◆2DGhtOT0d6 さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16753635.html
http://s2-d2.com/archives/16753635.html
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 22:25:29.02:4Cb7aLuio (1/8)
黒組教室
溝呂木「…であるからしてだな~」カリカリ
鳰「…」
クスクスクス
鳰「…」
クスクスクス
鳰「…」
クスクス…
ポイッ
鳰「いてっ」
プッ…
ククク…
クスクスクス…
鳰「…」ポリポリ
鳰(…はぁ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403875528
黒組教室
溝呂木「…であるからしてだな~」カリカリ
鳰「…」
クスクスクス
鳰「…」
クスクスクス
鳰「…」
クスクス…
ポイッ
鳰「いてっ」
プッ…
ククク…
クスクスクス…
鳰「…」ポリポリ
鳰(…はぁ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403875528
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 22:30:17.27:gLGlatDvo (1/2)
溝呂木ちゃんの精神病んじゃうからやめろ!
溝呂木ちゃんの精神病んじゃうからやめろ!
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/27(金) 22:32:34.87:WE1K/ohP0 (1/2)
期待
期待
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 22:33:29.87:4Cb7aLuio (2/8)
鳰(…背中に当たった感触からして、今のは消しゴムの切れ端ッスかねぇ)
鳰(やったのは…誰ッスかね。後ろの席の誰かだとは思うんだけど、ちょっと判断つかねッス)
クスクスクス
鳰(…ま、こんな程度の嫌がらせなんか別にど~~~~~~~~~っっっっでもいーッスけどね)
鳰(っていうかむしろ逆に暗殺者が11人も揃ってこんなもん?って感じもするッス)
鳰(まるで本当にただの女子高生みたいな幼稚な嫌がらせばっかしてきて…)
鳰(今回の黒組がこんな低レベルな連中揃いだったとは知らなかったッス)
鳰(こんな弱虫で仕事もろくにできなさそうな暗殺者どもばっかじゃ今回は晴ちゃんが無事生き延びて大勝利ッスかね)
鳰「…」
クスクスクス…
ポイッ
鳰「いてっ」コツン
鳰「…」
鳰(…今度は頭に当ててきやがったッス)
ポイッ ポイッ ポイッ
鳰「…」コツン コツン コツン
鳰(続けて3つヒットッス。精度上がってやがるとこが流石腐っても職業暗殺者って感じで腹立たしいッス)
鳰(…背中に当たった感触からして、今のは消しゴムの切れ端ッスかねぇ)
鳰(やったのは…誰ッスかね。後ろの席の誰かだとは思うんだけど、ちょっと判断つかねッス)
クスクスクス
鳰(…ま、こんな程度の嫌がらせなんか別にど~~~~~~~~~っっっっでもいーッスけどね)
鳰(っていうかむしろ逆に暗殺者が11人も揃ってこんなもん?って感じもするッス)
鳰(まるで本当にただの女子高生みたいな幼稚な嫌がらせばっかしてきて…)
鳰(今回の黒組がこんな低レベルな連中揃いだったとは知らなかったッス)
鳰(こんな弱虫で仕事もろくにできなさそうな暗殺者どもばっかじゃ今回は晴ちゃんが無事生き延びて大勝利ッスかね)
鳰「…」
クスクスクス…
ポイッ
鳰「いてっ」コツン
鳰「…」
鳰(…今度は頭に当ててきやがったッス)
ポイッ ポイッ ポイッ
鳰「…」コツン コツン コツン
鳰(続けて3つヒットッス。精度上がってやがるとこが流石腐っても職業暗殺者って感じで腹立たしいッス)
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 22:48:35.78:4Cb7aLuio (3/8)
鳰(いや、別にウチはこの程度の嫌がらせなんにも気にしてないッスよ?)
鳰(気にしてないッスけど、客観的に見て。裁定者として客観的に見ての率直な感想としての意見として)
鳰(…別にこんな雑魚どもの嫌がらせなんかウチにはなんも堪えてないッスけど)グスッ
鳰(…や、や、や。今のは違うッス。最近眼精疲労から目が痛くなることあるだけッス)ゴシゴシ
溝呂木「でだなー。この食物連鎖っていうのは通常ピラミッドの形をしていて…」カリカリ
鳰(はー。痛かったーッス。この謎の眼精疲労、そういえばちょうどこのいじめが始まった1ヶ月前からだったかなー。なんの因果関係もないッスけど)
溝呂木「頂点捕食者はたいてい猛禽類とか大型の肉食哺乳類とかで、その下には草食の動物が入るんだぞー」カリカリ
鳰(溝呂木先生は相変わらず持ち前の鈍さ発揮して全然気付いてないッスけど…)
鳰(まあ逆に好都合ッス。下手に首突っ込まれて色々調べられたらたまったもんじゃないもん)
溝呂木「それじゃあ次、走り。教科書68ページの問3読んでくれるかー」クルッ
鳰「あ、はいッス」ペラペラ
鳰(おっとっと、危ない危ない。考え事してて聞き逃すところだったッス。まあ、アウトローな鳰ちゃんは教科書も開いて無かったんッスけど)
鳰(たまには授業に集中するのもいいかもッスね。余計なこと考えないで済むし)ペラペラ
鳰(お、あったあった。68ページのー…問3……)
鳰「…」ピタッ
溝呂木「ん?どうした?走りー」
鳰(いや、別にウチはこの程度の嫌がらせなんにも気にしてないッスよ?)
鳰(気にしてないッスけど、客観的に見て。裁定者として客観的に見ての率直な感想としての意見として)
鳰(…別にこんな雑魚どもの嫌がらせなんかウチにはなんも堪えてないッスけど)グスッ
鳰(…や、や、や。今のは違うッス。最近眼精疲労から目が痛くなることあるだけッス)ゴシゴシ
溝呂木「でだなー。この食物連鎖っていうのは通常ピラミッドの形をしていて…」カリカリ
鳰(はー。痛かったーッス。この謎の眼精疲労、そういえばちょうどこのいじめが始まった1ヶ月前からだったかなー。なんの因果関係もないッスけど)
溝呂木「頂点捕食者はたいてい猛禽類とか大型の肉食哺乳類とかで、その下には草食の動物が入るんだぞー」カリカリ
鳰(溝呂木先生は相変わらず持ち前の鈍さ発揮して全然気付いてないッスけど…)
鳰(まあ逆に好都合ッス。下手に首突っ込まれて色々調べられたらたまったもんじゃないもん)
溝呂木「それじゃあ次、走り。教科書68ページの問3読んでくれるかー」クルッ
鳰「あ、はいッス」ペラペラ
鳰(おっとっと、危ない危ない。考え事してて聞き逃すところだったッス。まあ、アウトローな鳰ちゃんは教科書も開いて無かったんッスけど)
鳰(たまには授業に集中するのもいいかもッスね。余計なこと考えないで済むし)ペラペラ
鳰(お、あったあった。68ページのー…問3……)
鳰「…」ピタッ
溝呂木「ん?どうした?走りー」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:02:11.96:47aW+yp3o (1/1)
いじめを許さない人に期待したいけどあいつは一般人だし無理か
いじめを許さない人に期待したいけどあいつは一般人だし無理か
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:05:47.06:A4nMk/6XO (1/1)
むしろ溝呂木ちゃんのメンタルが心配
むしろ溝呂木ちゃんのメンタルが心配
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:07:04.73:vdLd5eZAo (1/1)
早いとこ溝呂木ちゃんに実はウチ…って言い出さないと後で気づいたときに凄く落ち込みそう
でも溝呂木ちゃんに打ち明けても悪化する未来しかみえない
早いとこ溝呂木ちゃんに実はウチ…って言い出さないと後で気づいたときに凄く落ち込みそう
でも溝呂木ちゃんに打ち明けても悪化する未来しかみえない
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:08:04.89:4Cb7aLuio (4/8)
鳰「…えーっと」
溝呂木「?」
鳰「…か、漢字が読めないんでパス1ッス」
溝呂木「ええ!?」
クスクスクス
鳰「‥」
溝呂木「おいおい、そんなに難しい字はどこにも…あー。いや違うな。意地悪い言い方した先生が悪かった」
鳰「あ、あははは…生物の授業なのに漢字の勉強も入れてくるとか卑怯ッスよー……ごめんなさい」
溝呂木「わからないことがあるのは悪いことじゃないぞ。そのままにせずに復習して誰かに教えてもらうか、先生にいつでも聞きに来いよ」
鳰「…」
溝呂木「それじゃあ一ノ瀬、代わりに頼んでいいか?」
晴「わかりました!えーっと。下記の生物のうち、湖における生態系ピラミッドを生産者から順に並べなさい。ミドリムシ、フナ、ミジンコ、メダカ…」
鳰「…」
鳰(…問題のとこがマジックの落書きで塗りつぶされててなんも読めなかったッス)
鳰(教科書開くの久しぶりだったからいつやられたのかすらわかんないッスし、いやぁ参った参った。はっはっは)
鳰「…えーっと」
溝呂木「?」
鳰「…か、漢字が読めないんでパス1ッス」
溝呂木「ええ!?」
クスクスクス
鳰「‥」
溝呂木「おいおい、そんなに難しい字はどこにも…あー。いや違うな。意地悪い言い方した先生が悪かった」
鳰「あ、あははは…生物の授業なのに漢字の勉強も入れてくるとか卑怯ッスよー……ごめんなさい」
溝呂木「わからないことがあるのは悪いことじゃないぞ。そのままにせずに復習して誰かに教えてもらうか、先生にいつでも聞きに来いよ」
鳰「…」
溝呂木「それじゃあ一ノ瀬、代わりに頼んでいいか?」
晴「わかりました!えーっと。下記の生物のうち、湖における生態系ピラミッドを生産者から順に並べなさい。ミドリムシ、フナ、ミジンコ、メダカ…」
鳰「…」
鳰(…問題のとこがマジックの落書きで塗りつぶされててなんも読めなかったッス)
鳰(教科書開くの久しぶりだったからいつやられたのかすらわかんないッスし、いやぁ参った参った。はっはっは)
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:13:53.48:WxbIXDB/O (1/1)
どうせ兎角さんが犯人なんだろ
ポンコツだし
どうせ兎角さんが犯人なんだろ
ポンコツだし
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:14:26.37:4Cb7aLuio (5/8)
鳰「…」パラッ
鳰(ちなみに他のページも…お決まりの死ねとかブスとか。語彙が貧弱すぎて泣けてきちゃうッスね)グスッ
鳰「…」
鳰(…違うッス。この涙は貧弱センスな悪戯の実行犯を憐れむ涙ッス。馬鹿ってそれだけで可哀想だからッス)シクシク
溝呂木(走りが泣いてる!問題が解けなかったのがそんなに悲しかったのか…)
溝呂木(いや!僕が彼女のプライドを傷つけるようなやり方をしてしまったのかもしれない!未熟な先生ですまない、走り!)
晴「先生、終わりました!」
溝呂木「あ、ああ。ありがとう一ノ瀬」
晴「…」トントン
鳰(どうしてこんなことになっちゃったんッスかねぇ……ん?)シクシク
晴「…」ニコニコ
鳰「…晴?」
晴「大丈夫だよ、鳰。わからないところはあとで晴と一緒に勉強しよ?ね?」
鳰「…」
鳰(…まったく、世の中ってほんとままならないっつーか、予想できない方向に転んでくものだと思うッス)
鳰「…」パラッ
鳰(ちなみに他のページも…お決まりの死ねとかブスとか。語彙が貧弱すぎて泣けてきちゃうッスね)グスッ
鳰「…」
鳰(…違うッス。この涙は貧弱センスな悪戯の実行犯を憐れむ涙ッス。馬鹿ってそれだけで可哀想だからッス)シクシク
溝呂木(走りが泣いてる!問題が解けなかったのがそんなに悲しかったのか…)
溝呂木(いや!僕が彼女のプライドを傷つけるようなやり方をしてしまったのかもしれない!未熟な先生ですまない、走り!)
晴「先生、終わりました!」
溝呂木「あ、ああ。ありがとう一ノ瀬」
晴「…」トントン
鳰(どうしてこんなことになっちゃったんッスかねぇ……ん?)シクシク
晴「…」ニコニコ
鳰「…晴?」
晴「大丈夫だよ、鳰。わからないところはあとで晴と一緒に勉強しよ?ね?」
鳰「…」
鳰(…まったく、世の中ってほんとままならないっつーか、予想できない方向に転んでくものだと思うッス)
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/27(金) 23:18:58.33:LkOOg4g60 (1/1)
いじめられて泣いちゃう鳰ちゃん……興奮する
いじめられて泣いちゃう鳰ちゃん……興奮する
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:20:22.67:4Cb7aLuio (6/8)
溝呂木「それじゃあ今日の授業はここまでー」
晴「ありがとうございましたー!」
溝呂木「あ、そうだ一ノ瀬」ヒソヒソ
晴「?」
溝呂木「走りのフォロー、頼んでいいか?」ヒソヒソ
晴「はい!お任せください!」ヒソヒソ
溝呂木「すまないなー。年頃の女の子の気持ちは先生には難しくて…」ヒソヒソ
晴「ふふふ。晴がばっちり励ましちゃいますから安心してください♪」ヒソヒソ
溝呂木「面目ない。頼んだぞ」ヒソヒソ
鳰(二人が何を勘違いしてるかは知らねーッスけど、ヒソヒソ話の内容はまるっと聞こえてるッスよ)
鳰「…」
コツン
鳰「…」ヒョイッ
鳰(丸めた紙?)ガサガサ
『調子に乗るな。殺すぞ』
鳰「…」
溝呂木「それじゃあ今日の授業はここまでー」
晴「ありがとうございましたー!」
溝呂木「あ、そうだ一ノ瀬」ヒソヒソ
晴「?」
溝呂木「走りのフォロー、頼んでいいか?」ヒソヒソ
晴「はい!お任せください!」ヒソヒソ
溝呂木「すまないなー。年頃の女の子の気持ちは先生には難しくて…」ヒソヒソ
晴「ふふふ。晴がばっちり励ましちゃいますから安心してください♪」ヒソヒソ
溝呂木「面目ない。頼んだぞ」ヒソヒソ
鳰(二人が何を勘違いしてるかは知らねーッスけど、ヒソヒソ話の内容はまるっと聞こえてるッスよ)
鳰「…」
コツン
鳰「…」ヒョイッ
鳰(丸めた紙?)ガサガサ
『調子に乗るな。殺すぞ』
鳰「…」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/27(金) 23:22:56.39:WE1K/ohP0 (2/2)
完全に兎角さんじゃないですかー
完全に兎角さんじゃないですかー
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:23:00.75:gLGlatDvo (2/2)
溝呂木ちゃんかわいい
溝呂木ちゃんかわいい
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:27:27.14:e+RFn0oCo (1/1)
うーん、この醜い嫉妬
うーん、この醜い嫉妬
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:36:08.22:yWrzadDi0 (1/1)
走りって変わった名字だよな
実在するらしいけど
走りって変わった名字だよな
実在するらしいけど
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:37:30.37:4Cb7aLuio (7/8)
鳰(今年の4月から始まった10年黒組は、当初楽勝で終わるであろうと考えていたウチの予想を超えた事態が多数発生していたッス)
鳰(事態1。いじめ。それもターゲットがまさかのウチ)
鳰(いやぁまさか黒組でいじめにあうとは夢にも思わなかったッス。連中、暗殺者とかいいながらなんだかんだ年頃の女子と全然変わんない精神レベルだったんッスねぇ)
鳰(ちなみに実行犯は誰だと思うッスか?せっかくだからなぞなぞっぽくしてみるッス。正解はこの後で)
鳰(理由は…そういえば聞いたことないッスね。最初はどうせ黒組なんてすぐに終わるものだしどーでもいいかって思ってたんで)
鳰(…いや、今でもどうでもいいんッスけど)
鳰(…)
鳰(…そうそう。それに繋がって事態2ッス)
鳰(事態2。誰も予告状を出さない)
鳰(これはウチも勘違いしてたッス。最初の数日はみんなして牽制し合ってるのかと思ってたんッスけど)
鳰(誰一人予告状を出すことなく一ヶ月が経ち。二ヶ月が経ち。そして気付けばもうすぐ金星祭ッス)
鳰(なんなんッスかねー。やっぱ今回の殺し屋共はヘタレばっかなんッスかね。ウチが裁定者なんて損な役割してなかったらもうとっくに殺ってたッスよ)
鳰(…もう誰でもいいからさっさと終わらせて解放してくれって気持ちがないと言えば嘘になるッス)
鳰(今年の4月から始まった10年黒組は、当初楽勝で終わるであろうと考えていたウチの予想を超えた事態が多数発生していたッス)
鳰(事態1。いじめ。それもターゲットがまさかのウチ)
鳰(いやぁまさか黒組でいじめにあうとは夢にも思わなかったッス。連中、暗殺者とかいいながらなんだかんだ年頃の女子と全然変わんない精神レベルだったんッスねぇ)
鳰(ちなみに実行犯は誰だと思うッスか?せっかくだからなぞなぞっぽくしてみるッス。正解はこの後で)
鳰(理由は…そういえば聞いたことないッスね。最初はどうせ黒組なんてすぐに終わるものだしどーでもいいかって思ってたんで)
鳰(…いや、今でもどうでもいいんッスけど)
鳰(…)
鳰(…そうそう。それに繋がって事態2ッス)
鳰(事態2。誰も予告状を出さない)
鳰(これはウチも勘違いしてたッス。最初の数日はみんなして牽制し合ってるのかと思ってたんッスけど)
鳰(誰一人予告状を出すことなく一ヶ月が経ち。二ヶ月が経ち。そして気付けばもうすぐ金星祭ッス)
鳰(なんなんッスかねー。やっぱ今回の殺し屋共はヘタレばっかなんッスかね。ウチが裁定者なんて損な役割してなかったらもうとっくに殺ってたッスよ)
鳰(…もう誰でもいいからさっさと終わらせて解放してくれって気持ちがないと言えば嘘になるッス)
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/27(金) 23:49:14.71:4Cb7aLuio (8/8)
鳰(話が逸れたッスね。ここまでで予想外の事態は2つ)
鳰(まあ、でもこれくらいなら大した問題では無かったッス。なんなら黒組終わった後に各個お礼参りとかしてやっても良かったッス。西の葛葉ナメんなッス)
鳰(…でも、問題はそれだけで終わりじゃ無かったんッスよね)
鳰(ウチにとって最も予想外だった事態。それは…)
晴「ふー。授業大変だったねー。それじゃあ鳰、晴と一緒に図書室に行かない?」
鳰「えー?さっき授業終わったのにまたすぐ勉強ッスかー?」
晴「だって先生がさっき言ってたじゃない。わからないことをそのままにするなーって。ほら、立って立って」
鳰「わかったッスわかったッス。それじゃあせめて勉強前の糖分補給にプチメロだけでも買いに行かせて欲しいッス」
晴「あ、それなら晴もチョコ食べたいから売店一緒に行こうっ」
鳰(ターゲットの一ノ瀬晴だけはなんでかウチに優しくしてくれるんッスよね~……)
鳰(…あ、ちなみにさっきのなぞなぞ、実行犯は誰?の答え。)
鳰(もう半分以上答え言ってるようなもんだった気もしないでもないッスけど一応答えときましょうか)
鳰(答えは11人ッス)
鳰(暗殺者11人。晴ちゃんと溝呂木先生以外の黒組全員がウチいじめの実行犯ッス)
鳰(話が逸れたッスね。ここまでで予想外の事態は2つ)
鳰(まあ、でもこれくらいなら大した問題では無かったッス。なんなら黒組終わった後に各個お礼参りとかしてやっても良かったッス。西の葛葉ナメんなッス)
鳰(…でも、問題はそれだけで終わりじゃ無かったんッスよね)
鳰(ウチにとって最も予想外だった事態。それは…)
晴「ふー。授業大変だったねー。それじゃあ鳰、晴と一緒に図書室に行かない?」
鳰「えー?さっき授業終わったのにまたすぐ勉強ッスかー?」
晴「だって先生がさっき言ってたじゃない。わからないことをそのままにするなーって。ほら、立って立って」
鳰「わかったッスわかったッス。それじゃあせめて勉強前の糖分補給にプチメロだけでも買いに行かせて欲しいッス」
晴「あ、それなら晴もチョコ食べたいから売店一緒に行こうっ」
鳰(ターゲットの一ノ瀬晴だけはなんでかウチに優しくしてくれるんッスよね~……)
鳰(…あ、ちなみにさっきのなぞなぞ、実行犯は誰?の答え。)
鳰(もう半分以上答え言ってるようなもんだった気もしないでもないッスけど一応答えときましょうか)
鳰(答えは11人ッス)
鳰(暗殺者11人。晴ちゃんと溝呂木先生以外の黒組全員がウチいじめの実行犯ッス)
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:03:51.85:fQ+i8maVo (1/21)
図書室
晴「それでねー。兎角さんったら…」
鳰「あはははは!あの人もかわいいとこあるんッスねー」
鳰(そういえば)
鳰(晴ちゃんはウチのいじめのこと知らないんッスかね?)
鳰(今もなんの邪気もない顔でウチに兎角さんのこと話してるし、気付いてなさそうッスね)
鳰(それに連中無駄に巧妙ッスからね。晴ちゃんに気付かれるような足は付かせないっつーか)
鳰(ウチのプライドが誰かに相談するのを許さないってのも見抜かれてる気がするし…)
鳰(そりゃ当然か。ターゲットにいじめの相談する殺し屋なんてどこの宇宙にいるのかって話ッス)
晴「ふふふふ…鳰はやっぱりお話聞くの上手だねー。晴、こんなに喋ってて楽しいの久しぶりー」
鳰「いやぁ、晴ちゃんのお話が面白いからッスよー」
晴「でも打てば響くっていうか、兎角さんはすぐ話の腰折ろうとしてくるんだもん」
鳰(って言ってる割には口を開けば兎角兎角って。自分で気付いてないッスね、晴ちゃん)
鳰(あいつのこと話す時はいっつも優しい顔ッス。相手が黒組の連中じゃなきゃお惚気ごちそうさまですーとでも言ってやりたい気分なんッスけど…)
晴「あ。噂をすれば影。兎角さんだ」
鳰「っ!」ビクッ
図書室
晴「それでねー。兎角さんったら…」
鳰「あはははは!あの人もかわいいとこあるんッスねー」
鳰(そういえば)
鳰(晴ちゃんはウチのいじめのこと知らないんッスかね?)
鳰(今もなんの邪気もない顔でウチに兎角さんのこと話してるし、気付いてなさそうッスね)
鳰(それに連中無駄に巧妙ッスからね。晴ちゃんに気付かれるような足は付かせないっつーか)
鳰(ウチのプライドが誰かに相談するのを許さないってのも見抜かれてる気がするし…)
鳰(そりゃ当然か。ターゲットにいじめの相談する殺し屋なんてどこの宇宙にいるのかって話ッス)
晴「ふふふふ…鳰はやっぱりお話聞くの上手だねー。晴、こんなに喋ってて楽しいの久しぶりー」
鳰「いやぁ、晴ちゃんのお話が面白いからッスよー」
晴「でも打てば響くっていうか、兎角さんはすぐ話の腰折ろうとしてくるんだもん」
鳰(って言ってる割には口を開けば兎角兎角って。自分で気付いてないッスね、晴ちゃん)
鳰(あいつのこと話す時はいっつも優しい顔ッス。相手が黒組の連中じゃなきゃお惚気ごちそうさまですーとでも言ってやりたい気分なんッスけど…)
晴「あ。噂をすれば影。兎角さんだ」
鳰「っ!」ビクッ
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:09:01.96:ZvJ/N/sSO (1/4)
期待期待
期待期待
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:12:57.86:fQ+i8maVo (2/21)
鳰(…って、な、何をビクッってしてるッスかウチは!)
兎角「…やあ一ノ瀬。…と、走り」
晴「兎角さんも勉強してく?」
兎角「いや。それより図書室では静かにしろ」
晴「あ…」
兎角「…まあ、どうせ走りのやつが勉強したくない一心でお前を調子に乗らせておしゃべりにシフトさせたんだろうが」
晴「はっ!?そういえば勉強!?」
鳰(悔しながら図星ッス!)
兎角「まったく…おい走り」
鳰「な、なんッスか…」
兎角「晴は返してもらうぞ。そろそろ夕食の時間だ」
晴「あ、だったら鳰も一緒に…」
鳰「い、いやいいッス。そういえばそろそろ用事があるんでウチはこれで…」
晴「そう?なら無理に誘うのも悪いかな。じゃあまた寮で…」
鳰「そ、そうッスね。それじゃまたあとで…」
兎角「待て。走り」
鳰「ひっ…」ビクッ
兎角「…英がお前のことを探していたぞ」
鳰「…」
鳰(…って、な、何をビクッってしてるッスかウチは!)
兎角「…やあ一ノ瀬。…と、走り」
晴「兎角さんも勉強してく?」
兎角「いや。それより図書室では静かにしろ」
晴「あ…」
兎角「…まあ、どうせ走りのやつが勉強したくない一心でお前を調子に乗らせておしゃべりにシフトさせたんだろうが」
晴「はっ!?そういえば勉強!?」
鳰(悔しながら図星ッス!)
兎角「まったく…おい走り」
鳰「な、なんッスか…」
兎角「晴は返してもらうぞ。そろそろ夕食の時間だ」
晴「あ、だったら鳰も一緒に…」
鳰「い、いやいいッス。そういえばそろそろ用事があるんでウチはこれで…」
晴「そう?なら無理に誘うのも悪いかな。じゃあまた寮で…」
鳰「そ、そうッスね。それじゃまたあとで…」
兎角「待て。走り」
鳰「ひっ…」ビクッ
兎角「…英がお前のことを探していたぞ」
鳰「…」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:19:31.68:VRhKFc58O (1/1)
期待
期待
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 00:19:39.55:PB/KdEW90 (1/3)
ビクッってする鳰ちゃんペロペロ
ビクッってする鳰ちゃんペロペロ
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:29:08.25:fQ+i8maVo (3/21)
七号室
鳰「…」コンコン
純恋子「あら、やっと来たんですの」ガチャ
鳰「…なんの用ッスか」
純恋子「何の用事って?そんなの決まってますわ。お茶が切れてしまいましたの。それくらい察しなさいな、グズ。急いで買ってきてくださる?」
鳰「…」
純恋子「ダージリンのファーストフラッシュ…学園内の売店ではろくな品質のものが売っていませんの」
鳰(知るかッス!紅茶花伝でも飲んでろッス!)
純恋子「勿論、最高級の品質のものを買ってくるのですわよ?今お風呂に入りに行った番馬さんがあがってきたらティーパーティをしたいのですから」
鳰(ウチ知ってるッス!そんなこと言って、いっつも断られて一人寂しく飲む羽目になってるの知ってるッス!)
純恋子「それまでにきちんと買って来れないと…分かってますわよね?」
鳰「…ちなみに、嫌だって言ったらどうなるッスか」
純恋子「それは勿論」クスッ
純恋子「おしおきですわ」
ゴスッ!
鳰「ぐえっ!」
七号室
鳰「…」コンコン
純恋子「あら、やっと来たんですの」ガチャ
鳰「…なんの用ッスか」
純恋子「何の用事って?そんなの決まってますわ。お茶が切れてしまいましたの。それくらい察しなさいな、グズ。急いで買ってきてくださる?」
鳰「…」
純恋子「ダージリンのファーストフラッシュ…学園内の売店ではろくな品質のものが売っていませんの」
鳰(知るかッス!紅茶花伝でも飲んでろッス!)
純恋子「勿論、最高級の品質のものを買ってくるのですわよ?今お風呂に入りに行った番馬さんがあがってきたらティーパーティをしたいのですから」
鳰(ウチ知ってるッス!そんなこと言って、いっつも断られて一人寂しく飲む羽目になってるの知ってるッス!)
純恋子「それまでにきちんと買って来れないと…分かってますわよね?」
鳰「…ちなみに、嫌だって言ったらどうなるッスか」
純恋子「それは勿論」クスッ
純恋子「おしおきですわ」
ゴスッ!
鳰「ぐえっ!」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:42:54.97:fQ+i8maVo (4/21)
鳰(こ、コイツ…!いきなり腹ぶん殴って来やがったッス!)
純恋子「例えばこんな感じで…ってあらあら大丈夫ですの?軽くお腹を小突いただけのつもりでしたのに」
鳰「うぶっ…!ごふっ。げほっ!けほっ!けほけほっ!」
純恋子「そんな、今にも死にそうな苦しそうなお顔で蹲るなんて貴女本当に暗殺者ですの?」クスクスクス
鳰(みぞおちに…入ったッス…息…できな…)
鳰「けほっ…おえっ…!」
鳰(気持ち…悪いッス…頭、痛い…!)
純恋子「まあはしたない。えづくのは不快でも許してさしますが、万が一ここで吐いたりしたら全部舐めて掃除させますからね」
鳰「げほっ…!うぷ…おえっ!げほっ…!おえっ!」
鳰(なんなんッスかこれ……お腹…痛…苦し……!)
鳰「はー…!はー…!ひゅー!」
純恋子「手加減はしたつもりだったのですが脆いですわねぇ。…それより早く行きなさいな。いつまでもグズグズしていると番場さんが大浴場から帰ってきてしまいますわ」
鳰「ちょ…待って…痛いッス…洒落になんないッス…」
純恋子「なんですの?もう一発欲しいんですの?」
鳰「ひっ…わ、わかったッス!わかったから待って欲しいッス…」
鳰(こ、コイツ…!いきなり腹ぶん殴って来やがったッス!)
純恋子「例えばこんな感じで…ってあらあら大丈夫ですの?軽くお腹を小突いただけのつもりでしたのに」
鳰「うぶっ…!ごふっ。げほっ!けほっ!けほけほっ!」
純恋子「そんな、今にも死にそうな苦しそうなお顔で蹲るなんて貴女本当に暗殺者ですの?」クスクスクス
鳰(みぞおちに…入ったッス…息…できな…)
鳰「けほっ…おえっ…!」
鳰(気持ち…悪いッス…頭、痛い…!)
純恋子「まあはしたない。えづくのは不快でも許してさしますが、万が一ここで吐いたりしたら全部舐めて掃除させますからね」
鳰「げほっ…!うぷ…おえっ!げほっ…!おえっ!」
鳰(なんなんッスかこれ……お腹…痛…苦し……!)
鳰「はー…!はー…!ひゅー!」
純恋子「手加減はしたつもりだったのですが脆いですわねぇ。…それより早く行きなさいな。いつまでもグズグズしていると番場さんが大浴場から帰ってきてしまいますわ」
鳰「ちょ…待って…痛いッス…洒落になんないッス…」
純恋子「なんですの?もう一発欲しいんですの?」
鳰「ひっ…わ、わかったッス!わかったから待って欲しいッス…」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:46:42.99:fQ+i8maVo (5/21)
純恋子「今から5数えますから、その前に行かないと今度は顔を殴りますわよ」
鳰「ううう…」フラフラ
純恋子「ほら、急ぎなさいな。立ち上がっただけじゃ紅茶は買いに行けませんわ。はい5ー」
鳰「…」ノロノロ
純恋子「4ー」
鳰「…」フラフラ
鳰(身体、重いッス…)
純恋子「3ー」
鳰「痛いッス…気持ち悪いッス…」ズルズル
純恋子「2-」
鳰(なんでウチがこんな目に…)ズルズル
純恋子「1…と、まあ。今回はこの辺で許してあげますわ。急いで買って来なさいな」
鳰(痛いッス…辛いッス…なんで…なんで…)
純恋子「今から5数えますから、その前に行かないと今度は顔を殴りますわよ」
鳰「ううう…」フラフラ
純恋子「ほら、急ぎなさいな。立ち上がっただけじゃ紅茶は買いに行けませんわ。はい5ー」
鳰「…」ノロノロ
純恋子「4ー」
鳰「…」フラフラ
鳰(身体、重いッス…)
純恋子「3ー」
鳰「痛いッス…気持ち悪いッス…」ズルズル
純恋子「2-」
鳰(なんでウチがこんな目に…)ズルズル
純恋子「1…と、まあ。今回はこの辺で許してあげますわ。急いで買って来なさいな」
鳰(痛いッス…辛いッス…なんで…なんで…)
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:54:58.21:ZvJ/N/sSO (2/4)
邪恋子!
邪恋子!
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 00:57:47.88:0D5zPxDIO (1/1)
きっと鳰がカワイすぎて嫉妬してるんスよね!?
スよね……?
きっと鳰がカワイすぎて嫉妬してるんスよね!?
スよね……?
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:05:52.06:fQ+i8maVo (6/21)
金星寮前の道
鳰(…さて困ったッス。紅茶買って来いとかいきなり言われてもあの冗談みたいな金持ちお嬢様が納得するような高級紅茶売ってる店なんてウチは知らないし…)
鳰(理事長なら持ってるかも…ううん。駄目ッス。あんなやつに理事長の物を分けるとか死んだほうがマシッス)
鳰(遠出して街の方行けば売ってるかもしれないッスけど、番場さんがお風呂からあがってくるまでって、いくらあの人が長湯でもそんなの間に合うわけ無いし…)
鳰(…仕方ないッス。購買の紅茶買ってって、今回もまた諦めて大人しくぶん殴られるの覚悟するしかないッスね。せめて虫の居所がいいことを願うッス)
柩「あ、見てください千足さん。パシリさんです」
千足「ん?ああ、どうも腐った臭いがすると思ったらあいつが近づいてきたのか」
鳰「…げっ」
柩「どう思います?千足さん。パシリさん、今度は誰に何を買いに行かされてるんでしょうか」
千足「どうだろうな…今日は苦しそうに腹を抑えているし、すぐに手が出る奴と見た。東にカレーメシかな。それとも犬飼に化粧品か?」
鳰(好き勝手言わてるけど無視無視ッス。そうすればやり過ごせるかも…)
柩「なんなんでしょうねー。ちょっと聞いてきてもいいですか?」
鳰(来んなッス!)
千足「なんにせよあんな奴どうでもいい。そんなことよりもう行くぞ、桐ケ谷」
鳰(おっ!ラッキー!?)
柩「えー?千足さんは気にならないんですかー?」
千足「桐ケ谷のその旺盛な探究心は素晴らしいと思うがな。そんなお前だからこそ自らゴミと関わり合いになりに行くのはわたしは関心しないな」
金星寮前の道
鳰(…さて困ったッス。紅茶買って来いとかいきなり言われてもあの冗談みたいな金持ちお嬢様が納得するような高級紅茶売ってる店なんてウチは知らないし…)
鳰(理事長なら持ってるかも…ううん。駄目ッス。あんなやつに理事長の物を分けるとか死んだほうがマシッス)
鳰(遠出して街の方行けば売ってるかもしれないッスけど、番場さんがお風呂からあがってくるまでって、いくらあの人が長湯でもそんなの間に合うわけ無いし…)
鳰(…仕方ないッス。購買の紅茶買ってって、今回もまた諦めて大人しくぶん殴られるの覚悟するしかないッスね。せめて虫の居所がいいことを願うッス)
柩「あ、見てください千足さん。パシリさんです」
千足「ん?ああ、どうも腐った臭いがすると思ったらあいつが近づいてきたのか」
鳰「…げっ」
柩「どう思います?千足さん。パシリさん、今度は誰に何を買いに行かされてるんでしょうか」
千足「どうだろうな…今日は苦しそうに腹を抑えているし、すぐに手が出る奴と見た。東にカレーメシかな。それとも犬飼に化粧品か?」
鳰(好き勝手言わてるけど無視無視ッス。そうすればやり過ごせるかも…)
柩「なんなんでしょうねー。ちょっと聞いてきてもいいですか?」
鳰(来んなッス!)
千足「なんにせよあんな奴どうでもいい。そんなことよりもう行くぞ、桐ケ谷」
鳰(おっ!ラッキー!?)
柩「えー?千足さんは気にならないんですかー?」
千足「桐ケ谷のその旺盛な探究心は素晴らしいと思うがな。そんなお前だからこそ自らゴミと関わり合いになりに行くのはわたしは関心しないな」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:14:52.40:fQ+i8maVo (7/21)
柩「ぶー。わかりました。千足さんがそう言うなら」
鳰(…ほっ。生田目さんはウチにあんまり関心ないから助かるッス…でも…)
柩「…」
千足「…桐ケ谷?」
柩「…そういえば千足さん。ぼく、今日の授業で気になったことがあるのを思い出しました」
千足「…ふふ。勉強熱心なのは良いことだ。なんだ?私に答えられることなら答えよう」
柩「今日の生態系ピラミッドの話なんですけど…」
千足「ああ」
柩「湖の生物の生態系…植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、動物プランクトンをメダカのような小さなお魚が食べ…」
千足「そうだな。よく覚えていた。偉いぞ桐ケ谷」ナデナデ
柩「小魚をフナのような大きめのお魚が食べて、そのお魚は今度は上位捕食者の水鳥に食べられるんですよね?」
千足「ああ、そうだ」
柩「ぼく、見てみたいです」
千足「ん?」
柩「水鳥(カイツブリ)がお魚を食べてるシーン。見てみたいです」ジー
鳰「」ビクッ
柩「ぶー。わかりました。千足さんがそう言うなら」
鳰(…ほっ。生田目さんはウチにあんまり関心ないから助かるッス…でも…)
柩「…」
千足「…桐ケ谷?」
柩「…そういえば千足さん。ぼく、今日の授業で気になったことがあるのを思い出しました」
千足「…ふふ。勉強熱心なのは良いことだ。なんだ?私に答えられることなら答えよう」
柩「今日の生態系ピラミッドの話なんですけど…」
千足「ああ」
柩「湖の生物の生態系…植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、動物プランクトンをメダカのような小さなお魚が食べ…」
千足「そうだな。よく覚えていた。偉いぞ桐ケ谷」ナデナデ
柩「小魚をフナのような大きめのお魚が食べて、そのお魚は今度は上位捕食者の水鳥に食べられるんですよね?」
千足「ああ、そうだ」
柩「ぼく、見てみたいです」
千足「ん?」
柩「水鳥(カイツブリ)がお魚を食べてるシーン。見てみたいです」ジー
鳰「」ビクッ
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:26:26.15:FDhNkz/c0 (1/1)
走りちゃん主人公だーと思って開いたけど予想以上に可哀想だた
走りちゃん主人公だーと思って開いたけど予想以上に可哀想だた
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:26:53.35:fQ+i8maVo (8/21)
千足「桐ケ谷は勉強熱心だなぁ」
柩「本当は寮に帰ってから呼び出してさせるつもりだったんですけど…今ちょうどいいからやらせちゃいましょう」ゴソゴソ
鳰「なっ!なんッスか!?なにやらせようってんッスか!?」
柩「じゃーん。見てください千足さん。さっき学園の池から獲ってきました。フナです」スッ
鳰「なにやらせるつもりッスかあああああああああああああ!!?」
千足「あいつはカイツブリの名前持ちってだけで本物の鳥ではないのだが…まあいい、お前がやりたいなら止めはしないよ」
柩「にひひひ」ニコッ
柩「さあ、パシリカイツブリさん。ぐいっといっちゃって下さい。好物でしょう?ちょっともう死んじゃってますけど、獲れたて新鮮ですよ?」グイッ
鳰「ちょ、なんッスか!?なにが好物ッスか!?新鮮ってなんッスか!?」
千足「おい、走り。暴れるなよ。桐ケ谷が怪我する。…そうだな、念のため組み伏せておこう」グイッ
鳰「いたたたたたた!!ひっ!やめろッス!生臭っ!おえっ!顔に近づけんなッス!」
柩「さあどうぞ。味の感想聞かせてくださいね♪」ニコニコ
鳰「むぐうううーーー!!んむーーーー!!」ポロポロ
柩「あはっ。見てください千足さん。パシリさん涙を流していやいやしてます。鳥さんも涙流すんですね」
柩「ほらパシリさん。お口あけるのですよ。じゃないとお魚食べられないのです」グイグイ
鳰(いやッス!絶対食べたくないッス!絶対嫌ッス!!)ポロポロポロ
千足「桐ケ谷は勉強熱心だなぁ」
柩「本当は寮に帰ってから呼び出してさせるつもりだったんですけど…今ちょうどいいからやらせちゃいましょう」ゴソゴソ
鳰「なっ!なんッスか!?なにやらせようってんッスか!?」
柩「じゃーん。見てください千足さん。さっき学園の池から獲ってきました。フナです」スッ
鳰「なにやらせるつもりッスかあああああああああああああ!!?」
千足「あいつはカイツブリの名前持ちってだけで本物の鳥ではないのだが…まあいい、お前がやりたいなら止めはしないよ」
柩「にひひひ」ニコッ
柩「さあ、パシリカイツブリさん。ぐいっといっちゃって下さい。好物でしょう?ちょっともう死んじゃってますけど、獲れたて新鮮ですよ?」グイッ
鳰「ちょ、なんッスか!?なにが好物ッスか!?新鮮ってなんッスか!?」
千足「おい、走り。暴れるなよ。桐ケ谷が怪我する。…そうだな、念のため組み伏せておこう」グイッ
鳰「いたたたたたた!!ひっ!やめろッス!生臭っ!おえっ!顔に近づけんなッス!」
柩「さあどうぞ。味の感想聞かせてくださいね♪」ニコニコ
鳰「むぐうううーーー!!んむーーーー!!」ポロポロ
柩「あはっ。見てください千足さん。パシリさん涙を流していやいやしてます。鳥さんも涙流すんですね」
柩「ほらパシリさん。お口あけるのですよ。じゃないとお魚食べられないのです」グイグイ
鳰(いやッス!絶対食べたくないッス!絶対嫌ッス!!)ポロポロポロ
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:28:13.48:XkpM4YBGo (1/1)
可愛そうだな
可愛そうだな
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:28:14.57:pwUBBsr+o (1/2)
理事長ー早く来てくれー!
理事長ー早く来てくれー!
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:31:45.29:PB/KdEW90 (2/3)
鳰ちゃんかわいいけど胸が痛い
鳰ちゃんかわいいけど胸が痛い
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:33:48.13:fQ+i8maVo (9/21)
千足「お、おい桐ケ谷。もうそろそろ冗談はこの辺にして許してやったら…」
柩「もー。あはは、走りさんったら強情なんですから」グイグイグイ
鳰「むー!む~~~~~~!!」シクシクシク
柩「ほら走りさんったらー。たべてー。たべてくださーいーえいえーい」グイグイグイ
鳰(絶対いーーーーやーーーーーッスーーーーーーー!!)イヤイヤ
千足「お、おい桐ケ…」
柩「もー。好き嫌いするなんてしょうがない鳥さんですねー」ニコニコ
柩「……食べなさいよ」
鳰「ひっ…!」
柩「あ、隙ありです♪」グイッ
千足「あ」
鳰「うぶっ…!」
鳰「おえええええええええええええええええええっっっ!!」
千足「うわっ!汚っ!」
千足「お、おい桐ケ谷。もうそろそろ冗談はこの辺にして許してやったら…」
柩「もー。あはは、走りさんったら強情なんですから」グイグイグイ
鳰「むー!む~~~~~~!!」シクシクシク
柩「ほら走りさんったらー。たべてー。たべてくださーいーえいえーい」グイグイグイ
鳰(絶対いーーーーやーーーーーッスーーーーーーー!!)イヤイヤ
千足「お、おい桐ケ…」
柩「もー。好き嫌いするなんてしょうがない鳥さんですねー」ニコニコ
柩「……食べなさいよ」
鳰「ひっ…!」
柩「あ、隙ありです♪」グイッ
千足「あ」
鳰「うぶっ…!」
鳰「おえええええええええええええええええええっっっ!!」
千足「うわっ!汚っ!」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:43:54.46:fQ+i8maVo (10/21)
柩「…」グイッ
千足「…桐ケ谷?」
鳰「うぐっ!おげっ!うぐぐ」
柩「…ちゃんと食べなさいよ」グイグイ
鳰「うげ…うえ…うえええ…」
柩「残さず食べなさいよ。せっかく貴女に食べさせるために命を奪われたお魚さんが可哀想でしょ?」グイグイ
鳰「うぶ…うっぷ…も、もうやめ…やめ…ッス……やめてくださいッス……」
柩「止める?おかしなことを言うのね。早く食べなさいよ。お口開けて。じっくり咀嚼して。味わって。命を頂いてることに感謝して」クスクスクス
鳰「うえ…もう…許してッス…ごめんなさいッス…やだ…うえ…おええ…助け…」
柩「ほら。ほら。ほら。早く。早く。早く」クスクスクス
鳰「…」シクシクシク
柩「…」
千足「…」
柩「…あーあ。泣きながら失禁しちゃいました。千足さん、行きましょう。おしっこ臭くてこんなところにはもういられません」
千足「あ、ああ。そうだな桐ケ谷」
柩「実験結果が出ました。カイツブリは敵に襲われたら嫌な臭いのおしっこを出して撃退しようとするんですね」テクテク
千足「そんな動物や昆虫いたな」スタスタ
鳰「…」
柩「…」グイッ
千足「…桐ケ谷?」
鳰「うぐっ!おげっ!うぐぐ」
柩「…ちゃんと食べなさいよ」グイグイ
鳰「うげ…うえ…うえええ…」
柩「残さず食べなさいよ。せっかく貴女に食べさせるために命を奪われたお魚さんが可哀想でしょ?」グイグイ
鳰「うぶ…うっぷ…も、もうやめ…やめ…ッス……やめてくださいッス……」
柩「止める?おかしなことを言うのね。早く食べなさいよ。お口開けて。じっくり咀嚼して。味わって。命を頂いてることに感謝して」クスクスクス
鳰「うえ…もう…許してッス…ごめんなさいッス…やだ…うえ…おええ…助け…」
柩「ほら。ほら。ほら。早く。早く。早く」クスクスクス
鳰「…」シクシクシク
柩「…」
千足「…」
柩「…あーあ。泣きながら失禁しちゃいました。千足さん、行きましょう。おしっこ臭くてこんなところにはもういられません」
千足「あ、ああ。そうだな桐ケ谷」
柩「実験結果が出ました。カイツブリは敵に襲われたら嫌な臭いのおしっこを出して撃退しようとするんですね」テクテク
千足「そんな動物や昆虫いたな」スタスタ
鳰「…」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:47:15.92:IeR5T8eoo (1/2)
いじめを許さない人はまだか!?
いじめを許さない人はまだか!?
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:52:08.50:yeL6Vk4co (1/1)
エントラさんこええ
エントラさんこええ
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:55:22.08:3NyG1Nwc0 (1/1)
黒柩ちゃん……千足さん引いとるよ…
黒柩ちゃん……千足さん引いとるよ…
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 01:57:05.27:fQ+i8maVo (11/21)
鳰「…」
鳰「…おえっ」ビチャッ
鳰「うぷ…おえっ…!おえええっ!おええええ…っ!」ビチャビチャビチャ
鳰「ぜー…はー…」
鳰「うっぷ…おえっ…」
鳰「はー…はー…はー…」
鳰「…はー」
鳰「…あはははは」
鳰「いやー助かったッス。おしっこしたら逃げてったッス。お陰でお魚食わされるの切り抜けること出来たッスよ」
鳰「ウチ、ナイス機転。いや、別にしようと思ってしたわけじゃないッスけど。身体の自衛機能でも働いたッスかね。サンキューマイボディッス」
鳰「これでなんとか紅茶買いに行けるッスよー。もうとっくに番場さんのお風呂も終わっていつまでかかってんだこのグズ!ってブチギレ体罰確定の流れッスけど」
鳰「あ、そういえばお金貰ってなかったッスー。って、これはいつものとおりか。英さんお金持ちなんだからちょっと色つけて渡してくれりゃウチだってパシられんの吝かじゃねーのに」
鳰「そういえば桐ケ谷ちゃん面白いこと言ってたッスねー。走り鳰ならぬ、パシリ鳰ってかー。上手いっ!座布団一枚ーって、オヤジギャグかーい!」
鳰「あはははは!うけるー。ウチこういうくだらねーギャグ大好きッスよー。持ちネタにしよ。あ、でも話せる相手いないか。自虐も過ぎるとドン引きされるッスからねーあはははは!」
鳰「はー笑える。笑える。笑えすぎて涙出て来ちゃった。あーお腹痛い。ただでさえお腹真っ青になってるのに止めて欲しいッスわ」
鳰「あー痛い、痛い。でもお腹痛くなるくらい笑えるなんてウチ幸せだなー。あー楽しい」
鳰「楽しい」
鳰「たのし…」
鳰「…」
鳰「…なんなんッスか。これ……」
鳰「…」
鳰「…おえっ」ビチャッ
鳰「うぷ…おえっ…!おえええっ!おええええ…っ!」ビチャビチャビチャ
鳰「ぜー…はー…」
鳰「うっぷ…おえっ…」
鳰「はー…はー…はー…」
鳰「…はー」
鳰「…あはははは」
鳰「いやー助かったッス。おしっこしたら逃げてったッス。お陰でお魚食わされるの切り抜けること出来たッスよ」
鳰「ウチ、ナイス機転。いや、別にしようと思ってしたわけじゃないッスけど。身体の自衛機能でも働いたッスかね。サンキューマイボディッス」
鳰「これでなんとか紅茶買いに行けるッスよー。もうとっくに番場さんのお風呂も終わっていつまでかかってんだこのグズ!ってブチギレ体罰確定の流れッスけど」
鳰「あ、そういえばお金貰ってなかったッスー。って、これはいつものとおりか。英さんお金持ちなんだからちょっと色つけて渡してくれりゃウチだってパシられんの吝かじゃねーのに」
鳰「そういえば桐ケ谷ちゃん面白いこと言ってたッスねー。走り鳰ならぬ、パシリ鳰ってかー。上手いっ!座布団一枚ーって、オヤジギャグかーい!」
鳰「あはははは!うけるー。ウチこういうくだらねーギャグ大好きッスよー。持ちネタにしよ。あ、でも話せる相手いないか。自虐も過ぎるとドン引きされるッスからねーあはははは!」
鳰「はー笑える。笑える。笑えすぎて涙出て来ちゃった。あーお腹痛い。ただでさえお腹真っ青になってるのに止めて欲しいッスわ」
鳰「あー痛い、痛い。でもお腹痛くなるくらい笑えるなんてウチ幸せだなー。あー楽しい」
鳰「楽しい」
鳰「たのし…」
鳰「…」
鳰「…なんなんッスか。これ……」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 02:02:38.47:fQ+i8maVo (12/21)
-‐- 、
--、 //⌒\\
//⌒ヽ/ ヽ ヽ
{{ } }
\ / /
\ //
_ /__
>''" ̄⌒/⌒\  ̄` 、
x'''" / \
/ / } \ \
/ / /l } -―- ヽ ヽ \ きょうはここまでにしとくッス
// /"{⌒ ; / ヽ l } 、
/// / / ! / / _ Y } l / Y
{( { j /,,x=≡l // "⌒~`~ /}/j/ `、
人 { { / " }/ ,,,,,,, /}/ \
/ \{ / '''''' { / ノ ヽ ヽ
/ /{ 乂( `ー~’ /"⌒\/ j }〉 }
`~( \_ヽ >'"⌒ヽ ____{ \ ノ ノ /
)ノ / ,,. ''" ̄ ̄>'" ̄~`< ̄ ̄~` 、 ) 、/人( ̄
,.. '" / >ー-、 `ヽ\
/ ⌒>''" ̄ >'" ̄ ̄ ̄`ヽ `<⌒\\
/ / / _,,>< ̄⌒\ー\}
/ ,,,x-――/" ̄ ̄`>< ̄ \ ヽ ヽ
// / / / `ヽ ヽ_ `、 ヽ
; / / / \ '"~ ̄ ̄Y ̄`ヽ Y
{ ∥ ∥_ _/ /\ } } }
\{ /∥ / ̄`ヽ / ヽ l ノ /
`~ミ_ \ / _、_ -~''"
 ̄ ̄`''''ー----―'''" ̄ ̄
-‐- 、
--、 //⌒\\
//⌒ヽ/ ヽ ヽ
{{ } }
\ / /
\ //
_ /__
>''" ̄⌒/⌒\  ̄` 、
x'''" / \
/ / } \ \
/ / /l } -―- ヽ ヽ \ きょうはここまでにしとくッス
// /"{⌒ ; / ヽ l } 、
/// / / ! / / _ Y } l / Y
{( { j /,,x=≡l // "⌒~`~ /}/j/ `、
人 { { / " }/ ,,,,,,, /}/ \
/ \{ / '''''' { / ノ ヽ ヽ
/ /{ 乂( `ー~’ /"⌒\/ j }〉 }
`~( \_ヽ >'"⌒ヽ ____{ \ ノ ノ /
)ノ / ,,. ''" ̄ ̄>'" ̄~`< ̄ ̄~` 、 ) 、/人( ̄
,.. '" / >ー-、 `ヽ\
/ ⌒>''" ̄ >'" ̄ ̄ ̄`ヽ `<⌒\\
/ / / _,,>< ̄⌒\ー\}
/ ,,,x-――/" ̄ ̄`>< ̄ \ ヽ ヽ
// / / / `ヽ ヽ_ `、 ヽ
; / / / \ '"~ ̄ ̄Y ̄`ヽ Y
{ ∥ ∥_ _/ /\ } } }
\{ /∥ / ̄`ヽ / ヽ l ノ /
`~ミ_ \ / _、_ -~''"
 ̄ ̄`''''ー----―'''" ̄ ̄
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 02:05:47.52:f+QyIHtqo (1/1)
乙ー
待ってるぞ
乙ー
待ってるぞ
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 02:07:26.09:IeR5T8eoo (2/2)
天使の鳰たんいじめたい
天使の鳰たんいじめたい
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 02:09:12.08:MPnETIrYo (1/1)
鳰ちゃん大好き
鳰ちゃん大好き
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 02:09:40.00:6FgKsIKD0 (1/2)
ぐっぞがわぇぇええ………
あれ、なんだ、がめんがゆがんでよめない……
ぐっぞがわぇぇええ………
あれ、なんだ、がめんがゆがんでよめない……
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 02:20:24.41:vpkt3taNo (1/1)
兎角さんはイジメなんてしない!助けてくれるよ!
兎角さんはイジメなんてしない!助けてくれるよ!
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 02:31:06.92:MJGNd2CP0 (1/2)
どうか、どうか晴ちゃんだけは暗黒面に堕ちないでくれ・・・
振りじゃないからな?!
どうか、どうか晴ちゃんだけは暗黒面に堕ちないでくれ・・・
振りじゃないからな?!
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 08:38:11.90:lGlvx5cbo (1/1)
つらい…
けど鳰ちゃん可愛いしみんなのいじめ内容が見てみたい…
④
つらい…
けど鳰ちゃん可愛いしみんなのいじめ内容が見てみたい…
④
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 08:42:40.79:iKNJB0o9O (1/2)
救いは…救いは無いんですか……
リドルなのに……
救いは…救いは無いんですか……
リドルなのに……
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 08:58:54.81:12XlVrWG0 (1/1)
リドル関係なくね?
リドル関係なくね?
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 09:07:44.57:PNjiJt9MO (1/1)
アニドルだとまさかの全員生存だったからな
アナザーだったら死んでた
悪魔のリドルなら生きてた
みたいなものだろ
アニドルだとまさかの全員生存だったからな
アナザーだったら死んでた
悪魔のリドルなら生きてた
みたいなものだろ
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 09:09:48.23:2ntJN0Ivo (1/2)
リドルなのに赦しに満ちてないよ……ってことでは
リドルなのに赦しに満ちてないよ……ってことでは
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 10:49:08.34:iKNJB0o9O (2/2)
鳰はチタン入ってるからな
鳰はチタン入ってるからな
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 11:46:59.71:VCgjjzTE0 (1/1)
あれだろ優しくしてくれた奴が黒幕なんだろ?
あれだろ優しくしてくれた奴が黒幕なんだろ?
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 12:20:19.64:pwUBBsr+o (2/2)
晴ちゃん黒幕はないだろ…ないよな?
晴ちゃん黒幕はないだろ…ないよな?
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 15:19:29.95:ZvJ/N/sSO (3/4)
晴は悪いことなんてしないよ?^^
晴は悪いことなんてしないよ?^^
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 16:57:55.33:Ud+Q18fAo (1/1)
鳰たそかわいそうかわいい
鳰たそかわいそうかわいい
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 17:14:17.48:MJGNd2CP0 (2/2)
晴・・・やっちゃいました☆テヘペロ
晴・・・やっちゃいました☆テヘペロ
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 19:51:10.30:Qwt49HQOO (1/1)
俺たちの晴ぽっぽがそんなに黒いわけがない
俺たちの晴ぽっぽがそんなに黒いわけがない
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 20:07:54.30:lP97+VBFO (1/1)
誰か味方はいるのか…!?
誰か味方はいるのか…!?
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 21:46:44.21:LJVFXS+T0 (1/1)
晴ちん自身は腹黒くなくても無自覚のうちに・・・
晴ちん自身は腹黒くなくても無自覚のうちに・・・
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 21:53:50.15:/HHCc1z0O (1/1)
クラスのアイドルが嫌われ者を構うから余計に周囲に嫌われるとかリアル過ぎる
クラスのアイドルが嫌われ者を構うから余計に周囲に嫌われるとかリアル過ぎる
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 22:31:11.40:SKdHpSK/o (1/1)
>>64
割とよくあるよね…
>>64
割とよくあるよね…
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 22:45:27.16:fQ+i8maVo (13/21)
鳰「…」
鳰(…寒くなってきたッス)
鳰(五号室の二人が帰ってから、もうどれくらい経ったッスかね…体感時間的には20分くらい?)
鳰(でも、ウチはあれから全部の気力が失せて英さんの紅茶さえ買いに行かずそのまま道の端っこで座り込んでいたッス)
鳰(もうなんか全部がどうでもよくなってきて…なるようになれって感じ)
鳰(これからどうしよう…部屋に帰るのは怖いッス。英さんが殴りこんできたらどうしようって)ノロノロ
鳰(理事長のとこ?駄目ッス。今のこんな弱ってる顔見せたらいろいろ勘ぐられちゃいそうッス)
鳰(それはウチのなけなしのプライドが許さない)
鳰(…とりあえず寮の側にはいたくないッスね。トイレで顔洗って口ゆすいで、適当に学園内を散歩でもするッス)
鳰(それからは…本当にどうしよう)
鳰「はぁ…」
鳰「元のクラスに戻りたいッス……」
鳰「…」
鳰(…寒くなってきたッス)
鳰(五号室の二人が帰ってから、もうどれくらい経ったッスかね…体感時間的には20分くらい?)
鳰(でも、ウチはあれから全部の気力が失せて英さんの紅茶さえ買いに行かずそのまま道の端っこで座り込んでいたッス)
鳰(もうなんか全部がどうでもよくなってきて…なるようになれって感じ)
鳰(これからどうしよう…部屋に帰るのは怖いッス。英さんが殴りこんできたらどうしようって)ノロノロ
鳰(理事長のとこ?駄目ッス。今のこんな弱ってる顔見せたらいろいろ勘ぐられちゃいそうッス)
鳰(それはウチのなけなしのプライドが許さない)
鳰(…とりあえず寮の側にはいたくないッスね。トイレで顔洗って口ゆすいで、適当に学園内を散歩でもするッス)
鳰(それからは…本当にどうしよう)
鳰「はぁ…」
鳰「元のクラスに戻りたいッス……」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 22:53:13.56:fQ+i8maVo (14/21)
ガヤガヤ
鳰「…」トボトボ
鳰(なんてことを道すがらずっと考えながら歩いていたら)
鳰(元のクラスの教室の近くまで来ちゃったッス)
鳰(ほんの数カ月前だっていうのに、随分懐かしいッスねぇ)
鳰(もう時間も遅いし電気は付いてない。もうみんな帰っちゃったみたいッスね。残念)
鳰(久しぶりにみんなに会いたかったんッスけどね…)
鳰(…みんな盛大に送り出してくれたなぁ)
鳰(鳰がいなくなったら寂しくなるね…なんて言ってくれて)
鳰(そういえば、あの時に貰った色紙、引っ越しの荷物から出してなかったッスね)
鳰(今日部屋に帰ったら出して見てみようかな)
鳰「はぁ…」
鳰(この教室に帰りたいッス…)
鳰「…ちょっとくらい教室の中に入っても大丈夫ッスよね?」カラカラ
ガヤガヤ
鳰「…」トボトボ
鳰(なんてことを道すがらずっと考えながら歩いていたら)
鳰(元のクラスの教室の近くまで来ちゃったッス)
鳰(ほんの数カ月前だっていうのに、随分懐かしいッスねぇ)
鳰(もう時間も遅いし電気は付いてない。もうみんな帰っちゃったみたいッスね。残念)
鳰(久しぶりにみんなに会いたかったんッスけどね…)
鳰(…みんな盛大に送り出してくれたなぁ)
鳰(鳰がいなくなったら寂しくなるね…なんて言ってくれて)
鳰(そういえば、あの時に貰った色紙、引っ越しの荷物から出してなかったッスね)
鳰(今日部屋に帰ったら出して見てみようかな)
鳰「はぁ…」
鳰(この教室に帰りたいッス…)
鳰「…ちょっとくらい教室の中に入っても大丈夫ッスよね?」カラカラ
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:01:03.53:fQ+i8maVo (15/21)
鳰「…はー」
鳰「ウチ、馬鹿ッスねぇ」
鳰「そういえばあれから進学があって、この教室はもういっこ下の学年の子らの教室になってたッス」
鳰「貼ってるプリントも置いてある荷物も全然違うし…」
鳰「当然あの時の友達はみんなもうばらばらに散らばって新しいクラスにいるし」
鳰「ウチの居場所も、帰る場所も、もうここにはとっくに無くなってたッスね…」
鳰「なんだったらウチの晴ちゃん暗殺の成功報酬、元のクラスに戻して…って考えてたのに」
鳰「もう…無理…だし……」
鳰「あ、あははは…あはははははは…ウチ…馬鹿…だなぁ…新しいお願い考えなきゃ…あははは…」
鳰「あはははは…はははは…」
鳰「う…うう…うううう…あ、あは…ううう…」
鳰「ううううううう…」
鳰「みんなぁ…寂しいッスよぉ……」
鳰「…はー」
鳰「ウチ、馬鹿ッスねぇ」
鳰「そういえばあれから進学があって、この教室はもういっこ下の学年の子らの教室になってたッス」
鳰「貼ってるプリントも置いてある荷物も全然違うし…」
鳰「当然あの時の友達はみんなもうばらばらに散らばって新しいクラスにいるし」
鳰「ウチの居場所も、帰る場所も、もうここにはとっくに無くなってたッスね…」
鳰「なんだったらウチの晴ちゃん暗殺の成功報酬、元のクラスに戻して…って考えてたのに」
鳰「もう…無理…だし……」
鳰「あ、あははは…あはははははは…ウチ…馬鹿…だなぁ…新しいお願い考えなきゃ…あははは…」
鳰「あはははは…はははは…」
鳰「う…うう…うううう…あ、あは…ううう…」
鳰「ううううううう…」
鳰「みんなぁ…寂しいッスよぉ……」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:09:11.42:44eO63CGO (1/1)
胸が痛い
胸が痛い
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:11:25.42:fQ+i8maVo (16/21)
鳰「…」モキュモキュ
鳰(…いくら寂しくても、悲しくても、辛くても、お腹は空くもんッスね)
鳰(英さんから貰ったきっつい一発のダメージもようやく収まってきて…そしたら途端にお腹が鳴ってしまったッス)
鳰(で、折角だから購買で大好物のプチメロ買って、今はこうして一人さっきの教室に戻って寂しい晩御飯ッス)
鳰(学年は変わって、クラスメイトが誰もいなくなって、教室の雰囲気も全然違うものにはなったけど…)
鳰(変わらないものもあったッス)
鳰(ウチの使ってた机…)ナデナデ
鳰(懐かしいッス。授業中よく落書きとか、シャーペンで表面削ったりとかしてたッスから)
鳰(特に我ながら上手に描けたと思ってたパンダの落書きの、消されてなかったッス)
鳰「…」ナデナデ
ガラッ
鳰「あっ…」
真夜「見ぃ~つけたぁ♪きしししし♪」
鳰「…」モキュモキュ
鳰(…いくら寂しくても、悲しくても、辛くても、お腹は空くもんッスね)
鳰(英さんから貰ったきっつい一発のダメージもようやく収まってきて…そしたら途端にお腹が鳴ってしまったッス)
鳰(で、折角だから購買で大好物のプチメロ買って、今はこうして一人さっきの教室に戻って寂しい晩御飯ッス)
鳰(学年は変わって、クラスメイトが誰もいなくなって、教室の雰囲気も全然違うものにはなったけど…)
鳰(変わらないものもあったッス)
鳰(ウチの使ってた机…)ナデナデ
鳰(懐かしいッス。授業中よく落書きとか、シャーペンで表面削ったりとかしてたッスから)
鳰(特に我ながら上手に描けたと思ってたパンダの落書きの、消されてなかったッス)
鳰「…」ナデナデ
ガラッ
鳰「あっ…」
真夜「見ぃ~つけたぁ♪きしししし♪」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:20:26.37:BxJ68rvF0 (1/1)
真夜ちゃんは味方のはずだ
素直になれないだけでいい子のはずなんだ(震え声)
真夜ちゃんは味方のはずだ
素直になれないだけでいい子のはずなんだ(震え声)
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:21:45.08:2ntJN0Ivo (2/2)
11人って言ってたからさ……番場ちゃんどっちかは味方のはずだよ(同上)
11人って言ってたからさ……番場ちゃんどっちかは味方のはずだよ(同上)
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:23:04.66:ZvJ/N/sSO (4/4)
真夜ちゃんだけを信じろ
真夜ちゃんだけを信じろ
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:31:44.55:fQ+i8maVo (17/21)
鳰「真夜…さん?なんでこんなとこに…」
真夜「いやぁ~探したぜぇ。風呂からあがって部屋に帰ってきたら純恋子のやつが随分ご立腹でよぉ~」ズカズカ
真夜「どうしたんだって尋ねたらパシリがいつまで経っても帰って来ねえっつーのよ。俺にまでトゲっちくてなだめんのに苦労したぜぇ~」ニヤニヤ
鳰「えっと…それは…」
真夜「ああ、心配しなくてもいいぜ?もう今日はアイツ寝かせたからよ。明日になったらちったー落ち着いてるだろ」
鳰「それは…その…あ、ありがとうございますッス…」
真夜「ったく感謝しろよ?あいつお前の部屋に殴りこんで部屋ごとぶっ壊す勢いだったんだからよ~」ガタッ
真夜「ふ~…ここ誰の机だ?まあいいや椅子借りるぜ」ドッカ
鳰「…」
真夜「お、そういやなんでここにいるのかってか?色々駆けずって聞き込みしてよ。こっちの校舎で見たって聞いたもんであとは虱潰しよ」
鳰「それは…ご足労をかけたッス」
真夜「な~に気にすんなって。ま、明日は不自然じゃない程度に軽くあいつのこと避けとけ。どーせ大した用事じゃなかったんだ。すぐ忘れるだろ」ニヤニヤ
鳰「…」
真夜「ははっ。そう構えんなって。用事はそれ伝えに来ただけだ。別に他の連中みたいにお前をいたぶろうなんて気はねーよ」ニヤニヤ
鳰「真夜…さん?なんでこんなとこに…」
真夜「いやぁ~探したぜぇ。風呂からあがって部屋に帰ってきたら純恋子のやつが随分ご立腹でよぉ~」ズカズカ
真夜「どうしたんだって尋ねたらパシリがいつまで経っても帰って来ねえっつーのよ。俺にまでトゲっちくてなだめんのに苦労したぜぇ~」ニヤニヤ
鳰「えっと…それは…」
真夜「ああ、心配しなくてもいいぜ?もう今日はアイツ寝かせたからよ。明日になったらちったー落ち着いてるだろ」
鳰「それは…その…あ、ありがとうございますッス…」
真夜「ったく感謝しろよ?あいつお前の部屋に殴りこんで部屋ごとぶっ壊す勢いだったんだからよ~」ガタッ
真夜「ふ~…ここ誰の机だ?まあいいや椅子借りるぜ」ドッカ
鳰「…」
真夜「お、そういやなんでここにいるのかってか?色々駆けずって聞き込みしてよ。こっちの校舎で見たって聞いたもんであとは虱潰しよ」
鳰「それは…ご足労をかけたッス」
真夜「な~に気にすんなって。ま、明日は不自然じゃない程度に軽くあいつのこと避けとけ。どーせ大した用事じゃなかったんだ。すぐ忘れるだろ」ニヤニヤ
鳰「…」
真夜「ははっ。そう構えんなって。用事はそれ伝えに来ただけだ。別に他の連中みたいにお前をいたぶろうなんて気はねーよ」ニヤニヤ
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 23:32:25.94:6FgKsIKD0 (2/2)
まて、もし仮に真昼がグルだったとして真夜が味方なら、その逆もあるんだよな!?
それならきっと鳰になって……
まて、もし仮に真昼がグルだったとして真夜が味方なら、その逆もあるんだよな!?
それならきっと鳰になって……
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:38:50.01:fQ+i8maVo (18/21)
鳰(…この人だけは、よくわかんないッス)
鳰(クラスで一番凶暴で脳みそ足りてないような雰囲気出してるくせに、たまに妙に理知的で常識人だったり…気まぐれでこうやって庇ってくれたり)
鳰(真昼の方がウチに対しては無視決め込んだりぼそぼそ死ね死ね言ってきたりでよっぽど残酷ッス)
鳰(暗殺者11人全員がウチのこといじめる…って前に言ったッスけど)
鳰(だから…その…この人は今のとこ対象外っつーか。員数に数えていいのかわかんなかったんで番外にしてたッス)
鳰(…信用してもいいんッスかね…?)
鳰「…」ジー
真夜「」ニヤニヤ
鳰(でもなー。なんかいやらしいっていうか、胡散臭い笑顔してこっち見てるんッスよねぇ…いやウチあんま人のこと言えないッスけど)
真夜「で、どうしたよ」
鳰「え?」
真夜「随分しょげてるようだったからよ。また今日もろくでもねー目に合ったんだろ?」
鳰「…」
真夜「ま、無理にとは言わねーし俺が積極的に動いて解決してやるなんて気もねーが」
真夜「どーせ暇だし、愚痴くらいなら聞いてやっても別にいいぜ」ニタニタ
鳰「…」
鳰(あ。まずいッス)
鳰(泣く)
鳰(…この人だけは、よくわかんないッス)
鳰(クラスで一番凶暴で脳みそ足りてないような雰囲気出してるくせに、たまに妙に理知的で常識人だったり…気まぐれでこうやって庇ってくれたり)
鳰(真昼の方がウチに対しては無視決め込んだりぼそぼそ死ね死ね言ってきたりでよっぽど残酷ッス)
鳰(暗殺者11人全員がウチのこといじめる…って前に言ったッスけど)
鳰(だから…その…この人は今のとこ対象外っつーか。員数に数えていいのかわかんなかったんで番外にしてたッス)
鳰(…信用してもいいんッスかね…?)
鳰「…」ジー
真夜「」ニヤニヤ
鳰(でもなー。なんかいやらしいっていうか、胡散臭い笑顔してこっち見てるんッスよねぇ…いやウチあんま人のこと言えないッスけど)
真夜「で、どうしたよ」
鳰「え?」
真夜「随分しょげてるようだったからよ。また今日もろくでもねー目に合ったんだろ?」
鳰「…」
真夜「ま、無理にとは言わねーし俺が積極的に動いて解決してやるなんて気もねーが」
真夜「どーせ暇だし、愚痴くらいなら聞いてやっても別にいいぜ」ニタニタ
鳰「…」
鳰(あ。まずいッス)
鳰(泣く)
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 23:42:03.41:ZJoLSlXc0 (1/1)
俺(泣く)
俺(泣く)
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 23:42:35.91:PB/KdEW90 (3/3)
よかった真夜ちゃん味方や!って言いたいけどなんか裏切られそうな予感もする
よかった真夜ちゃん味方や!って言いたいけどなんか裏切られそうな予感もする
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:49:21.33:fQ+i8maVo (19/21)
鳰「ごめんなさい真夜さん。愚痴とかいいッス」
真夜「ん~?そうかぁ~」ニタニタ
鳰「その代わりちょ~っとだけでいいッスから」
真夜「お~。なんだぁ?」ニタニタ
鳰「ちょっとだけでいいんで…」
鳰「…ぎゅってしてもらっていいッスか」
真夜「ハッ!泣きながらンなこと言いやがってダセェなぁ!…別にいいぜ」
鳰「…」キュッ
真夜「…」ニタニタ
鳰「うー…」
真夜「おめぇチビなくせに胸でけぇなぁ。ケケケ」
鳰「ごめんなさい真夜さん。愚痴とかいいッス」
真夜「ん~?そうかぁ~」ニタニタ
鳰「その代わりちょ~っとだけでいいッスから」
真夜「お~。なんだぁ?」ニタニタ
鳰「ちょっとだけでいいんで…」
鳰「…ぎゅってしてもらっていいッスか」
真夜「ハッ!泣きながらンなこと言いやがってダセェなぁ!…別にいいぜ」
鳰「…」キュッ
真夜「…」ニタニタ
鳰「うー…」
真夜「おめぇチビなくせに胸でけぇなぁ。ケケケ」
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:50:59.29:fQ+i8maVo (20/21)
鳰「ううううー…」
真夜「…」ナデナデ
鳰「うううううううー…!」
真夜「そうやってすぐ泣いてよぉ。暗殺者のくせによぉ」ナデナデ
鳰「うええええええええー…」
真夜「お前向いてないんじゃねぇのか?へっ。黒組なんかやめちまえばいいのによ」ナデナデ
鳰「うええええええええん…」
真夜「泣き虫だし、めんどくせぇやつだし、いじめられっ子だし」ギュッ
鳰「うえええええええええ…」ギュッ
真夜「…可哀想になぁ」ボソッ
鳰「…」グスグス
真夜「…」ギューッ
鳰(…あったかいッス)
真夜「…」
真夜「…あ、ちょっとタンマ」
鳰「へ?」
鳰「ううううー…」
真夜「…」ナデナデ
鳰「うううううううー…!」
真夜「そうやってすぐ泣いてよぉ。暗殺者のくせによぉ」ナデナデ
鳰「うええええええええー…」
真夜「お前向いてないんじゃねぇのか?へっ。黒組なんかやめちまえばいいのによ」ナデナデ
鳰「うええええええええん…」
真夜「泣き虫だし、めんどくせぇやつだし、いじめられっ子だし」ギュッ
鳰「うえええええええええ…」ギュッ
真夜「…可哀想になぁ」ボソッ
鳰「…」グスグス
真夜「…」ギューッ
鳰(…あったかいッス)
真夜「…」
真夜「…あ、ちょっとタンマ」
鳰「へ?」
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/28(土) 23:56:47.20:OinEfMwL0 (1/1)
(アカン)
(アカン)
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/28(土) 23:58:26.50:fQ+i8maVo (21/21)
真夜「おいおい待て待て。ちょっと落ち着け」
鳰「…真夜さん?」
真夜「いや別にお前の敵になるつもりはねーし。っていうか当たり前だろ。どんな時だって俺の一番はお前だけど…」
鳰「あのー真夜さん?」
真夜「いやいやいやだってお前いくらなんでも…」
鳰「おーい。真夜さーん…ッス」
真夜「あー…だから待てってば…おいおいおいお前そんな強引な…」
鳰「…」
真夜「…走り」
鳰「…はいなんでしょう。なんとなくオチが見えたッス」
真夜「逃げてもいいぞ」
鳰「…じゃあまずその腕を離して解放して欲しいッス」
真夜(?)「わり。無理だわ。もう主導権向こう…ます」
鳰「…はぁ」
真夜「おいおい待て待て。ちょっと落ち着け」
鳰「…真夜さん?」
真夜「いや別にお前の敵になるつもりはねーし。っていうか当たり前だろ。どんな時だって俺の一番はお前だけど…」
鳰「あのー真夜さん?」
真夜「いやいやいやだってお前いくらなんでも…」
鳰「おーい。真夜さーん…ッス」
真夜「あー…だから待てってば…おいおいおいお前そんな強引な…」
鳰「…」
真夜「…走り」
鳰「…はいなんでしょう。なんとなくオチが見えたッス」
真夜「逃げてもいいぞ」
鳰「…じゃあまずその腕を離して解放して欲しいッス」
真夜(?)「わり。無理だわ。もう主導権向こう…ます」
鳰「…はぁ」
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 00:04:13.68:dAsElw0j0 (1/4)
こうなるのは知ってた(白目)
まあ真夜ちゃんは同情的(ただし真昼が一番なので味方じゃない)ってだけでいいんじゃね
こうなるのは知ってた(白目)
まあ真夜ちゃんは同情的(ただし真昼が一番なので味方じゃない)ってだけでいいんじゃね
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:07:41.11:A0IFymbGo (1/21)
真昼「…」
鳰「…」
真昼「…」
鳰「…」
真昼「…」
鳰(せめてなんか喋って欲しいッス)
真昼「……」ボソボソ
鳰「はい?なんッスか?」
真昼「気持ち悪い胡散臭いゴミビッチの癖になんで楽しそうに生きてるんだよ死ねよゴミ虫死ね死ね死ね死ね」ボソボソボソ
鳰「…」
真昼「死ね死ね死ね死ね刺されて死ね撃たれて死ね毒盛られて死ね高いところから落ちて死ね裏切られて死ね殴られて死ね首締められ死ね」ボソボソボソ
真昼「転んで死ねうっかり死ね嫌われて死ね飢えて死ね食べられて死ね狂って死ね嬲られて死ね犯されて死ね泣きながら死ねとりあえず死ねとにかく死ね」ボソボソボソボソ
鳰(耳元で死ね死ね連発されるだけなんで、まだ他の連中に比べればマシッスね…)
真昼「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
鳰(でもなんかずっと拘束されたままこんな呪詛もどき聞いてるのは精神的にかなり来るッス…)
真昼「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死にぇ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ぬ」
鳰(耳くすぐったいし…)
鳰(ま、でも良いッス。真夜さんはウチのこと消極的にでも味方してくれるっていうなら、それだけでも大分救われた気分…)
真昼「…」
鳰「…」
真昼「…」
鳰「…」
真昼「…」
鳰(せめてなんか喋って欲しいッス)
真昼「……」ボソボソ
鳰「はい?なんッスか?」
真昼「気持ち悪い胡散臭いゴミビッチの癖になんで楽しそうに生きてるんだよ死ねよゴミ虫死ね死ね死ね死ね」ボソボソボソ
鳰「…」
真昼「死ね死ね死ね死ね刺されて死ね撃たれて死ね毒盛られて死ね高いところから落ちて死ね裏切られて死ね殴られて死ね首締められ死ね」ボソボソボソ
真昼「転んで死ねうっかり死ね嫌われて死ね飢えて死ね食べられて死ね狂って死ね嬲られて死ね犯されて死ね泣きながら死ねとりあえず死ねとにかく死ね」ボソボソボソボソ
鳰(耳元で死ね死ね連発されるだけなんで、まだ他の連中に比べればマシッスね…)
真昼「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
鳰(でもなんかずっと拘束されたままこんな呪詛もどき聞いてるのは精神的にかなり来るッス…)
真昼「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死にぇ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ぬ」
鳰(耳くすぐったいし…)
鳰(ま、でも良いッス。真夜さんはウチのこと消極的にでも味方してくれるっていうなら、それだけでも大分救われた気分…)
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:10:17.83:l2xww3Exo (1/3)
ご褒美かな?
ご褒美かな?
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:23:37.04:yab2AnjmO (1/1)
真昼「死ね死ね死にぇ…(やば、噛んだ……)」
真昼「死ね死ね死にぇ…(やば、噛んだ……)」
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:28:26.31:A0IFymbGo (2/21)
1時間後
鳰(…と、そんなこと考えてたウチが甘かったッス)
鳰「…」
元クラスメイトA「ひっ…!鳰!」
元クラスメイトB「に、鳰!鳰だ!」
鳰「…ごめんなさいッス」ペコリ
元クラスメイトC「鳰…アンタみたいな子がまさか不良になっちゃうなんて…」
鳰「…誤解ッス。…って言いたいけどきっと信じて貰えないッスよね…」
元クラスメイトD「当たり前よ!なんなのよあの女!」
元クラスメイトE「ダチのお前を探してるって…Aがちゃんと答えたのにいきなり笑いだして胸ぐら掴んで教室で大暴れして!」
元クラスメイトF「お前本当にあんな奴の友達なのか!?」
鳰「…遺憾ながらその通りッス」
元クラスメイトG「あんな奴とつるむなんて見損なったわ!もうアンタなんか友達じゃないから!」
鳰「…」
鳰(真夜さんが、どういう人かって。ウチ、ほんとにさっぱり、全く全然これっぽっちも理解できてなかったッス)
鳰(ウチを探して、生徒に聞き込みまでしてくれたって言ってたッスね。ありがとうございますッス)
鳰(でもさぁ…)
1時間後
鳰(…と、そんなこと考えてたウチが甘かったッス)
鳰「…」
元クラスメイトA「ひっ…!鳰!」
元クラスメイトB「に、鳰!鳰だ!」
鳰「…ごめんなさいッス」ペコリ
元クラスメイトC「鳰…アンタみたいな子がまさか不良になっちゃうなんて…」
鳰「…誤解ッス。…って言いたいけどきっと信じて貰えないッスよね…」
元クラスメイトD「当たり前よ!なんなのよあの女!」
元クラスメイトE「ダチのお前を探してるって…Aがちゃんと答えたのにいきなり笑いだして胸ぐら掴んで教室で大暴れして!」
元クラスメイトF「お前本当にあんな奴の友達なのか!?」
鳰「…遺憾ながらその通りッス」
元クラスメイトG「あんな奴とつるむなんて見損なったわ!もうアンタなんか友達じゃないから!」
鳰「…」
鳰(真夜さんが、どういう人かって。ウチ、ほんとにさっぱり、全く全然これっぽっちも理解できてなかったッス)
鳰(ウチを探して、生徒に聞き込みまでしてくれたって言ってたッスね。ありがとうございますッス)
鳰(でもさぁ…)
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:33:37.03:92OEcKD60 (1/1)
真夜ちゃんぇ
真夜ちゃんぇ
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 00:34:05.84:EP3G/3mq0 (1/3)
よかれと思って!
よかれと思って!
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:34:58.31:A0IFymbGo (3/21)
鳰(悪気がなくて…この惨状)
鳰(真昼さんが死ね死ねコールに満足して帰った後、微妙な心持ちでプラプラしてたらなんだか騒がしい教室を見つけたッス)
鳰(なんだろうって気になって覗いてみたら、そこにはウチの元クラスメイト達…しかも5人は包帯を巻いてるッス)
鳰(教室はドアが吹っ飛ばされてて。机が6つぶっ壊れてて。内一個には椅子が突き刺さってて)
鳰(床には中身の文房具や教科書、いろんなものの破片が散らばってグチャグチャ)
鳰(包帯巻いてる子らの他にもみんな青痣があったり…泣いてる子がたくさんと、それを慰めてる子…)
鳰(それに…)
鳰(金星祭の出し物であったろうお化け屋敷のセットが…粉々…)
鳰(みんなこんな遅い時間まで…一生懸命頑張って作ってたはずなのに)ズキン
元クラスメイトH「出てけよ!」ポロポロ
元クラスメイトI「出てって!なんでアンタの友達がこんな酷いことするのよ!出てけ!!」ポロポロ
元クラスメイトJ「親友だと思ってたのに…クラスは変わっても…ずっと友達だって…」シクシク
鳰(…さすがッスよ真夜さん)
鳰(今までのどんないじめより心にきたッス)
鳰「…本当にごめんなさいッス。……もう、迷惑…かけません」ペコリ
鳰(悪気がなくて…この惨状)
鳰(真昼さんが死ね死ねコールに満足して帰った後、微妙な心持ちでプラプラしてたらなんだか騒がしい教室を見つけたッス)
鳰(なんだろうって気になって覗いてみたら、そこにはウチの元クラスメイト達…しかも5人は包帯を巻いてるッス)
鳰(教室はドアが吹っ飛ばされてて。机が6つぶっ壊れてて。内一個には椅子が突き刺さってて)
鳰(床には中身の文房具や教科書、いろんなものの破片が散らばってグチャグチャ)
鳰(包帯巻いてる子らの他にもみんな青痣があったり…泣いてる子がたくさんと、それを慰めてる子…)
鳰(それに…)
鳰(金星祭の出し物であったろうお化け屋敷のセットが…粉々…)
鳰(みんなこんな遅い時間まで…一生懸命頑張って作ってたはずなのに)ズキン
元クラスメイトH「出てけよ!」ポロポロ
元クラスメイトI「出てって!なんでアンタの友達がこんな酷いことするのよ!出てけ!!」ポロポロ
元クラスメイトJ「親友だと思ってたのに…クラスは変わっても…ずっと友達だって…」シクシク
鳰(…さすがッスよ真夜さん)
鳰(今までのどんないじめより心にきたッス)
鳰「…本当にごめんなさいッス。……もう、迷惑…かけません」ペコリ
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 00:42:00.15:dAsElw0j0 (2/4)
悪気がないのが一番たちが悪い
というか、なにが>>1をここまでさせるのか
愛情の裏返し的な?好きな子ほどいぢめたい的な?
悪気がないのが一番たちが悪い
というか、なにが>>1をここまでさせるのか
愛情の裏返し的な?好きな子ほどいぢめたい的な?
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:46:37.62:A0IFymbGo (4/21)
金星寮四号室
鳰「…」ボー
鳰「…もうなんにもやる気しないッス」
鳰「はぁ…汗が気持ち悪い。シャワーくらい浴びなきゃ…でもめんどくさいッス」
鳰「もういいや。このまま寝ちゃおう…」
鳰「このまま永遠に目が覚めなきゃ楽になれるッスかねぇ…」
鳰「…」
コンコン
鳰「…」
コンコンコン
鳰「…」
ゴンゴンゴン!!
鳰「…」
ドンドンドン!!
「ちょっと!返事くらいしてよー!勝手に入るよー!」
鳰「…はぁ」
金星寮四号室
鳰「…」ボー
鳰「…もうなんにもやる気しないッス」
鳰「はぁ…汗が気持ち悪い。シャワーくらい浴びなきゃ…でもめんどくさいッス」
鳰「もういいや。このまま寝ちゃおう…」
鳰「このまま永遠に目が覚めなきゃ楽になれるッスかねぇ…」
鳰「…」
コンコン
鳰「…」
コンコンコン
鳰「…」
ゴンゴンゴン!!
鳰「…」
ドンドンドン!!
「ちょっと!返事くらいしてよー!勝手に入るよー!」
鳰「…はぁ」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:47:15.14:05wwnYvRO (1/1)
これ涼もイジメに参加してるのか?
百歳近い人間が高校生をイジメるのはどうかと思う……
これ涼もイジメに参加してるのか?
百歳近い人間が高校生をイジメるのはどうかと思う……
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:53:00.05:JULvI4d6o (1/4)
あれ?
1号室兎晴
2号室春伊
3号室涼香
4号室千柩
5号室乙しえ
6号室純真
7号室鳰
であってる?
あれ?
1号室兎晴
2号室春伊
3号室涼香
4号室千柩
5号室乙しえ
6号室純真
7号室鳰
であってる?
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:58:27.75:A0IFymbGo (5/21)
乙哉「おーい。鳰っちー。寝てるのー?起きろー。寝てる間にチョッキンしちゃうよ~」
ガチャ
乙哉「あ、やっぱり起きてた」
鳰「…乙哉さん」
乙哉「んっふふ~♪ごめんねぇ~鳰っち。疲れてるとは思ったけど、どうしても寝る前に鳰っちに会いたくなっちゃってさ~」
鳰「…ウチは会いたくなかったッス」ボソッ
乙哉「ん~?」
鳰「…なんでもないッス」
乙哉「そっかそっか。ね。ね。また今日も部屋に入れてくれる?」
鳰「…断っても勝手に入るんでしょ。いいッスよ」
乙哉「話はや~い。これだから鳰っち好き~」
鳰「…」
鳰(…一番めんどくさくて疲れるのが来たッス)
乙哉「」ニコニコ
鳰(コイツも真夜さんと同じで悪意は無い…比較的無いタイプッス。むしろ…)
乙哉「ああ~。鳰っちのお部屋は相変わらず綺麗だなぁ~」
乙哉「いい匂いがするし。鳰っちの匂いかな?まるで生臭い血の泥みたいな芳しい香り~」
乙哉「それに鳰っちも抜群に可愛いしね。晴っちやしえなちゃんにも負けてないよぉ~」
鳰「…それは、どうもッス」
乙哉「特にみんなにいじめられて焦燥してる時の鳰っちの顔なんて特に生唾ごっくんモノで、想像するだけで…」
乙哉「…んふ」
乙哉「んふふ」
乙哉「んふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」ジュルリ
鳰(残念なことに好かれてる節があるッス)
乙哉「おーい。鳰っちー。寝てるのー?起きろー。寝てる間にチョッキンしちゃうよ~」
ガチャ
乙哉「あ、やっぱり起きてた」
鳰「…乙哉さん」
乙哉「んっふふ~♪ごめんねぇ~鳰っち。疲れてるとは思ったけど、どうしても寝る前に鳰っちに会いたくなっちゃってさ~」
鳰「…ウチは会いたくなかったッス」ボソッ
乙哉「ん~?」
鳰「…なんでもないッス」
乙哉「そっかそっか。ね。ね。また今日も部屋に入れてくれる?」
鳰「…断っても勝手に入るんでしょ。いいッスよ」
乙哉「話はや~い。これだから鳰っち好き~」
鳰「…」
鳰(…一番めんどくさくて疲れるのが来たッス)
乙哉「」ニコニコ
鳰(コイツも真夜さんと同じで悪意は無い…比較的無いタイプッス。むしろ…)
乙哉「ああ~。鳰っちのお部屋は相変わらず綺麗だなぁ~」
乙哉「いい匂いがするし。鳰っちの匂いかな?まるで生臭い血の泥みたいな芳しい香り~」
乙哉「それに鳰っちも抜群に可愛いしね。晴っちやしえなちゃんにも負けてないよぉ~」
鳰「…それは、どうもッス」
乙哉「特にみんなにいじめられて焦燥してる時の鳰っちの顔なんて特に生唾ごっくんモノで、想像するだけで…」
乙哉「…んふ」
乙哉「んふふ」
乙哉「んふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」ジュルリ
鳰(残念なことに好かれてる節があるッス)
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 00:59:11.79:A0IFymbGo (6/21)
>>94
wikiだと
一号室 東兎角/一ノ瀬晴
二号室 犬飼伊介/寒河江春紀
三号室 神長香子/首藤涼
四号室 走り鳰
五号室 生田目千足/桐ヶ谷柩
六号室 剣持しえな/武智乙哉
七号室 英純恋子/番場真昼
ってなってるッス
>>94
wikiだと
一号室 東兎角/一ノ瀬晴
二号室 犬飼伊介/寒河江春紀
三号室 神長香子/首藤涼
四号室 走り鳰
五号室 生田目千足/桐ヶ谷柩
六号室 剣持しえな/武智乙哉
七号室 英純恋子/番場真昼
ってなってるッス
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:02:30.51:l2xww3Exo (2/3)
それならwiki間違ってるな
4号室がちたひつで7号室が鳰だ
それならwiki間違ってるな
4号室がちたひつで7号室が鳰だ
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:07:55.77:A0IFymbGo (7/21)
乙哉「はぁはぁはぁ…」ジリジリ
鳰「…」
乙哉「ね、ね。今日こそチョッキンしていい?先っちょだけ、先っちょだけでいいからさ?」チョキチョキ
鳰「…」
鳰(なんかもう…笑けてきちゃうッスね。一難去ってまた一難どころか…遂に生命の危機ッス)
乙哉「んふふふ…まずは鳰っちのふわふわの髪の毛。チョッキンして、徐々に刻んで…」チョキチョキ
鳰(それもこんな変態猟奇殺人女に…あ、でもそれもいいかもッスね。これからもずっと辛い思いするくらいなら、いっそここでコイツに殺されるのも)
鳰(惨めな人生送ってきたウチの惨めな最後ってことで。滑稽で笑えるかも)クスッ
乙哉「それでそれで、指を切り落として、皮をつつーっと剥いで、筋繊維を少しずつプチプチーっと…」
乙哉「…てぇ」
乙哉「なんか反応薄くない~?」
乙哉「はぁはぁはぁ…」ジリジリ
鳰「…」
乙哉「ね、ね。今日こそチョッキンしていい?先っちょだけ、先っちょだけでいいからさ?」チョキチョキ
鳰「…」
鳰(なんかもう…笑けてきちゃうッスね。一難去ってまた一難どころか…遂に生命の危機ッス)
乙哉「んふふふ…まずは鳰っちのふわふわの髪の毛。チョッキンして、徐々に刻んで…」チョキチョキ
鳰(それもこんな変態猟奇殺人女に…あ、でもそれもいいかもッスね。これからもずっと辛い思いするくらいなら、いっそここでコイツに殺されるのも)
鳰(惨めな人生送ってきたウチの惨めな最後ってことで。滑稽で笑えるかも)クスッ
乙哉「それでそれで、指を切り落として、皮をつつーっと剥いで、筋繊維を少しずつプチプチーっと…」
乙哉「…てぇ」
乙哉「なんか反応薄くない~?」
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:16:41.41:JULvI4d6o (2/4)
>>96
アニヲタwiki見たのかな?
今編集し直してきたっス!
乙哉さん通常運転のド変態で素晴らしいな
>>96
アニヲタwiki見たのかな?
今編集し直してきたっス!
乙哉さん通常運転のド変態で素晴らしいな
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:22:33.03:A0IFymbGo (8/21)
鳰「…刻みたいんなら好きにすればいいッス。ウチはもう疲れたッス」
乙哉「むぅ~。まさかの無抵抗。もうちょっと慌てるとか怯えるとか、できれば反撃とかしてくれないとつまんないんだけど」
鳰「腐ってもウチは暗殺者ッス。覚悟はとっくに出来てるッスよ。反撃は…ずっと前には考えたことなかったわけではないけど、もういいッス」
鳰「どうせそんなことしたらここぞとばかりにみんなでウチのこと嬲り者にするんでしょ?11対1でやってもろくな目に合わないだろうことくらいわかってるッス」
乙哉「むむむ。覚悟が出来てるというかそれはどっちかというと負け犬根性とか捨て鉢根性ってやつだよ鳰っち」
鳰「なんとでも言えばいいッス。ウチは疲れたッス」
乙哉「む~ん…」
鳰「さあ、一思いに」
乙哉「…やーめた」
鳰「…そうッスか」
乙哉「鳰っちには、もっとこう人生の楽しみを謳歌して貰ってさ。人生の絶頂が来た!みたいなタイミングでどん底に突き落とした時の顔が見たい!」
鳰「…流石。ハイセンスなご趣味してるッス」
乙哉「もー!そんなジトーっとした目で見ないでよー!ほら、分かるでしょ?」
乙哉「自分はこれからも幸せな人生を歩むんだ~って信じきってる顔がさ!恐怖と絶望で変わった時の!ほら!落差!あれ!なんていうの!?ギャップ萌えってやつ!?」チョキチョキ
乙哉「ああ、想像しただけでたまんないわ。ハァハァハァハァ」チョキチョキ
鳰「…」
鳰「…刻みたいんなら好きにすればいいッス。ウチはもう疲れたッス」
乙哉「むぅ~。まさかの無抵抗。もうちょっと慌てるとか怯えるとか、できれば反撃とかしてくれないとつまんないんだけど」
鳰「腐ってもウチは暗殺者ッス。覚悟はとっくに出来てるッスよ。反撃は…ずっと前には考えたことなかったわけではないけど、もういいッス」
鳰「どうせそんなことしたらここぞとばかりにみんなでウチのこと嬲り者にするんでしょ?11対1でやってもろくな目に合わないだろうことくらいわかってるッス」
乙哉「むむむ。覚悟が出来てるというかそれはどっちかというと負け犬根性とか捨て鉢根性ってやつだよ鳰っち」
鳰「なんとでも言えばいいッス。ウチは疲れたッス」
乙哉「む~ん…」
鳰「さあ、一思いに」
乙哉「…やーめた」
鳰「…そうッスか」
乙哉「鳰っちには、もっとこう人生の楽しみを謳歌して貰ってさ。人生の絶頂が来た!みたいなタイミングでどん底に突き落とした時の顔が見たい!」
鳰「…流石。ハイセンスなご趣味してるッス」
乙哉「もー!そんなジトーっとした目で見ないでよー!ほら、分かるでしょ?」
乙哉「自分はこれからも幸せな人生を歩むんだ~って信じきってる顔がさ!恐怖と絶望で変わった時の!ほら!落差!あれ!なんていうの!?ギャップ萌えってやつ!?」チョキチョキ
乙哉「ああ、想像しただけでたまんないわ。ハァハァハァハァ」チョキチョキ
鳰「…」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:34:47.08:A0IFymbGo (9/21)
乙哉「…ってわけでしばらくはチョッキン我慢するけど…鳰っちも幸せになるよう努力しなきゃ駄目だよ?」
乙哉「幸せになったらチョッキンしに来てあげるからさ」
鳰「つまりウチは普通に幸せな人生は歩めないの確定ってことッスか。まあ暗殺者だし当然っちゃ当然ではあるんッスけど」
乙哉「もー!そんな擦れたことばっか言わないでよー!ちょっと前の明るく楽しい鳰っちどこ行ったの~!?」
鳰「…クラスの殆どにいじめられちゃあ、そんなキャラも作るだけしんどいんッスよ。むしろ晴ちゃんの前でだけでも維持出来てるウチを褒めて欲しいくらいッス」
乙哉「まったく…仕方ないなぁ」
鳰「…?」
乙哉「本命はしえなちゃんだし…これは人生の楽しみを教えるっていう名目のボランティアであって…」ブツブツ
鳰「…何ブツブツ言ってるッスか」
乙哉「…つまり、これはあくまで浮気じゃないよ?」
鳰「はぁ?」
乙哉「それにやっぱりなにもチョッキンしないのは欲求不満すぎてつらいから!せめて服だけでも!」ジャキッ
鳰「ちょっ!?」
乙哉「…ってわけでしばらくはチョッキン我慢するけど…鳰っちも幸せになるよう努力しなきゃ駄目だよ?」
乙哉「幸せになったらチョッキンしに来てあげるからさ」
鳰「つまりウチは普通に幸せな人生は歩めないの確定ってことッスか。まあ暗殺者だし当然っちゃ当然ではあるんッスけど」
乙哉「もー!そんな擦れたことばっか言わないでよー!ちょっと前の明るく楽しい鳰っちどこ行ったの~!?」
鳰「…クラスの殆どにいじめられちゃあ、そんなキャラも作るだけしんどいんッスよ。むしろ晴ちゃんの前でだけでも維持出来てるウチを褒めて欲しいくらいッス」
乙哉「まったく…仕方ないなぁ」
鳰「…?」
乙哉「本命はしえなちゃんだし…これは人生の楽しみを教えるっていう名目のボランティアであって…」ブツブツ
鳰「…何ブツブツ言ってるッスか」
乙哉「…つまり、これはあくまで浮気じゃないよ?」
鳰「はぁ?」
乙哉「それにやっぱりなにもチョッキンしないのは欲求不満すぎてつらいから!せめて服だけでも!」ジャキッ
鳰「ちょっ!?」
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:46:29.12:A0IFymbGo (10/21)
ジョキジョキジョキ
乙哉「はい、完了。パラパラパラ~」
鳰「…」
乙哉「いや~あたし前から気になってたんだ~。鳰っち大浴場にも来ないし、お洋服も長袖ばっかだしさ~」
乙哉「顔見たらせっかく綺麗なすべすべのお肌してるのに?全然晒さないから勿体無いじゃん?おっぱいだっておっきいのに」
乙哉「だからさ~。ちょっとセクハラだけど、これくらい許してね?チョッキン頑張って我慢するあたしへのご褒美ってことで!」
乙哉「綺麗な鳰っちのありのままの姿…官能的な姿にかえって我慢できなくなるかもだけど…ああ…ステキ…」
鳰「…」
乙哉「んっふっふっふ。流石に驚いたみたいだね。どうですかあたしのこの鋏さばき。お肌に傷ひとつ付けずにお洋服だけバラバラに。こんなことだってできるんだよ~…って~…」
鳰「…やったッスね」
乙哉「…あれ?鳰っち…?」
鳰「…見たッスね」
乙哉「…何?その…全身の…刺青……?」
鳰「見たッスね…!」
鳰「ついに…見ちゃったんッスね…!!」
ジョキジョキジョキ
乙哉「はい、完了。パラパラパラ~」
鳰「…」
乙哉「いや~あたし前から気になってたんだ~。鳰っち大浴場にも来ないし、お洋服も長袖ばっかだしさ~」
乙哉「顔見たらせっかく綺麗なすべすべのお肌してるのに?全然晒さないから勿体無いじゃん?おっぱいだっておっきいのに」
乙哉「だからさ~。ちょっとセクハラだけど、これくらい許してね?チョッキン頑張って我慢するあたしへのご褒美ってことで!」
乙哉「綺麗な鳰っちのありのままの姿…官能的な姿にかえって我慢できなくなるかもだけど…ああ…ステキ…」
鳰「…」
乙哉「んっふっふっふ。流石に驚いたみたいだね。どうですかあたしのこの鋏さばき。お肌に傷ひとつ付けずにお洋服だけバラバラに。こんなことだってできるんだよ~…って~…」
鳰「…やったッスね」
乙哉「…あれ?鳰っち…?」
鳰「…見たッスね」
乙哉「…何?その…全身の…刺青……?」
鳰「見たッスね…!」
鳰「ついに…見ちゃったんッスね…!!」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:47:12.54:9jcnSieAO (1/1)
おとやん逃げてー!
おとやん逃げてー!
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:47:22.78:A0IFymbGo (11/21)
__
x彡-――-ミ 、
/ \\
/ Yハ
}ノ
_ ∥__
>''" ̄ / ⌒\ ̄ ̄`丶、
/ / \ \
/ \ きょうはここまでにしとくッス
/ / \
/ /! } } \ \
/ / /:::::l ; 八 \ ヽ
/ / / /:::::::{\ / /::::ヽ/ ヽ `、
/ // / /}:::/ \ / /::::/::\_ } Y 人
{( / / ノ:::{ } / /:::::::T  ̄ } / } l } \
{ /::::弋__ノ∨//::::::::::::; /}/ / / / \
人 { /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂_/:::::} /l/l/ ヽ ヽ
/ \ ( ::::::::::::::::::::::::::::::j/ } }〉 }
( /{ `ト、\_ __ __ )\ / / / ノ ノ" /
`~(弋 \ `ト`<~w v__ vV_) { / {/ / /{ /彡''"
 ̄)ノ~、メ {  ̄/ ハYハ::::::::::::\l / { 人( `(
)ノ /::::::ノl不l:l:::::::::::::::::∨ ∨
〈;;::::::{::∨:ノ:::::::::::::::/::::Y
_l  ̄l:::l└ァ~ミ/:::::::::l
x-―气 } {:::l/ /::::::::::::::::{
{::}:::::::::::ヽ{ _ト-{_ /_ ̄\:::〉
└-----― し ~ (ノ:::::::::::::::\ \
l:::::::::::::::/"~"
乂;;;;)/
__
x彡-――-ミ 、
/ \\
/ Yハ
}ノ
_ ∥__
>''" ̄ / ⌒\ ̄ ̄`丶、
/ / \ \
/ \ きょうはここまでにしとくッス
/ / \
/ /! } } \ \
/ / /:::::l ; 八 \ ヽ
/ / / /:::::::{\ / /::::ヽ/ ヽ `、
/ // / /}:::/ \ / /::::/::\_ } Y 人
{( / / ノ:::{ } / /:::::::T  ̄ } / } l } \
{ /::::弋__ノ∨//::::::::::::; /}/ / / / \
人 { /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂_/:::::} /l/l/ ヽ ヽ
/ \ ( ::::::::::::::::::::::::::::::j/ } }〉 }
( /{ `ト、\_ __ __ )\ / / / ノ ノ" /
`~(弋 \ `ト`<~w v__ vV_) { / {/ / /{ /彡''"
 ̄)ノ~、メ {  ̄/ ハYハ::::::::::::\l / { 人( `(
)ノ /::::::ノl不l:l:::::::::::::::::∨ ∨
〈;;::::::{::∨:ノ:::::::::::::::/::::Y
_l  ̄l:::l└ァ~ミ/:::::::::l
x-―气 } {:::l/ /::::::::::::::::{
{::}:::::::::::ヽ{ _ト-{_ /_ ̄\:::〉
└-----― し ~ (ノ:::::::::::::::\ \
l:::::::::::::::/"~"
乂;;;;)/
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:48:07.46:h/8+20t3o (1/2)
乙鳰
乙鳰
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 01:49:19.55:dAsElw0j0 (3/4)
乙
乙
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:50:01.16:JULvI4d6o (3/4)
乙!鳰
めっちゃ気になる引きだわ
乙!鳰
めっちゃ気になる引きだわ
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:50:58.04:USjS0IlOo (1/1)
乙ー
待ってるぞ
乙ー
待ってるぞ
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:52:14.51:A0IFymbGo (12/21)
で、お礼を言っておきます
>>99、訂正サンキュー
まさかwikiまで雑だとは思わず、雑な設定で書いてしまった
で、お礼を言っておきます
>>99、訂正サンキュー
まさかwikiまで雑だとは思わず、雑な設定で書いてしまった
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 01:56:58.76:h/8+20t3o (2/2)
リドルだし雑でも仕方ないな
リドルだし雑でも仕方ないな
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 03:33:38.63:GW1whIDho (1/1)
まぁ、所詮リドルなんて鳰が可愛いだけの百合百合孤高漫画だしな
まぁ、所詮リドルなんて鳰が可愛いだけの百合百合孤高漫画だしな
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 08:30:48.31:MrrScvhr0 (1/1)
ポンコツちゃんマジパチンカス
ポンコツちゃんマジパチンカス
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 09:29:52.64:bjPskwCQ0 (1/1)
春紀が鳰ちゃんに足払いした時原作には無かったロッカーが追加されてて、そこに鳰ちゃんをぶつけたのは評価したい
春紀が鳰ちゃんに足払いした時原作には無かったロッカーが追加されてて、そこに鳰ちゃんをぶつけたのは評価したい
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 22:41:32.96:A0IFymbGo (13/21)
5号室乙しえ部屋
しえな「…ふう」
しえな「武智のやつ、また走りの部屋に行ってるのか」
しえな(…嫌がってるんだからよしてやればいいのに)
しえな(…いや。よそう。あいつが猟奇殺人犯だっていうなら、あいつの興味の矛先はボク以外のところに向いててもらわないと…)
しえな(なんでよりによってボクの同居人が連続猟奇殺人犯なんだよ…)ガックリ
しえな(いじめは許さない!…なんて最初に武智に偉そうなこと言っておいて、今はあいつに目を付けられないように走りに押し付けて見て見ぬふりしてる…)
しえな(走りのやつ、他の連中からもいじめられてるんだよな…せめて他のやつらからは守ってやりたいけど…)
しえな(武智のやつがそういう人間大好き(悪い意味で)みたいだからなぁ…)
しえな(うう…ごめんね。走り…)
しえな(結局、ボクも自分が一番可愛い最低な人間たちの一人なのかな…)
しえな「…いや。違う…!ボクはあんな奴らと一緒じゃない…!!」
しえな「…うん。そうだ。ボクは今まで何をやってたんだ!そうだよ!いじめを見て見ぬふりなんて!そんなのあいつらと一緒だ!」
しえな「今からでも遅くないはず。これからすぐに走りのところに行って助けてやろう!」
5号室乙しえ部屋
しえな「…ふう」
しえな「武智のやつ、また走りの部屋に行ってるのか」
しえな(…嫌がってるんだからよしてやればいいのに)
しえな(…いや。よそう。あいつが猟奇殺人犯だっていうなら、あいつの興味の矛先はボク以外のところに向いててもらわないと…)
しえな(なんでよりによってボクの同居人が連続猟奇殺人犯なんだよ…)ガックリ
しえな(いじめは許さない!…なんて最初に武智に偉そうなこと言っておいて、今はあいつに目を付けられないように走りに押し付けて見て見ぬふりしてる…)
しえな(走りのやつ、他の連中からもいじめられてるんだよな…せめて他のやつらからは守ってやりたいけど…)
しえな(武智のやつがそういう人間大好き(悪い意味で)みたいだからなぁ…)
しえな(うう…ごめんね。走り…)
しえな(結局、ボクも自分が一番可愛い最低な人間たちの一人なのかな…)
しえな「…いや。違う…!ボクはあんな奴らと一緒じゃない…!!」
しえな「…うん。そうだ。ボクは今まで何をやってたんだ!そうだよ!いじめを見て見ぬふりなんて!そんなのあいつらと一緒だ!」
しえな「今からでも遅くないはず。これからすぐに走りのところに行って助けてやろう!」
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 22:43:43.78:EP3G/3mq0 (2/3)
しえなちゃん可愛い!!
しえなちゃん可愛い!!
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 22:44:35.82:dAsElw0j0 (4/4)
お、きたか
お、きたか
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 22:49:33.99:A0IFymbGo (14/21)
カチャッ
しえな「…って、あれ?武智、戻ってきたのか」ガクッ
しえな(人が盛り上がってきた途端に帰ってくるなんて間の悪いやつ)
しえな(でもちょうどいいや。武智にちょっとお説教してやろう。そして私は走りの側に付くって言ってやるんだ)
しえな(こいつなんだかんだ私の言うこと素直に聞いてくれるしな。ついでに協力してくれたら結構心強いな)
しえな(でも、怒らせたらどうしよう…走りに言って泊めてもらおうかな…)
しえな「…」
しえな「…武智?」
しえな(…珍しいな。いつもだったら帰って来たら開口一番「しえなちゃ~ん!」って抱きついてくるのに…)
しえな「どうしたんだ?武智。早く部屋に入ってこいよ。エアコンの冷気逃げちゃうだろ」
「…」
しえな「?」
しえな(あれ?もしかして違う人かな?珍しいな、この部屋に客人なんて)
「…」スタスタ
しえな「…って、なんだ。やっぱり武智じゃないか。珍しいな、お前がこんなに静かだなんて」
乙哉「ん?そう?変だったかな?」ニコッ
カチャッ
しえな「…って、あれ?武智、戻ってきたのか」ガクッ
しえな(人が盛り上がってきた途端に帰ってくるなんて間の悪いやつ)
しえな(でもちょうどいいや。武智にちょっとお説教してやろう。そして私は走りの側に付くって言ってやるんだ)
しえな(こいつなんだかんだ私の言うこと素直に聞いてくれるしな。ついでに協力してくれたら結構心強いな)
しえな(でも、怒らせたらどうしよう…走りに言って泊めてもらおうかな…)
しえな「…」
しえな「…武智?」
しえな(…珍しいな。いつもだったら帰って来たら開口一番「しえなちゃ~ん!」って抱きついてくるのに…)
しえな「どうしたんだ?武智。早く部屋に入ってこいよ。エアコンの冷気逃げちゃうだろ」
「…」
しえな「?」
しえな(あれ?もしかして違う人かな?珍しいな、この部屋に客人なんて)
「…」スタスタ
しえな「…って、なんだ。やっぱり武智じゃないか。珍しいな、お前がこんなに静かだなんて」
乙哉「ん?そう?変だったかな?」ニコッ
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 22:52:29.50:JULvI4d6o (4/4)
しえなちゃんえらい!かわいい!
そして鳰乙の謎の安定感
しえなちゃんえらい!かわいい!
そして鳰乙の謎の安定感
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 22:52:51.99:A0IFymbGo (15/21)
しえな「いや、別に変ってわけじゃないけど…むしろいつもそれくらい大人しくしてくれるとボクとしては楽でいいかな」
乙哉「へー、そっかそっかー。そんな感じだったか」
しえな「ん?」
乙哉「ん。なんでもないよ」
しえな「…そう」
乙哉「そうそう」ニコニコ
しえな「…?」
しえな(なんか違和感…が…?)
しえな「…」
乙哉「…」ボソボソ
しえな「…」
しえな(いや。気のせいか。武智はいつもこんな感じだ)
乙哉「ふっふっふ…」
しえな「いや、別に変ってわけじゃないけど…むしろいつもそれくらい大人しくしてくれるとボクとしては楽でいいかな」
乙哉「へー、そっかそっかー。そんな感じだったか」
しえな「ん?」
乙哉「ん。なんでもないよ」
しえな「…そう」
乙哉「そうそう」ニコニコ
しえな「…?」
しえな(なんか違和感…が…?)
しえな「…」
乙哉「…」ボソボソ
しえな「…」
しえな(いや。気のせいか。武智はいつもこんな感じだ)
乙哉「ふっふっふ…」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:04:54.70:A0IFymbGo (16/21)
乙哉「ふぅ。ちょっと疲れたな~」ボフッ
しえな「あ、こら。そこはボクのベッドだぞ。勝手に座るなって言っただろ」
乙哉「そうだっけ?ふふふ。まあいいじゃん」
しえな「よくないっての…まったく」ブツブツ
乙哉「ところで剣持さ…しえなちゃん、何してたの?」
しえな「え?どういう意味だ?」
しえな(あれ、ボクさっきまでなにしようとしてたんだっけ。えーっと…)
乙哉「うん。あたしが出かけてからこっち、今までしえなちゃんはなにしてたのかな~って」
しえな「いや、何をって特になにも…あれ、それよりボク、お前に何か言わなきゃいけないことあったような…」
乙哉「ふ~ん。まあそれは後でいいっしょ。そういえばしえなちゃん、あたしがさっきまでどこに行ってたかは知ってたっけ?」
しえな「そりゃ当たり前だろ。お前走りのとこ行くときはいつも先に言ってくるし」
乙哉「あ、なんだそうだったんだ。しえなちゃん知ってたんだ~」
しえな「だから武智が自分から言ってるだろって…」
乙哉(?)「知ってたのに止めてくんなかったんッスね…」ボソッ
しえな「え?」
乙哉(?)「自分だっていじめられっ子だった癖に…」ボソボソ
乙哉「ふぅ。ちょっと疲れたな~」ボフッ
しえな「あ、こら。そこはボクのベッドだぞ。勝手に座るなって言っただろ」
乙哉「そうだっけ?ふふふ。まあいいじゃん」
しえな「よくないっての…まったく」ブツブツ
乙哉「ところで剣持さ…しえなちゃん、何してたの?」
しえな「え?どういう意味だ?」
しえな(あれ、ボクさっきまでなにしようとしてたんだっけ。えーっと…)
乙哉「うん。あたしが出かけてからこっち、今までしえなちゃんはなにしてたのかな~って」
しえな「いや、何をって特になにも…あれ、それよりボク、お前に何か言わなきゃいけないことあったような…」
乙哉「ふ~ん。まあそれは後でいいっしょ。そういえばしえなちゃん、あたしがさっきまでどこに行ってたかは知ってたっけ?」
しえな「そりゃ当たり前だろ。お前走りのとこ行くときはいつも先に言ってくるし」
乙哉「あ、なんだそうだったんだ。しえなちゃん知ってたんだ~」
しえな「だから武智が自分から言ってるだろって…」
乙哉(?)「知ってたのに止めてくんなかったんッスね…」ボソッ
しえな「え?」
乙哉(?)「自分だっていじめられっ子だった癖に…」ボソボソ
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:20:02.92:A0IFymbGo (17/21)
しえな「武…智…?」
乙哉(?)「…コホン」
乙哉「…鳰っちから全部聞いたよ~。しえなちゃん、ガチいじめられっ子だったんだって?」ニヤニヤ
しえな「え…」
乙哉「前の学校で酷いいじめに遭ってさ。それを誰にも相談出来ずに塞ぎ込んでいたところで、いじめっこへの復讐グループ「集団下校」に勧誘されて加入したって?」
しえな「な、なんでそれを…」
乙哉「ダサイ集団だよねー。いじめられっ子達がつるんでいじめっこ達への仕返しなんてしょぼい目的のためにさー。なんか大仰な仲間意識持って、秘密組織っぽい名前まで作って」
しえな「え…ちょっと、嘘だろ…」
乙哉「黒組への参加の目的もその辺が関わってるのかな?弱いもの同士の傷の舐め合い団体なんてどーせカスみたいな連中の吹き溜まりでしょ?ちゃんと殺せんの?」
しえな「あ、あわ、あわわわ…」
乙哉「虫酸が走るんッスよねー。雑魚同士つるんでお友達ごっこってやつッスか?」
しえな「そ、そんなんじゃない!」
乙哉「そんな目的の団体に加入してるくせに目の前でいじめられてる子のこと見て見ぬふりしてたってのも気に食わないッス」
しえな「…っ!」
乙哉「なんで助けてくんなかったッスか!鳰っち、いつも苦しんでたッスよ!アンタいじめられる痛み一番良く知ってるはずでしょ!!」
しえな「そ、それは…」
乙哉「それなのになんで自分可愛さにウチのこと助けてくんなかったッスか!!!」
しえな「…」
乙哉「アンタみたいのが一番卑怯ッス!気に食わないッス!許せないッス!!」
しえな「…な、なあお前」
乙哉「なんでウチのこと…うう…うううううう……」
しえな「…も、もしかして…お前、走り…なの、か…?」
しえな「武…智…?」
乙哉(?)「…コホン」
乙哉「…鳰っちから全部聞いたよ~。しえなちゃん、ガチいじめられっ子だったんだって?」ニヤニヤ
しえな「え…」
乙哉「前の学校で酷いいじめに遭ってさ。それを誰にも相談出来ずに塞ぎ込んでいたところで、いじめっこへの復讐グループ「集団下校」に勧誘されて加入したって?」
しえな「な、なんでそれを…」
乙哉「ダサイ集団だよねー。いじめられっ子達がつるんでいじめっこ達への仕返しなんてしょぼい目的のためにさー。なんか大仰な仲間意識持って、秘密組織っぽい名前まで作って」
しえな「え…ちょっと、嘘だろ…」
乙哉「黒組への参加の目的もその辺が関わってるのかな?弱いもの同士の傷の舐め合い団体なんてどーせカスみたいな連中の吹き溜まりでしょ?ちゃんと殺せんの?」
しえな「あ、あわ、あわわわ…」
乙哉「虫酸が走るんッスよねー。雑魚同士つるんでお友達ごっこってやつッスか?」
しえな「そ、そんなんじゃない!」
乙哉「そんな目的の団体に加入してるくせに目の前でいじめられてる子のこと見て見ぬふりしてたってのも気に食わないッス」
しえな「…っ!」
乙哉「なんで助けてくんなかったッスか!鳰っち、いつも苦しんでたッスよ!アンタいじめられる痛み一番良く知ってるはずでしょ!!」
しえな「そ、それは…」
乙哉「それなのになんで自分可愛さにウチのこと助けてくんなかったッスか!!!」
しえな「…」
乙哉「アンタみたいのが一番卑怯ッス!気に食わないッス!許せないッス!!」
しえな「…な、なあお前」
乙哉「なんでウチのこと…うう…うううううう……」
しえな「…も、もしかして…お前、走り…なの、か…?」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:27:54.49:A0IFymbGo (18/21)
乙哉(?)「…お察しの通りッス。どうやら興奮しすぎて演技を忘れちゃったみたいッスね」
鳰「…ここまで来たらもう即席の幻術じゃ騙せないッス。解くッスよ」フッ
しえな「あ…!武智が走りに…!」
鳰「…これがウチの技術ッス」
しえな「そんな…嘘だろ、魔法みたいな…」
鳰「驚いたッスか?でも西の葛葉ならできるんッスよ」
しえな「っっっっっ!!?」
鳰「…剣持さんみたいな人でも名前くらいは知っててくれたみたいなんで話が早いッス」
しえな「た、武智は…」
鳰「なんッスか?」
しえな「…武智は、どうした?」
鳰「…殺した」
しえな「ひっ!」
鳰「…と、言ってやりたいところでしたけど」
鳰「…ウチは、黒組の裁定者ッス」
鳰「そう簡単に参加者に手を出すわけにはいかないんで。今頃まだウチの部屋で気絶してる筈ッス」
しえな「そ、そうか…良かった」
鳰「はぁ!?」
しえな「ひっ!」
鳰「良かった!?なんッスかそれ!?ウチがあの変態シリアルキラーに付き纏われて苦労してる間自分は部屋でボケーッとしてたくせに!!」
乙哉(?)「…お察しの通りッス。どうやら興奮しすぎて演技を忘れちゃったみたいッスね」
鳰「…ここまで来たらもう即席の幻術じゃ騙せないッス。解くッスよ」フッ
しえな「あ…!武智が走りに…!」
鳰「…これがウチの技術ッス」
しえな「そんな…嘘だろ、魔法みたいな…」
鳰「驚いたッスか?でも西の葛葉ならできるんッスよ」
しえな「っっっっっ!!?」
鳰「…剣持さんみたいな人でも名前くらいは知っててくれたみたいなんで話が早いッス」
しえな「た、武智は…」
鳰「なんッスか?」
しえな「…武智は、どうした?」
鳰「…殺した」
しえな「ひっ!」
鳰「…と、言ってやりたいところでしたけど」
鳰「…ウチは、黒組の裁定者ッス」
鳰「そう簡単に参加者に手を出すわけにはいかないんで。今頃まだウチの部屋で気絶してる筈ッス」
しえな「そ、そうか…良かった」
鳰「はぁ!?」
しえな「ひっ!」
鳰「良かった!?なんッスかそれ!?ウチがあの変態シリアルキラーに付き纏われて苦労してる間自分は部屋でボケーッとしてたくせに!!」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/29(日) 23:31:22.11:EP3G/3mq0 (3/3)
しえなちゃん傍観してただけなのにとんだとばっちりやん…
しえなちゃん傍観してただけなのにとんだとばっちりやん…
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:37:21.39:KKk+JTiE0 (1/1)
助けに行くところだったと言うんだしえなちゃん!
助けに行くところだったと言うんだしえなちゃん!
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:38:37.07:A0IFymbGo (19/21)
しえな「そ、それは…」
鳰「さっきも言った通り!ウチはアンタみたいのが一番虫唾走るッスよ!自分ばっかり被害者面してっ!ウチが苦しんでる間、痛みだって知ってるくせに無視決め込んでっ!」
しえな(走り…泣いてる…)
鳰「なんで庇ってくれなかったッスか!なんで助けてくれなかったッスか!なんで…なんで…!」
鳰「なんで、一言私はお前の味方だって…!その一言だけでもかけてくれたら、ウチはあんなに苦しまないで済んだのに…!!」
しえな「…」
鳰「ううううう…ううううう…ううううううーーーー!!」
しえな「…ごめん」
鳰「もう謝っても許さないッス…」
しえな「…それでも、ごめん」
鳰「…絶対許さないッス」
しえな「…いいよ、許さなくて」
鳰「…」
しえな「そ、それは…」
鳰「さっきも言った通り!ウチはアンタみたいのが一番虫唾走るッスよ!自分ばっかり被害者面してっ!ウチが苦しんでる間、痛みだって知ってるくせに無視決め込んでっ!」
しえな(走り…泣いてる…)
鳰「なんで庇ってくれなかったッスか!なんで助けてくれなかったッスか!なんで…なんで…!」
鳰「なんで、一言私はお前の味方だって…!その一言だけでもかけてくれたら、ウチはあんなに苦しまないで済んだのに…!!」
しえな「…」
鳰「ううううう…ううううう…ううううううーーーー!!」
しえな「…ごめん」
鳰「もう謝っても許さないッス…」
しえな「…それでも、ごめん」
鳰「…絶対許さないッス」
しえな「…いいよ、許さなくて」
鳰「…」
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:44:18.62:A0IFymbGo (20/21)
しえな「ボクはボクで、勝手に罪悪感感じるだけだから」
鳰「…」
しえな「許さなくていいから…」
鳰「…」
しえな「許さなくていいから、今後は私が勝手にお前の味方をすることを許してくれないか?」
鳰「…」
しえな「…危うく「集団下校」の人間としての最低限の資格を失うところだった。ボクは今後、もう絶対に目の前にあるいじめを許さないから」
鳰「…」
しえな「走りのこと、絶対に、守るから」
鳰「…勝手にするッス」
しえな「ああ。勝手にする」ギュッ
鳰「…勝手に抱きしめていいなんて言ってないッス」ギュッ
鳰(…でも、あったかいから許してやるッス…)
しえな「…」
乙哉「あ、痛った~。くっそぉ、頭ガンガンする。おのれやるじゃん鳰っち~」ガチャッ
しえな「ボクはボクで、勝手に罪悪感感じるだけだから」
鳰「…」
しえな「許さなくていいから…」
鳰「…」
しえな「許さなくていいから、今後は私が勝手にお前の味方をすることを許してくれないか?」
鳰「…」
しえな「…危うく「集団下校」の人間としての最低限の資格を失うところだった。ボクは今後、もう絶対に目の前にあるいじめを許さないから」
鳰「…」
しえな「走りのこと、絶対に、守るから」
鳰「…勝手にするッス」
しえな「ああ。勝手にする」ギュッ
鳰「…勝手に抱きしめていいなんて言ってないッス」ギュッ
鳰(…でも、あったかいから許してやるッス…)
しえな「…」
乙哉「あ、痛った~。くっそぉ、頭ガンガンする。おのれやるじゃん鳰っち~」ガチャッ
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:46:24.91:l2xww3Exo (3/3)
まさかの鳰ハーエンドあるか?
まさかの鳰ハーエンドあるか?
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 23:55:33.17:A0IFymbGo (21/21)
しえな「あ」
鳰「…」
乙哉「あ、鳰っちだ。おのれさっきはよくもやってくれたな~!ナイスファイトだこんにゃろ~!」
鳰(…しくったッス。気絶する催眠かけただけで放置してきたのは大失敗ッスね)
鳰(まさかこんなに早く復活してくるとは。ウチのこと怖がる暗示でもついでにかけときゃ良かったッス!)
乙哉「おっと。残念だけど鳰っちのスタイルはもう分かってるよ。そうそう催眠術にはやられませーん。べーだ」
鳰「くっ…!」
鳰(相手の心の隙間に入り込むことで暗示にかけるウチの術は、当然相手に最初から警戒されてるとかけにくくなるッス!)
乙哉「ま、しえなちゃんを人質にされてるみたいだし今手を出すのは諦めるよ~」
鳰「それは…ちょっとだけ助かるッス」
しえな「え~っと…いや、別に人質って訳じゃないんだけど…」
乙哉「え、そうなの?え~。だったらなんで抱き合ってるのさー。いつの間にそんな仲になったの?」
しえな「えっ!?えっ!?ば、ばばばばばばか!そんなんじゃないっての!」
乙哉「いいっていいって。しえなちゃん恥ずかしがることないよ~」ニコニコ
乙哉「っていうか、私的好みの女の子断トツ3トップのうち2人が抱き合ってるとかなにこの美味しいシチュエーション!」ジュルリ
しえな「あ」
鳰「…」
乙哉「あ、鳰っちだ。おのれさっきはよくもやってくれたな~!ナイスファイトだこんにゃろ~!」
鳰(…しくったッス。気絶する催眠かけただけで放置してきたのは大失敗ッスね)
鳰(まさかこんなに早く復活してくるとは。ウチのこと怖がる暗示でもついでにかけときゃ良かったッス!)
乙哉「おっと。残念だけど鳰っちのスタイルはもう分かってるよ。そうそう催眠術にはやられませーん。べーだ」
鳰「くっ…!」
鳰(相手の心の隙間に入り込むことで暗示にかけるウチの術は、当然相手に最初から警戒されてるとかけにくくなるッス!)
乙哉「ま、しえなちゃんを人質にされてるみたいだし今手を出すのは諦めるよ~」
鳰「それは…ちょっとだけ助かるッス」
しえな「え~っと…いや、別に人質って訳じゃないんだけど…」
乙哉「え、そうなの?え~。だったらなんで抱き合ってるのさー。いつの間にそんな仲になったの?」
しえな「えっ!?えっ!?ば、ばばばばばばか!そんなんじゃないっての!」
乙哉「いいっていいって。しえなちゃん恥ずかしがることないよ~」ニコニコ
乙哉「っていうか、私的好みの女の子断トツ3トップのうち2人が抱き合ってるとかなにこの美味しいシチュエーション!」ジュルリ
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:07:06.95:bIQrLQvXo (1/14)
しえな「それって現状、お前には断トツで切り刻みたい子が現状3人いて、そのうちの一人がボクってことか」ゲンナリ
乙哉「そうそう!あとの二人は鳰っちと晴っちね~。あ~、でも黒組の他の子もみんなレベル高いし、捨てがたいよなぁ~」
鳰「…難儀な性癖ッスねぇ」ゲンナリ
乙哉「あ~。ここに晴っちも加えたいな~。それでそれで、みんな裸に剥いて抱き合わせて」
乙哉「誰が一番最初に刻まれたいかな~って質問して友情を確かめ合うようにお互いを庇わせあったりしてさ」
乙哉「あたしは誰を最初にチョッキンするのが美しいか決めかねて迷いに迷っちゃうの」
乙哉「そんなあたしの油断を突くように晴っちが無謀にもあたしに飛びかかってきて「みんな!逃げて!」とか言ってみんなを逃がそうとして」
乙哉「そんな晴っちの想いを受けてどうすればいいか迷った他の二人がおろおろしてる間にあたしは晴っちを組み敷いて、その柔らかい肌を堪能しつつゆっくり鋏を入れていって…」
乙哉「ハァハァハァハァ」チョキチョキチョキ
乙哉「あ、勿論二人のことも後でじっくり刻んであげるからね?」ニコッ
乙哉「はふぅ…想像しただけでもう我慢できなぁい…」クネクネ
しえな「…はぁ」
鳰「ほんっっっっっっと、難儀な性癖ッスねぇ……」
しえな「…悪い走り。今日そっちの部屋に泊めてくれないか。今日はいつもに増して首筋が寒い」
鳰「そうッスねぇ…」
鳰(…ま、いっかッス)
しえな「それって現状、お前には断トツで切り刻みたい子が現状3人いて、そのうちの一人がボクってことか」ゲンナリ
乙哉「そうそう!あとの二人は鳰っちと晴っちね~。あ~、でも黒組の他の子もみんなレベル高いし、捨てがたいよなぁ~」
鳰「…難儀な性癖ッスねぇ」ゲンナリ
乙哉「あ~。ここに晴っちも加えたいな~。それでそれで、みんな裸に剥いて抱き合わせて」
乙哉「誰が一番最初に刻まれたいかな~って質問して友情を確かめ合うようにお互いを庇わせあったりしてさ」
乙哉「あたしは誰を最初にチョッキンするのが美しいか決めかねて迷いに迷っちゃうの」
乙哉「そんなあたしの油断を突くように晴っちが無謀にもあたしに飛びかかってきて「みんな!逃げて!」とか言ってみんなを逃がそうとして」
乙哉「そんな晴っちの想いを受けてどうすればいいか迷った他の二人がおろおろしてる間にあたしは晴っちを組み敷いて、その柔らかい肌を堪能しつつゆっくり鋏を入れていって…」
乙哉「ハァハァハァハァ」チョキチョキチョキ
乙哉「あ、勿論二人のことも後でじっくり刻んであげるからね?」ニコッ
乙哉「はふぅ…想像しただけでもう我慢できなぁい…」クネクネ
しえな「…はぁ」
鳰「ほんっっっっっっと、難儀な性癖ッスねぇ……」
しえな「…悪い走り。今日そっちの部屋に泊めてくれないか。今日はいつもに増して首筋が寒い」
鳰「そうッスねぇ…」
鳰(…ま、いっかッス)
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:15:13.96:D/eFGp+r0 (1/2)
乙哉ちゃん絶好調
乙哉ちゃん絶好調
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/30(月) 00:21:08.88:z5lNKxwB0 (1/1)
しえなちゃん天使やん
しえなちゃん天使やん
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:22:49.29:bIQrLQvXo (2/14)
7号室鳰部屋
鳰「…で」
鳰「…なんでウチの部屋に武智さんも来てるッスか!?」
乙哉「え~!?だってだって~!一人で寝るの寂しいも~ん!」
しえな「ボクは興奮したお前が怖いから走りの部屋に泊めてもらいたかったんだけど…」
鳰「ウチだってさっきまで命狙ってた人と同じ部屋で寝たくないッス」
乙哉「大丈夫だよー!寝てる間にチョッキンしたら反応見れなくてつまんないじゃん?ちゃーんと起きてる時にするから!ね?ね?」
鳰「逆に寝首掻くのとかどうッスか」
しえな「それいいかもな」
乙哉「酷いっ!」
鳰「それにウチの部屋、よくよく考えたらベッド一個しかないッス」
乙哉「スルー!?」
しえな「そうだ…走りの部屋に入るのは初めてだから失念していたけど、考えてみればお前は一人部屋だったな」
乙哉「あまつさえしえなちゃんも!?」
鳰「剣持さん一人ならウチがソファとかでも良かったッスけど…あ、武智さんは床にでも寝てろッス」
しえな「いやいや。家主にそんなことをさせるのは気が引ける。ボクがソファでいいよ。武智は玄関な」
乙哉「これが弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者をたたく理論…!お前ら少しくらいいじめられっ子の気持ちわかれー!」
鳰しえな「「アンタ(お前)が言うな!!」」
7号室鳰部屋
鳰「…で」
鳰「…なんでウチの部屋に武智さんも来てるッスか!?」
乙哉「え~!?だってだって~!一人で寝るの寂しいも~ん!」
しえな「ボクは興奮したお前が怖いから走りの部屋に泊めてもらいたかったんだけど…」
鳰「ウチだってさっきまで命狙ってた人と同じ部屋で寝たくないッス」
乙哉「大丈夫だよー!寝てる間にチョッキンしたら反応見れなくてつまんないじゃん?ちゃーんと起きてる時にするから!ね?ね?」
鳰「逆に寝首掻くのとかどうッスか」
しえな「それいいかもな」
乙哉「酷いっ!」
鳰「それにウチの部屋、よくよく考えたらベッド一個しかないッス」
乙哉「スルー!?」
しえな「そうだ…走りの部屋に入るのは初めてだから失念していたけど、考えてみればお前は一人部屋だったな」
乙哉「あまつさえしえなちゃんも!?」
鳰「剣持さん一人ならウチがソファとかでも良かったッスけど…あ、武智さんは床にでも寝てろッス」
しえな「いやいや。家主にそんなことをさせるのは気が引ける。ボクがソファでいいよ。武智は玄関な」
乙哉「これが弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者をたたく理論…!お前ら少しくらいいじめられっ子の気持ちわかれー!」
鳰しえな「「アンタ(お前)が言うな!!」」
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:26:50.87:bIQrLQvXo (3/14)
乙哉「だいたいさ!床とか玄関とかは論外として!ソファとかベッドとかそうやって境遇に格差を設けるからいじめなんかが起こるんだよ!」プンプン
鳰「いや武智さんは床ッスっよ。主にウチらの命の安全のために」
乙哉「床とか玄関とかは論外としてっ!」
しえな「ベランダって言わないだけボクらの寛容さと度胸に感謝しろよいやマジで」
乙哉「…とにかくっ!」
乙哉「あたしにいい考えがある!!」
乙哉「だいたいさ!床とか玄関とかは論外として!ソファとかベッドとかそうやって境遇に格差を設けるからいじめなんかが起こるんだよ!」プンプン
鳰「いや武智さんは床ッスっよ。主にウチらの命の安全のために」
乙哉「床とか玄関とかは論外としてっ!」
しえな「ベランダって言わないだけボクらの寛容さと度胸に感謝しろよいやマジで」
乙哉「…とにかくっ!」
乙哉「あたしにいい考えがある!!」
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/30(月) 00:28:12.71:+Jhho5OU0 (1/1)
トレイントレインとか懐かしいわwwwwww
トレイントレインとか懐かしいわwwwwww
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:46:59.12:qErVoKkdo (1/2)
TAKECHI-TAKECHI 走って行け
TAKECHI-TAKECHI どこまでも
TAKECHI-TAKECHI 走って行け
TAKECHI-TAKECHI どこまでも
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:47:17.67:bIQrLQvXo (4/14)
鳰(…で、結果としてはその武智さんのいい考え(いい考えであるとは言ってないッス。少なくともウチは)に押し切られた結果、今ウチはベッドの中にいるッス)
鳰(あれからちょっと一悶着はあったッスけど、いい加減夜も更けてきて。明日も早いからってことで各自順番にシャワーで汗を流し、速攻就寝体制)
鳰(部屋は電気を消してすでに真っ暗ッス。武智さんシャワーに入ってる間に剣持さんと協力して鋏も全部取り上げたんで、ひとまず安心ッスね)
鳰(服に暗器みたいに沢山隠されてたんでもういっそ服ごと隠してやったら大騒ぎされたッス)
鳰(武士の情けでバスタオルだけは貸してやったッスけど…なんなんッスかあの子。ブラとかパンツとか、しまいには髪留めからさえ仕込み鋏がポロポロと…)
鳰(…ま、まあさすがに風呂場にまでは錆びるの嫌がって持ってってなかったみたいッスから?これでひとまずは安心…安心ッスよね?段々不安になってきたッス)
しえな「…なあ、走り」
鳰「あ…剣持さん。まだ寝てなかったッスか」
しえな「まあ…そりゃあ。こんな状態でそうそう寝れるかっていうと…」クスッ
鳰「はは…」
しえな「…ちょっと狭いな」
鳰「さすがにシングルベッドに3人は…ねえ」
乙哉「え~?名案じゃんー!なんかワクワクしない?ほら、鳰っちのお肌すべすべだよ、しえなちゃん!」
しえな「武智。ただでさえ狭いんだから暴れないで」
乙哉「え~やだつまんない~!鋏も取り上げられてセクハラも駄目とか厳しすぎ~!」
鳰(どうしてこうなったッスか…!!)
鳰(そしてこれ考えたの今週入って何度目ッスか…!!)
鳰(…で、結果としてはその武智さんのいい考え(いい考えであるとは言ってないッス。少なくともウチは)に押し切られた結果、今ウチはベッドの中にいるッス)
鳰(あれからちょっと一悶着はあったッスけど、いい加減夜も更けてきて。明日も早いからってことで各自順番にシャワーで汗を流し、速攻就寝体制)
鳰(部屋は電気を消してすでに真っ暗ッス。武智さんシャワーに入ってる間に剣持さんと協力して鋏も全部取り上げたんで、ひとまず安心ッスね)
鳰(服に暗器みたいに沢山隠されてたんでもういっそ服ごと隠してやったら大騒ぎされたッス)
鳰(武士の情けでバスタオルだけは貸してやったッスけど…なんなんッスかあの子。ブラとかパンツとか、しまいには髪留めからさえ仕込み鋏がポロポロと…)
鳰(…ま、まあさすがに風呂場にまでは錆びるの嫌がって持ってってなかったみたいッスから?これでひとまずは安心…安心ッスよね?段々不安になってきたッス)
しえな「…なあ、走り」
鳰「あ…剣持さん。まだ寝てなかったッスか」
しえな「まあ…そりゃあ。こんな状態でそうそう寝れるかっていうと…」クスッ
鳰「はは…」
しえな「…ちょっと狭いな」
鳰「さすがにシングルベッドに3人は…ねえ」
乙哉「え~?名案じゃんー!なんかワクワクしない?ほら、鳰っちのお肌すべすべだよ、しえなちゃん!」
しえな「武智。ただでさえ狭いんだから暴れないで」
乙哉「え~やだつまんない~!鋏も取り上げられてセクハラも駄目とか厳しすぎ~!」
鳰(どうしてこうなったッスか…!!)
鳰(そしてこれ考えたの今週入って何度目ッスか…!!)
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:55:39.21:bIQrLQvXo (5/14)
乙哉「あ、もしかしてしえなちゃん妬いてるの?大丈夫だよ、あたしは4人までなら一人で満足させてあげれるから。うりうり~」
しえな「ちょ、馬鹿!どこ触って…おい!なんで服脱がそうとしてるんだ!」
乙哉「あれ~?もうパジャマのボタン解けちゃったよ~あれあれ~?これな~んだ、しえなちゃんのブラジャー」ニヤニヤ
しえな「こいつほんと悪い意味で器用だな!!」
乙哉「はい。それじゃこのおべべは全部お役御免でーす。ぽーい」ポーイ
しえな「あっ…こら!」
乙哉「ひょっひょっひょ」
しえな「まったく…あんな遠くに投げて。取りに行くのも一仕事…おい!離せ!」
乙哉「え~?なんのことですかぁ~?」
しえな「とーぼーけーるーなー!腰に抱きつくな!服を取りにいけないだろ!」
乙哉「しえなちゃん柔らかいなぁ~」
しえな「話をきけー!」
乙哉「すりすりすり。はぁ~あったかくて柔らかくてすべすべだぁ…チョッキンしたいよぉ」
しえな「このっ!ならせめてバスタオル貰うっ!」グイッ
乙哉「おっとぉ!これは渡せないなぁ♪」ギューッ
しえな「人の服勝手に脱がせておいてなんだそれっ!このっ!」
乙哉「へへーん。悔しかったら私を脱がせてみろ~」
キャッキャッ
乙哉「あ、もしかしてしえなちゃん妬いてるの?大丈夫だよ、あたしは4人までなら一人で満足させてあげれるから。うりうり~」
しえな「ちょ、馬鹿!どこ触って…おい!なんで服脱がそうとしてるんだ!」
乙哉「あれ~?もうパジャマのボタン解けちゃったよ~あれあれ~?これな~んだ、しえなちゃんのブラジャー」ニヤニヤ
しえな「こいつほんと悪い意味で器用だな!!」
乙哉「はい。それじゃこのおべべは全部お役御免でーす。ぽーい」ポーイ
しえな「あっ…こら!」
乙哉「ひょっひょっひょ」
しえな「まったく…あんな遠くに投げて。取りに行くのも一仕事…おい!離せ!」
乙哉「え~?なんのことですかぁ~?」
しえな「とーぼーけーるーなー!腰に抱きつくな!服を取りにいけないだろ!」
乙哉「しえなちゃん柔らかいなぁ~」
しえな「話をきけー!」
乙哉「すりすりすり。はぁ~あったかくて柔らかくてすべすべだぁ…チョッキンしたいよぉ」
しえな「このっ!ならせめてバスタオル貰うっ!」グイッ
乙哉「おっとぉ!これは渡せないなぁ♪」ギューッ
しえな「人の服勝手に脱がせておいてなんだそれっ!このっ!」
乙哉「へへーん。悔しかったら私を脱がせてみろ~」
キャッキャッ
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 00:57:53.80:CcZ7MU1JO (1/2)
ナイスですね~ナイスですね~
ナイスですね~ナイスですね~
139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:05:23.33:bIQrLQvXo (6/14)
鳰「…ふぅ」ゴロン
鳰(なんだかんだお二人、仲いいッスねぇ…)
鳰(なんか入ってけそうにないッス。ちょっと、いえかなり疎外感…)
鳰(っていうか、お前ら自分の部屋でやれッス)
キャッキャッ
しえな「あっ…このっ!どこ触って…」
乙哉「ふふふー。チョッキンチョッキン。鋏がなくても挟めるんだよ~?こうやって、指で、ね?」
しえな「くぅ…っ!」
乙哉「おーおー。声押し殺して耐えるねー。でもこれはどうかな?ほら、チョッキン」
しえな「んんっ!」
乙哉「はふぅ…しえなちゃん可愛いよぉ…」ジュルリ
しえな「よだれ、垂らすな…はしたない…」
乙哉「おっと、ごめんごめん。もったいないよね。それじゃあこのあたしの口の中に溜まったえっちなお汁はしえなちゃんに…」
しえな「んふ…んん…」
チュッ…チュパ…クチュ…
鳰(…あー)
鳰(こいつら寝た後やっぱ殺そうかなッス)
鳰「…ふぅ」ゴロン
鳰(なんだかんだお二人、仲いいッスねぇ…)
鳰(なんか入ってけそうにないッス。ちょっと、いえかなり疎外感…)
鳰(っていうか、お前ら自分の部屋でやれッス)
キャッキャッ
しえな「あっ…このっ!どこ触って…」
乙哉「ふふふー。チョッキンチョッキン。鋏がなくても挟めるんだよ~?こうやって、指で、ね?」
しえな「くぅ…っ!」
乙哉「おーおー。声押し殺して耐えるねー。でもこれはどうかな?ほら、チョッキン」
しえな「んんっ!」
乙哉「はふぅ…しえなちゃん可愛いよぉ…」ジュルリ
しえな「よだれ、垂らすな…はしたない…」
乙哉「おっと、ごめんごめん。もったいないよね。それじゃあこのあたしの口の中に溜まったえっちなお汁はしえなちゃんに…」
しえな「んふ…んん…」
チュッ…チュパ…クチュ…
鳰(…あー)
鳰(こいつら寝た後やっぱ殺そうかなッス)
140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:10:42.98:bIQrLQvXo (7/14)
鳰(なんかどんどん自分の心が死んでくのがわかるッス)
鳰(っていうか背中越しに何やってるんッスかこの人ら)
鳰(すごいチュパチュパいってるんッスけど)
鳰(人の布団でおっ始めてんじゃねぇッス)
鳰(変な汁とか付いてたらどうしてくれるッスか)
鳰(明日絶対布団買い換えようッス)
鳰「…」
鳰(…はぁ)
しえな「んっ…んっ…」チュプチュプ
乙哉「ふー…ふー…」チュプチュプ
鳰「…」ゴソゴソ
鳰「…んっ」ビクッ
鳰「…」モゾモゾモゾ
鳰「……~~っ!」ビクッ
鳰(…はぁ)
鳰(ウチ…何やってるんッスかね)
鳰(折角友達になれたっぽいのに…)クチュッ
鳰(なんかどんどん自分の心が死んでくのがわかるッス)
鳰(っていうか背中越しに何やってるんッスかこの人ら)
鳰(すごいチュパチュパいってるんッスけど)
鳰(人の布団でおっ始めてんじゃねぇッス)
鳰(変な汁とか付いてたらどうしてくれるッスか)
鳰(明日絶対布団買い換えようッス)
鳰「…」
鳰(…はぁ)
しえな「んっ…んっ…」チュプチュプ
乙哉「ふー…ふー…」チュプチュプ
鳰「…」ゴソゴソ
鳰「…んっ」ビクッ
鳰「…」モゾモゾモゾ
鳰「……~~っ!」ビクッ
鳰(…はぁ)
鳰(ウチ…何やってるんッスかね)
鳰(折角友達になれたっぽいのに…)クチュッ
141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:11:21.00:HlYyGqCMo (1/1)
鳰には理事長が居るじゃあないか
鳰には理事長が居るじゃあないか
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:12:56.03:CcZ7MU1JO (2/2)
乙しえのいちゃいちゃが半端なくてメーター振り切れそう
乙しえのいちゃいちゃが半端なくてメーター振り切れそう
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:19:48.39:qErVoKkdo (2/2)
乙しえに鳰ちゃんとかここが楽園か
乙しえに鳰ちゃんとかここが楽園か
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:22:17.39:bIQrLQvXo (8/14)
鳰(その日のうちに友達の情事、横で感じながら自分慰めるとか…)クチュクチュクチュ
鳰「んっ…!」ブルブルッ
鳰「…っ」クチュクチュッ
鳰(…でも、これ、すげー…いいッス…!んっ…!)クチュクチュクチュ
鳰(あっ…あっ!あっ!ヤバイッス!これ…ヤバイッス…!んんんんんんう~~~っっっっっ!!)グチャグチャグチャ
しえな「ちょっ!武智!これ以上はヤバイって!大きな出る!走りが起きちゃう!」
乙哉「大丈夫だって!ここまでやっても全然起きてくるそぶりないし一度寝たらなかなか起きないタイプなんでしょ~」
しえな「あっ…!ああああっ!!だけっ…どっ!」
乙哉「よいっしょ…それじゃあ、いくよー!」
しえな「~~~~~~~~っ!!」ビクビクビクッ
鳰「…」
乙哉「はふ…やりきったぁ」
しえな「ばか…」チュッ
乙哉「えへへ」
鳰「…」
鳰(イク前に賢者という名の愚者になってしまったッス)
鳰(あ~~~。ま~た死にたくなってきた…)
鳰(その日のうちに友達の情事、横で感じながら自分慰めるとか…)クチュクチュクチュ
鳰「んっ…!」ブルブルッ
鳰「…っ」クチュクチュッ
鳰(…でも、これ、すげー…いいッス…!んっ…!)クチュクチュクチュ
鳰(あっ…あっ!あっ!ヤバイッス!これ…ヤバイッス…!んんんんんんう~~~っっっっっ!!)グチャグチャグチャ
しえな「ちょっ!武智!これ以上はヤバイって!大きな出る!走りが起きちゃう!」
乙哉「大丈夫だって!ここまでやっても全然起きてくるそぶりないし一度寝たらなかなか起きないタイプなんでしょ~」
しえな「あっ…!ああああっ!!だけっ…どっ!」
乙哉「よいっしょ…それじゃあ、いくよー!」
しえな「~~~~~~~~っ!!」ビクビクビクッ
鳰「…」
乙哉「はふ…やりきったぁ」
しえな「ばか…」チュッ
乙哉「えへへ」
鳰「…」
鳰(イク前に賢者という名の愚者になってしまったッス)
鳰(あ~~~。ま~た死にたくなってきた…)
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:28:25.59:U7s/lOImO (1/1)
素晴らしいッス
素晴らしいッス
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:28:36.65:bIQrLQvXo (9/14)
乙哉「…しえなちゃん優しいじゃん。しえなちゃんからキスしてくれるなんて」
しえな「…心境の変化かな。あと、お前を利用してやろうと思って。お前のボクに対する好意を利用してやる」
鳰(…ん?)
乙哉「言うねぇ~。…利用?」
しえな「うん。走りのこと」
鳰(えっ)
乙哉「…もしかしていじめのこと?」
鳰(…)
しえな「うん。ボク一人じゃ、ちょっと荷が重いかなって。手伝ってくれ」
鳰(…剣持さん)ジーン
乙哉「仕方ないなぁ。惚れた弱みだ。あたしも手伝ってやるか」チュッ
鳰(武智さんも…)グスッ
しえな「ありがと。迷惑かける。ボクはいじめを許してはいけないんだ」
鳰(…すみません、お二方。ウチ、ちょっと拗ねてたッス。お二人はやっぱ…天使ッス!)
乙哉「…しえなちゃん優しいじゃん。しえなちゃんからキスしてくれるなんて」
しえな「…心境の変化かな。あと、お前を利用してやろうと思って。お前のボクに対する好意を利用してやる」
鳰(…ん?)
乙哉「言うねぇ~。…利用?」
しえな「うん。走りのこと」
鳰(えっ)
乙哉「…もしかしていじめのこと?」
鳰(…)
しえな「うん。ボク一人じゃ、ちょっと荷が重いかなって。手伝ってくれ」
鳰(…剣持さん)ジーン
乙哉「仕方ないなぁ。惚れた弱みだ。あたしも手伝ってやるか」チュッ
鳰(武智さんも…)グスッ
しえな「ありがと。迷惑かける。ボクはいじめを許してはいけないんだ」
鳰(…すみません、お二方。ウチ、ちょっと拗ねてたッス。お二人はやっぱ…天使ッス!)
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:31:16.95:bIQrLQvXo (10/14)
乙哉「うん…あたしはそんな優しいしえなちゃん、好きだな…チョッキンしたい」
しえな「ふふっ…ぶち壊しだ、馬鹿。…髪の毛くらいは許してやるよ」
鳰(ありがとうッス!ありがとうッス!やっぱりお二人はウチの味方…)
乙哉「ほんとっ!?」ガバッ
鳰(!?)
しえな「あっ…こら、また…!」
乙哉「第二ラウンド!第二ラウンド!」
しえな「仕方ないなぁ…」
チュッ…チュッ…
鳰「…」
しえな「んっ…こっちだっていつまでもやられっぱなしじゃないんだぞ」チュッ
乙哉「えっ…んっ!?…やるねぇしえなちゃん」
ギシッ…ギシッ…ギシッ…
乙哉「うん…あたしはそんな優しいしえなちゃん、好きだな…チョッキンしたい」
しえな「ふふっ…ぶち壊しだ、馬鹿。…髪の毛くらいは許してやるよ」
鳰(ありがとうッス!ありがとうッス!やっぱりお二人はウチの味方…)
乙哉「ほんとっ!?」ガバッ
鳰(!?)
しえな「あっ…こら、また…!」
乙哉「第二ラウンド!第二ラウンド!」
しえな「仕方ないなぁ…」
チュッ…チュッ…
鳰「…」
しえな「んっ…こっちだっていつまでもやられっぱなしじゃないんだぞ」チュッ
乙哉「えっ…んっ!?…やるねぇしえなちゃん」
ギシッ…ギシッ…ギシッ…
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:32:52.84:bIQrLQvXo (11/14)
鳰「…」
鳰「…」モゾッ
鳰「…」クチュッ
鳰「…」
鳰「…」クチュクチュクチュクチュクチュ
鳰「~~~~っ!」ビクビクッ
鳰「…」
鳰「…ふぅ」
ギシギシギシギシ
鳰「…」
鳰(あはははは…ちょっとこれ以上の惨めさは今のウチには想像できないかな~)
鳰(はは…ははははは…)
鳰「…はぁ」
鳰「…」
鳰「…」モゾッ
鳰「…」クチュッ
鳰「…」
鳰「…」クチュクチュクチュクチュクチュ
鳰「~~~~っ!」ビクビクッ
鳰「…」
鳰「…ふぅ」
ギシギシギシギシ
鳰「…」
鳰(あはははは…ちょっとこれ以上の惨めさは今のウチには想像できないかな~)
鳰(はは…ははははは…)
鳰「…はぁ」
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:33:43.41:bIQrLQvXo (12/14)
___
x彡-‐――-ミ 、
/ ヽ\
/ Yハ
} }
__}ノ__
>''" ̄ ̄/ ⌒\ ̄ ̄ ̄`~、
/ / ` 、
/ / } \ きょうはここまでにしとくッス
/ / ⌒ヽ } /⌒ \ ヽ
/ / / { j / l ヽ `、
/ / / / y=ミ、 / / 云=气x__ `、
// / / /シ: : : : l / / /: : : : : :ヾY" ! l \
{( / / /jl:.:.:.:.:.:.:jト / / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}[ } } `~ 、
{ j / }::::::oこ> V// {::::::::::::::oこ> / ノ \
人 { / '" ̄  ̄~"冖"/j/ }/ ヽ
/ \ト / ト--‐'"`''ー---‐'''" ̄} / ノ }ノ ノ }
( /{ { {/ /^Y / / / /
`~( \ (_\ 弋 「`ー〉 人/ / / ノ_/
)ノL__ ` ー- ____ / }/{/ // /l // ̄
\ ノ:::::::/{/Yヽノ::l::\_ノ}:::::\ /⌒{/ {
`く:::::::::L:}><{::::l::::::::::::::/::::::ヽ::ヽ-‐ 〉
\{::::::<\ l::::く::::::::::::::::::::::/::}:::::l ヘ
}:::::::::\゙、:::/:::::::::::::::::::/:::::::::/― 〉
l:::::::::::::::o゙、::::::::::::::::::::::::::::/ /
\::::::::::::o:゙、::::::::::::::::::::/ー- /
\::::::::::/ \::::::::/\_ ノ
 ̄`~''" ̄  ̄
___
x彡-‐――-ミ 、
/ ヽ\
/ Yハ
} }
__}ノ__
>''" ̄ ̄/ ⌒\ ̄ ̄ ̄`~、
/ / ` 、
/ / } \ きょうはここまでにしとくッス
/ / ⌒ヽ } /⌒ \ ヽ
/ / / { j / l ヽ `、
/ / / / y=ミ、 / / 云=气x__ `、
// / / /シ: : : : l / / /: : : : : :ヾY" ! l \
{( / / /jl:.:.:.:.:.:.:jト / / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}[ } } `~ 、
{ j / }::::::oこ> V// {::::::::::::::oこ> / ノ \
人 { / '" ̄  ̄~"冖"/j/ }/ ヽ
/ \ト / ト--‐'"`''ー---‐'''" ̄} / ノ }ノ ノ }
( /{ { {/ /^Y / / / /
`~( \ (_\ 弋 「`ー〉 人/ / / ノ_/
)ノL__ ` ー- ____ / }/{/ // /l // ̄
\ ノ:::::::/{/Yヽノ::l::\_ノ}:::::\ /⌒{/ {
`く:::::::::L:}><{::::l::::::::::::::/::::::ヽ::ヽ-‐ 〉
\{::::::<\ l::::く::::::::::::::::::::::/::}:::::l ヘ
}:::::::::\゙、:::/:::::::::::::::::::/:::::::::/― 〉
l:::::::::::::::o゙、::::::::::::::::::::::::::::/ /
\::::::::::::o:゙、::::::::::::::::::::/ー- /
\::::::::::/ \::::::::/\_ ノ
 ̄`~''" ̄  ̄
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 01:34:24.40:D/eFGp+r0 (2/2)
起きてるって言えば二人同時に相手してくれるよきっと
起きてるって言えば二人同時に相手してくれるよきっと
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 02:03:42.93:w3sjQASR0 (1/1)
乙しえとかいう天使
鳰ちゃん可哀想かわいい
乙しえとかいう天使
鳰ちゃん可哀想かわいい
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 02:27:50.36:P7xZIgxjo (1/1)
乙しえはやはり天使だった
乙しえはやはり天使だった
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 02:36:29.86:Pvj8+7hz0 (1/1)
少しづつ仲間増やしていく感じがなかなかいいな
少しづつ仲間増やしていく感じがなかなかいいな
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 03:11:55.91:6m2ud//SO (1/2)
純恋子さんがどんな復讐されるか楽しみッス!
純恋子さんがどんな復讐されるか楽しみッス!
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 04:54:32.76:8uyQM+1yO (1/1)
鳰ちゃんはいじめられてもかわいい
鳰ちゃんはいじめられてもかわいい
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 08:06:42.85:d/t0+NlaO (1/1)
おばあちゃんは味方になってくれるはず
おばあちゃんは味方になってくれるはず
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 09:03:17.22:ds89G+G6O (1/1)
最後にポンコツさんを皆でリンチですか
最後にポンコツさんを皆でリンチですか
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 10:08:28.67:SixJVdH3O (1/1)
兎角さんまだ何も悪いことしてねぇだろwww
兎角さんまだ何も悪いことしてねぇだろwww
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 12:45:56.80:aO8EpeqXO (1/1)
>>158
お前は>>30をちゃんと読んだ上でそんなことを言っているのか…!?
>>158
お前は>>30をちゃんと読んだ上でそんなことを言っているのか…!?
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 18:24:18.07:5+SC5Vrx0 (1/1)
千足さんの想像だろふざけるな!(震え声)
千足さんの想像だろふざけるな!(震え声)
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 22:27:33.34:6m2ud//SO (2/2)
そろそろ来るかな…待機
そろそろ来るかな…待機
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 23:40:35.60:bIQrLQvXo (13/14)
翌朝
鳰「ふあぁ~…」
乙哉「おっはよー鳰っち!昨日はぐっすりだったね~」
しえな「…ぉはよ」ウツラウツラ
鳰「おはようッス、おふたりとも」
鳰(ンなわけないッス。結局あれから一睡もしてないッスからね)
しえな「ふわぁ……ん…メガネメガネ…」ゴソゴソ
乙哉「んもうしえなちゃんったらだらしないなぁ。ほら、メガネはここだよ」ポン
しえな「ん…」フラフラ
乙哉「こら~!ちゃんと持て~!」
鳰(無理もないッス。結局この二人、朝方まで乳繰りあってたッス。むしろなんで武智さんこんな元気ッスか。ってかツヤツヤしてるッスか)
乙哉「あれ?でも鳰っちもよく見たらちょっとまぶた重そうじゃない?…そっか、やっぱり今まではいじめのことで夜も眠れないくらい苦しんでたのか」
鳰(確かに不眠症気味でしたけど、昨夜に限ってはそれはあんま関係ないと思うッス)
鳰(…ちょっと複雑ではありましたけど、あんなに安心して横になれたのは久しぶりだったッスから)
鳰(…声に出して調子に乗られてまたウチのベッドで乳繰り合われても困るんで言わないッスけど)
乙哉「しっかし、鳰っち昨日は勿体無いことしたねぇ。もうちょっと頑張って起きてたら一緒に楽しいことしてあげれたのに」ニコッ
鳰「」
翌朝
鳰「ふあぁ~…」
乙哉「おっはよー鳰っち!昨日はぐっすりだったね~」
しえな「…ぉはよ」ウツラウツラ
鳰「おはようッス、おふたりとも」
鳰(ンなわけないッス。結局あれから一睡もしてないッスからね)
しえな「ふわぁ……ん…メガネメガネ…」ゴソゴソ
乙哉「んもうしえなちゃんったらだらしないなぁ。ほら、メガネはここだよ」ポン
しえな「ん…」フラフラ
乙哉「こら~!ちゃんと持て~!」
鳰(無理もないッス。結局この二人、朝方まで乳繰りあってたッス。むしろなんで武智さんこんな元気ッスか。ってかツヤツヤしてるッスか)
乙哉「あれ?でも鳰っちもよく見たらちょっとまぶた重そうじゃない?…そっか、やっぱり今まではいじめのことで夜も眠れないくらい苦しんでたのか」
鳰(確かに不眠症気味でしたけど、昨夜に限ってはそれはあんま関係ないと思うッス)
鳰(…ちょっと複雑ではありましたけど、あんなに安心して横になれたのは久しぶりだったッスから)
鳰(…声に出して調子に乗られてまたウチのベッドで乳繰り合われても困るんで言わないッスけど)
乙哉「しっかし、鳰っち昨日は勿体無いことしたねぇ。もうちょっと頑張って起きてたら一緒に楽しいことしてあげれたのに」ニコッ
鳰「」
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/30(月) 23:49:29.09:bIQrLQvXo (14/14)
鳰(…え。なんッスか。もしかしてウチ、昨日ガチで貞操奪われそうなピンチだったッスか)
しえな「ん~…よっし、起きた。起きたぞー。こら武智。走りが困ってるじゃないか。それに眠ってた走りに昨日のこと言っても…」
鳰「…ゆうべはおたのしみだったみたいッスね」
しえな「起きてたのか!?どれくらい起きてた!?もしかしてうるさくして起こしたか!?それとも最初から…」
鳰「…ノーコメントッス」
しえな「はううう…」ヘナヘナ
しえな「頼む走り。このことは3人の秘密に…」
鳰「いやぁ…別に言うような相手いないんで安心して欲しいッス」
しえな「…」
乙哉「え~?だって、三人でやったら絶対気持ちいいよ~」
しえな「お前はそうやって前の話蒸し返して!」
乙哉「いいじゃんいーじゃん~。そうだ!今晩もしえなちゃんと2人で来るからさ!今晩は最初から3人でシようよ~」
鳰「…この人、ほんと色々吹っ切れたお人ッスね。自由すぎて段々羨ましくなってきたッス」
しえな「引き返せ走り!その道はヤバイ!!」
乙哉「そんなこと言って。しえなちゃんあたしを独り占めできなくなるの嫌なんじゃないの~?もー独占欲強いんだから~」ペロッ
しえな「ひゃんっ!」
鳰(…え。なんッスか。もしかしてウチ、昨日ガチで貞操奪われそうなピンチだったッスか)
しえな「ん~…よっし、起きた。起きたぞー。こら武智。走りが困ってるじゃないか。それに眠ってた走りに昨日のこと言っても…」
鳰「…ゆうべはおたのしみだったみたいッスね」
しえな「起きてたのか!?どれくらい起きてた!?もしかしてうるさくして起こしたか!?それとも最初から…」
鳰「…ノーコメントッス」
しえな「はううう…」ヘナヘナ
しえな「頼む走り。このことは3人の秘密に…」
鳰「いやぁ…別に言うような相手いないんで安心して欲しいッス」
しえな「…」
乙哉「え~?だって、三人でやったら絶対気持ちいいよ~」
しえな「お前はそうやって前の話蒸し返して!」
乙哉「いいじゃんいーじゃん~。そうだ!今晩もしえなちゃんと2人で来るからさ!今晩は最初から3人でシようよ~」
鳰「…この人、ほんと色々吹っ切れたお人ッスね。自由すぎて段々羨ましくなってきたッス」
しえな「引き返せ走り!その道はヤバイ!!」
乙哉「そんなこと言って。しえなちゃんあたしを独り占めできなくなるの嫌なんじゃないの~?もー独占欲強いんだから~」ペロッ
しえな「ひゃんっ!」
164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:07:13.22:Gwh5zctpo (1/7)
鳰「…ちなみに興味本位で聞くんッスけど、お二人があんな関係になった経緯ってどんな感じだったッスか」
しえな「…それは、武智が」
乙哉「そりゃ勿論、嫌がるノンケのしえなちゃんをあたしのこのテクニックで骨抜きに…にゅふふふふ」
乙哉「やっぱさ~。最初から同性愛の女の子も良いけど、一番は普通の性癖の処女だと思うんだ~」
乙哉「『同性愛なんて怖いわ!私はいつかやってくる白馬の王子さまの為にこの純血を捧げるの!』って顔してる可憐な一輪の花を手折るこの感触も、チョッキンとはまた違う快楽だよねぇ~」
乙哉「まあ最終的にはチョッキンもするんだけど」
しえな「うう…着々とコイツの思い通りに調教されていってる気がして我が身が不安になってくる…」
鳰「まあ、だいたいそんな感じだったろうとは思ったッス。そんなことよりそろそろ支度しないと学校遅刻しそうッスね。いい加減ベッドから出ましょうか」
しえな「そうだな。ああ、ついでに登校までの時間を利用して今後のことを一緒に考えようか。作戦会議だ」
鳰「えっ?」
乙哉「それもそうだね。目標は鳰っちのいじめを無くすことかな?」
鳰「お二方…」
しえな「ああ。まずはどうやっていじめを無くすか、方法を考えなければいけないけれど…」
乙哉「チョッキン」
しえな「それはもういい。3人で暗殺者9人敵に回して勝てるわけないだろ」
鳰「…ちなみに興味本位で聞くんッスけど、お二人があんな関係になった経緯ってどんな感じだったッスか」
しえな「…それは、武智が」
乙哉「そりゃ勿論、嫌がるノンケのしえなちゃんをあたしのこのテクニックで骨抜きに…にゅふふふふ」
乙哉「やっぱさ~。最初から同性愛の女の子も良いけど、一番は普通の性癖の処女だと思うんだ~」
乙哉「『同性愛なんて怖いわ!私はいつかやってくる白馬の王子さまの為にこの純血を捧げるの!』って顔してる可憐な一輪の花を手折るこの感触も、チョッキンとはまた違う快楽だよねぇ~」
乙哉「まあ最終的にはチョッキンもするんだけど」
しえな「うう…着々とコイツの思い通りに調教されていってる気がして我が身が不安になってくる…」
鳰「まあ、だいたいそんな感じだったろうとは思ったッス。そんなことよりそろそろ支度しないと学校遅刻しそうッスね。いい加減ベッドから出ましょうか」
しえな「そうだな。ああ、ついでに登校までの時間を利用して今後のことを一緒に考えようか。作戦会議だ」
鳰「えっ?」
乙哉「それもそうだね。目標は鳰っちのいじめを無くすことかな?」
鳰「お二方…」
しえな「ああ。まずはどうやっていじめを無くすか、方法を考えなければいけないけれど…」
乙哉「チョッキン」
しえな「それはもういい。3人で暗殺者9人敵に回して勝てるわけないだろ」
165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:13:50.21:Gwh5zctpo (2/7)
乙哉「いやいや各個撃破していけばなんとか…」
しえな「だからそう都合よくだな~!」
鳰「剣持さん…武智さん…」グスッ
しえな「あ、そうだ。それで思い出した。言おうと思ってたことがあるんだけどな、走り」
鳰「はい?」
しえな「…」
鳰「…?」
しえな「…えーっと、だな」
鳰「はあ」
しえな「その…あれだ」
鳰「はい」
しえな「ほら、その…わかるだろ?」モゴモゴ
鳰(わかんねーッス…)
乙哉「いやいや各個撃破していけばなんとか…」
しえな「だからそう都合よくだな~!」
鳰「剣持さん…武智さん…」グスッ
しえな「あ、そうだ。それで思い出した。言おうと思ってたことがあるんだけどな、走り」
鳰「はい?」
しえな「…」
鳰「…?」
しえな「…えーっと、だな」
鳰「はあ」
しえな「その…あれだ」
鳰「はい」
しえな「ほら、その…わかるだろ?」モゴモゴ
鳰(わかんねーッス…)
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:14:52.92:Gwh5zctpo (3/7)
しえな「あー…だからな!」
しえな「…そ、その…友達になったんだから」モゴモゴ
しえな「いつまでも名字呼びっていうのもその…あれだと思うし」モニョモニョ
鳰「…はあ」
しえな「…『しえな』でいい」ボソッ
鳰「え?」
しえな「…」
鳰「…え?今、なんて…」
しえな「な、なんでもないっ!」
しえな「…」カァァァ
乙哉「そうだねー!あたしも乙哉って呼んで良いよー!なんだったらおとやんとかでも!」
しえな「うわわわわ!」
鳰「あ…」
乙哉「もー。しえなちゃんったらこんな恥ずかしいこと格好つけて言っちゃって~」ナデナデ
しえな「あ、あううう…」
鳰「えっと…」
鳰「…ありがとうッス。しえなさん。乙哉さん。良かったら、ウチのことも鳰って呼んで下さいッス」
しえな「あー…だからな!」
しえな「…そ、その…友達になったんだから」モゴモゴ
しえな「いつまでも名字呼びっていうのもその…あれだと思うし」モニョモニョ
鳰「…はあ」
しえな「…『しえな』でいい」ボソッ
鳰「え?」
しえな「…」
鳰「…え?今、なんて…」
しえな「な、なんでもないっ!」
しえな「…」カァァァ
乙哉「そうだねー!あたしも乙哉って呼んで良いよー!なんだったらおとやんとかでも!」
しえな「うわわわわ!」
鳰「あ…」
乙哉「もー。しえなちゃんったらこんな恥ずかしいこと格好つけて言っちゃって~」ナデナデ
しえな「あ、あううう…」
鳰「えっと…」
鳰「…ありがとうッス。しえなさん。乙哉さん。良かったら、ウチのことも鳰って呼んで下さいッス」
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:33:56.46:Gwh5zctpo (4/7)
同時刻
1号室兎晴部屋
晴「おはよー!兎角さん!」
兎角「…ああ。おはよう、晴」
晴「いい朝だねー。今日もいっぱいいい事が起こりそう!」
兎角「そうか?別になんのこともない普通の朝だと思うが」
晴「ううん。晴にとってはこうして気持よく朝を迎えられるのはとても幸せなことで、それはきっと素敵な一日のはじまりなのです」
兎角「よくわからん…」
晴「特に黒組に来てからは、毎日が平和ですっごく楽しいんだもん。みんなも晴によくしてくれるし!」
兎角「油断はするなよ。確かにこの数ヶ月は誰も仕掛けてくる素振りは見せないが、あいつらの本質は全員暗殺者だ」
晴「そうなのかな?でも、実はみんなもここの居心地が良くて諦めてくれたっていう可能性も…」
兎角「甘い。そんなわけないだろう。お前の隙を伺っているに過ぎないに決まってる」
晴「うー…でもでも…」
兎角「大体お前は、何を考えてるんだ。昨日は放課後すぐに私にさえ声をかけずに桐ケ谷と何をしに行っていた?」
晴「えーっと…柩ちゃんが学園の池に大きなお魚さんがいるのを見たって言うので一緒に観察に行ってました…」
兎角「はぁ…あいつだって見た目は幼くとも暗殺者だぞ。二人きりになったところで襲われていたらどうするつもりだったんだ」
同時刻
1号室兎晴部屋
晴「おはよー!兎角さん!」
兎角「…ああ。おはよう、晴」
晴「いい朝だねー。今日もいっぱいいい事が起こりそう!」
兎角「そうか?別になんのこともない普通の朝だと思うが」
晴「ううん。晴にとってはこうして気持よく朝を迎えられるのはとても幸せなことで、それはきっと素敵な一日のはじまりなのです」
兎角「よくわからん…」
晴「特に黒組に来てからは、毎日が平和ですっごく楽しいんだもん。みんなも晴によくしてくれるし!」
兎角「油断はするなよ。確かにこの数ヶ月は誰も仕掛けてくる素振りは見せないが、あいつらの本質は全員暗殺者だ」
晴「そうなのかな?でも、実はみんなもここの居心地が良くて諦めてくれたっていう可能性も…」
兎角「甘い。そんなわけないだろう。お前の隙を伺っているに過ぎないに決まってる」
晴「うー…でもでも…」
兎角「大体お前は、何を考えてるんだ。昨日は放課後すぐに私にさえ声をかけずに桐ケ谷と何をしに行っていた?」
晴「えーっと…柩ちゃんが学園の池に大きなお魚さんがいるのを見たって言うので一緒に観察に行ってました…」
兎角「はぁ…あいつだって見た目は幼くとも暗殺者だぞ。二人きりになったところで襲われていたらどうするつもりだったんだ」
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:45:18.68:Gwh5zctpo (5/7)
晴「うぐ…」
兎角「一昨日だって英の部屋に一人で遊びに行って紅茶を馳走になったと言っていたな。一昨日は勝手に犬飼をうちの部屋に呼んで一緒にお茶会だ」
兎角「その前は武智と植物園だったか?あの時は私も近くにいたから一緒に行けたのでまだ良かったが…」
晴「ぶー。兎角さん今日は朝からお説教臭いです!…でも、すみません。今後はちょっと気をつけます」
兎角「まったく…まあ、私も言い過ぎた。お前がクラスの連中と仲良くしたいと思ってるのは理解しているつもりだ」
兎角「無駄だと思うがやれるだけやってみればいい。だが油断しすぎてあっさり死なれては私もつまらないからな」
晴「えへへ…兎角さんなんだかんだ優しい…」
兎角「ふん。…で、今日は誰とどんな約束をしているんだ?」
晴「え?」
兎角「どうせお前のことだ。今日だってとっくに誰かと約束を取り付けていることだろう。今日は私も同行するからな」
晴「流石兎角さん。おみそれしました…晴の行動パターン読まれちゃってます!うん。兎角さんがいてくれると心強い!えへへ」
兎角「調子のいい…まあいい。で、誰とどこに何をしにいくつもりだった?」
晴「えーっとですね…」
晴「今日は学校帰りに首藤さんと小物を買いに行く約束をしていました♪」
晴「うぐ…」
兎角「一昨日だって英の部屋に一人で遊びに行って紅茶を馳走になったと言っていたな。一昨日は勝手に犬飼をうちの部屋に呼んで一緒にお茶会だ」
兎角「その前は武智と植物園だったか?あの時は私も近くにいたから一緒に行けたのでまだ良かったが…」
晴「ぶー。兎角さん今日は朝からお説教臭いです!…でも、すみません。今後はちょっと気をつけます」
兎角「まったく…まあ、私も言い過ぎた。お前がクラスの連中と仲良くしたいと思ってるのは理解しているつもりだ」
兎角「無駄だと思うがやれるだけやってみればいい。だが油断しすぎてあっさり死なれては私もつまらないからな」
晴「えへへ…兎角さんなんだかんだ優しい…」
兎角「ふん。…で、今日は誰とどんな約束をしているんだ?」
晴「え?」
兎角「どうせお前のことだ。今日だってとっくに誰かと約束を取り付けていることだろう。今日は私も同行するからな」
晴「流石兎角さん。おみそれしました…晴の行動パターン読まれちゃってます!うん。兎角さんがいてくれると心強い!えへへ」
兎角「調子のいい…まあいい。で、誰とどこに何をしにいくつもりだった?」
晴「えーっとですね…」
晴「今日は学校帰りに首藤さんと小物を買いに行く約束をしていました♪」
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:47:23.69:Gwh5zctpo (6/7)
___
x彡-―――-ミ 、
/ ヽ\
/ Yハ
} }
__}ノ__
>''" ̄ ̄/ ⌒\ ̄ ̄`~、
/ / \ ` 、
/ / \ きょうはここまでにしとくッス
/ /{ } /⌒ \ \
/ / / ⌒ヽ j 八 ヽ ヽ
/ / / / l / / ,,x=气x__ `、
// / / /} シ气 / / /:.:.:.:.:.:..Y" い l ゙、
{( / / j У:.:.:.:.:Y / / {::::::::::::::::} } j } \
{ j / l:::::::::::::}V// 廴::::こヽ l /}ハ/ \
人 { / 弋;;;;こヽ  ̄ ̄ /j/ ヽ ヽ
/ \ト / ''''' / ノ } } 〉 }
( /{ { ''''' ‘ー'`ー-‐く / / 丿 ノ" /
`~{ \ \`ト _/ Χ / ヽ _ { 人/ / / 彡‐''"
 ̄ヽ)\} / Χ Χ Y::::::⌒く /{/人(
ノ ;Χ Χ Χ へ::/::::::::::ヽ人(
{ Χ Χ 〈 }⌒ヽ:::::/\_
人/ Χ Y ヽノ )ン::::::::\へ
\ ノ::ヽ_/:::::::::::::::::〉 ̄ヽ
` ー-‐'"o:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ー-}
/:::::::::o::::::::::::::::::::::::::/_ ζ
/\::/\::::::::::::::::/  ̄ノ
\ / l >--く \__ノ
/::`~ァ、_L_ィ~'"::/
〈:::::::/ {::::::/
 ̄  ̄
___
x彡-―――-ミ 、
/ ヽ\
/ Yハ
} }
__}ノ__
>''" ̄ ̄/ ⌒\ ̄ ̄`~、
/ / \ ` 、
/ / \ きょうはここまでにしとくッス
/ /{ } /⌒ \ \
/ / / ⌒ヽ j 八 ヽ ヽ
/ / / / l / / ,,x=气x__ `、
// / / /} シ气 / / /:.:.:.:.:.:..Y" い l ゙、
{( / / j У:.:.:.:.:Y / / {::::::::::::::::} } j } \
{ j / l:::::::::::::}V// 廴::::こヽ l /}ハ/ \
人 { / 弋;;;;こヽ  ̄ ̄ /j/ ヽ ヽ
/ \ト / ''''' / ノ } } 〉 }
( /{ { ''''' ‘ー'`ー-‐く / / 丿 ノ" /
`~{ \ \`ト _/ Χ / ヽ _ { 人/ / / 彡‐''"
 ̄ヽ)\} / Χ Χ Y::::::⌒く /{/人(
ノ ;Χ Χ Χ へ::/::::::::::ヽ人(
{ Χ Χ 〈 }⌒ヽ:::::/\_
人/ Χ Y ヽノ )ン::::::::\へ
\ ノ::ヽ_/:::::::::::::::::〉 ̄ヽ
` ー-‐'"o:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ー-}
/:::::::::o::::::::::::::::::::::::::/_ ζ
/\::/\::::::::::::::::/  ̄ノ
\ / l >--く \__ノ
/::`~ァ、_L_ィ~'"::/
〈:::::::/ {::::::/
 ̄  ̄
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:47:30.75:IJ9FWSGPO (1/1)
なんか嫌な予感が…
なんか嫌な予感が…
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:49:42.44:PdoRcWWio (1/2)
乙鳰
晴さん怪しすぎるッス
乙鳰
晴さん怪しすぎるッス
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 00:49:50.94:jjJVSsoB0 (1/1)
やはプライマー
やはプライマー
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 01:02:40.14:pJyMApEHO (1/1)
戦犯>>49(責任転嫁)
戦犯>>49(責任転嫁)
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 01:03:30.68:cjpNyRi8O (1/1)
面白い
面白い
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 01:10:07.03:J0+GcA70o (1/1)
あーあこうなってしまったか…
晴ちゃんイジメ待ったなし
あーあこうなってしまったか…
晴ちゃんイジメ待ったなし
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 01:18:35.69:3r/6q5n7O (1/1)
>>168
兎角さん晴ちゃんを一人にし過ぎだろ
>>168
兎角さん晴ちゃんを一人にし過ぎだろ
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 02:45:46.51:eJEq/7rSO (1/2)
不覚さん…
不覚さん…
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 08:31:13.39:QGZbeNoc0 (1/1)
晴ちゃんはやはり腹黒…??
晴ちゃんはやはり腹黒…??
179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 08:56:55.12:W8oDVasYO (1/1)
これって晴のプライマーの煽り食らって鳰がいじめられてるってことなのか…?
これって晴のプライマーの煽り食らって鳰がいじめられてるってことなのか…?
180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 09:57:51.17:wSZe1ZN40 (1/1)
いや、まさかそんな晴さんに限ってイジメなんて…
いや、まさかそんな晴さんに限ってイジメなんて…
181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 11:16:25.83:Zjs8N2XvO (1/1)
晴やっちゃいました(暗黒微笑)
晴やっちゃいました(暗黒微笑)
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 14:10:46.33:xaSK6WSPo (1/1)
晴「晴は悪いことなんてしないよぉ?」
晴「晴は悪いことなんてしないよぉ?」
183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/01(火) 15:37:48.98:B0U4+69z0 (1/1)
うん?別に晴は怪しい発言なんかしてないだろ?
ただおばあちゃんと買い物に行くだけなんだから(すっとぼけ)
うん?別に晴は怪しい発言なんかしてないだろ?
ただおばあちゃんと買い物に行くだけなんだから(すっとぼけ)
184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 21:33:54.07:Gwh5zctpo (7/7)
今日は精神的にヘビーなの書ける気しないんでおやすみッス
明日も多分帰ってこれないんでおやすみっぽいッス
以上業務報告でした~
今日は精神的にヘビーなの書ける気しないんでおやすみッス
明日も多分帰ってこれないんでおやすみっぽいッス
以上業務報告でした~
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 21:49:19.71:eJEq/7rSO (2/2)
そうか…乙ッス
気長に待ってるッスよ!
そうか…乙ッス
気長に待ってるッスよ!
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 21:51:02.94:PdoRcWWio (2/2)
しっかりカレーを食べてよく休むッス
しっかりカレーを食べてよく休むッス
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/01(火) 23:10:10.14:RSONX4qL0 (1/1)
乙っス!
プチメロ食べて待機してるっス
乙っス!
プチメロ食べて待機してるっス
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:45:22.39:Rj6+C9j7o (1/17)
今日はおやすみと言ったッスな
あれは嘘ッス
テニス見てテンション上がったので待ち時間に書き溜めたものを含めちょっとだけ投下するッス
あとNHKで見てるのでネタバレだけはマジで真剣にやめてッス
今日はおやすみと言ったッスな
あれは嘘ッス
テニス見てテンション上がったので待ち時間に書き溜めたものを含めちょっとだけ投下するッス
あとNHKで見てるのでネタバレだけはマジで真剣にやめてッス
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:47:11.98:Rj6+C9j7o (2/17)
始業時間前
教室
しえな「…」
乙哉「…」
鳰「…」
晴「それでね、鳰。今日は晴、首藤さんと一緒にお買い物に行くことになってるんだけど…」
鳰「へーそうなんッスか~。いいねー、晴。何買いに行くの?」
晴「えへへ。それは秘密。楽しみにしててね~」
鳰「ん?楽しみ?って、なんでウチが…」
晴「はうっ!」ビクッ
鳰「おわっ!?」ビクッ
晴「な、なんでもないよっ!なんでもない!えっと…あ、アクセサリー?うん、アクセサリー買いに行くの!」
鳰「は、はぁ…」
鳰(ぜってー嘘ッス。晴ちゃんなん隠してる?ウチに知らせたくないもの買いに行くんッスかねぇ…)
晴「そ、そうそう!アクセサリー!あ、あははは…」
鳰「…怪しい」ジトー
晴「ううう…」
鳰「何買いに行くんッスか~?気になる~。ウチに言えないもの買うんッスか~?」ニヤニヤ
晴「ううううう…鳰がいじわるだ…」
始業時間前
教室
しえな「…」
乙哉「…」
鳰「…」
晴「それでね、鳰。今日は晴、首藤さんと一緒にお買い物に行くことになってるんだけど…」
鳰「へーそうなんッスか~。いいねー、晴。何買いに行くの?」
晴「えへへ。それは秘密。楽しみにしててね~」
鳰「ん?楽しみ?って、なんでウチが…」
晴「はうっ!」ビクッ
鳰「おわっ!?」ビクッ
晴「な、なんでもないよっ!なんでもない!えっと…あ、アクセサリー?うん、アクセサリー買いに行くの!」
鳰「は、はぁ…」
鳰(ぜってー嘘ッス。晴ちゃんなん隠してる?ウチに知らせたくないもの買いに行くんッスかねぇ…)
晴「そ、そうそう!アクセサリー!あ、あははは…」
鳰「…怪しい」ジトー
晴「ううう…」
鳰「何買いに行くんッスか~?気になる~。ウチに言えないもの買うんッスか~?」ニヤニヤ
晴「ううううう…鳰がいじわるだ…」
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:48:21.02:Rj6+C9j7o (3/17)
しえな「…」ジー
乙哉「ちょいちょい」ツンツン
しえな「…ん。なんだ?武智」
乙哉「なんだっていうか…なんなの」
しえな「ん?だから何がだ」
乙哉「いや。だってさ。晴っちと鳰っちが楽しく会話してるのはいいけど」
乙哉「せっかく昨日から鳰っち守るぞーって結論に至ったのに、あたしらなんで普段通り遠巻きに見ているのだい?しえなちゃん」
しえな「あのなぁ。それはさっき説明しただろ」ハァ
しえな「作戦だよ」
乙哉「そうだっけ。あー…ちょっと待って、今思い出すから」
乙哉「えーっと確か…」
しえな『まずは、いじめの首謀者を見つけるのが先決だ』
乙哉「うん、確か鳰っちの部屋を出る前にしえなちゃんはこんなこと言ってたような気がする」
乙哉「それから何話したっけ?」
しえな「…」ジー
乙哉「ちょいちょい」ツンツン
しえな「…ん。なんだ?武智」
乙哉「なんだっていうか…なんなの」
しえな「ん?だから何がだ」
乙哉「いや。だってさ。晴っちと鳰っちが楽しく会話してるのはいいけど」
乙哉「せっかく昨日から鳰っち守るぞーって結論に至ったのに、あたしらなんで普段通り遠巻きに見ているのだい?しえなちゃん」
しえな「あのなぁ。それはさっき説明しただろ」ハァ
しえな「作戦だよ」
乙哉「そうだっけ。あー…ちょっと待って、今思い出すから」
乙哉「えーっと確か…」
しえな『まずは、いじめの首謀者を見つけるのが先決だ』
乙哉「うん、確か鳰っちの部屋を出る前にしえなちゃんはこんなこと言ってたような気がする」
乙哉「それから何話したっけ?」
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:49:40.69:LcEm1h6ho (1/1)
あーあ…
あーあ…
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:52:43.01:Rj6+C9j7o (4/17)
鳰『首謀者…ッスか?』
しえな『ああ。走りいじめの首謀者だ。いじめっていうのは、たいてい首謀者がいるものなんだ』
しえな『そして首謀者さえなんとかしてしまえば、いじめは収まる可能性がかなり高い』
乙哉『それって経験談?』
しえな『うるさいっ!…まあ、他にも色々な。仮にも対いじめ組織みたいなものに属していた身だ。対策方法はこれまでも色々考えてきたんだよ』
しえな『で、走りは心当たりあるか?それがわかってるなら話はかなり早い。わからないなら主犯格だけでもいいぞ』
しえな『…ボクは見て見ぬふり、武智は連中とは関係ない独自の粘着ストーカーだっただからあいつらとは繋がってなかった』
しえな『悔しいけどあいつらのうち誰がどんなことを走りにしてきたのか、よくわかっていないんだ』
鳰『う~ん…そうッスねぇ。誰が首謀者かって言われるとちょっとわかんないッスけど…』
鳰『あ、でもよくいじめてくる人っていうんッスか。そういう人らのことを主犯格っていうなら、当然のことながらわかってるッスよ』
乙哉『へ~。ちなみに誰?英さんがよくパシってるのは知ってる』
しえな『ボクは桐ケ谷がちょっかいをかけてた場面がよく目に付いたな』
しえな『あとはなんといっても犬飼だな。よく罵詈雑言を浴びながら小突かれてたよな。あれは酷かった』
乙哉『あれは鳰っちも悪いよ~。殴られてるのにヘラヘラ笑っちゃってさ~。殴り返してやればいいのに』
鳰『そんなことしたらリンチ確定じゃないッスか…それにあの人しつこいし』
しえな『そうだな…いじめっこっていうのはまず雰囲気からして反撃しにくいものを出してるしな』
乙哉『そういうものなのかぁ…』
しえな『ボクの予想だと、あいつが首謀者の可能性が高いんだがな』
乙哉『そうなの?だったらダメ元でチョッキンしちゃえばいいじゃん。違ったら次の人~って感じで』
しえな『馬鹿。そんなことしても駄目だ。違ったら真の首謀者を完全に敵に回すだけだし』
しえな『そもそも相手は普通の学生じゃなくて暗殺者だぞ。返り討ちにあったらどうするんだ』
乙哉『いやぁ~負けないっしょ。こっちは3人だよ?それもしえなちゃんはともかく二人はあたしと…西の葛葉たる鳰っち』
乙哉『闇討ちすれば楽勝だって』
しえな『…ボクがともかく扱いなのはとりあえず置いておくが、多分走りは今回戦力にならんぞ』
乙哉『へ?』
鳰『…』
鳰『首謀者…ッスか?』
しえな『ああ。走りいじめの首謀者だ。いじめっていうのは、たいてい首謀者がいるものなんだ』
しえな『そして首謀者さえなんとかしてしまえば、いじめは収まる可能性がかなり高い』
乙哉『それって経験談?』
しえな『うるさいっ!…まあ、他にも色々な。仮にも対いじめ組織みたいなものに属していた身だ。対策方法はこれまでも色々考えてきたんだよ』
しえな『で、走りは心当たりあるか?それがわかってるなら話はかなり早い。わからないなら主犯格だけでもいいぞ』
しえな『…ボクは見て見ぬふり、武智は連中とは関係ない独自の粘着ストーカーだっただからあいつらとは繋がってなかった』
しえな『悔しいけどあいつらのうち誰がどんなことを走りにしてきたのか、よくわかっていないんだ』
鳰『う~ん…そうッスねぇ。誰が首謀者かって言われるとちょっとわかんないッスけど…』
鳰『あ、でもよくいじめてくる人っていうんッスか。そういう人らのことを主犯格っていうなら、当然のことながらわかってるッスよ』
乙哉『へ~。ちなみに誰?英さんがよくパシってるのは知ってる』
しえな『ボクは桐ケ谷がちょっかいをかけてた場面がよく目に付いたな』
しえな『あとはなんといっても犬飼だな。よく罵詈雑言を浴びながら小突かれてたよな。あれは酷かった』
乙哉『あれは鳰っちも悪いよ~。殴られてるのにヘラヘラ笑っちゃってさ~。殴り返してやればいいのに』
鳰『そんなことしたらリンチ確定じゃないッスか…それにあの人しつこいし』
しえな『そうだな…いじめっこっていうのはまず雰囲気からして反撃しにくいものを出してるしな』
乙哉『そういうものなのかぁ…』
しえな『ボクの予想だと、あいつが首謀者の可能性が高いんだがな』
乙哉『そうなの?だったらダメ元でチョッキンしちゃえばいいじゃん。違ったら次の人~って感じで』
しえな『馬鹿。そんなことしても駄目だ。違ったら真の首謀者を完全に敵に回すだけだし』
しえな『そもそも相手は普通の学生じゃなくて暗殺者だぞ。返り討ちにあったらどうするんだ』
乙哉『いやぁ~負けないっしょ。こっちは3人だよ?それもしえなちゃんはともかく二人はあたしと…西の葛葉たる鳰っち』
乙哉『闇討ちすれば楽勝だって』
しえな『…ボクがともかく扱いなのはとりあえず置いておくが、多分走りは今回戦力にならんぞ』
乙哉『へ?』
鳰『…』
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 00:59:47.16:Rj6+C9j7o (5/17)
乙哉『あれ…なんでそんな怯えた目でブルってんの?鳰っち。西の葛葉サンともあろうものが…』
乙哉『って、あたしは暗殺者の事情なんてよく知らないんだけど。なんか凄い一族だってのは知ってるよ?』
しえな『さっきボクが教えたからな』
乙哉『今は知ってるし!』
鳰『…駄目ッス。その…あの人の前に立って戦うことを想像したら…か、身体の震えが…』ガタガタ
しえな『…長い間いじめられてきたせいで、潜在意識があいつらに対する恐怖を感じてしまっているんだろう』
鳰『ひっ…や、やッス…怖い…怖いッス…!う、うううう……ううううう……』ガタガタ
乙哉『鳰っち…』
鳰「ひいいいいい!あっ!やだっ!やだやだっ!やめてっ!」
しえな『可哀想に…こんなになるまで我慢し続けていたんだな。すまない、ボクがもう少し早く勇気を出して歩み寄っていれば…』
乙哉『…どうどう。大丈夫だよ。ここには怖い子はいないから』ギュッ
鳰『ふー…!ふー…!』ガタガタ
しえな『大丈夫だ、走り。お前があいつらと戦う必要はない。ボクらに任せろ』
しえな『お前は自分の身を守って、もう少しだけ我慢していてくれればいい』
しえな『そうしたらボクらが絶対にお前を助けだしてやるから…』
乙哉『…やだ。しえなちゃん格好いい…』
しえな『今そういうこと言うな!』
乙哉『あれ…なんでそんな怯えた目でブルってんの?鳰っち。西の葛葉サンともあろうものが…』
乙哉『って、あたしは暗殺者の事情なんてよく知らないんだけど。なんか凄い一族だってのは知ってるよ?』
しえな『さっきボクが教えたからな』
乙哉『今は知ってるし!』
鳰『…駄目ッス。その…あの人の前に立って戦うことを想像したら…か、身体の震えが…』ガタガタ
しえな『…長い間いじめられてきたせいで、潜在意識があいつらに対する恐怖を感じてしまっているんだろう』
鳰『ひっ…や、やッス…怖い…怖いッス…!う、うううう……ううううう……』ガタガタ
乙哉『鳰っち…』
鳰「ひいいいいい!あっ!やだっ!やだやだっ!やめてっ!」
しえな『可哀想に…こんなになるまで我慢し続けていたんだな。すまない、ボクがもう少し早く勇気を出して歩み寄っていれば…』
乙哉『…どうどう。大丈夫だよ。ここには怖い子はいないから』ギュッ
鳰『ふー…!ふー…!』ガタガタ
しえな『大丈夫だ、走り。お前があいつらと戦う必要はない。ボクらに任せろ』
しえな『お前は自分の身を守って、もう少しだけ我慢していてくれればいい』
しえな『そうしたらボクらが絶対にお前を助けだしてやるから…』
乙哉『…やだ。しえなちゃん格好いい…』
しえな『今そういうこと言うな!』
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:03:00.73:Rj6+C9j7o (6/17)
乙哉『え~?でも格好良かったんだもん!珍しく!』
しえな『珍しくとか言うな~!せっかく…あーーーー!!』
鳰『…』
ギャーギャー
鳰『…ぷっ』
しえな『!!』
鳰『…あはは』
鳰『あはははは…す、すみませんッス』
鳰『でもお二人ちょっとおもしろすぎッス。漫才みたい』クスクス
しえな『…』
乙哉『落ち着いた?』
鳰『はい。…すみません、ご迷惑をおかけして』
しえな『ん。大丈夫そうだな』
しえな『よし、それじゃあまずは当面の話だ。さっきあがった名前の連中に優先して注意を払おう。そして万が一走りに何かしようとしてきたら、さり気なく割って入る』
しえな『でもまだ面と向かって敵対はしちゃ駄目だぞ。走りには悪いけど、完全に走りの味方をしているようには見せかけるわけにはいかない』
しえな『あくまでさりげなくだ。もう少しだけ苦労をかけるけど、ボク達は昨日までとあまり変わらないようなスタンスを取る』
乙哉『え~?でも格好良かったんだもん!珍しく!』
しえな『珍しくとか言うな~!せっかく…あーーーー!!』
鳰『…』
ギャーギャー
鳰『…ぷっ』
しえな『!!』
鳰『…あはは』
鳰『あはははは…す、すみませんッス』
鳰『でもお二人ちょっとおもしろすぎッス。漫才みたい』クスクス
しえな『…』
乙哉『落ち着いた?』
鳰『はい。…すみません、ご迷惑をおかけして』
しえな『ん。大丈夫そうだな』
しえな『よし、それじゃあまずは当面の話だ。さっきあがった名前の連中に優先して注意を払おう。そして万が一走りに何かしようとしてきたら、さり気なく割って入る』
しえな『でもまだ面と向かって敵対はしちゃ駄目だぞ。走りには悪いけど、完全に走りの味方をしているようには見せかけるわけにはいかない』
しえな『あくまでさりげなくだ。もう少しだけ苦労をかけるけど、ボク達は昨日までとあまり変わらないようなスタンスを取る』
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:05:01.06:Rj6+C9j7o (7/17)
乙哉『はいはーい。質問~』
しえな『なんだ?武智』
乙哉『なんですぐに鳰っちのこと庇ってあげちゃ駄目なわけ?』
乙哉『勝てるか勝てないかで考えなくても、どうせ最後には首謀者とは戦わなきゃいけないわけだしいじめてくる奴らを直に片っ端からチョッキンしてけばいいじゃない』
しえな『却下』
乙哉『ええー!なんで~!?』
しえな『敵はボクら以外の黒組全員だぞ?…いや一ノ瀬は違うか』
しえな『でも、ほぼ全員と言っていい。それも暗殺訓練を得た生粋の暗殺者たちだ』
しえな『そんな連中と反抗的な態度で敵対すれば最悪血を見ることになる。それも戦力的に言えば一方的なリンチだ』
乙哉『うー…』
しえな『だからこそ、確実に首謀者を見つけ出してそいつを叩く』
しえな『まあ…話くらいは聞いてやってもいいだろう。どうして走りをいじめるのか、ってな』
しえな『その返答次第では…武智。ボクが許可する』
乙哉『ん~?』
しえな『好きにしてもいいぞ』
乙哉『…』
乙哉『…くすっ』
乙哉『それは…嬉しいなぁ』クスクスクス
乙哉『そうしたら、た~っぷり準備して、たぁ~っぷり時間をかけて』
乙哉『たぁあああああっぷり、可愛がってあげなきゃね』チョキチョキ
乙哉『はいはーい。質問~』
しえな『なんだ?武智』
乙哉『なんですぐに鳰っちのこと庇ってあげちゃ駄目なわけ?』
乙哉『勝てるか勝てないかで考えなくても、どうせ最後には首謀者とは戦わなきゃいけないわけだしいじめてくる奴らを直に片っ端からチョッキンしてけばいいじゃない』
しえな『却下』
乙哉『ええー!なんで~!?』
しえな『敵はボクら以外の黒組全員だぞ?…いや一ノ瀬は違うか』
しえな『でも、ほぼ全員と言っていい。それも暗殺訓練を得た生粋の暗殺者たちだ』
しえな『そんな連中と反抗的な態度で敵対すれば最悪血を見ることになる。それも戦力的に言えば一方的なリンチだ』
乙哉『うー…』
しえな『だからこそ、確実に首謀者を見つけ出してそいつを叩く』
しえな『まあ…話くらいは聞いてやってもいいだろう。どうして走りをいじめるのか、ってな』
しえな『その返答次第では…武智。ボクが許可する』
乙哉『ん~?』
しえな『好きにしてもいいぞ』
乙哉『…』
乙哉『…くすっ』
乙哉『それは…嬉しいなぁ』クスクスクス
乙哉『そうしたら、た~っぷり準備して、たぁ~っぷり時間をかけて』
乙哉『たぁあああああっぷり、可愛がってあげなきゃね』チョキチョキ
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:06:28.56:Rj6+C9j7o (8/17)
乙哉「うん。思い出した。首謀者はチョッキンしていいから、泳がせて様子を見ながら確実に割り出さないと駄目なんだっけか」ニヤニヤ
しえな「細部が微妙にお前の都合の良いよう改変されている気もしないでもないが…まあ、概ねその通りだ」
乙哉「だからそれまでの間は我慢しなきゃ駄目なんだよね~。あ~焦らさないで欲しいよ、まったくもう」チョキチョキ
しえな「武智。もうすぐ先生が来る。鋏しまえ」
乙哉「とは言っても…今は晴っちが付きっきりだから誰も手出せてないよね」
しえな「…そうだな。連中も本来のターゲットの前だと調子が狂うのか、一ノ瀬のいるところでは走りにちょっかいを出さないんだ」
乙哉「怖いところ見せて嫌われたらお仕事しにくくなっちゃうもんね?」
しえな「東もそうだな。守護対象、それも同室相手に嫌われるのは避けたいだろう」
乙哉「あ。それで思い出した」
しえな「ん?」
乙哉「しえなちゃんは犬飼が首謀者じゃないかってあたりつけてるんだっけ?」
しえな「あくまで現状一番可能性が高そうな奴ってことだけどな。それがどうした?」
乙哉「あたしの予想は違うんだな~」
しえな「何?」
乙哉「まあ、特に理由があるってわけじゃなくて、これは勘だけどね?」
しえな「興味深いな。ならお前の予想だと誰なんだ?いじめの主犯格は」
乙哉「ふっふっふ…」
しえな「…なんだよ。その含みを持った笑いは」
乙哉「うん。思い出した。首謀者はチョッキンしていいから、泳がせて様子を見ながら確実に割り出さないと駄目なんだっけか」ニヤニヤ
しえな「細部が微妙にお前の都合の良いよう改変されている気もしないでもないが…まあ、概ねその通りだ」
乙哉「だからそれまでの間は我慢しなきゃ駄目なんだよね~。あ~焦らさないで欲しいよ、まったくもう」チョキチョキ
しえな「武智。もうすぐ先生が来る。鋏しまえ」
乙哉「とは言っても…今は晴っちが付きっきりだから誰も手出せてないよね」
しえな「…そうだな。連中も本来のターゲットの前だと調子が狂うのか、一ノ瀬のいるところでは走りにちょっかいを出さないんだ」
乙哉「怖いところ見せて嫌われたらお仕事しにくくなっちゃうもんね?」
しえな「東もそうだな。守護対象、それも同室相手に嫌われるのは避けたいだろう」
乙哉「あ。それで思い出した」
しえな「ん?」
乙哉「しえなちゃんは犬飼が首謀者じゃないかってあたりつけてるんだっけ?」
しえな「あくまで現状一番可能性が高そうな奴ってことだけどな。それがどうした?」
乙哉「あたしの予想は違うんだな~」
しえな「何?」
乙哉「まあ、特に理由があるってわけじゃなくて、これは勘だけどね?」
しえな「興味深いな。ならお前の予想だと誰なんだ?いじめの主犯格は」
乙哉「ふっふっふ…」
しえな「…なんだよ。その含みを持った笑いは」
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:08:40.50:Rj6+C9j7o (9/17)
チョンチョン
晴「?」
涼「晴ちゃんや。もうすぐホームルームの時間じゃぞ」
晴「あっ、いけない!それじゃあ鳰、またあとでね~」
鳰「うん。またね~」
鳰(ふう…)
鳰(今日は晴ちゃんが話に夢中でずっとそばに居てくれたから朝は誰にもなんにもされなかったッス)
鳰(昨日の夜から…ちょっとだけ運回ってきたッスかね~)
晴「~♪」
涼「…あと、ちょっといいかいのう?」ボソッ
晴「なに?首藤さん」
涼「ホームルームが終わったら、ワシと一緒に放課後回る店について二人で作戦会議をせんか?」ボソボソ
涼「誰にも邪魔されんよう別の教室での」ニヤッ
晴「…はい!」ニコッ
鳰「…?晴ちゃん?」
晴「ふふふ…なんでもないよ♪」
鳰「はぁ…」
晴「ふふふふふ…」ニヤニヤ
鳰「…?……?」
涼「…」チラッ
チョンチョン
晴「?」
涼「晴ちゃんや。もうすぐホームルームの時間じゃぞ」
晴「あっ、いけない!それじゃあ鳰、またあとでね~」
鳰「うん。またね~」
鳰(ふう…)
鳰(今日は晴ちゃんが話に夢中でずっとそばに居てくれたから朝は誰にもなんにもされなかったッス)
鳰(昨日の夜から…ちょっとだけ運回ってきたッスかね~)
晴「~♪」
涼「…あと、ちょっといいかいのう?」ボソッ
晴「なに?首藤さん」
涼「ホームルームが終わったら、ワシと一緒に放課後回る店について二人で作戦会議をせんか?」ボソボソ
涼「誰にも邪魔されんよう別の教室での」ニヤッ
晴「…はい!」ニコッ
鳰「…?晴ちゃん?」
晴「ふふふ…なんでもないよ♪」
鳰「はぁ…」
晴「ふふふふふ…」ニヤニヤ
鳰「…?……?」
涼「…」チラッ
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:09:24.95:Rj6+C9j7o (10/17)
兎角「…」コクン
伊助「…」ニヤッ
純恋子「…」クスッ
柩「…」クスクス
真昼「走り鳰…ブサイク…いじめ…泣かす…殺す…学校辞めろ…」ブツブツ
千足「…」
春紀「…」
香子「…」
兎角「…」コクン
伊助「…」ニヤッ
純恋子「…」クスッ
柩「…」クスクス
真昼「走り鳰…ブサイク…いじめ…泣かす…殺す…学校辞めろ…」ブツブツ
千足「…」
春紀「…」
香子「…」
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:13:47.13:Rj6+C9j7o (11/17)
溝呂木「みんなおはよう!今日も授業を始めるぞー!!」ガラッ
香子「起立!」
ガタッ
乙哉「首藤涼…」ボソッ
しえな「え?」
乙哉「一番いろいろ隠してて胡散臭いのはあいつかな…って」
しえな「…」
乙哉「ま、ほんとにただの勘で根拠なんかないんだけどね」
乙哉「一番底知れないっつーか…」
乙哉「一番何考えてるかわかんないから」
しえな「…どうなんだろうな」
しえな「なんにせよいじめは許さないし首謀者は必ずボクが見つけ出す」
しえな「必ずだ」
溝呂木「みんなおはよう!今日も授業を始めるぞー!!」ガラッ
香子「起立!」
ガタッ
乙哉「首藤涼…」ボソッ
しえな「え?」
乙哉「一番いろいろ隠してて胡散臭いのはあいつかな…って」
しえな「…」
乙哉「ま、ほんとにただの勘で根拠なんかないんだけどね」
乙哉「一番底知れないっつーか…」
乙哉「一番何考えてるかわかんないから」
しえな「…どうなんだろうな」
しえな「なんにせよいじめは許さないし首謀者は必ずボクが見つけ出す」
しえな「必ずだ」
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:36:18.54:Rj6+C9j7o (12/17)
溝呂木「それじゃあ朝のホームルームはここまで!」
溝呂木「おっとそうだ。次は生物の小テストだ。10分の休憩時間の間によく最終確認しておくんだぞ」
鳰「げっ」
しえな「あっ」
乙哉「うげ」
伊介「やだぁ。伊介テストきら~い」
溝呂木「そうは言ってもこれは前々から予告していたテストだからなぁ~」
溝呂木「じゃ、またあとでな」
香子「起立。気をつけ。礼」
ガタガタッ
鳰(やっべ~ッス。昨日は色々ありすぎてテストのこと完全に忘れてたッス)
しえな(しまった…完全に忘れてた)
乙哉(覚えてたけど二人に覚えてるか確認するの忘れてた)
溝呂木「それじゃあ朝のホームルームはここまで!」
溝呂木「おっとそうだ。次は生物の小テストだ。10分の休憩時間の間によく最終確認しておくんだぞ」
鳰「げっ」
しえな「あっ」
乙哉「うげ」
伊介「やだぁ。伊介テストきら~い」
溝呂木「そうは言ってもこれは前々から予告していたテストだからなぁ~」
溝呂木「じゃ、またあとでな」
香子「起立。気をつけ。礼」
ガタガタッ
鳰(やっべ~ッス。昨日は色々ありすぎてテストのこと完全に忘れてたッス)
しえな(しまった…完全に忘れてた)
乙哉(覚えてたけど二人に覚えてるか確認するの忘れてた)
201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 01:44:35.57:Rj6+C9j7o (13/17)
鳰「…ふ~」
鳰(まあ今更じたばた足掻いてもしゃーないッスね。大人しく出たとこ勝負するッスよ)
鳰(それよりもこれからテストならみんなウチにちょっかい出す余裕がなくなってまた楽できるかも…)
ガラッ
鳰「ん?」
晴「」コソコソ
涼「」スタスタ
鳰(あれ…晴ちゃん首藤さんと二人でどこ行くッスか?)
ガラッ
鳰(あれあれ…大丈夫ッスか?晴ちゃん。次テストッスよ~)
ピシャッ
鳰(休み時間10分しかないッスよ。大丈夫?トイレかな?でもそれだったらウチのこと誘ってくれても…)
鳰(…あ)
伊介「くすっ。はぁ~い」
鳰「…あ、い、伊介さん」
伊介「伊介様。何回言ったら覚えるの?この鳥頭」
鳰「…ふ~」
鳰(まあ今更じたばた足掻いてもしゃーないッスね。大人しく出たとこ勝負するッスよ)
鳰(それよりもこれからテストならみんなウチにちょっかい出す余裕がなくなってまた楽できるかも…)
ガラッ
鳰「ん?」
晴「」コソコソ
涼「」スタスタ
鳰(あれ…晴ちゃん首藤さんと二人でどこ行くッスか?)
ガラッ
鳰(あれあれ…大丈夫ッスか?晴ちゃん。次テストッスよ~)
ピシャッ
鳰(休み時間10分しかないッスよ。大丈夫?トイレかな?でもそれだったらウチのこと誘ってくれても…)
鳰(…あ)
伊介「くすっ。はぁ~い」
鳰「…あ、い、伊介さん」
伊介「伊介様。何回言ったら覚えるの?この鳥頭」
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:03:28.67:Rj6+C9j7o (14/17)
鳰「す、すみませんッス。伊介様」
伊介「相変わらずムカつくぅ」クスクス
鳰「あ、あははは…すみません」
伊介「だぇ~め。許してあげない。そうやってヘラヘラしてるのもムカつく」
鳰「そ、そんなぁ。えへへへ…」
伊介「その媚びた声も」クスッ
伊介「殺しちゃおうかしらぁ」クスクスクス
鳰「や、やだなぁ~。冗談きついッスよぉ…」
伊介「…」
鳰「ひっ…」
しえな(きたか。一ノ瀬がいなくなったと思ったら早速だったな)
乙哉「…」
伊介「ねえパシリ。伊介、喉乾いちゃった。ミネラルウォーター買ってきて。ダッシュで」
鳰「え。でももうすぐ授業…」
伊介「伊介喉乾いちゃったぁ」
鳰「…」
伊介「買ってきてくれる?伊介、金星寮食堂にだけ売ってる深層海洋水がいい」
鳰「…」
鳰「す、すみませんッス。伊介様」
伊介「相変わらずムカつくぅ」クスクス
鳰「あ、あははは…すみません」
伊介「だぇ~め。許してあげない。そうやってヘラヘラしてるのもムカつく」
鳰「そ、そんなぁ。えへへへ…」
伊介「その媚びた声も」クスッ
伊介「殺しちゃおうかしらぁ」クスクスクス
鳰「や、やだなぁ~。冗談きついッスよぉ…」
伊介「…」
鳰「ひっ…」
しえな(きたか。一ノ瀬がいなくなったと思ったら早速だったな)
乙哉「…」
伊介「ねえパシリ。伊介、喉乾いちゃった。ミネラルウォーター買ってきて。ダッシュで」
鳰「え。でももうすぐ授業…」
伊介「伊介喉乾いちゃったぁ」
鳰「…」
伊介「買ってきてくれる?伊介、金星寮食堂にだけ売ってる深層海洋水がいい」
鳰「…」
203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:12:49.08:Rj6+C9j7o (15/17)
伊介「早く買ってこい、殺すぞ♪」
鳰「…で、でも今から行ったらどう考えてもテストまでに間に合わないし…」ゴニョゴニョ
伊介「アンタのテストがどうなろうが伊介知らな~い。それよりいっぱい話しちゃってどんどん喉乾いてきてるんだけど」
鳰「で、でも…」
伊介「いい加減にしなさいよ。本気で殺すよ?」
鳰「…」
伊介「うつむいて急ぎなさい」グイッ
鳰「痛たたたっ!やめてッス!髪の毛掴むのは…いたたっ!」
伊介「ダサい髪型ぁ。芋臭いのよ。ナイフあるし、いっそバッサリここで切っちゃおうか?」
鳰「や、やッスそれだけは!わかりました!行きますからそれだけは勘弁して欲しいッス!」
伊介「わかればいいのよ。ダッシュね」グイッ
ゴツッ
鳰「あうっ!」
伊介「早く買ってこい、殺すぞ♪」
鳰「…で、でも今から行ったらどう考えてもテストまでに間に合わないし…」ゴニョゴニョ
伊介「アンタのテストがどうなろうが伊介知らな~い。それよりいっぱい話しちゃってどんどん喉乾いてきてるんだけど」
鳰「で、でも…」
伊介「いい加減にしなさいよ。本気で殺すよ?」
鳰「…」
伊介「うつむいて急ぎなさい」グイッ
鳰「痛たたたっ!やめてッス!髪の毛掴むのは…いたたっ!」
伊介「ダサい髪型ぁ。芋臭いのよ。ナイフあるし、いっそバッサリここで切っちゃおうか?」
鳰「や、やッスそれだけは!わかりました!行きますからそれだけは勘弁して欲しいッス!」
伊介「わかればいいのよ。ダッシュね」グイッ
ゴツッ
鳰「あうっ!」
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:24:21.65:Rj6+C9j7o (16/17)
しえな「改めて見ると酷いな。ボクはこんなのを見て見ぬふりしていたのか」
しえな「でもちょっとだけ我慢してくれ、走り。すぐにボクらが首謀者を見つけ出すから…」
乙哉「…」ガタッ
乙哉「…」ツカツカ
しえな「…武智?」
乙哉「ねえねえ、犬飼」
しえな「お、おい!」
伊介「ん~?武智?」
鳰「武智…さん…」
乙哉「そんなに喉乾いてるなら別に鳰っちパシリにしないでも、あたしが水あげるよ」
しえな「ちょっと待て!おい!何する気だ!?」
伊介「え~?なにそれ、きも~い。猟奇殺人犯のくれた水なんか何入ってるかわかんねーし飲む気しねーっつーの♪」
伊介「ほらパシリ。いつまでも呆けてねーで早く行け♪」
乙哉「まあまあそう言わずにさぁ…」グイッ
しえな「おい!聞いてるのか武智!」
乙哉「お前は花瓶の水でも被ってろ」
バシャッ
鳰「っ!!」
しえな「改めて見ると酷いな。ボクはこんなのを見て見ぬふりしていたのか」
しえな「でもちょっとだけ我慢してくれ、走り。すぐにボクらが首謀者を見つけ出すから…」
乙哉「…」ガタッ
乙哉「…」ツカツカ
しえな「…武智?」
乙哉「ねえねえ、犬飼」
しえな「お、おい!」
伊介「ん~?武智?」
鳰「武智…さん…」
乙哉「そんなに喉乾いてるなら別に鳰っちパシリにしないでも、あたしが水あげるよ」
しえな「ちょっと待て!おい!何する気だ!?」
伊介「え~?なにそれ、きも~い。猟奇殺人犯のくれた水なんか何入ってるかわかんねーし飲む気しねーっつーの♪」
伊介「ほらパシリ。いつまでも呆けてねーで早く行け♪」
乙哉「まあまあそう言わずにさぁ…」グイッ
しえな「おい!聞いてるのか武智!」
乙哉「お前は花瓶の水でも被ってろ」
バシャッ
鳰「っ!!」
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:31:01.30:nE1vSOLm0 (1/1)
やだ乙哉ちゃんイケメン///
やだ乙哉ちゃんイケメン///
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:31:20.81:Rj6+C9j7o (17/17)
-―__ ―-- 、
''" ̄ ̄  ̄ ̄"''~ミx、
/ ヽY
/ }}
//
_ /
lヽ _ / }'" ̄  ̄>―- 、
} } ''" / / / / ヽ \
>''"j lr~-、/ / / l \
/ / / / // / // } ヽ きょうはここまでにしとくッス
/ / __/ {ノ、/ {/フ/ // j l Y あとしえなちゃんと乙哉ちゃんがやたら良い子になってるけど
////{ソ / / , / ハ l i どうしてこんなことになってるのか>>1自身にも謎ッス
x-‐/ 八 _ノ // l j / /! |/ } l
/ 八 \/} / / { l / / l l l l l l /}
/ \ // /_ { l 八l / / ! l l l l‐ rヘ/ /
/  ̄ノ //  ̄lヽl l /l / | ( \ ノ } |j {
>'" / / `ト l l / j7"⌒`ト \ \ {ノし }
>'" >''" {、,,二,,,_ ヽ l / -‐ ! /ヽ ノ}\__
/ >'" {/{ \ l`~⌒`ヾ、 l/ r‐_,,,,__ | / \_ /(/ } ヽ
. / _彡''"\ ヽ { l λ\ 、 '"⌒ヾミ-l / / 込_./ / l
〈 / ノ寸へ )ノ人 _人 人 、_... 、_/j/ / / } \ _ / l
`< / l l::::: ̄ ̄::::::::::::ヽ トl\ {/⌒`ー'' `ー--‐彡 / 乂 l
`< l l::::::::::::::::::::::::::::::::)ノ:::::/\ 乂_ノ // / / ノ/\ l
`< ノ ハ::::::::::::::::::::::::/::::::::/ {\_ -‐'"/:::/ /-―-、__ノ)ヽ 八
\/ /::::::::::::::::::l::/:::::/⌒\ 乂 _/ /::::::{(:::l:::::::::::::::::::::: ̄/ V ヽ
/ /:::::::::::::::::l:::く::::::::::l \/ l ハ 斗―┐::::l::::::::::::::::::::::::/ / /{ ∧
└~ミ::::::::::::lノ:::\::::} ヽ-r'''" ̄ /:::::::l:::::::::::::::::::::/ / /( \ ∧
\::::/:::::::::::::>! 人/ /::::::::::l:::/::::::::::::/ / }
/::::::::::/:::{ // l\ /:::::::_l/:::::::::::::/ /_ __ /
{::::::/::::く└‐'''" / l ヽ ∧::::「 ̄::::l:::::::::::::::{ {ソ  ̄ ̄  ̄ ̄
l:::::::\::::::::: ̄\/ l ヽ/__}::::l::::::::::}:::/ ̄ ̄
八::::::::::\:::::::::::::::l l/ ̄::::::::::::::l:::::::::j/
ヽ::::::::::::\::::::::::l /:::::::::::::::::::::::斗::::::/
l\::::::::::::\:::::l /::::::::::::>'''":::::::::::/
l:::::::::::::::::::::::\l /::::>'"::::::::::::::::::/
l:::::::::::::::::::::::::::::}/::::::::::::::::::::::::::/
-―__ ―-- 、
''" ̄ ̄  ̄ ̄"''~ミx、
/ ヽY
/ }}
//
_ /
lヽ _ / }'" ̄  ̄>―- 、
} } ''" / / / / ヽ \
>''"j lr~-、/ / / l \
/ / / / // / // } ヽ きょうはここまでにしとくッス
/ / __/ {ノ、/ {/フ/ // j l Y あとしえなちゃんと乙哉ちゃんがやたら良い子になってるけど
////{ソ / / , / ハ l i どうしてこんなことになってるのか>>1自身にも謎ッス
x-‐/ 八 _ノ // l j / /! |/ } l
/ 八 \/} / / { l / / l l l l l l /}
/ \ // /_ { l 八l / / ! l l l l‐ rヘ/ /
/  ̄ノ //  ̄lヽl l /l / | ( \ ノ } |j {
>'" / / `ト l l / j7"⌒`ト \ \ {ノし }
>'" >''" {、,,二,,,_ ヽ l / -‐ ! /ヽ ノ}\__
/ >'" {/{ \ l`~⌒`ヾ、 l/ r‐_,,,,__ | / \_ /(/ } ヽ
. / _彡''"\ ヽ { l λ\ 、 '"⌒ヾミ-l / / 込_./ / l
〈 / ノ寸へ )ノ人 _人 人 、_... 、_/j/ / / } \ _ / l
`< / l l::::: ̄ ̄::::::::::::ヽ トl\ {/⌒`ー'' `ー--‐彡 / 乂 l
`< l l::::::::::::::::::::::::::::::::)ノ:::::/\ 乂_ノ // / / ノ/\ l
`< ノ ハ::::::::::::::::::::::::/::::::::/ {\_ -‐'"/:::/ /-―-、__ノ)ヽ 八
\/ /::::::::::::::::::l::/:::::/⌒\ 乂 _/ /::::::{(:::l:::::::::::::::::::::: ̄/ V ヽ
/ /:::::::::::::::::l:::く::::::::::l \/ l ハ 斗―┐::::l::::::::::::::::::::::::/ / /{ ∧
└~ミ::::::::::::lノ:::\::::} ヽ-r'''" ̄ /:::::::l:::::::::::::::::::::/ / /( \ ∧
\::::/:::::::::::::>! 人/ /::::::::::l:::/::::::::::::/ / }
/::::::::::/:::{ // l\ /:::::::_l/:::::::::::::/ /_ __ /
{::::::/::::く└‐'''" / l ヽ ∧::::「 ̄::::l:::::::::::::::{ {ソ  ̄ ̄  ̄ ̄
l:::::::\::::::::: ̄\/ l ヽ/__}::::l::::::::::}:::/ ̄ ̄
八::::::::::\:::::::::::::::l l/ ̄::::::::::::::l:::::::::j/
ヽ::::::::::::\::::::::::l /:::::::::::::::::::::::斗::::::/
l\::::::::::::\:::::l /::::::::::::>'''":::::::::::/
l:::::::::::::::::::::::\l /::::>'"::::::::::::::::::/
l:::::::::::::::::::::::::::::}/::::::::::::::::::::::::::/
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:37:35.15:SyvW/6XN0 (1/1)
そんなことは別にいいッス
乙ッス
そんなことは別にいいッス
乙ッス
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:47:41.67:PErkMGugo (1/1)
今まで盲目になってたけど、いざ垣間見ると自分を抑えられない娘と
今まで見て見ぬしてたけど、諸悪の根元を探すまでまた見て見ぬフリをしようとする娘
今まで盲目になってたけど、いざ垣間見ると自分を抑えられない娘と
今まで見て見ぬしてたけど、諸悪の根元を探すまでまた見て見ぬフリをしようとする娘
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 02:56:59.20:H11UnFLLo (1/1)
これは乙哉ちゃんイケメンすぎる
これは乙哉ちゃんイケメンすぎる
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 02:59:18.96:2Wis2nss0 (1/1)
乙
まぁ乙哉もしえなも正解かはともかく間違っちゃない
乙
まぁ乙哉もしえなも正解かはともかく間違っちゃない
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 03:39:42.13:N3q/Ud8+o (1/1)
乙しえが天使で何が悪いッス、乙
乙しえが天使で何が悪いッス、乙
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 06:42:27.89:k5BXrqDBO (1/1)
乙ッス
俺も黒板消し頭にぶつけられてそのあと花瓶の水かけられたな
あはははははははははははははははは
乙ッス
俺も黒板消し頭にぶつけられてそのあと花瓶の水かけられたな
あはははははははははははははははは
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/02(水) 08:22:34.34:Xg9oWdT10 (1/1)
なんかもう絶望が待ってる気しかしないんだが…
なんかもう絶望が待ってる気しかしないんだが…
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 08:43:13.31:6vCZOGC4o (1/1)
首藤さんも色々考えてそうだなー
乙しえは元被害者といじめなにそれ美味しいの(=あんまり興味ない)なコンビだし味方になってくれそうだよね
最終的にはいじめが解消することを祈ってるッス
首藤さんも色々考えてそうだなー
乙しえは元被害者といじめなにそれ美味しいの(=あんまり興味ない)なコンビだし味方になってくれそうだよね
最終的にはいじめが解消することを祈ってるッス
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 09:15:00.48:R1sBxBA1O (1/1)
お、盛り上がって来たッスねえ~
お、盛り上がって来たッスねえ~
216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 09:38:42.85:EV61YlgAO (1/1)
これは惚れる…
これは惚れる…
217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 12:10:45.72:DmcMrOJ9O (1/1)
俺も喉乾いたって言ったら花瓶の水飲まされたな・・
俺も喉乾いたって言ったら花瓶の水飲まされたな・・
218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 12:15:16.09:RTfrZyfJO (1/1)
伊介様や乙哉ちゃんに花瓶の水無理やり飲まされるなら金払ってでもやっていただきたいご褒美なのに…
伊介様や乙哉ちゃんに花瓶の水無理やり飲まされるなら金払ってでもやっていただきたいご褒美なのに…
219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 13:14:23.48:h8bMzySLO (1/1)
目が離せない展開になってきた
目が離せない展開になってきた
220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 15:29:42.08:BiJJSQyFo (1/1)
マジで面白くなってきたな
ただの胸糞話じゃなくてうまいことキャラが絡み合ってるのがいい
>>208>>214これだなー
マジで面白くなってきたな
ただの胸糞話じゃなくてうまいことキャラが絡み合ってるのがいい
>>208>>214これだなー
221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 16:43:22.40:c1Fzg0sbO (1/1)
乙哉たそマジカッコイイ
乙哉たそマジカッコイイ
222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 19:20:29.80:pwV37vwGO (1/1)
お前らさりげなく自分のトラウマカミングアウトするな…
お前らさりげなく自分のトラウマカミングアウトするな…
223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 20:25:34.24:ogFZszTVO (1/1)
乙哉も伊助様も戦闘力たかいから凄まじい喧嘩になりそうだ
乙哉も伊助様も戦闘力たかいから凄まじい喧嘩になりそうだ
224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/02(水) 21:55:47.28:vtk7HIhlo (1/1)
濡れた
④
濡れた
④
225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 01:16:19.29:+WaTmCrkO (1/1)
待ってる
待ってる
226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 01:51:19.79:Vbd5hJ2yo (1/1)
今日は来ないっスかね?
今日は来ないっスかね?
227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 02:11:29.02:D9ThIUzwO (1/1)
花瓶の水飲ませるとかあるのか・・・
大変なんだな
花瓶の水飲ませるとかあるのか・・・
大変なんだな
228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 08:16:15.48:xsxcQfkPO (1/1)
これは先生泣いちゃうな
これは先生泣いちゃうな
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 09:16:57.08:4Ks4CEfe0 (1/1)
先生が黒幕という可能性
先生が黒幕という可能性
230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/03(木) 22:18:15.59:qp+vyeUGO (1/1)
台詞回しが原作っぽいね
台詞回しが原作っぽいね
231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 03:28:19.00:xjdduldso (1/1)
鳰たそ~
鳰たそ~
232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 04:32:24.35:c3UzJjl+O (1/1)
続きはいつっスか?
続きはいつっスか?
233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 14:08:39.73:8wyQvJVjo (1/1)
鳰乙しえの3Pが見たい(切実)
鳰乙しえの3Pが見たい(切実)
234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/05(土) 14:09:17.82:4C6cVyxto (1/1)
わかる
わかる
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 00:53:21.70:rFQS8vFMo (1/1)
続きはもう来ないのだろうか
続きはもう来ないのだろうか
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/07(月) 01:18:18.01:+QpspaxE0 (1/1)
待ってるッすよ
待ってるッすよ
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 01:37:23.61:QkOB+lzpo (1/15)
永らくお待たせして本当申し訳ないッス
明日…明日再開するからちょっと待ってくださいッス…
永らくお待たせして本当申し訳ないッス
明日…明日再開するからちょっと待ってくださいッス…
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 01:39:07.34:PHyIRYt+0 (1/1)
来たか
カレー食いながら舞ってる
来たか
カレー食いながら舞ってる
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 01:41:09.95:PBBUd14e0 (1/1)
来たか…!
来たか…!
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 02:03:58.24:+OicMbUVO (1/1)
期待してるッス!
期待してるッス!
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 02:35:33.30:87CNMGhqo (1/1)
明日…つまり今日の明日…すなわち07月08日が明日と解釈する事もできる…ということ
明日…つまり今日の明日…すなわち07月08日が明日と解釈する事もできる…ということ
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 06:23:41.18:rFgorpSFo (1/1)
楽しみっス
楽しみっス
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:11:26.45:QkOB+lzpo (2/15)
鳰(ウチが絡んできた乙哉さんに怯えてたこの瞬間、武智さんは誰も予想だにしなかった行動を取ったんッス)
ポタッ・・・ポタッ・・・
鳰「あ…」
伊介「…」
乙哉「…」
鳰(武智さんは突如立ち上がり、ウチの席でウチに絡んでる伊介さんめがけて教室に生けてあった花瓶の水をおもいっきりぶち撒けたッス)
鳰(不意打ち気味にその水を受けた伊介さんが、服をびしょびしょに濡らして一瞬呆気にとられたような顔をしていて…)
しえな「…なんてこった」
鳰(後ろの方で剣持さんがそう呟いてるのが聞こえたッス。でもそれはウチが助けられたのが悪いとかそういうことではなく)
鳰(当初の約束ではいじめの主犯が割れるまで様子を見るはずだったのに、その計画が一瞬で台無しになったからッス)
伊介「…ふふっ」
鳰(びしょ濡れになったまま、身体にまとわりついたお花を振り払うこともなく。いえ、水をかけられた瞬間から微動だにすることなく、伊介さんが笑ったッス)
伊介「…ふふふふふ」
伊介「あははははははは」
鳰(その笑いは…なんていうか、とても恐ろしい笑いだったッス。愉快で仕方ないといった感じの)
鳰(ウチが絡んできた乙哉さんに怯えてたこの瞬間、武智さんは誰も予想だにしなかった行動を取ったんッス)
ポタッ・・・ポタッ・・・
鳰「あ…」
伊介「…」
乙哉「…」
鳰(武智さんは突如立ち上がり、ウチの席でウチに絡んでる伊介さんめがけて教室に生けてあった花瓶の水をおもいっきりぶち撒けたッス)
鳰(不意打ち気味にその水を受けた伊介さんが、服をびしょびしょに濡らして一瞬呆気にとられたような顔をしていて…)
しえな「…なんてこった」
鳰(後ろの方で剣持さんがそう呟いてるのが聞こえたッス。でもそれはウチが助けられたのが悪いとかそういうことではなく)
鳰(当初の約束ではいじめの主犯が割れるまで様子を見るはずだったのに、その計画が一瞬で台無しになったからッス)
伊介「…ふふっ」
鳰(びしょ濡れになったまま、身体にまとわりついたお花を振り払うこともなく。いえ、水をかけられた瞬間から微動だにすることなく、伊介さんが笑ったッス)
伊介「…ふふふふふ」
伊介「あははははははは」
鳰(その笑いは…なんていうか、とても恐ろしい笑いだったッス。愉快で仕方ないといった感じの)
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:12:10.11:QkOB+lzpo (3/15)
鳰(でも目だけが全然おもしろくないって主張して、武智さんの顔を睨みつけて…)
伊介「あははははははははははははははははは!!」
鳰(そうやって教室の空気が一瞬で凍るような高笑いをあげ、ほぼ藪睨みで武智さんの顔を見た後)
伊介「…あ~」
鳰(額に手を当て急に天を仰ぐように首を上げ、何かを考えるように呟いて)
乙哉「…」
鳰(そんな伊介さんを、ただ一人武智さんだけが彼女に優るとも劣らないくらい怖い目で睨みつけていて…)
鳰(しばらくそのまま時間が経過した後、伊介さんが今度は何かを嘆くように落胆した声を出して顔を下ろし、再び武智さんの顔を見たッス)
伊介「あ~あ」
乙哉「…」
伊介「…あーあ。あーあ。あーーーーあ~~~」
鳰(そう残念そうな声音喉を鳴らしながら、髪をひとつかき上げ、身体にまとわりついた花の残骸を摘んで捨てていく伊介さんが)
伊介「…っ!」グイッ
乙哉「…」
鳰(急にスイッチが入ったかのような勢いで、すさまじいスピードで武智さんの胸ぐらを掴みあげて言ったッス)
伊介「なにすんの?♪殺すぞ」
鳰(でも目だけが全然おもしろくないって主張して、武智さんの顔を睨みつけて…)
伊介「あははははははははははははははははは!!」
鳰(そうやって教室の空気が一瞬で凍るような高笑いをあげ、ほぼ藪睨みで武智さんの顔を見た後)
伊介「…あ~」
鳰(額に手を当て急に天を仰ぐように首を上げ、何かを考えるように呟いて)
乙哉「…」
鳰(そんな伊介さんを、ただ一人武智さんだけが彼女に優るとも劣らないくらい怖い目で睨みつけていて…)
鳰(しばらくそのまま時間が経過した後、伊介さんが今度は何かを嘆くように落胆した声を出して顔を下ろし、再び武智さんの顔を見たッス)
伊介「あ~あ」
乙哉「…」
伊介「…あーあ。あーあ。あーーーーあ~~~」
鳰(そう残念そうな声音喉を鳴らしながら、髪をひとつかき上げ、身体にまとわりついた花の残骸を摘んで捨てていく伊介さんが)
伊介「…っ!」グイッ
乙哉「…」
鳰(急にスイッチが入ったかのような勢いで、すさまじいスピードで武智さんの胸ぐらを掴みあげて言ったッス)
伊介「なにすんの?♪殺すぞ」
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:14:21.50:QkOB+lzpo (4/15)
乙哉「なるほど、ね。こんな感じなのか。悪くないな」
鳰(対する武智さんはそんな伊介さんの噛みつかんばかりの形相にも涼しい顔で独り言を呟いていて)
伊介「ふふふふ…答えになってなぁい♪何ひとりごと呟いてんの、殺すぞ♪」
乙哉「うんうん。いいねゾクゾクするよこれ」
鳰(苛立った伊介さんの言葉も受け流し)
伊介「ふふふ、この期に及んで伊介のこと無視ぃ?残酷に殺す♪」
乙哉「は?何言っちゃってんの」クスッ
伊介「…は?」ピクッ
鳰(冷静を通り越し…伊介さんを無視して冷酷な表情に変わってウチら…ウチと、剣持さんに対して言ったッス)
しえな「武智!!」
乙哉「あー…ごめん二人共。やっぱあたし駄目だわ」
しえな「武智?お前さっきから何考えて…」
鳰(そこで剣持さんの言葉を遮るように言葉を被せ、ついに伊介さんに対して武智さんが話しかけたんッスけど…)
鳰(その瞬間ウチは…ううん。おそらくは、黒組の全員がきっと、感じたはずッス)
乙哉「ねえ犬養。アンタさぁ」クスッ
伊介「…なぁに♪遺言なら聞いてあげる♪一瞬で忘れるけど♪」
乙哉「いやぁ、あたし今朝から改めて黒組ってレベル高いなーって思ってたんだけどさ。中でもアンタのことマジで見なおしたわ」
伊介「…?」
乙哉「なるほど、ね。こんな感じなのか。悪くないな」
鳰(対する武智さんはそんな伊介さんの噛みつかんばかりの形相にも涼しい顔で独り言を呟いていて)
伊介「ふふふふ…答えになってなぁい♪何ひとりごと呟いてんの、殺すぞ♪」
乙哉「うんうん。いいねゾクゾクするよこれ」
鳰(苛立った伊介さんの言葉も受け流し)
伊介「ふふふ、この期に及んで伊介のこと無視ぃ?残酷に殺す♪」
乙哉「は?何言っちゃってんの」クスッ
伊介「…は?」ピクッ
鳰(冷静を通り越し…伊介さんを無視して冷酷な表情に変わってウチら…ウチと、剣持さんに対して言ったッス)
しえな「武智!!」
乙哉「あー…ごめん二人共。やっぱあたし駄目だわ」
しえな「武智?お前さっきから何考えて…」
鳰(そこで剣持さんの言葉を遮るように言葉を被せ、ついに伊介さんに対して武智さんが話しかけたんッスけど…)
鳰(その瞬間ウチは…ううん。おそらくは、黒組の全員がきっと、感じたはずッス)
乙哉「ねえ犬養。アンタさぁ」クスッ
伊介「…なぁに♪遺言なら聞いてあげる♪一瞬で忘れるけど♪」
乙哉「いやぁ、あたし今朝から改めて黒組ってレベル高いなーって思ってたんだけどさ。中でもアンタのことマジで見なおしたわ」
伊介「…?」
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:22:21.36:QkOB+lzpo (5/15)
乙哉「アンタみたいに自分に自信があって、強気で、残酷で、力強くて、ついでにとびっきりエロ美しい女見たことない」
伊介「あ、そう。ありがと。でも今更褒めても許してあげない♪」
伊介「…で?」
乙哉「うん。つまりね」
乙哉「こんなに極上で嬲り殺し甲斐のありそうな獲物目の当たりにして、我慢なんかできるわけないじゃんねーって話」クスッ
乙哉「偉そうで自信に溢れたアンタの怯え切った表情が見たくて堪んないんだよ」
伊介「うわ♪流石猟奇殺人鬼♪キモ♪」
伊介「…それじゃあそろそろ死ぬか♪豚」クスッ
乙哉「残念だけど、あたしはすぐには殺さないよ。ゆっくりじっくりいたぶって楽しみたいからさ」
鳰(このままじゃ、血が流れる…)
鳰(…って、冷静に客観視してる場合じゃなくないッスかこれ!?)
鳰(やばいやばいやばいやばいやばいやばい!やばいやばいッス!止めなきゃ!)
鳰「あわあわわわ」
鳰(声出ねーーー!ウチ使えねーーー!剣持さんお二人を止めて下さいお願いッス!)
しえな「武智!お前いい加減に…」
伊介「…」ゴキッゴキッ
乙哉「…」チャキッ
鳰(って聞いちゃいねーーーー!伊介さんが見せつけるように拳ゴキゴキ鳴らして、武智さんなんかいつの間にか鋏構えてるッス!!?)
鳰(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!もうすぐ先生来るし!このままじゃ何もかも滅茶苦茶で黒組どころじゃ…)
香子「お前いいかげんにしろ!!!!!授業前だぞ!!!!!!!」
乙哉「アンタみたいに自分に自信があって、強気で、残酷で、力強くて、ついでにとびっきりエロ美しい女見たことない」
伊介「あ、そう。ありがと。でも今更褒めても許してあげない♪」
伊介「…で?」
乙哉「うん。つまりね」
乙哉「こんなに極上で嬲り殺し甲斐のありそうな獲物目の当たりにして、我慢なんかできるわけないじゃんねーって話」クスッ
乙哉「偉そうで自信に溢れたアンタの怯え切った表情が見たくて堪んないんだよ」
伊介「うわ♪流石猟奇殺人鬼♪キモ♪」
伊介「…それじゃあそろそろ死ぬか♪豚」クスッ
乙哉「残念だけど、あたしはすぐには殺さないよ。ゆっくりじっくりいたぶって楽しみたいからさ」
鳰(このままじゃ、血が流れる…)
鳰(…って、冷静に客観視してる場合じゃなくないッスかこれ!?)
鳰(やばいやばいやばいやばいやばいやばい!やばいやばいッス!止めなきゃ!)
鳰「あわあわわわ」
鳰(声出ねーーー!ウチ使えねーーー!剣持さんお二人を止めて下さいお願いッス!)
しえな「武智!お前いい加減に…」
伊介「…」ゴキッゴキッ
乙哉「…」チャキッ
鳰(って聞いちゃいねーーーー!伊介さんが見せつけるように拳ゴキゴキ鳴らして、武智さんなんかいつの間にか鋏構えてるッス!!?)
鳰(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!もうすぐ先生来るし!このままじゃ何もかも滅茶苦茶で黒組どころじゃ…)
香子「お前いいかげんにしろ!!!!!授業前だぞ!!!!!!!」
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:38:21.97:QkOB+lzpo (6/15)
鳰「…」ポカーン
しえな「…」パクパク
伊介「…」
乙哉「…」
香子「しかもこれからテストだぞ!?お前達の成績がどうなろうと知ったことではないが、人の復習の邪魔をするな!!騒ぐな!!!」
鳰(えーっと…)
鳰「す、すみませんでした……ッス」
しえな「…ご、ごめ…ん?」
香子「ふんっっっ!!!!」
香子「今度騒いだら教室から叩き出すぞ」
鳰(お、おおう。神長さん、今日のテストはいつになく気合入ってるッスね。お陰で助かったッス…)
乙哉「えーっと…」チョキチョキ
鳰(あ。武智さんが鋏の振り下ろしどころを失って寂しそうにチョキチョキしてる。珍しいッス)
伊介「…何それ。冷める。でもそんなの伊介の知ったことじゃないし?来ないんなら先に仕掛けるだけだけ…」グイッ
伊介「……ど?」フラッ
鳰「…」ポカーン
しえな「…」パクパク
伊介「…」
乙哉「…」
香子「しかもこれからテストだぞ!?お前達の成績がどうなろうと知ったことではないが、人の復習の邪魔をするな!!騒ぐな!!!」
鳰(えーっと…)
鳰「す、すみませんでした……ッス」
しえな「…ご、ごめ…ん?」
香子「ふんっっっ!!!!」
香子「今度騒いだら教室から叩き出すぞ」
鳰(お、おおう。神長さん、今日のテストはいつになく気合入ってるッスね。お陰で助かったッス…)
乙哉「えーっと…」チョキチョキ
鳰(あ。武智さんが鋏の振り下ろしどころを失って寂しそうにチョキチョキしてる。珍しいッス)
伊介「…何それ。冷める。でもそんなの伊介の知ったことじゃないし?来ないんなら先に仕掛けるだけだけ…」グイッ
伊介「……ど?」フラッ
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:44:55.40:QkOB+lzpo (7/15)
春紀「まあまあ落ち着いてよ伊介様。こんなとこで大喧嘩してるのバレたら溝呂木チャンが学級崩壊だーって大号泣しちゃうよ?」ニコニコ
伊介「ちょ、ちょっと♪春紀、急に横から抱きつかないでよ。殺すぞ♪」
春紀「いやいや。だって放っといたら伊介様このまま武智に飛びかかる勢いだったし」
伊介「むー…」
鳰(春紀さん。いつの間に…)
春紀「ね?ね?今日のお昼クレープ奢るから。ここはあたしの顔を立てると思って!」
伊介「…はぁ。つまんない。チョコクレープだからね」
春紀「なんならあたしの手からのあーんもセットで付けるけど?」
伊介「余計なことしたら殺す♪」
春紀「はいはい…ふう。手痛い出費……」
ガラッ
鳰「っ!」
晴「ふー危なかった!良かったね首藤さん。ギリギリセーフ!まだ先生来てないよ!」
涼「そうじゃのう。結局厠にも寄ったせいであんまり話をすることができなんだ。また昼休みにでも時間を貰って良いか?」
晴「うん!」
涼「重々すまんのう……って」
涼「どうしたんじゃ?この空気」
春紀「まあまあ落ち着いてよ伊介様。こんなとこで大喧嘩してるのバレたら溝呂木チャンが学級崩壊だーって大号泣しちゃうよ?」ニコニコ
伊介「ちょ、ちょっと♪春紀、急に横から抱きつかないでよ。殺すぞ♪」
春紀「いやいや。だって放っといたら伊介様このまま武智に飛びかかる勢いだったし」
伊介「むー…」
鳰(春紀さん。いつの間に…)
春紀「ね?ね?今日のお昼クレープ奢るから。ここはあたしの顔を立てると思って!」
伊介「…はぁ。つまんない。チョコクレープだからね」
春紀「なんならあたしの手からのあーんもセットで付けるけど?」
伊介「余計なことしたら殺す♪」
春紀「はいはい…ふう。手痛い出費……」
ガラッ
鳰「っ!」
晴「ふー危なかった!良かったね首藤さん。ギリギリセーフ!まだ先生来てないよ!」
涼「そうじゃのう。結局厠にも寄ったせいであんまり話をすることができなんだ。また昼休みにでも時間を貰って良いか?」
晴「うん!」
涼「重々すまんのう……って」
涼「どうしたんじゃ?この空気」
249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:54:22.40:8FzlOt7F0 (1/1)
おばあちゃんは味方なはず。頼むぞマジで
おばあちゃんは味方なはず。頼むぞマジで
250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 22:59:02.06:QkOB+lzpo (8/15)
1時間後
鳰(ふいー)
鳰(晴ちゃん達が戻ってきて、伊介さん達もみんな自分の席に帰って)
鳰(それからすぐ、溝呂木先生が来てそのままテストが始まったッス)
鳰(当然ノー勉だったんでウチの成績のことはまあ…置いといて)
鳰(今は次の授業までの休憩時間)
鳰(次は移動教室なんでみんなその準備でウチに構わないでくれてる感じッス)
鳰(それにしても、いやぁさっきは肝を冷やしたッス。なんとかあの場は収まって良かった良かった)
鳰(伊介さん、ちょっと…いや正直クラスで一番怖いんッスよね)
鳰(一番暴力的で性格もねちっこいから…今日も地味ないやがらせされるところだったッスし)
鳰(今回は武智さんが助けてくれたおかげでなんとか…)
鳰(って、いやさっきの会話聞いてる限りあの人ウチを助けるっていうより自分の性癖に忠実に従っただけな気がしないでもない気がするんッスけど)
鳰(それに剣持さんが立ててくれた作戦は台無しッスね。ウチは正直凄く救われた気持ちになったッスけど…)
鳰(これが今後作戦にどう影響してくるかを考えると若干頭痛いッス)
鳰(…でも、ありがとうッス。武智さん)
乙哉「鳰っち、鳰っち」コソコソ
鳰「あ、武智さん。先ほどはどうも…」
1時間後
鳰(ふいー)
鳰(晴ちゃん達が戻ってきて、伊介さん達もみんな自分の席に帰って)
鳰(それからすぐ、溝呂木先生が来てそのままテストが始まったッス)
鳰(当然ノー勉だったんでウチの成績のことはまあ…置いといて)
鳰(今は次の授業までの休憩時間)
鳰(次は移動教室なんでみんなその準備でウチに構わないでくれてる感じッス)
鳰(それにしても、いやぁさっきは肝を冷やしたッス。なんとかあの場は収まって良かった良かった)
鳰(伊介さん、ちょっと…いや正直クラスで一番怖いんッスよね)
鳰(一番暴力的で性格もねちっこいから…今日も地味ないやがらせされるところだったッスし)
鳰(今回は武智さんが助けてくれたおかげでなんとか…)
鳰(って、いやさっきの会話聞いてる限りあの人ウチを助けるっていうより自分の性癖に忠実に従っただけな気がしないでもない気がするんッスけど)
鳰(それに剣持さんが立ててくれた作戦は台無しッスね。ウチは正直凄く救われた気持ちになったッスけど…)
鳰(これが今後作戦にどう影響してくるかを考えると若干頭痛いッス)
鳰(…でも、ありがとうッス。武智さん)
乙哉「鳰っち、鳰っち」コソコソ
鳰「あ、武智さん。先ほどはどうも…」
251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:14:34.67:QkOB+lzpo (9/15)
乙哉「いやぁ、さっきはごめんねぇ。どうしても我慢できなくなっちゃってさぁ」
鳰「いえ、お気になさらず。ウチとしてはとても嬉しかったッスから」
乙哉「でもねー。せっかくしえなちゃんが作戦立ててくれたのに台無しにしちゃったみたいで…」
しえな「まったくだ、この考え無しが。お陰でボクの立てた計画が全部パーだよ。どうしてくれる」
鳰「剣持さん」
乙哉「ぎゃふーん」
しえな「でも正直ちょっと見なおした。武智。お前は間違ってない」
乙哉「え?」
しえな「さっき犬養に絡まれている走りを見て思ったんだ。ボクの立てた計画はいじめられている走りを助けるためのものじゃなくなってた」
しえな「いじめっ子を見つけ出し、そいつをやっつけることに主眼を置いてしまっていたんだ」
しえな「そしてそのために被害者である走りの心を犠牲にすることの強要なんかして」
しえな「情けない話だよな。友達が苦しんでるのを知っていて、これじゃあボクは見て見ぬふりをしていた時と全然変わらないじゃないか」
鳰「そんな。でも剣持さんはウチのこと救うために…」
しえな「だからって今辛い思いをしている走りを見殺しにするようなやり方は間違っていたって言いたいのさ」
鳰「…」
乙哉「いやぁ、さっきはごめんねぇ。どうしても我慢できなくなっちゃってさぁ」
鳰「いえ、お気になさらず。ウチとしてはとても嬉しかったッスから」
乙哉「でもねー。せっかくしえなちゃんが作戦立ててくれたのに台無しにしちゃったみたいで…」
しえな「まったくだ、この考え無しが。お陰でボクの立てた計画が全部パーだよ。どうしてくれる」
鳰「剣持さん」
乙哉「ぎゃふーん」
しえな「でも正直ちょっと見なおした。武智。お前は間違ってない」
乙哉「え?」
しえな「さっき犬養に絡まれている走りを見て思ったんだ。ボクの立てた計画はいじめられている走りを助けるためのものじゃなくなってた」
しえな「いじめっ子を見つけ出し、そいつをやっつけることに主眼を置いてしまっていたんだ」
しえな「そしてそのために被害者である走りの心を犠牲にすることの強要なんかして」
しえな「情けない話だよな。友達が苦しんでるのを知っていて、これじゃあボクは見て見ぬふりをしていた時と全然変わらないじゃないか」
鳰「そんな。でも剣持さんはウチのこと救うために…」
しえな「だからって今辛い思いをしている走りを見殺しにするようなやり方は間違っていたって言いたいのさ」
鳰「…」
252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:21:19.35:+ZEH7XfW0 (1/1)
しえなちゃん見直した
しえなちゃん見直した
253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/07(月) 23:23:28.81:POE7PIsv0 (1/1)
>>252
しえなちゃんは最初から良い娘だったろ!いい加減にしろ!
>>252
しえなちゃんは最初から良い娘だったろ!いい加減にしろ!
254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:24:43.76:QkOB+lzpo (10/15)
しえな「もっと知恵を絞って、走りを守りつついじめの主犯を見つける方法を見つけなきゃいけない」
しえな「多少難易度は上がるかもしれないけど、そんなのも考えつかないようじゃボクは走りの友達失格だ」
しえな「すまなかった。今度こそもう絶対に走りを見捨てないよ。今度走りがいじめられているのを見たら、ボクも助けに行くよ」
しえな「武智ももうさっきみたいに下手くそな悪人演技なんかしないで素直に走りを助けに行っていいんだぞ」クスッ
乙哉「え?なんのこと?」キョトン
しえな「またまた。ああやって猟奇殺人犯の血が騒いだ風を装って走りを助けたんだろ?最低限ボクらが走りの味方だと敵に悟らせないように」
しえな「バレバレだったけど、工夫と努力は買おうじゃないか」クスクス
乙哉「…?…………ああ。あー……うん。うん」
しえな「なにはともあれ、だ。これからはなるべくボク達と一緒に行動しよう。そうすれば相手もいじめ難くなるはずだ」
しえな「そして、相手がやってきたらこう言ってやるんだ。ボクの友達に手を出すな。絶対にゆるさないぞ。ってね」
鳰「剣持さん…」
しえな「あ、そうだ。それと一個だけお前に文句がある」
しえな「もっと知恵を絞って、走りを守りつついじめの主犯を見つける方法を見つけなきゃいけない」
しえな「多少難易度は上がるかもしれないけど、そんなのも考えつかないようじゃボクは走りの友達失格だ」
しえな「すまなかった。今度こそもう絶対に走りを見捨てないよ。今度走りがいじめられているのを見たら、ボクも助けに行くよ」
しえな「武智ももうさっきみたいに下手くそな悪人演技なんかしないで素直に走りを助けに行っていいんだぞ」クスッ
乙哉「え?なんのこと?」キョトン
しえな「またまた。ああやって猟奇殺人犯の血が騒いだ風を装って走りを助けたんだろ?最低限ボクらが走りの味方だと敵に悟らせないように」
しえな「バレバレだったけど、工夫と努力は買おうじゃないか」クスクス
乙哉「…?…………ああ。あー……うん。うん」
しえな「なにはともあれ、だ。これからはなるべくボク達と一緒に行動しよう。そうすれば相手もいじめ難くなるはずだ」
しえな「そして、相手がやってきたらこう言ってやるんだ。ボクの友達に手を出すな。絶対にゆるさないぞ。ってね」
鳰「剣持さん…」
しえな「あ、そうだ。それと一個だけお前に文句がある」
255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:25:44.23:BQS1K76lo (1/1)
待ってた
待ってた
256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:32:14.70:QkOB+lzpo (11/15)
鳰「え?」
しえな「『しえな』」
鳰「…え?」
しえな「…さっきから、そういえばまだ剣持さん呼びだっただろ。ずっと。『しえな』でいいって言ったのに」
鳰「あ…」
しえな「だからボクも…その、なんとなく呼び方改めるの躊躇ってさっきから走り呼びにせざるを得なかったじゃないか」
乙哉「えー?それは別にしえなちゃんから歩み寄っても良かったと思うけど。もしかして恥ずかしがってたの?」
しえな「う、うるさいっ!」
鳰「…」
しえな「とっ、とにかく!しえな!今度からしえなって呼ぶんだぞ!じゃないともう返事しないからな!」
鳰「えっと…」
しえな「わかったか!?わかったら返事!」
鳰「は、はいッス…」
しえな「んっ!よ、よし!」
乙哉「不器用だねぇ」クスクス
しえな「お前にはなんだかどうしても絶対に言われたくない!」
鳰「え?」
しえな「『しえな』」
鳰「…え?」
しえな「…さっきから、そういえばまだ剣持さん呼びだっただろ。ずっと。『しえな』でいいって言ったのに」
鳰「あ…」
しえな「だからボクも…その、なんとなく呼び方改めるの躊躇ってさっきから走り呼びにせざるを得なかったじゃないか」
乙哉「えー?それは別にしえなちゃんから歩み寄っても良かったと思うけど。もしかして恥ずかしがってたの?」
しえな「う、うるさいっ!」
鳰「…」
しえな「とっ、とにかく!しえな!今度からしえなって呼ぶんだぞ!じゃないともう返事しないからな!」
鳰「えっと…」
しえな「わかったか!?わかったら返事!」
鳰「は、はいッス…」
しえな「んっ!よ、よし!」
乙哉「不器用だねぇ」クスクス
しえな「お前にはなんだかどうしても絶対に言われたくない!」
257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:38:20.31:QkOB+lzpo (12/15)
乙哉「はいはい。それじゃあそろそろあたしらも教室移動しないと授業遅れちゃうし、そろそろ行くよ。しえなちゃん。鳰っち」
鳰「あ…そ、そうッスね。待ってください、今準備を…」ゴソゴソ
しえな「まだ準備してなかったのか。まったく…お前は入学当初はもっと世渡り上手でそつがない感じだったのにな」
乙哉「それもそうだねぇ。いじめられてるうちにいろいろポンコツになっちゃった?しえなちゃんみたいに」
しえな「武智は本当にうるさいなぁ…いつか絶対ギャフンと言わせてやるからな。ほら、準備出来たな?置いてくぞ」
鳰「あ。待ってくださいッス。行くッス…」ガタッ
しえな「ほら。早くしろ。その…」
しえな「……に、にお」ボソッ
鳰「え?」
しえな「………」
しえな「…………は、早くしろ」
しえな「……」
しえな「…………………に、鳰」
鳰「…!」
乙哉「おーい、そろそろ本気で遅刻しちゃうぞー。鳰っちー。しえなちゃーん」
しえな「うわっ!まずい!ほら急げ!武智!鳰!」
鳰「…はい!すぐ行くッス!乙哉ちゃん!しえなちゃん!」
乙哉「はいはい。それじゃあそろそろあたしらも教室移動しないと授業遅れちゃうし、そろそろ行くよ。しえなちゃん。鳰っち」
鳰「あ…そ、そうッスね。待ってください、今準備を…」ゴソゴソ
しえな「まだ準備してなかったのか。まったく…お前は入学当初はもっと世渡り上手でそつがない感じだったのにな」
乙哉「それもそうだねぇ。いじめられてるうちにいろいろポンコツになっちゃった?しえなちゃんみたいに」
しえな「武智は本当にうるさいなぁ…いつか絶対ギャフンと言わせてやるからな。ほら、準備出来たな?置いてくぞ」
鳰「あ。待ってくださいッス。行くッス…」ガタッ
しえな「ほら。早くしろ。その…」
しえな「……に、にお」ボソッ
鳰「え?」
しえな「………」
しえな「…………は、早くしろ」
しえな「……」
しえな「…………………に、鳰」
鳰「…!」
乙哉「おーい、そろそろ本気で遅刻しちゃうぞー。鳰っちー。しえなちゃーん」
しえな「うわっ!まずい!ほら急げ!武智!鳰!」
鳰「…はい!すぐ行くッス!乙哉ちゃん!しえなちゃん!」
258:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:43:14.78:QkOB+lzpo (13/15)
乙哉「ところであたしは何故にどうして頑なに武智呼びなのかね、しえなちゃんや」
しえな「下手にお前に心許す素振り見せると翌日には首と胴体離れてそうで怖いんだよ」
鳰「あははは…」
乙哉「ところであたしは何故にどうして頑なに武智呼びなのかね、しえなちゃんや」
しえな「下手にお前に心許す素振り見せると翌日には首と胴体離れてそうで怖いんだよ」
鳰「あははは…」
259:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:52:49.07:QkOB+lzpo (14/15)
昼休み
食堂
鳰「…驚いたッス」
しえな「本当だな。何事もまずは直球勝負してみるものかもしれないな」
乙哉「まさかあれから誰もちょっかいかけてこなくなるとはねぇ」
鳰「ちょっとした休み時間とか授業中とか、いつもなら絶対って言っていいほどちょっかいかけられてたのに…」
しえな「武智が抑止力になったか?下手に鳰に手を出してこいつに目を付けられると面倒だと思われたか」
乙哉「うーん。ちょっと残念な気がしないでもないけど…犬養とさっきの続きしたかったなぁ」
鳰「止めて欲しいッス」
しえな「そうだな。これでいじめが収まるならある意味儲けものだ。だがいじめの首謀者には今までの相応の報いを与えてやらないと気が済まないからな」
鳰「…」
しえな「そんな顔をするな。鳰をまたいじめに晒させずに首謀者をあぶり出す作戦を考えるから」
しえな「じゃないといつまでもまたいつ誰にいじめられ始めるか怯えて暮らさないといけないだろ?そんなのボクが許さない」
鳰「しえなちゃん…」
昼休み
食堂
鳰「…驚いたッス」
しえな「本当だな。何事もまずは直球勝負してみるものかもしれないな」
乙哉「まさかあれから誰もちょっかいかけてこなくなるとはねぇ」
鳰「ちょっとした休み時間とか授業中とか、いつもなら絶対って言っていいほどちょっかいかけられてたのに…」
しえな「武智が抑止力になったか?下手に鳰に手を出してこいつに目を付けられると面倒だと思われたか」
乙哉「うーん。ちょっと残念な気がしないでもないけど…犬養とさっきの続きしたかったなぁ」
鳰「止めて欲しいッス」
しえな「そうだな。これでいじめが収まるならある意味儲けものだ。だがいじめの首謀者には今までの相応の報いを与えてやらないと気が済まないからな」
鳰「…」
しえな「そんな顔をするな。鳰をまたいじめに晒させずに首謀者をあぶり出す作戦を考えるから」
しえな「じゃないといつまでもまたいつ誰にいじめられ始めるか怯えて暮らさないといけないだろ?そんなのボクが許さない」
鳰「しえなちゃん…」
260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/07(月) 23:58:50.77:QkOB+lzpo (15/15)
しえな「なんだ?鳰」
鳰「…あ、いえ。なんでもないッス。ただ名前を呼んで見たかっただけッス。しえなちゃん」
しえな「…変な鳰だな」
鳰「…そんなことないッスよ、しえなちゃん」
しえな「…あまり名前を連呼しないでくれないか、鳰。ちょっと恥ずかしい」
鳰「すみませんッス。しえなちゃん」
しえな「…鳰」
鳰「…なんッスか?しえなちゃん」
しえな「鳰鳰鳰鳰鳰」
鳰「…しえなちゃんこそ意味もなくウチの名前連呼するの止めて欲しいッス。照れるッス」
しえな「ああ、悪かったな。鳰」
鳰「…」
しえな「…」
鳰「しえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃん」
しえな「鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰」
乙哉「なにいちゃついてるのきみたち」
しえな「ああ、蚊帳の外にしてすまなかった武智」
鳰「武智さんお昼ごはん何食べるッスか?」
乙哉「あたしだって凹むことあるって、意外かもしれないけどいちおうおぼえておいてほしいんだ」
しえな「なんだ?鳰」
鳰「…あ、いえ。なんでもないッス。ただ名前を呼んで見たかっただけッス。しえなちゃん」
しえな「…変な鳰だな」
鳰「…そんなことないッスよ、しえなちゃん」
しえな「…あまり名前を連呼しないでくれないか、鳰。ちょっと恥ずかしい」
鳰「すみませんッス。しえなちゃん」
しえな「…鳰」
鳰「…なんッスか?しえなちゃん」
しえな「鳰鳰鳰鳰鳰」
鳰「…しえなちゃんこそ意味もなくウチの名前連呼するの止めて欲しいッス。照れるッス」
しえな「ああ、悪かったな。鳰」
鳰「…」
しえな「…」
鳰「しえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃんしえなちゃん」
しえな「鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰鳰」
乙哉「なにいちゃついてるのきみたち」
しえな「ああ、蚊帳の外にしてすまなかった武智」
鳰「武智さんお昼ごはん何食べるッスか?」
乙哉「あたしだって凹むことあるって、意外かもしれないけどいちおうおぼえておいてほしいんだ」
261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:08:54.79:FXY3pEs6o (1/23)
鳰「えへ。調子に乗っちゃったッス」ペロ
しえな「ざまあみろ」
乙哉「まったく…でもちょっとだけ安心したかなー」
しえな「ん?」
鳰「何がッスか?」
乙哉「だって、鳰っちが久しぶりに入学当初みたいになってる」
鳰「…え?」
しえな「ああ。言われてみればそうだな」
鳰「なんッスか?ウチ、なんか変だったッスか?」
しえな「そうだな…初めて会った頃の鳰は…もっと快活だった」
乙哉「かなりお調子者っぽくて、ムードメーカーって感じだったもんね」
しえな「胡散臭さも相当だったけどな」
鳰「えっと…」
しえな「それがここ数ヶ月のいじめの影響で相当卑屈になってた」
乙哉「誰かをイジったりオヤジギャグ言ったりとかほとんどしなくなってたもんねー」
鳰「で、でも晴ちゃんといる時はいつも通り振る舞ってたと思うんッスけど…」
しえな「そうか?今朝観察していたが、相当自虐が増えていたぞ」
乙哉「あと、晴ちゃんよりよっぽど喋ってたのに最近は聞き役になるのが増えてたよね」
鳰(そんな…自分では今まで通り振る舞ってたつもりだったッスけど、外から見たらそんな変わってたッスか)
鳰「えへ。調子に乗っちゃったッス」ペロ
しえな「ざまあみろ」
乙哉「まったく…でもちょっとだけ安心したかなー」
しえな「ん?」
鳰「何がッスか?」
乙哉「だって、鳰っちが久しぶりに入学当初みたいになってる」
鳰「…え?」
しえな「ああ。言われてみればそうだな」
鳰「なんッスか?ウチ、なんか変だったッスか?」
しえな「そうだな…初めて会った頃の鳰は…もっと快活だった」
乙哉「かなりお調子者っぽくて、ムードメーカーって感じだったもんね」
しえな「胡散臭さも相当だったけどな」
鳰「えっと…」
しえな「それがここ数ヶ月のいじめの影響で相当卑屈になってた」
乙哉「誰かをイジったりオヤジギャグ言ったりとかほとんどしなくなってたもんねー」
鳰「で、でも晴ちゃんといる時はいつも通り振る舞ってたと思うんッスけど…」
しえな「そうか?今朝観察していたが、相当自虐が増えていたぞ」
乙哉「あと、晴ちゃんよりよっぽど喋ってたのに最近は聞き役になるのが増えてたよね」
鳰(そんな…自分では今まで通り振る舞ってたつもりだったッスけど、外から見たらそんな変わってたッスか)
262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:18:25.74:FXY3pEs6o (2/23)
しえな「まあなんにせよだ。このままいじめが収まっていれば、昔の明るかった鳰も戻ってくるかもな」
乙哉「そうだねぇ。あの頃の鳰っちのがちょっきんし甲斐がありそうで可愛かったし」ジュルリ
しえな「台無しだよ」
鳰「あ、あははは…」
鳰(おふたりとも…ほんと、優しいッスねぇ…)
鳰(ありがとうッス。ウチ、二人が居てくれればどんないじめにだって負けないでいられそうッス)
鳰(そう。二人が居てくれれば、どんないじめにだって…)
乙哉「おっ。鳰っち、ちょっと下がってな」
鳰「え?」
しえな「…来たか」
鳰「え?何が…ってあれは」
乙哉「へっへっへ。嬉しいねぇ。今朝の続きかな?」
乙哉「ねえ鳰っち。黒組って同じ同級生は巻き込んで…ううん。この際はっきり言っちゃうけど」
乙哉「私が犬養伊介を殺しても、黒組資格は剥奪じゃあないんだよね?」
鳰「…一応。ルール上は」
乙哉「んふふふふ…」ニヤニヤ
伊介「ふふ。物騒で下品な笑顔♪殺したい♪」
しえな「まあなんにせよだ。このままいじめが収まっていれば、昔の明るかった鳰も戻ってくるかもな」
乙哉「そうだねぇ。あの頃の鳰っちのがちょっきんし甲斐がありそうで可愛かったし」ジュルリ
しえな「台無しだよ」
鳰「あ、あははは…」
鳰(おふたりとも…ほんと、優しいッスねぇ…)
鳰(ありがとうッス。ウチ、二人が居てくれればどんないじめにだって負けないでいられそうッス)
鳰(そう。二人が居てくれれば、どんないじめにだって…)
乙哉「おっ。鳰っち、ちょっと下がってな」
鳰「え?」
しえな「…来たか」
鳰「え?何が…ってあれは」
乙哉「へっへっへ。嬉しいねぇ。今朝の続きかな?」
乙哉「ねえ鳰っち。黒組って同じ同級生は巻き込んで…ううん。この際はっきり言っちゃうけど」
乙哉「私が犬養伊介を殺しても、黒組資格は剥奪じゃあないんだよね?」
鳰「…一応。ルール上は」
乙哉「んふふふふ…」ニヤニヤ
伊介「ふふ。物騒で下品な笑顔♪殺したい♪」
263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:26:23.96:3tiKBIL00 (1/2)
盛り上がってきたな
盛り上がってきたな
264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:26:33.19:FXY3pEs6o (3/23)
伊介「はぁい。ゴミ蟲」
鳰「っ!」ビクッ
しえな「鳰。下がってろ」スッ
伊介「…ふん。つまんない奴。最低の卑怯者」
しえな「…寄ってたかって一人をいじめる人間ほどじゃあないと思うぞ」
伊介「朝からどうも変だとは思ってたけど、やっぱりそういうことだったんだ」
しえな「何?」
伊介「どんな心境の変化かは知らないけど。二人はその屑の味方するんだ♪」
しえな「…そうだ。文句あるか」
伊介「別にぃ。ただ、っていうことは伊介の敵になる覚悟は出来てるんでしょ?可哀想にねって思っただけ♪」
しえな「…」
乙哉「可哀想?なんで?あたしはお前が敵対してくれるならお前をチョッキン出来る大義名分できて万々歳なんだけど」スッ
伊介「クスッ。やれるもんならやってみろ♪雑ぁ~魚」
乙哉「…へぇ」ガタッ
しえな「二人共。ここは公衆の面前だぞ。流石に控えろ」
伊介「はぁい。ゴミ蟲」
鳰「っ!」ビクッ
しえな「鳰。下がってろ」スッ
伊介「…ふん。つまんない奴。最低の卑怯者」
しえな「…寄ってたかって一人をいじめる人間ほどじゃあないと思うぞ」
伊介「朝からどうも変だとは思ってたけど、やっぱりそういうことだったんだ」
しえな「何?」
伊介「どんな心境の変化かは知らないけど。二人はその屑の味方するんだ♪」
しえな「…そうだ。文句あるか」
伊介「別にぃ。ただ、っていうことは伊介の敵になる覚悟は出来てるんでしょ?可哀想にねって思っただけ♪」
しえな「…」
乙哉「可哀想?なんで?あたしはお前が敵対してくれるならお前をチョッキン出来る大義名分できて万々歳なんだけど」スッ
伊介「クスッ。やれるもんならやってみろ♪雑ぁ~魚」
乙哉「…へぇ」ガタッ
しえな「二人共。ここは公衆の面前だぞ。流石に控えろ」
265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:39:31.92:FXY3pEs6o (4/23)
伊介「余計な心配しないでも伊介はそれくらい弁えてるわよ」
伊介「ただ、春紀と食堂にクレープ食べにきたら見かけたからついでにアンタらがつるんでるのかどうかっての確認したかっただけ♪」
しえな「…」
乙哉「寒河江も一緒か。あいつもなかなか美味しそうなんだよな」ジュルッ
伊介「春紀に手出したら殺すから」
伊介「指一本でも触れたら、アンタの大事なもの全部壊して、殺してくれって懇願するまでいたぶって嬲りになぶって殺すから」
乙哉「…」
伊介「ま、アンタらみたいな素人もどき集団じゃ伊介には勿論、春紀にだって敵わないと思うけど♪」
乙哉「本当、随分自分に自信ある感じで壊し甲斐がある子だよね」
伊介「…ふふ。伊介もアンタに同じこと思ってる♪おそろいね♪」
乙哉「…しえなちゃん。こいつがいじめの首謀者説提唱してたよね?」
しえな「ひゅっ!?」ビクッ
伊介「へえ?」クスッ
しえな「そ、そそそそ、そんなこと確かに…あ、あう…あうううう、た、確かに、い、いいいい言った気がしなくもないが」アタフタ
伊介「そっかぁ…伊介が屑いじめの言い出しっぺだって思ってるんだぁ」ニヤニヤ
鳰(しえなちゃん、ビビっちゃってるッス。まあ無理もないッスよね、この子も元いじめられっ子だし…)
伊介「余計な心配しないでも伊介はそれくらい弁えてるわよ」
伊介「ただ、春紀と食堂にクレープ食べにきたら見かけたからついでにアンタらがつるんでるのかどうかっての確認したかっただけ♪」
しえな「…」
乙哉「寒河江も一緒か。あいつもなかなか美味しそうなんだよな」ジュルッ
伊介「春紀に手出したら殺すから」
伊介「指一本でも触れたら、アンタの大事なもの全部壊して、殺してくれって懇願するまでいたぶって嬲りになぶって殺すから」
乙哉「…」
伊介「ま、アンタらみたいな素人もどき集団じゃ伊介には勿論、春紀にだって敵わないと思うけど♪」
乙哉「本当、随分自分に自信ある感じで壊し甲斐がある子だよね」
伊介「…ふふ。伊介もアンタに同じこと思ってる♪おそろいね♪」
乙哉「…しえなちゃん。こいつがいじめの首謀者説提唱してたよね?」
しえな「ひゅっ!?」ビクッ
伊介「へえ?」クスッ
しえな「そ、そそそそ、そんなこと確かに…あ、あう…あうううう、た、確かに、い、いいいい言った気がしなくもないが」アタフタ
伊介「そっかぁ…伊介が屑いじめの言い出しっぺだって思ってるんだぁ」ニヤニヤ
鳰(しえなちゃん、ビビっちゃってるッス。まあ無理もないッスよね、この子も元いじめられっ子だし…)
266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:48:17.48:alvoKUs+0 (1/1)
最新話鳰「ウチどっちかつーといじめる側の人間なんでいじめられっ子たちキモイっス」
最新話鳰「ウチどっちかつーといじめる側の人間なんでいじめられっ子たちキモイっス」
267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:48:35.31:Ix9PtjdSO (1/2)
きてたあああ
きてたあああ
268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:51:50.89:iUgCJO2vO (1/1)
>>266
気にするな!(チャ)
>>266
気にするな!(チャ)
269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:51:53.37:PMjc75iAO (1/1)
(シリアル)キラーパス
(シリアル)キラーパス
270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 00:52:51.91:FXY3pEs6o (5/23)
乙哉「…で、どうなの?実際のところ」
伊介「教えなぁい♪」
乙哉「…そっか」
鳰(まあ…そりゃそうッスよね。この人がそんなこと聞かれて素直に答えるはずが…)
乙哉「ねえしえなちゃん。とりあえずこいつがいじめの首謀者知ってるってのはわかったよ」
しえな「へっ?」
鳰「へ?」
伊介「…何?」
乙哉「だって、首謀者の存在を知らないはずなら普通アンタいじめの首謀者?って聞かれたら「なにそれおいしいの?」って反応でしょ」
乙哉「それが「教えない」だもん。少なくともこのいじめに首謀者がいるって知ってるのは確定」
乙哉「ついでに、いじめっ子グループ?的なのに属してるんなら、リーダーが誰かだって知ってるに決まってるし」
乙哉「まさかたかがいじめのグループのリーダーがでっかい金色のコンドルのレリーフから声だけで指令を送るような存在じゃないだろうしね」
乙哉「ま、コイツの性格からして首謀者ってのがリーダーってほど明確に上下関係ある人間でもないってのもほぼ確定」
乙哉「偉そうに命令してくる人間に大人しく従うような可愛い子ちゃんでもないし、きっと鳰っちいじめようよって提唱しただけとかそんなノリで」
乙哉「それを持ちかけられて賛同したメンバーはあとは好き勝手にいじめましょーってくらいかな」
乙哉「あとはあたしらが誘われてないってことは多分…」
伊介「いつまでもペラペラとお喋りしてるんじゃないわよ!うざいわねこの変態女!!」
乙哉「…で、どうなの?実際のところ」
伊介「教えなぁい♪」
乙哉「…そっか」
鳰(まあ…そりゃそうッスよね。この人がそんなこと聞かれて素直に答えるはずが…)
乙哉「ねえしえなちゃん。とりあえずこいつがいじめの首謀者知ってるってのはわかったよ」
しえな「へっ?」
鳰「へ?」
伊介「…何?」
乙哉「だって、首謀者の存在を知らないはずなら普通アンタいじめの首謀者?って聞かれたら「なにそれおいしいの?」って反応でしょ」
乙哉「それが「教えない」だもん。少なくともこのいじめに首謀者がいるって知ってるのは確定」
乙哉「ついでに、いじめっ子グループ?的なのに属してるんなら、リーダーが誰かだって知ってるに決まってるし」
乙哉「まさかたかがいじめのグループのリーダーがでっかい金色のコンドルのレリーフから声だけで指令を送るような存在じゃないだろうしね」
乙哉「ま、コイツの性格からして首謀者ってのがリーダーってほど明確に上下関係ある人間でもないってのもほぼ確定」
乙哉「偉そうに命令してくる人間に大人しく従うような可愛い子ちゃんでもないし、きっと鳰っちいじめようよって提唱しただけとかそんなノリで」
乙哉「それを持ちかけられて賛同したメンバーはあとは好き勝手にいじめましょーってくらいかな」
乙哉「あとはあたしらが誘われてないってことは多分…」
伊介「いつまでもペラペラとお喋りしてるんじゃないわよ!うざいわねこの変態女!!」
271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:05:18.87:oP/rOsjD0 (1/1)
アニメ版乙哉なら伊介と同じくらいの実力はありそうなもんだが、実際タイマンになったらどっちが勝つんだろ
アニメ版乙哉なら伊介と同じくらいの実力はありそうなもんだが、実際タイマンになったらどっちが勝つんだろ
272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:09:26.55:FXY3pEs6o (6/23)
乙哉「…ふーん。なるほどねー」ニヤニヤ
しえな「お、おい武智…?」
鳰「乙哉ちゃん?…どうしたッスか?」
乙哉「あたし、鳰っちいじめの原因わかっちゃったかも」
鳰「えっ!?」
しえな「ちょ、どういうことだ!?武智!詳しく説明を…」
乙哉「それはいいけど…でもそれ言ったら目の前のこの人が顔真っ赤にして怒りそうだしなぁ」
伊介「…何を想像してるのか知らないけど、伊介はそこの屑が気に入らないからいじめてるだけなんですけど」
乙哉「へー。へー。あれがよっぽど気に食わなかったんだ。うわー。うわー。もしかして伊介ちゃんって結構…」
伊介「っ!!そこまでにしときなさいよ!!あと伊介ちゃんって言うな!伊介様って言え!!」
乙哉「はいはい。楽しいランチタイムをこれ以上邪魔されてもご飯食べる時間無くなっちゃうしねー」
伊介「…」
乙哉「分かったよ。どうしてもって言うならこの場は黙っててあげる」
乙哉「その代わりいじめの首謀者教えてくれる?それ教えてくれて、もう鳰っちのこといじめないって約束するなら手打ちにしてあげてもいいけど」
伊介「…ふざけんなっ。そんなの信用できるわけないでしょ。そいつの口から漏れる可能性だってあるんだし…」
乙哉「あ、認めた。伊介ちゃんかわいいー」
伊介「…」ブチッ
鳰(なんだかよくわからないがとりあえずやばい事態になってる気がするッス)
しえな「鳰、なんだかよくわからないがとりあえずやばい」
鳰「しえなちゃん。同感ッス」
乙哉「…ふーん。なるほどねー」ニヤニヤ
しえな「お、おい武智…?」
鳰「乙哉ちゃん?…どうしたッスか?」
乙哉「あたし、鳰っちいじめの原因わかっちゃったかも」
鳰「えっ!?」
しえな「ちょ、どういうことだ!?武智!詳しく説明を…」
乙哉「それはいいけど…でもそれ言ったら目の前のこの人が顔真っ赤にして怒りそうだしなぁ」
伊介「…何を想像してるのか知らないけど、伊介はそこの屑が気に入らないからいじめてるだけなんですけど」
乙哉「へー。へー。あれがよっぽど気に食わなかったんだ。うわー。うわー。もしかして伊介ちゃんって結構…」
伊介「っ!!そこまでにしときなさいよ!!あと伊介ちゃんって言うな!伊介様って言え!!」
乙哉「はいはい。楽しいランチタイムをこれ以上邪魔されてもご飯食べる時間無くなっちゃうしねー」
伊介「…」
乙哉「分かったよ。どうしてもって言うならこの場は黙っててあげる」
乙哉「その代わりいじめの首謀者教えてくれる?それ教えてくれて、もう鳰っちのこといじめないって約束するなら手打ちにしてあげてもいいけど」
伊介「…ふざけんなっ。そんなの信用できるわけないでしょ。そいつの口から漏れる可能性だってあるんだし…」
乙哉「あ、認めた。伊介ちゃんかわいいー」
伊介「…」ブチッ
鳰(なんだかよくわからないがとりあえずやばい事態になってる気がするッス)
しえな「鳰、なんだかよくわからないがとりあえずやばい」
鳰「しえなちゃん。同感ッス」
273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:20:39.30:FXY3pEs6o (7/23)
乙哉「お?なになに?やる?やっちゃう?」
伊介「…そうね。殺っちゃおうかしら」ボソッ
しえな「お、おい二人共…」
鳰「ここ食堂ッス…周りに学生いっぱいいるッスよ…」
伊介「でも、ここじゃ周りがうざくてじっくり嬲れないし…」
乙哉「それは同感だねぇ」ニヤニヤ
伊介「ねえ武智…それじゃあ伊介、提案♪」ニヤニヤ
乙哉「なになに?」ニヤニヤ
伊介「今夜、伊介と二人きりで深夜デートしよ♪植物園なんかどう?」
乙哉「おっ、いいねいいねー。人いないし、静かだし」
伊介「それまで絶対口外するんじゃねーぞ♪伊介はそこのゴミが気に食わないからいじめてるだけだけど…」
伊介「変なこと吹きこまれて誤解されたら伊介の威信に関わるんだから♪」
伊介「どうせお前は伊介のことバラしたいって性的衝動からこんな挑発してきたんだろ?それまでに喋ったらデートすっぽかすから」
乙哉「んふ♪わかってらっしゃる」
伊介「伊介も…久しぶりに雑魚を嬲り殺したくなっちゃった♪」
伊介「それじゃあ、夜になったら部屋に誘いに行くから」
伊介「それまで絶対喋るんじゃねーぞ♪」
乙哉「お?なになに?やる?やっちゃう?」
伊介「…そうね。殺っちゃおうかしら」ボソッ
しえな「お、おい二人共…」
鳰「ここ食堂ッス…周りに学生いっぱいいるッスよ…」
伊介「でも、ここじゃ周りがうざくてじっくり嬲れないし…」
乙哉「それは同感だねぇ」ニヤニヤ
伊介「ねえ武智…それじゃあ伊介、提案♪」ニヤニヤ
乙哉「なになに?」ニヤニヤ
伊介「今夜、伊介と二人きりで深夜デートしよ♪植物園なんかどう?」
乙哉「おっ、いいねいいねー。人いないし、静かだし」
伊介「それまで絶対口外するんじゃねーぞ♪伊介はそこのゴミが気に食わないからいじめてるだけだけど…」
伊介「変なこと吹きこまれて誤解されたら伊介の威信に関わるんだから♪」
伊介「どうせお前は伊介のことバラしたいって性的衝動からこんな挑発してきたんだろ?それまでに喋ったらデートすっぽかすから」
乙哉「んふ♪わかってらっしゃる」
伊介「伊介も…久しぶりに雑魚を嬲り殺したくなっちゃった♪」
伊介「それじゃあ、夜になったら部屋に誘いに行くから」
伊介「それまで絶対喋るんじゃねーぞ♪」
274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:36:31.30:FXY3pEs6o (8/23)
乙哉「…ふう」
鳰「…」
しえな「…」
乙哉「計画通り」グッ
しえな「アホかっ!!!」
鳰「嘘ッス!絶対思いつきで行動したッス!!!」
乙哉「ってわけだから二人共、ごめんあたし今日の夜はちょっと用事が入っちゃったんで…」
しえな「全部聞こえてたわ!何勝手に行動してるんだお前!?」
鳰「乙哉ちゃん、ウチが言うのもなんッスけどもうちょっとこう…こう…」
しえな「あとなんだ!?お前一人で色々勘付いた風なこと連呼して!完全に置いてけぼりだったぞ!?」
鳰「そういえばウチがいじめられてる原因ってなんなんッスか?気になるッス。教えて欲しいッス」
しえな「目の前で殺し合いの約束取り付けられてボクらどうすれば良かったんだ!?ああもう!悪戯に身を危険に晒してっ!心配する方の身にもなれよ!」
鳰「伊介さんがあんなにムキになるなんて珍しい…こともないわけでもないッスけど、あそこまで嫌がるのは珍しいッス。ウチもしかしてなんかしちゃったッスか?」
しえな「大体何だ!?殺し合いが終わるまではボクらにも口外しないみたいな約束!勿論夜になる前に説明してくれるんだよな!?」
しえな「そうだ!話せばデートと言う名の殺し合いもお流れだって話だったよな!?そうだったそうだ!馬鹿め!なら武智がここで話してもデメリットは一切ないじゃないか!」
しえな「よし武智!今すぐ話せ!今すぐだ!早く!電光石火で!マッハで!光速を超えて音速でだ!」
乙哉「やだなぁしえなちゃん。声は音なんだから話したら音速になるに決まってるじゃん」
しえな「返事が欲しいところはそこじゃない!!」
乙哉「…ふう」
鳰「…」
しえな「…」
乙哉「計画通り」グッ
しえな「アホかっ!!!」
鳰「嘘ッス!絶対思いつきで行動したッス!!!」
乙哉「ってわけだから二人共、ごめんあたし今日の夜はちょっと用事が入っちゃったんで…」
しえな「全部聞こえてたわ!何勝手に行動してるんだお前!?」
鳰「乙哉ちゃん、ウチが言うのもなんッスけどもうちょっとこう…こう…」
しえな「あとなんだ!?お前一人で色々勘付いた風なこと連呼して!完全に置いてけぼりだったぞ!?」
鳰「そういえばウチがいじめられてる原因ってなんなんッスか?気になるッス。教えて欲しいッス」
しえな「目の前で殺し合いの約束取り付けられてボクらどうすれば良かったんだ!?ああもう!悪戯に身を危険に晒してっ!心配する方の身にもなれよ!」
鳰「伊介さんがあんなにムキになるなんて珍しい…こともないわけでもないッスけど、あそこまで嫌がるのは珍しいッス。ウチもしかしてなんかしちゃったッスか?」
しえな「大体何だ!?殺し合いが終わるまではボクらにも口外しないみたいな約束!勿論夜になる前に説明してくれるんだよな!?」
しえな「そうだ!話せばデートと言う名の殺し合いもお流れだって話だったよな!?そうだったそうだ!馬鹿め!なら武智がここで話してもデメリットは一切ないじゃないか!」
しえな「よし武智!今すぐ話せ!今すぐだ!早く!電光石火で!マッハで!光速を超えて音速でだ!」
乙哉「やだなぁしえなちゃん。声は音なんだから話したら音速になるに決まってるじゃん」
しえな「返事が欲しいところはそこじゃない!!」
275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:48:24.33:FXY3pEs6o (9/23)
乙哉「大丈夫大丈夫。あたしが負けるわけないじゃん。それに鳰っちがいじめられるようになった原因、話しちゃってデートすっぽかされたら嫌だし」
しえな「ああもうっ!こいつほんとに自分勝手だな!あと他にもいろいろツッコミどころが多すぎて指摘しきれない!!」
乙哉「それにカマかけてほぼ確信はしたけど、絶対それが原因っていう確証はないしね~。間違ってたら無駄に鳰っち苦しめるだけで悪いもん」
しえな「だからってだな…」
乙哉「だから、デートで伊介ちゃん拷問にでもかけてさ。ついでにお口ゲロさせちゃって必要な情報全部ゲット。どう?しえなちゃん。あたしの作戦上出来でしょ?」
しえな「全部うまく保証も無いし、リスクが大きすぎる。ボクは反対だ。っていうか推論でいいから全部話せ」
乙哉「やだ。あたし的には勿論チョッキンデート事態の要素はおっきいよ」
しえな「はぁ…駄目だこいつ」
乙哉「最近誰も殺ってないからウズウズして欲求不満でさぁ…いつ我慢できなくなってしえなちゃん達襲っちゃうかわかんないし」ウズウズ
しえな「…」
乙哉「そんな嫌そうな顔しなくても大丈夫だって。今晩で解消すればしばらくは衝動も収まるはずだし」
乙哉「……多分」
しえな「聞こえてるぞ」
乙哉「大丈夫大丈夫。あたしが負けるわけないじゃん。それに鳰っちがいじめられるようになった原因、話しちゃってデートすっぽかされたら嫌だし」
しえな「ああもうっ!こいつほんとに自分勝手だな!あと他にもいろいろツッコミどころが多すぎて指摘しきれない!!」
乙哉「それにカマかけてほぼ確信はしたけど、絶対それが原因っていう確証はないしね~。間違ってたら無駄に鳰っち苦しめるだけで悪いもん」
しえな「だからってだな…」
乙哉「だから、デートで伊介ちゃん拷問にでもかけてさ。ついでにお口ゲロさせちゃって必要な情報全部ゲット。どう?しえなちゃん。あたしの作戦上出来でしょ?」
しえな「全部うまく保証も無いし、リスクが大きすぎる。ボクは反対だ。っていうか推論でいいから全部話せ」
乙哉「やだ。あたし的には勿論チョッキンデート事態の要素はおっきいよ」
しえな「はぁ…駄目だこいつ」
乙哉「最近誰も殺ってないからウズウズして欲求不満でさぁ…いつ我慢できなくなってしえなちゃん達襲っちゃうかわかんないし」ウズウズ
しえな「…」
乙哉「そんな嫌そうな顔しなくても大丈夫だって。今晩で解消すればしばらくは衝動も収まるはずだし」
乙哉「……多分」
しえな「聞こえてるぞ」
276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 01:58:18.87:FXY3pEs6o (10/23)
鳰「乙哉ちゃん。その…」
乙哉「あ~。鳰っちもごめんね?なんか気付いたら鳰っちダシにしてあたしの欲求の捌け口見つける方優先しちゃったけど」
乙哉「でもさ~。これもあたしなんだよ。ま、その辺だけ理解頂戴な」
鳰「それは…外で乙哉ちゃんが何してきたかは全部知ってるし今更何も言えないッスけど」
乙哉「うんうん」
鳰「…でも、気を付けて欲しいッス。伊介さんはプロ中のプロッスよ」
鳰「できれば、あんまりリスクは背負わないで欲しいッス。今からでもデートはキャンセルできないか…」
乙哉「それは楽しみ。手強い子ほど好物だよ」
しえな「…何言っても無駄か」
鳰「…ま、まだ怖いッスけど、友達のためならウチ、加勢を…」
乙哉「ぶー!それは無粋!大丈夫だって。今夜はあたし一人に任せて!」
しえな「…」
鳰「…」
乙哉「もう。そんなに暗い顔しないでよ。友達は信じるもんだよ」
乙哉「ほらほら。もうお昼終わっちゃうよ。ご飯食べた食べた」
乙哉「…学校終わったらあたしらの部屋で3人でお茶でもしようか」
鳰「乙哉ちゃん。その…」
乙哉「あ~。鳰っちもごめんね?なんか気付いたら鳰っちダシにしてあたしの欲求の捌け口見つける方優先しちゃったけど」
乙哉「でもさ~。これもあたしなんだよ。ま、その辺だけ理解頂戴な」
鳰「それは…外で乙哉ちゃんが何してきたかは全部知ってるし今更何も言えないッスけど」
乙哉「うんうん」
鳰「…でも、気を付けて欲しいッス。伊介さんはプロ中のプロッスよ」
鳰「できれば、あんまりリスクは背負わないで欲しいッス。今からでもデートはキャンセルできないか…」
乙哉「それは楽しみ。手強い子ほど好物だよ」
しえな「…何言っても無駄か」
鳰「…ま、まだ怖いッスけど、友達のためならウチ、加勢を…」
乙哉「ぶー!それは無粋!大丈夫だって。今夜はあたし一人に任せて!」
しえな「…」
鳰「…」
乙哉「もう。そんなに暗い顔しないでよ。友達は信じるもんだよ」
乙哉「ほらほら。もうお昼終わっちゃうよ。ご飯食べた食べた」
乙哉「…学校終わったらあたしらの部屋で3人でお茶でもしようか」
277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:15:04.93:FXY3pEs6o (11/23)
放課後
ショッピングモール
晴「~♪」
涼「ふふ。晴ちゃん楽しそうじゃのう」
兎角「…」
涼「小物もいっぱい買い込んで。ほれ、入学当初にアクセサリー作ったって言ってワシらに配っておったじゃろ。また新しいの作りたいんじゃと」
兎角「…そうか」
涼「素人にしてはなかなかの出来じゃのう。これ。ほれ、今も持ってきておるよ」
兎角「…調子に乗るなよ」
涼「うん?」クスッ
兎角「…とぼけるな。今日、私に黙って晴を外に連れ出そうとしたろう」
涼「それはそうじゃが…それがなにか?」クスクス
兎角「ふざけるな…っ!裁定者である走りの現状があれな影響で、確かに今の黒組はほぼ休戦状態だ。だが黒組が機能を失ったわけではないのはお前も知っているだろう」
兎角「つまり、強引にでも誰かが予告状と共に晴を殺せばそれはルールとして成立する可能性が十分にある。いや。ほぼ成立可能性はかなり高い」
兎角「この生殺しのような状況に逸った誰かが晴を殺そうとする可能性は、今だって十二分にあるんだ。例えば今日のお前とか、な」
涼「…」
兎角「首藤。私はお前のことは他の黒組の連中より多少は話せるやつだと思っている」
兎角「だが、それでもみすみす晴と二人きりにさせてやろうというほど私はお人好しではないぞ。肝に銘じておけ」
涼「おお、怖い怖い」クスクス
兎角「…ちっ!」
放課後
ショッピングモール
晴「~♪」
涼「ふふ。晴ちゃん楽しそうじゃのう」
兎角「…」
涼「小物もいっぱい買い込んで。ほれ、入学当初にアクセサリー作ったって言ってワシらに配っておったじゃろ。また新しいの作りたいんじゃと」
兎角「…そうか」
涼「素人にしてはなかなかの出来じゃのう。これ。ほれ、今も持ってきておるよ」
兎角「…調子に乗るなよ」
涼「うん?」クスッ
兎角「…とぼけるな。今日、私に黙って晴を外に連れ出そうとしたろう」
涼「それはそうじゃが…それがなにか?」クスクス
兎角「ふざけるな…っ!裁定者である走りの現状があれな影響で、確かに今の黒組はほぼ休戦状態だ。だが黒組が機能を失ったわけではないのはお前も知っているだろう」
兎角「つまり、強引にでも誰かが予告状と共に晴を殺せばそれはルールとして成立する可能性が十分にある。いや。ほぼ成立可能性はかなり高い」
兎角「この生殺しのような状況に逸った誰かが晴を殺そうとする可能性は、今だって十二分にあるんだ。例えば今日のお前とか、な」
涼「…」
兎角「首藤。私はお前のことは他の黒組の連中より多少は話せるやつだと思っている」
兎角「だが、それでもみすみす晴と二人きりにさせてやろうというほど私はお人好しではないぞ。肝に銘じておけ」
涼「おお、怖い怖い」クスクス
兎角「…ちっ!」
278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:21:46.36:SxtI2UsQ0 (1/1)
おい兎角さんが真面目だぞ
おい兎角さんが真面目だぞ
279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:30:03.01:FXY3pEs6o (12/23)
涼「まあ安心せい。ワシはそこまで功を焦るたちではない」
兎角「どうだか…」
涼「あまりイライラすると身体に悪いぞ?もう少しドンと構えとけばええのに」
兎角「…それができれば苦労はしない。だからお前に頼った。遺憾ながらもな」
涼「難儀じゃのう。そこまで追い詰められておったか」
兎角「…」
涼「ま、安心せい。ワシだって晴ちゃんがそんなことをしているとはとても思えん」
兎角「…やっぱり、そうだよな。まさか晴に限って…」
涼「だからそう暗い顔をするな。その確信を得たいから恥を忍んでワシに頼み込んで来たんじゃろ」
兎角「くっ…」
涼「今日晴ちゃんを連れ出したのもそれと関係ないわけではないぞ?こうして2人…まあ、3人になったが」
涼「とにかく、少人数で話をよくし、あの子がどんななのかを見極めるという方策の一つじゃ」
兎角「わかってはいる。わかってはいるが…」
涼「まあ、なんにせよ、じゃ」
兎角「…」
涼「お前さんは知りたいんじゃろ?」
涼「晴ちゃんが走り鳰いじめの首謀者であるのかどうか、を」
涼「まあ安心せい。ワシはそこまで功を焦るたちではない」
兎角「どうだか…」
涼「あまりイライラすると身体に悪いぞ?もう少しドンと構えとけばええのに」
兎角「…それができれば苦労はしない。だからお前に頼った。遺憾ながらもな」
涼「難儀じゃのう。そこまで追い詰められておったか」
兎角「…」
涼「ま、安心せい。ワシだって晴ちゃんがそんなことをしているとはとても思えん」
兎角「…やっぱり、そうだよな。まさか晴に限って…」
涼「だからそう暗い顔をするな。その確信を得たいから恥を忍んでワシに頼み込んで来たんじゃろ」
兎角「くっ…」
涼「今日晴ちゃんを連れ出したのもそれと関係ないわけではないぞ?こうして2人…まあ、3人になったが」
涼「とにかく、少人数で話をよくし、あの子がどんななのかを見極めるという方策の一つじゃ」
兎角「わかってはいる。わかってはいるが…」
涼「まあ、なんにせよ、じゃ」
兎角「…」
涼「お前さんは知りたいんじゃろ?」
涼「晴ちゃんが走り鳰いじめの首謀者であるのかどうか、を」
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:32:32.82:FXY3pEs6o (13/23)
__
彡-――-ミ、
// `ヽ
/ / \
{ / )
八{ x~-、
/⌒  ̄ `丶、
/ ⌒ヽ \
/ Y \
/ l \
/ l l | ヽ
/ / /{ { } } l 、 きょうはここまでにしとくッス
{/ / { l/ l \ l j } l l い あと大変遅くなって申し訳ありませんでしたッス
>''" { { l┼‐-L_| \ ' 斗-/‐ l l |l
/ l l ∧l 乂 l l / / }/ l } } } ハ }
/ /|∧ トミx==ミ`l\l /l_,,x=xシ}/ / メ、 ノ
八 { l/ \ト、 / / / / \
\ {\ ヽ " / }/ / / 〉
ヽ トx-―‐-\ } `ー- ~’ / // /
_/:::::::::::::::::::::/ヽノ)ノト イr~⌒\/
__ノ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l \`'''ー-イ|\:::::::::::::::::::::\ ___
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l ヽ / }:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::l }
、::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::r┴-<⌒Y⌒ソ::::::::::::〉::::::::::::::::::::::::::::::/ /
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::} `Y^Y ̄ ̄}/::::::::::::::::::::::::::::::/ / ̄`~へ_ _
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/ ⌒ノ ノ⌒ {\:::::::::::::/:::::::// ー- _ / /ノ
∨∧:::::::>-イ:::::::く::::::::::{_ -‐'"爪\_ }::::::〉-<::::::::://  ̄\_ / /
`~'" l::::::::::::\::::::八 // 、 >::/ `~-く ̄ ̄ ̄`ー _ 〉 }:「 / つ
l::::::::::::::::::\:::::ヽ/ / /\//}  ̄`~、 / // /
l:::::::::::::::::::::::\::::::l //:::::::/:::::ノ `~、_ /--イー--‐'"
__
彡-――-ミ、
// `ヽ
/ / \
{ / )
八{ x~-、
/⌒  ̄ `丶、
/ ⌒ヽ \
/ Y \
/ l \
/ l l | ヽ
/ / /{ { } } l 、 きょうはここまでにしとくッス
{/ / { l/ l \ l j } l l い あと大変遅くなって申し訳ありませんでしたッス
>''" { { l┼‐-L_| \ ' 斗-/‐ l l |l
/ l l ∧l 乂 l l / / }/ l } } } ハ }
/ /|∧ トミx==ミ`l\l /l_,,x=xシ}/ / メ、 ノ
八 { l/ \ト、 / / / / \
\ {\ ヽ " / }/ / / 〉
ヽ トx-―‐-\ } `ー- ~’ / // /
_/:::::::::::::::::::::/ヽノ)ノト イr~⌒\/
__ノ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l \`'''ー-イ|\:::::::::::::::::::::\ ___
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l ヽ / }:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::l }
、::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::r┴-<⌒Y⌒ソ::::::::::::〉::::::::::::::::::::::::::::::/ /
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::} `Y^Y ̄ ̄}/::::::::::::::::::::::::::::::/ / ̄`~へ_ _
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/ ⌒ノ ノ⌒ {\:::::::::::::/:::::::// ー- _ / /ノ
∨∧:::::::>-イ:::::::く::::::::::{_ -‐'"爪\_ }::::::〉-<::::::::://  ̄\_ / /
`~'" l::::::::::::\::::::八 // 、 >::/ `~-く ̄ ̄ ̄`ー _ 〉 }:「 / つ
l::::::::::::::::::\:::::ヽ/ / /\//}  ̄`~、 / // /
l:::::::::::::::::::::::\::::::l //:::::::/:::::ノ `~、_ /--イー--‐'"
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:34:23.36:wUFtMFa7o (1/1)
乙しえ天使ッス、乙ッス
乙しえ天使ッス、乙ッス
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:34:57.41:3tiKBIL00 (2/2)
乙っす!
乙っす!
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 02:47:44.69:Ix9PtjdSO (2/2)
乙ッスよ
盛り上がって参りました
乙ッスよ
盛り上がって参りました
284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/08(火) 02:49:28.02:TZBuCtRK0 (1/1)
乙
AAかわええ
乙
AAかわええ
285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 03:01:11.72:amxTQrzG0 (1/1)
乙っスよ
乙っスよ
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 03:02:37.99:QjdRESQYo (1/1)
乙ッス!
盛り上がってきたな
乙ッス!
盛り上がってきたな
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/08(火) 03:52:01.65:FyA9ZttL0 (1/1)
乙
これ見てたら殴られたりとかしてないだけ俺マシだったんだなって思うわ
部活でグローブに砂つめらりとか屁でもないわ(涙声)
乙
これ見てたら殴られたりとかしてないだけ俺マシだったんだなって思うわ
部活でグローブに砂つめらりとか屁でもないわ(涙声)
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 04:02:45.45:SwrAzRPQo (1/1)
さりげないいすはるいいゾ~
さりげないいすはるいいゾ~
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 05:29:17.02:R6wycpveO (1/1)
武智さんが着々と脂肪フラグを…
武智さんが着々と脂肪フラグを…
290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/08(火) 06:12:32.58:Tq/1Ae080 (1/1)
乙
ところで、犬養じゃなく犬飼じゃあ
誤変換なのはわかってるけど
乙
ところで、犬養じゃなく犬飼じゃあ
誤変換なのはわかってるけど
291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 08:16:51.07:UGIpu5B90 (1/1)
話せば分かる
話せば分かる
292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 08:45:13.19:MWCD9oMXo (1/2)
乙ッス
こういうと何だが
事が動き出して目が離せなくなってきたな
>>287
涙拭けって つハンカチ
乙ッス
こういうと何だが
事が動き出して目が離せなくなってきたな
>>287
涙拭けって つハンカチ
293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 09:44:39.23:p6IkPl7k0 (1/1)
乙
やっぱりお婆ちゃんはイジメとかしないよね…良かったっす
兎角さんもイジメに加担はしてないのか
乙
やっぱりお婆ちゃんはイジメとかしないよね…良かったっす
兎角さんもイジメに加担はしてないのか
294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 09:59:15.18:Zpcj4FjQO (1/1)
乙しえ
伊介様ベタ惚れじゃないですかーやだー
乙しえ
伊介様ベタ惚れじゃないですかーやだー
295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 10:47:24.33:cS5/QdYwO (1/1)
兎角さんは普段からナチュラルに苛めてるから…
兎角さんは普段からナチュラルに苛めてるから…
296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 12:08:22.77:9NJdJEJSO (1/1)
>>295
関わらないようにするのとイジメは違うやで
>>295
関わらないようにするのとイジメは違うやで
297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 13:33:53.35:eQJaJ52t0 (1/1)
武智さん死んでしまうん……?
武智さん死んでしまうん……?
298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 13:36:18.36:PgTav6ywO (1/1)
死ぬのは晴だけで十分よ
死ぬのは晴だけで十分よ
299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 15:21:42.89:Omx0zg98o (1/1)
戦闘用サイボーグと戦えた武智くんなら大丈夫だよ
戦闘用サイボーグと戦えた武智くんなら大丈夫だよ
300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 16:48:45.11:5Jd+b1Vd0 (1/1)
あれは戦えてたと言うのだろうか
あれは戦えてたと言うのだろうか
301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 16:55:26.25:L2Z2mvINO (1/1)
あれのおかげで兎角さんが攻撃入れられただろ?
あれのおかげで兎角さんが攻撃入れられただろ?
302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 22:37:02.40:M2R1BpACO (1/1)
乙。
なんか春紀が首謀者じゃないかと思えてきた。あの伊介様が信用を失いたくない相手だからなぁ、原作じゃ面と向かって嫌いって言ってるし。
乙。
なんか春紀が首謀者じゃないかと思えてきた。あの伊介様が信用を失いたくない相手だからなぁ、原作じゃ面と向かって嫌いって言ってるし。
303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 22:48:03.61:FXY3pEs6o (14/23)
晴「あ、このビーズいいな。あっ、この紐も可愛い!」
兎角「…で、実際のところお前はどう見る?首藤」
涼「まあそう焦るな。まだ買い物は始まったばかりじゃ」
兎角「だが…」
涼「やれやれ。今日の10分休みや昼休みも使ってそれとなく晴ちゃんに聞いた限りは、そこまで悪意は感じなかったがのう」
兎角「そうか、なら…!」
涼「だからそう結論を焦るな。ワシにもまだわからんと言っておろう」
兎角「…すまない。私はどうかしているようだ」
涼「なに、気にするな。お前さんのそんなそそっかしいところ、嫌いではないがのう」クスクス
兎角「…」
兎角「…私は」
涼「…」
晴「あ、このビーズいいな。あっ、この紐も可愛い!」
兎角「…で、実際のところお前はどう見る?首藤」
涼「まあそう焦るな。まだ買い物は始まったばかりじゃ」
兎角「だが…」
涼「やれやれ。今日の10分休みや昼休みも使ってそれとなく晴ちゃんに聞いた限りは、そこまで悪意は感じなかったがのう」
兎角「そうか、なら…!」
涼「だからそう結論を焦るな。ワシにもまだわからんと言っておろう」
兎角「…すまない。私はどうかしているようだ」
涼「なに、気にするな。お前さんのそんなそそっかしいところ、嫌いではないがのう」クスクス
兎角「…」
兎角「…私は」
涼「…」
304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 22:57:08.24:FXY3pEs6o (15/23)
兎角「…私は、辛いんだ。晴が。あの優しい晴が。もし万が一にでも、いじめなんかをするようになってしまったというのなら…」
兎角「…それはもしかしたら私の責任かもしれないと思うと」
涼「何を言う。お前さんは何も悪いことはしとらんじゃろう」
涼「あの時だって、ワシはむしろお前さんのことを見直したんじゃぞ?あの東の女がこうも優しい女だったとは、とな」
兎角「…あれはそんなんじゃない。ただの気まぐれだ」
涼「それでもじゃ。あれ以来ワシはお前さんのこと、人間として好いとるよ。勿論、晴ちゃんのことも」
兎角「…」
涼「まあ殺し屋のワシに言われても嬉しくはないかもしれんがな」
兎角「…いや。ありがとう。一応礼は言っておく」
涼「…今日のお前さんは殊勝で本当に可愛いのう。ちょっと気持ち悪いくらいじゃ」クスッ
兎角「…ふざけるな」
涼「はいはい」
晴「首藤さーーん!兎角さーーーーん!こっちこっちー!これどう思うーーーー!?」
兎角「…私は、辛いんだ。晴が。あの優しい晴が。もし万が一にでも、いじめなんかをするようになってしまったというのなら…」
兎角「…それはもしかしたら私の責任かもしれないと思うと」
涼「何を言う。お前さんは何も悪いことはしとらんじゃろう」
涼「あの時だって、ワシはむしろお前さんのことを見直したんじゃぞ?あの東の女がこうも優しい女だったとは、とな」
兎角「…あれはそんなんじゃない。ただの気まぐれだ」
涼「それでもじゃ。あれ以来ワシはお前さんのこと、人間として好いとるよ。勿論、晴ちゃんのことも」
兎角「…」
涼「まあ殺し屋のワシに言われても嬉しくはないかもしれんがな」
兎角「…いや。ありがとう。一応礼は言っておく」
涼「…今日のお前さんは殊勝で本当に可愛いのう。ちょっと気持ち悪いくらいじゃ」クスッ
兎角「…ふざけるな」
涼「はいはい」
晴「首藤さーーん!兎角さーーーーん!こっちこっちー!これどう思うーーーー!?」
305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:01:15.76:FXY3pEs6o (16/23)
涼「…おっと、そうこうしてる間にしびれを切らした晴ちゃんがお呼びじゃな」
兎角「あいつ、いつの間にあんな遠くに…」
涼「さて、いつまでもワシら二人で話をしていても晴ちゃんがかわいそうじゃ。そろそろ行ってあげようかの」
兎角「…お前が行ってこい」
涼「およ?お前さんは?」
兎角「…喉が渇いた。それにこういう空気のところはあまり好かない。少し休憩してくる」
涼「いいのか?ワシを晴ちゃんと二人きりにして」
兎角「安心しろ。変な気を起こしたらすぐに駆けつけてあっという間に取り押さえてやる」
涼「そうか…なら止めておこうかの」
兎角「…晴を頼んだ」
涼「あいわかった。任せておけ」
兎角「…」スタスタ
涼「…おっと、そうこうしてる間にしびれを切らした晴ちゃんがお呼びじゃな」
兎角「あいつ、いつの間にあんな遠くに…」
涼「さて、いつまでもワシら二人で話をしていても晴ちゃんがかわいそうじゃ。そろそろ行ってあげようかの」
兎角「…お前が行ってこい」
涼「およ?お前さんは?」
兎角「…喉が渇いた。それにこういう空気のところはあまり好かない。少し休憩してくる」
涼「いいのか?ワシを晴ちゃんと二人きりにして」
兎角「安心しろ。変な気を起こしたらすぐに駆けつけてあっという間に取り押さえてやる」
涼「そうか…なら止めておこうかの」
兎角「…晴を頼んだ」
涼「あいわかった。任せておけ」
兎角「…」スタスタ
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:14:14.49:FXY3pEs6o (17/23)
兎角「…」
兎角「…くそっ!」
兎角「我ながら情けない…晴をいじめっ子だなどと疑うとは」
兎角「だが…」
兎角「だがしかし…」
兎角「最近あいつがよく夜に会うようになった連中…」
兎角「英」
兎角「犬飼」
兎角「桐ケ谷」
兎角「どいつもこいつも、執拗に走りをいじめてる奴らばかりだ!」
兎角「それに動機だって…」
兎角「…」
兎角「…いや、馬鹿を言うな。そんなわけない」
兎角「晴に限ってあんなことを根に持つなんて…」
兎角「…」
兎角「…いや。むしろ晴だからこそ…」
兎角「…くそっ!だから違うだろ私っ!!」
兎角「あいつのことを信じられず、何が守護者だ!しっかりしろ!!」 ママーアノヒト… シッ!ミチャイケマセンッ
兎角「…」
兎角「…くそっ!」
兎角「我ながら情けない…晴をいじめっ子だなどと疑うとは」
兎角「だが…」
兎角「だがしかし…」
兎角「最近あいつがよく夜に会うようになった連中…」
兎角「英」
兎角「犬飼」
兎角「桐ケ谷」
兎角「どいつもこいつも、執拗に走りをいじめてる奴らばかりだ!」
兎角「それに動機だって…」
兎角「…」
兎角「…いや、馬鹿を言うな。そんなわけない」
兎角「晴に限ってあんなことを根に持つなんて…」
兎角「…」
兎角「…いや。むしろ晴だからこそ…」
兎角「…くそっ!だから違うだろ私っ!!」
兎角「あいつのことを信じられず、何が守護者だ!しっかりしろ!!」 ママーアノヒト… シッ!ミチャイケマセンッ
307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:15:37.18:rjSzKfBpo (1/1)
晴がいじめっ子でも涼ちゃんとくっつけば問題ないな兎角さん
晴がいじめっ子でも涼ちゃんとくっつけば問題ないな兎角さん
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:24:59.80:MWCD9oMXo (2/2)
あれ、首藤さんが兎角さんをそういう理由で気に入ってるのなら
首藤さんが元から気に入ってた香子ちゃんも鳰いじめには参加してないんかな
あれ、首藤さんが兎角さんをそういう理由で気に入ってるのなら
首藤さんが元から気に入ってた香子ちゃんも鳰いじめには参加してないんかな
309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:29:38.02:FXY3pEs6o (18/23)
兎角「…とにかく、今あいつのことを疑っても仕方ない。そのために首藤に対して頭も下げたんだ」
兎角「結果が出るまでは…私は晴のことを信じよう」
兎角「…はぁ」
兎角「晴……」
ブー ブー
兎角「…ちっ」スッ
兎角「…メールか」パカッ
兎角「…」
兎角「…とにかく、今あいつのことを疑っても仕方ない。そのために首藤に対して頭も下げたんだ」
兎角「結果が出るまでは…私は晴のことを信じよう」
兎角「…はぁ」
兎角「晴……」
ブー ブー
兎角「…ちっ」スッ
兎角「…メールか」パカッ
兎角「…」
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:33:58.14:FXY3pEs6o (19/23)
from:カイバ先生
件名:暇だから小テストな ※考査じゃねーけど無視したら評価減点
本文
問題
女王蜂と働き蜂
相手を利用してるのはどっち?
from:カイバ先生
件名:暇だから小テストな ※考査じゃねーけど無視したら評価減点
本文
問題
女王蜂と働き蜂
相手を利用してるのはどっち?
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:35:50.95:FXY3pEs6o (20/23)
兎角「…この糞面倒な時にこいつは…っ!!」ポチポチポチポチ
兎角「こんなくだらないメール…まともに回答してられるか!!」
兎角「無視しなければいいんだろ!?馬鹿!!!」ポチッ
兎角「…この糞面倒な時にこいつは…っ!!」ポチポチポチポチ
兎角「こんなくだらないメール…まともに回答してられるか!!」
兎角「無視しなければいいんだろ!?馬鹿!!!」ポチッ
312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:36:24.39:FXY3pEs6o (21/23)
to:カイバ先生
件名:Re:暇だから小テストな ※考査じゃねーけど無視したら評価減点
本文
女王蜂に決まってるだろ!!馬鹿!!!!!!
to:カイバ先生
件名:Re:暇だから小テストな ※考査じゃねーけど無視したら評価減点
本文
女王蜂に決まってるだろ!!馬鹿!!!!!!
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:47:41.97:FXY3pEs6o (22/23)
同時刻
金星寮六号室乙しえ部屋
乙哉「…と、いうわけで」
乙哉「お茶会だーーーーーー!!」
しえな「…」
鳰「…」
乙哉「…もー。ノリわるーい」
しえな「…当たり前だろ。これから夜になったら同居人が殺し合いに行くっていうのに」
鳰「…ねえ乙哉ちゃん。やっぱ考え直せないッスか?」
乙哉「無理無理。だってあんな会話したあとじゃあたしもう滾っちゃって滾っちゃって」
乙哉「ここでお預け食らっちゃったらもう我慢出来ないの確定。二人のこと狙っちゃうよ?」
しえな「お前ってやつは本当にめんどくさいやつだな…」
乙哉「だからさー。ほら、どうせならお楽しみ前の景気づけにさ。折角仲良くなった2人と別の楽しみも満喫しておこうかなって」
鳰「やめて欲しいッス。なんか乙哉ちゃん、さっきから死亡フラグばっか立ててるッス」
しえな「そうだな…どうも嫌な予感が拭えないんだ。お前は何も感じないのか?」
乙哉「何も感じてないわけ無いじゃん。滅茶苦茶感じてるよ?これまででサイコーのエクスタシーの予感…」ジュルリ
しえな「もうダメだこれ」
鳰「もう止めるのは無理…ッスか」
乙哉「そうそう。だから二人もいい加減諦めてあたしとお茶会を楽しんでよ」
同時刻
金星寮六号室乙しえ部屋
乙哉「…と、いうわけで」
乙哉「お茶会だーーーーーー!!」
しえな「…」
鳰「…」
乙哉「…もー。ノリわるーい」
しえな「…当たり前だろ。これから夜になったら同居人が殺し合いに行くっていうのに」
鳰「…ねえ乙哉ちゃん。やっぱ考え直せないッスか?」
乙哉「無理無理。だってあんな会話したあとじゃあたしもう滾っちゃって滾っちゃって」
乙哉「ここでお預け食らっちゃったらもう我慢出来ないの確定。二人のこと狙っちゃうよ?」
しえな「お前ってやつは本当にめんどくさいやつだな…」
乙哉「だからさー。ほら、どうせならお楽しみ前の景気づけにさ。折角仲良くなった2人と別の楽しみも満喫しておこうかなって」
鳰「やめて欲しいッス。なんか乙哉ちゃん、さっきから死亡フラグばっか立ててるッス」
しえな「そうだな…どうも嫌な予感が拭えないんだ。お前は何も感じないのか?」
乙哉「何も感じてないわけ無いじゃん。滅茶苦茶感じてるよ?これまででサイコーのエクスタシーの予感…」ジュルリ
しえな「もうダメだこれ」
鳰「もう止めるのは無理…ッスか」
乙哉「そうそう。だから二人もいい加減諦めてあたしとお茶会を楽しんでよ」
314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/08(火) 23:57:16.68:FXY3pEs6o (23/23)
しえな「…」ズズ
鳰「…」チビチビ
乙哉「どう?どう?あたしが淹れたお茶の味!」
しえな「…まずい」
鳰「苦いッス。お茶っ葉入れ過ぎじゃないッスか?」
乙哉「えー?そうかな…」ズズ
乙哉「…うん、こりゃ駄目だ」オエッ
しえな「…ふふっ」
乙哉「うぇー。ごめんね二人共。今新しいの淹れ直すから…とほほ、変に張り切ってお茶淹れるとか言うんじゃなかった」
しえな「いや、ボクはいいよ」
乙哉「しえなちゃん?」
しえな「今日はお茶うけのカステラが甘いし。ちょっと渋いくらいどうってことない」
乙哉「…」
しえな「今日のところはこのまずいお茶で我慢しておく。しょうがなくな」
しえな「その代わり、今度からのお茶会もずっと武智が淹れろ」
乙哉「…」
しえな「…」ズズ
鳰「…」チビチビ
乙哉「どう?どう?あたしが淹れたお茶の味!」
しえな「…まずい」
鳰「苦いッス。お茶っ葉入れ過ぎじゃないッスか?」
乙哉「えー?そうかな…」ズズ
乙哉「…うん、こりゃ駄目だ」オエッ
しえな「…ふふっ」
乙哉「うぇー。ごめんね二人共。今新しいの淹れ直すから…とほほ、変に張り切ってお茶淹れるとか言うんじゃなかった」
しえな「いや、ボクはいいよ」
乙哉「しえなちゃん?」
しえな「今日はお茶うけのカステラが甘いし。ちょっと渋いくらいどうってことない」
乙哉「…」
しえな「今日のところはこのまずいお茶で我慢しておく。しょうがなくな」
しえな「その代わり、今度からのお茶会もずっと武智が淹れろ」
乙哉「…」
315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/08(火) 23:59:36.29:IgcOetod0 (1/1)
しえなちゃんイケメン…
しえなちゃんイケメン…
316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:00:25.02:dhyyuB4Wo (1/4)
南方絵のしえなちゃんはそこはかとなくイケメンで素敵
このSSのしえなちゃんも素敵
南方絵のしえなちゃんはそこはかとなくイケメンで素敵
このSSのしえなちゃんも素敵
317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:05:21.33:LbDR3Ml+o (1/26)
しえな「絶対に帰ってこい。負けてもいいから。逃げてもいいし最悪無様に命乞いしてでも絶対生きて帰って来い」
乙哉「いや負けるのはちょっと…」
しえな「ボクはこの部屋ではお前の淹れたお茶以外死んでも飲まないからな」
乙哉「…」
しえな「最初は下手くそでもいいから。その代わり今度からはビシビシ文句言って上達するよう厳しく指導してやる」
しえな「…ボクだっていつまでもまずいお茶飲まされるのはごめんだし」
乙哉「…なんか、しえなちゃんの方があたしに死亡フラグ立てようとしてない?」クスッ
鳰「…乙哉ちゃん。無事帰って来て欲しいッス」
乙哉「…もう。結局二人共こっちの話に持ってきちゃうんだから」
乙哉「はいはい、もうこの話はやめ!次やったら怒るよ!…今はこの時間を楽しも?」
しえな「…わかったよ。このまずいお茶で楽しめるかはわからないけどな」
乙哉「そういうこというなら飲むなーーーーーー!!」
鳰「ぷっ…」
乙哉「…おっ?」
しえな「…ふふふ」
しえな「絶対に帰ってこい。負けてもいいから。逃げてもいいし最悪無様に命乞いしてでも絶対生きて帰って来い」
乙哉「いや負けるのはちょっと…」
しえな「ボクはこの部屋ではお前の淹れたお茶以外死んでも飲まないからな」
乙哉「…」
しえな「最初は下手くそでもいいから。その代わり今度からはビシビシ文句言って上達するよう厳しく指導してやる」
しえな「…ボクだっていつまでもまずいお茶飲まされるのはごめんだし」
乙哉「…なんか、しえなちゃんの方があたしに死亡フラグ立てようとしてない?」クスッ
鳰「…乙哉ちゃん。無事帰って来て欲しいッス」
乙哉「…もう。結局二人共こっちの話に持ってきちゃうんだから」
乙哉「はいはい、もうこの話はやめ!次やったら怒るよ!…今はこの時間を楽しも?」
しえな「…わかったよ。このまずいお茶で楽しめるかはわからないけどな」
乙哉「そういうこというなら飲むなーーーーーー!!」
鳰「ぷっ…」
乙哉「…おっ?」
しえな「…ふふふ」
318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:06:01.65:LbDR3Ml+o (2/26)
乙哉「…あはっ」
しえな「っくくっくくく…」
鳰「あははははは!」
乙哉「あははは…」
しえな「あははははは!」
鳰「あっはっはっは!二人共、息ぴったりでほんっと面白いッスね!」
しえな「はっはっはっは!!」
乙哉「あ、あはははは…参ったねこりゃ…はぁ」
乙哉「…ふふっ」
乙哉「…あはっ」
しえな「っくくっくくく…」
鳰「あははははは!」
乙哉「あははは…」
しえな「あははははは!」
鳰「あっはっはっは!二人共、息ぴったりでほんっと面白いッスね!」
しえな「はっはっはっは!!」
乙哉「あ、あはははは…参ったねこりゃ…はぁ」
乙哉「…ふふっ」
319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:15:38.66:LbDR3Ml+o (3/26)
深夜
コンコン
乙哉「開いてるよ」
ガチャッ
伊介「はぁい♪楽しいデートのお迎えに来たぞ♪」
乙哉「もうーおっそいよ。待ちくたびれて寝ちゃいそうだったっての」
伊介「あら、ごめん。ちょっとお風呂あがりの爪の手入れに時間かかっちゃって♪」
乙哉「待ち合わせの時間くらい決めておくべきだったかなぁ…」
伊介「やだ♪そこまでするとほんとのデートみたいでキモい♪」
乙哉「え~?いいじゃん。あたし的にはそんなに変わんないし」
伊介「やば♪やっぱこいつほんとキモい♪早く殺そ」
乙哉「今度は逸って植物園まで待ちきれないとかそういうのは無しだよ?」
伊介「しねーよば~ぁか♪伊介はプロだもん」
乙哉「そっかそっか。それじゃあちょっと待ってね。今服着るから」
伊介「…どうでもいいけどなんで下着姿なのよ。アンタら伊介が来るまで部屋で何してた?」
深夜
コンコン
乙哉「開いてるよ」
ガチャッ
伊介「はぁい♪楽しいデートのお迎えに来たぞ♪」
乙哉「もうーおっそいよ。待ちくたびれて寝ちゃいそうだったっての」
伊介「あら、ごめん。ちょっとお風呂あがりの爪の手入れに時間かかっちゃって♪」
乙哉「待ち合わせの時間くらい決めておくべきだったかなぁ…」
伊介「やだ♪そこまでするとほんとのデートみたいでキモい♪」
乙哉「え~?いいじゃん。あたし的にはそんなに変わんないし」
伊介「やば♪やっぱこいつほんとキモい♪早く殺そ」
乙哉「今度は逸って植物園まで待ちきれないとかそういうのは無しだよ?」
伊介「しねーよば~ぁか♪伊介はプロだもん」
乙哉「そっかそっか。それじゃあちょっと待ってね。今服着るから」
伊介「…どうでもいいけどなんで下着姿なのよ。アンタら伊介が来るまで部屋で何してた?」
320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:21:10.75:fwIqvu1eo (1/1)
今更だけど、真夜は一般生徒に手出しちゃったけど、退学は大丈夫なの?
春紀と香子と千足はいじめてないんかな
今更だけど、真夜は一般生徒に手出しちゃったけど、退学は大丈夫なの?
春紀と香子と千足はいじめてないんかな
321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:37:49.84:LbDR3Ml+o (4/26)
乙哉「見てわかんない?一人で雑誌読んでたんだけど。二人共疲れて寝ちゃって退屈だったからさー」
伊介「…そうじゃなくって」
乙哉「ああ、その前?そりゃあ…ねえ?」クスッ
伊介「…」
乙哉「いやぁ、前戯にはちょうど良かったよ。アンタとのデート待ちきれないくらい楽しみだったから」
乙哉「この昂って昂ってしょうがないあたしのココロ…暴れ出さないよう抑えるにはこれくらいでもしないと無理っぽくて」
乙哉「二人は黒組の中でもとびっきり素敵な女の子だし、身体を重ねれば気持ちいいのも確かだけど…」
乙哉「やっぱりこんなんじゃあたしの本当の欲求は全然慰められないんだ。…と、あれ?ネクタイどこやったっけ。あ、あったあった」ゴソゴソ
乙哉「女の子は血塗れで泣き叫んでる時が1番かわいい!!」
伊介「…へぇ。さっきまでと顔、全然違う♪卑らしい。いい顔」
伊介「伊介の1番いじめたいタイプ♪」
乙哉「ああ…アンタの泣き顔を想像するだけで…」
伊介「ううん…アンタの苦しむ顔を想像するだけで…」
乙哉「だめぇ、濡れちゃう……♪」
伊介「やだ、滾る……♪」
乙哉「見てわかんない?一人で雑誌読んでたんだけど。二人共疲れて寝ちゃって退屈だったからさー」
伊介「…そうじゃなくって」
乙哉「ああ、その前?そりゃあ…ねえ?」クスッ
伊介「…」
乙哉「いやぁ、前戯にはちょうど良かったよ。アンタとのデート待ちきれないくらい楽しみだったから」
乙哉「この昂って昂ってしょうがないあたしのココロ…暴れ出さないよう抑えるにはこれくらいでもしないと無理っぽくて」
乙哉「二人は黒組の中でもとびっきり素敵な女の子だし、身体を重ねれば気持ちいいのも確かだけど…」
乙哉「やっぱりこんなんじゃあたしの本当の欲求は全然慰められないんだ。…と、あれ?ネクタイどこやったっけ。あ、あったあった」ゴソゴソ
乙哉「女の子は血塗れで泣き叫んでる時が1番かわいい!!」
伊介「…へぇ。さっきまでと顔、全然違う♪卑らしい。いい顔」
伊介「伊介の1番いじめたいタイプ♪」
乙哉「ああ…アンタの泣き顔を想像するだけで…」
伊介「ううん…アンタの苦しむ顔を想像するだけで…」
乙哉「だめぇ、濡れちゃう……♪」
伊介「やだ、滾る……♪」
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:40:22.99:dhyyuB4Wo (2/4)
>>320
胸ぐら掴んで教室で暴れただけっぽいからギリギリセーフなんじゃね
千足さんは柩ちゃんと一緒に居るときに柩ちゃんの鳰いじめ肯定しちゃってるな
春紀と香子はまだ分かってない
>>320
胸ぐら掴んで教室で暴れただけっぽいからギリギリセーフなんじゃね
千足さんは柩ちゃんと一緒に居るときに柩ちゃんの鳰いじめ肯定しちゃってるな
春紀と香子はまだ分かってない
323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:41:49.79:LbDR3Ml+o (5/26)
乙哉「よ…っと。よし、ストッキングも履いたしこれで着替え完了!お待たせ♪」
伊介「おそぉい♪ほんと、やっぱり時間決めとけば良かった♪」
乙哉「さ、行こうか♪」
伊介「うん。行こうか♪」
乙哉伊介「「アンタの死に場所へ」」
乙哉「よ…っと。よし、ストッキングも履いたしこれで着替え完了!お待たせ♪」
伊介「おそぉい♪ほんと、やっぱり時間決めとけば良かった♪」
乙哉「さ、行こうか♪」
伊介「うん。行こうか♪」
乙哉伊介「「アンタの死に場所へ」」
324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:43:39.63:xQ6foW90o (1/2)
乙哉ちゃんがイケメンでさらに惚れ直しそう
乙哉ちゃんがイケメンでさらに惚れ直しそう
325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/09(水) 00:50:11.26:N931yeim0 (1/1)
婆ちゃんが首謀者っぽいな
婆ちゃんが首謀者っぽいな
326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 00:57:52.96:LbDR3Ml+o (6/26)
金星寮三号室香涼部屋
涼「晴ちゃんはどうした?」
兎角「疲れて寝たよ。だからこうしてお前たちの部屋に来た」
涼「そうかそうか」
兎角「…すまない。結局後半はほぼお前に任せきりにしてしまった」
涼「なに。元よりそういう依頼じゃったろう」
兎角「…この埋め合わせはいずれする」
涼「ふふ。楽しみにしておるよ」
涼「…おっと。香子ちゃんすまなんだな。勉強の邪魔をしてしまって」
香子「…好きにしろ。私は今日はもう疲れた。明日の予習だけしたらもう寝る」
兎角「…珍しいな。いつもの神長なら消灯時間を過ぎてからの部屋移動など見咎められるかと思っていたのだが」
香子「…」
涼「ふふ。そんな気力も残っておらんよな」
香子「根を詰めすぎた。もうスッカラカンだ」
涼「前回のテストで晴ちゃんにクラス最高点を奪われてそう悔しかったらしい」
涼「それで今日に向けて猛勉強しとったんじゃよ」
兎角「ああ。あの時のか。晴は逆に大喜びしていたな」
金星寮三号室香涼部屋
涼「晴ちゃんはどうした?」
兎角「疲れて寝たよ。だからこうしてお前たちの部屋に来た」
涼「そうかそうか」
兎角「…すまない。結局後半はほぼお前に任せきりにしてしまった」
涼「なに。元よりそういう依頼じゃったろう」
兎角「…この埋め合わせはいずれする」
涼「ふふ。楽しみにしておるよ」
涼「…おっと。香子ちゃんすまなんだな。勉強の邪魔をしてしまって」
香子「…好きにしろ。私は今日はもう疲れた。明日の予習だけしたらもう寝る」
兎角「…珍しいな。いつもの神長なら消灯時間を過ぎてからの部屋移動など見咎められるかと思っていたのだが」
香子「…」
涼「ふふ。そんな気力も残っておらんよな」
香子「根を詰めすぎた。もうスッカラカンだ」
涼「前回のテストで晴ちゃんにクラス最高点を奪われてそう悔しかったらしい」
涼「それで今日に向けて猛勉強しとったんじゃよ」
兎角「ああ。あの時のか。晴は逆に大喜びしていたな」
327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:05:17.56:LbDR3Ml+o (7/26)
香子「あの一問…あの一問さえ解けていればギリギリ勝てたはずだったんだ」ギリギリ
涼「引きずるのう」
香子「…」
涼「あれはしょうがなかろうに。先生が間違えてテスト範囲外の問題を出してしもうたんじゃから」
香子「だが一ノ瀬は解いたんだぞ…」
兎角「晴はあの問題に関しては偶然詳しかったのでラッキーだった言っていた」
涼「そうなのか、テスト範囲外もしっかり勉強してて偉いのうなんて思っとったんじゃが」
香子「偶然…?偶然ってなんだ…」フラフラ
香子「うぐう」パターン
涼「あ、机に突っ伏しよった」
兎角「…話を元に戻すぞ」
涼「おお、すまなんだな」
兎角「…で、首藤が今日一日晴と接してみた感じ…どうだった?」
涼「そうじゃのう…」
兎角「…」
涼「結論から言えば」
兎角「…ああ」
涼「晴ちゃんは『白』じゃ」
香子「あの一問…あの一問さえ解けていればギリギリ勝てたはずだったんだ」ギリギリ
涼「引きずるのう」
香子「…」
涼「あれはしょうがなかろうに。先生が間違えてテスト範囲外の問題を出してしもうたんじゃから」
香子「だが一ノ瀬は解いたんだぞ…」
兎角「晴はあの問題に関しては偶然詳しかったのでラッキーだった言っていた」
涼「そうなのか、テスト範囲外もしっかり勉強してて偉いのうなんて思っとったんじゃが」
香子「偶然…?偶然ってなんだ…」フラフラ
香子「うぐう」パターン
涼「あ、机に突っ伏しよった」
兎角「…話を元に戻すぞ」
涼「おお、すまなんだな」
兎角「…で、首藤が今日一日晴と接してみた感じ…どうだった?」
涼「そうじゃのう…」
兎角「…」
涼「結論から言えば」
兎角「…ああ」
涼「晴ちゃんは『白』じゃ」
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:16:08.69:LbDR3Ml+o (8/26)
春紀「…おーい、伊介様ー」
春紀「伊介様ー」
春紀「伊介サマー?」
春紀「…伊介ー」ボソッ
春紀「…」
春紀「…っかしいなぁ」ポリポリ
春紀「人が風呂入ってる間にどこ行ったんだ?」
春紀「ったく、どっかの部屋にでも遊びに行ってんのかねぇ」ガチャッ
春紀「消灯時間過ぎて委員長に見つかったら同室のあたしにまでとばっちりのお説教来るのに勘弁してくれっての」
春紀「さ、ちゃちゃっと見っけて部屋に帰らんと」キョロキョロ
春紀「まずは1番あの子が行ってる可能性が高そうなとこ…え~っと…うん」
春紀「晴ちゃんのいる1号室かな」
バタン
春紀「…おーい、伊介様ー」
春紀「伊介様ー」
春紀「伊介サマー?」
春紀「…伊介ー」ボソッ
春紀「…」
春紀「…っかしいなぁ」ポリポリ
春紀「人が風呂入ってる間にどこ行ったんだ?」
春紀「ったく、どっかの部屋にでも遊びに行ってんのかねぇ」ガチャッ
春紀「消灯時間過ぎて委員長に見つかったら同室のあたしにまでとばっちりのお説教来るのに勘弁してくれっての」
春紀「さ、ちゃちゃっと見っけて部屋に帰らんと」キョロキョロ
春紀「まずは1番あの子が行ってる可能性が高そうなとこ…え~っと…うん」
春紀「晴ちゃんのいる1号室かな」
バタン
329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:27:34.27:LbDR3Ml+o (9/26)
// -―-Y/ `ヽ、
// / `ヽ、 \
∥ / / \ \ \ きょうはここまでにしとくッス
{ / ; { ヽ \ \ いつもより更に文章量が少ない?
/ ! 、 い \ \ ヽ け、けっして録画してたもののけ姫見ながら書いたからとかじゃないッスよ!?
/ / { ゙、 l \ \\ \
/ / l ヽ l\ _ヽ ヽ \ `<
ハ / { l l \ |l/\ Y Y\\ `~ 、
/ // j/} l l\ \l /l u \ i l \ ヽ ヽ
__ / /// / l_,,斗―- l\ j ,,x=云メ、l\ } }) }
{ У // / l '" l| l \ l /j 〃 ,,, ノ / \ j/ / /
j/ / / l l l _x云=ミ \l/ u ー彡イノ j ノ //
/  ̄ ̄}人 ト、 =シ" ,,,, u ヽ / / / / /
/ u ̄ ̄} ヽl \ \ ミ=- 、__,.::-‐イ u ∥ j / / /{/
/ /-‐/ l ヽ  ̄ \ u `く_ノ イ八 /{( / {
/ u / ̄ )\ \ ヽ>ミ,,,_ ー / l┐ ヽ{ { /
/ ノ \ \ Y } ヽ/L__ ̄u /弋、 ト从(
/{ u jく `ー- `~、 ヽ_ _ヽ }ヽ}ノ//}  ̄Y^ヽ ヽ\{ ___
Yミー-‐彡} \} \} /:::::::::::: ̄/l ̄`~、 / / ̄ ̄ト:::::::::::::::::::ヽ
}  ̄ ̄ l\ ノ/::::::::::::::::::/ l `Y⌒Y l V:::::::::::::::::::Y
∧ ノ } /::::::::::::::::::/ /} { } l、 V:::::::::::::::::::}
// -―-Y/ `ヽ、
// / `ヽ、 \
∥ / / \ \ \ きょうはここまでにしとくッス
{ / ; { ヽ \ \ いつもより更に文章量が少ない?
/ ! 、 い \ \ ヽ け、けっして録画してたもののけ姫見ながら書いたからとかじゃないッスよ!?
/ / { ゙、 l \ \\ \
/ / l ヽ l\ _ヽ ヽ \ `<
ハ / { l l \ |l/\ Y Y\\ `~ 、
/ // j/} l l\ \l /l u \ i l \ ヽ ヽ
__ / /// / l_,,斗―- l\ j ,,x=云メ、l\ } }) }
{ У // / l '" l| l \ l /j 〃 ,,, ノ / \ j/ / /
j/ / / l l l _x云=ミ \l/ u ー彡イノ j ノ //
/  ̄ ̄}人 ト、 =シ" ,,,, u ヽ / / / / /
/ u ̄ ̄} ヽl \ \ ミ=- 、__,.::-‐イ u ∥ j / / /{/
/ /-‐/ l ヽ  ̄ \ u `く_ノ イ八 /{( / {
/ u / ̄ )\ \ ヽ>ミ,,,_ ー / l┐ ヽ{ { /
/ ノ \ \ Y } ヽ/L__ ̄u /弋、 ト从(
/{ u jく `ー- `~、 ヽ_ _ヽ }ヽ}ノ//}  ̄Y^ヽ ヽ\{ ___
Yミー-‐彡} \} \} /:::::::::::: ̄/l ̄`~、 / / ̄ ̄ト:::::::::::::::::::ヽ
}  ̄ ̄ l\ ノ/::::::::::::::::::/ l `Y⌒Y l V:::::::::::::::::::Y
∧ ノ } /::::::::::::::::::/ /} { } l、 V:::::::::::::::::::}
330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:28:51.71:PVlQoGl70 (1/2)
乙ッス…
乙ッス…
331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:31:51.56:1K4llUH60 (1/2)
乙っす
春ちゃんがおじいちゃんに白だと言わせてる可能性を考えてしまった
乙っす
春ちゃんがおじいちゃんに白だと言わせてる可能性を考えてしまった
332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:35:58.33:dFfYCQwg0 (1/1)
>>331
おまwおじいちゃんってww
>>331
おまwおじいちゃんってww
333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:36:26.74:Jh1arXUSO (1/1)
鳰を解き放て!あの娘は人間だぞ!
鳰を解き放て!あの娘は人間だぞ!
334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 01:59:01.22:UJlpmgIhO (1/1)
お前に鳰が救えるのか!?
お前に鳰が救えるのか!?
335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 03:03:39.81:HWSojsttO (1/1)
首謀者予想レースに動ききたな
今まで晴ちゃん超独走だったけど
作中で疑ってた乙哉のイケメンっぷり補正もあって
対抗馬涼おばあちゃんがちょっと追い上げてきた感じ
あとは春紀って予想も面白いな
逆にほぼ違うの確定は鳰に同情的なおつしえと晴を調査までしてた兎角さんかな
鳰をクズ扱いはしてたけど、柩のいじめにちょっと引いてた千足さんも違いそう
首謀者予想レースに動ききたな
今まで晴ちゃん超独走だったけど
作中で疑ってた乙哉のイケメンっぷり補正もあって
対抗馬涼おばあちゃんがちょっと追い上げてきた感じ
あとは春紀って予想も面白いな
逆にほぼ違うの確定は鳰に同情的なおつしえと晴を調査までしてた兎角さんかな
鳰をクズ扱いはしてたけど、柩のいじめにちょっと引いてた千足さんも違いそう
336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 04:36:16.83:FB6f23cP0 (1/1)
鳰ちゃん晴っちと伊介様に何言ったんだ…
鳰ちゃん晴っちと伊介様に何言ったんだ…
337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 06:11:32.42:rbuWkm1ko (1/2)
乙っすよ!
乙っすよ!
338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 07:01:18.66:uRV+AOKAo (1/1)
乙ッス、乙哉ちゃん頑張るッス
乙ッス、乙哉ちゃん頑張るッス
339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 07:07:48.63:EcywMrov0 (1/1)
晴ちゃんは白か…
縞とかもいいけどやっぱりシンプルなのが一番だよな
晴ちゃんは白か…
縞とかもいいけどやっぱりシンプルなのが一番だよな
340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 07:41:30.31:XccnAc75O (1/1)
鳰ちゃんの貞操が散ったシーンもチャント書くっスよ!
鳰ちゃんの貞操が散ったシーンもチャント書くっスよ!
341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/09(水) 08:37:16.18:vDjHXoYb0 (1/1)
なんか思ったよりいじめに直接的に参加してる組は少なそうでホッとしてきた
なんか思ったよりいじめに直接的に参加してる組は少なそうでホッとしてきた
342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 09:08:54.24:dhyyuB4Wo (3/4)
>>335
ただのいじめ胸糞SSじゃなく
首謀者当ても入ってるから引きつけられるんだよな
乙ッス
>>335
ただのいじめ胸糞SSじゃなく
首謀者当ても入ってるから引きつけられるんだよな
乙ッス
343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/09(水) 13:55:10.84:Dm32P+aM0 (1/1)
首謀者がまさかのあの人とかありそう(誰とは言わない)
首謀者がまさかのあの人とかありそう(誰とは言わない)
344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 15:40:26.03:8Er04NQFO (1/1)
首謀者の百合です
首謀者の百合です
345:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 21:18:38.80:LbDR3Ml+o (10/26)
金星寮1号室晴兎部屋前
コンコン
…
コンコン
………
春紀「…」
春紀「…おーい、誰かいるかー」コンコンコン
春紀「…」
春紀「…あれぇ?」
春紀「誰もいねえのかなぁ…それとも気付いてないのか?」
春紀「ま、いいや。返事がないなら悪いけど開けさせてもらうよ、っと」ギィ…
春紀「いなさそうだけど一応伊介様いないか確認…」
春紀「…部屋真っ暗か」
春紀「ってことはやっぱり誰もいないな?」
春紀「まさか風呂場とかトイレに隠れて悪戯狙いってわけでもなさそうだし…うん。やっぱりいない」ガチャッ
春紀「ベッドも一応確認…寝てるわけでもなさそうだな。すると勘違いだったか~」
春紀「するとあとは…どこ行ってんだ?伊介様が他ちょっかいかけそうな奴っていうと…ああ。走りのやつのとこかもな」
春紀「もし居なくても、あいつならぶん殴って脅しとけば委員長に告げ口もしないだろうし」
春紀「他の連中に消灯時間過ぎてるのチクられる可能性よりはリスク少ないか」
春紀「よっし。そうと決まったら早く行こうっと」クルッ
バタン
春紀(…っていうか、この部屋の二人も意外とやるじゃん。夜中にこっそり遊びに行くなんて♪)
金星寮1号室晴兎部屋前
コンコン
…
コンコン
………
春紀「…」
春紀「…おーい、誰かいるかー」コンコンコン
春紀「…」
春紀「…あれぇ?」
春紀「誰もいねえのかなぁ…それとも気付いてないのか?」
春紀「ま、いいや。返事がないなら悪いけど開けさせてもらうよ、っと」ギィ…
春紀「いなさそうだけど一応伊介様いないか確認…」
春紀「…部屋真っ暗か」
春紀「ってことはやっぱり誰もいないな?」
春紀「まさか風呂場とかトイレに隠れて悪戯狙いってわけでもなさそうだし…うん。やっぱりいない」ガチャッ
春紀「ベッドも一応確認…寝てるわけでもなさそうだな。すると勘違いだったか~」
春紀「するとあとは…どこ行ってんだ?伊介様が他ちょっかいかけそうな奴っていうと…ああ。走りのやつのとこかもな」
春紀「もし居なくても、あいつならぶん殴って脅しとけば委員長に告げ口もしないだろうし」
春紀「他の連中に消灯時間過ぎてるのチクられる可能性よりはリスク少ないか」
春紀「よっし。そうと決まったら早く行こうっと」クルッ
バタン
春紀(…っていうか、この部屋の二人も意外とやるじゃん。夜中にこっそり遊びに行くなんて♪)
346:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 21:36:45.43:LbDR3Ml+o (11/26)
植物園
乙哉「~♪」スタスタ
伊介「…」キョロキョロ
乙哉「いやぁ、楽しみだねぇ♪燃えちゃうねぇ。萌えちゃうねぇ。手強い女の子は大好物だよ。早くチョッキンしたぁい♪」
伊介「…そうね」キョロキョロ
乙哉「で、どこまで行くの?もう植物園にはとっくに着いてるわけで。待ちきれないあたし的にはもういっそ背後からざっくりいちゃおうかなとさえ思い始めてるんだけど」
伊介「焦れないの。せっかちは嫌いよ♪」キョロキョロ
乙哉「まぁいいけどさ…さっきからそうやってやたらキョロキョロしてるけど、何?もしかして罠でも張っちゃってるわけ?」
乙哉「だったらあたしは今まさに蜘蛛の巣にふらふら近づいてってる哀れなチョウチョみたいなもんだ~」
伊介「やだ…みくびるなよ♪お前ごとき殺すのに罠なんか張んね~っつーの♪」
乙哉「…だったら何探してるわけ?」
伊介「んっ…あ、見つけた♪」
乙哉「…ここって」
伊介「そ♪大きな大きな♪杉の木の下♪ここでアンタを…殺す♪」
植物園
乙哉「~♪」スタスタ
伊介「…」キョロキョロ
乙哉「いやぁ、楽しみだねぇ♪燃えちゃうねぇ。萌えちゃうねぇ。手強い女の子は大好物だよ。早くチョッキンしたぁい♪」
伊介「…そうね」キョロキョロ
乙哉「で、どこまで行くの?もう植物園にはとっくに着いてるわけで。待ちきれないあたし的にはもういっそ背後からざっくりいちゃおうかなとさえ思い始めてるんだけど」
伊介「焦れないの。せっかちは嫌いよ♪」キョロキョロ
乙哉「まぁいいけどさ…さっきからそうやってやたらキョロキョロしてるけど、何?もしかして罠でも張っちゃってるわけ?」
乙哉「だったらあたしは今まさに蜘蛛の巣にふらふら近づいてってる哀れなチョウチョみたいなもんだ~」
伊介「やだ…みくびるなよ♪お前ごとき殺すのに罠なんか張んね~っつーの♪」
乙哉「…だったら何探してるわけ?」
伊介「んっ…あ、見つけた♪」
乙哉「…ここって」
伊介「そ♪大きな大きな♪杉の木の下♪ここでアンタを…殺す♪」
347:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 21:45:45.39:LbDR3Ml+o (12/26)
乙哉「…なんでここにした?」
伊介「そりゃあ勿論」クスッ
伊介「ゆくゆくは走り鳰もここで殺すつもりだから♪」
伊介「せめてお友達と同じ場所で殺してあげようって。伊介の優しさ♪」
乙哉「…へえ」
伊介「…伊介、アイツを殺すときもここに呼び寄せるの」
伊介「で。殺す直前にアンタもここで死んだって教えて」
伊介「死ぬ前にお前のせいで死んだんだって散々責めて。責めて。罵倒して。死ぬほど後悔させて…苦しめて…傷めつけて…」
伊介「絶望を噛み締めさせながら嬲り殺す♪」
乙哉「…なるほど」クスッ
伊介「…なに?その笑み…」
乙哉「それはそれは伊介ちゃんったら…」
乙哉「お優しいこと」
乙哉「で!」ヒュッ
伊介「!」
乙哉「お命ちょうだい!」
乙哉「…なんでここにした?」
伊介「そりゃあ勿論」クスッ
伊介「ゆくゆくは走り鳰もここで殺すつもりだから♪」
伊介「せめてお友達と同じ場所で殺してあげようって。伊介の優しさ♪」
乙哉「…へえ」
伊介「…伊介、アイツを殺すときもここに呼び寄せるの」
伊介「で。殺す直前にアンタもここで死んだって教えて」
伊介「死ぬ前にお前のせいで死んだんだって散々責めて。責めて。罵倒して。死ぬほど後悔させて…苦しめて…傷めつけて…」
伊介「絶望を噛み締めさせながら嬲り殺す♪」
乙哉「…なるほど」クスッ
伊介「…なに?その笑み…」
乙哉「それはそれは伊介ちゃんったら…」
乙哉「お優しいこと」
乙哉「で!」ヒュッ
伊介「!」
乙哉「お命ちょうだい!」
348:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:01:52.16:LbDR3Ml+o (13/26)
伊介(抜き打ち!?獲物は…ナイフ!いや…)
伊介(鋏の…かたっぽ?!?)
伊介「ふっ!」
スカッ
伊介「あぶな♪」
乙哉「…あちゃ、かわされたか。やるぅ♪」
伊介「ふざけんじゃねーぞ、この早漏野郎♪」
乙哉「でもま、これで終わっちゃったら不完全燃焼もいいとこだったし安心したよ」クスッ
伊介「不意打ちしといてその言い草?お前ろくな死に方させねーぞ♪」
伊介「それとその獲物…鋏の片刃?…ねぇ」スッ
乙哉(おっと。腰落として構えたか。目つきも変わった。ひゅー!やっぱ本物の職業暗殺者はその辺の女の子とは対峙した時の迫力からして違うね!)
乙哉「そ。ほら見て。じゃきーん。もう一個と合わせたら鋏になるんだよ」ジャキン
伊介(こいつ…鋏なんて変な獲物使ってるけど武器としての鋏捌きは今まで見たことないレベル)
伊介(…っていうか、そもそも鋏使いなんてイロモノとやった経験なんか伊介にはねーよ♪)
伊介(型も決まってなさそうだし多分馬鹿高い身体能力と野生の勘で動いてるだけの、つまり…ちょっとやりにくいタイプ♪)
伊介「いやん♪変な獲物♪それにいきなり暴発なんて酷ぉい♪」スッ
乙哉(さり気なく抜いてきた。…こいつの獲物はナイフか。構えて持ってるとこは初めて見るな。うわぁ、ビリビリくる。いいねいいね!)
伊介(抜き打ち!?獲物は…ナイフ!いや…)
伊介(鋏の…かたっぽ?!?)
伊介「ふっ!」
スカッ
伊介「あぶな♪」
乙哉「…あちゃ、かわされたか。やるぅ♪」
伊介「ふざけんじゃねーぞ、この早漏野郎♪」
乙哉「でもま、これで終わっちゃったら不完全燃焼もいいとこだったし安心したよ」クスッ
伊介「不意打ちしといてその言い草?お前ろくな死に方させねーぞ♪」
伊介「それとその獲物…鋏の片刃?…ねぇ」スッ
乙哉(おっと。腰落として構えたか。目つきも変わった。ひゅー!やっぱ本物の職業暗殺者はその辺の女の子とは対峙した時の迫力からして違うね!)
乙哉「そ。ほら見て。じゃきーん。もう一個と合わせたら鋏になるんだよ」ジャキン
伊介(こいつ…鋏なんて変な獲物使ってるけど武器としての鋏捌きは今まで見たことないレベル)
伊介(…っていうか、そもそも鋏使いなんてイロモノとやった経験なんか伊介にはねーよ♪)
伊介(型も決まってなさそうだし多分馬鹿高い身体能力と野生の勘で動いてるだけの、つまり…ちょっとやりにくいタイプ♪)
伊介「いやん♪変な獲物♪それにいきなり暴発なんて酷ぉい♪」スッ
乙哉(さり気なく抜いてきた。…こいつの獲物はナイフか。構えて持ってるとこは初めて見るな。うわぁ、ビリビリくる。いいねいいね!)
349:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:07:59.00:LbDR3Ml+o (14/26)
乙哉「だって…朝っぱらからこっち、ずっと焦らされてお預け食らってたお陰で…あたしもう…もう…もう…!」
乙哉「我慢の限界なんだもん!」
伊介「あはっ♪ほんと、しつけのなってない獣みたい♪」
伊介「張り切り過ぎてアッて間にイクんじゃねーぞ♪」
乙哉「そっちこそあたしに感じさせるまもなくイっちゃったら許さないから!」
乙哉「だって…朝っぱらからこっち、ずっと焦らされてお預け食らってたお陰で…あたしもう…もう…もう…!」
乙哉「我慢の限界なんだもん!」
伊介「あはっ♪ほんと、しつけのなってない獣みたい♪」
伊介「張り切り過ぎてアッて間にイクんじゃねーぞ♪」
乙哉「そっちこそあたしに感じさせるまもなくイっちゃったら許さないから!」
350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:18:24.40:LbDR3Ml+o (15/26)
ちょっと前
金星寮六号室乙しえ部屋
鳰「…」
しえな「…」
鳰「…もう二人は行ったッスか?」
しえな「…身体だるい」
鳰「しえなちゃん」
しえな「わかってる。もう行ったみたいだ」ムクリ
鳰「…ちなみにウチはさっき3回位イかされたッス」ヨロヨロ
しえな「うるさいな。オヤジギャグで上手いこと言ったつもりか?…ボクは5回だ」ゴソゴソ
鳰「初めてだったのにあんな野獣みたいに…乙哉ちゃん酷い…」シクシク
しえな「あれ、まだ手加減されてた方だぞ?その分ボクが執拗に責められたんだけど」
鳰「いっつもあんな感じなんッスか?あの子」
しえな「まさか。確かにいつもあんな感じで責めてはくるけど、今日はいつもの比じゃなかった」
鳰「やっぱ、殺しの前に滾っちゃってたんッスかねぇ…」
しえな「だろうな…っと、こっちは準備できたぞ」
鳰「ウチもッス」
しえな「よし」
ちょっと前
金星寮六号室乙しえ部屋
鳰「…」
しえな「…」
鳰「…もう二人は行ったッスか?」
しえな「…身体だるい」
鳰「しえなちゃん」
しえな「わかってる。もう行ったみたいだ」ムクリ
鳰「…ちなみにウチはさっき3回位イかされたッス」ヨロヨロ
しえな「うるさいな。オヤジギャグで上手いこと言ったつもりか?…ボクは5回だ」ゴソゴソ
鳰「初めてだったのにあんな野獣みたいに…乙哉ちゃん酷い…」シクシク
しえな「あれ、まだ手加減されてた方だぞ?その分ボクが執拗に責められたんだけど」
鳰「いっつもあんな感じなんッスか?あの子」
しえな「まさか。確かにいつもあんな感じで責めてはくるけど、今日はいつもの比じゃなかった」
鳰「やっぱ、殺しの前に滾っちゃってたんッスかねぇ…」
しえな「だろうな…っと、こっちは準備できたぞ」
鳰「ウチもッス」
しえな「よし」
351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:21:06.22:LbDR3Ml+o (16/26)
鳰「乙哉ちゃんには悪いッスけど…でも、やっぱりウチ、ウチが原因で友達が死ぬかもしれないってのはキツイッス」
しえな「ボクだって友達のせいで友達が傷つくのは嫌だ。それが例えアイツの自業自得でもな」
鳰「あとで怒られるかもしれないけど…」
しえな「いや、もっと面倒なことになる可能性がかなり高い気がしないでもないけど」
鳰「…でも、それでもやっぱり止めに行きたいッス」
しえな「ああ。それじゃあ、急ぐぞ。植物園だったな?」
鳰「らじゃ!」ビシッ
鳰「乙哉ちゃんには悪いッスけど…でも、やっぱりウチ、ウチが原因で友達が死ぬかもしれないってのはキツイッス」
しえな「ボクだって友達のせいで友達が傷つくのは嫌だ。それが例えアイツの自業自得でもな」
鳰「あとで怒られるかもしれないけど…」
しえな「いや、もっと面倒なことになる可能性がかなり高い気がしないでもないけど」
鳰「…でも、それでもやっぱり止めに行きたいッス」
しえな「ああ。それじゃあ、急ぐぞ。植物園だったな?」
鳰「らじゃ!」ビシッ
352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:36:39.94:LbDR3Ml+o (17/26)
7号室鳰部屋
春紀「伊介様いる?」ガチャッ
春紀「…あれ。ここも真っ暗じゃん」
春紀「なんだよ…ったくよー!」パチッ
春紀「電気付けても…やっぱ誰もいないし。走りも怯えて隠れてるわけでもないっぽいな」
春紀「さて。参った。どうすっかな」ボフッ
春紀「…くそっ。走りの癖に上等なベッド使ってるじゃねーか」ボフッボフッボフッ
春紀「…はぁ」
春紀「ったくどこ行ったんだよ伊介様」
春紀「…」
春紀「…あー。他に行ってそうな場所が思いつかない!ちょっと休憩!」ゴロン
春紀「せめて走りがいれば探すの手伝わせられたのにアイツも使えねー!」ジタバタ
春紀「…ふー。馬鹿かあたしは。駄々っ子か」
春紀「…」ゴロゴロ
春紀「…10分経ったらまた捜索再開」ウトウト
春紀「…」
7号室鳰部屋
春紀「伊介様いる?」ガチャッ
春紀「…あれ。ここも真っ暗じゃん」
春紀「なんだよ…ったくよー!」パチッ
春紀「電気付けても…やっぱ誰もいないし。走りも怯えて隠れてるわけでもないっぽいな」
春紀「さて。参った。どうすっかな」ボフッ
春紀「…くそっ。走りの癖に上等なベッド使ってるじゃねーか」ボフッボフッボフッ
春紀「…はぁ」
春紀「ったくどこ行ったんだよ伊介様」
春紀「…」
春紀「…あー。他に行ってそうな場所が思いつかない!ちょっと休憩!」ゴロン
春紀「せめて走りがいれば探すの手伝わせられたのにアイツも使えねー!」ジタバタ
春紀「…ふー。馬鹿かあたしは。駄々っ子か」
春紀「…」ゴロゴロ
春紀「…10分経ったらまた捜索再開」ウトウト
春紀「…」
353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:49:34.54:LbDR3Ml+o (18/26)
4号室千柩部屋
柩「ふう。今日も楽しかった。ね?そう思いません?千足さん」
千足「…ああ。そうだな。桐ケ谷。テストの方はどうだった?」
柩「何問かはわからないところがありましたけど…でも、概ね上手くできたと思います」
柩「これも千足さんがぼくにお勉強を教えてくれるおかげです」
千足「そんなことはない。桐ケ谷が頑張って予習した成果だ」
柩「でも、千足さんが教えてくれなければぼくは今ほど頑張れていたかわかりません」ポフッ
千足「…そうか」ナデナデ
柩「ええ…お勉強だけじゃありません。私生活だって。千足さんが支えてくれていたから今のぼくがあるんです」スリスリ
柩「そうじゃないと、きっと黒組に入ってから…ぼくは、潰れちゃっていたと思います」
千足「大げさだな。桐ケ谷はそんなに弱くないよ。寂しくても、きっと一人でだって立ち直れていたさ」
柩「…おおげさなんかじゃありません。ぼくは千足さんが思っているほど強くありませんよ」
千足「…」
千足「そう……かもな」ギュッ
柩「…千足さん、あったかい」キュッ
千足「……柩は、そんなに強くは、ない…のかもな」
4号室千柩部屋
柩「ふう。今日も楽しかった。ね?そう思いません?千足さん」
千足「…ああ。そうだな。桐ケ谷。テストの方はどうだった?」
柩「何問かはわからないところがありましたけど…でも、概ね上手くできたと思います」
柩「これも千足さんがぼくにお勉強を教えてくれるおかげです」
千足「そんなことはない。桐ケ谷が頑張って予習した成果だ」
柩「でも、千足さんが教えてくれなければぼくは今ほど頑張れていたかわかりません」ポフッ
千足「…そうか」ナデナデ
柩「ええ…お勉強だけじゃありません。私生活だって。千足さんが支えてくれていたから今のぼくがあるんです」スリスリ
柩「そうじゃないと、きっと黒組に入ってから…ぼくは、潰れちゃっていたと思います」
千足「大げさだな。桐ケ谷はそんなに弱くないよ。寂しくても、きっと一人でだって立ち直れていたさ」
柩「…おおげさなんかじゃありません。ぼくは千足さんが思っているほど強くありませんよ」
千足「…」
千足「そう……かもな」ギュッ
柩「…千足さん、あったかい」キュッ
千足「……柩は、そんなに強くは、ない…のかもな」
354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 22:59:01.54:LbDR3Ml+o (19/26)
柩「…」
柩「…でも、千足さんが思っているほどぼくは弱くもないと思います」トンッ
千足「…どうした?桐ケ谷」
柩「ふふ…さっきと言っていることが反対になっちゃいましたね。でも、これはどっちもぼくの本心です」スクッ
千足「桐ケ谷…?」
柩「さっき今日は楽しかったと言いましたが…今日はあまり走りさんをいじめることができませんでした。そこはちょっと反省です」スタスタ
千足「…」
柩「明日こそはもっと酷いいじめをしてあげますよ。ここ最近は随分参ってきているようではありましたけど」
柩「今日は5号室の二人がちょっとあの子を庇っていたこともあって、久しぶりに少し元気を取り戻していたみたいです」
柩「このままじゃまた調子に乗ってしまう」
千足「…桐ケ谷。そのことなんだが」
柩「ぼくは、あの子が幸せそうな顔をしているのが我慢ならないんですよ。千足さんもそう思うでしょ?」
柩「屑は屑らしく。苦しく惨めで、救いの無い。赦しの無い人生を送る必要があって。千足さんもそう思うでしょ?」クスッ
柩「…」
柩「…でも、千足さんが思っているほどぼくは弱くもないと思います」トンッ
千足「…どうした?桐ケ谷」
柩「ふふ…さっきと言っていることが反対になっちゃいましたね。でも、これはどっちもぼくの本心です」スクッ
千足「桐ケ谷…?」
柩「さっき今日は楽しかったと言いましたが…今日はあまり走りさんをいじめることができませんでした。そこはちょっと反省です」スタスタ
千足「…」
柩「明日こそはもっと酷いいじめをしてあげますよ。ここ最近は随分参ってきているようではありましたけど」
柩「今日は5号室の二人がちょっとあの子を庇っていたこともあって、久しぶりに少し元気を取り戻していたみたいです」
柩「このままじゃまた調子に乗ってしまう」
千足「…桐ケ谷。そのことなんだが」
柩「ぼくは、あの子が幸せそうな顔をしているのが我慢ならないんですよ。千足さんもそう思うでしょ?」
柩「屑は屑らしく。苦しく惨めで、救いの無い。赦しの無い人生を送る必要があって。千足さんもそう思うでしょ?」クスッ
355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/09(水) 22:59:52.61:vZTuuvXO0 (1/1)
柩ちゃん怖いよ……
柩ちゃん怖いよ……
356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:01:29.63:xQ6foW90o (2/2)
ヒェッ・・・
ヒェッ・・・
357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:10:46.17:LbDR3Ml+o (20/26)
千足「…桐ケ谷」
柩「なんですか?千足さん」
千足「…そのことなんだが。その…最近のお前の走りいじめについてだ」
柩「ええ。なんでしょう?あ、もしかしていいいじめの方法を思いついたとか!」パァッ
千足「…いや、そうじゃない」
柩「え?それじゃあ…?」
千足「…その…だな」
千足「お前の最近の走りいじめは…その…」
千足「…少々、目に余る」
柩「…え?」
千足「…」
柩「…千足…さん…?」
柩「…なんで?」
千足「…」
柩「なんで?どうしてそんなことを言うんですか…?」
千足「…」
柩「…あ。わかった。ジョークですか?もう。危うく騙されちゃうところでした。そうですよね?千足さん」
千足「…」
柩「ねえ?そうでしょ?そうですよね?千足さん。だってだって。そうでもなきゃなんで千足さんがあんな子を」
柩「正義感の強い千足さんがあんな子を庇うなんてそんなはずありませんものねそうです。そうに決まってます」
柩「ねえ、そうでしょ?千足さん。そうだって言って下さい千足さん」
千足「…」
柩「ねえ…お願いです。お願いですから千足さん…千足さん…千足さん…」
千足「…桐ケ谷」
柩「なんですか?千足さん」
千足「…そのことなんだが。その…最近のお前の走りいじめについてだ」
柩「ええ。なんでしょう?あ、もしかしていいいじめの方法を思いついたとか!」パァッ
千足「…いや、そうじゃない」
柩「え?それじゃあ…?」
千足「…その…だな」
千足「お前の最近の走りいじめは…その…」
千足「…少々、目に余る」
柩「…え?」
千足「…」
柩「…千足…さん…?」
柩「…なんで?」
千足「…」
柩「なんで?どうしてそんなことを言うんですか…?」
千足「…」
柩「…あ。わかった。ジョークですか?もう。危うく騙されちゃうところでした。そうですよね?千足さん」
千足「…」
柩「ねえ?そうでしょ?そうですよね?千足さん。だってだって。そうでもなきゃなんで千足さんがあんな子を」
柩「正義感の強い千足さんがあんな子を庇うなんてそんなはずありませんものねそうです。そうに決まってます」
柩「ねえ、そうでしょ?千足さん。そうだって言って下さい千足さん」
千足「…」
柩「ねえ…お願いです。お願いですから千足さん…千足さん…千足さん…」
358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:14:08.72:LbDR3Ml+o (21/26)
柩「千足さん…なんで…?」
千足「…いや。冗談では…ない。すまない、桐ケ谷」
柩「なんでですか!?なんでそんなことを言うんですか!?千足さん!」
千足「言葉のとおりだ。走りは、あそこまでされていいほど悪いことはしていないだろう」
柩「…っっっ!!」
千足「なあ、桐ケ谷。そろそろ…」
柩「いやっ!嫌です!!」
千足「…そろそろ」
柩「そんなっ!!!」
千足「…桐ケ谷の気持ちもわかる。勿論、他のいじめをしている連中の気持ちもな。だが…」
柩「いやっ!!」
千足「なあ。桐ケ谷。頼むよ」
柩「言わないで!!」
千足「…走りを、許してやってくれないか」
柩「…そん……な…」フラフラ
千足「…」
柩「なんで…なんで…」
千足「…」
柩「なんで千足さんが…」
柩「千足さん…なんで…?」
千足「…いや。冗談では…ない。すまない、桐ケ谷」
柩「なんでですか!?なんでそんなことを言うんですか!?千足さん!」
千足「言葉のとおりだ。走りは、あそこまでされていいほど悪いことはしていないだろう」
柩「…っっっ!!」
千足「なあ、桐ケ谷。そろそろ…」
柩「いやっ!嫌です!!」
千足「…そろそろ」
柩「そんなっ!!!」
千足「…桐ケ谷の気持ちもわかる。勿論、他のいじめをしている連中の気持ちもな。だが…」
柩「いやっ!!」
千足「なあ。桐ケ谷。頼むよ」
柩「言わないで!!」
千足「…走りを、許してやってくれないか」
柩「…そん……な…」フラフラ
千足「…」
柩「なんで…なんで…」
千足「…」
柩「なんで千足さんが…」
359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:20:25.65:LbDR3Ml+o (22/26)
柩「嘘でしょ?ねえ、千足さん」
千足「…」
柩「嘘ですよね?」
千足「…」
柩「嘘ですよね?千足さん」
千足「…すまない、柩。だが…もう止めてやって欲しいんだ。頼む」
柩「……嘘」
柩「嘘でしょ?ねえ、千足さん」
千足「…」
柩「嘘ですよね?」
千足「…」
柩「嘘ですよね?千足さん」
千足「…すまない、柩。だが…もう止めてやって欲しいんだ。頼む」
柩「……嘘」
360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!red_res] :2014/07/09(水) 23:23:48.96:LbDR3Ml+o (23/26)
柩「
柩「
361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!red_res] :2014/07/09(水) 23:24:18.00:LbDR3Ml+o (24/26)
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん」
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん
嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん嘘ですよね?千足さん」
362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:25:38.25:gnbJ6xKkO (1/1)
ヒェッ…
ヒェッ…
363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:26:09.06:noFIHcla0 (1/1)
鳰さん何やったんすか
鳰さん何やったんすか
364:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:26:24.45:1cfgl4z70 (1/2)
赤文字なんて出来るのか
知らなんだ
赤文字なんて出来るのか
知らなんだ
365:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:26:26.96:1K4llUH60 (2/2)
一個だけ千促さんが混じってるな
一個だけ千促さんが混じってるな
366:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:27:03.15:LbDR3Ml+o (25/26)
/ / / / \ \
/ / // / ヽ ヽ ヽ
/ / //∥ ; jいヽ ___ ゙、
/ / / l j ! } l ゙、 乂___ ̄\ きょうはここまでにしとくッス
/ / / / l l j j| l ゙、 r--‐` `<
{/ // / / l l | |j | ゙、 ├― `< _
/ //l ; l /l l l j /l l_ 「 ̄ \ 入
//// ! { l ,.斗圦‐- l/"「/ \ ̄`ヽ \ 乂二>ミ_ ノ /ヽ_
/ / j j { j /j ヽl\\ l jr‐ \ \ \ l  ̄癶 / / 〉 \
/ // l { l l l l _,,,,__‐-\\{ ,,x=ミx,,,l \\ `~-l } 弋  ̄ / / Y
j l/ l l l l -xシ"⌒` \l '" ,,,,,, `゙j /\\l } j/ \ / l
/ { { 八l/八 l 八 ''''' 、 / / l } j/ / ヽ-‐''" l
∥ 八l \ \ \ \ , // / j ノ/ 八 l
{ { 八{ \ \ `~ミ= `t''" ̄{  ̄/ / // / V l
ヽ ! >―-、 l \ 乂__.ノ {/ / // / ∨ l
\ /{/Χ fヽ 乂 ヽト..._ ー / j / / / // V l
//フ/} } { ヽ`'''ー-ミ l~x >-< 斗 | { / { / 〈( ___V l
/ / ノ Χ ヾ}ヽ } /ヽ} /ハ /ハ 八乂 {(-~、x-~'":::/ /ヽ l
/ / 癶 /\Χノ::{ ̄ ̄ ̄ `< / V {>''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/::::::/:::/ / ̄//ト、 l
/ / // ̄ニフ~〉:l \ /__/ /:::/::::::/ / / 弋 ヽ l
} /┌――――――――――――――――――――――――――――┐ \ }
ヽ | 柩. こ こ お か し い ん じ ゃ な い ッ ス か ぁ ?| ノ
\ └――――――――――――――――――――――――――――┘ /
\ }//:::l / j | | \ }::::::::::::〉 〉| { /
/ / / / \ \
/ / // / ヽ ヽ ヽ
/ / //∥ ; jいヽ ___ ゙、
/ / / l j ! } l ゙、 乂___ ̄\ きょうはここまでにしとくッス
/ / / / l l j j| l ゙、 r--‐` `<
{/ // / / l l | |j | ゙、 ├― `< _
/ //l ; l /l l l j /l l_ 「 ̄ \ 入
//// ! { l ,.斗圦‐- l/"「/ \ ̄`ヽ \ 乂二>ミ_ ノ /ヽ_
/ / j j { j /j ヽl\\ l jr‐ \ \ \ l  ̄癶 / / 〉 \
/ // l { l l l l _,,,,__‐-\\{ ,,x=ミx,,,l \\ `~-l } 弋  ̄ / / Y
j l/ l l l l -xシ"⌒` \l '" ,,,,,, `゙j /\\l } j/ \ / l
/ { { 八l/八 l 八 ''''' 、 / / l } j/ / ヽ-‐''" l
∥ 八l \ \ \ \ , // / j ノ/ 八 l
{ { 八{ \ \ `~ミ= `t''" ̄{  ̄/ / // / V l
ヽ ! >―-、 l \ 乂__.ノ {/ / // / ∨ l
\ /{/Χ fヽ 乂 ヽト..._ ー / j / / / // V l
//フ/} } { ヽ`'''ー-ミ l~x >-< 斗 | { / { / 〈( ___V l
/ / ノ Χ ヾ}ヽ } /ヽ} /ハ /ハ 八乂 {(-~、x-~'":::/ /ヽ l
/ / 癶 /\Χノ::{ ̄ ̄ ̄ `< / V {>''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/::::::/:::/ / ̄//ト、 l
/ / // ̄ニフ~〉:l \ /__/ /:::/::::::/ / / 弋 ヽ l
} /┌――――――――――――――――――――――――――――┐ \ }
ヽ | 柩. こ こ お か し い ん じ ゃ な い ッ ス か ぁ ?| ノ
\ └――――――――――――――――――――――――――――┘ /
\ }//:::l / j | | \ }::::::::::::〉 〉| { /
367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:28:17.88:dhyyuB4Wo (4/4)
バレも相まって柩ちゃん余計怖いわ!
乙ッス
バレも相まって柩ちゃん余計怖いわ!
乙ッス
368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/09(水) 23:29:24.69:rJan1mQq0 (1/1)
>>365
探してたら目が痛くなった
>>365
探してたら目が痛くなった
369:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:31:13.61:1cfgl4z70 (2/2)
これってredのとこ他の色に変えたらその色になるの?
これってredのとこ他の色に変えたらその色になるの?
370:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!orz_res] :2014/07/09(水) 23:32:38.39:LbDR3Ml+o (26/26)
?「嘘ですよね?>>365さん」
?「嘘ですよね?>>365さん」
371:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:36:15.39:PVlQoGl70 (2/2)
乙っす
乙っす
372:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:39:00.13:RyF5UyFgo (1/1)
棺ちゃんHOS搭載してんのかと思ったわwwww
棺ちゃんHOS搭載してんのかと思ったわwwww
373:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/09(水) 23:46:33.76:rbuWkm1ko (2/2)
乙ッスよ!
楽しみにしてるッス!
乙ッスよ!
楽しみにしてるッス!
374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/10(木) 00:11:32.91:rjuJWwB20 (1/1)
乙っす!
AAの鳰が可愛すぎて生きるのが辛い
乙っす!
AAの鳰が可愛すぎて生きるのが辛い
375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 01:19:31.19:2bgUgBbSO (1/2)
乙ッス
柩ちゃん怖すぎッス
乙ッス
柩ちゃん怖すぎッス
376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 02:50:33.46:PcQLVe7uO (1/1)
乙ッス
香子ちゃんは勉強に集中し過ぎて気付いてないパターンか?
乙ッス
香子ちゃんは勉強に集中し過ぎて気付いてないパターンか?
377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 03:12:51.39:LQA4G/1So (1/1)
>>369
せやで
>>369
せやで
378:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 06:24:59.13:lgAJdtiX0 (1/1)
nasuて
nasuて
379:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 06:40:54.04:GdfUjFzNo (1/1)
>>361
一つだけ呼び捨てにしててワロタ
>>361
一つだけ呼び捨てにしててワロタ
380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 08:09:03.55:JWUYHqSC0 (1/1)
>>377
実演までしてくれてありがとう
>>377
実演までしてくれてありがとう
381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 08:36:10.07:IojKiXE0o (1/1)
色変わって見えるのってブラウザからだけなのかな...
専ブラじゃ普通の色になってる...
色変わって見えるのってブラウザからだけなのかな...
専ブラじゃ普通の色になってる...
382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 10:27:34.43:2mInffgco (1/1)
専ブラだけど色変わって見えるな
専ブラだけど色変わって見えるな
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 10:28:26.80:bfiFECLBo (1/1)
専ブラでもきちんと紫になってるッスよ、それと乙しえッス
専ブラでもきちんと紫になってるッスよ、それと乙しえッス
384:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 10:38:19.70:8r9Skvk/0 (1/1)
千足がゲシュタルト崩壊した
千足がゲシュタルト崩壊した
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 15:15:08.01:7wHM+Z3xO (1/1)
千足たそ~
千足たそ~
386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 15:29:13.17:2bgUgBbSO (2/2)
百足たそ~
百足たそ~
387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 16:16:54.09:52gHeCIb0 (1/1)
一桁違いで大違い
一桁違いで大違い
388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 18:12:32.61:cSlsE3+Eo (1/1)
>>379
真剣に探したのに…
>>379
真剣に探したのに…
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 20:28:04.35:lMAxMFWjo (1/1)
しえなちゃんはせめてこのSSの中でだけでも幸せになってくれ、切実に
しえなちゃんはせめてこのSSの中でだけでも幸せになってくれ、切実に
390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 21:47:08.31:Lhy88be80 (1/1)
ページ内検索でわからない嘘はNG
ページ内検索でわからない嘘はNG
391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 22:41:39.16:Bolb8aq/0 (1/1)
しえなちゃんは原作でも瞬殺で安心したよ
しえなちゃんは原作でも瞬殺で安心したよ
392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/10(木) 23:41:20.85:T7qrNPY40 (1/1)
アニメでは先陣切って退場して行った乙哉ちゃんがこんな好かれてるあたりほんとあの子いいキャラしてるなあ
アニメでは先陣切って退場して行った乙哉ちゃんがこんな好かれてるあたりほんとあの子いいキャラしてるなあ
393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/11(金) 15:29:18.80:xUtaeujtO (1/1)
こいつ操られてる!
こいつ操られてる!
394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/14(月) 08:10:05.78:kznoFOMYO (1/1)
④
④
395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/14(月) 08:24:46.29:Pqcl2AU4O (1/1)
乙しえはカップリングを表すと同時に乙と支援の意味も持つ魔法の言葉
乙しえ
乙しえはカップリングを表すと同時に乙と支援の意味も持つ魔法の言葉
乙しえ
396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:21:20.12:woeCRuNto (1/25)
金星寮三号室香涼部屋
バタン
涼「…」
涼「…ふう。やれやれ」
香子「…東のやつ、帰ったか」
涼「香子ちゃん。起きておったんか?」
香子「いや…今のドアの音でな。それにちゃんと布団で寝ないと明日が辛い」ボフッ
涼「ふふ…」
香子「で、結局なんの話だったんだ?東のやつ随分と安心したような顔をしていたが」
涼「ん…なに。大したことじゃないんじゃ」
香子「それは気になるな。だがお前がそういうなら私はあえて聞こうとは思わんよ」
涼「…そうじゃなぁ」
香子「さあ、もう寝よう。消灯時間を過ぎての部屋の移動も今日だけの特別だからな。緊急の用のようだったから大目に見たが」
涼「わかっておるよ。もうやりはせん」
香子「ふわぁ…」
涼「…」
香子「電気消すぞ」パチッ
涼「…のう香子ちゃんや」
香子「なんだ?」
金星寮三号室香涼部屋
バタン
涼「…」
涼「…ふう。やれやれ」
香子「…東のやつ、帰ったか」
涼「香子ちゃん。起きておったんか?」
香子「いや…今のドアの音でな。それにちゃんと布団で寝ないと明日が辛い」ボフッ
涼「ふふ…」
香子「で、結局なんの話だったんだ?東のやつ随分と安心したような顔をしていたが」
涼「ん…なに。大したことじゃないんじゃ」
香子「それは気になるな。だがお前がそういうなら私はあえて聞こうとは思わんよ」
涼「…そうじゃなぁ」
香子「さあ、もう寝よう。消灯時間を過ぎての部屋の移動も今日だけの特別だからな。緊急の用のようだったから大目に見たが」
涼「わかっておるよ。もうやりはせん」
香子「ふわぁ…」
涼「…」
香子「電気消すぞ」パチッ
涼「…のう香子ちゃんや」
香子「なんだ?」
397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:21:49.00:woeCRuNto (2/25)
涼「走りのことなんじゃが」
香子「ああ?」
涼「なにか、あの一件以降変わったところは見受けられるかいのう?」
香子「…?いや、特に。そもそもあまりあいつのことをよく見ていないというのもあるが」
涼「そうか…」
香子「私があいつに関して知っていることと言ったら…いつも一ノ瀬と仲良さそうにしているよな。クラスの連中とも積極的に絡みに行くし。それくらいか?ムードメーカーってやつなのかな」
涼「…」
香子「…まあ、黒組の裁定者を任されているそうだし当然それだけの人間ではないだろうとも思うよ。油断できないやつだ。底知れないところがあるよな。首藤、お前も気をつけておいた方がいい」
涼「…そうじゃのう」
香子「どうした?首藤。突然あいつのことを聞くなんて珍しいな」
涼「いや。なんでもないんじゃ。なんとなく香子ちゃんが走りのことをどう思っておるのか知りたかったんでのう」
香子「…?そうか?なんだかよくわからないが…」
涼「ん。ワシはもう寝る。おやすみ、香子ちゃん」ゴロッ
香子「あー…ああ、おやすみ」
涼「…」
香子「…ん?走り……?」
涼「走りのことなんじゃが」
香子「ああ?」
涼「なにか、あの一件以降変わったところは見受けられるかいのう?」
香子「…?いや、特に。そもそもあまりあいつのことをよく見ていないというのもあるが」
涼「そうか…」
香子「私があいつに関して知っていることと言ったら…いつも一ノ瀬と仲良さそうにしているよな。クラスの連中とも積極的に絡みに行くし。それくらいか?ムードメーカーってやつなのかな」
涼「…」
香子「…まあ、黒組の裁定者を任されているそうだし当然それだけの人間ではないだろうとも思うよ。油断できないやつだ。底知れないところがあるよな。首藤、お前も気をつけておいた方がいい」
涼「…そうじゃのう」
香子「どうした?首藤。突然あいつのことを聞くなんて珍しいな」
涼「いや。なんでもないんじゃ。なんとなく香子ちゃんが走りのことをどう思っておるのか知りたかったんでのう」
香子「…?そうか?なんだかよくわからないが…」
涼「ん。ワシはもう寝る。おやすみ、香子ちゃん」ゴロッ
香子「あー…ああ、おやすみ」
涼「…」
香子「…ん?走り……?」
398:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:23:08.00:woeCRuNto (3/25)
涼「…なんじゃ?どうかしたんかの?香子ちゃん」
香子「…」ブツブツ
涼「香子ちゃん?」
香子「…いや。…おかしいな。なにか忘れているような気がするんだ。それを思い出した」ブツブツ
涼「…」
香子「…なんだったか。大事なことだ。…どうしても言っておかなければいけないと思っていたことを…」
香子「少し前に、頼まれて……いた…よう、な……」
涼「…」
香子「…」
香子「…ん。すまない、もうちょっとで出てきそうな気がするん。あとすこし…」
香子「うむむ…」
涼「…今日はもう遅い。また思い出した時でも良いじゃろう」
香子「だが……」
涼「…なんじゃ?どうかしたんかの?香子ちゃん」
香子「…」ブツブツ
涼「香子ちゃん?」
香子「…いや。…おかしいな。なにか忘れているような気がするんだ。それを思い出した」ブツブツ
涼「…」
香子「…なんだったか。大事なことだ。…どうしても言っておかなければいけないと思っていたことを…」
香子「少し前に、頼まれて……いた…よう、な……」
涼「…」
香子「…」
香子「…ん。すまない、もうちょっとで出てきそうな気がするん。あとすこし…」
香子「うむむ…」
涼「…今日はもう遅い。また思い出した時でも良いじゃろう」
香子「だが……」
399:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:24:09.55:woeCRuNto (4/25)
涼「なに、大丈夫じゃって。そんなに重要なことならそう忘れることもあるまい。香子ちゃんは真面目じゃからのう」
涼「大方それほど重要ではない案件を責任感持って考えすぎておったんじゃろ。だから思い出した時でもいいよ」
香子「そんなものか…」
涼「うむ。特に今は頭を使ったばかりでだいぶ疲れておるようだし」
香子「…実は、そう…なんだ。全然…頭が、まわ…ら…い上…眠い………」
涼「そうかそうか」
香子「こんなに…眠…久しぶり…なんだ…」ウツラウツラ
涼「そうじゃのう。香子ちゃん、今回頑張っておったからのう。だから…」
香子「だから、すまない…首藤…私は…もう…ね…」
涼「…うむ」
香子「…すー…すー」
涼「…」
涼「…」モゾモゾ
涼「…香子ちゃん?」
涼「…」
涼「香子ちゃん」
涼「…」
涼「…」
涼「…」
涼「なに、大丈夫じゃって。そんなに重要なことならそう忘れることもあるまい。香子ちゃんは真面目じゃからのう」
涼「大方それほど重要ではない案件を責任感持って考えすぎておったんじゃろ。だから思い出した時でもいいよ」
香子「そんなものか…」
涼「うむ。特に今は頭を使ったばかりでだいぶ疲れておるようだし」
香子「…実は、そう…なんだ。全然…頭が、まわ…ら…い上…眠い………」
涼「そうかそうか」
香子「こんなに…眠…久しぶり…なんだ…」ウツラウツラ
涼「そうじゃのう。香子ちゃん、今回頑張っておったからのう。だから…」
香子「だから、すまない…首藤…私は…もう…ね…」
涼「…うむ」
香子「…すー…すー」
涼「…」
涼「…」モゾモゾ
涼「…香子ちゃん?」
涼「…」
涼「香子ちゃん」
涼「…」
涼「…」
涼「…」
400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:25:38.19:woeCRuNto (5/25)
涼「…寝たか」
涼「…さて、と」ムクリ
涼「んー…」ノビー
涼「…ふう」
涼「さて…それじゃあそろそろ…」
涼「ワシもあの子の泣き顔拝みにいくとするかのう」クスッ
涼「…寝たか」
涼「…さて、と」ムクリ
涼「んー…」ノビー
涼「…ふう」
涼「さて…それじゃあそろそろ…」
涼「ワシもあの子の泣き顔拝みにいくとするかのう」クスッ
401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:26:45.14:eJTaejQLo (1/3)
おばあちゃん…!?
おばあちゃん…!?
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:31:13.03:woeCRuNto (6/25)
金星寮1号室晴兎部屋
兎角「…一ノ瀬?」
兎角「おい一ノ瀬。どこにいる」
兎角「っ!!油断した!!」
兎角「予告状は…!」
兎角「…ない…か…?」
兎角「争った形跡もないし…いや、あいつなら眠ったまま起きずにそのまま拉致された可能性もあるか…」
兎角「…いや。馬鹿な。そんなことをする前に、もし暗殺者に狙われたというならこの部屋で始末されているに決まっている」
兎角「だとしたら…」
兎角「また勝手にどこかに行ったな!!?」ダッ
バタン!!
金星寮1号室晴兎部屋
兎角「…一ノ瀬?」
兎角「おい一ノ瀬。どこにいる」
兎角「っ!!油断した!!」
兎角「予告状は…!」
兎角「…ない…か…?」
兎角「争った形跡もないし…いや、あいつなら眠ったまま起きずにそのまま拉致された可能性もあるか…」
兎角「…いや。馬鹿な。そんなことをする前に、もし暗殺者に狙われたというならこの部屋で始末されているに決まっている」
兎角「だとしたら…」
兎角「また勝手にどこかに行ったな!!?」ダッ
バタン!!
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:37:50.02:1vhQrlLvo (1/2)
おばあちゃん…
おばあちゃん…
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:40:40.22:woeCRuNto (7/25)
植物園入口前
鳰「…」
しえな「…」
真夜「はぁ~い」ニヤニヤ
鳰「…真夜さん。そこをどいて欲しいッス」
真夜「ん~?……却下」
鳰「…」
しえな「頼む。どいてくれ。ボク達は植物園に用があるんだ」
真夜「ん~、おいおい駄目だろう~。こんな時間に無断外出。しかも閉まった学校施設に無断侵入。もしかして不良か?」ニヤニヤ
鳰「…」
真夜「この植物園、アニマルさんたちも住んでっからよぉ?夜に騒音出したらおったまげて眠れなくなって可哀想じゃねぇか~」
鳰「…うるさくしないッス。だから後生ッス。お願い。真夜さん」
真夜「ん~…だぁめぇ。ぶっぶー」
しえな「そんな!なんでだよ!?どうしてボクたちの邪魔するんだ!?」
植物園入口前
鳰「…」
しえな「…」
真夜「はぁ~い」ニヤニヤ
鳰「…真夜さん。そこをどいて欲しいッス」
真夜「ん~?……却下」
鳰「…」
しえな「頼む。どいてくれ。ボク達は植物園に用があるんだ」
真夜「ん~、おいおい駄目だろう~。こんな時間に無断外出。しかも閉まった学校施設に無断侵入。もしかして不良か?」ニヤニヤ
鳰「…」
真夜「この植物園、アニマルさんたちも住んでっからよぉ?夜に騒音出したらおったまげて眠れなくなって可哀想じゃねぇか~」
鳰「…うるさくしないッス。だから後生ッス。お願い。真夜さん」
真夜「ん~…だぁめぇ。ぶっぶー」
しえな「そんな!なんでだよ!?どうしてボクたちの邪魔するんだ!?」
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:44:25.16:woeCRuNto (8/25)
真夜「ああん?なんでってそりゃあ…頼まれたからさ。誰もここ通さないでくれってよぉ」
しえな「頼まれた!?誰にだ!?」
真夜「そりゃあお前…」
真夜「…誰だと思うよ?当ててみな。プレゼントを進呈するぜ」ニヤッ
鳰「…真昼さんッスか」
真夜「はい外れ~ざんね~ん」
鳰「…」
しえな「…武智か、犬飼か」
真夜「はいそれもざんね~ん。はいしっかーく。これじゃあプレゼントはあげらんねーなー。勿体無い」
鳰「…真夜さん。ウチ、いろいろとちょっと怒ってるッスよ。あんまりしつこいとウチだって…」
しえな「鳰!よせ!」
真夜「さてさてそれでは気になる正解は~!?」
鳰「…」
真夜「ああん?なんでってそりゃあ…頼まれたからさ。誰もここ通さないでくれってよぉ」
しえな「頼まれた!?誰にだ!?」
真夜「そりゃあお前…」
真夜「…誰だと思うよ?当ててみな。プレゼントを進呈するぜ」ニヤッ
鳰「…真昼さんッスか」
真夜「はい外れ~ざんね~ん」
鳰「…」
しえな「…武智か、犬飼か」
真夜「はいそれもざんね~ん。はいしっかーく。これじゃあプレゼントはあげらんねーなー。勿体無い」
鳰「…真夜さん。ウチ、いろいろとちょっと怒ってるッスよ。あんまりしつこいとウチだって…」
しえな「鳰!よせ!」
真夜「さてさてそれでは気になる正解は~!?」
鳰「…」
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:57:00.69:b3K0gEcYo (1/3)
来てた支援
来てた支援
407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 00:58:37.95:woeCRuNto (9/25)
7号室鳰部屋
涼「…おや」
春紀「…あれ」
兎角「…ちっ」
涼「…およ?何故お主が走りのベッドで寝ておるんじゃ?」
春紀「あー…やっべ、ちょっと休憩するつもりが寝ちまってた…」
涼「おやおや」
兎角「そんなことはどうでもいい!ここには寒河江だけか?走りは…どうでもいいが、お前たち一ノ瀬は見ていないか!」
涼「見ておらんのう。部屋におらんかったのか?」
春紀「なに?どうしたのさ。晴ちゃんがなんかした?」
兎角「…クソッ!部屋に帰ったら寝ていたはずの一ノ瀬が居ないんだ!」
涼「おやおや」
春紀「えー?奇遇だな。あたしんとこも伊介様がどっか行っちゃってさ。探すつもりでこの部屋来たんだよ」
涼「ワシらの部屋には来ておらんのう。来ても香子ちゃんは寝てしまっておるし…」
兎角「犬飼が!?最悪じゃないか…!」
春紀「あ~…もしかしたら伊介様がついに動いた?晴ちゃん予告状貰ったのか!?」
7号室鳰部屋
涼「…おや」
春紀「…あれ」
兎角「…ちっ」
涼「…およ?何故お主が走りのベッドで寝ておるんじゃ?」
春紀「あー…やっべ、ちょっと休憩するつもりが寝ちまってた…」
涼「おやおや」
兎角「そんなことはどうでもいい!ここには寒河江だけか?走りは…どうでもいいが、お前たち一ノ瀬は見ていないか!」
涼「見ておらんのう。部屋におらんかったのか?」
春紀「なに?どうしたのさ。晴ちゃんがなんかした?」
兎角「…クソッ!部屋に帰ったら寝ていたはずの一ノ瀬が居ないんだ!」
涼「おやおや」
春紀「えー?奇遇だな。あたしんとこも伊介様がどっか行っちゃってさ。探すつもりでこの部屋来たんだよ」
涼「ワシらの部屋には来ておらんのう。来ても香子ちゃんは寝てしまっておるし…」
兎角「犬飼が!?最悪じゃないか…!」
春紀「あ~…もしかしたら伊介様がついに動いた?晴ちゃん予告状貰ったのか!?」
408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:06:40.23:woeCRuNto (10/25)
兎角「いや、それはわからないが…」
涼「ふむ…これはもしかするともしかするのか…?」
春紀「やっばぁ…出し抜かれちゃったかも?これはいよいよ走りなんか相手にしてる場合じゃなくなって来たな…あたしの願いは伊介様にだって譲れないんだよ!」
兎角「ちっ!この際だ!ならお前も晴探しを手伝え!」
春紀「…ええい、仕方ない!背に腹は変えられんってか?あくまで探すの手伝うだけだかんな!伊介様にはあたしが手伝ったって内緒にしておけよ!?」
兎角「十分だ!」
タタタタタ
涼「やれやれ、そそっかしいのう。ドアも閉めずに行ってしもうたわい」
涼「…ま、好都合じゃ」クスッ
涼「ふふふふ。このワシがいじめ…か。我ながら呆れてしまうわい」
涼「十分の一も生きとらん小娘をいじめたくなるなぞ、これだけ生きてまだ幼稚な部分が残っておったとはな」
涼「英や犬飼、桐ケ谷など…他の連中と違ってワシはそこまで激しい感情を持つことはないと思っておったんじゃが」
涼「まさか嗜虐心の方がくすぐられてきよるとは」クスクス
涼「さて、まずは何をしようかの。部屋に荷物は…ほとんど無いか。あまり弄り甲斐の無い部屋じゃ」
兎角「いや、それはわからないが…」
涼「ふむ…これはもしかするともしかするのか…?」
春紀「やっばぁ…出し抜かれちゃったかも?これはいよいよ走りなんか相手にしてる場合じゃなくなって来たな…あたしの願いは伊介様にだって譲れないんだよ!」
兎角「ちっ!この際だ!ならお前も晴探しを手伝え!」
春紀「…ええい、仕方ない!背に腹は変えられんってか?あくまで探すの手伝うだけだかんな!伊介様にはあたしが手伝ったって内緒にしておけよ!?」
兎角「十分だ!」
タタタタタ
涼「やれやれ、そそっかしいのう。ドアも閉めずに行ってしもうたわい」
涼「…ま、好都合じゃ」クスッ
涼「ふふふふ。このワシがいじめ…か。我ながら呆れてしまうわい」
涼「十分の一も生きとらん小娘をいじめたくなるなぞ、これだけ生きてまだ幼稚な部分が残っておったとはな」
涼「英や犬飼、桐ケ谷など…他の連中と違ってワシはそこまで激しい感情を持つことはないと思っておったんじゃが」
涼「まさか嗜虐心の方がくすぐられてきよるとは」クスクス
涼「さて、まずは何をしようかの。部屋に荷物は…ほとんど無いか。あまり弄り甲斐の無い部屋じゃ」
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:11:34.59:b3K0gEcYo (2/3)
おばあちゃんも鳰の泣き顔には勝てなかったか…
おばあちゃんも鳰の泣き顔には勝てなかったか…
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:12:24.26:/0WabtkyO (1/1)
ババアてめえ
ババアてめえ
411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:14:07.96:eJTaejQLo (2/3)
こんな達観した人のいじめとか新しい
こんな達観した人のいじめとか新しい
412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:21:18.27:woeCRuNto (11/25)
涼「ん~…」
涼「家具はベッドは…これ、学園の備品の可能性が高いんじゃろうな。壊して後で弁償請求されるのは勘弁じゃ」
涼「とりあえずゴミ箱はぶち撒けておこうかの?」ゲシッ
涼「授業道具への悪戯は…なんじゃこれ、最初から全然使っとらんな?使った形跡がほとんどないわいあの不真面目娘めが」
涼「全部捨ててやっても良いんじゃが、そうするといくらなんでも流石に溝呂木先生に怪しまれるじゃろうし…怪しまれるじゃろな?うん、流石に怪しまれると思うわい」
涼「…」
涼「…」
涼「…いかんのう、他に全然弄れるところがない」
涼「うーむ…ワシ、いじめの才能ないんかのう。あまり陰湿なのさらっと思い浮かばんわい」
涼「…やはり本人に会って直接やらんと思いつかんな。走りが部屋におらんならワシはあやつを探そうか」
涼「…っと、その前に」
涼「地味にドアノブに仕込みの刃のトラップと」カチャカチャ
涼「書き残しだけは置いていこうかの」
涼「~♪」サラサラ
涼「ん~…」
涼「家具はベッドは…これ、学園の備品の可能性が高いんじゃろうな。壊して後で弁償請求されるのは勘弁じゃ」
涼「とりあえずゴミ箱はぶち撒けておこうかの?」ゲシッ
涼「授業道具への悪戯は…なんじゃこれ、最初から全然使っとらんな?使った形跡がほとんどないわいあの不真面目娘めが」
涼「全部捨ててやっても良いんじゃが、そうするといくらなんでも流石に溝呂木先生に怪しまれるじゃろうし…怪しまれるじゃろな?うん、流石に怪しまれると思うわい」
涼「…」
涼「…」
涼「…いかんのう、他に全然弄れるところがない」
涼「うーむ…ワシ、いじめの才能ないんかのう。あまり陰湿なのさらっと思い浮かばんわい」
涼「…やはり本人に会って直接やらんと思いつかんな。走りが部屋におらんならワシはあやつを探そうか」
涼「…っと、その前に」
涼「地味にドアノブに仕込みの刃のトラップと」カチャカチャ
涼「書き残しだけは置いていこうかの」
涼「~♪」サラサラ
413:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 01:30:07.15:Ix5Yghmc0 (1/1)
地味じゃねーよこえーよwwwwww
地味じゃねーよこえーよwwwwww
414:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:32:36.26:XhIzDyDfo (1/2)
今日はあの方の誕生日だけどおばあちゃん真っ黒やな!
今日はあの方の誕生日だけどおばあちゃん真っ黒やな!
415:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:36:57.15:0SFfKrdHO (1/1)
まあアニメでもばあちゃんのやり方が一番えげつなかったし…
まあアニメでもばあちゃんのやり方が一番えげつなかったし…
416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:41:59.10:woeCRuNto (12/25)
植物園
乙哉「はぁ…ぜぇ…」
伊介「くすっ♥」
乙哉「ぜぇ…はぁ…はぁ…!うぁ…」
伊介「思ったよりは楽しかったわよ」
乙哉「はぁ…はぁ…はぁ…ちぇ、しくじった…」
伊介「まさか伊介のナイフを鋏で壊しちゃうなんて。正直、結構焦った」
乙哉「…はぁ…はぁ…」
伊介「でも残念♥伊介は素手でも強いのよ。どう?相手の獲物壊して油断した?」
乙哉「…おしり重い。どいて」
伊介「むっ。重くないわよ。軽いわよ」ギリッ
乙哉「カハッ!」
伊介「知ってる?この態勢。マウントポジション。格闘技でも有名でしょ。あ、もしかしてそういうのは見ない?」
乙哉「はぁっ…!げほっ!ごほっ!けほっ!」
伊介「首締められても逃げられないでしょ。苦しそうな顔。…ふふ、無様で情けなくて、いい感じ♥」ギリギリ
植物園
乙哉「はぁ…ぜぇ…」
伊介「くすっ♥」
乙哉「ぜぇ…はぁ…はぁ…!うぁ…」
伊介「思ったよりは楽しかったわよ」
乙哉「はぁ…はぁ…はぁ…ちぇ、しくじった…」
伊介「まさか伊介のナイフを鋏で壊しちゃうなんて。正直、結構焦った」
乙哉「…はぁ…はぁ…」
伊介「でも残念♥伊介は素手でも強いのよ。どう?相手の獲物壊して油断した?」
乙哉「…おしり重い。どいて」
伊介「むっ。重くないわよ。軽いわよ」ギリッ
乙哉「カハッ!」
伊介「知ってる?この態勢。マウントポジション。格闘技でも有名でしょ。あ、もしかしてそういうのは見ない?」
乙哉「はぁっ…!げほっ!ごほっ!けほっ!」
伊介「首締められても逃げられないでしょ。苦しそうな顔。…ふふ、無様で情けなくて、いい感じ♥」ギリギリ
417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:44:34.66:EUcjfx4s0 (1/3)
正直最初はタダのネタスレだと思ってた(悪口じゃないよ)
でも今は凄いドキドキしながら見てる自分がいる悔しい(ビクンビクン
正直最初はタダのネタスレだと思ってた(悪口じゃないよ)
でも今は凄いドキドキしながら見てる自分がいる悔しい(ビクンビクン
418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:48:36.83:woeCRuNto (13/25)
乙哉「あ…ああ…!あああああああ!!」
伊介「せめて腕がまだ使えればねぇ?」スッ
乙哉「…あ…あ…あ…やだ、やめてそこには触らないで…」
伊介「でも残念。あんたのこの悪さする腕はさっき伊介が腕ひしぎで折っちゃった♥どっちの腕も。丁寧に。こうやって」グリッ
乙哉「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」
伊介「あはっ♥いい声!次はどうする?そのばたつかせてる足も折る?それとももぐ?」
乙哉「なんで…」
伊介「ん?」
乙哉「なんで一思いに殺さないのさ…!」
伊介「そりゃあ…だって、アンタあの子の友達でしょ?」
乙哉「…だよ。悪い?」
伊介「自分のせいでどれだけ友達が苦しんだかっていうの、分かるような死に方させないとあの子が苦しまないじゃない♥」
乙哉「…趣味、悪」
伊介「猟奇殺人鬼が吠えてんじゃねーぞ、キチガイが♥」ボキッ
乙哉「あああああああああああああああああ!!」
伊介「腕、もう一箇所折れちゃったわねぇ」クスクス
乙哉「あ…ああ…!あああああああ!!」
伊介「せめて腕がまだ使えればねぇ?」スッ
乙哉「…あ…あ…あ…やだ、やめてそこには触らないで…」
伊介「でも残念。あんたのこの悪さする腕はさっき伊介が腕ひしぎで折っちゃった♥どっちの腕も。丁寧に。こうやって」グリッ
乙哉「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」
伊介「あはっ♥いい声!次はどうする?そのばたつかせてる足も折る?それとももぐ?」
乙哉「なんで…」
伊介「ん?」
乙哉「なんで一思いに殺さないのさ…!」
伊介「そりゃあ…だって、アンタあの子の友達でしょ?」
乙哉「…だよ。悪い?」
伊介「自分のせいでどれだけ友達が苦しんだかっていうの、分かるような死に方させないとあの子が苦しまないじゃない♥」
乙哉「…趣味、悪」
伊介「猟奇殺人鬼が吠えてんじゃねーぞ、キチガイが♥」ボキッ
乙哉「あああああああああああああああああ!!」
伊介「腕、もう一箇所折れちゃったわねぇ」クスクス
419:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:55:49.21:woeCRuNto (14/25)
乙哉「はぁはぁはぁはぁ」
伊介「凄い脂汗。息も荒いし、凄く痛そう」ニヤニヤ
伊介「もっと痛がれ♥苦しめ♥叫べ♥」ボキッ
乙哉「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
伊介「アハハハハ!この声、録音してあとであの子に聞かせてやろっと」
乙哉「…」ボソボソ
伊介「…ん?」
乙哉「……が………で」ボソッ
伊介「…なに?聞こえないんだけど。もっとはっきり…」スッ
乙哉「がああああああああああああ!!」ガブッ
伊介「きゃっ!?」
乙哉「…ぐう」ドサッ
伊介「…びっくりした。まさか顔近づけた瞬間、両腕折れた状態から噛み付こうとしてくるとはね。危ない危ない♥」
乙哉「…」
伊介「反射的に飛び退けなきゃ鼻くらい持ってかれてたかも」クスッ
伊介「でも今みたいに芋虫みたいに這いつくばってるアンタ、お似合いかもね」グリッ
乙哉「…っ!」
伊介「…で、ほんとはなんて言いたかったのよ?」
乙哉「はぁはぁはぁはぁ」
伊介「凄い脂汗。息も荒いし、凄く痛そう」ニヤニヤ
伊介「もっと痛がれ♥苦しめ♥叫べ♥」ボキッ
乙哉「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
伊介「アハハハハ!この声、録音してあとであの子に聞かせてやろっと」
乙哉「…」ボソボソ
伊介「…ん?」
乙哉「……が………で」ボソッ
伊介「…なに?聞こえないんだけど。もっとはっきり…」スッ
乙哉「がああああああああああああ!!」ガブッ
伊介「きゃっ!?」
乙哉「…ぐう」ドサッ
伊介「…びっくりした。まさか顔近づけた瞬間、両腕折れた状態から噛み付こうとしてくるとはね。危ない危ない♥」
乙哉「…」
伊介「反射的に飛び退けなきゃ鼻くらい持ってかれてたかも」クスッ
伊介「でも今みたいに芋虫みたいに這いつくばってるアンタ、お似合いかもね」グリッ
乙哉「…っ!」
伊介「…で、ほんとはなんて言いたかったのよ?」
420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:06:58.84:EElLQVGx0 (1/1)
そういえば昨日誕生日か
そういえば昨日誕生日か
421:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:11:00.34:woeCRuNto (15/25)
乙哉「…」
乙哉「たかがあれしきのことでここまでやるなんて…って」
伊介「何よそれ、下手くそな命乞い?」クスッ
乙哉「…いやいや」ニヤニヤ
伊介(脂汗かきながらよく笑えること。強がりはたいしたもんだわ。まあもう殺すけど)
乙哉「鳰っちへのいじめのことさ。伊介ちゃんだけじゃなくて英さんや柩ちゃんもそうだけど、よくもまああんなくだらないことが理由でここまでやるなって思ってさ」
伊介「…なによ。関係ないわよ。伊介はあの子が気に入らないからいじめてるだけなんですけど」
乙哉「へー。ってことは鳰っち、伊介ちゃんが気に入らないようなことしたんだ。しかもこんないじめの枠超えたくらいの嫌がらせしたくなっちゃうくらいの」ニヤニヤ
伊介「…だから違うっての。あと伊介ちゃんって言うな。伊介様って言いなさいよ今すぐ殺すわよ」
乙哉「だとしたらやっぱ『あれ』が原因ってことっしょー!!?」
伊介「だから違うって…!」
乙哉「だとしたらさー。伊介ちゃんってほんとはもしかして…」
伊介「…黙れ」
乙哉「あれあれあれ?なんで怒ってるの?もしかして図星?図星だった?」
伊介「それ以上言ったら殺す」
乙哉「伊介ちゃんって実はもしかして、もしかして、もしかして~~~~~♪…ううん、もしかしなくても」
伊介「そんなのが遺言になって良いの?いやでしょ?ならやめなさいって」
乙哉「伊介ちゃんって、心優しい女の子だったんだね♥」
伊介「…」
乙哉「ばっかみたいにね。ばーーーーーーーーーーか」
伊介「…死ね」
乙哉「…」
乙哉「たかがあれしきのことでここまでやるなんて…って」
伊介「何よそれ、下手くそな命乞い?」クスッ
乙哉「…いやいや」ニヤニヤ
伊介(脂汗かきながらよく笑えること。強がりはたいしたもんだわ。まあもう殺すけど)
乙哉「鳰っちへのいじめのことさ。伊介ちゃんだけじゃなくて英さんや柩ちゃんもそうだけど、よくもまああんなくだらないことが理由でここまでやるなって思ってさ」
伊介「…なによ。関係ないわよ。伊介はあの子が気に入らないからいじめてるだけなんですけど」
乙哉「へー。ってことは鳰っち、伊介ちゃんが気に入らないようなことしたんだ。しかもこんないじめの枠超えたくらいの嫌がらせしたくなっちゃうくらいの」ニヤニヤ
伊介「…だから違うっての。あと伊介ちゃんって言うな。伊介様って言いなさいよ今すぐ殺すわよ」
乙哉「だとしたらやっぱ『あれ』が原因ってことっしょー!!?」
伊介「だから違うって…!」
乙哉「だとしたらさー。伊介ちゃんってほんとはもしかして…」
伊介「…黙れ」
乙哉「あれあれあれ?なんで怒ってるの?もしかして図星?図星だった?」
伊介「それ以上言ったら殺す」
乙哉「伊介ちゃんって実はもしかして、もしかして、もしかして~~~~~♪…ううん、もしかしなくても」
伊介「そんなのが遺言になって良いの?いやでしょ?ならやめなさいって」
乙哉「伊介ちゃんって、心優しい女の子だったんだね♥」
伊介「…」
乙哉「ばっかみたいにね。ばーーーーーーーーーーか」
伊介「…死ね」
422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:21:25.30:woeCRuNto (16/25)
植物園入口前
純恋子「終わりましたわ」カチャッ
真夜「あらら」ガクッ
鳰「…っ!」ビクッ
しえな「英…」
真夜「なんだ残念。勿体ぶってさあこれからだ!ってタイミングで正解に出てこられるとか拍子抜けだっての」ブツブツ
純恋子「あらそれは失礼致しました」クスクス
鳰「…英さん」
純恋子「御機嫌よう。剣持さん。それに塵芥虫」
しえな「…」
真夜「まあ、今更正解言ってもなんだけどさー。そ、俺にお前らの足止め依頼したのは純恋子だよー」ブスー
純恋子「あらあら。そう拗ねないでくださいまし」ナデナデ
真夜「けっ…」
しえな「なにがなんだかわからない…けど、英。申し訳ないけどボク達は急いでいて…」
鳰「…終わったって、何がッスか」
真夜「…」
純恋子「…」ニコッ
しえな「え?」
植物園入口前
純恋子「終わりましたわ」カチャッ
真夜「あらら」ガクッ
鳰「…っ!」ビクッ
しえな「英…」
真夜「なんだ残念。勿体ぶってさあこれからだ!ってタイミングで正解に出てこられるとか拍子抜けだっての」ブツブツ
純恋子「あらそれは失礼致しました」クスクス
鳰「…英さん」
純恋子「御機嫌よう。剣持さん。それに塵芥虫」
しえな「…」
真夜「まあ、今更正解言ってもなんだけどさー。そ、俺にお前らの足止め依頼したのは純恋子だよー」ブスー
純恋子「あらあら。そう拗ねないでくださいまし」ナデナデ
真夜「けっ…」
しえな「なにがなんだかわからない…けど、英。申し訳ないけどボク達は急いでいて…」
鳰「…終わったって、何がッスか」
真夜「…」
純恋子「…」ニコッ
しえな「え?」
423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:30:59.03:woeCRuNto (17/25)
鳰「…もう一度聞くッス。英さん、終わったって、なにが終わったんッスか?」
純恋子「ふふふ…」ニコニコ
しえな「ちょ、ちょっと。鳰、何言ってるんだ?今はそんなこと言ってる場合じゃ…こいつらのことは後でいいから…」
鳰「早く答えて欲しいッス…!!」
純恋子「何をって…」
鳰「…!」
しえな「…」
純恋子「害獣駆除ですわ」
純恋子「自らの欲望の為になんの罪も無い人々の命を狙う不逞の輩」
純恋子「そんな浅ましく卑しい獣を一匹、先程正義の暗殺者が仕留めたようでしたので」
鳰「…!」
しえな「…嘘だ」
純恋子「いいえ、ウソではありませんわ。なんだったら死体をご覧になられる?」
純恋子「犬飼さんに会えれば快く見せてくださると思いますけれど」
鳰「…っ」ダッ
しえな「あっ…鳰!待て、ボクも行く!」タタタタ
鳰「…もう一度聞くッス。英さん、終わったって、なにが終わったんッスか?」
純恋子「ふふふ…」ニコニコ
しえな「ちょ、ちょっと。鳰、何言ってるんだ?今はそんなこと言ってる場合じゃ…こいつらのことは後でいいから…」
鳰「早く答えて欲しいッス…!!」
純恋子「何をって…」
鳰「…!」
しえな「…」
純恋子「害獣駆除ですわ」
純恋子「自らの欲望の為になんの罪も無い人々の命を狙う不逞の輩」
純恋子「そんな浅ましく卑しい獣を一匹、先程正義の暗殺者が仕留めたようでしたので」
鳰「…!」
しえな「…嘘だ」
純恋子「いいえ、ウソではありませんわ。なんだったら死体をご覧になられる?」
純恋子「犬飼さんに会えれば快く見せてくださると思いますけれど」
鳰「…っ」ダッ
しえな「あっ…鳰!待て、ボクも行く!」タタタタ
424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:47:54.94:woeCRuNto (18/25)
純恋子「…」
真夜「…お疲れさん。で、当の犬飼は?」
純恋子「今の走りさんに会わせては流石に逆上して襲われる危険がありますわ。絶対に遭遇しないよう脱出ルートをGPSで誘導する手はずになっています」
真夜「『死体』は?」
純恋子「首をくくって絶対に手の届かない高さまで持ち上げてから、杉の木に磔ですわ。さながらキリストのようで素敵でしたわよ」
真夜「うわ。趣味わりい!真昼が喜びそうだ!」
純恋子「うふふふ…」
真夜「まあお前らがそれで納得するならいいけどよぉ…俺はちょっと可哀想かなーって思うんだけど…」
純恋子「何をおっしゃいます。あの子は絶対に許しませんわ。まずはひとつ…ご友人が自分のせいで殺されたという罪の呵責を与えることに成功しました」
純恋子「今は相当ピリピリしていましたけれど…頭が冷え怒りが収まってきたころ、この罪の意識というのはかなり効いてくるでしょう」
純恋子「これからもどんどん痛めつけていきますわよ。苦しめて苦しめて、自分から死にたいと思い命を絶たせなければいけません」
純恋子「幸いまだまだ手段のレパートリーはありますし、今回武智さんと剣持さんという良い手札も手に入りました。…まあ武智さんのカードはもう使ってしまったのですけれど」
純恋子「あとは剣持さんのカードを有効なタイミングで使い、トドメに今まで背負ってきた罪の意識を刺激する」
純恋子「なかなか完璧な手順だと思いませんこと?」クスッ
真夜「どうだかなぁ…」
真夜「ま、俺はお前らが満足するなら別にそれでいいけどよ」
純恋子「…」
真夜「…お疲れさん。で、当の犬飼は?」
純恋子「今の走りさんに会わせては流石に逆上して襲われる危険がありますわ。絶対に遭遇しないよう脱出ルートをGPSで誘導する手はずになっています」
真夜「『死体』は?」
純恋子「首をくくって絶対に手の届かない高さまで持ち上げてから、杉の木に磔ですわ。さながらキリストのようで素敵でしたわよ」
真夜「うわ。趣味わりい!真昼が喜びそうだ!」
純恋子「うふふふ…」
真夜「まあお前らがそれで納得するならいいけどよぉ…俺はちょっと可哀想かなーって思うんだけど…」
純恋子「何をおっしゃいます。あの子は絶対に許しませんわ。まずはひとつ…ご友人が自分のせいで殺されたという罪の呵責を与えることに成功しました」
純恋子「今は相当ピリピリしていましたけれど…頭が冷え怒りが収まってきたころ、この罪の意識というのはかなり効いてくるでしょう」
純恋子「これからもどんどん痛めつけていきますわよ。苦しめて苦しめて、自分から死にたいと思い命を絶たせなければいけません」
純恋子「幸いまだまだ手段のレパートリーはありますし、今回武智さんと剣持さんという良い手札も手に入りました。…まあ武智さんのカードはもう使ってしまったのですけれど」
純恋子「あとは剣持さんのカードを有効なタイミングで使い、トドメに今まで背負ってきた罪の意識を刺激する」
純恋子「なかなか完璧な手順だと思いませんこと?」クスッ
真夜「どうだかなぁ…」
真夜「ま、俺はお前らが満足するなら別にそれでいいけどよ」
425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:53:46.10:woeCRuNto (19/25)
植物園
鳰「…」
しえな「…嘘」
鳰「…」
しえな「…なんで」
鳰「…」ガクッ
しえな「武智」ペタン
鳰「…ウチのせいッス」
しえな「…」
鳰「…ウチが」
しえな「…」
鳰「ウチがいなければ乙哉ちゃんは」
しえな「…」
鳰「乙哉ちゃんは死なずに済んだッス…」
しえな「…」
植物園
鳰「…」
しえな「…嘘」
鳰「…」
しえな「…なんで」
鳰「…」ガクッ
しえな「武智」ペタン
鳰「…ウチのせいッス」
しえな「…」
鳰「…ウチが」
しえな「…」
鳰「ウチがいなければ乙哉ちゃんは」
しえな「…」
鳰「乙哉ちゃんは死なずに済んだッス…」
しえな「…」
426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:55:33.96:woeCRuNto (20/25)
鳰「…あは」
しえな「…」
鳰「あはは…」
鳰「…あははははははは」
しえな「…おい」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「なんで笑ってるんだよ!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うな!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うな!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うなよおおおおおお!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「…あは」
しえな「…」
鳰「あはは…」
鳰「…あははははははは」
しえな「…おい」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「なんで笑ってるんだよ!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うな!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うな!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
しえな「笑うなよおおおおおお!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
鳰「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
427:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 02:59:25.87:woeCRuNto (21/25)
x彡三ミx、
// `ヽ、
∥ \
{{ \
>'"⌒`ヽll _
/  ̄  ̄`ヽ、
/ / / ヽ \
/ / / Y ヽ
/ / ∥ } l Y きょうはここまでにしとくッス
/ / l j l } l 乙哉ちゃんもうちょっとリョナりたかったけど時間かかりそうだったから自重したッス
/ / / /l l / ハ l ほめて
/ / / / l l / / / l !
-‐'" / / --―‐l-、 / / / l } } l
/ γ // / / l l / /-―-!、/ j }|
八 弋/ 八 {ヾ彡宀ミ`l // } / / ハ }
ヽ \ \ \ j/ x=气、/ / } / }
\ \ `~\ ノ / /八/
`~ミ ヽ ト 、__ =彡~'" } /\
\}トr―l\  ̄ / ノ ヽ Y
--―――rj:::::{ \ -‐</ _ ノ/ ノ ノ
/:::::::::::::::::::::::::::::::;::::::⌒} ノ::::}~{/ _/ /_/
/::::::f(三三三三三三三::::廴ノ::::::::::::::{(:::::`~< ̄/ノ
/::::::::l l l::::::::::::::::・:::::::::::::::::::::::::::::∨ / /)
/::::::::::l l /ノ/ 〉:::::::::;゚::::::::::::::::::r 、:::::::/ / //
/::::::::::::l l // /〉:::::。゚::::::::::::::::::::} }::::/ {//
/::::::::::::::l l / 〈:┌┐::::::::::::::::::::} У / )
/::::::::::::::::l l:::::::::::::/ /フ l::::::::::::::::::: { l / /ヽ
/:::::;;x~⌒>'"{f{ /__ _]::::::::::::::八 } `(/ /
./:/::::::>''":::::::::::l人 _/ |:::l l |::::::::::::::::::::::::::`r< 八
У:::/::::::::::::::::::::::::l/⌒ー-ニ:::::::::l l l::::::::::::::::::>~}l\ ̄ ノ}:::l
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::`~l l l~r‐''" 八  ̄ l::::\
乂:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::LL |:::::l {:::l /::\::}
ヽ:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::○:::::::::::::::::l l:::l /::::::::::::ヽ
`ー--イ\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j Yヽ/:::::::::::::::::/
/:::\::`<;;;;;_:::::::::::::::_ 彡ィ" 弋::::::::::::::::::::::/
/::::::::::::::`<:::::::::::: ̄ ̄ ̄::::::::::癶 \:::::::::::::ノ
/:::::::::::::::::::::::::::::::ミ:::ー-----::彡:::::::ヽ ヽ:::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、 └'"
x彡三ミx、
// `ヽ、
∥ \
{{ \
>'"⌒`ヽll _
/  ̄  ̄`ヽ、
/ / / ヽ \
/ / / Y ヽ
/ / ∥ } l Y きょうはここまでにしとくッス
/ / l j l } l 乙哉ちゃんもうちょっとリョナりたかったけど時間かかりそうだったから自重したッス
/ / / /l l / ハ l ほめて
/ / / / l l / / / l !
-‐'" / / --―‐l-、 / / / l } } l
/ γ // / / l l / /-―-!、/ j }|
八 弋/ 八 {ヾ彡宀ミ`l // } / / ハ }
ヽ \ \ \ j/ x=气、/ / } / }
\ \ `~\ ノ / /八/
`~ミ ヽ ト 、__ =彡~'" } /\
\}トr―l\  ̄ / ノ ヽ Y
--―――rj:::::{ \ -‐</ _ ノ/ ノ ノ
/:::::::::::::::::::::::::::::::;::::::⌒} ノ::::}~{/ _/ /_/
/::::::f(三三三三三三三::::廴ノ::::::::::::::{(:::::`~< ̄/ノ
/::::::::l l l::::::::::::::::・:::::::::::::::::::::::::::::∨ / /)
/::::::::::l l /ノ/ 〉:::::::::;゚::::::::::::::::::r 、:::::::/ / //
/::::::::::::l l // /〉:::::。゚::::::::::::::::::::} }::::/ {//
/::::::::::::::l l / 〈:┌┐::::::::::::::::::::} У / )
/::::::::::::::::l l:::::::::::::/ /フ l::::::::::::::::::: { l / /ヽ
/:::::;;x~⌒>'"{f{ /__ _]::::::::::::::八 } `(/ /
./:/::::::>''":::::::::::l人 _/ |:::l l |::::::::::::::::::::::::::`r< 八
У:::/::::::::::::::::::::::::l/⌒ー-ニ:::::::::l l l::::::::::::::::::>~}l\ ̄ ノ}:::l
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::`~l l l~r‐''" 八  ̄ l::::\
乂:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::LL |:::::l {:::l /::\::}
ヽ:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::○:::::::::::::::::l l:::l /::::::::::::ヽ
`ー--イ\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j Yヽ/:::::::::::::::::/
/:::\::`<;;;;;_:::::::::::::::_ 彡ィ" 弋::::::::::::::::::::::/
/::::::::::::::`<:::::::::::: ̄ ̄ ̄::::::::::癶 \:::::::::::::ノ
/:::::::::::::::::::::::::::::::ミ:::ー-----::彡:::::::ヽ ヽ:::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、 └'"
428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 03:06:47.96:6yH1utCeO (1/1)
おおう…
おおう…
429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 03:19:00.45:XhIzDyDfo (2/2)
乙哉たそ死んじゃったあああああああああああうわああああああああああああ
乙哉たそ死んじゃったあああああああああああうわああああああああああああ
430:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 03:35:19.05:C5zfIBO/0 (1/1)
きっとチタンで何とか助かってるよ…
きっとチタンで何とか助かってるよ…
431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 05:18:22.58:womV3OF/0 (1/1)
アニメで出なかった死者が出た!
アニメで出なかった死者が出た!
432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 05:54:48.85:EUcjfx4s0 (2/3)
鳰ちゃんマジで何言ったんだよwww
鳰ちゃんマジで何言ったんだよwww
433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 05:59:52.29:lBijgudr0 (1/1)
え?死んじゃった・・・
え?死んじゃった・・・
434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 06:02:18.93:E4Q+SA490 (1/1)
死者を出すなあああああああ
死者を出すなあああああああ
435:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 06:06:36.47:eJTaejQLo (3/3)
リドルだから死んでないっスよ大丈夫大丈夫
多分…
リドルだから死んでないっスよ大丈夫大丈夫
多分…
436:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 06:27:09.45:EUcjfx4s0 (3/3)
おばあちゃんはただ見てて悪戯心芽生えちゃっただけっぽい?
でもこの状態の鳰ちゃんおばあちゃんのちょっとした罠でどうなっちゃうんだ…?
おばあちゃんはただ見てて悪戯心芽生えちゃっただけっぽい?
でもこの状態の鳰ちゃんおばあちゃんのちょっとした罠でどうなっちゃうんだ…?
437:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 06:39:10.04:CtQqi5ijO (1/1)
死亡フラグのバーゲンセールでしたし…
チタンで生きてても手足バキバキだしダメだな
理事長は盗撮してるしニヤニヤしてるんだろうなあ
死亡フラグのバーゲンセールでしたし…
チタンで生きてても手足バキバキだしダメだな
理事長は盗撮してるしニヤニヤしてるんだろうなあ
438:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 07:06:19.21:IqYgjB78O (1/1)
まさかの展開……
これは目が離せない
まさかの展開……
これは目が離せない
439:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 07:11:07.45:rTx129cTO (1/2)
大丈夫だ、まだ脈を診ていない
大丈夫だ、まだ脈を診ていない
440:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 07:11:47.49:+q1O84f00 (1/1)
oh・・乙哉たそが死んだ、ずっと監視してる百合さんマジ外道
oh・・乙哉たそが死んだ、ずっと監視してる百合さんマジ外道
441:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 07:45:02.39:1vhQrlLvo (2/2)
乙哉たそもチタン仕込んでおけば…
乙哉たそもチタン仕込んでおけば…
442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 09:04:27.74:zkmkdnHi0 (1/1)
英さんと伊介さまに正義の鉄槌を
でも自穀に追い込まれる鳰たそもかわいいっすねえ
英さんと伊介さまに正義の鉄槌を
でも自穀に追い込まれる鳰たそもかわいいっすねえ
443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 09:04:29.68:b3K0gEcYo (3/3)
おばあちゃんが単独で悪戯心発揮したのが後で効いてきそうだなぁ…
乙哉たそ死亡もヤバイけどこれでいじめた側(過激派)ももう一歩も引けなくなった
晴ちゃん香子ちゃんはまだ分からんけど純恋子に対して真夜も若干引いてるし後々同室が真っ二つに割れて酷い事になりそう
胃が痛くなりそうでも楽しみビクンビクン
おばあちゃんが単独で悪戯心発揮したのが後で効いてきそうだなぁ…
乙哉たそ死亡もヤバイけどこれでいじめた側(過激派)ももう一歩も引けなくなった
晴ちゃん香子ちゃんはまだ分からんけど純恋子に対して真夜も若干引いてるし後々同室が真っ二つに割れて酷い事になりそう
胃が痛くなりそうでも楽しみビクンビクン
444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 09:27:05.05:7CFd02OCo (1/1)
リドルならこれでも生きてるかもって思えるのがすごいッス、乙ッス
リドルならこれでも生きてるかもって思えるのがすごいッス、乙ッス
445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 09:59:45.55:2xeCiGMrO (1/1)
実行犯
伊介様、純恋子様、柩ちゃん
精神に攻撃
真昼ちゃん
傍観or悪戯心
涼おばあちゃん、春っ紀
引き気味
真夜ちゃん、千足さん
中立派(?)
兎角さん(それどころじゃない)
香子ちゃん(逆に何かされてる?)
これ黒幕もう一人しか居なくないですかね(名推理)
実行犯
伊介様、純恋子様、柩ちゃん
精神に攻撃
真昼ちゃん
傍観or悪戯心
涼おばあちゃん、春っ紀
引き気味
真夜ちゃん、千足さん
中立派(?)
兎角さん(それどころじゃない)
香子ちゃん(逆に何かされてる?)
これ黒幕もう一人しか居なくないですかね(名推理)
446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 10:24:22.85:VWlroXWd0 (1/1)
う、嘘やろ…
仲間ができて喜ばせてから失う苦しみを味わわせるとか、えげつなさすぎてゾクゾクします
う、嘘やろ…
仲間ができて喜ばせてから失う苦しみを味わわせるとか、えげつなさすぎてゾクゾクします
447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 11:06:49.51:2YV+nlnN0 (1/1)
笑い声にほが一個だけあるじゃねーかwwww
笑い声にほが一個だけあるじゃねーかwwww
448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 11:55:18.65:Bt1bll77O (1/1)
リドルだから生きてるよ!
リドルだから生きてるよ!
449:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 13:57:28.19:QjwhUuP+0 (1/1)
>>447
探してたら「は」がゲシュタルト崩壊した
>>447
探してたら「は」がゲシュタルト崩壊した
450:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 20:19:36.88:GRNq0ovOO (1/1)
>>447
ねーじゃねーか
>>447
ねーじゃねーか
451:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 21:34:50.98:cOjfwKbK0 (1/1)
ぜひとも完結を望む
ぜひとも完結を望む
452:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:27:00.96:woeCRuNto (22/25)
しえな「……とにかく、どうにかして武智を下ろしてやらなくちゃ。武智が可哀想だ」
鳰「…」
しえな「少しは落ち着いたか?」
鳰「…」
しえな(……さっきまで大笑いしてたかと思ったら、急に静かになったな)
しえな(まったく。ボクだってショックだっていうのに。隣であんなに壊れられたらおちおち取り乱すこともできないじゃないか)
しえな「しかし、一体何メートル上に磔にされているんだ?どうやって…いや、そんなことはどうでもいいか」
しえな「さて、どうやってあいつを下ろすか…」
鳰「……もう無駄ッスよ」
しえな「走り?」
鳰「表情までは見えないけど…腕が折れてるのにピクリともしないッス。首も変な方向に曲がってて、呼吸もしてるように見えない」
鳰「どう見てももう死んでるッス。……下ろすだけ無駄ッス」
しえな「……そうはいうけど、でも可哀想だろ?」
鳰「……可哀想?」
しえな「ああ。死んでなおあんな格好で磔にされてるなんて。武智だって報われないだろう。だからせめて……」
鳰「せめてなんだって言うんッスか!!!」
しえな「っ!」ビクッ
しえな「……とにかく、どうにかして武智を下ろしてやらなくちゃ。武智が可哀想だ」
鳰「…」
しえな「少しは落ち着いたか?」
鳰「…」
しえな(……さっきまで大笑いしてたかと思ったら、急に静かになったな)
しえな(まったく。ボクだってショックだっていうのに。隣であんなに壊れられたらおちおち取り乱すこともできないじゃないか)
しえな「しかし、一体何メートル上に磔にされているんだ?どうやって…いや、そんなことはどうでもいいか」
しえな「さて、どうやってあいつを下ろすか…」
鳰「……もう無駄ッスよ」
しえな「走り?」
鳰「表情までは見えないけど…腕が折れてるのにピクリともしないッス。首も変な方向に曲がってて、呼吸もしてるように見えない」
鳰「どう見てももう死んでるッス。……下ろすだけ無駄ッス」
しえな「……そうはいうけど、でも可哀想だろ?」
鳰「……可哀想?」
しえな「ああ。死んでなおあんな格好で磔にされてるなんて。武智だって報われないだろう。だからせめて……」
鳰「せめてなんだって言うんッスか!!!」
しえな「っ!」ビクッ
453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:34:31.96:woeCRuNto (23/25)
鳰「いいッスか?しえなちゃん。もう死んじゃったらそれまでなんッス」
しえな「…」
鳰「もう。駄目なんッス」
しえな「…」
鳰「もう、意味が無いんッスよ……」
しえな「走り……?」
鳰「ウチらにできることは……」
しえな「…」
鳰「他ならぬしえなちゃんになら、わかるッスよね?」
しえな「まさか…」
鳰「先行ってるッス」スッ
しえな「あ……」
しえな「…行ってしまった」
しえな「…」
しえな「……武智」
しえな「……鳰」
しえな「…」
しえな「……っ!!!勝手にしろ、馬鹿走り!!」
しえな「ボクは一人でも武智をここから下ろすからな!」
鳰「いいッスか?しえなちゃん。もう死んじゃったらそれまでなんッス」
しえな「…」
鳰「もう。駄目なんッス」
しえな「…」
鳰「もう、意味が無いんッスよ……」
しえな「走り……?」
鳰「ウチらにできることは……」
しえな「…」
鳰「他ならぬしえなちゃんになら、わかるッスよね?」
しえな「まさか…」
鳰「先行ってるッス」スッ
しえな「あ……」
しえな「…行ってしまった」
しえな「…」
しえな「……武智」
しえな「……鳰」
しえな「…」
しえな「……っ!!!勝手にしろ、馬鹿走り!!」
しえな「ボクは一人でも武智をここから下ろすからな!」
454:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:48:24.62:woeCRuNto (24/25)
真夜「さて。で、これからどうするんだ?」
純恋子「と、おっしゃりますと?」
真夜「このあとさ。『死体』をそのままほっとくわけにもいかねーだろ?昼間に他のクラスのやつらが来たら騒ぎになっちまうし」
純恋子「そうですわね。後で私が直々に植物園の開園前に下ろしておきますわ」
真夜「でもたけーとこにあるんだろ?病弱のお前一人でどうやって…」
純恋子「ご安心を。木登りは得意ですの」
真夜「ん?そうなのか?意外だなぁ」
純恋子「それに、そもそも死体を磔にしたのも私ですし」クスクス
真夜「……はぁ?なんだそりゃ」
純恋子「…あら?」
真夜「おっ」
伊介「はぁい。なんの話をしてたのかしら?」
真夜「おう、お疲れさん。武智の奴とやりあったんだって?どうだったんだ」
純恋子「…」
伊介「ん…伊介にかかれば楽勝♥」
伊介「……二人もグルだったんッスね」ボソッ
純恋子「…」クスッ
真夜「へー。あいつ結構やりそうなもんだったけどな。やるじゃねぇか犬飼。無傷での勝利とはよ」
真夜「さて。で、これからどうするんだ?」
純恋子「と、おっしゃりますと?」
真夜「このあとさ。『死体』をそのままほっとくわけにもいかねーだろ?昼間に他のクラスのやつらが来たら騒ぎになっちまうし」
純恋子「そうですわね。後で私が直々に植物園の開園前に下ろしておきますわ」
真夜「でもたけーとこにあるんだろ?病弱のお前一人でどうやって…」
純恋子「ご安心を。木登りは得意ですの」
真夜「ん?そうなのか?意外だなぁ」
純恋子「それに、そもそも死体を磔にしたのも私ですし」クスクス
真夜「……はぁ?なんだそりゃ」
純恋子「…あら?」
真夜「おっ」
伊介「はぁい。なんの話をしてたのかしら?」
真夜「おう、お疲れさん。武智の奴とやりあったんだって?どうだったんだ」
純恋子「…」
伊介「ん…伊介にかかれば楽勝♥」
伊介「……二人もグルだったんッスね」ボソッ
純恋子「…」クスッ
真夜「へー。あいつ結構やりそうなもんだったけどな。やるじゃねぇか犬飼。無傷での勝利とはよ」
455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:50:17.29:rTx129cTO (2/2)
純恋子さん怖います……
純恋子さん怖います……
456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:58:44.38:woeCRuNto (25/25)
伊介「ありがと♥でも疲れちゃった。これからどうするの?」
純恋子「どうもしませんわ。帰りますわよ。今から帰れば授業までに数時間は眠れますわ」クルッ
真夜「へいへいっと」
伊介「…」
純恋子「…ところで犬飼さん」
伊介「…何よ」
純恋子「武智乙哉の最後はどんな感じだったか、伺ってもよろしくて?」クスクス
伊介「……っ!!」ギリッ
真夜「…ん?」
純恋子「その様子ですと、さぞかし圧倒的な勝利だったとお見受けいたしますわ」
純恋子「やはり正規の訓練を受けた暗殺者と気狂いの野良犬とでは暗殺者としての格が違った、ということですか」
伊介「はぁ…!はぁ…!」プルプル
真夜「おいどうした?犬飼。急に息荒くして……」
純恋子「まああんな野良犬、私達にとってはどうでも良い存在ではありますけれど……」
純恋子「さぞかし愉快でみっともない死に方をしたのなら、紅茶のお供にでも是非お聞かせ願いたいと」
伊介「…そうねぇ。知りたい?」
伊介「知りたいなら教えてあげる」
伊介「全身グチャグチャになって…腕もへし折れて…首も変なふうに曲がっていたわ」
伊介「ありがと♥でも疲れちゃった。これからどうするの?」
純恋子「どうもしませんわ。帰りますわよ。今から帰れば授業までに数時間は眠れますわ」クルッ
真夜「へいへいっと」
伊介「…」
純恋子「…ところで犬飼さん」
伊介「…何よ」
純恋子「武智乙哉の最後はどんな感じだったか、伺ってもよろしくて?」クスクス
伊介「……っ!!」ギリッ
真夜「…ん?」
純恋子「その様子ですと、さぞかし圧倒的な勝利だったとお見受けいたしますわ」
純恋子「やはり正規の訓練を受けた暗殺者と気狂いの野良犬とでは暗殺者としての格が違った、ということですか」
伊介「はぁ…!はぁ…!」プルプル
真夜「おいどうした?犬飼。急に息荒くして……」
純恋子「まああんな野良犬、私達にとってはどうでも良い存在ではありますけれど……」
純恋子「さぞかし愉快でみっともない死に方をしたのなら、紅茶のお供にでも是非お聞かせ願いたいと」
伊介「…そうねぇ。知りたい?」
伊介「知りたいなら教えてあげる」
伊介「全身グチャグチャになって…腕もへし折れて…首も変なふうに曲がっていたわ」
457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:13:11.70:eMX8Fu6Lo (1/32)
伊介「来ていた服もボロボロで、鋏は持っていなかった。戦闘中に取り落としたのかもね」
伊介「杉の木に磔っていうのは趣味が悪いと思うわよ。手のひらに大釘を打ち付けて固定って、まるでキリストじゃない」
伊介「馬鹿みたいに高いところに吊り上げられてたせいで表情は見えなかった。でもかえって良かったかもね」
伊介「だってそうでしょ?死に顔を見たらもっと気がおかしくなって。流石に折れてここまで来れなかったたかもしれないッスもん」
伊介「ここで……こうして……」
伊介「あんたらに復讐をするために!!ここに!!!」ヒュッ
真夜「うおっ!?」
純恋子「あら危ないですわよ真夜さん」ヒョイッ
伊介「っっ!!離せッス!!」
真夜「おい犬飼!?てめ、なんでいきなり……」
純恋子「真夜さん。この子、犬飼さんじゃありませんわ」
真夜「はぁ?おいおい何言ってんだ!どう考えてもこいつは犬飼……」
純恋子「西の葛葉」ギリギリ
伊介「離せ!!離すッス!くそっ!!あああっ!!」
純恋子「噂には聞いていましたけど、幻術で人に化けるっていうのは本当だったみたいですわね」
鳰「離せっ!!離せ!!!殺してやる!!お前らみんな殺してやるッス!!」ジタバタ
真夜「マジかよ…よくわかったな?」
純恋子「だって、犬飼さんにはここには来ないよう伝えていますもの。それに知っているはずの情報も知らないようですし」クスクス
真夜「ああ。言われてみればどーもなんか変だと……」
純恋子「西の葛葉ともあろうものが、実に安直で考えなしの騙し打ちを思いついたものですわね。呆れてしまいますわ」
鳰「うううううううううう!!!!うううああああああああああああああ!!!離せぇえええええええええええええ!!!」
伊介「来ていた服もボロボロで、鋏は持っていなかった。戦闘中に取り落としたのかもね」
伊介「杉の木に磔っていうのは趣味が悪いと思うわよ。手のひらに大釘を打ち付けて固定って、まるでキリストじゃない」
伊介「馬鹿みたいに高いところに吊り上げられてたせいで表情は見えなかった。でもかえって良かったかもね」
伊介「だってそうでしょ?死に顔を見たらもっと気がおかしくなって。流石に折れてここまで来れなかったたかもしれないッスもん」
伊介「ここで……こうして……」
伊介「あんたらに復讐をするために!!ここに!!!」ヒュッ
真夜「うおっ!?」
純恋子「あら危ないですわよ真夜さん」ヒョイッ
伊介「っっ!!離せッス!!」
真夜「おい犬飼!?てめ、なんでいきなり……」
純恋子「真夜さん。この子、犬飼さんじゃありませんわ」
真夜「はぁ?おいおい何言ってんだ!どう考えてもこいつは犬飼……」
純恋子「西の葛葉」ギリギリ
伊介「離せ!!離すッス!くそっ!!あああっ!!」
純恋子「噂には聞いていましたけど、幻術で人に化けるっていうのは本当だったみたいですわね」
鳰「離せっ!!離せ!!!殺してやる!!お前らみんな殺してやるッス!!」ジタバタ
真夜「マジかよ…よくわかったな?」
純恋子「だって、犬飼さんにはここには来ないよう伝えていますもの。それに知っているはずの情報も知らないようですし」クスクス
真夜「ああ。言われてみればどーもなんか変だと……」
純恋子「西の葛葉ともあろうものが、実に安直で考えなしの騙し打ちを思いついたものですわね。呆れてしまいますわ」
鳰「うううううううううう!!!!うううああああああああああああああ!!!離せぇえええええええええええええ!!!」
458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:19:17.74:eMX8Fu6Lo (2/32)
純恋子「はい、離しましたわ」パッ
鳰「…えっ?」
真夜「…」
純恋子「どうかしまして?言われた通り腕を離しましたわよ?」
鳰「…っ!!馬鹿にしてっ!!」ヒュンッ
純恋子「おっと危ない」キンッ
鳰「…?……あ」
純恋子「あら、失礼。ナイフを手で受け止めてしまったせいで刃が折れてしまいましたわね」
鳰「あ、あああ……」
純恋子「さて。では、次は何をしてくださるのかしら?私を殺したいのでしょう?」
鳰「あ、あああ……ああああああああああああああああああああああ!!!」
純恋子「……がっかりですわね。考えもなしに飛びかってくるなんて」
真夜「…」
純恋子「結構大変ですのよ?人間が壊れない程度に力を調整して殴るのは」ドスッ
鳰「うげ…っっっっ!!」ドサッ
純恋子「はい、終わり。残念でしたわね」
鳰「うげ…っ!おえええええええ!!」ビチャビチャ
純恋子「はい、離しましたわ」パッ
鳰「…えっ?」
真夜「…」
純恋子「どうかしまして?言われた通り腕を離しましたわよ?」
鳰「…っ!!馬鹿にしてっ!!」ヒュンッ
純恋子「おっと危ない」キンッ
鳰「…?……あ」
純恋子「あら、失礼。ナイフを手で受け止めてしまったせいで刃が折れてしまいましたわね」
鳰「あ、あああ……」
純恋子「さて。では、次は何をしてくださるのかしら?私を殺したいのでしょう?」
鳰「あ、あああ……ああああああああああああああああああああああ!!!」
純恋子「……がっかりですわね。考えもなしに飛びかってくるなんて」
真夜「…」
純恋子「結構大変ですのよ?人間が壊れない程度に力を調整して殴るのは」ドスッ
鳰「うげ…っっっっ!!」ドサッ
純恋子「はい、終わり。残念でしたわね」
鳰「うげ…っ!おえええええええ!!」ビチャビチャ
459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:26:06.72:eMX8Fu6Lo (3/32)
純恋子「あらあらみっともない。友達の仇を討ちにここまで来たのに、たった一発殴られただけで這いつくばって嘔吐して戦闘不能?」
鳰「おええええええええ!!げほっ!かはっ!おえっ!うぇっ…」ビチャビチャ
純恋子「武智さんは貴女のために文字通り命を賭けて、死ぬまで戦ったのに。当の本人は情けないですわねぇ」クスクス
鳰「げほっ!げほっ!おえっ!ううう…ううううう…」ポロポロ
純恋子「挙句の果てに涙まで流して…嗚呼情けないですわ。みっともないですわ!こんなんじゃ武智さんも報われないですわね!」
鳰「うううう…う…っっっ!おえええええええええええええええ!!」
純恋子「あはははははははは!!」
真夜「…純恋子」
純恋子「あら、どうかいたしました?真夜さん」
真夜「いや…なんでもねー。そろそろ帰ろうぜ」
純恋子「…」チラッ
鳰「…おえっ…うううううう…うううううう…」シクシク
純恋子「…それもそうですわね。今回はこのくらいにしておきましょうか」
鳰「ま、待つッス…」
純恋子「」スタスタ
真夜「」スタスタ
鳰「待つッスよ…」
純恋子「あらあらみっともない。友達の仇を討ちにここまで来たのに、たった一発殴られただけで這いつくばって嘔吐して戦闘不能?」
鳰「おええええええええ!!げほっ!かはっ!おえっ!うぇっ…」ビチャビチャ
純恋子「武智さんは貴女のために文字通り命を賭けて、死ぬまで戦ったのに。当の本人は情けないですわねぇ」クスクス
鳰「げほっ!げほっ!おえっ!ううう…ううううう…」ポロポロ
純恋子「挙句の果てに涙まで流して…嗚呼情けないですわ。みっともないですわ!こんなんじゃ武智さんも報われないですわね!」
鳰「うううう…う…っっっ!おえええええええええええええええ!!」
純恋子「あはははははははは!!」
真夜「…純恋子」
純恋子「あら、どうかいたしました?真夜さん」
真夜「いや…なんでもねー。そろそろ帰ろうぜ」
純恋子「…」チラッ
鳰「…おえっ…うううううう…うううううう…」シクシク
純恋子「…それもそうですわね。今回はこのくらいにしておきましょうか」
鳰「ま、待つッス…」
純恋子「」スタスタ
真夜「」スタスタ
鳰「待つッスよ…」
460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:28:31.48:eMX8Fu6Lo (4/32)
鳰「待て…」
鳰「待って…」
鳰「……殺す」
鳰「殺す」
鳰「絶対殺してやるッス…」
鳰「殺してやる…」
鳰「殺す」
鳰「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
鳰「……殺して」
鳰「…」ガクッ
鳰「待て…」
鳰「待って…」
鳰「……殺す」
鳰「殺す」
鳰「絶対殺してやるッス…」
鳰「殺してやる…」
鳰「殺す」
鳰「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
鳰「……殺して」
鳰「…」ガクッ
461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:35:53.37:eMX8Fu6Lo (5/32)
植物園
しえな「よし、うまい具合に脚立があった。これでなんとか武智を下ろしてやれる」
しえな「もう少しだけ待っててくれ、武智。今ボクが下ろしてやるからな」
しえな「……まったく。お前って奴は最後の最後まで迷惑なやつだったよ」
しえな「挙句の果てにこんな辛い思いをさせてくれるなんて…」
しえな「お前がいてくれなかったら、ボクはどうすればいいんだ?」
しえな「走りのやつを守るって…決めたのに…お前でも敵わなかったやつら相手にボク一人で…」
しえな「…」
しえな「…ごめん。今はそんなことを考える時じゃないよな。今下ろしてやるから…ん?」
晴「」キョロキョロ
しえな「一ノ…瀬…?」
晴「ん~。いないなぁ……」キョロキョロ
しえな(馬鹿な。どうしてあいつがこの時間にここに?)
植物園
しえな「よし、うまい具合に脚立があった。これでなんとか武智を下ろしてやれる」
しえな「もう少しだけ待っててくれ、武智。今ボクが下ろしてやるからな」
しえな「……まったく。お前って奴は最後の最後まで迷惑なやつだったよ」
しえな「挙句の果てにこんな辛い思いをさせてくれるなんて…」
しえな「お前がいてくれなかったら、ボクはどうすればいいんだ?」
しえな「走りのやつを守るって…決めたのに…お前でも敵わなかったやつら相手にボク一人で…」
しえな「…」
しえな「…ごめん。今はそんなことを考える時じゃないよな。今下ろしてやるから…ん?」
晴「」キョロキョロ
しえな「一ノ…瀬…?」
晴「ん~。いないなぁ……」キョロキョロ
しえな(馬鹿な。どうしてあいつがこの時間にここに?)
462:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:42:50.83:eMX8Fu6Lo (6/32)
晴「」キョロキョロ
しえな「まだこちらには気付いてないみたいだけど…こんなところでなにをしてるんだあいつは」
しえな(まずいな。あいつは一般人だ。いくらなんでも武智の無残な死体を見せるのは気が引ける)
しえな(自分が原因とはいえ、走りでさえあれだけ取り乱したんだ。日なたの世界の一ノ瀬が今の武智を見たら…)
しえな「…」
しえな「…すまない武智。もう少しだけ待っていてくれ」
しえな「生前のお前ならどう思っていたかはわからないけど…ボクは、これ以上お前の影響で人が傷つくところを見たくない」
しえな「先に一ノ瀬を部屋に帰してから、また助けにくるよ。それまで、もう少しだけ我慢していてくれ……」
しえな「…」
晴「う~ん…やっぱりこの時間じゃ…」
しえな「おおーい!一ノ瀬ーーーー!!」
晴「あれ?しえなちゃん?」
しえな「どうしたんだ?こんな時間にこんなところで」
晴「へっ?あ、えーっと…」オロオロ
晴「」キョロキョロ
しえな「まだこちらには気付いてないみたいだけど…こんなところでなにをしてるんだあいつは」
しえな(まずいな。あいつは一般人だ。いくらなんでも武智の無残な死体を見せるのは気が引ける)
しえな(自分が原因とはいえ、走りでさえあれだけ取り乱したんだ。日なたの世界の一ノ瀬が今の武智を見たら…)
しえな「…」
しえな「…すまない武智。もう少しだけ待っていてくれ」
しえな「生前のお前ならどう思っていたかはわからないけど…ボクは、これ以上お前の影響で人が傷つくところを見たくない」
しえな「先に一ノ瀬を部屋に帰してから、また助けにくるよ。それまで、もう少しだけ我慢していてくれ……」
しえな「…」
晴「う~ん…やっぱりこの時間じゃ…」
しえな「おおーい!一ノ瀬ーーーー!!」
晴「あれ?しえなちゃん?」
しえな「どうしたんだ?こんな時間にこんなところで」
晴「へっ?あ、えーっと…」オロオロ
463:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:46:28.14:peS1oSy9O (1/1)
ああポンコツ…
ああポンコツ…
464:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:47:13.43:f/um2haWo (1/2)
6話千足さんのようにはならない事を祈る
6話千足さんのようにはならない事を祈る
465:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:52:09.50:eMX8Fu6Lo (7/32)
しえな「それに寝巻き姿じゃないか。駄目だぞ?いくら夏とはいえ、こんな格好で植物園なんかうろついていたら。虫にでも刺されたらどうするんだ」
晴「あ、あははは…う、うん。寝る前にちょっとだけ見に来るだけのつもりだったから……」
しえな「寝る前にって…植物園はこの時間原則立入禁止だぞ?そんな軽い散歩感覚で…」
晴「い、いや決して晴は軽い気持ちで来たというわけはないのですが…うう~ん…」
しえな「まあいい。とにかく、お前もう帰れ。きっと東も心配しているぞ」
晴「あー…」
しえな「…どうしたんだ?」
晴「…もうちょっといたら駄目かな?」
しえな「お前なぁ…」ハァ
晴「そ、そうだ!っていうか、しえなちゃんこそどうなの!?なんでここにいるの!?」
しえな「それは…い、いいだろ!とにかくお前帰れ!」
晴「あっ、誤魔化した!」
しえな「うるさいなぁ!じゃあボクも一緒に寮まで戻るから帰るぞ!ほら!」グイッ
晴「あっ、ちょっと痛いよそんなに強く引っ張らないでしえなちゃん!」
しえな(くっ…!あくまで抵抗するか!いい加減にしろよ?ボクだって苛立っているんだから…)
晴「わかった、わかったよ!しえなちゃん、一緒に帰ろ?だから一回手を離して…あっ」
しえな「へ?」
晴「兎角さん」
しえな「」ゾクッ
兎角「……晴」
しえな「それに寝巻き姿じゃないか。駄目だぞ?いくら夏とはいえ、こんな格好で植物園なんかうろついていたら。虫にでも刺されたらどうするんだ」
晴「あ、あははは…う、うん。寝る前にちょっとだけ見に来るだけのつもりだったから……」
しえな「寝る前にって…植物園はこの時間原則立入禁止だぞ?そんな軽い散歩感覚で…」
晴「い、いや決して晴は軽い気持ちで来たというわけはないのですが…うう~ん…」
しえな「まあいい。とにかく、お前もう帰れ。きっと東も心配しているぞ」
晴「あー…」
しえな「…どうしたんだ?」
晴「…もうちょっといたら駄目かな?」
しえな「お前なぁ…」ハァ
晴「そ、そうだ!っていうか、しえなちゃんこそどうなの!?なんでここにいるの!?」
しえな「それは…い、いいだろ!とにかくお前帰れ!」
晴「あっ、誤魔化した!」
しえな「うるさいなぁ!じゃあボクも一緒に寮まで戻るから帰るぞ!ほら!」グイッ
晴「あっ、ちょっと痛いよそんなに強く引っ張らないでしえなちゃん!」
しえな(くっ…!あくまで抵抗するか!いい加減にしろよ?ボクだって苛立っているんだから…)
晴「わかった、わかったよ!しえなちゃん、一緒に帰ろ?だから一回手を離して…あっ」
しえな「へ?」
晴「兎角さん」
しえな「」ゾクッ
兎角「……晴」
466:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 00:56:24.59:6BLYphhL0 (1/2)
晴(計 画 通 り)
晴(計 画 通 り)
467:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:00:10.29:NbA7xuuW0 (1/1)
しえなちゃんまた不憫な目に遭っちゃうん?
しえなちゃんまた不憫な目に遭っちゃうん?
468:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:02:00.83:eMX8Fu6Lo (8/32)
兎角「剣持。一ノ瀬から手を離せ」ギロッ
しえな「ひっ…」パッ
晴「え、えっと…兎角さん?」
兎角「…」
晴「兎角さん…」
兎角「なんだ」
晴「……お、怒って、ます?」
兎角「当たり前だ馬鹿。よく生きてたな馬鹿。運が良かったな馬鹿。お前、自分の立場を忘れてるんじゃないか?馬鹿」
晴「…ごめんなさい」
兎角「だがまさか犬飼ではなく剣持が来るとは私にも予想外だったかな」
しえな「お、おい。その目はなんだよ?東」
兎角「やるじゃないか剣持。まさか全員出し抜いてこのタイミングで晴をこんなところに連れ出すとは」
しえな「待て。待て待て待て。おい東。お前なにか誤解をしていないか?」
晴「と、兎角さん?ちょっと落ち着いて欲しいの」
兎角「私は冷静だ」
兎角「だから冷静にそいつを痛めつける。もう二度とこんな巫山戯た真似をしようとは思えない程度にな」
しえな「ひ…!」
兎角「剣持。一ノ瀬から手を離せ」ギロッ
しえな「ひっ…」パッ
晴「え、えっと…兎角さん?」
兎角「…」
晴「兎角さん…」
兎角「なんだ」
晴「……お、怒って、ます?」
兎角「当たり前だ馬鹿。よく生きてたな馬鹿。運が良かったな馬鹿。お前、自分の立場を忘れてるんじゃないか?馬鹿」
晴「…ごめんなさい」
兎角「だがまさか犬飼ではなく剣持が来るとは私にも予想外だったかな」
しえな「お、おい。その目はなんだよ?東」
兎角「やるじゃないか剣持。まさか全員出し抜いてこのタイミングで晴をこんなところに連れ出すとは」
しえな「待て。待て待て待て。おい東。お前なにか誤解をしていないか?」
晴「と、兎角さん?ちょっと落ち着いて欲しいの」
兎角「私は冷静だ」
兎角「だから冷静にそいつを痛めつける。もう二度とこんな巫山戯た真似をしようとは思えない程度にな」
しえな「ひ…!」
469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:03:53.05:hrniVj9Wo (1/1)
流石しえなちゃんだ
流石しえなちゃんだ
470:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:07:40.31:eMX8Fu6Lo (9/32)
晴「ちょ、ちょっと兎角さん!落ち着いて!落ち着いてよ!違うの!しえなちゃんは…」
兎角「さあ、覚悟はいいか?剣持」
しえな「あ、ああ…」
しえな(なんだよこれ…こいつ、なんて恐ろしい目をするんだ)
しえな(今まで会ってきた奴の中で、こんなに怖い目をするやつには会ったことがない)
しえな(ヤバイ…絶対に。でも…)
しえな(ここでボクがやられたら、武智はあのままだし、鳰だって孤立してしまう…!!)
しえな(けど…!!)
兎角「では死ね。半分くらいな」
晴「もうっ!待ってってば!!兎角さん!!!」ガバッ
晴「ちょ、ちょっと兎角さん!落ち着いて!落ち着いてよ!違うの!しえなちゃんは…」
兎角「さあ、覚悟はいいか?剣持」
しえな「あ、ああ…」
しえな(なんだよこれ…こいつ、なんて恐ろしい目をするんだ)
しえな(今まで会ってきた奴の中で、こんなに怖い目をするやつには会ったことがない)
しえな(ヤバイ…絶対に。でも…)
しえな(ここでボクがやられたら、武智はあのままだし、鳰だって孤立してしまう…!!)
しえな(けど…!!)
兎角「では死ね。半分くらいな」
晴「もうっ!待ってってば!!兎角さん!!!」ガバッ
471:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:08:00.24:f/um2haWo (2/2)
誤解が誤解を生みいじめが加速してる……
誤解が誤解を生みいじめが加速してる……
472:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:14:54.69:eMX8Fu6Lo (10/32)
植物園入口
鳰「…う」
鳰「…うう。気を失ってたッスか?」フラフラ
鳰「あの二人は…もうとっくに帰っちゃったッスよね」
鳰「…畜生。惨めッス」
鳰「仇討ちに勇んで突っ込んで、冷静さを欠いてあっさり術を看破された挙句散々嬲られた上で放置って…」
鳰「……ウチ、なにをしてるんッスか」
鳰「…おなか痛いッス。くそっ。あの馬鹿力お嬢様め」
鳰「……この感じだと青あざになってるッスかね。酷いもんッス」
鳰「…はぁ。これからどうしよう」
鳰「……決まってるッス。しえなちゃんのとこに戻って、さっきの酷いこと言ったの謝って乙哉ちゃんを下ろしてあげないと……」
鳰(でも、ちょっと戻りにくい……)
春紀「伊介、様……?」
鳰「……え?」
春紀「おいおいおい、どうしたんだよ伊介様。ボロボロじゃんか!」
鳰「春紀……さん……?」
春紀「あーあーあー服もこんなにして。顔も土だらけだし…って、うわっ、ゲロ吐いてたの?ばっちい!」
鳰(あ……そういえば、術を解くの忘れてたッス)
植物園入口
鳰「…う」
鳰「…うう。気を失ってたッスか?」フラフラ
鳰「あの二人は…もうとっくに帰っちゃったッスよね」
鳰「…畜生。惨めッス」
鳰「仇討ちに勇んで突っ込んで、冷静さを欠いてあっさり術を看破された挙句散々嬲られた上で放置って…」
鳰「……ウチ、なにをしてるんッスか」
鳰「…おなか痛いッス。くそっ。あの馬鹿力お嬢様め」
鳰「……この感じだと青あざになってるッスかね。酷いもんッス」
鳰「…はぁ。これからどうしよう」
鳰「……決まってるッス。しえなちゃんのとこに戻って、さっきの酷いこと言ったの謝って乙哉ちゃんを下ろしてあげないと……」
鳰(でも、ちょっと戻りにくい……)
春紀「伊介、様……?」
鳰「……え?」
春紀「おいおいおい、どうしたんだよ伊介様。ボロボロじゃんか!」
鳰「春紀……さん……?」
春紀「あーあーあー服もこんなにして。顔も土だらけだし…って、うわっ、ゲロ吐いてたの?ばっちい!」
鳰(あ……そういえば、術を解くの忘れてたッス)
473:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:22:59.61:eMX8Fu6Lo (11/32)
春紀「……あ、悪い。ばっちいとか、女の子に対して言うセリフじゃなかったな」
鳰「…」
春紀「ってか、涙の跡まであるんじゃん。なんだよ、どうしたの?ここで何があったのさ」
鳰「…」
春紀「……言いたくなきゃ言わなくてもいいけどさ」
鳰「…」
鳰(……春紀さんが優しいッス。この人もウチに対して結構手が出てたイメージだったのに。なんか変なの)
春紀「あー……」
鳰「…」
春紀「……とりあえず、部屋に帰ろっか?」
鳰「…」
春紀(東のやつには晴ちゃん探し手伝うって言って来たけど、まあ晴ちゃんに対する危険人物の伊介様がこんな感じでここにいるんだったらもう大丈夫だろ)
鳰「……うん」
春紀「よし、決まり。それじゃあ帰るよ。おぶってってやろうか?」
鳰「いい。歩ける」
春紀「そっか」
春紀「……あ、悪い。ばっちいとか、女の子に対して言うセリフじゃなかったな」
鳰「…」
春紀「ってか、涙の跡まであるんじゃん。なんだよ、どうしたの?ここで何があったのさ」
鳰「…」
春紀「……言いたくなきゃ言わなくてもいいけどさ」
鳰「…」
鳰(……春紀さんが優しいッス。この人もウチに対して結構手が出てたイメージだったのに。なんか変なの)
春紀「あー……」
鳰「…」
春紀「……とりあえず、部屋に帰ろっか?」
鳰「…」
春紀(東のやつには晴ちゃん探し手伝うって言って来たけど、まあ晴ちゃんに対する危険人物の伊介様がこんな感じでここにいるんだったらもう大丈夫だろ)
鳰「……うん」
春紀「よし、決まり。それじゃあ帰るよ。おぶってってやろうか?」
鳰「いい。歩ける」
春紀「そっか」
474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/16(水) 01:29:24.74:Xlst8JCf0 (1/1)
すごい展開になってきたな、これ
すごい展開になってきたな、これ
475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:29:58.70:eMX8Fu6Lo (12/32)
鳰(触られたら身体の大きさの違いでバレちゃうっすからね)
鳰(……まだ、どうやら悪運は残ってたみたいッス)
鳰(犬飼伊介)
鳰(ウチが1番殺してやらなきゃ気が済まない女)
鳰(それに、春紀さんは伊介さんが1番お気に入りだし)
鳰(ウチがアンタに乙哉ちゃんを殺されたように。ううん。もっと残酷に。ウチもアンタの目の前で春紀さんを奪ってやる)
鳰(そして絶望したところで、地獄に叩き込んで高笑いしてやるッス)
鳰(だから、ごめん。しえなちゃん。乙哉ちゃんのこと、勝手ながらお願いするッスよ)
鳰(こんな自分勝手なウチのこと……やっぱり嫌いになっちゃたッスかね?でも、それでもいいッス)
鳰(ううん、むしろそうなってくれたほうが……)
鳰(あの人らのことッス。ウチがまだしえなちゃんと仲良くしてたら、今度はしえなちゃんを……)
鳰(そんなことになるくらいならいっそ)
鳰(いっそ、しえなちゃんもウチのこといじめる側に回ってくれた方が……)
鳰「…」グスッ
春紀「伊介様?」
鳰「なん…でもな…い…っ!」
春紀「…」
春紀「涙声でそんなこと言われても、かえって気になっちゃうだけだっつーの…」ボソッ
鳰(触られたら身体の大きさの違いでバレちゃうっすからね)
鳰(……まだ、どうやら悪運は残ってたみたいッス)
鳰(犬飼伊介)
鳰(ウチが1番殺してやらなきゃ気が済まない女)
鳰(それに、春紀さんは伊介さんが1番お気に入りだし)
鳰(ウチがアンタに乙哉ちゃんを殺されたように。ううん。もっと残酷に。ウチもアンタの目の前で春紀さんを奪ってやる)
鳰(そして絶望したところで、地獄に叩き込んで高笑いしてやるッス)
鳰(だから、ごめん。しえなちゃん。乙哉ちゃんのこと、勝手ながらお願いするッスよ)
鳰(こんな自分勝手なウチのこと……やっぱり嫌いになっちゃたッスかね?でも、それでもいいッス)
鳰(ううん、むしろそうなってくれたほうが……)
鳰(あの人らのことッス。ウチがまだしえなちゃんと仲良くしてたら、今度はしえなちゃんを……)
鳰(そんなことになるくらいならいっそ)
鳰(いっそ、しえなちゃんもウチのこといじめる側に回ってくれた方が……)
鳰「…」グスッ
春紀「伊介様?」
鳰「なん…でもな…い…っ!」
春紀「…」
春紀「涙声でそんなこと言われても、かえって気になっちゃうだけだっつーの…」ボソッ
476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:38:06.73:eMX8Fu6Lo (13/32)
数分後
ガチャッ
晴「あー…良かった。兎角さんがわかってくれて」
兎角「まったく、紛らわしいんだよ」ブツブツ
しえな「寿命が縮んだかと思った……」
兎角「悪かったよ。私も気が動転していたんだ」
晴「ふふっ……でも、兎角さんが晴のことそんなに気にかけてくれてたなんて、晴ちょっと嬉しいな」
兎角「一ノ瀬、調子に乗るなよ?」
晴「ごめんなさーい」
しえな「まだ心臓がドキドキしているよ」
兎角「だから悪かったって」
晴「全くだよ。兎角さん全然話聞いてくれなかったんだもん。しえなちゃんは晴のこと心配してくれてただけなのに」
兎角「晴。また調子に乗ってる」
しえな「まあもういいから。早く帰ろう」
兎角「そうだな。明日も早いんだ。私はもう今日は絶対に何にも付き合わないからな。絶対寝る。起きられなくて遅刻しても知らん」
晴「もー。ごめんなさいって言ってるでしょ。拗ねないでよ兎角さんも」
数分後
ガチャッ
晴「あー…良かった。兎角さんがわかってくれて」
兎角「まったく、紛らわしいんだよ」ブツブツ
しえな「寿命が縮んだかと思った……」
兎角「悪かったよ。私も気が動転していたんだ」
晴「ふふっ……でも、兎角さんが晴のことそんなに気にかけてくれてたなんて、晴ちょっと嬉しいな」
兎角「一ノ瀬、調子に乗るなよ?」
晴「ごめんなさーい」
しえな「まだ心臓がドキドキしているよ」
兎角「だから悪かったって」
晴「全くだよ。兎角さん全然話聞いてくれなかったんだもん。しえなちゃんは晴のこと心配してくれてただけなのに」
兎角「晴。また調子に乗ってる」
しえな「まあもういいから。早く帰ろう」
兎角「そうだな。明日も早いんだ。私はもう今日は絶対に何にも付き合わないからな。絶対寝る。起きられなくて遅刻しても知らん」
晴「もー。ごめんなさいって言ってるでしょ。拗ねないでよ兎角さんも」
477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:46:04.62:eMX8Fu6Lo (14/32)
しえな(参ったな……)
しえな(一ノ瀬のお陰でなんとか危機は乗り越えられたけど)
しえな(武智を下ろす前に随分時間を消費してしまった)
しえな(東にだけは伝えようかと思ったけれど、もうこれ以上話をややこしくして時間を浪費するのは御免だ)
しえな(こいつらを寮に帰したら、すぐに植物園に戻らなきゃ)
しえな(ああもうっ!なんなんだよっ!!)
しえな(さっきまで入り口に居た英と番場もいつの間にかどこかにいなくなってるし)
しえな(おそらくは犬飼を探しに行った走りもいない……)
しえな(くそっ!!!問題が山積みだ!!)
兎角「ところで、どうして二人はあんなところにいたんだ?」
晴「それは……」
しえな「ほら二人共!いつまでも口を開いてないでそろそろ急いで部屋に戻るぞ」
しえな「万が一委員長にでも見つかったらたっぷりお小言とお説教だ。そんなの御免だろ?」
晴「はっ!そうだよ兎角さん!急いで戻らないと!」
兎角「あー……まったく。お前らってやつらはめんどくさい。わかったよ。それじゃあ行くぞ。小走りだ。物音は立てるなよ」
晴「らじゃっ!隊長!」ビシッ
しえな「…」
しえな(…ふう。これで十数分は稼げる…かな?)
しえな(参ったな……)
しえな(一ノ瀬のお陰でなんとか危機は乗り越えられたけど)
しえな(武智を下ろす前に随分時間を消費してしまった)
しえな(東にだけは伝えようかと思ったけれど、もうこれ以上話をややこしくして時間を浪費するのは御免だ)
しえな(こいつらを寮に帰したら、すぐに植物園に戻らなきゃ)
しえな(ああもうっ!なんなんだよっ!!)
しえな(さっきまで入り口に居た英と番場もいつの間にかどこかにいなくなってるし)
しえな(おそらくは犬飼を探しに行った走りもいない……)
しえな(くそっ!!!問題が山積みだ!!)
兎角「ところで、どうして二人はあんなところにいたんだ?」
晴「それは……」
しえな「ほら二人共!いつまでも口を開いてないでそろそろ急いで部屋に戻るぞ」
しえな「万が一委員長にでも見つかったらたっぷりお小言とお説教だ。そんなの御免だろ?」
晴「はっ!そうだよ兎角さん!急いで戻らないと!」
兎角「あー……まったく。お前らってやつらはめんどくさい。わかったよ。それじゃあ行くぞ。小走りだ。物音は立てるなよ」
晴「らじゃっ!隊長!」ビシッ
しえな「…」
しえな(…ふう。これで十数分は稼げる…かな?)
478:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 01:56:10.32:eMX8Fu6Lo (15/32)
植物園
涼「ほうほう。これはこれは…」
純恋子「あら。首藤さんじゃありませんこと」
涼「おお。英か」
純恋子「どうですか?この『死体』。なかなかに芸術的な造形ではなくて?」
涼「そうじゃのう……これを走りに?」
純恋子「ええ。見せましたわ。もっとも、私が直に見ているところを確認したわけではないのですけれど」
涼「ふうん…」
純恋子「それと……剣持さんにも」
涼「なに?それは……」
純恋子「ええ。彼女には悪いことをしてしまったとは思いますわ」
涼「そうじゃのう。走りいじめのためとはいえ、あの子は関係なかろうに」
純恋子「…」
涼「……まあ、もう済んでしまったことは仕方あるまい。あれ、どうするんじゃ?」
涼「このまま放置しといては騒ぎになるぞ?」
純恋子「勿論回収致しますわ。バラバラにして人目の付かないように捨ててしまえば、はい終わり」
涼「とはいえあの『ゴミ』、随分高いところにあるようじゃが」
植物園
涼「ほうほう。これはこれは…」
純恋子「あら。首藤さんじゃありませんこと」
涼「おお。英か」
純恋子「どうですか?この『死体』。なかなかに芸術的な造形ではなくて?」
涼「そうじゃのう……これを走りに?」
純恋子「ええ。見せましたわ。もっとも、私が直に見ているところを確認したわけではないのですけれど」
涼「ふうん…」
純恋子「それと……剣持さんにも」
涼「なに?それは……」
純恋子「ええ。彼女には悪いことをしてしまったとは思いますわ」
涼「そうじゃのう。走りいじめのためとはいえ、あの子は関係なかろうに」
純恋子「…」
涼「……まあ、もう済んでしまったことは仕方あるまい。あれ、どうするんじゃ?」
涼「このまま放置しといては騒ぎになるぞ?」
純恋子「勿論回収致しますわ。バラバラにして人目の付かないように捨ててしまえば、はい終わり」
涼「とはいえあの『ゴミ』、随分高いところにあるようじゃが」
479:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:04:07.60:eMX8Fu6Lo (16/32)
純恋子「こうするまでですわ」ガシッ
涼「…おお」
純恋子「本当は手の内を見せることは避けたかったのですが……まあ、これくらいはいいでしょう」
涼「これは驚いた。なんじゃお前さん暗器使いか?手から伸びたワイヤーであっという間に……いやしかしこれはまるで油圧のような力じゃのう」
純恋子「……ええ。まあそんなところですわ」
涼「ふぅん」
純恋子「で、これをこうやって細かく引きちぎって、と」ブチブチブチ
涼「うへぇ」
純恋子「あとは……そうですわね。てっとり早いので杉の木の下に埋めてしまいましょうかしら」ガガガガ
涼「はぁ~。まるで重機じゃのう。あっという間に穴が掘れた」
純恋子「感心して頂いているところ誠に恐縮ですが」
涼「おお、なんじゃ?」
純恋子「この事は他言無用ですわよ?」
涼「はて。それは何に関してかのう?お主の武器についての話か?『ゴミ』の捨て場所についての話か?それとも…」ニヤリ
純恋子「……勿論、全部に関してですわ」
涼「はいはい。あいわかったわい。だからそんな恐ろしい目でワシを見るな」クスクス
純恋子「こうするまでですわ」ガシッ
涼「…おお」
純恋子「本当は手の内を見せることは避けたかったのですが……まあ、これくらいはいいでしょう」
涼「これは驚いた。なんじゃお前さん暗器使いか?手から伸びたワイヤーであっという間に……いやしかしこれはまるで油圧のような力じゃのう」
純恋子「……ええ。まあそんなところですわ」
涼「ふぅん」
純恋子「で、これをこうやって細かく引きちぎって、と」ブチブチブチ
涼「うへぇ」
純恋子「あとは……そうですわね。てっとり早いので杉の木の下に埋めてしまいましょうかしら」ガガガガ
涼「はぁ~。まるで重機じゃのう。あっという間に穴が掘れた」
純恋子「感心して頂いているところ誠に恐縮ですが」
涼「おお、なんじゃ?」
純恋子「この事は他言無用ですわよ?」
涼「はて。それは何に関してかのう?お主の武器についての話か?『ゴミ』の捨て場所についての話か?それとも…」ニヤリ
純恋子「……勿論、全部に関してですわ」
涼「はいはい。あいわかったわい。だからそんな恐ろしい目でワシを見るな」クスクス
480:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:07:55.85:eL2L8BhSO (1/1)
純恋子リョナが早く見たい!!!
純恋子リョナが早く見たい!!!
481:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:20:59.29:eMX8Fu6Lo (17/32)
純恋子「さて、用はすべて済んだので撤退しますわよ」
涼「ん。剣持が戻って来る前にじゃな?」
純恋子「ええ。監視衛生によると、もう一ノ瀬さんと東さんと別れてこっちに走ってきていますし」
涼「では…」
純恋子「ええ。これで死体消失完了。彼女からすればまるで狐に抓まれたような気分でしょうね」
涼「やれやれ。哀れな娘じゃ」
純恋子「…」
涼「ん?どうした?帰らんのか?」
純恋子「…そういえば、ちょっと気になったことがありまして。せっかくですので首藤さんにご意見伺ってみてもよろしくて?」
涼「うむ。ワシに答えられることなら」
純恋子「実は私、先ほどの犬飼さんと武智さんの戦闘の一部始終、音声でリアルタイムで確認していたのですが」
涼「……準備が良いのう」
純恋子「ええ。それはもう。あの方信用なりませんし。準備しておいて正解でしたわ」ハァ
涼「……で?それがどうかしたのかの?」
純恋子「ええ。すでにお察しとは存じますが戦闘は犬飼さんが勝利に終わり、万策尽きた武智さんは最後に、犬飼さんと会話を始めたのですわ」
涼「そりゃあのう…って、会話?」
純恋子「ええ。会話」
純恋子「さて、用はすべて済んだので撤退しますわよ」
涼「ん。剣持が戻って来る前にじゃな?」
純恋子「ええ。監視衛生によると、もう一ノ瀬さんと東さんと別れてこっちに走ってきていますし」
涼「では…」
純恋子「ええ。これで死体消失完了。彼女からすればまるで狐に抓まれたような気分でしょうね」
涼「やれやれ。哀れな娘じゃ」
純恋子「…」
涼「ん?どうした?帰らんのか?」
純恋子「…そういえば、ちょっと気になったことがありまして。せっかくですので首藤さんにご意見伺ってみてもよろしくて?」
涼「うむ。ワシに答えられることなら」
純恋子「実は私、先ほどの犬飼さんと武智さんの戦闘の一部始終、音声でリアルタイムで確認していたのですが」
涼「……準備が良いのう」
純恋子「ええ。それはもう。あの方信用なりませんし。準備しておいて正解でしたわ」ハァ
涼「……で?それがどうかしたのかの?」
純恋子「ええ。すでにお察しとは存じますが戦闘は犬飼さんが勝利に終わり、万策尽きた武智さんは最後に、犬飼さんと会話を始めたのですわ」
涼「そりゃあのう…って、会話?」
純恋子「ええ。会話」
482:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:26:15.56:eMX8Fu6Lo (18/32)
涼「どんな会話じゃ?気になるのう。友情のために戦い破れ、自らの死を悟った猟奇殺人鬼が一体何を最後に話したのか」
純恋子「そうですわね……私もそれが気になって耳を傾けて居たのですが」
涼「?」
純恋子「訳のわからないことを言っていましたわ」
涼「それは、どういう……?」
純恋子「こうですわ」
涼「どんな会話じゃ?気になるのう。友情のために戦い破れ、自らの死を悟った猟奇殺人鬼が一体何を最後に話したのか」
純恋子「そうですわね……私もそれが気になって耳を傾けて居たのですが」
涼「?」
純恋子「訳のわからないことを言っていましたわ」
涼「それは、どういう……?」
純恋子「こうですわ」
483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:27:42.45:eMX8Fu6Lo (19/32)
乙哉『伊介ちゃんって、心優しい女の子だったんだね♥』
伊介『…』
乙哉『ばっかみたいにね。ばーーーーーーーーーーか』
伊介『…死ね』
乙哉『伊介ちゃんって、心優しい女の子だったんだね♥』
伊介『…』
乙哉『ばっかみたいにね。ばーーーーーーーーーーか』
伊介『…死ね』
484:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:28:32.83:eMX8Fu6Lo (20/32)
純恋子「その先があるのですわ」
純恋子「その先があるのですわ」
485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:41:35.63:eMX8Fu6Lo (21/32)
乙哉「…死ね、か。ふふ……そうだねぇ。やっぱそうなっちゃうのかねぇ」
伊介「……?」
乙哉「……あーあ。なんだろね。散々快楽のために人殺してきたあたしだし、いつかこんなことになるって気はなんとなくしてたんだけど」
伊介「……はぁ?」
乙哉「……あーあ。まさかこんなに早くその時がくるとはなー。もっとやりたいこといっぱいあったのに」
伊介「なによ。今更そういうこと言い始めちゃうわけ?言っとくけど伊介はそういうおセンチ系には心動かないタイプだから」
乙哉「となり町のOLさん。もうちょっとで身体許してくれそうだったのになー。あと2週間もあれば寝床でチョッキンできたって思えば勿体無い」
乙哉「近所の大学のおねーさん。あたしのアドバイスで友達できたって嬉しそうだったよなー」
乙哉「信頼は十分得れてたし、あとは二人きりになるタイミングさえあればヤっちゃえたのに悠長にしてるんじゃなかった」
乙哉「ケーキ屋のおねーさん。あたしのために特製ケーキ作ってくれるって。それ食べてみたかったからって食い意地張って待ってたうちにこのザマだし」
乙哉「高校の同級生。生徒会長。陸上部で800mやってるって言ってた後輩。みんなみんな。食べ損なっちゃった」
乙哉「本当のあたしを教えてあげ損なっちゃった。みんなみんな、綺麗で可愛くて、優しくて素敵で輝いてて美味しそうだったのに」クスッ
伊介「……アンタ。伊介が言うのもなんだけどほんと屑ね。伊介、実は今すごく正義の味方してる?」
乙哉「…死ね、か。ふふ……そうだねぇ。やっぱそうなっちゃうのかねぇ」
伊介「……?」
乙哉「……あーあ。なんだろね。散々快楽のために人殺してきたあたしだし、いつかこんなことになるって気はなんとなくしてたんだけど」
伊介「……はぁ?」
乙哉「……あーあ。まさかこんなに早くその時がくるとはなー。もっとやりたいこといっぱいあったのに」
伊介「なによ。今更そういうこと言い始めちゃうわけ?言っとくけど伊介はそういうおセンチ系には心動かないタイプだから」
乙哉「となり町のOLさん。もうちょっとで身体許してくれそうだったのになー。あと2週間もあれば寝床でチョッキンできたって思えば勿体無い」
乙哉「近所の大学のおねーさん。あたしのアドバイスで友達できたって嬉しそうだったよなー」
乙哉「信頼は十分得れてたし、あとは二人きりになるタイミングさえあればヤっちゃえたのに悠長にしてるんじゃなかった」
乙哉「ケーキ屋のおねーさん。あたしのために特製ケーキ作ってくれるって。それ食べてみたかったからって食い意地張って待ってたうちにこのザマだし」
乙哉「高校の同級生。生徒会長。陸上部で800mやってるって言ってた後輩。みんなみんな。食べ損なっちゃった」
乙哉「本当のあたしを教えてあげ損なっちゃった。みんなみんな、綺麗で可愛くて、優しくて素敵で輝いてて美味しそうだったのに」クスッ
伊介「……アンタ。伊介が言うのもなんだけどほんと屑ね。伊介、実は今すごく正義の味方してる?」
486:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/16(水) 02:48:34.89:ZLYgLQsr0 (1/1)
うわああああ武智いいいいい
うわああああ武智いいいいい
487:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 02:51:12.91:eMX8Fu6Lo (22/32)
乙哉「ねえ、伊介ちゃんさぁ」
伊介「なによ。伊介ちゃん言うなって何回言わせるのよ」
乙哉「『世界は赦しに満ちている』」
伊介「…」
乙哉「……って、言葉知ってる?」
伊介「知らないわよ。何?やっぱり命乞い?ふざけんなよ♥」
乙哉「そうじゃなくて……あたしさ。この言葉、覚えてないんだけどちょっと前にどっかで聞いたことがあってさ。それ以来考えてたことがあって」
伊介「…」
乙哉「赦しってなんだろうねー。って」
伊介「…はぁ?」
乙哉「いやだってさ?赦しって言っても、世の中シチュエーションいっぱいじゃん。許されないことだっていくらでもあるし」
伊介「…」
乙哉「例えばだよ?あたしみたいな可愛い未成年の女の子がやるんならともかく、そこらのおっさんがトチ狂って女の子大量殺人したらどう考えても死刑でしょ」
乙哉「あ、ちなみにあたしの場合未成年犯罪だから死刑にならないって意味である意味許されてるんだと思うけどね」
伊介「伊介にあんまり常識とか良識って観点からのツッコミを考えさせないで欲しいんだけど……」
乙哉「死刑っていうのは、赦されてないってことでしょ?」
乙哉「ねえ、伊介ちゃんさぁ」
伊介「なによ。伊介ちゃん言うなって何回言わせるのよ」
乙哉「『世界は赦しに満ちている』」
伊介「…」
乙哉「……って、言葉知ってる?」
伊介「知らないわよ。何?やっぱり命乞い?ふざけんなよ♥」
乙哉「そうじゃなくて……あたしさ。この言葉、覚えてないんだけどちょっと前にどっかで聞いたことがあってさ。それ以来考えてたことがあって」
伊介「…」
乙哉「赦しってなんだろうねー。って」
伊介「…はぁ?」
乙哉「いやだってさ?赦しって言っても、世の中シチュエーションいっぱいじゃん。許されないことだっていくらでもあるし」
伊介「…」
乙哉「例えばだよ?あたしみたいな可愛い未成年の女の子がやるんならともかく、そこらのおっさんがトチ狂って女の子大量殺人したらどう考えても死刑でしょ」
乙哉「あ、ちなみにあたしの場合未成年犯罪だから死刑にならないって意味である意味許されてるんだと思うけどね」
伊介「伊介にあんまり常識とか良識って観点からのツッコミを考えさせないで欲しいんだけど……」
乙哉「死刑っていうのは、赦されてないってことでしょ?」
488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 03:05:32.11:eMX8Fu6Lo (23/32)
伊介「そんなの伊介に聞かれてもわかんないし。ってか興味ない」
乙哉「そっかぁ……。普段テスト白紙の伊介ちゃんには難しかったかぁ……」
伊介「失礼ね。本気出したらそこそこできるわよ。伊介頭いいわよ。……多分」
乙哉「だったらさぁ、伊介ちゃん。あたしの最後の思考に付き合ってよ。たまには頭使わないと脳みそ腐っちゃうよ?」
伊介「先天的に脳みそ腐ってるやつに言われたくないけど。そこまで言うならいいわよ」
乙哉「おっけ。そうこなくちゃ。それじゃあ改めて第一問にして最終問」
伊介「…」
乙哉「ねえ、伊介ちゃん」
伊介「なによ」
乙哉「赦しって、な~んだ」
伊介「…」
乙哉「……すぐに答えは出さないでいいよ。考えておいてくれれば」
伊介「なに?宿題ってわけ?出題者これから死ぬのに」
乙哉「…」
伊介「まあ、どうでもいいけど。伊介、クイズ番組の答え気にならないタイプだし」
乙哉「実はこれ、答え決まって無いんだよね」
伊介「あっそ。なら意味ないじゃない。そろそろ死ぬ?」
乙哉「答えは、これから伊介ちゃんが決めていいんだ」
伊介「そんなの伊介に聞かれてもわかんないし。ってか興味ない」
乙哉「そっかぁ……。普段テスト白紙の伊介ちゃんには難しかったかぁ……」
伊介「失礼ね。本気出したらそこそこできるわよ。伊介頭いいわよ。……多分」
乙哉「だったらさぁ、伊介ちゃん。あたしの最後の思考に付き合ってよ。たまには頭使わないと脳みそ腐っちゃうよ?」
伊介「先天的に脳みそ腐ってるやつに言われたくないけど。そこまで言うならいいわよ」
乙哉「おっけ。そうこなくちゃ。それじゃあ改めて第一問にして最終問」
伊介「…」
乙哉「ねえ、伊介ちゃん」
伊介「なによ」
乙哉「赦しって、な~んだ」
伊介「…」
乙哉「……すぐに答えは出さないでいいよ。考えておいてくれれば」
伊介「なに?宿題ってわけ?出題者これから死ぬのに」
乙哉「…」
伊介「まあ、どうでもいいけど。伊介、クイズ番組の答え気にならないタイプだし」
乙哉「実はこれ、答え決まって無いんだよね」
伊介「あっそ。なら意味ないじゃない。そろそろ死ぬ?」
乙哉「答えは、これから伊介ちゃんが決めていいんだ」
489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 03:11:31.49:eMX8Fu6Lo (24/32)
伊介「……もうわけわかんない。痛みで混乱してきたとか?」
乙哉「そうじゃないよ。これはれっきとしたなぞなぞ。あたしは真剣だよ」
伊介「…」
乙哉「答えはあたしに教えてくれなくてもいいよ、でももしよかったらいいんだけどさ。それ、回答が決まったら。決まったらでいいから」
伊介「…」
乙哉「できれば、鳰っちのこと。伊介ちゃんの中での赦しに値するかどうかって、一度考えてあげてほしいんだ」
伊介「…」
乙哉「できれば……もう、さ。いい加減、鳰っちのこと赦してあげて欲しいって、そう思ったから」
伊介「……そうね」
乙哉「ほんと?」
伊介「…」
乙哉「……そっか、ありがと」
伊介「…」
伊介「……もうわけわかんない。痛みで混乱してきたとか?」
乙哉「そうじゃないよ。これはれっきとしたなぞなぞ。あたしは真剣だよ」
伊介「…」
乙哉「答えはあたしに教えてくれなくてもいいよ、でももしよかったらいいんだけどさ。それ、回答が決まったら。決まったらでいいから」
伊介「…」
乙哉「できれば、鳰っちのこと。伊介ちゃんの中での赦しに値するかどうかって、一度考えてあげてほしいんだ」
伊介「…」
乙哉「できれば……もう、さ。いい加減、鳰っちのこと赦してあげて欲しいって、そう思ったから」
伊介「……そうね」
乙哉「ほんと?」
伊介「…」
乙哉「……そっか、ありがと」
伊介「…」
490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/16(水) 03:15:21.35:eMX8Fu6Lo (25/32)
乙哉「じゃ、もういいや。そろそろ痛みに耐えてるのもしんどくなってきた」
伊介「…」
乙哉「そろそろ殺してよ」
伊介「その前にアンタも一個教えなさいよ」
乙哉「?」
伊介「アンタにとっての赦しって、何?」
乙哉「…」
伊介「これはカンニングじゃないわよ。ただ伊介が気になっただけだから。参考までに」
乙哉「……そうだなぁ」
伊介「…」
乙哉「……」ボソッ
伊介「…え?」
乙哉「……かな」
伊介「……そう」
乙哉「ん。それじゃあ、そろそろ……はは、ほんと痛みがしんどくなってきた……」
伊介「……わかった」
伊介「それじゃあ死になさい」
乙哉「じゃ、もういいや。そろそろ痛みに耐えてるのもしんどくなってきた」
伊介「…」
乙哉「そろそろ殺してよ」
伊介「その前にアンタも一個教えなさいよ」
乙哉「?」
伊介「アンタにとっての赦しって、何?」
乙哉「…」
伊介「これはカンニングじゃないわよ。ただ伊介が気になっただけだから。参考までに」
乙哉「……そうだなぁ」
伊介「…」
乙哉「……」ボソッ
伊介「…え?」
乙哉「……かな」
伊介「……そう」
乙哉「ん。それじゃあ、そろそろ……はは、ほんと痛みがしんどくなってきた……」
伊介「……わかった」
伊介「それじゃあ死になさい」
◆2DGhtOT0d6 さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16753635.html
http://s2-d2.com/archives/16753635.html
コメント 0