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882: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/08(月) 23:48:52.44:bP9LBTbBO (14/14)
ありがとうございました
ありがとうございました
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
883:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 23:57:39.52:H5SbNq08O (1/1)
乙です
乙です
884:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 00:46:05.53:5zDfwRP8O (1/1)
オレンジのコンビニ……マイショップくらいしかわからんw
乙でした!
オレンジのコンビニ……マイショップくらいしかわからんw
乙でした!
885:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 01:27:50.47:kfy31AzKo (1/1)
人生のうち25年間をおそらくこの提督の故郷ですごしたが
オレンジのコンビニはところによりすごい異臭が鼻をつく
都市部の以外は使う気にならん
あとスープつきの焼きそばも甘すぎて好かんね
ただ街は好きだ、今でも帰りたい
人生のうち25年間をおそらくこの提督の故郷ですごしたが
オレンジのコンビニはところによりすごい異臭が鼻をつく
都市部の以外は使う気にならん
あとスープつきの焼きそばも甘すぎて好かんね
ただ街は好きだ、今でも帰りたい
886:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 21:14:36.15:uO2IVxNq0 (1/1)
俺もたぶん同じだけど…
あそこってもともと酒屋連合みたいなものだからね
元が酒屋だから田舎の店舗とかは異常に汚い
あとマイショップとか逆に知らない
俺もたぶん同じだけど…
あそこってもともと酒屋連合みたいなものだからね
元が酒屋だから田舎の店舗とかは異常に汚い
あとマイショップとか逆に知らない
887:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 21:44:59.33:1XriMC7Yo (1/1)
乙(ごめんどこの話なん?このてーとくの実家?として設定されてるところ)
乙(ごめんどこの話なん?このてーとくの実家?として設定されてるところ)
888:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 22:12:55.98:6TL0kRFEo (1/1)
おつ
北海道と思って読んでた
春の選抜の時に(故郷が決勝戦に → ・・・・・)みたいな反応書いてたし、春選抜は福井vs北海道で負けたの北海道だし
おつ
北海道と思って読んでた
春の選抜の時に(故郷が決勝戦に → ・・・・・)みたいな反応書いてたし、春選抜は福井vs北海道で負けたの北海道だし
889: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:14:15.59:dQIjQfJQO (1/14)
< もちろん抱いて送りましたとも >
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………結局全部は観れなかったか」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「……ま、そのうちまた、な。次回に持ち越しということで」
< もちろん抱いて送りましたとも >
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………結局全部は観れなかったか」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「…………」
Littorio「…………Zzz」
提督「……ま、そのうちまた、な。次回に持ち越しということで」
890: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:16:10.85:dQIjQfJQO (2/14)
< Die sch・n Schere >
愛宕「すっごい隈ね」
提督「んー……コーヒーくれ。死ぬほど濃いやつ」
高雄「程々にしてくださいよ」
提督「亮司と雪穂がね」
高雄「はぁ」
愛宕「そのうちできるわよ、コーヒー」
提督「さんきゅ。……俺も切り絵始めてみようかなぁ」
高雄「確かBismarckさんにいただいたハサミがありましたね」
提督「うん、どこいったかなぁ。プレゼント失くすのは不味いんだが」
< Die sch・n Schere >
愛宕「すっごい隈ね」
提督「んー……コーヒーくれ。死ぬほど濃いやつ」
高雄「程々にしてくださいよ」
提督「亮司と雪穂がね」
高雄「はぁ」
愛宕「そのうちできるわよ、コーヒー」
提督「さんきゅ。……俺も切り絵始めてみようかなぁ」
高雄「確かBismarckさんにいただいたハサミがありましたね」
提督「うん、どこいったかなぁ。プレゼント失くすのは不味いんだが」
891: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:18:41.94:dQIjQfJQO (3/14)
< 本当にどうでもいい >
提督「コーヒーうま」
愛宕「そうねぇ」
提督「……あっ、すげぇどうでもいいこと思いついた」
愛宕「きいてあげる」
提督「ドイツ語のSchereは女性名詞なんだよ。ハサミって意味な」
愛宕「うん」
提督「で、ナイフって意味のMesserは中性名詞なんだ」
愛宕「へぇ」
提督「中性なやつが二人集まればどちらかは女になるってことなのだよ愛宕くん」
愛宕「……男性は? ていうか中性なやつってなによ」
提督「あー……ほらMesserの同音異義語に計測者って意味がある。つまり」
愛宕「それを見ているしかできないヘタレチキン? 」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「……何の話してんだろ」
< 本当にどうでもいい >
提督「コーヒーうま」
愛宕「そうねぇ」
提督「……あっ、すげぇどうでもいいこと思いついた」
愛宕「きいてあげる」
提督「ドイツ語のSchereは女性名詞なんだよ。ハサミって意味な」
愛宕「うん」
提督「で、ナイフって意味のMesserは中性名詞なんだ」
愛宕「へぇ」
提督「中性なやつが二人集まればどちらかは女になるってことなのだよ愛宕くん」
愛宕「……男性は? ていうか中性なやつってなによ」
提督「あー……ほらMesserの同音異義語に計測者って意味がある。つまり」
愛宕「それを見ているしかできないヘタレチキン? 」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「……何の話してんだろ」
892: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:19:59.26:dQIjQfJQO (4/14)
< 時既に >
高雄「あら、あなたは然程隈にならないタイプなのね」
Littorio「いえ、修復速度を上げて回復しました」
高雄「は? 」
Littorio「だって、ね? あんな美しくない姿、誰にも見せられませんもの」
高雄「はぁ……無駄に力を使っているといざというときにですね」
Littorio「別に戦地でもないですしね? 」
高雄「そうですが。……あぁ」
Littorio「? 」
高雄「……あなたを部屋に運んだのが誰かは思い出した方がいいと思いますよ」
Littorio「? ……あぁ」
高雄「残念ですが」
Littorio「」
< 時既に >
高雄「あら、あなたは然程隈にならないタイプなのね」
Littorio「いえ、修復速度を上げて回復しました」
高雄「は? 」
Littorio「だって、ね? あんな美しくない姿、誰にも見せられませんもの」
高雄「はぁ……無駄に力を使っているといざというときにですね」
Littorio「別に戦地でもないですしね? 」
高雄「そうですが。……あぁ」
Littorio「? 」
高雄「……あなたを部屋に運んだのが誰かは思い出した方がいいと思いますよ」
Littorio「? ……あぁ」
高雄「残念ですが」
Littorio「」
893: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:21:07.37:dQIjQfJQO (5/14)
< 前向きと言えるだろうか >
高雄「六月九日の誕生石はバロックパール。
石言葉は“ 粘り強さ ”、“ 向上心 ”、そして“ 前向き ”」
提督「風邪引いた」
高雄「風邪? 」
提督「おう」
高雄「はぁ」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……始末しないといけない執務だけ終わらせて休むわ」
高雄「はい、でも大丈夫ですか? 」
提督「たぶん。治んなくても高雄が看てくれるからいいし」
高雄「…………急ぎましょうか」
提督「あぁ」
< 前向きと言えるだろうか >
高雄「六月九日の誕生石はバロックパール。
石言葉は“ 粘り強さ ”、“ 向上心 ”、そして“ 前向き ”」
提督「風邪引いた」
高雄「風邪? 」
提督「おう」
高雄「はぁ」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……始末しないといけない執務だけ終わらせて休むわ」
高雄「はい、でも大丈夫ですか? 」
提督「たぶん。治んなくても高雄が看てくれるからいいし」
高雄「…………急ぎましょうか」
提督「あぁ」
894: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:22:26.39:dQIjQfJQO (6/14)
< 内輪の話が楽しいのが悪い >
提督「思ったんだけどさ」
高雄「ええ」
提督「スープの付くカップ焼きそばとオレンジのコンビニっていう属性でね」
高雄「はい」
提督「俺の出身わかると思う? 」
高雄「はぁ……少なくとも地元民にはわかるのでは」
提督「だよなぁ。興味無い人とか行ったことない人は全くわからないよな」
高雄「おそらく」
提督「……じゃあ、ガッカリ観光名所のある場所なら? 」
高雄「それもいくつかあるかと」
提督「うーん……難しいね」
高雄「はぁ」
愛宕「普通に名前言えば通じるのに」
天城「なんなんでしょうね、あの拘り」
< 内輪の話が楽しいのが悪い >
提督「思ったんだけどさ」
高雄「ええ」
提督「スープの付くカップ焼きそばとオレンジのコンビニっていう属性でね」
高雄「はい」
提督「俺の出身わかると思う? 」
高雄「はぁ……少なくとも地元民にはわかるのでは」
提督「だよなぁ。興味無い人とか行ったことない人は全くわからないよな」
高雄「おそらく」
提督「……じゃあ、ガッカリ観光名所のある場所なら? 」
高雄「それもいくつかあるかと」
提督「うーん……難しいね」
高雄「はぁ」
愛宕「普通に名前言えば通じるのに」
天城「なんなんでしょうね、あの拘り」
895: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:23:27.13:dQIjQfJQO (7/14)
< 一つの優しさは万の想い出に >
高雄「今日の誕生花はスイートピー。花言葉は“ 永遠の喜び ”と“ 優しい想い出 ”」
提督「終わったきつい寝たいぐおー」
高雄「……寝室に行かなくても? 」
提督「だいじょぶ。高雄の体温で治す」
高雄「馬鹿なことを」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………暫くいい? 」
高雄「心ゆくまでどうぞ」
< 一つの優しさは万の想い出に >
高雄「今日の誕生花はスイートピー。花言葉は“ 永遠の喜び ”と“ 優しい想い出 ”」
提督「終わったきつい寝たいぐおー」
高雄「……寝室に行かなくても? 」
提督「だいじょぶ。高雄の体温で治す」
高雄「馬鹿なことを」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………暫くいい? 」
高雄「心ゆくまでどうぞ」
896: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:24:25.35:dQIjQfJQO (8/14)
< そういえばこんな想い出 >
提督「よう、処女ビッチ」
鈴谷「はぁ? 何言ってんのこのアホ提督」
提督「反論できないと暴言ですかぁ? 」
鈴谷「ムカつく。つーか処女だって証拠はあるんですかぁ?
証拠もないのに鈴谷のこと決めつけないでくれますー? 」
提督「ふーん……どこの誰と? 」
鈴谷「…………」
提督「…………」
鈴谷「……鈴谷ビッチじゃないから」
提督「へぇ? 」
鈴谷「今日のショーツとかマジで清純派だもんね。水色とかマジでヤバくない? 清楚過ぎだし」
提督「……ヤバイのはお前の頭だぞ」
鈴谷「はぁ? ……はぁ? なにこれどうすんの……」
提督「知るか」
< そういえばこんな想い出 >
提督「よう、処女ビッチ」
鈴谷「はぁ? 何言ってんのこのアホ提督」
提督「反論できないと暴言ですかぁ? 」
鈴谷「ムカつく。つーか処女だって証拠はあるんですかぁ?
証拠もないのに鈴谷のこと決めつけないでくれますー? 」
提督「ふーん……どこの誰と? 」
鈴谷「…………」
提督「…………」
鈴谷「……鈴谷ビッチじゃないから」
提督「へぇ? 」
鈴谷「今日のショーツとかマジで清純派だもんね。水色とかマジでヤバくない? 清楚過ぎだし」
提督「……ヤバイのはお前の頭だぞ」
鈴谷「はぁ? ……はぁ? なにこれどうすんの……」
提督「知るか」
897: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:25:39.33:dQIjQfJQO (9/14)
< まぁ、こんなことで怒る娘じゃないし >
提督「あぁ、頭痛い……しかも変なの思い出した」
高雄「変なの、ですか」
提督「鈴谷がな」
高雄「あぁ……」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……お前の反応も大概酷いな」
高雄「事実ですので」
< まぁ、こんなことで怒る娘じゃないし >
提督「あぁ、頭痛い……しかも変なの思い出した」
高雄「変なの、ですか」
提督「鈴谷がな」
高雄「あぁ……」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……お前の反応も大概酷いな」
高雄「事実ですので」
898: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:27:57.74:dQIjQfJQO (10/14)
< 見定めた相手を信じて >
愛宕「今日のカクテルはアトランティックコニャック。
カクテルワードは“ 手に入れたい物を見極める目利き ”、だそうよ」
Littorio「提督は? 」
愛宕「熱出してダウン。案外貧弱よね」
Littorio「それは……Littorioの所為、でしょうか」
愛宕「さぁ? そうとも言えるしそうじゃないとも言えるかしらね」
Littorio「はぁ」
愛宕「あなたがそう思うのはきっといいことよ。私もきっと自分ならそう思う。
でもあの人はそうは思わないはず」
Littorio「……なるほど」
愛宕「…………」
Littorio「…………」
愛宕「……はい、カクテルは自由にね。私は今日はもう来ないから」
Littorio「はい。それでは。よろしく、とお伝えください」
< 見定めた相手を信じて >
愛宕「今日のカクテルはアトランティックコニャック。
カクテルワードは“ 手に入れたい物を見極める目利き ”、だそうよ」
Littorio「提督は? 」
愛宕「熱出してダウン。案外貧弱よね」
Littorio「それは……Littorioの所為、でしょうか」
愛宕「さぁ? そうとも言えるしそうじゃないとも言えるかしらね」
Littorio「はぁ」
愛宕「あなたがそう思うのはきっといいことよ。私もきっと自分ならそう思う。
でもあの人はそうは思わないはず」
Littorio「……なるほど」
愛宕「…………」
Littorio「…………」
愛宕「……はい、カクテルは自由にね。私は今日はもう来ないから」
Littorio「はい。それでは。よろしく、とお伝えください」
899: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:29:21.58:dQIjQfJQO (11/14)
< 断末魔 >
提督「うぇ……北の民は風邪に強いとか言ったやつ出てこい」
高雄「何を言ってるんです。身体拭きますよ」
提督「んー、面倒」
高雄「早く治さないといけない身なんですから」
提督「えぇ……」
高雄「早く。悪化しますよ」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「……愛宕、腕を抑えなさい」
愛宕「はーい、早く終わりますからねぇ〜。ばんざーいっ」
提督「わかったわかった起きるからやめおい! お前明らかに楽しんでるだろニヤつくなやめろよぉ! 」
< 断末魔 >
提督「うぇ……北の民は風邪に強いとか言ったやつ出てこい」
高雄「何を言ってるんです。身体拭きますよ」
提督「んー、面倒」
高雄「早く治さないといけない身なんですから」
提督「えぇ……」
高雄「早く。悪化しますよ」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「……愛宕、腕を抑えなさい」
愛宕「はーい、早く終わりますからねぇ〜。ばんざーいっ」
提督「わかったわかった起きるからやめおい! お前明らかに楽しんでるだろニヤつくなやめろよぉ! 」
900: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:30:56.48:dQIjQfJQO (12/14)
< 何を血迷ったのか >
明石「日本酒か? 芋か米か? それともワインかぁ? 」
天城「杏酒、ロックで」
明石「果実酒入りまーす! 」
雲龍「なぜそんなテンションなの、明石」
明石「ふぁ? 」
天城「先ほど焼酎をスポーツドリンクで割っていたような」
雲龍「なんてことを……」
明石「はぁい、杏酒のロックになりまぁす」
天城「どうも」
雲龍「やめなさい気持ち悪い。クネクネしないで」
明石「ん、んー? 」
雲龍「…………」
天城「……天城はお酒が出ればいいのですが。
バーテンダー役を放棄しないあたり泥酔ではないのか使命感なのか」
Littorio「…………こんな人だったでしょうか、明石という人」
< 何を血迷ったのか >
明石「日本酒か? 芋か米か? それともワインかぁ? 」
天城「杏酒、ロックで」
明石「果実酒入りまーす! 」
雲龍「なぜそんなテンションなの、明石」
明石「ふぁ? 」
天城「先ほど焼酎をスポーツドリンクで割っていたような」
雲龍「なんてことを……」
明石「はぁい、杏酒のロックになりまぁす」
天城「どうも」
雲龍「やめなさい気持ち悪い。クネクネしないで」
明石「ん、んー? 」
雲龍「…………」
天城「……天城はお酒が出ればいいのですが。
バーテンダー役を放棄しないあたり泥酔ではないのか使命感なのか」
Littorio「…………こんな人だったでしょうか、明石という人」
901: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:32:28.50:dQIjQfJQO (13/14)
< 迎え酒のような理不尽 >
提督「…………Zzz」
高雄「……やっと寝たわね」
愛宕「病人のときの方がうるさいのよねぇ」
高雄「しかもお酒まで飲んで」
愛宕「まぁ、百薬の長って言うし」
高雄「ウォッカを飲んでぶっ倒れるのをどう薬と解釈すれば」
愛宕「えーっとぉ……」
高雄「…………」
提督「…………Zzz」
愛宕「……寝ましょうか」
高雄「……そう、ね」
< 迎え酒のような理不尽 >
提督「…………Zzz」
高雄「……やっと寝たわね」
愛宕「病人のときの方がうるさいのよねぇ」
高雄「しかもお酒まで飲んで」
愛宕「まぁ、百薬の長って言うし」
高雄「ウォッカを飲んでぶっ倒れるのをどう薬と解釈すれば」
愛宕「えーっとぉ……」
高雄「…………」
提督「…………Zzz」
愛宕「……寝ましょうか」
高雄「……そう、ね」
902: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/09(火) 23:35:42.61:dQIjQfJQO (14/14)
一応北の方を念頭に置いています、はい
やはり局所的なネタだったようですね……
ありがとうございました
一応北の方を念頭に置いています、はい
やはり局所的なネタだったようですね……
ありがとうございました
903:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/09(火) 23:47:10.93:+Da/kJAAO (1/1)
乙です
乙です
904:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/10(水) 00:30:30.19:gd3idwT/0 (1/1)
スープ付きってことはやたらOがつくやつでいいんかな?あれだったら本州の真ん中県でもうってるからわかりにくいかも
ともあれ乙でした!
スープ付きってことはやたらOがつくやつでいいんかな?あれだったら本州の真ん中県でもうってるからわかりにくいかも
ともあれ乙でした!
905:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/10(水) 13:40:55.79:zPH4tuEpo (1/1)
まさかと思うがリアルでも風邪か?
身体を一番でお願いします 乙
まさかと思うがリアルでも風邪か?
身体を一番でお願いします 乙
906:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/10(水) 18:04:29.90:J9O23NPC0 (1/1)
お弁当かと思ったが破壊音の方かいな
お弁当かと思ったが破壊音の方かいな
907:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/10(水) 22:38:19.08:ePraBbaQo (1/1)
オレンジのコンビニなら弁当の方じゃ
オレンジのコンビニなら弁当の方じゃ
908: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:07:29.66:jyFmRaQZ0 (1/12)
< 静かな夜に、ふと >
提督「…………んぁ……? 今何、時……深夜だし」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
提督「……一緒に寝ちゃだめだろ。移るだろうがまったく」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
提督「…………俺には勿体無ぇよなぁ」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
< 静かな夜に、ふと >
提督「…………んぁ……? 今何、時……深夜だし」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
提督「……一緒に寝ちゃだめだろ。移るだろうがまったく」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
提督「…………俺には勿体無ぇよなぁ」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………Zzz」
909: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:08:42.34:jyFmRaQZ0 (2/12)
< 水分は大事だからね >
Littorio「あら……眠れないの? 」
提督「ん? 水を飲みたくてな」
Littorio「そう、ですか」
提督「お前は? また隈できるぞ、こんな時間に起きてて」
Littorio「んー……特に意味はありません。強いて言えば……」
提督「おう」
Littorio「あなたに会いたいな、と」
提督「……へぇ」
Littorio「ふふ……本当に会えるなんて、ね」
< 水分は大事だからね >
Littorio「あら……眠れないの? 」
提督「ん? 水を飲みたくてな」
Littorio「そう、ですか」
提督「お前は? また隈できるぞ、こんな時間に起きてて」
Littorio「んー……特に意味はありません。強いて言えば……」
提督「おう」
Littorio「あなたに会いたいな、と」
提督「……へぇ」
Littorio「ふふ……本当に会えるなんて、ね」
910: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:10:13.55:jyFmRaQZ0 (3/12)
< いっそ嫌いにさせてくれればいいのに >
Littorio「眠れないなら一緒に寝てあげましょうか? 」
提督「いや、遠慮しておくよ。移すと悪い」
Littorio「あの二人には遠慮しないのに? 」
提督「なんで知ってるんだよ」
Littorio「今、知りました」
提督「…………」
Littorio「……ふふ、意地悪、してみたかったんです」
提督「……まぁ、俺は軽い男だし言い訳できないクズだけど」
Littorio「ええ」
提督「譲れないモノ。特別なモノがあるんだよ」
Littorio「そう……ええ、そういうところが好きなのです」
提督「……そうかい」
Littorio「好きになるのは勝手ですもの、ね」
< いっそ嫌いにさせてくれればいいのに >
Littorio「眠れないなら一緒に寝てあげましょうか? 」
提督「いや、遠慮しておくよ。移すと悪い」
Littorio「あの二人には遠慮しないのに? 」
提督「なんで知ってるんだよ」
Littorio「今、知りました」
提督「…………」
Littorio「……ふふ、意地悪、してみたかったんです」
提督「……まぁ、俺は軽い男だし言い訳できないクズだけど」
Littorio「ええ」
提督「譲れないモノ。特別なモノがあるんだよ」
Littorio「そう……ええ、そういうところが好きなのです」
提督「……そうかい」
Littorio「好きになるのは勝手ですもの、ね」
911: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:11:25.32:jyFmRaQZ0 (4/12)
< いつも見ているから >
提督「…………」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………おかえり」
提督「あぁ、悪い。起こしたな」
愛宕「別に。私も早く寝たから眠気が、ね」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「……Littorioにでも会った? 」
提督「……エスパーかよ」
愛宕「ふふ……あなた限定の、よ」
提督「…………」
愛宕「…………忠告だけど」
提督「あぁ」
愛宕「なにも言わない方がいいわよ。なにを言っても自己嫌悪するだけだから」
提督「…………寝直すよ。早く治さないと、な」
愛宕「そうね。それがいいわ」
< いつも見ているから >
提督「…………」
高雄「…………Zzz」
愛宕「…………おかえり」
提督「あぁ、悪い。起こしたな」
愛宕「別に。私も早く寝たから眠気が、ね」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「……Littorioにでも会った? 」
提督「……エスパーかよ」
愛宕「ふふ……あなた限定の、よ」
提督「…………」
愛宕「…………忠告だけど」
提督「あぁ」
愛宕「なにも言わない方がいいわよ。なにを言っても自己嫌悪するだけだから」
提督「…………寝直すよ。早く治さないと、な」
愛宕「そうね。それがいいわ」
912: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:12:34.79:jyFmRaQZ0 (5/12)
< その感謝、受け取れません >
高雄「六月十日の誕生石はクォーツ。
石言葉は“ 思いやり ”と“ ロマンティスト ”」
提督「ありがとな」
高雄「いえ……当然のことです」
提督「そうか」
高雄「はい」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……ありがとな」
高雄「……いえ」
< その感謝、受け取れません >
高雄「六月十日の誕生石はクォーツ。
石言葉は“ 思いやり ”と“ ロマンティスト ”」
提督「ありがとな」
高雄「いえ……当然のことです」
提督「そうか」
高雄「はい」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……ありがとな」
高雄「……いえ」
913: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:13:33.73:jyFmRaQZ0 (6/12)
< 割と当然のこと >
愛宕「ね、私も一応いたんだけどぉ? 」
提督「だってお前嬉々として服脱がせようとしてきただけじゃん」
愛宕「汗吹いたり着替え手伝ったわよ、ね? 」
高雄「まぁ」
提督「どうせなら舌で舐めとれよ。汗とか」
愛宕「とか? 」
提督「とか」
愛宕「…………いや、ダメでしょそれ」
提督「なーんでそこで冷静になるかな」
< 割と当然のこと >
愛宕「ね、私も一応いたんだけどぉ? 」
提督「だってお前嬉々として服脱がせようとしてきただけじゃん」
愛宕「汗吹いたり着替え手伝ったわよ、ね? 」
高雄「まぁ」
提督「どうせなら舌で舐めとれよ。汗とか」
愛宕「とか? 」
提督「とか」
愛宕「…………いや、ダメでしょそれ」
提督「なーんでそこで冷静になるかな」
914: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:14:18.33:jyFmRaQZ0 (7/12)
< それなりに >
提督「映画の謳い文句に“ かつて映像化は不可能と言われた ”ってのあるじゃん」
高雄「はぁ」
提督「それ誰が言ったんだろうな。俺聞いたことねぇよ」
高雄「まぁ……映像関係者とかじゃないですか」
提督「でもそれならそういう人のインタビューとかあってもいいと思うんだよね」
高雄「うーん……」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……アバターって割と面白いよな」
高雄「そうですね」
< それなりに >
提督「映画の謳い文句に“ かつて映像化は不可能と言われた ”ってのあるじゃん」
高雄「はぁ」
提督「それ誰が言ったんだろうな。俺聞いたことねぇよ」
高雄「まぁ……映像関係者とかじゃないですか」
提督「でもそれならそういう人のインタビューとかあってもいいと思うんだよね」
高雄「うーん……」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「……アバターって割と面白いよな」
高雄「そうですね」
915: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:15:18.41:jyFmRaQZ0 (8/12)
< 罰ゲームとかないと張り合いがね >
高雄「今日の誕生花は杜若。花言葉は“ 気品 ”、“ 幸運 ”、“ 幸福 ”、そして“ 贈り物 ”」
提督「運ってなぁ、ざけんなよぉ……降りるわ」
雲龍「……私も」
天城「ふむ……勝負、致しましょう」
Littorio「そう……ストレート」
天城「なるほど……天城もストレートです」
Littorio「スートとナンバーだと……Littorioの負け、ですね」
天城「……今日はツイてますね」
愛宕「はーい、今日の茶請けはクレープでー……どうして上半身裸なの」
提督「…………元病人なんだけど」
< 罰ゲームとかないと張り合いがね >
高雄「今日の誕生花は杜若。花言葉は“ 気品 ”、“ 幸運 ”、“ 幸福 ”、そして“ 贈り物 ”」
提督「運ってなぁ、ざけんなよぉ……降りるわ」
雲龍「……私も」
天城「ふむ……勝負、致しましょう」
Littorio「そう……ストレート」
天城「なるほど……天城もストレートです」
Littorio「スートとナンバーだと……Littorioの負け、ですね」
天城「……今日はツイてますね」
愛宕「はーい、今日の茶請けはクレープでー……どうして上半身裸なの」
提督「…………元病人なんだけど」
916: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:16:20.27:jyFmRaQZ0 (9/12)
< ひすとりあ >
明石「持統さんこんなに綺麗だったんですかねー」
提督「さぁな。でもロマンあるだろ」
明石「ですかねー」
提督「小説で挿絵ないときにさ」
明石「はぁ」
提督「大体想像するのってイケメンが美人だろ」
明石「あー……確かに」
提督「まぁ、当時皇族が髭生やしてたのかどうかはしらねぇけど」
明石「イケメン無罪ってやつですか」
提督「そうだな」
< ひすとりあ >
明石「持統さんこんなに綺麗だったんですかねー」
提督「さぁな。でもロマンあるだろ」
明石「ですかねー」
提督「小説で挿絵ないときにさ」
明石「はぁ」
提督「大体想像するのってイケメンが美人だろ」
明石「あー……確かに」
提督「まぁ、当時皇族が髭生やしてたのかどうかはしらねぇけど」
明石「イケメン無罪ってやつですか」
提督「そうだな」
917: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:17:18.70:jyFmRaQZ0 (10/12)
< 考えた人は凄いと思う >
提督「納豆食おうぜ平城京」
高雄「……なんと立派な、でしょう」
提督「いいゴム使おう保元で」
愛宕「そもそも使ってないわよねぇ〜 」
提督「イチゴパンツで太閤検地」
天城「1582年、ですか。……太閤も驚愕しますね」
提督「結構面白いのあるよな。……持ってる? 」
高雄「それはさすがに……」
< 考えた人は凄いと思う >
提督「納豆食おうぜ平城京」
高雄「……なんと立派な、でしょう」
提督「いいゴム使おう保元で」
愛宕「そもそも使ってないわよねぇ〜 」
提督「イチゴパンツで太閤検地」
天城「1582年、ですか。……太閤も驚愕しますね」
提督「結構面白いのあるよな。……持ってる? 」
高雄「それはさすがに……」
918: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:18:52.44:jyFmRaQZ0 (11/12)
< 希望を持つことが絶望の第一歩 >
提督「今日のカクテルはパッシモグレープフルーツ。
カクテルワードは“ 働くことが好きな活動家 ”、だ」
明石「あぁ、まったく嫌な人たちで」
提督「そういう話はここでは禁止な」
明石「はぁ」
提督「お前の立場だと活動家って名前の人たちにいい印象はないだろうけどさ」
明石「悪魔扱いですからね。悪魔が悪魔を生み出すとかなんとか」
提督「……俺は知ってるから。明石のこと」
明石「そういう問題じゃないんですよ」
提督「…………」
明石「…………」
提督「…………俺にはそれしか言えないから」
明石「…………それ以上を求めさせちゃうんですよ、欲望ってのは、あなたっていう人は」
< 希望を持つことが絶望の第一歩 >
提督「今日のカクテルはパッシモグレープフルーツ。
カクテルワードは“ 働くことが好きな活動家 ”、だ」
明石「あぁ、まったく嫌な人たちで」
提督「そういう話はここでは禁止な」
明石「はぁ」
提督「お前の立場だと活動家って名前の人たちにいい印象はないだろうけどさ」
明石「悪魔扱いですからね。悪魔が悪魔を生み出すとかなんとか」
提督「……俺は知ってるから。明石のこと」
明石「そういう問題じゃないんですよ」
提督「…………」
明石「…………」
提督「…………俺にはそれしか言えないから」
明石「…………それ以上を求めさせちゃうんですよ、欲望ってのは、あなたっていう人は」
919: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/10(水) 23:22:25.11:jyFmRaQZ0 (12/12)
まぁ、北海道とセイコーマートとやきそば弁当ですね
ありがとうございました
まぁ、北海道とセイコーマートとやきそば弁当ですね
ありがとうございました
920:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/11(木) 00:05:58.09:JNI+B1g/o (1/1)
乙
乙
921:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/11(木) 03:41:12.10:/pdtavL2O (1/1)
乙です
乙です
922:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/11(木) 15:46:14.54:R8l9RrZyO (1/1)
乙です。十字クロスは第一次十字軍遠征(1096年)、とかね
乙です。十字クロスは第一次十字軍遠征(1096年)、とかね
923: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:36:37.31:dlp+qJlmO (1/14)
< その心意気に >
加賀「一航戦加賀、着任致しました」
提督「おう」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……特に歓迎の意志もないのね」
提督「そりゃな。来るの知ってたし。割と最近まで一緒だったろ」
加賀「確かにそうね」
提督「……まぁ、お前がいるのは素直に嬉しいよ。歓迎する」
加賀「……礼は言わない。しかし、必ずやあなたの期待に応えてみせます」
< その心意気に >
加賀「一航戦加賀、着任致しました」
提督「おう」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……特に歓迎の意志もないのね」
提督「そりゃな。来るの知ってたし。割と最近まで一緒だったろ」
加賀「確かにそうね」
提督「……まぁ、お前がいるのは素直に嬉しいよ。歓迎する」
加賀「……礼は言わない。しかし、必ずやあなたの期待に応えてみせます」
924: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:37:22.72:dlp+qJlmO (2/14)
< 前線に勝ることはなく >
提督「あー……で? 例の旧要港部はどうなったんだ? 民間に払い下げられるとか聞いたが」
加賀「そうね、今のところ地元の観光グループに決まる可能性が高いわ」
提督「へぇ……ま、立地も眺めもいいしな。軍施設だから設備もいいし耐震設備も最高水準」
加賀「ただし暫くは軍人が常駐するでしょうけど」
提督「それは疚しいことがない純粋な商売人にとってはむしろプラスだろ。
部屋を埋められる上にこの国最高の警備員なんだから」
加賀「…………ここだけの話だけれど」
提督「あぁ」
加賀「シーレーンを含めた全国の艦娘を任務扱いで“ 警備員 ”に充てるつもりらしいわ」
提督「はーん……実質の休暇か」
加賀「……私たちに回ってくるのは最後になりそうだけれど、ね」
提督「そりゃな……だって大した仕事してねぇし」
< 前線に勝ることはなく >
提督「あー……で? 例の旧要港部はどうなったんだ? 民間に払い下げられるとか聞いたが」
加賀「そうね、今のところ地元の観光グループに決まる可能性が高いわ」
提督「へぇ……ま、立地も眺めもいいしな。軍施設だから設備もいいし耐震設備も最高水準」
加賀「ただし暫くは軍人が常駐するでしょうけど」
提督「それは疚しいことがない純粋な商売人にとってはむしろプラスだろ。
部屋を埋められる上にこの国最高の警備員なんだから」
加賀「…………ここだけの話だけれど」
提督「あぁ」
加賀「シーレーンを含めた全国の艦娘を任務扱いで“ 警備員 ”に充てるつもりらしいわ」
提督「はーん……実質の休暇か」
加賀「……私たちに回ってくるのは最後になりそうだけれど、ね」
提督「そりゃな……だって大した仕事してねぇし」
925: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:38:10.70:dlp+qJlmO (3/14)
< こんな私、あなたの前でだけ >
高雄「六月十一日の誕生石はホワイトラブラドライト。
石言葉は“ 純潔 ”、“ 純粋 ”、そして“ 人気者 ”」
愛宕「純潔……人気者……ふーん」
提督「ふーん、じゃねぇよ」
愛宕「別に含みなんてないんだけどね」
提督「……まぁ、一途なのはいいと思うよ、うん」
愛宕「そう、宗旨替えかしら」
提督「いやぁ……女の評価で処女か非処女かを真面目に話すとか黒歴史もいいところだし」
愛宕「今更? 理解して話してたのかと」
提督「…………悪かったな。気持ち悪くて」
愛宕「別に。私はある意味でどちらにもあてはまるしね」
< こんな私、あなたの前でだけ >
高雄「六月十一日の誕生石はホワイトラブラドライト。
石言葉は“ 純潔 ”、“ 純粋 ”、そして“ 人気者 ”」
愛宕「純潔……人気者……ふーん」
提督「ふーん、じゃねぇよ」
愛宕「別に含みなんてないんだけどね」
提督「……まぁ、一途なのはいいと思うよ、うん」
愛宕「そう、宗旨替えかしら」
提督「いやぁ……女の評価で処女か非処女かを真面目に話すとか黒歴史もいいところだし」
愛宕「今更? 理解して話してたのかと」
提督「…………悪かったな。気持ち悪くて」
愛宕「別に。私はある意味でどちらにもあてはまるしね」
926: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:39:21.52:dlp+qJlmO (4/14)
< 定めた貴女と永遠に >
高雄「今日の誕生花はアガパンサス。花言葉は“ 誠実な愛 ”」
提督「せ、せいじーつですぅよ? 」
高雄「……それはなんと反応するのが正解なんです」
提督「知らん」
高雄「はぁ……」
提督「……まぁ、一般的な誠実とは違うかもしれないけど一応ね」
高雄「……今更、ですよ」
提督「お前がここから逃げたいって本気で思うならどこまでも引っ張ってくぜ? 」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「…………それは誠実なのでしょうか」
提督「それが俺の誠実ってやつなんだよ」
< 定めた貴女と永遠に >
高雄「今日の誕生花はアガパンサス。花言葉は“ 誠実な愛 ”」
提督「せ、せいじーつですぅよ? 」
高雄「……それはなんと反応するのが正解なんです」
提督「知らん」
高雄「はぁ……」
提督「……まぁ、一般的な誠実とは違うかもしれないけど一応ね」
高雄「……今更、ですよ」
提督「お前がここから逃げたいって本気で思うならどこまでも引っ張ってくぜ? 」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「…………それは誠実なのでしょうか」
提督「それが俺の誠実ってやつなんだよ」
927: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:40:04.84:dlp+qJlmO (5/14)
< 逆の肩を濡らしたりね >
提督「女の子の下着と傘の柄はある程度リンクしているとかなんとか」
高雄「まぁ、好みが似ているとかそういうことなら理解はできますが」
愛宕「形とかタイプはないのかしら」
提督「どうだろう。でもエグいの好きな子は大体……うん」
高雄「……それって傘を差す状況で隣にいる人とは、もう」
提督「いや、ちゃんと俺が差してたよ? 」
高雄「はぁ……そういうことじゃないです」
< 逆の肩を濡らしたりね >
提督「女の子の下着と傘の柄はある程度リンクしているとかなんとか」
高雄「まぁ、好みが似ているとかそういうことなら理解はできますが」
愛宕「形とかタイプはないのかしら」
提督「どうだろう。でもエグいの好きな子は大体……うん」
高雄「……それって傘を差す状況で隣にいる人とは、もう」
提督「いや、ちゃんと俺が差してたよ? 」
高雄「はぁ……そういうことじゃないです」
928: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:41:25.49:dlp+qJlmO (6/14)
< 期待とは違うけれど…… >
愛宕「それなら和傘はどうなのかしら」
提督「そんな人普通見ないけどな。……褌? 」
愛宕「はーん……なるほど」
提督「訊いた方が早いな。天城ー」
天城「…………確かに和傘は持っていますよ」
提督「へぇ」
天城「…………あなたの期待にはお応えできませんけれどね」
提督「へぇ」
天城「…………」
提督「…………」
天城「……だから無いですってば」
< 期待とは違うけれど…… >
愛宕「それなら和傘はどうなのかしら」
提督「そんな人普通見ないけどな。……褌? 」
愛宕「はーん……なるほど」
提督「訊いた方が早いな。天城ー」
天城「…………確かに和傘は持っていますよ」
提督「へぇ」
天城「…………あなたの期待にはお応えできませんけれどね」
提督「へぇ」
天城「…………」
提督「…………」
天城「……だから無いですってば」
929: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:42:14.31:dlp+qJlmO (7/14)
< 寿司が嫌いとか天婦羅が嫌いとか >
提督「ほーん……フッツーに勝ったな」
明石「でも格下なんですよね、相手」
提督「あぁ。勝てなかったらネットが荒れるくらいにはね」
明石「スポーツで、ですか……まぁ、つまんなくはないですけど」
提督「それだけ期待してるってことだよ」
明石「はぁ」
提督「お前はどう思う? この国のサッカーは」
Littorio「はぁ」
提督「? 」
Littorio「あの……イタリア人だからサッカーがどうとかはないですよ」
提督「うっそぉ」
Littorio「理不尽な」
< 寿司が嫌いとか天婦羅が嫌いとか >
提督「ほーん……フッツーに勝ったな」
明石「でも格下なんですよね、相手」
提督「あぁ。勝てなかったらネットが荒れるくらいにはね」
明石「スポーツで、ですか……まぁ、つまんなくはないですけど」
提督「それだけ期待してるってことだよ」
明石「はぁ」
提督「お前はどう思う? この国のサッカーは」
Littorio「はぁ」
提督「? 」
Littorio「あの……イタリア人だからサッカーがどうとかはないですよ」
提督「うっそぉ」
Littorio「理不尽な」
930: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:42:55.94:dlp+qJlmO (8/14)
< 己を知る、と言えば聞こえはいい >
提督「今日のカクテルはキールアンペリアル。
カクテルワードは“ 心身ともに磨かれた美的センスの持ち主 ”、だ」
加賀「私ね」
提督「お、おう……」
加賀「何か間違っていて? 」
提督「いや……なんつーか割とストレートだよなって」
加賀「あなたの前で取り繕うのは馬鹿馬鹿しいのだもの」
提督「え、えぇ……」
加賀「私を知る人に」
提督「……あぁ」
加賀「それ以上を知ってほしいと思うことは間違っているかしら」
提督「いや、間違ってないです、はい」
提督(でも直球で自慢するのがそれに繋がるか……? )
< 己を知る、と言えば聞こえはいい >
提督「今日のカクテルはキールアンペリアル。
カクテルワードは“ 心身ともに磨かれた美的センスの持ち主 ”、だ」
加賀「私ね」
提督「お、おう……」
加賀「何か間違っていて? 」
提督「いや……なんつーか割とストレートだよなって」
加賀「あなたの前で取り繕うのは馬鹿馬鹿しいのだもの」
提督「え、えぇ……」
加賀「私を知る人に」
提督「……あぁ」
加賀「それ以上を知ってほしいと思うことは間違っているかしら」
提督「いや、間違ってないです、はい」
提督(でも直球で自慢するのがそれに繋がるか……? )
931: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:44:14.17:dlp+qJlmO (9/14)
< ラズベリーのドロドロさとか、たまらないね >
雲龍「……ね」
提督「袖掴みってお前素晴ら……はぁん」
雲龍「…………」
提督「……お前もなんか飲まないか? 」
雲龍「…………」
提督「…………」
雲龍「…………」
提督「…………」
雲龍「…………いらない」
提督「そっか。……まぁ、待て。今キスの味をフルーティにしてんだよ」
雲龍「はぁ……はぁ? 」
< ラズベリーのドロドロさとか、たまらないね >
雲龍「……ね」
提督「袖掴みってお前素晴ら……はぁん」
雲龍「…………」
提督「……お前もなんか飲まないか? 」
雲龍「…………」
提督「…………」
雲龍「…………」
提督「…………」
雲龍「…………いらない」
提督「そっか。……まぁ、待て。今キスの味をフルーティにしてんだよ」
雲龍「はぁ……はぁ? 」
932: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:45:39.02:dlp+qJlmO (10/14)
< ケア >
愛宕「ね、やっぱり剃ってるの? 」
Littorio「はぁ……剃ってますよ」
愛宕「なるほどぉ……」
Littorio「あなたたちは違うのでしたか、そういえば」
愛宕「人によると思うけどね〜 。……私は整えて少しだけ残してるわ」
Littorio「そう。Littorio、あれ苦手です」
愛宕「確かに手元狂うの怖いわよね」
Littorio「あなたは? 慣れたりしたのですか? 」
愛宕「そうね、それもあるけど……ときどき剃られちゃうし。そういうの好きな人がいるから」
Littorio「あぁ……」
愛宕「……ええ」
< ケア >
愛宕「ね、やっぱり剃ってるの? 」
Littorio「はぁ……剃ってますよ」
愛宕「なるほどぉ……」
Littorio「あなたたちは違うのでしたか、そういえば」
愛宕「人によると思うけどね〜 。……私は整えて少しだけ残してるわ」
Littorio「そう。Littorio、あれ苦手です」
愛宕「確かに手元狂うの怖いわよね」
Littorio「あなたは? 慣れたりしたのですか? 」
愛宕「そうね、それもあるけど……ときどき剃られちゃうし。そういうの好きな人がいるから」
Littorio「あぁ……」
愛宕「……ええ」
933: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:46:28.95:dlp+qJlmO (11/14)
< ふと、そんな気分に >
天城「加賀さん」
加賀「なにかしら」
天城「お付き合い、いただけますか」
加賀「構わないけれど……いつまで? 」
天城「さぁ……姉様はどうせ朝まで部屋を占領しているでしょうし」
加賀「彼がいない……そういうこと」
天城「……はい」
加賀「……なんなら明日まで私の部屋にでもくる? 」
天城「加賀さんがよければ」
加賀「……彼のことでも、一航戦としてでも。なんでも語ってあげるわ」
< ふと、そんな気分に >
天城「加賀さん」
加賀「なにかしら」
天城「お付き合い、いただけますか」
加賀「構わないけれど……いつまで? 」
天城「さぁ……姉様はどうせ朝まで部屋を占領しているでしょうし」
加賀「彼がいない……そういうこと」
天城「……はい」
加賀「……なんなら明日まで私の部屋にでもくる? 」
天城「加賀さんがよければ」
加賀「……彼のことでも、一航戦としてでも。なんでも語ってあげるわ」
934: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:48:29.24:dlp+qJlmO (12/14)
< もう加速は止まらない >
提督「髪下ろしたのも、いいな」
雲龍「そ、う」
提督「ん……」
雲龍「ぁ……ゅる…………ちゅ……ん」
提督「っはぁ…………大分余裕も出てきたじゃん? 」
雲龍「っきゅ、呼吸、で、きなくなる、じゃない……まだ、収まってあぁっ! 」
提督「余裕が出てきたってことはそれ以上ヤってもいい、ってことだからなぁ」
雲龍「そっ、んなわけ」
提督「……誘ってきたの、お前だからな。諦めろ」
雲龍「ぁ……んん……ーーーー……」
< もう加速は止まらない >
提督「髪下ろしたのも、いいな」
雲龍「そ、う」
提督「ん……」
雲龍「ぁ……ゅる…………ちゅ……ん」
提督「っはぁ…………大分余裕も出てきたじゃん? 」
雲龍「っきゅ、呼吸、で、きなくなる、じゃない……まだ、収まってあぁっ! 」
提督「余裕が出てきたってことはそれ以上ヤってもいい、ってことだからなぁ」
雲龍「そっ、んなわけ」
提督「……誘ってきたの、お前だからな。諦めろ」
雲龍「ぁ……んん……ーーーー……」
935: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:49:08.43:dlp+qJlmO (13/14)
< 絶対に >
明石「で、残ったのは私と」
Littorio「Littorioだけ、ですね」
明石「…………」
Littorio「…………」
明石「……加賀さんと天城さんは徹夜飲みモード。
高雄さんたちは普通に自室、だと思いたい」
Littorio「なにかするのは高雄が許さないような」
明石「でしょうけど……愛宕さんですからね」
Littorio「……ふむ」
明石「…………」
Littorio「…………あ」
明石「ん、なんです」
Littorio「なんならLittorioとあちら側に行ってみな」
明石「嫌です」
< 絶対に >
明石「で、残ったのは私と」
Littorio「Littorioだけ、ですね」
明石「…………」
Littorio「…………」
明石「……加賀さんと天城さんは徹夜飲みモード。
高雄さんたちは普通に自室、だと思いたい」
Littorio「なにかするのは高雄が許さないような」
明石「でしょうけど……愛宕さんですからね」
Littorio「……ふむ」
明石「…………」
Littorio「…………あ」
明石「ん、なんです」
Littorio「なんならLittorioとあちら側に行ってみな」
明石「嫌です」
936: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/11(木) 23:50:07.89:dlp+qJlmO (14/14)
ありがとうございました
ありがとうございました
937:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/11(木) 23:56:36.38:xGEgcMMWO (1/1)
乙です
乙です
938:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/11(木) 23:59:09.94:gQVxe/Xio (1/1)
乙です
乙です
939:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/12(金) 08:34:12.38:4xHOTfCN0 (1/1)
加賀さんが帰還してよかった。
加賀さんが帰還してよかった。
940:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/12(金) 19:09:47.89:M1N/GVSCo (1/1)
明石ゆうてあっち側もう既に行ったやん…
明石ゆうてあっち側もう既に行ったやん…
941:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/12(金) 20:17:54.44:JhDUQ/FX0 (1/1)
乙ー
乙ー
942: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:49:24.33:n8YZT6ihO (1/21)
< 口づけを >
雲龍「…………ん」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………一人、か」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「……私も煙草が吸いたいわ。それか……とびきり甘いーー」
< 口づけを >
雲龍「…………ん」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………一人、か」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「……私も煙草が吸いたいわ。それか……とびきり甘いーー」
943: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:52:52.68:n8YZT6ihO (2/21)
< 口づけを >
雲龍「…………ん」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………一人、か」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「……私も煙草が吸いたいわ。それか……とびきり甘いーー」
< 口づけを >
雲龍「…………ん」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………一人、か」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「…………」
雲龍「……私も煙草が吸いたいわ。それか……とびきり甘いーー」
944: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:54:07.59:n8YZT6ihO (3/21)
< 目覚まし代りの日差しに臨み >
提督「フ-…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………眩しいなぁ日差し」
提督「…………、フ-……」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「……ねむねむ。結局何時間位寝てられたんだったか」
< 目覚まし代りの日差しに臨み >
提督「フ-…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………眩しいなぁ日差し」
提督「…………、フ-……」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「……ねむねむ。結局何時間位寝てられたんだったか」
945: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:56:37.30:n8YZT6ihO (4/21)
< 慣れたのはあっちかな >
愛宕「んー」
提督「あ? ん」
愛宕「ん……煙い」
提督「そりゃね」
愛宕「あぁぁぁ……コーヒー飲も」
提督「あ、俺も頼む」
愛宕「はいはい」
高雄「雲龍さん連れ込んだあとに吸ってるの初めてですよね」
提督「あー……そうかもね」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「……慣れました? 」
提督「……まったく。カッコつけて誤魔化してるだけ」
< 慣れたのはあっちかな >
愛宕「んー」
提督「あ? ん」
愛宕「ん……煙い」
提督「そりゃね」
愛宕「あぁぁぁ……コーヒー飲も」
提督「あ、俺も頼む」
愛宕「はいはい」
高雄「雲龍さん連れ込んだあとに吸ってるの初めてですよね」
提督「あー……そうかもね」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「……慣れました? 」
提督「……まったく。カッコつけて誤魔化してるだけ」
946: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:57:50.35:n8YZT6ihO (5/21)
< 保万礼でも吸っときゃいいのに >
提督「そういや外で陸軍の将校殿に会った」
愛宕「ふーん」
提督「なんか最近ここに居候してるとかなんとか意味不明なこと言ってたんだよね」
高雄「私たちに知らされていない作戦でもあるんでしょうか」
提督「さぁ。でさ、煙草交換したのよ」
高雄「はぁ」
提督「それがさ、ラーク」
愛宕「名前なら知ってるかな」
提督「のトロピカル・メンソでさ。久々に俺の表情筋が酷使されたね」
愛宕「と、トロピカル? 」
提督「うん。別に女煙草とか言うつもりはないけどさ……あれは無理だわ」
高雄「そういえば先日やたら細い煙草を吸う将校殿を見たような」
提督「たぶんそいつ。なーにが多様な煙草が楽しみだよ。カッコつける道具だっつーの」
愛宕「う、うん? 」
高雄「……そこだけ聞くと将校殿の方がまともなユーザーに思えますが」
< 保万礼でも吸っときゃいいのに >
提督「そういや外で陸軍の将校殿に会った」
愛宕「ふーん」
提督「なんか最近ここに居候してるとかなんとか意味不明なこと言ってたんだよね」
高雄「私たちに知らされていない作戦でもあるんでしょうか」
提督「さぁ。でさ、煙草交換したのよ」
高雄「はぁ」
提督「それがさ、ラーク」
愛宕「名前なら知ってるかな」
提督「のトロピカル・メンソでさ。久々に俺の表情筋が酷使されたね」
愛宕「と、トロピカル? 」
提督「うん。別に女煙草とか言うつもりはないけどさ……あれは無理だわ」
高雄「そういえば先日やたら細い煙草を吸う将校殿を見たような」
提督「たぶんそいつ。なーにが多様な煙草が楽しみだよ。カッコつける道具だっつーの」
愛宕「う、うん? 」
高雄「……そこだけ聞くと将校殿の方がまともなユーザーに思えますが」
947: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 22:58:39.51:n8YZT6ihO (6/21)
< 煽る >
雲龍「ヤった後には煙草かキスを」
加賀「はっ……」
天城「……鼻で笑われてますよ、姉様」
雲龍「ふふ……加賀さんはまだそれを知らないから」
加賀「…………」
天城「はぁ」
雲龍「……相手を確かめるってこと、したくなるんですよ」
加賀「……そう」
天城「では煙草は」
雲龍「好きな人がしていることだから、かしら」
天城「……なるほど」
< 煽る >
雲龍「ヤった後には煙草かキスを」
加賀「はっ……」
天城「……鼻で笑われてますよ、姉様」
雲龍「ふふ……加賀さんはまだそれを知らないから」
加賀「…………」
天城「はぁ」
雲龍「……相手を確かめるってこと、したくなるんですよ」
加賀「……そう」
天城「では煙草は」
雲龍「好きな人がしていることだから、かしら」
天城「……なるほど」
948: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:00:27.17:n8YZT6ihO (7/21)
< 清らかの定義とは >
高雄「六月十二日の誕生石はマベパール。
石言葉は“ 清潔 ”、“ 純潔 ”、“ 清らか ”、そして“ ピュア ”」
愛宕「ここでの純潔割合も大概よね」
高雄「……それはどちらの意味かしら」
愛宕「もちろん多い、多過ぎる」
高雄「別に悪いことではないと思うけれど」
愛宕「まぁ、善悪じゃなくてね。あの人の性格と好かれ具合と皆の性格を考えると、ね」
高雄「一応自制してるらしいですけれど」
愛宕「自制ねぇ……単に面倒なだけじゃないの? 」
提督「……じゃないの? じゃねぇの。おかしいだろ」
愛宕「私はもうピュアじゃないのでー。おかしくて結構ですー」
高雄「…………」
提督「…………いや、私もでしょうか? みたいな顔されても、その……ねぇ? 」
< 清らかの定義とは >
高雄「六月十二日の誕生石はマベパール。
石言葉は“ 清潔 ”、“ 純潔 ”、“ 清らか ”、そして“ ピュア ”」
愛宕「ここでの純潔割合も大概よね」
高雄「……それはどちらの意味かしら」
愛宕「もちろん多い、多過ぎる」
高雄「別に悪いことではないと思うけれど」
愛宕「まぁ、善悪じゃなくてね。あの人の性格と好かれ具合と皆の性格を考えると、ね」
高雄「一応自制してるらしいですけれど」
愛宕「自制ねぇ……単に面倒なだけじゃないの? 」
提督「……じゃないの? じゃねぇの。おかしいだろ」
愛宕「私はもうピュアじゃないのでー。おかしくて結構ですー」
高雄「…………」
提督「…………いや、私もでしょうか? みたいな顔されても、その……ねぇ? 」
949: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:01:37.67:n8YZT6ihO (8/21)
< エロ……際どい >
提督「四姉妹で一番戦闘衣がまともなのがお前ってよく考えたらおかしいな」
愛宕「そう? 」
提督「そうじゃない? 」
高雄「……私がまともじゃないように聞こえるのですが」
愛宕「まぁ……摩耶も鳥海もファッションには無頓着な方だし。
高雄は周りから浮かなければ、ってくらいでしょう? 」
高雄「そう、ね。そう“ でした ”」
愛宕「その辺の意識の差だと思うのよねぇ〜 」
提督「そうか」
愛宕「うん」
高雄「…………」
提督「…………まぁ、お前も大概な衣装ってことには変わりないけどな」
愛宕「えぇ〜……好きじゃない? 」
提督「好きだけどな……俺が好きってことはつまりそういうことだろうが」
< エロ……際どい >
提督「四姉妹で一番戦闘衣がまともなのがお前ってよく考えたらおかしいな」
愛宕「そう? 」
提督「そうじゃない? 」
高雄「……私がまともじゃないように聞こえるのですが」
愛宕「まぁ……摩耶も鳥海もファッションには無頓着な方だし。
高雄は周りから浮かなければ、ってくらいでしょう? 」
高雄「そう、ね。そう“ でした ”」
愛宕「その辺の意識の差だと思うのよねぇ〜 」
提督「そうか」
愛宕「うん」
高雄「…………」
提督「…………まぁ、お前も大概な衣装ってことには変わりないけどな」
愛宕「えぇ〜……好きじゃない? 」
提督「好きだけどな……俺が好きってことはつまりそういうことだろうが」
950: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:02:33.19:n8YZT6ihO (9/21)
< 人外だからという言い訳 >
愛宕「つまりね、今更あの人がモラルだとか人の目を気にすることはないと思うの」
高雄「や、人の目ならある程度は気にすると思いますが」
天城「……モラルは最初から気にしない上に人の目もある程度だけなんですね」
愛宕「だってねぇ? 人外のヒトガタに欲情する時点でもうダメでしょ」
高雄「モラルというよりは本能的な嫌悪感や忌避感を感じないのでしょうかね」
天城「はぁ」
愛宕「で、そこまで振り切れていれば今後何人相手が増えようが大した違いはないと」
提督「いやいやいや……まず前提として人外だとか意識してないからね。特にベッドの上でなんて」
高雄「と、いうことは根本的にハーレムに溺れることを是認していることになりますが」
提督「」
< 人外だからという言い訳 >
愛宕「つまりね、今更あの人がモラルだとか人の目を気にすることはないと思うの」
高雄「や、人の目ならある程度は気にすると思いますが」
天城「……モラルは最初から気にしない上に人の目もある程度だけなんですね」
愛宕「だってねぇ? 人外のヒトガタに欲情する時点でもうダメでしょ」
高雄「モラルというよりは本能的な嫌悪感や忌避感を感じないのでしょうかね」
天城「はぁ」
愛宕「で、そこまで振り切れていれば今後何人相手が増えようが大した違いはないと」
提督「いやいやいや……まず前提として人外だとか意識してないからね。特にベッドの上でなんて」
高雄「と、いうことは根本的にハーレムに溺れることを是認していることになりますが」
提督「」
951: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:04:05.63:n8YZT6ihO (10/21)
< それはどちらの意味でだろう >
高雄「今日の誕生花は木犀草。花言葉は“ 見かけ以上の人 ”」
明石「見かけ以上って……でも見かけが最低なら大概は
“ 以上 ”になりません? 」
高雄「ある程度の見かけは前提ということでしょう」
明石「あぁ、なるほど」
高雄「ええ」
明石「…………」
高雄「…………」
明石「……あの人見かけもカッコいいとは思いますけど」
高雄「はい」
明石「見かけ以上、だと思います? 」
高雄「…………非常に難しい質問ですね」
< それはどちらの意味でだろう >
高雄「今日の誕生花は木犀草。花言葉は“ 見かけ以上の人 ”」
明石「見かけ以上って……でも見かけが最低なら大概は
“ 以上 ”になりません? 」
高雄「ある程度の見かけは前提ということでしょう」
明石「あぁ、なるほど」
高雄「ええ」
明石「…………」
高雄「…………」
明石「……あの人見かけもカッコいいとは思いますけど」
高雄「はい」
明石「見かけ以上、だと思います? 」
高雄「…………非常に難しい質問ですね」
952: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:06:15.26:n8YZT6ihO (11/21)
< 食事時 >
加賀「…………」
提督「なんというか……」
加賀「…………」
提督「お前やっぱよく食べるな」
加賀「悪い? 」
提督「別に」
加賀「食材を無駄にせずに味わう、節度なく食べて太らない。十分でしょう」
提督「ん、まぁ……」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……あぁ」
提督「ん? 」
加賀「満腹中枢と恋愛中枢はとても近いらしいわ」
提督「へぇ……」
加賀「…………なんならセクササイズが一番得なのかもしれないわね」
提督「得ってお前な」
< 食事時 >
加賀「…………」
提督「なんというか……」
加賀「…………」
提督「お前やっぱよく食べるな」
加賀「悪い? 」
提督「別に」
加賀「食材を無駄にせずに味わう、節度なく食べて太らない。十分でしょう」
提督「ん、まぁ……」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……あぁ」
提督「ん? 」
加賀「満腹中枢と恋愛中枢はとても近いらしいわ」
提督「へぇ……」
加賀「…………なんならセクササイズが一番得なのかもしれないわね」
提督「得ってお前な」
953: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:07:56.52:n8YZT6ihO (12/21)
< 整える理由 >
提督「……ふーっ」
加賀「なにを……爪切り? 」
提督「あぁ、ヤスリで整えてんの」
加賀「マメなのね」
提督「そうか? 加賀もやるだろ」
加賀「女だもの。美しくありたい、ね」
提督「含みがありそうな……男だって綺麗好きにこしたことはない」
加賀「……そう」
提督「それに女の子に触れる手だから」
加賀「はっ……触ってもいい女、程度の認識でしかないのでは? 」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………喧嘩なら買うし、機嫌が悪いなら話、聞くぞ」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……………………なにか、甘いカクテルが飲みたいわ」
< 整える理由 >
提督「……ふーっ」
加賀「なにを……爪切り? 」
提督「あぁ、ヤスリで整えてんの」
加賀「マメなのね」
提督「そうか? 加賀もやるだろ」
加賀「女だもの。美しくありたい、ね」
提督「含みがありそうな……男だって綺麗好きにこしたことはない」
加賀「……そう」
提督「それに女の子に触れる手だから」
加賀「はっ……触ってもいい女、程度の認識でしかないのでは? 」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………喧嘩なら買うし、機嫌が悪いなら話、聞くぞ」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……………………なにか、甘いカクテルが飲みたいわ」
954: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:11:13.55:n8YZT6ihO (13/21)
< パジャマパーティ >
Littorio「あぁ……なんだか嫌な予感がします」
明石「予感ー? 」
Littorio「女の勘、ですよ。これがなかなか馬鹿にならないものです」
明石「はぁ……」
Littorio「逃げましょう。明石の部屋でもLittorioの部屋でもいいけれど」
明石「私の部屋で」
Littorio「いいわ。では、着替えてから行くわね」
明石「おっけーです」
Littorio「はい」
明石「……………………え? 」
< パジャマパーティ >
Littorio「あぁ……なんだか嫌な予感がします」
明石「予感ー? 」
Littorio「女の勘、ですよ。これがなかなか馬鹿にならないものです」
明石「はぁ……」
Littorio「逃げましょう。明石の部屋でもLittorioの部屋でもいいけれど」
明石「私の部屋で」
Littorio「いいわ。では、着替えてから行くわね」
明石「おっけーです」
Littorio「はい」
明石「……………………え? 」
955: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:14:00.09:n8YZT6ihO (14/21)
< カクテルグラスは優しく持とう >
提督「今日のカクテルはルジェカシスミルク。
カクテルワードは“ 人をうっとりさせる魅力に溢れる人 ”、だ。甘いカクテルだな」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………加賀は魅力的だよ」
加賀「知ってるわ。……全く説得力のない言葉だけれど」
提督「…………」
加賀「……私はおそらくずっとこのまま安穏としてはいられないでしょう」
提督「…………」
加賀「よすがが、拠り所が欲しいのよ。いつ、戦場で散っても後悔の無いように」
提督「……らしくない」
加賀「らしさ、ですって? 私には戦闘機械でいることが、独りで敵と交戦することだけが存在価値だと? 」
提督「…………」
加賀「……そんな、そんなこと…………私は人外であっても機械では、ないから」
提督「…………悪い、失言だった」
< カクテルグラスは優しく持とう >
提督「今日のカクテルはルジェカシスミルク。
カクテルワードは“ 人をうっとりさせる魅力に溢れる人 ”、だ。甘いカクテルだな」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………加賀は魅力的だよ」
加賀「知ってるわ。……全く説得力のない言葉だけれど」
提督「…………」
加賀「……私はおそらくずっとこのまま安穏としてはいられないでしょう」
提督「…………」
加賀「よすがが、拠り所が欲しいのよ。いつ、戦場で散っても後悔の無いように」
提督「……らしくない」
加賀「らしさ、ですって? 私には戦闘機械でいることが、独りで敵と交戦することだけが存在価値だと? 」
提督「…………」
加賀「……そんな、そんなこと…………私は人外であっても機械では、ないから」
提督「…………悪い、失言だった」
956: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:16:17.40:n8YZT6ihO (15/21)
< 結局四人でパジャマトークを >
雲龍「……眠い」
天城「もう寝てもいい時間ですよ、姉様」
雲龍「ええ、でも寝たくても眠れないことってないかしら」
天城「時々夜中などには」
雲龍「どうも目は冴えているのよね」
天城「……寝不足の上に程よい運動ですものね」
雲龍「まぁ……そうね」
天城「…………天城も眠いです。加賀さんいつまでも寝ないんですもの」
雲龍「いくらあなたでもあの人のお酒の強さには勝てないでしょ」
天城「お話もしていたのですけれどね……」
Littorio「Littorioたちも二人だけでお話しましたよね」
明石「そうですけど……なーんか釈然としませんね」
Littorio「あら……つまらなかった? 」
明石「……そういう質問を投げてくるから苦手なんですよ」
Littorio「……ふふ」
< 結局四人でパジャマトークを >
雲龍「……眠い」
天城「もう寝てもいい時間ですよ、姉様」
雲龍「ええ、でも寝たくても眠れないことってないかしら」
天城「時々夜中などには」
雲龍「どうも目は冴えているのよね」
天城「……寝不足の上に程よい運動ですものね」
雲龍「まぁ……そうね」
天城「…………天城も眠いです。加賀さんいつまでも寝ないんですもの」
雲龍「いくらあなたでもあの人のお酒の強さには勝てないでしょ」
天城「お話もしていたのですけれどね……」
Littorio「Littorioたちも二人だけでお話しましたよね」
明石「そうですけど……なーんか釈然としませんね」
Littorio「あら……つまらなかった? 」
明石「……そういう質問を投げてくるから苦手なんですよ」
Littorio「……ふふ」
957: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:18:16.51:n8YZT6ihO (16/21)
< 酒と泪と男と女♪ >
提督「……女の子のそういう目とか顔に弱いんだよ」
加賀「いいじゃない」
提督「よくないよ……お互いに」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……あなたに背負わせない、とは言えない」
提督「…………」
加賀「でも、もう抑えられないの。この前、ここに流れ着いたときに思ったわ。
誇りだけが取り柄の私なんて何の価値も無い。すぐに消し飛ぶ程度の存在なのだ、と」
提督「そんなことは……」
加賀「私の問題なのよ。……私の」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………結局、俺にも同じものを背負わせたいだけじゃないか」
加賀「ッ…………酷い、男ね」
提督「…………あぁ」
< 酒と泪と男と女♪ >
提督「……女の子のそういう目とか顔に弱いんだよ」
加賀「いいじゃない」
提督「よくないよ……お互いに」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……あなたに背負わせない、とは言えない」
提督「…………」
加賀「でも、もう抑えられないの。この前、ここに流れ着いたときに思ったわ。
誇りだけが取り柄の私なんて何の価値も無い。すぐに消し飛ぶ程度の存在なのだ、と」
提督「そんなことは……」
加賀「私の問題なのよ。……私の」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「…………結局、俺にも同じものを背負わせたいだけじゃないか」
加賀「ッ…………酷い、男ね」
提督「…………あぁ」
958: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:22:13.05:n8YZT6ihO (17/21)
< 蒼い空へ吸い込まれるように堕ちてゆこう >
特別に設えられたバーカウンターの隣同士。
それでいて肩を寄せることもなくさりとて不自然な程間を空けているわけでもない。
それを表すにはおそらく、適度な関係。それが最も近い。
軽口を叩けて、話が合って、戦場においてはお互いをよく知る。
短くない付き合いで二人が形作ったモノはきっと得難いモノだ。
それを、それを彼女は壊したいと言った。
もっと別のモノが欲しいのだ、と。今のままでは満足できないのだ、と。
それに対して自分は何と言ったか。いつも強く在りたいと願いそう存ら続けた彼女に、自分は。
“ それはお前の甘えだ、俺に押し付けるんじゃない ”
本当に、本当にそう思っていたわけではないのだが。
なんにせよ、自分が彼女を酷く傷付けたことには変わらない。
絶句して、ゆっくりと目を瞑った彼女の目は光っていなかっただろうか。
そういえば自分の想いを零し始めてからの声音は震えていなかっただろうか。
「…………」
「…………」
なにか気を利かせたのか、こんなところには居たくないと逃げたのか。
それともただ単に偶然この場に誰もいないだけなのか。
元々少人数しか利用しないこの場所に今は二人だけ。
強きことに誇りを持つ弱き女と。
弱きことを隠そうとしない卑怯な男。
「…………顔、上げろよ」
「…………見せられないわ」
「構わない」
「……私が構うの」
「…………」
「…………」
顔を上げられない程に弱くなってしまったのか。いや、弱くしてしまったのは自分だったな。
そういう考え方が悪いとは思うのだが、直せれば苦労はしない。
「…………ッ」
普段は凛として大きく見える背中が、今夜は驚く程にちいさく見えた。
< 蒼い空へ吸い込まれるように堕ちてゆこう >
特別に設えられたバーカウンターの隣同士。
それでいて肩を寄せることもなくさりとて不自然な程間を空けているわけでもない。
それを表すにはおそらく、適度な関係。それが最も近い。
軽口を叩けて、話が合って、戦場においてはお互いをよく知る。
短くない付き合いで二人が形作ったモノはきっと得難いモノだ。
それを、それを彼女は壊したいと言った。
もっと別のモノが欲しいのだ、と。今のままでは満足できないのだ、と。
それに対して自分は何と言ったか。いつも強く在りたいと願いそう存ら続けた彼女に、自分は。
“ それはお前の甘えだ、俺に押し付けるんじゃない ”
本当に、本当にそう思っていたわけではないのだが。
なんにせよ、自分が彼女を酷く傷付けたことには変わらない。
絶句して、ゆっくりと目を瞑った彼女の目は光っていなかっただろうか。
そういえば自分の想いを零し始めてからの声音は震えていなかっただろうか。
「…………」
「…………」
なにか気を利かせたのか、こんなところには居たくないと逃げたのか。
それともただ単に偶然この場に誰もいないだけなのか。
元々少人数しか利用しないこの場所に今は二人だけ。
強きことに誇りを持つ弱き女と。
弱きことを隠そうとしない卑怯な男。
「…………顔、上げろよ」
「…………見せられないわ」
「構わない」
「……私が構うの」
「…………」
「…………」
顔を上げられない程に弱くなってしまったのか。いや、弱くしてしまったのは自分だったな。
そういう考え方が悪いとは思うのだが、直せれば苦労はしない。
「…………ッ」
普段は凛として大きく見える背中が、今夜は驚く程にちいさく見えた。
959: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:28:55.61:n8YZT6ihO (18/21)
< 涙を拭うことをお許しいただけますか >
「……キス、できないだろ」
自分の言葉に彼女の肩が一瞬だけ震えて、そして反対にそれからは漏れていた嗚咽も止まった。
微動だにしない彼女と、自分。
今まで目を逸らしてきたのだから今だけは、この瞬間だけは彼女だけを見ていよう。
「…………目、瞑ってていいからさ」
「…………」
自分と堕ちてほしい。なんと魅惑的な誘いだろうか。
それに応えることが、そもそも彼女ほどの存在がそんなことを言ってきたのだから。
今夜こそ、それに応えよう。共に堕ちるのではなく。彼女の中へ堕ちてゆく。そう、思った。
< 涙を拭うことをお許しいただけますか >
「……キス、できないだろ」
自分の言葉に彼女の肩が一瞬だけ震えて、そして反対にそれからは漏れていた嗚咽も止まった。
微動だにしない彼女と、自分。
今まで目を逸らしてきたのだから今だけは、この瞬間だけは彼女だけを見ていよう。
「…………目、瞑ってていいからさ」
「…………」
自分と堕ちてほしい。なんと魅惑的な誘いだろうか。
それに応えることが、そもそも彼女ほどの存在がそんなことを言ってきたのだから。
今夜こそ、それに応えよう。共に堕ちるのではなく。彼女の中へ堕ちてゆく。そう、思った。
960: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:30:43.63:n8YZT6ihO (19/21)
< 実はこんな人たち >
愛宕「あいっかわらず女々しいわねぇ」
高雄「まぁ、仕方ないといえば仕方ないかと」
愛宕「でもあそこまで言われて、ねぇ? 」
高雄「一応私たちのことも考えているんですよ、きっと」
愛宕「そんなのもう遅いのに」
高雄「……そうね」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「……加賀さんも馬鹿ねぇ」
高雄「それは自分にも……あぁ、そういうこと」
愛宕「もちろんそういう意味よ」
高雄「…………同意、せざるを得ませんね」
< 実はこんな人たち >
愛宕「あいっかわらず女々しいわねぇ」
高雄「まぁ、仕方ないといえば仕方ないかと」
愛宕「でもあそこまで言われて、ねぇ? 」
高雄「一応私たちのことも考えているんですよ、きっと」
愛宕「そんなのもう遅いのに」
高雄「……そうね」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「……加賀さんも馬鹿ねぇ」
高雄「それは自分にも……あぁ、そういうこと」
愛宕「もちろんそういう意味よ」
高雄「…………同意、せざるを得ませんね」
961: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:35:38.16:n8YZT6ihO (20/21)
< どんな二人にも明日は訪れる >
「俺が悪い、とは認めないからな」
「それでいい……でも私もそれは同じ」
「あぁ」
「…………」
「…………」
「…………」
「……まぁ、ちょっと釈然としないこともあるから一つ、やり返しておこうか」
「ふふ……なにかしら」
「お前の涙、悪くない」
「ええ」
「ただし、女の武器の中で涙は二番目だ」
「…………」
「……朝になったら」
「……ええ」
「笑え。できるだけ多くな。それが俺へのお前の罰だ」
「……当然あなたはそれを助けて、私の笑顔を引き出してくれるのでしょうね」
「あぁ、それをお前への罰にしよう」
「…………」
「…………」
「…………朝が楽しみね」
「…………そうだな」
< どんな二人にも明日は訪れる >
「俺が悪い、とは認めないからな」
「それでいい……でも私もそれは同じ」
「あぁ」
「…………」
「…………」
「…………」
「……まぁ、ちょっと釈然としないこともあるから一つ、やり返しておこうか」
「ふふ……なにかしら」
「お前の涙、悪くない」
「ええ」
「ただし、女の武器の中で涙は二番目だ」
「…………」
「……朝になったら」
「……ええ」
「笑え。できるだけ多くな。それが俺へのお前の罰だ」
「……当然あなたはそれを助けて、私の笑顔を引き出してくれるのでしょうね」
「あぁ、それをお前への罰にしよう」
「…………」
「…………」
「…………朝が楽しみね」
「…………そうだな」
962: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/12(金) 23:39:08.13:n8YZT6ihO (21/21)
ありがとうございました
ありがとうございました
963:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/12(金) 23:49:48.49:1qtqlzQvO (1/1)
乙です
乙です
964:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 00:42:44.93:/TDkm+htO (1/1)
いつもいつも乙
しかしこの提督、顔と身体はいいけど性格はマジで濁りきった屑だなぁ
自覚してるって自分で言っちゃうあたりが底なしに自覚なしの屑
だからこそ読むのが面白いんだけど、惚れる気持ちはやっぱ判らんね
イタリアの話から余程艦娘を艦娘の望む姿で接するのが特異な世界観なんだろうが…
このモヤモヤした感覚が明かされないままずっと読んでいたい
いつもいつも乙
しかしこの提督、顔と身体はいいけど性格はマジで濁りきった屑だなぁ
自覚してるって自分で言っちゃうあたりが底なしに自覚なしの屑
だからこそ読むのが面白いんだけど、惚れる気持ちはやっぱ判らんね
イタリアの話から余程艦娘を艦娘の望む姿で接するのが特異な世界観なんだろうが…
このモヤモヤした感覚が明かされないままずっと読んでいたい
965:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 04:41:49.02:B8oZg5z00 (1/1)
もしもしから長文頑張ったねえらいえらい
もしもしから長文頑張ったねえらいえらい
966:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 05:51:31.56:G8KHObbCo (1/1)
面白いからずっと読んでいたいという末尾Oの長文と、無意味に煽るだけの末尾0の一文
どっちが作者にとって嬉しいんでしょうかね
ペヤング発売再開したけど焼き弁勢には全然関係ないね
面白いからずっと読んでいたいという末尾Oの長文と、無意味に煽るだけの末尾0の一文
どっちが作者にとって嬉しいんでしょうかね
ペヤング発売再開したけど焼き弁勢には全然関係ないね
967:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 07:47:10.71:qbBtTI8Qo (1/1)
乙
乙
968:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 12:49:38.54:b3WzAAFe0 (1/1)
加賀さん……ひとまずは良かったねと言いたい
加賀さん……ひとまずは良かったねと言いたい
969:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 16:55:54.24:8ZGO7qbQ0 (1/1)
おつー
おつー
970: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:45:25.52:Jyd6XeCOO (1/12)
< 確保 >
提督「…………ん」
加賀「…………」
提督「……おい」
加賀「…………」
提督「…………加賀」
加賀「…………」
提督「…………朝だぞ、離せ」
加賀「…………」
提督「…………寝てるやつがそんな強い力出すかよ」
加賀「…………Zzz」
提督「……あ、あれ? なんか今明らかに力弱まっ……本当に寝てるし」
< 確保 >
提督「…………ん」
加賀「…………」
提督「……おい」
加賀「…………」
提督「…………加賀」
加賀「…………」
提督「…………朝だぞ、離せ」
加賀「…………」
提督「…………寝てるやつがそんな強い力出すかよ」
加賀「…………Zzz」
提督「……あ、あれ? なんか今明らかに力弱まっ……本当に寝てるし」
971: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:46:37.77:Jyd6XeCOO (2/12)
< 受け売りを確認する >
提督「まったく……なんてやつ」
加賀「……つれない男」
提督「朝はきついんだよ」
加賀「なによりもアフターが大事と聞いたのだけれど」
提督「起きて以降もきめ細かいアフターとか毎回やってたらこっちがストレスだっての」
加賀「そう」
提督「あぁ」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……一本、いただけるかしら」
提督「なんでこんなの欲しいかね、ん」
加賀「ふふ……好きな相手の好きなものだから、だと思うわ」
提督「そ……口寄せて、うん、吸い込めよ」
< 受け売りを確認する >
提督「まったく……なんてやつ」
加賀「……つれない男」
提督「朝はきついんだよ」
加賀「なによりもアフターが大事と聞いたのだけれど」
提督「起きて以降もきめ細かいアフターとか毎回やってたらこっちがストレスだっての」
加賀「そう」
提督「あぁ」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「……一本、いただけるかしら」
提督「なんでこんなの欲しいかね、ん」
加賀「ふふ……好きな相手の好きなものだから、だと思うわ」
提督「そ……口寄せて、うん、吸い込めよ」
972: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:47:37.17:Jyd6XeCOO (3/12)
< あなたと煌めく海に臨み >
加賀「は…………フ-……」
提督「案外大丈夫なんだな」
加賀「まぁ、初めてではありませんから」
提督「あ、そう……」
加賀「……高級軍人は何故か喫煙者が多い」
提督「あー……俺も成り立ては上官に付き合わされたりしたな」
加賀「…………フ-」
提督「…………フ-」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………気分が高揚してくるわ」
提督「そうか? まぁ、そうかもな」
加賀「……これを吸っているからではなく、ね」
< あなたと煌めく海に臨み >
加賀「は…………フ-……」
提督「案外大丈夫なんだな」
加賀「まぁ、初めてではありませんから」
提督「あ、そう……」
加賀「……高級軍人は何故か喫煙者が多い」
提督「あー……俺も成り立ては上官に付き合わされたりしたな」
加賀「…………フ-」
提督「…………フ-」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………気分が高揚してくるわ」
提督「そうか? まぁ、そうかもな」
加賀「……これを吸っているからではなく、ね」
973: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:48:59.91:Jyd6XeCOO (4/12)
< 先はまだ長いから >
提督「……はい、アフター終わり」
加賀「並んで身体を酷使しただけだけれど」
提督「でも、よかっただろ? 」
加賀「…………そう、ね」
提督「な」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「……これまでと変わらない接し方でいいんだな」
加賀「ええ、それ以外は私のプライドが許しません」
提督「随分と堕ちた誇りだな」
加賀「一度地に堕ちているのですから。今更な話よ」
提督「…………」
加賀「…………時々気まぐれか、耐えられなくなったとき、頼むわ」
提督「はいよ。……んー、今日もお仕事始めますか」
< 先はまだ長いから >
提督「……はい、アフター終わり」
加賀「並んで身体を酷使しただけだけれど」
提督「でも、よかっただろ? 」
加賀「…………そう、ね」
提督「な」
加賀「…………」
提督「…………」
加賀「…………」
提督「……これまでと変わらない接し方でいいんだな」
加賀「ええ、それ以外は私のプライドが許しません」
提督「随分と堕ちた誇りだな」
加賀「一度地に堕ちているのですから。今更な話よ」
提督「…………」
加賀「…………時々気まぐれか、耐えられなくなったとき、頼むわ」
提督「はいよ。……んー、今日もお仕事始めますか」
974: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:51:11.98:Jyd6XeCOO (5/12)
< 追い付きたくはない背中 >
加賀「あぁ、そうそう」
提督「ん? 」
加賀「一航戦加賀、少将閣下に実弾を使用した演習を提案します」
提督「あぁ? 随分と唐突な」
加賀「なにも今から始めようというわけではありません。今月中に、というのはどう? 」
提督「まぁ、いいんじゃないの。定式化された演習訓練しかしてないし。
近接戦闘は兎も角お前ら本来の戦闘なんて長い間してないしな」
加賀「チーム分けは公平にお願いね」
提督「そりゃ当然だが」
加賀「いいえ……私のいる方は、数的に不利でなくてはならない、ということよ」
提督「あ? 」
加賀「だって……そうでなくては相手が可哀想でしょう? 」
提督「ーーーー」
加賀「ふふ…………私も着替えてこないと。それでは」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………ま、らしくはなった、かな」
< 追い付きたくはない背中 >
加賀「あぁ、そうそう」
提督「ん? 」
加賀「一航戦加賀、少将閣下に実弾を使用した演習を提案します」
提督「あぁ? 随分と唐突な」
加賀「なにも今から始めようというわけではありません。今月中に、というのはどう? 」
提督「まぁ、いいんじゃないの。定式化された演習訓練しかしてないし。
近接戦闘は兎も角お前ら本来の戦闘なんて長い間してないしな」
加賀「チーム分けは公平にお願いね」
提督「そりゃ当然だが」
加賀「いいえ……私のいる方は、数的に不利でなくてはならない、ということよ」
提督「あ? 」
加賀「だって……そうでなくては相手が可哀想でしょう? 」
提督「ーーーー」
加賀「ふふ…………私も着替えてこないと。それでは」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………ま、らしくはなった、かな」
975: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 17:58:43.32:Jyd6XeCOO (6/12)
< コミュニケーションの一貫 >
明石「んー……皆さん朝ですよー……ねむ」
天城「……起きてます」
Littorio「起き、ました」
雲龍「…………Zzz」
明石「あとは雲龍さんだけですか……ふぁ」
天城「姉様の朝は相変わらずですか」
Littorio「こういうときに」
明石「はい」
Littorio「この国では額にCarne……肉、と書くのでしたか」
天城「違います」
Littorio「む……Romaが昔提督にされたと聞いたのですが」
明石「…………あの人は一体何なんですかね。一応駐在武官だったはずですが」
雲龍「…………Zzz」
< コミュニケーションの一貫 >
明石「んー……皆さん朝ですよー……ねむ」
天城「……起きてます」
Littorio「起き、ました」
雲龍「…………Zzz」
明石「あとは雲龍さんだけですか……ふぁ」
天城「姉様の朝は相変わらずですか」
Littorio「こういうときに」
明石「はい」
Littorio「この国では額にCarne……肉、と書くのでしたか」
天城「違います」
Littorio「む……Romaが昔提督にされたと聞いたのですが」
明石「…………あの人は一体何なんですかね。一応駐在武官だったはずですが」
雲龍「…………Zzz」
976: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:01:08.24:Jyd6XeCOO (7/12)
< 強さと弱さが表裏となること >
提督「あぁ…………まーた、女の子弱くした気がする」
高雄「何もしなければそこで壊れてますけどね」
提督「…………」
愛宕「でも私と高雄は強くなってるし。
それに加賀さんも強くなってるでしょ。帰る場所ができた、ってことなんだから」
提督「……守るものとか拠り所なんてさ、意識しない方が安定するんだよ」
高雄「……それでも」
提督「いや、わかってるよ。別に嫌だとかじゃなくね……俺がそもそもいなければな、と」
愛宕「その場合はきっとゆくゆく赤城さんあたりに守ってもらってたでしょ」
提督「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………」
提督「…………赤城の代わりになれたと考えるなら、悪くはないのかな」
< 強さと弱さが表裏となること >
提督「あぁ…………まーた、女の子弱くした気がする」
高雄「何もしなければそこで壊れてますけどね」
提督「…………」
愛宕「でも私と高雄は強くなってるし。
それに加賀さんも強くなってるでしょ。帰る場所ができた、ってことなんだから」
提督「……守るものとか拠り所なんてさ、意識しない方が安定するんだよ」
高雄「……それでも」
提督「いや、わかってるよ。別に嫌だとかじゃなくね……俺がそもそもいなければな、と」
愛宕「その場合はきっとゆくゆく赤城さんあたりに守ってもらってたでしょ」
提督「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………」
提督「…………赤城の代わりになれたと考えるなら、悪くはないのかな」
977: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:04:53.71:Jyd6XeCOO (8/12)
< 疲れと執務と >
高雄「六月十三日の誕生石はウンバライト。
石言葉は“ 表現力 ”、“ 発想力 ”、そして“ ひらめき ”」
愛宕「あぁ、どうしてあなたはロミオなの」
提督「いや、俺ロミオじゃないですよ」
愛宕「ノリ悪いわねぇ」
提督「そういう気分じゃないんです」
高雄「そもそも表現力という単語からそういうことに結びつかせるあたり特殊な発想力ですからね」
提督「そ、普通の人は着いていけない」
愛宕「えぇ……劇団員がっかりー」
< 疲れと執務と >
高雄「六月十三日の誕生石はウンバライト。
石言葉は“ 表現力 ”、“ 発想力 ”、そして“ ひらめき ”」
愛宕「あぁ、どうしてあなたはロミオなの」
提督「いや、俺ロミオじゃないですよ」
愛宕「ノリ悪いわねぇ」
提督「そういう気分じゃないんです」
高雄「そもそも表現力という単語からそういうことに結びつかせるあたり特殊な発想力ですからね」
提督「そ、普通の人は着いていけない」
愛宕「えぇ……劇団員がっかりー」
978: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:07:12.25:Jyd6XeCOO (9/12)
< 変わらないことが優しいとは限らない >
高雄「今日の誕生花は桔梗。花言葉は“ 優しい愛情 ”、“ 誠実 ”、“ 変わらぬ愛 ”、そして“ 従順 ”」
提督「優しい愛情って何ですかね……」
高雄「それはもちろん優しい愛情です」
提督「そりゃそうだけど……なんで艦娘ってこんな権利狭いんだ? 」
高雄「…………」
提督「もっと世界を見渡せればさぁ……俺よりまともなやついるのに」
高雄「……それはあなたの方がご存知でしょう」
提督「…………俺から見れば人間もお前らも大して変わらないんだけどなぁ」
高雄「……多くの人はそうは思えない、ということです。
そもそも好意や悪意に理由を求めることが無粋かと」
提督「まぁね。…………これ何言ってもクズなんだよな」
高雄「クズですからね」
提督「ははは……違いない」
< 変わらないことが優しいとは限らない >
高雄「今日の誕生花は桔梗。花言葉は“ 優しい愛情 ”、“ 誠実 ”、“ 変わらぬ愛 ”、そして“ 従順 ”」
提督「優しい愛情って何ですかね……」
高雄「それはもちろん優しい愛情です」
提督「そりゃそうだけど……なんで艦娘ってこんな権利狭いんだ? 」
高雄「…………」
提督「もっと世界を見渡せればさぁ……俺よりまともなやついるのに」
高雄「……それはあなたの方がご存知でしょう」
提督「…………俺から見れば人間もお前らも大して変わらないんだけどなぁ」
高雄「……多くの人はそうは思えない、ということです。
そもそも好意や悪意に理由を求めることが無粋かと」
提督「まぁね。…………これ何言ってもクズなんだよな」
高雄「クズですからね」
提督「ははは……違いない」
979: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:09:34.53:Jyd6XeCOO (10/12)
< ふと我が家を見渡して >
提督「今日のカクテルはルジェブルーベリーミルク。
カクテルワードは“ 癒し系に心惹かれる穏和な人 ”、だ」
愛宕「癒し系? 」
提督「ここにはいねぇな」
高雄「……そこに指しますか」
Littorio「……ふふ」
雲龍「ちょっと……飲み過ぎ」
天城「いつもと変わりませんよ、姉様」
明石「はふ……眠い」
加賀「この酒盗……悪くない」
提督「まぁ、だからって何かあるわけじゃねぇけど」
愛宕「あなたも穏和って感じじゃないしね」
< ふと我が家を見渡して >
提督「今日のカクテルはルジェブルーベリーミルク。
カクテルワードは“ 癒し系に心惹かれる穏和な人 ”、だ」
愛宕「癒し系? 」
提督「ここにはいねぇな」
高雄「……そこに指しますか」
Littorio「……ふふ」
雲龍「ちょっと……飲み過ぎ」
天城「いつもと変わりませんよ、姉様」
明石「はふ……眠い」
加賀「この酒盗……悪くない」
提督「まぁ、だからって何かあるわけじゃねぇけど」
愛宕「あなたも穏和って感じじゃないしね」
980: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:11:55.59:Jyd6XeCOO (11/12)
< 言われたら言い返す >
加賀「雲龍」
雲龍「はい? 」
加賀「煙草とキス、よくわかったわ。あのときはごめんなさいね」
雲龍「……は? 」
加賀「…………」
雲龍「…………あぁ」
加賀「……ふふ」
雲龍「…………はぁ」
天城「姉様の顔色の変化面白いですね」
明石「そんな他人事な……他人事ですけど」
< 言われたら言い返す >
加賀「雲龍」
雲龍「はい? 」
加賀「煙草とキス、よくわかったわ。あのときはごめんなさいね」
雲龍「……は? 」
加賀「…………」
雲龍「…………あぁ」
加賀「……ふふ」
雲龍「…………はぁ」
天城「姉様の顔色の変化面白いですね」
明石「そんな他人事な……他人事ですけど」
981: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/13(土) 18:13:44.40:Jyd6XeCOO (12/12)
ありがとうございました
ありがとうございました
982:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 18:19:22.85:2T1NtD4Bo (1/1)
乙
乙
983:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/13(土) 18:42:22.91:ieUoyGGoo (1/1)
乙です
乙です
984:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/14(日) 15:22:53.42:SIcI4406o (1/1)
後はrittorioだけだな
後はrittorioだけだな
985: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:16:56.01:ZEl6sALqO (1/13)
< 一日の始まり >
提督「ふぁ……今日は微妙な天気だな。晴れるといいが」
高雄「だといいですね」
提督「あぁ。ま、天気に関わらずやることは変わらないんだけどな」
愛宕「そうかしら」
提督「ん? なんだ昼休憩で野球でもするか? 」
高雄「一チームすらつくれませんよ」
提督「じゃあ、テニス」
高雄「陸軍側のグラウンドから見えることを許容できるのなら」
提督「……今日はいいや。お前はなんかしたいことあるか? 」
愛宕「私? エッチしたい」
提督「ほぁ……いいけどそれいつでもできる気がするなぁ。天気関係ない」
< 一日の始まり >
提督「ふぁ……今日は微妙な天気だな。晴れるといいが」
高雄「だといいですね」
提督「あぁ。ま、天気に関わらずやることは変わらないんだけどな」
愛宕「そうかしら」
提督「ん? なんだ昼休憩で野球でもするか? 」
高雄「一チームすらつくれませんよ」
提督「じゃあ、テニス」
高雄「陸軍側のグラウンドから見えることを許容できるのなら」
提督「……今日はいいや。お前はなんかしたいことあるか? 」
愛宕「私? エッチしたい」
提督「ほぁ……いいけどそれいつでもできる気がするなぁ。天気関係ない」
986: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:21:01.13:ZEl6sALqO (2/13)
< 格技はスポーツだろうか >
提督「つーか、スポーツなら柔道か剣道。せめて合気にしよう。俺が自信あるやつ」
高雄「や、現役軍人でそれに自信ないのもどうかと」
愛宕「寝技」
加賀「意味深」ヌッ
提督「いやいやいや……つーか、お前どこから湧いた」
加賀「寝技の講習があると聞いて」
提督「……ガチで柔道やりたいならおしえるが」
加賀「それは結構」
提督「そう……で、なにしにきた」
加賀「天城と雲龍が朝食を用意していることを伝えに」
提督「それ先に言えよ……なんだあの茶番は」
< 格技はスポーツだろうか >
提督「つーか、スポーツなら柔道か剣道。せめて合気にしよう。俺が自信あるやつ」
高雄「や、現役軍人でそれに自信ないのもどうかと」
愛宕「寝技」
加賀「意味深」ヌッ
提督「いやいやいや……つーか、お前どこから湧いた」
加賀「寝技の講習があると聞いて」
提督「……ガチで柔道やりたいならおしえるが」
加賀「それは結構」
提督「そう……で、なにしにきた」
加賀「天城と雲龍が朝食を用意していることを伝えに」
提督「それ先に言えよ……なんだあの茶番は」
987: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:22:53.14:ZEl6sALqO (3/13)
< 平和 >
明石「いやー……お昼をしっかり食べてこの天気だとお昼寝が気持ちよさそうですねぇ」
Littorio「いいのじゃないかしら。演習なども今日は、いえ今日もないのだし」
明石「私は研究も……まぁ、構わないでしょうけど」
Littorio「Littorioも日向ぼっこというものをしてみたいです」
明石「はぁ……」
高雄「確か倉庫にハンモックが幾つかありますよ」
明石「え? 本当ですか」
高雄「ええ、提督と愛宕が暇潰しにつくったものが」
明石「……ほんっとうに何やってるんですかね」
Littorio「いいじゃない。こうしてLittorioたちが使えるのだし」
高雄「そうですね。では倉庫に取りに行ってきますか」
< 平和 >
明石「いやー……お昼をしっかり食べてこの天気だとお昼寝が気持ちよさそうですねぇ」
Littorio「いいのじゃないかしら。演習なども今日は、いえ今日もないのだし」
明石「私は研究も……まぁ、構わないでしょうけど」
Littorio「Littorioも日向ぼっこというものをしてみたいです」
明石「はぁ……」
高雄「確か倉庫にハンモックが幾つかありますよ」
明石「え? 本当ですか」
高雄「ええ、提督と愛宕が暇潰しにつくったものが」
明石「……ほんっとうに何やってるんですかね」
Littorio「いいじゃない。こうしてLittorioたちが使えるのだし」
高雄「そうですね。では倉庫に取りに行ってきますか」
988: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:24:15.77:ZEl6sALqO (4/13)
< 暑さを凌ぐ:邪 >
提督「高雄は明石たちと昼寝だとさ」
愛宕「ふーん……いい天気だものね」
提督「あぁ」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「……今年も暑くなってきたわねぇ」
提督「そうだな」
愛宕「…………」
提督「……さて」
愛宕「んー? 」
提督「もっと暑くなること、しない? 」
愛宕「お仕事は大丈夫なの? 」
提督「あぁ、陽が落ちる前にシャワー浴びて本気出せばな」
愛宕「そ」
提督「……カーテンに締め切った寝室か。ま、結構好きだよ、俺は」
愛宕「そうね。……んぁ」
< 暑さを凌ぐ:邪 >
提督「高雄は明石たちと昼寝だとさ」
愛宕「ふーん……いい天気だものね」
提督「あぁ」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「……今年も暑くなってきたわねぇ」
提督「そうだな」
愛宕「…………」
提督「……さて」
愛宕「んー? 」
提督「もっと暑くなること、しない? 」
愛宕「お仕事は大丈夫なの? 」
提督「あぁ、陽が落ちる前にシャワー浴びて本気出せばな」
愛宕「そ」
提督「……カーテンに締め切った寝室か。ま、結構好きだよ、俺は」
愛宕「そうね。……んぁ」
989: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:26:52.44:ZEl6sALqO (5/13)
< まるで妖精のような寝顔 >
Littorio「…………Zzz」
明石「ほんとすぐ寝入っちゃいましたね」
高雄「ええ、こちらにきて気を使うこともあったでしょうし」
明石「よく考えれば妹さんたちと合わせて全権与えられた大使みたいなものですしね」
高雄「私でも帝都へ行くのにはやや尻込みするというのに」
明石「舌足らずな感じだし……なおさら凄く感じますねぇ」
高雄「……ま、私たちにできることはこの国で彼女の帰る場所になることくらいですけれど」
明石「……それだけで、とても喜ぶと思いますよ、Littorioさん」
Littorio「…………Zzz」
< まるで妖精のような寝顔 >
Littorio「…………Zzz」
明石「ほんとすぐ寝入っちゃいましたね」
高雄「ええ、こちらにきて気を使うこともあったでしょうし」
明石「よく考えれば妹さんたちと合わせて全権与えられた大使みたいなものですしね」
高雄「私でも帝都へ行くのにはやや尻込みするというのに」
明石「舌足らずな感じだし……なおさら凄く感じますねぇ」
高雄「……ま、私たちにできることはこの国で彼女の帰る場所になることくらいですけれど」
明石「……それだけで、とても喜ぶと思いますよ、Littorioさん」
Littorio「…………Zzz」
990: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:30:11.38:ZEl6sALqO (6/13)
< 暑さを凌ぐ:正 >
雲龍「はぁ……お風呂はいいわね」
天城「絶妙に不快感の残る暑さですものね。いっそ湯に浸かるのもこれはこれで」
雲龍「…………」
天城「…………」
雲龍「…………」
天城「…………」
雲龍「……四苦八苦を掛け算すると」
天城「はい」
雲龍「三十六+七十二。つまり苦労人程煩悩が多いのよ」
天城「……なぜ今それを言わなければならないのでしょう」
雲龍「さぁ……」
天城「…………」
雲龍「…………」
天城「……単に悩みや望みの数だけ苦労して実現しなければならないだけなのでは」
雲龍「そうかもしれないわね……はふ」
< 暑さを凌ぐ:正 >
雲龍「はぁ……お風呂はいいわね」
天城「絶妙に不快感の残る暑さですものね。いっそ湯に浸かるのもこれはこれで」
雲龍「…………」
天城「…………」
雲龍「…………」
天城「…………」
雲龍「……四苦八苦を掛け算すると」
天城「はい」
雲龍「三十六+七十二。つまり苦労人程煩悩が多いのよ」
天城「……なぜ今それを言わなければならないのでしょう」
雲龍「さぁ……」
天城「…………」
雲龍「…………」
天城「……単に悩みや望みの数だけ苦労して実現しなければならないだけなのでは」
雲龍「そうかもしれないわね……はふ」
991: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:32:16.78:ZEl6sALqO (7/13)
< 弓式発艦は一人だけ >
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………ハッ」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………暑い」
< 弓式発艦は一人だけ >
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………ハッ」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………」
加賀「…………暑い」
992: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:34:50.93:ZEl6sALqO (8/13)
< お日様の匂いを纏って >
高雄「六月十四日の誕生石はヴィリディン。
石言葉は“ 芸術愛好 ”、“ 家庭的 ”、そして“ 才能 ”」
明石「あぁ……いい日向ぼっこでしたねぇ」
Littorio「素晴らしい。またしたいですね」
高雄「このままなにもなければいつでもできるでしょう」
Littorio「屋上には明石作のテーブルなどもありますし。
色々と夢の広がる場所ですこと」
明石「そういえば提督と愛宕さんは? てっきり高雄さんが上に呼んでくるのかと」
高雄「あぁ……たぶん今頃隣の部屋です」
明石「ははぁ……執務とかは大丈夫なんですか? 」
高雄「どうせ自分たちでは止められないでしょうからあと少ししたら止めてきます。
そのあとシャワーでも浴びて慌てて処理するでしょう」
明石「……なるほど」
Littorio「つまり今は別のものを処理している、と」
高雄「……あまり上手くないわ。なにより品がない」
明石「……及第点は与えられませんねぇ」
Littorio「あらあら、それは厳しい」
< お日様の匂いを纏って >
高雄「六月十四日の誕生石はヴィリディン。
石言葉は“ 芸術愛好 ”、“ 家庭的 ”、そして“ 才能 ”」
明石「あぁ……いい日向ぼっこでしたねぇ」
Littorio「素晴らしい。またしたいですね」
高雄「このままなにもなければいつでもできるでしょう」
Littorio「屋上には明石作のテーブルなどもありますし。
色々と夢の広がる場所ですこと」
明石「そういえば提督と愛宕さんは? てっきり高雄さんが上に呼んでくるのかと」
高雄「あぁ……たぶん今頃隣の部屋です」
明石「ははぁ……執務とかは大丈夫なんですか? 」
高雄「どうせ自分たちでは止められないでしょうからあと少ししたら止めてきます。
そのあとシャワーでも浴びて慌てて処理するでしょう」
明石「……なるほど」
Littorio「つまり今は別のものを処理している、と」
高雄「……あまり上手くないわ。なにより品がない」
明石「……及第点は与えられませんねぇ」
Littorio「あらあら、それは厳しい」
993: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:36:14.61:ZEl6sALqO (9/13)
< 変わり身に失敗 >
高雄「今日の誕生花はルリハコベ。花言葉は“ 恋の出会い ”、“ 変わり身 ”、そして“ 追想 ”」
提督「うへぇ……手伝ってくれ高雄」
高雄「私が裁決できるものは終わらせましたので」
提督「えぇ……」
愛宕「…………死ぬ」
高雄「自分の所為ということを肝に命じておいてくださいね」
提督「…………へい」
愛宕「…………あの頃に戻りたい」
高雄「はっ……これが終わったあとならいくらでも戻って結構よ」
愛宕「……怒ってる? 」
高雄「なぜ? 」
愛宕「呼ばなかっ……わかったわよ。真面目にやるわよ、はぁ」
< 変わり身に失敗 >
高雄「今日の誕生花はルリハコベ。花言葉は“ 恋の出会い ”、“ 変わり身 ”、そして“ 追想 ”」
提督「うへぇ……手伝ってくれ高雄」
高雄「私が裁決できるものは終わらせましたので」
提督「えぇ……」
愛宕「…………死ぬ」
高雄「自分の所為ということを肝に命じておいてくださいね」
提督「…………へい」
愛宕「…………あの頃に戻りたい」
高雄「はっ……これが終わったあとならいくらでも戻って結構よ」
愛宕「……怒ってる? 」
高雄「なぜ? 」
愛宕「呼ばなかっ……わかったわよ。真面目にやるわよ、はぁ」
994: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:38:33.69:ZEl6sALqO (10/13)
< 執務も食事も済ませた後で >
提督「今日のカクテルはルジェストロベリーコラーダ。
カクテルワードは“ 若々しい気質の持ち主 ”、だ」
愛宕「目がぱちぱちするー……」
提督「仕方ない。でも割と早く終わらせたし、そうでもないだろ」
愛宕「なんというかギャップがね。盛り上がったところに頂点付近で冷や水みたいな」
提督「まぁ……うん」
愛宕「あぁぁぁぁぁ……イチゴがおいし」
提督「甘過ぎず、か」
愛宕「甘さが不足しがちだったもの」
提督「へぇ……」
愛宕「…………私のものだっていう証が欲しいじゃない? 」
提督「…………悪かったな」
愛宕「別に。クズに恋した間抜けの末路ってやつよ」
提督「容赦無いなぁ……正しいけど」
< 執務も食事も済ませた後で >
提督「今日のカクテルはルジェストロベリーコラーダ。
カクテルワードは“ 若々しい気質の持ち主 ”、だ」
愛宕「目がぱちぱちするー……」
提督「仕方ない。でも割と早く終わらせたし、そうでもないだろ」
愛宕「なんというかギャップがね。盛り上がったところに頂点付近で冷や水みたいな」
提督「まぁ……うん」
愛宕「あぁぁぁぁぁ……イチゴがおいし」
提督「甘過ぎず、か」
愛宕「甘さが不足しがちだったもの」
提督「へぇ……」
愛宕「…………私のものだっていう証が欲しいじゃない? 」
提督「…………悪かったな」
愛宕「別に。クズに恋した間抜けの末路ってやつよ」
提督「容赦無いなぁ……正しいけど」
995: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:41:03.33:ZEl6sALqO (11/13)
< 一方遠巻きに >
雲龍「どうも……分が悪いわね」
天城「そんなことはわかっていたはずでしょう。
高雄さんと愛宕さんに勝とうと思うならお二人を消すのが前提ですよ」
雲龍「それだと完全な勝ち逃げじゃない」
天城「そうですね」
雲龍「…………はぁ」
天城「…………」
加賀「それではダメなのかしら」
雲龍「……? 」
加賀「私は縋りたいときに勝手にあの人に縋ることにしたわ。
あの人は欲しいときに欲しいものをくれる人なのだし」
雲龍「……私、そこまでまだ強くなれないんですよ」
加賀「……そう、あなたには私が強く見えるのね」
雲龍「え? 」
加賀「なにも。……そのダイキリ、いただけるかしら」
< 一方遠巻きに >
雲龍「どうも……分が悪いわね」
天城「そんなことはわかっていたはずでしょう。
高雄さんと愛宕さんに勝とうと思うならお二人を消すのが前提ですよ」
雲龍「それだと完全な勝ち逃げじゃない」
天城「そうですね」
雲龍「…………はぁ」
天城「…………」
加賀「それではダメなのかしら」
雲龍「……? 」
加賀「私は縋りたいときに勝手にあの人に縋ることにしたわ。
あの人は欲しいときに欲しいものをくれる人なのだし」
雲龍「……私、そこまでまだ強くなれないんですよ」
加賀「……そう、あなたには私が強く見えるのね」
雲龍「え? 」
加賀「なにも。……そのダイキリ、いただけるかしら」
996: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:48:03.94:ZEl6sALqO (12/13)
次の
【艦これ】提督「俺と」高雄「私と」愛宕「私」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434271394/
次の
【艦これ】提督「俺と」高雄「私と」愛宕「私」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434271394/
997: ◆5z7C0EoTrg:2015/06/14(日) 17:52:06.79:ZEl6sALqO (13/13)
新しい方でもお願いします
ありがとうございました
新しい方でもお願いします
ありがとうございました
998:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/14(日) 19:45:54.36:W6jV7s1eO (1/1)
新スレ乙です
新スレ乙です
999:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/14(日) 20:06:13.27:1kMNHsl+o (1/2)
うめ
うめ
1000:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/14(日) 20:06:43.46:1kMNHsl+o (2/2)
>>1000なら金剛に救いを…
>>1000なら金剛に救いを…
◆03PfJOZnsI さんの作品一覧
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