584以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:05:40.63HsB9T7MMo (1/4)




585以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:09:29.03KQeGf1kQo (1/2)

3


586以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:11:12.12bUrLclxTo (2/3)




587 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 22:20:47.69xSEt3lCBo (12/19)

>>586


8月もいつの間にか半ば。
オレは毎日何してんだ。

こっち来てからへこんでばっかりだ。

最悪だよな。
花音まで泣かせて、オレって。

脳味噌くちゃくちゃにかき回したくなる気持ちを何とか抑えた。

まだ課題は残ってんだ。なんとか終わらせないといけないのに。
やっぱり今日も花音はいなくって。

はぁ。

やる気があんまり出なくて、適当にこなした。
結局見覚えある人間は誰だったのか分からなかった。
もう何度目の溜息だろう。
もうすぐ向こうでは、確か、クィディッチの大会があるんだったか───





クィディッチイベント判定
まずは平和に終われるかどうか、↓3まで。コンマ末尾が一度も1・2出さなければ平和です


588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:22:38.19HsB9T7MMo (2/4)

平和?


589以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:23:57.04pQADryYio (1/2)

そんな儚い


590以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:24:19.08779EAMbyo (1/1)

絶望的?


591 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 22:29:12.13xSEt3lCBo (13/19)

何とか平和に終われました。


では次、暗躍判定。
↓3まで。さっきと同じ


592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:30:02.09HsB9T7MMo (3/4)

暗躍?


593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:30:34.24pQADryYio (2/2)

そんな怖い


594以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:30:59.80vZyXbsJRo (2/4)

とう


595 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 22:36:38.07xSEt3lCBo (14/19)

暗躍なんてなかった。


596以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:38:29.29KQeGf1kQo (2/2)

安価では低コンマ続きなのに判定は比較的大盤振る舞いやな…


597 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 22:44:23.93xSEt3lCBo (15/19)




霧切『終わったわ』

数日とせず、霧切からは連絡がやってきた。
再び例のフクロウに連れてこられた霧切の言葉が言う。

霧切『それがね、拍子抜けだったわよ』

「あ?」

戦刃『なんにもなかったんだよ』

霧切『そう、何もなかったの』

どう言うことだ?

霧切『敵もなかったし、大会を邪魔される事もなかった』

霧切『それで私達は普通に遊んでいるってわけよ。また………断りきれなくて』

戦刃『でも、霧切さんはまだ気をつけろっていうんだよ』

霧切『………』

いや、気をつけるって何をだよ?

霧切『………おかしいのよ』

あ?

霧切『【闇】の人間なら、ここを逃すはずがないの』

霧切『こんなに人があつまっているのに、何も起きないなんて』


確かに、そうかもしれない。
世界中から人が集まっているんだ。
何かしでかすならこのタイミングを逃さない訳がない。

霧切『………だから気を抜けない』


598 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 22:54:12.52xSEt3lCBo (16/19)

「………なんでだ?」

なにもなかった。
それでいいんじゃねぇんか?

霧切『だからこそよ』

霧切『この安堵を狙って何が起きてもおかしくはないでしょ?』

「!」

霧切『知ってる?』

霧切『特別な夜は、平凡な夜の次に来るのよ』

「………」

戦刃『だから気をつけろって』


しかもこの2人でしか話しないのは、恐らく近くの人間を疑っているからなんだろう。
では、誰を?どうして?オレは分からん。


戦刃『………とにかく、私は違うからって。』

霧切『ホントは江ノ島さんも違うから……呼んであげたいのだけどね』

戦刃『そうだよ……呼んでよ……』

霧切『だけど、いいのよ。彼女は疑われるのが楽しいみたいだし』

「………」

オレらの周りにいるやつを、あいつが疑ってる。
それが、敵が誰なのかまでは……霧切にすら分からないんだ。


「………」


平和の後が恐ろしくなる。



8月4週目
1→遊ぶ
2→花音と話す
3→課題をこなす
4→魔法界に戻る
5→そのた

>>601
>>600は叶う


599以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:55:33.74bUrLclxTo (3/3)

安価下どうぞ


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:56:07.56HsB9T7MMo (4/4)

課題完全終了
601なら3


601以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 22:56:33.05vZyXbsJRo (3/4)

2
仲直りしとこう

>>600なら魔法界のみんなと楽しく野球リベンジ


602 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 23:06:01.73xSEt3lCBo (17/19)

>>601


8月ももはや、線香花火。
終わりそうな雰囲気で、オレの目の前にそいつはいた。
………時間ってのはどうしてこう、早いんだ。
オレは溜息をつきながら、それでもイヤじゃない。
この、怠惰こそ夏休み。
満喫している。



その後に、しなきゃならないことがある。

「………仲直り。」


もう何年ぶりかと思うほど、懐かしい。
充電しっぱなしのスマホを手に取った。


『花音、今日暇?』


そんなメッセ送って、さぁ数分後にはオレの家。


603 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 23:08:50.02xSEt3lCBo (18/19)

花音「突然呼ばれても困るよ?」

なんて、笑顔の花音。

無理矢理笑ってんだろ?
そう言いたくなるのを抑える。

課題をこなしたかった。
淡々と、でもひとりじゃ無理だった。

手伝ってくれよ、花音。


花音「しょうがないな、お兄ちゃんは」

「………さんきゅな」


短い会話。
その後、講義は始まった。
あれだこれだと話をして数分。

オレがすぐに行き詰まる。
息詰まる。

どうしたらいいか、分からなくなる。


「………なんだっけ」

さっきまでやってたのに頭んなかまっしろで、答えが分からなくなる。


そんなオレに、天使は呼びかける。

花音「お兄ちゃん」


だから、オレは、


604 ◆z.6vDABEMI2015/07/29(水) 23:12:40.13xSEt3lCBo (19/19)

「………すまん、花音ッ!」

花音「あ、え?」


思わず土下座の構え。
なんだこりゃ。オレ自身も意味不明だった。


「その、オレ、なんつーか」

あれ、何謝るんだったっけ?

花音「もしかしてお兄ちゃん、勢いで土下座したけど何謝るか忘れてない?」

「うぐ」

花音「いいよ。気にしてないし」

「………花音」

花音「アタシよりお兄ちゃんだもん」

花音「アタシはいつだって正直に生きてる。でも、お兄ちゃんは?」


オレは───


花音「だから悲しい顔しないでよ。」

花音「アタシはお兄ちゃんの笑顔が見たいんだ」


そうか。あのときもきっとそうだったんだ。
いつかの試合も、こないだも、盆踊りの時も。


「………悪かったな」


それしかいえなかった。
けど、課題は終わった。さすが花音!




8月4週目後半
1→遊ぶ
2→花音と話す
3→魔法界に戻る
4→そのた

>>607

今日ここまでや!工藤!おやすみん!


605以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 23:14:01.31vZyXbsJRo (4/4)




606以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 23:15:28.53djzbt4y5o (1/1)




607以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/29(水) 23:16:53.43xTmX6lvXO (1/1)




608 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 21:25:47.450DSJspUJO (1/1)

あなたー、ご飯にする?スレ再開する?それともた・わ・し?


609以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:26:25.08dSDo94J/o (1/3)

たわしで


610以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:28:12.603axGpBlFo (1/1)

たわし


611 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 21:30:53.11m0FdJGKuo (1/8)
612 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 21:34:43.83m0FdJGKuo (2/8)

>>607


「………なあ、花音?」

花音「ん?どしたのお兄ちゃん」

「あのさ」


それは8月ももはや駆け足の時期。
オレは今日とて花音と一緒だ。
今までで一番長い時間を花音と過ごしている。


「こないだの」

花音「?」

「水族館でさ、なんか言い掛けただろ」

花音「ああ、あれ?」

ふふ、と笑う花音。
いつの間にかずいぶん大人びていた。
何でこいつはずっとオレのそばにいるんだろう。
もっと、いい男なんかたくさんいるだろうに。

いや、オレもいい男よ?
でも、なんつーか………。

花音「ううん、あれはもういいの」

「え?」

花音「思い過ごしだったみたいだし」

そう言った花音の表情はちょっと寂しそうだ。
なんだよ?

花音「………」

「花音、隠し事してんなら、言えよ」

花音「………してないよ」

ちょっと、はにかんで笑った。





613 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 21:36:20.74m0FdJGKuo (3/8)

※判定やで。

クィディッチの世界大会でイベントが起きなかったため、別な人に大変なことが起きることになりました。
と言うわけで───

↓3まで人物指定。桑田が会った人でも、会ってない人でも。
コンマが×××だった人が災難に遭います


614以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:37:58.60dSDo94J/o (2/3)

花村


615以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:38:46.12TVe5H5Gyo (1/4)

ソニアさん


616以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:39:21.38EueLar/io (1/1)

田中


617 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 21:51:04.35m0FdJGKuo (4/8)



その数日後の話。
何度も何度も、あのフクロウがやってくる。
そいつは今度は急いでいた。


霧切『まずいことになったわ』


開口一番それだ。
ちなみに今回は花音が一緒だった。


霧切『最近だけど、生徒の一人から闇の反応が出た、って魔法省が発表した』

霧切『………あの大会が終わった後で、数名の生徒が洗脳された可能性があるわ』

霧切『手を引いているのが誰かは分からないけど………』

霧切『………これはまずいわね』

霧切『もしかしたら、貴方のすぐそばにも使いが行くかもしれない』

霧切『【禁忌の者】は魔法界と人間界、その両方を支配する事を考えているから』

九頭龍『つーわけだ。霧切もあんまり公には動けねーかんな。オレも動いてやるようにはする』

九頭龍『………ちぃと、オレの知り合いも被害に遭ってるらしいんでよ』


憂いが的中したらしい。
それも霧切の手の及ばない範囲で。

いくら監視してたって、集まっていたならまだしもバラケてしまった今、無意味だった。

花音「お兄ちゃん……」

霧切『本音を言うと、もう貴方は魔法界に来ない方がいい』

霧切『でも、自分で解決したいとか、そういうばかげた事を思うなら───』

霧切『8月の終わり、またあの列車が来るはずなの。それに乗ってこちらへ』


毒づく霧切の言葉に偽りはない。
本当にこちらに戻ってくるな、と言いたいんだ。
リスクがありすぎる。

でもオレは───



8月5週
1→遊ぶ
2→花音と話す
3→魔法界に戻る
4→そのた

8月終了まであと2行動。今回と、次回
>>620


618以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:53:03.63dSDo94J/o (3/3)




619以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:55:00.15UGKEPMjuo (1/3)




620以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 21:56:04.57TVe5H5Gyo (2/4)




621 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 22:14:33.37m0FdJGKuo (5/8)

>>620


今がそのときだ。
オレは決意した。


「……戻ろう。魔法界」

花音「でも、お兄ちゃん?どうやって」

「……」


戻るには8月最後の日の列車を待たなきゃならなかった。

でも確か、それ以外にも戻る方法はあるはずだ。
たとえば不二咲パパの車とか……?


「とにかく、魔法界と連絡とらねーと」

花音「へ?」

「実はオレのコンドル、こっちもこれるんだ」

花音「!」

オレのコンドル、名前はケイスケ。
魔法界でオレが飼っているあいつ。

魔法界への連絡手段はこれしかない。

とりあえず呼び出せば、オレらんとこに来てくれる。


「……あとはそれで誰かに連絡を取れればいいんだけどな」




さて、誰に連絡を?

1→不二咲
2→霧切
3→大和田
4→学園長
5→そのた

>>624


622以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:15:39.88UGKEPMjuo (2/3)




623以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:16:10.57tqALVhfEo (1/4)

1


624以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:16:15.68JGxZbSnWo (1/1)

1


625 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 22:28:11.90m0FdJGKuo (6/8)

>>624


そうだ、やっぱセオリー考えると不二咲に連絡すべきだよな。


「ちょい待ち。とりあえずケイスケ呼んで……」

ぴぴー

花音「え、何の音」

「んで、とりあえず手紙書くと」

花音「……何書くの?」



拝啓、不二咲千尋様
かくかくしかじかです、迎えに来い


花音「」

「これでいいだろ」

花音「いいの?」

「え?」

花音「えと……」

「あ?」

花音「……いいよ」

「いいよな?」




626 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 22:41:25.71m0FdJGKuo (7/8)

───翌日。


ぶろろろろろろろ……


不二咲父「と言うわけで迎えに来たよ」

「はえーよ」

花音「早かったね」

不二咲「でしょ?」


速攻で不二咲一家は迎えに来てくれた。
なぜだ。
いや、なぜというか……ありがたいんだけどね?


不二咲父「千尋の友達の願いなら叶えたいんだよ」

「ほう……」

不二咲父「だからね、ほら、乗ってくれ」

「え?あの、車っすか?」

花音「え?!車!?」

不二咲「お父さんが改造してるから、公道でも走れるよ?」

「やったぜ。」

花音「……ほんとに大丈夫?」




無事に着けるかな?
↓3までで判定


627以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:43:19.80PXdp0uYDo (1/1)

大丈夫だって安心しろよ


628以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:43:43.31UGKEPMjuo (3/3)

安全運転?


629以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:44:10.57TVe5H5Gyo (3/4)

そんなものなかったよ……


630 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 22:47:00.19m0FdJGKuo (8/8)

0・1・7

ああー、あーあー……あー……


631以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 22:56:03.94bfWPtS0Eo (1/1)

野球選手……車………黒塗りの車………ホモ疑惑……


632 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 22:59:20.40iNe2IJVyO (1/4)



「安全運転たのんます!」

不二咲父「当然さ」

不二咲「大丈夫だよ!」

花音「だよね?」


そう、大丈夫なはずだったんだ。






「うぷ……」

不二咲「大丈夫?」

花音「あの、ちょ……きもちわる……」

「めっちゃ揺れますやん……」

不二咲父「ん?」

「めっさきもちわるいんすけど」


はっきり言おう。
運転が荒い。
不二咲父、どう言う考えでこんな運転してんだよバカかよアホかよ最悪かよ気持ち悪いわ最悪すぎんすけオボロロロロロロロ


不二咲父「大丈夫?」

不二咲「一回休む……?」


そうしていただけるのですと助かるんですがアアアアア!!?


633 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 23:10:43.18iNe2IJVyO (2/4)



魔法界に入るかどうか、と言う境目がある、らしい。
この世界と、あの世界をつなぐ場所。
そこへと、このマシンは走っていく。
お願いだからもうちょい優しくして……?



不二咲父「……すこしだけ休もうか」


その境目で不二咲父が言う。
そうしてくれ。ぶっちゃけもう限界すぎて死にそうです。


車が、どこかの山の付近で止まった。

普通の人間が魔法界にこれないように、この手の境目ってのは人間があまり来ないところに作られているらしい。
ほう。
そんでオレ達はそのすぐ近くにいるわけだ。


いやー、空気が旨い……じゃねぇんだよ!!
どこだよここ!!


不二咲「……大丈夫?」

不二咲がオレの顔を見る。
うん、とうなずいて───




1→もうちょいまったり
2→不二咲と話す
3→花音と話す
4→不二咲父と話す
5→しゅっぱつ
6→そのた

>>636


634以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:11:32.48tqALVhfEo (2/4)

2


635以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:14:59.35tqALVhfEo (3/4)

kskst


636以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:15:58.53TVe5H5Gyo (4/4)




637 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 23:32:13.38iNe2IJVyO (3/4)

>>636


「……あの、パパさん」

不二咲父「どうしたの?」

「その、ひとつ……」

「ひとつお願いがありましてですね」

荒い運転止めろ、ってのをオブラートに包んで包んで包みまくってお伝えした。
オレはあんまり乗り物強くないし。

不二咲父「ああ、そうだったんだね。それならそうと言ってくれれば……」

「いや、最初から言ってましたし、あと途中で吐いたしね?そこで気付くかなって?」

不二咲父「気付かなかったよ」

 気 付 け よ 

不二咲父「はは、ごめんね」 

不二咲父「とにかく……分かったよ」

「あー、たのんます、ほんと」

不二咲父「はは……」

「ところで……」

不二咲父「?」




不二咲父に質問チャンスやで。
↓3くらいまで


638以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:36:20.51tWiJVwYG0 (1/1)

魔法界では何が起こってる?


639以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:37:58.59tqALVhfEo (4/4)

うちの学校の生徒達に夏休みの間何かトラブルとかありました?


640以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/30(木) 23:49:18.15TThHV7shO (1/1)

国内外での闇の近況


641 ◆z.6vDABEMI2015/07/30(木) 23:56:08.91iNe2IJVyO (4/4)

いっちが死にかけてたので続きは明日です。
すまんの。
やれたら終日。


642以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/31(金) 00:05:41.539U8Hv6fWo (1/1)


魔法界帰還楽しみだ


643 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 22:35:32.27aalDDU+Ho (1/8)

ツチノコパンダよ味方して。はい、やる


644以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/31(金) 22:44:31.89dmFEHkK10 (1/1)

ツチノコって揚げると美味しいんだって


645 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 22:46:39.55aalDDU+Ho (2/8)

「魔法界では何が起きてんすか?」

不二咲父「……存外何か確信したような質問をするんだね」

「ダメすか?」

不二咲父「いいや、ダメじゃないさ。君は知らないだろうし」

不二咲父「魔法界では今、【闇の魔術師】たちの活動が活発化している」

「!」

やっぱり、か。

不二咲父「クィディッチワールドカップ当日は何も起きなかったからね、もしかしたらタイミングを計っていたのかもしれない」

不二咲父「来るべきその日、とかに備えているらしいよ。彼らが街にいくつも声明を出している」

「じゃ、国外でもその動きが?」

不二咲父「……あるかもしれない。僕も魔法省の人間だし、何より闇の連中は許せない」

不二咲父「国外で闇の魔術師と言うと【名前を言ってはいけないあの人】の取り巻きを指すから、僕達が戦う相手じゃないけどね」

「あー、なんか海の向こうの強い魔術師?」

不二咲父「僕達が戦うべき【禁忌の者】……それも【あの人】に影響された人物」

不二咲父「厄介だよ。まさかこんな事になるなんて、誰も思っちゃなかっただろう」


646 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 22:58:14.63aalDDU+Ho (3/8)

「あー、それと」

不二咲父「ん?」

「学校の生徒になんかあったとか聞いてます?」

不二咲父「……ああ」

「マジかよ」

不二咲父「どれだけの被害になっているかは不明だけど、数名の生徒に影響が出た」

不二咲父「クィディッチの大会の裏側で、彼らを洗脳し、そして闇の魔術師に仕立て上げようとしていたらしい」

不二咲父「噂ではそのうちの一人は、千尋もよく会っていたと言う話なんだ。まだ見つかっていないんだけど」

不二咲父「……僕はね、桑田君」

「はい」

不二咲父「こんな事を引き起こしている【禁忌の者】を許さない。また僕の息子に危害を加えるかも、しれない」

不二咲父「実際一度、千尋は怪我をした。だからこそ───」


不二咲パパさんは言う。


不二咲父「禁忌の者と、闇の魔術師を絶対許さないよ」


その表情は今までに見たことがないほどの怒りだった。


不二咲父「……そろそろ行こうか」





647 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 23:07:07.44aalDDU+Ho (4/8)



車は先ほどよりも少し慎重に走り始める。
山道に差し掛かり、舗装されていない道を走るんだ。
そらちょっとは手加減してくれなきゃ死ぬっての。

揺れる室内。
相変わらず魔法で広げられた空間はとてつもなく広い。

その中でオレと花音と不二咲。


不二咲「それにしても」

「ん?」

不二咲「危ないって分かってるんだよね……桑田君?」

不二咲「もしかしたら、桑田君だって僕みたいに攻撃されるかもしれないのに」

「……それはオレが戻らない理由にはなんねーだろ」

向こうに居たって居場所はないのに。
そう言い掛けた口を何とか閉ざした。

車はまもなく魔法界との境目。
やっとまた非日常へと戻れる。
そして全て忘れよう。

「オレが戻りたいって思ったから戻ってきたんだ」




判定、直下


648以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/31(金) 23:08:01.36CYQIBW32o (1/2)

こうなる


649 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 23:12:53.73aalDDU+Ho (5/8)

>>648
6



不二咲父「もうすぐ境目に入るよ。ちょっと荒れるけど、心配しないで」

そんな言葉が室内に響く。
本当に大丈夫なんだよな……?

ぐん、と車が明らかに加速した。

花音「うわっ!?」

不二咲「落ち着いて座ってれば大丈夫だよぉ」

そのままどんどん車は加速する。
体に重力を感じるほどの速度になり、そして、


───バシュンッ!


突然世界がおとなしくなった。


650 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 23:21:32.52aalDDU+Ho (6/8)

不二咲「……ふぅ、なんとか無事に済んだね」

花音「い、今のは」

不二咲「上手く行ったみたいだよ」

程なくして室内へ声がした。

不二咲父「みんな、安心してくれ。なんとか魔法界には入れたよ。特に異変もない」

不二咲父「このまま一旦僕の家で一日過ごそう。君達は明日学園へ送り届けるさ」


どうやらもういい時間だったらしい。
オレが車酔いして気付いてなかっただけだ。

いよいよとっぷりと日の暮れる時分、オレらはやっと魔法界へと舞い戻った。

けどこれ以上動くのは不二咲パパさんも大変だったようだ。
お言葉に甘える事にした。
そのまま、車は不二咲家へと走っていく。


不二咲「……今は本当に、何が起きてもおかしくない」

不二咲「だからくれぐれも気をつけてね」

「なんかそれ、前にも言われたな」

花音「もしかしたらもうなんかされてた可能性があるとか……?」

「やめろよ」

それが当たらないのを祈るばかりだった。


651 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 23:28:53.34aalDDU+Ho (7/8)



【魔法野球少年】桑田怜恩

現在【8月5週】

ステータス
体調   8
魔力   8(Next50)
耐久   6(Next130)
敏速   5(Next60)
魅力   8(Next350)

悪墜ち度 5


友達一覧
苗木→オメーは最高の友だ
不二咲→ほんとサンキューな
葉隠→なんで突然いるの?
大和田→オメーは強いよ
石丸→イインチョ!
山田→知ってる
十神→バタフライメガネ

朝日奈→デート失敗
大神→オーガ△
腐川→……臭いの?
舞園→好きな事をやるよ
セレス→水アレルギー?
霧切→色々助かったよ
戦刃→オメーその……おう
江ノ島→天才怖い
花音→オレはオメーを……

使える魔法
【変火球】→燃える球
【公識球】→球ではないものを球にする
【鋼速球】→鋼のように硬い球

【氷点】 →氷の魔法。当たると凍る

※練習中
【ブレ球】→増える魔球
【戻り球】→手元に戻ってくる
【閃光球】→桑田フラッシュ





8月

 日 月 火 水 木 金 土
               1  2
  3   4  5  6  7   8  9
  11 12 13 14 15 16 17
  18 19 20 21 22 23 24
  25 26 27 28 29 30 31←5週目




652 ◆z.6vDABEMI2015/07/31(金) 23:34:02.53aalDDU+Ho (8/8)



水曜日だった。

目覚めると綺麗なベッドで寝ている。
ああ、そうだ不二咲んちに泊まったんだったか。


不二咲父「やあ、おはよう」

「うす、はよございま……」

不二咲父「よく眠れたかい?」

「……あい」

不二咲父「よかった。移動するよ」

不二咲父「君達の事は学園長ももうご存じみたいだ」

「へ?」

不二咲父「誰が言ったんだか……とにかく、戻ることはすぐにでも可能さ」

「……はい」

不二咲父「大丈夫?」

がちゃ

花音「おはよー、お兄ちゃん!」

「お、おう、おはよう花音」


ふと、思う。
花音だけは向こうに残してくるべきだったな、と。




1→学園に戻る
2→どこかに連れて行ってもらう
3→誰かと話す
4→そのた

>>655


653以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/31(金) 23:48:37.43KnRpcMNE0 (1/1)

kskst


654以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/07/31(金) 23:52:06.70CYQIBW32o (2/2)




655以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 00:12:00.71JX6AoEpNo (1/1)

1


656 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 00:12:22.04MV2RbGwzo (1/10)

ここまでです。明日はやれたら朝から。おやすみ


657以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 00:14:12.17aUQZFyH9o (1/1)

最後の最後に酷いコンマだ……


658以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 02:39:49.946ICxpKlmo (1/9)


このファンブルはどう出るか


659以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 07:33:07.11NVcdiM15O (1/2)

泣ける


660 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 16:50:07.16bKTIRPPZO (1/23)

いつになったら朝から出来るのか………やるよ。


661以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 16:53:33.43tOC5JCtjo (1/1)




662 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 16:54:49.85bKTIRPPZO (2/23)

>>655


「戻ります、学園」

不二咲父「了解。行くよ、みんな」


不二咲パパさんの号令でオレ達は支度した。
朝飯とかはパパさんがくれた。
不二咲ママさんはどうやら出かけているらしい。
しばらく山に行って帰ってこないとのことだ。

昼前には準備が整い、そして車に乗り込む。
いよいよ、出発だ。

それからは順調に走っていた。
何事もないことを祈っていた。
こんなところでなにも起きないだろう、とオレはひとりそう思っていたんだ。


不二咲父「………!」


ききぃっ


突然、車が急ブレーキを踏んだ。
車内はまるで一軒家のリビングのように改造されていたが、そこにいたオレ達が軽く前のめりになるくらいの急ブレーキだ。

静寂が訪れる。

「………なんだ?」


663 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 16:59:43.90bKTIRPPZO (3/23)

不二咲「も、もしかしてお父さん、襲われて……?」

「!」

花音「な、なんで!?」

不二咲「分からないけど………」

不二咲「……闇の魔術師からも、魔法省の人間って邪魔だから……」

「……マジかよ!」


ここからでは外は分からない。
でるぞ………!


がちゃ


車を降りると、不二咲の心配通りの景色だった。

不二咲パパさんは複数の、黒いローブの男に囲まれている。
車を妨害するように目の前に立たれたんだ。
それで車を止めてしまった。
轢くわけにはいかねーだろうし。

不二咲父「………」

ローブ達『………』

にらみ合いが続いている。


「なんだよ、これ………!」

不二咲「……ど、どうしよう……」


不二咲パパさんはきっと強い。
だから、パパさんを置いて逃げることも出来るだろう。
でも、そんなのしたくねぇし………。


花音「……アタシ達が見つかってない今なら、奇襲出来るよ、お兄ちゃん」

「花音………」




1→逃げる
2→奇襲を仕掛ける
3→桑田はとってもいいアイデアを思いつく
4→誰かがやってくる
5→そのた

なお3と4はコンマ判定です
>>666


664以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:01:15.29q2LsN3qTo (1/6)

>>666で66が出る奇跡を信じる



665以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:01:46.2927BD6Y1Go (1/6)




666以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:02:10.25oQds/5cpo (1/4)




667 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 17:32:21.71bKTIRPPZO (4/23)

>>666



「………」

考えろ、考えろ!
どうすればこの場を凌げる!
戦わなくていいんだ、どうにか追っ払えれば……!

「………アイツらをビビらせれば、逃げるんじゃねぇか………?」

不二咲「え?」

「そうだ………アレ、上手くいくなら……」


オレは右手に力を込める。
さんざん触ってきたから、もう行ける。
いつの間にか手には硬球が握られていた。

「オメーら、ちょい目ぇ瞑ってろ」

その一言とともに、あいつらの死角からボールをぶん投げた。


「───光れ」


カッ!


ローブ達『!?』

不二咲父「くっ!?」



668 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 17:35:33.96bKTIRPPZO (5/23)

ローブのやつらが明らかに狼狽した。
続けて不二咲パパさんもやられている。
あ、やっちゃったかな?

それはいい。
ローブのやつらを動揺させられたらこっちのもんだ。
だが、次の判断はあまり間違えられない。
ここで逃げるもよし、戦うもよし。

とにかく時間はかせいだ。

どっちにするにしても上手く行くだろう。


花音「お兄ちゃん、なにしたの!?」

「目くらましだ。上手く行くとは思ってなかったけどな」

花音「!」

不二咲「そんなの使えたの?」

「練習してたんだよ、アイツと!」


とりあえず霧切には感謝しきりだ。
アイツのおかげでこの土壇場、この技は成功したんだから。




1→逃げる
2→不二咲父を呼び戻し車で逃げる
3→戦う
4→不意打ちを食らわせる
5→そのた

>>670


669以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:37:03.43oQds/5cpo (2/4)




670以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:37:30.7727BD6Y1Go (2/6)




671以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:38:09.0927BD6Y1Go (3/6)

……ラッキー!!


672以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:41:02.816ICxpKlmo (2/9)

ナイスコンマ!


673 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 17:41:55.57bKTIRPPZO (6/23)

>>670


「パパさん!今です!」

不二咲父「!」

「今なら逃げられる!車で!」

不二咲父「………ああ、そうだね!」

オレらの声がした方に、パパさんが向く。
パパさん自体もまだまぶしそうだったが問題ないようだ。
あわてて車へと走ってきた。
同様にオレ達も中に戻る。

続けてエンジン音、そして大きく旋回する重力の変動。

ローブのやつらを撒くため、最初に目指していた道をあきらめ別な道から急ぐようだ。

やっぱオレ、マキシマムかっけーな。
こうしてピンチを乗り切れたんだから。


不二咲父「どうなるかと思ったよ………ありがとう、桑田君」

しばらくしてからそんな声が室内に響いた。
つーか、この車相変わらずどんな構造してんだよ………。


「別に、オレが天才だから出来ただけですし。あんま気にしねーでください」

不二咲父「ははは、そうだね」

不二咲「………」

花音「……ちょっと焦ったけど、これでなんとか学園に戻れそうだね」





674 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 17:45:36.41bKTIRPPZO (7/23)



それから数時間もせず、オレ達は学園の門の前にいた。

そこから先は順調だったらしい。
敵に追いかけられることも見つかることもなく、オレ達は学園に戻った。

不二咲パパさんにはなにからなにまで世話になって頭が上がらない。


不二咲父「気にしなくてもいいよ、僕の出来ることをしただけさ」

「あざっす!」

不二咲「ええと、それじゃあ………」

「おう、戻ろうぜ。学園に」

花音「アタシも魚住さんのところに行こっかな」

「あの人住み込みかよ」


なんとかかんとか、学園へと戻ってこれてなによりだ。
しかし不安になる。
なんであんなのがオレらの前に平然と現れた?
なんでオレらは襲われた?
理解できない………。

と。
門の方に誰かがやってくる。あれは───



なんかだれか出迎えしてくれたみたいっすよ。誰?
>>676


675以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:48:56.025x3Xfzqno (1/5)

苗木


676以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:49:01.97q2LsN3qTo (2/6)

霧切さん。なんだかんだ複雑そうな顔


677以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:50:25.0727BD6Y1Go (4/6)

来るなと忠告した手前、また会えて嬉しいなんて言えない?


678以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 17:51:38.58eYiKIpj9O (1/1)

やだ霧切さん面倒かわいい


679 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 17:56:41.55bKTIRPPZO (8/23)

>>676
霧切だ。


霧切「………はあ」

盛大にため息つかれた。

霧切「まさか本当に戻ってくるなんて……」

「なに、オメー心配してくれた?」

霧切「違うわよ。まさかあなたがそんなに命知らずだと思わなかったから」

ふう、とさらに息を吐いて。

霧切「……戻ってこない方がいい、と言ったのは本心よ。なにがあってもおかしくないというのも」

霧切「だからあなたは戻らない方がよかった。ここにいれば、誰かに襲われるかもしれないから」

「ついさっき襲われかけたよ」

霧切「………え?」

花音「えっと、黒いローブを着た人たちに囲まれたんです。お兄ちゃんが目くらましして逃げてきましたけど」

霧切「………」

霧切「………怪我してない?」

「してねーよ。心配ありがとよ」

霧切「そう………」

え?今笑った?


680以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:01:36.65oQds/5cpo (3/4)

(かわいい)


681 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 18:04:40.89bKTIRPPZO (9/23)

霧切「戻ってきてしまったものはしかたがないわ、それに……あなた自身、忠告されたのに戻ったと言うことは」

霧切「私に協力してくれる、と言うことでしょう?」

「まあそうなるな」

不二咲「……ぼ、僕達で闇の魔術師を倒せる、なんて思わないけど……でも」

霧切「出来ることをしたい、と言うわけね」

霧切「………ありがとう」

「はっ、気にすんなって。オレ、天才だから」

霧切「さて?どうかしらね」

花音「とにかくこれからのこと、話さないと」

「それに大会の時の話、その後の生徒の話……聞かなきゃなんねーことは山ほどあるんだ」

「頼むぜ霧切」

霧切「そうね」

くるり、と背を向ける。
次いで、霧切は不二咲パパさんにもいくつか会話をした。
当たり障りのないことだったと思う。
それが終わると、学園の方を向いた。


霧切「戻るわよ。」

明日になれば、休暇を過ごした生徒達が戻るらしい。
話し合いはそれを待ってからにするとのことだ。

霧切「あなたも聞きたいでしょ?他の人の休み」




闇の(略)本部のみんなの話を聞くチャンス。
↓3くらいまでで、1レス1人指名
コンマがおっきいと夏休み中いい感じの話が聞ける


682以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:05:50.125x3Xfzqno (2/5)

苗木


683以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:07:28.09dcsWzNy1O (1/1)

戦刃


684以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:08:01.15oQds/5cpo (4/4)

大神


685 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 18:37:22.91bKTIRPPZO (10/23)



翌日。


霧切「戻ってきたわね、みんな」

昼頃から徐々に生徒達は戻っていた。
休みは8月の終わりまであるというのに、気の早い連中だよな。
なんて思いながらも、オレらは再び会議室に集まっていた。

霧切「桑田君はこちらにいなかったから、話を聞きたいんだけど………みんな、なにかなかったかしら?」

苗木「うーん………ボクはなにもなかったよ」

石丸「そう言えば君は出る側だったな、大会の」

「マジ?オメー出てたの?」

苗木「地元の高校生枠って感じかな?はは、そんなに盛り上がらなかったよ」

苗木「でもプロの選手と一緒のフィールドで飛び回ることが出来て、貴重な体験だった」

朝日奈「アレかっこよかったよ、苗木!」

苗木「あはは、ほんと?ありがとう」

「マジか……それは見りゃよかったな」

葉隠「オメークィディッチ興味ねーんだから行っても意味ねんじゃね?」

「うるせぇボサボサ、っつーかオメー焼けてね?どしたん?」

苗木「8月はずっと暑かったから。ボクも結構焼けちゃったよ」

朝日奈「わかる!私も焼けた!ほら!」

そう言えば苗木も朝日奈もなんか肌が黒……葉隠焦げてねぇか!?大丈夫かこいつ!

大神「む、我も日に焼けてしまったな」

朝日奈「ほんとだよねー」

大神も真っ黒……オーガマジオーガ。


686 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 18:41:05.86bKTIRPPZO (11/23)

霧切「そちらはどう?」

大神「我はこの夏は修行のために山籠もりを実行したのだが」

「えっ」

大神「そこで魔力の神髄を学んできた。健全な精神と健全な肉体、そこに正しい魔力は宿るのだ」

大神「今の我であれば、正しい方法で魔法を使えるだろう」

大神「強敵(とも)に出会えるのはいつになるやら」

「……」

見ればオーガ、前よりひとまわり大きくなっている。
でかい。
筋肉の固まりみたいな体つきだ。
こわい。

大神「……この我の力、正しく使おう」

戦刃「あ、そうだ。私の方なんだけどね」

「おう、なんだ?」

戦刃「どうやら闇の魔術師が時々出入りしてる場所があったみたい。みつけたよ」

石丸「……それは確かな情報か?」

戦刃「うん、私自身がその目で見たから間違いない」

突然の爆弾投下だった。
それがほんとならデカい。
もしかしたら一網打尽に出来るかも……!

大和田「で?そこはどこなんだよ」


687 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 18:46:13.14bKTIRPPZO (12/23)

戦刃「ホープロードの中間地点、入り組んだ裏路地の奥」

戦刃「バー【サーペント】……そこが敵の巣窟」

葉隠「サーペント……聞いたことはあるけど、行ったことは……」

苗木「確か、何かの本に載ってたよね?行き着けない隠れ名店って」

「そうなん?」

朝日奈「うん、魔法界きってのグルメ魔術師が連載してるコラムで書いてあった場所だよ!」

朝日奈「ランチメニューが人気で、特に日替わりパスタが人気なんだって!」

「バーなのにランチやってんのか……」

霧切「……」


色々つっこみたいところはあるがまぁいいか。
とにかく、そこが敵陣らしい。
これはチャンスだ。大チャンスだ。



霧切「明日にでも行こう、なんて思ってないわよね、桑田君」

「ぎくっ」

霧切「確かに夏休みはまだ数日ある。でもそんな危険を犯すのは私としても許可できないわね」

戦刃「……そうだよ。私も命辛々逃げてきたってところだし」

朝日奈「大変だったんだね、戦刃ちゃん」

不二咲「怪我してなくて何よりだよぉ……」

戦刃「……行くならそれなりの準備をした方がいいよ。それだけ」




翌日
1→それでもサーペントへ
2→誰かと話す
3→野球だ
4→そのた

>>690


688以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:47:24.586ICxpKlmo (3/9)

4本部の皆とサーペントに乗り込む準備


689以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:49:11.40eiQvdtTpo (1/1)

4 
霧切監修の下、ブレ球の練習


690以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:50:03.315x3Xfzqno (3/5)

>>689


691以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:50:54.035x3Xfzqno (4/5)

今日の自コンマは振るわん……


692以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 18:51:28.9227BD6Y1Go (5/6)

4466がでないだけマシさ


693 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:00:36.39bKTIRPPZO (13/23)

>>690


翌日。


霧切「……まだやるの?」

「おう、技は増やすに限るだろ」


というわけで霧切監修で新技練習をする事にした。
前回はひとりでやって股間粉砕という結果に終わったが、今回は大丈夫だろう。


「つーわけで今回はブレ球を練習する」

霧切「そう。ブレ球……?」

「投げるボールが増えるってやつだ」

霧切「また難しそうな技を選ぶのね」


オレのイメージとしては、手から放たれた球が突然増える感じだ。
威力が損なわれないとなおいい。
投げる前に増やせるようになればさらにいい。

そのために硬球も再び用意したわけだが。


ぱにんっ


霧切「……」


できない。


694 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:03:37.74bKTIRPPZO (14/23)

何回やっても増えない。

増えないばかりか、むしろボールがパンクしそうだ。
なんでだ?
オレのやり方は間違ってんのか?


霧切「……ひとつひとつに意識を持っていかないとダメよ?桑田君」

霧切「そもそも投げたものを後から増やすのは高等技術だわ」

「だけどよ」

霧切「まずは投げる前に増やすことを考えて」

「……むー……」


ぱにんっ


「……」

霧切「……聞いてもいいかしら」

「なに?」

霧切「あなたが持っていたの、硬球よね?」

「……」

霧切「それが何でカブトムシに変わっているのかしら」

「……」

霧切「桑田君」

「わかんね」

戦刃「ジャングルではカブトムシも食べないと生きていけないよ」ムシャムシャ

「」

霧切「」


……それから夏休みが終わるまで、魔法は上手く行かなかった。





695 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:09:33.19bKTIRPPZO (15/23)



【魔法野球少年】桑田怜恩

現在【9月1週】

ステータス
体調   8
魔力   9(Next500)
耐久   6(Next130)
敏速   6(Next130)
魅力   8(Next350)

悪墜ち度 5


友達一覧
苗木→クィディッチ頑張れよ
不二咲→頭が上がらない
葉隠→焦げたなー
大和田→オメーは強いよ
石丸→イインチョ!
山田→知ってる
十神→バタフライメガネ

朝日奈→相変わらずかわいい
大神→オーガ△
腐川→……臭いの?
舞園→好きな事をやるよ
セレス→水アレルギー?
霧切→なんかごめん
戦刃→カブトムシ食うなよ……
江ノ島→天才怖い
花音→オレはオメーを……

使える魔法
【変火球】→燃える球
【公識球】→球ではないものを球にする
【鋼速球】→鋼のように硬い球

【氷点】 →氷の魔法。当たると凍る

※練習中
【ブレ球】→増える魔球
【戻り球】→手元に戻ってくる
【閃光球】→桑田フラッシュ




9月予定
  日 月 火 水 木 金 土 
  1 2  3  4 5  6 7←1週目
  8 9 10 11 12 13 14
 15 16 17 18 19 20 21
 22 23 24 25 26 27 28
 29 30




696 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:15:50.82bKTIRPPZO (16/23)



9月2日、最初の月曜日。
やっと終わった夏休みに、オレ達はそれでも名残惜しさを感じていた。
もうあんなだらだらした日が過ごせないかと思うともったいない。


薬学教師「諸君、長い休暇ご苦労」

薬学教師「ところで我が輩が出した課題、当然終わらせてきたであろうな?」

\はーい!!/

薬学教師「……ミス霧切も当然こなしたと」

霧切「……はい」

薬学教師「ふむ。後で回収する。結果は後ほど梟で送る、各確認するように」


久しぶりの授業はやっぱり毎回眠くなってしまう。
でも魔法薬学は覚えて置いて損はない、とオーガが言っていた。

戦地で使えるのは己の知識と魔法のみ。
なれば、魔法薬の知識があれば己を回復できるかもしれぬ。

なるほどな、そんな考え方もありか。


薬学教師「では、今学期はこのページから行くぞ。諸君が予習・復習してもらったマンドラゴラだ」

薬学教師「次回の授業で本物に触る。各自耳栓とドラゴン革の手袋を絶対に忘れないように」




9月1週前半

1→野球をする
2→誰かと話す
3→勉強する
4→どこかにいく
5→そのた

>>699

>>700は出来る範囲で実行


697以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:20:01.396ICxpKlmo (4/9)

1


698以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:22:38.51q2LsN3qTo (3/6)




699以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:23:13.591C5I9oHso (1/2)




700以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:25:48.225x3Xfzqno (5/5)

こうなったらぶっつけ本番でうまくいった閃光球をしっかりものにしよう
と奮起してるところにオーガのワンポイントアドバイス


701以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:25:59.524HGoQqyvO (1/1)

桑田の秘めた力についてのヒントを得る


702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:26:42.10NVcdiM15O (2/2)

9とゾロで調子いいな


703 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:31:46.18bKTIRPPZO (17/23)

>>699
>>700


その夕方のこと。
オレは1人、グラウンドへと来ていた。

理由は一つ。

あのときの感触を忘れないうちに、ものにしたかったからだ。

閃光球。
ぶっつけで上手く行ったあれを、完全に会得してしまいたい。
そう思って、オレはゆっくりと振りかぶった。


パシンッ


あの時とは違う、なかなか上手く光らない。

緊張感がないからか?
いや、もしかしたら少し時間があいて、力の入れ方が分からなくなっている?
そんなバカな。
あの時は出来たんだ、今だって出来るはずだ。
自分を鼓舞する。

パシンッ

パシンッ

壁に何度もぶつかる硬球は、まだおとなしい。


「………なんでだ?」

あの時はあんな上手く行ったじゃねぇか。
いらだちが募り始める───


        「桑田か?」

「!」


振り返ると、そこにオーガがいた。


704 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:37:16.78bKTIRPPZO (18/23)

大神「どうしたのだ?お主、汗だくだが」

「………あー、いや、これは」

大神「もしや特訓、とか?」

「あ、つー………」

大神「ふ、努力が嫌いかと思ったが、存外そんな事もなかったようだな」

こいつぅ………。

大神「……どのような技を練習している?」

「あ?」

大神「戯れだと思って答えればよい……どのような技だ?」

「んと、投げたボールが光る……ってやつ」

大神「……ふむ」

「なんだよ………」

大神「桑田よ。魔法というのは己の意志に強く左右される」

大神「失敗するかもしれぬ、と考えるより、成功するだろうと前向きに考えるべきだ」

「そんくらいならやってるっつーの!」

大神「それと」

「あ?」

大神「魔法を使う対象………お主の場合はそのボールか、それを己の体の一部と捉え集中するのだ」

大神「それだけでも十二分に変わる。あとはお主のセンスだ」

大神「何のためにその魔法を使うのか………その一番大切な部分、忘れてはならぬ」


何のために、魔法を使うか………。


705 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:40:33.40bKTIRPPZO (19/23)

オレは───

「……誰かを守るためにこれを使いたい」

大神「上出来だ」

「おう」

大神「その初心を、己の目標を忘れなければ必ずや上手く行く。桑田、精進するのだ」


その言葉を最後に、オーガは立ち去った。

礼を言い忘れたけど、そんな事より集中だ。
オレは何のためにこの魔法を使いたいのか。
一番大切なことを、オーガが教えてくれた。


そうだ。
オレはこれでみんな守る。


カッ!!


グラウンドのはしっこ、オレしかいない場所が閃光で満ちあふれる。
それはオレの新技の完成を意味する光だったし、オレ自身もまたこの光で目がくらんだ。

やっと前が見えるようになって帰る頃には、すっかり日も暮れていた。

これは………使える。
実践で使えばしばらく相手は動けなくなるだろう。
これで戦略の幅が広がる……!


>閃光球を覚えた!





706 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 19:44:29.33bKTIRPPZO (20/23)



その後、火曜の午後。

そう言えば防衛魔術の授業の初回だった。
つまり、夏休み明け一発目の七村彗星との出会いってわけだ。


がらら


七村「やあ、諸君。元気だったかな?」


ふと現れた七村は、なぜかサングラスをしている。


朝日奈「あれ?どったの七村先生?」

七村「ああ、君達には言っていなかったね」

七村「ちょっと夏休み中に、目を怪我してしまったのさ」

七村「眩い光を浴びたんだ、視力が落ちたようだよ」

(………え?)

七村「それでね、あんまり明るいとものが見えなくなってしまったのでサングラスを」

苗木「た、大変ですね………」

腐川「カッコつけてんじゃないわよ……」

七村「はは、まあ、いいじゃないか。早速だけど授業を始めよう」


………まさか、な?




9月1週後半

1→野球をする
2→誰かと話す
3→勉強する
4→どこかにいく
5→そのた

>>709


707以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:46:10.321C5I9oHso (2/2)

怪しさが爆発してる。ともあれ閃光球獲得オメ



708以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:47:49.7727BD6Y1Go (6/6)

さすが大天使




709以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:49:24.236ICxpKlmo (5/9)

5普通の魔法の特訓


710以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 19:50:10.65q2LsN3qTo (4/6)

>>708
その77コンマ分けろよ(真顔)


711 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 20:01:11.48bKTIRPPZO (21/23)

>>709


それからは何事もなく、とある金曜日。

オレはふと何の気はなしに言ってみた。


「オレふつうの魔法も使えるようになったし、こっからもっと使える魔法増やしたいんだけど」

朝日奈「あ、いいじゃん!」

食いついたのは朝日奈だ。
そういやぁ、前に【氷点】使えるようになったときも朝日奈が一緒だったな。

朝日奈「次はどんな魔法にしたいの?」

「あ?あー………」

そう言えば何にも考えてなかったな。
とりあえず参考書などをぱらぱらしながら考えることにする。

オレは火の球投げられるし、氷の魔法が使える。
あと必要なのはなんだ………?

朝日奈「ねー、これは?移動魔法!」

「なんじゃそりゃ」

朝日奈「すっごい簡単に言うと……瞬間移動みたいなやつだよ」

朝日奈「えーと………本には、魔力を使って次元と次元を繋ぐことで瞬間的に座標を移動させる………って書いてある」

「……ほー。移動魔法……ねぇ」

朝日奈「んと、この瞬間移動のやつは【瞬転】。足が早くなるっていう自力のやつもあるみたいだよ、【韋駄天】だって」

「なるほどな」


敵に見えないところにボールを転移して、それを突然光らせるとか……?
ありだな。これから練習してみよう。




9月1週土日

1→野球をする
2→誰かと話す
3→勉強する
4→どこかにいく
5→サーペントへ
6→そのた

>>714


712以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:04:02.64q2LsN3qTo (5/6)

6本部の皆とサーペントに乗り込む準備


713以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:15:21.36pLZ4P7NT0 (1/1)

花音がメガホンの武器を見つける


714以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:16:27.13yx/rwZPU0 (1/2)

>>713


715以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:16:28.04W9+TGv29O (1/1)




716以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:17:00.15+9YkstyX0 (1/1)

1


717 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 20:27:19.84bKTIRPPZO (22/23)

>>714
>>713


土日。
いつかサーペントへは乗り込まなきゃならない。
それも近いうちに。

生徒まで洗脳するようなやつらだ。
近く何かが起きてもおかしくはない。

そう思いながら、今日も今日とてオレは魔法の練習だ。


花音「お兄ちゃーん!」

と、そんなオレのところに花音がやって来た。
なぜか魚住も一緒だ。


魚住「はぁ、はぁ、突然走らないでよ、中嶋さん」

花音「ご、ごめんなさい魚住さん……」

「あ?花音に……魚住絶姫?」

魚住「名前を覚えてもらっていたようで何よりだよ……」

「なにしに来たんだよ」

花音「それがね、チョベリグな武器を見つけたんだ」

「あ?」

古くさい口調で花音は笑った。


花音「見て、これ!」


花音が出してきたのは、メガホンだった。

「………はい?」


718 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 20:33:22.20bKTIRPPZO (23/23)

花音「ほら、この魔法界では日本風の考えがあるでしょ?」

花音「言葉には魂が宿る」

魚住「そして彼女が今持っているのは、その言霊……言葉に宿る魂を増幅させるための武器だ」

魚住「なんでも君、何か企んでいるようだね?桑田怜恩」

「たくらんではねーよ………」

魚住「彼女は君の為の力になりたいと言っていてさ。それでこんなことになった」

魚住「武器を探していたんだよ。そうして、ついに見つけた。彼女に使える武器を」

花音「あのねお兄ちゃん、アタシ、これで魔法が使えるようになる!」

「あ?なんで?」

魚住「中嶋花音はあんまり魔法に耐性がなかったみたいでね、ほとんど魔法が使えない」

魚住「でもこのメガホンは、特別製だ。誰が作ったか知らないが、メガホンそのものにも魔力が貯蓄されている」

魚住「そしてその魔力と、自分の微量な魔力を組み合わせて、言霊を使った魔法が使えるようになると言うわけだ」

花音「たくさん使うと次に使えるようになるのに時間がかかるから、何回もは使えないんだけど」

花音「お兄ちゃんの力を強化する位は出来ると思うよ」


まさか花音、サーペントの話も全部聞いてたとか言わねーよな………?

花音「ん?聞いてたよ?」

「」

花音「だからお兄ちゃんがどっか行くんならアタシも行くから!」


………オメーに怪我されたくないから黙ってたんだけどな………。
頭を掻きながら、オレは花音の新武器を見つめていた。




9月2週前半

1→野球をする
2→誰かと話す
3→勉強する
4→どこかにいく
5→サーペントへ
6→そのた

>>721
ちょい休憩。


719以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:39:40.466ICxpKlmo (6/9)


>>712



720以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:40:18.66q2LsN3qTo (6/6)

一旦乙
>>712


721以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:41:01.937bd0CCOoo (1/3)

>>712


722以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 20:59:26.14yx/rwZPU0 (2/2)

三連続でコンマ3とか桑田3に好かれすぎ


723 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:13:10.63MV2RbGwzo (2/10)

寝るまでやるよー
>>721

火曜。

オレらはついに準備をする事にした。
そう、あそこに乗り込むために。

「行くぞ、オメーら」

霧切「………行くのね、サーペント」

「まー、な」

朝日奈「あのままにしといたらだめだよね」

霧切「そうね……このままにしておいたらなにをされるか分からないし」

「もちろんこのまま乗り込もうとは思わねーけど」

霧切「そうね、準備しないと」

大和田「あん、準備だ?男ならステゴロで行け!」

「無理だろ」

霧切「………準備ね」

葉隠「ってもなに準備すんだ?」

「そらあれだろ、あのー………」




なに準備しましょ?
↓3くらいまでで準備するもの


724以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:15:02.35gmAJdeXNo (1/1)

お菓子


725以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:15:03.066ICxpKlmo (7/9)

透明マント


726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:15:52.80smSh7LY/o (1/1)

いざというとき逃げられるように煙幕


727 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:24:04.44MV2RbGwzo (3/10)

朝日奈「とりあえずお菓子?」

「おい」

葉隠「300円までな?」

「値段決めてる場合じゃねーよ!」

霧切「遠足じゃないのよ?」

「………ああいや、まぁ持ってくこと自体は拒否しねーけどな?」

霧切「ちょっと」

「もしかしたらなんか使えるかもしれねーし」

戦刃「あと、姿を隠せるアイテムなんてないかな……?」

葉隠「そんなら本になんか載ってなかったか?ほらー」

「あん?透明マント?」

霧切「そんな伝説レベルのアイテムが私達に手に入れられると思っているの?」

戦刃「………これ、もしかしたらこの学園にあったかも」

「あ!?」

大和田「んなもんどこにあるっつーんだよ」

戦刃「どこだったっけな………」うーん

大和田「ああ、それと煙幕みたいなモンがありゃいいんじゃねーか?」

「煙幕?」

霧切「身を隠すために?」


728 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:29:04.01MV2RbGwzo (4/10)

「そんなら簡単に作れそうだよな」

霧切「………ええ、そうね。煙幕くらいなら」

大和田「んじゃちゃちゃっと作っちまうか」


と、そのままオレらは煙幕作りに励んだ。
これが思いの外上手く行った。

ほかの連中が集合するまでに全員分が完成したのだ。


不二咲「えっと、ごめんね?遅れて………」

苗木「やっとこれたよ……って、なにこれ!?」

霧切「煙幕よ。これがあれば逃げきれるでしょう」

朝日奈「あとお菓子!」

「まさかお菓子もついでに作るとか……」

葉隠「煙幕とお菓子が一緒に並んでんの怖くね?」


さて、準備するものはふたつ作り終わった。
あとは伝説のマジックアイテムとか言われる【透明マント】とやらを手に入れればいいだけだ。

が、
伝説呼ばわりされるモンなんだ。
早々簡単には手に入らないだろう。
透明マントをあきらめてほかのものを準備するってのもまぁありなのかもしれない。

時間はあまりない………。




9月2週後半

1→野球をする
2→誰かと話す
3→勉強する
4→どこかにいく
5→透明マントを探す
6→そのた

>>731


729以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:34:31.62yqncDoB1O (1/2)

4


730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:35:03.667bd0CCOoo (2/3)




731以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:37:16.62d3tiri7MO (1/1)

5


732以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:48:08.59TYfXRF/co (1/2)

このスレのコンマ運じゃ他の方法さがした方がいいな……


733 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:50:22.04MV2RbGwzo (5/10)

>>731
66じゃなくてよかったけど………


木曜日。
オレは全員に召集をかけた。

「探すぞ、透明マント」

オレらはこの学園に眠っていると言うアイテム、透明マントを手に入れる為に動くことにした。
もちろん、それがどこにあるのかは分からない。
そもそも手にはいるかどうかも分からない。

戦刃「それでも見に行く価値はあると思うよ」

「………そうだな」

戦刃「どこにあるのかは分かんないけど……絶対この学園にあるはずなんだ」

戦刃「だからみんなで探そう?」

「おう」

石丸「しかしそれは盗難ではないかね」

さて、そこに物言いをつけてくるのがイインチョだ。
言いたいことは分かるが、今回も黙っていていただきたい。

江ノ島「石丸ぅ、アンタ人命と自分の身、どっちが大事なのよ?透明マントとやらがあれば、かなり楽よ?」

戦刃「………そうだね、本が正しければ、姿は完全に見えなくなるはずだし」

石丸「ぐむむっ………!」

朝日奈「それじゃ、さっそく探してみよう!」

大神「そうだな」


と言うわけで全員で校内あちこち走り回ることになった。


734以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 22:50:59.922iK0PuXAO (1/1)

日本の魔法界じゃインスタント煙幕売ってないのかな


735 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:53:30.62MV2RbGwzo (6/10)

朝日奈「ないっ!」


数時間走り回ったが、それらしきものは全く見つからない。

石丸「これも神の思し召しとやらなのかもしれないな」

葉隠「あり、カミサマとか信じるタイプだったっけ?石丸っち」

石丸「いいや、信じていない。だがこうも見つからないとなると信じるほかないのかもな、と」

霧切「確かにそうね………それらしい場所は全部見たし」

大神「教員棟も探したのか」

霧切「幻影術を使って騙し騙しでね」

「後から怒られそうだな」

霧切「いいのよ、ばれなければ」


しかし、こうも全員で探して見つからないなら、透明マントとやらは存在しないのかもしれない。
伝説レベルのアイテムなんだし。

そもそも伝説だったんだ。
本当に存在する訳じゃなかったんだ。

そう思うしかないよな………。



不二咲「みんな!あったよ!透明マント!」


「へ?」

葉隠「ありゃ?」

霧切「………!?」


736 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 22:57:50.51MV2RbGwzo (7/10)

不二咲「うん、あっさり見つかったよ」

霧切「………ど、どこにあったの!?」

不二咲「ええっと、確か教室棟の4階の一番奥だったかな」

霧切「………」

「すげーな、でもそこって普段入んないとこじゃね?」

朝日奈「あ、だからこそそこにあったんだよ多分!」

霧切「………」

大和田「さすがだぜ、不二咲」

石丸「ぐぬっ!君がそんなまねをするとは……だが、今回は不問にしておこう、仕方がない」

不二咲「えへへぇ…」

「ほんとサンキューな、不二咲」

江ノ島「ふーん………」

霧切「………」

「………どした?2人とも」

霧切「いいえ、なんでもないわ」

江ノ島「アタシは噂の透明マントがこの目で拝めたからラッキーって思ってるだけよ」

戦刃「それにしてもよく見つけたよねぇ」

「んじゃ当日はこれ被ってサーペントに乗り込んだ方がいいか?」

霧切「………そうね。でもまず作戦を決めないと………乗り込むのは日曜日にしましょう」





737 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 23:02:01.91MV2RbGwzo (8/10)



来る土曜日。

フルメンバーがそろっていた。


霧切「………それじゃあ、作戦を決めるわよ」

「作戦ったってどうすんだ?」

苗木「全員で乗り込めるわけじゃないし……」

霧切「だから作戦を決めるのよ。」

葉隠「んあ、どんな感じで?」

霧切「たとえば乗り込む方法、誰が行くのか、どうするべきなのか」

霧切「無理はしない、それだけをまず考えるべきとは思うけど」

「本拠地に乗り込むんだ。怪我しねーようにするのが一番だろうな」

大神「だが不用意に動けば攻撃される可能性もあるか」

不二咲「せっかく透明マント見つかったのにね」

「うーん………」




作戦

1→自分が囮になって誰かを透明にしてつれてく
2→誰かが囮となって潜入する
3→全員で乗り込んでぶちのめす
4→もっと別な案(具体的であればあるほどよい)
5→誰かを物とか動物にしてつれてくとか?
6→いっそ七村を焚きつける?

>>740


738以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:07:18.30yqncDoB1O (2/2)

2


739以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:08:31.796ICxpKlmo (8/9)

2葉隠を囮にして(葉隠のバックアップにさくらちゃん)その隙に桑田・霧切・残姉で潜入


740以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:11:43.62TYfXRF/co (2/2)

4その前に透明マントの性能について


741 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 23:26:59.11MV2RbGwzo (9/10)

>>739
葉隠は切り捨てるもの
>>740


「あのー………」

霧切「どうしたの?」

「そもそもよ、聞いてもいいか?」

不二咲「どうしたの?」

「その、透明マントって……」

朝日奈「あ、性能?」

葉隠「んー………本に書いてあるんが合ってんのか見てみるか?」


本に書いてあること?
見せてもらうと、そこには色々と書いてある。
んーと………。


霧切「姿を確実に隠すことが可能なのね」

大神「だが、足音や匂いを隠すことは不可能、と」

葉隠「つまり完全には隠れきれないってことか」

「少しでも疑われるようなことしちまったらアウトじゃねーか………」

霧切「陰形、見た目から見つかることは絶対にないみたいよ」

「つか、それで見つからないのはいいけど、そこにそいつが居るのは変わりないんだよな」

つまり触られてもアウト。


742 ◆z.6vDABEMI2015/08/01(土) 23:33:23.36MV2RbGwzo (10/10)

「………それ以外にアウトなことは?」

霧切「触ったら分かるのはともかく、ね」

霧切「塗れてもアウト、マントが取られてもアウト」

朝日奈「もしかしたら透明化を解除する魔法があるかもしれないし」

「んだよな?」

葉隠「あとはなにがアウトだろうな」

大和田「燃やされるとか」

「当たり前すぎるわ」

大神「気の力でひっくり返されるとか」

「いやそれは」

戦刃「撃たれる」

「は!?」




物騒すぎるわ………
作戦

1→自分が囮になって誰かを透明にしてつれてく
2→誰かが囮となって潜入する
3→全員で乗り込んでぶちのめす
4→もっと別な案(具体的であればあるほどよい)
5→誰かを物とか動物にしてつれてくとか?
6→いっそ七村を焚きつける?

>>745


743以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:42:57.406ICxpKlmo (9/9)

kskst


744以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:43:33.907bd0CCOoo (3/3)

>>739


745以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/01(土) 23:55:38.17TwWkm5ukO (1/1)

>>739


746以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 00:03:05.44D/8/YnX2O (1/1)

悪くないコンマ


747 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 00:15:46.71rege8GDSo (1/10)

>>745
葉隠は切り捨てるもの


「はーい、じゃこれで」

囮→葉隠

葉隠「いやです」

「ダメです」

援護→大神

大神「………ふむ」

「オメーらがやいやいやってる間にオレ・霧切と戦刃で乗り込む」

葉隠「完全囮じゃねーか!死にたくなーい!」

大神「そうならぬ為に我もともに行くのだろう?」

「で、オメーらが囮になってる間にオレら行くから、透明マントで」

葉隠「どこに!誰と!」

大神「まあそう怒るな」

霧切「100%大丈夫とはいえない。でもそれしかないかもしれないわね」

霧切「怪我せず誰もが無事なんて………もしかしたら無理なのかもしれないし」

葉隠「ええー………」

「まあ、オメーなら大丈夫だろう、多分」

葉隠「たぶんて」




748 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 00:22:40.26rege8GDSo (2/10)



そして来る日曜日。


葉隠「………」

大神「………」


バー【サーペント】前。
戦刃が事前に調べた時間帯にオレ達は来ていた。
確実に、今の時間なら闇の魔術師はいる。
ひいてはそこから禁忌の者へと繋がれるかもしれない。

と言うわけで2人には囮になってもらうことにした。

葉隠とオーガは、禁忌の者の崇拝者と言う設定。
そんで2人には、これから闇の魔術師になりたがっている振りをしてもらう。
闇の魔術師になるためにはなにかしらの合図とか色々あるらしいが、それらはすでに霧切と戦刃で解析済みだ。

サーペントからおそらく、本拠地へと移動するだろう。
だからそれを、オレらは透明マント被って追っかける。
ヤバそうになったら離脱。
それで万事オッケー。

葉隠「………うう」

大神「お主にしか出来ぬ、腹をくくれ」

葉隠「………」

正直潜入捜査なんて、オレらが気付くくらいだからもっと上の立場の人間も気付いたり実行してるだろう。
でも、それじゃだめなんだ。
そう言うことじゃない。

葉隠「………行くか」

大神「ああ」


ギィッ


霧切(………私達も行きましょう)

(気付かれねーようにな)

透明マントとは言え、気取られたら終わりだ。
慎重にそこへと足を踏み入れた。


749 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 00:28:06.93rege8GDSo (3/10)

バーはかなり広い。そしてなにより暗い。
カウンターでは髭のおっさんがシェイクしている。
なんだあれ。
グラスが大量に並べてあり、壁に魔法神のようなものがあしらってある。

霧切(桑田君、あちこち見るのもいいけど、進むわよ)

(分かってる)

そんで室内はうるさい。
なんかドンツクドンツク鳴ってる。

葉隠「………ふぅ」

緊張感が見てるこっちに伝わってどうする。

ほどなくして、葉隠とオーガがカウンターに座った。
なるほど、そこに座るのも合図の一つらしい。

………ちなみにだけど、ふたりともそれらしく変装はさせてある。
普段の格好じゃ歩かせらんねーし。
さらに言えば葉隠は髪を結っている。
ああしてみると随分大人びて見えるな。


おっさん「ドリンクは?」

葉隠「ドライマティーニを」

おっさん「そっちは」

大神「不要だ、水で良い」

おっさん「………何かつまみは?」

葉隠「ああ、ピクルスとナッツ。オメー食う?」

大神「では同じ物をいただこうか」

当たり障りのない会話。
これにも意味がある………んだよな?


750 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 00:33:53.19rege8GDSo (4/10)

すぐに飲み物とつまみが一緒に出てきた。

葉隠「んじゃ乾杯、と」

大神「ああ」

ちんっ

おっさん「………」

葉隠「なあなあ、マスター。聞いてもいいか?」

おっさん「なんだ」

いよいよ核心か?

葉隠「【洗濯物が白くなってしまって】な。色の戻し方を知りたいんだけども」

おっさん「………【染め材】は?」

葉隠「ほれ」

大神「うむ」

ことん。
それがなんなのかオレには分からんかった。
つーか見えねー………。

大神「………」

おっさん「………これじゃあ染まらないな」

葉隠「………」

ん?ミスったのか?

葉隠「まあまあそう言わず教えてくれって」

おっさん「無理だな。これじゃ、………」

葉隠「な?」


瞬間、何か寒気がした。
思いがけずとぎれる会話。不自然だ。
オレからは、カウンター越ににらみ合うおっさんと葉隠しか見え………


霧切(………そう、彼だったの)

(あ?)

霧切(いいえ、こちらの話。)

戦刃(あ、悪い意味じゃないよ。珍しい魔法使う人って話だから)

(………)


おっさん「………それをどこで」

葉隠「ん?生まれつきだよ」

大神「なんと………真か?」

葉隠「信じろって言ったろ?あの時」

大神「むう………」

おっさん「………」

意味深な会話は続く。


751 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 00:39:39.37rege8GDSo (5/10)

おっさん「………分かった。」

数分後おっさんは言った。


おっさん「これからその手の奴が来る。ちょうど5分ほど後だ。そいつに話を聞けばいい」

おっさん「そいつが来たらオレから紹介しよう」

葉隠「お、助かる……よ。ありがとう」

オメー今、だべ口調ごまかしたろ。

おっさん「あんたもか?」

大神「いや、私は彼の護衛だ。ご覧の通り、な」

おっさん「………ほう」

大神「金で雇われた訳ではない、昔からともにいる。他に質問は?」

おっさん「志は同じというわけか」

大神「そうなるな」

葉隠「あとはゆっくり飲みながら待つか。な?」

大神「ああ」


おっさんはそれに頷いてゆっくり下がった。


霧切(ひとまず第一段階はクリアね)

(正直冷や汗モンだけどな)

霧切(大丈夫、ふたりには偽のプロフィールも覚えてもらっているし、万一魔法で何か聞き出されそうになっても大丈夫なようにプロテクトもある)

霧切(なによりさっきのが本当なら………)

(………なんなんだよさっきっから………)

戦刃(……とにかく今は待ちってことだね?)

霧切(そうね。今は私達はバレないことを祈るだけ)


それから何事もなく時間は立っていく。
よし、後はこれで葉隠達が闇の魔術師と合流出来れば………!




直下、判定
続きは次回。お疲れさまです


752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 00:40:25.794ewurlkX0 (1/2)

おつ


753以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 00:41:23.04eGA5x++Qo (1/1)

判定はよさげ



754以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 00:42:38.81GWDQOu8K0 (1/1)

お疲れ様!


755以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 00:42:50.83+A1Ukweko (1/2)


葉隠占い以外にも魔法使えるっぽい感じか


756以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 04:14:53.56wQA/6Ky30 (1/1)

魂魄系とか言ってたしな


757 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 22:29:31.60rege8GDSo (6/10)

ドロップ2倍なんて言葉はもう信じません(憤慨)
やるよ。


758 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 22:37:11.89rege8GDSo (7/10)

>>752
はい、9




数分の沈黙。
ああ、もう。何も起こんねーのが恐ろしかった。
オレらは黙っている。
葉隠も大神と不用意に会話せず、マティーニを口にしている。

バーだから酒のひとつでもたしまねーと勘ぐられるんだろうか。
それとも?


そこに遅れて、ふと、突然黒い男が現れた。


からんっ


おっさん「ああ、やあ、来たか【同士】」

??「待たせた」

葉隠(………、)

大神(………)

??「済まないな、用件が残っていた」

(あれが………)

霧切(闇の魔術師………)


黒いローブの奥側は伺いしれない。
とりあえず男だと言う事だけはわかった。
声が低い。

男「オレももらおうか、マティーニ」

おっさん「ああ、そうだ【ヒリュウ】」

男「………?」

おっさん「この2人が、お前の【染め物に興味がある】らしい」

葉隠「どうも」

男「………ふむ?」

おっさん「………」

なにやらおっさんが、ヒリュウと呼ばれた男とゴニョゴニョやっている。聞き取れない。

ヒリュウ「………それは本当か?」

おっさん「間違いない」

ヒリュウ「………」


759 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 22:42:22.96rege8GDSo (8/10)

葉隠「………」

ヒリュウ「そこの2人だな?マティーニはどうだ」

葉隠「美味しくいただいてる。ピクルスとの相性がいいな」

大神「………」

ヒリュウ「酒の味が分かる奴は嫌いじゃない」

葉隠「そりゃあどうも」


そんな会話を眺める、透明なオレ達。

(………あれ上手く行ってんだよな?)

戦刃(そのはず。特にあの男は酒が好きだから)

(ま、今考えればこの作戦も成功してたってこったな)


再び数分、なにも起こらない。
ヒリュウと葉隠の当たり障りのない会話がしばらく続いた。

焦らしてくれるじゃねーか。
額に汗が垂れる。


ヒリュウ「はは、話の分かる奴でよかった」

しばらくしてヒリュウがそう言って笑った。

葉隠「?」

ヒリュウ「いいや、こちらの話だ。お前達になら見せてやる事が出来るだろうな」

ヒリュウ「オレ達の【工房を】」

(いよいよ核心か………?)

霧切(………そうね)

葉隠「工房ねぇ、んなもんどこにあるんだ?」

ヒリュウ「そう焦るな。今連れて行く」

ヒリュウ「魔法で移動されると追跡されやすいからな、徒歩だ」

大神「あい分かった」

葉隠「マジで?」

大神「お前はすぐそうして面倒を避けたがる」

葉隠「うう………」

ヒリュウ「はは、そう離れてはない。安心しろ」




直下展開判定


760以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 22:43:23.473GlvNFqbo (1/1)

こっちへ


761 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 22:49:53.70rege8GDSo (9/10)

>>760




マティーニを吸い込むように飲み終わる男ふたり。
その傍らにはオーガの姿がある。
ふたりはおもむろに立ち上がり、そんでカウンターから離れた。

ヒリュウ「そう慌てるな、若いの。」

葉隠「はは、スイマセン……」

おいおい、早くも移動かよ。
これ上手く行っちゃったら、もしかして、もしかするかも……。

霧切(行くわよ)

(ああ、周りに気をつけて進む)

するする、とオレらもまた色々な場所に気をつけながら前方へと歩んだ。
足音は最大限殺しながら、それでいて速度を殺さぬよう。

ここで葉隠とオーガを見失うようじゃ最悪だ。

だから最後までちゃんと見守らないとならない。


ヒリュウ「さてと、若いの。お前等がなぜ我らと同じ志を持ったか……そんな事は聞かない」

ヒリュウ「ただしひとつだけ問う。お前等、【禁忌の者】と呼ばれし【我らが覇王様】に忠誠を従う覚悟はあるか」

葉隠「………ある。なければこんな危険を冒してまでここには来ないだろう?」

ヒリュウ「確かにそうか………そうだな、ははは」


気付けばヒリュウと言う男、凄まじいオーラを放っていた。
遠巻きに見ても、あれは力のある人間だと言うことが分かる………!


762 ◆z.6vDABEMI2015/08/02(日) 22:55:24.28rege8GDSo (10/10)

戦刃(このまま進んでったらどうなるのかな)

霧切(もしかしたら2人とも、紋様を刻まれるところまで行くかもしれない)

霧切(そうなる前に離脱するように2人には言ってある)

(でなきゃ意味ねーもんな)

霧切(………ええ、意味がない。この潜入の)


入り組んだ路地裏を男達は歩いていた。
誰にも見つからないように、どんどんと奥へ歩いていく。

くそ、ちょっとでも気ぃ抜いたら置いてかれる。

こつこつ進んでいくヒリュウ。
そしてそれに遅れないようにする、葉隠とオーガ。
今のところはオレらもバレてないし、葉隠達も疑われていないようだ。


ヒリュウ「ところで、闇の魔法にはいつ興味を?」

葉隠「家系がその手の血を継いでてな」

ヒリュウ「なるほど」

大神「そして私はそれを諫めるための存在」

ヒリュウ「ほう、なるほど」

大神「彼の意見は私の意見でもある」

何事か喋りながら歩いているが、
だんだん距離が離れ始めてしまった。
会話が聞き取れない……。




1→リスク承知で近づく
2→一旦その場に待機
3→尾行優先にする
4→そのた

>>765

まさかの眠いなので短いけど寝ます、おやす


763以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 22:57:58.93+Rz7VO9ko (1/1)





764以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 22:58:29.42agHevjnIo (1/1)


乙乙


765以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 22:59:04.48+A1Ukweko (2/2)

4霧切に相手の声を聞き取りやすくする魔法とか道具とか使えない?と訊いてみる


おやすみ
葉隠が普通に有能だ


766以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 22:59:05.684ewurlkX0 (2/2)




767以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/02(日) 23:04:43.13vEAes2tro (1/1)


ここまで高コンマの連続で嬉しいけど
大事な場面でファンブるのがダベミ産桑田なんだよね


768 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:04:16.62R537Z0d4o (1/23)

にょわー。


769 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:16:18.52R537Z0d4o (2/23)

>>765
霧切も葉隠も有能。はっきりわかんだね


(霧切、霧切!)

霧切(考えてるわ)

(……あいつらが話してる内容、聞き取れねーんか)

霧切(……)

戦刃(魔法とか使ったらバレないの?)

霧切(可能性は高い……)

霧切(だから……これよ。彼らの声を拾う虫型マイク)

そ、と霧切がマントの隙間から虫を放った。
そこから飛び立ったのが、それだ。


ぶん、と羽音をたてながらそいつは飛んでいく……。





770 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:22:38.72R537Z0d4o (3/23)

霧切(……声、聞こえるはずよ)

虫が拾い上げる音が聞こえる専用耳栓を片耳にしてオレ達はさらに進む。
前方の彼らはまだまだ進んでいく……。

少しずつ声が聞こえてくる……。


ヒリュウ「……絶えた血統じゃないのか、お前の血筋は」

葉隠「ああ、まあな。表向きは」

ヒリュウ「闇の一族と言うわけか?」

葉隠「そう思ってもらっても」

ヒリュウ「面白い事を言う」

大神「彼もそんなつもりはない。呪われた血筋だからな」

ヒリュウ「確かに、さっきのが事実なら呪われててもおかしくはないか」

葉隠「ちょ、ヒドいな」

大神「悪気はない」


ふたりとも落ち着いて演技が出来ているらしい。

しかししばらく森を進んでいった頃、
不意に───いやな予感がした。
なにがとか、どうしてとか、そう言うのはないんだけど……すごく、いやな予感が……。




直下
7以上でなんとか回避して最後まで安全にこなせる、かな?


771以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 20:24:34.39RR5HZrBbo (1/5)




772 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:25:58.83R537Z0d4o (4/23)

いやー危なかった。死ぬかもしれないポジションが救われました。ありがとうコンマ神、後から戦闘苦戦したくないですコンマ神。


773以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 20:32:44.64yXO2z6VTo (1/1)

コンマ神はきわめて安全に今回の任務を終わらせたかったようだ


774 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:33:34.33R537Z0d4o (5/23)





背中に駆け上がる感覚。
それがオレの体を痺れさせる。

ふとアイツらは、森の奥地で止まった。
同じく、オレ達もまた足が止まった。
声だけがこちらに飛んでくる。


ヒリュウ「さて、このあたりでまずはお前達の忠誠心でも試させてもらおう」

霧切(……!)

大神「そう易々とは連れて行ってもらえぬか」

ヒリュウ「まぁな。さて……酒は旨かったか?」

葉隠「ん?ああ、まぁな」

ヒリュウ「そうか、ならいい。アレにはひとつ細工がしてある」

戦刃(……細工?)

霧切(いったいなにが……?)

ヒリュウ「ああ、【覇王様の血】を混ぜてある」

葉隠(……)

霧切(……なるほど)

(は!?はぁ!?そんなもん飲んだのか!?)

ヒリュウ「それを拒絶しないとは、本当にその血筋の者か、お前。それとも元からこちら側か?」

大神(───葉隠、どうなってる)

葉隠(………)

葉隠(なーんも分からん………)汗だらだらだら

ヒリュウ「それで、だ。お前……己の腕を差し出せるか?俺達に」

霧切(………来た)

(え?)


775 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:40:15.59R537Z0d4o (6/23)

ヒリュウ「俺達の仲間に入ると言うこと。その証にするために、」

ぼうっ

ヒリュウ「この紋様、体に刻みつけてもらう」

葉隠(………!)

大神(………思いの外早い)

ヒリュウ「出来るだろう?お前達」

葉隠「あ、えー……それをすると」

ヒリュウ「腕は我らが覇王様の意志に完全に従う。殺せと言うなら殺す」

(腕だけ乗っ取られるって事か?)

葉隠「待て」

ヒリュウ「………?」

葉隠「俺は今希望ヶ峰学園に潜入している……それを不用意に刻んで、すぐに見つかれば意味がないだろ?」

ヒリュウ「なるほど?確かにな、最近あの学園には【敵】がいると聞いた」

大神「なに?」

ヒリュウ「俺達の事を知っている者、あるいは俺達をつぶそうとしている者が居ると聞いた。数名は顔も割れている」

ヒリュウ「………」

大神「………」

葉隠「………」

ヒリュウ「いいこと思いついた」

ヒリュウ「そいつらのうち誰かひとりを殺し、杖を持ってくれば認めてやろう」

葉隠「!」
大神「!!」

ヒリュウ「それでどうだ?紋様を刻まずに仲間に入れる」

ヒリュウ「紋様を刻むのを拒む奴は、潜り込もうとしているか、あるいは……嘘をついているやつだからな」

霧切(………)

(読まれてる?いや………)


776 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:47:05.92R537Z0d4o (7/23)

ヒリュウ「ああ、特にこいつは……殺すなよ?捕まえろ。【特別だ】」

葉隠「ん?こいつは………」

葉隠「………?………!」

ヒリュウ「見覚えが?」

葉隠「だが、こいつは………外界から」

ヒリュウ「それが本当だと思ってるのか?」

葉隠「!」

ヒリュウ「そいつは【人工生命体】ってやつだ。とある学者が【賢者の石】を埋め込んで逃がしたらしくてな」

葉隠「………う………」

大神「………」

ヒリュウ「まぁ、いい。そいつの背中には小さな傷のような痕があるはずだ。それが証拠になる」

霧切(………なんの、はなし………)

ヒリュウ「おかしいな、こんなに離れているはずなんだが………」

ヒリュウ「どこかからそいつの魔力が漏れてるらしいな?それとも」





ヒリュウ「このすぐそばにいるのか?」





(……!!!)

葉隠「あー、ま、待った待った!」

ヒリュウ「?」

葉隠「それはあー……俺の残留的な魔力がー……」


777 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:50:47.19R537Z0d4o (8/23)

何の話を………している………?
人工生命体………?賢者の……石……?

葉隠がなんか写真見せられてる………。


ヒリュウ「まぁいい、とりあえず今回はそれで終わりにしておこう、」

ヒリュウ「次に【サーペント】で会う時は、生徒の誰かを殺して贄として持ってきた時だな」

葉隠「………」汗だらだらだら

大神「………」

ヒリュウ「分かったな?」

葉隠「………お、おう………」

ヒリュウ「それが理解できたなら今日は帰れ。まっすぐ進めば元の道に戻る」

それだけ言うとヒリュウはくるりと背を向け、そのまま森の奥に消えていった。
オレ達はそれを追いかける事は出来ず、その場に釘付けにされていた。


理解できないことがいくつか増えて───



戦刃(………ねぇ、今の話って)

(………)

霧切(まさかそんな………ね?)


理解したくないことも、増えた。





778 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:52:46.48R537Z0d4o (9/23)



【魔法野球少年】桑田怜恩

現在【9月3週】

ステータス
体調   2
魔力   9(Next500)
耐久   6(Next130)
敏速   6(Next130)
魅力   8(Next350)

悪墜ち度 6


友達一覧
苗木→クィディッチ頑張れよ
不二咲→頭が上がらない
葉隠→オメー……なに隠してる?
大和田→オメーは強いよ
石丸→イインチョ!
山田→最近会ってないな
十神→バタフライメガネ

朝日奈→相変わらずかわいい
大神→オーガ△
腐川→……臭いの?
舞園→好きな事をやるよ
セレス→水アレルギー?
霧切→なぁ、あの話って
戦刃→カブトムシ食うなよ……
江ノ島→天才怖い
花音→オレはオメーを……

使える魔法
【変火球】→燃える球
【公識球】→球ではないものを球にする
【鋼速球】→鋼のように硬い球

【氷点】 →氷の魔法。当たると凍る

※練習中
【ブレ球】→増える魔球
【戻り球】→手元に戻ってくる
【閃光球】→桑田フラッシュ




9月予定
  日 月 火 水 木 金 土 
  1 2  3  4 5  6 7
  8 9 10 11 12 13 14
 15 16 17 18 19 20 21←3週目
 22 23 24 25 26 27 28
 29 30




779 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 20:57:10.67R537Z0d4o (10/23)



日曜の、夜。
オレ達は集合していた。

重苦しい雰囲気が室内を覆っている。


葉隠と大神はとにかく暗い顔をしていた。
それになんか具合悪そうだし、こっちみて困った顔をしている。
あるいは霧切も何かずっと考え事をしていて、たまにぶつぶつ言いながらオレをみる。

事情を知らない闇の(略)本部陣は疑問符を浮かべながらオレらを見ていた。


「………はぁ………」

苗木「とにかく成果があった、んだよね?」

戦刃「あったようななかったような」

大和田「そりゃどういう意味だ?」

「………」

葉隠「………」

霧切「どこから………話すべき、かしらね」




なに聞こう?

1→なんでアイツ等にオレらがバレてんの?
2→あの時、葉隠はなにしたの?
3→ヒリュウに言われた事、どうすんだよ
4→人工生命がどうこうってなによ
5→そのた

>>782


780以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 20:58:57.23RR5HZrBbo (2/5)




781以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:00:25.13uBq4sxjCo (1/5)

4


782以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:03:13.19Unjgpy0DO (1/1)

4


783以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:07:30.68glm9FuUQo (1/4)

【閃光球】はもう練習中じゃないはず


784 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 21:14:44.92R537Z0d4o (11/23)

>>783
マチガエタ
>>782

「あー……とりあえず聞いていい?」

霧切「……なに?」

「その………あはは、人工生命がどうこうって………なにアレ、どゆこと……?」

葉隠「いやそのままの意味だろ」

「………は?」

大神「人工生命体。つまり作られた存在」

「えー………あはは、はは、は……」

不二咲「そんなの………ありえるの?」

霧切「分からない。けど……ない事はないと思う………」

戦刃「………」

石丸「確かに、錬金術やその世界の者であれば、もしかしたら生命を生み出すことが可能かもしれないが……」

「つか、それって、さぁ」

霧切「賢者の石」

大神「………」

霧切「………もう言ってくれていいんじゃないかしら?葉隠君、あの時見たのは誰の写真だったのか」

葉隠「………」

「あー、あ、待った、待った!なな、オレ当てる当てる、誰の写真だったか当てたい!」

戦刃「ち、ちょっ……」

「いや、だって、オメーらも気になるだろ?だって、そんな……さぁ、なぁ……?」




怪しい人を指名しろ!
↓2とかで


785以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:16:07.76RR5HZrBbo (3/5)

桑田怜恩


786以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:18:36.62xpwRE0AKo (1/1)

戦刃!おめーだろ!
からの自分指差し


787以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:18:46.13ZQgOLosW0 (1/1)




788 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 21:24:06.16R537Z0d4o (12/23)

>>786


一瞬で会場はカーニバルからお通夜状態だ。


「………、………あ、わ、わかっ、た!あれだろ?オメーだろ戦刃!」

戦刃「ちょっ」

「だってオメー怪しいもんな、普段魔法使ってねーし、それに、えーと………」

「あ……あー!そうだよな!オメーは………オメー、は……ほらなんか怪しすぎる!そもそも戦刃って名前が……」

江ノ島「………もういいよ」

「……、いや、まっ……てくれよ、ちょっと」

霧切「ふぅ……」

大和田「おいおい、おい……まさか」

「まだだろ………早すぎるって、そんなの、覚悟出来てねーもん……」

不二咲「………そんなのって」

「なぁ………嘘だって言えや葉隠」



「オレが………」


「【桑田怜恩が人工生命体だ】とか………」


「そう言うクソツマンネーこと言うつもりなんだろ……」



葉隠「………」

大神「………」


「……いやいやいやいや、勘弁してくれっ、て……」


789 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 21:26:51.96R537Z0d4o (13/23)

霧切「それなら、確かめなさい」

がたん、と霧切が立つ。
オレの視界はくらくらしてきている。

嘘だろ、そんなのありかよ。

じゃあ、なんだ?
今までのオレの記憶は全部───

オレが今まで歩んだ人生、その全部が───




うそ、だったのか?





霧切「確かそれには、【背中に痕がある】のよね?」

「待て、待って………くれ」

葉隠「だな。そういやオメーの背中は見たことない」

「ちょい待てって!オレはまだ!」

大神「覗くぞ、桑田」

「オレは人間なんだよォォォォォォッ!!」






????判定直下
数字低いと………?


790以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:28:32.584+ouMEXgo (1/3)

違うんだよお


791以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:28:42.04wECq3uCzO (1/1)




792以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:29:57.78glm9FuUQo (2/4)

どうなんだろう本当に違ってそう


793 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 21:45:01.90R537Z0d4o (14/23)








オレは、オレは人間だ!
オレは桑田怜恩………ただ野球やりたかっただけのただのガキなんだ!



だからそんなオレが、つくりもの、だなん……て……




そんな話が───











葉隠「………決まりだな」

霧切「ええ、そうね」


やめろ………止めろッ!


大和田「……まじかよ」


違う……オレは……!!




794 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 21:51:44.24R537Z0d4o (15/23)









霧切「貴方じゃないわ、桑田君」

「オレは人間、………、………は?」

葉隠「うん、だから言ったろ。オメーは人間」

「………」



はあああああああ!!!?


葉隠の奴はいたずらっぽく笑った。


葉隠「あっはっは、すまねーすまねー。オメーがビビるとこ見たかっただけなんだよ」

「おめっ………オメー!!いつか殺す!!」

葉隠「ははは、そう怒るなって」

大和田「あ、なんだこりゃ………?」

戦刃「え?じゃあ、桑田君の中に眠ってる何かって………賢者の石じゃないって事……?」

葉隠「って事んなるな。何かは分からんけど」

「はは、は………ビビって損した………」

へなへなと床にへたりこんだ。
ああ、びっくりして汗かきすぎた。
全身の力が抜ける。

ん?じゃ、オレの中にいるアレは………なんなんだ?

疑問はまだ抜けない。



葉隠「さて───」

と、葉隠は突然マジメな顔をする。

葉隠「そろそろ答え合わせと行こうか?なぁ、おい」

葉隠「オメーはもう分かるだろ、桑田っち?」

葉隠「外界から来てて、今までの略歴が謎で………俺らの知ってる人物」

葉隠「そいつが誰か………もう、分かってるだろ?」




1→怪しい人を指名する
2→よく分かんないんだけど
3→名乗り出るのを待つ
4→お前か?
5→そのた

>>797


795以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:52:50.34l0YGmSQqo (1/2)

4お前だろ葉隠


796以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:57:00.71nyKbEoW0o (1/3)

はっはっは
真面目に2


797以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 21:59:42.46uBq4sxjCo (2/5)

自信薄だけど1花音


798以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:03:21.13sd1FR5/R0 (1/3)

まあ何時の間にか紛れ込んで知らずに馴染んでるからなあ、普通に考えりゃ怪しい


799 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:06:30.28R537Z0d4o (16/23)

>>797


「そんなやつ───」


いるわけない


と、言い掛けて。
ひとつ、思い出した事があった。

あれ、そう言えばアイツはいつからここに居たっけ?

アイツはどうしてここに来れたんだっけ?

アイツは、いやでも、そんな、オレの記憶が作られてる?


バカな、

アイツは───


「まさか」

葉隠「………」









「花音、なのか」










800以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:07:28.74nyKbEoW0o (2/3)

絶望少女やってないからなんかもうそういうキャラなのかと


801 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:10:17.92R537Z0d4o (17/23)

葉隠「そうならどれだけいいことか」

「?! ち、違うのか!?」

ちょっとだけホッとする。

葉隠「………オメーはよくよく知ってるじゃねーか。だって」






友達、なんだろ。






「───」

石丸「待て、」

戦刃「え?でもさ」

不二咲「そ、そんなわけ」

霧切「………」

「………は?」


考えろ、考えろ………考えろ。








夏休み、友達に会った時の事を思い出せ。



どうして、聞かれなかった。


802 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:12:28.80R537Z0d4o (18/23)
















もし、本当にオレと【友達】なら、

他の友達と出会ったときに、

共にいないことを不審がられるはずだ。

なにも聞かれないなんてないはずだ。

親から一言も言及されないなんてないはずだ。

【同じ学校に行くくらいの友人なら】。






そう───













【苗木誠】と、友人なら。












「………まさ、か………」

苗木「そんなはず………」






ない、よね?


803以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:18:32.42Yn9RiID6o (1/1)

やっぱ苗木か。父親が魔法省だから違うかなとも思ったが


804以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:19:32.93sd1FR5/R0 (2/3)

初期高感度がマイフレンドは伏線だったか


805以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:19:47.20glm9FuUQo (3/4)

その「やっぱ」はずるいぜよ


806 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:21:10.41R537Z0d4o (19/23)

苗木「………嘘だ」

葉隠「残念だったな」

苗木「嘘だ、だってボクの父さんは」

葉隠「それはオメーの記憶がそうなってるから」

苗木「そうだ、母さんも」

葉隠「それはオメーがそう思わされてるから」

苗木「妹だって!妹、が………!」

葉隠「ほんとにオメーの妹か?血縁あんのか?」

苗木「……家族が……魔法省、の……」

葉隠「俺はオメーん事知らんかったし、田中っちも知らんかったろ」

苗木「桑田クン!」

「!」

苗木「ずっと、友達……だったよね、ずっと一緒に……」

「そ、そうだ……オレと苗木はマブダチだぜ!」

葉隠「具体的にいつから?出会いは?」

「それは───あれ?」

苗木「お、思い出して桑田クン!桑田クンが1人でボール投げてる時に……ボクが……」

葉隠「それは本当に?」

苗木「だっ………て………そんな………はず………」

「……あー、あ、そうだぞ!そもそも色々と辻褄が……あわない……」

葉隠「だからそれが事実なんだろ」


葉隠「あの写真はオメーだろ、苗木っち。随分変わったからぱっと見じゃ分からんかったけど」


苗木「……止めよう葉隠クン、エイプリルフールは終わったんだから」

葉隠「背中、見ていいよな」

苗木「………ッ!!」


ガタンッ!


苗木「………」

「………」

霧切「………」


沈黙。




1→背中、見せろ
2→今日は帰れ
3→とりあえず葉隠を殴る
4→じゃあオレの中のやつはなんなんだよ
5→そのた

>>809


807以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:22:34.03mnYIm+dJo (1/1)

4


808以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:23:30.74RR5HZrBbo (4/5)




809以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:24:11.22P4qHvBa10 (1/1)

苗木の背中を切りつける


810以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:24:55.77uBq4sxjCo (3/5)

あーそっちだったか……苗木にはきつい展開だな

安価下


811以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:25:10.41sd1FR5/R0 (3/3)

5 ちょい二人だけにさせてほしい、なんであろうとダチとしてケジメは付けたい


812以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:25:28.794+ouMEXgo (2/3)

ほーら傷ができてわかんなーい!
……何の解決にもなってない。クリティカルだけど


813以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:29:05.92l0YGmSQqo (2/2)

漢桑田、仲間のために背中を攻撃するもクリティカルヒット


814 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:32:39.68R537Z0d4o (20/23)

>>809


「おらああああ!!」

オレはなにを思ったのか。
不意に戦刃の持っていたナイフを盗んだ。

あ、と声が挙がる。

続けておもむろに苗木の背中を切りつけた。

さく、と柔肌を傷つける感触が、あった。

霧切「な、なにして………!」


「ほら、これで分かんねーだろ!な、苗木!!」

苗木「桑田クン」

「ほらほらほら!」

勢いのままに苗木の背中をさらに数回、さくさく。
血がでている気がしたが、錯乱したオレももうなにやってんだかよく分かんない。
ほら、これで傷もなくなって、わかんない。



苗木「もういいよ桑田クン」

「あ?」



夢中になっていたオレを制止したのが、苗木本人だった。
背中から割と多い量の出血がある。
が、それが次第に減り、背中の傷が塞がる───


苗木「いいんだ。今ので、分かっちゃったよ」


すっきりとした顔の苗木がオレに笑う。
その背中には、数字で77と書かれていた。


苗木「ボクは……ボクが、人工生命体……【ホムンクルス】だったんだ」


「………苗木」


815以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:34:33.534+ouMEXgo (3/3)

これは確かにクリティカル(致命的)発見ですわ……


816 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:37:43.25R537Z0d4o (21/23)

苗木「……そっか、ボク……」




葉隠「ま、だから何だって話だけどな」

苗木「え?」

葉隠「それでどうするかなんだ、大事なのは」

霧切「………そうね。貴方があのヒリュウとやらに見つかったらどうしよう、と言う話になるわ」

苗木「も、もうちょっと驚いてくれてもいいよね?ボクもまだ整理はついてないんだけど」

朝日奈「難しいことよくわかんないけど苗木は苗木じゃん」

石丸「人工生命体が校則違反とは言われていないしな」

霧切「私も真実が知りたかっただけよ。それだけ」

葉隠「オメーが作られてるからなんだ?それでなんか誰か傷つけたか?ちげーよな?」

「………オメーら」

大和田「まぁな。ちぃっと驚いたけど、結局オメーはオメーだろ」

「そ、それそれ!オレもそれ言いたかった!」

江ノ島「一杯食わされたわね、苗木」

苗木「みんな………受け入れてくれる、の?」

霧切「少なくとも敵じゃないし、私達が守るべき存在よ。それだけ」

霧切「なにも変わりないわ。いいでしょ?」

苗木「………ありがとう………」


涙を流す苗木。
オレらはそれを笑いながら見ているのだった。


………全員のリアクションがここまで薄いとは思わなかったけど………。


817 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:43:28.08R537Z0d4o (22/23)



火曜。


七村「さて───苗木君、体調はどうかな」

苗木「なかなかよくなってきました………す、すみません」

七村「いやいや。クィディッチに勝つためにはコンディションを整えることも大切だ。この一週間は休むといい」


苗木はこの月曜から、しばらくクィディッチの練習を休んでいる。
理由としては、まだ心の整理が追いついていないかららしい。

改めて自分の事を考え直したい───それが苗木の意志だった。

おそらく家族に聞いても無駄だろう。
苗木をそう思いこませるために、演技しているんだから。
だからこそ苗木は自分自身で、自分を理解する必要があった。


「………ああ言うの感動的っつーのか?」

山田「だが無意味だ」

「っせーな、ブーデー。なんだよ?」

山田「むふふふ……」


さて、疑問が残った。
オレの中にいるものはなんなのか、と言う話だ。
いったいそれがなんなのか、オレはまだ理解できていなかった。




9月3週前半
1→誰かと話す
2→野球あるのみ
3→魔法の練習
4→どこかにいく
5→そのた

>>820


818以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:44:27.43uBq4sxjCo (4/5)

1苗木


819 ◆z.6vDABEMI2015/08/03(月) 22:46:42.75R537Z0d4o (23/23)

限界ですのでねますです、すまんの。おやすー


820以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:47:07.82glm9FuUQo (4/4)


1苗木


821以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:47:59.52RR5HZrBbo (5/5)




822以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:49:55.59uBq4sxjCo (5/5)


ヘビーな展開だな


823以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/03(月) 22:50:03.44nyKbEoW0o (3/3)

おつつ


824 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:09:57.95tJ3ETaUMo (1/20)

……もしかして、やる?


825以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:12:35.52Q1TfREMho (1/1)

やる


826 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:17:53.13tJ3ETaUMo (2/20)

>>820


苗木「……」

「よ、」

苗木「あ、桑田クン……」

「何だ?まだそんな暗い顔してんのかよ」


放課後。
オレは苗木を呼び止める。
なんだかまだどうしようもなく、苗木は呆然としていた。
無理もねぇ。
突然、自分は作られた人間なんだ、なんて言われてそれをはいはいと受け入れられる人間はいないだろう。

自分が覚えている記憶の全部が、作り物だったなんて。


苗木「……正直、まだ割り切れてない」

「だろうけどよ」

苗木「うん……」

「けど、オメーがんな顔してっと、舞園ちゃんが心配すんだよ」

無理矢理元気を出させようとしていた。
待つとかそう言うのオレには向いてねーから。

苗木「確かに、そうかもね」

「だからちょっとは笑顔作れよ」

苗木「……うん、なるべくそうしてみる」


なんて、無理なのは知ってるけどさ。
でも、やっぱつらそうな顔見てて、オレもつらい。
なのに何もしてやれねー。
なんなんだよ、突然……。


827 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:22:35.71tJ3ETaUMo (3/20)

苗木「ボクが人工生命体、だなんて……」

「……」

苗木「……妹は、」

「あ?」

苗木「妹は普通の人間、なのかな」

「……あー、どうだろうな」

苗木「そうだと、いいなって」


徐々に冷たさを増している風が吹いている。
苗木の頬を撫でる。
オレの髪を、さらさらと、撫でる。
誰しもに優しく厳しく、平等に風は吹く。

苗木「……ねえ」

「ん?」

苗木「賢者の石はボクの中にある、んだよね」

苗木「じゃあ、桑田クンの中にいるものって、何なんだろう」

「さぁな」

ぶっきらぼうな回答しかできない。
マジで分からんからだ。

「ただ、そうマシなもんじゃねーだろうな」

溜息をつくほか、なかった。




9月3週後半
1→誰かと話す
2→野球あるのみ
3→魔法の練習
4→どこかにいく
5→そのた

なお、コンマが4以下だと……

>>830


828以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:24:43.10Jyzda6Ulo (1/5)

絆結びもしたいが野球して悪堕ち度下げたい
安価下


829以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:25:29.69VSvi6q3Qo (1/1)


大和田!やろうぜ!


830以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:25:56.92B9zoqAK/o (1/2)

>>829


831以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:26:50.04h8d7qHlRo (1/4)

潜入作戦が終わってからのこのコンマの体たらく


832 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:28:18.91tJ3ETaUMo (4/20)

この体たらく……絶望しました、みくにゃんのファンやめます……


833 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:32:04.01tJ3ETaUMo (5/20)

>>830
>>829


木曜。

七村彗星の嫌らしい笑顔と授業に耐えたオレは、大和田を誘った。


大和田「あ?野球?」

「一緒にやんねーか?」

大和田「……なんでだよ」

「いやか?」

大和田「だからなんでだって聞いて……っち」

「いいじゃねーか、暇だし」


押し問答だ。
とにかくその後なんやかんやで大和田を言いくるめたオレは、キャッチボールとしゃれ込む事にした。
大和田は多少はいやがっているものの、止めたいとまでは言わない。


ぱしん、と軽快な音がする。

グローブに収まるボール。
何とはない、平和な光景だ。


大和田「……悪くはねーな」

「だろ?かるーい運動がいいんだって」


1人でやるんならもっと本格的に投げ込みするけどな、と付け加える。
ブーデーですらすっ飛ぶボールになっちまうしなぁ……。


834 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:36:08.27tJ3ETaUMo (6/20)

しばらくキャッチボールを続けていると、不意に足音がした。
芝生を踏みしめるような音だ。


大和田「あ?」

「ん、どしたん?」


くるり、と振り返ると───


ローブの男「……」

(!?)


間違いない。
見覚えしかない。

こいつ───【ヒリュウ】だ。

こないだ葉隠とオーガに会ってる!
つか、どうやって入ってきた?
たしか、学園関係者以外は入れないはず……!


ヒリュウ「……そこの学生」

大和田「……あ?」

ヒリュウ「苗木誠を知らないか?言伝を、彼の親から頼まれてね」

大和田「苗木の?」

「……」


何を言ってる……?
つーか、なんだよ……なんでこんな……?

どうすればいいんだ……?

このままほっといたら苗木に会われる。
でもその前に葉隠やオーガが見つかる可能性もある。
つーかこいつ闇の魔術師だ、オレら死ぬ可能性もある。

ヒリュウ「どこにいるか、知らないか?」




1→「知らねーな」
2→「アンタ誰だ?」
3→「言うと思うのか?」
4→そのた

>>837


835以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:40:00.95ErAoOYZt0 (1/4)

2


836以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:40:11.06Jyzda6Ulo (2/5)

4
「パッと見で俺怪しい人ですって奴には例え知っていても教えねーよ。格好何とかしろよおっさん」


837以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:48:18.88iGUImzYDO (1/2)




838以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:50:07.93B9zoqAK/o (2/2)

3桁まで揃えた!


839以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 21:54:19.57ErAoOYZt0 (2/4)

よっしゃ888キタコレ!


840 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 21:55:32.71tJ3ETaUMo (7/20)

>>837
>>836

(……どうする)

大和田も面食らっている。
このかっこは間違いない、危ないやつのにおいがする。

「……はっ」

頭を回した結果、思った。
怯むな、臆するな。
ここでビビってるようじゃダメだ。オレらの覚悟はそんなもんじゃなかったはずだ。


「ぱっと見で「オレ怪しいです」ってやつには例え知ってても教えねーよ」

ヒリュウ「!」

「カッコどうにかしろよ、おっさん」

ヒリュウ「……」

大和田「……」

ぴりぴり、と漂ういやな空気。
こいつ、オレの事知ってんだろうか。
オレを執拗ににらんでいる。


ヒリュウ「……確かにそうかもしれないな。非礼を詫びよう」

思いの外、あっさりとそいつは謝った。
そしてフードの頭を持ち上げ、顔をこちらに見せてくる───


841 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:03:57.61tJ3ETaUMo (8/20)

普通の男だった。
つーか、フードの下でグラサンまでしていた。
意味不すぎる。


ヒリュウ「これで許してくれるか?」

「いいや、まだまだ。だってアンタが苗木の親父さんと知り合いって証拠がねぇし」

ヒリュウ「ふむ……言われれば確かにな」

「……」

こいつ、なんなんだ……?やけに素直だ。
それが余計不安になる……。

ヒリュウ「だがそれ以上は勘弁してくれないか」

「あ?」

ヒリュウ「俺にもやるべき事があってな、君たちに手出ししたいわけじゃない」

ヒリュウ「危害を加えたくないから、黙って案内してくれないか?」にこ

「……どういう意味だよ」

ヒリュウ「時にお前は【禁忌の者】を知っているか?」

大和田「あ?話が読め……」

ヒリュウ「その側近たる【闇の魔術師】達に、【賢者の石】があると言う情報がもたらされた」

ヒリュウ「それを核にしているのが苗木誠───【ホムンクルスだそうだ】が」

「は?」

ここは合わせる。
まるで知らなかったかのように大袈裟に驚く。

「ホムンクルス……?なんじゃそりゃあ……!?」

ヒリュウ「とぼけても無駄だ」

「」

ヒリュウ「なら……はっきり言おう。俺達は賢者の石を求めている」

ヒリュウ「案内してくれるならいい。だが、もし阻むならおそらくは……俺の仲間達が外に待機している。全員でこの学園に乗り込むぞ」

「言っていいんかよ……そう言う事」

ヒリュウ「問題ないさ」

苗木がホムンクルスってのがもうバレてる?
つか、それよか、まじぃんじゃねーの?
……今のは、黒幕に近づくヒントなんだろうけど、でも、それ以上に、ここしのがねーと……!



1→案内する
2→案内すると見せかけて嘘の部屋へ
3→戦う
4→逃げる
5→目くらまし
6→そのた

>>844


842以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:09:15.58h8d7qHlRo (2/4)

どうあがいてもピンチの予感
なんかこう、遠隔通信の手段持てばよかった


843以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:14:33.5440i+FNjn0 (1/1)

6 場所が分からないので手分けして探すことにし、男は大和田に任せて、
自分は探しに行くふりして学園長とかその辺に現状を伝えに行く。


844以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:14:36.20iGUImzYDO (2/2)

1


845 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:20:02.80tJ3ETaUMo (9/20)

>>844


大和田のどうすんだよ、と言う視線がこちらに飛んでくる。
オレだってどうすりゃいいか、もうコンフューズ。
このまんまではまずいけど、かといって素直に連れて行ってどうなることか……。


適当に嘘を教えて時間を稼ぐか?

だけど、それはたぶん苗木が一番いやがる。
失敗したら、みんな傷つくからだ。


「……わかっ、た」

ヒリュウ「!」

「連れてきゃいいんだろ……」

大和田「桑田!」

「苗木が一番いやがるだろ、嘘つくのは」

大和田「でもよォ」

「それに……こいつには多分嘘は通じない」

ヒリュウ「よく分かってるな」

「嘘付いてもバレるだけだ、ならどうする……事実を伝えるしかない」

ヒリュウ「話の分かるやつで安心したよ。」

「ただ、オレも苗木がどこにいるんかは知らねーからな」

ヒリュウ「それでもいいさ。案内しろ、校内を」

「……」


すまん、みんな……苗木。
オレは保身に走ってしまった。
でも、どうしようもなかった。

これは、オレの……そう、正当防衛……


846 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:24:44.55tJ3ETaUMo (10/20)









霧切「それは違うんじゃないかしら」





「!」

ヒリュウ「な、貴様どこから」

葉隠「ふへー……」もそもそ

江ノ島「隠れてるのも大変なもんね」もそもそ

大和田「……テメェ、そりゃ透明マントか!?」

霧切「ええ。そうよ?」

「」

葉隠「うん、オメーらに黒い陰が迫ってると見えたんで駆けつけた。」

霧切「そしてそれを見ていた。」

江ノ島「それだけですけど何か問題でも?」

ヒリュウ「君達は利口ではない方の学生……らしいな」

霧切「利口じゃないから何かしら」

ヒリュウ「学内には既にスパイも【覇王様】もいるのだが」

霧切「……誰が黒幕かなんて目星ついてるのよ、舐めないで」


互いに何手も先を読み合いながらの攻防。どちらが勝っているのかはオレには分からん。


ヒリュウ「……にしても残念だ、お前もそちらがわだったのか」

葉隠「ははは、悪ぃな。俺、演技は得意なもんで」

ヒリュウ「人殺しはしたくなかったんだが、しなきゃならんか」

江ノ島「やれるもんならやりなよ、人間」

ヒリュウ「……」


847以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:27:50.63NfMir3Dzo (1/4)

仲間たちがピンチにかけつけてくるのはやっぱりわくわくするな


848 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:29:01.10tJ3ETaUMo (11/20)

霧切「……桑田君」

「」!

霧切「今のは不問にしておいてあげるわ」

霧切「貴方は苗木君と合流して」

ヒリュウ「させるとでも?」

江ノ島「させるわよ。アンタはアタシ等が全力で止める」

ヒリュウ「ほう……?」

葉隠「分析と未来予知があれば楽勝だからな」

ヒリュウ「……舐められたもんだ、俺も」

霧切「とにかく急いで、桑田君」

「何でオレが」

霧切「説明してる時間がないの!」

大和田「……チッ!」

霧切「黒幕に見つかったら終わりよ、だから急いで!」

ヒリュウ「まぁいい……お前達を贄にして、全員で学園を襲うか」ごきごき


何の話を……つーか、黒幕って誰なんだよ!?


葉隠「そろそろ本気出すか?」

江ノ島「いいねぇ、インフレマンガのバトルみたいで絶望的」

ぼぅっ!

ヒリュウ「! この膨大な魔力……貴様等本当にただの人間か?」

霧切「さぁ、どうかしら?」




1→苗木探す
2→先にヒリュウ倒す
3→黒幕が誰か考える
4→そのた

>>851


849以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:30:24.48NfMir3Dzo (2/4)




850以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:31:13.61MxiWhxlCO (1/1)

1


851以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:33:26.30UECdF0dGO (1/1)

1


852以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:34:04.16Jyzda6Ulo (3/5)

コンマがガチで調子上げてきた


853以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:34:43.19NfMir3Dzo (3/4)

最近のコンマすげー


854 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:40:03.02tJ3ETaUMo (12/20)

>>851


「……すまん!恩に着る!」

霧切「問題ないわ」

葉隠「ここは任せろ」

江ノ島「じゃ、やろっか。」

ヒリュウ「舐められたものだな……闇の一角たる俺が……!」


すぐさま背を向けて走り始める。
そこにヒリュウが、杖を向けたらしい。
が、すぐさま、

ヒリュウ「っ、が!?」

江ノ島「遅い遅い。襲うならもっと早くしないと」

ヒリュウ「無言で……詠唱破棄だと、バカな!」

葉隠「こんなのもあるぞ?」

ぼぼぼぼぼ……

ヒリュウ「……ッ!?それは!」

江ノ島「まだまだ楽しもうぜ、人間!」


なんか背中から怖い声が次々と聞こえるんですけどー!?


大和田「とりあえず行くしかねーだろ。アイツ等はアイツ等で何とかするだろうしよ」


どっかんばっこんと何かの爆撃音のようなものを背にしてオレは大和田とともに走っていったのだった。





855以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:41:50.08NfMir3Dzo (4/4)

頼もしいな


856 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:44:06.75tJ3ETaUMo (13/20)




で、どこだ、苗木!
オレはオメーに言わねーとならん事がたくさんあるらしい!

とにかく一刻も早く合流だ!

確か……今はクィディッチ休んでどこかにいるはず!


「どこだ!?」

大和田「もうこうなりゃカンしかねぇ!」

おもむろに大和田が走り出して、オレはつられてそっちに走った。
そこにいるかどうかは分かんなかったけどとにかく走るしかない。

その先にあるのは、図書室だ。


がららっ!


腐川「!?」

苗木「あれ?」

石丸「どうしたのかね」

山田「ふむ?」


珍しい組み合わせだ……なにやってんだ?

苗木「あ、えっと、ちょっと補習?」

「は、いいんだよ、苗木!オメーちょっとヤバい!」

苗木「え?」

「ねらわれてんだ!闇の連中、オメーをねらってる!」

苗木「……!!」

石丸「何……?」





1→みんなで逃げる
2→みんなで立てこもる
3→黒幕を探す
4→霧切達対ヒリュウ戦を見る(?)
5→そのた

>>859


857以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:44:57.033kD52xGIo (1/2)




858以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:45:34.27BijEe6Jt0 (1/1)

4


859以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:54:59.99ErAoOYZt0 (3/4)

山田、腐川に状況説明しながら3


860以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:55:50.41h8d7qHlRo (3/4)

そもそも黒幕の見当がついてない件

と思ったら銀河鉄道だぜゴルァ


861以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 22:56:32.57ErAoOYZt0 (4/4)

……自分でいうのもなんだが、トリプル9かよ……
コンマ神さん本気だしすぎ


862 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 22:58:30.40tJ3ETaUMo (14/20)

コンマ神も話畳もうとしてるな!?


863 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:02:23.13tJ3ETaUMo (15/20)

>>859


山田「はて、それはいったい……」

「ええと、どっから説明すると……?」

石丸「簡単に頼む」

かいつまんで話した。
今とりあえずヤバいってこと。
苗木がねらわれてること。
苗木は作られた生命体ってこと。

さすがに賢者の石どうこうは伏せたが。


腐川「な、あ、あんたいまの……」

「嘘なんか言ってねーからな?」

山田「信じがたいですが……」

苗木「だいたい全部事実だよ」


遠くの方から何かの爆発音が聞こえる。
アイツ等が派手にやってるんだろうか?

石丸「ところで、桑田君」

「あん?」

石丸「霧切くんは、言ったのだろう?黒幕に見つかると危ないと」

苗木「黒幕……見当なんてつかないよ」

腐川「あら、そう?そう言う時はアレよ、『木を隠すなら森の中』って言葉を思い出した方がいいわ」

石丸「ほう、さすが腐川くん」

腐川「うるさいのよ」

「なん?木を隠すなら……」

石丸「つまり、周りに紛れさせると言う事だな」


864 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:06:18.78tJ3ETaUMo (16/20)

「隠すって……?」

苗木「それって、学生に紛れるって事?」

腐川「そ、そうよ……定番じゃない、ほら」

腐川「例えば今まで力を尽くしてくれていたのに、すんでのところで手のひらを返したり」

腐川「例えば全く怪しくなんてないのに、すべて知っているとか」

山田「はてさて、そんな人物いましたか?」

「いねーよ、そんなやつ」


……だっていねーだろ?

今までオレらに近いところにいて……

運命的にも、オレらを何度も助けてくれて……

誰よりも戦いに向いてなさそうだから、オレらを欺けて……

……そんなやつ……


いや、そんな……そんなやつ……いねーって……!





1→怪しい人物を指名する
2→逃げる
3→立てこもる
4→ひんと
5→霧切対ヒリュウ戦
6→そのた

>>867


865以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:08:40.66Jyzda6Ulo (4/5)

ここで花音か(適当)
ksk


866以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:10:01.39cCOetj5Bo (1/2)

4


867以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:12:58.04xcC090o0o (1/1)

分からない



868 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:18:05.76tJ3ETaUMo (17/20)

>>867


「だっ、からわかんねぇっつーの!」

苗木「もう一度よく整理してみよう?」

大和田「……あー、まず苗木。オメェが人工生命体?とか言うのだって知ってんのは」

「闇(略)本部の奴らだけだよな」

石丸「となるとこの2人は違うか」

山田「そうなりますな」

腐川「その上で考えなさいよ」

「で?何考えりゃいいって?」

腐川「例えばそうね……あんた、なんか危ない目に遭ったり襲われたりした?」

石丸「どうかね」

大和田「ああ、ゴールデンウイークの……」

「あったな、そんなの」

苗木「……」

腐川「怪我したのは?」

大和田「2人だけだ」

「あ?それも作戦だったって言いてーのかよ?」

腐川「可能性よ。自分が傷つく事で、周りからの疑いの目を反らす」

石丸「そのあとは?」

「ええっと……」


869 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:22:52.87tJ3ETaUMo (18/20)

苗木「あれ?確かこっちに戻ってくる時に襲われたんじゃなかったっけ?」

「あれな。なんとか撒いた」

石丸「そうなのか」

腐川「……」

山田「ええと、話が読めないのですが」

腐川「あんたが一番一緒にいたのは誰?」

「それは多分……花音だ」

腐川「でも人間界では何も起きなかった。そうよね」

「……ああ」

腐川「じゃその子じゃあないわよ」

「何がいいたい?」

腐川「だから、あ、アンタの危機に一番よく出くわしたやつが怪しいんじゃないかって言ってるのよ」


霧切は目星がついたと言っていた。
それは……なんでだ?
何かおかしな点を見つけたからか?

そんなにおかしな事してるやつ、この闇(略)本部にはいなかったはずなんだけど?

それに……そうだ、クッキー☆作った時も反応なかったし、聖水飲んだけど何のダメージも……


(手にファンデーションを塗れば……聖水に反応した紋様を隠せる……)


「ッ!」

大和田「あん?」

「……オレらの一番近くにいながら、情報を得つつ、苗木を囲うことは可能だったって事……か!」


もっと……よく考えろ!




1→怪しい人物を指名する
2→逃げる
3→立てこもる
4→ひんと
5→霧切対ヒリュウ戦
6→そのた

>>871


870以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:24:17.72PVOYVGrAO (1/1)

1 江ノ島


871以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:26:25.97IhzATiHt0 (1/1)

1ちーちゃん


872 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:32:30.83tJ3ETaUMo (19/20)



……もっと考えろ!オレらのすぐ近くにいれたやつなんて!



苗木「……いないよ、そんなひと!」

腐川「それは違うわ……」

「あ!?」

腐川「あんたら気付いてるんでしょ?もう」

腐川「自分に、いえ」





腐川「自分『達』に接触してきた、そいつの事」




「───」

大和田「……おい、待ちやがれゴルァ」

石丸「バカな、そんなはず」

「それは……あ、ありえねーって!」

腐川「どうしてそう言い切れんのかしら?」

「それは、その……」

腐川「友人だと思ってた苗木すら、作り物だったんでしょ?」

山田「つまり」

石丸「今まで僕達が見ていたものが」

「事実とは限らない……」

大和田「……んなの、オレが納得行かねーぞゴルァ!」

腐川「でももう可能性はそれしかないじゃない!」

「やめろ」

山田「じゃ、あ……【禁忌の者】と呼ばれた……危険な魔術師は……」

「……やめろって」

腐川「そうよ、あんたらを騙して、ずっとすぐそばにいて、情報を取っていた人物は───」























不二咲「なに、してるのぉ?」


873 ◆z.6vDABEMI2015/08/04(火) 23:36:51.62tJ3ETaUMo (20/20)

「!」

石丸「!?」

腐川「!!」


音もなく現れた、そいつ。


不二咲「あ、ねぇ、み、みんな!外で爆発がしたんだけど……」

「……」

不二咲「あれって何が起きたのたかな?」

腐川「……」

不二咲「なんか霧切さん達が戦ってたみたいだし」

不二咲「あのローブの人、見覚えあるんだけどどこだったかな」

石丸「……」

大和田「おい、不二s」

不二咲「それはそうと、みんな」




ぐいっ
杖を構えた───




不二咲「あの3人を殺されたくなかったら、苗木君を頂戴」

「テメェェェェェェッ!?」




1→襲う
2→戦う
3→逃げる
4→中庭の霧切のとこまで戻る
5→そのた

>>876
おやすみなさい


874以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:39:55.77Jyzda6Ulo (5/5)


くらっとけ【閃光球】!


875以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:40:18.43cCOetj5Bo (2/2)

うわああああちーたあああん


5なんでだよ不二咲、オレら友達だろ……?誰かに脅されて協力してたとかじゃないのかよ!と問い詰める


876以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:42:01.03h8d7qHlRo (4/4)

そのコンマで安価とってほしかった……
>>874




877以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/04(火) 23:53:42.233kD52xGIo (2/2)

ズッ友同盟崩壊


878以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 00:21:03.84sHMjqPFUo (1/1)

不二咲パパからはちょっと怪しいオーラ出てたけど、まさか息子の方とはな…


879以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 01:17:50.98Fh3+OBi30 (1/1)




880以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 05:45:14.59oT3OFRIn0 (1/1)


黒ちーたんとは、なんかいいな


881 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 21:45:58.55wlmJIQOPo (1/10)

おれ、すれ、すすめる
おまえ、あんか、とる
さいかい、する


882以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 21:48:26.71sYHOhSU/o (1/2)

うーい


883 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 21:50:08.89wlmJIQOPo (2/10)

>>876
>>874

なんでだよ!
なんでだよ、なんでだよ………なんでだよ?

疑問と怒りが同時に沸騰した。

思いがけず叫びながら、でも飛び出したりなんてしない。


不二咲「いいのぉ?迷ってて」

不二咲「外にいるよ、闇の軍勢」

山田「はて………?これは夢でも見てるのかな………?」

「夢なら……どれだけいいことか……」

不二咲「うん、これが現実」

大和田「まさかよぉ、んな事」

不二咲「あるんだよ」

「なんで………」

不二咲「なんで?なんでって何が?」

不二咲「僕がみんなの敵だった、それだけだよ」

「だからなんで!」

不二咲「もういいよ。苗木君を頂戴」

苗木「………不二咲クン」

不二咲「もしくは」


「ッ、全員伏せろ!」


石丸「何?」


キュゥッ


884 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 21:55:09.68wlmJIQOPo (3/10)

「食らっとけェ!」

カッ、と世界が一瞬にして閃光に包まれた。
不二咲も、あるいは他の奴らも目が眩んだように思える。
しかし───


不二咲「それで僕を足止めできると思ったの?」

「……な」

先読まれていた。
オレの行動が、技が。

不二咲「ふふ、分かってたよ。桑田君」

不二咲「キミならみんなを逃がすために時間稼ぎしてくれるんじゃないかって」

不二咲「でもそれは前にも見たし」

「!」

そうか───不二咲パパさん逃がす時に使ったから手がバレてたのか!?

不二咲「甘いなぁ、桑田君は」

石丸「く………」

腐川「………ただじゃ逃がしてくれないわけ、ね?あんたは」

不二咲「当然だよ」にっこり

苗木「………不二咲クン」

不二咲「大丈夫だよ、苗木君」

不二咲「きっと賢者の石を失ったら一気に死ぬだろうからさ」

不二咲「苦しまないようにさせてあげる」

不二咲「それともみんなで………僕と戦ってみる?」




1→たたかう
2→にげる
3→霧切達のところへ
4→そのた

>>887
>>888は可能な範囲で実行


885以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 21:57:00.79cTnedOhDO (1/2)

3


886以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 21:57:07.94sYHOhSU/o (2/2)

絆パワーが足りてるのか不安だが内なるものと刹那の相談


887以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 21:57:53.14QhdN+TIvo (1/3)

>>886


888以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 21:58:13.33iPhNHgLm0 (1/1)

3
888ならガンダム降臨


889以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:00:28.53/ixO1Y3po (1/2)

888に333来たぜおいどうすんだ


890以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:01:01.95Os3UKbvEo (1/3)

桑田はニュータイプだったのか、で済ませていいんだろうか


891以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:10:50.42/AsNrjAVo (1/1)

とにかく操縦方法はGガン(搭乗者の動きをトレース)とかエヴァ(搭乗者の考えをトレース)とかでないとすぐには動かせない気が


892 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 22:11:46.72wlmJIQOPo (4/10)

>>887
>>886



───次はオメーが本当に、心の底からオレを望んだ時に───


(いつやるの……今だろ!)

完全なピンチの中オレは集中した。

己の脳内に最大限の魔力を集める。
頼むぜ、相棒。内なるオレ。
応えてくれ。
今しかないんだ。



『……呼んだかよ』

(呼んだ!つか、今だ!オメーがなにもんかオレには知る権利がある!)

(オメーの力を使わなきゃどうしようもない!オメーを解放したい!)

(教えてくれ……オメーはなんなんだ?)

『……』

(オレの中になぜいる?オメーは味方なのか?)

『……』


(答えろ!オメー!!)


『……仕方ねーな』

(!)

『オメーに死なれちゃオレが困るんだ』

『オレがなんなのか───どうせオメーには何となく分かってんだろうけど』

(ぜんぜん分からん)

『  』

(オメー、オレのくせに何も分かってねーのな)


◆ 

……で、結局こいつ誰よ?
1→まさか禁忌の者の一部とか
2→『本物の』賢者の石とか?
3→宇宙の意志とか
4→実はオレは人間じゃないとか?
5→そのた

>>895


893以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:16:45.56LBPX2eeho (1/1)




894以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:17:27.99+IuSRZEMo (1/1)

5実は桑田のミッシングツインだったのだ!


895以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:20:00.13cTnedOhDO (2/2)

2


896以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:20:11.20Os3UKbvEo (2/3)

そのコンマで安価を(ry
>>894


897 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 22:31:59.54wlmJIQOPo (5/10)

>>895


(まさか、)

『?』

(まさかオメーが『本物の』賢者の石……とか……)

『……だったらどうする?』

(力貸せよ!だったら?とかいいんだよバカかアホか!!)

『そうカリカリすんなっつーの。オレが本気出したら、こんなやつちょちょいのドンだぜ』

(嘘つけやボケ!)

『マジマジ、大マジだから』

(だったらどうにかしてみろっつーんだ、この状況ッ!)


どうやらこいつは賢者の石ではなかったらしい。
なんなんだよ……。


不二咲「いつまで」

「───!」

不二咲「ぼーっとしてるつもり?」

石丸「……」

苗木「……どう、しよう?」

「……くそっ!」

迫る不二咲。やべぇ、このままじゃあ……


898 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 22:38:16.27wlmJIQOPo (6/10)

   「力が欲しいか」


!?

な、なんだ突然?!


    「力が欲しくば」

  「呼べ、その名を」
         「叫べ、その名を」

  「天に突き上げるように」
       「誰かを抱きしめるように」
          「世界に涙するように」

    「呼べ」
         「我が名は」




……あ?あれは……!




山田「ガンッ!ダァァァァアム!!?」



田中「凡人風情が俺様の名を呼ぶとはな」

不二咲「田中先輩!?」

腐川「なんでここに!」

「つーか何でアンタが!」

田中「良いではないか。俺様の第六感が囁いたのだ」

田中「悪はここにあると」

不二咲「……!」

田中「不二咲よ……俺様と出会った事、後悔するといい」




田中先輩参戦!

1→田中とともに戦う
2→田中に任せて逃げる
3→今のうちに『内なるあいつの正体』を探らないと
4→霧切達が気になる
5→そのた

>>900


899以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:41:51.04Os3UKbvEo (3/3)

そういやガンダムでしたね……

3 まさか禁忌の者の一部とか


900以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:41:53.81jwY7tsmFo (1/1)




901以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 22:44:11.69JjgsKR4/o (1/2)

内なるあいつの正体はもう、分からん




902 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 22:57:21.03wlmJIQOPo (7/10)

>>900


不二咲「……先輩と言っても容赦は出来ませんから」

田中「ほう?そうか……では」

ぱちんっ!

田中「これはどうか?」

不二咲「え……!?」


一瞬で不二咲の周りに多くの生物がそろっていた。
なんの魔法を使ったのかは分からんが、とにかく形勢が逆転した事に代わりはなさそうな気がする。

田中「俺様の美技に酔いな」

オオオオオ!!

不二咲「く………!」

石丸「先輩!」

田中「俺様が足止めしてやる。貴様等はここから逃げろ!」

苗木「でも、先輩が」

田中「案ずるな。俺を誰だと思っている」

不二咲「調子に……」

田中「【氷菓】」

ギィ、ンッ

不二咲「!?」

山田「足が突然氷の支柱に!?」

田中「俺様を侮るなよ、貴様………」

不二咲「………ふふ、ふふふ、久しぶりに本気出せそうだよ………!」

田中「逃げるなら早くしろ、死にたくないならな……!」

大和田「……ち、すんませんっ!」


ほうほうの体で逃げ出すオレら。後ろからは大音が次々と聞こえ始めている。


903 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 23:01:19.91wlmJIQOPo (8/10)

(くそっ!いい加減にしろよテメーは!)

『何がだ。ああ、オレの正体?なもんテメーで探せっつーの』

(分かんねーから聞いてんだろうがボケナスがぁぁぁぁ!!)

『あのなぁ………まぁいいか。オメー、賢者の石にこだわりすぎなんだって』

(あ!?)

『もっと色々あるだろ。ほら、色々』

(だからいろいろって何だよ!)

『それを考えるんがオメーの役目だろうが』

(んああああああ!!)

『あと言っとくけど』

『オメーが人工生命体じゃないって証拠はないから』

(………あ?それはどういう)



ドガアアアアアッ!!


学園内から次々と破壊音が聞こえ始めた。
もしかしたら、闇のやつらと七村も暴れ始めてるのか………?



1→学内を探索
2→田中のところに
3→霧切のところに
4→内なる者を見破る(?)
5→そのた

>>906


904以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:03:14.44JjgsKR4/o (2/2)

記憶にございません、が4


905以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:04:05.60QhdN+TIvo (2/3)

3


906以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:07:13.67+vfh/pK3O (1/1)

4


907以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:08:39.08/ixO1Y3po (2/2)

>>>904といいコンマがすれすれで怖い


908 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 23:21:21.17wlmJIQOPo (9/10)

>>906


(………いい加減………答えろ!)

『分かったって分かったから!』

(オレは……オメーを……)

『……はー。いよいよこの時が来たか』

(あ?)

『だから前も言っただろ?オレはオメーなんだ』

(それがどうしたんだよ)

『つまりどう言うことか分からんか?』

(分かるわけねーから聞いてますけど?)

『だよなー……はぁ』

(いい加減ちゃんと答えろ)

『……ああ、分かったよ』

(で、結局オメーはなんなんだよ)



桑田『廃棄された【偽物の賢者の石】』

(!)

桑田『ホムンクルス実験で死に絶えた【苗木になれなかった何かの成れの果て】』

桑田『その固まりっつーの?なんつか、……その』

桑田『それがオレだ』


(……)


桑田『じゃ何でオレにオメーが入ってんだ?ってなるよな、オメーは』

(そりゃ……そうだろ……)


909 ◆z.6vDABEMI2015/08/05(水) 23:26:57.37wlmJIQOPo (10/10)

桑田『オメーは覚えてないと思う』

桑田『オメー一回死にかけてんだ』

(?)

桑田『苗木がこんなんなる前に一回死にかけてる』

桑田『んで、じゃ死にそうなオメーを助けるには?ってなって、』

(結果、致し方がないんでオメーがオレんなかに?)

桑田『ま、そうなるな。つかさ、今更もうオレもオメーの一部だから切り離せねーし、安心しろ』

(……)

桑田『大丈夫、そろそろ時間だった。オメーはしっかり目覚めとけや』

(は?)

桑田『もうオメーなら大丈夫なはずだ。あの魔力を使っても』

まさかそれって、あのときの……?

桑田『つかもういっこ言っとくけど』

(ん?)

桑田『オメー、実は苗木の力のリミッターも兼任してるから』

()

桑田『オメーいなかったら苗木は賢者の力使えないし意味ねーんだわ。今までそんなに使ってねーみたいだけど』

それ今言いますか?


ドガアアアアアンッ!!


腐川「なななな、なんなのよっ……!!」



1→学内うろうろ
2→田中のところへ
3→霧切のところへ
4→内なるあいつにバイバイする
5→そのた

>>912

おやすーみすーみみ。


910以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:31:26.76QhdN+TIvo (3/3)


3

クライマックスだなあ


911以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/05(水) 23:38:40.77Ab8oyHjc0 (1/1)

3


912以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 00:10:18.18I989yhvUo (1/1)

なんでそんな惜しいコンマが……



913以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 06:47:17.19ChhV9OWr0 (1/2)


ここ最近いいコンマが安価とれてないことが多いな


914以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 07:59:28.42BUoyFrtGo (1/1)

その分踏み台に44とか66がちらほらしてるし


915 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:04:33.58GkrcwsIGo (1/20)

やーるぅ!プレイヤーいたらやーるぅ!


916以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:06:01.59sjPT22bdo (1/4)

いえーい


917以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:06:26.288XJSpO1oo (1/7)

るぅ!
コンマ8だし霧切さんや葉隠も大丈夫そうかな


918 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:09:05.69GkrcwsIGo (2/20)

>>912


「ち……!」

桑田『というわけで頑張れ』

(オメーは死ね、100万回死ね)

桑田『もう死んでんだよ言わせんなよオメー』


はて、さて。
内なるあいつの正体もなんとなーく分かったことだし、田中パイセンはともかくとして霧切達は気になる。
オレは全員に告げた。


「……な、霧切の様子見にいかねーか!?」

苗木「!」

腐川「……あの女がそんな易々と倒れるとは思わないけど……でも、確かにきになるわね」

石丸「いくら強いとは言え、本物の悪と対峙するのは危険だからな……」

「だろ!苗木……オメーはオレらで絶対守るから」

苗木「ボクも行きたいと思ってたんだよ。お願い、連れて行って」

「おう!」

大和田「だな!」


オレ達は霧切達と分かれた、中庭へと駆けていく───





大丈夫だとは思いますが判定。
↓1で霧切、2で葉隠、3で江ノ島。それぞれコンマ末尾。
一応+1補正つき。


919以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:09:33.39zcdvu22Ko (1/2)




920以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:10:34.61orxn/PheO (1/1)

だべ


921以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:10:35.24L5PDgSVAo (1/3)

だべ?


922以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:10:43.02ChhV9OWr0 (2/2)




923以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:11:43.518XJSpO1oo (2/7)

霧切さん優秀、江ノ島手を抜いてる?
そしてやっぱ葉隠ェ……


924 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:14:35.13GkrcwsIGo (3/20)

>>919
霧切9+1、優秀
>>920
葉隠1+1
>>921
江ノ島4+1、どうやら手を抜いた模様


葉隠さんさようなら、バイバイもう永遠に会えないね(適当)


925 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:19:44.04GkrcwsIGo (4/20)

「霧切ッ!」

ざっ、と踏み込んだ中庭で。


ヒリュウ「……く、そ、が……」

江ノ島「いたた……肋骨何本持ってかれたか……!」

ヒリュウ「なぜ俺が、こんな……!」

江ノ島が脇腹から血を吹き出している。
どうやら接触した時にやられたようだ。
勢いはそれなりで、江ノ島も顔色が悪い。

霧切「どうしたの、桑田君……逃げて、と言ったはずだけど」

「んなもん、逃げられるわけ……」

霧切「……そう」

そっぽ向く霧切。
……ん?もうひとりは?

霧切「葉隠君ならそこでボロ雑巾みたいに倒れてるわよ」

葉隠「」チーン(笑)

苗木「ボロボロすぎるよ!?なんかあちこち折れてるし!」

霧切「死んでないだけマシね。全部の技を「わざと」食らいに行ってたんだから」

ヒリュウ「わざとだぁ?余裕扱きすぎ……」

霧切「そうね。でも彼の技、貴方も知ってるでしょ?」

ヒリュウ「……!」

霧切「彼の家系は元々魂魄系、降霊や憑依が得意」

「ひょうい?」

霧切「乗り移る、って事よ」


926 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:28:09.98GkrcwsIGo (5/20)

ヒリュウ「はっ……ま、まさか!?」

ぎしっ

ヒリュウ「……気付くのが遅かったな」

ヒリュウ「!? お、俺の、体の動きが……」

「あ?どうなってんだ?」

腐川「……葉隠は倒れる振りしてあの男に憑依してるって事よ」

ヒリュウ「死ぬかと思ったぞ!」ぷんすか

霧切「お疲れさま、葉隠君。まぁそれはそれとして」

霧切「侮ったわね、女性にしか継がれないはずの血筋と」

江ノ島「とばっちりはこっちが食らってんだよファック……!」

霧切「あら、そんな事言って実は余裕なくせに」

江ノ島「……ばれてた?」

霧切「すぐに分かるわよ」

ヒリュウ「くそ……貴様等……一体……!?」ぎしぎしぎしぎし



霧切「探偵一門「霧切家」の次期当主、霧切響子」

江ノ島「魔力ある人間のみが介入する事を許される一族のひとり、江ノ島盾子」

霧切「それとそこで倒れてる雑巾が、葉隠康比呂」

ヒリュウ「な、どいつもこいつも、名前を───」

霧切「聞いたことあるわよね。だと思った」

霧切「顔と名前が一致しなかったのが幸いだわ。さて」


霧切「報いを受けてもらうわよ、【茶下昭夫】」

ヒリュウ「やめっ……!」


927 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:35:02.29GkrcwsIGo (6/20)





霧切「氷系終の術、【絶氷】」
ギュゥゥゥゥゥゥ……!




江ノ島「私様の最大出力【混沌乃闇】」
ゴゴゴゴゴゴ



ヒリュウ「避けなけれ、ば……!」

ぎしっ

ヒリュウ「!」

ヒリュウ「……な事させるかっての、瀕死になんねーと使えねーの使ってんのに」

ヒリュウ「く、そっ!動け!動け動け!動け動け動け動け動───」



ちゅどどどどどどぉぉどぉぉどぉぉぉんっ!!




「」
大和田「」
腐川「」

山田「はぇ~……たまげたなぁ……」


どさ

ヒリュウ「」チーン


霧切「なんとか倒せた、わね」

江ノ島「……そ、ね……」ふらっ

葉隠「」

「江ノ島、大丈夫かよ」

江ノ島「……まだ、なんとか」

石丸「葉隠くん、葉隠くん……?」

葉隠「」

霧切「まさか直撃受けたとかそんなバカな話が……」

葉隠「」

霧切「……ありそうね……」はぁ




1→逃げる
2→全員で田中パイセンのとこに
3→江ノ島と葉隠回復を優先
4→そのた

>>930


928以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:36:12.568XJSpO1oo (3/7)




929以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:37:30.27zcdvu22Ko (2/2)




930以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:37:43.01L5PDgSVAo (2/3)


田中先輩、霧切さん氷系終の術なんか使ってますよ


931以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:38:08.39YTOYf4V1o (1/6)

コンマが死んだ!


932以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:38:20.18sjPT22bdo (2/4)

3+その間に不二咲のことについて皆で相談


933以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:41:14.39Ah22wscT0 (1/6)

お前も使えるだろ


934 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:43:15.41GkrcwsIGo (7/20)

Qコンマは死んだ、なぜだ?


935以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:44:22.218XJSpO1oo (4/7)

A.葉隠を助けようとしたから


936 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:47:49.95GkrcwsIGo (8/20)

>>930


霧切「私は特に傷を負ってないけど」

江ノ島「ち、あの野郎……やーなとこ突いて来やがって……」

江ノ島「しかもさっきっから回復が上手く行かない……もしかしたら、回復を妨げる呪術も一緒にかかってんのかもしれないわね……」

「あ、ああ……」

江ノ島の脇腹からは割とすごい血の量が。
……それ以上にすごいのは葉隠だ。
もうほんとにボロ雑巾みたいになっていて、全身がボロボロだった。
腕の2、3本は持って行かれていそうなほどだった。
しかもヤバいことに、意識が戻っていない。


葉隠「」

石丸「……まずいぞ、息をしていない」

「はぁ!?」

山田「と、とりあえずそこのヒリュウ?茶下?とか言う人は捕まえておきますぞ」しるしるみしる

霧切「……江ノ島さん、自力で回復出来るでしょ」

江ノ島「もちのろん……」ぜえぜえ

霧切「私はそっちに行く」

大和田「オレらで出来ることなら何でもするぜ」


937 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:48:26.88GkrcwsIGo (9/20)


































不二咲「みんなでなにやってるのぉ?」



















「───!?」


938 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:52:23.56GkrcwsIGo (10/20)

霧切「な……!?」

大和田「んな、バカな……」


不二咲「えへへぇ、強かったなぁ田中先輩」

不二咲「おかげで貯めてた魔力をほとんど使っちゃったよ」


「な……」

苗木「倒した、のか……田中先輩を!」


不二咲「苦戦したけど、ねぇ。なんとかなったよ」

不二咲「さてと」


今までと変わりのない笑顔の不二咲が、いた。
そいつは力を削られてはいるものの、まだ戦えるようだ。


不二咲「ヒリュウを退けたの?すごいねぇ」

不二咲「でも、みんな死にたくはないよね?」

不二咲「死にたくなかったら、苗木君をくれないかな?」

不二咲「ふふ、それとも息の根止めてみる?」

不二咲「江ノ島さんでも葉隠君でもいいよぉ?」

不二咲「それとも君が死んでおく?苗木君」


苗木「……!?」

不二咲「僕は君の石が欲しいだけだしさぁ。最悪、死んでてもとれるよぉ」




1→攻撃
2→苗木とともに逃げる
3→ひとりで逃げる
4→それでも回復を優先する
5→そのた

>>941


939以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:53:22.998XJSpO1oo (5/7)




940以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:54:04.35L5PDgSVAo (3/3)

だからなんでそういうコンマが(ry



941以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:54:18.84Ah22wscT0 (2/6)

いいコンマだ、感動的だな、だが無意味だ


942以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:54:40.78YTOYf4V1o (2/6)




943以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:54:50.79utDScJ6mo (1/2)

コンマゾロ目出してやる!1!!!


944以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:55:48.102dW3O6X+o (1/3)

ゾロ目はいいから選択肢を選ばんかい


945 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 22:57:18.00GkrcwsIGo (11/20)

下にズラしときます


946以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 22:58:07.75Ah22wscT0 (3/6)

いいコンマだな


947 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:00:54.75GkrcwsIGo (12/20)

なぜワタシのコンマがいいんだ。無意味だ
>>942


「……!」

霧切「……」

不二咲「どうする?」

「どうするもこうするも……」

くるっ、と反転する。

「こうすんだよ!」

ぽわわわわ

葉隠「」

不二咲「……え?」

「一応初歩的な回復魔法なら使えるからな、オレでも!」

霧切「ですって。貴方と今戦うつもりはないわ」

苗木「それに、いくらなんでもこれだけの人数だよ」

石丸「勝てなかったとしても、相打ちくらいは見えるだろう……!」

山田「それ全員死ぬじゃないですか、やだー」


不二咲「……確かにそうだね」

不二咲「多勢に無勢……」

霧切「分かったなら、今すぐ杖をおろして」

不二咲「降伏?しないよ?」

霧切「!」



しゅっ!


かっ!



苗木「な、いきなり光が!」


948 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:03:35.51GkrcwsIGo (13/20)

不二咲「今回は僕の負けだよねぇ」

不二咲「でも大丈夫?」

不二咲「僕よりつよい魔法使いなんて今はいない」

不二咲「この長い時間で僕は魔力を充分貯められた」

不二咲「君達を絶望にたたき落とす準備ができた」

不二咲「だから絶望に浸ってよ、桑田君、苗木君」

不二咲「君達を絶望させるのが僕の望みなんだぁ」


「なんで、そんな!オメーは!」

不二咲「はじめから仕組んでたんだよ。ふたりに声をかけたのも、そうだし」

不二咲「部屋割りはさすがに僕の力ではどうしようもなかったからね」

不二咲「いいや、また会おうよ苗木君」


不二咲「近いうちに、ね」



しゃうううう



光が世界を包み、不二咲の声が響いた。
そしてその光が絶えた頃には───

不二咲もヒリュウも、いなくなっていた。





949 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:07:17.34GkrcwsIGo (14/20)



【偽物の残骸】桑田怜恩

現在【9月3週】

ステータス
体調   2
魔力   9(Next250)
耐久   7(Next250)
敏速   6(Next130)
魅力   8(Next350)

悪墜ち度 7


友達一覧
苗木→作り物でもオレのフレンド
不二咲→×××××××
葉隠→その……もしかして闇の一門?
大和田→つらいけど頑張ろうぜ
石丸→イインチョ!
山田→デブデブデブ
十神→バタフライメガネ

朝日奈→相変わらずかわいい
大神→オーガ△
腐川→……臭いの?
舞園→好きな事をやるよ
セレス→水アレルギー?
霧切→さすが名門
戦刃→カブトムシ食うなよ……
江ノ島→オメーって強いのな
花音→オレはオメーを……

使える魔法
【変火球】→燃える球
【公識球】→球ではないものを球にする
【鋼速球】→鋼のように硬い球
【閃光球】→桑田フラッシュ!

【氷点】 →氷の魔法。当たると凍る

※練習中
【ブレ球】→増える魔球
【戻り球】→手元に戻ってくる




9月予定
  日 月 火 水 木 金 土 
  1 2  3  4 5  6 7
  8 9 10 11 12 13 14
 15 16 17 18 19 20 21←3週目
 22 23 24 25 26 27 28
 29 30




950以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:09:41.44YTOYf4V1o (3/6)

魔法野球少年から偽物の残骸に……


951以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:11:13.77Ah22wscT0 (4/6)

行くぞ英雄王、武器の貯蔵は十分か


952 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:12:45.44GkrcwsIGo (15/20)




土曜日。
オレらは保健室に集まっていた。

あの後で、色々と分かった事がある。

校内で七村彗星も暴れていたらしいのだ。
しかしそちらは別の生徒たちに取り押さえられていた。


葉隠「」

江ノ島「ちっ……」

田中「わが腕に損傷を与えるとはな」


魚住「……災難だった、としか言えないね」

「……」

浩子「まさか康比呂までやられるとはね。くそ……」

だんっ

浩子「許せねぇべ……闇の連中……!」

魚住「それよりも、気になるのは……」

「……あ?」

魚住「傷の治りが遅い……特に、葉隠君と江ノ島さん。なんなんだ、この状況……」

魚住「……呪詛か?」

霧切「可能性は大いにあり得るわね」

「傷が治りにくくなる?それどこのオープナーだよ」

山田「誰が分かるんですそれ」

苗木「それはそれとして……もうひとつ問題があるよ」

浩子「……ああ、そうだね」

腐川「なん、なんなのよ……なんで不二咲が……」




会話。

1→回復をお祈りする
2→夢の中で葉隠とお話?(コンマ判定)
3→もっと強くなりたい
4→不二咲はどうして……
5→そのた

>>955


953以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:14:07.95Ah22wscT0 (5/6)

俺は本物が欲しい


954以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:14:10.10sjPT22bdo (3/4)

4


955以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:15:32.84utDScJ6mo (2/2)

1


956以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:15:51.208XJSpO1oo (6/7)




957以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:16:17.19YTOYf4V1o (4/6)

0に挟まれるのもある種様式美か


958以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:16:29.21Ah22wscT0 (6/6)

偽者でもいいじゃないか


959 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:23:28.21GkrcwsIGo (16/20)

>>955


「……」


そういや、あのときからおんなじような事言ってたな……。


「……オレに出来る事なんてないっすけど、」

「回復するように、祈ってますから」

浩子「桑田っち」

「治りますよね?葉隠も江ノ島も、田中パイセンも」

浩子「……頑張るよ」

浩子「そのためにアタシがいるのさ」

魚住「そしてそのフォローのためにボクがいる。案ずるな」

石丸「……みんな」

霧切「私達は彼らに出来ることはないわ。それよりも対策を考えるべき」

霧切「校内も大きなダメージを受けて授業は出来ないわね。だから、今こそよ?桑田君」

霧切「全員の体勢を立て直す。それしかないわ」

大和田「オレらもダメージあるからな、心に」

「……確かにな」

苗木「だから、次に会ってしまうその前に力を付けなきゃ。ね?桑田クン」


今はただ、葉隠が目ぇさますのを祈るだけだな。
本当に大丈夫なん……?


浩子「……アンタなら大丈夫だろ、アタシの息子なんだ」

ぎゅっ

浩子「……頼むよ」




9月4週前半

体調:2
1→野球だ
2→魔法の練習だ
3→やすむ
4→誰かと話す
5→どこかに行く
6→そのた

>>962


960以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:24:15.65YTOYf4V1o (5/6)




961以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:24:28.482dW3O6X+o (2/3)




962以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:24:45.16fLE3i4rVo (1/2)




963 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:35:15.63GkrcwsIGo (17/20)

>>962


さすがに色々ありすぎた。

「ちょっと休むか……」

苗木「……だね」


完全に休校になってしまったとある火曜日。
七村彗星もいない。
いまでは、頼れる教師は学園長だけというていたらくだった。

オレと苗木は疲れ果てて布団に潜り込んだ。

そこでだけは現実を忘れて、いい夢見れるかなと思ったからだ。





桑田『ところがどっこいそうはいかねーんだよな』

「んだよウゼーな」

桑田『いいじゃねーかよ。オレが話しかけられんのってこういうタイミングしかねーし』

「……で?なにしに来た」

桑田『連れねーな。あの、あれだよ。オメーとオレはもう同一だって言ったろ』

「あ?それが?」

桑田『だから最後の挨拶だ』

「なに?」

桑田『リミッターがはずれるんだ。オレという存在、概念が消える』

「……マジで?」

桑田『ただ、オレの力全部がいきなりオメーで使える訳じゃない。そこは分かれよ』

桑田『なにがどんなきっかけで、オメーがこの『偽物の賢者の石』の力を引き出せるようになるのかは分からん』

桑田『けど、偽物とは言え人命を使ったしろもんだ、使い方は気をつけろよ』

桑田『いつだってオレとオメーは一緒だ……あとはオメーが賢者の石を認めてやるだけ……』

「言ってる意味が……」

桑田『たの……だ、ぞ…………レ』

「ま、待て、話が、」

桑田『……さ……よな……ら……』


「待てって!!」


964 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:39:58.83GkrcwsIGo (18/20)

がばっ、と起きあがったベッドの中。

まだ深夜で、誰も起きていなかった。
苗木もぐっすりだ。
ちなみに同部屋の葉隠と田中パイセンはまだ保健室。
つまりオレとこいつのふたりしか、部屋にはいなかった。


静かな夜だ。


窓から刺した月明かりが床を照らす。
それはまるで、今の状況ににていた。
何の救いもない場所に刺す、一筋の明かり───

希望か絶望か?
それはまだオレに分かったもんじゃねぇんだけど、けど、
それで助かる可能性があるのは間違いなかった。

「……」

胸の奥に問いかける。

もうあの声はしなかった。

オレの中に吸収されてなくなってしまったのか。
それをオレが制御出来ていなかったから、九頭龍パイセンにけがを負わせたんだったか。
まだ、オレはオレ自身の力を理解していない。

なんとなく寝付けなくて、その日は結局徹夜した。


つもりだったけど、朝方には寝てたので、ちゃんと寝れたんだろう。




9月4週後半

体調:10

1→野球する
2→魔法の練習する
3→誰かと遊ぶ
4→どこかに行く
5→そのた

>>967

そろそろ次スレやね。


965以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:42:04.91sjPT22bdo (4/4)

5不二咲父に連絡とれるならとってみる


966以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:42:10.40lK0xBm/z0 (1/2)

1


967以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:44:02.578XJSpO1oo (7/7)




968 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:49:15.26GkrcwsIGo (19/20)

>>967


木曜日。


「……くそっ!」

バシッ


ひとりで訪れた歓楽街……じゃなくて、グラウンド。
襲撃の傷跡がまだ残っており、あちこちが壊れている。どうやら、あの日来たのはかなりの団体さんだったらしい。

オレはと言うと、自分の秘めた力の使い方もまだ見つけられていなかった。


「くそっ、くそっ……!」


オレが弱かった。
もちろん、そのせいだけじゃない。
それでも、もしオレに力があれば……傷つく人間は減ってたかもしれない。
もっと早く不二咲の異変に気づけてたら……手が打てたかもしれない!

後悔先に立たず。

分かってんだ。
だからその後悔を忘れるように、オレはボールを投げ込んでいる。


バシッ

バシッ

バシッ


「……ふー……」


969 ◆z.6vDABEMI2015/08/06(木) 23:54:23.54GkrcwsIGo (20/20)

苗木「桑田クン、やっぱりここに」

朝日奈「大丈夫?」

「!」


気付けば夕方。
苗木と朝日奈が、わざわざ迎えに来た。


苗木「……桑田クン、学園長から連絡が」

「……なんて?」

苗木「外に出ても余計に危険なだけだから、学園内で待機と」

「だろうな」

とは言え、学園内が安全とも言っていない。
前回に関しては、七村彗星が内側からセキュリティを破ったせいで進入されたんだろうから、
今回は大丈夫だ、と思いたい。

苗木「だからなるべく外に出ないでよ、桑田クン」

苗木「もし何かあったら……」

「なんもねーだろ?多分」

苗木「……」

「それよかオメーの方があぶねーじゃねーかよ。何ふらふら出歩いてんだよ」

苗木「あ」

朝日奈「そういうのいいから、ほら、戻るよ?」


襲撃さえなかったら、もうちょい安全な学園生活が送れてたんだろうか。
分からないけど、オレはただ泣きそうになりながら、苗木について行くだけだった。




9月4週土日
体調:8

1→野球だ
2→魔法の練習だ
3→誰かと遊ぶ
4→どこかにいく
5→そのた

>>972


970以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:57:06.73YTOYf4V1o (6/6)


戦刃と駄弁りつつも真剣に【戻り球】を練習


971以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:57:48.42lK0xBm/z0 (2/2)

>>970


972以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:58:11.54fLE3i4rVo (2/2)

>>970


973以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/06(木) 23:58:17.612dW3O6X+o (3/3)

3 霧切


974 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 00:06:10.186sgRs/nio (1/5)

>>972
>>970


戦刃「……大変だったね」

「それな。オメーは何してたんだ?」

戦刃「暴れ出した数名の生徒を止めてたよ。殺さず止めるのって大変なんだね」

「あ、そうですか……」

半ばコメントに困りながら、オレは戦刃とともにいた。
グラウンドにでるのが危ない、とか言われたんで、仕方がなく体育館らしきところを見つけては一緒にやってきたところだ。

戦刃「桑田君も大変だったね。ほんとに」

「んな事ぁねーよ。オレはそんなになんもしてねーし」

戦刃「そうかな?桑田君のおかげでいろいろと助かったと思うけど」

「そうか?実質江ノ島と霧切のおかげだろ」

話を聞いたら、ほかの生徒もいろいろと暴動を止めるのに一役買ってたらしい。
特に十神は七村彗星と対峙したとか。
何してたんだか知らんが互角に渡り合ったんだろう。
わかんねーけど。

戦刃「そんな謙遜したって無駄だってば。ま、いっか……桑田君、それで今日は?」

「ああ、戻り玉を今日こそ拾得したい」

戦刃「なるほどね?」




975 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 00:10:20.036sgRs/nio (2/5)



ばにんっ

ばにんっ

ばにんっ

「……んー」

戦刃「惜しいところまで来てると思うよ?」

「ぜんぜんだろ。戻る軌跡が弱い」

戦刃「……確かにほぼ平行で戻ろうとするね。不自然なボールの動きだ」

「それに手元まで戻ってきてねーよ。こんなの実践で使えない」

戦刃「……」

「戦刃」

戦刃「……なぁに?」

「オメーも隠し事、してんのか?」

戦刃「……」

「苗木やオレみたいに」

戦刃「……ごめん」

「……別に」

戦刃「近いうち話すから、許して欲しいんだ」

まじめに話しながらも、練習は継続する。
けれども、ボールは戻ってこなくって、
オレはまたやきもきしながらボールを投げ続けていた。

戦刃「……桑田君」

戦刃「ほんとうに、ごめん……」



日曜日が別行動で安価

1→野球だ
2→魔法の練習だ
3→誰かと遊ぶ
4→どこかにいく
5→そのた

>>978


976以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:13:26.44bFWTK8aPo (1/3)


オーガと一緒


977以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:13:34.07f9A3/1OJO (1/1)

2 苗木君と一緒に


978以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:13:52.88vNRBwVvFo (1/2)


七村とガチったというバタフライメガネにそのときの話を聞きにいく


979以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:14:22.55vNRBwVvFo (2/2)

あらいい話聞けそう


980 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 00:24:29.656sgRs/nio (3/5)

>>978

日曜日。

七村彗星とガチマッチしたとか言う話を聞きに、オレは部屋を出た。
それが本当ならいい情報が得られそうだからだ。

今後の参考になりそうだし、なによりも、いろいろと気になる。
特に、そいつの腕前の方が。


がちゃ、


十神「……なにしに来た?」

図書室にそいつはいた。

「そんな冷たい対応すんなっつの。今は全員大変な目に遭ってんだぞ、わかってんだろ?」

十神「分かっているからこそだ。俺の精神統一を遮るな」

「うるせぇなぁ。話聞かせろって」

十神「おまえこそ俺の話を聞いて……はぁ」

あきらめた様子で首を振る十神。

「とにかく、ひとつはっきりさせてーことがある」

十神「なんだ?」

「オメー、七村彗星とやりあったってのはマジか?」

十神「事実だ。それだけか?」

「いや、そうじゃなくって」

十神「なるほど、その話が聞きたくて俺のところにきたのか」

「……だめかよ」

十神「いいや、お前にしては珍しいと思っただけだ」

「余計なお世話だよ」


981 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 00:32:12.496sgRs/nio (4/5)

十神「それで?何を聞きたい?」

「一通り聞かせてくれ。なんでオメーが七村とかち合ったのか、どうしてオメーが渡り合えたのか」

十神「聴き方がなってないが、まぁ、いい。俺は気分がいい」

上機嫌でふふん、と笑う十神。
眼鏡をなおしてから、俺に向いた。

十神「あの日、俺は薬学の件で教師を訪ねるところだった」

十神「だが、学園内に妙な魔力が充満してな」

「あのヒリュウ、とか言うやつの魔力か……?」

十神「かもしれん」

「それで?」

十神「警戒して動くことにした。どうも妙立ったからな」

十神「すると突然近くの教室から膨大な魔力を関知した……行ってみればそこにいたのは七村彗星」

十神「すぐさま対峙した。やつの右腕からは魔力が溢れていたからな」

「どうやって撃退したんだよ」

十神「俺は十神家の跡取りだぞ?」

「名門ってやつか」

十神「俺に使えない魔法はない……七村彗星の動きを封じたが、すぐに解除魔法を使って打ち消された」

十神「そこからはお互い撃ち合いだ。だが、俺の方が上手だった」

十神「七村彗星に一撃食らわせた。それ以外さお互い食らっていないはずだ」

「一撃、か」

レベルが高い戦いなら、その一撃がどれだけ大変なものか分かるはずだ。

十神「そこからは一進一退だったが、不意に七村彗星が弾かれるように逃げた」

十神「どうやらそれが合図だったようだな。ほかの魔術師も消えた」

かなりレベルの高い撃ち合いだったらしい。

十神「……取り逃がしたのが残念だ」



1→おめーの得意な魔法って?
2→オレに魔法教えてくれ
3→七村はどんな魔法を?
4→そのた

>>984

次すれ立ててくるよーん


982以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:37:17.7401nEETMbo (1/1)

3


983以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:37:59.82bFWTK8aPo (2/3)




984以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:38:02.83uNIHkrYzo (1/1)




985 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 00:44:50.376sgRs/nio (5/5)

了解だっよーん。続きは次スレで!

【ダンガンロンパ】魔法野球少年 桑田怜恩 オブ・ザ・デッド【安価コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438875295/



986以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 00:50:01.17bFWTK8aPo (3/3)

次スレ乙


987 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 16:02:39.30S//EdIkUO (1/4)

こっちは恒例の質問タイムやで。


988以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 16:32:25.86el/2WTpHo (1/1)

賢者の石が終わったら秘密の部屋と囚人と炎のゴブレットと不死鳥の騎士団と謎のプリンスと死の秘宝やってついでにスピンオフまで書くって本当ですか!?


989 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 16:49:05.05S//EdIkUO (2/4)

>>988

やらねぇよぉ………(驚愕)

簡単に言うとそこまでネタがないのん。
だからもう少ししたら終わると思うのん。
あと何ヶ月かかるか分かんないけど。


990以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 17:39:00.29skPwelIX0 (1/2)

a


991以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 17:45:49.994mH9oSWDO (1/1)

苗木ホムンクルスや桑田がその残骸ってのは最初から決まってたプロット?


992 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 17:48:19.31S//EdIkUO (3/4)

>>991

全然。
最初の予定では、桑田が賢者の石そのものだったのさ!な、なんだってー!するつもりでしたし。
苗木がホムンクルスは、桑田の判定見て決めた。
でも怪しいように一応描写削っといてよかった、的な。
桑田は最後まで残骸か敵の一部かで悩んだ結果こうなりました。えへへ。


993以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 17:57:37.92nUHBPFwDO (1/1)

ちーたん黒幕も最初から決まったいたわけではなかった?


994 ◆z.6vDABEMI2015/08/07(金) 18:25:58.38S//EdIkUO (4/4)

>>993
もちろんじゃないですかー。

案はいくつかあってのう。
それはこのスレの半ばで決めたんじゃけどな。


1→黒幕ちーたん説
なんか不二咲と一緒にいると襲われるコンマばっかでるし、それでいいや
それなら最初に苗木とか桑田に接触した理由付けも出来るし

2→黒幕もうひとりの桑田説
こっちの方がヘビー。
実は今までみんなが操作してた桑田は偽物で、禁忌の者と呼ばれる魔術師が本物の桑田だった


この二つで迷ってた。


995以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/07(金) 23:03:52.89skPwelIX0 (2/2)

a


996以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/10(月) 01:51:27.64rhL9qGMr0 (1/1)

a


997以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/10(月) 06:19:09.79ufq7Xlsxo (1/3)

とりあえず埋め


998以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/10(月) 06:20:15.86ufq7Xlsxo (2/3)

埋め


999以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/10(月) 06:20:43.14ufq7Xlsxo (3/3)

埋め1000どうぞ


1000以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/08/10(月) 07:08:05.50eJV54v8zO (1/1)

>>1000なら葉隠の肉体がさくらちゃん並みにパワーアップして復活