1 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:30:18.74YOdmbWhAO (1/10)

*安価作成キャラによるオリロンパです。

*既にキャラは作成済みです。

*ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。

*舞台はオリジナル【洋館】です。

*当然の事ながらオリキャラとなりますのでご注意ください。

*前作

【オリロンパ】安価キャラでコロシアイ特急列車の旅【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439992477/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451827818



2 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:35:03.95YOdmbWhAO (2/10)

・男子

・伊勢 実(イセ ミノル)
・才能…〈超高校級の???〉
・身長…179cm
・胸囲…87cm
・キーワード
〔主人公〕…原則的に被害者にもクロにもならない。
〔完全記憶能力〕…一度見たり聞いた事は忘れない。
〔リーダーシップ〕…みんなを引っ張る統率力が高い。
〔前向きなイケメン〕…物事を前向きに捉える。しかもイケメン。

・東 夕人(アヅマ ユウト)
・才能…〈超高校級の幸運〉
・身長…176cm
・胸囲…84cm
・キーワード
〔幽愁暗恨〕…誰も知らない深い憂い、恨みを抱えている。
〔神仏眼鏡〕…表面的にはまるで神や仏のような人物。眼鏡をかけている。
〔猪突猛進〕…目標に向かって一心に突き進む。

・ダヴィデ・エピメニデス
・才能…〈超高校級のモデル〉
・身長…194cm
・胸囲…90cm
・キーワード
〔心は女性〕…立派な男ですが心は女性。
〔真面目とふざけて盛り上げる場面のオンオフがしっかり出来る〕…空気を読むのが上手く、オンオフも問題なし。
〔ナルシスト〕…自分が大好き。

・天童 昴(テンドウ スバル)
・才能…〈超高校級の執事〉
・身長…159cm
・胸囲…70cm
・キーワード
〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕…彼の顔立ちと性格は周りに好印象を与える。
〔コーヒーソムリエ〕…コーヒーにはちょっとうるさい。
〔親切〕…困った人は放っておけない。



3以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/03(日) 22:37:38.221O3jQ2p2O (1/1)

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

建て乙


4 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:37:43.54YOdmbWhAO (3/10)

・符流 ケン(フリュウ ――)
・才能…〈超高校級のピアニスト〉
・身長…199cm
・胸囲…78cm
・キーワード
〔かなりの長身〕…二メートルに行くかという長身。
〔孤高〕…群れようとしない。
〔オペラ口調〕…歌うように喋る。

・百鬼 勇次(ナキリ ユウジ)
・才能…〈超高校級のテニス部〉
・身長…183cm
・胸囲…91cm
・キーワード
〔ヤンキー〕…柄が悪く口調も荒い。
〔推理力抜群の天才〕…ヤンキーだからといって推理力が低いわけじゃない。
〔天才ですから〕…テニスも上手い、推理力も高い。だって自分は天才だから。

・奥寺 軌跡(オクデラ キセキ)
・才能…〈超高校級のプロデューサー〉
・身長…143cm
・胸囲…68cm
・キーワード
〔仲間を信じる真っ直ぐ素直な奴〕…仲間を信じて疑う事を知らない。
〔適材適所〕…プロデューサーらしく采配が得意。
〔泣き虫で守ってあげたくなる小動物系〕…よく泣くがそれが周りに庇護欲を湧かせる。

・月ヶ瀬 流行(ツキガセ ハヤリ)
・才能…〈超高校級のクラッカー〉
・身長…187cm
・胸囲…83cm
・キーワード
〔露悪趣味〕…自分が犯罪者である事を隠そうとしない。
〔喫煙者〕…煙草を愛用するヘビースモーカー。
〔世界の敵〕…クラッカーとして世界を混乱させた事もあり、マークされている。



5 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:40:12.05YOdmbWhAO (4/10)

・女子

・甲羅 洋子(コウラ ヨウコ)
・才能…〈超高校級の修理屋〉
・身長…167cm
・胸囲…87cm
・キーワード
〔短気〕…怒りっぽく我慢を知らない。
〔骨フェチ〕…骨に性的興奮を覚える。
〔人を芸術的に壊したい〕…修理屋の心の底の願望。対象はあくまでも人。

・姫島 在留(ヒメシマ アルル)
・才能…〈超高校級の脇役〉
・身長…158cm
・胸囲…78cm
・キーワード
〔無口かつ無敵〕…基本的に喋らない。故に敵も作らない。
〔プロ意識〕…あくまで脇役に徹しようとする。
〔アイデアマン〕…たくさんのアイデアを持っている。でも脇役なので言わない。

・一里塚 ニコ(イチリヅカ ――)
・才能…〈超高校級の漫画家〉
・身長…181cm
・胸囲…73cm
・キーワード
〔ハッピーエンド主義〕…彼女の辞書にバッドエンドの文字はない。
〔夜行性〕…完全な夜型人間。夜になると張り切り出す。
〔見た目は爽やかなイケメン〕…女の子にモテる女の子。本人はかなり気にしてる。

・紫乃 美月(シノ ミヅキ)
・才能…〈超高校級の霊能力者〉
・身長…161cm
・胸囲…102cm
・キーワード
〔性欲が高まると霊能発動〕…霊能力の使用のためには性的興奮が必要になる。
〔男が喜ぶことを熟知している男好き〕…男が大好きで喜ぶ事もよく知っている。
〔隠れビッチ〕…あくまで霊能力のためと見せかけてただ単に男好きなだけ。



6 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:41:53.75YOdmbWhAO (5/10)

・祭田 結奈(マツリダ ユナ)
・才能…〈超高校級の花屋〉
・身長…139cm
・胸囲…70cm
・キーワード
〔メルヘンチック〕…まるで童話に出てきそうな雰囲気を持つ。
〔天然〕…少しばかり浮き世離れした言動をする。
〔印象派〕…花を飾る時周りの光や空気を重視する。

・駆祭 はやて(カケマツリ ―――)
・才能…〈超高校級のレースクイーン〉
・身長…174cm
・胸囲…83cm
・キーワード
〔ドS〕…サディスト。精神的にいたぶる事が好き。
〔テンションが上がると脱ぐ〕…テンションが上がると脱ぎ出す。そこからさらにいたぶる事も。
〔綺麗な薔薇には棘がある〕…相当な美人だが迂闊に近付くと痛い目に遭う。

・中後 直巳(ナカウシロ ナオミ)
・才能…〈超高校級の鑑定士〉
・身長…160cm
・胸囲…80cm
・キーワード
〔器用〕…作業も人付き合いも器用にこなす。
〔守銭奴〕…お金が大好きでお金が絡むとかなり厳しい。
〔五感が鋭い〕…五感が人より鋭い。本人は鑑定に役立つとご満悦。

・野場 夕貴(ノバ ユウキ)
・才能…〈超高校級の冒険家〉
・身長…166cm
・胸囲…85cm
・キーワード
〔不潔〕…着替えないし野宿も多いため不潔。
〔博識〕…様々な知識を持つ。
〔ビッグマウス〕…大口をたたく。そしてやかましい。



7 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:49:49.70YOdmbWhAO (6/10)







――……希望

――……希望のために

――……絶望を









8 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 22:54:14.30YOdmbWhAO (7/10)







prolog〔集められた十六人〕









9 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 23:06:08.19YOdmbWhAO (8/10)

「くっ」

頭が痛い……

「……」

ズキズキと痛む頭を抑えて、僕は目を開ける。

「ここは……?」

見回してみるとそこは真っ赤なカーペットが敷かれた……エントランスのような場所だった。

「僕はなぜこんな……っ!」

なんだ?

何かを思い出そうとすると、痛みが走る……

「……マズいな」

これは所謂、記憶喪失という物ではないか?

「…………いや、一つ思い出したぞ」

僕の名前は……伊勢 実(イセ ミノル)。


・伊勢 実(イセ ミノル)
〔超高校級の???〕


良かった、さすがに名無しではこの先困ってしまうからな。

それに名前を思い出せるくらいならば、きっと他の事もすぐに思い出せるはずだ。



10 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 23:18:46.41YOdmbWhAO (9/10)

伊勢「さて……そうなるとここは僕の家か何かかもしれないわけか」

周りを改めて見てみる。
エントランスには正面に大きな扉、そして右には二階に繋がる階段があるが……なぜか階段は黄色いテープで塞がれている。

伊勢「……おや?」

さらに隅に目をやると監視カメラとモニターらしき物もあった。
ふむ、どうやら防犯は完璧らしい……いいことだ。

伊勢「考えていても仕方ない。とりあえず外に出るとしようか」

振り返った先にある大扉に歩み寄る。
そして大扉を……

ガチャガチャ

伊勢「……開かない?」

押しても引いても大扉は開く気配がない。
そもそもこの大扉……鍵らしき物が見当たらないのだが。

伊勢「……困った」

まさかここは僕の家ではないのか?
となると……

伊勢「家人を捜した方がいいな」

大扉から離れると僕は奥にある扉に向かう。

伊勢「こちらは鍵はかかっていないようだな」

ノブを回して扉を押し開ける。

するとそこには……

>>2-6のリストから一人選んでください。

↓二


11以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/03(日) 23:20:14.16deMXeWij0 (1/1)

中後


12以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/03(日) 23:20:16.69JORdvoDI0 (1/1)

一里塚


13以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/03(日) 23:20:22.08/TzFmv5fO (1/1)

ksk


14以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/03(日) 23:20:24.45Wj7PnSWtO (1/1)

奥寺


15 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/03(日) 23:41:42.96YOdmbWhAO (10/10)

開いた先はホールとでも言うような広い円形の空間……

そしてその部屋の中心に一人の少年が立っていた。

「あれ?」

伊勢「もしかしてこの家の住人だろうか?僕は怪しい者では……」

「そう言うって事はキミも家の人じゃないんだね?」

伊勢「も?もしかして君も僕と同じ……」

「そういう事かな?私は一里塚ニコ。ちょっとは名の知れた漫画家だよ」


・一里塚 ニコ(イチリヅカ ――)
〔超高校級の漫画家〕


伊勢「一里塚ニコ……」

その名前を聞いた僕の頭にまるでパッと現れたかのように……その情報は入ってきた。

伊勢「一里塚ニコ。数々の雑誌で複数の連載をしている現役女子高校生にして人気漫画家」

伊勢「その連載作品は全てヒットし、〔超高校級の漫画家〕と呼ばれる……だったかな?」

一里塚「……驚いた。キミもしかして私のファン?」

伊勢「いや、頭に浮かんだままを口にしただけだ」

そう、後ろで結んだ茶髪、着崩した紺のブレザーにズボン……見た目には男性にしか見えない。
だが彼女は……れっきとした女性。

一里塚「ふふっ、でもきちんと女子高生だってわかっててくれたのは嬉しいな」

最初は少年だと思っていたが……口にしなくて良かった。


16 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 00:05:22.71PFiAEwoAO (1/14)

一里塚「つまり伊勢クンも気がついたら倒れていたわけだね?」

伊勢「その通りだ。一里塚君はここに倒れていたわけだな?」

一里塚「そうだね。さっき目が覚めてどこかに行こうと思ったら伊勢クンが来たんだよ。そっちは何があったの?」

伊勢「僕がいたのはエントランスだ。ただ気になる事がある」

一里塚「気になる事?」

伊勢「一つ、なぜか階段が封鎖されていた事」

伊勢「二つ、外に繋がるだろう大扉は開かず鍵らしき物もなかった事」

伊勢「そして……ここと同じように監視カメラとモニターがある事」

一里塚「なるほど。防犯にしては少し過剰だね。それに扉が開かないというのも……」

伊勢「漫画家として何か該当するシチュエーションは浮かばないだろうか」

一里塚「うーん……ごめん、ちょっと浮かばないや」

伊勢「そうか……とりあえずここにいても仕方がない。誰かいないかと残りの扉の先の部屋を調べよう」

一里塚「そうだね。扉は……伊勢クンが来た物以外に三つあるけど」

一里塚君の言葉通り、ホールには僕が開けたエントランス側から見て正面、左、右に扉が一つずつある。

ガチャ

伊勢「……!」

どこから行くか思案していると……一つの扉が開いた。

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…執事の服を着た少年……ここの執事だろうか
四…背の高い痩せ形の人物だ
五…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
六…スーツを着た小柄な少年が泣いているな
七…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
八…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
九…セーラー服を着た地味な女性だ
十…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
十一…花束が入ってきた……?
十二…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
十三…興味深そうな視線を感じる……
十四…何か、臭ってきたぞ……

↓二


17以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:07:06.34VShLNxpy0 (1/7)




18以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:07:43.95o3zJwtHF0 (1/3)

11


19 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 00:24:07.44PFiAEwoAO (2/14)

「んしょんしょ……」

扉の向こうから現れたのは……花束?

伊勢「喋る花束か……興味深いな」

一里塚「いや、誰かが花束抱えてるだけだよ……」

「誰かいるの?もしかして妖精さん?」

一里塚「よ、妖精さん?」

伊勢「ふむ、もしかしたらその可能性もあるから否定は出来ないな」

一里塚「いや、ないと思う……えっと花で見えないからちょっと顔見せてくれる?」

一里塚君の言葉に応えたのか、花束がゆっくり床に置かれる。
その向こうにいたのは白いフリルが大量についた服を着たツインテールの少女。

「こんにちは妖精さん。ユナは祭田結奈だよ」


・祭田 結奈(マツリダ ユナ)
〔超高校級の花屋〕


一里塚「祭田結奈ちゃん?もしかしてマツリダフラワーの……」

祭田「それはユナのお花屋さんだよ?」

名前を聞いた瞬間、また僕の頭に目の前の少女について情報が浮かぶ。

祭田結奈……小さな花屋をマツリダフラワーというフラワーアレンジメントも手掛ける大会社に成長させた〔超高校級の花屋〕。
彼女の飾った花は芸術品としての評価も高い……この小柄な少女がそうなのか。

祭田「妖精さん達のお名前は?ユナをここに連れてきたのも妖精さん達?」

一里塚「だ、だから妖精さんじゃなくて……」

ふむ、どうやら彼女は僕達を妖精と判断したようだ。
しかしこの反応からして……彼女も僕達と同じか。

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…執事の服を着た少年……ここの執事だろうか
四…背の高い痩せ形の人物だ
五…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
六…スーツを着た小柄な少年が泣いているな
七…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
八…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
九…セーラー服を着た地味な女性だ
十…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
十一…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
十二…興味深そうな視線を感じる……
十三…何か、臭ってきたぞ……

↓二


20以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:24:30.469pgYv2jpO (1/2)

6


21以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:24:32.34vHC4yz5BO (1/2)

6


22 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 00:36:21.10PFiAEwoAO (3/14)

「ぐすっ、ここどこぉ……?」

一里塚君が祭田君と話している間に入ってきたのは祭田君と変わらない身長をした少年だった。
ふむ、スーツが妙にアンバランスに感じるな。

「あっ、あー!誰かいる!良かったぁ……」

僕達を見つけたらしい少年はハンカチで涙を拭くと僕達に向かってくる。

「あ、あの!ぼく奥寺軌跡って言います!ここの家の人ですか!?」


・奥寺 軌跡(オクデラ キセキ)
〔超高校級のプロデューサー〕


奥寺軌跡……数多くのプロデュースを成功させてきた〔超高校級のプロデューサー〕。
彼によって花開いた芸能人はたくさんいて、彼がその気になれば掌握できる程らしい。

ふむ、このいきなり情報が浮かぶのも慣れると便利だな。

奥寺「ぐすっ、そうですか……皆さんもぼくと同じでしたか……」

祭田「泣かないで」ナデナデ

奥寺「あうっ、ありがとう」

一里塚「うーん、なんて微笑ましい光景……」

二人共高校生だが……確かに微笑ましくはあるか。

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…執事の服を着た少年……ここの執事だろうか
四…背の高い痩せ形の人物だ
五…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
六…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
七…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
八…セーラー服を着た地味な女性だ
九…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
十…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
十一…興味深そうな視線を感じる……
十二…何か、臭ってきたぞ……

↓二


23以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:37:43.78ucYmSivuO (1/2)

10


24以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:37:57.73vHC4yz5BO (2/2)

3


25 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 00:52:02.78PFiAEwoAO (4/14)

「あっ!」

執事の服を着た少年……これまた小柄だ。

「あの、少しいいですか?」

伊勢「僕か?」

「はい。わたしは天童昴と言います」

天童「伊勢様、わたしの主人を知りませんか?」


・天童 昴(テンドウ スバル)
〔超高校級の執事〕


天童昴……名家に仕えればその家にあらゆる貢献をする〔超高校級の執事〕。
彼を巡って数多くの名家が争いを繰り広げているらしいな。

伊勢「君の主人はここにいるのだろうか?」

天童「わかりません……だけどここの個室で目を覚ます直前までは一緒にいたんですが」

〔天童が仕えているのをメンバーの誰かにしますか?〕

その場合>>2-6のリストから一人選んでください。
しない場合はしないと書いてください。

↓二


26以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:54:41.82o3zJwtHF0 (2/3)

姫島


27以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 00:55:26.20VShLNxpy0 (2/7)

駆祭


28 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 01:02:58.57PFiAEwoAO (5/14)

伊勢「ふむ、天童君の主人は駆祭はやてと言うのか」

一里塚「えっ、本当にあの駆祭はやてに仕えてるの?」

天童「はい。はやてお嬢様をご存じなんですか?」

一里塚「まあ、噂ぐらいは……あはは」

祭田「ニコ、なんか変だよ?」

奥寺「無理もないですよぉ……だって彼女は……ううっ!」

なんなんだろうか、この反応は……?

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…背の高い痩せ形の人物だ
四…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
五…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
六…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
七…セーラー服を着た地味な女性だ
八…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
九…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
十…興味深そうな視線を感じる……
十一…何か、臭ってきたぞ……

↓二


29以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:03:37.91cmUJnV1I0 (1/1)




30以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:03:51.43c5mzhgXTO (1/1)

7


31以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:04:11.77o3zJwtHF0 (3/3)




32 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 01:17:01.27PFiAEwoAO (6/14)

天童君の主人に関する反応を訝しんでいるとセーラー服を着た黒い髪の女性が入ってきていた。

いつの間にいたんだろうか……?

奥寺「あれ?ひ、姫島さん?」

祭田「キセキ、知り合い?」

奥寺「女優の姫島在留さんです。ぼくも収録現場で何回か……」

「…………違う」

一里塚「違うって言ってるけど……」

奥寺「あ、あれ?でも」

「私は女優じゃない……ただの脇役」


・姫島 在留(ヒメシマ アルル)
〔超高校級の脇役〕


姫島在留……どんなドラマにも必ずいる〔超高校級の脇役〕。
まるで目立たず、ただ自然にそこにいる……脇役をやらせたら彼女の右に出る者はいないとも言われているらしい。

姫島「……」

なるほど、確かにさっきもいつの間にか僕達のそばに来ていたな……〔超高校級の脇役〕と言われるだけはあるという事か。

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…背の高い痩せ形の人物だ
四…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
五…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
六…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
七…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
八…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
九…興味深そうな視線を感じる……
十…何か、臭ってきたぞ……

↓二


33以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:17:27.62ndXaHsZ6o (1/1)

10


34以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:17:39.42VShLNxpy0 (3/7)




35 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 01:21:00.35PFiAEwoAO (7/14)

とりあえずここまでで。

次回自己紹介の続きをします。

お疲れ様でした。


36以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:22:58.23ucYmSivuO (2/2)

乙乙


37以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 01:40:44.13VShLNxpy0 (4/7)

乙乙
まさか天童の仕え先が安価で指定されるとは思わなかった
後半の自己紹介はヤバい人連続でカオスになるのかな


38 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 21:26:55.44PFiAEwoAO (8/14)

再開します。


39 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 21:48:58.27PFiAEwoAO (9/14)

「誰か~♪いるのか~♪」

歌声?のする方を見てみると銀に光るタキシードを着た長身で痩せ形の男が立っていた。
先ほどの歌声は彼が発したのだろうか?

一里塚「また濃そうな人が来たね……」

「この孤高のピアニスト~♪符流ケンを捕まえて何を言う~♪」


・符流 ケン(フリュウ ――)
〔超高校級のピアニスト〕


符流ケン……世界的なコンクールで何回も優勝した〔超高校級のピアニスト〕。
そのピアノの腕は彼が来るというだけでホールが埋まるほどらしい。

天童「あの、なぜ符流様は歌いながら会話を?」

符流「……なぜそんな事を言わなければならない~♪」

符流「何が起きたか知らないが~♪」

符流「オレは~♪群れる気はない~♪」

そう言って符流君は壁に寄りかかる。

姫島「……」

符流「っ!?」

姫島君が隣にいる事に今気付いたようだ……

〔選択肢から一人選んでください〕

一…眼鏡をかけた穏やかそうな人物だ
二…鏡を持った長身の外国人だ
三…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
四…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
五…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
六…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
七…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
八…興味深そうな視線を感じる……
九…何か、臭ってきたぞ……

↓二


40以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 21:52:45.55UdjG1dhVO (1/2)

2


41以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 21:53:32.10qfI6B26HO (1/3)

1


42 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 22:18:29.80PFiAEwoAO (10/14)

「良かった、人がいたみたいだ」

伊勢「君は?」

「俺は東夕人。一応〔超高校級の幸運〕だ」


・東 夕人(アズマ ユウト)
〔超高校級の幸運〕


東夕人……毎年抽選で選ばれる〔超高校級の幸運〕。
浮かんだ情報によると99期生の〔超高校級の幸運〕らしいな彼は。

東「だけど参ったな。ここには俺とクラスメートになる〔超高校級〕のメンバーがたくさんいるじゃないか……」

伊勢「なんだって?それはどういう……」

東「あっ、誰か来たみたいだぞ」

切り上げられてしまったが……今のはどういう?

〔選択肢から一人選んでください〕

一…鏡を持った長身の外国人だ
二…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
三…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
四…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
五…白い装束を着た女性だ……目が光ったのは気のせいだろうか
六…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
七…興味深そうな視線を感じる……
八…何か、臭ってきたぞ……

↓二


43以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 22:20:03.81qfI6B26HO (2/3)

5


44以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 22:20:12.259pgYv2jpO (2/2)

5


45以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 22:20:12.78VShLNxpy0 (5/7)




46 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 22:45:14.90PFiAEwoAO (11/14)

「ああっ、もうこんなに集まっていらして……」

東君が指差した先にいたのは白い装束と黒髪に付けた赤い髪飾りが印象的な女性だった。

「皆様、はじめまして。わたくし紫乃美月と申します」


・紫乃 美月(シノ ミヅキ)
〔超高校級の霊能力者〕

紫乃美月……確か霊視、除霊、あらゆる霊的現象に対処している〔超高校級の霊能力者〕。
大多数の依頼者が彼女に詰めかけているらしいが……

紫乃「あっ……!」

伊勢「おっと。大丈夫か紫乃君?」

僕達の所に来る直前に躓いた紫乃君を咄嗟に抱き留める。
ふむ……これが彼女に依頼者、特に男性が絶えない理由と言われている……
つまりこれは役得というものだろうか。

紫乃「あっ……あなた様は?」

伊勢「伊勢実だ。ここで会ったのも何かの縁、よろしく頼む」

紫乃「実様……はい、よろしくお願いいたします」

伊勢「ところで紫乃君。転んだ所を抱き留めたとはいえ少々近い気がするのだが……」

紫乃「あっ、わ、わたくしったら……恥ずかしいです」

頬を染める紫乃君に他の男性陣が顔を紅くしている。

一里塚「お、大きい……」

祭田「背はニコの方が大きいよ?」

一里塚「うっ!」

姫島「なんて目立つ物を……考えられない」

〔選択肢から一人選んでください〕

一…鏡を持った長身の外国人だ
二…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
三…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
四…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
五…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
六…興味深そうな視線を感じる……
七…何か、臭ってきたぞ……

↓二


47以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 22:46:04.76ZXlgcB2k0 (1/2)




48以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 22:46:16.72VShLNxpy0 (6/7)




49 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 22:59:33.30PFiAEwoAO (12/14)

伊勢「……?」

なんだ?視線を感じる……

「いいねいいねいいねいいね!」

伊勢「うわっ!?」

扉を勢いよく開いて入ってきたのはモノクルを着けた青いベストの少女。
モノクルを弄りながら僕達を見るその顔は満面の笑みという形容が相応しいものだった。

「素晴らしいよ。超高校級の人達がいっぱいだ!」

「おっと自己紹介が遅れたね!」

「ボクは中後直巳!しがない鑑定家さ!」


・中後直巳(ナカウシロ ナオミ)
〔超高校級の鑑定家〕


中後直巳……数々の美術品や骨董品の鑑定を任されてきた〔超高校級の鑑定家〕。
真偽を確かめたければ中後直巳に頼ればいい……そんな言葉すらあるほどだ。

中後「うんうん、この屋敷といいそこにいる人達といい素晴らしいの一言だね」

中後「特に君は興味深いよ」

伊勢「僕がか?」

中後「このボクが簡単に鑑定の結論を出せない……鑑定しがいがあるよ」

伊勢「……近いのだが」

中後「おっと失礼。鑑定の事になると熱くなる……ボクの悪い癖だ」


〔選択肢から一人選んでください〕

一…鏡を持った長身の外国人だ
二…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
三…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
四…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
五…ブレザーを羽織った気の強そうな女性だ
六…何か、臭ってきたぞ……

↓二


50以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:03:36.08qfI6B26HO (3/3)

5


51以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:03:38.04Z0sqZWPqO (1/1)

5


52 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 23:22:22.13PFiAEwoAO (13/14)

バンッ!!

奥寺「ひっ!な、なにぃ?」

まるで壊すんじゃないかと言わんばかりに開かれた扉。
そこから出てきたのはブレザーを羽織った金髪の女性。
その眉はつり上がり、気の強さを如実に表している。

天童「はやてお嬢様!」

天童君が笑顔を浮かべてその女性に駆け寄る。
そうか、彼女が天童君の主人……


・駆祭 はやて(カケマツリ ―――)
〔超高校級のレースクイーン〕


駆祭はやて……レーシングチームのサポートや広報をこなし、勝利に導く〔超高校級のレースクイーン〕。
しかしそれはあくまでも表の顔……裏ではまさにクイーンの名の通りレーシングチームを支配し、運営しているらしい……


バシッ!

天童「っ!」

一里塚「えっ!?」

中後「穏やかじゃないね……いきなり頬をはたくなんて」

床に倒れた天童君を駆祭君は冷たい目で見下ろしている。
見知った執事に会えた喜びなどそこには全くない。

駆祭「このワタシを探しもせず随分と他人と仲良しこよししてたようね昴」

天童「申し訳ありません、はやてお嬢様……」

駆祭「お前、自分が超高校級だからって調子に乗っているわね?」

天童「そ、そのような事は……っ!」

駆祭「主に口答えか。それが既に調子に乗っているのよ!」

天童「も、申し訳ありません!」

どうやら、穏やかな主従とは言い難いようだ……

〔選択肢から一人選んでください〕

一…鏡を持った長身の外国人だ
二…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
三…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
四…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
五…何か、臭ってきたぞ……

↓二


53以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:23:38.75UdjG1dhVO (2/2)

1


54以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:24:04.84VShLNxpy0 (7/7)




55 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/04(月) 23:40:45.61PFiAEwoAO (14/14)

「ああ、今日も美しい……うふっ」

雰囲気が暗くなった所に入ってきたのは、符流君程ではないにしろ背の高い外国人。
真っ白なシャツが眩しい……そんな彼は鏡を見てどこか恍惚としていた。

「あら?みんな集まってパーティーの相談かしら?」

「アタシはダヴィデ・エピメミデス。この世界で最も美しい天使……性別だけは神様が悪戯してくれたけど」


・ダヴィデ・エピメミデス
〔超高校級のモデル〕


ダヴィデ・エピメミデス……ファッションショーから雑誌まで数々の媒体で姿を見せるカリスマモデル。
どうやら性同一性障害らしく、心は女性だと聞いたが……

ダヴィデ「あらま!ちょっとちょっとそこの可愛い坊やはどうしたの?」

天童「えっ、あっ」

ダヴィデ「腫れちゃってるじゃない!こんな珠のお肌なのに……」

駆祭「教育の邪魔をしないでくれるかしら」

ダヴィデ「あら、教育なら鞭だけあげてもダメじゃないかしら?見たところ飴はあげてるように見えないけれど」

駆祭「邪魔をするなって言うのが聞こえなかった?」

ダヴィデ「まあまあ、そんな怖い顔しないで!皺になるわよ?」

駆祭「……ちっ、興が削がれた」

ダヴィデ「あらら、怒らせちゃったかしら」

駆祭君をあんなにあっさりと止めるとは……
彼もただ者ではなさそうだ。

〔選択肢から一人選んでください〕

一…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
二…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
三…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?
四…何か、臭ってきたぞ……

↓二


56以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:41:53.05ZXlgcB2k0 (2/2)




57以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/04(月) 23:41:53.63RmVo+7KF0 (1/1)

4


58 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:00:10.24iKObvmwAO (1/16)

伊勢「……んっ?」

何か、臭ってきたぞ……?

「おはようございまーす!」

伊勢「っ!?」

どうやら臭いの元らしい少女が入ってくる。
ボロボロの服、ボロボロの帽子、ボロボロのリュックを着た彼女が入ってきた瞬間……ホールは阿鼻叫喚と化した。

一里塚「うっ!?」

祭田「スマトラオオコンニャクの臭いがするよ……」

奥寺「うええっ……!」

姫島「……」フラッ

符流「なんだこの悪臭は~……歌えるか……!」

東「は、はは、なかなか個性的な……」

紫乃「こ、これは……」

駆祭「昴!!何とかしなさい!!」

天童「は、はい!マスクをどうぞ!」

ダヴィデ「いやん!こんな臭いノーセンキューよ!」

中後「ダメだね、うん、これはダメだ。ダメダメダメだって」

「おやおや?なんだか盛り上がってます?盛り上がっちゃってます?」

「だったらこの野場夕貴にお任せあれ!この野場夕貴がいるだけでみんな盛り上がる事間違いなし!」


・野場 夕貴(ノバ ユウキ)
〔超高校級の冒険家〕

野場夕貴……世界中を旅し、あらゆる遺跡や奥地を踏破した〔超高校級の冒険家〕。
彼女のおかげで明らかになった文明は少なくないと……ダメだ、集中出来ない!

伊勢「君、その臭いはなんなんだ……!」

野場「ああ、2ヶ月ぐらいお風呂入ってませんからね!まあ、私はお風呂に入らない程度で死にはしませんからご安心あれ!」

死ぬのはこちらだ……!

その後なんとか野場君を隔離する事に成功した……さすがにあれはダメだろう。


〔選択肢から一人選んでください〕

一…柄の悪そうな人物がこちらを睨んできた
二…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
三…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?

↓二


59以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:00:39.02Z+vYI5LHO (1/1)

2


60以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:01:04.765dAWbKeMO (1/1)

1


61以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:01:06.16EtOZQykR0 (1/4)




62 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:12:23.86iKObvmwAO (2/16)

「ああん?なんだこの空気はよ」

野場君の騒ぎが一段落した頃、また扉が開く。
そこにいるのは目つきの鋭い男……ふむ、緑のジャージや抱えているバッグから見えるテニスラケットからして彼は……

「オイ、この百鬼勇次様にガンつけてんじゃねえぞ、こらぁ!!」


・百鬼 勇次(ナキリ ユウジ)
〔超高校級のテニス部〕

百鬼勇次……高校生にして世界ランキングに入る〔超高校級のテニス部〕。
噂ではトーナメントでは優勝者が彼と試合する権利を得るという形になっているとか……

百鬼「オイ、てめえだよてめえ!!この俺をさっきからジロジロ見やがって!!」

伊勢「いや、ジロジロ見ていたつもりはないのだが……誤解させたなら謝罪する」

百鬼「ケッ……んだよ。冷静に対応しやがって。あー、冷めた冷めた」

百鬼君はつまらなそうに離れていく。
ふむ、どうやら上手く対応出来たようだな……

〔選択肢から一人選んでください〕

一…全身真っ黒な煙草を吸った人物がニヤニヤしながら入ってきた
二…つなぎを着た女性だ、何か怒っていないか?

↓二


63以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:13:18.57cz77tbJd0 (1/1)

2


64以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:13:22.91g0v0y4uUO (1/1)

2


65 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:23:04.02iKObvmwAO (3/16)

「オラァ!どこのどいつだ、オレをこんな所に閉じこめやがったのはぁ!」

百鬼君に負けない大声で入ってきたのは赤いつなぎを着た女性。
金のメッシュが入った茶髪の頭にはゴーグルが着けられている。

「この甲羅洋子を舐めやがって、見つけたら解体してやる……!」


・甲羅 洋子(コウラ ヨウコ)
〔超高校級の修理屋〕


甲羅洋子……どんな物でも直すという〔超高校級の修理屋〕。
しかも医療も志しているようで医療行為も出来るとか……

甲羅「オイ、オマエ!」

伊勢「僕か?」

甲羅「ちょっと腕出せ」

伊勢「は?」

甲羅「いいから出せや!」

なんなんだろうか……とりあえず言われた通りに腕を出す。
すると甲羅君は僕の腕を確かめるように触ってきた。

甲羅「……」

直後のコンマによって甲羅さんの伊勢君への評価が決まります。


66以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:23:58.93zrdAM8pU0 (1/1)

希望


67以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:24:04.39oPuVSeKX0 (1/2)




68以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:28:03.23a7zcFaAAO (1/3)

TAKEEEEEE


69以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:28:20.74EtOZQykR0 (2/4)

どうなるんだ……?


70 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:32:10.23iKObvmwAO (4/16)

甲羅「おっ、おお……!」

伊勢「こ、甲羅君?」

甲羅「やべえ、やべえよこれ……!」

なぜだ、甲羅君の息が荒いのだが……!

甲羅「オ、オイ、オマエ名前は?」

伊勢「伊勢実だが……」

甲羅「そうか、伊勢実伊勢実……オイ、ミノル!」

伊勢「な、なんだろうか?」

甲羅「オ、オレの事は洋子でいいからよ」

伊勢「は?」

甲羅「とにかくオマエはそのままでいろよ!なっ!?牛乳とか飲むなよ!?カルシウムなんてもってのほかだからな!?」

……甲羅、洋子君は何を言いたいんだろうか?


71以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:32:57.48a7zcFaAAO (2/3)

ヒロインかな?


72以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:37:58.49oPuVSeKX0 (2/2)

修理屋の安価出したけどここまで人体に特化した人になるとは…


73 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:43:03.45iKObvmwAO (5/16)

「いやあ、少年少女が揃いも揃って賑やかなこったなぁ?」

身体をまさぐってくる洋子君から逃げているとヘラヘラした声が聞こえてくる。
見るとサングラスに黒い上下の服を着た男が煙草を吸いながらニヤニヤと笑っていた。

伊勢「君は……」

「月ヶ瀬流行。くっくっくっ、世界の敵って言えばわかるよなぁ?」


・月ヶ瀬 流行(ツキガセ ハヤリ)
〔超高校級のクラッカー〕


月ヶ瀬流行……並外れたハッキング技術を犯罪のみに使用する〔超高校級のクラッカー〕。
彼のハッキングによって三つの国と五つの都市が実質滅ぼされた。
さらに暇つぶしに病院にハッキングして停電を起こし患者を殺したりしている……超高校級どころか世界に名を知られる世界級の犯罪者だ。

月ヶ瀬「しかしアレだな。お前ら、なかなか図太い神経してんなぁ?」

伊勢「どういう意味だろうか?」

月ヶ瀬「キハハ、すぐにわかるさ」

月ヶ瀬「もうすぐ最高にスリリングなゲームが始まるって事がなぁ」

……月ヶ瀬流行。

まさにわかりやすい危険人物だな。


74 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 00:44:46.28iKObvmwAO (6/16)

本日はここまで。

次回プロローグを最後までやります。
ちなみに今回も被害者クロはほぼ決まっていますので。

お疲れ様でした。


75以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 00:46:40.22EtOZQykR0 (3/4)

乙乙
早速女子3人(紫乃、中後、甲羅)に好かれてるし今回はハーレム物かな
>>49鑑定家 >>55エピメミデス になってますよ


76以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 07:29:39.46CHHLktrCO (1/1)

女子に好かれる……前作一章……うっ頭が


77以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 12:04:27.61igriW4MHO (1/1)

乙。でもなんとなく甲羅は死ななさそう


78以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 21:49:56.53nO3+G6PEO (1/1)

祭田ちゃんマジ天使(早計)


79以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 21:53:42.12a7zcFaAAO (3/3)

はやてがお嬢様なことに違和感を感じる(ハヤテのごとく読者並みの感想)


80 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 22:20:02.59iKObvmwAO (7/16)

始めます。


81以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/05(火) 22:23:50.42EtOZQykR0 (4/4)

待機。


82 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 22:42:13.56iKObvmwAO (8/16)

それからしばらく待ったが……もう誰も現れる気配はなかった。
どうやらこの場にいるのは僕達十六人だけのようだ。

伊勢「つまり全員気がついたらこの家にいたというわけか?」

ダヴィデ「そうねぇ……あやふやだけどそんな感じかしら」

紫乃「しかし不思議なお話です。皆様気がついたらこの場にいて、なぜそうなったかを覚えていらっしゃらない……」

百鬼「なんでこうなったかなんざどうでもいいだろうが!!んな事よりこの家の奴を見つけてシメんのが先だ!!」

甲羅「うっさい!!んなもんオレ達だってわかってんだよ!!」

百鬼「んだとコラァ!?」

奥寺「け、喧嘩はよくないですよぉ」

百鬼「うっせえんだよ!」

甲羅「黙ってろ!」

奥寺「ううっ……」




83 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 22:53:02.70iKObvmwAO (9/16)

駆祭「はあ、こんな下品な連中と一緒にいるなんて吐き気がするわね」

百鬼「あん?」

甲羅「オイ、それオレ達の事か?」

駆祭「あら、自分が言われたという事を理解できる知能はあるみたい。プランクトンに格上げしてあげるわ、光栄に思いなさい」

百鬼「こ、このアマァ……!」

甲羅「バラしてやろうか……!」

駆祭「……やれやれ、低脳プランクトンはこれだから嫌ね」

天童「お嬢様へ危害を加えるようなら私が相手します」

百鬼「上等だ!ぼろ雑巾にしてやらぁ!!」

一里塚「やめなって二人共!」

祭田「止めるならいい方法があるよ?」

中後「それは興味深いね!どうするのかな祭田さん」

祭田「こうするの」

祭田君が隅に向かって小走りで向かう。
そして……

野場「呼ばれてきました!野場です!」

百鬼「ぐおっ!?」

駆祭「っ!」

天童「お、お嬢様!」

甲羅「ちょ、やべえ、なんだこの臭い!?」

祭田「ほら、止まったよ」

野場「ううむ?何かしら役に立ったようで何より!」

確かに効果覿面だ……しかし祭田君はよくあれだけ近くにいられるな。


84 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:02:44.32iKObvmwAO (10/16)

伊勢「とにかく僕達の今置かれた状況をきちんと整理しようではないか。東君」

東「えっ、俺?」

伊勢「君は先ほど興味深い発言をしていただろう?」


――――


東「だけど参ったな。ここには俺とクラスメートになる〔超高校級〕のメンバーがたくさんいるじゃないか……」


――――


伊勢「この発言からしてここにいるのは希望ヶ峰学園第99期生……そうではないかと思うのだが」

東「ああ、そうだよ。みんなもスカウトはされてたんじゃないか?」

符流「なるほどな~♪確かにオレはスカウトされている~♪」

一里塚「言われてみればネットの掲示板で名前を見た人達ばっかりだ……」

姫島「……」

伊勢「ふむ」

ここにいるのは希望ヶ峰学園第99期生……これは何らかの手がかりになるかもしれないな。
そしてこの中にいるのならば僕自身もおそらく……


85 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:13:05.21iKObvmwAO (11/16)

月ヶ瀬「ヌルイ」

伊勢「むっ?」

月ヶ瀬「どいつもこいつもヌルイ、ヌルイなぁ。この状況の真の意味を理解できてない」

伊勢「何が言いたいのかね月ヶ瀬君」

月ヶ瀬「集められた十六人、脱出が出来ない空間、そして全員希望ヶ峰の関係者……キハハ」

月ヶ瀬「まるでアレを彷彿とさせるじゃないか」

伊勢「アレ?」

月ヶ瀬「本当にわからないのか?それとも認めたくないのか?」

月ヶ瀬「そろそろ来るんじゃないか?アイツが」

月ヶ瀬「俺達を絶望に導く……」

月ヶ瀬「悪魔がな」


86 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:14:32.69iKObvmwAO (12/16)







「ようこそ、いらっしゃいました!」

「希望の絶える館……【希絶館】へようこそ!」









87 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:26:11.13iKObvmwAO (13/16)

月ヶ瀬君の声に応えるように、ホールにそれは現れた。

「ボクはモノクマ……」

モノクマ「この【希絶館】の主人にしてこれから執り行う……」

モノクマ「コロシアイ共同生活の責任者でーす!」

伊勢「……」

モノクマ……モノクマ?
絶望。絶望のために産まれ、絶望のために

絶望絶望絶望絶望絶望絶望……

伊勢「ぐうっ!?」

な、なんだこの今までにない頭痛は……!
モノクマ、あのぬいぐるみを認識した途端に……

野場「モノクマ!かつて世界を震撼させた【人類史上最大最悪の絶望的事件】で量産されたロボット兵器!」

奥寺「コロシアイって、あの【78期生連続殺傷事件】の……」

月ヶ瀬「キハハ、未確認なだけで実際は他にもコロシアイはあったがな」

モノクマ「まあそんな過去のお話はいいじゃない!」

モノクマ「重要なのはそのコロシアイにオマエラが選ばれた!それだけだからさ」



88 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:30:31.00iKObvmwAO (14/16)







ガシャンッ!!









89 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:44:11.66iKObvmwAO (15/16)

伊勢「!?」

それはいきなりの事だった。
喋っていたモノクマが後ろに吹き飛んだのだ。

百鬼「舐めた口叩いてんじゃねえぞオイ!!」

百鬼「コロシアイだぁ?くだらねえ事言ってねえで出しやがれ!!」

百鬼君がテニスボールをモノクマにぶつけたとわかったのは、彼が二球目をモノクマにさらに打ち込んでからだ。

百鬼「ケッ、てめえなんぞぶっ壊しちまえば痛くも痒くもねえ!」

中後「これは凄い……二球共全く同じ場所に当てたよ」

一里塚「さすが超高校級……」

百鬼君のボールによってモノクマは倒れたまま動かない。
そのためかみんなは百鬼君の腕に注目している。

月ヶ瀬「あーあ……馬鹿だなぁ」

だけど僕は。

月ヶ瀬「そんな事したら死ぬだけだってのに」

その月ヶ瀬君の言葉に促されるように。

伊勢「百鬼君!!下がれ!!」

そう叫んでいた。


90 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/05(火) 23:59:58.72iKObvmwAO (16/16)

百鬼「うおっ!?」

僕の声に咄嗟に下がった百鬼君の驚きの声が聞こえる。
百鬼君が立っていた場所……今そこには天井から落ちてきたシャンデリアによってグシャグシャになっていた。

超高校級のテニス部である百鬼君だからこそ、反応出来たんだろうが……もしこれが他の誰かだったら。

奥寺「わ、わあっ!?」

天童「お嬢様!下がってください!」

駆祭「……」

百鬼「な、なんだってんだよオイ!」

モノクマ「なんだとはなんだよ!オマエがいけないんだろ!」

起き上がったモノクマが赤い左目で百鬼君を睨む。
先ほど当たったボールによって凹みが出来てはいたが、動きには支障がないようだった。

モノクマ「この館の主人たるボクに暴力を振るうなんてなんたる無礼千万!」

モノクマ「本来なら百鬼君には死んでもらう所だよ!」

百鬼「なっ」

モノクマ「だけどボクもまだルールを説明してなかったからね……今回はまあ勘弁してあげるよ!」

完全に空気は凍り付いていた。
百鬼君が本当に死にかけた……その事が僕達に実感させたのだ。

モノクマは本気であると。


91 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 00:12:06.38wNfSX9aAO (1/11)

モノクマ「さてルール説明ですが……」

モノクマ「殺し合ってください!以上!」

甲羅「それだけかよ!?」

モノクマ「うぷぷ、冗談だよ冗談」

モノクマ「肝の学級裁判についても説明しておかないと」

東「学級裁判……?」

モノクマ「オマエラの間でコロシアイが起きた場合、一定の捜査時間の後行われるんだよ」

モノクマ「オマエラは犯人が誰かを議論し、見事当てられた場合は犯人、クロをおしおきします」

モノクマ「ただし外した場合はクロはこの【希絶館】から出られ、他のシロ全員がおしおきされます!」

ダヴィデ「ちなみにおしおきって……?」

モノクマ「処刑です!」

紫乃「……!」

モノクマ「うぷぷ、ちなみにボクや監視カメラに傷を付けた場合もルール違反として処刑するからそのつもりで!」

祭田「あっ……」

モノクマ「詳しくはオマエラに用意した個室にある物で確認してね!」

モノクマ「うぷぷ、それでは改めて……」

モノクマ「コロシアイ共同生活、始まるよー!」

モノクマの宣言。

それがこれから起こる絶望的事件の始まりだった。


92 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 00:19:33.76wNfSX9aAO (2/11)







〔prolog〕

〔集められた十六人〕

〔END〕

生き残りメンバー

伊勢実
東夕人
ダヴィデ・エピメニデス
甲羅洋子
姫島在留
一里塚ニコ
天童昴
符流ケン
百鬼勇次
紫乃美月
奥寺軌跡
月ヶ瀬流行
祭田結奈
駆祭はやて
中後直巳
野場夕貴

以上十六名。









93 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 00:20:23.75wNfSX9aAO (3/11)

本日はここまで。

次回から第一章に入ります。

それでは。


94以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 00:43:02.79KQYzPN2g0 (1/2)

乙乙
皐月たちの先輩ってことはゲームの世界かな
prologになってるし


95 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 22:15:57.50wNfSX9aAO (4/11)

始めます。


96 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 22:19:25.36wNfSX9aAO (5/11)







CASE1 〔命の天秤は絶望に傾いて〕(非)日常編









97 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 22:38:47.68wNfSX9aAO (6/11)

モノクマ「うぷぷ……」

モノクマによる宣言を受けた僕達十六人は誰一人として動けずにいた。
あの百鬼君や洋子君まで静かになっている……

だが一人だけ。

この状況で笑っている人間がいた。

月ヶ瀬「キハハ、いいねぇ。実にいい」

月ヶ瀬「モノクマ、今ここで皆殺しにしたらその瞬間ゲームは俺の勝ちになるかぁ?」

モノクマ「ダメに決まってんでしょうが!そんなのコロシアイじゃなくてただの虐殺じゃないのさ!」

月ヶ瀬「そりゃ残念」

ダヴィデ「ちょっと待ちなさい!あなた自分が何言ってるか……」

月ヶ瀬「キハハ、もちろんわかってるさ」

月ヶ瀬「お前ら十五人をいかに出し抜いて勝つか……それを考えなきゃいけなくなったって事がな」

月ヶ瀬君は笑いながらホールから出ていこうとしている。
思わず僕はその背中を呼び止めた。

伊勢「どこに行く気だね、月ヶ瀬君」

月ヶ瀬「部屋に戻るのさ。ああ、お前らの部屋もこっちにあるからなぁ?」

月ヶ瀬君は煙草を吹かし、右にあった扉から出ていった。
あちらに僕達の部屋が……?

モノクマ「うぷぷ、とりあえず開始宣言はしたからこれからは自由にしていいよ」

モノクマ「ルールに関しては各自の部屋にある物で確認出来るからさ」

モノクマ「それじゃあどれだけオマエラが楽しいコロシアイをするか楽しみにしてるからね!」ピョーン!

モノクマも消え、月ヶ瀬君を除いた僕達はホールへと取り残された。
コロシアイ……とんでもない事に巻き込まれてしまったな。


98 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 22:54:18.26wNfSX9aAO (7/11)

伊勢「……さて、月ヶ瀬君はいなくなってしまったが僕達はこれからどうする?」

伊勢「僕としてはまずこの館がどれだけの規模かなどを調査するべきだと考えるのだが」

だからといってこのまま何もせずというわけにはいかない。
そう判断した僕が率先して声をかければそれは皆も同じだったのか、何人かは僕の言葉に頷いている。

符流「くだらないな~♪オレは群れる気はないと言った~♪」

駆祭「……ふん、昴」

天童「お、お嬢様!も、申し訳ありません皆様!」

三人ほどさらにいなくなってしまったが……これだけ残れば上等だ。

伊勢「今いるのは十二人か……ちょうどこのホールにはエントランスに繋がる物以外に三つの扉がある」

東「四人ぐらいで分かれるって事か?」

伊勢「それがいいだろうな」

さて、どうやら僕に振り分けを任せてくれるようだ……

伊勢と一緒のメンバーを決めます。

メンバーリスト>>2-6

↓三までで月ヶ瀬、駆祭、符流、天童以外のメンバーの名前を書いてください。
被ったら下です。


99以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 22:54:44.17KQYzPN2g0 (2/2)

百鬼


100以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 22:55:11.69aeb4cG7WO (1/1)

奥寺


101以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 22:55:26.17YBmVIEqF0 (1/1)

一里塚


102以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 22:55:30.52LjsIP48sO (1/1)




103 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 23:02:23.29wNfSX9aAO (8/11)

伊勢「ふむ……」

一里塚「あはは、私は伊勢君達と一緒だね」

奥寺「よ、よろしくお願いします!」

一里塚君と奥寺君、二人共常識的な部類だ……問題なのは。

百鬼「……」

百鬼君はどこか上の空だ。
さっき殺されかけたのが堪えているのかもしれない……注意深く見ておこう。

一里塚「伊勢君、私達はどこに行くのかな?」

伊勢「正面に行こう。月ヶ瀬君が行った右はどうやら個室のあるエリアのようだからな」

奥寺「わ、わかりました!」

さて、何が待っているのか……



104 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 23:19:10.12wNfSX9aAO (9/11)

【希絶館一階・大食堂】

伊勢「食堂か」

ホールよりは狭いがここも十二分に広い。
中央に置かれた円形の巨大なテーブルは僕達十六人全員でも座れそうだ。
中心にモノクマの像がなければ楽しい食事も出来ただろうに……

一里塚「なんかお金かけてますって感じだね……」

奥寺「奥にも部屋があるみたいですね……えっと」

奥寺君がメモと眼鏡を取り出すと何かを書き記している。
どうやら地図を書いているようだ……なるほど、大切な事だな。

【希絶館一階・厨房】

奥にあったのは厨房だった。
左側にも扉があって冷凍庫に繋がるようだな。

一里塚「これだけ大きいと料理も捗りそうだね」

奥寺「一里塚さんは料理とかするんですか?」

一里塚「一応人並みにはね。見た目が見た目だからこういう所で……ね」

一里塚君がどこか遠い目をしている……

百鬼「食材は毎日補充します……だとよ」

百鬼君が壁の貼り紙を剥がして僕達に見せる。
なるほど、確かに餓死の心配はなさそうだな。

最も餓死の危険性があるほど長くはいたくないが……


105 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 23:35:14.56wNfSX9aAO (10/11)

【希絶館一階・冷凍庫】

何があるかと冷凍庫に入ってみたが……肉や魚、冷凍食品など以外には何もなさそうだ。

一里塚「さ、寒っ!」

奥寺「ううっ、寒い……!」

伊勢「こちらもなかなか広いな……厨房とあまり変わらない広さだ」

百鬼「バナナで釘が打てるかもな……」

一里塚「は、はっくしゅん!も、もう出ない?」

伊勢「そうだな……ホールに戻ろう」

ホールに戻る途中誰かに声をかけられました。

一里塚、奥寺、百鬼から選んでください。

↓二


106以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 23:38:05.004F2YFObGO (1/1)

一里塚


107以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/06(水) 23:38:07.47XhR5FCdpO (1/1)

百鬼


108 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/06(水) 23:54:00.68wNfSX9aAO (11/11)

百鬼「……オイ」

伊勢「百鬼君、どうしたんだね」

百鬼「さっきの事だけどよ……てめえのおかげで助かった」

伊勢「声をかけた事なら気にしなくていい。僕はやりたい事をしただけだ」

百鬼「それじゃあ俺が納得いかねえんだよ!」

伊勢「ふむ……ならば僕にどうしろと?」

百鬼「別にどうもしなくていい。ただ借りは借りだ……いつか返してやるから覚悟しやがれ!」

伊勢「……」

まるで仕返しされるような言い方なのだが……

百鬼「それだけだ!」

ふむ……まあ危害を加えられるわけではないだろう。


109 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 00:06:53.82cd9XigNAO (1/13)

【希絶館一階・ホール】

ホールに戻ってくると他のメンバーも戻ってきていた。
早速結果を報告するとしよう。

伊勢「食事については問題ないと判断する……僕からは以上だ」

東「それじゃあ俺達の報告をさせてもらうな。俺達は月ヶ瀬が行った方に行ったんだけど……」

甲羅「男子の個室が四つずつ並んでたぜ。奥には倉庫もありやがった」

紫乃「倉庫にはタオルや換えの服などがありました。後保存食も」

姫島「……それぐらい」

ダヴィデ「アタシ達は夕人くん達とは反対側に行ったわ。あったのは女子の個室よ」

祭田「こっちは奥にお風呂があったよ?」

伊勢「もしや野場君がいないのは……」

中後「お風呂に叩き込んできたんだよ。あのままでいられたら困るしね」

紫乃「あの、ちなみにお風呂は男女別ですか?」

ダヴィデ「仕切りはなかったわね。混浴みたい」

紫乃「そうですか……」




110 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 00:19:49.79cd9XigNAO (2/13)

伊勢「ふむ、一ついいだろうか?」

東「どうした伊勢?」

伊勢「今回の調査を踏まえると脱出まではなかなかの長期戦になると予想される」

伊勢「その間安否確認も兼ねて食事会を提案したい」

中後「安否確認って、事件が起きると思っているのかい?」

伊勢「月ヶ瀬君がいる限りその不安は拭いされないのではないだろうか」

奥寺「でも、月ヶ瀬さんも話せばわかる人かも……」

ダヴィデ「それはどうかしら……彼は本気にしか見えなかったわよ?」

奥寺「うっ……」

祭田「泣かないで」ナデナデ

奥寺「あう」



111 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 00:40:43.20cd9XigNAO (3/13)

伊勢「こほん、とにかく異論がなければ僕としては毎日の食事会をしたいのだが」

一里塚「いいんじゃないかな?何かあってもすぐわかるしね」

甲羅「でもメシは誰が作んだよ」

伊勢「ふむ、この中で炊事が得意な者はいるだろうか?」

紫乃「わたくしは出来ますが……」

一里塚「調査の時も言ったけど人並みには出来るよ」

ダヴィデ「アタシも得意よ!」

天童君も出来るだろうが、彼は駆祭君の相手で手一杯だろうから……

伊勢「ふむ、それでは三人に任せていいだろうか?」

ダヴィデ「任せてちょうだい!」

一里塚「頑張ってみるよ」

紫乃「かしこまりました」

伊勢「今は……五時か。各自部屋を確認して七時頃に食堂に集合としよう」

僕の言葉に頷いて皆はホールから個室に向かう。
僕も行くとしようか……


112 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 00:41:14.94cd9XigNAO (4/13)

明日早いので本日はここまで。

お疲れ様でした。


113以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 00:52:30.09fkftcO0O0 (1/4)

乙乙
面白い生徒多いね
単独二人に主従二人が自由行動でどうなるやら


114以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 06:32:32.232ITidfS8O (1/1)

乙。百鬼くんそんな悪い人じゃなさそう


115以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 07:43:07.01d3JQDxsKO (1/1)

百鬼は悪友ポジションかな?


116以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 08:28:11.40RaUGyQxXO (1/1)

悪友ポジ……桑田……うっ


117以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 10:06:10.77fKSZBWZqO (1/1)

まだ左右田ポジの可能性あるから……


118 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 22:19:17.44cd9XigNAO (5/13)

開始します。


119以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 22:31:05.83fkftcO0O0 (2/4)

待機。


120 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 22:32:57.68cd9XigNAO (6/13)

【希絶館一階・男子側客室廊下】

廊下に出ると報告にあったように四つの部屋が左右に並び、奥には倉庫に繋がるらしい扉があった。
扉のネームプレートによると僕の部屋は……左側の一番手前、一号室か。

その後、念のために確認したところ

・左側
一号室…伊勢
二号室…天童
三号室…符流
四号室…月ヶ瀬
・右側
五号室…ダヴィデ
六号室…百鬼
七号室…東
八号室…奥寺

という部屋割りのようだ。
ダヴィデ君が向かい、天童君が隣か。

伊勢「ふむ、廊下はこれぐらいにして部屋を調べるとしよう」


121 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 22:53:03.41cd9XigNAO (7/13)

【一号室・伊勢の客室】

部屋の中はベッドとテーブルなどが置かれた簡素な物だった。
テーブルの上にはこの部屋の鍵と電子機器のような物が置いてある。

伊勢「【希絶館客人用端末】……」

操作してみると希絶館の地図、ここにいる十六人の簡易的なプロフィール、そしてルールが記載されていた。

ルール1…お客様はこの希絶館で共同生活を行いましょう。

ルール2…夜10時から朝7時までは夜時間とします。夜時間は一部の部屋が立ち入り禁止になるので注意しましょう。

ルール3…個室以外での故意の就寝は禁止します。

ルール4…この希絶館について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

ルール5…主人であるモノクマへの暴力行為、監視カメラやモニターの破壊を禁じます。

ルール6…お客様の間で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

ルール7…学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

ルール8…学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、残りのお客様は全員処刑されます。

ルール9…3人以上の人間が死体を最初に発見した際に、それを知らせる死体発見アナウンスが流れます。

ルール10…大浴場と脱衣場での殺人は禁止します。

ルール11…同一のクロが一度に殺せるのは二人までです。

ルール12…封鎖テープを剥がしたりする事は禁じます。

ルール13…ルールは増える場合もあります。

伊勢「ふむ……」

百鬼君はこのルール5に違反したという事か……


122 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:04:05.05cd9XigNAO (8/13)

伊勢「さて……一人でも今の状況を整理するとしようか」

僕の名前は伊勢実。

なぜかはわからないがこの希絶館でコロシアイとやらに巻き込まれる事になってしまった。

なおそれ以前の記憶は一切ない。

どんな家で育ったか、家族構成は、いったいどんな物を好み、どんな物を嫌っていたか……

名前以外のありとあらゆる記憶が抜け落ちている。

しかし読み書きや言葉を話す事に支障はない。

さらに他の皆についての情報は顔と名前を一致させた途端に頭に浮かんできた。

そして……この希絶館にいる者達からの推測だが……

僕も何かしらの〔超高校球〕の才能を持っている可能性がある。

伊勢「ふむ……とはいえ思い出せない以上、それに関しては保留としよう」

問題はこのコロシアイをどう乗り切るか……もちろん殺人以外の方法でだ。

伊勢「ふむ……」

さて、どうしたものか…………


123 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:08:11.98cd9XigNAO (9/13)







「希×のた×に」

「×望を」

「××を××を××を」









124 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:11:42.81cd9XigNAO (10/13)

ピンポーン

伊勢「……むっ?」

しまった。
どうやら考え込む内に寝てしまっていたようだな。

時間は……ふむ、六時五十分か。

七時頃と時間指定したのは僕だ、誰かが呼びにきたのかもしれないな。

ピンポーン

>>2-6のリストから月ヶ瀬、符流、駆祭以外で一人選んでください。

↓二


125以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:12:22.39MbLusE89O (1/1)

ksk


126以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:12:29.81BiZAxUYx0 (1/2)

奥寺


127 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:23:43.24cd9XigNAO (11/13)

ガチャリ

奥寺「あっ、い、伊勢さん」

伊勢「奥寺君か。呼びに来てくれたのかね?」

奥寺「あう、は、はい」

伊勢「すぐ準備をする。少し待っていてくれるだろうか?」

奥寺「は、はい」

伊勢「……ふむ、どうやらそれはついでといったところか」

奥寺「ふえっ!?」

伊勢「僕に話があるのだろう?少しでよければ聞こうじゃないか」

奥寺「……あ、あの伊勢さん」

奥寺「食事会に、四人も呼べませんか……?」

伊勢「それは月ヶ瀬君、符流君、駆祭君、天童君の事かな?」

奥寺「は、はい。ぼく、話せばきっとわかってくれると思うんです!」

奥寺「だから、あの……」

伊勢「ふむ」

あの四人も食事会に、か……天童君はともかく他の三人は難しいところだが。

一…わかった、声をかけてみよう
二…今日はやめておいた方がいいと思う

↓二


128以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:24:53.18ejNesZRAO (1/1)




129以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:26:08.49fkftcO0O0 (3/4)

1


130 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:36:02.65cd9XigNAO (12/13)

奥寺「ううっ……」

しかしこうして相談してきた奥寺君の望みを無碍には出来ないな。

伊勢「わかった、声をかけてみよう」

奥寺「あっ……ありがとうございます!」

伊勢「気にしないでほしい。どのみち彼らとも話はしなければならないからな」

それではまずは……隣にいる天童君に声をかけるとしようか。


ピンポーン

天童「はい、どちら様でしょうか?」

伊勢「僕だ、天童君」

奥寺「こ、こんばんは」

天童「伊勢様、奥寺様。どうなさいましたか?」

伊勢「これから僕達は食事会を行う事になっているんだが……よかったら天童君も参加してもらえないだろうか」

天童「わたしもですか?」

伊勢「どうだろうか?」

天童「……」

直後のコンマが50未満で天童は参加出来ず。
なお天童が参加しない場合は自動的に駆祭も参加せず。


131以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:37:26.13BiZAxUYx0 (2/2)




132 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/07(木) 23:45:26.32cd9XigNAO (13/13)

天童「……申し訳ありません。これからはやてお嬢様の下に行かなければならないんです」

奥寺「だ、だったら駆祭さんにも話せば……」

天童「申し訳ありません。今お嬢様は気が立っていますので……わたし以外は話も出来ないかと」

奥寺「そ、そんなぁ……」

伊勢「ふむ……仕方がないか」

もしも天童君を引き止めてまたあんな事態になるのは避けたいからな……

伊勢「すまないな天童君。食事会はこれから毎日行う、また機会があれば」

天童「はい、ありがとうございます伊勢様」


…………


奥寺「ううっ……」

伊勢「奥寺君、気を落とさないでくれ。いつか機会は来るだろう」

奥寺「はい……」

伊勢「次は符流君だ。行くとしよう」

ピンポーン

伊勢「……ふむ」

ピンポーン

奥寺「……留守なんですか?」

伊勢「……」

ピンポーン

直後のコンマが70未満で符流に居留守を使われる。


133以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/07(木) 23:45:56.78fkftcO0O0 (4/4)

コンマ


134 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:00:46.41JnONAFdAO (1/13)

伊勢「……」

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

奥寺「い、伊勢さん!?」

バンッ!!

符流「貴様、何の嫌がらせだ!?」

伊勢「やはり居留守だったか、符流君」

符流「くっ…………ゴホン」

符流「何の用だ~♪」

伊勢「食事会を行う。君にも来てほしい」

符流「群れないと言ったはずだが~♪」

伊勢「わかっていないな符流君。個人行動がこのコロシアイにおいてどれだけ危険か」

符流「どういう意味だ~♪」

伊勢「僕達は食事会を行う事になった。そして駆祭君と天童君を除外して個人行動をしているのは月ヶ瀬君と君だけだ」

伊勢「さて、コロシアイを行うと宣言した月ヶ瀬君が狙うとしたら、誰が一番可能性があるだろうか?」

符流「…………」

伊勢「しかし符流君がどうしても行かないと言うならば仕方が……」

符流「待て~♪」

伊勢「なんだろうか」

符流「……食堂には一緒にいよう~♪」

奥寺「本当ですか符流さん!」

符流「……群れるわけではないからな~♪」

バタンッ

伊勢「うまくいったようだな」

奥寺「良かったぁ……」

伊勢「さて、それでは最後の目標の所に行くとしようか」


135以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:05:57.23yO10LYCd0 (1/1)

なんて有能な主人公なんだ……


136 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:14:35.43JnONAFdAO (2/13)

…………


月ヶ瀬「キハハ、お断りだ」

伊勢「とりつく島すらないな」

月ヶ瀬「おあいにく様だなぁ、俺は島にとりつかせるなら蹴り落とすタイプだ」

月ヶ瀬君に関しては全く期待していなかったが……

奥寺「ほ、本当にダメですか……?」

月ヶ瀬「ああ、一つ頼みを聞いてくれたら行ってもいいぞ」

奥寺「な、なんですか!?」


月ヶ瀬「二人ほど殺してから死んでくれないかぁ?」


奥寺「……えっ?」

月ヶ瀬「同一のクロは二人までしか殺せないだろう?」

月ヶ瀬「だけど十三人相手に学級裁判はリスクが高い」

月ヶ瀬「だからお前が減らしてくれるなら食事会ぐらいは行ってもいいぞ?」

奥寺「う、あっ……」

伊勢「失礼したな、月ヶ瀬君は不参加という事にしておく」

奥寺「あっ……」

月ヶ瀬「残念。やっぱり十三人相手にするしかないなぁ……キハハ!」

月ヶ瀬君は僕一人でやるべきだったか……


137 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:19:05.95JnONAFdAO (3/13)

伊勢「ふむ、符流君だけか……」

奥寺「あ、あの伊勢さん」

伊勢「なんだろうか?」

奥寺「ありがとうございます。ぼくの我が儘に付き合ってくれて……」

伊勢「お礼なんて言われるような立場ではないさ」

奥寺「でも、伊勢さんがいたから符流さんは来てくれる事になったと思いますから……!」

奥寺「だからありがとう、です!」

伊勢「……ふむ、どういたしましてと言っておこう」


138 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:32:01.20JnONAFdAO (4/13)

【大食堂】

伊勢「遅れてすまない」

東「伊勢、奥寺。遅かったけど何かあったのか?」

伊勢「なに、彼を迎えに行っていたんだ」

符流「……」

一里塚「符流君!まさか来てくれるなんて思わなかったよ!」

符流「……違う~♪」

中後「違うって何がだい」

符流「オレは食事に来た~♪そうしたらオマエ達がいた~♪」

符流「それだけだ~♪」

百鬼「屁理屈じゃねえか!」

野場「野場は初めて素直じゃない人を見ました!」

符流「黙れ……!」

そうして三人ほどいないが……僕達の食事会は始まった。

〔誰と食事をしますか?〕

>>2-6のリストから月ヶ瀬、駆祭、天童以外で二人選んでください。

↓二


139以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:34:07.34OqpareFFO (1/1)

甲羅、一里塚


140以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:34:11.29AQUqw2TqO (1/1)

ダヴィデ 紫乃


141以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:34:16.551MjqFI73O (1/1)

東、しの


142以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:34:18.73hn/ImxZT0 (1/1)

東・祭田


143以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:34:28.66ec0B+KUuO (1/1)

祭田、一里塚


144 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:49:43.21JnONAFdAO (5/13)

伊勢「ふむ……」

食事をした記憶も失っている状態だが……はっきり言える。
この食事は美味しいと。

ダヴィデ「ふふふ、気に入ったみたいね実君」

紫乃「良かったです。これだけの方々に食べていただくのは初めてでしたから」

伊勢「ダヴィデ君と紫乃君か。美味しくいただいているよ」

ダヴィデ「な、なんか堅いわね実君って」

伊勢「ふむ、おそらくこれが僕の性分なのだろう。気に障ったのなら謝罪するが……」

ダヴィデ「い、いいわよ!そんな事しなくても!」

紫乃「クスッ、実様は面白い方ですね」

一…しかし随分と量を作ったようだが……
二…この食事会は成功と見てよさそうだな

↓二


145以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:50:24.93p2/x/dBAO (1/1)




146以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 00:51:51.22sl9Z+0ll0 (1/3)

1


147 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 00:59:54.18JnONAFdAO (6/13)

伊勢「しかし随分と量を作ったようだが……」

ダヴィデ「ニコちゃんがなんか恐ろしく張り切ってねぇ。アタシ達もなんだか当てられちゃったのよ」

伊勢「一里塚君が?」

紫乃「はい。なんでも夜行性だから夜になるに連れ気分が高揚すると……」

一里塚君にそんな一面があったとは……

ダヴィデ「だからケン君も来てくれて助かったわ~」

紫乃「一人当たりの量が減りましたからね。太らずに済みました」

ダヴィデ「あーら、美月ちゃんは全部胸にいくタイプみたいだからいいじゃないの」

紫乃「そ、そのような事は……」

ふむ、内容だけは女子の会話だな……


148 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 01:00:36.69JnONAFdAO (7/13)

本日はここまでで。

お疲れ様でした。


149以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 01:15:55.75sl9Z+0ll0 (2/3)

乙乙
超高校級の交渉人か
大浴場はダヴィデも一緒に男子時間に入るのか……?


150以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 08:00:17.51CQ1VKhCp0 (1/1)

伊勢くんが有能すぎて主人公じゃなかったら
1章で死ぬ未来しか見えない


151 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 22:00:49.73JnONAFdAO (8/13)

開始します。


152 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 22:22:25.19JnONAFdAO (9/13)

夕食後、僕達は必要な事について話し合っていた。

現状の議題は……

紫乃「わざわざ分ける必要がありますか?いいじゃないですか、人類皆兄弟と言いますし」

一里塚「いやいや!いくらなんでもそれはおかしい!」

……大浴場の使用についてだった。

なぜかはわからないが紫乃君が混浴に積極的であり、それに何人か同調している。

そしてそれに一里塚君が中心となって反対している……といった様相だ。

伊勢「ふむ……」

なぜだ。

既に一時間、なぜこの話にこんなに時間がかかっているのだろうか。

そして一つ聞きたい。

符流「……」

なぜ君は賛成側にいる。


153 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 22:47:28.54JnONAFdAO (10/13)

ダヴィデ「でもねぇ、男は獣。このアタシの美しい肌を見せたらきっととんでもない事になるわ」

君は女子として入る気かダヴィデ君。

野場「いいじゃないですか!山奥のとある部族なんて服を着ない風習ですし!」

ここは山奥では……いや、山奥に建っている可能性もないとは言えないのだが。

奥寺「あう、あう……」

祭田「ふああ……」

奥寺君や祭田君は話し合いに参加出来そうにない……

中後「ボクとしてはタダというわけにもね」

そういう問題なのだろうか。

甲羅「いいんじゃねえの、別によ」

百鬼「馬鹿野郎!身体は大事にしやがれ!」

全くこれでは話し合いにならないな……

姫島「……」

伊勢「姫島君は何かアイデアはないだろうか?」

姫島「時間で決めればいい」

伊勢「僕も同意見だ」

さて、いつになったらこの提案が出来るのだろうか……


154 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 23:04:26.32JnONAFdAO (11/13)

【伊勢の部屋】

あれから大浴場の使用時間と食事会の時刻、その他細部について話し合った。

コロシアイを起こさないための第一、それは他の事で思考を割く事。

少なくとも今の皆は状況を飲み込むために思考を割いているから何か起きる心配はないだろう。

問題はこの後……三日過ぎた辺りだ。

伊勢「さらに問題なのは月ヶ瀬君だな……ふむ」

さて、どうするか……

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」

伊勢「……全く」

不安を煽る放送か……悩みの種が増えてしまった。


155 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 23:36:03.20JnONAFdAO (12/13)

【二日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「最低の放送だな」

食堂に行くとしようか。

【大食堂】

伊勢「皆、おはよう」

符流君はきちんと来ているな……おや?

伊勢「紫乃君、ダヴィデ君。一里塚君はどうしたのだろうか」

紫乃「そういえば朝から見てませんね……」

ダヴィデ「ニコちゃんって遅刻癖とかそういう事なさそうなのにねぇ」

伊勢「……ふむ」

様子を見に行くか……


156 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/08(金) 23:47:36.37JnONAFdAO (13/13)

【女子側客室廊下】

伊勢「ふむ、こちらの部屋割りは手前右側から……」

・右側客室
一号室…野場
二号室…一里塚
三号室…中後
四号室…甲羅
・左側客室
五号室…姫島
六号室…紫乃
七号室…駆祭
八号室…祭田

一里塚君は二号室か……

ピンポーン

伊勢「一里塚君、朝だぞ。どうかしたのだろうか?」

ピンポーン

伊勢「一里塚君。まだ寝ているのか?」

ピンポーン

伊勢「……むっ?」

鍵が開いている?

伊勢「入るぞ、一里塚君」

扉を開けて中を覗く。

一里塚「んうっ……」

伊勢「……」

一里塚君はベッドで寝ていた。
どうやら夜中まで起きていたようだな……

伊勢「鍵もかけずに不用心だな……」

とりあえず起こすか?
すぐ起きるかわからないが……

一…起こす
二…寝かせておく

↓二


157以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 23:48:24.73tC1OLEKV0 (1/1)

2


158以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 23:49:11.89sl9Z+0ll0 (3/3)

1


159 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 00:14:15.289UpfgaSAO (1/27)

伊勢「一里塚君、起きたまえ」

一里塚「んっ……」

伊勢「朝だぞ一里塚君。鍵をかけずに寝るのはどうかと思うのだが」

一里塚「んえっ……?」

伊勢「起きたようだな」

一里塚「…………」

伊勢「一里塚君?」

一里塚「きゃああああああああああっ!?」

バシーン!!

…………

伊勢「……」

一里塚「ご、ごめんね伊勢君!」

伊勢「いや、僕もあまり寝ていなかったから目が覚めた」

未だに頬が痛むが……男がいきなり部屋にいたら無理もないのかもしれない。

伊勢「しかし夜中まで起きていたようだが……」

一里塚「あはは、私って実は夜行性なんだよね……昔から夜起きて昼間寝る生活で」

伊勢「そうだったのか……ふむ、それでは朝の食事会は参加出来そうにないのではないか?」

一里塚「うん……正直今も眠くて」

伊勢「わかった。その旨を二人には話しておこう」

一里塚「本当にごめんね」

伊勢「鍵だけはしっかりかけるように」

一里塚「うん」

バタンッ

伊勢「さて、戻るとしようか……」


160 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 00:20:21.019UpfgaSAO (2/27)

【伊勢の部屋】

伊勢「朝食についてはこれでいいとして……おや、もうこんな時間か」

探索も兼ねて少し外に出るとするか……

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二


161以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:22:53.19MrrSDYdI0 (1/1)

姫島


162以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:22:56.06OsImJW6qO (1/1)

甲羅


163 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 00:31:34.909UpfgaSAO (3/27)

甲羅「うおっ!?」

伊勢「おや?」

扉を開けると驚いたような声が聞こえた。
覗いてみると洋子君が頬をかきながら立っている。

甲羅「よ、よう」

伊勢「洋子君、すまない。僕の部屋の前にいたとは気がつかなかった」

甲羅「いや、オレが突っ立てたのが悪いしよ……気にすんなって!」

伊勢「むっ?僕の部屋の前に立っていたのかね?」

甲羅「まあな!」

伊勢「ふむ……」

一…何か話したい事でもあるのだろうか?
二…何か扉に不自然な点でもあるのだろうか?

↓二


164以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:31:57.66jKOMQxnZ0 (1/2)




165以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:33:02.50WKTuFLai0 (1/2)

1


166以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:33:19.08zBN907KV0 (1/5)




167 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 00:41:25.599UpfgaSAO (4/27)

伊勢「何か話したい事でもあるのだろうか?」

甲羅「いや、なんつうかさ……」

甲羅「ミノル、牛乳飲んでねえよな?」

伊勢「……」

洋子君はなぜ僕に牛乳を飲ませたくないのだろうか……

甲羅「ま、まさか飲んでんのか!?オレは許さねえぞ!?」

伊勢「……飲んでないから安心したまえ」

甲羅「そ、そうか!だったらいいんだよ」

伊勢「……まさかそれを聞きたかったのだろうか?」

甲羅「あっ、それだけじゃねえよ!ミノル、ちょっと腕出せ」

伊勢「またか……こうだろうか?」

甲羅「サンキュー」

……腕をさする洋子君の眼が少々濁っているように見えるのは気のせいだろうか?

甲羅「へ、へへっ……」

伊勢「……」



168 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 00:47:21.429UpfgaSAO (5/27)

洋子君は数分僕の腕をさすった後、満足そうに去っていった。

伊勢「洋子君はなぜ僕の腕をさするのだろう」

今度聞くべきかもしれないな……

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔甲羅は選べません〕

↓二


169以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:47:35.81hSNBsC4NO (1/2)

祭田、天童


170以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 00:47:36.55WKTuFLai0 (2/2)

すばる


171寝落ちしたのでちょっと進めます ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 09:43:47.669UpfgaSAO (6/27)

大食堂に行くと天童君がコーヒーを入れていた。
ふむ、いい香りが漂っているな……

天童「あっ、伊勢様。伊勢様もよろしかったらお飲みになりますか?」

伊勢「いいのだろうか?」

天童「少々作りすぎてしまったので」

伊勢「それならばありがたくいただくとしよう」


…………


伊勢「ふむ、いい味だ……天童君はコーヒーを入れる才能もあるのだな」

天童「いえ、わたしなどまだまだですよ」

そうは言うがどことなく嬉しそうな顔をしている。
天童君はコーヒーに相当な自信があるのだろうな。

一…駆祭君の様子はどうだろうか?
二…天童君に一つ聞きたい事があるのだが

↓二


172以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 09:48:05.40hCPg22vRO (1/2)

1


173以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 10:01:58.07nzk2sEsO0 (1/2)

2


174 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 10:40:35.649UpfgaSAO (7/27)

伊勢「そういえば……天童君に一つ聞きたい事があるのだが」

天童「なんでしょうか?」

伊勢「君は僕を知っているのだろうか?」

天童「はい?」

伊勢「昨日君と出会った時……」


…………


天童「あの、少しいいですか?」

伊勢「僕か?」

天童「はい。わたしは天童昴と言います」

天童「伊勢様、わたしの主人を知りませんか?」


…………

伊勢「あの時君は僕が名乗る前に僕を伊勢様と呼んだ」

伊勢「つまり君は僕を知っていたという事になる……どうなのだろうか?」

天童「……さすが伊勢様ですね」

天童「ですが残念ながら自分でもわからないのです」

伊勢「わからない?」

天童「わたしがなぜ伊勢様のお名前を知っていたか……自分自身も不思議なのです」

天童「わたしははやてお嬢様以外に仕えてはいないはずで、その関係者も全て把握していますから……」

ふむ……天童君自身もわからない繋がりが僕達の間にはあるのか?
それならば僕の記憶の手がかりも彼が持っているかもしれないな……


175 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 10:43:34.149UpfgaSAO (8/27)

伊勢「天童君と僕の繋がりとはなんなのだろうか」

〔超高校級の執事〕である彼とどんな経緯で関わり、名前を知る事になったか……気になる所だ。

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔甲羅、天童は選べません〕

↓二


176以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 10:45:13.94EbpK8bFcO (1/1)




177以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 10:45:29.31hSNBsC4NO (2/2)

奥寺、祭田


178 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 11:28:32.589UpfgaSAO (9/27)

祭田「んしょ、んしょ」

奥寺「祭田さん、ぼくも手伝いますよ!」

祭田「……大丈夫?転んでお花さんばらまいたりしない?」

奥寺「し、しません!」

祭田「だったら……はい」

奥寺「ありがとう!ぼく頑張ります!」

伊勢「おや、奥寺君と祭田君。何をしているのかね?」

祭田「お花さんを飾ってるの」

奥寺「ぼくはそのお手伝いです」

伊勢「花か。なるほど、皆の気を落ち着かせるにはいい方法かもしれないな。どこに飾るのだろうか」

祭田「食堂にエントランスに……みんなの部屋にも飾りたいな」

奥寺「それいい考えです!」

一…花瓶などは足りるかね?
二…この花は全て祭田君が用意しているのだろうか?

↓二


179以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 11:32:01.30jKOMQxnZ0 (2/2)




180以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 11:48:01.20nzk2sEsO0 (2/2)

1


181 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 12:03:48.989UpfgaSAO (10/27)

伊勢「花瓶などは足りるかね?」

祭田「倉庫にたくさんあったよ?」

奥寺「えっ、あれ花瓶じゃなくて壺……しかも中後さんがかなりの値打ち物だって……」

祭田「お花さんが住めるならみんな花瓶だよ?」

伊勢「ふむ、花を飾るのに花瓶にこだわる必要はないか……」

奥寺「い、いいんでしょうか……」

伊勢「構わないだろう、わざわざ倉庫に置いてあるのだからな。僕が取ってこよう」

祭田「お花さんたくさん飾れるのがいいな」

伊勢「ああ、わかった」

奥寺「中後さん、慰謝料に持って帰るから一番大きな壷には誰にも触らせないようにって言ってましたけど……」

伊勢「……ふむ、ならば二番目に大きな物にしよう」

その後倉庫にあった壷に祭田君が花を飾り付けた。

中後君が悲鳴をあげていたような気がするが……気のせいだろう。


182 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 12:17:25.219UpfgaSAO (11/27)

【大食堂】

一里塚「いや、本当に朝はごめんね!」

ダヴィデ「いいのよ。誰にでも得意な事と苦手な事があるわ」

紫乃「ニコ様の場合それが朝起きる事というだけですから」

一里塚「ありがとう、そう言ってもらえると助かるよ」

ダヴィデ「ちなみにアタシが苦手なのは鏡をずっと見る事よ!」

紫乃「そうなのですか?」

ダヴィデ「だって怖いじゃない……アタシの美しい顔をずっと見ていたら時間を忘れちゃうわ」

一里塚「本気……なんだろうなぁ」

伊勢「……ふむ」

賑やかな物だ。

東「……」

伊勢「むっ?どうしたのだろうか東君」

東「えっ、あっ、いや……一つ気になっててさ」

伊勢「何かね」

東「伊勢って……何の才能でスカウトされたんだ?」



183 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 12:18:14.809UpfgaSAO (12/27)

とりあえずここまで。

続きは夜にやります。


184 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 21:32:49.269UpfgaSAO (13/27)

伊勢「僕の才能?」

東「他の皆は有名だけどさ、伊勢に関しては全く聞いた覚えがないんだよ」

東「だからどんな才能なのか気になってたんだ」

中後「それはボクも気になるね。何というか、君はつかみ所がなくて鑑定しようがない」

中後「せめて才能ぐらいは知りたいところだよ」

伊勢「ふむ」

いつの間にやら周りも僕に注目している。
隠す事でもないか……

伊勢「わからない」

百鬼「わからないだぁ?」

伊勢「僕には記憶がないからな」

奥寺「え、ええっ!?」

野場「今明かされる衝撃の真実!なんという事でしょう!」

一里塚「それ本当なの?」

伊勢「名前以外はまるで覚えていない。皆のプロフィールについてはパッと頭に浮かんだが」

姫島「そんな事が……」

ダヴィデ「でもなんか、あまり焦ってないのね」

伊勢「名前は覚えていたんだ。いつか他の記憶についても思い出すだろう」

符流「前向きなのか~♪考えなしなのか~♪」

伊勢「そういう事だから才能については覚えていない。君達の中にいたのならおそらく何かの才能はあるのだろうが」

モノクマの用意周到さを考えれば……巻き込まれたとは考えにくい。
最も、それもまた推測でしかないが……

東「…………」


185 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 21:46:41.789UpfgaSAO (14/27)

【伊勢の部屋】

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」

伊勢「ふむ……もう夜時間か」

何かしら変化があるかもしれない。
少し外に出てみようか……

一…外に出てみる
二…そのまま寝る

↓二


186以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 21:46:59.89cDA9sTHq0 (1/4)

1


187以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 21:47:52.37Pgj5kVCGo (1/2)




188 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 21:53:45.279UpfgaSAO (15/27)

外に出てみよう。
一つ気になる事もあるからな……

【大食堂】

伊勢「ふむ……やはりか」

厨房への扉が閉まっていて、午前六時までは入れませんと札がかかっている。
食材補充の現場を見られたくないだろう事は予測していたが……

伊勢「とにかく明日報告するか……むっ?」

誰か来たようだな。

>>2-6のリストから一人選んでください。

↓二


189以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 21:55:03.23hCPg22vRO (2/2)

一里塚


190以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 21:55:16.09eFsoASpMO (1/1)

姫島


191以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 21:55:38.64zBN907KV0 (2/5)

甲羅


192 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:06:35.219UpfgaSAO (16/27)

あの影は……姫島君か。

伊勢「姫島君じゃないか」

姫島「っ!?」

伊勢「そこまで驚く事もないと思うのだが……」

姫島「……こんな時間に何を」

伊勢「食材補充の現場を押さえたかったのだがな。見ての通り入れないようだ」

姫島「入れない……」

伊勢「もしかして厨房に用があったのかね?」

姫島「……そんなところ」

伊勢「そうか……ふむ、保存食ならば倉庫にもあるはずだからそちらを当たるのはどうだろうか」

姫島「そうする」

伊勢「ただ月ヶ瀬君の部屋が近い。念のためについて行ってもいいが」

姫島「大丈夫。護身術ぐらいは心得てるから」

姫島君はそう言って食堂から出て女子側の個室エリアに戻っていった。

伊勢「ふむ……」

夜時間にわざわざ厨房に来たわりには倉庫には行かずか……

伊勢「僕も戻るとしよう」



193 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:15:05.559UpfgaSAO (17/27)

【三日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「さて……食堂に行くとしよう」

【大食堂】

伊勢「ふむ、一里塚君はやはりいないか」

夜行性と言うからには簡単にそのサイクルを直せはしないだろうが……どうしたものか。

>>2-6のリストから一里塚、月ヶ瀬、天童、駆祭以外で一人選んでください。

↓二


194以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:16:43.68rjJCgDQM0 (1/2)

野場



195以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:16:46.29D060VV3go (1/1)

甲羅


196以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:16:46.33qMbl2e960 (1/5)

符流


197 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:23:28.799UpfgaSAO (18/27)

伊勢「……ふむ、たまには牛乳でも」

甲羅「ダメだ」

伊勢「……目敏くないだろうか、洋子君」

甲羅「ミノルが悪いんだよ。オレの断りもなしに目を盗んで牛乳なんて」

伊勢「まさか許可がいるとは……」

一…なぜそこまで牛乳を飲ませたくないのだろうか
二…ふむ、ならば頼めば許可を出してくれるだろうか

↓二


198以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:24:06.03qMbl2e960 (2/5)

1


199以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:28:38.71Pgj5kVCGo (2/2)

1


200 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:31:53.919UpfgaSAO (19/27)

伊勢「なぜそこまで牛乳を飲ませたくないのだろうか」

甲羅「あん?なんでって、そりゃ……」

伊勢「……」

甲羅「そりゃ、まあ……」

伊勢「……」

甲羅「なん、つうか…………」カァァ

洋子君、なぜ頬を赤らめているのだ?

甲羅「あああっ!んな事女に言わせんじゃねえよこの変態野郎!」

……とんでもない濡れ衣を着せられた気がする。

甲羅「とにかく牛乳はダメだからな!後食生活には気をつけやがれよ!!」

伊勢「……」

洋子君は本当に謎だな……


201以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:34:44.47ZXV7vxfAO (1/1)

かわいい(錯乱)


202 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:42:08.179UpfgaSAO (20/27)

【甲羅洋子通信簿イベント1】

伊勢「洋子君は修理屋との事だが直す物はなんでもいいのかね?」

甲羅「おうよ、家電から車、はたまた人体まで直すのがオレの仕事だ!」

伊勢「人体は修理と言っていいのだろうか?」

甲羅「直すのは一緒なんだ、細かい事は気にすんなって」

伊勢「ふむ……それはそれとしてきっかけはあったのかね?」

甲羅「きっかけ?あー……確かぶっ壊れたおもちゃを直したのが最初の修理だったか?」

甲羅「っても、あれは初めての修理でこうなるきっかけじゃねえよなぁ……」

甲羅「うーん、悪い!忘れちまった!」

伊勢「ふむ、忘れてしまったのならば仕方ないか」

甲羅「それよりミノル」

伊勢「なんだろうか」

甲羅「また腕、出してくれよ」

伊勢「……」

〔甲羅洋子の通信簿が更新されました!〕

〔修理屋としての分野は家電や車、果てには人体まで。
修理屋になったきっかけは忘れてしまったらしいが……〕


203 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:46:21.559UpfgaSAO (21/27)

伊勢「洋子君が牛乳を飲ませたくない理由は変態的な物なのか……ふむ」

しかし牛乳を飲ませたくない変態的理由……思いつかないな。

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二


204以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:46:43.18Lj3oCCsBO (1/1)

野場 中後


205以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:46:43.63qMbl2e960 (3/5)

東 符流


206以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:47:32.20zBN907KV0 (3/5)

駆祭 奥寺


207 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 22:58:32.899UpfgaSAO (22/27)

東「だから符流だって本当はさ……」

符流「訳の分からない事を言うな~♪」

東君と符流君が言い争っているようだ……

東「でもだったらなんで……」

符流「それは違う……!」

ふむ……どうやら符流君が押され気味のようだが。

東「あっ、伊勢。ちょうど良かった」

伊勢「どうしたのかね?」

東「いや、符流が本当はみんなと仲良くしたいんじゃないかって」

符流「そんなわけないだろう~♪」

伊勢「なるほど、それが話の内容だったか」

符流君が本当は仲良くしたいのかどうか、か……

一…東に賛成する
二…符流に賛同する

↓二


208以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 22:59:25.06JuqPB0+AO (1/1)




209以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:05:31.58cDA9sTHq0 (2/4)

1


210 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 23:12:35.359UpfgaSAO (23/27)

伊勢「確かに東君の見解には頷ける物があるな」

符流「どいつもこいつも~♪勘違いするな~♪」

伊勢「そうでなければ大浴場の話し合いで混浴に賛成したりはしない」

符流「……!」

東「やっぱりそう思うよな?」

符流「だからそれは違う……!」

伊勢「違うとは?」

符流「……どうでもいいから賛成しただけだ~♪」

符流「断じて深い意味などない~♪」

符流「いいな、絶対に勘違いするな……!」

ここまで否定していると逆に肯定とも思えるが……

東「そうか……ごめんな。そこまで否定されたらさすがに信じるよ」

符流「わかればいい~♪」

表情に安堵しているのがよく見えるな……


211 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 23:16:04.469UpfgaSAO (24/27)

符流君は群れるのを嫌っているが東君は仲良くしたいと判断した……

伊勢「東君は周りをよく見ているのかもしれないな」

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔東、符流は選べません〕

↓二


212以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:18:14.08cDA9sTHq0 (3/4)

野場、中後


213以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:18:17.22kHcS05SpO (1/1)

月ヶ瀬


214以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:18:18.90zBN907KV0 (4/5)

野場


215 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 23:28:14.079UpfgaSAO (25/27)

伊勢「……むっ」

この煙草の臭いは……

月ヶ瀬「キハハ、ヌルイ事してやがるみたいだなぁ」

伊勢「月ヶ瀬君か」

月ヶ瀬「全くこんな事してる暇があったらトリックの一つや二つ考えた方が有意義だろうに……」

月ヶ瀬「キハハ、俺からしたら大助かりだがなぁ」

伊勢「そんな事を言うために出てきたのかね」

月ヶ瀬「ただ飯を取りに来ただけだぁ。すぐ部屋に戻る」

一…今事件が起きたら間違いなく君が疑われると思うが
二…考え直す気は全くないのかね

↓二


216以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:30:59.12qMbl2e960 (4/5)

1


217以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:34:38.95rjJCgDQM0 (2/2)

1


218 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 23:46:30.219UpfgaSAO (26/27)

伊勢「今事件が起きたら間違いなく君が疑われると思うが」

月ヶ瀬「キハハ、そんな事は承知の上だぁ」

月ヶ瀬「だけどそう考えているといつか足元をすくわれる結果になるんじゃないか?」

月ヶ瀬「キハハ、その時お前がどうなるか楽しみだ……」

伊勢「何を言ったところで君が望む結果にはならないだろう」

月ヶ瀬「言ってろ」

月ヶ瀬君が何を考えていようと僕は僕のやるべき事をする。

それだけだ。


219 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/09(土) 23:51:40.339UpfgaSAO (27/27)

月ヶ瀬君はいずれ何とかしないといけないが……

伊勢「いざという時は手荒な手段も考える必要があるな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔東、符流、月ヶ瀬は選べません〕

〔一人しか選べません〕

↓二


220以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:56:16.84qMbl2e960 (5/5)

駆祭


221以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:58:20.46cDA9sTHq0 (4/4)

中後


222以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/09(土) 23:58:34.04zBN907KV0 (5/5)

一里塚 紫乃


223 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 00:15:30.81G3qSxN6AO (1/14)

中後「いいね、実にいい」

伊勢「……?」

中後君が何かニヤニヤしているが……

伊勢「どうかしたのかね中後君」

中後「おや、伊勢君。どうかしたも何もこの屋敷は素晴らしいよ!」

伊勢「素晴らしい?」

中後「調度品の全てが珍しい品々なんだ。鑑定しているだけで暇がつぶせてしまうよ」

それほどなのか……

一…つまりこの屋敷の主はかなりの財力の持ち主という事だろうか
二…モノクマはそんな所に僕達を閉じ込めたのか……

↓二


224以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 00:17:42.42Hp+1I7lL0 (1/6)

1


225以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 00:18:38.67ADlt2EirO (1/1)

2


226 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 00:27:29.79G3qSxN6AO (2/14)

伊勢「モノクマはそんな所に僕達を閉じ込めたのか……」

中後「なかなか大胆な真似をしていると思うよ。少なくとも伊達や酔狂にしてはお金をかけすぎだ」

中後「ここまでしてでも遂げたい目的などがあるなら……不思議ではないのかもしれないけれど」

もしそれがわかれば少しは脱出の手がかりになるかもしれないな……

中後「それにしても本当にいいね……」

遂げたい目的、か……


227 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 00:27:58.75G3qSxN6AO (3/14)

本日はここまで。

お疲れ様でした。


228以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 00:32:00.43Hp+1I7lL0 (2/6)

乙乙
前回は列車だったからなかったけど
今回は男のロマンイベントあるのかな(期待)


229 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 21:33:58.12G3qSxN6AO (4/14)

開始します。


230以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 21:36:04.44Hp+1I7lL0 (3/6)

待機。


231 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 21:52:47.86G3qSxN6AO (5/14)

【大食堂】

中後「ふう」

ダヴィデ「どしたの直巳ちゃん」

中後「いや、もうここでの生活も三日目が終わるんだなと思ってね」

一里塚「そういえばそうだね……今頃外は大騒ぎしてるかも」

百鬼「ちくしょう!試合があるのにこのままじゃ不戦敗になっちまう!」

紫乃「わたくしも依頼人の方々が待っています……困りました」

奥寺「ううう、色々キャンセルだよね絶対……プロデューサーは信用第一なのに……!」

ふむ、やはり皆も不安を抱き始めたか……
このままいつになったら出られるかわからない……そんな漠然とした不安を。

伊勢「皆、落ち着きたまえ」

符流「これが落ち着いていられるか~♪」

伊勢「ならばモノクマの誘惑に乗るのだろうか」

姫島「それは……」

伊勢「どこまで本気にせよ、無事に帰れたなら全てはチャラだ」

伊勢「命あっての物種……そう言うだろう」

祭田「物種ってどんな花が咲くの?」

伊勢「ふむ……僕も見てみたいな」

伊勢「そのためにも無事に脱出する事を考えていこう」

伊勢「後の事はそれから考えるべきだ」

皆も渋々ながら頷いている。
ひとまずこれで抑止になればいいが……


232 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 22:00:14.46G3qSxN6AO (6/14)

伊勢「ふむ……」

さて、現状どうにかしなければならない人間は二人いる。

月ヶ瀬君と駆祭君だ。

月ヶ瀬君はともかくも駆祭君とは初日から全く顔を合わせていない。

このままほうっているのはマズいだろう。

伊勢「ふむ」

これから駆祭君の部屋に行くつもりだが……さて、どうするか。

一…このまま一人で行く
二…誰かと一緒に行く〔天童、月ヶ瀬以外から一人選んでください〕

↓二


233以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:01:45.201QI7+SKZo (1/1)

2奥寺


234以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:01:47.79Hp+1I7lL0 (4/6)

ニダヴィデ


235以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:01:58.47ib87+NWZO (1/1)

奥寺


236 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 22:16:08.13G3qSxN6AO (7/14)

ダヴィデ君に頼んでみるか……彼は駆祭君の行動を止めた唯一の人物だからな。

…………

ダヴィデ「いいわよ。アタシもあの子は気になってたから」

伊勢「助かる」

ダヴィデ「でも実くんもすっかりリーダーね」

伊勢「僕がリーダー?どういう事かね?」

ダヴィデ「あら、みんなもうそのつもりよ?今日だって落ち着かせてくれたじゃない」

伊勢「そんな風に見られていたのか僕は……着いたようだ」

ピンポーン

伊勢「駆祭君、ちょっといいかね?」

ピンポーン

ダヴィデ「はやてちゃん出てきなさい!」

伊勢「ふむ……出てこないな」

ダヴィデ「居留守ね!居留守なのね!」

伊勢「そうだろうな」

ダヴィデ「どうするの?」

伊勢「長期戦は覚悟の上だ。続けよう」

ピンポーン

↓二のコンマが80以上で駆祭が出てくる。


237以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:17:12.90K//NC5Dio (1/2)

とうっ


238以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:17:31.98Hp+1I7lL0 (5/6)

コンマ


239 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 22:27:28.44G3qSxN6AO (8/14)

ピンポーン

ガチャッ

駆祭「何」

伊勢「ふむ、思ったより早かったな」

ダヴィデ「全くね。でも夜更かしせずに済んだわ」

駆祭「ワタシは何と聞いているのよ」

伊勢「この三日君は全く外に出ていない。それについて話をしたいと思ったのでね」

駆祭「話す事なんてない。ワタシは今忙しいのよ」

ダヴィデ「ひきこもってるだけじゃない。一体何が忙し……ってちょっと!?」

伊勢「むっ?どうしたダヴィデ君」

ダヴィデ「部屋の中、ちょっと見て!」

伊勢「……これは」

駆祭君の身体に遮られていたが、少しの隙間からダヴィデ君が見ただろうモノを僕も見た。

それは……

ボロボロの身体をした天童君だった。


240 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 22:39:50.64G3qSxN6AO (9/14)

ダヴィデ「ちょっと昴くん、しっかりしなさい!」

天童「うっ、くうっ……」

思わず飛び込んだダヴィデ君に続いて僕も部屋に入る。
天童君は上半身に服を着ておらず、その身体は血がところどころ出て酷い状態だった。
いったいなぜこんな事が……

駆祭「大げさな連中ね。昴はその程度で死なない」

ダヴィデ「あんた、何てことしてるのよ!昴君にこんな……」

駆祭「何勘違いしてるの。それは全部昴が自分で痛めつけて出来たのよ」

伊勢「天童君が自分から?」

駆祭「それがワタシと昴の関係性。お前達には理解できないでしょうね」

ダヴィデ「理解したくもないわよ!」

伊勢「とにかく天童君を治療しよう。ダヴィデ君、肩を」

ダヴィデ「わかったわ」

駆祭「くだらない。何をしても昴はワタシの所に戻るわ」

駆祭「だってワタシの執事だもの」

駆祭君の言葉を背に受けながら僕達は部屋を出た。
天童君……これが君の忠誠だとでも言うのか?


241 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 22:48:15.02G3qSxN6AO (10/14)

【四日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「ふむ……」

あれから天童君に治療を施して、僕達は自分の部屋に戻った。
駆祭君と天童君……二人が普通の主従ではないと思ってはいたが……

伊勢「とにかく天童君の部屋に行ってみよう」

【天童の部屋前】

ピンポーン

伊勢「……いないようだな」

まさか本当に駆祭君の所に戻ったのだろうか……

伊勢「食堂に行ってみよう」

【大食堂】

伊勢「ここにもいない、か」

天童君、まさか君は本当に……

>>2-6のリストから一里塚、駆祭、天童、月ヶ瀬以外で一人選んでください。

↓二


242以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:49:40.22K//NC5Dio (2/2)

中後


243以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 22:49:53.27JExFhlZMO (1/1)

野場


244 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 23:04:07.24G3qSxN6AO (11/14)

野場「今日も元気だ!ご飯が美味しい!」

伊勢「野場君は毎日元気ではないか」

野場「野場ですから!野場=元気と言っても過言ではないです!」

伊勢「ふむ……」

野場君は自分に自信を持っているという事なのだろうか……

野場「いつか野場は未開の地などないほどに世界中を踏破し!その全てに元気を振りまくのです!」

一…随分と大きな夢だ
二…野場君ならば出来てしまいそうだな

↓二


245以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:04:55.14xWzGC3dV0 (1/1)

2


246以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:07:26.96uBEcl97TO (1/1)

1


247 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 23:31:55.70G3qSxN6AO (12/14)

伊勢「随分と大きな夢だ」

野場「大きく持ったっていいじゃないですか!夢だもの!」

伊勢「確かに言えているな……」

野場「だから野場は夢は大きく持ちます!叶うんですけどね!」

伊勢「全く、野場君のその自信は真似できないな」

野場「褒めないでください!照れます!」

僕も前向きな方だが、少しは野場君を見習うべきだろうか……


248 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 23:37:54.87G3qSxN6AO (13/14)

伊勢「さて……どうするか」

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二


249以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:39:32.01+vdvwfcX0 (1/1)

ニコ


250以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:39:33.64Hp+1I7lL0 (6/6)

一里塚


251 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/10(日) 23:49:28.55G3qSxN6AO (14/14)

一里塚「ふああ……おはよう」

伊勢「おはよう一里塚君」

昼少し前に一里塚君は起きてきた。
まだ眠いようで欠伸を何回もしている。

伊勢「一里塚君、寝てしまわないように。ルール違反になってしまう」

一里塚「んうっ……わかってる……」

伊勢「本当に大丈夫なのだろうか……」

一里塚「大丈夫だって……ご飯作るから……」

一…その状態で作るのは待った方がいい
二…僕がやる、君は個室で待っていたまえ

↓二


252以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:55:07.30VwLSMd+RO (1/1)

2


253以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 23:57:32.97MveicrY60 (1/1)

2


254 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/11(月) 00:04:52.91B9IAnikAO (1/4)

どうも危ないな……

伊勢「僕がやる。君は個室で待っていたまえ」

一里塚「……はえっ?」

伊勢「僕が君のご飯を作ろう。今の君は危なくて見ていられないからな」

一里塚「……出来るの?」

伊勢「記憶はないが……やってみたら意外に出来るかもしれない」

一里塚「じゃあ、お言葉に甘える……」

伊勢「……さて」

やってみよう。
もしかしたら料理関係の才能かもしれないからな……

↓一のコンマが高いほど上手く出来る。


255以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:06:45.00Tifr0lXb0 (1/3)




256以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:07:24.46VWpLisB1O (1/1)




257以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:08:51.21Tifr0lXb0 (2/3)

【速報】伊勢、超高校級の料理人


258 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/11(月) 00:12:43.68B9IAnikAO (2/4)

伊勢「ふむ……」

何とか出来たな。
一里塚君に持っていくとしよう。

…………

一里塚「…………」

伊勢「どうだろうか」

一里塚「お……」

一里塚「美味しすぎて、眠気が飛んだ……」

伊勢「気に入ってもらえたなら僕としても作った甲斐があるな」

一里塚「というか、自信がなくなった……何それ反則すぎるって……」

伊勢「一里塚君?」

一里塚「ごめんね、ちょっと一人にして……」

伊勢「……?」

何か気に障るような事をしてしまったのだろうか……


259 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/11(月) 00:13:59.84B9IAnikAO (3/4)

伊勢「ふむ、いい味だ」

料理というのもなかなか楽しいものだな。

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔一里塚は選べません〕

↓二


260以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:16:07.02wBj/OhXSO (1/1)

祭田、東


261以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:16:08.24irF7trJuO (1/1)

すばる、奥寺


262 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/11(月) 00:17:56.90B9IAnikAO (4/4)

本日はここまで。

料理が出来てリーダーシップのある前向きイケメン……
主人公じゃなかったら絶対死亡するタイプですねこれ



263以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 00:30:19.34Tifr0lXb0 (3/3)

乙乙
主人公補正ってすごい

そして月ヶ瀬より駆祭の方が怖い


264以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 01:02:11.28N9eVX9oP0 (1/1)


主人公は超高校級の完璧だったのか……


265以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/11(月) 03:10:47.726f8ws4Z2O (1/1)

乙。駆祭は墨染とは別ベクトルの屑やの


266 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 21:59:54.5434vXze6AO (1/8)

開始します。


267 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 22:19:12.7934vXze6AO (2/8)

奥寺「あ、あの天童さん?」

天童「なんでしょうか奥寺様」

奥寺「なんだか、顔色が悪くないですか?」

天童「そうでしょうか?特に普段と変わりはないのですが」

伊勢「そんな事はないだろう天童君」

奥寺「あっ、伊勢さん」

天童「伊勢様。昨日はお手を煩わせてしまい申し訳ありません」

伊勢「今日も駆祭君の所に行っていたのかね?」

天童「はい。はやてお嬢様はわたしの主ですから」

伊勢「あんな事があっても、かね」

天童「わたしは執事ですから」

奥寺「……?」

一…昨日の怪我は本当に自分でやったのかね?
二…駆祭君は部屋から出る気はないのだろうか

↓二


268以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 22:20:29.33E1rgzjOgo (1/1)




269以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 22:20:40.207ygiEsnAO (1/1)




270以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 22:20:54.12nGZ08eqt0 (1/1)

1


271 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 22:32:12.7734vXze6AO (3/8)

伊勢「駆祭君は部屋から出る気はないのだろうか」

天童「今のところ、その気はないようです」

奥寺「今のところ、ですか?」

天童「はい。ですので、いつかは出てきてくださるはずです」

伊勢「いつかは……未定という事か」

駆祭君は部屋の中で天童君を痛めつけているようだ……
それを防ぐためにも、部屋から出てきてもらいたいところなのだが……


272 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 22:51:07.6234vXze6AO (4/8)

【奥寺軌跡通信簿イベント1】

伊勢「奥寺君はプロデューサーとの事だが」

奥寺「そうですよ!これでもたくさんのプロデュースをしてきたんです!」

奥寺「才能があってもそれだけじゃ、あの世界ではやっていけません」

奥寺「だからぼくは少しでも皆さんの力になりたくて手助けをしてるんです!」

奥寺「企画、キャスティング、資金やスケジュールの管理……」

奥寺「大変ですけどやりがいはありますよ」

伊勢「それだけ仕事があると大変ではないかね?」

奥寺「まあ、眠れない事もありますね。そういえば普通に眠れたの久しぶりかも……」

伊勢「それでもやりがいがあるか。奥寺君は真面目なのだな」

奥寺「そ、そんな事ありませんよぉ」

〔奥寺軌跡の通信簿が更新されました!〕

〔プロデューサーとして様々な仕事をこなし、眠れない事もあるという。
しかし本人はそんな仕事にやりがいを感じているようだ〕


273 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 22:52:45.3034vXze6AO (5/8)

伊勢「天童君はあれだけされても駆祭君に仕えるか……」

少し行き過ぎな気もするが……

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔一里塚、奥寺、天童は選べません〕

↓二


274以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 22:54:22.53sef0gc3o0 (1/1)

シノ ナキリ


275以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 22:54:24.24F59BeYYJO (1/1)

駆祭


276 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 23:10:27.6834vXze6AO (6/8)

伊勢「ふむ……」

天童君が離れている今が絶好の機会か。

ピンポーン

伊勢「駆祭君、話があるのだがいいかね」

ガチャッ

駆祭「しつこいわよ、愚図」

伊勢「そう言わないでくれたまえ。僕としても君をこのままにするわけにはいかない」

駆祭「なぜ」

伊勢「ふむ、簡単に言ってしまえば君が孤立無援になるのを避ける意味合いがあるな」

駆祭「昴がいるから無用な心配ね。そもそも月ヶ瀬がいる時点でそんな詭弁に価値はない」

伊勢「これは手厳しいな。だが月ヶ瀬君に関してもこのままにしておくつもりはない」

駆祭「あらそう。どのみちワタシは昴がいればそれでいい。失せなさい」

一…天童君が離れない事に随分と自信があるのだな
二…このまま籠もって君はどうするつもりなのかね?

↓二


277以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 23:11:37.79oH/Su1uJ0 (1/1)

2


278以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 23:18:53.65EcbTA0Gj0 (1/1)

2


279 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 23:25:49.9934vXze6AO (7/8)

伊勢「このまま籠もって君はどうする気なのかね?」

駆祭「愚問ね。待ってるだけよ」

伊勢「待つ?脱出出来る時をかね」

駆祭「事件が起きるのをよ」

伊勢「それは、君が月ヶ瀬君と同じ考えと判断していいのだろうか」

駆祭「あんなゴミと一緒にしないで。ワタシはお前達とは違うのよ」

駆祭「何もかもがね」

伊勢「……なるほど。主張は理解した」

伊勢「ただ忠告だけはしよう」

伊勢「このままだと破滅しか君には待っていない。気が変わったらいつでも出てきたまえ」

駆祭「破滅するのはお前達よ」

バタンッ!!

伊勢「ふむ」

困ったものだ。


280 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/12(火) 23:42:20.1534vXze6AO (8/8)

【大食堂】

伊勢「ふむ……」

ダヴィデ「実君、昴君はどうだった?」

伊勢「どうやら今日も駆祭君の所に向かったらしい」

ダヴィデ「そう、困ったわね……」

伊勢「ふむ……」

東「女王様相手に苦労してるみたいだな」

伊勢「女王様?駆祭君がかね」

東「駆祭はやての女王様っぷりは有名なんだ。家でも従者をよく痛めつけて楽しんでるって噂だし」

一里塚「見た限り本当っぽいよね」

東「きっと根は悪くないとは思うけどな。月ヶ瀬も」

中後「あの二人に関してそんな事が言えるなんて感心するよ」

東「根っからの悪人なんていないって思いたいだけだって」

伊勢「……」

根っからの悪人なんていない。
僕もそう思いたいところだな。

ピンポンパンポーン

祭田「あれ?」

百鬼「あん、なんだ?」

モノクマ「オマエラ!今すぐホールに集合してください!」

モノクマ「うぷぷ、遅刻したらおしおきだからね!」

紫乃「いったい何なのでしょう……?」

野場「きっと飽きて帰してくれるのでしょう!」

符流「本気で言ってるのか~♪」

伊勢「とにかく行くとしよう。遅刻厳禁のようだからな」


281 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/13(水) 00:00:12.13w6zcTh1AO (1/4)

【ホール】

ホールに行くと、既に三人が来ていた。

月ヶ瀬「キハハ」

駆祭「ふん」

天童「……」

どうやらあの二人もこの状況では出てこざるを得ないようだ。
最も、それは状況の好転を意味しないが……

モノクマ「やあやあ、集まったみたいだねオマエラ!」

甲羅「何の用だこの悪趣味野郎!バラバラにされに来たのか、オイ!?」

モノクマ「きゃー!バラバラなんてされたらボクの秘密が明るみになっちゃうじゃない!」

奥寺「か、帰してくれるとかですかぁ?」

モノクマ「んなわけないでしょ!いや、広義的な意味では正解かな?」

姫島「どういう事?」

モノクマ「ボクも反省したんだよ。オマエラは簡単にコロシアイなんて出来る訳ないチキンなのに、後押しもしないなんてさ」

伊勢「後押し……動機の提示でもする気かね」

モノクマ「正解です!」

動機……コロシアイを進めるための何かを仕掛けてきたというわけか。
しかしいったいどんな……


282 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/13(水) 00:16:02.12w6zcTh1AO (2/4)

モノクマ「さて、というわけですので……」

モノクマ「オマエラにはこれを差し上げます!」

伊勢「これは……」

モノクマが持ってきたのは何かのチップのような物。
ご丁寧に一人一人の名前まで書いてある。

モノクマ「オマエラの部屋にはそれぞれ電子端末があるよね?」

モノクマ「そのチップを入れたら面白い物が見られるから……うぷぷ、楽しみにしてなよ!」

モノクマ「あっ、きちんと見ないとダメだからね!」

あのチップが最初の動機というわけか……しかし面白い物が見られるとはどういう意味だろうか。

モノクマ「それじゃあそれだけなんで!うぷぷ、頑張ってコロシアイしてねー!」ピョーン!!

チップだけ残してモノクマは姿を消した。

一里塚「えっと、どうする?」

伊勢「とにかく自分の分を取って部屋で見た方がいいだろう」

東「それが無難だな……」

皆はチップを手に取る。
さて、特に問題なく済むのが一番なのだろうが……


283 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/13(水) 00:30:33.57w6zcTh1AO (3/4)

【伊勢の部屋】

伊勢「ふむ……」

部屋にある電子端末にチップを入れる。
いったい何が映るのか……

伊勢「…………」

【チップデータNo.1】

【報酬……失われた記憶】

伊勢「……!」

これは……

モノクマ「うぷぷ、どう?最初の動機はお気に召したかな?」

伊勢「モノクマ……これはもしや一人一人動機が違うのだろうか」

モノクマ「よくわかったね!今回は初回スペシャルサービス!」

モノクマ「オマエラのそれぞれ今一番欲しい物を報酬にしました!」

モノクマ「中には簡単に手に入らない物だからって、コロシアイをしちゃう人が出るかもね!」

モノクマ「うぷぷ、さてどうなるかなー!」ピョーン!!

……動機は報酬か。

この誘惑に負けてしまう人間が出るのをモノクマは期待しているという事なのだろうな。

伊勢「ふむ……」

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」

伊勢「少なくとも今日すぐに行動は起きないだろうが」

明日、少し警戒する必要があるな。


284 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/13(水) 00:34:22.98w6zcTh1AO (4/4)

明日早いのでここまでで。

次回事件発生までいきたいと思います。


285以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/13(水) 00:49:12.8651p3XNcW0 (1/1)

乙乙
ついに誰か死ぬのか……
甲羅のチップには【報酬……伊勢】って書いてあるのかな


286 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 21:40:56.23J7kwLigAO (1/13)

開始します。


287 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 21:50:52.88J7kwLigAO (2/13)

【五日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「よし、行こう」

【大食堂】

やはり少し空気が悪いな。
当然と言えば当然だろうが……

伊勢「皆、少しいいだろうか?」

奥寺「ど、どうしたんですか?」

伊勢「昨日の事も踏まえ、僕から一つ提案がある」

祭田「提案?」

伊勢「そうだ。今日の夕方五時から……」

伊勢「パーティーをしたいと思う」


288以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 21:52:28.58c7GEPE4ao (1/1)

もし伊勢が主役じゃなかったら確実にここで死んでる


289以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 21:56:25.975TM0g28N0 (1/4)

??「俺が導いてやる」


290以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 21:57:54.97TXsereAAO (1/3)

かつてこれほど「主人公じゃなきゃ死んでた」感のある主人公がいただろうか


291 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:11:30.82J7kwLigAO (3/13)

東「パ、パーティー?」

伊勢「そうだ。少なくともここにいるメンバーには参加してほしい」

百鬼「正気かてめえ!?動機が昨日配られたばかりなんだぞ!?」

伊勢「だからこそだ」

中後「意図を聞かせてもらってもいいかな?」

伊勢「昨日僕達には動機が配られた。おそらくそれに対して不安を感じている者もいるだろう」

紫乃「それは……」

伊勢「故に全員が全員を見張る状況を作り上げる。そのためのパーティーだ」

ダヴィデ「迂闊に動けない状況にするってわけね」

甲羅「だけどよ、絶対来ない連中はどうすんだ?」

姫島「…………」

伊勢「駆祭君は部屋に籠もり、天童君も駆祭君の世話にかかりきりだ」

例えば天童君が殺された場合、疑われるのは間違いなく駆祭君だ。
その状況で軽率に動く事をおそらく彼女はしないだろう。

天童君にいたってはあれだけの忠誠、駆祭君を殺すような真似は出来ないはずだ。

一番問題なのは二人が共犯になる可能性だが、それには天童君が誰かを駆祭君の所まで連れて行かなければならない……駆祭君が出てきたら目立つからな。

これについては必ず複数で行動させる事で防ぐとしよう。

月ヶ瀬君は少なくともすぐには動かずに様子を見るだろう……彼は人数が減る事が一番いい展開としているようだからな。


292以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:13:41.32TXsereAAO (2/3)

これもしかして裁判の時俺ら(安価)いらないんじゃね?


293 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:23:34.47J7kwLigAO (4/13)

符流「オマエ自身が~♪何かを企んでいる可能性はないのか~♪」

伊勢「ならばパーティー開始まで僕はホールにいよう。あそこに凶器になる物はない」

伊勢「そして料理は必ず大皿か鍋にしてもらいたい。最初に僕が食べ、毒味しよう」

伊勢「皿や箸などについても見張りをつけてもらい、僕が洗おう」

伊勢「他に何かあるだろうか」

皆、困惑しているようだが反対意見は出ない。
ふむ……まだまだ穴がないわけではないが、納得はしてもらえたようだ。

伊勢「僕からは以上だ。後で班を決めたいからホールに集まってほしい」

さて……ホールで見張りをするとしよう。

何も起きないように……全力を尽くさねばな。


294 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:30:31.15J7kwLigAO (5/13)

【ホール】

伊勢「…………」

僕は今ホールの真ん中に立ち、大食堂の扉を見つめている。
厨房から包丁などの凶器を持ち出されないようにするためだ。

準備という事で厨房にダヴィデ君と紫乃君はいるが……二人の目を盗む可能性もないわけではないからな。

一里塚君が合流すればさらに厨房の物を持ち出す危険性は減るだろう。

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔今回はホールにずっといるため駆祭は選べません〕

〔天童と月ヶ瀬以外は二人同時にしか選べません〕

↓二


295以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:30:57.32e0HeUrjrO (1/3)

すばる


296以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:31:04.71HA9XTW3KO (1/1)

符流、奥寺


297 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:45:37.97J7kwLigAO (6/13)

符流「……」

伊勢「符流君、なぜ一人でいるのかね」

符流「一人ではない~♪アイツが遅いだけだ~♪」

奥寺「ま、待ってくださ~い」

伊勢「ふむ……」

やはりこうなったか……

奥寺「ふぅ、はぁ……符流さん足が速いですねぇ」

符流「オマエが遅いだけだろう~♪」

伊勢「歩幅にだいぶ差があるからな。だから祭田君と一緒の方がいいと言ったのだが……」

奥寺「だ、大丈夫です!これぐらいいつもの仕事に比べれば!」

一…符流君、奥寺君に合わせてあげてくれないだろうか
二…奥寺君、あまり無茶はしないようにしたまえ

↓二


298以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:46:22.96yJHDIYz70 (1/2)




299以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:46:30.07e0HeUrjrO (2/3)

1


300以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:46:48.68sgoplyOjo (1/2)




301 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:55:22.98J7kwLigAO (7/13)

伊勢「符流君、奥寺君に合わせてあげてくれないだろうか」

符流「なぜオレがそんな事を~♪」

伊勢「符流君、君は自分がどれだけ危険な真似をしているかわかっていないな」

符流「なに?」

伊勢「今の君はもはや単独行動と変わらない。もし事件が起きた場合君は疑われる事になるだろう」

符流「……」

伊勢「さらに一人で動く君は格好の獲物にもなりえる」

奥寺「あ、あの、伊勢さん」

伊勢「奥寺君、獲物にもなりえるという面では君はより危険だと言えるのだがな」

奥寺「あうう」

符流「……」

伊勢「最も符流君が立場を悪くしたいのならば……」

符流「待て~♪」

伊勢「なにかね?」

符流「最低でも見失わない程度にしよう~♪」

伊勢「ふむ、そうしてくれたまえ」

符流「行くぞ~♪」

奥寺「は、はぁい」

ふむ……符流君は案外御しやすいな。


302 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 22:57:54.98J7kwLigAO (8/13)

伊勢「……ふむ」

今のところ、異常はなしか……

〔自由行動を開始します〕

>>2-6から選んでください。

〔今回はホールにずっといるため駆祭は選べません〕

〔天童と月ヶ瀬以外は二人同時にしか選べません〕

〔天童か月ヶ瀬が選ばれた場合、残りの自由行動はどちらかになります〕
〔符流、奥寺は選べません〕


↓二


303以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:58:13.84e0HeUrjrO (3/3)

すばる


304以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:58:15.3759ITEPmmO (1/1)

天童


305以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:58:25.305TM0g28N0 (2/4)

一里塚 甲羅


306以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 22:58:57.41sgoplyOjo (2/2)

一里塚・甲羅


307以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:04:04.52FEfMk8ApO (1/1)

>>304お前今『符流、奥寺』の安価取ったばっかりだろうが


308以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:06:58.52TXsereAAO (3/3)

>>307
ID見なよ


309 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 23:10:51.81J7kwLigAO (9/13)

天童「あっ、伊勢様」

伊勢「天童君か。駆祭君は相変わらずかね」

天童「はい……申し訳ありません」

伊勢「いや、天童君のせいではないだろう」

天童「そう言っていただけると……ところで今日は皆様、慌ただしいようですが」

伊勢「今日はパーティーを行おうと思っているのでな」

天童「パーティーですか?」

伊勢「色々考えてそういう事になった。コロシアイを防ぐためにもな」

天童「なるほど……」

一…もし天童君と駆祭君も出てくれるのならば有り難いのだが
二…駆祭君は動機を貰ってどんな様子だっただろうか?

↓二


310以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:11:34.25yJHDIYz70 (2/2)




311以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:12:13.50eK57WqDc0 (1/1)




312 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 23:19:04.12J7kwLigAO (10/13)

伊勢「ところで天童君」

天童「なんでしょうか?」

伊勢「駆祭君は動機を貰ってどんな様子だっただろうか?」

天童「それが……くだらないと一蹴されました」

伊勢「くだらない?」

天童「はい。わざわざ無駄な労力を使ってまで欲しい物ではないと……」

伊勢「ふむ……」

天童「はやてお嬢様はなんでも手に入るお方でしたから……今回の動機とやらには心動かされないかと」

伊勢「そうか……話してくれてありがとう」

天童「いえ。それでは私はお嬢様の昼食を作りたいと思いますので」

伊勢「ああ。念のために出てきたら検査だけはさせてもらいたい」

天童「はい」


313 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 23:25:52.79J7kwLigAO (11/13)

伊勢「……」

月ヶ瀬「キハハ、また何かしてるみたいだな」

伊勢「月ヶ瀬君か。何か用かね」

月ヶ瀬「つれないな……暇なだけだ。ちょっとぐらい話し相手になってくれよ」

伊勢「ふむ……仕方がない」

月ヶ瀬「キハハ、甘ちゃんだなお前」

伊勢「君の足止めが出来るのならば悪くないからな」

月ヶ瀬「言うね、全く」

一…今回の動機についてどう思っただろうか
二…まだ君は人を殺す気があるのだろうか?

↓二


314以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:26:26.165TM0g28N0 (3/4)

1


315以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:27:35.72vNfuDEYMO (1/1)

1


316 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 23:33:45.07J7kwLigAO (12/13)

伊勢「今回の動機についてどう思っただろうか」

月ヶ瀬「悪くはない。だからといって動くかとは無関係ってやつだな」

月ヶ瀬「ちなみに俺の報酬は【孤島】だ」

伊勢「孤島?」

月ヶ瀬「新しい根城さ。これでも追われてる身だからなぁ」

月ヶ瀬「俺は誰かのくれる孤島なんか怪しくて欲しいと思わないんだけどな」

月ヶ瀬「いざ行ったら警察がたくさんなんて事もありえる」

伊勢「……」

ふむ、犯罪者としての疑り深さが今回の動機に対する月ヶ瀬君の抑止として働いているのか……

最も……どこまで信用出来るかはわからないがな。


317 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/14(木) 23:55:54.22J7kwLigAO (13/13)

伊勢「……時間だな」

駆祭君と天童君、月ヶ瀬君以外の皆も既に大食堂に入っている。

伊勢「行くとしようか」

【大食堂】

ダヴィデ君達が見ている中で皿を洗い、大皿や鍋の料理を一口ずつ食べていく。

そして……

伊勢「問題ない。始めよう」

パーティーは始まった。

東「それじゃあ伊勢も料理が美味しいのか?」

一里塚「そうなんだよ。きっと伊勢君は〔超高校級の料理人〕だったんだね」

ダヴィデ「へぇ、それじゃあ実君に明日の料理任せちゃおうかしら」

一里塚「それいいかも!」

……どうやら僕が明日の朝食当番に決まったようだ。


>>2-6のリストから駆祭、天童、月ヶ瀬以外で一人選んでください。

↓二


318以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:57:39.53spptqb5S0 (1/1)

ダヴィデ


319以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/14(木) 23:57:41.235TM0g28N0 (4/4)

百鬼


320 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 00:11:02.91xn4IrdtAO (1/16)

百鬼「わかんねえ」

伊勢「何がかね」

百鬼「てめえの狙いが一種の膠着状態を作るってのはいい。だけどよ、今日だけこんな事して本当に意味あんのか?」

伊勢「ふむ……百鬼君の意見も最もだ。だが僕としては、それ以外にも狙いがないわけではない」

百鬼「……躊躇させてえんだろ」

伊勢「百鬼君は気付いていたか……そう、僕は交流から少しでも躊躇わせたいのだ」

伊勢「無論他にも手はいくつも打たねばならないだろう。その下地に……信頼関係を作らねばなと思っていた」

百鬼「上手くいくと思ってんのか」

伊勢「思うか思わないかは重要じゃない」

伊勢「やらなければならない……違うだろうか?」

百鬼「……そうかよ」


>>2-6のリストから駆祭、天童、月ヶ瀬、百鬼以外で一人選んでください。

↓二


321以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 00:12:25.437KPl/i7N0 (1/4)

甲羅


322以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 00:12:34.10iGxaejaQO (1/1)

美月


323以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 00:12:37.09yCr7JUQTO (1/1)

祭田


324 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 00:21:52.99xn4IrdtAO (2/16)

紫乃「実様、楽しんでらっしゃいますか?」

伊勢「ああ、紫乃君はどうだろうか」

紫乃「うふふ、とても楽しいですよ。ところで実様」

伊勢「むっ?」

紫乃「他の方にも声をかけているのですが、このパーティーの後わたくしなりの催しをしたいと思っているんです」

伊勢「紫乃君主催でかね?」

紫乃「はい。よろしければ実様もいかがですか?」

伊勢「ふむ……すまないが僕は明日朝食当番になりそうなのでな。またの機会でもいいだろうか?」

紫乃「そうですか……残念です」

紫乃「わたくし、いつでもお待ちしてますから……うふふ」

伊勢「……」

ふむ……紫乃君は酔っているのだろうか?
少し様子が変だったが……



325 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 00:31:12.72xn4IrdtAO (3/16)

伊勢「……むっ?」

月ヶ瀬「楽しんでやがるみたいだなぁ」

符流「月ヶ瀬だと……!」

甲羅「いったい何の用だ、ああん!?」

月ヶ瀬「おいおい、そんないきり立つなよ。俺はパーティーに来ただけだぜ?」

中後「まさか参加できると思っているのかい?」

月ヶ瀬「仲間外れはよくないんじゃないか?」

野場「むむ、確かに!」

姫島「……納得しない」

奥寺「月ヶ瀬さん!」

月ヶ瀬「なんだよ」

奥寺「やっと皆と仲良くする気になったんですね!ぼく嬉しいです!」

百鬼「まさか信じる気か!?」

祭田「キセキ、らしいね」

月ヶ瀬「キハハ、受け入れられたようだしせいぜい楽しもうじゃないか、パーティーってやつを」

伊勢「……」

まさか月ヶ瀬君が来るとは……


326以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 00:34:27.397KPl/i7N0 (2/4)

アリバイ作りか……?


327 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 00:43:24.98xn4IrdtAO (4/16)

それから周りの予想に反して月ヶ瀬君は何もしなかった。

本当にただ参加しに来ただけなのか、パーティーを楽しんでいる。

奥寺「はい、月ヶ瀬さん!」

月ヶ瀬「キハハ、サンキューだ」

人を疑う事を知らないのか奥寺君は月ヶ瀬君によく話しかけ、いつの間にかそんな彼に影響されたのか……何人かは月ヶ瀬君に話しかけている。

百鬼「あの野郎、何考えてやがる……」

符流「……」

何人かはそれどころではなくなってしまったようだが……

そして……

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」

伊勢「ふむ、そろそろお開きとしようか」

イレギュラーこそあったが、パーティーはその後も問題なく進み……概ね成功とみていいだろう。

そして全員がホールから戻ったのを確認し……僕も部屋に戻った。

【伊勢の部屋】

伊勢「ふむ、まさか月ヶ瀬君が来るとはな……」

正直なところ、僕も疑念がある。
しかしもしも本当にただ参加しに来ただけなら……

伊勢「希望はあるのかも、しれないな」


328 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 00:50:48.32xn4IrdtAO (5/16)

【六日目】

伊勢「ふむ、六時半か……」

朝食当番になってしまったからな、行くとしようか。

ガチャッ

ダヴィデ「あら、実君じゃない」

伊勢「ダヴィデ君か。今日は僕が朝食当番のはずだが……」

ダヴィデ「あらやだ、まさか冗談を本気にしたの?」

伊勢「冗談?」

ダヴィデ「実君って真面目ねえ……」

伊勢「ふむ……しかし本気にしている者もいるかもしれない。今日は僕も朝食を作ろう」

ダヴィデ「アタシは助かるからOKよ!」

【ホール】

紫乃「うふふ……ダヴィデ様、実様、おはようございます」

ダヴィデ「おはよう美月ちゃん。あら?ちょっと疲れてない?」

紫乃「少し夜更かししてしまいまして」

伊勢「ふむ、昨日言っていた件かね」

紫乃「うふふ、はい」

ダヴィデ「昨日の件?」

伊勢「ああ、紫乃君が昨日……」

ガチャッ


329 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 01:00:21.21xn4IrdtAO (6/16)

【大食堂】

ダヴィデ「あらま、何これ!?」

紫乃「これはいったい……」

大食堂に入った僕達の目の前にあった物、それは……

巨大な鍋と並べられた皿だった。

伊勢「誰かが既に朝食を作っていたのだろうか……」

ダヴィデ「でもいったい誰が?」

紫乃「……」

伊勢「紫乃君?」

どうしたのだろう、紫乃君が……

震えている?

紫乃「み、実様、ダヴィデ様……あの鍋から何か歪な物を感じます……」

ダヴィデ「……えっ?」

伊勢「……あの鍋から?」

スタスタと鍋に向かい、僕は蓋を取る。
そこにあったのは……カレー。

伊勢「……ふむ、味も普通だ」

毒味をしてみても特に問題はない。
紫乃君はいったい何を……

ダヴィデ「ちょっと実君!危ないわよ!」

紫乃「……」

伊勢「だが特に問題はなさそうだ。二人も見てみたまえ」

ダヴィデ君と紫乃君も鍋を覗き込む。

ダヴィデ「確かに……ただのカレー、ね」

紫乃「でも、確かに……」

ピンポンパンポーン!!


330 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 01:01:17.11xn4IrdtAO (7/16)







モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定時間の捜査を行った後、学級裁判を開きます!!」









331以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:02:53.28ofqn/KJAO (1/3)

あっ…(察し)


332以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:03:33.26Sd66MqjL0 (1/1)

まさか(震え声


333 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 01:07:33.20xn4IrdtAO (8/16)

伊勢「なんだ、今のは……?」

ダヴィデ「あ、あのちょっと待って……今アタシ達がカレーを見た瞬間……」

紫乃「鳴り、ました……」

伊勢「……」

心臓が高鳴る。

そんな馬鹿な。

まさか……

伊勢「っ!!」

底が見えないカレーの中に手を突っ込む。
熱さや汚れる事などまるで気にならなかった。

そして、一際大きな何かを……僕は引きずり出した。

ダヴィデ「いやあああああっ!?」

紫乃「そ、そんな……こんな事が……」

【引きずり出したのはとても似つかわしくないもの】

【髪の毛、閉じられた瞳、鼻、口……】

【しかしその下には何もない】

【カレーの中に沈められていたのは……首だ】




334 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 01:08:11.11xn4IrdtAO (9/16)







【超高校級の執事】

【天童昴君の、生首だった】









335以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:10:05.32ofqn/KJAO (2/3)

オエー!(AA略)


336以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:10:09.487KPl/i7N0 (3/4)

( ゚д゚)


337 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 01:10:14.81xn4IrdtAO (10/16)

本日はここまで。

最初の被害者は天童昴クンでした。

次回より捜査に入ります。


338以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:15:18.29ofqn/KJAO (3/3)


なーんだ人肉カレーじゃなかったのかーよかったなー(錯乱)


339以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:16:14.417KPl/i7N0 (4/4)

乙乙
芸術的……ではないよね、甲羅じゃないよね


340以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 01:42:23.345ksI40/h0 (1/1)

乙です
更新キタと思ったら……すごい展開だなこれ
パーティーに誘うかどうかが分岐点だったのかな


341以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 02:04:32.72MVAXtsAz0 (1/1)

乙乙
人肉食べてないならまだ平気平気(白目)


342以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 04:39:06.59uE4tJ76vO (1/1)

えぇ……(困惑)初回からぶっ飛んでますね今回は……乙


343以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 06:37:16.39JF2udqxUO (1/1)

おえええぇ昴くん……

乙……


344以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 10:10:29.50T93YQT+HO (1/1)

おぅふ……前回の部屋潰しもそうだがえげつない殺し方だな……
>>1の言い方からして犯人と被害者は変わらないんだろうが、誘っとくべきだったか……
そして、紫乃さんは何してたんですかねぇ……


345以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 13:37:22.68sS9vpyKro (1/1)

執事キャラ消えたか…



346以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 15:02:54.628axVqnjoO (1/1)

駆祭はどんな反応するのか


347以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 16:18:08.969ISg/sfSO (1/1)

ここでフォローしたりしてデレさせれば駆祭ドM反転あるぞ…!!


348 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 22:44:50.15xn4IrdtAO (11/16)

開始します。


349 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 22:45:49.16xn4IrdtAO (12/16)







CASE.1【命の天秤は絶望に傾いて】非日常編









350以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 22:58:39.50RCmAgb8Ro (1/1)

美味い!これはあなたの好きな人肉だ!


351 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 22:58:57.43xn4IrdtAO (13/16)

伊勢「天童君……!」

ダヴィデ「あわわわわ、何よこれは、何なのよーーーーっ!?」

紫乃「このような……ああ……」

カレーの中から出てきた天童君の首……それは僕達に混乱を与えるのには充分過ぎる効果があった。

東「お、おい!今のアナウンスって……」

一里塚「えっ、伊勢君、何持って……」

奥寺「うわああああああああっ!?天童さんが、く、くくくび……あっ」バタンッ

祭田「こ、怖いよ、なんでスバル、そんな……」

そしてアナウンスに呼ばれて集まってきた皆も僕の手にある天童君の首に悲鳴をあげ、息をのむ。
当たり前だろう、コロシアイが起きた……しかもこんな残虐な殺し方で。
だが、僕達にはその時間すら……おそらくない。

伊勢「……誰か手伝ってほしい」



352 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 23:05:57.84xn4IrdtAO (14/16)

中後「て、手伝うとは何をだい?」

伊勢「天童君の首は、このカレーの中にあった」

伊勢「他にも彼の身体がないか……調べたい」

符流「正気か……わざわざそんな事をしたがる人間がいるものか……!」

野場「わっかりました!野場におまかせあれ!」

姫島「……怖くないの?」

野場「この野場、冒険中に死体を万は見ています故!」

伊勢「すまない、助かる」

百鬼「つうか、学級裁判つう事はなんだ……これをやったの俺達の中の誰かなんだよな」

モノクマ「その通り!」

甲羅「うおっ、出やがったな!」

モノクマ「いやー、まさか最初からこんな恐ろしい事件になるとはね!ボクもビックリ仰天!」

モノクマ「そしてその恐ろしい犯人は……オマエラの中にいるんだよ」



353 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 23:15:29.80xn4IrdtAO (15/16)

空気が凍った。

僕達の中に天童君をこんなやり方で殺した人間がいる……それは恐怖、疑念、ありとあらゆる負の感情を抱かせるには余りある。

モノクマ「うぷぷ、それではまずこれを差し上げましょう!」

モノクマ「ザ・モノクマファイルー!」

モノクマ「捜査時間は始まってるよ!ほら、さっさと行った行った!」ピョーン!

伊勢「……」

モノクマの言葉は正しいだろう。
僕達はこれから学級裁判を行わなければならない……そのためには一秒だとしても惜しい。

伊勢「皆……やれる限りでいい。捜査をしよう」

伊勢「それが、僕達の今やるべき事だ」

それだけ言って僕はテーブルに天童君の首を置く。
天童君……君はいったいなぜ殺されなければならなかった?
それを知るために……僕は全力を尽くそう。

      【捜査開始】


354 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/15(金) 23:33:16.61xn4IrdtAO (16/16)

まずやるべき事は……

伊勢「誰か駆祭君を呼んできてくれないだろうか?」

天童君は駆祭君の執事だった。
彼の死を彼女には知らせるべきだろう。

一里塚「そ、それじゃあ私が行くよ」

伊勢「それともう一人いない。誰か連れてきてくれ」

百鬼「そういや、月ヶ瀬の野郎がいねえな」

符流「やはり奴がやったか……!」

月ヶ瀬「キハハ、うるせえなぁ」

伊勢「月ヶ瀬君……」

月ヶ瀬「なんなんだ、騒がしいったらありゃしない……んっ?」

月ヶ瀬君が天童君の首を捉える。

月ヶ瀬「……」

中後「なんだい?急に黙り込んで……」

月ヶ瀬「…………」バタンッ

百鬼「はあ!?」

奥寺君のように、月ヶ瀬君が倒れた……

ダヴィデ「い、意外に、繊細だったのね……」


355以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 23:40:03.29AouKF7zq0 (1/1)

あらや月ヶ瀬だ可愛いところがあるじゃん(笑)


356以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/15(金) 23:58:39.31IzENO85k0 (1/1)

リアルは慣れてないんだな…



357 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 00:02:57.27O/gUmiNAO (1/9)

伊勢「まずは見張り役を二人ほど決めたい……誰か頼めるだろうか」

姫島「……やる」

符流「オレもやろう~♪」

伊勢「わかった。姫島君と符流君に任せよう。それと洋子君、検視は出来ないだろうか?」

甲羅「あん?そりゃあ、だいたいでいいならわかるけどよ……」

伊勢「それでは頼みたい」

甲羅「わかったよ、ったく……」

だいたいは決まったな……僕はモノクマファイルとやらを確認するとしよう。

【被害者は天童昴。
死体発見現場は大食堂。
死因は後頭部を殴打された事による撲殺】

伊勢「ふむ……撲殺か」

天童君は撲殺された後、首を切られたという事になるな……

コトダマ[モノクマファイル1>を手に入れました。
【被害者は天童昴。
死体発見現場は大食堂。
死因は後頭部を殴打された事による撲殺】

1…調べる【天童の首】
2…調べる【カレー鍋】
3…調べる【テーブル】
4…話す【野場】

↓一


358以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 00:04:52.46NyFKc5K30 (1/1)




359以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 00:06:14.28UfU9e7p40 (1/2)




360 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 00:15:57.12O/gUmiNAO (2/9)

天童君の首はカレーにまみれている。
先ほどまでカレー鍋に入っていたのだから当たり前だろうが……

甲羅「モノクマファイルの記述は正しいぜ。見てみろよ」

洋子君の指差したのは天童君の後頭部。
そこは割れて、痛々しい傷口が見えていた。

伊勢「これが致命傷……死亡推定時刻はわかるかね?」

甲羅「わかんねえ、なんせカレーであっためられちまってるからな……」

伊勢「ふむ……」


コトダマ[|天童の死亡状況>を手に入れました。
【天童の後頭部には傷があり、それが致命傷だと思われる。
天童の首はカレーに沈められていたため、死亡推定時刻はわからないようだ】

1…調べる【カレー鍋】
2…調べる【テーブル】
3…話す【野場】

↓一


361以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 00:17:34.423Nof/OV/O (1/1)

1


362以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 22:07:53.98euhx44d7O (1/1)

こいつら生首調べて冷静に分析してるのか……


363 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 22:10:24.74O/gUmiNAO (3/9)

野場「うむむ!また出ました!」

野場君がカレー鍋の中を探っている……僕は外側を調べるとしよう。

伊勢「ふむ……」

カレー鍋は寸胴鍋だ……縦に約五十センチ、といったところか。
カレーがギリギリまで入っていたのだから、ここまで運んだとするなら人間は限られる。
もしカレーをここで入れたのだとしても、奥寺君や祭田君は運べるか怪しいな……

コトダマ[|カレー鍋>を手に入れました。
【大食堂のテーブルに置かれた寸胴鍋。
死体発見時にはカレーがギリギリまで入っていたため相当な重さ】

1…調べる【テーブル】
2…話す【野場】

↓一


364以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 22:10:44.33Lt71F2BKo (1/1)




365 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 22:26:04.83O/gUmiNAO (4/9)

テーブルには食器が十三人分並んでいる。

伊勢「十三人分か」

中後「おそらくいつもの面子分といったところだろうね……うっ」

伊勢「大丈夫か中後君」

中後「大丈夫なわけないじゃないか……正直今すぐ出ていきたいけど、捜査はしなければならないし……」

伊勢「無理はしない方がいい。他にも調べるべき場所はあるだろうからそちらに行くのはどうだろうか?」

中後「ならお言葉に甘えさせてもらうよ。正直、カレーに混じって臭う血の臭いがキツいんだ……」

コトダマ[|並んだ食器>を手に入れました。
【テーブルに並んだ十三人分の食器。
月ヶ瀬、駆祭、天童を除いた分のようだ】


366 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 22:37:43.87O/gUmiNAO (5/9)

野場「伊勢隊長!完了しました!」

伊勢「それで、どうだろうか」

野場「腕二本、脚二本、胴体……服を着てその様な形で入っていました!」

伊勢「身体は全部入っていたか……気になる点は?」

野場「胴体ですが!刺し傷がありました!」

伊勢「胴体に刺し傷?」

野場「はい!お腹の辺りですが相当深いです!」

刺し傷……モノクマファイルにも載っていなかったがこれはどういう意味を持つのだろうか。

野場「それとこれがポケットから!」

鍵か……天童君の部屋も調べなければならないな。

コトダマ[|胴体の刺し傷>を手に入れました。
【天童の腹部には深い刺し傷があった。
モノクマファイルには載っていなかったが……】


367 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 22:57:59.65O/gUmiNAO (6/9)

伊勢「……むっ?」

なにやら騒がしいな……

符流「だからなぜ駄目なんだ……!」

紫乃「わたくしは……」

ダヴィデ「お願いよ美月ちゃん!昴君の無念を晴らすためにも!」

紫乃「そ、の……」

伊勢「何をしているのだね」

ダヴィデ「あっ、実君。ほら、美月ちゃんは〔超高校級の霊能力者〕でしょう?」

伊勢「……もしや天童君の霊を?」

符流「それが手っ取り早いだろうに、この女はそれは無理だと言う……!」

紫乃「ですから、霊能力の行使には色々と準備がありまして……」

符流「本当は呼んだら都合が悪いからじゃないのか~♪」

紫乃「違います!わたくしは……」

伊勢「そんなに手間がかかってしまうのだろうか?」

紫乃「……少なくとも、学級裁判までは部屋に籠もります」

伊勢「ふむ……」

人手は多い方がいいのだが……
だが紫乃君の霊能力で天童君の証言が得られるなら……賭けるべきか。

伊勢「紫乃君、捜査は必ず僕達が完遂する。君は君の出来る事をお願いしたい」

紫乃「……わかりました。それではわたくしは部屋に戻らせていただきます」

紫乃君が大食堂から出ていく。

そしてそれと入れ違いに……

駆祭「……」

彼女は来た。


368以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 23:11:41.83z5VJCE0K0 (1/1)

紫乃ちゃん部屋でナニするのかな


369 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 23:14:06.60O/gUmiNAO (7/9)

一里塚「あの、駆祭さん連れてきたけど」

駆祭「……」

伊勢「駆祭君、辛いだろうが聞いて欲しい。天童君が……」

駆祭「【壊れた】らしいわね」

伊勢「……今、なんと?」

駆祭「壊れたんでしょう?違うの?」

伊勢「人が死んだ事を壊れたと表現するなら、そうだが」

駆祭「人?冗談、昴は人じゃない」

駆祭「ちょっとだけまともだった家具」

駆祭「最も、今となってはその価値もないゴミね」

伊勢「……そうか」

駆祭君の言葉に激昂するのは簡単だ。
だけどそれをしても時間が無駄に過ぎるだけ……
ならば今は……何も言わずにいよう。

僕がそう思った時……

バシッ!

乾いた音が鳴った。


370 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 23:27:58.87O/gUmiNAO (8/9)

駆祭「……何の真似?」

一里塚「っ、最低だよキミは……!」

一里塚「天童君がどれだけ……!」

駆祭「何もわからない分際で偉そうな口を叩く……これだからお前達みたいな人種は嫌なのよ」

駆祭「ワタシに涙でも期待した?昴にすがりつくとでも思った?」

駆祭「笑わせる。例えばワタシがここで涙でも流せば何かしら評価でもするのかしら?はっ、なら随分価値観がいかれてる」

駆祭「ワタシはお前達とは違うのよ。お前達の狭い価値観で最低呼ばわりされる謂われはない!」バシッ!

一里塚「いつっ……!」

駆祭「確かに返したから。ふん、来て損した」

駆祭君は言いたいだけ言って、大食堂から出ていく。
その間彼女は、天童君を一瞥さえしなかった。

伊勢「一里塚君、大丈夫かね?」

一里塚「おかしい、おかしいよ……」

伊勢「……」

一…調べる【厨房】
二…調べる【天童の部屋】
三…話す【百鬼】
四…話す【甲羅】

↓一


371以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 23:28:25.24UfU9e7p40 (2/2)

1


372 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/16(土) 23:52:19.31O/gUmiNAO (9/9)

伊勢「これは……!」

厨房に入った瞬間、視界に広がったのは赤赤赤。

厨房は、血が大量に飛び散る惨状と化していた。

東「凄まじい、な」

伊勢「ああ、奥寺君や月ヶ瀬君には見せられないな……」

東「こんなのあったけど、関係してるよな絶対」

伊勢「肉斬り包丁と鋸か……むっ?」

厨房にあったという事はこれは厨房の物のはずだが……こんな物、見た記憶がない。

東「だけどこれで死亡推定時刻もわかったな」

伊勢「どういう事かね?」

東「昨日夜のアナウンスが鳴ってパーティーが終わるまで俺達は大食堂にいただろ?」

東「で、厨房は十時から朝の六時まで開かなくなる……」

東「それまでにこんな状態なら誰か気付くはずだから……つまり」

伊勢「天童君が殺害されたのは、朝厨房が開いた六時から僕達が死体を発見する六時四十五分頃までの間……そういう事だろうか」

東「間違いないだろうな」

六時から六時四十五分頃の間の犯行……本当にそうなのだろうか。

コトダマ[|血まみれの厨房>を手に入れました。
【厨房は血まみれで天童はここで殺害されたと思われる】

コトダマ[|肉斬り包丁と鋸>を手に入れました。
【厨房に転がっていた血まみれの肉斬り包丁と骨を斬る用の鋸。
しかし伊勢は厨房でこの二つを見た記憶がない】

コトダマ[|犯行時刻?>を手に入れました。
【厨房は夜十時から朝の六時まで閉まっている。
しかし閉まるまではパーティーをしていたため犯行のチャンスはなかった。
そのため犯行時刻は六時から六時四十五分頃と思われるが……】

一…調べる【天童の部屋】
二…話す【百鬼】
三…話す【甲羅】

↓一


373以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 23:53:40.93Y6izxbOx0 (1/1)

1


374 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/17(日) 00:20:22.66HylyLmKAO (1/5)

【天童の部屋】

中後「おや、伊勢君」

伊勢「中後君。どうしてここに」

中後「どうしても何も被害者の部屋を捜査するのは基本じゃないか」

伊勢「鍵はどうしたのだろうか」

中後「ああ、モノクマが捜査中だからと開けてくれたよ」

伊勢「ふむ……それで収穫はあっただろうか?」

中後「天童君のチップが部屋にあったよ。彼に配られた報酬は何かしらの手がかりになるかもしれない」

伊勢「ふむ、それでは見てみようか」

天童君の部屋の電子端末にチップを入れる。

【チップデータNo.Ⅶ】

【報酬……高性能な家具】

伊勢「ふむ……」

中後「うーん、これでは人は殺さないだろうね」

中後「そもそも家具って天童君の事だから駆祭さんのためにしか使わないんじゃないかな」

他には何もなさそうだな……

コトダマ[|天童のチップ>を手に入れました。
【天童の部屋にあった動機のチップ。
内容はチップデータⅦ。報酬……高性能な家具】

一…話す【百鬼】
二…話す【甲羅】

↓一


375以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 00:22:37.48gl7fbNI+0 (1/1)




376 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/17(日) 00:24:43.55HylyLmKAO (2/5)

本日はここまで。

次回捜査を終わらせたいと思います。


377以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 00:25:53.66vAOJwaeQ0 (1/1)

ん?家具?


378以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 00:27:39.54phAR+TYg0 (1/1)

家具……?あれ……?


379以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 00:40:56.78UIKCvfrK0 (1/1)

乙乙
高性能な家具……駆祭のチップかな


380以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 01:11:06.012HqGN7gQO (1/1)

乙。家具かぁ……昴のコーヒーソムリエ見たかったよ


381以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 10:41:54.145NwwdtmKO (1/1)

駆祭がクロなら天童を霊能力で呼び出しても天童何も言いそうにないな


382以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 12:36:26.257zvdcTUX0 (1/1)

ローマ数字になってんのはなんか関係あんのかな


383 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/17(日) 23:20:18.39HylyLmKAO (3/5)

遅くなりましたが開始します。


384 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/17(日) 23:33:43.54HylyLmKAO (4/5)

【倉庫】

百鬼「確かここにあったはず……」

伊勢「百鬼君、何を探しているのかね」

百鬼「ああ?カレーだカレー」

伊勢「カレー?」

百鬼「この倉庫にレトルトカレーがあったはずなんだよ。だっつうのにそれがどこにもねえ」

伊勢「レトルトカレー……」

そういえば倉庫に行った時に見た覚えがあるな……

伊勢「もしやあのカレーはその?」

百鬼「かもな。段ボール一箱分が丸々消えちまった」

消えた段ボール一箱分のレトルトカレーか……

コトダマ[|消えたレトルトカレー>を手に入れました。
【倉庫にあったレトルトカレー。
段ボール一箱分が消えている】



385 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/17(日) 23:45:13.88HylyLmKAO (5/5)

甲羅「オイ、ミノル」

伊勢「洋子君、どうしたのかね」

甲羅「一応胴体の傷調べといたぜ。あんま見てたくねえから服の上からササッとだけどよ」

伊勢「助かる。それで何かわかっただろうか」

甲羅「生活反応ありだ。ありゃ、バラされる前に刺されたみたいだぜ」

伊勢「つまり天童君は腹部を刺された後、撲殺された……」

しかしなぜそんな事を?
普通ならばそのまま刺殺すると思うのだが……

甲羅「ちなみに相当深いからほっといても一時間も保たなかったと思うぜ」

コトダマ[|胴体の刺し傷>を更新しました。
【天童の腹部には深い刺し傷があった。
甲羅によると生前の傷であり、一時間も保たなかったと思われる】


386 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/18(月) 22:57:16.32TnPjstWAO (1/4)

伊勢「ふむ……」

まだ調べるべき事はありそうだな……

一…調べる【冷凍庫】
二…調べる【大浴場・脱衣所】
三…話す【姫島】
四…話す【奥寺】

↓一


387以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 22:58:55.42XBz8B3sY0 (1/1)





388 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/18(月) 23:12:57.71TnPjstWAO (2/4)

伊勢「ふむ……」

何か変わっている事はないだろうか……

伊勢「……むっ?」

棚には冷凍肉があったはずだが……いくつか消えている。

そういえば、昨日天童君が持ち出していた食材の中に冷凍肉もあったな……

コトダマ[|冷凍肉>を手に入れました。
【冷凍庫にある冷凍された肉。
天童がパーティーの日に持ち出していた】

一…調べる【大浴場・脱衣所】
二…話す【姫島】
三…話す【奥寺】

↓一


389以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 23:19:28.97ReCyYSZd0 (1/1)

1


390以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 23:31:03.84JqerQacXo (1/1)




391 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/18(月) 23:35:20.41TnPjstWAO (3/4)

【大浴場・脱衣所】

脱衣所にはいくつもの鍵付きロッカーが並んでいる。
その一つを祭田君が見つめていた。

祭田「……」

伊勢「祭田君、何をしているのだね」

祭田「このロッカー……昨日お風呂に入った時閉まってなかったよ?」

伊勢「いつぐらいかね?」

祭田「十時半ぐらい?」

伊勢「ふむ、気になるな。鍵があれば中に何があるかわかるのだが……」

モノクマ「呼んだ?」

伊勢「呼んではいないのだが……このロッカーを開けられるだろうか?」

モノクマ「うぷぷ、もちろんいいよ!」

ガチャン

モノクマが爪を入れて動かすと音が鳴って鍵が開く。
その中から出てきたのは……

伊勢「これは……」

血の付いたハンマー、そしてチップだった。

伊勢「なぜこんなチップが……」

コトダマ[|脱衣所のロッカー>を手に入れました。
【脱衣所にある鍵付きのロッカー。
祭田によると昨夜十時半頃までは閉まってなかったらしい】

コトダマ[|ハンマー>を手に入れました。
【血の付いたハンマー。
脱衣所のロッカーの中に入っていた】

コトダマ[|チップ>を手に入れました。
【脱衣所のロッカーに入っていた動機のチップ】

一…話す【姫島】
二…話す【奥寺】

↓一


392以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 23:40:53.90YKXKRBaR0 (1/1)

1


393 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/18(月) 23:53:06.29TnPjstWAO (4/4)

姫島「……伊勢君、少しいい?」

伊勢「何かあったのかね」

姫島「……あのカレーだけど、具材が大量の肉しかないみたい」

伊勢「肉しかない?」

姫島「……もちろん天童君のってわけじゃない」

伊勢「ふむ……」

肉しかないカレーか……

コトダマ[|姫島の証言>を手に入れました。
【天童が入れられていたカレーには大量の肉しか具材がなかった】


394 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 00:02:42.54bV9u114AO (1/14)

奥寺君の様子を見に行くとしよう。

奥寺「うーん……」

伊勢「奥寺君、大丈夫だろうか」

奥寺「ごめんなさい、心配かけちゃって……ぐすっ、ひっく」

まだ受け入れきれていないようだ……無理もない。

伊勢「おや、これは」

倉庫にあったというレトルトカレー。
その内の一箱が奥寺君の部屋にあった。

奥寺「あっ、それ【モノクマカレー】ですよ」

伊勢「【モノクマカレー】……ふむ」

【一発で糖尿病になるような甘さと一度食べただけで気を失う辛さが合わさった新感覚のカレー!
パックは洗えば何回も使える優れもの!】

伊勢「美味しいのか判断に困る説明だな」

奥寺「ぐすっ……カレーもう食べられませんから……良かったらもらってください」

伊勢「ふむ、ならばありがたく」

何かの手がかりになるかもしれないからな。

コトダマ[|モノクマカレー>を手に入れました。
【一発で糖尿病になるような甘さと一度食べただけで気を失う辛さが合わさった新感覚のカレー!
パックは洗えば何回も使える優れもの!】



395 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 00:11:15.61bV9u114AO (2/14)

伊勢「……」

ロッカーにあったチップ。
誰の動機かわかるかもしれない……調べておこう。

【チップデータ…No.7】

【報酬…―――】

伊勢「……むっ」

報酬がわからなくなっているな……

コトダマ[|チップ>を手に入れました。
【脱衣所のロッカーに入っていた動機のチップ。
チップデータNo.7で報酬は不明】

ピンポンパンポーン


396 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 00:29:43.11bV9u114AO (3/14)

モノクマ「さてさて、そろそろ始めるとしましょうか」

モノクマ「オマエラ!今すぐホールに集合!」

モノクマ「学級裁判の舞台へとご案内いたしまーす!」

伊勢「いよいよ、か」

学級裁判。

僕達が生き残るかクロが生き残るか……それを決める舞台。

伊勢「行くとしよう」

【ホール】

一里塚「ホールに集まれって、もしかしてここでやるのかな」

東「どうだろう……」

中後「どこでやるにしても、変わらないとは思うけどね」

野場「むぐむぐ」

百鬼「何食ってんだ?」

野場「カレーです!」

甲羅「マジかコイツ……」



397以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 00:31:58.64DmUPP+EAO (1/2)

マジかコイツ…


398 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 00:39:05.19bV9u114AO (4/14)

モノクマ「いやっほう!オマエラ集まってるかな?」

ダヴィデ「まだ美月ちゃんが来てないわよ」

モノクマ「ああ、そりゃ今紫乃さん……」

紫乃「お、お待たせしました……」ガタガタ

ダヴィデ「えっ、ちょっと美月ちゃん!?なんか震えてるけど大丈夫!?」

紫乃「だ、大丈夫で、す……はぁ、はぁ」

姫島「……顔紅い」

モノクマ「それでは今度こそ集まったね!それじゃあ学級裁判場への……直通エレベーターカモン!」

モノクマの宣言と共にホールがガタガタと揺れる。
そして真ん中の床がせり上がり、エレベーターが姿を現した。

伊勢「ホールにこんなエレベーターが……」

奥寺「ううう、怖いです……ぐすっ」

祭田「う、うん……結奈も怖い……」

月ヶ瀬「帰っていいか」

モノクマ「ええい!グチグチとうるさーい!」

モノクマ「いいからさっさと乗る!乗らなかったらおしおきだからね!」ピョーン



399 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 01:05:14.29bV9u114AO (5/14)

符流「おしおきと言えば~♪なんでも聞くと思うか~♪」

ダヴィデ「乗ってから言うのね……」

駆祭「ふん、さっさと行くわよ愚民」

符流君が乗ったのを皮きりに皆はエレベーターに乗り込んでいく。
そして僕が最後に乗ったのと同時に、扉は閉まった。

ガコン……

エレベーターは沈んでいく。
その間皆は何も言わなかった、ただ不安げな顔をして、周りを見渡していた。

そして、僕達は……その舞台へと辿り着く。

【学級裁判場】

モノクマ「ようこそ、絶望の学級裁判場へ!」

モノクマ「うぷぷ、どんな絶望的な議論がされるのか楽しみだなー」

モノクマ「それでは!自分の名前が書かれた席に着いてください!」

僕達はモノクマの指示通りに席に着く。

僕の正面には……赤い×印が刻まれた天童君の写真があった。

伊勢「……」

天童昴君、〔超高校級の執事〕。
穏やかな彼はどれだけ痛めつけられても、主に忠誠を誓っていた。

なぜ彼がそこまで出来るのか……聞く事はもう出来ない。

一里塚「この中に……」

東「犯人か……誰なんだろうな」

姫島「…………」

ダヴィデ「昴君の無念、アタシ達が晴らすわ!」

彼は殺されたからだ。

奥寺「ううう……!」

駆祭「ふん、くだらない……」

符流「こんな所で~♪死ねるか……!」

紫乃「はぁ、はぁ……」

甲羅「誰が犯人なんだ、ああ?今なら半分解体で許してやらぁ」

そしてその犯人はこの中にいる。

百鬼「やるぞ!こらぁ!」

祭田「結奈、頑張るよ」

中後「鬼が出るか蛇が出るか……」

野場「この野場!華麗に謎を解いてみせましょう!」

月ヶ瀬「キハハ……本当にやる馬鹿がいるか」

さあ、始めるとしよう。

伊勢「……開廷といこうではないか」

生きるという希望のために誰かを絶望に叩き落とす。

それ以上でもそれ以下でもない。

それが、学級裁判。

僕達の置かれた状況だ。


400 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 01:05:41.42bV9u114AO (6/14)

本日はここまで。

次回学級裁判を開始します。


401以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 08:56:47.04ouUA0F3EO (1/1)

乙 楽しみ
紫乃さんの霊能結果どうなるやら


402以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 09:48:48.16RKyRSK1UO (1/1)

乙乙
天童を
http://i.imgur.com/YuKYRJ6.jpgこんなんにしたクロがいるのか……すごく気になるねぇ


403 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 22:24:58.74bV9u114AO (7/14)

【コトダマ一覧表】

・[|モノクマファイル1>
【被害者は天童昴。
死体発見現場は大食堂。
死因は後頭部を殴打された事による撲殺】

・[|天童の死亡状況>
【天童の後頭部には傷があり、それが致命傷だと思われる。
天童の首はカレーに沈められていたため、死亡推定時刻はわからないようだ】

・[|カレー鍋>
【大食堂のテーブルに置かれた寸胴鍋。
死体発見時にはカレーがギリギリまで入っていたため相当な重さ】

・[|並んだ食器>
【テーブルに並んだ十三人分の食器。
月ヶ瀬、駆祭、天童を除いた分のようだ】

・[|血まみれの厨房>
【厨房は血まみれで天童はここで殺害されたと思われる】

・[|肉斬り包丁と鋸>
【厨房に転がっていた血まみれの肉斬り包丁と骨を斬る用の鋸。
しかし伊勢は厨房でこの二つを見た記憶がない】

・[|犯行時刻?>
【厨房は夜十時から朝の六時まで閉まっている。
しかし閉まるまではパーティーをしていたため犯行のチャンスはなかった。
そのため犯行時刻は六時から六時四十五分頃と思われるが……】

・[|天童のチップ>
【天童の部屋にあった動機のチップ。
内容はチップデータⅦ。報酬……高性能な家具】

・[|消えたレトルトカレー>
【倉庫にあったレトルトカレー。
段ボール一箱分が消えている】

・[|胴体の刺し傷>
【天童の腹部には深い刺し傷があった。
甲羅によると生前の傷であり、一時間も保たなかったと思われる】

・[|冷凍肉>
【冷凍庫にある冷凍された肉。
天童がパーティーの日に持ち出していた】

・[|脱衣所のロッカー>
【脱衣所にある鍵付きのロッカー。
祭田によると昨夜十時半頃までは閉まってなかったらしい】

・[|ハンマー>
【血の付いたハンマー。
脱衣所のロッカーの中に入っていた】

・[|姫島の証言>
【天童が入れられていたカレーには大量の肉しか具材がなかった】

・[|モノクマカレー>
【一発で糖尿病になるような甘さと一度食べただけで気を失う辛さが合わさった新感覚のカレー!
パックは洗えば何回も使える優れもの!】

・[|チップ>
【脱衣所のロッカーに入っていた動機のチップ。
チップデータNo.7で報酬は不明】

始まってしまったコロシアイ。
天童昴を残虐な方法で殺害したのは誰なのか?
動機のチップに隠された真実を暴け!


404 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 22:29:03.90bV9u114AO (8/14)







     【学級裁判開廷!】

      CLASSROOM TRIAL

      First Murder Case









405以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 22:31:24.84mIYnIf810 (1/5)

待ってました


406 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:09:33.90bV9u114AO (9/14)

モノクマ「それでは学級裁判の説明と参りましょう!」

モノクマ「オマエラにはこれよりクロを暴き出すための議論を行っていただきます!」

モノクマ「その結果見事クロを当てた場合にはクロをおしおき」

モノクマ「ただしもしもクロを当てられなかった場合には……」

モノクマ「シロ全員がおしおきされ、クロは外へと出られるのです!」

伊勢「モノクマ、一つ聞いておきたいのだが」

モノクマ「なんでしょう!」

伊勢「この学級裁判において君は公平である。間違いないだろうか」

モノクマ「もちろん!そうしないと学級裁判がきちんと運営出来ないからね!」

伊勢「そうか、わかった」

モノクマ「あれ?こういう時って本当に僕達の中に犯人がーとか聞くもんじゃないの?」

伊勢「それで本当にいないのならば、その場合の君の狙いは僕達の皆殺しだと仮定する事になる」

伊勢「そしてそれならばこんな回りくどい手は打たない」

伊勢「違うだろうか」

モノクマ「なーんか張り合いないなぁ……」

伊勢「それでは……改めて議論を始めるとしよう」


407以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:11:51.44DmUPP+EAO (2/2)

伊勢からお兄様の匂いを感じる


408 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:24:35.31bV9u114AO (10/14)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|モノクマファイル1>
[|天童の死亡状況>
[|カレー鍋>

中後「被害者は天童昴君……」

奥寺「か、駆祭さんの執事でしたよね」

駆祭「ただの家具よ」

一里塚「またそんな事言って……」

東「第一発見者は伊勢、ダヴィデ、紫乃だよな?」

ダヴィデ「今でも思い出したら寒気がするわ……」

符流「【生きたままバラバラ】なんて想像しても寒気がするだろう~♪」

【】を論破しろ!

↓二


409以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:27:18.19mIYnIf810 (2/5)

[モノクマファイル1>→【生きたままバラバラ】


410以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:33:27.841KxNGdaR0 (1/3)

[モノクマファイル1>→【生きたままバラバラ】


411 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:35:36.25bV9u114AO (11/14)

正解!

伊勢「それは違うぞ」


伊勢「符流君、待ちたまえ。天童君は生きたままバラバラにされたわけではない」

符流「なんだと……」

伊勢「モノクマファイルに天童君の死因は撲殺であるとはっきり書かれている」

百鬼「おいこら、きちんと読んどけや!」

符流「読んでいる間に証拠隠滅をされたらどうする……!」

姫島「……そのための私」

甲羅「だけどよぉ、そのファイルが偽物かもしんねえぞ?」

中後「それはないと思うよ。だとしたらわざわざ書かれてない物があるなんて不自然だからね」

書かれていない物か……おそらく。

・被害者
・死因
・死亡推定時刻

正しい選択肢を選べ!

↓二


412以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:36:16.06mIYnIf810 (3/5)

死亡推定時刻


413以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:36:26.221KxNGdaR0 (2/3)

死亡推定時刻


414以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:37:00.54fpyfFYO10 (1/1)

死亡推定時刻


415 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:42:53.09bV9u114AO (12/14)

正解!

伊勢「これだろうか」


伊勢「それは死亡推定時刻かね」

中後「そうだね。もし死因からしてデタラメならその辺りもデタラメに書けばいい」

中後「だけどそうしないと言う事は……」

甲羅「本物ってわけかよ……」

祭田「でもなんで死……時間は書いてないの?」

野場「モノクマもわからなかったのでは!私もわかりません!」

月ヶ瀬「それは自慢気に言う事か……?」

伊勢「ふむ……」

死亡推定時刻か……


416 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:50:48.88bV9u114AO (13/14)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|犯行時刻?>
[|血まみれの厨房>
[|天童のチップ>

奥寺「死亡推定時刻がわかれば……」

紫乃「洋子様は調べていらっしゃったようですが……」

甲羅「専門ってわけじゃねえし、あんだけカレーで温められたらわかんねえよ」

駆祭「そう言って嘘をついているんじゃないのプランクトン」

甲羅「んだとコラァ!?」

東「いや、〈犯行時刻を絞る事は出来る〉はずだ」

一里塚「えっ、本当に!?」

ダヴィデ「どうやって絞るのかしら……」

〈〉に同意しろ!

↓二


417以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:52:27.49mIYnIf810 (4/5)

[|犯行時刻?>→〈犯行時刻を絞る事は出来る〉


418以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:52:30.721KxNGdaR0 (3/3)

[|犯行時刻?> →〈犯行時刻を絞る事は出来る〉


419 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/19(火) 23:54:06.98bV9u114AO (14/14)

正解!

伊勢「その意見に賛同しよう」


伊勢「東君の言うとおり、犯行時刻は絞る事が可能だろう」

姫島「……どうやって」

伊勢「そのためにはまず情報が必要だろう」

その情報を組み合わせれば、犯行時刻は絞れるはずだが……

>>403から正しいコトダマを選べ!

↓二


420以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:56:44.10EC7IRl2y0 (1/1)

ksk


421以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 23:59:21.22mIYnIf810 (5/5)

[|血まみれの厨房>
[|肉斬り包丁と鋸>


422 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 00:11:14.53Y7Bj7JnAO (1/10)

正解!

伊勢「これで証明としよう」


伊勢「この中で厨房を捜査した者はどれだけいるだろうか?」

百鬼「厨房ってあの血まみれのか」

ダヴィデ「ち、血まみれですってぇ!?」

東「それだけじゃない。あの厨房には肉斬り包丁と鋸もあった」

奥寺「そ、それじゃあまさか天童さんは……」

月ヶ瀬「厨房で殺されたってわけだなぁ」

野場「しかしなぜ!それで死亡推定時刻が絞れるのか!」

伊勢「厨房は十時から六時まで扉が閉じられている。そして昨日はパーティーのために十時まで人の出入りがあった」

中後「つまり犯行は厨房が開いた六時から死体発見までの間に起こった……」

一里塚「確かに一気に絞れたね……」

符流「待て~♪」

伊勢「どうかしたかね符流君」

符流「撲殺に使った凶器はなかったのか~♪」

東「いや、そういうのは見当たらなかったな……」



423 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 00:18:52.39Y7Bj7JnAO (2/10)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|ハンマー>
[|脱衣所のロッカー>
[|消えたレトルトカレー>

東「凶器か……」

一里塚「当然どこかにあるはずだよね」

野場「〈厨房にあったのに気付かなかった〉のでは!」

甲羅「〈ぶっ壊しちまった〉んじゃねえか?」

奥寺「〈捨てた〉とか」

月ヶ瀬「どこかに〈隠した〉んだろうよ」

〈〉に同意しろ!

↓二


424以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/20(水) 00:19:55.475CB5PrlK0 (1/5)

[|ハンマー>→〈隠した〉


425以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/20(水) 00:22:19.007DK0r2yW0 (1/4)

[|ハンマー>→〈隠した〉


426 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 00:31:10.30Y7Bj7JnAO (3/10)

正解!

伊勢「それに賛同しよう」


伊勢「月ヶ瀬君の推測通り凶器と思われる物は隠されていた」

伊勢「脱衣所のロッカー……その一つにこれがあった」

奥寺「ひぃっ!?」

中後「血まみれのハンマー……」

野場「なるほど!それで被害者の頭を一撃!したわけですか!」

百鬼「脱衣所のロッカーだぁ?本当にんなもんあったのかよ」

祭田「ユナも一緒に見たから間違いないよ?」

紫乃「これが凶器……他に何か手がかりはなかったのですか?」

伊勢「おそらくそうだろう物はあった」

>>403から正しいコトダマを選べ!

↓二


427以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/20(水) 00:31:45.555CB5PrlK0 (2/5)

[|チップ>


428以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/20(水) 00:33:11.127DK0r2yW0 (2/4)

[|チップ>


429 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 21:35:09.72Y7Bj7JnAO (4/10)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「ロッカーにはハンマーと一緒にこんな物があった」

姫島「……チップ?」

伊勢「皆に聞きたい。今ここでチップを持っている者はいるだろうか?」

僕の言葉に一里塚君、奥寺君、月ヶ瀬君、駆祭君がチップを見せる。

伊勢「ふむ……」

どうやらこれだけでは、絞りきれないようだ……

伊勢「……」

ならばあれを聞いてみよう。

【脱衣所から出たチップの持ち主を特定するために聞くのは?】

・報酬
・形状
・チップナンバー

正しい選択肢を選べ!

↓二


430以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 21:35:40.19+QAwe4vTo (1/1)

形状


431以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 21:40:05.30TgrMqVqtO (1/1)

形状


432以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 21:49:29.135CB5PrlK0 (3/5)

チップナンバー


433 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 22:03:23.23Y7Bj7JnAO (5/10)

伊勢「形状を答えてもらえるだろうか」

甲羅「は?形状って……」

月ヶ瀬「キハハ、全部同じだな」

伊勢「むっ……」

間違ったようだ……

【脱衣所から出たチップの持ち主を特定するために聞くのは?】

・報酬
・形状×
・チップナンバー

正しい選択肢を選べ!

↓二


434以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:04:39.135CB5PrlK0 (4/5)

チップナンバー


435以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:04:59.397DK0r2yW0 (3/4)

チップナンバー


436以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:05:03.03Cc8g2Wzc0 (1/1)

チップナンバー


437以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:06:02.17/1Ox1pFS0 (1/1)

チップナンバー


438 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 22:20:09.79Y7Bj7JnAO (6/10)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「全員、チップナンバーを答えてもらえるだろうか」

甲羅「チップナンバー?そんなの覚えてねえよ……」

伊勢「思い出してほしい。ちなみに僕は1だ」

月ヶ瀬「キハハ、確か4だな」

奥寺「えっと、8でした」

祭田「ユナも8だったよ?」

駆祭「……2よ」

野場「うむむ!1でした!」

中後「3だったかな」

ダヴィデ「5……だったわね確か」

紫乃「6でしたね」

伊勢「……」

甲羅「んー……ああ!思い出したぜ、4だ4!」

百鬼「けっ、6だ」

一里塚「2だったかな……」

姫島「5」

符流「3だ~♪」


……


伊勢「どうしたのかね?一人だけ黙っているようだが」

東「……」

伊勢「答えられないならこちらから答えよう……東君。このチップは君の」


東「それは違うんだよ!」反論!


東「待て、待ってくれ。いくらなんでも発想が飛躍しすぎだ……」

東「そのチップは俺のじゃない!」


439 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 22:27:13.69Y7Bj7JnAO (7/10)

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>403
[|天童のチップ>
[|並んだ食器>
[|胴体の刺し傷>


東「チップナンバーは覚えてない!」

東「それにそもそもチップナンバーがわからないからってなんでそれが俺のになるんだ!」

伊勢「このチップのナンバーは7だ」

伊勢「他のメンバーに該当者がいない以上、君の物である可能性が高い」

東「咄嗟に嘘をついたかもしれないじゃないか!」

東「それに凶器と一緒に入ってたんだろ?」

東「だったら【天童のチップかもしれない】じゃないか!」

【】をコトノハで斬れ!

↓二


440以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:28:05.175CB5PrlK0 (5/5)

[|天童のチップ>→【天童のチップかもしれない】


441以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 22:28:48.987DK0r2yW0 (4/4)

[|天童のチップ> →【天童のチップかもしれない】


442 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 22:39:08.17Y7Bj7JnAO (8/10)

正解!

伊勢「その展開は通すわけにはいかない」


伊勢「残念だが、天童君のチップは彼の部屋から発見されている」

東「なっ……」

伊勢「もしそちらが君の物だと言うのならば、答えてもらいたい」

伊勢「君の報酬を」

東「ぐ、ぐうっ……」

符流「どうやら決まりだな~♪」

ダヴィデ「えっと、凶器のハンマーと一緒に入ってたチップが夕人君のって事は……」

東「ち、違う!俺は……!」

符流「ならばとどめをさすだけだ~♪」

符流「そうだろう~♪」

符流君が紫乃君に向けて視線を送る。
ここで紫乃君の力を使うつもりか……

紫乃「……わかりました。今から昴様の霊と対話を行います」

東「……!」

百鬼「霊だぁ?信用出来んのかそれ」

中後「まあ、試してみる価値はあるんじゃないかな」

紫乃「今黄泉路の彼方より我が呼びかけに答えよ……生命の高鳴りをその道への灯りと……」

紫乃君の言葉が静まり返った学級裁判場に響く。
そして……


443 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 22:53:06.19Y7Bj7JnAO (9/10)

紫乃「……」

奥寺「な、なんか雰囲気が……」

月ヶ瀬「本格的だなこりゃ」

紫乃「……」

符流「どうなんだ~♪」

紫乃「……わたしは」

一里塚「……!」

紫乃「東、夕人様に、刺されました」

東「ぐっ!?」

甲羅「やっぱりそうなのか!オイ!」

紫乃「――わたしが東様を包丁で襲おうとしたから、です」

ダヴィデ「な、なんですって……」

伊勢「……君はコロシアイに乗ったという事かね?」

紫乃「……」

紫乃「わたしは東様を襲いました」

紫乃「全ては……駆祭様によって命令された事です」

百鬼「んだと……?」

中後「駆祭君、これはどういう事かな?」

駆祭「……」

野場「お答えを!」

駆祭「……ちっ、死んでまで役立たずか」



444 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/20(水) 23:05:00.95Y7Bj7JnAO (10/10)

一里塚「認めるの……?天童君に東君を襲わせたって」

駆祭「誰もその雑草を襲えなんて命令してない」

駆祭「ワタシは昴にこう命じただけよ」

駆祭「【誰でもいいから抵抗できないほどにして連れてこい】とね」

駆祭「最もその役立たずは帰ってこなかったけど」

紫乃「……」

おそらく紫乃君が呼び寄せたであろう天童君は黙って俯いている。
いったい彼は何を考えているのか……

駆祭「今はワタシより話を聞く人間がいる。優先順位を履き違えるな」

東「……」

奥寺「あ、東さん。東さんが本当に天童さんを……」

東「……やっぱりこういうのは隠してはおけないか」

東君はブレザーの胸元に手を入れる。
そして手を引き抜いた時そこには……血まみれの包丁が握られていた。

祭田「ひうっ……!」

東「そうだ。俺が天童を刺した」

東「正当防衛……だなんて聞いてはくれないよな」


445 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:05:44.590Tz+OGAAO (1/13)

一里塚「そんな物をまだ持ってたなんて……」

東「さすがにな。危なくて隠す気にもなれなかったんだよ」

伊勢「……東君、いったい何があったのかね?」

東「あれは……昨日の深夜の事だ」


…………


ピンポーン

東「あれ、誰だ?こんな時間に……」

天童「……」

東「天童?いったいどうし……!?」

天童「……申し訳、ありません」

東「包丁って、なんで……!?」

天童「殺しません、ただ抵抗できないようにするだけですから……!」

東「や、やめるんだ天童!」

天童「それは、出来ません!」

東「うわあっ!?」

ドスッ

東「あっ……!」

天童「あ、ぐっ……!」

東「て、天童!」

天童「わたしは、わたしは……くっ!」


……



446 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:06:45.630Tz+OGAAO (2/13)

東「天童はそのまま部屋を出ていった。その後どうなったかはわからない」

中後「まさかそれを信じろってわけじゃないだろうね?」

ダヴィデ「昴君!あなたは刺された後どうし……」

紫乃「……切れました」

紫乃「申し訳ありません……あれだけの準備では、これが限界です」

符流「肝心な所で……!」

野場「しかし!刺された事しか話さなかったのならばそれこそ伝えたい真実では!」

月ヶ瀬「殴られたのは後頭部だろ?だったら犯人を見てねえかもしれねえなぁ」

東「俺はやってない……刺してしまったけどそれだけは本当なんだ……!」

伊勢「ふむ……」

東君は確かに天童君に襲われ、その際に刺してしまったようだ。
だが天童君の死因は撲殺。
それを東君が行ったかが……


447 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:07:34.960Tz+OGAAO (3/13)







百鬼「あ?どう考えてもそいつはシロだろ」









448 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:10:26.480Tz+OGAAO (4/13)

駆祭「いきなりなにを言い出したの、プランクトン」

百鬼「だからよぉ、東はシロだって言ってんだよ」

東「百鬼……」

百鬼「考えればわかんだろ、ちっ……」

考えれば東君がシロだとわかる……
ふむ、百鬼君の考え……聞いてみよう。


449 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:19:15.470Tz+OGAAO (5/13)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|モノクマファイル1>
[|脱衣所のロッカー>
[|胴体の刺し傷>

百鬼「いいか?」

百鬼「まず天童の野郎は【駆祭に命令されて東を襲った】」

百鬼「そして【東はもみ合う内に天童を刺しちまった】」

百鬼「で、てめえらの考えだとその後【東はハンマーで天童を殴り殺した】」

百鬼「で、【脱衣所のロッカーにハンマーとチップを隠した】」

百鬼「最後に朝っぱらから【天童をバラしてカレーにぶち込んだ】」

一里塚「そういう流れだね……」

百鬼「おかしいだろ」

百鬼「もしこれが正しいなら東はとんでもねえ〈不自然な行動〉してる事になるだろうが」

符流「不自然な行動だと……」

コトダマか【】を記憶して【】を論破、もしくは〈〉に同意しろ!

↓二


450以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:21:36.42Owc9sHJb0 (1/5)

[|胴体の刺し傷>→〈不自然な行動〉


451以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:22:38.97i9mKoQhnO (1/1)

うえ


452以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:24:02.99Owc9sHJb0 (2/5)

>>450間違えた
【東はハンマーで天童を殴り殺した】→〈不自然な行動〉


453 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:26:25.900Tz+OGAAO (6/13)

百鬼「深かったかは東にはわかんねえし、包丁でとどめさす自信がなかっただけかもしれねえ」

百鬼「そんなんじゃねえ、もっとはっきりしたありえねえ行動だ」

はっきりした有り得ない行動……

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|モノクマファイル1>
[|脱衣所のロッカー>
×[|胴体の刺し傷>

百鬼「いいか?」

百鬼「まず天童の野郎は【駆祭に命令されて東を襲った】」

百鬼「そして【東はもみ合う内に天童を刺しちまった】」

百鬼「で、てめえらの考えだとその後【東はハンマーで天童を殴り殺した】」

百鬼「で、【脱衣所のロッカーにハンマーとチップを隠した】」

百鬼「最後に朝っぱらから【天童をバラしてカレーにぶち込んだ】」

一里塚「そういう流れだね……」

百鬼「おかしいだろ」

百鬼「もしこれが正しいなら東はとんでもねえ〈不自然な行動〉してる事になるだろうが」

符流「不自然な行動だと……」

コトダマか【】を記憶して【】を論破、もしくは〈〉に同意しろ!

↓二


454以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:28:27.61Owc9sHJb0 (3/5)

こっちか
【脱衣所のロッカーにハンマーとチップを隠した】→〈不自然な行動〉


455以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:32:35.07D+PXP0pbO (1/1)




456 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:38:24.010Tz+OGAAO (7/13)

正解!

伊勢「その意見に賛同しよう」


伊勢「もしかして、脱衣所のロッカーにチップとハンマーを隠した事だろうか?」

百鬼「そういうこった」

甲羅「凶器隠すのはおかしくねえだろ」

百鬼「バカか!てめえの報酬が書いてあるチップなんて隠したら、物によってはあっさりバレんだろうが!」

百鬼「それだけじゃねえ。今回みたいにチップの存在から突き詰められて東はこうして疑われてんじゃねえか!」

奥寺「た、確かに不自然ですね……」

ダヴィデ「チップからはバレない自信があったとか?」

百鬼「だったら一番不自然な所言ってやらぁ」

百鬼「ハンマーとチップを隠す頭がある癖によ……」

百鬼「なんで包丁はバカ正直に持ったままなんだよ?」

姫島「……あっ」

百鬼「ロッカーにチップを隠して、包丁は隠さねえ」

百鬼「不自然過ぎんだろうが!」


457 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:43:18.770Tz+OGAAO (8/13)

ダヴィデ「でももしかしたらロッカーに隠す時に忘れたのかもしれないし……」

百鬼「……ちっ、だったらもう一個不自然な所があるぜ」

伊勢「……」

もう一個の不自然な所……わかるかもしれない。

もし東君がロッカーに隠す時には包丁を忘れたとしても……
彼が犯人ならもっと、それこそロッカーより不自然ではない場所に置けたはずだ。

【東が犯人ならチャンスがあった包丁を置ける場所は?】

・自分の個室
・大浴場
・調理場

正しい選択肢を選べ!

↓二


458以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:45:27.89DAyHj1380 (1/1)

調理場


459以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:45:55.312Hl9H8r50 (1/3)

調理場


460以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 22:46:02.613BWY9niMo (1/1)

調理場


461 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 22:56:46.400Tz+OGAAO (9/13)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「なるほど……確かに東君が犯人ならば天童君をバラバラにした時調理場に包丁を置けるはずだ」

百鬼「そうだ。なのにそいつはロッカーに隠すわけでも調理場に置くわけでもねえ。今に至るまで持ってやがった」

百鬼「東が犯人なら不自然過ぎんだよ」

野場「むむむ……確かに!」

中後「あまりにも不自然だね……」

どうやら東君は刺してはいるが、その後は何もしていないようだな。
危なくて包丁を隠す気にもならないと言っていたが……それだけ犯人と違って選択肢がなかったようだ。


462 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 23:14:22.090Tz+OGAAO (10/13)

月ヶ瀬「東が犯人じゃないのはわかったけどなぁ、だったら犯人は誰なんだ?」

伊勢「まず絞って考えるとしよう」

一里塚「東君が違うのはわかったけど……」

伊勢「それと少なくとも奥寺君や祭田君にも犯行は不可能だろう」

符流「なぜだ……?」

この犯行、奥寺君や祭田君には出来ない事があるはずだ……

>>403から正しいコトダマを選べ!

↓二


463以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 23:16:27.882Hl9H8r50 (2/3)

[|カレー鍋>


464以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 23:17:21.41Owc9sHJb0 (4/5)

[|カレー鍋>


465 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 23:19:09.950Tz+OGAAO (11/13)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「天童君が見つかったあのカレー鍋だが、あの大きさは奥寺君や祭田君には運ぶのも重労働だろう」

奥寺「ほっ……」

野場「それでも十一分の一ですか!」

中後「さりげなく自分を外すのはやめようか」

伊勢「ふむ……」


466 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 23:33:57.890Tz+OGAAO (12/13)

一里塚「ところでさ……ちょっと気になる事があるんだけど」

一里塚「天童君が持ってた包丁ってさ、やっぱり調理場から持ち出したの?」

伊勢「いや、天童君は食材を持ち出してはいたが包丁は持ち出していない」

一里塚「だったら天童君は包丁を持ってたって事かー……」

もしかしたら、あの肉斬り包丁と鋸、ハンマーも元々天童君の持ち物だったのかもしれないな……

しかしそうなると……犯人はわざわざ天童君の部屋から凶器や他の道具を持ち出した事になるが……

……むっ?

なんだ?何か……今。

頭によぎったような……



467 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/21(木) 23:40:39.770Tz+OGAAO (13/13)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|胴体の刺し傷>
[|ハンマー>
[|肉斬り包丁と鋸>

ダヴィデ「とりあえず整理しましょ」

中後「天童君が東君を襲って刺されたのが深夜だったね?」

東「【夜なのは間違いなかった】はずだぞ」

野場「その後!【食堂が開いた六時頃に何者かが天童隊員を撲殺!】」

月ヶ瀬「そのままバラバラにしてカレーに入れたわけかぁ」

【】を論破しろ!

↓二


468以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 23:41:53.89Owc9sHJb0 (5/5)

[|胴体の刺し傷>→【食堂が開いた六時頃に何者かが天童隊員を撲殺!】


469以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/21(木) 23:43:17.672Hl9H8r50 (3/3)




470 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 00:01:40.79uwlHSqmAO (1/9)

正解!

伊勢「それは違うぞ」


伊勢「……いや、犯行時刻は六時頃ではないはずだ」

百鬼「どういう事だ?」

伊勢「洋子君によると包丁の傷は相当深かったらしい。刺された後一時間も保たなかったと」

甲羅「間違いないと思うぜ?少なくとも朝までなんて生きてられねえよ」

紫乃「そうだとすると、深夜に刺された昴様は……いつ殺められてしまったのでしょうか?」

東「少なくとも零時は過ぎてたはずだぞ……」

伊勢「……」

天童君は東君に刺されて重傷だった。
そんな彼が残りの一時間で……誰の所に行くか。

君なのか。

君が天童君を、殺したのか?

人物を指名しろ!

↓二


471以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 00:02:53.28v/CGXlxj0 (1/2)

駆祭


472以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 00:02:53.33MYWHZvSAO (1/2)

駆祭はやて


473 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 00:17:18.09uwlHSqmAO (2/9)

正解!

伊勢「……君が犯人なのか」


伊勢「駆祭君」

駆祭「何」

伊勢「一時間の命だった天童君はいったいどうしたのだろうか」

伊勢「主の君はどう思う?」

駆祭「さあ?ワタシには家具の気持ちなんてわからない」

伊勢「僕はこう考える」

伊勢「主の所に行ったのではないかとな」

東「それじゃあまさか!」

伊勢「駆祭君。君ではないか?」

伊勢「天童君を殺したのは」

駆祭「ワタシが昴をね……」

駆祭「ふふっ」

伊勢「……」

駆祭君が……笑った?

駆祭「…………」

駆祭「調子に乗るな下等……!」

駆祭「そこまでくだらない事を言うなら正面から叩き潰してやるわ」

駆祭「覚悟しなさい……死んでも許されるとは思わない事ね……!」


474 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 00:19:54.81uwlHSqmAO (3/9)

本日はここまで。

次回にCASE.1終了まで行きたいと思います。


475以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 00:22:59.31v/CGXlxj0 (2/2)




476以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 00:27:52.93+300zea90 (1/4)

乙乙
>僕の言葉に一里塚君、奥寺君、月ヶ瀬君、駆祭君がチップを見せる。
駆祭が持ってるチップは誰のだ……?


477 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 22:33:14.66uwlHSqmAO (4/9)

駆祭「このワタシが昴を殺した……根拠もない妄言をよくも言ってくれたわね」

伊勢「根拠もない妄言かどうかは……これからの議論で決まる事ではないだろうか」

駆祭「下等が……」

一里塚「と、とりあえず駆祭さんに犯行が可能だったか話し合ってみない?」

中後「そうは言っても何を話せばいいんだい?」

姫島「……カレー」

月ヶ瀬「うっ、いきなりやな事思い出させやがる……」

姫島「あのカレーになんで天童君を入れなければならなかったのか……」

姫島「……きっとそこに鍵がある」

伊勢「ならばそこを話し合ってみよう」

駆祭「ふん……」


478 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 22:50:36.68uwlHSqmAO (5/9)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|姫島の証言>
[|カレー鍋>
[|消えたレトルトカレー>

奥寺「あ、あのカレーに天童さんを入れた理由……」

月ヶ瀬「どう考えても〈異常者だから〉だろ」

東「もしくは〈天童の死体を隠すため〉か……」

百鬼「〈死体以外に隠してえもんがあった〉んじゃねえか?」

駆祭「ふん、理由なんてあるわけない」

〈〉に同意しろ!

↓二


479以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 22:55:59.58+300zea90 (2/4)

[|姫島の証言>→〈死体以外に隠してえもんがあった〉


480以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 22:56:16.117owe2/hL0 (1/3)




481 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 23:11:47.44uwlHSqmAO (6/9)

正解!

伊勢「それに賛同しよう」


伊勢「犯人は、あのカレーに隠したかった物があったのだろう」

伊勢「姫島君によるとあのカレーには大量の肉が入っていたそうだ」

紫乃「それはあの、昴様の……?」

月ヶ瀬「やめろ!カレーが二度と食えなくなるだろうが!?」

野場「なるほど!確かにお肉がたくさんで美味でした!」

符流「ちょっと待て……!貴様まさかあのカレーを……!?」

伊勢「それは違う。天童君の身体以外に大量の肉が入っていたと……そうだったな姫島君」

姫島「……」コクッ

ダヴィデ「なんでお肉を?というかお肉を隠したがる理由がわからないんだけど……」

伊勢「……おそらくあの肉は」

>>403から正しいコトダマを選べ!

↓二


482以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:13:06.60+300zea90 (3/4)

[|冷凍肉>


483以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:13:48.22qsmhrvSn0 (1/1)




484以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:13:57.167owe2/hL0 (2/3)

[|冷凍肉>


485 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 23:26:52.28uwlHSqmAO (7/9)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「あれはおそらく天童君が持ち出した冷凍肉ではないだろうか」

一里塚「天童君が持ち出した?」

伊勢「ああ。パーティーの日に確かに彼は冷凍肉を持ち出している」

伊勢「それはなぜか……答えは明らかだろう」

東「駆祭に作る料理のため、か」

伊勢「そう、そしてあの冷凍肉を犯人がカレーに隠したかった理由は……」

もしこの考えが正しいとするなら、僕は勘違いしていた事になる……

この事件のある物を……

【閃きアナグラム開始!】

【冷凍肉をカレーに隠したかった理由は?】

き○う○の○ょ○ん

【語群】

シ ユ ル ン ァ ヲ デ ブ ウ ョ キ


○を埋めて言葉を完成させろ!

↓二




486以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:28:57.30MYWHZvSAO (2/2)

きょうきのしょぶん


487以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:29:39.487owe2/hL0 (3/3)




488以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 23:30:22.03+300zea90 (4/4)

きょうきのしょぶん


489 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 23:49:43.89uwlHSqmAO (8/9)

正解!

伊勢「これが僕の示す答えだ」


伊勢「凶器の処分……それが犯人の狙いだったのではないだろうか?」

駆祭「……」ピクッ

一里塚「凶器ってハンマーじゃなかったの!?」

伊勢「おそらく天童君の血を付けてロッカーに投げ入れたのだろう」

伊勢「チップの持ち主に罪を着せるために……違うかね駆祭君」


駆祭「下等が……!」反論!


駆祭「ふん、あまりにも愚かで哀れで無様ね」

駆祭「だけどそんな物は通用しない」

駆祭「今それを教えてあげるわ」


490 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/22(金) 23:59:32.16uwlHSqmAO (9/9)

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>403
[|モノクマカレー>
[|並んだ食器>
[|消えたレトルトカレー>

駆祭「お前の話には重大な欠点があるわ」

駆祭「今それを教えて、完膚なきまでに叩き潰してやる」

伊勢「重大な欠点?」

伊勢「それはなんだろうか?」

駆祭「お前は調理場が血まみれだったと言っていたわね?」

駆祭「だけど今の流れだと犯行時刻に調理場は開いていない」

駆祭「だけど血は調理場に残っていた……」

駆祭「つまり【犯行現場は調理場】という事よ」

駆祭「その場合……ワタシを犯人だと断定は出来ない」

駆祭「【血を運ぶ方法なんてない】んだから」

【】をコトノハで斬れ!

↓二


491以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 00:04:37.85E7ZHDjYz0 (1/4)

[|モノクマカレー> →【血を運ぶ方法なんてない】


492以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 00:04:54.462UV3Q+0IO (1/1)




493以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 00:04:54.78HyRYoXp+0 (1/2)

[|モノクマカレー>→【血を運ぶ方法なんてない】


494 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 00:15:25.55WbrFGjCAO (1/15)

正解!

伊勢「その矛盾は既に解決している!」


伊勢「出来たのだとしたら?」

駆祭「なんですって?」

伊勢「このモノクマカレーを使えば……出来たのではないかね?」

駆祭「……!」

甲羅「そのカレーがなんで血を運ぶ方法なんだよ?」

伊勢「このカレーにはこんな説明が記されている」

【一発で糖尿病になるような甘さと一度食べただけで気を失う辛さが合わさった新感覚のカレー!
パックは洗えば何回も使える優れもの!】

ダヴィデ「なんか個性的なカレーなのね……」

伊勢「味については問題ではない」

伊勢「問題なのはこの【パックを何度も使える】という部分だ」

カレーの封を開いて箱からパックを取り出す。
そこには蓋付きのパック……なるほど、これなら容器として運用が可能なようだ。



495 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 00:26:17.13WbrFGjCAO (2/15)

伊勢「駆祭君、君はこれに血を入れたのではないか?」

伊勢「そして朝六時頃にそれを開いたばかりの厨房にバラまいた」

駆祭「そんな容器を何回も使っていたら時間がかかる……!」

伊勢「もちろん使われたのは一箱ではない」

>>403から正しいコトダマを選べ!

↓二


496以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 00:26:52.43HyRYoXp+0 (2/2)

[|消えたレトルトカレー>


497以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 00:27:06.92E7ZHDjYz0 (2/4)

[|消えたレトルトカレー>


498以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 03:50:20.05ewjIGC1n0 (1/3)

初めから読み始めて追いついたー
駆祭が怪しいのはチップナンバーもじゃないかな、と。
それぞれのを見ると同じ数字を言ってるのが男子と女子。でも一里塚と駆祭だけ女子同士。
アラビア数字とローマ数字で分けられてるのは男女の区別だろうから、伊勢がアラビア数字だったから女子はローマ数字。
高性能な家具 がローマ数字の7だったし明らかに駆祭嘘ついてるよね。



499 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 10:04:29.68WbrFGjCAO (3/15)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「なくなったカレーは段ボール一箱分」

伊勢「それだけの量があれば血を運ぶのは容易だったはず」

駆祭「くっ……!」

奥寺「ほ、本当に駆祭さんが……」

駆祭「ふざけるな……!ワタシは犯人なんかじゃない!」

百鬼「の割には、ムキになってんじゃねえか」

駆祭「黙れプランクトン!だったら聞かせてもらうわ!」

駆祭「このワタシがこんなあからさまに疑われやすい状況で昴を殺す理由はなに!?」

駆祭「確かにワタシは昴に誰かを傷つけて連れてくるように命じた。だけど結局失敗してる以上手を出すのはリスクが高い」

駆祭「手を出すにしても撲殺なんてしない、腹部の傷を責めて殺す。そうしなければ不自然になって、罪を着せにくくなる……!」

駆祭「それともこの駆祭はやてが冷静さを欠いてまで昴を殺したくなる何かがあったとでも言うつもりかしら……!」

それは僕もずっと疑問だった事だ。
駆祭君がこんな状況で天童君を殺せば間違いなく彼女に疑いがかかる。
さらに撲殺という手段を取ればなぜ刺殺ではないのかと疑問が浮かび、東君に罪を着せる工作の意味がなくなってしまう。

しかし駆祭君は天童君を同じ刃物である肉斬り包丁などではなく冷凍肉という凶器で殺害した。

これが意味する事は……


500 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 10:16:40.63WbrFGjCAO (4/15)

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>403
[|モノクマファイル1>
[|消えたレトルトカレー>
[|肉斬り包丁と鋸>
[|天童のチップ>
[|脱衣所のロッカー>


駆祭「ワタシが昴を殺すならもっと上手くやるわ……」

駆祭「こんな無様な方法は取らない」

駆祭「【冷凍肉で撲殺した】?」

駆祭「【昴の部屋から包丁や鋸を持ち出して死体をバラバラにした】?」

駆祭「【血をパックに入れてバラまいた】?」

駆祭「【カレーを作ってその中に昴を入れた】?」

駆祭「全てがワタシにとって有り得ない事ばかり」

駆祭「この駆祭はやての犯行としては無様過ぎるのよ!」

【】を論破しろ!

↓二


501以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 10:24:14.39PTsN64+XO (1/1)

[|肉斬り包丁と鋸>→【昴の部屋から包丁や鋸を持ち出して死体をバラバラにした】


502以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 10:24:57.29hkMb/w3v0 (1/1)

[|肉斬り包丁と鋸> 【昴の部屋から包丁や鋸を持ち出して死体をバラバラにした】


503 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 10:36:30.88WbrFGjCAO (5/15)

正解!

伊勢「その矛盾、解明させてもらおう!」


伊勢「駆祭君、肉斬り包丁と鋸がなぜ天童君の部屋にあると?」

駆祭「そんな物……っ!?」

東「あれって調理場にあったんじゃないのか?」

一里塚「もしかしたらあったのかもしれないけど……」

ダヴィデ「アタシは見てないわね……」

紫乃「わたくしもわかりません……」

伊勢「確かにあの調理場には肉斬り包丁と鋸はなかった。しかし出入りしている三人でさえこれなのだが……」

伊勢「なぜ部屋に籠もっていた君が肉斬り包丁と鋸が元々調理場になかったとわかるのだろうか?」

駆祭「……」

伊勢「だが、これでは君は認めないだろう」

伊勢「だから質問に答えたい」

伊勢「君がこんな冷静さを欠いてまで天童君を殺したのは……チップのせいではないだろうか」


504 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 10:57:05.11WbrFGjCAO (6/15)

駆祭「くだらない事を……ワタシにとってはくだらない報酬だったわ」

伊勢「ならばなぜ君は嘘をついたのだろうか?」

祭田「嘘?」

伊勢「先ほどナンバーを確認した時の事を思い出してほしい」

…………

伊勢「全員、チップナンバーを答えてもらえるだろうか」

甲羅「チップナンバー?そんなの覚えてねえよ……」

伊勢「思い出してほしい。ちなみに僕は1だ」

月ヶ瀬「キハハ、確か4だな」

奥寺「えっと、8でした」

祭田「ユナも8だったよ?」

駆祭「……2よ」

野場「うむむ!1でした!」

中後「3だったかな」

ダヴィデ「5……だったわね確か」

紫乃「6でしたね」

甲羅「んー……ああ!思い出したぜ、4だ4!」

百鬼「けっ、6だ」

一里塚「2だったかな……」

姫島「5」

符流「3だ~♪」

…………

伊勢「そして東君と天童君が7……だがここでおかしい事が起きている」

符流「おかしい事だと……?」

【スポットセレクト開始!】

【上記のチップナンバーのおかしな点を答えろ!】

↓二


505以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 11:02:18.71E7ZHDjYz0 (3/4)

みんな異性同士で同じチップナンバーなのに、同性同士で同じチップナンバーになっている


506以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 11:08:00.31e7byRvck0 (1/1)




507 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 11:28:06.64WbrFGjCAO (7/15)

正解!

伊勢「これで証明するとしよう」


伊勢「思い出してほしい」

伊勢「僕と野場君が1」

伊勢「一里塚君と駆祭君が2」

伊勢「符流君と中後君が3」

伊勢「月ヶ瀬君と洋子君が4」

伊勢「ダヴィデ君と姫島君が5」

伊勢「百鬼君と紫乃君が6」

伊勢「東君と天童君が7」

伊勢「奥寺君と祭田君が8」

中後「2と7だけ……男女ではないんだね」

駆祭「……!」

伊勢「そう、これは本来なら男女で分かれているのだろう」

伊勢「東君と天童君のチップはナンバーの表記も違っていた……これも男女での区別を示しているのではないだろうか」

駆祭「……」

伊勢「駆祭君、まだ反論はあるだろうか?」

駆祭「くだらない……」

駆祭「そんな物、ただ二組だけ違ったのかもしれない……」

駆祭「それだけの話よ!」


508 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 11:31:42.98WbrFGjCAO (8/15)

【パニックトークアクション開始!】

駆祭「くだらない」

駆祭「そんな無様な物推理でも何でもない」

駆祭「このワタシが昴のチップを持っていると言いたいなら……」

駆祭【もっとはっきりとした根拠を示してみろ!】

○…チップ ×…=部屋 □…ナンバー △…番号

並び替えて答えを示せ!

↓二


509以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 11:38:04.41ZRRWBTmS0 (1/1)

チップナンバー=部屋番号


510以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 11:40:38.74E7ZHDjYz0 (4/4)




511 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 11:46:21.36WbrFGjCAO (9/15)

正解!

伊勢「証明終了だ」


伊勢「このチップナンバーはあるナンバーと共通点がある」

伊勢「それは部屋番号だ」

駆祭「部屋番号……!?」

伊勢「籠もっていたせいか君は気にもしていなかったのかもしれない」

伊勢「だが部屋番号と=だとした場合……一里塚君と東君は一致するが駆祭君と天童君だけ一致しない」

伊勢「これを偶然とするのは苦しいのではないだろうか?」

駆祭「……」

伊勢「駆祭君、そのチップを提出してほしい」

伊勢「その報酬によって……」

バキッ

駆祭「……」

ダヴィデ「ちょ、ちょっと!?」

駆祭「決定的証拠なんてない」

駆祭「だけどもういい」

駆祭「これ以上は見苦しいから……認めてやる」

駆祭「ワタシが昴を殺したのだとね」


512 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 12:00:35.86WbrFGjCAO (10/15)

【クライマックス推理開始!】

ACT.1
今回の事件、それは犯人が天童君にある命令を下した事から始まった。
それは誰でもいいから重傷を負わせて連れてくる事……執事だった天童君はそれに従ってしまった。

ACT.2
天童君はターゲットとして東君を狙った。
しかしもみ合う内に天童君は逆に刺されてしまう。
そして逃げた天童君は……犯人の部屋に戻ったのだろう。

ACT.3
犯人は天童君が調理場から持ち出していた冷凍肉を使って彼を撲殺した。
おそらく突発的な犯行だったのだろうが……犯人は急いで工作を始めた。

ACT.4
犯人は天童君の部屋から肉斬り包丁と鋸、ハンマーを。
倉庫からレトルトカレーのパックを持ち出した。
そして天童君をバラバラにしながら血をパックに詰めていった……現場を他の場所に見せかけるために。

ACT.5
犯人はロッカーに天童君が持ち帰ったのだろう東君のチップとハンマーを入れると、調理場に向かう。
そこでカレー鍋に天童君の身体とパックのカレー、凶器の冷凍肉を入れた。
さらに皿を並べる事で異常性をアピールしたのだろう。

しかし冷静ではなかった犯人の行動にはいくつかの穴があった。
それが君を犯人へと導く鍵となった……

伊勢「駆祭はやて君、犯人は君だ」

駆祭「ふん……」

COMPLETE!!


513 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 12:06:02.72WbrFGjCAO (11/15)

モノクマ「これにて議論を終了といたしましょう!」

モノクマ「それではクロだと思う人に投票を行ってください!」

モノクマ「その結果はどうなるか……」

モノクマ「今発表します!」

駆祭「ちっ……本当に」


         VOTE

      駆祭 駆祭 駆祭

       ジャンジャーン!

ファンファーレが鳴り響く。
モノクマの後ろにあるスロットに映る駆祭君の顔は。
現実と同じように眉をひそめていた。

駆祭「役に立たない家具が……」


     【学級裁判閉廷!】


514 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 12:15:49.59WbrFGjCAO (12/15)

モノクマ「大正解!」

モノクマ「〔超高校級の執事〕天童昴さんを殺したのは……」

モノクマ「〔超高校級のレースクイーン〕駆祭はやてさんでしたー!」


奥寺「か、駆祭さん……」

駆祭「さっさと始めるわよ」

モノクマ「はい?」

駆祭「処刑よ。ワタシはくだらない事を話す趣味はないわ」

モノクマ「えー!?ボクとしては皆にもしっかり知って欲しいなぁ」

モノクマ「今回駆祭さんが犯行に及んだ経緯をね!」

モノクマ「というわけでオマエラ注目!」

モノクマ「これが駆祭さんの動機でーす!」

モニターの映像が砂嵐に代わる。

そして映ったのは……

【チップデータNo.2】

【報酬……本当の主】

天童君にとっても衝撃的だっただろうそんな物だった。


515 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 12:25:51.95WbrFGjCAO (13/15)

一里塚「えっ、これが……」

ダヴィデ「はやてちゃんが昴君を殺した動機……?」

駆祭「ちっ……」

甲羅「こんなモンが動機になんのか?」

駆祭「……お前達にはわからないでしょうね」

駆祭「報酬は一番欲しい物を与える」

駆祭「つまりあの役立たずの家具は、この駆祭はやてを差し置いて【本当の主】が欲しいとほざいたのよ!」

駆祭「家具の分際で!主を選ぼうなどとどこまでも傲慢で身の程知らず!」

駆祭「だから壊してやったのよ!!ワタシに刃向かうゴミをね!!」

中後「だけど君も新しい家具が欲しいとチップにはあったじゃないか」

中後「家具とは、人の事だったんだろう」

駆祭「下等が……このワタシと家具が同じ立場な訳ないでしょう」

駆祭「選択権はこのワタシにのみ存在する!!家具にそんな自由があるわけない!!」

これが駆祭君の動機だと言うのだろうか……
こんな理解できない物が……


516以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 12:44:32.30t4jT3muoO (1/1)

ゲス極まってんな駆祭


517 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 13:02:45.81WbrFGjCAO (14/15)

一時中断します。

続きは夜にでも。


518以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 13:08:44.81JVIfQU3AO (1/1)


完全に人格破綻してるけど一周していっそ清々しくてけっこう好きだったよ駆祭さん


519 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/23(土) 14:10:47.13WbrFGjCAO (15/15)

今さらですが一応席順を。

時計回りで

伊勢→奥寺→符流→祭田→月ヶ瀬→一里塚→紫乃→百鬼→天童→姫島→東→ダヴィデ→駆祭→野場→甲羅→中後→伊勢

です。


520以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 15:36:13.27ewjIGC1n0 (2/3)

そういや伊勢と天童は面識があったって設定が完全に死亡フラグだったな


521以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 17:28:18.62O+BaeXSo0 (1/1)

天童と知り合いってことは伊勢いいとこの坊ちゃんだったり?
振る舞いも堅いし


522以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 17:40:12.00g6FPM9qCO (1/1)

ご主人様安価で駆祭さんじゃなかったらまた変わっていたのだろうか


523以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 18:29:31.53617BpkKgO (1/1)

一番キツそうな人に当たった感はある



524以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 19:27:53.49Ekrn8qATO (1/1)

ダヴィデ辺りが主人なら……それはそれで主人を庇うなりして死にそう


525以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 19:34:28.05ewjIGC1n0 (3/3)

紫乃ご主人様パターンが見たかったな。何かロマンがあるだろう。


526以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 20:33:27.61SN7Y0Q/o0 (1/1)

記憶改変されてて本来の主従とは別にされてる可能性とか


527 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 20:35:47.93LR423Y6AO (1/15)

開始します。


528 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 20:37:33.74LR423Y6AO (2/15)

駆祭「ふん……くだらない事を話してしまったわね」

駆祭「モノクマ。さっさと始めなさい」

モノクマ「……いやあ、正直どん引きだよ。ボクからしても君はゲスだね駆祭さん」

駆祭「こんな事をやらせるお前に比べたらワタシは優しいわよ」

もう全員言葉を失っていた。
駆祭君はまるでこれから死ぬという事を感じさせない。
先ほどまでの激情は消えたその姿は……彼女の異質さをはっきりさせていた。

伊勢「……駆祭君」

駆祭「何かしら」

伊勢「やはり君には破滅しかなかった……残念だ」

駆祭「…………」

モノクマ「それでは今回は〔超高校級のレースクイーン〕駆祭はやてさんに相応しい、スペシャルなおしおきを用意しました!」

駆祭「ふ、ふふふ……」

伊勢「……?」

駆祭「最期にいい事を教えてやるわ下等共」

いい事……?


529 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 20:38:43.38LR423Y6AO (3/15)







駆祭「ワタシ一人で昴をバラバラになんて出来る訳ないでしょう」









530 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 20:45:14.60LR423Y6AO (4/15)

ダヴィデ「えっ……」

百鬼「ちょっと待ててめえ、今のはどういう意味だ!?」

駆祭「安心してた?孤立してたワタシと昴の間で殺人が起きて」

駆祭「はっ、本当におめでたい連中」

駆祭「もう一度言ってやるわ」

駆祭「破滅するのはお前達よ」

モノクマ「それでは張り切っていきましょう!」

駆祭「それじゃあさようなら下等共」

モノクマ「おしおきターイム!!」

駆祭「せいぜい絶望して……死ね」



531 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 20:51:02.86LR423Y6AO (5/15)







       GAME OVER

 カケマツリさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。









532以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 20:53:21.08nTNwaS0n0 (1/2)

孤立してる人で事件起きて安心しきってました(白目)


533以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 21:11:43.21nwDATMzN0 (1/3)

おいおいどうなるんだ……


534 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 21:16:25.95LR423Y6AO (6/15)

駆祭君は最期に笑みを浮かべると……床に開いた穴へと落ちていく。

そして駆祭君がたどり着いたのは巨大なレース場だった。

【音速を超えろ!モノクマグランプリ!】

【超高校級のレースクイーン駆祭はやて処刑執行】


レース場に現れた駆祭さんに観客席から歓声が上がります。

駆祭さんは笑いながら羽織っていたブレザーを脱ぎ捨て、用意された椅子に座りました。

その瞬間椅子の周りから壁が現れ、駆祭さんを閉じこめてしまいます。

出来上がった巨大な箱の中に入った駆祭さんの表情は外からは窺えません。

そこにモノクマが現れて駆祭さんが入った箱とモノクマをモチーフにしたモノクマカーを紐で結びます。

そしてスタートの合図と共に……駆祭さんが入った箱ごとモノクマカーが発進しました。

縦横無尽にコースを爆走するモノクマカー。

カーブを曲がる度に箱は揺れ、壁やコースにぶつかりボコボコになっていきます。

いよいよ最後の直線、モノクマはさらにスピードを上げてゴールに向かいますが、なんとここでタイヤが外れモノクマカーは盛大にスピンして壁に激突してしまいました。

さらにガソリンに引火、モノクマカーは大爆発!

その火は駆祭さんの入った箱にも燃え移り、レース場を焼き尽くしていきます。

…………

消火活動を終えたモノクマが箱を開くと、ボトリと何かが落ちてきます。

それは焼け焦げた……一本の腕でした。



535 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 21:42:03.11LR423Y6AO (7/15)

モノクマ「いやっほーう!大成功ー!」

モノクマ「やっぱりおしおきは盛り上がるよねー!」

紫乃「何という、禍々しい……!」

奥寺「う、うわあああああんっ!」

祭田「やっ……やだ、やだぁ……!」

月ヶ瀬「…………」フラァ

一里塚「ちょ、ちょっと!月ヶ瀬君また倒れたよ!?」

甲羅「んな事どうでもいいだろうが!オイ、クマ公!」

モノクマ「はい?」

伊勢「駆祭君の言葉の意味。君ならわかるのだろう?」

ダヴィデ「そうよ!どういう意味か答えなさいよ!」

モノクマ「あー……」

姫島「……」

モノクマ「それじゃあ僕はお昼があるんで!サヨナラ!」ピョーン!

百鬼「おい待てやてめえ!!」

符流「おのれ、逃げたか……!」

中後「まいったね……正直、駆祭君の言うとおり安心してたよ」

野場「ううむ……新たな謎現る!果たして裏切り者は誰なのか!」

東「そんなの有り得ない!俺達の中に……駆祭に協力した人間がいるなんて」

伊勢「……」

駆祭君は最後の最後にとんでもない爆弾を落としてきた。
僕達の中の誰かが駆祭君に協力した……

それは間違いなく、これからの僕達に暗雲をもたらすものだった。


536以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 21:48:31.187+oUFJ6QO (1/2)

おふぅ……駆祭ェ
被害者組のおしおきも見てみたい


537 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 21:51:33.45LR423Y6AO (8/15)







〔CASE.1〕

〔命の天秤は絶望に傾いて〕

〔END〕

生き残りメンバー

伊勢実
東夕人
ダヴィデ・エピメニデス
甲羅洋子
姫島在留
一里塚ニコ
符流ケン
百鬼勇次
紫乃美月
奥寺軌跡
月ヶ瀬流行
祭田結奈
中後直巳
野場夕貴

以上十四名。









538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 21:56:06.27nTNwaS0n0 (2/2)

この>>1は本当に爆弾作るのとクズキャラを愛を持てるクズキャラにするの上手な


539 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 21:59:50.33LR423Y6AO (9/15)

〔女王のブレザー〕を手に入れました!

〔CASE.1を紐解いた証。
全てを見下してきた支配者たる女王が羽織続けた服。
彼女は最期まで袖を通す事はなかった〕



540 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 22:04:54.29LR423Y6AO (10/15)

生き残りメンバーの様子が見られます。

>>2-6のリストから一人ずつ↓三まで選んでください。

被ったら下で。


541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:05:19.702UARNJ2I0 (1/3)

一里塚


542以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:06:00.04nwDATMzN0 (2/3)

甲羅


543以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:06:04.20HnybReDpO (1/1)

月ヶ瀬


544以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:06:04.48Rbj8sWGto (1/1)

奥寺


545以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:08:45.33m0YODUYMO (1/1)

奥寺


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:12:51.747+oUFJ6QO (2/2)

祭田


547 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 22:13:37.72LR423Y6AO (11/15)

一里塚「……まさかこんな事になるなんて」

一里塚「コロシアイなんて……それこそ物語の中の話だと思ってたのに」

一里塚「天童君も駆祭さんも……もういないんだ」

一里塚「ハッピーエンドなんて……こんな現実じゃ有り得ないのかな」

一里塚「……ううん、それじゃあダメだよ」

一里塚「諦めたらバッドエンド!だから今の状況でも出来るベストな終わりにしないと……!」

一里塚「……」

一里塚「……ああ、眠いや」

一里塚「寝ちゃおう。そうすれば少しは現実を忘れられる……」

一里塚「何もかも、夢かもしれない……」

一里塚「そんな、希望が…………」


548 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 22:22:59.13LR423Y6AO (12/15)

甲羅「……」

ダンッ!!

甲羅「くそっ、たれ……!」

テンドウの死体、あのいけ好かない女王の死体。

あんなモノが綺麗なんてオレは何を考えてやがるんだ!!

甲羅「オレは修理屋だ!!直すのがオレだ!!」

甲羅「壊したがるのなんてオレじゃねえ!!」

甲羅「はぁ、はぁ……」

甲羅「ちくしょうちくしょうちくしょう……!」
このままだと、オレは人を、バラしちまう……!

甲羅「ミノルの所に行かねえと……!」

壊すのが惜しくなる骨を持ってるアイツがいるならまだ、オレは耐えられるはずだ……!

甲羅「短気なオレがこんだけ耐えてんだ……なんかあっても、いいじゃねえかよ……!」


549以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:29:08.512UARNJ2I0 (2/3)

洋子ちゃんやばい…まだ覚醒前だったんか


550以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:29:53.43nwDATMzN0 (3/3)

甲羅が駆祭手伝ってたと思ったんだがな……違うのか


551 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 22:30:21.26LR423Y6AO (13/15)

月ヶ瀬「……ん」

月ヶ瀬「俺の部屋……か?」

月ヶ瀬「キハハ、お優しいこった……」

カチッ

月ヶ瀬「……ふー」

月ヶ瀬「裏切り者。あんな女王を手伝ったって事は自殺志願者かなんかか?」

月ヶ瀬「それかあの女王の最後の悪あがきか……」

月ヶ瀬「どちらにしても要警戒か」

月ヶ瀬「全く……パソコンねえと暇だな」

月ヶ瀬「煙草は後二カートン」

月ヶ瀬「それまでに終わるかねえ……ふー」



552 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 22:45:14.72LR423Y6AO (14/15)

CASE.2は次スレで行いたいと思います。

なお現段階で気に入ったキャラなどがいれば教えていただけると嬉しいです。


553以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:49:52.752UARNJ2I0 (3/3)

一里塚さん、洋子ちゃん、月ヶ瀬、野場隊員かな


554以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:51:11.49txBHPhsm0 (1/1)

乙?
才能とったよーこさんとナチュラルにクレージーな野場好き あの後にカレー食えるとか…
案外駆祭手伝ったのも野場かもしれん…
伊勢は牛乳はもう飲めないな(確信)


555以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 22:59:17.257akmDU6m0 (1/1)

おつ
天童君好きだったからショックがでかい


556 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/24(日) 23:01:52.76LR423Y6AO (15/15)

次スレを立てました。

【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】【二部屋目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453643688/

導入くらいまではやりたいと思います。


557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 23:01:57.13EKmWd/zi0 (1/1)


一里塚、百鬼


558以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 23:22:27.66JskgI6oJ0 (1/1)


好きなのは百鬼と月ヶ瀬
紫乃さんの霊能力が本物だったのがどう影響するかな……


559以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 23:48:19.78vLU1QkJ7O (1/2)

奥寺、祭田ちゃん


560以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 23:48:51.38vLU1QkJ7O (2/2)

奥寺が1番好き


561以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 01:29:04.09EBQ4a1we0 (1/1)

月ヶ瀬がスプラッタ苦手だったんがなんだか笑えて好感度上がった。
花田と奥寺の二人はなんかあれやね、小学生の委員長組みたいな雰囲気がする。
んで、主人公がとても良いキャラしてるわ。



562以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 02:17:17.5355ERYJkJO (1/1)

作中の人物のみならず、読者にまでトラウマを植え付ける駆祭はサディストの鏡だね

好きなキャラは今んとこ符流
ちょいちょい周りにペースを乱されてオペラ口調が抜け落ちたり、伊勢に御しやすい性格と評されたり……なんかツボだわwwww


563以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 12:06:34.86P/rp4i9kO (1/1)

ヒロイン枠で一里塚。
イケメン高身長女子なのに、ハッピーエンド主義だったり、料理の腕で上行かれて拗ねたりかわいすぎる。
あとは、月ヶ瀬、甲羅、東かな。
東は幸運というより不幸なイメージがあるけど……
あと、主人公があまりにハイスペックで感情移入しづらいってのが面白い。
ちょうど前作と正反対な感じなのがまたいいよね。


564 ◆5IONXlxNzTMN2016/01/25(月) 12:54:55.47HPsrW9oAO (1/1)

このままだと矛盾が発生してしまうので補足

>>282の

モノクマが持ってきたのは何かのチップのような物。
ご丁寧に一人一人の名前まで書いてある。

の名前が書いてあるのは原作の秘密の封筒のようにチップが入っているケースです。
チップそのものに名前が書いてあるわけではありません。

ケースについてきちんと書かなかったため矛盾を感じた人がいたら申し訳ありませんでした。


565以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/26(火) 04:58:30.85ExQHhy4Y0 (1/1)

お堅いハイスペ主人公俺も好きだな
他の好きなキャラは男子はダヴィデと月ヶ瀬、女子は一里塚と中後かな


566以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:01:15.05h2fibhTRO (1/3)

これから投下する文章は不快な内容を含むため、作者の方はなるべく読まないで下さい。


567以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:04:38.86h2fibhTRO (2/3)

2スレ目の284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。名付けて、
~奥寺厨の軌跡 第一回目~
まず初めに、奥寺厨は少なくとも末尾OとOと0の三台を持っている。主に末尾OとOの二台を使って二レス連続で投下して安価を取得し、終わったらIDを変えて次の人物安価まで待つのが基本パターン。実際にスレを見てみる。
>>13-14ksk→奥寺。この間、約2秒。冒頭の始めの安価でいきなり登場してるね。次。
>>18奥寺厨の優先順位は奥寺→天童→祭田の順なんだけど、祭田は奥寺と絡ませるときくらいであまり安価に登場させてこない。そこまで祭田に興味ないものと思われる。つまりこの安価は奥寺厨のものではない。次。
>>20-21奥寺→奥寺。末尾OとO。しかも>>19が投下されてから>>20が埋まるまで23秒。そして2秒後に奥寺。露骨だね。次。
>>24はい来た天童。しかも>>21とID同じ。でも>>23は奥寺厨ではない。次。
>>100自己紹介を終えて探索メンバー。奥寺。ここでは天童を探索メンバーに入れることができなかったため、特に不正はしていない。次。
>>125-126ksk→奥寺。末尾Oと0。>>124が投下されてから埋まるまで40秒。そして7秒後に奥寺。7秒といつもよりかかりすぎて奥寺厨かわかりにくいが、40秒でkskする奴はいない。次。
>>169-170祭田、天童→すばる(天童)。末尾Oと0。>>168が投下されてから埋まるまで14秒。そして1秒未満で天童。どうみてもおかしい。次。
>>176-177東→奥寺、祭田。末尾OとO。16秒かかっているから遅めだが、>>177は>>169とID同じだから奥寺厨の犯行。ついに人物の連続安価取得にまで手を出し始めた。次。
>>233-235奥寺の安価に挟まれているが、>>233の末尾はoのため奥寺厨ではない。次。
>>260-261祭田、東→すばる、奥寺。末尾OとO。この間1秒。奥寺厨は天童を「すばる」とひらがな表記する傾向がある。次。
>>295-296すばる→符流、奥寺。末尾OとO。>>294が投下されてから埋まるまで26秒。7秒後に符流、奥寺。チップ動機発表後の初めての安価がこれ。次。
>>303-304すばる→天童。末尾OとO。>>302が投下されてから埋まるまで19秒。2秒未満後に天童。動機発表後はクロ回避のために奥寺と天童のコミュを取っておきたかったんだね。連取りしてんじゃねえよ。つい>>307の書き込みをした。次。
>>545-546生き残りメンバーの様子確認。間に合ってない。安価くるとは思わなかったんだね。次。
>>559-560奥寺、祭田ちゃん→奥寺が1番好き。だって。以上。

~コラム:奥寺厨の軌跡 どうして奥寺厨は奥寺にこだわるのか~
名前が採用されたから。
特急五スレ目856-857。ksk→奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕。855が投下されてから埋まるまで11秒。1秒後に奥寺。
あと祭田の名前も採用されてる。879-880。天然→祭田 結奈(まつりだ ゆな)〔印象派〕。879がキーワードのみでIDが856の奥寺のkskと同じ。そして奥寺と祭田の採用IDはどちらも他に書き込みのない単発ID。
~どうして天童にもこだわったのか~
奥寺と天童のキーワードには共通点がある。
857奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕
810星見 大翔(ほしみ ひろと)〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕
どちらにも「真っすぐ」が含まれる。あとキーワードが長い。857も810も単発ID。主人公的な活躍を期待してるんだろうね。
ID変えてる末尾OとOは書き込み数がないor少ないもので特定できたけど、末尾0はID変えられないみたいだからどれなのか特定できなかった。以上。
今回の軌跡はここまで。


568以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:07:26.38h2fibhTRO (3/3)

今までのレスに対しての書き込みは、作者やその他の読者の迷惑にならないように現行スレに書き込まないこと。
この1スレ目かロンパSSwiki掲示板のネタバレあり雑談スレかツイッターに書き込むこと。


569以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 16:13:42.96RZMiT/pcO (1/1)

>>568
お前キモいわ


570以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 18:24:21.91d0zuvuzno (1/1)

>>569
とりあえず本人乙

別に特定の誰かに安価が偏ってもいいと思うけど
スレの流れ的に偏るのと何も違わないだろう


571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 18:31:23.99q79AI5BZO (1/1)

>>569
糾弾が正しいかどうかとかは別としても、人格批判しかできないようなレスはやめろ

また人物連続取得の規制増やしたほうがいいかもしれないけど、三代端末あるから一人で回され続けるだけになるかもな…