473以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 01:07:49.03lyCmRQBX0 (22/30)

レッド「さすがに答えが全部8というのは無理がありましたね」

ナツメ「最初だけでしたね…なんだか残念です…」

レッド「どんな数字でも関係ないですよ、俺はずっとナツメさんといますから」

レッド「第五問、しねしねこうせん  はい いいえ」

レッド「わけわからん」

ナツメ「じゃあいいえで」

ピンポーン

レッド「どういうことなんでしょうね」

ナツメ「私にもわかりません…」


474以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 02:27:00.60DJXeIhAa0 (1/1)

いつ見ても面白い!これからの展開に期待してます。


475以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 20:57:25.42lyCmRQBX0 (23/30)

カツラ「ほう、よくあの難問を突破できたな」ファサ

レッド「5問中2問しか正解しなかったけど」

カツラ「あのポロロッカとかマクスウェル山とかが君のような少年に答えられたというのか」

レッド「最後以外全部8にしたんで問題読んでないです」

カツラ「とにかくここまで来たということはかなりの実力者とみた」

カツラ「名前を聞こう!」ファサ

レッド「髪の毛をさわるな!」

カツラ「ああ、つい癖で、で君の名前は?」

レッド「俺の名前はレッド」

カツラ「それではレッド君、わしの髪の毛のサラサラの秘密を教えよう」

レッド「違う!ジム戦しにきたの!」


476以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 20:58:17.12lyCmRQBX0 (24/30)

カツラ「なんだジム戦か、そうならそうと言ってくれればいいのに」

レッド「サラサラの秘密聞きにくるやついないだろ」

カツラ「なら早速やるか」

カツラ「いけっチルタリス!」

レッド「いきなりだな」

レッド「こっちはラプラスだ」

カツラ「龍の波導!」

チルタリス「モフモフ」

レッド「攻撃までいきなり…」

レッド「だったら、冷凍ビーム!」

ラプラス「コウミエテモネ ケッコウドウブツズキナンデスヨ」

カツラ「上空へ逃げるんだ」

レッド「ラプラス、はやく冷凍ビームをあてるんだ」


477以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 20:58:44.09lyCmRQBX0 (25/30)

レッド「……」

カツラ「……」

レッド「あの、チルタリスおりてこないんですけど」

カツラ「おりてこいっていってないからな」

レッド「それじゃあバトルにならないじゃん」

カツラ「じゃあ再開するか」

レッド「ラプラス、見つけたらすぐ冷凍ビームだ、お前なら一撃で倒せる」

カツラ「今だチルタリス、ゴッドバード!」

チルタリス「ナンカ ゴッドバードバッカリダナ」

レッド「うわっ」

ラプラス「シンゾウヲエグリトルツモリダッタガ」ばたっ

カツラ「ふふふ、チルタリスは上に行ったとみせかけてずっと君たちの後ろで龍の舞をしながらずっとスタンバってました」

ナツメ「なんで私たち気づかなかったんでしょうか」

レッド「上ばっか見てましたからね」


478以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 20:59:11.63lyCmRQBX0 (26/30)

ナツメ「レッドさん、ラプラスがやられてしまいましたよ」

レッド「でもまだチルタリスに4倍をねらえるのはいます、カメックス君に決めた!」

レッド「吹雪だ!」

カツラ「上に逃げるんだ」

レッド「今度はどこにいるんだ…」キョロキョロ

カツラ「急降下ゴッドバード!」

チルタリス「マタカ」

レッド「今度は本当に上にいたのか」

レッド「カメックス、上に向かって吹雪!」

カメックス「モットオドロイテクレナキャハリガネエガナ」

カツラ「限界まで龍の舞をつんだチルタリスは吹雪だろうと何だろうと!」

カメックス「オマエガヨワイカラワルインダ」ばたっ

チルタリス「アイウチジャネエカ」ばたっ

レッド「まあ龍の舞は攻撃と素早さアップだから耐えられはしないだろうな」


479以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 20:59:45.07lyCmRQBX0 (27/30)


カツラ「ゆけっトルネロス!」

レッド「いけっリザードン」

ナツメ「レッドさん、ここはピカチュウの方がいいんじゃないでしょうか?」

ナツメ「あっ私なんかがすみません」

レッド「いえ、俺もそうしたいんですけど、ピカチュウはこの前のジム戦のときのが無理があったみたいで今はちょっと戦えないんです」

ナツメ「そうだったんですか…」

レッド「だから今回はピカチュウ抜きで」

レッド「リザードン、フレアドライブ!」

カツラ「雨乞い、暴風だ」

トルネロス「ゆあまいそうそう」

リザードン「ガケップチアリガトウ!!サイコウダ!!」

レッド「リザードンはこれじゃ圧倒的不利か…」

レッド「もどれリザードン、いけっカビゴン!」



480以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 21:00:14.14lyCmRQBX0 (28/30)

レッド「カビゴン、最大威力で転がる!」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

カツラ「暴風で押し返せ!」

トルネロス「いつもすぐそばにある」

レッド「負けるなカビゴン!」

カビゴン「ズイブンムダナドリョクヲスルンデスネ」

トルネロス「ポピーーー」ばたっ

カツラ「ふむ…次はボルトロスだ!」ファサ

レッド「髪の毛やめろ!」


481以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 21:00:41.52lyCmRQBX0 (29/30)

レッド「カビゴン、限界突破の6段階目の転がる!」

カビゴン「コウエイニオモウガイイ!コノヘンシンマデミセルノハ、キサマラガハジメテダ!」

カツラ「雷!」

ボルトロス「か~み~な~り~~~!」

カビゴン「ドウモコノホシノカタタチハシニタガリヤガオオイミタイデスネ」

カツラ「はじきとばされた!?」

レッド「そのまま突撃!」

カビゴン「イチオウサイゴニキイテオコウ…ドウカナ、ボクノシタデハタライテミルキハナイカ?」

ボルトロス「ない!」ばたっ

カツラ「恐るべし6段階目転がる…」


482以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/03(土) 23:59:41.06lyCmRQBX0 (30/30)

レッド「ナツメさんたちのおかげで俺のポケモンもかなり強くなってますよ」

レッド「今回は普通に勝てそうです」

ナツメ「それはよかったです」

カツラ「レッド君、ジムリーダーをなめてもらっちゃあ困るぞぉ!」

カツラ「ゆけーっ!ランドロス!」

レッド「カビゴン、一気に決めるぞ!ギガインパクトだ!」

カツラ「地割れえぇぇぇぇぇぇぇぇ」

ランドロス「れえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼‼‼」

カビゴン「ハジメテデスヨ…ココマデワタシヲコケニシタオバカサンタチハ…」ばたっ

カツラ「一撃必殺!」

レッド「くっ…!」


483以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:00:06.40V+gW9edq0 (1/23)

レッド「じゃあ次はフシギバナ!」

カツラ「ランドロス、もう一度いくぞ!」

レッド「ランドロスの目にむかってヘドロ爆弾だ」

フシギバナ「フシギバナバスター!」

ランドロス「目が、目がぁ~!」

レッド「日本晴れ、そしてソーラービームだ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!」

カツラ「れぇぇぇぇぇぇぇ!」

ランドロス「れぇぇぇぇ!れぇぇぇぇぇ!れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

レッド「無差別に地割れし始めやがった」

カツラ「これでフシギバナの逃げ道はなくなったぞ」

レッド「フシギバナ!もう一度地割れがくる、その前にソーラービームで倒すんだ!」

フシギバナ「フウリンカザン」

カツラ「ランドロス、ちゃんとあてるんだぞ、れぇぇぇぇぇ!」

ランドロス「れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

フシギバナ「カジバノクソヂカラーーッ…!!」ばたっ


484以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:00:34.31V+gW9edq0 (2/23)

レッド「いけぇリザードン!」

カツラ「これで互いにあと一匹…」ファサ

カツラ「いくぞレッド君!ランドロス、ストーンエーーーッジ!」

レッド「リザードン、オーバーヒート!」

ランドロス「エーーーーーーーーッジ!」

リザードン「ボクハカチニイク」

ランドロス「あーーーーーっ!」

カツラ「ランドロス!?」

レッド「リザードンの猛火発動だ!」

リザードン「ダイジナコトハ、ホンキダッタカドウカダ!」

ランドロス「燃えたよ…まっ白に…」ばたっ


485以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:03:26.51V+gW9edq0 (3/23)

カツラ「うおおーん!わしの本気のランドロスを倒すとは、お前が二人目じゃ!」

レッド「二人目?」

カツラ「そう、たしか…グローン、いやグレーン…」

レッド「もしかしてグリーンじゃ」

カツラ「そうそう!GReeeeeeeeeeeeeeeNじゃ」

レッド「ちょっと違うだろ、やたらとe多いし」

カツラ「あの子も君と同じぐらい強かったな」

レッド「グリーン…」

ナツメ「知り合いですか?」

レッド「え、ナツメさんのとこにも来ませんでしたか?」

ナツメ「男の方でしたら全部ジムトレさんに任していたもので…」

レッド「グリーンはチャンピオンですね」

ナツメ「グリーンさんって方はチャンピオンなんですか」

レッド「え?あれっあいつがチャンピオン?」

ナツメ「どうかされましたか?」

レッド「…なんでもないです」


486以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:12:25.07V+gW9edq0 (4/23)

トキワシティ

ナツメ「いよいよ最後のジムですね」

レッド「はい、最強のトレーナーだろうが何だろうが勝ってみせます」

ナツメ「その意気で頑張ってください」

レッド「今の俺なら一気にチャンピオンにだってなれるぜー!」

おじいさん「うるせぇー!街中で大声出してんじゃねえ!」

レッド「あ、すいません…」

おじいさん「まったく近頃の若もんは…」ぶつぶつ

レッド「……」

ナツメ「怒られちゃいましたね…」

レッド「そうみたいですね…」


487以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:18:29.27V+gW9edq0 (5/23)

トキワジム

レッド「よしっ、あとはジムリーダーだけだ」

サカキ「待っていたぞレッド」

レッド「ナツメさん、俺このままの勢いでジムリーダーにも勝ちますから見ててくださいね」

ナツメ「あの、レッドさん…そのジムリーダーがもうそこにいます」

レッド「え…」

サカキ「君は…この世界でもナツメとくっついてしまったか」

レッド「この世界でも…?」

レッド「それにあなたはサカキさん…ここのジムリーダーだったんですね…」

サカキ「そうだ」

レッド「サカキさん、あんた俺のことについて何か知ってるんでしょ、教えてください」

サカキ「まだダメだ」

レッド「ケチ」

ナツメ「レッドさん、なんのことですか?」

レッド「これは…俺にもよくわかりません」


488以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:28:09.20V+gW9edq0 (6/23)

サカキ「それにしてもまたナツメととは、しかもまだチャンピオンにもなっていないという状態で」

サカキ「これはあいつにとって計算通りなのか…?」

レッド「なんなんですか、俺とナツメさんがくっついちゃったりしたら問題でもあるんですか」

ナツメ「そ、そうです、私は…その…レッドさんのことが大好きなんですよ…!//」

レッド「ナツメさん…」

ナツメ「……」カァァ

サカキ「わかっている、お前がレッドのことが好きだということはな」

レッド「そんなことまでわかってるんですか…」

レッド「少しぐらい俺について教えてくれてもいいじゃないですか」

サカキ「…仕方ない、俺に勝てば少し教えてやろう」

レッド「よっしゃ」

サカキ「では…今一度!最強のトレーナーサカキの腕前を見よ!」


489以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:44:59.35V+gW9edq0 (7/23)

サカキ「いけ、ドサイドン」

レッド「ならフシギバナだ!」

サカキ「冷凍パンチ」

レッド「近づけるな、リーフストームだ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!」

レッド「よしっ一匹目撃破!」

サカキ「ふん」

ドサイドン「フンガー」

レッド「なんだとっ」

サカキ「お前はドサイドンが倒れるところを見たのか?」

レッド「そんな…たしかに当たったはずなのに…」

サカキ「ここではお前の常識は通用しないぞ」


490以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 00:54:47.21V+gW9edq0 (8/23)

レッド「ギガドレインだ」

フシギバナ「カジバノクソヂカラ!」

サカキ「ストーンエッジ、続けて冷凍パンチ」

ドサイドン「ホアチャアァ!」

フシギバナ「ヘノツッパリハ…」ばたっ

レッド「ああっフシギバナが!」

サカキ「お前の力はそんなものじゃないはずだ、あの時の方がまだマシだったぞ」

レッド「あの時…」

サカキ「今回の俺は本来の世界よりも強い、今のお前では勝てんぞ」

レッド「…何言ってんのかわかんないけど、俺は勝つんだ!」


491以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:38:54.11V+gW9edq0 (9/23)

レッド「草がダメなら水だ!カメックス!」

レッド「ハイドロポンプ!」

カメックス「ソレジャアコノジゴクデイキヌクノハフカノウダゼ」

サカキ「つのドリルだ」

ドサイドン「ギュイイイイン」

レッド「水まで…」

サカキ「ストーンエッジだ」

レッド「カメックス、吹雪!」

カメックス「ニノヒケン グレンカイナ!!」

ドサイドン「ヒューン…」ばたっ


492以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:39:19.92V+gW9edq0 (10/23)

サカキ「いけニドキング」

レッド「伝説じゃない?」

サカキ「この2匹は俺自身のポケモンだ」

サカキ「ちなみに俺の手持ちは6匹いる」

レッド「6匹いんのかよ、しかも俺自身のって…どういうこと?」

サカキ「そのままだ」

レッド「わかんねえ」


493以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:39:48.10V+gW9edq0 (11/23)

サカキ「ニドキング、10万ボルト」

レッド「よけるんだ!」

サカキ「カメックスを後ろからつかまえろ」

ニドキング「ツ~カマ~エタ」

カメックス「ヒトコトデイウナラ シゼンノセツリダ」

レッド「ふりはらうんだ!」

サカキ「10万ボルトを続けるんだ」

ニドキング「3レンゾク」

カメックス「ナマエグライハノコシテヤルゼ」ばたっ

レッド「カメックスまで…」


494以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:40:14.67V+gW9edq0 (12/23)

レッド「カビゴン!たのむ!」

サカキ「10万ボルト」

ニドキング「コダワリメガネ」

レッド「地震だ!」

カビゴン「ワタシハコノヒダリテダケデタタカッテアゲマショウ」

レッド「ギガインパクト!」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾムシケラドモ」

レッド「いけぇ反動無視の3連ギガインパクト!」

カビゴン「ジワジワトナブリゴロシニシテクレル!」

ニドキング「フルコンボダドン」ばたっ

レッド「よしっ!」

サカキ「それでいいのか?」

レッド「何がだめだっていうんだ」


495以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:40:51.97V+gW9edq0 (13/23)

サカキ「俺の手持ちはあと四体、しかも全て伝説級」

サカキ「それに対してお前はそのもう動けそうにないカビゴンとあと3匹だ」

レッド「十分だ、で次は出さないの?」

サカキ「それは悪かったな」

サカキ「では再開しよう、いけグラードン」

サカキ「地震だ」

グラードン「日差しがとても強くなった」

カビゴン「イタカッタゾー!」ばたっ

レッド「ならラプラス、冷凍ビーム!」

サカキ「ソーラービーム」

グラードン「おせぇ」

ラプラス「ソレガオマエタチノツヨサ…」ばたっ


496以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:41:20.21V+gW9edq0 (14/23)

レッド「…リザードン!」

レッド「フレアドライブ!」

リザードン「チュウトハンパナキモチデデキルカ コンナノガ」

サカキ「止めろ」

サカキ「噴火」

グラードン「最大威力!」

レッド「オーバーヒート!」

サカキ「岩雪崩」

グラードン「チェックメイト」

リザードン「ホンキニナレバスベテガカワル」ばたっ

レッド「……」

サカキ「さて…お前の残りはピカチュウだけだな」

サカキ「続けるか?」

レッド「……」

レッド「俺の負けだ…」


497以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:46:02.80V+gW9edq0 (15/23)

ポケモンセンター トキワ

レッド「……」ズーン

ナツメ「レッドさん…」

ナツメ「元気を出してください、これで終わりってわけではないんですよ」

レッド「…そうですね、いつまでもこんな状態じゃダメですからね」

ナツメ「はい、なのでそれをやめてください…」

ナツメ「いくら端の方とはいえ、こんな公共の施設で体育座りは私も恥ずかしいです」

レッド「ナツメさんまでそんな思いをさせるわけにはいきません!すぐやめます!」

ナツメ「ありがとうございます」

ナツメ「それじゃあ、明日のために作戦をたてましょう」


498以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:53:36.27V+gW9edq0 (16/23)

ナツメ「とりあえずサカキさんの手持ちでわかっているのがドサイドン、ニドキング、グラードン」

ナツメ「あと残り3匹が何かわからないのでこの3匹をなるべく早くダメージを少なく倒せるようにしましょう」

ナツメ「私の考えではレッドさんならドサイドンとニドキングはカメックスで倒せるはずです」

ナツメ「倒せなくてもラプラスを使えばいいことです」

ナツメ「グラードンは日照りになってしまうのでフシギバナの連続ソーラービームを使いましょう、炎技に注意です」

レッド「……」

ナツメ「レッドさん?」

レッド「…あ、はい」

ナツメ「聞いてますか?」

レッド「はい…」

レッド「俺のために考えててくれたんですか?」

ナツメ「はい…」

ナツメ「その…なんていうか、私レッドさんのことしか考えてないです//」


499以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 22:57:31.47V+gW9edq0 (17/23)

ナツメ「いろいろしてたらもうこんな時間ですね」

ナツメ「明日に備えてもう寝ましょうか」

レッド「そうですね」

……

ナツメ「レッドさん、起きてますか…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「おきてますよ…」

ナツメ「あの…レッドさんの布団に入っていいですか…」

レッド「…はい」


500以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:03:43.67V+gW9edq0 (18/23)

ナツメ「う…うしろからすいません…//」ギュッ

レッド「ナ、ナツメさん!?」

ナツメ「すみません…私がこうしていたいんで…」

ナツメ「このままでいいですか」

レッド「はい…」

ナツメ「明日こそ勝ってくださいね…」

レッド「はい…」


501以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:08:12.22V+gW9edq0 (19/23)

翌日

ナツメ「おはようございます、調子はどうですか」

レッド「あ、おはようございます…悪くはないですね」

ナツメ「そうですか」

ナツメ「これ、調理場かりて私が作った朝ごはんです…」

レッド「あ…ありがとうございます、おいしそうですね」

ナツメ「私あずけていたレッドさんのポケモンとってきますね」

レッド「……」

レッド「やさしいなぁ…」


502以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:22:25.53V+gW9edq0 (20/23)

トキワジム

レッド「サカキさん、またお願いします」

サカキ「何か作戦でもたててきたか?」

レッド「秘密です」

サカキ「ふん」

サカキ「始める前にもう話すことは特にない、始めるぞ」

サカキ「いけドサイドン」

レッド「カメックス!」

レッド「ラスターカノンだ!」

カメックス「ジャクニクキョウショク」

サカキ「かわして岩石砲だ」

レッド「地面にむけてハイドロポンプ!」

カメックス「ジゴクトヨブニフサワシクナイカ」

サカキ「地面が水びたしに…」

レッド「これでドサイドンに力は入らない」

レッド「カメックス、ドサイドンにハイドロポンプ!」

カメックス「コイツヲオマエニクレテヤル」

ドサイドン「ヘニャヘニャ」ばたっ


503以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:31:36.32V+gW9edq0 (21/23)

サカキ「いけニドキング」

レッド「この水ばっかになったフィールドでそいつを出すなんてよほど4匹目以降を出したくないんですか」

サカキ「とくに理由はない」

レッド「じゃあニドキングにもハイドロポンプ!」

サカキ「水にとびこめ」

レッド「なにっ」

サカキ「フィールドはカメックスが出した水…カメックスもその中にいる」

レッド「カメックス!はやく水から出るんだ!」

サカキ「10万ボルトだ!」

ニドキング「ミズビタシニナリナガラノビリビリ」

カメックス「エンマアイテニジゴクノクニトリダ」ばたっ

サカキ「ニドキングも倒れたがしかたない」

レッド「すまないカメックス」


504以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:42:51.04V+gW9edq0 (22/23)

サカキ「この程度の水、ルネシティのときと比べれば水たまり程度だろう」

レッド「水が蒸発した…」

サカキ「何をしている、俺は見ての通りグラードンだ、はやく次を出せ」

レッド「いけっフシギバナ!」

サカキ「そうきたか、ならグラードン、噴火だ」

レッド「フシギバナ、ソーラービーム連射だ!」

サカキ「かまわん続けろ」

レッド「負けるなフシギバナ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!」

グラードン「ばかなぁぁ!」ばたっ

レッド「やった…」

サカキ「昨日よりもがまん強くなったな、そのフシギバナ」

レッド「もう負けるわけにはいかないんでね」


505以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/04(日) 23:51:43.49V+gW9edq0 (23/23)

レッド「今のうちに光合成だ」

サカキ「さて、ここからはまた違うぞ」

レッド「何が違うっていうんだ」

サカキ「…いけクレセリア」

レッド「タイプ変えるか…」

サカキ「ジムリーダーは一つのタイプしか使わないといったか?」

レッド「いってないかもしれない…」

サカキ「そうだろう」

レッド「はぁ…」


506以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 00:02:22.25AQ82o01Z0 (1/10)

レッド「タイプが変わろうと問題ねえ!」

レッド「フシギバナ!ソーラービーム連射!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!!!」

サカキ「サイコキネシスだ」

クレセリア「……」

レッド「光合成で回復だ」

フシギバナ「フウリンカザン」

レッド「ソーラービーム!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!!!」

サカキ「サイコキネシス」

クレセリア「……」

フシギバナ「ヘノツッパリ」ばたっ


507以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 00:12:59.69AQ82o01Z0 (2/10)

レッド「じゃあ次はピカチュウだ!」

レッド「ピカチュウ、10万ボルト!」

ピカチュウ「チカイノトキハキタ!」

サカキ「サイコキネシス」

クレセリア「……」

レッド「まだ倒れないなら、雷だ!」

ピカチュウ「イマワタシハアナタヲコエル!!」

クレセリア「……」

クレセリア「実はしゃべるんだよね~」ばたっ

レッド「よしっこれであと2匹だ」


508以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 00:19:57.48AQ82o01Z0 (3/10)

レッド「今回は勝てそうだ」

サカキ「まだ気を緩めるのは早いぞ」

レッド「…そうだった、さあ次お願いします」

サカキ「ではいくぞ」

サカキ「ここからはさっきまでと同じようにいかんぞ」

レッド「何が出てくるっていうんだ…」

サカキ「いけっルギア」

レッド「やっぱり出てくると思ったけど…」

サカキ「さあレッド」

ルギア「命をかけてかかってこい!」


509以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:33:59.44AQ82o01Z0 (4/10)

レッド「命かけたらぁ!」

ナツメ「そんな簡単に命かけるんですか!?」

レッド「俺が負けたらナツメさんと命とポケモンたちの次に大事なこの帽子をやる!」

サカキ「いらん」

ルギア「私もいらん」

レッド「じゃあ何もかけない!」

ナツメ「……」

サカキ「……」

ルギア「……」

ピカチュウ「……」

レッド「なんか悪いこと言ったか?」


510以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:34:30.31AQ82o01Z0 (5/10)

レッド「ええい、命どうこうより勝てばいいんだ」

レッド「ピカチュウ、雷!」

サカキ「よけろルギア」

レッド「すごい風圧…はばたいただけで」

レッド「あ、ピカチュウ大丈夫か!」

サカキ「ハイドロポンプだ」

ルギア「海の神なめんな!」

ピカチュウ「ソノメニジダイヲミタカ!!」

レッド「しっかりしろピカチュウ!」

サカキ「ルギア、あとは好きにしろ」

レッド「どういうことだ」

サカキ「俺がわざわざやるまでもないということだ」

サカキ「レッド、この世界では…いやお前はどこであろうと3回目の負けは許されん」

レッド「俺はまだ1回しか負けてない」

サカキ「お前、こっちに来て最初にグリーンに負けただろ」

レッド「あれは勝負じゃ…なんでそんなこと知ってんの」


511以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:34:57.93AQ82o01Z0 (6/10)

サカキ「お前が3回負けるとこの世界はリセットされ最初からやり直しになる」

レッド「なんで」

サカキ「そうなるとお前も困るだろ」

レッド「困る」

サカキ「実際そうなると俺も面倒だ」

レッド「じゃあ降参してくれよ」

サカキ「だめだ、ここで勝てないようではリーグに行っても同じ」

サカキ「だが、俺に勝てれば四天王にも勝てる」

レッド「……」

サカキ「まずはルギアを倒すことだ」


512以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:35:31.50AQ82o01Z0 (7/10)

ルギア「くらえこの電気鼠がっ」

レッド「ピカチュウ!」

サカキ「はやくしないとルギアにやられるぞ」

レッド「どのみち倒さなきゃだめなんだ…」

レッド「ピカチュウ、ボルテッカーだ!」

ピカチュウ「ハンニンマエノワザデハ オレハタオセンゾ」

レッド「続けて雷!」

ルギア「貴様ごときが私を倒せるかぁぁ!」

ピカチュウ「ミゴトダ」ばたっ


513以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:36:00.03AQ82o01Z0 (8/10)

レッド「いけラプラス、冷凍ビーム」

ラプラス「ナニカヒトツヲキワメルトイウコトハホカノスベテヲステルコト!」

ルギア「うおあぁぁぁ!」

レッド「効いてるのかどうかわからん」

レッド「でも効果抜群のはずだからそのまま攻撃だ!」

ラプラス「ソレガデキヌオマエハケッキョクハンパモノナノダ!」

ルギア「ぐあああああ!」(エアロブラスト)

ラプラス「サケハダメナンデ」

レッド「このままじゃラプラスまで…」

レッド「すまんラプラス、滅びの歌だ」

ラプラス「オレンジジュースクダサイ」


514以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:39:06.74AQ82o01Z0 (9/10)

ルギア「私が幻であることを願う」ばたっ

サカキ「ほう、ルギアを倒したか、そうでなくてはな」

レッド「これであと一匹、最後はちゃんと指示すんのか?」

サカキ「いや、俺は見てるだけだ」

レッド「また…」

サカキ「というよりもその必要はないからな」

レッド「なに…」

サカキ「でろミュウツー」

ミュウツー「私は誰だ…」

レッド「記憶喪失ですか?」


515以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/05(月) 23:53:40.74AQ82o01Z0 (10/10)

サカキ「レッド、お前も次をだせ」

レッド「うん…いけっリザードン!」

サカキ「ミュウツー、あいつが相手だ」

ミュウツー「お前は誰だ…」

レッド「くるぞリザードン!気をつけろ!」

レッド「フレアドライブだ!」

ミュウツー「はああああ!」

リザードン「キニスンナヨ!クヨクヨスンナヨ!ダイジョウブ、ドウニカナルッテ!」

レッド「ドラゴンダイブ!」

リザードン「ドントウォーリー!ビーハッピー!」


516以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:01:20.28K2TM7yjp0 (1/25)

レッド「ミュウツーはまるでダメージをうけてない」

レッド「リザードンがんばってくれ!」

レッド「オーバーヒートだ!」

リザードン「ホメコトバヨリモクゲンニカンシャ」

ミュウツー「なんだこれは?」

ミュウツー「何がしたいんだ…」

レッド「オーバーヒートもきいてないのか?」

ミュウツー「なんだこれは…」

リザードン「バンブー!」

レッド「なんだこれはとか言って攻撃してくんなよ」


517以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:12:03.05K2TM7yjp0 (2/25)

ミュウツー「攻撃?」

リザードン「バンブー!」

レッド「疑問形でも攻撃してくんなよ」

レッド「リザードン、一回上に逃げるんだ」

ミュウツー「待ってくれ…」

レッド「まずい!ミュウツーがきたぞ!オーバーヒートだ!」

リザードン「モットアツクナレヨオオオオオオオオオオ!!!」

ミュウツー「はははっ」どかっ

リザードン「ボクコソガテニスノオウジサマ」ばたっ

レッド「リザードン!」


518以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:16:58.67K2TM7yjp0 (3/25)

ミュウツー「ははは…あっはっはっは」

レッド「なんで笑ってんだよ…」

サカキ「これでお前もあと一匹になったな」

レッド「おい、どうなってんだあのミュウツーは」

サカキ「秘密だ」

レッド「ケチィ~」

レッド「といってもあのミュウツーはかなり強い…」

レッド「どうしたら…」

ミュウツー「私を生み出した人類への、逆襲だ」

レッド「うわっ、ちょっとサカキさん、俺に攻撃してきたよ!」

サカキ「はやく次を出さんからだろ」

レッド「じゃあカビゴン負けたらやばいじゃんか…」


519以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:28:45.20K2TM7yjp0 (4/25)

レッド「カビゴン、噛み砕く!」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ!」

ミュウツー「ぐっ…」

レッド「やったダメージをうけた」

ミュウツー「私は私を生んだ全てを恨む…!」

レッド「もっと噛み砕け!」

カビゴン「ナニシロリョクガアリアマッテイルンダ」

ミュウツー「あぐっ…」

レッド「このミュウツー不思議な守りでもついてんのか?」

ミュウツー「強いのはこの私だ!」

カビゴン「ヨクソンナダイボラガフケマスネ」

レッド「カビゴン、しっかりしろ!」


520以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:35:02.03K2TM7yjp0 (5/25)

レッド「カビゴン!立て!立つんだ!」

カビゴン「ボクニホコリヲツケタノハ、オヤイガイデハキミガハジメテダヨ」

ミュウツー「ふははは」

カビゴン「イマノハイタカッタ…イタカッタゾーーー!!!」

レッド「とにかく噛み砕くだ!」

カビゴン「オ…オレハウチュウイチナンダ…!」

ミュウツー「どうした…その程度か…」


521以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:42:46.02K2TM7yjp0 (6/25)

レッド「あのミュウツー、どうやら体力は少ないようだ、かなり効いてる」

レッド「カビゴン、これで決めるぞ!噛み砕くだ!」

カビゴン「オレガマケルカーーーーッ!!!!!」

ミュウツー「本物はこの私だ!」

ミュウツー「生き残るのは私だけだ!」

カビゴン「オレニコロサレルベキナンダ…」ばたっ

レッド「カビゴン!」

サカキ「今回はここまでか…」

サカキ「レッド、リセットだ」

レッド「それは俺が負けたらじゃないのか」

ミュウツー「……」ばたっ


522以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 00:46:28.69K2TM7yjp0 (7/25)

サカキ「バカな…どうしたことだミュウツーが倒れただと」

レッド「これはカビゴンとミュウツーの相打ち、だからあんたの言うリセットってのにはならないよな」

サカキ「……」

サカキ「いや、これは俺の負けだ、相打ちじゃない」

レッド「?」

サカキ「おそらく今のミュウツーは力を出し切って数日は目が覚めないだろう」

サカキ「お前がまた明日来てもミュウツーがいないから勝敗はわかっている」

サカキ「…バッジをうけとれ」

レッド「なんかようわからんが勝った…のかな?」


523以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:42:52.35K2TM7yjp0 (8/25)

レッド「勝ったんだし何か教えてくださいよ」

サカキ「俺からお前に言えることは何もない」

レッド「なんでだよ~いいじゃんか~」

サカキ「お前はここでこんなことを話ている暇があるなら先に進め」

レッド「え~」

サカキ「ナツメ、お前はレッドをつれて早く行け」

ナツメ「え…」


524以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:43:19.87K2TM7yjp0 (9/25)

レッド「ほんとあの人ケチだな」

ナツメ「でもレッドさんはバッジ全部そろえたんではやくリーグに行ったほうがいいんじゃないですか」

レッド「うーん…まあそうですね…」

レッド「じゃあ行きましょうか」

レッド「あっそうだリーグの前にチャンピオンロードがあるんだった」

ナツメ「それがどうしたんですか?」

レッド「秘伝技が必要なんです」

レッド「だからちょっとポケモンセンターによりますね」


525以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:43:46.93K2TM7yjp0 (10/25)

レッド「うーん」

レッド「誰をあずけようか…」

ナツメ「でしたら私が持ちましょうか?」

レッド「いいんですか?」

ナツメ「はい、私今手持ち0ですし」

レッド「じゃあお願いします」

マサキ「ふう、久しぶりに出れたわ」

レッド「戻れ!」

ナツメ「レッドさん、今のは?」

レッド「ひでんです」

ナツメ「ひでん?…ああ、ニックネームですか」


526以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:44:20.65K2TM7yjp0 (11/25)

ナツメ「でも今ビーダルがしゃべったような…」

レッド「え…そうだったかな?」

ナツメ「そうでしたよ」

レッド「……」

レッド「すごいじゃないかひでん!お前この世界でしゃべるポケモンは伝説以上だけだぞ」

レッド「お前伝説クラスのポケモンだったのか」

マサキ「ちゃうちゃう!そこの姉ちゃん助けてぇや」

ナツメ「あら本当このビーダル話してますわ」なでなで

マサキ「…これはこれでええな」

レッド「……」ぴくっ


527以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:45:03.49K2TM7yjp0 (12/25)

レッド「じゃあ行きましょうか」

ナツメ「はい」

レッド「あっそうだ、ででこいリザードン!」

ナツメ「どうしたんですか?」

レッド「いいからいいから、ナツメさんも乗ってください」

ナツメ「?」

レッド「じゃあしっかりつかまってくださいね」

レッド「さあリザードン、チャンピオンロードまで一気に行くぞ!」


528以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:45:45.09K2TM7yjp0 (13/25)

グリーン「レッドのやつようやくバッジを全部集めたか」

グリーン「もうそろそろ来るころだな」

グリーン「リーグ前に軽くレッドをひねってやるぜ」

グリーン「あいつ全然戦ってくれねえからな」

グリーン「レッドと戦うためならたとえ火の中水の中草の中森の中」

グリーン「土の中雲の中あのコの」ドンッ

ナツメ「今なにかひきませんでしたか?」

レッド「気のせいでしょう」

ナツメ「そうですね」

グリーン「すかー…との…なか…」がくっ

グリーン「……」

グリーン「きゃ~!」むくっ

グリーン「おのれレッド!絶対あいつより先にリーグについてやるぜ!」


529以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 11:52:25.41K2TM7yjp0 (14/25)

チャンピオンロード

ナツメ「ひでんちゃん、怪力お願いね」

マサキ「は~い」

マサキ「おりゃあ!」

ナツメ「えらいえらい」

マサキ「いやぁこのぐらい朝飯前ですよ」

レッド「……」いらっ

マサキ「おっどないしたんやレッド、まさか嫉妬か?」

マサキ「ビーダル相手にヤキモチ、ハハッ」

レッド「うるせぇ!」


530以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 12:05:38.54K2TM7yjp0 (15/25)

レッド「やっぱこの辺のトレーナーはけっこう強いな」

ナツメ「でもさすがですね、次々と倒していってますね」

マサキ「でもこいつ性格エグイで」

マサキ「こいつポケモンになったワイを無理やり」

レッド「おっとつまずいた」ドンッ

マサキ「いった何すんねん」

レッド「つまずいただけだよ」

マサキ「なんやと~」

ナツメ「レッドさんダメですよ、ひでんちゃんも怒らないで」

レッド「は~い」

マサキ「しゃあないな」

レッド(こいつ、いつかぶっとばす)


531以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 12:13:21.76K2TM7yjp0 (16/25)

リーグ

レッド「やっとついた~」

ナツメ「いよいよですね」

マサキ「ふん、お前なんか負けたらええねん」

レッド「お前もう用ないからボックスに入ってろ」

マサキ「ああ、最後にねえちゃんナデナデしてーや」

レッド「ふざけんな!ナツメさん俺をなでなでして!」

マサキ「はぁ?なんでそうなんねん」

レッド「いいからお前はボックスにいけ!」

マサキ「ああ~…」

レッド「よしっ邪魔者排除」

ナツメ「?」


532以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 12:28:50.72K2TM7yjp0 (17/25)

レッド「よしっ準備完了、いよいよ四天王戦だ」

レッド「あれ?ナツメさん、どこ?」

レッド「ナツメさ~ん」

ナツメ「あの…レッドさん…」

レッド「あ、ナツメさん、どこ行ってたんですか、探しましたよ」

ナツメ「すみません…」

レッド「いや、そんな謝らなくてもいいですよ」

ナツメ「その…私…さっきジムトレさんから電話がきて…急用だから戻ってきてくれって言われて…」

ナツメ「ごめんなさい…ジムトレさんあせってたみたいですし…」

レッド「そ…そうですか…」

ナツメ「その…チャンピオンになったら絶対に私のとこに来てくださいね…」

レッド「もちろんです!家より先にナツメさんのところへ行きます!」

ナツメ「ありがとうございます…私待ってますから…」

ジムトレ「ナツメちゃーん、むかえにきたよー」

ナツメ「レッドさん、がんばってくださいね」

レッド「ああ…ナツメさん…」がくっ


533以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 12:51:55.39K2TM7yjp0 (18/25)

レッド「ううっ…ナツメさん…」しくしく

グリーン「っしゃあ!ついたぜ!」

グリーン「レッドはまだ来てない…」

レッド「しくしく…」

グリーン「くっ先にレッドがついてたか、だったら」

グリーン「おいレッド」

レッド「ううっ…」

グリーン「おい、何泣いてんだ」

グリーン「あっそうか、お前リーグに挑んでボロ負けしたんだな」

グリーン「はっはっは、じゃあ俺が代わりにチャンピオンになってきてやるよ」

グリーン「じゃあなバイビー」

レッド「ナツメさん…」(体育座り)


534以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:01:24.25K2TM7yjp0 (19/25)

3時間後

レッド「だめだ…やっぱナツメさんがいないと力が入んない…」

レッド「……」

レッド「いや、俺は約束したんだ」

レッド「ナツメさんもきっと俺を待ってくれているにちがいない」

レッド「よし、行くぞ」

レッド「まてよ…」

レッド「ジムリーダーであんなポケモン使ってきたから四天王はどんなの使ってくるんだ…」

レッド「あまりいいのが思いつかないな…」


535以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:08:54.01K2TM7yjp0 (20/25)

レッド「こんちはー俺レッドっていいまーす」

カンナ「あら…ポケモンリーグへようこそ」

レッド「胸がない…」ぼそっ

カンナ「今なんか言ったか?」

レッド「いえ、何も」

カンナ「まあいいわ、レッド君っていったわね、私はオール100使いのカンナ」

レッド「なかなか嫌なことだな」

カンナ「さあ私とあなたでポケモンリーグでしかできない戦いを楽しむとしましょう!」

レッド「なんか違うよな」


536以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:17:19.55K2TM7yjp0 (21/25)

カンナ「さあいくのよミュウ!」

ミュウ「ぼくミュウ」

レッド「でたよ」

カンナ「さあさあ、あなたもはやく出しなさいな」

レッド「よし…いけリザードン」

レッド「リザードン、火炎放射だ」

リザードン「フトンタタキハ、ヤメラレナイ」

カンナ「ミュウ、サイコキネシスでお返しよ」

ミュウ「ぼくこんなことできるよ」

リザードン「ツライダロウ?」

レッド「やっぱりけっこう強いな…」


537以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:27:37.87K2TM7yjp0 (22/25)

レッド「フレアドライブだ」

カンナ「ミュウ、バリアーよ」

ミュウ「きかないよ~だ」

レッド「だったら、エアスラッシュだ」

リザードン「ヌルマユナンカツカッテンジャネェヨオマエ!!」

カンナ「ミュウ、指をふるのよ」

ミュウ「しばらくお待ちください」

レッド「何が来るんだ…」

ミュウ「はねる~!」

レッド「……」

カンナ「こほん…さて、休憩終わり」


538以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:34:07.88K2TM7yjp0 (23/25)

カンナ「もう一度、指をふる!」

レッド「なめてくれてんのか?」

ミュウ「しばらくお待ちください」

レッド「よく考えたら待つ必要ないじゃん、リザードン火炎放射だ」

リザードン「デキル!デキル!ゼッタイニデキルンダカラ」

ミュウ「だいばくは~つ!」

レッド「なっ…」

ドカーン

リザードン「ワガママデハナク、アルガママニ」ばたっ

レッド「まさか大爆発とは…」

カンナ「け…計算通りよ」


539以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:46:48.34K2TM7yjp0 (24/25)

カンナ「お次はセレビィよ!」

レッド「じゃあカビゴンいけっ」

カンナ「セレビィ、限界まで悪巧みよ」

セレビィ「ふふふ、お前の家の表札にシチューぶっかけてやろうか」

レッド「カビゴン、こっちは腹太鼓だ」

カビゴン「ワタシノセントウリョクハ530000デス」

レッド「ギガインパクトだ」

カビゴン「ナニシロチカラガアリアマッテイルンダ」

カンナ「リーフストーム!」

セレビィ「ふぁいや~」


540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/06(火) 23:54:38.62K2TM7yjp0 (25/25)

レッド「ギガインパクトギガインパクト」

カビゴン「コノホシヲケス!」

セレビィ「やる…ねぇ…」ばたっ

カンナ「いきなさいジラーチ!」

ジラーチ「ふわあ…ねむい」

カンナ「いっけえ破滅の願いよ」

ジラーチ「ぐーぐー」

カンナ「あれ?ジラーチ…ジラーチちゃん?」

レッド「それはジラーチが戦闘放棄でカビゴンの勝ちだな」

カンナ「い、いやこれはただの眠り状態じゃないの」

レッド「じゃあ眠気覚ましつかってよ」

カンナ「いいわよ」

カンナ「ほーらジラーチおきてちょうだい」

ジラーチ「ぐーぐー」

レッド「ほら」

カンナ「ちょ…ちょうどいいハンデね」


541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 00:08:51.78S78M2ELs0 (1/20)

カンナ「四天王はそれぐらい余裕があるのよ!」

カンナ「いきなさい!シェイミ!」

カンナ「シードフレア!」

シェイミ「おまえうまそう」

レッド「ヘビーボンバーだ」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ!」

シェイミ「やめろおもい、おまえくうぞ」

レッド「もう一発だ」

カンナ「シェイミ、リーフストームよ」

カビゴン「マッタクヒトヲイライラサセルノガウマイヤツラダ」

シェイミ「おまえいつかくう」ばたっ


542以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 00:19:28.37S78M2ELs0 (2/20)

カンナ「まだまだ!いくのよマナフィ!」

カンナ「ハートスワップよ」

マナフィ「はーとすわっぷー?」

レッド「カビゴンの攻撃が…」

マナフィ「へへへ、なんかでたー」

カンナ「滝登り!」

マナフィ「うーんと、こうして、おりゃ」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾ」ばたっ


543以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 00:30:43.79S78M2ELs0 (3/20)

レッド「いけピカチュウ」

カンナ「あらあんたマスターボールでピカチュウつかまえたの」

レッド「いや、やったのは俺じゃない」

レッド「それよりバトルだ」

レッド「いくら攻撃がMAXとはいえ攻撃されなきゃ問題ない」

レッド「ピカチュウ、10万ボルトだ」

ピカチュウ「ミズカラノゾンデエランダミチ タメライモナイ! 」

カンナ「かわして滝登り」

マナフィ「なんかひかった」

レッド「体のまわりに電気をまとってガードだ」

ピカチュウ「ゲキリュウヲセイスルハセイスイ」

マナフィ「なんかびりびりするよー」


544以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 00:46:22.71S78M2ELs0 (4/20)

レッド「いけっボルテッカー」

ピカチュウ「イマノオマエニハ ノコリ1%ノショウキモナイ! 」

マナフィ「ほげー」ばたっ

カンナ「うっ…あと一匹」

カンナ「いやいや私はまだ負けてないのよ」

カンナ「ビクティニ!たのんだわよ!」

レッド「10万ボルトだ」

カンナ「蒼い炎よ!」

ビクティニ「ふはは、小物が」

ピカチュウ「テンヲミヨ ミエルハズダ アノシチョウセイガ!! 」

レッド「小っさいやつに小物とか言われてやり返さねえわけにはいかねえだろ」

レッド「ボルテッカーだ」

カンナ「こっちはVジェネレート!」

ビクティニ「どっかーん」

ピカチュウ「ワタシノシヲオマエノカテトスルガヨイ」ばたっ


545以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 00:58:49.03S78M2ELs0 (5/20)

レッド「いけっカメックス、ピカチュウのかたきをとるんだ」

レッド「カメックス、ハイドロポンプだ」

カンナ「雷撃よ」

ビクティニ「感電しろーい」

カメックス「マズイナ」

カンナ「パワーアップ!」

ビクティニ「ひゃははは」

カメックス「ドクニモクスリニモナリソウニネェ」ばたっ

カンナ「どう?これが四天王の力よ」

レッド「くそ、ビクティニが思ったより強い…」


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:08:33.22S78M2ELs0 (6/20)

レッド「フシギバナ、ヘドロ爆弾」

カンナ「じゃあ蒼い炎よ」

ビクティニ「草なんて燃やしてやるよ」

レッド「ソーラービーム」

カンナ「ソーラービームなんて効くわけないじゃない」

レッド「連射だ」

カンナ「えっ」

フシギバナ「喰らえ48ノサツジンワザ」

ビクティニ「ちょっ、おま…それはせこいぞ」ばたっ

カンナ「…なんてことなの!」

カンナ「少しはできるみたいね!分かった…!次の部屋に進むといいわ!」

カンナ「ポケモンリーグ真のパワーはまだまだ…!こんなものじゃないわよ!」


547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:09:09.74S78M2ELs0 (7/20)

レッド「ううっ…ナツメさんがいないと歩くだけでもつらい…」

レッド「今にも倒れそうだ」

シバ「よく来たわね、私はバトルガールのシバ、超克の時空使いだ」

レッド「嘘だろ…性別違うし」

レッド「それに超克の時空使いってなんだよ」

シバ「さあて、ウー!ハーッ!」

レッド「話聞いて」


548以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:09:41.53S78M2ELs0 (8/20)

シバ「いくのよっディアルガ!」

レッド「…じゃあカメックス」

シバ「ディアルガ、時の咆哮!」

レッド「いきなりきた…」

レッド「だったらこっちは気合玉だ」

カメックス「ケットウニヘンコウハネエ!」

ディアルガ「なんでこっちはあたってないねん」

レッド「連続気合玉だ」

カメックス「グズグズスンナ」

ディアルガ「いたっ…いたいいたい、やめろおい」ばたっ


549以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:10:07.30S78M2ELs0 (9/20)

シバ「次はパルキアだ!」

シバ「亜空切断!」

パルキア「ぱるぱるぅ」

カメックス「モットタノシマセテミロ」

レッド「もう一回連続気合玉」

シバ「亜空切断!」

パルキア「ぱるぱるぅ」

レッド「気合玉が消えた」

シバ「波導弾!」

パルキア「ぱるぱるぅぅぅ」

カメックス「ドウシタ、ソレデシマイカ」ばたっ


550以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:10:47.41S78M2ELs0 (10/20)

レッド「なあパルキアの簡単な倒し方知ってるか?」

シバ「なに?」

レッド「パルキアのバカヤロー」

パルキア「バカって言われた…」ばたっ

シバ「どうしたの!パルキア!」

レッド「パルキア戦闘不能だ」

シバ「えっどういうことだこれは…」

レッド「さあ早く次を出すんだ」

シバ「どういうことだこれは…」ぶつぶつ

シバ「だが次からはこんなことはありえないぞ!」


551以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:11:17.29S78M2ELs0 (11/20)

シバ「いくのよダークライ!」

レッド「ダークライか…次はラプラスだ」

シバ「ダーク」

レッド「うたうんだ」

ラプラス「ワザヲコエタジュンスイナツヨサソレガパワーダ!!」

ダークライ「……」zzz

シバ「お前が寝てどうするんだ!」

レッド「冷凍ビームだ」

ラプラス「フルパワー!」

ダークライ「……」zzz

シバ「はやく起きてくれー」


552以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:12:13.67S78M2ELs0 (12/20)

レッド「ハイドロポンプ」

ラプラス「ジャマダ…」

ダークライ「……」zzz ばたっ

シバ「ダ~クライ~!」

レッド「眠ったまま倒してやったぜ、どうだ」

シバ「どうって何が?」

レッド「なんかこう、悔しがれよ」

シバ「いけっギラティナ!」

レッド「話聞けや」


553以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:12:43.55S78M2ELs0 (13/20)

シバ「ギラティナ、シャドーダイブ!」

ギラティナ「お前を…」

レッド「消えた…」

ギラティナ「薬局にあるユンケルのあのちょっと古いタモリのパネルの人形にしてやろうかァ!」

ラプラス「ヤルネェ…」

レッド「ラプラス、冷凍ビームで反撃だ」

シバ「もう一度シャドーダイブ」

ギラティナ「お前を…」

レッド「これじゃあ攻撃できない…」

レッド「姿を出して堂々と戦ったらどうだ」

シバ「なにっ、堂々と戦ってるじゃないか」

レッド「そうやってこそこそと隠れて攻撃してきてるじゃないか」


554以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:13:22.62S78M2ELs0 (14/20)

シバ「む…そこまでいうならでてこいギラティナ」

レッド「バカだ…」

レッド「ラプラス、冷凍ビームだ」

ラプラス「80%ノオレヲミセテヤロウ」

ギラティナ「やめろ凍るだろ」

レッド「凍ってんだよ」

シバ「いきなりとは卑怯だぞ!」

レッド「俺は早くチャンピオンになってナツメさんに会いにいかなきゃだめなんだ…」

レッド「そのためならなんだってする」

レッド「ラプラス、もっと冷凍ビームだ」

ラプラス「キョウハデカイヤツノヤクビダネ」

ギラティナ「なんてやつだ」ばたっ


555以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:25:46.31S78M2ELs0 (15/20)

シバ「おのれ卑怯な…」

シバ「本当に卑怯なやつだお前は、卑怯だな」

レッド「卑怯、卑怯言い過ぎだろ…」

シバ「だったら正々堂々勝負しろ」

レッド「やってるじゃんか」

シバ「開き直るな」

レッド「開き直るって何、ぼくわかんない」

シバ「おのれ…いけっヒードラン、マグマストーム!」

ラプラス「セワバカリカケチマッタナ…」ばたっ

レッド「ああっ、そっちだっていきなり、卑怯だ」

シバ「バトル中断なんて言ってないからなー」


556以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:38:22.40S78M2ELs0 (16/20)

レッド「こんな卑怯とかおのれとかばっか言ってるやつに負けるわけにはいかねえ」

レッド「カビゴンいけっ、地震だ」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾ」

レッド「もっとだ、もっとゆらせ」

カビゴン「ムシケラドモ!」

シバ「いけいけマグマストームだ」

ヒードラン「うー!はーっ!」

レッド「そんなことしてもカビゴンに勝てねえぞ、地震だ」

カビゴン「ジワジワトナブリゴロシニシテクレル!」

ヒードラン「モエル―ワ」ばたっ


557以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 12:49:15.79S78M2ELs0 (17/20)

シバ「まさか今日だけで2回もここまでやられるとは…」

レッド「今日?他に誰かいたのか?おのれ卑怯」

シバ「誰がおのれ卑怯だ」

シバ「おのれ…」

レッド「ほら言った」

シバ「許さんぞ!右足と左肩に風穴をあけてやる!」

レッド「そこまで怒るか?」

シバ「ゆけいアルセウス!」

シバ「裁きの礫だ!」

アルセウス「カビゴン共よ、裁きを受けるがよい!ダアアァァァーー!!」

カビゴン「イマノハイタカッタ…」ばたっ

レッド「共ってこいつにとったら俺も標的なの?」


558以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 23:47:40.71S78M2ELs0 (18/20)

レッド「困ったな…アルセウスか…」

アルセウス「ダアアァァァーー!」

レッド「うわわっ」

レッド「おい、トレーナーに攻撃してくるってどういうことだ」

シバ「あっいけねー、よそ見してたー」

レッド「このやろ…」

アルセウス「ダアアァァァーー!」

シバ「うわっこっちじゃない!」

アルセウス「人間共よ覚悟しろ!!」

レッド「おい、なんとかしろっ」

シバ「なんとかできるならやってるんだよ!」


559以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 23:51:08.69S78M2ELs0 (19/20)

アルセウス「ドアアアァァァ!」

レッド「こうなったらぶっ倒してやる…」

レッド「…いや、待てよ」

レッド「こうなってるってことはこいつは戦闘放棄だな…」

レッド「よし、次いこ」

シバ「おい、どこ行くんだ、止めてくれー!」

レッド「次行くんで」

レッド「ここのドアはこうして…」ガチャ

レッド「そんじゃおつかれさんしたー」


560以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 23:59:47.10S78M2ELs0 (20/20)

レッド「はぁ…はぁ…やっぱナツメさんがいないと…」

キクコ「ようここまで来れたの、わしは四天王のキクコ」

レッド「今度はこっちがじじい…」

キクコ「あんたオーキドのじじいに可愛がられとる子じゃな」

キクコ「ジジイ昔は強くていいおとこじゃった」

レッド「じじいがジジイはとか言うんじゃねえよ」

キクコ「レッズ!」

レッド「いえレッドです」

キクコ「あんたに本当の戦いってもんを見せてやる」


561以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:10:12.049yvYnxD20 (1/13)

キクコ「いくんじゃ!コバルオン!」

レッド「だったら、こっちはリザードンだ」

レッド「リザードン、大文字だ」

キクコ「そんなもん効くか!聖なる剣じゃ!」

リザードン「ヌルマユナンカツカッテンジャネェヨオマエ!!」

コバルオン「じじい!突っ込んでいったらダメージうけるだろ!」

キクコ「なんでじゃ!鋼に炎が効くはずが…」

レッド「この人ボケてきてんのか?」

コバルオン「だめだこいつ…はやくなんとかしないと…」


562以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:15:09.979yvYnxD20 (2/13)

キクコ「えっと…リザードンに効果抜群の技は…」

レッド「リザードン、大文字」

キクコ「そうじゃ、大文字じゃ!」

コバルオン「それは相手が言ってんだよ」

リザードン「アキラメンナヨ、オマエ!! 」

コバルオン「いやーー!」ばたっ

キクコ「なかなかやるね」

レッド「あんたアホだろ」


563以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:28:54.009yvYnxD20 (3/13)

キクコ「いけっコバルオン!」

テラキオン「テラキオンだよ!」

レッド「あんたさっきまで何使ってたんだよ」

キクコ「サニーゴ」

レッド「じじい…」

キクコ「テラキオン、ストーンエッジじゃ」

テラキオン「よしきた」

レッド「まともな技使ってきやがった」

レッド「リザードンかわせ」

キクコ「テラキオン、地震!」

テラキオン「ストーンエッジ!」

リザードン「イイワケシテルンジャナイデスカ? 」

レッド「今トレーナーの指示無視したよね」

テラキオン「してない」


564以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:37:03.439yvYnxD20 (4/13)

キクコ「畳みかけるぞ、もう一度地震!」

テラキオン「ストーン」

レッド「はい、これ完全に無視してるね」

テラキオン「してない」

レッド「じゃああのじいさんなんて言ってた?」

キクコ「誰がじいさんじゃ!にいさんと呼べ!」

レッド「…あのじじいなんて言ってた?」

テラキオン「ストーンエッジ」

レッド「本当か?正義の心が痛まないか?」

テラキオン「…痛む」

レッド「正直になんて言った?」

テラキオン「…地震」

レッド「スキあり、リザードン、エアスラッシュだ」

リザードン「イキイキスルゾ!!」

テラキオン「この悪党め…」ばたっ


565以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:49:08.219yvYnxD20 (5/13)

キクコ「なんと!いつの間にかテラキオンが倒れとる!」

レッド「お前には何が見えていたんだよ」

レッド「この人よく四天王できてるな」

キクコ「リザードン一匹でよくここまでやれたのぉ」

キクコ「じゃがそれもここまで、いけいっビリジオン!」

キクコ「相性的にもそのリザードンじゃ手も足もでまい!」

レッド「じじい…ビリジオンに何が効果抜群かわかってる?」

キクコ「電気のみじゃ」

レッド「エアスラーーーッシュ」

リザードン「モットアツクナレヨ」

ビリジオン「もうだめだ、このじじい」

キクコ「なんと、いまひとつの技で倒されるとは」

レッド「完全にボケてるな」


566以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:13:33.879yvYnxD20 (6/13)

キクコ「さぁ次はケルディオじゃ!」

キクコ「リザードンに有効な技は…気合玉だ!」

レッド「なんかあんたのポケモンがかわいそうだ…」

レッド「リザードン、エアスラッシュ」

リザードン「ミスヲスルコトハワルイコトジャナイ」

ケルディオ「まだなにもしてないのにー」ドーン

キクコ「うぎゃっ」バタッ

キクコ「いてて…」

レッド「じじい大丈夫か?」

キクコ「誰がじじいだ!年上に対する口の利き方も知らんのか!」

レッド「さっきまで怒んなかったのに」


567以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:14:00.129yvYnxD20 (7/13)

キクコ「ん…いつの間にか残り2体になっとる」

レッド「本格的にボケてきたということか」

キクコ「ふむ…相手はリザードン、ならばブラックキュレムじゃ!」

レッド「ブラックキュレムってことは最後はホワイトか…チート?」

キクコ「さすがじゃな、その通りじゃ」

レッド「えーすげー、2匹がそろったとこ見てみたいなー」

キクコ「ほう、いいじゃろう見るがいい!ホワイトキュレム!」

レッド「あっ、2匹出してる」

レッド「これは2対1になって反則だから俺の勝ちだー」

キクコ「えっ」

レッド「やった勝った勝った、じゃあ次行くから、ばーい」


568以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:14:28.839yvYnxD20 (8/13)

レッド「それにしても四天王ってアホばっかだな」

ワタル「よく来たね、それとも今からシッポまいて帰るかい」

レッド「省略しすぎだろ」

ワタル「つい…」

ワタル「俺は裂空使いのワタル、知ってるだろう」

レッド「しらない」

ワタル「…知ってるだろう、裂空は…生き物だ!」

レッド「知らねえよバカ」

ワタル「それとも今からシッポまいて帰るかい!レッド!」

レッド「それ言いたいだけだろ」


569以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:25:55.969yvYnxD20 (9/13)

ワタル「さあいけっデオキシス!」

レッド「あーはいはい…」

レッド「そんじゃ、カビゴンたのむ」

ワタル「フォルムチェンジアタック!気合玉!」

レッド「カビゴンかわせ」

レッド「いきなり姿を変えやがった」

ワタル「もう一発!」

デオキシス「うねうね」

レッド「耐えろカビゴン」

レッド「ギガインパクトで反撃だ」

カビゴン「マッタクヒトヲイライラサセルノガウマイヤツラダ」

ワタル「フォルムチェンジディフェンス!」

デオキシス「私はいつでも姿を変えることができるのだ」


570以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:33:06.969yvYnxD20 (10/13)

レッド「ギガインパクトギガインパクト」

カビゴン「キエエェ」

デオキシス「効かん効かん」

レッド「いくら防御が高いからって、おかしいだろ」

ワタル「今からシッポまいて帰るかい」

レッド「それ次言ったら直接攻撃するからな」

レッド「カビゴン、絶対弱点があるはずだ、とにかく全体的に攻めるんだ」

カビゴン「ヒャッヒャッ!」

デオキシス「無駄無駄」


571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:40:00.239yvYnxD20 (11/13)

ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

カビゴン「ムシケラドモ」ばたっ

レッド「まるでダメージ受けてないな、どうなってんだ」

ワタル「今から」

レッド「ピカチュウ、あのトレーナーに10万ボルト」

デオキシス「ディフェンス」

レッド「ガードされたうえに効いてない」

ワタル「シッポまいて帰るかい」

レッド「腹立つ~」


572以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:50:04.369yvYnxD20 (12/13)

ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

レッド「そうだ、アタックの間に変身する前に攻撃すればいいんだ」

レッド「ピカチュウ、電光石火」

ピカチュウ「ホクト」

デオキシス「紙耐久…」ばたっ

ワタル「いけっデオキシス(アタック)」

レッド「またデオキシス…つーかどうせまた変身するんだろ」

レッド「その前に電光石火」

ピカチュウ「ウジョウケン!」

デオキシス「ペラペラの耐久力…」ばたっ

ワタル「速いなー」


573以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 23:57:36.259yvYnxD20 (13/13)

ワタル「まだまだ!デオキシス(スピード)!」

レッド「いい加減にしてほしいな」

レッド「ピカチュウ、電光石火だ」

ワタル「かわしてシャドーボール」

デオキシス「のろまめ」

レッド「ピカチュウの電光石火よりはるかに速い…」

ワタル「サイコブースト!」

デオキシス「ひゃっほー」

レッド「電光石火でかわせ」

デオキシス「遅い遅い」

ピカチュウ「コレイジョウ アタラシイワザヲシカケルノハ フカノウ」


574以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:02:58.41FipN5/+Y0 (1/13)

レッド「ピカチュウ、一回もどれ」

ワタル「逃がすか!デオキシス神速だ」

デオキシス「追い打ち」

ピカチュウ「ワタシノシモソノヒトツノシレン」ばたっ

レッド「はええ…」

レッド「ってピカチュウがいないと速い技が使えねえ」

レッド「でもあのデオキシスよりは結局速く動けないからいいかな…」

レッド「よし、いけカメックス」


575以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:14:26.70FipN5/+Y0 (2/13)

ワタル「フォルムチェンジ、電磁砲!」

デオキシス「アタック」

レッド「カメックス、ハイドロポンプ」

カメックス「テンカノハケンヲネラッテミルノガオトコッテモンダロ」

ワタル「フォルムチェンジ、ディフェンス」

デオキシス「効かん効かん」

レッド「電光石火ぐらいの速さじゃないとあの変身の前に攻撃できないか…」

ワタル「レッド君」

レッド「シッポとか言うなよ」

ワタル「いや言わない…いいことを教えてやろう」

ワタル「ディフェンスフォルムのデオキシスは細胞を変化させて攻撃を吸収するのだよ」

ワタル「つまりデオキシスの速さを超えれないと変身前に攻撃できず、君は俺に勝てない!」


576以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:24:24.75FipN5/+Y0 (3/13)

レッド「じゃあ吸収できないほどの攻撃をすればいいんだ」

レッド「あの時のピカチュウじゃ耐えきれなかったけど、今のカメックスならできるはずだ」

レッド「カメックス、いつもの3倍の力をためるんだ」

レッド「いけっハイドロカノン」

カメックス「ムゲンジンノゼンハッカノウリョクヲ カイホウ!!」

ワタル「フォルムチェンジ、神速でよけろ!」

デオキシス「スピード」

レッド「よけられた…」

ワタル「たしかにすごい威力だが当たらなければ問題ない」

レッド「でもよけたってことはあれぐらいなら倒せるってことだな」


577以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:33:33.88FipN5/+Y0 (4/13)

ワタル「そうはさせない、デオキシス、フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

レッド「カメックスよけろ」

ワタル「無理だ、カメックスは今の反動でしばらく動けん!」

ワタル「シャドーボール!馬鹿力!」

デオキシス「ほれほれ」

カメックス「オワリニハシネエサ」ばたっ


578以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:44:31.17FipN5/+Y0 (5/13)

レッド「さっきのカメックスと同じぐらいの威力でよけられないような技を使えるやつ…」

レッド「困った…」

レッド「そうだ、リザードンいけっ」

ワタル「何をする気か知らないけど無駄だよ、レッド君」

ワタル「フォルムチェンジ」

デオキシス「ディフェンス」

レッド「よし、リザードンデオキシスを後ろから捕まえろ」

リザードン「アハァ~ン」

レッド「いつもの3倍の力をためるんだ」

ワタル「フォルムチェンジして逃げるんだ」

レッド「逃がすか、ブラストバーンだ」

リザードン「イキイキスルゾ!!」

デオキシス「スピー…ド…」ばたっ


579以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 00:53:16.72FipN5/+Y0 (6/13)

ワタル「いけっデオキシス(ディフェンス)!」

レッド「いい加減にしろよ」

ワタル「そのリザードンも満足に動けないだろ」

ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

レッド「リザードン、かわして火炎放射」

リザードン「ナニヨリモタイセツナノハ、アナタジシンガドウシタイカダ」

デオキシス「ザ・紙!」

ワタル「バカな!なぜ動ける!」

リザードン「ハンセイハシロ!」ばたっ

レッド「ごめんなリザードン、かなり無理させたな…」


580以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 01:01:48.75FipN5/+Y0 (7/13)

ワタル「まさか俺のデオキシス軍団が全滅するとは…」

レッド「これで俺の勝ちだな」

ワタル「いやまだだよ」

ワタル「俺は裂空使い!いけっレックウザ!」

レッド「めんどくせ…」ボソッ

レッド「いけっラプラス」

レッド「ラプラス、冷凍ビーム」

ワタル「レックウザ、破壊光線!」

レックウザ「人にむけて破壊光線」

レッド「めっちゃ凶暴…」


581以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:06:50.21FipN5/+Y0 (8/13)

レッド「でもレックウザはレックウザ、氷には弱いはずだ」

レッド「ラプラス、とにかく冷凍ビー…」

ドーン

アルセウス「ダアアァァァーー!」

レッド「アルセウス?」

ワタル「どういうことだいきなり」

ワタル「レックウザ、破壊光線だ!」

アルセウス「きさま、人間共の味方をするというのか!」

アルセウス「それならば容赦はせんぞ!」

ワタル「負けるなレックウザ!」

レッド「よくわからんがこれたぶんシバんとこのアルセウスだな、ここまできたんだ…」

レッド「そうだ、次いこ」


582以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:15:19.32FipN5/+Y0 (9/13)

レッド「そういやまともに四天王と戦ってないな…」

レッド「ま、いいや」

レッド「…ナツメさん、待っててください、あと少しです」

レッド「ここがチャンピオンの部屋か」

レッド「なんだ?真っ暗だ…」

グリーン「何だかんだと聞かれたら」

グリーン「答えてあげるが世の情け」

グリーン「世界の破壊を防ぐため」

グリーン「世界の平和を守るため」

グリーン「愛と真実の緑を貫く」

グリーン「ラブリーチャーミーなトレーナー」

グリーン「グリーン」

グリーン「ポケモンリーグの頂点にいるこの俺様は」

グリーン「世界で一番強いってことなんだよ!」

メタグロス「ニャーンテニャ」

レッド「……」

グリーン「よぉー、レッドも来たのかよ、はッはッうれしいぜ」

レッド「俺はうれしくないぜ」


583以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:20:19.19FipN5/+Y0 (10/13)

グリーン「それにしてもよくお前がここまで来たな、俺でも四天王は苦戦したってのに」

レッド「まともに戦ってないからな…」

グリーン「ライバルのお前が弱いと張り合いがないからな」

レッド「はっきり言って、ここで無駄話するわけにはいかないんだ…」

レッド「はやくやるぞ…」

グリーン「ふっ…世界一の俺様に勝負を挑むとはな」

グリーン「後悔させてやるよ!」


584以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:32:40.56FipN5/+Y0 (11/13)

グリーン「いけメタグロス!」

レッド「リザードン…」

グリーン「雷パンチだ!」

レッド「オーバーヒート」

リザードン「ホンキニナレバジブンガカワル!」

レッド「もう一発」

リザードン「ホンキニナレバスベテガカワル!!」

メタグロス「ヤナカンジ~」ばたっ

グリーン「はぁ?ふざけんなよ!なんで威力が落ちてねぇんだよ!」

レッド「俺のリザードンのステータスは上がることはあっても下がることはねえんだよ」

グリーン「そんなのチートの一種じゃねえかよ!」

レッド「この世界ではチートは本来は使えない技をつかうなどのことなんだよ」

レッド「だからこれは努力の結果だ」


585以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:42:42.77FipN5/+Y0 (12/13)

グリーン「なっるほど…俺に勝つために少しは努力したってか…」

レッド「そういうわけではない」

グリーン「だったら次はヒヒダルマだ!」

グリーン「くらえぇ!ストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「イワオトシ」

レッド「かわすんだ」

グリーン「今だ!フレアドライブ!」

ヒヒダルマ「ホノオノパンチ」

リザードン「アハァ~ン」

レッド「いまひとつだってのに、かなりの威力だな…」


586以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/09(金) 23:50:51.70FipN5/+Y0 (13/13)

グリーン「とどめのストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「イワオトシ」

レッド「いつまでも何もしないわけないだろ」

レッド「リザードン、エアスラッシュ」

リザードン「ガンバッテイキマショウ!!!」

グリーン「リザードン、そろそろ退場だぜ!今度こそとどめのストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「スーパーイワオトシ」

リザードン「ナンニモミエナイ」ばたっ


587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 00:01:49.20246TQhW40 (1/30)

レッド「いけっカメックス」

グリーン「ヒヒダルマ、アーム」

レッド「ハイドロカノン」

カメックス「ツイノヒケン カグツチ!!!」

ヒヒダルマ「ウニャー」ばたっ

グリーン「なんですとぉ!」

レッド「お前と遊んでる暇はないんだよ」

レッド「はっきり言ってジムリーダーや四天王よりも楽だからな、すぐ終わらしてやるよ」

グリーン「言ってくれんじゃねえか、いけっカイリュー!レッドのポケモンを蹴散らすんだ!」

レッド「カメックス、吹雪」

グリーン「チャンピオンなめてんじゃねえぞ!神速!それから雷パンチ!」


588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 00:15:00.21246TQhW40 (2/30)

レッド「カメックス、そのパンチをつかまえて、そのまま一本背負投」

カメックス「オドロイテクレタヨウダナ」

グリーン「なんの!やり返せカイリュー!ジャイアントスロー!」

カイリュー「ヒッサツ!」

レッド「こっちは肩車」

グリーン「正拳突き!」

レッド「デデーン、カイリュータイキック」

グリーン「なめんな!うっちゃりだ!」

レッド「吹雪」

カメックス「ツバモトカラキッサキニイタル」

カイリュー「トツゼンノフブキ」ばたっ

グリーン「あーせこいぞ!」

レッド「ばーか」


589以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 00:22:36.82246TQhW40 (3/30)

グリーン「この俺様がレッドに負けてる?」

グリーン「そんなはずはねえ!いけっユキノオー!」

グリーン「ウッドハンマー!」

レッド「よけろカメックス」

グリーン「あてろ!」

ユキノオー「アタルンダナコレガ」

カメックス「ヒトコトデイウナラシゼンノセツリダ」ばたっ

グリーン「どうだ!」

レッド「まだ俺の方が有利だ、いけっカビゴン」


590以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 00:32:18.25246TQhW40 (4/30)

グリーン「ユキノオー!気合玉!」

ユキノオー「コレモアタルンダナ」

レッド「まけんな、5連続ギガインパクト」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

ユキノオー「ヤラレルンダナコレガ」ばたっ

グリーン「てめえ!そんなの努力の結果とかいわせねえぞ!」

レッド「元気があれば何でもできるんだよ」

グリーン「ぐぐっ…あと2匹…」

レッド「はやく出せ、時間がない」


591以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 00:46:36.04246TQhW40 (5/30)

グリーン「だがいくらお前の偶然が続いてるからってこいつには勝てないぜ」

グリーン「いけぇ!バンギラス!」

グリーン「ふっふっふ、あんときお前がメタングしか育てないの?とか言ったから一番育ててやったぜ」

グリーン「お前はこいつに負けるんだよ!}

レッド「まったくセンスのないギャグだな」

グリーン「いつまでそんなこと言ってられっかな」

グリーン「いけっストーンエッジ!」

レッド「こっちは地震だ」

グリーン「まだまだ!噛み砕け!」

バンギラス「ウマイ」

カビゴン「ハジメテデスヨ…ココマデワタシヲコケニシタオバカサンタチハ…」ばたっ


592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 01:01:47.41246TQhW40 (6/30)

グリーン「さてさて、次のバンギラスの犠牲者はどいつかな?」

レッド「バンギラスの活躍はさっきで終わりだ」

レッド「いけっラプラス」

レッド「ラプラス、ハイドロポンプ」

グリーン「バンギラス、ストーンエッジ!」

バンギラス「クラエ ガンセキ」

レッド「たしかに他のよりもこのバンギラスは強いみたいだな…」

グリーン「それは違うぜ、俺のポケモンはかなり強いが、このバンギラスはかなり恐ろしく強いのだ!」

レッド「ふーん」

グリーン「バンギラス、噛み砕け!」

バンギラス「カタイ」

ラプラス「ヤルネェ……」ばたっ


593以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 01:19:24.55246TQhW40 (7/30)

レッド「フシギバナいけっ」

グリーン「そいつが第三の犠牲者か」

レッド「ばーか、たまたま連勝したからって調子にのるなよ」

グリーン「俺様はチャンピオンだぜ、そりゃ調子にものるぜ」

レッド「数分後には俺がチャンピオンだ」

レッド「フシギバナ、連続ソーラービーム」

フシギバナ「7000マンパワーマッスルスパーク!!」

グリーン「あんなの何度もくらったらさすがにヤバいじゃねえか、とはいえあの速さはよけれない」

グリーン「だったら攻撃あるのみ」

グリーン「お前にできて俺にできないことはねえ!連続破壊光線!!」

バンギラス「チョットキツイナ」

フシギバナ「ヘノツッパリハイランデスヨ」ばたっ

レッド「なんだと」

グリーン「はっはっは、3体目だな」

バンギラス「ヤッパムリカ」ばたっ

グリーン「なにー!」


594以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 01:23:36.34246TQhW40 (8/30)

グリーン「まさかバンギラスが…」

レッド「俺のフシギバナが相打ちになるなんて」

グリーン「これで互いに1匹ずつか」

グリーン「ふっ…おもしろい、いくぞレッド!」

レッド「ああ」

赤緑「いけっピカチュウ」

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「な…」

グリーン「なんでお前がピカチュウ使ってんだよ!」

レッド「それはこっちが言いてえよ」

レッド「お前にピカチュウは似合わねえよ」

グリーン「何言ってんだ、これ以上に完璧なコンビはいねえだろ」


595以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 01:33:06.28246TQhW40 (9/30)

レッド「じゃあそこまで言うならお前のピカチュウを一撃で倒してやるよ」

グリーン「その言葉そっくりリボンでもつけて返してやるぜ」

レッド「いらない」

グリーン「やっぱお前は徹底的に倒さねえとな」

グリーン「緑ピカチュウ、ボルテッカー用意!」

レッド「赤ピカチュウ、こっちもボルテッカー準備」

レッド「もっとだ、もっと電気をためるんだ」

グリーン「お前もだ、もっとためろ!」

レッド「よし」

グリーン「今だ」

赤緑「いけっボルテッカー!」

ピカチュウ「ド-ッチダ?」ばたっ

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「よし…」

グリーン「ばかな」


596以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 01:40:55.17246TQhW40 (10/30)

グリーン「ほんとに終わったのか!全力をかけたのにまけた!」

グリーン「せっかくポケモンリーグの頂点にたったのによう!もう……!俺様の天下は終わりかよ!」

グリーン「そりゃないぜ」

レッド「ナツメさん、ついに俺はやりました、今からマッハであなたのもとへ行きますから…」

サカキ「レッド、ポケモンリーグ制覇おめでとう」

レッド「サカキさん…なんでここに」

サカキ「そんなことはいい、さあ俺について来い」

レッド「俺は今からナツメさんのとこに行かなきゃだめなんだ」

サカキ「…こっちが出口だ、ついて来い」

グリーン「そっちは殿堂入りの」

サカキ「へっくしゅ」

レッド「はやくナツメさんに会いたいな」


597以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:40:06.59246TQhW40 (11/30)

レッド「ここは…」

サカキ「殿堂入りしたトレーナーを記録する部屋」

レッド「ええっ、はやく帰りたいのに」

グリーン「殿堂入りの部屋ってさっき言ったじゃねえか」

サカキ「なんだお前もついてきたのか」

レッド「ねえ、何かよくわかんないけど早くしてくださいよ」

レッド「俺早く帰りたいの」

サカキ「そうだな…帰るとするか」

サカキ「でてこいユクシー」

サカキ「ユクシー、レッドの記憶をもどすんだ」

ユクシー「ほいな」

レッド「うわっ…」


598以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:40:38.22246TQhW40 (12/30)

レッド「う…」

グリーン「おいレッドどうしたんだ」

レッド「…どこだここ?」

レッド「グリーン?それにサカキ…何でいるんだ?」

レッド「えっ…なんか俺小さくないか?それにグリーンも」

グリーン「疑問ばっかだな」

グリーン「何言ってんだレッド」

レッド「うぐっ…」

グリーン「おい、しっかりしろ」

レッド「ナツメ…ナツメどこにいるの…」

グリーン「?」

サカキ「さて、レッドもそろそろ限界だな、はやく帰るぞ」

サカキ「その前にレッド、お前は元に戻っても3回目の負けは許されん」

レッド「?」

サカキ「ディアルガ、パルキア、俺たちを元の世界へ」

レッド「えっ…ちょっとどうなってんだ、おい」


599以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:41:22.87246TQhW40 (13/30)

元の世界・シロナの家

シロナ「ゲンゾーさんもナツメを私に預けていくなんて」

シロナ「それにレッド君はいないし…」

ヒカリ「シロナさーん、掃除機壊れたー」

カトレア「シロナー、紅茶おかわり」

シロナ「あー、もう、カミツレは掃除機修理して、フウロはカトレアに紅茶いれてあげて」

カミツレ「それはいいけど…」

フウロ「シロナさんみたいな女性が昼間からソファーでゴロゴロして鼻ほじってるのはどうかと思いますよ」

シロナ「これは鼻をかいてるだけよ」

……

コトネ「ここがシロナさんの家…間違いなくナツメさんはここにいる」こそこそ

ドーン

コトネ「えっ…なになに!?」


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:42:06.82246TQhW40 (14/30)

カトレア「ちょっとーなんなのー」

ヒカリ「びっくりした…あっ今ので冷蔵庫壊しちゃった」

カミツレ「またシロナがおならでもしたの?」

フウロ「カミツレちゃんもシロナさんも下品だよ」

シロナ「そんなわけないでしょ!」

カミツレ「じゃあ誰のおなら?」

フウロ「カミツレちゃん…」

シロナ「ああっこれは…」

カトレア「どうしたの?」

シロナ「みんな見て、レッド君がいる」

ヒカリ「ええっ」

……

コトネ「これはレッドさんの気配!忍びこんでレッドさんもナツメさんもゲットするしかない!」


601以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:42:52.15246TQhW40 (15/30)

カトレア「……」

カトレア「シロナ…」ごにょごにょ

シロナ「ふーん」

シロナ「そうだみんな、レッド君もどういうわけかいることだし、起きちゃう前にお風呂でも入りましょ」

ヒカリ「どういうことですか?」

カミツレ「意味わかんない」

シロナ「いいからいいから、みんないくわよ」

コトネ「……」

コトネ「ふふふ、侵入成功、やっぱりシンオウに残ってて正解だったわ」

コトネ「レッドさんとナツメさんは私のもの…」

シロナ「はい、そこまでよ」

コトネ「シ、シロナさん!?」

シロナ「私の家で何してるの?」


602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:43:52.47246TQhW40 (16/30)

コトネ「シロナさんこそ、レッドさんとナツメさんをどうする気ですか」

シロナ「私はただ頼まれて預かってるだけよ」

コトネ「そんなこといってレッドさんのイワークを自分のマダツボミにいれようとしてるんでしょ!」

シロナ「誰のどこがマダツボミだぁ!」

コトネ「レッドさんのイワークは私のサメハダーのものです!」

シロナ「あんたサメハダーってどれだけ凶暴な…」

フウロ「ねえカミツレちゃん、あの二人は何を話してるの?」

カミツレ「…言えることは、シロナは小さいときからいつも一人でやってるし正確にはウツドンぐらいかも」

カトレア「いえいえ、私たちでいつも相手してるじゃないの」

ヒカリ「そうですよ、シロナさんはむしろウツボットですよ」

カミツレ「それもそうね、男が相手してくれないだけか」

シロナ「あんたたち何言ってんのよ!」


603以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:44:47.45246TQhW40 (17/30)

コトネ「とにかく、絶対にレッドさんのギャラドスは」

シロナ「なんでここで今始めようとするのよ」

コトネ「そういうシロナさんだって」

シロナ「ここでやらせないようにするためよ」

ヒカリ「あっ」

カトレア「あら」

カミツレ「おっ」

フウロ「ぱい!」

カミツレ「……」

シロナ「なによ」

コトネ「どうしたんですか」

レッド「…ん」

コトネ「レッドさん!」

レッド「ってお前ら何やってんだぁ!」


604以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:46:11.66246TQhW40 (18/30)

レッド「あっナツメ、おいおきてくれよ」

レッド「お前らナツメに何したんだ!」

シロナ「ちょっと待って何もしてないわよ」

レッド「じゃあお前らは俺に何しようとしてたんだ」

シロナ「これは…」

コトネ「もちろんレッドさんのハガネールを」

レッド「とにかくナツメをはやくおこしてくれ」

シロナ「それがぜんぜん起きないのよね」

レッド「やっぱ何かしたのか」

シロナ「だからやってないって」

レッド「じゃあなんで俺らはこんなゴミ屋敷にいるんだ」

シロナ「失礼ね、私の家よ」

レッド「汚っ」


605以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:46:51.77246TQhW40 (19/30)

レッド「質問に答えろよ、なんでここにいるんだ」

シロナ「レッド君はなんでここにいるか私が聞きたいぐらいだけど」

シロナ「ナツメはゲンゾーさんに頼まれて預かってるの」

レッド「…っあいつか」

レッド「あのやろう…ナツメを…」

シロナ「そういえばゲンゾーさんってレッド君の」

レッド「いくぞリザードン!」

ガシャーン

シロナ「私の家がー!」


606以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 12:57:22.08246TQhW40 (20/30)

槍の柱

ゲンゾー「きたか」

レッド「きたかじゃねえよ!」

レッド「ナツメを早くおこせ!」

ゲンゾー「俺に勝ったらな」

レッド「いやそういうのいいから早く!」

ゲンゾー「お前の場合3回目の負けはそれなりのことがないとな」

レッド「3回目の負け…」

ゲンゾー「勝ったらちゃんとおこしてやるからな」

レッド「……」


607以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:27:25.53246TQhW40 (21/30)

1時間後

レッド「はーはーっ!激しい戦いだった」

ゲンゾー「少しは強くなってたみたいで安心したぞ」

レッド「そんなことより、ナツメを」

ゲンゾー「そうだったな、この三日月の羽を使え、目がさめる」

レッド「ナツメおきてくれ…」

ナツメ「……」ぱちっ

レッド「ナツメ!!よかった~」ギュー

ナツメ「レッド…?」

ゲンゾー「さて、レッド…」


608以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:28:42.02246TQhW40 (22/30)

ゲンゾー「ポケモンマスターになれ」

ゲンゾー「お前がなってくれれば俺も母さんのとこに帰れる」

レッド「…いやだ」

ゲンゾー「どうして」

レッド「お前の言い方だとマスターになったから母さんと離れることになった」

レッド「どうしてそうなったかは知らんけど、どうせつまらんルールがあるんだろうが俺は絶対いやだ」

レッド「俺はもう2度とナツメと離れない」

ゲンゾー「……」

ゲンゾー「そうか…」


609以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:29:30.74246TQhW40 (23/30)

レッド「だから次のやつは他を探してくれ…」

レッド「最強のポケモンマスターにあこがれてるやつなんてその辺にいっぱいいる」

ナツメ「…いいのレッド?」

レッド「ああ」

レッド「そういうことだから………じゃあな」

ゲンゾー「……」

ゲンゾー「レッド」

レッド「なんだ…」

ゲンゾー「ちゃんとナツメさんを守ってやれ、離すんじゃないぞ」

レッド「俺からも一つ…」

レッド「ちゃんと家帰れよ、お前みたいなやつでも帰りを待ってる人がいるんだからな…」

ゲンゾー「お前が…いや、なんでもない」


610以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:30:27.99246TQhW40 (24/30)

テンガン山麓

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「ねえ、本当はポケモンマスターになりたかったんじゃないの…」

レッド「なんだ、そんなこと考えてたんだ」

ナツメ「私のせいでレッドの夢をつぶしたんだし…」

ナツメ「私がいなかったらレッドは」

レッド「違うよ」

ナツメ「え…」

レッド「ナツメがいないなんて…そんなのは絶対嫌だ、だからいなかったらなんて言ってほしくない」

レッド「それとそりゃポケモンマスターになりたかった、でもそれは昔の話」

レッド「今の俺の夢はナツメといつまでもいられることだから」

ナツメ「じゃあその夢はきっと叶うよ…」


611以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:31:04.13246TQhW40 (25/30)

レッドたちが泊まってたホテル

レッド「準備もできたし、そろそろ行くか」

ナツメ「ええ」

レッド「それにしてもなんだかずいぶん長い間ここのホテルとってた気分だ」

ナツメ「たしかにちょっと長かったかもね」

ナツメ「そういや次どこ行くの?」

レッド「ええと…」

エリカ「あら、お二人とも戻ってらしたんですか、やっと帰れるんですね」

レッド「エ、エリカさん!」びくっ

ナツメ「どうしたのよレッド」

レッド「あ…いやなんでもない…」

エリカ「それではみなさんにお知らせしないといけないですね」

レッド「なにを?」

エリカ「カントーに帰るんですよね、もうみなさんずいぶんと長い間ジムをあけてますし」

レッド(言いにくいなぁ…)

ナツメ「エリカ、私たちまだ帰らないから」


612以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:32:06.05246TQhW40 (26/30)

グリーン「さて…みんなもう知ってると思うがレッドとナツメが帰ってきた」

グリーン「だが問題が生じた、あいつらはまだカントーに帰らないと言い出しているのだ」

グリーン「シンオウ、カントー間の豪華客船はとてつもなく高い、しかしレッドたちと乗れば無料だ」

グリーン「普通の船に乗れば普通の価格で帰ることができるが、ここまで待った以上普通の船で帰るわけにはいかない」

グリーン「だが俺たちはそんなに待ってはいられない、仮にもジムリーダーだ、ブラブラしているあいつとは違う」

グリーン「そこでだ、みんなであいつらを帰らせる作戦をみんなに出してほしい」

カスミ「はい、しつもーん」

グリーン「どうぞ」

カスミ「なんであんたが仕切ってんの?」

グリーン「えっ」


613以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:32:45.55246TQhW40 (27/30)

タケシ「たしかにな」

マチス「グリーンはジムリーダーの中じゃ一番下っ端ネ」

グリーン「いやいや、アンズちゃんの方が下だし」

カスミ「そうやって下ばかり見てるんじゃない」

タケシ「アンズちゃんはキョウさんから引き継いだんだし、それにそのキョウさんも四天王になったからな」

マチス「実質グリーンより上ネ」

グリーン「何言ってんだ、俺元チャンピオンだぞ、我チャンピオンぞ」

アンズ「でも父上はジムリーダー→四天王ですけど、グリーンさんはチャンピオン→ジムリーダーですよね」

グリーン「うっ…」

グリーン「でもさ!でもさ!お前らのホテル代全部俺の金じゃねえか!」

エリカ「それっ」バシンッ

グリーン「あひんっ//」


614以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:33:34.17246TQhW40 (28/30)

カツラ「えーではみなの意見によりわしが仕切らせてもらうことになった」

タケシ「カツラさんなら安心だな」

カスミ「文句なしね」

アンズ「適役ですね」

グリーン「……」ちーん

カツラ「わしもグレン島復興のために少しでも金を使うわけにはいかんのだ」

カツラ「みんな何かいい考えはないか?」

一同「……」

カツラ「うーん…」

グリーン「はっはっは、やっぱ俺じゃないとダメみたいだな!」

エリカ「カンチョー」グサッ

グリーン「あおーん//」ばたっ


615以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:45:25.70246TQhW40 (29/30)

ナツメ「ねえ、まずはどこから行くの?」

レッド「そうだな…」

グリーン「そこの二人待った!」

レッド「なんだグリーンか」

グリーン「なんだじゃねえよ、お前らどこ行く気だ」

レッド「そんなの俺らの勝手だろ」

グリーン「勝手じゃねぇ、早くカントーに帰るぞ」

レッド「なんでだよ」

グリーン「もうPWTは終わっただろ、ここに用はないはずだ」

レッド「あのな…」

ナツメ「グリーン!いい?PWTなんてね私たちにはどうでもいいの!私たちはシンオウには旅行に来てるの!」

レッド「そうそう、これからがメインなんだ」


616以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 23:53:02.47246TQhW40 (30/30)

グリーン「あっさりとあいつらに逃げられた」

タケシ「なにやってんだ」

カスミ「役立たずね」

マチス「この無能ガ」

アンズ「はぁー…」

グリーン「ふっ…言葉攻めか」

エリカ「じゃあ私はどっちがいいですか?体ですか?言葉ですか?」

グリーン「どっちがいいかな…」

カスミ「そんなことより次は私にまかせときなさい!」

グリーン「顔ふんでるふんでる」


617以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 00:04:04.65Fo6HiMUx0 (1/19)

ノモセシティ

レッド「まずはサファリでもやるか」

ナツメ「あっその前に展望台のほう見ましょ」

レッド「そうだな」

女「もし、そこのお二人さん…」

レッド「なんだこの望遠鏡金かかんのか」

ナツメ「ちょっとなんだしいいじゃない」

女「ちょっとそこのお二人さん」

レッド「おおー、よく見えるぞ」

ナツメ「あ、あんなとこにマリルの群れがいるわ」

女「ほんとは聞こえてるんでしょ、お二人さん!」

レッド「え、どこどこ?」

ナツメ「そっちじゃなくて逆よ、右だって」

女「あんたらいい加減にしろ!聞こえてんだろ!!」

レッド「なんですか?」


618以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 00:10:13.59Fo6HiMUx0 (2/19)

女「私は旅の占い師です、あなたたちに悪い予感がしたので声をかけさしていただきました」

レッド「悪い予感?」

ナツメ「……」

女「はい、すこしお待ちください」

女「むむっ見える…見えますよ…」

レッド「なにが見えるの…」

女「きええぇー!」

レッド「!」ビクッ

女「これは…あなたたちはカントーの人たちですね」

レッド「まあ…そうですけど」

女「あなたたち一刻も早くカントーに帰るべきです!」

女「さもないと…」

レッド「さもないと?」

女「ああーっとても恐ろしくて私からは言えません!」

レッド「ええー」


619以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 00:15:54.54Fo6HiMUx0 (3/19)

女「さあ!早くカントーに帰るのです、カントー行の豪華客船は今日の20時に出ます、それに乗って帰るのです」

レッド「とても恐ろしいこと…」

ナツメ「……」

レッド「なあ、ナツメ…」

ナツメ「待ってレッド」

ナツメ「ねえ、占い師さん…」

女「な、なんでしょう?」

ナツメ「そのとても恐ろしいことって何かしら?」

女「そんなこと、とてもとても」

ナツメ「いいから、言ってみてよ」

女「え、ええーと、その…頭がドーンって…」

レッド「あ、頭がドーン…!!」ガーン

ナツメ「へー、カントーに帰らないとそうなるんだ」

女「はい…」


620以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 00:24:33.23Fo6HiMUx0 (4/19)

レッド「ナ、ナツメ、頭がドーンはまずいよ…」

ナツメ「大丈夫よレッド、そんな未来はないわ」

レッド「え?」

ナツメ「そうだ、占い師さん、私もひとつあなたに占ってあげるわ」

女「私にですか?」

ナツメ「あなたは7人全員と別れちゃうでしょう」

女「なっ…」

ナツメ「一つって言ったけどおまけにもう一つ」

ナツメ「ハナダジムは未来永劫ヤマブキジムに勝てないでしょう!」

カスミ「なんですってー!」

レッド「カスミ?」

カスミ「し、しまった!」


621以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 00:35:01.15Fo6HiMUx0 (5/19)

レッド「じゃあ頭がドーンってのはやっぱり」

ナツメ「当然でしょ、だいたい私にそんな嘘や変装が通用すると思ったの?」

カスミ「うっ…そういえば…」

ナツメ「これだからハナダはヤマブキに勝てないのよ」

カスミ「それ関係ないでしょ!」

レッド「それよりお前何がしたいんだ」

ナツメ「どうせ、カントーに帰るぞ、でしょ」

ナツメ「グリーンにも言ったけど、そんなの私たちの勝手よ」

カスミ「あのね、人に迷惑かけてんだから、少しは言うこと聞きなさいよ」

ナツメ「それこそ、あなたたちのやってることは私たちへの迷惑よ」

カスミ「くー…なんでレッドはこんな女選んだのよ!」

レッド「大好きだからに決まってんじゃん」

カスミ「なんかムカツク~!」


622以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 19:43:30.80c5A366yy0 (1/1)

期待!


623以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:52:10.66Fo6HiMUx0 (6/19)

カスミ「とにかく!早く帰るわよ!」

レッド「いーやーだー」

ナツメ「レッド、もうサファリの中に入りましょ」

レッド「そうだな」

カスミ「だから…あっそうだ、じゃあサファリから出たら帰りましょ」

レッド「だめだ、サファリの後はリッシ湖に行って、それから…」

レッド「とにかくシンオウを一周するまでは帰らない」

カスミ「あのねぇ、それどんだけかかんのよ」

カスミ「だいたいナツメだっていつまでもジムあけてらんないでしょ」

ナツメ「適度に負けてくれるような人に代理頼んであるから問題ないわよ」

カスミ「いつまでも代理でいいわけないでしょ」

ナツメ「1年ぐらい大丈夫なんじゃない?」

カスミ「あんたら1年もいる気なの!?」


624以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:52:51.66Fo6HiMUx0 (7/19)

サファリ

ナツメ「もうグリーンもカスミも一体なんなのよ」

レッド「いいじゃないか、カスミも中まではついてこないみたいだし、今はここを楽しも」

ナツメ「それもそうね」


カスミ「ついていけなくても望遠鏡でちゃんと見てんだから」

カスミ「あっキスした!というか全然サファリのポケモン見てないじゃん」

カスミ「あんたたちで見つめ合ってるだけじゃないの!」

カスミ「後ろみなさいよ!ウパーがひいてるわよ」

カスミ「うぇ!?急に真っ暗になった!どうなってんの何も見えないじゃない!」

通行人「ママー、あのお姉ちゃん何か叫んでるよ」「見ちゃだめです!」


625以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:54:17.28Fo6HiMUx0 (8/19)

カスミ「うー、こんなに望遠鏡のぞくだけでこんな金かかるなんて、サファリ何回分よ!」

カスミ「ていうか、あいつら移動してるだけで、全然ポケモン見てないじゃない」

カスミ「なによあのレッドの顔、デレデレしすぎよ」

カスミ「あ、すごい後ろ向きにボール投げて捕まえた」

カスミ「一切見てなかったのに、さすがレッド…」

カスミ「そしてなぜそこでキスをする!あんたらレベルのトレーナーがはしゃぎすぎよ!」

カスミ「長い長い!いつまでやってんだ」

カスミ「キスすりゃいいってもんじゃないのよ!」

カスミ「へへへへへじゃねえよ!見てないんだったら早く戻ってこいよ!」

カスミ「あー!また見えなくなった!これだったらついて行った方がかなり得だったじゃないのー!」

係員「あの、お客様…」

カスミ「何よ!」


626以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:55:32.54Fo6HiMUx0 (9/19)

2時間後

レッド「ここのサファリも楽しかったな」

ナツメ「そうね、カントーとは違う楽しみがあったわね」

カスミ「何が楽しかったよ!」

ナツメ「まだいたの?」

カスミ「あんたたちをずっと監視してたのよ!」

ナツメ「暇人ね」

カスミ「誰のせいで暇になってると思ってんのよ」

レッド「二人とおちつけよ」

ナツメ「もういいわ、レッド次行きましょ」

レッド「うん、そうだな」

カスミ「あっ待ちなさい!」

ナツメ「レッド、リザードンよ」

レッド「わかった」

カスミ「ああっ…逃げられた」

カスミ「このまま帰ったらグリーンみたいになっちゃうじゃない」


627以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:56:19.69Fo6HiMUx0 (10/19)

リッシ湖

ナツメ「きれいね…」

レッド「そうだろ、俺シンオウのことは一通り調べておいたからな」

レッド「こんな天気に釣りってのもいいな」

ナツメ「レッド、ひいてるわよ」

レッド「えっ…あ、逃げられた…」

レッド「今のは大物だったな…」

ナツメ「時間はあるんだし、もうちょっと粘れば、もっと大物が釣れるわよ」

レッド「そうだな、ゆっくりするのも大事だな」

カスミ「いたいた…ゆっくりしてる暇なんてないんだから」ガサッ

カスミ「ここはギャラドスで…いや、ナツメはともかくレッドがギャラドスにビビるかな?」

カスミ「やっぱここはスターミーで」


628以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:57:05.87Fo6HiMUx0 (11/19)

レッド「つれないなー」

ナツメ「ここはダメなのかな?場所変える?」

カスミ「ふふふ、釣れないに決まってるわ、スターミーがあんたたちのまわりのポケモンたちを逃がしてるからね」

カスミ「そもそもあんたら抱き合って釣れるわけないでしょ、釣りなめてんの?」

レッド「あ、待ってナツメ、ひいてるひいてる」

カスミ「うそぉ、あの辺はスターミーが逃がしたはずよ」

レッド「けっこう大物だぞ」

ナツメ「私も手伝うわ」

レッド「それっ」

レッド「スターミーが釣れた」

カスミ「あんたが釣られてどうすんのよ…」

レッド「ここはスターミーも釣れるんだな、せっかくだしゲットしようかな」

ナツメ「それは無理みたいね」


629以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 22:58:16.43Fo6HiMUx0 (12/19)

レッド「なんで?」

ナツメ「ほら、モンスターボールが反応しない、これは人のポケモンよ」

レッド「ほんとだ、でもこの辺に人はいないけどな」

ナツメ「……」キョロキョロ

ナツメ「ふっ…」

ナツメ「そうだレッド、このスターミーのトレーナーも探してるかもしれないし、スターミーはここにおいときましょ」

ナツメ「探しに来たら返せばいいわよ」

レッド「そうだな」

ナツメ「それじゃ場所移動しましょ」

カスミ「スターミーがつかまった…どうしよどうしよ…」


630以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:07:00.40Fo6HiMUx0 (13/19)

レッド「おっ釣れた…小せぇ…」

レッド「どうせなら大物がいいよな」

カスミ「あんたらみたいな釣りかたで大物が釣れるわけないでしょ、釣りなめんな」

ナツメ「……」

ナツメ「こんな釣り方で釣れるようなスターミーは小物だったのかな」

カスミ「なっ」

レッド「え?けっこうでかいぞ、このスターミー」

ナツメ「ちがうのレッド…」ごにょごにょ

レッド「……」

ナツメ「あなたもかわいそうねスターミー、きっと性格の悪いトレーナーに育てられたのね」

カスミ「……」ぷるぷる

カスミ「誰が性格悪いってぇぇー!」


631以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:14:00.50Fo6HiMUx0 (14/19)

ナツメ「あら、カスミいたの?」

ナツメ「どうしたの、そんなに怒って」

カスミ「あんたね、私だけじゃなくてスターミーまでバカにするなんて許せないわ!」

ナツメ「別にスターミーをバカになんてしてないわ」

ナツメ「ただこのスターミーのトレーナーは性格が悪いんだろうなーって言っただけよ」

カスミ「あんたのんが性格悪いわよ!」

ナツメ「どうして?別にあなたのこと言ってないわよ、このスターミーのトレーナーのことなんだから」

カスミ「わざと言ってるでしょ」

ナツメ「なんのこと?」

カスミ「くっ…このスターミーは私のだってことよ!」

ナツメ「あらーそうだったのー」

カスミ「わかって言ってるでしょ…」


632以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:20:27.13Fo6HiMUx0 (15/19)

レッド「カスミもたのむから俺たちに関わらないでくれよー」

カスミ「レッド、あんたどっちの味方なのよ」

レッド「ナツメ」

カスミ「はぁ…」

カスミ「じゃあもうこうなったらバトルよ!私がナツメと戦って勝ったら帰るのよ!」

ナツメ「何勝手に決めてるのよ」

カスミ「いいから!」

レッド「カスミさわぐなよ、ポケモンたちが逃げちゃうじゃんか」

カスミ「釣り中止よ!」ボキッ

レッド「ああーっ!俺のすごいいい釣竿がー!」

カスミ「釣竿ひとつでさわぐんじゃない!あんたの下半身の竿も折るわよ」

ナツメ「カスミ…いい加減にしなさいよ…」


633以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:30:57.49Fo6HiMUx0 (16/19)

カスミ「やる気になったみたいね」

ナツメ「いいわ、あなたなんて瞬殺よ」

カスミ「言ってくれるわね」

レッド「ほんとに戦うの?」

ナツメ「ええ、レッドの持ち物折って、さらにもう一本折る宣言するなんて…許せない」

ナツメ「いきなさいフーディン!」

カスミ「そうこなくっちゃね、こっちはギャラドスよ!」

カスミ「これで私が勝ったらおとなしくカントーに帰ること」

ナツメ「私が勝ったら素直にひきさがってよね」

カスミ「いいわよ、どうせあなたが負けるからね」

レッド「ナツメ、がんばってくれ、まだまだ行くとこはいっぱいあるんだから」チュッ

ナツメ「まかせて」

カスミ「あんたたちもいい加減にしなさいよ」


634以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:42:24.51Fo6HiMUx0 (17/19)

カスミ「ギャラドス、かみつくよ!」

ナツメ「かわしてサイコキネシス」

フーディン「クラエ!」

カスミ「……」

レッド「……」

カスミ「何もおきないじゃない」

カスミ「持ち主同様ポンコツなのかしらねー」ピトッ

カスミ「ン…ナニコレ…ナニカイヤナカンショクガ…」

ケムッソ「コンチハ」

カスミ「いいいいいいいいいやあああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」

カスミ「むしぃぃぃぃー!」

ナツメ「フーディン、もっと追加よ」

フーディン「ケムッソ3ダースツイカ」

カスミ「む、虫が!虫がぁ!!」


635以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:51:21.94Fo6HiMUx0 (18/19)

カスミ「いやぁー!こないでぇー!」

ナツメ「今よフーディン、電撃波よ」

フーディン「ヨケラレンゾエ」

カスミ「ズルいわよ!ナツメ!」

カスミ「ギャラドス!」

ケムッソ「コンバンハ」

カスミ「いぎゃああああ!」

ナツメ「フーディン、もう一度電撃波よ」

ギャラドス「ウニャー」ばたっ

ナツメ「私の勝ちね」


636以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/11(日) 23:55:18.23Fo6HiMUx0 (19/19)

カスミ「い、今のバトルは認められないわ」

ナツメ「なんでよ、どう見ても私の勝ちじゃない」

カスミ「ケムッソの妨害さえなければ私が勝ってたわ!」

ナツメ「勝ったら帰るぞで、負けたら認めない」

ナツメ「自分にばっかいいようにして」

カスミ「事実よ!」

ナツメ「じゃあ審判に結果をききましょ」

カスミ「審判?」

ナツメ「どう?」

レッド「ナツメの勝ち」

カスミ「あんた審判じゃないでしょ!」


637以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 00:03:20.07I6+nqMuz0 (1/16)

ナギサシティ

ナツメ「カスミはグリーンよりしつこいわね」

レッド「なあ、もうそろそろいいんじゃないか?」

ナツメ「そうね、フーディン金縛り解除よ」

レッド「それにしてもすごいな、こんな離れてても効果があるなんて」

ナツメ「私のポケモンだからね」

ナツメ「これでゆっくりできるわね」

レッド「そうだな」

……

カスミ「あーもう!人にむけて金縛りなんて!見失っちゃったじゃないの!」

カスミ「…い、一回戻るしかないわね」


638以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 00:16:08.68I6+nqMuz0 (2/16)

ヨスガシティ

グリーン「ぷぷ~、人のこと言っておいて結局自分も同じじゃねえか」

カスミ「同じじゃないわよ、あんたよりは少しはマシよ!」

アンズ「ちゃんと連れてこれなかったら同じですよ」

カスミ「それやめて、傷つく」

グリーン「なんで傷つくんだよ」

エリカ「それはグリーンさんがダメダメで役立たずのポンコツだからですよ」

タケシ「言い過ぎじゃ…」

グリーン「いや、俺は満足だ」

カスミ「同じだって言うぐらいだったら次アンズ行きなさいよ」

アンズ「まかせてくださいよ」

アンズ「忍者の力みせてあげますよ」


639以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 00:27:29.25I6+nqMuz0 (3/16)

アンズ「見事にレッドさんとナツメさんが寝ている部屋に侵入成功です」

アンズ「いくらレッドさんとナツメさんといえど今はまだ午前3時、ぐっすり寝てます」

アンズ「ここで二人を連れていけば、私もみんなに認められて、キャラも確立するはず」

アンズ「そーっと、そーっと」

ナツメ「れっどぉ」

アンズ「……」びくっ

アンズ「なんだ寝言か…」

ガシッ

アンズ「ほがっ…」

ナツメ「ああ…だめよレッド、ああっ…//」

アンズ「はがっ…ね、寝てるの?これ、思いっきり顎つかまれて…ていうかどんな夢みてんの」

ナツメ「そうね、レッドとイチャイチャ生活の夢ね」

アンズ「…ぎゃあーー!」

ナツメ「しーっ、レッド寝てるんだから」

アンズ「はい…」

ナツメ「あなた何してるの」

アンズ「そ、それは…」


640以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 00:32:01.99I6+nqMuz0 (4/16)

アンズ「そのー、カントーに帰りませんか?」

ナツメ「いやよ、あなたももう戻って寝なさい、私も寝るから」

アンズ「そ、そういうわけには…」

ナツメ「そう、じゃああなたに何するかわかるわね」

アンズ「……」ビクッ

ナツメ「残るの?出ていくの?」

アンズ「おやすみなさーい」

ナツメ「こんな時間にまでくるんじゃないわよ…」


641以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 00:36:37.99I6+nqMuz0 (5/16)



カスミ「アンズ、ちゃんと作戦はあるんでしょうね」

アンズ「え、あー、はい」

アンズ(簡単に破られちゃったけど…)

カスミ「じゃあ忍者の力期待してるわよー」

アンズ「まかしといてください」

アンズ「……」

アンズ「さて、どうしようか…」

アンズ「ナツメさんがいるんじゃ、簡単に近づけないし」

アンズ「忍者が役にたたない」

アンズ「これじゃグリーンさんと同じになってしまう!」


642以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:25:55.77I6+nqMuz0 (6/16)

ナギサシティ

レッド「あいつら今日は来ないみたいだな」

ナツメ「そうね」

ナツメ(アンズが来たけど)

レッド「じゃああいつらが来る前にこの街まわろうか」

アンズ「レッドさんとナツメさん発見」

アンズ「ここは忍者の力をフルに使うしかないようですね」

レッド「なにか言った?」

ナツメ「え?何も言ってないけど」

アンズ「……」

アンズ「ふぅ…さすがに近すぎたか」


643以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:26:52.51I6+nqMuz0 (7/16)

ナツメ「見て見て、シンオウのリーグが見えるわ」

レッド「ほんとだ、なんか本部より小さいけど豪華なような…」

レッド「ついでにシンオウリーグ制覇してやろうかな」

ナツメ「それいいんじゃない」

レッド「いやいや冗談だよ、そんなに暇はないんだし」

ナツメ「わかってるわよ」

レッド「さすが」

ナツメ「あなたのことなら当然よ」

アンズ「それナツメさんがエスパーだからなんじゃ…」


644以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:27:51.36I6+nqMuz0 (8/16)

レッド「あ、このシールきれいだな」

ナツメ「それボールカプセルに貼りつけて使うのよ」

レッド「へー、こんなのあるんだ」

ナツメ「レッドずっと山にこもってたもんね」

レッド「まぁ…下りてきたからもうけっこうたつけど…」

レッド「そうだ何個か買っていくか」

レッド「ついでだし、あいつらにも買っといてやるか」

ナツメ「けっこうガッツリとっていくのね」

レッド「これぐらいあった方が、あいつらが来てもこれ渡して追い返せるだろ」

ナツメ「自分たちの分はどれにするの?」

レッド「ナツメと同じのがいいな」

アンズ「…今行ってもシール渡されて帰らされちゃうじゃん」


645以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:28:41.04I6+nqMuz0 (9/16)

2日後

カスミ「ねえ、アンズ帰ってきた?」

タケシ「いや、まだだな」

カスミ「いつまでかかってんのよ」

グリーン「やっぱ忍者ってねばるんだな」

エリカ「ほんとですわ、カスミはどうか知りませんがグリーンさんはほんと早いですからね」

エリカ「2分もつかどうか」

グリーン「何の話してんの!?」

エリカ「もちろんベッ」

カスミ「いい!それ以上言わなくていいから」

タケシ「おい、真面目に話しろよ」

カスミ「そうよ!アンズが帰ってこないってこと言ってるのよ」

グリーン「そういえば、昨日マチスが行ったのに、あいつも帰ってこないな」

カスミ「マチスはいいのよ!」


646以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:29:34.07I6+nqMuz0 (10/16)

アンズ「まさか2日もこの街にいるなんて…」

レッド「さ、次のところに行こうか」

ナツメ「ええ」

レッド「そういや、この2日間は誰も来なかったな」

ナツメ「それが一番よ、なんで私たちが邪魔されなきゃなんないのよ」

アンズ「はぁー…まったくチャンスがなかった」

アンズ「さあ帰りましょうって言いに行っても間違いなくシール渡されて帰れって言われるよ…」

アンズ「帰らなかったらナツメさんが…」

アンズ「でも、みなさんにも心配かけてしまってるかも…」


647以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:30:25.77I6+nqMuz0 (11/16)

214番道路

レッド「みえた、トバリシティだ」

ナツメ「待ってレッド、あそこに人が倒れてるわ」

レッド「ほんとだ」

レッド「けっこうでかい人だな」

レッド「もしもし、大丈夫ですか?」

マチス「うぅ…」

レッド「あれ、この人って…」

ナツメ「まちがいなく、マチスね」

レッド「はぁ…おいマチス、大丈夫か」

マチス「おぉ…レッドにナツメ…」

レッド「どうしたんだよ、シールやるから帰れ」

レッド「じゃあな」


648以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:31:24.44I6+nqMuz0 (12/16)

ナツメ「それにしてもなんでマチスがあんなとこに」

レッド「どうせ、他のやつらと同じだろ」

ナツメ「でもね…」

レッド「なんだ、マチスの心読んでなかったの?」

ナツメ「忘れてた」

レッド「ま、いいか」

アンズ「マチスさんには悪いけどこれであのシールはなくなったわけだし」

アンズ「今のうちにレッドさんたちのとこに」

マチス「へい…アンズちゃーん…」

アンズ「こんにちはー」

マチス「ああ…ちょっと待って…」

マチス「おなかすいた…」


649以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:32:12.52I6+nqMuz0 (13/16)

トバリシティ

レッド「あ、ゲームコーナーがある」

ナツメ「まずはデパートに行きましょうよ」

レッド「あーそうだな」

アンズ「よし…今だ」

アンズ「レッドさん、ナツメさん!」

レッド「アンズちゃん」

ナツメ「また来たの?」

レッド「あれ、アンズちゃんって来たっけ」

アンズ「来た回数なんていいんです、早くカントーに帰りましょう」

レッド「これあげるから、あきらめてくれないかな」

アンズ「これは?」

レッド「シールだよ、ボールに貼るといいよ」

アンズ「えっシールはさっきマチスさんに」

レッド「なんだ見てたの?あれはマチス用、これはアンズちゃん用」

アンズ「でも」

ナツメ「聞こえなかったの?」

アンズ「……」


650以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:42:14.80I6+nqMuz0 (14/16)

アンズ「ナツメさん怖いよ…」

アンズ「でも、このまま帰ったらみなさんにまた…」

アンズ「うーん」

アンズ「あれは…」


マチス「ヘイ!レッド&ナツメ!」

レッド「げ、帰れって言ったじゃん」

マチス「そういうわけにはいかないネ」

ナツメ「お願いだから邪魔しないでくれない?」

マチス「邪魔じゃないネ、これは全員一致の意見だから従うべきネ」

レッド「いや、そんなの知らないから」

アンズ「マチスさん、もっとねばって!」


651以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:49:41.10I6+nqMuz0 (15/16)

マチス「だから!」

レッド「嫌だって言ってるだろ」

マチス「それじゃあ困るネ」

レッド「困るのは俺たちだ、金ぐらい払って自分たちだけで帰れよ」

マチス「ミーたちは余計なところで金を使わないという点でも一致してるネ」

レッド「ホテル代とかあるだろ」

マチス「それはグリーンの金だから問題ないネ」

レッド「じゃあ船代もグリーンに出してもらえよ」

マチス「グリーンはそれは嫌らしいネ」

レッド「じゃあホテル代よく出したな…」

ナツメ「もう、レッド私に任せて」

レッド「どうすんの?」

ナツメ「テレポートさせるの」

マチス「えっ」シュン

レッド「消えた…」

ナツメ「これですっきり」


652以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 23:55:24.71I6+nqMuz0 (16/16)

アンズ「ナツメさんこえー!」

アンズ「このままじゃ私も消されちゃうよ!」

ナツメ「消してるわけじゃないの、ちょっとどこかに飛ばしただけよ」

アンズ「ひえー!」

レッド「アンズちゃんまだいたの?」

アンズ「命だけは…」

ナツメ「私がそんな命とるように見えるっての」

アンズ「……」ブルブル

ナツメ「じゃあ飛ばすわよ」

アンズ「た、助けて!」

ナツメ「だから安全だって、マチスと同じとこに飛ばしてあげるから」

アンズ「それで私たちをカントーに飛ばしてく」シュン

ナツメ「そんな遠くは無理よ」


653以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:05:06.60hJBlh6pb0 (1/11)

ナツメ「……」

レッド「どう?」

ナツメ「大丈夫、近くにはもういないみたいね」

レッド「これで安心だな」

レッド「デパート行こうか」

ナツメ「ええ」

レッド「ところでさ、マチスたちどこにとばしたの?」

ナツメ「地名はわかんないけど、アンノーンがいっぱいいるところ」

レッド「うーん、わかんないな」


654以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:12:37.52hJBlh6pb0 (2/11)

カスミ「アンズもマチスも遅いわね」

グリーン「まったくだ連絡ぐらいいれてもいいのにな」

エリカ「連絡いれる、いれないとかいうところで引き返した人がそんなことよく言えますね」

グリーン「いや、それは…」

タケシ「みんなまかせろ!次は俺が行く!」

グリーン「タケシが?」

カスミ「言っとくけど変装とかしても無駄だからね」

タケシ「まかしておけ、俺に秘策がある」

カスミ「なになに?教えてよ」

タケシ「それはだな」

グリーン「どうせろくなことじゃないだろ」

タケシ「そこまで言うなら今すぐあの二人を連れてきてやるよ」

カスミ「ちょっと!タケシの秘策が何なのかわかんなかったじゃないの!」

グリーン「俺にあたるなよ…」


655以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:20:26.79hJBlh6pb0 (3/11)

ナツメ「いっぱい買っちゃったね」

レッド「カントーにいくつか送ろうか」

ナツメ「そうね」

タケシ「その必要はない」

レッド「タケシ…まさかお前も」

タケシ「もちろん、早くカントーに帰るぞ」

レッド「このシールやるから帰れ」

タケシ「あ、ありがとう…じゃなくて!」

タケシ「いつまでもジムあけとくわけにはいかないだろ」

ナツメ「そんなの問題ないわよ」

タケシ「お前もジムリーダーだろうが」

レッド「ナツメがいいって言ってるんだから」

タケシ「それはレッドに合わせてるんだろ」

レッド「そ、そうなのかナツメ…」

ナツメ「違うわよ」


656以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:22:53.35FfPb6MPyO (1/1)


このSSは本当に見てて2828するww


657以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:28:16.48hJBlh6pb0 (4/11)

ナツメ「私はね、正直言ってジムなんかよりレッドとの時間の方が大事なの」

タケシ「なんと!ジムリーダーにあるまじき発言…」

ナツメ「いいの、ジムなんてレッドの次なんだから」

タケシ「でも俺たちはだな」

ナツメ「とにかく、私たちの邪魔するならあなたも飛ばすわよ」

タケシ「む、超能力を使うようだな…」

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「……」カァァ

レッド「お、おい…タケシ何したんだよ」

タケシ「別になにも」


658以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:36:35.48hJBlh6pb0 (5/11)

タケシ(ふっふっふ、ナツメはレッド以外の変態な行為、もしくは考えを極端に恥ずかしがり嫌がる)

タケシ(このことはジムリーダー会議の時に俺がエロ本のこと考えていたときにわかったことだ)

タケシ「どうしたんだ?」

ナツメ「…れっど」

レッド「やっぱ何かしただろタケシ!」

タケシ「いやいや何もしてないって」

タケシ(よしもっとだ、もっとすごいことを考えるんだ)

タケシ「さあ、何も言ってこないんだったら帰るぞ」

ナツメ「……」カァァ

タケシ(ナツメはもう顔が真っ赤だ、これでナツメはもう何もしてこないだろう)

タケシ(あとはレッドを…)にやっ

レッド「俺を見てにやけるなよ…」

タケシ「よし、レッド」

ナツメ「フーディン」

タケシ「へっ」

ナツメ「タケシにサイコキネシス!」

タケシ「えっあっ、ちょっとぉ~」


659以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 00:41:44.48hJBlh6pb0 (6/11)

ナツメ「もう…今度会ったら…」

レッド「だ、大丈夫?」

ナツメ「ええ、ただちょっとね」

レッド「それならよかった」

ナツメ「心配かけてごめんね」

ナツメ「今度から心配かけないようにタケシが近づいてきたら消し飛ばすから」

レッド「やっぱ何かあったんじゃ…」

ナツメ「何もないってば、あなたに隠し事なんてしないわよ」

レッド「そ、そうか…」


660以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 23:53:51.72hJBlh6pb0 (7/11)

カスミ「タケシも役に立たなかったと」

グリーン「ほんとダメだな」

タケシ「無理だったやつらに言われてもなんともないな」

タケシ「それよりマチスたちはまだなのか?」

カスミ「そういや…」

アンズ「ただいまです…」

マチス「やっと着いたネ…」

グリーン「お前らどこ行ってたんだ」

アンズ「それがナツメさんにとばされちゃって…」

マチス「わけのわからないところニ」

タケシ「それじゃあ俺は運が良かったわけだ」

カスミ「そうね、私の入浴シーンも見れたわけだし」

タケシ「い、いや、あれは事故だ」

カスミ「事故だからってあんなガッツリ見るか!」


661以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 23:54:19.51hJBlh6pb0 (8/11)

エリカ「みなさんだらしないですね」

エリカ「だいたいカスミの裸なんて誰も興味ないでしょう」

グリーン「だらしないって…」

アンズ「エリカさんだって行ったらきっと返り討ちにされますよ」

タケシ「そうだそうだ、行ってから言えよ」

カスミ「ちょっと、私だけ2重にムカつくんだけど!」

エリカ「そういうことでしたら、次は私が行きますわ」

カスミ「無視すんな!私の裸に興味ない男なんているはずないでしょ!」

エリカ「ではグリーンさん、行きますよ」

グリーン「えっ、俺も?」

エリカ「はい、ちゃんと作戦もありますので」


662以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 23:55:13.12hJBlh6pb0 (9/11)

ナツメ「ねえレッド、あの大きなビルは何?」

レッド「え…あれはだな…その…」

シロナ「あれは昔、ギンガ団っていうやつらのアジトなの、今はヒカリちゃんが社長やってる会社兼私の家よ」

レッド「へー、ヒカリちゃんって社長だったん…ってお前は」

ナツメ「なんであなたがここに」

シロナ「だから私の家でもあるっていったじゃん」

シロナ「それにしてもナツメおきたのね」

ナツメ「これが寝てるように見える?」

シロナ「まあそんなことはいいわ、それよりレッド君私に会いにきてくれたのね、うれしいわ~」

レッド「いや、そんなことないけど…」

シロナ「またまた~、さあ行きましょ」

レッド「えっ」

ナツメ「こら、年増!なれなれしくレッドに触るな!」

シロナ「誰が年増よ!私はまだ20代よ!」


663以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 23:55:51.37hJBlh6pb0 (10/11)

シロナ「はやくはやく」

ナツメ「レッドにさわるな~」グリィ

シロナ「か、顔はやめなさいよ…!」グリグリ

ナツメ「あなたこそ…!」

レッド「あの、二人とも俺を挟んで争うなよ」

シロナ「こうなったら、シロナガールズ、カモン!」

カトレア「はーい」

ヒカリ「わーい」

カミツレ「いえーい」

フウロ「たぷたぷーん」

レッド「なんかいっぱい来た」

シロナ「さあみんな、レッド君を家に連れ込むのよ!」

レッド「ちょっ…ひっぱんなよ」

ナツメ「あなたたち、私のレッドをどうするつもりよ!」

シロナ「もちろん私のものに!」

シロナ「私の夢はこの世の美男美女少年少女を私のものにすること!」

シロナ「レッド君もその一人、なんならあなたも可愛いし、入れてあげてもいいわよ」


664以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/13(火) 23:56:46.67hJBlh6pb0 (11/11)

ナツメ「そうとう寝ぼけてるようね、レッドは絶対に渡さないわよ!」

シロナ「それなら無理やりよ!さあみんな引っ張るのよ」

レッド「痛い痛い痛い!」

ナツメ「レッドが痛がってるじゃないの!離しなさいよ!」

シロナ「あなたがおとなしくついてこればいいのよ」

グリーン「おっ、モテモテだなレッド」

エリカ「あら本当、私も混ぜていただこうかしら」

レッド「グリーン…」

ナツメ「エリカまで」

エリカ「お取込み中失礼しますね、レッドさんとナツメさんは私たちと一緒にカントーに帰らないといけないのですよ」

レッド「あーそれは、このシール…って両手が使えねえ」

エリカ「だめですよ、私はシールなんかではあきらめたりしませんからね」

グリーン「そうだそうだ、早く帰るぞ!」

レッド「どんどんめんどくさくなる…」


665以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:00:04.85V9AxK47v0 (1/12)

ナツメ「レッドにさわっていいのは私だけよ!」

シロナ「そんなこといいじゃない」

エリカ「早く帰りましょう」

レッド「3方向から引っ張られる…」

グリーン「おい、カントーに帰るっていったら手伝ってやるぞ」

レッド「四つん這いのやつに何ができるってんだよ」

ナツメ「そうよ、帰らないし、あんな魔王の城にも行かないわよ」

シロナ「私の家って言ってるでしょ、どう見たら魔王の城になるのよ」


666以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:04:28.24V9AxK47v0 (2/12)

レッド「いててててて…」

レッド「……」

レッド「ストーップ!」

一同「!」ビクッ

レッド「お前らいい加減にしろ!ナツメ以外一回俺から離れろ!!」

シロナ「びっくりしたわねー」

エリカ「やっと帰る気になりましたか」

レッド「えっと、俺とナツメは…逃げる!リザードン出てこい!」

シロナ「あっ!」

エリカ「私から逃げられるとでも思ってるんですかね」


667以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:11:00.48V9AxK47v0 (3/12)

シロナ「レッド君、逃がさないからね…」

シロナ「ガブリアス出てきなさい、さあみんな乗って」

エリカ「何をしてるんですか、私たちも追いますよ」

グリーン「あ、ああ」

グリーン「いけっピジョット」


ナツメ「ねえレッド」

レッド「どした?」

ナツメ「みんな追ってきたよ…」

レッド「はぁ…」


668以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:19:36.16V9AxK47v0 (4/12)

シロナ「ちょっと、そっちの二人」

エリカ「なんでしょうか」

シロナ「私に言い考えがあるの、協力しない?」

エリカ「とりあえず話を聞きましょう」

シロナ「このままレッド君たちを追っても時間の無駄」

シロナ「だから、攻撃して墜落させるの」

グリーン「それって」

エリカ「言い考えですね、でもそのあとの目的が違いますよ」

シロナ「そこからは早い者勝ちよ」

エリカ「わかりました、グリーンさん」

グリーン「お、おう…ピジョット、エアスラッシュだ」

シロナ「ガブリアス、龍星群!」

ナツメ「レッドレッド!攻撃してきた!」

レッド「リザードン、逃げるんだ!」


669以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:26:21.50V9AxK47v0 (5/12)

リザードンに技が直撃しました

レッド「いってぇ…ナツメ大丈夫?」

ナツメ「ええ、あなたが守ってくれたおかげよ」

レッド「よかった、リザードンも大丈夫そうだな」

リザードン「シンケンダカラコソ、ブツカルカベガアル」

レッド「よし、もどって休んでてくれ」

レッド「それにしてもあいつら、少しは加減しろよな」

ナツメ「ねえここどこなの?」

レッド「…どこだろ」


670以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 00:30:38.74V9AxK47v0 (6/12)

エリカ「困りましたね」

グリーン「困ったな…」

シロナ「そんなこともあるわよ」

カトレア「そうそう、あせったとこでなんにもないよ」

グリーン「あんたらがあんな派手な技するからあいつら見失ったんだろ!」

シロナ「それもいいじゃないの」

シロナ「早い者勝ちなんだから」

エリカ「そうですね、グリーンさん、私たちもおりましょう」

グリーン「ええっ、あいつらがどこにいるかわかんないのに?」

エリカ「なにか」

グリーン「なんでもありません」


671以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:40:01.45V9AxK47v0 (7/12)

グリーン「ピジョット、下におりるぞ」

シロナ「ガブリアス、ドラゴンダイブよ」

グリーン「ピジョットよけろ!」

グリーン「おい何すんだよ」

シロナ「こういう場面ではライバルとなる相手は先に倒しておくべきと思ったから」

フウロ「私の作戦なんだけどね」

グリーン「そういうことなら、エリカしっかりつかまってろよ」

エリカ「何する気ですか」

グリーン「むこうがその気ならこっちもやり返すんだ」

エリカ「え、嘘ですよね…」


672以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:40:35.91V9AxK47v0 (8/12)

グリーン「いけっブレイブバードだ!」

ピジョット「マッハ2」

エリカ「いやああぁぁぁぁぁーー!」

グリーン「お、おいここで暴れるなよ」

エリカ「Sだからこそ打たれ弱いの!ガラスの剣なの!たたた助けろグリーンコノヤロー!!」ガシッ

グリーン「あああー!前が見えねーー」

シロナ「ガブリアス、もう一度よ」

グリーン「落ち着いてエリカ」

グリーン「あ、前が見えた」

ガブリアス「コッチモマッハ」

グリーン「ってお前らも突っ込んでく…」

ドーン


673以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:44:41.52V9AxK47v0 (9/12)

レッド「……」

ナツメ「ねえ、もしかして道に迷ったの?」

レッド「…うん」

ナツメ「やっぱりね」

レッド「だってここ予定になかったから…」

レッド「そういうところは調べてないんだよ」

ナツメ「予定外だから仕方ないけど、いつまで歩けばいいの」

レッド「この森かなり広いみたいだからな…」

レッド「はあ…あんな邪魔さえ入んなければこうはならなかったのに」


674以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:48:36.21V9AxK47v0 (10/12)

エリカ「反省してるんですか?」

グリーン「はい」

エリカ「まったく私がどれだけ怖い思いをしたと思ってるんですか」

グリーン「あれはあのガブリアスが」

エリカ「言い訳しないでください」ビシッ

グリーン「はひぃ//」

エリカ「さあ早く歩いてください、お二人を探さないと」

グリーン「早くっていってもこんな広い森じゃあ…」

エリカ「お尻の穴でも広げましょうか?」

グリーン「……」


675以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:54:23.02V9AxK47v0 (11/12)

グリーン「うーん…」ピタッ

エリカ「どうかしましたか?」

グリーン「いや、さすがに長時間人を乗せて四つん這いはちょっときついなって」

エリカ「そうですか」

エリカ「それならこういうときは歌でも歌いましょう」

グリーン「歌?」

エリカ「はい、それではいきますよ」

エリカ「たとえ火の中水の中草の中森の中」

グリーン「……」

エリカ「続き歌ってくださいよ」ピシンッ

グリーン「はいぃ//」

エリカ「じゃあちょっとアクションを加えましょうか」

グリーン「アクション?」

エリカ「歌詞で括弧になっているところで私がグリーンさんのキン●マを蹴り上げます」

グリーン「なんて理不尽なアクション…」


676以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/14(水) 23:57:50.85V9AxK47v0 (12/12)

エリカ「じゃあいきますよ」

グリーン「ええっさすがの俺でもそれは…」

エリカ「たとえ火の中水の中草の中森の中」

グリーン「土の中雲の中あのコのスカートの中」

エリカ「キャ~!」チンッ

グリーン「あひーーーん//」



レッド「……」ピクッ

ナツメ「ねえ今の」

レッド「ああ、グリーンの声にエリカの悲鳴だ」

ナツメ「近くに2人がいるみたいね」

レッド「でもエリカが悲鳴をあげるなんて一体何が…」


677以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:01:34.47Q46qEDay0 (1/9)

グリーン「……//」ぴくぴく

エリカ「少し強くやりすぎでしたか?」

グリーン「い、いや問題ない…」

エリカ「大丈夫じゃなさそうですね」

エリカ「股間が膨らみあがってますよ」

グリーン「そんなの気にしなきゃいいんだ」

エリカ「いいえ、一度ちゃんと確認しないと」

グリーン「ああっちょっと…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「見なかったことにしよう」

ナツメ「ええ」


678以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:05:40.16Q46qEDay0 (2/9)

グリーン「レ、レッド!」

レッド「……」ビクッ

エリカ「あら、よかったですわお二人がみつかって」

エリカ「さあ早くカントーに帰りましょう」

ナツメ「帰るって言ってもここどこなのよ」

レッド「そうそう、あとこの状況で普通に話すぎだろ、グリーンパンツだけになってんのに」

グリーン「ふっ、もうズボンをはいたから、普通に話してもらってけっこうだ」

レッド「……」

レッド「じゃあ帰らない」

エリカ「それは困ります」

ナツメ「いや今まさに困ってるのよ」


679以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:11:16.77Q46qEDay0 (3/9)

エリカ「どうしても帰らないというんですか」

エリカ「それなら…私たちはポケモントレーナーです、ここはバトルで決めましょう」

グリーン「それで俺連れてきたのか」

エリカ「いいえ、移動手段です」

ナツメ「そんなの私たちがバトルをうけなきゃいいだけじゃない」

エリカ「うけなかった場合はカントーに帰ったときお二人の家をもやします」

レッド「何怖いこと言ってんだよ!」

ナツメ「それ犯罪じゃない」

エリカ「私もそんなこと絶対にしたくないです、だからここは受けてください」

レッド「まあ、なんだ、勝てばいいんだろ」


680以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:18:41.88Q46qEDay0 (4/9)

レッド「そうだ、やっぱバトルの前はどんなトレーナーか言わないとな」

グリーン「いや、わかってるよ、トレーナーとジムリーダーで俺たちがジムリーダーコンビだよ」

レッド「なんかつまんないな」

エリカ「そうですね、私たちも考えましょう」

グリーン「なんで?」

レッド「俺たちはやっぱ、あれか」

ナツメ「あれね」

レッド「よし、じゃあラブラブカップルのレッドと」

ナツメ「ナツメが勝負をしかけられた」

グリーン「お前ら何言ってんだ、あとポーズやめろ!」

レッド「じゃあこっち」

グリーン「ポーズ変えたって同じなんだよ」

エリカ「さすがレッドさんとナツメさんですね」

グリーン「どこにさすがって言える部分があるんだよ」


681以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:22:12.98Q46qEDay0 (5/9)

エリカ「私たちもあれに対抗できるもの考えないとだめですね」

グリーン「いいじゃん別に」

エリカ「そうですわ」ドンッ

グリーン「おわっ」

エリカ「SMコンビのグリーンとエリカが勝負をしかけた!」

グリーン「そんなトレーナー存在しなくね!?」

エリカ「今ここにいますわ」

レッド「なあまだはじめないの?」

グリーン「お前がどんなトレーナーとか言い出すからだろ!」


682以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:31:04.39Q46qEDay0 (6/9)

エリカ「では、はじめましょうか」

ナツメ「ねえ、その前に思ったんだけど」

レッド「俺も」

エリカ「なんですか?」

レッド「いや、バトルに関係ないんだけどな」

レッド「グリーンってさ、エリカとブルーのどっちが好きなんだ?」

ナツメ「そう、それよ」

レッド「で、どっちなんだ?」

グリーン「ど、どっちって…」

グリーン「今そんなの関係ねえだろ!」

エリカ「いいえ、それは私も少し興味ありますわ」

グリーン「い、いやあ…俺は興味ないから…」


683以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:38:50.38Q46qEDay0 (7/9)

グリーン「バ、バトル中断だ!」ダッ

レッド「あっ逃げた」

エリカ「お二人ともグリーンさんを追いかけましょう」

ナツメ「エリカはグリーンのことどうなの?」

エリカ「私はグリーンさんの話の続きが気になるだけです」

レッド「まあ追いかけるか」

レッド「えっ…」

ナツメ「どうしたの?」

エリカ「レッドさん、早く追いかけてください」

レッド「いや、俺はたしかにナツメを横抱きしたけど、なんでエリカは俺におぶさってるの?」

エリカ「私は見ての通り着物ですから、レッドさんにつかまった方がいいんですよ」

レッド「エリカはよくても俺が」

エリカ「グリーンさんを見失ってしまいますよ」

レッド「うん…」


684以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:46:49.58Q46qEDay0 (8/9)

レッド「おりゃああー!」

レッド「待てグリーン!」

グリーン「誰が待つか!ていうかお前走るの速っ」

エリカ「やっぱりレッドさんはたくましいですね」さわさわ

ナツメ「エリカ、何さりげなくレッドにさわってるのよ」

エリカ「あら、おんぶしていただいてるんですから、ふれてしまうことぐらいありますわ」

ナツメ「じゃあ最低限だけよ」

エリカ「くんくん、ああ、男らしい匂いもしますわ」

ナツメ「匂いもかぐんじゃないの!」

レッド「二人とも少し落ち着けよ」

グリーン「いや3人とも落ち着けよ!なんでレッド追ってた俺が追われてるんだよ」

レッド「お前がちゃんと話さずに逃げるからだろ」

グリーン「なんで言う必要が…あ、あんなとこに洋館が」

グリーン「あそこに逃げ込むか」

レッド「おい待てよグリーン」


685以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 00:50:01.75Q46qEDay0 (9/9)

毎日とかいっちゃいましたけど今度から事情により不定期になります


686以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 14:04:19.91xOfP9s/AO (1/1)

ひょっとしてもりのようかんかな?


687以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 23:53:31.18RaE05tuD0 (1/5)

グリーン「なんだここ?…気味悪いな」

レッド「お前が入っていったんだろ」

ナツメ「こんなとこ早く出ようよ」

エリカ「そうですよ、早く早く」グイッグイッ

レッド「く、首が…」

ナツメ「エリカ何してんのよ、もうレッドから離れなさい」

ナツメ「ほらグリーンのほうに行って」

レッド「まあなんだ、早く出ようぜ」

バタンッ

レッド「…風が強いみたいだな」


688以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 23:56:12.78RaE05tuD0 (2/5)

ガチャガチャ

レッド「あれ?」

ナツメ「どうしたの」

レッド「ドアが開かない」

グリーン「おいおい、お前ナツメといてドアも開けられないような力じゃなんもできねえぞ」

ガチャガチャ

グリーン「おかしいな…」

エリカ「グリーンさんふざけないでください」パシンッ

グリーン「いやっ…マジだって」

レッド「こうなったらドアをぶち壊すか」

レッド「フシギバナ、リザードン、カメックス、三位一体!」


689以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 23:57:03.30RaE05tuD0 (3/5)

レッド「何やってもこのドア傷すらつかない…」

ナツメ「どうすんのよレッド」

レッド「しかたない、他の出口探すか」

エリカ「そ、それってこの不気味な洋館を進むってことですか…」

レッド「そうなるな」

エリカ「……」

ナツメ「そういやエリカって怖いものが嫌いだったわよね」

エリカ「そ、そういうナツメさんこそ」

ナツメ「私はゴーストタイプが苦手なだけよ」

ゲンガー「ベロベロバアー」

ナツメ「そうそう、ゲンガーもゴーストだし…」

ナツメ「……」ゾクッ

レッド「あっちいけあっちいけっ」

レッド「ここはゴーストタイプのポケモンがいるようだな」

エリカ「い…いや…」


690以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 23:57:37.43RaE05tuD0 (4/5)

レッド「でもこのドアからじゃ出られないし、他探すしか」

ナツメ「そそそそそうよ、ここ怖いの?エリカ」

エリカ「ナ、ナツメさんこそあまり強がらない方がいいですよ」

レッド「ナツメは俺が守るから問題ない!」

グリーン「そんなこと言ってないで早く探そうぜ」

レッド「じゃあ俺たちはこっち」

グリーン「なんで1対3に分かれるんだよ!」

レッド「だってお前勝手に行くから」

グリーン「だからっておかしいだろが」

レッド「なんだ、怖いのか?」

グリーン「そんなわけねえだろ」

レッド「そんじゃ出口見つけたら教えてくれよな」

ナツメ「ちゃんと見つけるのよ」

エリカ「レ、レッドさん、待ってくださいよ」

グリーン「わかった!俺が悪い!だから一人はやめてくれ!」


691以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 23:58:07.97RaE05tuD0 (5/5)

グリーン「ということでまとまって行動するぞ」

レッド「お前が仕切んな」

エリカ「グ、グリーンさん離れないでくださいよ…」

グリーン「俺乗り物にならなくていいの?」

エリカ「今はいいんです」

ナツメ「ねえ、それよりこの洋館かなり広いし、窓もみあたらないんだけど…」

レッド「確かに…なんなんだ?ここは」

エリカ「グリーンさんがこんなとこ入らなければ…」ギリギリ

グリーン「痛い痛い、つねんなよ//」

レッド「なあ、なんか視線を感じるんだけど」

ナツメ「や、やめてよ」


692以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:05:12.67IwrQ14A90 (1/26)

おじいさん「誰ですかな?」

エリカ「いやあああぁぁー!」

グリーン「お、おちつけ、人だよ」

エリカ「ひ、人…よかったですわ…」

おじいさん「君たちここで何しとるのかね」

グリーン「いやあ、それがここに迷いこんでしまって、入ってきたドアが開かなくて出口を探していたんです」

おじいさん「なんだ、そういうことか、あのドアは入口専用じゃからな」

グリーン「なるほど、どおりで開かないわけだ」

レッド「いろいろおかしいな…」

おじいさん「出口はこちらですよ」

グリーン「ありがとうございます」

レッド「……」

ナツメ「……」

エリカ「……」

グリーン「どうしたんだよ、早く行こうぜ」

レッド「おい…そのおじいさん…足が…」

グリーン「え…」


693以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:10:02.58IwrQ14A90 (2/26)

グリーン「お、おいおい、そんなわけあるかよ…」

グリーン「……」

おじいさん「足がないと何か問題でも?」

グリーン「……」

エリカ「……」ばたんっ

レッド「エリカが気絶した!」

グリーン「いやいや…足がないってことは…」

レッド「よし、行こうか」

ナツメ「ええ」

レッド「お前はエリカを連れてこいよ」

レッド「よいしょっと…ダッシュ!」

グリーン「おい待て!おいていくな!」

おじいさん「ま~て~」

グリーン「追いかけてきたぁぁぁー!」


694以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:19:37.09IwrQ14A90 (3/26)

10分前

カトレア「ねえーここどこー」

シロナ「ここはハクタイの森のようね」

カミツレ「で、ちゃんと出れるの?」

シロナ「大丈夫よ、ここ何回も来てるし」

フウロ「ほんとかな?」

シロナ「ヒカリちゃんが」

カトレア「あんたじゃないの?」

ヒカリ「私、一回しかここ通ったことないですよ」

シロナ「え…」

ヒカリ「しかも、ほとんど覚えてないです」

シロナ「……」

一同「シ~ロ~ナ~」

シロナ「な、なんとかなるわよ…たぶん」


695以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:25:44.59IwrQ14A90 (4/26)

シロナ「あれ?この道は…えっとこっちかな?」

フウロ「なんも考えないで上空で技使うから…」

ヒカリ「あれ?」

カミツレ「どした?」

ヒカリ「あれってナタネさんですよ」

シロナ「ラッキー!ナタネなら道知ってるはずよ!」

シロナ「ナッタネ~!」

ナタネ「シロナさん…なんでここに?」

シロナ「そんなこといいのよ、ちょっと道迷っちゃってさー」

ナタネ「その…あっそうだ、ちょっと手伝ってくれませんか?」

ナタネ「そのあと道案内しますから」


696以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:34:30.86IwrQ14A90 (5/26)

シロナ「で、何したらいいの?」

ナタネ「最近この洋館で人影を見たっていう情報がまたあって…調査してくれって…」

シロナ「じゃあここで何してるの?」

ナタネ「あのー私怖いのが苦手で…」

シロナ「ナタネ…」

ナタネ「え…」

シロナ「ん」

ナタネ「んん~~~っ」レロレロ

シロナ「私たちと一緒なら大丈夫よ」

ナタネ「はい//」

カミツレ「今のは必要あったか?」

ヒカリ「シロナさんに何か考えがあるんじゃないですか?」

カトレア「私もそれしたいなー、ねえシロナー」


697以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:40:11.54IwrQ14A90 (6/26)

シロナ「とは言ったものの…かなり不気味ね…」

カトレア「か、帰ろうよ」

ナタネ「だだだだだだめですよ、いい一応仕事なんですから…」

フウロ「まじめだねー」

カミツレ「私なんてどこか調査してくれってきたことないけどな」

ヒカリ「きてもやらないでしょ」

カミツレ「まあね」

ナタネ「なんでみんなそんな余裕なんですか…」

カミツレ「だってこの洋館、たしかにいかにも何かでそうだけど、ここにいるのはゴーストポケモンばっか」

カミツレ「どうせその人影ってのもゴーストポケモンのことよ」

フウロ「カミツレちゃんかっこいいー」

シロナ「フウロ、カミツレじゃなくて私を見なさい」


698以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:45:02.65IwrQ14A90 (7/26)

シロナ「今のところ、ゴーストポケモンしかいないじゃない」

ナタネ「で、でも、笑い声が聞こえるって…」

カミツレ「それきっとゴースよ」

ヒカリ「気にしすぎですよナタネさん、これで調査終わり!早く外に案内してくださいよ」

ナタネ「う…うん…」

シロナ「まって」

シロナ「あそこに私好みの女の子がいる」

カミツレ「え?人いるの?」

カトレア「もう怖いよ」

フウロ「あっほんとだ」

シロナ「とりあえず声かけてみましょ」


699以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:50:48.13IwrQ14A90 (8/26)

シロナ「ねえ、こんなとこで何してるのかな?」

女の子「おばちゃん誰?」

シロナ「……」ぴくっ

シロナ「お姉さんはね、ここの洋館を調査しにきたの」

シロナ「さあ、こんなとこにいるとお家の人心配しちゃうよ、帰ろうね」スルッ

シロナ「あれ?」

ヒカリ「どうしたんですか?」

シロナ「いや、それがね、どうなってんのかなー、手がすり抜ける」スルッスルッ

カトレア「や、やめてよね…」

カミツレ「こんなとこでふざけないでよ…」

フウロ「ねえねえ、すりぬけるよりも、その子足ないよー」

シロナ「……」


700以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 00:55:34.09IwrQ14A90 (9/26)

シロナ「ぎゃああああああー」

カミツレ「あっ一番に逃げた」

ナタネ「いやああああー!」

フウロ「ナタネちゃん二番目だ」

ヒカリ「そんなこと言ってないで、カトレアさん、ショックで寝ちゃったんで騎馬戦みたいな感じで運びましょう」

カミツレ「ショックで寝る?」

フウロ「女の子こっちきたよ」

カミツレ「ダッシュよ」

シロナ「あった出口だ」ガチャガチャ

ナタネ「シ、シロナさん、何してるんですか」

シロナ「あ…開かないのよ」

フウロ「二人ともー女の子ついてきたー」

シロナ「連れてくるなー!」


701以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:15:05.96IwrQ14A90 (10/26)

ナタネ「シロナさん早く逃げましょう!」

シロナ「もう逃げてるわよ!」

ナタネ「あっ待ってくださいよ」

ヒカリ「今なんか悲鳴が聞こえませんでした?」

カミツレ「これ以上怖いこと言わないで」

ヒカリ「いや、ほんとですよ」

女の子「お姉ちゃんたち待ってよーあそぼーよー」

フウロ「あそぼって言ってるよ」

カミツレ「あれはダメなやつよ!」

シロナ「そうよ、ふりかえってもダメなのよ!」

ヒカリ「どこかで悲鳴が聞こえたと思うんだけどな…」



702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:15:56.48IwrQ14A90 (11/26)

ナツメ「い、今どこかで悲鳴聞こえなかった…?」

レッド「今はそれどころじゃない!」

グリーン「おいぃぃ!頭だけが追いかけてきたぁぁ!」

レッド「よけいなこと教えんじゃねえよ!」

グリーン「あれ、さっきの顔が消えた…」

レッド「じゃあお前は止まってろ!俺たちはこのまま逃げるから!」

グリーン「いや、待てよ!」

レッド「走るの速っ」

……

フウロ「あれ?女の子消えちゃった」

カミツレ「でもシロナとナタネは関係ないみたいだから」

シロナ「違うわよ!これは…出口を探してるだけだから」

ドンッ

グリーン「いって」

シロナ「な、なんなの?」

レッド「あ…」


703以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:16:39.88IwrQ14A90 (12/26)

シロナ「レッド君たちじゃないの、何してんの?」

レッド「いや、お前たちこそ」

シロナ「私たちは出口を」

ナタネ「さっき女の子のオバケが追いかけてきてぇぇー」

グリーン「俺たちも老人の幽霊が」

エリカ「おい」ガッ

グリーン「エリカ、気が付いたか」

エリカ「幽霊っていうな、おばけって言え」

ナツメ「今一番怖いのエリカだから」

エリカ「あら、私一体何を…」

シロナ「ねえ、それより出口知らない?入口は開かなかったのよ」

レッド「知ってたらこんなとこいねえよ」

シロナ「それも…そうね」


704以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:17:43.93IwrQ14A90 (13/26)

シロナ「そうそう、レッド君なんで私たちから逃げるのよ」

レッド「そもそもなんで俺なんだよ」

シロナ「だってさレッド君ってポケモン強いじゃない、だからあっちの方もすごいかなって」

シロナ「どうせ毎日のようにナツメとやってんでしょ、一日ぐらいいいじゃない」

レッド「俺そんな風に思われてんのか?」

シロナ「事実でしょ」

レッド「ショックだ」

レッド「グリーンでいいじゃんか」

シロナ「グリーン君は…なんかね小さそう」

エリカ「そんなことありませんわ」

レッド「急にどうした」


705以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:20:02.75IwrQ14A90 (14/26)

シロナ「何がそんなことないの?」

エリカ「レッドさんとグリーンさんが初めて私のジムにきたとき…」

エリカ「そのときはグリーンさんのほうがレッドさんより一回り大きかったですわ」

レッド「何言って」

ナツメ「何言ってんの!そんなの何年前の話よ!」

ナツメ「レッドがグリーンより小さいわけないでしょ!レッドは何でも一番なんだから!」

ナツメ「だいたいなんでそんなこと知ってんのよ」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「はっ…」カァァ

レッド「違うぞ、ナツメはただ俺が思ったこと言っただけだからな」

グリーン「嘘つけよ」

シロナ「あんたたちほんとチ●コ好きね」

ナツメ「あなたにだけは」

エリカ「言われたくありませんわ」


706以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:20:48.55IwrQ14A90 (15/26)

シロナ「何よ悪い?」

ナツメ「年考えなさいよ」

シロナ「だいたいなんで私が年いってるってことになってんのよ」

ナツメ「知らないわよ」

ナツメ「とにかくモテないからってレッドをとろうとしないで」

シロナ「勝手に決めつけないでちょうだい、これでも私かなりモテるんだから」

カミツレ「女にね」

ヒカリ「そういや、男にはあんまりだったような」

シロナ「私がふっただけよ」

フウロ「でも私この前サンヨウの3兄弟みんなにふられてたよ」

シロナ「それは…」

ヒカリ「フウロさん、それいつですか」

フウロ「PWTのちょっと前ぐらいかな」

ヒカリ「シロナさん、イッシュには遺跡調査に行くって言ってましたよね、遊んでたんですか」

シロナ「あ、いや、だからね」

ナツメ「男にモテなくて、だらしないってことがわかったわ」


707以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:21:31.78IwrQ14A90 (16/26)

シロナ「そんなことより早く出口みつけてこんなとこ出ましょ」

レッド「話そらした」

シロナ「じゃあそういうことならレッド君にかわりにグリーン君も考えとくか」

グリーン「レッドのかわりってのが気に入らねえな」

シロナ「あーもう、この話は後、後!」

シロナ「さあ、出口を求めてレッツゴー!」

レッド「なんなんだよ、こいつ」

ナツメ「前からこんなのじゃない」

レッド「それもそうか」

シロナ「何してんの、早く行きましょうよ」


708以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:22:39.19IwrQ14A90 (17/26)

グリーン「そういや幽」

エリカ「……」ガシッ

グリーン「おばけもう出てこないみたいだな」

ヒカリ「こっちの女の子の幽」

ナタネ「……」ギロッ

ヒカリ「女の子のおばけも」

シロナ「でもこれで逃げなくてよかったじゃない」

クスクス

一同「……」

シロナ「ちょっと、誰だか知らないけどやめてよ」

ヒカリ「私たちじゃないですよ」

シロナ「カトレア?寝言言ってんの?」

クスクス

レッド「おい屁こくんじゃねえよ」

グリーン「俺じゃねえよ!」


709以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:23:16.26IwrQ14A90 (18/26)

シロナ「こ、この部屋からね…」

レッド「なんで俺たちを先頭にするんだよ」

シロナ「ナタネがね、この洋館の調査しないといけないの」

シロナ「きっとこのことよ、さ、早く見てよ」

ナツメ「嫌よ、なんで私たちも調査に加えられないといけないのよ」

ナタネ「シロナさん、もういいです、帰りたいです」

???「ぺろぺろ、私のトウヤ…」

レッド「今トウヤって言わなかったか」

シロナ「えっトウヤ君がここにいるの!」

レッド「おい、ちょっと待てよ、幽…おばけよりなんかヤバそうじゃねえか」

ナツメ「そうそう、あなただけ行けばいいじゃない」

シロナ「ここはグリーン君に行ってもらいましょ」

グリーン「なんでだよ!」


710以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:23:52.84IwrQ14A90 (19/26)

シロナ「ナタネのためなんだし」

レッド「そのナタネは帰りたそうなんだけど」

シロナ「しっかりしなさいよ、仕事でしょ」

ナタネ「だってぇ…」

シロナ「泣かなくていいの、レッド君たちが何とかしてくれるから」

レッド「お前らな…」

???「誰?」

一同「……」ビクッ

???「そこに誰かいるの?」

レッド「やばいやばい」

ナツメ「こうしたらいいのよ」

シロナ「なんで私を先頭にするのよ!」

グリーン「じゃあ俺はこれで」

レッド「おい、待て」グイッ


711以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:24:41.86IwrQ14A90 (20/26)

???「ねえ…誰…」ガチャ

一同「ぎゃああ…ああ…あ?」

ナツメ「コトネ!?」

コトネ「ナ、ナツメさん、レッドさん!」

レッド「こんなとこでな」

バタンッ

コトネ「ちょっと待ってくださいね!」

レッド「笑い声ってコトネだったのか」ガチャ

コトネ「開けちゃダメです!!!」

一同「……」

トウヤ「ふがっふごががん!」

レッド「トウヤ?」

ナツメ「トウヤ君が縛られてる」

コトネ「こ、これは誤解です!」


712以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:25:17.24IwrQ14A90 (21/26)

ナツメ「もう、コトネ何してんのよ」

トウヤ「ぷはっ、助かりましたナツメさん」サワサワ

レッド「何ナツメにさわってんだ」ゴツン

トウヤ「いってぇ」

ナツメ「で、コトネこれはどういうこと?」

コトネ「だから誤解です」

レッド「何が誤解なんだ?」

コトネ「それは」

トウヤ「PWTのあと帰ろうとしたらコトネのボディブローくらって…」

ナツメ「どんだけ強いのよ…」

コトネ「シジマさん直伝です」

ナツメ「そうじゃなくて」


713以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:31:57.33IwrQ14A90 (22/26)

コトネ「えっと、その…」

ナツメ「言わないと怒るわよ…」

コトネ「はい、言います!」

コトネ「私はトウヤを守ろうとしただけで」

ナツメ「何から」

コトネ「シロナさんです!」

シロナ「私?」

コトネ「そうです、シロナさんが私の…じゃなかった、トウヤをとろうとするから」

トウヤ「だからってこんな監禁みたいなことする必要ないじゃんか」

コトネ「あなたのためよ」

シロナ「トウヤ君こっち来なさい」

トウヤ「え…はい」

コトネ「トウヤ、なんでそっち行くのよ」


714以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:37:23.51IwrQ14A90 (23/26)

トウヤ「だってコトネ、怖い…」

シロナ「やっぱりトウヤ君は私たちがいいのよね」

トウヤ「そういうわけじゃないけど…」

コトネ「トウヤ~こっち来てよ~」

ナツメ「ねえ、そんなことより、コトネここにいたんだったら、出口知ってるわよね、案内してよ」

コトネ「ねえトウヤ」

ナツメ「……」ガシッ

コトネ「案内します」

レッド「やっと出られるのか」


715以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:41:21.49IwrQ14A90 (24/26)



レッド「やっぱ外はいいな」

ナツメ「ほんと、もう二度とこんなとこ来たくないわ」

シロナ「じゃあ私たちはトウヤ君が手に入ったし、じゃあね~」

トウヤ「え、ちょっと」

コトネ「ああ、トウヤ…」

グリーン「おい、やっと出られたことだし、はやくカントーに帰るぞ」

レッド「その理屈はおかしい」


716以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:47:41.97IwrQ14A90 (25/26)

ナツメ「ねえ、コトネはなんでこんなとこにいたの?」

コトネ「ぐすっ、トウヤ…」

ナツメ「ちょっと強い頭痛を与えた方がいいみたいね」

コトネ「いたたたたた!」

レッド「やりすぎじゃ…」

ナツメ「教えてよ、気になるじゃない」

コトネ「ここは誰もいなかったんで、私がシンオウにいる間使ってたんです」

ナツメ「ここおばけいるのよ」

コトネ「あんなのちょっとおどせばどっか行っちゃいましたよ」

レッド「おばけにとったらコトネの方が怖いのか」


717以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/18(日) 23:56:06.45IwrQ14A90 (26/26)

エリカ「そんなことはいいですから、こんな森早く出ましょうよ」ギシギシ

コトネ「じゃあ私が案内します」

グリーン「なるべく早く頼む、俺の左腕がちぎられそうだ」

コトネ「はぁ…」

レッド「コトネちゃん元気だしなよ」

コトネ「レッドさーん」ギュッ

ナツメ「悪いけど、それは私が許さない」グイッ

コトネ「じゃあナツメさん」

レッド「それは俺がだめ」

コトネ「えーんえーん」

ナツメ「泣かないの」


718以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:08:23.604sZz3bKD0 (1/19)

ハクタイシティ

グリーン「おい、街についたんだし、早く帰ろうぜ」

レッド「お前少し黙れ」

コトネ「……」ズーン

ナツメ「やっぱり、そこまで落ち込むなんてトウヤ君のこと」

コトネ「違います、私はナツメさんとレッドさんが…」

ナツメ「もう嘘つかなくていいのよ」

ナツメ「大丈夫、まあやったことは…あれだけど、まずはちゃんと謝るべきよ」

コトネ「でもシロナさんのとこに」

ナツメ「トウヤ君もそんなノリノリで行ったってわけじゃないんだし、そんなずっといるなんてことはないはずよ」

コトネ「でも、許してもらえるかどうか…」

エリカ「そういうことは私にまかせてください」

コトネ「エリカさん…」


719以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:18:03.654sZz3bKD0 (2/19)

翌日・トバリシティ

エリカ「いいですかコトネさん?」

コトネ「ほ、ほんとに大丈夫なんでしょうか…」

レッド「なんで俺たちまで来たの?」

ナツメ「これぐらいならいいじゃない」

レッド「まあ…そうだな」

グリーン「お前ら俺の気持ち考えろよ、一番巻き込まれてんの俺だからな」

ナツメ「知らないわよ、そんなの」

レッド「じゃあなんでお前も来たんだよ」

エリカ「私に逆らうわけないですからね」

グリーン「そういうことだ」

コトネ「あの、エリカさん」

エリカ「そうでしたね、では行きましょうか」


720以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:24:45.184sZz3bKD0 (3/19)

ナツメ「そういやこのビルってヒカリちゃんの会社とシロナの家に分かれてるのよね」

レッド「そういや、そうだ」

コトネ「じゃあどこがシロナさんの家の部分なんですか」

レッド「それはわからん」

コトネ「そんな…」

ナツメ「しかたない、私が超能力でどこか見てみるわ」

ナツメ「……」

コトネ「どこなんですか」

ナツメ「このビルの一番上ね」

レッド「めんどくさいな」


721以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:33:25.794sZz3bKD0 (4/19)

受付「おまちください」

受付「あなたたちは部外者ですよね、申し訳ありませんが、許可なく上に行くことはできません」

コトネ「えーと、ここにシロナさんがいると思うんですけど」

受付「シロナ様ですか?どういうご関係で」

コトネ「えっと、どういえばいいかな…」

レッド「知り合い、知り合い」

受付「…なにか証拠になるものは?」

コトネ「知り合いの証拠!?」

エリカ「私にまかせてください」

コトネ「え…」

エリカ「いそいでるんです、とおしてもらいますよ」

受付「ひ…ど、どうぞ…」ゾクッ

エリカ「許可はいただきましたわ」

ナツメ「エリカ何したのよ…」


722以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:39:56.264sZz3bKD0 (5/19)

レッド「屋上に家建ててんのか」

コトネ「よくこんなでかいもの、ここに建てようと…」

エリカ「コトネさん、それより早く」

コトネ「あ、はい」

ピンポーン

フウロ「はーい」

フウロ「あっみんなどうしたのー?」

フウロ「まあいいや、入って入って」

フウロ「シロナさーん、みんな来たから入れるね」

レッド「もう入ってるけど」

ナツメ「細かいことはいいのよ」


723以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:44:39.584sZz3bKD0 (6/19)

カミツレ「フウロ、誰か来たの?」

コトネ「シロナさんはどこですか!」

カミツレ「え、まだ寝てるけど」

レッド「もう昼すぎてんのに」

カミツレ「みんなしてシロナに用なの?」

カミツレ「まだ寝てるけどいいか、こっち来て」

フウロ「シロナさんって寝相すごいんだよ」

レッド「なんとなく想像できんだけど」

ナツメ「寝相もだらしなさそう」


724以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:50:23.634sZz3bKD0 (7/19)

ガチャ

レッド「うわっこの部屋汚っ」

カミツレ「いつも寝る前はきれいにしてんだけどね、寝てる間にシロナって暴れるの」

ナツメ「でもこれって」

レッド「ガブリアスが暴れたよりひどいな」

カミツレ「そうなの、いつもそれで何度も起きちゃうの」

フウロ「でもね、カトレアちゃんは起きないんだよ、すごいよねー」

エリカ「それはよくわかりますわ」

コトネ「そんなことより、シロナさんをおこさないと!」


725以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 00:57:37.414sZz3bKD0 (8/19)

シロナ「ぐー…」

レッド「これはひどいな」

ナツメ「ええ」

レッド「よだれは垂れまくりだし、下着だけだし、その下着も上脱げてるし、尻ポリポリかいてるし」

グリーン「おっさんでももうちょっとマシな寝方するぞ」

レッド「ああ、おっぱい丸出しだ」

グリーン「でもスタイルいいな」

レッド「脱いだらすごいってのも」

ナツメ「レッド」

レッド「ナツメの方がはるかにいいけど」


726以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 01:04:10.334sZz3bKD0 (9/19)

コトネ「シロナさん」ゆさゆさ

シロナ「ぐーぐー」

コトネ「もう、起きてくださいよ!」

エリカ「私がやりましょう」

コトネ「でもどうやって」

エリカ「こんなこともあろうかと用意しておいて正解でしたわ」

エリカ「カイロスを」

コトネ「カイロス!?」

ナツメ「まさか、エリカ…」

レッド「何?」

エリカ「鼻カイロスですわ」


727以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:25:06.154sZz3bKD0 (10/19)

エリカ「それじゃあさっそく」

レッド「ちょっと待った」

エリカ「なんでしょう」

レッド「そんなのやったら一発でおきるかしんじゃうじゃん」

ナツメ「そうね、どうせなら楽しみましょう」

コトネ「私は早くトウヤを」

エリカ「それはいいですね、とりあえず油性マジック10色持ってます」

レッド「結局他にもやる気だっただろ」

エリカ「いいえ、これはグリーンさん用です」

グリーン「俺になんかする気だったの!?」

カミツレ「いいね、それ私にもやらしてよ」

フウロ「私も私も!」

エリカ「みなさんの分もありますよ」


728以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:25:36.344sZz3bKD0 (11/19)

レッド「はははっ、変な顔になった」

ナツメ「チャンピオンらしくない顔ね」

フウロ「カトレアちゃんにもやっちゃお」

カミツレ「怒るとこわいよ」

フウロ「グリーン君がやったことにするー」

グリーン「なんでだよ!」

エリカ「さて、次は何しましょうか」

エリカ「いろいろ思いつきました」

エリカ「何しますか?早朝破壊光線、早朝マッギョ、早朝大爆発、早朝股裂き、早朝ウォータースライダー、早朝」

レッド「もういい、まず早朝じゃなくてもう昼すぎだし」

ナツメ「当たり前みたいに体にメモするのね」

カミツレ「じゃあ大爆発にしましょ」

エリカ「こんなこともあるかと思ってマルマインを用意しておきましたわ」

レッド「準備いいな」


729以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:26:16.384sZz3bKD0 (12/19)

エリカ「おへその上にマルマインをおいてっと」

エリカ「ではみなさん、部屋の外へ」

ナツメ「そんな直にやるの?」

エリカ「建物のことなら安心してください、部屋のまわりに守るをしていますから、この部屋以外影響はありません」

ナツメ「建物のこと心配にしてるんじゃなくて、人の方心配なんだけどな」

エリカ「大丈夫ですよ、グリーンさんは生きてますから」

グリーン「ああ、俺がやられたときは守るをしてくれなかったから建物はめちゃくちゃになったがな」

エリカ「そういうことです」

エリカ「マルマイン、聞こえますか?大爆発です」

ドッカーン


730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:27:04.344sZz3bKD0 (13/19)

ガチャ

レッド「生きてる…の?」

カミツレ「うわ…部屋がますます汚く」

ナツメ「そんな変わんないじゃない」

エリカ「部屋のことはどうでもいいですわ」

コトネ「あっシロナさんいた」

レッド「一応生きてるみたいだけど」

ナツメ「なんでまだ二人とも寝てるの?」

カミツレ「ここまでしたらさすがに起きるんだけど、昨晩はナタネも加わって…あ、なんでもない」

エリカ「それにしてもまだ起きないとはやりがいがありますわ」


731以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:27:40.024sZz3bKD0 (14/19)

エリカ「寝起き破壊光線!」

ドーン

エリカ「寝起き股裂き!」

ギシギシ

エリカ「寝起きマッギョ」

ペチョ

エリカ「寝起き関節技」

エリカ「てやあああ」

シロナ「グゴォ…」

エリカ「なかなかしぶといですわね…」

レッド「ほんとに生きてるのか?」


732以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:33:37.584sZz3bKD0 (15/19)

エリカ「これは鼻カイロスでもおきるかどうか…」

コトネ「もう!私がやります!」

コトネ「いい加減起きてくださいシロナさん!」

コトネ「カイロスくらえ!」

グサッ

シロナ「グ…ググウゥ…」

エリカ「これは困りました」

ナツメ「ほんとすごいわね」

カミツレ「ここまでして起きないなんて初めてだわ」

シロナ「グ…」

コトネ「いつもどうやって起こしてるんですか」

カミツレ「いつも通りやってもここまでやってもダメなんだからどうせダメよ」

シロナ「……」


733以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:39:13.784sZz3bKD0 (16/19)

シロナ「いっ………たーーーーい!!!!!!!」ガバッ

レッド「あっ」

ナツメ「やっとおきた」

エリカ「やりましたわ」

コトネ「シロナさん!」

シロナ「いたい!いたい!ちょっとこれどうなってんの!!!」ジタバタ

カトレア「うーん…うるさいなぁ…」

シロナ「ねえ!どうなってんのー!」

コトネ「シロナさん!聞いてください!」

カトレア「シロナ、鼻にカイロスつけてどおしたの?」

シロナ「カ、カイロス!?なんでこんなもの!」


734以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:43:46.224sZz3bKD0 (17/19)

シロナ「わ…私の鼻が…」

カミツレ「あんたが全然起きないからよ、そして服着なさい」

コトネ「そんなことよりシロナさん」

シロナ「鼻ぁ…」

コトネ「エリカさん直伝、関節技!」

シロナ「いたいいたい!もうなんなのよ!」

コトネ「シロナさん、トウヤをどこやったんですか」

シロナ「トウヤ君?ああ、逃げられちゃった」

コトネ「逃げられた?」

シロナ「そうなの、ここについたらもういなかったの」

カミツレ「それ、本当だったの?隠してると思った」

コトネ「トウヤ…」


735以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:47:36.544sZz3bKD0 (18/19)

シロナ「どうやらトウヤ君私のとこ嫌みたいだし…」

コトネ「だったらこんなとこ用はありません!」

ナツメ「コトネ、どこ行くのよ」

エリカ「追いかけますよグリーンさん」

グリーン「えっ、なんで」

シロナ「さわがしいわね…」

レッド「なあ」

ナツメ「そうね」

レッド「やっぱり俺たち考えること同じだな」

ナツメ「ふふっ」


736以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/19(月) 23:57:23.244sZz3bKD0 (19/19)

ズイタウン

レッド「コトネちゃんには悪いけど、なんとかなるだろ」

ナツメ「エリカもはりきってたしね」

レッド「さて俺たちは旅行再開だ」

ナツメ「うん」

ナツメ「ねえ、ここは何があるの?」

レッド「まあ…気候がいいとこ」

ナツメ「なにそれー」

レッド「冗談だよ」

レッド「あそこの喫茶店がおいしいらしいんだ」


737以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:06:50.51yXeruc7Y0 (1/11)

~♪

カツラ「帰るなら今しかねーZURA」

カツラ「帰るなら今しかねーZURA」

カツラ「HEY!レッドナツメ」

カツラ「あと2時間でカントー行の船が出るYO!」

ナツメ「ね、ねえ…レッド」

レッド「いや、俺は知らない、あんな人見たことがない」

カツラ「はい、そこでウインディ」

レッド「ズラさん、無理やりなことやめてください」

レッド「聞いてるこっちがはずかしい」


738以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:11:49.69yXeruc7Y0 (2/11)

カツラ「まあ、話を聞け」

カツラ「とりあえず中に入ろう」

レッド「……」

ナツメ「……」

カツラ「3人で」

従業員「かしこまりました」

カツラ「さてと」

ナツメ(また…)

レッド(なんで二人きりの旅行におっさんが入ってくんだよ)

カツラ「おまえたちが楽しんでるのはわかる、だが頼むからカントーに一度帰ろう」

レッド「いやです」


739以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:15:47.89yXeruc7Y0 (3/11)

カツラ「わしもグレン島のためにそんなに金を使うわけにはいかんのだ」

レッド「はあ…」

レッド「いや、でも俺たちが帰るときはちゃんと帰るって伝えるようにしますから」

カツラ「いやいや、あと2時間で船出るからそれに乗ろう」

ナツメ「それは急すぎですよ」

カツラ「じゃが、明日や明後日の船に乗ろうと言っても断るじゃろ」

レッド「はい」

カツラ「じゃあいつ言っても同じじゃ」

レッド「いや、だからまだ帰らないって」


740以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:20:50.10yXeruc7Y0 (4/11)

5時間後

カツラ「そこをなんとか」

レッド(疲れた…)

ナツメ(ずっと話してるよ…)

カツラ「明日で構わんから」

レッド「だから嫌ですって」

従業員「あの、お客様そろそろ今日の営業は終了なんですけど」

レッド「あっそうですか、じゃあ俺たちはこれで!いこっナツメ!」

ナツメ「ええ」

レッド「それじゃ失礼しまーす」

カツラ「あっ待たんか!」

カツラ「……」

カツラ「みんなには会わなかったと言おう」


741以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:29:42.68yXeruc7Y0 (5/11)

レッド「はぁーここんところの予定が」

ナツメ「ほんと、邪魔ばっかはいるわね…」

レッド「なんとか自由に楽しめる方法ないかな」

ナツメ「……」

レッド「…ナツメは、ほんとにジムあけてていいの?」

ナツメ「どうしたの?急に」

レッド「いや、みんなジムあけっぱなしだから早く帰ろうって言ってるわけだし」

ナツメ「代理にやってもらってるから大丈夫よ、きっとみんなもやってるわ」

ナツメ「じゃないと金とかじゃなくて私たちを待たず帰ってるわよ」

ナツメ「何年もあけるわけじゃないんだからね」

レッド「そっか」

ナツメ「みんなはただ帰りたいだけよ」

レッド「ジムリーダーってけっこうゆるいな…」


742以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:38:05.16yXeruc7Y0 (6/11)

ナツメ「そうでもないわよ、厳しいとこもあるわよ」

ナツメ「連続で負けすぎたりしたら、それこそクビになっちゃうわ」

レッド「他は?」

ナツメ「うんと…それぐらいかな?」

レッド「負けなきゃいいならナツメなら大丈夫だな」

ナツメ「レッドがいるからね」

ナツメ(他にも何かあったような気がするけど…)

ナツメ「とにかく、気にすることなく旅行つづけましょ」

レッド「そうか」


743以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 00:46:11.26yXeruc7Y0 (7/11)

翌日

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「いや、コトネどうなったかなって」

レッド「あー、やっぱ気になるな」

ナツメ「会いにいったらエリカたちも一緒にいるはずだし…」

レッド「超能力で見れないの?」

ナツメ「見れることは見れるけど、遠隔透視はやってる間その場から動けないの」

レッド「それならいいよ、気になるんだったら見て」


744以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 23:53:37.49yXeruc7Y0 (8/11)

グリーン「なあー、戻ろうぜ」

エリカ「ダメですわ、あの二人がどうなるか見届けないと」

グリーン「んなこと言っても…目的のレッドとナツメはついてこなかったし」

エリカ「それは後でやればいいことです」

グリーン「あとでって…」

エリカ「今はあの二人がどうなるかです」

グリーン「見たいだけじゃん」

エリカ「グリーンさん、静かにしてください」

グリーン「……」


745以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 23:54:59.00yXeruc7Y0 (9/11)

コトネ「ねえ…」

トウヤ「……」

コトネ「怒ってるよね…」

トウヤ「……」

コトネ「あっ待って、行かないで」

トウヤ「……」

コトネ「ごめん、私はただ…」

トウヤ「…グー」

コトネ「え…」

コトネ「トウヤ、トウヤ…寝ないでよー」


746以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 23:55:36.73yXeruc7Y0 (10/11)

グリーン「あいつ寝てんじゃん」

エリカ「見ればわかります」

グリーン「おい、これじゃあいつまでかかるかわかんねえよ」

エリカ「時間ならあります」

グリーン「いや…」

エリカ「レッドさんたちはまだ帰らないでしょう、だからこれを見ていく時間ぐらいあるじゃないですか」

グリーン「だから…」

エリカ「ありますよね」ギシッ

グリーン「は…はい…」


747以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 23:59:50.75yXeruc7Y0 (11/11)

コトネ「ねえ…トウヤ、トウヤおきてよ…」むにゃむにゃ

トウヤ「寝てるのコトネなんだけどな…」

トウヤ「……」

コトネ「許して…許して…」

トウヤ「コトネ…」

コトネ「もう食べ過ぎないから…」

トウヤ「どんな夢見てんの!?」

コトネ「トウヤごめん…ごめんなさい…」

トウヤ「どっちなんだよ…」


748以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:09:59.729xKot4MK0 (1/14)

コトネ「…あなたのためだったの」ツー

トウヤ「でも」

コトネ「ケーキバイキング」むにゃ

トウヤ「いったいなんなんだー!」

コトネ「お願い、どこにも行かないでトウヤ…」

トウヤ「……」

コトネ「せめて代金は半分にしてよ」

トウヤ「起きて!何が話したいのかわかんないから!」ゆさゆさ

トウヤ「ちょっとビリッとさせるか」

トウヤ「エモンガ、コトネに10万ボルト」


749以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:15:51.849xKot4MK0 (2/14)

コトネ「うにゃあああああ」ビリッ

コトネ「ト、トウヤ」

トウヤ「ご、ごめん!…じゃなかった」

トウヤ「あのさ…」

コトネ「……」

トウヤ「……」

コトネ「どうしたの」

トウヤ「あれは、僕がシロナさんのとこに行かないようするためだったの?」

コトネ「……」

トウヤ「そう…じゃあいい」

コトネ「あっ答えるから行かないで」


750以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:21:24.539xKot4MK0 (3/14)

コトネ「そ、そうだよ…」

トウヤ「うん、わかった」

トウヤ「じゃあ僕はそろそろイッシュに帰るよ」

コトネ「え…」

トウヤ「トウコたちも心配して…くれてるかな?」

トウヤ「まあ、とりあえず一回帰るよ」

コトネ「……」

トウヤ「コトネはジョウトだったよね」

コトネ「…うん」

トウヤ「そう…」

トウヤ「…またね」

コトネ「……」


751以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:28:42.419xKot4MK0 (4/14)

グリーン「なんにもなかったじゃんか」

エリカ「さあ、どうでしょうね」

トウヤ「やっぱりいたんですね」

グリーン「しかもばれてたし」

トウヤ「そりゃ、グリーンさん声大きいからですよ」

エリカ「……」

グリーン「お、俺は隠れる気なんてなかったからな」

エリカ「……」

トウヤ「グ、グリーンさん…」

グリーン「え?」

トウヤ「い、いやなんでもないです!お疲れさまでした!」

トウヤ(エリカさん、あんな顔するんだ…こえー)

グリーン「なんだあいつ?」

グリーン「なあエリ…」

グリーン「ぎゃああああああああ!!!」


752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:35:02.839xKot4MK0 (5/14)

ナツメ「ということみたいね」

レッド「…コトネちゃんは?」

ナツメ「ふふ、さあどうなったのかしらね」

レッド「おしえてよー」

ナツメ「ダーメ」

レッド「えー」

ナツメ「そのうちわかるわよ」

レッド「…でもトウヤ、あれだとコトネちゃん恐怖症みたいなのになりそうだけど」

ナツメ「そんなものないわよ」

レッド「いや、例えだよ」

ナツメ「トウヤ君はそんなこと思ってないみたいだからね」

ナツメ「さ、止めちゃってごめん、次のところに行きましょ」

レッド「う、うん」


753以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 00:50:41.479xKot4MK0 (6/14)

ヨスガシティ

レッド「近くにはいない?」

ナツメ「…うん、いないみたい」

レッド「この街にはあいつらがいるからな…でも俺は予定とかあんまり変えたくないし…」

ナツメ「それでいいじゃない、やりたいようにして私はあなたについていくから」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「レッド…」

ヒカリ「あっレッドさんとナツメさんじゃないですか」

レッド「っと」

ナツメ「私としたことがカントーのジムリーダーのことしか考えてなかった…」

ヒカリ「ヨスガに来たってことはコンテストですか?」

ヒカリ「それだったら、私が特等席用意しますよ」

ナツメ「ねえヒカリちゃん」

ヒカリ「あっそれとも出場ですか?」

レッド「話聞いてくれないな」

ヒカリ「大丈夫、私シロナさんよりもしっかりしてますから」

レッド「話聞かないってだけで不安だな」


754以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:28:57.889xKot4MK0 (7/14)

ヒカリ「出るのはレッドさんですか?ナツメさんですか?」

レッド「いや、俺たちは」

ヒカリ「衣装もいっぱいありますよ」

ヒカリ「タキシードにドレス、何でも用意しますから」

ナツメ「ヒカリちゃん…」

ヒカリ「あっ全部私の会社のなんでお二人には無料で差し上げますよ」

ヒカリ「でもこれもっともっとほしい場合は買ってもらいますけど」

レッド「いや、そうじゃなくて」」

ヒカリ「大丈夫ですってお二人には安くしますから」

ヒカリ「どうしますか?」

ナツメ「……」ピーン

ヒカリ「いたたたたたた」

ナツメ「ヒカリちゃん話聞いて、私たちは見にきただけだから」

レッド「そうそう、だいたい二人で出れないでしょ」

ヒカリ「ガーン」


755以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:29:47.929xKot4MK0 (8/14)

ヒカリ「そうですか…じゃあ特等席用意しますね…」ズーン

ナツメ「さすがにあんなに用意させといて断るとなんか悪いわね」

レッド「話聞いてくれたらあんなに用意しなくて済んだんだけど…」

カスミ「あっあんたたちこんなとこにいたのね!」

レッド「俺いいこと思いついた」

ナツメ「私も」

カスミ「さあ二人とも帰るわよ」

レッド「ヒカリちゃん、俺たちは出ないけどカスミが出てくれるって」

カスミ「はぁ!?何言ってんのよ」

ヒカリ「ほんとですか!カスミさん」

カスミ「い、いやカスミでいいわよ…」

ヒカリ「じゃあカスミで、いや~よかったこれだけ用意して無駄になるとこだった」

ヒカリ「じゃあもうすぐ始まりますから早く着替えて」

カスミ「えっ私出るなんてまだ言ってな…」


756以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:30:38.789xKot4MK0 (9/14)

ヒカリ「ドレスアップ完了~」

カスミ「まだ何にも言ってないんだけど…」

レッド「かわいい」

カスミ「えっ…そ、そうかしら//」

レッド「ナツメ」

カスミ「……」イラッ

ナツメ「ありがとう、レッドもかっこいい」

カスミ「レッド!」ガシッ

ナツメ「カスミ!レッドに何すんのよ!」

カスミ「私はどうなのよ!」

レッド「あー、うん、いいんじゃない」

カスミ「……」ポカッ

レッド「いてっ」


757以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:31:37.139xKot4MK0 (10/14)

ナツメ「カスミあんたいい加減にしなさいよ」

カスミ「ふんっだ、こうなったら絶対優勝してやるから見てなさいよ!」

レッド「まあ…がんばれ」

カスミ「……」ムカッ

カスミ「ヒカリ!」

ヒカリ「はいっ」

カスミ「ポケモンコンテストって何すんの!」

ヒカリ「えっ」

レッド「優勝は厳しいんじゃないかな…」


758以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:32:03.699xKot4MK0 (11/14)

カスミ「レッドのやつみてなさいよ…」メラメラ

レッド「?」

ヒカリ「カ、カスミ…話聞いてる?」

カスミ「えっ、あ、うん聞いてるよ」

ナツメ「じゃあ今何言ってたか言ってみてよ」

カスミ「カ、カスミ…話聞いてる?」

ヒカリ「できればその前がいいな…」

カスミ「それは知らない」

ヒカリ「……」ガクッ

レッド「これは無理そうだな、なあヒカリちゃん、今回注目の出場してる人っ誰?」

ヒカリ「そうですね…えーと」

カスミ「私よ!!!」


759以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:37:48.989xKot4MK0 (12/14)

レッド「あーカスミか…ははっ」

カスミ「何がおかしいのよ」ギニニ

レッド「いててて、つねんなよ」

ナツメ「あなた、いい加減にしなさいよ」

カスミ「何か?」

ナツメ「私がその気になればあなたをステージ上で大恥かかすことなんて簡単なんだからね」

カスミ「そ、そんなの出場しなきゃいいだけじゃない」

ヒカリ「カスミのはもう登録したから」

カスミ「……」

レッド「ま、応援してるからがんばれ」

カスミ「はぁ…」


760以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:48:10.129xKot4MK0 (13/14)

ゲン「さあ!ポケモンコンテストヨスガ大会!」

ゲン「司会はおなじみこの私ゲンだ!」

レッド「あいつって結局何がしたいんだ…」

ゲン「そして審査員はポケモンコンテスト事務局長ヒカリさん、ヨスガジムリーダーメリッサさん、そしてヨスガシティのジョーイさんだ!」

ゲン「ではさっそくいくぞ!一次審査はポケモンのアピールだ!」

レッド「ところであいつって司会ならなんでもやってんのかな」

ナツメ「さ、さあ…これで他の大会の司会とかやってたらお笑いじゃないの」


761以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/21(水) 23:56:38.069xKot4MK0 (14/14)

ゲン「さあどんどんいくぞ!つづいてはカスミさんだ!」

カスミ「みてなさいよレッド、ナツメ…」

カスミ「出るからには必ず優勝してみせる」

カスミ「あ、あそこにいるのね、雰囲気ですぐわかる」

ゲン「あの、どうしましたか?」

カスミ「あっはいはい、始めますよ」

カスミ「行け、My Steady!」

スターミー「ジモトッテドコダヨ」

カスミ「スターミー、冷凍ビーム!」

ゲン「おおっこれは美しい!」


762以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:01:54.65MFkt4bcF0 (1/17)

カスミ「ふふっどう?レッド、ナツメ」チラッ

レッド「ナツメの肌柔らかいな」ぷにっ

ナツメ「もうレッドったら」

カスミ(なんで見てないんだよ!!!)

カスミ「スターミー!ハイドロポンプ!」

スターミー「Starmie」

レッド「ぶぶっ」

ナツメ「レッド!」

レッド「うへぇ…」ビショビショ

カスミ「あらあら、ごめんあそばせ」

ナツメ「カスミ…」イライラ


763以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:06:41.04MFkt4bcF0 (2/17)

ゲン「これにて一次審査終了、二次審査進出はこいつらだ!」

レッド「あっカスミが入ってる」

ナツメ「二次審査で恥かかしてあげるわ…」

レッド「い、いや、いいよ…」

ナツメ「でもあなたがこんな目にあわされたのよ」

レッド「カスミを無理やり出場させちゃったわけだし、これぐらい平気だよ」

レッド「だからね」

ナツメ「うん…あなたが言うんだったら…」

レッド「よかった」


764以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:16:15.40MFkt4bcF0 (3/17)

ゲン「二次審査はコンテストバトルだ!」

ナツメ「コンテストバトル…?」

レッド「えーとそれは…」

ヒカリ「魅せることを主体としたバトルです」

レッド「ヒカリちゃん、なんでここに」

ナツメ「審査員席にいたんじゃないの?」

ヒカリ「それなら私のユキメノコが代わりに座ってるんで大丈夫です」

ナツメ「それは無理があると思う」

ヒカリ「でももう決勝ですし」

レッド「決勝だからいいってことないだろ」

ヒカリ「今のコンテストでは私が一番偉いんで私がルールです」

レッド「……」

ナツメ「あっみて、カスミが決勝まで残ってる」


765以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:21:25.70MFkt4bcF0 (4/17)

ゲン「タイムアップ!勝ったのは…」

ゲン「カスミさんだー!」

ナツメ「うそ…」

レッド「カスミが優勝した」

ヒカリ「ここまでとは私も思ってませんでした…」

ナツメ「ねえ、リボンを渡すとこまでユキメノコにやらすの?」

ヒカリ「私の代わりですから」

レッド「ていうか、なんで誰もつっこまないの?」


766以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:25:10.29MFkt4bcF0 (5/17)

カスミ「へへーん、どう?」

レッド「どうって…」

カスミ「リボンよ、リボン!」

レッド「あー、うん」

ヒカリ「カスミ、すごいです!才能ありますよ!」

カスミ「…そ、そう?」

ヒカリ「初出場で優勝なんて、なかなかできないよ」

カスミ「そんなに言われるとうれしいな」

レッド「今のうちに」

ナツメ「ええ」

レッド「次いこ」


767以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:32:50.83MFkt4bcF0 (6/17)

カスミ「わかった?これが私の…」

カスミ「あれ?レッドとナツメは!?」

ヒカリ「え、お二人なら…あれ?」

カスミ「あいつらー!逃げやがった!」

ヒカリ「まだそんな遠くに行ってませんよ」

ヒカリ「それより、本格的にコンテストやってみない?」

カスミ「えっ…あー」

ヒカリ「ねっ」

カスミ「か、考えとくわ」


768以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:46:18.29MFkt4bcF0 (7/17)

ナツメ「まさかカスミが優勝するとはね」

レッド「ほんと、あのままいたら、勢いでどうなってたことか」

レッド「さて次は」

グリーン「カントーに戻るんだろ」

レッド「またか…」

エリカ「またかではありません、あなたたちが帰るまで続くんですよ」

レッド「やめてくれよ」

ナツメ「あっそうだ、レッド…」ゴニョゴニョ

レッド「そうか、それがあった」

レッド「なあグリーン」

グリーン「なんだ」

レッド「結局エリカとブルーのどっち?」

エリカ「そういえば聞いてませんでしたね」

グリーン「うっ…それは…」

レッド「わかった、ブルーにはグリーンがエリカのことが好きだって言っておく」

グリーン「待って待って」


769以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:52:02.06MFkt4bcF0 (8/17)

エリカ「それはうれしいですわね」

グリーン「いや、その」

エリカ「違うんですか?」

グリーン「違うこともないけど違うような」

ナツメ「はっきりしなさいよ」

グリーン「一番はっきりしたいのは俺なんだけど…」

レッド「……」

レッド「グリーン、お前に話がある」

グリーン「話?」

レッド「そう、こっちきて」ゴニョゴニョ


770以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 00:54:54.35MFkt4bcF0 (9/17)

レッド「どうだ?」

グリーン「どうだって言われても、お前ふざけてんのか?」

レッド「ふざけてない、俺はまじめだ」

レッド「これは俺じゃできない」

グリーン「なんでお前にできないんだよ、一番適任なのお前だろ」

レッド「いや、今のお前にちょうどいい」

エリカ「グリーンさん、なんの話ですか」

グリーン「ああそれが」

レッド「だめだ、人に言うな、自分で考えるんだ」

グリーン「……」


771以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 01:00:41.35MFkt4bcF0 (10/17)

クロガネシティ

レッド「もう真っ暗だ」

ナツメ「そうね」

ナツメ「ねえグリーンにした話って」

レッド「きっとあいつならやってくれると思うんだけど」

ナツメ「どうしてそう思ったの?」

レッド「なんとなく」

ナツメ「嘘ばっかり」

レッド「ばれたか」


772以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:27:56.56MFkt4bcF0 (11/17)

翌日

ナツメ「レッドおきて、ねえおきてよ、もう朝よ」

レッド「まだおはようのキスしてないからおきれない…」

ナツメ「もうしかたないな」チュッ

レッド「もっともっと」

ナツメ「次はレッドからしてよ」

レッド「うん」

ガシャーン

レッド「うわっ窓が」

エリカ「みつけましたわレッドさんナツメさん」

ナツメ「なんで窓から登場なのよ」


773以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:41:58.77MFkt4bcF0 (12/17)

レッド「エリカ、ちょっとしつこいぞ」

エリカ「今回はカントーに帰るために来たんじゃありません」

ナツメ「じゃあ何しにきたの?」

エリカ「その前に窓から風が入ってきて少し寒いので場所を変えましょう」

ナツメ「誰が窓あけたと思ってんのよ」

レッド「だいたいどうやって入ってきたんだよ、ここ最上階だぞ」

エリカ「私の跳躍力を甘くみないでください」

レッド「……」

ナツメ「ま、まあ、場所移動しましょうか」


774以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:42:39.46MFkt4bcF0 (13/17)

エリカ「ふう、おなかいっぱいですわ」

ナツメ「食べ過ぎじゃないのかしら…」

レッド「誰の金だと思ってんだよ」

レッド「それで何しにきたの?」

エリカ「昨日グリーンさんが突然いなくなったんです」

エリカ「レッドさんに何か言われたあとにしばらく旅に出るって書いた紙をおいていったんです」

エリカ「レッドさん、グリーンさんに何を言ったんですか」

レッド「そうか、じゃあグリーンはやってくれるんだ…」

エリカ「やっぱりレッドさんがグリーンさんに何かしたんですね」

レッド「まあ原因は俺だな」

レッド「グリーンがどっか行っちゃったから俺たちが今すぐ帰るってわけにはいかないな」

レッド「それじゃあ俺たちは旅行つづけるから、みんなにも邪魔しないように言ってくれ」


775以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:43:15.17MFkt4bcF0 (14/17)

エリカ「グリーンさんは無事なんですか」

レッド「んーたぶん」

エリカ「たぶんじゃダメですよ」

レッド「きっと大丈夫」

エリカ「そう…ですか…」

レッド「そうそう、じゃあエリカもみんなのとこ戻って」

エリカ「…では、私はこれで」

レッド「うん、帰るときには知らせるから」

エリカ「あ、レッドさん」

レッド「なに?」

エリカ「窓代おねがいします」

レッド「……」


776以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:43:56.59MFkt4bcF0 (15/17)

レッド「エリカもグリーンがいないとさびしいのかな」

ナツメ「それもあるけど、ちょっと違うかな」

レッド「何が違うの?」

ナツメ「それは」

男「あのすいません、レッドさんですか?」

レッド「え?はいそうですけど」

男「窓の弁償の件なんですけど」

レッド「エリカがやったのにな…」

ナツメ「しかたないわよ」

男「あなたがレッドさんですね、窓の弁償をしてもらいに来ました」

男「おい、こっちが先だ」

男「何言ってんだ俺の方が先だ!」

レッド「何枚割ったんだよ…」


777以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:44:31.10MFkt4bcF0 (16/17)

カスミ「エリカどこ行ってたの?」

エリカ「レッドさんとナツメさんのとこですよ」

タケシ「だが今あの二人を説得できたとしてもグリーンがいないぞ」

カスミ「グリーンならいいじゃない、はやくあの二人を説得して帰りましょ」

タケシ「それは少し厳しいな」

カスミ「どうしてよ」

タケシ「俺たちのホテル代は全てグリーンだ」

タケシ「あいつが戻ってこないとここの金が払えん」

カスミ「そういや…」

エリカ「仕方ありませんね、グリーンさんが戻ってくるまでとりあえず待ちましょう」

エリカ「カツラさんたちには私から言っておきます」

タケシ「いや、やっぱり一度みんなで話た方がいいんじゃないか」


778以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/22(木) 23:45:17.76MFkt4bcF0 (17/17)

カツラ「なるほど…で、グリーンには連絡はとれんのか?」

タケシ「それがモンスターボール以外の荷物を全ておいていってるようで」

マチス「まったく、グリーンも何を考えてるんだカ」

カスミ「そうよ、こっちの迷惑も考えてほしいわ」

カツラ「とにかく今はグリーンを探す方を優先しよう」

カツラ「グリーンがいないとレッドたちを説得できても帰ることができんからな」

タケシ「どうやって探すんですか」

カツラ「グリーンの捜索は」

エリカ「私が行きますわ」

カツラ「おお、行ってくれるのか、じゃあレッドたちの方は」

アンズ「それは私に任せてください」

カツラ「うむ、では他のみんなは二人に協力するという形で」


779以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:02:02.14x0Zd/mSc0 (1/6)

数日後・コトブキシティ

レッド「でけぇ街だな」

ナツメ「どこの地方にもこれぐらいの都市はあるものなのね」

レッド「これだけ広いといろいろ見るとこがありそうだな」

ナツメ「まずはどこ行くの?」

レッド「よし、そうだな」

レッド「……」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「とりあえず歩きまわろうか」

ナツメ「調べてなかったの?」

レッド「途中までしか調べてなかったから…」


780以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:15:23.83x0Zd/mSc0 (2/6)

ナツメ「ここ大きい建物が多いけど、これは特に大きいわね」

レッド「ポケッチカンパニーだな」

レッド「せっかくだし買っていこうか」

ドンッ

ジュン「っつ、なんだってんだよー」

レッド「あ、悪い悪い」

ジュン「あっレッドさん!」

レッド「お前は…誰?」

ジュン「俺ですよ俺!ジュンですよ!」

レッド「知ってる?」

ナツメ「…ごめんなさい、知らないわ」

ジュン「またまた~」

レッド「どつくぞ」

ジュン「すいません」


781以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:22:26.87x0Zd/mSc0 (3/6)

ジュン「それよりほんとに俺のこと忘れたんですか」

レッド「いや、忘れたじゃなくて知らないって」

ジュン「ほら、PWTのときにコウキとかと一緒にいたじゃないですか」

レッド「あーそういやコウキってどうしたの?」

ジュン「コウキならさらなる女王様を探すとか言ってジョウトに行きましたよ」

レッド「ふーん、ジョウトに行ったのか」

ジュン「じゃなくて!なんでコウキは覚えてるのに俺のこと忘れてるんすか!」

レッド「わかんない」

ジュン「まじすか…」

ナツメ「ねえそれよりポケッチってどれぐらいの値段なの?」

ジュン「それは型によりますよ…ちなみにおすすめはこの前出たばかりの最新型です…」

レッド「この前出たばかりのがあるのか、じゃあそれにしようか」

ナツメ「そうね」

ジュン「俺のことマジで覚えてないんだ…」


782以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:28:29.03x0Zd/mSc0 (4/6)

ゲン「いらっしゃいませー」

レッド「まちがえましたー」

ゲン「待ってまって、何も間違えてないじゃないか」

レッド「お前は何をやってんだよ」

ゲン「あまりにもニートニートといわれるんでね、こうして働いてるんだ」

ナツメ「司会やってたんじゃないの?」

ゲン「僕は頼まれたらなんでもやるのさ」

ゲン「それよりポケッチを買いにきたんだろ、好きなの選ぶといいよ」

レッド「じゃあナツメどれがいい?」

ナツメ「あなたと同じのがいい」

レッド「俺もナツメと同じがいいな」

ゲン「これなんかどうかな?うんこれにしよう、じゃあレジ通すね」

レッド「選ばせろよ」


783以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:39:09.53x0Zd/mSc0 (5/6)

レッド「で、お前よく見たらそれ一番古いやつじゃねえか」

レッド「どうせなら最新型くれよ」

ゲン「あーい」

レッド「てんちょー、この店員が態度悪いんですけどー」

ゲン「待って待って、そんなこと言われたらまた給料下げられちゃうよ」

ナツメ「またってことは前にも何かしたのね」

ゲン「ああ、ムカつく客だったから波導弾をうちこんでやった」

レッド「最低な店員だ」

ゲン「自分を空手大王とかいう変なやつだったよ」

レッド「どこかできいたことあるな」

ナツメ「ええ」


784以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/23(金) 00:49:27.24x0Zd/mSc0 (6/6)

レッド「なんとか最新型買えたな」

ナツメ「ええ」

レッド「それにしても空手大王か…」

レッド「俺あんまりあいつに会いたくないな」

ナツメ「そんなこといったら私の方が会いたくないわよ」

ナツメ「実は修行に出たっなったとき少しうれしかったぐらいだもん」

レッド「あ、そういやあそこあんまり仲よくなかったな」

ナツメ「そうなの、どっちがジムになるかってずっと争ってたの」

レッド「でもニートの話だと昨日って言ってたから近くにいるかも…」

ナツメ「それは絶対嫌だわ…」


785以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:06:22.60Uk8yYrOz0 (1/15)

ナツメ「空手大王空手大王…よかったいない」

レッド「ナツメ、そんなにキョロキョロしてたら楽しめないよ」

ナツメ「でも、あの人だけは嫌なのよね…」

レッド「もしいたら無視したらいいじゃないか」

ナツメ「でもなんかね…」

空手大王「あのすいません」

レッド「はい…げっ」

空手大王「どうしました?」

レッド「い、いや何も」

空手大王「君そんな帽子深くかぶって前見えてるの?」

空手大王「それに隣の彼女も後ろに隠れて、俺そんなに怖いかな」

ナツメ「い、いえ、そんなことないです」

レッド「それで何か用でしょうか?」


786以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:06:58.65Uk8yYrOz0 (2/15)

空手大王「いやあ、シンオウに修行に来たはいいけど道がまったくわからなくてね」

空手大王「グローバルターミナルってどこにあるか知ってる?」

レッド「いや、俺たちは旅行でシンオウに来て、ここにもさっき来たばっかなんでわかんないですね」

空手大王「はあ、そうですか」

空手大王「旅行ってどこから来たの?」

ナツメ(うっとおしいな…)

レッド「カントーです」

空手大王「へえカントーなんだ、実は俺もカントーでね」

ナツメ「ちょっとレッド、なんで答えるのよ、ややこしくなっちゃうじゃない」ひそひそ

レッド「あっそうか…」

空手大王「ん?今レッドって言った?」

レッド「い、いやカントーって言ったからこんなところで修行だなんて、あなたがレッドって人かなーって」

ナツメ(無理やりすぎる…)


787以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:07:32.33Uk8yYrOz0 (3/15)

空手大王「いや、違うよ」

空手大王「レッド…早くみつけねばな」

レッド「へ、へえーレッドって人探してるんですか、何かあったんですか」

ナツメ「これ以上話を続けようとしないでよ」ヒソヒソ

レッド「しまった…」

空手大王「おお、よくぞ聞いてくれた!」

空手大王「話も少し長くなるし、どこかないかな…」

レッド「あ、あの俺たち急いでるんで」

空手大王「おっあんなとこにレストランがある、あそこに入ろう」

レッド「い、いやだから」

空手大王「遠慮することはない、俺が全ておごるから」

レッド「そういうことじゃなくて」

空手大王「話を聞いてくれるなんてやさしいじゃないか」


788以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:08:14.41Uk8yYrOz0 (4/15)

空手大王「ヤマブキシティには知ってるかもしれないが2つのジムがあった」

レッド「勝手に話だしちゃったよ…」

空手大王「だが同じ街に二つもジムがあると少し面倒でな」

空手大王「バトルして勝った方が正式なジムになることになった」

ナツメ「あ…あの、その話知ってるんですけど…」

空手大王「何!?この話を知ってるとはまさか」

ナツメ「い、いえ私もヤマブキシティに住んでるんでお母さんから聞いたんです」

空手大王「なんだそういうことか」

空手大王「知ってるなら話は早い、俺が倒したいのはまず今ジムリーダーをしているナツメだ」

ナツメ「やめた方が…」

空手大王「いやいや、勝算はある、それにもう一人倒したいやつがおるのだ」

空手大王「あれはまさに我が空手道場にトドメをさされたようなものだ」

空手大王「それがレッドというやつだ!」


789以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:09:00.63Uk8yYrOz0 (5/15)

レッド「なんかめんどくさいな…」ボソッ

空手大王「なにか言ったかな?」

レッド「いえ、なにも」

空手大王「といっても今は少年という年でもないだろうが」

空手大王「我が空手道場があのような少年少女に負けたままでいいのだろうか!いや、よくない!」

空手大王「そう!俺はあの二人を倒すために修行に出たのだ」

空手大王「いろいろな地方をまわり修行を続けてきた」

空手大王「そしてシンオウPWTに二人が出てると聞いてとんできたはいいが、大会はもう終わってしまったらしい」

レッド「どんだけ情報遅いんだよ…」

空手大王「そういえば君のその帽子、レッドがかぶってたのとそっくりだ」

レッド「い、いや…えーと、普通に売ってる帽子ですからねー」

空手大王「でもそんな帽子、どこの店でも見たことがない」

ナツメ「ちゃんと探してないんじゃないですか?」

空手大王「うーん、それより二人ともどこかで会ったことがある?」


790以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:09:43.49Uk8yYrOz0 (6/15)

レッド「そんなこと」

ナツメ「きっとあれですよ、ほら昔ヤマブキにいたんですよね、私もいたんで」

空手大王「あーそうか」

ナツメ「も、もういいですよね、私たちこの後も予定があるんで」

空手大王「ああ、予定くずしちゃって悪かったね」

空手大王「そういや今のナツメってどんなのかわかる?」

ナツメ「えっとなんていえばいいかな…」

レッド「最高!」

ナツメ「えっ」

レッド「もうめちゃくちゃ可愛くて、きれいでやさしいし、あーもう言いきれないぐらいいいとこがあるな…とにかく一瞬たりとも離れたくない!」

空手大王「ん?」

レッド「え?」

空手大王「それはおかしいな」


791以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:10:23.82Uk8yYrOz0 (7/15)

空手大王「ナツメとは一瞬たりとも離れたくない…」

空手大王「だったらそのくっついてる女が…ヤマブキのナツメ!」

レッド「げっ」

ナツメ「ちょ、ちょっと違う!私もヤマブキに住んでるナツメで」

ナツメ「たまたま同じ名前なんですよねー」

空手大王「そんなわけあるかー!男の方『げっ』って言ったぞ!」

空手大王「なんか似てると思った、服装とかは全然違うけど髪や雰囲気がナツメそのものだ」

ナツメ「私ージムリーダーのナツメさんに憧れててー」

空手大王「そのようなことに騙されんぞ!ナツメ勝負だ!」

ナツメ「結局バレちゃったじゃないの」

レッド「俺のせいだ、ごめん」

ナツメ「謝らなくていいの、あなたは私をほめてくれただけだし」

空手大王「こっちから行くぞ!エビワラー、マッハパンチ!」


792以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:11:01.22Uk8yYrOz0 (8/15)

レッド「攻撃してきやがった」

ナツメ「危ないわ、逃げましょ」

レッド「よし」

空手大王「逃がすな!エビワラー炎のパンチ!」

レッド「あちゃちゃちゃ!」

ナツメ「私のレッドに何してくれんのよ!」

空手大王「レッドだと」

ナツメ「あ…」

空手大王「やはりお前がレッドだな!」

レッド「違うよボクミッ●ーマウスだよ、ハハッ」(裏声)

空手大王「エビワラー、マッハパンチだ!」

レッド「ちょっと待てー!軽いボケだろ!」

ナツメ「エーフィ、サイコキネシスよ」

エーフィ「スピードスター」

空手大王「やっと戦う気になったか」

ナツメ「レッドを傷つけた罪は重いわよ…」


793以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:11:31.58Uk8yYrOz0 (9/15)

空手大王「いくぞ!お前の対策は完璧だ!」

空手大王「ゆけいっズルズキン!」

レッド「ナツメ戦うの?」

ナツメ「当然よ、あなたを攻撃したことを後悔させてあげるんだから」

ナツメ「エーフィ、スピードスターよ」

空手大王「全て弾き落とせ!」

空手大王「そして噛み砕く!」

ズルズキン「ガブリッ」

エーフィ「キャー」

ナツメ「ああ!エーフィ、しっかりして」

空手大王「ふはははは!どうだナツメ!」

空手大王「これで俺が勝ったらヤマブキのジムは我が格闘タイプのジムになるのだ!」

レッド「お前ふざけてんのか!」

ナツメ「いいわ、私に勝てたらの話だけど」

レッド「え、いいの?」

ナツメ「負けないからいいの」


794以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:13:51.25Uk8yYrOz0 (10/15)

ナツメ「エーフィ、瞑想よ」

空手大王「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

空手大王「もう一度噛み砕け!」

ナツメ「スピードスターよ」

空手大王「弾き飛ばせぇ!」

ズルズキン「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ」

エーフィ「グワー」

ナツメ「バトンタッチ!いってエルレイド!」

ナツメ「インファイトよ」

エルレイド「アタタタタタ!!」

ズルズキン「イテェ」ばたっ

空手大王「一撃だとぉ!?」

ナツメ「格闘タイプでも私の方が強いみたいね」


795以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:20:52.65Uk8yYrOz0 (11/15)

空手大王「そんなわけあるか!」

空手大王「いけ!サワムラー!エビワラー!カイリキー!」

レッド「3対1なんて卑怯だ」

ナツメ「問題ないわよ、フーディンあなたもいって」

空手大王「いけぇぇぇぇぇ!」

ナツメ「フーディンはサイコキネシス、エルレイドはサイコカッター!」

ドーン

ナツメ「勝っちー」

レッド「やったやった、ナツメすごいよ」

ナツメ「ありがと」

空手大王「くっ…チクショー‼‼!」

ナツメ「逃げた」

レッド「時間無駄にしたな」


796以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:32:20.41Uk8yYrOz0 (12/15)

2週間後

アンズ「もしもしアンズですけど」

カスミ「はいはーい、こちらカスミ―」

アンズ「とりあえず報告しますね、お二人はソノオタウンについてこれまた人目を気にせずにイチャついてます」

カスミ「あいかわらずね…」

アンズ「数字で言うと、レッドさんからのキスが234回、ナツメさんからが209回、二人同時にやったのが98回、夜の」

カスミ「そんなこといいのよ、というよりよく数えてたわね」

カスミ「そうじゃなくて帰る気配は?」

アンズ「まったく」

アンズ「そっちはどうですか?」

カスミ「グリーンでしょ、ぜんっぜん帰ってきそうにない、エリカもちょっと疲れてるみたいだし」

アンズ「そうですか、あっお二人が移動し始めたのでこれで」


797以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:41:11.38Uk8yYrOz0 (13/15)

ナツメ「どんなポケモンが来るのかしらね」

レッド「このミツって決まったポケモンしかよってこないなんてなー」

レッド「こんな甘いのに」

ナツメ「甘いのにってあなたなめたの?」

レッド「うん、甘いよほら」

ナツメ「あら本当」

ナツメ「でもこれってポケモン用じゃ…」

レッド「でも木にぬったのに何にもよってこないし…」

ナツメ「まだ塗ったばかりだからね」

レッド「うん…」ぺろぺろ


798以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:50:04.20Uk8yYrOz0 (14/15)

レッド「来なーい」

ナツメ「スースー…」

レッド「ナツメ?」

レッド「寝ちゃったか」

レッド「……」ぷに

レッド「柔らかいほっぺ」

レッド「……」ぷにぷに

レッド「俺も寝ようかな」ぷにぷにぷに

レッド「おやすみ」チュッ

レッド「……」zzz

アンズ「もしもしアンズですけど…お二人花畑で寝ちゃいました」

カスミ「ほっときなさい」


799以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/25(日) 23:57:44.84Uk8yYrOz0 (15/15)

ナツメ「うーん…あっ寝ちゃってた」

ナツメ「レッド?」

レッド「……」zzz

ナツメ「ふふっ、この寝顔からはとても強いトレーナーとは思えないわね」

ナツメ「ほっぺたもやわらかいし」ぷにー

ナツメ「気持ちよさそうに寝てるし、もう少しこのままにしておきましょ」

レッド「なつめ…」ぎゅっ

レッド「だいすき…」zzz

ナツメ「ふふっ」チュッ


800以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/26(月) 00:03:09.410eXJ8mvA0 (1/1)

ナツメ「あっもうこんな時間!」

ナツメ「また寝ちゃったなんて…」

ナツメ「おきてレッド」ゆさゆさ

レッド「む…」

ナツメ「もう夕方よ」

レッド「…ええっ、こんな寝ちゃってたのか」

レッド「でも木には何も…」

レッド「いや、ミツがなくなってるな」

ナツメ「そうなの、ごめんなさい私寝ちゃってて」

レッド「いやいや俺の方が長く寝てたし」

レッド「気にすることないよ」



空手大王「ぺろぺろ、このミツとても甘いな、木に塗るなんてもったいない」


801以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:19:01.63xXkt7k8+0 (1/23)



レッド「あんまきれいな宿じゃないけど、部屋ごとに温泉がついてるっていいな」

ナツメ「ソノオタウンって温泉が有名なの?」

レッド「さあ、たぶん違うと思うけどいいじゃんか」

レッド「そうじゃないとナツメと一緒に入れないし、混浴があっても…ナツメの肌を他のやつらに見せるなんてありえねえ!」

ナツメ「いや、服装変わったから前より見えてるんだけどね」

レッド「それと他のやつが一緒に入ってるのも気にいらん!」

ナツメ「落ち着いてよ、そんなことはここじゃないんだし」

レッド「まあ…そうだな」

ナツメ「そうよ、さあ温泉入りましょ」

アンズ「私まで寝ちゃってたなんてなんたる不覚」

アンズ「でも見つけたからいいか」


802以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:19:31.11xXkt7k8+0 (2/23)

アンズ「どれどれ」

レッド「ナツメの肌すべすべ~」

ナツメ「もうレッドったら、ちゃんとあらってよ」

レッド「もちろんだよ」

アンズ「ぶぶっ」

レッド「なんか今物音しなかった?」

ナツメ「…気のせいじゃないの」

レッド「そうかなぁ」

ナツメ「そうよ、はい次は私があなたの背中を流す番ね」

レッド「うん」

アンズ「タ…タイミングが悪かった…」


803以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:20:03.45xXkt7k8+0 (3/23)

アンズ「い、いや…でもいつ戻るかわかんないから見とかないと…」

ナツメ「それっ」

レッド「おお、柔らかいなぁ」

ナツメ「こうしたら私の正面とあなたの背中を同時に洗えるでしょ」

アンズ「レッドさんとナツメさんはいつもこんなことを…」

レッド「よっと」

ナツメ「ちょっとぉ」

レッド「ほうふれば、おれのかおもきれいに」

ナツメ「もぉしかたないな」

アンズ「……//」


804以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:20:31.52xXkt7k8+0 (4/23)

レッド「他のとこもきれいにしないと」

ナツメ「さっきから胸ばっかじゃない」

レッド「じゃあこっち」

ナツメ「あぁん、もう」

レッド「それそれ」

ナツメ「んもぉ…レッドのいじわる…」

レッド「ごめんごめん、やりすぎたかな」

ナツメ「じゃあこっちもお返しよ」

アンズ「これは…このまま見てていいのかな…」

アンズ「いや、でも…あーいやここは…」

アンズ「やっぱりこの流れは…」

レッド「温泉は気持ちいいな」

ナツメ「そうね」

アンズ「なんにもなかった…」


805以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:21:01.63xXkt7k8+0 (5/23)

レッド「そろそろ出る?」

ナツメ「そうね、もうそろそろ出ましょうか」

アンズ「や、やっと…見てるだけでこんなに体力つかうなんて」

レッド「風呂あがりに飲む木の実ジュースうまいな」

ナツメ「そうね、ソノオ限定なんだし、これもっと買っときましょ」

レッド「そうだな」

アンズ「当たり前のように間接キス…」

アンズ「心が折れそうです…」

アンズ「そして直接…」

アンズ「やっぱり今まで通り中までは見なきゃよかった」


806以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:21:32.77xXkt7k8+0 (6/23)

プルルルル ガチャ

カスミ「はいはーい」

アンズ「カスミさん、もう無理です」

カスミ「どうしたのよ」

アンズ「カスミさんが言うから中を見たら…」

カスミ「だから何なのよ」

アンズ「ちょっと心がもたないです」

カスミ「だから何があったのよ」

アンズ「お風呂であれなのに、このあとの寝るときになったりしたら…」

カスミ「おもしろそうじゃない、動画とってよ」

アンズ「え」

カスミ「動画」

アンズ「…いやー私どうも機械は」

カスミ「あんたの家にある巻物全部ビショビショにするわよ」

アンズ「あ、あれは先祖代々の大事なもので」

カスミ「じゃあお願いね」

アンズ「そんなぁ…」


807以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:22:03.23xXkt7k8+0 (7/23)

アンズ「何事もありませんように…」

アンズ「よかった、もう寝てるみたい」

レッド「寝れないなぁ…」

ナツメ「そうね」

レッド「ねえやろうよ」

ナツメ「今日はもうダメ」

レッド「えーお願い」

アンズ「よかった、何事もなくて済みそう」

ナツメ「ゲームは一日一時間よ」

レッド「次こそナツメに勝てるから」

ナツメ「あなたこの世界じゃ強いけどゲームは弱いもの」

アンズ「なんだゲームか」


808以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:22:33.65xXkt7k8+0 (8/23)

ナツメ「そう、ゲームはしないし、何にもないから出てきなさい」

レッド「しょうがないな」

ナツメ「それじゃないわよ」

ナツメ「アンズよ、そこにいるわ」

アンズ「バ、バレてたんですか」

レッド「アンズちゃん!?」

ナツメ「最近は来てなかったとおもったのに」

アンズ(よかった、近づいていないときはバレてない」

ナツメ「ずっとついてきたのね」

アンズ「えっ、あっ、いやぁー…はい」

ナツメ「そんなこといいわ、それより私許せないことがあるの」

アンズ「なんでしょうか…」


809以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:23:08.73xXkt7k8+0 (9/23)

ナツメ「あなた私たちがお風呂に入ってたとこも見てたわよね」

アンズ「うっ…はい」

ナツメ「それよ」

アンズ「すいません!カスミさんに中まで見てこいって言われたんです…」

ナツメ「つまり見たのよね」

アンズ「背中流してたところですか…」

ナツメ「そこもだけど、レッドの裸見たのよね…」

アンズ「えっ…」

ナツメ「見たのよね!」

アンズ「はいぃ…」

ナツメ「絶対に許さないわ…レッドの…レッドの…」


810以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:23:52.01xXkt7k8+0 (10/23)

レッド「ナツメ落ち着きなよ、いいじゃないかそれぐらい」

ナツメ「ダメよ!これに関しては生かして帰さないわ」

アンズ「ひええ…」

レッド「大丈夫だよ、そんなことないからさ」

ナツメ「あなたがよくても私がダメなの」

レッド「そこまで怒らなくても…」

ナツメ「じゃあ、もし私の裸をグリーンが見たらどうする?」

レッド「……」

レッド「グリーン…ぶっころす…」

レッド「おらぁ!グリーン出てこい!ぶっころしてやる!!」

ナツメ「た、例えばの話よ」


811以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:24:25.95xXkt7k8+0 (11/23)

レッド「グリーンこんにゃろー!!」

レッド「潰す!!!!!!!!」

ナツメ「だからたとえばだって、あっ…」ヘナ

レッド「うっ…」ヘニャヘニャ

アンズ「だ、大丈夫ですか!?」

レッド「アンズちゃん…俺とナツメくっつけてくれ…」

アンズ「くっつける?」

ナツメ「私たちこれじゃ動けないの…」

アンズ「そうなんですか」

アンズ(だからいっつもあんなにひっついてるのか)

アンズ「いや…このままなら私は生きて帰れるんじゃ…」ブツブツ

レッド「それは困るよ…」


812以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:25:02.26xXkt7k8+0 (12/23)

レッド「ね、頼むよ」

ナツメ「この状態でもあなたを人形にすることぐらいできるのよ…」

アンズ「ひっ人形に…」

アンズ「わかりました!」

レッド「助かったよ、ありがと」

ナツメ「ほんと、しぬとこだったわ」

ナツメ「まあ人形にするってのは冗談だったけどね」

アンズ「そ、それで私は助かるんでしょうか…」

レッド「考えすぎだよ、本当にそんなことするわけないじゃないか」

アンズ「よかった…」

ナツメ「でも次見たら本当に人形にするからね」

アンズ「冗談ですよね…?」

レッド「でも昔人形にされたとき…あれは怖かった…」

ナツメ「それは言わないでよ」

アンズ「……」ガクガク


813以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:25:36.11xXkt7k8+0 (13/23)

翌日

アンズ「カスミさん私もう無理です~」

カスミ「動画は?」

アンズ「えっ」

カスミ「動画よ動画」

アンズ「そのあと特になにもなかったんで」

カスミ「じゃあなんで戻ってきたのよ」

カスミ「せっかくおもしろそうなことになってんだからちゃんと撮ってきなさいよ」

アンズ「え~」

カスミ「ほら行った行った、私はいそがしいんだから」

アンズ「何もしてないじゃないですか…」

カスミ「ふっふっふ…これを見なさい!」

アンズ「いってきまーす」

カスミ「あっこら、見なさいよ」


814以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:26:11.14xXkt7k8+0 (14/23)

アンズ「ええー!もう出て行った!?」

アンズ「早く二人に追いつかないと…」

………

レッド「……」

ナツメ「ねえねえ」

レッド「なに?」

ナツメ「この森…なんだか見覚えがあるんだけど」

レッド「俺も」

ナツメ「やっぱりね、あと道に迷ったよね」

レッド「いや、どっちに行けばいいかわからないだけだよ」

ナツメ「……」

………

アンズ「あれ?もうハクタイシティについてると思ったのにどこにもいない」


815以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:26:45.48xXkt7k8+0 (15/23)

ナツメ「あっまたこの岩」

レッド「きっと似た岩だよ」

ナツメ「そうね」

レッド「そうだよ、これであんな感じの岩見るの何回目だって話だよ」

レッド「きっともうすぐ出口だよ」

ナツメ「あら?」

レッド「どしたの?」

ナツメ「この岩…」

レッド「似た岩似た岩」

レッド「そこまで言うんだったら目印でもつけたらいいじゃん」

レッド「これでよしっと、これで違う岩だってわかるだろ」


816以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:29:19.49xXkt7k8+0 (16/23)

ナツメ「レッド…」

レッド「俺たちと同じような目印つけたやつがいたようだな」

ナツメ「それはさすがに…」

レッド「…うん」

レッド「この森どうなってんだよ…」

ナツメ「私歩き疲れちゃった…」

レッド「ごめん、俺のせいで」

ナツメ「少し休みましょ」

レッド「そうだな」

レッド「ほんとどうなってんだ、この森…」

レッド「ブルーなら一生でれねえな…」


817以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:32:06.63xXkt7k8+0 (17/23)

3日後

アンズ「おかしい…この辺の街のどこにもいない…」

アンズ「まさかまだあの森に」

アンズ「まさかね」

アンズ「でも、そこまで」

アンズ「いやいやいや」

アンズ「あっ…やっぱり森にいたんだ…」

アンズ「でもなんかおかしいな」


818以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:34:36.85xXkt7k8+0 (18/23)

レッド「やっとか…」

ナツメ「ええ…」

レッド「……」

ナツメ「ねえ…こんなに迷ったのあなたのせいよ」

レッド「俺が!?」

ナツメ「そうよ、あなたがちゃんと調べもしないからじゃない」

レッド「そんなこと言ったらナツメだって、よくわかりもしないのにこっちだとか言って迷ったじゃないか」

ナツメ「何よ、私のせいにする気?」

レッド「俺は悪くない」

ナツメ「何よその態度」


819以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:38:24.97xXkt7k8+0 (19/23)

レッド「一番迷った原因はナツメじゃないか」

ナツメ「あなた、男でしょ」

レッド「だからなんだよ」

ナツメ「私のせいにするなんてどうかと思うわ」

レッド「それは関係ねえだろ」

ナツメ「じゃあ誰が悪いの」

レッド「ナツメだろ」

ナツメ「何でそうなるのよ」

レッド「当然だろ」

ナツメ「……」

レッド「……」

レッド「ふん」

ナツメ「レッドなんてもう知らないわ」


820以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:41:31.44xXkt7k8+0 (20/23)

レッド「ああ、そうか」

レッド「だったらもう俺もナツメなんてもう知らないね」

ナツメ「ふん…」

レッド「うぐっ…」ヘナヘナ

ナツメ「あ…」ヘニャヘニャ

レッド「はぁはぁ…」

ナツメ「し…しかたないわね…」

レッド「ああ…仕方なくだからな」


821以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:48:23.68xXkt7k8+0 (21/23)

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「おっうまそうなコロッケ」

ナツメ「あら、あの服いいわね」

レッド「おっと」

ナツメ「ちょっとどこに行こうとしてるのよ」

レッド「なんでそんなこと言わねえとダメなんだ、そっちこそどこに行こうとしてるんだよ」

ナツメ「それこそ言う必要はないわ」

ナツメ「私そっちには用はないから」

レッド「俺だってそっちに用はないな」

ナツメ「だからそっちに用はないって言ってるでしょ、こっちに来なさいよ」

レッド「なんで言うこと聞かなきゃだめなんだ、おかしいだろ」

ナツメ「私はこっちに行きたいの」

レッド「俺は行きたくない」

ナツメ「何よ」

レッド「何だよ」

アンズ「なんだか悪そうな雰囲気…」


822以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:55:00.29xXkt7k8+0 (22/23)

アンズ「ケンカはしてるのに手はつないだままという何ともおかしな状態」

アンズ「あの二人があんなににらみ合ってるなんて」

アンズ「これはただ事じゃなさそうですね…」

アンズ「そうだ変装してっと」

アンズ「これでどこからどうみても山男」

レッド「だから」

ナツメ「言ってもわからないようね」

アンズ「あのすいません」

レッド「何だよ」

アンズ「あの…」

ナツメ「ちょうどいいわ、どっちが悪いかアンズに決めてもらいましょ」

アンズ「えっ」

ナツメ「いつまでそのふざけた格好してるの」

アンズ「あっはい、すいません」

ナツメ「アンズ、聞いてちょうだい、このバカが」

レッド「アンズちゃん、聞いてくれよ、この分からず屋が」

アンズ(この二人がこんな言い方するなんて…)


823以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 23:58:28.35xXkt7k8+0 (23/23)

ナツメ「さあ、どっちが悪いの」

アンズ「えっと…その、ここはレッ」

レッド「……」ギロッ

アンズ「いや、それは冗談としてナ」

ナツメ「……」

アンズ「あーやっぱり、そのー…えーと」

レッド「どっちだよ」

アンズ「その二人とも悪いってのは…」

ナツメ「それはダメよ」

レッド「どっちかはっきり決めてくれよ」

アンズ「え…ええ~」


824以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:02:01.84mj3eCBgc0 (1/6)

アンズ「そのなんていうか、はい」

アンズ「自分たちで解決が一番かな~って」

アンズ「失礼します!」

ナツメ「あっ待ちなさい!」

レッド「おい、適当なこと言って逃げるんじゃない」

ナツメ「……」

レッド「……」

レッド「なんだよ」

ナツメ「ふん」


825以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:07:29.03mj3eCBgc0 (2/6)

アンズ「これは連絡をいれないと」

アンズ「もしもしアンズですけど」

カスミ「なぁ~に~?」

アンズ「その、レッドさんとナツメさんがケンカしてるんです」

カスミ「ケンカ~?何かの間違いじゃないの」

アンズ「間違いじゃないですよ、二人でにらみあってバカとか分からず屋とか言ってましたもん」

カスミ「…それはおもしろそうね」

カスミ「場所は?」

アンズ「ハクタイシティのお店の近くです」

カスミ「わかったすぐ行くわ」

エリカ「それは興味がありますね」

カスミ「エリカ…聞いてたの?」

エリカ「はい、それでは私は一足お先に」


826以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:13:10.21mj3eCBgc0 (3/6)

マチス「ふんふ~ん♪早くマイ!カー!でドライブしたいものネ」

マチス「でも、似たタイプのカーをレンタルできてラッキーネ」

エリカ「……」ダダダッ

マチス「ワオ…」

マチス「あんなにいそいでどこ行くつもりなのかネ…」

カスミ「マチス…ちょうどよかった車借りるわね」

マチス「えっ、あっちょっト」

カスミ「大丈夫、ちゃんと返すから」

マチス「そういう問題ジャ…」

カスミ「待ちなさいエリカ!」

カスミ「速っ…車でも追いつかないどころか、どんどん離されていく」

カスミ「なんて速さの走り…」


827以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:19:18.12mj3eCBgc0 (4/6)

アンズ「あっエリカさん」

エリカ「レッドさんとナツメさんはどこですか?」

アンズ「私ずっとここにいたんで、完全にはわからないですけどあっちに」

カスミ「やっとついた」

エリカ「ようやくご到着ですか」

カスミ「あんた速すぎんのよ、私120はだしてたわよ、それでも追い付かないなんて」

カスミ「それよりなんでちゃんと見てないのよ」

アンズ「だって私が移動するとどこ行けばいいかわからなくなると思って」

カスミ「はぁ…いいわ、早く二人を見つけましょ」


828以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:29:19.69mj3eCBgc0 (5/6)

数分後

アンズ「あっ」

エリカ「いましたか?」

アンズ「えっいや…」

………

レッド「ナツメ大好きだよ」チュッチュッ

ナツメ「私もよレッド」

ナツメ「ぜーったい離れたくないわ」ギュッ

レッド「おいおい飲み物がこぼれちゃうよ」

ナツメ「飲み物と私のどっちが大事?」

レッド「そんなのナツメに決まってんじゃんか」

………

アンズ(あれーなんであんなことに…)

アンズ「……」ゾクッ

アンズ「え…えーと、そのー」チラッ

カスミ「へー、あんな抱き合ったりキスしたりするのをケンカっていうんだー私知らなかったわ」

アンズ「いや、これは」

エリカ「私もケンカというから来てみれば、いつも以上に仲が良さそうですね…」パキッポキッ

アンズ「だから、その…」


829以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 00:33:42.57mj3eCBgc0 (6/6)

カスミ「時間損した」

エリカ「まったくですわ」

アンズ「ひいぃ、これ以上はご勘弁を…」

エリカ「安心してください、命まではとりませんから」

アンズ「よ、よかった…」

カスミ「さ、帰るわよ」

エリカ「帰りはのせてもらいますわ」

カスミ「ほらアンズも乗って」

アンズ「え、でも」

カスミ「あんなの当分帰りそうにないし、帰るときは連絡するって言ってたでしょ、もういいわよ」

アンズ「そうですか…」


830以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:19:09.51PwPPhSFz0 (1/22)

半年後

マチス「とんだナ…」

タケシ「ああ、シンオウでの暮らしにすっかり慣れてしまった」

タケシ「最近は化石掘りにはまってしまった、もうずっとやっている」

マチス「どうりでいないと思っタ」

タケシ「おまえも見てなかったけどな」

カスミ「ねえねえ見て見て!」

タケシ「ん、どうした?」

カスミ「じゃーん」

マチス「コンテストリボン、どこでひろってきたネ」

カスミ「失礼ね、ひろったんじゃなくて実力よ!」

タケシ「カスミが!?」

カスミ「そう、あんたたち二人はいつもいなかったし見せれなかったの」

カスミ「これで2週間後のグランドフェスティバルに出れるわ」

タケシ「本気かよ…」


831以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:19:45.76PwPPhSFz0 (2/22)

カスミ「もちろん本気よ、優勝してやるわ」

エリカ「あらあら、自分がジムリーダーってことお忘れですか?」

カスミ「エリカ、帰ってたのね」

エリカ「はい、ハクタイのナタネさんはやはりおもしろい方でしたわ」

アンズ「エリカさんは楽しくても私は大変だったんですよ…」

タケシ「何かあったのか?」

アンズ「はい、それが」

エリカ「今それを言う必要がありますか?」

アンズ「いえ、ありません!」

エリカ「それでいいんです」

アンズ「……」ガクガク

エリカ「それにしてもレッドさんからもグリーンさんからも連絡が来ないとは」


832以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:20:14.20PwPPhSFz0 (3/22)

槍の柱

グリーン「はぁ…はぁ…やった…」

グリーン「これで俺が本物のポケモンマスターに」

ゲンゾー「まあ候補だけどね」

グリーン「じゃあどうしたら」

ゲンゾー「でも、もうはやく誰かになってほしいから」

グリーン「じゃあ今すぐ」

ゲンゾー「それはちょっと無理」

ゲンゾー「なんかこう…期間があるんだよ、俺んときもあった」

グリーン「何の期間…」

ゲンゾー「それはわからん」

グリーン「なんじゃそれ」

ゲンゾー「そのうち合否判定の書いた手紙送るから、それで正式にポケモンマスターになる」

ゲンゾー「あ、そうそう、その期間中は異性と親しくしちゃダメだから」

グリーン「?」


833以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:20:53.99PwPPhSFz0 (4/22)

グリーン「よっ、ただいまー」

タケシ「グリーン、帰ってきたのか!」

グリーン「お前がいるってことはまだレッドたちは帰らねえのか」

タケシ「まあ、お前がいないって理由もあるけどな」

タケシ「おーい、グリーンが帰ってきたぞー」

マチス「おおっ、帰ってきたカ、グリーン」

グリーン「あれ、タケシとマチスしかいないのか?」

タケシ「ああ、もうみんなシンオウでいろいろやっててな、出かけてる」

グリーン「そうか」

マチス「それにしてもお前どこ行ってたんダ?」

グリーン「それは…秘密だ!」

タケシ「なんだお前」


834以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:21:30.21PwPPhSFz0 (5/22)

カスミ「あれ、なんだグリーン帰ってたの?」

グリーン「おお」

カスミ「今までどこ行ってたの?」

グリーン(あっ異性と親しくしちゃダメだったんだな、親しくってどれぐらいなんだろ…)

グリーン「……」

カスミ「何か言いなさいよ」

タケシ「秘密だと、いくら聞いても教えてくれないんだ」

カスミ「ふーん、どうせくだらないことなんだろうけど」

エリカ「グリーンさん、いつの戻られたんですか?」

グリーン「げっ…」

グリーン「……」コクコク

エリカ「うなずくだけじゃわかりませんよ」


835以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:22:07.86PwPPhSFz0 (6/22)

アンズ「たっ、たいへんですー!」げしっ

グリーン「ぐえっ」

アンズ「すいません!あれ、グリーンさん帰ってたんですか」

グリーン「そ…それよりはやくのいてくれ…」

アンズ「あっごめんなさい」

エリカ「アンズとは話すんですね、グリーンさん」

カスミ「どういうことよ」

グリーン「いやっこれは…」

タケシ「それより何が大変なんだ?」

アンズ「こ、これを見てください!」


836以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:22:44.80PwPPhSFz0 (7/22)

数分前・キッサキシティ

レッド「こうしてるとあったかいな」

ナツメ「もう、ちゃんと前見て歩いてよ」

レッド「見てるよ」

ナツメ「私の方ばっかりじゃない」

レッド「ナツメだって」

ナツメ「私はいいの」

レッド「しかたないなー」

レッド「あれ?何か忘れてるような…」

ナツメ「レッドも?そういえば私も」

レッド「なんだろ…」


837以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:23:30.77PwPPhSFz0 (8/22)

ポーター「どうも!シンオウ・ナウ!生放送です!」

リポーター「今回はキッサキシティのキッサキ神殿に来ております!」

リポーター「でも、キッサキジムリーダースズナさんがおなかがすいたと言ってどこかに行ってしまい入れないという事故がおこってます」

リポーター「さて困った…」

リポーター「ん?あれは!」

リポーター「ちょっとちょっとそこのお二人!」

レッド「え?俺たち?」

リポーター「そうそう、あなたたちはチャンピオンのレッドさんにジムリーダーのナツメさんのバカップル!」

レッド「誰がバカだ」

リポーター「シンオウ・ナウ!なんですけどインタビューさせてください」

レッド「ええ…いきなり」

ナツメ「それぐらいいいんじゃない?」

レッド「そうだな」


838以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:24:22.85PwPPhSFz0 (9/22)

リポーター「えっとまず、シンオウにはいつから?」

レッド「あれ、いつだっけ」

ナツメ「PWTのときからね」

レッド「そうそう」

リポーター「まさかずっとシンオウにいたんですか」

リポーター「もしかしてシンオウに引っ越してきたんですか」

レッド「違う違う、旅行だよ」

リポーター「ずいぶんと長い間…」

リポーター「じゃあ帰る予定は?」

レッド「それは2時間後のカントー行の船で」

リポーター「へぇー今日帰るんですか」


839以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:25:15.97PwPPhSFz0 (10/22)

グリーン「なにーーっ!!今日帰るだと!!!」

タケシ「しかもあと2時間しかないぞ」

カスミ「私のグランドフェスティバルが…」

マチス「問題ないネ、準備はできてるし、車で一足先に行ってるネ」

アンズ「ここからじゃキッサキシティに車でも2時間は無理ですよ」

マチス「ノー―!」

グリーン「俺のポケモンなら1時間あればキッサキにつく、みんな早く準備をするんだ」

タケシ「お前そんなに飛行ポケモンいたか?」

グリーン「そんなことはいいから」

カスミ「私の…グランドフェスティバル…」

エリカ「ではカスミだけシンオウに残るらしいので」

カスミ「帰るに決まってんでしょ!」


840以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:25:57.56PwPPhSFz0 (11/22)

1時間後

スズナ「あの、まだですか?」

リポーター「もうちょっとだけ待ってくださいね」

リポーター「それでお二人の出会いのきっかけは?」

レッド(疲れた…)

ナツメ(この人ずっとしゃべり続けてるけどいつになったらやめるのかしら)

レッド「それは俺が旅をしていたときにジムリーダーをしていたナツメが」

ナツメ「あー、そこから先はいいんじゃないの」

リポーター「えー、気になるじゃないですか」

ナツメ「いいの」

リポーター「あっそうですか、じゃあ次の質問」

レッド(さっきから、あっそうとかばっかで聞く気ないならやめてほしい)

レッド「あのさぁ、そろそろいいんじゃ…」

リポーター「あっ生放送ってこと忘れてた!」


841以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:26:48.25PwPPhSFz0 (12/22)

リポーター「すみません、ありがとうございました」

レッド「いえいえ」

レッド(やっと終わったよ)

リポーター「じゃあ最後の質問です」

レッド「まだあんのかよ」

リポーター「チャンピオンとジムリーダーとして最近各地のジムリーダーが失踪している事件についてどう思いますか?」

レッド「なにそれ?」

ナツメ「聞いたことないわ」

リポーター「ええっ知らないんですか!?」

スズナ「私知ってます、シンオウでもヒョウタさんがいなくなったって聞きました」

レッド「そうなの、まったく知らなかった」

リポーター「あっそう、ありがとーございましたー」


842以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:27:34.77PwPPhSFz0 (13/22)

レッド「やっと解放されたよ」

ナツメ「あのリポーターの人ずっと話続けてたわね」

レッド「ああ、あんな話続ける人見たことない」

レッド「さて、そろそろ船乗り場に行こうか」

ナツメ「ええ」

キラーン

レッド「ん、なんか光ったような」

グリーン「レッド!!」

ナツメ「あれは、グリーンね、他にもみんないるみたい」

レッド「てかこっちにむかってくるぞ」

ドカーン


843以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:28:06.03PwPPhSFz0 (14/22)

レッド「ナツメ大丈夫?」

ナツメ「うん、ありがとレッド」

レッド「おい、何すんだグリーン!」

グリーン「何すんだじゃねえだろ、帰るんだった連絡しろよ!」

レッド「えっしたよ」

タケシ「誰も連絡受けてないぞ」

ナツメ「レッドはちゃんと連絡したわよ」

エリカ「誰にしたんですか?」

レッド「ヅラさん」

一同「……」キョロキョロ

一同(いない!?)

タケシ「そういや最近全然見なかったぞ」

レッド「どこ行ったんだよ」

カツラ「ヅラじゃないカツラだ!!」


844以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:28:34.05PwPPhSFz0 (15/22)

グリーン「みんな船の上を見ろ!」

レッド「すでに船にのってるぞ、ていうかチケットもないのにどうやって乗ったんだ」

タケシ「とりあえず船に乗ろう」

レッド「じゃあ俺たちおみやげ買ってくるから、先乗っててくれ」

グリーン「お前がチケットもってんだから、先行っても意味ねえだろ!」

レッド「よし、じゃあちょっと待ってろ」

グリーン「おい、早くしろよ」

レッド「じゃあ、行こうかナツメ」

ナツメ「ええ」


845以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:29:20.68PwPPhSFz0 (16/22)

30分後

レッド「おまたせー」

タケシ「遅すぎだろ、30分かかって小袋一つだけかよ」

レッド「いやー悪い悪い、ナツメがあまりにも美しすぎて」

グリーン「理由になってねえよ」

レッド「わかってないな」

グリーン「なんだよ…」

レッド「わかった、教えてやる!」

レッド「ナツメが!世界で一番!可愛いってことなんだよ!」

グリーン「あああああー!!この俺様の名言をパクりやがったぁぁ!」

レッド「迷言の間違いだろ」

グリーン「なんだとぉぉ」

レッド「さて、船に乗るか」

グリーン「無視すんなぁぁ」


846以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:34:28.90PwPPhSFz0 (17/22)

レッド「それにしてもすでにヅラさん船に乗ってたとは」

カツラ「船の中でずっと」

レッド「それよりチケットもないのによく乗れましたね」

カツラ「船乗りの服装になったらカンタンに入れたんじゃ」

ナツメ「どこでそんなもの…」

カツラ「借りたんじゃ」

レッド「誰に?」

カツラ「まあ気絶してもらったがな」

ナツメ「その船乗りかわいそう…」


847以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:39:49.34PwPPhSFz0 (18/22)

カスミ「あー、やっとカントーに帰れるわー」

タケシ「グランドフェスティバルがーとか言ってたのにな」

カスミ「もう終わったことはいいの」

タケシ「まだ終わってないだろ、2週間後またシンオウに来たらいいじゃないか」

カスミ「そんなめんどうなことは嫌ー」

タケシ「おいおい、本当にあきらめるのか?」

カスミ「私はジムリーダー、半年もジムにいなかったんだからまたいないなんてことはダメなのよ」

マチス「あきらめんなヨ!」

カスミ「いいのよ」


848以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:43:08.40PwPPhSFz0 (19/22)

グリーン「……」

エリカ「グリーンさん」

グリーン「……」

エリカ「ねえ、グリーンさん、どうして話してくれないんですか?」

グリーン「……」

グリーン(何かこのまま話さないのも無理があるな…)

グリーン(親しくしちゃいけないのラインが本当にわかんねえ、どうしよ)

グリーン(こうなったら、逃げちゃえ)

エリカ「あっグリーンさん」

エリカ「どうしちゃったんでしょうか…」


849以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:49:02.17PwPPhSFz0 (20/22)

グリーン「はぁ…困ったな」

レッド「いたいた、お前そんな汗かいてどうした」

グリーン「おまえ、こうなることわかってて俺にポケモンマスターになって~とか言ってきたのか」

レッド「お前昔からなりたいって言ってたじゃんか」

グリーン「それはお前もだろ」

レッド「だって俺はナツメと離れるなんてありえないし」

グリーン「お前俺がどれだけ大変な目にあったかわかってんのか」

レッド「だいたい」

グリーン「だいたいってお前…俺女と話しちゃダメになっちゃったんだぞ」

レッド「なんで」

グリーン「それは知らない」


850以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:54:07.86PwPPhSFz0 (21/22)

レッド「早くカントーにつかないかな~」

ナツメ「さっき出たばっかりなんだから」

レッド「家だと思いっきりナツメに甘えられるからな」

グリーン「おい、俺の話終わらせんじゃねえよ」

レッド「まあ、さすがに俺の頼んだことだし、少し聞いてやるか」

グリーン「なんで上からなんだよ」

レッド「それは大変だな、まあがんばれ」

グリーン「なんも言ってねえよ」


851以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/30(金) 23:59:20.23PwPPhSFz0 (22/22)

レッド「あっクチバシティが見えた」

ナツメ「久しぶりにカントー地方に帰ってきたのね」

グリーン「もっとこう…俺の話とかあってもいいんじゃないのかな…」

レッド「なんだよグリーン、話なら聞いたじゃんかよ」

グリーン「カットされてんじゃねえか!」

ナツメ「グリーン、いいことあるって」

グリーン「なっ…」

レッド「あっナツメとも話せないのか」

レッド「まあでもナツメと話た瞬間許さねえけどな」

グリーン「なんで!?」


852以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 00:10:19.00lMf4O7nw0 (1/20)

クチバシティ

カスミ「んーっ久しぶりのカントーーー」

マチス「じゃあミーはジムに戻るネ」

マチス「みんなも早くジムに戻って仕事するネ」

カスミ「何よ自分はすぐそこだからって」

タケシ「まあ何にせよ、マチスの言うとおり早く戻った方がいいな」

エリカ「みなさん、グリーンさんを知りませんか?」

カスミ「見てないわよ、だいたいあいつ最近私と話してもくれないのよ」

アンズ「エリカさん、こっちにはいませんでした」

エリカ「そうですか、ありがとうございます」


853以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 00:15:39.39lMf4O7nw0 (2/20)

レッド「おい、どうしたんだ?」

エリカ「レッドさんナツメさん、グリーンさんを知りませんか?」

ナツメ「グリーンならもう帰ったわよ」

エリカ「そうですか…」

エリカ「……」

エリカ「では私も帰るとします」

タケシ「俺も帰るか」

カスミ「私も、じゃ、ばいばーい」

レッド「よし帰ろか」

ナツメ「ええ」


854以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:36:55.34lMf4O7nw0 (3/20)

レッド「久しぶりの家だー」

ナツメ「でもやっぱり半年もあけてると汚いわね…」

レッド「たしかにほこりだらけだな」

レッド「掃除しないと」

ナツメ「これけっこう時間かかりそうね」

レッド「しかたないよ」

ナツメ「じゃあ、ちゃっちゃとやって早く終わらせましょ」


855以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:37:32.14lMf4O7nw0 (4/20)

レッド「……」

ナツメ「~♪」

レッド(やっぱり抱き合いながらやると効率悪いな…)チラッ

ナツメ「ん、どうしたの?」

レッド「いやなんでもないよ」

レッド「……」バッ

ナツメ「きゃっ、ちょっとレッド、汚いよ」

レッド「ナツメは汚いことなんてないよ」

ナツメ「そうじゃなくて床よ」

レッド「だって~我慢できねえから…」

ナツメ「でも早く掃除しないと」


856以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:37:59.82lMf4O7nw0 (5/20)

プルルルル

ナツメ「電話なってるよ」

レッド「誰だろ」プチッ

レッド「続き続き」

ナツメ「もうレッドったら」

プルルルル

レッド「またか」プチッ

プルルルル プチッ

プルルルル プチッ

プルルルル プチッ

プルルルル

レッド「だーっもう!誰だよ!」

ナツメ「もうでたら?」

レッド「そうだな…なんか大事なことだといけないし」


857以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:38:34.07lMf4O7nw0 (6/20)

レッド「もしもし」

ユウキ「あっレッドさんやっとでた」

プチッ

ナツメ「誰だったの?」

レッド「間違い電話だよ」

プルルルル

ナツメ「嘘ね」

レッド「うん」

レッド「もしもし」

ユウキ「ひどいじゃないですか!急にきるなんて」

レッド「悪い悪い、ついうっかり」


858以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:39:26.49lMf4O7nw0 (7/20)

レッド「で、なんの用だよ」

ユウキ「今度俺たちカントーに行くことになったんですけど、そん時にレッドさんのとこ行っていいですか?」

レッド「ん?勝手にしろよ」

ユウキ「ありがとございまーす」

レッド「そんだけ?きるぞ」

ユウキ「はい」

プチッ

ナツメ「なんだったの?」

レッド「あれ、なんだったけ…忘れちゃった」

ナツメ「大事なことだったらどうするのよ」

レッド「いや、わりとどうでもいいことだったような…」


859以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:40:02.59lMf4O7nw0 (8/20)

1週間後

ピンポーン

レッド「グー…グー…」

ナツメ「スー…スー…」

ピンポーン ピンポーン

レッド「グー…グー…」

ナツメ「…ん」

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

ナツメ「だぁれ?こんな朝早く…」

ナツメ「れっど…れっど…」ゆさゆさ

レッド「グー…」

ナツメ「まあいいか…スー…スー…」

ピンポーン ピンポーン 


860以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:40:46.79lMf4O7nw0 (9/20)

1時間後

レッド「グー…グー…」

ナツメ「スー…スー…」

ピピピピピピピピピピピピピピピンポーン

ユウキ「はぁはぁ…」

ハルカ「もうやめなよ、いないんじゃないの?」

ユウキ「きっといるはず!」

ハルカ「こんだけならしてもいないのに?」

ユウキ「しかたないな、いけっキノガッサ」

ハルカ「どうする気よ」

ユウキ「家に行くって言ったから中に入ってても問題ないだろ」

ハルカ「いいわけないでしょ、というよりドア破壊する気でしょ」

ユウキ「さすがハルカ、俺のことはなんでもわかるね」

ハルカ「それ以外何があるってのよ…」


861以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:41:57.75lMf4O7nw0 (10/20)

ユウキ「なあに、レッドさんならドアの一つや二つ壊しても許してくれるだろ」

ハルカ「その自信はどこからくんのよ」

ユウキ「いっけえキノガッサ!」

ドーン

ユウキ「おじゃましまーす…」

ハルカ「ちょっとユウキ勝手に入っちゃだめでしょ」

ユウキ「いいじゃんか、カントーにいる間は泊めてもらうつもりなんだし」

ハルカ「ここに泊まるつもりだったの!?」

ハルカ「いい加減常識ある行動してよね…」

ユウキ「それにしても二人とも出かけてんのかな?」

ハルカ「やっぱりジムに行った方がよかったんじゃない?ほら、ナツメさんジムリーダーだし」

ユウキ「そうだな、じゃあ」

ガサッ

ユウキ「なんか今物音がしたぞ」


862以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:42:43.14lMf4O7nw0 (11/20)

ユウキ「この部屋だ」

ハルカ「まずいよ、二人のポケモンとかなんじゃないの、早く出ようよ」

ユウキ「それだったら、俺があんだけインターホン鳴らしたんだし一回ぐらい反応していいだろ」

ユウキ「もしかしたら泥棒かも」

ハルカ「まさか」

ユウキ「あけるよ」

ハルカ「えっ…ちょっと」

ガチャ

レッド「グー…グー…」

ナツメ「スー…スー…」

バタンッ


863以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:43:30.54lMf4O7nw0 (12/20)

ユウキ「今二人が寝てたよ…ここはあれしかねえな」ガチャ

ハルカ「どうすんの」

ユウキ「ちょっとした寝起きドッキリ」

ハルカ「どうなっても知らないよ…」

ユウキ「へーき、へーき、一緒に入ってきた時点で共犯だから」

ハルカ「あっ何よそれ!」

ユウキ「しーっ、起きちゃうだろ」

ハルカ「寝起きドッキリって起こすもんでしょ」

ユウキ「そういうことじゃなくてさ」

ハルカ「もう…やるなら早くやりなさいよ…」

ユウキ「まあ、待てって…そうだな、何がいいかな?」

ハルカ「私に聞かないでよ」


864以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:44:48.81lMf4O7nw0 (13/20)

ユウキ「少しぐらいアイデアだせよ」

ハルカ「いやよ、私は協力する気なんてこれっぽっちもないんだから」

ユウキ「はぁ…俺は悲しいよ」

ハルカ「そこ悲しむ必要ないでしょ」

レッド「うるさいなぁ…」ムクッ

レッド「ん…だれかいんのか…?」

ユウキ「やべっ」

ハルカ「いざとなったらやばいってどういうことよ」

レッド「なんだ…ただの泥棒か…」

レッド「グー…グー…」

ハルカ「ま、また寝たけど…」

ユウキ「よかった、俺たちってことばれてない」


865以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:45:47.56lMf4O7nw0 (14/20)

ユウキ「きっとこの部屋が薄暗いからだな」

ユウキ「カーテンを開けて光が差し込んできたら起きるはずだ」

ハルカ「ドッキリでもなんでもないし…」

ユウキ「じゃあ、開けるぞ…」

ハルカ「なんでそんな真剣な顔すんのよ」

ユウキ「いくぞっ」シャッ サッ

ハルカ「あっ自分だけ隠れるなんて、私も」

ユウキ「おい、さすがにベットの下はきついだろ、他のとこいけよ」

ハルカ「しっ」

レッド「う…まぶしい…」

ナツメ「ふわぁー…かーてんあけたのだれ?」

レッド「うん?俺じゃないぞ…」

ナツメ「そうなの…?」


866以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:46:37.40lMf4O7nw0 (15/20)

ナツメ「ああっ!」

レッド「どーしたの?」

ナツメ「もうこんな時間…ジムとっくに開いてる…」

レッド「やばいな…寝すぎたか、急がないと」

ユウキ「昨日の夜何回までやったんだろうな…」

ハルカ「あんたそんなことしか考えられないの?」

ユウキ「しっ」

ハルカ「……」

レッド「ああっ朝ごはんどうしよ」

ナツメ「もうそんな時間じゃないけど、ごはんはジムにおいてあるの食べましょ」

レッド「それなら心配ないな、早く行こうか」


867以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:47:33.21lMf4O7nw0 (16/20)

………

ユウキ「静かになった」

ハルカ「出ていったんじゃないの」

ユウキ「でもドアを開ける音はしなかったような」

ハルカ「だいたいなんでこんなベッドの下でこそこそしないといけないのよ」

ユウキ「まあ、なんていうか許可なく入ったし」

ハルカ「あんたのせいでしょ…」

ユウキ「うわっベッドがきゅうに…」

ナツメ「人の家に勝手に入って、しかもベッドの下に忍び込むなんてどういうつもりかしら」

レッド「お前らな…」

ユウキ「いやっこれにはわけがあって」ムクッ

ナツメ「フーディン、ベッドもどして」

ユウキ「なふっ」ゴンッ


868以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:48:48.19lMf4O7nw0 (17/20)

レッド「で、なんでおまえらがこの家にいんだ?」

ユウキ「電話したじゃないすか、カントーに行くからレッドさんたちのとこ行くって」

レッド「そんな電話あったっけ?」

ナツメ「さあ…」

ナツメ「それよりカントーに何しに?」

ユウキ「それはハルカが正式にホウエンのポケモン博士に認められたんですよ」

ハルカ「それでお世話になったオーキド博士にあいさつをしに来たんです」

ナツメ「ここはオーキド研究所じゃないわよ」

ハルカ「知ってます」

レッド「それにしても俺知らなかったわー」

ユウキ「ああ、ハルカは最初から博士になるつもりだったんですよ」


869以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:49:39.18lMf4O7nw0 (18/20)

レッド「いや、そうじゃなくてさ」

レッド「何?女の人が博士になると腹がへこんで、なんかもらえんの?」

ナツメ「私もさっきから思ってたけど…」

ナツメ「それってまさか」

ユウキ「よくぞ聞いてくれました!」

レッド「おまえどこでひろってきたんだ!」

ユウキ「違う!」

ユウキ「かして、よく見てください!俺たちの子どもです!」

レッド「はいはい、わかったわかった、よく見なくてもお前の子だろ」

ユウキ「いやーPWTから帰ったあと、産まれたんですよ」

ユウキ「レッドさんたちの子はいつ産まれるんですか?」

ナツメ「いや、私妊娠すらしてないから…」


870以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:50:50.34lMf4O7nw0 (19/20)

ユウキ「ええっ、二人で毎晩のようにやってるんでしょ」

ユウキ「現に昨日も」

レッド「はぁ!?」

ハルカ「ごめんなさい、こいつこんなことばっかり考えてるんで」

レッド「どうやったらこんな変態野郎になるんだ」

ユウキ「失礼ですね、俺はただいろんな女の人とやりたいだけですよ」

ハルカ「そんなこと人に言うんじゃない」

ユウキ「自慢じゃないですけど戦った女の人と全員とやりましたからね」

ユウキ「あっ許容範囲外の人とはバトルすらしてないですけど」

レッド「そんなこと聞いてねえよ」

ユウキ「でも中に、ぼひゅ」

ハルカ「そ、それよりナツメさんジムに行かなくていいんですか」

ナツメ「私の予知じゃまだ挑戦者は来ないからいいの」

ナツメ「それより玄関のドアが壊れてることについて聞きたいわね」


871以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/31(土) 23:57:24.76lMf4O7nw0 (20/20)

ユウキ「ナツメさんって怒ると怖いよな…」

ハルカ「あんたのせいでしょ」

ユウキ「レッドさんに見せる顔と俺たちに見せる顔が違いすぎる」

ユウキ「にしても金がかかるからって俺たちに修理させるかね」

ハルカ「適当な修理だとさっきのより恐ろしいのがくるわよ」

ユウキ「こうなったら最強の金庫並のドアにしてやるぜ!」

ハルカ「あんたのどこにそんな技術があんのよ…」

ユウキ「なんとかなる」


872以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:08:26.21ZTmrlDYy0 (1/14)

ヤマブキジム

ナツメ(レッドと私の子ども…)ボーッ

ナツメ「……」

レッド「ナツメ」

ナツメ「…えっなに」

レッド「どうしたの?さっきのバトルも勝ったからいいけどボーッとしちゃって」

ナツメ「あっいやなんでもないの」

レッド「大丈夫なの?」

ナツメ「大丈夫大丈夫」

レッド「本当かな」


873以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:19:14.72ZTmrlDYy0 (2/14)

ナツメ「さて、やっと終わったわ」

ナツメ「レッド、今日は何が食べたい?」

レッド「そうだな、カレーがいいかな」

ナツメ「カレーね、レッドのためにがんばって作るわね」

レッド「ありがと」

ジムトレ1「ナツメさーん」

ナツメ「どうしたの?」

ジムトレ1「ううっいつも見てるとはいえあの二人を見てると心がもたない…」

ジムトレ2「たえるのよ、あの二人のラブラブさに心を折られて帰っていく挑戦者のようになってはいけないわ」

ナツメ「だからどうしたのよ」


874以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:27:14.19ZTmrlDYy0 (3/14)

ジムトレ2「ナツメさんにお客さんが」

ナツメ「誰かしら、通していいわよ」

ユウキ「ナツメさん見てください、できました最強のドアですよ」

レッド「お前バカか」

ユウキ「えっ」

ナツメ「ドアもってきてどうすんのよ、とりつけなきゃ」

ナツメ「あっそれがここにあるってことは家のドアないんじゃ」

ユウキ「安心してください、ちゃんとハルカが」

レッド「なんだハルカちゃんがいるんだ」

ユウキ「買い物に行ってるからカレーはちゃんと作れますよ」

レッド「意味ねえだろ!」

ナツメ「家に誰もいない上に入口が開いてるじゃないの」


875以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:33:53.79ZTmrlDYy0 (4/14)



レッド「ったく、誰がドアだけもってこいって言ったんだよ」

ハルカ「ええっユウキそんなことしたんですか!?」

ハルカ「本当にすいません」

ユウキ「すいませーん」

ハルカ「ちゃんとあやまりなさいよ、あんたもうパパなのよ、常識ある行動とってちょうだい!」

レッド「まあいいよ、何もなかったし」

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「いや…というよりあなたたち当たり前みたいにいるけど、ここレッドと私の家だからね」

ユウキ「ご心配なく、布団ならちゃんと持ってきてますから」

レッド「泊まる気なの!?」


876以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:44:02.63ZTmrlDYy0 (5/14)

ハルカ「すいません、気にしないでください、ごはんまでいただいて泊まるなんてそんなことしませんから」

レッド(そういって料理の分の買い物とかしてきてるところが怪しいけど)

ナツメ「いいわよ、空いてる部屋ならあるし」

ハルカ「いいんですか?」

レッド「いいよいいよ、布団とかもってきてるとか泊まる気満々ってのがわかったから」

ハルカ「ありがとうございます」

ハルカ「でも赤ちゃんの夜泣きとかが…」

ナツメ「それなら私のエスパーポケモンが何とかしてくれるから問題ないわ」

ユウキ「ママは大変だねぇ」

ハルカ「あんたも手伝うの」

ナツメ「……」

ナツメ(もしレッドと私の子が産まれたら、レッドがパパで私がママ…)

ナツメ(もしそうなったら…)

ナツメ「えへへへへ…」

レッド「ナツメどうしたの…」

レッド(最近ナツメボーっとすること多くなったな)


877以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 00:58:49.49ZTmrlDYy0 (6/14)

ユウキ「なんで俺が食器洗いを…」

ハルカ「文句言わないの、せっかく泊めてもらえるんだからそれぐらいしないと」

ナツメ「~♪」

レッド「ナツメの肌あいかわらずスベスベだね~」

ユウキ「あのふたり何もする気ないな…」

ユウキ「それにずっとラブラブ、いいな~」

ハルカ「何よ、愛してるわよーユウキー」

ユウキ「はいはい、ありがとね」

ハルカ「むぅ…あんたは早く食器洗い終わらせなさい!」

ナツメ(ハルカちゃん、赤ちゃんの方ばかり見てる…)

ナツメ(でもユウキのことは前から変わりないみたいだし)

ナツメ(もし赤ちゃんが産まれたら私とレッドはどうなるのかな?)


878以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:43:37.81ZTmrlDYy0 (7/14)

翌日・朝

レッド「あいつら殴りとばしてぇ…」

ナツメ「壁をはってたから声はしなかったけど、あらはあきらかに…」

レッド「家がゆれるぐらいってどんだけ激しいんだよ…」

レッド「この家そんなもろい造りじゃねえよ…」

ナツメ「あの二人いつもあんなのやってんのかな…」

レッド「睡眠時間が…」

ナツメ「もう一度寝ましょ…ジムはたぶん大丈夫…」

ユウキ「レッドさん、ナツメさん、あっさでっすよ~」ドンドン

レッド「……」イラッ


879以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:44:04.86ZTmrlDYy0 (8/14)

ユウキ「いててて…」

レッド「次はこんなんじゃすまさねえからな」

ユウキ「起こしただけなのに」

レッド「うるせぇ、自分で何やったかよく考えろ」

ナツメ「それよりこれどうしたの?」

ハルカ「私が作ったんです、食べてください」

ナツメ「あら、ありがとう」

レッド「俺ナツメの料理がいいな」

ユウキ「まあそういわずに」

ナツメ「そうよ、せっかく作ってくれたんだしいいじゃない」

レッド「うん、まあいいか」


880以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:45:14.43ZTmrlDYy0 (9/14)

ユウキ「どうすか?レッドさん」

レッド「うん、まあうまいよ」

ハルカ「それはよかったです」

ナツメ「ハルカちゃんおいしかったわ、ねえ二人はこの後どうするの?」

ナツメ「私たちはジムに行くけど」

ユウキ「じゃあ俺たちは留守番してますよ」

レッド「お前らどんだけこの家にいる気だよ」

ユウキ「まあ軽く一ヵ月ぐらい」

ハルカ「そんなことできるわけないでしょ」

ナツメ「そうだ、すきなだけいていいけど私たちがいない間家事全般やっててね」

レッド「ナツメいいの?」

ナツメ「いいの、そのかわりキレイにするのよ」

ナツメ「もし少しでも汚れてたら…わかるわよね」


881以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:46:13.01ZTmrlDYy0 (10/14)

ヤマブキジム

挑戦者「うわあぁぁぁー!」

ジムトレ1「今ので今日は3人目…」

ジムトレ2「最近ナツメさん戦わずして勝つの多いわね」

ジムトレ1「しかたないんじゃない、勝手に心折れてるだけだし」

ジムトレ2「バトルしてもナツメさん、あんまり負けないし」

ジムトレ1「それは挑戦者が弱いのが悪い」

ジムトレ2「このままじゃ挑戦者いなくなっちゃうよ」

ジムトレ1「そうなったらヤマブキジムは大ピンチ…」

ジムトレ2「挑戦者が来ないとジムの意味なくなっちゃうもんね」

ジムトレ1「せめてイチャつくにしても、もう少しひかえめにしてくれたら」


882以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:47:06.14ZTmrlDYy0 (11/14)

ジムトレ1「ということで、もう少し控えめにしたほうがいいと思います」

ナツメ「私たちは別にそんなつもりはないんだけど…」

ジムトレ2「でも現に挑戦者の心が折れてバトルどころじゃないんですよ」

レッド「たしかになんもせず帰るやつが多いな」

ジムトレ2「それです」

ジムトレ1「そこで、少しでもそんな挑戦者を減らすためにやってもらうというか、やめてもらうことがあります」

ナツメ「何も悪いことしてないと思うけどな…」

ジムトレ2「やってるんです!」

ジムトレ1「まず一つ目、バトル中に2人とも抱き合わない」

ナツメ「ええー」

レッド「それは厳しいな」

ジムトレ1「なんで一つ目から厳しいんですか」


883以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:47:55.98ZTmrlDYy0 (12/14)

ナツメ「だって」

ジムトレ1「だってじゃないんです、やめてもらわないと」

ジムトレ1「じゃあ二つ目、これさっきと同じようなのですけど、バトル中にキスしない」

レッド「それもちょっと」

ジムトレ2「じゃあまずこの二つのどっちかだけでも」

ナツメ「どうする?」

レッド「ここ最近で一番難しい2択だ」

ナツメ「う~ん…」

レッド「悩むな…」

ジムトレ2「どっちもやめてくれたら一番いいんですけどね」

ナツメ「そんなの嫌」

ジムトレ2「ナツメさん、レッドさんと一緒になってからちょっとワガママになったわね」

ジムトレ1「しっ聞こえるよ」


884以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:48:49.63ZTmrlDYy0 (13/14)

ジムトレ1「それで三つ目が」

レッド「まだあるの?」

ジムトレ1「あるんです、たぶんこれが挑戦者減少の一番の原因だと思うんですけど」

ジムトレ1「レッドさんがナツメさんを倒した人をバトルでボコボコにすること」

ジムトレ2「この噂はもう街中にひろまってるんですよ」

レッド「だって」

ジムトレ2「だからだってじゃない!」

ジムトレ1「まだいろいろあるんですけど、せめてこの3つだけでもやめてください」

ナツメ「さっき最初の二つのうち一つって言ったじゃない」

ジムトレ1「どうせなら3つともやめてください」

レッド「そんな無茶な」


885以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/01(日) 23:58:13.96ZTmrlDYy0 (14/14)

ジムトレ1「いいですか二人とも、今のヤマブキジムはカントーで一番挑戦者が少なくなってます」

ジムトレ1「あまりにも挑戦者が少ないとジムがなくなっちゃうかもしれないんですよ」

ジムトレ1「この状況わかってるんですか!」

ナツメ「そんなことわかってるわよ…」

ジムトレ2「わかってるんだったら行動を考えてください」

レッド「違うよ、俺たちが抱き合ったりするのはくしゃみとかと同じで自然とそうなっちゃうんだよ」

ジムトレ2「くしゃみは我慢できます」

レッド「我慢のしすぎはよくないよ」

ジムトレ1「だったらナツメさんに勝った相手を倒すのはやめてください」

レッド「う、う~ん…」


886以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/02(月) 00:08:11.40QLprylKe0 (1/5)

挑戦者「すいませーん」

ジムトレ1「あっ挑戦者が来たみたい」

ジムトレ2「いいですか、行動考えてくださいよ」

ナツメ「わかってるわよ」

ジムトレ2「じゃあ私たち戻りますから」

ジムトレ1「ちゃんとしてくださいよ」

ナツメ「しつこいわね、我慢したらいいんでしょ」

ナツメ「はぁ…」

レッド「じゃあ今のうちに」ムギュ

ナツメ「あん、もうレッドからばっかり、私からもやりたい」

レッド「早い者勝ちだよ」

ナツメ「いじわる」

ジムトレ1「それだーっ!」

ナツメ「まだ挑戦者来てないじゃない」


887以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/02(月) 00:16:15.70QLprylKe0 (2/5)

ジムトレ1「だから来てなくても、あなたはジムリーダーなんですから」

ナツメ「だって私はいつどんな相手がここまで来るのかわかっちゃうもん」

ナツメ「さっき来た挑戦者だってあなたに負けたんでしょ」

ジムトレ1「そうですけど…」

ジムトレ1「ジムにいる間は常にちゃんとしたジムリーダーとしていてもらわないと困るんです」

ナツメ「はいはい、わかりましたっと」

レッド「じゃあ俺はジムリーダーじゃないからいいよね」

ジムトレ1「ダメです」

レッド「そんなぁ…」


888以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/02(月) 00:26:18.39QLprylKe0 (3/5)

挑戦者「ジム戦おねがいします!」

ナツメ「え、ええ…もちろん」

挑戦者「いけっブラッキー!」

ナツメ「……」

挑戦者「どうしました?」

ナツメ「あっいや、なんでもないの」チラッ

レッド「がんばれナツメ」

ジムトレ1「……」じーっ

レッド「ま、まだ抱きついてないよ…」

ジムトレ1「それでいいんです、ナツメさんは早く出して」

ナツメ「うん」

ナツメ「つらい…」


889以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/02(月) 00:36:28.35QLprylKe0 (4/5)

ジムトレ1「勝者ジムリーダーナツメ」

挑戦者「そんなぁ、エスパー対策は完璧だったはずなのに~」

ナツメ「やったー、勝ったわレッド」

レッド「さすがナツメ」

ジムトレ1「ストーップ!勝ったからって抱き合っていいとは言ってません」

レッド「そうだ、ナツメが勝つとOKってのは?」

ジムトレ1「ダメです、それに家に帰ったらいくらでもやってもらっていいですから」

ナツメ「いいじゃない、挑戦者は帰ったんだし」

ナツメ「ねっお願いだから、いいでしょ」

ジムトレ1「どんだけやりたいのですか…」


890以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/02(月) 00:46:20.72QLprylKe0 (5/5)

ジムトレ1「しかたないですね…勝ったら一回だけですよ」

ナツメ「わーい」

レッド「やったやった」

ジムトレ1「今度は見てるこっちがつらい…」

ナツメ「こうしてないと落ち着かないわ」

レッド「そうそうこうしてるのが一番いいよな」

ジムトレ1「いつまでやってるんですか、そこまでです」

レッド「一回って言ったじゃん、まだ一回の途中だよ」

ジムトレ1「それだと絶対やめないでしょ、だから止めたんです」


891以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/03(火) 23:18:20.17ZyH+6nO30 (1/23)

ナツメ「ジムってこんなつらい所だったかしら」

ジムトレ1「別に挑戦者と戦うだけがジムリーダーの役目じゃないんですよ」

ジムトレ1「それにナツメさんがそんなのじゃ他のトレーナーのためにもなりませんよ」

ナツメ「わかってるわよ…」

ジムトレ1「じゃあ仕事してください、そうでなくてもこのジムの評判落ちてるんですから」

ナツメ「はぁ…」

レッド「……」

レッド「こうなったら、どうしたらこのジムが人気になるか考えよう」

ナツメ「どうすればいいの?」

レッド「……」

レッド「他のやつらに聞いてみるか」


892以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/03(火) 23:18:57.33ZyH+6nO30 (2/23)

ジムトレ2「あっナツメさん、どこ行くんですか、トレーニング手伝ってくれるって言ったじゃないですか」

ナツメ「急用よ、急用」

ジムトレ2「急用って…」

ナツメ「それより、このジムが今一番人気がないのよね」

ジムトレ2「そうですけど…」

ナツメ「じゃあ逆に一番人気のあるジムってどこ?」

ジムトレ2「そうですね、ちょっと待ってください」

ジムトレ2「えっと、イッシュのライモンジムですかね」

ジムトレ2「まあ、ジム戦以外のも多いですけど」

ナツメ「えっこのジムって全地方で最下位なの!?」

ジムトレ2「その…はい…」

ナツメ「……」ガーン


893以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/03(火) 23:19:34.48ZyH+6nO30 (3/23)

レッド「さすがにイッシュは遠いな…」

レッド「カントーで一番人気はどこ?」

ジムトレ2「それはタマムシジムですね、特に男性に」

レッド「エリカか…エリカも可愛いけど、ナツメのんが可愛いのになんでだろ?」

ジムトレ2(たぶんこのジムが男性に不人気なのレッドさんの…)

ナツメ「わかったわ、タマムシね」

ナツメ「それじゃあ行ってくるか」

ジムトレ2「ええっ今からタマムシに行くんですか?」

ナツメ「そうよ、これも仕事なの」

ジムトレ2(そんなこと言って本当は…)

ナツメ「違うからね、このジムを人気にするためだから」

ジムトレ2「ひっ心読まれた」


894以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/03(火) 23:20:02.76ZyH+6nO30 (4/23)

タマムシシティ

レッド「本当だ、タマムシジムは人がいっぱいいる」

ナツメ「ねえ、なんでこんな窓から…まるでのぞきじゃない」

レッド「いや、中の様子を見てるだけだよ」

レッド「俺が初めて来たときもこうやってのぞいてるおじいさんがいたし」

ナツメ「今のぞいてるって言ったわよね、これ完全のぞきよね」

レッド「いいじゃん、調査のためだよ」

ナツメ「うん…」

レッド「ほら、エリカがバトルしてる…あっ勝った」

ナツメ「私とどう違うのかしら…」

レッド「エリカに直接人気の理由聞いてみる?」

ナツメ「そうね」

エリカ「人気の理由ですか?」

ナツメ「エ、エリカ!?」

レッド「えっ今中に…いつの間に後ろに…」