1 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 21:26:32.989lciw9D0o (1/7)

前スレで完結できなかったので新スレで続行します

とあるプロをキツいと思ったりキャラ崩壊や京太郎スレ、エロネタを苦手に感じたりする方はそっ閉じ推奨です

投下時に事前に注意はしますがエロネタが苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNGワードに指定してください

たまにアンケートやアイディア募集をするのでご協力いただけるとありがたいです

安価ではないのでぜひお気軽にどうぞ

スレ内での雑談は特に制限しませんがageるのとAAを貼るのはやめてください

また投下中の合いの手も別にかまいません

むしろください

初代スレ
京太郎「このプロキツい……」(たまにエロ注意)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386763897/

二代目スレ
京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390637999/

三代目スレ
京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401886085/



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413375982



2 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 21:32:03.159lciw9D0o (2/7)

キャラクター紹介1

須賀京太郎
・このスレの主人公
・清澄高校の麻雀部員にも関わらず麻雀はかなり弱かったが少しずつ進歩中
・基本的にかなりお人好しで押しに弱い
・なので雑用も押し付けられるというよりはなかば自主的にやっている
・童貞
・ひょんなことがきっかけで牌のお兄さんとしてのアルバイトを始めた
・現在、大沼プロと南浦プロに弟子入り中
・ラッキーではすまないエロ体験をしている
・のどっちのおにいちゃんになった
・咲ちゃんだけでなくのどっちとも一緒にお風呂に入った
・でも童貞

瑞原はやり
・牌のお姉さん
・将来の夢はお嫁さんだったため家事スキルは高い
・普段はそうでもないが結構寂しがりや
・多分現時点で好感度が一番高い
・むしろ最初の時点でかなり高くしすぎた気が……
・京ちゃんにパンツ一枚で抱きついて押しつけたことがある
・舐められたことも……
・でも処女

戒能良子
・麻雀プロ
・女子校ばかりだったため男性への免疫がまったくといっていいほどない
・極度の人見知りでぼっち
・生えてない
・処女
・はやりんと一緒に京ちゃんとお風呂で洗いっこしたり色々したりした
・おしっこをしてるところを見られたこともある
・現時点で攻略可能が明言された唯一のヒロイン
・ちなみにお姉ちゃん願望があるらしくたまに京太郎を弟のように扱う
・授業がなかった関係でスク水しか持ってない


3 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 21:36:34.509lciw9D0o (3/7)

キャラクター紹介2

三尋木咏
・麻雀のプロで高火力麻雀が信条
・年齢以上に外見が若く色々と小さい
・そのため京太郎に麻雀指導をするときは膝に座る
・自分だけ京太郎とイベントがなかったことに嫉妬?している
・生えてない
・京ちゃんに全裸でマッサージされたこともある
・京ちゃんと二人で撮った着物の写真がある
・詠という従妹がいるらしい

野依理沙
・かなり口下手な女子プロ
・そのせいで会話は単語だけになりがち
・照れ屋なので褒められるとすぐに赤くなる
・趣味は料理でかなりの腕前である
・水着は一緒に買いに行った京ちゃんとのおそろい
・京ちゃん曰く『尻がエロい』
・ミサという新道寺にそっくりの子がいてその子は京ちゃんにぬいぐるみをプレゼントしてもらった

小鍛治健夜
・アラサー実家暮らし
・元世界二位の実力者でかなり強い
・男性経験がまったくといっていいほどない
・京太郎との二人きりでのお出かけをデートだと思っている
・また麻雀意外は運が悪い
・温泉旅行チケットの存在を京太郎以外に知っている唯一のキャラ
・水着が必要なロケにスク水を持ってきた
・お弁当はお母さんが作ってくれた
・泳げなかったが京ちゃんのコーチで完全なカナヅチではなくなった
・『私のクリを召し上がれ
・ちなみにルートはありません

大沼秋一郎
・元トッププロ
・守りにはかなり定評があり、京ちゃんの打ち筋の究極形
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠

南浦聡
・元トッププロ
・一戦は退いているがかなりの実力者で京ちゃんの師匠
・長野に孫娘がいるらしい

福与恒子
・賑やかなアナウンサー


4 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 21:44:13.919lciw9D0o (4/7)

キャラクター紹介3

宮永咲
・幼馴染
・麻雀がめちゃくちゃ強い
・ただし麻雀以外では結構ポンコツ
・つい最近まで一緒にお風呂に入っていた
・たいていのことは『あれ』で通じる程度の仲
・お互いの親公認でお泊まりしあう仲
・インターハイの決勝戦に京ちゃんのハグで緊張がほぐれた
・ぺったん娘
・ただし摘めるくらいにはある
・プロ勢以外では唯一京ちゃんの京ちゃんを見たり触ったりしたことがある

原村和
・麻雀部の同級生
・爆乳
・エトペン大好き
・雑用を進んで引き受けてくれる京ちゃんを結構気にかけている
・両親が仕事柄不在のことが多いため家事スキルが高い
・そのぶん一度惚れたらかなり甘えん坊に
・病気で寝込んだときに全裸で挿入されたことがある
・そのときに穿いていた湿ったパンツは京ちゃんが持っている
・京ちゃんの家に泊めてもらったときに一緒に入ったお風呂で妹になった
・>>1の意に反して人気が出たがなぜかはしたないといわれる
・なぜか彼女の出た時だけレスが多くて>>1は困惑する

竹井久
・麻雀部部長兼学生議会会長
・私の後輩がこんなに可愛いわけがない
・もちろん京ちゃんも
・雑用をしてくれる京ちゃんをもうしわけなく思っている
・畜生?なんのことかしら?
・デートの際、上半身裸になったがなんやかんやあって名前で呼ばれるようになった
・ちなみに今までのお返しの第一歩としてほっぺたにキスしたことがある
・引退はしたが部室によく顔を出して京ちゃんにつきっきりで指導している

片岡優希
・タコスが大好きな清澄の先鋒
・最近は京ちゃんのタコスじゃないと物足りない
・タコスを食べているときと麻雀部でみんなと過ごしている時間が大好き

染谷まこ
・かなり性格のいい清澄の副部長
・広島焼きを振る舞うなど料理は得意
・ちなみに文化祭では彼女が中心になる予定
・さらにこのスレは彼女とのエピソードから始まる予定


(藤田靖子プロは今のところ京ちゃんをまくったことがあるくらいの出番)


5 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 21:49:02.959lciw9D0o (5/7)

情報整理
・時系列的に現在は文化祭の直前で出し物の締め切りが間近です

・京ちゃんは土日は牌のお兄さんのバイト中

・スケジュール的には金曜日の夜に夜行バスへ東京へ行って一泊して日曜日の夜に夜行バスで戻ってきています

・ケータイにはエトペンのストラップとカピバラのストラップがついてます

・同じエトペンのストラップをはやりん、良子さん、のどっちが着けています

・ちなみにのどっちはそのストラップが自分だけとのおそろいだと思っています

・カピバラのストラップは咲ちゃんとだけお揃い

・またケータイにははやりん、良子さんが抱きついている3人のプリクラが貼ってあります

・部長と撮ったプリクラも貼ってあります

・同じく咲ちゃん、のどっちと3人で撮ったプリクラもありますが貼ってはいません

・咏さんと一緒に撮った着物姿の写真がお揃いの写真立てに入って枕元においてあります

・福引きで2泊3日の温泉旅行のチケットを4人分当てました

・そのチケットの存在を知っているのはすこやんだけです

・また、のどっちの湿った下着を持っています

・同じく、戒能プロの下着も持ってます

・東京で買ったエトペンの下着はのどっちが持っています

・元々着けていた下着は洗濯されずに京ちゃんが持っています


6 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 22:08:44.459lciw9D0o (6/7)

前スレのあらすじ

水着でのレポートは急遽中止になり自由に遊べるように

はやりんのおもちを揉んだり咏たんにエロエロされたりすこやんがおもらししちゃったりしたけど無事終了!

後日良子さんと一緒に廃校取材に

カメラの前では気丈に振る舞いつつもカメラがなくなったら……

おしっこをしていたところをよかれと思って勘違いで覗いたときに生えていないことが判明

しかもパンツも返し忘れちゃったぞ

そしてかゆみ止めを胸の谷間や太ももに塗ってあげました

しかしそのままでは終わらない

なんと良子さんにお持ち帰りを……

さらに目隠しをしたまま一緒にお風呂で散々溜っていたものを出させてもらいそのままベッドへ

翌日にははやりんの家でお互いにペロペロしあったぞ

歓迎会とともに土日だけながらも牌のお兄さんの続投が決定!

小ネタではやりんとのどっちを下着を買いに行ったりすこやんが冷蔵庫で下着を冷やしてたり部長とロッカーに隠れたりすこやんとうたたんと3人で着物を買いに行ったり咲ちゃんをトイレまで連れて行ったり……

なぜかのよりんそっくりの新道寺のミサちゃんに出会ったり……

roof - topでバイトをしてたら藤田プロに綺麗にまくられました

その後通い妻……じゃなくてお泊まりに来た咲ちゃんと晩ご飯を食べたりホラー映画を一緒に見たりお風呂で洗いっこしたり

なんと咲ちゃんのおもちは摘めるくらいはあることが判明!

土日には牌のお兄さんとすこやんの特番のアシスタント

お泊まりに来たはやりんの家のお風呂で良子さんも入れて3人で洗いっこ

でも童貞と処女ばかり

すこやん「私のクリを召し上がれ」

そして長野に戻って優希とデート

その晩にはお風呂でのどっちの全身をくまなく洗ってあげると妹になりましたとさ

……こいつ、風呂入り過ぎじゃね?

以上前スレのあらすじ終わり!




7 ◆HAYARIDvxk2014/10/15(水) 22:11:44.389lciw9D0o (7/7)

以上でテンプレは終了です

前スレはファンサービスに使いたいので埋めないでください

雑談などはこちらのスレでどうぞ

ちなみにこっちのスレはまこ先輩とのイベントからスタート予定です


突き指してタイピングしにくいので今夜はここまでです

次回は週末を一応予定しています


では新スレでもよろしくお願いします

失礼します


8VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/15(水) 22:30:05.59EUnLZuOdo (1/1)

立て乙


9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/15(水) 22:31:16.60KHALBLqVo (1/1)

立て乙です


10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/15(水) 22:35:09.07LNy/vuPZo (1/1)

> ・温泉旅行チケットの存在を京太郎以外に知っている唯一のキャラ
プロ勢全員にばれてなかったっけ乙


11VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/16(木) 01:23:53.51fkFD9TO70 (1/1)

立て乙
まこ先輩たのしみ


12 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 00:43:34.13vUdN75+No (1/8)



「いつも悪いのう……」


申し訳なさそうに染谷部長がいう


「いえ、俺もいい経験をさせてもらってますし」


「そういうてくれると気が楽じゃ」


メイド服を着ている染谷部長


「まさかそんなに似合うとはのぅ」


「そうですかね?」


「あぁ、おんしのその姿を見るために来る女性客も結構おるみたいじゃ」


「そ、そうですか……」


俺は窓ガラスに映る自分の格好を見返す


「まさかそこまで執事服が似合うとはのう」


「そ、そうですね」


褒められるとなんだか面映い





13 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 00:49:22.59vUdN75+No (2/8)



「もうあがってもええぞ?」


「いえ、せっかくですから閉店まで手伝いますよ」


「すまんのう……」


「対局を優先的に回してくれて経験を積ませてくれてこれぐらいしないとバチが当たりますよ」


「はて?なんのことじゃろう?」


「まぁまぁ」


はぐらかす染谷部長


実際対局希望があったら俺を真っ先に打たせてくれる


おかげでネトマとは違い相手の顔が見える対局もできるのだ


「ほいじゃあ頼むわ」


「えぇ、わかりました」


これぐらいしてもいいだろう?





14 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 00:59:18.01vUdN75+No (3/8)



「よし、ここまででええじゃろう」


「お疲れ様でした」


「京太郎はこのあと帰って夕飯か?」


「えぇ、その予定ですが」


「おんしさえよければ一緒に食べて行かんか?」


「え?さすがにそれは迷惑なんじゃ……」


「本音を言えば今夜は一人じゃから誰かと食べたい思うたんじゃがダメか?」


そういえば俺も親がいないから今夜は一人だな……


「ではせっかくなのでお邪魔します」


「おう、準備するから着替えて待っとき」


「はい」


一人で更衣室で着替える


ちなみに男子用の想定はされていないので他の部員たちも来ているときには手早く着替えなければダメだ


まあ今日は俺しかいないからその必要はないがな


ゆっくり着替えているといい香りが鼻腔をくすぐる


これはかなり期待できそうだ





15 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 01:41:37.37vUdN75+No (4/8)



「お、着替えたみたいじゃな」


「あれ?部長は着替えないんですか?」


「せっかくだからメイドの方がええじゃろ?」


「そ、それは……」


「ほら、冷める前に食べようか」


「え、えぇ」


「「いただきます」」


改めて机の上のメニューを見る


ご飯、味噌汁、ひじきの炒め物、卵焼きに豚肉の味噌漬けを焼いたものだろうか?


「あの……これってもしかして……」


「もしかせんでもわしが作ったもんじゃ」


「すごいです……」


「まぁ昔から弁当とかは自分で作っとったけぇのう」


「なるほど……」


「ちなみにほれ、これが一番の自信作じゃ」


そういって箸の先の卵焼きを差し出してくれる


「ほれ、あーんしんさい」


メガネメイドさんのあーん……


ある意味男の理想の一つだ


「あ、あーん……」


「どうじゃ?」


「美味いです」


「まぁ、自信作じゃけぇのう」


思わずそう口にしてしまうくらい美味かったのだ





16 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 01:42:13.80vUdN75+No (5/8)

起きてるのが辛くなってきたのでここまでです

おやすみなさい


17VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/19(日) 02:04:25.44jzPHFkFDo (1/1)




18VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/19(日) 02:48:56.32wYsCR8ji0 (1/1)


ぐう聖


19VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/19(日) 05:03:47.71GnrHBtz9o (1/1)


良い先輩度ナンバーワン


20VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/19(日) 09:08:25.45ddfS+gcFo (1/1)

乙です


21VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/19(日) 17:28:28.08gmunYf1c0 (1/1)

乙です。


22 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 23:45:43.20vUdN75+No (6/8)



「美味そうにたいらげたのう」


「す、すいません!」


「いや、気にせんでええ」


ニッコリと俺に笑顔を向けてくれる


……天使ってメイド服を着てたんだな


「でも本当に美味しかったですよ」


「たしかにおんしをみとればようわかったわ」


「う……」


「前の番組を見ても思ったけど京太郎は結構グルメレポーター向きじゃな」


「そうですか?」


「ああ、そして甘え上手でもある」


「……え?」


どういうことだ?


「ま、自覚がないならないでええわ」


「はぁ……」





23 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 23:50:12.77vUdN75+No (7/8)



「せっかくだからマッサージでもしてやろうかの」


「え?」


「肩が凝っとるけぇ対局中頻繁に座り直したんじゃろ?」


「……はい」


「和とかもそうなることが結構あるみたいじゃしな」


「でもどうしてわかったんですか?」


「ん?久ほどではないがワシもちゃんと部員を見とるつもりじゃぞ?」


「部長……」


「ほれ、ここじゃあやりにくいからワシの部屋でしようかの」


「せ、先輩?」


「ほれ、さっさと行くぞ」


強引に引っ張られるように先輩の部屋へと連れて行かれた





24 ◆HAYARIDvxk2014/10/19(日) 23:56:23.60vUdN75+No (8/8)



「なんもない部屋じゃけどゆっくりしていきんさい」


「は、はぁ……」


半ば強引に連れ込まれた先輩の部屋


思わず辺りを見回してしまう


「こらこら、女の部屋をあんまりジロジロ見るんはあんまりええ趣味とは言えんぞ?」


「すいません」


「ほら、そこの布団にうつ伏せになりんさい」


「は、はい……」


ベッドに言われた通り横になる


そういえばこの布団で毎晩先輩は寝てるんだよな……


なんだかいい匂いもするし……


そう思うと急に気恥ずかしくなってきてしまった


「どうかしたんか?」


「な、なんでもないです」


……仰向けにはなれないな





25 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 00:05:52.30XRjkj6TSo (1/13)

今日は朝早いのでここまでです

また今夜ちゃんと帰宅できたら

おやすみなさい


26VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/20(月) 00:06:39.12Dv9LauC8o (1/2)

おつやすみー


27VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/20(月) 01:45:41.78KBmRisEz0 (1/1)

乙ー
さてまこちゃんとはどこまで行くんだろうか


28VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/20(月) 03:28:52.58oc2hthIco (1/1)

乙です


29 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 21:31:08.09XRjkj6TSo (2/13)



「どうじゃ?」


「すっげぇ気持ちいいです」


「ならよかったわ」


部長が背中を押してくれている


いわゆるツボというところなのだろうかかなり気持ちいい


「どんなに気持ちええいうても呼吸は止めるなよ?」


「は、はい」


「それにしても男だけあって筋肉質じゃのう」


「そうですか?」


「といってもワシも久以外にマッサージするんは今日がはじめてなんじゃが」


「え?」


衝撃の事実だ





30 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 21:38:33.21XRjkj6TSo (3/13)



「あの、さっきのはどういう……」


「そのまんまの意味じゃ」


「そのまま?」


「去年まで麻雀部員は二人しかおらんかったんは知っとるか?」


「えぇ、そりゃあ……」


「ワシらはなんしとったと思う?」


「えと……ネトマとか……」


「いんや、久が学生議会で疲れとったけぇ適当にだべっとることのほうが多かったんじゃ」


「そうですか……」


「疲れとる久になんかしよう思うて覚えたんがマッサージじゃったんじゃ」


「それでですか」


「あぁ、幸い他の人間は来んから服を脱いでも問題なかったしの」


けらけらと笑う


……なにか今とんでもないことを聞いたような





31 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 21:44:57.83XRjkj6TSo (4/13)



「ちょっと座ってくれんか?」


「え、えぇ」


部長の言う通り体を起こし畳にあぐらをかく


「ちょっと我慢せぇよ?」


「……え?」


声を出す間もなかった


「これでよし」


「あの……さっきのは……」


「体が歪んどったけぇ矯正したんじゃ、さっきより楽じゃろ?」


「たしかに……」


体が驚くほど軽い


「麻雀打つときは前屈みになりがちじゃが猫背になったらダメじゃぞ?」


「はい……」


そういえば部長は背筋を伸ばしてたなとふと思い出した





32 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 22:04:12.61XRjkj6TSo (5/13)



「ちょっと服めくるけどええか?」


「えぇ、構いませんけど……」


マッサージに必要なんだろう


「ほぅ……」


不意に背中に指を這わされる


体がびくりと跳ね上がってしまう


「だ、大丈夫か……?」


「え、えぇ……ちょっとビックリしただけなので……」


「ほうか、なら続けるで?」


「はい」


部長の腕が背中から肩、そして前の方へ伸びてきていた


窓に映るメイド服とあいまっていかがわしいお店みたいだ


……行ったことはないが





33 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 22:17:48.47XRjkj6TSo (6/13)



「あの……これってなんの意味があるんですか?」


這わされる柔らかい指が胸に届いたあたりで部長に質問する


「ん?ワシが触りたいからじゃ」


「……え”?」


「しかし久のとは違うて固いのう」


「そ、そうですか……」


されるがままになっているが振り払うわけにもいかない


「久先輩ってそんなに柔らかいんですか?」


「あぁ見えてスタイルはええからのう」


「そ、そうですか……」


「もしかして想像したんか?」


「い、いえ……」


「すけべじゃのう」


体をまさぐっている人には言われたくない


ちなみに想像ではなく回想していただが……





34 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 22:22:06.88XRjkj6TSo (7/13)



「ふぅ……満足じゃ」


「そ、そうですか……」


なにか大切なものを失った気がする


「さて……そろそろ着替えようかのう」


「……え?」


「なんじゃ?着替えんと風呂に入れんじゃろうが」


「そ、そうですね」


時計を見ると9時前だ


「じゃあ俺帰りますね」


「あぁ、お疲れさん」


部長の部屋を後にする


べ、別に覗けなくて残念だなんて思ってないからな!?


心の中で誰かに言い訳をした





35 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 22:24:04.77XRjkj6TSo (8/13)

ちょっと休憩します

性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

再開は風呂から上がり次第ということで

一旦失礼します


36VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/20(月) 22:29:32.87sktHN2Y0o (1/1)

一旦乙です


37VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/20(月) 22:34:08.22Dv9LauC8o (2/2)

一旦乙


38 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 23:16:25.71XRjkj6TSo (9/13)



Prrr


部長の家を後にするとケータイが着信を告げる


画面には意外な人の名前が表示されていた


「……部長?」


「のう、京太郎?」


「はい?」


「今から戻ってこられるか?」


「えぇ、まだ近くにはいますが」


「鍵は開いとるけぇ来てくれんか?」


「はぁ……」


電話越しではあるがどうやら困っているようだ


俺はroof-topへと戻り、先ほどまでいた部長の部屋の前に立った





39 ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 23:23:39.50XRjkj6TSo (10/13)



「あの……部長?」


ふすま越しに声をかける


「入ってきんさい」


「はい」


その言葉に従い部屋に入る


「あの……何の用でしょう?」


「……笑わんか?」


「はい」


「実はの……」


「ぶ、部長!?」


スカートをたくし上げている


「ガーターベルトが絡んで外せんのじゃ……」


左手の差しているそこでたしかに絡んでいて外すのは困難そうだ


「外してくれんかの……?」


「……わかりました」


上目遣いのメイドさんのお願いなんて断れるわけもないだろう





40えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 23:32:38.79XRjkj6TSo (11/13)



「……恥ずかしいのう」


正座をして向かい合う


見上げた顔は先ほどとは違って恥ずかしいのか真っ赤だ


…………ありだな


しかもスカートをたくしあげてパンツを見せているのだ


恥じらいもあって以前優希にパンチラを見せられた時とはまったく比べ物にならない


……なんだかいかがわしいことをしてる気分だ


「えと……触りますね?」


「優しゅうしてな……?」


その言葉に応えるためになるべく優しく手を伸ばす


「……ン」


甘い吐息が漏れる


「だ、大丈夫ですか!?」


「だ、大丈夫じゃ……」


とろけたような目のせいでエロさは倍増だ


……今夜は大変だな





41えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 23:38:10.18XRjkj6TSo (12/13)



なんとか食い込んで絡んでいたベルトは外すことができた


「あの部長……?」


「な、なんじゃ?」


「脱がそうとすると下着も脱がさないと……」


「は、恥ずかしいから早うしてくれ」


「は、はい……」


顔を真っ赤にしていう部長にそう返すしかなかった


なるべく見ないようにしよう


手早く脱がしてしまおう


そう心に決めた


部長にも悪いしな





42えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/20(月) 23:51:48.38XRjkj6TSo (13/13)



「下ろしますよ……?」


「あぁ、頼む……」


両手をかけて一気にずり下ろそうとするがうまくいかない


諦めてゆっくりずり下げて行くことにする


……糸を引いていた


膝のあたりまで下げても糸は切れない


思わず出所を確認してしまう


「ど、どうかしたんか……?」


「な、なんでもないです……」


咲や和とは違ってしっかりと黒い毛並みが生え揃っていたのだった


思わず手が止ってしまうくらいに綺麗な毛並みだった……





43えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/21(火) 00:01:07.01rV/spf2No (1/5)



「あ、あんまりジロジロ見られるんは恥ずかしいんじゃが……」


「す、すいません!」


一気に我に返りパンツをずり下げる


かわいいクマの絵がお尻に描かれていた


「部長もかわいいパンツを穿くんですね」


「や、やかましいわ!さっさとせぇ!」


「は、はい」


ガーターベルトを下ろすと同時に部長がたくし上げていたスカートを下ろす


足元に先ほどまで穿いていたパンツがあるので大きく広がったエプロンドレスのスカートの中は穿いていない


そしてそこは黒々とした綺麗な毛並みに覆われているのだ


思わず生唾を飲み込んでしまった





44えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/21(火) 00:20:40.88rV/spf2No (2/5)



「触ってみたいんか……?」


「……え?」


「じ。ジロジロ見とったけど……触ってみたいんか……?」


「は、はい……」


「直に見られるんは恥ずかしいけぇ手をスカートに入れんさい」


そういって部長が軽くがに股気味になる


「失礼します……」


恐る恐る右手をスカートの中に入れて目的地を目指す


人差し指の感触が目的地に到達したことを知らせる


「や、優しゅう動かせよ……?」


「は、はい……」


部長が甘い声を漏らしつつチクチクとした毛先の感触を楽しむ


ヌルヌルした液のおかげで滑りやすくなっている


くちゅくちゅという水音とともに部長の甘い声が二人きりの室内に響く


ギンギンに屹立した俺のモノを擦り付けたらどれほど気持ちいいだろうか……


そんなことを考えながら夢中で指先を動かす


「そ、そこまでじゃ!」


部長の声に我に返るとぺたりとへたりこんでしまっていた


「す、すいません!」


「き、気にせんでえぇ……」


再び謝ろうとするのを手で制され帰るようにいわれる


こうなったらそれに従うしかないじゃないか……






45えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/21(火) 00:24:40.91rV/spf2No (3/5)



とんでもないことをしてしまったという罪悪感が胸を襲う


このままでは押し潰されそうだ


おぼつかない足取りで家に帰る俺にメールの着信が告げられる


『二人だけの秘密じゃ』


たったそれだけのメールだ


『わかりました』


それきりメールは返ってこなかった


だけど先ほどまでよりは少しは気が楽になった


家に帰ると部屋に駆け込む



感触や表情のせいでいくらでもいけそうな気がした


だけどそうもいかなかった


翌日の部活ではかなり眠かった


だけど部長まで眠そうなのはなぜなんだろうな……?



続く





46 ◆HAYARIDvxk2014/10/21(火) 00:35:34.04rV/spf2No (4/5)

次回予告


「一人暮らしの女の家に来るとはどうされてもいいということだろう?」


「そ、それは……」


「まだそんな反抗的な態度がとれるのか……」


「まぁいい、じっくり時間をかけて調教するとするか……」


服を脱がされた俺は両手両足を縛られている


時折口にできるのはすべて口移しだ


……ほとんどカツ丼なのだが


「じゃあ……元気になったものを私がいただこうか」


これからどうなってしまうんだろう……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!





47VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/21(火) 00:39:18.02JXPYf72Wo (1/1)

乙ー
ああ、一応カツ丼プロとも交流あったな
このスレでは他のプロの存在感が凄すぎて思い出すのに時間が掛かったわ


48 ◆HAYARIDvxk2014/10/21(火) 00:39:19.86rV/spf2No (5/5)

以上です

次回は例によって未定です

たぶんカツ丼さんの話になると思いますが未定です

>>10
たしかにそうでしたね……
コピペするとダメですね
ご指摘ありがとうございました

>>11
こんなかんじになりましたがいかがだったでしょうか

>>18-19
個人的に副部長が天職だと思います

>>27
そんな誰とでもはしたないことをするみたいに言われましても……


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい




49VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/21(火) 01:36:34.34PJ5h7VfJ0 (1/1)

乙ー
まこちゃんかわいい


50VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/21(火) 08:41:39.96lI2CXQZto (1/1)

乙です


51VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/22(水) 09:39:08.15iDE537yuO (1/1)

乙です。


52VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/23(木) 17:44:35.04PKp34acF0 (1/1)

まこ先輩のワカメの甘酢漬けか・・・良いな


53 ◆HAYARIDvxk2014/10/23(木) 22:53:37.43QCmAnlmko (1/1)

こんばんは

恒例となりつつある嘘予告ですが、それに関して相談です

基本的に内容は違ってもキャラは変えないようにしています

なので今回の更新はカツ丼さんがメインの予定でした

しかし急に部長をいじめ……じゃなくてネタが浮かびました

カツ丼さんも書く予定ではいますが、先にそっちを書いてもいいでしょうか?

作者は>>1なのですがせっかく読んでくださっている方もいるので少しでもいいものを読んでいただきたいので……

苟もプロスレを名乗るのだから部長なんて書かずにカツ丼さんを書けと言われればそうします

別にいいんじゃね?と言われればそうします

ご意見をいただけると幸いです


>>49
なんとなく頼り甲斐のあるイメージですね

>>52
ドウイウコトカヨクワカンナイナー


今夜は眠いので寝させてください

順調にいけば明日の夜に更新予定です



おやすみなさい




54VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/23(木) 22:54:35.34rH5gWQ+Oo (1/1)

>>1が書きたいというのなら俺に止める理由はない!


55VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/23(木) 22:57:39.84PNF+K1MHo (1/1)

書きたいものを書けばいいんだよ


56VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/23(木) 23:02:06.25sCTeimqTo (1/1)

それでいいかと…


57VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/24(金) 01:50:53.45NtnaZayN0 (1/1)

部長好きだから大歓迎


58VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/24(金) 07:43:38.14YhEFPX9Fo (1/1)

一番最初のスレからやっと追いついた
続きは書きたいようにかえばいいと思うよ


59VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/24(金) 19:50:55.79YlXWROgAO (1/1)

後で書くんならどっち先でもいいんじゃないか


60 ◆HAYARIDvxk2014/10/25(土) 09:59:29.00DGIj/abko (1/5)



「あれ?今日は久先輩だけですか?」


「私だけじゃ不満?」


「はい」


「即答は酷くない!?」


「冗談ですよ」


「ま、まぁわかってたけどね!」


そのわりには顔がうろたえているような気がするが


「他の部員はおやすみですか?」


「えぇ、みんな用事が重なっちゃったみたいね」


「じゃあ俺も……」


「待ちなさい」


「はい?」


「今日はおねーさんがたっぷり教えてあげるわ♪」


「はぁ……」


「ため息をつくくらいいやなの!?」


「ワーウレシーナー」


「言い方がちょっと気に入らないけど……ほら、パソコンを立ち上げて」


「はい」


でも久先輩と二人きりなんてラッキーだな





61 ◆HAYARIDvxk2014/10/25(土) 10:07:45.00DGIj/abko (2/5)



「ふむ……二位は安定して取れるようになってるわね」


「最近受け方ばかり教わってますからね」


「でもそれだけじゃ勝てないのよねぇ」


「そうですね」


5回半荘を打ったが結果は一位が一回とあとは二位


大きな失点はないが大きな和了もない


結局原点付近で他家が沈んでいるのを見ているだけだ


「まさかこれだけ打って跳満一回だけとは」


そう、裏ドラが乗っての跳満が一回しか大きな和了はなかった


「いえ、久先輩の教え方もわかりやすいので相手の待ちが読みやすいです」


「あら?もっと褒めてもいいわよ?」


「じゃあ大きな手の和了のしかたを教えてください」


「そ、それはちょっと……」


「ですよね……」


「でも大きな失点がないのは大きな進歩だと思うわ」


「ありがとうございます」


はやりさんや良子さんの特訓のおかげだな





62 ◆HAYARIDvxk2014/10/25(土) 10:19:52.63DGIj/abko (3/5)



「さて、少し休憩しましょうか」


そういって椅子から立ち上がりのびをしている


あ、制服の下からへそが見えた……


「どうかした?」


「な、なんでもないです!」


「ならいいけど……」


ふわりとおさげが跳ねる


こうしてみると久先輩ってけっこうかわいいよな……


「どうしたの?ジロジロ人のことみて」


「久先輩ってかわいいなって思いまして」


「ふぇ!?」


「だ、大丈夫ですか……?」


「な、なにか飲み物でも買ってくるわね!」


そのまま部室から出て行く


顔が真っ赤だったけど大丈夫かな……?





63 ◆HAYARIDvxk2014/10/25(土) 10:48:01.08DGIj/abko (4/5)



「ごめんなさい、アイスティーしかなかったけどいいかしら?」


「えぇ、ありがとうございます」


先ほどの心配は杞憂だったらしく先輩の顔色は元に戻っていた


お金を出そうとポケットの財布をかけたところで先輩から声がかかる


「いいわ、おねーさんからのおごりよ」


「ありがとうございます」


お礼をいって缶を開けて口に含む


疲れていた頭には甘いアイスティーはありがたい


ましてや8月終わりとはいえまだまだ暑いのだ


よく冷えたアイスティーは最高だ


味わいつつも一気飲みしてしまったほどだ


「いい飲みっぷりね」


「す、すいません……」


「私のも飲む?」


「それってアイスティーなんじゃ……」


「ほぇ!?」


「「……あ」」


先輩が驚いた拍子にアイスティーをこぼしてしまう


そして溢れた先は……


「お、俺なにか着替え探してきます!」


一目散に部室から飛び出す


水に濡れた制服の下から水玉が顔を出していた……





64 ◆HAYARIDvxk2014/10/25(土) 10:49:04.68DGIj/abko (5/5)

ということで続きは今夜にでも

たぶんエロはないですが苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

失礼します


65VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/25(土) 16:58:44.99blEIk9vBo (1/1)

乙です


66VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/25(土) 22:29:11.82HmxtBREio (1/1)

俺バカだからかそれってアイスティーなんじゃのくだりの意味がわからない
誰かおしえてくれ


67VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/26(日) 01:32:34.64jUoI1wZ90 (1/2)

乙ー
久ちゃんチャンス


68VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/26(日) 01:47:44.75Ni4D0De5O (1/1)

イッチはおやすみかな?


69 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 03:42:15.92xwG5YlXMo (1/13)

こんばんは

ただいま帰宅しました

ちょっとのつもりが遅くなってすいません

なんとか今日中には久編を完結させたいですね

さすがに眠いので寝させてください


>>63
「それってアイスティーなんじゃ……」
ではなく
「それって間接キスなんじゃ……」
に補完をお願いします
>>66さんはご指摘ありがとうございました
バカだったのは>>1のほうです


おやすみなさい


70VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/26(日) 04:59:17.70jUoI1wZ90 (2/2)




71 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 21:38:16.98xwG5YlXMo (2/13)

こんばんは

更新を始めますが性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ


72 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 21:48:35.83xwG5YlXMo (3/13)



「ありがとうございました」


職員室に教室の鍵を返却した


先輩が着られそうな服を考えたがいいアイディアが出てこなかった


咲たちがいればなんとかなったかもしれないがあいにく今日は二人だけだ


……いい思いはできたけど


結局俺のたどり着いた答えは教室にあるジャージだった


一度も着ていないので大丈夫だろう


いやがられたらけっこう凹みそうだな……


職員室にいた宿直の先生に教室にある忘れ物を取りに行きたい旨を告げると快諾してくれた


無事に目的のジャージを回収した俺は急いで部室へと戻る


旧校舎にあるので少々遠いが先輩をいつまでも放置しておくわけにもいかないだろうしな


部室に戻った俺は一気に扉をスライドさせる


このときほどノックしなかったことを後悔したことはなかっただろう


どこぞの生徒会長がいうようにノックは人類が発明した最も偉大なものなのかもしれない……





73えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 21:53:39.47xwG5YlXMo (4/13)

               _
           ,, . :. :. :. :. :``丶、
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       |  / /⌒廴__彡'⌒ヽト-{_ > '"  ̄ ` i
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       |  |      ノ    |///i    乂:.ゞ':.i
       | ノ     {     /|///|      ¨´,
       |   /  ノ  __  ' |///| \      イ
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       人     /           |   |  \|
        __ / i          ,     | ,/  |
            / _    u  /      ;,/    |
            ノ                八
         /         i    /     i
         /    〉      /       i /    |
      ,        /      ij     l /   ∨
.      /             ノ     /'     ヽ
     /                   ,     / 〉
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   ',:::/: : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   、::::::/: : : : : : : : : : : :',
    ',: : : : : : : : : : : : :.::.|   \: : : : : : : : : : : : : :.:.',


74 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 22:00:20.32xwG5YlXMo (5/13)



「すいませんでした!」


大慌てでドアを閉める


心臓が早鐘を打つ


今すぐにでも逃げ出したい


「ま、待って!」


中からの声にそうするわけにもいかなくなった


「……見た?」


「……すいません」


わざとではなかったにせよ事実だ


「そう……」


「すいません」


気まずい沈黙だ


できることならさっさと逃げ去りたい


「ねぇ、須賀くん」


「はい」


「ひとつお願いしてもいいかしら?」


「……なんでもいってください」


せめてもの罪滅ぼしだ」


「タオルかなにか濡らしてきてくれない?」


「……わかりました」


先輩の意図はいまいちわからなかったが素直に従おう





75 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 22:05:29.35xwG5YlXMo (6/13)



「行ってきました」


ポケットに入っていたハンカチを濡らしてきた


「私が体を拭いている間に服の洗濯をお願いできる?」


「わかりました」


わずかに開いたすきまからハンカチを渡すとセーラー服とスカートが渡される


先輩が先ほどまで身につけていたのでまだ温かい


それになんだかいい匂いも……


「そういえば着替えは大丈夫ですか?」


一応渡したジャージでいいのか確認する


「えぇ、サイズ的にも大丈夫よ」


「わかりました、行ってきます」


薄い扉の向こうに下着姿の部長がいる


トイレに行きたいという衝動にも襲われたが今は一刻も争うべきだろう


……ここが人通りのない旧校舎でよかったな





76 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 22:32:59.15xwG5YlXMo (7/13)



さて、頼まれた洗濯物を片付けるか


水道で渡されたセーラー服を広げる


たしかにアイスティーが溢れたところがシミになってるな


急いで洗濯しないと残りそうだ


スカートにも同じようにシミができている


まずはセーラー服から洗おう


若干温もりが残ったセーラー服を指先でつまむようにこすってやるとシミが落ちる


あとは干しておけば今日の天気がいいこともあり帰るまでには乾くだろう


スカートを持ち上げたときとんでもないことに気づく


……なんでさっきの水玉がここにあるんだ?


透けたセーラー服の下にあったはずの水玉がそこにあった


恐る恐る持ち上げてみると和にプレゼントしたのと同じ形のものがそこにあった


つまりあのとき先輩は扉越しに全裸だったわけか……


思わず体が熱くなる


……とりあえずシミがないかちゃんと確認しないとな


そういえばトイレに行きたくなってたな


誰かに持っていかれたり風で飛ばされたりしたら困るから部長の服も持っていかないとは





77 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 22:43:31.50xwG5YlXMo (8/13)



…………ふぅ


無事に洗い終えて戻る


今度はちゃんとノックしないとな


「いいわよ」


中からの答えに恐る恐るドアをスライドさせる


「…… なんで上しか着てないんですか?」


「だってサイズが合わなかったから……」


顔を真っ赤にしてジャージの裾を引っ張っている


本来なら穿いてるべきものは俺の手の中にあるのだから当然だろう


一生懸命隠しているのがかわいい


「あの、制服なんですけど……」


「そ、そこの棚にハンガーと洗濯バサミがあるから使ってくれる?」


「わかりました」


顔をうつむかせたままで指差す先の棚から言われたものを出す


「窓際から出しちゃダメよ?」


「……え?」


「だって……恥ずかしいじゃない……」


「わかりました」


外から見えないように洗濯バサミをカーテンレールに着けて干した


……中からは水玉が丸見えなんだがな





78 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 22:57:11.31xwG5YlXMo (9/13)



「疲れたから寝るわ」


「 え?」


言うが早いかさっさとベッドに潜ってしまう


「あの、襲われたらどうするんですか?」


「須賀くんならいいわよ?」


背中を向けているので表情は見えない


「じゃあ俺はネトマに戻るので帰る頃には起こしますね」


「えぇ……」


「え?」


「なんでもないわ」


ぼそりとなにかつぶやいたみたいだがよく聞こえなかった


静かな寝息を立て始めるにはそう時間はかからなかった


俺もネトマに集中するか……


集中力が切れた頃にはいい時間になっていた





79えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 23:10:08.84xwG5YlXMo (10/13)



さて、先輩を起こして帰るとするか……


いい風が吹いていたこともあって洗濯物も乾いているだろう


ベッドの方に目をやると布団がはだけていた


履いていないジャージの裾から綺麗なお尻が見えていた……


……さわってもばれないかな


先輩の寝息を念入りに確認して恐る恐る恐る指先を這わせる


「……ん」


甘い声が妙にエロい


程よい弾力に割れ目に沿って指を這わせていく


くちゅりという粘っこい水音と指先にぬるぬるしたものがつく


これってもしかして……


寝返りを打とうとしたので慌てて手を退ける


仰向けになったので寝顔がバッチリ見える


普段の大人びた印象とはまた違った子供っぽさの残った寝顔だ


これくらいいいよな


ケータイのカメラを起動して一枚撮影する


ちゃんと保護しとかないとな


でも今はこの寝顔をもう少し堪能しようか





80 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 23:35:33.01xwG5YlXMo (11/13)



「……おはよう」


「おはようございます」


伸びをする先輩


お腹がめくれてまたへそが見えた


……その下は布団の下だったがな


「洗濯物乾いたみたいですよ」


「じゃあ着替えて帰りましょうか」


「じゃあ俺は先に……」


「部室の前で待っててくれる?」


「はい」


部室の前で先輩が着替え終わるのを待つ


先ほど撮ったばかりの写真を見返したり指先に残る感触を思い出したり……


……トイレに行ってこようか


先輩は俺がトイレから戻ってきて間もなく着替え終わったみたいだ





81 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 23:49:18.67xwG5YlXMo (12/13)



「さて、帰りましょうか」


「はい」


パソコンの電源を落としたり戸締りを確認したりして鍵を職員室に返却する


下駄箱で靴に履き替える


「そういえばジャージは洗って返すわね」


先輩が手に提げた袋の中身のことをいう


「俺は気にしませんよ?」


「私が気にするの!」


「そ、そうですか……」


部長の必死の形相になにも言い返せない


俺は気にしないんだけどなぁ


「それでネトマの成果はどうだったの?」


「それは……」


そんな取り留めもないことを話しながら別れ道まできた


「じゃあ今夜は夜更かしもほどほどにね?」


「……はい」


小悪魔じみた笑顔にそう返すしかなかった


今夜寝不足だったら先輩のせいだな……



先輩の言う通り俺は夜更かしをして寝不足になってしまったのだった……



続く





82 ◆HAYARIDvxk2014/10/26(日) 23:57:30.00xwG5YlXMo (13/13)

今夜は以上です

次回は未定です

一応プロットノートと相談して決めます



どうでもいいですがボツネタ


ドギマギする京ちゃんに全裸で後ろから抱きつく

本気になった京ちゃんの前で結局ヘタレる

or

寝ている時にほっぺたをつついていた京ちゃんに指フェラ

ふやけた指を見て今度は履いていない足を開いて……



諸般の事情でボツですが


ちなみに>>1が書きたいものを書いていくとドン引きされそうなので無しです

一応プロットノートに従って進めてますしね



>>47
京ちゃんをフルボッコにしたんですけどねー

>>58
いらっしゃいませー

>>67
??「そんなの私が許さない」

>>68
旧友と遊んでたら遅くなりました


今夜の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

おやすみなさい





83VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/27(月) 00:03:08.10Wz2eN0/Io (1/1)

乙です


84VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/27(月) 00:04:23.82QGjGZEC+o (1/1)

乙乙ー


85VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/10/27(月) 01:09:48.49UBtdlukP0 (1/1)

乙ー
このスレの部長はかわいいな


86VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/27(月) 02:11:41.12mwjh+qw/o (1/1)




87 ◆HAYARIDvxk2014/10/30(木) 21:18:42.12Y2oe1Zsto (1/2)

次回予告



「ここって……」


「カラオケ!」


理沙さんと村吉アナに連れてこられたのは一軒のカラオケだった


「そういえば……ここってただのカラオケじゃないんですよ?」


「……え?」


薄暗い室内ではよく見ると裸の男女が抱き合っている


あれってまさか……


「私達も!」


「え?」


部屋に連れ込まれた俺は二人に押し倒されてしまう……


「では……快楽に溺れましょう……」


うっとりするような笑顔を見せる二人の裸体を前にマイサンは大きく膨らむのだった……



という展開ではありませんが次回もお楽しみに!





88 ◆HAYARIDvxk2014/10/30(木) 21:20:46.83Y2oe1Zsto (2/2)

こんばんは

とりあえず次回はスレタイ通りのよりんの予定にします

村吉アナは多分でます

出ないかもしれませんが


>>85
もともとかわいいキャラばかりをお借りしてますしねー



次回更新は体調とか用事が大丈夫なら土曜日の予定です

おやすみなさい


89VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/30(木) 21:56:52.157b2OD4Tbo (1/1)

乙です


90VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/10/30(木) 22:16:35.57XfOuRgKSo (1/1)




91 ◆HAYARIDvxk2014/11/02(日) 00:56:03.72iMF/kIZ5o (1/5)



「じゃあ次回もー?」


「「「はっやりーん☆ ミ」」」


「はい、お疲れさまでしたー」


今日も無事に終わった


深夜バスでの移動は2回目だったが前回よりは精神的に楽だった


といっても疲れたのは変わらないのだが


最悪新幹線で前日入りして一泊するのもいいかもな


……ホテル代がとんでもないことになりそうだが


「じゃあお昼ご飯を食べに行こっか☆」


「はい、わかりました」


はやりさんの提案に乗って社員食堂に向かう


学食と同じくらいお馴染みの場所になりつつある


レディースランチがあればいいと思うのは贅沢な悩みだろうか?


あっても咲がいないから注文できないだろうが……


代わりというわけではないがはやりさんと同じ日替わりランチを注文した


土曜日の割には人は多かったが、座れないほどではなかった


注文したランチセットを受け取り席を探す


「あそこにしよっか☆」


「あれって……」


はやりさんの視線の先には見たことがある人が座っていた


誰かと一緒みたいだけど大丈夫かな?





92 ◆HAYARIDvxk2014/11/02(日) 01:09:10.60iMF/kIZ5o (2/5)



「こんにちは、理沙ちゃん☆」


「こんにちは!」


「ここいいかな?」


「大丈夫!」


「じゃあ座ろうか☆」


「はい」


お邪魔しますと一声かけて4人掛けのテーブルへ座る


俺の正面にはやりさんが、その隣に理沙さん、そして俺の隣には知らない女性だ


「女子アナの村吉みさきです」


「あ、えと……須賀京太郎です 」


緊張してうまく自己紹介できなかった……


「冷める前に食べようよ☆」


「え、えぇ」


はやりさんの提案に従いいただきますをして日替わりランチのハンバーグに箸をつける


正直気まずい沈黙しか続かなかっただろうからはやりさんの提案はかなりありがたかった





93 ◆HAYARIDvxk2014/11/02(日) 01:16:44.43iMF/kIZ5o (3/5)



「そういえば俺、来週はおやすみしますね」


「そうなの?」


「えぇ、文化祭なので」


「そっかー☆」


ディレクターさんにはすでに話してあったがはやりさんにも伝えた方がいいだろう


「なにするの?」


「未定です……」


理沙さんの質問にそう返すしかなかった


一応何かしらお店をすることだけは決まってるんだけどなぁ


「だったら取材に行きましょうか?」


「……え?」


村吉アナの突然の提案だ


「さ、さすがに俺の一存では……」


よくわからないが校長先生とかの許可が必要な気がする


「あら、残念ですね」


「ちょっとごめんね☆」


電話を取り出したはやりさんが何か話している


「ごめん、急なお仕事が入っちゃったからはやりはもう行くね☆」


「あ、はい」


すでに食べ終えていた食器をはやりさんが片付けて慌ただしく出て行く


残されたのは俺たち3人だ





94 ◆HAYARIDvxk2014/11/02(日) 01:22:17.36iMF/kIZ5o (4/5)



「須賀くんはこの後おひまですか?」


「えぇまぁ……」


「だったら私たちとカラオケに行きませんか?」


「え?」


「須賀くんは野依プロの口下手はご存知ですか?」


「えぇ」


「それを改善していただきたくて特訓はしてるんですが……」


「スパルタ!」


「誰が悪いんですか?」


「ごめんなさい……」


これだけのやりとりで二人の力関係がわかってしまった


「せっかくなのでご一緒にいかがですか?」


「行こう!」


理沙さんの目が何か訴えかけてくる


村吉アナの特訓ってそんなに厳しいのか……


でもこんな綺麗な人たちとカラオケに行けるのもいいかもな


「えぇ、よろしくお願いします」


「こちらこそ!」


一気に理沙さんが笑顔になる


普段滅多に見せないこともあってギャップがかなりかわいい


「では行きましょうか」


ごちそうさまをして食器を片付けてから俺たちは近くのカラオケへと向かったのだった





95 ◆HAYARIDvxk2014/11/02(日) 01:23:12.79iMF/kIZ5o (5/5)

眠いのでここまでにさせてください

続きはお昼にできたらいいなと……

おやすみなさい


96VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/02(日) 01:25:49.93KS3AaPOUo (1/1)

乙です


97VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/02(日) 02:06:21.64+wG3nR2yo (1/1)

乙!


98VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/02(日) 02:58:44.73SSq1onxN0 (1/1)


村吉アナきたか!


99VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/02(日) 06:38:06.008KSHAVdlo (1/1)





100 ◆HAYARIDvxk2014/11/16(日) 23:15:04.79BlrxZ0pJo (1/5)



「それではお部屋は108号室になります」


受付を済ませて3人で部屋へと向かう


部屋は思ったよりも暗い


妙にムードがあるじゃないか……


「歌う!」


理沙さんが慣れた手つきでデンモクを操作しリクエストを入れる


モニターに映る曲名や歌手名は知らないものだった


前奏が始まり理沙さんが第一声を発する


「~~~~♪」


…………え?


「どうかしました?」


村吉アナが小声で話しかけてくる


「いえ、あまりの上手さに圧倒されてしまって……」


「なるほど、たしかに私も最初はそうでした」


「そうなんですか?」


「えぇ……とりあえず今は野依プロの歌を聞きませんか?」


「そうですね」


もっと聞いていたいしな





101 ◆HAYARIDvxk2014/11/16(日) 23:28:25.70BlrxZ0pJo (2/5)



「満足!」


そこに表示された点数は思った以上に高いものだった


俺もカラオケは行くことがあるがこんな点数出したことはないぞ……


「じゃあ私も歌いましょうか」


そういって村吉アナが歌い始めた曲は最近テレビで話題の曲だ


コンビニやスーパーでも流れてるしな


だけどちゃんと聞いたことはないぞ?


そんなことを考えているとサビだ


「~~~~♪」


すごい……


耳に残っていたのとは全く似ても似つかないのに魅了されてしまいそうだ


「野依プロには勝てませんでしたか……」


表示された点数はたしかに理沙さんよりは低いが俺からすれば十分高いものだった


「まだまだ!」


「まぁこちらも喉慣らしですからね」


ニコリと笑い合う二人


間に火花が散っているように見えるのは気のせいだろうか……?


この二人の後には歌いたくないぞ……





102 ◆HAYARIDvxk2014/11/16(日) 23:40:51.51BlrxZ0pJo (3/5)



俺の入れた曲の前奏が始まる


俺が昔憧れたヒーローの主題歌だ


いや、ヒーローに憧れてるのは今もか


中学の頃はハンドボールで注目はされていた


結局ヒーローになれなかったんだよな……


あの頃咲にどれだけ助けられたことか……


苦い思い出を振り払うように大きな声で歌う


アップテンポな曲調とマッチしていて歌っている俺も楽しい


ただ採点結果は……


落ち込みそうになった俺に二人から声がかかる


「かっこいい!」


「いかにも男の子みたいな感じでいいですね!」


「……え?」


思わぬ高評価に思わず面食らってしまった


「歌う!」


「えぇ、そうですね」


俺にもデンモクが渡される


たしかにうじうじしてるよりも歌ってスッキリしたほうがいいよな!






103 ◆HAYARIDvxk2014/11/16(日) 23:47:33.74BlrxZ0pJo (4/5)



「須賀くん、私とこれを歌いませんか?」


ドリンクバーに理沙さんが行っているときに村吉アナから提案される


「俺うろ覚えですよ?」


「歌えばなんとかなりますって」


「わかりました」


「おまたせ!」


予約したのと時を同じくして理沙さんが戻ってきた


その手のジュースが妙に毒毒しい色をしているのはなんだろう……


「カクテル!」


「だ、そうですよ?」


「そ、そうですか……」


理沙さんは美味しそうに飲んでいるが絶対無理だな……






104 ◆HAYARIDvxk2014/11/16(日) 23:55:39.98BlrxZ0pJo (5/5)



「では私たちの番ですね」


前奏が始まる


ピンクの字で書いてあるから出だしは村吉アナだ


何度聞いてもうっとりするような声を聞いていると次の歌詞は水色だ


なんとなくの記憶を頼りに自分の歌詞を歌っていく


いよいよサビだ


歌詞の色が緑色に変わる


二人で同時にハモる合図だ


「「~~~~~~♪」」


まさかk上手い人とハモるのがこんなに気持ちいいなんて……


「須賀くん、二番ですよ?」


「は、はい」


一番とは異なり二番は俺からだ


あまりの気持ちよさにあっという間に終わったのだった


点数も気にならないくらいにな





105 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:05:43.06vVUOMQYgo (1/6)



「どうでしたか?」


「すっげぇ気持ちよかったです」


「ふふ、私もですよ」


質問に答えた俺にニコリと笑いかける村吉アナ


普段テレビで見るのとは違う笑顔だ


その自然な笑みに思わずドキリとしてしまった


「次の曲も一緒に歌いますか?」


「はい、ぜひお願いします」


願ったり叶ったりだ


「わ、私も!」


「理沙さん?」


「わ、私も……」


「はっきり言わないと伝わりませんよ?」


「意地悪……」


「なにか言いましたか?」


「な、なんでもない!」


慌てて首を振る理沙さん


向けられる村吉アナの笑顔は先ほどとは違って妙な怖さがある


村吉アナは怒らせないようにしよう……






106 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:21:07.79vVUOMQYgo (2/6)



「わ、私と……デュエットしてくだしゃい!」


「えぇ、いいですよ」


「ではせっかくですし3人で歌いましょうか」


「うん!」


噛んだせいで顔を真っ赤にした理沙さんも加えて3人で歌った


二人でも楽しかったが三人だとそれ以上に楽しかった


だけど楽しい時間はあっという間に過ぎるものだ


「ありがとうございました」


「あの……本当によかったんですか……?」


「おまかせ!」


「だ、そうですよ?」


「ありがとうございます」


理沙さんが3人分まとめて会計してくれたのだ


素直に甘えたほうがいいだろう


「お腹空いた!」


「せっかくですしご飯を食べに行きませんか?」


「賛成!」


「えぇ、いいですね」


「ではテレビでは出ないオススメのお店がありますから一緒に行きますか?」


「うん!」


「はい」


今からかなり楽しみだ





107 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:29:17.75vVUOMQYgo (3/6)



「どうですか?」


「美味!」


「美味しいです」


「ただテレビとかで言っちゃダメですからね?」


「わかりました」


目の前にはチャーハンや油淋鶏、酢豚に餃子といった中華料理が並んでいる


オススメのものを頼んだらこうなったのだ


手頃な値段の割にかなり美味しい


「でもどうしてテレビで言ったらダメなんですか?」


「店長さんがいやがるのもありますけど……」


「他にもあるんですか?」


「混雑してたらいやじゃないですか」


「な、なるほど……」


たしかに混雑すぎずお客さんがいないわけでもないくらいのこれぐらいがいい感じだ





108 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:38:03.53vVUOMQYgo (4/6)



「そういえば理沙さんって妹はいますか?」


「いない!」


「どうかしたんですか?」


「いえ、先日理沙さんにそっくりな新道寺の制服を着た女の子に出会ったので……」


「し、知らない……」


「野依プロの母校って新道寺ですよね?」


「う、うん……」


「本当に知らないんですか?」


「知らない……」


「だ、そうですよ?」


理沙さんの目が妙に泳いでいるような気がするけど気のせいだろうか?


「さ、冷める前に食べる!」


「えぇ、そうしましょうか」


「はい」


暖かい方が美味しいもんな






109 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:42:17.59vVUOMQYgo (5/6)



「そういえば須賀くんは今夜はどこに泊まるんですか?」


「まだ決めていませんが……」


そのときケータイのバイブレーションが着信を告げる


『今夜もお泊まりに来るかな☆』


はやりさんだ


「よろしければうちに来ませんか?」


「……え?」


「色々とお話ししたいこともありますし……」


「わ、私も!」


「理沙さん?」


「私も話したい!」


「須賀くんはどうしたいですか?」


「俺は……」


さてどうしよう?




続く






110 ◆HAYARIDvxk2014/11/17(月) 00:45:10.59vVUOMQYgo (6/6)

こんばんは

結構間が空いてすいませんでした


細かい誤字・脱字があったらすいません



ここからどうしましょうかね?

考えられるのは

A)はやりんの家にお泊まり

B)のよりんや村吉アナとお泊まり

C)どこかビジネスホテルに泊まる

の3つくらいでしょうか?

さすがに野宿とかネカフェはなしです

みなさんのご意見をお聞かせください



今夜の更新はここまでです

次回は今週末にでも

おやすみなさい





111VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 00:50:09.92bhcfFChco (1/1)

更新乙です
個人的にはBが見たいっすね~



112VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 00:53:17.492IpWdHqAO (1/1)

乙です
Bに一票


113VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 00:53:32.20uBCnqHN00 (1/1)

Bかな


114VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 01:02:25.43646UbVQzo (1/1)

乙です B


115VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/17(月) 02:35:14.11/yUJXWR00 (1/1)

乙ー
せっかくだしBで


116VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 03:20:17.74aXz1MlEwo (1/1)

これはB


117VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 05:56:09.223l2fRzDEo (1/1)

おつ
はやりんが恋しいのでA


118VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/17(月) 13:18:21.623DJTJHJ9O (1/1)

はやりん宅襲撃
4人で(ゲス顔


119VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/18(火) 18:15:41.43EOQIdyxYO (1/1)

乙です。
個人的にA、B両方見たいけど、
最近のよりん成分が足りないので泣く泣くBで


120 ◆HAYARIDvxk2014/11/18(火) 21:34:46.09EDuk3mkGo (1/1)

こんばんは

なんとなくBを書くのがよさそうな感じですね

(のよりんの家なんて考えてなかったなんて言えない……)

そういえば村吉アナはどうしましょうかね?

仮にもプロスレなのでルートはないですが

それと好感度が足りないのでエロもなしの予定です

だって、ねぇ……


>>117
まだ足りないと……?

>>118
その発想はありませんでした
もう少し早ければ採用したかもしれませんね

>>119
書いてる本人は楽しいですがはやりんって食傷気味じゃないですか?
ワンパターンの>>1が何もかんも悪いのですが



とりあえず少々考えさせてください

おやすみなさい


121VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/18(火) 21:59:04.63GL23shYvo (1/1)

おやすみー


122VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/18(火) 23:42:31.93J5Vwos8bo (1/1)

結構間が空いたから食傷とかにはならんのでは
後々まとめとかで一気読みするならともかく


123VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/19(水) 07:32:44.25j1URLiySo (1/1)

乙ー


124VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/19(水) 17:33:32.14a/Vdj4SEO (1/1)

咲SSで大人組がクローズアップされてるのが、少ないから食傷とかはないな~
なんだかんだ言っても大人組は皆好きだしね。



125 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 21:49:49.72xthzYIMdo (1/7)



「ここ!」


三人でタクシーに乗ってたどり着いたのは高層マンションの前だった


「ま、まさかこのマンションですか……?」


「そう!」


「私も何度かお邪魔したことはありますがやっぱり大きいですね」


見上げる首が痛くなるほど高いマンションだ


玄関で暗証番号を入力し扉を開けて理沙さんの先導でエレベーターに乗り込む


今更だけど本当に俺がここに来てもよかったのか?


「どうぞ」


「お、お邪魔します……」


二の足を踏むのを必死にこらえて部屋へと入る


部屋に入る前からこれなのに本当に俺はリラックスできるんだろうか?


なんだったら今からでも先ほどメールしたはやりさんにお願いして……


「ゆっくりしていってね!」


「は、はい……」


理沙さんの精一杯の言葉にそんな考えは吹き飛んでしまったのだった





126 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 22:18:37.27xthzYIMdo (2/7)



「あれ?前来た時はあんなに大きなクマのぬいぐるみなんてありましたか?」


「か、買った!」


「へぇ……」


「かわいいと思いますよ」


「そ、そう……」


顔をうつむかせている


もしもあのぬいぐるみに理沙さんが抱きついてるとすると……


かなり羨ましいぞ


「さて……シャワーを浴びてもいいですか?」


「私も!」


「あの……俺は……」


「待ってて!」


「あ、はい」


指差す先にはテレビがある


あのテレビでも見ながら待ってればいいんだな


風呂場にいった二人を待つ間テレビをつける


あまりのチャンネルの多さに驚いてしまう


これが都会ってやつか……





127 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 22:28:55.84xthzYIMdo (3/7)



「どうかしました?」


「な、なんでもないですよ?」


「ならいいですが」


「おお……」


「な、何……?」


「いえ、二人とも綺麗だったので……」


「あ、ありがとう……」


「もしかして誰にでもそんなことを言ってるんじゃないんですか?」


「そ、そんなことはないですよ?」


「とりあえず須賀くんが刺されたというニュースだけは読みたくないので注意してくださいね?」


「わ、わかりました……」


しっとり濡れた綺麗な髪に上気した頬


湯上り美人ってこういう人のことをいうんだな


でも村吉アナがいったのは冗談だよな……?





128 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 22:43:36.79xthzYIMdo (4/7)



「お風呂ありがとうございました」


「どういたしまして!」


手早くシャワーだけ済ませ持ってきていたジャージに着替えた


一応浴槽に浸かろうかとも思ったけど……


ほら、色々とな、うん


「須賀くんも飲みます?」


「えと……それってもしかして……」


「カクテル!」


「一応未成年なので……」


「ではこちらのオレンジジュースはいかがですか?」


「いただきます」


「乾杯!」


「そういえばそうですね」


「でもなにに?」


「初めて!」


なんだか卑猥な匂いが……


「では3人での初めてのカラオケに乾杯しますか」


「「「乾杯」」」


綺麗な青く澄んだグラスを軽く当てるとチンという小気味好い音が室内に響く


グラスのおかげかわからないがオレンジジュースはいつもより美味しい気がした





129 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 23:03:06.21xthzYIMdo (5/7)



「そういえば須賀くんは好きな女性はいるんですか?」


「……え?」


「気になる!」


学校の話での話や二人の仕事の話


そんな中で不意に質問が来た


俺が好きな人って誰だろう……


咲は……一緒にいて気楽ないつまでも一緒にいたいやつだし……


和は……色々あったけど甘えん坊な妹みたいだし……


優希は……振り回されることもあるけど一緒にいて楽しいやつだし……


染谷先輩は……頼りになる先輩だし……


久先輩は……すっげぇ人だけどたまに見せるところにぐっと来るし……


プロの皆さんは……親しみやすいけどやっぱり俺にとってはやっぱり手の届かない雲の上の存在だ


「今はいません」


「なるほど……『今は』ですね」


「わかった!」






130 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 23:14:23.20xthzYIMdo (6/7)



「ふわぁ……そろそろ寝ますか……?」


「うん……」


「そうですね……」


時間のせいか会話の間にちらほらあくびが混ざっている


ましてや二人はお酒も軽く入っているのでなおさらだろう


「ベッド……」


「そうですね」


「え?え?」


二人に引っ張られて大きめのベッドに連れ込まれる


「おやすみ……」


「おやすみなさい」


「……眠れねぇ」


こんな二人に挟まれて俺はちゃんと眠れるんだろうか……


ま、まぁ両手に花なのはいいことだな、うん


睡眠欲には抗えないらしくばっちり熟睡できたのだった……



続く





131 ◆HAYARIDvxk2014/11/24(月) 23:18:51.42xthzYIMdo (7/7)

こんばんは

また開いてしまってすいません

忙しかったのと>>1の構想力のなさが原因です


ちなみにえっちぃイベントがなかったのは好感度が足りなかったからです

好感度だけでいうなら限界突破してる咲ちゃんが圧倒的です


次回は例によって未定です

たぶんプロ勢の誰かとのイベントになると思います


>>122
なるべく更新頻度を上げられるように頑張ります……

>>124
ありがとうございます
かわいく書けるように頑張ります


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





132VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/24(月) 23:38:08.96RFxJBkMSo (1/1)




133VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/24(月) 23:40:37.711fgQ0psQo (1/1)

乙です


134VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/24(月) 23:51:14.47B8vBLZgzO (1/1)

乙~
のよりんはプロの中でえっちいのが、少ないから早く好感度をあげたいとこだねぃ


135VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/25(火) 13:43:36.32OuqaUK0Co (1/1)

乙ー


136 ◆HAYARIDvxk2014/11/26(水) 20:54:42.41BR0Avkfeo (1/1)

こんばんは

ちょっと相談です

次回更新はプロの予定と書いていましたが変更させてください


考えていた>>1のプラン

各プロにそれぞれ好感度に応じたイベントをしてから文化祭


変更後のプラン

一気に文化祭本番にして第二部を終え、ファンサービスで抜けた部分を埋めていく


>>1の構想力と体力のなさが一番の原因です

ただ、前スレを中途半端に残しておくのもあれなので、変更をご了承いただけると幸いです

楽しみにしてくださっていたかたにはすいません



失礼します


137VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/26(水) 21:34:35.690LG2SiV8o (1/1)

了解


138VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/26(水) 23:03:08.99FvAEWWU8O (1/1)

OK~


139VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/27(木) 00:06:17.97VN6288DAo (1/1)




140VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/27(木) 00:53:46.85GMItT6h+o (1/1)

把握


141 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 22:50:14.17k4I17F/eo (1/10)



「じゃあまた来週も~?」


「「「はっやりーん☆ミ」」」」」


「はい、お疲れさまでした」


理沙さんの家からスタジオに向かい、収録を無事に終えた


そこからお昼ご飯を食べて大沼プロと南浦プロとはやりさんの麻雀講座だ


「まだまだ俺たちには程遠いな」


「ま、俺たちに振り込み一桁まで来たのはいい進歩だ」


「ありがとうございます……」


ギラギラとした二人のむき出しの気迫を受けながらの対局


いつも以上にどっと疲れる


だけど充実感はひとしおだ


「とりあえず毎日続けることだな」


「まだまだ若いんだからできるよな?」


「がんばります……」


「わ、私も応援してるから……ね?」


「はい……」


ただでさえ天使のようにまぶしいはやりさんの笑顔がいつも以上に素晴らしいものに思えた





142 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 22:59:11.65k4I17F/eo (2/10)



「じゃあまた『来週』ね☆」


「はい」


はやりさん手作りの晩ご飯をはやりさんの家で一緒に食べたあと深夜バス乗り場まで見送りに来てくれたのだ


バスに乗り込んでしばらくすると走り出した


そういえば『来週』って言ってたけど会えないよな?


たぶんはやりさんの勘違いだろうな


だけど今朝は色々あったな……


俺に抱きついていた二人が慌てていたのはかわいかった


うろたえていたせいで乱れた服の裾から……


おっと、こんなところで思い出しちゃダメだ


でも二人とも形が綺麗で……


さ、さっさと寝て忘れよう!


たまったものは帰って学校に行く前に発散すればいいな


主に眠気とか……





143 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:03:48.99k4I17F/eo (3/10)



「京ちゃん、かなり疲れてるように見えるけど大丈夫……?」


「だ、大丈夫……」


「辛かったらいってね?保健室くらいには連れて行ってあげるから」


「咲ちゃんはいい嫁さんだなぁ」


「嫁さん違います」


クラスの男子からのちゃちゃに咲が返す


たしかに咲は嫁というより妹というイメージだな


「なにかへんなこと考えてるでしょー?」


「な、なにも考えてないぞ……?」


「ならいいけど……」


危ない危ない


咲ってときどき鋭いからな……


さて、補習は午前中で終わりだから部活へ行くか





144 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:10:22.06k4I17F/eo (4/10)



「緊急事態じゃ……」


「部長、どうかしたんですか……?」


咲と一緒にレディースランチを食べて部室へ向かうと深刻な面持ちの部長と戸惑っている和がいた


「到着だじぇ!」


「ごめんね、ちょっと遅くなっちゃった」


「よし、全員揃ったみたいじゃから緊急会議じゃ……」


「「「「「え?」」」」」


「のう、優希、文化祭っていつか知っとるか?」


「今週の金曜日からだじぇ!」


「ちなみに麻雀部はなにをするんじゃ?」


「それは……」


「そういえば……」


「そう、『まだ』決まってないんじゃ……」


あれ?これってかなりやばいんじゃ……


「とにかく今日は急いで決めるぞ!」


「「「「「はい!」」」」」






145 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:18:41.00k4I17F/eo (5/10)



「といってもあんまり凝ったものはできんのう……」


「一応場所だけは確保しておいたわよ」


「それって職権乱用なんじゃ……」


「麻雀部がなにかしたいっていったら一箇所空けてくれたのよ」


「そうなんですか?」


「えぇ、結構麻雀部って注目されてるのよ?」


たしかに全国制覇を成し遂げたんだから有名になるなというほうが無理か……


「よし、とりあえずやりたいものの候補をあげてくれるかの?」


「タコス屋だじぇ!」


「喫茶店とかいいんじゃないんですか?」


「だったらのどちゃんがメイドさんだじぇ!」


「却下です」


「のどちゃんの目が怖いじぇ……」


「あはは……」


咲が乾いた笑いをしている


「京太郎はどうしたいんじゃ?」


「俺ですか……」


なにがいいんだろう……






146 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:30:06.47k4I17F/eo (6/10)



「この前やったまこのお好み焼きじゃあだめなの?」


「「「「「え?」」」」」


「あれならまこと須賀くんが焼いて私たちが給仕すればいいでしょ?」


「なるほど……それならいけそうじゃの」


「どうせなら染谷先輩のお店の衣装でやるじぇ!」


「たしかにそれはいいわね」


「さ、さすがにそれは……」


「ありですね」


「和ちゃん!?」


「ということは異存はなさそうじゃがここから話を決めていくかの?」


「「「「「はい」」」」」


特に異存もないしな


「じゃあ須賀くんは毎日まこと一緒に焼く練習してね」


「え?」


「あら?まこに全部焼かせるつもり?」


「いえ、違います」


「じゃあ頑張ってね♪」


「はい……」


そこから話はトントン拍子に進んでいった






147 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:38:26.96k4I17F/eo (7/10)



「ワシとの練習はいやかもしれんけど頑張ってくれるかの?」


「いえ、染谷先輩と一緒なんて光栄ですよ」


「ほうか」


部活が終わって俺は染谷先輩の家に来ていた


お好み焼きを焼く練習をするためだ


ちなみに鉄板のレンタルなどは久先輩が請け負うことになった


「せっかくだしやってみたいのよ」


この一言で全てが決まった


「そのかわり美味しくなかったら許さないんだからね?」


「わ、わかりました……」


視線に妙なプレッシャーがあったぞ……


「ほい、完成、食べてみんさい」


「いただきます」


メイド服を着た先輩が手際よく焼き上げたお好み焼きを受け取る


「ちょっと貸しんさい」


「はい?」


「ふーふー……ほれ」


「え?」


「ほれ、あーん」


「あ、あーん……」


「どうじゃ?」


「美味しいです」


「ほうか、それはよかった」


染谷先輩みたいなかわいいメイドさんのあーんが美味しくないわけがないだろう





148 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:44:34.61k4I17F/eo (8/10)



「ほいじゃあ次は京太郎が焼いてくれるかの?」


「わ、わかりました……」


上目遣いのメイドさんのあーんをたっぷり時間をかけて食べた


味は……たぶんうまかったんだと思う……


だってこんな状況で味のことまで考えられるわけないだろう!


「や、焼けました……」


「ふむ……見た目はあれじゃが……とりあえず食べてみようか……」


「すいません……」


「ほれ」


「え?」


「ほ・れ!」


口を開けて染谷先輩が待っている


これってもしかして……


「あ、あーん……」


「ふむ……要練習じゃな」


「頑張ります……」


こうして俺の部活の後に染谷先輩の家でお好み焼きを焼く練習をする日々が始まったのだった……



続く






149 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:51:02.09k4I17F/eo (9/10)

次回予告


「さて、ほいじゃあ始めるかのう」


「そうですね!」


いよいよ文化祭当日がやってきた


といっても今日は学内とOBだけの公開だからお客さんはそんなに多くないんだけどな


「ま、張り切っていきましょう」


「えぇ、そうですね」


「京ちゃん、ネクタイ曲がってるよ?」


「ササンキュー、咲」


「ふふん、京ちゃんは私がいないとなんにもできないもんねー」


「はいはい、咲さんのような素晴らしい幼馴染みがいて幸せですよー」


「えへへー」


「あの……いちゃつくのもいいんですがそろそろお客さんが……」


「とにかく今日1日頑張っていくかの!」


「「「「「はい!」」」」」


いよいよ文化祭スタートだ


という展開でお送りする予定です






150 ◆HAYARIDvxk2014/11/27(木) 23:56:43.39k4I17F/eo (10/10)

こんばんは

なんとか次回から文化祭本編が始められそうです

といっても初日はイベントはあまりないですが


ちなみに日程的には金曜日が学内およびOB・OGへの公開

土日が一般や中学生への公開の予定です

そして月曜日が振替になって翌週日曜日が体育祭の予定です

そこまで書くかはわかりませんが



>>134
(ぶっちゃけ好感度なんて>>1の気分次第だなんていえない……)



理想としてはこの週末を利用して第二部を終了して第一部のときと同様に前スレを利用してファンサービスをしたいですね


完結はいつのことやら……



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





151VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/28(金) 00:32:41.56KDTRwVKco (1/1)

乙です


152VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/28(金) 00:51:09.472XU3S9gyo (1/1)

乙ー


153VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/11/28(金) 02:46:46.42qf/7opLf0 (1/1)




154VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/11/28(金) 14:11:40.97wAD9yWWeo (1/1)

乙ー
完結なんてしなくていいだぞ?


155 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 21:53:55.1094RH9/rYo (1/7)



「すまんのう、こがに遅うまで付き合わせて……」


「いえ、気にしないでください」


文化祭前日、俺は染谷部長の家にいた


理由は単純だ


「当日キャベツを切れそうにないからのう……」


そう、料理をするには材料がいるのだ


俺たちが作るお好み焼きの材料は生地ともやしと肉とそば


そして必要不可欠なのがキャベツだ


他の材料は当日でもなんとかなるだろう


しかしキャベツの千切りだけはそうはいかない


かくして俺と染谷部長は二人でキャベツの千切りをしているのだ


「よし、こんなもんでええじゃろう」


「結構ありますね……」


段ボールに大きめの新しいビニール袋を引いてキャベツを入れているが想像以上の量だ


「じゃあ明日の朝運び込むけぇよろしくな?」


「わかりました」


部長の作った晩ご飯を食べて帰宅する


明日は俺の父さんが出してくれる車で必要な材料を持ち込むことにしている


「せっかくだから父さんも役に立ちたいからな!」


俺の話を聞いた父さんは即断したのだった


せっかくだし甘えてもいいよな?





156 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:00:08.2894RH9/rYo (2/7)



「改めて見るとすごい量だじぇ……」


「でもなんだかワクワクしますね!」


「そ、そうだね……」


和と優希のテンションがいつもと反対の気がするが気のせいだろうか……?


「ほらほら、開店まであと少しじゃけぇってはしゃぐなよ?」


「そうよ、はしゃいじゃダメよ~?」


「……一応聞くけどおんしのそのネコミミはなんじゃ?」


「久ニャンよ♪」


「……………」


染谷部長が無言でため息を吐く


俺たちは苦笑いが精一杯だ


「さすがにその反応は傷つくわ……」


「ま、まあまあ……そろそろ始まるみたいですし……ね?」


「よし……じゃあ気を取り直して……今日1日ファイトじゃ!」


「「「「「はい!」」」」」





157 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:07:05.3294RH9/rYo (3/7)



意気揚々と始まったんだが……


「なんでこんなに忙しいんじゃ……」


「さ、さぁ……」


基本的に一つの団体のスペースはテント一つ分の屋台だ


それぞれの屋台で買ったものを近くのテーブルやベンチに座って食べるという形式だ


麻雀部は鉄板をお客さんが見える位置に置いていわゆる実演販売形式を取っている


おかげで客入りは好調なのだが……


「ざ、材料が……」


「俺、取ってきます!」


こうして控え室代わりの部室と何度往復したことか……


おまけに今日は曇っているせいで9月の割には寒い


そのせいで大繁盛だ


もっともそれ以上に人気の原因があるのだが……





158 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:11:07.6894RH9/rYo (4/7)



「会長のネコミミメイド素敵……」


「やっぱり原村のおっぱいでけぇ……」


「咲ちゃんのかわいさがわからないとか……」


「一番可愛いのは優希ちゃんに決まってるじゃないか!」


「あ?メガネメイドまこたんの魅力がわからないやつは黙ってろよ」


そう、メイド目当てで来る客が多いのだ


「あの執事さんイケメン……」


たまにそんな声も混じってる


「デレデレしてないでさっさと焼いてね、京ちゃん!?」


「咲……ひょっとして怒ってる……?」


「べーつにー」


「そ、そうか……」


なんだか咲がこわい……


で、でも女の子にかっこいいって言われて顔がにやけたっていいじゃないか!






159 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:23:05.8094RH9/rYo (5/7)



「疲れたじぇ……」


「まさかあんなにお客さんが来るとは思いませんでした……」


「ほうじゃのう……」


今日は初日ということもあり出店時間は10時半から16時までだった


一応休憩は自由にとって良かったがとてもじゃないがそんな暇はなかった


まさか用意しておいたキャベツがほとんど残らないなんて……


「明日は今日以上のしこみが必要かもしれんのう……」


「そうですね……」


昨日以上に時間がかかると思うと憂鬱だ


「あら?それなら心配ないわよ?」


「どういうことじゃ?」


「調理室を使えるように交渉してあるからみんなで分担して終わらせて帰りましょう?」


「久先輩ってたまにすごいですよね」


「たまにってどういう意味よ!?」


「まぁまぁ、落ち着きんさい……ほいじゃあテキパキ終わらせてさっさと帰るか」


「「「「「はい……」」」」」


相当疲れたのか朝の元気はほとんどなかった


それでも昨日の倍以上のキャベツを切る必要があっても6人で分担するとあっというまに終わったのだった


さて、明日も頑張るか……



続く





160 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:30:32.7194RH9/rYo (6/7)

幕間


Prrrr


「はい、竹井ですけど……」


「こんばんは、瑞原です」


「瑞原プロ!?」


「突然の電話でごめんなさい、今お時間よろしいですか?」


「え、えぇ……」


「清澄高校の文化祭って明日が一般公開ですよね?」


「そうですけど……」


「お邪魔してもよろしいでしょうか?」


「え!?」


「京太郎くんから皆さん頑張ってるように聞いたのでお邪魔でなければ差し入れでもと思いまして……」


「それはありがたい申し出ですけど……ご都合は大丈夫なんですか?」


「えぇ、それは問題ありません」


「わかりました、では後で学校の地図をお送りしますね」


「はい、よろしくお願いします」


「では……」


「あの……できればこのことは二人だけの内緒にしておいてくれませんか……?」


「……え?」


「あまりことを大きくして迷惑をおかけするのは心苦しいですし……」


「わかりました」


「では明日はよろしくお願いしますね」


「いえ、こちらこそよろしくお願いします」


「では失礼します」


「失礼します」


……大丈夫よね?


幕間カンッ




161 ◆HAYARIDvxk2014/12/02(火) 22:39:56.0794RH9/rYo (7/7)

こんばんは

そんなこんなで文化祭初日が終了です

ちなみに基本的に>>1の実体験に基づいています

初日は雨が降ったせいで豚汁がよく売れたのを覚えています

当時の日記帳をひっぱり出しながら書いているので少々異なる点があったらご容赦ください



ちなみに次回はプロがきます

とりあえずはやりんは確定として……

後はどうしましょうかね?

人数が増えすぎると動かしづらいという弊害が……



とりあえず東京から長野で日帰りって寂しいですよね!

宿泊はどうなるんでしょう……

そんな感じで次回です


>>154
仕事柄中途半端にするのはよくないので……
それに自分が完結させないと寂しいですしね


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

次回はまた早いうちに

おやすみなさい





162VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/02(火) 22:54:49.16Pl4eRz+lo (1/1)

乙です


163VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/03(水) 00:39:34.91GglPw/JMo (1/1)


は、はやりんが来る!


164VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/03(水) 04:23:40.18z80NXGBwo (1/1)

おつー
こないだ出番があったとはいえまだ出番が少ないのよりんを頼む


165VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/03(水) 19:29:04.46iBatYfET0 (1/1)


やっぱここは、大事な弟の晴舞台って事で「戒能プロ」で宜しく。


166VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/03(水) 21:50:54.05dWOIgdLlO (1/1)

乙~
文化祭を知っているのよりんと村吉アナもくる可能性があるよね。


167 ◆HAYARIDvxk2014/12/04(木) 22:12:54.171ZhBEkiRo (1/1)

こんばんは

文化祭に来るメンツですがプロ勢を確定にして、その後のイベントへの参加はコンマで決定しようと思います

ただし、成功率に関しては好感度(仮)で補正をかけます

具体的には

A.参加が確定

~家族公認の壁~

B.参加がほぼ確定(成功率9割以上)

~姉妹の壁~

C.参加は普通にできる(成功率約7割)

~えっちぃことの壁~

D.多分参加できる(成功率5割)

~お泊まりの壁~

E.参加の可能性はある(成功率3割)

~源氏シリーズの壁~

F.小数点以下の確率で……(成功率1%)


こんな感じでどうでしょうか?

誰がどこに 該当するかは一応秘密ですがなんとなく予想はできるかと思います



アナウンサーに関してはどうしましょう?

ざっくり偶数か奇数かで決めてもいいかもですね

その場合台詞回しががが……


特に用事がなければ明日の夜の更新予定です

おやすみなさい




168VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/04(木) 23:49:13.10DMb8qZDNo (1/1)

了解


169VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/05(金) 03:27:51.048M7RpBa6o (1/1)

俺はアナウンサー無しでも良い派だなー


170VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/05(金) 06:46:48.99wlTi8PCAO (1/1)

好感度で成功率決めると偏ると思うぜ
好感度低いってことはここまで出番少ないのにさらにイベント参加できないとかカワイソス


171VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/11(木) 21:14:34.00Q3bEjHsxO (1/1)

好感度の低いのよりんに救いを・・・


172 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:17:04.60a4GqFGGLo (1/6)



「さて、今日は二日目でお客さんも増えると思うけど頑張っていくぞ」


「「「「「はい!」」」」」


荷物を置いてある麻雀部室に集合した俺たちは染谷部長の言葉に応じて気合をいれる


それもそのはず、今日は昨日より確実に人が増えることが予想される


昨日とは打って変わっての秋晴れでさらに付近の中学生や住民も来るのだ


「今日は後輩が来るからバッチリ決めてやるじぇ!」


「もう……焦りすぎて失敗しても知りませんよ?」


優希と和は中学の後輩を招待しているみたいだ


さらに今日は開始時間も早い


そのため昨日より多くの材料を仕込んである


尤も全員で分担したおかげでかなり楽だったが



『それでは……文化祭二日目スタートです』


開始を告げる放送とともに人が入ってくるのが見える


よし、今日も頑張っていくか!






173 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:21:51.53a4GqFGGLo (2/6)



「なんでこんなに忙しいんですか……」


「口を開く前に手を動かしんさい!」


「はい……」


「宣伝行って来るじぇ!」


「やめろ!」


「京ちゃん、そろそろ焼けそう?」


「あぁ、任せろ!」


「3枚追加よ~」


出だしは人は少なかった


しかし昼頃には状況は一変した


お昼ご飯にしようと思った客や物珍しさに惹かれた客が集まってきたのだ


「やっぱりメイドさんかわいいな」


「しかもお好み焼きも美味しいしね!」


目の前で焼いたお好み焼きをかわいいメイドさんが給仕してるくれる


しかもそのお好み焼きはとても美味い


昨日からのリピーターも相まって大変なことになっていた


ソースの香りにつられたのだろう人の行列ができていたのだった……






174 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:29:41.85a4GqFGGLo (3/6)



「ようやく治まったじぇ……」


ようやく一息つけたのは2時頃だった


交代しながらお昼ごはんを食べていたがきつかった……


「みんな、熱中症にならないように水分も取らなきゃ駄目よ?」


「あ、ありがとうございます……」


久先輩に首筋に当てられたペットボトルのスポーツ飲料をぐっと煽る


「いい飲みっぷりねぇ」


「まじありがとうございます……」


珍しく久先輩が天使に見えた


「文化祭限定タコスは絶品だな!」


「クレープも美味しいですよ?」


「フランクフルト大きいよぉ……」


「何しとるんじゃあんたら……」


休憩がてら差し入れを食べていた


「ま、これも私の人徳ってやつね!」


「…………」


「どうしてそこで目を反らすのよ!?」


リアクションを取るのも億劫だ





175 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:31:16.89a4GqFGGLo (4/6)






「一枚く~ださい☆」







176 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:38:42.20a4GqFGGLo (5/6)




聞きなれた声に顔を上げる



「来ちゃった☆」



「…………え?」



そこにいないだろう人がそこにいた……






177 ◆HAYARIDvxk2014/12/11(木) 22:45:46.53a4GqFGGLo (6/6)

といったところでここまでです


こんばんは

更新が飛び飛びですいません

年内には第二部を完結させます

あわよくばファンサービスも済ませて新年から新しく始めたいですね



>>170-171
実はそこまで好感度が低いキャラはいないんですよねー
みなさんが思ってるより高いと思います


年末進行の間を縫って数レスずつですが更新していく予定です

失礼します





178VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/11(木) 22:48:32.35R80jjS2Ho (1/1)

乙です


179VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/12(金) 03:39:47.70Ud/+lkn/0 (1/1)

乙ー
はやりーん


180VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/12(金) 06:55:01.931tUNsUxdo (1/1)




181VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/12(金) 19:37:30.21M/4xzuczO (1/1)

乙ー
無理をしない程度にね~


182VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/13(土) 20:43:47.55zJIln9rhO (1/1)

乙です。
体には気をつけてくださいね。


183 ◆HAYARIDvxk2014/12/14(日) 01:56:57.57RuE0fEpYo (1/1)



「あの……なんではやりさんがここにいるんですか……?」


「せっかくの機会だから遊びに来たの☆」


「あれ?でも仕事は……」


「ちゃんと終わらせて新幹線に乗ったらこんな時間になっちゃった☆」


「そ、そうですか……」


なんとなくわかったようなわからなかったような……


「ちなみに私もいるぜい」


「私も!」


「えと、私も……」


「わ、私も来ちゃいました……」


「……え?」


なんでみんないるんだ……?


「とりあえずここじゃあ目立ちすぎるけぇ部室で話しんさい」


「え?」


「店ならワシらだけでも十分じゃ」


よく見ると人が集まってきている


たしかにこのままでは他の人の迷惑だ


「すいません、なるべく急いで戻ります」


「はいよー」


ここは染谷先輩のご厚意に甘えよう


「じゃあこちらに どうぞ」


はやりさんたちと一緒に部室へと向かった





184VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/14(日) 21:56:17.16W1vn6KAXo (1/1)

乙ー


185 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:03:53.99WFmZvKAVo (1/9)



「とりあえずお茶をどうぞ」


「ありがとう☆」


椅子に座るはやりさんたちにお茶を渡す


外は暑かった上に歩いてきただろうせいで美味しそうにお茶を飲んでいる


汗を拭う仕草に思わずグッときてしまった


人心地ついたようなのでそろそろ本題に入ろうか



「それで……どうして急に清澄に来ようと思ったんですか?」


「せっかくだからお邪魔しようと思って☆」


「でも俺は何も聞いてませんよ?」


「部長のまこちゃんや議会長の久ちゃんや学校の先生の許可はちゃんと取ったもんね☆」


「……え?」


「さすがにはやりもみんな来ることになるとは思わなかったけど……」


そういって他のプロに目を向けると露骨に目をそらされた


唯一目があった良子さんには


「ご迷惑でしたか……?」


「……いえ」


「だったら問題ないんじゃねーの?知らんけど」


雨に濡れた子犬みたいな目で見つめられたらなにも言い返せない


そこを咏さんに言質を取られてしまった……






186 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:12:48.24WFmZvKAVo (2/9)



「あんまり気にしなくてもいいんじゃないかしら?」


「久先輩……」


ドアを開けて入ってきたのはメイド姿の久先輩だ



「今日は長野までお越しいただきありがとうございました」


「こちらこそ急な訪問にもかかわらず歓迎していただきありがとうございます」


そういってお互いに頭を下げている



俺以外頭を下げているのでなんとなく流れ的に頭を下げた


先輩たちが頭を上げたのを感じて俺も頭を上げる



「心苦しいのですがこの後は案内をできないんです……」


心底申し訳なさそうに久先輩がいう


「私たちも自由に見て回りたいのでお気になさらないでください」


「そういっていただけるとありがたいです」


「じゃあ私たちは見学に行ってくるね☆」


俺たちに手を振って連れ立って出て行く


「じゃあ俺は湯飲みを片付けてから戻りますね」


「変なことしたらダメよ?」


どういう意味だ?






187 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:16:57.97WFmZvKAVo (3/9)



「すいません、戻りました」


「あんまり混んでないから気にせんでええ」


「ありがとうございます」


染谷部長の言う通りお客さんの姿はまばらだった


ライブや演劇などのイベントに行っている人が多いのだろう


「そういえば染谷部長は今回のことを知ってたんですね」


「あぁ、ただ内緒にしておいてほしいと頼まれての」


「そうでしたか……」


「気ぃ悪うしたんならすまんかった」


「いえ、そんなことないです」


「ならええが」


まばらとは言ったがお客さんがいないわけではない


染谷部長と交代して俺は焼いていた


慣れてくると案外焼くのも楽しいものだ





188 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:20:43.83WFmZvKAVo (4/9)



「一枚くーださい☆」


「はいどうぞ」


焼いたお好み焼きを和に渡す


焼いた後のソースやマヨネーズなどのトッピングまでしていたらきりがないので分担しているのだ


「ありがとう☆」


「あの……握手してくれますか……?」


「いいよ☆」


「ありがとうございます!」


憧れのプロに握手してもらった和は心底嬉しそうだ


やっぱり和も女の子なんだと実感した


しかし誤算があった


ただでさえインターハイ制覇で話題になった麻雀部である


そんな場所ではやりさんたちのような有名人が食事をしている


屋台の前にはまたあっという間に行列ができたのだった……







189 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:30:48.44WFmZvKAVo (5/9)



「だ、大丈夫かな……?」


「え、えぇ……」


なんとか行列を裁くことができた


「お茶!」


「ありがとうございます……」


理沙さんが差し入れてくれたお茶が五臓六腑に沁み渡る気がした


「それにしても清澄の制服ってかわいいよね」


「自分が着てたのは20年前だっけ?」


「10年だよ!」


「でもたしかにキュートですね」


プロたちは自分の女子高生時代に思いを馳せているようだ


みんなかわいかったんだろうなぁ……


「だったら着てみますか?」


「「「「「「え?」」」」」」


「実はオープンスクールも兼ねているので試着できますよ?」


「じゃあお願いしようかな☆」


「ええ、こちらにどうぞ」


久先輩についてプロたちが着替えに向かう


「えっちぃ目はだめだじぇ!」


「そ、そんな顔してねーよ!」


た、多分……


だが期待したっていいじゃないか!」






190 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:36:45.70WFmZvKAVo (6/9)



「お待たせ☆」


「おぉ……」


幼い顔立ちに清澄の制服が綺麗にマッチしている


「ただ結構恥ずかしいですね……」


「私もスカートなんて新鮮だしねー」


「快適!」


「や、やっぱりやめたほうが……」


「健夜ちゃんもかわいいよ☆」


たしかに似合っている


「あ、あの!」


「どうしたの、和ちゃん?」


「一緒に写真を撮ってください!!」


「い、いいよ……?」


和のあまりの気迫に気圧されてしまったようだ


「せっかくだから記念写真を撮ってもらおうじゃない」


「たまには久もええことを言うんじゃのう」


「たまには余計よ」


「じゃあお願いできる?」


「わかりました」


通りすがりの新聞部員に屋台を背景に写真を撮ってもらった


後で絶対に買おう……






191 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:40:05.14WFmZvKAVo (7/9)



「はっやりーん☆ミ」


「うたたんハァハァ」


「戒能プロまじクールビューティ」


「野依プロかわいい!」



「すこやんアラフォーなのに無理すんなー」


「アラサーだよ!!」


様々な声が聞こえる


それだけ人気のある人たちなんだと実感した


だけどほのかな犯罪臭は気のせいだろうか?


しかし人が集まるということは……


「すいません、売り切れです!!」


昨日以上の仕込み分はあっという間になくなってしまったのだった


恐るべし、プロ効果





192 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:46:51.69WFmZvKAVo (8/9)



「お疲れさまでした」


早めに終わった俺たちは早めに片付けをして明日の仕込みをすることにした


「せっかくだから手伝うよ☆」


そんなこんなで昨日よりさらに楽に仕込みは終わった


なので今は着替えているわけだ


といってもさすがに一緒に着替えるわけにもいかないし一人で待ほうけだ


薄い部室の扉の向こうからは賑やかな声が聞こえる


さすがに覗くわけにはいかないな


それ以上の光景に遭遇したこともあるが……


忘れよう、うん


……思い出すのは部屋のベッドの上だけだな


「何してるの、京ちゃん?」


「ちょっと悟りを開こうと思ってな……」


「ふーん……それより早く着替えてね?」


「……わかった」





193 ◆HAYARIDvxk2014/12/15(月) 23:54:51.94WFmZvKAVo (9/9)



「そういえばこのあと京太郎くんのお家にお邪魔してもいいかな?」


「え?」


「京太郎くんは自覚ないかもしれないけど未成年の京太郎くんがお仕事するって大変なことなんだよ?」


「そうなんですか?」


「うん、だからちゃんとご両親にご挨拶しないとね☆」


「なるほど……一応連絡してみますね」


「うん、お願いね☆」


一応家に連絡すると全員連れてくるように言われた


他のプロや部員達にもだ


こうして今夜の俺の食卓はかなり賑やかなことになりそうだ


母さんの料理は美味いとは思うけど大丈夫なのだろうか……?


たまには大人数でもいいかもな


この後さらなる騒動が待ってるなんて俺は予想だにしていなかったわけだが……



続く





194 ◆HAYARIDvxk2014/12/16(火) 00:07:46.51+cyk5i/Wo (1/1)

こんばんは

先日は寝落ちしてすいませんでした

おかげで喉はガラガラです



とりあえず家庭訪問イベントです

さて、晩御飯の後で東京に帰ることができるんですかね?

ちなみに長野新幹線の終電は21時46分らしいです

ということでお泊まり安価です

全員で判定を行います

ただし、咲ちゃんに関しては好感度A補正で確定です


プロ勢に対してははやりん、良子さん、うたたんがB判定

のよりんがC判定、すこやんがD判定です


部員に関しては、和がB判定

優希、久、まこに関してはC判定を適用します


そしてコンマの判定方法ですが

ここから下に一つずつ順番に

はやりん、すこやん、のよりん、咏さん、良子さん

久、まこ、和、勇気の順番にコンマを取ります


B判定はこのレスとコンマが一致しないこと

C判定はコンマの十の位か一の位に奇数が出る

D判定はコンマの一の位が偶数である


この条件を満たしたキャラでお泊まりイベントを書きます

ちなみに安価の取得は一IDで一回にしてください

あまりにも踏まれないようだったら考えます


>>181-182
ありがとうございます
とりあえず24時間ずっと忙しいわけでもないのでちょくちょく進めていこうと思います


今夜の更新はここまでです

おやすみなさい




195VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/16(火) 00:09:50.70Bfdc265Do (1/1)

乙ですー


196VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/16(火) 00:13:32.54JmhJp8+zo (1/1)

乙です


197VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/16(火) 00:34:21.26OUxBhZlo0 (1/1)

乙でしたー


198VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/16(火) 01:11:03.44RNRJx6g10 (1/1)

乙ー
いよいよご両親に挨拶か


199VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/16(火) 10:10:39.02CCugO6pEO (1/1)

乙~


200VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/16(火) 23:08:43.46uQojjU8HO (1/1)

乙~


201VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/17(水) 04:30:50.43i/XIJHXAO (1/1)

乙です。


202VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/17(水) 21:57:41.665mCs02z+O (1/1)

乙です


203VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/18(木) 22:39:30.49X91o05mqO (1/1)

乙ー


204 ◆HAYARIDvxk2014/12/18(木) 23:09:34.75aZZ2QCXEo (1/1)

こんばんは

安価にご協力いただいたみなさんありがとうございました

判定の結果お泊まりは部長以外全員ということで……

(多すぎじゃねこれ?)

部長……

ちょっと判定が甘かったかもしれませんね






ちなみに混浴イベントは……ちょっと考えてみます

考えることだらけですね


そして>>194の最後の優希の名前を間違えていました

確認をおろそかにしてしまいすいませんでした





205 ◆HAYARIDvxk2014/12/19(金) 00:29:48.54pq767W0+o (1/4)



「まさか咲の先導を受ける日がくるなんてねぇ……」


「どういう意味ですか!」


しみじみいう久先輩に咲が言い返す


同意を求めようと他の部員を見たが一斉に目をそらされたのはいうまでもない


「そんなに咲ちゃんは方向音痴なのかい?」


咏さんからの質問だ


「ええ、清澄に入学して間もない頃自分の家に帰れなくて俺の家に泣きながら来たことがあるんです……」


「なんでそんなこというのさ!」


「え?もしかして事実なんですか……?」


顔を赤くして反論する咲に良子さんが恐る恐る問いかける


「一回だけ……」


「……すいません」


「謝らないでくださいよ!」


この空気を壊せる人がいたら天才だと思う


「ほら、よそ見してるとこけるぞ」


「……そうだね」


俺の家がすぐ近くで本当によかった……






206 ◆HAYARIDvxk2014/12/19(金) 00:43:30.62pq767W0+o (2/4)



「俺の息子にこんな甲斐性があったとはなぁ……」


「帰ってきた息子に対しての第一声がそれかよ」


「まあまあ、みなさん上がってくださいな」


「お邪魔します」


勝手知ったる他人の家らしく咲に連れられて家に入っていく


ちなみに父さんは伸びていた鼻の下を元に戻すためか母さんに思い切り耳を引っ張られていた


うん、やっぱりこんなにいると多いな


普段は広いと思う家もこれだけの人数が来ると少々手狭に感じる


「お父さん、お母さん、少々よろしいでしょうか?」


「はい?」


そういってはやりさんと良子さんと俺の両親が連れ立っていく


スーツ姿の良子さんはまんま女教師だ


良子さんが女教師か……


エロいな!



「なに鼻の下伸ばしてるのさ?」


「な、なんでもないぞ……?」


「ふーん……」


お茶を淹れるのを手伝ってくれるのはありがたいが咲の視線が少々痛い……






207 ◆HAYARIDvxk2014/12/19(金) 00:51:26.25pq767W0+o (3/4)



「そういえばこんなにお客さんを呼んでもよかったのか?」


「ああ、問題ないぞ」


「え?」


「今日母さんと二人で買い物に行ったらバーベキューセットが当たったんだけどな……」


「どうかしたのか?」


「さすがにこの量は私たちだけじゃ無理でしょ?」


「え?」


母さんが指差す方を見ると……


「もしかしてこれって……」


「さすがにこの量はなあ……」


とても俺たちだけで食べきれるような量ではない


「ということでいい機会だったわけだ」


「なるほど……」


ちなみにお客様たちはカピーを見ながらはしゃいでいる


そして撫でてももふもふしていないことに軽く絶望するんだよな……






208 ◆HAYARIDvxk2014/12/19(金) 00:54:00.60pq767W0+o (4/4)

眠いのでここまでにします

おやすみなさい


209VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/12/19(金) 00:58:49.17iFhrjsVbo (1/1)

乙です


210VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/19(金) 01:45:25.95qbY1HfJG0 (1/1)

乙ー
ぶちょー


211VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/12/19(金) 01:54:20.19x0qilxpHO (1/1)

乙~
すこやんとのよりんはよく残れたな~


212 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:19:32.98CvkZt2ERo (1/8)



「なんだ、まだ火を起こせてないのか」


「そろそろできるさ」


詰るような父さんの言葉に軽口を返す


しかしなかなか炭に火がつかないな


「そんなにできないなら父さんが替わるぞ?」


「た、たぶん大丈夫……」


そろそろ軽口を叩く余裕もなくなってきた


「京ちゃん、がんばれ、がんばれ」


「お、おう……」


空気が通るように組んだ炭に燃え移るようにしているがなかなか上手くいかない


そもそも着火剤がしけって使えないのが悪いんだ


心の中でそう毒づく



「しかたないな……ほら、これを使え」


「これは……牛乳パック?」



「まあいいからいいから」


「う、うん……」


父さんの言う通りにするとあっという間に火がついた


「な?父さんの言う通りだっただろう?」



「……そうだな」


父さんのドヤ顔があれだが火がついたのでよしとするか






213 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:25:26.24CvkZt2ERo (2/8)



「肉だじぇ!」


「こら、あんまりがっつくのははしたないですよ?」


「私をたしなめるなんてさすがのどちゃんは私の嫁だけあるな!」


「はいはい」


「のどちゃんが冷たいじぇ……」





「すこやんすこやん、お肉を食べ過ぎると老化が早まるらしいぜ?」


「嘘!?」


「わっかんねー」


「もう!」


「でも違うって証明できるかい?」


「それは……できないけどさ……」


「じゃあ可能性はあるってことだねい」


「そ、そんな……」






214 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:31:20.74CvkZt2ERo (3/8)



「お肉を食べてるとお酒を飲みたくならないかしら?」


「おんしもワシも未成年じゃろうが」


「でもチューハイってジュースみたいで美味しいと思わない?」


「なんでおんしが味を知っとるんじゃ」


「さあねぇ」


「まったく……」





「あの……美味しいですか……?」


「美味!」


「タレのおかわりはいかがですか?」


「もらう!」


「あの……さっきからふーふーしてないみたいですが熱くないんですか?」


「熱い!」


「……え?」






215 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:38:45.41CvkZt2ERo (4/8)



「ほら、咲、野菜も食べないと大きくなれないぞ?」


「どこ見てるのさ……」


「そりゃもちろん……」


「……えっち」


「二人とも仲いいね☆」


「京ちゃんがいつもいじめてくるだけですよ」


「迷子になったのを探しに行ってるのは誰だ?」


「……いつもお世話になってます」


「よろしい」


「まあまあ……ほら、あーん☆」


「あ、あーん?」


「どうかな☆」


「美味しいです」


「じゃあ私も……あーん」


「あ、あーん?」


「美味しいでしょ?」


「……そうだな」


「じゃあ今度は私にもあーんしてほしいな」


「私もしてほしいな☆」




そんなこんなで楽しいバーベキューだ






216 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:48:33.46CvkZt2ERo (5/8)



「そういえば瑞原プロたちは今夜はどうされるおつもりですか?」


「新幹線で日帰りしようかと思っています」


「今からでは終電には間に合いそうにないですね……」


「……え?」


見てみると時計の角度は直角だ


「よろしければ今夜は泊まって明日の朝帰られるのはどうですか?」


「ありがたい申し出ですが……よろしいんですか?」


「ええ、幸い部屋には空きがありますし麻雀部のみなさんも一緒にどうですか?」


「ありがたい申し出ですがさすがにそこまで甘えるわけには……」


「こんな時間にかわいい女の子が一人歩きをさせるほうが危ないと思うけどね」


「すいません、お言葉に甘えます」


「でもちゃんと家の人には連絡をしてね?」


「はい」


「あの……私はどうしても外せない用事があって帰らなければいけないんです……」


「そうですか……」


「ですのでこれで失礼しますね」


「ではせめて車で送らせてください」


「……え?」


「普段京太郎がお世話になってるからこれぐらいはお返しさせてください」


「……わかりました」






217 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 00:52:16.95CvkZt2ERo (6/8)



「じゃあ父さんたちは竹井さんを送ってくるから風呂とか頼んでもいいか?」


「うん、わかったよ」


「お客様用の布団がある場所はわかるわね?」


「うん」


「じゃあ行ってきます」


「いってらっしゃい」


「今日はありがとうね、須賀くん」


「久先輩もありがとうございます」


「じゃあおやすみなさい」


「おやすみなさい」


久先輩を父さんたちが送って行った


さて、俺は布団の準備をするかな


「じゃあ私はお風呂の準備をするね?」


「ああ、頼んだぞ、咲」


「うん」



こういうときに咲がいてくれたのはありがたいな






218 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 01:00:45.32CvkZt2ERo (7/8)



Prrr


布団の準備に一段落ついた頃に電話が鳴る


ちなみに今はみんなでテレビを見ているところだ


ちょうどテレビの中から幽霊が出てきているところだ


知ってはいても思わずびくりとしてしまう


隣にいる咲の握る手が一層強くなる


だけど電話に出るためには離してもらわないといけない


「う、うん……」


今にも泣き出しそうな咲に罪悪感を感じながら手を離してもらい電話に出る


「はい、須賀です」


『あ、京太郎?ちょっと母さんたち今夜帰れそうにないの』


「なにかあったの?」


『おじいちゃんがぎっくり腰になっちゃっておばあちゃんと一緒に病院に行かなきゃいけないの』


「大丈夫なの?」


『うん、ただ今夜は帰れそうにないからみなさんに失礼がないようにね?』


「うん、わかったよ」


『それと子供は男の子がいいかな』


「な、なに言ってんだよ!?」


『じゃあ今夜はよろしくね?』


「ああ、わかったよ……」


なんだかどっと疲れた……






219 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 01:07:06.91CvkZt2ERo (8/8)

といことで今夜はここまでです

一つ屋根の下に年頃の男女が……

ワクワクが止まりませんね!

とりあえずお風呂と添い寝は欠かせないですかね?


人選はどうしましょうか

お風呂の乱入に関しては諸般の事情ではやりん、良子さん、咲ちゃん、のどっち限定にさせてください

今後の展開に関わってくるので……

誰となるかは安価ですかね?

最悪全員というともなきにしもあらず?



添い寝判定はいまいるメンバー全員から考えています

よく>>1とIDがかぶる人が抱き枕スレを書いているらしいのでその人に負けないように頑張ります


>>210-211
(本来はもっと落ちると思ってたなんて言えない……)



今夜の更新はここまでです

明日の夜できれば更新したいですね

おやすみなさい





220以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 01:08:38.83LXkF6B29o (1/1)

乙です


221以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 02:50:52.76xcUKYzdR0 (1/1)

乙ー
定番のお風呂タイムだ


222以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 06:37:45.24Vl3WHw9Co (1/1)




223 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 22:19:45.595eyKfTNyo (1/4)



「どうしたの、京ちゃん?」


「父さんたち今夜帰って来れないってさ」


「なにかご両親にあったの?」


「なんでもぎっくり腰で病院に搬送された祖父の付き添いだそうです」


「だ、大丈夫なの……?」


「ああ、命に別条はないってさ」


「じゃあ今夜は私たちだけ……ですか……?」


「まあそういうことに……」


「とりあえず映画も終わったし風呂に入ろうぜ!」


「じゃあ俺は最後でいいのでみなさんどうぞ」


「さすがに家主の京太郎くんが最初に入るべきだって思うな☆」


「え?」


「たしかに京太郎が入ってくれんと気が進まんしのう……」


「でも……」


「いいからさっさといくじぇ!」


「お、おい!?」


半ば無理やり一番風呂になった……


さっさとシャワーを浴びて出るか……






224 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 22:25:10.975eyKfTNyo (2/4)

こんばんは


ということで乱入判定タイムです

ここから下に順番にはやりん、良子さん、咲ちゃん、のどっちの順でいきます

>>194を利用して咲ちゃんにはB判定を他の3人にはC判定を用います

ただしこのレスから下5までの範囲にこのレスとコンマが一致すれば全員成功になります

(1%ですしさすがに出ないですよね?)

ちなみに成功したキャラは全員乱入してきます


いつものように同一IDのコンマの取得は1度だけです

ということで気楽にどうぞ





225以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 22:28:17.182IBA9aaAO (1/1)

ヒャッハー!


226以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 22:30:00.19aGTOkaIno (1/1)

そういうのフラグっていうんやで


227以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 22:32:38.38N+Xo/Bh30 (1/1)

乱入の時間だああああああああああ


228以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 22:35:37.98ABYdzlY9O (1/1)

のどっちこい。


229以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 22:46:03.92l7Cw4/RTO (1/1)

大人組の乱入は生半しくていいな~


230 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 22:54:17.455eyKfTNyo (3/4)

ご協力いただいたみなさんありがとうございました

(ちゃんと踏んでくれる人がいて安心したなんて言えない……)


結果ははやりん、咲ちゃん、のどっちが乱入ですね

もう少し難易度を上げてもよかったかもですね

>>228は結構焦りましたが


別スレの更新をしたいのでまた後ほど

性的な描写を含むので苦手は方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

ではまた後ほど

一旦失礼します


231以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/22(月) 23:02:31.81Xn91MfIUO (1/1)

良子さん両方奇数なのにダメなん?


232 ◆HAYARIDvxk2014/12/22(月) 23:05:21.595eyKfTNyo (4/4)

>>231
すいません、勝手に偶数と勘違いしていました

なので良子さんも含めて4人とも乱入ということで……



(今度から難易度はもう一段階あげよう……)


233 ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 00:44:27.29QxHcTzh1o (1/13)



さて、さっさと洗ってあがるか


静かな脱衣所にドアの開く音が聞こえた


「どうしたんだ、咲?」


「さっきの映画が怖くて……」


「だったら和や優希と一緒に入ればいいんじゃないか?」


「それはできないもん……」


「どうして?」


「だって……恥ずかしいもん……」


顔を真っ赤にしていう咲


よく見ると着替えも持ってきていて最初から一緒に入る気満々のようだ


「わかった、一緒に入るか?」


「うん!」


目に見えて顔色がよくなる


不覚にもどきっとしてしまった


こういうところがずるいんだよな……






234えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 01:02:34.33QxHcTzh1o (2/13)



「ほら、髪洗ってやるからそこ座れ」


「はーい」


椅子に座って俺に背を向けている


もちろんお互いにタオルなど巻いていない


今更だしな


「かゆいところはございますかー」


「ございませーん」


「じゃあ流すから目を閉じてろよー」


「はーい」


しかし相変わらずつるぺただな……


まったく生えていないわけではないしまったくないわけでもないが……


それでも先日一緒に入った和やはやりさんや良子さんに比べると見劣りしてしまう


「なにか失礼なこと考えてない?」


「べーつに」


「ならいいけどさ……」





235えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 01:09:54.01QxHcTzh1o (3/13)



「咲さん、そこにいるんですか?」


「和ちゃん?」


「あれ?今は須賀くんがお風呂に入っているはずですよね……?」


「うん、京ちゃんもお風呂にいるよ」


「どういうことですか?」


「え?一緒に入っているだけだよ?」


「そんなオカルトおりえません!」


浴室のドアが開かれる


当然俺も咲もなにも身につけてないわけで……


「………………」


和は顔を真っ赤にして俯いてしまった


「ねえ、和ちゃん?」


「ひゃい!?」


「和ちゃんも一緒に入ろうよ!」


「そ、それはさすがに……」


「じゃあ和ちゃんが京ちゃんのお風呂を覗こうとしたってみんなに言いふらしちゃおうかなー」


「わ、わかりました!」


和は咲にいともたやすく言いくるめられてしまった……






236えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 01:17:11.80QxHcTzh1o (4/13)



「お、お邪魔します……」


「お、おう……」


バスタオルで前半身を隠して和が入ってくる


そんな状態でも咲よりも大きいことははっきりと見て取れる


「なんでおちんちん大きくしてるのさ……」


「いや、それは……」


「京ちゃんのえっち」


「え、えっちなのはいけないと思います……」


真っ赤な顔の和にますます硬くなってしまう


仕方ないじゃないか、男なんだから……


「……すいません」


「じゃあ和ちゃんも髪の毛洗ってもらおうよ」


「ふぇ?」


「京ちゃん上手なんだよ」


「えと……お願いしてもいいですか……?」


「お、おう……」


咲と違って妙に緊張してしまうのはなんでなんだろうな……






237えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 01:40:06.26QxHcTzh1o (5/13)



「和ちゃんだけタオルなんてずるいから取っちゃうもんねー」


「か、返してください……」


そういう顔は真っ赤だ


「もしかして合宿のときよりおっぱい大きくなったんじゃない?」


「た、たしかに大きくはなりましたけど……」


「ずーるーいーよー」


「そ、そんなに強く揉まないでください……」


「いい加減にしろ」


「デコピンなんてひどいよー……」


「和が嫌がってるじゃないか」


「ごめんなさい……」


「まったく……」


「ありがとうございます」


「お、おう……」


お辞儀をしただけなのに揺れたぞ……






238えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 01:48:38.03QxHcTzh1o (6/13)



「みんな楽しそうだね☆」


「はやりさん!?」


「ほら、良子ちゃんもはーやーくー☆」


「恥ずかしいですよ……」


「あの……どうして瑞原プロと戒能プロが……?」


「来ちゃった☆」


「そ、そうですか……」


満面の笑みに返す言葉もない


「せっかくだから私も洗ってほしいな☆」


「わ、私もお願いできますか……?」


「わ、わかりました……」


憧れの人と一緒にお風呂に入れて目を輝かせている和


かたや咲は……


「まあどんまい」


「別に悲しくなんてないもん……」


胸囲の格差社会に打ちひしがれていた






239以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/23(火) 03:11:53.589/weForE0 (1/1)

寝オチかな乙
咲さん頑張れ…


240以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/23(火) 04:10:08.11/sD/hFSDO (1/1)

おやすみっす。
乙でした。


241以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/23(火) 08:11:13.84/7B4MQN/O (1/1)

胸囲の格差で思ったんだけど、
のよりんとすこやんの胸ってどっちがおおきいんだったけ?


242以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/23(火) 18:13:36.761g5Qc6jho (1/1)

乙です


243 ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 22:56:15.00QxHcTzh1o (7/13)

こんばんは

昨夜はお察しの通り寝落ちです

やっぱりこたつとドテラと座椅子は危険な組み合わせですね



続きから書いていきます

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

でははじめますよーぅ





244 ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:06:37.74QxHcTzh1o (8/13)




「元気出してください、咲さん」


「和ちゃんに言われると嫌味にしか思えないよ……」


「そんな!?」


たしかに咲の言う通りだ


「まだまだ高校1年生だから大きくなるチャンスはあるよ☆」


「本当ですか!?」


「うん、好きな人に触ってもらうといいんじゃないかな☆」


「………………」


「無言で俺を睨むのはやめろ」


「だって頼めそうな男の人が京ちゃんしかいないもん……」


「じゃあ諦めろ」


「なんでそんな意地悪言うのさ!」


「咲だから?」


「もーう!」


咲は今日も元気だ






245えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:16:31.74QxHcTzh1o (9/13)



「風邪をひいてしまう前に体を洗いませんか?」


「良子ちゃんの言う通りだね☆」


「あの、瑞原プロ……」


「どうかしたの、和ちゃん?」


「お背中私が流してもいいですか?」


「じゃあお願いしようかな☆」


「はい!」


いつもの冷静な姿とは違うがこんな和も新鮮でかわいい


「戒能プロ、お背中お流ししますよ」


「じゃあ咲ちゃんにお願いしますね」


「はい」


こんなに大きな胸が並ぶと壮観だな


先端が見えないのが些か残念だが





246えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:26:38.50QxHcTzh1o (10/13)



「そういえば京ちゃんを洗ってあげないといけないね!」


「いや、俺は……」


良子さんを洗い終えたらしい咲が言う


「京太郎くんはまだ洗ってないんですか?」


「私を洗ってもらっただけなんです」


「でしたら今度は京太郎くんの番ですね」


「いや、俺は……」


「断るのは失礼だと思うな☆」


「ええ、たまには須賀くんも洗わせてください」


「はあ……」


ここまで言われたら断れない


しかしかわいい女の子の間に全裸で座らされるってある意味罰ゲームじゃないか?


そういうのが好きな人もいるらしいけど……


少なくとも俺はそうじゃないな





247えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:36:40.86QxHcTzh1o (11/13)



「あの……失礼しますね……?」


「ああ、よろしく頼む」


俺の後ろにいる和が恐る恐るいう


ふにょん


そんな擬音がしそうなくらい柔らかいものが俺の背中に当たる


「の、和……?」


「はやりさんが胸で洗うといいと……」


和の顔が真っ赤になっているだろうことが声にも表れている


「いやならやめますが……」


「いやじゃないけどさ……」


「よかったです……」


安堵の声が上がる


「せっかくだからはやりはこっちの手をおっぱいで洗ってあげるね☆」


「では私はこちらを……」


「はやりさん!?良子さん!?」


違う感触に腕が挟まれて思わず顔がにやけてしまう






248えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:44:34.26QxHcTzh1o (12/13)



「京ちゃんのえっち……」


咲の突き刺さるような視線が痛い


だが男だし仕方ないじゃないか


「でも咲にはできないじゃないか……」


「私にだってできるもん!」


「さ、咲……?」


咲が両手で泡立てた石けんを胸に塗っている


「いくよ……」


両手を二人にホールドされているせいで抵抗することもできない


「お股に当たるおちんちんがビクビクしてるね」


咲の固くなった乳首が俺の胸板をこする


さらに咲が俺のものにまたがるように前後運動をしているのだ


薄い陰毛の刺激がかなり気持ちいい


直接的な刺激がなかったからこそなんとか暴発を防げていたが咲の股間は想像以上に気持ち良い


「咲、俺もう……」


「ふぇ?」


暴発してしまったのはあっという間の出来事だった……







249えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/23(火) 23:53:40.89QxHcTzh1o (13/13)



「これで私の勝ちだね!」


勝ち誇ったように咲が言う


「これは胸のせいだな」


咲に負けたなんて認めるのはなんかいやだったからそう強がる


「むー」


「それにしてもすごい量だね☆」


「たしかに……」


「これが男の人の……」


「和?」


「な、なんでもないですよ!?」


「そのわりには京太郎くんのおちんちんに興味津々だね☆」


「そ、そんなオカルトありえません……」


「じゃあもう一回私がしちゃおうかな」


「そ、それはダメです!」


「どうしてダメなんですか……?」


「私だって須賀くんのおちんちんを触ってみたいです……」


和の顔は真っ赤だ


「決まりだね☆」


俺に選択権はないらしい


まあ和なら大歓迎なんだけどさ……






250えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:13:29.61FK3y7nEoo (1/6)



「こんな格好恥ずかしいですよ……」


「和ちゃんすごくえっちだね!」


「そんなこと言わないでください……」


現在の状況はこうだ


俺は浴室にタオルを敷いてその上に仰向けになっている


和は俺の顔の前に股間が来るようにしている


そして和の顔の前には俺のモノがある


ちなみにたわわな胸は俺のお腹に押し付けられている


「それで京ちゃんのおちんちんはどうかな?」


「初めて見たんで比べようがないです……」


「和ちゃんってそういう経験ないのかな?」


「ありませんよ……」


なんとなく嬉しくなるのはなんでだろうな


「じゃあ京太郎くんも優しくしてあげなきゃだね☆」


「はあ……」


といってもどうすればいいかわからないが……






251えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:26:57.13FK3y7nEoo (2/6)



「まずはおちんちんを触ってみてね☆」


「熱くて……硬いです……」


「じゃあ今度はこすってみてください」


「はい……」


恐る恐る和が動かす


たしかに気持ちいいけどなんとなくもどかしい


「じゃあ今度は舐めてみようか」


「さ、さすがにそれは……」


「和ちゃんがいやならはやりが舐めようかな☆」


「いえ、私が……」


「京ちゃんのおちんちんは私が舐めるんです!」


「ダメです!」


「和……?」


「失礼します……」


和の舌が根元から先端へとゆっくり俺のモノを舐め上げていく


「気持ちいいですか……?」


「あ、ああ……」


正直かなり気持ちいい






252えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:33:10.62FK3y7nEoo (3/6)



「こうしたらどうでしょう……?」


恐る恐る口に含む


先端の割れ目に舌が這わされたとき体が跳ねそうになってしまった


「京ちゃんも和ちゃんを気持ち良くしてあげて」


「あ、ああ……」


座薬を挿入した時とは違って見上げてみると和のお尻がかなり官能的なことがわかる


「和ちゃんのお股びしょ濡れだね☆」


「言わないでください……」


「京太郎くんのペニスを舐めながら興奮したんですね」


「ち、違いまふ!」


「いた!?」


「す、すいません……」


「お、おお……」


和が叫んだときに歯が立ってしまい思わず声を上げてしまった


「だ、大丈夫ですか……?」


「ああ、なんとか……」


敏感なだけあってかなり痛かった……






253えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:47:00.00FK3y7nEoo (4/6)



「ひう!?」


「びっくりさせたか?」


「いえ……ただ誰かにそんなところを舐められるなんて初めてだったので……」


「いやならやめるぞ?」


「いやじゃないです……」


そういって俺のモノを再び口に含む和


よほど興奮しているのか滴り落ちる愛液はとめどない


「そ、そんなになめちゃらめれふ……」


それでも俺のモノを口から出そうとはしない


「私のおっぱいも触っていいよ☆」


「私のもどうぞ」


空いていた俺の両手が支えられてはやりさんと良子さんの胸へと伸ばされた


「じゃあ私はこっちを舐めるもん!」


「咲さん!?」


竿の根元の袋を口に含まれた


そんな場所を舐められるなんて初めてだ


「和、俺もう……!」


「ふぇ?」


驚いた和が口から離した瞬間一気に暴発してしまった……






254えっちぃの ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:54:30.67FK3y7nEoo (5/6)



「まだまだいけるよね☆」


「私だってまだですしね」


「私だってまだまだいけるよ!」


「わ、私も……」


「さ、さすがにもう……」


「大きくなったね☆」


はやりさんの揺れる胸を見てまた大きくなってしまった


そこからはある意味地獄のような天国のようなものだった


胸に挟まれたり舐められたり……


だけどはやりさんの胸を嬉しそうに舐めていた和は酔ってないよな?


咲はそんな二人をしきりに拝んでいたけど……


風呂から上がったときは腰がかなり痛かった……


明日は大丈夫だよな……?


しかしまだまだ今日は終わらないのだった……



続く





255 ◆HAYARIDvxk2014/12/24(水) 00:58:28.89FK3y7nEoo (6/6)

滅入り苦しみます



以上お風呂編でした

別にはしょったわけじゃないですよ?


ということで次回は抱き枕編です

キャラはここから↓4までで一番このレスに近いキャラにします



ちなみに今夜と明日は諸般の事情で更新はおやすみです


>>241
現時点では決めてないですね
なんとなくすこやんのほうが大きそうですが……
ただ脱ぐ機会がなければ関係ないですね!
すこやんが脱ぐ機会があるとは思えませんが


今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい





256以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:00:48.27p72qUtNAO (1/1)

はやりん


257以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:01:27.05i89er4a4o (1/1)


戒能さん


258以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:01:51.42V00c/3iQO (1/1)

のよりん


259以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:03:08.81eSNEvQdTo (1/1)

乙です


260以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:06:57.53S++yLgv3O (1/1)

うたたん


261以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 01:46:30.90kT4XyXrE0 (1/1)

乙ー
未だ本番にいかないのが凄い


262以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/24(水) 22:35:21.9265LDF4pFO (1/1)

乙~
↓4ってことはのよりんなのかな?


263 ◆HAYARIDvxk2014/12/28(日) 21:39:29.87LEZJa7hOo (1/1)

こんばんは

>>1です

安価にご協力いただいたみなさんはありがとうございました

最も近い>>259無効安価なので次点の良子さんにします

なおいつものPCが使えないので投下は未定にさせてください

環境が整い次第更新予定です

失礼します


264以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/29(月) 02:46:28.34jZuaYx7/0 (1/1)

乙ー


265以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/29(月) 08:07:22.43YiQ4BN4XO (1/1)

乙~



266 ◆HAYARIDvxk2014/12/31(水) 17:26:20.80gpo3nVwMo (1/1)

こんばんは

年内に更新できなくてすいませんでした

来年の更新は良子さんの抱き枕からを予定していますが、お風呂シーンの書き直しかもしれません

せっかく十分なレスと可愛い子が4人もいるのにあれだけではさすがに淡白すぎるきもしますしね

そういえば淡白って淡と白って書くんですね

こっちのスレでは関係無いどうでもいい話ですが



年明けは三ヶ日は更新できないので気長にお待ち下さい

いつの間にか2年目になっていましたが完結までおつきあいいただけると幸いです

一年間おつきあいありがとうございました

来年もよろしくお願いします


良いお年をお迎えください





267以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/31(水) 18:46:06.32S4hYOgQdo (1/1)

了解 良いお年をー


268以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/31(水) 19:02:04.31RhdKMsGTO (1/1)

一年間乙でした~


269以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/31(水) 21:18:47.567K3lE9Yso (1/1)

良いお年を


270以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2014/12/31(水) 23:22:56.553QUS/QDgo (1/1)

来年もよろしく~


271 ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 22:09:09.47JnHM1szbo (1/8)

新年明けましたがおめでとうございます

ちょっとしたお知らせです

前スレですが、あるキャラのR-18を書きます

そうしないと保守をしてもらっているのに申し訳ないので……

こちらのスレですが、お風呂の書き直しから始めようと思ってちょいちょい書きためています

キリがいいところまで書け次第投下していこうかと思っています


そんなこんなで相変わらずの遅筆ですが、本年もおつきあいいただけると幸いです





272以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 22:10:16.69d783/d8/o (1/1)

おうよ!


273以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/07(水) 22:13:54.7794PSH5jk0 (1/1)

いいよ!こいよ!


274 ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:01:29.21JnHM1szbo (2/8)

sage更新のはずなのになんでこんなに早くレスがつくんですかね……?


性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

ちなみに時間軸的には>>233からです

では始めますよーぅ




275えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:06:14.11JnHM1szbo (3/8)



さて、さっさと洗ってしまおうか


さすがに俺が入ったお湯なんていやだろうしな


そ、そんなこと思ってる人はいないよな……?


もやもやした悲しい考えに沈んでいると浴室のドアが開く音が聞こえた


「何落ち込んでるの?」


「おまえこそなにしてるんだよ、咲」


文字通り一糸纏わぬ幼馴染が立っていた


「京ちゃんの背中を流してあげようと思ってね」


その割には目が泳いでいるぞ?


「……本音は?」


「映画が怖かったです……」


やっぱりな


「だったら優希や和と一緒に入れよ」


「高校生にもなってお化けが怖いなんて言えるわけないでしょ!」


必死な咲の目の方が怖い


「わかったわかった、とりあえず閉めてくれ」


「はーい」


ちらりと見えた脱衣所に着替えがあったあたり用意周到なやつだ






276えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:07:06.15JnHM1szbo (4/8)



「ほら、頭を洗ってやるから座れよ」


「はーい」


こういうときの咲はかなり素直だ


「かゆいところはございませんかー?」


「大丈夫でーす」


間延びした返答にかなりご満悦のようだ


洗い慣れというやつのおかげだろうか?


「どうかしたの?」


「なんでもない」


「ならいいけど……」


柔らかい咲の髪の毛を流し終えるとそのままタオルに石鹸を泡立ててゆっくり洗っていく


「なあ、咲」


「どうしたの?」


「おまえってやっぱりつるぺただな」


鏡ごしに見ると改めて実感した


「優希ちゃんや三尋木プロよりは大きいもん!」


「ああ、そうだな」


「えへへー」


撫でてやると嬉しそうに笑う


そんな笑顔に思わずどきりとしてしまった……


でもな、咲?


和やはやりさんを見てもそのセリフを言えるか?





277えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:07:42.03JnHM1szbo (5/8)



「そういえばおっぱいって男の人の揉んでもらうと大きくなるんだよね……?」

「咲……?」


振り返って俺を見上げている


「京ちゃん、お願い……」


恥ずかしいのかほんのり紅潮している


心なしか目が潤んでいるような……


「……わかった」


そんな顔をされたら断れないじゃないか


「じゃあこっち向けよ」


「恥ずかしいから後ろからお願い……」


「わ、わかった……」


後ろから咲を抱きかかえるように手を胸に伸ばす


小さいながらもぷっくりとした乳首はつんと上を向いている


鏡ごしに見る絵面が完全に犯罪者だ


「ひゃう!?」


「だ、大丈夫か……」


「ちょっとびっくりしただけだから大丈夫……」


「そ、そうか……」


「じゃあ……続けてくれる……?」


「わ、わかった……」





278えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:08:33.34JnHM1szbo (6/8)



「……ん……あん」


咲が時々あげる甘い喘ぎ声


主に俺の股間にダイレクトヒットだ


それに指先に摘んで弄んでいる乳首も硬さを増している


「京ちゃん、こっちも……」


咲の左手が俺の左手を股間へと導いていく


「あん……」


一際艶っぽい喘ぎ声だ


柔らかい陰毛の下の割れ目に指を這わせるとくちゅくちゅという水音が浴室に響く


「自分で触るより……ずっと気持ちいいよ……!」


儚げな咲の表情と声がやばい


その間にも股間から漏れる愛液はとどまることを知らない


「京ちゃん……私もう……」


「……え?」


直後力なく倒れこんだ咲を支えると同時に……


「見ないで……」


咲の股間から盛大な噴水が上がったのだった……





279えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:09:06.55JnHM1szbo (7/8)



「大丈夫か……?」


「うん……」


咲はぐったりしたままだ


俺を見上げる顔はいつもと違う妙な色気がある


絶え絶えな息遣いはかなり来るものがある


正直咲がいなければ今すぐ自分でしたいくらいだ


いや、咲にしてもらうというのも……


「京ちゃん?」


ようやく人心地ついたらしい咲の声ではっと我に帰る


なんてことを俺はしようとしたんだ……


あの時のことは事故だな、うん


「冷える前に風呂に入らないか?」


「そ、そうだね!」






280 ◆HAYARIDvxk2015/01/07(水) 23:13:19.15JnHM1szbo (8/8)

ということで咲ちゃん編でした

自然な流れって難しい… …


そして早くもネタ切れです

正直あとはキンクリでいいですよね?

だってあとはみんな一回以上書きましたしね!



今夜の更新はここまでです

次回は前スレ用のネタを書き溜め次第ですね

そんなに長くない予定です


おやすみなさい





281以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:06:13.829muAvwnDo (1/1)

乙です おやすみー


282以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/08(木) 00:12:52.17aNGX7gpp0 (1/1)

乙ー
咲ちゃんかわいいよー


283以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/10(土) 04:14:00.25h7YVzLMAO (1/1)

和のパイズリってもうやったか?


284以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 02:40:28.31SrG9fqxRo (1/1)

おつです
のよりんは!のよりんはまだですか!?


285 ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:02:52.483qQ2uvsYo (1/8)

こんばんは

日曜日なのに休めないのは辛いですね

前回の続きを数レスですが進めます

性的な描写を含むので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

では始めますよーぅ





286えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:08:50.273qQ2uvsYo (2/8)



「咲さん、お風呂場にいるんですか?」


「そうだよ」


外からの問いかけに咲が答える


「あれ?でも今は須賀くんが入っているのでは……」


「うん、京ちゃんも一緒だよ」


「……え?」


咲の声に脱衣所にいるらしい和が素っ頓狂な声を上げる


「あの……どういうことですか……?」


「京ちゃんと一緒にお風呂で洗いっこしてるだけだよ」


「……え”!?」


咲の口をふさぐより早く和の疑問に答えていく


そんな和は開いた口がふさがらないのだろう


「……まっててください」


和のそんな声に思わず咲と目を合わせて首をかしげる


「お、お待たせしました……」


「「え”!?」」


タオルで体の前を隠した和が浴室の入ってきたのだった……






287えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:14:18.463qQ2uvsYo (3/8)



「あの……なんでここにいるんだ……?」


「私だって洗いっこしたいです」


俺の疑問にきっぱりと和が答える


ちなみに咲は和のある部分に熱い視線を送っている


……自分にはないものだもんな


「咲さん?」


「な、なんでもないよ!?」


思わず上ずった声を咲が上げる


そうしたいのなら俺みたいにこっそりやらないとな


「あの……私も洗ってくれますか……?」


「うん!」


相変わらず俺に拒否権はない


まあ和の体を合法的に触れるのならば役得なのは事実なのだが……


だって咲にはないものがあるもんな!


「あの……お願いします……」


俺に背を向けて和が椅子に座る


綺麗な背中からお尻へのラインが丸見えだ





288えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:25:30.523qQ2uvsYo (4/8)



「かゆいところはないか?」


「はい……」


リボンを解いた和の髪は咲よりずっと長い


それにもかかわらず髪の毛の柔らかさは咲に勝るとも劣らない


和の髪を洗うのは初めてではないがやはり感動してしまう


「流すから目を閉じてろよ?」


「はい」


名残惜しいが髪の毛を洗い終える


今度は背中だ


「あの……肌が弱いので手で洗っていただけると……」


「ああ、わかった」


俺が手に石鹸を泡立てている間も咲の視線は一点に集中している


「あの……咲さん……?」


「な、なんでもないよ!?」


誤魔化せてないぞ






289えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:32:59.623qQ2uvsYo (5/8)



「じゃあ洗っていくぞ?」


「お願いします」


和の肩から痛くないように撫でていく


タオル越しの咲とは違い柔らかさがさらに強烈に伝わる


脇の下や腰の敏感だろうところをこすると和がくすぐったそうな声を上げる


鏡ごしでもタオルの下の胸が揺れているのがわかる


いつまでも触っていたいと思えるくらい気持ちいい触り心地だ


だけどいつまでもこうしているわけにもいかないよな……


「流すぞ」


「はい」


髪以上に名残惜しいが体を流す


あとはさっさと俺が上がればおしまいだ


「あの……」


「どうした?」


「前もお願いします……」


「……え?」


まだまだ終わりそうにない……






290えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:39:11.173qQ2uvsYo (6/8)



「お願いします」


振り返ってタオルをはだけた和を見て断れるわけないだろ……


「わかった……」


改めて石鹸を泡立てようか


「「大きい……」」


「え?」


咲と和の声が重なる


「咲さん……?」


「和ちゃん……?」


声の重なった二人がお互いの顔を見て首をかしげる


「和ちゃんのおっぱいが……」


「須賀くんのお……おちんちんが……」


そういって二人は顔を真っ赤にしている


だってあんなことが続いて大きくするなってほうが無理じゃないか……






291えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 03:46:13.203qQ2uvsYo (7/8)



「あ、洗うぞ!」


「お、お願いします!」


気まずい空気を払拭するために強引に現状を打破する


手を伸ばした鎖骨のあたりが妙にえろい


服を着ている時でさえかなり色っぽいのだ


そんな和が一糸まとわずに俺の前に軽く足を開いて座っている


最も目をひくそこをなんとか視線に入れないようにしつつ鎖骨からお腹へと手を滑らせていく


……完全に見ないなんて無理だけどな


「……どうして胸は洗ってくれないんですか?」


「さすがに俺が洗うのは……」


「お願いします」


「わ、わかった……」


真剣な視線を見て断れるわけないじゃないか……


咲は食い入るように見入っているし……






292えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:00:01.713qQ2uvsYo (8/8)



「じゃあいくぞ……?」


「はい……」


和の胸を恐る恐る撫でていく


何度触ってもこの感触はやみつきになりそうだ


見入って入る咲の右手が股間のあたりにあるのはなんでだろう……


乳首をつまむと甘い声が上がる


「乳首ばかりいじらないでください……」


「わ、悪い……」


真っ赤な顔の和に怒られてしまった


しかたないじゃないか、男だもの


「咲も和の胸を揉んだら少しは大きくなるんじゃないか?」


空気を変えようと咲をいじる


「さ、咲さん……?」


無言で咲の手が和の胸へと伸びる


「む、無言で胸を揉まないでください……」


真っ赤な顔で目に涙を浮かべた和の言葉を無視して咲が和の胸を揉みしだく


同性同士だからかわからないがおれより強く揉んでいるようだ


その証拠に和の胸は大きく凹んでいる


べ、別に羨ましくないんだからな!?


最初は嫌がっていた和の声もいつしか甘い嬌声へと変わる


自分のをいじれないのがかなりもどかしい




293えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:12:43.42C6MdQKIOo (1/5)



咲が和の胸をいじっている間に俺は和の下半身を洗おうか


咲とは違い肉付きのいいそこはまさしくムッチリという言葉がぴったりだ


全身どこでも触り心地がいいなんてすごすぎだろ……


咲は咲で妙に安心するんだけどさ……


足を洗い終えてまだ洗っていない和の股間へと目をやる


咲よりは多い陰毛で覆われたそこは割れ目から愛液が流れている


思わず手を触れると和が一層甲高い声を上げる


「む、胸と……お……お股を同時に刺激しないでください……」


真っ赤な顔で和が懇願する


しかし咲が聞かないのは俺と同様だ


胸ほどではないがここはここでなんだか楽しい


くちゅくちゅという水音に恥ずかしそうな顔をする和もかわいいしな


「わ、私もう……」


甲高い声を上げて後ろに倒れそうになっている和を必死で抱きとめる


そんな俺の体には和の股間からの熱い噴水がかけられたのだった……






294えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:24:28.67C6MdQKIOo (2/5)



「大丈夫か?」


「はい……」


ようやく和が人心地ついたらしい


「あの……もう離してくれても大丈夫です……」


「そうか」


和の体を話す


胸が当たって気持ちよかったのは内緒だ


「でも和ちゃんのおしっこかかっちゃったから京ちゃんも洗わないとね」


「い、言わないでください……」


先ほどのことを思い出したらしい和は耳まで真っ赤だ


「じゃあ私が京ちゃんを洗ってあげるね!」


「わ、私も……」


「さすがにそれは……」


無言で悲しそうな目で俺を無言で見上げる


「せ、せっかくだからお願いしようかな」


「うん」
「わかりました」


二人の顔が目に見えて明るくなる


だってそんな顔をされたら断れるわけないじゃないか……






295えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:32:56.86C6MdQKIOo (3/5)



二人の話し合いの結果和が後ろを、咲が前を洗うことに決まったらしい


見慣れた咲はともかく和に自分の裸を見られるのは恥ずかしいのである意味では好都合なのだが……


「失礼しますね……?」


和から恐る恐る声がかかる


そういえばタオルはなかったような……


直後に柔らかい感触が背中に来る


「の、和……?」


「男性は胸を押し付けられるのが好きだと優希が……」


たしかにそれはそうだけどさ……


なんてことをいってるんだ、あのタコス娘は……


「わ、私だっておっぱいで洗えるもん!」


「さ、咲……?」


そういって俺の胸に自分の胸を咲がこすりつける


しかしこれでは


「気持ちいいでしょ?」


「洗濯板みたいで痛い……」


「な”!?」


そんな顔をしたって事実なんだからしょうがないじゃないか






296えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:39:50.63C6MdQKIOo (4/5)



「そんなこという京ちゃんなんてこうしちゃうもん!」


「さ、咲……?」


そういって俺のモノの上にまたがる咲


咲のヌルヌルした股間が俺のモノに密着している状態だ


「お父さんの持ってる本に男の子はこうすれば弱いって書いてあったもん!」


そういって体を揺すっていく咲


ぐちゅぐちゅという卑猥な音がこすれる度に浴室内に響く


ぷにぷにした割れ目部分だけでも気持ち良い


うっすらとした陰毛がいいアクセントだ


「わ、私だって……」


そういってさらに激しく背中に胸をこすりつける和


石鹸がいい潤滑液になってかなり気持ちいい


あ、もうダメだ……


あっという間に射精してしまったのは言うまでもない……






297 ◆HAYARIDvxk2015/01/12(月) 04:42:03.07C6MdQKIOo (5/5)

ある程度キリがいいのとこれから出かけるのとでここで切ります

次回はプロ乱入編の予定です

キンクリの可能性も大いにありますが


>>282
どうこういってもやっぱり幼馴染は強いですね

>>283
まだですねー

>>284
そ、そのうち……



失礼します





298以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 04:47:26.86yBK/iJnl0 (1/1)

乙ー
これでどちらとも付き合ってないってのが凄い


299以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 14:04:15.52g4P2DCmoo (1/1)

乙です


300以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/12(月) 18:57:15.04dOnrBV/7O (1/1)

乙~
はやりん成分とのよりん成分を補充したい~


301 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 22:26:31.29LjI2y402o (1/10)

こんばんは

まずはごめんなさい

プロ二人の乱入編を書くためにプロットを立てました

そしたらどう考えてもいわゆる本番まで行ってしまうことに……

個人的にいわゆる本番行為を書く予定はまだありません

なのでキンクリしてあとからファンサービスの方でifルートの方で書こうと思いますがいかがでしょうか……?

なんもかんも>>1が悪いのは重々承知しています





302以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/15(木) 22:31:16.82Ani7dus2o (1/1)

それでいいかと…


303 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 22:49:19.99LjI2y402o (2/10)

キンクリします


なにがあったかだけ

>>296のあとはやりんと良子さんが乱入してきました

京ちゃんの京ちゃんにドギマギするのどっち

そこをはやりんと咲ちゃんが争うように京ちゃんから搾り取っていきます

挑発されたのどっちが京ちゃんを責めているところでをはやりんに責められます

その間咲ちゃんは良子さんと洗いっこ

その後はやりんとのどっちが京ちゃんにパイズリ

そして湯船の中で良子さんに後ろから責められて……



みたいなことがある予定でした

ここからは泊まりに来た人の着替えを用意するために京ちゃんが最初に上がったシーンから始まります


たぶんないと思いますが性的な描写が入るかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください

では始めますよーぅ





304 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 22:53:49.29LjI2y402o (3/10)



「ふぅ……」


風呂から上がって牛乳を飲みながら一息つく


あれほど搾り取られたのだから体がかなりだるい


気持ちよかったのは事実だけどさ……


ちなみにあの4人は仲良く湯船で温まっている


まあみんな俺に比べれば小さいしな


約1名を除けば大きいのだが……


おっと、着替えを出さないとな


そういって手にしていた牛乳のなくなったコップを置いたときのことだ


「ずいぶんお楽しみだったようだねい」


「……なんのことでしょう?」


「風呂場の声と起こったことを事細かに説明したほうがいいかい?」


「……すいませんでした」


そこには咏さんがいた






305 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 22:59:27.96LjI2y402o (4/10)



「さすがに5Pはやりすぎだと思うけどねい」


「いえ、違います」


「……え?」


「洗いっこしただけですよ」


「ふーん……もしかしてまだ童貞?」


「…………はい」


「そ、そうか……」


咏さんが気まずそうに俺から目をそらす


だけど恥ずかしいのはこっちもだ


「と、とりあえずのぼせる前に着替え用意したほうがいいんじゃねーの?知らんけど」


「そ、そうですね!」


慌ててその場を後にする


といっても着替えなんてあるわけない


はやりさんや和は咲のでなんとかなるかもしれないけど……


……柄がかわったらごめんな、咲


とりあえず良子さんには俺のワイシャツを渡せばいいだろう


脱衣所に着替えを置いた時4人は和気藹々といった感じだ


まあ大丈夫だろう






306 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:04:12.31LjI2y402o (5/10)



その後無事に全員が洗い終えた


「雑魚寝になってしまったすいません……」


「いや、気にせんでええ」


「このほうがいっぱいお話できるもんね☆」


客間に布団をありったけ用意した


といってもこんな大人数を止めたことはないから十分とはいえないんだけどさ


まだ夜といっても肌寒いほどでなかったのはせめてもの救いだ


それに俺は一刻も早くここから立ち去りたかった


「じゃあおやすみなさい」


口々におやすみの声が返ってくる


しかしまだまだ眠らないだろう


いわゆる女子会というやつで話したいこともたくさんあるだろうしな


だから咲、俺をそんな般若みたいな目で睨むのはやめてくれ……




逃げるように俺が自分の部屋へ向かったのは言うまでもない





307 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:13:48.35LjI2y402o (6/10)



「……うん?」


ベッドに入るとそのまま眠りに落ちてしまったようだ


しかしそんな眠りは突如重みで妨げられた


まさか金縛り……?


その割に手足は自由だ


もちろん目だって開く


といっても深夜だ


目が慣れるのに少々時間がかかる


そして俺の目に映ったものは……


「なんで俺の上に乗ってるんですか?」


「お、お邪魔してます……」


良子さんだった





308 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:20:47.51LjI2y402o (7/10)



「あの……なぜここに……?」


「い、いえ……」


「とりあえず電気を……」


「電気はつけないでください」


「わ、わかりました」


良子さんにそう強く言われる


一言でもしゃべるたびに息が首元にかかるのがなんだかくすぐったい


たださすがにこの体勢はまずいんじゃ……


まあ重くないからいいんだけどさ


しかし問題はそこではない


おそらく下着を着けていないのだろう


先ほどまで俺の頭に乗せられたり俺のモノを挟んでいたたわわな胸が俺に押し付けられていた


正直かなり気持ちいい


現にあれだけ搾り取られたはずなのに俺のモノはそそり立ちそうだ






309 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:29:08.62LjI2y402o (8/10)



とはいえいつまでもこうしているわけにもいかない


かといって何かきっかけがあるわけでもないし……


「あの……」


「はい?」


良子さんから声がかかる


「おトイレについてきてください……」


「……え?」


「だって……あの映画が怖くて……」


「わ、わかりました!」


良子さんの身じろぎ加減を見るに限界が近いのかもしれない


「じゃあ一旦起きてください」


「はい……」


体を起こすと俺の手を強く握られる


幸い自分の家なので電気がなくてもどこになにがあるかぐらいははっきりわかる


……良子さんにはそうもいかないようだが


手を握りしめていたのがいつの間にか腕に抱きつかれていた


胸の感触がすばらしい


とはいえ目的地に到着だ






310 ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:46:35.30LjI2y402o (9/10)



「あの……電気が……」


「え?」


トイレに入ろうとした良子さんに言われて俺も確かめる


「たしかに電球が切れてるみたいですね……」


あいにくだが替えの電球の買い置きはない


その話を聞いた良子さんの声は泣きそうだ


「ついてきてください……」


「ちょ、ちょっと!?」


限界らしい良子さんにトイレに引っ張り込まれる


ドアを閉めてしまい狭い空間に二人きりだ


俺の手を握っていない手で手探りで便座に腰を下ろしたらしい


俺の気が動転している間に良子さんが出しているらしい水音が室内に響き始める


暗いせいか耳が敏感だ


「あ、あまり聞かないでください……」


顔を真っ赤にしているだろう良子さんからそんな声がかかる


しかし良子さんの手を握っているせいで不可能だ


むしろ恥じらっている良子さんのせいで妙に興奮してしまうのはなぜだろう


そんなうちに良子さんの水音がおさまった






311えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/15(木) 23:55:58.03LjI2y402o (10/10)



「あの……」


「はい……?」


「……拭いてくれませんか?」


「……え?」


「暗くて見えないんです……」


たしかに月が出ているとはいえこの暗さの中ではトイレットペーパーがどこにあるのか探すのは困難だろう


「じゃあ俺がトイレットペーパーを切りますね?」


「はい……」


繋いでいる手でホルダーを押さえて反対の手でペーパーを切る


「切れましたよ?」


「ここです……」


「……え?」


ペーパーを持った手が導かれた先はあたたかい


「……ん」


良子さんのくぐもった声だ


間違いなく先ほどまでの水音の発生源だ


しかし拭いても拭いてもクチュクチュという水音は止まらない





312えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:04:07.06q5fbith6o (1/12)



「あの……」


「京太郎くんが触ってるからです……」


「……え?」


そういって良子さんが地面に下ろしていた足を便座にあげた


「京太郎くんのせいでこんなになってしまいました……」


大きく足は広げられている


毛の一本すらない綺麗な割れ目は月に照らされて光っている


「責任とってくださいね……?」


「…………え?」


「綺麗に舐めとってください……」


「……わかりました」


自然にそう答えていた


正座をするように良子さんの股間へと顔を埋めていく


「おしっこでしょっぱいでうすね……」


「い、いわないでください……」


おそらく顔は真っ赤だ


先ほど浴室でなめた時とはまた違った感覚だ


月に照らされているそこは先ほどとは違った艶っぽさがある


「そ、そんなにされたら……」


耐えられなくなった良子さんが二回目の噴水をあげたのは間もなくのことだった……






313 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:15:51.13q5fbith6o (2/12)



「終わりましたよ」


「ありがとうございます……」


良子さんを拭き終えた俺たちは俺の部屋に戻ってきた


良子さん曰く


「抱き枕がないとうまく眠れないんです……」


らしい


現に良子さんにギュッと抱きしめられている


俺はといえば今日の出来事や先ほどの出来事のせいで妙に目が冴えてしまっている


「京太郎くん……まだ起きてますか……?」


「え、ええ」


寝息を立てていたかと思っていた良子さんから声がかかる


俺の左手は良子さんの胸の中だ


ほどよいあたたかさと感触がすばらしい






314 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:22:06.36q5fbith6o (3/12)



「京太郎くんは私のことが嫌いですか……?」


「……え?」


「だって泊まりに来てくれたのはあのときだけじゃないですか……」


「 あ……」


たしかに俺が良子さんの家に泊まったのはあのときの一回だけだ


「ほかのときははやりさんがいつも一緒だったじゃないですか……」


「そ、それは……」


「私ははやりさんのおまけですか……?」


鋭い視線を感じる


声は若干鳴き声が混じっているような気がする


「違います」


「……え?」


「なんとなく遠慮してしまって……すいません……」


「じゃあ私のことは嫌いじゃないんですね……?」


「ええ、嫌いな人とはあんなことをしません」


「あ、あれは忘れてください!」


「わ、わかりました……」


といっても無理な話だが……


「でもこれで安心して眠れます……」


「もしかして良子さんがここにきたのって……」


「し、シークレットです!」


そういってさっさと布団に顔を埋めてしまった


「おやすみなさい」


「おやすみなさい……」






315えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:27:55.30q5fbith6o (4/12)



カーテン越しの日の光で目を覚ます


睡眠時間自体は短いはずなのにすっきりした目覚めだ


しかし下半身に違和感が……


「おふぁようふぉはいまふ……」


目の前のお尻が喋った


しかもパンツを履いていない生尻だ


ってえ!?


「おひんひんがふるひほうらっはのれ……」


そういって俺のモノを舌先で転がしている


「そ、そんなにされたら……!」


目が覚めてあっという間に絶頂に達してしまった


口の中にぶちまけられたものをその人はこくこくと音を立てて全て飲み干していた……


「よ、良子さん……?」


「おはようございます……」


お尻越しに良子さんの笑顔があった……






316えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:35:42.00q5fbith6o (5/12)



「な、何してたんですか……?」


「京太郎くんのおちんちんが苦しそうだったので……」


顔を赤くしてもじもじさせている


できればもっと早くそうしてほしかったところだ


「ごめんなさい……」


「い、いえ!俺も気持ちよかったので……」


「それはよかったです……」


そういって嬉しそうに笑みを浮かべる


その口の橋には先ほど俺のぶちまけただろうものが光っている


「ってなんでそんな格好をしてるんですか!」


「下着の替えがなくて……」


前をはだけたワイシャツからはたわわな胸が覗いている


そしてちらちらと見える下半身にはなにも履いていない


「またおちんちんが大きくなりましたね……」


「……すいません」


そんな姿を見せられて勃たせるなというのは無理な話だ






317えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:45:58.01q5fbith6o (6/12)



「もう一度してあげますね……?」


そういってワイシャツを脱いで裸になる良子さん


「あれ?良子さんの胸……」


「恥ずかしいのであまり見ないでください……」


「す、すいません……」


良子さんの乳首は引っ込んでいたのだった……


「そんな京太郎くんにはお仕置きです!」


「え?」


そういって先ほどと同じように俺の顔にお尻を向けて覆いかぶさる


「今度は胸で……」


「よ、良子さん!?」


良子さんの胸に俺のモノが挟まれる


先ほどの唾液のせいかヌルヌル擦れてかなり気持ちいい


「おちんちん元気いっぱいですね」


嬉しそうに胸で俺のモノをしごいていく


さすがになすがままにされるのは しゃくだ


「わ、私のお股を舐めるなんて反則です……」


昨日のトイレと同じように良子さんのそこは水があふれていた


高校生にもなって布団に世界地図を描くことになるとは……


今日は布団を干すにはいい天気なのが幸いだ






318えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 00:55:14.48q5fbith6o (7/12)



「おはよう、京太郎くん♪」


「おはようございます」


俺が顔を洗ってキッチンに行くと俺以外はみんな起きて着替えていた


ちなみに良子さんは顔を洗っている最中だ


特にうがいを念入りにしているところだ




あの後良子さんの着替えを俺は届けた


「あの……あまり見られると恥ずかしいです……」


良子さんが服を着ていくのに見入ってしまったのだ


何も身につけていない良子さんだった


まずはパンツを履いて何も生えていない割れ目やボリューミーなお尻を


次に乳首が出てきた胸をパンツとお揃いのブラジャーで隠す


そしてそれをいつものブラウスで隠す


なんだかもったいない気がしたが綺麗でいつまでも見つめていたかった


「京太郎くんのえっち……」


「すいません……」


真っ赤な顔の良子さんと一緒にみんながいるキッチンへと向かったのだった






319 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 01:00:35.74q5fbith6o (8/12)



「いただきます」


全員の声が食卓に響く


「でも本当に朝ごはんを作ってもらってよかったんですか?」


「これぐらいはさせてもらわないとバチがあたっちゃうよ☆」


「まあこれぐらいなら軽いしね」


「お礼!」


「私は何もしなかったんだけど……」


「多分それがベターだと」


「どういう意味!?」


健夜さんには悪いが俺もそう思う


誰だってそう思うだろう


「こんなに美味しい料理を作れるなんてぜひ嫁に欲しいじぇ!」


「こら優希、失礼ですよ?」


「しかしここまでしてもろうて悪いのう……」


「おじさんやおばさんも大丈夫って言ってから大丈夫ですよ」


俺にじゃなくて咲に連絡が行くのはいつものことだ


しかしちょっとしたホテルの朝食バイキング並みのクオリティだぞ……



「ごちそうさまでした!」






320 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 01:03:06.48q5fbith6o (9/12)



「じゃあワシらは学校に行くかの?」


「私たちは帰らないとね」


「帰ってしまうんですか!?」


和は残念そうだ


「お仕事!」


「そうですか……」


目に見えてしゅんとしている


「ほいじゃあ京太郎はみなさんを駅に送っていきんさい」


「え?」


「どっちみちワシらも学校に行く前に一旦帰らんといけんけえのう」


「わかりました」


「というわけでまた学校に集合じゃ」


「はい」


俺たちはそれぞれの目的地へと向かった






321 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 01:06:43.92q5fbith6o (10/12)



「ふう……」


はやりさんたちを見送って学校に向かう


あまり遅刻に厳しくないのがラッキーだ


といっても今からなら十分に間に合うが


「よし」


遅刻せずに学校に到着し下駄箱を開ける


「うん?」


一通の封筒だ


なになに……


『須賀京太郎様


  文化祭後に体育館裏へ来てください』


ただそれだけ綺麗な字で書かれていた


いたずらか?


にしては手が込んでいるような……


まあ後で考えてみるか


手紙を制服のポケットに入れて俺は部室へと向かったのだった……



続く






322 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 01:10:58.79q5fbith6o (11/12)



次回予告


「さ、ササヒナ先生……?」


「もう我慢できないの……」


手紙の主は優希の担任でもあるササヒナ先生だった


連れて行かれた無人の教室で胸元をあらわにして妖艶に俺を誘う


「ふふ……須賀くんのおちんちん……先生が気持ち良くしてあげるね……?」


「せ、先生……」


いつのまにかズボンから出した俺のモノをちろりと舐める


「ちょ、ちょっと!?」


「こうするとおちんちん気持ちいいのよ……?」


俺の割れ目に舌を入れる


「せ、先生……」


「先生がたっぷり教えてあげるからね……?」




という展開ではありませんが次回もお楽しみに!






323 ◆HAYARIDvxk2015/01/16(金) 01:16:43.26q5fbith6o (12/12)

以上です

いよいよ文化祭最終日です

この最終日で第二部は終了予定です

その後ファンサービスをやって第三部の予定です

理想をいえばこの土日で一段落つけたいですね

とあるゲームをゆっくりプレイしたいので……

だって王様や社長や凡骨とタッグが組めるなんて最高じゃないですか!



>>298
さすがにそろそろ無理が出てきてますねー

>>300
第三部はプロ成分ましましの予定です



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい




324以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/16(金) 01:42:05.356esFzScy0 (1/1)

乙っぱい


325以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/16(金) 02:12:37.49CMpyTw2Wo (1/1)




326以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/16(金) 02:19:36.97mCui4Dev0 (1/1)

乙ー
良子ちゃんえろかわいい!手紙の主が誰か凄い気になる


327以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/16(金) 10:01:23.78S9yBH9IJo (1/1)

乙です


328以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/17(土) 07:49:02.96brk2KzrIo (1/1)

これでまだ本番いかないとかやはり京太郎はホモ


329以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/20(火) 04:29:17.82SDq3IPk+o (1/1)

おつー


330 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:00:28.19DcwtOeH3o (1/18)



「ほいじゃあ今日も頑張っていこうかの」


染谷部長の問いかけに全員で元気に返事する


俺以外は気合いバッチリだ


「あら?かわいい女の子に囲まれてドキドキしすぎて眠れなかったのかしら?」


久先輩がからかうように問いかける


「ええ、先輩がいなくてかわいい子ばかりでうれしかったです」


「どういう意味よ!」


俺のセリフに声を大きくする


「怒る先輩もかわいいですよ?」


「う、うるさい、バカ!」


顔を真っ赤にして走っていく


勝ったな


「これこれ、久をあんまりからかうな」


「はい」


染谷部長にたしなめられる


だけど俺としては満足だ






331 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:04:10.35DcwtOeH3o (2/18)



今日も人が多い


といっても昨日よりは少ない


昨日は俺自身にとってもサプライズがあったからだ


「今日も人が多いのう……」


「ええ、そうですね」


少ないと言ってもあくまでも昨日と比べればだ


今日だって俺たちの屋台の前には行列ができている


「でもこうしてみんなに喜んでももらえるなんて嬉しいわ♪」


「学生議会の方はいいんですか?」


「私の楽しみを奪うなんて副会長でも無理よ」


「そうですか……」


この人ならやりかねないのが怖いところだ


まさか仕返しされるようなことはないよな……?


「ほれ、ひっくり返さんと焦げるぞ」


「は、はい!」


頭より手を動かさないとな






332 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:09:25.23DcwtOeH3o (3/18)



「ようやくお客さんが少なくなったじぇ……」


「すごい修羅場でした……」


「うん……」


気温だけでなくて人の熱気のせいもあるだろう


鉄板の前に立ち続ける俺や染谷部長だけでなく他のみんなも汗だくだ


「涼しいじぇ~」


「そうね~」


だからといって服をめくってあおぐのはいかがなものか


「こらこら、はしたないぞ」


「私の体に欲情するなんて京太郎は変態さんだじぇ!」


答えるのも面倒なのでやや大げさにため息をついてやる


「どういう意味だじぇ!」


沈黙が雄弁に語ってくれるだろう


ふと咲と和の方に目をやると二人とも夕べの風呂を思い出したのか目をそらされてしまった


顔が赤いのは暑いからであってほしい


そうでもないと耐えられそうないからな……






333 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:14:48.59DcwtOeH3o (4/18)



「こうしてはいられないじぇ!」


「どうしたんだ?」


「限定タコスの発売に行かなくては!」


そういって駆け出す優希


落としていったプログラムにはタコス限定販売に大きな赤い丸が付けられていた


「さて、私もちょっと抜けるわね」


「どうかしたんか?」


「さすがにまったく顔を出さないのもね」


「さっさと行ってやりんさい……」


「じゃあちょっと失礼するわねー」


軽く手を振っていく久先輩


まさかあの格好で行くわけじゃないよな……?


学生議会長がメイドなんてどこかのアニメの世界だけの話だろう


しかしこれで4人か……


幸い人が少ないので回せるだろう






334 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:22:37.10DcwtOeH3o (5/18)



「あの……」


「どうしたんだ、咲?」


「私もちょっと出かけてきてもいいかな……?」


申し訳なさそうに咲が尋ねる


「何か用事があるんですか?」


「うん、お姉ちゃんが来るらしいから案内してあげたいの」


「方向音痴なのにか?」


「さすがに学校では迷わないもん!」


「そういうことなら行ってあげんさい」


「はい」


申し訳なさそうに出かける咲


これで3人か……


『各団体の代表者は片付けについての打ち合わせがあるので集合してください』


「すまんのう……」


「いえ、よろしくお願いします」


突然の放送に慌ててでかける染谷部長


結局部活に残ったのは和と俺だけだ






335 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:28:38.66DcwtOeH3o (6/18)



「お、人が少なくてラッキーじゃん」


そういって来たのはクラスでつるんでる連中だ


「なんだ、おまえらか……」


「俺たちは客だぞ!」


「お客様は神様だろうが!」


「神様には疫病神ってのもいるらしいがな」


そういってやると黙る


「ま、お好み焼き焼いてくれや」


「はいよ、ちょっと待っててくれ」


軽口を叩き合えるというのは素晴らしいことだ


「あれ?今は原村さんだけなの?」


急に話に上がった和がびくりと震える


「ああ、ちょっとみんな出かけててな」


「ふーん……」


「ま、原村さんのメイド姿を見られたから満足だけどな1」


「あ、ありがとうございます……」


褒められて照れているのか顔を真っ赤にして俯いている


そんな和もかわいらしい


現にいろいろ話しかけられているが生返事がやっとだ






336 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:33:19.84DcwtOeH3o (7/18)



「お客様?当店ではメイドを手を出すのはご法度になっております」


そういって睨んでやる


「須賀、おまえどう見ても執事じゃないぞ」


「サングラスでもかければ完全にそっちの世界の人間だろ」


「高校生ってのも嘘じゃねーの?」


先ほどの仕返しなのか散々ないいようだ


なにか言い返そうと思ったがいい言葉が見つからない


和はそんな俺たちを見て必死に笑いをこらえようとしているようだ


我慢しきれていないようだが


そんな和の様子を見られたからよしとするか


「ほら、焼けたぞ」


「ソースはどうしましょう?」


「俺マヨネーズ多めで!」


「俺は鰹節たっぷりで!」


「俺はマヨネーズで大きなハートを描いて欲しい!」


「だからここはそういう店じゃねーよ!」


やっぱり友達っていいもんだ






337 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:38:04.79DcwtOeH3o (8/18)



「賑やかな人たちでしたね」


「大丈夫か?」


「ええ、面白かったですよ」


そういって向ける笑顔は本当らしい


この笑顔を独占できているのが誇らしい


「すいません、お好み焼き一枚いただけますか?」


「ええ、かしこまりました」


お客様が来られたから注文を受けないとな


せっかくの二人きりなのに話すことが浮かばず気まずくなるより百倍マシだ


それに和とこうして二人で並んでいるのも楽しいしな


「将来和と夫婦でこんなお店をするのもいいかもな」


「ふぇ!?」


声に出ていたのが聞こえていたらしい


「あ、あくまで夢だからな!」


「そ、そうですよね!」


俺の顔も和と同じように真っ赤になっているだろう


唯一の救いはすぐに咲が戻ってきてくれてからかわれなかったことだな……






338 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:43:26.58DcwtOeH3o (9/18)



「これでおしまいじゃの」


最終日は昨日と比べて営業できる時間が短いのだ


閉会式もあるし片付けもしなければいけないからな


式典を無事終えてようやく片付けを終えたところだ


「そういえば先輩は挨拶のときは制服に着替えてましたね」


「私がメイド服のままだとみんなメロメロになっちゃうからね~」


誰一人言葉を返せない


「どうして無言になるのよ!」


これに返せる奴はよっぽどのやつだろう


「さて、ささやかながら打ち上げでもするかの?」


「いいんですか?」


「ええ、思った以上に利益が出たから学校に渡す分を察し引いても十分打ち上げには使えるからね」


「たしかにお客さんも多かったですしね」


「疲れた~」


ワイワイ打ち上げのことを話している


しかし俺は気が気ではなかった


そう


あの手紙のことだ





339 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:52:04.26DcwtOeH3o (10/18)



「ちょっと、京ちゃん聞いてる?」


「悪い、考え事してた」


「もー」


そういって咲が怒る


「まあまあ……この後打ち上げをうちの店でやるけどこれそうか?」


「ええ、ただ用事があるので遅れますが……」


「ほうか、じゃあ用事が終わったら連絡しんさい」


「わかりました」


やっぱり手紙を書いてくれた人の気持ちを考えると無下にはできないよな


正直下駄箱にラブレターなんて男なら誰しもが憧れるシチュエーションの一つだ


そこから告白のコンボなんて最高だ


どんな子からと思うとドキドキしてきたしワクワクしてきた


「じゃあまた後での?」


みんなで返事をして解散したのだった






340 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 22:59:28.51DcwtOeH3o (11/18)



「須賀くんもこちらに用があるんですか?」


「そういう和も?」


「ええ」


体育館裏に行こうとする俺に和が声をかけられる


おそらく体育館にでも用事があるのだろう


しかし軽く雑談しながら歩いていても和の目的地がわからない


さすがに和と一緒に向かうわけにはいかない


「ごめん、トイレに行きたいから先に行っててくれないか」


「ええ、わかりました」


トイレで寝癖がないのかチェックして出る


そこには和の姿はなかった


自分の用事に向かったらしい


これで俺も心置きなく自分の用事を果たせるな


そう思うとドキドキしてきた


心を落ち着けるために深呼吸をする


踏み出した先が目的地だ







341 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:06:14.26DcwtOeH3o (12/18)





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       {少′  / ,i  l ト、  i   ,ィマ、
      Y /  /// | l| | ハ  辷='/|:..ヽ\
     イ ′ / | { | 从、|  } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
.     { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、
      リ、_! l リィチfト   '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
      l_,以 { ヒtリ    ヒztリ  |f リ| |:.:| |:.:|
      「 l 「ト'"   '     '""'  _,イ | |:.:| |:.:|
      } } ハ    tっ     ィ' ) ,j リ 刀 「
     / /,イ| |l>、    ,ィ |ノイイ / リ |
      / /リ |:! !仏ィ_〕¨     》,// / /| !
.    / / r廾 .|「{: |-、  __ / // ,ヘ〔 .j {
    〈 イ ∧V /:.:.: :|__´_./: :./ /:.:.:.:.>))       先ほどぶりですね
    } } /`Y'| {:.:.:.:.:.l    /: : 〈 〈:.:,イ´ /{,
    j/ }`ー冫j\:.:.:|  /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
      ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v'   人
.     }/:.:.   . :.:.[二]-:.―'´. : :.:.:.:.:V  / ∧
     i':.:.:.. . . .: : :∧Ⅵ:.:..  . . : :.:.:.:.:.:i // ,/ イ
     {  : : : : : : }:.:|:.i:{:.:.:.: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|r<´ _.!
    _八     j:.:.!:..:|..  : : : :     ノ{    {
   { i   ヽ、._  |:.:.:.:.:|::         ,イ ヾ、_  |
   ∧ヽ  { >=-.¨|:.:.:.:.:|==-__--,イ}:{  丶、._〉
   〉ヘ ':;:...| //´ |:.:.:.:.:|: : `¨ー= イ{l! ';:..   {



「……え?」


そこにいたのは先ほどまで一緒に歩いていた少女だった……






342 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:13:33.26DcwtOeH3o (13/18)



「なんで和がここに……?」


「私があの手紙を書いたらに決まってるじゃないですか」


そういってニッコリと微笑む


「え?でも……」


「須賀くんは鈍感ですね……」


呆れたようにため息をつく


だけど自分で言ってて悲しくなるが和に好かれるような理由は思い当たらない


「なあ、俺って和になにかしたか?」


こんなところに呼び出される理由は二つだ


一つは甘い告白


もう一つは……〆られるパターンだ


「須賀くんは本当に鈍感ですね……」


再び大きなため息をつかれる


「だいたい誰とでも裸で看病してもらったり一緒にお風呂に入ったりすると思いますか?」


「それは……」


「でも……鈍感ですけど……とても優しくて……」


俺の目をじっと見つめる






343 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:14:49.74DcwtOeH3o (14/18)



             , ―<>‐'´,                   \ >-、
               {:::::::: j ::::::::::::}   // /   、  、      `マ::::::}
             } :::::印フ::::::::{  // / / ハ ハ `ト、ヽヽ 、    ヽ::〈
               {:::::: У::::::::::::} l / / / } } | l l l l li  ', ヽ  l::}
             ゝ=イj、::rーr'  | il l  |  | | | | | | l l| i l i l l l l::}
               /// : :|  |  | il l  |  | | | | | |ハノ| i l i l l | |::ト、
           /:::// ::::::|  | | 从 乂 ! ノイ ノ ハノx==リ<イイ!イ l | l:::\>
           {f^〈:rヘ::j  ト、ily{frうr1      ´frうr1}y!ノ ル'j | lヽ:::::〉
               l  |    ト、 ` 込:ン       込::ン ' ∧乃_ | | ∨
               l  |    | r'  .:::::::::    ,    .::::::::. /ノi l l | |
            イ /l   | ト--、              /  li l l | |     そんな須賀京太郎くんが大好きです
            / //!    | | | i {\     ー‐    /  li l l | |
            / // |   | | | i |  l>、     , < |  l |i l l | |
            ,イ // /|   | | | i |_|  ` ー ´|   |  l |i l l | |
        // // //|   |_| |_リ:::::l        「>-ト-、_l |i l l l 乂
       / / // /  |   l::| |::::::::::{        L::::::::\ f^Y^ヽ |  \
        / / // />' |   l::| | :::::::::ヽ__,  _ノ | ::::::::::::fr'ニニム     ,
     / / //// : ::::::|   l::| | :::::::::::::',-―――┤::::::::::::{レ―-、 iハ    ,
      / / /イ//rへ、 |   l::| |:::::::::::::::::',      /:::::::::::::::{レ―-、 | ハ   |
    l / / レ ∧  `1    l::リ:::::::::::::::::::',   /::::::::::::::::/Y7Ti  ト、ハ   |
    l / / / /  ヽ  l   ト、:::::::::::::::::::::ヽ  /:::::::::::::/,ノl:::::::|  ト、 ハ  |






344 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:43:50.56DcwtOeH3o (15/18)



あまりの出来事に思考が完全に停止する


どれぐらいの時間かわからないが我に帰る


これは夢に違いないな!


たしかめるためにほっぺたをつねるとたしかに痛い


「もう……私の告白を夢って思うなんて失礼ですよ……」


和の言葉に現実であると気づいた


でも和が俺のことを好きだなんて……


きっと誰かのドッキリだろう


和の真摯な視線にそんなことはないと思った


もしこれが演技ならアカデミー賞間違いなしだ


改めて思考を整理する


和のことは好きだ


だけどそれが和と同じ好きかどうかはわからない


あの胸は素晴らしいし時折見せる表情もかわいらしいのは事実だ


好きか嫌いかでいえば間違いなく好きだ


だけどこの好きは咲やはやりさんに対してと同じような気がする






345 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:50:15.67DcwtOeH3o (16/18)



「須賀くんは今誰のことを考えていますか?」


「……え?」


「宮永さんですか?瑞原プロですか?それとも戒能プロですか?」


「和のことを……」


「目が泳いでいますよ?」


和のセリフにぐうの音も出ない


「もう……私の告白を受けたのに他の女性のことを考えるなんて失礼ですよ」


「すいません……」


「須賀くんとおつきあいする人は大変ですね」


呆れたように笑う


「でも……須賀くんと一緒ならそんな人生もいいかもしれませんね」


「和……」


「将来は一緒にお店を開いてみますか?」


それもいいかと思う


間違いなく幸せだろうし楽しいのは実証済みだ


「須賀くんは私だけを見ていてくれますか?」


再び和が真剣な視線を俺に向ける






346 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:56:47.59DcwtOeH3o (17/18)



「……ごめん」


ようやく言葉を絞り出す


「須賀くんは私のことがお嫌いですか?」


「いや、好きだ」


「でしたら……」


「だけど……俺の好きは和の好きとは違うんだと思う」


続きを促すように見つめる


「咲もはやりさんも良子さんも、もちろん優希や染谷部長だって久先輩のことだって好きだ」


「そうですか……」


「だから……和だけを見ていることはできない」


「ふふ、フラれてしまいましたね」


自嘲めいた笑みを浮かべる


「初恋も初めての告白も失敗してしまいました」


「それって……」


「でも、今までみたいに甘えてもいいですよね、お兄ちゃん♪」


「ああ、それぐらいならまかせてくれ」


「じゃあ打ち上げに行かないと遅れてしまいますよ?」


「でも……」


そういう和の目には涙が湧いていた


そんな和を慰める術など知らず逃げ出すしかなかった


俺の姿が消えた後で聞こえた和の泣きじゃくる声がいつまでも俺の心に響いていたのだった……



第二部カンッ





347 ◆HAYARIDvxk2015/01/26(月) 23:57:46.09DcwtOeH3o (18/18)

こんばんは

第二部は以上です

このあと前スレでファンサービスのお知らせをするのでぜひご参加ください



こちらのスレはここまでです

おやすみなさい





348以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/27(火) 02:16:05.72krEhxA760 (1/1)

乙ー
のどっち√が消えるなんて…


349以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/27(火) 05:27:13.13LG4RZ858o (1/1)

乙です


350以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/28(水) 14:00:37.16LP4dmCz4o (1/1)

おつー


351以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/29(木) 02:30:17.40V5YTHA/70 (1/1)

乙です。
のどっちの霊圧がぁ…


352以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/05(木) 16:04:15.31tNRD7qRBo (1/1)

のどっちいやあああああ
このままなんだかんだとみんなと一緒に付き合って欲しい・・・


353 ◆HAYARIDvxk2015/02/07(土) 16:39:37.50I8NgCQtSo (1/4)



インターミッション


「そういえばあれの使い道は決めたのかな☆」


牌のお姉さんの仕事を終えてお昼ご飯を食べているとはやりさんが俺に問いかける


「あれってなんのことですか?」


心当たりがない


「あの旅行券だよ☆」


「ああ」


そう言われて思い出す


「期限とかは大丈夫なの?」


「えっと……」


カバンから取り出して確認する


「やばいですね……」


「どれどれ……」


俺から受け取ったはやりさんも確認する


「ギリギリだね……」


そう、申込期限は明日の18時、残り30時間しか残っていなかったのだった






354 ◆HAYARIDvxk2015/02/07(土) 16:43:59.65I8NgCQtSo (2/4)



「誰と一緒に行くか決めてるのかな☆」


「まだ決めてないですけど……はやりさん、一緒に行きませんか?」


冗談めかして誘ってみる


「いいよ☆」


「……え?」


「ちょうどシルバーウィークの予定もなかったしね☆」


シンプルながらも猫の絵の描かれたシンプルな手帳がたしかに旅行に参加できることを示していた


今更冗談なんていえそうな雰囲気ではない


はやりさんと旅行なんて楽しみなのは事実だしな


「なんの話をしてるんですか?」


「良子ちゃん、シルバーウィークの予定はなにかあるかな☆」


「いえ、なにもないですが……」


「私たちと一緒に温泉旅行に行かない?」


「私が行ってもいいんですか……?」


不安そうに俺を見つめている


「俺は良子さんと一緒に旅行に行きたいです」


「よ、よろしくお願いします」


真っ赤な顔で頭を下げている


俺自身良子さんと旅行できるなんて嬉しいしな






355 ◆HAYARIDvxk2015/02/07(土) 16:53:56.87I8NgCQtSo (3/4)



「なんの相談してるの?」


「密約!」


「ちょっとお姉さんも一枚噛ませてもらおうかねい」


そういってみると健夜さん、理沙さん、咏さんがいた


「このチケットの相談だよ☆」


そういって机に置かれた4枚のチケットを示す


「もしかして前福引で当てたあのチケット?」


「はい」


「温泉!」


「お、ちょうどその日は暇だねい」


「同じく!」


「わ、私もお仕事はないなあ」


チラチラと見てくる視線が何よりも雄弁だ


だけど4枚しかチケットはないんだよなあ……


はやりさんと良子さんからも無言の圧力がかけられているし……


どうしよう






356 ◆HAYARIDvxk2015/02/07(土) 16:57:58.71I8NgCQtSo (4/4)



「あれ?これって追加料金を払えば参加者を増やせるみたいだよ☆」


裏面を何気なく読んでいたはやりさんが指で指し示す


「たしかにそう見たいですね」


これなら全員誘えそうだ


追加料金も俺のバイト代で十分払えそうだしな


さて、どうしよう



A. 追加料金を払って全員で行く

B. 健夜さんだけ誘う

C. 理沙さんだけ誘う

D. 咏さんだけ誘う

E. こんなものがあるから争いが生まれるんだとチケットを破り捨てる


とりあえず締め切りは今日の日付が変わるまでの多数決にします

この結果次第で第三部の内容が変わります





357以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 17:17:45.07imL6wj3Xo (1/1)

乙です A


358以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 17:52:03.36gSz0RBLio (1/1)

E気になるがAで


359以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 17:58:03.52EufQ4WWhO (1/1)

Aだろうjk


360以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 18:32:41.20B50S7OLIo (1/1)

A


361以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 19:24:34.597Q8OFuZUO (1/1)

Eをやってみたいけど、Aで


362以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 20:17:47.83jADqlwaDO (1/1)

選ばれないだろうけどあえてEで


363以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 20:51:48.91B9vzSyAAO (1/1)

誘惑に負けてAで


364以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 21:32:40.88R8+ztDx3o (1/1)




365以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/07(土) 23:13:45.44ZaC6sBwmo (1/1)

Aにしよう


366以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/08(日) 00:12:35.96rrCwKU7iO (1/1)

圧倒的にAだね


367 ◆HAYARIDvxk2015/02/08(日) 22:44:44.04FxH+gakVo (1/2)



「せっかくなのでみんなで行きませんか?」


俺がそう提案する


お互いに目を合わせているようだ


「いいの?」


「ええ、普段お世話になっているみなさんへの恩返しです」


「ほう……いうねえ」


「感謝!」


「でもお金なら私たちが……」


「いえ、たまにはかっこつけさせてくださいよ」


「う、うん……」


いつもお世話になっているから少しはかっこつけたっていいじゃないか


「じゃあみんな忘れないでね☆」


それぞれに返事をする


さて、今年のシルバーウィークが楽しみになってきたぞ






368 ◆HAYARIDvxk2015/02/08(日) 22:46:43.94FxH+gakVo (2/2)



こんばんは

圧倒的大多数でAを採用します

ご協力いただいたみなさんありがとうございました

ちなみにどうせAだろうと思ってEは考えてませんでした

とりあえずガン泣きさせるくらいですかねー



ファンサービスが終わり次第第三部を始めます

時間と体調が整い次第始めるのでおつきあいいただけると幸いです


おやすみなさい





369以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/08(日) 23:02:16.97fAZMWSZLo (1/1)

おやすみー


370以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/08(日) 23:18:01.90QTQtj+xvo (1/1)

おやすみ


371以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/09(月) 00:13:46.34WK3COPCfO (1/1)

乙~おやすみ~


372以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/09(月) 21:10:46.2304MtTzPjo (1/1)




373 ◆HAYARIDvxk2015/02/10(火) 23:31:05.92SsRw1J7Wo (1/5)



「おはようございます、須賀くん♪」


「お、おはよう……」


「今日も学校に行きましょうね♪」


「あ、ああ……」


そう言うと和は俺に抱きついてくる


「……暑くないか?」


「須賀くんの匂いをかげば平気です♪」


「……そうか」


「では行きましょうか」


「ああ」


そういうと正面から抱きついてきた和は俺の腕に抱きつく


「今日もいいお天気ですね♪」


「ああ、そうだな……」


およそ目に生気と呼べるものは感じられない


ただただニコニコと俺に抱きついている


最初こそは和みたいなかわいいこと登校できるなんて嬉しかった


もちろんクラスメイトに冷やかされもした


だけどそれすらも心地よかったんだ


……それが間違いだなって気づかないうちはな






374 ◆HAYARIDvxk2015/02/10(火) 23:37:19.65SsRw1J7Wo (2/5)



「須賀くん♪」


普段なら休めるはずの休み時間が一番憂鬱だ


教室から逃げようとするとそれすらも許されない


「和、俺トイレに行きたいんだけど ……」


「じゃあお伴しますね♪」


最初はいやがった


だけど声も出さずに泣き出した和を前に俺は観念した


周囲の視線に耐えられなかったのもある


「着いたぞ」


「はい♪」


二人で一つの個室に入る


せめてもの救いはお互いに最中は覗こうとしないことだ


だけど腕を掴まれているせいで和のしている最中も耳をふさげない


「須賀くん須賀くん!」


人通りの少ない旧校舎の個室の中で和は一人で自分を慰めている


俺に声を聞かせつつも触らせないあたりは和なりの分別のつけ方なのだと信じたい






375 ◆HAYARIDvxk2015/02/10(火) 23:41:17.89SsRw1J7Wo (3/5)



「須賀くん、お昼休みですね♪」


「ああ……」


憂鬱でしかない休み時間の中で昼休みだけは別だ


「はい、どうぞ♪」


そういって卵焼きを差し出している和


ちなみに俺の箸はない


ただただ和の差し出すものをひな鳥のように素直に口にするだけだ


「おいしいですか?」


「ああ、美味いよ」


「須賀くんに気に入ってもらえたみたいでよかったです」


このときだけは目に生気が戻るみたいだ


実際和の手作りの弁当はうまいのだ


…………材料のことは考えないと固く誓っている






376 ◆HAYARIDvxk2015/02/10(火) 23:49:27.47SsRw1J7Wo (4/5)



「今日の部活はここまでじゃ」


染谷部長が部活の終了を告げる


ある意味一番の地獄の始まりだ


「須賀くん……」


「ああ、わかった」


最初こそからかっていた咲や優希でさえからかうことはなくなった


最近では腫れ物を触るような扱いだ


部活中は普通に会話を交わしているあたり余計にたちが悪い


「須賀くんのせいでこんなになってしまいました……」


自宅へと招いた和はおもむろに下着をずり下げる


「ちゃんと責任を持って綺麗にしてくださいね?」


「ああ……」


自らのベッドに押し倒した俺の顔の上に跨り和が腰を振る


感じやすいのか愛液のせいで呼吸が苦しい


「須賀くん、私もう……!」


絶頂に達したのか和は満足そうにベッドに横たわっている


顔についた愛液をティッシュで拭き取り部屋を後にして自宅に戻る


「須賀くん……」


和が自信を慰める様子を実況するメールへの返信を考えないとな……




カンッ






377 ◆HAYARIDvxk2015/02/10(火) 23:55:34.81SsRw1J7Wo (5/5)



こんばんは

前スレでヤンデレのどっちがあったので書いてみました

なんとなくのどっちは依存型なイメージです

それこそいつまでも一緒にいてほしいみたいな

ただメリハリはつけつつもタガが外れるとやばい印象ですね



こんな感じでファンサービスに答えていきます

あくまでもifルートですからね?


おやすみなさい





378以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/10(火) 23:58:22.01FN2e6KPzo (1/1)

乙です おやすみー


379以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/10(火) 23:58:22.01lGCsAcV+o (1/1)


いったいのどっちに何が起こったのか……


380以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/11(水) 01:40:49.26zfZJLTrG0 (1/1)

乙ー
正解してないのにリク答えてもらってありがとうございました。
のどっちかわいい!


381以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/11(水) 05:18:56.23x5YIUqneo (1/1)

のどっちかわええええええええ
乙でしたー


382以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/11(水) 18:58:15.23fXJ/bZqf0 (1/1)

乙です。
これは救いなのだろうか…


383以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/11(水) 19:43:31.744soRHCMNo (1/1)

のどっちのどっち!


384以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/12(木) 02:24:00.40ep5m541W0 (1/1)

前スレ乙ー
普通こうなるよね


385以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/12(木) 22:50:06.12VICT80w0O (1/1)

前スレ乙でした~


386以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/13(金) 04:18:05.38Dy+c0ld/O (1/1)

前スレ乙です。
やっぱりてかこれが順当だよね。


387 ◆HAYARIDvxk2015/02/13(金) 22:34:51.59Brix4ZFpo (1/1)



こんばんは


なぜかのどっちが思った以上に好評で驚いています

>>1の体験談を書こうと思いましたが>>1自身が思い出したくないのでやめました

人間って怖いですね


前スレはあくまでifルートです

ハーレムルートなんて維持するのがどれだけたいへんかと……

一人一人の描写も薄くなってしまいそうですしね



前スレでいただいたのよりんとのデートに関してです

>>1は人生で2回しか福岡に行ったことはありません

修学旅行で行った太宰府天満宮と海外研修のときに福岡空港から出国したくらいです

なので福岡の観光地に詳しい方がいたら情報をいただけるとありがたいです


久が意外に人気があったようなので書こうかどうか考えています

一応プロットと書き出しは手元のメモ帳にありますが……

気が向いたらにしますね


おやすみなさい






388以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/14(土) 00:46:22.42chVUZDmv0 (1/1)

乙ー


389以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/14(土) 04:30:47.33KOiQq+wWo (1/1)

福岡ドーム、キャナルシティ、九州国立博物館とかかな
観光地では無いけど祇園山笠とかも有名かな
正直the観光地みたいな場所はあんまり無い気がする


390以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/14(土) 07:35:09.583BKd8WpDo (1/1)

博多駅前のバスターミナルに群れるバスの量は異常。

櫛田神社は、高さ10m前後ある祇園山笠の飾り山を常設。
ここを主目的とするには弱いが、いくつか廻る内の一つとしては上等の部類。
あと、時期が合えばこれを潜りたい。
ttp://daizukan9.blog63.fc2.com/blog-entry-620.html


391以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/15(日) 08:50:49.27/mjAPguko (1/1)

乙、楽しみだわ



392以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/16(月) 05:03:10.93p21d4tuho (1/1)

>>390
こないだこれ潜ってきたわwwwwww
あと観光地じゃないけど櫛田神社の横に大東園っていう高い焼肉屋があったりする


393 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 21:53:20.33ZTbltrvio (1/13)



こんばんは

たくさんのご意見ありがとうございました

なんとなく書けそうな気がします

まだまだアイディアや情報があればください


野球観戦を考えましたが>>1がその球団に詳しくないという……

ヤクルトのことならお任せあれ!って言えるんですけどねー



とりあえず以前言っていたネタを一つ投下します

多分ないと思いますが性的な描写があるかもしれないので苦手な方はあらかじめ『えっちぃの』をNG登録しておいてください


でははじめますよーぅ






394 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:13:53.86ZTbltrvio (2/13)



「急に来ちゃったけど大丈夫なの?」


「ええ、今日は親がいなくておもてなしができないんですが……」


「あはは、気にしなくていいわよ」


「じゃあ何か飲み物を取ってくるのでくつろいでいてください」


「ええ、そうするわ」


そういって彼の普段使っているのだろうベッドに腰掛ける


異性の部屋に入るのなんて生まれてはじめてだ


そういうわけで比べようはないわけだけど自分の想像の中の男性の部屋よりはかなり掃除が行き届いている印象だ


異性の部屋だということを確認して妙にそわそわしてしまう


読みたかった漫画を読むだけのはずなのにこんなに緊張するなんて考慮してないわよ……


「すいません、ジュースが切れてるみたいなんで買ってきますね?」


「ひゃい!?」


「だ、大丈夫ですか?」


「う、うん……」


「じゃあちょっと行ってきます」


「い、いってらっしゃい……」


ここは彼の部屋なんだからノックをしないのも当然だ


情けない声を出した私を彼は気遣ってくれている


その優しさがただただ辛かった






395 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:20:49.75ZTbltrvio (3/13)



「思ったより広いわね……」


改めて彼の部屋を見渡してみる


自分の部屋に招き入れるだけでなく留守番も頼まれるのは信頼の証みたいで嬉しい


その信頼は先輩に対してのものなのか


それ以上のものに対してなのか


わからないのがもどかしい


後者であってほしいとは思うけどそう言いきれないのが普段の自分の態度のせいだろうか


なんだかへこんじゃうわね……


気分を変えようと制服にシワがつくのも顧みずベッドに寝そべり伸びをする


背の高い彼に合わせたサイズのせいか自分がなんだか小さく思えてしまう


こんな格好かしら……?


彼の眠っている姿勢を想像しながら動いてみる


ほんのり香る汗は不思議といやなものじゃない


妙に心が落ち着いてそのまま寝て……


だ、ダメよ!


後輩のしかも男の子のベッドで寝てるなんて先輩の威厳が台無しじゃない!


せめて先輩らしくしないと……


そうはいってもどうすればいいかわからないのだった






396 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:29:58.01ZTbltrvio (4/13)



「そういえば……」


以前読んでいた雑誌を思い出す


「たしか……」


お世辞にも礼儀正しいとはいえないだろうけどたしかめてみたい


「男の子ってベッドの下にえっちな本を隠すのよね……」


実際に確かめたことはない


だけどいかにも信ぴょう性の高そうなその本の情報を確かめてみたい


そう思った私はベッドの下をのぞき込まずにはいられなかったのだ


「やっぱりあるわけないわよね……」


彼のベッドの下にはゲーム機が収納してあっただけだ


見つからなかったことにほっとしているのは内緒だ


さすがに気まずすぎる


一緒にお風呂に入ったり風邪の時に体をくまなく拭いてもらって座薬を入れてもらったりしたらまともに顔をあわせる自信がない


それにしても懐かしいわね


彼の机の横の本棚には自分が使っていたのと同じカバーが並んでいる


懐かしくなって手に取りなんとなく開く


「え、これって……」


想像していたのとは違いあられもない姿の女性がそこにはいたのだった……






397 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:40:28.02ZTbltrvio (5/13)



え?え?え?


あまりのことにことに頭が回らない


とりあえずカバーを外してタイトルを確認してみる


『先輩のなく頃に』


そこにはそんなタイトルと卑猥な顔を浮かべた女性が写っていたのだった


これってそういうことよね


見つからなくていいと思っていたものを図らずも見つけてしまったのだ


よし、深呼吸をして落ち着きましょう


ヒッヒッフー、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー


なんとなく間違えてるような気もするけれど落ち着いたからいいわ


「でも……」


改めてその表紙を見て考えてしまう


「もしかして私……?」


窓ガラスに映った自分と表紙の女性は完全にではないがどことなく雰囲気が似ていた


もしかしたら自惚れかもしれないけど……


「す、少しくらいならいいわよね……?」


自分に似た女性がどんなことをしているのか


そんな好奇心は私のページを繰る手を進めるのだった






398 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:46:51.90ZTbltrvio (6/13)



思ったよりかわいいわね


かわいい服を着て街中を歩くその様子はデートをしているみたいだ


顔の見えないが抱きついている相手は嫌が応にもこの部屋の主を想像してしまう


楽しそうね


一緒にパフェを食べようとしてアーンをしたりされたりしている


男性の視点なのかその女性は満面の笑みだ


ふふ、あのときのことを思い出すわね


彼とのことを思い出して自然に笑みがこぼれてしまう


だけどあのときの恥ずかしい体験も思い出してしまい顔が赤くなっているのがわかる


もしかしてこの本を真似したのかしら?


ふと気になっって裏表紙の発行日を確認するとあの日より後になっている


彼とこんなことをしたのは自分の方が先だと思うと妙に嬉しくなってしまう


結構やるじゃない


買い物に出かけたこの部屋の主を心の中でほめるのだった






399 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 22:55:36.37ZTbltrvio (7/13)



……え?


思わずページを繰る手が止まってしまう


たしかデートの途中で雨宿りをするために近くにあった建物に一緒に入っていたのだった


濡れた服を乾かすために下着姿になったその女性は大人っぽい黒い下着だ


フリルも程よくあしらっており大人っぽさを強調している


「私は……」


スカートをめくり確認してみる


誰もいないからノーカンだ


今日自分が履いている水色の下着


個人的にはお気に入りだけど妙に負けた気がする


べ、別に彼が大人っぽい下着が好きって決まったわけじゃないわよ!


心の中での強がりに寂しくなってしまう


それにしてもスタイルいいわね……


とある後輩ほどではないがそこそこボチュームがある


そもそもあの子より大きな人なんて数えるくらいしか見たことがないわけなんだけど……


やっぱり彼も大きい胸の方が好きなのかな……


普段の彼を見てみると敗北感に打ちひしがれてしまうのだった……






400えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:06:06.93ZTbltrvio (8/13)



気を取り直して……


ようやく敗北感から立ち直った私が見たものはさらに残酷な現実だった


「きれい……」


思わずページを繰ってそう呟いてしまった


身にまとった黒い下着を取り払い全裸で立っている


大きめの胸も黒々とした陰毛もあらわだ


大きく見開きにあるその写真は女の私でも見入ってしまうほどのものだ


キュッとしまったくびれもかわいらしいおへそもしっかり主張するお尻も


どれもとうてい私のかないそうなものではなかった


先ほど以上のひどい敗北感に苛まれる


やっぱり彼もこんな綺麗な女性がいいわよね……


なんで涙が出そうになってるんだろう……


「ちょっと待って」


ストキングと下着の中に指を入れる


「ここは私の勝ちね」


黒々とした陰毛よりもさらに濃い茂みが覆う自分の秘部に嬉しくなる


こうでもしていないと平静を保てそうにないわよ……






401えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:16:02.21ZTbltrvio (9/13)



「こ、こんなことまでするの……?」


次のページで彼女は膝を立てて大きく足を開いている


私にはモザイク越しであっても正面にいるだろう彼には丸見えだろう


最初は指でなぞっていただけなのにこんどは指を入れてさえもいる


「こんな感じかしら……?」


彼のベッドの上で彼女と同じ体勢になる


さすがにストッキングや下着を脱ぐ勇気はないけど……


それでもかなり恥ずかしい


なにも身につけていないだろう彼女はそれ以上だろう


デリケートなそこにあてがわれていない方の手は胸をいじっている


服の上から真似てみるけどかなり恥ずかしい


普段自分でするときはここまで激しくしないものね……


せいぜいこするだけの自分にとってモザイク越しとはいえ直接指を挿入したり胸をいじったりする彼女はかなり進んでいるように思えた


「私も真似してみれば気持ちいいかしら……?」


服を脱ぐ勇気はないので服の中で下着をずらして直接触ってみる


「嘘……」


普段自分でするとき以上に湿っておりそれ以上の快感が私の体をかけめぐったのだった






402えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:27:28.74ZTbltrvio (10/13)



服がじゃまね


セーラー服をまくりブラをあげる


ストッキングとパンティをずり下げる


私の胸も性器もあらわだ


膝を立てて足を開いているせいで隠しようもなく丸見えだろう


ましてや現実世界にモザイクなんてない


今彼が戻って来れば隠しようもない


同じ部活の先輩ではなく後輩のベッドでオナニーをする痴女になってしまう


それだけはいやだ


もしそうなったら……


でも自分のいやらしい姿を見てほしいという自分もいる


彼に胸を見せた時もだけど案外痴女なのかもしれない


そ、そんなわけないわよ!


その考えを必死に否定する


そんな葛藤の中での指での愛撫はいつもとは比べものにならない


絶頂に達するまであっという間だった






403えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:40:13.75ZTbltrvio (11/13)



なんてことしたんだろう……


絶頂から解放された私は罪悪感に苛まれていた


後輩の部屋でオナニーするなんて……


本の中で気持ち良さそうな顔で快楽に溺れている彼女がまさに自分だと思えて恥ずかしくなる


幸いおしっこはでなかったからよかったけど……


証拠を隠滅しようと思ったけど下着をつけられるような状態ではない


火照り過ぎているし濡れすぎているし……


「もう少しくらいなら……」


体が収まるまでと心の中で言い訳をしながらページを繰る


「すごい……」


膝立ちになった彼女が彼の男性器を胸に挟んでいる


はみ出した先端を舌先で舐めている


思わず両手で同じようにしてみる


でも彼のものが大きいとはさみきれないわね……


モザイク越しで判然としない男性器を想像しながら精液を器用に舐めとる彼女を見ていた


美味しそうに飲み干す彼女を見て思わず目にしたことのない彼のものを想像してしまったのだった……





404えっちぃの ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:48:43.22ZTbltrvio (12/13)



「こんな風になるの !?」


横になった彼女のそこが男性器を深々と咥えこんでいる


モザイク越しではっきりとは見えないけど奥まで入っているらしい


太さも長さも想像できない


ただ先ほどまで指でいじっていたそこはまったく収まる様子はない


ためしに指をあてがうと2本すっぽりと咥えこんでしまう


「これきもちいいかも……」


自分の膣壁をこすると今日最大級の快感が全身をかけめぐる


彼女が気持ち良さそうな顔をしているのもあながち演技ではなくのかもしれない


「そ、そんなにしたら……!」


快楽に手を止めることのできなかった私は盛大におしっこを噴いてしまう


「何してるんですか、先輩?」


「ふぇ……?」


そこにはこの部屋の主でもある彼がいた


「こ、これは… …そう実習よ、実習!」


「 ……え?」


私の卑猥な姿を見た彼は平静を失っているみたいだ


「ほら、この参考書に書いてあることを実践しなくちゃいけないと思って……」


「そ、そうですか……」


我ながら苦し紛れの言い訳だと思ったがなんとかごまかせたらしい


「そ、それより一緒にしてみない……?」


「え?」


「あなたのおちんちん苦しそうよ……?」


それを見た私の疼きはそうしないとおさまりそうもないしね……



カンッ





405 ◆HAYARIDvxk2015/02/17(火) 23:51:56.43ZTbltrvio (13/13)



以上、『京ちゃんの部屋に来たら自分とそっくりなえっちぃ本を見つけた久』でした


あくまで言っておきますが本編とはなんの関係もないifルートです

高校生にもなって異性の幼馴染みと一緒にお風呂に入ったり風邪を引いたからといって座薬を異性に挿入してもらう子なんているわけないじゃないですかー



まだまだ福岡の情報を募集中です

このネタが書け次第第三部を始めます

もうしばらくですがおつきあいいただけると幸いです



今夜の更新はここまでです

おつきあいいただきありがとうございました

おやすみなさい






406以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/17(火) 23:56:11.926Y8zcKtoo (1/1)

おつ


407以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/18(水) 01:25:53.23Blkr1Feqo (1/1)

ヤフードームって野球やコンサートばかりじゃなく
同人誌即売会や学会、モーターショーとかもやっているみたい
なので何かしらイベントをでっち上げ(?)てもいいのでは


408以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/18(水) 02:36:08.83hSn4LUDe0 (1/1)

乙ー
ひっさはいやらしいな


409以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/18(水) 04:21:25.36F/rgxD6ho (1/1)

乙です


410以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/18(水) 22:11:27.33Dvs7rI15O (1/1)

ヤフド使うならのよりんの麻雀教室という手もあるかも


411以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/19(木) 01:45:24.95GgIaGJIMo (1/1)

たかが麻雀教室にドーム?


412以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/02/19(木) 08:08:09.250gTeC9nsO (1/1)

大人数集めた競技会にしたらどう?
ドームのフィールドいっぱいに雀卓並べるとしたら、ざっと2000卓くらい置けるので、約一万人集められたら開催可能だ
咲世界なら余裕で出来そうだ



413 ◆HAYARIDvxk2015/03/07(土) 22:16:06.25Wuy6vGAzo (1/5)



「やっと終わった……」


「お、お疲れ様です」


控え室でぐったりとしている理沙さん


それも無理はない


朝から麻雀大会に参加していたのだ


地元福岡だけではなく鹿児島、沖縄まで


さらに本州からも参加者がいる状態だ


プロ野球の中継で見たことのあるこのドーム球場が満員になる


といっても参加者は老若男女混ざり合い対局をしていく


進行の都合もあり一人当たりの対局数はそれほどでもない


だけどそれはあくまで一般の参加者だけだ


ゲストのプロとしてきているのは理沙さんだけではない


だけどトッププロ雀士の理沙さんだ


指導対局の卓には黒山の人だかりができていてトイレに行くのもやっとの状態だったのだ


理沙さんみたいな美人と対局できるチャンスがあれば願っても無いことだ


運営スタッフの手伝いをしていた俺でさえかなりの疲労なのだから対局三昧の理沙さんは言うまでもないだろう






414 ◆HAYARIDvxk2015/03/07(土) 22:25:16.14Wuy6vGAzo (2/5)



「立てますか?」


「無理……」


それも当然だろう


だけどその格好はスカートの裾があやうい


「野依プロ、タクシーが参りました」


主催者の方が呼んでくれたらしい


幸い理沙さんの顔しか見えていないのでだらけている姿は見えない


「ありがとうございます」


「いえ、こちらこそ本日はありがとうございました」


主催者の方が礼をして出て行くのを理沙さんに合わせて俺もお辞儀をする


「……立てますか?」


「無理……」


当然の答えだ


「恥ずかしいでしょうが我慢してくださいね」


「ふぇ?」


素っ頓狂な声を上げる理沙さんの膝裏と背中で支える


いわゆるお姫様抱っこというやつだ


「タクシーまでお送りしますので我慢してください」


「う、うん……」


真っ赤な顔の理沙さんを見ているとこちらも恥ずかしくなってくる


大会終了後なので誰にも会わなかったのが幸いだ


理沙さんにあらぬ疑いがかかるのはよくないもんな






415 ◆HAYARIDvxk2015/03/07(土) 22:46:34.62Wuy6vGAzo (3/5)



「どちらに向かいましょう?」


タクシーの運転手さんに尋ねられる


といっても俺も行き先なんて知らない


「理沙さん、どうします?」


「ここ……」


ポケットから取り出した手帳には住所が書いてある


「こちらへお願いできますか?」


「かしこまりました」


住所をカーナビに入力したらしく行き先はバッチリだ


「では、理沙さん……」


別れを告げようとする


「お連れさんお疲れたい」


「ええ、そうですね」


静かに寝息を立てている


このままにはしておけないだろう


「すいません、よろしくお願いします」


「わかったと」


送っていかなきゃいけないよな


こうして俺もタクシーに乗り込んだのだった






416 ◆HAYARIDvxk2015/03/07(土) 22:54:51.93Wuy6vGAzo (4/5)



「兄ちゃんもたいへんたい」


「いやあ……」


普段は思わなかったことが急に困難に感じることがある


同じ日本のはずなのに言葉が通じないのだ


年配の運転手さんの福岡弁は俺には理解しにくいのだ


なんとか返事を返すがそれが精一杯だ


頼みの綱の理沙さんは俺の方に寄りかかって静かな寝息を立てている


俺だってそうしたい


でもそれすら困難だ


やけにいい匂いのする髪のせいで色々やばい


……どうすればいいんだよ


「お、兄ちゃん、着いたと」


「あ、ありがとうございます」


運営の人に渡されていたチケットで会計を済ませる


理沙さんを抱えていることをからかわれたが気にしないことにしよう


それにしてもここはどこだ?


ホテルがあると思った俺の読みは外れ周囲はどう見ても住宅街だったのだ


……どうしよう






417 ◆HAYARIDvxk2015/03/07(土) 22:56:53.02Wuy6vGAzo (5/5)



こんばんは


といったところで今夜はここまでにします

明日で完結させてそろそろ第3部を始めたいですね


どこぞのスレでうちの京ちゃんがdisられたらしいですね

まあ彼女を4人も作ったようなスレの人には言われたくないです


おやすみなさい





418以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/07(土) 22:58:46.52xwXOFRUTo (1/1)

乙です


419以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/07(土) 23:12:54.432KaYy+90o (1/1)

おつー


420以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 01:22:05.69tuL0j2O/0 (1/2)

乙ー


421以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 01:25:15.74cU7pdjQDo (1/1)




422 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 16:49:38.21hRbsTfT0o (1/8)



「……ぅん?」


俺の背中でお姫様が目を覚ましたみたいだ


「目が覚めました?」


「ぅん……」


声を聞く限りまだ本調子ではなさそうだ


だけどこの状況をなんとかするには理沙さんを頼らざるをえないのも事実だ


「ここですけどわかりますか?」


ダメで元々、なんとかなればいいなと思い尋ねる


「ここ」


「え?」


理沙さんが指差した先には一軒の家がある


「実家!」


「……え?」


たしかに表札には『野依』とあったのだった






423 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 17:00:21.32hRbsTfT0o (2/8)



理沙さんがチャイムを押すとどこかのコンビニで聞いたようなチャイムが鳴る


ガチャリという音とともに扉が開けられる


その音がやけに重々しく聞こえたのは気のせいではないだろう


「どなたでしょう?」


「えと……」


出てきた女性になんと答えようか考える


見知らぬ男が自分の娘を背負ってきたら通報されても文句は言えない


ましてや理沙さんのご家族でなければ完全に不審者か誘拐犯だ


「ただいま!」


「……理沙ちゃん?」


「うん!」


「おかえりなさい」


「ただいま!」


「立ち話もなんだから入ると」


どうやら心配はなかったみたいだ


「では俺はこれで……」


せっかくの家族水入らずを邪魔するのは無粋だ


さっさと帰る方がいいだろう


「そちらの方もどうぞ」


「……わかりました」


そうはいかないらしい






424 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 17:19:53.63hRbsTfT0o (3/8)



「さあさあ、どうぞ」


「あ、ありがとうございます……」


なんでおれはここにいるんだろう……


理沙さんの家の客室


畳の上に座布団を敷いて座っている


床の間にかかっている掛け軸はテレビ番組で鑑定されても遜色ないものだろう


そんな場所になんでおれはいるんだろう……


横には理沙さんが


正面には理沙さんのご両親が


お父さんは険しい仏頂面


お母さんはニコニコ笑っている


そして理沙さんは心配そうに俺を見ている


一応自己紹介は済ませてはいるが胃が痛い


たまたまスーツを着ている俺は場合によってはよくドラマで見るワンシーンだ


この場で言うべきセリフは


『お父さん、理沙さんを僕にください!』


そんなつもりは毛頭ないのに視線で胃の痛みが止まらない


誰か助けてくれよ……







425 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 17:26:35.73hRbsTfT0o (4/8)



「須賀君と言ったね?」


「は、はい……」


厳格そうな顔と低い声に思わず腰が引けてしまう


「理沙とはどういう関係なのかね?」


「し、仕事仲間です……」


「ほう……仕事仲間を背負って実家に来るのかね?」


「そ、それは……」


「お父さん……」


「母さんは黙りなさい」


胃の痛みがますますやばい


「……で?理沙を養っていくことはできるのかね?」


「えと……」


俺を睨みつけるお父さん


心配そうに見つめるお母さん


オロオロしている理沙さん


誰一人味方はいなさそうだ


どうすればいいんだよ……






426 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 17:27:13.56hRbsTfT0o (5/8)



熱狂の渦に巻き込まれてくるので一旦ここまでにします

失礼します


それにしてもどうオチをつけよう……





427以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 17:42:33.51PMMv6smmO (1/1)

乙~ですぅ~


428以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 18:02:39.03aHaYdO99o (1/1)

乙です


429 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 22:52:48.43hRbsTfT0o (6/8)



「で、どうなんだ?」


理沙さんのお父さんからの鋭い視線


素直に言った方がいいだろう


「それは無理です」


「なに……?」


視線が一層厳しくなる


後は野となれ山となれ


「俺はまだまだ高校生です」


「理沙さんとおつきあいするなんて口が裂けても言えません」


「でも理沙さんに好意を抱いているのは認めます」


「そんな理沙さんと一緒にお仕事させていただけるのは光栄です」


何を言おうとしていたのかまったく浮かばなかった


ただただ口をついて出てきただけだ


だけど言いたいことは言えたから満足だ


あとは殴られようが蹴られようが受け入れようじゃないか


そう思い奥歯を強く噛みしめた






430 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 23:08:27.17hRbsTfT0o (7/8)



「そうか……」


ようやく出た一言


「今の言葉に嘘はないんだな?」


「はい」


「よし、気に入ったぞ、婿殿!」


「「……え!?」」


思わず隣の理沙さんと素っ頓狂な声を上げて顔を見合わせてしまう



「いやあ、よく理沙の話題になる君とぜひ話したいと思ってね」


「それでお父さんとこうしようって決めたの」


「そ、そうですか……」


一気に気が抜けた


「お父さん!」


「すまんすまん、毎日のように話されては気になるじゃないか」


「須賀さんもすいませんね」


「い、いえ……」


「さて、堅苦しい雰囲気は抜きにしてご飯を食べに行こうじゃないか」


「ほら、理沙も出かけるから着替えてきなさい」


「う、うん?」


よくわからないけど怒られなかったみたいだし一安心だ






431 ◆HAYARIDvxk2015/03/08(日) 23:13:47.46hRbsTfT0o (8/8)



眠気がやばいのでここまでにします

詳しい人がいたら確認したいのですが博多のラーメンはとんこつであってますよね?



おやすみなさい





432以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 23:34:40.52HKSLvfHRo (1/1)

乙です おやすみー


433以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 23:37:03.55jpkMcQJ2o (1/1)

乙乙


434以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/08(日) 23:56:10.08tuL0j2O/0 (2/2)

乙ー


435以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/10(火) 06:29:29.70zhfyuV+Lo (1/1)

乙ー


436以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/19(木) 13:05:43.459k3/4sHfo (1/1)

乙です


437 ◆HAYARIDvxk2015/03/19(木) 21:49:43.79YCC4XZkwo (1/1)



こんばんは

言わなきゃできそうにないので宣言します

現行のエピドードは年度内の完成させて年度が変わって>>1に余裕ができ次第第3部を始めます

気長におつきあいいただけると幸いです



失礼します





438以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/19(木) 22:02:08.06B2dNTsbRo (1/1)

待ってる


439以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/19(木) 22:03:04.36LSGFQjjOo (1/1)

はいな


440以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/19(木) 22:10:16.59HfjO+TtuO (1/1)

了解~


441以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/19(木) 23:02:44.41ffMIso5Uo (1/1)

了解


442以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/21(土) 05:34:36.400Vg1grIDO (1/1)

今更だけど>>197ってのよりんの判定だよね?
両方偶数だから久と同じCなら失敗なのでは?


443 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:12:56.26bdfMRNX8o (1/7)



こんばんは

>>442
確認してみたらご指摘の通りでした
今更書き直すのは困難なので、これからのエピソードでのよりんをかわいく描くので許してください


では始めますよーぅ






444 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:19:29.62bdfMRNX8o (2/7)



「はい、お待ち遠様です!」


元気のいい店主が俺たち4人の前にラーメンを置く


ラーメンの上に野菜やチャーシュー、そして彩りをよくしている紅ショウガ


スープの色は白く濁っている


「これが福岡自慢の豚骨ラーメンたい!」


そういって胸を張っている


服の上からでもわかる筋骨隆々さのおかがで様になっている


「婿殿、喋る前に食べてみると」


「わ、わかりました」


4人で手を合わせていただきます


レンゲで一口スープを口に運ぶ


「おいしい……」


豚骨の濃厚な香りが鼻からすーっと抜けていく


たしかにこってりという言葉がぴったりだが決してしつこくはないのだ


「冷める前に麺も食べればよか」


「はい」


店主のすすめで麺をすする


固めの麺をしっかり噛むと麺とスープのうまさが口いっぱいに広がる


「お、いい食べっぷりと」


ジロジロ見られるのはなんだか恥ずかしいな……






445 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:24:26.84bdfMRNX8o (3/7)



だけど俺に注目が集まるのも無理はない気がする


いくら春間近といえど夜は肌寒い


現にここまで来るときは少々寒さを覚えていたくらいだ


「ここが目的地たい」


「え?」


そういって理沙さんのお父さんが示したのはお世辞にも広いとはいいかねる屋台だ


「とにかるついてくるたい」


「え、ええ……」


導かれるままに入ってみると咳はカウンターだけ


誰もいなかった席は俺たち4人がやっと座れる広さだ


「ラーメン4つ」


「わかったたい」


水が出るよりも先に注文が終わる


それもそのはずだ


壁にはラーメンとしか書いてないんだからな






446 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:29:05.02bdfMRNX8o (4/7)



「ご家族ですか?」


「いえ……」


「そうたい」


否定の言葉は理沙さんのお父さんに遮られる


「娘とその婿殿なんです」


「そ、それは……」


理沙さんのお母さんの言葉に赤面して俯いてしまう


「ほう……いいお婿さんですね!」


「そうたいそうたい!」


お酒は一滴も飲んでないのにご機嫌のようだ


これがいわゆるお国柄というやつなんだろうか


ここは素直に従ったほうがいいよな


「理沙さんみたいな素敵な細君をいただき幸せですよ」


「ふぇ!?」


赤かった顔が耳まで真っ赤だ


「初々しくてよか」


俺と理沙さん以外はご機嫌だ






447 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:33:37.12bdfMRNX8o (5/7)



「にいちゃん、おかわりはどうたい?」


「え?」


あっという間に食べ終えてしまった俺に店主さんが問いかける


「若いもんはちゃんと食べなダメばってん」


「硬さは?」


「えと……おすすめはなんですか?」


「ハリガネたい」


「ハリガネ?」


「それでよかと?」


「え、ええ……」


よくわからないけどたぶん大丈夫だろう


「こっちはこな落としたい」


「まいど!」


お父さんもおかわりをするみたいだ


「お待ち!」


「……は?」


1分も経っていなかったよな?






448 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:50:20.04bdfMRNX8o (6/7)



「どうかしたと?」


「……なんでもないです」


と、とりあえず食べてみよう


そういって麺をすする


……え?


「びっくりしたと?」


「え、ええ……」


「これがハリガネ、さらに固いのがこな落としたい」


「なるほど……」


「福岡の人間はせっかちが多いと」


そういって笑う


だけど固いからよく噛むと麺の卵の味がよくわかってこれはこれでありなきがする


といってもやっぱり俺には珍しかったのは変わらないけどな


「これがおいたちの普通ばい」


「理沙ちゃんと京太郎君はどんなラーメンを普通にするのかしらね?」


「「それは……」」


二人の声が重なる


妙に恥ずかしくて顔を見合わせた俺たちを3人は笑っている


……恥ずかしいな






449 ◆HAYARIDvxk2015/03/22(日) 23:58:23.47bdfMRNX8o (7/7)



「ありがとうございました!」


元気な声に押されて外に出る


あたたかった屋台から出るとやっぱり寒いな


隣を見てみると理沙さんも寒そうだ


「一緒に歩きませんか?」


「うん」


そういって俺の腕に抱きついてくる


「ダメ?」


「いいですよ」


こうして歩いているのも悪くない


……後ろからのヒソヒソ声は聞こえないぞ


何はともあれ理沙さんみたいな美人さんと腕を組んで歩けるのだ


嬉しくないわけがないよな






450 ◆HAYARIDvxk2015/03/23(月) 00:06:46.89yVdSNegbo (1/3)



「お湯ありがとうございました」


「気にせんでよか」


「今夜はこの部屋で寝てくださいね」


「ありがとうございます」


案内された部屋の襖を開ける


「い、いらっしゃいませ……」


「……え?」


なぜ理沙さんがここに?


「今夜はお楽しみと?」


「孫が楽しみたい!」


そういって嬉しそうに去っていく二人


「えと……」


「……いや?」


「いいえ」


一つの布団に二つの枕


さすがに並んで入るには狭いな


だけど寝ないわけにもいかないしな……


「で、電気消すね……?」


「え、ええ……」


暗闇の魔力に抗わないとな






451 ◆HAYARIDvxk2015/03/23(月) 00:13:28.55yVdSNegbo (2/3)



狭い布団に二人で入ろうとすると必然的に背中あわせか抱き合うことになる


そして俺には抱き合う度胸はなかった


……童貞にはハードルが高すぎるだろ


「あったかい……」


え!?


耳元で聞こえた理沙さんの声に驚く


背中に当たっている柔らかいものは間違いなくあれだろう


だけどお腹に腕を回されるのは恥ずかしいな


暗闇に耳をそばだててみると静かな寝息が聞こえる


相当疲れていたらしく理沙さんはすでに眠ってしまったらしい


抱き枕になるのもいいかもな


……だけど徐々に下半身に動いてくる手はきついな


と、とりあえずさっさと寝るか!


眠れそうにないけどな……






452 ◆HAYARIDvxk2015/03/23(月) 00:13:55.93yVdSNegbo (3/3)



日付が変わったのときりがいいので今夜はここまでにします

おやすみなさい





453以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/23(月) 01:06:52.17TD9L1fxso (1/1)

乙です


454以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/23(月) 02:14:23.79UCeBhDVr0 (1/1)

乙ー
理沙かわいい


455以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/23(月) 10:45:49.614vgr+Dofo (1/1)

乙です


456以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/23(月) 21:27:53.62IIfhpT8kO (1/1)

乙~
やべぇ~本当にのよりんかわいすぎる


457 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:03:29.45lX+7kJbAo (1/6)



「昨日はよく眠れたかい?」


「え、ええまあ……」


「それで子供はできそうかい?」


「お父さん!」


理沙さんが真っ赤な顔で反論する


飲んでいた味噌汁を噴き出すのをよく我慢したと思う


「ま、冗談はこれぐらいにして母さんの長ご飯はどうだい?」


「ええ、とても美味しいです」


「これぐらいしかできなくてごめんなさいね」


「いえ、普段より豪華でありがたいです」


「君はご両親と一緒に暮らしているのではないのかい?」


「ええ、ですが忙しくてどうしても朝はパンなどで軽く済ませることが多いので……」


「む、それはよくないな」


ご飯に味噌汁、それにアジの開きに漬物、そして生卵


まさに朝ごはんのメニューだけど本当にありがたかった


咲が泊まりに来ているときならあいつが作ってくれるが普段はな……


「だったら一緒に暮らしましょうよ、毎朝朝ごはんを作ってあげるわよ?」


「お母さん!」


「すいません、さすがにそれは遠慮します」


「そうか……」


ご両親だけでなく理沙さんまでがっかりしているように見えるのは気のせいだろうと思いたい






458 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:15:37.49lX+7kJbAo (2/6)



「今日はこの後観光して帰るのかい?」


「ええ、その予定です」


「理沙ちゃんと新婚旅行の予行演習かしら?」


「お、お母さん!」


「俺に理沙さんみたいな素敵な人は不釣り合いですよ」


「むぅ……」


真っ赤な顔で睨まれている


ご両親は呆れたように笑っている


何かまずいことを言っただろうか?


「ま、とにかく楽しんでおいで」


「理沙ちゃんもちゃんと案内してあげなさいね?」


「うん!」


「えと……今夜はお世話になりました」


「いや、また来ておくれ」


「楽しみにしてるわね」


「はい、ありがとうございました」


理沙さんみたいな美人がお姉さんだったらみんなに自慢できていいのになぁ







459 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:25:42.39lX+7kJbAo (3/6)



「そういえばどこに行くんですか?」


「秘密!」


「は、はあ……」


とりあえず理沙さんについて電車に乗り込む


ICカードで乗り込んだので目的地がわからない


無理にでも切符を買っておけば……


いや、そうすれば理沙さんがおごるって言い出しかねない


さすがにそれはかっこ悪い


「次!」


「わ、わかりました」


ふと駅の案内をみると駅名には『祇園』とある


行ったことはないけど祇園祭の関連なんだろうか?


「こっち!」


「り、理沙さん!?」


混雑した地下鉄から理沙さんに腕を引かれて降りる


なんだかデートみたいでいいな






460 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:31:03.55lX+7kJbAo (4/6)



「ここ!」


「ここは……」


理沙さんに腕を引かれて連れてこられた先


そこには『櫛田神社』とある


「あの……あれは……」


おそるおそる指差す


「おたふく!」


「そ、そうですか……」


染谷部長の持って来たソースの絵にもおたふくは描かれていた


たしかにあそこにあるのも愛嬌のあるおたふくなのは事実だ


事実なんだけど……


「でかすぎませんか?」


「ご利益たくさん!」


「は、はあ……」


夢に出てきたら泣く自信があるぞ……






461 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:45:27.53lX+7kJbAo (5/6)



「あの……本当にくぐるんですか……?」


「もちろん!」


そういって腕を引っ張る


だけど二の足を踏んでしまう


「……いや?」


「行きましょう」


「うん!」


理沙さんの表情が目に見えて明るくなる


やっぱり悲しそうな表情をさせるのは不本意だからな


よし行くか


大きく息を吸って心を整える


理沙さんとなんとか口をくぐり抜けた


「……え?」


「行こう!」


理沙さんになされるがままに引っ張られる


3つの鳥居をくぐる頃にはご利益よりも寿命が縮んだような気がした……






462 ◆HAYARIDvxk2015/03/26(木) 23:53:24.68lX+7kJbAo (6/6)



今日はこんなところで

明日か明後日で終わらせたいですねー

おやすみなさい





463以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/26(木) 23:54:33.63Cu4X519Do (1/1)

乙です


464以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/27(金) 00:10:17.91pHoAb5ym0 (1/1)

乙ー


465以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/27(金) 00:29:11.83D48ansxIo (1/1)


のよりん編が終わっちゃうのか…


466以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/27(金) 00:41:19.30BxICWYUXO (1/1)

乙~



467以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/28(土) 08:04:53.72lRCLfXkY0 (1/1)

保守


468 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:02:11.44zAaV9rAro (1/8)



「大丈夫……?」


「え、えぇ……」


心配げに尋ねる理沙さんにそう答える


電車に揺られながらだいぶ回復してきた


電車は人が多いのは事実だけど座るくらいの余裕は十分ある


それでも今こうして二人で並んで座っているくらいには混んでいる


だけどこのほうがデートっぽくていいと思うのは俺だけだろうか


「そういえば次はどこに行くんですか?」


「次!」


『太宰府駅』


指差す先にはそう書いてあった


「もしかして太宰府天満宮ですか?」


「そう!」


受験の時期が近いせいか受験生やその両親と思しき人たちが俺たちに合わせて降りている


普段は神様を信仰していなくても困ったときは神頼みをするあたり自分とそっくりで笑ってしまった






469 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:09:59.51zAaV9rAro (2/8)



「そういえばお昼ご飯どうします?」


櫛田神社から移動してくると時計は12時を少しすぎたあたりだ


ちょうど昼ごはんにはいい頃合いでもあり悪い頃合いでもある


現にあたりを見渡してみても美味しそうな店にはことどとく人が列をなしている


かといって閑古鳥が鳴いているみたいな店はパスだ


さすがに福岡まで来て揚げたての唐揚が苦いような店には入りたくない


仕事ではあっても旅行でもあるので美味しいものを食べたいと思うのが自然な発想だと思う


「どこかお勧めの店があるなら……」


「ううん」


首を振る理沙さんにそんなお店はなさそうだ


「こっち!」


「え?」


だけど理沙さんに引っ張られるままについていく


どうやら目的地は公園らしい


どこにも店はないみたいだけど大丈夫だろうか?


もしかしてどこかで買って食べるのか?


だけどそんな素振りもなさそうだし……


自信満々に歩いていく理沙さんとは対照的に俺の心はいいようのない不安が支配していた






470 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:16:36.01zAaV9rAro (3/8)



「ここ!」


「ここって……」


どうみてもベンチだ


あたりを見渡してもお弁当などを買えそうな店は見当たらない


「あの……お昼ご飯は……」


「こ、これ……」


理沙さんが手に提げているトートバッグを顔の前におずおずとかざす


「もしかして……作ってきてくれたんですか?」


「……うん」


こくりと頷く理沙さん


恥ずかしそうな真っ赤な顔はトートバッグで覆われて耳ぐらいしか見えない


だけどこれは嬉しい


彼女の手作り弁当なんてまんまデートじゃないか


さらに理沙さんの料理の腕前はプールのときに知っている


否が応でも気分が高揚してしまう






471 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:23:31.59zAaV9rAro (4/8)



「ど、どう……?」


「すっげぇ美味しそうです!」


「よ、よかった……」


蓋を開けてみるとサンドイッチが並べられていた


だけど具はオーソドックスなハムやレタスや卵


そしてぱっと見はわからないものがある


彩りもよく舌ではなく目でも楽しむと言われるのも納得だ


「どうぞ」


「ありがとうございます」


魔法瓶に入れてきたココアは湯気を立てている


暖かくなってきたとはいえまだ肌寒い今の季節にはありがたい


「食べよう?」


「ええ、わかりました」


「「いただきます」」


二人で手を合わせて挨拶をする


ウェットティッシュを用意しているあたりさすがだなと思う






472 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:31:39.24zAaV9rAro (5/8)



「ど、どう……?」


「おいしいです」


一番手前にあったハムとレタスのサンドイッチを手に取った


普通のレタスは水っぽいせいでパンもふやけているのだ


そういうものだといえばそういうわけだけど……


だけどこのサンドイッチは違う


しっかりとレタスの水が切られているのだ


おかげで軽くトーストされたパンとレタスという同じようなそれでも違う2種類の食感が楽しめたのだ


辛子マヨネーズのピリリとした辛さが甘めのココアに相まってちょうどいい


「こっちも」


「え、ええ」


理沙さんに示されるままに卵入りのサンドイッチに手を伸ばす


「どう?」


「おお」


普通の卵サンドはゆで卵をマヨネーズで和えたものが一般的だ


だけどこの サンドイッチに挟まれているのはふわふわのスクランブルエッグなのだ


さっくりとトーストしたパンとの相性のよさはいうまでもない






473 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:36:34.14zAaV9rAro (6/8)



他にも冷めてもひき肉の旨みが引き立つメンチカツのサンドイッチ


ちょっと甘めのみかんのサンドイッチ


「そういえばトマトのサンドイッチはないんですか?」


「旬じゃない!」


「なるほど……」


たしかトマトの旬は夏のはずだ


キュウリがなかったのも同じ理由だろう


「これ!」


一切れのサンドイッチを指差す


しかし挟まれているのは真っ黒のものなのだ


ブルーベリージャムよりもさらに黒い色


とてもじゃないが見た目がいいとは言えない


どちらかといえば御断りしたいくらいだけど……


「食べて」


「……はい」


笑顔で言われたら断れるわけじないじゃないか……







474 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:42:42.00zAaV9rAro (7/8)



「……え?」


「どう?」


「おいしいです……」


「自慢の逸品!」


そういって胸を張っている


たしかに美味しい


美味しいんだけど……


「のりの佃煮がサンドイッチの具にぴったりだなんて思いませんでした」


そう


黒いものの正体はのりの佃煮だったのだ


甘めに味付けされたのりはバターを塗ったトーストに不思議とよくなった


ご飯に合うものはパンに合うんだろうか?


……さすがに刺身やシメサバあんこバーガーはないな、うん


「どうかした?」


「いえ、とても美味しかったですよ」


「よかった!」


「「ごちそうさまでした」」


本当に美味しかった






475 ◆HAYARIDvxk2015/03/29(日) 23:55:59.86zAaV9rAro (8/8)



「お参り!」


「でも受験生じゃないですよ?」


「いいから!」


「わ、わかりました」


お世話になった久先輩の合格をお願いしてもバチは当たらないだろうしな


「でも俺作法はわかりませんよ?」


「マネ!」


どうやら自分をマネするように言っているらしい


「わ、わかりました」


そういって人の多い神社へと向かう


「そういえば誰を祀っているんですか?」


「菅原道真」


「そうですか」


授業で聞いたことあるな


咲に聞けば色々教えてもらえそうだ


俺たちの番になったとき久先輩の受験の成功をお願いしたのだった






476 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 00:07:06.57GrT021two (1/5)



「あ」


「どうかしました?」


「あれ」


「梅の花ですか?」


「うん!」


指差す先には立派な梅の木が綺麗な白い花をつけていたのだった


「春!」


「ええ、そうですね」


まだまだ寒いけど春が近づいてきているみたいで嬉しい


「飛梅!」


「とびうめ?」


「そう!」


理沙さんが指差す先にはこの梅の木にまつわる伝説が書かれていた


だけど梅の木が飛んでくるなんて


そんなオカルトありえないよなぁ







477 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 00:16:39.61GrT021two (2/5)



「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」


「え?」


文字通り咏うような声に思わず驚いてしまう


「道真!」


どうやら菅原道真の歌らしい


どういう意味だろう


不勉強な自分が恨めしい


「私を忘れないで」


「梅に対してですか?」


「そう」


「なるほど……」


どうやら菅原道真は政争に負けて左遷されたらしい


そんなときにこの梅の木に詠んだ歌らしい


なるほど、主人を追いかけて飛んできても不思議じゃないな


「いい歌ですね」


「うん!」


……帰ったら咲に色々教えてもらうか






478 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 00:28:37.40GrT021two (3/5)



「ここ!」


ピクニック気分で俺たちが散策しているととある店の前で理沙さんが止まる


「うめがえだもち?」


「梅ヶ枝餅!」


見てみればちょうど焼きたてみたいだ


ほんのりと香る梅の香りが食欲を刺戟する


「すいません、二つお願いできますか」


「じゃあ……」


「ここは俺が払いますよ」


「でも……」


「せっかくのデートだからカッコつけさせてくださいよ」


「う、うん……」


「じゃあイケメンの彼氏さんには焼きたてをサービスしようかな」


「ありがとうございます」


お世辞であってもイケメンと言われると嬉しい


理沙さんはというと真っ赤な顔で無言でついてきていた






479 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 00:36:37.09GrT021two (4/5)



「ここで食べませんか?」


「うん」


理沙さんと並んでベンチに座る


さすがにベンチは冷たいな……


だけど人混みから離れていて梅を見るにはちょうどいい


梅を見ながら梅ヶ枝餅を食べるなんてなんだか風流だしな


「「いただきます」」


「あ、美味しい」


柔らかいおもちを口に含むとほんわかと梅の香りが口いっぱいに広がる


あんこはしっかり甘いけどくどい甘さではなくてちょうどいい


焼きたての温かみも寒いこの時期にはあたたかい


そういえば和の先輩に女性の胸をおもちにたとえる人がいるらしい


たしかに言い得て妙だと思う


はやりさんや良子さんや和とか……


「…………」


「な、なんでもないですよ!?」


「ふぇ!?」


あまりの出来事に理沙さんがおもちを喉に詰めそうになっていたので必死に背中をさする


不純なことは考えないようにしよう……







480 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 00:37:25.58GrT021two (5/5)



以上、太宰府天満宮編でした

調べてみると色々とわかって面白いですね

修学旅行で行って以来なのでまた行きたいと思います


おやすみなさい





481以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/30(月) 01:02:25.330zjUABX8o (1/1)

乙です


482以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/30(月) 01:34:36.76xKkCUONf0 (1/1)


のよりーん


483以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/30(月) 07:06:39.76+s0sWF8Wo (1/1)

乙です


484以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/30(月) 20:06:45.34InkmiJJ3O (1/1)

乙です
この二人なんかいいなぁ~



485 ◆HAYARIDvxk2015/03/30(月) 22:06:12.31ja7ym+WCo (1/8)



「ここは……」


「水族館!」


「おお……」


水族館自体に行ったことはある


だけどここまで規模が大きいものは初めてだ


「入ろう!」


「え、ええ」


意気揚々と進んで行く理沙さん


どうやらあらかじめチケットは買ってあったらしい


用意周到だ


俺の手を引っ張ってずんずん進んで行く理沙さんは先ほど梅の中とは違った雰囲気を纏っていた


大人っぽい梅の花


それとは対照的な水族館での子供っぽさ


だけど俺もワクワクしているのは一緒だ


せっかくだし楽しまないとな!