馬鹿、凄い音だったよ」
ウー!ウー!
≪脱走犯が館内に居ます。館員の皆様は速やかに脱走犯を捕獲してください≫
ナイア「あっ」
ニャル夫「馬鹿なっ!?確かにワープは成功したはz……って、何だこの巨大な大穴はぁ!?」
ナイア「…空間着地の時に発生する真空地点の調整を忘れてたねこれ」
ニャル夫「お前の発明品はどこかズレてんなぁ!?インターネットだけの知識で作っちゃったかぁ!!」
ナイア「まぁ良いじゃん。壁を壊す手間が省けたと思えば」スタスタスタ
真尋「………ぷっ」
真尋「あっはっははははははは!!」
真尋「………」
パラパラ…
ナイア「ちぃーっす」
ニャル夫「……くふふふふ……」
ニャル夫「ふぅーはははは!見たか!?これが新しい発明品【残像だっ】だっ!!!」
ニャル夫「奴らも情報不足だったなぁ!!こっちには発明の天才が居るって事をなぁ!!」
ニャル夫「しかも改良に改良を重ねて、内蔵の位置がズレる事もない超安全で安心のナイア製使用の発明品んだぁ!!」
真尋「…馬鹿、凄い音だったよ」
ウー!ウー!
≪脱走犯が館内に居ます。館員の皆様は速やかに脱走犯を捕獲してください≫
ナイア「あっ」
ニャル夫「馬鹿なっ!?確かにワープは成功したはz……って、何だこの巨大な大穴はぁ!?」
ナイア「…空間着地の時に発生する真空地点の調整を忘れてたねこれ」
ニャル夫「お前の発明品はどこかズレてんなぁ!?インターネットだけの知識で作っちゃったかぁ!!」
ナイア「まぁ良いじゃん。壁を壊す手間が省けたと思えば」スタスタスタ
真尋「………ぷっ」
真尋「あっはっははははははは!!」
451:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:10:19.26:gTiQW9oOO (20/91)
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………相棒」
真尋「ははは……何だよ?」
ニャル夫「……」ニヤァ
ニャル夫「行くか?最後まで」
真尋「……ああ」
真尋「僕を最後まで誘拐してくれよ。大悪党」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………相棒」
真尋「ははは……何だよ?」
ニャル夫「……」ニヤァ
ニャル夫「行くか?最後まで」
真尋「……ああ」
真尋「僕を最後まで誘拐してくれよ。大悪党」
452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:11:06.05:gTiQW9oOO (21/91)
「おい!居たか!?」
「いいえ!こっちには居ないようです!」
「脱獄したのはニャルラトホテップ夫の方だ!だが、あの地球人を再び人質にするとは考えにくい!ここは裏を取って地球人とは反対方向の…」
ニャル子「だらっしゃぁぁぁああああああ!!!!」ドカァアアアン
「!?」
ニャル子「あんの…野良ニャルラトホテップがぁあああ!!よくもまた真尋さんをぉぉおおお!!!」ゴゴゴゴゴゴ
「えっ!?脱獄したのはニャルラテホテップの方では…」
ニャル子「ああん!?」ギロリ
「ひぃ!?」
ニャル子「あんたら一体どこ守ってたんですかぁぁぁああ!?アンタらのせいで…アンタらのせいで真尋さんはぁああああ!!!」ゴゴゴゴゴゴ
ハス太「ニャル子ちゃん!今はお仕事してる人に構ってる暇は無いよ!」
クー子「今度こそ…ニャル子のお兄……野良ニャルラトホテップを……ぶっ潰す……」グッ
ニャル子「勿論ですよぉ!!次にあの野郎が視界に入ったら真っ先に頭部をカチ割ってやります!!!」
「おい!居たか!?」
「いいえ!こっちには居ないようです!」
「脱獄したのはニャルラトホテップ夫の方だ!だが、あの地球人を再び人質にするとは考えにくい!ここは裏を取って地球人とは反対方向の…」
ニャル子「だらっしゃぁぁぁああああああ!!!!」ドカァアアアン
「!?」
ニャル子「あんの…野良ニャルラトホテップがぁあああ!!よくもまた真尋さんをぉぉおおお!!!」ゴゴゴゴゴゴ
「えっ!?脱獄したのはニャルラテホテップの方では…」
ニャル子「ああん!?」ギロリ
「ひぃ!?」
ニャル子「あんたら一体どこ守ってたんですかぁぁぁああ!?アンタらのせいで…アンタらのせいで真尋さんはぁああああ!!!」ゴゴゴゴゴゴ
ハス太「ニャル子ちゃん!今はお仕事してる人に構ってる暇は無いよ!」
クー子「今度こそ…ニャル子のお兄……野良ニャルラトホテップを……ぶっ潰す……」グッ
ニャル子「勿論ですよぉ!!次にあの野郎が視界に入ったら真っ先に頭部をカチ割ってやります!!!」
453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:11:34.19:gTiQW9oOO (22/91)
「しっしかし!地球人の方も厳重の独房に入れられていて地球人の力では脱獄は不可能の筈では…」
ニャル子「私が慰めてあげようと入ってみたら穴!大きな穴!!そして独房には真尋さん居ナッシング!!アンダースタンッ!?」
「そっそんな!?奴が脱獄したのも数十秒前ですよ!?お互いの独房も一光年は離れている!こんな短時間で連れ出せる筈が…」
ニャル子「現に連れ出されてるんですよ!!さっさと見つけなさい!!見つけた暁にはこの私が――」 コトンッ
ナイア・ニャル夫・真尋「あっ」
ニャル子「あっ?」
ニャル夫「ヤベッ、ワープワープ」
ナイア「了解~」ポチッ
ヒュンッ
ハス太「消えた!!」
ニャル子「殺せぇ!!見つけ次第真っ先に殺してよしぃ!!真尋さん以外皆殺しにしてしまいなさぁぁぁあ……」
カッ!
「しっしかし!地球人の方も厳重の独房に入れられていて地球人の力では脱獄は不可能の筈では…」
ニャル子「私が慰めてあげようと入ってみたら穴!大きな穴!!そして独房には真尋さん居ナッシング!!アンダースタンッ!?」
「そっそんな!?奴が脱獄したのも数十秒前ですよ!?お互いの独房も一光年は離れている!こんな短時間で連れ出せる筈が…」
ニャル子「現に連れ出されてるんですよ!!さっさと見つけなさい!!見つけた暁にはこの私が――」 コトンッ
ナイア・ニャル夫・真尋「あっ」
ニャル子「あっ?」
ニャル夫「ヤベッ、ワープワープ」
ナイア「了解~」ポチッ
ヒュンッ
ハス太「消えた!!」
ニャル子「殺せぇ!!見つけ次第真っ先に殺してよしぃ!!真尋さん以外皆殺しにしてしまいなさぁぁぁあ……」
カッ!
454:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:12:03.57:gTiQW9oOO (23/91)
「l ̄!i| |! i! |
_ __i!| |!_ L__!i__i|
i!| _ _ __|i|! __i| ̄|i_ |!´i!゙`|
 ̄ ̄`゙!|i i! i!| ̄ ̄ _ ̄L__!i__i|
/`゙≫|i! !|<´\  ̄`゙i!| |i ̄i! !|i!
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! |i! |  ̄
' |::i i!|
iヽ _ _ノ从メ#ヾ'人ヾ:;:ー- ...、
\ ヽ __ノ;;;ヾ=二三 :;:;: :;:;:;;・ ,`゙ヾ:;:;:;:;::;:;:ヾ
`丶 》:;:;;#ノ彡三二三 」── 二=≡≡=ヾ:;:;:.,ゝ ── ─ i!二二二`7
\丶 ヾ,:;'゙´'人i从'※'iミ彡∠゙´ `ヾ:;:; ;:;:レ' /7∠/
\ヾ人'゙´;:'´川彡/r-三゙´ `゙ヾ;:; ;:/ 〈_/
>:;: :; :;:#i!彡/´゙ ゙:;川;;;;;;;;/'
.:i!|'゙´ ,イ'゙´ : .;: ::. i|!i《:;:;:/
i|#i///`゙ |《巛<´ ゙
川//` ゙!|i!i|ヾゝi!二二二`7
─ = 二 て:.》 |i:;:#i!`i'|!i /7∠/
!i゙´i!| \' 人゙-─∠ ゙` 〈_/
\ `i!゙´ .,人-ーノ:;i|!ヾ >ヾ'゙´ ::::::::::::;;;:#i|! i|ヾ
ヾ、 ゞ'゙´ `゙ ::;:;´ ヾ》:: ::;:;ヾ .r'゙´;;;;;;《'ミ゙´i三二=ヾ ゙ヾ
\\ ,:;'゙´:;:;:.、`・/;;;;;;彡三三三ヾ 丶i|!# i!i゙´ `゙ヾ:; :;て
\ヾミミi!#゙─<#i!`|゙´三二=─-.,.、\ ;:;!ii .::'゙` ゙::.、 i|!ミ /
ヾ:;i!i゙´'゙´:::;;;:》i|!i゙` ヾ;:そi|:;:;., : : ヾ:;.、て
─=二て 人从#ヾ|\/人从/ / \ヾ // #i∧ノ/《ヾノ! ノ/人从/
「l ̄!i| |! i! |
_ __i!| |!_ L__!i__i|
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 ̄ ̄`゙!|i i! i!| ̄ ̄ _ ̄L__!i__i|
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iヽ _ _ノ从メ#ヾ'人ヾ:;:ー- ...、
\ ヽ __ノ;;;ヾ=二三 :;:;: :;:;:;;・ ,`゙ヾ:;:;:;:;::;:;:ヾ
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\ヾ人'゙´;:'´川彡/r-三゙´ `゙ヾ;:; ;:/ 〈_/
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川//` ゙!|i!i|ヾゝi!二二二`7
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\ `i!゙´ .,人-ーノ:;i|!ヾ >ヾ'゙´ ::::::::::::;;;:#i|! i|ヾ
ヾ、 ゞ'゙´ `゙ ::;:;´ ヾ》:: ::;:;ヾ .r'゙´;;;;;;《'ミ゙´i三二=ヾ ゙ヾ
\\ ,:;'゙´:;:;:.、`・/;;;;;;彡三三三ヾ 丶i|!# i!i゙´ `゙ヾ:; :;て
\ヾミミi!#゙─<#i!`|゙´三二=─-.,.、\ ;:;!ii .::'゙` ゙::.、 i|!ミ /
ヾ:;i!i゙´'゙´:::;;;:》i|!i゙` ヾ;:そi|:;:;., : : ヾ:;.、て
─=二て 人从#ヾ|\/人从/ / \ヾ // #i∧ノ/《ヾノ! ノ/人从/
455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:12:29.78:gTiQW9oOO (24/91)
ニャル子「……」プスプス
クー子「………」プスプスプス
ハス太「…………」プスプスプスプス
ラグナラ「王子ぃぃいいいいい♪」ヒューン
クー子「…………」
ハス太「…さっき飛んでったのも、人質だった邪神…だよね?」
ニャル子「追いかけますよ!!追いかけて蜂の巣にして今夜の晩飯にしてやりますあの鳥!!」
ハス太「駄目だよ!?アズ銀河系元第5司令官から「天使のような羽の生やした天使のような邪神を無事のまま帰さなかったら殺す」って命令なんだから!」
ニャル子「はぁ!?天使ぃ!?この世で天使は真尋さんしか居ません!!なので万事OKですよね!!」
ハス太「だから駄目なんだってぇえ!!」
ニャル子「……」プスプス
クー子「………」プスプスプス
ハス太「…………」プスプスプスプス
ラグナラ「王子ぃぃいいいいい♪」ヒューン
クー子「…………」
ハス太「…さっき飛んでったのも、人質だった邪神…だよね?」
ニャル子「追いかけますよ!!追いかけて蜂の巣にして今夜の晩飯にしてやりますあの鳥!!」
ハス太「駄目だよ!?アズ銀河系元第5司令官から「天使のような羽の生やした天使のような邪神を無事のまま帰さなかったら殺す」って命令なんだから!」
ニャル子「はぁ!?天使ぃ!?この世で天使は真尋さんしか居ません!!なので万事OKですよね!!」
ハス太「だから駄目なんだってぇえ!!」
456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:13:05.71:gTiQW9oOO (25/91)
「ダゴン第五本部長!脱獄者が出ました!」
ダゴン「…………」
「そいつはダゴン本部長が命を賭けて捕まえたニャルラトホテップと地球人の二人です!」
「大変申し訳ございません!どうかお力を!」
ダゴン「……安心してください、予定の範囲内です」
「!! それじゃぁ……本部長の能力の分身で既に網羅済みだと!!」
「ダゴン本部長の分身能力を駆使すれば!あいつらを捕まえるのも容易っ…!!」ドッ
バタン
「………えっ?」
ダゴン「……大丈夫です。予定の範囲内ですから。」ガシッ クイッ
「……ダゴン本部長?」
ダゴン「何だ」
「その覆面は……一体何なのです…?」
ダゴン「…………安心してください。予定の範囲内です」
ダゴン「ニャル夫達の愉快な仲間達のなっ!!!!!」
バキュゥーンッ……
「ダゴン第五本部長!脱獄者が出ました!」
ダゴン「…………」
「そいつはダゴン本部長が命を賭けて捕まえたニャルラトホテップと地球人の二人です!」
「大変申し訳ございません!どうかお力を!」
ダゴン「……安心してください、予定の範囲内です」
「!! それじゃぁ……本部長の能力の分身で既に網羅済みだと!!」
「ダゴン本部長の分身能力を駆使すれば!あいつらを捕まえるのも容易っ…!!」ドッ
バタン
「………えっ?」
ダゴン「……大丈夫です。予定の範囲内ですから。」ガシッ クイッ
「……ダゴン本部長?」
ダゴン「何だ」
「その覆面は……一体何なのです…?」
ダゴン「…………安心してください。予定の範囲内です」
ダゴン「ニャル夫達の愉快な仲間達のなっ!!!!!」
バキュゥーンッ……
457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:13:39.01:gTiQW9oOO (26/91)
~処刑部屋~
ヒュンッ
真尋「っ!?」
ニャル夫「なっ…!?これって……」
ナイア「んー?何だかテディベアが凄い並んでるねぇ~」
真尋「おい…これってあのニコニコ本社っぽい建物にあった縫いぐるみじゃないのか…?」
ニャル夫「何でこの部屋に大量に置かれてるんだ?」
「た……助けて……助けてくれぇ……!」
ニャル夫「…!?」
真尋「なぁっ…!!」
「何で…なんでこんな目に……」
「こんな事なら……犯罪なんて犯さなければ……」
「身体が動かない……誰か……誰かぁぁ……」
真尋「こっちのテディベアの列には……所々に人間の顔が張り付いている…!」
ナイア「いや、どうやら罪人をこのテディベアの中に閉じ込めてるって言った方が合ってるね」
真尋「…じゃぁこれが、惑星保護機構が採用している処刑方法なのか?」
~処刑部屋~
ヒュンッ
真尋「っ!?」
ニャル夫「なっ…!?これって……」
ナイア「んー?何だかテディベアが凄い並んでるねぇ~」
真尋「おい…これってあのニコニコ本社っぽい建物にあった縫いぐるみじゃないのか…?」
ニャル夫「何でこの部屋に大量に置かれてるんだ?」
「た……助けて……助けてくれぇ……!」
ニャル夫「…!?」
真尋「なぁっ…!!」
「何で…なんでこんな目に……」
「こんな事なら……犯罪なんて犯さなければ……」
「身体が動かない……誰か……誰かぁぁ……」
真尋「こっちのテディベアの列には……所々に人間の顔が張り付いている…!」
ナイア「いや、どうやら罪人をこのテディベアの中に閉じ込めてるって言った方が合ってるね」
真尋「…じゃぁこれが、惑星保護機構が採用している処刑方法なのか?」
458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:14:17.85:gTiQW9oOO (27/91)
ニャル夫「だったら、何であのホモまみれの惑星でこのテディベアがあったんだ?」
ナイア「んー?君達この人形どっかで見た事あるの?」
真尋「見た事あるも何も…いや、ナイアさんがまだ加入する前の話だから…」
ドゴォオンッ
ニャル夫「!?」
真尋「!?」
ダゴン「アローハァァアー!!脱走兵のみっなすぁああああああん!!!!!」ガチャン
ナイア「あっ、ダゴン君おっす」
真尋「うわぁあああ!!ああ!?」
ニャル夫「ダゴン……お前…」
ダゴン「死にたくなければしゃがんでなぁ!!!」ガッチャン
ニャル「! 屈めナイア!相棒!!」グイ
真尋「うぉお!」ズオン
ニャル夫「だったら、何であのホモまみれの惑星でこのテディベアがあったんだ?」
ナイア「んー?君達この人形どっかで見た事あるの?」
真尋「見た事あるも何も…いや、ナイアさんがまだ加入する前の話だから…」
ドゴォオンッ
ニャル夫「!?」
真尋「!?」
ダゴン「アローハァァアー!!脱走兵のみっなすぁああああああん!!!!!」ガチャン
ナイア「あっ、ダゴン君おっす」
真尋「うわぁあああ!!ああ!?」
ニャル夫「ダゴン……お前…」
ダゴン「死にたくなければしゃがんでなぁ!!!」ガッチャン
ニャル「! 屈めナイア!相棒!!」グイ
真尋「うぉお!」ズオン
459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:14:54.41:gTiQW9oOO (28/91)
ダゴン「ヒャッハァァァアアアアアアアアアアア!!!くたばれテッドの出来損ないがぁぁあああああ!!!!」バババババババババババ
バフォッ バフッ バホホホホホホホホホホホホホ
真尋「っ…!!」
ナイア「わぁ―――。」
ダゴン2「おいおい6号さぁん!何してんだよぉこんな所で!!」
ダゴン「おっ二号!この資産今からぶっ壊そうとしてるんだ!お前も何かやってみないかっ!?」
ダゴン2「マジっすか!?」ガッチャン
ダゴン2「一度で良いから!サブマシンガン使ってみたかったんすよね!!」ドドドドドドドドドドドドド
真尋「うわぁああああああ!!増えたぁぁあああああああああ!!!!」
ナイア「わぁー。どうしてダゴン君はテディベアを消滅させようとしてるのかな?」
ニャル夫「…安心しろ相棒。ダゴンは今までと同じ俺達の仲間だ。だから俺達に危害は加えない」
バフォフォフォッ バフフッ バホホホホホホホホホホホホホ
ダゴン2「さぁさぁ皆さぁぁん!!お天国のお時間ですよぉおおお!!成仏しましょうねぇぇええええ!!!」バババババババババ
ダゴン「何人かは地獄に行きますけど成仏しましょうねぇええええ!!!!」ババババババババババ
真尋「こんな状況で言われても説得力が全然無い!!」
ナイア「というか、もう全部のテディベアが原型留めて無いんだけど」
ダゴン「ヒャッハァァァアアアアアアアアアアア!!!くたばれテッドの出来損ないがぁぁあああああ!!!!」バババババババババババ
バフォッ バフッ バホホホホホホホホホホホホホ
真尋「っ…!!」
ナイア「わぁ―――。」
ダゴン2「おいおい6号さぁん!何してんだよぉこんな所で!!」
ダゴン「おっ二号!この資産今からぶっ壊そうとしてるんだ!お前も何かやってみないかっ!?」
ダゴン2「マジっすか!?」ガッチャン
ダゴン2「一度で良いから!サブマシンガン使ってみたかったんすよね!!」ドドドドドドドドドドドドド
真尋「うわぁああああああ!!増えたぁぁあああああああああ!!!!」
ナイア「わぁー。どうしてダゴン君はテディベアを消滅させようとしてるのかな?」
ニャル夫「…安心しろ相棒。ダゴンは今までと同じ俺達の仲間だ。だから俺達に危害は加えない」
バフォフォフォッ バフフッ バホホホホホホホホホホホホホ
ダゴン2「さぁさぁ皆さぁぁん!!お天国のお時間ですよぉおおお!!成仏しましょうねぇぇええええ!!!」バババババババババ
ダゴン「何人かは地獄に行きますけど成仏しましょうねぇええええ!!!!」ババババババババババ
真尋「こんな状況で言われても説得力が全然無い!!」
ナイア「というか、もう全部のテディベアが原型留めて無いんだけど」
460:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:15:29.79:gTiQW9oOO (29/91)
真尋「攻撃を止める気配が全く無い!本当に殺す気じゃないのか!?」
ニャル夫「ダゴンを信じろ。あいつなりの考えがあるんだ。だから信じて屈んで待て」
ダゴン3「何やってんの?」ホジホジ
ダゴン2「皆殺しパァーティーさぁ!!」バババババババババ
ダゴン3「マジで!?ぼくもしゅるぅぅ~~~!!」カチンッ ポイ
コロコロコロコロコロ……
ナイア「…………」
真尋「…………」
ニャル夫「………逃げろぉっ!!!!」
真尋「攻撃を止める気配が全く無い!本当に殺す気じゃないのか!?」
ニャル夫「ダゴンを信じろ。あいつなりの考えがあるんだ。だから信じて屈んで待て」
ダゴン3「何やってんの?」ホジホジ
ダゴン2「皆殺しパァーティーさぁ!!」バババババババババ
ダゴン3「マジで!?ぼくもしゅるぅぅ~~~!!」カチンッ ポイ
コロコロコロコロコロ……
ナイア「…………」
真尋「…………」
ニャル夫「………逃げろぉっ!!!!」
461:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:15:55.69:gTiQW9oOO (30/91)
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462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:16:28.07:gTiQW9oOO (31/91)
ダゴン2「おおっ~~。綺麗に消滅したなぁ~」
ダゴン「これで惑星保護機構の奴らも大打撃だ!よくやったな3号!」
ダゴン3「えへへ…////」
真尋「……ぜぇ……ぜぇ……!!」
ダゴン「おっ!真尋ちゃぁ~ん!無事だったんd」
ガシィッ
ニャル夫「てんめぇぇぇえええええ!!!殺す気かぁぁぁああああああああああ!!!!!!!」
ダゴン「ばっ馬鹿!殺さないように気を使ったんだぞ俺も!信じるって言ったのもお前だろぉ!?」
ニャル夫「手榴弾投げ込んで良くそんな事が言えたなぁ!?つーかあのテディベア破壊しつくして何の意味があるんだぁあああ!!!」
ダゴン2「おおっ~~。綺麗に消滅したなぁ~」
ダゴン「これで惑星保護機構の奴らも大打撃だ!よくやったな3号!」
ダゴン3「えへへ…////」
真尋「……ぜぇ……ぜぇ……!!」
ダゴン「おっ!真尋ちゃぁ~ん!無事だったんd」
ガシィッ
ニャル夫「てんめぇぇぇえええええ!!!殺す気かぁぁぁああああああああああ!!!!!!!」
ダゴン「ばっ馬鹿!殺さないように気を使ったんだぞ俺も!信じるって言ったのもお前だろぉ!?」
ニャル夫「手榴弾投げ込んで良くそんな事が言えたなぁ!?つーかあのテディベア破壊しつくして何の意味があるんだぁあああ!!!」
463:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:16:56.81:gTiQW9oOO (32/91)
「目標発見しました!脱走犯二人共に行動しております!」
「援護とエージェントニャル子の要請を!絶対に見失うな!」
真尋「うえぇ!?見つかった!!」
ニャル夫「はっ、こっちには瞬間移動があるんだ。そう簡単には掴まらねぇよ」
ナイア「その通り、くぷくぷく…」カチリ
ナイア「……ん?」
ニャル夫「さぁナイア!今すぐにでもこっから瞬間移動だ!そしてその移動先は…」
ナイア「………」カチンカチンカチンカチンカチン
ニャル夫「…誰かデウス・エクス・マキナがどこにあるか情報を持ってる奴はいないか?」
真尋「決まらないなぁ本当…。確か、この船の船長が持ってるって言ってたよ」
ニャル夫「よぉし!だったら船長室だ!今から船長室までワープして再びデウス・エクス・マキナを…」
ナイア「ニャル夫さんニャル夫さん。緊急事態発生」
ニャル夫「ええい!何だ!」
ナイア「瞬間移動装置の電池が切れました。」
ダゴン「………」
真尋「…………」
ニャル夫「………え?」
「目標発見しました!脱走犯二人共に行動しております!」
「援護とエージェントニャル子の要請を!絶対に見失うな!」
真尋「うえぇ!?見つかった!!」
ニャル夫「はっ、こっちには瞬間移動があるんだ。そう簡単には掴まらねぇよ」
ナイア「その通り、くぷくぷく…」カチリ
ナイア「……ん?」
ニャル夫「さぁナイア!今すぐにでもこっから瞬間移動だ!そしてその移動先は…」
ナイア「………」カチンカチンカチンカチンカチン
ニャル夫「…誰かデウス・エクス・マキナがどこにあるか情報を持ってる奴はいないか?」
真尋「決まらないなぁ本当…。確か、この船の船長が持ってるって言ってたよ」
ニャル夫「よぉし!だったら船長室だ!今から船長室までワープして再びデウス・エクス・マキナを…」
ナイア「ニャル夫さんニャル夫さん。緊急事態発生」
ニャル夫「ええい!何だ!」
ナイア「瞬間移動装置の電池が切れました。」
ダゴン「………」
真尋「…………」
ニャル夫「………え?」
464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:17:39.61:gTiQW9oOO (33/91)
「目標確認!撃てぇ――――!!!!」
バババババババババババババババババババババババ
真尋「うっぉおおおおおお!!どうすんだぁあああ!!!」
ニャル夫「おいナイア!代わりの電池とか持ってないのか!?」
ナイア「充電式だから無理だよぉ…」
ニャル夫「はぁ!?じゃぁそこら辺のコンセントで…」
ナイア「デウス・エクス・マキナで充電しないと直ぐには使えないよぉ…」
ニャル夫「畜生ぉぉお!!こんな所で誤算が出るのかぁああ!!!」
バババババババババババ
ニャル夫「やべぇ!このままだと捕まる!くそっ!何か手は……」
「目標確認!撃てぇ――――!!!!」
バババババババババババババババババババババババ
真尋「うっぉおおおおおお!!どうすんだぁあああ!!!」
ニャル夫「おいナイア!代わりの電池とか持ってないのか!?」
ナイア「充電式だから無理だよぉ…」
ニャル夫「はぁ!?じゃぁそこら辺のコンセントで…」
ナイア「デウス・エクス・マキナで充電しないと直ぐには使えないよぉ…」
ニャル夫「畜生ぉぉお!!こんな所で誤算が出るのかぁああ!!!」
バババババババババババ
ニャル夫「やべぇ!このままだと捕まる!くそっ!何か手は……」
465:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:18:19.07:gTiQW9oOO (34/91)
ダゴン「俺が何とかする…」
ニャル夫「……え?」
ダゴン8「なっ…馬鹿!お前何言ってるのか分かってるのか!?」
ダゴン3「そうだ!自分が囮になるって言ってるようなものだぞ!!」
ダゴン5「馬鹿野郎!!」
ダゴン「俺達が残らなくて…誰がお前等を先に行かせられるんだよ…」
ダゴン11「安心しろ、俺達はそんな簡単には死なねぇよ。それに………」
ダゴン「俺達の代わりは……いくらでも居るからな」
「なっ何だこの覆面はぁ!?」
「同じ覆面が何人も…!?げっ幻覚かぁ!?」
ダゴン3「おい!ダゴ…」
ダゴン56「早く行け!!」
ダゴン32「…っ!!」
ダゴン76「ここは俺達に…任せてくれよ」グッ
ダゴン43「ダゴン……!!」
ダゴン1098「へっ…。後は頼むぜ……相棒……!!」
ダッ
「ひぃぃい!!たっ大量の覆面がぁぁああ!!」
「うっ撃て!撃てぇぇぇぇええええええ!!!!」
バババババババババババババ
ダゴン41「ダゴォォオオオオオン!!!!」
ダゴン「俺が何とかする…」
ニャル夫「……え?」
ダゴン8「なっ…馬鹿!お前何言ってるのか分かってるのか!?」
ダゴン3「そうだ!自分が囮になるって言ってるようなものだぞ!!」
ダゴン5「馬鹿野郎!!」
ダゴン「俺達が残らなくて…誰がお前等を先に行かせられるんだよ…」
ダゴン11「安心しろ、俺達はそんな簡単には死なねぇよ。それに………」
ダゴン「俺達の代わりは……いくらでも居るからな」
「なっ何だこの覆面はぁ!?」
「同じ覆面が何人も…!?げっ幻覚かぁ!?」
ダゴン3「おい!ダゴ…」
ダゴン56「早く行け!!」
ダゴン32「…っ!!」
ダゴン76「ここは俺達に…任せてくれよ」グッ
ダゴン43「ダゴン……!!」
ダゴン1098「へっ…。後は頼むぜ……相棒……!!」
ダッ
「ひぃぃい!!たっ大量の覆面がぁぁああ!!」
「うっ撃て!撃てぇぇぇぇええええええ!!!!」
バババババババババババババ
ダゴン41「ダゴォォオオオオオン!!!!」
466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:18:52.84:gTiQW9oOO (35/91)
ダゴン19「馬鹿野郎!!早く走るんだよぉおお!!」
ダゴン893「ダゴン達の思い、無駄にしちゃいけないんやろぉ!!はよ走れぇ!!」
ダゴン21「クソッ…クソォォオオオオオ!!!!」ダッ
ダゴン3「(さようなら……ダゴン……!!)」
ダゴン77「(ダゴンさんの事は……絶対に……忘れないから!!)」
ダゴン325「うっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
――――――さようなら――ダゴン――――
――僕達は――貴方の思いを背負って―――
――前へ――前へと走っていきます――――
ダゴン893「さぁ行くでみんな!散ったダゴンさんの為にも…勝つんや!!」
ダゴン`s「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ニャル夫「前から分かってたけど、分身能力って便利だよな」
真尋「ああ。本当イザという時にかなり役に立つ」
ナイア「これ何人くらい居るの?散ったのも今一緒に居るのも1000人は越えてるよね?」
ダゴン19「馬鹿野郎!!早く走るんだよぉおお!!」
ダゴン893「ダゴン達の思い、無駄にしちゃいけないんやろぉ!!はよ走れぇ!!」
ダゴン21「クソッ…クソォォオオオオオ!!!!」ダッ
ダゴン3「(さようなら……ダゴン……!!)」
ダゴン77「(ダゴンさんの事は……絶対に……忘れないから!!)」
ダゴン325「うっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
――――――さようなら――ダゴン――――
――僕達は――貴方の思いを背負って―――
――前へ――前へと走っていきます――――
ダゴン893「さぁ行くでみんな!散ったダゴンさんの為にも…勝つんや!!」
ダゴン`s「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ニャル夫「前から分かってたけど、分身能力って便利だよな」
真尋「ああ。本当イザという時にかなり役に立つ」
ナイア「これ何人くらい居るの?散ったのも今一緒に居るのも1000人は越えてるよね?」
467:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:19:30.43:gTiQW9oOO (36/91)
「船長!あいつら間違いなく船長のデウス・エクス・マキナを奪い返しにこちらに向かいます!」
船長「………」
船長「隔離だ」
「隔離…!はい!分かりました!」
船長「今ここで、このデウス・エクス・マキナを奴らに奪われるわけにはいかん。惑星保護機構と宇宙構成機構の要なのだからな」
船長「このデウス・エクス・マキナが奴らに奪われてしまえば、我々宇宙構成機構は宇宙を統治する権利を失う。」
船長「それだけは避けなければならない。その事を頭に入れておくように……」
船長「…………」
「了解しました。今すぐに戦艦第7ゲート担当に無線を…」
船長「……ちょっと待て」
「船長!あいつら間違いなく船長のデウス・エクス・マキナを奪い返しにこちらに向かいます!」
船長「………」
船長「隔離だ」
「隔離…!はい!分かりました!」
船長「今ここで、このデウス・エクス・マキナを奴らに奪われるわけにはいかん。惑星保護機構と宇宙構成機構の要なのだからな」
船長「このデウス・エクス・マキナが奴らに奪われてしまえば、我々宇宙構成機構は宇宙を統治する権利を失う。」
船長「それだけは避けなければならない。その事を頭に入れておくように……」
船長「…………」
「了解しました。今すぐに戦艦第7ゲート担当に無線を…」
船長「……ちょっと待て」
468:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:19:58.35:gTiQW9oOO (37/91)
「はい?」
船長「どうして奴らは…この部屋とは逆方向に向かっている?」
「どうしてとは…恐らく、船長室の居場所が分からないのかと思われますが」
船長「いや、有り得ない。ここまでの事をやってのけたのだ。奴らの中に惑星保護機構と繋がってる奴が居てもおかしくない」
船長「そんな奴らが、ここに真っ直ぐ向かわないとは考えにくい……いや、遠回りしてもここにはたどり着けない筈…」
船長「…………」
「船長!第七ゲートの施錠が完了しました!後は第5ゲートの解放をすれば奴らは絶対にここには辿りつけ…」
船長「いや……待て!まさか!!」カチッ
ブンッ
パリィィイン
「せっ船長!?え!?何故デウス・エクス・マキナを…割って……」
「…え?完全物質が……割れた…?」
船長「……やはりか…!!」
「……え?」
船長「やはり……偽者かぁ!!ダゴンンンンン!!!!!!!」
「!?」
「はい?」
船長「どうして奴らは…この部屋とは逆方向に向かっている?」
「どうしてとは…恐らく、船長室の居場所が分からないのかと思われますが」
船長「いや、有り得ない。ここまでの事をやってのけたのだ。奴らの中に惑星保護機構と繋がってる奴が居てもおかしくない」
船長「そんな奴らが、ここに真っ直ぐ向かわないとは考えにくい……いや、遠回りしてもここにはたどり着けない筈…」
船長「…………」
「船長!第七ゲートの施錠が完了しました!後は第5ゲートの解放をすれば奴らは絶対にここには辿りつけ…」
船長「いや……待て!まさか!!」カチッ
ブンッ
パリィィイン
「せっ船長!?え!?何故デウス・エクス・マキナを…割って……」
「…え?完全物質が……割れた…?」
船長「……やはりか…!!」
「……え?」
船長「やはり……偽者かぁ!!ダゴンンンンン!!!!!!!」
「!?」
469:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:20:30.33:gTiQW9oOO (38/91)
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの道で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「大丈夫だって安心しろよ!俺はこの船の偉い人だった男だぜ!?今は無職だけどなっ!!!」
真尋「そいつは頼もしい言葉だなぁ!最後の言葉がなければなぁ!!」
ダゴン3「ばっきゃろう!ダゴンさんはこの船の中でもイケメンでハンサムでモテモテなナイスガイなんだぜっ!!」
ダゴン19「そうだよ!俺達はそんなダゴンさんの男気に惹かれて子分やってるんだからな!」
ダゴン333「しかもダゴンさんの子分は3万人は超えてるんだぜ!すげぇだろ!!」
ニャル夫「…なぁ、ダゴン」
ダゴン「おっ!何だ!?」
ニャル夫「空しくならねぇのか?分身にこんな事言わせて」
ダゴン「おいおい止めろよお前ぇwww次にそんな質問したら泣くからな本気でぇ!!」
「居たぞー!」
「捕まえろー!!」
真尋「うわぁまた来た!何人乗ってるんだよこの船!」
ニャル夫「おいダゴン!また何人か突っ込ませてくれ!」
ダゴン345「ふざけるなぁ!僕達は…僕達はダゴンさんの命を犠牲にしてでもここまで来たんだ!!」
ダゴン21「ダゴンさんの思いを、無駄にしろと言うのかぁ!?」
ニャル夫「なぁ、もう面倒臭いんだけど!?どうしろって言うんだよ!」
ダゴン「馬鹿野郎!こんな時こそデウス・エクス・マキナの出番だろうが!ほら!」ピカァー
ニャル夫「だから!今から船長室まで向かってデウス・エクス・マキナを……って」
ニャル夫「何でてめぇが持ってんだぁぁああああああ―――っ!?」
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの道で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「大丈夫だって安心しろよ!俺はこの船の偉い人だった男だぜ!?今は無職だけどなっ!!!」
真尋「そいつは頼もしい言葉だなぁ!最後の言葉がなければなぁ!!」
ダゴン3「ばっきゃろう!ダゴンさんはこの船の中でもイケメンでハンサムでモテモテなナイスガイなんだぜっ!!」
ダゴン19「そうだよ!俺達はそんなダゴンさんの男気に惹かれて子分やってるんだからな!」
ダゴン333「しかもダゴンさんの子分は3万人は超えてるんだぜ!すげぇだろ!!」
ニャル夫「…なぁ、ダゴン」
ダゴン「おっ!何だ!?」
ニャル夫「空しくならねぇのか?分身にこんな事言わせて」
ダゴン「おいおい止めろよお前ぇwww次にそんな質問したら泣くからな本気でぇ!!」
「居たぞー!」
「捕まえろー!!」
真尋「うわぁまた来た!何人乗ってるんだよこの船!」
ニャル夫「おいダゴン!また何人か突っ込ませてくれ!」
ダゴン345「ふざけるなぁ!僕達は…僕達はダゴンさんの命を犠牲にしてでもここまで来たんだ!!」
ダゴン21「ダゴンさんの思いを、無駄にしろと言うのかぁ!?」
ニャル夫「なぁ、もう面倒臭いんだけど!?どうしろって言うんだよ!」
ダゴン「馬鹿野郎!こんな時こそデウス・エクス・マキナの出番だろうが!ほら!」ピカァー
ニャル夫「だから!今から船長室まで向かってデウス・エクス・マキナを……って」
ニャル夫「何でてめぇが持ってんだぁぁああああああ―――っ!?」
470:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:21:17.19:gTiQW9oOO (39/91)
ダゴン「ふっ、こんな事もあろうかと…船長に渡したのはただのビー玉…!それも地球産の奴だぜ!」
ダゴン3「そのwwwwビー玉を手にした時のwwww船長のwwwwwドヤ顔wwwwww」
ダゴン21「「任務遂行ご苦労だったダゴン君。やはりデウス・エクス・マキナはいつ見ても…美しい……」だっておwwwwwwww」
ダゴン333「ばっかじゃねぇええのwwwww超エネルギー体とwwwガラス玉のwwww区別つかねぇのかよwwwwwww」
ダゴン893「てめぇの目ん玉wwww何がwwww詰まってんだよwwwwwコポォwwwwww」
真尋「ダゴン……お前…!」
ニャル夫「やっぱりお前は…最高だぁああああ!!!!!」パクッ
ゴクッ
ダゴン「ふっ、こんな事もあろうかと…船長に渡したのはただのビー玉…!それも地球産の奴だぜ!」
ダゴン3「そのwwwwビー玉を手にした時のwwww船長のwwwwwドヤ顔wwwwww」
ダゴン21「「任務遂行ご苦労だったダゴン君。やはりデウス・エクス・マキナはいつ見ても…美しい……」だっておwwwwwwww」
ダゴン333「ばっかじゃねぇええのwwwww超エネルギー体とwwwガラス玉のwwww区別つかねぇのかよwwwwwww」
ダゴン893「てめぇの目ん玉wwww何がwwww詰まってんだよwwwwwコポォwwwwww」
真尋「ダゴン……お前…!」
ニャル夫「やっぱりお前は…最高だぁああああ!!!!!」パクッ
ゴクッ
471:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:21:54.81:gTiQW9oOO (40/91)
「奴らは今どこに居る!?監視班!応答を要請する!」
≪しばらくお待ちください…あっ!奴らは恐らく押収室に向かっている模様!≫
クー子「押収室…?船長室じゃ…無い…の?」
ハス太「押収室なら、僕達の居る場所が通り道だから通せんぼすれば良いよね!」
ニャル子「……おかしいです。」
ハス太「え?何が?」
ニャル子「あの自尊心の高くプライドも高い野良のニャルラテホテプなら、まずデウス・エクス・マキナの回収に向かう筈です」
ニャル子「なのにそれを放って置いて、真っ先に宇宙船のある押収室に向かっています」
ハス太「さすがに、一光年も大きさのあるこの宇宙船でそれを探すのは諦めたんじゃないかな」
ニャル子「いえ、だとしても奴は力ずくでも奪いに来るはずです!なのに直ぐにでも脱出しようとするなんて…」
≪…まっ待ってください……これ……≫
ハス太「ん?どうしたの?」
≪バ…バグっています!このモニターが…!≫
ニャル子「にゃにぃ!?」
「奴らは今どこに居る!?監視班!応答を要請する!」
≪しばらくお待ちください…あっ!奴らは恐らく押収室に向かっている模様!≫
クー子「押収室…?船長室じゃ…無い…の?」
ハス太「押収室なら、僕達の居る場所が通り道だから通せんぼすれば良いよね!」
ニャル子「……おかしいです。」
ハス太「え?何が?」
ニャル子「あの自尊心の高くプライドも高い野良のニャルラテホテプなら、まずデウス・エクス・マキナの回収に向かう筈です」
ニャル子「なのにそれを放って置いて、真っ先に宇宙船のある押収室に向かっています」
ハス太「さすがに、一光年も大きさのあるこの宇宙船でそれを探すのは諦めたんじゃないかな」
ニャル子「いえ、だとしても奴は力ずくでも奪いに来るはずです!なのに直ぐにでも脱出しようとするなんて…」
≪…まっ待ってください……これ……≫
ハス太「ん?どうしたの?」
≪バ…バグっています!このモニターが…!≫
ニャル子「にゃにぃ!?」
472:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:22:24.07:gTiQW9oOO (41/91)
≪本来壁のある場所を堂々と通過しているのです!まるで幽霊のように…!≫
「馬鹿なっ!?まさかハッキングか!?」
クー子「………」ゾクッ
ニャル子「こんなこったろうと思いましたよ!もう騙される訳にはいきません!」
ニャル子「ハス太くん!クー子!今すぐ船長室に向かいますよ!あいつらはそこに向かって居る筈です!」
ハス太「うっうん!分かった!」
クー子「ニャル子が言うなら…」
ニャル子「そうと決まれば戻ります!第5班!今の位置に押収室の宇宙船も壊してしまいなさい!」
「了解しました!」
ニャル子「今度は先手を打たせて貰いますよぉ…!見てなさい脱獄変態ニャルラトホテップ!!あんたの思い通りにはさせま――」
ドゴオォオオオオオオンンッ
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの方角で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「あったり前さぁ!つべこべ言わずに壁ぶっ壊して真っ直ぐ進もうぜ!」
ダゴン3「曲がった事は嫌いだって言ったろ!?ニャル夫!!」
ニャル夫「言った覚えは無いがその通りだな」
ニャル夫「おらぁあ!!!」 ブンッ
ドゴッォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!!」
ナイア「これはこれは結構な痛快気分。くぷくぷ」トテトテトテ
真尋「本当、無茶ばかりする」タッタッタッタッタ
ニャル夫「はぁーっはっはっはぁああ!!今の俺様は無敵だぁああ!!ふぅーははははははははは!!!!!!」ダダダダダダダダダ
ドガァアァアン ドガァァアアアアン ドガァアアアアアアアアアン
≪本来壁のある場所を堂々と通過しているのです!まるで幽霊のように…!≫
「馬鹿なっ!?まさかハッキングか!?」
クー子「………」ゾクッ
ニャル子「こんなこったろうと思いましたよ!もう騙される訳にはいきません!」
ニャル子「ハス太くん!クー子!今すぐ船長室に向かいますよ!あいつらはそこに向かって居る筈です!」
ハス太「うっうん!分かった!」
クー子「ニャル子が言うなら…」
ニャル子「そうと決まれば戻ります!第5班!今の位置に押収室の宇宙船も壊してしまいなさい!」
「了解しました!」
ニャル子「今度は先手を打たせて貰いますよぉ…!見てなさい脱獄変態ニャルラトホテップ!!あんたの思い通りにはさせま――」
ドゴオォオオオオオオンンッ
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの方角で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「あったり前さぁ!つべこべ言わずに壁ぶっ壊して真っ直ぐ進もうぜ!」
ダゴン3「曲がった事は嫌いだって言ったろ!?ニャル夫!!」
ニャル夫「言った覚えは無いがその通りだな」
ニャル夫「おらぁあ!!!」 ブンッ
ドゴッォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!!」
ナイア「これはこれは結構な痛快気分。くぷくぷ」トテトテトテ
真尋「本当、無茶ばかりする」タッタッタッタッタ
ニャル夫「はぁーっはっはっはぁああ!!今の俺様は無敵だぁああ!!ふぅーははははははははは!!!!!!」ダダダダダダダダダ
ドガァアァアン ドガァァアアアアン ドガァアアアアアアアアアン
473:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:22:50.64:gTiQW9oOO (42/91)
ニャル子「……………」
ハス太「…………」
クー子「……謎が、解けた」
ハス太「ハッキングじゃ…無かったんだね………」
ニャル子「…うっきゃぁああああああああああああああ!!!」
ニャル子「追いますよ!!デウス・エクス・マキナも取られたんじゃぁこのままじゃぁ!まっ…また真尋さんがぁ!!」ガクガクガクガク
ハス太「分かってる!僕ももうあんな思いはしたくないもん!」タッタッタッタ
クー子「また…あの日常に……戻りたい……!」タッタッタ
ニャル子「真尋さぁあああああん!!待ってぇぇぇえええええええ!!!」ドドドドドドドドドドド
ニャル子「……………」
ハス太「…………」
クー子「……謎が、解けた」
ハス太「ハッキングじゃ…無かったんだね………」
ニャル子「…うっきゃぁああああああああああああああ!!!」
ニャル子「追いますよ!!デウス・エクス・マキナも取られたんじゃぁこのままじゃぁ!まっ…また真尋さんがぁ!!」ガクガクガクガク
ハス太「分かってる!僕ももうあんな思いはしたくないもん!」タッタッタッタ
クー子「また…あの日常に……戻りたい……!」タッタッタ
ニャル子「真尋さぁあああああん!!待ってぇぇぇえええええええ!!!」ドドドドドドドドドドド
474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:23:21.33:gTiQW9oOO (43/91)
~押収室~
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ダゴン「よっし、ここだ!」
真尋「!!」
ナイア「おお……本当だマイホームちゃんだ…」
ニャル夫「……はは…はっははっはっはははは!!!」
ニャル夫「見たか!この俺達が本気を出せば!惑星保護機構なんて簡単に欺け…」
真尋「ちょっと待って、これ起動に時間が掛かるんじゃないのか?」
ニャル夫「あっ」
ダゴン「駄目みたいですね」
ニャル夫「……くっそぉおおお!!ここまで来ておいて後一歩って時にぃぃいい!!」ドォオオン
真尋「うぉおお力むな!部屋が崩壊される!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
ナイア「大丈夫大丈夫、そんな心配は無いよ」
ニャル夫「…え?」
~押収室~
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ダゴン「よっし、ここだ!」
真尋「!!」
ナイア「おお……本当だマイホームちゃんだ…」
ニャル夫「……はは…はっははっはっはははは!!!」
ニャル夫「見たか!この俺達が本気を出せば!惑星保護機構なんて簡単に欺け…」
真尋「ちょっと待って、これ起動に時間が掛かるんじゃないのか?」
ニャル夫「あっ」
ダゴン「駄目みたいですね」
ニャル夫「……くっそぉおおお!!ここまで来ておいて後一歩って時にぃぃいい!!」ドォオオン
真尋「うぉおお力むな!部屋が崩壊される!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
ナイア「大丈夫大丈夫、そんな心配は無いよ」
ニャル夫「…え?」
475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:23:53.77:gTiQW9oOO (44/91)
ラグナラ≪王子ぃー♪こんな事もあろうかと!私があらかじめ起動しておいたよぉ!!≫
ニャル夫「ラ…ラグナラ!?ちょっと待て!この船は俺でしか起動できない筈じゃぁ…」
ナイア「くぷくぷくぷ。何のためのアップグレードだよ?」
ナイア「こんな事もあろうかと、ニャル夫以外にもここに居る全員が起動できるように設定したに決まってるじゃないか」
真尋「……………」
ナイア「ダゴン以外ね」
ダゴン「ファッ!?」
ニャル夫「グッジョブナイア。……よっしゃぁああああ!!!愛してるぜお前等ぁ!!」
ラグナラ≪私も愛している王子ぃぃい!後は、デウス・エクス・マキナを別途エンジンに入れてワープするだけだよ!!≫
ニャル夫「おおそうか!なら後は俺がゲロゲロするだけ……」
真尋「待て!せめて艦内で吐け!吐いた後動けないだろお前!!」
ニャル夫「おっそうだな。じゃぁ、早く艦内も戻ってるぜ!」タッタッタッタッタ
真尋「それじゃぁ、僕達も……」
ラグナラ≪王子ぃー♪こんな事もあろうかと!私があらかじめ起動しておいたよぉ!!≫
ニャル夫「ラ…ラグナラ!?ちょっと待て!この船は俺でしか起動できない筈じゃぁ…」
ナイア「くぷくぷくぷ。何のためのアップグレードだよ?」
ナイア「こんな事もあろうかと、ニャル夫以外にもここに居る全員が起動できるように設定したに決まってるじゃないか」
真尋「……………」
ナイア「ダゴン以外ね」
ダゴン「ファッ!?」
ニャル夫「グッジョブナイア。……よっしゃぁああああ!!!愛してるぜお前等ぁ!!」
ラグナラ≪私も愛している王子ぃぃい!後は、デウス・エクス・マキナを別途エンジンに入れてワープするだけだよ!!≫
ニャル夫「おおそうか!なら後は俺がゲロゲロするだけ……」
真尋「待て!せめて艦内で吐け!吐いた後動けないだろお前!!」
ニャル夫「おっそうだな。じゃぁ、早く艦内も戻ってるぜ!」タッタッタッタッタ
真尋「それじゃぁ、僕達も……」
476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:24:22.72:gTiQW9oOO (45/91)
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477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:24:49.94:gTiQW9oOO (46/91)
ナイア「!?」
真尋「危ない!!」
ニャル夫「ん?」
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ナイア「!?」
真尋「危ない!!」
ニャル夫「ん?」
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478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:25:24.44:gTiQW9oOO (47/91)
ダゴン「…………」
ナイア「………」
真尋「…そ……そんな………」
「やってくれたな、ニャルラテホテプ」
スタンスタンスタン
真尋「………っ!」
ダゴン「………」
船長「…そして、ダゴン、貴様もな」
ダゴン「…………ザーメンさん」
アフーム「アフームだ!ファーストネームで呼ぶな。……というか貴様、私をファーストネームで呼んだことが無いだろう」
ダゴン「…………」
ナイア「………」
真尋「…そ……そんな………」
「やってくれたな、ニャルラテホテプ」
スタンスタンスタン
真尋「………っ!」
ダゴン「………」
船長「…そして、ダゴン、貴様もな」
ダゴン「…………ザーメンさん」
アフーム「アフームだ!ファーストネームで呼ぶな。……というか貴様、私をファーストネームで呼んだことが無いだろう」
479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:25:53.99:gTiQW9oOO (48/91)
ダゴン「………」
ナイア「…誰?お友達?」
ダゴン「俺の元上司だった女だ。すげぇ冷たい目してるだろぉ?」
ダゴン「あれで生涯独身の処女なんだぜ。キツイ性格が災いして」
ナイア「処女ねぇ、私の惑星では珍しかったかな。私は巨大ロボットだから何でもないけど」
ダゴン3「そうねぇ、あの年で処女って…ちょっと厳しいよねぇ。」
ダゴン231「ダゴンさんというイケメンをエロイ目で見てくるし…ちょっともう最悪ぅ~」
ダゴン36「ねぇー」
真尋「お前等なんでそんなに余裕あるんだよ!?ニャル夫と宇宙船に直撃したんだぞ!?さっきの!!」
ダゴン「………」
ナイア「…誰?お友達?」
ダゴン「俺の元上司だった女だ。すげぇ冷たい目してるだろぉ?」
ダゴン「あれで生涯独身の処女なんだぜ。キツイ性格が災いして」
ナイア「処女ねぇ、私の惑星では珍しかったかな。私は巨大ロボットだから何でもないけど」
ダゴン3「そうねぇ、あの年で処女って…ちょっと厳しいよねぇ。」
ダゴン231「ダゴンさんというイケメンをエロイ目で見てくるし…ちょっともう最悪ぅ~」
ダゴン36「ねぇー」
真尋「お前等なんでそんなに余裕あるんだよ!?ニャル夫と宇宙船に直撃したんだぞ!?さっきの!!」
480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:26:36.43:gTiQW9oOO (49/91)
アフーム「ダゴン、よくも私をコケにしてくれたな…」スッ
ダゴン「あっ!それは…」
パキパキパキパキパキ
アフーム「…こんなガラス玉で私を騙そうとはな…!やってくれるじゃないか」
ダゴン「ああっ!俺のラムネ玉コレクションが!」
真尋「しかもラムネに入ってたビー玉なのかよ…」
ナイア「そんな物に騙されるってある意味凄いよね」
アフーム「ええい黙れ!!」グシャッ
アフーム「…とにかくダゴン、貴様にもう一度チャンスをやろう」
ダゴン「え?何だって?」
アフーム「突然難聴になっても口は止まらんぞ。まず、私に”本物”のデウス・エクス・マキナを渡せ」
ダゴン「………」
アフーム「すれば、今までの事は不問にし、貴様を出世コースにご招待しよう。今まで以上の待遇も約束しても良い」
アフーム「それに、我々を敵にすると怖い事も知っているだろう?」
ナイア「清清しいまでに悪者文句だねぇ」
アフーム「そして、そこに居る二人は殺せ」
真尋「!!」
アフーム「ダゴン、よくも私をコケにしてくれたな…」スッ
ダゴン「あっ!それは…」
パキパキパキパキパキ
アフーム「…こんなガラス玉で私を騙そうとはな…!やってくれるじゃないか」
ダゴン「ああっ!俺のラムネ玉コレクションが!」
真尋「しかもラムネに入ってたビー玉なのかよ…」
ナイア「そんな物に騙されるってある意味凄いよね」
アフーム「ええい黙れ!!」グシャッ
アフーム「…とにかくダゴン、貴様にもう一度チャンスをやろう」
ダゴン「え?何だって?」
アフーム「突然難聴になっても口は止まらんぞ。まず、私に”本物”のデウス・エクス・マキナを渡せ」
ダゴン「………」
アフーム「すれば、今までの事は不問にし、貴様を出世コースにご招待しよう。今まで以上の待遇も約束しても良い」
アフーム「それに、我々を敵にすると怖い事も知っているだろう?」
ナイア「清清しいまでに悪者文句だねぇ」
アフーム「そして、そこに居る二人は殺せ」
真尋「!!」
481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:27:02.58:gTiQW9oOO (50/91)
アフーム「ダゴン、お前も知っているだろう?デウス・エクス・マキナの情報は絶対門外不出の法の中にあると」
アフーム「どの道こいつらは指名手配犯の一味だ、殺しても誰も気にしない」
真尋「……こんな…」
真尋「こんな……漫画みたいな悪役の台詞を言う人が本当に居るなんて…!」
ナイア「ある意味感動するよね。サイン貰おうかな」
アフーム「私は本気だ。本気で取引をしている。現に、漫画みたいな取引だとしても貴様には得の方が大きいだろ?」
アフーム「さぁ…本物のデウス・エクス・マキナを渡せ…」
ダゴン「しょうがないなぁ」キュポン
アフーム「言ってる傍からラムネの蓋を開けるなっ!!!!!!」
アフーム「ダゴン、お前も知っているだろう?デウス・エクス・マキナの情報は絶対門外不出の法の中にあると」
アフーム「どの道こいつらは指名手配犯の一味だ、殺しても誰も気にしない」
真尋「……こんな…」
真尋「こんな……漫画みたいな悪役の台詞を言う人が本当に居るなんて…!」
ナイア「ある意味感動するよね。サイン貰おうかな」
アフーム「私は本気だ。本気で取引をしている。現に、漫画みたいな取引だとしても貴様には得の方が大きいだろ?」
アフーム「さぁ…本物のデウス・エクス・マキナを渡せ…」
ダゴン「しょうがないなぁ」キュポン
アフーム「言ってる傍からラムネの蓋を開けるなっ!!!!!!」
482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:27:54.33:gTiQW9oOO (51/91)
プスプスプスプス……
アフーム「良いか!?貴様は今脱出手段が無い!!あの煙の中で塵と化している!もう詰んでいる状態なんだよ!!!」
ナイア「…………」
アフーム「貴様の選択肢は二つ!ここで皆仲良く死ぬか!皆殺して生き残るか!これだけだ!!」
アフーム「まずは…デウス・エクス・マキナを返せ!」
ダゴン「分かった分かった、ほら」ポイ
アフーム「…ふん、分かれば良い」
アフーム「ククク…これで惑星保護機構はまた世界を平和……って、このデウス・エクス・マキナ真緑なんだが」
ダゴン「だってそれ、男子トイレの芳香剤だもん」
真尋「ぷっ!!wwwww」
ナイア「くぷくぷくぷwwwww」
アフーム「………」パキィーン
ダゴン「ああー!!あいつトイレの芳香剤握りつぶしたぁああー!!汚ったねぇーwwwwww」
ダゴン3「マジかよ!これからあいつの事”男子トイレの妖精”て呼ぼうぜ!」
ダゴン4「うわ!学校の男子トイレの臭いが漂ってきたwww臭えwwwwwwwwww」
アフーム「………」プルプルプルプル
ダゴン345「皆逃げろぉーwww男子トイレ菌がこっちに来るぞぉおおおwwwwwww」
アフーム「貴様いい加減にしろぉおお!!!本物はどこだぁあああ!!!!」ジャキンッ
プスプスプスプス……
アフーム「良いか!?貴様は今脱出手段が無い!!あの煙の中で塵と化している!もう詰んでいる状態なんだよ!!!」
ナイア「…………」
アフーム「貴様の選択肢は二つ!ここで皆仲良く死ぬか!皆殺して生き残るか!これだけだ!!」
アフーム「まずは…デウス・エクス・マキナを返せ!」
ダゴン「分かった分かった、ほら」ポイ
アフーム「…ふん、分かれば良い」
アフーム「ククク…これで惑星保護機構はまた世界を平和……って、このデウス・エクス・マキナ真緑なんだが」
ダゴン「だってそれ、男子トイレの芳香剤だもん」
真尋「ぷっ!!wwwww」
ナイア「くぷくぷくぷwwwww」
アフーム「………」パキィーン
ダゴン「ああー!!あいつトイレの芳香剤握りつぶしたぁああー!!汚ったねぇーwwwwww」
ダゴン3「マジかよ!これからあいつの事”男子トイレの妖精”て呼ぼうぜ!」
ダゴン4「うわ!学校の男子トイレの臭いが漂ってきたwww臭えwwwwwwwwww」
アフーム「………」プルプルプルプル
ダゴン345「皆逃げろぉーwww男子トイレ菌がこっちに来るぞぉおおおwwwwwww」
アフーム「貴様いい加減にしろぉおお!!!本物はどこだぁあああ!!!!」ジャキンッ
483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:28:27.16:gTiQW9oOO (52/91)
ダゴン「うわっヤベッ」
アフーム「いい加減に吐かないと、私の能力でここを氷点下の炎で包む事だって容易いのだぞ…!!」
アフーム「すれば、氷点下の炎で貴様らは逃げられぬ零下の地獄に苦しむ事となる…!」
ダゴン「分かった分かった、今本物の場所を言うよ」
アフーム「最初からそう、素直に言えば良いのだ!それでどこにある!」
ダゴン「今、お前が滅ぼした」
アフーム「…は?」
ダゴン「だからぁー、さっきのニャルラトホテップが飲み込んでたの。それをさっきお前滅ぼしてたじゃんか。ビームで」
アフーム「……………」
真尋「……そういえばそうだったな…おい!ニャル夫ぉ!!ラグナラ君!!大丈夫かぁー!?」
アフーム「………うっ…」
アフーム「うぇぇえええええええええええええええええん!!!」ビィイイイイイイ
真尋「!?」
ダゴン「うわっヤベッ」
アフーム「いい加減に吐かないと、私の能力でここを氷点下の炎で包む事だって容易いのだぞ…!!」
アフーム「すれば、氷点下の炎で貴様らは逃げられぬ零下の地獄に苦しむ事となる…!」
ダゴン「分かった分かった、今本物の場所を言うよ」
アフーム「最初からそう、素直に言えば良いのだ!それでどこにある!」
ダゴン「今、お前が滅ぼした」
アフーム「…は?」
ダゴン「だからぁー、さっきのニャルラトホテップが飲み込んでたの。それをさっきお前滅ぼしてたじゃんか。ビームで」
アフーム「……………」
真尋「……そういえばそうだったな…おい!ニャル夫ぉ!!ラグナラ君!!大丈夫かぁー!?」
アフーム「………うっ…」
アフーム「うぇぇえええええええええええええええええん!!!」ビィイイイイイイ
真尋「!?」
484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:29:07.02:gTiQW9oOO (53/91)
アフーム「ふざけるな…ふざけるなよぉおお!!びぃぃえええええええええん!!!」
アフーム「おまっお前が急に居なくなってから!船の指揮も訳分からなくなるしぃ!ニャルラトホテップ子の隊も情緒不安定だしぃ!!」
アフーム「お前は私の物になってくれないしぃ!私は設立当初からの目的を遂行してるだけなんだぞぉお!?」
アフーム「全部!全部お前のせいだからなぁあああ!!びぃいいいいえええええええええん!!!」
真尋「うっ…うわぁ……大人のガチ泣きだぁ……」
ナイア「ねぇダゴン君、何でこの人船長とか言う偉い立場に就けたの?」
ダゴン「んー…多分、コネと能力じゃね?あっ能力って異能の方ね」
アフーム「ひぐっ!ひぐっ……もう………マキナベアもいつの間にか全部消失してるし……もうどうすれば良いのぉ…?」ポロポロポロ
真尋「…なぁ、ちょっと可哀想になって来たんだけど、お前一人だけでも戻ってやったら?」
ダゴン「やだ」
アフーム「ウェえええええええええええええええええん!!」
ナイア「うわっ再発した」
アフーム「ふざけるな…ふざけるなよぉおお!!びぃぃえええええええええん!!!」
アフーム「おまっお前が急に居なくなってから!船の指揮も訳分からなくなるしぃ!ニャルラトホテップ子の隊も情緒不安定だしぃ!!」
アフーム「お前は私の物になってくれないしぃ!私は設立当初からの目的を遂行してるだけなんだぞぉお!?」
アフーム「全部!全部お前のせいだからなぁあああ!!びぃいいいいえええええええええん!!!」
真尋「うっ…うわぁ……大人のガチ泣きだぁ……」
ナイア「ねぇダゴン君、何でこの人船長とか言う偉い立場に就けたの?」
ダゴン「んー…多分、コネと能力じゃね?あっ能力って異能の方ね」
アフーム「ひぐっ!ひぐっ……もう………マキナベアもいつの間にか全部消失してるし……もうどうすれば良いのぉ…?」ポロポロポロ
真尋「…なぁ、ちょっと可哀想になって来たんだけど、お前一人だけでも戻ってやったら?」
ダゴン「やだ」
アフーム「ウェえええええええええええええええええん!!」
ナイア「うわっ再発した」
485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:30:18.18:gTiQW9oOO (54/91)
シュゥウウウウウウウウウウ……
ナイア「おっ、なんやかんやで煙も晴れてきたよ」
真尋「…ああ、ニャル夫とラグナラ君は……」ヒュンッ
真尋「えっ?」
アフーム「うっ?」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
アフーム「」 パラパラ
ニャル夫「…よくもやってくれたなぁ?おい?」
ニャル夫「俺が全部受け止めていなかったら…宇宙船もこいつらも消滅してたぜ?」
真尋「あっ……ニャッ…ニャル夫ぉ!!」
ダゴン「生きていたのか!」
ニャル夫「大悪党だからな。このくらいでは死なん!!ふぅーはははははは!!」
ニャル夫「……ウッ」
真尋「あ」
ニャル夫「おろろろろろろろ……」ゲロゲロゲロ
真尋「ええええええ!?今ぁあああ!?」
ニャル夫「…ぉぉぉお……!身体がぁああ!!悪夢再びぃ…!!」ズキンズキンズキン
ラグナラ≪王子ぃ!大丈夫!?今からそっちに向かうから!≫ゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「や…やめろぉ!無闇にマイホーム動かすなぁ!!!近づくなぁ!!!」
シュゥウウウウウウウウウウ……
ナイア「おっ、なんやかんやで煙も晴れてきたよ」
真尋「…ああ、ニャル夫とラグナラ君は……」ヒュンッ
真尋「えっ?」
アフーム「うっ?」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
アフーム「」 パラパラ
ニャル夫「…よくもやってくれたなぁ?おい?」
ニャル夫「俺が全部受け止めていなかったら…宇宙船もこいつらも消滅してたぜ?」
真尋「あっ……ニャッ…ニャル夫ぉ!!」
ダゴン「生きていたのか!」
ニャル夫「大悪党だからな。このくらいでは死なん!!ふぅーはははははは!!」
ニャル夫「……ウッ」
真尋「あ」
ニャル夫「おろろろろろろろ……」ゲロゲロゲロ
真尋「ええええええ!?今ぁあああ!?」
ニャル夫「…ぉぉぉお……!身体がぁああ!!悪夢再びぃ…!!」ズキンズキンズキン
ラグナラ≪王子ぃ!大丈夫!?今からそっちに向かうから!≫ゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「や…やめろぉ!無闇にマイホーム動かすなぁ!!!近づくなぁ!!!」
486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:31:06.74:gTiQW9oOO (55/91)
ダゴン「……ニャル夫」
ニャル夫「おお…おっ……」グイッ
ダゴン3「後は俺達に」
ダゴン77「任せろ」
ニャル夫「…………ああ」
ニャル夫「悪いな……ありがとう……」
ダッダッダッダッダッダ
ダゴン5「さぁ早く行こうぜ!俺達の船へ!」
真尋「ああ、うんっ……お前ら全員船に乗るわけじゃないよな?」
ウィーン
「居たぞ!!」
「急げ!発射させるな!!」
ダゴン33「おおっとぉ!俺の部下達のお出ましだぜぇ!」
真尋「ぬぐっ…でも、この数だと本当に逃げられるかどうか…」
「乗らせるな!撃て!撃て!」ドガガガガガガガ
真尋「うわぁあ!!やっぱり撃って来た!!」
ナイア「大丈夫大丈夫、このくらいならアップグレードされた宇宙船に傷一つつかないさぁ」
ダゴン「……ニャル夫」
ニャル夫「おお…おっ……」グイッ
ダゴン3「後は俺達に」
ダゴン77「任せろ」
ニャル夫「…………ああ」
ニャル夫「悪いな……ありがとう……」
ダッダッダッダッダッダ
ダゴン5「さぁ早く行こうぜ!俺達の船へ!」
真尋「ああ、うんっ……お前ら全員船に乗るわけじゃないよな?」
ウィーン
「居たぞ!!」
「急げ!発射させるな!!」
ダゴン33「おおっとぉ!俺の部下達のお出ましだぜぇ!」
真尋「ぬぐっ…でも、この数だと本当に逃げられるかどうか…」
「乗らせるな!撃て!撃て!」ドガガガガガガガ
真尋「うわぁあ!!やっぱり撃って来た!!」
ナイア「大丈夫大丈夫、このくらいならアップグレードされた宇宙船に傷一つつかないさぁ」
487:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:31:37.10:gTiQW9oOO (56/91)
真尋「でも一発でも僕に当たったら僕、爆散するぞ!?」
ダゴン3「ぐぁあああああ!!」 チュドーン
ダゴン45「3号ぉぉオオオ……ぐぁあああああ!!!」チュドーン
ナイア「その為にダゴン君達が盾になってくれてるでしょ?だから安心して宇宙船に向かおうよ」
「巨大追撃光線砲!用意!!」
ウィィイイイイン…… ガコンッ
ナイア「あっ…あれはちょっとヤバイかも」
真尋「早速不安因子が出てきた!」
「撃っ……」
ピー ガガガ- ピー
「…!?なっ…なんだ!?」
「モニターが…何者かにハッキングを…」
真尋「でも一発でも僕に当たったら僕、爆散するぞ!?」
ダゴン3「ぐぁあああああ!!」 チュドーン
ダゴン45「3号ぉぉオオオ……ぐぁあああああ!!!」チュドーン
ナイア「その為にダゴン君達が盾になってくれてるでしょ?だから安心して宇宙船に向かおうよ」
「巨大追撃光線砲!用意!!」
ウィィイイイイン…… ガコンッ
ナイア「あっ…あれはちょっとヤバイかも」
真尋「早速不安因子が出てきた!」
「撃っ……」
ピー ガガガ- ピー
「…!?なっ…なんだ!?」
「モニターが…何者かにハッキングを…」
488:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:32:15.18:gTiQW9oOO (57/91)
ブゥンッ
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ何だ!?これは!?」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
ヒュドラ≪私は…俺は絶対にアンタ達の事を認めない!アンタ達、惑星保護機構が正義なんて絶対に認めない!!!≫
ヒュドラ≪この世から…この世から本当に悪を消し去れば確かに苦しんでいる人たちは居なくなるかもしれない…≫
ヒュドラ≪でも…でも些細な”悪”も無くなってしまえば!この世界は石のように無機質になる!!≫
ヒュドラ≪アンタ達は分かっていない!アンタ達は”悪”という物のなんたるかを…!!≫
≪始めろ≫
ジャキン ジャキン ジャキン
ヒュドラ≪私をこんな縫いぐるみに入れても何も変わらない!!≫
ヒュドラ≪この世に悪を全て失くすなんて!そんな事絶対にさせない!!!≫
≪お前が何を言おうと、”悪”は”悪”だ≫
≪お前は、その”悪”を殲滅する一部になるのだよ。もっと誇らしく思いたまへ≫
ハス太「え……?何……これ?」
ブゥンッ
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ何だ!?これは!?」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
ヒュドラ≪私は…俺は絶対にアンタ達の事を認めない!アンタ達、惑星保護機構が正義なんて絶対に認めない!!!≫
ヒュドラ≪この世から…この世から本当に悪を消し去れば確かに苦しんでいる人たちは居なくなるかもしれない…≫
ヒュドラ≪でも…でも些細な”悪”も無くなってしまえば!この世界は石のように無機質になる!!≫
ヒュドラ≪アンタ達は分かっていない!アンタ達は”悪”という物のなんたるかを…!!≫
≪始めろ≫
ジャキン ジャキン ジャキン
ヒュドラ≪私をこんな縫いぐるみに入れても何も変わらない!!≫
ヒュドラ≪この世に悪を全て失くすなんて!そんな事絶対にさせない!!!≫
≪お前が何を言おうと、”悪”は”悪”だ≫
≪お前は、その”悪”を殲滅する一部になるのだよ。もっと誇らしく思いたまへ≫
ハス太「え……?何……これ?」
489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:32:45.91:gTiQW9oOO (58/91)
ヒュドラ≪私は!アンタ達の助けになんかならない!アンタ達がこんな!デウス・エクス・マキナの代わりを作ろうとしても!!≫
ヒュドラ≪こんな縫いぐるみに私達の魂をエネルギー体に替えようとも!私達は”悪”を貫き通してやる!!≫
≪…良いか、良く聞きたまへ≫
≪正義とは、偉い人が決める物だ。そう、例えば我々惑星保護機構の偉い人や、宇宙構成機構の人たちとかな≫
≪そうだ。正義なんてものは神様が決めちゃぁいない。そもそもそんな物は無い。だから曖昧だ≫
クー子「…………っ」
≪だが”悪”はハッキリしている。誰かに迷惑をかける行為の事だ。そうだろ?≫
ヒュドラ≪違う!悪はそんなちっぽけなものじゃない!!≫
グンッ グルグルグルグルグルグルグルグル
ヒュドラ≪いっ…嫌だ……嫌………!!≫
≪…君は、全宇宙を制する大悪党になりたいと言っていたな?≫
≪安心しろ、私達が全宇宙を制するという夢を叶えてやる。まぁ…私達は”正義の味方”だけどな≫
ヒュドラ≪………そんなもの……≫
ヒュドラ≪正義の味方でも…何でも……!!!≫
ザザザザザザザザザザザザザザ
ヒュドラ≪私は!アンタ達の助けになんかならない!アンタ達がこんな!デウス・エクス・マキナの代わりを作ろうとしても!!≫
ヒュドラ≪こんな縫いぐるみに私達の魂をエネルギー体に替えようとも!私達は”悪”を貫き通してやる!!≫
≪…良いか、良く聞きたまへ≫
≪正義とは、偉い人が決める物だ。そう、例えば我々惑星保護機構の偉い人や、宇宙構成機構の人たちとかな≫
≪そうだ。正義なんてものは神様が決めちゃぁいない。そもそもそんな物は無い。だから曖昧だ≫
クー子「…………っ」
≪だが”悪”はハッキリしている。誰かに迷惑をかける行為の事だ。そうだろ?≫
ヒュドラ≪違う!悪はそんなちっぽけなものじゃない!!≫
グンッ グルグルグルグルグルグルグルグル
ヒュドラ≪いっ…嫌だ……嫌………!!≫
≪…君は、全宇宙を制する大悪党になりたいと言っていたな?≫
≪安心しろ、私達が全宇宙を制するという夢を叶えてやる。まぁ…私達は”正義の味方”だけどな≫
ヒュドラ≪………そんなもの……≫
ヒュドラ≪正義の味方でも…何でも……!!!≫
ザザザザザザザザザザザザザザ
490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:33:23.83:gTiQW9oOO (59/91)
「………なっ」
「何だ…?これは…!」
ブツン
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ?!」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
「おい!何だこれは!?ループし始めたぞ!!」
「クソッ!止まらない!!」
「やめろ!!再生されるな!!やめろぉおお!!!」
「………なっ」
「何だ…?これは…!」
ブツン
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ?!」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
「おい!何だこれは!?ループし始めたぞ!!」
「クソッ!止まらない!!」
「やめろ!!再生されるな!!やめろぉおお!!!」
491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:33:56.66:gTiQW9oOO (60/91)
真尋「……………」
ナイア「……………」
真尋「………なぁ、ダゴン」
ダゴン「ん?そうだ。これが俺の分身がモニター室を占拠して放送してる映像だが?」
真尋「いや、それもそうだけど……お前……」
真尋「この映像……に映ってる女の人……誰なんだ…?」
ダゴン「…………」
ダゴン「…それはだな」
ガコォォオン
真尋「うぉおお!?話の途中で扉が閉まったぁ!?」
ニャル夫「おお…お……全員…乗ったようだな……」
真尋「いや!まだダゴンが乗ってない!早く扉をもう一度開けろ!!」
ダゴン3「何だってぇ!?ダゴンさんがぁ!?」
ダゴン21「まさかアイツ…死ぬつもりかぁ!?」
ニャル夫「何言ってんだよ…全員乗ってるじゃねぇか」
真尋「そうだけど…でも……!!」
ニャル夫「……安心しろよ……相棒……」
ニャル夫「あいつは…そう簡単には死なねぇの……知ってるだろ…?」
真尋「……………」
ナイア「……………」
真尋「………なぁ、ダゴン」
ダゴン「ん?そうだ。これが俺の分身がモニター室を占拠して放送してる映像だが?」
真尋「いや、それもそうだけど……お前……」
真尋「この映像……に映ってる女の人……誰なんだ…?」
ダゴン「…………」
ダゴン「…それはだな」
ガコォォオン
真尋「うぉおお!?話の途中で扉が閉まったぁ!?」
ニャル夫「おお…お……全員…乗ったようだな……」
真尋「いや!まだダゴンが乗ってない!早く扉をもう一度開けろ!!」
ダゴン3「何だってぇ!?ダゴンさんがぁ!?」
ダゴン21「まさかアイツ…死ぬつもりかぁ!?」
ニャル夫「何言ってんだよ…全員乗ってるじゃねぇか」
真尋「そうだけど…でも……!!」
ニャル夫「……安心しろよ……相棒……」
ニャル夫「あいつは…そう簡単には死なねぇの……知ってるだろ…?」
492:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:34:43.34:gTiQW9oOO (61/91)
「クソッ!画面が邪魔で操作ができません!!」
「早く!早くあの宇宙船を破壊しろぉ!!」
アフーム「…………」
ダゴン「…っと、これで俺達の勝ち確定ってわけだぁ。」
ダゴン「俺も、とっくに宇宙船に乗り込めたみたいだし。幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしって事で」
アフーム「………なぁ……ダゴン……」
ダゴン「ん?ああ、お前もどっか逃げた方が良いぜ男子トイレの妖精」
ダゴン9「ぶっはwwwwwおまwwwwwww不意打ちwwwwww」
アフーム「……お前は……この女の事が……好き……だったんだな……?」
ダゴン「まぁー…一応、俺の妻となった女だしな。大好きには違いないだろ」
アフーム「………はは……ははは……そうか……」
アフーム「…やっぱり……叶わない物だったんだな……私の…一番の夢も………」
ダゴン「そういうこった。んじゃ、俺もそろそろBダッシュして画面外へ脱出させて頂きますっす」ビシッ
アフーム「………なぁ」
ダゴン「ん?」
アフーム「本当に……私達と敵対するんだな…?お前は………」
ダゴン「まぁなー!」
アフーム「…もう少し戸惑って欲しかったよ…今の返事…」
ダゴン「だってしょうがねぇだろ。あいつらと旅してた時がさぁ、めっちゃくちゃ楽しかったんだ。」
ダゴン「俺のマイハニーがお前等にぶっ殺されたのも、自分の仕事とお前等の恨みか分からん複雑な気持ちも、どーでも良くなった」
ダゴン「俺、あいつらの事が大好きになっちまったみたいなんだ。そして、あいつらの事が大好きな新生ダゴンの事も大好きになっちまった」
ダゴン「だからまぁ、次会った時はよろしく頼むな」
アフーム「………そうか」
アフーム「次に会った時は……覚えてろよ」ニコッ
「クソッ!画面が邪魔で操作ができません!!」
「早く!早くあの宇宙船を破壊しろぉ!!」
アフーム「…………」
ダゴン「…っと、これで俺達の勝ち確定ってわけだぁ。」
ダゴン「俺も、とっくに宇宙船に乗り込めたみたいだし。幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしって事で」
アフーム「………なぁ……ダゴン……」
ダゴン「ん?ああ、お前もどっか逃げた方が良いぜ男子トイレの妖精」
ダゴン9「ぶっはwwwwwおまwwwwwww不意打ちwwwwww」
アフーム「……お前は……この女の事が……好き……だったんだな……?」
ダゴン「まぁー…一応、俺の妻となった女だしな。大好きには違いないだろ」
アフーム「………はは……ははは……そうか……」
アフーム「…やっぱり……叶わない物だったんだな……私の…一番の夢も………」
ダゴン「そういうこった。んじゃ、俺もそろそろBダッシュして画面外へ脱出させて頂きますっす」ビシッ
アフーム「………なぁ」
ダゴン「ん?」
アフーム「本当に……私達と敵対するんだな…?お前は………」
ダゴン「まぁなー!」
アフーム「…もう少し戸惑って欲しかったよ…今の返事…」
ダゴン「だってしょうがねぇだろ。あいつらと旅してた時がさぁ、めっちゃくちゃ楽しかったんだ。」
ダゴン「俺のマイハニーがお前等にぶっ殺されたのも、自分の仕事とお前等の恨みか分からん複雑な気持ちも、どーでも良くなった」
ダゴン「俺、あいつらの事が大好きになっちまったみたいなんだ。そして、あいつらの事が大好きな新生ダゴンの事も大好きになっちまった」
ダゴン「だからまぁ、次会った時はよろしく頼むな」
アフーム「………そうか」
アフーム「次に会った時は……覚えてろよ」ニコッ
493:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:35:18.51:gTiQW9oOO (62/91)
,イ.| ̄i| |i ̄ ̄|i>。.
/ i|!|i才| |斗-=ミs、i| |>。.
/|i,x ≦´ .i| |i _ i| |i |i 。
/斗´ i||i-‐ |!|i ̄ ̄`ヽ |ij{’ヽ.|i `'守
./´ .| ,. i||i |i|i-ニ三`ヽi!ヽ .i!ヽ |ii|`'守 / ̄ヘ
.|i>i! , ´i!x≦i!|i \{ `ヽ!. ..ヽ|i /ヘ `ヽ/|
.|i i|_ ‐ |i |i|i斗-ミ |iヤ ヘ. .|i|*'” |_ _ ,イ
.|i*'”i} .j{--=.|i|i .>。i! ヤ i|`ヽ' / ̄ ヘ `ヽ / / ̄`ヽヘヽ
.|i .j{_ ‐ |i| .|i|斗-=ミ |i `_ i|>’./ / /´ ̄ ̄ノ'ヘヘ
.|i |i_ ‐ .|i|‐=ニ.!!_≠ミ、’|i ― / j{ ,' ,. ´ ノ'
.|i *'” ̄.|i|-=ァ|i ̄ ̄ミxミ.j{ ヘ { ヾ≧s、>''´ j{ヽ- ./ _
.|i |i,x≦|i|. .|i ヘ{ミ、ヘj{ ヘ j{___/ /i|_ _ /,―ミ、\
.|i*'”{ .{.i! i!-斗-=ミ |i < ’< 斗-===ミ __,,..>,x≦´.{ { } }
.|i |i _,≪ii!-=ニi| -=ニ二 ̄ \ /| |ヘ /,x ´ .{ ハ / /
.|i-‐|i ̄ |i _.|i ̄二ミヽ三ニ― ヘ ヘ,' Tヽ .|i/  ̄ ’<三>´
.|i |i -=|i ̄ .|i_ニミi、 |i>ー。._ 人 | ヘ ' ,. ´
.|i_.‐|i ̄._.|i,x ≦|i ̄ ̄ i!ヽ|i `ヽi| .,イヘ´ _ ヘ |i _ -=ァニ^¨
.|i .._|i |i !|i .!|i` 、゚.i!|/ j{ ヘ ヘ,' ,'; -ニ_
.|iニ..|i |i _ニ..|irぉiひ''*x!|i. ./ ,イ ヘY `ヽ ´ _ニ-
.|i_ |i_.ニ!|i ...|i __ .|i /-=ニ ̄! i´ ヽヘ ̄
.|i |i |i_三ニ|i ̄ ̄`ヽi!.|i `i|*。..| { `ヽ }、` ト 、
.|i |i-三.|i _ニ|i―ニミヽ .|i`ト、..i| `.i| 人__ } Tヽイ ≧=-
.|i |i_.=-.|i ̄ !|i `ヽ|i` 、...i|i、 | |i /i|`ト、 _,. ´ / ヘ ヘ
.|i=-|i |i !|i__ !|i>...!i| `i!| |i' |iヘ Y ̄`ヽ ̄ ヘ^丶
.|i |i_-ニ!|i-ニ .|i ̄ ̄> !|i |`'守| /` |i ー'ト i| ヘ j
.|i..,x|i |i !|i__ !|ト .| !|./`ト.|i>。 | >i。. ヽ _/
.|i. . |i_ - .i! ≦´i| ̄ ̄ミ>。|i .¨ト i|' .>iト` ト.、 i| |`ー', ,i
.|i-. |i |i_ニ |_ニミ .|i>。 !| iト _ |i >。トi、 .i| |
.|i |i-=ニi} ̄ ̄|i `ヽ |i。 ト 、.!| =-|i 、 |>。!|、 !|
.|i-=|i |i !|i .|ト゚' * |i |=- |i `ヽi| | |
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/|i,x ≦´ .i| |i _ i| |i |i 。
/斗´ i||i-‐ |!|i ̄ ̄`ヽ |ij{’ヽ.|i `'守
./´ .| ,. i||i |i|i-ニ三`ヽi!ヽ .i!ヽ |ii|`'守 / ̄ヘ
.|i>i! , ´i!x≦i!|i \{ `ヽ!. ..ヽ|i /ヘ `ヽ/|
.|i i|_ ‐ |i |i|i斗-ミ |iヤ ヘ. .|i|*'” |_ _ ,イ
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494:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:35:46.24:gTiQW9oOO (63/91)
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!死ぬぅ!!今度こそ死ぬぅうう!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ナイア「…………」椅子と接合
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「あれ!?デジャヴ!何かこれデジャヴ!?」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「不安になるような事を言うんじゃねぇ!!今度こそまた変な事が起こったら確実に俺達はぁ…」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
ニャル夫「ちょっ」
真尋「うそっでしょ!?」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!死ぬぅ!!今度こそ死ぬぅうう!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ナイア「…………」椅子と接合
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「あれ!?デジャヴ!何かこれデジャヴ!?」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「不安になるような事を言うんじゃねぇ!!今度こそまた変な事が起こったら確実に俺達はぁ…」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
ニャル夫「ちょっ」
真尋「うそっでしょ!?」
495:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:36:13.53:gTiQW9oOO (64/91)
カッ
コオオオオオオォォォォォォ……
カッ
コオオオオオオォォォォォォ……
496:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:36:43.02:gTiQW9oOO (65/91)
シュゥゥ……
クー子「………」
「目標、見失いました。以後、捜索体制に戻ります。」
アフーム「……その必要は無い」
「アフーム船長!」
アフーム「奴らの行く先は分かっている。我々もそこに向かえば良いだけの話だ」
「そっそれではプラン8作戦が失敗した事に…!」
アフーム「良いか、これから戦争が起こる。全員、各自プラン9戦争に備えるように」
ハス太「…………そっ」
ハス太「そん……な……」ガクッ
ハス太「また…また真尋くんと…離れ離れになっちゃうなんて……」ポロポロ…
クー子「……」
クー子「………ハス太…」
ハス太「………うん…?」ポロポロ
クー子「一番辛いのは……ニャル子……」
ハス太「…………」
ハス太「……そう……だよね………」
ハス太「ねぇ、ニャル子ちゃん!これで諦めるって訳じゃぁ……」
ハス太「……あれ?ニャル子ちゃん?」
シュゥゥ……
クー子「………」
「目標、見失いました。以後、捜索体制に戻ります。」
アフーム「……その必要は無い」
「アフーム船長!」
アフーム「奴らの行く先は分かっている。我々もそこに向かえば良いだけの話だ」
「そっそれではプラン8作戦が失敗した事に…!」
アフーム「良いか、これから戦争が起こる。全員、各自プラン9戦争に備えるように」
ハス太「…………そっ」
ハス太「そん……な……」ガクッ
ハス太「また…また真尋くんと…離れ離れになっちゃうなんて……」ポロポロ…
クー子「……」
クー子「………ハス太…」
ハス太「………うん…?」ポロポロ
クー子「一番辛いのは……ニャル子……」
ハス太「…………」
ハス太「……そう……だよね………」
ハス太「ねぇ、ニャル子ちゃん!これで諦めるって訳じゃぁ……」
ハス太「……あれ?ニャル子ちゃん?」
497:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:37:16.18:gTiQW9oOO (66/91)
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「………………」
真尋「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「………………」
ラグナラ「………………」
真尋「………あれ?」
ニャル夫「…生きてる…?」
真尋「……でも、さっき宇宙船が潰れるって……」
≪…一つ、貴方達に謝らなければいけない事があります≫
ニャル夫「…え?」
≪私は先ほど、一つ嘘をついてしまいました。≫
≪惑星保護機構を混乱させる為に、一つの嘘を≫
ニャル夫「………」
ダゴン「…という事は、今頃その言葉聞いた奴はパニックになるか安堵してるか…」
≪それで、私達に有利に働けばと。私の独断です≫
ニャル夫「……ナイア」
ナイア「んー?」
ニャル夫「…お前の仕業だな?」
ナイア「まぁねー、人工知能をちょっと追加してみて、嘘をつけるようにもしてみたんだぁー」
ナイア「あれ?言ってなかったっけ?」
真尋「聞いてないよ!?おかげで僕もまた寿命が縮んだよ!!」
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「………………」
真尋「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「………………」
ラグナラ「………………」
真尋「………あれ?」
ニャル夫「…生きてる…?」
真尋「……でも、さっき宇宙船が潰れるって……」
≪…一つ、貴方達に謝らなければいけない事があります≫
ニャル夫「…え?」
≪私は先ほど、一つ嘘をついてしまいました。≫
≪惑星保護機構を混乱させる為に、一つの嘘を≫
ニャル夫「………」
ダゴン「…という事は、今頃その言葉聞いた奴はパニックになるか安堵してるか…」
≪それで、私達に有利に働けばと。私の独断です≫
ニャル夫「……ナイア」
ナイア「んー?」
ニャル夫「…お前の仕業だな?」
ナイア「まぁねー、人工知能をちょっと追加してみて、嘘をつけるようにもしてみたんだぁー」
ナイア「あれ?言ってなかったっけ?」
真尋「聞いてないよ!?おかげで僕もまた寿命が縮んだよ!!」
498:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:37:54.30:gTiQW9oOO (67/91)
ニャル夫「……ふっ」
ニャル夫「ふぅうううははははは!!いや良くやったナイア!これで宇宙征服の夢にまた一歩近づいた!!」
ダゴン「まぁ、どんな対策するかの誤算が出てくるわな。ケケケケケ!」
ラグナラ「私も!ナイアお姉ちゃんのおかげで役に立てたぁー!」
ナイア「えへへぇ」クプクプクプ
ニャル夫「よぉーしお前等!目的地まで後もう少し!気合入れて行こうぜぇ!!」
「「「おぉー!!」」」
ヴーヴーヴー
ニャル夫「んっ!?」
≪侵入者、発見、侵入者、発見。ただちに対策を取ってください。≫
ラグナラ「……え?」
ダゴン「おいおーいwwwまたまたぁ嘘をつかなくてもwww良いんだZE☆」
≪侵入者はただいま、この部屋に向かっています。監視カメラの映像をご確認ください≫ ビュィンッ
ナイア「…わぁお、本当じゃん」
ダゴン「嘘ぉ…マジでぇ?」
ニャル夫「……ふっ」
ニャル夫「ふぅうううははははは!!いや良くやったナイア!これで宇宙征服の夢にまた一歩近づいた!!」
ダゴン「まぁ、どんな対策するかの誤算が出てくるわな。ケケケケケ!」
ラグナラ「私も!ナイアお姉ちゃんのおかげで役に立てたぁー!」
ナイア「えへへぇ」クプクプクプ
ニャル夫「よぉーしお前等!目的地まで後もう少し!気合入れて行こうぜぇ!!」
「「「おぉー!!」」」
ヴーヴーヴー
ニャル夫「んっ!?」
≪侵入者、発見、侵入者、発見。ただちに対策を取ってください。≫
ラグナラ「……え?」
ダゴン「おいおーいwwwまたまたぁ嘘をつかなくてもwww良いんだZE☆」
≪侵入者はただいま、この部屋に向かっています。監視カメラの映像をご確認ください≫ ビュィンッ
ナイア「…わぁお、本当じゃん」
ダゴン「嘘ぉ…マジでぇ?」
499:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:38:51.68:gTiQW9oOO (68/91)
ラグナラ「とっ…扉をどんどん壊してこっちに来てるよ!?」
ニャル夫「……マジ……かよ?」
真尋「…ニャッ…ニャル子…!!」
ラグナラ「とっ…扉をどんどん壊してこっちに来てるよ!?」
ニャル夫「……マジ……かよ?」
真尋「…ニャッ…ニャル子…!!」
500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:39:22.92:gTiQW9oOO (69/91)
ダゴン「おーい!早く扉を全部施錠しろよ!!マジでこれ洒落にならない勢いでこっち来てるぞ!!」
ナイア「とっくにしてるよ。最大出力でね」
ドゴォォン… ドゴォオオン… ドゴォオオオン…
ラグナラ「ぴぃいい!!音が聞こえてきたぁ!!」
ニャル夫「…今がチャンスか?妹の因縁を晴らすのは今がチャンスか?…いや、今ここで暴れたらマイホームは破壊しつくされてしまう……」
ニャル夫「畜生…!止むを得ん!おいマイホーム!こっから先の機体を切り離せ!」
ナイア「ええ…!?」
ダゴン「そんな!?こっから先に俺の部屋があるんだぞぉ!?」
ラグナラ「私と王子様の部屋もぉ!!」
真尋「いや…ここでニャル子に捕まったら全部ゲームオーバーだ…間違いない」
ドゴォオオオオオオオッ
ラグナラ「ぴぃい!!来たぁああ!!」
ニャル夫「ナイアァ!マイホーム!!早く切り離せぇええ!!」
ナイア「………マイホーム…」
≪了解しました、最終許可をください≫
ナイア「…ごめんね!」
ポチッ
ガシュゥゴォオオオオン……
ダゴン「おーい!早く扉を全部施錠しろよ!!マジでこれ洒落にならない勢いでこっち来てるぞ!!」
ナイア「とっくにしてるよ。最大出力でね」
ドゴォォン… ドゴォオオン… ドゴォオオオン…
ラグナラ「ぴぃいい!!音が聞こえてきたぁ!!」
ニャル夫「…今がチャンスか?妹の因縁を晴らすのは今がチャンスか?…いや、今ここで暴れたらマイホームは破壊しつくされてしまう……」
ニャル夫「畜生…!止むを得ん!おいマイホーム!こっから先の機体を切り離せ!」
ナイア「ええ…!?」
ダゴン「そんな!?こっから先に俺の部屋があるんだぞぉ!?」
ラグナラ「私と王子様の部屋もぉ!!」
真尋「いや…ここでニャル子に捕まったら全部ゲームオーバーだ…間違いない」
ドゴォオオオオオオオッ
ラグナラ「ぴぃい!!来たぁああ!!」
ニャル夫「ナイアァ!マイホーム!!早く切り離せぇええ!!」
ナイア「………マイホーム…」
≪了解しました、最終許可をください≫
ナイア「…ごめんね!」
ポチッ
ガシュゥゴォオオオオン……
501:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:40:04.54:gTiQW9oOO (70/91)
ニャル夫「おっ…おお…!」
ダゴン「うわぁっ!独特の浮遊感がぁああ!!」
ラグナラ「こっこれで切り離せたのぉ!?」
ナイア「間違いなく切り離したよ。排気口も第一ゲート付近を作動。完全に自立せよ」
ニャル夫「…ああ……マイホームの下半身がどんどん遠くなっていく…」
ダゴン「ちょっとエロイ響きだよね」
真尋「……これで、助かった…のか?」
ナイア「まぁ、あっこからここまで飛べる奴も居ないでしょう。」
真尋「…でも、ニャル子は大丈夫なの…か…?」
ニャル夫「それは心配しなくて良い。一応あれでも俺の妹だ。俺ほどとは言わないがかなり強いからな」
真尋「そっ…そうか…」
ガゴォオオオオッ
ニャル夫「!?」
ダゴン「扉から拳がっ!?」
ニャル夫「おっ…おお…!」
ダゴン「うわぁっ!独特の浮遊感がぁああ!!」
ラグナラ「こっこれで切り離せたのぉ!?」
ナイア「間違いなく切り離したよ。排気口も第一ゲート付近を作動。完全に自立せよ」
ニャル夫「…ああ……マイホームの下半身がどんどん遠くなっていく…」
ダゴン「ちょっとエロイ響きだよね」
真尋「……これで、助かった…のか?」
ナイア「まぁ、あっこからここまで飛べる奴も居ないでしょう。」
真尋「…でも、ニャル子は大丈夫なの…か…?」
ニャル夫「それは心配しなくて良い。一応あれでも俺の妹だ。俺ほどとは言わないがかなり強いからな」
真尋「そっ…そうか…」
ガゴォオオオオッ
ニャル夫「!?」
ダゴン「扉から拳がっ!?」
502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:40:35.09:gTiQW9oOO (71/91)
バキバキバキバキバキバキ
ニャル子「真ぁぁぁぁぁぁ尋ぉぉおおおおおさぁぁあああああああん!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ
バキバキバキバキバキバキ
ダゴン「ぎゃぁぁああああああ!!ジャック・ニコル・ソォオオオオオオン!!!」
ラグナラ「ぴぃぃいいいいい!!扉に!扉に!!」
ニャル夫「ぐっ…おい息を止めてろ!特に相棒!」ガコンッ
真尋「!?」
ビュォオオオオオオオオオオオ
ニャル子「――――っ!!!」ガクガクガクガクガク
ニャル夫「空気安定装置を解除した!これであいつは宇宙に吸い込まれる!!」
バキバキバキバキバキバキ
ニャル子「真ぁぁぁぁぁぁ尋ぉぉおおおおおさぁぁあああああああん!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ
バキバキバキバキバキバキ
ダゴン「ぎゃぁぁああああああ!!ジャック・ニコル・ソォオオオオオオン!!!」
ラグナラ「ぴぃぃいいいいい!!扉に!扉に!!」
ニャル夫「ぐっ…おい息を止めてろ!特に相棒!」ガコンッ
真尋「!?」
ビュォオオオオオオオオオオオ
ニャル子「――――っ!!!」ガクガクガクガクガク
ニャル夫「空気安定装置を解除した!これであいつは宇宙に吸い込まれる!!」
503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:41:07.20:gTiQW9oOO (72/91)
ニャル子「グガッ…ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!」ゴオオオオオオ
真尋「……………」
ニャル夫「悪いなニャル子ぉ!お前との対決はまた今度だ!!それまで首を洗って待っているが良い!!ふははははははは!!!」
ニャル子「……っ……ぐ……くっ……」
ニャル子「………まっ……真尋さぁん……」
真尋「………!」
ニャル子「お願いです…お願いですから……帰ってきて…ください……」
ニャル子「また…帰って…一緒に…一緒に楽しい日々を送りましょう…!」
ニャル子「たとえ…例え貴方が宇宙国際指名手配されていていも…私…私……守りますから…!」
ニャル子「真尋さんの事……死んでも守ってみせますからぁ…!!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……帰りましょう…?私達と…一緒に………」ポロポロポロポロ
真尋「……………」
ニャル子「グガッ…ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!」ゴオオオオオオ
真尋「……………」
ニャル夫「悪いなニャル子ぉ!お前との対決はまた今度だ!!それまで首を洗って待っているが良い!!ふははははははは!!!」
ニャル子「……っ……ぐ……くっ……」
ニャル子「………まっ……真尋さぁん……」
真尋「………!」
ニャル子「お願いです…お願いですから……帰ってきて…ください……」
ニャル子「また…帰って…一緒に…一緒に楽しい日々を送りましょう…!」
ニャル子「たとえ…例え貴方が宇宙国際指名手配されていていも…私…私……守りますから…!」
ニャル子「真尋さんの事……死んでも守ってみせますからぁ…!!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……帰りましょう…?私達と…一緒に………」ポロポロポロポロ
真尋「……………」
504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:41:47.21:gTiQW9oOO (73/91)
ニャル子「…真尋さんの思っている通り…地球は無くなってしまいました…」
ニャル子「でも…でも!真尋さんは最後の地球人なのです!だから…ちゃんと保護される筈です…!」
ニャル子「それでも…それでも駄目だったら…私が何とかしてみせます!」ポロポロポロポロ
ニャル子「とにかく!…とにかく命に替えても真尋さんを守ります!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……お願いです真尋さん………」ポロポロポロポロ
ニャル子「私と一緒に……来てください……」ポロポロポロポロ
ニャル子「私を……置いていかないでくださいよぉ……!」ポロポロポロポロ
ニャル子「…真尋さんの思っている通り…地球は無くなってしまいました…」
ニャル子「でも…でも!真尋さんは最後の地球人なのです!だから…ちゃんと保護される筈です…!」
ニャル子「それでも…それでも駄目だったら…私が何とかしてみせます!」ポロポロポロポロ
ニャル子「とにかく!…とにかく命に替えても真尋さんを守ります!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……お願いです真尋さん………」ポロポロポロポロ
ニャル子「私と一緒に……来てください……」ポロポロポロポロ
ニャル子「私を……置いていかないでくださいよぉ……!」ポロポロポロポロ
505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:42:36.80:gTiQW9oOO (74/91)
真尋「………ニャル…夫」
真尋「その空気安定装置を……着けろ…」
ニャル夫「…………」カチッ
ブゥンッ
ニャル子「……っ!」ガクンッ
真尋「…………」
真尋「……」スタスタスタスタ
ニャル子「……あっ……」
真尋「……ニャル子…」
真尋「お前の気持ちは分かっている…痛い程分かっているんだ」
真尋「それに、僕も誰かの都合で勝手にこんな目にあって、最初から僕の意思じゃなかったもんな」
ニャル子「……真尋さん……」
真尋「正直、こんなの理不尽とさえ思っている」
ニャル子「…それじゃぁ……!!」
真尋「でも、もう駄目なんだ」
ドンッ
真尋「………ニャル…夫」
真尋「その空気安定装置を……着けろ…」
ニャル夫「…………」カチッ
ブゥンッ
ニャル子「……っ!」ガクンッ
真尋「…………」
真尋「……」スタスタスタスタ
ニャル子「……あっ……」
真尋「……ニャル子…」
真尋「お前の気持ちは分かっている…痛い程分かっているんだ」
真尋「それに、僕も誰かの都合で勝手にこんな目にあって、最初から僕の意思じゃなかったもんな」
ニャル子「……真尋さん……」
真尋「正直、こんなの理不尽とさえ思っている」
ニャル子「…それじゃぁ……!!」
真尋「でも、もう駄目なんだ」
ドンッ
506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:44:12.48:gTiQW9oOO (75/91)
ニャル子「え…………」
真尋「僕は…僕はもう無関係じゃ無い……それに…僕は選択してしまった…」
真尋「今から…その選択にけじめを付けに行く。」
真尋「その為に、僕は最後までするって決めたんだっ」
ニャル子「……まひ……ろ……さん……」
真尋「だから!待っていてくれ!!」
真尋「こんなクソったれな夢が終わるまで!!」
真尋「”夢みるままに待ちいたり”!!僕達は!」
真尋「待てば終わる夢なんてくそったれだ!!!!」
真尋「……だから…さようなら…………ニャル子………」
ニャル子「え…………」
真尋「僕は…僕はもう無関係じゃ無い……それに…僕は選択してしまった…」
真尋「今から…その選択にけじめを付けに行く。」
真尋「その為に、僕は最後までするって決めたんだっ」
ニャル子「……まひ……ろ……さん……」
真尋「だから!待っていてくれ!!」
真尋「こんなクソったれな夢が終わるまで!!」
真尋「”夢みるままに待ちいたり”!!僕達は!」
真尋「待てば終わる夢なんてくそったれだ!!!!」
真尋「……だから…さようなら…………ニャル子………」
507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:44:43.90:gTiQW9oOO (76/91)
ウィーン……ガシャンガシャンガシャン
真尋「……………」
ニャル夫「……うっし、これで二度と侵入されることも無いだろ」
ナイア「小さくなった分、補強がやりやすくなったね」
ラグナラ「うん!心なしかいつもより速くなった気がするー!」
ニャル夫「そうだな。半分くらい軽くなったからな」
真尋「…………なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「ん?どうした」
真尋「最後の言葉……ニャル子…聞こえていたかな……?」
ニャル夫「まぁ、聞こえているだろ。」カチカチカチ
真尋「…悪いけど、ちょっとは真剣に答え――」
ニャル夫「る必要は無えよ。あいつは地獄耳だ。あんなでかい声聞こえない訳ないだろ」
ウィーン……ガシャンガシャンガシャン
真尋「……………」
ニャル夫「……うっし、これで二度と侵入されることも無いだろ」
ナイア「小さくなった分、補強がやりやすくなったね」
ラグナラ「うん!心なしかいつもより速くなった気がするー!」
ニャル夫「そうだな。半分くらい軽くなったからな」
真尋「…………なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「ん?どうした」
真尋「最後の言葉……ニャル子…聞こえていたかな……?」
ニャル夫「まぁ、聞こえているだろ。」カチカチカチ
真尋「…悪いけど、ちょっとは真剣に答え――」
ニャル夫「る必要は無えよ。あいつは地獄耳だ。あんなでかい声聞こえない訳ないだろ」
508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:45:51.54:gTiQW9oOO (77/91)
真尋「………そうか」
ニャル夫「ただ、まぁ次に会う時は敵同士だろうな。あいつも惑星保護機構側の邪神だし」
ダゴン「え?それって元から敵じゃねぇ?」
ニャル夫「……言われてみればそうか」
真尋「…………」
ニャル夫「それに、俺は最後までには妹の因縁を晴らしておきたいしな」
真尋「………そうか」
ニャル夫「ただ、まぁ次に会う時は敵同士だろうな。あいつも惑星保護機構側の邪神だし」
ダゴン「え?それって元から敵じゃねぇ?」
ニャル夫「……言われてみればそうか」
真尋「…………」
ニャル夫「それに、俺は最後までには妹の因縁を晴らしておきたいしな」
509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:49:31.59:gTiQW9oOO (78/91)
ニャル夫「………さて、お前ら。既に分かっているとは思うが…」
真尋「…………」
ニャル夫「目的地まで…もう残り僅か。明日には到着する予定だ。」
ナイア「明日……」
ダゴン「明日…ねぇ。身だしなみとか整えきれるかしら?」
ニャル夫「だから、俺は最後に悔いの無いようにやれる事はやっておいた方が良いと思う」
ラグナラ「うん!私、王子と愛を育みたい!」
ニャル夫「それは宇宙征服したあとな!」
真尋「宇宙征服した後、ロリコンになる覚悟を決めたのか…」
ニャル夫「そういう意味じゃ…もう、それで良いよ…」
ラグナラ「……っ!!」パァアアア
ダゴン「なんだってぇええ!?おいお前らぁ!ニャル夫さんを囲めぇえ!!」
ダゴン‘s「「「おっす!!」」」
ババババッ
ダゴン3「やぁーいやぁーい!ロリコンロリコンンンンン!!」
ダゴン4「お前の妹、ロリコンの妹ぉおおおおお!!!」
ダゴン2「やっぱり本命の穴は入らないからお尻ですかぁ!?ニャル夫さぁあん!!」
ニャル夫「一気に数人を灰にする力!!」ピカァァァァァァ…
ダゴン‘s「「「ぎゃぁぁぁぁああああああああああああ!!」」」ビリビリビリビリビリ…
サラァ………
ニャル夫「ふぅ。ナイア、お前は?」
ナイア「……私は、最後のタイムリミットまで情報を精一杯インターネットから吸収しときたいねぇ」
ニャル夫「そうだな。お前には何度も助けられた。言われなくとも許可しよう」
ダゴン「はいはぁーい!俺はぁー!俺はぁー!」
ニャル夫「相棒、お前は?」
真尋「…やりたい事は、最後の闘いにとっておくよ」
ニャル夫「そうか。…俺と同じだな」
ダゴン「おいおぉーいwww俺のやりたい事をwwww聞きたいくせにぃwwwww」
ニャル夫「何だよ、デリヘルとかは呼ばねぇぞ」
ダゴン「………」スッ
真尋「マジで呼ぼうとしてたのか!」
ニャル夫「………さて、お前ら。既に分かっているとは思うが…」
真尋「…………」
ニャル夫「目的地まで…もう残り僅か。明日には到着する予定だ。」
ナイア「明日……」
ダゴン「明日…ねぇ。身だしなみとか整えきれるかしら?」
ニャル夫「だから、俺は最後に悔いの無いようにやれる事はやっておいた方が良いと思う」
ラグナラ「うん!私、王子と愛を育みたい!」
ニャル夫「それは宇宙征服したあとな!」
真尋「宇宙征服した後、ロリコンになる覚悟を決めたのか…」
ニャル夫「そういう意味じゃ…もう、それで良いよ…」
ラグナラ「……っ!!」パァアアア
ダゴン「なんだってぇええ!?おいお前らぁ!ニャル夫さんを囲めぇえ!!」
ダゴン‘s「「「おっす!!」」」
ババババッ
ダゴン3「やぁーいやぁーい!ロリコンロリコンンンンン!!」
ダゴン4「お前の妹、ロリコンの妹ぉおおおおお!!!」
ダゴン2「やっぱり本命の穴は入らないからお尻ですかぁ!?ニャル夫さぁあん!!」
ニャル夫「一気に数人を灰にする力!!」ピカァァァァァァ…
ダゴン‘s「「「ぎゃぁぁぁぁああああああああああああ!!」」」ビリビリビリビリビリ…
サラァ………
ニャル夫「ふぅ。ナイア、お前は?」
ナイア「……私は、最後のタイムリミットまで情報を精一杯インターネットから吸収しときたいねぇ」
ニャル夫「そうだな。お前には何度も助けられた。言われなくとも許可しよう」
ダゴン「はいはぁーい!俺はぁー!俺はぁー!」
ニャル夫「相棒、お前は?」
真尋「…やりたい事は、最後の闘いにとっておくよ」
ニャル夫「そうか。…俺と同じだな」
ダゴン「おいおぉーいwww俺のやりたい事をwwww聞きたいくせにぃwwwww」
ニャル夫「何だよ、デリヘルとかは呼ばねぇぞ」
ダゴン「………」スッ
真尋「マジで呼ぼうとしてたのか!」
510:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:50:38.59:gTiQW9oOO (79/91)
ニャル夫「…悪いが、そういうのは無しだ。俺は、一つだけやり残している事がある」
真尋「…………」
ニャル夫「……ダゴン、何か言う事あるだろ?」
ダゴン「んん?wwwwええとwww何すかwwwwww」
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……………」
真尋「……………」
ダゴン「……いっいや、冗談だよ。はは…」
ダゴン「…悪かった。今まで俺が惑星保護機構員って黙ってて」
ニャル夫「……よし。よく言ったダゴン!立て!!」
ダゴン「ははは!何だか俺、謝ったらスッキリしたわ!!」
ナイア「そうかそうか」
ダゴン「サンキューニャル夫!これで俺も心残り無く最後の闘いに…」
ニャル夫「せいや!!!」ドゴォオオッ
ダゴン「ブッパップッ!!!!!」メシャァアア
ニャル夫「…悪いが、そういうのは無しだ。俺は、一つだけやり残している事がある」
真尋「…………」
ニャル夫「……ダゴン、何か言う事あるだろ?」
ダゴン「んん?wwwwええとwww何すかwwwwww」
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……………」
真尋「……………」
ダゴン「……いっいや、冗談だよ。はは…」
ダゴン「…悪かった。今まで俺が惑星保護機構員って黙ってて」
ニャル夫「……よし。よく言ったダゴン!立て!!」
ダゴン「ははは!何だか俺、謝ったらスッキリしたわ!!」
ナイア「そうかそうか」
ダゴン「サンキューニャル夫!これで俺も心残り無く最後の闘いに…」
ニャル夫「せいや!!!」ドゴォオオッ
ダゴン「ブッパップッ!!!!!」メシャァアア
511:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:51:17.95:gTiQW9oOO (80/91)
ニャル夫「てんめぇええ!!よくも今まで俺を騙してくれたなぁぁああああ!!この三流覆面レスラーがぁあああ!!!」
ナイア「一度、脳に電極刺すのやってみたかったんだよね…くひひひひ」バチバチバチ
ラグナラ「謝ったくらいで許されると思ったら大間違いだぁああ!!さすがの私もこれには怒ったぞぉおおおお!!」
ダゴン「ぇぇぇええええええええええ!?ちょっええええええええええ!?」
ニャル夫「安心しろ…お仕置きした後は全部許してやるから……」
ナイア「さぁ…ロックンロールを始めようか」バチバチバチ
ラグナラ「皆で仲良く最後の闘いを生き抜くよ!!殴った後に!!」
ダゴン「ひぃぃい!ちょっと真尋くぅん!!フォローお願い!君なら分かってくれるよねぇ!?俺の事情知ってる君なら分かってくれるよねぇ!?」
ニャル夫「てんめぇええ!!よくも今まで俺を騙してくれたなぁぁああああ!!この三流覆面レスラーがぁあああ!!!」
ナイア「一度、脳に電極刺すのやってみたかったんだよね…くひひひひ」バチバチバチ
ラグナラ「謝ったくらいで許されると思ったら大間違いだぁああ!!さすがの私もこれには怒ったぞぉおおおお!!」
ダゴン「ぇぇぇええええええええええ!?ちょっええええええええええ!?」
ニャル夫「安心しろ…お仕置きした後は全部許してやるから……」
ナイア「さぁ…ロックンロールを始めようか」バチバチバチ
ラグナラ「皆で仲良く最後の闘いを生き抜くよ!!殴った後に!!」
ダゴン「ひぃぃい!ちょっと真尋くぅん!!フォローお願い!君なら分かってくれるよねぇ!?俺の事情知ってる君なら分かってくれるよねぇ!?」
512:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:51:47.26:gTiQW9oOO (81/91)
真尋「 は あ ?」 ボキリ ボキリ
ダゴン「ちょっ!!!てめぇも戦闘モードかよ!?そんな大量のフォークを…俺に!?このクソ野郎ぉおおおおおおお!!!!!!」
真尋「 は あ ?」 ボキリ ボキリ
ダゴン「ちょっ!!!てめぇも戦闘モードかよ!?そんな大量のフォークを…俺に!?このクソ野郎ぉおおおおおおお!!!!!!」
513:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:52:17.09:gTiQW9oOO (82/91)
真尋「確かに今回の事でお前の事情も分かったし助けられたが…それとこれとは話が別だ」
ナイア「そもそも最初から君のせいだしね」
ラグナラ「今の今まで黙ってたのが性質悪い」
ニャル夫「でも、俺達は優しいから。お前が黙ってた事、お前の仕業の事も全部許してやるよ…」
ニャル夫「俺達が満足するまで殴った後な」
ダゴン「…………はっ…ははw……」
ダゴン「助けてぇぇぇええええええええええ!!!!アフームさぁぁあああああああああん!!!!!」
ギャァァァァァァァァ……
【君の為なら死ねる】…終
真尋「確かに今回の事でお前の事情も分かったし助けられたが…それとこれとは話が別だ」
ナイア「そもそも最初から君のせいだしね」
ラグナラ「今の今まで黙ってたのが性質悪い」
ニャル夫「でも、俺達は優しいから。お前が黙ってた事、お前の仕業の事も全部許してやるよ…」
ニャル夫「俺達が満足するまで殴った後な」
ダゴン「…………はっ…ははw……」
ダゴン「助けてぇぇぇええええええええええ!!!!アフームさぁぁあああああああああん!!!!!」
ギャァァァァァァァァ……
【君の為なら死ねる】…終
514:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:53:20.66:gTiQW9oOO (83/91)
ダゴン『…………』
ヒュドラ『……あぁ……懐かしい顔だなぁと思ったら……アンタ…か………』
ダゴン『……どうして…ですか?』
ダゴン『あれほど…あれほど私達に突っかかるなと!攻撃をするなと言っていたのに!』
ヒュドラ『…はは………ごめんなぁ…私………馬鹿だけど……それ以上に悪の帝王だからさぁ……』
ヒュドラ『アンタらが……悪を滅ぼすと…聞いたら……黙って…られなくなった……んだよ……』
ダゴン『……悪党なら……』
ダゴン『悪党なら…自分の為だけに意地汚く生きれば良かったんです…!貴方だけでも…生きてズル賢くも汚くも生きれば良かったのです…!!』
ダゴン『なのに…!貴方は……』
ヒュドラ『……違うぜダゴン…。俺は……いや、私は…な………悪ってのは……そういうのじゃねぇと思うんだよ……』
ヒュドラ『悪っていうのはな……”夢”の一部なんだ……』
ダゴン『……っ』
ヒュドラ『夢を叶える為には……何度も悪い事をしなくちゃいけねぇ…小さいことも……大きいことも……裏切る…事も……』
ヒュドラ『そして………世界の平和にだって……助けてくれる……』
ダゴン『……馬鹿ですね、貴方は。平和を脅かすのが……』
ヒュドラ『平和を脅かすだけが……”悪”のやる事じゃねぇ……私が目指す悪も……そんな安っぽいのじゃねぇ……』
ダゴン『…………』
ヒュドラ『……あぁ……懐かしい顔だなぁと思ったら……アンタ…か………』
ダゴン『……どうして…ですか?』
ダゴン『あれほど…あれほど私達に突っかかるなと!攻撃をするなと言っていたのに!』
ヒュドラ『…はは………ごめんなぁ…私………馬鹿だけど……それ以上に悪の帝王だからさぁ……』
ヒュドラ『アンタらが……悪を滅ぼすと…聞いたら……黙って…られなくなった……んだよ……』
ダゴン『……悪党なら……』
ダゴン『悪党なら…自分の為だけに意地汚く生きれば良かったんです…!貴方だけでも…生きてズル賢くも汚くも生きれば良かったのです…!!』
ダゴン『なのに…!貴方は……』
ヒュドラ『……違うぜダゴン…。俺は……いや、私は…な………悪ってのは……そういうのじゃねぇと思うんだよ……』
ヒュドラ『悪っていうのはな……”夢”の一部なんだ……』
ダゴン『……っ』
ヒュドラ『夢を叶える為には……何度も悪い事をしなくちゃいけねぇ…小さいことも……大きいことも……裏切る…事も……』
ヒュドラ『そして………世界の平和にだって……助けてくれる……』
ダゴン『……馬鹿ですね、貴方は。平和を脅かすのが……』
ヒュドラ『平和を脅かすだけが……”悪”のやる事じゃねぇ……私が目指す悪も……そんな安っぽいのじゃねぇ……』
515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:53:52.02:gTiQW9oOO (84/91)
ヒュドラ『私……は……誰よりも……恐れられる悪魔に……なりたかった……』
ヒュドラ『恐れられて……私の行動に怯えられて……絶望させて………』
ヒュドラ『そうすれば……ヒーローなんかよりも……ずっと…ずっと世界を平和にできる……』
ダゴン『…………』
ヒュドラ『人間も……邪神も……馬鹿な事を…しなくなる………』
ヒュドラ『俺が…私は………人々の悪意の捌け口に……畏怖の対象に……全ての悪意を私に向けて貰いたかった……』
ヒュドラ『そうすれば……皆…皆が……少しだけでも…優しくなれるから……』
ダゴン『………貴方、本当は正義の……』
ヒュドラ『言うな。それに私は…もう……こんな可愛いくまさんになってしまった……』
ヒュドラ『もう……全ての自我もエネルギー体に変換される日も近いだろう……』
ダゴン『…申し訳……ございません……』
ダゴン『私が…貴方のその偉大な夢に…気づいていれば……!!』
ヒュドラ『…そんな怖い顔すんじゃねぇって……笑えよ』
ダゴン『…笑えません。誰が、笑えましょうか』
ヒュドラ『………まぁいいや。俺…私は…。そんなアンタが……好きなんだからよ…』
ダゴン『……………』
ヒュドラ『……なぁ、ダゴン。』
ダゴン『……はい』
ヒュドラ『私……アンタの子供……産みたかったな…………』
ヒュドラ『私……は……誰よりも……恐れられる悪魔に……なりたかった……』
ヒュドラ『恐れられて……私の行動に怯えられて……絶望させて………』
ヒュドラ『そうすれば……ヒーローなんかよりも……ずっと…ずっと世界を平和にできる……』
ダゴン『…………』
ヒュドラ『人間も……邪神も……馬鹿な事を…しなくなる………』
ヒュドラ『俺が…私は………人々の悪意の捌け口に……畏怖の対象に……全ての悪意を私に向けて貰いたかった……』
ヒュドラ『そうすれば……皆…皆が……少しだけでも…優しくなれるから……』
ダゴン『………貴方、本当は正義の……』
ヒュドラ『言うな。それに私は…もう……こんな可愛いくまさんになってしまった……』
ヒュドラ『もう……全ての自我もエネルギー体に変換される日も近いだろう……』
ダゴン『…申し訳……ございません……』
ダゴン『私が…貴方のその偉大な夢に…気づいていれば……!!』
ヒュドラ『…そんな怖い顔すんじゃねぇって……笑えよ』
ダゴン『…笑えません。誰が、笑えましょうか』
ヒュドラ『………まぁいいや。俺…私は…。そんなアンタが……好きなんだからよ…』
ダゴン『……………』
ヒュドラ『……なぁ、ダゴン。』
ダゴン『……はい』
ヒュドラ『私……アンタの子供……産みたかったな…………』
516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:54:19.06:gTiQW9oOO (85/91)
ダゴン『……………』
ダゴン『……私も……』
ダゴン『貴方と私の子供が……欲しかったです』
ヒュドラ『………ありがとう』
ヒュドラ『バイバイ……』
ヒュドラ『私の………大好きな人………』
ダゴン『……………』
ダゴン『……私も……』
ダゴン『貴方と私の子供が……欲しかったです』
ヒュドラ『………ありがとう』
ヒュドラ『バイバイ……』
ヒュドラ『私の………大好きな人………』
517:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:54:34.12:kHI5xvuD0 (1/1)
乙
乙
518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:55:29.47:gTiQW9oOO (86/91)
ダゴン「………なぁ、ヒュドラ」
ダゴン「俺…お前の意思を継ぐ男を見つけたよ」
ダゴン「きっと、あいつならやり遂げてみせるだろう」
ダゴン「お前の夢だって、代わりに叶えてくれる筈さ」
ダゴン「だから安心して、どっかで見ててくれ」
ダゴン「………なぁ、ヒュドラ」
ダゴン「俺…お前の意思を継ぐ男を見つけたよ」
ダゴン「きっと、あいつならやり遂げてみせるだろう」
ダゴン「お前の夢だって、代わりに叶えてくれる筈さ」
ダゴン「だから安心して、どっかで見ててくれ」
519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:56:24.06:gTiQW9oOO (87/91)
ナイア「………ねぇ、皆。」
ナイア「私を作ってくれた…皆……」
ナイア「私……これから全宇宙と闘うみたいだよ」
ナイア「なんだか……夢みたい」
ナイア「しかも、勝った方が全宇宙を手にする事ができるんだって」
ナイア「…全宇宙を手に入れたら、全ての情報を手に入れたら」
ナイア「私は…どうなっちゃうんだろう」
ナイア「……多分さ、」
ナイア「悪い気持ちには…ならないと思うんだ」
ナイア「………ねぇ、皆。」
ナイア「私を作ってくれた…皆……」
ナイア「私……これから全宇宙と闘うみたいだよ」
ナイア「なんだか……夢みたい」
ナイア「しかも、勝った方が全宇宙を手にする事ができるんだって」
ナイア「…全宇宙を手に入れたら、全ての情報を手に入れたら」
ナイア「私は…どうなっちゃうんだろう」
ナイア「……多分さ、」
ナイア「悪い気持ちには…ならないと思うんだ」
520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:56:55.98:gTiQW9oOO (88/91)
ラグナラ「………アズ…」
ラグナラ「私ね…好きな人ができたの…。知っていると思うけど…」
ラグナラ「その好きな人はね…全宇宙を手に入れようと頑張っているの。夢に向かって頑張っているの」
ラグナラ「私…その人と一緒に居たい…。ずっと一緒に居たいよ…」
ラグナラ「……でもね、アズの事も…大好きだよ。だから…」
ラグナラ「全宇宙を手に入れたら…、アズの事も大事にしてもらうね…」
ラグナラ「………アズ…」
ラグナラ「私ね…好きな人ができたの…。知っていると思うけど…」
ラグナラ「その好きな人はね…全宇宙を手に入れようと頑張っているの。夢に向かって頑張っているの」
ラグナラ「私…その人と一緒に居たい…。ずっと一緒に居たいよ…」
ラグナラ「……でもね、アズの事も…大好きだよ。だから…」
ラグナラ「全宇宙を手に入れたら…、アズの事も大事にしてもらうね…」
521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:57:40.91:gTiQW9oOO (89/91)
真尋「……なぁ、母さん……」
真尋「もう…死んでるんだよね…お父さんも……お母さんも……珠緒も…余市も……」
真尋「…僕……これから”終わり”に向かっているよ」
真尋「その…終わりに辿りついた時…どうなるか分からないけど……でも……」
真尋「絶対に…後悔はしないから………」
真尋「……ハス太……クー子……シャンタッ君……」
真尋「………ニャル子………」
真尋「…また……一緒に……」
真尋「あの時のように……」
真尋「……なぁ、母さん……」
真尋「もう…死んでるんだよね…お父さんも……お母さんも……珠緒も…余市も……」
真尋「…僕……これから”終わり”に向かっているよ」
真尋「その…終わりに辿りついた時…どうなるか分からないけど……でも……」
真尋「絶対に…後悔はしないから………」
真尋「……ハス太……クー子……シャンタッ君……」
真尋「………ニャル子………」
真尋「…また……一緒に……」
真尋「あの時のように……」
522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:58:19.12:gTiQW9oOO (90/91)
ニャル夫「…………なぁ…」
ニャル夫「見てるか…?俺ぁ…神様なんて信じないから天国なんてもんがあるか分からないけど」
ニャル夫「俺、最高の仲間達とついにここまで来たぜ」
ニャル夫「約束を果たすまで後、もう少しだ」
ニャル夫「だからさ……ちゃんと見てろよ」
ニャル夫「この俺の夢みるままの……人生をなぁ!!!」
ニャル夫「…………なぁ…」
ニャル夫「見てるか…?俺ぁ…神様なんて信じないから天国なんてもんがあるか分からないけど」
ニャル夫「俺、最高の仲間達とついにここまで来たぜ」
ニャル夫「約束を果たすまで後、もう少しだ」
ニャル夫「だからさ……ちゃんと見てろよ」
ニャル夫「この俺の夢みるままの……人生をなぁ!!!」
523:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 00:59:21.26:gTiQW9oOO (91/91)
今回はこれでおしまいです。次回はまた後日に投下致します。
今回はこれでおしまいです。次回はまた後日に投下致します。
524:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 01:01:01.66:l2QCGwd7o (1/1)
今回も超乙
今回も超乙
525:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 01:03:30.47:c9fchgN7o (1/1)
乙!
乙!
526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 01:09:51.91:PYCmd6KOO (1/1)
おつおつ
このままシリアスで行くのかラストでひっくり返すのか楽しみ
おつおつ
このままシリアスで行くのかラストでひっくり返すのか楽しみ
527:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/04(金) 02:51:22.55:bzwGqNIiO (1/1)
面白い
とにかく面白い
面白い
とにかく面白い
528:>>1:2016/03/06(日) 22:25:35.23:63NAuMa4O (1/1)
そういえば【午後の地球】編の>>344でニャル夫が「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」
と言っていますが、今気づきました。完全に間違いです。
ニャル夫「この宇宙船は元々知り合いのおっさんのだよ。今は俺のだけど、子供の時によくそのおっさんとここで遊んでたんだ」
に変更お願い致します。
そういえば【午後の地球】編の>>344でニャル夫が「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」
と言っていますが、今気づきました。完全に間違いです。
ニャル夫「この宇宙船は元々知り合いのおっさんのだよ。今は俺のだけど、子供の時によくそのおっさんとここで遊んでたんだ」
に変更お願い致します。
529:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/14(月) 13:20:02.33:kZaLUDc+O (1/1)
今日の深夜に投下致します。
しばらくお待ちください
今日の深夜に投下致します。
しばらくお待ちください
530:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/14(月) 14:29:12.14:YuZsPdouO (1/1)
舞ってるよ。
舞ってるよ。
531:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:02:43.85:DAYRPdXYO (1/94)
投下します
投下します
532:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:03:10.97:DAYRPdXYO (2/94)
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ そうだ、今日は蕎麦を食べよう
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \ (昨晩、吉野家で完全敗北した我は、)
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l | (後日、再びリベンジしようと同じ地に足を踏み入れた。)
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \ (しかし、そこには恐ろしい二文字が扉に張られていた…)
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \ (そう……”閉店”の二文字だ)
/ /{ \ `| 二} | | | │ \
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \ (そこで我は気づく、あのナイトゴーンドの群れが吉野家を占領していたのは…)
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \ (閉店セールで牛丼がいつもより10%OFFだったからだ)
/ / ∧ | } | | │ | // | |
(そのナイトゴーンドと店の暖かい最後の支援を察し、我は静かに涙した……)
【天元突破ニャルラトホテプ】…始
☆シャンタッ君が語るこれまでのあらすじ☆
/ ∧∨\ \ \
/ / 厶ン ー-ヘ \ \
| | │ |\ \
| l | | ⌒| ∨ | | \_ そうだ、今日は蕎麦を食べよう
| | l∧ |'⌒ l斗宏ヵ│ ____/
| |_,,斗宏 _ノ.:ハ | | ト \ (昨晩、吉野家で完全敗北した我は、)
/ l| |弌 _ノ.:ハ 弋_ソ l |\| | ̄
/ 人 | ハ弋_ン ::::: Ν |l | (後日、再びリベンジしようと同じ地に足を踏み入れた。)
 ̄ ̄|/ \|ハ八 :::::: ,、 人| | 八
∠ イ 八 介 fヽ ┘ . イ| l 「\ \ (しかし、そこには恐ろしい二文字が扉に張られていた…)
|/ //\ \∨,ム=- < |∨| |ノ ∧ \
,′ /⌒丶 \ φ -ヘ ノ| | | | \ (そう……”閉店”の二文字だ)
/ /{ \ `| 二} | | | │ \
/ | ヽ| _ノ}__ / | | い, \ (そこで我は気づく、あのナイトゴーンドの群れが吉野家を占領していたのは…)
∧ '⌒\八 〈 ∨ | | 「\
/ / 〈 } ∧i │ | | ∧ \ (閉店セールで牛丼がいつもより10%OFFだったからだ)
/ / ∧ | } | | │ | // | |
(そのナイトゴーンドと店の暖かい最後の支援を察し、我は静かに涙した……)
【天元突破ニャルラトホテプ】…始
533:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:03:42.27:DAYRPdXYO (3/94)
ニャル夫「なぁ…グッ……ばっ…馬鹿なっ…!?」
ニャル夫「…もう…撃つすべも無い…勝てる見込みが……無い……!!」
ニャル夫「俺は……ここで……死ぬのか…?」
ダゴン「馬鹿野郎!諦めるな!!」
ニャル夫「!!」
ダゴン「残りはもうお前一人だろう!?もう何人の奴が散っていったと思ってやがる!最後まで諦めるんじゃねえ!!」
ラグナラ「そうだよ!王子も…もう危ない状態だけど!向こうだって同じだよ!きっと!」
ナイア「やれやれ、こんな所で諦めてしまう器じゃないだろう?君は」
真尋「……こんな所で終わらせない。最後までやるって決めたのはお前だろ?だったら…」
真尋「最後の一撃…喰らわせてやれ!!」
ニャル夫「おっ……お前等……!」
ニャル夫「……ああ、分かった。いくぜクソ野郎!!俺達の最後の力!見せてやる!!」
ニャル夫「いっけぇぇええええええええ!!!!サンダガァァア!!!!」パチーン
ニャル夫「なぁ…グッ……ばっ…馬鹿なっ…!?」
ニャル夫「…もう…撃つすべも無い…勝てる見込みが……無い……!!」
ニャル夫「俺は……ここで……死ぬのか…?」
ダゴン「馬鹿野郎!諦めるな!!」
ニャル夫「!!」
ダゴン「残りはもうお前一人だろう!?もう何人の奴が散っていったと思ってやがる!最後まで諦めるんじゃねえ!!」
ラグナラ「そうだよ!王子も…もう危ない状態だけど!向こうだって同じだよ!きっと!」
ナイア「やれやれ、こんな所で諦めてしまう器じゃないだろう?君は」
真尋「……こんな所で終わらせない。最後までやるって決めたのはお前だろ?だったら…」
真尋「最後の一撃…喰らわせてやれ!!」
ニャル夫「おっ……お前等……!」
ニャル夫「……ああ、分かった。いくぜクソ野郎!!俺達の最後の力!見せてやる!!」
ニャル夫「いっけぇぇええええええええ!!!!サンダガァァア!!!!」パチーン
534:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:04:09.97:DAYRPdXYO (4/94)
ピピピピピピピピ グォォオオオオ…
≪ラスボスを倒した!≫チャーラチャラッチャララーン
ニャル夫「……おっ……」
ダゴン「おっ……」
真尋「おっ………」
ニャル夫「…おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!これでこのゲームも全クリだぁあああああ!!!!」
ラグナラ「やったぁああああ!!これで世界は救われたぁー!!」
ダゴン「ったく、ハラハラさせやがって。」
ナイア「でもまぁ、退屈はせずに済んだよ」
ニャル夫「はっはっはぁ!見たか俺の実力!この世界を支配するのは俺だぁあ!!貴様から座を引き摺り下ろしてやったぜぇぇえええ!!!」
真尋「ははは……ところでさぁ」
真尋「ここに着いてから…何時間が経った?」
ピピピピピピピピ グォォオオオオ…
≪ラスボスを倒した!≫チャーラチャラッチャララーン
ニャル夫「……おっ……」
ダゴン「おっ……」
真尋「おっ………」
ニャル夫「…おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!これでこのゲームも全クリだぁあああああ!!!!」
ラグナラ「やったぁああああ!!これで世界は救われたぁー!!」
ダゴン「ったく、ハラハラさせやがって。」
ナイア「でもまぁ、退屈はせずに済んだよ」
ニャル夫「はっはっはぁ!見たか俺の実力!この世界を支配するのは俺だぁあ!!貴様から座を引き摺り下ろしてやったぜぇぇえええ!!!」
真尋「ははは……ところでさぁ」
真尋「ここに着いてから…何時間が経った?」
535:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:04:40.75:DAYRPdXYO (5/94)
ナイア「んーと、目的地に着いてからもうかれこれ34時間は経ってるねぇ」
ダゴン「しっかし、見れば見るほどなんっにも無ぇ所だよなぁ。岩クズみたいな星が散ってるだけ」
ラグナラ「惑星と呼べる惑星も全然無いねぇー」
真尋「…そうだ。ニャル夫が言っていた目的地に着いてから既に一日半は経った。」
真尋「ニャル夫、これから先どうするか分かっているのか?」
ニャル夫「分からん」
真尋「断言した!?こいつ断言したぞ!!」
ニャル夫「とにかく、この場所でデウス・エクス・マキナを持っていれば俺は宇宙の支配者になれる筈なんだ。」スッ
ニャル夫「片時も離さず留まっていれば何かアクションが起こる筈だ。だから今は待つしか無いのだよ」
真尋「いやそうだけど…このゲームのエンディングも終わっちゃったぞ」
ダゴン「嘘ぉ…?このゲームエンディングで主人公いつの間にか死んでんじゃん…」
ラグナラ「ラスボス倒してからエンディングまで何があったの…?」
ニャル夫「なんだとぉ!?これはグッドエンドルートじゃなかったのか!?」
ニャル夫「くそっ…もう一周だ!絶対にグッドエンドにたどり着いてやる!!」
真尋「またやるのかよ!?同じゲームをしかもRPGで二周目をすぐやる奴そうそういないぞ!!」
ナイア「んーと、目的地に着いてからもうかれこれ34時間は経ってるねぇ」
ダゴン「しっかし、見れば見るほどなんっにも無ぇ所だよなぁ。岩クズみたいな星が散ってるだけ」
ラグナラ「惑星と呼べる惑星も全然無いねぇー」
真尋「…そうだ。ニャル夫が言っていた目的地に着いてから既に一日半は経った。」
真尋「ニャル夫、これから先どうするか分かっているのか?」
ニャル夫「分からん」
真尋「断言した!?こいつ断言したぞ!!」
ニャル夫「とにかく、この場所でデウス・エクス・マキナを持っていれば俺は宇宙の支配者になれる筈なんだ。」スッ
ニャル夫「片時も離さず留まっていれば何かアクションが起こる筈だ。だから今は待つしか無いのだよ」
真尋「いやそうだけど…このゲームのエンディングも終わっちゃったぞ」
ダゴン「嘘ぉ…?このゲームエンディングで主人公いつの間にか死んでんじゃん…」
ラグナラ「ラスボス倒してからエンディングまで何があったの…?」
ニャル夫「なんだとぉ!?これはグッドエンドルートじゃなかったのか!?」
ニャル夫「くそっ…もう一周だ!絶対にグッドエンドにたどり着いてやる!!」
真尋「またやるのかよ!?同じゲームをしかもRPGで二周目をすぐやる奴そうそういないぞ!!」
536:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:05:07.23:DAYRPdXYO (6/94)
ニャル夫「黙れ!俺は目標を決めたら最後までやる男…これで終われば男の名が廃る!!」
ニャル夫「グッドエンドになるまでもう一周だぁあああ!!うぉぉおおおお!!!」
ナイア「……はいストップ」ポチッ ブゥン
ニャル夫「ああああ!!電源消しやがったなぁあ!?」
ダゴン「何これデジャヴ」
ナイア「やり残してる事消化するのはいいけどさ、ちょっと周りを見てみなよ。」
真尋「周りって岩しか……って、レーダーに大量の宇宙戦艦が捕捉!?」
ダゴン「うっほwwwマジ四面楚歌wwwww」
ニャル夫「………」
ニャル夫「…そうかい。そろそろって訳か」ザッ
真尋「え?そろそろって……」
ニャル夫「黙れ!俺は目標を決めたら最後までやる男…これで終われば男の名が廃る!!」
ニャル夫「グッドエンドになるまでもう一周だぁあああ!!うぉぉおおおお!!!」
ナイア「……はいストップ」ポチッ ブゥン
ニャル夫「ああああ!!電源消しやがったなぁあ!?」
ダゴン「何これデジャヴ」
ナイア「やり残してる事消化するのはいいけどさ、ちょっと周りを見てみなよ。」
真尋「周りって岩しか……って、レーダーに大量の宇宙戦艦が捕捉!?」
ダゴン「うっほwwwマジ四面楚歌wwwww」
ニャル夫「………」
ニャル夫「…そうかい。そろそろって訳か」ザッ
真尋「え?そろそろって……」
537:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:05:41.41:DAYRPdXYO (7/94)
真尋「…まさか、まさかと思うが、条件は場所と物と…後一つ」
真尋「”時間”があったのか?」
ニャル夫「おお、察しが良いな相棒。その通りだ」
ナイア「まぁ、惑星保護機構とか宇宙構成機構なんてでかい組織なら、その”時間”がいつなのか知っているだろうし」
ナイア「私達はそれを利用して、奴らが来るのを待ってたって訳。僕達にはその情報が無かったし」
真尋「…………」
真尋「…ダゴン、お前は知っていたのか?」
ダゴン「いやぁー、さすがに俺様がエロイ…いや偉い人だとしても、それを知らされる地位には居なかったから」
ダゴン「全く聞かされなかったっす。いや本当」
真尋「そうか」
ニャル夫「おおーしお前等、覚悟の時間は終わりだ。これからは闘いが始まるぞ」
ナイア「くぷくぷくぷ、まぁ伊達に発明品の開発はやってきてないからねぇ。返り討ちにしてやるさぁ」
ダゴン「さぁーて、かっちょいいダゴン様の姿、全国の可愛い子ちゃんに見せ付けちゃおっかな。セクハラしやすいように!」ビシィッ
ラグナラ「すっごく格好悪いキメポーズとキメ台詞!そんな不純な物じゃなくても私だって頑張るもん!」
真尋「……そうだな。僕も覚悟を決めたんだ」
ニャル夫「…どうやら、俺が心配する事は無かったみたいだな」
ダゴン「おうよ!全宇宙を征服した暁には!この俺を世界一格好良い男として常識に刷り込んでくれよなっ!!」
ニャル夫「ああ。宇宙一愚か者だったという記述も併記してな」
真尋「…まさか、まさかと思うが、条件は場所と物と…後一つ」
真尋「”時間”があったのか?」
ニャル夫「おお、察しが良いな相棒。その通りだ」
ナイア「まぁ、惑星保護機構とか宇宙構成機構なんてでかい組織なら、その”時間”がいつなのか知っているだろうし」
ナイア「私達はそれを利用して、奴らが来るのを待ってたって訳。僕達にはその情報が無かったし」
真尋「…………」
真尋「…ダゴン、お前は知っていたのか?」
ダゴン「いやぁー、さすがに俺様がエロイ…いや偉い人だとしても、それを知らされる地位には居なかったから」
ダゴン「全く聞かされなかったっす。いや本当」
真尋「そうか」
ニャル夫「おおーしお前等、覚悟の時間は終わりだ。これからは闘いが始まるぞ」
ナイア「くぷくぷくぷ、まぁ伊達に発明品の開発はやってきてないからねぇ。返り討ちにしてやるさぁ」
ダゴン「さぁーて、かっちょいいダゴン様の姿、全国の可愛い子ちゃんに見せ付けちゃおっかな。セクハラしやすいように!」ビシィッ
ラグナラ「すっごく格好悪いキメポーズとキメ台詞!そんな不純な物じゃなくても私だって頑張るもん!」
真尋「……そうだな。僕も覚悟を決めたんだ」
ニャル夫「…どうやら、俺が心配する事は無かったみたいだな」
ダゴン「おうよ!全宇宙を征服した暁には!この俺を世界一格好良い男として常識に刷り込んでくれよなっ!!」
ニャル夫「ああ。宇宙一愚か者だったという記述も併記してな」
538:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:06:09.39:DAYRPdXYO (8/94)
ニャル夫「…それと、相棒」
真尋「だから僕は相棒じゃ…って、何これ?デウス・エクス・マキナ?」
ニャル夫「その玉はお前が持ってろ」
真尋「…………」
真尋「はぁ!?」
ニャル夫「…それと、相棒」
真尋「だから僕は相棒じゃ…って、何これ?デウス・エクス・マキナ?」
ニャル夫「その玉はお前が持ってろ」
真尋「…………」
真尋「はぁ!?」
539:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:06:37.82:DAYRPdXYO (9/94)
真尋「何で僕が持たなきゃいけないんだよ!?この中では僕が一番弱いんだぞ!?」
ダゴン「コンマ無しでフォーク投げる奴が何か言ってるぅぅ~ww」
ニャル夫「茶化すなダゴン」
ダゴン「はい」
ニャル夫「…だが、間違っては居ない。確かに相棒お前はこの中では一番弱いかもしれない。一番最年少かもしれない」
ニャル夫「しかし、俺はお前を一番信用している」
真尋「………っ!」
ニャル夫「後、俺はこの闘いで今度こそ妹との因縁を晴らさなければならねぇ」
真尋「…だったら尚更、この玉は…」
ニャル夫「とにかく!必ず俺はお前を迎えに来る!それまで持っていてくれ!」
ニャル夫「……俺は、必ずこの全宇宙を手に入れてみせる!!!!」
ナイア「ニャル夫、巨大光線砲撃がこっちに向かってる」
ニャル夫「えっ」
真尋「何で僕が持たなきゃいけないんだよ!?この中では僕が一番弱いんだぞ!?」
ダゴン「コンマ無しでフォーク投げる奴が何か言ってるぅぅ~ww」
ニャル夫「茶化すなダゴン」
ダゴン「はい」
ニャル夫「…だが、間違っては居ない。確かに相棒お前はこの中では一番弱いかもしれない。一番最年少かもしれない」
ニャル夫「しかし、俺はお前を一番信用している」
真尋「………っ!」
ニャル夫「後、俺はこの闘いで今度こそ妹との因縁を晴らさなければならねぇ」
真尋「…だったら尚更、この玉は…」
ニャル夫「とにかく!必ず俺はお前を迎えに来る!それまで持っていてくれ!」
ニャル夫「……俺は、必ずこの全宇宙を手に入れてみせる!!!!」
ナイア「ニャル夫、巨大光線砲撃がこっちに向かってる」
ニャル夫「えっ」
540:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:07:03.27:DAYRPdXYO (10/94)
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> // )三=ヾミミ、 .:::..:.. ...::.:.:.:.:.:.... 彡ソソ <7
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|三:::::...|三:::::..:.. .:::. ..::.:三==二二-三:. .:=三ソソ
ヾミ=-.::;>三二=::::..:... .:;: .:-=彡ノソ , ∠フ
゙:ミミ::|ミ二=::::..:.. ...:::::::::..:.. 、 -= 三彡|!|人
从人ミミ=-..:.:.:.:.-彡ミ / ̄ヽヾヾ:. く> = 二三彡ノソ从
ヘ从゙ミミ二三彡ミ(::. 〈__ノノ..::ノ;:人人ヽ∧ヘ人/从,イ
ヽ∧ヘ、ヘ人从ヽ∧ヘ、ヘ人从ヽ∧ヘ从ヽ∧ヘ、ヘノ(
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从人ミミ=-..:.:.:.:.-彡ミ / ̄ヽヾヾ:. く> = 二三彡ノソ从
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541:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:07:40.55:DAYRPdXYO (11/94)
「目標!追撃を確認しました!」
アフーム「よくやった。だが、油断はするな。今までの追跡なら奴らは生きている可能性の方が高い」
「しかし、奴らの船は木っ端微塵です」
アフーム「…だからだ。現に奴らはデウス・エクス・マキナを持っている。…慎重になりすぎるくらいが丁度良い」
「了解です。戦闘班!AからTチーム全員出撃命令!オーバー!!」
≪了解。今すぐ出動します。オーバー≫
アフーム「よろしい。私も今から行く」ザッ
「っ!!しかしアフーム船長!」
アフーム「お前達はそこで見ていれば良い。後は私達が現場で何とかしてみせる」ザッザッザッザッザ
アフーム「………………」
アフーム「…ダゴン……悪いな……」
アフーム「私達は……20億年前から掲げている惑星保護機構と…宇宙構成機構の……」
アフーム「この目的を、…失敗させるわけにはいかんのだ」カタカタカタ
「目標!追撃を確認しました!」
アフーム「よくやった。だが、油断はするな。今までの追跡なら奴らは生きている可能性の方が高い」
「しかし、奴らの船は木っ端微塵です」
アフーム「…だからだ。現に奴らはデウス・エクス・マキナを持っている。…慎重になりすぎるくらいが丁度良い」
「了解です。戦闘班!AからTチーム全員出撃命令!オーバー!!」
≪了解。今すぐ出動します。オーバー≫
アフーム「よろしい。私も今から行く」ザッ
「っ!!しかしアフーム船長!」
アフーム「お前達はそこで見ていれば良い。後は私達が現場で何とかしてみせる」ザッザッザッザッザ
アフーム「………………」
アフーム「…ダゴン……悪いな……」
アフーム「私達は……20億年前から掲げている惑星保護機構と…宇宙構成機構の……」
アフーム「この目的を、…失敗させるわけにはいかんのだ」カタカタカタ
542:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:08:07.24:DAYRPdXYO (12/94)
ニャル夫「……………」
ダゴン「ッヒュゥー。アフームったら大胆にやっちゃったねぇ☆」
ニャル夫「…他の二人は、無事か?」
ダゴン「まぁww邪神と呼ばれる俺達ならwwwこんなもん屁じゃねぇっしょwwww…問題は真尋ちゃんだけど」
ニャル夫「相棒なら……大丈夫だ」
ダゴン「うっはwwwやっぱりwwwwww何か対策取ってたんすねぇwwwwその対策が俺達にも欲しかったっすwwww」
ニャル夫「悪いが俺は、やる事がある。お前達は第一の目標、目の前の敵を倒し続けてくれ」タッ
ダゴン「あいあいさぁーwww」ダッ
ビュォオオオオオッ
ダゴン「おおっとぉwwww風が強すぎて前に進めません!!この無重力空間でwww台風かぁー!?」
ハス太「…………」ビュォォオオオオオ…
ニャル夫「……え?あれって、確かニャル子の」
ハス太「…イアッ……イアッ…」バチッバチバチバチッ
ニャル夫「おい、あいつ頭に何か装着してるけど、何だあの面白い帽子は」
ダゴン「んんwwwあれはwwwwww……笑えないぞニャル夫」
ニャル夫「え?」
ニャル夫「……………」
ダゴン「ッヒュゥー。アフームったら大胆にやっちゃったねぇ☆」
ニャル夫「…他の二人は、無事か?」
ダゴン「まぁww邪神と呼ばれる俺達ならwwwこんなもん屁じゃねぇっしょwwww…問題は真尋ちゃんだけど」
ニャル夫「相棒なら……大丈夫だ」
ダゴン「うっはwwwやっぱりwwwwww何か対策取ってたんすねぇwwwwその対策が俺達にも欲しかったっすwwww」
ニャル夫「悪いが俺は、やる事がある。お前達は第一の目標、目の前の敵を倒し続けてくれ」タッ
ダゴン「あいあいさぁーwww」ダッ
ビュォオオオオオッ
ダゴン「おおっとぉwwww風が強すぎて前に進めません!!この無重力空間でwww台風かぁー!?」
ハス太「…………」ビュォォオオオオオ…
ニャル夫「……え?あれって、確かニャル子の」
ハス太「…イアッ……イアッ…」バチッバチバチバチッ
ニャル夫「おい、あいつ頭に何か装着してるけど、何だあの面白い帽子は」
ダゴン「んんwwwあれはwwwwww……笑えないぞニャル夫」
ニャル夫「え?」
543:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:08:45.83:DAYRPdXYO (13/94)
ゴゴオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「うわぁああああ!?風が強くなったぁあ!?」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あれはぁ!!脳みそに直接機械を刺して潜在能力を極限にまで引き出す【SAN値オーバー】だっ!!!!」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あんなもん刺されたら!!終わった後良くて後遺症が残るか死ぬかだ!!!!」ビュォォオオオオオ
ニャル夫「なっ…何やってんだよお前の職場はぁ!!」ビュォォオオオオオ
ハス太「ぁぅ…ぁ……マ…ヒロ……クン……」ガクッガクッガクッ
ニャル夫「クッソ!風が次第に強くなってきやがる!!」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ダゴン「潜在能力を極限にまで引き出してるからな…!そもそも宇宙空間で風なんか出せる筈無いのにこんなに強い風を出しやがる」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ブォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「っ!?後ろから風が!?」
ナイア「くぷくぷくぷ…何のための発明だと思ってるのさ」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「ナイア!そのでっかい扇風機はまさか!?」
ナイア「そう、僕の発明「兆速羽旋風」さ。風と風で相まって押し返される」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ダゴン「一体、こんなでかい扇風機が宇宙船のどこに入っていたんだ?」
ハス太「ぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「マズイ!あっちの風も強くなってきた!」
ナイア「甘いね…。僕の知力はハスターの力をも凌ぐ事を!教えてやるよぉ!!」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ゴゴオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「うわぁああああ!?風が強くなったぁあ!?」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あれはぁ!!脳みそに直接機械を刺して潜在能力を極限にまで引き出す【SAN値オーバー】だっ!!!!」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あんなもん刺されたら!!終わった後良くて後遺症が残るか死ぬかだ!!!!」ビュォォオオオオオ
ニャル夫「なっ…何やってんだよお前の職場はぁ!!」ビュォォオオオオオ
ハス太「ぁぅ…ぁ……マ…ヒロ……クン……」ガクッガクッガクッ
ニャル夫「クッソ!風が次第に強くなってきやがる!!」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ダゴン「潜在能力を極限にまで引き出してるからな…!そもそも宇宙空間で風なんか出せる筈無いのにこんなに強い風を出しやがる」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ブォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「っ!?後ろから風が!?」
ナイア「くぷくぷくぷ…何のための発明だと思ってるのさ」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「ナイア!そのでっかい扇風機はまさか!?」
ナイア「そう、僕の発明「兆速羽旋風」さ。風と風で相まって押し返される」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ダゴン「一体、こんなでかい扇風機が宇宙船のどこに入っていたんだ?」
ハス太「ぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「マズイ!あっちの風も強くなってきた!」
ナイア「甘いね…。僕の知力はハスターの力をも凌ぐ事を!教えてやるよぉ!!」ブォォオオオオオオオオオオオッ
544:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:09:11.14:DAYRPdXYO (14/94)
ダゴン「ニャル夫君!ここで一つ科学の勉強をしよう!」
ニャル夫「ああ!?何だお前イキナリ!」
ダゴン「実は、上昇気流と下降気流がぶつかると、台風や竜巻が起こるというのは知っているかい!?」
ニャル夫「詳しくは知らねぇが、そうなのか!」
ダゴン「そして、ハスター族の少年は上から下降気流を、フランケンシュタインの少女は下から上昇気流の風を出してるんだっ!!」
ニャル夫「だからなんだってんだよ!!」
ダゴン「顔を上げて前を見ろぉ!」
ニャル夫「何なんだよいった……」
ニャル夫「うわぁ、すげぇ竜巻」
ダゴン「ニャル夫君!ここで一つ科学の勉強をしよう!」
ニャル夫「ああ!?何だお前イキナリ!」
ダゴン「実は、上昇気流と下降気流がぶつかると、台風や竜巻が起こるというのは知っているかい!?」
ニャル夫「詳しくは知らねぇが、そうなのか!」
ダゴン「そして、ハスター族の少年は上から下降気流を、フランケンシュタインの少女は下から上昇気流の風を出してるんだっ!!」
ニャル夫「だからなんだってんだよ!!」
ダゴン「顔を上げて前を見ろぉ!」
ニャル夫「何なんだよいった……」
ニャル夫「うわぁ、すげぇ竜巻」
545:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:09:37.03:DAYRPdXYO (15/94)
ニャル夫「うわぁぁああああああああああああ!!!」ォォオオオオオ
ダゴン「ああああああああああああああああ!!!!」ビュォォオオオオオ
ナイア「あっ!ニャル夫とダゴンが風に巻き込まれた!」
ナイア「…まぁいいか、死なないだろ」
ナイア「おっしゃぁ!私の知力が上か!それともハスター族の力が上か!試してみましょうかぁ!!」ゴゴオオォオオオオオオオオ
ハス太「………ぁ…ぁぁ……」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハス太「ボク……ボクハ…タダ……マヒロクント……イッショニ…イタカッタ……ダケナノニ…」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「うわぁぁああああああああああああ!!!」ォォオオオオオ
ダゴン「ああああああああああああああああ!!!!」ビュォォオオオオオ
ナイア「あっ!ニャル夫とダゴンが風に巻き込まれた!」
ナイア「…まぁいいか、死なないだろ」
ナイア「おっしゃぁ!私の知力が上か!それともハスター族の力が上か!試してみましょうかぁ!!」ゴゴオオォオオオオオオオオ
ハス太「………ぁ…ぁぁ……」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハス太「ボク……ボクハ…タダ……マヒロクント……イッショニ…イタカッタ……ダケナノニ…」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
546:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:10:17.80:DAYRPdXYO (16/94)
ニャル夫「…はぁ…はぁ……ここは?」
ダゴン「…運よく、球体が平らに見える位にでかい岩に当たったみたいだな。」
ニャル夫「そうか。それなら安心し…てる暇は無いか」
ニャル夫「おい!あの物騒な頭の機械は何だ!?惑星保護機構はマジで何を考えてるんだ!?」
ダゴン「うーん…さっきも言ったが俺もよく分からナッシング。そもそもあのビー玉で何やるか知らされてないし上級士官以外知ったら極刑だし」
ニャル夫「…少なくとも、テディベア処刑とか仲間の頭に変な物刺す奴らだ。」
ニャル夫「絶対に碌な事考えてないだろ」
ダゴン「ははwwwまぁそうだよなっ――」ボォォオオッ
ニャル夫「ダゴンが炎に包まれた!!」
クー子「うぐぉ……ぁぁぁ…!!」バチバチバチバチ
ニャル夫「…って、こいつもニャル子……ん?」
クー子「がぁぁ…ニャルコ…ニャルコォ……」ガガガガガガガガ
ニャル夫「……こいつ……ジジイの……」
ダゴン「あー熱かった。さすがにクトゥグアの炎は効くぜ。骨まで炭になっちまった」
ニャル夫「…………」
ダゴン「しかしこれはまぁ…俺じゃなかったら死んでたかもなぁ」
クー子「ガガガガ……アバババ………」
ダゴン「うっはwww白目向きの貧乳ロリ顔ジト目とかwwwww趣深すぎるな」
ニャル夫「…はぁ…はぁ……ここは?」
ダゴン「…運よく、球体が平らに見える位にでかい岩に当たったみたいだな。」
ニャル夫「そうか。それなら安心し…てる暇は無いか」
ニャル夫「おい!あの物騒な頭の機械は何だ!?惑星保護機構はマジで何を考えてるんだ!?」
ダゴン「うーん…さっきも言ったが俺もよく分からナッシング。そもそもあのビー玉で何やるか知らされてないし上級士官以外知ったら極刑だし」
ニャル夫「…少なくとも、テディベア処刑とか仲間の頭に変な物刺す奴らだ。」
ニャル夫「絶対に碌な事考えてないだろ」
ダゴン「ははwwwまぁそうだよなっ――」ボォォオオッ
ニャル夫「ダゴンが炎に包まれた!!」
クー子「うぐぉ……ぁぁぁ…!!」バチバチバチバチ
ニャル夫「…って、こいつもニャル子……ん?」
クー子「がぁぁ…ニャルコ…ニャルコォ……」ガガガガガガガガ
ニャル夫「……こいつ……ジジイの……」
ダゴン「あー熱かった。さすがにクトゥグアの炎は効くぜ。骨まで炭になっちまった」
ニャル夫「…………」
ダゴン「しかしこれはまぁ…俺じゃなかったら死んでたかもなぁ」
クー子「ガガガガ……アバババ………」
ダゴン「うっはwww白目向きの貧乳ロリ顔ジト目とかwwwww趣深すぎるな」
547:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:11:09.99:DAYRPdXYO (17/94)
ダゴン「しかし、この展開…この状況。こいつぁまさしく」
ダゴン「まさか、俺がこの台詞を言う事になるとは…思わなかったぜ」
クー子「…バババ……クーラン……オジサン……ニャルコ……」
ダゴン「ヘイニャル夫ぉ!!」ビシィッ
ニャル夫「…………」
ダゴン「ここは俺に任せて先に行けっ!!どうだ?格好良いだろ今の俺!!」ビシィーッ
ニャル夫「……そうだな。まるでデジャヴみたいだ」
ダゴン「そりゃそうだwww漫画でwwww使い古されてるからなこの台詞www、まぁwww安心しろよwwwwwwww」
ダゴン「俺は絶対に死なねぇから」
クー子「……ガガガ……クーラン…オジサン……ドウカ……ワタシノケッコンシキノ……シカイニ……」
ダゴン「さぁかかって来いクトゥゴエ…クトゥエ…クトゥアル…クリッ」ガリッ
ダゴン「ぐはぁああ!!舌噛んだぁあああ!!」ブシュー
ダゴン「すまねぇニャル夫…俺はここまでのようだ…」ガクッ…
ニャル夫「早っ!?さっきまで格好良い事言ってた癖に早っ!?さっきのと相まって凄く格好悪いぞお前!!」
ダゴン「ふっ……早く行け……お前だけでも………宇宙の中心へ……」チーン
ニャル夫「死んだぁぁああああああ!!!今までで一番ショボイ死に方でこの最終決戦で散ったぁぁあああ!!!!」
クー子「がっ…ああああ!!ああああああああああああ!!!!」ボシュオオオオオオオオッ
ニャル夫「わぁ!!来たぁあああ!!!」
ダゴン「しかし、この展開…この状況。こいつぁまさしく」
ダゴン「まさか、俺がこの台詞を言う事になるとは…思わなかったぜ」
クー子「…バババ……クーラン……オジサン……ニャルコ……」
ダゴン「ヘイニャル夫ぉ!!」ビシィッ
ニャル夫「…………」
ダゴン「ここは俺に任せて先に行けっ!!どうだ?格好良いだろ今の俺!!」ビシィーッ
ニャル夫「……そうだな。まるでデジャヴみたいだ」
ダゴン「そりゃそうだwww漫画でwwww使い古されてるからなこの台詞www、まぁwww安心しろよwwwwwwww」
ダゴン「俺は絶対に死なねぇから」
クー子「……ガガガ……クーラン…オジサン……ドウカ……ワタシノケッコンシキノ……シカイニ……」
ダゴン「さぁかかって来いクトゥゴエ…クトゥエ…クトゥアル…クリッ」ガリッ
ダゴン「ぐはぁああ!!舌噛んだぁあああ!!」ブシュー
ダゴン「すまねぇニャル夫…俺はここまでのようだ…」ガクッ…
ニャル夫「早っ!?さっきまで格好良い事言ってた癖に早っ!?さっきのと相まって凄く格好悪いぞお前!!」
ダゴン「ふっ……早く行け……お前だけでも………宇宙の中心へ……」チーン
ニャル夫「死んだぁぁああああああ!!!今までで一番ショボイ死に方でこの最終決戦で散ったぁぁあああ!!!!」
クー子「がっ…ああああ!!ああああああああああああ!!!!」ボシュオオオオオオオオッ
ニャル夫「わぁ!!来たぁあああ!!!」
548:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:12:31.46:DAYRPdXYO (18/94)
「王子ぃ!!」ヒュンッ
ニャル夫「!!」
ホボォオオオオッ
ラグナラ「やった!この無重力なら私にでも岩星を動かせるよ!」バッサバッサ
ニャル夫「ラグナラ…」
ラグナラ「ねぇねぇ王子!私格好良かった!?王子も怪我しなかっ…キャッ!」ガバッ
ニャル夫「ああ…!お前も生きてたんだな!良かった!そしてありがとうなラグナラ!!」
ラグナラ「うっ……うんっ……」ドクンドクンドクン
クー子「アア………ァァァァァ…アアアアアアアアアアア…!!」ボォオオオオオッ
ニャル夫「…っ!やっぱり押し返してくるか!」
ダゴン「チェストォオオ!!」ドッ
クー子「っ!!」
ドゴオオオオオオッ
ニャル夫「…ダゴン!」
「王子ぃ!!」ヒュンッ
ニャル夫「!!」
ホボォオオオオッ
ラグナラ「やった!この無重力なら私にでも岩星を動かせるよ!」バッサバッサ
ニャル夫「ラグナラ…」
ラグナラ「ねぇねぇ王子!私格好良かった!?王子も怪我しなかっ…キャッ!」ガバッ
ニャル夫「ああ…!お前も生きてたんだな!良かった!そしてありがとうなラグナラ!!」
ラグナラ「うっ……うんっ……」ドクンドクンドクン
クー子「アア………ァァァァァ…アアアアアアアアアアア…!!」ボォオオオオオッ
ニャル夫「…っ!やっぱり押し返してくるか!」
ダゴン「チェストォオオ!!」ドッ
クー子「っ!!」
ドゴオオオオオオッ
ニャル夫「…ダゴン!」
549:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:12:58.87:DAYRPdXYO (19/94)
ダゴン「ひゃっはぁー!残念だったなぁ!!俺様は死んでも死んでも代わりが居るんだよぉー!!」
クー子「がぁっ………ゲホッ」ブハッ
クー子「ギィ……ギギギギギギギ…」ガガガガガガガガガ
ダゴン「あっ、今ので完全に切れたみたいだな」
ニャル夫「ラグナラ逃げるぞ!このままだとお前だった危ねぇ!」
ラグナラ「…王子!」
ドッ
ニャル夫「……え?」
ラグナラ「きっと…きっと迎えに来てね!王子の相棒も連れて、私達も!」
ダゴン「俺達全員、この宇宙を支配するんだろ?気を引き締めろよ帝王!!」
ニャル夫「…………おい」
ニャル夫「信じて良いんだな…?お前達が、終わった後も待ってくれてる事を」
ラグナラ「勿論だよ!だって」
ラグナラ「私達は!王子が大好きなんだから!!」
ダゴン「さっさと終わらせて、打ち上げでパーっと酒飲んで二日酔いになって吐いてまた飲んで吐こうぜ!!」
ラグナラ「だからそれまで……バイバイ」
ダゴン「ひゃっはぁー!残念だったなぁ!!俺様は死んでも死んでも代わりが居るんだよぉー!!」
クー子「がぁっ………ゲホッ」ブハッ
クー子「ギィ……ギギギギギギギ…」ガガガガガガガガガ
ダゴン「あっ、今ので完全に切れたみたいだな」
ニャル夫「ラグナラ逃げるぞ!このままだとお前だった危ねぇ!」
ラグナラ「…王子!」
ドッ
ニャル夫「……え?」
ラグナラ「きっと…きっと迎えに来てね!王子の相棒も連れて、私達も!」
ダゴン「俺達全員、この宇宙を支配するんだろ?気を引き締めろよ帝王!!」
ニャル夫「…………おい」
ニャル夫「信じて良いんだな…?お前達が、終わった後も待ってくれてる事を」
ラグナラ「勿論だよ!だって」
ラグナラ「私達は!王子が大好きなんだから!!」
ダゴン「さっさと終わらせて、打ち上げでパーっと酒飲んで二日酔いになって吐いてまた飲んで吐こうぜ!!」
ラグナラ「だからそれまで……バイバイ」
550:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:14:17.26:DAYRPdXYO (20/94)
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……」
ニャル夫「………さて、と」
ザッ……ザッ……ザッ……
ニャル夫「どうやらお前も、ここまで来たみたいだな」
ザッ……ザッ……ザッ……
ザッ……
ニャル夫「…ついに時は来た。俺とお前の因縁を晴らす為の、その時が」
ニャル子「……………」
ニャル夫「なぁ?ニャル子」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……」
ニャル夫「………さて、と」
ザッ……ザッ……ザッ……
ニャル夫「どうやらお前も、ここまで来たみたいだな」
ザッ……ザッ……ザッ……
ザッ……
ニャル夫「…ついに時は来た。俺とお前の因縁を晴らす為の、その時が」
ニャル子「……………」
ニャル夫「なぁ?ニャル子」
551:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:14:46.05:DAYRPdXYO (21/94)
ニャル子「…………」バチバチッ バチッ
ニャル夫「…お前も、その頭の奴植え付けられたのか」
ニャル子「……………」スタスタスタ
ニャル夫「つまりお前も、俺相手に本気で闘える…という事だな」
ニャル子「………」ピタッ
ニャル夫「…お前もその頭の奴を植え付けられたとしたら、多分お前は抵抗したのだろう。上に最後の戦いに俺の相棒と敵対するのを拒んだのだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「だが、俺には関係無い。お前もそうだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「さぁ、かかって来いニャル子!!貴様と俺の因縁!ここで断ち切って見せr――――」
ヒュンッ
ニャル子「…………」バチバチッ バチッ
ニャル夫「…お前も、その頭の奴植え付けられたのか」
ニャル子「……………」スタスタスタ
ニャル夫「つまりお前も、俺相手に本気で闘える…という事だな」
ニャル子「………」ピタッ
ニャル夫「…お前もその頭の奴を植え付けられたとしたら、多分お前は抵抗したのだろう。上に最後の戦いに俺の相棒と敵対するのを拒んだのだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「だが、俺には関係無い。お前もそうだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「さぁ、かかって来いニャル子!!貴様と俺の因縁!ここで断ち切って見せr――――」
ヒュンッ
552:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:15:15.49:DAYRPdXYO (22/94)
┏━━┓ ヽ
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┃ ┃┃ ┃┗━┛/彡廴ノ / }
┃ ┗┛ ┗┓\y' Д´ ̄\/ ̄
┃ ┃ ヽ ノ" ヾ、/ 》 |
┃ ┏━━━━┛〉、_/\クri l} / ィ|´
┃ ┃| f`<´ ヘ_/{lii从ヽ/゙ゝ=、/i/|
┃ ┃>-‐ァ7ヘ、\{_}//「lli>ヤ´ソミミ'ヘ/l|
┃ ┃‐‐--{_lj /\/_\V/∠l」>i「llli7/∧,|
┗━┛ _ {`ヽ{_//´ /X〕ミ:》''´〈〉ヾk'〈/ヾ''|
l |/ 7}\l__>‐゙/く_>r' l〉ミ〉二ヾi}ー-'|lli_,ィ'"´
l K ,//, 「`Y}三./ _l_ソ_}ツヘ__{\八___|lliノヽ
l |^ヾ' L// __幺:::`:::::く../\/i´ ゙̄ヽ|´ \
、i l | ̄二ニ=r―‐く大^ニァ' }/7/〈{ ,| :
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`ト、Y´ ̄ ̄} ̄[三,/:::.`ヽ=ァヘ{ニ< ヽ| l ┃ ┃
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┃ ┃>-‐ァ7ヘ、\{_}//「lli>ヤ´ソミミ'ヘ/l|
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l K ,//, 「`Y}三./ _l_ソ_}ツヘ__{\八___|lliノヽ
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、i l | ̄二ニ=r―‐く大^ニァ' }/7/〈{ ,| :
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553:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:16:03.05:DAYRPdXYO (23/94)
ニャル夫「」
ニャル子「………」パラパラパラ
ニャル夫「」
ニャル夫「カハッ!!」ブハァッ
ニャル子「……ニクイ…」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ニャル夫「がっ!ぐはっ!!がっ!!はぁっ!!!」
ニャル子「ナンデキサマナンカニマヒロサンガキサマナンカニィィイイイイ!!!!!」ガガガガガガガガガガ
ドシャァッ
ニャル夫「」
ニャル子「………」パラパラパラ
ニャル夫「」
ニャル夫「カハッ!!」ブハァッ
ニャル子「……ニクイ…」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ニャル夫「がっ!ぐはっ!!がっ!!はぁっ!!!」
ニャル子「ナンデキサマナンカニマヒロサンガキサマナンカニィィイイイイ!!!!!」ガガガガガガガガガガ
ドシャァッ
554:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:16:31.83:DAYRPdXYO (24/94)
───━━━___────__──= ───___────━━─____───━___───━━━
 ̄ ̄────━━____───=───二三__──━━___ ̄ ̄───━━ ̄ ̄ ̄─── ̄ ̄────
── ̄ ̄ ̄_____─────━━━ ̄ ̄ ̄____ ̄ ̄ ̄────━━ ____────___=━──
├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┘,'``'; /l二l ,'``';
├┴┬┴┬┘ `゙ー┴─'′/゙\ ;・`'|/__/ ';:'゙'
`ー‐┴─┘/⌒\ `; `' |\/| .,:'゙´ `'; i⌒{、
, ;,'``'; ;,/ 入 \`';:'゙'´ \l/ ; { ⊃
';・ `';:' / / ゝ, ´ \ ┌┐、`';:'゙'´/ / `';.
`';:'゙'`';:'゙'_,ノ /, ;,'``'; \, ; \ ;└┘,:' γ゛,r'゙ ;`';:'゙'´
\ 、 ! ,'``'; ⊂_、,_) ,; ( ゙ヽ | | ⊂'ーっ
\ヽ从し,/ i , ,:'゙´ `';_ ';・∵`';:' / \,' | |/γ゛´
ノγ^て \从し, `';:'゙,:'//l / ゝ⌒ヽ、, \/゙ |,/; ,:'゙
.〉! l! _ヾr'て ,ヽ从, l二l/ , / _,、-‐-、,_ \ )
l 1 〈! _){ } `{i´ } , ; __ ( / ;‘ ゙ヽ 丶 ゝ / ,`__`';
ヘ、 イ ´)ヘノ /Y^ ;,'``'; ∴/_/;ゝ 丿.,:'゙´__`'; ∵)_ < ; /|__| `';:'゙
`)ヽ_ノ( /Yヽ , ;,'``'; `';:' ':,__ (⌒j ;, /\\ ( ) |/_/ ´`';
./⌒iY\ ; ,;`';:'゙'´,へ、_,r─┐1丿 { ‘,\/__/;'; ∨ ̄∨ ヾ、゙ 、.;・
/, i , ,:'` , ├┬┴┬┴く,ゝ,_ノ ┌─┬:、 ';・ `';:'⌒`'; ノ
´ 。 ├┴┬┴┬┴┬─┬┴┬┴┤ノ ;⌒,, ヽ;ノ⌒ヽ
───━━━___─── ───━━ ───__───━━┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴───━━━=
 ̄ ̄────━━____───=───二三__──━━___ ̄ ̄───━━ ̄ ̄ ̄─── ̄ ̄────
── ̄ ̄ ̄_____─────━━━ ̄ ̄ ̄____ ̄ ̄ ̄────━━ ____────___=━──
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── ̄ ̄ ̄_____─────━━━ ̄ ̄ ̄____ ̄ ̄ ̄────━━ ____────___=━──
├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┘,'``'; /l二l ,'``';
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`ー‐┴─┘/⌒\ `; `' |\/| .,:'゙´ `'; i⌒{、
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';・ `';:' / / ゝ, ´ \ ┌┐、`';:'゙'´/ / `';.
`';:'゙'`';:'゙'_,ノ /, ;,'``'; \, ; \ ;└┘,:' γ゛,r'゙ ;`';:'゙'´
\ 、 ! ,'``'; ⊂_、,_) ,; ( ゙ヽ | | ⊂'ーっ
\ヽ从し,/ i , ,:'゙´ `';_ ';・∵`';:' / \,' | |/γ゛´
ノγ^て \从し, `';:'゙,:'//l / ゝ⌒ヽ、, \/゙ |,/; ,:'゙
.〉! l! _ヾr'て ,ヽ从, l二l/ , / _,、-‐-、,_ \ )
l 1 〈! _){ } `{i´ } , ; __ ( / ;‘ ゙ヽ 丶 ゝ / ,`__`';
ヘ、 イ ´)ヘノ /Y^ ;,'``'; ∴/_/;ゝ 丿.,:'゙´__`'; ∵)_ < ; /|__| `';:'゙
`)ヽ_ノ( /Yヽ , ;,'``'; `';:' ':,__ (⌒j ;, /\\ ( ) |/_/ ´`';
./⌒iY\ ; ,;`';:'゙'´,へ、_,r─┐1丿 { ‘,\/__/;'; ∨ ̄∨ ヾ、゙ 、.;・
/, i , ,:'` , ├┬┴┬┴く,ゝ,_ノ ┌─┬:、 ';・ `';:'⌒`'; ノ
´ 。 ├┴┬┴┬┴┬─┬┴┬┴┤ノ ;⌒,, ヽ;ノ⌒ヽ
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555:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:17:05.28:DAYRPdXYO (25/94)
ニャル夫「……………」ガクッ
ニャル子「……」スタスタスタスタ
ガシッ
ニャル子「………」
ガッ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル夫「」ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ガッ
ニャル夫「……………」ガクッ
ニャル子「……」スタスタスタスタ
ガシッ
ニャル子「………」
ガッ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル夫「」ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ガッ
556:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:17:34.64:DAYRPdXYO (26/94)
ニャル夫「」
ニャル子「………ナンデ…」
ニャル子「ナンデ…アンタハ…!マヒロサンニソコマデウケイレラレタンデスカ…!?」
ニャル子「タダノ…クズナハンザイシャノアナタガ…!!」ガシッ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「」
ニャル子「………ナンデ…」
ニャル子「ナンデ…アンタハ…!マヒロサンニソコマデウケイレラレタンデスカ…!?」
ニャル子「タダノ…クズナハンザイシャノアナタガ…!!」ガシッ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
557:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:18:04.21:DAYRPdXYO (27/94)
,.ィ ,.ィ ,へ
// / / //./
/ / / / iし '
/ / / /
\ \ / / / /
\ \. r-、 r- ー、 ―― 、 / / / / __
\ \ .. - ヽ `ヽ-.、 ヽ _ .丶 / / / / / \ / / __
_ゝ..::':´/ ...ヽ ヽヽ ヽ`ヽ、 ヽ / , ' ii / .\_/ / / 〈二〉/ /
- _ , ァ フ  ̄: ::::::::::::/ .', `'' `゙ ` ー、 /, ' li/ .__/ / 〈二〉 / /
/ ':::::::/::::::::::::::::::/ .} ', /' | / ̄ ̄__/ / /
__. // ::::::::::::::::::::::::::::::::/ .,- 、 | ',  ̄ ̄ ̄ ∠ /
. ,′::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヽ . ', ',_ l ',
i,' ::::::::::::::::::::::::::::::::::: i 、 { ` -' ,.-‐――┴- 、
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ ヽ.`ヽ. / \
__ i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ丶.._ ー..ヽ / ヽ
 ̄ \ / \
____ `ヽ、/ \
/ _,.-‐ '''''''ヽ \
{ , ' \ \
ヽ / \
\. / ゙ー―-
,.ィ ,.ィ ,へ
// / / //./
/ / / / iし '
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\ \ / / / /
\ \. r-、 r- ー、 ―― 、 / / / / __
\ \ .. - ヽ `ヽ-.、 ヽ _ .丶 / / / / / \ / / __
_ゝ..::':´/ ...ヽ ヽヽ ヽ`ヽ、 ヽ / , ' ii / .\_/ / / 〈二〉/ /
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____ `ヽ、/ \
/ _,.-‐ '''''''ヽ \
{ , ' \ \
ヽ / \
\. / ゙ー―-
558:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:18:32.18:DAYRPdXYO (28/94)
ニャル子「!?」
ニャル夫「…………おい」
ニャル子「キタナイテデワタシノテヲサワルナ!コノノラニャルラトホテプガァア!!」ブンッブンッ
ニャル夫「お前に一つ、教えてやる」
ブンッ
ゴッ
ニャル子「オゴッ……アッ」
ニャル夫「…最早、お前と俺とは背負う物が違う」
ニャル夫「お前の攻撃、もうまるで重くも何とも無いんだ」
ニャル子「!?」
ニャル夫「…………おい」
ニャル子「キタナイテデワタシノテヲサワルナ!コノノラニャルラトホテプガァア!!」ブンッブンッ
ニャル夫「お前に一つ、教えてやる」
ブンッ
ゴッ
ニャル子「オゴッ……アッ」
ニャル夫「…最早、お前と俺とは背負う物が違う」
ニャル夫「お前の攻撃、もうまるで重くも何とも無いんだ」
559:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:19:02.27:DAYRPdXYO (29/94)
_________ _
| |「  ̄「 ̄|「_____ ―――━━_
| || |_」| |匚][ ̄ ̄
| ||  ̄ ―――━━━━
| |L_____ _ _________
| |匚____ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___」[_________
| |「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| || ――――━━ ―――
| |L_______ _ _
| |「 ̄ ̄ ̄ ___
| || [[]「匚____
|__.」L_ くノ´
ニャル子「ニャガァッ…ハァッ!」
ザザザザザザ
ニャル夫「…良く聞けニャル子ぉ!!いや、俺の妹よ!!」
ニャル夫「俺は!お前よりも強い力を手に入れた!勉学に励み、優等生となったお前には決して手に入らない力だ!!」
ニャル夫「それはデウス・エクス・マキナよりも大きく!神にも辿りつけん大いなる力!!」
ニャル夫「フルフォースフォーム等いらぬ!この俺が手に入れた力……」
ニャル夫「そう!!それは”馬鹿みたいに大いなる野望”だっ!!!!」
ニャル子「…………」
ニャル夫「貴様らのようにエリート軍団が決して手に入らない馬鹿みたいに巨大な力!」
ニャル夫「それが俺の中にあるが故に!負ける気など更々しないっ!!!」ダッ
ゴッ
ニャル夫「あ”っ……」
ドゴォォアアアアアアアアアッ……
_________ _
| |「  ̄「 ̄|「_____ ―――━━_
| || |_」| |匚][ ̄ ̄
| ||  ̄ ―――━━━━
| |L_____ _ _________
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| ___」[_________
| |「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| || ――――━━ ―――
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| || [[]「匚____
|__.」L_ くノ´
ニャル子「ニャガァッ…ハァッ!」
ザザザザザザ
ニャル夫「…良く聞けニャル子ぉ!!いや、俺の妹よ!!」
ニャル夫「俺は!お前よりも強い力を手に入れた!勉学に励み、優等生となったお前には決して手に入らない力だ!!」
ニャル夫「それはデウス・エクス・マキナよりも大きく!神にも辿りつけん大いなる力!!」
ニャル夫「フルフォースフォーム等いらぬ!この俺が手に入れた力……」
ニャル夫「そう!!それは”馬鹿みたいに大いなる野望”だっ!!!!」
ニャル子「…………」
ニャル夫「貴様らのようにエリート軍団が決して手に入らない馬鹿みたいに巨大な力!」
ニャル夫「それが俺の中にあるが故に!負ける気など更々しないっ!!!」ダッ
ゴッ
ニャル夫「あ”っ……」
ドゴォォアアアアアアアアアッ……
560:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:19:33.78:DAYRPdXYO (30/94)
ニャル子「……ガッタガッタガッタガッタうるっさいんですよ……」バチバチバチバチ
ニャル子「んな知った事じゃない話を聞く為に私はここに居るんじゃないです。……真尋さんはどこですか」バチバチバチバチバチ
ニャル子「……ガッタガッタガッタガッタうるっさいんですよ……」バチバチバチバチ
ニャル子「んな知った事じゃない話を聞く為に私はここに居るんじゃないです。……真尋さんはどこですか」バチバチバチバチバチ
561:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:20:04.25:DAYRPdXYO (31/94)
ニャル夫「………きっキサマ…!?まさかほとんど自我を保って…!!」
ニャル子「どこなんですかって、聞いてるんですよオラァア!!」ゴッ
ニャル夫「ぶっはぁああ!!」ゴハッ
ニャル夫「ぐっ…!ぐ…!!貴様ら…俺の宇宙船を破壊しておいて良くも言えたな…!!」
ニャル子「ええ。…それで?一体どこに隠したと言うんです?」
ニャル夫「…残念だがそれは…宇宙船もろとも…お前等が殺し……」
ニャル子「アンタが真尋さんを守ってる事は知ってるんです。今までの記録でも、いつ見捨てても良いのにアンタはいつでも真尋さんを救っている」
ニャル子「今更、そんなくだらない嘘に騙される程私達は馬鹿じゃないですよ」
ニャル夫「…………」
ニャル子「さぁ、とっとと吐いちゃってください」
ニャル子「”私の”真尋さんは、今、どこに居るんですか?」バチバチバチバチバチ
ニャル夫「…………くくっ……くっ……」
ニャル夫「ふぅーはははははは!!ふぅーはははははははははは!!!!!」
ニャル子「……………」
ニャル夫「俺があいつを守るだと!?当然だろうがぁ!!あいつは俺の人質なんだからなぁ!!」
ニャル夫「そして貴様らが!あの人質に関しては有力だって事も知っている!!」
ニャル夫「貴様はまだ立場が分かっていないようだな!!俺の一声で、あいつを殺す事だって可能だって事を!!」
ニャル子「…今更、また嘘を貫き通すんですか。」
ニャル夫「………きっキサマ…!?まさかほとんど自我を保って…!!」
ニャル子「どこなんですかって、聞いてるんですよオラァア!!」ゴッ
ニャル夫「ぶっはぁああ!!」ゴハッ
ニャル夫「ぐっ…!ぐ…!!貴様ら…俺の宇宙船を破壊しておいて良くも言えたな…!!」
ニャル子「ええ。…それで?一体どこに隠したと言うんです?」
ニャル夫「…残念だがそれは…宇宙船もろとも…お前等が殺し……」
ニャル子「アンタが真尋さんを守ってる事は知ってるんです。今までの記録でも、いつ見捨てても良いのにアンタはいつでも真尋さんを救っている」
ニャル子「今更、そんなくだらない嘘に騙される程私達は馬鹿じゃないですよ」
ニャル夫「…………」
ニャル子「さぁ、とっとと吐いちゃってください」
ニャル子「”私の”真尋さんは、今、どこに居るんですか?」バチバチバチバチバチ
ニャル夫「…………くくっ……くっ……」
ニャル夫「ふぅーはははははは!!ふぅーはははははははははは!!!!!」
ニャル子「……………」
ニャル夫「俺があいつを守るだと!?当然だろうがぁ!!あいつは俺の人質なんだからなぁ!!」
ニャル夫「そして貴様らが!あの人質に関しては有力だって事も知っている!!」
ニャル夫「貴様はまだ立場が分かっていないようだな!!俺の一声で、あいつを殺す事だって可能だって事を!!」
ニャル子「…今更、また嘘を貫き通すんですか。」
562:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:20:39.75:DAYRPdXYO (32/94)
ニャル子「あのですね…もういい加減にしてくださいよ…」バチバチバチバチバチ
ニャル子「アンタと真尋さんが、ただの人質の関係なら…真尋さんは私を突き放してアンタの所に付こうだなんて考えないんですよ…!!」バチバチバチバチバチ
ニャル子「良いからとっとと真尋さんの居場所を吐け!!おい!!!!!ふざけるんじゃねぇぞぉニャルラトホテプ!!!!」バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
ニャル夫「……はっ」
ガシッ
ニャル夫「何だと思えば…ただの嫉妬かよ…!?」ガガガガガガ
ニャル子「…!」
ニャル夫「そんな物こそ…俺の知った事じゃねぇよ…!!」
ニャル夫「あいつはなぁ!!自分のケジメをつける為に!!男の覚悟を決めたんだ!!!!」
ニャル夫「全てを捨ててでも!!こんなクソっタレを終わらせようと!終わるまで俺達と付き合うって決めたんだよ!!」
ニャル夫「それを!!うざってぇ女のワガママで邪魔すんじゃねぇぇぇええええええええええええええええ!!!!!!!」
ニャル子「あのですね…もういい加減にしてくださいよ…」バチバチバチバチバチ
ニャル子「アンタと真尋さんが、ただの人質の関係なら…真尋さんは私を突き放してアンタの所に付こうだなんて考えないんですよ…!!」バチバチバチバチバチ
ニャル子「良いからとっとと真尋さんの居場所を吐け!!おい!!!!!ふざけるんじゃねぇぞぉニャルラトホテプ!!!!」バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
ニャル夫「……はっ」
ガシッ
ニャル夫「何だと思えば…ただの嫉妬かよ…!?」ガガガガガガ
ニャル子「…!」
ニャル夫「そんな物こそ…俺の知った事じゃねぇよ…!!」
ニャル夫「あいつはなぁ!!自分のケジメをつける為に!!男の覚悟を決めたんだ!!!!」
ニャル夫「全てを捨ててでも!!こんなクソっタレを終わらせようと!終わるまで俺達と付き合うって決めたんだよ!!」
ニャル夫「それを!!うざってぇ女のワガママで邪魔すんじゃねぇぇぇええええええええええええええええ!!!!!!!」
563:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:21:14.56:DAYRPdXYO (33/94)
| ̄|
/ ̄〉 |_| 口
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〈 / 〈\ 《 \
\__/ \〉 \ 「\| ̄
┌┐ o \| < ̄ ̄ ̄|
┌┘└┐ 。 ・ 。 , > |
└┐┌┘ ・ <___」
┌┘└┐ 〈〉〈〉r┐ ・ o
 ̄|/ ̄ くノ
ニャル子「がぁぁぁぁっ!!ああああ!!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「おらぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!」
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
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/ ̄〉 |_| 口
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\__/ \〉 \ 「\| ̄
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ニャル子「がぁぁぁぁっ!!ああああ!!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「おらぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!」
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
564:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:21:44.69:DAYRPdXYO (34/94)
,ゝ / / `'''ー ..,、 .`'-、 '!、.ヽ ,!
.,..ノ / ./ ____`--..,,. ゙''-、¬―ヽ ヽ .,,,_、 .i|_
、 / _..ィ ./ ,i彡―''''''二二 ---―¬ ̄ .`''-..、 ゙゙ゞミ" .l, ヽ.- ...二¬ヽ ,..、
.‘ /| ._..-'" .`" / ,i'――"´ `'ー..、 `'-.l ヽ .゛ ¨ ー |ュ′
./ .| ._..-'"゛ ._..i-‐―/ ./ ゙''-、. l ヽ .lx.
/ .゙‐''''" _.. -'''" .! ./ ./ `'-、. l l,. 、 .!ヽ
./ ._. -'"゛ i! / /.! `'‐ l . l .`'-、, │ヽ
. / ,./ !レ゙ / | l . l .`''″ヽ
..l / ./ ゙i ̄" `"''て ! .l ゙
! ./ / 「" │ ! .l\.
l./ / / l |. l ,゙x、
l ./ / l、 ! .l.-'"ヽ
..l、 `\、 / _.. ‐',゙. l l, ..l
ヽ l.ヽ____/ _..-''',゙ / '´ .| .l .l,
r ヽ l ヽ _..-''',゙ -'".、 , ,! l
.「'、 ヽ ヽ. \ _..-''',゙ -'" _/`゙''". l .l゙ l
/ ヽ, ヽ `'、、 \ _..-'"_..-'" .'ヽ, .ゝ l l
ヽ \ \ . \ ,..-'"_..-'" l . _,,.〉/ │
\ .,, .,\ ヽ、 \ ._..-'"゙., / l/ ./ ,ィ tー
.,,、゙ / ゙゙.\,゙_ο \, ゙''-、, .'"゛.,..-'´ / ! l
.l゙ ´ て \ `'-..,゙ ,..-'´ i、 ! /
l ヽ., \ `''- ,,, _..-'´ ,.i!゙.ゝ.l
.ヽ /'"\ ,/ノミ,゙ `''ー 、、 ._..-'" ,i'l′ .!_,
.l_、 l .、 \ ., '' / `''-..、 `゙._,, ‐'″ / ヽ
`'-_..--"´ .\ `'-, ._// `''ー、、 . _..-'"゛ .,,イ /
`-、 `' _ ‐゛ _..-'"´ / l, .,ノ゙,,,、
| .`'、、 . \ .,,, -''″ ,, / .\___. v . ´゙―――-
! ././-、 ゙'-、 .,.. -'"゛ l `─゛ !
,ゝ / / `'''ー ..,、 .`'-、 '!、.ヽ ,!
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.‘ /| ._..-'" .`" / ,i'――"´ `'ー..、 `'-.l ヽ .゛ ¨ ー |ュ′
./ .| ._..-'"゛ ._..i-‐―/ ./ ゙''-、. l ヽ .lx.
/ .゙‐''''" _.. -'''" .! ./ ./ `'-、. l l,. 、 .!ヽ
./ ._. -'"゛ i! / /.! `'‐ l . l .`'-、, │ヽ
. / ,./ !レ゙ / | l . l .`''″ヽ
..l / ./ ゙i ̄" `"''て ! .l ゙
! ./ / 「" │ ! .l\.
l./ / / l |. l ,゙x、
l ./ / l、 ! .l.-'"ヽ
..l、 `\、 / _.. ‐',゙. l l, ..l
ヽ l.ヽ____/ _..-''',゙ / '´ .| .l .l,
r ヽ l ヽ _..-''',゙ -'".、 , ,! l
.「'、 ヽ ヽ. \ _..-''',゙ -'" _/`゙''". l .l゙ l
/ ヽ, ヽ `'、、 \ _..-'"_..-'" .'ヽ, .ゝ l l
ヽ \ \ . \ ,..-'"_..-'" l . _,,.〉/ │
\ .,, .,\ ヽ、 \ ._..-'"゙., / l/ ./ ,ィ tー
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.l゙ ´ て \ `'-..,゙ ,..-'´ i、 ! /
l ヽ., \ `''- ,,, _..-'´ ,.i!゙.ゝ.l
.ヽ /'"\ ,/ノミ,゙ `''ー 、、 ._..-'" ,i'l′ .!_,
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! ././-、 ゙'-、 .,.. -'"゛ l `─゛ !
565:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:22:11.85:DAYRPdXYO (35/94)
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「くたばれこの三流ヒーローがぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「ッ――――」
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「くたばれこの三流ヒーローがぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「ッ――――」
566:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:22:42.23:DAYRPdXYO (36/94)
ニャル子≪兄さんが宇宙を掌握する大悪党?≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル子≪どんな些細な事でも傷つき、でもそれでも強く生きて闘う正義のヒーロー≫
ニャル子≪それはもう、何よりも格好良いヒーローです!絶対に悪になんて負けません!≫
ニャル子≪兄さんみたいなのが宇宙を支配されちゃぁ、宇宙は大変な事になりますからね≫
ニャル子≪ははっそれを言うなら、一度でも私に勝ってからにしてくださいよ。≫
ニャル子≪でもニャル仮面ライダーの正義は、絶対に悪になんて負けませんけどねっ!!≫
ニャル子≪兄さんが宇宙を掌握する大悪党?≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル子≪どんな些細な事でも傷つき、でもそれでも強く生きて闘う正義のヒーロー≫
ニャル子≪それはもう、何よりも格好良いヒーローです!絶対に悪になんて負けません!≫
ニャル子≪兄さんみたいなのが宇宙を支配されちゃぁ、宇宙は大変な事になりますからね≫
ニャル子≪ははっそれを言うなら、一度でも私に勝ってからにしてくださいよ。≫
ニャル子≪でもニャル仮面ライダーの正義は、絶対に悪になんて負けませんけどねっ!!≫
567:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:23:10.40:DAYRPdXYO (37/94)
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,/./ ./ ././ ./ ./ /彡'´ _ノ/ / /
/ / ./ ./ / ./ / ィ, __∠=彡==┐/ / / /
/ / ././ ./ /. γ'″~ ̄`゛゛゛` ̄`ヽ ノ } '/ . /
. / ././ ./ ./ /_ ミ ヽ ∨ / /"//
,/ / / / ./ /.: :. . `:,ハ , У*、. / '/
'" / / ./ /. r㌢゙`ヽ`У / ,:/'″′` 、/ ,/
/./ ./ ./ ,イ゙ ミ 、 `寸 ノイ .:/′ ヽ/
"./ ./ ./ ,イ圦゙、 ーヾソ `く' .: . :,:〃 _' } /
'" ./ / /_,二汽、ィヾ ヘ Y=≠イ:'/. Ξj / /
,/ / 〃 ;ゞイ'x,"ー\、く ノ=ミ、 V/'/,: ミ{ / /
/ / У-=f´゙、″ 、, >=彡 》x:, ∨/:, ,:_ゝ / ,/
/ /′イ{、ヽ-゙ y/ _,.x 、゛/´ ̄ヾ!:'/; /ノ. /./ /
. / {圭圭圦廴../"´、^,.、゛/ ー ゙/⌒Y匕 / / / ./
‐゛ ゙寺圭圭斗1{、) y゙_,: 〃` ( ゙/ メ、Ⅵイ. / ,/ /
`…ヘ圭圭、ヽ._/r'゙ )ーc゛ノ:,Ξ }「 / / / /
゙寺圭圭f圭{ ^´ ゝ/´.゛ `、{ / ,/ / ././
`¨¨~`寺≧zゞ='ミ、^ー ,ゞ. ,/./ ./ ././
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'" ./ / /_,二汽、ィヾ ヘ Y=≠イ:'/. Ξj / /
,/ / 〃 ;ゞイ'x,"ー\、く ノ=ミ、 V/'/,: ミ{ / /
/ / У-=f´゙、″ 、, >=彡 》x:, ∨/:, ,:_ゝ / ,/
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‐゛ ゙寺圭圭斗1{、) y゙_,: 〃` ( ゙/ メ、Ⅵイ. / ,/ /
`…ヘ圭圭、ヽ._/r'゙ )ーc゛ノ:,Ξ }「 / / / /
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568:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:23:40.90:DAYRPdXYO (38/94)
ゴッ
ゴッ
569:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:24:07.16:DAYRPdXYO (39/94)
ニャル子「」パラパラ…
ニャル夫「………」
ニャル子「」 バチバチバチ… ボンッ
ニャル夫「………なぁ、ニャル子」
ニャル子「」 プシュゥー…
ニャル夫「お前…選ぶ正義を間違えたな…」
ニャル子「」 パラ…
ニャル子「」パラパラ…
ニャル夫「………」
ニャル子「」 バチバチバチ… ボンッ
ニャル夫「………なぁ、ニャル子」
ニャル子「」 プシュゥー…
ニャル夫「お前…選ぶ正義を間違えたな…」
ニャル子「」 パラ…
570:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:24:34.32:DAYRPdXYO (40/94)
クー子「…!!」ハッ
ピタッ…
ラグナラ「…え?急に止まったよ?」
ダゴン「頭の奴の、活動限界でも来たのか」
クー子「――ッ」ピュー
ラグナラ「どこかに飛んでった!!」
ダゴン「逃げてった、が正しいな。俺達の勝ちだぜクソガキ!」
ラグナラ「やったぁー!!私達の勝ちだぁー!!」ピョンピョン
クー子「…!!」ハッ
ピタッ…
ラグナラ「…え?急に止まったよ?」
ダゴン「頭の奴の、活動限界でも来たのか」
クー子「――ッ」ピュー
ラグナラ「どこかに飛んでった!!」
ダゴン「逃げてった、が正しいな。俺達の勝ちだぜクソガキ!」
ラグナラ「やったぁー!!私達の勝ちだぁー!!」ピョンピョン
571:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:25:02.19:DAYRPdXYO (41/94)
ニャル夫「…ん?」
ヒューン
ニャル夫「あれ?こいつって…ジジイの…」
ガシィッ
クー子「ハァハァ…!ニャル子…動けなくなったニャル子ぉ…」モミモミ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ…良いよね?今の内に既成事実作っても良いよね…?」ハァハァ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ……ニャル子ぉぉおおおん!!」
ニャル夫「何してんだてめぇ!!!」
ガッ
クー子「キュッ!!」
ガッ バキィッ
ボンッ
パラパラパラ……
ニャル夫「…ん?」
ヒューン
ニャル夫「あれ?こいつって…ジジイの…」
ガシィッ
クー子「ハァハァ…!ニャル子…動けなくなったニャル子ぉ…」モミモミ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ…良いよね?今の内に既成事実作っても良いよね…?」ハァハァ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ……ニャル子ぉぉおおおん!!」
ニャル夫「何してんだてめぇ!!!」
ガッ
クー子「キュッ!!」
ガッ バキィッ
ボンッ
パラパラパラ……
572:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:25:31.12:DAYRPdXYO (42/94)
ニャル夫「おっ、頭の奴を蹴ったら以外と簡単に壊れた」
ニャル夫「…つまり」
ピッポッパ
ニャル夫「こちらニャル夫!おいナイア!奴らの弱点が分かった!頭についてる機械!それをぶっ壊せ!そうすれば奴らも正気に…」
ナイア≪えっ?そうなの?早く言ってよぉ~僕、ウッカリ殺しちゃったかもしれないじゃい≫
ニャル夫「えっ?ウッカリ?ウッカリ殺しちゃったの!?」
ナイア≪…まぁ、別に大した事にはなってないよ≫ズイッ
ハス太≪……キュゥ≫
ナイア≪それに、頭の奴が弱点なんて僕も気づいてたよ。豆腐の角を弾にした銃で一発だったさぁ≫
ニャル夫「ああ…そうか。とにかく無事なんだな?それは良かった。怖いな豆腐の角」
ニャル夫「…という事は」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「…そろそろ、親玉が来てもおかしくないな…」
ニャル夫「おっ、頭の奴を蹴ったら以外と簡単に壊れた」
ニャル夫「…つまり」
ピッポッパ
ニャル夫「こちらニャル夫!おいナイア!奴らの弱点が分かった!頭についてる機械!それをぶっ壊せ!そうすれば奴らも正気に…」
ナイア≪えっ?そうなの?早く言ってよぉ~僕、ウッカリ殺しちゃったかもしれないじゃい≫
ニャル夫「えっ?ウッカリ?ウッカリ殺しちゃったの!?」
ナイア≪…まぁ、別に大した事にはなってないよ≫ズイッ
ハス太≪……キュゥ≫
ナイア≪それに、頭の奴が弱点なんて僕も気づいてたよ。豆腐の角を弾にした銃で一発だったさぁ≫
ニャル夫「ああ…そうか。とにかく無事なんだな?それは良かった。怖いな豆腐の角」
ニャル夫「…という事は」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「…そろそろ、親玉が来てもおかしくないな…」
573:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:25:58.71:DAYRPdXYO (43/94)
≪ニャルラトホテップ夫!もうこれまでだ!≫
≪貴様の思い通りにはもうさせん!大人しく降参しろ!≫
≪艦隊も、デウス・エクス・マキナも失ったお前に最早逃げ場は無い!≫
ニャル夫「……………」
≪話も聞いている。お前は全宇宙を支配する悪の帝王になりたいそうだな…。≫
≪分かっていると思うが、私達は正義の味方だ。断じてそんな物を認めるわけにはいかない。≫
ニャル夫「……………」
≪そして、デウス・エクス・マキナを散々持ち歩いた罪、お前が死んでも償いきれる物ではないだろう。≫
≪だから私達は、お前の存在の抹消を遂行する。≫
ニャル夫「…………」
ニャル夫「はっ」
ニャル夫「ふぅーーーははははははは!!!!!!」
≪何がおかしい、ニャルラトホテップ夫≫
≪ニャルラトホテップ夫!もうこれまでだ!≫
≪貴様の思い通りにはもうさせん!大人しく降参しろ!≫
≪艦隊も、デウス・エクス・マキナも失ったお前に最早逃げ場は無い!≫
ニャル夫「……………」
≪話も聞いている。お前は全宇宙を支配する悪の帝王になりたいそうだな…。≫
≪分かっていると思うが、私達は正義の味方だ。断じてそんな物を認めるわけにはいかない。≫
ニャル夫「……………」
≪そして、デウス・エクス・マキナを散々持ち歩いた罪、お前が死んでも償いきれる物ではないだろう。≫
≪だから私達は、お前の存在の抹消を遂行する。≫
ニャル夫「…………」
ニャル夫「はっ」
ニャル夫「ふぅーーーははははははは!!!!!!」
≪何がおかしい、ニャルラトホテップ夫≫
574:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:26:31.95:DAYRPdXYO (44/94)
ニャル夫「貴様ら…馬鹿なのか…?」
ニャル夫「俺の夢を…お前等正義の味方が許すわけにはいかない?」
ニャル夫「そんなもの!当たり前だろうが!!!!」
ニャル夫「貴様らが正義の味方だというのなら!俺は対極の悪の味方!!」
ニャル夫「俺を消滅させたいのは当然の事だ!!そして俺は!!そんなお前等と全力で戦うのだ!!」
≪…最後の抵抗か≫
≪まぁいい、どうせ我々5万艦隊の前に野良ニャルラトホテップ一匹だ。どうやっても勝てる事は無い。≫
≪それより、もう時間が無い。捜索班!デウス・エクス・マキナの場所は!?≫
≪ニャルラトホテップ夫容疑者が持っているようです。レーダーによると全く同じ位置で引っかかります。≫
ニャル夫「ふぅーはっは!貴様らには見つからんよ!!デウス・エクス・マキナは…俺が隠した!」
≪安心しろニャル夫。お前を消した後に探せば済むだけの話だ。≫
≪いや…でも、おかしいんですよ第三館長≫
≪何がだ?≫
≪ニャル夫のすぐ近くに…そこにある筈なのに、レーダーの反応が薄いんです。まるで遥か遠くにあるように≫
≪…何?≫
ニャル夫「……どうした?まだ撃たんのか?」
≪一体どういうことだ?≫
≪分かりません。ですが、今彼を攻撃するのは得策では無いかと≫
≪このような症状を見る限り…何か特別な隠し方をしたそうです。≫
ニャル夫「貴様ら…馬鹿なのか…?」
ニャル夫「俺の夢を…お前等正義の味方が許すわけにはいかない?」
ニャル夫「そんなもの!当たり前だろうが!!!!」
ニャル夫「貴様らが正義の味方だというのなら!俺は対極の悪の味方!!」
ニャル夫「俺を消滅させたいのは当然の事だ!!そして俺は!!そんなお前等と全力で戦うのだ!!」
≪…最後の抵抗か≫
≪まぁいい、どうせ我々5万艦隊の前に野良ニャルラトホテップ一匹だ。どうやっても勝てる事は無い。≫
≪それより、もう時間が無い。捜索班!デウス・エクス・マキナの場所は!?≫
≪ニャルラトホテップ夫容疑者が持っているようです。レーダーによると全く同じ位置で引っかかります。≫
ニャル夫「ふぅーはっは!貴様らには見つからんよ!!デウス・エクス・マキナは…俺が隠した!」
≪安心しろニャル夫。お前を消した後に探せば済むだけの話だ。≫
≪いや…でも、おかしいんですよ第三館長≫
≪何がだ?≫
≪ニャル夫のすぐ近くに…そこにある筈なのに、レーダーの反応が薄いんです。まるで遥か遠くにあるように≫
≪…何?≫
ニャル夫「……どうした?まだ撃たんのか?」
≪一体どういうことだ?≫
≪分かりません。ですが、今彼を攻撃するのは得策では無いかと≫
≪このような症状を見る限り…何か特別な隠し方をしたそうです。≫
575:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:27:04.16:DAYRPdXYO (45/94)
≪恐らく……彼が死んだら絶対に見つからないような≫
ニャル夫「………」
≪…おい、ニャルラトホテップ、デウス・エクス・マキナをどこに隠した?≫
ニャル夫「わざわざ隠した場所を教える悪党がどこに居る」
≪いい加減にしろ。こっちは時間が無いと言っているんだ!ニャルラトホテプ!!≫
ニャル夫「………俺は言われた覚えが無いが?」
≪そんなジョークに付き合う暇は無い。とっとと教えろ!!≫ガチンッ
ニャル夫「……なぁ、惑星保護機構、宇宙構成機構」
ニャル夫「お前等が言う正義って何だ?お前らの都合の良いように動く世界か?」
≪…そんな話に付き合う余裕があると思うかっ!!!≫
ニャル夫「…どうやら、もうそろそろって感じらしいな」
≪っ!!かっ…館長!!≫
≪何だ!?≫
≪デウス・エクス・マキナの反応が!急速に大きく…!!≫
ニャル夫「待たせたなぁ!!相棒ぉおおお!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
≪恐らく……彼が死んだら絶対に見つからないような≫
ニャル夫「………」
≪…おい、ニャルラトホテップ、デウス・エクス・マキナをどこに隠した?≫
ニャル夫「わざわざ隠した場所を教える悪党がどこに居る」
≪いい加減にしろ。こっちは時間が無いと言っているんだ!ニャルラトホテプ!!≫
ニャル夫「………俺は言われた覚えが無いが?」
≪そんなジョークに付き合う暇は無い。とっとと教えろ!!≫ガチンッ
ニャル夫「……なぁ、惑星保護機構、宇宙構成機構」
ニャル夫「お前等が言う正義って何だ?お前らの都合の良いように動く世界か?」
≪…そんな話に付き合う余裕があると思うかっ!!!≫
ニャル夫「…どうやら、もうそろそろって感じらしいな」
≪っ!!かっ…館長!!≫
≪何だ!?≫
≪デウス・エクス・マキナの反応が!急速に大きく…!!≫
ニャル夫「待たせたなぁ!!相棒ぉおおお!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
576:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:27:32.33:DAYRPdXYO (46/94)
≪!!なっ…なんだ!?あれは!!≫
≪急に穴が現れて…その穴から……≫
≪我々が撃墜した筈の宇宙船がっ!?≫
ナイア「……おっおおー」
ナイア「やっぱり13次元空間まで飛ばすと、惑星保護機構の奴らも観測難しいみたいだねぇー」
ナイア「くぷくぷくぷ」
ダゴン「……なるほどな」
ダゴン「上位次元空間に飛ばされちゃぁ…安全だわな確かに」
ダゴン「ニャル夫もナイアも……そして俺様も」
ダゴン「本当に、すげぇ仲間に囲まれてるなこのパーティ」
ラグナラ「…やっぱり」
ラグナラ「王子様は…私の王子様だよ」
ラグナラ「だって……王子様は私の大切な人たちを守ってくれる」
ラグナラ「この全宇宙で、誰よりも格好良い王子様」
≪!!なっ…なんだ!?あれは!!≫
≪急に穴が現れて…その穴から……≫
≪我々が撃墜した筈の宇宙船がっ!?≫
ナイア「……おっおおー」
ナイア「やっぱり13次元空間まで飛ばすと、惑星保護機構の奴らも観測難しいみたいだねぇー」
ナイア「くぷくぷくぷ」
ダゴン「……なるほどな」
ダゴン「上位次元空間に飛ばされちゃぁ…安全だわな確かに」
ダゴン「ニャル夫もナイアも……そして俺様も」
ダゴン「本当に、すげぇ仲間に囲まれてるなこのパーティ」
ラグナラ「…やっぱり」
ラグナラ「王子様は…私の王子様だよ」
ラグナラ「だって……王子様は私の大切な人たちを守ってくれる」
ラグナラ「この全宇宙で、誰よりも格好良い王子様」
577:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:27:58.38:DAYRPdXYO (47/94)
スッ
カタン
真尋「…………」
ニャル夫「よぉ相棒、迎えに来たぜ」
真尋「……本当、何度死にそうな目に会えば気が済むんだ僕は…」
ニャル夫「安心しろよ、俺が全部守ってやる」
真尋「ボロボロな癖して何言ってるんだよ。ニャル子にこっぴどくやられたな。」
真尋「…でも誘拐されてるんだから、そのくらいしないと割に合わないな」ニコッ
真尋「最後まで頼むぞ、大悪党」スッ
ニャル夫「ああ。任せろ人質」ガシッ
ゴクン
スッ
カタン
真尋「…………」
ニャル夫「よぉ相棒、迎えに来たぜ」
真尋「……本当、何度死にそうな目に会えば気が済むんだ僕は…」
ニャル夫「安心しろよ、俺が全部守ってやる」
真尋「ボロボロな癖して何言ってるんだよ。ニャル子にこっぴどくやられたな。」
真尋「…でも誘拐されてるんだから、そのくらいしないと割に合わないな」ニコッ
真尋「最後まで頼むぞ、大悪党」スッ
ニャル夫「ああ。任せろ人質」ガシッ
ゴクン
578:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:28:29.58:DAYRPdXYO (48/94)
≪…っ!?デウス・エクス・マキナを…飲んだ!?≫
≪まさかアイツ…”適合”しているのか!!≫
≪ばっ…馬鹿な……そんな事が……≫ガタリ
≪館長!!≫
≪…………≫
≪…殺せぇええ!!あいつを生かすな!!あいつを塵にしてもデウス・エクス・マキナだけは残る筈だ!!!≫
≪例え間に合わなくても!あいつだけは支配者にしてはならん!!宇宙が崩壊する!!≫
≪我々が設立当初から願っていた悲願を!!ここで潰える訳にはいかん!!≫
≪宇宙を…我々の手で守るのだ!!!!≫
≪…っ!?デウス・エクス・マキナを…飲んだ!?≫
≪まさかアイツ…”適合”しているのか!!≫
≪ばっ…馬鹿な……そんな事が……≫ガタリ
≪館長!!≫
≪…………≫
≪…殺せぇええ!!あいつを生かすな!!あいつを塵にしてもデウス・エクス・マキナだけは残る筈だ!!!≫
≪例え間に合わなくても!あいつだけは支配者にしてはならん!!宇宙が崩壊する!!≫
≪我々が設立当初から願っていた悲願を!!ここで潰える訳にはいかん!!≫
≪宇宙を…我々の手で守るのだ!!!!≫
579:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:28:57.64:DAYRPdXYO (49/94)
アフーム「………適合者…か」
アフーム「本当に、そんな奴が居たんだ。凄いねアンタん所の新しい上司は」
ダゴン「ああ、本当にすっげぇ奴だぜ」
アフーム「でもさ、本当に良いの?」
アフーム「終わった後、多分ニャル夫死ぬよ?」
アフーム「………適合者…か」
アフーム「本当に、そんな奴が居たんだ。凄いねアンタん所の新しい上司は」
ダゴン「ああ、本当にすっげぇ奴だぜ」
アフーム「でもさ、本当に良いの?」
アフーム「終わった後、多分ニャル夫死ぬよ?」
580:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/15(火) 00:29:29.24:DAYRPdXYO (50/94)
ダゴン「………死なないさ」
ダゴン「アイツは、今までに何度死にそうな目に会っても、ご覧の通りピンピンしてやがる。」
アフーム「そうだな。だが、私達にとってはそれはとても困る」シャキンッ
アフーム「私は、機関の中でも宇宙の支配者候補に選ばれた一人なんだ。全力で阻止させて貰うよ」
ダゴン「そうか」
ダゴン2「お前の能力だと、さすがに骨が折れそうだ」
アフーム「…と、言いながら分身しているお前に言われたくないがな」
ダゴン23「その通り。俺は無限に増え続ける事ができる。」
ダゴン56「故に、俺が死んで負ける事は絶対に無い!!」
ダゴン786「亀を踏み続けるマリオのように残機は無限に湧いて出てくるのだからな!!」
アフーム「…………おい」
ダゴン3422「俺も、アイツらの為に全力で戦わせて貰うぜ!」
ダゴン24332「遠慮はしねぇ!!」
アフーム「ちょっと待て」
ダゴン4652345「よっしゃぁ!!それじゃぁ貴様に今!見せてやる!!」
ダゴン634623456236523464624363465234「数の暴力という物をなぁ!!!!!」
アフーム「ちょっとこれは卑怯じゃ」
ダゴン「さぁ」
ダゴン「殺ろうか☆」ビシィッ
ダゴン「………死なないさ」
ダゴン「アイツは、今までに何度死にそうな目に会っても、ご覧の通りピンピンしてやがる。」
アフーム「そうだな。だが、私達にとってはそれはとても困る」シャキンッ
アフーム「私は、機関の中でも宇宙の支配者候補に選ばれた一人なんだ。全力で阻止させて貰うよ」
ダゴン「そうか」
ダゴン2「お前の能力だと、さすがに骨が折れそうだ」
アフーム「…と、言いながら分身しているお前に言われたくないがな」
ダゴン23「その通り。俺は無限に増え続ける事ができる。」
ダゴン56「故に、俺が死んで負ける事は絶対に無い!!」
ダゴン786「亀を踏み続けるマリオのように残機は無限に湧いて出てくるのだからな!!」
アフーム「…………おい」
ダゴン3422「俺も、アイツらの為に全力で戦わせて貰うぜ!」
ダゴン24332「遠慮はしねぇ!!」
アフーム「ちょっと待て」
ダゴン4652345「よっしゃぁ!!それじゃぁ貴様に今!見せてやる!!」
ダゴン634623456236523464624363465234「数の暴力という物をなぁ!!!!!」
アフーム「ちょっとこれは卑怯じゃ」
ダゴン「さぁ」
ダゴン「殺ろうか☆」ビシィッ
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