450 ◆HAYARIDvxk2015/11/07(土) 23:27:50.21MQsBnNMzo (16/16)



今夜はここまでです

ちなみにのどっちが使った(意味深)シーツは5,000円から


おやすみなさい






451以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/08(日) 01:02:13.77DAHEGNv1o (1/1)

乙です


452以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/08(日) 06:13:30.78YaKHRUxC0 (1/1)

乙ー
のどっちかわいい!すっかりはやりんに次ぐヒロインだな


453以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/08(日) 15:22:27.69kMQLS5Lmo (1/1)

のどかわいいいい


454 ◆HAYARIDvxk2015/11/09(月) 23:32:56.37CPNa6oVqo (1/4)



「須賀くんが部活に来なくなってもう一週間ね……」


「学校にも来とらんのじゃろ?」


「ええ、そうですね……」


先輩たちの言葉に頷く


「しかし私たちを残していくなんていい度胸だじぇ!」


「……本当ですよ」


優希ちゃんも和ちゃんも心配そう


「咲はなにか聞いとらんのか?」


「……ええまあ」


「ほうか……」


ごめんなさい、部長


少しだけウソついちゃいました……


そう、京ちゃんがどうなっているかをまったく知らないわけではない


知らないわけじゃないんだけど……


「ま、そろそろはじめましょうか」


事情を察しているだろう竹井先輩が話題をそらしてくれる


こんなときには本当に頼りになる先輩だ


とはいえ空気が重いのはかわらないんだけど……






455 ◆HAYARIDvxk2015/11/09(月) 23:38:32.58CPNa6oVqo (2/4)



「みんな、心配してるんだからね?」


「ああ、ごめん」


電話口の咲は明らかに不機嫌だ


「さすがに目的の人に会えたからって倒れるなんてどうかと思うよ」


「……そうだな」


咲のいうことはまったく間違っていない


「おじさんたちはもうそっちに行ったんでしょ?」


「ああ、今日帰ったけどな」


「どうせならみんなで会いに行こうか?」


「誰かさんが迷子にならないならな」


「むぅ……」


「ま、そろそろ消灯時間だから切るぞ」


「うん、おやすみなさい、京ちゃん」


「おやすみ、咲」


そういって電話を切る


たった一人の病室では咲との他愛ない会話はかなりありがたい







456 ◆HAYARIDvxk2015/11/09(月) 23:47:01.82CPNa6oVqo (3/4)



はやりさんに会えたその日


俺はそのまま倒れたらしい


目が覚めたとき父さんと母さんが俺を見下ろしていた


「どうせなら長野で会いたかったなぁ」


「まったくね」


「ごめんなさい……」


怒りを通り越して呆れていた父さんたち


とはいえここは島根


長野からも東京からも少しどころなく遠い


さらにはやりさんに会いに行ったは内緒なのだ


結局俺がここにいるのは父さんたちを除けば咲ぐらいだ


お見舞いに来てくれるっていった健夜さんたちの言葉も全部断った


だって……


恥ずかしいしな


ある程度体調が戻ってくると退屈だ


普段学校に行っている間のテレビは俺には合わない


結局、咲との電話が数少ない娯楽なのだ


……和たちの電話やメールを無視しているのは心苦しいが







457 ◆HAYARIDvxk2015/11/09(月) 23:57:56.07CPNa6oVqo (4/4)



「こんにちは」


「こ、こんにちは……」


長野に戻ってしまった父さんたち


そんな中で毎日来てくれるこの人は貴重な存在だ


『はやりちゃんのママの美月です☆』


そういって自己紹介された瞬間、親子だと確信したのは内緒だ


「辛気臭い顔をしてたら新規のお見舞いなんて来ないわよ?」


「そ、そうですね……」


いまだにこのダジャレにはなれないけど……


「はい、今日の分どうぞ」


「ありがとうございます」


そういってケーキを差し出してくれる


どことなく味気ない病院食の中ではかなりの贅沢品だ


食事制限がなくてよかった……


血を吐いて入院すると絶食で御飯時の匂いに軽く殺意が沸くらしいしな……






458 ◆HAYARIDvxk2015/11/10(火) 00:07:38.64FnmYz1RXo (1/3)



「そういえば須賀くんは退院したあとどうするの?」


「どういうことでしょう?」


「退院してすぐに長野まで帰れるの?」


「あ……」


あの強行軍は退院したばかりの俺にはかなりのきついだろう


一人で成し遂げるのは不可能といっても過言ではない


「須賀くんさえよければアルバイトしない?」


「アルバイト……ですか……?」


「そう、朝昼晩3食昼寝付きで住み込みのアルバイト」


「それは……」


「ホテルや旅館はないわよ?」


「お、お願いします……」


そう答えるのが精一杯だ


「じゃあうちのお店のお手伝いをお願いね」


「え!?」


「伊予柑を食べてきたからいい予感がしたのよねー」


俺の言葉を無視して出て行く美月さん


悪い予感しかしないけど大丈夫か……?


まだ話せていないはやりさんのことがただただ気がかりだった







459 ◆HAYARIDvxk2015/11/10(火) 00:17:10.02FnmYz1RXo (2/3)



「じゃあ行きましょうか」


「……はい」


その日のうちに翌日、つまり今日の退院が決まった


曰く


「ただ病室でじっとしてるより外で動いてる方が精神的にいい」


らしい


病院の先生が言うのだから間違いないだろう


父さんたちが置いていってくれたお金で支払いを済ませ、美月さんと一緒にタクシーに乗り込む


病院から目的地へと向かっていく


あのときは必死すぎてわからなったが、長閑という言葉がぴったりだ


なによりも海がある


長野にはない海がある


ただその一点だけで負けた気がした






460 ◆HAYARIDvxk2015/11/10(火) 00:17:43.64FnmYz1RXo (3/3)



眠いのでここまでで

皆さんも血を吐いて入院しないようにしましょうね


おやすみなさい





461以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/10(火) 05:14:44.241bQgcF2g0 (1/1)

乙ー
エロかわいい美月ママンきた!


462以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/10(火) 11:36:26.56uZ1BCe2+O (1/1)

乙~
島根編が始まるのかな?という事はシノハユメンバーが出てくるね


463以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/10(火) 11:41:04.56RtvqshSUo (1/1)

乙です


464 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 22:15:41.03UdSV9GiJo (1/9)



「じゃあこっちの部屋を使ってくれるかしら?」


「え、ええ」


泊まる予定もなかった俺の荷物なんてたかが知れている


父さん達が持ってきてくれたボストンバッグに入っている荷物だけだ


ベッド脇の棚の上にカバンを置きベッドに腰掛ける


とはいえすることはないので体を伸ばす


「うーん……」


ポキポキという音が体がなまっていることを俺に突きつける


「ちょっといいかしら?」


「ええ、大丈夫です」


美月さんのノックする声に応える


「エプロン用意したんだけどこれでいいかしら?」


「ええ、ありがとうございます」


言われるがままに着けてみる


「バッチリじゃない」


「ありがとうございます」


まだ働き始めてすらいないのだが制服を着ると気が引き締まるのだから不思議なものだ


「今夜はパーってパーテーにしましょう」


「あ、あはは……」


力なく笑うのが精一杯だ







465 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 22:23:27.30UdSV9GiJo (2/9)



「な、なんで京太郎くんがここに……!?」


買い物から帰ってきたらしいはやりさんがビックリしている


「えと……」


「ゆかいに誘拐してきちゃった♪」


俺が答えるよりはやく美月さんが答える


「「え!?」」


思わずはやりさんと声が重なってしまう


「ほ、本当……?」


不安げに尋ねてくるはやりさん


「ち、違いますよ?」


「そうそう、早々に復帰できるようにうちでリハビリしてもらおうと思ってね」


「そうなんだ……」


絶好調な美月さんとは対照的にはやりさんは大きなため息を吐いた


なんとか我慢できた俺を褒めてあげたい







466 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 22:45:08.84UdSV9GiJo (3/9)



「なるほど……」


俺の説明にはやりさんが納得してくれたらしい


いちいち入る美月さんのちゃちゃをお互いに無視したのはいい判断だったと思う


「今日はパパはいないけどね」


「ふふ、はやりちゃんが腕をふるうから楽しみにしててね♪」


「え!?」


「あら?はやりちゃんの料理京太郎くんも食べたいわよねぇ?」


「え、ええ」


「それとも?はやりちゃんは退院したばかりの京太郎くんを満足させられるお料理も作れないのかしら?」


「そ、そんなことないもん!」


「じゃ、おまかせしてもいいかしら?」


「おまかせあれ☆」


こうしてみているとやっぱり親子だ


だけど、久しぶりのはやりさんの料理が楽しみなのも本当だしな







467 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 22:57:20.63UdSV9GiJo (4/9)



「じゃあはやりちゃんがお料理してる間に私たちはお風呂に入っちゃいましょうか☆」


「え?」


「せっかくだから背中流してあげるね☆」


「「え!?」」


またはやりさんと声が重なる


「じょ、冗談だよね、ママ?」


「うふふ」


これが不敵な笑みってやつか


「京太郎くん、一応お風呂に入るときは鍵して入ってね?」


「わ、わかりました……」


「鍵なんてかけてもキーっと無駄よ……?」


どことなくある凄みに思わず気圧されてしまう


「と、とにかく京太郎くんと一緒にお風呂に入ろうとしたらママのこと嫌いになっちゃうからね!」


「それは困るわねぇ」


そんな軽口が言い合えるくらい仲がいいみたいだ







468 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 23:13:24.35UdSV9GiJo (5/9)



「お湯加減どうだったかしら?」


「ええ、とても気持ちよかったです」


「それはよかったわ」


足を伸ばしてお湯に浸かれる


これがどれほどの贅沢かを痛感した


「じゃあ、はやりちゃん、私たちもお風呂に行こうかしら」


「え?でもお料理が……」


「あとはかき混ぜるだけでしょ?」


「う、うん……」


「それぐらいだったら俺がしますから二人ともお風呂へどうぞ」


「ということよ?」


「うん、わかった……じゃああとはお願いね?」


「ええ、任されました」


お風呂場へと向かっていく二人


二人ともあのスタイルなのだ


はやりさんに勝るとも劣らない美月さん


……先にトイレに行ってくるか







469 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 23:19:11.84UdSV9GiJo (6/9)



……ふぅ


二人の楽しげな声が聞こえて来る


これは……


色々と来るな


主に下半身に


っと、そんなことをしている場合ではない


かき混ぜないとな!


鍋の中では美味しそうなシチューが出来ている


ゴロゴロと見えるブロッコリーや人参、それにジャガイモ


今でさえほんのりと肌寒いのだから夕食にはぴったりだろう


二人のことを考えないように鍋に向き合う


「あがったわよ」


「大丈夫?」


「ええ、大丈夫です……」


ほんのり濡れてしっとりと張り付く髪の毛


薄い布地のせいでラインが強調されるパジャマ


そして……突き出た二つのおもち


ただただ無言でトイレに駆け込んだ







470 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 23:27:35.23UdSV9GiJo (7/9)



「ふぅ……」


今日はどっと疲れた気がする


美月さんがアーンしてくれたまではよかった


よかったんだけど……


「ふーん……」


そのときのはやりさんの真顔が頭から離れない


結局はやりさんと話したいことはたくさんあった


だけど話すことはほとんどできなかった


それどころか怒らせてしまったみたいだ


なんとか明日から名誉挽回していかないとな……


病院の硬いベッドとは違いかなり寝心地がいい


疲れたのも相まって瞬く間に眠りの淵へと引き込まれていったのだった……




続く







471 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 23:35:32.15UdSV9GiJo (8/9)



次回予告


「……ぅん?」


目をさますとなんだか体が重い


感覚的なものでなく物理的に動かせない


「……鎖?」


首だけを動かして確認してみると両手はしっかり固定されている


感覚的に両足もだろう


大の字に広げられて固定されてしまっている


「おはよう、京太郎くん☆」


「……はやりさん?」


言葉こそははやりさんのそれだ


でも顔は昨日のあのときのはやりさんだ


「あのね……?ママにとられちゃう前にはやりのものにしちゃうの……」


「……え?」


「大丈夫、京太郎くんの面倒は全部見てあげるから☆」


そういって笑うはやりさん


まだ血の滴る包丁を手に顔だけが笑うはやりさんに、心は徐々に絶望の淵に沈んでいった……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!








472 ◆HAYARIDvxk2015/11/15(日) 23:36:19.30UdSV9GiJo (9/9)



ということで島根編です

美月ママのセリフ回しが難しいです

まだ島根にいるだろうキャラが出てきたらどうなるんですかね……?



おやすみなさい






473以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/16(月) 06:55:47.10NibASOAe0 (1/1)

乙ー
美月さんエロいわー


474以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/17(火) 05:29:29.82dTgbmQLM0 (1/1)


はやりんの久々のまともな登場で嬉しい。それにしても美月ママとのお風呂チャンスが~


475以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/19(木) 17:35:31.59HCHOshjBo (1/1)

やっぱり京はやがNO1!


476 ◆HAYARIDvxk2015/11/22(日) 23:45:46.85uTRB/7pao (1/3)



「おはようございます……」


「あら、おはよう」


「おはよう ☆」


染み付いた習慣というものは恐ろしいもので、毎朝の検温の時間には目が覚めてしまった


秋真っ盛りということでまだ暗い


だけど階下に降りてみたらもう二人ともしっかり着替えて今日の朝ごはんらしき準備をしている


体は正直なもので空腹を告げる音が鳴り響く


「ふふ、朝ごはんの準備はできてるからまずは顔を洗っていらっしゃい」


「はい……」


気恥ずかしさを晴らすようにさっさと洗面所に向かう


冷たい水で顔を洗うと気分がシャキッとした


ただ泊めてもらうだけじゃなくてちゃんとお手伝いもしなくちゃな!


……昨夜のらしい女性ものの下着にどきりとしたのは内緒だ


…………どっちのだったんだろう?







477 ◆HAYARIDvxk2015/11/22(日) 23:54:05.36uTRB/7pao (2/3)



「「「いただきます」」」


顔を洗って戻ってくると配膳が完了していた


今朝の献立は


ご飯、味噌汁、アジか何かの干物、大根の煮物に卵焼き


これだけでかなり美味しそうだ


覚めたばかりの体を起こすために味噌汁をすする


「美味しい……」


「お家のお味がわからかいから不安だったけど大丈夫だったかな?」


「ええ、すごく美味しいです」


病院から退院したばかりの俺にはかなり優しい味に感じる


味噌の匂いと喉を通る温かみで体は一層元気になり食欲も湧いてきたらしい


よし!


エネルギー補給のためにしっかり食べなきゃな!







478 ◆HAYARIDvxk2015/11/22(日) 23:58:38.19uTRB/7pao (3/3)



大根の煮物は箸でスーッと切れる


器を左手に持ってふーふーと吹いてから口に運ぶ


おお……


歯を立てただけなのに崩れた大根からはたっぷりの煮汁が飛び出す


「これは……」


なんだろう?


少なくとも大根だけの味じゃない気がする


「イカと一緒に煮てみたの」


「イカ……ですか……?」


「そうそう、イカの味を吸って美味しくなってるでしょ?」


「ええ、たしかに……」


「ブリ大根みたいな感じだね☆」


美月さんもはやりさんも得意げだ


「ちなみにイカは今夜の晩御飯だからね」


「ええ、わかりました」



今から晩御飯が楽しみだ







479 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:03:23.52ODpBe5hyo (1/11)



次は卵焼きだな


箸で切って口に運ぶ


「……え?」


「もしかして甘い卵焼きは口に合わなかった?」


「いえ、初めて食べたのでビックリしました……」


「はやりちゃんの卵焼きも私直伝で甘いから慣れておいたほうがいいわよ?」


「も、もう!ママ!」


顔を真っ赤にしたはやりさん


なんだかこんな日常が久しぶりすぎて、なんだかこんな日常がとても温かい


たった一人の大部屋で食べる病院食は味気なかったもんな……


脂ののった味の干物に熱々のごはん


よくぞ日本人に生まれけりとはこういうことだ


結局2回もおかわりしたもんな……







480 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:11:49.32ODpBe5hyo (2/11)



「「「ごちそうさまでした」」」


食器を食べてお茶を飲みながら3人で一息つく


「それにしてもやっぱり男の子はいい食べっぷりね」


「すいません……」


なんとなく悪いことをした気になってしまう


「ううん、せっかく作ったものを美味しそうに食べてもらえるのは嬉しいわよ」


ね、はやりちゃん?という言葉にはやりさんも頷く


「ママがパパに美味しいって言ってもらえると今でも嬉しいわよ」


「そうなんですか」


「パパが一緒にいてくれればよかったのに……」


「ま、ママ!そろそろお店の準備しなきゃ!」


「ええ、そうね」


はやりさんが振り回されているのはなんだか新鮮だ


お店の準備を始める二人のかわりに食器洗いをする


それぐらいしないとバチが当たりそうだしな……


せめてもの感謝の気持ちってやつだ







481 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:18:40.80ODpBe5hyo (3/11)



食器洗いを終えたらお店の掃除


初日はそのまま倒れてよく見えなかったけどこうしてみるとこじんまりしているがいいお店だ


店員さんも美人ぞろいだしな


ちなみに俺が掃除を担当するのにはわけがある


その……さすがに洗濯はな……


咲ならともかく……


部室の掃除で慣れているとは言ってもやっぱり勝手が違う


それでも普段から手入れが行き届いているらしく汚れらしい汚れはほとんどない


掃除を終えると今度はお店へのケーキの陳列だ


「やっぱり男の子がいてくれると助かるわね」


「いえ、こちらもお世話になってますから」


材料なんかの補充も俺の仕事だ


「おお……」


開店間際となるとショーケースには美味しそうなケーキが並んでいる


「じゃあ、始めましょうか」


お店を開ける


なんだか今日はいいことが起こりそうなくらい綺麗な秋晴れだ







482 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:26:59.05ODpBe5hyo (4/11)



「すごかった……」


ケーキ屋さんというものを舐めていた


『あまりお客さんは来ないだろう』


そんなのは馬鹿げた幻想だった


美人の店員さんが接客してくれる


そのうえケーキ自体も美味しい


それだけでも人気要素しかないだろう


そのうえ……


「モテモテみたいね、京太郎くん♪」


「あ、あはは……」


なぜか奥様がたに騒がれ口コミが口コミを呼んで次から次にお客さんが


ショーケースがほとんどからになってようやく一息つけたくらいだ


「こーら、ケーキ屋さんがふけーきな顔しちゃダメだぞ☆」


「すみません……」


いまだに美月さんがよくわからない……







483 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:34:10.38ODpBe5hyo (5/11)



「さて、そろそろ出かけましょうか」


「おでかけですか?」


「うん、京太郎くんも準備してくれるかな☆」


「え、ええ……」


言われるがままに準備をする


といっても渡される荷物を車に運び込むくらいだが


そのまま言われるがままに車に乗り込む


「じゃあ出発ね☆」


大きめのバンを美月さんの運転で目的地へと向かっていく


とはいえその目的地も目的も知らされてないわけだが……


不安な俺とは対照的に後部座席の隣に座るはやりさんは楽しげだ


二人揃ってはやりさんの歌を歌っているくらいだ


貴重な共演のはずなのに不安ばかりが大きくなっていく


「よし、着いたわよ」


「じゃあ荷物を下ろすのを手伝ってくれるかな☆」


「え、ええ……」


目的地はどうみても小学校だった






484 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:40:36.91ODpBe5hyo (6/11)



「あの……ここは……?」


ケーキを乗せた台車を押しながら隣を歩くはやりさんに尋ねる


ちなみに美月さんは職員室の方で手続きがあるらしくそっちにいってしまった


「えっとね……これもお仕事の一環かな」


「そうなんですか?」


「あのね?京太郎くんは給食を作ってるのは給食センターって知ってる?」


「ええ、まあ……」


「でもね?この学校は児童が少なくて給食センターがなくなっちゃったの」


「……え?」


「新しい業者さんが入ってくるまでお弁当でなんとかしてるんだけどせめてデザートくらいはっていうお願いが来たの」


「なるほど……」


「でね?せっかくだからママと受けることにしたの」


「そうでしたか……」


「あ、ここだよ☆」


そこには『給食室』とあった


「今はデザート室なんだけどね」


そういってはやりさんがイタズラっぽく笑った


久しぶりのそんな表情に思わずどきりとしてしまった







485 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:44:44.61ODpBe5hyo (7/11)



「行くよ」


「え?」


はやりさんに手を引っ張られて給食室ではなくデザート室へと入っていく


「こんにちは☆」


はやりさんがそんな挨拶を見るのは久しぶりだ


テレビの前でないのは初めてだ


「こーんにちはー!」


40人くらいの小学生たちが元気な返事を返してくる


「はやりお姉ちゃん、今日のケーキは何?」


「今日はね、秋だからモンブランだよ☆」


「私モンブラン大好き!」


小学生たちが口々に声をあげている


「もしかして牌のお兄さん?」


「あ、ああ……」


「おおすげえ!」


「あの……握手してください!」


「こ、こう?」


そこからなし崩し的にちょっとした握手会だ


先生まで来てたしな……


ただ……


小学生も悪くないな!







486 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 00:49:52.01ODpBe5hyo (8/11)



「今日はお疲れ様」


運転しながら美月さんが声をかけてくる


「い、いえ……」


小学生の相手はたいへんだな……


少なくとも俺に先生という職業が向かないだろうことはよくわかった


「人気者だったね☆」


はやりさんが笑いながら話しかけてくる


「え、ええ……」


「はやりちゃん、毎週録画までして見てるもんね」


「い、言わないでよママ!」


「そうなんですか?」


「う、うん……」


「ありがとうございます」


「う、うん……」


顔を真っ赤にして俯いてしまった


それでもはやりさんがみていてくれたというのは嬉しい


「さあ、着いたわよ」


はやりさんの顔は真っ赤なまま無事、お店にたどり着いた







487 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 01:07:35.05ODpBe5hyo (9/11)



ふぅ……


あの後お店の片付けをして晩御飯を食べて


大根とイカの煮物美味しかったな


そのままお風呂に入って今は俺にあてがわれた部屋のベッドに座っている


なんだかどっと疲れた


だけどなんだか心地よい疲れだ


久しぶりにはやりさんと一緒に仕事をできたっていうのもあるしな


やっぱりはやりさんと一緒にいるのは楽しいな


おっと、今日は早く寝ないとな


「明日はせっかくだから島根を案内しないとね!しまんねー滞在にならないように!」


美月さんの突然の提案だが嬉しいのは事実だ


さすがに思い出が入院だけなんていやすぎるしな……


それに一泊二日なのだ


否が応でも期待は高まる


早く寝て体力をつけとかないとな!


疲れもあったのか驚くほどあっさりと眠りの世界へと落ちていった……




つづく








488 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 01:12:40.38ODpBe5hyo (10/11)



次回予告


「ねえ、京太郎くん、親子丼は好き?」


きっかけは美月さんの何気ない質問


「ええ、好きですよ」


今思えばこの答えが間違いの始まりだった


「ほらはやりちゃん、ちゃんと慣らしとかなくちゃね」


「う、うん……」


全裸の二人が俺の逸物をお互いの胸で挟んで扱く


あまりの快感に意識が飛びそうになるのを必死でこらえる


とはいえ縛られて押し倒されているのだ


おまけに足にすわられているせいで体を起こすこともままならない


ただただ二人のなすがまま、なされるがままに俺はいろいろなものを卒業したのだった……




という展開ではありませんが次回もお楽しみに!







489 ◆HAYARIDvxk2015/11/23(月) 01:13:54.64ODpBe5hyo (11/11)



こんばんは

島根編が短い気がしますが気のせいです

ちなみに>>1の母校には給食室はありませんでした



今夜はここまでー

次回はまた一週間以内をめどにということで

おやすみなさい





490以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/23(月) 06:41:16.25bC+7dNYp0 (1/1)

乙ー
おなかすいてきた


491以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/23(月) 15:07:29.36+gUHwZD7o (1/1)

はやりんかわいいなあ


492 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 19:08:58.299hyqN/sBo (1/14)



「よし!」


目覚ましより早く目覚めてカーテンを開ける


まだ完全に日の出とは言えない空だが気分は清々しい


学校だったらこうはいかないな……


今日ははやりさんたちが島根を案内してくれるというのだ


楽しみじゃないわけないじゃないか


……決して期待で眠れなかったわけじゃないぞ


誰に対してかわからない言い訳をしながら手早く服を着替える


時計を見るとまだ二人とも起きていないだろう


趣味が悪いのはわかるがちょっとした悪戯心が芽生える


『寝起きドッキリ』


そんな言葉に胸躍らせながら顔を洗うために階下へ降りていく


「「おはよう☆」」


「お、おはようございます……」


俺のささやかな悪戯心は親子の息の合った挨拶にかき消されてしまった……







493 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 19:18:10.809hyqN/sBo (2/14)



「「「いただきます」」」


3人で声を合わせて挨拶をする


挨拶は大事だもんな


ささやかな悪戯心をくじかれた俺だがそれでもしっかり腹は空く


ましてや目の前に『THE 和食』という料理が整っているのだ


これで食欲が刺激されてない奴は間違いなくどこかしらに異常がある


すぐに病院に行くべきだ


メニュー自体は昨日とはそう代わり映えしない


ご飯、味噌汁、アジの開きに卵焼き、それに香の物


それでも美月さんの手作りらしい香の物やしじみのいい味の出た味噌汁


文句なく最高の朝ごはんだ


「アジの開きを綺麗に食べられるなんてアジな少年ね♪」


今日も美月さんは絶好調だ


朝食を済ませると準備のために部屋に戻った


文字通り雲ひとつない秋晴れの空に否が応でも心は高ぶった







494 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 19:18:37.829hyqN/sBo (3/14)



ちょっと中断します

また後ほど

失礼します






495再開します ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 21:33:29.179hyqN/sBo (4/14)



「しゅっぱーつ」


運転席に美月さん


そして後部座席にはやりさんと並んで座る


ちなみに助手席にはバスケットが置いてある


中身を聞いたら


『内緒』


親子揃ってそう言われたらひかざるを得ない


「それにしても……」


はやりさんと美月さん


淡い色にまとめられたブラウスとスカートのコーディネート


アイドルというよりはどこかのお嬢様みたいな格好だ


……アリだな


そんな二人にみとれつつ他愛ない会話をしていると海沿いを走っていた車は止まった


「ここは……」


「出雲の大社よ」


テレビでしか見たことないところに俺たちは到着していた


まだ朝早いおかげか観光客の姿は少ないらしい


平日だしな







496再開します ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 21:45:25.429hyqN/sBo (5/14)



「今日はよろしくね」


「いえ、こちらこそ」


ガイドらしき女性は美月さんと同級生らしい


ちょっと訛りが強めの女性に案内されながら境内を巡っていく


といっても大遷宮ということで工事中の場所もあって全ては見えなかったけど……


「また工事が終わってからどうぞ」


その言葉に楽しみになったのは内緒だ


それより不思議なことがある


やたら俺の名字が気になっていたみたいだ


須賀なんてありふれた名字だと思うんだけど……


広い境内をたっぷり説明してもらいながら歩いたのだ


いい感じでお腹も空いてきた


近くにある売店でお土産を見ながらどこからともなく漂ってくるいい匂いがそれを助長する


「お昼ご飯は……」


聞こうとしたときだ


「じゃあ、お昼ご飯を食べに行きましょうか」


紙袋を提げた美月さんたちに遅れないように車に乗り込む


「……え?」


たどりついた駐車場はどう見ても何か食べられるようなお店があるようには見えない


まさか目の前の海から調達してくるとか……


…………ないよな?







497 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 21:53:28.729hyqN/sBo (6/14)



不安に駆られる俺を尻目にさっさと歩いていく二人


遅れないように慌ててついていく


はやりさんが大事そうに先ほどのバスケットを抱えている


柔らかそうだな……


「じゃーん」


「なるほど……」


「島根のものは今夜食べられるからせっかくならお昼は景色のいいところで食べようと思ったの☆」


「お空も晴れて、心も晴れ晴れね☆」


「ええ、そうですね」


「立ってるだけじゃなくて座りましょうか」


そういってベンチに腰掛ける


汗ばむくらいの陽気に長野では決して味わえない潮風が心地よい


これだけでもちょっとした贅沢だ






498 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 22:10:49.549hyqN/sBo (7/14)



「はい、どうぞ☆」


「おお……」


思わず声が漏れてしまう


はやりさんの抱えていたバスケットの中身はお弁当だった


おにぎりとサンドイッチ、それにケーキ


職業柄なのか見た目もかなりいい


「京太郎くんのために早起きして作ったもんね☆」


「そうなんですか?」


美月さんの言葉に質問するとはやりさんが恥ずかしそうに頬を染めながら頷いている


「そ、そんなことはいいから冷める前に食べよう!」


魔法瓶から注いでくれた紅茶は湯気がたっている


「それもそうね」


「はい」


3人で手をあわせる


「「「いただきます」」」


挨拶は大事だからな







499 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 22:20:26.019hyqN/sBo (8/14)



まずは……


目の前にあったおにぎりに手を伸ばす


綺麗な三角形は海苔に巻かれて真っ黒だ


中身がわからないな……


「それはおかかだね☆」


「え?」


はやりさんの言葉に半信半疑になりながらかじってみる


湿気を吸って柔らかくなった海苔とご飯を頬張る


「美味しい……」


美味しいんだけど……


「海苔にも味がついてる?」


「「え?」」


「え?」


どうやらお互いの考えに食い違いがあるみたいだ







500 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 22:39:44.529hyqN/sBo (9/14)



「味付け海苔なんてあるんですね……」


「むしろそれが普通だと思ってたわ……」


お互いの誤解は無事解けた


それにしても……


おにぎりをまじまじと見つめてあることに気づいた


「具が頭から出てる?」


真っ黒なおにぎりのてっぺんから具が顔を出している


これも地域の違いなのだろうか?


そう思い二人を見る


「はやりちゃんの工夫よ」


「そうなんですか?」


「うん……京太郎くんに最初の一口から美味しく食べてもらいたいから……」


「ありがとうございます」


はやりさんの工夫のおかげで最初の一口から美味しい


かつおや梅だけでなく、わさび昆布に明太マヨ


色々と味わえてお得だ


ただ……


サンドイッチと違って紅茶が合わないのが玉に瑕だな……


とはいえ、とても美味しく食べることができた






501 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 22:56:56.419hyqN/sBo (10/14)



「この紅茶、ケーキにはよく合いますね」


「い、言わないでよ……」


はやりさんの顔は真っ赤だ


「ケーキ屋さんがふけいきな顔しないの」


そういって美月さんは笑っている


「そういえばはやりちゃんの夢はまだ変わらないの?」


ふと美月さんが尋ねる


「はやりさんの夢……ですか?」


俺もちょっと興味ある


なんだろう?


アイドル雀士じゃないのだろうか?


「そう、小さな喫茶店を素敵な旦那さんとすること」


「ま、ママ!?」


「まあまあ、旅の恥はかき捨てともいうから話してみたらどうかしら?」


「う、うん……」


ポツポツと話し始めるはやりさん


その目はとても楽しそうだった






502 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 23:12:11.339hyqN/sBo (11/14)



「疲れたね~」


勾玉作りを見学したり、鳥取県まで足を伸ばして妖怪を見たり


旅館に着いた時はすでに日は落ちていた


「そういえばお知り合いなんですか?」


「はやりちゃんの昔からのお友達だよね?」


「うん☆」


楽しげに話す姿は良子さんや健夜さんたちとは違った親しさがある


「本当ならはやりちゃんのお友達たちも呼びたかったんだけどね……」


「はあ……」


なんでも昔島根県大会で優勝を争ったこともある人たちらしい


昔から麻雀強かったんだ……


そんな人たちと会ってみたいという思いもないわけでもない


「せっかくの家族旅行だからね☆」


「ふーん……」


「べ、別に深い意味はないからね!?」


そんなやりとりをしていると晩御飯が運ばれてきた


お昼にあれだけ食べても色々と出歩いたせいでまたお腹が空いている


体ってやつは正直だ







503 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 23:21:43.129hyqN/sBo (12/14)



「美味しかったです……」


寒くなってきた夜に温かい料理はとてもありがたい


長野とはまた違っていたがこれはこれでいいもんだ


「それにしても……」


各部屋に温泉がついているなんて……


「京太郎くん、どうせなら一緒にお風呂に入る?」


「ちょ、ちょっとママ!?」


「冗談よ、冗談」


そういっていたずらっぽく舌を出す


「いいから先に入っておいで」


「ええ、そうします」


二人の言葉に甘えて部屋についている脱衣室に向かう


襖で遮られているせいで部屋の中から見られることはない


逆に言えば覗き放題ということだけど……


そんな雑念を脱ぎ捨てるように着替えていた浴衣を脱いで温泉へと向かった







504 ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 23:22:22.269hyqN/sBo (13/14)



この後性的な描写があります

苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


15分くらい休憩してから再開予定です






505えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/29(日) 23:55:02.629hyqN/sBo (14/14)



「ふぅ……」


やっぱり大きいお風呂はいいな


体を洗うことすらままならなかった病院での生活を思えばかなりいいものだ


部屋に備え付けとはいえ家族で入ることも想定されているのか広めだ


それこそ泳げそうなくらいにな


鈍りきった体を少しでも動かしたいという思いもある


体を伸ばしてはいるがそれだけでは物足りない


よし……


そう思い泳ごうとしたときだった


「お客様、お風呂での水泳はご遠慮ください♪」


「すいませ……え?」


旅館の従業員かと思って謝ろうとしたときだ


「な、なぜお二人がここに……?」


「来ちゃった☆」


楽しげな美月さんと申し訳なさそうなはやりさん


それだけで大体の事情を察することができた


「それより寒いから入ってもいいかな?」


「え、ええ……」


さすがに裸にバスタオルだけでは寒いだろう


対照的に二人が入ってくる


バスタオル越しでもわかる体つきはさすが親子というべきだろうか


こんなところも親子で似るのかもしれない







506えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 00:09:09.6164zquynoo (1/12)



「おじゃましまーす♪」


「お、おじゃまします……」


バスタオルを外すところから慌てて目をそらす


二人が入ってきた音を確認して戻す


おお……


歓声をあげそうになるのを必死にこらえる


手で軽く押さえているだけとはいえ二人の豊満なバストは浮かんでいる


はやりさんのを見たことは一度や二度ではないが美月さんもそれに勝るとも劣らない


もしもこれが遺伝子なのだとしたら残酷だ


「ねえ、京太郎くん」


「は、はい!?」


邪な考えを見抜かれたのではないかと声が裏返る


「背中……流してくれるかしら?」


「わ、わかりました……」


「ほら、はやりちゃんもお願いしましょう?」


「う、うん……」


そういって連れ立っていく二人の素っ裸な後半身を見ながら、バスタオルを慌てて腰に巻いた







507えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 00:28:28.5164zquynoo (2/12)



「じゃあお願いね」


「……お願いします」


備え付けの小さなシャワーの前に二人が並んで座る


バスタオルを軽く置いているおかげで大きな膨らみは見えない


かえって想像を掻き立ててくるのは内緒だ


「 失礼します……」


石鹸をたっぷり泡立てたタオルで美月さんの背中をまずはこする


はやりさんのお母さんというはずなのにシワもたるみもほとんどない


隣のはやりさんと比べても遜色ないくらいだ


俺がそうしているうちに二人は髪の毛を洗っている


濡れたバスタオルはぴったりと張り付きメリハリの着いた体を浮かび上がらせる


……やばい


そんな雑念を振り払うように二人の背中をこする


もはや柔らかさなんかを感じる余裕なんてまったく残っていなかった







508えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 00:38:03.2964zquynoo (3/12)



や、やっと終わった……


そう思って一息つこうとしたときだった


「ねえ、京太郎くん」


「は、はい!?」


思わず素っ頓狂な声が出る


「マッサージしてくれないかしら?」


「マッサージ……ですか……?」


「ええ、色々凝っちゃって」


「そ、そうですか……」


たしかにこれほどのものだもんなぁ


あの幼馴染とはまったく無縁の話だ


とはいえ数日間お世話になっているのだ


「ええ、かまいませんよ」


これぐらいしてもバチは当たらないだろう


「じゃあお願いするわね」



「ええ」


そういって両手を美月さんの肩へと伸ばした







509えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 00:53:52.1464zquynoo (4/12)



「えっと……気持ちいいですか?」


「ええ、男の子にマッサージしてもらうのはいいわね」


「はあ……」


よくわからないけど褒められて悪い気はしないな


そんな俺たちをはやりさんはチラチラ見ている


「じゃあ今度は……」


「ちょ、ちょっとママ!?」


俺の手を誘導していく美月さんにはやりさんが抗議の声をあげる


俺の手は何か柔らかいものを掴んでいる


「おっぱいも凝っちゃうからね♪」


どうやら美月さんの胸らしい


タオル越しとはいえ十二分にその柔らかさや弾力は伝わる


いわれるがままに揉みしだく俺にはやりさんが苦々しげな視線を送ってくる


とはいえ両手をしっかり掴まれているせいで離れることもできない


ただ早く終わってくれ……


そう願いながら美月さんの二つの膨らみを堪能していた







510 ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 01:04:12.7364zquynoo (5/12)



眠気が限界なのでここまでにします

続きはまた近いうちに

おやすみなさい






511以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/30(月) 06:03:53.73r5kIXDXz0 (1/1)

乙ー
美月さんエロすぎ最高


512以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/11/30(月) 12:35:41.680gERuGFMo (1/1)

エロすぐる


513 ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 22:05:22.6764zquynoo (6/12)



こんばんは

昨夜に引き続きひっそり更新していきます

性的な描写がありますので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください



でははじめますよーぅ






514えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 22:19:57.3764zquynoo (7/12)



「じゃあ今度はたーんと綺麗にしてあげるターンね」


「……え?」


美月さんに言われるがままに椅子に腰掛ける


「気持ちいいかしら?」


「ええ、ありがとうございます……」


はやりさんの鋭い視線を必死で受け流そうとする


それでも美月さんに洗ってもらうのは気持ちいい


痒い所に手が届くというのはこういうことだ


「どうせならもっと気持ち良くしてあげましょうか」


「……え?」


鏡越しだけど美月さんがタオルをたたんでいるのが見える


「ぎゅー☆」


「な、なにしてるの、ママ!?」


「どうせならおっぱいでいっぱい洗ってあげようと思って♪」


意識が飛びそうになったのを懸命にこらえたのは褒められてもいいと思う……







515えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 22:32:48.2164zquynoo (8/12)



「気持ちいい?」


「は……い……」


そう答えるのがやっとだ


「そ、そんなことしちゃダメだよママ!」


「あら?私は京太郎くんに気持ちなってほしいだけよ?」


そーれーとーもー?


間延びした声で挑発するようにはやりさんにいう


「はやりちゃんにはこんなことはできないのかしら?」


完全な挑発だ


おそるおそるはやりさんを見てみると……


「で、できるもん!」


「は、はやりさん!?」


唯一体を覆っていたバスタオルを脱ぎ去り俺に前から抱きつく


「わ、私だっておっぱいで京太郎くんを気持ち良くできるもん!」


「じゃあ……どっちがおっぱいでいっぱい気持ち良くできるか勝負ね」


「望むところだもん!」


天国のような地獄の時間


そんな時間はただただ長く感じられた……







516えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 22:54:43.7864zquynoo (9/12)



「どちらの方が気持ちよかったかしら?」


「私だよね!?」


「ふふ、正直に言っていいのよ?」


前と後ろからプレッシャーがかけられる


「……決められませんでした」


これが俺の精一杯の答えだ


「その……どちらも気持ち良くて……」


柔らかく吸い付くような美月さん


柔らかい中にも弾力があるはやりさん


固くなった二つの突起のアクセントも相まってかなり気持ちいい


だから……


「すいません……どっちもとても気持ち良くて……」


「そう、じゃあ引き分けね」


「うん、そうだね☆」


二人とも結果に満足してくれたみたいだ


冷めちゃう前に温まろうという二人に手を引かれながら湯船へと浸かる


……どうしよう


満足げな二人とは対照的に俺には大きな不満が残った


おもに下腹部にだが……







517えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 23:07:27.7764zquynoo (10/12)



「お酒おいしいわね」


「そ、そうですか……」


俺に抱きついている二人


両腕に当たる感触が気持ちいい


「それにしてもママとこんな形でお酒を飲むことになるなんて……」


「はやりちゃんは私とお酒を飲むのはいやかしら?」


「……ううん」


「ふふ、私もはやりちゃんとお酒を飲めて嬉しいわ」


そういって杯を交わす二人


「ごめんね?我慢させちゃって……」


「いえ、大丈夫です」


申し訳なさそうにしつつも杯は止まらない


月明かりもあいまって絵になる光景だ


美人ってなにをしても絵になるっていうけど本当だよな


この絵を独占している喜びを一人で噛みしめる







518えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 23:23:30.0364zquynoo (11/12)



「さて、そろそろあがりましょうか」


「だったら……」


立ち上がろうとした美月さんに合わせようとしたときだ


「二人はもう少し温まってホッとしていらっしゃい」


そういってはやりさんになにか耳打ちして出て行く


なにを言われたのかわからないけどはやりさんの顔は耳まで真っ赤だ


お酒のせいかな?


それにしてもスタイルいいな……


はやりさんのお母さんとは思えないほど裸は綺麗だった


……あ


ようやく鎮まりかけてきた煩悩が再び顔を出す


「とりあえずもう少しあたたまっていこっか」


「ええ、そうですね」


それきりお互いに言葉が止まる


気まずい沈黙ってこういうやつのことなんだな……







519 ◆HAYARIDvxk2015/11/30(月) 23:45:12.7064zquynoo (12/12)



「……ごめんね」


「……え?」


気まずい沈黙ははやりさんの意外な言葉に破られた


「ほら、なにも説明できなかったからさ……」


「そういえば……」


そのために島根に来たということも色々と聞きたかったことも全部忘れてしまった


いや、忘れなかったから倒れたのかもしれないけどさ


「あれは本当なんですか?」


「……あれ?」


「ええ、プロポーズのことです」


俺が一番聞きたかったことだ


「…………うん」


か細くお湯の音に消え入りそうな声


だけどはやりさんはたしかにそう答えた


「そうですか……」


「…………うん」


俺の言葉にもう一度そう答えた








520 ◆HAYARIDvxk2015/12/01(火) 00:02:26.76/5Jm5EToo (1/5)



「はやりさんは……受けるつもりですか……?」


俺の質問に答えはなかなか帰ってこない


「……え?」


泣いてる?


声を押し殺して泣いてるみたいだ


どうすればいいんだ?


ただ後ろから抱きしめることしかできない


「……あ」


ようやくはやりさんが泣き止んでくれたらしい


「あのね……?」


「……はい」


「私は……京太郎くんのことが大好き」


「……俺もです」


「……だから……ごめんなさい」


そうして沈黙が下りたとともに静かに寝息が聞こえ始める


「はやりさん……」


お酒が回ったのか眠り始めたらしい


静かに涙を流しながら


その涙を隠すようにはやりさんを抱え上げ体を拭く


「浴衣は私に任せて」


「美月さん……」


こうなることを予想していたのかどうかわからないが美月さんがいてくれた


美月さんにはやりさんを任せている間に俺も浴衣を着る


部屋に敷かれた布団に静かにはやりさんを寝かせた







521 ◆HAYARIDvxk2015/12/01(火) 00:14:50.02/5Jm5EToo (2/5)



「よく寝てるわね……」


そういって静かに寝息を立てるはやりさんの頭を撫でる


たしかにこの人ははやりさんのお母さんだ


「少しお話ししましょうか」


「……はい」


逆らうことはできない


その言葉に従い縁側の方に向かう


椅子に腰掛け美月さんと向かい合う


「ジュースでいい?」


「あ、はい」


さすがにお酒は飲めないもんな……


「さて……何から話しましょうか……」


そういってグラスに注いだ100%果汁のリンゴジュースを煽る


俺もそれに倣った


緊張していないはずなのに心臓が高鳴るのが自分でもわかった






522 ◆HAYARIDvxk2015/12/01(火) 00:31:15.19/5Jm5EToo (3/5)



「はやりちゃんのことは好き?」


「え”!?」


予想だにしなかった声にジュースを噴き出しそうになった


「どうなの?」


「はい、好きです」


偽らざる俺の本心だ


「即答なのね」


「はい」


「よかったわね、両思いみたいよ」


「ですが……」


「だったらどうしてはやりちゃんは泣いたのかって?」


「え、ええ……」


「大好きだから諦めなきゃいけないこともあるのよ」


「それって……」


「まだピンとこない?」


「はい……」


「大丈夫、まっすぐな言葉に女の子は弱いから」


「そうなんですか?」


「ええ、私がパパと結婚したのもパパがまっすぐに私に想いを伝えてくれたからね」


「そうですか……」


「だから……頑張れ、男の子」


「……はい」


「さて、そろそろ寝ましょうか」


「 ええ、そうですね」


まだまだわからないことはあるけどまだまだ諦めなくていいみたいだ


その夜、とても気持ち良く眠れたのは布団のせいだけではないだろう



つづく






523 ◆HAYARIDvxk2015/12/01(火) 00:40:26.53/5Jm5EToo (4/5)



次回予告


「さて……夫婦生活には体の相性も大切よね」


「あの……それとこれがどう関係が……?」


「せっかくだから私が試してあげる♪」


「ちょ、ちょっと!?」


「あまり声を出しすぎるとはやりちゃん、起きちゃうわよ?」


そんなことを言いながら楽しげに俺の逸物をしごく


「固さも太さも上出来ね♪」


「み、美月さん、こんなことはやっぱり……」


「そんなこというお口はチャックだね」


そういってはだけた浴衣から覗くお尻を押し付けられる


漂う匂いはまさしく『雌の匂い』というにふさわしい


「さて……準備万端みたいね……」


そういってゆっくり腰を下ろすのをなすすべもなく受け入れるしかなかった……




という展開ではありませんがお楽しみに!







524 ◆HAYARIDvxk2015/12/01(火) 00:42:45.50/5Jm5EToo (5/5)



今夜はここまでです

あと一回で島根編を終われたらいいなと

予定は未定ですが


さすがにえっちぃことをするのはアウトですよね

主に倫理てきな面で

背徳感があるほうがそそるという方もいるでしょうが


それと最後になりましたが水木しげる先生におくやみ申し上げます

まさかSSの中で話題に出した翌日に亡くなられるとは……

境港はいいところなのでぜひ行ってみてください



おやすみなさい







525以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/01(火) 06:58:16.25DQnTCuVS0 (1/1)

乙ー
美月ママかわいい…ふぅ


526以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/02(水) 04:26:39.14kH6QRaTi0 (1/1)

乙やで


527以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/02(水) 07:04:55.87rkffs1d/o (1/1)

すばらー


528以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/03(木) 12:52:45.02/t4rFUQNo (1/1)

すばら


529 ◆HAYARIDvxk2015/12/06(日) 23:47:12.07qds/tVo7o (1/1)



こんばんは

ちょっとしたお知らせです

今週の更新ですが、お休みさせてください


12月に入り色々と忙しくなってきていて、いつ更新するといった予告ができないのが実情です

合間合間を見つけつつ短いながらもしていこうと思います

なるべく終わりを言いたいと思いますが長時間空いたときは察してください



失礼します






530以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/07(月) 07:35:12.28g+CyjOj+0 (1/1)

了解


531以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/07(月) 08:28:41.66OzkxMRBYo (1/1)

了解


532以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/12/29(火) 14:12:52.50gWhNzMMHo (1/1)




533以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 08:42:11.9029787Sip0 (1/1)

ほしゅ


534以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/08(金) 14:40:55.76lniiJZ1DO (1/1)

エタって欲しくないなあ。
仮にもう無理ってときも批判とかはしないから一言告げてほしかったり


535 ◆HAYARIDvxk2016/01/09(土) 23:42:59.18I7Y52IWGo (1/2)



「久しぶりだね、はやりちゃん!」


な、なんだ……?


目がさめると綺麗なお姉さんがたが来ていた


夢……じゃないよな……?


ほっぺたをつねってみたがしっかり痛い


ということは……現実?


美月さんやはやりさんの話し方を見るに知り合いらしい


寝ぼけたままの頭で俺も自己紹介をするがよくわからない


「まあまあ、朝食を食べられなくて超ショックなことにならないように朝ごはんを食べましょう」


美月さんの言葉に俺たちも着替えて朝食に向かうことになった


なんだろう、この疎外感……


そんな寂しい気持ちに追い打ちをかけたのは中居さんまでもはやりさんたちの知り合いという事実だった……


さ、寂しくなんてにぇーし!


むしろきれいなおねえさんたちに囲まれたハーレムだし!


『諦めろ』


白築さんのおじさんだという人に叩かれた肩がやけに重かった……







536 ◆HAYARIDvxk2016/01/09(土) 23:52:34.54I7Y52IWGo (2/2)



「なるほど……」


ご飯を食べ終えて改めて説明してもらってようやく納得した


みんなは小学生の頃からの友達らしい


そしてみんな麻雀を打つということ


そうと決まれば話は早い


さっそく卓を囲むことになった


「おお……」


女性と卓を囲むのは初めてではない


それこそ普段の部活からそうだ


だけど……


「ほら、さっさと打ちなさい」


「は、はい!」


石飛さんは気の強そうでちょっと怖い


だけど……


大人のお姉さんっていいよな!


そんな俺たちを微笑ましげに見つめる美月さん


白築さんのおじさんがやけに悟りきったような視線を俺に向けてくるのはなぜだろう……






537 ◆HAYARIDvxk2016/01/10(日) 00:01:56.27Pp381h2mo (1/1)



こんばんは

お久しぶりです

忙しくてなかなか更新できませんでした


とりあえず今年中に完結できるように……


今年もよろしくお願いします


おやすみなさい






538以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 01:11:30.18JjfIS864O (1/1)

乙です、待ってました!
おじさんは苦労したのですねえ


539以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/10(日) 02:41:13.34vZd4GPc40 (1/1)

乙ー待ってた


540以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/12(火) 07:31:34.20XfTQ/hyuo (1/1)

いいね


541以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/16(土) 03:15:52.16itGkdibQ0 (1/1)

乙です。


542 ◆HAYARIDvxk2016/01/16(土) 23:44:23.24DcG7eLUdo (1/1)



『いただきます』


みんなで手を合わせて挨拶をする


昼食もそこそこに一日中麻雀を打っていたんだからお腹が空くのは至極当然だ


俺よりみんな強かった


だけどだからこそいろいろと学ぶことがあった


さすがにトッププロほどではないにしろだからこそじっくりと見ることができたのだと思う


「それにしても相変わらず杏果のところのメシは美味いな」


「うん、昔から料理には特に力を入れているからね」


「それにタダだしな!」


「まああり合わせだけどね」


「あり合わせでこのクオリティはすごいですよ」


「ま、一応プロだからね」


そういって仲居姿のままの稲村さんが嬉しそうにしている


俺の言葉に美月さんやはやりさんもしきりに頷いている


白築さんたちは……二人だけの世界って感じで……なんていうか話しかけづらいな……






543 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 00:02:07.23lMUhrPDNo (1/6)



メインは食事からお酒へと移っていた


みんなはやりさんと同級生かその保護者なのだ


俺以外はお酒を飲むことに法律的な問題は全くない


もてなすはずの稲村さんまで飲んでいるくらいだ


それにしても……


浴衣とお猪口はどうしてこうも相性がいいのか


ほんのり赤らめた頬や緩んだ胸元にどきりとしてしまう


幸いなことに絡み上戸や泣き上戸の人はいないらしい


ただただお酒を飲んで話をするだけ


それだけのことだけどなんだかすごく『大人』って感じだ


俺もこんな大人になれるんだろうか?


そんな酒席の話題はいつしか昔話へとなっていた


みんなは懐かしんでいるが俺にとっては初めて耳にすることばかりだ


俺の知らなかったはやりさんのことが知れてなんだか嬉しい


それにしてもはやりさんって小学生の頃から『アイドル』だったんだな……






544 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 01:11:23.06lMUhrPDNo (2/6)



「そういえばさ……」


石飛さんの言葉にみんなの視線が集まる


「瑞原、結婚するって本当?」


明らかに場の空気が凍りつく


とはいえみんなも興味があるのは事実らしい


自然と視線はそちらに移る


「……ぅん」


視線を中心の人物は小さく頷く


「やっぱり……あいつと?」


その質問には無言で頷いた


「……え?みなさんは『その人』を知ってるんですか?」


「自称『瑞原はやり』のライバルだよ」


「……ライバル?」


「ある意味ストーカーだけどな」


白築さんのおじさんがそう呟く


そのあと視線を白築さんに向けていたのは何か意味があるんだろうか?







545 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 01:40:56.49lMUhrPDNo (3/6)



「シノは知らないと思うけど初めての大会のときに決勝戦に一人だけ男の子がいたの覚えてる?」


「うーん……いたようないなかったような……」


「ああ、たしかにいたな」


実際に打った白築さんの記憶はおぼろげでもおじさんの方ははっきり覚えてるらしい


「なんでもあの大会のあと引っ越したけどはやりちゃんのことを忘れられなかったんだって」


「だから6年生のときの大会にはいかったんだ……」


俺の知らないところで話が進んでいくが要するに程度の差こそあれみんな知っているらしい


むしろ知らなかった俺の方が驚かれたくらいだ


「仮にも男子のトッププロなのにな」


「すいません……」


「まあまあ、男子の方は女子ほど取り上げられないから」


昔はともかく今では人気・実力ともに女子の方が上だ


テレビの露出が偏るのも当然だろう


それでも驚きと沈黙がその場を支配していた







546 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 01:52:02.68lMUhrPDNo (4/6)



「でもさ……」


再び石飛さんに視線が集まる


「もうこいつとは結婚しないってことだよな?」


「「え!?」」


思わずはやりさんと声が重なる


「ふふ……年上の女はどうだ?」


指で下げられた浴衣の胸元に思わず目がいってしまう


「なーにやってんだか……」


「な、なんだと!?」


稲村さんの言葉に石飛さんが食ってかかる


「経験もないくせに無理しちゃってー」


そういってからかうように笑う


「な!?か、関係ねーだろ!」


真っ赤な顔で必死に否定しているあたりあながち間違いではないらしい


「だいたいそういう杏果はどうなんだよ!」


「私は閑無みたいにがさつじゃないから」


「だ、誰ががさつだって!?」


「そういうところ」


「ぐぬぬ……」


どうやら二人の間には明確な力関係があるらしい







547 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 02:51:11.46lMUhrPDNo (5/6)



机の上の徳利も程よく空いてきた頃、自然と部屋に戻ることになった


とはいえ実際は稲村さんが石飛さんの、白築さんのおじさんが白築さんの介護といった方が適切かもしれない


俺はといえばやっぱり先ほどのことが心の中で渦巻いている


なにか話しかけようとは思うが何をいえばいいか思いつかない


「ふふ、少し休憩してからお風呂に入りましょうか」


「ええ、そうですね」


美月さんの言葉に頷く


テレビをつけてみると先ほど話題になっていたプロ雀士が出ていた


つまり……


はやりさんの婚約者だ


なんでも世界大会への意気込みの記者会見らしい


記者の質問に当たり障りのない回答をしていく


そしていよいよ生中継の記者会見も終わろうというときだった


「僕は今年の雀竜王戦での優勝を手土産に瑞原はやりさんに正式にプロポーズをします」


突然の宣言に騒然となる会場


ただ……


その視線が俺にまっすぐ向けられていると思ったのは俺の自意識過剰ではないはずだ




つづく







548 ◆HAYARIDvxk2016/01/17(日) 02:51:52.63lMUhrPDNo (6/6)



さすがに寝ます

おやすみなさい





549以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 04:42:36.59tAQ2y31i0 (1/1)


ナチュラルにお風呂のお誘いされてるだと…


550以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/17(日) 07:15:48.50/+acbQzKo (1/1)

面白い
続きが気になる


551 ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 00:16:11.42C96pmx57o (1/9)



こんばんは

10レスくらい更新しようと思います

性的な描写があるので、苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


今日は休みですが、寝落ちしたらごめんなさい


でははじめますよーぅ







552 ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 00:20:02.08C96pmx57o (2/9)



「まあまあ、ホットな温泉に入ってホッとしましょう」


美月さんの言葉に仕草だけで頷いたはやりさんも俺もそのまま先を歩く美月さんについていく


今日はここに来ていてよかったな……


俺のところにすらあれほどのマスコミが駆けつけたのだ


はやりさんの実家ともなれば……


想像したくないな


とはいえはやりさんは何も言ってくれない


驚いているのか


それともショックなのか


それとも……


少なくとも俺が納得できそうな答えは見つからない


お互いに背を向けながら服を脱ぐ間もそれは変わらない


むしろ


考えれば考えるほど深みにはまっていくみたいだ







553えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 00:31:41.44C96pmx57o (3/9)



「やっぱりお風呂は広い方がいいわねー」


先頭を切ったのはやっぱり美月さんだ


「ま、ママ、京太郎くんもいるから少しは隠さないと……」


「あら?はやりちゃんのおっぱいはいっぱい見られるとちっちゃくなっちゃうのかしら?」


「そ、そんなことないもん!」


「おお……」


思わず歓声を上げてしまうくらい見事にタオルを投げ捨てた


とはいえせめてもの抵抗で胸や股間に必死に手をあてがう


そのせいでかえって俺はますますバスタオルを外すわけにはいかなくなった


なったんだけど……


「こーら、男の子が隠しちゃダーメ♪」


お酒のせいで気が大きくなったらしい美月さんにいともたやすく剥ぎ取られてしまった


「あらあら♪」


「大きい……」


ここ数日生殺しが続いている俺の逸物は、手で隠せないほど大きくなっていた


恥ずかしさも流れていけと思いつつ掛け湯をしてお風呂へと勢い良く体を沈めた







554えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 01:00:36.42C96pmx57o (4/9)



「ホットなお風呂でホッとするわねー」


透明な揺らめくお湯越しに美月さんの体が晒されている


月明かりもあいまって神秘的だとか幻想的だとかいう言葉がぴったりだ


一方はやりさんはというと……


「…………」


無言で必死に隠そうとしている


正直今更とも思うんだけど……


それでもやっぱり恥じらいってすばらしいよな!


浮かぶ二つの浮き袋もすばらしい


すばらしいんだけど……


この沈黙はどうにかならないだろうか……


だけど沈黙は思った以上にあっさりと破られた


「……え?」


文字通り一糸まとわぬ二人の声にかき消された


叫ばれなかったのは不幸中の幸いだったら……







555えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 01:08:45.96C96pmx57o (5/9)



「な、なんでここにいるわけ!?」


その言葉は明らかに俺に向けられている


「えと……その……」


石飛さんの言葉に返す言葉が見つからない


「まあまあ、落ち着きなって、閑無」


「だって男がいるなんておかしいだろ!」


「ここは家族風呂だよ?」


「だからって……」


「京太郎くんはウチの家族だからね」


美月さんが助け舟を出してくれる


「なにか問題でもある、閑無?」


答える代わりに石飛さんは盛大に舌打ちをした


……揺れないな


「まあまあ、風邪を引く前に入りましょう」


美月さんの提案に従った二人が一つしかない浴槽に入ってきた


……アリだな


思わず生唾を飲み込んだ







556えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 01:31:28.47C96pmx57o (6/9)



「そういえばさっきの話って知ってたの?」


稲村さんがはやりさんに声をかける


間違いなくあの話だろう


「ううん、さっき初めて聞いたよ」


「あら、テレビの前でプロポーズだなんて素敵じゃない」


「面倒なだけだろ」


口々に感想を言っている


「でもあんまり嬉しそうじゃないね」


「うん……」


稲村さんの言葉にはやりさんが頷く


「なんだ、あいつが気に入らないのか?」


「そ、そんなことはないんだけど……」


石飛さんへの返答は歯切れが悪い


「でも……私は一生に一回のプロポーズ、パパからでよかったな」


美月さんの言葉に3人も頷く


つまり……


少しぐらい自惚れてもいいってことか?







557えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 01:46:57.58C96pmx57o (7/9)



「そうだ、背中流してあげよっか」


「え?」


突然の稲村さんからの提案に間の抜けた返事をしてしまう


「な、何言ってるんだ!?」


石飛さんの言葉に同感だ


「せっかくだからお客様に気持ち良くなっていただきたいからね」


「なるほど……」


「そんなわけねーだろ」


納得しかけた俺の言葉を石飛さんが遮る


「まあまあ、せっかくの機会だから洗ってもらうのはいいんじゃないかしら?」


美月さんがそう言ってくれる


「それとも閑無が洗う?」


「は、はあ!?誰がするかよ!」


「そ、そうですか……」


地味にショックだ


「いや!?決していやとかそういう意味じゃなくて……」


あたふたしている石飛さんはどこか久先輩に似ている


一部は咲といい勝負だけどな……


「じゃあ洗いましょうか?」


「お、お願いします……」


旅の恥はかき捨てともいうしいい経験だろう







558えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 02:00:57.44C96pmx57o (8/9)



「男の人をお父さん以外で洗うのは初めてだから気持ち良くなかったらごめんね」


「……え?」


稲村さんに言われた通り椅子に腰掛けているとそんなことを言われた


「普段はどうしてるんですか?」


「さすがに男湯の方は三助の人がいるからね」


「なるほど……」


そんなことをしている間にシャンプーが泡立ったらしい


正直言って女性に体を洗ってもらうのは初めてではない


だけど初対面の女性に洗ってもらうのは初めてだ


さらに3人とはいえその様子を見られているのだ


それに……


「あの……タオルは……」


「私の裸はいやかな?」


「い、いえ……」


久先輩と同じかそれよりほんのり大きいだけなのに背中越しにときおり見える姿はやけにエロい


これが大人の色気ってやつか……


「御髪を失礼しますね」


「え、ええ、お願いします……」


なんだかこちらがかしこまってしまった






559以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 02:05:08.72rn6tAvjOo (1/1)

ふぅ・・・


560 ◆HAYARIDvxk2016/01/18(月) 02:13:59.17C96pmx57o (9/9)



さすがに眠いのでここまでにします

続きはまた近いウチに


おやすみなさい






561以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/18(月) 02:26:12.67umCCYGvS0 (1/1)

乙ー
京ちゃんは本当にお風呂に愛されてるな
杏果と閑無までとは流石だ


562えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/19(火) 00:27:23.900xCzJ/OMo (1/5)



「かゆいところはございませんか?」


「え、ええ……」


稲村さんが俺の髪の毛を洗ってくれている


力の入れ方が絶妙なのかかなり気持ちいい


「ふふ、本当に気持ちよさそうだね」


「はい……」


稲村さんの言葉に我ながら間の抜けた声を返してしまう


「でもすごくいい髪質だね」


「そうですか?」


「うん、下手な女の人よりよっぽどいい髪質だよ」


「はあ……」


褒められているだろうことはわかるがイマイチピンと来ない


「なにか特別なことでもしてるの?」


「いえ、特には……」


「うーん……下手に弄らないほうがいいってことなのかなぁ」


「ど、どうなんでしょう……」


イマイチわからない







563えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/19(火) 00:39:00.190xCzJ/OMo (2/5)



「その……そんなに撫でられると恥ずかしいんですけど……」


俺の言葉にようやくナデナデ攻撃が終わった


稲村さんの視線が大型犬を撫でるときのそれだったのは気のせいだよな……?


そして他の人たちもそんな視線を送ってきていたことも……


「じゃあお背中も流していきますね」


「え、ええ……」


決して大きいとは言えない手で俺の背中を擦ってくれる


ツボというやつがあるのかはわからないが気持ちいいのは事実だ


これがプロってやつか……


「ちょっとごめんね」


そういって俺の足元の石鹸を拾おうとしたときだった


おう!?


それなりにしっかりした存在感を放つ胸が背中に押し付けられる


胸ってこんなに柔らかかったっけ……?


意図せずもたらされた快感に叫びだしそうなのを必死にこらえた


「どうかしたの?」


「い、いえ……」






564えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/19(火) 00:48:01.650xCzJ/OMo (3/5)



気まずくて何も言えないままに背中をシャワーが流れていく


そのゆったりした流れすら気持ちいい


「はい、きれいになりましたよ」


「あ、ありがとうございます……」


一生懸命洗ってくれた稲村さんに対して申し訳なくなってしまう


「きれいにはなったけど……スッキリはしてないみたいだね」


「え!?」


耳元でのささやきに飛び上がりそうなくらい驚く


「ねえ……『こっち』もスッキリしたい……?」


抱きつきながらさらに続けられる


いわんとしていることはよくわかる


そしてそれが俺の一番の望みであることも……


なんだけど……


「な、何言ってんだよ、杏果!」


飛び出してきたらしい石飛さんが無理やり俺から稲村さんを引き剥がす


残念なようなありがたいような……


背中への柔らかい感触に浸りながらそんなことを考えていた……






565えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/19(火) 00:54:51.750xCzJ/OMo (4/5)



「ま、まったく……」


石飛さんが呆れたようにつぶやく


「ねえ、閑無」


「な、なんだよ……?」


稲村さんは怒っていないみたいだ


「割り込んでくるなんて……閑無がスッキリさせてあげようと思ったの?」


「は、はあ!?そ、そんなわけねーだろ!」


「あらあら、モテモテね♪」


オロオロと見守るはやりさんと楽しそうに茶化してくる美月さん


「そ、そんなわけねーだろ……」


そういって顔を背けてしまう


「ま、処女の閑無には無理だもんねー」


「は、はあ!?男をスッキリされるのなんて余裕だっての!」


「じゃあやってみてよ」


「ああ任せろ!」


「え、えと……」


どうやら俺の意思は関係ないらしい


ただ……


したり顔ってこういう顔のことをいうんだな……







566 ◆HAYARIDvxk2016/01/19(火) 00:55:22.640xCzJ/OMo (5/5)



今夜はここまでー

おやすみなさい





567以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 01:50:31.01I54g6gTQ0 (1/1)

乙ー
閑無ちゃんかわいい
これは次回も楽しみ


568以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/19(火) 06:26:55.57ooZ70Jv3o (1/1)

かわいい


569えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 00:58:27.59WONUpcImo (1/6)



「ほ、本当にこんな格好でするのか……?」


「あれ?自称経験豊富な閑無なのに知らないの?」


稲村さんがからかう


「も、もちろん知ってるし!」


顔色はわからないが耳まで真っ赤なのはよくわかる


「ほら、早くスッキリさせてあげないと」


「い、言われなくてもわかってるよ!」


その言葉とは裏腹にまったく余裕はなさそうだ


「あらあら、最近の子はお盛んね」


そういって美月さんも楽しそうに見ている


先ほどから話題に上がっている石飛さんは俺にお尻をむけてまたがっている


お互いの性器が目の前にある状態だ


なんだか咲みたいだな


性格はまったく正反対いってもいい幼なじみを彷彿とさせる光景だった







570えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 01:11:38.46WONUpcImo (2/6)



弾力のありそうな小ぶりなお尻


ぴったりと閉じられた秘裂


その上部をかろうじて覆う数えられそうなくらい薄い陰毛


気の強そうな石飛さんとあの気の弱い幼なじみの意外な共通点に思わず頬がにやけそうなのを必死に我慢する


「くそ……」


すっかり見世物になってしまった石飛さんがいまいましげに俺の逸物に手をかける


ひんやりとした感触が熱くたぎっているのに対照的でなんだか気持ちいい


「ほら、それだけじゃ気持ち良くないよ?」


「し、知ってるっつーの!」


そういって力任せに扱き始める


正直痛いだけであんまり気持ち良くない


「あれ?閑無ちゃんはお口は使わないのかなぁ?」


すっかり石飛さんをからかうことに楽しみを見出した稲村さんが揶揄する


答えるよりも先に行動に移す


「痛!?」


思い切り歯を立てられて思わず悶絶してしまった……







571えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 01:25:42.33WONUpcImo (3/6)



「だ、大丈夫……?」


「え、ええ……」


稲村さんの言葉になんとか答える


それでもまだズキリとした痛みが残っている


「もう……おちんちんはデリケートなんだからね!?」


「ご、ごめんなさい……」


「い、いえ……」


シュンとしながら謝ってくれる石飛さんに俺も申し訳なくなってしまう


「えと……俺って他の人と違うみたいなんですよ……」


「……え?」


「だから……俺のいう通りにしてもらっていいですか……?」


「う、うん……頑張る」


そういってにこりとした笑顔のギャップに思わずくらりと来てしまった


こんな顔もできるんだなぁ







572えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 01:31:28.47WONUpcImo (4/6)



「えと……ゆっくり舌を這わせてくれますか……?」


「う、うん……」


おずおずと


それでもしっかりと舌を這わせてくれる


「ど、どうだ……?」


「すっげぇ気持ちいいです」


「ま、私がやってるからな!」


正直久しぶりの刺激にそれだけでも暴発しそうだ


「そのまま続けてもらってもいいですか……?」


「ああ、任せろ!」


そういって俺の逸物に舌を這わせていく


秋も終わりに近づいてひんやりした夜風に冷やされる逸物に舌の温かい感触が気持ちいい


このまま石飛さんにばかり任せるわけにはいかないよな!


そう思い石飛さんの秘所に舌を這わせたときだった


「きゃう!?」


想像すらしなかったかわいらしい声が石飛さんからあがった







573えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 01:43:52.78WONUpcImo (5/6)



「へえ……閑無もあんな可愛い声出せるんだー」


「な!?ち、ちげーし!」


必死に否定はしているが耳まで真っ赤だ


「だ、だいたい!おしっこの出るところなんて舐めるほうがおかしいだろ!」


「え?閑無はおまんこ舐めてもらったことないの?」


「あ、あるに決まってるだろ!」


「だったら京太郎くん、もっと舐めてあげてね」


「ええ、そうですね」


「ま、待って……」


弱々しい否定の声を上げるより先に舌を這わせる


もはや俺の逸物を舐めるという目的は果たせそうもない


必死に隠そうとしてももはやかわいらしい喘ぎ声は堪えきれない


そして今日一番盛大な喘ぎ声と潮吹きとともに人生初の絶頂に達したのは間も無くのことだった……







574 ◆HAYARIDvxk2016/01/20(水) 01:47:23.22WONUpcImo (6/6)



今夜はここまででー

おやすみなさい





575以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします2016/01/20(水) 02:14:43.65hXixCk000 (1/1)


閑無はやっぱかわいいな
杏果さん詳しい


576以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/20(水) 13:05:17.60paztalwKo (1/1)

かわいすぎ


577えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 01:15:50.52BJ3w/wIoo (1/6)



完全に力尽きた石飛さんは俺の体に倒れこんだままだ


お世辞にも魅力的な肉付きとはいえないがそれでもお腹に当たる感触は柔らかい


こんなところはやっぱり女性らしい


「閑無があんなかわいい声が出せるなんてねー」


「う、うっせぇ……」


絶え絶えの息で撫でられた石飛さんが言い返す


とはいえ迫力はまったくない


むしろ稲村さんみたいに思い切り撫でてあげたいくらいだ


「男の子の顔の上でおしっこしちゃうなんてねー」


「な”!?」


思い出したのか耳まで真っ赤だ


「そんなに京太郎くんにおまんこなめられたのが気持ちよかったの?」


「そ、そんなところ今までなめられたり触ったりしたことないからびっくりしただけだっての!」


「ふーん……」


体さえ起こせれば思い切り抱きしめたい


それぐらいまでに今の石飛さんはかわいかった






578えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 01:29:47.28BJ3w/wIoo (2/6)



「ほら、そろそろ降りてあげないと京太郎くんがかわいそうだよ?」


「わ、悪い……」


そういって石飛さんが降りる



『石飛さん柔らかいからもう少し乗っててほしいです』


こう言えたらどれほど気楽だったか


その言葉を慌てて飲み込んだ


「……ねえ、京太郎くん」


「は、はい……?」


俺のお腹にまたがった稲村さんが俺を見下ろしてくる


石飛さんより肉付きのよいお尻はそのまま柔らかさになっている


「私と……さわりっこしない……?」


「さ、さわりっこ……ですか……?」


「うん……私のおっぱいもおまんこも好きにしていいから……私も京太郎くんの体を触ってもいいかな……?」


「い、いいですよ……」


このままでは俺が起き上がることができないから仕方なくその提案に乗る


……別に稲村さんの程よく垂れ下がっている胸の誘惑に負けたわけではない






579えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 01:47:30.50BJ3w/wIoo (3/6)



「ふふ、やっぱり男の子の体って硬いね」


「あ、あはは……」


さわりっこと言いつつ実際はそうではない


現状、一方的に触られているだけだ


いや、撫でられているんだけど……


「やっぱり胸板も厚いね」


そういってひんやりと冷たい手を俺の体に這わせる


こんな風に撫でられたことはなくて刺激がいちいち新鮮だ


「もう……これじゃあさわりっこじゃないよ……?」


そういって自らの胸へと俺の手を導く


「私のおっぱいはどうかな……?」


「すっげぇやわらかいです……」


「もっと揉んでもいいんだよ……?」


「は、はい……」


「乳首硬くなってるね」


「稲村さんも……」


「京太郎くんがえっちなさわり方をするからだよ……」


「す、すいません……」


口ではそう言いつつも手は止まらないのだった







580えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 02:12:19.91BJ3w/wIoo (4/6)



「今度はこっちも……」


そういって小さな手を俺の逸物に這わせる


「思った以上に硬いね……」


「すいません……」


なんとなく申し訳なくなってしまう


「こっちは……お口でさわりっこしよっか……?」


「…………はい」


「……んしょ」


俺の返答に嬉しくなったらしい稲村さんが体勢を変えていく


先ほど石飛さんとしていたのと同じ体勢だ


とはいえ見える景色はまったく違う


「私のおまんこはどうかな……?」


「……すっげぇえろいです」


「女性の褒め言葉としてそれはどうなの?」


「すいません……」


「じゃあ……言葉じゃなくて態度でしめしてね……?」


「が、頑張ります……」


とにかく頑張らないとな……






581えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 02:27:00.47BJ3w/wIoo (5/6)



目の前の光景を見直してまた生唾を飲み込む


しっかりと秘部を覆うように茂る茂み


ほんのりとはみ出した恥肉


いかにも『熟れている』というのがふさわしい


「ふふ、お客様にこんなえっちなことをしちゃうなんて中居失格だね」


そういって笑っている


その余韻が消えないうちに俺の逸物を扱き始める


「ほら、さわってくれないとさわりっこにならないよ?」


「す、すいません」


稲村さんの言葉に催促されるようにわりと大ぶりの卑猥なサクランボを口にした時だった


「だ、だめぇ……!」


「…………え?」


舌先で軽く転がしただけ


ただ、想像以上の快感に稲村さんは瞬く間に激しく潮を噴きながら絶頂に達した……







582 ◆HAYARIDvxk2016/01/22(金) 02:29:39.68BJ3w/wIoo (6/6)



今夜はここまででー

おやすみなさい






583以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 04:43:39.52xLuYruIP0 (1/1)

乙ー
大人の稲村さんとか想像しただけでえろすぎる
美月さんともさわりっこしたいです


584えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/23(土) 23:37:40.20R1FvY188o (1/3)



「杏果だって人の事言えないじゃん」


「だ、だって……」


回復したらしい石飛さんがぐったりとして肩で息をしている稲村さんを笑う


「自分で触るのとは全然違ったから……」


そういって先ほどの快楽を思い出したのか恍惚とした表情になる


「ふふ、ここは私が一肌脱いで仕方なくえっちの仕方を教えてあげましょう♪」


楽しそうに美月さんが立ち上がる


両手で支えられた豊満な乳房


黒々と秘部を覆う茂み


いたずらっぽく唇を舐める舌


ざぶざぶという水音と共に近づいてくる


そのたびに俺の心も波打っていく


「ふふ……」


いよいよ美月さんがお湯からあがろうというときだった


「だ、ダメだもん !」


「……え?」


そのあとに続こうとした言葉は強引にかき消された


久しぶりのキスはほんのり大人の味がした……








585えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/23(土) 23:46:50.80R1FvY188o (2/3)



「はふ……」


ようやく離れた唇からはやりさんが小さく息を吐く


「えへへ……キスしちゃった……」


舌まで絡めていたせいでほんのり涎が垂れているのが艶かしい


「あ、アイドルってすごいね……」


「ああ……」


脇で見ていた稲村さんや石飛さんも驚いている


「ふふ、はやりちゃんったら嫉妬しちゃってかわいい♪」


美月さんは楽しそうだ


「でも……京太郎君をおっぱいでオオムネ満足させることができるかしら?」


「で、できるもん!」


はやりさんが精一杯言い返す


「私が京太郎くんのおちんちんを気持ち良くさせてあげるもん……」


頭がクラクラするのはお酒のせいだけではないと思う








586えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/23(土) 23:57:09.08R1FvY188o (3/3)



「京太郎くんとえっちなことをするのも久しぶりだね☆」


「そ、そうですね……」


俺の股間に顔を埋めるようにしてはやりさんが胸で俺の逸物を挟んでいる


「あは、私のおっぱいにはさまりきらないや☆」


「ええ、本当に大きいわね……」


稲村さんさんたちも無言で見つめている


な、なんだかさっきよりずっと恥ずかしいぞ


愛しそうに顔を出した先端に舌を這わせる


ずっと生殺しの俺にとってはのたうちまわりそうなくらいの快感だ


「はやりのおっぱいで気持ち良くなってね☆」


「うぁ……」


言葉にならないうめき声をあげながらも必死にこらえる


とはいえそう長く持つものでもない


「ふふ、いっぱい出たね ☆」


「す、すいません……」


申し訳なくなってしまうほどの勢いと量をはやりさんの顔にぶちまけてしまった……







587えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/24(日) 00:12:19.774mR3xPw8o (1/5)



「こんなに出るんだ……」


「ま、まあ?これぐらいなら普通じゃね?」


「若いっていいわねー」


口々にギャラリーから感想がくる


「今度は はやりも気持ち良くしてほしいな……」


下から見上げてくるような視線


お酒のせいか赤く染まった顔がやけに艶っぽい


「も、もちろん……」


それを断れるほど俺の理性は鋼ではない


「その……重かったらごめんね……?」


そういってはやりさんが俺にのしかかってくる


目の前にはよく熟した二つの果実がぶら下がっている


逸物に当たる柔らかい恥肉の感触もそこそこに目の前に果実にむしゃぶりついた







588えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/24(日) 00:28:47.014mR3xPw8o (2/5)



「そ、そんなに強く吸わないで……」


そんなはやりさんの悲痛な叫びが聞こえる


とはいえそれだけで止まれるわけがない


固くなった乳首を舌先で転がす


歯の間に挟んでみる


思い切り吸い付いてみる


その果実を思いつく限り精一杯味わう


「ま、負けないもん……」


ぬちゅりという卑猥な水音とともにお互いの最も敏感な部分をこすりあう


ツンと突き立った陰毛がほどよく刺激をあたえてくれる


その刺激に負けないように必死にむしゃぶりつく


とはいえいつまでも我慢できるわけもない


お互いに盛大な射精とともに果てた……







589えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/01/24(日) 00:46:46.914mR3xPw8o (3/5)



「ふふ、おっぱいでいっぱい出たわね」


美月さんが楽しそうに愛しそうに俺にのしかかったまま荒い呼吸をしているはやりさんを撫でる


こういうところはやっぱりお母さんだ


「あう……」


恥ずかしそうな声がはやりさんから上がる


「こ、子供じゃないもん……」


美月さんの真似をして俺にも撫でられたはやりさんが不服そうに頬を膨らませる


「ねえ、京太郎くん」


「はい?」


「おちんちん……満足できたかしら?」


「…………え?」


美月さんの思いがけない質問に間の抜けた声が出てしまう


はやりさんの顔もますます不機嫌そうだ


「例えば……」


その視線の先


物欲しそうな顔で見つめる石飛さんと稲村さんがいた


「せっかくだから……みんなで気持ち良くなりましょう♪」


はやりさんの抵抗も3人は勝てなかった よ……







590 ◆HAYARIDvxk2016/01/24(日) 01:04:28.604mR3xPw8o (4/5)



ふぅ…………


大きく息を吐き出す


あの後4人がかりで搾り取られた


最初こそ抵抗していたはやりさんも流されたのかノリノリだった


テクニックはやはり美月さんが圧倒的だった


それでも拙いながらも一生懸命頑張る石飛さんや稲村さんはとてもかわいかった


誤算なのは1回で満足してくれなかったことだ


女性はアラサーが一番性欲旺盛というのもあながち間違いではないのかもしれない


キスだけでも何回されたことか……


4人がお酒の力で寝てくれなかったら……


考えるだけで恐ろしくなる


眠ってしまった4人の体を拭いてなんとか浴衣を羽織らせて俺たちの部屋の布団に運び込んだ


さすがに下着はつけられなかったけどな……


とはいえ落ち着くためにジュースでも買おうとロビーに向かったときだった


「京太郎くんも眠れないの?」


「え、ええ……」


体の火照りは収まりそうもない


「じゃあ……私と少しお話しよっか」


「ええ」


白築さんの魅力的な提案に頷いた







591 ◆HAYARIDvxk2016/01/24(日) 01:04:55.964mR3xPw8o (5/5)



今夜はここまででー


おやすみなさい






592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 03:08:26.08tIEiWd290 (1/1)

乙・・・ふぅ はやりちゃんかわいい
白築さんと何を喋るのか気になる


593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 04:36:23.329MBWb0m1o (1/1)

すばらすぎる


594 ◆HAYARIDvxk2016/01/30(土) 23:34:56.54vk77wysdo (1/4)



「りんごジュースでよかったかな?」


「ええ、ありがとうございます」


きりりと冷えた缶は今の季節には冷たすぎる気もしたが今の俺にはちょうどいい


白築さんに促されるようにロビーのソファーに向かい合って腰を下ろす


……緊張するな


どのタイミングで開ければいいんだろう……


それすら掴めないでいる


「じゃあ……まずは乾杯しようか」


「乾杯……ですか?」


「うん、お月様が綺麗だからお月見がてら……ね?」


イタズラっぽい笑顔に思わず同意せざるをえない


『乾杯』


ぶつけた缶が小気味の良い音を立てた







595 ◆HAYARIDvxk2016/01/30(土) 23:41:15.27vk77wysdo (2/4)



「どうかな?」


「美味しいです……」


見たこともないラベルとメーカー


俺の体が水分を求めたことを差し引いても美味しかった


「私が厳選したりんごジュースだからね!」


「はあ……」


りんごジュースに厳選もなにもないだろうに……


「果汁100%、20%、無果汁の中から選んだ果汁100%だからね!」


「そ、そうですか……」


無駄に範囲が広いな……


「やっと笑ってくれたね」


「……え?」


「すっごく疲れてた顔してたからね」


「あ……」


たしかに記者会見からお風呂でかなり疲れてた気がする







596 ◆HAYARIDvxk2016/01/30(土) 23:49:08.54vk77wysdo (3/4)



とはいえその疲れの原因を 白築さんから聞いてくるようなことはない


会話が止まってしまう


「そういえば……」


その沈黙が辛くなって口を開く


小首を傾げる動作はとても俺より一回り上の人のそれとは思えない


「白築さんたちは大浴場には行かなかったんですか?」


来られたら来られてで困ったかもしれないけど……


「私たちはおじさんが酔っちゃったからお部屋のお風呂で済ませたからね」


「なるほど……」


「一緒にお風呂に入ったのも久しぶりだったし……」


……うん?


なにやら不穏なことをつぶやいたようなきがするけど気のせいだよな……?







597 ◆HAYARIDvxk2016/01/30(土) 23:59:01.27vk77wysdo (4/4)



「そういえばいちいち白築さんって呼ぶの面倒じゃない?」


「そうですか?」


「私の場合おじさんとも紛らわしいしね」


「ええ、まあ……」


「私のことは気軽に『慕ちゃん☆』でいいよ」


「じゃあ慕さんで……」


「……ま、いいか」


「あ、あはは……」


露骨に嫌な顔をされたぞ……


それからは他愛のない世間話が続いた


俺は主に学校の話を


慕さんは昔の話やおじさんとの思い出話を


一回り離れているとは思えないほど話題は尽きなかった


いつのまにか張り詰めていた空気はどこかに行ってしまっていた







598 ◆HAYARIDvxk2016/01/31(日) 00:04:56.24at9VYKZJo (1/4)



「そろそろまじめなお話をしようか」


「……慕さん?」


急に変わった声のトーンに戸惑ってしまう


「京太郎くんもさっきの会見は見たよね?」


「……ええ」


『誰の』とは言わないが間違いなくあの人のだろう


「京太郎くんはあの会見を見てどう思ったかな?」


「どう……ですか……?」


「つまり……はやりちゃんに素直におめでとうって言える?」


「……いいえ」


「はやりちゃんのことが好きだから?」


「はい」


「ふふ、すっごくいいお返事だね」


そういって慕さんが笑う


「おかしいでしょうか……?」


さすがに不安になってくるぞ……


「ううん、それはすっごく大切な、すっごく難しい気持ちだよ」


そういって慕さんはどこか遠くを見ている


「叶っちゃいけない恋だってあるからね」


「はあ……」


よくわからないけど大人の世界にはそんな恋もあるんだろう







599 ◆HAYARIDvxk2016/01/31(日) 00:15:43.05at9VYKZJo (2/4)



「ねえ、京太郎くん」


「はい?」


「あのプロポーズ……邪魔する方法を教えてあげようか?」


「……え!?そんな方法があるんですか!?」


「もちろん会場を襲撃してはやりちゃんを誘拐するみたいな乱暴な方法じゃないからね?」


「え、ええ……」


その言葉にホッと胸をなでおろす


「京太郎くんも雀竜王戦に出場して優勝しちゃえばいいんだよ」


「……え?俺も出場できるんですか?」


「うん、そうだよ?」


え、知らなかったの?という表情だ


「その……今年麻雀を始めたばかりでそういった知識がなくて……」


「初めて1年であれだけ打てるってすごいね!」


「あ、ありがとうございます……」


結果こそあれだったが褒められるとなんだか照れくさいな……







600 ◆HAYARIDvxk2016/01/31(日) 00:30:54.78at9VYKZJo (3/4)



「雀竜王戦ってね、もともとプロとアマの交流のための大会なんだよ」


「そうなんですか?」


「各都道府県から男女の代表をプロ・アマ問わず選んでみんなで優勝を目指すの」


「でもそれだとプロが圧倒的に強いんじゃないんですか?」


「麻雀に絶対はないでしょ?」


「なるほど……」


「といってもプロ以外の人が優勝したことはないんだけどね」


「やっぱり……」


「でも……京太郎くんもその土俵で堂々と戦ってはやりちゃんを取り戻すなんてロマンチックだと思わない?」


「取り戻すなんて……」


「いいの、それとも京太郎くんはそんな勇気はないの?」


「そ、それは……」


「ま、私にできるアドバイスはこれくらいかな」


そういって缶ジュースに残っていたのを一気に呷る


「おやすみなさい、京太郎くん……それと立ち聞きは悪趣味だよ、はやりちゃん」


「「え!?」」


俺たちの声が重なった


「おやすみなさい」


そういって慕さんは部屋へと戻っていった







601 ◆HAYARIDvxk2016/01/31(日) 01:08:57.47at9VYKZJo (4/4)



今夜はここまでー

おやすみなさい





602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 01:12:47.09BiTFSO/oo (1/1)


何となくシノチャーからしたたかさを感じる


603以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 01:48:22.22E7+ufzQK0 (1/1)

乙ー
こっそりはやりん


604以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 12:00:24.21UZuLhyeXo (1/1)

はやりん!


605 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 00:23:04.56/r2yvM7xo (1/7)



「は、はやりさん!?」


改めて驚いてしまう


「な、なにも聞いてないよ!?」


「そ、そうですか……」


俺がしようとした質問の答えを先に言われる


そう言われてしまえば信じざるを得ない


「それよりはやりさんはどうしてここに?」


「その……なんだか眠れなくて……」


「俺と一緒ですね」


「う、うん……」


とはいえ先ほどまで静かに寝息を立てていたのはバッチリ確認している


そして浴衣もバッチリ整えられている


残念なようなありがたいような……


少なくとも目のやり場に困らないだけありがたいと思いたい






606 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 00:27:47.64/r2yvM7xo (2/7)



「ねえ、少しお外を歩かない?」


そういって視線を外に向ける


煌々と照る月明かりの散歩は魅力的な提案だ


「ええ、いいですよ」


もちろん断る理由もない


「やっぱり少し肌寒いね」


「ええ」


秋の夜長はひんやりと冷たい


それでもどちらともなく差し出した手を握り歩いていく


昼間は観光客でそれなりに賑わっている通り


すべてのシャッターは降ろされ静かな眠りについている


そんな月明かりの下をはやりさんと言葉も交わさず歩いていた







607 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 00:31:43.79/r2yvM7xo (3/7)



ちょっとここからの会話を練り直したいので今夜はここまでにします

おやすみなさい






608以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/01(月) 01:40:00.86xa2W02Sd0 (1/1)

乙ー
続きが楽しみ


609以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/01(月) 15:21:26.72kOavNKqeo (1/1)

楽しみ


610 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 23:37:13.54/r2yvM7xo (4/7)



いつしか俺たちは温泉街を抜けてちょっとした公園にたどり着いていた


「少し休憩しようか☆」


「……ええ」


はやりさんの言葉に俺も頷く


あいにくなことに自動販売機も見当たらないのでおとなしくベンチに並んで腰掛ける


「お月様綺麗だね」


「……ええ」


思わずあのときの光景がフラッシュバックする


あのときは『星』だったが……


ふと見ればはやりさんがこちらを見つめていることに気づいた


ほんのり赤らんだ頬


緩めの胸元


月明かりの補正もあいまっていつまでも見つめていたくなる


そんな光景だ







611 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 23:41:39.44/r2yvM7xo (5/7)



だけど同時に悩みの種でもある


……何を話せばいいんだろう


この沈黙に心が落ちつている


ただ……


はやりさんと見つめ合うこの状況はなんだか照れるな……


「ねえ……?」


「は、はい!?」


思わぬはやりさんんからの言葉に飛び上がりそうなくらいに驚いてしまう


「京太郎くん……」


「は、はい……?」


先ほどの表情のうえに潤んだ上目遣い


消え入りそうな声もあいまって心臓が早鐘を打つのがよくわかる






612 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 23:49:01.04/r2yvM7xo (6/7)






「おしっこ行きたい……」








613 ◆HAYARIDvxk2016/02/01(月) 23:54:01.99/r2yvM7xo (7/7)



「……は?」


「その……さっきおトイレ行こうとしてたら二人のお話を聞いちゃって……」


「そのせいで行きそびれたと?」


俺の質問に無言で頷く


「だったら行ってくれば……」


そう言いかけつつあたりを見渡す


「ない……ですね……」


再び俺の言葉に頷くはやりさん


公衆トイレはおろかコンビニすらないのだ


こんな時間なら旅館に戻るしかないだろう


「我慢できそうですか?」


俺のそんな疑問にはやりさんは無言で首を横に振った


見ていて気の毒になりそうなくらいだ


となれば選択肢は……







614えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/02(火) 00:04:54.72nnnzTY2fo (1/3)



「ほ、本当に誰もこないか見ててよね……?」


「え、ええ……」


唯一にして最大の選択肢


茂みでこっそり済ませるというものだ


「ねえ、京太郎くん?」


「は、はい……?」


その声に思わず振り向いてしまう


「は、はやりさん!?その格好は……」


「だって……こうしないと見えちゃうもん……」


そういって浴衣をはだけている


下着すら着けていないせいで色々と丸見えだ







615 ◆HAYARIDvxk2016/02/02(火) 00:11:28.38nnnzTY2fo (2/3)



そんなはやりさんから慌てて目をそらす


とうとう我慢ができなくなったのか水が流れる音がやけに大きく耳に響く


耳を塞ぎたいがなんとなく申し訳なくてそれもできない


「京太郎くんの前でおしっこしちゃった……」


前を結んだ浴衣の足元にはわりと大きな泉ができていた


「も、戻りましょうか……?」


「うん……体が冷えちゃったからお風呂はいりたいな……」


「いいですね……」


「どうせなら……一緒に入っちゃう?」


「え!?さ、さすがにそれは……」


「ママやみんながいないとダメなのかな?」


「そ、そんなことはないです!」


「じゃあ決まりだね☆」


先を歩くはやりさんの足取りが妙に軽く感じる


……どうして俺ってこうも流されやすいんだろうな







616 ◆HAYARIDvxk2016/02/02(火) 00:12:07.12nnnzTY2fo (3/3)



といったところで今夜はここまでです

あとお風呂でちょっとした会話イベントをはさんで島根編は終了の予定です



おやすみなさい






617以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 02:22:57.07MP39xe/30 (1/1)

乙ー
おしっこはやりんかわいい


618以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 06:11:55.63K2YEG2V0o (1/1)

ふぅ・・
おしっこはいいな


619 ◆HAYARIDvxk2016/02/04(木) 23:31:51.60LQYsL7YIo (1/3)



こんばんは

今夜もひっそり更新していきます

性的な描写が苦手な方や、一部、スカトロ描写が苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください



でははじめますよーぅ


620えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/04(木) 23:40:56.54LQYsL7YIo (2/3)



「やっぱり夜は冷えるね☆」


「ええ」


あれだけ火照っていた俺の体は完全に冷え切ってしまっていた


肌寒いくらいだ


「やっぱりお風呂でもう一回温まった方がいいね~」


「ええ、そうですね」


はやりさんの言葉には賛成だ


別々に入るという選択肢がそもそもないあたりだいぶ流されてきている


「やっぱり暗いね」


「そうですね……」


月明かり射し込むとはいえ電気をつけていない脱衣所はやっぱり暗い


ただそのせいで恥ずかしいのは幾分か軽減できる


現にはやりさんは唯一身にまとった浴衣をあっさり脱ぎ捨ててしまった


ちなみに俺は2枚だけどな


「トイレに寄っていくので先に行っててください」


さすがに俺も限界だ


「あの……はやりさん……?」


一人用のはずの個室にはなぜか満面の笑みを浮かべた全裸のはやりさんが入ってきていた







621えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/04(木) 23:55:42.43LQYsL7YIo (3/3)



「その……はやりもお腹冷えちゃって……」


「なるほど……」


といって納得できる話でもない


「あの……出るか出させてくれませんか……?」


さすがに全裸のはやりさんと個室内というのは気まずい


「ねえ……提案があるんだけど……」


「提案……ですか……?」


後ろから抱きつくような格好のはやりさんの言葉に耳を傾ける


「えっとね……」


俺の横を抜けて便座のフタを開けてそこにしゃがみ込む


本来ならモザイクがかけられるだろうそこにはもちろんそんなものはない


「……これなら……二人で一緒におしっこできないかな……?」


「……そうですね」


はやりさんのむき出しの股間に目を奪われていた俺はよくわからないままにそう答えた








622えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:15:35.65Uz3o9gslo (1/6)



「なかなかでないね……」


「そうですね……」


いつもなら当たり前の行為


それを見られているだけでこうも支障が出るものなのか


「それ……痛くないの……?」


はやりさんの不安げな視線は大きく天を指す俺のリー棒に向けられる


先端がお腹にくっつきそうなくらいだ


「え、ええまあ……」


あれだけ出したのにまだまだ俺の性欲は衰えていないらしい


とはいえはやりさんは不安そうだ


というかこのまま出したらもろにはやりさんに直撃コースだよな……


「ねえ……?」


「は、はい!?」


「お互いに……お手伝いしない?」


「お手伝い……ですか……?」


「……うん」


よくわからないがはやりさんの言葉に耳を傾けてみよう







623えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:33:23.81Uz3o9gslo (2/6)



「さ、さすがに恥ずかしいね……」


「そ、そうですね……」


狭い個室でお互いの性器をいじりあう


ひんやりとしたはやりさんの小さな手がいきり立つ俺の熱いリー棒に心地よい刺激をあたえてくれる


俺の指先にしっとりとまとわりつく粘液はたしかにはやりさんが快感を覚えている証だ


「お、おっぱいも同時なんて反則だよ……」


甘い吐息とともにそんな言葉を吐き出す


「そんなに気持ちいいんですか?」


我ながら意地悪な質問だ


「うん……自分で触るよりずっと……」


「はやりさんってアイドルなのに自分でえっちなことをしちゃうんですね」


そういってさらにはやりさんを辱める


「は、はやりだって女の子だもん……」


お返しとばかりに手つきが荒々しくなる


もちろん俺だって負けるわけにはいかない


「だ、だめぇ……」


情けない声とともにはやりさんが目的を果たす


……俺のは大きく目的をそれたけどな







624えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:37:36.66Uz3o9gslo (3/6)



「お風呂であんなに出したのに……」


俺のものに白く染められたはやりさんが呟く


「その……すっげぇ気持ちよかったんで……」


「……そうなの?」


「……はい」


恥ずかしながら事実だ


はやりさんと同じく俺も自分でするよりずっと気持ちよかった


……仕方ないじゃないか


「……ねえ?」


「…………はい」


なんだか罪悪感が半端ないな……


「お風呂に連れて行ってほしいな☆」


そういって両手を突き出すはやりさん


「……わかりました」


そういって俺に抱きついてきたはやりさんを抱きかかえてお風呂へ向かった







625えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:45:22.61Uz3o9gslo (4/6)



「なんだか京太郎くんに抱っこされてると安心するね」


「そ、そうですか……?」


「うん……胸板とか硬いから……」


「そ、そうですか……」


俺とは正反対に柔らかいはやりさんの胸


歩くたびにそれが擦れてくるのだ


正直ってかなりやばい……


「……おちんちんも硬いよ?」


「その……はやりさんの体がすっげぇエロいんで」


「そ、そうかな……?」


「たとえば……」


「も、もう!お尻揉まないでよ!」


「……すいません」


そうはいっても止めるわけない


……垂れている雫はなんだろう?







626えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:50:54.69Uz3o9gslo (5/6)



どことなく幼い印象の顔立ちのはやりさん


そこを汚す俺のモノ


……背徳感がすさまじいな


「……まだおちんちん硬い」


「誰かが色々とこすりつけてきますから」


「は、はやりはそんなえっちな女の子じゃないもん!」


「……え?」


「そ、そんなことをいう京太郎くんにはお仕置きだもん!」


そういって俺に飛びかかってくるはやりさんを慌てて支える


反動で押し倒された俺の顔に座り込むはやりさん


「こ、今度はおっぱいでいじめちゃうからね!」


そういって柔らかいもので俺のリー棒を包み込む


……これってご褒美だよな?


とはいえすでに濡れていたはやりさん


「なんだかしょっぱいですよ?」


「し、知らないもん!」


その事実を必死に隠そうとムキになるはやりさん


結局……


お互いの顔に再び盛大にぶちまけるというドローに終わった……








627 ◆HAYARIDvxk2016/02/05(金) 00:51:29.50Uz3o9gslo (6/6)



今夜はここまでー

おやすみなさい






628以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 05:02:39.41MXZLQW+J0 (1/1)

乙ー
京ちゃん絶倫だな


629以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 16:05:08.14aL6TnY33o (1/1)

すばらなえろさ


630 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 01:33:19.00L+q0beEGo (1/12)



「やっぱりお風呂は気持ちいいね☆」


「ええ」


のびをしつつそうつぶやくはやりさんの言葉に頷く


月明かりの下の肢体はいつも以上になまめかしい


先ほどあんなことをしたけどさ……


それでも今の姿はちょっとしたビデオにしたいくらい芸術的だ


気持ち良さそうなはやりさんになにか声をかけるのもはばかられる


たしかにみんなとお風呂に入るのは楽しい


それが綺麗なお姉さんたちと一緒ならばなおさらだ


だけど……


だけどこうしてはやりさんと二人でのんびり広いお風呂に浸かる


これはこれでアリだと思う


はやりさんも同じ気持ちだろうか?


「どうかしたの☆」


「い、いえ……」


ただ……


少なくとも不快ではないと思うのはうぬぼれではないはずだ







631以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 03:49:31.940tHCoGrp0 (1/2)

寝落ち?乙


632以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 08:07:41.18QkoeY/Oao (1/1)

はやりんかわいい


633 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 12:43:57.09L+q0beEGo (2/12)



「そういえば……」


静寂を破った声に意識を向ける


「さっき慕ちゃんと何を話してたの?」


「えと……」


まさかはやりさんのことを話していたなんて本人にはいえない


ただ……


無言で向けてくる視線は俺を射抜くように鋭い


下手な嘘は瞬く間に見抜かれてしまいそうだ


そしてそれができるほど俺は器用じゃない


……しかたない


「実は……」


悪口じゃないから問題ないはずだ


もし怒られたら素直に謝ろう


そう思い先ほど慕さんと話したことをはやりさんに説明していった







634 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 12:52:31.51L+q0beEGo (3/12)



「そんなことを話してたんだ……」


「はい」


はやりさんに慕さんとの説明をした


ただただ黙って俺の説明を聞いていてくれた


さすがにはやりさんが好きだっていったことは黙ってたけど……


「じゃあ……京太郎くんは雀竜王戦に出場するの?」


「はい」


「ふふ、力強い返事だね」


現状俺ができることはこれぐらいだしな


「それは……私のため……?」


「えっと……」


「もう……そこも即答してほしかったな☆」


「すいません……」


そういってほっぺたを膨らませたはやりさんにどきりとしたのは内緒だ







635 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:02:55.29L+q0beEGo (4/12)



「でも京太郎くんは肝心なことを忘れてるね☆」


「肝心なこと……ですか……?」


「もしも私が結婚がいやじゃなかったら余計なお世話だよね?」


「すいません……」


たしかに……


良かれと思ってやっていても肝心のはやりさんの気持ちを考えられていなかった……


「だって……京太郎くんが18歳で結婚できるようになったとき私はもう30歳だよ?」


「たしかに……」


「それに京太郎くんはよくても京太郎くんのお父さんやお母さんはどうかな?」


「……え?」


「咲ちゃんや和ちゃんたちみたいなかわいい子が周りにいるのに私との結婚を許してくれると思う?」


「そ、それは……」


まずい……


どんどん俺がかなり身勝手なことをしてる気がしてきたぞ……







636 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:11:21.02L+q0beEGo (5/12)



「あの……もしかして俺のしたことって余計なお世話でしたか……?」


不安になって尋ねる


「…………うん」


かなり言いにくそうに頷く


「そ、そうですか……」


その言葉に思わず全てを捨てて逃げ出したくなる衝動に駆られる


だけどそれより早く俺に覆いかぶさるように体を預けてくるはやりさんのせいでそうはいかない


さらに追い討ちをかけようとするなんてかなりのドSだ


「だって……ますます京太郎くんのことが好きになちゃうもん……」


「…………え?」


聞き間違い……だよな……?


「京太郎くんが島根まで来てくれたときどれほど嬉しかったかわかってる……?」


とても嘘をついているような表情には見えない


むしろ涙がたまっている目はまさに真剣そのものだ






637 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:16:21.89L+q0beEGo (6/12)



「えっと……俺のことが嫌いになったわけじゃ……」


「そんなわけないもん!」


ついに涙は堪えきれなくなったらしい


「むしろあんなひどいことをして嫌いになられて当然って思ってたもん……」


「なるほど……」


嫌いになる以前に現実を受け入れられなかったというのが現実だ


「でも俺のことが嫌いだから逃げ出したんじゃ……」


「そんなわけないよ……」


声が震えている


「だって……あそこで逃げ出さないと自分が抑えきれなかったんだもん……」


「はやりさん……」


女優としても活躍するはやりさんだ


だけど……


今のはやりさんはとても演技をしているようには見えない


間違いなくはやりさんの本音だ







638 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:21:31.16L+q0beEGo (7/12)



「好きでもない人とこうして一緒にお風呂に入ったりえっちなことなんてしないもん……」


そういって目をそらす


「え、でもあの人とは……」


「……デートだって京太郎くんとしかしたことないもん」


「そ、そうですか」


ガッツポーズをしたくなるのを必死にこらえる


「ねえ、京太郎くん……?」


「は、はい……?」


「今京太郎くんとえっちして……赤ちゃんができたら諦めてもらえるかな……?」


「……はやりさん?」


「京太郎くんは……私とえっちするのはいや……?」


もちろんいやなわけはない


今だって柔らかいものがいろいろ当たっているせいで準備万端だ


なんだけど……


「今のはやりさんとは……したくないです……」


「……どうして?」


「その……どうせなら正々堂々はやりさんに告白したいです」


「……さっきもえっちなことをしたのに?」


「それでもです」


「……そっか」


「……はい」







639 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:41:48.23L+q0beEGo (8/12)



「じゃあ……私をさらった後だった ら……」


「……ええ」


「じゃあ……約束しよう」


「約束……ですか……?」


そういって目を閉じて上目遣いになる


となればすることは一つだけだ


はやりさんを抱き寄せて唇を重ねる


……キスってこんなに気持ち良かったっけ


「じゃあ……約束守ってね……?」


「……はい」


そこまでいったはやりさんから力が抜けていく


ま、まさか!?


そんな不安は静かな寝息がかき消してくれた


……よかった


ただ……


「……またか」


静かに寝息を立てるはやりさんを起こさないように抱えて浴槽から立ち上がった







640 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:52:43.29L+q0beEGo (9/12)



「ずいぶん長いお散歩だったみたいね」


「み、美月さん!?」


なんとかはやりさんの体を拭いて浴衣を羽織らせたはやりさんを抱えて部屋に戻ると美月さんが起きていた


「ほら、静かにしないとお気にのはやりちゃんが起きちゃうわよ?」


「す、すいません……」


そういってはやりさんを布団にゆっくり寝かせる


「その顔だと二人ともスッキリしたみたいね」


「……はい」


どうすればいいか決まったもんな


「でも……そっちはスッキリしてないみたいよ?」


楽しそうに俺の股間を指差す


「お口とおっぱい……どっちがいいかしら?」


そういっていたずらっぽく微笑む


「……胸で」


「ええ、おまかせあれ♪」


結局両方でしてもらって心身ともにスッキリして眠ることができた……








641 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 13:53:21.74L+q0beEGo (10/12)



これから出かけるのでここまででー

夜に島根編を最後まで書けたら書きたいですね



失礼します






642以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 16:07:51.050tHCoGrp0 (2/2)

乙ー
京はやにニヤニヤして油断してたら美月ママエロすぎ


643 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 23:47:08.96L+q0beEGo (11/12)



翌朝


昨日のこともあってスッキリ目が覚めた


……重い


目を開けると……


桃?


おそるおそる触ってみる


「なにすんだよ……」


桃が喋った


「おはよう」


「お、おはようございます……」


稲村さんが俺を見下ろしていた


「ちなみにそれは閑無のお尻だから」


「……え?」


「なかなか起きないからえっちなこといっぱいしてもいいからね」


そういって楽しそうに笑っている


……本当にいいんだろうか?







644 ◆HAYARIDvxk2016/02/13(土) 23:55:10.20L+q0beEGo (12/12)



「な、何してんだよ!」


結局、何もできないまま石飛さんが起きるのを待つしかなかった


「寝ながらでもおちんちんに顔を埋めるなんて閑無ってえっちだね」


「は、はあ!?ちげーし!」


「ふーん… …?」


おもむろに取り出した写真にはあられもない石飛さんの姿がバッチリだ


「け、消せ!」


「せっかくだから京太郎くんにプレゼントしてあげるね」


石飛さんの言葉を華麗にスルーした稲村さんがいたずらっぽく舌を出す


「だ、だったら杏果だってなにかえっちな写真を撮らせろ!」


錯乱しているらしい石飛さんがとんでもないことを言い出す


「しかたないなぁ……」


そういって足を開いて座り込んだ稲村さんが自らの秘所と乳房に両手をあてがう


思わず息を飲み込んでしまうほどに艶かしかった


……石飛さんがシャッターを切るのを忘れるくらいにな







645 ◆HAYARIDvxk2016/02/14(日) 00:06:11.96hdIg8J+Io (1/5)



「さて、そろそろ帰りましょうか」


みんなで朝風呂に入り朝食を食べてから美月さんがいう


……さすがに朝からあれはきつかったな


それ以上に気持ち良かったけどさ


「ま、また来いよな」


「今度は新婚旅行かな?」


「おじさん、私たちも今度旅行に行こうよ」


「あ、ああ……」


約1名昨日よりやつれている気がするがそれぞれに別れの言葉を交わす


「ねえ、京太郎くん」


「はい?」


稲村さんに呼び止められる


「私たちのえっちな写真……いっぱい使ってね……?」


「な、なにを!?」


「ほら、早く行かないとみんな待たせちゃうよ」


お風呂場でも撮影された写真


この封筒を開くことはないといいな……


ただ……


いい思い出だと思ったのは内緒だ







646 ◆HAYARIDvxk2016/02/14(日) 00:11:36.46hdIg8J+Io (2/5)



「久しぶりだな、京太郎」


「父さん?母さん?」


夕食を終えるとそこにここにいるはずのない両親がいた


「私もいるよ」


「……咲?」


夢じゃないことの確認にほっぺたを引っ張ってやるととてもよく伸びた


「いーたーいーよー」


なんて言ってるから間違いなく夢ではない


「どうも、初めまして」


出かけていたはやりさんのお父さんもお手伝いさんと一緒に帰ってきていた


「えと……これは……?」


「京ちゃん、そろそろ学校危ないよ?」


「…………あ」


その一言で、現実に引き戻された







647 ◆HAYARIDvxk2016/02/14(日) 00:16:08.15hdIg8J+Io (3/5)



何日もお世話になったということで挨拶のあるという父さんたち


そんな父さんたちに言われて咲と一緒に車の後部座席に乗り込む


「それで父さんたちはともかくどうして咲がここにいるんだ?」


「みんなにちゃんと連れ戻してくるように言われたからね!」


そういって胸を張っている


「でも咲一人だと北海道とかに行ってそうだな」


「……悔しいけど否定できない」


「でも……ありがとうな」


なんだか咲のおかげで安心できたのは事実だ


「どういたしまして」


そういって必死にない胸を張っている


「それで……悩み事は解決したの?」


「ああ」


「そっか……よかったね」


そのあとは他愛もない話をしていた


みんな俺のことを心配してくれているらしい


まだ帰ってこない父さんたちを待っているうちに、どちらからともなく眠ってしまっていた……







648 ◆HAYARIDvxk2016/02/14(日) 00:21:05.63hdIg8J+Io (4/5)



「……ぅん?」


目が覚めたら見覚えのある家が目の前にあった


「ここは……?」


「咲ちゃんを送って帰ってきたところよ」


「なるほど……」


いろいろな荷物もあったみたいで何回か往復してようやくおろし終えた


「まあ……なんだ、おかえり、京太郎」


「おかえりなさい」


父さんたちのその一言で、ようやく自分が長野に帰ってきたんだと実感した


「ただいま」


「さて、明日は学校なんだからもう寝なさい」


「うん、そうするよ……」


シャワーを簡単に浴びてベッドに潜り込む


「……あ」


あの封筒を教科書の棚に押し込んでベッドに入ると、そのまま眠り込んでしまった……







649 ◆HAYARIDvxk2016/02/14(日) 00:24:05.47hdIg8J+Io (5/5)



といったところで島根編は完結です

あとは日常のちょっとしたイベントを書いていって雀竜王戦を書いて完結の予定です

なにか読みたいイベントでもあれば書いておいていただければ善処します



おやすみなさい






650以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 00:36:16.86BdBZrBzro (1/1)

乙です


651以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:52:23.71UcY/OKuG0 (1/1)

乙ー
島根編も充実してたな性的な意味で


652以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 02:48:26.41taLUh7d9o (1/1)

>>640
はやりんすばらすぎ




653 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 22:40:44.065HUMnj/ro (1/7)



「今日は大変だったね」


「……ああ」


膝の上でつぶやく咲の言葉に頷く


「でもみんなよく『家庭の事情』に納得してくれたな」


「まあいろんな意味で今の京ちゃんは有名人だからね」


「そうか?」


「少なくとも学校で京ちゃんのことを知らない人はいないと思うよ」


「まじで!?」


「まじで」


そういって振り向いて頷く


「……そうか」


嬉しいようなそうでないような… …


「質問されてもはぐらかした私にも感謝してよね!」


「へいへい」


そういって頭を撫でてやる


単純なやつだ


「なんか私のことバカにしてない?」


「してない」


「ならいいけど……」







654 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 22:50:08.815HUMnj/ro (2/7)



「でもどうしようか……」


俺の唯一にして最大の心配事


「あの写真を見せてあげればいいんじゃないの?」


意地悪くくつくつ笑う咲


「そんなことできるわけないだろ……」


父さんたちが買っておいてくれたお土産のおかげでなんとかなった


しかし旅には土産話もつきものである


「せっかくだから写真見せて欲しいな」


クラスメイトの何気ない一言


だけどそれにぜひぜひという声が続いたのだ


「今回写真なんて撮ってないしなぁ……」


「裸のお姉さんたちといっぱいエッチなことをしてる写真を見せてあげればいいじゃん」


「そんなことできるわけないだろ」


意地悪く笑っている咲のほっぺたを後ろから引っ張る


いひゃいいひゃいとうめいているが自業自得だ







655 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 23:02:20.795HUMnj/ro (3/7)



「急に倒れたって聞いて心配してたのにあんなことをしてたなんて……」


ほっぺたから手を離してやるとそういって頬を膨らませている


「心配してくれてありがとうな、それとごめん」


咲が俺のことを心配していてくれたというのは純粋に嬉しい


「信じて送り出した幼馴染がエッチなお姉さんたちとあんなことをしていたなんて……」


「してないからな!?」


「動かぬ証拠写真もあるのに?」


「あ、あれは……」


やっぱり捨てておくべきだったかな?


といってもそこかしこに捨てられる写真でもないし……


「ま、いいや、京ちゃんが女の人とえっちなことしてるのはいつものことだし」


「……なんか言い方ひどくね?」


「……現に私とお風呂に入ってるのに否定できるの?」


「…………ごめんなさい」


「よろしい」


悔しいが否定できない








656 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 23:22:46.025HUMnj/ro (4/7)



「それにしてもみんな綺麗な人ばかりだったね」


「……ああ」


「やっぱり京ちゃんも綺麗でえっちなお姉さんが好きなの?」


「…………嫌いじゃない」


「ふーん……」


じっとりとした視線を俺に向けてくる


「でもあの金髪の人とは仲良くなれそう!」


「そ、そうか……」





その人はおそらくお前とは正反対の性格だぞ……


体つきは似てるけどな


そんなことを見下ろしたなだらかな平原に思った







657 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 23:33:27.255HUMnj/ro (5/7)



「京ちゃんってさ、私のお腹撫でるの好きだよね」


「……そうか?」


「今だって撫でてるじゃん」


「……たしかに」


後ろから膝の上の咲をただ抱きしめるのではなくお腹を撫でる


「なんか撫で心地いいからな」


「それって褒めてるの?」


「少なくともけなしてはないぞ」


「ならいいけど……」


「いい感じで平らだからな」


「ってそこはおっぱいだよ!」


「そうか?」


「 もう……私以外にしたらセクハラで捕まっちゃうからね?」


「大丈夫だ、咲以外にこんなことしない」


「そ、それって私が特別ってこと?」


「じゃねーの?わっかんねー」


「もう!」


ただ咲にこんなことをするのは好きなのは事実だ


はやりさんだとその……


文字通り手にあまるからな……






658 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 23:44:03.355HUMnj/ro (6/7)



「そういえば和ちゃんに何かしたの?」


「いや、心当たりはないけど……」


「そう?京ちゃんが和ちゃんと話してるところを見なかったけど私の気のせいだったのかな?」


「いや、たしかに和と一言も交わしてないな……」


「何か悪いことをしちゃったんだったらちゃんと謝らないとダメだからね?」


「……ああ」


といっても本当に心当たりなんてないんだけどなぁ……


「これからみんなが国麻や雀竜王戦に向けて頑張っていくんだから余計な問題は起こさないでよ?」


「そうだな……」


たしかに麻雀に集中したいもんな


「それよりそろそろ上がるか」


「……おちんちん大きくしたまま?」


「……お願いします」


「しかたないなぁ……」


そうはいいつつ満更でもなさそうな咲


ま、余計なことは考えずに明日からも頑張るか







659 ◆HAYARIDvxk2016/02/25(木) 23:45:37.365HUMnj/ro (7/7)



といったところで今夜はここまででー


そういえば雀竜王戦の長野の女子代表は誰にしましょう

カツ丼さんの面目躍如でもいいし、咲ちゃんやのどっちでもいいしあるいは他の人でも

何かいいアイディアがあれば嬉しいです



おやすみなさい






660以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/26(金) 02:39:58.34FJCPUPwC0 (1/1)

乙ー
咲ちゃんかわいいし咲ちゃんでいいんじゃない


661以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/27(土) 21:27:38.70lpSEe4aNO (1/1)

乙~
のどっちとはやりんの牌のお姉さん対決とか面白いかも


662以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/28(日) 13:21:07.730IFeZWVeo (1/1)

乙乙


663以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/06(日) 11:39:14.84qawn/Uie0 (1/1)

あげ


664以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/06(日) 15:41:47.516NEa5vKYo (1/1)




665以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/15(火) 02:40:18.94Una8EDiT0 (1/1)

童貞だから知らんけど女性ってイクと毎回ションベン出んの?


666 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 22:21:02.55iRHTo/Pko (1/6)



「やっぱり京ちゃんとお買い物に行くとはかどるね!」


前を歩く奴は楽しそうで今にも踊り出しそうなくらいだ


「俺を荷物持ちと勘違いしてないか?」


「そ、そんなことないよ……?」


ごまかすために口笛を吹こうとしているのかわからないがまったく吹けていない


「まあ買い物ぐらいならお安い御用だけどさ」


「そうそう、京ちゃんくらいしか頼める人はいないんだからね」


「へいへい」


まあ咲が楽しそうだからよしとするか


でも俺にしか頼めないって……


「……ドンマイ」


「どういう意味!?」


「ほら、前向かないと転ぶぞ」


「ひゃう!?」


そんなことを言っているそばから盛大に転んだ


「大丈夫か?」


「う、うん……」


荷物を持っていない方の手で立たせてやる


……今日は白か






667 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 22:27:13.48iRHTo/Pko (2/6)



「ほら、着いたぞ」


「私の家だもん、知ってるよ」


「ほう?迷子になったからって公衆電話からかけてきたのは誰だっけ?」


「し、知らないなぁ……」


露骨に目を逸らして口笛を吹こうとしている


……やっぱりへたくそだな


「ま、いいか、荷物部屋でいいか?」


「うん、お願い」


「はいよ」


「あ、せっかくだからおゆはん食べてく?」


「悪いけど今日はパス、家で食べる約束してるんだ」


「そっか……じゃあまた今度作りに行くね」


「ああ、頼む」


咲の部屋に荷物を運んでそのまま宿題を一緒に済ませて家に帰った


「おかえりなさい、ご飯にする?お風呂にする?それとも……ワ・タ・シ♪」


「……え?」


思わず表札を確認しに戻ってしまった


間違って……ないよな……?







668 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 22:39:27.05iRHTo/Pko (3/6)



「こらこら、さっさと入ってきなさい」


「あの……ここって俺の家ですよね……?」


「ええ、そうよ」


「どうして先輩がここに……?」


数時間前まで顔をつきあわせていた人


そんな人が自分の家にいるのだ


不気味に思うなというのは無理な相談だ


「あら、京太郎、おかえりなさい」


「母さん、なんで先輩がここにいるんだよ」


「ひどいわ……せっかく勉強が大変だろうから見てあげようと思ったのに……」


わざとらしい演技だ


「そうよ、久ちゃんの好意を無にするつもり?」


「そ、それは……」


「やっぱり迷惑よね……おばさま、やっぱり今日は帰ります」


「いいのよ、久ちゃんは気にしないで」


……何このアウェー


結局、先輩に勉強を教わることになってしまった……






669 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 22:53:53.45iRHTo/Pko (4/6)



「あの……勉強を見てくれるんじゃなかったんですか……?」


ベッドの上で漫画を読んでいる先輩に声をかける


「あら?予習をしたいなら付き合うわよ?」


「……大丈夫です」


そこまでは勉強熱心ではない


「でしょ?だから自分の部屋だと思ってくつろげばいいんじゃないかしら?」


「……つもりも何も俺の部屋ですよ」


「あら、そうだったわね」


そういってまた漫画に戻ってしまう


制服のまま来たせいか足をばたつかせるたびにその……


「…………パンツ見えてますよ」


黒タイツ越しのせいでくっきりではないがそれがかえって艶っぽい


「きゃーえっちー」


凄まじいまでの棒読みだ


「ご飯できたわよー」


そんな母さんの声が聞こえてくるまで、自分の部屋なのに妙に落ち着かなかった……







670 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 23:05:54.70iRHTo/Pko (5/6)



「じゃあ、京太郎、お留守番よろしくね?」


「……本当に行くの?」


「どうしても外せない仕事だからな」


「わかったよ」


「久ちゃんを襲ったりしちゃダメよ?」


「しないよ!」


これだけは誓って言える


……たぶん


「じゃあ久ちゃん、京太郎をお願いするわね」


「ええ、わかりました」


俺を迎えに来てもらうために二人は無理をしたらしい


そのしわ寄せを少しずつ解決しているところらしい


……ごめん


そんな申し訳ない気持ちで二人の出発を見送る


「先輩は帰らないんですか?」


「そう……須賀くんはこんな夜遅くに私に一人で帰れっていうのね……」


「……いえ」


「そうよね!きっと聞き間違いよね!」


「……はい」


見え見えの嘘でもやっぱり心が痛んでしまうもんなぁ……







671 ◆HAYARIDvxk2016/03/19(土) 23:44:25.43iRHTo/Pko (6/6)



急用が入ったので中断します


>>665
ドン引きするくらいされたことが一度あります
SSということで大げさにしている面もありますが


失礼します






672以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 06:39:17.06lWcXqU2e0 (1/1)

乙ー
久さんかわいい


673以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/20(日) 12:00:00.27mpiIjJLVo (1/1)

すばら


674 ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 22:33:07.89fjmyehzfo (1/6)



「それで?最近何か悩んでるんじゃないの?」


「……え?」


父さんたちを見送った後、先ほどと変わらずベッドでくつろいでいた先輩の意外な言葉に驚いてしまう


「な、なんのことですか……?」


「あら?最近らしくないミスを連発してるのは何かに気を取られてるからじゃないのかしら」


想像以上に鋭い指摘に思わず言葉が止まってしまう


思わずごまかすことすらできなかった


「そしてそれは……和のことでしょ?」


「……はい」


射抜くような鋭い視線


もはや言い逃れもごまかしも通用しないだろう


素直に頷くしかない


「やっぱり……」


そういって先輩はわざとらしくため息を吐いた







675 ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 22:43:45.30fjmyehzfo (2/6)



「大方和が口もきいてくれないってところかしら?」


「……はい」


先輩の指摘はいちいち正しい


「ちなみに心当たりは?」


「ないです……」


いつの間にか正座をしてしまっている俺


ベッドに腰掛けている先輩を必然的に見上げる格好になる


お奉行様の取り調べを受ける罪人はこんな気持ちなんだろう


俺は縛られてはないが……


「まったく……鈍感すぎるのもどうかと思うわよ?」


「……はい」


何も言い返せない


「仕方ないからお姉さんが助けてあげるわ」


「……え?」


「……どういう意味かは聞かないでおいてあげるわ」


そういって立ち上がった先輩の動きを目で追いかけた






676 ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 22:57:10.29fjmyehzfo (3/6)



「なかなか帰ってこないのを心配してるのにこんなことをされたら誰だって怒るんじゃないかしら」


そういって無造作に封筒の中身をばらまく


「なにか言い訳は?」


「……ありません」


「こんなことをしてたなんて完全に予想外よ」


「あの……このことは和には……」


「誰かに話せるわけないでしょ!」


らしくなく顔を赤らめた先輩が声を荒立てる


「……はい」


「あのね?みんな心配してたんだからまずはそのことを謝るべきじゃないかしら?」


「先輩も心配してくれたんですか……?」


「あ、当たり前でしょ!」


「ありがとうございます」


「う、うるさい!」


そういって枕に顔を埋めて足をバタバタしている


「あーもー!」なんて叫んでいる


なにこのかわいい生き物


「とにかく!ちゃんと和やみんなに謝ること!いいわね!?」


「わ、わかりました……」


……こわい






677 ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 23:19:11.97fjmyehzfo (4/6)



「もう……須賀くんのせいで変な汗出てきちゃったじゃない……


「えと……風呂にしますか……?」


「そうね……」


先輩の言葉に風呂に向かう


スイッチを入れて蛇口をひねる


それだけでいい感じに風呂が沸くのだからありがたい


「後は待つだけでわきますよ」


「そう……」


部屋に戻ると先輩は特になにをするでもなくベッドに座っていた


「どうかしました?」


「な、なんでもないわよ……?」


「はあ……」


どことなく先輩の顔が赤い


先ほどのがまだ治っていないんだろうか






678えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 23:40:50.34fjmyehzfo (5/6)



「ねえ、須賀くん……?」


「は、はい……?」


な、なんだ?


声が妙に艶っぽいぞ……


「やっぱり……こういうことをしたの……?」


そういって視線をベッドの上の写真に落とす


「……はい」


「……えっち」


「ごめんなさい」


なぜだかわからないが思わず謝ってしまう


「ねぇ、須賀くん……」


「は、はい……?」


「私とも……えっちなことしない……?」


「……え?」


「……いや?」


「…………ぜひ」


断るという選択肢なんてそもそも存在しなかった……







679 ◆HAYARIDvxk2016/03/20(日) 23:58:28.48fjmyehzfo (6/6)



眠気がやばいのでここまでにさせてください

明日は久しぶりにやすみなので更新できたらいいなぁ……


おやすみなさい






680以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/21(月) 00:28:12.13F/pCb9WWO (1/1)

乙です


681以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/21(月) 05:30:12.70pSDP2QFn0 (1/1)

乙ー
楽しみ


682以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/22(火) 12:39:39.75SK0b7i13o (1/1)

えっちぃ


683えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/23(水) 22:18:57.60jIacuCwuo (1/5)



「こんな格好させるなんて……」


「すっげぇエロくていい感じですよ?」


「……バカ」


口ではそう言いつつもとてもそうは見えない


「ほら、ちゃんとくわえてくださいよ」


「わ、わかってるわよ……」


そういってたくしあげたセーラー服の裾をくわえる


それにあわせるようにたくしあげたスカートの裾もつまんでいる


普段見慣れているはずの制服がこうしてみるとかなり卑猥に見えるから不思議だ


「先輩ってえっちぃ下着ですね」


「ほっほいへよ……」


くわえているせいでしゃべりにくいらしい


それでも必死に否定している


……アリだな







684えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/23(水) 22:31:48.48jIacuCwuo (2/5)



改めて先輩の肢体をよく見渡す


ほんのりと朱の差した頬


純白のレースをあしらったブラ


黒いタイツ越しでもわかるブラとお揃いのレースをあしらった純白のパンツ


実用性重視の咲のとは違い『女らしさ』をぐっと引き立てている


どことなく大人びている先輩には妙にぴったりだ


「……先輩が白なんて意外ですね」


そんな憎まれ口を叩いてしまう


「ほういういみよ!」


律儀にセーラー服の裾をくわえたたままでつっこむ


思わず顔がほころんでしまう


「とても似合ってますよ」


「あ、ありがとう……」


予想していなかったらしい俺の言葉にくわえた裾を思わず落としてしまう


そのまま顔を背けた先輩


抱きしめたくなるのを必死にこらえた







685えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/23(水) 22:44:21.37jIacuCwuo (3/5)



「あの……触ってもいいですか?」


「ダメって言ったら我慢してくれるの?」


「…………いえ」


そんなのできるわけない


「やっぱり……」


「すいません……」


「いいけど……条件があるわ」


「条件……ですか……?」


「ええ」


なんだろう?


「触っていいのは下着の上からだけよ」


「……え?」


「だって……直接見られるのは恥ずかしいじゃない……」


「な、なるほど……」


条件よりも先輩の顔の方がかわいいと思ったのは内緒だ







686えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/23(水) 23:00:05.37jIacuCwuo (4/5)



立ち上がった先輩の正面で椅子の座る


両手をそれほど伸ばさなくても上下の下着の上から触るには十分だ


「いいですか?」


一応先輩に許可を求める


「ダメって言っても触るんでしょう?」


「ええ、まあ……」


「だったらさっさとしなさいよ……」


「はい」


一応、先輩の許可を得ることができたので左手を胸に、右手を股間に伸ばす


「……あたたかいですね」


「い、生きてるんだから当たり前でしょ!」


「そ、そうですね……」


真っ赤な顔の先輩に怒られた


……物足りないなぁ


こんなこと決して口には出せないが







687えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/23(水) 23:23:57.60jIacuCwuo (5/5)



想像以上にブラのガードは硬い


それでもそのまま引き下がるのはいやだ


なんだか負けた気がするしな


何にかはわからないけどさ……


ただ、先輩が涼しい顔をしているのはなんとなくいやだ


そう思い両手で先輩の胸を両手で鷲掴みにする


「な、なに!?」


それに先輩の顔を歪んだのを見逃さなかった


ブラは確かに硬いがそれでも揉みしだけば胸の柔らかさが確かに両手で味わえる


さらに力を強めるとそれに呼応するように先輩の顔色も声色も変わる


「もしかして感じてます?」


「そ、そんなわけないでしょ!」


その必死な否定に俺の中の嗜虐心が全身を駆け巡っていく


「なるほど……」


我ながら悪い顔だろう


どこか怯えたような先輩の表情からそれがありありと見て取れた







688以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/24(木) 03:39:58.88Il+HeCvd0 (1/1)


じらされるー


689えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/24(木) 21:37:02.28mPh8ciGMo (1/5)



「ひゃう!?」


先輩からかわいらしい悲鳴が上がる


「なるほど……ここが先輩の弱点ですか……」


「そ、そんなわけないじゃない……」


目をそらしているあたり図星だろう


ブラジャー越しでもわかる二つの突起を思い切り押し込むとさらなる喘ぎ声があがる


「やっぱり……」


「違うって言ってるでしょ!」


震える声色と足では説得力は皆無だ


「も、もうだめ……」


とうとう限界を迎えたのか先輩がへたりこんでしまう


「……イッちゃいました?」


「…………バカ」


いつもとは違う弱々しい先輩


……ヤバイな







690えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/24(木) 21:54:13.71mPh8ciGMo (2/5)



「おっぱいだけでイかされちゃうなんて……」


そういって見上げてくる顔


……かわいいな


「もう……誰かさんのせいでパンツもびしょびしょよ……」


「へぇ……」


「責任取ってよね」


「責任……ですか……?」


俺の言葉を気にせずベッドに仰向けになる先輩


「脱がしてくれるかしら?」


「え、ええ……」


足先を伸ばしている先輩


「……いいんですか?」


一応確認してみる


「私がいいって言ってるからいいの!」


「わ、わかりました……」


先輩が言うのなら仕方ない







691えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/24(木) 22:28:16.17mPh8ciGMo (3/5)



「こんな格好をしてると赤ちゃんみたいね」


そういって先輩が笑う


「だったらオムツでも用意しましょうか?」


「さすがにそんな性癖はないわよ」


「たしかにこんなに毛の生えた赤ちゃんはいませんもんね」


軽口を叩きながらずり下げた下着から露わになった股間を見て笑う


「こんなにナイスバデーな赤ちゃんもいないわよ」


いつの間にかずり上げたブラからは形の良い胸があらわになっていた


「すごく濡れてて糸引いてますよ?」


「だって……おなにぃでいじるより気持ちよかったんだもん……」


「もしかして先輩……Mですか……?」


「そ、そんなわけないじゃない!」


「でも見られて感じてますよね?」


「…………ぅん」


か細い声で頷いた


気の強い先輩が隠れMなんて……


アリだな!







692えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/24(木) 22:55:07.03mPh8ciGMo (4/5)



ともあれ無事に先輩の足から濡れたままの下着を抜き取ることができた


「ねえ……さすがにジロジロ見られるのは恥ずかしいんだけど?」


「見るだけじゃなくて写真に残したいくらい綺麗ですよ」


「あ、ありがとう……ってそうじゃなくて!」


先輩のノリツッコミだ


「ほら、おちんちん出しなさい」


「……え?」


「ズボンの前そんなにしてて辛くないの?」


「そりゃあ……まぁ……」


「ほらほら、特別にしてあげるんだから……」


「はぁ……」


俺の答えなんか聞く耳を持たないらしい


体を起こした先輩がたどたどしい手つきで俺のズボンから逸物を取り出す


「……前より大きくないかしら?」


「先輩がそんな格好をしてますからね」


「どんなリアクションをすればいいのよ……」


俺にだってわからない







693えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/24(木) 23:35:12.48mPh8ciGMo (5/5)



「せっかくだから今日は特別サービスよ」


ベッドの縁に腰かけた先輩が笑う


立ち上がったままの俺の逸物がまさに目の前にある状態だ


「特別サービス……ですか……?」


「ええ、これでしてあげるわ」


そういってつまみあげたのは先ほど俺が抜き取った白いパンツだ


「どうかしら、私のエッチなおつゆの染み込んだパンツは?」


「ヌルヌルしててひんやりしてて不思議な感じです……」


「さすがに冷静な感想は恥ずかしいわね……」


「でもほんのり先輩の温もりも残っていますよ」


「そ、そんなことまで言わなくていいわよ!」


先輩の反応がいちいち面白いしかわいい


「生意気な後輩にはこうよ!」


そういって俺の逸物をしごき始める先輩


声が出そうになるのを必死に堪えたのだった







694えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/25(金) 00:03:57.54A+Swkx7Ao (1/3)



「パンツ越しでもわかるくらい脈打ってるわよ」


そういって楽しそうに俺の逸物をしごいていく


下着の不思議な感触で快感はいつもとは比べものにならない


「ほらほら、いっぱい出しちゃいなさい♪」


意地でも先輩のなすがままになりたくないという意地が出てくる


「もう……強情ねぇ……」


先輩のそんな言葉に軽口を叩く余裕すら残っていない


「仕方ないわねぇ……」


そう呟いて動き出した先輩を目で追いかける


「特別よ?」


ベッドの上に完全に座った先輩が足を大きく開きいわゆるM字開脚になる


下着を履いていないせいですべて丸見えだ


「私もおなにぃするから……一緒にイきましょう?」


先輩のその言葉にタガが外れた俺は、間も無く盛大に射精してしまった


「もう……パンツでも受け止められないくらい出すなんて……」


「すいません……あまりにも気持ちよかったんで……」


「……そういうことなら許してあげるわ」


そういって溢れた精液を舐めて苦そうな顔をした先輩にまた股間が膨らむのだった







695 ◆HAYARIDvxk2016/03/25(金) 00:04:35.71A+Swkx7Ao (2/3)



寝ます

おやすみなさい





696以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/25(金) 06:16:58.652ZmSLgMm0 (1/1)

乙ー
先輩えろすぎる


697えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/25(金) 23:56:23.76A+Swkx7Ao (3/3)



「やっぱり精液なんて好き好んで飲むべきものじゃないわね……」


自らの手に付いた精液を舐め終えた先輩がそう愚痴る


「まあ飲むものではないでしょうし……」


「今須賀くんとキスしたらこの辛さを共有できるかしら」


「……え?」


「…………冗談よ」


「で、ですよね……」


顔が割とマジだったから驚いたぞ……


「さすがにこのパンツはもう履けないわね……」


「ですね……」


「……いや、でもこんなパンツを無理やり穿かされるのもアリかも」


「……え?」


「………………冗談よ」


「で、ですよね!」


さっきより間が長かったような気がしたけど気のせいだよな!







698えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/26(土) 00:20:53.87WvDKnIMQo (1/5)



「ねえ、私お風呂に入りたいんだけど」


「そろそろ沸いている頃ですね」


「そう」


「あの……どうして制服を脱いでるんですか……?」


先輩の行動に思わず質問してしまう


「かけなきゃシワになっちゃうでしょ」


「なるほど……」


慣れた手つきでセーラー服とスカートを脱いでいく先輩


空いているハンガーを目ざとく見つけるとそこに脱いだ服をかける


パンツは完全に脱いでしまったのでたくし上げたブラを身につけているだけだ


「男の子の部屋でブラジャーだけなんてどんな格好よ……」


先輩が独り言ちる


「……変態ですかね」


「おちんちんだけ出してる男に言われたくないわよ!」


「はあ……」


わりと良くなる格好だなんて言えない







699えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/26(土) 00:32:09.71WvDKnIMQo (2/5)



「せっかくならあれ穿いてみます?」


無造作に置かれたストッキングを指差す


「さすがにそこまで変態じゃないわよ」


「変態なのは認めるんですか?」


「…………しょうがないじゃない」


「へぇ……」


思わず顔がにやけてしまう


「ニヤニヤしてるけど須賀くんも同類だからね!?」


「たしかに……」


そこまでショックでもないけど


「まあいいわ、お風呂行きましょう」


「俺もですか?」


「ほら、綺麗にしてくれるんでしょ?」


「わかりました」


そういえばそうだったような気がする






700以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/26(土) 02:56:55.53KfXtPhyI0 (1/1)


京久かわいい


701以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/26(土) 16:04:51.50r4jcRtWTo (1/1)

いいねえ


702えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/26(土) 22:40:20.62WvDKnIMQo (3/5)



「こうして見るとすごい筋肉ねぇ……」


「そうですか?」


脱衣所で服を脱いだ俺に先輩が俺を見て言う


「まあ男の子の裸なんて見る機会ないから比べようないんだけどねー」


「まあ雀卓なんか運んでると筋肉もつきますよ」


「そ、そうね……」


そういって気まずそうに目をそらした


少しは自覚があるみたいだ


「さすがにブラも外すんですね」


「そりゃお風呂に入るんだもん」


「バスタオル巻いたりしないんですか?」


「おなにぃまで見られちゃったんだし今更よ」


そういって扉を開けて浴室へ入っていった


慌てて俺も浴室へ入っていく






703えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/26(土) 23:08:39.94WvDKnIMQo (4/5)



「ねえ……」


「どうかしましたか?」


「……おしっこ行きたい」


「…………は?」


何を言ってるんだこの人は


「しかたないでしょ!寒い中裸だったんだから!」


「な、なるほど?」


なんとなくわかってしまうのがいやだ……


「どうしましょう」


「普通にトイレに行けばいいんじゃないんですか?」


「さすがに全裸で家の中を歩き回るのはねぇ……」


「ブラジャーだけと何が違うんですか……」


「大きな違いよ」


「はぁ……だったらここでしちゃえばいいでしょうが」


「それもそうね」


「え?」


「え?」


冗談だよな……?






704えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/26(土) 23:35:18.25WvDKnIMQo (5/5)



「へぇ……私の股間ってこんな風になってるのね」


「まじまじ見るものでもないと思いますが」


「あら?自分の目で見る機会はないから結構新鮮よ?」


「だったら一人で手鏡なり使ってみればいいじゃないですか……」


「さすがにそれはいやね……」


「だったら……」


「文句はいいつつも付き合ってくれる須賀くんのそういうところ好きよ?」


「…………」


思わず言葉に詰まってしまう


「照れてる?」


「……うるさいです」


「まあまあ、保健の教科書よりよっぽど正確な教材よ?」


そういって足を広げられて股間を露わにして抱え上げられた先輩が笑う


抱え上げているのはもちろん俺だ


「どんなリアクションをすればいいんですよ……」


俺の偽らざる本音だ







705えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 00:01:15.401smjsQ3Uo (1/15)



「そろそろ出るわよ」


「……そうですか」


ある意味世界で一番聞きたくない報告だ


「……ぅん」


きっかけは先輩のくぐもった声


密着している俺にはしっかり届いた


ポタポタと垂れ始めた雫


狭い尿道から解放されたせいか勢いがどんどん増していく


まっすぐではなく少し緩やかなカーブを描いていくやや黄色い放物線


床にあたり跳ねる雫と奏でられる水音


ツンと鼻をつく匂い


それでもいつまでも続くわけではない


先ほどと同じように弱くなった水流


その最後の抵抗のごとく俺の逸物を伝っていく


だけど不思議と汚いとは思わない


「……見た?」


「……ええ」


未だに残る香りと逸物のぬくもり


まさに『下品』な行為のはずなのに……


どこか『上品』だと思ってしまう俺がいた







706えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 00:16:49.291smjsQ3Uo (2/15)



「おしっこの出る穴とおちんちん入れる穴が違うって本当だったのね」


「……は?」


抱え上げたままの先輩の斜め上をいく感想にいろいろな余韻がすべて吹き飛んだ


「知識としては知ってたけどこうして鏡でみれば違うのがはっきりわかるのね」


そういって満足そうに頷いている


もう乾いた笑いしか出ない


先輩が怪我しないようにゆっくり椅子に下ろす


「ねえ」


「なんですか?」


半ば呆れつつ返事する


「私のおしっこ……綺麗にしなくちゃいけないわよね……?」


振り向いた先輩の顔はやけに笑顔だ


……いやな予感しかしないのは経験則だろうか







707えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 00:40:47.211smjsQ3Uo (3/15)



「……私のおまんこ……舐めてくれるかしら?」


そういって浴槽に腰掛け足を広げる


割れ目の横まで生えている茂みはしっとりと湿っている


「……断ることは?」


「できると思うの?」


「…………いえ」


どうこういってやらされるのは身にしみてわかっている


「じゃあ……お願いね……?」


「はい……」


先ほど先輩が腰掛けていた椅子に腰掛ける


先輩と向かい合うように椅子ごと向きを変えてみると先輩の股間が目の前だ


「じゃあ……お願いね?」


「……はい」


その声には不思議と抗えなかった







708えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 01:02:34.041smjsQ3Uo (4/15)



「おしっこした後のおまんこを後輩に舐めさせるなんてひどい先輩ね」


「……思ってもないでしょうに」


「ばれてた?」


そういって楽しそうに先輩が笑う


「まあまあ、こんなこと須賀くんにしか頼めないわよ」


「俺以外にもこんなことさせてたらドン引きですよ……」


「ほらほら、いいからな・め・て♪」


ツーンと実験で嗅いだことのあるアンモニアの臭う股間


そこに舌を這わせていく


「や、やっぱり自分で触るよりいいわね ……」


さっさと終わらせるためにも先輩の言葉は無視だ


綺麗にするために舐めているはずなのに一向にそうはならない


「ま、待って!そんなにされたらまたイッちゃうから!」


そんな悲痛な叫びももちろん無視だ


「だ、だめえ!」


そんな必死な声とともに、先ほどとは明らかに違う噴水が俺の顔を襲った







709 ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 01:11:13.371smjsQ3Uo (5/15)



寝ます

おやすみなさい






710以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/27(日) 01:34:40.93RZg0TgNmO (1/1)

乙です


711以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/27(日) 06:54:38.19pPdn69sD0 (1/1)

乙ー
京ちゃんったらすっかりテクニシャンになって


712えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 22:21:08.981smjsQ3Uo (6/15)



「なるほど……」


「何を一人で頷いているんですか?」


「なんだかゾクゾクしちゃうわね……!」


先ほどとは真逆の体勢だ


浴槽の縁に腰掛ける俺


椅子に腰掛ける先輩


先ほどの俺と同じく股間が目の前にある状態だ


なぜだかはわからないが先輩は満足げだ


「 こう……無理やりやらされてるって感じ?」


「はあ……」


「なすすべなく後輩に無理やりえっちなことをさせられるなんてゾクゾクしない?」


「しません」


「そう……残念ね……」


がっかりしたような先輩


やっぱりMじゃないか……







713えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 22:41:34.281smjsQ3Uo (7/15)



「自分のおしっこのかかったおちんちん舐めるのよね……」


「あの……別に大丈夫ですよ?」


「すっごく燃えるじゃない!」


「……え?」


「…………冗談よ」


「で、ですよね!」


俺の言葉にわざとらしくため息を吐く先輩


……本当に冗談だよな?


「やっぱりしょっぱいわね……」


俺の逸物に舌を這わせた先輩がつぶやいた


「ねえ」


「はい?」


「頭を掴んで無理やり舐めさせたりしないの?」


「しませんよそんなこと……」


「…………そう」


だからその間はなんなんですか……







714えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 22:54:33.921smjsQ3Uo (8/15)



「どう?気持ちいいかしら?」


根元の方を手で扱き先端の方を舌で刺激しながら先輩がいう


「え、ええまあ……」


「……うそつき」


「すいません」


どちらも中途半端だというのが本音だ


「じゃあそろそろ本気を出してあげましょうか……」


「……え?」


どういう意味だ?


そんな俺の疑問をよそに先輩は大きく深呼吸をしている


「……え!?」


思わず声が漏れてしまった


喉の奥まで俺の逸物を咥え込む


さすがに全てとは言わないがそれでも8割以上は先輩の口の中だ


……ヤバイな


手とはまったく違う感触に思わず戸惑う







715えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:05:06.961smjsQ3Uo (9/15)



「ほう……?」


上目遣いになり必死に顔を前後させる


あった目はかなり苦しそうだ


「や、やっぱりやめても……」


そのまま情けなく誤爆という事態をさせるためにもそんな提案をした


……無視されたけどな


そんな間も先輩は必死に顔を動かしている


その健気さに思わず頭を撫でてしまう


「……ぅん?」


最初こそ不快感を示した先輩だったがすぐに慣れたらしい


とはいえさすがに辛かったらしい


それに比例するように俺の快感は増していったわけだが……


「さすがに無理……」


そういって先輩が俺の逸物を出した時だった


「す、すいません!」


「ふぇ?」


先輩の顔に盛大に射精してしまったのだった……







716えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:15:08.841smjsQ3Uo (10/15)



「さすがに多すぎないかしら……」


「その……すっげぇ気持ちよかったんで……」


「そう……」


そういって髪の毛からヘソの下の股間、さらには足まで垂れている精液を見渡す


「えっちなビデオよりすごくないかしら?」


「さ、さあ……」


「やっぱり美味しくないわね……」


ひと舐めして先輩がそう呟く


申し訳なさでいっぱいだ


「……ま、悪くはないわね」


「……え?」


「なんでもないわ、体を洗いっこしてさっさと入りましょ」


「わ、わかりました……」






717えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:23:15.481smjsQ3Uo (11/15)



「やっぱりお風呂は気持ちいいわねぇ」


「そ、そうですね……」


お互いの体を洗いあって浴槽に浸かる


それ事態は問題ないんだけど……


「あの……どうしてこの体勢なんですか……?」


「私はこの密着感好きよ?」


「そ、そうですか……」


お互いに向かい合って抱き合っている


いや、抱き合っているというより先輩がしがみついているというほうが正しいかもしれない


「私のおっぱい好きでしょ?」


「……まぁ」


「だったらいいじゃない」


否定できないのが悔しい







718えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:32:17.081smjsQ3Uo (12/15)



「先輩ってやっぱり先輩なんですね」


「藪から棒にどうしたのよ」


「いえ、相談に乗ってもらってそう思ったんで……」


「もっと尊敬してもいいのよ?」


「さすがに今日のことがあって尊敬するっていうのは……」


「あら?えっちなお姉さんは嫌い?」


「…………嫌いじゃないです」


「自慢じゃないけど私結構尽くすほうよ?」


「……え?」


「例えば今ここで須賀くんが告白してくれたらえっちだってしてもいいわよ」


「か、考えておきます……」


「優柔不断ねぇ……」


そういってため息を吐いた


はやりさんへの思いが揺らぎそうになったのは内緒だ


「そろそろ上がりましょうか」


「そうですね」


ただ


心と体があったかくなったのは事実だ







719えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:45:52.841smjsQ3Uo (13/15)



「そういえば着替えはどうしましょう」


「え?何も用意してなかったんですか?」


「ええ、晩御飯だけいただいて帰るつもりだったから……」


「えっと……咲の着替えならありますよ?」


「さすがにサイズが合わないわよ……」


「ですよね……」


「ま、いいわ……今夜は抱き合って寝ればあたたかいでしょう」


「あの……俺は普通に着替えがあるんですけど……」


「いいと思うの?」


「だったら俺のワイシャツでも貸しましょうか?」


「……アリね」


「だったら……」


「でも……たまには裸で抱き合って寝るのもいいと思わない?」


「……はい」


とびきりの笑顔にそう頷くしかなかった






720えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:51:45.061smjsQ3Uo (14/15)



ベッドに入るとさっさと寝てしまった先輩


色々と疲れていたんだろう


やっぱり先輩も大きいな……


抱きつかれた腕にそう感じた


とりあえず今できることをするしかないよな


まずは和に謝るか


できるだけ早いほうがいいよな


そんな悩みが解決したらなんだか体がフッと軽くなった気がする


そしてほどよい睡魔が迫ってきた


おやすみなさい


そう呟いて安らかな寝顔の先輩の頭を撫でた


くすぐったそうな笑顔に思わずドキリと聞いたのは内緒だ


……写メったのもな


その日はとても気持ち良く眠れた






721えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/03/27(日) 23:58:01.111smjsQ3Uo (15/15)



翌朝


下半身の違和感で目が覚めた俺はそのまま先輩にしてもらった


お返しに昨夜と同じことを風呂場ですることになったけどな


さすがにシャワーで終わりだったけど……


「クセになりそう」


満足げな先輩のつぶやきは聞こえないふりをしたほうが賢明だろう


「先輩って料理あまり上手じゃないですね……」


「ギャップ萌えよ!」


そう裸エプロンで必死に否定する先輩はかわいかった


結局先輩は下着をつけずにノーブラにタイツだけどいう格好で登校することになった


咲の下着はパッツパツだったしな……


朝下駄箱で出会った和に思い切り頭を下げたせいでまた怒られた


ただ、許してもらえたみたいで何よりだ


「金曜日の夜楽しみですね♪」


その一言がやけに怖かった


その晩


『3回もイッちゃった♪』


湿った股間のアップの写真を添付された先輩からのメールのせいで、結局眠れない夜になったのだった……



続く







722 ◆HAYARIDvxk2016/03/28(月) 00:00:19.64u+19+Jqlo (1/2)



今度からはなるべく書き溜めをして一気に投下するべきですね

ひっそりとやっているスレなので問題ないでしょうが


とりあえず久がMというのはアリだと思いました


おやすみなさい






723以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/28(月) 03:29:08.19pwVTotHM0 (1/1)

乙ーすばらっ!
和がアップを始めたようです


724以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/28(月) 11:28:22.29WdCyk078o (1/1)

すばら


7251レスだけ ◆HAYARIDvxk2016/03/28(月) 22:22:57.53u+19+Jqlo (2/2)



「須賀くん、指切りのルーツはご存知ですか?」


隣に座った和が質問してきた


「いや、知らないけど……」


「元の始まりは江戸時代だったらしいですよ」


「そうなのか?」


「ええ、遊女の方が自分の小指を切り落として誠意を見せたのがはじめだそうですよ」


「す、すごいな……」


「それぐらいの覚悟だったということですよ」


「な、なるほど……」


とても真似できそうにないな……


「だけど急にそんな話をしてどうしたんだ?」


「私との約束……忘れたとは言わせませんよ?」


「……ごめんなさい」


「百聞は一見に如かずとも言いますし態度で示してもらいましょうか」


「…………はい」


『今夜が楽しみですね♪』


和のとびきりの笑顔とは対照的に、俺の心は晴れないのだった……






726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/29(火) 04:04:08.06Nwm6DfHe0 (1/1)

乙ー
原村さん怖いです


727以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/29(火) 07:53:19.62KbZUE48EO (1/1)

乙~
原村さん京ちゃんのをどんだけ搾り取るつもりだよ・・・


728以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/29(火) 11:15:34.02Icopw78Go (1/1)

乙乙


7291レスだけ ◆HAYARIDvxk2016/04/03(日) 12:03:27.055TefpWxVo (1/1)



新幹線から降りてそのままホテルへ移動する


ただし今日はタクシーだ


なんでもセキュリティの問題らしいが


満員電車に嫌気がさしていないといえば嘘になるのでありがたい


いつものホテルにいつも通りチェックインする


最近では半ば顔パスみたいな扱いだ


フロントの人に『久しぶりだね』と声をかけてもらえて驚きつつも嬉しかったのは内緒だ


そのまま部屋へと向かう


ちなみに和はずっと笑顔だ


……怖い


覚悟を決めて部屋に入った時だった


「の、和……?」


「もう……心配させないでくださいよ……」


赤くなった目とその言葉が和の偽らざる本心というやつだろう


「 ごめん」


「……バカ」


そのまま俺の胸に顔を埋めてきた


俺としてはただ和を抱きしめて頭を撫でてやるしかできないがそれがさらに和の気持ちのリミッターを外してしまったらしい


……耳をふさぐための腕があと2本あればなぁ……







730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/04(月) 05:45:06.78i+dSJc9G0 (1/1)

乙ー
かわいい


731以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/04(月) 08:52:37.11q6HABSm8o (1/1)

かわいい


732 ◆HAYARIDvxk2016/04/06(水) 00:02:27.91UZb46Kq5o (1/4)



「落ち着いたか?」


俺の質問に無言で小さく頷く和


あまりの弱々しさにまた抱き寄せる


嫌がる素振りがなくてよかった


「あの……須賀くん……」


か細い声で和が声をかけてくる


「なんだ?」


そろそろ離したほうがいいだろうか


「その……喉乾きませんか……?」


「たしかに……何か買ってこようか?」


幸いエレベーターの近くに自販機はあるしなんだったらコンビニに出かけてもいいだろう


和に抱きつかれているというのはありがたいんだけど……


目を腫らした和と二人きりでずっといられるほど心は強くない


「いえ、大丈夫です」


そういってにっこり笑う和


「……え?」


どういうことだ?


どこかで買っていたような素振りはなかったけど……







733えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/06(水) 00:12:49.54UZb46Kq5o (2/4)



「私のえっちなおつゆはどうですか……?」


俺から離れた和が下着を膝あたりまでずり下げる


履いている下着はいつか一緒に選んだものだ


とても似合っているのを見るとなんだか誇らしくなってしまう


「……早く飲まないと垂れてしまいますよ」


色っぽい声でそんなことを言われる


たくし上げたスカートの下から露わになった黒い茂みはしっとりと湿っている


そこからムッチリとした太ももへと垂れているのはちょっとした芸術作品だ


「いかがですか?」


俺を誘うような甘い声色


吸い込まれるように跪き『飲み口』へと顔を近づけていく


「もう……私のえっちなおつゆ……たっぷり召し上がってくださいね……?」


心の中で返事をしながら思い切り吸いついた







734えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/06(水) 00:22:05.00UZb46Kq5o (3/4)



「……ぁん……ッ」


くぐもった声が頭上から降り注ぐ


ちょっと粘ついてはいるもののサラサラしている愛液


シャワーを浴びていないせいかほんのりと臭う


抱きしめたときとはまた違った臭いのギャップ


これはこれでアリだ


「……やぁん……んッ!」


ますます激しくなる喘ぎ声に顔は見えないのは承知で顔を上げてみる


……え?


喘ぎ声は露わになった二つの胸から降り注いできていた


とめどなく溢れる愛液を垂らさないように必死に吸い付く


「だ、ダメ……れす……」


力なくへたり込んだ和


「イッたのか?」


俺の質問に恥ずかしそうに赤い顔で頷く和


「その……続きはお風呂で……」


「ああ」


服を脱がせた和を抱え上げて、二人で風呂場へと向かった







735 ◆HAYARIDvxk2016/04/06(水) 00:22:36.45UZb46Kq5o (4/4)



今夜はここまでー

喘ぎ声を文字に起こすのって難しい……



おやすみなさい






736以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/06(水) 03:01:10.72/MWugt3NO (1/1)

乙です


737以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/06(水) 10:10:09.45Rg+8HXrI0 (1/1)

乙ー
いいおつゆ


738以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/06(水) 17:07:40.47J8OoMKtBo (1/1)

いいねえ


739えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/16(土) 23:18:37.67yyvMZzTZo (1/4)



「須賀くん……」


下ろしてくれた須賀くんに抱きつきます


お互いに何も身につけていないので心臓の鼓動すら感じ取れそうです


「体育があったから汗臭くないか?」


そんな声が聞こえてきます


「男らしい匂いで好きですよ」


「そ、そうか……」


少なくとも私の人生において父の他にこうして抱きつく男性は須賀くんしかいません


そしてどちらかといえばインドアな父からは決して感じられない匂いです


たしかに不快なはずなのに須賀くんの匂いだと思うと途端に愛おしくなるのだから不思議なものです


「さすがに深呼吸はやめてくれないか……?」


困惑したような声


「す、すいません……」


口ではそんなことを言いつつもお腹の奥がうずいてしかたありません






740えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/16(土) 23:26:34.00yyvMZzTZo (2/4)



「硬くなってますよ?」


お腹に当たるソレを両手で撫でます


「……和がエロいからだろ」


「心外です」


少なくともこんなこと須賀くん以外にしはしません


「ふーん?」


意地悪そうな声をあげてお返しとばかりに私のワレメを撫でてくる須賀くん


「きゃう!?」


先ほどの舌の余韻が残るそこへの刺激に思わず声が漏れてしまいました


「やっぱり和ははしたないな」


そういって楽しそうに笑っているのが無性に悔しいです


それを否定できない私も私ですが……


「どうしたいんだ?」


「須賀くんの……」


「俺の?」


「お……おちんちんを舐めさせてください……!」


「よく言えました」


そういって須賀くんが頭を撫でてくれます


お腹の奥がキュンキュンうずいてしまいます







741えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/16(土) 23:40:38.41yyvMZzTZo (3/4)



すごいです……


そんな感想を必死に飲み込みます


浴槽に腰掛けた彼のおちんちんが目の前に来るように跪きます


妄想や想像は何度したかわかりません


彼がいない寂しさを紛らわせるときに両親の部屋にあった本やDVDを見ることもありました


だけど……


決して本物の魅力にはかないません


それが大好きな須賀くんのおちんちんであるのだからなおさらです


私が包んでも包みきれないほど立派な須賀くんのおちんちん


その先端に口づけをするとほんのりしょっぱい味が全身を駆け巡ります


それだけで絶頂を迎えそうになるのを必死にこらえます


「和……頼む……」


「ふぁい」


おちんちんを口にくわえながら彼の言葉に頷きます


ただし……今日はただでは射精させてあげません


だってこれは……


お仕置きですからね!







742以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/16(土) 23:41:39.88kYv0m9NtO (1/1)

ジャスト1分だ いい夢見れたかよ


743>>742なぜに美堂蛮?えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/16(土) 23:54:40.26yyvMZzTZo (4/4)



須賀くんの敏感な部分


先端に舌先を這わせます


須賀くんが必死に声を押し殺しているのが下からよく見えます


ですが今日はこれだけではありません


両親の部屋で見つけた本で学んだ秘策を試すときです


「え!?」


そんな声を須賀くんがあげます


それもそうでしょう


根元を強く握り絞められもう片方の手で袋の方をしごいているのですから


男性を焦らすのに効果的だと書いていましたが覿面みたいです


頭を動かしながら口でおちんちんをしごいていくといつも以上に猛々しく脈打ってくるのがありありと伝わってきます


いつもならこのまま射精させてあげますが今日はそうはいきません


「の、和……もうイきそう……!」


そんな須賀くんの哀願を無視しておちんちんを出します


「……え?」


須賀くんの困惑の声に目論見が成功して思わず笑みがこぼれそうになりました







744>>742なぜに美堂蛮?えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 00:04:32.872dIV/2M4o (1/7)



「ごめん、和!」


「……え?」


作戦成功だと思い手を緩めた瞬間


堰を切ったような射精が私の顔を襲いました


「もう……射精するんだったらちゃんといってください」


「……ごめん」


想像しなかった状況に動揺しそうになるのを必死にごまかします


顔から体へと伝っていく精液のあたたかみや匂いに絶頂しそうになるのを必死にこらえます


ここで感じているのを気取られるわけにはいきません


「こんなに濃いなんてどれだけ溜まってたんですか……」


そういって呆れたようにため息を吐きます


そうでもしなければ口いっぱいに広がる須賀くんの味に耐えられそうにありませんでしたから……







745えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 00:12:35.012dIV/2M4o (2/7)



「もう……あんなに射精したのにまだまだ固いじゃないですか……」


「ご、ごめん……」


私の体にこんなに欲情してくれていて嬉しいとは口がさけてもいえません


申し訳なさそうな顔をしている須賀くんに嬉しくなると同時にこちらも申し訳なくなってしまいます


「今度はどこでしてほしいんですか?」


胸の下で腕を組んで持ち上げるとそこに視線が注がれます


「……胸で」


「ふふ、いいですよ♪」


予想通りの答えに楽しくなってきます


多くの男性から視線を集める胸の谷間には須賀くんの精液が溜まっています


そんな胸で須賀くんのおちんちんを挟み込むと先端がわずかに顔を出します


「今度は簡単に射精しないでくださいね?」


「わ、わかった……」


これほど頼りにならない須賀くんの言葉も珍しいですね……


こちらとしては好都合ですが







746えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 00:26:13.472dIV/2M4o (3/7)



いつもより滑りがいいせいでスムーズにおちんちんをしごくことができます


両腕を使って挟み込むように須賀くんのおちんちんをしごけば情けない声が漏れてきます


「こういうのはいかがですか?」


両手を交互に動かしながら少し違った刺激を与えるとおちんちんがまた強く脈打ちます


見上げた須賀くんの顔だけで気持ちいいのがわかります


「こういうのもありますよ?」


片方の胸を持ち上げてそこにある須賀くんのおちんちんを押しつぶすようにします


これも本の受け売りなんですけどね……


一口に胸といってもこれほどまでに使い方があるとは目から鱗が落ちる思いでした


想像以上の反応を示してくれる須賀くんに満足です


切なそうな須賀くんにとどめをさすようにまた両胸ではさんでおちんちんをしごいていきます


「ご、ごめん、和!」


先ほどと遜色ない勢いで須賀くんがまた射精しました


まるで噴水みたいですね


思わず笑ってしまいました


「……ごめん」


もっとも須賀くんには別の意味で捉えられてしまったみたいですが……


お仕置きですからこのままでいいでしょう







747えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 00:40:55.332dIV/2M4o (4/7)



お仕置きの方はうまくいきましたが体のうずきは強くなるばかりです


最初になめてもらったくらいでは満足できません


「なあ、和?」


「ひゃい!?」


思わず素っ頓狂な声を上げてしまいました


「欲求不満なのか?」


「ふぇ……?」


須賀くんの視線を追っていくと無意識にお股をいじっていました


「ち、違います!」


あわてて須賀くんの言葉を否定します


「ふーん……?」


おもむろに私の胸をいじってくる須賀くん


自分でするのとは違う力強いそれに思わず絶頂に達しそうになりました


そんな私の気持ちが読み取れたのか須賀くんは手を離してしまいました


「欲求不満なのか?」


ニヤニヤしながら聞いてくる須賀くん


「はい……」


悔しいながら頷かざるをえませんでした







748えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 00:56:35.002dIV/2M4o (5/7)



「は、恥ずかしいです……」


「いやあ、いい眺めだなあ」


「須賀くんはいじわるです……」


ユニットバスの便器の上


そこに私はしゃがんでいます


和式でするときのかっこうを洋式でしています


……普段は全裸ではありませんが


背中をもたれているせいで足が大きく開いていて須賀くんにすべて見られています


「思う存分おなにぃしていいぞ」


「いじわる……」


須賀くんに見られながら自慰をする


初めての体験に興奮しているのは事実です


最初こそたどたどしかった手つきもいつも以上によく動きます


結局……


「み、見ないでください……」


盛大な潮吹きとともに須賀くんに見られながら絶頂を迎えてしまいました……







749えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 01:10:47.802dIV/2M4o (6/7)



「須賀くんは意地悪です!」


もたれかかっている胸板の持ち主をそういってなじります


「ごめんごめん、和がかわいかったからさ」


「そ、そんな言葉ではだまされませんからね!?」


とはいえ内心嬉しいのは事実ですが


お互いの体の洗いっこをしながら胸とお股で1回ずつイかされてしまいました


これじゃあ私がお仕置きされているみたいじゃないですか……


「ごめんごめん、俺にできることならなんでもするから許してくれって」


「……本当ですか?」


「和?」


振り返った私に須賀くんは不思議そうな視線を向けてきます


「もう……どこにも行かないでください……心配かけないでください……」


いつの間にか涙が溢れています


「……わかった」


そんな私を須賀くんが優しく撫でてくれます


「絶対とは言い切れないけどできる限り一緒にいるよ」


「……約束ですよ?」


「……ああ」


私が差し出した小指に須賀くんも小指を絡めてくれます


「ゆびきりげんまんなんて久しぶりですね」


「 俺もさ」


「嘘ついたら私の両親が黙っていませんからね?」


「わ、わかった……」


何はともあれその晩は久しぶりにぐっすり眠ることができました……







750 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 01:11:56.542dIV/2M4o (7/7)



今夜はここまでー

書きながらのどっちの一人称視点にしなければよかったとちょっと後悔しました

次回は健全な話を


おやすみなさい






751以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/17(日) 05:40:35.53745Fh+ra0 (1/1)

乙ー
はしたない!


752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/17(日) 18:51:56.27DZk2Kk/xo (1/1)

たまらん


753 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 21:58:37.18wAvo8rqCo (1/7)



「その調子ならうまくいったみたいだな」


収録の後、師匠達と待ち合わせした俺はタクシーの中でそんな話をしていた


「はい」


「で?きっちり一発決めてきたんだろうな?」


「し、してませんよ!」


「なんだ、つまんねえな」


盛大に噎せた俺に呆れたように笑う師匠達


そんな風に二人にいじられていると目的地の病院についた


お見舞いに来た旨を受付で伝え病室へと向かう


個室の名前が正しいことを確認して扉を開く


「失礼します……」


「……え?」


その部屋の主と目が合う


「その……ちょっと出ててもらってもいいかな?」


「は、はい……」


開いた扉を再び閉める


……まさか着替え中だったなんて


とりあえず部屋に入ったら必死に謝らなきゃな


とはいえ……


先ほど見た裸のせいで謝罪の言葉がなかなか思い浮かばなかった……







754 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:08:07.57wAvo8rqCo (2/7)



「すいませんでした!」


思い切り頭を下げる


ここが病室じゃなければ土下座をしていただろう


「まあまあ、見られたって気にしないから大丈夫だよ」


「でも……」


「それとも… …私の裸は見るに値しないものだったのかなぁ?」


「いえ!そんなことはないです!すっげぇ綺麗だったですし……」


「そっか……じゃあ許す」


「そうそう、そんなこと気にしなくていいんだよ」


「まだ女として見てもらえてよかったじゃねえか」


師匠達が楽しそうに笑う


「もう、どういう意味ですか!」


そういってこの部屋の主こと真深さんはほっぺたを膨らませている


緩んだ胸元から見えた谷間にどきりとしたのは内緒だ







755 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:12:45.51wAvo8rqCo (3/7)



「そういえばマカロンありがとうね」


「……え?」


なんのことだ?


「はやりちゃんのお店から京太郎くんの名前で送ってくれたでしょ?」


「はあ……」


といってもまったく心当たりがない


「昔小学生だったはやりちゃんが島根から横浜まで一人で届けに来てくれたこともあるんだよ」


「そうですか……」


すごいな……


実際に島根まで行った身としては小学生であの長旅を成し遂げたはやりさんは本当にすごいと思う


「ほう……隅に置けねえじゃねえか」


「そういう細かい心遣いを忘れない男はモテるぜ?」


そういって師匠達が肩やら背中やらを叩いてくるが割と痛い……


とりあえず父さん達に確認してみるか……







756 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:31:57.65wAvo8rqCo (4/7)



「それで……うまくいったみたいだね」


「……え?わかるんですか?」


「これでも牌のお姉さんとして色々な人を見てきたからね」


そういって胸を張る真深さん


……う


揺れたそこからあわてて目をそらす


「それで何か目標が見つかったんでしょ?」


「はい」


真深さんたちに雀竜王戦のことを話した


テレビのことを知っていたけど最後まで俺の話を聞いてくれた


突拍子もない話なのに笑わずに真剣に聞いてくれていた


そのせいで話し終わった時ちょっとした威圧感に襲われたくらいだ






757 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:41:12.30wAvo8rqCo (5/7)



「だったらもっと強くならなきゃね」


「……え?」


予想外の言葉に驚いてしまう


「あれ?違うの?」


「いえ、違わないですけど……」


「夢を持つのは大切だけどそれに向けて努力しないと叶う夢も叶わないよ」


「……はい」


真剣な視線に頷くことしかできない


師匠たちも頷いている


「というわけで打とっか♪」


真深さんの目がキラキラと輝いている


勝手知ったるかのように師匠たちが手早く卓の準備を始めた


この前はなんとも思わなかったけどなんで病室に雀卓があるんだよ……


そんな疑問を挟む間もなく対局が始まる


結果は……


聞かないでくれ……







758 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:51:30.85wAvo8rqCo (6/7)



「まだまだだな」


「ま、天才でもない限りそううまくはいかんよ」


そういって二人は楽しそうに笑う


「はい……」


そう返事をするのが精一杯だ


「ただお前の目標を達成したいんなら俺たちにも勝たないとな」


「……え?」


「おいおい、俺らにも参加権はあるんだぜ?」


「しかもシードもな」


「そ、そうですか……」


せっかく立てた目標なのに早くも心が折れそうだ……








759 ◆HAYARIDvxk2016/04/17(日) 22:57:58.18wAvo8rqCo (7/7)



今夜はここまでー

ここからどうつなごう……


おやすみなさい






760以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/18(月) 00:26:24.31K25nLxhJO (1/1)

乙です


761以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/18(月) 05:56:25.84bUV4XVUy0 (1/1)

乙ー
真深さんのまで見るとは流石京ちゃん


762以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/18(月) 11:46:21.185KKPSJNyo (1/1)

いいね


763 ◆HAYARIDvxk2016/04/23(土) 23:20:45.93Whr6VjxMo (1/4)



「おはようございます、昨夜はよく眠れましたか?」


「……え?」


目が覚めて入ってきた和の姿に思わず戸惑ってしまう


「和が服を着てる……?」


「どういう意味ですか!」


そういってほっぺたを膨らませている


そのほっぺたをムニムニしたいと思うのは俺だけではないはずだ


「もう……バカなことを言ってないで着替えてください、朝ごはんに行きますよ」


「わ、わかった……」


顔を洗って服を着替える


それにしても和が服を着てるなんて……


もしかして今日は雨か?


そんな俺の予想や心とは裏腹に今日はとてもよく晴れている







764 ◆HAYARIDvxk2016/04/23(土) 23:34:01.73Whr6VjxMo (2/4)



「今朝はゆっくりできますね」


「ああ」


俺たちの他に2組しかいないレストランで朝食をとる


早々にチェックアウトした人も多いみたいだ


普段のことを思えばかなり静かに思えるな……


「そういえば須賀くん、今日は何か用事はありますか?」


「いや、特にないけど……」


あったとしてもとてもやる気が出ないだろうしな……


「でしたら協力してくれませんか?」


「協力?」


「ええ、せっかくなので……」


「ああ、わかった」


困ってるみたいだし協力してもいいだろう


和にはいろいろお世話になってるしな


「ではテレビ局に向かいましょうか」


いつもより遅い時間にチェックアウトしてタクシーでテレビ局に向かった







765 ◆HAYARIDvxk2016/04/23(土) 23:49:58.85Whr6VjxMo (3/4)



「今日はありがとうございます」


「……良子さん?」


ロビーにはすでにきていた良子さんが待っていた


ちょうど昼時と言うこともあり社員食堂で昼食とともに話をすることになった


「芸能界秋のスポーツ大会?」


「イエス」


目の前で音を立てずにナポリタンを食べている良子さんが頷く


「これなんです」


カルボナーラを食べていた和が一枚の企画書を差し出す


一通り目を通してみる


「つまり俺にチームに加わってほしいということですか?」


俺の言葉に二人が頷く


3人1組には一人足りない


別の人が入ることになっていたけどリハーサルの筋肉痛で動けないらしく参加は困難らしい


なんでもネコミミスク水が似合うアラフォー実家暮らしらしい


……なんとなくあの人のような気がするけど気のせいだよな ?


二人に目を逸らされているけど大丈夫だよな?


とはいえ断る理由もない


…………別に競技を見て揺れそうなんて思ったわけではない







766 ◆HAYARIDvxk2016/04/23(土) 23:59:15.37Whr6VjxMo (4/4)



「やーやー今日はよろしく頼むねー」


「恒子さん?」


「私もいますよ」


そういって針生アナも挨拶をしてくれる


俺も挨拶をしながら頭を下げる


「それにしても珍しい組み合わせですね」


「本当は私じゃなかったんだけど……」


そういって針生さんが恒子さんに目をやる


「いやあ、本来のゲストがリハーサルでいろいろあってね……」


「はあ……」


……あの人じゃないよな?


「ま、今日はよろしくね」


「とりあえず楽屋に今日のプログラムがあるので着替えたあとで目を通しておいてくださいね」


「わかりました」


3人で向かう


楽屋には今をときめく『木星』や『新世代』といったアイドル達の名前もあった


「楽しみですね!」


……やっぱり和ってミーハーだ







767 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 00:07:08.30ZdB17s3Fo (1/4)



それから競技が始まった


さすがに男女差があることでいろいろとハンデがある


とはいえなかなか白熱した戦いだ


良子さんも頑張ってくれてるしな


「が、がんばります……」


新世代の女の子と同じことを言ってるぞ……


……マスコットって大事だよな!


そんなこんなでいよいよラスト競技


競技は借り物競走だ


チーム3人で協力して探してくるのだ


お約束で得点がアップするのでどのチームにも優勝チャンスありだ


「位置について……よーいドン!」


8チーム同時にスタートした







768 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 00:13:47.68ZdB17s3Fo (2/4)



「私たちはこのトレジャーボックスですか」


和に合わせて走るせいで最後の一つだ


とはいえ残り物には福があるとも言うしな!


「……え?」


これもしかして……知恵の輪?


試しに力任せに引っ張ってみるが壊れる気配はない


「か、貸してください……」


息も絶え絶えの和に知恵の輪を渡す


「大丈夫ですか?」


良子さんも不安そうに和を見守る


そんな俺たちの不安をよそに和は取り付けられた3つの知恵の輪を器用に外してしまっていた


すごいな……


悪戦苦闘している他のチームを見るとたしかにそう思う







769 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 00:27:14.08ZdB17s3Fo (3/4)



『体育館"で行われている障害物走、奇怪な走者が出場中

 数えきれぬほど足があり、全ての障害物につまずきながら走ってる

 ゴールしてもまだ進む、勢い余って周回突入

 戦慄を覚え始める観客たち、走者は力尽きるまで止まらない

 体育館とは何か?』


そんな紙切れが一枚宝箱の中に入っていた


「体育館はさすがに持っていけませんよね」


「それはインポッシブルですね」


「でもたしかにわかりませんね……」


他のチームもそれぞれ違う問題が出されているようで頭を抱えている


「とりあえずテレビ局の中を探してみないか?」


「イエス」


「たしかに下手の考え休むに似たりともいいますしね」


そういって歩き始めた


さすがに和にこれ以上辛い思いをさせるわけにはいかないしな


決して揺れるからではない


それにしてもどうしてジャージの名前はみんなひらがななんだろう?








770 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 00:28:24.91ZdB17s3Fo (4/4)



眠いので寝ます

答えが分かった人は書いておいてください

正解の方で何か希望ネタがあれば書いておいてくだされば書きます



おやすみなさい






771以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 05:37:18.65x2lxHqex0 (1/1)

乙ー
わかんない…


772以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 07:37:04.22UIwH59JJo (1/1)

かわいい


773以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 22:42:50.56XeIJRzCFO (1/2)

乙~
足が櫛で障害物がピンと考えて周回する物か~オルゴールかな?
正解なら、のよりんに麻雀の特訓をしてもらうのと、その過程でのよりんの部屋で2、3日二人っきりで一緒にお風呂入ったり一緒にベットに裸でお互い寝たり見ている方が恥ずかしい生活をするなんてどうかな?


774 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 22:51:43.17MXg9aUHXo (1/7)



「奇怪な走者ってどんな人でしょう?」


そんな質問が和から出てくる


「ネコミミの似合うスク水アラフォー実家暮らしとか?」


「たしかにそれは奇怪ですけど……」


良子さんの言葉に俺たちについてきているスタッフさん達も必死に笑いをこらえている


「あの……ちょっといいですか?」


「どうかしたのか?」


「これって書き間違いの可能性はありませんか?」


「「書き間違い?」」


良子さんと声が重なる


「ほら、優希がよく漢字の書き取りを間違えるじゃないですか」


「たしかに……」


漢字の書き取りを部室でやっていることもあるくらいだ


「ということは……少し立ち止まって考えてみましょうか」


「「はい」」


良子さんの提案にロビーに座る


両隣に座る二人の汗の臭いは不思議と不快ではなかった







775 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 22:58:03.48MXg9aUHXo (2/7)



「『奇怪』はこうですかね?」


そういって和が左手に持ったペンで『機械』と書く


「でも『走者』ってなんだろうな」


「そうですね……」


「とりあえずそれは後回しにして他の部分を考えてみませんか?」


「賛成です」


良子さんの提案に和も頷いている


「数え切れないほどの足ってムカデとか?」


「ひうっ!?」


想像したらしい和がかわいらしい悲鳴をあげる


良子さんは我慢したみたいだが俺の服の裾を持っている


二人とも反応は違えど姉妹みたいだ


……アリだな!







776 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 23:04:41.67MXg9aUHXo (3/7)



「しゅ、周回ということはぐるぐる回るということですよね?」


「い、イエス!」


二人が頷きあっている


それでも裾をつかんだ手は離してくれない


「機械でぐるぐる回るってメリーゴーランドとか観覧車とか?」


ガラスの向こうにある観覧車はとてもよく目立っている


「ということはメリーゴーランドや観覧車の置物ということでしょうか?」


小首を傾げる仕草もかわいらしい


「しっくりきませんがせっかくなので探してみましょうか」


「そうですね」


3人でメリーゴーランドや観覧車の置物がありそうな場所に向かう


ドラマの小道具を扱っている倉庫ならあるだろう


薄暗いそこに入ると二人とも密着してくる


……二人とも柔らかいな


何がとは言わないが







777 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 23:10:37.10MXg9aUHXo (4/7)



「あ、ありましたよ」


そこには白馬と馬車のメリーゴーランドの模型があった


「これはオルゴールみたいですね」


「たしかに……」


試しにネジを巻いてみると聞き覚えのあるクラシックが流れ始めた


「「わかりました!」」


その直後に二人から声が上がる


二人揃って答え合わせをしているみたいだ


これが疎外感……


「須賀くん、それが正解ですよ」


「そうなのか?」


「イエス、それを持ってゴールすればオーケーです」


「はあ……」


よくわからないが二人は納得しているみたいだ


「後で説明してくださいよ」


俺の言葉に頷く二人をオルゴールを持って追いかけ始めた






778 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 23:20:06.27MXg9aUHXo (5/7)



「痛!」


「大丈夫か!?」


廊下に積まれたダンボールを避けようとした和がつまずいて転んでしまう


「え、ええ……」


そういって立ち上がろうとしているがうまくいかない


「ひねったみたいですね……」


確認した良子さんがつぶやく


「大丈夫ですか!?」


スタッフさんも慌てて飛んでくる


「大丈夫です……」


言葉とは裏腹にとてもそうは見えない


「私のことはいいので早くゴールしてください!」


もちろんそんなことできるわけない


良子さんの強い視線も同じことを伝えてくる


「……良子さんこれお願いします」


「……イエス」


「あの……須賀くん……?」


不安げに見上げる和を抱え上げる


「しっかりつかまっててくれよ?」


「ふぇ?」


戸惑っている和をよそに良子さんとゴールへ駆け出した







779 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 23:28:39.42MXg9aUHXo (6/7)



「もう!恥ずかしかったんですからね!?」


「まあまあ、優勝できましたし……」


「 そんな問題ではありません!」


「ご、ごめんなさい……」


なぜか良子さんが謝っている


ただ和が怒るのも無理はないだろう


散々茶化されたもんな……


とはいえ優勝できたのは事実だ


旅行券ももらえたしな!


「和に嫌な思いをさせたんならごめん」


そういって俺も謝る


「べ、別にいやじゃなかったですけど……」


「あの……せっかくなのでお祝いに何か食べに行きませんか?」


「そうですね!」


良子さんの意見には賛成だ


「和ちゃんもそれでオーケーですね?」


「……わかりました」


和も頷いてくれた


ありがとう、良子さん







780 ◆HAYARIDvxk2016/04/24(日) 23:31:02.50MXg9aUHXo (7/7)



ということで今夜はここまででー

次回はお泊まり会です


クイズの正解は>>773さんのでだいたいオーケーです

『奇怪な走者』が『機械な奏者』ということでした

リクエストも本編に組み込ませていただきます



おやすみなさい


781以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/24(日) 23:39:51.43XeIJRzCFO (2/2)

乙~
なるほど~機械な奏者だったんだ~暫く悩んだフレーズだったんだよね


782以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/25(月) 01:02:48.97XKqJ2l4F0 (1/1)

age


783以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/25(月) 02:03:00.47UpYUBNr60 (1/1)

乙ー
お泊り楽しみ


784以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/25(月) 09:55:03.157bQsJFqS0 (1/1)

アナ二人組出して欲しいな


785以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/02(月) 08:14:28.14M78PnPW7o (1/1)

和もかいのーさんもいいな


786 ◆HAYARIDvxk2016/05/08(日) 00:26:53.290ZU+ADMpo (1/3)



「「ごちそうさまでした」」


「おそまつさまです」


手を合わせて挨拶をした俺たちに良子さんが満足そうに答える


「いかがでしたか?」


「とても美味しかったですよ」


「ええ、なんだか懐かしい味がしました」


「なるほど……」


俺たちの感想に良子さんはしきりに頷いている


「でも良子さんがラーメンを作ってくれるなんて意外でした」


「先日お仕事でトゥギャザーしたアイドルの方から教えていただいたんです」


「ラーメン好きなアイドルというと……あの方ですか?」


「いえす」


その時の写真を見せられた和はかなり興奮している


俺だってそうだ


……二人とも色々とでかいしな


「須賀くん」


「な、なんだ……?」


「私だって大きさでは負けませんからね?」


「あ、ああ……」


……和は目が笑ってなかった







787 ◆HAYARIDvxk2016/05/08(日) 00:30:07.710ZU+ADMpo (2/3)



「でもいつだかみんなで食べた屋台のラーメンと比べても遜色ありませんよ?」


「さすがにそれは大げさですよ」


そうは言いつつまんざらではなさそうだ


「これだけ本格的だと手間も大変ではありませんか?」


俺の言葉に和も頷いている


「実はちょっとした裏技がありまして」


「「裏技?」」


和と声が重なる


「いえす、これです」


「これって……」


「コーラ……ですよね……?」


「いえす、紛れもなくコークです」


特徴的なラベルと色


俺もよく知っているジュースだった







788 ◆HAYARIDvxk2016/05/08(日) 00:38:11.470ZU+ADMpo (3/3)



「スープを作るのにベースを醤油とコーラにしたんです」


「なんだか珍しいですね」


「ええ、私も最初に聞いた時はおかしいと思いましたが自分でトライしてみると思った以上にグッドでした」


「たしかに……」


「あとは豚バラ肉と野菜をしっかり炒めて味を引き出せばグッドです」


その美味しさは今まさに体験したところだ


そのボリュームは体を動かしてクタクタなおれたちにはとてもありがたかった


「他の方に食べていただいたのは初めてですが気に入っていただけて何よりです」


良子さんは本当に嬉しそうだ


「でも良子さんみたいな料理上手な人に料理を作ってもらえるような旦那さんは幸せ者ですね」


「そ、そんなことないですよ……」


照れているみたいでかわいらしい


「須賀くんが望むなら毎日お弁当を作ってあげますよ?」


「さ、さすがにそれは遠慮しておくよ……」


「むぅ……」


色々と申し訳ないしな


「せっかくハートいっぱいにしようと思ったのに……」


聞き間違いだと思いたい







789以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/08(日) 05:08:27.03/kfZVj9no (1/1)

お腹すいてきた


790以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/08(日) 05:16:31.29ugsjTmtJ0 (1/1)

乙ー


791 ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:06:22.12mYm9hVNpo (1/7)



「和ちゃんもお疲れだったみたいですね」


「ええ」


ベッドで静かに寝息を立てる和を撫でる良子さんの言葉に頷く


「とてもキュートです」


そういって愛しそうに和を撫でる良子さんはまるでお姉さんみたいだ


「私たちもそろそろ寝ましょうか」


「そうですね」


今日は動いたせいか俺も眠い


「その前に……」


「なんでしょう?」


「お風呂に入りましょうか」


「そうですね」


……たしかに汗臭いな


こういうとき女の子って得だと思う







792えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:13:50.38mYm9hVNpo (2/7)



「あの……ジロジロ見られるのは恥ずかしいのですが……」


服を脱いだ良子さんがつぶやく


「すいません……」


そうは言いつつも目を反らせない


むしろ目をそらす方が失礼じゃないだろうか


「むぅ……」


ほっぺたを膨らませている姿はどこか子供っぽくてかわいい


もっとも体つきは子供っぽさとは大きくかけ離れているが


「バカなことを言う前にお風呂に入りますよ」


「ええ、そうですね」


後ろを向いたせいで綺麗な後阪神があらわになる


前とは違った女らしさがあってこれはこれでアリだ


その後ろ姿に吸い寄せられるように風呂場へと入っていった







793えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:16:29.73mYm9hVNpo (3/7)



「かゆいところはありませんか?」


「ええ、大丈夫です」


誰かに髪の毛を洗ってもらうのはどうしてこんなにも気持ちいいんだろうか


それが良子さんほどの女性ならなおさらだ


「なんだかこうしてると……」


「こうしてると?」


「京太郎くんが弟みたいですね」


「……え?」


俺が良子さんの弟?


「よしこおねーちゃん?」


「…………グッドですね」


……同感だ


良子さんみたいなお姉ちゃんの弟なんてそれだけで勝ち組だ







794えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:20:52.84mYm9hVNpo (4/7)



「やっぱり男の子だけあって背中も大きいですね」


「そうですか?」


「いえす、少なくとも私の知る限りではそうですよ」


「……ちなみに何人との比較ですか?」


「…………京太郎くんだけです」


「そうですか」


「わ、笑わないでください!」


「いえいえ」


良子さんに背中を洗ってもらえる唯一の男


それだけのことだ


だけどそれだけ以上のことだ


……良子さんから見えないように小さくガッツポーズをした






795えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:26:28.54mYm9hVNpo (5/7)



「でも……」


「……良子さん?」


「なんだか安心します……」


「良子さん!?」


突然抱きつかれたことに驚いてしまう


こうして抱きつかれたことは初めてではない


それでも二人きりでこうされるとやっぱり驚いてしまう


ただただ柔らかい和やはやりさんとは違う適度に弾力のある胸


しなやかで細い指が胸の前に絡められる


「京太郎くんは……私にこうされるのはいやですか……?」


「いやじゃ……ないです……」


「でしたら……少しだけこうしていさせてください……」


「…………はい」


先ほどは沈み込んでいた二つの突起


その突起もあますことなく俺の背中に押し付けられていた







796えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:32:56.76mYm9hVNpo (6/7)



「そろそろ交代しましょうか」


「交代……ですか……?」


「いえす、今度は私の髪の毛と背中をお願いしますね」


「わ、わかりました……」


戸惑いが隠せないままに席を良子さんに譲り後ろに座る


「えと……かゆいところはありませんか?」


「いえす、大丈夫です」


いつも咲にする以上に丁寧に洗う


先ほどのドキドキがまだ治らない


髪の毛が長くて助かったな……


無言のまま考える時間が稼げる


そう思っていた時期が俺にもあった


……鏡に映る胸や股間のせいでむしろドキドキは増してしまうのだった




思い切り目に焼き付けられたのはよかったけどな







797 ◆HAYARIDvxk2016/05/10(火) 23:34:42.36mYm9hVNpo (7/7)



ちょっと中断します





798 ◆HAYARIDvxk2016/05/11(水) 00:15:58.52lwD/7AwSo (1/1)



展開を推敲したいのでここまでにします

おやすみなさい





799以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/11(水) 00:55:56.32EyN7OmseO (1/1)

乙です
おやすみなさい


800以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/11(水) 04:09:37.168lGC2jMZ0 (1/1)

乙ー
なんという焦らしプレイ


801以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/11(水) 16:34:30.80++QuOb5+o (1/1)

かわいい


802えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:17:48.16MfeOVmTpo (1/8)



「今度は前ですね……」


そういって良子さんが振り向いてくる


鏡ごしとは違う生の迫力に思わず体が反応してしまう


「手を出してください」


「わ、わかりました……」


言われるがままに差し出した手にボディーソープを出される


良子さんに倣って俺も両手で泡立てる


「失礼します」


「ど、どうぞ……」


しなやかな両手で俺の胸を撫でるように洗っていく


普段自分で洗うときとはまったく違う感触に声が漏れそうになるのを必死にこらえる


「私のも洗ってください……」


「わ、わかりました……」


しっかりとした存在感を放つ胸を両手で撫でる


「……ぅん」


そんな声が良子さんから漏れる


……ヤバい








803えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:26:18.76MfeOVmTpo (2/8)



「えっと……気持ちいいですか……?」


「は……い……」


そんな答えが上目遣いで返ってくる


もはや泡は付いていないが撫でるのは止められない


むしろ揉みしだくといってもいいくらいだ


「……ぅ……ぁん」


とろけそうな潤んだ瞳に甘い声


普段は隠れている乳首は刺激に弱いのか指でつついただけでも効果抜群みたいだ


「す、吸わないでください!」


そんな哀願を無視して口の中で乳首を弄ぶ


軽く歯を立て舌先で転がし吸い込む


そんな行動のたびに漏れる喘ぎ声


「も、もうダメです……」


そんな声とともに倒れこんできた良子さんの体を受け止めた


……さすがにやりすぎたか?







804えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:35:56.11MfeOVmTpo (3/8)



「今度は私のターンです」


「……え?」


予想だにしていなかった言葉にあっけにとられているとそのままのしかかられた


「今度は私が気持ち良くさせてあげます!」


「ちょ、ちょっと!?」


俺にお尻を向けて俺の逸物をしごき始める


「すっげぇ脈打ってますよ?」


楽しくなってきたのかテンションが高い


スキを見せればそのまま負けてしまいそうだ


何にかはわからないけどさ……


とにかくこのままなすがままになるのはいやだ


限界が近いのでこの一撃で決めるしかない


ぴったり閉じた毛穴すらない股間でわずかに顔を覗かせている突起


そこに吸い付いた瞬間


お互いの堤防が決壊したのだった……







805えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:47:12.79MfeOVmTpo (4/8)



「せっかくお風呂なのにまた洗い直しじゃないですか……」


「あ、あはは……」


良子さんの言葉を笑ってごまかす


「……気持ちよかったですけど」


「……え?」


なにかつぶやいたみたいだけどよく聞こえなかった


「と、とにかく!風邪をキャッチする前にお風呂で温まりますよ!」


「わ、わかりました……」


いつもとは違う様子にただただ頷くしかない


シャワーで軽く体を流して向かい合うように浴槽に浸かる


二つの浮き袋はしっかりと浮かんでいて反応しそうになる股間を慌てて抑える


そんな俺を知ってか知らずか良子さんは何も言わない


それにつられたわけではないが俺も黙っているしかできなかった






806えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:54:17.00MfeOVmTpo (5/8)



「京太郎くん」


「は、はい!?」


突然名前を呼ばれたことに戸惑ってしまう


決して真剣な眼差しに胸を見ていたことを見透かされて気まずくなったせいではない


「はやりさんとはうまくいきましたか?」


心配そうな顔をしてくれる良子さん


「えっとですね……」


島根にはやりさんに会いに行ったこと


そこで俺自身やるべきことを見つけたこと


そしてそれがとてつもなく困難であること


そんな話をただただ良子さんは聞いてくれた


話しただけなのに昨日からの悩みがなんだか軽くなった気がした


俺って単純な人間なんだろうか……







807えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 02:58:39.87MfeOVmTpo (6/8)



「京太郎くんは……諦められますか……?」


「……え?」


ただ俺の話を聞いていてくれた良子さんからの質問


「どうですか?」


「……いやです」


これは俺の本音だ


「だったら……」


良子さんの胸に抱き寄せられる


「私も応援しますしお手伝いしますから……一緒に頑張りましょう……ね?」


そういって胸の間に顔を埋めた俺の頭を撫でてくれる


「……はい」


なんだか子供っぽい


でも……


なんだかすっごく安心できた


そのまましばらく良子さんに頭を撫でられるがままだった……







808えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 03:05:14.95MfeOVmTpo (7/8)



「少しは落ち着きましたか?」


「え、ええ……」


とはいえ心臓の鼓動は治らないが


「じゃあ……一緒に頑張りましょう」


「あの……どうしてそこまで応援してくれるんですか……?」


良子さんに尋ねてみる


「はやりさんも京太郎くんも大好きだからです」


「……え?」


予想外の答えだ


「人見知りな私とこんなに仲良くしてくれてる二人が寂しい思いをするのをただ見てるのはいやです」


「良子さん……」


「だから……一緒に頑張りましょう?」


「……はい!」


そういって頭を撫でてくれる良子さんはまさに理想のお姉さんだ


「ただ……」


「ただ……?」


「まずはおちんちんを鎮めるところからですね……」


「……はい」


ベッドに行った時には寝ぼけていた和にも絞られてしまった


3連休の中日でよかったな……







809 ◆HAYARIDvxk2016/05/12(木) 03:05:40.79MfeOVmTpo (8/8)



今夜はここまででー

おやすみなさい






810以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/12(木) 03:49:30.46bnrH8des0 (1/1)

乙ー
なんて爛れた関係なんだ


811以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/12(木) 16:50:35.94fLnuJZuXo (1/1)

ふう


812スレッドムーバー ★2016/05/18(水) 00:05:39.73??? (1/1)


このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/

■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/

移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。



813 ◆HAYARIDvxk2016/05/20(金) 22:30:53.31GL+NAMJ2o (1/1)



このスレは移転対象みたいですね

まあならないほうがおかしい自覚はありますが

むしろあっちのほうがひどい気も……


忘れそうなので書いておきます

今後の予定

・特訓編(2人は確定)

・雀竜王戦

とりあえずこんな感じで終わりですかねー

このスレで終わるか次スレに行くかはわかりませんがもう少しだけおつきあいいただけると幸いです






814以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/21(土) 04:53:01.86a3DZ9XFL0 (1/1)

乙ー
付き合う!


815以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/21(土) 19:14:41.48ntT0GDm4O (1/1)

了解~
待っているよ


816 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 16:39:05.562oSBO+Bwo (1/6)



「あの……なんでうちにいるんですか……?」


今夜は父さんたちがいない


だから咲と晩御飯の材料を一緒に買ってきたところだ


つまり家には誰もいないはずなのに……


俺の質問に答えずニヤニヤしている先輩


「京ちゃん、警察って117だったっけ?」


俺の裾をつかんだ咲が震える声で尋ねてくる


「さすがにその対応はひどくないかしら」


「少なくとも現状咲のほうが正しいと思いますよ」


「……そうね」


どうやら納得したみたいだ


「事情を話すから入ってちょうだい」


そう先輩に招かれるままに家に入る


自分の家なのにこの居心地の悪さはなんだろう







817 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 16:54:16.642oSBO+Bwo (2/6)



「「家庭教師?」」


咲と声が重なる


「そ、おじさまたちに頼まれて、ね」


「なるほど……」


先輩の言葉を裏付けるように手にしている鍵はしっかりうちの合鍵だ


「どう、納得してくれたかしら?」


「ええ、まあ……」


隣の咲も頷いている


「せっかくだから私がおゆはんの用意してる間宿題みてもらえば?」


「……え?」


「そうね、もともとそのつもりだしそうしましょうか」


「じゃあ先輩、お願いしますね」


「ええ、まかせてちょうだい」


「ちょ、ちょっと!?」


俺の意思はどこにいったんだ?


先輩に連行されるように部屋に向かった







818 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 17:07:02.382oSBO+Bwo (3/6)



こうして半ば強引に俺の勉強会が始まった


はずなんだけど……


「……あの、思い切りくつろいでません?」


「悪い?」


もはや悪びれるそぶりすらみせない


「あとパンツ見えてますよ」


「きゃーえっちー」


「すさまじい棒読みですね……」


そもそも隠そうとすらしていない


「今更見られても減るもんじゃないし」


「……そうですか」


「しかたないわねぇ……」


「せ、先輩……?」


急に立ち上がった先輩


何をする気だ……?


「これでパンツは気にならないでしょう?」


そういって瞬く間にパンツを脱いでしまう


……ストッキングを履き直したのはなにかのこだわりだろうか?


「ほらほら、集中しなさい」


そういってまたベッドに横になる先輩


脱いだパンツを隠そうともしない


さっきより状況が悪化してないか……?







819 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 17:23:26.232oSBO+Bwo (4/6)



「ねえ、須賀くん」


「はい?」


「えっちな本ってないの?」


「……は?」


何を言い出すんだこの人は


「健全な男子高校生ならえっちな本の1冊や2冊持ってるべきじゃないの?」


「知りませんよ……」


「つまんないわねー」


なんだこの俺が悪いみたいな空気は……


「まあいいわ」


何がいいんだろう


「ちょっとベッド借りるわね」


そういってベッドに潜り込んでしまう先輩


ベッドの中から出てきた衣服には触れないようにしよう……


時折漏れる声に負けないように必死に勉強に打ち込んだ







820 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 17:49:07.312oSBO+Bwo (5/6)



「うーん、すっきりしたー」


ベッドから出てきた先輩の表情はまさに言葉のとおりだ


「あの……せめて服着てくれませんか……」


「あら、私の裸なんて見る価値がないってことかしら」


「……逆だから困るんです」


「ふーん……」


腹立たしそうなくらい笑顔の先輩


「えい!」


「な、なんで抱きついてくるんですか!」


「勉強頑張ったご褒美?」


「そんなのご褒美じゃないです……」


「体は喜んでるみたいよ?」


「ほっといてください……」


咲が下から呼んでくれるまで永遠にも思える拷問のような時間あh続いたのだった……







821 ◆HAYARIDvxk2016/05/22(日) 17:49:36.242oSBO+Bwo (6/6)



とりあえずここまでー





822以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/22(日) 22:19:09.60bmPXGwv3O (1/1)

乙~
ベットの中でナニをしていたんだよww


823以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/23(月) 03:39:44.84GpwMhOs10 (1/1)

乙ー
むふふだな


824真真真・スレッドムーバー移転 ()

この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)


825以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/24(火) 20:43:49.80pL57jreQo (1/1)

乙です


826 ◆HAYARIDvxk2016/05/24(火) 23:59:54.17vJKCCH+Io (1/1)



テスト





827 ◆HAYARIDvxk2016/05/25(水) 00:11:38.18JfoBxUASo (1/5)



トリップなんかは問題ないみたいですね

ただあっちからこっちへのリダイレクトととかの話はどうなったんでしょうねー

まあ元々過疎ってるのであまり関係ないのかもしれませんが


このあと少しですが更新予定です






828 ◆HAYARIDvxk2016/05/25(水) 00:37:31.79JfoBxUASo (2/5)



「「ごちそうさまでした」」


「おそまつさまでした」


「それにしても咲がほうとうを作るなんてな」


「テレビで見てたら体が温まりそうだと思ってね」


そういって胸を張っている


「たしかに最近寒くなってきたもんね」


少なくともさっきまで俺の部屋で全裸でいた人のセリフとは思えない


……ある意味運動をしていたのかもしれないけどさ


「それにしても咲のエプロン姿かわいいわね」


「えへへ」


照れた咲が笑っている


「こんなかわいいお嫁さん私も欲しいわね~」


「ふぇ?」


「ねえ、咲、私のお嫁さんにならない?」


「せ、先輩!?」


咲が戸惑っている


「じゃあ俺食器洗ってくるのでテレビでも見ててください」


「京ちゃんの薄情者ー!」


先輩に抱きつかれた咲が叫んでいるが無視だ







829 ◆HAYARIDvxk2016/05/25(水) 00:52:23.39JfoBxUASo (3/5)



洗い物が終わってリビングに行くと二人はテレビを見ていた


ちょうどCMに入ったところみたいだ


俺もソファーに腰を下ろすと咲がいつもみたいに膝に座ってきた


「なんの番組なんです?」


「幽霊が出るって噂の廃校探索よ」


「……季節外れじゃないですか?」


もう秋も終わり頃といっていいくらいだ


「面白ければ大丈夫!」


膝の上の咲は自信満々だ


「怖がりのくせに……」


「そ、そんなことないもん!」


「ま、そういうことにしといてやるよ」


「むー……」


膝の上のお姫様はご不満らしい


「でもこういうのってついつい見ちゃうのよねー」


「あ、それわかります!」


そのせいで夜中に一人でトイレに行けなくなることもな……


「せっかくだから電気を消しましょうか」


「そうですね!」


先輩はともかく咲はどこからその自信が出て来るんだ……







830 ◆HAYARIDvxk2016/05/25(水) 01:22:54.84JfoBxUASo (4/5)



「さて、風呂も入ったみたいだけど……」


番組が終わるとちょうど風呂が沸いたみたいだ


膝の上のお姫様は震えている


なぜか俺の隣に来て裾をつかんでいる人もだ


「す、須賀くんが先に入ってきてもいいわよ……?」


「そ、そうだよ!」


「じゃあお言葉に甘えて……」


立ち上がろうにも二人のせいでそうはいかない


「……先輩、咲」


二人を半ば強引に振りほどく


そうして脱衣所で服を脱いでいるときだった


「……何してるんだ、咲」


「ねえ、京ちゃん……一緒にお風呂はいってもいいかな……?」


「……ああ」


「ありがとう!」


目を潤ませながら上目遣いで頼んでくる女の子の頼み事は断れない


それがたとえ幼馴染だったとしてもな


そんな俺の気持ちを知ってか知らずか嬉しそうに咲は見慣れた一糸纏わぬ姿になった……







831 ◆HAYARIDvxk2016/05/25(水) 01:25:14.66JfoBxUASo (5/5)



眠気がやばいのでここまでで


のよりんの特訓イベントですがそっくりさんのミサちゃんがお泊りにくるイベントでもいいですか?

のよりんと二泊三日になれるいいきっかけが思いつかないので……

かなりそっくりさんなんで問題ないでしょうか……?



こちらの板でもおつきあいよろしくお願いします

おやすみなさい






832以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 01:31:03.09V7bIa7m+o (1/1)

乙です


833以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/25(水) 02:00:18.06vpjAArop0 (1/1)

乙ー
大丈夫だ問題ない


834えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/26(木) 02:18:33.979VeHn4/5o (1/5)



先ほどまで震えていたのは誰だったのか


少なくとも今俺の目の前で全裸で座っている少女とは別人としか思えない


俺のおかげで安心してくれてるのだとしたら嬉しいけど……


「ほら、シャンプー流すから目を閉じろ」


「はーい」


言われるがままに咲が目を閉じる


その健気な咲にちょっとしたいたずら心が芽生える


本来なら一人の風呂への乱入を許したのだからこれぐらいの見返りはあってもいいだろう


「よし、終わったぞ」


「ありがとう」


そう言いつつ閉じていた目を開けた


「リンスの後背中だな」


「はーい」


楽しそうに返事をする咲


そんな姿をできるのも今のうちだけだぞ……


笑いを必死にこらえるのだった






835えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/26(木) 02:29:00.069VeHn4/5o (2/5)



リンスを済ませた後背中も洗ってやる


もちろんいつも通りの素手だ


「ついでだからこのまま前も洗うぞ」


「はーい」


普通なら断られるだろう


しかし咲に限ってはそうではない


こうして前まで洗うのもいつものことだしな


ただそれによってこのいたずらは成功するのだ


まずはお腹を撫でてやる


「あはは、くすぐったいよー」


笑い声とともに身をよじらせている


咲のお腹は程よい弾力があっていつまでも撫でていたいくらいだ


とはいえそうするわけにもいかない


今日の本命はこっちだからな……


そういっておもむろに胸へと手を伸ばしていった……







836えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/26(木) 02:42:50.009VeHn4/5o (3/5)



「咲、また胸大きくなったか?」


「そう?自分ではよくわからないけど……」


「なんか前より膨らんでる気がする」


「ま、成長期だからね!」


……とても誤差レベルだなんて言い出せないな


最初は優しく撫でる


そして次は揉みこんでいく


「ねえ、京ちゃん……」


「なんだ?」


「さっきからおっぱいばっかりじゃないかな……」


「マッサージをすれば大きくなるらしいけどやめるか?」


「ま、もう少しだけマッサージさせてあげてもいいかな!」


「へいへい」


はっきりいって貧乳だ


それでもかすかに膨らんでいてこの柔らかさは病みつきになりそうだ







837えっちぃの ◆HAYARIDvxk2016/05/26(木) 02:56:27.779VeHn4/5o (4/5)



そうしているうちに乳首が硬くなってきた


いよいよいたずらができるな……!


心の中で舌舐めずりだ


乳房に合わせるようにとても大きいとはいえない乳首


それでもこうして勃起させればつまむことができる


親指と中指で挟んだ乳首を人差し指でこする


「きょ、京ちゃん!?」


抗議するような声が上がるが無視だ


かたや強く引っ張る


かたや沈み込みそうなくらい押し込む


そんな不規則な乳首への攻撃に咲はけいれんみたいに体を震わせている


薄い陰毛に守られた秘裂から流れる愛液が光っている


「だ、ダメだって!おしっこ出ちゃうから!」


そんな哀切な訴えも聞き流す


そしてとうとう


「見ないで……」


盛大な噴水に咲が顔を赤らめた……






838 ◆HAYARIDvxk2016/05/26(木) 02:57:44.829VeHn4/5o (5/5)



咲ちゃんにおもらしさせられたので満足です

おやすみなさい





839以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/26(木) 05:00:39.20dnlT4UuaO (1/1)

乙です
やっぱり>>1はおもらしが好き


840以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 03:05:35.29fT4b7MNV0 (1/1)

乙ー
えろかわいい


841以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/27(金) 19:28:48.30Thi7phZOO (1/1)

乙~
すばらです。久々のミサちゃんか~途中で京ちゃんにばれるのかな?面白そうだねぃ


842以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/06/26(日) 02:11:52.07TAkhB777o (1/1)

ほしゅ


843 ◆HAYARIDvxk2016/07/02(土) 00:57:18.46in2oI81ko (1/4)



「そろそろ機嫌なおせって、咲」


そういって膝の間に座る咲の頭を撫でる


「知らないもん」


そういってほっぺたを膨らませている


「だから悪かったって」


「女の子にあんなことさせるなんて信じられない!」


振り向かずに咲がいう


「あんなこと?」


あえて意地悪く質問してやる


振り向かないせいで俺の表情は確認できないだろう


「それは……」


「うーん?」


「わ、私のおっぱいをいじったりおしっこさせちゃったり……」


小さくなる声とともに耳まで赤く染まっていく


「言わせないでよバカ!」


そういってこづいてくるがまったく痛くない


むしろ微笑ましいくらいだ







844 ◆HAYARIDvxk2016/07/02(土) 01:07:45.14in2oI81ko (2/4)



「咲、おまえは勘違いしてるぞ」


「勘違い?」


ようやく顔をこちらに向けてくれた


「ああ、あくまでおまえのためなんだ」


「私のため?」


「ほら、胸を揉むと大きくなるって聞いたことないか?」


「そういえば……」


「俺は咲のためを思ってやってるって意味がわかってくれるな」


「わかったようなわからないような……」


「俺のことが信じられないのか?」


「わかった、信じるよ」


そういって笑顔になった咲の頭を撫でてやると嬉しそうにしている


ほとんどでまかせだけどな!


まあ咲が納得しているからよしとしよう







845 ◆HAYARIDvxk2016/07/02(土) 01:15:38.05in2oI81ko (3/4)



「あら、私をのけものにしてお風呂かしら?」


「「先輩!?」」


予期せぬ訪問者への驚きの声が重なった


「さすがに一人ぼっちはひどくないかしら?」


「えっとそれは……」


咲は言葉が見つからないらしい


ここは俺がなんとかするしかなさそうだ


「ど、どうして先輩はここに……?


恐る恐る問いかける


「おトイレに行こうとしたら楽しい声が聞こえたからね~」


いくらなんでも2枚の扉に遮られていて咲の声が聞こえたはずはない


「ひょっとしてトイレに一人で行くのが怖かったとか……?」


「そそそんなわけないでしょ!」


……どうやら図星らしい


「もういいわ、せっかくだから私も一緒に入っちゃいましょう」


そういって服を脱ぎ始めた先輩に咲も俺も言葉はなかった







846 ◆HAYARIDvxk2016/07/02(土) 01:17:45.36in2oI81ko (4/4)



とりあえずここまでー



だいぶ間が空いてすいません

とりあえず血を吐いたら素直に救急車を呼びましょう

腕から採血できずに太ももからせざるを得なくなってからでは遅いです



おやすみなさい






847以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/02(土) 01:29:24.35+lZ7allh0 (1/1)

乙ー
そういう事情なら致し方ない


848以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/02(土) 12:37:01.34zzXK8Z4t0 (1/1)

乙です
吐血とか腕から採血出来ないとか怖いなぁ
お大事に


849以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/02(土) 23:41:38.84diJcK9kKO (1/1)

乙ー
大丈夫?まさか血を吐いたのに素直に救急車呼ばなかったの?


850 ◆HAYARIDvxk2016/07/23(土) 00:25:58.07JIEbtx8Xo (1/3)



制服を慣れた手つきで脱いでいく先輩


わざとかどうかはわからない


ただ、俺と同じように咲も先輩に釘付けだ


「この下着、お気に入りなんだけどどうかしら」


真っ白なレースをあしらった下着


「すごく似合ってます……」


「ふふ、ありがとう」


咲の答えに満足げに先輩が微笑む


ある意味先輩のイメージとは真逆だけどな


「何か失礼なこと考えてないかしら?」


「な、何も考えてませんよ!?」


「ふーん、ならいいけど……」


女は勘が鋭いらしい


だけど先輩は異常だと思う……






851 ◆HAYARIDvxk2016/07/23(土) 01:11:29.65JIEbtx8Xo (2/3)



「……んしょ」


白いブラを外す


綺麗なお椀型の双丘が顔をのぞかせる


「さすがに二人にジロジロ見られるのは恥ずかしいんだけど……」


そんな先輩の言葉に慌てて咲と顔を見合わせる


「ごめんなさい、あまりに綺麗だったので……」


そんな咲の言葉に俺も頷く


「あら、うれしいこといってくれるじゃない」


心底嬉しそうに微笑む先輩


「かわいい後輩にはご褒美をあげなくっちゃね♪」


「「ご褒美?」」


また咲と顔を見合わせる


「自分がどんな風におしっこしてるか興味ない?」


いたずらっぽく尋ねる先輩


「…………少しは」


弱々しく答える咲


「じゃあせっかくだから見せてあげるわ」


楽しそうな部長には有無を言わさぬ威厳があった







852 ◆HAYARIDvxk2016/07/23(土) 01:22:13.26JIEbtx8Xo (3/3)



「これが私のおまんこ……見える?」


「は、はい……」


最後まで体を覆っていた白いパンティー


今ではずり下げられ足首に頼りなくぶら下がってい


曰く


『こっちの方がえっちでしょ?』


否定できないのが悔しい


椅子に腰掛け大きく広げられた足


しっかりと秘所を守る黒々とした茂み


その下の唇を自らの細指で広げる先輩


「後輩におまんこ凝視されるなんて……ゾクゾクしちゃう!」


その言葉に偽りなし


流れ出るヨダレが何よりも雄弁に物語っていいる






853以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/23(土) 06:03:28.36jzaiF/y30 (1/1)

乙ー
えろい先輩


854以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/23(土) 11:26:26.72paX0rR9fo (1/1)




855 ◆HAYARIDvxk2016/07/24(日) 23:01:58.279C50Ws1Xo (1/2)



「須賀くん、ちょっとお手伝いしてくれないかしら」


「手伝い……ですか?」


「ええ、この前したみたいに私を持ち上げてほしいの」


「わ、わかりました……」


そう先輩に言われるがままに後ろから両膝の裏に手を入れて持ち上げる


必然的に足が広げられる格好になる


「見えるかしら、咲」


「は、はい……」


一人浴槽に取り残された咲が弱々しく頷く


「こっちがおしっこの出る穴で……こっちがおちんちんを入れる穴よ……」


色気付いた声で説明する先輩


そんな姿から咲は目を離せないでいる


見えなくて残念だと思ったのは内緒だ


一度見たことがあるとはいえそれはそれ、これはこれだしな!






856 ◆HAYARIDvxk2016/07/24(日) 23:47:57.779C50Ws1Xo (2/2)



「おしっこの前にえっちなおつゆがあふれてきちゃ♪」


俺の逸物を愛液が伝っていく


「ふふふ……」


「「せ、先輩!?」」


咲と声が重なる


突然俺の逸物を握り自らの秘所に擦りつけ始めたのだ


「すっごくえっちな音してる……」


浴室には卑猥な水音がよく響く


直接は見えないが敏感な先端はどこに当たっているかをまざまざと伝えてくる


唇やくすぐったさを与えてくる陰毛


快楽に身をよじらせるのを必死に我慢する


それがかえって先輩に刺激を与えるらしい


「で、出ちゃう!」


勢いある水音を伴う先輩の放尿


咲も俺も、引き込まれてしまったのだった……






857 ◆HAYARIDvxk2016/07/25(月) 00:12:43.09R4/qSLZwo (1/3)



「気持ちよかったあ……」


そういって俺に体を預けてくる先輩


まだ残った水滴が俺の逸物をつたっている


満足げな先輩とは対照的に焦らされた俺は欲求不満だ


「もう降ろしてくれていいわよ?」


「わかりました」


先輩が驚かないように浴槽の縁に腰掛けさせ壁にもたれさせる


だらしなく広げられた股間が照明で光っていてかなり艶っぽい


「須賀くん……」


とろけそうな声で呼ばれ『はひ!?』と生返事をしてしまう


「おまんこ……綺麗にして……」


そんなお願いをされてしまう


「……わかりました」


そんなお願いを断れるわけもない






858 ◆HAYARIDvxk2016/07/25(月) 00:29:12.33R4/qSLZwo (2/3)



いまだに雫の垂れる股間に舌を這わせる


「少し臭いますよ」


実験で嗅いだアンモニアの臭いだ


同じ臭いのはずなのに感想が変わるのはどうしてだろう


「そんなこと言わないで……」


しおらしく言われると嗜虐心が出てくるから不思議なものだ


「……しょっぱいですね」


そういって最も敏感らしい突起に吸い付く


「そ、そこはダメ!」


本人的には強い拒絶なのかもしれないがまったく威厳はない


「咲、先輩がおっぱい舐めてほしいって」


「ち、違……!」


「わかったよ、京ちゃん」


直接は見えないが先ほど俺にされたことを先輩にしているのだろう


「や、やだ……!」


胸と股間を同時にいやらしい水音とともに責められるのだ


「だ、ダメえ!」


そんな哀切な叫びを伴う噴水


「あーあ、お風呂でおしっこしちゃダメじゃないですか」


「ち、違うもん……」


目の端に浮かんだ涙にドキリとさせられたのは内緒だ







859 ◆HAYARIDvxk2016/07/25(月) 00:40:28.29R4/qSLZwo (3/3)



眠気がやばいのでここまでで

おやすみなさい





860以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/25(月) 04:11:54.63EJZJblOI0 (1/1)

ほんとおしっこ好きよね>>1
ぼくも好きです


861以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/25(月) 04:57:43.10Nr5paseE0 (1/1)


かわいい


862以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/26(火) 04:51:15.58hLOQ7tq5O (1/1)

乙ー
ヒッサのお漏らしすばらですね


863 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 00:05:04.74hL1MirHgo (1/7)



「もう……えっちな後輩にはお仕置きよ!」


まだ息が絶え絶えの先輩がいう


とてもお仕置きできるようには見えない


「どうすればいいんですか?」


そんな先輩の話に乗るのも一興だろう


決して先輩にお仕置きされたいと思ったわけではない


「じゃあお風呂から出て寝転がってもらいましょうか」


「わかりました」


先輩に言われるがままに浴室の床に仰向けになる


床がひんやりと気持ちいい


「咲は須賀くんの顔に座ってくれる?」


「「え?」」


「ほら、これはお仕置きなのよ」


「わ、わかりました……」


か細い声で「ごめんね」謝りながら咲は俺の顔に腰を下ろしてきた


しゃがむようにして直接重みが伝わらないようにしてくれているのは咲の優しさだろう


「私は……」


……え?


予想とは違う感触に驚く


「ふふ、おちんちんとおまんこでキスしちゃった……」


手とも口とも違う感触


「さて、始めましょうか」


ワクワクしてしまったのは不可抗力だと思いたい


決して俺にはそんな性癖はないからな







864 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 00:39:40.32hL1MirHgo (2/7)



「私より先にイッちゃダメよ」


そういって俺の逸物に自らの秘所を擦り付ける


柔らかい唇とツンとした感触がすばらしい


そんな快感を必死にこらえる


「ねえ、咲」


「な、なんですか……?」


「咲のおっぱいって美味しそうよね……」


「せ、先輩……?」


「ふふ、食べちゃいましょう♪」


「ま、待ってください!」


「ダーメ♪」


股間同士のこすれ合う音


咲の胸を弄ぶ音


……ヤバイな







865 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 00:58:24.76hL1MirHgo (3/7)



咲が興奮しているのはありありと伝わって来る


先輩の唇みたいに肉厚ではない


まさに『ワレメ』というのがぴったりだ


そこからはとめどなく湧き出してくる


楽しそうな先輩の笑い声と必死に我慢する咲の声


そんな咲の股間が文字通り俺の目と鼻の先にあるのだ


「ふぇ?」


目の前の咲のお尻を鷲掴みにする


「きょ、京ちゃん!?」


驚きの声を上げる咲


「せっかくのお仕置き手伝いますよ」


「あら、気が効くわね♪」


小ぶりではあるが俺の手に収まり弾力のあるお尻


鷲掴みにして揉みしだきながら『ワレメ』に舌を這わせる


「お、お股舐めちゃダメ……!」


さらに腰も動かし始める


予想外の動きに先輩も驚きの声を上げる


「ふーん……いい度胸ね」


そういって先輩の腰の動きも早くなる


「わ、私だって!」


「ま、待って咲!おっぱい揉んじゃダメ!」


その言葉は届かない


結局……


決着は3本の噴水だった……







866 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 01:26:03.02hL1MirHgo (4/7)



「もう、これじゃお仕置きじゃないじゃない……」


先輩が大きくため息を吐く


「まあまあ、気持ちよかったからいいじゃないですか」


「そうね、咲のおっぱいを堪能できたしよしとしましょうか♪」


そんなことを言いながら俺の逸物を二人で舐めている


「もう、またおちんちん大きくしてるじゃない」


「すいません……」


「まだ出したりないんだったら……このまま私のおまんこに入れちゃう?」


先輩が悪戯っぽい微笑みを俺に向けてくる


「ダメです!」


そういって咲が否定する


「あら?須賀くんと咲が付き合ってないなら問題ないでしょ?」


「そ、それはそうですけど……」


咲は今にも泣き出しそうだ


「冗談よ、咲」


「……ふぇ?」


「少なくとも咲から須賀くんを撮ったりしないわ」


そういって楽しそうに笑う


「先輩、趣味悪いですよ……」


「でもね、咲?須賀くんから私とえっちしたいって言ってきたら別よね♪」


「そ、そんなことありません!」


「あら?どうせなら3人でしちゃう?」


「そ、それはえーっと……」


真っ赤になってしまう咲


これこそが本当のお仕置きな気がするのは気のせいだろうか






867 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 01:45:12.36hL1MirHgo (5/7)



その後3人でお風呂で温まり直してそのままベッドに入った


真ん中の俺に両サイドから二人が抱きついてきている


……全員裸だけど


そのせいもあってなかなか寝付けない


「眠れないの?」


「ええ、色々考え事をしていまして……」


「話しくらいなら聞いてあげるわよ?」


「今は大丈夫です」


「そう……でもちゃんと話さないとダメよ?」


「なんだか先輩みたいですね」


「あら、みたいじゃないくて本当に先輩よ?」


「……そうですね


「何よその間は」


「……なんでもないです」


「ま、そういうことにしておくわ」







868 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 01:52:57.58hL1MirHgo (6/7)



眠ろうとしたときだった


「京ちゃん……」


「どうしたんだ、 咲?」


「おしっこ行きたい……」


「ついていけばいいのか?」


「……うん」


「ねえ、咲、せっかくなら……」


ベッドから出た先輩が咲に何か耳打ちしている


「……わかりました」


明かりをつけてパンツとスカートを身につける二人


要領をえないままについていく


「こんな格好で見せ合いっこしながらおしっこってすっごくえっちね」


「……はい」


お風呂場にしゃがんでパンツを脱いだふたり


その行為が終わるまで、ただただ俺は見ているだけだった


「今度は須賀くんのおちんちんもすっきりさせてあげなくちゃね♪」


「京ちゃんのえっち……」


それはお互い様だと思う


ただ……気持ちよかったのは事実だ


色々とすっきりできたしな




続く







869 ◆HAYARIDvxk2016/07/28(木) 01:55:46.58hL1MirHgo (7/7)


今夜はここまででー


とりあえず血を吐いたら明日でもいいと思わずすぐに救急車を呼びましょう

そして>>1に風評被害はやめるのです、僕たち!


のよりんのリクエストに関してですが、本編終了後でもいいでしょうか

その場合本番までありでガッツリやります

なにぶんこの先の展開との兼ね合いがありまして……

答えていただけるとありがたいです



おやすみなさい






870以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/28(木) 05:02:01.12ugmex5V10 (1/1)

乙ー
なんて清清しい爛れた関係なんだ!


871以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/28(木) 06:26:29.904RmIVPpeo (1/1)

乙です


872以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/07/28(木) 11:11:28.46lpQ0wbnPO (1/1)

乙ー
のよりんといちゃラブ本番ありなら本編後でもいいんじゃない?むしろそっちの方がいいです


873 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 01:08:29.02MhnS5QQqo (1/9)



「や、やめてください……!」


私の悲壮な叫びは届きません


むしろ私を抱きしめる相手は底意地の悪い声をあげます


「へえ……牌のお姉さんってこっちの牌も大きいんだな」


そういって服の上から乱暴に揉みしだいてきます


「や、やめてください!」


先ほど以上の悲鳴をあげます


その言葉が相手の嗜虐心を強めたみたいです


両手が服の中に入ってきて私のフロントホックを外し肩紐を外します


滑り落ちるブラを必死に受け止めます


そのせいで胸は完全に無防備になってしまいます


それを見逃してもくれず服の中で私の胸を荒々しく揉みしだいてきます


「ほら、気持ちいいんだろう?」


「そ、そんなわけありません!」


必死に否定します


「ふーん?」


骨ばった指で私の乳首をこすってきます


先ほどの荒々しさとは真逆の愛撫


勃起して敏感になっているのを悟られないように必死に声を堪えます







874 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 01:39:18.52MhnS5QQqo (2/9)



「これはどうかな」


かたや優しい愛撫


かたや荒々しく揉みしだいてくる


その二つの刺激に漏れそうになる声を必死に堪えます


「こんなにいやらしい胸で子供の前に出るなんてな!」


「ち、違います!」


必死に否定します


それでも今にも崩れ落ちそうになる体を必死に堪えます


「膝だ踊ってるみたいだけど大丈夫かー?」


「し、知りません!」


私の言葉にひるんだのか胸に対する責めが止まります


一時的に私の体が自由になり逃げるなら今です


逃げようとしても体がうまく動きません


決して名残惜しかったわけではありません!


「ほら、逃げるんなら今だぞ」


「い、言われなくてもわかってます!」


私の言葉とは裏腹に体がうまく動きません


「はい、時間切れ」


ほとんど動くこともできないまままた捕まってしまいました







875 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 01:56:18.09MhnS5QQqo (3/9)



「へえ、綺麗な胸してるじゃん」


「見ないでください!」


服をめくり上げられ胸があらわになります


顔は見えなくてもいやらしい視線が向けられているのがありありと伝わってきます


「さて、続けるか」


「ふぇ?」


私の質問より先に責めが再開されます


「おお、こうやって変形するんだな」


時に引っ張り時に揉みしだき


私の胸が変形していくのを心底楽しんでいます


自分で胸を触ることがあるのは否定しません


それでもここまではしません


先ほどと同等かそれ以上の刺激


私に対する責めとしては十分すぎるものです


ただ……


胸だけでは満足できない……


そんな気持ちが芽生えてきたのも事実です


気持ちいいけどもどかしい


堪えざるをえない声とともに私の欲求不満が高まっていきます







876 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 02:10:18.99MhnS5QQqo (4/9)



普段自分でする以上の快感


胸だけでそんな快感が与えられているのです


悔しいですが……


ですがそれを悟られるわけにはいきません


とはいえ胸だけへの刺激


胸以上に敏感なそこには一切責めが来ないのです


『お、お股も触ってください……』


こういえばさらなる快感が与えられるでしょう


とはいえそれを口にするなんてそんなオカルトありえません


こうなったら自分で……


もはや床に落ちたブラを支えてもいない両手


その指先をスカートの中に……


「こらこら、おいたしちゃダメじゃないか」


「ひゃう!?」


予想だにしていなかった言葉に間の抜けた声が漏れてしまいます


「これもおしおきだな」


私が声を出そうとしたとき


「へえ、かわいいパンツ履いてるじゃん」


「ええ!?」


パンツを膝下までズリ下ろされてしまいました


湿っていたせいでひんやりとした風を心地よく感じてしまったのでした……


不覚です……







877 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 02:32:11.47MhnS5QQqo (5/9)



「いっちょまえに毛が生えてるんだな」


先ほどまで胸を揉んでいた指で私の茂みを撫でてきます


「ただどうしてこんなにヌルヌルしてるんだろうなあ?」


「し、知りません!」


興奮してるから


そんなこと死んでも口にできません


「ひゃう!?」


「ふーん、ここがおまえの弱点なんだな」


「ち、違います!」


必死に否定します


それでもさすがに声を漏らすのは耐えられません


普段自分でしている以上の快感


「おいおい、どんどん濡れてきてるけどそんなに興奮してるのかよ」


「ち、違います!」


もはやこの言葉に説得力は皆無です


体を預けてなさせるがままになってしまいます


「も、もうダメです……」


堤防の決壊とともに押し寄せてくる快感の荒波


そのまま私は、この『痴漢』という卑劣な行為に絶頂し気を失ってしまったのでした……







878 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 02:49:21.80MhnS5QQqo (6/9)



「お、起きたか」


「ここは……?」


「ホテルの風呂」


「そうでしたか……」


あたりを見回した和は現状を把握できたみたいだ


「まさか和があんなになるなんて……」


「わ、忘れてください!」


怒っているつもりみたいだがとてもそうは見えない


むしろかわいいくらいだ


『痴漢してください』


そんな和の提案


ただ、俺も楽しかったのは事実だ


さすがにホテルの二人きりのときにしかできないけどな……






879 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 03:00:49.16MhnS5QQqo (7/9)



「それにしてもどうして急にそんなことを言い出したんだ?」


たしかにはしたないところがあるかもしれないが和がそんなことを言い出すとは思えない


「だって……」


「だって?」


「最近私のことを見てくれないじゃないですか!」


「……え?」


どういうことだ?


「最近番組が終わったらずっと出かけてばかりじゃないですか!」


「そ、それは……」


真深さんや師匠たちとの特訓


そのためにずっと外出しているのだ


「ホテルに帰っても一緒にお風呂に入ってくれるだけですし……」


「な、なるほど……」


たしかに心当たりがあるな……


「せっかくの二人きりですしもっと私に構ってください!」


「……わかった」


泣き出しそうな声に思わずそう答える


「でしたら早速えすね♪」


「……え?」


とても逆らえる雰囲気ではなくなされるがままだった……







880 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 03:18:30.52MhnS5QQqo (8/9)



「まさか本当にあそこまでやるなんて……」


「私に寂しい思いをさせたお仕置きです」


「すまんすまん」


そういいながら撫でてやる


「それぐらいじゃ許しませんからね♪」


口調とは裏腹に本当に楽しそうだ


「それにしても……」


「どうかしたのか?」


「やっぱり私は須賀くんのことが好きです」


「い、いきなり何言い出すんだよ!?」


「須賀くんは私のことお嫌いですか?」


「いや、そんなことないけどさ……」


「でしたら今から婚約しておきますか?」


「なんでそうなるんだよ!」


「冗談ですよ」


「心臓に悪すぎだろ……」


「でも今夜は久しぶりに気持ち良く眠れそうです」


「 ……そうか」


「ええ、おやすみなさい、京太郎くん」


「おやすみ、和」


全裸のまま俺に抱きついて静かな寝息を立て始めた和


やっぱりかわいいな


素直にそう思った



続く






881 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 03:19:14.17MhnS5QQqo (9/9)



のどっちと痴漢プレイ

こんな電波が飛んできたから仕方ないですよね!


おやすみなさい






882以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/09(火) 03:46:32.927T217YRr0 (1/1)

乙ー
デレのどっち良い


883以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/09(火) 08:28:30.76KWg/fqfYo (1/1)

乙です


884 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 23:38:52.79u5zFg+G+o (1/3)



今日もタクシーに乗って病院に向かう


といっても俺のどこかが悪いわけではない


ちょっとした顔見知りになってきた受付の人に目的を伝え病室へと向かう


俺の目的はこの部屋にいる患者さんだ


ノックをして確認をしてから病室に入る


「こんにちは、今日もお願いします」


「着替え中じゃなくて残念だった?」


「ち、違いますよ!」


「ふーん……」


わざと胸元を開いた病院服


やっぱり目がいってしまうのは悲しい男のサガというやつだ


「きょ、今日もお願いします!」


そういって授業料代わりのタルトを差し出した


「今日で最後だけどしっかりやろうね」


そういって顔つきがかわる


「はい、真深さん」


先代の牌のお姉さんだ







885 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 23:47:42.83u5zFg+G+o (2/3)



「じゃあ今日は最終仕上げということで実際に打ってみよっか」


「え?でも二人しかいませんよ?」


最近は師匠たちも忙しいのか俺一人で来ることが多い


「だーかーらー」


そういって取り出したのは……


「ネトマですか?」


「そ、これならその場で添削できるからね」


「わかりました」


真深さんにも見えるようにセッティングする


必然的に密着することになる


……これが大人の魅力ってやつか


「ちなみに半荘6回で3回以上1位を取ってトータルでプラス収支だったらご褒美をあげるぞ♪」


そういって胸元を引き下げる真深さん


それってもしかして……


「えっちな想像する前にしっかり打たなくちゃね」


そういってマッチングを始める


……上級卓って見えた気がするけど気のせいだよな?







886 ◆HAYARIDvxk2016/08/09(火) 23:59:09.99u5zFg+G+o (3/3)



「お、終わりました……」


いくら点数計算がないとはいえやはり半荘6回は疲れる


結果は……


「うん、ギリギリだけど合格だね」


そう


辛うじてではあるが無事目標は達成できたのだ


「まだ完璧じゃないにしても私の教えてきたことがしっかり身についてるね」


「ありがとうございます」


真深さんの笑顔は本当に嬉しそうだ


「それでご褒美なんだけど……こっちを向いてくれる?」


正直忘れかけていたが言われるがままに体ごと向かい合う


「……え?」


どうやら真深さんの胸に顔を埋めているらしい


「これがご褒美のおまじない、頑張れ、オトコノコ」


そういって頭を撫でてくれる


これだけでできそうだと思うのだから不思議なものだ


「……はい!」


「はやりちゃんを泣かせたら許さないからね?」


「……わかりました」


「じゃあ、いってらっしゃい」


そういって背中を撫でてくれる


「いってきます」


来週土曜日の雀竜王戦に向けて気合はバッチリだ




続く






887 ◆HAYARIDvxk2016/08/10(水) 00:02:28.2434at/02zo (1/1)



ということで次回から雀竜王戦でこのスレも終わりの予定です

もう少しだけおつきあいくださいませ



個人的な事情で申し訳ありませんが日付変わって今日から出張のため来月まで更新できません

もしも楽しみに待っていらっしゃる方がいらっしゃったらすいません

好きなキャラやシーンのことなどを書いておいてくださると>>1が喜びます


また来月に

おやすみなさい





888以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/10(水) 03:20:41.31AY6HpfSh0 (1/1)

乙ー最後まで付き合う
美月さんのシーンがえっちくて好きです


889以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/10(水) 17:20:49.13FtYNOZh1O (1/1)

乙ー
好きなキャラはのよりんとはやりん
のよりんがお弁当を作ってきたシーンが好きだねぃ~
シノハユ勢とお風呂も好きだね



890以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/14(日) 00:04:23.66gRxiM+wm0 (1/1)

やはり一緒にお風呂が好きかなー


891以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/17(水) 00:11:54.065kizDQ6H0 (1/1)

はやりんとお風呂


892以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/17(水) 01:09:27.53zqeS7rNbo (1/1)

咏さんとのデート回が好きです


893以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします2016/08/23(火) 19:46:21.49awtPLPg3o (1/1)




894 ◆HAYARIDvxk2016/09/09(金) 23:04:49.07IcMkJccWo (1/5)



「さて、いよいよ雀竜王戦当日ね」


「さすがに人が多いですね……」


インターハイのときとはくらべものにならないくらいの人出だ


「迷子になるなよ、咲?」


「ならないもん……たぶん……」


「不安じゃのう……」


「さすがにそこは断言してほしかったじぇ……」


戦いが始まる前から不安だ


「それにしても清澄の生徒もいるんですね」


和が空気を変えるように呟く


「ええ、別に麻雀部に所属していなくても麻雀が好きな子はいるってことよ」


「その人たちにかたっぱしから声をかければ……」


「まこ、それ以上はダメよ」


「……わかった」


さっきより空気が重くなったような……


「と、とにかく!まずはお昼ご飯まで頑張るじぇ!」


「そうだな!」


半ばやけくそだけど優希の言葉には同意だ






895 ◆HAYARIDvxk2016/09/09(金) 23:15:48.57IcMkJccWo (2/5)



「おお……」


県大会よりも多い人達


あのときはすぐに負けたんだっけ……


数ヶ月前のことなのに数年経ってそうなきがするのはなぜだろう


それだけ濃密な毎日を過ごしてきたってことだろうか


……大きな声でいえないイベントばかりだったような気もするが


「お、須賀じゃねーか」


「おまえらもいたのか」


クラスメートだ


「ま、せっかくの大会だしな」


「そうそう、俺たちだって麻雀自体は好きだしな」


「それに……」


「な、なんだよ……」


突き刺さるような視線はなんだ……?


「ま、頑張ろうぜ」


「あ、ああ……」


そういって叩かれた背中や肩がやけに痛かった


……勘違いだよな?






896 ◆HAYARIDvxk2016/09/09(金) 23:29:22.43IcMkJccWo (3/5)



雀竜王戦は二日に分けて行われる


今日は半荘6局を行いその結果に応じて明日の本戦に出場する32人を決めるのだ


もちろんシード枠があるので実際には上位32位以上にいる必要があるのだが


とはいえ普段対局できないような人とできる機会でもある


半ば交流戦のように参加している人が大半なのだそうだ


とはいえ……


出る以上はやっぱり勝ちたい


この前の県大会を思えばなおさらだ


とはいえ麻雀をまずは楽しむこと


そんなことを考えていると対局が始まる


『お願いします』


会場から一斉に上がった声とともに大会が始まる


まずは半荘3回


みんなと合流してお昼ご飯を食べるまでは頑張らないとな!







897 ◆HAYARIDvxk2016/09/09(金) 23:38:37.42IcMkJccWo (4/5)



「ふーん、午前中はみんな順調みたいね」


そう久先輩が全員の途中経過をみて満足げに頷く


「当然だじぇ!」


タコスを頬張る優希は満足げだ


「でも普段は打てない人と打てるのはいい経験ですね」


和もまんざらでもなさそうだ


「私は毎回迷子にならないか不安だよ……」


「それはさすがにシャレにならんのう……」


「いっその事首輪でもつけておく?」


「犬じゃありません!」


「ちゃんと帰ってこれる分犬の方が賢いかもな」


「どういう意味さ!」


一瞬いいなと思った俺は間違っているだろうか


「とはいえ、午後からは点数が近い相手とばかりになるからしっかりいきましょうね」


『はい!』


あと3局


しっかり頑張らないとな


咲が焼いてくれた卵焼きを飲み込んで気合を入れ直した







898 ◆HAYARIDvxk2016/09/09(金) 23:52:17.36IcMkJccWo (5/5)



「お願いします」


いかにも強そうな人達だ


俺の父さんより年上の人もいる


下手すればじいさんと同じくらいなんじゃ……


亀の甲より年の功


さすがに師匠クラスとはいかないがかなり強い


とはいえ俺のできることは今までと同じ


堅実にリードを守り抜くこと


そして振り込まないこと


今までと同じことだ


とはいえ一筋縄ではいかない


一生懸命考えた


そんな中で俺のことを知ってくれている人から声をかけられる


『応援しています!』


この一言がどれほどありがたいか


結局


疲労困憊になりつつもなんとか明日の本戦出場を決めたのだった……